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2020年1月21日時分 〜
コメント [政治・選挙・NHK269] 田原節炸裂!「山本太郎に人気がいく! 消費税ゼロと対案を出したのは彼が初めて!」「立憲、国民はやる気がない」「内閣府が勝… 赤かぶ
63. クライシス[1268] g06DiYNDg1aDWA 2020年1月21日 00:02:24 : cFeM8Dn7S6 : SDl5T2paZEFNcjY=[533]
量的金融緩和政策(りょうてききんゆうかんわせいさく、英: Quantitative easing、QE)とは、金利の引き下げではなく市中銀行が保有する中央銀行の当座預金残高量を拡大させることによって金融緩和を行う金融政策で、量的緩和政策、量的緩和策とも呼ばれる。


量的金融緩和政策ではデフレは脱却出来ません。
中央銀行の当座預金残高量が増えるだけです(笑)

必要なのは国債発行による財政政策なのです。
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/117.html#c63

コメント [政治・選挙・NHK269] 復活・田崎史郎が「桜を見る会」名簿問題で官邸丸乗りの“民主党ガー”詐術! 羽鳥慎一にまで「出た!民主党」とツッコまれ…(… 赤かぶ
1. 赤かぶ[52805] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:02:33 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4087]



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/126.html#c1
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2. 赤かぶ[52806] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:04:12 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4088]



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/126.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK269] 官僚のみなさん怒ったら? どこまでも上から目線の菅長官 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
24. 地下爺[9494] km6Jupbq 2020年1月21日 00:04:47 : ErXzChr1Dk : endXNXZiMGtZY28=[56]


     世の中 学歴社会では無い と言うことで 良かった 良かった

              法政夜間 > 東大



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3. 赤かぶ[52807] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:05:11 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4089]



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4. 赤かぶ[52808] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:05:54 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4090]



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5. 赤かぶ[52809] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:06:34 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4091]



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6. 赤かぶ[52810] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:07:06 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4092]



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7. 赤かぶ[52811] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:07:40 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4093]



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8. 赤かぶ[52812] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:08:07 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4094]



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9. 赤かぶ[52813] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:08:46 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4095]



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10. 赤かぶ[52814] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:09:26 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4096]



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11. 赤かぶ[52815] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:10:02 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4097]



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12. 赤かぶ[52816] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:10:50 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4098]



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13. 赤かぶ[52817] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:11:21 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4099]



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14. 赤かぶ[52818] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:12:01 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4100]



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15. 赤かぶ[52819] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:13:03 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4101]



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/126.html#c15
記事 [近代史3] ドビュッシー 歌劇「ペレアスとメリザンド」
ドビュッシー ドビュッシー 歌劇「ペレアスとメリザンド」歌劇「ペレアスとメリザンド」


Claude Debussy “Pelléas et Mélisande” (Colette Alliot-Lugaz & Charles Dutoit)


Colette Alliot-Lugaz [Mélisande]
Didier Henry [Pelléas]
Gilles Cachemaille (bass) [Golaud]
Pierre Thau [Arkel]
Claudine Carlson [Geneviève]
Françoise Golfier [Yniold]
Phillip Ens [Un berger, Un médecin]


Chours de l'Orchestre symphonique de Montréal [Marins en coulisse, servantes mendiants] Orchestre symphonique de Montréal


Charles Dutoit, conductor


____


Inghelbrecht, Debussy Pelléas et Mélisande - Act.1


1962, live
Désiré-Émile Inghelbrecht
Orchestre National de la Radiodiffusion Française


PELLEAS Jacques JANSEN
MELISANDE Micheline GRANCHER
GENEVIEVE Solange MICHEL
YNIOLD François OGEAS
GOLAUD Michel ROUX
ARKEL André VESSIÈRES
LE MEDECIN Marcel VIGNERON


____


"Pelléas et Mélisande" - Paris, 1955 under the direction of Désiré-Émile Inghelbrecht


_____


Debussy / Pelléas et Mélisande - Karajan in Vienna (1962) Artificial Stereo & Pitch-Corrected





Karajan in Vienna 1962, Live


Hilde Güden – Mélisande
Henri Gui – Pelléas
Eberhard Waechter – Golaud
Nicola Zaccaria – King Arkel
Elisabeth Höngen – Genevieve
Adriana Martino – Yniold


Chorus and Orchestra of the Vienna State Opera
Cond.: Herbert von Karajan


Vienna State Opera, 6 January 1962, Premiere


___________



5幕の抒情劇『ペレアスとメリザンド』(仏語:Pelléas et Mélisande)は、クロード・ドビュッシーが完成させた唯一のオペラである(初期や晩年のその他のオペラの遺稿は、後世に補筆されている)。


台本には、著名な象徴派の詩人モーリス・メーテルリンクの同名の戯曲『ペレアスとメリザンド』が、ほぼそのままの形で用いられている。


1893年に着手され、1895年に一時中断されたものの、1901年に作曲を終え、1902年にオーケストレーションと最終的な改訂を済ませた。1902年4月30日にパリのオペラ=コミック座でアンドレ・メサジェの指揮により初演された。日本初演は1958年(昭和33年)11月28日、東京・産経ホールにおいて古沢淑子ほかのソロ、ジャック・ジャンセンの演出、ジャン・フルネ指揮日本フィルハーモニー交響楽団によって実現した[1]。


『ペレアスとメリザンド』は、王太子ゴローの弟ペレアスと王太子妃メリザンドによる禁断の恋の物語である。本作の録音は数多く、定期的に上演されているが、オペラ愛好家の間でも、必ずしもすぐに理解できるような作品であるとは見なされていない。しばしば印象主義音楽のオペラと呼ばれるが、しかしこのような皮相な見方は、ドビュッシー自身が遺した解題に楯突くものである。


旋律法はムソルグスキーの影響を受け、伝統的なアリアとレチタティーヴォの分離が避けられ、両者が融合されている。つまりフランス語の抑揚の変化がそのままピッチとリズムの変化に置き換えられているため、歌うというより語るような旋律となっており、伝統的な意味での旋律的な要素は目立たなくなっている。しかしこのようなドビュッシーの旋律概念の再発見(もしくは革新)は、その後のシェーンベルクのシュプレッヒゲザングや、ヤナーチェクやバルトークの旋律法(パルランド様式)にも明瞭な影響を与えている。
なお、第3幕第1場でメリザンドが歌う唯一のアリア的部分(ただし管弦楽は沈黙しア・カペラ独唱)は、このオペラでは「私は日曜の正午の生まれ」という歌詞が付いているが、これはメーテルリンクの戯曲では初版にのみ載っていたものであり、次版以降は「3人の盲目の姉妹」という歌詞に改訂されている。フォーレとシベリウスの劇音楽はこの改訂版に基づいている。


メシアンは自著で、このオペラの第1幕第1場12小節に現れる、I度長調の主和音上にVII度長調の主和音を重ねた和音を『ペレアスの和音』と呼び、自身の楽曲分析に応用している。


登場人物


主役


王太子ゴロー Golaud - バリトン
メリザンド(ゴローの后) Mélisande - ソプラノ
ペレアス(ゴローの異父弟) Pelléas - テノール または バリトン


脇役


老王アルケル(ゴローとペレアスの祖父) Arkël - バス
ジュヌヴィエーヴ(ゴローとペレアスの母) Geneviève - メゾソプラノ
ゴローの息子イニョルド(先妻との子) Yniold - メゾソプラノ(ボーイソプラノが演ずることもある)
端役
医師 - バス
牧童 - バリトン
侍女 - 無言
3人の物乞い - 無言
舞台袖の水兵たち - 合唱


楽器編成
通常の3管編成


評価


ドビュッシーにとって10年越しのオペラであり、しかもそれがワーグナーへのアンチテーゼであることはそれ以前の音楽雑誌などでたびたび語られており、パリ楽壇は満を持してこのオペラに注目していた。1896年にメーテルリンクの原作戯曲を元にロンドン公演を行うパトリック・キャンベルは、既に作曲された断片による付随音楽式の上演をドビュッシーに打診したが、ドビュッシーは完成されたオペラとしての上演にこだわりこれを拒否、代わりにフォーレがこのときの劇音楽を担当している。


オペラ・コミックでないにもかかわらずこのオペラが国立オペラ座(ガルニエ宮)ではなくオペラ=コミック座で初演されたのは、古い伝統様式であるグランド・オペラへのこだわりを初めとする国立オペラ座の悪しき旧体制をドビュッシーが避けたためである。

しかし、音楽とはまったく別の意味でのスキャンダルは発生した。それはオペラ=コミック座での上演決定後、原作者であるメーテルリンクが、歌手である愛人のジョルジェット・ルブラン(モーリス・ルブランの妹)をメリザンド役に推薦したことによるものだった。ドビュッシーはその提案に賛同できなかったものの、原作者に対して明確な拒否を伝えないまま、イギリス人歌手であるメアリー・ガーデンを主役に起用した。これに憤慨したメーテルリンクは上演に反対すると脅しをかけ、さらに著作家協会の調停に持ち込み、以前メーテルリンクがドビュッシー宛に送った改変許可の手紙(1895年10月19日付)は白紙委任状ではないと主張した。だが結局メーテルリンク側の主張は協会によって退けられた。収まりのつかないメーテルリンクは、その後もドビュッシー家に乗り込んで作曲家に暴行を加えようと企んだり、また『フィガロ』紙上でオペラを弾劾し、「即座で派手な失敗を望む」と書いた公開状を掲載(1902年4月13日)した[2]。


初演に先立つゲネプロ当日(4月28日)には、劇場入り口でからかい半分の説明が書かれたプログラムが配られ、第2幕第2場でメリザンドの「ああ、私は幸せではない」と歌うガーデンの英語なまりのフランス語に嘲笑や野次が浴びせられるなど、騒然としたものとなった。だが、音楽的な評価においてはその新しい作曲語法にもかかわらず極めて好評で、2日後の初演時には聴衆の音楽的拒否は全く発生しなかった[3]。

ワーグナーからの脱却を試みたオペラであると言われるが、一方である旋律が登場人物やその心情などを表すライトモティーフ的使用や、明確なアリアなどを持たず1幕を交響曲の一つの楽章のように流動的なものとして扱うなど、作曲語法的な面ではワーグナーの影響は大きい。しかし大仰な節回しやライトモティーフの乱用による過度に説明的な音楽は極力避けられ(例えばペレアスが愛の告白をする場面では管弦楽は沈黙し、レ・シ♭でJe t'aimeとたったの2音のみである。ドビュッシーは「もしワーグナーだったらここで長大なアリアが出てくるだろう」と述べており、特に『トリスタンとイゾルデ』へのアンチテーゼが見て取れる)、美学的見地においては明らかに新境地の開拓に成功している。

この『ペレアス』によってドビュッシーの「印象主義音楽」的評価が確立したと言っても良い。しかしこのオペラの筋書きはむしろ始まりと終わりの明確な印象を持たない象徴主義的なテクストであり、またドビュッシー自身は印象主義という言葉を必ずしも好まなかった。ドビュッシーの美学は同時代の絵画的印象よりもむしろ彼と交友のあったピエール・ルイスやステファヌ・マラルメといった文学にこそ近いものであった。


これ以降ドビュッシーの作風はあきらかに変化し、例えばピアノ曲や歌曲においてもそれまでの前世紀末的印象が強いサロン用小品から、より芸術的に思慮深い作品群へと成長していく。

『ペレアス』初演からわずか3年後の1905年、ドビュッシーは交響詩『海』を発表するが、『ペレアス』とのあまりの作風の違いとまたもや私的スキャンダル(エンマ・バルダックとの再婚と前妻リリー・テクジェの自殺未遂)によって不評を買う。このとき既にドビュッシーにとっては『ペレアス』の作曲を始めた1893年から作風の変化を遂げているのはむしろ当然であった。

オリヴィエ・メシアンは少年時代のクリスマス・プレゼントに『ペレアス』の楽譜を貰って以来この曲に夢中になり、その作風に多大な影響を与えた。後年パリ音楽院で受け持った楽曲分析のクラスでは、ペレアスの詳細な分析を取り上げた。この授業に関する文書はアルフォンス・ルデュック(Alphonce Leduc)社から全7巻で出版されているメシアン遺稿集に収録されている。旋法構成などごく一部は「わが音楽語法」にも掲載されている。


その他


ポール・デュカスのオペラ『アリアーヌと青髭』(台本は同じくメーテルリンク、ペローの童話『青ひげ』に基づく)では、青髭公に幽閉された5人の妾のうちメリザンドと名乗る女性が登場し、主役の女性アリアーヌがメリザンドの髪を誉めるという台詞がある。これはもちろん『ペレアスとメリザンド』第3幕においてメリザンドが塔から長い髪を垂らすシーンを意識した言わばパロディであり、そして『ペレアス』冒頭においてメリザンドが「遠いところから逃げてきた、途中で冠を落としてしまった」という台詞に繋がり、アリアーヌと同様メリザンドも青髭公の城から逃げてきたと思わせるようになっている。デュカスにとってこれは直接のメーテルリンクの戯曲への賛辞ではなく、むしろデュカスの少年時代からの親友であるドビュッシーへの賛辞と言える。なお『アリアーヌ』の初演は『ペレアス』でドビュッシーとメーテルリンクとの対立の原因となったその妻ジョルジェット・ルブラン=メーテルランクが主役を担当した。


演奏会用作品(管弦楽のみで声楽なし)として、「『ペレアスとメリザンド』による交響曲」と題する複数の編曲作品がある。アンドレ・メサジェによるものは3楽章構成、マリウス・コンスタンによるものは単一楽章である。ともにいくつかのCDが市販されている。
ドビュッシーは娘の夭折により直接の子孫は途絶えているが、親類の家系のうち4世代後(従兄弟の曾孫に当たる)は「ペレアス・ドビュッシー」と名付けられている(サン=ジェルマン=アン=レーにあるドビュッシー博物館に展示された家系図で確認できる)。


https://ja.wikipedia.org/wiki/ペレアスとメリザンド_(ドビュッシー)



『ペレアスとメリザンド』(Pelléas et Mélisande )は、ベルギーの劇作家モーリス・メーテルリンクが書いた戯曲。フランス語で書かれ、1892年にブリュッセルで出版された後、翌1893年にパリで初演[1]された。


登場人物


主役

メリザンド(ゴローの后) Mélisande
ペレアス(ゴローの異父弟) Pelléas
王太子ゴロー Golaud


脇役

老王アルケル(ゴローとペレアスの祖父) Arkël
ジュヌヴィエーヴ(ゴローとペレアスの母) Geneviève
ゴローの息子イニョルド(先妻との子) Yniold
端役
医師
牧童
侍女
3人の物乞い
舞台袖の水兵たち



舞台設定
時代:中世ヨーロッパ
場所:アルモンド王国(ドイツを意味する仏語「アルマーニュ」+世界を意味する仏語「モンド」の合成語)


第1幕


男寡でもう若くないアルモンド王国の王太子ゴローは、日の暮れた森の中で道に迷ううちに、長い髪の若く美しい女性が泣いているのを見つける。素性を尋ねるがメリザンドという名前、遠くから来たこと、冠をつけていてそれを水の中に落としたこと以外ははっきりしたことは判らずただ泣くのみである。ゴローはメリザンドを連れ帰る。数日後ゴローはメリザンドを妻にし、許しを得られたら塔の光で知らせるよう、もし願いが適わなければメリザンドを連れて王国を去ることを祖父の老王アルケルに手紙で告げ、目の衰えたアルケルに代わってジュヌヴィエーヴが代読する。やがて王国の城に来たメリザンドはジュヌヴィエーヴに連れられて暗い城の中を案内され、ゴローの弟で若き王子ペレアスと知り合う。城の塔の外から不吉な水兵の歌が聞こえる。



第2幕


打ち解けたペレアスとメリザンドの二人は城の庭にある「盲の泉」でじゃれて遊ぶ。「この泉はかつて盲人の目を開いた奇跡の泉と言われたが、老王アルケルが盲目同然となってからは訪れる人もほとんどいない」とペレアスは言う。メリザンドはゴローからもらった結婚指輪をもてあそぶ内にそれを泉の底へ落としてしまう。ペレアスは「落とした時に正午の鐘が鳴っていたのでもう遅くなるから帰ろう」とメリザンドを諭す。その晩ゴローは狩で落馬し負傷して担ぎ込まれる。メリザンドが指輪をしていないことに気づいたゴローは激怒するが、メリザンドは「海辺で落とした」と嘘をついてしまう。ゴローはメリザンドにペレアスを同伴させて海辺を探すことを命じる。夜の海辺でペレアスとメリザンドは乞食たちを見つけ、ペレアスは「この国に飢餓が迫っている」ことをメリザンドに説明する。



第3幕


夜に城の塔の上でメリザンドが「三人の盲いた王女」(初版では「私は日曜の正午の生まれ」、ドビュッシーはこちらを採用。フォーレとシベリウスは前者)を歌いながら髪を梳かしているとペレアスがやってくる。ペレアスとメリザンドはお互い手を伸ばし触れようとするが、メリザンドの手が届かない代わりに彼女の背丈よりも長い髪が塔を伝って落ちてくる。ペレアスはそれを掻き抱き狂喜する。しかしその場をゴローに見つかりたしなめられる。翌日ゴローはペレアスを深い洞窟に連れて行き、底なしの沼を見せる。外に出た後でゴローはペレアスにメリザンドの妊娠を告げ、刺激を与えぬようあまり彼女に近づかないようにと警告する。しかしまたその晩ゴローが先妻の子イニョルドを連れてメリザンドの寝室の中を肩車で見せると、イニョルドはペレアスが彼女と一緒にいる事をゴローに告げるのだった。


第4幕


ペレアスは明日遠くへ旅立つつもりで、その前に今晩泉で夜会いたいとメリザンドに告げる。老王アルケルがメリザンドと話しているとゴローがやってきてメリザンドをなじり、その髪を引きずり回して呪いの言葉をかける。アルケルが制止してゴローは部屋を出て行くが、メリザンドはもうゴローを愛していないことをアルケルに話す。夕方イニョルドが遊んでいると羊飼いが遠くへ去るのを見かける。夜になり、泉で待つペレアスの元にメリザンドが現れる。愛の告白をするペレアス、私も好きだと答えるメリザンド。木陰の闇で抱き合う二人、その束の間ゴローが現れ剣を抜く。ペレアスは剣を持っておらず抵抗できない。斬られる寸前までキスを求める二人を無言で襲うゴロー。ペレアスは死に、メリザンドも傷を負い逃げ惑う。



第5幕


召使によってメリザンドが「小鳥でも死なない小さな傷」によって瀕死の状態にあること、そのショックで小さな赤子を産み落としたことを噂し合う(ドビュッシーのオペラではこの部分を過剰な説明として削除している)。医者に看取られ死を待つのみで横たわるメリザンドに、ゴローは悔恨にくれつつも、ペレアスとの不義理の有無を問い続ける。しかしすでにメリザンドは黄泉の国へ旅立つ際であり、「許さなければないようなことは、思い浮かばない」などと受け答えは要領を得ない。別室へ下がったゴローをアルケルが慰め諭している最中、メリザンドは誰にも看取られず、一人静かに息を引き取る。泣き崩れるゴローにアルケルは「今度はあれが生きる番だ」と小さな赤子を見せ、静かに幕が下りる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ペレアスとメリザンド




http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/819.html

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16. 赤かぶ[52820] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:14:58 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4102]



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17. 赤かぶ[52821] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:15:30 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4103]



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18. 赤かぶ[52822] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:16:10 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4104]



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19. 赤かぶ[52823] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:16:45 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4105]



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20. 赤かぶ[52824] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:17:38 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4106]



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/126.html#c20
コメント [近代史3] ドビュッシー 歌劇「ペレアスとメリザンド」 中川隆
1. 中川隆[-14304] koaQ7Jey 2020年1月21日 00:18:57 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1201]
ドビッシー 歌劇「ペレアスとメリザンド」2014 MAR 3 by 東 賢太郎
https://sonarmc.com/wordpress/site01/2014/03/03/ドビッシー-歌劇「ペレアスとメリザンド」%ef%bc%88ネコ/


大学の第2外国語はドイツ語だったが深い理由はない。なんとなくだ。フランス語にすればよかったと思う時が今でもある。パリのレストランでフランス語だけのメニューがでてきた時と、フランスオペラを聴くときだ。まてよ、女性のフランス語が京都弁と似て色っぽくていいという下世話な動機もあったりするかな。

フランス語のオペラというと、なんといってもドビッシーの「ペレアスとメリザンド」、そしてけっこう忘れてるが、ビゼーの「カルメン」「真珠とり」、グノーの「ファウスト」、オッフェンバックの「ホフマン物語」、マスネの「ウェルテル」と「マノン」と「タイス」、サン・サーンスの「サムソンとデリラ」、グルックの「オルフェオとエウリディーチェ」、ラヴェルの「子どもと呪文」「スペインの時」ぐらいは聴いたんじゃないだろうか。

カルメンをイタリア語や日本語でやれば、変ではあるが慣れれば聴けるだろう。しかし「ペレアスとメリザンド」はそれができない。なぜなら管弦楽にフランス語が「縫い込まれている」(woven)からだ。オーケストラに声楽が「乗っかる」のが普通のオペラである。独り舞台になるアリアというのがその典型的場面であって、そこだけは「カラヤンとベルリンフィル」でも「ダン池田とニューブリード」でもおんなじ。ズンチャチャの伴奏楽団になり下がる場面でもあるのだ。モーツァルト作品をのぞくとこれは僕には耐えがたい。

そのアリアとレチタティーヴォの安っぽさに気づいてくれたのがワーグナーだ。
どういうことか?

アリアは管弦楽の生地の上に声がステッチ(stitch)された、いわゆる「アップリケ」だ。それだけが目立つ。

「うわー、*子ちゃんのスカート、キレイなお花だね」なんて。キレイなのはお花だけなの?ってスカートを縫ったお母さんは思わないのだろうか。そう思ったのがワーグナーなのだ。ええいっ、布の生地にお花も縫い込んでしてしまえ、ということにだんだんなってきて、それが最も成功したのが「トリスタンとイゾルデ」である。

トリスタンというのはリングみたいな大管弦楽は使わない。彼としては古典的な方だ。もちろんアップリケなし。生地もけばけばしい柄ではなくしっとりした布地の質感で仕上がった逸品である。その質感を紡いでいるのは「解決しない和声」であり、最も特徴的である「トリスタン和声」と呼ばれる4音は、彼を師と仰ぐブルックナーが第9交響曲のスケルツォ開始に使い、トリスタンを全曲記憶していたドビッシーはメリザンドが死んだあとオペラをその構成音のアルペジオを嬰ハ長調に解決して見せて締めくくった。

ドビッシーが「反ワーグナー」でトリスタンに対立するオペラとしてペレアスを書いたというのが通説だが僕はそうは思わない。ペレアスはトリスタンを強く意識して、その強い影響のもとに書かれ、しかしドビッシーの強い和声の個性とフランス語特有のディクションの故にトリスタンとは違うものになったオペラなのである。
ワーグナーはアリア(歌)をオーケストラに縫い込む(weave)ことに成功したが、そこまでだ。ドビッシーはもう一歩すすめて、歌だけでなく「フランス語の語感」までweaveすることに成功した、その意味でペレアスとメリザンドは革新的なオペラであり、ストラヴィンスキーの「結婚」、シェーンベルグの「月に憑かれたピエロ」への道を開いた作品でもある。

ついでだが、この路線を最もストレートにいったのがヤナーチェックである。僕がチェコ語やフランス語をわかるわけではないが、音として認識でできる両言語の発音、アクセント、抑揚、ニュアンスが音楽にweaveされているオペラという点において彼とドビッシーは双璧だと思う。どちらもヴィオラやフルートのちょっとした断片のようなフレーズがフランス語やチェコ語に聞こえてくる。それは協奏曲の独奏楽器がヴァイオリンかトランペットかによって曲想まで変わってくるだろうというのと同じ意味において、リブレットがフランス語やチェコ語だから作曲家はこのメロディーを書いただろうという推定に何度も心の中でうなずきながら聴くオペラに仕上がっているということを言っている。

僕は「フィガロの結婚」や「後宮からの誘拐」を日本語で聴いたことがあるが、どうしてもいやだということもなかった。台本がイタリア語の前者とドイツ語の後者で、言語と音楽が抜き差しならぬ関係にあってぜんぜん違うタイプの音楽に出来上がっているという感じはない。何語であってもモーツァルトはモーツァルトの音楽を書くことができ、それが日本語で聴こえてきても、やっぱりモーツァルトになるという性質の音楽なのだ。ところがここでのドビッシーはフランス語の質感、もっといえば、そういうしゃべり方、歌い方をする女性のタイプまで限定して音を書いている。

僕はカルメンはもちろん、ミミや蝶々さんあたりまでは声量重視、リアリティ無視のキャスティング、ズバリ言えば体格の立派なソプラノであってもOKである。子供であるヘンゼルやグレーテルですらぎりぎりセーフだからストライクゾーンは広めだ。しかしメリザンドだけは無理だ。これはどうしようもない。舞台設定や化粧の具合でどうなるものでもなく、音楽が拒絶してしまうからだ。ここがイゾルデと決定的に違う、つまりドビッシーが意図してワーグナーと袂を分かった点だ。

僕はドイツで何回も、スカラ座でも、トリスタンを観たがイゾルデに色っぽさを感じたことがない。というよりも、感じるようなタイプの人が歌えない性質の音楽をワーグナーはこの役に書いているのだ。ではメリザンド。こっちはどうだろう?

「ペレアスとメリザンド」はドビッシーが「青い鳥」で有名なメーテルリンクの戯曲を台本として1893年に第1稿を完成した彼の唯一のオペラである。「牧神の午後への前奏曲」とほぼ同時期に着想し完成は少しあと、交響詩「海」を作曲するよりは少し前の作品だ。戯曲の筋は一見なんということもない王族の不倫物語なのだが、細かくたどっていくと不思議の国のアリスなみにファジーである。肝心なところがぼかされているのだが、詩的というのも違う。おとぎ話かと思いきや血のにおいや死臭が漂い、人間の残忍さ、欲望や嘘に満ちている。それでいて、いよいよリアリズムに向かうかなという瞬間になって、いいところで画面にさっと「擦りガラス」のボカシが入る。そんな感じなのである。

筋はこうだ。

中世の国アルモンド王国皇子のゴローが森の中で泣いている女を見つけ城に連れ帰って妻にする。メリザンドという素性も得体も知れぬ若い女であった。ところが女はゴローの異父弟ペレアスといい仲になってしまい、嫉妬した兄は弟を刺し殺してしまう。傷を負った女も子供を生み落して静かに死んでいく。

このメリザンドという女が何を考えているのかさっぱりわかないネコ科の不思議娘 なのである。それでいてペレアスが「嘘ついてない?」ときくと「嘘はあなたのお兄さんにだけよ」なんて機転のきいた嘘をついたりもする。兄弟はかわいそうなぐらいにメロメロになってしまうのである。

娘が泉の精かなにかで音楽がメルヘン仕立てかというとそうではない。女の醸し出すえもいえぬフェロモンの虜になる弟、密会を知って殺意を抱く兄。メリザンドは妖精ではなく生身の女であることは、塔の上から長い髪を垂らして弟が陶然として触れる艶めかしいシーンで実感させられる。

しかし音楽はロマンティックになることは一切ない。すべてが薄明の霧の中での出来事であったかのようにうっすらと幻想のベールをかぶっている。

「見かけはそう」という図式が次々と意味深長に裏切られる。恋でも憎悪でも死でもなく、時々刻々と万華鏡のように移ろうアルモンド王国の情景とはかない運命にドビュッシーは音楽をつけているのである。

武闘派で肉食系の兄ゴロー、草食アイドル系の弟ペレアス。メリザンドが選ぶのは弟であり、一見お似合いのカップルだ。これは「ダフニスとクロエ」対「醜いドルコン」の構図であり、美男美女カップルの勝利でハッピーエンドというのが定石だ。

ところがここでは美男のダフニスがあっさりとドルコンに刺し殺されてしまう。おとぎ話ではないのだ。

では何か?

「トリスタンとイゾルデ」というのがその答えだろう。
ゴローがマルケ王(叔父)、ペレアスがトリスタン(甥)ではないか。
不倫カップルが死んでしまうのも同じだがお騒がせ女が王族の運命を滅茶苦茶にしてしまう顛末はこれも同じである。

「X(男)とY(女)」のタイトルにもいろいろあるが、実生活でもマティルデ・ヴェーゼンドンクと不倫中だったワーグナー、やはり不倫で前妻が自殺未遂するドビッシー。ワーグナーは延々と女に歌わせドビュッシーは女を死の床に横たえてオペラを閉じている。ご両人とも眼中にあったのは女だったのだ。

メリザンドの死のシーンはラ・ボエームに影響を感じるが、ボエームの主人公がミミであったように「ペレアスとメリザンド」とはいいつつもペレアスは添え物であり、やはり主役はメリザンドなのである。

メリザンドを誰が歌っているかこそこの曲の鑑賞の要になることはご理解いただけるだろうか。

「ペレアスとメリザンド」を「王族(ゴロー)の悲劇」と解釈するか「不思議娘の幻想 物語」と解釈するか。これは趣味の問題だがご両人の作曲当時ののっぴきならぬ私生活状況を鑑みるに、僕はどうしても後者として聴いてしまう。

例えば初めて買った演奏はやはりピエール・ブーレーズのロイヤル・オペラハウスとのLP(右)だが、これは王族悲劇でも幻想 物語でもなく中性的なものだ。
エリーザベト・ゼーダーシュトレームのメリザンドはまじめ娘でフェロモン不足。これじゃあ兄弟は狂わないわな。はっきり書いてしまおう、あまり面白くない。


Debussy Pelleas et Melisande Pierre Boulez



このクールな演奏に僕が負うのは、ぜんぜん別なことだ。ペレアスの音楽史上の影響についてである。多くの人がそれに言及しているがどこまで具体的証拠に基づいてそう言っているのだろう。僕は自分で確認したことしか信用しないので、この演奏から自分の耳で気付いたことだけ列挙してみよう。

第4幕のイニョルデのシーンはほぼ直前に作曲されたフンパーディンクの「ヘンゼルとグレーテル」の音がする。

第1幕は「ラインの黄金」「ローマの泉」、ラヴェル「ソナチネ」、
同第3場と第3幕には「ペトルーシュカ」、
第5幕は「弦チェレ」「パルシファル」、「中央アジアの草原にて」、
第2幕で指輪を泉に落とした後に「パリのアメリカ人」

など書けばきりがない。

自作は「聖セバスチャンの殉教」、「ピアノのために第2曲サラバンド」、「牧神」「海」などたくさん。

作曲時期が近いせいだろうか「海」と似ていると言っている人がけっこういるが、どう聴いてもそこまでは似ていない。オーボエに似たフレーズがあったりはするが、海はリアリズムに接近している音楽でありペレアスはそれとは遠い。

次に買ったのはこのCDだ。フランスのディスク・モンターニュ盤でデジレ・エミール・アンゲルブレシュト指揮フランス国立放送管弦楽団の演奏である。メリザンドのミシェリーヌ・グランシェはちょっと上品なはすっぱだが悪くはない。ペレアスを十八番にしていたジャック・ジャンセンも若気のうぶな感じが出ている。オーケストラの合奏も初演の頃はこんなだったかというムードにあふれていて、これはお薦めできる。どっちかといわれれば「王族の悲劇」型だろう。普通にこのオペラをやればそうなるのがふつうだ。台本がそうなのだから。


Inghelbrecht, Debussy Pelléas et Mélisande - Act.1




ところが、その後、ついに普通ではない演奏に出会うこととなった。アルモンド王国を、このオペラを、指揮者もオーケストラをも振り回す不思議娘がとうとう現れたのである。食わず嫌いしていたそのカラヤン盤をある時に聴いて、まさに脳天に衝撃を受けたのを昨日のように思い出す。


Debussy / Pelléas et Mélisande - Karajan in Vienna (1962) Artificial Stereo & Pitch-Corrected
https://www.youtube.com/watch?v=Ex3onUVOUpA
https://www.youtube.com/watch?v=dNRztf10Tys
https://www.youtube.com/watch?v=5lSVmCT6Oa4
https://www.youtube.com/watch?v=--hni29DN5I
https://www.youtube.com/watch?v=EUilr2L6Axk


カラヤンのペレアス?何だそれは、というのが第一印象。ところが一聴してこれはペレアスの最高の名盤であり、カラヤンの数多あるディスクの中でも1,2を争う出来であり、20世紀のオペラ録音のうちでもトップ10には間違いなく入る名品であると確信。どこへ行ってもそう断言するようになってしまった。

何をおいてもフレデリカ・フォン・シュターデのメリザンドに尽きる。カラヤンは「ついに理想のメリザンドにめぐりあった」と語ったそうだが、不肖、不遜を顧みずまったく同じセリフをフレデリカさんに捧げたい。

降参!参りました。この色香とフェロモンで遊びごころいっぱいのくせに手を出すと不思議なまじめさでさっと逃げる。なんだこいつは?男は迷う。メッツォだから可愛いばかりでもない。急にオトナになってみたりもする。なんだこいつは?またまた男は迷う。

リチャード・スティルウェルは、なんでカラヤンがこんな草食系のペレアスを起用したんだと思うほど頼りないが、見事にメリザンドに食われて籠絡されているのを聴くとそういう配役だったかと納得する。
ゴローのホセ・ファン・ダムは当たり役だ。このオペラほぼ唯一のTuttiである恋の語らいとキスの場面、そこに背後から闖入して弟を刺し殺すシーンは圧巻であり、そんな罪を負ってしまうことになるメリザンドという不思議娘への愛憎の表現がリアルである。

年甲斐なくやはりメリザンドの色香に迷う親父アルケル役はルッジェロ・ライモンディだ。その貫録はメリザンドの死、メーテルリンクの戯曲の主題である静かな死の場面で舞台を圧する。ここをこんなに深みを持って歌った人を他に知らない。

そして忘れてはいけないのがカラヤンとベルリン・フィルの演奏だ。
ヘルベルト・フォン・カラヤンは本名をカラヤノプーロスというギリシャ人の血筋でゲルマン人ではない。オーストリア出身のドイツ系指揮者としてレパートリーを築いてきたが、ラテン系の音楽に対する思いは強かったのではないか。僕は彼のラヴェル、ドビュッシーは評価しないが、歌の入った場合は違う。彼はやはりオペラハウスで育った人だ。声を縫い込んだ特異なオーケストラ曲であるペレアスでこそ彼は自分の究極の美意識を実現できたのではないか。

そうとしか考えようのない空前絶後といっていい絶美の管弦楽演奏はドラマの抑揚をなまめかしい生き物のように歌い上げ、シュターデの声といっしょにフェロモンを発している!

こんなオーケストラ演奏を僕は後にも先にも人生一度も耳にしたことはない。
それはカラヤンの解釈なのだが、数多ある彼の指揮でもベルリン・フィルがこれほど敬服して真摯に録音に残したということ自体が驚嘆に値する事実であり、これが聴けないとなったら僕は余生に不安になるしかない。それほどのものなのである、これは。

しかしである。やっぱり、この演奏の魅力はメリザンドなのだ。これに抵抗するのはとても困難である。僕はこのカラヤン盤を「不思議ちゃん幻想 物語」の最右翼として永遠に座右に置くことになるだろう。

(補遺)
アンセルメ/ スイス・ロマンド管弦楽団、ジュネーヴ大劇場合唱団による1964年録音は悪くない。




メリザンドのエルナ・スポーレンバーグはバーンスタイン / LSOおよびクーベリック/ BRSOのマーラー8番にも起用されており、アンゲルブレシュトがPOを振った録音のペレアスであるカミーユ・モラーヌと純情そうなお似合いのコンビを演じている。オケのフランス的な香りをDeccaの録音陣が良くとらえているのを評価したい。



https://sonarmc.com/wordpress/site01/2014/03/03/ドビッシー-歌劇「ペレアスとメリザンド」%ef%bc%88ネコ/

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/819.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK269] 田原節炸裂!「山本太郎に人気がいく! 消費税ゼロと対案を出したのは彼が初めて!」「立憲、国民はやる気がない」「内閣府が勝… 赤かぶ
64. クライシス[1269] g06DiYNDg1aDWA 2020年1月21日 00:21:07 : cFeM8Dn7S6 : SDl5T2paZEFNcjY=[534]
>>50
>ハイパーインフレが起こる。

久々にハイパー馬鹿を発見(大笑)

政府のインチキ統計ではコアコアCPIは0%前後なんだが(大笑)

中小や零細企業が100%稼働する需給ギャップゼロになるには
数十兆円の財政出動が必要だな(大笑)

インフレ率は財政政策と金融政策でコントロール出来ます(大笑)
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/117.html#c64

コメント [近代史3] ドビュッシー 歌劇「ペレアスとメリザンド」 中川隆
2. 中川隆[-14303] koaQ7Jey 2020年1月21日 00:21:21 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1200]
『ペレアスとメリザンド』全曲 
カラヤン」&ベルリン・フィル、シュターデ、スティルウェル、他(1978 ステレオ)(3CD)
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%89%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%BC-%E3%83%9A%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%81%A8%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%B6%E3%83%B3%E3%83%89-%E5%85%A8%E6%9B%B2-%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%83%B3-%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3/dp/B00005GJV2

https://www.hmv.co.jp/artist_%E3%83%89%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%BC%EF%BC%881862-1918%EF%BC%89_000000000034577/item_%E3%80%8E%E3%83%9A%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%81%A8%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%B6%E3%83%B3%E3%83%89%E3%80%8F%E5%85%A8%E6%9B%B2-%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%80%8D%EF%BC%86%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%80%81%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%87%E3%80%81%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%80%81%E4%BB%96%EF%BC%88%EF%BC%91%EF%BC%99%EF%BC%97%EF%BC%98-%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AC%E3%82%AA%EF%BC%89%EF%BC%88%EF%BC%93%EF%BC%A3%EF%BC%A4%EF%BC%89_3666107

・ドビュッシー:歌劇『ペレアスとメリザンド』全曲
 
ペレアス:リチャード・スティルウェル
 メリザンド:フレデリカ・フォン・シュターデ
 ゴロー:ジョセ・ヴァン・ダム
 アルケル:ルッジェーロ・ライモンディ
 ジュヌヴィエーヴ:ナディーヌ・ドゥニーズ
 イニョルデ:クリスティーヌ・バルボー
 羊飼い、医者、他:パスカル・トーマ
 ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団(コーラス・マスター:ヴァルター・ハーゲン=グロル)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
 録音時期:1978年12月
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
  録音方式:ステレオ(セッション)
 1999年デジタル・リマスタリング

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カラヤンのペレアスとメリザンド 2012-asyuracom-22
$ラストテスタメント クラシック-デフォルメ演奏の探求-ペレアスとメリザンド
カラヤンのドビュッシー「ペレアスとメリザンド」。
「サロメ」ではベーレンスを見出し、「ペレアス」ではシュターデが一躍世界の檜舞台に立つこととなりました。
このシュターデは、まず容姿と、もって生まれた気品。当盤の解説には
「楽譜が読めず、聴き覚えだ」
「大部分の時代をパリでセールスガールやパートタイムの秘書をつとめナンニーと呼ばれていた」。
それは美しい映像の残る現代のシンデレラ(チェネレントゥラ)にも似た伝説でした。広範なレパートリー、とりわけモーツァルトの諸役です。
「ペレアスとメリザンド」は最初、ワーグナーに耽溺したドビュッシーがそこから離れ、とりわけ「トリスタンとイゾルデ」のアンチテーゼがあります。
「ものごとを半ばまで言って、その夢にぼくの夢を接ぎ木させてくれるような詩人。時はいつ、所はどこと設定されない登場人物を構想し、《山場》を頭から押し付けたりせずに、ぼくが思い通りにそこここで彼以上の腕前を発揮したり、彼の作品を完成させたりするようまかせてくれる詩人」。
その詩人をついにメーテルランクに見出したドビュッシーは、その戯曲をほとんど改編せずにそのまま用いた上、音楽を豊穣に散りばめ、まさに夢が接ぎ木されています。
一方、フランス語の抑揚をそのままに、そのリズムに音楽が即応するような書き方は劇的な進行をさまたげずに、音楽と劇が一体になっているという利点の一方、事件らしい事件がおきないというフランス的なオペラの一つの特質そのもので、退屈を覚える向きもあるでしょう。
ある意味、20世紀オペラはペレアスにはじまり、かなりなハイブロウな作品です。しかし、本作は映像が少ないとはいえ、音盤が多くつくられ、そのどれもが特徴的な演奏史を刻み、そして知識人以上に大衆に支持されたオペラ。
そこにはアリアらしいものはなく、続くシュプレヒゲザングにつながる言葉そのものが魅力。ここに清浄を見出すと、まさに肌合いにぴったりと寄りそうな心地よさに包まれるのです。
シンボリズムに彩られわかりにくいのですが「不倫」がストーリーの一環です。
それはアンチテーゼとされた「トリスタンとイゾルデ」と同様の物語。
「恋はかけひきというが、かけひきのない恋とは何か?」というなぞなぞに対し、答えは「幼い(押さない)恋」。
ここでペレアスとメリザンドの間にかわされる交歓は、無自覚である一方、純粋です。
そこには「水」の暗喩があり、井戸をめぐる指輪、メリザンドが見出される場に見出せます。出産し、母となり、そして死んでもその幼さ、少女性は減殺されません。
 こうした言葉によって牽引される作品にかかわらず、当盤が有名なのはカラヤンのディスクだからですが、通常の意味でアンゲルブレシュト、アンセルメの新旧、クリュイタンス、フルネといった往年のフランス勢、もっと現代的知性を盛り込んだブーレーズなどの盤とも違う。そこには、イタリア、ドイツの二つのオペラで成功したカラヤンが手兵のベルリン・フィルを振っています。
若い頃から得意として、演目としていたカラヤン。そして、シュターデを見出し、スティルウェル、ファン・ダム、ライモンディ、カラヤン好みのキャスト、ここにドビュッシーが紡いだ音の糸にカラヤンの接ぎ木が添えられたのでした。
作品の長さ、今は収録時間の長さから2枚に収まりますが、通常3枚のディスクになる「ペレアス」はほとんど事件らしい事件もないままにかなり長い。
このカラヤン盤が心地いいのは、この精妙な音の中にほのめかしの中に官能性があるから。それが演出巧者のうちに運ばれ、音盤では肌合いのよい音響が続くことになるのです。
吉田秀和氏
「これをレコードだけで知っていたころは、どこもここもあまり変わらないのに、二時間もつづくなんて、どうみても長すぎると思っていた。しかし、劇場にすわってきいていれば、そんなことはない。その間の一瞬一瞬が充実して流れ、しかも、あんなに音楽は寡黙なのだ!
メリザンドなんか、まるで溜息をつくだけで、まったく歌わないみたいではないか!
これほど猥雑さか遠いオペラが、プッチーニ、シュトラウス、マスネーの十九世紀に可能であったとは、まったく奇蹟だ、と私は思う」。
ウィーン・フィルとベルリン・フィルの使い分け、カラヤン美学とは何かを知るために、このディスクは欠かせません。心地いい肌合いのうちに搦めとられる官能。
78年録音。
https://ameblo.jp/fairchild670/entry-11172052269.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/819.html#c2

コメント [近代史3] ドビュッシー 歌劇「ペレアスとメリザンド」 中川隆
3. 中川隆[-14302] koaQ7Jey 2020年1月21日 00:22:58 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1199]
▲△▽▼

ペレアスとメリザンドのCD〜ドビュッシー 2012-04-25
https://ameblo.jp/kbbnef/entry-11232964252.html

 昔、苦手だったフランス音楽・・・・好きになったのは、十数年前。ドビュッシーなどはCD再生しているだけでぼけっとして聴いていてとっても良い音楽に感じた。それからはフランス音楽にのめり込む。が、ほんの一部である。ドビュッシーやラヴェルの有名どころしかわからない。

 ドビュッシーの唯一のオペラ「ペレアスとメリザンド」を聴くようになったのはいつごろだったろうか? カラヤンの全盛期だったころ、そのカラヤンがドビュッシーのこれを録音発売したころじゃないかな? それまでは未知の世界の音楽だった。 頭の上から足の指先まで「アロマセラピー」受けたような、または「マッサージ」受けたような・・・そんな不思議な感覚になった音楽だった。下記の@のCD。 私が最初に買ったころは当然LPレコード時代。BGM的だった。それが魅力だった。フランス語がわけわからない私だったが、その語感に憧れた。 また、このカラヤン指揮ベルリンフィルのドビュッシーは、私にとっては数あるカラヤン盤、ベルリンフィルの膨大な演奏の中で、とびきり上等な一枚だと今でも思う。ベルリンフィルの機能美、現代的人工的エロス的美しさ・・・・(言葉が不適切なのだが、ある意味「白痴美的美しさ」・・・・カラヤンってこういう音を究極的に目指したのでは?と考える。

 次に購入したのは、発売当時話題になったEのアバド盤。当然カラヤン盤と比較した。巷ではすこぶる評判がいいアバド盤。でも、どうもアバドって若いときから音楽が「軽く」「薄い」印象ある私。この盤でも、綺麗なのだがウィーンのあの濃さが半滅。いや、ある人は言う。ドビュッシーだからウィーン的濃さが出ては困ると・・・・確かにそうだが・・・。

 そして、「ブーレーズ」ってどうだ? と思った。私はブーレーズに陶酔していた人間なので、絶対裏切らないはず!と思い、これまた東京にいるころにLPで手に入れた。BのCDである。 いやぁ〜〜〜〜 すごい音の重なりには驚く。どの「音」も完璧なところで出すので、その重なりの「美」ときたらこれに並ぶものなし。 ブーレーズの耳って、そしてブーレーズに振られたオケの音階って「純正律」も「平均律」も関係ないのか? 音階の矛盾が全くなし。限界なし。あまりにも美しく割り切る音。音の層に・・・・・この世のものとは思えなくなる反面。ブーレーズが引き出す「音」というのはきわめて「自然界」の音に近いような感じさえする。

 ただ、当時の録音技術と再生技術がこのブーレーズの世界を再現し切れてないのが惜しいような・・・・。 音の方程式とでもいいたいブーレーズの指揮。

 そして、私のドビュッシー感を打ち砕く録音に出会ったのが十数年前、全く名前も知らなかったエミール・アンゲルブレシュトというフランスの指揮者が振ったライブだった。それも「初演から50周年記念」というライブ。Cである。これは録音は古いのだが、この演奏流していたら今までのドビュッシーはいったい何だったの? ドビュッシーってこういう音楽だったのか?と思った。素晴らしい音の肌さわり・・・これが「フランスの音」? と思った。そしてそして、歌手のうまさ、フランス語のあの感じ・・・惚れた。惚れた。 歌手名見ると、モラーヌ、ダンコと主演がある。知らなかった。でも、調べたらとてつもなく著名な声楽家であること知った。夢中になった。しかし、悲しいかな、ほとんどの録音が廃盤になっていた。エミール・アンゲルブレシュトの指揮も同じく・・・・・。

 数年前、今度はエミール・アンゲルブレシュト指揮の別音源がCDで出た。飛びついた。それがDのCD。これもまたライブで、この演奏の雰囲気も超感動的。一気にエミール・アンゲルブレシュト熱が出てきた時代だった。

 ここのところ、CDのデフレで、HMVなど見ていたら今度はダンコが歌うもう一枚の「ペリアスとメリザンド」発見。なんとなんと名指揮者アンセルメ盤だ。これがF・・・・・・。やっぱりいい〜〜 シュザンヌ・ダンコのフランス物はいい。

 そしてそして、驚いたことになんとなんと、あのハイティンクがパリでこの曲を振ってライブで録音した!!!! 嬉しかった。 ハイティンク命の私は当然のごとく発売と当時にゲット。聴いた。感動した。これこれこれ!!!! ハイティンクのドビュッシーって欧州ではすこぶる高評価なのがよくわかる。歌がオッターなのも魅力的。

 それから、デュトワ盤がある。だいぶ前に廃盤になっていたが、ここにきて再リリースとは嬉しい。GのCD。デュトワ的なドビュッシーもまた魅力的。
 番外なのだが、例の昔の歌手であるパンゼラが歌った音源CDがある。抜粋盤なのだが、それが下記

http://www.hmv.co.jp/product/detail/142518   パンゼラの歌唱

 かなり古い録音で針音すごいが・・・・これまた私にはとっても良く感じる。 youtubeに音源のサワリがある。

http://www.youtube.com/watch?v=QH9yxZNHEkc&feature=player_embedded

 この雰囲気〜〜 いいよなぁ。 最近の私はこういったレトロ的な音に夢中かも?

