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2019年7月14日時分 〜
コメント [経世済民132] 「老後2000万円不足」騒動で露呈した日本人の金融リテラシーの低さ(マネーポスト) 赤かぶ
8. 2019年7月14日 00:01:05 : 7cJivu8LFh : VjI3bVlNNEs4YUU=[9]
日本人のマネーリテラシーのなさは今に始まったことではない。
すべては日本がマネー教育を義務教育に取り入れていないことに端を発している。
「金儲けは汚れた行為だ」という先入観をたとえ話や絵本等で幼少期から押し付けておく傍ら、「日本は世界屈指の経済大国です」とな・・・
正直呆れてものが言えない。この国の教育は少なくとも経済・家計形成面においては悲惨なものがある。
経済や経営学部を散々バカにする一方、就職活動や企業の昇進試験でMBA取得を賛辞奨励する風潮も同様の現象だ。

きちんとしたマネー教育が他の先進諸国同様に日本の公教育においても必要なのですが、英会話授業と同様に現在の教員の能力では満足に対応できないのが頭の痛いところ。



http://www.asyura2.com/19/hasan132/msg/729.html#c8

コメント [政治・選挙・NHK263] タローがコータローの応援に…そこに籠池夫妻も!  相澤冬樹(大阪日日新聞論説委員・記者) 赤かぶ
18. 2019年7月14日 00:02:24 : yhqgtQH9sI : YlRMQ1M4N3F5cGM=[252]
そおーなんです❗

この光景を見て7月13日
やまぬ維新旋風=主要野党に危機感−大阪【注目区を行く】だってさ??
時事通信(電通)

写真が出ていて10人程度の人がいるだけ???

大嘘だらけの時事通信(電通)
大阪の府民をぐろうするのもいい加減にしろぉー❗

⭕「デタラメ維新」と
「詐欺政治=安倍政権」は似たり寄ったりの税金ドロボー❗
大阪維新は自民党補完勢力❗
野党なんかではありません❗

選挙へ行こう❗
大阪の底力を見せてやってください❗大阪府民の皆さぁーん❗

山本太郎と辰巳孝太郎を国会へ❗

http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/138.html#c18

コメント [政治・選挙・NHK263] 確実に山本太郎の「票が増える」ウソのようなホントの話!  赤かぶ
10. 2019年7月14日 00:03:25 : 5OzOFYMUDs : MnM1Q0ZnVGdCUjY=[83]
『だからさぁ、端っから言ってるじゃん!<山本太郎と仲間たち>を侮るな!ってさぁ。』

この人達の「発想と展開」が、従来の=19世紀〜20世紀の「政党像&イデオロギー」を素っ飛ばしちゃったんだよ。

早い話が、“資本家対労働者”や“小さな政府対大きな政府”や“金融資本主義対統制経済”という、一件対立しているように見える根っこは同じこっちゃ!ってことが、現実なんよ。<金融工学・サブプライムローン・リーマンショック>以降、全世界の金融資本移動&アクセク状況(何処へ行っていいのかわかんなーい状態)に現れているのである。<ハゲタカ>は腐肉が無ければ生きて行けないってぇことさ。
つまり<金融資本市場>の行き詰まり=デッドエンド〜ガラガラポンが「いつくるか?その規模がどれっくらいか?」ってだけの「架空通貨」レベルノハナシであり、実体消費経済には殆ど殆ど関係ないのである」。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/204.html#c10

コメント [政治・選挙・NHK263] 投票率引き上げで50兆円増税を阻止しよう(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
7. 2019年7月14日 00:03:56 : DxvDLGb6m6 : c0lkZ25nbmRRNkU=[47]
新聞には「軽減税率」が適用されることが決まっている。汚いやつらだな。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/187.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK263] ネット炎上!「凄すぎる」「山本太郎は男の中の男だ」!  赤かぶ
31. panbet37[1568] gpCCgYKOgoKChYKUglKCVg 2019年7月14日 00:05:24 : 3vbsjFdOX6 : SXV5aVZqZC5PbXM=[2]
僕の大好きな映画の一つが、黒澤明『七人の侍』だった。

 れいわ新選組と山本太郎は、それを越える『十人の侍』だ。その中には、勇敢な三人の女侍もいる。

 十人の勇敢な正義の侍と、山本太郎のスクラムで、絶対、山を動かそう。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/166.html#c31

コメント [政治・選挙・NHK263] <新選組装束で登場!>山本太郎「驚いた!自民党議員、大臣経験者から『頑張ってくれ』と激励!」<品川に凄い人波!> 赤かぶ
58. 2019年7月14日 00:05:54 : NoYaqvHSb6 : WGhYTG04R2x6YkU=[116]
電通指示指令 どうにも成らない

ガードマンが1人付いたようだが
もう少し多く配置した方が良い

音響、音質も各党の中では最高 素晴らしい
専門プロデューサー居るでしょうね 演出も良い
凄い仲間たちです。
地方選挙 地方支部
衆院選挙で逆転 政権奪取


http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/169.html#c58

コメント [政治・選挙・NHK263] 安倍氏の選挙スピーチはウソだらけ? チェリーピッキングという反倫理行為を連発:いまだに、こんな人物を総裁に据えている自… 赤かぶ
3. 2019年7月14日 00:06:48 : DxvDLGb6m6 : c0lkZ25nbmRRNkU=[48]
安倍晋三がうそを言ってもキャスターも芸人も新聞記者もまったく批判しません。批判じみたことを口走ることはあっても本質的な批判は全くしません。

これではウソが通用します。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/197.html#c3

コメント [政治・選挙・NHK263] 韓国の常識は世界の非常識だ。(日々雑感) 笑坊
8. 2019年7月14日 00:07:09 : Th6vILypcc : Rk9RaEVaTjljSVk=[1]
小沢応援団のふりをして小沢の評判を落とす隠れ安倍信者の極右沖田秀仁。高齢者ネトウヨブロガーの典型。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/199.html#c8
コメント [政治・選挙・NHK263] 「参院選情勢調査」に焦る自民党! イージス・アショアの秋田では県知事や職員が勤務中に自民候補の選挙応援(リテラ) 赤かぶ
15. 2019年7月14日 00:11:29 : GH3NFZYDso : azhwa1QxUFVJY2M=[69]
前科者の甘利がウソ本音を織り交ぜた 捏造選挙の緊急指令
翻訳
・投票率が高くなるだろう>低く報道させるから
・期日前投票を増やすように=その分の捏造票を大量に準備しろ

という意味。

秋田の話などどうでもええ


http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/202.html#c15

コメント [政治・選挙・NHK263] 「参院選情勢調査」に焦る自民党! イージス・アショアの秋田では県知事や職員が勤務中に自民候補の選挙応援(リテラ) 赤かぶ
16. 2019年7月14日 00:11:56 : XVei7jkBck : TXBOMXJEcXp4Q2M=[79]
一斉にバレバレのフェイクニュース

出したからでしょ。自民優勢なんて!

フェイクニュースなんだから 

自民党員や候補者が信じてしまって

余裕こいてちゃ 本当は全然だめなん

だよお!!涙 ってことか。 (笑)
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/202.html#c16

コメント [政治・選挙・NHK263] タローがコータローの応援に…そこに籠池夫妻も!  相澤冬樹(大阪日日新聞論説委員・記者) 赤かぶ
19. 2019年7月14日 00:16:56 : yhqgtQH9sI : YlRMQ1M4N3F5cGM=[253]
>18に追記

⭕投票は当日しよう❗
安倍一味と電通の支指示で期日前投票が入れ替えられています❗
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/138.html#c19

コメント [政治・選挙・NHK263] ステルス遊説、野党罵倒、安倍礼賛…異様で不気味な参院選 安倍私党に成り下がった自民党(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
1. 赤かぶ[21326] kNSCqYLU 2019年7月14日 00:17:10 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[11392]



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/205.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK263] ステルス遊説、野党罵倒、安倍礼賛…異様で不気味な参院選 安倍私党に成り下がった自民党(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
2. 赤かぶ[21327] kNSCqYLU 2019年7月14日 00:17:55 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[11393]



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/205.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK263] ステルス遊説、野党罵倒、安倍礼賛…異様で不気味な参院選 安倍私党に成り下がった自民党(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
3. 赤かぶ[21328] kNSCqYLU 2019年7月14日 00:18:34 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[11394]



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/205.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK263] 「参院選情勢調査」に焦る自民党! イージス・アショアの秋田では県知事や職員が勤務中に自民候補の選挙応援(リテラ) 赤かぶ
17. TondaMonta[1174] gnOCj4KOgoSCgYJsgo@CjoKUgoE 2019年7月14日 00:19:48 : s6wsxy7lJc : SHlqeVhSVE03ajY=[1]
「公務員は全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」という法律も半しているとおもうゾウなもし。憲法だったかな。墓場に近いので忘れてタもた。
ここから森友・加計学園不正問題まで遠くないのじゃ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/202.html#c17
コメント [政治・選挙・NHK263] ステルス遊説、野党罵倒、安倍礼賛…異様で不気味な参院選 安倍私党に成り下がった自民党(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
4. 赤かぶ[21329] kNSCqYLU 2019年7月14日 00:20:24 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[11395]



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/205.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK263] 日米密約とはTPP以上の譲歩 自民は参院選で農業県1勝9敗も(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
5. 2019年7月14日 00:20:36 : bEPkM33Kvw : VEJ5R1RWZXMuMi4=[20]
農業、水産、畜産、林業の皆さんは、安倍自民を信用してはいけません。

安倍は、トヨタが良ければよいのです。

日本の食糧安保は全く考えてない安倍政権、これで日本は亡国ですよ。

トヨタで,お腹は膨らみません。紙幣などは、財政破綻で紙切れになるかもしれません。

国家の基礎産業は古くから、農畜水産業です。

これがしっかりしていれば、国はどんな不況が来ても持ちこたえられます。

安倍の馬鹿朝鮮オボチャマはわかってないのですよ、、、小泉純一郎と同じです。

亡国の道を突っ走っています、そう感じます。

日本人の心を持ていない政治家に、日本政治は任せられません。


在日である安倍一味を大掃除しないと、日本の将来はないような気がします。

日本政治は、残念な状況になっています、国民は、目覚め選挙行動に移してください。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/201.html#c5

コメント [政治・選挙・NHK263] また始まった文春の野党へのネガキャン!  赤かぶ
5. 2019年7月14日 00:21:34 : Th6vILypcc : Rk9RaEVaTjljSVk=[2]
国民民主党も原発推進の連合候補だけが当選しそうで一部は選挙後自民党に合流するのではないか。ミニ政党になった場合、金はどうなるのか。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/203.html#c5
コメント [国際26] 巨大ITメディアがトランプ落選を画策している。国民国家の国境と言論の自由,思想信条の自由を守れ! 晴れ間
2. 2019年7月14日 00:23:17 : 8zne86Ve2E : WWovbG5ZNFNlaWs=[21]
う〜ん、まったくその通りだよ。「リテラ」もね。
また、日本のリベラル文化人も安部とトランプを同一視する人ばかりだ。実際は真逆なのに。つまり、売国奴でんでんと愛国者D。これは、政策を見れば一目瞭然なんだけどねぇ。
リベラルメディアも文化人も、それをわかっていなくてDをディスっているのか、それとも確信犯なのか…確信犯の可能性が高いねぇ。
とするといったい誰の言説を信じればいいのやら…
D(トランプ)に関して言えば、主流メディアだけでなく、デイリーコーラー、ブライトバート、フォックスニュースなどの反主流メディアを参考にすれば、かなり真実に近づけると思う。(ただ、パソコンの翻訳は相当問題あるけど)
http://www.asyura2.com/19/kokusai26/msg/814.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK263] 確実に山本太郎の「票が増える」ウソのようなホントの話!  赤かぶ
11. TondaMonta[1175] gnOCj4KOgoSCgYJsgo@CjoKUgoE 2019年7月14日 00:28:04 : s6wsxy7lJc : SHlqeVhSVE03ajY=[2]
之は本真もんの聴衆だわな。聴衆がほとんどいなくても得票数が多い方もおるが、多すぎて困る場合もあるわな。わな。わな。わな。

公務員が選挙応援していいという法律はない。論理学の初歩やんけ。
呆れた。あきれた飽きた。秋田。秋田県庁。公務員。教員もやれえええええ。
法律や憲法が壊れてきた座あます。

ワタチのトランプ占いによれば、山本太郎またはれいわは1900万票取るわな。野原よしまさ候補は136万票である。本当かな。自民党と並んだな。
よかちん。よかちん。よかバイ。よかバイ。ハマちゃん、スウさん。どうしよう。


http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/204.html#c11

コメント [原発・フッ素51] テロ対策工事で重機宙づり 東電の柏崎刈羽原発/gooニュース 仁王像
13. 2019年7月14日 00:29:55 : ppNqg5qVdk : WEZPM2RFV2hjQ0E=[4]
>>12.

>貴方は、福島原発の爆発でも懲りないのですか。

懲りるってどういうことですか?リスクが有るからやめるってのでは
科学技術は発展しませんし、今の文明世界は無いでしょうね。
何かあれば次起こらないようにすればいいと思いますがね。
飛行機でも自動車でも電気、電車、人間の技術や安全性はそうやって向上していった訳ではないですか?

>核燃料廃棄物の安全管理技術など持ってはいないでしょう。

だから再処理が必要になるんですよ。オンカロのような施設なら10万年か
知りませんが
高レベル廃棄物は強い放射線を出すのから解るように、核燃料其之ままより
はるかに早く減衰していきます。
それに質量も少なくなるので管理しやすいでしょ

放射線強度が高いってのは45億年かかってウランが出す放射線を速やかに放出してるからです。
実際に原子炉の使用済み核燃料の出すエネルギーは内包するウランの出すエネルギーより
僅かですが少なくなってます。これはエネルギー保存の法則です。

>半減期の繰り返ししかありません。

言い切れませんよ、核変換って技術も存在しますし
革新ってのは生まれるものだと思うがね
それを研究するためにも、核物理学は必要なものだと思うが

実際問題として、あなたのような人ばかりなら核兵器廃絶も無理ですね。
核兵器を廃絶して行くには、核兵器に内包された金属プルトニウムを
何らかの形で廃棄する必要が有りますね。
エネルギーとして利用するか、そのまま埋める保存する、埋めるたり保存の方が怖いですね
誰か悪辣な人間がそれを手に入れたらとんでもないことが起こるでしょうよ
http://www.asyura2.com/19/genpatu51/msg/716.html#c13

コメント [政治・選挙・NHK263] これぞ与党の思うツボ 岐路の選挙なのにジャニーズ一色 国民の白痴化加速(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
35. 2019年7月14日 00:36:26 : Fz9HvF0sRg : S3VudnpTaXROTXc=[3]
安倍総理のお茶会やお花見会に参加する芸能人は好感度が下がります。軽蔑します。
総理が特別出演という番組もうさん臭くて観るきが気がしません。
麻生、菅、茂木、金田、三原、萩生田、加計etc.・・・みんな人相悪いと思います。
自民党の政見放送を恐る恐る観たけれど、三原の下品でみるからに悪女っぽいメイクにウケ狙いかと思いました。電通というアドバイザーが居ながらにして、あのセンスのかけらもないデタラメ政見放送には呆れてしまいます。それでも与党に票を投じるという阿保な日本人がまだまだ多いのでしょうねぇ・・・でも安倍政権を倒すまで
頑張りましょう!!!
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/175.html#c35
コメント [政治・選挙・NHK263] 日米密約とはTPP以上の譲歩 自民は参院選で農業県1勝9敗も(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
6. 赤かぶ[21330] kNSCqYLU 2019年7月14日 00:38:37 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[11396]



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/201.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK263] 日米密約とはTPP以上の譲歩 自民は参院選で農業県1勝9敗も(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
7. TondaMonta[1176] gnOCj4KOgoSCgYJsgo@CjoKUgoE 2019年7月14日 00:39:18 : s6wsxy7lJc : SHlqeVhSVE03ajY=[3]
『ビッグな数字』とは、参院選後、豚肉毎月5000万トン輸入、牛肉毎月3000万トン輸入ドス。 美味しいでえええ。
狂牛病の検査を免れた牛肉。美味しいで。ほっぺが落ちそう。狂牛病で落ちそう。

吉野家の牛丼にはどこの国の牛肉が一番合うのかな。誰か教えてクンなまし。豪州?ニュージーランド、デンマーク? それともイギリス? イギリスは狂牛病発祥の地だわな。クーロン羊を最初に作ったのもエゲレスやお間変化。

発癌物質を含んだラウンド・アップを野放しにしているのが日本。にっぽん。
フクシマの放射能とラウンド・アップでみんな心臓発作と心不全と癌でお陀仏。お陀仏。南無阿弥陀仏。みんなでガンガンガンガンあの世行き。

ほな皆シャン。灰左様なら。さようなら。さようおなら。


http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/201.html#c7

コメント [政治・選挙・NHK263] 確実に山本太郎の「票が増える」ウソのようなホントの話!  赤かぶ
12. 赤かぶ[21331] kNSCqYLU 2019年7月14日 00:42:48 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[11397]









http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/204.html#c12
コメント [政治・選挙・NHK263] 確実に山本太郎の「票が増える」ウソのようなホントの話!  赤かぶ
13. 赤かぶ[21332] kNSCqYLU 2019年7月14日 00:43:42 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[11398]



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/204.html#c13
コメント [政治・選挙・NHK263] 「参院選情勢調査」に焦る自民党! イージス・アショアの秋田では県知事や職員が勤務中に自民候補の選挙応援(リテラ) 赤かぶ
18. 2019年7月14日 00:44:38 : GH3NFZYDso : azhwa1QxUFVJY2M=[70]
>>15 補足
捏造されるなら投票は無駄と、選挙に行かないと!!
低投票率になると期日前投票を水増しで犯罪集団はもっといいようにやるから
主権者国民は、かならず投票に行きましょう !!

4人に一人が期日前投票などありえない
期日前投票はすり替え水増しされ易いと思います。

皆さんさそい合って当日の投票に行きましょう。

じーさんばーさん、きーつけて行きなされよ


http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/202.html#c18

コメント [政治・選挙・NHK263] 自民大臣経験者が山本太郎に激励のTEL 「頑張ってくれ」(田中龍作ジャーナル)  赤かぶ
42. 前河[2440] kU@JzQ 2019年7月14日 00:47:27 : qhPkogdan6 : RnlzcDEuTEdQVjI=[44]
電話の相手は反安倍だと思うが、小沢さんのはずないでしょう。チョイ前のボスだったんだから名前出してもいい位だし。山本議員もビックリはしない。

引退組なら、福田さんか武村正義さんのどちらかじゃないかな?藤井裕久さんも反安倍だが大臣は細川内閣だから違うか?山崎拓さんの線も。みんな安倍に否定的かと。

現役なら、村上さん、鴨下さん、辺りか?反安倍だ。石破派は自民の中では真っ当な人が多い。村上さんは増税だから違うか。参院の重鎮青木さんも有り得る、反安倍(大臣やった?)。

現役なら絶対に名前は出せないが、引退組なら出しても良いと思うな。

石破派と竹下派は造反して離党したらどうだろう。安倍&菅体制の自民を倒すために野党を増やせ!

とにかく既成政党の惰性政治・マンネリ必要悪にウンザリしてる議員はれいわ新選組に移ったらどうだろう。今が変え時じゃないか?

バカ安倍に従っても人生後悔しか残らないぞ。


http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/176.html#c42

コメント [原発・フッ素51] 東京都心 5日連続で25度未満 7月では26年ぶり (tenki.jp)  魑魅魍魎男
15. 2019年7月14日 00:55:14 : uGjc1toJsY : a2RiZmE4Qk41Tlk=[1]
二酸化炭素温暖化の議論は賛否両論だが、世界の投資マネーの流れは自然エネルギーに向かっている。

二酸化炭素排出削減に投資家たちは参入するが、原発は誰も見向きもせず消え去るのみ。

激変する世界ビジネス”脱炭素革命”の衝撃
https://www.youtube.com/watch?v=01g3ahwQ-ds



http://www.asyura2.com/19/genpatu51/msg/718.html#c15

コメント [経世済民132] 東京生活に見切りつけて… 若者たちが続々と地方移住を目指す理由(マネーポスト) 赤かぶ
3. 増税反対[1518] kZ2QxZS9kc4 2019年7月14日 00:55:55 : dBK9nZgT36 : NDdBMTlXOFp3eWc=[59]
田舎は、

人口激減・正社員の仕事は介護か運送業。

基本、一人に一台の車が必要。

買い物は往復10キロから20キロは当たり前。

小中学校は閉校が相次ぎ、中心部に一校しか無いため、

郊外に引っ越してきた場合には保育園から高校まで通うのが大変。

家業を継ぐ者以外の若者はほぼ全員が町を出て行く。

 これが地方の現状です。東京都心まで通勤可能な場所は、

田舎とは言いません・・・
http://www.asyura2.com/19/hasan132/msg/734.html#c3

コメント [政治・選挙・NHK263] 「参院選情勢調査」に焦る自民党! イージス・アショアの秋田では県知事や職員が勤務中に自民候補の選挙応援(リテラ) 赤かぶ
19. 2019年7月14日 00:57:37 : Fi3PTcnWfk : VDBiQ1k1a0NqSUU=[32]
トランプ政権以降、CSISはアジアでの力を失い、
「アメリカはアジア経済構造から切り離されているのか?」といった意見交換を売国経済産業省通商政策局長の佐々木伸彦らと共に行っています。

韓国への輸出規制に対して、韓国は日本から輸入しなくても、十分中国で賄える。
痛手になるのは日本企業であり、さらに韓国では日本製品の非買運動が始められ、ユニクロや無印良品などにも影響が出始めています。

今回の文大統領の日本に対する対応は、中国やロシアが絡んでいるのではないかと思います。
安部を下ろして、中国、韓国、日本を中心にアジア共同体をつくろうとしている。

CSISの意見交換中で見えてくるのが、アーミテージやマイケルグリーンは安部のやっていることに、どうも理解できないようです。CSISが日本に締め出される前に次の総理大臣に選んだのが小泉進次郎です。
かなりCSISは焦りを見せています。

2019年5月3日、CSISマイケルグリーンと共に自民党のリーダーの新たな視点
小泉進次郎、山下貴司、福田達夫、大野敬太郎、村井英樹

進次郎の癖のある英語スピーチ。
前列の右から3番目のハゲ頭は、おそらくアーミテージですね。
https://www.csis.org/events/new-perspectives-japans-rising-political-leaders


http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/202.html#c19

コメント [政治・選挙・NHK263] 安倍首相ステルス遊説の締めは…囁かれる“聖地 秋葉原”説(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
15. 2019年7月14日 00:59:54 : Ye6rWhFDQo : aTBYYW50UldiZDI=[248]
ポスターに党名を書けない何処かの党首。
堂々と姿を現せない子供だましの党首。
逃げて逃げて逃げまくって裏でコソコソアメとムチ。
何やってんだ!!日本の二大党首は、欺瞞だらけで見ちゃおれない。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/192.html#c15
コメント [政治・選挙・NHK263] 村田とブランドの世界タイトルマッチに自民党安倍の選挙CMを何回も流す卑劣さ。(かっちの言い分) 一平民
10. 2019年7月14日 01:04:28 : Ye6rWhFDQo : aTBYYW50UldiZDI=[249]
村田さん、ついでにアベもダウンしてほしかった。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/168.html#c10
コメント [政治・選挙・NHK263] 確実に山本太郎の「票が増える」ウソのようなホントの話!  赤かぶ
14. 2019年7月14日 01:06:05 : J7jOPxcnyu : azhPV2s0bWtHMnc=[6]
これはもうボランティアを通しての日本で初めての市民革命であると言って良いだろう。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/204.html#c14
コメント [経世済民132] 東京生活に見切りつけて… 若者たちが続々と地方移住を目指す理由(マネーポスト) 赤かぶ
4. 2019年7月14日 01:07:21 : GH3NFZYDso : azhwa1QxUFVJY2M=[71]
場所によるが 交通 医療 学校 仕事 災害 インフラ考えて

地元が移住を奨励しているところもある

空気はうまいし水もうまい 自然はあるし 住居は安いし ある意味ノンびりしている

地元で 若年同士のコミュニティ作るもよし

じーさんばーさんとのコミュニケーションは重要 勉強になる

わがままはしないようにすれば 地元にとけ込める

若かったらとっくに行ってる

腐った大企業を相手にしたくないからね


http://www.asyura2.com/19/hasan132/msg/734.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK263] カルト本性むき出し オウムと変わらない安倍自民の正体 それでもバカとは戦え(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
21. 地下爺[7426] km6Jupbq 2019年7月14日 01:08:49 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1806]

   国民の生活 を保ち 守るのが にほんの保守政党
          ↑  ↑

   
    それは れいわ新選組・共産・社民・立憲・国民などが保守政党

   国民の生活 を辛く 改めるのが ニッポンの辛新政党
          ↑  ↑

    それは 自民・公明・維新・希望 などが 辛新政党


 そう言えば 晋三坊ちゃま は 改辛 て よく口にするなーーーー

   

http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/190.html#c21

コメント [政治・選挙・NHK263] カルト本性むき出し オウムと変わらない安倍自民の正体 それでもバカとは戦え(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
22. 地下爺[7427] km6Jupbq 2019年7月14日 01:11:31 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1807]
☆拡散願います!! これもという言葉があれば付け加えてください。

>安倍晋三のように

  大バカ
  うすのろ
  間抜け
  好戦的
  ウソつき
  卑怯者
  性格が悪く
  やらせ工作が好きで
  ハッタリばかり
  謙虚さのない
  裏切り者
  悪徳詐欺師
  優柔不断
  弱い者イジメ

 な 政治屋はいない。
     ↑



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/190.html#c22

コメント [戦争b22] 戦争と医療は、おなじように、ウソで作られてきたものである あのに
8. 知的上級者さん[272] km2TSY_ji4mO0oKzgvE 2019年7月14日 01:15:33 : VTH59AY6XQ : WWk1VDA0bXVWVGM=[192]
塩は「どこそこの海で採れた塩」とかの謳い文句に騙されないように
袋の裏に書いてある製法を確認して「イオン膜」と書いてあったら極悪塩です
極悪塩は安いので、味噌・醤油に使われているでしょうね
なんで政府は使用禁止にしないんだってことですが

軍産複合体に対して、医産複合体が出来上がっていて
医薬と食品業界が連携してるでしょう
マーガリン、サラダ油、グルタミン酸ナトリウムなどが放置されているのは
病人を増やしたいから規制するな、という圧力があるとしか思えないのれす

軍産は政府の軍事予算をチューチュー吸う
医産も政府の医療福祉費が狙いです
貧乏人でも癌認定すれば政府から金が出てくるわけで
正常な人を抗がん剤治療すれば病院は患者一人当たり2千万?儲かるそうで
金の亡者が集まって来るのは当然でしょう

ではなぜ政府は戦争ヤクザや医療マフィアと戦ってくれないのでしょうか
本文ではハザール・ユダヤ人が悪いことになっていますが
ハザ−ルというのは、今のウクライナやカザフあたりに居た肉食の遊牧民で
アーリア人だかチュルク族だか、とにかく獰猛なのです
獰猛ってことは人間の心を持たないサイコパスってことで
農耕民族と違う、狩猟民族脳なんでしょう
それが欧米を支配してしまったのです

一方、黄色人種にもハザールと同じ性質を持つ民族がいます
遊牧に適した草原地帯は限られていて
その草原地帯の西側にいたのがハザール、東側にモンゴル族とツングース
NHKが相撲中継している時点で、日本にモンゴル・ツングースが来ていると判ろうというものです
相撲はあっちの方にルーツがありますからね

日本にハザールと同じ狩猟民族脳の連中がいる!
これは恐ろしいことだ
欧米の人々はハザールとの闘いを始めた
しかし日本人は敵を認識する能力が無い
これまた恐ろしいことだ
皇居にいるあの連中が敵に見えない
これは困ったことだ
http://www.asyura2.com/18/warb22/msg/731.html#c8

コメント [政治・選挙・NHK263] <新選組装束で登場!>山本太郎「驚いた!自民党議員、大臣経験者から『頑張ってくれ』と激励!」<品川に凄い人波!> 赤かぶ
59. 2019年7月14日 01:22:19 : NoYaqvHSb6 : WGhYTG04R2x6YkU=[117]
山本太郎は社民 共産 立憲の一緒にやれそうな、候補の応援に行っている
「反安倍の総理大臣」ですよ。
熊本安倍さん大阪亀石さん 辰巳さん 京都共産党女性候補
国会に行ったら、消費税廃止に向けて頑張ろうと言う事合意してるはず。

映画舞台音楽関係の人脈凄い 頼りになる
木内みどりさん雨宮キリンさん 
作家の人 当然文章わかりやすく凄い『綱領」ですね 
茂木さん

日本の夜明けを感じる


http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/169.html#c59

コメント [政治・選挙・NHK263] れいわ新選組“学会員候補”が当落選上に…公明党が戦々恐々(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
103. 地下爺[7428] km6Jupbq 2019年7月14日 01:23:09 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1808]

 誰とは 言いません なんか ねずみ男さんに 失礼な気がしてきました。。。。

http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/120.html#c103
コメント [政治・選挙・NHK263] 自民党は堅調のようだ。しかし「れいわ」のような政党が出来れば世の中も変わる。(かっちの言い分) 一平民
15. 2019年7月14日 01:24:00 : Ft5PhGZaus : eVhpVlpSams1eTY=[231]
 インチキ世論調査を泡食ってやるとすぐバレる。夜盗ジミンをアシストするファシスト電通と電通の手下ー共同通信、12〜13日の結果だって。焦燥感がにじみ出ているね。
 そんなに優勢な選挙区になんで威張り腐った下痢便パンスケ心臓が二回も足を運ぶんだい。自宅から歩いて10分なのかな。昨日、横浜に用事があって行ったら、西口で松澤が通路の真ん中で顔引きつらせてビラ配りをし、相鉄口はピンクの旗の周りに人だかり。いつも横浜西口周辺は工事中もあってみなさんセカセカと歩いているんだが、通路を作って街頭演説する余裕だったよ。消費税に触れると盛り上がり十分だったな。
 政敵をどんな手段を使ってでも潰そうとする「フェニックス作戦」の一環で、「斥候」の「情勢不利の報告」でおっとり刀で飛び出すバカ将軍というやつで、作戦行動の一貫性がないことは迫る来る危機を感じているというやつだ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/198.html#c15
コメント [政治・選挙・NHK263] 自民の女性候補の応援で「功績は子どもをつくったこと」/朝日デジ 仁王像
7. 2019年7月14日 01:24:48 : NBdVyiwcD2 : STE4RGZJM2lUQnM=[1]
安倍さん、三本の矢は不発でしたが、陣頭指揮の背後からの矢が幾本もグサグサ刺さってます。
国や党のトップでありながらの、あまりにも酷いこの仕打ち。

怒り心頭でしょう。
悔し涙で枕を濡らしているでしょう。
野党に八つ当たりしたい気持ちも分かりますが、文句を言う相手が違います。
不当な差別やイジメには怒りをぶちまけていいのです。
安倍晋三さん、昭恵さん、れいわと共に差別と闘いましょう!!
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/164.html#c7

コメント [政治・選挙・NHK263] カルト本性むき出し オウムと変わらない安倍自民の正体 それでもバカとは戦え(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
23. 前河[2441] kU@JzQ 2019年7月14日 01:26:23 : qhPkogdan6 : RnlzcDEuTEdQVjI=[45]
⬆地下爺さん

拡散ありがとうございます。

自分で書いときながらなんですが、マイナスの言葉を上げると全て安倍に当てはまるんじゃないかと…………つくづく恐ろしい政治家…………負のエネルギーがスゴい。嫌らしさがスゴい……

安倍を見るとゲ○吐きそうだ。


http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/190.html#c23

コメント [政治・選挙・NHK263] れいわ新選組“学会員候補”が当落選上に…公明党が戦々恐々(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
104. 地下爺[7429] km6Jupbq 2019年7月14日 01:27:17 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1809]

  とは言え。。 比較対象が なきゃネ




http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/120.html#c104

コメント [政治・選挙・NHK263] れいわ新選組“学会員候補”が当落選上に…公明党が戦々恐々(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
105. 地下爺[7430] km6Jupbq 2019年7月14日 01:28:34 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1810]
 

http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/120.html#c105
コメント [政治・選挙・NHK263] ステルス遊説、野党罵倒、安倍礼賛…異様で不気味な参院選 安倍私党に成り下がった自民党(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
5. 2019年7月14日 01:29:37 : NBdVyiwcD2 : STE4RGZJM2lUQnM=[2]
礼賛する反面、子無しをクソミソのボロクソに貶す自民の感覚が分からない。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/205.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK263] れいわ新選組“学会員候補”が当落選上に…公明党が戦々恐々(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
106. 地下爺[7431] km6Jupbq 2019年7月14日 01:29:39 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1811]
 

http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/120.html#c106
コメント [政治・選挙・NHK263] ステルス遊説、野党罵倒、安倍礼賛…異様で不気味な参院選 安倍私党に成り下がった自民党(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
6. 2019年7月14日 01:34:10 : Ft5PhGZaus : eVhpVlpSams1eTY=[232]
 5さん「種無し」は「親分」ですがな。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/205.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK263] 「参院選情勢調査」に焦る自民党! イージス・アショアの秋田では県知事や職員が勤務中に自民候補の選挙応援(リテラ) 赤かぶ
20. 木枯し紋次郎[227] ltiMzYK1luSOn5hZ 2019年7月14日 01:36:00 : 4sQwgrvmvY : R1VUeVFlWlZXMnc=[39]
庄内藩、今度は裏切るなよ!
秋田こまちに投票しろ!
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/202.html#c20
コメント [経世済民132] 年収180万円の若者が「年金300万円の老人」を支える日本の絶望 格差社会ニッポンの正しい歩き方(現代ビジネス) 赤かぶ
38. 2019年7月14日 01:36:30 : jXbiWWJBCA : Rm5WWGpiTzAwU2c=[112]

くだらん

>年収180万円の若者が、年金300万円の高齢者を支える

全然支えてない

膨大な借金と財政ファイナンスによる超低金利で、支えているというのが現実

つまり実質的な富裕層増税ということだが

いずれ、それも崩壊する


よほど産業の高度化と生産性の上昇が起こらない限り

選択肢としては、

意図的にデフォルトを起こし、年金の明示的なカットで、財政破綻を避けるか

財政ファイナンスを継続し、高インフレによる実質年金崩壊と、さらなる富裕層増税しかなく

日本の民度から予想すれば、高い確率で、最後のシナリオとなるだろう


http://www.asyura2.com/19/hasan132/msg/727.html#c38

コメント [政治・選挙・NHK263] また始まった文春の野党へのネガキャン!  赤かぶ
6. 2019年7月14日 01:36:46 : NBdVyiwcD2 : STE4RGZJM2lUQnM=[3]
山本太郎は今現在選挙で忙しく時間がないかも知れないが、田中康夫も障がい者の方と交流があり、胸にその人手作りのヤッシーくんというマスコットキャラクターを付けていた。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/203.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK263] ありがとう山本太郎!短い演説でもあなたの熱い思いが伝わって感動した!(まるこ姫の独り言) かさっこ地蔵
15. 2019年7月14日 01:37:02 : 3ZrunsX56I : Sm1hQi5welRJdWc=[60]
太郎さん。
いちばん苦しいときに助けてくれた人たちを
これからもずっと大切にしてください。

れいわ新選組の設立メンバーの10人は
次の衆院選、そして3年後の参院選までに
全員国会議員になってください。
この10人には日本を大きく変える力がある。
ひとりも欠けてはならない。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/193.html#c15

コメント [政治・選挙・NHK263] ネット炎上!「凄すぎる」「山本太郎は男の中の男だ」!  赤かぶ
32. 2019年7月14日 01:38:18 : jd5yYjOSkt : V2tWdjd0NkQ1M2M=[169]
>>29
野党を敵に回してるなら、票を削ってやりたいと思ってるなら、他党候補者の応援演説には行かないよな。

そうじゃなくて、野党にもっと体張って本気で戦おうぜ!って言ってるんだよ。

野党議員はみな優秀だけど、品の良さゆえに最後まで本気で抗わないことに、山本太郎は不満なんだよ。

共産党には変わらぬ独自の政策があるのに、野党共闘の足並みを揃えるため、他野党の政策に合わせてる。

だが、消費税減税、もしくは廃止、そういった思い切った政策を野党がこの参院選で打ち出すことが必要だった。

これ以上は今は言わないでおくが、れいわに他野党の票が食われているとしたら、それは本気を有権者に
見せられたかどうかの違い。

そもそも、山本は選挙に無関心な無党派層の掘り起こしを地道にやってきたわけだから、野党票を削ること
そのものに目的を置いてない。

結果としてそうなっているのだとしたら、背水の陣を敷く、それこそリスク承知の戦いをすることで、
身をもって「身を切る改革」を示し、それが有権者の心を動かしているってことなんだろうよ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/166.html#c32

コメント [経世済民132] 「老後2000万円不足」騒動で露呈した日本人の金融リテラシーの低さ(マネーポスト) 赤かぶ
9. 2019年7月14日 01:40:38 : jXbiWWJBCA : Rm5WWGpiTzAwU2c=[113]

相変わらず平均値で思考する低知能ばかり

話にならない

http://www.asyura2.com/19/hasan132/msg/729.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK263] また始まった文春の野党へのネガキャン!  赤かぶ
7. 22A[1171] glGCUUE 2019年7月14日 01:44:29 : LKXRYf922A : ZGRUU0wxY3FvbVk=[183]
>>5
ミニ政党になっても,お金はそのまま持っているでしょう。党として継続している限りは。

自民党への持参金に使うか,維新への持参金に使うか。これだけお金があったら,それなりの処遇をされると思うので,ぜひそうしてほしい。


http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/203.html#c7

コメント [政治・選挙・NHK263] 自民党本部が配布した「トンデモ野党」冊子を作成した黒幕は誰か  新恭(まぐまぐニュース) 赤かぶ
1. 赤かぶ[21333] kNSCqYLU 2019年7月14日 01:44:42 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[11399]



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/206.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK263] 自民党本部が配布した「トンデモ野党」冊子を作成した黒幕は誰か  新恭(まぐまぐニュース) 赤かぶ
2. 赤かぶ[21334] kNSCqYLU 2019年7月14日 01:45:15 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[11400]



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/206.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK263] 確実に山本太郎の「票が増える」ウソのようなホントの話!  赤かぶ
15. 2019年7月14日 01:45:15 : NBdVyiwcD2 : STE4RGZJM2lUQnM=[4]
日本は開国や民主主義ですら、外圧と御上から与えられましたから、西欧とは市民の政治に対する感覚が違っています。

雲の上の出来事のように思っている。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/204.html#c15

コメント [政治・選挙・NHK263] 自民党本部が配布した「トンデモ野党」冊子を作成した黒幕は誰か  新恭(まぐまぐニュース) 赤かぶ
3. 赤かぶ[21335] kNSCqYLU 2019年7月14日 01:45:55 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[11401]



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/206.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK263] 自民党本部が配布した「トンデモ野党」冊子を作成した黒幕は誰か  新恭(まぐまぐニュース) 赤かぶ
4. 赤かぶ[21336] kNSCqYLU 2019年7月14日 01:47:04 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[11402]



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/206.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK263] 自民党本部が配布した「トンデモ野党」冊子を作成した黒幕は誰か  新恭(まぐまぐニュース) 赤かぶ
5. 赤かぶ[21337] kNSCqYLU 2019年7月14日 01:47:52 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[11403]



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/206.html#c5
コメント [原発・フッ素51] テロ対策工事で重機宙づり 東電の柏崎刈羽原発/gooニュース 仁王像
14. 2019年7月14日 01:52:12 : NBdVyiwcD2 : STE4RGZJM2lUQnM=[5]
自爆テロか。
http://www.asyura2.com/19/genpatu51/msg/716.html#c14
コメント [政治・選挙・NHK263] 自民「冊子」に酷似 野党新人“中傷ビラ”激戦区乱舞の異様(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
17. 2019年7月14日 02:01:10 : NBdVyiwcD2 : STE4RGZJM2lUQnM=[6]
本当にブレフォーとか言ってネガティブキャンペーンやってた頃とそっくりな下品さだな。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/180.html#c17
コメント [政治・選挙・NHK263] ステルス遊説、野党罵倒、安倍礼賛…異様で不気味な参院選 安倍私党に成り下がった自民党(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
7. 地下爺[7432] km6Jupbq 2019年7月14日 02:02:17 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1812]

                         外交
                          ↓ 
    ゲンダイさん 晋三ぼっちゃまは まさに 「害行の安部晋三」 ですよ

    すばら
    禍々しい 実績 が それを 物語っています。


            by 感じは得意だけど漢字が苦手なチカ爺



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/205.html#c7

コメント [政治・選挙・NHK263] 韓国への輸出規制 米政府、日本の対応を問題視せず  : 韓国への輸出規制は 正しかった  これができるのは 安倍政権だけ 真相の道
37. 2019年7月14日 02:02:54 : C2i4eDKWA6 : d3pUQ3kvbGNsV2s=[-2069]

【ツイッター】#和田政宗衆院議員 (自民) 「Yahooリアルタイムに出てくるこの書き込みは一体何なんでしょうか?」CBCテレビと悶着
h ttps://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1563019929/

2019/07/13(土) 21:12:09.55ID:+lzveeOT9

【ツイッター】#和田政宗衆院議員 (自民) 「Yahooリアルタイムに出てくるこの書き込みは一体何なんでしょうか?」CBCテレビと悶着

2019/07/13

和田政宗議員ツイート
https://twitter.com/wadamasamune/status/1149977739400634370?s=21

Yahooリアルタイムに出てくるこの書き込みは一体何なんでしょうか?

https://pbs.twimg.com/media/D_WKpZdUIAAWAbH.jpg


関連ニュース
【ツイート】CBCテレビのアカウントがお知らせ「本日午後、当アカウントより不適切な書き込みが行われました」
h ttp://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1563018384/

http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/150.html#c37

コメント [政治・選挙・NHK263] 自民党本部が配布した「トンデモ野党」冊子を作成した黒幕は誰か  新恭(まぐまぐニュース) 赤かぶ
6. 2019年7月14日 02:11:44 : NBdVyiwcD2 : STE4RGZJM2lUQnM=[7]
CIROが中傷ビラを作っている様子を想像すると可笑しい。
そのレベルの介入だとすると、やっぱり原発絡みか。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/206.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK263] 安倍首相ステルス遊説の締めは…囁かれる“聖地 秋葉原”説(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
16. 2019年7月14日 02:16:46 : NBdVyiwcD2 : STE4RGZJM2lUQnM=[8]
ステルスにはステルスということで、アンチもステルス化すると思う。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/192.html#c16
コメント [政治・選挙・NHK263] 「参院選情勢調査」に焦る自民党! イージス・アショアの秋田では県知事や職員が勤務中に自民候補の選挙応援(リテラ) 赤かぶ
21. 2019年7月14日 02:20:50 : QX8Ami2zk6 : TEpUaGhkejJUM3M=[2]
都合の悪いニュースが明るみに出るとフセイセンキョが湧いてきて

「どうでもええ」とか抜かす不思議
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/202.html#c21

コメント [政治・選挙・NHK263] 韓国の常識は世界の非常識だ。(日々雑感) 笑坊
9. 2019年7月14日 02:23:13 : dy1VY7fo3s : VlNTMEV1ZnNZN2M=[1]
⇒《韓国が韓国民に教えている嘘塗れの「歴史ファンタジー」をいつになったら撤回・是正して史実と史料に基づく歴史を自国民に教えるのだろうか。まずは真実と嘘との峻別と、嘘を排除し、科学としての歴史を教える教育改革から韓国は始めるべきだ。》

まず、自分のアタマを疑いましょう。
本当の本当に、従軍慰安婦(姓奴隷)の強制連行がなかったと信じられますか?
そう思いたい気持ちは分からなくもないです。「日本人は立派だ」「なかでも日本の軍人さんは最高に立派な人物ばかりだ」と美化したい気持ちは分かります。
その「美化」が働いてしまうアタマを疑って、ココロに問うてください。
一人たりとも強制連行をしないで、あの制度が完成されると思いますか?

「…そんなことできるはずがない」
それが答えです。
そこが出発点です。そのマインドセットを獲得したうえで、史実の収集をしてみましょう。今まで見えてこなかったものが見えてくると思います。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/199.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK263] 「参院選情勢調査」に焦る自民党! イージス・アショアの秋田では県知事や職員が勤務中に自民候補の選挙応援(リテラ) 赤かぶ
22. 地下爺[7433] km6Jupbq 2019年7月14日 02:30:36 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1813]

  秋田の みなさん この図の意味 わかりますか?

  そして ミサイル を ミサイル で 撃ち落とせると思いますか?!



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/202.html#c22

コメント [国際26] 巨大ITメディアがトランプ落選を画策している。国民国家の国境と言論の自由,思想信条の自由を守れ! 晴れ間
3. 2019年7月14日 02:37:36 : quMKleKEOA : andmOS5lY2dYN00=[255]
>>2
中国が新自由主義、グローバリスト、帝国主義の模範国家になったからでは?
http://www.asyura2.com/19/kokusai26/msg/814.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK263] これぞ与党の思うツボ 岐路の選挙なのにジャニーズ一色 国民の白痴化加速(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
36. 2019年7月14日 02:41:03 : LoQx1UzCxg : WUVUWWcuNlZKd0U=[4]
ジャニー喜多川はCIAの工作員だよ
日本愚民化政策の工作員
吉本もAKBもそう
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/175.html#c36
コメント [政治・選挙・NHK263] <新選組装束で登場!>山本太郎「驚いた!自民党議員、大臣経験者から『頑張ってくれ』と激励!」<品川に凄い人波!> 赤かぶ
60. 2019年7月14日 02:41:35 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[411]
ここのコメントを見ていて感じたのは、数百回もコメントしているコテハンなのに、このシステムになってからのコメントは初めてな人が数人いること。
以前のシステムでコメントを多々投稿しているかもしれないが、最近はまったく投稿していない人だ。
その人たちがこぞって似たような内容のコメントをしているのを見て、「工作員」だとはっきり分かりましたよ。
おそらく、以前の選挙前にも色々書き込んでいたのでしょうが、今年に入ってシステムが替わりIDの扱いが変わったことをしらなかったのだと思われます。
ハンドルネームは覚えていて、パスワードはブラウザの管理、そりゃ今までやってきたように書き込んだのでしょうけど、「ここ数ヶ月まったく書き込んでいない」ことは丸見えなのです。
それが不自然なコメントの羅列なのですから、工作員だと疑わざるを得ませんよね。

山本太郎氏には政界に残ってもらいたいが、用意した候補全員分より多い票は逆に自民党を有利にさせてしまうことを危惧している。
おそらく杞憂に終わるだろうけどね。
二人以上は間違いないと見ているが、太郎氏は三番目だからそこんとこよろしく。

http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/169.html#c60

コメント [政治・選挙・NHK263] 自民党は堅調のようだ。しかし「れいわ」のような政党が出来れば世の中も変わる。(かっちの言い分) 一平民
16. 2019年7月14日 02:44:04 : GH3NFZYDso : azhwa1QxUFVJY2M=[72]
コメント数が1とか 2とか メンドークセー事 どうやってやるの?
How to make another IP address, and why shade numbers of owns posting counts
?


http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/198.html#c16

コメント [政治・選挙・NHK263] 韓国の常識は世界の非常識だ。(日々雑感) 笑坊
10. 2019年7月14日 02:44:38 : HEyM0U26dw : VVE3dDlkWllRWFE=[9]
韓国政府は7月23日、24日のWTOの理事会で、この問題を正式な議題にするよう要請していて、加盟国代表者が出席する場で議論される見通しとなっている。
https://www.fnn.jp/posts/00420745CX/

安倍晋三は、参院選後まで引っ張ることに成功しましたね。
参院選が終わったら、この異常な措置を元に戻し、再び半導体材料を日本から輸入してもらえるよう、(陰で)お詫びするでしょう。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/199.html#c10

コメント [政治・選挙・NHK263] 「死にたい世の中から生きたい世の中に」〜「れいわ新選組」の勢いが止まらない(レイバーネット日本) 赤かぶ
13. しんのすけ99[578] grWC8YLMgreCrzk5 2019年7月14日 02:45:09 : A4AvZivHZs : WU95VlVYQVVmdmM=[340]
やっぱり

あの

「クソ左翼死ねぇ」

実は 応援歌 だったんですよ ネトウヨの罵りはすなわち応援です
あ奴らは馬鹿しかいない だから 自分達がいかに世間の嫌われ者で社会のクズなのか全然理解できていない
ネトウヨの罵りは 逆に 応援しているようなモノ これ 間違いありませんから。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/194.html#c13

コメント [政治・選挙・NHK263] 「参院選情勢調査」に焦る自民党! イージス・アショアの秋田では県知事や職員が勤務中に自民候補の選挙応援(リテラ) 赤かぶ
23. 地下爺[7434] km6Jupbq 2019年7月14日 02:47:07 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1814]

 グアム だから 良い!! 関係ない?!


