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2020年3月17日22時13分 〜
記事 [カルト25] 藤原・台湾・日本警戒レベル最高に引き上げ、MKO・who職員感染、五輪副委員長も感染。whoは五輪中止命令を出す事である。
台湾の判断がアベカイダの検査サボタージュに対する評価で、五輪副委員長も感染したのだからいい加減に諦める事である。
http://www.asyura2.com/20/cult25/msg/517.html
コメント [政治・選挙・NHK270] 海外メディア、日本の新型コロナウイルス検査が不十分として「世界の統計」から日本を除外とアベッチの加速するG7大嘘つき お天道様はお見通し
21. 2020年3月17日 22:15:18 : JQONAc1R1o : OHFMaW9tUFJoRHM=[1]
右にも左にも馬鹿で大嘘つきの日本の疫病神晋三を支持する者はいない
売国ミンジュ時代のほうがはるかにマシな生活できた
丸7年も政権にしがみついて何一つ成果を上げてないという屑っぷり
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/649.html#c21
コメント [リバイバル3] プロケーブル社長は音楽も音も全くわからないパラノイアのカルト教祖 中川隆
15. 中川隆[-13864] koaQ7Jey 2020年3月17日 22:15:38 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1018]
とあるカフェでの貴重な体験 2018年10月09日
https://community.phileweb.com/mypage/entry/5098/20181009/60558/


1つだけ大変貴重な体験をしたことがあります。

プロケーブルで紹介されていたイベントだったのですが、とあるカフェで行われたJBL4348(確か)を使った試聴会に参加したことがありました。アンプは当時プロケーブルが推奨していたCrown D-45とD-75Aだったと思います。レコーディングエンジニアの方が様々なケーブルを取り替えて調整をして、一番ベストな音が出るように仕上げたと言っていました。

はじめはCDを使って色々な曲を紹介していたようですが、率直に言ってそこまでいいなあと思えるような音ではありませんでした。

当時私も経験不足な上、JRX115でしかほとんど音楽を聞いたことがありませんでしたので、音の具体的な解説は残念ながらできません。

ただ、それからはレコーディングエンジニアをしていらっしゃる方がプロ用機材のSTUDER A810を導入し、2トラ38のテープを再生するという企画が始まりました。

オーディオ用のオープンリールを目の前にして見るのは幼い頃おじいさんが持っていたテープデッキ以来で、音色を聞くのは人生で初めてのことでした。

音源はいつ頃のものだったのかはっきりとは記憶に残っていないのですが、今でも現役で使用しているようなことを話していたと記憶していますので、新しいものであったと思います。

CD音源との差をあまりはっきりとは感じなかったのですが、「これがマスターテープでレコードやCDの元となるテープです。」と言いながらかけた音源は、低音が非常に豊かに出るように感じ、なぜか気づいたら目から涙が溢れていました。
こんな経験は後にも先にもこの時だけでした。

それからはプロケーブルを実践している方やレコーディングエンジニアの方、カフェのマスターとも交流し、楽しい時間を過ごしました。

プロケーブルを実践している方は、既に全ての機材を導入し終わり、この先の世界が見たいとレコーディングエンジニアの方に相談していました。10年近く前からTX1152(もしかしたらまだその頃は紹介されておらず、別のEVのスピーカーだったかもしれません)を導入し、AirMac Expressを介して音楽を聞いているとのことでした。
確かに導入するたびに音が良くなったが、まだ物足りないというような様子でした。

レコーディングエンジニアの方は、プロケーブルは確かに正しい音の指標を教えてくれている良いサイト、だけどその先はまだあるので、その先は色々なスピーカーを交換して自分で確かめていくしかないというようなことを言っていました。
更に私も「本当に高いスピーカーはボロいスピーカーしかないのか?」と質問しました。

するとその方は、「そんな数百万円もするようなものを購入したいと思いますか?」と言いました。

正直私はもし実際に感動するほどいい音がするスピーカーがあり、購入する金があるとしたら購入してみたいし、そう思う人も大勢いるだろうなと思いましたが、「あ、確かにそうですね」とだけ答えました。

第一その方も仕事で必要だからとはいえ、A810という超高級テープデッキを購入しているわけですからね…。

その後マスターとその婦人と閉店まで世間話などで談笑しつつ、まかないのパスタを頂いてから帰宅しました。

本当にいい経験をさせてもらいました。

それからは足が遠のきましたが、また機会があればこのカフェに行きたいなと思っています。


レス一覧

mokonya さんへ

プロケーブルのイベントでの貴重な体験拝見しました。

高価なプロ用デッキSTUDER A810の出音に痛く感動したと読めました。

『STUDER A810、JBL4348、Crown D-45とD-75Aを様々なケーブルを取り替えて調整をして、一番ベストな音が出るように仕上げた。』と有りますが、ここが一番肝心な部分だと思います。

プロがどの様に出音を調節するのか興味深々です。

ポイントは 電源の種類、電源ケーブルとシールド、アースポイント、接続ケーブルの種類とシールドと結線法、スピーカーケーブルの太さと種類と長さ 最後にどういう音を目標に調整するのか?

出来ればここら辺の事情を詳しくお教え願えないでしょうか? 
byTada-Min at2018-10-09 12:00

残念ながら電源ケーブルやオーディオケーブル等の選定については、私が来る前にほとんど終わってしまっていましたので、詳細については把握できていません。
ケーブル類を見て回ることもしませんでしたので、どんなケーブル類を使っていたかもわかりません。申し訳ありません。

また機会があれば体験してみたいのですが、結局第2回で終わってしまったようで、現在はその方のイベントは行われていないようです。
bymokonya at2018-10-11 06:48

mokonya さんへ

プロケーブルから教わった最大の激変と言えるのは『音の焦点』だと思います。

mokonyaさんの日記には『音の焦点』についてコメントが全く有りませんが、まだ体験してないとお見受けします。

この community.phile.web.com で『音の焦点』を実践されている方で私と交流している方は『大田区Y』さんと『Pipesmoker』さんです。

ベルウッドさんをはじめ『音の焦点』に懐疑的な方が多いです。殆んどの方は実験半ばで挫折してます。私も最初はこういう方達のお仲間でした。不屈の努力が「音の焦点」を迷信扱いする偏見を打ち破りました。

またプロケーブルと言うと胡散臭く思われ、敬遠されます。ここはステマの巣窟だと言う人も居ます。実際オーディオメーカーの提灯持ちの様な人も居ますから強ち的外れな指摘でも無いと思います。

プロケーブルのスピーカーケーブルの長短で音の焦点を出すやり方を更に発展させて、RCAケーブル単独、またRCAケーブルとスピーカーケーブルを併用する方法を発見した事は既に私の日記に掲載しています。

最後の「併用法」はカンタンに本当に簡単に『音の焦点』を出す事が可能です。
『音の焦点セット』としてヤフオクに出品中です。

結論的にはこの『音の焦点』を巧く使いこなせば、高額のアンプ・スピーカーは全く必要無く、精々一台10万円程度の中級機器、総額数十万円で高級オーディオに迫る事が出来ます。

『音の焦点』を推進して一人でもオーディオ地獄に落ちないように、ぜひ協力して頂きたいのですが、お願い出来ないでしょうか?
byTada-Min at2019-05-02 20:01


https://community.phileweb.com/mypage/entry/5098/20181009/60558/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/987.html#c15

コメント [カルト25] 文春・財務省自殺職員の妻が遺書公開、全て佐川の指示。という事はアッキード喚問である。 ポスト米英時代
5. 2020年3月17日 22:17:16 : G2zut8Rj0U : bDBEeXk3eDRQaU0=[3]
タイトルにアッキードが書いてあったのでついでに書いておこう。

2018年6月28日に発売された週刊文春によると、60億円を超える補助金を受けている保育大手『ポピンズ』の中村紀子会長が、密かに『昭恵さんを慰める会』を催していたという。6月2日に安倍首相の地元である山口県下関市の老舗割烹旅館で開かれたこの会は、中村氏が後援会長を務める森まさ子参議院議員も出席したと報じられてる。

悉くつながる。
喚問である。

アジアプレスネットワーク・森雅子法相が復興事業受注企業から献金 その財源は震災特別会計だった 「税金の還流で政治的に問題」と専門家

国と契約関係にある企業は国会議員の選挙に関し献金をしてはいけないのでは。
http://www.asyura2.com/20/cult25/msg/513.html#c5

コメント [リバイバル3] プロケーブル社長は音楽も音も全くわからないパラノイアのカルト教祖 中川隆
16. 中川隆[-13863] koaQ7Jey 2020年3月17日 22:17:45 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1019]

2008/12/6
最強のオーディオ・・・iTunes  オーディオ
https://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/msgcate11/archive

■プロケーブルの音

「プロケーブル」というネットショップをご存知でしょうか?
従来のオーディオ理論を覆す方法論で、
一昨年あたりからネットを賑わすオーディオショップです。

実は私もオーディオにずいぶんと散財した挙句に
プロケーブル仕様に落ち着いた一人です。

詳細はプロケーブルさんのサイトに譲るとして、
プロケーブルの面白かった所は、
2チャンネルや個人のブログを巻き込んだ賛否両論の一大実験が、
驚異的なスピードでのトライ&エラーを繰り返して、
プロケーブル・システムを進化させた点です。

サイトの記述内容に技術的な誤謬も多く、
詳しいオーディオマニアの方は、音を聞く前に
その誤りを指摘して、駄システムであると決め付けてしまいますが、
我が家のプロケーブル・システムは総額35万程度で、
以前使用していたカミサンには言えない金額のシステムを軽々と凌駕しています。

この秋、大阪の日本橋にプロケーブルのショップもオープンして、
ようやく実音も聴けるようになり、
プロケーブル論議も、ある結論に至ると思われました・・・。

先日、私も大阪に出かけた折にその音を聴いてきました。
ある程度、予測された事ですが、ジャズ喫茶の音がしていました。
高域のレンジが狭く、ダンゴ状態の音。

私があえてブログでプロケーブルを取り上げたのは、
プロケーブルの機材や方法論がもたらす音が、
あの程度だと認識されたく無いからです。

■オーディオの最大の問題点は録音にある

プロケーブルさんが世の中に知らしめた事の中で、最も重要な事は、
録音される国によってスタンダードなケーブルが異なり、
当然録音バランスが違う・・・という事です。

オーディオマニアは良く原音・原音と言いますが
実は原音なんて、どこにも無いんです。

クラシックを除けば、ポピュラー系のソースは
その時代の最も一般的なシステムで最も良く聞こえるバランスで録音されています。

60年代ジャズは、フルレンジや2ウエイのナローレンジ向け。
70年代、80年代ロックは大型システムが普及しただけに、比較的良いバランス。
90年代以降のはラジカセやミニコンポ向けの音。(ドンシャリ)

これを、なまじ広帯域でフラットバランスのシステムで再生すると、
単なる録音バランスのチェックになってしまいます。
優秀録音以外、まともに聴ける訳がありません。
それをシステムが悪いと思って、調整するから
ますます泥沼にはり、どんどん高価なシステムやケーブルを購入してしまいます。

例えば、アメリカ録音とイギリス録音のロックは
年代が同じでも大分違います。
ベルデンとカナレの違いが音に出てしまうのです。

LPの時代は、カートリッジを交換すれば、
こういった録音の違いを相殺する事が出来ました。

しかし、CDの時代がもたらした、再生環境の均質化が
むしろ、録音の違いを顕にし、
オーディオマニアを無間地獄に突き落としたのです。

■iTunesのイコライザーで全ては解決

本家、プロケーブルはこの問題をケーブルの選択と
マルチ駆動によるドライバーとウーファーの独立した
音量調節で解決しようとしています。

しかし、それはなかなか面倒ですし、システムも複雑になります。
さらに、ユニットの帯域内での微調整が出来ません。
結果的に、過剰気味の高域を抑えようとしてドライバー全体の音量を絞ってしまうので
12KHz辺りから上の倍音成分が不足して、
ジャズ喫茶の音になてしまうのでしょう。
中域が厚いので、一聴するとリアルで迫力がありますが、
音はダンゴ状になて、繊細さや軽やかさを失います。

しかし、iTunesのプリセットイコライザーを活用すれば
録音バランスの問題を簡単に解決する事ができます。

iTunesのプリセットイコライザーをは、
いくつかのイコライジングカーブを自作して名前を付けて記憶する事ができます。
さらに、曲毎、アルバム毎に、プリセットを関連付ける事が出来ます。
この機能を活用すれば、アルバム毎の録音バランスの問題を
簡単にキャンセルする事が出来ます。

さらに、再生システム自身やルームアコースティックの影響も低減できます。

アナログのグラフィックイコライザーは位相の乱れを生じますが、
デジタルでは位相の問題は発生しません。
ビット落ちの懸念もありますが、それも極く高い帯域の問題ではないでしょうか。

例えば、古い録音時代のJAZZをは当時の中域主体のシステム用に録音されています。、
それを、現在のワイドレンジシステムで再生すると逆に中域が薄くなって
迫力が無くなってしまうのです。
又、高域も低域も延びきっていないので、無理に再生すると、
レンジの狭さが強調されて、詰った音に聞こえてしまいます。
そこで、中域を盛り上げ、低域と高域にちょっとスパイスを効かせて
イコライザーカーブを作ります。
すると、あら不思議。
JBLやALTECの世界が現れます。暑く、迸るようなJAZZが再生されます。


TIME盤のソニー・クラーク・トリオは
ブルーノート盤に比べてナローで詰った録音ですが、
上手にイコライジングしてあげると、
途端に生き生きとした迫力ある演奏に豹変します。

「鬼才トリスターノ」は1オクターブ低く録音して、早く再生して録音という
とんでもなくトリッキーな録音で、無機質な音を作り出していますが、
これも、問題無く再生できます。

ビートルズを始めとするブリテッュロックの録音は、
通常胸焼けのするような、まったりとした再生音が特徴ですが、
(LPはクラシック用の高域が伸張したカートリッジでスカ!と決まります)
これもブリティッシュロック用のイコライジングカーブで
切れのある迫力の再生音を実現できます。
ドラムもスカ!!、ドスッ!!と決まりいますし、
ギターもカリ!!とした音を出してくれます。
正に、ライブの音です。

クラシックに関しては、大体良い録音ですが、
38cmの小型のPAスピーカーでは不足する125Hz以下の低音を増強すれば
オーケストラはコンサート会場の迫力で迫ってきます。


■位相制御にも活用

私はiTunesのイコライザーは位相制御にも使えると思っています。
ALLEN & HEATH のDJミキサーには3バンドか4バンドのイコライザーが付属します。
このイコライザーの位置によって、音楽が生き生き聞こえるポイントがあります。
低域をやや絞り、中、高域やや上げてあげます。

これは、スピーカーであるForce-iの各ユニットの
クロス付近の位相特性を整えているのでは無いかと思っております。

当然、再生バランスに影響を与えますので、
この分のバランスの変異も予めiTunesのイコライザーでキャンセルします。

■ラウドネス効果を無視して何が原音か?