 それからYoutubeに、ブーレーズが指揮したライブ映像がある。それも全曲観ること出来る。 貴重。

http://www.youtube.com/watch?v=z7kodUT_sJs&feature=player_embedded

ただ音楽流しているだけでも私は大好きな音楽だ。不思議。

【手持ちCD】

@カラヤン/ベルリン・フィル
ペレアス:リチャード・スティルウェル
 メリザンド:フレデリカ・フォン・シュターデ
 ゴロー:ジョセ・ヴァン・ダム

1978年EMI
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=3666107

Aハイティンク/フランス国立管弦楽団
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メリザンド),
ヴォルフガンク・ホルツマイヤー(ペレアス),ロラン・ナウリ(ゴロー),他
ベルナルト・ハイティンク(指)フランス国立管弦楽団
2000年 シャンゼリゼ劇場のライブ
http://www.hmv.co.jp/product/detail/407121

Bブーレーズ/コヴェントガーデン
 ジョージ・シャーリー
 エリーザベト・ゼーダーシュトレーム
 イヴォンヌ・ミントン
 ドナルド・マッキンタイア、他
 コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
 ピエール・ブーレーズ(指揮)
 
 録音時期:1970年
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3629025

Cエミール・アンゲルブレシュト/フランス国立放送
カミーユ・モラーヌ(Br、ペレアス)
 シュザンヌ・ダンコ(S、メリザンド)
 クリスティアーヌ・ゲイロー(Ms、ジュヌヴィエーヴ)
 アンドレ・ヴェシェール(Bs、アルケル王)
 マルセル・ヴィニュロン(Br、羊飼い、医者)、他
 フランス国立放送合唱団(合唱指揮:マルセル・ブリクロ)
 フランス国立放送管弦楽団
 デジレ=エミール・アンゲルブレシュト(指揮)
 録音時期:1952年4月29日
 録音場所:パリ、シャンゼリゼ劇場
 録音方式:モノラル(ライヴ)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/4973041

Dエミール・アンゲルブレシュト/フランス国立放送
ジャック・ジャンセン(ペレアス)
ミシュリーヌ・グランシェ(メリザンド)
ソランジュ・ミシェル(ジュヌヴィエーヴ)
フランソワーズ・オジュア(イニョンド)
ミシェル・ルー(ゴロー)
アンドレ・ヴェシェール(アルケル)
マルセル・ヴィニュロン(医者)
1962年 パリ ライブ
現在廃盤

Eアバド/ウィーン・フィルハーモニー
ドビュッシー:歌劇「ペレアスとメリザンド」
マリア・ユーイング(ソプラノ)
フランソワ・ル・ルー(バリトン)
ホセ・ヴァン・ダム(バス)
クリスタ・ルートヴィヒ(メゾソプラノ)ほか
クラウディオ・アバド指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1991年ドイツグラモフォン原盤
http://www.hmv.co.jp/product/detail/46697

Fアンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団
シュザンヌ・ダンコ(ソプラノ:メリサンド)
 ピエール・モレ(バリトン:ペレアス)
 ハインツ・レーフス(バリトン:ゴロー)
 アンドレ・ヴェシエール(バス:アルケル)
 エレーヌ・ブヴィエ(メゾ・ソプラノ:ジュヌヴィエーヴ)
 フローラ・ヴェンド(ソプラノ:イニョルド)
 デリック・オルセン(バリトン:羊飼い&医者)
 スイス・ロマンド管弦楽団
 エルネスト・アンセルメ(指揮)
 録音時期:1952年4月
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3712037

Gデュトワ/モントリオール響
 ディディエ・アンリ(テノール)
 コレット・アリオット・ルガズ(ソプラノ)
 ジル・カシュマイユ(バリトン)
 フランソワ・ゴルフィエ(ソプラノ)
 ピエール・トー(バス)
 フィリップ・アン(バス)
 クローディーヌ・カールソン(アルト)、他
 モントリオール交響楽団&合唱団
 シャルル・デュトワ(指揮)
 録音時期:1990年5月
http://www.hmv.co.jp/product/detail/4202551

https://ameblo.jp/kbbnef/entry-11232964252.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/819.html#c3

コメント [政治・選挙・NHK269] <毎日新聞が一面トップ報道!>公文書クライシス 桜を見る会 内閣官房と内閣府 名簿保存「1年未満」の怪  赤かぶ
13. 赤かぶ[52825] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:22:59 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4107]



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/125.html#c13
コメント [番外地7] 中川隆投稿集 新稿 中川隆
1. 2020年1月21日 00:23:22 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1198]
ドビュッシー 歌劇「ペレアスとメリザンド」
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/819.html
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/335.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK269] 与野党馴れ合いの是非問われる京都市長選(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
19. 地下爺[9495] km6Jupbq 2020年1月21日 00:24:41 : ErXzChr1Dk : endXNXZiMGtZY28=[57]
 PDF は 阿修羅では 表示できないので

 下記を 御覧ください。 m(__)m


 ◆福山和人 マニフェスト
 http://www.fukuyamakazuhito.jp/wp/wp-content/uploads/2020/01/463d94a5cf1e1492a4d5bdc6fb4fc78f.pdf



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/113.html#c19

コメント [政治・選挙・NHK269] 田原節炸裂!「山本太郎に人気がいく! 消費税ゼロと対案を出したのは彼が初めて!」「立憲、国民はやる気がない」「内閣府が勝… 赤かぶ
65. TondaMonta[1600] gnOCj4KOgoSCgYJsgo@CjoKUgoE 2020年1月21日 00:30:27 : bOfth84NBe : QVpBS3FOOXF3ZWM=[3]
ベーシックインカムBIでもヘリコプターマネーHMでも何でもいいから,皆シャン、太郎の街宣を聞いてから投稿してね。

 『8つの緊急政策』の5つの経済政策を全て実施してインフレを2%以上に持って行こうぜ。一つや二つではだめだにゃああ。
 住宅は権利だ。『9つの緊急政策』にすべし。
 BIは賛成できない(太郎氏)。 しかし「れいわ新選組」が政権を担う頃、ロスジェネたちは50代。子どもも作れない。遅すぎ。
 だから緊急にBIやHMを実施する政権作りを目指す。圧力をかける。
 期間限定で毎月5万円くばる。配る。インフレ率を見ながら3年ぐらい実施してみる。30万円という説もあるがアッそうや安倍事務所に配る必要はない。
 期間限定で実施する。インフレ率が5%を越えそうなときは緊急にやめる。
 

 消費税10%で豊田市などの税務署は赤字だそうだ。国税庁が補填すればいい事だから別に問題ないが、役所が企業に金を戻しているわけである。したがって消費税マイナス10%なら企業が税務署に税金を納めることになる。消費者は物価がさらに安くなることになる。大いに歓迎。
 しかしワタチは不満。大不満。なぜなら過去30年間消費税を払い続けて約1000万円損をした。返してくれえ。返してくれ。どばどば。ドバドバ。鼻血ドバドバ。
 棺桶に入る前にこの1000万円で世界旅行をシテみたい。消費が喚起され内需拡大に貢献するよう日本の豪華客船にしたい。名前は『飛鳥』とか言ったあれ。耄碌して正確な名前が出てこない。御免。ごみん。ゴミン。

 田原氏はもう年で頭が回らない。鋭さは残っているが昔の面影は半減。ただ性界を見渡して正論を語っているのは山本太郎だけ。これをほおっておいてはキャスターとして名を穢す。だから。太郎を取り上げたに過ぎない。ほかしておけない。
 とはいえ、政界または性界で大いに熱意を感じるのは太郎一人のみであることに遅まきながら注目したのが田原氏。遅きに失したが人気が高まってきたのでジャーナリストとして見逃しておけば、すでに述べたように、田原氏自分の沽券にかかわる。

 最近の太郎氏は守りに入ったようだ。「れいわ新選組」の政策はMMTに依拠しているわけではない、財務省の2002年の見解に基づいているだけと説明しているが、財務省の見解はMMTに論拠を置いているので太郎と財務省とはMMTに大いに信頼を置いていると言える。高校生用の教科書にも書いてあることも指摘しているが、その教科書を書いた著者もMMTに依拠しているのだから,太郎氏の弁明は同じこと。それを平然という所に役者としての本領が発揮されている。

 MMTは理論ではなくて「事実」だと述べいるのが三橋貴明氏。自民党がMMTを受け入れないので自民党支持を止めたという。選挙期間中に藤井教授と共にケルトン教授を読んで「れいわ新選組」への注目度を下げたことは失点。しかし夏休みなので彼女が来る日程は7月中だったのかもしれない。8,9月は長期休暇をとる予定でしょう。

 結論となるが、田原氏は太郎をこれからも落ち上げることによってしか、竹中を持ち上げたことに対する失点、落ち度を挽回するしかない。要するに英語が苦手な田原は特異な竹中に大いにコンプレックスがあったわけだ。

 会社の出勤簿にハンコを押したことのない田原。英語がからっきしダメな田原。
大学に8年間いた田原氏よ。小沢とヤラセ番組を造っても平の知盛は知っている座余す。
それではサイナラ。さいなら。


 

 
 
 
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/117.html#c65

コメント [原発・フッ素52] 福島Q&A Q33.福島の放射能は広島原爆何個分ですか?(めげ猫「タマ」の日記) 赤かぶ
3. 茶色のうさぎ[-14059] koOQRoLMgqSCs4Ks 2020年1月21日 00:31:00 : 0MxdR4gh9Q : R1M2TjVjei9JY1k=[-2]

 広島、長崎、ビキニ、福島

 ↑ Sr89 ←隠蔽? 鼻血、erc 原因と思ってます。 β線:半減期50日

 プルト240 ←衝撃による核爆発と思います。 3号機

 まぁ、 数値? 計測方法?カウント ←勉強?苦労してます。 証拠、根拠

 大気圏内核実験 ←Sr89で鼻血と思います。経験者です。  うさぎ♂ 麦4


http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/440.html#c3

コメント [カルト24] ゴミ売り・アベニヤフとアッキードのらくだ観光を好感して52%にアップ。支持者を探してもどこにもいないのに五割の支持率を叩… ポスト米英時代
5. 地下爺[9496] km6Jupbq 2020年1月21日 00:31:55 : ErXzChr1Dk : endXNXZiMGtZY28=[58]

       ほんとうに 楽しそうで 宜しい !!




http://www.asyura2.com/20/cult24/msg/295.html#c5

コメント [近代史3] モーツァルトで本当にいいのは 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」だけ 中川隆
1. 中川隆[-14301] koaQ7Jey 2020年1月21日 00:33:21 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1197]
「ドン・ジョヴァンニ」_ モーツアルトが本当に言いたかった事

ドン・ジョヴァンニが改悛を迫る騎士長(石像)を拒み、「NO!NO!」と叫び続ける。

急に涙があふれ、目の前が見えなくなった。

いつの世も時代を切り拓くのは、若者達のエネルギーだ。

今私達は、「NO!NO!」と信念を貫くことができるだろうか。

ふと問うてみたくなった。
http://www.opera-sai.jp/message/index.html

Don Giovanni - Commendatore scene (Furtwängler)
http://www.youtube.com/watch?v=jATcM8X29zc

Don Giovanni Ópera completa subtitulada .Siepi Salzburgo 1954
http://www.youtube.com/watch?v=mrMNai2skVY
http://www.youtube.com/watch?v=XPYjqz7nToY

ジョヴァンニが、つまみ食いしているレポレッロをからかっているところにエルヴィーラが登場し、生き方を変えてと懇願する。しかしジョヴァンニがまともに相手にしないので、彼女は諦めて去ろうとする。突然、玄関で悲鳴を上げた彼女は別な出口から逃げ去る。何事かとレポレッロが見に行くとやはり悲鳴を上げて戻ってきた。騎士長の石像が約束どおりやってきたのである。

石像はジョヴァンニの手を捕まえ、「悔い改めよ、生き方を変えろ」と迫る。初めて恐怖を感じながらも執拗に拒否するジョヴァンニ。ついに「もう時間が無い」といって石像が消えると地獄の戸が開き、ジョヴァンニを引きずり込む。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%8B


第十四場/エルヴィラが来る。彼女は「私の愛の」最後の証しとして、ドン・ジョヴァンニに意見をし、生活を変えて欲しいと言うが、ジョヴァンニは取り合わない。退室しようとしたエルヴィラの悲鳴が聞こえ、見に行かされたレポレルロも悲鳴を上げて戻る。

第十五場/石像が
お前と晩餐をともにするよう」に招待されてやって来た。石像は現世の食物は食べないのだ、しかしお前を食事に招待しようとやって来た
という。石像の手を取ると、冷たい。

石像は「悔い改めよ」と忠告するが、ジョヴァンニは受けつけない。
火が燃え上がり、主人公は地下に呑み込まれていく。

ドン・ジョヴァンニが英雄になるのは、最後の死との対決においてである。・・・
この地獄落ちは「天罰」ではない。
それはなぜかといえば、ここで石像は四度にわたって、
「これまでの生き方を悔い改めるか?」
と主人公に尋ねているからである。
つまりドン・ジョヴァンニには、改心して許される可能性が、まだ残されているのである!・・・

しかし、ドン・ジョヴァンニは、まさに自分自身の意志によって、こうした延命措置を拒絶する。・・・

クライマクスのあの凄まじい音楽は、神学的な業火の恐怖などではなく、神と対峙することを恐れぬドン・ジョヴァンニの巨人的な意志としとて解釈されるべきだろう。

 モーツァルトのドン。ジョヴァンニは、「今ここの快楽以外の何ごとも信じない」という無節操のエロティシズムを、命を賭して貫徹することによって、理念に殉じる精神の貴族としての身の証を立てる。
無理念と見えたものが、死の瞬間に英雄的な理念へと転じるのだ。
この地獄落ちのフィナーレにおいて、「わしは卑怯者との咎だけは受けぬ!」と言い放つ主人公の生き様の、巨大な逆説の弁証法が完遂されるのである。
http://homepage3.nifty.com/akiraikeda/music/donjovan.htm

モーツアルト《ドン・ジョヴァンニ》

作曲年 1787年
舞台  西班牙のある町
原作  ジョヴァンニ・ベルターティ「石の客」、ティルソ・デ・モリーナ「セビリアの女たらしと石の客」、モリエール「ドン・ジュアン」等を参考にしている 。  
台本  ロレンツォ・ダ・ポンテに依る伊太利亜語


登場人物
 ドン・ジョヴァンニ  好色家の貴族
 ドンナ・アンナ    騎士長の娘
 騎士長        ドン・ジョバンニに刺殺される
 ドン・オッターヴィオ ドンナ・アンナの恋人
 ドンナ・エルヴィラ  以前ドン・ジョヴァンニに捨てられた女
 レポレロ       ドン・ジョヴァンニの従者
 ツェルリーナ     結婚間近の村娘
 マゼット       ツェルリーナの婚約者
http://www.d1.dion.ne.jp/~t_imac/giovanni.htm

▼モーツアルトの新作《ドン・ジョヴァンニ》は1787年、まずはプラハで初演され、また大喝采を浴びます。
  この作品を“読む”にはオペラで描かれた時代背景を抜きにしては語れません。
  舞台は、大航海時代を経た17世紀のスペイン。その時代、スペインの男女の人口比率は他のヨーロッパ諸国とは甚だしく異なっていて、男が圧倒的に少なかったのです。大航海時代、スペインから新大陸やアジアを目指すことは、いわば結婚適齢期にある男だけの仕事に限られました。すなわち、男の人口の一方的な激減による男女比のアンバランスが生じていたという事情があるのです。ちなみに、プロテスタント系の移民では、必ずパートナーとして女性を伴っていたので、アンバランスはほとんど起こりませんでした。
 ここに登場するのが、ドン・ジョヴァンニという貴族。彼は女ばかりが目立つ社会に出てきたわけです。カトリックの意識が高いスペインですが、伴侶を求める女性たちにとっては一種の“男日照り”です。ここにドン・ジョヴァンニ、スペイン語で「ドン・ファン」と言えば文字通り色事師の代名詞が現われたのです。言換えれば、そのような時代のまさしく「結婚詐欺師」。

  元ネタとの大いなる違いは、その“色事哲学”にあると言いました。たとえばレポレッロのアリアのなかで、ベルターティのほうでは「女なら誰でもいいが、老女はだめ」と言っています。逆に、ダ=ポンテは「女なら13歳から老女まですべていい」と言い切っています。すなわち、性欲のある限り、いやむしろ「本能のしもべ」となって感情を捨て、すべての女性を対象にするといった哲学的変化が明らかなのです。ベルターティとダ=ポンテの差異は、この点で際立ちます。

  モーツアルト作のこのオペラで描出されたドン・ジョヴァンニは快楽の象徴だと私は見ています。すなわち、デモーニッシュな(悪魔的な)存在そのもの。それが証拠に、いかに彼が女性といたしたとしても女性は妊娠しません。あれだけの回数をこなしても、まるで“実りなし”。

  ここでも、モーツアルトが意図したキリスト教のドグマへの反逆が見てとれるのです。とはいうものの、オペラではそれこそ悪魔のように細心に、舞台上では誘惑は失敗に終ったかのように糊塗されています。ここが、“オペラ読み巧者”かどうかの分かれ目。登場人物たちの表情、ならびに性格描写にちなむ音楽を“読み込めば”、裏では誘惑が成功裏に推移したことがわかるのです。そう読まないとむしろつじつまが合わないとまで私は思います。

  最近、私はドン・ジョヴァンニ物語の元祖とも言うべき《セビリヤの女たらし、または石造の客》(1603年)という芝居を観てきました。ここではドン・ジョヴァンニがアンナを誘惑し、ちゃんとコトに及んでいるのです。しかし、モーツアルトのオペラでは宮廷の手前、舞台上でやるわけにはいかなかった。もっとも観客はその逆をしっかり読んでいたのです。

  もう一つ見落としてはならない点があります。それは、ドン・ジョヴァンニに捨てられた貞淑なエルヴィーラが第2幕で、それでも未練断ちがたく再び彼とおぼしき男とコトに及んだと見られるシーン。その実、その男はドン・ジョヴァンニに扮した下男、レポレッロだったのです。

愛する夫が下男に妻を抱かせた!

悪事極まる。ひどい諦観にあえぐエルヴィーラですが、ラストになって食事中のドン・ジョヴァンニのところに来て、「生活を改めて下さい」と言う。この場面で、彼女はドン・ジョヴァンニとの仲を本当にあきらめたと読むべきです。そして、最後の最後、彼女は修道院に入ることになる。そう深読みすると、彼女の純愛が知れ、万感の思いにとらわれるはずです。

  ラスト、ドン・ジョヴァンニと関係した女たちは、三者三様。
片や身を許したドンナ・アンナは婚約者との結婚を一年間延期。
これは未亡人として喪に服す期間なのです。
もう一人、ツェルリーナだけはすぐさま結婚を望む。
ドン・ジョヴァンニの子を妊娠していたら困るからです。
《ドン・ジョヴァンニ》とはキリスト教では認めない「一夫多妻」の表徴と言われますが、同時に女の愛の“三面鏡”でもあると言えます。(永竹由幸p70-71)

 序曲:悲劇を予感させるような序曲である。

■“冒頭のニ短調の轟音からして「陽気な芝居」とされたオペラの序曲としては、あまりにも異様な始まりである。音程を正確に保つという点ではかなり不安定で、とりわけ音量を大きくするとピッチが狂いやすかった当時の楽器を使って、金菅やティンパニを含む全オーケストラが、目一杯のフォルティッシモを鳴らす。しかも長調と比べて響きが濁りやすい短調の和音だ。

恐らくそれは、現代楽器で演奏したときのような、すぐそれと分かる短三和音ではなくて、耳を聾する割れた大音響のように響いたのではないか。これは一八世紀におけるクラスターであって、当時の聴衆にはそれは、近現代の聴衆にとってのマーラーの第六交響曲やベルクの《管弦楽のための三つの小品》のような響きに聞えたに違いない。

 それに続く、あてどもなく上へ下へとさまよい続ける音階の連続についても、思わずニ〇世紀音楽を持ち出したくなる。私の耳にはそれは、一九世紀を飛び越えて、ほとんど無調の概念を先取りしているように聞えるのだ。”(岡田,2008,p.117より)


 第一幕   
Jovanni and AnnaKill 第一場/ドンナ・アンナの庭園。夜である。
見張り役のレポレルロが、第1曲導入曲「夜も昼も苦労してるのは」とボヤいている。そこへ、屋敷の中から、ドンナ・アンナに騒がれつつ、顔を隠したドン・ジョヴァンニが登場。
悲鳴を聞いて駆けつけたアンナの父親の騎士長がジョヴァンニに決闘を申し込み、剣を交えた後、ジョヴァンニに刺されて倒れ、絶命する。
静寂の瞬間が訪れる。この事態にジョヴァンニさえも動揺している。


■“河上徹太郎によれば、モーツァルトの優美な官能劇は「終始『死』ぼ背景に描かれた歌劇」であって、「幕あきに騎士長がドン・ジョヴァンニに殺され、最後にその復讐が完成されてジョヴァンニが死ぬまで、一貫して劇を曳きずってゆくものは、主人公の絢爛たる背徳であるよりは、死の不可避な招請、否もっと正確に言えば、死の絶対的な背景の上に端的に現われた、生命力の諸相である」。

そして「放蕩」と「死」という二つの観念が、「それぞれ競って互いにどぎすまされていった揚句、ドン・ジョヴァンニの『死』という一点で大きく合体して、劇は終わる。この『死』と最初の『死』とが照応して、このオペラを包んでいる」。私の知る限り、「死との対決」という視点から、ドン・ジョヴァンニを論じているのは、この河上の論考だけである。”(岡田,2008,p.111より)


 第二場/ジョヴァンニとレポレルロは逃走する。 

■“オペラという「歌われる」世界のオーラが完全に消滅し、乾いた散文(レチタティーヴォ)という現実が裸でむき出しになった地点で、ドラマの最初の場面は終わる。寒々しいこの「ディス=イリュージョン(幻滅=幻影の崩壊)」は、ドン。ジョヴァンニのドラマを貫く力学の一つである”(岡田,2008,p.121より)

 第三場/アンナとその婚約者ドン・オッターヴィオが出て来て、騎士長の死骸を発見する。アンナは気を失う。オッターヴィオは騎士長の亡骸を片づけさせる。意識を取り戻したアンナ、第2曲レチタティーヴォと二重唱「なんという痛ましい光景」(ドンナ・アンナとドン・オッターヴィオ)、復讐を誓う二人。

 第四場/夜である。場面は路上に変わる。レポレルロは主人の生活を批判するが、ジョヴァンニは聞き入れず、「女の匂いがしてきた」と言う。 

Elvira 第五場/旅姿のドンナ・エルヴィラ登場。
第3曲アリアと三重唱「ああ!いったい誰が私に言ってくれるの」、エルヴィラは愛情と憎しみが一緒になった劇的なアリアを歌う。早速、声をかけるジョヴァンニだが、自分が捨てたエルヴィラと分かって困る。ジョヴァンニが隙を見て逃走した後、エルヴィラにレポレルロはこれまでに主人がものにした女の名前のカタログを示す。catalogue第4曲アリア「可愛い奥様、これが目録です」、レポレルロの「カタログの歌」である。ご主人さまは女なら誰でもいいのだ、と。


■“要するにドン・ジョヴァンニは、すべての女性に美を贈る霊なのだ。
これをキルケゴール流にいうと、ドン・ジョヴァンニは関係を結んだ女性を汚すのではなく、浄化するのだ、ということになる。『あれかこれか』におけるキルケゴールのみごとなドン・ジョヴァンニ論−彼にとって、ドン・ジョヴァンニを論ずることは音楽の本質を論ずることにつながる−によれば、
女性はドン・ジョヴァンニの巨人的な情熱によって、「高められた美の中で燃え立つ」。そして、ドン・ジョヴァンニは、「老いた女を若返らせて女性的なものの美しい中心に移し、子供をほとんど一瞬のうちに成熟させる」という。


■“(カタログの歌で)主人の偉大な業績を読み上げていくうちに、自分もつい昂奮して声が上ずってくる。・・・(女の身分が上がるにつれ)、旋律も二度ずつ上がる。(主人が女をたらす時の手口を紹介するとき)自分の潜在願望を主人の実績に重ね映しにしているのだ。・・・「大きな女は堂々として」というところにさしかかると、音楽も一緒になって、ぐうっとふくらんで壮大になる。一転して「小さい女は可愛らしくて」というところになると、音楽も小刻みの猫撫で声で、こちょこちょと可愛がる。・・・ラストは完全に酔っ払いの鼻歌のようになってしまう。”(石井宏p65)


 第六場/エルヴィラは復讐の気持ちを自分に再確認して、去る。 

 第七場/農民たちが登場。陽気に歌う。第5曲二重唱と合唱「若い娘さんたち、恋をするなら」(ツエルリーナ、合唱、マゼット)。
 第八場/エルヴィラから逃げた二人が来る。レポレルロにマゼットをひきつけておくように命じ、ジョヴァンニはツェルリーナを誘惑にかかる。座を外すように脅されたマゼットは仕方なく、第6曲アリア「分かりましたよ、お殿様」(マゼット)と言い捨てて、レポレルロと去る。 

第九場/ツェルリーナを口説くドン・ジョヴァンニ。第7曲小二重唱「あそこで手に手をとりあい」(ジョヴァンニ、ツェルリーナ)。最後には、とうとう抱き合いながら傍にある別荘に歩き始める二人。

■“誘惑に最初は躊躇していたツェルリーナも、曲の最後では同衾することに同意してしまった。音楽の進行につれて登場人物の心境が刻々と変化していくのが、モーツアルトのアリアの(より一般的に言うならば、モーツアルトに代表される古典派のアリアの)特徴である。”(笠原潔)。

  第十場/エルヴィラが二人を押しとどめる。
第8曲アリア「ああ、裏切り者を避け」、エルヴィラはツェルリーナを救出する。 

  第十一場/ひとりで残ったジョヴァンニのところへ、アンナとオッターヴィオがやって来て、助けを求める。 

  第十ニ場/そこへエルヴィラが戻り、アンナたちに第9曲四重唱「信用してはいけません、おお、不幸な御方よ」(エルヴィーラ、アンナ、オッターヴィオ、ジョヴァンニ)。ジョヴァンニはエルヴィラを気狂い女と批難するが、アンナたちはエルヴィラの真剣な様子に心を打たれる。ジョヴァンニはいったん退出する。 

第十三場/アンナは声で思い出す。
第10曲レチタティーヴォとアリア「もうお分かりでしょう」(アンナ)。
あの男が父親を殺したのだ、と。


■“モーツアルトの研究家として有名なアインシュタインは、先ほどのアンナの告白を偽りだとしている。彼女は実はその忍び込んできた黒いマントの男を許婚者のドン・オッタヴィオだと思い、抱かれてしまったのだ。・・・

彼女は許婚者の手前、「抱かれました」とは言いにくい。そこで「身をよじって逃げた」という。だが実際に逃げたのではないということは「十八世紀」の観客にはわかっていた。そこで、許婚の彼が「ああ良かった、それを聞いてホッとした」というと、当時のわかっている観客にはおかしいような、哀れなような「悲喜劇的な効果を与えた」とアインシュタインは言う。そしてこの研究家の卓見は次のポイントにある。

 「以上のことがわかれば、あとはすべて説明がつく。
つまり、何故ドン・ジョヴァンニはアンナに興味を示さないのか。
それは彼がエルヴィラ同様、彼女をすでにものにしてしまったからだ。
なぜドン・オッタヴィオにあれほど復讐を誓わせるのか、なぜ彼女は愛しているのに彼のものになるのを拒むのか、なぜフィナーレでは、すでに自分を誘惑した男は死んだのに、彼女は彼との結婚を一年延ばしてくれというのか」”(石井宏)


■“ドンナ・アンナは、このオペラの間じゅうほとんどヒステリックにわめき続けている。そのため、彼女は十九世紀にあって、心の冷たい石女として扱われていた。しかし、真相はそうではなく、彼女は愛する許婚とまちがえてドン・ジョヴァンニに抱かれてしまうという屈辱的な大失敗をやらかしてしまった。

その心に負った深い傷手が、彼女をしてかくもヒステリックな状態にさせているのだ。そこがわかると、ドラマは自然にほぐれてくる。彼女こそはこのドラマの中の主要な鍵であり、最も複雑な人物である。”(石井宏p56) 

第十四場/オッターヴィオがアンナへの忠誠を誓う、第10曲アリア「私の心の安らぎは」がウィーン稿で挿入された。 

  第十五場/レポレルロがマゼットを騙したときの首尾を主人に説明するが、エルヴィラが現れて計画は水泡に帰した。ジョヴァンニは宴会を開こうという。第11曲アリア「酒で頭がかっとなるまで」を歌っていったん退場。

▼森園みるく作画・河原廣之監修『マンガで楽しむ傑作オペラ ドン・ジョヴァンニ』(自由国民社,2006)では、ドン・ジョヴァンニは幕開き前、ドンナ・アンナと昼食時に面会していることになっており、夜陰に乗じて忍んで行ったときには、アンナの「結婚を」望む言動に白けて情事の途中で止めているという解釈をしている。

既に本作のプロローグで、エルヴィラと誤って結婚して、三日でこりているジョヴァンニは、それ以降もアンナを避け続け、自由奔放な性的な村娘ツェルリーナを求めるという展開になる。そして、ツェルリーナを舞踏会のときに、自分の離れに誘ってとうとう思いを遂げるという解釈をしている。

 しかし、ツェルリーナには言い含めてわざと「誘惑された」と芝居をさせるという展開である。この辺りの解釈はかなり大胆であるが、考えられない展開ではない。
 最後にツェルリーナとマゼットはフランス革命を象徴するドラクロワの絵画の自由の女神とその従者となって出現する。


■“《ドン・ジョヴァンニ》を特徴づけるのは、人間関係の寒々とした希薄さだ。・・・
このうすら寒い世界を、たとえ一瞬であっても燦然と輝かせるのが、ドン・ジョヴァンニである。・・・
彼は、世界を「照らす」だけでなく、本来出会うはずがなかった人々を「結びつける」。希薄な人間関係の中にかろうじて共同体を作るのである。・・・
身分の違いや社会的制約にはお構いなしに、ドン・ジョヴァンニが片っ端から手をつけることでもって初めて、彼らの間には関係が生じたのだ。
「楽しんでくれるなら、楽しませてくれるなら、相手は誰でもいい」という官能の無限抱擁によるかりそめの調和の中心、それがドン・ジョヴァンニに他ならない。”(岡田,2008,p.122より)

第十六場/庭園。農夫たち。マゼットは不実なツェルリーナに怒っているが、ツェルリーナは第12曲アリア「ぶってよ、マゼット」と謝ってしまう。そこへ宴会の準備でジョヴァンニが来る。第13曲フィナーレ「早く早く、あの男が来る前に」(マゼット、ツエルリーナ、ジョヴァンニ、合唱)。 

  第十七場/召使たちに命令する主人。
  第十八場/三重唱「この木々の間に隠れていれば」とツェルリーナは樹の陰に隠れるが、ジョヴァンニにつかまる。しかし、マゼットがいるので驚いて女を返す。

 第十九場/仮面を付けたエルヴィラたち、エルヴィラは「勇気を出すことが必要です」、あの男の不正を暴きましょう。レポレルロが舞踏会への招待を告げる。アンナとオッターヴィオは「正義の天よお守り下さい」。

  第二十場/大広間である。ジョヴァンニは「休憩してください、きれいな娘さんたち」、「ずっと前にお進み下さい」。「皆さん、さあ踊って下さい」。
ツェルリーナを犯そうとするが、マゼットが見張っているし、ツェルリーナも抵抗する。大騒ぎになり、エルヴィラたちも駆けつける。
ジョヴァンニはレポレルロを捕まえて、「こいつが君を犯そうとした悪漢だ」と成敗するふりをするが、エルヴィラは騙されない。「おののけ悪党よ」と全員に批難されても、レポレルロとジョヴァンニは動じない。

■“この踊りの場面にモーツァルトは驚愕するほかないような音楽を書いた。・・・
専ら舞台上に配置された三つの楽団が伴奏をつとめるのだが、何と彼らは、拍子も違えば楽想も関係ない三つの舞曲を同時に奏でる。
第一の楽団は最初に踊り始めるドンナ・アンナとオッターヴィオのためにメヌエット(四分の三拍子)を、第二の楽団はドン・ジョヴァンニとツェルリーナのためにコントルダンス(四分のニ拍子)を、そして第三の楽団は男同士の「カップル」であるレポレロとマゼットのためにドイツ舞曲(八分の三拍子)を。・・・

喩えていうならこれは、日舞と社交ダンスと盆踊りが同じ場所で繰り広げられているようなものであり、異様な意味論的コラージュが作り出されているのである。・・・
メヌエットが宮殿の正式な儀礼、コントルダンスがギャラントな自由人たちが集う田園の奏楽だとすれば、ドイツ舞曲はチロルあたりの農民舞踏である。・・・
ここで意図されているのは恐らくカオスの表現であって、ほとんどニ〇世紀音楽におけるコラージュ技法の予告だと言ってもいい。”(岡田,2008,p.124より)


 第二幕 
  第一場/路上。ドン・ジョヴァンニはもう召使いを辞めるというレポレルロを説得している。第14曲二重唱「おい道化者、わしを困らせるものじゃない」、金貨を与えて思いとどまらせる。食べ物よりも女が必要だという主人にあきれる召使い。
エルヴィラの侍女に惚れたジョヴァンニはレポレルロと服を替えて口説くという。

 第二場/夕刻。窓辺のエルヴィラを口説くジョヴァンニだが、その実は服を交換したレポレルロを立てる。
 第三場 /第15曲三重唱「ああ、お黙り、悪い心よ」。エルヴィラは服を替えたレポレルロをジョヴァンニだと思い込んでしまう。よりを戻そうと降りてくるエルヴィラ。嫉妬したジョヴァンニが声をかけると、二人は逃げ去る。

 ジョヴァンニはエルヴィラの侍女を口説くために、窓辺で愛の歌を歌う。ジョヴァンニの第16曲カンツオネッタ「窓辺においで」。

  第四場/マスケット銃とピストルで身をかためたマゼットと農夫たち。レポレルロに化けたジョヴァンニは第17曲アリア「君たちの半分はこっちに行くんだ」。

  第五場/マゼットから銃を取り上げ、殴り倒すジョヴァンニ。 
第六場/ツェルリーナが怪我をしたマゼットをいたわる、第18曲アリア「見ていらっしゃい、いとしい人」(薬屋の歌)。
一番の薬はここにあるとツェルリーナは胸をさわらせる。

 第七場/松明の列を見て、エルヴィラから逃げ出そうとするレポレルロに、エルヴィラは第19曲六重唱「暗い場所にたったひとり」で残さないでと頼むが、レポレルロは門の蔭に隠れる。ドンナ・アンナとオッターヴィオが登場し、さらに第八場/マゼットとツェルリーナも加わる。主人の服を着たレポレルロの正体が分かって一同、驚愕する。

第九場/ツェルリーナはマゼットを打ったのがレポレルロだと思っている。エルヴィラは、だまされたことが分かってショックを受けている。レポレルロは第20曲アリア「お許しを、皆様」と必死に弁解する。隙を見て逃げ出すレポレルロ。


■“レポレッロはト短調で命乞いをする。他の五人は「ややっ、レポレッロじゃないか。一杯食わされた。こりゃ一体どうしたわけだ」と叫ぶ。この瞬間、音楽はト短調から変イ長調に転調する。この絶妙な転調に、観客は一瞬、自分がその場にいるかのように感じさせられるのだ。

 続いてレポレッロが、変ホ長調で「いろんな思いが混ざりあって」と唱い出すと、ほかの五人もそれを受けて、「いろんな思いが混ざり合って、なにがなんだかわからない」と唱う。さらにレポレッロが、「こんな嵐を抜け出せたら、本当に奇蹟というもんだ」と独白を唱うと。ほかの五人は、「ああ、今日はなんという日だ。思いもかけない奇抜さだ」と、重唱を唱い始める。

 このようにドキッとするほどリアルな転調に続いて始まる、敵味方同士が一体となった重唱は、無個性な声によるコーラスとは全く違うのだ。それぞれがリアルな個性を持ち、自らを主張する人間のからみあいであり、その主張の声がハーモニーを作り出すという非現実性が、一つの劇的空間の中に全て組み込まれるところに、独特のリアリティが生まれてくるのである。

 これについて河上徹太郎は「これこそ他の如何なる歌劇の天才もなし得なかった、モオツアルト独自のものである」とする。そしてさらに「モオツアルトが人物を一刷毛で描き分ける音調なるものは、だから、何等かの音楽上の単位ではない。楽譜の上を探しても無駄だ。それは一つの音の現前である。しかも紛ふことなく、各人物に個性的なものである」とし、最後に「モオツアルトの音楽は、最も純粋な音の実存である」とする。

 これを結論と読むこともできるが、河上はさらにキェルケゴールの『人生行路の諸段階』からの「欺かれるものは欺かれぬものよりも賢く、欺くものは欺かないものよりも善い」という逆説的な言葉を引用し、「これこそモオツアルトがその天才を尽くして《ドン・ジョヴァンニ》で実現した奇跡の真髄であり、借りて以って私の結論にする」と結んでいる。”(井上太郎『モーツアルトと日本人』より131〜133頁)