 お金は まちがい無く 落ちるから そちらのほうが良いなんて


 福井市長みたいなこと言っていると バチが 当たりますよ!!




http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/202.html#c23

コメント [政治・選挙・NHK263] 「参院選情勢調査」に焦る自民党! イージス・アショアの秋田では県知事や職員が勤務中に自民候補の選挙応援(リテラ) 赤かぶ
24. 地下爺[7435] km6Jupbq 2019年7月14日 02:47:53 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1815]
 

http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/202.html#c24
コメント [政治・選挙・NHK263] カルト本性むき出し オウムと変わらない安倍自民の正体 それでもバカとは戦え(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
24. 2019年7月14日 02:48:39 : LoQx1UzCxg : WUVUWWcuNlZKd0U=[5]
オウム真理教は統一教会です
つまり安倍真理教

麻原は口封じに廃人にされました
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/190.html#c24

コメント [政治・選挙・NHK263] ネット炎上!「凄すぎる」「山本太郎は男の中の男だ」!  赤かぶ
33. 2019年7月14日 02:49:06 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[412]
炎上は良くないイメージなので、沸騰が良いような気がする。
人々が熱狂するさまは、気泡が次々と浮き上がり音を立てるのに似ていないか?
話題沸騰とは言うから。

http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/166.html#c33
コメント [政治・選挙・NHK263] 今日の毎日新聞「ちょっとだけよ」(デジタル毎日) 肝話窮題
3. 2019年7月14日 02:56:13 : NBdVyiwcD2 : STE4RGZJM2lUQnM=[9]
毎日新聞は簡単に陰謀論の一言で済ましているが、疑問点に答えてない。
疑問があるのは旗だけではない。
また、大槻教授が「人類は月に行ってない」とテレビで言った後、テレビに出なくなったという指摘をネットで見たことがある。


・人類はヴァンアレン帯を越えられるのか
・月面で車で走り回る意味が論理的にあるのか、そもそも月まで運ぶのに大きく重くないか
・月着陸船の地球での訓練時にフラフラして爆発しているが、月では慣性が異なり操作が極めて難しくなるはず
・月面での訓練をしてないのに、全ての事例で帰還できているのは確率的におかしくないか
・アポロ以降50年も人類は月に行ってないが、当時の技術で本当に可能なのか
・スペースシャトルを月方向に航行させれば簡単に月軌道旅行ぐらいできただろうに、何故しなかったのか
・スペースシャトルでは亡くなった方々がいるが、アポロで全員帰還したのは技術が退化したのか
・飛行士が月面でバランスを崩した時、背中を紐で吊り上げたように不自然な起き方をしている
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/158.html#c3

コメント [政治・選挙・NHK263] <れいわ祭り、山本太郎が宣言!>「1年以内に衆議院選挙。3年後に参議院選挙。このスパンで政権取りに行く!」 赤かぶ
23. 2019年7月14日 02:57:34 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[413]
IMFの発言は、大蔵財務官僚の出向組が出させたもの。
この阿修羅掲示板を定期的に見ている人たちは、それを知っている。
だから、まともに取り上げたりはしないよ。

消費税は明らかに悪法悪税制なので、廃止がベストだ。
少なくとも前の5%に下げるのが妥当なところ。
太郎氏も言っているでしょ。

富裕層は自分たちのために働いて貢いでくれる「奴隷」が必要だから、逆進性の高い消費税を望むのさ。
富裕層の味方である自民党に投票して奴隷を続けたい人は、自民党に投票すればいいんじゃね?
私はそんな馬鹿げたことはしないけどね。

http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/177.html#c23

コメント [政治・選挙・NHK263] 台風の目は山本太郎! 東京、大阪、広島の参院選激戦区ルポ〈週刊朝日〉 赤かぶ
14. 2019年7月14日 03:05:14 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[414]
台風の目、それは無風状態。
マスコミからの取り上げられ方は、まさに台風の目!
(全然取り上げてもらえなかったのが、れいわ新選組)

ちょっとだけ台風の目から外れたみたいだね。
風が吹いてきた。

http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/171.html#c14

コメント [政治・選挙・NHK263] 自民党本部が配布した「トンデモ野党」冊子を作成した黒幕は誰か  新恭(まぐまぐニュース) 赤かぶ
7. 赤かぶ[21338] kNSCqYLU 2019年7月14日 03:06:47 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[11404]



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/206.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK263] [書評] 『改訂版 全共闘以後』 外山恒一 著 (朝日新聞社 WEBRONZA) 肝話窮題
1. 2019年7月14日 03:10:29 : NBdVyiwcD2 : STE4RGZJM2lUQnM=[10]
珍しい名字なので恐らくと思っていたが、やっぱりダメ連のあの人だったか。
確か「今どき政治犯として投獄される」と政見放送で経歴を語っていた。

http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/195.html#c1
コメント [カルト21] ネトゲ・帝国・七ヶ月連続で景気悪化、厚労・生活苦しい六割。野党候補は、競り勝ちたければ、消費税廃止の演説をする事である。 ポスト米英時代
7. 大慈大悲[259] keWOnJHllN8 2019年7月14日 03:11:28 : cnH2q5ILh6 : Sy9FMEswZUMuRkU=[2]
太郎さんが京都で、共産党の応援でいってた。
消費税廃止は共産党が本家本元。
野党共闘のため、グッと堪えて廃止を言わないだけだそうです。

やはり枝野が足元見て、共産党に言わせない様にしてると思えます。

そう考えると、石垣のり子さんはスゲー。信念の強い人です。
トップをねらえ!です。

http://www.asyura2.com/19/cult21/msg/704.html#c7

コメント [政治・選挙・NHK263] 安倍氏の選挙スピーチはウソだらけ? チェリーピッキングという反倫理行為を連発:いまだに、こんな人物を総裁に据えている自… 赤かぶ
4. しんのすけ99[579] grWC8YLMgreCrzk5 2019年7月14日 03:13:19 : A4AvZivHZs : WU95VlVYQVVmdmM=[341]
チェリー・ピッキングとは、数多くの事例の中から自らの論証に有利な事例のみを並べ立てることで、命題を論証しようとする論理上の誤謬、あるいは詭弁術。cherry-pickingの語義は、サクランボの熟した果実を熟していないものから選別することであり、転じて「良い所だけを取る」「購買者」「つまみ食い」の意味で使用される。 ウィキペディア

↑↑↑ なるほど、チェリーピッキングと言うのですか これ ネトウヨの論法はみな総じて当て嵌まりますな
特に 歴史認識においては全て 都合のいい所だけのつまみ食い 自己陶酔に浸りたいだけのオナニー論法

たとえば、かつての日本が国際社会に背を向けた事実を封印して 欧米による経済封鎖だけをあげつらい
「日本と軍国体制に責任はない」 というふうに結論を誘導しようとする インチキな論法を表現するには
うってつけの言葉を教えて頂いたようなもので お礼を言いたい

チェリーピッキングですか ネトウヨの論理は すべてこれですね

自分達はいままで散々 在日外国人が犯罪を犯すと 鬼の首取ったようにコピペを貼りまくりいかにも
やつらは犯罪者集団で、これを報道しないのは マスメディアが在日に乗っ取られているからだとかって

ほとんど被害妄想みたいな論理を 平気でぶちかましてきたクセに

昨今 【ひきこもり】が原因で犯罪に発展する事例が起ってくると それには、今度は手のひらを反して
「個別の事例だけを取り上げて いかにも引き籠りが犯罪予備軍であるかのような印象操作だ」 とかって
途端に≪擁護に走る≫始末 そのとおり 個別の事例だけ取り上げてのレッテル張りは間違いであるが
それをいままで散々に 巻き散らかしてきたのは、ひきこもり およびネトウヨ自身ではないか

どこのスレでも 在日の犯罪を コピペしまくるネトウヨは 引きも切らない 当たり前の風景ですから
いわゆる チェリーピッキング これが ネトウヨの代名詞かもしれませんな。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/197.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK263] 投票率引き上げで50兆円増税を阻止しよう(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
8. 2019年7月14日 03:13:22 : EJWS5hQhW2 : VFF1Z0IzSXdSdmc=[20]
枝野幸男氏
「たいへんな激戦です。あなたの一票が、あなたがお知り合いに架けていただく電話1本、2本が勝敗を決するような大激戦です。」
https://twitter.com/hiro_tokugawa/status/1149887371812335617

静岡も国民民主党ではなく、立憲民主党を勝たせなければなりませんね。なぜなら…

これまで参院選では自民党現職の牧野京夫氏(60)を支援してきた大手企業や業界団体などの一部が国民民主党現職の榛葉賀津也氏(52)の支援に回る動きが出ている。首相官邸の意向が働いているとの見方もある。
国民民主党企業団体委員長の桜井充参院議員が「榛葉氏が厳しいから、自民党の静岡県選出の元大臣に『票を回して』とお願いした」と明らかにした。
https://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/656977.html

国民民主党は「ゆ」党だから。
国民民主党は、改憲賛成派だし、原発推進派の小林正夫、浜野喜史の影響力が強いから。

植草氏、がんばってください。応援しております。
日本の独立(脱米親亜)・民主化・脱土人・脱原発……立共社れオ政権樹立へ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/187.html#c8

コメント [カルト21] AERA・自民幹部・現場の感触が自公共に良くない、れいわが自民批判票の受け皿になる。山口は野原の事を聞こうとしたらトンズラ… ポスト米英時代
9. 2019年7月14日 03:14:18 : GH3NFZYDso : azhwa1QxUFVJY2M=[73]
今思うと いやかなり前からなのだが、
未来の党って 名前からして やばくねーか
つまり あの時 存在しない できない党と言う意味で

森裕子がぎりぎり総務省に手続きにいったと聞いたが間に合ったのか
どうか 不確かではある

そして小沢が明らかにウソ8百惨敗の分析追求と総括をしていないから、

なおさらさ。 あれ以降、

日本の総務省選挙システムは信用できず疑惑のかたまりなのである


http://www.asyura2.com/19/cult21/msg/698.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK263] 政治家の下流志向と「オレ様根性」が日本の政治を愚劣なものにした安倍政権のお粗末な実態 海野雄吉
8. 2019年7月14日 03:19:44 : nb2GmvNncg : NzRuWTVhblV1WC4=[1]
さてと、払えなかったぼろ家で借地の固定資産税を支払った途端、空走?救急車がマイクから、何か、喚きながら走行!

何だか、臭うねぇ。
区役所始め、国?公的機関…

7月11日2019年、パスポート申請にパスポートセンター行った時も、職員が何度も、【身内はいないか?出発日はいつか?】を入れ代わり立ち代わり、何度もしつこく喰い下がる奇妙さ!

創価学会ギャングストーカーも多かった!
一体!何十万枚、個人情報をばら撒いているのか!

創価学会ギャングストーカーの暴力被害に遭っているストーカー被害者だが、
横浜市のナX区役所等へ出向くと、そんな行為をしてはいけないのにも拘らず、区職員が「住基カードのコピーを取りたい」と切望する。❓❓❓❓❓❓❓❓

その上、おかしな事に、昼休みでもないのにその部署の受付女性2名以外、区役所員が人っ子1人!誰〜もいなかった。
不審なニヤニヤ顔の大男が1人だけ、座っていただけだった。
異様な風景だった。

ひとり1暮らしの年配者を背乗り!して、土地、借地,家でも奪い、金品強奪をするのは公機関であるのは今や、知る人ぞ知る!有名な話だ。

親切な方が【生命保険金を掛けられる、掛けられているかも知れないから、注意した方がいい】と教えてくれた。

ほんに悪よのう!公的機関!
陰謀✖論を信じないとわざわざ言った山本太郎、上記の話、全〜部、実際に起きた事だ。
そして、陰謀!+事実!である。

・望月衣塑子記者への脅し!
・伊藤詩織氏を嵌めたレープ事件!
・山岡俊介記者の階段からの突き落とし!自宅への放火!
・元警官仙波敏郎自身や嵌められたご子息の事件
著名な方々でもざっとこれだけある。
庶民レベルでは闇に葬られた事件が山ほど有りそうだな。

最後に公明党創価学会≪集団≫ストーカーに遭い、死なされた!創価学会ギャングストーカー被害者であった善き友人も土地、家を何者かに強奪されたようだ。
殺して、家、土地を金に換える!
造作もない事だ。
その金を山分けする!
陰謀+実行
それだけ!

残された病身の親御様は?どうなったのだろう?
情報無しとのことだ。

この悪党め!



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/178.html#c8

コメント [政治・選挙・NHK263] 戦う!東京新聞 望月記者 《前編》《後編》 ニューヨークタイムズ(星の金貨 new) 赤かぶ
1. 赤かぶ[21339] kNSCqYLU 2019年7月14日 03:20:03 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[11405]

「日本、独裁政権のよう」ニューヨーク・タイムズが批判
https://digital.asahi.com/articles/ASM7644NNM76UHBI00V.html
2019年7月6日16時50分 朝日新聞


首相官邸で記者会見に臨む菅義偉官房長官=岩下毅撮影

 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は5日、菅義偉官房長官が記者会見で東京新聞記者の質問に対する回答を拒むなど、そのメディア対応を指摘したうえで、「日本は憲法で報道の自由が記された現代的民主国家だ。それでも日本政府はときに独裁政権をほうふつとさせる振る舞いをしている」と批判した。

 同紙は、菅氏が会見で東京新聞記者の質問に「あなたに答える必要はありません」と述べたエピソードなどを紹介。菅氏ら日本政府に対するマスコミ関係者らの抗議集会が3月に開かれ、参加した600人が「Fight for truth(真実のためにたたかえ)」と訴えたことも伝えた。

 一方で、同紙は日本政府の記者会見をめぐる振る舞いの背景には「記者クラブ」の存在があると指摘。「記者らはクラブから締め出されたり、情報にアクセスする特権を失ったりすることを恐れ、当局者と対立することを避けがちになる」との見方を示した。

 日本政府のメディア対応をめぐり、海外の視線は厳しくなっている。言論と表現の自由に関する国連の特別報告者デービッド・ケイ氏は6月、日本メディアは政府当局者の圧力にさらされ、独立性に懸念が残るとの報告書をまとめている。(ワシントン=園田耕司)














http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/207.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK263] 戦う!東京新聞 望月記者 《前編》《後編》 ニューヨークタイムズ(星の金貨 new) 赤かぶ
2. 赤かぶ[21340] kNSCqYLU 2019年7月14日 03:21:14 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[11406]



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/207.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK263] 戦う!東京新聞 望月記者 《前編》《後編》 ニューヨークタイムズ(星の金貨 new) 赤かぶ
3. 赤かぶ[21341] kNSCqYLU 2019年7月14日 03:22:10 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[11407]



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/207.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK263] 戦う!東京新聞 望月記者 《前編》《後編》 ニューヨークタイムズ(星の金貨 new) 赤かぶ
4. 赤かぶ[21342] kNSCqYLU 2019年7月14日 03:22:58 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[11408]



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/207.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK263] 「参院選情勢調査」に焦る自民党! イージス・アショアの秋田では県知事や職員が勤務中に自民候補の選挙応援(リテラ) 赤かぶ
25. 2019年7月14日 03:23:11 : 5jcicNH08c : dWhwdlRyMEJmbXM=[11]
コッチも凄いぞ。

辺野古受注3社へ天下り 防衛省OB、10年で7人
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201907/CK2019071302000157.html

結局、狙いはコレ。諸悪の根源、無駄遣いの極致。
安全保障でもなんでもない。防衛小役人の天下り先確保が狙いです。
そのためだったら、首相も騙す。

船越健裕(外務省日米安保課長)、芹沢清(防衛省日米防衛協力課長)による虚偽の説明
冨田浩司(外務省北米局参事官)、黒江哲郎(防衛省防衛政策局次長)同席
https://youtu.be/z9pyLm8_9DY?t=2551
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/202.html#c25

コメント [政治・選挙・NHK263] 戦う!東京新聞 望月記者 《前編》《後編》 ニューヨークタイムズ(星の金貨 new) 赤かぶ
5. 赤かぶ[21343] kNSCqYLU 2019年7月14日 03:24:28 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[11409]



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/207.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK263] 戦う!東京新聞 望月記者 《前編》《後編》 ニューヨークタイムズ(星の金貨 new) 赤かぶ
6. 赤かぶ[21344] kNSCqYLU 2019年7月14日 03:25:47 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[11410]



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/207.html#c6
コメント [原発・フッ素51] 東京都心 5日連続で25度未満 7月では26年ぶり (tenki.jp)  魑魅魍魎男
16. 2019年7月14日 03:26:09 : qW5770aSac : ZHBpTDdEcXlON1U=[929]
何の科学的根拠もなく、地球温暖化で異常気象が起きているとWMOは主張している。

例によって、熱波や乾燥などのニュースばかりで、寒波や季節はずれの降雪については
一切報じない偏向報道である。

「『世界各地で異常気象』 北極圏で高温、米は洪水 WMO発表」
(毎日 2019/7/13)
https://mainichi.jp/articles/20190713/k00/00m/040/024000c

「世界各地で異常気象 北極圏、高温と乾燥 米やバングラは洪水被害」
(東京新聞 2019/7/13)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201907/CK2019071302000284.html
http://www.asyura2.com/19/genpatu51/msg/718.html#c16

コメント [政治・選挙・NHK263] 戦う!東京新聞 望月記者 《前編》《後編》 ニューヨークタイムズ(星の金貨 new) 赤かぶ
7. 赤かぶ[21345] kNSCqYLU 2019年7月14日 03:27:57 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[11411]



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/207.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK263] 戦う!東京新聞 望月記者 《前編》《後編》 ニューヨークタイムズ(星の金貨 new) 赤かぶ
8. 赤かぶ[21346] kNSCqYLU 2019年7月14日 03:30:06 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[11412]



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/207.html#c8
コメント [政治・選挙・NHK263] 自民党は堅調のようだ。しかし「れいわ」のような政党が出来れば世の中も変わる。(かっちの言い分) 一平民
17. 2019年7月14日 03:32:31 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[415]
多段串とかじゃね?

単純に、コメント投稿数が少ないIPのコメントは、信用に値しないってことでよろしいかと。

http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/198.html#c17

コメント [政治・選挙・NHK263] 戦う!東京新聞 望月記者 《前編》《後編》 ニューヨークタイムズ(星の金貨 new) 赤かぶ
9. 赤かぶ[21347] kNSCqYLU 2019年7月14日 03:32:53 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[11413]



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/207.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK263] 韓国の常識は世界の非常識だ。(日々雑感) 笑坊
11. 2019年7月14日 03:35:00 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[416]
日本の常識が世界の非常識ってのも、相当多い筈なんですけど、そこら辺は話題にはしないのですね。
安倍が世界から極右って言われていることもご存知ありませんか?

http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/199.html#c11
コメント [政治・選挙・NHK263] ステルス遊説、野党罵倒、安倍礼賛…異様で不気味な参院選 安倍私党に成り下がった自民党(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
8. 2019年7月14日 03:37:34 : IJjjrLkBu1 : TkVzTE5CdVJubC4=[415]
  内閣総理大臣ともあろう者が自党の候補者を当選させるために全国を飛び回るというのは、総理大臣としての任務を委任している、自民党のみでは無く野党や無所属議員支持者も含めた全ての国民に対しての背任行為である。内閣としての公務は自党の選挙対策では無く、内外の様々な課題に頭を巡らせ識者に意見を仰ぎかつ各国首脳との会談や電話会議など、やるべきことは無数にある筈だ。参議院選挙だといって浮足立つのは改選の対象となる一般の議員と内閣以外の政党の党首だけで良く、政権政党の党首でありながら内閣総理大臣を拝命しているにも拘わらず、他の政党の党首と一緒になって全国を駆け回るというのは異常である。しかも常に対立者をつくり、憎悪を以て仲間意識を高めて自身を鼓舞するのは、全ての国民を代表し国際会議にて自国の方針を報告する総理大臣のやることでは無い。納税者の政権批判は、そもそも安倍自身への批判では無く安倍が総理大臣として指揮する内閣の、国民代表としての公務状況に対しての批判だが、そのように受け取らず敵視するから安倍個人の資質への批判へと転化するのである。例えば株主総会の株主であれ会員制組織の会員であれ、組織への資金提供者であれば組織運営に関して批判が出ても、受け止め改善を図るのがトップとしての任務であるが、個人的な恨みつらみを以て組織を批判する組織員を罵倒して止まない者がトップでは、株式会社にしろ会員制組織にしろ裸の王様状態であり真っ当には成り立たない。同様に国民から徴税し、かつ国民の労働の成果を積み上げた国富の資金提供者は国民であるところ、全ての国民を平等に扱わず自分の出身政党関係者の利益にしか関心が無いトップが君臨する国家もまた真っ当では無い。
  とにかく政権を担っていない政党の党首と張り合い、自党の候補者の当選のために血道を挙げ、閉会中と言えども国会を留守にし全国を飛び回る内閣は国民代表として失格だ。自民党は自党の党利党略しか考えられない者に総理大臣を兼務させず、彼を総裁とし専ら自党の選挙対策要員としても、総理大臣には野党や無所属議員の支持者も含めた全ての国民の代表であると自覚する者を充てる必要がある。
  
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/205.html#c8
コメント [政治・選挙・NHK263] 「死にたい世の中から生きたい世の中に」〜「れいわ新選組」の勢いが止まらない(レイバーネット日本) 赤かぶ
14. 2019年7月14日 03:40:31 : ENcllqF8ps : OXQzNC51RjV5NjY=[3]
>>7,8,10,11

うるせぇんじゃ、ガタガタぬかすな糞が!

テメーだって明日にでも障害者になっちまうかも知れねぇぞ。

テメーにその日が来るのが待ち遠しいぜ。

http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/194.html#c14

コメント [政治・選挙・NHK263] 投票率引き上げで50兆円増税を阻止しよう(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
9. 2019年7月14日 03:51:29 : okYIEeje0U : YlUzdmd1WWFVeS4=[24]
野党候補を支持するよう働き掛けたとする首相官邸の動きについて
石破茂
「私自身は良しとしない」
「われわれは自民党として戦っている。他党の支持者に良い影響を与えること、自民の支持者に対し野党に(票を)入れてくれと言うのは今まで見たことがないスタイル。自民の中で混乱や対立が残ってしまう。自民は自民として固めていくべきだ」
https://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/656977.html?page=2

桜井充が頼んだ元大臣は、望月義夫でしょうかね。
立憲民主党が公約に「企業団体献金禁止」を謳うのも分かります。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/187.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK263] 自民大臣経験者が山本太郎に激励のTEL 「頑張ってくれ」(田中龍作ジャーナル)  赤かぶ
43. 2019年7月14日 03:57:13 : 3ZrunsX56I : Sm1hQi5welRJdWc=[61]
>>41
18だ。狂信者とは何だ。俺は過去に批判もしてきたいち支持者だ。

今回の上西の批判は一見正しいように見えても
もっと深い実状を知った上で読むと的外れだ。

上西:
>山本太郎は6年間国会にいたのだから、
>問題のある法案を「体を張って止める」方策がないことは、
>分かっているはずなのだ。なのに、そういう現実を伝えずに、
>「体を張って止める」ことを主張する。
>私はそれは、国会の実情を知らない聴衆に対して不誠実な物言いだと思う。

上西は国会議員になったことがないので
当然ながらこの人自身が国会の実情をあまり知らない。
国会の実情をすべてを知らないのに
一部の言葉や断片の情報だけで批判している。

仮に野党20人が牛歩したらどうなったか、
理事開室のドアの前で体を使ったバリケードを30人がやったらどうなるか、
やってもいないのに「方策がないことは分かっているはず」
となぜ断言できるのか。
上西は、その事実が報道されるのとされないのとで
結果が同じだと断言したことになる。
さらには不誠実だと結論づけている。
選挙妨害にもなりかねない、一種の世論誘導、
紛れもない山本太郎への単なるネガキャンである。

「方策がないことは分かっているはず」
こういうのを本当の「呪いの言葉」というのだ。

大学で教える立場の人とは思えない浅はかさ。本当にみっともない。
こんな人の言葉を先生先生ともてはやし、ありがたがる人の気が知れない。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/176.html#c43

コメント [政治・選挙・NHK263] ステルス遊説、野党罵倒、安倍礼賛…異様で不気味な参院選 安倍私党に成り下がった自民党(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
9. 2019年7月14日 04:25:11 : TuhGXMSNbY : ZzZlOEk3YnVxMlk=[179]
新興宗教の教祖なのか
政教分離じゃないのか
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/205.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK263] 自民党本部が配布した「トンデモ野党」冊子を作成した黒幕は誰か  新恭(まぐまぐニュース) 赤かぶ
8. 2019年7月14日 04:28:50 : GBfG4Fg2s6 : ZG5ObVJnSnJPWXc=[1]
どこで印刷したかも書いてないのか?
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/206.html#c8
コメント [経世済民132] 暗号資産「ビットポイント」で35億円相当の資産流出 NHK  赤かぶ
8. 2019年7月14日 04:36:47 : sUpHQ8Q75g : TzR2aVBha0pPeGc=[88]
> 外部から不正なアクセスがあったとみられ、顧客から預かった25億円分、会社が保有する10億円分の合わせて35億円に相当する資産が流出したとしています。

アホか。
また外部からの不正アクセスによる流出であるかのように説明してやがる。
こういうことは100%内部の人間が関わってる。
誰がどの程度関わってるかは別にして、システムの内実を把握してるからこそできることだ。

仮想通貨とは、無価値なものに価値がある“ように見せ掛けるトリック”の最新版なのだ。
ITが未熟だった時代は紙幣の流通を試みまんまと成功した。
紙幣の製造コストは額面とは比べものにならんほど安いが、仮想通貨は更に安い。
紙幣はまだ物理的存在だが、仮想通貨は物理的な実体はない。
だから急騰も急落も容易だし、額の多寡に関係なく容易に流出する。

日銀に忍び込んだ窃盗団が35億の札束を盗もうとしたらトラックが必要だし、
トラックに運び込む労力もばかにならずそれだけ時間も掛かる。
しかし仮想通貨はサーバの負荷と通信のトラフィックが少し上がるだけで、
あっさりと外部へ移動できる。

ご自慢の暗号化データも移動を追跡できるものじゃないらしい。
札束に取り外しできないGPS発信器を付けることは困難だが、デジタルデータなら技術的には可能。
しかしそんな機能があって流出先がすぐに判明したつう話は聞かないから、
機能として付いてないのだろう。
敢えて設計から除外したと考えられ、最初から詐欺が目的だったと言えるだろう。

君子危うきに近寄らず。
http://www.asyura2.com/19/hasan132/msg/730.html#c8

コメント [お知らせ・管理21] Googleがクロールしたけど登録しない記事ページが26万ページ そのうちの1000ページを取得 管理人さん
1. 2019年7月14日 04:50:41 : AUjLr1EJ72 : c2FMZllMTlBVT2s=[172]
お疲れ様です。

管理人様の努力には頭が下がります。

http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/560.html#c1

コメント [IT12] 中国のITによる顔認識技術 不気味な高精度 パイプライン
1. 2019年7月14日 04:52:17 : AUjLr1EJ72 : c2FMZllMTlBVT2s=[173]
CIAのそれには負けるんじゃね?
http://www.asyura2.com/14/it12/msg/287.html#c1
コメント [管理運営10] ここの大量投稿者は左翼が多くて目立っていますね ニューフェイスα
1. 2019年7月14日 04:56:52 : AUjLr1EJ72 : c2FMZllMTlBVT2s=[174]
YOU TUBEに行くと必ずひとつくらいは韓国中国を貶す汚らしい動画が右横に表示されたんだが、選挙に関心が集まるにつれ表示されなくなったね。

これも左翼の仕業ですか?(笑)
http://www.asyura2.com/0601/kanri10/msg/952.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK263] 国民は米と連合でイラン派兵してもいいの?有志連合、交渉進む。早くも英とイランが小競り合い(日本がアブナイ!) 笑坊
6. 2019年7月14日 05:12:17 : 2YqP2jr0ae : cS5IaEVoR1pvL28=[79]
またヒトゴロシをしたそうなので、
たびたびですが、
トックニ、ナチスヒットラーに学ぶ、
大量殺人惨殺をヤッチャッタ、

キリギリスのブ●アやキャメ●ンやメ●を
しっかりと捕まえて殺●分してください!
まずはそれからです!

(ブレ●の嫁も、ルノーで金儲けしとらんで、
旦那が何万人も殺●たイラクに行って、
償いをしてくださいネ!
だれも許さんと思いますが・・・・)

もちろん、
多数の根の腐ったグル殺人惨殺仲間が
ロ●ドンなんかにも多数いらっしゃいますので、
有志連合に頼んで、ポンコツ兵器在庫一掃の
リビアやイラクやシリアで行ったように
木っ端みじんで、皆●しを行ってください!

某EUから出るとかでんとか、どうでもよいデス!

さっさとしてください!
はよ、セヤ〜! ワリャ〜!
全世界の皆様が迷惑しとると、
ユウトロが〜!
と、
世界の皆様がユウとられます・・・・カ?

全世界の皆様で、
キリギリスのヒトゴ●シまくる
主権者の皆様全員に
周知徹底してあげてください。
よろしくお願いします。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/186.html#c6

記事 [IT12] (ぼーっとする時間を)TBS系番組「健康カプセル!ゲンキの時間」放送内容まとめ(DEJITAL DETOX)(脳に溜まる情報ゴミ)
https://digitaldetox.jp/column/kenkoucapsule_matome/

(部分転写です。byこーるてん)

何気なくスマホを触る行為が脳を疲弊させる

おくむらメモリークリニック(岐阜県羽島郡)の奥村院長は、目的を持ってスマホを使用するのではなく、暇つぶしなどでスマホを何気なく使うことには要注意だと仰っています。

仕事の休憩中や、ふとした待ち時間など、周りを見渡せば「うつむいてスマホを眺める」、こんなシーンは決して珍しいものではなくなりました。

しかし、こうした何気ない「スマホを眺める」という行為によって、脳がゴミ屋敷化してしまっている可能性があるのです。

特に、テレビを見ながらスマホも触っている…というデジタルマルチタスキングを行なっている方はかなり脳の神経細胞に負荷がかかっている可能性があるのです。(認知症予防のために専門家が行うマルチタスクトレーニングもあるため、マルチタスクそのものが悪いというわけではありません。)


現代人は要注意!脳過労のリスクとは


脳疲労という言葉は、以前にも当協会のコラムにて紹介をしました。この疲労が蓄積すると脳過労へと繋がってしまいます。

脳過労とは、脳に情報が溜まりすぎてオーバーワークになっている状態。スマホというのは本などに比べて、光や色、動画、広告やおすすめリンクなど様々な情報が多量に混在しています。

脳に情報が溜まりすぎて、整理をする時間がなくなると、だんだんと脳の認知機能が低下してしまいます。スマホやデバイスの過度な使用によって、物忘れなどをはじめ認知症の初期症状に似た状態に陥る可能性がある、と奥村先生は指摘されています。

実際に番組内で紹介されていたチェックリストを見てみましょう。これらの項目に多く当てはまる方は要注意です。

チェックリスト(TBS系番組「健康カプセル!ゲンキの時間」内で紹介)
•よく眠れないことが多い
•ここ数年物忘れが増えた
•よくイライラする
•やる気・興味が湧かなくなった
•仕事・家事の段取りが悪くなった

ぼーっとする時間=情報を整理する時間

番組内では、枝川義邦先生(早稲田大学 研究戦略センター教授)によって、タスク下で脳内の血流を測定する実験が行われていました。

本来であれば、タスク処理をしている時には前頭葉の血流が上がるはずなのですが、参加者の脳内では、その血流上昇が見られません。これらも脳疲労が原因であるといわれています。

脳は下記のように情報を扱っていると考えられています。
1.入力(インプット)
2.整理
3.出力(アウトプット)

脳に入ってきた情報が整理されていないと、当然ながら3の出力時に情報がスムーズに出てきません。

机の引き出しの中がゴチャごちゃしている中で、「あれ、ペンはどこだっけ?」とすぐに見つからない状況に似ているかもしれません。

そして、近年の脳科学では「ぼーっとしている時間」に脳内の情報整理が行われいることが明らかになってきました。

専門用語でこの機能を「デフォルト・モード・ネットワーク」と呼びます。詳細については過去コラムを参照ください。

デフォルトモードネットワークと瞑想について
https://digitaldetox.jp/column/defaultmodenetwork_meditation/

どうしてスマホを触ってしまう…?

「スマホばっかり見ていてはいけない…」と感じている方は多いはずです。しかし、なぜ私たちはここまでスマホに依存してしまうのでしょうか?

実際に番組内でも「スマホがないと不安」、「連絡が取れなくなる」といった声は多く見られました。

興味深かったのは、楽屋にいる参加者からスマホを回収した後の映像でした。

急に参加者の落ち着きがなくなり、服を触ったり、顔を覆ったり、不安そうに感じられるシーンもありました。

つまり、「スマホがないからぼーっとできる」のか、というと現代人はそうでもないのかもしれません…。

いつでも触れる位置にスマホを置いている方は、急にスマホがなくなると「代償行動」といって、スマホの存在を埋めるものを無意識に探してしまいます。こうした行動もスマホ依存症の一歩手前だ、と成城墨岡クリニック分院理事長・院長の墨岡孝先生がコメントされていました。

トイレやお風呂、寝る前にスマホを使っている…という方も多いかもしれませんが、一度そうした習慣を見つめ直してみてはいかがでしょうか?

スマホがなくても「気にならない状況」とは?

とはいえ、日常生活の中で急にスマホがなくなると手持ちぶさたになってしまうのは、無理ありません。周りの人がスマホを触っている中で自分だけはスマホを触らないで生活をする、というのもなかなか厳しいものです。

そのため、理想は自然の中でぼーっとする時間をみんなで作ることです。

今回はショートプログラムということで、参加者の皆様には下記アクティビティを体験してもらいました。
•アーシング
•薪割り体験
•火起こし
•アコギで合唱

そのほか、本来はボディスキャン瞑想なども加え、より長時間行います。

また、自分がスマホにどれだけ依存しているかを客観的に見てもらうための講習も開催しています。

石田代表が番組内でも述べていましたが、「スマホがなくても気にならない」という状態が大切です。


また、脳疲労の状態に陥っているということは仕事でも生産性アップは期待できません。


体だけでなく、脳の疲れにも着目し、デジタルデバイスをより幸福度と生産性の高い形で使用していけるように、ぜひデジタルデトックスを取り入れてみてくださいね!


(転写終了)



http://www.asyura2.com/14/it12/msg/289.html

コメント [政治・選挙・NHK263] <うぉーキター!!>れいわ祭の日に、寄付3億円超え!!!<予想を上回る!寄付が加速!> 赤かぶ
33. カンダタ[1] g0qDk4Nfg14 2019年7月14日 05:32:37 : 1dWrDavtyg : TFdKWkwudzRQbFU=[1]
街頭演説での盛り上がりや寄付金3億円突破。
これらがマスコミにどう影響するか。
これまでの無視する戦略から、積極的に叩く戦略への転換だと考えるべきでしょう。
れいわのメンバーが増えた分、難癖つける対象が増えたわけだし、とりあえず選挙期間だけ通用すれば良いわけだし。

三井さんやてるちゃんはやられやすいだろうし、歩さんやつねき氏も変人説で攻撃されるでしょう。蓮池氏や野原さんは確実にやられる。特定枠の二人だって、「同じ境遇の人々からNOがつきつけられた!」なんてやられるのは、目に見えてます。

自分の目で見た彼ら。自分の耳で聞いた彼ら。自分の心で選んだ彼らを信じて、緩く横に広げましょう。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/181.html#c33

記事 [テスト31] テスト

マレーシアでできて、どうして日本でできないと思うんですか?

消費税廃止に、できる。どうやって?政治を動かして。どうやって政治動かす?選挙で選
ぶしかないんです。力、貸してもらえませんか。消費税廃止に向けて。

大きな音で失礼をいたします。

山本太郎、東京選挙区を離れ、比例代表、全国で出ております。二枚目の投票用紙、どう
か山本太郎と書いていただきたいとお願いに上っております。

消費税廃止、言ったって、今回の選挙で、山本太郎が、政権とれるわけじゃないよね?
おっしゃるとおりなんですよ。今回、私たちは山本太郎を含め10名の仲間で、今回の選
挙を戦っています。

じゃあ、10人全員通ったとしても、国会の中で消費税廃止なんかできるわけない。当然
のことです。これは、先ず第一歩。この10人で国会の中に入り、国会のリズム、永田町
の論理、というところには一切従わない。誰のために政治をやってんだ。みなさんのたで
す。ということを徹底的にやりながら、それで、ああ、良い仕事をしてるっていうことを
皆さんに知っていただいて、次の衆議院選挙、そして3年後の参議院選挙、というふうに
ステップアップしていきたいと思っています。

狙うところは当然、政権ですよ。

政権取らなければ消費税廃止ができませんからね!

財務省にビビりまくって、財務省に認められなきゃいけ権力取れないと思ってる人達の方
が多数のようです。でも違いますよ。この国の権力者は、皆さんなんですよ。この国の株
主は、皆さんなんですよ。オーナーなんですよ。そのオーナーたちがどうするかを決める
んですよ。その後ろ盾があれば、財務省であろうが何であろうが、民意はこうですからっ
てことで、徹底的にやればいいんですよ。違いますか!それが民主主義じゃないですか。

どうして、それが無理だっていうふうに刷り込まれ過ぎてるんですかってことです。

力を貸していただきたいんです。消費税は廃止。

そして、他にもやりたいことがあります。奨学金。国がやっているサラ金。大学生の2人
に1人が奨学金を借り、そのうちの6割から7割は、有利子。利息が付く。この利息で儲
けている人たちいますよ。金融機関。年間に350億円。どうして金融機関に350億円
儲けさせるために、教育を受けたいって人たちから利息とるんですか。

もう、金融商品にされちゃってるんですよ。食い物にされてるんですよ。もう、そのよう
な国になってしまっているんですよ。これが始まったのはいつからか。若い人たちの金融
商品化。小泉、竹中時代ですよ。だから碌なことやってないんですよ。これを新自由主
義って呼ぶんですよ!それをずっと続けてきてるんですよ!

だから今でも、竹中平蔵さんみたいな人をありがたがってんですよ!

今、これを変えなきゃならない。力を貸してほしいんですね。

で、奨学金をどうするかです。今、借りている人。今、返している人。合わせて555万
人ぐらい。これを一気にチャラにする。私はそれをしたいんですね。


http://www.asyura2.com/14/test31/msg/900.html

コメント [政治・選挙・NHK263] また始まった文春の野党へのネガキャン!  赤かぶ
8. 日高見連邦共和国[15033] k_qNgoypmEGWTYukmGGNkQ 2019年7月14日 05:40:59 : xWnVQsJE5Q : MHNXYXRFV3YyZHM=[1]
>>04
>>05
>>07

なんて失礼な!(笑)

そーはなりませんので、選挙後ココで、『答え合わせ』しましょう!

http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/203.html#c8

記事 [IT12] デフォルトモードネットワークと瞑想について(DIGITAL DETOX)(瞑想とはちがう)

デフォルトモードネットワークと瞑想について
#瞑想
#ぼんやり
#脳科学
#デフォルトモードネットワーク


最近話題のデフォルトモードネットワーク。
ぼんやりしている時に発動するというこの脳の機能ですが、「ぼんやり」というのはどのような状態なのでしょうか。
脳科学に詳しい、おくむらメモリークリニックの奥村先生にお話をうかがいました。


先日、おくむらメモリークリニックの奥村先生にご挨拶にお伺いしました。

とても気さくに対応していただきまして、大変勉強になる時間でした。

その中で今まで疑問に思っていたこと、

「デフォルトモードネットワークとは、瞑想のような状態なのか?」

先生に聞いてみました。

そもそも、デフォルトモードネットワークとは?

デフォルトモードネットワーク、聞き慣れない言葉ですが、
これは21世紀になってから発見された脳の機能です。

奥村先生によると、脳の情報処理には3つの工程があるとのこと。
1.メモ機能
2.熟考機能
3.ぼんやり機能

これまで脳というのは、ぼんやり、ボーッとしている時は
特に何もしていない、と考えて来られました。

しかし、実はこのぼんやりしている時、
脳はとても大事な活動を行っていることがわかりました。

それがデフォルトモードネットワークです。

このデフォルトモードネットワーク状態の時、
脳は、それまで蓄積された情報を整理整頓してリフレッシュしています。

しかも、このデフォルトモードネットワーク、
寝てしまうと機能が停止してしまうようです。

つまりぼーっとしている状態は、実はとても大切な時間だったのです。

それでは、ぼんやりしている状態はどのような状態なのか?

ここで私が思ったのは、

ぼんやりしている状態とは、どのような状態なのか?

という疑問です。

本当にただ、特に何も気にせずボーっとするだけで良いのか、
もしくは瞑想している状態のことを、ぼんやりしていると表現しているのか。

奥村先生に聞いてみました。

「実は、瞑想とデフォルトモードネットワークは真逆の状態。
瞑想は、未来や過去に意識を向けず、今に意識を集中させ、
言うなれば無我の状態になること。
デフォルトモードネットワークは、どちらかというと、
過去や未来について、そして現在自分が置かれている状態などを
ぼんやり俯瞰して考えている状態です。」

とのこと。

どうやらデフォルトモードネットワークとは、瞑想とは違い、
思考を手放す、というよりは、ぼんやり思考している状態に近そうです。

ただし、先生曰く、
特定の(ネガティブな)事柄に思考がとどまってしまうのは良くない
あくまでも俯瞰してぼんやりするのが大切。

ということでした。

ということで、答え。

冒頭の疑問、

「デフォルトモードネットワークとは、瞑想のような状態なのか?」

についての答えは、「瞑想のような状態ではない。」でした。

いかがでしたでしょうか。

とはいえ、ただ、ぼんやりするのはなかなか難しいですね。

例えばウォーキングをしたり、お風呂掃除をしたり、
何か単純な動作をしていると、デフォルトモードネットワークに入りやすいようです。

また、焚き火を見つめる、というのもとても有効な手段だということです。

たまにはスマホを手放して、ぼんやりしてみてはいかがでしょうか?

DIGITAL DETOX JAPAN

石田



http://www.asyura2.com/14/it12/msg/290.html

コメント [カルト21] れいわ寄付金三億円突破。テレビCMを打てば全員当選、自公も野党も勢いがなく、参院選はれいわの貸切状態である。 ポスト米英時代
11. 2019年7月14日 05:43:17 : 4m4nChAUWs : aWpNbmY4dU9jaG8=[1]
>10
今回の選挙で自公は最初から勝つ気がない。増税を掲げて勝った政党はないんだから、最初から負けるつもりで臨んでいる。

そんな選挙でメディアのゴリ押しを受ける勢力が台頭してきたら、そりゃ自公が負けるシナリオを書いた連中の手の中だろうよ。


http://www.asyura2.com/19/cult21/msg/703.html#c11

コメント [政治・選挙・NHK263] 「参院選情勢調査」に焦る自民党! イージス・アショアの秋田では県知事や職員が勤務中に自民候補の選挙応援(リテラ) 赤かぶ
26. 日高見連邦共和国[15034] k_qNgoypmEGWTYukmGGNkQ 2019年7月14日 05:44:56 : xWnVQsJE5Q : MHNXYXRFV3YyZHM=[2]
>知事『悪いという法律ない』

あるから!(怒)


http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/202.html#c26

コメント [政治・選挙・NHK263] 自民党本部が配布した「トンデモ野党」冊子を作成した黒幕は誰か  新恭(まぐまぐニュース) 赤かぶ
9. 2019年7月14日 05:46:39 : dZGjXhRjaA : Q1RVOUZyRExGVTY=[1]

萩生田の考えそうなことだが? それにしてもアホ面だー。

終わらせましょう! インチキ選挙・インチキ政権・インチキ総理・インチキ政治!

終わらせましょう! 傀儡政治・総体革命・統一の支配・半島勢力の不法な支配!



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/206.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK263] 確実に山本太郎の「票が増える」ウソのようなホントの話!  赤かぶ
16. 2019年7月14日 05:48:42 : 4m4nChAUWs : aWpNbmY4dU9jaG8=[2]
れいわが掘り起こすのは毎年24時間テレビ観て感動してるような層。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/204.html#c16
コメント [政治・選挙・NHK263] 日米密約とはTPP以上の譲歩 自民は参院選で農業県1勝9敗も(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
8. 日高見連邦共和国[15035] k_qNgoypmEGWTYukmGGNkQ 2019年7月14日 05:51:03 : xWnVQsJE5Q : MHNXYXRFV3YyZHM=[3]
『1勝』を見込めるのが凄い!流石、群馬!(笑)

http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/201.html#c8
コメント [政治・選挙・NHK263] 安倍氏の選挙スピーチはウソだらけ? チェリーピッキングという反倫理行為を連発:いまだに、こんな人物を総裁に据えている自… 赤かぶ
5. 2019年7月14日 05:55:10 : sUpHQ8Q75g : TzR2aVBha0pPeGc=[89]
安●ナチ総統は統合失調症だ。
まず統合失調症患者は自分に都合の良いストーリを展開する。
これは自己防衛反応と思われるが、理由は何であれ所詮ウソだ。

自分を大きく見せ掛けるための嘘も吐くため、他者と会話する機会が増えるほど嘘の数も増えるが、
特に自分の失敗や責任を問われると、それを回避しようとして嘘が多くなる。
謝れば済んでしまう些細な話でも反射的に嘘をついてしまう。

状況を共有していた者には簡単に嘘が見破られ、却って嘲笑の対象になる。
すると更なる嘘で誤魔化そうとするか(嘘の上塗り)、
逆上して(その振りをして)相手の追及意欲を削ごうとする。
相手が追及を諦めると、本人の脳内では自分の主張が通ったと認識する。

議論では勝てそうにないと感じた時は、何らかの理由をつけてその場から立ち去り、
議論を空中分解させる。
謝ったり嘘を認めたわけではないので、本人の脳内では負けたことにはならない。

嘘を吐くと、嘘の数だけ実体験のないストーリーを記憶しなければならないため、脳には相当な負荷が掛かる。
こういう行動を積み重ねてると脳神経が更に傷み病状は悪化する。

安●ナチ総統が統合失調症患者であると認識すれば、
息を吐くように嘘を吐くことは驚くべきことでないことが分かると同時に、
国の舵取りを任せられる人物でないことも分かる。

統合失調症患者に権力を与えることはまさに基地外に刃物、非常に危険だ。
国の統計や記録が次々に改竄、隠蔽、破棄されるのも統合失調症患者が権力の頂点に君臨してるからだ。
言論統制や不正選挙なども良心の呵責を一切感じずに実行できる。
安●ナチ総統は誠実さの対極に位置する者であり、即刻退陣させねばならない。

http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/197.html#c5

コメント [政治・選挙・NHK263] ステルス遊説、野党罵倒、安倍礼賛…異様で不気味な参院選 安倍私党に成り下がった自民党(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
10. 2019年7月14日 05:55:32 : cU1kbr2Mxc : cnpZc0NOUEF2RE0=[1]
 
選挙直前で何を言っても、
財務省、国交省のモリカケに関連する資料の改ざん・隠ぺい・不提出や、
候両省の労働統計の大改ざんは、自民党の来し方行く末を象徴している。
 
こんな徒党に国家の舵を任せては、一部の特権を除けば、庶民の暮らし
は悪くなる一方だとおそれる。
 
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/205.html#c10
コメント [政治・選挙・NHK263] 自民党は堅調のようだ。しかし「れいわ」のような政党が出来れば世の中も変わる。(かっちの言い分) 一平民
18. 日高見連邦共和国[15036] k_qNgoypmEGWTYukmGGNkQ 2019年7月14日 05:57:15 : xWnVQsJE5Q : MHNXYXRFV3YyZHM=[4]
>>05

はいはい。所詮『トレンド調査』、“傾向”は読み取れる、って話しなんだが?(笑)

つまり共同通信は、比例区投票先で立民党以外を『隠す』ほか、『比例区』と『選挙区』
の投票先っていう基本的な事項ですら、横並びにせず(出来ず)、紛れ報道をしてるって訳だ。

なあ、オマエら“アンチ野党”こそ、焦ってるぅ?(笑)

http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/198.html#c18

記事 [国際26] 米国が英国を無力化する必要性〜在日と在韓の米軍駐留は数年内に終わりが見える/田中宇
◆米国が英国を無力化する必要性/田中宇
 http://tanakanews.com/
 【2019年7月13日】
 米国の覇権放棄と「非英化」は今後、広範囲な影響をおよぼしていく。
 米英の両方で、諜報界が権力を維持するための談合体制だった2大政党制が崩壊していく。
 米国は軍事費を減らし、世界から米軍を撤退していき、戦争しない国になる。
 ロシアや中国が米国の敵でなくなる。在日と在韓の米軍駐留は数年内に終わりが見える。
 「英国系」の外交官の地位が下がる。ジャーナリズムやマスコミへの信用失墜が加速する。
 英米金融覇権体制だった債券金融システムがバブル崩壊によって潰れていく。などなど。

http://www.asyura2.com/19/kokusai26/msg/817.html
記事 [中国12] 香港 中国本土と隣接する地区で抗議活動 混乱の収束見通せず/nhk

香港 中国本土と隣接する地区で抗議活動 混乱の収束見通せず/nhk
2019年7月13日 23時07分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190713/k10011992631000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_007

香港で、容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正案をめぐって抗議活動が続く中、中国本土と隣接する地区で抗議活動が行われました。香港で購入した商品を中国本土に大量に持ち帰って高値で転売する行為の規制などを求めるもので、現場ではデモの参加者の一部と警官隊が衝突し、一時騒然となりました。

抗議活動は、香港の中国南部、広東省※深センに隣接する地区で13日午後、行われました。

香港では、深センから訪れる人たちが日用品を大量に購入し、中国本土に戻ったあと、高値で転売して利益を得る「運び屋」行為が横行していて、日用品が不足するなど市民生活に影響が出ているとして反発が強まっています。

13日の抗議活動は、こうした「運び屋」行為の規制や取締りなどを政府に求めるもので、主催者の発表で3万人が参加しました。抗議活動はおよそ2時間行われ、その後、デモに参加した一部の若者と警官隊が衝突し、現場は一時騒然となりました。

香港では、容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正案をめぐって、香港政府が事実上、廃案となるという認識を示していますが、市民は「完全な撤回」を求めて抗議活動が続いています。

こうした中、中国本土と関係するさまざまな問題に対する抗議活動も呼びかけられていて、混乱の収束は見通せていません。

センは※「土」偏に「川」

「香港人を代表して自由を求める」

抗議活動に参加した21歳の男性は「香港人を代表して自由を求めます。抗議活動には多くの人が参加すると思います」と話していました。

また、17歳の女子高生は「香港の人の日常生活に影響が出ているので、香港政府に『運び屋』問題をきちんと考えてほしいです」と話していました。
http://www.asyura2.com/17/china12/msg/856.html

記事 [雑談・Story41] 村田諒太、ブラントに雪辱2回TKO!負けられない再戦「前に行くしかなかった」/msnニュース

村田諒太、ブラントに雪辱2回TKO!負けられない再戦「前に行くしかなかった」/msnニュース
スポーツ報知/報知新聞社
2019/07/13 06:02
http://www.msn.com/ja-jp/sports/fight/%e6%9d%91%e7%94%b0%e8%ab%92%e5%a4%aa%e3%80%81%e3%83%96%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%88%e3%81%ab%e9%9b%aa%e8%be%b1%ef%bc%92%e5%9b%9e%ef%bd%94%ef%bd%8b%ef%bd%8f%ef%bc%81%e8%b2%a0%e3%81%91%e3%82%89%e3%82%8c%e3%81%aa%e3%81%84%e5%86%8d%e6%88%a6%e3%80%8c%e5%89%8d%e3%81%ab%e8%a1%8c%e3%81%8f%e3%81%97%e3%81%8b%e3%81%aa%e3%81%8b%e3%81%a3%e3%81%9f%e3%80%8d/ar-AAEf9NH?ocid=iehp#page=2

◆報知新聞社後援 プロボクシング ▽WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦 ○村田諒太(2回2分34秒 TKO)ロブ・ブラント●(12日、エディオンアリーナ大阪)

 魂の170発でねじ伏せた! 前WBA世界ミドル級王者の村田諒太(33)=帝拳=は、王者ロブ・ブラント(28)=米国=を序盤から連打に次ぐ連打で圧倒して2回2分34秒TKO勝利。復帰戦となった再戦で雪辱を果たし、265日ぶりにベルトを取り戻した。村田の戦績は15勝(12KO)2敗。

 超満員の会場が大歓声で充満し、観客は総立ちとなった。ぼう然とした表情のブラントがレフェリーに抱えられる。村田はコーナーに上り、悠然と場内を見渡した。苦悩と葛藤、そして充実の9か月を越えて復活した。「(帝拳ジムの)本田会長、使いものにならないボクサーなのに使っていただき、ありがとうございます」。劇的な勝利に笑顔が輝いた。

 開始のゴングと同時に宿敵とド突き合った。王者ブラントは昨年10月の試合で自信を持ったのか、前戦とは打って変わり、前に出てきた。「前回と違って面食らった」という村田は「前に行くしかなかった」と距離を半歩分近づけ、左右フック、ボディーで応戦。12年ロンドン五輪で金メダルを獲得した時のような、前かがみの姿勢で圧力をかける重戦車スタイルで迫った。

 そして2回中盤、右ストレートが相手の顔面を捉える。そこから速射砲のごとく攻撃。46発目でダウンを奪った。ブラントが立ち上がると、再び猛ラッシュ。ボディー、アッパーを重ねると、相手の顔色が変わり「(試合を)早く止めてくれ、と思った。相手の心が折れ、勝ったと思った」。1分近い攻撃でストップ。2回の攻防で額と頬に傷ができるほど打ち合った。

 昨年10月20日、米ラスベガスでの防衛戦で見せ場もなく判定で敗れ、王座を失った。「98%やめよう」という気持ちを奮い立たせ、昨年12月に現役続行を表明。今年4月にブラントとの再戦が決まると「このタイミングで試合をすることが運命。絶対に負けられない」。雪辱戦を自らの進退をかけたファイトと位置づけた。

 会場の片隅では佳子夫人(37)、長男・晴道くん(8)が見守った。13年8月のプロ転向後、初めて家族を試合会場に呼んだ。最後になるかもしれない“ボクサー村田”の姿を見せておきたい。リング上から「晴道、明日からパパといくらでも野球でも水泳でも行けるからな」と声をかけて表情を崩した。

 日本ジム所属選手で、世界王座を取られた相手から奪い返したのは輪島功一(2度)と徳山昌守に次いで3人目。五輪金メダルとプロの世界王者という日本ボクシング界唯一の偉業を遂げた男は、客席で掲げられた母校の南京都高(現京都広学館高)の恩師・武元前川氏(享年50)の遺影を見て一瞬、涙ぐんだ。「やめなくてよかった」。奇跡を果たした村田の目には、支えてくれた人たちの多くの笑顔が映っていた。(飯塚 康博)

 ◆前回対戦VTR 昨年10月20日に米ラスベガスで対戦。速い動きで連打を打ち込むブラントが終始優勢で、主催者によると1262発中356発を的中させ(的中率28%)、村田は774発中180発(同23%)。ジャッジ1人が110―118、2人が109―119と0―3の判定で敗れ、2度目の防衛に失敗した。

 ◆村田 諒太(むらた・りょうた)1986年1月12日、奈良市生まれ。33歳。中学1年でボクシングを始め、南京都高で高校5冠。東洋大、同大学職員で全日本選手権優勝5回。2012年ロンドン五輪ミドル級で日本勢48年ぶりの金メダル。13年8月にプロデビューし、17年10月にWBA王座奪取。18年4月にミドル級では日本人初の防衛成功。昨年10月、2度目の防衛に失敗し王座陥落。身長183センチの右ボクサーファイター。家族は妻と1男1女。
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/764.html

コメント [リバイバル3] 苗場スキー場の元高級リゾートマンションが遂に10万円になった 中川隆
540. 中川隆[-9100] koaQ7Jey 2019年7月14日 06:10:43 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3590]

東京生活に見切りつけて… 若者たちが続々と地方移住を目指す理由(マネーポスト)
http://www.asyura2.com/19/hasan132/msg/734.html
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190713-00000002-moneypost-bus_all

マネーポストWEB 7/13(土) 11:00配信 女性セブン2019年7月25日号


地方移住相談者の年代の推移(2008年と2018年)


「田舎暮らし」と聞いて、あなたはどんな生活をイメージするだろうか。定年退職後に都会の喧騒から離れて、緑豊かな大自然に囲まれてゆったり過ごす。晴れの日は土を耕し、雨が降れば家の中で書に親しむ。夕食は地ものを肴に酒を酌み交わす――そんな悠々自適の生活をイメージする人が多いはずだ。

 だが実像は変わりつつある。東京にある地方移住を希望する都市住民と全国の地方自治体とのマッチングを行う「認定NPO法人ふるさと回帰支援センター」理事長の高橋公さんが指摘する。

「2008年から2018年の10年で、移住相談の件数は、2475件から4万1518件の20倍に増えました。以前は50代以上が相談者の7割でしたが、今は20〜40代が7割を超え、若い世代ほど移住を希望するようになりました。相談内容も以前は“定年後に住むいい移住先はありませんか”という漠然としたものでしたが、最近は、“○○県に移住したい”という具体的な希望になりました」

 SNSの普及も若い世代の移住志向を後押ししているという。

「地方に移住した若者がスマートフォンを使い、SNSに田舎暮らしの様子をきれいな写真付きでアップするんです。それを見た都会の若者が“地方もいいもんだな”と感化されて、移住志向が一段と高まったようです」(高橋さん)

 実際に地方移住者は増えている。毎日新聞とNHK、明治大学地域ガバナンス論研究室の共同調査によると、2014年の地方移住者数は1万1735人で、2009年度からの5年間で4倍以上に増えたという。

 定年後の晴耕雨読は、今は昔。若い世代は何を求めて、地方に向かうのだろうか。

東京だと「子供部屋」も作れない

 地方移住ブームの背景にはまず、東京一極集中の緩和を目指す政府の戦略がある。

 2014年からスタートした内閣府の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」は今年度から、地方創生政策の目玉の1つとして、「起業支援金・移住支援金」を導入した。