さらに我が家はマンションですから、再生音量は小さめです。
当然、耳の生理的特性で低音と高音が低下して聞こえます。

原音再生を目指すオーディオマニアは、イコライザーを嫌いますが、
実用的な音量ではむしろ耳自体にフィルターが掛かっている訳ですから、
むしろイコライザーなりラウドネスを通した音の方が遥かに原音に近い訳です。

iTunesのイコライザーはラウドネスを兼ねる事も当然可能です。

■高価な外付けイコライザーはいらない

AD変換→デジタルでイコライジング→DA変化といった手順を踏む
高価な外付けイコライザーもありますが、
不要なAD変換、DA変換を経由するよりも
デジタル演算だけでイコライジングする方が
音に関する悪影響は少ないはずです。

又、ituneseのイコライザーは曲やアルバム毎に最適にプリセット出来るので、
単なるルームアコースティックの調整だけでは無く、
録音状態による影響もキャンセルできる点だけでも数段優れています。


■プロケーブル・システムの真価

プロケーブル・システムの真価は次の点です

@大口径で高効率のスピーカー
 高効率なスピーカーは微細な音を漏らさず再生します。
 又、音離れが良く、軽やかな音も良く表現します。
 
 38cmウーファーは、イコライザーに良く反応してローエンドが伸びて行きます。
 バスレスポートで無理に作った低音で無いので、
 イコライザーの懸かり方も自然でクセがありません。

A高ダンピングファクターのアンプ
 高いダンピングファクターのアンプは音が窮屈になるとも言われていますが、
 高能率スピーカーとの組み合わせでは生き生きした音を聞かせます

Bスピーカーケーブルは短くして高いダンピングファクターを維持
 結局、ダンピングファクターの高いアンプを使っても、
 スピーカーケーブルを何十mも伸ばしたら、ダンピングファクターは真空管アンプ並み。
 聴きやすくはなりますが、ハイスピードなドラムの音は絶対に聴けません。

 高域の上昇を抑える為には、錫メッキの太いより線が有効。
 私はウエスタン・エレクトリックの14Gを2.5mで使用。
 ウエスタンのケーブルは高域がしなやかで、なんとも言えない音の微粒子感があります

Cパワーアンプに入力ボリューム装備
 ミキサー(プリアンプ)を最適ゲインで使用出来、
 伝送経路での信号ロスを最小限に抑える事が出来ます。
 結局、微弱信号はなるべくレベルを落とさないでパワーアンプ直前の
 ボリュームまで到達させる事がどんなに大事か再認識します。
 (ピュアーネスを追求してプリアンプの代わりにパッシブアッテネーターを用いると
  悲惨な音になるのはこの為)

DALENN & HEATH のDJミキサーをプリアンプとして活用
 プリアンプの名機は数える程しかありません。
 ALLEN &HEATH の音は、フォノイコライザーも含め、
 プリアンプの名機と肩を並べるものがあります。
 ALLEN無くして、プロケーブルシステムは有らず。

EiTunesは是非プリセットイコライザーを活用して
 一度コツを掴んでしまえば、もう手放せません。
 イコライザー無くして音楽再生は有らず。

F200Vとダウントランス
 アース管理された200V電源の安定感は格別です。
 トランスですから、電源のアイソレーション効果があるのでは?

以上が私が考えるプロケーブルシステムのコアです。

さらに、iTunesのバージョンによても、
Windowsのバージョンによっても音はガラリと代わります。

私はiTunesはバージョン7.6.0.29が音がしっかりしていて好きです。
WindowsXPはSP2はまともですが、SP3は悲惨でした。
ここら辺、何が原因か分かりませんが、
安易なバージョンアップは音のバランスを崩します。

さらに、PAスピーカー(EVのFoce-i)のスピコン・プラグは百害あって一利無し。
多分、電力伝達能力が低いのでしょう。
低音が無くなってしまいます。
ネットワークにスピーカーコードを直接半田付けで
全く別のスピーカーに生まれ変わります。

ついでに、ドライバーの保護用ランプは百害あって一利無し。
低い抵抗値のランプが直列でドライバーの直前に入っています。
端子式なので簡単にパスできます。

以上、長々と書いてしまいましたが、
興味の無い方には、何が何だかチンプンカンプン。
それで良いのです。
オーディオの世界は底無沼です。
これを読んで分かってしまう方は、沼に落ちないようにお気をつけ下さい。

https://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/msgcate11/archive
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/987.html#c16

コメント [政治・選挙・NHK270] 広島地検が河井夫妻を異例再聴取 県議選と衆院選でも疑惑(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
1. 赤かぶ[64587] kNSCqYLU 2020年3月17日 22:18:58 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1667]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/657.html#c1
コメント [リバイバル3] プロケーブル社長は音楽も音も全くわからないパラノイアのカルト教祖 中川隆
17. 中川隆[-13862] koaQ7Jey 2020年3月17日 22:19:18 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1020]
2009/6/6
iPodを侮るなかれ  オーディオ
https://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/msgcate11/archive


最近は秋葉原はアニメオタクの街になってしまいましたが、
私が学生の頃は、オーディオの専門店が沢山ありました。
大学生になるとオーディオセットを揃えるのが夢でした。

そんな青春時代を過ごしたオヤジの現在のオーディオがこれ。
サブシステムですが、PC用としては結構良い音がします。

■iPodを侮るなかれ■

ソースは何とiPodです。
iPodって実は侮れないんです。
同じ音をCDプレーヤーで再生しようとすると、
もしかすると100万円を越えてしまうかも知れません。

ウッソーとお思いかも知れませんが、
私はWADIAのDAコンバーターを使用していましたが、
iPodをオーディオに繋いだ瞬間売り払いました。

バッファーから読み出される信号を、最短距離でDAコンバーターに送り込み、
それぞれが同じクロックで作動するメリットは絶大です。

デジタル信号の最大の敵はジッターという時間的揺らぎです。
高価なCDプレーヤーやDAコンバーターはジッターをいかに抑えるかが技術の鍵です。

ところが、iPodはモーターの様な駆動部がありません。
ハードディスクモデルも殆どメモリーから再生していて、
モーターが回転している時間は一瞬です。
電力消費を低減させるアイデアがジッターの低減に寄与しています。

さらに、ピックアップやモーターの回転をサーボで制御する必要もありません。
これも電源を揺さぶる要因から開放されています。

そして、最大のメリットはバッテリー駆動である事。
オーディオの電源は電源の揺らぎの無いバッテリー駆動が理想です。
バッテリー駆動は、電源からのノイズの混入とも無縁です。

高級CDプレーヤーが100万以上を費す対策を、
iPodは1万円くらいで出来てしまっています。

■WADIAが認めたiPodの高性能■

日本のオーディオ屋さんは、「iPodなんてオモチャですよ」って切り捨てていましたが、
アメリカ人は合理的で、良いものは良いと認めるようです。
高級CDPの専門メーカーのWADIAがiPodをトランスポートとするシステムを発売してしまいました。

DACはWADIA製で高価ですが、
従来50万以上していたトランスポートをiPodで代用してしまいました・・・。
WADIAの魅力は、輪郭の明確な揺ぎ無い低音ですが、
CDトランスポートよりもiPodの方がジッターが無いのでWADIAの理想とする音になるのでしょう。

これには、専業オーディオメーカーは参ってしまいます。
しかし、将来的に音楽ソースがネット配信に置き換わって行く事を考えると、
CDというフォーマットがかつてのアナログレコードのような立場になります。
WADIAの選択は、実は将来を考えれば、正しい判断です。

■非圧縮ファイルの実力■

iPodに音楽を転送する時、あるいはiTunesに音楽を取り込む時、
ファイルサイズを節約する為にMP3など圧縮ファイルを選択する事が一般的です。

しかし、iPodの実力を発揮する為には、
ファイル形式は非圧縮のWAVファイルが必須条件です。
CD一枚で1Mくらいのファイルサイズになってしまうので、
ハードディスクの容量を浪費しますが、現在の大容量のハードディスクなら、
1000枚程度のCDも入ってしまいます。

非圧縮ファイルで、質の良いヘッドホンでクラシックを聞いてみて下さい。
iPodの高性能に驚愕する事必至です。


■高音質の為のケーブル■

さて、こうして高音質の再生環境が簡単に手に入りました。
ネットでは、「iPod内蔵のアンプは低音質だから、
音楽信号はiPodのヘッドホン端子からオーディオに繋いでも低音質」という人も居ます。

騙されたと思って、BELDENの88760というマイクケーブル使用してみて下さい。
密度の高い、素晴らしい音がします。

私は秋葉原でケーブルを購入して、ノイトリックの端子で自作しましたが、
ネットで評判(賛否両論ですが)の、プロケーブルのネット通販で、
5000円くらいで手に入ります。
https://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/msgcate11/archive
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/987.html#c17

コメント [政治・選挙・NHK270] 広島地検が河井夫妻を異例再聴取 県議選と衆院選でも疑惑(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
2. 赤かぶ[64588] kNSCqYLU 2020年3月17日 22:19:39 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1668]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/657.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK270] 広島地検が河井夫妻を異例再聴取 県議選と衆院選でも疑惑(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
3. 赤かぶ[64589] kNSCqYLU 2020年3月17日 22:20:11 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1669]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/657.html#c3
コメント [リバイバル3] プロケーブル社長は音楽も音も全くわからないパラノイアのカルト教祖 中川隆
18. 中川隆[-13861] koaQ7Jey 2020年3月17日 22:20:22 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1021]
2009/10/21
i-Podオーディオの決定版  
https://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/msgcate11/archive

■ オーディオの夢の時代 ■

私達が中学、高校の頃は、オーディオのフルセットを揃える事が夢でした。
80年代日本は、オーディオ天国でした。

\79,800のプリメインアンプは激戦区でした。
サンスイのAU−607シリーズを筆頭に、
各社がこの価格帯に利益度外視の様な物量を投入していました。

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\59,800のスピーカーも熾烈な争いでした。
30cmのウーファーをベースにした3ウェイが基本でしたが、
大体、前述の\79,800のプリメインアンプで鳴らしていました。
ONKYOのD-77が分野の先駆者でしょうか。

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CDというデジタルソースの出現で、
ひたすら広帯域、低歪という測定データ重視、
「物量=価値」という単純な時代でした。

■ BOSEという選択肢 ■

その頃、カフェバーのスピーカーと言えばコレ。

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BOSE 301。
白いカフェバーに、白いBOSE。
何となく軟派なイメージがしてヘビーデュティー嗜好の私などは、
あまりBOSEが欲しいとは思えませんでしたが、
友人達の部屋で聞くBOSEは、101も、301も、楽しい音で鳴っていました。

「この高音が」とか、「コンバスの弦の解像度が」などという点ではダメなのですが、
音楽を聴いていて楽しいスピーカーでした。
音楽の「うねり」の様な物を良く表現し、
ボーカルの表情が良く伝わる。

当時を振り返ると、
音楽好きはBOSEや自作フルレンジ(長岡式)を選択し、
機械好きは、国産をカタログスペック重視で選んでいた様に思います。

さて、時代が30年経ち、どちらが優れていたかは自ずと結論が付いていると思います。
国産オーディオはほぼ絶滅の状況にあり、
ミニコンポと一部愛好家向けの高級機だけの市場になってしまいました。

一方、BOSEはホームシアターというフィールドにも進出し、
今でも楽しい音を鳴らし続けています。

■ ハイファイは疲れる ■

私もオーディオに随分と散財しました。
しかし、結局行き着く先はラジオの音。

先日までは、仕事用のデスクトップシステムに、
カナダのスタジオ用のアンプ(BRYSTON B−60)と
イギリスのMONITOR AUDIOの小型スピーカーを組み合わせていましたが、
結局、殆ど使用しませでした。
何故か・・・眼前にミニチュアの音像が並ぶと、煩わしいのです。

そもそも、ステレオ自体が擬似音場でしかありません。
脳は多分、その擬似的な音場を補正して尤もらしく聞かせる為に、
結構な労力を使うのでしょう。

低音も高音も、現実のものとは違います。
すると、脳は又イコライジングでこれに対応しようとします。

ですから、仕事中になまじなハイファイ(死語ですが)を聞くと、
仕事に集中出来ません。

■ yahooオークションで間違って落札したギターアンプ ■

クリックすると元のサイズで表示します

いきなりギターアンプです。
yahooオクでオーディオのアンプのコーナーに間違って出展されていました。

何の気無しに\3,000で入札したら、落札してしまいまいした。
息子にでもあげようと思い、送金したら、商品が届きました・・・。
日本フェンダーの小型のギターアンプです。
5インチのスピーカーが2個搭載されています。
何と、これがセレッションです。

かつて、マーシャルのギターアンプはセレッションを使用していました。
セレッションはイギリスの老舗のスピーカーメーカです。
レーザーによる振動解析を駆使して開発されたSL−600は、
現代スピーカーの原点と言っても過言ではありません。

私もセレッションの音は大好きです。
今でもSL−3を所有していますし、
SL−6とLINNの黒箱で鳴らすビートルズは最高です。

決して鳴りすぎる事が無く、されど聞きたい音は聞こえて来る。
それがセレッションです。

現在は台湾当たりのメーカーに商標を売却してしまって、
名ばかりセレッションですが・・・何となく嬉しい。

さらに、このアンプ、RCAのライン入力が付いている。
スピーカーが2発だから、ステレオ入力に対応する様です。

さらに、ディストーション回路を搭載している。
早速、息子のエレキギターを拝借して、ギュイイイーーンとやったら、
超気持イイ(ギター、弾けません・・・。)
ギュイーーンとアメリカ国家を下手ながら弾けば、気分はジミヘンです。

■ 最高のi-Pod用オーディオ ■

さて、せっかくRCA入力が付いているのでi-Podを繋いでみました。
コードは自作のベルデンのマイクケーブルと、ノイトリックの端子の物です。
ギターアンプでは音量調整出来ないので、i-Pod側で音量調整をします。

・・・イイ・・・凄くイイ・・・。
楽器の音も、ボーカルも自然で聞きやすい。
レンジが狭いので、最近のJ−POPSも破綻無く再生できる。
ボーカルと演奏とのバランスも絶妙。
何と言っても、ギターの音が艶っぽくてGOOD。(そりゃーギターアンプですから)

という事で、フェンダーのギターアンプは私の愛用品となってしまいました。
https://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/msgcate11/archive
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/987.html#c18

コメント [政治・選挙・NHK270] 広島地検が河井夫妻を異例再聴取 県議選と衆院選でも疑惑(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
4. 赤かぶ[64590] kNSCqYLU 2020年3月17日 22:20:42 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1670]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/657.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK270] 広島地検が河井夫妻を異例再聴取 県議選と衆院選でも疑惑(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
5. 赤かぶ[64591] kNSCqYLU 2020年3月17日 22:21:09 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1671]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/657.html#c5
コメント [経世済民134] <もはや、世界恐慌じゃないか!>NYダウ一時2700ドル超安 再び売買停止、世界株安加速(日経新聞) 赤かぶ
39. 空虚[3325] i_OLlQ 2020年3月17日 22:21:31 : zDFl2rQ4Xo : a1VRTDZYc05nbDI=[1]
>>13殿 達観。異論なし。 
>株(=資本)が現金のように価値普遍だと錯覚していた米国経済は今になって大慌てすることになった。

これね、マンマ美しい国のk団欒の老害にあてはまるわな、他人事やおまへんがな。護送船団方式で、ガイキチ詐欺師に銭くれてやりたい放題してきまましたが抑々勝ち組と勘違いさせられて嵌められましてんなぁ〜不憫やわホンマになぁ〜。イカサマ賭博は、初めはそこそこ勝たせまんのやで、抜けられないところで落としにきまんねや。ちなみに現ナマも価値不普遍やおまへんねんけどなw市場の価値は消費者が決めまんねん。気分でどぉーにでも変わりまんがな・・・価値普遍は人にはおまへんねん。
http://www.asyura2.com/20/hasan134/msg/275.html#c39

コメント [政治・選挙・NHK270] 広島地検が河井夫妻を異例再聴取 県議選と衆院選でも疑惑(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
6. 赤かぶ[64592] kNSCqYLU 2020年3月17日 22:21:42 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1672]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/657.html#c6
コメント [リバイバル3] プロケーブル社長は音楽も音も全くわからないパラノイアのカルト教祖 中川隆
19. 中川隆[-13860] koaQ7Jey 2020年3月17日 22:21:49 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1022]

2011/10/16
日曜の午後は優雅にJAZZなど聞きながら・・・最新技術でレトロを再現する
https://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/msgcate11/archive

 


■ デジタルオーディオの薦め ■

80年代、90年代に青春時代を過ごした男子ならば、
オーディオセットに大枚を叩いた経験があるでしょう。
かつて日本のオーディオ機器は、世界を席捲しました。

AKAI
AIWA
Aurex(東芝)
DENON
DIATONE(三菱)
KENWOOD
Lo−D(日立)
MARANTZ
Nakamichi
ONKYO
PIONEER
SANSUI
SONY
TEAC
Technics(松下)
YAMAHA
Victor

さらに
OTTO(サンヨー)
OPTONICA(シャープ)


こんな小さな国に、結構規模の大きなオーディオ・ブランドが
ひしめいていたのです。

■ プラザ合意と日本製品 ■

日本のオーディオーメーカーが世界ブランドになったのは
1970年代後半からではないかと思いますが、
これは、日本車が世界市場に受け入れられていく時期と重なるかと思います。

かつて1ドル360円だった為替レートは、
1971年のニクソンショック以来円高になり、
1985年プラザ合意で、240円から一気に120円となりました。
そして、現在は1ドル80円代が当たり前の時代となりました。