■“大六重唱は、このオペラの中の、最も素晴らしい曲の一つである。この長くてしかも複雑な一連の音楽の途中、舞台の上ではさまざまな出来事が繰り広げられる。音楽的にも、コミックなものから悲劇的なものまで、驚くような楽想がふんだんに使われれている。”(デント,p.199より)

■“憔悴しきっているドンナ・アンナがオッターヴィオに伴われて舞台に現われると、一瞬だがトランペットとティンパニが微かに鳴り響く。・・・弱音というひどく例外的な用法だ。そのためにこの箇所は、まるでオペラ・ブッファの中にミサ曲が混じりこんだかのように、非常に印象的に響くことになる。・・・

だが、何よりこの六重唱を一種異様なものにしているのは、この厳粛な楽想に続くレポレロが捕まる場面である。ブッファ的な快活さは微塵もない。これは不吉な半音階で下降する動機が執拗に繰り返される、グロステクで哀れっぽいお通夜のような音楽だ。・・・
音楽が短調から長調に転じ、レポレロが早口で言い訳をまくしたてながら、隙をついて逃げ出す場面に至って、この六重唱はさらに奇怪さを増す。・・・
宗教音楽の神々しさ、気が滅入るような不吉さ、そしてブッファのドタバタが、ここでは互いに何のつながりもなく、ただ放置されている。ここに至って、《ドン・ジョヴァンニ》の世界は、ほとんど精神分裂的な様相を示し始めるのである。”(岡田,2008,p.131より)

  第十場/ドン・オッターヴィオは、第21曲アリア「今こそ、私のいとしい人を」、慰めてほしい、自分は復讐を果たすと決意の表明する。
 第十場(ウィーン版では次のエルヴィラのアリアが付加されている)第21曲レシタティーヴォとアリア「あの恩知らずの心は私を裏切った」、復讐の思いと尽くす気持ちで揺れる。


 第十一場/墓地の近く。陽気なジョヴァンニとほうほうの態で逃げ出したレポレルロが再会する。道端で出会って抱いた娘が「いとしいレポレルロ」と叫んだので、それはレポレルロの愛人の一人だったと自慢気に話す主人に、あきれかえるレポレルロ。

そのとき、騎士長の石像が「夜明け前にはお前の笑いも止まる」と予言する。
ジョヴァンニは石像を晩餐に招待しようと提案する。第22曲ニ重唱「とても親切な」石像さま、とおそるおそる晩餐に誘うレポレルロ。石像はわかったと答える。

第十二場/ドンナ・アンナに求愛するドン・オッターヴィオに、アンナは、第23曲レシタティーヴォとロンド「いとしい人よ」、父親の喪に服していなければならないと求婚の受け入れを延ばす。


 第十三場/晩餐の用意がしてある大広間。主人と従者の二人は第24曲フィナーレ「食卓の用意はできた」と食事を始める。『フィガロの結婚』の「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」のメロディーも流れる。

第十四場/エルヴィラが来る。彼女は「私の愛の」最後の証しとして、ドン・ジョヴァンニに意見をし、生活を変えて欲しいと言うが、ジョヴァンニは取り合わない。退室しようとしたエルヴィラの悲鳴が聞こえ、見に行かされたレポレルロも悲鳴を上げて戻る。

第十五場/石像が「お前と晩餐をともにするよう」に招待されてやって来た。石像は現世の食物は食べないのだ、しかしお前を食事に招待しようとやって来たという。石像の手を取ると、冷たい。
石像は「悔い改めよ」と忠告するが、ジョヴァンニは受けつけない。火が燃え上がり、主人公は地下に呑み込まれていく。

■“ドン・ジョヴァンニが再び英雄になるのは、最後の死との対決においてである。・・・
この地獄落ちが単なる「天罰」ではないという点を確認しておくことだ。
それはなぜかといえば、ここで石像は四度にわたって、「これまでの生き方を悔い改めるか?」と主人公に尋ねているからである。
つまりドン・ジョヴァンニには、改心して許される可能性が、まだ残されているのである!・・・
しかし、ドン・ジョヴァンニは、まさに自分自身の意志によって、こうした延命措置を拒絶する。・・・クライマクスのあの凄まじい音楽は、神学的な業火の恐怖などではなく、神と対峙することを恐れぬドン・ジョヴァンニの巨人的な意志としとて解釈されるべきだろう。

 モーツァルトのドン。ジョヴァンニは、「今ここの快楽以外の何ごとも信じない」という無節操のエロティシズムを、命を賭して貫徹することによって、理念に殉じる精神の貴族としての身の証を立てる。無理念と見えたものが、死の瞬間に英雄的な理念へと転じるのだ。この地獄落ちのフィナーレにおいて、「わしは卑怯者との咎だけは受けぬ!」と言い放つ主人公の生き様の、巨大な逆説の弁証法が完遂されるのである。”(岡田,2008,p.132より)

 最後の場/アンナたち全員が裁判官を伴って登場。「非道な男はどこ」。
レポレルロにジョヴァンニの最期の様子を聞いて、驚く人々。
オッターヴィオは「いとしい人よ今はもう」、天が裁きを与えてくれたのだからとアンナに求愛するが、やはりアンナは一年待ってくれと言う。
エルヴィラは修道院に入る、ツェルリーナとマゼットは一緒に食事をするために家に帰る、レポレルロは新しい主人を見つけると言う。

 全員で、「これが悪人の最期だ」、そして非道な者たちの死はいつでも生とは同じものなのだと歌う。

 この最後の場面は省略されて上演されることがあったが、最近では省略されることはない。

■“十八世紀においても地獄落ちで終わるドン・ジョヴァンニの方が多かったのであって、つまりモーツァルトは単に同時代の習慣に倣ってハッピーエンドを書いたわけではないのだ。
 モーツァルトのオリジナルな意志は、凄まじい地獄落ちの後に味気ないハッピーエンドがやってくるようにドラマを組み立てたという、まさにこの事実の中にこそ、読み取られなければならない。それはつまりこういうことだ。地獄落ちの轟音とともに、ドン・ジョヴァンニやサド侯爵ヤラクロの『危険な関係』のヴァルモンおよびメルトイユ夫人らが跳梁する、革命直前の貴族たちの官能の夜は終わる。そして道徳的な小市民たちの、あまり面白くもないが安定した近代社会という朝が予感されるところで、このドラマは閉じられるのである。”(岡田,2008,p.137より)

■“六重唱を歌う人々は、要するにすべて他人任せ/神頼みである。諸悪の根源も、それを退治してくれるのも、どちらも絶対的権威(絶対善ないし絶対悪)なのだ。騎士長からの地獄への招待に、毅然として手を差し出すドン・ジョヴァンニの英雄的な姿と、これはあまりに対照的である。

 それにひきかえ、次作《コシ・ファン・トゥッテ》の恋人達は、もはや絶対的権威が存在しない世界を生きなければいけない。”(岡田,2008,p.143より)
http://homepage3.nifty.com/akiraikeda/music/donjovan.htm

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/815.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK269] <京都市長選挙>れいわ、野党共闘の枠組み変える可能性(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
89. クライシス[1270] g06DiYNDg1aDWA 2020年1月21日 00:34:43 : cFeM8Dn7S6 : SDl5T2paZEFNcjY=[535]
>>86
トロイの木馬の小沢一郎信者や

第二自民党(旧民主党)信者が

駆逐されつつあるからな(大笑)


知的障害があるネトウヨ達もかなり駆逐された(大笑)
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/110.html#c89

コメント [カルト24] ゴミ売り・アベニヤフとアッキードのらくだ観光を好感して52%にアップ。支持者を探してもどこにもいないのに五割の支持率を叩… ポスト米英時代
6. 地下爺[9497] km6Jupbq 2020年1月21日 00:37:10 : ErXzChr1Dk : endXNXZiMGtZY28=[59]

     ところで どのくらいの お金 おいてきたのか?!


     あちらは 忙しいのだから 。。。。

     能無し と あっている暇 ないよね!!



http://www.asyura2.com/20/cult24/msg/295.html#c6

コメント [政治・選挙・NHK269] 田原節炸裂!「山本太郎に人気がいく! 消費税ゼロと対案を出したのは彼が初めて!」「立憲、国民はやる気がない」「内閣府が勝… 赤かぶ
66. クライシス[1271] g06DiYNDg1aDWA 2020年1月21日 00:39:47 : cFeM8Dn7S6 : SDl5T2paZEFNcjY=[536]
>>61
以前は国債発行を増やして公共事業を増やそう

と言う土建屋支持層が多かったのかな?(笑)

京大の藤井教授なんてのは土建屋支持層だな(笑)

公共事業は危険で事故が起きそうな所だけで十分だな(笑)

一番必要なのは減税(消費税廃止)と
所得の再配分(一時給付金)だな。

公共事業詐欺師が消えたと言うことだな(大笑)

http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/117.html#c66

コメント [近代史3] モーツァルト 歌劇「魔笛」 中川隆
1. 中川隆[-14300] koaQ7Jey 2020年1月21日 00:40:32 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1196]
イングマール・ベルイマン 魔笛


MOZART_ BERGMANS_ TROLLFLÖJTEN, 1975 [The Magic Flute/ E. subtitles]



監督:イングマール・ベルイマン
脚本:エマヌエル・シカネーダー、イングマール・ベルイマン
音楽 作曲:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
指揮:エリック・エリクソン
演奏:スウェーデン放送交響楽団、合唱団


キャスト
タミーノ:ヨゼフ・コストリンガー
パミーナ:イルマ・ウルリラ
パパゲーノ:ホーカン・ハーゲゴール
パパゲーナ:エリザベト・エリクソン
夜の女王:ビルギット・ノルディーン
ザラストロ:ウルリック・コールド
モノスタトス:ラグナール・ウルフンク
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%94%E7%AC%9B_(1975%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB)


映画の巨匠ベルイマンの魔笛です。通常の魔笛の舞台の映画ではなく長い準備期間と何ヶ月も撮影期間をかけた映像作品です。スウェーデンの国営放送のための番組として作られたので画面サイズは4:3のスタンダードサイズ、言葉もドイツ語でなくスウェーデン語です。子供も楽しめるように随所にスェーデン語の歌詞カードが出ます。

 この魔笛の特徴はものすごく官能的だということです。

3人の侍女の登場シーン(タミーノやパパゲーノ)のからみやモノスタトスのストレートな愛情表現、パパゲーノとパパゲーナのお互いの服を脱がしあうアリアなどすごくエロチックです。

 またザラストロよ夜の女王が国の覇権を争う分かれた夫婦という設定となっています。

1幕では子供を奪われた哀れな母親であった塊??の女王が2幕ではザラストを暗殺しようとする暗殺集団の長へと様変わりするのがわかりやすくなっています。
普通の魔笛はこのへん説明がないので見ていて頭がこんがらがるのですがなんとか合理性をもたせています。

 配役もよくできています。ものすごく人の良さそうなお兄さんのパパゲーノ、むちゃくちゃチャーミングなパパゲーナ、清楚なパミーノ、出だしは頼りないが少しずつ成長していくタミーノ。
本当に賢そうな賢者ザラストロ、前半と後半でドラマチックに変身する夜の女王。

ものすごく官能的な3人の侍女。

ものすごくきれいなメロディを歌う3人の童子だって服ぬいじゃいます。
いやらしさたっぷりでちょっと寂しいモノスタトス。ロールプレイングにも使えそうな設定です。

 さていろいろ書きましたが、この魔笛はなんと言ってもわかりやすいです。うちの奥さんも初めて筋が理解できたと言ってます。
色ぽいだけでなく歌もりっぱです。登場人物が多いので通常どこか配役に不満が出るのですがよくできています。録音もすごくいい。
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/B000091LEO/ref=cm_cr_dp_see_all_btm?ie=UTF8&showViewpoints=1&sortBy=bySubmissionDateDescending




ベルイマンが元旦の子供のための特別番組として演出・撮影した「魔笛」。

彼が子供の頃から愛好した数少ないオペラ。 演奏のテンポは遅め。

女性はみな美人で、特に三人の侍女はチャーミング!

沈黙の行の二人に侍女達が来る場面で、侍女たちは二人を熱く誘惑する。

弁者は書物に囲まれた学者。

パパゲーナは老婆ではなく醜女で登場。

雪の降る場面が特に美しい(パミーナの絶望の場面と、それに続いてパパゲーノの嘆きの場面)。

魔法のベルが鳴って、パパパの二重唱が始まると、雪解けで花が開き始め、二人はぶ厚い毛皮のコートを脱ぎ始める。

タミーノとパミーナの試練の場を、この二重唱の後に移動していた。

試練の火の世界では、半裸体の群像がうごめく。

水の世界も同様。夜の女王の軍隊は四十人規模で黒い鎧を着ている。

吉田秀和『僕のオペラ』(海竜社、2010年)でも、観客の少女の映像には「つまらないことをする」と閉口していました。しかし、天下のベルイマンだからと最後まで映画館のひどい客席に我慢して座り、見つづけて良かった、

ベルイマンが性的なもの、肉欲的なものを罪悪と感じ、そのけがれにまどわされぬものこそ真の勝利者だと考えていることが判った

と屈折した批評を書いています。 同感です。
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/cr/rR2OJVHK9P9EOF4




私が初めて『魔笛』に親しんだのは、LPや放送ではなく、スウェーデンの映画監督のイングマール・ベルイマンの映画『魔笛』(1974年制作のテレビ映画)によってだった。

この映画はイントロダクションとして観客少女の視点が描かれる以外はほとんどこのオペラの舞台での歌唱・演技・演奏の全曲を映像化したもので、特にパミーナを演じた歌手(女優?)の美しさが印象に残っている。

そして、夜の女王とザラストロの関係についてはこの映画は非常に独特な個性的な解釈をしている。善が悪に、悪が善にという初歩的な破綻というほどのストーリーの不整合をどう考えるかがこのオペラの鑑賞の眼目の一つであり、ストーリーの破綻を棚上げして音楽だけを楽しもうという立場もあれば、それに合理的な説明をしながら全体を調和したものとみる立場もあり、その他にもいろいろな解釈がある(その一つに下記のフリーメーソン的な解釈があるあるようだ。)これについて、自分の中で解決がついたわけではないが、よくある神話的な不整合とみてもいいのではと思っている。
http://kniitsu.cocolog-nifty.com/zauber/2006/11/post_cd91.html




特徴的なのは、ザラストロと夜の女王が、憎みあって別れた夫婦になっていることでしょうか。そう見えました。親権を争う父母というところ。

パミーナが、ひどく暗い陰険な表情を見せることもあり、これはちょっと印象的というか、迫るものがあります。じっくり眺めていると、なんというか、奇妙に暗い不思議な雰囲気が迫ってきます。ほとんど画面いっぱいの顔の大写しが、ある意味効果的なのかも・・・

ちらっと意味不明の場面も入ります。舞台裏を映しているのかしらとも思いますが、パルジファルという題の本を読んでいるザラストロに対して、だらしない格好でお付きたちに化粧を直させている女王とか。女王も侍女たちもなぜかたばこをふかしています。タミーノとパミーナは楽しそうにチェスをやってます。

場面の順序、多少入れ替え、カットも? があるようです。歌の繰り返し、台詞など、かなり省かれたり、短縮されているようで、演奏時間はおよそ2時間になっています。

パパゲーノとパパゲーナの年齢会話は、大笑いしながら、

「年は?」
「18歳と2分よ」
「ずいぶん若いんだね」
「恋人もいたりして・・」
「もちろんよ」
「若いの?」
「う〜〜ん、10歳ぐらい上」

と続きます。字幕情報です。この映画はスウェーデン語です。そして、フィナーレに、子沢山で登場します。
http://euridiceneeds.blog.so-net.ne.jp/2005-09-02




映画中には隠されたメッセージがいろいろあるように思われる。
例えば、第2幕でパパゲーノの持つ魔法の鈴がクローズアップされると、男女の艶めかしい姿(?)が描かれていたり

繰り返し何度も観て、ベルイマン監督の「魔笛」に刷り込んだ真意をより研究したいと思っているところ
http://classic.opus-3.net/blog/?p=10272



就寝中の姫を襲おうとする奴隷頭モノスタトスの歌にこめられた、女ができないのは自分の黒い肌のせいという嘆き。彼女にふられるのは、肌の色でなく貴方の心のありようだと伝えたいではないか。そこへ「夜の女王」がやってきて復讐を誓う有名なアリア「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」 がははじまる。玉がころがるような難技巧コロラトゥーラを披露して盛り上がる女王の歌は、娘への威嚇でもある。姫にとっては父であり、自分にとっては夫であるザラストロを刺すようにと命じて剣をおしつける「夜の女王」の豹変ぶりに驚きおびえる姫。おびえるのは姫だけではない。

悪魔とののしられたザラストロが、思慮深く娘思いのパパだったと理解するにつれ、ママ「夜の女王」の憎い夫謀殺案の手口には、夫婦の深い溝と憎しみに笑えるくらいに戦慄する。悪と善が完全に入れ替わる意外性は、このオペラに大衆をあきさせないおもしろみと、社会のシステムへの不満のガスぬきをも与えている。これは、現代でも充分に通用する。またこのあたりの母と娘の関係は、妊娠中の安達祐実さんと、ヌード写真集を出すというママのあり方を彷彿させる。

軽率で野卑だが本音を炸裂するパパゲーノと、真面目でいいつけをきちんと守る王子の対比。一度は、王子の心変わりを疑い、絶望のあまり剣で自殺しようとまで思いつめた姫の純粋さと底の浅さ。未来の婿殿の肝試しをする父としてのザラストロの威厳と絶対性の息の詰まる迫力、復讐のためだったら娘さえも道具とする女の凄みを感じさせる夜の女王。
あくまでも格調高く芸術作品に撮ったイングマル・ベルイマンの映画をきっかけに、モーツァルトを再発見し、オペラの魅力にめざめつつある、かもしれない。やっぱりオペラは、CDで聴くだけではね・・・。
http://blog.goo.ne.jp/konstanze/e/5280ad0a4760e364c229874fd294a921




オペラ「魔笛」を超えたベルイマンの「魔笛」

12歳にして既にワグネリアン(ワーグナー信者)だったという。そんなベルイマンがフランス・オペラの作曲家アンブロワーズ・トマの「ミニョン」と共に無二受け入れたオペラがモーツァルトのオペラ「魔笛」。

本作「魔笛」は演劇と映画を知り尽くしている人だから撮りえた映像、演出方法だと思う。
オペラ「魔笛」を愛し、自らの血肉ともなっているからこそ描きえた作品だと思う。
そして子供も楽しめる楽しさ、分かりやすさ。
本作をみて私も改めて「魔笛」の魅力を教えてもらった。

「われわれの職業はエンタテイメントです。楽しさといっても陽気なのも深刻なのもありますが、重要なのはそれは皆観客のためのものだということです。観客なんかどうでもいいという人がいますが、ぼくには理解できませんね、われわれを認めてくれるのは観客なんですからね」(「ヴェッコ・レヴィーン」誌・1956年第九号) 

「魔笛」の序曲が流れる。
オペラ「魔笛」が上演されているストックホルム市郊外の小島にあるドロットニングホルム王立劇場の外観から始まる映像。

この劇場は1760年に建てられ、国王グスタフ3世の暗殺現場で彼の死後閉鎖されたままであったが、20世紀に入ってから封印が解かれ、夏の間だけオペラ上演がされるようになった劇場。200席ほどのこの劇場は、ロココ調の内装と18世紀当時の舞台機能がsんまま残されている稀有な劇場で、この映画で一躍世界的に脚光を浴びたそうです。長時間のライトの持込は危険なため、ほとんどのシーンをスタジオで再現して撮影とのこと。


そして舞台正面。
世界各国のあらゆる世代の人々の、舞台を見ている表情がクローズアップで次々と映し出されれていく。この中にはベルイマン作品の常連のエルランド・ヨセフソン、撮影のスヴェン・ニイクヴィストの貌も見える。そしてベルイマンとリブ・ウルマンの娘の顔も映されているとのこと。途中幾度か舞台をじっと見入る少女の顔が映し出されているけれど彼女かしら。二人によく似ている。利発そうな目をした子。

これも演出の一つなのでしょう。途中何度か舞台をみている少女の映像が挿入されるが、目障りでなく、むしろ見る側としてほっと一息つくそのタイミングで挿入されており、この辺りにも観客の呼吸に視線をおいたベルイマンの演出の巧みさというか、鋭い感性を感じる。見るものに舞台劇を印象付ける。

拍手と共に第一幕の幕が開く。
みるからに張りぼてのユーモラスな恐竜が現われ王子タミーノを襲う。3人の侍女が恐竜を退治し、夜の女王に報告に行く。舞台で演じられている劇であることを感じさせる。

画面が変わり、
ここから一挙に映画とオペラの「魔笛」の世界に誘い込まれる。
道化役パパゲーノが寝過ごして大慌てで舞台に登場する。

あくまでも額縁の中で演じられる舞台劇という印象を見せながら、スタジオ撮影の映像がなんの違和感なく舞台と繋がる。

また歌の場面では歌詞の一部がパネルで現われたり、幕間があり楽屋裏を映すという大胆な演出も行っている。けれど、この幕間がさらに登場人物たちをより強く印象付ける効果をもたらしている。それが次の第2幕に自然に引き継がれていく。
大胆奇抜ともいえるこれらの演出が、物語の世界を損なうことなく、むしろ見るものにより分かりやすく、その印象を深くしている。
オペラ「魔笛」も見ていて、舞台を現代に置き換えて映画化されたケネス・プラナーの「魔笛」も見た私は、そして見ている私が更に誘い込まれる、ベルイマンのこの演出は見事というしかない。知り尽くしたからこその演出方法。

舞台美術も素晴らしい。
撮影はベルイマンとコンビを組んでいるスヴェン・ニクヴィスト。彼の撮影する光は素晴らしい。

本作も冒頭の映像が素晴らしい。時刻は夕暮れでしょうか。茜色に染まる水の揺らぎ、そして夕日で茜色の中の木立、その向こうに見える劇場。「叫びとささやき」では北欧のしんと冷えたく冴え渡る空気すら感じる木立に差し込む光。好きな映像です。


本作は、スウェーデン放送協会が創立50周年の記念番組として1975年の元旦放送用に「魔笛」のテレビ版をベルイマンに依頼した作品とのこと。子供たちもわかるようにとオリジナルのドイツ語による歌唱ではなくてスウェーデン語による翻訳だったそうです。

出来上がった作品は世界が放っておく訳がなく、カンヌ映画祭では特別上映され、絶賛を浴び、その後各国で上映され、数数の賞を受賞し、全米批評家協会賞では「オペラをいいかに満足に映画化することへの実践」という特別賞を受賞しています。

台本はベルイマン自身によって改編され、原作のフリーメーソンの秘儀的な部分は大幅に削られ、また話の流れの順序も一部変更をしたそうです。登場する役者は全てオペラ歌手を起用していますが、美声よりも自然な声の持ち主のほうを採用したとのこと。
 


ベルイマンが「魔笛」で高らかに謳いあげているのは「愛」

愛はあらゆる試練を甘美にする
愛こそ毎日の暮らしの生気を与え、自然に生きる存在
何より尊いのは男女の愛。愛が人間を神性に導く。
二人の人間の真実の愛は叡智の始まりだ。 

パパゲーノとパパゲーナの生命力あふれる愛
タミーノとパミーナが煉獄の炎を越えて成就させる神聖なる愛

その一方で男と女の深い愛憎、確執も描いている。
深い淵を見るような夜の女王のザラストロに対する燃え滾る憎しみの炎
パミーナはザラストロと夜の女王との間の一人娘。二人の間にある確執は深い。
あの女に聖なる心が破壊されるというザラストロ。ザラストロに添う娘に「殺せ」と命ずる夜の女王。「ある結婚の風景」で分かれるときに内面生活を話す夫婦の凍りつくような溝と重なる。
ザラストロの家臣モノスタトスのパミーナに対する愛欲

彼は生きる意味を見つけたいと望んでいる。
二人が試練に耐え、それを示してくれるなら、私はこの領土を二人に譲ってもいいと思っている。 


「人間はどう生きるべきか」作品を通して常に問い続け、「人間の精神の冬を視つめる人」と言われるベルイマンの姿が、この「魔笛」でも、はっきりと存在している。

歌い上げる部分とセリフの部分が内面描写に、とても効果的に使い分けされており、子供たちにも登場人物の心の内が充分に伝わるだろうと思う。

これはもう、モーツァルトのオペラ「魔笛」の映画化というよりも、すでにベルイマンの「魔笛」という名の作品といえるほど、ベルイマンの他の作品に重なり、通じる。

本作は舞台で演じられるオペラ仕立てという設定だけれど、歌唱部分はあるけれど、それ以外は音楽というものが映像の前に出てこない。これはベルイマン作品全体についていえるのではないかしら。それだけ映像の引力が強いというより、音楽は流れているけれど、決して映像の前に出ることなく、音楽がさらに映像への集中力を高めている。以前ベルイマン特集を見たとき、重いから3本はきついかなって思ったけれど、見終わった後はなぜか心地よく、頭がしっかり冴えている。何故かなって思って、注意してみると、こんな風な音楽の使い方かなって気がしました。それに加えて作品の映像の素晴らしさにひきつけられる魅力もある。とても重いテーマなのだけれど疲れない。人の動きも自然な緩やかさのリズムをもっている。
映像と音楽と緩やかなリズムそして全体に流れる品位。

そして、タミーノ王子もパミーナもけっして美男美女ではないけれど、観ているうちに美しく魅力的に感じてくる。三人の童子たちも宗教画に出てくる天使のよう。


「ファニーとアレクサンデル」で少年アレクサンデルが卓上劇場で遊ぶ姿と、ベルイマンが重なる。「魔笛」をみて、改めてイングマール・ベルイマンという人の大きさと豊かさと深さを思い知った。
http://yorimichim.exblog.jp/5917972/

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/816.html#c1
コメント [近代史3] モーツァルト 歌劇「魔笛」 中川隆
2. 中川隆[-14299] koaQ7Jey 2020年1月21日 00:42:54 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1195]
ベルイマン監督の「魔笛」

「魔笛」の楽しさを味わうのに最適なのは、筋がどんどん進む演出ではないか、と思います(特に余り慣れていない場合)。即ちモーツアルトに多いレシタティーヴォ・セッコの早口で喋る箇所を、本当に早口で喋らせてしまうのです。その方が時間も短くなって退屈せずに済む(本当はレシタティーヴォ・セッコにはそれなりの良さがあるのですが、それはオペラに慣れてからにしましょう)。特に子供達にオペラを観せるなら、レシタティーヴォ・セッコの省略はテです!

スウエーデンのベルイマン監督の映画「魔笛」がありますが、あれがイチオシでは無いでしょうか。よく考えられた劇進行と、演出です。昔私がニューヨークに行った時、Alからベルイマン監督の「魔笛」を観るように勧められたのですが、当時はまだ持っていませんでした

(「音楽のすすめ」第2章 第29話「ウオルドーフ・アストリア・ホテル」を参照)。
http://www.kit-ya.jp/etc/club/column-002/2nd/2nd-029.html

後で買って観たらナカナカのシロモノでした。そこで使われる言語はスウエーデン語です。基本的にドイツ語もスウエーデン語も同じ言語から進化した従兄弟同士ですが、Nein, nein(ナイン、ナイン)となっている所をネイン、ネインと発音するので、時々そうだった、これはスウエーデン語だったんだ、と苦笑しています。

ベルイマン監督の映画では序曲が遅く、どうしたんだろうと思いますが、いざ開始した時、舞台を右に左にと逃げ回るのは、ぬいぐるみになった(漫画チックな姿ですが)竜と、それに追いかけられて逃げ回るタミーノ。まずはこの演出で子供達の目が開きます!そして3人の侍女たちの満面笑みを浮かべた合唱と、それに続く夜の女王の登場。この場面では背後にあるウズ状の星空は夜の表現にピッタリ合います。そして見るからに楽しそうなパパゲーノの登場と、総勢が舞台から客席に向かって並んで歌う歌の場面!これにはやられた、と思いました。オペラでは堂々と歌手が客席を見ることは滅多に無いので。タミーノは歌わなければならない義務感が少し見えましたが、あとのメンバーは歌うことが楽しくて仕方がない、という風情。

そして天から気球が降りて来ますが、その中に3人の童子に扮した少年達が乗っています。童子を演じる子供達の思いっきりの笑顔を見て、これは相当な訓練をしたな、と思いました。あのシーンは大好きです。まだ小学校にも行っていないような年齢と判断しました。大きく口を開けているし、本当に歌っているんだろうな、と思った次第。

この後は、音楽は素晴らしいのですが、ザラストロの仲間に引き入れようとする一方的なお節介に、イライラします。まるで秘密結社に引き込もうとする拉致騒ぎみたい、というのが私の本音です。でも童子達が出て来てパミーナを説得しようとする場面とか、夜の女王が再度登場してタミーノを叱る場面は素晴らしい。特に夜の女王はこの第2幕のアリアで、スタッカートを強調して歌っているのに気がつきました。そうでなければイケナイのです!

第1幕はレガートに、そして第2幕は激しいスタッカートで、と使い分けなければいけません。ここの処理は全くの正解でした(但し、あの歌の味付けにはチョッと抵抗がありました)。純声楽的に見たとき、ビルギット・ノーデンというソプラノが本当にあの音色になるのかどうかは分かりません。私の耳には、高音部になるとエコーが聴こえましたし、弱い声なのかもしれません。夜の女王だけでなく、他のキャストも本当にああいう声が出ていたかどうかは疑問です。でもコレは子供でも楽しめる「魔笛」、しかし決して子供相手だからと言って手抜きの無い「魔笛」。その場合、トリックは許されるのでは無いでしょうか。

それにザラストロを除く全キャストは生き生きとしていますし、観ていても楽しい。あのバイキンマンを思わせるような帽子を被ったモノスタトスだって楽しい。パパゲーノの言うような、そんな説教は聞きたくない、それよりも食べたいし、寝たいし、女房が欲しいよ、という主張は実は勝手にプロットを変更されたモーツアルトの抗議だったのではないでしょうか。だから最終場面で幕が降りる時、パパゲーノとパパゲーナはドウしたんだろう、とフト湧く疑問に答えるべく、カーテンが着地する直前に、そのカーテンの前に両人が現れ、それも多くの生まれた子供達を引き連れて、舞台を食っていました。ああこれは楽しい世の中だなあ、と言うところ。これが「魔笛」。キャスト達の見せる極上の笑顔と最後のシーン、これですね。ザラストロは姿格好からして力がありません。モノスタトスのことを「あの嫌らしいムーア人」などと言っているのは今日的ではないし。

途中で出て来る多くの歌、例えばパミーナが歌う「恋する男は」とかタミーノの「おお永遠の夜よ」、「多分彼はパミーナに逢えたな」とか、あるいはグロッケンシュピールを鳴らしてモノスタトス一同を骨抜きにしてしまう箇所等(その一部にシューベルト「童は見たり」と聴こえて来る)は、本当にモーツアルトが天才だという証明です。

最後に気がついた箇所を2つ。それは第1幕でザラストロがモノスタトスに77回のムチを与えようと言う場面がありますね(翻訳の付いているものとして、ショルティ盤とフリッチャイ盤で確認)。映画の画面上に出る翻訳は確実に555回のムチと出ていました。あれは間違いではありませんか。同様に、第2幕で夜の女王が登場したあと、ザラストロはパミーナと対話するのですが、そこでパミーナはザラストロのことを父上と呼ぶ対話プロットが出ていますが、原文では単にHerrと呼びかけているだけですから、額面通り受け取ると間違います。尤も修道院等では長老のことを皆、父上と呼ぶのかも知れません。このレーザーディスクは、間違いが見つかれば書き直してくれるそうなので、それに期待しましょう。

ベルイマンの映画でパパゲーノを歌っているホーケン・ハーゲゴートの顔を見ていると、私は米国YYY機構のC君を思い出して懐かしく思います。30年前に初めて逢った当時のCの顔に似ているからです。その後30年の間に、Cはすっかり体脂肪がたまり、体の外観も変ってしまいましたが、初めからああだったのではなく、もう少し締まっていた(太めだとしても)のです。Cがモーツアルトが一番好きと言っていましたが、それはオペラ「魔笛」を含むものだったのでしょうか。それでは最後に、バイエルン歌劇場で録画したウオルフガング・ザヴァリッシュの指揮したものを通して聴いて(観て)みましょう。


それにしてもパパゲーノ達は、そのあと、どこに行ってしまったのでしょう?
パパゲーノがザラストロの集団の中で暮らすなんて考えられないし、最後のシーンにも特に登場しなくても可だろうと思うのです。解説を読むと、パパゲーノとパパゲーナはサアーッと森の中に消えて行った、とあります。それで良いのです。野生児パパゲーノの生き方です。

一つ心配なのは、パパゲーノは鳥刺しですが、今まで夜の女王が買ってくれましたが、女王がいなくなって(本当?)毎日の生活のカテをどこで得たのでしょうか。また3人の童子達のMentor(導師)は誰だったのでしょう。そして魔法の笛も、グロッケンシュピールの効力は誰が持ち主でも(ザラストロ側でも夜の女王側でも)続くのでしょうか。最後に私が得た印象は、このオペラ「魔笛」の主人公は間違いなくパパゲーノです。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/column-002/appendix/appendix_037.html

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/816.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK269] 立川談四楼 師匠が面白いものを見つけてくださった(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
40. 2020年1月21日 00:42:57 : EdcH3UwKtg : bkouenBKV25QMy4=[42]
驚きです!!!
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/111.html#c40
コメント [近代史3] モーツァルト 歌劇「魔笛」 中川隆
3. 中川隆[-14298] koaQ7Jey 2020年1月21日 00:43:50 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1194]
モーツァルトとフリーメーソン

モーツァルトは1784年にフリーメーソンに加入したようです。 理由についてはわかりません。しかし貧しくなってしまった晩年のモーツァルトにとって仕事の面でフリーメーソンに助けられたそうで すごくたすかったことでしょう。

そして「魔笛」には、 そのフリーメーソンの影響というか内部というかそういったものが見られ、 モーツァルトの同志への恩義への感謝といったものがあったそうです。 しかしこれは同志の秘密を公開したというひんしゅくを買ってしまい、 その後わずかな収入もなくなってしまうことになってしまいました。

では、「魔笛」のどういったところがフリーメーソンを表しているのかを 述べてみましょう。

序曲にはフリーメーソンの名の由来の石工の、石材を刻む音と取れる ところがあったりします。 第一幕で、ザラストロの神殿に、「自然の神殿」、「知恵の神殿」、「理性の神殿」と書かれてあり、 この三つはフリーメーソンの思想に通じるものです。

そしてその後主人公タミーノは「女を信じてはいけない」と忠告を受けますが、 これは女人禁制を示すものだそうです。

第二幕での歌「この神聖な殿堂には」では、 愛、友情、義務といったフリーメーソンの守るべきことが歌われ、 フリーメーソン賛歌と言われているそうです。
http://www.asyura2.com/sora/bd3/msg/617.html

《魔笛》に秘められた象徴

心理学者エーリッヒ・ノイマン(1905-1960)と、象徴学者アルフォンス・ローゼンベルグ(1902- 199?)の観点から《魔笛》を見てみます。

象徴としての数字
 まず始めに、2元性、2という数字の象徴について考えてみます。たとえば、上と下、右と左、天と地。これが転じて、日本語では、上手、下手、ドイツ語ではrecht(右、正しい)、link(左、間違った)といような対比的な意味に使われます。このような対比では、2つのものが一つになって完全なものになります。たとえば、光りと闇があってこの世は完全になります。光りが良い、闇が悪いと、一概には決めつけられないのです。

 《魔笛》には、この2元性の問題がたくさん出てきます。男性と女性、長調と短調、火と水、太陽と月、陽と陰。陽はエネルギーで、陰はそのエネルギーを受けています。具体的には、パパゲーノとパパゲーナ、タミーノ とパミーナ、ザラストロと夜の女王、といった対比です。
 3という数字は「時間」を象徴しています。過去、現在、未来。新月、三日月、満月。すなわち、3は時間とお月さまに関係しています。キリスト教の三位一体や、フリーメースンでも3は重要です。《魔笛》では、3人の童子、3人の侍女、タミーノが入ろうとした3つの神殿などが出てきて、随所に、3和音が3回現れる場面があります。

 一方、4という数字は場所を示します。部屋は四角いですよね。一年は春夏秋冬に別れます。すなわち、太陽と関係しています。東西南北も太陽の動きに関係した場所です。


フリーメースン
 《魔笛》の中には、フリーメースンの思想が入っています。フリーメースンとは何でしょうか。中世に大きな教会を造る時、建築家、大工さん、石工職人、彫刻家をヨーロッパ中から集めた。これらの職人達の集まりがフリーメースンです。彼らはとても優秀でした。彼らは政治や宗教の世界には直接は所属していませんでしたので、教会の枠を越えた科学技術の知識が豊かでした。その為、職業団体であったフリーメースンが、徐々に、知識階層のエリートクラブに代わっていったのです。知識を交換し、秘密を守り、通過儀礼として人間を鍛える。教会にとって、フリーメースンは聖 堂を建てるために必要だったけれども、その思想とは相容れない場合もあり、時代によってはフリーメースンを禁止しました。

フリーメースン思想でも、神が世界を造ったのですが、その後人間に世界を任せるところがキリスト教と異なります。フリーメースンによれば、神もコンパスを使って世界を設計した。フリーメースンの歌では神という言葉は避けていますが、一応、聖書を信じています。フリーメースンの儀式では、今も聖書、分度器、水準器、コンパスなどを使います。

 フリーメースンに入るためには入信会があり、そこで人間として鍛えられます。裸で自分の持ち物なしに、暗い部屋に入れられ、自分と対面する。タミーノが蛇に追われているときに気絶するのも、その象徴であるかもしれません。蛇というのが自分の一部で、それと始めて対面して気絶する。

 この入信会を経て、職人として弟子入りして、やがて親方(Meister)になる。これが、ドイツのマイスター制度で、原則として男性社会です。オペラの中でもザラストロとその僧侶達はフリーメースンの世界であり、女性の悪口ばかり言っています。しかし、不思議なことに、最後にはパミーナを仲間として受け入れる。

イシスとオシリス
 大昔の社会は女性社会でした。日本でも、天照大神がいます。《魔笛》にはイシスとオシリスというエジプトの神が出てきます。エーリッヒ・ノイマンは様々な文化での女神をとり上げて、die grosse Mutter という本を書いています。

 イシス・オシリス信仰によれば、母は海のようなもので、人間は生まれる時だけでなく、死ぬときも母に帰る。お母さんから生まれ、お母さんに戻る。女神イシスは男神オシリスより主導権を握っています。イシスは双子の兄弟のオシリスと結婚しますが、オシリスは殺されて、粉々にされてしまいます。イシスはその破片を集めて、もう一度命を吹き込んで、子供をもうけます。母性的なものが命の源泉になっている。これが、エジプト人のミイラ信仰となり、キリスト教では、復活思想として受け継がれます。

 グリム童話などでは、魔法使いとか悪いお母さんが出てきます。これは、母性の中に、そういう二つの面があるからです。子供は親がいなくても育つけど、親は子供が可愛くて手放したがらない。これは、夜の女王の心理に出てきます。ですから、タミーノがパミーナと結婚する条件は、パミーナを夜の女王の所に連れ戻すことです。夜の女王の心理は女神のようだといえるでしょう。


フルートの原型
 フルートと笛は、形は男性的ですが、音は女性的です。一方、太鼓は形は女性的ですが、音は男性的です。多くの古代文化では女性は笛を吹くことが許されなかった。戦争などで精神を鼓舞するために使う男性の楽器だったからです。
お祭りの笛でも男性的迫力がありますね。ギリシャ神話ではフルートはディオニソスという神の楽器でした。ディオニソス(バッカス)は踊り、お酒、そして女性に陶酔してしまう本能的な神です。それに対して、弦楽器はアポロンの楽器でした。アポロンは技術とか数学のような文化的な神様です。弦楽器の手入れは調律など大変で知識のいる楽器ですが、それに対してフルートは原始的です。弦楽器はそのあとの時代に生まれた文化的な所産です。


ジングシュピール
 《魔笛》はジングシュピールの形態をとっており、会話が多く取り入れられています。この形態は《魔笛》の前では《後宮からの逃走》にもみられます。フランス革命の時代ですから、このような庶民的な形態に人気がでてきました。

しかし《魔笛》にはせりふと同時にイタリアのオペラ・セリアから取り入れたレチタティーヴォ・アコンパニャートといった、音楽を伴った語りがあります。3人の童子は喋らないで歌うだけです。多分、モーツァルトにとってこの童子たちは人間ではなく、違う世界から来た天使なのでしょう。ウェーバーの《魔弾の射手》、ベートーヴェンの《フィデリオ》もジングシュピール的要素がありますね。

 《魔笛》の構成は2幕になっています。しかし、エーリッヒ・ノイマンは《魔笛》の台本をみて、これは実質的には3幕の構成とも考えられる、と言っています。2幕でタミーノとパミーナが二人で火と水の試練に耐え抜いた後の、フィナーレからが3幕ではないかというのです。

 この3幕説は、調性から考えても裏付けることができます。

 《魔笛》の調の構成は以下のようになっています。


第1幕
 Es [ c-C -Es-B-B-G-Es-C ]
第2幕(フィナーレの前まで)
 F- [ F-C-G-C-d-E-A-g-D-B-F ]
第3幕(フィナーレ)
 Es-c-F-C-G(g)-C-G-c-Es

この構成を見ると、音楽的にも第2幕フィナーレが第3幕といってもいいような構成になっていることが判ります。…
…(登場人物の主な調、調の特性についてピアノ演奏による実演説明)。

舞台装置、登場人物の類型
 舞台について見てみます。タミーノは「日本から来た」王子です。この時代の人はギリシャ神話に飽きて、東洋趣味がありました。タミーノがザラストロの寺院にくると、三つの入り口があります。Natur (自然、天性)、Vernunft(分別、理性)、Weisheit(知恵、知性)です。

 なぜ、ザラストロがパミーナを夜の女王から奪って彼の寺院に連れてきたか。
これにはいろいろな説があります。

通常の説は、パミーナの父親とザラストロが友人で、父親が死ぬときにパミーナをザラストロに託した、というものです。

もう一つの説は、本当はザラストロは夜の女王の旦那さんで、今は離婚した、というものです。

 エジプト風の寺院にパミーナは捕らわれています。そして、見張りの黒人モノスタトスに狙われています。モノスタトスの取り扱いには人種差別にならないように気を付けなければなりません。モノスタトスがこの寺にいる理由としては、彼が違う寺からここに見習いに来たという説と、アフリカからの留学生であったという説があります。なぜザラストロがモノスタトスのような邪心を抱く人間を自分の側に置きパミーナを見張らせているのか、は面白い問題で、次のようなノイマンの説があります。

ザラストロのような聖職者は、建前上、禁欲的な生活を送り奔放なことができない。

そのザラストロが押さえている邪心、すなわちザラストロの影としてモノスタトスが登場している、というものです。

ザラストロは立場上、パミーナが好き、とは絶対に言えない。モノスタトスを通して、その邪悪な心の一面を具現させている、というわけです。ここにも、《魔笛》の2元性が出ている、とエーリッヒ・ノイマンが言っています。

ですから、ザラストロがモノスタトスを罰するのは、自分の影を罰しているマゾヒズムでもあるわけです。

 このザラストロの人格を見るために、ベルイマンの映画の一幕のフィナーレを観てみましょう。……(鑑賞)……。 皆さんは、ザラストロの2元性についてどう感じましたか?