 東京圏外に移住して起業や就職をした東京23区の在住者または通勤者を対象に、最大300万円の支援金を支給する仕組みで、今年度からの6年間で東京圏から地方に移住して起業・就職する人を6万人増やすことを目指す。一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス代表理事で、地域再生事業家の木下斉さんが指摘する。

「今は高齢化が進んで地方の人口減が加速する一方、東京など都市部の人口が増え続けています。このまま東京の一極集中と地方の人口減が進むと、多くの自治体が立ち行かない。そこで国は『地方創生』を掲げて、地方を盛り上げるさまざまな政策を打ち出すことになりました」

 まだ国の政策がすべて機能しているとは言い難いなか、地方移住者が増えているのは、「東京にこだわらない若者」が続々と登場し、活躍しているからだ。

「昔は田舎から東京に出て、企業の正社員になってバリバリ働く人が多かった。でも今は派遣やアルバイトなどの非正規社員やフリーランスとして働く人が大幅に増えて、以前の働き方とは変化してきました。

 さらに東京は土地代が高騰して都心に自宅を持つことは難しく、通勤には満員電車が避けられない。生活環境の質は、昔と比べて悪くなっている。その中で必死に競争して他人を押しのけて出世するよりも、自分の理想にそった暮らしを望む若者が増えていると移住相談者の声から感じます」(高橋さん)

 地方経済に詳しい明治大学政治経済学部准教授の飯田泰之さんは、「地方移住を希望する共働き世帯も増えている」と指摘する。

「一昔前は東京郊外に家を持ち、夫は往復2時間以上かけて通勤し、妻は家を守るという生活が一般的でした。でも今は共働きが当たり前になり、夫婦そろって長い時間をかけて通勤するよりも、地方の安い家に住んで豊かな暮らしをしたいと望む人が増えました。実際に、都内では家賃が20万円もするような物件が地方では半額以下で借りられるし、一戸建ても格安ですからね」(飯田さん)

安い家賃と支援制度

 もともと地方は住宅コストが安いうえ、最近は「空き家バンク」で空き家を上手に斡旋する自治体も増えている。前出の木下さんは「地方は人生のステージや目的に合わせて使うのがいい」と指摘する。

「都会で子供部屋を作るのは大変な費用がかかりますが、地方なら無料で家を譲ってくれるケースもあります。子供が小さいうちは自然豊かな田舎に住むという若い夫婦もいます。都内で騒がれている待機児童問題も地方にはめったになく、人口政策として子育て支援を打ち出していない自治体は見つけられないほどです」

 ふるさと回帰支援センターのアンケートでは、移住先を選ぶ条件として「就労の場があること」がダントツのトップとなった。都内ほど高収入な仕事はないが、木下さんは「選択肢は増えてきている」と話す。

「地方の大きな魅力は不動産が安いこと。また、競合となる企業が少なく、人材引き抜きのリスクが低い。そのため、東京などに本社を置くIT企業のサテライトオフィスが徳島県神山町や宮崎県日南市などの地方に集まるようになっています。さらに、デザイナーなど働く場所を問わない自営可能な人であれば、新規創業支援制度を活用することも可能です」(木下さん)

 サテライトオフィスとは、企業が本社から離れた場所に設置したオフィスのことで、支店や支社よりも小規模なことが特徴だ。育児や介護など、生活と仕事を両立しやすいメリットがある。

 そしてやはり、移住後の大きな障壁となるのが「人間関係」だ。

「地域によっては『移住者はよそ者』という意識が根強く、“わざわざ東京から何をしに来たのかね”という目で新参者を見る地域も。そのため移住先になじめず、1年ほどで東京に戻ってしまう人もいます。それで私たちは、“困った時には相談してください”と気さくに声を掛けてくれる『移住者の応援団』を作ってほしいと各自治体に要望しています」(高橋さん)

田舎は、
人口激減・正社員の仕事は介護か運送業。

基本、一人に一台の車が必要。

買い物は往復10キロから20キロは当たり前。

小中学校は閉校が相次ぎ、中心部に一校しか無いため、

郊外に引っ越してきた場合には保育園から高校まで通うのが大変。

家業を継ぐ者以外の若者はほぼ全員が町を出て行く。

 これが地方の現状です。

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/565.html#c540

コメント [政治・選挙・NHK263] 自民党は堅調のようだ。しかし「れいわ」のような政党が出来れば世の中も変わる。(かっちの言い分) 一平民
19. 日高見連邦共和国[15037] k_qNgoypmEGWTYukmGGNkQ 2019年7月14日 06:12:47 : xWnVQsJE5Q : MHNXYXRFV3YyZHM=[5]
>>05

ちなみに、14日朝の中日新聞によると・・・

CHUNICHI ウェブ
https://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2019071402000051.html

『比例投票先増減』

維新  +1.2
れいわ +1.1 (今回から選択に追加だって!)
民民  +0.9
共産  −0.5
社民  −0.4
まだ決めていない 37.4%

*****

・・・だそうだぞ?(選挙区の投票先ポイントまだは隠してる)

サンプル数も分からないこのデータを見ていえる事はふたつ。

@数字無意味(誤差範囲)。でも野党系の票の伸びは、トレンドとして確認できる。

Aあ、そー言えば、維新も一応『野党系』か。あれだけ“実質与党”なのに。(笑)

れいわ新選組が出てきて、民民党も伸ばしてる。だからどーしてもその上に
『維新』を持ってきたいっていう、強烈な意思を感じるけどね、私には。(笑)



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/198.html#c19

コメント [リバイバル3] 苗場スキー場の元高級リゾートマンションが遂に10万円になった 中川隆
541. 中川隆[-9099] koaQ7Jey 2019年7月14日 06:15:56 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3591]

田舎生活の愉しみは噂話、悪口と苛めだけ


ルポ「つけびの村」01/06 〜山口連続放火殺人事件の因縁を追う〜 2018/07/23 https://note.mu/tk84yuki/n/n264862a0e6f6

2013年7月に山口県周南市で発生した山口連続殺人放火事件について、2017年に取材し、まとめたものを6回に分けて公開します。存命の関係者のお名前は全て仮名です。2017年9月7日脱稿、その後少し寝かせていました。

 第23回参議院選挙投票日の2013年7月21日。前月からの猛暑が続く山口県周南市・須金(すがね)・金峰(みたけ)地区の郷(ごう)には、この日も朝から強い日差しが降り注いでいた。そよ風すら吹いていないのはいつものことだ。8世帯12人が暮らす小さな山村は、周南市街地から16キロほどしか離れていないが、半数以上が高齢者のいわゆる限界集落になる。

 隣の菅蔵(すげぞう)集落の田村勝志さん(仮名)は、集会場『金峰 杣(そま)の里交流館』で投票を済ませた。その帰りに声をかけて来たのは、義理の妹に当たる山本ミヤ子さん(79歳=当時・以下同)だった。彼女の夫は田村さんの弟にあたるが、先立たれ、一人暮らしをしていた。

「ちょっとコーヒーでも飲んで帰らんね」

 縁側で一緒にアイスコーヒーを飲んでいると、隣の家からいきなり大音量でカラオケが流れ、そこに住む男の歌声が聞こえてきた。隣では最近、朝10時と夕方5時に、カラオケが始まるのだ。周辺に気を使って窓を閉めることもせず、窓を開け放ち、歌を集落中に響かせる。いつものことなので、驚くでもなく、田村さんは男が歌う昔の流行歌を聴きながら、コーヒーを飲み干して、山本さんと別れた。
 帰りの道沿いにある、貞森誠さんと妻の喜代子さんが住んでいる一軒家を通り過ぎた。誠さんは71歳、集落の中では中堅の年齢だが、数年前から癌を患い、1歳年上の喜代子さんが自宅で誠さんの看病をしている。さきほどの男の歌声は、この家の前を通るときも聞こえていた。

 山本さんはこのあと、同じ集落の石村文人さん(80)とラウンドゴルフに出かけた。いつもの日曜日。夜から始まる惨劇を、集落のものは誰も想像すらしていなかっただろう。

 ただひとり、カラオケの男≠除いては。

 長閑な村の様相が一変したのはその日の20時59分。
「貞森さんの家が、真っ赤っかになっとる!」
 さきほどの夫婦が住む家から煌々と火が上がるのを目撃した近所の住民は、慌てて119番通報をした。
 ところが電話を切って外に出ると、もう一つ別の家が燃えていることに気がついた。
「山本さんの家も、メラメラ燃えとる」
 別の住民が21時5分ごろ、石村文人さんに電話をかけた。だが応答はなかった。
 集落では二軒の家の消火活動が行われ、22時14分、ようやく鎮火した。貞森さんの家からは誠さんと喜代子さんの遺体が、山本さんの家からはミヤ子さんの遺体が発見される。誠さんの遺体は足がもげていた。消防団が焼け跡をかき分け、片足を探した。
 この2軒が燃えたことに、村人たちは皆「何かおかしい」と感じていた。ふたつの家は70メートルほど離れていて、間に燃えるものもないからだ。
「なんでこんなことに」
「放火じゃなかろうか」
 集まった村人たちは口々にそう言い合った。とはいえ、翌日から現場検証が行われる。火災の原因もじきに分かるだろう。
 投票場だった『金峰杣の里交流館』の、はす向かいに住んでいた吉本茜さん(仮名)から連絡を受けた河村聡子さん(73)は、吉本さんの家で一緒に消防団にお茶や水を出すなどの世話に追われていた。夫の二次男さんは、友人たちと愛媛に旅行へ行っていた。
「貞森さんの家族に連絡せにゃならんね」
 吉本さんと聡子さんは、そんな話をした。

 県警の緊急配備が解かれたのち、消防団が引き上げ、片付けが終わったのが1時半。日付はすでに変わっていた。それから家に帰り、風呂に入って寝る支度を整えてから、一階の居間で二次男さんに宛てて火事のことをノートに書き置きした。大変な1日を終え、聡子さんは二階の寝室に向かった。
 だがその聡子さんも昼前に、遺体で発見される。遠方に住む娘が自宅を訪ね、二階に血まみれで倒れている聡子さんを見つけたのだった。夜から連絡がつかなかった石村さんも、その数分後、自宅を訪れた県警に遺体で発見される。すぐに、村の入り口に黄色いテープの規制線が貼られた。現場検証が始まる。
「2軒の火災による3人の死亡」が、「5人の連続放火殺人」に姿を変えた瞬間だった。
 県警はこの時点で、昨晩から自宅におらず、連絡もつかないカラオケの男≠重要参考人と睨み、その自宅を捜索。男の行方を追った。二台の車はガレージにある。遠くには行っていないだろう。
 5人は全員、撲殺されていた。遺体に共通していたのは頭部の陥没骨折、そして足の殴打痕。加えて『口の中に何かを突っ込まれた』形跡があったことだ。
 貞森さん夫妻と山本さん、3人の遺体は黒く焼け焦げ、確認のために山本さんの遺体を警察から見せられた息子は、どっちが頭なのか足なのか分からなかったほどだという。のちに司法解剖が行われ、頭蓋骨の陥没骨折や、顔に皮下出血が認められ、頭部や顔を鈍器のようなもので激しく殴られて殺害されたことがわかった。
 石村さんの遺体にも同じく、後頭部や膝の裏を激しく殴打された痕が見られた。口の中にも損傷があり、何か棒のようなものを突っ込まれた形跡があった。
 聡子さんも同様だ。首の後ろを激しく殴られたことが致命傷とみられている。その口の中は血まみれで、前歯が折れていた。
「家で寝ちょったら殺されるかもしれん」 
 連続殺人であることを悟った村人たちは怖がった。県警は、さらなる犠牲者が出ることを防ぐため、村人たちを投票場だった『金峰杣の里交流館』に避難させる。そこで寝泊りを始めた村人たちにとっては、参院選の投票結果など、最早どうでもよいことになっていた。集会場の外では投入された県警の捜査員約400名が村中を周り、男の行方を探し続けている。村の入り口に張られた規制線の外には、おびただしい数のテレビ中継車が並び、上空には報道ヘリが飛び交っていた。
 一度に5人が殺害されるという大事件が発生した村には、地元だけでなく東京からも多くの記者が詰めかけたが、そんな彼らが何よりも注目したのは、カラオケの男≠フ家のガラス窓に貼られた不気味な『貼り紙』だった。

「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」

 山口県周南市金峰(みたけ)で21日夜、全焼した民家2軒から3人の遺体が見つかり、翌22日に別の民家2軒から新たに2人の遺体が見つかった事件で、火災現場で見つかった3人はいずれも頭部に外傷があり、ほぼ出火と同じ時刻ごろまでに死亡していたことが、司法解剖の結果わかった。県警は、3人が殺された後、放火されたとみている。
 県警は22日、5人が殺害された連続殺人・放火事件と断定し、周南署に捜査本部を設けた。県警は同じ集落に住む男が何らかの事情を知っているとみて、自宅を殺人と非現住建造物等放火の疑いで捜索した。男は行方がわからなくなっている。
 全焼した山本さん宅の隣の民家には「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」と、放火をほのめかすような貼り紙があった。(2013年7月23日 朝日新聞朝刊)

 14人が暮らす集落で5人の遺体が次々と見つかった。携帯電話も通じない、山口県周南市の山間部で起きた事件。「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」。全焼した民家の隣に住む男は所在不明で、自宅には放火をほのめかす貼り紙も残る。「家族のよう」と言われる山里で、何が起きたのだろうか。(2013年7月23日 四国新聞朝刊)

 警察は山本さんの住宅の隣に住む男が、2つの住宅に火をつけた疑いがあるとして、殺人と放火の疑いで男の自宅を捜索しました。
 その際に室内から外に見える形で窓に貼り紙があり、紙には「つけびして煙り喜ぶ田舎者」と書かれていました。
 男は、現在、行方が分からなくなっていて、警察は貼り紙の内容が放火への関与を示すものとみて、男の行方を捜査するとともに、一連の事件との関連について調べています。(2013年7月22日 NHKニュース)

 村の3分の1以上が殺害され、姿を消した男の家には不気味な貼り紙。「平成の八つ墓村」などとネットでも騒がれ始めた。まさか自分の村がこんな言われようをするとは、村人たちは前日まで誰も考えたことすらなかっただろう。
 事件発生から4日が経った7月25日。警察は山中で男の携帯電話や、男性用のズボン、そしてシャツを発見。さらにその翌日朝、発見現場付近を捜索していた機動隊員が林道沿いで男を見つけた。Tシャツとパンツの下着姿で、靴も履いていない。
「ホミさんですか?」
 近づきながら機動隊員が声を掛けると、男はその場にしゃがみ込み言った。
「そうです」
 抵抗することもなく県警の任意同行に応じ、逮捕されたそのカラオケの男≠ヘ、郷集落の住民の一人、保見光成(ほみ こうせい)(当時63歳)という。
 その後、県警は山中で、側面に「ホミ」と彫られたICレコーダーを発見した。息を切らしたような雑音の中、こんな言葉が録音されていた。
「ポパイ、ポパイ、幸せになってね、ポパイ。いい人間ばっかし思ったらダメよ……。
 オリーブ、幸せにね、ごめんね、ごめんね、ごめんね。
 噂話ばっかし、噂話ばっかし。
 田舎には娯楽はないんだ、田舎には娯楽はないんだ。ただ悪口しかない。
 お父さん、お母さん、ごめん。お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、ごめんね。……さん、ごめんなさい……。
 これから死にます。犬のことは、大きな犬はオリーブです」

 保見光成の家のガラス窓にあった、この貼り紙。
「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」
 県警が保見を捜索している段階から、これはカラオケの男≠ノよる犯行予告なのではないか、と騒がれていた。「放火をほのめかす貼り紙」「不審なメッセージ」などと、テレビや新聞は何度も取り上げた。
 だが、それは決意表明でもなければ犯行予告でもなかったのである。

金峰行きの経緯


 そのことを知ったのは、事件から3年半が経った2017年1月。取材のために金峰地区を訪れたときだ。
 私は東京で週刊誌の記者として稼働しながら、主に殺人事件の公判を取材するフリーライターとして活動していた。取材に出向くひと月前、ある月刊誌の編集者が『山口連続殺人事件』について改めて取材して記事を書いてみないかと声をかけてくれたのだった。
 すでに保見は5件の殺人と2件の現住建造物等放火で起訴、山口地方裁判所での一審公判も、広島高等裁判所での控訴審も判決が言い渡されており、事件は最高裁に係属していた。このときも、今もである。
 逮捕当初こそ「殺害して、その後、火をつけた。私がやりました」と犯行を認めていた保見は、2015年6月25日、山口地方裁判所で開かれた裁判員裁判の初公判でこれを翻し「火はつけていません。頭をたたいてもいません。私は無実です」と無罪を主張した。
 大量殺人を犯したとされる被疑者は、精神的な問題がないかを起訴前に鑑定し、問題がない、つまり事件当時に完全責任能力を有していたと判断されたのちに起訴されるという流れが出来ていた。この鑑定を起訴前鑑定という。さらに起訴後の公判前整理手続という非公開の手続きにおいて、争点が責任能力であるとなれば、改めて精神鑑定が行われることになる。これを本鑑定と呼ぶ。
 保見に対しては一審が開かれる前に、この2つの鑑定が行われた。起訴前鑑定では事件当時の保見は「完全責任能力」があると判断されたが、起訴後に本鑑定が行われ『妄想性障害』と判断されていた。
 これをもって、一審公判で弁護側は責任能力について「心神喪失」もしくは「心神耗弱」を主張した。それに加えて保見は放火も殺人も、自分がやったのではない、と、犯人であること自体を否認したのである。だが同年7月28日の判決公判で山口地裁は保見に「死刑」を言い渡した。『妄想性障害』は認めたが、完全責任能力は有していたという判断だった。また放火も殺人も、犯人は保見以外に考えられないと認定された。
 妄想性障害をめぐる責任能力については、山口地裁は判決で次のように述べている。
「鑑定人によると、被告は両親が他界した2004年ごろから、近隣住民が自分のうわさや挑発行為、嫌がらせをしているという思い込みを持つようになった。こうした妄想を長く持ち続けており当時、妄想性障害だったと診断できる。『自分が正しい』と発想しやすい性格傾向と、周囲から孤立した環境が大きく関係し、妄想を持つようになった。
 この鑑定は合理的であり、これを基に責任能力を検討すると、被告が当時、自己の行為が犯罪であるという認識を十分有していたことは明らか。凶器となる棒を携えて各被害者宅を訪れ、殺害後に自殺しようと山中に入っており、善悪を認識する能力も、その認識に基づいて行動する能力も欠如したり、著しく減退したりしていない。被告は当時、完全責任能力を有していた」
 保見はこれを不服として即日控訴。2016年7月25日、広島高等裁判所で控訴審の第一回公判が開かれたが、弁護側の請求証拠はすべて却下されて即日結審し、同年9月13日、控訴棄却。その翌日、保見側は上告した。
 判決では本鑑定の結果に基づき「近隣住民が自分のうわさや挑発行為、嫌がらせをしているという思い込みを持つようになった」と認定されているが、これには疑問があった。事件発生当初から、保見は集落の村人たちから村八分≠ノされていたのではないかという疑惑があったからだ。

 金峰の郷集落で生まれ育った保見は中学卒業後に上京し、長らく関東で働いていたが、90年代にUターンしてきた。しかし村人たちの輪に溶け込めず「草刈機を燃やされる」「庭に除草剤を撒かれる」「『犬が臭い』と文句を言われる」などの出来事が起こっていたのだと『女性セブン』(小学館)2013年8月15日号は報じていた。また被害者のひとりである貞森誠さんが、かつて保見を刺したことがあるという、気がかりな情報もあった。「みんな仲良しなのに、1人だけ浮いた存在」。保見の逮捕直後、新聞のインタビューに近隣住民がこうも語っていた。
 保見はICレコーダーに「周りから意地悪ばかりされた」と吹き込んでいたが、これは妄想などではなく、本当なのではないか――。
 そのようなことを思っていたが、この時の目的は少し違っていた。私に声をかけてきてくれた月刊誌の編集者は、金峰地区における夜這い風習≠ノついて取材をしてきてほしい、と頼んできたのだ。彼は私にある記事を手渡した。
 それは『週刊新潮』2016年10月20日号(新潮社)に掲載されていた山口連続殺人事件にまつわるものだった。あるジャーナリストが、広島拘置所に収監されている保見に面会取材を行い、逮捕当時に大きく報じられていた「村八分」の発端となる『ある事件』について話を聞いたというのだ。
 読めば、金峰地区には夜這い≠フ風習があり、戦中に一人だけ徴兵を免れた村人が、女たちを強姦してまわっていたという。そして、この村人が保見の母親を犯そうとしたとき、それを止めて追い払った人物が、保見光成と二十歳近く年の離れた実兄なのだ、と。
「これを、ちょっと行って来て、確かめてもらえる?」
 とその編集者は言う。
 私は保見の公判を傍聴に行きたいと一審の当時思っていたが子供が産まれたばかりだったため、長期間家を空けることができず、諦めたという経緯があった。編集者とはその話も過去にしていた。おそらくそれを覚えていて、話を振ってくれたのだろう。二つ返事で引き受けた。
 とはいいながらも、取材を終えてその結果を世に出せば、世に出ている記事の検証取材であるから、ややこしいことになる、という予感は最初からあった。しかも取材の目的が「金峰に夜這いの風習があったかどうか、確かめる」というもの。行くとは決めたものの、多忙な夫に子供を預け、遠路はるばる山口県周南市の山奥まで出向き、夜這いについて村人に話を聞いて回る……。
「夜這いの取材かぁ……」
 ノートパソコンを開いて取材前の情報収集をしながら、年末の夜中にリビングでひとり思わず呟いてしまった。この21世紀に夜這いの取材。ちゃんと話が取れるのかと不安になる。だが引き受けたからにはやらねばならない。それに件の記事には、保見へのいじめ≠ヘ存在し、その発端が戦中の強姦未遂事件≠ナあると記されているのだから、それを確かめることは、一応いじめ≠ノ絡む取材ではある。西に向かう新幹線の中で私は腹を決めた。

 民俗学者らの文献や、伝承ものの書籍には、夜這いについての記述はいくつもある。宮本常一の『忘れられた日本人』(岩波文庫)に収録されている「土佐源氏」は現在の高知県檮原町で乞食小屋に住む元ばくろうの老人≠ゥら聞き取った昔話で構成されているが、この老人の父親は、母の夜這いの相手≠セった。同じく同書収録の「世間師」では、宮本の故郷である周防大島でふたりの老人から聞き取りを行っている。このうちひとりは長州征伐のあった1865年に14歳だったという男性だが「戸締りが厳重になったため、娘のところへ夜這いに行けなくなってしまった」とある。
 同じく民俗学者の赤松啓介は『夜這いの民俗学・夜這いの性愛論』(ちくま学芸文庫)で実際に様々な村へ足を運び、時に村のコミュニティに入り込んで、夜這いについて聞き取りを重ねている。また、ともに夫の転勤で徳山に来たという向谷喜久江・島利栄子によって記された『よばいのあったころ 証言・周防の性風俗』(マツノ書店)では、山口における夜這い文化について、老人たちに聞き取りを行なっているが、ここには「山間部の部落には、若衆宿が、昭和の初めごろまであった」とある。若衆宿とはその集落で一定の年齢に達した男子たちが集まる場所で、規律や生活上のルールに加え性的な事柄も伝えられていた一種の教育施設だ。こうした文献に照らせば、金峰地区にかつて夜這い文化があったとしても全く不思議ではない。だが戦中まで、となるとどうか。

(続く)
https://note.mu/tk84yuki/n/n264862a0e6f6


ルポ「つけびの村」02/06 〜つけびして 煙り喜ぶ 田舎者〜 2018/07/23
https://note.mu/tk84yuki/n/n3cf6b0673398

2013年7月に山口県周南市で発生した山口連続殺人放火事件について、2017年に取材し、まとめたものを6回に分けて公開します。存命の関係者のお名前は全て仮名です。2017年9月7日脱稿、その後少し寝かせていました。

 事件のあった「金峰地区の郷集落」は、山口県周南市の北部にある山村だ。
 その周南市は山口県東部に位置し、重化学工業を主な産業としている。2003年に徳山市、新南陽市など2市2町が合併し発足した。南側の臨海部に広がる工場群は現在「周南コンビナート」と呼ばれ、遊覧船による夜景ツアーが組まれるなど観光名所のひとつとなっている。ここは明治時代に旧海軍の石炭基地が設けられたのち、石炭が石油に代わり石油科学工場が発達。昭和初期には海軍の燃料廠や有機・無機化学、鉄鋼などが集積する工業地帯に成長した。昭和39年には工業整備特別地域に指定され、隣接する下松市、光市とともに重化学工業の拠点としての本格的な整備が進み、製造品の出荷額は山口県の5分の1を占める。
 JR徳山駅はこの「周南コンビナート」の港沿いを走る山陽本線と、東京から博多へ続く山陽新幹線が停車する周南市の中心駅だ。駅名には合併前の都市名がそのまま残る。東京から新幹線で4時間以上かかるが、それでも空路を使うより手っ取り早い。県東部の岩国錦帯橋空港から郷地区は50キロ、西部の山口宇部空港とは90キロ離れていて、乗り継ぎにかかる時間を考えると、やはり新幹線一択になる。

 駅から港に向かい数分歩いたところにある徳山港には、太平洋戦争で海軍が開発していた人間魚雷「回天」の実物大レプリカが展示されている。ここから発着しているフェリーに乗り30分ほどの距離にある大津島には、かつて回天の組立工場と発車訓練基地があった。いまも島には記念館があるが、そこを目指しているとおぼしき観光客の姿はない。
 駅を挟んで港の反対側は中心市街地だ。とはいえその規模は小さい。地方都市の宿命か、駅前のアーケード街に人は数えるほどしか歩いておらず、半分以上の店舗がシャッターを閉じていた。そんな中にも、銀行の支店や市役所、新聞社などが立ち並び、夜は酔客でささやかな賑わいを見せる。
 瀬戸内海に面しているこの辺りの気候は温暖で冬でも晴れる日が多い。滅多に雪も積もらないというが、対して北側は中国山地の一部にあたり山深く、冬の積雪も珍しいことではない。目指す金峰地区は、北側に属する。臨海部の主要産業が重化学工業であるのに対し、北側はぶどうや梨の栽培をはじめとした農業が栄えている。


 2017年1月、私は徳山駅の近くで車を借り、金峰地区に向かった。周南市に私鉄はなく、JR山陽本線も湾岸部しか走っていないので、住民は移動にバスか車を利用している。地元のバス会社はあるにはあるが、運行網は金峰地区から9キロほど離れた場所で途絶えていた。そこからタクシーを探すより、徳山駅から車を走らせた方が早い。
 新幹線の中でスマホのアプリを立ち上げて天気予報をチェックした時、週末には寒波が押し寄せ、日本海側に大雪が降ると告げていた。そのせいか、ダウンコートを着ていても寒い。車を3キロほど走らせると、あっという間にスーパーや飲食店は姿を消し、両側と前方にこんもりとした山が広がり始めた。車線も狭くなるが、それでもまだ道は綺麗に舗装されている。ここでようやく、ガードレールが白でなくオレンジ色であることに気がついた。山口県は昭和38年の山口国体開催にあたり、特色のあるものを作ろうと考え、ガードレールを県特産の「夏みかん」色にしたのである。
 オレンジ色のガードレールが両側に立つ片側一車線の山道は時折くねくねと急カーブを切らなければならないが、15分ほど走ると、ようやくコンビニと開けた小さな町が目に飛び込んできた。金峰と徳山市街地の間にある、唯一の町だ。とはいえ、コンビニぐらいしか買い物できる場所はない。ここで飲み物を調達し、さらに国道で北に向かう。すぐにまた道の両脇を山に囲まれ、先ほどまで快晴だったのが嘘のように空が曇り始めた。家も店もない道をしばらく進むと見えてきたのは菅野湖だ。ここにかかる細く古い橋を渡り、湖沿いの県道41号線をひたすら北上する。バス釣りのメッカのようで、ボートを曳いたクルーザーが何台も停まっていた。下流にスロープがあり、ボートを湖に降ろせるようだ。
 車の西側には深緑色の湖面が広がり、東側の山肌には草木が生い茂っている。まだ徳山駅から30分も走っていないのに、ここまで山深くなるかと驚いてしまう。しかも舗装が悪い。濡れた路面はでこぼこで、ところどころ深く大きな穴が空き、水たまりができていた。スリップして湖に落ちやしないかとすこし怖くなった。
 それでも、湖沿いのボロ道を抜けると、また普通の道路に戻る。ここまで徳山駅から40分ほど。距離にして20キロしか離れてないが、見渡す限り山と田畑が広がる田舎道で、もうコンビニなどどこにもない。
 ところが「金峰の郷集落」にさしかかる直前のすこし開けた平野を走っていると、突如として銀色のUFOと巨大な象が目に飛び込んできた。その脇には『宇宙の入り口』という看板が立っている。
 まだ郷集落にも着いていないのに、思わず車を停め、UFOを眺めた。
 そういえば、菅野湖沿いを走っているときから、小さなUFO型の看板がいくつも立っているのを見ていた。そこには手書きで「気をつけて安全運転」など記されていたが、『宇宙の入り口』へ向かうための案内板だったようだ。
 木材で骨組みを作り、アルミ板のようなものをかぶせて仕上げをした数台のUFOと象のオブジェのほか、幅2メートルはあろうかという巨大な太鼓や、木馬も並んでいる。「このブランコに乗ると結ばれる 愛愛ブランコ」という文字が躍った木製のブランコもあった。いわゆるB級アミューズメントスポットだが、陰惨な事件現場のすぐそばにこのような施設が並んでいると、ただ不気味でしかない。
 車に戻ろうとしたところで、男性に手招きをされた。全て手作りだという、この『宇宙の入り口』の生みの親だった。男性は保見と同い年だが、金峰地区に住むものではなかった。
 再び車に戻る。木々の生い茂る薄暗い道を数分行くと、ようやく金峰の郷集落に着いた。
 事件当時、ここは「携帯電話も通じない限界集落」だといわれていたが、実際に足を運ぶと、ほとんどの場所で携帯電話の柱も立った。
 保見光成の家は、地区名の由来にもなった一千年以上の歴史を持つ金峰神社の参道前にある。ここが郷集落の入り口だ。家は二棟あり、ピンク色の壁をした新宅と、茶色のベニヤ板でできた本宅が、土壁のガレージを挟んでいる。本宅からガレージにかけられたブルーシートは劣化して破れ、風にあおられるたび、焦げ跡のある家の壁や、倉庫の中が見えた。

 保見が関東から戻ってくる際に自力で作ったという新宅のまわりには、枯れ枝が散乱していた。それをかき分け、白い門扉の前に立つ。右脇には茶色い壺や人型のオブジェが、空っぽになって倒れた植木鉢とともに雑然と並んでいる。門の奥にはガラス戸の出入り口があるが、上半分は簾がかかっていて中は見えない。左手に目をやると陶器でできた大道芸人の人形が置かれていた。その奥に立つポストはガムテープで塞がれていて「郵便物は入れないでください 当方へ御用の折は、お手数ですが下記にご連絡ください」と携帯電話番号らしきものが書かれた紙が貼られている。試しにその番号へかけると「現在使われておりません」のアナウンスが流れた。少し下がって全景を見れば、雨どいを支える柱に、CDが貼り付けてあった。再び近づいて目をこらすと、ちょうど保見が金峰に戻ってくる直前である1993年に松任谷由実がリリースしたアルバム『Uーmiz』だ。都会での思い出が詰まっているCDなのだろうか。
 土壁のガレージは車が2台は停められる大きさで、シャッターはついていない。破れたブルーシートを少し開けて中を覗くと、汚れた国旗や工具、工具箱、段ボールやタイヤ、窓枠などで散らかっていた。上部にかけられた針金にもザルやブリキの薬缶といった様々な道具が吊られている。幅が30センチはありそうな、片刃のノコギリのような、見慣れない刃物も吊られていた。隣に無造作に置かれた資材の上には鳥かご。中にはオウムのぬいぐるみが入っていた。新宅、本宅ともに屋根の下にはセンサーライトらしきものの残骸が残る。
 本宅の出入り口引き戸の脇に表札はないが、上にはロールス・ロイスのプレートと、可愛くデフォルメされた熱帯魚のオブジェが貼り付けられていた。
 その右側には、かつてあの貼り紙が貼られていた窓がある。

「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者 かつを」

 これもすでに剥がされていた。
 ガラス窓は汚れ、かなり曇っているが目を凝らして中を見ると、すぐ前に壁があった。11時20分で時を止めた古時計のまわりに扇子が6枚かけられていて、下に備えられた棚の上には陶器の酒樽が置かれている。その脇にあるスリッパ立てには、きちんとスリッパが4組揃えられていた。
 住む人を失った住居特有の寂れ具合を醸し出していたが、事件がなくとも、家主の個性がにじみ出ている家だったことだろう。
 保見光成に撲殺された後、放火された隣の山本さんの家は雑草生い茂る空き地になっており、同じように撲殺され、放火された貞森さんの家の跡には、小型ユンボが置き去りにされ、その脇に真っ黒に焦げた木材が積み上げられていた。3年半経っても、事件の痕跡は集落の中に色濃く残る。

 郷集落入り口の交差点は、通ってきた南からの県道41号線と、東西に伸びる県道9号線がぶつかる。ごくたまに、9号線を大型トラックが轟音を立て猛スピードで走る以外は、ほとんど車も通らない。村人も誰一人、歩いてはいない。道沿いに流れる小川のせせらぎと、山の葉の擦れる音がざわざわと鳴るだけだ。空は晴れたかと思うと雲が広がるというせわしない状態を繰り返しているが、晴れているときでも山が太陽を遮り、道が陰る。路面はやはりところどころ濡れていた。空気は刺すように冷たく、湿っぽい。私は山口県の隣、福岡県出身だが、同じ西日本でもここまで寒さが厳しいとは思っていなかった。
 保見の家のはす向かいにある、砂利が敷き詰められた広場に車を停めた。ここにはかつて廃屋があったというが、今は更地になっている。事件当時は規制線が張られていた小さな橋を渡って、住宅地図を手に、郷集落を奥へと進んだ。車が一台しか通れない細い道が、小さな川に沿って伸びていた。徳山の市街地よりも寒さが厳しく、少し歩くだけで冷えが身体中に広がる。足の先は感覚を失い、手が動かなくなってきた。
 周南市役所の集計によると、2016年12月31日時点での人口はわずか10人。一軒一軒、訪ね歩いても、誰も出てこない。橋を渡ってすぐ右側にあるオレンジ色の瓦の二階建て家屋は、一階がガラス張りで商店のような趣があるが、中を覗いてみたところ生活用品が雑然と散らばり、すでに空き家になっているであろうことは想像がついた。
 その向かいに伸びる石段を登ると、小さな寺がある。脇の寺務所の門を叩き呼びかけたが、やはり誰もいない。再び細い道に戻って集落を奥へと進んだ。道の片側に流れる小川は、冬でも雑草が高く生い茂っている。その反対側にある山を切り開き、古い家屋が点在していた。どの家も車が一台やっと通れるような私道を少し登ったところに建てられていて、脇にある車の停められる大きさの倉庫には農機具や薪などが置かれていた。古い家屋の作りはだいたい同じで、ガラス引き戸の玄関の脇に、両開きの掃き出し窓が二窓ほど並んでいる。
 寺の隣には、本来は公民館だという古く小さな木造の建物があるが、鍵がかかっていて、使われている形跡はない。脇には、殺害された河村聡子さんが名付けたという『金峰杣の里交流館』。集落にある建物の中では目新しく大きい。保見が逮捕されるまで、村人たちが避難していた場所だが、ここも扉には鍵がかかり窓は雨戸が閉められ、ひっそりとしている。
 郷集落についてから人に行き合っていないし、どの家も人の気配がない。心細くなりながら、車が一台しか通れない小川沿いの道をゆっくりと進む。気温が低すぎるせいか、手に持っていたスマホは突然電源が落ち、動かなくなった。小川の反対側には、この道路よりも少し高い位置に県道9号線が沿っている。あの県道からは村の家々が見渡せる。保見の逮捕当時は中継車が停まり、テレビもそこから村の遠景を捉えていた。
 更に細い道を東に進むと左手の高台に家が見えた。見上げると、グレーのトタン屋根一面に『魔女の宅急便』のキキが箒にまたがっている絵が描かれている。さきほどのUFOに負けず劣らずの不気味さだ。玄関前には旭日旗が掲げられ、引き戸の前に置かれたホワイトボードに夏目漱石、福沢諭吉などの名前が書かれていた。すりガラスの引き戸の奥には蛍光灯のあかりがちらちらと見える。扉を叩いて「こんにちは!」と外から呼びかけた。ところが、そのたびに中からテレビとおぼしき音がどんどんと大きくなっていく。4回ほど呼びかけたときには、騒音レベルにテレビの音が大きくなってしまった。真昼なのに薄暗い村を歩いているだけで怖いのに、この家人の対応にまた怖くなり、もう諦めた。
 郷集落の東の端にあるのは、聡子さんとその夫、河村二次男さんの家だ。そこを目指し『魔女の宅急便』の家を離れ、草の生い茂る川沿いを再び歩くと、背の高い木がみっしりと植えられた私道を登った山側の高台に、誰も住むもののいなくなった石村文人さんの家、そしてもう一軒の二階建ての家があった。こちらも不在だった。石村さんの家は家族が時折空気を入れ替えるために訪れていると聞いた。すりガラスの引き戸の奥は真っ暗だ。古く黒い木で作られた表札に『石村文人』と大きく書かれている。その石村さんは3年半前、この引き戸の奥で、保見に頭を何度も殴られ、絶命した。
 保見はこの引き戸を開ける時、何を考えていたのか……。
 隣の家の犬がけたたましく吠えた。さっきの道に戻ろう。
 河村二次男さんが不在の場合、郷集落での取材はかなわない。細道に戻り、さらに先を目指すが、道はさらに草が生い茂り、廃道のような趣になってきた。この先に家があるのだろうかと焦りが募り始めたころ、ようやく家らしきものが見えてきた。大きな物置のようなものが置かれたガレージのそばには、まだ艶のある御影石の墓。玄関引戸の脇には『キンポー整体院』『札所(六代目)』と毛筆で描かれた木の看板がある。引戸の前から呼びかけるとしばらくして高齢の男性が、玄関横の腰高窓を開けて姿を見せた。がっしりとした上半身をしていて、目はギョロッと大きく、出目金のようでもある。
「三年前の事件のことを、今取材している者です。東京から来ました。お話を聞かせていただきたいのですが……」
 駄目元で切り出すと、男性は言った。
「いま扉開けるから、中に入りない」

 その男性、河村二次男さんは事件当時、友人たちと愛媛県に旅行に出かけていた。
「はよう死刑になればいいと思うちょる。でも弁護士のアレで。やってなかったって言いよるけど5人も殺しとるんやけ。火までつけちょるのに。山口で最終弁論があったときに我々もいろいろ言ってアレしたけど、やってないっちゅうことはない。犯人はわかっちょるし火もつけとるんやしね」
 方言と、河村さんの滑舌の悪さに、何を言っているのかよく聞き取れなかったが、根気よく1時間も話を聞くと、少しずつ聞き取れるようになって来た。
「片目にもなっちょるし。こっちは目が見えんし。事故でね。鼻水が出そうになるとかむけど、そのとき耳の鼓膜がいってね。診療所行ったら『あんまり聞こえんほうがいいですよ』って。あはははは」
 かつて車の事故で頭部を負傷し右目を失明したそうだ。あっけらかんと語る様子に面食らった。確かに両目の視線の先が合っていない。それでもガレージに停めてある軽トラックを運転するというから驚いたが、この地では車の運転ができなければ何もできない。
 通された応接間には、壁にびっしりと写真やカレンダーが飾られている。孫娘と笑顔で並んで写った写真も大きく引き伸ばされ、貼られていた。山の頂上で撮影された集合写真もある。河村さんはこのとき79歳だと言っていたが、背筋も曲がっておらず、体つきもがっしりしている。かつては活発に友人らと外に出かけていたのだろう。ガラス戸棚の中には、聡子さんに宛てた孫娘からの手紙があった。整体に関する書籍も並んでいる。公務員を定年まで勤め上げたのち、整体の学校に通い、自宅で整体院を営んでいたという。
「わしは天下りをするなと役場で言ってきた。要請があったけど断ってきた。でもそりゃ、定年になったらなんかせんといかん。手を動かしたらボケん、っちゅうからやってみよう、って。1年ほど学校行きまして。60万ぐらいかかったんじゃないかな。1回3000円でやりよった」
 こうした四方山話を聞きながら、私は夜這い≠ノついて河村さんにたずねる機会を伺っていた。編集者が持っていた記事にはこうあったからだ。

―― 私【保見光成】が金峰に戻ってきた直後、竹田(仮名)が、『おめえの兄貴にはイジメられたぞ』って言い始めた/時を同じくして、近隣住民に道で無視されるといった些事から、農機具を燃やされ、挙句に刃物で切りつけられたりといった大事に至るまで/数多の“事件”が起きたという〜先の大戦当時、10代半ばだった保見の兄は、母親に言い寄る徴兵忌避の男を追い払い家を守り抜いた。実は、その男の長男こそ、帰郷直後の保見に「兄貴にはイジメられたぞ」とからんだ竹田だったという――前出記事

 記事の中で『竹田』という仮名をあてられ、年齢も伏せられている「強姦魔の息子」とは、いったい誰か。最初に手掛かりになったのは『事件後、金峰周辺の人々は、陰でこう囁きあった。「竹田こそが保見の本命だったじゃろうに……」』という記述。この書きようから察するに、『竹田』は殺害された五人ではなく、七人(事件当時)の生存者の中にいる。
 次に、「兄貴にはイジメられたぞ」発言。保見は、山口地裁で行われた一審公判の中でも、同じ台詞を口にしていた。『「お前の兄貴にはいじめられたぞ」と、カワムラさんに言われました』。
 強姦(夜這い)についての発言はなかったが、相手の名前を挙げていたのだった。となれば、郷集落で生き残っているカワムラさんは目の前にいる河村二次男さん、一人しかいない。
 いよいよ私は聞いた。

――戦時中は、河村さんのお父さんも兵隊に行かれていたんですか?
 強姦魔は徴兵忌避の男だったと記事にあったからだ。
「親父は、背が低すぎて(徴兵)検査に落ちたから兵隊にとられなかった」
 なんと。忌避ではないが、河村さんの父親は戦争に行ってなかったのだという。
 では、河村さん自身は「父親による強姦」が原因で保見の兄にいじめられ、そのことを保見に言ったことがあるのか?
「バカ言っちゃいかん! そげなことは今はじめて聞いた」
 記事の存在をまったく知らなかった河村さんは憤慨した。
 ここでようやく持ってきた記事のコピーを河村さんに見せながら、取材の目的を明かした。すると、しばらく記事を眺めていた河村さんはそこに載っていた「つけび」の貼り紙を指しながら驚くことを言ったのだ。
「これ、うちのうしろに火をつけられたことがあるんですよ。わしはこれじゃないかと思うんですよ。家の前に貼ってる。ここに火をつけて2〜3日で貼っちょったね。家の一番良く見えるところに貼っちょった。下手くそな字でね」
 そしてこう続けた。
「僕が思うにそれは犯人が違うと思うんや」
 保見は事件の時に二軒の家に火を放ったとされているが、保見の他にも火をつけるような村人がいたのか?
「うん、悪いやつおったんよ。それは人から見たら、わしも悪いんかもしれんけど」
 事件の痕跡を色濃く残した郷集落のたたずまいや、『魔女の宅急便』の屋根の変な家もあいまって、私はいよいよ怖くなってきた。
 家を出る時に河村さんは表まで出て来て見送ってくれた。ガレージの中にある物置のようなものはシイタケを乾燥させる機械だと教えてくれた。真新しい墓はやはり聡子さんのものだった。
「あいつ(妻)が先に入っちゃった」と河村さんは言いながら、目元をこすった。
 その後、近隣の集落の村人たちにも話を聞いて回ったが、皆、河村さんと同じことを話した。「河村さんの家の風呂場が焼けた」が、その犯人は「保見ではない」と。
「金峰の夜這い」についても、夜這いそのものが金峰にあったらしいことは分かったが、戦中の夜這い(強姦)を巡る河村家と保見家の禍根について知っている者はいなかった。またそもそも、河村さん自身「長男」ではなかった。
「兄貴は、公務員やなんかやりよった。39で交通事故で死んだからそんで帰った。それまでわしは外に出とった」
 件の記事は、保見の言い分のみをもとに作り上げた記事だった可能性が高まった。
 私は東京に戻り、取材で得た話を原稿にまとめた。だが、一向に記事は掲載されず「送り」になることが続く。一旦はその月刊誌で企画として動き出したが、掲載のタイミングがないのだ。発生からすでに何年も経っている事件では、その裁判に動きがあったときか、もしくは刑が確定したか、さらには、死刑判決を下された犯人に死刑が執行されたときしか、掲載のきっかけはない。だが掲載が延びればギャランティの支払いも先送りとなる。「送り」が3回続いたとき、私はこの記事を「非掲載」にしてもらい、別の実話誌に掲載してもらうことにした。
 こうして『山口連続殺人事件』の仕事は一旦終わったが、しかし私には1月の取材を通じ、もっとこの事件を掘り下げたいという気持ちが沸き起こっていた。いや、事件というよりも、村人たちの話の不吉さが頭から離れず、この不気味な村の正体を知りたくなったのだ。
「つけび」貼り紙の発端となったのが、河村邸放火事件だったことにも驚いたが、村人たちはこんなことも話してくれていた。
「何回かあったらしいよ。何かにつけてケチつけてたけね」
 なんと郷集落での火災は一度ではないというのだ。
 こう話す村人もいた。
「皆殺されて、おらんようになったから、幕引きはできた。私はほんとに安心して生活できるようになったよ。わし自身は。今はもう鍵はかけんけど、鍵をかけ忘れるときも別にどうちゅうことないし、倉庫の鍵をつけたままにしとっても別に何も盗られることもないし、以前はそんなことしよったら何もなくなりよったからね。まだ色々悪いのがおったの。名前をあげりゃ2〜3人そんなものはおったからね」
 まるで事件で村に平穏が訪れたかのような口ぶりなのである。「皆が家族みたいに仲良しだった」集落で、「鍵をかける者などいなかった」という報道に接していた私は、また驚いた。
 さらには、保見について周辺集落を訪ね歩いた時、こんな話を聞いていた。
「親父がコレじゃったけね」
 人差し指を丸めながら、ある村人は言う。保見の父親が泥棒だったというのである。
 そしてある村人は、こちらが真顔で事件のことを尋ねているのに、
「夏はね、亡くなった山本さんやら貞森さんやら、石村さんやらとね、蛍でも出たらね、夕方に『蛍見よう』ゆうてから、仕事から帰ってね、おかずの一品でも作って、皆で集まってビール飲みよったけど。みーんな、その仲間は、殺されてしもうたね。あはははは……」
 と、なぜか高らかに笑うのだ。
 一体、この村はなんなのだ。
 保見が事件を起こす前から、泥棒や放火といった悪事は村で日常としてあったのか?
 一方、保見に対する具体的ないじめ≠ノついても、このとき村人たちに尋ねていたが、確たる証拠は得られなかった。
 たしかに判決でも、近隣住民による保見への「うわさ」や「挑発行為」そして「嫌がらせ」は、保見の思い込みであり、徐々に妄想を深めて村人たちを恨んだ結果、起こした事件だった……と認定されていることは先にも書いた。
 そうはいっても、完全に妄想だけでこれだけの事件を起こすだろうか。
 公判を傍聴した中にも、その疑いを抱いた者がいた。旧知の傍聴マニアのひとりだ。いじめがあったのではと考えたそのマニアは、関東から山口地裁まで傍聴に出向き、いくつかの期日の審理を傍聴していた。保見が具体的な話をしていなかったか尋ねたところ「犬の水飲みバケツに農薬を入れられた……とかは話してました」という。だが、他にはさっぱりそれらしい話をしなかったというのだ。
「『何をされましたか』って公判で質問されたらやっぱり刺された話をするもんじゃないですか。貞森さんから刺されたことは事実ですから。でもその話はしてないんですよ。『街宣車が来ると家の前で心を入れ替えなさいと言われる』とか話し始めるんです。家の前でかならず『心を入れ替えなさい』と同じところをテープで大音量で流されるって。そういう妄想の話しか出てこなくて、肝心な話をしないんですよ」
 また保見は公判で「自宅で作っていたカレーに農薬を入れられた」という話もしていたのだが、よく聞けばそれがいじめ≠ゥどうか、怪しかった。
「一ヶ月分まとめて七輪で作るんです。普通に考えると一ヶ月分作ったら最後の方は腐って食中毒になりますよね。冷蔵庫に入れるでもなく勝手口で作っているんです。そのカレー鍋に農薬を入れられて食べて死にそうになったって保見は言っているんだけど、それは農薬のせいじゃなくて腐ってたんじゃないか? って聞いた方は思うじゃないですか」
 私が当初期待していたほど、公判で保見はいじめ≠ノついての詳細を語ることはしていなかったのだ。

 保見と同じように集落に住む一人の人間が突如として 近隣の者たちを皆殺しにする事件を、私は他にも知っていた。1938年に岡山県津山市の貝尾部落で起きた『津山三十人殺し』である。実際、山口連続殺人事件を平成の津山事件≠ニ報じるマスメディアもあった。
 田舎の限界集落で、周囲に馴染めない一人の男が突如として村人たちを殺害してまわる……たしかに二つの事件は似ている。津山事件の犯人は、当時21歳だった都井睦雄。匕首と日本刀、九連発ブローニング猟銃を携え、自宅の祖母の首を刎ねたのを皮切りに、わずか一時間半の間に三十人を殺害し、近くの山で猟銃自殺した。
 保見光成は自殺まではしなかったが、この二人が、自らも暮す集落の人々に対して、強い嫌悪感を抱いていたことも共通する。『津山三十人殺し』(筑波昭/新潮社)によれば、都井は三通の遺書を残しており、そこには集落の人々への恨みが綴られていた。一部の村人は都井が患っていた病気を毛嫌いし「肺病の一家や、近づいたらあかんぞ」などと直接言っていたといわれる。対する保見は、事件の二年前の元旦に周南警察署を訪れ、「地区で孤立している。集落で悪口を言われている」などと、のちに殺害することになる被害者たちの名を上げていたほか、逮捕直後にも、近所の人の名を挙げて「うまくいってなかった」と語っていた。
 それよりももっと、共通点を感じる大量殺人事件を私は過去に傍聴していた。2004年に兵庫県加古川市で発生した『加古川七人殺し』だ。当時47歳だった藤城康孝は8月2日の午前3時半、突如、近隣に住む親戚を次々に牛肉解体用の特殊な包丁で刺してまわり、7人を殺害したのち、自宅に放火し、ガソリンを積んだ車に乗り込み発車し、それを近所の信号柱にぶつけ、自殺を図るが警察官に引きずり出されて逮捕されたという事件だ。
 保見の逮捕のニュースに接した際、私は津山事件でなく加古川事件を真っ先に思い浮かべた。2009年に神戸地方裁判所で論告弁論を傍聴した際に、検察側が近隣住民との諍いについて述べたのだ。
「周辺は古くからの農村で人間関係が濃密。ささいな出来事も話題にのぼり、噂になる土地柄です。
 被告人一家は権利関係があいまいなまま本家の土地の一部に住み続けていました。また被告人は近所でもけんかっ早くて有名で、定職につかず、被告人の父は昭和62年に『年金を1人で使いたい』と家出します。しかし周りには『被告人の暴力から逃げる』と嘘をつきました。被告人の兄弟は自立しており、母親が靴下製造工場でパートとして働き、生計を立てていました。
 被告人は当時、老齢の母と2人で暮らしており、常に噂話の対象となっていました。被告人の母はこう述べています。
『夫が家にいた頃まではあまりにも露骨な噂話はありませんでしたが、夫がいなくなってから格好の噂の対象になりました。遠慮もなくなり、外出時には利彦の妻、周囲の住民が井戸端会議をしていました。挨拶をしても返さず、声を潜めその場を離れて行きます。娘も「あの人ら何なん。いつも悪口言ってる」と言っていました』
 また被害者のひとりと立ち話していた近所の女性は『被告人の姿はたまにしか見かけませんでした。平日の昼も家にいるようで、まともに仕事もしてないこともわかっていましたが、何か仕事しとるんやろか、と噂していました』と述べています。
 このような環境で被告人は周囲が自分を見下していると考え、怒りを募らせていったのです」
 藤城に対しては何度も精神鑑定が行われた。一審・神戸地裁では弁護側請求による鑑定と、検察側請求による鑑定。二審・大阪高裁では裁判所が職権で鑑定。一審弁護側請求鑑定と二審の鑑定では、保見と同じく『妄想性障害』という診断が下された。だがそれに伴う責任能力の有無については、保見とは扱いが異なった、一審弁護側請求鑑定で「完全責任能力を否定」し、二審の鑑定でも「判断能力に著しく障害があった」と責任能力が限定的であったとされたのだが、神戸地裁も大阪高裁も、完全責任能力があったと判断したのだ。最終的に最高裁でも『妄想性障害はあったが完全責任能力はあった』と認定されている。だが近隣住民による「うわさ」や「挨拶をしても返さない」などのいじめが存在したことは神戸地検も争ってはいなかった。