1) 360円時代・・・戦後、繊維産業が輸出産業として外貨を稼ぐ
2) 240円時代・・・1970年代前半までは、鉄鋼・造船・化学が輸出産業として成長
3) 120円時代・・・自動車、電機産業が輸出を延ばす
4)  80円時代・・・材料・部品 (円建て輸出も多い)

これはイギリスやアメリカの経済成長の歴史ともリンクしますし、
現在のアジアの経済成長の姿とも被ります。

■ 戦後は米英、その後は日本、そしてアジアへ・・ ■

プラザ合意後で日本のオーディオと自動車は明暗を分けます。
自動車は実用品的価値を持つので、ある意味、
コストバリューが適当であれば、売れます。

アメリカではプラザ合意後の日本車は、決して安い車ではありませんでした。
サニーやカローラーだって、アメリカでは外車です。
それでも故障の少ない日本車は、アメリカで人気がありました。

大柄のアメリカ人が、体を畳む様にして、
ちょっと年代物の日本車に乗っている光景を良く目にしました。


一方、オーディオは嗜好品でありステータスシンボルです。
ライフスタイルの変化と共に、オーディオの需要は変化をします。
かつては大型のオーディオセットを所有する事は男のロマンでしたが、
現在はiPodやiPhonにその座を奪われてしまいました。
或いは、大型TVとホームシアターに変化したとも言えます。

戦後の経済成長で、最初にオーディオを楽しむ余裕が生まれたのは米欧でした。
アメリカにもヨーロッパにも色々なオーディオメーカーが誕生しましたが、
ガレージメーカーが多いので、新旧のメーカーが目まぐるしく入れ替わりながら、
全体のパイとしては、どんどん縮小しています。

日本はさらに衰退が激しく、80年代に全盛を極めた大手メーカーは、
今ではラジカセかホームシアターシステムをメインに生産しています。
(一部高級オーディオも残っていますが、趣味みたいな規模です)

一方、新興国では、ちょっとしたオーディオブームが発生している様です。
シンガポールでちょっとオーディオ店を覗いてみましたが、
BOSEと並んで、アジアの名前は知らないけれども、
デザインも造りも悪く無いシステムが販売されていました。
(もしかすると、欧米でデザインしてアジアで生産かも知れません)

■ 「質より量」が生きている新興国市場 ■

SONYはアフリカやインドなどの市場に力を入れている様で、
それらの国では圧倒的なブランド力を維持しています。

それらの国では未だに「質より量」の文化レベルなので、
スピーカーユニットが沢山付いていて、低音がガンガン出るシステムが売れる様です。
ちょっと大型のミニコンポを想像すると良いかも知れません。

■ オーディオ機器からPCへ ■

一昔前なら、コンピューターのデータを再生するデジタルオーディオは
オーディオファンからは冷たい目で見られていました。
デジタルノイズだらけのPCからは、良い音は得られないと思われていたのです。

ところが、1千万円もする高級オーディオに
iPodを繋いでみた人が現れました(外人)
マークレビンソンというメーカーの数百万円するCDシステムと聞き比べると・・・
何と、iPodの方が音が良いように感じてしまったのです。

このオーディオ記者のレポートがサイトに載ってから、
ジワリ、ジワリと、PCを音源にするデジタルオーディオが浸透し始めました。

■ 高音質を再現できなかったCDプレーヤー ■

CDは1980年代のオーディオ全盛期に、
高音質を売り物に、華々しくデビューします。

それまでレコードしか聞いた事が無かった人々は、
針音のしない「無音の曲間」や、「クッキリした音」にビックリしました。
「これがデジタルの音なんだ・・・」と。

ところが、アナログレコードのマニアは根強く残りました。
彼らは「CDの音は何か変だ」と主張します。
「サンプリングレートが44KHzなので、
20KHz以上の可聴域以上の音が再生出来ないのが原因だろう」
そうオーディオメーカーの開発者も考えました。

ところが、サンプリングレートを高くした高音質CDも
やはり「何かが違った」のです。

アナログレコードの音を追い求めて、
CDの読み取り部分ーとDAコンバータ部分を別々の機材に分けたり、
CD読み取り部を鉄の塊で固めて防振を徹底するなど、
だんだんとアナロぐレコードの様なアプローチが試みられるようになり、
最後には100万を軽々と越える鉄の塊の様なCDプレーヤーまで出現しました。

■ ジッターというデジタル揺らぎ ■

一方で「ジッターと呼ばれるデジタル特有の時間的な揺らぎが音を濁す」と主張する人も居ました。

CDプレーヤーのピックアップ(光学読み取り部)は、
振動などの外乱に抗してサーボ(調整)を掛けながら、
微細な音楽信号(ピット)を読み取るっていきます。
この時、サーボによる電圧変動がCDのクロック信号を乱す為に、
クロックのタイミングに微細な時間変動が生じる事が確認されています。
クロックのタイミングの揺らぎは、ジッターと呼ばれ、
音質に影響を与えると考えられています。

現在でも、測定すらも難しい微細なデジタルの時間変動が、
どうして音質に影響するのかは、正確には解明されていません。

■ ローテクでジッターを減らしていたフィリップス ■

CDの開発者はフィリップスとソニーです。

直系12cmのCDを東京ドームのグラウンドの大きさにすると、
CDのピックアップがデジタル信号の溝(ピット)をトレースするスピードは、
マッハ4の速度で砂粒を数え上げる事に等しいと言われています。

ちょっとの揺れでも、ピックアップは砂粒の列を見失ってしまいます。
その為にCDプレーヤーは絶えず溝の真ん中にピックアップが来る様に、
ピックアップを制御し続けています。

SONYなど日本のメーカーは技術力が高かったので、
ピットの真ん中と左右をトレースする3本のレーザービームの反射光の出力差を
サーボ回路に瞬時にフィードバックしてモターを駆動し、
ピックアップが絶えずピットの中心をトレースするという技術を生み出しました。

一方、フィリップスは3ビームの技術が開発出来なかったので、
何とレコードプレーヤーのアームの様なスイングする機構の先端に、
ちょっと「おもり」を付けたピックアップを搭載しました。
何と、外的振動を重さで吸収してしまおうというローテク作戦だったのです。

さらに初期のフィリップスのDAコンバーターは、
CDの16Bitのうち14Bitしか処理で出来ませんでした。

ところが明らかに技術的に劣るフィリップスのCDプレーヤーは音が良かったのです。
日本のメーカーがデンドン、シャリシャリと今思えば拷問の様な音を出していたのに対して、
フィリップスのCDプレーヤーの音は「まろやか」で「弾力に富み」
それでいて「絹の様な肌合い」の音を出していました。

永年アナログレコードに慣れ親しんだ、耳の肥えたファン達は、
フィリップスのメカニズムが搭載されたCDを買いました。

日本のメーカーはスペック重視ですから、
エラーの発生率をピックアップの優劣と考えていました。
ですから強力にサーボを効かせてトレース精度を高めていましたが、
その結果、サーボによる電圧変化が電源からクロック信号に周り込んで、
悲惨な音を作り出していたのです。

一方フリップスはレコードメーカーでもあったので、
徹底した視聴でCDプレーヤーを作り上げたのでしょう。
その結果、トレース制度が落ちてもサーボが弱い方が音が良い事に気付いたのでしょう。
そこで彼らは「重り」という慣性重量をサーボの変わりに用いたのでしょう。

■ iPodは音が良かった ■

CDの音を汚すのは「ジッター」の存在では無いかと気付いた海外の技術者達は、
実にスマートな方法でジッタを解決していきました。

元々、レコーディングスタジオでは、デジタル機器間のクロックの同期を取る為に
精度の高い外部クロックを使用していました。
正確なクロックが機器の誤動作を防ぎ、音質向上に繋がる事は常識でした。

これらの事実を知る技術者達が、クロックとバッファーメモリーを搭載した
小さなDAコンバーターを開発し始めました。

CDからのデジタル信号を、一旦バッファーメモリーに貯め、
メモリーの読みだ出しと、DACのチップを同じクロックで動作させたのです。

2000年頃、日本の若いオーディオファンは住宅事情もあって、
高級ヘッドホンで音楽を楽しんでいました。
DAコンバーターとヘッドホンアンプを合体させたヘッドホンアンプは、
「音が良い」と評判になり、若者達に浸透して行きます。


■ 光ケーブルこそが音質を損なっていた ■

ところが、私はどうもこれらの製品の音も馴染めませんでした。
なんだか、音がクッキリし過ぎてウソクサイ・・・。

これらの機器の音楽信号はPCから取り出す場合が多かったので、
多くの機器では同軸ケーブルか、光ケーブルでDACとPCを繋いでいました。

光ゲーブルは、PCとオーディオ機器との間のアースを切り離せるので、
PCのデジタルノイズがアース経由でオーディオに混入する事を防げる為、
オーディオ的には最適と考えられていました。
・・・しかし、「光ケーブルは音が悪い」と言うオーディオマニアは沢山いました。

これは光ケーブルの内部の乱反射によって、クロックのタイミングがズレル事が原因とも、
「電気 - 光」、「光 - 電気」という複雑な変換が原因とも言われています。
「電気 - 光」、「光 - 電気」でデータにエーラーが生じては、光通信は成り立ちませんので、
私は原因は前者のクロックの揺らぎにあると思っています。
光ファイバーの内部反射で、デジタル信号のエッジが鈍るので
ちょっとした電圧の変動でも、時間的揺らぎは大きくなってしまうのでしょう。
要は、光ケーブル接続は「ジッター」が大量に発生するのです。

■ さらにUSBケーブルでも音質は劣化していた ■

最近のデジタルオーディオ機器にはUSBケーブルを用いる物が多いのですが、
実は最近になってUSBケーブルは70cmを超える長さになるとエラーが増える事が分かって来ました。
ハードディスクやプリンターの接続に便利なUSBケーブルですが、
コンピューターの接続では、エラーチェックを常時しながら、
信号がやり取りされますので、
ケーブルの長さによるエラーの増大は、通信時間の差となって表れますが、
データーに損傷は起こりません。

ところが、オーディオフォーマットのUSBケーブル転送では、
PCはデータを送りっぱなしという方式を取られています。
USBケーブルは70cm程度まではエラーが少ないそうですが、
それを過ぎると、エラーの発生率が増大します。

CDの書き込みデータは、非常にエラーに強い変換方法が採用されていますが、
PCから出力される音楽データは時系列のデータですから、
エラーには弱くなっています。
当然、補完によるエラー訂正が頻発する事が予想されます。

■ ジッター解決の最適解であった、iPod ■

ここで先に紹介した「iPodは数百万のCDプレーヤーよりも音が良かった」に戻ります。

iPodはPCからデータ通信で、内臓HDか内蔵メモリーにデータを転送します。
この転送は当然コンピューター間のデータ転送ですからエラー訂正され、
iPodには正確なデジタルデータが転送されます。

次にiPodは携帯プレーヤーですからHDのデータは随時メモリーに記憶され、
そこから再生する事で、振動などによるHDの読み込みエラーを防止します。

バッファーメモリーの吸い上げられたデータは、DAコンバーターに送られますが、
メモリー駆動用のクロックと、DAコンバーター動作用のクロックは同一です。
さらに、iPodは小さいので、クロックとメモリーやDAC間の配線は最短の長さです。
ですから、外的要因による時間揺らぎは、ほぼ発生しません。

この様な理由から、何とiPodは理想的なCDPの要件を満たしていたので音が良かったのです。

■ 昔のAppleには音の分かるエンジニアが居た ■

しかしiPodの素晴らしいのはそれだけではありません。

ヘッドホン出力用のアナログ回路の音が良いのです。

国産のMP3プレーヤーはドンドン・シャリシャリという音がしていましたが、
iPodの音は「ふくよか」で「弾力に富」、「なめらか」な音でした。
専用イヤホンも、帯域を欲張らずに、中域を厚く再生します。

これは生演奏の音を良く知っている技術者が開発に携わっていたからだと言われています。

■ iTunesこそが最高のプレーヤーだった ■

iPodは音が良くないと言われる方の多くは、
iTunesにCDなどの音源を録音する際に、データを圧縮して取り込んでいます。
その方が、iPodに大量の音楽が入るからです。

ところが、iPodに取り込む時、非圧縮のWAVデータやACCデータで取り込むと、
iPodから聞こえる音は激変します。
特にクラシックなどでは情報量が圧倒的に増えて、弦が滑らかに再生されます。
(ロックやポップスでは圧縮音源の方が、低音の輪郭がはっきりしてノリが良いです)

しかし非圧縮データはデータサイズが大きいので、
iPodに大量のデータを格納する事が出来ません。

そこで、PCのiTunesから、直接音楽信号を取り出そうとする試みが為されました。
PCのサウンドボードかUSB音楽プレーヤーを使用するのが一般的です。

Appleから「Airmac exples」という小型の無線LANのターミナルが発売されています。
何と、このAirmacにはDAコンバーターが内臓されるのです。
PCから無線LANで音楽信号を飛ばし、Airmacで受信した部屋で好きなように音楽が聴ける
そんな目的で造られた商品ですが、これが思いの他、便利だったのです。

AirmacにはUSB入力とLANケーブルの入力もあります。
さらに、ヘッドホンジャック(ミニピンジャック)と光デジタル出力まで付いています。

始めにAirmacに注目した人達は、無線LANと光出力で、
PCとオーディオの間のアース回路を完全に分離出来る事に着目しました。
PCからのデジタルノイズを、オーディオ機器と分離する手段としたのです。
彼らはAirmacの光出力を、高額なDACのデジタル入力として活用しました。

ところが、Airmacのミニピンジャックの出力を、直接オーディオに繋いで見ると、
iPodよりも、厚い音がして、アナログファンを唸らせてしまった。

さらに、無線LNAでは無く、LANケーブルでPCと繋いで、
接続の設定をちょっと細工してあげると、
データ転送エラーは発生しない事が分かってきました。

(Airmacの表示LEDを緑色点灯さる事がミソ。

 1) AirmacとPCをLANケーブルd接続する
 2) Airmacの管理ソフトを立ち上げる
 3) 無線LNAをオフにする
 4) AirmacのIPアドレスを手動で入力する
    IPアドレスは、管理ソフト立ち上げ時に表示しあれたアドレス。
 5) IPアドレスの自動取得をオフにする。 
 この手順で、Airmacの「緑色点灯」が確立出来ます。)


■ Airmac Expres は高音質なのでは無く、低音質だから良い ■

ここまで読むと、Airmac Expres は高音質だと思われるでしょう。

実は逆です。
Airmac Expresは実は音質が悪いのです。
先ず、上限のレンジが狭い。
さらに、左右のチャンネルのクロストーク(音の混入)が多いのです。

「なんだ、全然ダメダメじゃん」とお思いでしょう・・・。

いえいえ、これこそがアナログの音なのです。
アナログレコードは1本の溝に左右の信号を刻んでいます。
当然、左右のチャンルは音が混ざり合います。(これをクロストークと呼びます)

さらに、レコード針が樹脂のレコードに溝を引っかきながら音を再生するので、
歪みを低減する事は、根本的に困難です。
ところが、レコードの音は、人の耳には自然に聞こえます。
これは「生音」と同じ肌合いの音・・・そう言い変える事も出来ます。
ですから生のコンサートに足を運ぶ人程、レコードファンが多いのです。
(1/f揺らぎが自然な歪みだとか、
 偶数次の歪みは、人間を心地よくさせるという説があります)

私も経験的に、イギリスの小型アンプなど、クロストークの多いアンプは、
充実した音がする事を知っています。
さらに、左右のスピーカーを重ねて設置すると、
ステレオの音場こそ消失しますが、
生の演奏会に近い音の勢いが得られる事も経験していました。

ですから、Airmac Expresの音の良さは、
アナログ的な歪みの多さと、クロストークによるものでは無いかと思っています。

さらにはジッターという、人間の聴覚ではどうしても不自然に感じる
ノイズ元が無い事も大きいでしょう。

■ 崩壊する録音環境 ■

オーディオマニアはイコライザーの使用を嫌います。

「レコードやCDには生の音源が入っているのだから、手を加えるのは言語同断」という
原音至上主義の方達が多くいらっしゃいます。
最高の録音であれば、良い音源は優れた再生音を生み出してくれます。