 パパゲーノは羽の付いた鳥人で、鳥を捕って夜の女王に捧げて暮らしている。
羽の付いた人間というのは、人間離れして少し天使に近いという象徴でもあります。


音楽的特徴 (一部省略)

拍子について 
 2拍子と3拍子について検討してみます。2拍子と4拍子は歩くリズムですが、3拍子は踊りのリズムです。昔は、3拍子は三位一体を象徴する神のリズムとして、完璧なリズム tempus perfectus と呼ばれていました。4拍子は(神からすると不完全な)人間が歩くのに自然なリズムなので、tempus imperfectusと呼ばれていました。4拍子を表す楽譜記号に現在、アルファベットの C を使いますが、これは、もともとは、不完全なリズムという意味で、半円を表していたのです。

 《魔笛》では3拍子は全体的には少なく、ここぞという箇所で効果的に使われています。……(一部省略、ピアノによる実演)。

6/8拍子が使われる場所
(1)第1番 中間部 G-dur allegretto 3人の侍女
(2)第7番 Es-dur andantino
            パミーナとパパゲーノ
(3)第16番 A-dur allegretto 3人の童子
(4)第17番 g-moll andante パミーナのアリア
(5)第20番 中間部 F-dur allegro パパゲーノ
(6)第21番 後半 G-dur allegro  パパゲーノ
        (g-moll andante)  
3/4拍子が使われる場所
(1)第4番 前半 g-moll largo
             夜の女王のアリア
(2)第10番 F-dur adagio ザラストロのアリア
(3)第21番 前半 Es-dur allegro 3人の童子
(4)第21番 中間部 F-dur andante パミーナ

何れも、神の助けと関連して、神への祈りのリズムとして使われていることがわかります。


ゲーテの《魔笛》続編
 ゲーテは、未完ですが《魔笛》の続編のジングシュピールを書いています。
《魔笛》と対比してみると興味深いので、粗筋をご紹介しましょう。

 ゲーテの話では、まず、パパゲーノとパパゲーナは結婚して、結婚のプレゼントとしてタミーノから魔笛を鳥あつめのためにもらいました。ところが、あれ程子供を望んだのに、子供ができない。

 パミーナとタミーノの間には子供が生まれますが、生まれたばかりの男の子は、夜の女王の依頼により3人の侍女とモノスタトスに盗まれてしまいます。夜の女王はモノスタトスと結婚の約束をしています。

 盗んだ子供は箱の中に入れられてしまいます。子供の居なくなったパミーナとタミーノは夫婦仲が悪くなってしまいます。タミーノはザラストロの後継者になっているので、ザラストロは、新しい道を求めて巡礼に出る。そして、パパゲーノとパパゲーナに会い、パパゲーノ達の魔笛でタミーノ達を助けようとする。ザラストロはパパゲーノ達に子供ができるように3つの大きな卵を与えます。その卵がかえって、パパゲーノ達は子供を 連れて宮殿に行き、魔笛を吹く。

そうするとパミーナとタミーノの間の愛情が戻ってくる。そして最終的に魔笛のお陰で、箱に入れられた子供も外に出ることができる。しかし、その子供はその時、天使のように羽が生えており、空に飛び去ってしまう。ここで、この物語は終わっています。

 ゲーテの物語では、《魔笛》では或る意味で不真面目とみられたパパゲーノがタミーノ達を救います。パパゲーノの自然のエネルギーが知恵のあるタミーノ達を助ける。知恵だけでは人生は旨く行かない、というゲーテの教訓です。また、権力のあったザラストロも新しいものを求めて出直している。すなわち、これらを通してゲーテが訴えようとしているのは、《魔笛》で出てくる Natur (自然)、Vernunft(分別)、Weisheit(知恵) の3つのバランスの大事さのようです。  
http://www.asyura2.com/sora/bd3/msg/617.html


モノローグ「魔笛」について

様々な工夫
このオペラ、鳥の羽根に覆われたパパゲーノが出て来たり、3人の童子が雲にのって現れたりするので、幼児でも楽しめるところがあります。WEBには、オーストリアでは「人生で最初に接するオペラ」、と「魔笛」を紹介する記事があります。目で観ても楽しめる上に、ワクワクするような旋律や、鳥や蛇などの動物も登場するので楽しい。しかし、「魔笛」はそれだけではないのです。

先に述べた「夜の女王」の最初のアリアはどんなイタリア・オペラより高い声を要する難曲ですし、技術的にも難しく、大変な曲です。大変親しみ易く、そして物凄く難しい曲。ああいう音の階段は滑らかにレガートで歌うのも良いし、逆に階段のエッジを立ててキリキリと歌うのも良いと思います。私自身はどちらかと言えば後者が好き。その方が、「魔笛」全体としての夜の女王のイメージと一致します。

もしこれを歌い分けて、2ツあるアリアのうち最初の方で滑らかさ、切なさ、哀しく訴えるさまを強調し、後のアリアの方では復讐や、怒り狂った心をキリキリと歌うのなら、本当に驚異的な夜の女王になりますが、実演でも録音でも、そういう歌い分けはまだ聴いたことがありません。

初期にTVで観たのは畑中良輔氏のパパゲーノ。ただし畑中氏は当時から少し中年太りだった(失礼)し、一般にパパゲーノ歌いと言われる人は殆どが中年太りです。まずい! ここで鑑賞に堪えるような体形をしたクヌート・スクラムとかチェーザレ・シェピのような人が演じたら良いのに、と考える次第。

3人の童子役は大概は大人の女声に頼っていますが、あれだって本来のボーイ・ソプラノ(ベルイマン監督の映画や、ショルティ盤はボーイ・ソプラノです)だったら良いのに、と思います(実際には、歌う勤務時間が深夜に及ぶので、不可能)。それでも第1幕第1場でパパゲーノとタミーノ、そして3名の侍女と夜の女王、と次々と現れるところは圧巻ですね。そして第1幕第2場に至ると黒人モノスタトスが登場し、舞台はエジプトっぽくなります。

これらはしっかりした演出があれば、確実に観衆の目を釘付けにできます。演出計画が肝要! めまぐるしい程の変化と、それぞれに珍しい人間の姿、これで子供の目を引きつけられないはずがありません。手練手管を尽くし、子供達でも退屈しないように工夫してあるのが「魔笛」。

これが第2幕に入るや否や全体がザラストロの支配に屈してしまう。
これは返す返すも残念です。音楽は良いのですが、あのプロットの醸し出す教訓臭さに、私はうんざりしてしまいます。

音楽の作曲が進んでいるのに、途中で劇の進行プロットが変更されたからですね。という訳で、私が楽しんで聴くのは主として第1幕です。
第2幕でも2人の武士が歌う壮大な2重唱とか、夜の女王の怒り狂う歌とか、素晴らしい音楽が次々と飛び出して来ます。でも、基本的にそこはザラストロの世界。尤もらしいが、しつこく、重厚壮大な一方、面白くもへったくれも無い結末になってしまう(これは全く私の独断です)。
第2幕で初登場するモノスタトスって、英語で言えばモンスター(化け物)ですし、ザラストロとは拝火教徒のゾロアスターでしょう? と書くと色々物議をかもし出すかも。


「魔笛」の筋立て
第1幕の時代は大昔。世の中は夜を支配する夜の女王と、昼を支配する昼の王がいました。両者の間にはパミーナという娘がいました。やがて昼の王が亡くなり、その後を継ぐのがザラストロ(プロットが混乱して、まるでザラストロがパミーナの父親のように思っている方は御注意)。

ストーリーの始め、ある国の王子タミーノは大蛇に追いかけられ、逃げ回っています。恐怖のあまり失神してしまったところ、夜の女王に仕える3人の侍女が現れ、大蛇を殺してタミーノを救います。そこにやって来たのがパパゲーノ。彼は自然児で、自由に鳥を捕らえては夜の女王に献上し、その代償としてパンやワインを貰って生計を立てています。彼が、目を覚ましたタミーノに問われ、大蛇もパパゲーノ自身が殺した、と説明します。

このウソに怒る3人の侍女達は、パパゲーノに罰を加えますが、そこに現れたのが夜の女王その人。娘を拉致された悲しみを歌い上げます。タミーノとパパゲーノはザラストロの宮殿に押し入る約束をして、一緒に救出に出掛けることにします。侍女達は魔法の笛と、危機から救い出してくれるグロッケンシュピール(チェレスタみたいな楽器)をタミーノ、パパゲーノに渡し、さらに3人の童子の乗った「空飛ぶ雲」の後をついて行くように申し渡します。

(ここまでは別段不思議でも無いのですが、それはプロット作者が最初はそのように書き、モーツアルトはそれを忠実にオペラ化したからです。ところがプロット作者はここで別の考えに基づき、悪玉だったザラストロを善玉の修道者にしてしまい、逆に善玉だった夜の女王はヒステリーを起こした哀れな女として悪玉にしてしまいました)

第2幕でパミーナはザラストロの集団の中にいますが、パミーナにはまだなぜ自分が此処に、という疑問が解けません(解けるはずが無い。ザラストロのやり方は拉致ですから)。タミーノは修道士たちから試練の大切さ、その難しさを刻み込まれ、もうすっかりザラストロの手中です。

夜の女王の侍女達が現れ、なぜそこに居るのですか、と聴きますがもう手遅れ。パミーナの目の前には夜の女王本人が現れ、父親手製の短剣を与え、あのザラストロを仕留めるように、と命じて消えます。パミーナは躊躇いを見せますが、そこに現れたザラストロから静かに時を待て、と言われます。

試練は続き、タミーノとパパゲーノは沈黙を守るよう教え込まれます。じっと我慢すれば、タミーノはパミーナを伴侶として得られ、またパパゲーノはパパゲーナを伴侶として得られることを告げられます。タミーノはそうしようとしますが、パパゲーノの口を塞ぐのは大変なこと。おまけにパパゲーノの目の前にはパパゲーナが変装して現れたりして、撹乱します。一方パミーナは沈黙を強いられたタミーノに何も聴いて貰えないので絶望しており、手にした短剣で自らの命を断とうとしますが、あの雲に乗った童子達によって止められます。ついにパミーナはタミーノと共に修練を積むことを許され、これから一緒に行くようにと言われます。多くの悪霊達のいる炎の中に入って行きますが、両人は修練に耐えました。

また夜の女王とその一群は最後の勝負に出ますが、あたわず、地面の割れ目に落ちて行きます。一方パパゲーノはそういうことに関心無く、パパゲーナと一緒に森の中に走って行って子沢山になったというストーリー。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/column-002/appendix/appendix_036.html

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/816.html#c3

記事 [国際28] ゴーン逃亡のレバノンが無政府状態に、銀行も襲撃される(ニューズウィーク)
ゴーン逃亡のレバノンが無政府状態に、銀行も襲撃される
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/01/post-92175.php
2020年1月20日(月)11時00分 ハッシェム・オセイラン ニューズウィーク


銀行を襲うデモ隊(1月14日、ベイルート) MOHAMED AZAKIR-REUTERS


カルロス・ゴーン日産元会長の逃亡先レバノンが、政治・経済危機に揺れている。1月15日、首都ベイルートでデモ隊が治安部隊と衝突し、多数の負傷者が出た。

その前日にはドルの預金引き出し制限に激怒した抗議者たちが銀行を襲撃したばかりだった(編集部注:1月18日、19日にもデモ隊と治安部隊の衝突があり、報道によれば、2日間で負傷者が490人超となっている)。

反政府デモは10月半ばから続いているが、国民の怒りは銀行にも向けられている。金融危機を回避するため、多くの銀行が引き出しを月約1000ドルまでに制限しているからだ。預金者は自国通貨レバノンポンドでの取引を余儀なくされているが、同通貨は対ドルで急落している。

状況を複雑にしているのは、反政府デモの圧力により10月末にハリリ首相が辞任して以来、レバノンが無政府状態にあることだ。12月にディアブ元教育相が新首相に指名されたが、組閣には至っていない。

一方で混乱の元凶であるハリリはデモを「受け入れ難い」と非難し、ベッリ国会議長はデモ隊の狙いは「国を破壊すること」と発言している。

<2020年1月28日号掲載>



http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/209.html

コメント [政治・選挙・NHK269] 田原節炸裂!「山本太郎に人気がいく! 消費税ゼロと対案を出したのは彼が初めて!」「立憲、国民はやる気がない」「内閣府が勝… 赤かぶ
67. クライシス[1272] g06DiYNDg1aDWA 2020年1月21日 00:45:15 : cFeM8Dn7S6 : SDl5T2paZEFNcjY=[537]
>>65
>インフレを2%以上に持って行こうぜ。

インフレ率はコアコアCPIで

原油価格が高騰してインフレ2%を達成しても意味ないから


コアコアCPIは、物価変動を把握しやすいように、価格変動の大きい食料、エネルギーを除いた物価指数である。 ちなみに、エネルギーに含まれる品目は、電気代や都市ガス代、プロパンガス、灯油、ガソリンなどである。 なお、総務省では、消費者物価指数、コアコアCPIの他に、生鮮食品を除いたコアCPIも発表している。
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/117.html#c67

コメント [近代史3] モーツァルト 歌劇「魔笛」 中川隆
4. 中川隆[-14297] koaQ7Jey 2020年1月21日 00:45:45 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1193]
「ドイツオペラの魅力」(中島悠爾著、日本放送出版協会、1981/9)
http://books.rakuten.co.jp/rb/66039/


というちょっと古い本ですが、『状況設定への配慮こそいささか不手際があるとはいえ〜(中略)〜筋は逆転していない、少なくともシカネーダーは、しっかりつじつまを合わせている。

ここで描かれているのは、「善」と「悪」の世界の対立というよりは、

二つの世界、

「昼」と「夜」

「太陽」と「星辰」

あるいは「男の世界」と「女の世界」

せいぜい「二つの異なる価値観」の対立なのだ。』


という趣旨を述べられています。
http://d.hatena.ne.jp/wagnerianchan/comment?date=20100127§ion=1264603319


魔笛談義〜魔笛の由来〜


モーツァルトのオペラ魔笛のあらすじや台本の不備については今日までいろいろと数多くの非難、論評がなされている。あの美しい音楽と台本とのアンバランスがついつい目立ってしまうのだろう。

いわく「善玉と悪玉が途中で逆転してしまう」「筋書きが途中から変更された」とか、「信じ難い展開ばかりが続く支離滅裂な台本だ」という類の話である。

しかし、「このオペラの台本をよく読めばそういうことはない」とその辺の疑問を明快に解いているのが「ドイツオペラの魅力」(著者:中島悠爾氏)だ。


まず、「このオペラは何故「魔笛」と名付けられているのか」への答えを要約してみよう。

このオペラの中で魔法の笛はたしかに重要な小道具になっているが、この笛をめぐって話が展開するほどには重要な存在ではない、それなのに何故、標題が魔笛となっているのだろうか。魔笛に親しむ人なら誰もが抱く疑問だろう。

ところが、この問いを台本の中に探ってみると、このオペラ全体の構成が実にくっきりと浮かび上がって見えてくるのだ。段階的に追ってみよう。

第一ステップ(魔法の笛の由来)
第二幕第二十八場「火と水の試練」でパミーナ(王女役)はタミーノ(王子役)に向かって言う。「この笛こそ私の父が・・・千古のカシワの樹の幹の奥の奥から刻んだ笛・・」。実はここに出てくる「私の父」を解明することこそが魔笛の台本の矛盾を解く鍵になるのである。

第二ステップ(「パミーナの父」であり「夜の女王の夫」とは一体何者なのか)
この父であり夫である人物は、このオペラに姿を現すことはないが、第二幕第八場で夜の女王が娘のパミーナに短剣を渡すときの十数行の科白の中にその死の前後の経緯が語られる。しかし、その肝心の部分がかなり長い台詞で語られるためか、ほとんどの上演でカットされてしまうのが筋が分からないという大きな混乱のもとになっている。

第三ステップ(そのカットされた十数行の科白の全容)
「かって太陽世界を支配していた偉大な王は、妻(というよりはむしろ女性)を信頼せず、死ぬ間際に太陽の世界とそれに伴う力とを神々に仕えるザラストロ達に譲ってしまう。(ただし、それ以外の宝物は形見となる魔法の笛を含めて母娘に与えた。)

しかし、妻たる夜の女王は王の真意を解せず不当な辱めを受けたとして怒りに燃える。ザラストロは無垢な少女パミーナ姫をこの母のもとに置くことに危惧の念を抱き彼女を己のもとへ連れ去ってしまう。

自分の無力を知る夜の女王は、そこで王子タミーノの力で娘を、ひいては太陽世界を奪い返そうと計る」

たしかに、以上の科白の全容で台本や筋書きに関するいろんな矛盾が大筋で氷解する。少なくとも「善玉と悪玉の逆転説」はありえないのである。

このように魔法の笛の由来をたどっていくと全体のつじつまが合う仕組みになっているので、結局、魔笛という題名は伊達ではなかった。

ただし、余談だがこのおとぎ話のようなオペラに魔笛という堅苦しい題名は似つかわしくないという意見も一部にはあるようだ。

以上、縷々魔笛という題名の由来をたどったが私の本音を言うと台本の辻褄が合わなくても少しも構わないと思っている。むしろ、破天荒さ、支離滅裂さがあったほうが、いかようにも解釈できて夢や幻のような世界にマッチしており、そのメリットの方が大きいのではないかとさえ思っている。要は音楽が美しければそれで十分。

また、台本の解釈によってさまざまな魅力が存在する魔笛はまるで指揮者の力量を示す見本市の観があって面白い。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/12089603190e8d2aec77e7b9cee5d15b

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/816.html#c4

コメント [近代史3] モーツァルト 歌劇「魔笛」 中川隆
5. 中川隆[-14296] koaQ7Jey 2020年1月21日 00:46:37 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1192]

モーツァルト 魔笛
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮、ウィーン・・フィルハーモニー管弦楽団

ウィーン国立歌劇場合唱団、演出ヘルベルト・グラーフ

ザラストロ(アレグザンダー・キプニス)
夜の女王(ユリア・オスヴァート)
パミーナ(ヤルミラ・ノヴォトナ)
タミーノ(ヘルゲ・ロスヴェンゲ)
パパゲーノ(ヴィリー・ドムグラーフ・ファスベンダー)
パパゲーナ(ドーラ・コマレク)

第一の侍女(ヒルデ・コネツニ)、第二の侍女(ステファニア・フラトニコヴァ)、第三の侍女(ケルスティン・トルボルク)

三人の童子(クルト・ペッヒ、アルバート・フュエル、フリッツ・マーシャ)

弁者(アルフレート・イェルガー)、モノスタトス(ウィリアム・ウェルニク)、司祭(リヒャルト・サラバ)、二人の武装した男(アントン・デルモータ、カール・ビッスティ)


1937年7月30日、ザルツブルグ音楽祭。NAXOSのHistorical。


▼付録のライナー・ノーツの音源の記録(英語)から:1937年にザルツブルグ音楽祭で制作された6つのオペラは8mmセレノフォン・フィルムで録音された。

6作とは、トスカニーニの『フィデリオ』『ファルスタッフ』『マイスタージンガー』『魔笛』とワルターの『ドン・ジョヴァンニ』『フィガロの結婚』である。

NBCはコピーを申請したが、事務員のタイプ・ミスで『フィデリオ』が落ちてしまったため、それは送られず、結局戦争で消失してしまった。他の録音はディスクに移された。この『魔笛』のテープはガードナー・コレクション(彼はトスカニーニが好んだ録音技師の一人)にあったもので、彼のトスカニーニの録音は1965年と1983年にリチャード・カニエルに遺贈された。


▼リチャード・カニエルのライナー・ノーツ"A full measure of magic" Toscanini and The Magic Flute(英語)から:ロンドンの「タイムズ」の音楽時評は1937年8月14日のコラムでこう述べていた。

「トスカニーニの『魔笛』の再創造はヘルベルト・グラーフの舞台と共に、“魔法でいっぱい”であった。

トスカニーニ師はモーツアルトには水晶の明晰さがあるという見方を取った。

彼は『魔笛』のフリーメーソンの詩句のすべては厳粛に、序曲の冒頭から終幕の合唱まで、印象的な幅と威厳をもたらしただけでなく、すべてにおいてクリアであった。

明晰なテクスチュアが最も音楽的な効果を生み出した。

特にパパゲーノの歌はもちろん、モノスタトスの“誰でも恋をする”でさえ、想像力豊かな音楽となった。

夜の女王の第2のアリアは凄い速さで、人間の声の美しさと音楽的な能力の拡充の成果となった。・・・その効果は驚くべき美しさだった」


▼宇野功芳の評価

 「史上最悪の《魔笛》だな。こんなの聴いたことないよ。

 まず序曲ですね。癇癪もちのモーツアルト。速くて、せっかちで、モーツアルトではなくて完全にトスカニーニの音楽になっているね。

 序曲が終わって、大蛇に追われながらタミーノが登場します。このタミーノが大時代的なんだよ。「俺は英雄だ」っていっているようだね。

三人の侍女がそろいもそろってみんなずり上げ専門。

ぼくにはとうていモーツアルトとは思えない。ひどいよ。フォルテも強くてベートーヴェンのようだしね。


 第三曲、タミーノのアリアも表情をつけすぎ、語りすぎ、歌いすぎです。

 第五曲、五重唱、「フム、フム、フム・・・」は元気がよすぎる。音楽を汚しちゃているんだよね。

元気良く歌えばモーツアルトになるという、ひとつのパターンがあって、不必要に元気のいい表情をつけてしまう。だからしゃべりすぎてメロディーがわからないんですよ。五人全員が表情をつけすぎ、活発すぎ、そしてずり上げる。それから変なところで音がはずむ。それがモーツアルトだと思っているからね。

 第六曲ではモノスタトスが出てくるんだけれど。どういう音楽だかさっぱりわからないですよ。メロディーを崩してしまっているから。

パパゲーノと「フー」「フー」といい合うところは、ふざけすぎ。音程をなくしちゃってるんだ。ただ奇声をあげているだけ。

音程をなくしてどうします。ハーモニーになるところもあるんだからね。
しかも、最後にアッチェレランドまでかけるんだ。


 第七曲の『愛を知るものは』というパミーナとパパゲーノの二重唱ですが、音楽の美しさがまるでわからないですね。

奴隷たちが出てきてパパゲーノが鈴を振る。この鈴の音がひどい。

チンドン屋です。音を硬くし、しかも音程を狂わせているんだな。

これはほんとうにひどいです。
トスカニーニは音楽を破壊するためにやっているようなものですよ。


 三人の童子はウィーン少年合唱団が歌っています。これが出て来るとホッとするんだ。さすがに少年はずり上げないですよ。そこだけまともな音楽という感じがする。


 第ニ幕に入ってきて、第十四曲、夜の女王のアリアは細かい音程がいい加減ですね。

 第十五曲、ザラストロはいかにも偉そう。
「俺は偉いんだぞ」といっているようです。タミーノと同じで大時代的。

 第十七曲、パミーナのアリアは、悲しみによよと泣き崩れるようですな。まあそれはそれでいいと思いましたよ。


 許せないのは第二十曲、パパゲーノのアリアの合間に聞かれる鍵盤付きグロッケンシュピールだ(鍵盤付きの鉄琴)。

歌と音程が違うんですよね。半音くらい低いんですよ。違う調がなるんだ。

ほんと、腹立たしくなって、CDを叩き壊したくなったよ。

パパゲーノが「恋人が欲しい」と哀れっぽく歌うんだけれど。
これが泣いているんだか、笑っているんだかわからないんですよ。
表情をたくさんつければいいと思っているんですよねえ。


 面白いと思ったのは、超一流の指揮者で、しかもオペラの悪しき慣習を改革していったトスカニーニと、天下のウィーンフィルが、こういう音程のずれた音楽をわざわざ求めているということですね。

ぼくだったら怒りますよ。ぼくが聴衆だったらブーイングだし、指揮者だったらそんなことはさせない。

ということはぼくが日本人だからかな、とも思った。

本場の人はそういうのは超越しちゃうのかな、

トスカニーニやウィーンフィルみたいに、あんな耳のいい連中が怒らないでやっているわけでしょ。こっちは気持ち悪くてCDを叩き壊してやりたいと思っているのに、これは面白い現象だと思った。

 とにかく、このパパゲーノのアリアをみんなに聞いて欲しいな。

日本人はみんな癪にさわると思うよ。

今のウィーンの人たちにもこれを聴かせたいね。それでどう思うのか聞いてみたい。とても耐えられないというかもしれないしね。


 第二幕の最後に大合唱があるでしょう。コーラスが全員ずり上げるんですよ。

馬鹿じゃないかと思うね。だいたいモーツアルトの演奏というのは、基本が清潔でないと駄目なんですよ。その清潔さの中で気持ちをこめていかないと。みんなでずり上げたんじゃぶち壊しですよ」
http://homepage3.nifty.com/akiraikeda/music/magiccd.htm

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/816.html#c5

コメント [近代史3] モーツァルト 歌劇「魔笛」 中川隆
6. 中川隆[-14295] koaQ7Jey 2020年1月21日 00:47:18 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1191]
モーツァルト 魔笛
ブルーノ・ワルター指揮、メトロポリタン歌劇場、マチネー興業(昼興業)の放送

ザラストロ(ジェローム・ハインズ)
夜の女王(ロバータ・ピータース)
パミーナ(ルシーネ・アマーラ)
タミーノ(ブライアン・サリヴァン)
パパゲーノ(テオドール・ウップマン)
パパゲーナ(ローレル・ハーレイ)、弁者(ジョージ・ロンドン)
モノスタトス(ポール・フランク)

第一の侍女(ハイディ・クラル)、第二の侍女(マデレーン・チェンバーズ)、第三の侍女(サンドラ・ウォーフィールド)

童子(エミリア・クンダリ、ロザリンド・エリアス、マーガレット・ロッジェーロ)
司祭(ジェイムズ・マックラケン、オシー・ホーキンス)、護衛(アルベルト・ダ・コスタ、ルイス・スガッロ)、奴隷(ヘンリー・アーサー、ジョン・フライデル、ハル・ロバーツ)

1956年3月3日

2006年のWest Hill Radio ArchivesのCD


▼リフレッシュ盤である。

ライナーノーツの宇野功方氏の評価、

 “歌手全員がワルター・チームの一員として機能し、雄弁なドラマを展開しており、タミーノ、パミーナ、夜の女王などは本当に満足できる。

でも、真の主役はもちろんブルーノ・ワルターだ。

録音日は3月3日、例のニューヨーク・フィルとの「ジュピター」をスタジオ録音する2日前であり(ちなみに同曲のライヴは1日と2日)。あの男性的な迫力と豊麗な歌に満ちた演奏をそのままオペラに移し替えたものということができよう。いや、ここにはもっと激しい、切羽つまったものがある。


 たとえば、「序曲」の導入部。まるでベートーヴェンのようなぶ厚い響きと金管の競奏。主部に入ってからのアクセントの強調やアッチレランドによる追いこみ、そして途中のアダージョの菅合奏で、三小節目にフルートが加わると金管を押さえるという芸の細かさ、ニュアンスの多彩さ、それらがオペラ全曲に及ぶのである。

 第一幕があく。ワルターは曲の終わりまでのすべてを見通している。全体を大きくつかんで、その上に立って細部を組み立ててゆく。したがって、全体が網の目のように有機的につながっており、部分的に聞くとワルターの表現に入り込めず、大きな感銘を得ることができない。”

 “歌手の表情に大時代的なずり上げなどが目立ったり、三人の童子に女声歌手を使っているのは良いとしても、ヴィヴラートなどの人間味が出すぎていたり、パパゲーノの声質に問題があったり。さらにはいくらライヴとはいえ、歌手とオケとのずれや、プレイヤーのミスが多すぎるなど、技術面では現今の水準には達していない。また、50年代は世界中が訳詞上演全盛であり、英語で歌っていることも多少の抵抗はある。”

 “ワルターの『魔笛』ほどオーケストラがものを言っている演奏は他にはあるまい。弦も菅もあらゆる声部が歌いぬく。モーツァルトが散りばめたすべての旋律が人間の声のように歌い尽くされる。それは立体的で豊麗なハーモニーがつけられ、一方においては威厳に満ちた厳しいダイナミズムが対比される。フレーズも余韻とともに消えるかと思えば、スタッカートできっぱりと立ち切られる。このように柔と剛、女性的なるものと男性的なるものが少しも反発し合うことなく、見事に溶け合っていて、表現をいよいよ多彩なものにしているのである。

 例えば、第二幕のパパゲーノのアリア「恋人か女房か」において、弱く引き始められるチェレスタが、曲の進むにつれて鉄琴を加え、パパゲーノの夢をふくらませてゆく。「二人の武士」の金管強奏、恋人を探し求めるパパゲーノの歌のスピード感、「パ、パ、パの二重唱」の加速、終幕の最後の遅めのテンポの妙、実に素晴らしさの限りである。

 ワルターは『魔笛』をモーツァルトの遺言と考えていた。そしてモーツァルトの音楽につけられたロココの衣装を剥ぎ取り、ベートーヴェンにも匹敵するシンフォニックな迫力と楽器の抉り(えぐり=意表をつく表現をする)を優先させた。それは典雅、優美なモーツァルト演奏への挑戦であった。ワルターのおかげで、モーツァルトは真の偉大さを獲得したのである。

 もちろんノリントン、クリスティのような古楽演奏による純粋音楽美を聴き慣れた今日、ワルターの表現は、ベートーヴェンに近づけようとする意志の強すぎるというのか、あまりにスケール雄大、あまりに堂々とした威容を誇りすぎているいるかもしれない。しかし、第一幕の三人の侍女の三重唱や、その後のタミーノとパミーナを加えた五重唱を始めとして、最近流行の妙なデリカシーや弱音過多gたなく、モーツァルトの音楽がどこまでの豊かにあふれ出ている点を、僕は何よりも高く評価したい。

久しぶりに耳にしたワルターの『魔笛』は、ここに旧スタイルによるベストCDとして見事に蘇ったのである。”(2006年)
http://homepage3.nifty.com/akiraikeda/music/magiccd.htm

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/816.html#c6

コメント [原発・フッ素52] 風評被害の福島県産の魚 首都圏の飲食店が応援 (NHK)  魑魅魍魎男
27. 2020年1月21日 00:48:09 : uQwMJi8LPY : SlBsMUVSU2JUYVk=[62]
ヤフオクでは会津コシヒカリも半値くらいでも入札がなかったりする。

ネット民は疑うことを知っているけど、普通の人は「食べて応援」印象操作にだまされる。

この情報の分断をどうすればいいのか
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/435.html#c27

コメント [国際28] ゴーン逃亡のレバノンが無政府状態に、銀行も襲撃される(ニューズウィーク) 赤かぶ
1. 赤かぶ[52826] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:49:32 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4108]

Protests turn violent in streets of Beirut, Lebanon

デモ隊が過激化、治安部隊は催涙ガスなどで取り締まる(ベイルート、1月19日) CNN-YouTube







http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/209.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK269] 復活・田崎史郎が「桜を見る会」名簿問題で官邸丸乗りの“民主党ガー”詐術! 羽鳥慎一にまで「出た!民主党」とツッコまれ…(… 赤かぶ
21. 2020年1月21日 00:50:04 : GuJJGWNU2A : QTJ5b3E5di9pT2c=[756]
田崎は、あの世で地獄で居座わされる事になるのだろうな〜

悔い改めないようですな〜馬鹿な奴よ!

安倍晋三、岸信介と共に閻魔大王にイジメられなされ〜私たちは知ったことでないわな〜

悪の典型例だから、若者たちはシッカリ見ておきなさい。

マネをしてはいけませんよ。
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/126.html#c21

コメント [国際28] ゴーン逃亡のレバノンが無政府状態に、銀行も襲撃される(ニューズウィーク) 赤かぶ
2. 赤かぶ[52827] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:51:10 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4109]



http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/209.html#c2
コメント [国際28] ゴーン逃亡のレバノンが無政府状態に、銀行も襲撃される(ニューズウィーク) 赤かぶ
3. 赤かぶ[52828] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:51:48 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4110]



http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/209.html#c3
コメント [国際28] ゴーン逃亡のレバノンが無政府状態に、銀行も襲撃される(ニューズウィーク) 赤かぶ
4. 赤かぶ[52829] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:52:51 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4111]



http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/209.html#c4
コメント [国際28] ゴーン逃亡のレバノンが無政府状態に、銀行も襲撃される(ニューズウィーク) 赤かぶ
5. 赤かぶ[52830] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:53:40 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4112]



http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/209.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK269] 田原節炸裂!「山本太郎に人気がいく! 消費税ゼロと対案を出したのは彼が初めて!」「立憲、国民はやる気がない」「内閣府が勝… 赤かぶ
68. 2020年1月21日 00:53:48 : we2BxkhLNY : YVRXLzBUbW1rc3M=[4]
>>65
子供は作ろうと思えば作れるだろう。戦後直後は
6人兄弟の家庭も少なくはなかった。
作れない、のではなく、作らないが正解。
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/117.html#c68
コメント [国際28] ゴーン逃亡のレバノンが無政府状態に、銀行も襲撃される(ニューズウィーク) 赤かぶ
6. 赤かぶ[52831] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:54:10 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4113]



http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/209.html#c6
コメント [国際28] ゴーン逃亡のレバノンが無政府状態に、銀行も襲撃される(ニューズウィーク) 赤かぶ
7. 赤かぶ[52832] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:55:16 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4114]



http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/209.html#c7
コメント [国際28] ゴーン逃亡のレバノンが無政府状態に、銀行も襲撃される(ニューズウィーク) 赤かぶ
8. 赤かぶ[52833] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:56:23 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4115]



http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/209.html#c8
コメント [国際28] ゴーン逃亡のレバノンが無政府状態に、銀行も襲撃される(ニューズウィーク) 赤かぶ
9. 赤かぶ[52834] kNSCqYLU 2020年1月21日 00:57:41 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4116]



http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/209.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK269] 田原節炸裂!「山本太郎に人気がいく! 消費税ゼロと対案を出したのは彼が初めて!」「立憲、国民はやる気がない」「内閣府が勝… 赤かぶ
69. 2020年1月21日 01:00:04 : we2BxkhLNY : YVRXLzBUbW1rc3M=[5]
>>58
不景気継続で自殺者減少になるのかね?

去年の自殺者 2万人下回る 調査開始以来 最少の見通し
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200117/k10012248921000.html

不景気で雇用状況が改善するのかね?
不景気で政権を維持したり高支持率を維持できるのかね?
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/117.html#c69

コメント [政治・選挙・NHK269] 復活・田崎史郎が「桜を見る会」名簿問題で官邸丸乗りの“民主党ガー”詐術! 羽鳥慎一にまで「出た!民主党」とツッコまれ…(… 赤かぶ
22. 2020年1月21日 01:01:05 : bkvKEBTkQU : RXRvek94WjQzS3M=[4]
田崎史郎をテレビに出すのはなぜなのか。政権の意向かね。

もう山口強姦犯は出せないし。いくら何でもはげヘイト百田や犯罪常習犯小川榮太郎はアホウヨ丸出しだし。

櫻井ばあさんも色がつきすぎ。人材不足だのう。

http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/126.html#c22

コメント [原発・フッ素52] セントラルキッチン方式を導入し始めたラーメン業界 放射能汚染対策か  魑魅魍魎男
34. 2020年1月21日 01:01:14 : FpmSWNGFiI : dEw3djEvQkl2SVE=[66]
 多摩散人です。

>セントラルキッチン方式を導入し始めたラーメン業界

 ラーメン界は放射能汚染で壊滅の予言はどうなったんですか。

 セントラル何とかを導入して、ますます繁盛しているじゃないか。私もラーメンは大好きで、毎日ラーメンを食っている。
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/428.html#c34

コメント [政治・選挙・NHK269] 安倍首相が「日米安保改定60年」で祖父自慢連発! ならば教えよう、岸信介がA級戦犯逃れるために米国の手先となった証拠(リテ… 赤かぶ
28. 2020年1月21日 01:03:48 : we2BxkhLNY : YVRXLzBUbW1rc3M=[6]
作り出し、戦争や終わりのない紛争へと導き、莫大な金儲けと侵略による領土作り変え、
資源略奪、政権転覆乗っ取り、そして人口大量削減のアジェンダを
実現するために、組織、育成、運営、支持

第2次世界大戦前に、日本国内で極右ファシストが台頭したのも、そうした戦争シナリオが
予め計画され、日本国内でも岸のような買弁政治家を始めとする工作員らがそのシナリオ
に沿って工作活動を展開していたわけで

笹川財団の笹川も「反共政策」をスローガンに、ファシスト政策推進に全力を挙げて
いた

第2次世界大戦のドイツ・ナチス、そしてヒトラーも、上記世界寡頭支配権力層が
作りだした手駒だという事実も既に明らかとなっている

そうしたファシストを支持する勢力は、ヒトラー、ナチス・ドイツがソ連を滅ぼす
事を期待し、米国内のファシスト勢力、そしてロシアを憎悪する勢力も、ナチス・
ドイツと戦うことを望まなかった

ナチス・ドイツや日本が敗戦を喫し、日本では、そうしたファシスト勢力に対する
厳しい追及、適正な処分を行おうとする米国内の人権派民主派平和志向派の人々が
日本の占領政策を任されていたのだが、

そうした人権派民主派平和志向派の影響力を排除する動きが起こり、日本でも、
占領政策の大転換が行われた

本来、ファシスト勢力を取り締まる機関だった、非米活動委員会が、ファシスト勢力に
乗っ取られ、「反共」を取り締まるという、真逆の活動が行われるようになったこと

その「反共」取締りという名の下、人権派民主派平和志向派の米国人を調べ上げ、追及、
弾圧排除の一大ムーブメントとなったのがマッカーシー運動

現在のトランプが、「反共」を掲げ展開している米国ファーストの反動政策も
このマッカーシー運動を範としているわけである

岸の釈放をマーカットに進言したとされるG2組織自体、こうしたファシスト勢力
の集まり

戦前から同じ路線で繋がり、軍事侵略、戦争を遂行してきた、要は戦争屋ファシスト
の仲間を助けるということは、至極当然のことで

安倍が窮地に陥るたびに、助け舟を出しているトランプも、同じ構図で動いていると
推察される

http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/114.html#c28

コメント [政治・選挙・NHK269] この期に及んでも安倍内閣の支持率52% 半数以上が支持の摩訶不思議な調査結果(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
46. 2020年1月21日 01:05:00 : GuJJGWNU2A : QTJ5b3E5di9pT2c=[757]
調査会社、安倍に税金で雇われているのでないか? ガッハッハッハ。

逆効果だわ。

いい加減、まともな行動しなさいね。

嘘ついて金もらう!こんな人生で満足かな?

ハッキリ会社でなく責任者を書いて、公開せよ!