 集落にはそれぞれの性質がある。ひとくちに村八分≠ニいっても、その性質により、内容も異なる。先のふたつの事件では、都井に対しては直接的な悪口、藤城に対しては陰口や無視といった行為がそれにあたる。保見に対してはどうだったか。1月に触れた郷集落の不気味さの片鱗だけでなく、村の本当の姿を知らなければ、保見の感じていた疎外感を知ることもできない。
 私は、改めてこの郷集落における保見がいかなる存在だったのかを追うことにした。まだ梅雨は明けていなかった。

保見ちゃん

 保見光成は昭和24(1949)年12月に郷集落で生まれ、地元の金峰小学校に入学。鹿野中学校を卒業後に上京し、先に上京していた長兄と仕事をしていた。17歳の頃にボクシングを始め、ジムを何度か移ったが、そのうち兄とやっていた仕事を辞め、ジムに住み込む。パチンコ屋でも住み込みで働いていたという。
 山口地方裁判所で行われた裁判員裁判の検察側被告人質問(第七回公判)で、保見は自らの経歴を問われ、こう語っている。

検察官「金峰を出たあと、関東ではどのような仕事をしましたか?」
保見「いろいろあります。石貼り(タイル)、のろ貼り(セメント)、軽天(天井)、建築に関すること、ほとんど。住込みのパチンコも、あっ、すし屋……」

 時は高度経済成長期。若い労働者が金の卵としてもてはやされた時代だ。左官や土建業を中心に、保見はさまざまな仕事を渡り歩いた。
「東京では、やればやるだけ金がもらえた。当時は月200万の収入があった。貯金は1500万ぐらい」
 全盛期は、仕事場にシュラフを持ち込み、夜になるとそこに潜り込んで眠り、目覚めてすぐに現場仕事に取り掛かる、という生活をしていた、と村人たちは保見から聞いていた。だが、本当にずっとそんな調子で稼げていたかは、分からない。

「体の調子が悪いから、戻ってきてほしい」

 父親の友一からこんな連絡を受け、郷に戻ることを決めた保見光成は、1994年10月、元駐在所の本宅に隣接する土地を、その所有者であり事件の被害者となった石村文人さんから購入し、当時住んでいた関東と金峰を往復しながら自力で新宅を完成させた。1996年5月、拠点を金峰に移し、両親との3人暮らしが始まる。このときには1000万円の貯金があった。
 土地の購入に関しては、郷地区から少し離れた金峰谷(みたけだに)という集落に住んでいた、鹿野町(当時)の町会議員、三浦富貴人(ふきと)さんが、高齢の友一夫妻を心配し、保見へ譲ることを石村さんにすすめたのだと地元では言われている。その富貴人さんは事件が起こった年に亡くなった。
 石村さんから購入した土地の登記簿を確認すると、郷地区に戻る直前の、保見の住所が確認できた。神奈川県川崎市多摩区のアパートだ。京王・JR両線の稲田堤駅から北東に1キロほど進んだその場所を尋ねたが、すでにアパートはなくなっていた。古い平屋住宅、低層階の古いマンションやアパートが立ち並ぶ中に、造園屋や工務店などが点在している。真新しい建売の戸建てが、ところどころに出来始めていた。
「あいつのタイルの親方がこの辺にいたんだけど引っ越しちゃったんだよな。職人としての腕はよかったよ。やっこさんが住んでたところの隣に3階建てのマンションがあるのよ。そこを奴がやったんだよね。外壁を」
 当時の保見を知る男性はこう語った。確かに、アパートの跡地すぐそばに、1991年3月に建てられたクリーム色のタイル張りマンションがあった。仕事は順調だったように見える。だが、このマンションが完成して数年後に「親が体の調子が悪いから、家に帰んなきゃなんねえんだ」と言い、金峰に戻ってしまった。
 保見はこの地に住んでいる当時、稲田堤の駅前に古くからある、焼き鳥屋の常連になっていた。その店主である森さん夫妻=i仮名)が、保見と同年代で、仲が良かったという。保見が住んでいたアパート跡地の近所にある森さん宅を何度か尋ね、奥さんに話を聞いていた。「あの事件があったときは田舎(山口)からも取材が来てたのよ」という。
 多摩川沿いにあるその家で夫妻は現在、甲斐犬のブリーダーをやっている。奥から何頭もの犬の鳴き声がけたたましく響くなか、玄関で取材に応じてくれた。
「私もお店(焼き鳥屋)に出ていて、当時子供も小さかったから、保見ちゃんに見てもらったりなんかしてたんです。その当時、別にどこか異常だとか感じたこともなかったしね。ただなんか神経質っていうかな。仕事は熱心だし真面目だし。真面目なんですよ。だから逆に真面目だからこそ、融通がきかないってのはあった。でもそれって、男でも女でも、人によって性格ってあるじゃないですか。
 保見ちゃんが働いてるとこの従業員の方とか社長とか飲みに来たり、自宅にも飲みに来たりなんかして家族ぐるみの付き合いしてたね。『あいつは気は短いけどでも気持ちはいいぞ』って社長は言ってました。わたしもホミちゃんのところに遊びに行ったことあるけど。だけど別にどうってことないし、ちゃんと洗濯もきちっとしてるし支払いもきちっとしてたからね、そういう付き合いはしてたんですよ。あんまり変な人だとね、うちも子供が女の子だから付き合えないし。
 保見ちゃんは、仕事が早く終わっちゃうと『一杯飲ませてくれとか』早い時間に店に来て喋ってたり。でも仕込みなんかで私たち夫婦は忙しいから、酒も出してる暇ないからね。だから自分で出して伝票も自分でつけてくれてたり。そんな感じでみんなで和気藹々とやってましたよ」
 そもそもの出会いは、当時森さん夫妻が切り盛りしていた焼き鳥屋に、保見がタイル職人の親方に連れられて来店したのがはじまりだった。
「保見ちゃんに会ったら言っといて。稲田堤のババアが年取ったって。娘は大きくなって孫もできたよ、保見ちゃんありがとうね、って」
 ちょうど家の奥から電話が鳴り出し、ここで話は途切れてしまった。

 稲田堤に住んでいたころの保見は、タイル張りの仕事に精を出し、行きつけの焼き鳥屋で交流の輪を広げ、仲の良い友人と一緒に釣りに行き、その魚を近所におすそ分けもする、でも頑固で細かいところもあった、普通の職人のおっちゃん≠セった。
 では、金峰地区に戻ってからはどうだったのか。

ワタル

 1月と同じように徳山駅から車で菅野湖沿いの県道41号を北上する。片側が湖、片側が山になっていて車一台しか通れない道だが、6月下旬ともなると、山から生い茂る雑草が伸びてきて、車の側面に葉が触れる音がかさかさと車中に響く。たどり着いた金峰地区も同じく、緑が生い茂っていた。
 この県道41号と、それよりも道幅が広い県道9号がぶつかる地点に保見とその両親が暮らした家がいまもある。41号を挟んだ向かい、西側には金峰神社へと続く参道がのびていた。保見の家から参道の方を眺めたとき、その脇に見えるのが金峰山(きんぽうざん)だ。
 前回訪れた時と村の佇まいは変わっていないが、季節が冬から梅雨になったことで、山の木々や道路沿いの雑草はさらに青々と生い茂っていた。そして、なんといっても虫が多い。歩いていても、止まっていても、走っても、身体中に小さな羽虫がまとわりついてくる。何をしていても虫たちが耳元で小さな羽音を響かせ、とくに顔に集まってくるから堪らない。小さな叫び声をあげるが、周りには誰もいない。手に持ったタオルで顔に寄ってくる虫をはたきつつ、郷集落や近隣の集落を訪ね歩いた。
 保見光成は、もともとの名前を『中』(わたる)という。そのため皆、保見のことを『ワタル』と言って話す。
 事件直前のワタルは、関東に住んでいた時の人物像とはまるでかけ離れた攻撃的な村人として、郷地区で敬遠されていた。妻の聡子さんを殺害された河村二次男さんが言う。
「うちの田んぼがワタルんちの前にあった。そこで女房が仕事をしとると、ワタルが家から窓開けて、歌を歌うて、おびくわけ。おびく、っち分かるかな、罵る、ちゅうこと。カラオケでギャーンと流す、そういうことしよった。女房は『気持ち悪い』っちゅうけど、わしは『取り合わんがいい』と言いよったんよ。
 女の人は集まって井戸端会議とかするじゃないですか。それを、まあ、ワタルの家の前に鳥居があるからね、そこで山本さんとうちの女房が話をしよったらワタルが外に出てきて犬の散歩がてら『お前ら殺したろうか』っちゅうわけ。『お前ら二人じゃつまらんけ、もう何人か連れてきてやっちゃろか』と。そういうこと言うわけ。
 女房がワタルの向かいの家に行っとるときに車で送って、お宮の前に車止めて、向こう見とったらワタルの家の方向くでしょ。そうしたら『お前何の用事があるんか』と言ってくる。そりゃあね、わしらも多少あれやったけど、田舎のものにあげなこと言うたら恐れる。あれは恐ろしい」
 道ゆく村人たちに食ってかかり、時には殺害も仄めかす。完璧な危険人物に成り果てていたようだ。
 別の住民も「貞森誠さんがワタルに掴みかかられた」、「棒みたいなん持って犬を散歩しよった。会うと『10人くらい殺して死のうと思う』とよう言いよった。思いがあったんかなんなんか。それを私はなんでとは問わんよね、怖いから」など口々に振り返る。
「夕方にカラオケかけて歌いよった。5時ごろ出たら歌ってるよ。『およげ!たいやきくん』やらね、そういう歌よ。すごい外に大きく聞こえるように。マイクをこうね。山側のほうに向けてね」
 しかも、食ってかかるだけでなく実際に暴力も振るい、挙げ句の果てに毎日のようにカラオケで熱唱していたというのだから、確かにこれは、田舎のものでなくとも、恐ろしい。
 当のワタルは一審山口地裁の被告人質問で、当時の生活パターンを検察官から問われこう答えている。
「最後はわからなくなった。朝5時半散歩して、家でカラオケ。事件2〜3か月前はなんもやってなかった。ポケーとして声を出すこともなかった。人の話を聞きたくない」
 最初の頃に自宅の窯で陶芸をやっていたことを覚えていた村人もいたが、それもいつしかやめていた。
 村人たちにはその言動を不審がられていたが、家の中はそれにもまして不気味だった。地下のトレーニングルームを中心に、自作のポエム≠ェびっしりと壁に貼られていたのである。一審公判の証拠調べで、法廷の壁にかけられた大型モニターにその壁の様子が映し出されている。傍聴した記者やマニアは一様にこの写真のことを真っ先に挙げ「すごかった」と語るほどだ。

「何かしなければ全て認めて死ぬことになる 悪者にされ一人死んでたまるか」
「試合である 警察に訴えない 病院代の請求 遺恨残さず」
「あなたの性根の悪さがよく分かる がまん がまん がまん いつまでどこまで リオブラボー」
「もんぺ下げ 散歩の亀に 餌をやる」
「無神経 なのに 神経痛」
「玄関前に横たわる ぴくりとも動かない 仇討ち」

 エロと恨みが共存したこれら不穏なポエム≠ヘ、村人への恨みから来るものなのではないか? そう一審公判で検察官が追求していたが、ワタルはそれを否定していた。こんな調子でだ。
「ルームの紙は両親が亡くなった後書いた。どういうつもりでって……つらい気持ちで書いた。見る時はなんともないです。子供がいじめられて日記書くでしょ、死ね死ね死ねとか。吐き出してすっきりする。そういうもんです」

 そうは言っても、すっきりできなかったから事件は起こったのではないか。
 事件直前は村の危険人物に成り果て、草むしりなどの集落の作業にも、自治会の仕事も参加せず、回覧板も受け取らない生活をしていたワタルだが、最初からそうだったわけではない。
 関東に出る前の幼少期は、ガキ大将として近所の子供を引き連れて遊んでいた。連れ回されるのが嫌で、子供たちはたいてい、ワタルが遊びに来る前に外に出るようにしていたという。いじめられていた同級生を守ってあげたこともある。
 1996年5月に郷地区に戻って来たばかりの頃も、いわゆる変人ではなかった。戻った翌月には自治会の旅行に参加した。その翌月に開かれた歓迎会にも参加して、自己紹介をし、村人たちの輪の中にすすんで入ろうとしている。2日連続の公民館行事に参加もした。旅行でのワタルの様子を覚えている村人はいない。ということは逆に言えば取り立てて何も問題がなかったのだろう。だが歓迎会でワタルは、自分がこの地で何をしたいか、村人たちに提案をした。
 公判を傍聴したマニアが、この当時の情報を語ってくれた。
「本人に面接し本鑑定を行なった精神科医が、彼は『村おこしに失敗した』と言っていました。その一言だけで、具体的には何に失敗したのか言っていなかったんです。本人は手に職があるからバリアフリーをやってみたり、年寄りが多いから色々と電気の付け替えとか、便利屋さんをやろうと思っていて、戻って来た年にあの新しい家で『シルバーハウスHOMI』を開業したんです。そこでやっぱり介護とかデイサービスみたいなこともやろうと思ったんじゃないですかね」
 ワタルは自力で建てた新宅で、リフォーム業を主とする便利屋を開業しようとしていた。当時すでに過疎化が進んでいた村を盛り上げたいという意志を持っていたという。新宅は、その拠点にしようというワタルの思いが込められた造りになっている。
「気軽に集まってもらったり、お酒を飲んで歌ったり話をしたりしたら楽しいよね」
 ある村人は、ワタルからこう聞いていた。いま草に覆われている新宅の扉の奥には、カウンターバーがあり、カラオケ機器も当初から取り付けられていた。地下にはトレーニングルーム、さらには陶芸のための窯もあった。
 ワタルはここを村人たちの交流の場として作ったのだ。
 日々ドアを開けてふらっと訪れる村人たちと、カウンターでお酒を飲みながら交流を深め、地元を盛り上げるための色々な案を考えていきたい……そう考えていたという。
 当初『シルバーハウスHOMI』を訪れたことのある村人は言う。
「すごいバーを作って、外は飲み屋のようにネオンがつくようにしちょった。中もお店みたいじゃったよ」
 だがすぐに、誰もそこに行かなくなったのだという。村人は続けた。
「そうするためにはやっぱり人間関係がないとねえ」
 ワタルは自作の新宅を集落の新しい拠点として、村人たちが楽しめるような設備を作り、村を盛り上げようと胸を膨らませていた。だが真っ暗な村に一軒だけネオンが輝く様は、不釣り合いであり、浮いていた。そしてワタル自身も、まず村人たちとの信頼関係を築く前に、近代的な家の設備で村人を呼び寄せようとしていたことが裏目に出た。『Uターンハイ』とも形容できるような状態になっていたのだろう。
 都会から戻ってきた俺が、こんな家を作った。これで村も盛り上がる。さあ、皆ここに集まってくれ……。
 年長者ばかりのこの村で、それは通用しなかった。やはり村に戻ってきたからには、自治会の仕事に参加し、数ヶ月に一度行われる草むしりなどの仕事にも精を出し、先輩となる村人たちとの調和を図ってはじめて、村に受け入れられるのがセオリーだ。冷静に見ても確かに、その案は強引に映る。
 歓迎会の席上から、ワタルは村人にあまり良い印象を抱かれてはいなかった。都会帰りでハイな状態のワタルは、村人たちにとっては、うっとうしかったのかもしれない。この村を盛り上げるためのワタルなりの村おこし……新宅を村人たちの交流の拠点とする案は、あっさりと年長者たちに否定されてしまったのだ。
「最初には、光成自身が外森(仮名)に相談をしたの。年代が違わんから『金峰おこしをしようじゃないか』と相談をもちかけたのは光成のほうやね。最初に自治会で出会ってその話をしたと。その時に外森が『それじゃ二人でやろう』ちゅうて。そのままやったらよかったんじゃが、あとのあおりが怖いちゅうんで、外森がおそれて手を引いたから、光成自身が一人悪者になった」
 ワタルの村おこしの顛末を知る村人は、こう語った。外森さんとは郷地区にある玉真寺という寺の住職で、ワタルよりも少し若い男性だ。郷地区から7キロほど西に離れたところにある寺の住職も兼ねており、事件後はほぼそちらに住んでいるのだという。彼と当初は村おこし≠しようとしたが、外森さんから梯子を外されてしまったのである。
 出鼻をくじかれたことで金峰・郷集落での生活は幸先の悪いスタートを切った。集落のもやい仕事に参加したのも最初だけだ。「気が弱いところもあった」とも評されるワタルなので、理想の村おこしを反対されたことで萎縮したのかもしれない。人間関係が築かれてくれば、長期的には『シルバーハウスHOMI』を村おこしの拠点とすることも無理ではなかっただろうが、ワタルはそれをしなかった。
 そんな中でも『シルバーハウスHOMI』のために、店のチラシを印刷してあげたりする村人もいた。実際、初めの頃は徳山の方へ出向き、リフォームを請け負ったこともあるというが、そのうち開店休業状態となる。
 関東と金峰を往復して作ったこの新宅には、ワタルが思い描く郷集落での理想の生活が詰まっていた。だが『シルバーハウスHOMI』は、稲田堤の焼き鳥屋のように、地元の村人たちが集まる場所にはならなかった。いつしかトレーニングルームは自身の鬱屈した思いを書き連ねたポエムが壁一面に貼られる禍々しい空間へと変貌し、カラオケを一緒に楽しむ村人が訪れる日は来ないまま、一人でひたすら「およげ!たいやきくん」を歌っていた。

 ―― 過疎化した金峰では、子どもの住む街へ出るお年寄りが多い。そんな中、保見(ほみ)友一さん(93)の二男、中(わたる)さんが九四年、川崎市から帰ってきた。十五歳のころ、都会にあこがれ東京へ出たが、「自分の生まれたところで死にたい」という思いは消えなかった。
 工務店勤務の経験を生かし、老いた両親のために部屋の段差をなくし、手すりをつけた。一年ほど前、母のタケヨさんが病気で倒れ入院した。「うちに帰りたい」と言う母のために自宅で介護を始めた。おしめを換え、たんを取った。
 昨年十二月末、八十七歳の母をみとり、父と二人暮らしになった。「親が子どもを育て、年をとる。 そんな親をみるのは子どもの義務」。父が毎日手を合わせる仏壇の周りにも手すりを付けた。(2003年4月19日読売新聞朝刊)――

 金峰地区に住む高齢者と、その子供たちについて触れた記事だ。この翌年、友一も死んだ。村人の中には「両親が死んでから、おかしくなった」と言う者がいた。確かにこの頃から、家の前に雑然と置かれたオブジェの様子が異様なものへと変わり始めたようだ。
「ブラジャーをつけた変なマネキンを家の前に飾ったりして、どんどん様子が変になって言った」
 地下のトレーニングルームの貼り紙も、この頃から始まった。

 郷集落から5キロほど離れた別の集落に、ワタルと友一を知る村人がいた。82歳になるその男性は、この地で長らく酒屋を営んでいた。平成16年(2004年)に店を畳むまで、近隣の家へ酒の販売・配達をしていたのだという。
「お父さんはわしもよく知っちょる方じゃある。まあ椅子に座りない」
 男性は、保見の父・友一と、保見の母が生きているころ、郷集落のあの家に酒を配達していた。
「犯人のあれも、話したことがある。まあ、あれがあんなことをするとは思われんような。穏やかな人だと思うちょった。犯人の家はお父さんお母さんの家のすぐ隣に作っちょった。お酒の配達はお父さんが飲みよったけ、そっちの古い方の家に行きよった。お父さんと話するけど犯人とも話する。あそこは夫婦仲もよかったし。喧嘩ちゅうようなことはなかったですよ。犯人のほうも、大きな声をあげてどうじゃこうじゃ言う人じゃなかった」
 郷集落の人々は、酒税法が変わり酒のディスカウント店が都市部にできるまで、めいめい決まった酒屋から酒を頼んでいたという。男性は郷集落では保見家だけに配達をしていた。
 話を聞きながら、ふと、元酒屋だったというその家の土間を見回すと、ワタルとはタイプの違う、前向きな自筆の標語が壁一面にびっしりと貼られていて、そちらに気を取られてしまいそうになった。腕に蚊が止まっても、気づかないのか、そのまま話し続けていた。
「ひと月に一回注文があった。いっぺんに持って行くのが一升瓶10本。多いですよ。わっはっは。よう飲みよったです」
 酒飲みだったが穏やかな家族だった……。こう男性は言うが、郷集落とその近くでは違った評判が立っていた。
穏やかな人≠セったというワタルに関してはこうだ。
「帰った当時は集落の旅行にでも行きよったよ。それならええわけ。でも、仕事をせん! 集落の村の仕事にも出ん。はしからそうなっていったんや。そりゃ人が相手にせんにゃ」
「ものを人にあげるような人じゃなかった。うん、そういうところはなかったですね。飲みに行った人のところに次に行くときさ、ビールの一本ぐらい持って行くとかさ、そういうのが一切なかった」
「なめこがたくさん採れた年に、分けちゃろうとおもって、なめこ食べるか? って聞いたら『おう食うど。しいたけは埃臭いから好かんけどなめこならええど』って、ありがとうはない」
 都会から戻ってきた若者……と言っても、すでにこのとき40代半ばだったが……なのに、年長者たちに礼を言わず、集落の仕事にも参加をしない。川崎・稲田堤に住んでいた時とは違う尊大な態度のワタルに、郷集落の村人たちは距離を置いていった。剛に入りては郷に従え。特に人口の少ない集落においては重要かつ唯一ともいえる処世術になるが、ワタルはこれを拒否し、村人たちもそれを苦々しく思っていた。2009年にワタルが「光成」に改名したが、それを村人たちが知ったのは、事件の後の逮捕報道でだった。

 このように郷集落に戻ってきてからのワタルの、あまり良くない言動は、村人から暇なく聞かれるのだが、報じられていた具体的ないじめ行為については確たる話が出てこない。
 一審公判の冒頭陳述では、近隣住民との諍いの経緯が時系列で明らかにされているが、そこで出たのは「平成20年8月の河村さんとの農薬散布トラブル」、「平成21年5月 飼い犬を巡り河村さんと口論」、「平成25年はじめ 飼い犬のフンをめぐるトラブル」などだった。だがこういう裁判では被害者側の生前の非を隠すこともある。
 事件当時に現場を取材した記者によると、そのときは郷集落に貼られた規制線のため、中に住む村人たちへの取材はできない状況だったことから、金峰山を超えた鹿野町などでも取材が行われていた。そこで記者は、こんな話をする住民に出会ったそうだ。
「せっかくみんなのために買った草刈機を、あぜ道に置いたまま忘れて帰ったら燃やされたっていう話を聞いてました」
 そのほかにも、すでに書いたように「庭に除草剤を撒かれる」「『犬が臭い』と文句を言われる」などの出来事が起こっていたと遠くの村人≠スちは口々に言うのだが、当の郷集落の村人たちに聞いてもそのような話が出てこないのだ。
「あの人だいたい草刈機を持ってなかったから。農家じゃなければあまり草刈機はいらないよね。それに草刈機も、燃えるようなもんじゃない。草刈機をどうかされたっていったら、投げられたとか、刃を壊された、とかならまだわかるけど、草刈機のどこを燃やすんか」
「草刈機を燃やしたとかなんとか聞いたことあるじゃろ。だけどあれはわし、よう知らんのよ」
 そもそも草刈機の存在さえ怪しい有様なのである。

 河村二次男さんは日々、村で起こったワタルとのトラブルを、自分の『県民手帳』に書きつけていた。そこにはこんな記述があった。
「背負式の機械で田んぼに農薬を散布していたら犬がどうとか言っていた」
 これは2008年の出来事なので、冒頭陳述にあった『農薬散布トラブル』とみて間違いないだろう。除草剤ではなく農薬を散布した際に、ワタルが自分の犬を攻撃されていると思ったのではないか。
 一部の村人は河村さんについて「ワタルに色々言われるけえ、ちゅうて、田んぼも手放したんじゃけど、まだ田んぼをやりよるときは、よく農薬まく人じゃったんよ」と、もともと農薬を好んで使う主義だったと話した。
 事件当時取材に答えていた遠くの村人≠スちによる、郷集落でのいじめの話は、ワタルが以前にそうした被害を誰かに話したものが広まっているかのような印象を受けた。犬について文句を言った話は、郷の誰からも聞けなかった。いじめた相手にいじめの話を聞かせてくれと言ってもなかなか話してくれない。そういうことかと思っていたが「あの人がいじめていた」という耳打ちすらされないのである。
 それよりも、ワタルに対する具体的ないじめ≠フ話が村人たちから出て来ないのと対照的に、周辺集落の誰もが知っていたのが、ワタルの父・友一が泥棒だった≠ニいう話だった。

(続く)
https://note.mu/tk84yuki/n/n3cf6b0673398



▲△▽▼

ルポ「つけびの村」03/06 2018/07/24
https://note.mu/tk84yuki/n/nee18a0ab0ef6

2013年7月に山口県周南市で発生した山口連続殺人放火事件について、2017年に取材し、まとめたものを6回に分けて公開します。存命の関係者のお名前は全て仮名です。2017年9月7日脱稿、その後少し寝かせていました。


保見友一

 その泥棒≠フ噂高い、保見の父親は、いつから金峰の郷地区に住んでいたのだろうか。集落を訪ね歩いて話を聞くと、皆、大まかには同じことを話した。
「保見のところは、もともとは、同じ金峰でも郷とは違う山の中に住んどった。
 長男は順一。友一(ともいち)は三男。その間に徳市(とくいち)ちゅうのがおる。ワタルの父親が友一。この3人ともが皆それぞれに郷に出て来た。それは戦争前。今から70年くらい前かな。家のあったとこは、あとはなんもない」
「ワタルくんのお父さんらは、山の上の方おっちゃったらしいよ、ほんで降りてきた、わたしらも親が話しよったちゅうぐらいしか知らんからね。入るのはね、河村さんところの道を山伝いにずっと上がるんじゃけど。途中から奥まった山の方へ登るんと思うよ。家とか、もうないない。山しかない。もう誰も住んじゃないよ。昔はそこへ山をちょっと持っとったんじゃろうが、もうそれも誰かに売っちゃったみたいじゃがね。自分らも子どもの頃、あの河村さんとこの奥のところに入ったことはあるけど。山よ。集落はないね」
「なんで越して来たかは知らんね。兵隊取られるかそんな頃やから、昔の話じゃ。兵隊から帰った時にこっち来たんやね」
 たしかに、金峰神社の参道脇にあった保見家の墓や、神社に残された石柱などを確認しても、光成の父親である友一、その兄たちの順一、徳市以外の名前は見当たらなかった。

 郷集落は保見家の南隣に、3人目の被害者山本さん宅と、さらに南方に進んだところに、本来は菅蔵地区だが「もとは郷に住んじょって、そっちに移った」ため、そのまま郷集落の一員として暮らしていた最初の被害者、貞森さん夫妻が住む家がある。保見家の家の裏手にはこんもりとした山が続くが、その手前には東西からそれぞれ流れてくる小さな川が合流している。東側から流れるほうの川に沿った細い道をその上流に向かって歩くと、500メートルほどで河村さんの家に着く。ここまでが郷地区といわれる。この細い道をさらに奥に進めば、県道9号線にふたたび合流するのだが、郷集落の入り口の前よりは道幅が細くなっており、車が一台しか通ることができない。1キロほど曲がりくねった細道を進んだところで、道が南北に分かれている。この周辺にワタルの父・友一とその兄たちは住んでいたという。
 そう村人たちが言う場所は現在、道沿いに家はぽつりぽつりとあるが、朽ち果てた廃墟もあり、今も人が住んでいる家は数100メートルおきに一軒ほどしか見当たらない。山の方を見ても、もはや家らしきものはなかった。
 体に寄ってくる虫を避けながら、保見友一とその兄たちが郷集落に移り住んだ経緯や、住んでからの暮らしぶりを高齢の村人に尋ねてまわると、わりあい話が聞けた。といっても、金峰地区では高齢者しか見かけたことがない。ここでの高齢の村人というのは、後期高齢者に分類されるような者たちだ。

 金峰地区の生き字引と称され、金峰地区のことならばこの人に聞け、と名前の出る男性、田村勝志さん(仮名)は郷集落の隣、菅蔵(すげぞう)集落で長らく農家を営んでいる。友一とは20歳近く年齢が離れているものの、やはり友一とその兄たちのことをよく知っていた。なぜ郷地区に移り住んで来たのかもだ。
「生活ができんようになったから。住んでいたところは、それはもう山の中で、どうしようもない生活しよった。その山の中に一軒家があって、そこに生まれて育ったんやからね」
 友一が移り住んで来たとき、まだ郷地区を東西に走る県道9号線が東方向には伸びておらず、現在の保見家の北側から東にかかる『第二郷橋』付近に家があった。
「まあお粗末な家を作っておったよ。竹をパッと縦に割って、その中の節を落としたものを重ねて行くわけ。でそれが屋根になるわけ。そういう家じゃった」(別の村人)
 郷地区から北東方面に採石場があることから、昔からダンプカーの往来があった。集落の家々の前にある細い道を抜けていたのだが、道幅が狭かったため、1976年代にバイパス工事が行われることになった。このとき友一と妻、そして子供であるワタルとそのきょうだいらが住んでいた家は立ち退きとなり、現在の茶色の建物に移ったのだという。もともと駐在所だった建物をそのまま友一が買った。
 ワタルの父、友一とその兄たちは別々に移り住んで来ている。次男の徳市は事件の被害者となった貞森さん夫妻が住んでいた家に住んでいた。その家を建てたのだという。金峰地区の村人たちは、徳山に近いほうを「カミ」、遠いほうを「シモ」と言う。順一は「シモのほうに住んどった」というが、詳しい場所は誰に聞いても定かではなかった。
 ワタルの叔父にあたる明治生まれの長男・順一の生活ぶりを直接覚えているものは、田村さんだけだ。
「わしが小さい頃、長男は荷車を引いて荷物を運ぶ商売をしとった。ここから徳山まで馬を買って来て荷馬車にして荷物を徳山へ運んできて、徳山で、頼まれたら買って帰るというのを長男はやってた」
 同じく叔父にあたる次男・徳市になると、数名の村人が記憶していた。話は皆共通しており「ブローカーのようなこと」をやっていたという。徳市、友一と交流のあった田村さんの話はこうだった。
「どういったらええかな、請負仕事をして、そして儲かって、土地を買ったり、いろいろ商売をしたりということをやりよった。ここに昭和26年の10月に大きな台風が来たんじゃけど、この辺は死の谷ちゅうて、家もあったけれども、田んぼも何もみな川になってしもて、大変なときがあった。道路という道路、橋という橋がひとつもなくなったんや。それを改修するために土建業の人がものすごいここに入った。そういうときに保見徳市という人は、なかなか頭のいい人やから、すぐにその請負をしたわけね。それで儲かって、まあ、一代をなしたというか」
 昭和26年10月 13日から14日にかけて山口県を襲ったルース台風は、同県に甚大な被害をもたらした。この災害をビジネスの好機と捉えたのが徳市だった。それなりに財を築いたが、徳山市に出ていた徳市の長男が脳溢血で急逝したことで潮目が変わる。その妻が、家の財産を奪ってしまったのだという。
 とはいえ長男・順一も、次男・徳市も、郷地区に移り住んで来てから仕事をしていたが、ワタルの父、友一だけは違っていた。どのように暮らしていたのかと村人たちに尋ねると、こんな答えが返って来るばかりなのだ。
「あんまりに働かないおじさんでね。上手いこと言って安い酒を人に高く売りつけてお金をあれしたりとか。人の作ったカゴを自転車の後ろにつけて売ったり。それで時々仲買に出たり。体がでかいおじさんだったけど、勤勉に働くような人でもなくて。それでいつも将棋をやっていてね。バスが来てたんですよ、で、バスが止まるといつも運転手さんと早将棋をやっていた」
「カゴを売る仕事のほかは、戦後に植林ブームちゅうのがあった。山を綺麗にして、苗木を植えて、下刈りをして、下刈りもだいたい5〜6年やりよるから、ひとつ受けたら6年間は仕事がある。あんまり定職ちゅうのはなかったね」
 金峰地区の産業は、今も続いている農業や椎茸栽培のほか、かつては製炭や畜産、そして竹細工も盛んだったという。友一は付き合いのあった竹細工職人から安く仕入れた籠を、高く売りに行っていたほかは、植林ブームに乗り一時期その仕事に従事していた。友一の妻、つまりワタルの母親は「和裁ができた」というが、どこかに勤めに出ている様子はなく、近所のものたちの農作業を手伝い、報酬に農作物をもらっていたことがあった。

 1月の取材で聞いていた友一は盗人≠セという噂について村人たちに尋ねると、他の兄弟の話と同じく、皆が同じ話をした。
「あの家の中に縁側があって、そこで2〜3人集まって酒を飲んでいるちゅうのが友一の日常生活じゃった。酒を飲むのも、自分は酒がないから、来た人をうまい具合にごまかして、酒代をとって、いうような感じ。それで人をごまかす。だから相手にするなという風評が高まった」
「保見友一って誰も呼びやせん。友のアカの人≠ソゅうふうに言いよった。アカっちゅうのは、盗人のことやな。米も洗濯物も盗られる。盗んで着るんじゃから、すぐ分かるよ」
「今なら笑えるようなものを盗りよったらしいよ。まあ洗濯物とか、カボチャとかやね」
「友一は子供がたくさんいたし、非農家じゃったから、田んぼがない。終戦後、食べ物にすごく困っている時があった。昔は水車を回して米を挽いていて、農作業に出る前に水車のところに置いて出て行っとった。そして帰ってその米を炊いて食べるんじゃけど、それを盗んだとか、カボチャを盗んだとか」
 米やカボチャ、洗濯物を盗み、家に来た者から酒代を取る……友一に関しては良くない話≠オかなかった。酒代については、被害に遭えばすぐに犯人が分かる類のものなので信憑性は高い。けれども農作物や洗濯物の盗みの話は、いまとなっては本当だったか確かめようがない。同じように、本当に泥棒だったのか確信を持てないと話す村人もいたのだが、友一が盗人だといううわさ≠ヘ、話を聞いた全員が知っていた。

 田村さんは述懐する。
「保見友一は人気がなかった。自慢をしたりなんかするから、あんまり付き合いをする人がいなかった。
 今日のような暑い日に皆は田んぼや畑へ出て仕事をするが、あの人は田んぼを作らないからね。まあ左うちわっちゅうか、皆が暑い暑いと言いながら仕事しとるときに、家の中で涼しい風に当たって、夕方にちょっと出て散歩をするというぐあいに、皆と生活の態度が違ったんやな。そういうところから嫌われ始めた。わしらが汗水流して働きよるのに、働かんと、人をごまかして、生活をして、高い目線で見よるというようにな」
 金峰地区では田や畑を持っているのが一般的だ。友一は「非農家」で、田も畑も持っていなかった。ならばふたりの兄のように仕事をして金を稼ぎ、食べ物を調達しなければならない。それなのに定職についている様子はなく、農作業もやる様子はない。人から金をチョロまかして酒代を多めに取る……そのような暮らしをしていたために、村人たちから白い目で見られていた。
 また金峰地区には集落ごとに自治会があり、2年に一度、選挙で会長が決まる。役員は自治会員らで話し合いをして決めるのだが、生前、友一は役員になれなかった。それが集落の者たちの故意だったのかは定かではないが、友一はそれを気に病んでいたという。ワタルが関東から戻って来たとき、友一とその他の村人との間にはこうした空気が熟成されていた。
 都会で金を貯めて戻って来た。近代的な一軒家を建てて「村おこし」をしたいなどと言い出す。それも単なる都会上がり≠ェ都会風を吹かせているだけではない。よりによってあの盗人の家の子が、そう言うことを言っている……そんな認識が、集落の村人たちにあったのだ。快く思わなかったのは容易に想像がつく。

金峰

 金峰地区の村人たちと保見家の関係がよく分かるものが、村の中にある。保見友一の眠る墓である。
 かつて『シルバーハウスHOMI』だった保見家から県道を挟んだ向かいから伸びる、金峰神社の参道をのぼった。石段はところどころ途絶え、急勾配のけもの道になっている。左手にタオルを持って虫を払いながら、拾った長い枝を空いている右手に持ち、杖の代わりにして本殿を目指す。両脇に並ぶ高い杉の木のせいか、晴れていても山道は薄暗く、足元の土は湿っていて、何度も滑り、この杖に助けられた。
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ルポ「つけびの村」 04/06 2018/07/25
https://note.mu/tk84yuki/n/n8dbf7f16be07

2013年7月に山口県周南市で発生した山口連続殺人放火事件について、2017年に取材し、まとめたものを6回に分けて公開します。存命の関係者のお名前は全て仮名です。2017年9月7日脱稿、その後少し寝かせていました。

『コープの寄り合い』

 相変わらずほとんど人が歩いていない金峰地区で私は、村人が恐怖する金曜日朝の『コープの寄り合い』が行われていた家に住んでいた、吉本茜さん(仮名)の現在の居所を聞いてまわった。ワタルの父・友一やその兄たちの居所を訪ねた時も感じたが、この地区の人たちは、村人の転居先にも詳しい。何人かに聞くと、だいたいの場所がわかった。
 吉本さんは事件の後に集落から離れた街に引っ越し、息子たちと住んでいるという。金峰地区の村人だけでなく、少し離れた地域の村人も、吉本さんの名前、経歴や人柄を詳しく知っていた。むろん、引っ越し先の詳しい場所もである。ワタルよりも有名人だ。
 若い頃には学生運動をやっていたとも聞いた。郷集落に戻って来てからも、熱心に環境問題に取り組んでいたという。実はこの吉本さんは、ワタル逮捕後の起訴前鑑定で名前が出ていた人物だ。鑑定を担当した山口県立こころの医療センター・兼行浩史医師は、鑑定当時ワタルが被害念慮を抱いていたことに触れ、その対象を「吉本さん以外全ての人に対して持っていた」と述べていた。
 村人がおそれる危険な『コープの寄り合い』で情報を司っていた中心人物≠ナありながら、ワタルは吉本さんだけには「被害を受けている」と感じていなかったというのである。一体全体、どういう関係性を築いていたのだろうか。
https://note.mu/tk84yuki/n/n8dbf7f16be07


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ルポ「つけびの村」 05/06 2018/07/25
https://note.mu/tk84yuki/n/ne4995dd23077


2013年7月に山口県周南市で発生した山口連続殺人放火事件について、2017年に取材し、まとめたものを6回に分けて公開します。存命の関係者のお名前は全て仮名です。2017年9月7日脱稿、その後少し寝かせていました。


『金峰百年の歩み』

 ワタルは友一とその妻との間に生まれた5人きょうだいの末っ子ということはすでに1月の取材で知っていたが、まだ存命であるならば、誰か一人にでも話を聞きたい。
 また友一の兄である順一、徳市はすでに亡くなっているが、その子供達は、ワタルとは従兄弟の間柄である。子供時代に付き合いがあってもおかしくはない。
 周南市立中央図書館に用意してもらっていたのは『金峰百年の歩み』という本だ。金峰地区に近い鹿野町にある、周南市立鹿野図書館に問い合わせをした際、この本が所蔵されていることを聞き、あらかじめ中央図書館に送ってもらっていた。
 郷地区にある「金峰杣(そま)の里交流館」は公民館の役割を果たしており、事件当時、村人たちがここに避難していたことはすでに書いた通りである。ここは以前、金峰地区の子供達が通う「金峰小学校」だった。明治8年(1875年)に須万小学校分校として開校し、明治20年(1887年)には分校から独立。郷簡易小学校など名称は何度か変わったが、戦後に金峰小学校となり、昭和50年(1975年)に100周年を迎えた。これを記念し、卒業生らの手によって昭和51年(1976年)に刊行されたのが『金峰百年の歩み』だ。
 生徒数は明治後期から戦後がピークだった。明治42年(1909年)には117人、大正11年(1922年)には113人、そして昭和21年には最大の169人となる。昭和30年代には、須万小学校の一部だった奥畑分校が金峰小学校の分校となっていたが、両校とも生徒数の減少が続き、昭和48年(1973年)には生徒数2人となった奥畑分校が金峰小学校に統合された。100周年を迎えた頃は生徒数が11人となっていた。
 それでもこの年は、卒業者名簿の編纂や祈念碑の制作とその設置、本書の作成、記念式典のほか、金峰小学校の全室にカラーテレビが設置されるなど華々しい行事が続いたが、児童数の減少には歯止めがかからず、100周年からわずか3年後には鹿野小学校金峰分校へと改校される。平成4年(1992年)には生徒がひとりだけとなった。その児童が卒業した平成7年(1995年)には在籍児童数がゼロに。卒業式の半月後に休校式が行われ、平成15年(2003年)には廃校となった。
 ページをめくると最後のほうに「金峰小学校卒業生一覧表」があるのが目に留まった。明治27年度から、昭和50年度までの卒業生の名が並んでいる。眺めると今回の事件の被害者や、ワタルの名前も確認できた。
 別のページには一部の卒業生が刊行に合わせて学校の思い出話を綴った作文が掲載されている。そこにワタルの父親、保見友一のものがあった。
https://note.mu/tk84yuki/n/ne4995dd23077

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ルポ「つけびの村」 06/06 2018/07/25
https://note.mu/tk84yuki/n/ne6061a373ac6

2013年7月に山口県周南市で発生した山口連続殺人放火事件について、2017年に取材し、まとめたものを6回に分けて公開します。存命の関係者のお名前は全て仮名です。2017年9月7日脱稿、その後少し寝かせていました。


 ポパイが今も思いを寄せる飼い主のワタルに面会するため、広島拘置所へ向かった。その日の広島駅周辺は、朝から曇っていた。蒸し暑く、歩いていると髪が湿気を含む。ホテルから10分ほどしか歩いていないのに、広島拘置所に着く頃は髪が膨らんでボサボサになっていた。
 地方都市では城や城跡の近くに役所や裁判所が置かれていることが多い。ここ広島も例に漏れず、広島城のそばに裁判所があった。だが拘置所となると事情は異なり、必ずしも城の近くにあるというわけではないのだが、ここは拘置所が裁判所と同じブロックにある。拘置所敷地の外壁には、浮世絵のようなタッチの、海の上に多数の船が浮かぶ絵が描かれていた。拘置所の職員にこの絵の由来を訪ねたが「さぁ……なんでしょうね」と、何を知っているわけでもなかった。

 狭く古い待合室で、グレーの汚れた壁を見ながら待っていると、あっという間に番号が呼ばれた。スピーカーから流れて来る職員の声が大音量で割れている。キーンというハウリングの音とともに、こう聞こえてきた。

「四番面会室にお入りください!」

 面会室に入るとすぐに、ワタルが入って来た。アクリル板越しのワタルは、黒い半袖Tシャツにグレーのスウェットズボンを履いている。金峰地区の村人達はワタルを「体がでかいけぇね」と言っていたが、確かに背丈もあり、体格もがっしりとしていた。骨太な姿が、須金で会った長女の娘、ワタルの姪に似ている。ホームベース型の顔は、原始人のようにも見える。まず挨拶をして、面会に応じてくれたことに対する礼を言ったのだが、ワタルは聞いているのかいないのか「時間がないけぇね」と言いながらすぐにパイプ椅子に座った。挨拶をしないという噂は本当だ。
 ワタルは会話のキャッチボールをする気がないのか、面会時間が15分しかないために自分の思いをすべて伝えたいと焦っているのか、こちらが質問する隙を与えない。持っている資料の束をひとつずつ広げながらアクリル板に押し付けて私に見せながら、まくしたてた。
https://note.mu/tk84yuki/n/ne6061a373ac6


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/565.html#c541

コメント [近代史02] 日本の農村は怖い _ 狭山事件の背景 中川隆
149. 中川隆[-9098] koaQ7Jey 2019年7月14日 06:18:20 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3592]
田舎生活の愉しみは噂話、悪口と苛めだけ


ルポ「つけびの村」01/06 〜山口連続放火殺人事件の因縁を追う〜 2018/07/23 https://note.mu/tk84yuki/n/n264862a0e6f6


2013年7月に山口県周南市で発生した山口連続殺人放火事件について、2017年に取材し、まとめたものを6回に分けて公開します。存命の関係者のお名前は全て仮名です。2017年9月7日脱稿、その後少し寝かせていました。

 第23回参議院選挙投票日の2013年7月21日。前月からの猛暑が続く山口県周南市・須金(すがね)・金峰(みたけ)地区の郷(ごう)には、この日も朝から強い日差しが降り注いでいた。そよ風すら吹いていないのはいつものことだ。8世帯12人が暮らす小さな山村は、周南市街地から16キロほどしか離れていないが、半数以上が高齢者のいわゆる限界集落になる。

 隣の菅蔵(すげぞう)集落の田村勝志さん(仮名)は、集会場『金峰 杣(そま)の里交流館』で投票を済ませた。その帰りに声をかけて来たのは、義理の妹に当たる山本ミヤ子さん(79歳=当時・以下同)だった。彼女の夫は田村さんの弟にあたるが、先立たれ、一人暮らしをしていた。

「ちょっとコーヒーでも飲んで帰らんね」

 縁側で一緒にアイスコーヒーを飲んでいると、隣の家からいきなり大音量でカラオケが流れ、そこに住む男の歌声が聞こえてきた。隣では最近、朝10時と夕方5時に、カラオケが始まるのだ。周辺に気を使って窓を閉めることもせず、窓を開け放ち、歌を集落中に響かせる。いつものことなので、驚くでもなく、田村さんは男が歌う昔の流行歌を聴きながら、コーヒーを飲み干して、山本さんと別れた。
 帰りの道沿いにある、貞森誠さんと妻の喜代子さんが住んでいる一軒家を通り過ぎた。誠さんは71歳、集落の中では中堅の年齢だが、数年前から癌を患い、1歳年上の喜代子さんが自宅で誠さんの看病をしている。さきほどの男の歌声は、この家の前を通るときも聞こえていた。

 山本さんはこのあと、同じ集落の石村文人さん(80)とラウンドゴルフに出かけた。いつもの日曜日。夜から始まる惨劇を、集落のものは誰も想像すらしていなかっただろう。

 ただひとり、カラオケの男≠除いては。

 長閑な村の様相が一変したのはその日の20時59分。
「貞森さんの家が、真っ赤っかになっとる!」
 さきほどの夫婦が住む家から煌々と火が上がるのを目撃した近所の住民は、慌てて119番通報をした。
 ところが電話を切って外に出ると、もう一つ別の家が燃えていることに気がついた。
「山本さんの家も、メラメラ燃えとる」
 別の住民が21時5分ごろ、石村文人さんに電話をかけた。だが応答はなかった。
 集落では二軒の家の消火活動が行われ、22時14分、ようやく鎮火した。貞森さんの家からは誠さんと喜代子さんの遺体が、山本さんの家からはミヤ子さんの遺体が発見される。誠さんの遺体は足がもげていた。消防団が焼け跡をかき分け、片足を探した。
 この2軒が燃えたことに、村人たちは皆「何かおかしい」と感じていた。ふたつの家は70メートルほど離れていて、間に燃えるものもないからだ。
「なんでこんなことに」
「放火じゃなかろうか」
 集まった村人たちは口々にそう言い合った。とはいえ、翌日から現場検証が行われる。火災の原因もじきに分かるだろう。
 投票場だった『金峰杣の里交流館』の、はす向かいに住んでいた吉本茜さん(仮名)から連絡を受けた河村聡子さん(73)は、吉本さんの家で一緒に消防団にお茶や水を出すなどの世話に追われていた。夫の二次男さんは、友人たちと愛媛に旅行へ行っていた。
「貞森さんの家族に連絡せにゃならんね」
 吉本さんと聡子さんは、そんな話をした。

 県警の緊急配備が解かれたのち、消防団が引き上げ、片付けが終わったのが1時半。日付はすでに変わっていた。それから家に帰り、風呂に入って寝る支度を整えてから、一階の居間で二次男さんに宛てて火事のことをノートに書き置きした。大変な1日を終え、聡子さんは二階の寝室に向かった。
 だがその聡子さんも昼前に、遺体で発見される。遠方に住む娘が自宅を訪ね、二階に血まみれで倒れている聡子さんを見つけたのだった。夜から連絡がつかなかった石村さんも、その数分後、自宅を訪れた県警に遺体で発見される。すぐに、村の入り口に黄色いテープの規制線が貼られた。現場検証が始まる。
「2軒の火災による3人の死亡」が、「5人の連続放火殺人」に姿を変えた瞬間だった。
 県警はこの時点で、昨晩から自宅におらず、連絡もつかないカラオケの男≠重要参考人と睨み、その自宅を捜索。男の行方を追った。二台の車はガレージにある。遠くには行っていないだろう。
 5人は全員、撲殺されていた。遺体に共通していたのは頭部の陥没骨折、そして足の殴打痕。加えて『口の中に何かを突っ込まれた』形跡があったことだ。
 貞森さん夫妻と山本さん、3人の遺体は黒く焼け焦げ、確認のために山本さんの遺体を警察から見せられた息子は、どっちが頭なのか足なのか分からなかったほどだという。のちに司法解剖が行われ、頭蓋骨の陥没骨折や、顔に皮下出血が認められ、頭部や顔を鈍器のようなもので激しく殴られて殺害されたことがわかった。
 石村さんの遺体にも同じく、後頭部や膝の裏を激しく殴打された痕が見られた。口の中にも損傷があり、何か棒のようなものを突っ込まれた形跡があった。
 聡子さんも同様だ。首の後ろを激しく殴られたことが致命傷とみられている。その口の中は血まみれで、前歯が折れていた。
「家で寝ちょったら殺されるかもしれん」 
 連続殺人であることを悟った村人たちは怖がった。県警は、さらなる犠牲者が出ることを防ぐため、村人たちを投票場だった『金峰杣の里交流館』に避難させる。そこで寝泊りを始めた村人たちにとっては、参院選の投票結果など、最早どうでもよいことになっていた。集会場の外では投入された県警の捜査員約400名が村中を周り、男の行方を探し続けている。村の入り口に張られた規制線の外には、おびただしい数のテレビ中継車が並び、上空には報道ヘリが飛び交っていた。
 一度に5人が殺害されるという大事件が発生した村には、地元だけでなく東京からも多くの記者が詰めかけたが、そんな彼らが何よりも注目したのは、カラオケの男≠フ家のガラス窓に貼られた不気味な『貼り紙』だった。

「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」

 山口県周南市金峰(みたけ)で21日夜、全焼した民家2軒から3人の遺体が見つかり、翌22日に別の民家2軒から新たに2人の遺体が見つかった事件で、火災現場で見つかった3人はいずれも頭部に外傷があり、ほぼ出火と同じ時刻ごろまでに死亡していたことが、司法解剖の結果わかった。県警は、3人が殺された後、放火されたとみている。
 県警は22日、5人が殺害された連続殺人・放火事件と断定し、周南署に捜査本部を設けた。県警は同じ集落に住む男が何らかの事情を知っているとみて、自宅を殺人と非現住建造物等放火の疑いで捜索した。男は行方がわからなくなっている。
 全焼した山本さん宅の隣の民家には「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」と、放火をほのめかすような貼り紙があった。(2013年7月23日 朝日新聞朝刊)

 14人が暮らす集落で5人の遺体が次々と見つかった。携帯電話も通じない、山口県周南市の山間部で起きた事件。「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」。全焼した民家の隣に住む男は所在不明で、自宅には放火をほのめかす貼り紙も残る。「家族のよう」と言われる山里で、何が起きたのだろうか。(2013年7月23日 四国新聞朝刊)

 警察は山本さんの住宅の隣に住む男が、2つの住宅に火をつけた疑いがあるとして、殺人と放火の疑いで男の自宅を捜索しました。
 その際に室内から外に見える形で窓に貼り紙があり、紙には「つけびして煙り喜ぶ田舎者」と書かれていました。
 男は、現在、行方が分からなくなっていて、警察は貼り紙の内容が放火への関与を示すものとみて、男の行方を捜査するとともに、一連の事件との関連について調べています。(2013年7月22日 NHKニュース)

 村の3分の1以上が殺害され、姿を消した男の家には不気味な貼り紙。「平成の八つ墓村」などとネットでも騒がれ始めた。まさか自分の村がこんな言われようをするとは、村人たちは前日まで誰も考えたことすらなかっただろう。
 事件発生から4日が経った7月25日。警察は山中で男の携帯電話や、男性用のズボン、そしてシャツを発見。さらにその翌日朝、発見現場付近を捜索していた機動隊員が林道沿いで男を見つけた。Tシャツとパンツの下着姿で、靴も履いていない。
「ホミさんですか?」
 近づきながら機動隊員が声を掛けると、男はその場にしゃがみ込み言った。
「そうです」
 抵抗することもなく県警の任意同行に応じ、逮捕されたそのカラオケの男≠ヘ、郷集落の住民の一人、保見光成(ほみ こうせい)(当時63歳)という。
 その後、県警は山中で、側面に「ホミ」と彫られたICレコーダーを発見した。息を切らしたような雑音の中、こんな言葉が録音されていた。
「ポパイ、ポパイ、幸せになってね、ポパイ。いい人間ばっかし思ったらダメよ……。
 オリーブ、幸せにね、ごめんね、ごめんね、ごめんね。
 噂話ばっかし、噂話ばっかし。
 田舎には娯楽はないんだ、田舎には娯楽はないんだ。ただ悪口しかない。
 お父さん、お母さん、ごめん。お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、ごめんね。……さん、ごめんなさい……。
 これから死にます。犬のことは、大きな犬はオリーブです」