ところが実際には「録音」は千差万別です。
クラシックでも酷い録音は存在しますが、それでもバランスは取れています。

これが、80年代以降のロックやポップスやJ-POPSでは悲惨な録音状態です。
CDの登場によってオーディオ機器は小型化し、ラジカセ全盛の時代になりました。

CDを購入する多くの人々が、ラジカセで音楽を聴くので、
当然、録音スタジオではラジカセで格好良く聞こえる様な録音をする様になります。

ミキシングスタジオから大型スピーカーが消え、
YAMAHAの10Mという、白いウーファーの小型スピーカーが大増殖して行きました。
ラジカセは大型スピーカーの様には低音が出ませんので、
ミキシング時に低音を思い切り持ち上げて録音される様になりました。
さらには、小型スピーカーではあまり聞こえない重低音は、
管理されていないような録音も現れ始めました。

80年代前半のアナログレコードに時代までは、
それでも多くの人が大型のオーディオスピーカーを使用していたので、
録音はそれを考慮して、まともなバランスを保っています。

しかし、90年代以降はPOPSやROCKはそれこそ「悲惨」な状況です。

■ 曲毎、アルバム毎にイコライザーカーブをプリセットできるiTunse ■

イコライザーを使用すれば、部屋の音響特性と録音バランスを補正できるのですが、
録音バランスの違うCDにあわせてその都度イコライザーを操作するのは面倒です。

しかし、iTunseには、曲毎にイコライザーを設定する機能が付いています。
iTunesにプリセットされているイコライザーは、派手な演出でクソですが、
iTunseはバンド数が少ないながらも、自分で複数のイコライザーカーブを作って登録できます。

もう、これを使ってしまったら、病み付きになります。
古いジャズも、最新のロックも、最適なバランスに調整する事が出来ます。

■ ルームアコースティックを機材で調整する愚 ■

私は先日、コンクリートにクロス直貼りのマンションから、
ボード貼りのマンションに引越しました。

コンクリートにクロス直貼りの部屋では、低音がだぶ付いて始末に負えませんでした。
iTunseのイコライザーが無ければ、大型スピーカーは絶対に使えません。
ところが、ボード貼りの部屋では、ボードが丁度良いアンバイに低音を吸収してくれます。

これが、木造の和室では、今度は低音が不足するかも知れません。

このようなルーム・アコースティックの違いを機材で調整する事は至難の業ですが、
イコライザーでは比較的容易に調整できます。

■ 大型スピーカーの衰退 ■

AMラジオの様なフルレンジの小型スピーカーは
高音も低音も出ませんが、ストレスの無い聞きやすい音がします。

今な無き長岡鉄夫というオーディオ評論家は、
小さなフルレンジユニットを使って、高効率の自作スピーカーを発表し続け、
一部のオーディオマニアから神的な扱いを受けていました。

長岡鉄夫のファンはらはオーディオマニアと言うよりは、音楽マニアが多く、
高効率のスピーカーからは、生きた音楽が聞こえる来る事を知っていました。

一方、所謂オーディオマニアはJBLのマルチユニットのモニタースピーカーなどに嵌りますが、
これは上手く鳴らす事が非常に難しいシステムで、まともに鳴らした人は少ないでしょう。

大型のマルチユニットではユニット間の繋がりで、周波数特性が乱れ、
さらには日本人はタンスの様な巨大スピーカーを6畳間に押し込んだりしていましたから、
ユニット間の音が混じる事も無く、音場再生などという概念もハナから無視していました。

一時期、録音のワイドレンジ化に伴って導入されたJBLのマルチモニターは、
その後、UREIの同軸2ウェイユニットにその座を奪われます。
ホーン先端の青色のスポンジも鮮やかなUREIのモニターは、
同軸2ウェイ故に、音の繋がりも良く、大型ながら音場再現にも優れていました。

JBLはその後、2ウェイのモニターシステムに移行すると同時に、
UREIを買収して、UREIモニターを市場から消し去りました。(アメリカ人の発想ですね)

ところが、時代はラジカセの時代になり、
大型モニターは少なくなり(当然、楽器個々の録音確認には使用されますが)、
YAMAHAの10Mが大増殖し行きます。

■ 小型スピーカーブーム ■

1985年頃だと思いますが、イギリスのセレッションというメーカーが
SL600という小型密閉方スピーカーを発売します。
(マーシャルのギーターアンプのスピーカはセレッション製です)

SL6という、中級スピーカーのユニットはそのままに、
箱の共振を抑える為に、航空機に用いられていたアルミのハニカム材を
エンクロージャーに用い、レーザー解析で振動を最適化するという
現代的スピーカー設計の原型とも言える製品でした。

SL600は鳴らし難いスピーカーとして名を馳せました。
非力なアンプでは全く鳴らないのです。
ところが、マークレビンソンなどアメリカの純A級のパワーのあるアンプで鳴らすと豹変しました。

スピーカーの存在が消え、そこであたかも演奏していうかの様な空間が生まれたのです。

■ 地獄の一丁目、小型低能率ワイドレンジ・スピーカー ■

SL600の登場までは、スピーカーの効率は90dB以上はありました。
ところがSL600以降は、80dB程度の効率しか無いスピーカーが続々と登場します。

低音が出難い小型のスピーカーなので、
低音の効率に、システムの効率を揃える事で、帯域のバランスを確保したのです。

さらに小型スピーカーで低音を得る為に、ウーファーのユニットは重くなり、
さらに強力な磁気回路の中に設置されました。

これでは、非力なアンプでは、ウーファーから逆流する電流に押されて
まともな再生が出来ません。

さらに、ハイパワーでウーァーを叩き出さなければ、音に勢いが生まれません。

NFBを最小に抑えながらも、出力インピーダンスを小さくして駆動力を稼ぐ為に、
現代の高級アンプは、出力段のトランシスターを多数並列にして、
スピーカーの駆動力を確保しながら、低インピーダンスに対応しました。

小型低能率スピーカーの登場は、アンプの巨大化と高価格化をもたらしましたが、
住宅事情から、大音量の出せない日本のオーディオマニアの多くは、
結局、スピーカーとアンプの実力を出す事なく、買い替えを繰り返していきました。

(この時代のパワーアンプの最高傑作が、初期型KRELLのKSA50やKSA100でしょう。
 2Ωまでを楽々と駆動しながら、繊細で力強く、さらにマッタリとクリーミーな味わい。
 しかしながら、陽炎が立つ程の発熱と、月の電気代が3000円アップに耐えなければなりません。
 エコを目指し、クラーの無い我が家では、半年で売りに出されました。

 でも、人生で最後に聞きたい音を挙げろと言われたら、
 私は間違い無く「初期型のKSA50の音を聞きたい」と答えます。
 スピーカーは・・・SL600・・・いや、APOGEEのフルリボンか・・・)

■ 小型スピーカーが悪いわけでは無い ■

小型スピーカーの先鞭を付けたセレッションですが、
SL3という非常に鳴らしやすい小型スピーカーを発売していました。
今でも実家で使っていますが、FMラジオを聞き流すには最適なスピーカーです。

SL3の上位機種の、SL600の原型であるSL6も素晴らしいスピーカーでした。
小型密閉型のスピーカーですが、低音も結構出たので、
これをどう料理するかが、鳴らす人の腕の見せ所でもありあました。
LINNの黒箱に繋いで鳴らすと、弦楽器は張りがあって、艶やか、躍動感一杯に鳴ります。
又、この組み合わせの、ビートルズは絶品でした。
アメリカのスピーカーでは鳴らし難いビートルズですが、
イギリスのスピーカーとアンプの組み合わせでは、生き生きと鳴ります。

最近ではKEFFのiQ3などは、とても良く出来たスピーカーです。
DALLIのロイヤル・メヌエットも、音楽がとても楽しく聞こえるスピーカーです。

これらの小型スピーカーを使っている内は、オーディオマニアも幸せで居られます。
高音がどうの、低音がどうのと、細かい事も気になりません。

■ 38cm小型2ウェイという選択肢 ■

ご存知の方も多いと思いますが、名古屋のProcableという通販ショップが、
iPodやiTuneのオーディオ活用に一役買いました。

ホームページが強烈なので、アンチ・プロケーブルを量産しましたが、
そこに書かれている事は、技術的には間違いも多いのですが、
結構、従来の常識を外れると、楽しいオーディオライフが返って来る事を証明しています。

先ず、高効率スピーカーを使う事。
問題はほとんどコレで解決します。
生き生きとした音楽が聞こえてきます。

38cmのPAスピーカーを推奨しているので、
私もエレクトロボイスの「Foce i」という比較的小さなPAスピーカーと、
クラウンの25Wの小型アンプD45を購入してみました。

これが意外と素性が良いのですが、
38cmと言えども箱が小さいので低音が出ない。
小型スピーカーよりも低音は少ないのでは無いでしょうか?

ただ、103dBという高効率スピーカーなので、
25Wのアンプで軽快に鳴ります。
とにかく、ドラムなどの音の立下りは早い。
ロックのドラムが、パッシっと決まるのは快感です。

低音を出す秘訣は・・・
私はスピーカーケーブルをステージ用の端子を用いずに
スピーカーのネットワークに直接半田付けしたら、低音のバランスが取れました。

ネットワークとユニットの間も、スピーカーケーブルと同じケーブルで半田付け。
多分、半田の適度な抵抗が、スピーカーに丁度良い負荷になったのではと考えています。
(某サイトでは、電線(Fケーブル)を何百メートルも使ってバランスを取る人も居ましたが、
 単に、それって抵抗じゃなイカ?)
昔からJBLなどの大型SPに抵抗を繋ぐと鳴らしやすいというウワサは聞きます。

因みにスピーカーケーブルはウェスタンエレクトリック社の14Gという錫メッキ線です。
高域が適度にシャラシャラして、ホーンのキツサを抑えてくれます。
クラシックまで聞こうとするならば、錫メッキ線は便利です。

ALLEN&HEATHというイギリスのDJミキサーをプリアンプ変わりに使うと、
帯域を程よく真ん中に集めてくれて、さらにALLENマジックとも言える
独特の艶と響きが加わって、ちょっと手放せなくなります。

使いこなしのミソは、とにかくミキサーで音を絞らずに、
パワーアンプのボリュームで絞る事。
ミキサーのLEDインジケーターはオレンジがチョコチョコ点滅するくらいが、
音が生き生きします。

結局、一般のオーディオでは、パワーアンプに入力する前で
音楽信号を絞ってしまうので、SN比も落ちてしまいますし、
微小信号を扱うプリアンプが、理想的な動作範囲で再生出来ていない事が良く分かります。

■ iTunseはVer7.6 , Windows Xp はSp2 がベスト ■

さて、なんでオーディオの話を長々と書いたかと言うと、
一昨日、出来心で、iTunseのバーションを10.3に上げてしまったのです。

色々なバージョンを試した結果、Ver7.6以降は、中域が薄く、
CDプレーヤーの様なすっきりした音になるのは分かっていましたが、
Appleがあまりに執拗にバージョンアップを薦め、
とうとうiTunseストアーにも入れななくなり、
iTunseの操作画面の下半分もバージョンアップの広告に占拠されるという
Appleのイヤガラセに、とうとう根負けしてのバージョンアップでした。

ところが、何と今度はXPのサービスパック2ではiTunesの10.3は外部スピーカーに音だし出来ない。
XPのサービスパック3は、やはりスカスカの音になるので、
オーディオ用のPCは、苦労してSP3をSP2に戻していました。

結局、HDを一台買い足して、オーディオ用にXPのSP2環境とiTunseのver7.6を再構築する事に。
これが、バックアップファイルを流すだけでは上手く行かず、
結局一晩かけて、ようやく先程、アナログの様なふくよかな音が戻って来ました。

その感動が、ここまで長文を書かせる原動力でしたが・・・そろそろ指が痛いです。
では、秋の夜長を、ビルエバンスの枯葉でも聞きながら・・・。
https://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/msgcate11/archive
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/987.html#c19

コメント [経世済民134] 日本も回避不可能か。新型コロナショックがもたらす世界大恐慌(津田慶治) てんさい(い)
13. 2020年3月17日 22:22:10 : Aoscx7fjFI : UmE1ZUt0dHhka2c=[355]

 >政府が大量にぶっ込んだ海外の政府や企業の債券が、紙くず同然になることですね。


 紙屑にはならない  正確には 1000兆円が 500兆円になるだけです
 
http://www.asyura2.com/20/hasan134/msg/278.html#c13

コメント [政治・選挙・NHK270] 広島地検が河井夫妻を異例再聴取 県議選と衆院選でも疑惑(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
7. 赤かぶ[64593] kNSCqYLU 2020年3月17日 22:22:27 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1673]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/657.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK270] 検査拡大を訴える大谷クリニック院長が『モーニングショー』から消えた! 上念司の卑劣”デマ”攻撃、検査不要派とネトウヨの電… 赤かぶ
61. 2020年3月17日 22:22:51 : eMKYLENuhs : SlhGVHFwamhldHM=[2]
>>34

素人がデマを書くな。
PCR検査については、イギリスもフランスも
重症者や感染リスクの高い高齢者でなければ実施しないとの方針を取っているのに
それさえ知らんのか。

PCR検査が封じ込め段階で有効なのは事実だし、
WHOがまずは検査と言っている。しかしその一方で、
すでに医療資源を超える感染者数の広がりがある場合については
  ”高齢ないし基礎疾患を持つ患者や重症者を優先してケアすべきであり、
  軽症者のケアにスタジアムや体育館などの施設を転用する施策が有効”
ttps://twitter.com/WHO/status/1239581769424416769
と指摘している。

お前らみたいなバカッター程度の英文も読めない年寄りが
アホ週刊誌やら大衆紙の(自説に都合の悪いことはガン無視の)
つまみ食いを読んで、ご高説()なんてやるからトイレ紙がなくなるとか、
剰えは休校宣言なんてやってるアホ首相と同じレベルの愚民が支持率を
高止まりさせる遠因になってるんだよ、よっこめ、くそハゲが
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/646.html#c61

コメント [政治・選挙・NHK270] 森まさこ法務大臣頑張って下さい 原発は本当に危険だ
4. 机龍之介[179] iveXtJRWie4 2020年3月17日 22:23:57 : fNP3M7aSwU : UXIzTVRmMGEzZ0k=[82]
この真相を教えてほしい。

1.実際に検察はもりまさこのいうような行動をしたのか。
2.行動はしたけど、それは仙台地検の指示に従っただけなのか。
2−1.ほかの地検もそういう行動をしたところがあるのか。
2−2.いわきだけが従ったが、他地検は従わなかったのか。
3.もりまさこの言うのは,根も葉もないことなのか(市民の間で噂が立ったということはあながちデマとも思えない)

今は安倍内閣と検察とを喧嘩させるのが得策だが、真相は明らかにせんといかん。

もし真相が1ならば、それを無かったことにする野党も許されん。今は作戦上、知らん顔するのも良いかもしれんが。
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/655.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK270] <安倍、狂気の抵抗!>緊急G7で支持された東京五輪「完全な形で実現」の解釈巡って米CNNは「安倍首相は延期、中止に強く抵抗」… 赤かぶ
19. 赤かぶ[64594] kNSCqYLU 2020年3月17日 22:24:38 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1674]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/654.html#c19
コメント [政治・選挙・NHK270] 検査拡大を訴える大谷クリニック院長が『モーニングショー』から消えた! 上念司の卑劣”デマ”攻撃、検査不要派とネトウヨの電… 赤かぶ
62. 2020年3月17日 22:25:20 : n9wX432XWc : WjFScGdGNG8uR28=[30]
>>61
追記)
ttps://twitter.com/WHO/status/1239581865620709376
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/646.html#c62
コメント [リバイバル3] プロケーブル社長は音楽も音も全くわからないパラノイアのカルト教祖 中川隆
20. 中川隆[-13859] koaQ7Jey 2020年3月17日 22:28:02 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1023]
日曜の午後は優雅にJAZZなど聞きながら・・・最新技術でレトロを再現する 人力でGO

コメント
https://green.ap.teacup.com/pekepon/551.html?b=20#comment


2020/3/17 12:25

投稿者:人力


777さん

私はノイズミュージックが好きなので「評判の良い」オーディオ製品ってダメなケースが多いですね。DACなど筆頭で、AirMAcは帯域が狭くて解像度も低いので気に入っています。

本当は昔のアポジーのDAC辺りが手に入ると嬉しいのですが既にマトモな個体は無いでしょう。

ノイズミュージックとクラシックを違和感無く聴けるシステムって難しい。

エレクトロボイスのPAスピーカーはロードが掛かっていないので、商品分類でも「ステージ用フルレンジ」とされています。大型のラジオ。

2020/3/15 22:12

投稿者:777


Topping D70導入
http://community.phileweb.com/mypage/entry/4279/20191119/63918/

音量調整つきのいわゆる”DACプリ”として使用したときの小音量の音質がなんだかイマイチです。フルボリュームの-10dBあたりまでは、まぁ許せるのですが、それ以上絞ると情報量が減っていくように聞こえます。

私はデジタルボリュームの音の劣化には鈍感な方なのですが、この機器についてははっきり分かる気がしました。

D70のボリュームをMAXにして#210でボリュームを調整する構成にすると、厚みと力感のあるまともな音になりました。

そして最後に、お試しでD70の設定をPREモードからDACモードに変えてみたら…

音場、力感、解像度など、音質のあらゆる要素が軒並み向上していました。
なるほど、これがD70の本来の音なのだなと、海外のサイトなどによる高い評価に納得しました。

現在本国では最新のAK4499を搭載したD90が発表されている様子

Topping DAC D90(シルバー) - コイズミ無線NET
https://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=147527794


DACとしても、プリアンプとしてもお使い頂けます。

ESS Technology 社のDACチップを採用した”DX7 Pro”と本モデル"D90"のツートップとなったToppingのフラグシップDAC。お好みのハイファイサウンドを手に入れてください!!