誰が公表しているのだ?
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/122.html#c46

記事 [近代史3] クールな音楽家モーツァルト
クールな音楽家モーツァルト
---モーツァルト:ピアノ協奏曲 Nos. 11 & 14 坂崎 紀
https://www.seitoku.ac.jp/daigaku/music/mozart06/writings/sakazaki.html


Mozart, Piano Concerto No 11 , Uchida


Mitsuko Uchida - Mozart: Piano Concerto No.14 in E flat, K.449 (Rec. 1987)


 ヒットする曲の条件は何だろう。必ずしも音楽の質だけで決まるとはいえないが、誰でもわかりやすく、多くの人が共感できる曲はヒットするといえるだろう。逆に一部の専門家しかわからないような凝った音楽、聴き手に一定水準の音楽的能力や音楽経験を要求するような曲はヒットしにくいといえる。


 この問題について、モーツァルトが1782年12月28日付の手紙の中で興味深いことを書いている。


 「予約演奏会用の協奏曲が2曲必要です。これらの協奏曲は、非常に易しいものと非常に難しいものとの中間を正確に狙ったもので、とても華やかで聴いて楽しく、シンプルで自然ですが無内容に響くことはありません。専門家のみが真に楽しめる個所もここかしこにありますが、素人でも満足を感じるはずです、たとえその理由がわからなくても。」


 ここには作曲家の職業上の秘密、あるいはモーツァルトのプロ作曲家としてのドライな面が感じられる。予約演奏会というのは前売り券を売り、演奏会を行う方式。およそ18世紀頃から公開演奏会が一般化するにつれて採用されるようになった。不特定多数の人が安価にチケットを入手できるようにするかわりに聴衆の数が多くなるように演奏会を企画して利益を上げようというものだ。いわば薄利多売。これは現在の各種演奏会の方式と本質的には同じだ。


 チケットが売れなければ話にならないから、幅広い層にアピールしなければならない。しかしモーツァルトは決して「わかりやすければいい」とか「素人にはわかりやすいものを」といってはいないし、もちろん「理解できる人だけが聴けばいい」ともいっていない。その中間を正確に狙う、というところがミソ。


 「華やかで楽しく、シンプルで自然」というはこの時代の古典主義の理念で、技巧を凝らしたり複雑さを追求した難解な音楽は好まれなかった。これはひとつには啓蒙思想による人間の自然な感覚を尊重する風潮に由来し、社会的には音楽を享受する階層がそれまでの王侯貴族から中産市民階級に拡大したためだ。


 晩年のバッハは、当時の音楽評論家から「技巧が過度、もっと自然であるべきだ」と批判されているが、これは古典主義的な音楽観からなされたものと解釈できる。「一部の音楽通の貴族にしかわからないような音楽はこれからは時代遅れ」ということなのだ。だからハイドンやモーツァルトの音楽は、ある意味ではバッハよりも単純素朴といえるが、これは音楽がより広い層に受け入れられることにつながる。


 さてウィーンといえども、音楽通の数は限られるだろう。チケット金額が同じなら、演奏会に音楽通がひとり来てくれるよりも、平均的一般人(素人)が3人来てくれた方が営業面では有利なのだ。しかしモーツァルトはもっと計算して「音楽通も満足するし、一般人も楽しめる」と書いている。つまり4人来ることを狙っているのだ。これは作るテクニックとしてはむずかしい。凝った和声や繊細な表現といったものは音楽通には受けるが、一般人にはわからない。逆に派手で明快な音楽は一般人にはわかりやすいが、そればかりだと、音楽通には内容空疎な印象を与える。


 ただ音楽というのは時間経過の中で変化していくものなので、わかりやすい部分と、やや凝った部分をうまく混ぜ合わせれば、音楽通も一般人もある程度まで満足させることは可能だろう。モーツァルトはそういう曲を書こうとしていたのだ。


 ではモーツァルトはこの手紙を書いた後、どんな協奏曲を書いたのだろうか。この手紙の直後に書かれたのはピアノ協奏曲第11番ヘ長調 K.413(387a)と第14番ハ長調 K. 415(387b)だったと考えられている。インマゼールがフォルテピアノで演奏したCDを聴いてみよう*。


 これらの曲は大局的にはウィーン古典派の音楽で、現在の基準からすると明快でわかりやすい音楽。しかし作曲された18世紀末の時点では斬新で新しい面もあったと思われる。特に第1楽章ではさまざまな音楽的要素が出てきて、感傷的なフレーズもあれば、大げさな身振りでハデなところもあるが、これらの要素のうちのいくつかは当時としては新しくユニークで音楽通向けであり、いくつかはより一般的で大衆的だったのだろう。


 モーツァルトはしばしば「神童」、「天才」といわれるから、人によってはインスピレーションに駆られて神がかり状態で一気に曲を書き上げる「ゲイジュツカ」というイメージを抱くかもしれない。しかしそれはいささかロマン主義的な幻想というべきだ。


 前掲の手紙からすると、彼は自分の音楽に対してかなりメタ認識ができており、ある意味では冷静かつ客観的に「どうすればウケるか」を考えながら作曲し、演奏していた。そう、モーツァルトは「冷静」、「カッコいい」、という2つの意味でクール cool なミュージシャンだったのだ。


-----
*W. A. Mozart: Clavier-Concerte 11, 13 & 14.
Orchestra Anima Erterna/ J. v. Immerseel
(Channel Classics CCS 0990)
https://www.seitoku.ac.jp/daigaku/music/mozart06/writings/sakazaki.html


▲△▽▼



モーツァルト(1756−1791)
http://kumoi1.web.fc2.com/CCP017.html


 モーツァルトは、かつては「神童」と呼ばれ、どちらかと言えば神に祝福された、幸福な幼児のイメージで語られていた。「モーツァルトはそんな幼稚な音楽じゃない」と反論しても、かえって「何をこいつは。そういうお前自身が幼稚なんだ」という目で見られてしまう傾向があった。ベートーヴェン風の苦悩と闘争、それを経て達する歓喜の歌、あるいはブラームス流の諦観、そうしたものが「高度な音楽」であり、すばらしいものだ。ベートーヴェン以前には、真に偉大な作曲家はいない。そう思っている人が少なくなかった。


 だが苦悩と闘争というのは、いわば文学的イメージである。ホッブスは原始状態を「万人の万人に対する闘争」と考えた。その闘争を緩和するのが法による秩序であり、国家という存在なのだ。


 しかし、原始人も群れて暮らしていた。群れから離れると、生存していく上での脅威は高いものになった。誰かが大きな獲物を仕留めると、それを巡って殺し合い奪い合うのではなく、群れで分かち合うのがむしろ普通だったらしい。群れの安定性を保つために、分かち合いが義務とされ、人に分けない者は群れの成員としての資格がないとされる。また殺し合いは、群れを不安定にし、成員の生存を脅かすものとして、排除された。またその頃にはリーダーという存在も現れた。多分リーダーがまず現れ、そのリーダーが群れを統率する上で「殺すな」「分かち合え」といったことを説いたのだと思う。もちろん、そうした群れでは、獲物を最初に食べるのはリーダーだっただろう。しかし比較的に公平な分配が行われていたようだ。


 闘争がわれわれの日常の現実になるのは、「競争社会」といったものが成立したからである。闘い勝つことが美徳であり、だめなヤツは敗れ去る。そのだめなヤツの悲哀を歌うのもいい。だが単にだめで終わらず、あくまで積極的に挑戦する。それが正しい道だと誰もが思っている。「夢を追う」という言い方もある。「夢」とは、要するに他人に勝つことである。


 もちろん、勝つことだけが目的で、他人の失敗を願うといったことは卑怯だとされるが、戦争や格闘競技で相手のミスを誘うことは、正当な戦術である。相手を実力が出し切れない状況に追い込む、あるいは相手のミスに乗じて勝ちを取る、といったことが賞賛されるのだ。


 皆さんも「宋襄の仁」という言葉を聞いたことがおありだろう。宋の国の襄公は、敵軍が川を渡るのを見て、自軍の参謀が「今こそ攻撃のチャンスです」と言うのを聞かず、「今攻撃するのは卑怯である」と、そのまま見ていた。また川を渡り終えた敵軍がへとへとに疲れて、陣形を立て直すこともできないのを見て、また参謀が「今が最後のチャンスです」と言ったのに、やはり「今攻撃するのは卑怯である」と見逃し、敵軍が十分に戦闘準備するまで待っていた。


 それからやっと攻撃しかけたのだが、宋はあっけなく敗れてしまった。そこでこのように「敵に無用の情けをかける」ことを「宋襄の仁」と呼んで、中国では笑いものにする(ただし宋の国では「襄公は正々堂々としていた」というので、賞賛されたそうだ)。


 他にも井戸に落ちて「助けてくれ」と叫んでいる敵兵を憐れんで助けた兵士が、その敵兵にいきなり殺されてしまった、という話もある。このように、戦争は情け無用であって、卑怯と言われようと何と言われようと、勝つことが最大の目的だとされている。多くのスポーツは、そういう考え方で行われているだろう。


 しかし、たとえばフィギュアスケートの場合を考えてもらいたい。ある時、トップ争いをしていた女子選手がジャンプの失敗で転倒した。次に荒川静香が完璧な演技を披露して優勝した。彼女が前の選手の演技の時に「転んでくれますように」と思っていたり、転倒の瞬間に「やった、これで私のもの」と喜んでいたとすると、その後完璧な演技ができただろうか。そういうマイナスの演技イメージを思い浮かべたのでは、自分の演技にも乱れが出たことだろう。やはり「相手は完璧だった」と仮定して、全力を尽くしたのだと思う。


 芸術で「競争する」というのは、フィギュアスケート・タイプの競争である。モーツァルトは自分が完璧な作品を書けると確信していた。他人のまずい作品を嘲笑したが、それによって勝とうとしたわけではない。他の選手の転倒という事実を許せなかったのだ。相手も完璧な演技をしてもらいたい、それでこそ競技全体のレベルが高くなる。


 モーツァルトは、今日で言うADHDだったと思われる。ヒルデスハイマーの皮肉に満ちた評伝で、モーツァルトの落ち着きのない性格について、ある人が「いつもピアノに向かったときのように落ち着いていてくれればいいのに」とぼやいたという話が出てくる。音楽についてだけ、驚くべき集中力を発揮したということである。


 しかしまた、彼はバッハと並ぶ完璧な耳を持っていた。よくモーツァルトの天才を証明する逸話として、システィナ礼拝堂で歌われていた門外不出の秘曲、アレグリの『ミゼレーレ』を一度聴いただけで、その夜、宿で完全な楽譜に書いたという話が取り上げられる。だが絶対音感を持つ人は、聴いた音に対する記憶力が優れているのが普通らしい。『ミゼレーレ』は、主要声部がいささか単調な繰り返しであり、高音部に即興的なメロディを付け加えて演奏された。モーツァルトには容易に聞き取れただろうし、繰り返しも多いので、記憶することも簡単だったのだろう。



<モーツァルトの耳>


 モーツァルトの耳には軽微な奇形があった。耳殻に襞が全くなく、皿のように平板だったのだ。このページにはWikipediaからもらった肖像を掲げたが、それは生前の画像であると伝えられること、耳を髪で覆ってその現在では「モーツァルト耳」と呼ばれる奇形を隠していることに、信憑性を感じたからである。


 この『ミゼレーレ』は、タリス・スコラーズの非常に美しい演奏のCDが出ている。2005年の再録音盤は、まだ日本語解説付きで手に入るだろう。ト短調で始まり、ハ短調の装飾旋律がからむ。ここで聴くノン・ビブラートのハイCは、実に美しい。装飾音型を変えた二種類の演奏が入っていて興味深いし、解説も大いに参考になる。


 モーツァルトの天才性は、そうした『曲技団的』能力にあるのではない。そういう能力では、グラズノフの方が優っている。彼は、一度聴いた曲なら、どんな駄作でも憶えていたそうだ。だがその中で、人類史上最高の作品を書いたかというと、そうでもない。私には、むしろ絶対音感がなかったといわれるチャイコフスキーの方が、はるかに面白いと感じる。


 ロビンズ・ランドンの「モーツァルト」に次のような話が紹介されている。まだモーツァルトがさほど有名でなかった頃、ある人がアマチュアの弦楽四重奏団を作っていたが、知人からモーツァルトの楽譜を見せられ、「一度これを演奏して見給え」と言われた。しかし、彼らの技量では難しくて弾けなかった。そこで、知り合いの老作曲家にその楽譜を見せに行った。どの程度の作品か、判断してもらおうというわけである。老作曲家は、ぱらぱらとページをめくって、「かなり熟達した作曲家だな、40歳代だろう」と言った(実は20歳代の作品)。それから譜面を読み始めた。ところがそのまま黙ってしまったので、「先生、どうなんですか?」と尋ねたところ、老先生は顔を上げたが、その目はうっとりと夢見るような眼差しだった。「なんてすばらしい音楽なんだ!」と老大家は叫んだ。


 天才とは、ナニカの技術において人より優れているだけのものではない。楽譜を読むだけで頭の中に音として響くとか、逆に音を聴いただけで楽譜になるという人は多いのである。ベートーヴェンも、聴覚を失ってからでも作曲していたし、シューベルトの歌曲の楽譜を読んで感心したという。


 要するに、モーツァルトの天才性とは「なんてすばらしい音楽なんだ!」という一言に尽きる。彼はこの世で最美の音楽を書いた。ある時、イタリアの大作曲家が死んだ。人から「後継者は誰がいいでしょう?」と尋ねられたパイジェルロは、言下に「それはモーツァルトだ」と答えたそうである。「彼の音楽には少し難しいところがあるが、非常に優れている」(ランドン「モーツァルト」より)。


 モーツァルトが難しいと思う人は、今日では一人もいないだろう。だが実際、当時の人には難しく聞こえた。テンポが速く、次から次へと新しい楽想が湧いて出るので(多動性)、当時はすべてを味わい尽くすことができなかったらしい。



<モーツァルトのテンポ>


 ヒルデスハイマーの著書に、次のようなエピソードが出ている。ある裕福な市民(ブルジョア)が、娘を連れて評判の歌劇「フィガロの結婚」を見に行った。ところが、第一幕が終わっても、一つもアリアが出て来ない。「どういうことだろうね」と娘に言うと、彼女は「何を言ってるの、お父さん、もういくつもきれいなアリアが出て来たじゃないの!」と返事した。父親は、どれもレシタティーヴォだと思い込んでいたのである。なぜか。テンポが速過ぎたのだ。当時の音楽愛好家の心に染みついていたのは、グルックのオペラであった。そのテンポは、現代では当時よりやや速く演奏されているが、実はかなり遅く、変化も少ない。要するにメロディは聴き取りやすい。


 話し相手より少し遅いテンポで話せば、相手をリラックスさせ、説得力が増すという実験結果があるそうだ。最近は、私には聞き取れないほど早口にしゃべる人がいて、就職面接で「頭の回転が速い、雄弁だ」と思わせることがあるらしい。ところが、そういう人に営業を担当させたらさっぱりだったということが多い。顧客から見ると、相手の思惑に関係なく、言いたいことをぺらぺらとしゃべりまくっただけで、営業になっていない。組織のリーダーや営業マンは、しゃべる能力より聴く能力の方が重要なものらしい。


 アメリカン・ジョークの一つに、こういう話がある。鉄鋼王カーネギーのところに、一人の客が尋ねてきた。秘書が部屋の外で聴いていると、その客はのべつ幕なしに何かをしゃべり続けている。カーネギーは時折「ふむふむ」、「ほう」と相槌を打つだけである。やがて用件が終わって部屋から出て来た客は、感嘆して叫んだ。「なんて話し上手な人なんだ!」


 よく「話し上手は聞き上手」と言うが、上記のエピソードは、本当にあった話かも知れない。「王者」たるものは、聞き上手でなければならないのである。たとえば戦国を制した徳川家康は、家臣の意見をよく聞いたそうだ。時には疑問があっても家臣の言う通りに動く。結局彼が覇者になった一番の理由が、そこにあると言う人もある。


 モーツァルトの音楽は、当時の人々にとっては早口で一方的にしゃべりまくる営業マンのようだっただろう。だが、すでに次の世代(娘の世代)は、モーツァルトのテンポを聞き取ることができるようになっていた。モーツァルトが死んでから、ウィーンは空前のモーツァルト・ブームに沸いたが、それは偶然ではないのだ。


 音楽のテンポは、ある程度社会性を帯びている。江戸時代の日本は、すべてのテンポが緩やかだった。オランダ人が江戸の町を歩いていたら、向こうから誰かが歩いて来る。「いずれは道を譲り合うことになる」と思いながら歩いて行くと、薄ら笑いを浮かべながら、どこまでもまっすぐ進んでくる。ぶつかる寸前になって「あぶない」と、とっさに身をかわしたが、見ていると日本人は何事もなかったかのように、なおもそのまままっすぐ歩いて行く。


 実際、町人同士がぶつかり合うまでまっすぐ歩き、ぶつかった後に初めて「これはどうも失礼しました」と互いにペコペコお辞儀する場面がよく見られたという。かといって歩くのが速いわけではない。むしろオランダ人が世界のどこで見たよりも遅い。そのため、彼らは「日本人はおそろしく動作の鈍い人種である」と報告した。だが逆に日本人は、オランダ人の素早い動きが信じられなかったそうだ。普通ならぶつかり合うところなのに、突然目の前から消えてしまったのである。「オランダ人はおそろしく素早いぞ」「バテレンの妖術か?」というのが当時の印象だったらしい。


 昭和30年代の日本は、新しい建築が相次ぎ、都市の景観はめまぐるしく変化した。日本人は忙しく動くようになった。後年、日本人(特に大阪人)は、世界一速く歩いているという測定結果が出た。だからぶつかることが多くなったわけではない。通行量が多く、しかも非常に速く歩いているなら、ぶつかり合いは江戸時代より多くても不思議はないのだが、事実は逆だった。みんながすばしこく、ちょこまか動いているのであって、おそらく江戸時代人から見ると、全員忍者のように見えるだろう。


 江戸時代は変化の少ない社会だった。あまり歴史を知ることのない庶民は、宇宙が始まって以来、江戸は徳川が治めていたと思いこんでいることも少なくなかった。「変化が激しい」「人口密度が高い」というのは、動作を敏捷にさせる要因なのである。絶えず周囲の状況に注意を払い、危険には機敏に反応する必要があるからだ。


 その意味で、モーツァルトのテンポを見直すのも悪くない。現在はせかせかした演奏が多いが、本当に昔はそうだったろうか。ある時テレビを見ていると、戦後復興期に登場した美空ひばりの「りんご追分(52年)」が出て来たのだが、桂三枝がそのオリジナル録音に付いて歌おうとすると、あまりにも遅いテンポなので、全く間が持たない。私もこの歌は記憶にあり、美空ひばりの声で流れてくると。「ああ、この歌はこうこうで、次の音符はこう」と、すぐ分かるのだが、それは桂三枝の憶えているテンポと同じだった。2割ないし3割も速いタイミングだ。


 52年(昭和27年)と言えば、朝鮮戦争の特需でやっと一息ついた日本が独立を果たした年だ。敗戦後の日本は、アメリカ領土になっていた。その間、日本という国家は、名目上、世界地図から消滅していたことになる。もちろん49年には国旗(日の丸)の掲揚が許されるなど、徐々に国家としての体面が回復しつつあったらしいが、戦争の傷跡は随所に見られた。たとえば私の生まれた家の近くには、空襲で破壊された大阪砲兵工廠の焼け跡が57年頃まで存在していた。


 記憶の中のテンポと、実際のテンポの違い。それは社会状況の違いである。昭和27年はまだほとんどの日本人がやせ細っていて、物産も貧しく、夏にはラジオの高校野球中継でも聴きながら昼寝をし、夕涼みに屋外の縁台に腰をかけることができれば最高だった時代だ。すだれが風にそよぎ、風鈴がチリンと鳴って、時には「さおーだけー」という声が聞こえてくる。当時はみんなが貧しかったというのは大げさだが、敢えて言えばみんながホームレスだった。欲を持つと言っても、せいぜい毎日白米のご飯を食べたい、という程度のことだった。ちなみに、私は白米1:麦2のご飯を食べて育った。冷えると臭いニオイがあるが、それに醤油をかけ、お湯で薄めて食べた。おかずなど何もない時代である。味噌汁をかけて食べることができれば、贅沢な方であった。卵かけご飯など、夢のようなごちそうだったが、それさえも冷えた麦ご飯の臭いニオイを覆い隠すものではなかった。



<モーツァルト晩年の困窮>


 モーツァルトは、死んだときほとんど破産状態だった。未亡人(コンスタンツェ)が皇帝に謁見すると、皇帝は破産報道を知っていて、彼女に厳しい目を向けた。当時は、破産というのは犯罪のようなものだったからだ。その時、コンスタンツェは夫の遺作演奏会、楽譜出版など、2,3の試みを提示して、破産を免れることが可能だと弁術した。事実、彼女はすべての負債を完済したばかりか、亡夫の遺した作品で大もうけしたという。


 だが晩年の収入が少なかったわけではないらしい。それどころか、当時としては相当な高収入だったようだ。彼はハイドンやサリエリのような高い地位にはなれなかったが、一応宮廷作曲家の称号を得て、給与ももらっていたし、ピアノ教師と楽譜出版、オペラでの収入もあった。夫婦共に浪費癖があったことが、困窮の理由かも知れないが、それだけでは説明できない。人気にかげりが見えた死の年だけでも、現在の日本円にして5000万円以上の収入があったのである。


 浪費癖は、「神童」時代に王侯貴族の生活を垣間見たこと、ザルツブルグに戻ってからは召使い同然に扱われて、憤懣のあまり大司教の下を飛び出したことを考え合わせれば、つまりは貴族のように暮らしたかったということだ。ある意味では父親にも責任があったと言える。


 またある人によると、フリーメーソンの支部を作ろうとしていたのではないかという。そのための費用が必要だったというのである。


 そういう可能性もあるだろうが、秘密結社だというので、フリーメーソンの影響を過度に考えるのも正しくないそうだ。当時の知識階級には、フリーメーソンの会員だった人物が多い。ハイドン、サリエリもフリーメーソンの会員だったと言われ、皇帝ヨーゼフ2世も寛容であり、実際はかなりオープンなものだったらしいのである。


 結局、モーツァルト晩年の経済的困窮の理由は分からない。ただ死の年には、収入が全盛期の半分ぐらいに減ってしまっており、実際以上に困窮した感じがあっただろう。現代でも莫大な収入のあった人気アーティストが、人気にかげりが見えて収入が減ると詐欺を働いたり、かつては高額の年棒をもらっていたプロ野球選手が、退団後に落ちぶれて強盗になった例がある。「あの金はどこに消えたの?」と聞いても、本人にも分からない。



<モーツァルトが愛した女性>


 モーツァルトが生涯愛したのはコンスタンツェの姉、アロイージアであった。美人だというだけでなく、音楽的才能がすばらしかったらしい。彼が結局コンスタンツェと結婚したのも、そうすればアロイージアの側にいられると思ったからだろう。だが、コンスタンツェを愛していなかったとは思えない。


 しかし彼がADHDだったとすると、コンスタンツェにとってもかなり扱いにくい夫だった可能性がある。


 彼が死んだとき、コンスタンツェにしてみれば、「バカな男と結婚して、まだ芽が出ないうちに死なれてしまった」と、嘆かわしいことおびただしい。ところが、ある弔問客が「あなたの夫は天才だった」と言ったので、「あのバカが天才?」と、彼女は心底驚いたという。それまで、夫の作品などただのクズだと思っていたのだ。しかしその後、散逸していた夫の作品をかき集めて演奏や出版を行い、事業家としての能力を発揮している。


 コンスタンツェは、しかし、やはりモーツァルトを愛していたのだろう。彼らの結婚生活はひどいものだったが、それなりに楽しい一面もあった。われわれは現在、モーツァルトのほぼすべての作品を耳にすることができる。それはコンスタンツェが、散逸していた楽譜を精力的に集めたことが大きく寄与している。それは、作品によほどの愛情を注いでいなければできないことだ。


 彼女自身はヘンデルなどの古い音楽を好み、夫が在世中は、全く彼の音楽を理解しなかった。しかしニッセンと再婚して共同で伝記を執筆したりするうち、やはり音楽への理解や、前夫への愛が甦る瞬間はあったに違いないと思う。「私より姉を愛していた」と思い知ることもあっただろうが、姉に劣らず彼女自身を愛していたことも分かったと思う。



<モーツァルトの死>


 あまりにも急な死だったので、モーツァルトの死は、音楽史上のミステリーとされることが多い。死後に訪れたモーツァルト・ブームの中で、サリエリが突然「私がモーツァルトを殺した」と叫んで自殺を図ったという史実もある(映画『アマデウス』の冒頭場面である)。オーストリア官憲が彼を精神病院に閉じ込めたので、真相は分からなくなってしまったが、モーツァルト自身も「誰かに毒を盛られた」と思い込んでいたらしい。


 「サリエリがモーツァルトに一服盛った」という噂は、モーツァルトが死んだ直後からあった。サリエリ自身は、モーツァルトが死んだと聞くと「死んだって?それは助かった。あんな天才にいつまでも生きていられたんじゃ、われわれ凡才は仕事を失ってしまうからね」と語ったそうだ。後にサリエリが「私が殺した」と言って自殺しかけたとき、ベートーヴェンは「やっぱりあいつか。初めからそうだと思っていたよ」と言った。実はベートーヴェンもシューベルトもサリエリに学び、そのタチの悪い妨害や陰謀に悩まされた経験があるそうである。


 ただし、サリエリが築いていた宮廷作曲家という地位は、有力な競争相手が出現したら突然失ってしまうような不安定なものではなかったらしい。たとえ解任されても、年金を受け取ることができたのではないだろうか。モーツァルトも晩年には宮廷作曲家に任命されたが、特に妨害は受けていないようだ。サリエリが地位を守るためにモーツァルトを殺すという可能性は小さい。


 単純な病死だったという説がある。モーツァルトは幼い頃から病弱で、その病歴からリューマチ熱だったのではないかというのである。モーツァルトの遺骨が出れば検証できるかも知れないが、現在のところ、モーツァルトの墓は見つかっていない。当時の医師の診断は「粟粒熱(ぞくりゅうねつ)」という訳の分からない病名で、現代の医学では「そのような病気は存在しない」とされる。


 食中毒説もある。ディスカバリー・チャンネルで紹介された、豚肉の寄生虫による中毒で、1860年頃、彼とよく似た症状で死んだ農家の娘は、遺体の検証で、食中毒だったことが確認されたそうだ。


 一番有力なのが毒殺説で、当時は毒と言えばヒ素と決まっていた。モーツァルト最後の病状は、ヒ素中毒によく似ているという。トファナ水というのはヒ素の溶液で、濃度を注意深く調整すれば、飲ませてから何日後に死ぬかを正確に決定できるという話まであった。ただこれは、人によって致死量が違うことも分かっているので、かなり誇張されたおとぎ話である。


『元素の百科事典』に出ているエムズレー博士の説は、アンチモン中毒である。モーツァルトの頃はアンチモンが発見されて間もない時代で、あまり正体がよく分からないまま、胃腸薬などとして処方されていたそうだ。だがアンチモンは毒性があり、飲み過ぎるとヒ素中毒に似通った症状が出る(周期表でもヒ素と同族である)。モーツァルトにもアンチモン製剤が処方されていたので、誤って飲み過ぎたのではないかという。なお現在では、医薬として用いられることはない。



<モーツァルトの姉>


 もう一つ、モーツァルトの生涯で特徴的なのは、姉ナンネルとの関係である。それはメンデルスゾーンの姉ファニーとの関係にも似ている。この姉たちは、弟たちの先生でもあった。たとえばモーツァルトは当時ヨーロッパ一のピアノの名手と言われたが、クレメンティとの競争演奏では、客観的に見ると引き分けだった。そのクレメンティを、モーツァルトは「達者な腕前だが機械的で情感に欠ける」として否定している。また、何人かいた弟子について、「それにしても女の子の方が音楽的に弾くのはどうしたことでしょう」と言っている。彼の感想では、女性のピアノの方が情感があり、音楽的なのだった。男が弾くと、無機的になりがちだ。それは音楽ではない。


 この話は、彼の幼児期のピアノの先生が、実はナンネルだったということを明かしているのだろう。ナンネルの作品は残っていないが、作曲を行っていたことは分かっている。だがヴォルフガングが「お姉ちゃん」の真似をして作曲し始めると、父レオポルトは、もうそれ以上姉には教えず、弟を神童として売り出すことに熱中した。


 ナンネルも神童だったらしいことは、当時の人たちの記録に残っている。あるとき、宿に足止めを食らった客の中に、まだ幼かったモーツァルト姉弟がいた。彼らは退屈しのぎに連弾だったか二重奏だったかを披露したそうだ。「この二人の神童のピアノは、われわれを大いに愉しませた」という。


 父親レオポルトが、弟の方を特に熱心に育てたのは、当時の男女差別的な社会情勢が原因であっただろう。女性はピアノの名手であっても、それは身持ちのいいお嬢様の趣味の芸事を時たま披露するだけであって、職業的音楽家の道などはどこにもなかった。貴族の奥様になる、といった目標の方が、はるかに重視された。ましてや作曲家などとんでもない。


 実際のナンネルの才能は、現在知られているよりはるかに優れていたと思われる。彼女はしばしば弟の協奏曲のソロを努めた。彼女のピアノこそモーツァルトの音楽の原点にあったのではないだろうか。


 それはさておき、私の好きな作品について述べたい。



『グラン・パルティータ』〜第3楽章「アダージョ」


 モーツァルトには傑作が多いが、「グラン・パルティータ(大組曲)」は、その中でも最高の一つである。正式な名称は「13管楽器のためのセレナード」といい、木管のアンサンブル曲だ。セレナードとしては第10番(変ロ長調)とされる。


Mozart: Serenade In B Flat, K.361 "Gran partita" - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=Bohm+Mozart%3A+Serenade+In+B+Flat%2C+K.361+%22Gran+partita%22+


 モーツァルトの時代、まだ現在のように「交響曲が最高のジャンル」といった考え方はなかった。交響曲、セレナード、ディヴェルティメントの区別は「演奏機会」の区別なのだろう。内容で分けられているわけではない。もちろん演奏機会は内容に結びついている。たとえばベートーヴェンの七重奏曲などは同じ性格を持ち、やはりリラックスした気分の曲である。ここに「苦悩と闘争」のベートーヴェン像を見出すのは、深読みに過ぎる。こういった作品は、リラックスした気分を作り出すためのものであり、食事時のBGMとして演奏されたりしていたのだ。


 本題の「グラン・パルティータ」について言うと、私は80年頃、エド・デ・ワールト指揮のオランダ管楽合奏団(?)のLPをオーディオ的な興味で買って聴いた。最初は「まあ、いい音はするがモーツァルトらしい能天気な曲だなあ」と思っただけだった。


 グラン・パルティータの本当の良さが分かったのは、父の死の直後だった。長い間、寝たきりの父の存在は重荷だったし、愛情の薄い人だったので、「早く死んでくれればいい」とさえ思っていた。だが、死んだとき、重荷だろうと厄介だろうと、父と母と私しかいなかったその年月、良くも悪くも、父が家族の中心にいた。いささか子供っぽいが、「ボクたちは明日からどう生きていけばいいの」というのが、当時の心境だった。


 それは暑い8月のことで、当時は父の家の屋根裏部屋に住んでいたのだが、夏には50度以上にもなり、30分もいれば半狂乱になるような部屋だった。そこに私のオーディオ・システムを置いていた。葬儀まではレコードを聴くこともなく、屋根裏部屋には立ち入らずにいたのである。だが葬儀の後、世間が「盆休み」に入り、親戚一同も去って、静かになった。母と仲が良かった伯母だけがしばらく家に留まっていたが、その日は二人でどこかに出かけ、私は一人で家にいた。


 久しぶりに音楽を聴こうと屋根裏部屋にこもったが、哀しかった。なぜもっと父に優しくできなかったのだろう。父がまた歩けるようになり、一緒に笑うことができるようになる。それが父と私の共通の夢だったではないか。なのに何もできないまま死なせてしまう。後追い自殺したいほど、非常な罪悪感があった。自殺の動機の中には、肉親が死んで、遺族が後追い自殺したケースが多いそうだ。当時の私もそういう状態だったのだ。


 だが私は、音楽を聴けば多少は慰めになるかも知れないと思った。


 最初にかけたレコードは、ハイティンク指揮のブラームス『ドイツ・レクィエム』である。名曲・名演で、録音もいいのだが、その時の私には、むしろブラームスの傲慢さが耳障りだった。「どうせお前らの悲しみというのは、この程度だろう」と下品に口を歪めて笑っているようだった。要するに嫌みな訳知り顔をした、人生などてんで分かってないオッサンがでっち上げた曲なのだ。


 レコードを代えて、ベーム指揮のベートーヴェンの「荘厳ミサ曲」にした。ブラームスほど嫌な感じはないが、「お前らの個人的な悲しみは関係ないよ」というような音楽だった。


 次はリヒターの「マタイ受難曲」。史上最高の名曲と思う「憐れみたまえ、わが神」のくだりを聴いたが、やはりどこか客観的な音楽だった。ベートーヴェンほど突き放した感じではなく、戸口に立っている友人のようである。「分かる。分かるよ。大丈夫か。しっかりしたまえ」と言っているようだが、それ以上気持ちの側にやってくることはない。


 他にもいくつか聴いたと思うが、あまり記憶にない。とにかく最後に聴いたのは、『グラン・パルティータ』である。なぜそんなものを取り出して聴いたのかも分からないが、私にとっては最高の救いの音楽だった。年若い友人が耳元で一生懸命慰めてくれているような、「世界は美しいし、人生はもっともっと生きる価値があるんだよ」と話してくれているような音楽なのだ。


 よく晴れた日で、陽がやや夕暮れの色彩を帯び、青空の下に黄金の光が満ちた。隣家の壁や屋根が、すべて美しい光に照らされた。第3楽章のアダージョに差し掛かったときのことだ。いつもは貧しく汚らしく感じていた風景なのだが、柔らかい木管の響きの中で、突然この上なく美しい風景に変容した。それはまるで魔法の眼鏡を通して見ているようだった。


 モーツァルトは魔法の眼鏡である。その眼鏡をかければ、この世のことはすべてが美しく見える。


 その日から、モーツァルトの大ファンになった。実を言うと、その時までモーツァルトと言えば、交響曲第40番やピアノ協奏曲第20番といった短調作品以外は、退屈な曲が多いと思っていた。一部の曲はいろいろな機会に耳にタコができるほど聴いていたし、知らない曲でも、どれも同じようなワンパターンの節回しで、聞き慣れた響きがする。だから「ああ、またあのパターンか」と最初から飽きてしまい、しっかり聴くことがほとんどなかった。


 しかしそれ以後、彼の作品を注意して聴くようになった。楽器の音色を活かした音響の美しさ、ありきたりなようだが情感あふれるメロディ。「フルートとハープのための協奏曲」などは、依頼があったので、やむを得ずこの取り合わせで作曲した(彼はフルートが好きではなかった)のだが、後の作曲家にはもうこの他の組み合わせを考えられなくなったほどの調和がある。もっとも、ドビュッシー晩年の美しい「フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ」やラヴェルの「序奏とアレグロ」では、それぞれヴィオラ、クラリネットを加えることで、新たな音響美を模索している。


 なお「十三管楽器」という編成をユニークだと思う人は多いだろうが、当時は木管アンサンブルが流行していたので、そんなに珍しいわけではないようだ。セレナード第11番変ホ長調、同第12番ハ短調も管楽アンサンブルである。ちなみに、木管をウィンド(Wind=風?)と呼び、金管はブラス(Brass=真鍮)と呼ぶ。他にリード楽器(Reed=舌、簧)という分類もある。


 CDでは、ベーム指揮ベルリン・フィル管楽アンサンブルの演奏が一番納得できる。やや古い録音なので、音響面では最上とは言い難い。少し艶が不足しているようである。だが、第3楽章はやはり美しい。私の耳には、北に大きな窓がある部屋で、その窓から見える緑が室内に照り映えている中で演奏しているように聞こえる。


 小学館版のモーツァルト全集に採られたマリナー=アカデミーの演奏はディジタル録音でもあり、音質は万全である。第1楽章の開始部分は、ばら色の光が差すような美しい音である。第3楽章はトリラーがやや耳障りに聞こえるのが残念だ。他の楽章は優れたアンサンブルが展開されている。


 コレギウム・アウレウムの2回目の録音(ディジタル)は、音も表情も美しく、楽しめる。全体に青白い音が立ち並ぶ。アンサンブルに清潔感があり、他の演奏に比べるとこぢんまりして、いかにも室内楽風である。この曲の交響楽的壮麗さを愛する人には、物足りないかも知れない。



『ピアノ協奏曲第9番変ホ長調「ジュノーム」』


Mitsuko Uchida - W.A. Mozart Piano Concerto No.9 in E flat Major K. 271 "Jeunehomme"


 モーツァルトが21才で書いた大傑作で、当時ウィーンに滞在したジュノームという未婚の女性ピアニストのために書いたと伝えられる。第1楽章の開始はあまりスケール感がなく、むしろ「可愛い」と言いたいようなシンプルな始まりだが、音楽が進行するにつれて実は壮大な曲であることが分かってくる。第2楽章はハ短調の透明な悲しみに満ちた音楽。ロマンティックな味わいと、バラード風の展開が魅力である。第3楽章もユニークだ。ロンドなのだが、中間部で大きくテンポを落とし、突然別の楽章が始まったかのような変化を見せる。


 なおジュノームというピアニストは記録に残っていないので、どんな女性だったかはよく分かっていない。最近の研究では、モーツァルトの知人の娘でジュナミという女性が(既婚婦人?)がその正体だと言われる。だが「ジュノーム」というニックネームがいかにも若きモーツァルトの憧れを表したロマンティックな響きを持っているので、今後もそう呼ばれ続けるだろう。


 この曲を初めて知ったのは、ルドルフ・ゼルキンのピアノ、アバド=ロンドン響のCDである。第2楽章で、ゼルキンは心の打ち震えるようなみずみずしい表情を聴かせていて、すばらしい演奏だ。オーケストラも透明感と色彩感があり、万全と言える。


 シフのピアノ、ヴェーグ指揮ザルツブルグ・モーツァルテウム。ゼルキン盤よりさっそうとした切れ味の良さがあり、なかなかの名演である。ただ私の耳には、音が全体に青みがかって単色に近いように聞こえる。


 内田のピアノ、テイト=イギリス室内管のオケ。2006年に発売されたポリドール版『モーツァルト全集』の中の1枚で、内田光子のピアノには濃やかな表情があり、オケの響きも悪くない。日本では、実力の割に内田の人気が低いような気がするのは、私だけだろうか。


 ピリス/グシュルバウアー盤は、録音のせいか、オケが少し透明感を欠く。ハスキル盤もモノラルなので、ここでは番外とする。


 なお、ゼルキン盤など、多くのCDでなぜか『ピアノ協奏曲第17番』ト長調と組み合わされていることが多い。これもしっとりした味わいのある傑作で、モーツァルト自身、大いに気に入っていたそうだ。未聴の人にはお奨めする。



『交響曲第36番ハ長調「リンツ」』


 私の偏愛する曲だが、実は第1楽章の短い序奏が気に入っていて、その遅いテンポに引きずられたかのように、主部も遅く演奏されるのが面白いのである。雨は止んだが、まだすっかり晴れ上がったわけでなく、道端の木々には薄暗い蔭が残っている。しかし、息を潜めていた虫たちがやっと鳴き始めた、という雨上がりの気分である。もし序奏がなく、いきなり主部が始まっていたとすれば、現代の演奏家なら、もっと速く演奏するだろう。


 このことが、モーツァルト演奏の正しいテンポを疑わせるのである。この主部は、現代の常識的なテンポから見れば、半分近くも遅く演奏されているのが普通なのだ。だからといってモーツァルトの味がしないわけではなく、むしろかえって面白い。彼の在世当時は、こういうテンポだったのかなと思わせるのである。


 CDでは、ベーム指揮ベルリン・フィルが一番いい。いかにも壮大な曲のように響き、序奏部分も単なる序奏に終わっていない。


 レヴァイン=ウィーン・フィル盤やバーンスタイン=ウィーン・フィル盤も、序奏は単に主部を導入する経過句のように演奏していて、やや不満である。


 昔コンサートホール・ソサエティで出ていたシューリヒトのLPは、すばらしかったように記憶する(現在手元にはない)が、CDへの復刻は、発売が予告されながら実現しなかった。



『フィガロの結婚』


 モーツァルトの典型ともいうべき美しいメロディが続々と現れる、すばらしいオペラである。私はバッハの『マタイ』とこの『フィガロ』を西洋音楽が到達した二大高峰と思う。もちろん彼はこの後にも『ドン・ジョヴァンニ』、『コシ・ファン・トゥッテ』、『魔笛』といった名作を書き、人によっては『フィガロ』より上だと言う。たとえばキエルケゴールは、『ドン・ジョヴァンニ』こそ最高傑作だと思っていた。なるほど音楽は美しいが、私には、『フィガロ』ほどの緊密なドラマにならず、少し弛緩が見られるような気がする。モーツァルトは、やや落ち目に差し掛かっていたのではなかろうか。上り調子だった時期の『イドメネオ』、『後宮からの誘拐』などの張り詰めた清冽感に比べて、少し物足りないものを感じるのである。


『フィガロ』を頂点と考えるなら、彼が落ち目になったのは、やはりこの作品が思うほどの成功を収めなかったことにあるだろう。初演は大成功で、「アンコール、アンコール」が続き、上演は深夜に及んだ。あまり極端なので、政府は過度のアンコールを禁止する政令まで出したという。ところが、それほどの大成功なのに、劇場では早々と演目からおろしてしまった。当時は、まだモーツァルトは前座扱いで、興業主はソレールというスペインの作曲家のオペラで大もうけを企んでいた。そのため、「駆け出し作曲家」、モーツァルトのスペインを舞台とした『フィガロ』がアペリティフとして用いられたというのである。事実ソレールのオペラ『椿事(珍事)』は、『フィガロ』以上の大当たりだったそうだ。


 当時はフランス革命騒ぎの最中であり、ヨーロッパではいわゆる「革命の輸出」に神経を尖らせていた。ところが台本の原作となったボーマルシェの戯曲は革命思想に親近感のあるものだったので、ウィーンでは上演が禁止されていた。こうした事情があるので、政治的な理由から葬り去られたという説もある。


 今となっては真相は分からないが、その頃からモーツァルトの予約演奏会のチケットが売れなくなり、かつて彼をもてはやした知人たちが、何となく距離を置くようになったのは事実らしい。彼の収入は少ないものではなかった(事実は相当な高収入だった)が、しきりに困窮を訴えるようになったのもこの頃からだ。


 それはそうと、私が一番いいと思うのは、やはりベーム指揮、プライ他のDVD(ポネル演出のオペラ映画)である。F=ディースカウ演ずる伯爵が、夫人の部屋にやって来る。ちょうどケルビーノを匿おうとしていたところなので、夫人とスザンナは大慌て。この場面が手に汗握る緊迫感で描かれる。このDVDでは、伯爵夫人をキリ・テ・カナワが演じているが、同じベームのCDでは、伯爵夫人をヤノヴィッツが歌っており、彼女の透き通るような美声を好む人には、CDの方がいいかも知れない。あの美しい『手紙の二重唱』では、ヤノヴィッツの声がうっとりするようなハーモニーを形作る。


 世界文化社から出ている「オペラ名作鑑賞」の第四巻にはバレンボイム=ベルリン国立歌劇場の上演と、コンピエーニュ帝国劇場の上演が収められ、かなり興味深い。コンピエーニュ版は歌劇のエロス的な側面を強調したというが、ケルビーノはテノールが演じており、普通の演出の性倒錯的な魅力はかなり減じている。第四幕の女たちの演技は、なるほどやや官能性を表に出しているが、驚くほどでもない。ここでスザンナは不倫の予感に身を震わせ、イケナイ感覚に酔っているように見える。台本にはそういう要素が内在しており、変わった演出というには当たらない。


 バレンボイムは、日本ではジャクリーヌ・デュ・プレとの不幸ないきさつがあってあまり人気が出ないが、実力はやはり大したものである。欲を言うと、このDVDではケルビーノの『恋とはどんなものかしら』が、大人の女性が歌っているように聞こえてしまう。


 メータ指揮=フィレンツェ歌劇場の公演。伯爵夫人のグヴァザーヴァがとても美人で愛らしく、魅力的だ。『恋とはどんなものかしら』は少年っぽくストレートに歌われている。スザンナは実力の高い歌手らしく、悪くはないが、いささか魔女風の顔立ちであり、色気では伯爵夫人に負けている。


 このように見ると、歌手という存在は生まれついての容貌や体つき、声質に多くを負っているのであって、努力だけではどうにもならない部分があると思う。バレエやフィギュアスケートもそうだろう。浅田真央のビールマン・スピンは世界一美しいと思うが、もっと短足に生まれついた人が同じことをやっても、感銘を与えることは難しい。かなり難易度の高い(つまり難しい)技らしいが、彼女はあまりにも楽々とやってのけるので、素人目には普通の技のように見える。結局、ああきれいだなと思うのは、彼女の肉体を賞賛しているのだ。


 そう言えば、私は映画が好きだが、特定の俳優のファンではなく、どちらかと言えば映画を監督で選ぶ方である。一番好きな映画監督はフェデリコ・フェリーニであり、中でも『魂のジュリエッタ』は最高に美しい映画だと思っている。私小説的な『8・1/2』や『アマルコルド』はイマイチである。もちろん他にもいる。詩的イメージに満ちたウッディ・アレンは、映画というジャンルに限定されない天才だと思う。少々古いが、巧妙な映画造りのヒチコック、ゲーム的映画というべき一つの典型を作り上げた黒澤明、フェリーニの衣鉢を継いだような寺山修司(ただし「田園に死す」以外はそれほどでもない)、一時期熱心に見ていたタルコフスキーなど数多い。