 保見光成の家のガラス窓にあった、この貼り紙。
「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」
 県警が保見を捜索している段階から、これはカラオケの男≠ノよる犯行予告なのではないか、と騒がれていた。「放火をほのめかす貼り紙」「不審なメッセージ」などと、テレビや新聞は何度も取り上げた。
 だが、それは決意表明でもなければ犯行予告でもなかったのである。

金峰行きの経緯


 そのことを知ったのは、事件から3年半が経った2017年1月。取材のために金峰地区を訪れたときだ。
 私は東京で週刊誌の記者として稼働しながら、主に殺人事件の公判を取材するフリーライターとして活動していた。取材に出向くひと月前、ある月刊誌の編集者が『山口連続殺人事件』について改めて取材して記事を書いてみないかと声をかけてくれたのだった。
 すでに保見は5件の殺人と2件の現住建造物等放火で起訴、山口地方裁判所での一審公判も、広島高等裁判所での控訴審も判決が言い渡されており、事件は最高裁に係属していた。このときも、今もである。
 逮捕当初こそ「殺害して、その後、火をつけた。私がやりました」と犯行を認めていた保見は、2015年6月25日、山口地方裁判所で開かれた裁判員裁判の初公判でこれを翻し「火はつけていません。頭をたたいてもいません。私は無実です」と無罪を主張した。
 大量殺人を犯したとされる被疑者は、精神的な問題がないかを起訴前に鑑定し、問題がない、つまり事件当時に完全責任能力を有していたと判断されたのちに起訴されるという流れが出来ていた。この鑑定を起訴前鑑定という。さらに起訴後の公判前整理手続という非公開の手続きにおいて、争点が責任能力であるとなれば、改めて精神鑑定が行われることになる。これを本鑑定と呼ぶ。
 保見に対しては一審が開かれる前に、この2つの鑑定が行われた。起訴前鑑定では事件当時の保見は「完全責任能力」があると判断されたが、起訴後に本鑑定が行われ『妄想性障害』と判断されていた。
 これをもって、一審公判で弁護側は責任能力について「心神喪失」もしくは「心神耗弱」を主張した。それに加えて保見は放火も殺人も、自分がやったのではない、と、犯人であること自体を否認したのである。だが同年7月28日の判決公判で山口地裁は保見に「死刑」を言い渡した。『妄想性障害』は認めたが、完全責任能力は有していたという判断だった。また放火も殺人も、犯人は保見以外に考えられないと認定された。
 妄想性障害をめぐる責任能力については、山口地裁は判決で次のように述べている。
「鑑定人によると、被告は両親が他界した2004年ごろから、近隣住民が自分のうわさや挑発行為、嫌がらせをしているという思い込みを持つようになった。こうした妄想を長く持ち続けており当時、妄想性障害だったと診断できる。『自分が正しい』と発想しやすい性格傾向と、周囲から孤立した環境が大きく関係し、妄想を持つようになった。
 この鑑定は合理的であり、これを基に責任能力を検討すると、被告が当時、自己の行為が犯罪であるという認識を十分有していたことは明らか。凶器となる棒を携えて各被害者宅を訪れ、殺害後に自殺しようと山中に入っており、善悪を認識する能力も、その認識に基づいて行動する能力も欠如したり、著しく減退したりしていない。被告は当時、完全責任能力を有していた」
 保見はこれを不服として即日控訴。2016年7月25日、広島高等裁判所で控訴審の第一回公判が開かれたが、弁護側の請求証拠はすべて却下されて即日結審し、同年9月13日、控訴棄却。その翌日、保見側は上告した。
 判決では本鑑定の結果に基づき「近隣住民が自分のうわさや挑発行為、嫌がらせをしているという思い込みを持つようになった」と認定されているが、これには疑問があった。事件発生当初から、保見は集落の村人たちから村八分≠ノされていたのではないかという疑惑があったからだ。

 金峰の郷集落で生まれ育った保見は中学卒業後に上京し、長らく関東で働いていたが、90年代にUターンしてきた。しかし村人たちの輪に溶け込めず「草刈機を燃やされる」「庭に除草剤を撒かれる」「『犬が臭い』と文句を言われる」などの出来事が起こっていたのだと『女性セブン』(小学館)2013年8月15日号は報じていた。また被害者のひとりである貞森誠さんが、かつて保見を刺したことがあるという、気がかりな情報もあった。「みんな仲良しなのに、1人だけ浮いた存在」。保見の逮捕直後、新聞のインタビューに近隣住民がこうも語っていた。
 保見はICレコーダーに「周りから意地悪ばかりされた」と吹き込んでいたが、これは妄想などではなく、本当なのではないか――。
 そのようなことを思っていたが、この時の目的は少し違っていた。私に声をかけてきてくれた月刊誌の編集者は、金峰地区における夜這い風習≠ノついて取材をしてきてほしい、と頼んできたのだ。彼は私にある記事を手渡した。
 それは『週刊新潮』2016年10月20日号(新潮社)に掲載されていた山口連続殺人事件にまつわるものだった。あるジャーナリストが、広島拘置所に収監されている保見に面会取材を行い、逮捕当時に大きく報じられていた「村八分」の発端となる『ある事件』について話を聞いたというのだ。
 読めば、金峰地区には夜這い≠フ風習があり、戦中に一人だけ徴兵を免れた村人が、女たちを強姦してまわっていたという。そして、この村人が保見の母親を犯そうとしたとき、それを止めて追い払った人物が、保見光成と二十歳近く年の離れた実兄なのだ、と。
「これを、ちょっと行って来て、確かめてもらえる?」
 とその編集者は言う。
 私は保見の公判を傍聴に行きたいと一審の当時思っていたが子供が産まれたばかりだったため、長期間家を空けることができず、諦めたという経緯があった。編集者とはその話も過去にしていた。おそらくそれを覚えていて、話を振ってくれたのだろう。二つ返事で引き受けた。
 とはいいながらも、取材を終えてその結果を世に出せば、世に出ている記事の検証取材であるから、ややこしいことになる、という予感は最初からあった。しかも取材の目的が「金峰に夜這いの風習があったかどうか、確かめる」というもの。行くとは決めたものの、多忙な夫に子供を預け、遠路はるばる山口県周南市の山奥まで出向き、夜這いについて村人に話を聞いて回る……。
「夜這いの取材かぁ……」
 ノートパソコンを開いて取材前の情報収集をしながら、年末の夜中にリビングでひとり思わず呟いてしまった。この21世紀に夜這いの取材。ちゃんと話が取れるのかと不安になる。だが引き受けたからにはやらねばならない。それに件の記事には、保見へのいじめ≠ヘ存在し、その発端が戦中の強姦未遂事件≠ナあると記されているのだから、それを確かめることは、一応いじめ≠ノ絡む取材ではある。西に向かう新幹線の中で私は腹を決めた。

 民俗学者らの文献や、伝承ものの書籍には、夜這いについての記述はいくつもある。宮本常一の『忘れられた日本人』(岩波文庫)に収録されている「土佐源氏」は現在の高知県檮原町で乞食小屋に住む元ばくろうの老人≠ゥら聞き取った昔話で構成されているが、この老人の父親は、母の夜這いの相手≠セった。同じく同書収録の「世間師」では、宮本の故郷である周防大島でふたりの老人から聞き取りを行っている。このうちひとりは長州征伐のあった1865年に14歳だったという男性だが「戸締りが厳重になったため、娘のところへ夜這いに行けなくなってしまった」とある。
 同じく民俗学者の赤松啓介は『夜這いの民俗学・夜這いの性愛論』(ちくま学芸文庫)で実際に様々な村へ足を運び、時に村のコミュニティに入り込んで、夜這いについて聞き取りを重ねている。また、ともに夫の転勤で徳山に来たという向谷喜久江・島利栄子によって記された『よばいのあったころ 証言・周防の性風俗』(マツノ書店)では、山口における夜這い文化について、老人たちに聞き取りを行なっているが、ここには「山間部の部落には、若衆宿が、昭和の初めごろまであった」とある。若衆宿とはその集落で一定の年齢に達した男子たちが集まる場所で、規律や生活上のルールに加え性的な事柄も伝えられていた一種の教育施設だ。こうした文献に照らせば、金峰地区にかつて夜這い文化があったとしても全く不思議ではない。だが戦中まで、となるとどうか。

(続く)
https://note.mu/tk84yuki/n/n264862a0e6f6

ルポ「つけびの村」02/06 〜つけびして 煙り喜ぶ 田舎者〜 2018/07/23
https://note.mu/tk84yuki/n/n3cf6b0673398


2013年7月に山口県周南市で発生した山口連続殺人放火事件について、2017年に取材し、まとめたものを6回に分けて公開します。存命の関係者のお名前は全て仮名です。2017年9月7日脱稿、その後少し寝かせていました。

 事件のあった「金峰地区の郷集落」は、山口県周南市の北部にある山村だ。
 その周南市は山口県東部に位置し、重化学工業を主な産業としている。2003年に徳山市、新南陽市など2市2町が合併し発足した。南側の臨海部に広がる工場群は現在「周南コンビナート」と呼ばれ、遊覧船による夜景ツアーが組まれるなど観光名所のひとつとなっている。ここは明治時代に旧海軍の石炭基地が設けられたのち、石炭が石油に代わり石油科学工場が発達。昭和初期には海軍の燃料廠や有機・無機化学、鉄鋼などが集積する工業地帯に成長した。昭和39年には工業整備特別地域に指定され、隣接する下松市、光市とともに重化学工業の拠点としての本格的な整備が進み、製造品の出荷額は山口県の5分の1を占める。
 JR徳山駅はこの「周南コンビナート」の港沿いを走る山陽本線と、東京から博多へ続く山陽新幹線が停車する周南市の中心駅だ。駅名には合併前の都市名がそのまま残る。東京から新幹線で4時間以上かかるが、それでも空路を使うより手っ取り早い。県東部の岩国錦帯橋空港から郷地区は50キロ、西部の山口宇部空港とは90キロ離れていて、乗り継ぎにかかる時間を考えると、やはり新幹線一択になる。


 駅から港に向かい数分歩いたところにある徳山港には、太平洋戦争で海軍が開発していた人間魚雷「回天」の実物大レプリカが展示されている。ここから発着しているフェリーに乗り30分ほどの距離にある大津島には、かつて回天の組立工場と発車訓練基地があった。いまも島には記念館があるが、そこを目指しているとおぼしき観光客の姿はない。
 駅を挟んで港の反対側は中心市街地だ。とはいえその規模は小さい。地方都市の宿命か、駅前のアーケード街に人は数えるほどしか歩いておらず、半分以上の店舗がシャッターを閉じていた。そんな中にも、銀行の支店や市役所、新聞社などが立ち並び、夜は酔客でささやかな賑わいを見せる。
 瀬戸内海に面しているこの辺りの気候は温暖で冬でも晴れる日が多い。滅多に雪も積もらないというが、対して北側は中国山地の一部にあたり山深く、冬の積雪も珍しいことではない。目指す金峰地区は、北側に属する。臨海部の主要産業が重化学工業であるのに対し、北側はぶどうや梨の栽培をはじめとした農業が栄えている。


 2017年1月、私は徳山駅の近くで車を借り、金峰地区に向かった。周南市に私鉄はなく、JR山陽本線も湾岸部しか走っていないので、住民は移動にバスか車を利用している。地元のバス会社はあるにはあるが、運行網は金峰地区から9キロほど離れた場所で途絶えていた。そこからタクシーを探すより、徳山駅から車を走らせた方が早い。
 新幹線の中でスマホのアプリを立ち上げて天気予報をチェックした時、週末には寒波が押し寄せ、日本海側に大雪が降ると告げていた。そのせいか、ダウンコートを着ていても寒い。車を3キロほど走らせると、あっという間にスーパーや飲食店は姿を消し、両側と前方にこんもりとした山が広がり始めた。車線も狭くなるが、それでもまだ道は綺麗に舗装されている。ここでようやく、ガードレールが白でなくオレンジ色であることに気がついた。山口県は昭和38年の山口国体開催にあたり、特色のあるものを作ろうと考え、ガードレールを県特産の「夏みかん」色にしたのである。
 オレンジ色のガードレールが両側に立つ片側一車線の山道は時折くねくねと急カーブを切らなければならないが、15分ほど走ると、ようやくコンビニと開けた小さな町が目に飛び込んできた。金峰と徳山市街地の間にある、唯一の町だ。とはいえ、コンビニぐらいしか買い物できる場所はない。ここで飲み物を調達し、さらに国道で北に向かう。すぐにまた道の両脇を山に囲まれ、先ほどまで快晴だったのが嘘のように空が曇り始めた。家も店もない道をしばらく進むと見えてきたのは菅野湖だ。ここにかかる細く古い橋を渡り、湖沿いの県道41号線をひたすら北上する。バス釣りのメッカのようで、ボートを曳いたクルーザーが何台も停まっていた。下流にスロープがあり、ボートを湖に降ろせるようだ。
 車の西側には深緑色の湖面が広がり、東側の山肌には草木が生い茂っている。まだ徳山駅から30分も走っていないのに、ここまで山深くなるかと驚いてしまう。しかも舗装が悪い。濡れた路面はでこぼこで、ところどころ深く大きな穴が空き、水たまりができていた。スリップして湖に落ちやしないかとすこし怖くなった。
 それでも、湖沿いのボロ道を抜けると、また普通の道路に戻る。ここまで徳山駅から40分ほど。距離にして20キロしか離れてないが、見渡す限り山と田畑が広がる田舎道で、もうコンビニなどどこにもない。
 ところが「金峰の郷集落」にさしかかる直前のすこし開けた平野を走っていると、突如として銀色のUFOと巨大な象が目に飛び込んできた。その脇には『宇宙の入り口』という看板が立っている。
 まだ郷集落にも着いていないのに、思わず車を停め、UFOを眺めた。
 そういえば、菅野湖沿いを走っているときから、小さなUFO型の看板がいくつも立っているのを見ていた。そこには手書きで「気をつけて安全運転」など記されていたが、『宇宙の入り口』へ向かうための案内板だったようだ。
 木材で骨組みを作り、アルミ板のようなものをかぶせて仕上げをした数台のUFOと象のオブジェのほか、幅2メートルはあろうかという巨大な太鼓や、木馬も並んでいる。「このブランコに乗ると結ばれる 愛愛ブランコ」という文字が躍った木製のブランコもあった。いわゆるB級アミューズメントスポットだが、陰惨な事件現場のすぐそばにこのような施設が並んでいると、ただ不気味でしかない。
 車に戻ろうとしたところで、男性に手招きをされた。全て手作りだという、この『宇宙の入り口』の生みの親だった。男性は保見と同い年だが、金峰地区に住むものではなかった。
 再び車に戻る。木々の生い茂る薄暗い道を数分行くと、ようやく金峰の郷集落に着いた。
 事件当時、ここは「携帯電話も通じない限界集落」だといわれていたが、実際に足を運ぶと、ほとんどの場所で携帯電話の柱も立った。
 保見光成の家は、地区名の由来にもなった一千年以上の歴史を持つ金峰神社の参道前にある。ここが郷集落の入り口だ。家は二棟あり、ピンク色の壁をした新宅と、茶色のベニヤ板でできた本宅が、土壁のガレージを挟んでいる。本宅からガレージにかけられたブルーシートは劣化して破れ、風にあおられるたび、焦げ跡のある家の壁や、倉庫の中が見えた。


 保見が関東から戻ってくる際に自力で作ったという新宅のまわりには、枯れ枝が散乱していた。それをかき分け、白い門扉の前に立つ。右脇には茶色い壺や人型のオブジェが、空っぽになって倒れた植木鉢とともに雑然と並んでいる。門の奥にはガラス戸の出入り口があるが、上半分は簾がかかっていて中は見えない。左手に目をやると陶器でできた大道芸人の人形が置かれていた。その奥に立つポストはガムテープで塞がれていて「郵便物は入れないでください 当方へ御用の折は、お手数ですが下記にご連絡ください」と携帯電話番号らしきものが書かれた紙が貼られている。試しにその番号へかけると「現在使われておりません」のアナウンスが流れた。少し下がって全景を見れば、雨どいを支える柱に、CDが貼り付けてあった。再び近づいて目をこらすと、ちょうど保見が金峰に戻ってくる直前である1993年に松任谷由実がリリースしたアルバム『Uーmiz』だ。都会での思い出が詰まっているCDなのだろうか。
 土壁のガレージは車が2台は停められる大きさで、シャッターはついていない。破れたブルーシートを少し開けて中を覗くと、汚れた国旗や工具、工具箱、段ボールやタイヤ、窓枠などで散らかっていた。上部にかけられた針金にもザルやブリキの薬缶といった様々な道具が吊られている。幅が30センチはありそうな、片刃のノコギリのような、見慣れない刃物も吊られていた。隣に無造作に置かれた資材の上には鳥かご。中にはオウムのぬいぐるみが入っていた。新宅、本宅ともに屋根の下にはセンサーライトらしきものの残骸が残る。
 本宅の出入り口引き戸の脇に表札はないが、上にはロールス・ロイスのプレートと、可愛くデフォルメされた熱帯魚のオブジェが貼り付けられていた。
 その右側には、かつてあの貼り紙が貼られていた窓がある。

「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者 かつを」

 これもすでに剥がされていた。
 ガラス窓は汚れ、かなり曇っているが目を凝らして中を見ると、すぐ前に壁があった。11時20分で時を止めた古時計のまわりに扇子が6枚かけられていて、下に備えられた棚の上には陶器の酒樽が置かれている。その脇にあるスリッパ立てには、きちんとスリッパが4組揃えられていた。
 住む人を失った住居特有の寂れ具合を醸し出していたが、事件がなくとも、家主の個性がにじみ出ている家だったことだろう。
 保見光成に撲殺された後、放火された隣の山本さんの家は雑草生い茂る空き地になっており、同じように撲殺され、放火された貞森さんの家の跡には、小型ユンボが置き去りにされ、その脇に真っ黒に焦げた木材が積み上げられていた。3年半経っても、事件の痕跡は集落の中に色濃く残る。


 郷集落入り口の交差点は、通ってきた南からの県道41号線と、東西に伸びる県道9号線がぶつかる。ごくたまに、9号線を大型トラックが轟音を立て猛スピードで走る以外は、ほとんど車も通らない。村人も誰一人、歩いてはいない。道沿いに流れる小川のせせらぎと、山の葉の擦れる音がざわざわと鳴るだけだ。空は晴れたかと思うと雲が広がるというせわしない状態を繰り返しているが、晴れているときでも山が太陽を遮り、道が陰る。路面はやはりところどころ濡れていた。空気は刺すように冷たく、湿っぽい。私は山口県の隣、福岡県出身だが、同じ西日本でもここまで寒さが厳しいとは思っていなかった。
 保見の家のはす向かいにある、砂利が敷き詰められた広場に車を停めた。ここにはかつて廃屋があったというが、今は更地になっている。事件当時は規制線が張られていた小さな橋を渡って、住宅地図を手に、郷集落を奥へと進んだ。車が一台しか通れない細い道が、小さな川に沿って伸びていた。徳山の市街地よりも寒さが厳しく、少し歩くだけで冷えが身体中に広がる。足の先は感覚を失い、手が動かなくなってきた。
 周南市役所の集計によると、2016年12月31日時点での人口はわずか10人。一軒一軒、訪ね歩いても、誰も出てこない。橋を渡ってすぐ右側にあるオレンジ色の瓦の二階建て家屋は、一階がガラス張りで商店のような趣があるが、中を覗いてみたところ生活用品が雑然と散らばり、すでに空き家になっているであろうことは想像がついた。
 その向かいに伸びる石段を登ると、小さな寺がある。脇の寺務所の門を叩き呼びかけたが、やはり誰もいない。再び細い道に戻って集落を奥へと進んだ。道の片側に流れる小川は、冬でも雑草が高く生い茂っている。その反対側にある山を切り開き、古い家屋が点在していた。どの家も車が一台やっと通れるような私道を少し登ったところに建てられていて、脇にある車の停められる大きさの倉庫には農機具や薪などが置かれていた。古い家屋の作りはだいたい同じで、ガラス引き戸の玄関の脇に、両開きの掃き出し窓が二窓ほど並んでいる。
 寺の隣には、本来は公民館だという古く小さな木造の建物があるが、鍵がかかっていて、使われている形跡はない。脇には、殺害された河村聡子さんが名付けたという『金峰杣の里交流館』。集落にある建物の中では目新しく大きい。保見が逮捕されるまで、村人たちが避難していた場所だが、ここも扉には鍵がかかり窓は雨戸が閉められ、ひっそりとしている。
 郷集落についてから人に行き合っていないし、どの家も人の気配がない。心細くなりながら、車が一台しか通れない小川沿いの道をゆっくりと進む。気温が低すぎるせいか、手に持っていたスマホは突然電源が落ち、動かなくなった。小川の反対側には、この道路よりも少し高い位置に県道9号線が沿っている。あの県道からは村の家々が見渡せる。保見の逮捕当時は中継車が停まり、テレビもそこから村の遠景を捉えていた。
 更に細い道を東に進むと左手の高台に家が見えた。見上げると、グレーのトタン屋根一面に『魔女の宅急便』のキキが箒にまたがっている絵が描かれている。さきほどのUFOに負けず劣らずの不気味さだ。玄関前には旭日旗が掲げられ、引き戸の前に置かれたホワイトボードに夏目漱石、福沢諭吉などの名前が書かれていた。すりガラスの引き戸の奥には蛍光灯のあかりがちらちらと見える。扉を叩いて「こんにちは!」と外から呼びかけた。ところが、そのたびに中からテレビとおぼしき音がどんどんと大きくなっていく。4回ほど呼びかけたときには、騒音レベルにテレビの音が大きくなってしまった。真昼なのに薄暗い村を歩いているだけで怖いのに、この家人の対応にまた怖くなり、もう諦めた。
 郷集落の東の端にあるのは、聡子さんとその夫、河村二次男さんの家だ。そこを目指し『魔女の宅急便』の家を離れ、草の生い茂る川沿いを再び歩くと、背の高い木がみっしりと植えられた私道を登った山側の高台に、誰も住むもののいなくなった石村文人さんの家、そしてもう一軒の二階建ての家があった。こちらも不在だった。石村さんの家は家族が時折空気を入れ替えるために訪れていると聞いた。すりガラスの引き戸の奥は真っ暗だ。古く黒い木で作られた表札に『石村文人』と大きく書かれている。その石村さんは3年半前、この引き戸の奥で、保見に頭を何度も殴られ、絶命した。
 保見はこの引き戸を開ける時、何を考えていたのか……。
 隣の家の犬がけたたましく吠えた。さっきの道に戻ろう。
 河村二次男さんが不在の場合、郷集落での取材はかなわない。細道に戻り、さらに先を目指すが、道はさらに草が生い茂り、廃道のような趣になってきた。この先に家があるのだろうかと焦りが募り始めたころ、ようやく家らしきものが見えてきた。大きな物置のようなものが置かれたガレージのそばには、まだ艶のある御影石の墓。玄関引戸の脇には『キンポー整体院』『札所(六代目)』と毛筆で描かれた木の看板がある。引戸の前から呼びかけるとしばらくして高齢の男性が、玄関横の腰高窓を開けて姿を見せた。がっしりとした上半身をしていて、目はギョロッと大きく、出目金のようでもある。
「三年前の事件のことを、今取材している者です。東京から来ました。お話を聞かせていただきたいのですが……」
 駄目元で切り出すと、男性は言った。
「いま扉開けるから、中に入りない」

 その男性、河村二次男さんは事件当時、友人たちと愛媛県に旅行に出かけていた。
「はよう死刑になればいいと思うちょる。でも弁護士のアレで。やってなかったって言いよるけど5人も殺しとるんやけ。火までつけちょるのに。山口で最終弁論があったときに我々もいろいろ言ってアレしたけど、やってないっちゅうことはない。犯人はわかっちょるし火もつけとるんやしね」
 方言と、河村さんの滑舌の悪さに、何を言っているのかよく聞き取れなかったが、根気よく1時間も話を聞くと、少しずつ聞き取れるようになって来た。
「片目にもなっちょるし。こっちは目が見えんし。事故でね。鼻水が出そうになるとかむけど、そのとき耳の鼓膜がいってね。診療所行ったら『あんまり聞こえんほうがいいですよ』って。あはははは」
 かつて車の事故で頭部を負傷し右目を失明したそうだ。あっけらかんと語る様子に面食らった。確かに両目の視線の先が合っていない。それでもガレージに停めてある軽トラックを運転するというから驚いたが、この地では車の運転ができなければ何もできない。
 通された応接間には、壁にびっしりと写真やカレンダーが飾られている。孫娘と笑顔で並んで写った写真も大きく引き伸ばされ、貼られていた。山の頂上で撮影された集合写真もある。河村さんはこのとき79歳だと言っていたが、背筋も曲がっておらず、体つきもがっしりしている。かつては活発に友人らと外に出かけていたのだろう。ガラス戸棚の中には、聡子さんに宛てた孫娘からの手紙があった。整体に関する書籍も並んでいる。公務員を定年まで勤め上げたのち、整体の学校に通い、自宅で整体院を営んでいたという。
「わしは天下りをするなと役場で言ってきた。要請があったけど断ってきた。でもそりゃ、定年になったらなんかせんといかん。手を動かしたらボケん、っちゅうからやってみよう、って。1年ほど学校行きまして。60万ぐらいかかったんじゃないかな。1回3000円でやりよった」
 こうした四方山話を聞きながら、私は夜這い≠ノついて河村さんにたずねる機会を伺っていた。編集者が持っていた記事にはこうあったからだ。

―― 私【保見光成】が金峰に戻ってきた直後、竹田(仮名)が、『おめえの兄貴にはイジメられたぞ』って言い始めた/時を同じくして、近隣住民に道で無視されるといった些事から、農機具を燃やされ、挙句に刃物で切りつけられたりといった大事に至るまで/数多の“事件”が起きたという〜先の大戦当時、10代半ばだった保見の兄は、母親に言い寄る徴兵忌避の男を追い払い家を守り抜いた。実は、その男の長男こそ、帰郷直後の保見に「兄貴にはイジメられたぞ」とからんだ竹田だったという――前出記事

 記事の中で『竹田』という仮名をあてられ、年齢も伏せられている「強姦魔の息子」とは、いったい誰か。最初に手掛かりになったのは『事件後、金峰周辺の人々は、陰でこう囁きあった。「竹田こそが保見の本命だったじゃろうに……」』という記述。この書きようから察するに、『竹田』は殺害された五人ではなく、七人(事件当時)の生存者の中にいる。
 次に、「兄貴にはイジメられたぞ」発言。保見は、山口地裁で行われた一審公判の中でも、同じ台詞を口にしていた。『「お前の兄貴にはいじめられたぞ」と、カワムラさんに言われました』。
 強姦(夜這い)についての発言はなかったが、相手の名前を挙げていたのだった。となれば、郷集落で生き残っているカワムラさんは目の前にいる河村二次男さん、一人しかいない。
 いよいよ私は聞いた。

――戦時中は、河村さんのお父さんも兵隊に行かれていたんですか?
 強姦魔は徴兵忌避の男だったと記事にあったからだ。
「親父は、背が低すぎて(徴兵)検査に落ちたから兵隊にとられなかった」
 なんと。忌避ではないが、河村さんの父親は戦争に行ってなかったのだという。
 では、河村さん自身は「父親による強姦」が原因で保見の兄にいじめられ、そのことを保見に言ったことがあるのか?
「バカ言っちゃいかん! そげなことは今はじめて聞いた」
 記事の存在をまったく知らなかった河村さんは憤慨した。
 ここでようやく持ってきた記事のコピーを河村さんに見せながら、取材の目的を明かした。すると、しばらく記事を眺めていた河村さんはそこに載っていた「つけび」の貼り紙を指しながら驚くことを言ったのだ。
「これ、うちのうしろに火をつけられたことがあるんですよ。わしはこれじゃないかと思うんですよ。家の前に貼ってる。ここに火をつけて2〜3日で貼っちょったね。家の一番良く見えるところに貼っちょった。下手くそな字でね」
 そしてこう続けた。
「僕が思うにそれは犯人が違うと思うんや」
 保見は事件の時に二軒の家に火を放ったとされているが、保見の他にも火をつけるような村人がいたのか?
「うん、悪いやつおったんよ。それは人から見たら、わしも悪いんかもしれんけど」
 事件の痕跡を色濃く残した郷集落のたたずまいや、『魔女の宅急便』の屋根の変な家もあいまって、私はいよいよ怖くなってきた。
 家を出る時に河村さんは表まで出て来て見送ってくれた。ガレージの中にある物置のようなものはシイタケを乾燥させる機械だと教えてくれた。真新しい墓はやはり聡子さんのものだった。
「あいつ(妻)が先に入っちゃった」と河村さんは言いながら、目元をこすった。
 その後、近隣の集落の村人たちにも話を聞いて回ったが、皆、河村さんと同じことを話した。「河村さんの家の風呂場が焼けた」が、その犯人は「保見ではない」と。
「金峰の夜這い」についても、夜這いそのものが金峰にあったらしいことは分かったが、戦中の夜這い(強姦)を巡る河村家と保見家の禍根について知っている者はいなかった。またそもそも、河村さん自身「長男」ではなかった。
「兄貴は、公務員やなんかやりよった。39で交通事故で死んだからそんで帰った。それまでわしは外に出とった」
 件の記事は、保見の言い分のみをもとに作り上げた記事だった可能性が高まった。
 私は東京に戻り、取材で得た話を原稿にまとめた。だが、一向に記事は掲載されず「送り」になることが続く。一旦はその月刊誌で企画として動き出したが、掲載のタイミングがないのだ。発生からすでに何年も経っている事件では、その裁判に動きがあったときか、もしくは刑が確定したか、さらには、死刑判決を下された犯人に死刑が執行されたときしか、掲載のきっかけはない。だが掲載が延びればギャランティの支払いも先送りとなる。「送り」が3回続いたとき、私はこの記事を「非掲載」にしてもらい、別の実話誌に掲載してもらうことにした。
 こうして『山口連続殺人事件』の仕事は一旦終わったが、しかし私には1月の取材を通じ、もっとこの事件を掘り下げたいという気持ちが沸き起こっていた。いや、事件というよりも、村人たちの話の不吉さが頭から離れず、この不気味な村の正体を知りたくなったのだ。
「つけび」貼り紙の発端となったのが、河村邸放火事件だったことにも驚いたが、村人たちはこんなことも話してくれていた。
「何回かあったらしいよ。何かにつけてケチつけてたけね」
 なんと郷集落での火災は一度ではないというのだ。
 こう話す村人もいた。
「皆殺されて、おらんようになったから、幕引きはできた。私はほんとに安心して生活できるようになったよ。わし自身は。今はもう鍵はかけんけど、鍵をかけ忘れるときも別にどうちゅうことないし、倉庫の鍵をつけたままにしとっても別に何も盗られることもないし、以前はそんなことしよったら何もなくなりよったからね。まだ色々悪いのがおったの。名前をあげりゃ2〜3人そんなものはおったからね」
 まるで事件で村に平穏が訪れたかのような口ぶりなのである。「皆が家族みたいに仲良しだった」集落で、「鍵をかける者などいなかった」という報道に接していた私は、また驚いた。
 さらには、保見について周辺集落を訪ね歩いた時、こんな話を聞いていた。
「親父がコレじゃったけね」
 人差し指を丸めながら、ある村人は言う。保見の父親が泥棒だったというのである。
 そしてある村人は、こちらが真顔で事件のことを尋ねているのに、
「夏はね、亡くなった山本さんやら貞森さんやら、石村さんやらとね、蛍でも出たらね、夕方に『蛍見よう』ゆうてから、仕事から帰ってね、おかずの一品でも作って、皆で集まってビール飲みよったけど。みーんな、その仲間は、殺されてしもうたね。あはははは……」
 と、なぜか高らかに笑うのだ。
 一体、この村はなんなのだ。
 保見が事件を起こす前から、泥棒や放火といった悪事は村で日常としてあったのか?
 一方、保見に対する具体的ないじめ≠ノついても、このとき村人たちに尋ねていたが、確たる証拠は得られなかった。
 たしかに判決でも、近隣住民による保見への「うわさ」や「挑発行為」そして「嫌がらせ」は、保見の思い込みであり、徐々に妄想を深めて村人たちを恨んだ結果、起こした事件だった……と認定されていることは先にも書いた。
 そうはいっても、完全に妄想だけでこれだけの事件を起こすだろうか。
 公判を傍聴した中にも、その疑いを抱いた者がいた。旧知の傍聴マニアのひとりだ。いじめがあったのではと考えたそのマニアは、関東から山口地裁まで傍聴に出向き、いくつかの期日の審理を傍聴していた。保見が具体的な話をしていなかったか尋ねたところ「犬の水飲みバケツに農薬を入れられた……とかは話してました」という。だが、他にはさっぱりそれらしい話をしなかったというのだ。
「『何をされましたか』って公判で質問されたらやっぱり刺された話をするもんじゃないですか。貞森さんから刺されたことは事実ですから。でもその話はしてないんですよ。『街宣車が来ると家の前で心を入れ替えなさいと言われる』とか話し始めるんです。家の前でかならず『心を入れ替えなさい』と同じところをテープで大音量で流されるって。そういう妄想の話しか出てこなくて、肝心な話をしないんですよ」
 また保見は公判で「自宅で作っていたカレーに農薬を入れられた」という話もしていたのだが、よく聞けばそれがいじめ≠ゥどうか、怪しかった。
「一ヶ月分まとめて七輪で作るんです。普通に考えると一ヶ月分作ったら最後の方は腐って食中毒になりますよね。冷蔵庫に入れるでもなく勝手口で作っているんです。そのカレー鍋に農薬を入れられて食べて死にそうになったって保見は言っているんだけど、それは農薬のせいじゃなくて腐ってたんじゃないか? って聞いた方は思うじゃないですか」
 私が当初期待していたほど、公判で保見はいじめ≠ノついての詳細を語ることはしていなかったのだ。

 保見と同じように集落に住む一人の人間が突如として 近隣の者たちを皆殺しにする事件を、私は他にも知っていた。1938年に岡山県津山市の貝尾部落で起きた『津山三十人殺し』である。実際、山口連続殺人事件を平成の津山事件≠ニ報じるマスメディアもあった。
 田舎の限界集落で、周囲に馴染めない一人の男が突如として村人たちを殺害してまわる……たしかに二つの事件は似ている。津山事件の犯人は、当時21歳だった都井睦雄。匕首と日本刀、九連発ブローニング猟銃を携え、自宅の祖母の首を刎ねたのを皮切りに、わずか一時間半の間に三十人を殺害し、近くの山で猟銃自殺した。
 保見光成は自殺まではしなかったが、この二人が、自らも暮す集落の人々に対して、強い嫌悪感を抱いていたことも共通する。『津山三十人殺し』(筑波昭/新潮社)によれば、都井は三通の遺書を残しており、そこには集落の人々への恨みが綴られていた。一部の村人は都井が患っていた病気を毛嫌いし「肺病の一家や、近づいたらあかんぞ」などと直接言っていたといわれる。対する保見は、事件の二年前の元旦に周南警察署を訪れ、「地区で孤立している。集落で悪口を言われている」などと、のちに殺害することになる被害者たちの名を上げていたほか、逮捕直後にも、近所の人の名を挙げて「うまくいってなかった」と語っていた。
 それよりももっと、共通点を感じる大量殺人事件を私は過去に傍聴していた。2004年に兵庫県加古川市で発生した『加古川七人殺し』だ。当時47歳だった藤城康孝は8月2日の午前3時半、突如、近隣に住む親戚を次々に牛肉解体用の特殊な包丁で刺してまわり、7人を殺害したのち、自宅に放火し、ガソリンを積んだ車に乗り込み発車し、それを近所の信号柱にぶつけ、自殺を図るが警察官に引きずり出されて逮捕されたという事件だ。
 保見の逮捕のニュースに接した際、私は津山事件でなく加古川事件を真っ先に思い浮かべた。2009年に神戸地方裁判所で論告弁論を傍聴した際に、検察側が近隣住民との諍いについて述べたのだ。
「周辺は古くからの農村で人間関係が濃密。ささいな出来事も話題にのぼり、噂になる土地柄です。
 被告人一家は権利関係があいまいなまま本家の土地の一部に住み続けていました。また被告人は近所でもけんかっ早くて有名で、定職につかず、被告人の父は昭和62年に『年金を1人で使いたい』と家出します。しかし周りには『被告人の暴力から逃げる』と嘘をつきました。被告人の兄弟は自立しており、母親が靴下製造工場でパートとして働き、生計を立てていました。
 被告人は当時、老齢の母と2人で暮らしており、常に噂話の対象となっていました。被告人の母はこう述べています。
『夫が家にいた頃まではあまりにも露骨な噂話はありませんでしたが、夫がいなくなってから格好の噂の対象になりました。遠慮もなくなり、外出時には利彦の妻、周囲の住民が井戸端会議をしていました。挨拶をしても返さず、声を潜めその場を離れて行きます。娘も「あの人ら何なん。いつも悪口言ってる」と言っていました』
 また被害者のひとりと立ち話していた近所の女性は『被告人の姿はたまにしか見かけませんでした。平日の昼も家にいるようで、まともに仕事もしてないこともわかっていましたが、何か仕事しとるんやろか、と噂していました』と述べています。
 このような環境で被告人は周囲が自分を見下していると考え、怒りを募らせていったのです」
 藤城に対しては何度も精神鑑定が行われた。一審・神戸地裁では弁護側請求による鑑定と、検察側請求による鑑定。二審・大阪高裁では裁判所が職権で鑑定。一審弁護側請求鑑定と二審の鑑定では、保見と同じく『妄想性障害』という診断が下された。だがそれに伴う責任能力の有無については、保見とは扱いが異なった、一審弁護側請求鑑定で「完全責任能力を否定」し、二審の鑑定でも「判断能力に著しく障害があった」と責任能力が限定的であったとされたのだが、神戸地裁も大阪高裁も、完全責任能力があったと判断したのだ。最終的に最高裁でも『妄想性障害はあったが完全責任能力はあった』と認定されている。だが近隣住民による「うわさ」や「挨拶をしても返さない」などのいじめが存在したことは神戸地検も争ってはいなかった。

 集落にはそれぞれの性質がある。ひとくちに村八分≠ニいっても、その性質により、内容も異なる。先のふたつの事件では、都井に対しては直接的な悪口、藤城に対しては陰口や無視といった行為がそれにあたる。保見に対してはどうだったか。1月に触れた郷集落の不気味さの片鱗だけでなく、村の本当の姿を知らなければ、保見の感じていた疎外感を知ることもできない。
 私は、改めてこの郷集落における保見がいかなる存在だったのかを追うことにした。まだ梅雨は明けていなかった。

保見ちゃん

 保見光成は昭和24(1949)年12月に郷集落で生まれ、地元の金峰小学校に入学。鹿野中学校を卒業後に上京し、先に上京していた長兄と仕事をしていた。17歳の頃にボクシングを始め、ジムを何度か移ったが、そのうち兄とやっていた仕事を辞め、ジムに住み込む。パチンコ屋でも住み込みで働いていたという。
 山口地方裁判所で行われた裁判員裁判の検察側被告人質問(第七回公判)で、保見は自らの経歴を問われ、こう語っている。

検察官「金峰を出たあと、関東ではどのような仕事をしましたか?」
保見「いろいろあります。石貼り(タイル)、のろ貼り(セメント)、軽天(天井)、建築に関すること、ほとんど。住込みのパチンコも、あっ、すし屋……」

 時は高度経済成長期。若い労働者が金の卵としてもてはやされた時代だ。左官や土建業を中心に、保見はさまざまな仕事を渡り歩いた。
「東京では、やればやるだけ金がもらえた。当時は月200万の収入があった。貯金は1500万ぐらい」
 全盛期は、仕事場にシュラフを持ち込み、夜になるとそこに潜り込んで眠り、目覚めてすぐに現場仕事に取り掛かる、という生活をしていた、と村人たちは保見から聞いていた。だが、本当にずっとそんな調子で稼げていたかは、分からない。

「体の調子が悪いから、戻ってきてほしい」

 父親の友一からこんな連絡を受け、郷に戻ることを決めた保見光成は、1994年10月、元駐在所の本宅に隣接する土地を、その所有者であり事件の被害者となった石村文人さんから購入し、当時住んでいた関東と金峰を往復しながら自力で新宅を完成させた。1996年5月、拠点を金峰に移し、両親との3人暮らしが始まる。このときには1000万円の貯金があった。
 土地の購入に関しては、郷地区から少し離れた金峰谷(みたけだに)という集落に住んでいた、鹿野町(当時)の町会議員、三浦富貴人(ふきと)さんが、高齢の友一夫妻を心配し、保見へ譲ることを石村さんにすすめたのだと地元では言われている。その富貴人さんは事件が起こった年に亡くなった。
 石村さんから購入した土地の登記簿を確認すると、郷地区に戻る直前の、保見の住所が確認できた。神奈川県川崎市多摩区のアパートだ。京王・JR両線の稲田堤駅から北東に1キロほど進んだその場所を尋ねたが、すでにアパートはなくなっていた。古い平屋住宅、低層階の古いマンションやアパートが立ち並ぶ中に、造園屋や工務店などが点在している。真新しい建売の戸建てが、ところどころに出来始めていた。
「あいつのタイルの親方がこの辺にいたんだけど引っ越しちゃったんだよな。職人としての腕はよかったよ。やっこさんが住んでたところの隣に3階建てのマンションがあるのよ。そこを奴がやったんだよね。外壁を」
 当時の保見を知る男性はこう語った。確かに、アパートの跡地すぐそばに、1991年3月に建てられたクリーム色のタイル張りマンションがあった。仕事は順調だったように見える。だが、このマンションが完成して数年後に「親が体の調子が悪いから、家に帰んなきゃなんねえんだ」と言い、金峰に戻ってしまった。
 保見はこの地に住んでいる当時、稲田堤の駅前に古くからある、焼き鳥屋の常連になっていた。その店主である森さん夫妻=i仮名)が、保見と同年代で、仲が良かったという。保見が住んでいたアパート跡地の近所にある森さん宅を何度か尋ね、奥さんに話を聞いていた。「あの事件があったときは田舎(山口)からも取材が来てたのよ」という。
 多摩川沿いにあるその家で夫妻は現在、甲斐犬のブリーダーをやっている。奥から何頭もの犬の鳴き声がけたたましく響くなか、玄関で取材に応じてくれた。
「私もお店(焼き鳥屋)に出ていて、当時子供も小さかったから、保見ちゃんに見てもらったりなんかしてたんです。その当時、別にどこか異常だとか感じたこともなかったしね。ただなんか神経質っていうかな。仕事は熱心だし真面目だし。真面目なんですよ。だから逆に真面目だからこそ、融通がきかないってのはあった。でもそれって、男でも女でも、人によって性格ってあるじゃないですか。
 保見ちゃんが働いてるとこの従業員の方とか社長とか飲みに来たり、自宅にも飲みに来たりなんかして家族ぐるみの付き合いしてたね。『あいつは気は短いけどでも気持ちはいいぞ』って社長は言ってました。わたしもホミちゃんのところに遊びに行ったことあるけど。だけど別にどうってことないし、ちゃんと洗濯もきちっとしてるし支払いもきちっとしてたからね、そういう付き合いはしてたんですよ。あんまり変な人だとね、うちも子供が女の子だから付き合えないし。
 保見ちゃんは、仕事が早く終わっちゃうと『一杯飲ませてくれとか』早い時間に店に来て喋ってたり。でも仕込みなんかで私たち夫婦は忙しいから、酒も出してる暇ないからね。だから自分で出して伝票も自分でつけてくれてたり。そんな感じでみんなで和気藹々とやってましたよ」
 そもそもの出会いは、当時森さん夫妻が切り盛りしていた焼き鳥屋に、保見がタイル職人の親方に連れられて来店したのがはじまりだった。
「保見ちゃんに会ったら言っといて。稲田堤のババアが年取ったって。娘は大きくなって孫もできたよ、保見ちゃんありがとうね、って」
 ちょうど家の奥から電話が鳴り出し、ここで話は途切れてしまった。

 稲田堤に住んでいたころの保見は、タイル張りの仕事に精を出し、行きつけの焼き鳥屋で交流の輪を広げ、仲の良い友人と一緒に釣りに行き、その魚を近所におすそ分けもする、でも頑固で細かいところもあった、普通の職人のおっちゃん≠セった。
 では、金峰地区に戻ってからはどうだったのか。

ワタル

 1月と同じように徳山駅から車で菅野湖沿いの県道41号を北上する。片側が湖、片側が山になっていて車一台しか通れない道だが、6月下旬ともなると、山から生い茂る雑草が伸びてきて、車の側面に葉が触れる音がかさかさと車中に響く。たどり着いた金峰地区も同じく、緑が生い茂っていた。
 この県道41号と、それよりも道幅が広い県道9号がぶつかる地点に保見とその両親が暮らした家がいまもある。41号を挟んだ向かい、西側には金峰神社へと続く参道がのびていた。保見の家から参道の方を眺めたとき、その脇に見えるのが金峰山(きんぽうざん)だ。
 前回訪れた時と村の佇まいは変わっていないが、季節が冬から梅雨になったことで、山の木々や道路沿いの雑草はさらに青々と生い茂っていた。そして、なんといっても虫が多い。歩いていても、止まっていても、走っても、身体中に小さな羽虫がまとわりついてくる。何をしていても虫たちが耳元で小さな羽音を響かせ、とくに顔に集まってくるから堪らない。小さな叫び声をあげるが、周りには誰もいない。手に持ったタオルで顔に寄ってくる虫をはたきつつ、郷集落や近隣の集落を訪ね歩いた。
 保見光成は、もともとの名前を『中』(わたる)という。そのため皆、保見のことを『ワタル』と言って話す。
 事件直前のワタルは、関東に住んでいた時の人物像とはまるでかけ離れた攻撃的な村人として、郷地区で敬遠されていた。妻の聡子さんを殺害された河村二次男さんが言う。
「うちの田んぼがワタルんちの前にあった。そこで女房が仕事をしとると、ワタルが家から窓開けて、歌を歌うて、おびくわけ。おびく、っち分かるかな、罵る、ちゅうこと。カラオケでギャーンと流す、そういうことしよった。女房は『気持ち悪い』っちゅうけど、わしは『取り合わんがいい』と言いよったんよ。
 女の人は集まって井戸端会議とかするじゃないですか。それを、まあ、ワタルの家の前に鳥居があるからね、そこで山本さんとうちの女房が話をしよったらワタルが外に出てきて犬の散歩がてら『お前ら殺したろうか』っちゅうわけ。『お前ら二人じゃつまらんけ、もう何人か連れてきてやっちゃろか』と。そういうこと言うわけ。
 女房がワタルの向かいの家に行っとるときに車で送って、お宮の前に車止めて、向こう見とったらワタルの家の方向くでしょ。そうしたら『お前何の用事があるんか』と言ってくる。そりゃあね、わしらも多少あれやったけど、田舎のものにあげなこと言うたら恐れる。あれは恐ろしい」
 道ゆく村人たちに食ってかかり、時には殺害も仄めかす。完璧な危険人物に成り果てていたようだ。
 別の住民も「貞森誠さんがワタルに掴みかかられた」、「棒みたいなん持って犬を散歩しよった。会うと『10人くらい殺して死のうと思う』とよう言いよった。思いがあったんかなんなんか。それを私はなんでとは問わんよね、怖いから」など口々に振り返る。
「夕方にカラオケかけて歌いよった。5時ごろ出たら歌ってるよ。『およげ!たいやきくん』やらね、そういう歌よ。すごい外に大きく聞こえるように。マイクをこうね。山側のほうに向けてね」
 しかも、食ってかかるだけでなく実際に暴力も振るい、挙げ句の果てに毎日のようにカラオケで熱唱していたというのだから、確かにこれは、田舎のものでなくとも、恐ろしい。
 当のワタルは一審山口地裁の被告人質問で、当時の生活パターンを検察官から問われこう答えている。
「最後はわからなくなった。朝5時半散歩して、家でカラオケ。事件2〜3か月前はなんもやってなかった。ポケーとして声を出すこともなかった。人の話を聞きたくない」
 最初の頃に自宅の窯で陶芸をやっていたことを覚えていた村人もいたが、それもいつしかやめていた。
 村人たちにはその言動を不審がられていたが、家の中はそれにもまして不気味だった。地下のトレーニングルームを中心に、自作のポエム≠ェびっしりと壁に貼られていたのである。一審公判の証拠調べで、法廷の壁にかけられた大型モニターにその壁の様子が映し出されている。傍聴した記者やマニアは一様にこの写真のことを真っ先に挙げ「すごかった」と語るほどだ。

「何かしなければ全て認めて死ぬことになる 悪者にされ一人死んでたまるか」
「試合である 警察に訴えない 病院代の請求 遺恨残さず」
「あなたの性根の悪さがよく分かる がまん がまん がまん いつまでどこまで リオブラボー」
「もんぺ下げ 散歩の亀に 餌をやる」
「無神経 なのに 神経痛」
「玄関前に横たわる ぴくりとも動かない 仇討ち」

 エロと恨みが共存したこれら不穏なポエム≠ヘ、村人への恨みから来るものなのではないか? そう一審公判で検察官が追求していたが、ワタルはそれを否定していた。こんな調子でだ。
「ルームの紙は両親が亡くなった後書いた。どういうつもりでって……つらい気持ちで書いた。見る時はなんともないです。子供がいじめられて日記書くでしょ、死ね死ね死ねとか。吐き出してすっきりする。そういうもんです」

 そうは言っても、すっきりできなかったから事件は起こったのではないか。
 事件直前は村の危険人物に成り果て、草むしりなどの集落の作業にも、自治会の仕事も参加せず、回覧板も受け取らない生活をしていたワタルだが、最初からそうだったわけではない。
 関東に出る前の幼少期は、ガキ大将として近所の子供を引き連れて遊んでいた。連れ回されるのが嫌で、子供たちはたいてい、ワタルが遊びに来る前に外に出るようにしていたという。いじめられていた同級生を守ってあげたこともある。
 1996年5月に郷地区に戻って来たばかりの頃も、いわゆる変人ではなかった。戻った翌月には自治会の旅行に参加した。その翌月に開かれた歓迎会にも参加して、自己紹介をし、村人たちの輪の中にすすんで入ろうとしている。2日連続の公民館行事に参加もした。旅行でのワタルの様子を覚えている村人はいない。ということは逆に言えば取り立てて何も問題がなかったのだろう。だが歓迎会でワタルは、自分がこの地で何をしたいか、村人たちに提案をした。
 公判を傍聴したマニアが、この当時の情報を語ってくれた。
「本人に面接し本鑑定を行なった精神科医が、彼は『村おこしに失敗した』と言っていました。その一言だけで、具体的には何に失敗したのか言っていなかったんです。本人は手に職があるからバリアフリーをやってみたり、年寄りが多いから色々と電気の付け替えとか、便利屋さんをやろうと思っていて、戻って来た年にあの新しい家で『シルバーハウスHOMI』を開業したんです。そこでやっぱり介護とかデイサービスみたいなこともやろうと思ったんじゃないですかね」
 ワタルは自力で建てた新宅で、リフォーム業を主とする便利屋を開業しようとしていた。当時すでに過疎化が進んでいた村を盛り上げたいという意志を持っていたという。新宅は、その拠点にしようというワタルの思いが込められた造りになっている。
「気軽に集まってもらったり、お酒を飲んで歌ったり話をしたりしたら楽しいよね」
 ある村人は、ワタルからこう聞いていた。いま草に覆われている新宅の扉の奥には、カウンターバーがあり、カラオケ機器も当初から取り付けられていた。地下にはトレーニングルーム、さらには陶芸のための窯もあった。
 ワタルはここを村人たちの交流の場として作ったのだ。
 日々ドアを開けてふらっと訪れる村人たちと、カウンターでお酒を飲みながら交流を深め、地元を盛り上げるための色々な案を考えていきたい……そう考えていたという。
 当初『シルバーハウスHOMI』を訪れたことのある村人は言う。
「すごいバーを作って、外は飲み屋のようにネオンがつくようにしちょった。中もお店みたいじゃったよ」
 だがすぐに、誰もそこに行かなくなったのだという。村人は続けた。
「そうするためにはやっぱり人間関係がないとねえ」
 ワタルは自作の新宅を集落の新しい拠点として、村人たちが楽しめるような設備を作り、村を盛り上げようと胸を膨らませていた。だが真っ暗な村に一軒だけネオンが輝く様は、不釣り合いであり、浮いていた。そしてワタル自身も、まず村人たちとの信頼関係を築く前に、近代的な家の設備で村人を呼び寄せようとしていたことが裏目に出た。『Uターンハイ』とも形容できるような状態になっていたのだろう。
 都会から戻ってきた俺が、こんな家を作った。これで村も盛り上がる。さあ、皆ここに集まってくれ……。
 年長者ばかりのこの村で、それは通用しなかった。やはり村に戻ってきたからには、自治会の仕事に参加し、数ヶ月に一度行われる草むしりなどの仕事にも精を出し、先輩となる村人たちとの調和を図ってはじめて、村に受け入れられるのがセオリーだ。冷静に見ても確かに、その案は強引に映る。
 歓迎会の席上から、ワタルは村人にあまり良い印象を抱かれてはいなかった。都会帰りでハイな状態のワタルは、村人たちにとっては、うっとうしかったのかもしれない。この村を盛り上げるためのワタルなりの村おこし……新宅を村人たちの交流の拠点とする案は、あっさりと年長者たちに否定されてしまったのだ。
「最初には、光成自身が外森(仮名)に相談をしたの。年代が違わんから『金峰おこしをしようじゃないか』と相談をもちかけたのは光成のほうやね。最初に自治会で出会ってその話をしたと。その時に外森が『それじゃ二人でやろう』ちゅうて。そのままやったらよかったんじゃが、あとのあおりが怖いちゅうんで、外森がおそれて手を引いたから、光成自身が一人悪者になった」
 ワタルの村おこしの顛末を知る村人は、こう語った。外森さんとは郷地区にある玉真寺という寺の住職で、ワタルよりも少し若い男性だ。郷地区から7キロほど西に離れたところにある寺の住職も兼ねており、事件後はほぼそちらに住んでいるのだという。彼と当初は村おこし≠しようとしたが、外森さんから梯子を外されてしまったのである。
 出鼻をくじかれたことで金峰・郷集落での生活は幸先の悪いスタートを切った。集落のもやい仕事に参加したのも最初だけだ。「気が弱いところもあった」とも評されるワタルなので、理想の村おこしを反対されたことで萎縮したのかもしれない。人間関係が築かれてくれば、長期的には『シルバーハウスHOMI』を村おこしの拠点とすることも無理ではなかっただろうが、ワタルはそれをしなかった。
 そんな中でも『シルバーハウスHOMI』のために、店のチラシを印刷してあげたりする村人もいた。実際、初めの頃は徳山の方へ出向き、リフォームを請け負ったこともあるというが、そのうち開店休業状態となる。
 関東と金峰を往復して作ったこの新宅には、ワタルが思い描く郷集落での理想の生活が詰まっていた。だが『シルバーハウスHOMI』は、稲田堤の焼き鳥屋のように、地元の村人たちが集まる場所にはならなかった。いつしかトレーニングルームは自身の鬱屈した思いを書き連ねたポエムが壁一面に貼られる禍々しい空間へと変貌し、カラオケを一緒に楽しむ村人が訪れる日は来ないまま、一人でひたすら「およげ!たいやきくん」を歌っていた。