旭化成エレクトロニクスのフラグシップモデルAK4499を採用


2020/3/13 12:07

投稿者:人力


777さん

炎上商法のプロケーブルですが、倫理的にはツッコミ所満載ながら、結果的に良い商品をチョイスしていますよね。社長も言っている様にamラジオの音がリファレンス。

帯域を欲張らず、原音(存在しない)よりも気持ちの良い歪を追求するから安くても組み合わせによっては良い音が手に入ります。

私も一時期ベル線数十メートルとかやってみましたが流石に高域が詰まってくる。錫メッキ線をPAスピーカーのネットワークに直接ハンダ付けして内部配線も同様に変えてみたら、素人の芋ハンダが適度な抵抗になったのかバランスが取れました。

錫メッキ線は高音のシャラリとした金属粉をまぶした様な華やぎがあって、真面目過ぎるPAスピーカーに個性が出ます。

私はALLEN & HEATH のミキサーをプリ代わりにしていますが独特の「暗いツヤ」があってチューナーの音もオーディオ的になります。

我が家のEVのPAスピーカーは箱も小さくクロスも高い周波数なので15インチとは思えないフルレンジの様な音で鳴っています。

それでも近年のっJポップの録音は低音過多でALLENのイコライザーで絞って聴いています。コンクリートのマンションでは一般的なオーディオの低音は処理し切れないと言うのが私の持論です。

一時期、PMCの中型モニターにKRELLとWDDIAという組み合わせの時期も有りましたが、録音の良し悪しをモニターするだけで現代のポッポスは聞くに堪えないので売りました。ラジオの音だけはDJが目の前でトークしているみたいでしたが。

オーディオって「お金を掛ける程変な音」になるから散財してしまうんですよね。小柄のフルレンジで満足出来れば、それが一番幸せで電気代も掛からない。

因みにミュージカルディディリティーのA1で鳴らしていたのはオーラトーンの2ウェイ。コレ、本当に普通の音がしました。そしてCDプレーヤーはマランツのCD 84。初期のフィリップスの重たいスイングアームと14bitのだコンバータだけが、あの頃音楽を聴かせる事の出来るCDプレイヤーでした。後の国産は拷問みたいな音がした。

プロケーブルにハマったのも随分前の出来事で懐かしい。

....真空管アンプ、カウンターポイントのプリを使った事有りますが、ちょっとクセが強かった。球の世界も奥が深いですよね。高効率スピーカーにシングルなんて使い方がベストなのかも知れません。

2020/3/13 10:51

投稿者:777


プロケーブル社長の言っていたのが本当だった

https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/650fbf93e8977fef304d07ee95ddfe8a


スピーカー「AXIOM80」、DACを「エルガープラス」(dCS)、プリアンプをマランツ7型、パワーアンプを「6098シングル」に固定してSPケーブルのテストをやってみた。


以前の四国の「S」さんのメールの中に「A80への結線は太いケーブルよりは細いものが合いました Westernの16GA」とあったのがずっと頭の片隅にあったので・・(笑)。

左から「銅の単線」、上が「銀の単線」、下が「ウェスタンの単線」、そして右がPADの「コロッサス」(1ペア分:3m)と計4種類。

予想ではおそらく「銀の単線」がトップだろうと予測していたところ、どうしてどうして「ウェスタンの単線」が一番良かった。透明感、高音域の艶など文句なし。さすが伝統の力!

その一方、一番高価な「PAD」は悪くはなかったが、こんなに大仰で場所をとる代物をわざわざ使うほどのメリットは感じられなかった。したがってアッサリお蔵入り(笑)。

そして、一番安価な「銅の単線」も大善戦して「銀の単線」とあまり変わらなかったのも意外。

ことごとく予想が外れたので自分の耳が怪しいのかもしれないし、周辺機器との相性も当然のごとく無視できない。日を代えてもう一度トライしてみようかな(笑)。

最後に、「A80」とウェスタン製の単線の相性がいいことが分かったのでDACからプリアンプへのRCAケーブル、プリアンプからパワーアンプへのRCAケーブルもそれぞれウェスタンの単線を使ったものに取り代えた。

古い年代に製造されたオーディオ機器は周辺機器も当時の時代に統一した方がいいような気がしてきた・・・。


2020/3/4 11:48

投稿者:人力


一ブログ読者さん

隠れオーディオマニア多いですね。工学部は機械好きですからね。

低いワット数のアンプは出力トランジスタがシングルですから良い音がしますよね。数ワットでも効率の良いスピーカーならば日本の一般家庭では十分。

私も100ワットにアンプは出力を持て余してしまいます。

トランジスタも日立のカンタイプなどが手に入らなくなり、名機も中古で程度の良い個体は少なくなっています。

最近の高級アンプは半分以上が「箱代」ですからコストパフォーマンスが最悪です。更にマニアの数が減って、高額化したのでプロケーブルシステムで庶民は十分満足出来ます。

デモ、UREIの青い同軸ホーンのスタジオモニターが欲しい。

物欲には切りが有りません。

2020/3/3 15:00

投稿者:一ブログ読者


このサイトの読者はみんなオーオタだったのか。私もで
す。もしかしたら前にコメントして忘れてるかもしれま
せんが。
工学部卒のケチなオーオタという、一番経済に貢献しな
いタイプの人間なので、そういう視点から書くと……
A級パワーアンプが高級品、というのは嘘です。メーカ
ーの販売戦略にすぎません。
コストは消費電力にほぼ比例し、消費電力は最大出力に
比例するので、10WのA級なら簡単です。5Wとか1Wで足り
るならもっと簡単。
これは自作をやると実感します。バイポーラかMOS-FET
で純A級10Wステレオアンプなら、変にオーディオグレー
ドとか使わなければ部品代2万円で作れるし(末端価格
です。メーカーがその気になればもっと安くやれるとい
うことです)、それでもその辺の何十万もするアンプよ
り良い音で鳴ります。
ちゃんと保護回路まで考えた回路を自分で設計して、実
装できるのが前提……なので、おすすめはしていませ
ん。2万円の自作アンプで高級スピーカー飛ばしたら悲
しいですからね。ちなみにスピーカーはある程度はお金
とクオリティが比例し、自作でも良いものを作ろうとす
るとコストがかかる部分です。
「高級」なのは100WとかのA級アンプです。なんで100W
のアンプを家庭用に売るのか? 「高級」でないと利益
が確保できないし、「高級」なのに出力が数十Wとかと
いうのもなんだか体裁が悪い気がして、カタログスペッ
クを充実させるのでしょう。迷惑な話です。

2020/3/3 10:00

投稿者:人力


777さん

お詳しいですね。

KT88管のアンプ、オーディオショップに鎮座していたマイケルソン&オースチンのTVA-1です。確か、JBLかタンノイを鳴らしていたと思います。分厚いクロームメッキの巨大なアンプでしたが、クロームメッキが変色した個体あヤフオクに出ていた事が在るので、相当に熱を持つのでしょうね。

アンプはAクラスで電流を沢山流してあげると良い音がすると個人的には感じていますが、流石に熱くなるし、パーツの寿命も短くなるし、さらにオーディオマニアはスイッチを切らないので電気代が嵩みます。音が出ていない時に一番発熱するっという贅沢な純Aクラスアンプは、今では贅沢の極みですが、デジタルアンプでは決して出て来ない音色がしました。

ミュージカルフィェィリティーのA1は結婚後は自宅に置いてあり、偶に聴きに帰っていましたが、スイッチは入れっぱなしでした。電源を入れてから本調子になるまで時間の掛かるアンプだったので・・・。

母が良く夏場に電話で、「この熱い黒いやつ、電源切れないの?暑くてたまらないわ」と苦情を言っていましたが、「海外アンプは電源スイッチ無いんだよ」と嘘を付いていました・・。ある時、音が出なくなり、廃品業者に引き取られて行きました。

オーディオのスイッチを切らないのは今でも変わりませんが、プロケーブルシステムでは変圧トランスの音が夜中もブーーンと鳴っています。家内が「変な電磁波出していない?」って心配そうに聞きますが、「シールドしてあるから大丈夫」と答えています。

古くなったDUALのレコードプレーヤーはコンデンサーがドライアップしているのか、3日程通電しないと回転数がムチャクチャ速くなります。(クオーツ制御なんですけどね。)

1日1回、レコードプレーヤーに針を落とすのが家内の日課になっていますが・・・・交換針が手に入らなくなっているので、勿体ないなと思いながら眺めています。私の好みのLPがターンテーブルに乗っているので、家内が音を出す事はありあません。

偶にユーミンを乗っけておくと、目ざとく気付いて、音を出して楽しんでいます。

・・・オーディオを語り始めると切りが無いですよね。

2020/3/3 8:36

投稿者:777


>KT88管のパワーアンプの熱く艶やかな音が忘れなれなくて、今でもその音が「指標」になっていおます。
>一番近かったのはミュージカル・フィディリティーのA1だった。

KT88管のパワーアンプというのは

Mcintosh MC275 の復刻版

マイケルソン&オースチン TVA-1

のどちらかだと思いますが、

マイケルソン&オースチン TVA-1

ミュージカル・フィディリティーのA1

はどちらも今のEAR社長のティム・デ・パラビッチーニの設計ですね。

ティム・デ・パラビッチーニはその後、テレビ管とか KT99 とか聞いた事も無いマイナー出力管を使ったパワーアンプを作って、有名にはなったのですが、今は真空管が手に入らなくなって殆どが修理不可能になっています。

今のEAR のパワーアンプは値段も100万円以上の高額品だけになって、トランスもティム・デ・パラビッチーニが自分で巻くのは止めて、下っ端のエンジニアにやらせているので、音に昔の色っぽさやオーラが無くなったそうです。

真空管アンプはもう簡単には買えないですね。 

2020/3/3 4:20

投稿者:人力


777 さん

オーディオのご趣味もお持ちでしたか。

真空管、私は学生の頃に聴いたKT88管のパワーアンプの熱く艶やかな音が忘れなれなくて、今でもその音が「指標」になっていおます。

一番近かったのはミュージカル・フィディリティーのA1だった。純A級20Wでは有りましたが、天板は目玉焼きが出来そうな程熱くなりました。クレルのKSA50の厚くクリーミーな音が魅力でした。こちらもストーブの様なアンプで夏場にクーラーを使わない我が家では、壊れそうで直ぐに手放しました。

オーディオも色々と「とっかえひっかえ」しましたが、今の所はプロケーブル仕様で落ち着いています。Air MacをDAコンバーターに使っている点がミソで、レンジが狭くてクロストークが多い。これがアナログライクな音を作り出す。そしてALLEN&HEATHのミキサーも心地よい歪を加えてくれます。

オーディオ道楽は「原音再生」を目指しながらも、結局は「自分好みの歪」を追及している。この矛盾に気付かない限り、「オーディオ沼」から抜け出る事は出来ませんよね。

今、私はオーディオ沼を抜け出して「自転車沼」に落ちています・・・。


2020/3/2 22:58

投稿者:777


最近はプロケーブル社の頭のおかしい社長が薦める

ドイツ製パワーアンプ thomann S-75mk2
プロケーブル社 販売価格29,300円(税込、一年保証付き)
https://procable.jp/crown/s_75.html

Topping DAC D70
販売価格 55,000円(内税)
https://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=143303697

の組み合わせが人気有るみたいですね。

真空管アンプ以外では音楽はとても聴けないのですが、真空管アンプはすぐに壊れますからね。


コメント

2018/9/14 18:28

投稿者:ロケットサラダ


いえ、自作派といっても何もわかってない初心者のまま全然進歩がないんです。80年代初頭くらいに発売されたBOSE101MMをいまだにパソコンにつないで使ってまして、パソコンとしてはこれで十分なんだけど、ヤフオクとか見てたら、JBL、タンノイ、B&Wなど目についてこれらは一体どんな音がするんだろうと確かめてみたくなるんです。アンプだとスレッショルド、ゴールドムンド、ボンジョルノ、金田式、窪田式、クリスキット、管球アンプ、デジタルアンプ、色んなものが出品されてますよね。人力さんはある程度一通り回って来たんじゃないですか? 私は、まだ入り口辺りをうろうろしてるままなので興味津々です。聴力はかなり悪くなっているはずなのに。ノーチラスって言うのが、スピーカーらしからぬ形をしていて、200万くらいで落札されるのを見たことがありますが、あれ2000円で買えたらなと思います。昔、ヤマダ電機でJBLのバカでかい重量級のスピーカーでエリック・クラプトンをかけていましたが、豊かな低音でした。あんなの家庭で鳴らせませんよね。10年以上前に8センチのフルレンジを大音量で鳴らしてたら、向かいのおばさんが何事かと思って家に来ましたよ。家の中で人が暴れてるのかと思ったらしいです。何をやっても、結局、防音室がなければ思うように鳴らせません。かといって、ヘッドフォンは何だか、抵抗がありますし…。寮に住んでた時、ゼンハイザーのを使ってましたが、あれって、スピーカーのウレタンエッジと同じで経年劣化でボロボロになりますね。音は良かったのですが。スピーカーだと視覚的にああこれから音が出てるのかと思うことができるけど、ヘッドフォンは見えないのが辛いです。それと、私は全然マニアじゃないから、カタログスペック見ても何のことやらわかりません。なので、聴いてみて、この音好きとか、そんな感じです。BOSE101MMの音ですら、さすがと思ってしまうんです。35年くらい使ってるけど、未だに現役なのがすごいし。なんたる耐久力かと感心します。人力さんが仰っていましたが、私もフルレンジ好きなんです。とにかくヤフオクは目に毒で恐ろしいです。見なくなったら全然見ないんだけど、一旦見だしたら次から次へと目移りしてしまって。では、ちょっとヤフオク見に行ってきます。

http://ivory.ap.teacup.com/ikiru/

2018/9/12 8:18

投稿者:人力


ロケットサラダ さん

自作派の方でしたか。尊敬しちゃいます。

色々不要な接点が増えるからプリアンプは要らないというのはCD時代からの流れですが、実はプリアンプって音色を作る役割が有ったりしますよね。歪が増えているだけなのですが、個人的には「心地よい歪」を付加する装置は大歓迎です。偶数次の歪が増えると音が艶やかになるとの説も。ケーブルにしても、電源にしても固有の歪が付加され、それが音質の変化として認識されます。

結局、オーィオ道って、「自分の好きな歪」を作る行為なのだと私は考えています。「原音」なんて、そもそも存在しないのですから。

ドイツのジャーマンフィジックス社のクリスマスの帽子の様な振動版のスピーカーの音を聞くと、ダイナミック型のスピーカーが発する音が如何に偽物かが良く分かります。静電型やアポジーの様なフルリボン型とも違う、異様なリアリティーを持った音に鳥肌が立ちます。