 しかし、絶対的に好きな俳優もいる。それはオードリー・ヘプバーンで、「マイ・フェア・レディ」や「シャレード」など、物語そっちのけで彼女の映像に見入ってしまう。ちょっと見ただけでは大して美人にも見えないし、特別私好みのタイプとも思わないのだが、なぜあれほど魅力を感じるのか、自分でも分からない。彼女が出演した映画なら、すべて見たいと思うのは、「着せ替え人形」のイメージだろう。いろいろな衣装を着せて、そのあらゆる美質を味わいたい。それは好きな曲をいろいろな演奏で聴いてみたいのに少し似ている。いわば彼女自身が芸術品で、彼女を見ることが喜びだというわけだ。彼女自身は容姿に劣等感を持っていたそうだが、「ローマの休日」を見たマリア・カラスは彼女のようになろうと、猛烈な減量をした。その結果、歌手生命を縮めることになったようだが、少なくとも当時のカラスは美人だった。


 話は逸れるが、カラスはもちろん天才的なプリマ・ドンナで、オペラの歴史を変えたと言われるほどのすばらしい歌手である。そのカラスのエピソードには、興味深い話がいくつもある。


 カラスがまだある教室でレッスンを受けていた頃、普通の生徒は、自分のレッスンが済むとさっさと帰ってしまうのに、カラスはいつまでも残っていて、全然関係ないはずのバス歌手のレッスンなどを興味津々で聴いていたというのである。後年、彼女が配役に加わるとなぜかアンサンブルが引き締まり、「みんなが上手になった」という。彼女が何か指示したわけではない。他の配役の分まで知っていて、みんなが上手に歌えるような演技、そういう刺激を与える演技をしたということである。


 また彼女が端役しかもらえなっかた駆け出しの頃、フィデリオ役を歌うことになっていたある歌手が、急な病気で出られなくなった。「誰か代役のできる者はいるか?」と聞くと、カラスが手を挙げた。「フィデリオなら以前からスコアを研究していたし、デビューするなら最高の役で、と決めていたの」というのだ。この志の高さと研究心は、やはり最高の芸術家にのみ見出されるものであろう。


 もちろん歌手には恵まれた天分が必要なわけだが、それだけでは間に合わないものがある。「志が高い」と言うと「野心的だ」と思う人もいるだろうが、それは違うと思うのである。目の前に願ってもない大役のチャンスがあるのに、首をすくめてやり過ごすのでは、プリマ・ドンナになれるはずがないし、「彼女がメンバーに加わると、全体のレベルが上がった」というのは、音楽全体を見通す力があったからだ。


 われわれの日常の仕事でもそういう面がある。向上心を出世欲と見なして嫌う人はいるが、少しでも会社を伸ばそうと思うなら、同僚に遠慮して力を発揮しないのは、間違っている。私はいつももう一歩上をと考えてきた。同僚には上昇志向に見えただろうが、私には反対に、同僚が適当なところで手を打って、力を出し尽くさないのがもどかしく思えた。出世などは関係ない。全体のレベルが上がれば、自然に自分の収入も増えるはずだと思っていたからである。現に会社は成長した。私の功績だけとは言わないが、少しずつ周囲の人たちの考え方もそういう方向に変わってきたと思う。


 とにかく、モーツァルトにはそうした意味での「天才」もあった。時には突飛な言動に見えても、音楽に関する限り、彼は正しかっただろうと思うのである。


http://kumoi1.web.fc2.com/CCP017.html

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/820.html

コメント [リバイバル3] 中川隆 _ 音楽関係投稿リンク 中川隆
69. 2020年1月21日 01:10:13 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1190]
クールな音楽家モーツァルト
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/820.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/450.html#c69
コメント [政治・選挙・NHK269] 田原節炸裂!「山本太郎に人気がいく! 消費税ゼロと対案を出したのは彼が初めて!」「立憲、国民はやる気がない」「内閣府が勝… 赤かぶ
70. 2020年1月21日 01:10:45 : bkvKEBTkQU : RXRvek94WjQzS3M=[5]
皆さん、田原総一郎をあんまり信用しないほうがいいよ。

彼が今までやってきたことは、一見批判をしながら政権を擁護すること。公平を装って批判を封じ込めること。しょせんテレビ芸者だった。

今も同じだよ。
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/117.html#c70

コメント [国際28] ゴーン逃亡のレバノンが無政府状態に、銀行も襲撃される(ニューズウィーク) 赤かぶ
10. HIMAZIN[938] SElNQVpJTg 2020年1月21日 01:11:16 : tfL5STIxFs : SktxRUovLlVxR1E=[197]
米賊メディアが煽るマッチポンプ。
http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/209.html#c10
コメント [近代史3] モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」 中川隆
1. 中川隆[-14294] koaQ7Jey 2020年1月21日 01:13:44 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1189]

『フィガロの結婚』


 モーツァルトの典型ともいうべき美しいメロディが続々と現れる、すばらしいオペラである。私はバッハの『マタイ』とこの『フィガロ』を西洋音楽が到達した二大高峰と思う。もちろん彼はこの後にも『ドン・ジョヴァンニ』、『コシ・ファン・トゥッテ』、『魔笛』といった名作を書き、人によっては『フィガロ』より上だと言う。たとえばキエルケゴールは、『ドン・ジョヴァンニ』こそ最高傑作だと思っていた。なるほど音楽は美しいが、私には、『フィガロ』ほどの緊密なドラマにならず、少し弛緩が見られるような気がする。モーツァルトは、やや落ち目に差し掛かっていたのではなかろうか。上り調子だった時期の『イドメネオ』、『後宮からの誘拐』などの張り詰めた清冽感に比べて、少し物足りないものを感じるのである。


『フィガロ』を頂点と考えるなら、彼が落ち目になったのは、やはりこの作品が思うほどの成功を収めなかったことにあるだろう。初演は大成功で、「アンコール、アンコール」が続き、上演は深夜に及んだ。あまり極端なので、政府は過度のアンコールを禁止する政令まで出したという。ところが、それほどの大成功なのに、劇場では早々と演目からおろしてしまった。当時は、まだモーツァルトは前座扱いで、興業主はソレールというスペインの作曲家のオペラで大もうけを企んでいた。そのため、「駆け出し作曲家」、モーツァルトのスペインを舞台とした『フィガロ』がアペリティフとして用いられたというのである。事実ソレールのオペラ『椿事(珍事)』は、『フィガロ』以上の大当たりだったそうだ。


 当時はフランス革命騒ぎの最中であり、ヨーロッパではいわゆる「革命の輸出」に神経を尖らせていた。ところが台本の原作となったボーマルシェの戯曲は革命思想に親近感のあるものだったので、ウィーンでは上演が禁止されていた。こうした事情があるので、政治的な理由から葬り去られたという説もある。


 今となっては真相は分からないが、その頃からモーツァルトの予約演奏会のチケットが売れなくなり、かつて彼をもてはやした知人たちが、何となく距離を置くようになったのは事実らしい。彼の収入は少ないものではなかった(事実は相当な高収入だった)が、しきりに困窮を訴えるようになったのもこの頃からだ。


 それはそうと、私が一番いいと思うのは、やはりベーム指揮、プライ他のDVD(ポネル演出のオペラ映画)である。F=ディースカウ演ずる伯爵が、夫人の部屋にやって来る。ちょうどケルビーノを匿おうとしていたところなので、夫人とスザンナは大慌て。この場面が手に汗握る緊迫感で描かれる。このDVDでは、伯爵夫人をキリ・テ・カナワが演じているが、同じベームのCDでは、伯爵夫人をヤノヴィッツが歌っており、彼女の透き通るような美声を好む人には、CDの方がいいかも知れない。あの美しい『手紙の二重唱』では、ヤノヴィッツの声がうっとりするようなハーモニーを形作る。


 世界文化社から出ている「オペラ名作鑑賞」の第四巻にはバレンボイム=ベルリン国立歌劇場の上演と、コンピエーニュ帝国劇場の上演が収められ、かなり興味深い。コンピエーニュ版は歌劇のエロス的な側面を強調したというが、ケルビーノはテノールが演じており、普通の演出の性倒錯的な魅力はかなり減じている。第四幕の女たちの演技は、なるほどやや官能性を表に出しているが、驚くほどでもない。ここでスザンナは不倫の予感に身を震わせ、イケナイ感覚に酔っているように見える。台本にはそういう要素が内在しており、変わった演出というには当たらない。


 バレンボイムは、日本ではジャクリーヌ・デュ・プレとの不幸ないきさつがあってあまり人気が出ないが、実力はやはり大したものである。欲を言うと、このDVDではケルビーノの『恋とはどんなものかしら』が、大人の女性が歌っているように聞こえてしまう。


 メータ指揮=フィレンツェ歌劇場の公演。伯爵夫人のグヴァザーヴァがとても美人で愛らしく、魅力的だ。『恋とはどんなものかしら』は少年っぽくストレートに歌われている。スザンナは実力の高い歌手らしく、悪くはないが、いささか魔女風の顔立ちであり、色気では伯爵夫人に負けている。


 このように見ると、歌手という存在は生まれついての容貌や体つき、声質に多くを負っているのであって、努力だけではどうにもならない部分があると思う。バレエやフィギュアスケートもそうだろう。浅田真央のビールマン・スピンは世界一美しいと思うが、もっと短足に生まれついた人が同じことをやっても、感銘を与えることは難しい。かなり難易度の高い(つまり難しい)技らしいが、彼女はあまりにも楽々とやってのけるので、素人目には普通の技のように見える。結局、ああきれいだなと思うのは、彼女の肉体を賞賛しているのだ。

 とにかく、モーツァルトにはそうした意味での「天才」もあった。時には突飛な言動に見えても、音楽に関する限り、彼は正しかっただろうと思うのである。


http://kumoi1.web.fc2.com/CCP017.html
 

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/817.html#c1

コメント [原発・フッ素43] 友達が今朝赤ちゃんを産んだ。でも、耳が3つで緊急手術。「覚悟してたけど、どっかでまさか自分の子がって・・・ 会員番号4153番
34. 2020年1月21日 01:16:40 : qW5770aSac : ZHBpTDdEcXlON1U=[2082]
続々と先天性奇形のある赤ちゃんが生まれていますよ。
四肢欠損や二分脊椎症は、チェルノブイリ事故後もよく見られました。

「女優のサントス・アンナさん 出産した長男の右手首欠損症を公表 
御主人は楽天・美馬学投手」 
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/334.html

「たける 一緒に歩こう -難病・二分脊椎症奮戦記- 待ちに待った出産
そして病気の発覚 (毎日新聞)」
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/416.html
http://www.asyura2.com/15/genpatu43/msg/203.html#c34

コメント [政治・選挙・NHK269] 田原節炸裂!「山本太郎に人気がいく! 消費税ゼロと対案を出したのは彼が初めて!」「立憲、国民はやる気がない」「内閣府が勝… 赤かぶ
71. 2020年1月21日 01:17:24 : rPr25C12rR : NWc3MWoxT0tsV0E=[3]
>>49
偶に見てただけだが何かあったか?
それより何時も朝生で「だから社民党は
駄目なんだよ!」と社民党を腐していたことを
覚えている。社民党の政策に近いと言われる山本太郎。
その山本太郎を支持する田原総一郎。
>>44の指摘が的確か。

幾ら政策が近かろうが社民党には闘志という
闘志がない。一応弱者擁護は示すが他方で
他罰的にならないようにトーンを抑えて
話すことが多くそれは田原にとって
社民党がやる気がないように見える
原因でもあったのだろう。

社民党のような姿勢で相手が従順に聞いてくれるなら
世話ない。現実はそうではなくて奪うか奪われるか。
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/117.html#c71

コメント [政治・選挙・NHK269] 復活・田崎史郎が「桜を見る会」名簿問題で官邸丸乗りの“民主党ガー”詐術! 羽鳥慎一にまで「出た!民主党」とツッコまれ…(… 赤かぶ
23. 赤かぶ[52835] kNSCqYLU 2020年1月21日 01:18:11 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4117]



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/126.html#c23
コメント [政治・選挙・NHK269] 復活・田崎史郎が「桜を見る会」名簿問題で官邸丸乗りの“民主党ガー”詐術! 羽鳥慎一にまで「出た!民主党」とツッコまれ…(… 赤かぶ
24. 赤かぶ[52836] kNSCqYLU 2020年1月21日 01:20:49 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4118]



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/126.html#c24
コメント [政治・選挙・NHK269] 安倍官邸に不都合な質問を封じ込める一味!  赤かぶ
40. 前河[3551] kU@JzQ 2020年1月21日 01:20:55 : 9GhQ25Kt4Q : WVVPQzlOVTEuR1U=[7]
前は望月さんに対して質問妨害をしていたが、ついに質問自体をさせない手に出たか?

こいつら一気に権力乱用をせずに、記者マスコミ、国民に慣れさせながら徐々に独裁的理不尽を実行しているな。

全く腹黒い嫌らしい連中だ。まあ、パーな菅に質問対応能力がないから苦肉の策とも取れるが。

頭がよく何でも答えられた後藤田正晴さんとは雲泥の差だな。

後藤田さんはかつてこんな事を言われていた。

後藤田:「トップには耳ざわりのいい情報しか入らない。周りが本当の情報を伝えてご機嫌をそこね、にらまれるのを嫌がるからだ」

まあ、これは今の安倍の状態だろう。しかし、菅にも通じる言葉だ。耳障りの悪い情報や質問を受け付けたくないという事だろう。

後藤田:「これではトップは方向性、戦略を誤ることになる。耳に痛い情報こそを、上にあげることだ」

上に上げろよ菅。安倍ちゃんに伝えないと戦略を誤ることになると言ってみろ。

後藤田さんは、頭の悪い人物や、真摯に物事に向かい合わない人物は認めなかったと言われている。

後藤田さんと親しかった議員の話⬇

「周りに優秀な人物を置いていた。話をしていて、自分をごまかせるだけの能力のある人物を縦横に使ったということだ。上役の話にお説ごもっとも、ハイ、ハイといったタイプは排除した。そのうえで、決して自惚れることなく、部下にも真っ正面から向かいあえる人物を使った。

⬆安倍と真逆のこだわり。

安倍や菅は、イエッサー!ハイハイわかりました!が好きなんだろ。あまりの志の違いに笑ってしまうほどだ。こいつら本当に下の下なんだなって。

官房長官として何でも答えていた責任感のある後藤田さんに比べて、答えたくない質問者から逃げる菅は、なんと無責任なんだろうか。酷い体たらくだ。

官房長官として失格だろ。

安倍仲間ってこんなのばかりだ。ゲスな人間で固めたゲス政権。日本の政治にもっともふさわしくない連中だ。


http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/112.html#c40

コメント [近代史3] クールな音楽家モーツァルト 中川隆
1. 中川隆[-14293] koaQ7Jey 2020年1月21日 01:21:45 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1188]
Study Finds No Evidence for Cognitive Benefits of Music Ed - YouTube動画
https://www.youtube.com/watch?v=oqSY3INIxAs


2013年12月16日
モーツァルトを聴かせても子どもの知能は上がらないことが研究で判明
https://gigazine.net/news/20131216-doesnt-work-mozart-effect/

幼い頃から音楽を聞かせたり、ピアノを習わせることで子どもの知能に良い影響が出る、という考えのことを「モーツァルト効果」と呼び、10人のアメリカ人のうち8人はこの効果を信じているという統計結果が出ています。この「モーツァルト効果」についてハーバード大学教育学研究科の学生であるサミュエル・メヘルさんが研究を行い、「音楽を聞かせることは子どもの知能に影響を与えない」ということが判明しています。

PLOS ONE: Two Randomized Trials Provide No Consistent Evidence for Nonmusical Cognitive Benefits of Brief Preschool Music Enrichment
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0082007

サミュエル・メヘルさんの研究結果を報告するムービーは以下から確認できます。

Study Finds No Evidence for Cognitive Benefits of Music Ed - YouTube


音楽教育の子どもの知能に対する影響を研究したサミュエル・メヘルさん。1993年のネイチャーの論文からも「モーツァルト効果」という言葉は使用されており、10年ほど前から「音楽が知能に良い影響を与える」という説が存在しているとのこと。

長年の経験からメヘルさんは、「音楽教育が子どもの認識能力を強化するか?」ということに対して疑問を持っていました。

メヘルさんによると、成人したアメリカ人の内の80%は音楽教育が認識能力に良い影響を及ぼすと考えているとのこと。

そこでメヘルさんは2つの実験の実施しました。1つ目の実験は、もともとの特性(ボキャブラリー・感受性・家族の所得など)に差が出ないように4歳の子どもを29人集め、ランダムに音楽または視覚芸術のクラスに割り当て、週に45分のレッスンを6週間受けさせるというもの。そして6週間後に子どもたちの4つの特定分野をテストして結果を見るというもの。この時IQテストが使用されなかったのは子どもの認識能力をより正確に判断するためです。

4つの特定分野のテストとは「ボキャブラリー」「数字識別」「視覚分析」「空間把握」に関するもの。29人の子どもたちのテストの結果では、音楽クラスの子どもたちには地図を使った「空間把握」のテストで他に比べて上昇が見られましたが、全体的には認識能力に著しい影響を与えているという相関性は表れませんでした。

2つ目の実験では、1つ目の実験と同様に特性や性能に差が出ないように集めた子どもたちを7〜8人ずつ、「音楽」「視覚芸術」クラスに加えて「クラス無し」の3グループに割当てました。

6週間のクラスの後に、子どもたちに同じ4つのテストを受けさせたところ、どの分野においても1つ目の実験と同様に、6週間の音楽レッスンが認識能力に対して影響を及ぼしているという結果は表れませんでした。

この実験の結果から、メヘルさんは、「モーツァルト効果」の知能への影響に対する1つ目の結論として、「実証された証拠に基づいた説ではない」と話しており……

2つ目の結論として、「知能への影響はない」と断言。少なくとも、子どもの知能を伸ばしたいと希望する親は、無理に音楽教育を受けさせても、知能が磨かれることはないとのこと。

しかし、メヘルさんは3つ目の結論として、「音楽教育が、本質的かつ外面的に正当化される」と話しています。音楽教育を受けさせることは、人間の感情や、異文化を学ぶ良いツールであり、感性を伸ばすことは間違いないようです。
https://gigazine.net/news/20131216-doesnt-work-mozart-effect/

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/820.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK269] 田原節炸裂!「山本太郎に人気がいく! 消費税ゼロと対案を出したのは彼が初めて!」「立憲、国民はやる気がない」「内閣府が勝… 赤かぶ
72. 2020年1月21日 01:23:33 : rPr25C12rR : NWc3MWoxT0tsV0E=[4]
>>43
右翼傾向があるのなら将来は未知数。現時点では
言わないだけで人は変わる。太郎が全権を握れば
思い切ったこともするだろう。別に
そうした所で単に一人一人の能力を最大限に
活用するだけで他者に不利益はない。

それと二次的に出されたエリート意識を
持たせる云々は余計。飛び級の話だろう。
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/117.html#c72

コメント [政治・選挙・NHK269] 田原節炸裂!「山本太郎に人気がいく! 消費税ゼロと対案を出したのは彼が初めて!」「立憲、国民はやる気がない」「内閣府が勝… 赤かぶ
73. 2020年1月21日 01:31:16 : rPr25C12rR : NWc3MWoxT0tsV0E=[5]
>>50
クライシス中川が国粋主義者かはともかく
単に一時給付してもらえれば自分の利益になるので
自分の利益になることを前提に政策を
推しているのではないか?
そういう人間は少なくないだろう。

自分は不勉強な人間なので小難しい話は分からないが
政治政党支持者の多くは理論に従うのではなく
理性に従うのではなく自分の欲望に忠実に
従っているだけのように思う。

個人的に山本太郎は支持するがそれと
山本太郎の政策が本当の意味で現実的かというのは
別のこと。社会主義もそうだけど
自分の場合は単に「そうなれば良いな」というだけ。
太郎のような甘々政策で本当に社会が回るなら
それは誰しもがその方が良いだろう。
拒否する理由がない。問題は
「そのようなことが本当に出来るのか」ということ。
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/117.html#c73

コメント [政治・選挙・NHK269] 久米宏が高まる東京五輪同調圧力に徹底抗戦!「大反対の気持ちは変わらない」 JOCが戦前並み「日本全員団結」CP始めるなか(リ… 赤かぶ
60. 2020年1月21日 01:31:56 : qvfUrlHaAM : VnVPQjN3NTNDL1E=[4]
全く同感です。
そもそもオリンピックは腐敗の温床で、国威発揚の場になっています。
世界選手権だけで十分です。
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/108.html#c60
コメント [政治・選挙・NHK269] 田原節炸裂!「山本太郎に人気がいく! 消費税ゼロと対案を出したのは彼が初めて!」「立憲、国民はやる気がない」「内閣府が勝… 赤かぶ
74. 2020年1月21日 01:46:24 : 9RDlfpN1hQ : NUp2LldJS3U3SWc=[4]
危険な橋なら渡らないが安全な橋なら渡るだろう。
もしくは危険を冒してでも掴むべき将来があるなら
危険を承知で渡ろうとするだろう。

このような掲示板で粋がっても仕様がない。
理論が分からなくても今の経済政策がベターであり
主流派であり常識。非常識側から
常識側を嘲笑った所で何の意味もない。

やるべきことは安全性を示すこと。元より
そのような魔法の杖が存在するなら誰しもが
我先にと手を出したと思うが違うかね。

ただ出来ることを出来ないと端から
諦めていることもあることだろう。群集心理は
強力に作用する。それを解き解さない限り
大勢の人々から支持は得られない。
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/117.html#c74

コメント [政治・選挙・NHK269] 安倍首相が「日米安保改定60年」で祖父自慢連発! ならば教えよう、岸信介がA級戦犯逃れるために米国の手先となった証拠(リテ… 赤かぶ
29. 2020年1月21日 01:48:20 : IJjjrLkBu1 : TkVzTE5CdVJubC4=[941]
   いずれにしても首相の挨拶は一部の軍関係者の集まりでのマスターベーションに過ぎず、言いたい放題が言えたということだ。こうした会合に集まるのは、日米合同委員会等軍関係者か。専ら日米武装型行政官の集まりなら、一国の首相が議会のギの字も意識すること無く軍事に傾倒、挨拶で予算をふんだんに投入すべく協力してくれるなら御の字だろう。
   祖父岸の話だろうがゴルフ自慢だろうが、喋りたいだけ喋らせて満足させ、その後で公金を日米軍産のために使うと政府として約束してくれるなら如何なる内容でも拍手で称賛するだろう。例えば安倍首相が真珠湾攻撃は大成功だったと自画自賛しても、国防費に予算の有りっ丈を投入し米軍の中古新古兵器を購入、米軍基地を不沈空母化してくれるなら米軍産関係者は反論の必要も感じないだろう。
  それにしても首相は露出好きだ。一国の総理大臣たるもの、あの大戦の記憶も生々しく厭戦意識を持つ元兵士が殆どの中で良くも日本国民の意思の体現と言わんばかりの挨拶が出来るものだ。安倍氏が自民党総裁として呼ばれたなら別だが、総理大臣の肩書と権威を用いて露出すれば、日本国全体が米軍産に協力する意志が強いと表明するようなものだ。党総裁ではあるが反戦意識の高い有権者、納税者の代表でもあるのが総理大臣だ。総裁と総理の区別が付かないまま請われればどこにでも出かけては集まった聴衆が満足する内容を喋る安倍氏は国際的に非常に誤解を与える。他先進国は、まさか首相たるもの国民議会にて国民総意を捉える努力をせず、しかも自国の最高法規の遵守を宣誓しないまま本音は総裁としての自党の党利の実現のために総理の衣を着ているとは思うまい。
  一旦内閣を引き受けたら国会以外の場に露出し自己満足な演説で巷を歩く事は許されない。しかも講演料を受け取っているならば尚更国民への背任だ。安倍首相は任期中は自分の勤務先は国会のみと認識し、右も左も含めた全ての国民の代表として、国会論戦に耳を傾け徹底して国民総意を諮り、国際会議にて報告することを唯一の任務と強く自覚しなければならない。
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/114.html#c29
コメント [政治・選挙・NHK269] <京都市長選挙>れいわ、野党共闘の枠組み変える可能性(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
90. 2020年1月21日 01:50:48 : HkzdkP8Bv2 : N0suc0ZGNmkvTC4=[599]
訳が分からないだろ?
状況が理解できないようにして政治から関心を逸らさんとする勢力によって視界を覆われているからだ。

すりガラスの向こう側にある政治。
国民はまともな判断を許されない。

もしこの視界を透明にしてクリアな現実を理解したくば、選挙は共産党一択だ。
今はれいわがあるので、れいわでも良い。

http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/110.html#c90

コメント [政治・選挙・NHK269] あるか河井夫妻買収事件ダブル立件 検察は官邸に忖度せず(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
1. 赤かぶ[52837] kNSCqYLU 2020年1月21日 02:00:52 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4119]



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/127.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK269] あるか河井夫妻買収事件ダブル立件 検察は官邸に忖度せず(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
2. 赤かぶ[52838] kNSCqYLU 2020年1月21日 02:01:26 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4120]



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/127.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK269] あるか河井夫妻買収事件ダブル立件 検察は官邸に忖度せず(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
3. 赤かぶ[52839] kNSCqYLU 2020年1月21日 02:02:11 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4121]



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/127.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK269] あるか河井夫妻買収事件ダブル立件 検察は官邸に忖度せず(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
4. 赤かぶ[52840] kNSCqYLU 2020年1月21日 02:03:05 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4122]



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/127.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK269] あるか河井夫妻買収事件ダブル立件 検察は官邸に忖度せず(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
5. 赤かぶ[52841] kNSCqYLU 2020年1月21日 02:03:55 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4123]



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/127.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK269] 別々の党で連立政権も 立憲・枝野氏 国民民主にも譲れないものがあって折り合わないとしたら…  赤かぶ
28. 2020年1月21日 02:06:26 : E3qKxJkwdG : MDJVSFh6Sm1aS3M=[-223]
>>1見たいな意見も分からなくはない。此処で
連携出来なければ将来連立で連携出来る保証はない。
一緒になっても滅茶苦茶。他党同士でも滅茶苦茶。
そもそもイスラエルとか欧州を見ていても
連立協議が難航しているしな。我が強い連中では
先が思いやられる。自民党・公明党のように
力関係がハッキリしている連立が日本には合う。
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/116.html#c28
コメント [国際28] ゴーン逃亡のレバノンが無政府状態に、銀行も襲撃される(ニューズウィーク) 赤かぶ
11. 赤かぶ[52842] kNSCqYLU 2020年1月21日 02:09:59 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4124]



http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/209.html#c11
コメント [政治・選挙・NHK269] この期に及んでも安倍内閣の支持率52% 半数以上が支持の摩訶不思議な調査結果(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
47. 2020年1月21日 02:12:02 : QRPgNgZH0Q : N1ZnR2lSOWJBVkE=[1]
まあ3%割れまでいった竹下、宇野内閣の支持率を超えることは絶対あり得ない
安倍内閣の不祥事はその多さも悪質さも次元が違う
本当の支持率は1%以下だと思う
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/122.html#c47
コメント [政治・選挙・NHK269] 別々の党で連立政権も 立憲・枝野氏 国民民主にも譲れないものがあって折り合わないとしたら…  赤かぶ
29. 2020年1月21日 02:12:56 : fyroMR7zTA : dERTZ1EuM0hyLmc=[13]
公明党は与党でいることの汁が美味すぎて
もう離れられないだろう。他方で
自民党は公明党の組織力が美味しすぎて
公明党から離れられない。公明党が
維新にとって代わるなら自民党は
そちらを選ぶだろうが維新は安定的ではない。
不安定要素がある党は計算出来ないので
計算できる党を好むだろう。
尚且つ公明党はあまり自民党に口を出さない。
両党がWin-Winの関係にあるのは大きい。

そこで野党に目を移すが仮にも
国民民主が立憲と同程度の議席を獲得して
連立政権を樹立するなら必ず
一つ一つの政策でぶつかり難航する。

「自民党よりもマシ」という意識を国民と
所属議員に植え付けられるなら
妥協の政治を実現できるかもしれないがね。
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/116.html#c29

コメント [政治・選挙・NHK269] ナベツネ会見解説<本澤二郎の「日本の風景」(3570)<「中曽根・安倍は奥さん一筋、2号はいない」は間違い> 赤かぶ
11. 2020年1月21日 02:19:32 : iYPr8e7Q4k : bDBicXZLY1puTU0=[13]
中曽根康弘は、女嫌いで青年好きでしょう。これだけでもナベツネの発言は嘘。
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/120.html#c11
記事 [昼休み54] (大阪市ヘイト条例)保守速報、松井市長の虚偽会見に反論 小坪議員が証言「保守速報は、事前に記事を削除していた。回答書群は、自民党の国会議員も含め複数の地方議員・士業らが ”事前に”閲覧している」
【大阪市ヘイト条例】保守速報、松井市長の虚偽会見に反論 小坪議員が証言「保守速報は、事前に記事を削除していた。回答書群は、自民党の国会議員も含め複数の地方議員・士業らが ”事前に”閲覧している」

https://hosyusokuhou.jp/archives/48869863.html

松井市長の虚偽会見。
議員として以下を証言します。

「保守速報は、事前に記事を削除していた。」
「また、回答書においても、上記の主張を行っていた。」
「これらは、個人情報を含むため一般公開は行っていないが、許可を受けて自民・国会議員や大阪府の複数の地方議員・士業らが状況を把握していた。」

https://samurai20.jp/2020/01/ishin-20/

証言
大阪ヘイト審査会と保守速報側は、複数回の書面でのやり取りを行っている。 回答書の作成段階において、記事は削除済みであったことを確認している。 これら回答書の作成においては一部士業の支援を受けており、記事が削除済みであったことも含め、有資格者らも議員も含め確認済みであった。

個人情報等も含まれるため、これらの回答書や大阪市側からの書面については、リアルタイムでは全体公開とはしていないが、 管理人側より許可を受けて一部の者は、大阪市側がこのような処分を下す前に、同回答書集を受け取り閲覧している。

私は、市議ではあるけれども、一人の政治家として”事前に削除していた”ことを証言する。 また、ヘイト審査会との度重なる文書の応答においても、保守速報側はそれを繰り返し主張していたことを証言する。 併せて、自民党の国会議員を含め(これは大阪市外を含む)、大阪府の複数の地方議員が上記の資料(※ 保守速報側から送達した書面)についても確認していることを証言する。

大阪市は、条例で裁かれようとした保守速報側が「自身が大阪市外であり、条例の対象とされることがおかしい」と主張した文書を受け取っていた。 その理由として、「大阪市の住民票を有していないこと。そのため、条例を提案する市長の選挙権も、および議決を付与する市議の選挙権も有していない。そのため、裁かれること自体がおかしい。」というロジックを主張していた。この部分については、私が監修したものだ。これらの資料は、全て残っている。また、一部の議員は(大阪市が判断を下す前に)これらの資料を得ている。

よって、松井市長が会見している内容には大きな虚偽が含まれる。 大阪市はそのような丁寧な対応はとっていない。

最後に付記しておきますが、
この回答書群は、自民党の国会議員も含め
複数の地方議員・士業らが ”事前に”閲覧していることをお忘れなきよう。
みんな、松井さんって嘘つきって思うんじゃないかな?

https://samurai20.jp/2020/01/ishin-20/

関連:【大阪市ヘイト条例】松井市長「名前を公表する前に、非公表の段階でヘイト行為をした人に削除するなり指導もしている」と嘘デタラメ ←保守速報は事前に記事削除するも一方的に公表されたが・・・

https://hosyusokuhou.jp/archives/48869769.html
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/721.html

コメント [カルト24]   東京・オリンピック は、 開催・都市なのに、   「 金メダル 」は、 ” 10個 ”、も、 取れないでしょう 。 マシマヒロト
15. 2020年1月21日 02:26:54 : tsn6s349nU : OGZIOHhMUFhuVXc=[26]

、、、、、、、、、、、、



http://www.asyura2.com/20/cult24/msg/274.html#c15

コメント [カルト24]   東京・オリンピック は、 開催・都市なのに、   「 金メダル 」は、 ” 10個 ”、も、 取れないでしょう 。 マシマヒロト
16. マシマヒロト[1175] g32DVoN9g3GDjYNn 2020年1月21日 02:28:54 : tsn6s349nU : OGZIOHhMUFhuVXc=[27]


   只今の、アクセス数。


     ↓



http://www.asyura2.com/20/cult24/msg/274.html#c16

コメント [お知らせ・管理21] 2020年01月 削除依頼・投稿制限・等管理スレ。突然投稿できなくなった方も見てください。 管理人さん
72. 2020年1月21日 02:29:30 : qW5770aSac : ZHBpTDdEcXlON1U=[2083]
「熊本地震でオスプレイを批判した、石丸初美さん 原発原告団の代表だけど… 
実はこの人「中核派」です。」
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/622.html

この投稿ですが、石丸初美さんが中核派であるという明確な証拠を提示していません。
単なる憶測です。
名誉毀損で御本人が訴えられたら、まちがいなく阿修羅は敗訴します。

投稿を即、削除するようお願いします。
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/579.html#c72

コメント [政治・選挙・NHK269] 立川談四楼 師匠が面白いものを見つけてくださった(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
41. 2020年1月21日 02:30:07 : IJjjrLkBu1 : TkVzTE5CdVJubC4=[942]
  与党には法外な額の政党助成金が事務方から振る舞われる故与党公認で選挙に出たい者も多いようだ。出たい人より出したい人が出るのが代議士の世界と思うが公認を得るために借金してでも選挙に出るとすれば、当選後にかなりの蓄財が出来る背景が有るのか。かつ与党重鎮の眼鏡に適えば閣僚の座も夢ではない。かくして専門的学問を全くそれまでやったことの無い者が平然と大臣を務めることで、官僚の提示する行政立法案の説明に対して突っ込むことも出来ない。例えば小泉氏が環境大臣になったが、彼が大学で環境工学を学んでいたとか研究していたとか、代議士となっても異業種の集まりで環境問題について深く勉強していた形跡も無いままに大臣の看板を背負のは不思議である。大臣になったから勉強しますよとの者もいるが論外だ。
  とにかく全ての閣僚が一切の専門知識の無いまま大臣ポストに就いている。河野氏などは直前は、軍事解決を避けるべく外交努力に精魂傾けるべき組織の外務大臣だったが次には問題解決を軍事に求める組織を束ねる大臣とは滅茶苦茶だ。それまでの外務大臣としての外交努力は一体何だったのかと言えば、最終責任が賦課されない官僚が水面下で動いていたということだ。
  いずれにしても与党代議士に地盤看板カバンの世襲が多いことは周知だが、代議士が一種の凌ぎになっているとすれば問題だ。代議士は職業というより納税者代表である。納税者の声を聴きとり議会に反映させるのが主たる任務だ。従って国会に提議された問題に議員が論戦で取り組み、立法化した法根拠を指針として公務を促す以外に議員の任務は無い。納税者から問題提議が為されたら、大臣が全ての行政情報を国会に開示した上で、国会で議論し法に定めるのが筋である。委員会などを作って問題を議会で共有せず一部の与党議員で封じ込めるのは大きな誤りだ。
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/111.html#c41
コメント [政治・選挙・NHK269] 別々の党で連立政権も 立憲・枝野氏 国民民主にも譲れないものがあって折り合わないとしたら…  赤かぶ
30. 2020年1月21日 02:30:09 : i0Qb53n2Y6 : NTFzbXRVZFptdE0=[36]
多くの国民(?)が二言目には「野党よりマシ」と言うが
これを逆手に取り野党関係者も二言目には
「自民党よりはマシ」と言った方が良いかもしれない。
その共通意識・共通認識が共同体としての意識を高める。
何か嫌なことがあっても二言目には
「それでも自民党よりはマシ」が思い起こされれば
対立する政策があっても飲むことが出来る。

「それでも自民党よりはマシ」
「此処で対立してたら自民党が漁夫の利を得る」
「それは避けないとといけない」庶民はこんな感じで

野党は「対立する政策があったのですけど自民党に
益を与えるわけにはいかないので
「大枠としての我々」が守られるのであれば
飲むことも出来る。大局的な観点から判断した。」
こんな感じで述べれば良い。後は覚悟の問題。

反対する人はいる。反対の声が出てこない
政治は有り得ない。。それを出来るだけ
解消するのが丁寧な政治であり
丁寧な議論だがそれでも反対の声はある。
そこで臆するのではなく後ろめたさを
演出するのではなく後ろ向きになるのではなく
「それでも自分は決断した」という
姿勢を見せることが大事。全ての声を聞いていたら
全ての声を聞けなくなる。旧民主党を
繰り返すなと言いたい。「俺が俺の判断で
決断した。何か文句あるか。」
自民党の姿勢を時には見習った方が良い。
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/116.html#c30

コメント [カルト24]   東京・オリンピック は、 開催・都市なのに、   「 金メダル 」は、 ” 10個 ”、も、 取れないでしょう 。 マシマヒロト
17. マシマヒロト[1176] g32DVoN9g3GDjYNn 2020年1月21日 02:30:27 : tsn6s349nU : OGZIOHhMUFhuVXc=[28]






http://www.asyura2.com/20/cult24/msg/274.html#c17
コメント [カルト24]   東京・オリンピック は、 開催・都市なのに、   「 金メダル 」は、 ” 10個 ”、も、 取れないでしょう 。 マシマヒロト
18. マシマヒロト[1177] g32DVoN9g3GDjYNn 2020年1月21日 02:32:58 : tsn6s349nU : OGZIOHhMUFhuVXc=[29]


(終)、、、、、、、、、。


http://www.asyura2.com/20/cult24/msg/274.html#c18

コメント [原発・フッ素52] 風評被害の福島県産の魚 首都圏の飲食店が応援 (NHK)  魑魅魍魎男
28. 2020年1月21日 02:34:39 : qW5770aSac : ZHBpTDdEcXlON1U=[2084]
「沼津産アオザメからセシウム134/137合算で707ベクレル/kg検出!」
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/817.html

生体濃縮が起きており、食物連鎖の上に位置する大型魚ほど
危ないということ。

とくに大きな魚は日本近海を回遊するから、福島沖だけの問題ではない。
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/435.html#c28

コメント [カルト24]   東京・オリンピック は、 開催・都市なのに、   「 金メダル 」は、 ” 10個 ”、も、 取れないでしょう 。 マシマヒロト
19. マシマヒロト[1178] g32DVoN9g3GDjYNn 2020年1月21日 02:35:13 : tsn6s349nU : OGZIOHhMUFhuVXc=[30]


(はい、これで、本当に、終わりだと思います、。)、、、、、。。。。。


http://www.asyura2.com/20/cult24/msg/274.html#c19

コメント [カルト24]   東京・オリンピック は、 開催・都市なのに、   「 金メダル 」は、 ” 10個 ”、も、 取れないでしょう 。 マシマヒロト
20. マシマヒロト[1179] g32DVoN9g3GDjYNn 2020年1月21日 02:39:32 : tsn6s349nU : OGZIOHhMUFhuVXc=[31]


(お疲れ様で、ございました、。)、、、、、。。。。。


http://www.asyura2.com/20/cult24/msg/274.html#c20

コメント [政治・選挙・NHK269] ナベツネ会見解説<本澤二郎の「日本の風景」(3570)<「中曽根・安倍は奥さん一筋、2号はいない」は間違い> 赤かぶ
12. 2020年1月21日 02:40:15 : NqquwgjPDI : ekZtRThxTHNTbkk=[1]
地獄のどん底に突き落とされる犯罪権力者ナベツネ、小沢総理を恐れて不正選挙を指示した、これがうまくいって公的選挙でもやるようになって現在の安倍犯罪総理の長期政権に

http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/120.html#c12
コメント [カルト24]  「 世界中の、 文化 」 、が、 廃れている 時代 。   これからの、 日本 や、 世界は、 どうなってしまうのか マシマヒロト
13. 2020年1月21日 02:43:57 : tsn6s349nU : OGZIOHhMUFhuVXc=[32]

、、、、、、、、、、、、、



http://www.asyura2.com/20/cult24/msg/275.html#c13

コメント [原発・フッ素52] セントラルキッチン方式を導入し始めたラーメン業界 放射能汚染対策か  魑魅魍魎男
35. 2020年1月21日 02:47:08 : qW5770aSac : ZHBpTDdEcXlON1U=[2085]
濃縮エキスを各支店に配給するようにでもなったら、
もう冷蔵生麺のインスタント・ラーメンと同じになってしまうのではないか。

セントラルキッチン方式で味が犠牲になることはないと、
ラーメン研究家が必死で言い張っているが、、、
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/428.html#c35

コメント [国際28] ゴーン逃亡のレバノンが無政府状態に、銀行も襲撃される(ニューズウィーク) 赤かぶ
12. 赤かぶ[52843] kNSCqYLU 2020年1月21日 02:47:10 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4125]



http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/209.html#c12
コメント [国際28] ゴーン逃亡のレバノンが無政府状態に、銀行も襲撃される(ニューズウィーク) 赤かぶ
13. 赤かぶ[52844] kNSCqYLU 2020年1月21日 02:48:09 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4126]



http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/209.html#c13
コメント [カルト24]  「 世界中の、 文化 」 、が、 廃れている 時代 。   これからの、 日本 や、 世界は、 どうなってしまうのか マシマヒロト
14. マシマヒロト[1180] g32DVoN9g3GDjYNn 2020年1月21日 02:48:28 : tsn6s349nU : OGZIOHhMUFhuVXc=[33]


   只今の、アクセス数、。


     ↓



http://www.asyura2.com/20/cult24/msg/275.html#c14

コメント [カルト24]  「 世界中の、 文化 」 、が、 廃れている 時代 。   これからの、 日本 や、 世界は、 どうなってしまうのか マシマヒロト
15. マシマヒロト[1181] g32DVoN9g3GDjYNn 2020年1月21日 02:51:13 : tsn6s349nU : OGZIOHhMUFhuVXc=[34]





、。
http://www.asyura2.com/20/cult24/msg/275.html#c15
コメント [カルト24]  「 世界中の、 文化 」 、が、 廃れている 時代 。   これからの、 日本 や、 世界は、 どうなってしまうのか マシマヒロト
16. マシマヒロト[1182] g32DVoN9g3GDjYNn 2020年1月21日 02:54:16 : tsn6s349nU : OGZIOHhMUFhuVXc=[35]


(終)、、、、、、、、、、、、、。


http://www.asyura2.com/20/cult24/msg/275.html#c16

コメント [カルト24]  「 世界中の、 文化 」 、が、 廃れている 時代 。   これからの、 日本 や、 世界は、 どうなってしまうのか マシマヒロト
17. マシマヒロト[1183] g32DVoN9g3GDjYNn 2020年1月21日 02:57:14 : tsn6s349nU : OGZIOHhMUFhuVXc=[36]


(これで、本当に、本当に、終わりです、。)、、、、、。。。。。


http://www.asyura2.com/20/cult24/msg/275.html#c17

コメント [政治・選挙・NHK268] 憲法9条を平気で足蹴にした悪魔・安倍晋三!  赤かぶ
108. 2020年1月21日 02:58:15 : AiChp2veWo : OXNVYjJodXEvVFE=[144]
放射能云々で負けたので今度は九条かね(笑)。
http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/892.html#c108
コメント [カルト24]  「 世界中の、 文化 」 、が、 廃れている 時代 。   これからの、 日本 や、 世界は、 どうなってしまうのか マシマヒロト
18. マシマヒロト[1184] g32DVoN9g3GDjYNn 2020年1月21日 02:59:57 : tsn6s349nU : OGZIOHhMUFhuVXc=[37]