 ―― 過疎化した金峰では、子どもの住む街へ出るお年寄りが多い。そんな中、保見(ほみ)友一さん(93)の二男、中(わたる)さんが九四年、川崎市から帰ってきた。十五歳のころ、都会にあこがれ東京へ出たが、「自分の生まれたところで死にたい」という思いは消えなかった。
 工務店勤務の経験を生かし、老いた両親のために部屋の段差をなくし、手すりをつけた。一年ほど前、母のタケヨさんが病気で倒れ入院した。「うちに帰りたい」と言う母のために自宅で介護を始めた。おしめを換え、たんを取った。
 昨年十二月末、八十七歳の母をみとり、父と二人暮らしになった。「親が子どもを育て、年をとる。 そんな親をみるのは子どもの義務」。父が毎日手を合わせる仏壇の周りにも手すりを付けた。(2003年4月19日読売新聞朝刊)――

 金峰地区に住む高齢者と、その子供たちについて触れた記事だ。この翌年、友一も死んだ。村人の中には「両親が死んでから、おかしくなった」と言う者がいた。確かにこの頃から、家の前に雑然と置かれたオブジェの様子が異様なものへと変わり始めたようだ。
「ブラジャーをつけた変なマネキンを家の前に飾ったりして、どんどん様子が変になって言った」
 地下のトレーニングルームの貼り紙も、この頃から始まった。

 郷集落から5キロほど離れた別の集落に、ワタルと友一を知る村人がいた。82歳になるその男性は、この地で長らく酒屋を営んでいた。平成16年(2004年)に店を畳むまで、近隣の家へ酒の販売・配達をしていたのだという。
「お父さんはわしもよく知っちょる方じゃある。まあ椅子に座りない」
 男性は、保見の父・友一と、保見の母が生きているころ、郷集落のあの家に酒を配達していた。
「犯人のあれも、話したことがある。まあ、あれがあんなことをするとは思われんような。穏やかな人だと思うちょった。犯人の家はお父さんお母さんの家のすぐ隣に作っちょった。お酒の配達はお父さんが飲みよったけ、そっちの古い方の家に行きよった。お父さんと話するけど犯人とも話する。あそこは夫婦仲もよかったし。喧嘩ちゅうようなことはなかったですよ。犯人のほうも、大きな声をあげてどうじゃこうじゃ言う人じゃなかった」
 郷集落の人々は、酒税法が変わり酒のディスカウント店が都市部にできるまで、めいめい決まった酒屋から酒を頼んでいたという。男性は郷集落では保見家だけに配達をしていた。
 話を聞きながら、ふと、元酒屋だったというその家の土間を見回すと、ワタルとはタイプの違う、前向きな自筆の標語が壁一面にびっしりと貼られていて、そちらに気を取られてしまいそうになった。腕に蚊が止まっても、気づかないのか、そのまま話し続けていた。
「ひと月に一回注文があった。いっぺんに持って行くのが一升瓶10本。多いですよ。わっはっは。よう飲みよったです」
 酒飲みだったが穏やかな家族だった……。こう男性は言うが、郷集落とその近くでは違った評判が立っていた。
穏やかな人≠セったというワタルに関してはこうだ。
「帰った当時は集落の旅行にでも行きよったよ。それならええわけ。でも、仕事をせん! 集落の村の仕事にも出ん。はしからそうなっていったんや。そりゃ人が相手にせんにゃ」
「ものを人にあげるような人じゃなかった。うん、そういうところはなかったですね。飲みに行った人のところに次に行くときさ、ビールの一本ぐらい持って行くとかさ、そういうのが一切なかった」
「なめこがたくさん採れた年に、分けちゃろうとおもって、なめこ食べるか? って聞いたら『おう食うど。しいたけは埃臭いから好かんけどなめこならええど』って、ありがとうはない」
 都会から戻ってきた若者……と言っても、すでにこのとき40代半ばだったが……なのに、年長者たちに礼を言わず、集落の仕事にも参加をしない。川崎・稲田堤に住んでいた時とは違う尊大な態度のワタルに、郷集落の村人たちは距離を置いていった。剛に入りては郷に従え。特に人口の少ない集落においては重要かつ唯一ともいえる処世術になるが、ワタルはこれを拒否し、村人たちもそれを苦々しく思っていた。2009年にワタルが「光成」に改名したが、それを村人たちが知ったのは、事件の後の逮捕報道でだった。

 このように郷集落に戻ってきてからのワタルの、あまり良くない言動は、村人から暇なく聞かれるのだが、報じられていた具体的ないじめ行為については確たる話が出てこない。
 一審公判の冒頭陳述では、近隣住民との諍いの経緯が時系列で明らかにされているが、そこで出たのは「平成20年8月の河村さんとの農薬散布トラブル」、「平成21年5月 飼い犬を巡り河村さんと口論」、「平成25年はじめ 飼い犬のフンをめぐるトラブル」などだった。だがこういう裁判では被害者側の生前の非を隠すこともある。
 事件当時に現場を取材した記者によると、そのときは郷集落に貼られた規制線のため、中に住む村人たちへの取材はできない状況だったことから、金峰山を超えた鹿野町などでも取材が行われていた。そこで記者は、こんな話をする住民に出会ったそうだ。
「せっかくみんなのために買った草刈機を、あぜ道に置いたまま忘れて帰ったら燃やされたっていう話を聞いてました」
 そのほかにも、すでに書いたように「庭に除草剤を撒かれる」「『犬が臭い』と文句を言われる」などの出来事が起こっていたと遠くの村人≠スちは口々に言うのだが、当の郷集落の村人たちに聞いてもそのような話が出てこないのだ。
「あの人だいたい草刈機を持ってなかったから。農家じゃなければあまり草刈機はいらないよね。それに草刈機も、燃えるようなもんじゃない。草刈機をどうかされたっていったら、投げられたとか、刃を壊された、とかならまだわかるけど、草刈機のどこを燃やすんか」
「草刈機を燃やしたとかなんとか聞いたことあるじゃろ。だけどあれはわし、よう知らんのよ」
 そもそも草刈機の存在さえ怪しい有様なのである。

 河村二次男さんは日々、村で起こったワタルとのトラブルを、自分の『県民手帳』に書きつけていた。そこにはこんな記述があった。
「背負式の機械で田んぼに農薬を散布していたら犬がどうとか言っていた」
 これは2008年の出来事なので、冒頭陳述にあった『農薬散布トラブル』とみて間違いないだろう。除草剤ではなく農薬を散布した際に、ワタルが自分の犬を攻撃されていると思ったのではないか。
 一部の村人は河村さんについて「ワタルに色々言われるけえ、ちゅうて、田んぼも手放したんじゃけど、まだ田んぼをやりよるときは、よく農薬まく人じゃったんよ」と、もともと農薬を好んで使う主義だったと話した。
 事件当時取材に答えていた遠くの村人≠スちによる、郷集落でのいじめの話は、ワタルが以前にそうした被害を誰かに話したものが広まっているかのような印象を受けた。犬について文句を言った話は、郷の誰からも聞けなかった。いじめた相手にいじめの話を聞かせてくれと言ってもなかなか話してくれない。そういうことかと思っていたが「あの人がいじめていた」という耳打ちすらされないのである。
 それよりも、ワタルに対する具体的ないじめ≠フ話が村人たちから出て来ないのと対照的に、周辺集落の誰もが知っていたのが、ワタルの父・友一が泥棒だった≠ニいう話だった。

(続く)
https://note.mu/tk84yuki/n/n3cf6b0673398

▲△▽▼

ルポ「つけびの村」03/06 2018/07/24
https://note.mu/tk84yuki/n/nee18a0ab0ef6


2013年7月に山口県周南市で発生した山口連続殺人放火事件について、2017年に取材し、まとめたものを6回に分けて公開します。存命の関係者のお名前は全て仮名です。2017年9月7日脱稿、その後少し寝かせていました。


保見友一

 その泥棒≠フ噂高い、保見の父親は、いつから金峰の郷地区に住んでいたのだろうか。集落を訪ね歩いて話を聞くと、皆、大まかには同じことを話した。
「保見のところは、もともとは、同じ金峰でも郷とは違う山の中に住んどった。
 長男は順一。友一(ともいち)は三男。その間に徳市(とくいち)ちゅうのがおる。ワタルの父親が友一。この3人ともが皆それぞれに郷に出て来た。それは戦争前。今から70年くらい前かな。家のあったとこは、あとはなんもない」
「ワタルくんのお父さんらは、山の上の方おっちゃったらしいよ、ほんで降りてきた、わたしらも親が話しよったちゅうぐらいしか知らんからね。入るのはね、河村さんところの道を山伝いにずっと上がるんじゃけど。途中から奥まった山の方へ登るんと思うよ。家とか、もうないない。山しかない。もう誰も住んじゃないよ。昔はそこへ山をちょっと持っとったんじゃろうが、もうそれも誰かに売っちゃったみたいじゃがね。自分らも子どもの頃、あの河村さんとこの奥のところに入ったことはあるけど。山よ。集落はないね」
「なんで越して来たかは知らんね。兵隊取られるかそんな頃やから、昔の話じゃ。兵隊から帰った時にこっち来たんやね」
 たしかに、金峰神社の参道脇にあった保見家の墓や、神社に残された石柱などを確認しても、光成の父親である友一、その兄たちの順一、徳市以外の名前は見当たらなかった。

 郷集落は保見家の南隣に、3人目の被害者山本さん宅と、さらに南方に進んだところに、本来は菅蔵地区だが「もとは郷に住んじょって、そっちに移った」ため、そのまま郷集落の一員として暮らしていた最初の被害者、貞森さん夫妻が住む家がある。保見家の家の裏手にはこんもりとした山が続くが、その手前には東西からそれぞれ流れてくる小さな川が合流している。東側から流れるほうの川に沿った細い道をその上流に向かって歩くと、500メートルほどで河村さんの家に着く。ここまでが郷地区といわれる。この細い道をさらに奥に進めば、県道9号線にふたたび合流するのだが、郷集落の入り口の前よりは道幅が細くなっており、車が一台しか通ることができない。1キロほど曲がりくねった細道を進んだところで、道が南北に分かれている。この周辺にワタルの父・友一とその兄たちは住んでいたという。
 そう村人たちが言う場所は現在、道沿いに家はぽつりぽつりとあるが、朽ち果てた廃墟もあり、今も人が住んでいる家は数100メートルおきに一軒ほどしか見当たらない。山の方を見ても、もはや家らしきものはなかった。
 体に寄ってくる虫を避けながら、保見友一とその兄たちが郷集落に移り住んだ経緯や、住んでからの暮らしぶりを高齢の村人に尋ねてまわると、わりあい話が聞けた。といっても、金峰地区では高齢者しか見かけたことがない。ここでの高齢の村人というのは、後期高齢者に分類されるような者たちだ。

 金峰地区の生き字引と称され、金峰地区のことならばこの人に聞け、と名前の出る男性、田村勝志さん(仮名)は郷集落の隣、菅蔵(すげぞう)集落で長らく農家を営んでいる。友一とは20歳近く年齢が離れているものの、やはり友一とその兄たちのことをよく知っていた。なぜ郷地区に移り住んで来たのかもだ。
「生活ができんようになったから。住んでいたところは、それはもう山の中で、どうしようもない生活しよった。その山の中に一軒家があって、そこに生まれて育ったんやからね」
 友一が移り住んで来たとき、まだ郷地区を東西に走る県道9号線が東方向には伸びておらず、現在の保見家の北側から東にかかる『第二郷橋』付近に家があった。
「まあお粗末な家を作っておったよ。竹をパッと縦に割って、その中の節を落としたものを重ねて行くわけ。でそれが屋根になるわけ。そういう家じゃった」(別の村人)
 郷地区から北東方面に採石場があることから、昔からダンプカーの往来があった。集落の家々の前にある細い道を抜けていたのだが、道幅が狭かったため、1976年代にバイパス工事が行われることになった。このとき友一と妻、そして子供であるワタルとそのきょうだいらが住んでいた家は立ち退きとなり、現在の茶色の建物に移ったのだという。もともと駐在所だった建物をそのまま友一が買った。
 ワタルの父、友一とその兄たちは別々に移り住んで来ている。次男の徳市は事件の被害者となった貞森さん夫妻が住んでいた家に住んでいた。その家を建てたのだという。金峰地区の村人たちは、徳山に近いほうを「カミ」、遠いほうを「シモ」と言う。順一は「シモのほうに住んどった」というが、詳しい場所は誰に聞いても定かではなかった。
 ワタルの叔父にあたる明治生まれの長男・順一の生活ぶりを直接覚えているものは、田村さんだけだ。
「わしが小さい頃、長男は荷車を引いて荷物を運ぶ商売をしとった。ここから徳山まで馬を買って来て荷馬車にして荷物を徳山へ運んできて、徳山で、頼まれたら買って帰るというのを長男はやってた」
 同じく叔父にあたる次男・徳市になると、数名の村人が記憶していた。話は皆共通しており「ブローカーのようなこと」をやっていたという。徳市、友一と交流のあった田村さんの話はこうだった。
「どういったらええかな、請負仕事をして、そして儲かって、土地を買ったり、いろいろ商売をしたりということをやりよった。ここに昭和26年の10月に大きな台風が来たんじゃけど、この辺は死の谷ちゅうて、家もあったけれども、田んぼも何もみな川になってしもて、大変なときがあった。道路という道路、橋という橋がひとつもなくなったんや。それを改修するために土建業の人がものすごいここに入った。そういうときに保見徳市という人は、なかなか頭のいい人やから、すぐにその請負をしたわけね。それで儲かって、まあ、一代をなしたというか」
 昭和26年10月 13日から14日にかけて山口県を襲ったルース台風は、同県に甚大な被害をもたらした。この災害をビジネスの好機と捉えたのが徳市だった。それなりに財を築いたが、徳山市に出ていた徳市の長男が脳溢血で急逝したことで潮目が変わる。その妻が、家の財産を奪ってしまったのだという。
 とはいえ長男・順一も、次男・徳市も、郷地区に移り住んで来てから仕事をしていたが、ワタルの父、友一だけは違っていた。どのように暮らしていたのかと村人たちに尋ねると、こんな答えが返って来るばかりなのだ。
「あんまりに働かないおじさんでね。上手いこと言って安い酒を人に高く売りつけてお金をあれしたりとか。人の作ったカゴを自転車の後ろにつけて売ったり。それで時々仲買に出たり。体がでかいおじさんだったけど、勤勉に働くような人でもなくて。それでいつも将棋をやっていてね。バスが来てたんですよ、で、バスが止まるといつも運転手さんと早将棋をやっていた」
「カゴを売る仕事のほかは、戦後に植林ブームちゅうのがあった。山を綺麗にして、苗木を植えて、下刈りをして、下刈りもだいたい5〜6年やりよるから、ひとつ受けたら6年間は仕事がある。あんまり定職ちゅうのはなかったね」
 金峰地区の産業は、今も続いている農業や椎茸栽培のほか、かつては製炭や畜産、そして竹細工も盛んだったという。友一は付き合いのあった竹細工職人から安く仕入れた籠を、高く売りに行っていたほかは、植林ブームに乗り一時期その仕事に従事していた。友一の妻、つまりワタルの母親は「和裁ができた」というが、どこかに勤めに出ている様子はなく、近所のものたちの農作業を手伝い、報酬に農作物をもらっていたことがあった。

 1月の取材で聞いていた友一は盗人≠セという噂について村人たちに尋ねると、他の兄弟の話と同じく、皆が同じ話をした。
「あの家の中に縁側があって、そこで2〜3人集まって酒を飲んでいるちゅうのが友一の日常生活じゃった。酒を飲むのも、自分は酒がないから、来た人をうまい具合にごまかして、酒代をとって、いうような感じ。それで人をごまかす。だから相手にするなという風評が高まった」
「保見友一って誰も呼びやせん。友のアカの人≠ソゅうふうに言いよった。アカっちゅうのは、盗人のことやな。米も洗濯物も盗られる。盗んで着るんじゃから、すぐ分かるよ」
「今なら笑えるようなものを盗りよったらしいよ。まあ洗濯物とか、カボチャとかやね」
「友一は子供がたくさんいたし、非農家じゃったから、田んぼがない。終戦後、食べ物にすごく困っている時があった。昔は水車を回して米を挽いていて、農作業に出る前に水車のところに置いて出て行っとった。そして帰ってその米を炊いて食べるんじゃけど、それを盗んだとか、カボチャを盗んだとか」
 米やカボチャ、洗濯物を盗み、家に来た者から酒代を取る……友一に関しては良くない話≠オかなかった。酒代については、被害に遭えばすぐに犯人が分かる類のものなので信憑性は高い。けれども農作物や洗濯物の盗みの話は、いまとなっては本当だったか確かめようがない。同じように、本当に泥棒だったのか確信を持てないと話す村人もいたのだが、友一が盗人だといううわさ≠ヘ、話を聞いた全員が知っていた。

 田村さんは述懐する。
「保見友一は人気がなかった。自慢をしたりなんかするから、あんまり付き合いをする人がいなかった。
 今日のような暑い日に皆は田んぼや畑へ出て仕事をするが、あの人は田んぼを作らないからね。まあ左うちわっちゅうか、皆が暑い暑いと言いながら仕事しとるときに、家の中で涼しい風に当たって、夕方にちょっと出て散歩をするというぐあいに、皆と生活の態度が違ったんやな。そういうところから嫌われ始めた。わしらが汗水流して働きよるのに、働かんと、人をごまかして、生活をして、高い目線で見よるというようにな」
 金峰地区では田や畑を持っているのが一般的だ。友一は「非農家」で、田も畑も持っていなかった。ならばふたりの兄のように仕事をして金を稼ぎ、食べ物を調達しなければならない。それなのに定職についている様子はなく、農作業もやる様子はない。人から金をチョロまかして酒代を多めに取る……そのような暮らしをしていたために、村人たちから白い目で見られていた。
 また金峰地区には集落ごとに自治会があり、2年に一度、選挙で会長が決まる。役員は自治会員らで話し合いをして決めるのだが、生前、友一は役員になれなかった。それが集落の者たちの故意だったのかは定かではないが、友一はそれを気に病んでいたという。ワタルが関東から戻って来たとき、友一とその他の村人との間にはこうした空気が熟成されていた。
 都会で金を貯めて戻って来た。近代的な一軒家を建てて「村おこし」をしたいなどと言い出す。それも単なる都会上がり≠ェ都会風を吹かせているだけではない。よりによってあの盗人の家の子が、そう言うことを言っている……そんな認識が、集落の村人たちにあったのだ。快く思わなかったのは容易に想像がつく。

金峰

 金峰地区の村人たちと保見家の関係がよく分かるものが、村の中にある。保見友一の眠る墓である。
 かつて『シルバーハウスHOMI』だった保見家から県道を挟んだ向かいから伸びる、金峰神社の参道をのぼった。石段はところどころ途絶え、急勾配のけもの道になっている。左手にタオルを持って虫を払いながら、拾った長い枝を空いている右手に持ち、杖の代わりにして本殿を目指す。両脇に並ぶ高い杉の木のせいか、晴れていても山道は薄暗く、足元の土は湿っていて、何度も滑り、この杖に助けられた。
https://note.mu/tk84yuki/n/nee18a0ab0ef6


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ルポ「つけびの村」 04/06 2018/07/25
https://note.mu/tk84yuki/n/n8dbf7f16be07


2013年7月に山口県周南市で発生した山口連続殺人放火事件について、2017年に取材し、まとめたものを6回に分けて公開します。存命の関係者のお名前は全て仮名です。2017年9月7日脱稿、その後少し寝かせていました。

『コープの寄り合い』

 相変わらずほとんど人が歩いていない金峰地区で私は、村人が恐怖する金曜日朝の『コープの寄り合い』が行われていた家に住んでいた、吉本茜さん(仮名)の現在の居所を聞いてまわった。ワタルの父・友一やその兄たちの居所を訪ねた時も感じたが、この地区の人たちは、村人の転居先にも詳しい。何人かに聞くと、だいたいの場所がわかった。
 吉本さんは事件の後に集落から離れた街に引っ越し、息子たちと住んでいるという。金峰地区の村人だけでなく、少し離れた地域の村人も、吉本さんの名前、経歴や人柄を詳しく知っていた。むろん、引っ越し先の詳しい場所もである。ワタルよりも有名人だ。
 若い頃には学生運動をやっていたとも聞いた。郷集落に戻って来てからも、熱心に環境問題に取り組んでいたという。実はこの吉本さんは、ワタル逮捕後の起訴前鑑定で名前が出ていた人物だ。鑑定を担当した山口県立こころの医療センター・兼行浩史医師は、鑑定当時ワタルが被害念慮を抱いていたことに触れ、その対象を「吉本さん以外全ての人に対して持っていた」と述べていた。
 村人がおそれる危険な『コープの寄り合い』で情報を司っていた中心人物≠ナありながら、ワタルは吉本さんだけには「被害を受けている」と感じていなかったというのである。一体全体、どういう関係性を築いていたのだろうか。
https://note.mu/tk84yuki/n/n8dbf7f16be07


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ルポ「つけびの村」 05/06 2018/07/25
https://note.mu/tk84yuki/n/ne4995dd23077

2013年7月に山口県周南市で発生した山口連続殺人放火事件について、2017年に取材し、まとめたものを6回に分けて公開します。存命の関係者のお名前は全て仮名です。2017年9月7日脱稿、その後少し寝かせていました。


『金峰百年の歩み』

 ワタルは友一とその妻との間に生まれた5人きょうだいの末っ子ということはすでに1月の取材で知っていたが、まだ存命であるならば、誰か一人にでも話を聞きたい。
 また友一の兄である順一、徳市はすでに亡くなっているが、その子供達は、ワタルとは従兄弟の間柄である。子供時代に付き合いがあってもおかしくはない。
 周南市立中央図書館に用意してもらっていたのは『金峰百年の歩み』という本だ。金峰地区に近い鹿野町にある、周南市立鹿野図書館に問い合わせをした際、この本が所蔵されていることを聞き、あらかじめ中央図書館に送ってもらっていた。
 郷地区にある「金峰杣(そま)の里交流館」は公民館の役割を果たしており、事件当時、村人たちがここに避難していたことはすでに書いた通りである。ここは以前、金峰地区の子供達が通う「金峰小学校」だった。明治8年(1875年)に須万小学校分校として開校し、明治20年(1887年)には分校から独立。郷簡易小学校など名称は何度か変わったが、戦後に金峰小学校となり、昭和50年(1975年)に100周年を迎えた。これを記念し、卒業生らの手によって昭和51年(1976年)に刊行されたのが『金峰百年の歩み』だ。
 生徒数は明治後期から戦後がピークだった。明治42年(1909年)には117人、大正11年(1922年)には113人、そして昭和21年には最大の169人となる。昭和30年代には、須万小学校の一部だった奥畑分校が金峰小学校の分校となっていたが、両校とも生徒数の減少が続き、昭和48年(1973年)には生徒数2人となった奥畑分校が金峰小学校に統合された。100周年を迎えた頃は生徒数が11人となっていた。
 それでもこの年は、卒業者名簿の編纂や祈念碑の制作とその設置、本書の作成、記念式典のほか、金峰小学校の全室にカラーテレビが設置されるなど華々しい行事が続いたが、児童数の減少には歯止めがかからず、100周年からわずか3年後には鹿野小学校金峰分校へと改校される。平成4年(1992年)には生徒がひとりだけとなった。その児童が卒業した平成7年(1995年)には在籍児童数がゼロに。卒業式の半月後に休校式が行われ、平成15年(2003年)には廃校となった。
 ページをめくると最後のほうに「金峰小学校卒業生一覧表」があるのが目に留まった。明治27年度から、昭和50年度までの卒業生の名が並んでいる。眺めると今回の事件の被害者や、ワタルの名前も確認できた。
 別のページには一部の卒業生が刊行に合わせて学校の思い出話を綴った作文が掲載されている。そこにワタルの父親、保見友一のものがあった。
https://note.mu/tk84yuki/n/ne4995dd23077

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ルポ「つけびの村」 06/06 2018/07/25
https://note.mu/tk84yuki/n/ne6061a373ac6

2013年7月に山口県周南市で発生した山口連続殺人放火事件について、2017年に取材し、まとめたものを6回に分けて公開します。存命の関係者のお名前は全て仮名です。2017年9月7日脱稿、その後少し寝かせていました。


 ポパイが今も思いを寄せる飼い主のワタルに面会するため、広島拘置所へ向かった。その日の広島駅周辺は、朝から曇っていた。蒸し暑く、歩いていると髪が湿気を含む。ホテルから10分ほどしか歩いていないのに、広島拘置所に着く頃は髪が膨らんでボサボサになっていた。
 地方都市では城や城跡の近くに役所や裁判所が置かれていることが多い。ここ広島も例に漏れず、広島城のそばに裁判所があった。だが拘置所となると事情は異なり、必ずしも城の近くにあるというわけではないのだが、ここは拘置所が裁判所と同じブロックにある。拘置所敷地の外壁には、浮世絵のようなタッチの、海の上に多数の船が浮かぶ絵が描かれていた。拘置所の職員にこの絵の由来を訪ねたが「さぁ……なんでしょうね」と、何を知っているわけでもなかった。


 狭く古い待合室で、グレーの汚れた壁を見ながら待っていると、あっという間に番号が呼ばれた。スピーカーから流れて来る職員の声が大音量で割れている。キーンというハウリングの音とともに、こう聞こえてきた。

「四番面会室にお入りください!」

 面会室に入るとすぐに、ワタルが入って来た。アクリル板越しのワタルは、黒い半袖Tシャツにグレーのスウェットズボンを履いている。金峰地区の村人達はワタルを「体がでかいけぇね」と言っていたが、確かに背丈もあり、体格もがっしりとしていた。骨太な姿が、須金で会った長女の娘、ワタルの姪に似ている。ホームベース型の顔は、原始人のようにも見える。まず挨拶をして、面会に応じてくれたことに対する礼を言ったのだが、ワタルは聞いているのかいないのか「時間がないけぇね」と言いながらすぐにパイプ椅子に座った。挨拶をしないという噂は本当だ。
 ワタルは会話のキャッチボールをする気がないのか、面会時間が15分しかないために自分の思いをすべて伝えたいと焦っているのか、こちらが質問する隙を与えない。持っている資料の束をひとつずつ広げながらアクリル板に押し付けて私に見せながら、まくしたてた。
https://note.mu/tk84yuki/n/ne6061a373ac6


http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/340.html#c149

コメント [政治・選挙・NHK263] 自民党は堅調のようだ。しかし「れいわ」のような政党が出来れば世の中も変わる。(かっちの言い分) 一平民
20. 日高見連邦共和国[15038] k_qNgoypmEGWTYukmGGNkQ 2019年7月14日 06:19:04 : xWnVQsJE5Q : MHNXYXRFV3YyZHM=[6]
19のコメントに追記。

この明らかにされたデータで一番肝心な部分は、『まだ決めていない 37.4%』であり
そういう方々が『必ず選挙に行く、たぶん行く』で何%あるかが『選挙結果を
左右する』って事。

つまり結論は『まだまだ結果は予想できない』筈なんだが・・・。大手マスゴミはそう書かない。(笑)

いや、それ以前に、サンプル数すら示せない!(大爆笑)まさか、100や200じゃあるまいな!?
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/198.html#c20

コメント [昼休み52] ドッグヴィルの世界 _ 奈良県 月ヶ瀬村 中川隆
5. 中川隆[-9097] koaQ7Jey 2019年7月14日 06:19:20 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3593]

田舎生活の愉しみは噂話、悪口と苛めだけ


ルポ「つけびの村」01/06 〜山口連続放火殺人事件の因縁を追う〜 2018/07/23 https://note.mu/tk84yuki/n/n264862a0e6f6


2013年7月に山口県周南市で発生した山口連続殺人放火事件について、2017年に取材し、まとめたものを6回に分けて公開します。存命の関係者のお名前は全て仮名です。2017年9月7日脱稿、その後少し寝かせていました。

 第23回参議院選挙投票日の2013年7月21日。前月からの猛暑が続く山口県周南市・須金(すがね)・金峰(みたけ)地区の郷(ごう)には、この日も朝から強い日差しが降り注いでいた。そよ風すら吹いていないのはいつものことだ。8世帯12人が暮らす小さな山村は、周南市街地から16キロほどしか離れていないが、半数以上が高齢者のいわゆる限界集落になる。

 隣の菅蔵(すげぞう)集落の田村勝志さん(仮名)は、集会場『金峰 杣(そま)の里交流館』で投票を済ませた。その帰りに声をかけて来たのは、義理の妹に当たる山本ミヤ子さん(79歳=当時・以下同)だった。彼女の夫は田村さんの弟にあたるが、先立たれ、一人暮らしをしていた。

「ちょっとコーヒーでも飲んで帰らんね」

 縁側で一緒にアイスコーヒーを飲んでいると、隣の家からいきなり大音量でカラオケが流れ、そこに住む男の歌声が聞こえてきた。隣では最近、朝10時と夕方5時に、カラオケが始まるのだ。周辺に気を使って窓を閉めることもせず、窓を開け放ち、歌を集落中に響かせる。いつものことなので、驚くでもなく、田村さんは男が歌う昔の流行歌を聴きながら、コーヒーを飲み干して、山本さんと別れた。
 帰りの道沿いにある、貞森誠さんと妻の喜代子さんが住んでいる一軒家を通り過ぎた。誠さんは71歳、集落の中では中堅の年齢だが、数年前から癌を患い、1歳年上の喜代子さんが自宅で誠さんの看病をしている。さきほどの男の歌声は、この家の前を通るときも聞こえていた。

 山本さんはこのあと、同じ集落の石村文人さん(80)とラウンドゴルフに出かけた。いつもの日曜日。夜から始まる惨劇を、集落のものは誰も想像すらしていなかっただろう。

 ただひとり、カラオケの男≠除いては。

 長閑な村の様相が一変したのはその日の20時59分。
「貞森さんの家が、真っ赤っかになっとる!」
 さきほどの夫婦が住む家から煌々と火が上がるのを目撃した近所の住民は、慌てて119番通報をした。
 ところが電話を切って外に出ると、もう一つ別の家が燃えていることに気がついた。
「山本さんの家も、メラメラ燃えとる」
 別の住民が21時5分ごろ、石村文人さんに電話をかけた。だが応答はなかった。
 集落では二軒の家の消火活動が行われ、22時14分、ようやく鎮火した。貞森さんの家からは誠さんと喜代子さんの遺体が、山本さんの家からはミヤ子さんの遺体が発見される。誠さんの遺体は足がもげていた。消防団が焼け跡をかき分け、片足を探した。
 この2軒が燃えたことに、村人たちは皆「何かおかしい」と感じていた。ふたつの家は70メートルほど離れていて、間に燃えるものもないからだ。
「なんでこんなことに」
「放火じゃなかろうか」
 集まった村人たちは口々にそう言い合った。とはいえ、翌日から現場検証が行われる。火災の原因もじきに分かるだろう。
 投票場だった『金峰杣の里交流館』の、はす向かいに住んでいた吉本茜さん(仮名)から連絡を受けた河村聡子さん(73)は、吉本さんの家で一緒に消防団にお茶や水を出すなどの世話に追われていた。夫の二次男さんは、友人たちと愛媛に旅行へ行っていた。
「貞森さんの家族に連絡せにゃならんね」
 吉本さんと聡子さんは、そんな話をした。

 県警の緊急配備が解かれたのち、消防団が引き上げ、片付けが終わったのが1時半。日付はすでに変わっていた。それから家に帰り、風呂に入って寝る支度を整えてから、一階の居間で二次男さんに宛てて火事のことをノートに書き置きした。大変な1日を終え、聡子さんは二階の寝室に向かった。
 だがその聡子さんも昼前に、遺体で発見される。遠方に住む娘が自宅を訪ね、二階に血まみれで倒れている聡子さんを見つけたのだった。夜から連絡がつかなかった石村さんも、その数分後、自宅を訪れた県警に遺体で発見される。すぐに、村の入り口に黄色いテープの規制線が貼られた。現場検証が始まる。
「2軒の火災による3人の死亡」が、「5人の連続放火殺人」に姿を変えた瞬間だった。
 県警はこの時点で、昨晩から自宅におらず、連絡もつかないカラオケの男≠重要参考人と睨み、その自宅を捜索。男の行方を追った。二台の車はガレージにある。遠くには行っていないだろう。
 5人は全員、撲殺されていた。遺体に共通していたのは頭部の陥没骨折、そして足の殴打痕。加えて『口の中に何かを突っ込まれた』形跡があったことだ。
 貞森さん夫妻と山本さん、3人の遺体は黒く焼け焦げ、確認のために山本さんの遺体を警察から見せられた息子は、どっちが頭なのか足なのか分からなかったほどだという。のちに司法解剖が行われ、頭蓋骨の陥没骨折や、顔に皮下出血が認められ、頭部や顔を鈍器のようなもので激しく殴られて殺害されたことがわかった。
 石村さんの遺体にも同じく、後頭部や膝の裏を激しく殴打された痕が見られた。口の中にも損傷があり、何か棒のようなものを突っ込まれた形跡があった。
 聡子さんも同様だ。首の後ろを激しく殴られたことが致命傷とみられている。その口の中は血まみれで、前歯が折れていた。
「家で寝ちょったら殺されるかもしれん」 
 連続殺人であることを悟った村人たちは怖がった。県警は、さらなる犠牲者が出ることを防ぐため、村人たちを投票場だった『金峰杣の里交流館』に避難させる。そこで寝泊りを始めた村人たちにとっては、参院選の投票結果など、最早どうでもよいことになっていた。集会場の外では投入された県警の捜査員約400名が村中を周り、男の行方を探し続けている。村の入り口に張られた規制線の外には、おびただしい数のテレビ中継車が並び、上空には報道ヘリが飛び交っていた。
 一度に5人が殺害されるという大事件が発生した村には、地元だけでなく東京からも多くの記者が詰めかけたが、そんな彼らが何よりも注目したのは、カラオケの男≠フ家のガラス窓に貼られた不気味な『貼り紙』だった。

「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」

 山口県周南市金峰(みたけ)で21日夜、全焼した民家2軒から3人の遺体が見つかり、翌22日に別の民家2軒から新たに2人の遺体が見つかった事件で、火災現場で見つかった3人はいずれも頭部に外傷があり、ほぼ出火と同じ時刻ごろまでに死亡していたことが、司法解剖の結果わかった。県警は、3人が殺された後、放火されたとみている。
 県警は22日、5人が殺害された連続殺人・放火事件と断定し、周南署に捜査本部を設けた。県警は同じ集落に住む男が何らかの事情を知っているとみて、自宅を殺人と非現住建造物等放火の疑いで捜索した。男は行方がわからなくなっている。
 全焼した山本さん宅の隣の民家には「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」と、放火をほのめかすような貼り紙があった。(2013年7月23日 朝日新聞朝刊)

 14人が暮らす集落で5人の遺体が次々と見つかった。携帯電話も通じない、山口県周南市の山間部で起きた事件。「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」。全焼した民家の隣に住む男は所在不明で、自宅には放火をほのめかす貼り紙も残る。「家族のよう」と言われる山里で、何が起きたのだろうか。(2013年7月23日 四国新聞朝刊)

 警察は山本さんの住宅の隣に住む男が、2つの住宅に火をつけた疑いがあるとして、殺人と放火の疑いで男の自宅を捜索しました。
 その際に室内から外に見える形で窓に貼り紙があり、紙には「つけびして煙り喜ぶ田舎者」と書かれていました。
 男は、現在、行方が分からなくなっていて、警察は貼り紙の内容が放火への関与を示すものとみて、男の行方を捜査するとともに、一連の事件との関連について調べています。(2013年7月22日 NHKニュース)

 村の3分の1以上が殺害され、姿を消した男の家には不気味な貼り紙。「平成の八つ墓村」などとネットでも騒がれ始めた。まさか自分の村がこんな言われようをするとは、村人たちは前日まで誰も考えたことすらなかっただろう。
 事件発生から4日が経った7月25日。警察は山中で男の携帯電話や、男性用のズボン、そしてシャツを発見。さらにその翌日朝、発見現場付近を捜索していた機動隊員が林道沿いで男を見つけた。Tシャツとパンツの下着姿で、靴も履いていない。
「ホミさんですか?」
 近づきながら機動隊員が声を掛けると、男はその場にしゃがみ込み言った。
「そうです」
 抵抗することもなく県警の任意同行に応じ、逮捕されたそのカラオケの男≠ヘ、郷集落の住民の一人、保見光成(ほみ こうせい)(当時63歳)という。
 その後、県警は山中で、側面に「ホミ」と彫られたICレコーダーを発見した。息を切らしたような雑音の中、こんな言葉が録音されていた。
「ポパイ、ポパイ、幸せになってね、ポパイ。いい人間ばっかし思ったらダメよ……。
 オリーブ、幸せにね、ごめんね、ごめんね、ごめんね。
 噂話ばっかし、噂話ばっかし。
 田舎には娯楽はないんだ、田舎には娯楽はないんだ。ただ悪口しかない。
 お父さん、お母さん、ごめん。お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、ごめんね。……さん、ごめんなさい……。
 これから死にます。犬のことは、大きな犬はオリーブです」

 保見光成の家のガラス窓にあった、この貼り紙。
「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」
 県警が保見を捜索している段階から、これはカラオケの男≠ノよる犯行予告なのではないか、と騒がれていた。「放火をほのめかす貼り紙」「不審なメッセージ」などと、テレビや新聞は何度も取り上げた。
 だが、それは決意表明でもなければ犯行予告でもなかったのである。

金峰行きの経緯


 そのことを知ったのは、事件から3年半が経った2017年1月。取材のために金峰地区を訪れたときだ。
 私は東京で週刊誌の記者として稼働しながら、主に殺人事件の公判を取材するフリーライターとして活動していた。取材に出向くひと月前、ある月刊誌の編集者が『山口連続殺人事件』について改めて取材して記事を書いてみないかと声をかけてくれたのだった。
 すでに保見は5件の殺人と2件の現住建造物等放火で起訴、山口地方裁判所での一審公判も、広島高等裁判所での控訴審も判決が言い渡されており、事件は最高裁に係属していた。このときも、今もである。
 逮捕当初こそ「殺害して、その後、火をつけた。私がやりました」と犯行を認めていた保見は、2015年6月25日、山口地方裁判所で開かれた裁判員裁判の初公判でこれを翻し「火はつけていません。頭をたたいてもいません。私は無実です」と無罪を主張した。
 大量殺人を犯したとされる被疑者は、精神的な問題がないかを起訴前に鑑定し、問題がない、つまり事件当時に完全責任能力を有していたと判断されたのちに起訴されるという流れが出来ていた。この鑑定を起訴前鑑定という。さらに起訴後の公判前整理手続という非公開の手続きにおいて、争点が責任能力であるとなれば、改めて精神鑑定が行われることになる。これを本鑑定と呼ぶ。
 保見に対しては一審が開かれる前に、この2つの鑑定が行われた。起訴前鑑定では事件当時の保見は「完全責任能力」があると判断されたが、起訴後に本鑑定が行われ『妄想性障害』と判断されていた。
 これをもって、一審公判で弁護側は責任能力について「心神喪失」もしくは「心神耗弱」を主張した。それに加えて保見は放火も殺人も、自分がやったのではない、と、犯人であること自体を否認したのである。だが同年7月28日の判決公判で山口地裁は保見に「死刑」を言い渡した。『妄想性障害』は認めたが、完全責任能力は有していたという判断だった。また放火も殺人も、犯人は保見以外に考えられないと認定された。
 妄想性障害をめぐる責任能力については、山口地裁は判決で次のように述べている。
「鑑定人によると、被告は両親が他界した2004年ごろから、近隣住民が自分のうわさや挑発行為、嫌がらせをしているという思い込みを持つようになった。こうした妄想を長く持ち続けており当時、妄想性障害だったと診断できる。『自分が正しい』と発想しやすい性格傾向と、周囲から孤立した環境が大きく関係し、妄想を持つようになった。
 この鑑定は合理的であり、これを基に責任能力を検討すると、被告が当時、自己の行為が犯罪であるという認識を十分有していたことは明らか。凶器となる棒を携えて各被害者宅を訪れ、殺害後に自殺しようと山中に入っており、善悪を認識する能力も、その認識に基づいて行動する能力も欠如したり、著しく減退したりしていない。被告は当時、完全責任能力を有していた」
 保見はこれを不服として即日控訴。2016年7月25日、広島高等裁判所で控訴審の第一回公判が開かれたが、弁護側の請求証拠はすべて却下されて即日結審し、同年9月13日、控訴棄却。その翌日、保見側は上告した。
 判決では本鑑定の結果に基づき「近隣住民が自分のうわさや挑発行為、嫌がらせをしているという思い込みを持つようになった」と認定されているが、これには疑問があった。事件発生当初から、保見は集落の村人たちから村八分≠ノされていたのではないかという疑惑があったからだ。

 金峰の郷集落で生まれ育った保見は中学卒業後に上京し、長らく関東で働いていたが、90年代にUターンしてきた。しかし村人たちの輪に溶け込めず「草刈機を燃やされる」「庭に除草剤を撒かれる」「『犬が臭い』と文句を言われる」などの出来事が起こっていたのだと『女性セブン』(小学館)2013年8月15日号は報じていた。また被害者のひとりである貞森誠さんが、かつて保見を刺したことがあるという、気がかりな情報もあった。「みんな仲良しなのに、1人だけ浮いた存在」。保見の逮捕直後、新聞のインタビューに近隣住民がこうも語っていた。
 保見はICレコーダーに「周りから意地悪ばかりされた」と吹き込んでいたが、これは妄想などではなく、本当なのではないか――。
 そのようなことを思っていたが、この時の目的は少し違っていた。私に声をかけてきてくれた月刊誌の編集者は、金峰地区における夜這い風習≠ノついて取材をしてきてほしい、と頼んできたのだ。彼は私にある記事を手渡した。
 それは『週刊新潮』2016年10月20日号(新潮社)に掲載されていた山口連続殺人事件にまつわるものだった。あるジャーナリストが、広島拘置所に収監されている保見に面会取材を行い、逮捕当時に大きく報じられていた「村八分」の発端となる『ある事件』について話を聞いたというのだ。
 読めば、金峰地区には夜這い≠フ風習があり、戦中に一人だけ徴兵を免れた村人が、女たちを強姦してまわっていたという。そして、この村人が保見の母親を犯そうとしたとき、それを止めて追い払った人物が、保見光成と二十歳近く年の離れた実兄なのだ、と。
「これを、ちょっと行って来て、確かめてもらえる?」
 とその編集者は言う。
 私は保見の公判を傍聴に行きたいと一審の当時思っていたが子供が産まれたばかりだったため、長期間家を空けることができず、諦めたという経緯があった。編集者とはその話も過去にしていた。おそらくそれを覚えていて、話を振ってくれたのだろう。二つ返事で引き受けた。
 とはいいながらも、取材を終えてその結果を世に出せば、世に出ている記事の検証取材であるから、ややこしいことになる、という予感は最初からあった。しかも取材の目的が「金峰に夜這いの風習があったかどうか、確かめる」というもの。行くとは決めたものの、多忙な夫に子供を預け、遠路はるばる山口県周南市の山奥まで出向き、夜這いについて村人に話を聞いて回る……。
「夜這いの取材かぁ……」
 ノートパソコンを開いて取材前の情報収集をしながら、年末の夜中にリビングでひとり思わず呟いてしまった。この21世紀に夜這いの取材。ちゃんと話が取れるのかと不安になる。だが引き受けたからにはやらねばならない。それに件の記事には、保見へのいじめ≠ヘ存在し、その発端が戦中の強姦未遂事件≠ナあると記されているのだから、それを確かめることは、一応いじめ≠ノ絡む取材ではある。西に向かう新幹線の中で私は腹を決めた。

 民俗学者らの文献や、伝承ものの書籍には、夜這いについての記述はいくつもある。宮本常一の『忘れられた日本人』(岩波文庫)に収録されている「土佐源氏」は現在の高知県檮原町で乞食小屋に住む元ばくろうの老人≠ゥら聞き取った昔話で構成されているが、この老人の父親は、母の夜這いの相手≠セった。同じく同書収録の「世間師」では、宮本の故郷である周防大島でふたりの老人から聞き取りを行っている。このうちひとりは長州征伐のあった1865年に14歳だったという男性だが「戸締りが厳重になったため、娘のところへ夜這いに行けなくなってしまった」とある。
 同じく民俗学者の赤松啓介は『夜這いの民俗学・夜這いの性愛論』(ちくま学芸文庫)で実際に様々な村へ足を運び、時に村のコミュニティに入り込んで、夜這いについて聞き取りを重ねている。また、ともに夫の転勤で徳山に来たという向谷喜久江・島利栄子によって記された『よばいのあったころ 証言・周防の性風俗』(マツノ書店)では、山口における夜這い文化について、老人たちに聞き取りを行なっているが、ここには「山間部の部落には、若衆宿が、昭和の初めごろまであった」とある。若衆宿とはその集落で一定の年齢に達した男子たちが集まる場所で、規律や生活上のルールに加え性的な事柄も伝えられていた一種の教育施設だ。こうした文献に照らせば、金峰地区にかつて夜這い文化があったとしても全く不思議ではない。だが戦中まで、となるとどうか。

(続く)
https://note.mu/tk84yuki/n/n264862a0e6f6

ルポ「つけびの村」02/06 〜つけびして 煙り喜ぶ 田舎者〜 2018/07/23
https://note.mu/tk84yuki/n/n3cf6b0673398


2013年7月に山口県周南市で発生した山口連続殺人放火事件について、2017年に取材し、まとめたものを6回に分けて公開します。存命の関係者のお名前は全て仮名です。2017年9月7日脱稿、その後少し寝かせていました。

 事件のあった「金峰地区の郷集落」は、山口県周南市の北部にある山村だ。
 その周南市は山口県東部に位置し、重化学工業を主な産業としている。2003年に徳山市、新南陽市など2市2町が合併し発足した。南側の臨海部に広がる工場群は現在「周南コンビナート」と呼ばれ、遊覧船による夜景ツアーが組まれるなど観光名所のひとつとなっている。ここは明治時代に旧海軍の石炭基地が設けられたのち、石炭が石油に代わり石油科学工場が発達。昭和初期には海軍の燃料廠や有機・無機化学、鉄鋼などが集積する工業地帯に成長した。昭和39年には工業整備特別地域に指定され、隣接する下松市、光市とともに重化学工業の拠点としての本格的な整備が進み、製造品の出荷額は山口県の5分の1を占める。
 JR徳山駅はこの「周南コンビナート」の港沿いを走る山陽本線と、東京から博多へ続く山陽新幹線が停車する周南市の中心駅だ。駅名には合併前の都市名がそのまま残る。東京から新幹線で4時間以上かかるが、それでも空路を使うより手っ取り早い。県東部の岩国錦帯橋空港から郷地区は50キロ、西部の山口宇部空港とは90キロ離れていて、乗り継ぎにかかる時間を考えると、やはり新幹線一択になる。


 駅から港に向かい数分歩いたところにある徳山港には、太平洋戦争で海軍が開発していた人間魚雷「回天」の実物大レプリカが展示されている。ここから発着しているフェリーに乗り30分ほどの距離にある大津島には、かつて回天の組立工場と発車訓練基地があった。いまも島には記念館があるが、そこを目指しているとおぼしき観光客の姿はない。
 駅を挟んで港の反対側は中心市街地だ。とはいえその規模は小さい。地方都市の宿命か、駅前のアーケード街に人は数えるほどしか歩いておらず、半分以上の店舗がシャッターを閉じていた。そんな中にも、銀行の支店や市役所、新聞社などが立ち並び、夜は酔客でささやかな賑わいを見せる。
 瀬戸内海に面しているこの辺りの気候は温暖で冬でも晴れる日が多い。滅多に雪も積もらないというが、対して北側は中国山地の一部にあたり山深く、冬の積雪も珍しいことではない。目指す金峰地区は、北側に属する。臨海部の主要産業が重化学工業であるのに対し、北側はぶどうや梨の栽培をはじめとした農業が栄えている。


 2017年1月、私は徳山駅の近くで車を借り、金峰地区に向かった。周南市に私鉄はなく、JR山陽本線も湾岸部しか走っていないので、住民は移動にバスか車を利用している。地元のバス会社はあるにはあるが、運行網は金峰地区から9キロほど離れた場所で途絶えていた。そこからタクシーを探すより、徳山駅から車を走らせた方が早い。
 新幹線の中でスマホのアプリを立ち上げて天気予報をチェックした時、週末には寒波が押し寄せ、日本海側に大雪が降ると告げていた。そのせいか、ダウンコートを着ていても寒い。車を3キロほど走らせると、あっという間にスーパーや飲食店は姿を消し、両側と前方にこんもりとした山が広がり始めた。車線も狭くなるが、それでもまだ道は綺麗に舗装されている。ここでようやく、ガードレールが白でなくオレンジ色であることに気がついた。山口県は昭和38年の山口国体開催にあたり、特色のあるものを作ろうと考え、ガードレールを県特産の「夏みかん」色にしたのである。
 オレンジ色のガードレールが両側に立つ片側一車線の山道は時折くねくねと急カーブを切らなければならないが、15分ほど走ると、ようやくコンビニと開けた小さな町が目に飛び込んできた。金峰と徳山市街地の間にある、唯一の町だ。とはいえ、コンビニぐらいしか買い物できる場所はない。ここで飲み物を調達し、さらに国道で北に向かう。すぐにまた道の両脇を山に囲まれ、先ほどまで快晴だったのが嘘のように空が曇り始めた。家も店もない道をしばらく進むと見えてきたのは菅野湖だ。ここにかかる細く古い橋を渡り、湖沿いの県道41号線をひたすら北上する。バス釣りのメッカのようで、ボートを曳いたクルーザーが何台も停まっていた。下流にスロープがあり、ボートを湖に降ろせるようだ。
 車の西側には深緑色の湖面が広がり、東側の山肌には草木が生い茂っている。まだ徳山駅から30分も走っていないのに、ここまで山深くなるかと驚いてしまう。しかも舗装が悪い。濡れた路面はでこぼこで、ところどころ深く大きな穴が空き、水たまりができていた。スリップして湖に落ちやしないかとすこし怖くなった。
 それでも、湖沿いのボロ道を抜けると、また普通の道路に戻る。ここまで徳山駅から40分ほど。距離にして20キロしか離れてないが、見渡す限り山と田畑が広がる田舎道で、もうコンビニなどどこにもない。
 ところが「金峰の郷集落」にさしかかる直前のすこし開けた平野を走っていると、突如として銀色のUFOと巨大な象が目に飛び込んできた。その脇には『宇宙の入り口』という看板が立っている。
 まだ郷集落にも着いていないのに、思わず車を停め、UFOを眺めた。
 そういえば、菅野湖沿いを走っているときから、小さなUFO型の看板がいくつも立っているのを見ていた。そこには手書きで「気をつけて安全運転」など記されていたが、『宇宙の入り口』へ向かうための案内板だったようだ。
 木材で骨組みを作り、アルミ板のようなものをかぶせて仕上げをした数台のUFOと象のオブジェのほか、幅2メートルはあろうかという巨大な太鼓や、木馬も並んでいる。「このブランコに乗ると結ばれる 愛愛ブランコ」という文字が躍った木製のブランコもあった。いわゆるB級アミューズメントスポットだが、陰惨な事件現場のすぐそばにこのような施設が並んでいると、ただ不気味でしかない。
 車に戻ろうとしたところで、男性に手招きをされた。全て手作りだという、この『宇宙の入り口』の生みの親だった。男性は保見と同い年だが、金峰地区に住むものではなかった。
 再び車に戻る。木々の生い茂る薄暗い道を数分行くと、ようやく金峰の郷集落に着いた。
 事件当時、ここは「携帯電話も通じない限界集落」だといわれていたが、実際に足を運ぶと、ほとんどの場所で携帯電話の柱も立った。
 保見光成の家は、地区名の由来にもなった一千年以上の歴史を持つ金峰神社の参道前にある。ここが郷集落の入り口だ。家は二棟あり、ピンク色の壁をした新宅と、茶色のベニヤ板でできた本宅が、土壁のガレージを挟んでいる。本宅からガレージにかけられたブルーシートは劣化して破れ、風にあおられるたび、焦げ跡のある家の壁や、倉庫の中が見えた。