お金に糸目を付けなければ、泥沼に落ちるのも楽しいオーディオですが、「この程度で十分」と線引きする事で、楽しく音楽と付き合う事の方が大事だと私は考えています。


2018/9/8 17:54

投稿者:ロケットサラダ


はい、私が使ってた真空管アンプはエレキットの300Bのアンプで7Wでしたが、それでも、最大音量にできませんでした。昔のなので、検索しても同じやつ出てきませんね。縦長のやつです。プリアンプつないだ方がいいという方もいますね。可変抵抗も仰られてる様にそうだと思います。でも、私はどちらかと言うと排除の方向です。プリアンプまで買うとその分お金が飛びますし。イコライザーもいじったら何が何だかわからなくなるから、使ったことないです。どうにでもなるから、逆に迷路に入りそうで怖い。できるだけシンプルにしないと泥沼でお金がいくらあっても足りなくなるという考えです。でも、人力さんの考え方は勉強になります。そう言えば、私が若い頃使っていた、ヤマハのプリメインアンプは低音が全然出てなくて、薄っぺらい音でした。友達の家に行くとモリモリと力強い音が出ていましたが、実は彼はラウドネス・スイッチを使っていたのです。その方が迫力ある音に聞こえるのですから、それでいいのだと思います。私は長岡鉄男さんの影響を受けているので、今更路線変更できません(;^_^A モアイのインピーダンスは2Ωを切ることがあると言われてるけど、よくアンプが昇天しないものだと感心してます。

http://ivory.ap.teacup.com/ikiru/

2018/9/6 1:20

投稿者:人力


ロケットサラダ さん

可変抵抗には「美味しいゾーン」がある様で、プリとパワーでそれぞれ美味しいゾーンが使用出来るパワーアンプの出力ワット数というのも重要な要素だと思います。一般家庭ではスピーカーの効率にもよりますが100Wなんてパワーは持て余すかと・・。

スピーカーの箱が小さくなって、効率を犠牲にする事で低音を確保する現在のオーディオ技術は根本的に何か間違っている気がします。出力トランジスターを多数並列にして出力抵抗を下げる方法も、個々のトランジスターの特性の微妙な違いで、音楽の鮮度を下げているだけ。

シングルプッシュフルのトランジスターアンプは素直で良い音がする物が多い。ただ、組み合わせるスピーカが低効率のローインピーダンスのタイプだとアンプの良さが全く生かせません。

2018/9/2 13:08

投稿者:ロケットサラダ


なるほど。よくわからないけど、デジタルボリュームはとにかく最大にしていればいいのですね。ビット落ちするって知りませんでした。私は右に回しきって短絡させた状態で、長岡式パッシブアッテネーターをつなげばいいかなと思っているのですが、昔、小さな真空管アンプでしてた時、音が大きすぎて、短絡状態では無理でした。普通の家ですのでお隣さんに怒られちゃいます。固定抵抗の抵抗値を変更すればいいのだろうけど、ちょっと今はめんどくさくて。その時は、なんだか、音が痩せて聴こえました。固定抵抗だとそのような音の傾向になるのですね。

http://ivory.ap.teacup.com/ikiru/

2018/8/25 15:10

投稿者:人力


ロケットサラダ さん

すみません、コメントを見落としてお返事が遅くなりました。

アナログボリューム
1)抵抗によて信号電圧を無段階に変化さる
2)小音量にしてもアナログ波形は微細に見れば滑らか
3)抵抗値が上るとノイズが混入したり、歪が発生する

デジタルボリューム
1)6db信号を減衰させると1bit削る事になる
2)通常の視聴音量では11bitの信号になっている事も
3)但し、アナログボリュームで処理してもデジタルで切り捨てられた小音量の部分はノイズに埋もれて聞こえない信号領域


では、デジタルで音量を調節しても問題無いかと言えば、入力信号を絞った場合、D/A変換以降のアナログ回路でノイズや歪の影響を受け易くなると私は考えています。

パワーアンプに入力ボリュームが付いているスタジオ用の器材が便利なのは、プリアンプやミキサーからの信号出力を最大出力で受けて、パワーアンプ側で音量をコントロールできる点。プリ-パワ−間での信号劣化が少ない事がメリットです。

最近は32bitに返還して処理する器材も在りますから、デジタルボリュームのbit落ちに神経質にならなくても良いのかも知れませんが、やはり、電流の少ない信号は外部ノイズの影響を受けやすいので、デジタルボリュームはMAXにしてプリアンプやパワーアンプでボリュームコントロールする事がベターかと思います。

尤も、デジタルイコライザーなんてものは、周波数毎のデジタルボリュームに過ぎませんから、音質に影響が無いかと言えば大有りなのですが、イコライジングのメリットの方が多きいと判断しています。

2018/8/10 0:42

投稿者:ロケットサラダ


お久し振りです。またまた、初心者的な質問よろしいですか? 私は50代ですので、ボリュームは可変抵抗もしくは固定抵抗のパッシブ・アッテネーターのアナログ人間でした。なのでデジタルの電子ボリュームの是非がわかりません。このことについて何かご教示頂ければありがたいです。あれは私には何がどうなのか全然わからないのです。

http://ivory.ap.teacup.com/ikiru/

2017/10/19 8:10

投稿者:人力


ロケットサラダ さん

長くなってしまったので下から続きます

尤も、ジッタによる歪は本来は人間の認識出来ない程度の微細な揺らぎみたいなものなので、何故、人がこれを音の差として認識できるのかは謎ですが、ジッターを低減すれば音が良くなるというのが最近のデジタルオーディオの常識となっています。

ただ、ノイズや歪というのは不思議なもので、気持ちの良い歪というのも存在します。ここら辺がオーディオの面白い所で、徹底的に歪を低減した音が心地よい音かと聞かれたら答えはNOとなります。

ローファイの時代から、音の良い器材が有るのは、この歪による味付けの上手い下手が大きく影響している様です。

そもそも、音の入り口であるマイクと、出口であるスピーカーは歪の塊であり、原音などというものは存在しない事を考えると、オーディオは所詮は「好みの音」を再生する趣味という事になります。

そして、オーディオ地獄で大金を失わない為には・・・私はフルレンジスピーカーの音から外れない様に気を付けています。下手に低音、高音を伸張すると・・・大金が飛びます。中域を厚くして、低音・高音は脳内補完・・・これで幸せなオーディオライフが送れるハズ。

久しぶりのオーディオの話題に、ついつい長くなってしまいました。


2017/10/19 8:10

投稿者:人力


ロケットサラダ さん

USBケーブルによるデータ転送はエラー時にデータの再送を要求しないアイソクロナス転送という方式ですが、普通のUSBケーブルを用いる限り、エラーの発生頻度はそれ程高く無い様です。

データ転送時にCRCによるエラー検出を行っているので、エラーの発生した箇所は捨てられ、データは何等かの方法で補完されます。

実はCDのデータ規格ではデータはある程度分散して配列される為、ある特定のデータが消失しても、データは問題無く再生される様です。

「70cmを越えるUSBケーブルでエラーが増える」というのはメーカー担当者が語った事の様ですが、多くの人が検証すると、エラーの発生確率は無視できる程低いという事が分かって来ています。

しかし、実際にはUSBケーブルによる音質劣化をほとんどのPCオーディオマニアは経験しており、やはりUSBの質や長さは音に影響を与える様です。

そうなると、原因はやはりジッターという事になります。出始めの頃や安価なのUSB-DACはクロックを外部クロックに頼っていたので、転送によってクロックに揺らぎが生じていてジッタという歪が生じる可能性高い。これは同軸ケーブルや光ファイバーによる転送でも発生します。

昨今のある程度高性能なDACは転送されたデータを一度内部のバッファに溜め込み、正確な内蔵クロックによってデータを読み出すので、ジッタが低減される様です。

2017/10/18 10:13

投稿者:ロケットサラダ


初めまして。記事、大変興味深く読ませていただきました。USBケーブルが70cm以上になるとエラーが多くなるって知らなかったです。それ以下のケーブルを買わないといけないんですね。オーディオは素人なので、これからも参考にさせてもらいます。

http://ivory.ap.teacup.com/ikiru/


コメント

2016/6/8 16:23

投稿者:人力


通りすがりの者です さん

高効率のスピーカーシステムって本当に音楽がイキイキ
と鳴りますよね。低能率スピーカー+ハイパワー低イン
ピーダンスアンプの緻密な描写とは真逆。

どちらも凄いのですが、安価に楽しめる点では高効率な
SEスピーカーは半ばオーディオの盲点でした。

尤も、その両方のイイとこ取りをする小型スピーカーも
存在する訳で、箱庭オーディオの世界も盆栽同様に奥が
深いものが有ります。


2016/6/5 0:49

投稿者:通りすがりの者です


能率(感度)が99〜100dBくらいあり、2kHz前後まで出力帯域を持たせられるSR用38cmスピーカーは鳴り方いいですね。コンプレッションドライバーとホーンの組み合わせは本当に良く出来ている。

2011/10/18 0:08

投稿者:人力


mさん

本当は空洞化の例として書き始めた記事だったのですが、書き始めたらオーディオ話になってしまいました。

こんなに拍手を頂くとは思ってみみませんでした。隠れオーディオファンが大勢いらっしゃる様ですね。

昔からBOSEファンには音楽ファンが多いですよね。基本フルレンジで音楽の美味しい所がしっかりと聞こえるからでしょうか。

デジタルオーディオは謎だらけですよね。あるスタジオでは、真夜中に裸電球の光でミックスダウンするとか・・・意外にデジタルは外来ノイズに弱いのかも知れません。

それとPC音源は、PCのOSの構成が変わると音が変わってしまいます。

AirmacはDAコンバートとアンプはAirmac側にあって、音源のデジタル信号をiTunesが加工しないで転送していれば、音が変わるはずが無いので、iTuseは音源を加工して出力しているのでしょう。「原音主義者」は抵抗がありそうですが、CDプレーヤー自体各機種、独自の音色の色付けがありますから、「原音」などというのは、やはり幻想なのでしょう。

2011/10/17 21:25

投稿者:m


人力さん、こんにちは。

昔々は 20kg ぐらいあるアンプと、小型冷蔵庫ほどある中古で買ったスピーカーを使っていました。

iTunse が出る前から、Linux サーバーで CD をリッピングして CD チェンジャー代わりに使い始め、当時のサウンドカードは電源 ON/OFF 時のプッツンノイズ入るので、奮発して(?)デジタル入力のある AV アンプを買いフルデジタル化。その後、501x の頃からあこがれていた bose の AM5-III を買って、そこからはオーディオにお金をつぎ込まなくなってしまいました。

だからどうしたというわけではないのですが、人力さんの話を読んでいたら、つい書きたくなりまして (^^;

http://www.co-mind.info/cgi-bin/mt/mt-search.cgi?tag=VSX-D3&blog_id=4

2011/10/17 16:38

投稿者:人力


鍛冶屋さん

音なんて、気にしない方が何百倍も幸せになれます。
ところが、一度気になり出すと、気になってしまいます・・・。

世の不幸は、きっと、この様にして始まるのでしょう。
オーディオの音質差なんて、掛けたお金にある意味比例しますから、車の優劣を気にする事と差は無いのでしょう。

ただ、科学的な実験としは、非常に楽しい世界でもあります。アナログ時代のオーディオは、「振動制御」が決め手でした。

デジタオーディオの時代は、PCの作動環境や、ソフトの相性などで音が変わる様です。デジタルという再現性の高い技術で音質差が生じる事自体、不思議ではありますが。

XPのSP3はCPU負荷が高いのだろうと、勝手に想像しています。

2011/10/17 15:41

投稿者:鍛冶屋


音の良し悪しなんてさぁ〜っぱり分からない耳音痴な自分には、
まったく理解できないお話でした^^;)。

しかし、最近XPをsp-2→sp-3にアップした所(・・・今頃って)
なんか重いわ不安定だわで・・・やっぱ止めときゃ良かったっと
後悔していました。


https://green.ap.teacup.com/pekepon/551.html?b=20#comment
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/987.html#c20

コメント [政治・選挙・NHK270] 検査拡大を訴える大谷クリニック院長が『モーニングショー』から消えた! 上念司の卑劣”デマ”攻撃、検査不要派とネトウヨの電… 赤かぶ
63. 前河[3973] kU@JzQ 2020年3月17日 22:28:32 : EFZoSRsoM6 : NDJUODdnQkdXTXM=[135]
デマが拡散された結果、大谷さんの病院の運営に支障が出たなら、そいつを訴えるしかないだろう。

謂れのないデマが拡散してます。デマだから信じないようにとモーニングショウは伝えるべきではないか?

そもそも検査をするな派ってなんだよ。頭がおかしいだろ。

検査はすべきに決まってるだろ。キチガイ相手じゃ中々大変だね。

検査しない方が人殺しだな。前回は玉川さんの言い方も少しおかしかったな。

今は検査するとかしないとかの段階じゃなく……って言われてた。

違うでしょ。検査をもっとやるべきだと言わなきゃダメでしょ。実態がつかめないんだから。

信用しているだからしっかりして下さい玉川さん!

大谷さん攻撃って、機密費でも使って内調か菅の一味か厚労省のうんこ連中が仕掛けてんのか?

国が陰湿不条理をやる時代だからな。国が信用出来ない。

上念司って何者だよ?なんで真面目な善意の医者を攻撃するんだ?デマを拡散したのなら責任を取ってもらおう。

安倍側の人間はクズしかいない。



http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/646.html#c63

コメント [政治・選挙・NHK270] 検査拡大を訴える大谷クリニック院長が『モーニングショー』から消えた! 上念司の卑劣”デマ”攻撃、検査不要派とネトウヨの電… 赤かぶ
64. 2020年3月17日 22:29:01 : UWWMecgjKI : LlgvNjBtLmlXbXc=[51]
大谷医師最近見ないなと思ったらそんな事があったのか。
こんなところでも邪念司もとい上念司が悪さしてたのか。早く消えてくれ。
上念含むネトウヨネトサポみたいな安倍のショッカー共に執拗に攻撃されてるってことは、
やっぱりモーニングショーの言う通り検査拡大が正しいってことだな。

検査拡大は世界標準になってるのに、日本は安倍政権維持のために検査を妨害・・・
そんな国でオリンピックなんてやらせてもらえると思ってるんだとしたら頭の中がお花畑としか言いようがない。
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/646.html#c64

コメント [政治・選挙・NHK270] 検査不要論の不思議<コラム狙撃兵・長周新聞> 赤かぶ
23. 2020年3月17日 22:31:27 : n9wX432XWc : WjFScGdGNG8uR28=[31]
>>10

コピペ記事の無断転載サイトである阿修羅で
既出の記事なら、お前が改めて貼る必要ないだろが
ボット記者の貼ったコピペを繰り返すだけの無能はお呼びじゃない。失せろ
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/651.html#c23

記事 [日本の事件32] 公務員の極悪犯罪精神構造
3月16日に45人殺傷で死刑判決された相模原の公共施設職員植松聖の親も小学校教師であり、日本の凶悪犯罪の90%以上は公務員と親族によって犯されるが;

茨城県茨城町の公務員が、平常時に毎日、元旦も、防災行政無線放送塔から大音響の大騒音を発生する事を公務としている人間性を、全国500万公務員や家族1千500万人が肯認している事は、公務員精神が人間の心や感覚や思考を持たない極悪犯罪精神構造だからである。

全国で平常時に、何千億回もの脅迫的大音響防災(謀災)放送による健康被害者や自殺者は、累計何万人も居るだろうが、

騒音被害者が’うるさい’と感じた音は、被害者にとって’うるさい’のであり 他人の意見は関係ないのです。
人間性が異なる他人の感受性は、別人には理解できないからです。
その他人の人格を否定する言動は、同様に反対者にも同様に適用されるのです。

騒音被害者の精神的・身体的被害を想像、実感できなくても;
自分が被害者の人権を擁護しなければならない事の重要さは、自分の人権の擁護の重要さと変わらないのであり;
それが法治社会を成立させる最低限の条件なのです

だから、日本の公務員は人類の敵である。
だから [公務員の人権6分限法制定]が必要なのだ!