(では、みなさん、お疲れ様で、ございました、。)、、、、、。。。。。


http://www.asyura2.com/20/cult24/msg/275.html#c18

コメント [政治・選挙・NHK269] 官僚のみなさん怒ったら? どこまでも上から目線の菅長官 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
25. 2020年1月21日 03:04:36 : IJjjrLkBu1 : TkVzTE5CdVJubC4=[943]
  官僚の世界では憲法違反を指摘するような末端公務員は淘汰されよう。憲法と基本法原則を常に拠るべき根拠としての公務を義務とすべき公務員は、国民にとっては、内閣に忖度したり天下り先の順送りを死守したり古い話だが銀行担当者からノーパンしゃぶしゃぶに接待されるなど談合や汚職にまみれることのない者が官僚に昇進することが理想だが、実態的には前川氏は例外として殆どの官僚は天下り先を前任者から引き継ぎ忌憚なく送るためには財界と密月にある現与党に忖度するのが処世術なのだろう。確かに官僚は国民納税者の為の公僕ではなく現内閣の侍従になっている印象だ。
   官僚が内閣に怒るべきは、内閣が自国の憲法遵守を国民に宣誓せずに行政実務の結果の管理監督者として大臣ポストに居ることだ。拠るべき指針たる最高法規が無ければ公務員の世界では前任者の残した慣行を追認するしか術が無い。それが違法行為だとしても自分の代で違法として告発することは、時の内閣が拠るべき指針としての法の支配を無視している以上意味が無い。公文書問題も基本法原則では五年とされても内規で局長級が一年としてしまえば部下は従うしか無かろう。それが内閣府の指示命令であれ法律違反ですと告発出来ないのは、憲法と基本法原則に忠実な公務が保証されていない人治主義だからだ。
  官僚が内閣に、首相と閣僚が国民との履行義務たる護憲を宣誓しない無法主義ではやってられないと言えないのも大きな問題だ。
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/123.html#c25
コメント [政治・選挙・NHK269] この期に及んでも安倍内閣の支持率52% 半数以上が支持の摩訶不思議な調査結果(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
48. 2020年1月21日 03:35:39 : Yu2et2k4VY : NExUTjdNVGpDUmc=[29]
相手が不人気の枝豆じゃあなあ・・・
民主党をまとめることもできないグズじゃん
代表選やれ!
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/122.html#c48
コメント [政治・選挙・NHK269] 田原節炸裂!「山本太郎に人気がいく! 消費税ゼロと対案を出したのは彼が初めて!」「立憲、国民はやる気がない」「内閣府が勝… 赤かぶ
75. 2020年1月21日 03:39:10 : Yu2et2k4VY : NExUTjdNVGpDUmc=[30]
空き缶枝豆野田豚は政権交代はまだまだ先でいいと考えてるからな
親衛隊も太郎叩きでお茶濁そうとしてる卑怯者揃い
そりゃ山本太郎に注目が行くだろうさ
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/117.html#c75
コメント [政治・選挙・NHK269] 別々の党で連立政権も 立憲・枝野氏 国民民主にも譲れないものがあって折り合わないとしたら…  赤かぶ
31. 22A[1581] glGCUUE 2020年1月21日 04:12:35 : ATH17LsScM : QmtkY1dwVktMZjI=[1]
泰山鳴動,鼠ゼロ匹。

これで野党は,すっかり国民の信頼を失ってしまった。
合流の話が,低支持率の国民民主党から出るのなら話は分かるが,枝野氏から出したとは,まったくいらないことだったね。
これで突然解散されたら,野党は壊滅に近いこととなる。

枝野氏は「わが党の理念政策に賛同いただける方は受け入れる」とだけ言っておけばよかったのに。

http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/116.html#c31

コメント [政治・選挙・NHK268] 憲法9条を平気で足蹴にした悪魔・安倍晋三!  赤かぶ
109. 罵愚[8170] lGyL8A 2020年1月21日 05:41:34 : etLcbHMHms : RkE3bGRNRnUxcUE=[30]
>>106 しんのすけさん
 どこまでが事実かはともかく 、あなたの
https://blog.goo.ne.jp/gb3616125/e/e507b390c7cd7a34e54ec1c36bc0bc1e
のエピソードは、渇しても盗泉の水は飲まずの東洋人らしい正義漢の表明なんだろうが、国際法的には、その価値観は、何の意味もありません。
 当時すでに国際社会は、経済封鎖を違法な敵対行為としていて、日本に対する禁輸政策は開戦理由になりえることは自明だった。ABCD包囲網が、連合国の違法な挑発行為だったことは明らかだよ。

http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/892.html#c109
コメント [カルト24] ついに始まった言論弾圧<ヤ〇ーメールの変> 国際評論家小野寺光一
2. 2020年1月21日 05:41:37 : GzIgdBPm2Q : MzFYRXRWbk5zN2c=[1]

yahooブログも終わった。

>Yahoo!ブログ サービス終了のお知らせ
Yahoo!ブログは2019年12月15日をもちましてサービスを終了いたします。終了までのスケジュールやブログの移行方法につきましては、以下をご確認いただけますようよろしくお願いいたします。 __

不正選挙に関する情報など、あらゆる不正がブログにアップされていたが、すべて消え失せた。札幌での安倍遊説に対するヤジを発した有権者の排除など、言論弾圧、表現の自由が進行を続けている。元凶は、言うまでもなく選挙の不正である。そして似非野党は、決して不正選挙を追求しない。極めて危機的な状況にあると言わざるを得ない。以下は、「地下言論」より。

>何度も言うが、元凶は不正選挙だ

現在の政治状況で有効なカードは「不正選挙の追及」「国際的な選挙監視団の招聘」以外にない。もちろん自民党は汚物だし、野田は豚だが、安倍に文句を言うヤツも、野田や「民進党の心ある議員」にアドバイスをするヤツも、不戦選挙の追及を柱に立てないのなら、共謀罪の成立や現支配体制の補強に寄与しているのと変わらない。プロレスでヒールに野次を飛ばそうがベビーフェイスの戦い方に文句をつけようが、筋書きを変化させることなどできはしないだろう。

>野党共闘と不正選挙

__完全にコントロールされた不正選挙の出す数字は現実の投票数には縛られないが、過去に自らが出した数字に縛られる。擬似民主主義は偽の民意で選挙結果を出して本物の民意と誤認させ国民に責を負わせることを目的とするのだから、それを現実のものとする者の「分析」に耐える数字を出さなくてはならない。理由なく与野党の得票率が乱高下しては誰も選挙の公正など信じなくなるだろう。だから不正選挙を主導する者(以下「業者」)は前回出した数字を「基礎票」と見なし票の増減に理由付けをするという制限のもと数を決めなくてはならない。・・・

__つまり野党共闘には二種類あった。小沢の「不正選挙のもとでも勝つ野党共闘」と、民進の「負けるための野党共闘」だ。勝てる状況が揃いつつあるのに野党共闘を捨てるのが小沢の仕業であるはずがない。負けることができる状況でなくなると55年体制のような状況を求めるのが民進党。これは前原に限った話ではないのだろう。つまり「小沢アレルギー」とは「自公に勝つ気があるかどうか」「政権を担う気があるかどうか」もっと言うなら「『業者』の書く筋書きから外れる気があるかどうか」「政治主導で『業者』と戦う気があるかどうか」というパラメータだ。・・・

>検索 「報道されない不正選挙裁判」
https://www.google.com/search?client=firefox-b-d&q=%E5%A0%B1%E9%81%93%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E4%B8%8D%E6%AD%A3%E9%81%B8%E6%8C%99%E8%A3%81%E5%88%A4


http://www.asyura2.com/20/cult24/msg/284.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK269] 復活・田崎史郎が「桜を見る会」名簿問題で官邸丸乗りの“民主党ガー”詐術! 羽鳥慎一にまで「出た!民主党」とツッコまれ…(… 赤かぶ
25. 2020年1月21日 05:44:44 : nn3WbIyNs2 : Y2tSWVNlaWFSTlE=[1]
ジャパンライフがモーニングショーや報道ステーションで何年間もCM流されてたと明かされたらピタッとジャパンライフガー反社ガー云わなくなったねwww
それと、ジャパンライフ関係の記事がグぐれないみたい、社長と仲良かった代議士とか歌謡ショーに参加して広告塔してた演歌歌手など既にネットも削除完了みたい。

http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/126.html#c25
コメント [政治・選挙・NHK269] 田原節炸裂!「山本太郎に人気がいく! 消費税ゼロと対案を出したのは彼が初めて!」「立憲、国民はやる気がない」「内閣府が勝… 赤かぶ
76. 2020年1月21日 05:57:58 : nn3WbIyNs2 : Y2tSWVNlaWFSTlE=[2]
うっすい話。安倍さんと会食した時、世間話しかしなかった小沢信者田原に小沢はあーなんで使えないからオメーがんばれなんだろ。
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/117.html#c76
コメント [政治・選挙・NHK269] この期に及んでも安倍内閣の支持率52% 半数以上が支持の摩訶不思議な調査結果(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
49. 罵愚[8171] lGyL8A 2020年1月21日 06:00:41 : etLcbHMHms : RkE3bGRNRnUxcUE=[31]
 政権が無能もしくは悪逆だったときには、選挙をとおして民意が政権交代を実現する、というのが民主主義の建前だった。いまの状態は、現政権に代わるべき野党勢力…旧民主党勢力の失政の記憶が強すぎて、国民はマイナス同士の選択を迫られるという、民主主義が想定していなかった政治状況だと思う。
 安倍政権を批判したり、恐怖の三バカを思い出したりするのにも飽きたとき、たそがれた民主主義を見放して“ええじゃないか”の狂気に走る危険がレイワ現象だろう。アブナイ、危ない…
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/122.html#c49
コメント [原発・フッ素52] 原子力ムラの圧力でマスコミが温暖化を煽るも、都心は今季一番”の寒さ  魑魅魍魎男
12. 2020年1月21日 06:01:59 : H3qewymxyA : akJmdGxndm1hajY=[29]
マスゴミの偏向報道は終わる日がくるのだろうか。

自民党は全員悪人 救いなし
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/439.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK269] <毎日新聞が一面トップ報道!>公文書クライシス 桜を見る会 内閣官房と内閣府 名簿保存「1年未満」の怪  赤かぶ
14. 2020年1月21日 06:05:00 : nn3WbIyNs2 : Y2tSWVNlaWFSTlE=[3]
名簿は内閣府のおしらせ通知を作成した業者とか、なんかいくらでも出てきそうだが

http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/125.html#c14
コメント [政治・選挙・NHK269] 田原節炸裂!「山本太郎に人気がいく! 消費税ゼロと対案を出したのは彼が初めて!」「立憲、国民はやる気がない」「内閣府が勝… 赤かぶ
77. 信陵君[466] kE2Xy4xO 2020年1月21日 06:05:15 : 3eUJMcTGvE : L3V4RlpKVTN1SGc=[1]
消費税は廃止すべき。消費税は導入される以前から経団連が「法人税減税と消費税導入」を政府と自民党に要求していたのだよ。それで中曾根康弘と竹下総理が策略を使って法案を成立させた。最初から法人税減税と富裕層の所得税減税に使うつもりだった。これが正解。一刻も早く消費税は廃止すべきである。

http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/117.html#c77
コメント [原発・フッ素52] 原子力ムラの圧力でマスコミが温暖化を煽るも、都心は今季一番”の寒さ  魑魅魍魎男
13. 2020年1月21日 06:09:54 : H3qewymxyA : akJmdGxndm1hajY=[30]
マスごみは
原子力事故がまた起きたらまた逃げるだろう
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/439.html#c13
コメント [政治・選挙・NHK269] この期に及んでも安倍内閣の支持率52% 半数以上が支持の摩訶不思議な調査結果(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
50. 信陵君[467] kE2Xy4xO 2020年1月21日 06:16:01 : 3eUJMcTGvE : L3V4RlpKVTN1SGc=[2]
こんな世論調査は噓に決まってる。桜を見る会の報道がでてから自民党支持者と思われる人も引いている。確実に支持率は下がったままだと思う。いろんな疑惑に納得していない国民が支持するはずがない。確実にれいわ新選組が支持率を大幅に伸ばすと思う。
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/122.html#c50
コメント [政治・選挙・NHK269] この期に及んでも安倍内閣の支持率52% 半数以上が支持の摩訶不思議な調査結果(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
51. 2020年1月21日 06:28:37 : m4DWBRgR8c : c1lJTk91R255aDY=[2]

開票作業を見せない選挙が公正であるはずもない。選管・警察が不正に加担しているという事実。

開票作業が始まる前に当確を垂れ流すメディアは、不正選挙に加担し、有権者を愚弄しているという事実。


>【1214不正選挙】船橋開票所 ○井「まずいっす。」http://sayuflatmound.com/?p=6555
〜「開票作業は見せないけど、不正選挙はありませんよ!」「でも、見られたらまずいっす。」

>異常に早い当確発表 〜 ムサシ(安倍)・アンケート(麻生)・選挙速報(犬HK籾井)
http://blog.goo.ne.jp/fugimi63119/e/53d22eb106acc3f681b43455e1ce68ce
Q,午後8時、投票箱の閉鎖と同時に当確発表!?・・・・えっ、まだ投票箱は移動中なんですが???
A,この8時ちょうどの当確発表は総務省選管と同省内の総務省NHKがやってもない麻生事務所の出口調査で得票数を決めて発表して選管ムサシに事後通達して入力してるのさ。・・・

●管理人__選挙の不正を暴露するコメントは、アラシと認定する__(その筋からのお達しによる)


http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/122.html#c51

コメント [カルト24] ついに始まった言論弾圧<ヤ〇ーメールの変> 国際評論家小野寺光一
3. 2020年1月21日 06:31:32 : nn3WbIyNs2 : Y2tSWVNlaWFSTlE=[4]
小沢批判は業者wwwwその紹介してくれ!
http://www.asyura2.com/20/cult24/msg/284.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK269] この期に及んでも安倍内閣の支持率52% 半数以上が支持の摩訶不思議な調査結果(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
52. 2020年1月21日 06:36:35 : 6GRbxdb5iU : WmhqczNlSm1hTlU=[1]
>>39 同意する!
>岸が親密な日米関係構築に甚大な貢献をしたなどと
>これも相変わらず覚醒しない日本人相手に与太飛ばしているが
>第2次世界大戦前から岸は米英戦争屋陣営と昵懇の間柄
>中国侵略戦争で金儲けできたのも米英戦争屋陣営の意向従い
>日本の軍国化と他国への侵略戦争そして対米国戦争惹起の任務を
>果たしていたからで
>予め日本を敗戦国へと落とし込み英米世界支配権力層に貢ぐ永久奴隷国家へと
>変貌させる工作を日本国内で展開していた生粋の売国政治家
>そういう米英と繋がる日本の戦争屋工作員の実態に日本人が覚醒していれば
>マスコミが発表する完全な虚偽の産物に過ぎない安倍不正選挙政権支持の世論調査に
>延々と騙され続ける筈などないってこと_______

以下も参考になる。
____________________________________________

>自民党とは、日本を隷属国家にすべくCIAに作られ、米政府隷従DNAを埋め込まれた日本奴隷化装置
http://ameblo.jp/utzsugi-rei/entry-11943422801.html

>「外務省が機密解除に反対」CIAの自民政治家へ資金 米元諮問委員が証言、
・・・・西日本新聞 2016年01月06日 03時00分 
http://blog.livedoor.jp/mikagetarou/archives/10911075.html

>日本の中のCIAエージェント
〜吉田茂、辰巳栄一、緒方竹虎、岸信介、児玉誉士夫、笹川良一、正力松太郎・・・
http://blog.goo.ne.jp/yamanooyaji0220/e/31b8776d983469bad82ffec40288122b
http://blog.goo.ne.jp/luca401/e/c2b1957716e9e0150bf829ffc620d435?fm=entry_related
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/436.html

_

http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/122.html#c52

コメント [政治・選挙・NHK269] この期に及んでも安倍内閣の支持率52% 半数以上が支持の摩訶不思議な調査結果(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
53. 空虚[3223] i_OLlQ 2020年1月21日 06:36:47 : n5IMKQU6cE : eHhvQWtMSnEweVU=[1]
あのさ、テレビなんぞの支持率なんぞが大衆のマインドをコントロールしとるような国は終わっとるわな。ww3になるやもしれんという局面でも、アイドルの嵐の動向のほうが大事な国でっせホンマあかんがな・・・。寿司老ごとき労害ド糞のおためごかしが、大衆のマインドコントロールしとるなら、この国は滅んだほうがええかもしれんぞ。我が道を行け。

【 君らは世論調査がそんなに大事か? 】
【 どこぞの誰かの都合で右往左往したくないわな 】

若者よ、唯我独尊で己と向き合えばええやないかい。操り人形のド糞労害は間もなく、ほどなく逝く。ド糞どもの腐臭だけは、心に刻むがよろしい。

ok?
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/122.html#c53

コメント [政治・選挙・NHK269] <毎日新聞が一面トップ報道!>公文書クライシス 桜を見る会 内閣官房と内閣府 名簿保存「1年未満」の怪  赤かぶ
15. 地下爺[9498] km6Jupbq 2020年1月21日 06:49:52 : ErXzChr1Dk : endXNXZiMGtZY28=[60]

            ↑↑


  ほんと そのとおりです、 今度こそ辞めさせて 獄につなぎたいですよね !!




http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/125.html#c15

コメント [政治・選挙・NHK269] 田原節炸裂!「山本太郎に人気がいく! 消費税ゼロと対案を出したのは彼が初めて!」「立憲、国民はやる気がない」「内閣府が勝… 赤かぶ
78. 2020年1月21日 06:49:59 : ZXrMLBGois : VFNtM2tGSDVYSXc=[1]
低レベルと言うからさぞや高レベルな話を
聞かせてもらえるかと思えば全然大したことなかった件>>61
しかも半分程は単なる>>61の憶測という
その上で捨て台詞の「知ったかするな」というクソダサ加減
これは一体何なのだろう
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/117.html#c78
コメント [政治・選挙・NHK269] <毎日新聞が一面トップ報道!>公文書クライシス 桜を見る会 内閣官房と内閣府 名簿保存「1年未満」の怪  赤かぶ
16. 地下爺[9499] km6Jupbq 2020年1月21日 06:50:27 : ErXzChr1Dk : endXNXZiMGtZY28=[61]
 


http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/125.html#c16
コメント [政治・選挙・NHK269] <望月衣塑子記者「諦めず追及続けたい!」>警察庁ナンバー2栄転は「忖度か?」 質問に、菅氏「適材適所だ」(東京新聞) 赤かぶ
19. 2020年1月21日 06:55:38 : nn3WbIyNs2 : Y2tSWVNlaWFSTlE=[5]
詩織さん綺麗だね。

https://www.youtube.com/watch?v=HwmuY5379bU

https://www.youtube.com/watch?v=zwGrIdTVlRM
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/115.html#c19

コメント [原発・フッ素52] 原子力ムラの圧力でマスコミが温暖化を煽るも、都心は今季一番”の寒さ  魑魅魍魎男
14. 2020年1月21日 06:56:03 : ExamPnQd0U : eWkyVlVYUzhRTlU=[-391]
ネットで無責任投稿繰り返している魑魅魍魎男にマスコミを批判する資格はない
2014年福島全員死亡、関東ゴーストタウンはどうなったのか
魑魅魍魎男のやってることは2014年をただ先延ばしにしているだけたろ?
新聞や雑誌がこれやったら信用問題になるんだよ
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/439.html#c14
コメント [原発・フッ素52] 神奈川・逗子市の下水道終末処理場でまた大量のヨウ素131が検出された 魑魅魍魎男
9. 2020年1月21日 07:01:42 : ExamPnQd0U : eWkyVlVYUzhRTlU=[-393]
>>8
東海アマ=魑魅魍魎男君
君の発言には一切根拠がないよね
根拠のない思いつきをバラまくのは迷惑行為だよ

http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/438.html#c9
コメント [原発・フッ素52] 風評被害の福島県産の魚 首都圏の飲食店が応援 (NHK)  魑魅魍魎男
29. 2020年1月21日 07:05:55 : ExamPnQd0U : eWkyVlVYUzhRTlU=[-392]
>>28
根拠は広瀬隆か?
事実なら食物連鎖の頂点の人間はバタバタ死んでるはずだけど
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/435.html#c29
コメント [政治・選挙・NHK268] 憲法9条を平気で足蹴にした悪魔・安倍晋三!  赤かぶ
110. 2020年1月21日 07:05:58 : FpmSWNGFiI : dEw3djEvQkl2SVE=[67]
>96

 多摩散人です。

>圧倒的大多数の日本国民にとって最重要な要素は 「悲惨極まりなかったあの戦争を繰り返さぬ」という事に尽きる訳で 

 その気持ちは私も同じだが、外国が日本を侵略して来たら、どうして「「悲惨極まりなかったあの戦争を繰り返さぬ」ようにするんですか。9条に書いてあるように、「戦争放棄」「戦力不保持」で対抗するんですか。

 ボケ老人=楽老さんは、「占領軍に石を投げる(インティファーダ)」と「占領軍の前で焼身自殺する(レジスタンス)」が崇高な抵抗だと言っていたが、あなたはどうなんですか。

>それに比べたら 矛盾なんてどうでもいい事

 矛盾はあるけど9条は絶体護り、9条を破って戦うというなら、私も同じ意見です。仰る通り、「押し付けかどうかなんて更にどうでもいい事」です。

 矛盾はあるけど、「戦争不放棄」「戦力保持」で戦う、また、戦争にならないように戦う準備をするんですよね。私も同じ意見です。


http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/892.html#c110

コメント [政治・選挙・NHK269] 与野党馴れ合いでは日本政治刷新は不可能だ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
28. 2020年1月21日 07:08:14 : nn3WbIyNs2 : Y2tSWVNlaWFSTlE=[6]
都市伝説な話、前原は池田大作の隠し子そして嫁が北京大卒の学会信者
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/119.html#c28
コメント [政治・選挙・NHK269] <京都市長選挙>れいわ、野党共闘の枠組み変える可能性(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
91. 2020年1月21日 07:09:32 : gIrwZDL2hD : UGthY1FqRi5BTi4=[1]
>>69. 楽老
>45.QTJ5b3E5di9pT2c=:福山は朝鮮からの帰化人、前原も胡散臭い人物だ。
>こんなくだらないコメは邪魔だ。
>過去ログも賛同するところが多いのに残念だ。

日本に帰化し、本当に日本と日本国民のための政治を実現しようと努力しているのであれば称賛に値する。しかし、彼の場合は違う。政治は結果だ。彼は極めて巧妙に立ち回り、悪法・売国条約を追及することもなく、貧困に喘ぐ庶民に寄り添うこともなく、連合すなわち経済界の利益のため実に巧妙に立ちまわってきた。

つまるところ、れいわ・共産と異なり、売国政治を推進する上で必要なプロレスの善玉役に徹している。つまり立憲民主そのものが「与野党国会劇場」のために雇われている劇団であり、彼はその団員であり、ある意味、優秀な役者だ。それを理解できないとすれば、残念だ。もう偽物はいらないんだよ。


http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/110.html#c91

コメント [原発・フッ素52] 有名人 訃報 2019年11-12月  魑魅魍魎男
7. 2020年1月21日 07:10:10 : ExamPnQd0U : eWkyVlVYUzhRTlU=[-391]
ソース捏造でおかしな主張したら逮捕されるような法改正が必要だな。
じゃあ100歳前後で死んだ人を羅列したら放射能の影響はないことになるのか?
無責任発言にも程度ってものがあるぞ。
最低限の常識はわきまえろ。
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/436.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK269] 田原節炸裂!「山本太郎に人気がいく! 消費税ゼロと対案を出したのは彼が初めて!」「立憲、国民はやる気がない」「内閣府が勝… 赤かぶ
79. 2020年1月21日 07:12:49 : m0WxPdiFbA : Y0VEN2hjSUNpaUk=[1]
>>61
>サンプロで田原氏の大失態は2度目に慶大の竹中を
>呼んだとき。竹中は田原の知らないことを
>諸端からぶっつけ田原を圧倒した。田原は
>面目を保つために応戦するだけ。

一介のジャーナリストに経済が分かるわけない。
つ ソーカル事件

山本太郎も危ないと思うよ。街宣以外で
殆ど論戦しないのは戦略かね。

>これまでの政治家との言葉の違いが大きかったと
>思います。左派政党はこれまで、基本的には
>エリート政党だった。枝野幸男・立憲民主党代表も、
>玉木雄一郎・国民民主党代表も、基本的には
>オールマイティーな政策の人。何を聞かれても
>しっかりとした答えができます。ところが、
_>山本さんは街頭で質問された時に「ぼく、
>それ分かりません」「この中でぼくより
>詳しい人がいたら答えてください」と言うんです。
>これはエリートの中年男が一番できないことだと思うんです。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/636.html

文脈的にはポジティブなのだがテレビで
このような姿を晒せば相当痛いはず。
確かにエリートは負けを認められない。
それはそれで見苦しい姿を晒すわけだが
素直なら良いという問題でもない。

>>61が論戦で潮目が変わったと言うなら
是非とも論戦を期待したいね。ばったばったと
切り倒していかなければ道は開けない。
倒すから痛快なのであって倒すから
その人への信任にも繋がる。
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/117.html#c79

コメント [原発・フッ素52] 原子力ムラの圧力でマスコミが温暖化を煽るも、都心は今季一番”の寒さ  魑魅魍魎男
15. 2020年1月21日 07:15:42 : ExamPnQd0U : eWkyVlVYUzhRTlU=[-390]
間違いを指摘する者は荒らしという思考停止

http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/439.html#c15
コメント [お知らせ・管理21] 2020年01月 削除依頼・投稿制限・等管理スレ。突然投稿できなくなった方も見てください。 管理人さん
73. 2020年1月21日 07:23:02 : ExamPnQd0U : eWkyVlVYUzhRTlU=[-395]
>この投稿ですが、石丸初美さんが中核派であるという明確な証拠を提示していません。
>単なる憶測です。

魑魅魍魎男=東海アマ君の投稿とコメントはニュース記事泥棒以外は全部証拠捏造で憶測と思い込みでしょ

それになんでアカウントたくさん持ってるの?
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/579.html#c73

コメント [政治・選挙・NHK268] 憲法9条を平気で足蹴にした悪魔・安倍晋三!  赤かぶ
111. 2020年1月21日 07:26:29 : FpmSWNGFiI : dEw3djEvQkl2SVE=[68]
>110 追加。しんのすけさんへ。ボケ老人=楽老さんへ。

 多摩散人です。

 しんのすけさんは、「矛盾があるけど仕方ないんだ」と、矛盾があることを認めている。

 ボケ老人=楽老さんは、矛盾があることを認めない。だから、阿修羅では「自衛隊の存在は9条合憲だ」と言えても、ウソ発見器の前では「自衛隊の存在は9条合憲だ」と言えないんだよ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/892.html#c111

コメント [政治・選挙・NHK269] 安倍首相が「日米安保改定60年」で祖父自慢連発! ならば教えよう、岸信介がA級戦犯逃れるために米国の手先となった証拠(リテ… 赤かぶ
30. 2020年1月21日 07:27:32 : ecAZsodHcQ : TDl2Q0gucGhRRkU=[197]
説得力のある記事だから思えることだけど、
岸信介ってのは想像以上に、与えられた環境内では有能な人間だったんだね。
日米安保条約も当時の環境では避けられないことだったんだろう。
リスペクトはできないけど。

いまこの条約に問題があるとするなら、
それは環境が変わった後代の日本人に課せられている課題だよな。
日本国憲法は70年を超え、日米同盟の条約は60年か・・・。
見直すべき箇所がないかをチェックするのは当たり前だな。
でも、それをしようにもほとんどの国民は憲法も条約も読んでいない。

憲法を金科玉条のように奉る人間を安倍は馬鹿にするんだろうけど、
その安倍は日米条約を金科玉条のごとく奉る。
定見のないダブルスタンダードのこんな馬鹿に憲法を変えられたくなかったら、
やっぱ勉強しないとな。

反省、反省。



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/114.html#c30

コメント [原発・フッ素52] 福島Q&A Q33.福島の放射能は広島原爆何個分ですか?(めげ猫「タマ」の日記) 赤かぶ
4. 茶色のうさぎ[-14061] koOQRoLMgqSCs4Ks 2020年1月21日 07:28:43 : 0MxdR4gh9Q : R1M2TjVjei9JY1k=[-4]

 メモ書きです。 無視してください。

 計測?単位? 数値のインチキと思います。 ビキニ事件

 単純に、 カウント=ベクレル(Bq)と思います。

 100倍の、インチキの可能性がある、と思います。

 ↓ 以下、検証中? 勉強中です。 船員は、怒れよ!! 100倍だぞ!!あほ
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/senpo/new/g7/201712251/201712251.pdf#search=%27%E3%83%93%E3%82%AD%E3%83%8B%E8%88%B9%E5%93%A1+%EF%BC%96%EF%BC%90%EF%BC%90%EF%BC%90%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%27

 ↓ 動画でも有名な、山下さんです。 ←カウント数値は信用です。
http://www10.plala.or.jp/antiatom/jp/NDPM/Bikini/04bikini/Intlsymp/j_04bkn_yamashita.htm

 ↓  100カウント以上の汚染マグロは廃棄するとしていた日本側の基準に対してアメリカ原子力委員会は500カウントまでは安全と主張し、 ←現在の基準?
https://www.kyoto-compha.or.jp/social_security/2019/09/20190914001043.html

 ↓ インチキと思います。 100cpm(1分間あたり100カウント)
http://www.kanaken.or.jp/news/2018/180301_01.html
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2017/10/18/antena-97/

結論: 単純に、 1Bq ←食べてるじゃん!あほ  毎日 ばか  うさぎ♂

 100倍の、インチキだー♪あほ


http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/440.html#c4

記事 [原発・フッ素52] 福一3号機を大爆発させたプルサーマル・MOX燃料の恐怖 懲りずにプルサーマル続行中 目的は核武装だ 

[引用元] 「福島第一 3号機 MOX燃料炉内配置図」 (東京電力)
https://www.pref.fukushima.lg.jp/download/1/purusamaru_H220823_1_10.pdf


はっきり指摘する人は少ないが、福島第一原発の1、2、4号機にくらべて
3号機が激しい爆発を起こしたのはMOX燃料を燃やすプルサーマルを行なっていたことが
原因だろう。

MOX(Mixed OXide 混合酸化物)燃料って何ですか、という人のために簡単に説明する。

通常、原発で使われるのは、ウラン238にウラン235が数パーセント含まれているウラン燃料で、
このウラン235が核分裂を起こす。
MOX燃料はウラン235の代わりにプルトニウム239を混合させたものだ。

なぜプルトニウムを使うのかと言うと、余って使い道がなく困っているからだ。

原発で燃やした使用済みウラン燃料を再処理してプルトニウムを取り出し、
これを高速増殖炉で燃やすと、燃やした以上のプルトニウムが生成される。
これが夢の核燃サイクルだが、「もんじゅ」は失敗に終わり、夢のままで終わった。
そして大量のプルトニウムが残ってしまった。

大量のプルトニウムを抱えていると、核武装するのではないかと海外の目が厳しい。
そこでMOX燃料にしてウラン燃料と一緒に普通の原発で燃やすプルサーマルを
行なうことにしたのである。

しかし原発はMOX燃料を燃やすようには設計されておらず、プルサーマルは
非常に危険である。

最大の問題点は、ウラン燃料にくらべMOXの発熱エネルギーが極めてに高いことだ。
地下埋設できるまで何と500年も冷却が必要なのだ。
(いったい誰が責任をもって長期間冷却するのだろう?)

また、寿命の長い超ウラン元素が生じる、炉の出力が急激に変化する、
制御棒やホウ酸の効きが悪くなる、燃え方にムラが出来て燃料棒破損につながる、
破損した燃料棒が冷却材流路をふさぐ、など数々の危険性もある。
プルサーマルをやることで十分に確保したはずの安全余裕が失われてしまうのである。

灯油用の石油ストーブで、無理やりガソリンを燃やすのに似ているかも知れない。
(ガソリンは揮発性が高く危険なので、絶対にやってはいけない)

工業製品は石油ストーブから原子炉まで、まず仕様を決めて設計を行なうのであって、
仕様が大きく変わったら設計もやり直しである。
そのまま騙し騙し無理に使って安全なはずはない。

上の図は、3号機原子炉を上から見た図である。
燃料集合体は全部で548体、そのうち32体がMOXであり、白い四角がウラン燃料、
緑色がMOX燃料を示している。

MOX燃料をこのように離して配置するのは、一ヶ所にまとめると発熱が大きすぎ危険で、
何が起きるかわからないからである。

このように、プルサーマルは「MOX燃料が少なければ大丈夫だろう」と、おっかなびっくりで
行なっているのである。

最高度の安全性と信頼性が要求される原発で、平気でこういった危険な綱渡りを
やっていることに愕然とする。

大爆発が起きたのは当たり前である。

東電は、「きちんと冷却剤の対流などのシミュレーションをして安全性を確認しております」、
「MOXはたった32体ですから影響はありません」と答えるだろうが、それは通常運転の場合で、
いったん燃料が溶融したら何が起きるかは神のみぞ知る、全く関知していない。

ウラン燃料ですら、「溶融すると大量に水素が発生するとは知りませんでした」と、
慌てて建屋最上階の上部に逃がし穴を開ける体たらくである。
MOXの溶融などまじめに検討しているはずもない。

おそらく、3号機はMOXの溶融で予想外の大量のガスが発生し、格納容器がその内圧に
耐えられず破裂して火を吹いたのだろう。
そしてその高温の炎の煽りで35トンの燃料交換機の脚部が軟化し、使用済み燃料プールに
落下して保管中の一部の燃料を押しつぶし、即発臨界爆発が起きたと思われる。

プルサーマルこそが3号機が1、2、4号機と異なる激しい爆発を起こした原因にちがいない。

3号機の爆発で、原子炉内のプルトニウムは全量が環境に放出されたと見られる。
プルトニウム239の半減期は2万4千年である。
おそらく人類が滅亡するまで、日本はプルトニウム禍に悩まされ続けるだろう。

3号機爆発においてプルサーマルの危険性が強く疑われる以上、原発を再稼動するとしても、
せめてプルサーマルだけはやめるのが常識というものだ。

しかし、伊方、玄海、高浜の各原発では何ごともなかったかのようにプルサーマル続行中である。
MOX差し止め訴訟も起きたが、プルサーマルの危険性を全く理解していない裁判官に退けられた。
(伊方3号機はようやく広島高裁が運転差し止めを命じた)

このままでは、また大爆発が起きることは確実である。

危険で深刻な汚染を生じさせるMOX燃料の再処理も問題である。

使用済みウラン燃料は、冷却後そのまま処分するワンススルー方式のほうが汚染が少なく
コストもかからずにすむ。

プルトニウムを取り出す再処理では、燃料棒をブツ切りにして薬品につけ化学処理をするが、
せっかく鞘に納まっていた死の灰が大量に出てきて空気や廃液をひどく汚染する。
もちろんフィルタでは除去しきれず、大量の放射性物質を環境に放出することになる。
そのため再処理工場の環境汚染は原発の100倍にも及ぶと言われている。

日本ではまだ再処理技術が確立しておらず、英仏に再処理をしてもらっているが、
コストも高騰しており、MOX燃料の価格はウラン燃料の10倍近い。

六ヶ所村再処理工場もトラブル続きで、いつ稼動するのかわからない。

プルサーマルは安全性、環境負荷、コスト、どれをとってもメリットがない。
誰が考えても馬鹿げていると思うだろう。

ワンススルーのほうがはるかに安く汚染も少ないのに、なぜ政府はプルサーマルにこだわるのか。

理由はただ一つ、核武装である。

ワンススルーにするとプルトニウムが取り出せなくなり、核兵器が製造できなくなる。
それでは困るので、プルサーマルをプルトニウム抽出の口実に使う必要があるのだ。

原子力の問題を突き詰めると、最後は必ず核武装に行き着く。

唯一の被爆国である日本は、本来なら核兵器廃絶を世界に働きかける責務があるのだが、
実際には原子力発電を隠れ蓑にコソコソとプルトニウムを抽出し、核武装を進めている。

だからこそ天罰が下って福島第一原発が大爆発し、国土に広島原爆百発以上の深刻な汚染が
広がったのだ。

それでもまだ懲りずに核武装を進めるに日本には、さらに恐ろしい天罰が下るに違いない。

バカは死ななければ治らないとはこのことだ。


(関連情報)

「プルサーマル計画と核武装の意外な関係 小出裕章さん『再処理は核兵器保有国の技術』」
(アジアプレス・ネットワーク 2014/1/17)
http://www.asiapress.org/apn/2014/01/japan/post_5179/

「<小出裕章さんに聞く> 高浜原発のプルサーマルは経済的にも技術的にもすでに破綻」
(アジアプレスネットワーク 2015/5/14)
http://www.asiapress.org/apn/2015/05/japan/post_5493/

「玄海原発MOX燃料、使用差し止め控訴棄却 福岡高裁 (朝日新聞) 」 (拙稿 2016/6/30)
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/119.html

「MOX燃料の価格、ウランの9倍 高浜原発で1本9億円」 (朝日新聞 2016/2/28)
https://www.asahi.com/articles/ASJ2V44DQJ2VPLBJ001.html

「3号機の爆発原因を再検証 最も単純で真実に近い説明をしよう」 (拙稿 2017/2/8)
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/464.html

「「使用済みMOX燃料初取り出しへ 行き先なく原発で長期保管か」 (東京新聞)」
(拙稿 2019/12/13)
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/331.html

http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/441.html

コメント [政治・選挙・NHK269] <毎日新聞が一面トップ報道!>公文書クライシス 桜を見る会 内閣官房と内閣府 名簿保存「1年未満」の怪  赤かぶ
17. 前河[3552] kU@JzQ 2020年1月21日 07:38:09 : uUnCQ2fZmM : NHdhZnZ6YmxqYzY=[7]
今までのバカな振る舞いを踏まえて改めて見ると、安倍ってバカ顔だよなあ。知的な賢さの微塵もないすっとぼけた顔をしている。

人を見た目で判断してはいけないとよく言われるが、中身もバカ。見た目もバカ。

よくこんなのについて行くもの好きな官僚や政治家がいるもんだ。

これも集団心理にハマってるんだろうな。自分でものを考えないとそんな変なツボにハマる。



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/125.html#c17

コメント [政治・選挙・NHK269] 今や裁判官まで官邸の味方。日本が腐っていく。(かっちの言い分) 一平民
1. 2020年1月21日 07:46:46 : ObHdPOkTaM : ZHg4NjguMEZPdEU=[1]
今や裁判官まで官邸の味方。日本が腐っていく。
はぁ?
「今や」??

1959年、
最高裁長官を勤めていた田中耕太郎は砂川判決で国民をアメリカに売り飛ばしている。
伊達判決が言い渡された翌朝8時に、当時、外務大臣だった藤山愛一郎氏と田中長官は、アメリカ大使館に出向いている。ダグラス・マッカーサー2世駐日米国大使から跳躍上告を提案されて、藤山外相は承諾したという。さらに、田中長官とマッカーサー氏とで、伊達判決を早期に破棄するための密約・密談をしていた。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/160562

国民が選んだ鳩山・小沢一郎・菅直人民主党政権を、検察・司法は陸山会事件・村木厚子さん虚偽逮捕などで潰してしまった。

http://sinnpi2019.livedoor.blog/archives/767370.html
必読】若狭勝議員(元東京地検特捜部副部長)が断言する腐敗法体制!
https://togetter.com/li/1445076
 こうした事実は、機密指定が解除されたアメリカ側の公文書を、日本側の研究者やジャーナリストらが分析し、2008年から2013年にかけて次々に明らかになった。

検察・司法の腐敗を見逃して自民党に投票して来た国民は、
韓国民に大きく劣る。
韓国民は検察司法の腐敗はアメリカと結び付いていると真実を知り、
文在寅を国会に送り込み改革するろうそく革命に立ち上がっている。

http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/128.html#c1

コメント [原発・フッ素52] 神奈川・逗子市の下水道終末処理場でまた大量のヨウ素131が検出された 魑魅魍魎男
10. 2020年1月21日 07:48:14 : qW5770aSac : ZHBpTDdEcXlON1U=[2086]
昨年12月は、鼻血の人が多いというツイートをよく見かけたが、
ひょっとして、、、、、

https://twitter.com/yuzu_hyde_yasu/status/1210226522197413891
(ゆづ)
鼻血出てる人続出やね 乾燥してるからかな?
7:51 - 2019年12月26日

https://twitter.com/Darkrabbit35/status/1207817578132819968
(しゃら)
TLと社内で鼻血だしてる人多いんだけどなにごと
16:18 - 2019年12月19日

https://twitter.com/_Nekoltuti/status/1207250540737859584
(ねこっち)
最近鼻血出る人多いな…
2:45 - 2019年12月18日

https://twitter.com/nabeneko101/status/1207243604382515200
(ナベ猫ω@アメコミドハマりMAN)
最近鼻血ツイート多いですよね… ちょっと心配です…
2:17 - 2019年12月18日

https://twitter.com/pink_fairy0828/status/1206908837929705472
(オタク投資家きみたん)
最近鼻血の方が多いです なんでだろ お大事に
4:07 - 2019年12月17日

https://twitter.com/kakuri_y/status/1205846416628666369
(隠世)
最近TLでやけに鼻血で瀕死の人が多い
5:46 - 2019年12月14日

https://twitter.com/linkbal69/status/1205138956859273221
(アーダリー 2(´Д` )) 東京
東京で散歩中の幼稚園児が集団で鼻血出して騒然としていたぞ。
公園に行ったら幼稚園児が皆咳をしていた。
電車に乗ったら急病人発生。どこもかしこも病人だらけ(o・д・)
6:54 - 2019年12月12日

https://twitter.com/jet_co/status/1202232826218680320
(柏木ジェトコ)
鼻血の人TLに多いね? うん、アタイも鼻血だよ!
板タブがベットベトになってるよ!!!
6:26 - 2019年12月4日
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/438.html#c10

コメント [政治・選挙・NHK269] ナベツネ会見解説<本澤二郎の「日本の風景」(3570)<「中曽根・安倍は奥さん一筋、2号はいない」は間違い> 赤かぶ
13. 2020年1月21日 07:49:11 : tr5lNF3S3c : Tk04Skl1bENaMi4=[81]

全ての悪事を行使する安部創価政権及び空き缶野豚枝豆立憲民主党別働隊が不正開票など無いとなぜ言えるのだ

そもそもこの連中を顎で使っている連中英米軍産(CSIS)は侵略国リビアイラクなどで
不正選挙を実施し傀儡政権を樹立している同じ敗戦国で日本だけなぜ不正開票選挙が無いと言えるのだ

こんなインチキだらけの政権が敗戦後存在しただろうか?捏造洗脳メディアの捏造支持率など噴飯ものである

腐敗勢力は誰が見てわかる捏造支持率を流布する目的は一体何なのだそれははっきりしている。


http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/120.html#c13

コメント [原発・フッ素52] 神奈川・逗子市の下水道終末処理場でまた大量のヨウ素131が検出された 魑魅魍魎男
11. 2020年1月21日 07:50:24 : qW5770aSac : ZHBpTDdEcXlON1U=[2087]
>>7
いやマスコミではなく、国会議員がきちんと調べて、
東電に問い立たずべきだろう。

いったい何をやっているのか。
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/438.html#c11

コメント [政治・選挙・NHK269] この期に及んでも安倍内閣の支持率52% 半数以上が支持の摩訶不思議な調査結果(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
54. 2020年1月21日 07:50:48 : pgtjGg2sJc : d1dJdC5zTnZXdTY=[49]
不自然に支持率が上がる
ムサシを使う前はいつもこうだ
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/122.html#c54
コメント [カルト24] ついに始まった言論弾圧<ヤ〇ーメールの変> 国際評論家小野寺光一
4. 軍薬アホの小野寺孔明[1] jFKW8oNBg3qCzI@sluyOm41Flr4 2020年1月21日 07:52:31 : kxk7MnCbWU : d1N5Q0JNaG5NNEk=[-4675]
>投稿者 国際評論家小野寺光一 日時 2020 年 1 月 20 日 12:56:00
>朝日新聞 2020年1月20日 12時06分

俺のYahoo!Japanメールはずっと支障がなく送れてるけど?