 保見が関東から戻ってくる際に自力で作ったという新宅のまわりには、枯れ枝が散乱していた。それをかき分け、白い門扉の前に立つ。右脇には茶色い壺や人型のオブジェが、空っぽになって倒れた植木鉢とともに雑然と並んでいる。門の奥にはガラス戸の出入り口があるが、上半分は簾がかかっていて中は見えない。左手に目をやると陶器でできた大道芸人の人形が置かれていた。その奥に立つポストはガムテープで塞がれていて「郵便物は入れないでください 当方へ御用の折は、お手数ですが下記にご連絡ください」と携帯電話番号らしきものが書かれた紙が貼られている。試しにその番号へかけると「現在使われておりません」のアナウンスが流れた。少し下がって全景を見れば、雨どいを支える柱に、CDが貼り付けてあった。再び近づいて目をこらすと、ちょうど保見が金峰に戻ってくる直前である1993年に松任谷由実がリリースしたアルバム『Uーmiz』だ。都会での思い出が詰まっているCDなのだろうか。
 土壁のガレージは車が2台は停められる大きさで、シャッターはついていない。破れたブルーシートを少し開けて中を覗くと、汚れた国旗や工具、工具箱、段ボールやタイヤ、窓枠などで散らかっていた。上部にかけられた針金にもザルやブリキの薬缶といった様々な道具が吊られている。幅が30センチはありそうな、片刃のノコギリのような、見慣れない刃物も吊られていた。隣に無造作に置かれた資材の上には鳥かご。中にはオウムのぬいぐるみが入っていた。新宅、本宅ともに屋根の下にはセンサーライトらしきものの残骸が残る。
 本宅の出入り口引き戸の脇に表札はないが、上にはロールス・ロイスのプレートと、可愛くデフォルメされた熱帯魚のオブジェが貼り付けられていた。
 その右側には、かつてあの貼り紙が貼られていた窓がある。

「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者 かつを」

 これもすでに剥がされていた。
 ガラス窓は汚れ、かなり曇っているが目を凝らして中を見ると、すぐ前に壁があった。11時20分で時を止めた古時計のまわりに扇子が6枚かけられていて、下に備えられた棚の上には陶器の酒樽が置かれている。その脇にあるスリッパ立てには、きちんとスリッパが4組揃えられていた。
 住む人を失った住居特有の寂れ具合を醸し出していたが、事件がなくとも、家主の個性がにじみ出ている家だったことだろう。
 保見光成に撲殺された後、放火された隣の山本さんの家は雑草生い茂る空き地になっており、同じように撲殺され、放火された貞森さんの家の跡には、小型ユンボが置き去りにされ、その脇に真っ黒に焦げた木材が積み上げられていた。3年半経っても、事件の痕跡は集落の中に色濃く残る。


 郷集落入り口の交差点は、通ってきた南からの県道41号線と、東西に伸びる県道9号線がぶつかる。ごくたまに、9号線を大型トラックが轟音を立て猛スピードで走る以外は、ほとんど車も通らない。村人も誰一人、歩いてはいない。道沿いに流れる小川のせせらぎと、山の葉の擦れる音がざわざわと鳴るだけだ。空は晴れたかと思うと雲が広がるというせわしない状態を繰り返しているが、晴れているときでも山が太陽を遮り、道が陰る。路面はやはりところどころ濡れていた。空気は刺すように冷たく、湿っぽい。私は山口県の隣、福岡県出身だが、同じ西日本でもここまで寒さが厳しいとは思っていなかった。
 保見の家のはす向かいにある、砂利が敷き詰められた広場に車を停めた。ここにはかつて廃屋があったというが、今は更地になっている。事件当時は規制線が張られていた小さな橋を渡って、住宅地図を手に、郷集落を奥へと進んだ。車が一台しか通れない細い道が、小さな川に沿って伸びていた。徳山の市街地よりも寒さが厳しく、少し歩くだけで冷えが身体中に広がる。足の先は感覚を失い、手が動かなくなってきた。
 周南市役所の集計によると、2016年12月31日時点での人口はわずか10人。一軒一軒、訪ね歩いても、誰も出てこない。橋を渡ってすぐ右側にあるオレンジ色の瓦の二階建て家屋は、一階がガラス張りで商店のような趣があるが、中を覗いてみたところ生活用品が雑然と散らばり、すでに空き家になっているであろうことは想像がついた。
 その向かいに伸びる石段を登ると、小さな寺がある。脇の寺務所の門を叩き呼びかけたが、やはり誰もいない。再び細い道に戻って集落を奥へと進んだ。道の片側に流れる小川は、冬でも雑草が高く生い茂っている。その反対側にある山を切り開き、古い家屋が点在していた。どの家も車が一台やっと通れるような私道を少し登ったところに建てられていて、脇にある車の停められる大きさの倉庫には農機具や薪などが置かれていた。古い家屋の作りはだいたい同じで、ガラス引き戸の玄関の脇に、両開きの掃き出し窓が二窓ほど並んでいる。
 寺の隣には、本来は公民館だという古く小さな木造の建物があるが、鍵がかかっていて、使われている形跡はない。脇には、殺害された河村聡子さんが名付けたという『金峰杣の里交流館』。集落にある建物の中では目新しく大きい。保見が逮捕されるまで、村人たちが避難していた場所だが、ここも扉には鍵がかかり窓は雨戸が閉められ、ひっそりとしている。
 郷集落についてから人に行き合っていないし、どの家も人の気配がない。心細くなりながら、車が一台しか通れない小川沿いの道をゆっくりと進む。気温が低すぎるせいか、手に持っていたスマホは突然電源が落ち、動かなくなった。小川の反対側には、この道路よりも少し高い位置に県道9号線が沿っている。あの県道からは村の家々が見渡せる。保見の逮捕当時は中継車が停まり、テレビもそこから村の遠景を捉えていた。
 更に細い道を東に進むと左手の高台に家が見えた。見上げると、グレーのトタン屋根一面に『魔女の宅急便』のキキが箒にまたがっている絵が描かれている。さきほどのUFOに負けず劣らずの不気味さだ。玄関前には旭日旗が掲げられ、引き戸の前に置かれたホワイトボードに夏目漱石、福沢諭吉などの名前が書かれていた。すりガラスの引き戸の奥には蛍光灯のあかりがちらちらと見える。扉を叩いて「こんにちは!」と外から呼びかけた。ところが、そのたびに中からテレビとおぼしき音がどんどんと大きくなっていく。4回ほど呼びかけたときには、騒音レベルにテレビの音が大きくなってしまった。真昼なのに薄暗い村を歩いているだけで怖いのに、この家人の対応にまた怖くなり、もう諦めた。
 郷集落の東の端にあるのは、聡子さんとその夫、河村二次男さんの家だ。そこを目指し『魔女の宅急便』の家を離れ、草の生い茂る川沿いを再び歩くと、背の高い木がみっしりと植えられた私道を登った山側の高台に、誰も住むもののいなくなった石村文人さんの家、そしてもう一軒の二階建ての家があった。こちらも不在だった。石村さんの家は家族が時折空気を入れ替えるために訪れていると聞いた。すりガラスの引き戸の奥は真っ暗だ。古く黒い木で作られた表札に『石村文人』と大きく書かれている。その石村さんは3年半前、この引き戸の奥で、保見に頭を何度も殴られ、絶命した。
 保見はこの引き戸を開ける時、何を考えていたのか……。
 隣の家の犬がけたたましく吠えた。さっきの道に戻ろう。
 河村二次男さんが不在の場合、郷集落での取材はかなわない。細道に戻り、さらに先を目指すが、道はさらに草が生い茂り、廃道のような趣になってきた。この先に家があるのだろうかと焦りが募り始めたころ、ようやく家らしきものが見えてきた。大きな物置のようなものが置かれたガレージのそばには、まだ艶のある御影石の墓。玄関引戸の脇には『キンポー整体院』『札所(六代目)』と毛筆で描かれた木の看板がある。引戸の前から呼びかけるとしばらくして高齢の男性が、玄関横の腰高窓を開けて姿を見せた。がっしりとした上半身をしていて、目はギョロッと大きく、出目金のようでもある。
「三年前の事件のことを、今取材している者です。東京から来ました。お話を聞かせていただきたいのですが……」
 駄目元で切り出すと、男性は言った。
「いま扉開けるから、中に入りない」

 その男性、河村二次男さんは事件当時、友人たちと愛媛県に旅行に出かけていた。
「はよう死刑になればいいと思うちょる。でも弁護士のアレで。やってなかったって言いよるけど5人も殺しとるんやけ。火までつけちょるのに。山口で最終弁論があったときに我々もいろいろ言ってアレしたけど、やってないっちゅうことはない。犯人はわかっちょるし火もつけとるんやしね」
 方言と、河村さんの滑舌の悪さに、何を言っているのかよく聞き取れなかったが、根気よく1時間も話を聞くと、少しずつ聞き取れるようになって来た。
「片目にもなっちょるし。こっちは目が見えんし。事故でね。鼻水が出そうになるとかむけど、そのとき耳の鼓膜がいってね。診療所行ったら『あんまり聞こえんほうがいいですよ』って。あはははは」
 かつて車の事故で頭部を負傷し右目を失明したそうだ。あっけらかんと語る様子に面食らった。確かに両目の視線の先が合っていない。それでもガレージに停めてある軽トラックを運転するというから驚いたが、この地では車の運転ができなければ何もできない。
 通された応接間には、壁にびっしりと写真やカレンダーが飾られている。孫娘と笑顔で並んで写った写真も大きく引き伸ばされ、貼られていた。山の頂上で撮影された集合写真もある。河村さんはこのとき79歳だと言っていたが、背筋も曲がっておらず、体つきもがっしりしている。かつては活発に友人らと外に出かけていたのだろう。ガラス戸棚の中には、聡子さんに宛てた孫娘からの手紙があった。整体に関する書籍も並んでいる。公務員を定年まで勤め上げたのち、整体の学校に通い、自宅で整体院を営んでいたという。
「わしは天下りをするなと役場で言ってきた。要請があったけど断ってきた。でもそりゃ、定年になったらなんかせんといかん。手を動かしたらボケん、っちゅうからやってみよう、って。1年ほど学校行きまして。60万ぐらいかかったんじゃないかな。1回3000円でやりよった」
 こうした四方山話を聞きながら、私は夜這い≠ノついて河村さんにたずねる機会を伺っていた。編集者が持っていた記事にはこうあったからだ。

―― 私【保見光成】が金峰に戻ってきた直後、竹田(仮名)が、『おめえの兄貴にはイジメられたぞ』って言い始めた/時を同じくして、近隣住民に道で無視されるといった些事から、農機具を燃やされ、挙句に刃物で切りつけられたりといった大事に至るまで/数多の“事件”が起きたという〜先の大戦当時、10代半ばだった保見の兄は、母親に言い寄る徴兵忌避の男を追い払い家を守り抜いた。実は、その男の長男こそ、帰郷直後の保見に「兄貴にはイジメられたぞ」とからんだ竹田だったという――前出記事

 記事の中で『竹田』という仮名をあてられ、年齢も伏せられている「強姦魔の息子」とは、いったい誰か。最初に手掛かりになったのは『事件後、金峰周辺の人々は、陰でこう囁きあった。「竹田こそが保見の本命だったじゃろうに……」』という記述。この書きようから察するに、『竹田』は殺害された五人ではなく、七人(事件当時)の生存者の中にいる。
 次に、「兄貴にはイジメられたぞ」発言。保見は、山口地裁で行われた一審公判の中でも、同じ台詞を口にしていた。『「お前の兄貴にはいじめられたぞ」と、カワムラさんに言われました』。
 強姦(夜這い)についての発言はなかったが、相手の名前を挙げていたのだった。となれば、郷集落で生き残っているカワムラさんは目の前にいる河村二次男さん、一人しかいない。
 いよいよ私は聞いた。

――戦時中は、河村さんのお父さんも兵隊に行かれていたんですか?
 強姦魔は徴兵忌避の男だったと記事にあったからだ。
「親父は、背が低すぎて(徴兵)検査に落ちたから兵隊にとられなかった」
 なんと。忌避ではないが、河村さんの父親は戦争に行ってなかったのだという。
 では、河村さん自身は「父親による強姦」が原因で保見の兄にいじめられ、そのことを保見に言ったことがあるのか?
「バカ言っちゃいかん! そげなことは今はじめて聞いた」
 記事の存在をまったく知らなかった河村さんは憤慨した。
 ここでようやく持ってきた記事のコピーを河村さんに見せながら、取材の目的を明かした。すると、しばらく記事を眺めていた河村さんはそこに載っていた「つけび」の貼り紙を指しながら驚くことを言ったのだ。
「これ、うちのうしろに火をつけられたことがあるんですよ。わしはこれじゃないかと思うんですよ。家の前に貼ってる。ここに火をつけて2〜3日で貼っちょったね。家の一番良く見えるところに貼っちょった。下手くそな字でね」
 そしてこう続けた。
「僕が思うにそれは犯人が違うと思うんや」
 保見は事件の時に二軒の家に火を放ったとされているが、保見の他にも火をつけるような村人がいたのか?
「うん、悪いやつおったんよ。それは人から見たら、わしも悪いんかもしれんけど」
 事件の痕跡を色濃く残した郷集落のたたずまいや、『魔女の宅急便』の屋根の変な家もあいまって、私はいよいよ怖くなってきた。
 家を出る時に河村さんは表まで出て来て見送ってくれた。ガレージの中にある物置のようなものはシイタケを乾燥させる機械だと教えてくれた。真新しい墓はやはり聡子さんのものだった。
「あいつ(妻)が先に入っちゃった」と河村さんは言いながら、目元をこすった。
 その後、近隣の集落の村人たちにも話を聞いて回ったが、皆、河村さんと同じことを話した。「河村さんの家の風呂場が焼けた」が、その犯人は「保見ではない」と。
「金峰の夜這い」についても、夜這いそのものが金峰にあったらしいことは分かったが、戦中の夜這い(強姦)を巡る河村家と保見家の禍根について知っている者はいなかった。またそもそも、河村さん自身「長男」ではなかった。
「兄貴は、公務員やなんかやりよった。39で交通事故で死んだからそんで帰った。それまでわしは外に出とった」
 件の記事は、保見の言い分のみをもとに作り上げた記事だった可能性が高まった。
 私は東京に戻り、取材で得た話を原稿にまとめた。だが、一向に記事は掲載されず「送り」になることが続く。一旦はその月刊誌で企画として動き出したが、掲載のタイミングがないのだ。発生からすでに何年も経っている事件では、その裁判に動きがあったときか、もしくは刑が確定したか、さらには、死刑判決を下された犯人に死刑が執行されたときしか、掲載のきっかけはない。だが掲載が延びればギャランティの支払いも先送りとなる。「送り」が3回続いたとき、私はこの記事を「非掲載」にしてもらい、別の実話誌に掲載してもらうことにした。
 こうして『山口連続殺人事件』の仕事は一旦終わったが、しかし私には1月の取材を通じ、もっとこの事件を掘り下げたいという気持ちが沸き起こっていた。いや、事件というよりも、村人たちの話の不吉さが頭から離れず、この不気味な村の正体を知りたくなったのだ。
「つけび」貼り紙の発端となったのが、河村邸放火事件だったことにも驚いたが、村人たちはこんなことも話してくれていた。
「何回かあったらしいよ。何かにつけてケチつけてたけね」
 なんと郷集落での火災は一度ではないというのだ。
 こう話す村人もいた。
「皆殺されて、おらんようになったから、幕引きはできた。私はほんとに安心して生活できるようになったよ。わし自身は。今はもう鍵はかけんけど、鍵をかけ忘れるときも別にどうちゅうことないし、倉庫の鍵をつけたままにしとっても別に何も盗られることもないし、以前はそんなことしよったら何もなくなりよったからね。まだ色々悪いのがおったの。名前をあげりゃ2〜3人そんなものはおったからね」
 まるで事件で村に平穏が訪れたかのような口ぶりなのである。「皆が家族みたいに仲良しだった」集落で、「鍵をかける者などいなかった」という報道に接していた私は、また驚いた。
 さらには、保見について周辺集落を訪ね歩いた時、こんな話を聞いていた。
「親父がコレじゃったけね」
 人差し指を丸めながら、ある村人は言う。保見の父親が泥棒だったというのである。
 そしてある村人は、こちらが真顔で事件のことを尋ねているのに、
「夏はね、亡くなった山本さんやら貞森さんやら、石村さんやらとね、蛍でも出たらね、夕方に『蛍見よう』ゆうてから、仕事から帰ってね、おかずの一品でも作って、皆で集まってビール飲みよったけど。みーんな、その仲間は、殺されてしもうたね。あはははは……」
 と、なぜか高らかに笑うのだ。
 一体、この村はなんなのだ。
 保見が事件を起こす前から、泥棒や放火といった悪事は村で日常としてあったのか?
 一方、保見に対する具体的ないじめ≠ノついても、このとき村人たちに尋ねていたが、確たる証拠は得られなかった。
 たしかに判決でも、近隣住民による保見への「うわさ」や「挑発行為」そして「嫌がらせ」は、保見の思い込みであり、徐々に妄想を深めて村人たちを恨んだ結果、起こした事件だった……と認定されていることは先にも書いた。
 そうはいっても、完全に妄想だけでこれだけの事件を起こすだろうか。
 公判を傍聴した中にも、その疑いを抱いた者がいた。旧知の傍聴マニアのひとりだ。いじめがあったのではと考えたそのマニアは、関東から山口地裁まで傍聴に出向き、いくつかの期日の審理を傍聴していた。保見が具体的な話をしていなかったか尋ねたところ「犬の水飲みバケツに農薬を入れられた……とかは話してました」という。だが、他にはさっぱりそれらしい話をしなかったというのだ。
「『何をされましたか』って公判で質問されたらやっぱり刺された話をするもんじゃないですか。貞森さんから刺されたことは事実ですから。でもその話はしてないんですよ。『街宣車が来ると家の前で心を入れ替えなさいと言われる』とか話し始めるんです。家の前でかならず『心を入れ替えなさい』と同じところをテープで大音量で流されるって。そういう妄想の話しか出てこなくて、肝心な話をしないんですよ」
 また保見は公判で「自宅で作っていたカレーに農薬を入れられた」という話もしていたのだが、よく聞けばそれがいじめ≠ゥどうか、怪しかった。
「一ヶ月分まとめて七輪で作るんです。普通に考えると一ヶ月分作ったら最後の方は腐って食中毒になりますよね。冷蔵庫に入れるでもなく勝手口で作っているんです。そのカレー鍋に農薬を入れられて食べて死にそうになったって保見は言っているんだけど、それは農薬のせいじゃなくて腐ってたんじゃないか? って聞いた方は思うじゃないですか」
 私が当初期待していたほど、公判で保見はいじめ≠ノついての詳細を語ることはしていなかったのだ。

 保見と同じように集落に住む一人の人間が突如として 近隣の者たちを皆殺しにする事件を、私は他にも知っていた。1938年に岡山県津山市の貝尾部落で起きた『津山三十人殺し』である。実際、山口連続殺人事件を平成の津山事件≠ニ報じるマスメディアもあった。
 田舎の限界集落で、周囲に馴染めない一人の男が突如として村人たちを殺害してまわる……たしかに二つの事件は似ている。津山事件の犯人は、当時21歳だった都井睦雄。匕首と日本刀、九連発ブローニング猟銃を携え、自宅の祖母の首を刎ねたのを皮切りに、わずか一時間半の間に三十人を殺害し、近くの山で猟銃自殺した。
 保見光成は自殺まではしなかったが、この二人が、自らも暮す集落の人々に対して、強い嫌悪感を抱いていたことも共通する。『津山三十人殺し』(筑波昭/新潮社)によれば、都井は三通の遺書を残しており、そこには集落の人々への恨みが綴られていた。一部の村人は都井が患っていた病気を毛嫌いし「肺病の一家や、近づいたらあかんぞ」などと直接言っていたといわれる。対する保見は、事件の二年前の元旦に周南警察署を訪れ、「地区で孤立している。集落で悪口を言われている」などと、のちに殺害することになる被害者たちの名を上げていたほか、逮捕直後にも、近所の人の名を挙げて「うまくいってなかった」と語っていた。
 それよりももっと、共通点を感じる大量殺人事件を私は過去に傍聴していた。2004年に兵庫県加古川市で発生した『加古川七人殺し』だ。当時47歳だった藤城康孝は8月2日の午前3時半、突如、近隣に住む親戚を次々に牛肉解体用の特殊な包丁で刺してまわり、7人を殺害したのち、自宅に放火し、ガソリンを積んだ車に乗り込み発車し、それを近所の信号柱にぶつけ、自殺を図るが警察官に引きずり出されて逮捕されたという事件だ。
 保見の逮捕のニュースに接した際、私は津山事件でなく加古川事件を真っ先に思い浮かべた。2009年に神戸地方裁判所で論告弁論を傍聴した際に、検察側が近隣住民との諍いについて述べたのだ。
「周辺は古くからの農村で人間関係が濃密。ささいな出来事も話題にのぼり、噂になる土地柄です。
 被告人一家は権利関係があいまいなまま本家の土地の一部に住み続けていました。また被告人は近所でもけんかっ早くて有名で、定職につかず、被告人の父は昭和62年に『年金を1人で使いたい』と家出します。しかし周りには『被告人の暴力から逃げる』と嘘をつきました。被告人の兄弟は自立しており、母親が靴下製造工場でパートとして働き、生計を立てていました。
 被告人は当時、老齢の母と2人で暮らしており、常に噂話の対象となっていました。被告人の母はこう述べています。
『夫が家にいた頃まではあまりにも露骨な噂話はありませんでしたが、夫がいなくなってから格好の噂の対象になりました。遠慮もなくなり、外出時には利彦の妻、周囲の住民が井戸端会議をしていました。挨拶をしても返さず、声を潜めその場を離れて行きます。娘も「あの人ら何なん。いつも悪口言ってる」と言っていました』
 また被害者のひとりと立ち話していた近所の女性は『被告人の姿はたまにしか見かけませんでした。平日の昼も家にいるようで、まともに仕事もしてないこともわかっていましたが、何か仕事しとるんやろか、と噂していました』と述べています。
 このような環境で被告人は周囲が自分を見下していると考え、怒りを募らせていったのです」
 藤城に対しては何度も精神鑑定が行われた。一審・神戸地裁では弁護側請求による鑑定と、検察側請求による鑑定。二審・大阪高裁では裁判所が職権で鑑定。一審弁護側請求鑑定と二審の鑑定では、保見と同じく『妄想性障害』という診断が下された。だがそれに伴う責任能力の有無については、保見とは扱いが異なった、一審弁護側請求鑑定で「完全責任能力を否定」し、二審の鑑定でも「判断能力に著しく障害があった」と責任能力が限定的であったとされたのだが、神戸地裁も大阪高裁も、完全責任能力があったと判断したのだ。最終的に最高裁でも『妄想性障害はあったが完全責任能力はあった』と認定されている。だが近隣住民による「うわさ」や「挨拶をしても返さない」などのいじめが存在したことは神戸地検も争ってはいなかった。

 集落にはそれぞれの性質がある。ひとくちに村八分≠ニいっても、その性質により、内容も異なる。先のふたつの事件では、都井に対しては直接的な悪口、藤城に対しては陰口や無視といった行為がそれにあたる。保見に対してはどうだったか。1月に触れた郷集落の不気味さの片鱗だけでなく、村の本当の姿を知らなければ、保見の感じていた疎外感を知ることもできない。
 私は、改めてこの郷集落における保見がいかなる存在だったのかを追うことにした。まだ梅雨は明けていなかった。

保見ちゃん

 保見光成は昭和24(1949)年12月に郷集落で生まれ、地元の金峰小学校に入学。鹿野中学校を卒業後に上京し、先に上京していた長兄と仕事をしていた。17歳の頃にボクシングを始め、ジムを何度か移ったが、そのうち兄とやっていた仕事を辞め、ジムに住み込む。パチンコ屋でも住み込みで働いていたという。
 山口地方裁判所で行われた裁判員裁判の検察側被告人質問(第七回公判)で、保見は自らの経歴を問われ、こう語っている。

検察官「金峰を出たあと、関東ではどのような仕事をしましたか?」
保見「いろいろあります。石貼り(タイル)、のろ貼り(セメント)、軽天(天井)、建築に関すること、ほとんど。住込みのパチンコも、あっ、すし屋……」

 時は高度経済成長期。若い労働者が金の卵としてもてはやされた時代だ。左官や土建業を中心に、保見はさまざまな仕事を渡り歩いた。
「東京では、やればやるだけ金がもらえた。当時は月200万の収入があった。貯金は1500万ぐらい」
 全盛期は、仕事場にシュラフを持ち込み、夜になるとそこに潜り込んで眠り、目覚めてすぐに現場仕事に取り掛かる、という生活をしていた、と村人たちは保見から聞いていた。だが、本当にずっとそんな調子で稼げていたかは、分からない。

「体の調子が悪いから、戻ってきてほしい」

 父親の友一からこんな連絡を受け、郷に戻ることを決めた保見光成は、1994年10月、元駐在所の本宅に隣接する土地を、その所有者であり事件の被害者となった石村文人さんから購入し、当時住んでいた関東と金峰を往復しながら自力で新宅を完成させた。1996年5月、拠点を金峰に移し、両親との3人暮らしが始まる。このときには1000万円の貯金があった。
 土地の購入に関しては、郷地区から少し離れた金峰谷(みたけだに)という集落に住んでいた、鹿野町(当時)の町会議員、三浦富貴人(ふきと)さんが、高齢の友一夫妻を心配し、保見へ譲ることを石村さんにすすめたのだと地元では言われている。その富貴人さんは事件が起こった年に亡くなった。
 石村さんから購入した土地の登記簿を確認すると、郷地区に戻る直前の、保見の住所が確認できた。神奈川県川崎市多摩区のアパートだ。京王・JR両線の稲田堤駅から北東に1キロほど進んだその場所を尋ねたが、すでにアパートはなくなっていた。古い平屋住宅、低層階の古いマンションやアパートが立ち並ぶ中に、造園屋や工務店などが点在している。真新しい建売の戸建てが、ところどころに出来始めていた。
「あいつのタイルの親方がこの辺にいたんだけど引っ越しちゃったんだよな。職人としての腕はよかったよ。やっこさんが住んでたところの隣に3階建てのマンションがあるのよ。そこを奴がやったんだよね。外壁を」
 当時の保見を知る男性はこう語った。確かに、アパートの跡地すぐそばに、1991年3月に建てられたクリーム色のタイル張りマンションがあった。仕事は順調だったように見える。だが、このマンションが完成して数年後に「親が体の調子が悪いから、家に帰んなきゃなんねえんだ」と言い、金峰に戻ってしまった。
 保見はこの地に住んでいる当時、稲田堤の駅前に古くからある、焼き鳥屋の常連になっていた。その店主である森さん夫妻=i仮名)が、保見と同年代で、仲が良かったという。保見が住んでいたアパート跡地の近所にある森さん宅を何度か尋ね、奥さんに話を聞いていた。「あの事件があったときは田舎(山口)からも取材が来てたのよ」という。
 多摩川沿いにあるその家で夫妻は現在、甲斐犬のブリーダーをやっている。奥から何頭もの犬の鳴き声がけたたましく響くなか、玄関で取材に応じてくれた。
「私もお店(焼き鳥屋)に出ていて、当時子供も小さかったから、保見ちゃんに見てもらったりなんかしてたんです。その当時、別にどこか異常だとか感じたこともなかったしね。ただなんか神経質っていうかな。仕事は熱心だし真面目だし。真面目なんですよ。だから逆に真面目だからこそ、融通がきかないってのはあった。でもそれって、男でも女でも、人によって性格ってあるじゃないですか。
 保見ちゃんが働いてるとこの従業員の方とか社長とか飲みに来たり、自宅にも飲みに来たりなんかして家族ぐるみの付き合いしてたね。『あいつは気は短いけどでも気持ちはいいぞ』って社長は言ってました。わたしもホミちゃんのところに遊びに行ったことあるけど。だけど別にどうってことないし、ちゃんと洗濯もきちっとしてるし支払いもきちっとしてたからね、そういう付き合いはしてたんですよ。あんまり変な人だとね、うちも子供が女の子だから付き合えないし。
 保見ちゃんは、仕事が早く終わっちゃうと『一杯飲ませてくれとか』早い時間に店に来て喋ってたり。でも仕込みなんかで私たち夫婦は忙しいから、酒も出してる暇ないからね。だから自分で出して伝票も自分でつけてくれてたり。そんな感じでみんなで和気藹々とやってましたよ」
 そもそもの出会いは、当時森さん夫妻が切り盛りしていた焼き鳥屋に、保見がタイル職人の親方に連れられて来店したのがはじまりだった。
「保見ちゃんに会ったら言っといて。稲田堤のババアが年取ったって。娘は大きくなって孫もできたよ、保見ちゃんありがとうね、って」
 ちょうど家の奥から電話が鳴り出し、ここで話は途切れてしまった。

 稲田堤に住んでいたころの保見は、タイル張りの仕事に精を出し、行きつけの焼き鳥屋で交流の輪を広げ、仲の良い友人と一緒に釣りに行き、その魚を近所におすそ分けもする、でも頑固で細かいところもあった、普通の職人のおっちゃん≠セった。
 では、金峰地区に戻ってからはどうだったのか。

ワタル

 1月と同じように徳山駅から車で菅野湖沿いの県道41号を北上する。片側が湖、片側が山になっていて車一台しか通れない道だが、6月下旬ともなると、山から生い茂る雑草が伸びてきて、車の側面に葉が触れる音がかさかさと車中に響く。たどり着いた金峰地区も同じく、緑が生い茂っていた。
 この県道41号と、それよりも道幅が広い県道9号がぶつかる地点に保見とその両親が暮らした家がいまもある。41号を挟んだ向かい、西側には金峰神社へと続く参道がのびていた。保見の家から参道の方を眺めたとき、その脇に見えるのが金峰山(きんぽうざん)だ。
 前回訪れた時と村の佇まいは変わっていないが、季節が冬から梅雨になったことで、山の木々や道路沿いの雑草はさらに青々と生い茂っていた。そして、なんといっても虫が多い。歩いていても、止まっていても、走っても、身体中に小さな羽虫がまとわりついてくる。何をしていても虫たちが耳元で小さな羽音を響かせ、とくに顔に集まってくるから堪らない。小さな叫び声をあげるが、周りには誰もいない。手に持ったタオルで顔に寄ってくる虫をはたきつつ、郷集落や近隣の集落を訪ね歩いた。
 保見光成は、もともとの名前を『中』(わたる)という。そのため皆、保見のことを『ワタル』と言って話す。
 事件直前のワタルは、関東に住んでいた時の人物像とはまるでかけ離れた攻撃的な村人として、郷地区で敬遠されていた。妻の聡子さんを殺害された河村二次男さんが言う。
「うちの田んぼがワタルんちの前にあった。そこで女房が仕事をしとると、ワタルが家から窓開けて、歌を歌うて、おびくわけ。おびく、っち分かるかな、罵る、ちゅうこと。カラオケでギャーンと流す、そういうことしよった。女房は『気持ち悪い』っちゅうけど、わしは『取り合わんがいい』と言いよったんよ。
 女の人は集まって井戸端会議とかするじゃないですか。それを、まあ、ワタルの家の前に鳥居があるからね、そこで山本さんとうちの女房が話をしよったらワタルが外に出てきて犬の散歩がてら『お前ら殺したろうか』っちゅうわけ。『お前ら二人じゃつまらんけ、もう何人か連れてきてやっちゃろか』と。そういうこと言うわけ。
 女房がワタルの向かいの家に行っとるときに車で送って、お宮の前に車止めて、向こう見とったらワタルの家の方向くでしょ。そうしたら『お前何の用事があるんか』と言ってくる。そりゃあね、わしらも多少あれやったけど、田舎のものにあげなこと言うたら恐れる。あれは恐ろしい」
 道ゆく村人たちに食ってかかり、時には殺害も仄めかす。完璧な危険人物に成り果てていたようだ。
 別の住民も「貞森誠さんがワタルに掴みかかられた」、「棒みたいなん持って犬を散歩しよった。会うと『10人くらい殺して死のうと思う』とよう言いよった。思いがあったんかなんなんか。それを私はなんでとは問わんよね、怖いから」など口々に振り返る。
「夕方にカラオケかけて歌いよった。5時ごろ出たら歌ってるよ。『およげ!たいやきくん』やらね、そういう歌よ。すごい外に大きく聞こえるように。マイクをこうね。山側のほうに向けてね」
 しかも、食ってかかるだけでなく実際に暴力も振るい、挙げ句の果てに毎日のようにカラオケで熱唱していたというのだから、確かにこれは、田舎のものでなくとも、恐ろしい。
 当のワタルは一審山口地裁の被告人質問で、当時の生活パターンを検察官から問われこう答えている。
「最後はわからなくなった。朝5時半散歩して、家でカラオケ。事件2〜3か月前はなんもやってなかった。ポケーとして声を出すこともなかった。人の話を聞きたくない」
 最初の頃に自宅の窯で陶芸をやっていたことを覚えていた村人もいたが、それもいつしかやめていた。
 村人たちにはその言動を不審がられていたが、家の中はそれにもまして不気味だった。地下のトレーニングルームを中心に、自作のポエム≠ェびっしりと壁に貼られていたのである。一審公判の証拠調べで、法廷の壁にかけられた大型モニターにその壁の様子が映し出されている。傍聴した記者やマニアは一様にこの写真のことを真っ先に挙げ「すごかった」と語るほどだ。

「何かしなければ全て認めて死ぬことになる 悪者にされ一人死んでたまるか」
「試合である 警察に訴えない 病院代の請求 遺恨残さず」
「あなたの性根の悪さがよく分かる がまん がまん がまん いつまでどこまで リオブラボー」
「もんぺ下げ 散歩の亀に 餌をやる」
「無神経 なのに 神経痛」
「玄関前に横たわる ぴくりとも動かない 仇討ち」

 エロと恨みが共存したこれら不穏なポエム≠ヘ、村人への恨みから来るものなのではないか? そう一審公判で検察官が追求していたが、ワタルはそれを否定していた。こんな調子でだ。
「ルームの紙は両親が亡くなった後書いた。どういうつもりでって……つらい気持ちで書いた。見る時はなんともないです。子供がいじめられて日記書くでしょ、死ね死ね死ねとか。吐き出してすっきりする。そういうもんです」

 そうは言っても、すっきりできなかったから事件は起こったのではないか。
 事件直前は村の危険人物に成り果て、草むしりなどの集落の作業にも、自治会の仕事も参加せず、回覧板も受け取らない生活をしていたワタルだが、最初からそうだったわけではない。
 関東に出る前の幼少期は、ガキ大将として近所の子供を引き連れて遊んでいた。連れ回されるのが嫌で、子供たちはたいてい、ワタルが遊びに来る前に外に出るようにしていたという。いじめられていた同級生を守ってあげたこともある。
 1996年5月に郷地区に戻って来たばかりの頃も、いわゆる変人ではなかった。戻った翌月には自治会の旅行に参加した。その翌月に開かれた歓迎会にも参加して、自己紹介をし、村人たちの輪の中にすすんで入ろうとしている。2日連続の公民館行事に参加もした。旅行でのワタルの様子を覚えている村人はいない。ということは逆に言えば取り立てて何も問題がなかったのだろう。だが歓迎会でワタルは、自分がこの地で何をしたいか、村人たちに提案をした。
 公判を傍聴したマニアが、この当時の情報を語ってくれた。
「本人に面接し本鑑定を行なった精神科医が、彼は『村おこしに失敗した』と言っていました。その一言だけで、具体的には何に失敗したのか言っていなかったんです。本人は手に職があるからバリアフリーをやってみたり、年寄りが多いから色々と電気の付け替えとか、便利屋さんをやろうと思っていて、戻って来た年にあの新しい家で『シルバーハウスHOMI』を開業したんです。そこでやっぱり介護とかデイサービスみたいなこともやろうと思ったんじゃないですかね」
 ワタルは自力で建てた新宅で、リフォーム業を主とする便利屋を開業しようとしていた。当時すでに過疎化が進んでいた村を盛り上げたいという意志を持っていたという。新宅は、その拠点にしようというワタルの思いが込められた造りになっている。
「気軽に集まってもらったり、お酒を飲んで歌ったり話をしたりしたら楽しいよね」
 ある村人は、ワタルからこう聞いていた。いま草に覆われている新宅の扉の奥には、カウンターバーがあり、カラオケ機器も当初から取り付けられていた。地下にはトレーニングルーム、さらには陶芸のための窯もあった。
 ワタルはここを村人たちの交流の場として作ったのだ。
 日々ドアを開けてふらっと訪れる村人たちと、カウンターでお酒を飲みながら交流を深め、地元を盛り上げるための色々な案を考えていきたい……そう考えていたという。
 当初『シルバーハウスHOMI』を訪れたことのある村人は言う。
「すごいバーを作って、外は飲み屋のようにネオンがつくようにしちょった。中もお店みたいじゃったよ」
 だがすぐに、誰もそこに行かなくなったのだという。村人は続けた。
「そうするためにはやっぱり人間関係がないとねえ」
 ワタルは自作の新宅を集落の新しい拠点として、村人たちが楽しめるような設備を作り、村を盛り上げようと胸を膨らませていた。だが真っ暗な村に一軒だけネオンが輝く様は、不釣り合いであり、浮いていた。そしてワタル自身も、まず村人たちとの信頼関係を築く前に、近代的な家の設備で村人を呼び寄せようとしていたことが裏目に出た。『Uターンハイ』とも形容できるような状態になっていたのだろう。
 都会から戻ってきた俺が、こんな家を作った。これで村も盛り上がる。さあ、皆ここに集まってくれ……。
 年長者ばかりのこの村で、それは通用しなかった。やはり村に戻ってきたからには、自治会の仕事に参加し、数ヶ月に一度行われる草むしりなどの仕事にも精を出し、先輩となる村人たちとの調和を図ってはじめて、村に受け入れられるのがセオリーだ。冷静に見ても確かに、その案は強引に映る。
 歓迎会の席上から、ワタルは村人にあまり良い印象を抱かれてはいなかった。都会帰りでハイな状態のワタルは、村人たちにとっては、うっとうしかったのかもしれない。この村を盛り上げるためのワタルなりの村おこし……新宅を村人たちの交流の拠点とする案は、あっさりと年長者たちに否定されてしまったのだ。
「最初には、光成自身が外森(仮名)に相談をしたの。年代が違わんから『金峰おこしをしようじゃないか』と相談をもちかけたのは光成のほうやね。最初に自治会で出会ってその話をしたと。その時に外森が『それじゃ二人でやろう』ちゅうて。そのままやったらよかったんじゃが、あとのあおりが怖いちゅうんで、外森がおそれて手を引いたから、光成自身が一人悪者になった」
 ワタルの村おこしの顛末を知る村人は、こう語った。外森さんとは郷地区にある玉真寺という寺の住職で、ワタルよりも少し若い男性だ。郷地区から7キロほど西に離れたところにある寺の住職も兼ねており、事件後はほぼそちらに住んでいるのだという。彼と当初は村おこし≠しようとしたが、外森さんから梯子を外されてしまったのである。
 出鼻をくじかれたことで金峰・郷集落での生活は幸先の悪いスタートを切った。集落のもやい仕事に参加したのも最初だけだ。「気が弱いところもあった」とも評されるワタルなので、理想の村おこしを反対されたことで萎縮したのかもしれない。人間関係が築かれてくれば、長期的には『シルバーハウスHOMI』を村おこしの拠点とすることも無理ではなかっただろうが、ワタルはそれをしなかった。
 そんな中でも『シルバーハウスHOMI』のために、店のチラシを印刷してあげたりする村人もいた。実際、初めの頃は徳山の方へ出向き、リフォームを請け負ったこともあるというが、そのうち開店休業状態となる。
 関東と金峰を往復して作ったこの新宅には、ワタルが思い描く郷集落での理想の生活が詰まっていた。だが『シルバーハウスHOMI』は、稲田堤の焼き鳥屋のように、地元の村人たちが集まる場所にはならなかった。いつしかトレーニングルームは自身の鬱屈した思いを書き連ねたポエムが壁一面に貼られる禍々しい空間へと変貌し、カラオケを一緒に楽しむ村人が訪れる日は来ないまま、一人でひたすら「およげ!たいやきくん」を歌っていた。

 ―― 過疎化した金峰では、子どもの住む街へ出るお年寄りが多い。そんな中、保見(ほみ)友一さん(93)の二男、中(わたる)さんが九四年、川崎市から帰ってきた。十五歳のころ、都会にあこがれ東京へ出たが、「自分の生まれたところで死にたい」という思いは消えなかった。
 工務店勤務の経験を生かし、老いた両親のために部屋の段差をなくし、手すりをつけた。一年ほど前、母のタケヨさんが病気で倒れ入院した。「うちに帰りたい」と言う母のために自宅で介護を始めた。おしめを換え、たんを取った。
 昨年十二月末、八十七歳の母をみとり、父と二人暮らしになった。「親が子どもを育て、年をとる。 そんな親をみるのは子どもの義務」。父が毎日手を合わせる仏壇の周りにも手すりを付けた。(2003年4月19日読売新聞朝刊)――

 金峰地区に住む高齢者と、その子供たちについて触れた記事だ。この翌年、友一も死んだ。村人の中には「両親が死んでから、おかしくなった」と言う者がいた。確かにこの頃から、家の前に雑然と置かれたオブジェの様子が異様なものへと変わり始めたようだ。
「ブラジャーをつけた変なマネキンを家の前に飾ったりして、どんどん様子が変になって言った」
 地下のトレーニングルームの貼り紙も、この頃から始まった。

 郷集落から5キロほど離れた別の集落に、ワタルと友一を知る村人がいた。82歳になるその男性は、この地で長らく酒屋を営んでいた。平成16年(2004年)に店を畳むまで、近隣の家へ酒の販売・配達をしていたのだという。
「お父さんはわしもよく知っちょる方じゃある。まあ椅子に座りない」
 男性は、保見の父・友一と、保見の母が生きているころ、郷集落のあの家に酒を配達していた。
「犯人のあれも、話したことがある。まあ、あれがあんなことをするとは思われんような。穏やかな人だと思うちょった。犯人の家はお父さんお母さんの家のすぐ隣に作っちょった。お酒の配達はお父さんが飲みよったけ、そっちの古い方の家に行きよった。お父さんと話するけど犯人とも話する。あそこは夫婦仲もよかったし。喧嘩ちゅうようなことはなかったですよ。犯人のほうも、大きな声をあげてどうじゃこうじゃ言う人じゃなかった」
 郷集落の人々は、酒税法が変わり酒のディスカウント店が都市部にできるまで、めいめい決まった酒屋から酒を頼んでいたという。男性は郷集落では保見家だけに配達をしていた。
 話を聞きながら、ふと、元酒屋だったというその家の土間を見回すと、ワタルとはタイプの違う、前向きな自筆の標語が壁一面にびっしりと貼られていて、そちらに気を取られてしまいそうになった。腕に蚊が止まっても、気づかないのか、そのまま話し続けていた。
「ひと月に一回注文があった。いっぺんに持って行くのが一升瓶10本。多いですよ。わっはっは。よう飲みよったです」
 酒飲みだったが穏やかな家族だった……。こう男性は言うが、郷集落とその近くでは違った評判が立っていた。
穏やかな人≠セったというワタルに関してはこうだ。
「帰った当時は集落の旅行にでも行きよったよ。それならええわけ。でも、仕事をせん! 集落の村の仕事にも出ん。はしからそうなっていったんや。そりゃ人が相手にせんにゃ」
「ものを人にあげるような人じゃなかった。うん、そういうところはなかったですね。飲みに行った人のところに次に行くときさ、ビールの一本ぐらい持って行くとかさ、そういうのが一切なかった」
「なめこがたくさん採れた年に、分けちゃろうとおもって、なめこ食べるか? って聞いたら『おう食うど。しいたけは埃臭いから好かんけどなめこならええど』って、ありがとうはない」
 都会から戻ってきた若者……と言っても、すでにこのとき40代半ばだったが……なのに、年長者たちに礼を言わず、集落の仕事にも参加をしない。川崎・稲田堤に住んでいた時とは違う尊大な態度のワタルに、郷集落の村人たちは距離を置いていった。剛に入りては郷に従え。特に人口の少ない集落においては重要かつ唯一ともいえる処世術になるが、ワタルはこれを拒否し、村人たちもそれを苦々しく思っていた。2009年にワタルが「光成」に改名したが、それを村人たちが知ったのは、事件の後の逮捕報道でだった。

 このように郷集落に戻ってきてからのワタルの、あまり良くない言動は、村人から暇なく聞かれるのだが、報じられていた具体的ないじめ行為については確たる話が出てこない。
 一審公判の冒頭陳述では、近隣住民との諍いの経緯が時系列で明らかにされているが、そこで出たのは「平成20年8月の河村さんとの農薬散布トラブル」、「平成21年5月 飼い犬を巡り河村さんと口論」、「平成25年はじめ 飼い犬のフンをめぐるトラブル」などだった。だがこういう裁判では被害者側の生前の非を隠すこともある。
 事件当時に現場を取材した記者によると、そのときは郷集落に貼られた規制線のため、中に住む村人たちへの取材はできない状況だったことから、金峰山を超えた鹿野町などでも取材が行われていた。そこで記者は、こんな話をする住民に出会ったそうだ。
「せっかくみんなのために買った草刈機を、あぜ道に置いたまま忘れて帰ったら燃やされたっていう話を聞いてました」
 そのほかにも、すでに書いたように「庭に除草剤を撒かれる」「『犬が臭い』と文句を言われる」などの出来事が起こっていたと遠くの村人≠スちは口々に言うのだが、当の郷集落の村人たちに聞いてもそのような話が出てこないのだ。
「あの人だいたい草刈機を持ってなかったから。農家じゃなければあまり草刈機はいらないよね。それに草刈機も、燃えるようなもんじゃない。草刈機をどうかされたっていったら、投げられたとか、刃を壊された、とかならまだわかるけど、草刈機のどこを燃やすんか」
「草刈機を燃やしたとかなんとか聞いたことあるじゃろ。だけどあれはわし、よう知らんのよ」
 そもそも草刈機の存在さえ怪しい有様なのである。

 河村二次男さんは日々、村で起こったワタルとのトラブルを、自分の『県民手帳』に書きつけていた。そこにはこんな記述があった。
「背負式の機械で田んぼに農薬を散布していたら犬がどうとか言っていた」
 これは2008年の出来事なので、冒頭陳述にあった『農薬散布トラブル』とみて間違いないだろう。除草剤ではなく農薬を散布した際に、ワタルが自分の犬を攻撃されていると思ったのではないか。
 一部の村人は河村さんについて「ワタルに色々言われるけえ、ちゅうて、田んぼも手放したんじゃけど、まだ田んぼをやりよるときは、よく農薬まく人じゃったんよ」と、もともと農薬を好んで使う主義だったと話した。
 事件当時取材に答えていた遠くの村人≠スちによる、郷集落でのいじめの話は、ワタルが以前にそうした被害を誰かに話したものが広まっているかのような印象を受けた。犬について文句を言った話は、郷の誰からも聞けなかった。いじめた相手にいじめの話を聞かせてくれと言ってもなかなか話してくれない。そういうことかと思っていたが「あの人がいじめていた」という耳打ちすらされないのである。
 それよりも、ワタルに対する具体的ないじめ≠フ話が村人たちから出て来ないのと対照的に、周辺集落の誰もが知っていたのが、ワタルの父・友一が泥棒だった≠ニいう話だった。

(続く)
https://note.mu/tk84yuki/n/n3cf6b0673398

▲△▽▼

ルポ「つけびの村」03/06 2018/07/24
https://note.mu/tk84yuki/n/nee18a0ab0ef6


2013年7月に山口県周南市で発生した山口連続殺人放火事件について、2017年に取材し、まとめたものを6回に分けて公開します。存命の関係者のお名前は全て仮名です。2017年9月7日脱稿、その後少し寝かせていました。


保見友一

 その泥棒≠フ噂高い、保見の父親は、いつから金峰の郷地区に住んでいたのだろうか。集落を訪ね歩いて話を聞くと、皆、大まかには同じことを話した。
「保見のところは、もともとは、同じ金峰でも郷とは違う山の中に住んどった。
 長男は順一。友一(ともいち)は三男。その間に徳市(とくいち)ちゅうのがおる。ワタルの父親が友一。この3人ともが皆それぞれに郷に出て来た。それは戦争前。今から70年くらい前かな。家のあったとこは、あとはなんもない」
「ワタルくんのお父さんらは、山の上の方おっちゃったらしいよ、ほんで降りてきた、わたしらも親が話しよったちゅうぐらいしか知らんからね。入るのはね、河村さんところの道を山伝いにずっと上がるんじゃけど。途中から奥まった山の方へ登るんと思うよ。家とか、もうないない。山しかない。もう誰も住んじゃないよ。昔はそこへ山をちょっと持っとったんじゃろうが、もうそれも誰かに売っちゃったみたいじゃがね。自分らも子どもの頃、あの河村さんとこの奥のところに入ったことはあるけど。山よ。集落はないね」
「なんで越して来たかは知らんね。兵隊取られるかそんな頃やから、昔の話じゃ。兵隊から帰った時にこっち来たんやね」
 たしかに、金峰神社の参道脇にあった保見家の墓や、神社に残された石柱などを確認しても、光成の父親である友一、その兄たちの順一、徳市以外の名前は見当たらなかった。

 郷集落は保見家の南隣に、3人目の被害者山本さん宅と、さらに南方に進んだところに、本来は菅蔵地区だが「もとは郷に住んじょって、そっちに移った」ため、そのまま郷集落の一員として暮らしていた最初の被害者、貞森さん夫妻が住む家がある。保見家の家の裏手にはこんもりとした山が続くが、その手前には東西からそれぞれ流れてくる小さな川が合流している。東側から流れるほうの川に沿った細い道をその上流に向かって歩くと、500メートルほどで河村さんの家に着く。ここまでが郷地区といわれる。この細い道をさらに奥に進めば、県道9号線にふたたび合流するのだが、郷集落の入り口の前よりは道幅が細くなっており、車が一台しか通ることができない。1キロほど曲がりくねった細道を進んだところで、道が南北に分かれている。この周辺にワタルの父・友一とその兄たちは住んでいたという。
 そう村人たちが言う場所は現在、道沿いに家はぽつりぽつりとあるが、朽ち果てた廃墟もあり、今も人が住んでいる家は数100メートルおきに一軒ほどしか見当たらない。山の方を見ても、もはや家らしきものはなかった。
 体に寄ってくる虫を避けながら、保見友一とその兄たちが郷集落に移り住んだ経緯や、住んでからの暮らしぶりを高齢の村人に尋ねてまわると、わりあい話が聞けた。といっても、金峰地区では高齢者しか見かけたことがない。ここでの高齢の村人というのは、後期高齢者に分類されるような者たちだ。