(「防災無線放送の害悪」連載http://www.asyura2.com/09/ishihara13/index.html
も参照してください。)

http://www.asyura2.com/17/nihon32/msg/200.html

コメント [政治・選挙・NHK270] 森まさこ法務大臣頑張って下さい 原発は本当に危険だ
5. 2020年3月17日 22:32:47 : voyFLRLxtM : QW9UaEtQazEuMmc=[1]
検察官が逃げたという発言は自民党が野党時代に民主党を攻撃するために広げたフェイクニュース。

菅直人が福島原発事故の処理作業の妨害をしたとかの話と同じ。うそまみれ
安倍晋三もその犯人の一人。だから大臣辞任はない。
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/655.html#c5

コメント [政治・選挙・NHK270] 検査拡大を訴える大谷クリニック院長が『モーニングショー』から消えた! 上念司の卑劣”デマ”攻撃、検査不要派とネトウヨの電… 赤かぶ
65. 前河[3974] kU@JzQ 2020年3月17日 22:42:55 : EFZoSRsoM6 : NDJUODdnQkdXTXM=[136]

>>61

お前、クラゲだろ。バカ度が大きいからな。適当な事を言うなよ。

>すでに医療資源を超える感染者数の広がりがある場合については”高齢ないし基礎疾患を持つ患者や重症者を優先してケアすべきであり、

それはそうだが、日本はそういう段階かどうかもわからない。

なぜなら、あまりに検査をやって来なかったから実態さえつかめていない。

少なくとも医療資源を越えるような段階ではないだろバカが。インチキ書くなクズ。

>軽症者のケアにスタジアムや体育館などの施設を転用する施策が有効

それも良いが、検査をしないがために感染による軽症者すらわからない。

何をどうほざいても検査をしなければ始まらないという事だ。

工作ばかりやってんじゃねえよ。クズ工作員クラゲくん。

迷惑なんだよ国民にとってお前みたいなクズが。正義感の欠片もないのか?



http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/646.html#c65

コメント [原発・フッ素52] 福島第一原発汚染水の大洋放出は、よりましな悪か(マスコミに載らない海外記事) 赤かぶ
16. 茶色のうさぎ[-15971] koOQRoLMgqSCs4Ks 2020年3月17日 22:44:39 : GQrgtumWao : ajZ1TlVPUnhHaFk=[1]

 インチキ測定です。 降下量(煙突モクモク♪)

 ↓ 近県は同じなのに、 双葉郡:700⇒50だって、、 あほ
https://photos.google.com/photo/AF1QipPKNMqJ9z5iXLjw1jgZVHC98t3aVOo_LZBhzXry
https://photos.google.com/photo/AF1QipOlkxFE8EjX9b01-XBcRbcH52ZHO1IkTWFS2SF5

結論: 食べて応援、ガレキは燃やせ、逃げるなー♪ぺっ

 犯人は? 当然、 『 赤旗 』志位和夫+国会議員 ←こいっら、 💢  うさぎ♂


http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/577.html#c16

コメント [リバイバル3] ムツゴロウの黒い噂 と 伝説の御蔵入りインタビューなど 中川隆
17. 中川隆[-13858] koaQ7Jey 2020年3月17日 22:45:43 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1024]

ムツゴロウの2019年現在・84歳の姿を画像で紹介!
それから今何してるのかも紹介!
https://ecdeaf.com/mutugorou-genzai
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/621.html#c17
コメント [政治・選挙・NHK270] 広島地検が河井夫妻を異例再聴取 県議選と衆院選でも疑惑(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
8. 2020年3月17日 22:46:35 : G2zut8Rj0U : bDBEeXk3eDRQaU0=[4]
国民の敵は、着々と対策準備をしているぞ。
3月末日付けの広島地方裁判所長の人事見てみろや。
こんどの人は、菅VS阿部の訴訟で阿部を勝たせたお方らしいぞ。
これは何を意味しているかお分かりですね・・・・。
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/657.html#c8
コメント [政治・選挙・NHK270] <安倍、狂気の抵抗!>緊急G7で支持された東京五輪「完全な形で実現」の解釈巡って米CNNは「安倍首相は延期、中止に強く抵抗」… 赤かぶ
20. 2020年3月17日 22:47:38 : 4mJlr2mNYE : RS45UmdsWHVRUTY=[313]

 WHOはアヘン漬け。
「日本は新型コロナウィルスをコントロール出来ている。」

 IOCもアヘン漬け
「WHOのアドバイスに従う。」
 
 WHOはチャイナマネー漬け。
「中国は完全に封じ込めに成功している。」

 中国ができるんなら世界中でもできるよ。
 特に医療先進国のドイツが出来ない訳がない。
 メルケル首相は最終的に国民の半数は感染する可能性があると自白してる。

 ===============

リニアなんか不要だから、さっさとアルコールとマスクを量産して健康手当
 として全国民の配れよ!! もう、アヘンもODAもばら撒かなくていいんだ。

 プーチンと27回も会談して遊ばれた挙句に「北方四島は絶対だめ!」とコケに
 された。オバマさんにも相手にされず、寿司好きなのに半分以上も残された。

 今になって、220万個のフレコンパックを大熊町の地面に必死に隠している。
 
 ===================

 アヘン王子が米議会で演説する際は米国メディアは無視して報道はしていない。
 今回は報道されてここまでコケにされた。

 小泉の大はしゃぎで、アメリカでは「プレスリーの物まね芸人」と報道され、
 ブッシュは恥ずかしかったので、日本のゾウリだなんて紹介しなかった。

 政界財界の大物たちには、特に、海外では周知の事実だ。
 https://blog.goo.ne.jp/kimito39/e/435cfcf7f6cd820c429a9073bb86edd6

 これも世界で周知されている。
https://matome.naver.jp/odai/2132854470058729401
https://plaza.rakuten.co.jp/shinshunomori/10028/
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E8%8F%85%E5%8E%9F%E7%B5%8C%E7%94%A3%E7%9B%B8%E8%BE%9E%E4%BB%BB%E3%81%A7%E3%80%8C%E7%B5%B1%E4%B8%80%E6%95%99%E4%BC%9A%E3%81%8C%E3%82%89%E3%81%BF%E3%80%8D%E9%96%A3%E5%83%9A%E3%81%AF10%E4%BA%BA%E3%81%AB%E3%80%82%E5%AE%89%E5%80%8D%E5%86%85%E9%96%A3%E3%81%A8%E7%B5%B1%E4%B8%80%E6%95%99%E4%BC%9A%E3%81%AE%E9%96%A2%E4%BF%82%E3%82%92%E8%AA%AD%E3%81%BF%E8%A7%A3%E3%81%8F/ar-AAJIBn9

 =================

   A級戦犯DNA==「ドイツではヒトラーの孫」と同じ

      これだけで、日本も日本人までも世界中の笑いものにされている。

        挙句に、安倍はアヘン、嫁は大麻 じゃね

・・・・
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/654.html#c20

コメント [政治・選挙・NHK270] 相模原障害者殺傷事件で死刑判決──植松被告の思想と、安倍自民党の障害者切り捨て・差別排外主義との関係を改めて問う(リテ… 赤かぶ
36. 霞ヶ関に原爆を落とせ[963] ieCDlorWgsmMtJSagvCXjoLGgrk 2020年3月17日 22:49:46 : 8AsH05yfOM : SEpqZE9qZnhkTi4=[1]
石原珍太郎や曽野綾子のような
上級国民のような老害珍獣こそ
こんな連中に対して税金を出し面倒を
見ることこそ無駄だ。こいつらは
生きる価値のない百害あって一理なしの連中だ。
とっとと姨捨山にすてて放置するがいい。(ケンシロウ風に)
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/631.html#c36
コメント [リバイバル3] プロケーブル社長は音楽も音も全くわからないパラノイアのカルト教祖 中川隆
21. 中川隆[-13857] koaQ7Jey 2020年3月17日 22:50:57 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1025]

プロケーブル(ProCable)がオーディオ業界に与えた破壊的なる影響力 その1
http://japanese-audio.com/


実はプロケーブル(ProCable)がやってきた事を数え上げたらきりがない事をご存知のかたは、非常に多いと思います。それはプロケーブル(ProCable)からオーディオファンへの、心からの献身的な貢献であったと同時に、オーディオ界にとっては、プロケーブル(ProCable)のやってきた事は、恐ろしい限りの破壊力を持つ、その種の影響力であった事でしょう。それこそ、大企業が倒産しかねないほどの事を、プロケーブル(ProCable)社はやってきたのです。


プロケーブル(ProCable)がオーディオ業界に与えた破壊的なる影響力 その1



実はプロケーブル(ProCable)がやってきた事を数え上げたらきりがない事をご存知のかたは、非常に多いと思います。

それはプロケーブル(ProCable)からオーディオファンへの、心からの献身的な貢献であったと同時に、オーディオ界にとっては、プロケーブル(ProCable)のやってきた事は、恐ろしい限りの破壊力を持つ、その種の影響力であった事でしょう。それこそ、大企業が倒産しかねないほどの事を、プロケーブル(ProCable)社はやってきたのです。

プロケーブル(ProCable)という会社は、そういう会社であるということは、深く認識しておくと、プロケーブル(ProCable)にまつわる「えせ情報」や、「オーディオゾンビ」どもの書いている、「いびつで、なおかつ、ねじ曲がった」意見などに惑わされる事も、今後は無くなると思います。

プロケーブル(ProCable)社が世に登場してから、2017年の年末である今で、はや16年以上の歴史を数えます。

最初に、プロケーブル(ProCable)が、この16年間でやってきた事というのは、箇条書きにしたほうが、プロケーブル(ProCable)の正体やオーディオ界で起きていた実態を、より鮮明に浮かび上がらせる事ができると思いますので、箇条書きにて、プロケーブル(ProCable)社の「栄光の軌跡」を、羅列したいと思います。

★プロケーブル(ProCable)の正体(箇条書きにてそれを明らかにします!)

1)プロケーブル(ProCable)社は、まず第一に、デジタルケーブルの情報の欠落を問題にしました。米国の、ベルデン1506Aという、世界最高峰のオールテフロン絶縁の「デジタルケーブル」を日本に紹介しました。重要なのは、その1506Aには、日本のカナレ社の75オームのプラグが必要だとプロケーブル(ProCable)社が断定して、常にそれが付いていた事です。
 このデジタルケーブルこそが、非常に音が濃密で、アナログのような濃密な音がするものでした。そして、ここから先が、プロケーブル(ProCable)社が本領を発揮したところなのです。

プロケーブル(ProCable)社は、デジタルケーブルによって音が違うなどということは、どちらかのデジタルケーブルが、デジタル情報が大幅に欠落しているからなのだと、断定しました。

オーディオ店で売られているデジタルケーブルのほとんどは、高額でぼろいものばかりなのだと、オーディオ界を「告発」したのです。

それまでは、デジタルケーブルはものによって音が違うので、色々なデジタルケーブルで様々な音を楽しんで下さいというほど、今にして思えばあきれかえるほどに、オーディオ界のレベルは低く、オーディオマニアは、お人好しばかりだったのです。

2)プロケーブル(ProCable)社は次に、アナログケーブルの切り札を日本に紹介してきました。これは実は、デジタルケーブル、1506Aを使ったかたからのリクエストでした。「これほど1506Aが凄いのなならば、アナログケーブルも紹介してください。」との意見が殺到したのです。

プロケーブル社がリクエストに応えて紹介したのは、米国ベルデン社の8412という型番のマイクケーブルでした。
そして、プロ用マイクケーブル=アナログケーブル(インターコネクトケーブル)なのであるからして、非常に高額なオーディオ用ケーブルに惑わされてはならないと、なんと、プロケーブル(ProCable)社は、マイクケーブル=インターコネクトケーブル(アナログケーブル)だと、日本ではじめて本当の事を大声で語りはじめ、国民を啓蒙しはじめました。
なぜ8412という型番のマイクケーブルが切り札だったのかにつきましては、色々な意見があるところでしょうが、プロケーブル(ProCable)が発見した事は、その深みを知る人にとっては、実に衝撃的な事だったのです。

「米国のスタジオで録音された音というのは、その録音時に使ったケーブルで再生すると、完璧なフラットを演出出来るのだ。」という、「公式」こそが、それでした。

確かに、ジャズを8412で慣らしますと、豊穣で、こんな音は聞いた事が無い!、というほどの音が出て来るのです。その場にマイルス・デイビスが蘇って生き返っているかのような錯覚を覚えるほどの音、そう、それは恐ろしいほどの音だったのです。

そして、1506Aと8412ブームによって、プロケーブル(ProCable)社は、徐々に全国的に有名になっていきます。

3)次にプロケーブル(ProCable)社は、切り札的なスピーカーケーブルを発表してきました。ベルデン8460、8470というスピーカーケーブルと、WE(ウェスタン・エレクトリック)の18GA、16GAというものがそれです。そして、それらのケーブルの使い方さえ、プロケーブル(ProCable)社は、克明に説明していったのです。これが世界で初めて発見され、発表された、「音の焦点」というものでした。

お客様サービスに徹底していたのも、プロケーブル(ProCable)社の特徴でした。それは今もプロケーブル(ProCable)社の伝統として、プロケーブル(ProCable)社は、会社をあげて、そうしているようです。

さて、それまでは、米国ベルデン社と言えば、オレンジ色と黒色のケーブルがきつくよってある、9497というものが、日本では主流でした。なぜプロケーブル(ProCable)社は、この9497を無視したのでしょうか。それはプロケーブル(ProCable)社が、簡単に言ってのけるところの、フラットな音を出すケーブルではなかった、というだけの理由ですが、その背景には、プロケーブル(ProCable)社による、非常に深い洞察がありました。

誰もが知る、ベルデン9497というスピーカーケーブルをプロケーブル(ProCable)社が否定したには、きちんとした理由がありました。ベルデン9497は、日本の輸入業者が改変してしまっており、音がおかしくなっているということと、それのみならず、ここはプロケーブル(ProCable)社の「技術的説明」になり、難解な部分ではありますが、きつくオレンジと黒の線材がよってある理由は、ベルデン9497がメッキ線材であるがゆえ、長く引くと音が硬くなる種類の線材ではあるが、きつくよる事によって、コイル効果(音を柔らかくする効果)により長く引いても音が固くならないという理論によって、ベルデン社が9497を設計する段階で、仕組んでいたものであるという説明でした。

この事は、プロケーブル(ProCable)社によると、「音の焦点」について何も知らない人にとっては、むしろ有難い事だったのかもしれませんが、本当のところは(蓋を開けてプロケーブル(ProCable)社が、その真実を覗いてみると)、このコイル効果こそが、スピーカーケーブルにとっては命取りになるということだったのです。

「音の焦点」というような概念は、それまで(プロケーブル(ProCable)社が提唱して全国に広めるまで)は、世界広しといえども、全く存在すらしていなかったわけですから、ベルデン9497が、有り難がられて使われていたのも、無理はなかった事なのかもしれません。ただし、それはプロケーブル(ProCable)が登場してきて、「音の焦点」を発表して広めていくと同時に、価値が全く無くなっていってしまったのです。その証拠に、現在となっては、ベルデン9497などを有り難がって使っている人は、ネットの出来ない老人以外、ほとんどいなくなってしまったのです。

つまり、ベルデン社の9497というスピーカーケーブルは、その設計思想の反動で(コイル効果を持たせてある反動で)、フラットな音を、完膚なきまでに壊してしまうのだと、つまり、プロケーブル(ProCable)の主張によれば、ベルデン9497は、とても「生音」が出せるほどのレベルのケーブルではない、というような、驚くべき説明であったのです。

そして、生音を出す方法を、またしても、日本国民に伝授し、啓蒙をはじめます。それと同時に、生音が出せる種類のベルデン社のスピーカーケーブルや、WE(ウェスタン・エレクトリック社)のスピーカーケーブルを、次々に発表していきます。その生音を出す方法こそが、あの有名な「音の焦点」というもので、これもまた、オーディオ界では初めての発見であり、プロケーブル(ProCable)社の技術力がいかに高いかの証明だったのです。詳しくは、上記のリンク先をご覧下さい。

メッキ線材は、長く引くと音が硬くなる、短く引くと音が柔らかくなる、太いケーブルだと音が柔らかくなる、細いケーブルだと音が硬くなる、というものが、プロケーブル(ProCable)社の語る論理でした。

これが、あの有名な「音の焦点」です。

この「音の焦点」という論理につきましては、プロケーブル(ProCable)社の鬼門コーナーの28番に、「音の焦点」として、全てが克明に記載されていますので、プロケーブル(ProCable)社のサイトで、誰もがいつでも読めるようになっております。

◎音の焦点

この論理の深みと、正しさを体で知ってしまったオーデョオファンは、プロケーブル(ProCable)社の技術なしでは、もはやオーディオは成り立たない、とすら、考えるに至っていったのです。

    魂のないやつ100人集まったってダメなんだ!