三菱電機のサイバー攻撃って

https://www.asahi.com/articles/ASN1N3TQYN1NULFA008.html?iref=com_footer

>三菱電機、サイバー攻撃を認める

のことですか??

自作自演の個人情報流出ということですかね???

>昨年6月28日に端末の不審な挙動を認識。その後、速やかに外部からのアクセスを制限するなどの対策を講じたという。

しかし、いまごろ????

>誰によって 情報が流されているか 今 流されているか (情報操作の7原則)

言論弾圧?????

http://www.asyura2.com/20/cult24/msg/284.html#c4

コメント [原発・フッ素52] 原子力ムラの圧力でマスコミが温暖化を煽るも、都心は今季一番”の寒さ  魑魅魍魎男
16. 2020年1月21日 07:53:00 : ExamPnQd0U : eWkyVlVYUzhRTlU=[-397]
>偏向報道を続けるマスコミはいずれ国民から完全に見放されることになるだろう。
いずれって何年ですか?
適当な無責任なコメントはやめましょうね
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/439.html#c16
コメント [政治・選挙・NHK269] あるか河井夫妻買収事件ダブル立件 検察は官邸に忖度せず(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
6. 2020年1月21日 07:54:10 : Tcojb822lY : UHVOajhnNFpweW8=[48]
”さくら”隠しに見事当選した河合夫婦、数十万で議員辞職に、
一方、億単位でもおとがめなし?どうなっている日本の検察!
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/127.html#c6
コメント [原発・フッ素52] 福島Q&A Q33.福島の放射能は広島原爆何個分ですか?(めげ猫「タマ」の日記) 赤かぶ
5. 2020年1月21日 08:03:42 : qW5770aSac : ZHBpTDdEcXlON1U=[2088]
いくらなんでも17倍というのは少なすぎる。

日本政府の発表ですらセシウム換算で広島原爆の168倍。

「原発事故のセシウム137、広島原爆168個分 (読売新聞)」
(阿修羅・赤かぶ 2011/8/27)
http://www.asyura2.com/11/genpatu15/msg/838.html

小出氏は800-1000発分と言及。

「京都大学原子炉実験所 小出氏「福島の事故は、広島原発の800発分
あるいは1000発分放出された」(まっちゃんのブログ)」 
(阿修羅・赤かぶ 2013/3/16)
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/735.html

海外では、東電は広島原爆の4000倍ものセシウムがまき散らかされたと
推算していると報道。

「Fukushima nuclear cesium fallout equals 4,023 Hiroshima bombs」 
(HNN 2015/5/12)
http://alexanderhiggins.com/fukushima-nuclear-cesium-fallout-now-equals-4023-hiroshima-bombs/

New TEPCO estimates calculate the amount of Cesium leaked from Fukushima is 24 times higher than previously thought and equal to 4,023 Hiroshima bombs.

http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/440.html#c5

コメント [政治・選挙・NHK269] 与野党馴れ合いでは日本政治刷新は不可能だ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
29. 2020年1月21日 08:03:45 : t8yJZJenmM : cGZWM3dOLmRsS00=[5]
>>24
>投票には公開主義と秘密主義がある[1]。秘密投票は
>秘密主義をとる場合の投票方式である。
>公開主義は公明正大に各人がその責任を明らかにするという
>趣旨に基づく[1]。例えば議会での議案の採決は議員が
>いかなる投票をしたか明らかにするため公開を原則とする[2]。

>しかし、議員の選挙など特に人事に関する投票では
>投票の秘密が保たれなければ、私交の上に影響したり、
>選挙人が自由意志で投票することが困難となる[1]。さらに
>公開主義だと投票における買収などの不正行為において
>その証拠立てに利用されるおそれがある[1]。投票の秘密が
>保障されない場合、投票先指図などの脅迫・強要、
>開票結果による報復、または買収・贈賄につながりかねず、
>正当な選挙が望めなくなる。秘密投票は投票内容の非公開が
>保証される投票方法で、この方法を採用した選挙を秘密選挙という。

なぜ開票していないのに「当選確実」なの? 選挙の達人に聞いてみた
https://www.buzzfeed.com/jp/akikokobayashi/hyo-yomi

山本太郎の街宣動画の文字起こしを数日前にしたけど
読んでないの?インチキやめさせないと?だったら
「ファクトを持ってきて by太郎」何度も言わせるな。
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/119.html#c29

コメント [原発・フッ素52] 神奈川・逗子市の下水道終末処理場でまた大量のヨウ素131が検出された 魑魅魍魎男
12. 2020年1月21日 08:04:53 : qW5770aSac : ZHBpTDdEcXlON1U=[2089]
>>11
問い立たず -> 問いただす
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/438.html#c12
コメント [政治・選挙・NHK269] 与野党馴れ合いでは日本政治刷新は不可能だ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
30. 2020年1月21日 08:05:31 : fPAGedqalU : S0tQb1pzMi91OVU=[748]
 >「馴れ合い野党」と「確かな野党」
 −対抗図が明確になり国民には分かりやすい。



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/119.html#c30

コメント [原発・フッ素52] 福島Q&A Q33.福島の放射能は広島原爆何個分ですか?(めげ猫「タマ」の日記) 赤かぶ
6. 茶色のうさぎ[-14063] koOQRoLMgqSCs4Ks 2020年1月21日 08:06:10 : 0MxdR4gh9Q : R1M2TjVjei9JY1k=[-6]

 ついでに、 緊急、避難時の除染基準は?

 40Bq/cm2 ←以上が除染だって、

 ↑ 40x100cmx100cm=400000m2 だってwwwばか 40万

 つまり、 放射線管理区域:40000Bq/m2 です。 4万 ←有名だー♪ぷっ

 まぁ、 説明無用でしょ!!あほ 10倍だよ!!あほ  うさぎ♂ 朝麦3

 まぁ、 東大、チーム中川 ←甲状腺の計算、100倍のインチキは有名ですね。ぺっ♪

 つまり、 単位も分からない ←小学生www ばか


http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/440.html#c6

コメント [政治・選挙・NHK269] あるか河井夫妻買収事件ダブル立件 検察は官邸に忖度せず(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
7. 赤かぶ[52845] kNSCqYLU 2020年1月21日 08:07:33 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4127]



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/127.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK269] 復活・田崎史郎が「桜を見る会」名簿問題で官邸丸乗りの“民主党ガー”詐術! 羽鳥慎一にまで「出た!民主党」とツッコまれ…(… 赤かぶ
26. 赤かぶ[52846] kNSCqYLU 2020年1月21日 08:12:25 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4128]



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/126.html#c26
コメント [政治・選挙・NHK269] 与野党馴れ合いでは日本政治刷新は不可能だ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
31. 2020年1月21日 08:13:28 : t8yJZJenmM : cGZWM3dOLmRsS00=[6]
>>27
普通の話をしていてもほぼ確実に文中に
不正選挙の話を紛れ込ませるのだよな。

特に「不正〇〇」が大好物なようで
「そうです、そして不正選挙も見過ごせません」
等と書いてコピペを繰り返す。

>>24は口語的であり何時もの不正選挙厨か
判断に困るが最後にさり気なく
不正選挙を組み込む手口は似ている。
まあそれ以上妄想すると不正選挙厨と
同じになるから言わないでおく。
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/119.html#c31

コメント [政治・選挙・NHK269] 「米国と共に没落する安倍晋三首相を選ぶのか、米国からの自立を選ぶのか」を国民有権者に選択を迫っている小沢一郎衆院議員は… 笑坊
1. 2020年1月21日 08:14:26 : P9k8hBVzMY : NUlCT1FDMGdtVUE=[1]
日本と世界の未来を見据える、志位和夫・山本太郎氏を選びます。
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/130.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK269] <毎日新聞が一面トップ報道!>公文書クライシス 桜を見る会 内閣官房と内閣府 名簿保存「1年未満」の怪  赤かぶ
18. 赤かぶ[52847] kNSCqYLU 2020年1月21日 08:17:19 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4129]



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/125.html#c18
コメント [原発・フッ素52] 福一3号機を大爆発させたプルサーマル・MOX燃料の恐怖 懲りずにプルサーマル続行中 目的は核武装だ  魑魅魍魎男
1. 2020年1月21日 08:29:27 : ExamPnQd0U : eWkyVlVYUzhRTlU=[-399]
広瀬隆の受け売りがほとんどのアマ=魑魅魍魎男
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/441.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK269] <京都市長選挙>れいわ、野党共闘の枠組み変える可能性(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
92. 楽老[819] inmYVg 2020年1月21日 08:29:53 : T8JrIOrw0g : R3M0dXdZcXBHWm8=[471]
>91. UGthY1FqRi5BTi4=:日本に帰化し、本当に日本と日本国民のための政治を実現しようと努力しているのであれば称賛に値する。

こんなお馬鹿コメントというよりはヘイトスピーチに関わる必要は無いのだが、
福山哲郎が日本に帰化したのはいつ❓

馬鹿々々しいネットデマを拡散するバカ
帰化云々は法務の話で、ケントギルバートなどのネトウヨの言説に惑わされる馬鹿
福山問題から外れて、政治家として帰化人であることに何の制約も無い。
こんなことは民主主義の基本である。

こんな輩が反自民で山本太郎支持❓
ご冗談でしょう。


http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/110.html#c92

コメント [医療崩壊5] 80歳以上の「元気な人」は、やっぱり薬を飲んでいなかった!高齢者取材で判明した驚愕の事実(週刊現代) 赤かぶ
2. 2020年1月21日 08:35:58 : nn3WbIyNs2 : Y2tSWVNlaWFSTlE=[7]
高齢者ドライバーの事故が多いはなしは血圧正常値が下げられてから頻繁に起こったように思える

年寄りほぼ100%服用してる降血剤の副作用考えられないか?
http://www.asyura2.com/16/iryo5/msg/227.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK269] 与野党馴れ合いでは日本政治刷新は不可能だ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
32. 2020年1月21日 08:41:37 : DGOGvJ7nNd : WjhUOXJaTzBMelE=[10]
著名人等が不正に関連して政権を信用出来ない等と
主張する場合がある。それに関連して不正選挙も
持ち出されることがあるが飽く迄も「疑念」であり
断定はしない。しかし>>24は「インチキ」等と書いており
>>24の中では既に不正選挙が事実として受け止められている。
受け止めているのならば証拠を出すのが筋であり山本太郎は
証拠足り得る論戦に耐えられるだけの証拠なら
「持ってきてくれ」と頼んでいる。そういう証拠が
事実として存在するならば「調査する」とも言っているが
不正選挙を主張する者は証拠を未だに提出していない。
山本太郎は街宣で「だからこの話はこれ以上
話していてもしょうがない」と述べた。山本太郎に限らず
政治家の社会問題提起は多岐に渡る。特定分野を
専門にしている政治家も居るがともかく様々な
問題にあたる政治家が投げ出すのも無理もないほど
不正選挙を主張する者の主張は杜撰極まる。
不義理であり不誠実。応援している?ことは分かるが
山本太郎の人の良さに付け込んで振り回すのを止めろよな。
それにも拘らず何度指摘されても止めないのは
「太郎さんならきっといつか分かってくれる」という
願いにも似た願望からだろうが期待しているだけで
人が動くと見込んでいる時点でずぶの素人。願いではなく
計算。願いではなく理論。願いではなく証拠。
願いではなく調査。

山本太郎は選挙前に調査をして「200万票を獲得できる」と
踏んだと至る所で述べているがこうするのは当たり前のこと。
無限に金があるわけではないので調査して計算して
将来的な持ち金を計算して選挙運動をする。

キツイこと言うようだけど願いに頼っている時点で
未開社会の住民がお似合い。占いで政治をしていた
古代中国とかあの辺の時代の人がお似合い。
そういう時代からタイムスリップしてきたから
理論と理性の現代社会が肌に合わず孤立するのだろうか。
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/119.html#c32

コメント [政治・選挙・NHK269] 官僚のみなさん怒ったら? どこまでも上から目線の菅長官 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
26. 2020年1月21日 08:44:34 : fPAGedqalU : S0tQb1pzMi91OVU=[749]
 25さん 同感
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/123.html#c26
コメント [政治・選挙・NHK269] <毎日新聞が一面トップ報道!>公文書クライシス 桜を見る会 内閣官房と内閣府 名簿保存「1年未満」の怪  赤かぶ
19. 楽老[820] inmYVg 2020年1月21日 08:49:19 : T8JrIOrw0g : R3M0dXdZcXBHWm8=[472]
>14.Y2tSWVNlaWFSTlE=:名簿は内閣府のおしらせ通知を作成した業者とか、なんかいくらでも出てきそうだが

その通りですが
いみじくも安倍晋三が述べた通り、シンクライアントシステムなので、内閣府の役人にデーター削除する能力なんかない。
端末をゴチャゴチャいじっても削除はできないのだから
削除はAIメンテナンス業者の仕事だ。彼らは命じられなければやらない。
放っといても役人が勝手に復元することはできない。
保存したままでも場所を取るわけでもなく、何の不都合も無い。
業者にしてみれば、削除したアレ必要になったから出してと言われたらあっという間に出してくるだろう。
内閣府の役人も来年(令和3年)の作業には何の不都合も無いとタカをくくっているはずだ。

    
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/125.html#c19

コメント [国際28] ロシア − 画期的権限委譲? 首相と閣僚全員が辞任(マスコミに載らない海外記事) 赤かぶ
6. 2020年1月21日 08:50:57 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[4194]
フルフォード・レポート ロスチャイルドは世界革命が展開するにつれてロシアと日本から追い出された
.
新 ch政経
2020/01/20 に公開
https://www.youtube.com/watch?v=cFqHs7gJfcI
http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/199.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK269] ゴーンが逃亡直前「極秘インタビュー」10時間で語ったこと 郷原信郎弁護士(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
1. 赤かぶ[52848] kNSCqYLU 2020年1月21日 08:51:27 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4130]



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/133.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK269] 「桜を見る会」への追及の手を緩めてはならない。(日々雑感) 笑坊
1. 2020年1月21日 08:53:02 : EO7BzZFUDQ : NUNMSUFJLkJRWE0=[113]
ようなしなった国家議員3匹を
撒餌にして
桜追及をそらす
枝野なんか嬉々と国会で
セル名責任を追及だとか
プロレスを演じて桜そらしに加担する
しかし、兵隊を自爆させるの
長州人の伝統かね
特攻隊ヲおだてるのもそうだが
203高地で無策の突撃で兵隊を虐殺した
長州人乃木大将
まるでイスラム国指導者だ
罵奸凌ども多分次は君らだよ
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/129.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK269] ゴーンが逃亡直前「極秘インタビュー」10時間で語ったこと 郷原信郎弁護士(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
2. 赤かぶ[52849] kNSCqYLU 2020年1月21日 08:54:08 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4131]



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/133.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK269] ゴーンが逃亡直前「極秘インタビュー」10時間で語ったこと 郷原信郎弁護士(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
3. 赤かぶ[52850] kNSCqYLU 2020年1月21日 08:54:39 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4132]



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/133.html#c3
コメント [カルト24] ついに始まった言論弾圧<ヤ〇ーメールの変> 国際評論家小野寺光一
5. 軍薬アホの小田のブナ[1] jFKW8oNBg3qCzI@sk2OCzIN1g2k 2020年1月21日 08:55:08 : kxk7MnCbWU : d1N5Q0JNaG5NNEk=[-4677]
>>4

>しかし、いまごろ????

これですね。

https://www.youtube.com/watch?v=yX23vUx3Qdc

犯人はミツビシ電機に潜入していたCIA工作員だった!

そのCIA工作員の個人情報がNSAに漏れたのが「個人情報流出」ということ!!

https://www.youtube.com/watch?v=jbHakFSBBb8

情報収集衛星の打ち上げを阻止できなかった工作員が

京アニ事件で「火あぶりの刑」にあったということ!!!

https://www.yomiuri.co.jp/science/20191216-OYT1T50190/

来週(27日)打ち上げ予定の「光学7号」に向けてNSAの監視が強まっている。

小野寺さんは、その監視対象になっているので、CIAがメール送信を禁止したんでしょう。

言論弾圧じゃなくてCIAの工作員に対するメール規制ですよ、きっと。


http://www.asyura2.com/20/cult24/msg/284.html#c5

コメント [政治・選挙・NHK269] 今や裁判官まで官邸の味方。日本が腐っていく。(かっちの言い分) 一平民
2. 2020年1月21日 08:56:55 : SYSR8ezdt6 : Nm9FVGVTdlBqUXM=[84]
この国の大きな裁判では常に正しき者が負けるという構図が出来上がっている

守銭奴に飼われた裁判官がトップに座っている、美しい国は妄想でしかない。


http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/128.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK269] 「米国と共に没落する安倍晋三首相を選ぶのか、米国からの自立を選ぶのか」を国民有権者に選択を迫っている小沢一郎衆院議員は… 笑坊
2. 2020年1月21日 08:57:09 : EO7BzZFUDQ : NUNMSUFJLkJRWE0=[114]
テロ国家トランプアメリカから
手を切るのは賛成だ

http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/130.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK269] ゴーンが逃亡直前「極秘インタビュー」10時間で語ったこと 郷原信郎弁護士(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
4. 赤かぶ[52851] kNSCqYLU 2020年1月21日 08:58:56 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4133]



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/133.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK269] 与野党馴れ合いでは日本政治刷新は不可能だ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
33. 2020年1月21日 09:02:24 : tr5lNF3S3c : Tk04Skl1bENaMi4=[82]

>>27
>>31

米国(軍産)に侵略された国 敗戦した国の傀儡政権では100%不正開票選挙が行われている
日本も敗戦国でありリビア イラク アフガニスタンと構造的には変わらない
日本は国連の敵国条項の適用国であるという事を忘れてはならない

これは歴史的事実だ君たちは朝晩の勤行も大事なのは分かるが
現在世界で起きている事象をしっかり勉強した方がいい

そうすれば創価ロボット信者のような幼稚なコメント思考から卒業できると思いますよ
私は全ての創価信者を否定するものではありません現に現在の創価公明原田執行部に注意喚起し

真正野党であるれいわ新選組山本太郎氏に賛同しどこの街頭記者会見でも
三色旗を熱心に振り活動している信者さんが多数存在している事実を忘れてはならない

君たちが一刻も早く真面な信者さんになられる事を切に願っております。



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/119.html#c33

コメント [原発・フッ素52] 福一3号機を大爆発させたプルサーマル・MOX燃料の恐怖 懲りずにプルサーマル続行中 目的は核武装だ  魑魅魍魎男
2. 2020年1月21日 09:02:25 : qW5770aSac : ZHBpTDdEcXlON1U=[2090]
「人類史上、初めての体験 溶け出した福島第一原発『第3の恐怖』」 
(週刊現代 2011/4/11)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/2408

「同じ原子炉なのに、壊れ方がほかとまったく違う。3号機だけが熱でグニャグニャに曲がっているでしょう。アメ状に折れ曲がっている。これは、明らかに水素爆発ではありません。何らかの理由で鉄骨を溶かす800度以上の超高熱にさらされ、鉄骨の骨組みが溶けた。水素爆発では、ここまでの事態にはならない。何かもっと重大な事態が起き、それがいまだに報告されていないか、誰も正確に事実を把握していないのでしょう」
(中略)
「見てください。1号機、4号機は薄い壁や天井が吹き飛んでいますが、鉄骨はほぼ無傷です。水素爆発は、実はプロパンガスなどよりずっと爆発力が小さい。単純な水素爆発であれば、この程度なんです。ところがプルトニウムを含むMOX燃料を使っていた3号機では、大きな熱を発した。この事実とその原因を、まだどこも指摘していません」

菊地洋一氏は事故1ヵ月後にメチャクチャになった3号機の写真を見て、
プルサーマルが原因である可能性を示唆している。

800度では鉄骨は曲がらない。2000度以上の炎にさらされたと思われる。
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/441.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK269] <毎日新聞が一面トップ報道!>公文書クライシス 桜を見る会 内閣官房と内閣府 名簿保存「1年未満」の怪  赤かぶ
20. 2020年1月21日 09:02:30 : cKPNVIBqvQ : a2l0OG1CSG5vTUU=[150]
>>16地下爺さん

何だ〜、ぬか喜びしちゃったよ〜。
安倍晋三の顔があまりにも真に迫っているんだもん。
いいショット撮ったもんだとおもったわ。
よく見ればだいぶ前の写真だよね。
第一次の総理辞任の時の写真でしょ、うふ、騙されたけど、一瞬心がときめいたわー!

http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/125.html#c20

コメント [国際28] ロシア − 画期的権限委譲? 首相と閣僚全員が辞任(マスコミに載らない海外記事) 赤かぶ
7. 2020年1月21日 09:07:36 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[4195]
フルフォード情報 加速する世界旧体制の崩壊劇、新ロシア革命勃発か
.
新国際政経
2020/01/20 に公開
https://www.youtube.com/watch?v=hhEGo_9Pw8A
http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/199.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK269] この期に及んでも安倍内閣の支持率52% 半数以上が支持の摩訶不思議な調査結果(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
55. 2020年1月21日 09:09:17 : ognRDQzdSk : Sm5VTThLbEhIUnM=[167]
この期になってもまだ高い安倍内閣の支持5.2% 大多数が支持の当然な調査結果(まるこ姫の独り言)

http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/122.html#c55
コメント [政治・選挙・NHK269] この期に及んでも安倍内閣の支持率52% 半数以上が支持の摩訶不思議な調査結果(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
56. 2020年1月21日 09:10:03 : ognRDQzdSk : Sm5VTThLbEhIUnM=[168]
すいません、上は支持ではなく不支持でした。
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/122.html#c56
コメント [政治・選挙・NHK269] ゴーンが逃亡直前「極秘インタビュー」10時間で語ったこと 郷原信郎弁護士(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
5. 赤かぶ[52852] kNSCqYLU 2020年1月21日 09:15:12 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[4134]

ゴーンが国内最後のインタビューで語ったこと 逮捕容疑、業績悪化の責任にどう答えたか

https://toyokeizai.net/articles/-/325265
2020/01/20 13:00 東洋経済オンライン


1月8日にレバノンのベイルートで記者会見したゴーン氏(写真:AP/アフロ)

「12月31日にゴーン氏がレバノンにいる、というニュースを聞いた時、正直裏切られた気がした。私の苦労は何だったのか、と」

そう振り返るのは郷原信郎弁護士だ。

検事出身の郷原弁護士は長年、日本の刑事司法制度のあり方、とりわけ特捜検察の手法を批判してきた。日産自動車元会長のカルロス・ゴーン氏が逮捕された事件についても検察側に批判的な意見を数多く発表している。

ゴーン事件を書籍としてまとめることを念頭に、郷原弁護士はゴーン氏へ2019年11月末から12月27日まで計5回、10時間以上のインタビューを行った。

だが、その後ゴーン氏はレバノンへ逃亡。1月8日には現地で記者会見を開き、その後もメディアへの発信を続けている。

ゴーン氏は何を主張したかったのか。郷原弁護士に聞いた。

■本を出すことで誤った論調や認識をただす

――どういう目的でゴーン氏にインタビューしたのですか。

私は、日本の検察と刑事司法制度のあり方を批判的に論じてきた。ゴーン事件に関しても検察の捜査や対応を批判してきたが、それはあくまでもマスコミ報道で事件を把握したものだった。

そのマスコミ報道は基本的に検察リーク、日産自動車のリークが元になっていた。ゴーン氏側の言い分や反論を本人から実際に聞いたうえで、客観的に評価・論評した本を書こうと考えた。

ちょうど、2019年春から議員会館で「人質司法」の勉強会を開催した知人が在日フランス人の公的代表の立場にある関係で、ゴーン氏の紹介を受けることができ、インタビューに応じてくれた。

――日本にいる間、ゴーン氏はほとんど公の場で発言してきませんでした。インタビューを受けたのは、検察批判をしている郷原弁護士なら自分の味方をしてくれると考えたからではありませんか。

ゴーン氏がマスコミの取材を受けなかったのは、2019年3月6日の最初の保釈の後、4月11日に記者会見をしようとして、直前の4月4日に再逮捕されたことが最大の理由だ。

彼は、2020年4月下旬に予定されている公判まで、記者会見やマスコミ対応をしない方針だったようだ。インタビューに応じたのは、私が日本の中で数少ない、ゴーン氏の事件の検察捜査に対する批判者で、自分の言い分をわかってくれると思ったからだろう。

私が本を出すことで、日本社会のゴーン氏事件への誤った論調や認識をただすことにつながり、裁判にも影響すると期待してくれていると思っていた。

――ゴーン氏のレバノンへの出国をどう思いましたか。

「私は、レバノンにいる」というニュースを最初に聞いた時には、何が起こっているのかわからなかった。その4日前までゴーン氏のインタビューをしていたので。ゴーン氏も、私の本が出ることで日本での状況が少しでも良くなると期待して、インタビューに応じてくれているものと思っていた。


郷原信郎(ごうはら・のぶお)●1955年生まれ。東京地検検事、長崎地検次席検事などを経て現職(撮影:今井康一)

したがって、国外に逃亡して日本での裁判から逃げたと聞いたときには、正直裏切られた思いだった。しかし、これまで、ゴーン氏の事件に関して一貫して検察を批判する論陣を張ってきた私としては、それまで述べてきたことへの責任があると思った。ゴーン氏が逃亡したとしても、私は逃げることはできない。自分の意見は言い続けようと思った。

なぜ日本での裁判を免れ、逃亡したのか、自分なりに考えて意見を述べていくしかない。その後、ゴーン氏の弁護人の高野隆弁護士が、ブログで「彼を一方的に責めることはできない。裏切ったのはゴーン氏ではない」と書いているのを見て、私もその通りだと思った。

■出国直前、変わった様子に気づかなかった

――これまでインタビューを明らかにしなかったのはなぜですか。

インタビューも出版計画も秘密にして進めていた。本が形になってから公表する予定だったので、ゴーン氏の出国後、インタビューをしていたことと、その内容をどう取り扱うのか、ゴーン氏に意向確認をする必要があった。

幸い、知人を通じてレバノンのゴーン氏に連絡がつき、1月13日にテレビ電話で話をすることができた。インタビューの内容は自由に使っていいと言ってくれたので、内容を明らかにしていくことにした。

――国内での最後のインタビューは12月27日でした。ゴーン氏の様子に異変はありませんでしたか。

その時は、特に変わった様子には気づかなかった。しかし、インタビューの後半は、それまでより口数が少なかった。質問事項が違うからかと思っていたが、今になって思うと、「心ここにあらず」だったのかもしれない。

――日本では、ゴーン氏が逃げたのは「後ろ暗い点があるからだ」との受け止めが多いと思います。

保釈条件に反して国外逃亡したことは法に反する行為だ。それ自体が非難されるのは致し方ないと思う。

とはいえ、彼がリスクを冒してまで国外に逃亡しようとしたのはなぜなのか。検察が無理筋の事件で逮捕・起訴したこと、日本の刑事司法手続に重大な問題があったことも事実だ。少なくとも、金融商品取引法違反(有価証券報告書虚偽記載罪)で、検察が非開示を問題としているのは未払い報酬で、退任後に日産から支払われる予定があったにすぎない。それを確定した報酬として既払い報酬と合算して有価証券報告書に記載すべしという検察の主張は明らかに無理筋だ。「投資判断に重要な事項の虚偽記載」とは到底言えない。

――役員報酬の開示が義務付けられた時から報酬を減額した理由について、ゴーン氏はどのように説明していましたか。

「報酬額については、私が自主的に制限した。減らすことに合意したのは、私の報酬の妥当性についての説明にいちいち時間を費やしたくなかったからだ。『本当はもっと欲しかったんだろう』という検察の言い分には反論しない。私はもっと価値のある人間だと思う。しかし、完全に合法になるように指示をしていた。会社にはたくさんの弁護士がいてチェックしている」と言っていた。

ゴーン氏がサインをしたのは秘書室長が作成したメモで、それは、あくまで参考値だと言っていた。その金額と既払い報酬の差額を退任後に支払うことでゴーン氏を日産に引き留めようと、西川(廣人・日産元社長)氏と(日産元代表取締役のグレッグ・)ケリー氏が契約書を作成して署名していたが、それも、2011年と2013年の2年間だけしかなく、退任後の支払いは確定したものではないという主張だった。

私は、最初にゴーン氏が逮捕された直後に、「ゴーン氏が高額報酬の開示を気にしたのではなく、日産の日本人幹部が気にしたのではないか」という趣旨の記事を書いたので、ゴーン氏のこの説明には若干疑問もあった。いずれにしても、「未払い報酬は役員報酬として確定したものではない」とのゴーン氏の主張が正しいことは疑いの余地がないと思う。

■住宅購入は特別背任には当たらない

――特別背任についてはどうでしょう。

サウジアラビアやオマーンの代理店を通じた特別背任については年明けにインタビューする予定で、その点はほとんど聞けなかった。しかし、検察捜査の経過からして、これらの起訴事実も証拠不十分なまま無理やり立件して逮捕・起訴したことは明らか。特別背任の公判が遅延するのもそれが原因だと思う。

――刑事裁判で違法性を問えるかは別にして、公私混同に近い資金流用の疑いがあります。

日産が指摘している問題に、ZiA社という投資会社を通じた住宅購入やゴーン氏の姉に対する顧問料の支払いなどがある。住宅購入については、「海外での住宅購入は事実だが、それは秘密でもなんでもなく、ケリーも、(法務部門トップだった)ハリ・ナダも、西川も含めた大勢が知っていたことだ。日産ブラジルの名前ではセキュリティ上よくないから、ZiA社名義で購入することになった。そのアイデアはハリ・ナダが提案したものだ。ハリ・ナダは弁護士なのでルール通りやるはずだ。住宅があれば、ホテルに泊まり、会議室を借りる必要はない」と説明していた。

実質日産名義で購入したのであれば、日産の財産なので、それによって日産に財産上の損害が発生したとは言えず、特別背任には当たらないということを当初から私は指摘していた。会社に対する不正と言えるかどうかは、使用目的が日産の事業のためであったか、会社が負担するホテルの宿泊代を節減できていたかによる。

ゴーン氏が言うように、CEOの西川氏も知っていてハリ・ナダ氏が提案したものならば、手続的には正当な支出だったということになるが、彼らは、絶大な権限を持つゴーン氏の意向を忖度したと弁解するだろう。不正に当たるかどうかは、事実関係の詳細を確認しないとわからないが、いずれにしてもゴーン氏自身や家族の利便を図ったと疑われるという点で、コンプライアンス上、経営者としての倫理上問題があったことは否定できない。しかし、それが会社に損害を与えたと言えるかどうかは別の問題だ。

――姉に対する顧問料の支払いは、経営者としてやってはいけないことだったのではないですか。

ゴーン氏は、「姉は、ブラジルのフランス商工会の会長だった。リオデジャネイロの政府とつながっていて、われわれのプロジェクトの支援もしていた。だから実在しない仕事に対して報酬を支払ったということはない」と説明した。ゴーン氏の姉が、そのような立場で日産に貢献していたとすれば不正には当たらないが、親族への顧問料支払いということでコンプライアンスや利益相反の問題はある。その支払いについて日産社内でどのような手続がとられていたかが問題となる。

――今回の事件の背景に、日産とルノーの統合問題があるとゴーン氏は主張しています。

2017年にルノーのCEOとしてゴーン氏が再任されるかどうかという問題が起こった時点でのフランス側の意向については、「私が退職するとアライアンスが壊れることを非常に心配していた。フランス政府は私のことを好んではいないが、アライアンスの温存には不可欠という立場だった。ルノー側からは、今回は(CEOの)契約を更改するが、三菱自動車も含めたアライアンスを、私がいなくなってもうまく存続するシステムを作ってくれと言われていた」と説明した。

■ゴーン氏が発案した持ち株会社構想

統合問題をめぐって、フランス政府とゴーン氏、日産の日本人経営者の間に考え方の違いがあったことは認めていた。フランス政府が日産とルノーとを統合させようとしていたのに対して、日本側は強く反発していた。ゴーン氏も、統合には一貫して反対したそうだ。

そこで、ゴーン氏が考えたアイデアが持ち株会社(HD)の設立だった。「HDが3社の株式を保有し、HDの株式をパリと東京の証券取引所で同じ銘柄として上場させる。HDの株式はルノーと日産の既存株主が50%ずつ保有する。取締役は10人、日産の取締役会から3人、ルノーの取締役会から3人ずつ推薦し、残る4人は独立した立場にする。各社は事業運営上の自主性を持ち、独立した運営を行う。ただし、あくまで業績次第で、業績がよければ各社はそのままの経営を続ける、業績に問題あれば経営陣が責任を取る」というのがゴーン氏の案で、フランス政府と交渉していたそうだ。

フランス政府も、このHDの提案を検討する方向だったようだが、日産の日本人経営者側は、HDの案では株式の銘柄がルノーと共通になり、(上場会社としての)日産がなくなってしまうことを気にしていた。彼らは、HDではなく、財団のようなものを提案してきた。

財団案は「ルノーが保有する43%の日産株、日産が持つ15%のルノー株、日産が持つ35%の三菱自動車株、これらをすべて財団に入れる。そうすると財団は日産株、ルノー株、三菱自動車株を保有し、その3社に対して大きな影響力を持つが、各社はそれぞれ上場銘柄として残る」というものだった。

しかし、フランス政府は「財団の経営陣が強大な力を持ち、しかも責任を取らされることがない」と強く反対。フランス政府の統合案と日本側の財団案の中間をとって、ゴーン氏がHD案を出したということのようだ。

ゴーン氏は「不可逆的なアライアンス」という表現を使っていて、統合やHDなどさまざまな方法があったのに、日産の古参幹部たちは「統合を狙っている」と捉えたようだ。日産のモチベーションや士気を低下させることになる統合に自分はずっと反対してきたのに、統合問題が(クーデターを起こすための)悪材料として用いられたというのがゴーン氏の主張だ。

――統合問題に対する日本側の危機感がゴーン追放の一因として働いたとしても、ゴーン氏が重大な犯罪を行っていたのだとすれば、追放は仕方ないのでは?

まさにそこが問題だ。日産が社内調査の結果を提供し、検察がゴーン氏の逮捕事実にした事件が、「捜査機関がそれを知れば、刑事事件として立件し、ゴーン氏を逮捕するのが当然」と言えるのか、それとも、ゴーン氏の追放ありきで、無理やり刑事事件に仕立て上げたということなのか。それによってクーデターかどうかが異なってくる。

その点について、私は一貫して、後者だと言ってきた。それは日産社内で解決するべき問題だったと思う。

――日産の業績は急速に悪化しています。大きな原因としてゴーン時代の無理な拡大主義があったと日産は主張しています。その点についてゴーン氏はどのように説明していますか。

経営悪化は自分の責任ではなく、西川氏の経営手腕に問題があったからというのがゴーン氏の主張だ。

ゴーン氏は「経営者は、会社の業績によって評価される」という徹底した成果主義の信奉者だ。その評価指標として、@売上高成長率、A営業利益、B出資先の持ち分を含めた全体の利益、Cキャッシュフロー、D資産の増減率、E市場価値、Fブランド力の7つを挙げていた。

「1999年以前はすべての指標が悪かったが、ゴーン氏がCEOだった1999年から2016年の間で、2008年を除けば、これらの指標はすべて上向きだった。ところが、2017年から2019年にかけて、これらの数字がどんどん悪くなった」ということを強調していた(編集部注:ゴーン氏のCEO在任期間は2001年6月から2017年3月末まで。うち2016年11月から2017年3月末までは共同CEO)。

■値引きで利益が上げられれば正しいのか

――北米事業の不振についてはどう説明していましたか。

「北米事業の不振の原因は過剰値引きだと日産が言っているが、値引きはその時々に行うことで、その結果利益が出たかどうかに尽きる」というのがゴーン氏の考え方だった。

「(ゴーン氏が)CEOだった2016年は大きな値引きがあったとしても十分に利益が取れていた。(2016年11月に)西川氏がCEOになってから値引きをやめる方針を立てて、それを打ち出したとたんに北米事業の利益が悪くなり、利益が崩壊した。2016年の値引きが2019年の利益の減少の原因になるわけではない」「値引きは道具。やる、やらないとか、増額・減額はマーケティングとセールスのツールだ。目標はトータルの利益で、会社全体の利益を確保すること」ということだった。

――西川氏やその他の経営陣にも業績悪化の責任はあるにしても、ゴーン氏に責任がないというのはいかがなものなのでしょうか。

その点には私も疑問があったので、値引きの良し悪しについてかなり突っ込んで聞いた。ゴーン氏の説明は「エルメスはディスカウントしない。彼らは高ければ高いほど利益になる。それは良いことか、それとも悪いことか。それは彼らの利益を見れば一目瞭然で、利益が上がっていれば正しい。値引きの有無ではなくて利益が生まれているかどうか、値引きに会社が耐えられるかが重要だ」ということだった。

彼の言うことは大変ロジカルで合理的だった。ただ、日産の販売戦略において値引きがどのような影響を与えたかという点について、私も若干疑問を持ったことは確かだ。

ゴーン氏は、自動車という商品のブランディングの重要性について、「同じ車でも、ベンツと日産ならベンツのような価格は日産にはとれない。中国メーカーの車も日産と同じ価格はつけられない」と言っていた。しかし、問題は、北米における日産車がベンツのようなブランドに近いか、中国車に近いのかという点だ。

過剰値引きのために、日産車が北米で中国車のようなイメージで見られ、ブランドを損なったとすれば、その影響は長期的に継続した可能性も否定できないように思う。値引きは、手段として利益を上げる結果が出せるかどうかが問題だというゴーン氏の見解は、理屈のうえではその通りだが、自動車販売の現実から考えてすべて正しいと言えるのかは疑問だ。

――ゴーン氏と言えば、「コミットメント経営」で有名です。例えば、2011年度〜2016年度までの中期経営計画「日産パワー88」で、グローバルシェア8%、営業利益率8%という目標は未達に終わりましたが、責任をとろうとしないゴーン氏自身への批判があります。

この点はストレートに聞いてみた。ゴーン氏の答えは「グローバルの市場シェアが7%に終わった、営業利益率も7%に落ち着いたことを失敗だととらえるのは完全に間違っている。計画はすべての項目が必達のようには作られない。全部計画通りに行ったら、もともとの計画が易しすぎたということ。背伸びをすることは人々をプッシュする。だから、目標をすべて達成できるというのは甘い。難しいものは未達になる。正しい方向に向かって進んでいればよい」というものだった。

目標と結果の関係はそのとおりだと思うが、問題は未達の結果をどう評価するかという点が、すべてゴーン氏の主観で決められていたのではないかという点だ。北米事業の不振の原因としての値引きの影響を短期的にとらえるのか、長期的にとらえるのかによって評価は異なってくる。そのような結果の評価の恣意性が、日産社内でゴーン氏にものが言えない「ゴーン独裁」と言われる企業風土を作っていったのではないか。

■検察がクーデターに加担したことは明らか

――現在の日産の業績悪化の原因についてどう考えていますか。

業績悪化の責任は、第一義的には、悪化した時点のCEOである西川氏にあると言えるだろうが、根本的には、その前任であるゴーン氏がCEOの時代に北米で過剰値引きをしたことが原因となったことは否定できないと思う。ゴーン氏が今も日産に残っていたとしても、日産の業績の悪化は避けられなかっただろう。

ただ、私がインタビューを通じて感じたのは、日産がそういう逆境になった時に、ゴーン氏がいれば、FCAとのアライアンスなどの大胆な戦略で危機を突破できた可能性もあったのではないかということだ。ゴーン氏は、そう思わせる企業人としてのパワーを感じさせる人物だったというのが、インタビューを通じて私が受けた印象だ。

――ゴーン氏の話を聞いたうえで、今回の日産自動車とゴーン氏をめぐる事件について、どのように捉えていますか。

ゴーン氏は羽田空港到着後、弁解も聞かず突然逮捕された。その容疑事実とされた「未払いの役員報酬」の開示に関する金融商品取引法違反が、刑事処罰が当然と言えるような問題ではないことは、私が一貫して言ってきたことだ。それは、インタビューを踏まえてもまったく変わらない。事件の内容から当然だと言えるものではなく、ゴーン会長追放が目的だったからこそ、検察が無理筋の事件で逮捕してクーデターに加担したことは明らかだ。

問題は、日産自動車という日本でも有数の企業にとって、そのクーデターがどういう意味があったのか、どういう結果をもたらすのかだ。直接的な背景はルノーとの統合問題だったようだが、ゴーン氏を追放したところで、今後のルノーとの関係について問題が解決するわけではない。実際、現在も不安定な状況が続いている。

問題はより根深いところにある。徹底した成果主義をとるゴーン氏のコミットメント経営と、日本人幹部の旧来の企業観との間にはかなりのギャップがあったことが、ゴーン氏の言葉の端々からうかがえる。ゴーン氏は、それを日産が1999年以前の悪い状態に戻ろうとしていると見ていて、数年内に日産の経営は破綻すると予測している。

一方、日本社会の見方は「ゴーンは、日産をV字回復させて救ったところまでは良かったが、その後の長期政権で独裁となり、経営を私物化し、その結果、日産自動車が危機的な状況となった」というもの。どちらが正しいのか。日産が今後どうなっていくかを見て判断するしかないだろう。



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