 金峰地区の生き字引と称され、金峰地区のことならばこの人に聞け、と名前の出る男性、田村勝志さん(仮名)は郷集落の隣、菅蔵(すげぞう)集落で長らく農家を営んでいる。友一とは20歳近く年齢が離れているものの、やはり友一とその兄たちのことをよく知っていた。なぜ郷地区に移り住んで来たのかもだ。
「生活ができんようになったから。住んでいたところは、それはもう山の中で、どうしようもない生活しよった。その山の中に一軒家があって、そこに生まれて育ったんやからね」
 友一が移り住んで来たとき、まだ郷地区を東西に走る県道9号線が東方向には伸びておらず、現在の保見家の北側から東にかかる『第二郷橋』付近に家があった。
「まあお粗末な家を作っておったよ。竹をパッと縦に割って、その中の節を落としたものを重ねて行くわけ。でそれが屋根になるわけ。そういう家じゃった」(別の村人)
 郷地区から北東方面に採石場があることから、昔からダンプカーの往来があった。集落の家々の前にある細い道を抜けていたのだが、道幅が狭かったため、1976年代にバイパス工事が行われることになった。このとき友一と妻、そして子供であるワタルとそのきょうだいらが住んでいた家は立ち退きとなり、現在の茶色の建物に移ったのだという。もともと駐在所だった建物をそのまま友一が買った。
 ワタルの父、友一とその兄たちは別々に移り住んで来ている。次男の徳市は事件の被害者となった貞森さん夫妻が住んでいた家に住んでいた。その家を建てたのだという。金峰地区の村人たちは、徳山に近いほうを「カミ」、遠いほうを「シモ」と言う。順一は「シモのほうに住んどった」というが、詳しい場所は誰に聞いても定かではなかった。
 ワタルの叔父にあたる明治生まれの長男・順一の生活ぶりを直接覚えているものは、田村さんだけだ。
「わしが小さい頃、長男は荷車を引いて荷物を運ぶ商売をしとった。ここから徳山まで馬を買って来て荷馬車にして荷物を徳山へ運んできて、徳山で、頼まれたら買って帰るというのを長男はやってた」
 同じく叔父にあたる次男・徳市になると、数名の村人が記憶していた。話は皆共通しており「ブローカーのようなこと」をやっていたという。徳市、友一と交流のあった田村さんの話はこうだった。
「どういったらええかな、請負仕事をして、そして儲かって、土地を買ったり、いろいろ商売をしたりということをやりよった。ここに昭和26年の10月に大きな台風が来たんじゃけど、この辺は死の谷ちゅうて、家もあったけれども、田んぼも何もみな川になってしもて、大変なときがあった。道路という道路、橋という橋がひとつもなくなったんや。それを改修するために土建業の人がものすごいここに入った。そういうときに保見徳市という人は、なかなか頭のいい人やから、すぐにその請負をしたわけね。それで儲かって、まあ、一代をなしたというか」
 昭和26年10月 13日から14日にかけて山口県を襲ったルース台風は、同県に甚大な被害をもたらした。この災害をビジネスの好機と捉えたのが徳市だった。それなりに財を築いたが、徳山市に出ていた徳市の長男が脳溢血で急逝したことで潮目が変わる。その妻が、家の財産を奪ってしまったのだという。
 とはいえ長男・順一も、次男・徳市も、郷地区に移り住んで来てから仕事をしていたが、ワタルの父、友一だけは違っていた。どのように暮らしていたのかと村人たちに尋ねると、こんな答えが返って来るばかりなのだ。
「あんまりに働かないおじさんでね。上手いこと言って安い酒を人に高く売りつけてお金をあれしたりとか。人の作ったカゴを自転車の後ろにつけて売ったり。それで時々仲買に出たり。体がでかいおじさんだったけど、勤勉に働くような人でもなくて。それでいつも将棋をやっていてね。バスが来てたんですよ、で、バスが止まるといつも運転手さんと早将棋をやっていた」
「カゴを売る仕事のほかは、戦後に植林ブームちゅうのがあった。山を綺麗にして、苗木を植えて、下刈りをして、下刈りもだいたい5〜6年やりよるから、ひとつ受けたら6年間は仕事がある。あんまり定職ちゅうのはなかったね」
 金峰地区の産業は、今も続いている農業や椎茸栽培のほか、かつては製炭や畜産、そして竹細工も盛んだったという。友一は付き合いのあった竹細工職人から安く仕入れた籠を、高く売りに行っていたほかは、植林ブームに乗り一時期その仕事に従事していた。友一の妻、つまりワタルの母親は「和裁ができた」というが、どこかに勤めに出ている様子はなく、近所のものたちの農作業を手伝い、報酬に農作物をもらっていたことがあった。

 1月の取材で聞いていた友一は盗人≠セという噂について村人たちに尋ねると、他の兄弟の話と同じく、皆が同じ話をした。
「あの家の中に縁側があって、そこで2〜3人集まって酒を飲んでいるちゅうのが友一の日常生活じゃった。酒を飲むのも、自分は酒がないから、来た人をうまい具合にごまかして、酒代をとって、いうような感じ。それで人をごまかす。だから相手にするなという風評が高まった」
「保見友一って誰も呼びやせん。友のアカの人≠ソゅうふうに言いよった。アカっちゅうのは、盗人のことやな。米も洗濯物も盗られる。盗んで着るんじゃから、すぐ分かるよ」
「今なら笑えるようなものを盗りよったらしいよ。まあ洗濯物とか、カボチャとかやね」
「友一は子供がたくさんいたし、非農家じゃったから、田んぼがない。終戦後、食べ物にすごく困っている時があった。昔は水車を回して米を挽いていて、農作業に出る前に水車のところに置いて出て行っとった。そして帰ってその米を炊いて食べるんじゃけど、それを盗んだとか、カボチャを盗んだとか」
 米やカボチャ、洗濯物を盗み、家に来た者から酒代を取る……友一に関しては良くない話≠オかなかった。酒代については、被害に遭えばすぐに犯人が分かる類のものなので信憑性は高い。けれども農作物や洗濯物の盗みの話は、いまとなっては本当だったか確かめようがない。同じように、本当に泥棒だったのか確信を持てないと話す村人もいたのだが、友一が盗人だといううわさ≠ヘ、話を聞いた全員が知っていた。

 田村さんは述懐する。
「保見友一は人気がなかった。自慢をしたりなんかするから、あんまり付き合いをする人がいなかった。
 今日のような暑い日に皆は田んぼや畑へ出て仕事をするが、あの人は田んぼを作らないからね。まあ左うちわっちゅうか、皆が暑い暑いと言いながら仕事しとるときに、家の中で涼しい風に当たって、夕方にちょっと出て散歩をするというぐあいに、皆と生活の態度が違ったんやな。そういうところから嫌われ始めた。わしらが汗水流して働きよるのに、働かんと、人をごまかして、生活をして、高い目線で見よるというようにな」
 金峰地区では田や畑を持っているのが一般的だ。友一は「非農家」で、田も畑も持っていなかった。ならばふたりの兄のように仕事をして金を稼ぎ、食べ物を調達しなければならない。それなのに定職についている様子はなく、農作業もやる様子はない。人から金をチョロまかして酒代を多めに取る……そのような暮らしをしていたために、村人たちから白い目で見られていた。
 また金峰地区には集落ごとに自治会があり、2年に一度、選挙で会長が決まる。役員は自治会員らで話し合いをして決めるのだが、生前、友一は役員になれなかった。それが集落の者たちの故意だったのかは定かではないが、友一はそれを気に病んでいたという。ワタルが関東から戻って来たとき、友一とその他の村人との間にはこうした空気が熟成されていた。
 都会で金を貯めて戻って来た。近代的な一軒家を建てて「村おこし」をしたいなどと言い出す。それも単なる都会上がり≠ェ都会風を吹かせているだけではない。よりによってあの盗人の家の子が、そう言うことを言っている……そんな認識が、集落の村人たちにあったのだ。快く思わなかったのは容易に想像がつく。

金峰

 金峰地区の村人たちと保見家の関係がよく分かるものが、村の中にある。保見友一の眠る墓である。
 かつて『シルバーハウスHOMI』だった保見家から県道を挟んだ向かいから伸びる、金峰神社の参道をのぼった。石段はところどころ途絶え、急勾配のけもの道になっている。左手にタオルを持って虫を払いながら、拾った長い枝を空いている右手に持ち、杖の代わりにして本殿を目指す。両脇に並ぶ高い杉の木のせいか、晴れていても山道は薄暗く、足元の土は湿っていて、何度も滑り、この杖に助けられた。
https://note.mu/tk84yuki/n/nee18a0ab0ef6


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ルポ「つけびの村」 04/06 2018/07/25
https://note.mu/tk84yuki/n/n8dbf7f16be07


2013年7月に山口県周南市で発生した山口連続殺人放火事件について、2017年に取材し、まとめたものを6回に分けて公開します。存命の関係者のお名前は全て仮名です。2017年9月7日脱稿、その後少し寝かせていました。

『コープの寄り合い』

 相変わらずほとんど人が歩いていない金峰地区で私は、村人が恐怖する金曜日朝の『コープの寄り合い』が行われていた家に住んでいた、吉本茜さん(仮名)の現在の居所を聞いてまわった。ワタルの父・友一やその兄たちの居所を訪ねた時も感じたが、この地区の人たちは、村人の転居先にも詳しい。何人かに聞くと、だいたいの場所がわかった。
 吉本さんは事件の後に集落から離れた街に引っ越し、息子たちと住んでいるという。金峰地区の村人だけでなく、少し離れた地域の村人も、吉本さんの名前、経歴や人柄を詳しく知っていた。むろん、引っ越し先の詳しい場所もである。ワタルよりも有名人だ。
 若い頃には学生運動をやっていたとも聞いた。郷集落に戻って来てからも、熱心に環境問題に取り組んでいたという。実はこの吉本さんは、ワタル逮捕後の起訴前鑑定で名前が出ていた人物だ。鑑定を担当した山口県立こころの医療センター・兼行浩史医師は、鑑定当時ワタルが被害念慮を抱いていたことに触れ、その対象を「吉本さん以外全ての人に対して持っていた」と述べていた。
 村人がおそれる危険な『コープの寄り合い』で情報を司っていた中心人物≠ナありながら、ワタルは吉本さんだけには「被害を受けている」と感じていなかったというのである。一体全体、どういう関係性を築いていたのだろうか。
https://note.mu/tk84yuki/n/n8dbf7f16be07


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ルポ「つけびの村」 05/06 2018/07/25
https://note.mu/tk84yuki/n/ne4995dd23077

2013年7月に山口県周南市で発生した山口連続殺人放火事件について、2017年に取材し、まとめたものを6回に分けて公開します。存命の関係者のお名前は全て仮名です。2017年9月7日脱稿、その後少し寝かせていました。


『金峰百年の歩み』

 ワタルは友一とその妻との間に生まれた5人きょうだいの末っ子ということはすでに1月の取材で知っていたが、まだ存命であるならば、誰か一人にでも話を聞きたい。
 また友一の兄である順一、徳市はすでに亡くなっているが、その子供達は、ワタルとは従兄弟の間柄である。子供時代に付き合いがあってもおかしくはない。
 周南市立中央図書館に用意してもらっていたのは『金峰百年の歩み』という本だ。金峰地区に近い鹿野町にある、周南市立鹿野図書館に問い合わせをした際、この本が所蔵されていることを聞き、あらかじめ中央図書館に送ってもらっていた。
 郷地区にある「金峰杣(そま)の里交流館」は公民館の役割を果たしており、事件当時、村人たちがここに避難していたことはすでに書いた通りである。ここは以前、金峰地区の子供達が通う「金峰小学校」だった。明治8年(1875年)に須万小学校分校として開校し、明治20年(1887年)には分校から独立。郷簡易小学校など名称は何度か変わったが、戦後に金峰小学校となり、昭和50年(1975年)に100周年を迎えた。これを記念し、卒業生らの手によって昭和51年(1976年)に刊行されたのが『金峰百年の歩み』だ。
 生徒数は明治後期から戦後がピークだった。明治42年(1909年)には117人、大正11年(1922年)には113人、そして昭和21年には最大の169人となる。昭和30年代には、須万小学校の一部だった奥畑分校が金峰小学校の分校となっていたが、両校とも生徒数の減少が続き、昭和48年(1973年)には生徒数2人となった奥畑分校が金峰小学校に統合された。100周年を迎えた頃は生徒数が11人となっていた。
 それでもこの年は、卒業者名簿の編纂や祈念碑の制作とその設置、本書の作成、記念式典のほか、金峰小学校の全室にカラーテレビが設置されるなど華々しい行事が続いたが、児童数の減少には歯止めがかからず、100周年からわずか3年後には鹿野小学校金峰分校へと改校される。平成4年(1992年)には生徒がひとりだけとなった。その児童が卒業した平成7年(1995年)には在籍児童数がゼロに。卒業式の半月後に休校式が行われ、平成15年(2003年)には廃校となった。
 ページをめくると最後のほうに「金峰小学校卒業生一覧表」があるのが目に留まった。明治27年度から、昭和50年度までの卒業生の名が並んでいる。眺めると今回の事件の被害者や、ワタルの名前も確認できた。
 別のページには一部の卒業生が刊行に合わせて学校の思い出話を綴った作文が掲載されている。そこにワタルの父親、保見友一のものがあった。
https://note.mu/tk84yuki/n/ne4995dd23077

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ルポ「つけびの村」 06/06 2018/07/25
https://note.mu/tk84yuki/n/ne6061a373ac6

2013年7月に山口県周南市で発生した山口連続殺人放火事件について、2017年に取材し、まとめたものを6回に分けて公開します。存命の関係者のお名前は全て仮名です。2017年9月7日脱稿、その後少し寝かせていました。


 ポパイが今も思いを寄せる飼い主のワタルに面会するため、広島拘置所へ向かった。その日の広島駅周辺は、朝から曇っていた。蒸し暑く、歩いていると髪が湿気を含む。ホテルから10分ほどしか歩いていないのに、広島拘置所に着く頃は髪が膨らんでボサボサになっていた。
 地方都市では城や城跡の近くに役所や裁判所が置かれていることが多い。ここ広島も例に漏れず、広島城のそばに裁判所があった。だが拘置所となると事情は異なり、必ずしも城の近くにあるというわけではないのだが、ここは拘置所が裁判所と同じブロックにある。拘置所敷地の外壁には、浮世絵のようなタッチの、海の上に多数の船が浮かぶ絵が描かれていた。拘置所の職員にこの絵の由来を訪ねたが「さぁ……なんでしょうね」と、何を知っているわけでもなかった。


 狭く古い待合室で、グレーの汚れた壁を見ながら待っていると、あっという間に番号が呼ばれた。スピーカーから流れて来る職員の声が大音量で割れている。キーンというハウリングの音とともに、こう聞こえてきた。

「四番面会室にお入りください!」

 面会室に入るとすぐに、ワタルが入って来た。アクリル板越しのワタルは、黒い半袖Tシャツにグレーのスウェットズボンを履いている。金峰地区の村人達はワタルを「体がでかいけぇね」と言っていたが、確かに背丈もあり、体格もがっしりとしていた。骨太な姿が、須金で会った長女の娘、ワタルの姪に似ている。ホームベース型の顔は、原始人のようにも見える。まず挨拶をして、面会に応じてくれたことに対する礼を言ったのだが、ワタルは聞いているのかいないのか「時間がないけぇね」と言いながらすぐにパイプ椅子に座った。挨拶をしないという噂は本当だ。
 ワタルは会話のキャッチボールをする気がないのか、面会時間が15分しかないために自分の思いをすべて伝えたいと焦っているのか、こちらが質問する隙を与えない。持っている資料の束をひとつずつ広げながらアクリル板に押し付けて私に見せながら、まくしたてた。
https://note.mu/tk84yuki/n/ne6061a373ac6


http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/269.html#c5

コメント [政治・選挙・NHK263] <うぉーキター!!>れいわ祭の日に、寄付3億円超え!!!<予想を上回る!寄付が加速!> 赤かぶ
34. 2019年7月14日 06:25:57 : sUpHQ8Q75g : TzR2aVBha0pPeGc=[90]
>>27

れいわ新選組もいいが、立憲民主党も忘れないで
と素直に書いときゃいいものを。

阿修羅じゃ山本太郎の話題が盛り上がり過ぎでエダノンの名前は滅多に見ないが、
立憲民主党の政策に問題があるからとは考えられんのかね。

立憲民主党の姿をみると、自ら99%の国民の受け皿になることを拒否、
投票率を下げて痔罠盗が勝つように仕向けてるようにすら見える。

原発や消費税や年金など国民生活を危機に陥れる問題が山積なのに何やってる?
鳩山・小澤コンビで政権を奪取した時の迫力の1%も感じない。
結果、真剣に国民生活の向上は眼中にない、と断じざるを得ない。

生活に危機感を覚えてる一般庶民からすりゃ共産党の方が遥かにまし。
そういう人達の目には共産党候補すら応援にまわる山本太郎がどう見えるか分からないのか?
エダノンを始め立憲民主党の幹部は政治から足を洗った方が良い。
センスが無さ過ぎる。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/181.html#c34

コメント [政治・選挙・NHK263] (国際板リンク)「国民国家」について考える。 (補遺) 「れいわ新撰組」はネット放送局を作って下さい。 晴れ間
3. 2019年7月14日 06:32:44 : sUpHQ8Q75g : TzR2aVBha0pPeGc=[91]
良いアイデアだと思う。
60代はもちろん70代ですらスマホを持ってる時代だし。
youtubeはgoogleの露骨な言論弾圧下にあるから、自前でサービスを展開するしかないだろう。
運営資金はそれほど多くは掛からないと思うが、相当激しい攻撃が予想されるからタコなSE・PGに任せると危険。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/200.html#c3
コメント [近代史3] 韓国輸出規制の目的 _ 韓国企業に渡してたフッ化水素(ウラン濃縮素材)の3割は北朝鮮に流れていた 中川隆
8. 中川隆[-9096] koaQ7Jey 2019年7月14日 06:32:46 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3594]

【教えて!ワタナベさん】
韓国不正輸出「ダメ!ゼッタイ」、本当の制裁の話をしよう![桜R1-7-13] - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=MkMiST-XJn4


出演:渡邉哲也(経済評論家)
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/518.html#c8

コメント [近代史3] 韓国輸出規制の目的 _ 韓国企業に渡してたフッ化水素(ウラン濃縮素材)の3割は北朝鮮に流れていた 中川隆
9. 中川隆[-9095] koaQ7Jey 2019年7月14日 06:34:19 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3595]

特番『韓国輸出制限問題を切る! 
文政権崖っぷち 切り札は送金停止!?』
ゲスト:経済評論家 渡邉哲也氏 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=uby3XL1TTxA
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/518.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK263] ありがとう山本太郎!短い演説でもあなたの熱い思いが伝わって感動した!(まるこ姫の独り言) かさっこ地蔵
16. 2019年7月14日 06:35:14 : JHu2aoawJ2 : WWQ1cGl2MTNVemM=[10]
れいわ山本は1000万以上とる。

ただし期日前投票の入れ替え作業がない場合です。

全国のれいわ応援の皆さん、役所の選挙管理委員会の窓明かりが夜間遅くまでついていたら期日前投票の入れ替え作業しています。

外から撮影投稿しよう

後日ある不正選挙国家賠償責任裁の証拠にしよう❗

一人当たり2000万の保証は必要です。


http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/193.html#c16

コメント [雑談・Story41] 米メディア、村田は「圧倒的な内容でベルトを取り戻した」「ミドル級で本物の選手に戻った」/msnニュース 仁王像
1. 仁王像[2900] kG2JpJGc 2019年7月14日 06:37:13 : XAHYmMludE : bk1CN2U4Nmh2VkU=[5]
 (少し関連)

・かつて洋介山というヘビー級並みの見事な身体つきをしたボクサーがいて、屋根の雪下ろしで身体を鍛えさせられた
 http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/559.html
 投稿者 仁王像 日時 2017 年 12 月 11 日 20:00:57: jdZgmZ21Prm8E kG2JpJGc
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/763.html#c1

コメント [経世済民132] 暗号資産「ビットポイント」で35億円相当の資産流出 NHK  赤かぶ
9. 2019年7月14日 06:37:27 : HPGX3vtZuj : bW9QMTJZTzMyZGc=[1]
これからは暗号資産(仮想通貨)。
http://www.asyura2.com/19/hasan132/msg/730.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK263] 日米密約とはTPP以上の譲歩 自民は参院選で農業県1勝9敗も(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
9. 2019年7月14日 06:42:27 : yePWrBJi06 : c0hVMHdRcDJXM1U=[3]
>>5 強く同意!
>安倍の馬鹿朝鮮オボチャマはわかってないのですよ、、、小泉純一郎と同じです。
>亡国の道を突っ走っています、そう感じます。
>日本人の心を持ていない政治家に、日本政治は任せられません。

安倍自公政権は、植民地としての日本を売り、破壊・壊滅させるためにでっち上げられた(不正選挙の)売国奴集団であり、とても危険な半島勢力のカルト集団です。

日本の農業を外資に売り、外国の遺伝子組み換え食品を流通させ、種子法廃止で遺伝子組み換え種子(毒性あり)の導入を許し、海外では禁止されているラウンドアップなど人間の遺伝子を傷つける農薬の輸入を野放しにし、フクイチの放射性廃棄物を拡散させて全国民を被爆させ、フクイチ被爆由来の発癌を放置しています。

さらに経済成長を意図的に阻害し、若者を奴隷労働に突き落とし、その収入を意図的に少なくすることで結婚できない状態に追いやり、日本人の出生率の低下・少子化を促進し、日本民族絶滅を推進しています。

安倍自公政権は、「半島系人脈」で固く結ばれています。岸信介と文鮮明の勝共連合は今なお続き、日本会議はカルト統一教会そのものであり、安倍晋三は統一教会に祝電を送り、世界思想という機関誌の表紙に何度も登場しています。⇒https://matome.naver.jp/odai/2141958780267720701 その統一教会は、「日本乗っ取り計画」を推進してきました。

また、公明党・創価学会も半島勢力が支配しており、彼らが目指しているのは「総体革命」⇒https://www.google.com/search?client=firefox-b-d&q=%E7%B7%8F%E4%BD%93%E9%9D%A9%E5%91%BDによる日本の支配です。

日本の政治を日本人の心を持った日本人の手に取り戻さなければなりません。このままでは、日本人だけが選別され、傷つけられ、殺され続けるのです。政治権力を日本人の手に取り戻さなければなりません。選挙の不正を乗り越え、圧倒的に高い投票率で半島系カルト集団である自公政権を打倒しなければなりません。

>ロックフェラーの"統一教会=国際勝共連合"と、岸信介-福田赳夫-安倍晋太郎-安倍晋三、韓国大統領 https://ameblo.jp/uhauhaoasd1/entry-12182500138.html

>反日活動家 文鮮明教祖の日本乗っ取り計画(1)
https://ameblo.jp/chanu1/entry-11751201354.html

>小泉と安倍のルーツは朝鮮人である(*をKに入れ替えて下さい)
https://*abukachan.exblog.jp/22263451/

_

http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/201.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK263] 「参院選情勢調査」に焦る自民党! イージス・アショアの秋田では県知事や職員が勤務中に自民候補の選挙応援(リテラ) 赤かぶ
27. 2019年7月14日 06:42:37 : sUpHQ8Q75g : TzR2aVBha0pPeGc=[92]
知事が個人的なシガラミから痔罠盗候補を応援するのはまぁ分からんでもない。
しかし、県庁職員が積極的に痔罠盗候補を応援する意味が分からん。
定年退職後にオイシイ思いができるとしても一部の幹部だけだろ?
99%の職員には無縁の話じゃないか。
公務員法に違反してでも参加しようとする背景には何があるんだろう?
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/202.html#c27
コメント [政治・選挙・NHK263] ありがとう山本太郎!短い演説でもあなたの熱い思いが伝わって感動した!(まるこ姫の独り言) かさっこ地蔵
17. 2019年7月14日 06:42:41 : fPAGedqalU : S0tQb1pzMi91OVU=[334]
 ブログ主が、次々にれいわ
 山本太郎氏を書き始めた。

 山が動く、山を動かす
 主が続々と続いていく。


http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/193.html#c17

コメント [政治・選挙・NHK263] 政治家の下流志向と「オレ様根性」が日本の政治を愚劣なものにした安倍政権のお粗末な実態 海野雄吉
9. 2019年7月14日 06:45:46 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[2005]
この国は李家(イルミナティ)に支配されている!
.
新 ch政経
2019/07/13 に公開
https://www.youtube.com/watch?v=3be1VxwSTpE
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/178.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK263] 確実に山本太郎の「票が増える」ウソのようなホントの話!  赤かぶ
17. よみひとしらず[30] guaC3YLQgsaCtYLngrg 2019年7月14日 06:45:55 : 0X5QEMBIOY : MFRtaVNqTzkzMy4=[1]
貧困の ブルーオーシャン 知られれば きっと変わるね この辛い世も
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/204.html#c17
コメント [アジア23] 韓国野党の議員が主張「日本がイランに大量破壊兵器物資を密輸」 パイプライン
3. 2019年7月14日 06:47:09 : Y39wSRqLeI : MFlwZjNYV1RCZ2c=[38]

2009-2010 イラン核施設、スタックスネットによる破壊工作を被る。

2011/3/11〜 東日本大震災による福島第一原発事故発生。

・日本が闇ルートでイラン核開発に協力したことへの報復説。(陰謀論)

・民主党政権は原発事故予言相手の防災シフトを敷いたものか?(嘘)
・・最高顧問(会津)
・・総理大臣(長州、東京工大)
・・官房長官(東北大学)
・・原子力行政(京都大学)
・・支持母体に原発系労組

2012/4/8 鳩山元首相、イラン訪問。

・福島第一原発事故の件で報復説(陰謀論)を温めていたのでは?


2012/10/3 キッシンジャー氏、「イスラエルは10年以内に消滅する」と発言。

2015/9/11 ハメネイ氏、「イスラエルは25年以内に消滅する」と発言。


2017/1/20 トランプ政権発足、大イスラエル人脈。

・ネタニヤフ首相により、「イラン核武装の謀略からイスラエルを救う」と予言された人物はトランプ大統領の可能性。

・「イラン核武装の謀略」とは、アフマデネジャド大統領が秘密結社の指示の下に推進、の意。

2018/5/14 米大使館、エルサレムに移転。

2019/6/13 ホルムズ海峡タンカー攻撃事件。

・日本、台湾(ノルウェー)船の被災で、イラン+中国+ロシアという陣営を暗示。

2019/7 日韓でイラン等に対する不正輸出問題が噴出。

・日本政府が親北の文政権を追い詰める工作を続けており、アメリカの指示という説と、対米自立を含む国家主義の復活という説とがある。韓国側に相棒が存在か。

・全体像の構図化で事態共有による新冷戦または大戦への姿勢制御を各々意図?


http://www.asyura2.com/17/asia23/msg/804.html#c3

コメント [政治・選挙・NHK263] 「死にたい世の中から生きたい世の中に」〜「れいわ新選組」の勢いが止まらない(レイバーネット日本) 赤かぶ
15. 2019年7月14日 06:48:24 : fPAGedqalU : S0tQb1pzMi91OVU=[335]
 >太郎さんは「開票日の選挙速報で流れるんですよ」と

 −さすがにメディアは、
  れいわ新選組の勝利を確信したのだろうね!。

   

http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/194.html#c15

コメント [政治・選挙・NHK263] れいわ新選組“学会員候補”が当落選上に…公明党が戦々恐々(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
107. 前河[2442] kU@JzQ 2019年7月14日 06:55:36 : evyRtSopKg : cFFWOEdoSWlZZUE=[49]
>>96

>やっぱり阿修羅でコテやってる奴って創価か。

阿修羅でコテ=創価?スゴいな妄想が……笑。その妄想力を違うエネルギーに使った方がよいね。

http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/120.html#c107

コメント [カルト21] ネトゲ・帝国・七ヶ月連続で景気悪化、厚労・生活苦しい六割。野党候補は、競り勝ちたければ、消費税廃止の演説をする事である。 ポスト米英時代
8. 2019年7月14日 06:58:06 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[2006]
山本太郎 涙する 20190505 福岡・小倉駅 小倉城口前デッキ 参院選 れいわ新選組 全国比例
.
山本太郎参議院議員
2019/07/13 に公開
https://www.youtube.com/watch?v=V6jbn9Ye670
http://www.asyura2.com/19/cult21/msg/704.html#c8
コメント [政治・選挙・NHK263] また始まった文春の野党へのネガキャン!  赤かぶ
9. 2019年7月14日 07:03:42 : ml3nME9RD6 : NG90MHFoOGtOV0U=[1]
私は鳩山政権時代の週刊現代の悪態ぶりは絶対に忘れないよ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/203.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK263] <れいわ祭り、山本太郎が宣言!>「1年以内に衆議院選挙。3年後に参議院選挙。このスパンで政権取りに行く!」 赤かぶ
24. 2019年7月14日 07:05:03 : JHu2aoawJ2 : WWQ1cGl2MTNVemM=[11]
れいわ元年にれいわ革命があり安倍朝鮮極悪非道政権が壊滅した。

未来の教科書に乗りました。

予祝です


http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/177.html#c24

コメント [政治・選挙・NHK263] 「参院選情勢調査」に焦る自民党! イージス・アショアの秋田では県知事や職員が勤務中に自民候補の選挙応援(リテラ) 赤かぶ
28. 2019年7月14日 07:06:18 : fPAGedqalU : S0tQb1pzMi91OVU=[336]
 >お昼休み終了の13時を過ぎ、勤務時間内であるにもかかわらず県庁敷地内で
  参院選の候補者陣営と一緒に、必勝を誓う掛け声を上げ、

 −これ事後に、出勤簿で休務扱いにしていたら地方公務員法違反。
  事前ならOKの事例では?。



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/202.html#c28

コメント [政治・選挙・NHK263] 自民党は堅調のようだ。しかし「れいわ」のような政党が出来れば世の中も変わる。(かっちの言い分) 一平民
21. MO[121] gmyCbg 2019年7月14日 07:11:17 : NhIjTY67jg : UjYzSUFab0VhQUU=[1]
>>日高見

引用は正確に

 比例投票先は「まだ決めていない」が37・4%。自民、立民に次いで公明党5・6%(前回と同じ)、日本維新の会4・4%(前回比1・2ポイント増)、共産党2・9%(0・5ポイント減)、国民民主党2・5%(0・9ポイント増)、政治団体「れいわ新選組」1・1%(今回から選択肢に追加)、社民党0・8%(0・4ポイント減)と続いた。

→「れいわ +1.1」なんて書いてないぞw
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/198.html#c21

コメント [経世済民122] 日本郵政グループ大混乱!?今度はかんぽに775億円の「隠れ損失」 社長交代人事のウラで…(週刊現代) 赤かぶ
2. 2019年7月14日 07:11:35 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[2007]
かんぽ生命トラブルの真実
.
内海学校
2019/07/12 に公開
https://www.youtube.com/watch?v=B2cjOzdFaw4
http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/161.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK263] 自民党は堅調のようだ。しかし「れいわ」のような政党が出来れば世の中も変わる。(かっちの言い分) 一平民
22. 2019年7月14日 07:11:41 : sUpHQ8Q75g : TzR2aVBha0pPeGc=[93]
不正開票のように選挙の公平性に疑義を挟むワードが出現すると、
それをあざけ嗤う輩が速攻で湧いてくるが、自然さを装う余裕もないらしい。

国家レベルの統計や記録を改竄・隠蔽・破棄する不誠実政権の下で、
「選挙だけは100%公正で〜す」ってな話を誰が信じる?
お伽噺未満だろうに。

実際に裁判にもなってるが、決定的な証拠が揃ってないため不正が認定されてないだけ。
トランプのロシア疑惑は決定的な証拠がないのに「シロではない」と主要マスゴミは報じる。
開票が不正に行われてたとしたら代議制民主主義を根幹から揺るがす重大事件だ。
日本国民にとってはトランプのロシア疑惑より遥かに重大事。
トランプのロシア疑惑がそういう扱いならば、
不正開票疑惑は決定的な証拠がなくても「シロではない」と報じておかしくない。

主要マスゴミは支配層の言いなり、とかいう理解であれば何をかいわんやだが。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/198.html#c22

コメント [政治・選挙・NHK263] 韓国の常識は世界の非常識だ。(日々雑感) 笑坊
12. 2019年7月14日 07:11:44 : hz6E5X9Wws : d3FDT0h2UEZpclk=[19]
選挙前なので、精神薄弱なネトウヨや安倍晋三の支持団体の日本カルト会議のご機嫌を取るためにやっているだけ。

選挙が終わればあやふやになって、寿司友たちも報道しなくなり、いつの間にか規制解除になっていた、といういつものパターン。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/199.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK263] 自民党は堅調のようだ。しかし「れいわ」のような政党が出来れば世の中も変わる。(かっちの言い分) 一平民
23. 2019年7月14日 07:26:58 : GeRDuFyMHc : QTBRcGE1RzJ2R1U=[23]

維新なんて組織もないのになぜこんなに議員がいるの

街宣みても聴衆はマバラですけど不思議な集団ですね

一体何がしたいのかサッパリわかりません

いっそのこと自民党に合体すればいいのに

しかし何か意味が有るんだろうね



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/198.html#c23

コメント [政治・選挙・NHK263] ステルス遊説、野党罵倒、安倍礼賛…異様で不気味な参院選 安倍私党に成り下がった自民党(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
11. 2019年7月14日 07:27:04 : wSL8sSlj2c : TUVBdVJUMHAvN2M=[62]
悪口を言う人が尊敬されることはない。
話すことは全て嘘だとバレてしまって他に話すことがない。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/205.html#c11
コメント [戦争b22] 米イラン戦争になれば、イスラエルがイランを襲う(ニューズウィーク) 赤かぶ
15. 空虚[2479] i_OLlQ 2019年7月14日 07:27:07 : fiFsuvjFmI : cUdBTjFJanNaRUU=[1]
ザラストラ教(マズーダ信仰)が、世界諸宗・諸派の始りだ。世界三大宗教の聖地がエルサレムに同居していることも、ピラミッド(巨石建造物)が世界中に存在することも善悪二元論が地上にくまなく浸透していることも偶然ではない・・・。日本の神道がユダヤ教との類似・共通点を持つことも偶然の不思議ではないんだわな。塔や柱、光や火を祭祀・祭壇に用い香炉・香木を使いミュージックを奏でる。これらすべての発祥が、同じところにある。これらが完全に放棄されるか統一されるまで、N・W・Oは完成しない。過去の高度な文明は、それが統一された時に崩壊し消滅した。エルサレムの歴史の遺物と遺産を消滅させたとき、人類は最後の審判に遭遇する運命だ。

そうならんことを、世界の民は願い推奨せねばあかんよ・・・。地球外知的生命体と云う名の、新たな救世主が顕れた時が人類の滅亡の時だ。イスラエル国と米国の権力者には、マジでそれを信仰する連中が存在するんだから(アホらしいが、それが現実だ)
http://www.asyura2.com/18/warb22/msg/737.html#c15

コメント [政治・選挙・NHK263] 自民党は堅調のようだ。しかし「れいわ」のような政党が出来れば世の中も変わる。(かっちの言い分) 一平民
24. 2019年7月14日 07:32:33 : JHu2aoawJ2 : WWQ1cGl2MTNVemM=[12]
投票率55%に設定し直しました。ムサシが、それを裏ずけるデータが必要なので適当に調査しています。

言い訳としてまだ決めていない方がいるのでわからない。 だと。

わからないならわざわざ発表するな!

是非ともれいわが政権を取ったら公職選挙法で不正支持率調査を禁止して欲しい。

期日前投票も警察が管理して欲しい。
開票は手作業も立法化して欲しい。

不正ができないようしよう❗


http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/198.html#c24

コメント [政治・選挙・NHK263] 「死にたい世の中から生きたい世の中に」〜「れいわ新選組」の勢いが止まらない(レイバーネット日本) 赤かぶ
16. 2019年7月14日 07:33:11 : 4m4nChAUWs : aWpNbmY4dU9jaG8=[3]
>14
24時間テレビだって批判しても「お前も障碍者になれ」と罵られることはないだろうに。

障碍者利権こわい。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/194.html#c16

コメント [政治・選挙・NHK263] ステルス遊説、野党罵倒、安倍礼賛…異様で不気味な参院選 安倍私党に成り下がった自民党(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
12. 2019年7月14日 07:33:58 : 2izLR1Dtrs : UVhkSzVNcGpidjI=[326]

アベノミクスのトリクルダウンなんて、竹中平蔵だってそんなものは無いと言っていた。

あるのは庶民のメルトダウンだけ。
=病院にも行けない野垂れ死に
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/205.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK263] 安倍首相ステルス遊説の締めは…囁かれる“聖地 秋葉原”説(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
17. 2019年7月14日 07:40:56 : JHu2aoawJ2 : WWQ1cGl2MTNVemM=[13]
投票率80%で世界が変わる。

投稿を決めていない方に呼び掛けよう❗

安倍一味は壊滅します。


http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/192.html#c17

コメント [政治・選挙・NHK263] 確実に山本太郎の「票が増える」ウソのようなホントの話!  赤かぶ
18. 2019年7月14日 07:45:57 : axHiCq3DwE : L21CRURiYWN6NC4=[150]
今回、比例候補者が少なすぎたのではないだろうか。恐らく比例票は自民党に次ぐ二番目ぐらいになるだろう。20名ぐらいは楽に当選出来たはずだ。次の衆議院選挙でも良い候補者を立てれば、都市部では相当数の当選者を得られるだろう。れいわ新選組は、自民党に次ぐ二番目の党になるはずだ。そして、後進国に成り下がった日本を再生してくれるだろう。日本の救世主、山本太郎総理の誕生を心より願っております。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/204.html#c18
コメント [カルト21] 重度障害候補二人は、障害者一千万人は勿論、高齢者と自衛官の胸を鷲掴み、明日の彼らの姿であり、我々の明後日の姿だからであ… ポスト米英時代
7. 2019年7月14日 07:47:04 : lbj7PXrRak : QWJaZUxpbHZEQkU=[3]
国民から厚かましく受信料を徴収しておきながら、この山本太郎現象の盛り上がりをスルーする“フェイクNHK”よ、まともな報道機関か!?
電通退治をする国会議員の有志集団は居ないのかね!?
太郎さんは参院選は大成功裡でゴールする筈ですから、次の日本の政治課題である電通退治に取り掛かってくださいね。
ちなみに“フェイクNHK”は、電通に乗っ取られたとの見方が、巷では支配的です。
こんなことでは、まともな民主主義は到底望めません。
それどころか、このままでは某国まっしぐらです。
日本人は立ち上がるべきです!
http://www.asyura2.com/19/cult21/msg/705.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK263] ありがとう山本太郎!短い演説でもあなたの熱い思いが伝わって感動した!(まるこ姫の独り言) かさっこ地蔵
18. 2019年7月14日 07:47:41 : fyw468ElPI : d3NCYlVhRjA4bW8=[1]

山本太郎による,野党共闘の壊滅作戦は,成功しました。



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/193.html#c18

コメント [政治・選挙・NHK263] 自民党は堅調のようだ。しかし「れいわ」のような政党が出来れば世の中も変わる。(かっちの言い分) 一平民
25. 2019年7月14日 07:48:32 : aVh4sqbYS2 : US9sdW5wb1pOV2M=[1]
>>22

 >選挙の公平性に疑義を挟むワードが出現すると、
 >それをあざけ嗤う輩が速攻で湧いてくる

だれも、報道各社の世論調査が絶対に正確だなんて話はしてませんよ。
というか、世論調査は各社のクセ、好み、傾向が如実に出るので、そもそも最初から「操作された数字」です。そんなのは言うまでもないことです。

だから、世論調査なんか「ほ〜ん」と聞き流しておけばいいんです。そして世論調査ごときに影響を受けてしまう可能性のある浮動票の人々にきちんと政策を訴えて、こっちを向いてもらえばいいの。それを毎度まいど「ムサシガー!」って目の色変えるから、一般人から敬遠されちゃうんですよ。

世論調査と選挙の公平性は、べつに関係はありません。別の問題だもん。
世論調査の数字を報道各社が操作してるから不正選挙だ、なんて言うのは、何度も言うけど、池に5メートルの怪魚がいると主張した挙句にちっちゃな外来魚を見つけて得意がっているようなもんです。

いや、当然、その池に外来魚がいるのも問題ですよ、既存の生態系に影響あるしね。だけどその外来魚は、あなたがたが実在を主張してきた5メートルの怪魚じゃないよね?って話をしてるんです。ちなみに「選挙だけは100%公正で〜す」なんて言ってる人もいませんよ。昔から選挙には不正はつきものです。でも、それだって「5メートルの怪魚」とは言えないんです。

 >トランプのロシア疑惑がそういう扱いならば、
 >不正開票疑惑は決定的な証拠がなくても「シロではない」と報じておかしくない。

トランプさんのロシア疑惑だって、あなたがたのいう「5メートルの怪魚」とは違うけど、でも、その疑惑を追及するには充分な材料がたっぷりあったから、司法当局はじめ色々な人々が動いたわけでしょ?野党の民主党だって未だ追及の構えを崩さない。あなたがたの「不正選挙説」とは丸っきり違いますよ。ってかそれと一緒に話をしたいなら、せめて枝野さんや志位さんや山本太郎さんを説得できてからにしてくださいよ、厚かましいなぁ。言っとくけど、歴史だけならトランプのロシア疑惑よかあなたがたの不正選挙説の方が古いんだからね?それなのに未だにどの政党も説得できてないじゃないですか。長くやってるわりに説得力のある首尾一貫した不正選挙説をまだ一度も構築できてない己が不明を恥じなさいよ。まずはそこからです。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/198.html#c25

コメント [政治・選挙・NHK263] 「参院選情勢調査」に焦る自民党! イージス・アショアの秋田では県知事や職員が勤務中に自民候補の選挙応援(リテラ) 赤かぶ
29. 2019年7月14日 07:55:13 : trwwIEcbP6 : SkRWMTY2RjNCZ1U=[1]
自民党との利権の綱が切られたら終わってしまう程度の無能だから従う
本当に有能だったり、勇気があれば断れるはずなのに従ってしまう
本当に腰抜け保身野郎ばかりだ
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/202.html#c29
コメント [政治・選挙・NHK263] 自民党本部が配布した「トンデモ野党」冊子を作成した黒幕は誰か  新恭(まぐまぐニュース) 赤かぶ
10. 2019年7月14日 07:58:33 : trwwIEcbP6 : SkRWMTY2RjNCZ1U=[2]
普通に考えれば自民党のバック(統一など)だよ
使途を明らかにする必要のない官房機密費があれば何でも出来るからね
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/206.html#c10
コメント [政治・選挙・NHK263] 確実に山本太郎の「票が増える」ウソのようなホントの話!  赤かぶ
19. 2019年7月14日 07:59:21 : ml3nME9RD6 : NG90MHFoOGtOV0U=[2]
「選挙目当ての耳障りの良い政策に惑わされるな」

よく聞く言葉だが、これは悪政に国民を忍従させるための言葉だ。

国民は気づいている。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/204.html#c19

コメント [国際26] 米国が英国を無力化する必要性〜在日と在韓の米軍駐留は数年内に終わりが見える/田中宇 仁王像
1. 2019年7月14日 07:59:42 : 5Q2vELb2YM : NzFDS0dCdk9pUFE=[1]
トランプが「歴史的軍拡」を公約して当選し、実際に3年連続で軍事費を増やしている
のはこの人の脳内に存在しないらいい。
http://www.asyura2.com/19/kokusai26/msg/817.html#c1
コメント [昼休み52] 皇族初夜の儀式 中川隆
89. 中川隆[-9094] koaQ7Jey 2019年7月14日 08:00:30 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3596]
天皇家は推古朝以降 江戸時代までずっと仏教徒だった


廃仏毀釈について - 内田樹の研究室 2019-05-29
http://blog.tatsuru.com/2019/05/29_0925.html


 昨日の寺子屋ゼミで「廃仏毀釈」についての発表があった。いくつかコメントをしたので、備忘のためにここに書き留めておく。

 神仏分離・廃仏毀釈というのは不可解な歴史的事件である。すごく変な話なのである。歴史の教科書では「合理的な説明」がよくなされているが(水戸学が流行していた。明治政府が欧米列強に伍するためにキリスト教に対抗して国家神道を体系化するために行った。江戸時代の寺檀制度に増長した僧侶の堕落のせいで民心の仏教から離反していた・・・などなど)、どうも腑に落ちない。

 神仏習合というのはそれ以前にすでに1300年の伝統のあるほとんど土着した日本の宗教的伝統である。それを明治政府の発令した一篇の政令によって人々が軽々と捨てられたということがまず「変」である。この人たちにとって、千年を超える宗教的伝統というのはそんなに軽いものだったのか?

 神仏分離令の発令は慶應四年(1868年)である。「五畿七道諸国に布告」して、「往古ニ立帰リ」「普ク天下之諸神社、神主、禰宜、祝、神部ニ至迄、向後右神祇官附属ニ被仰渡候」という祭政一致の方針が示される。

 次に神社に対して「僧形ニテ別当或ハ社僧抔ト相唱ヘ候輩ハ復飾被仰出候」という命令が発された。社僧とは神社に勤める僧侶であり、別当は寺院と神社が一体化した神宮寺の責任者である僧のことである。この人たちに「復飾」(還俗)して、神職に奉仕するように命じたのである。

 驚くべきは、この命令に対して全国の社僧・別当たちが特段の抵抗もなく従ったということである。「長いものには巻かれろ」という処世術が宗教界に徹底していたのか、それとも「神と仏といい ただ水波の隔てにて」という血肉化した神仏習合マインドのせいで寺で読経しようと神社で祝詞を上げようと、同じことだということだったのか、私にはわからない。

 そのあと仏像をご神体としていた神社に対しては仏像仏具仏典の類を「早々ニ取除」くことを命じた神仏判別令が出された。

 それまで神宮寺の多くでは仏像をご神体に祀っていたのである。

 この「特段の抵抗もなく」というのが不思議なのである。

 ありうる説明としては、神仏分離の当初の意図が「宗教の近代化」であり、すべての制度が「近代化されねばならぬ」ということについて明治初年の民衆たちも「まあ、公方さんもいなくなっちゃったし、なんかそういう潮目みたい」というふうに感じ取っていたからだ、ということがありうるかも知れない。歴史の滔々たる流れに逆らっても仕方がないんじゃないの、と。それくらいの歴史感覚は一般民衆にもあったのかも知れない(わからないけど)。

 ターゲットになったのは寺院だけではない。最初に発令されたのは六部、虚無僧、山伏、梓巫女、憑祈祷、狐下しなどの「前近代」的な遊行の宗教者の禁止だった。加持祈祷、オカルト、ノマド的宗教者が「まず」禁止された。そういう「前近代的な宗教のかたち」の徹底排除が近代国家の心理的基礎づけに必要だったと明治政府が判断したのである。

 だから、そのあと明治40年代になると、今度は神社合祀令が出て、「前近代的な神道」が排除されることになる。これについては南方熊楠がはげしい反対運動を展開したので、記憶されている人もいると思うけれど、全国20万社のうち7万社が廃されるというすさまじい「神社整理」であった。

 神道の国家統制を実施するためには、神社を公費で運営する必要がある。しかし、神社の数が多すぎて管理コストがカバーできない。だから小さい神社は(氏子たちがどれほど信仰していようと、どのような貴重な祭祀や芸能が伝えられていようと)、コスト削減のために統廃合するという政府の態度のうちに「神道に対する敬意」を見ることはむずかしいだろう。

 だから、国家神道というのは別にある種の宗教性の価値が高騰したということではなく、端的に「宗教的なものを政治的利用価値だけをものさしにして格付けした」ということに過ぎないのだと思う。
 
 もう一つあまり指摘されないことに天皇家はもともと仏教徒だという事実がある。

 京都東山の真言宗泉涌寺は13世紀に四条天皇の葬儀が行われて以来、天皇家の菩提寺に近い機能を果たしていた。江戸時代の歴代天皇皇后は後水尾天皇から孝明天皇まで全員が泉涌寺に葬られている。当然歴代天皇の位牌もここにあり、僧たちが読経してその菩提を弔っている。明治天皇の父である孝明天皇の葬儀は仏式で行われている。今でも歴代天皇の祥月命日には、皇室を代理して宮内庁京都事務所が参拝している。

 だから、天皇制=国家神道という図式が成立するのは、慶應四年の神仏分離令からさきの敗戦までの77年に過ぎないということになる。日本の天皇制の全歴史のうちの77年だけである。それを126代の歴代天皇がすべて神道の祭主であったと信じている人あるいは信じているふりをしている人が天皇制の支持者・反対者のいずれにも多い。これは天皇制という制度の複雑さを捨象して、問題をシンプルで、ハンドルしやすいものにしようとする態度の現れだと私は思う。

 つねづね申し上げている通り、複雑なものは複雑なまま扱うのが知的に誠実な態度だと私は思っている。複雑な仕組みをわかりやすい図式に縮減して、敵味方に分かれて罵り合うのは知的には不毛なことである。それよりは、素直に「なんだか一筋縄ではゆかぬものだ」と認めて、いったん理非正邪の判定を「かっこに入れて」、ほんとうのところは歴史的事件として何が起きたのか、ほんとうのところその歴史的事件の意味は何であるのかについて冷静に問うということが必要ではないのか。

 廃仏毀釈について腑に落ちないもう一つのことは、熱狂的な廃仏運動はかなり短期間で終息し、やがて寺院が再興され、人々が寺院に参詣するようになったということである。廃仏毀釈運動は慶應四年に始まり、明治三年にピークを迎え、明治九年にはほぼ収まった。なんで、そんなにあっさり終わってしまったのか。

 1300年続いた神仏習合という宗教的伝統をほとんど一夜にして弊履の如くに捨て去った熱狂が10年も続かなかった。この非対称性がよくわからない。それほどまでに仏教の檀家制度が憎く、僧侶の腐敗が許し難いものであったら、あるいは明治政府の宗教統制が厳格なものだったら、10年で廃仏運動が「収まる」わけがない。でも、あっさり終わってしまって、誰もその話をしなくなった。

 だから、今の日本人は「神仏習合」についても「神仏分離」についても、よく知らない。

 習合という宗教現象は他の宗教でもあることだから、理解はできる。けれども、それを一度暴力的に分離してみたら、さしたる抵抗もなく実現され、にもかかわらず数年でなんとなくそれも尻すぼみになり、それから100年経ってまたじりじりと神仏習合に戻っているという現象はうまく説明ができない。

 私が毎年参拝している羽黒山はもともと神仏習合で、本尊は聖観音菩薩だったが、神仏分離で山上の仏像仏具は捨てられ、ご本尊はご神体に入れ替えられた。そのときに酒田の篤志家が棄てられたり、焼かれたりした仏像を拾い集めて、自宅の蔵に保存していた。それを最近になって「もともと羽黒山のものだから」というのでその子孫が返却を申し出てきた。羽黒山はそれを嘉納して、二年ほど前に「千仏堂」という建物を本堂の横に立てて、数百体の仏像を安置している。神社の中に寺院があるという神仏習合の「ふつうのかたち」に戻ってきたのである。

 この神仏習合の「復古」趨勢に対してはいずれファナティックな神道系の政治組織から「やめろ」という攻撃が始まる可能性があると私は予想している。そのときにわれわれは明治初年に神仏分離をドライブしたイデオロギーと心性の現代における「アヴァター」を見ることができるかも知れない。

 「廃仏毀釈」に付随したさまざまな事件のうち、記憶しておいてよいトリビアがあるので、それを最後に列挙して話を終えたいい。

(1)廃仏毀釈にもっともはげしく抵抗したのは浄土真宗であった。県内のほぼすべての寺院が廃寺となった鹿児島でも、浄土真宗だけは廃仏の運動が下火になるやたちまち全県に布教を行い、廃寺の再建に取り組んだ。江戸時代に真宗門徒が弾圧されたときに「隠れ念仏」活動をしていた「抵抗の伝統」が生き残っていたのであろう。

(2)最も苛烈な廃仏運動を指揮した一人は、松本の知藩事であった戸田光則。戸田は将軍家の血筋を引き、松平姓と葵の家紋を許された親藩だったが、戊辰戦争が始まってから、勤王か佐幕か最後まで迷った末、新政府軍が中山道を通過する時点でようやく腹をくくって新政府についた。この日和見主義に対する新政府からの不信を解消するために戸田は廃仏毀釈に異常な熱意を示したのである。彼はまず戸田家の菩提寺を破壊するところから始めたのである。

(3)もう一人は京都府知事だった槇村正直。長州藩士で木戸孝允に重用された人物である。京都の文化的伝統にまったく関心がなかった槇村はきわめて熱心に廃仏運動に取り組んだ。まず神仏習合の祇園社感神院を八坂神社に改組し、本地仏の薬師如来を撤去。北野天満宮は北野神社に改名され、境内の寺院はすべて撤去解体された。彼は五山の送り火も地蔵盆も盆踊りも禁止したのである。それがどういう経緯で、どういう言い訳で復活したのか、誰か知っていたら教えて欲しい。

(4)興福寺は廃仏運動の被害がもっとも大きかった寺である。興福寺は春日大社と一体化していたが、分離され仏像仏具教典が棄てられた。五重塔も民間に売却され、金属だけを取り出すために買い主が火をかけようとしたが、延焼をおそれた近所の住人に制止されたおかげで焼けずに残った。いまは国宝である阿修羅像も運慶作とされる無著・世親像も金堂の床にうち捨てられていた。その惨状については、前に釈先生と興福寺に聖地巡礼に参ったときに詳しく伺った。

(5)伊勢には御師(おし・おんし)と呼ばれる「宗教者兼観光案内人」のような人がいた。自分の家を宿坊として参拝者を宿泊させ、聖地を案内し、伊勢暦や神札を売り、加持祈祷も行った。御師の職業的な特徴はそれぞれが自分の「檀那」を有していたことである。江戸時代には伊勢に御師2000人がいて、宿坊600軒があった。当時の伊勢詣では年間300万人、檀那総数は400万軒。

 という話を読んで、羽黒山伏のことを思い出した。羽黒山もかつては山伏が営む宿坊が300軒あり、それぞれの宿坊には「檀那」となる人々がいた。農閑期になるとその町村の人たちが「講」をつくって、連れ立って羽黒を訪れ、山伏の先達で三山で修験場を訪れ行をおこない、遊びながら故郷に帰った。羽黒に雪が降り山に登れなくなると、山伏たちは里に下りてその「檀家」を巡歴して、加持祈祷を行い、お札を売った。伊勢御師と同じである。

 あるときは定住する信者のもとを移動する宗教者が訪れ、あるときは定住する宗教者のもとを移動する信者が(聖地巡礼と観光旅行を兼ねて)訪れる。このような宗教と観光、行と娯楽の癒合したかたちは、前近代の日本に広く見られたようで、出雲大社、富士山、熊野などにも御師がいて、各地の檀那たちと密接な「師檀関係」を結んでいた。

 慶應四年の神仏分離令では山伏と御師がまっさきに弾圧の対象となった。羽黒山伏は宿坊が10分の1になったけれど、いまも残っているが、伊勢御師は明治初年に途絶えた。いったい、神仏分離令は何を圧殺しようとしたのかがここからよく知られる。

*神仏分離についての上の記述は

『仏教抹殺 なぜ明治維新は寺院を破壊したのか』(鵜飼秀徳、文春新書)、『神々の明治維新』(安丸良夫、岩波新書)、
『廃仏毀釈百年―虐げられつづけた仏たち 廃仏毀釈百年―虐げられつづけた仏たち 』佐伯恵達、みやざき文庫)

に多くのご教示を得たものであることを謝意とともに記しておく。
http://blog.tatsuru.com/2019/05/29_0925.html

http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/851.html#c89

   

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