      ひとりの強力な個人(会社?)になれ!

                   落合信彦
http://japanese-audio.com/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/987.html#c21

コメント [政治・選挙・NHK270] <安倍、狂気の抵抗!>緊急G7で支持された東京五輪「完全な形で実現」の解釈巡って米CNNは「安倍首相は延期、中止に強く抵抗」… 赤かぶ
21. 2020年3月17日 22:51:39 : DAQMZ0oDoU : RUFzZjFtNkwxMHc=[5]

 完全な形とは、「延期して完全な形」と言う意味を

 世界にアピールしたもの。


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/654.html#c21

コメント [リバイバル3] プロケーブル社長は音楽も音も全くわからないパラノイアのカルト教祖 中川隆
22. 中川隆[-13856] koaQ7Jey 2020年3月17日 22:52:30 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1026]

プロケーブル(ProCable)がオーディオ業界に与えた破壊的なる影響力 その2
http://neworleans-jazz.com/



★さて、この「その2」こそは、劇的なほどに魅惑的な内容になりますうえ、その1よりもさらに強烈無比なるプロケーブル(ProCable)の正体を克明に描写するものになりますが、まずは分かりやすいよう、その1のおさらいをします。

「プロケーブル(ProCable)がオーディオ業界に与えた破壊的なる影響力 その1」では、プロケーブル(ProCable)がオーディオ業界に与えた破壊的なる影響の三つを解説致しました。

1)デジタルケーブルの情報の欠落という大問題について、プロケーブル(ProCable)は解析しました。

2)ベルデン8412という切り札的なアナログケーブルを、プロケーブル(ProCable)は、その使い方を解説したうえで発表しました(米国ジャズは8412で鳴らすのがベスト)。

3)最優秀なスピーカーケーブルの発表と、その使い方をもプロケーブル(ProCable)は(音の焦点)、克明に解説してみせました。

以上の三つが、(その1)でした。

普通はこれで終わるでしょう。三つもオーディオ業界全体に破壊的な影響を与えるような仕事をすれば、プロケーブル(ProCable)社の影響力は、それで終わるのが普通なのです。後は、革命などをするだけの力は残っておらず、通常業務をしているのが普通の会社でしょう。その点、プロケーブル(ProCable)社は、常識を超えていました。

プロケーブル(ProCable)社は、まったくとどまる事を知らないかのようでした。まるでダンプカーのごとき勢いで、さらなる猛スピードで突っ走っていったのです。

そして、プロケーブル(ProCable)社が発表した4番めの真実は、ついには、恐ろしいばかりの影響力を、全国に、放っていました。

4)プロ用の小型パワーアンプは、いかなるアンプより優れている。1950年代のWE(ウェスタン・エレクトリック)の真空管アンプより優れているのだ。WE越えである。皆でWE越えをしようではないか!!

という、信じがたいような事こそが、恐ろしいほどに衝撃的なるプロケーブル(ProCable)の発表そのものだったのです。

なぜそのプロケーブル(ProCable)の発表が、あまりにも衝撃的だったかと言いますと、WE(ウェスタン・エレクトリック)の真空管アンプより優れているということは、オーディオ界の、あらゆるアンプより優れているという事を意味していたからです。プロケーブル(ProCable)は、たかだか、5万円台のアンプが、○ッキン○ッシュのアンプよりも、○ーク○○○○ンのアンプよりも、○○ルのアンプよりも優れているのだと、言い放ったも同然だったからです。

そして、非常に多くのお客様がたが、その隠された真実を知る事になっていったのです。多くのお客様がたは、プロケーブル(ProCable)が当時売っていた米国のクラウン社のD45というアンプを購入していったのです。

(プロケーブル(ProCable)価格が59,800円だったので、騙されたつもりで試せた事も、この事実が一気に広まった原因かと思います。)

そして、ほとんどのかたが、今まで使っていた、100万円も200万円もするアンプを(時には30万円、50万円のアンプを)、その事実をまだ知らされていないかたがたに、オークションなどで、数十万円で売却していたのです。

これには、特筆すべき、逸話もあります。

WE(ウェスタン・エレクトリック)の真空管アンプの300Bではなく、もっと優秀であった、さらに時代をさかのぼる、同じく WEの205D真空管アンプ(一台500万円のアンプが、ステレオ再生では二台必要・つまり1000万円のアンプです)を使っていた人物が、プロケーブル(ProCable)のお客様の中に、なんと、混じっていたのです。

そのかたは、プロケーブル(ProCable)のクラウンD45を入手して、そちらのほうが優秀だと見切ってしまい、205D真空管のWEのアンプを、さっさと売却してしまったのです。

まさに、プロケーブル(ProCable)社がやっていた事は、アンプそのものの「革命」だったのです。そして、今もプロケーブル(ProCable)革命はアンプの世界において、脈々と続いており、クラウンD45が生産中心になると、ほぼ同時に、さらに凄いアンプを発表してきます。

プロケーブル社は、まるでクラウンD45が生産中止になる事を見抜いていて、あらかじめ、それより凄いものを、虎視眈々と用意していたかのように思えたほどです。真偽はどうなのでしょう?

それが、thomann S-75mk2、というアンプでした。このthomann S-75mk2というアンプは、さらにさらに、恐ろしくも凄いものでした。WEの真空管アンプを越えるクラウンD45より、数段上の、このドイツ製のアンプが、今のプロケーブル(ProCable)売価では、たったの2万数千円なのです。


★ドイツ製アンプに関する注意事項 その@

プロケーブル(ProCable)は一年の保証付きです。このアンプは「必ず」保証付きのものを入手してください。保証なしの売りっぱなしの業者が多いですから、この点だけは、厳重に注意してください。「ドイツまで送って直してもらって下さい。ドイツの保証が付いています。」などと、彼らは本当に言いかねません、というような注意もしております。確かにオーディオ業界のモラルは、詐欺師的であり、その程度のレベルに過ぎないのだと思える事、多々なのです。


★ドイツ製アンプに関する注意事項 そのA

両端ともメッキプラグの最悪の仕様の115Vへの昇圧トランスとのセット売りもみかけられますが、それが両端メッキですから、メッキの音が厳しすぎて高域が上昇してしまい、音楽用途には、使い物になりません。これにも、厳重にご注意下さい。プロケーブル(ProCable)仕様のアンプのオプションで選べるようになっている安価な昇圧トランスは、特別注文品仕様ですが、それでも6800円です。それは、両端がきちんと非メッキになっている、音楽用途に適合させてあるものです)。


さて、これでは(たったの2万数千円のアンプが、アンプ業界の最高峰であるならば、)オーディオ業界が壊れてしまっても無理はありません。

そして、次にプロケーブル(ProCable)は、さらにさらに、恐ろしい事をやってのけました!!

5)CDプレーヤーが、欠陥品である事を、プロケーブル(ProCable)社は、全国に向かって、大々的に、公に発表しました!!

そして、半年の期間を置いて(オーディオメーカーが倒産しないよう、プロケーブル(ProCable)なりの猶予期間を空けていたのです)、iPodこそが、最良のCDプレーヤーだと、プロケーブル(ProCable)社は、世に、これでもかと、言い放ちました!!、さらには、その記述のタイトルには、これはプロケーブル社の冗談なのでしょうか?、(公示)とすら、末尾に書かれていたのです。


◎CDプレーヤーの最終解答(公示)


そして、そこには、論理的な分析から、実験結果まで、詳細に記されていたのです。
(圧縮しない、つまり音質を悪くしない、WAVファイル形式か、AIFF形式でなければならない)

絶句です。それを読まれた当時のオーディオマニアのかたがたは、間違いなく絶句したに違いないのです。そして、iPodというのは、すでに市民権を得ていて、オーディオマニアの友達、子供、知り合いなど、誰かが必ず持っているというほどに普及していたのです。

プロケーブル(ProCable)社の、この発表をもってして、高額なCDプレーヤーの歴史は、幕を閉じていく事になります。そして、プロケーブル(ProCable)のおかげで、行き先を失ったオーディオメーカーは、ネットワークオーディオなどという、中途半端な事しか、する事が無くなってしまいました(注意してください。ネットワークオーディオなどというものも、詐欺同然の子供騙しなのです!)。

今振り返ると、プロケーブル(ProCable)社というのは、なんと恐ろしい事をしていたのでしょうか。

実は、AirMacエクスプレスや、MacBookなどのイヤホン端子から直接音をとっても、あらゆるCDプレーヤーを越えていたのですが、プロケーブル(ProCable)社は、あえて、当時、G5と比べて、iPodが最優秀だと言い放ったのです。

プロケーブル(ProCable)社は、真実を、一気に全国に広めようとしたのでしょうか。

そして、さらにプロケーブル(ProCable)社のオーディオ革命は、とどまることなく続きます。

6)そのような、大それた事をしながらも、プロケーブル(ProCable)は、英国音楽はバイタル、日本の音楽はモガミ2534、又はカナレ4E6S、ドイツ音楽はノイマンで鳴らすと、完璧なフラットで鳴るとの発表を、次々に行っていきます。さらにはプロ用と言いながら、除外すべきケーブルについても語ります。ゴッサム(Gotham)はダメだと言い切ったのです。それは民生用ほどボロい事はないが、いかなる国籍の音楽を再生するにも不完全であり、フラットともほど遠いという発表も、同時に行っていきます。

確かにゴッサムを使った人々は、お金をドブに捨てたようなものだと、非常に後悔されているのです。なんたる正確無比な、プロケーブル社の判断力なのでしょう。それが即座に分かるシステムをプロケーブル社が社内に持っているとしか思えない節さえあります。

このように、あらゆる面において、プロケーブル(ProCable)社は、手取り足取り、皆さんと、オーディオ業界とを、牽引していきました。まさに「手取り足取り」という表現が当たっているでしょう。

大胆さと緻密さの融合、まさにそれこそが、プロケーブル(ProCable)社の真骨頂なのでしょうか。

さらにプロケーブル(ProCable)社は、機材同士を接続する場合には、ベルデン社の88760であり、同じくベルデン社の88770こそが、最優秀であり、それは国籍の問題を越えた次元において、完璧なフラットのケーブルだからであるとの発表もしております。

ということは、ベルデン社の、88760と88770だけは例外として除外すれば・・・、

良い音のアナログケーブル=その国籍のプロ用スタジオで「頻繁に」使われているマイクケーブルであるという事実を、プロケーブル(ProCable)社は、次々に証明していったのです。

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http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/987.html#c22

コメント [政治・選挙・NHK270] 関西電力に今の政治の縮図を見る。空恐ろしいぐらい汚く醜い。(かっちの言い分) 一平民
3. 2020年3月17日 22:53:42 : DAQMZ0oDoU : RUFzZjFtNkwxMHc=[6]

 桜の見る会が段々遠のいていく。


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/656.html#c3

コメント [政治・選挙・NHK270] 森まさこ法務大臣頑張って下さい 原発は本当に危険だ
6. AN[857] gmCCbQ 2020年3月17日 22:54:05 : g3Fm57P8U2 : RE1yaUVzNTh0bjY=[16]
>>4. 机龍之介さん

 真相は……不明です。
 しかし、資料はあります。
森まさこ法相の 「いわきの検事が逃げた」答弁は本当か? 公文書が語る真実
3/13(金) ハーバー・ビジネス・オンライン
https://hbol.jp/214781

http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/655.html#c6

コメント [政治・選挙・NHK270] 五輪どころの騒ぎじゃないのに「完全な形で実現」と言い張る安倍、本当にできると思ってるの?(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
13. 2020年3月17日 22:54:46 : ksgWfAnTHg : aTY3M3RvVlZ5MkE=[4]
そんなに五輪やりたいなら、古代ギリシャ風に
アホ晋三一人で素っ裸のフルチンで、陸上競技場
を走らせたらエエ〜。それこそ「完全な形で実現」だ!
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/653.html#c13
コメント [リバイバル3] プロケーブル社長は音楽も音も全くわからないパラノイアのカルト教祖 中川隆
23. 中川隆[-13855] koaQ7Jey 2020年3月17日 22:54:48 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1027]

プロケーブル(ProCable)がオーディオ業界に与えた破壊的なる影響力 その3
http://black-music.info/


★この「その3」でこそ、ほとんどのオーディオ業界は、実質的には、終焉を迎えました。終わらせたのは、勿論プロケーブル(ProCable)です。一体全体、プロケーブル(ProCable)社が、どのように、オーディオ業界を終わらせたのかは後述するとしまして、まずは「その2」のおさらいをします。

4)WE越えの現代のプロ用小型アンプを、プロケーブル(ProCable)社は、日本に紹介して、オーディオ業界を騒然とさせ、オーディオ業界の、アンプ関係の地図を、塗り替えてしまいました。

5)さらにプロケーブル(ProCable)社は、CDプレーヤーが欠陥品である事を、そのデジタルのエラー訂正という観点から、パソコンより劣っている事を「公示」してしまいました。これにより、オーディオ業界におけるCDプレーヤーというものが、プロケーブル(ProCable)社の多大なる影響力によって、ほとんど売れなくなってしまったこと。

6)そうこうしながらも、プロケーブル(ProCable)社は、プロ用オーディオケーブルの使い方を煮詰めていき、米国の音楽のみならず、ドイツの音楽、日本の音楽、英国の音楽などに適正なケーブルを、発表しつづけていったこと。また、そのプロケーブル(ProCable)社の偉業により、オーディオ界の民生用のRCAケーブルは、プロ用ケーブルに押されて、ほとんど壊滅状態に追い込まれていってしまったこと。

以上の三つが「プロケーブル(ProCable)がオーディオ業界に与えた破壊的なる影響力(その2)」でした。

(その1)の三つも破壊的な威力だったのですが、さらに破壊的な事を、プロケーブル(ProCable)は、(その2)で、やってのけたのです。

★さて、今回は、「プロケーブル(ProCable)がオーディオ業界に与えた破壊的なる影響力 その3」です。

もうこれで、ほとんどのオーディオの常識は、プロケーブル(ProCable)によって、壊滅させられます。残るは、パソコンを操る事が出来ない世代のかたがたで、プロケーブル(ProCable)の存在を知らないかたがたが、「ぼったくりオーディオ業界」から、今もオーディオ機器を買っているのみです。

さて、ついに、このシリーズの最後となる、「プロケーブル(ProCable)がオーディオ業界に与えた破壊的なる影響力 その3」を発表します。

下記が、その3の三つです。
――――――――――――――――――

7)今まで誰も目に止めもしなかった、「電源」というものに、プロケーブル(ProCable)社は、電源トランスを使って、メスを入れていきました。電源ノイズこそが、音を濁らせている真犯人だという仮定からスタートして、見事にそれを商品化して、世に見せ付けました。プロケーブル(ProCable)社に言わせれば、これは簡単な事で、「電源」は、車にとっての、ガソリンである。汚れきった「粗悪ガソリン」で、車がまともに走るだろうか?、という事のようです。

驚くべき事に、インターネットの速度さえもが、劇的に上昇したり、パソコンのスピードが、CPUを倍速にしたかのように高速化されるというような事態さえ起きはじめました。プロケーブル(ProCable)社が販売した電源トランスは、一つ残らず、その種の威力がありました。ネット等の速度につきましては、様々な人がネット上の計測サイトで実測して、「数字で」証明されています。詳しくは、プロケーブル(ProCable)社の電源トランスのコーナーの「お客様の声」を参照ください。実に色々な実験結果が登場しています。

勿論、音、つまり「オーディオ」に対する改善効果は、プロケーブル(ProCable)の最重要事項、主眼であり、それは目を見張るべきほどのものでした。これにて、プロの現場から、アマチュアの自宅レコーディング環境から、PAに至るまで、日本の音楽現場は、電源というものに目を向けざるを得なくなり、プロケーブル(ProCable)社の存在によって、劇的な進化を遂げていったのです。

8)さて、次にプロケーブル(ProCable)社が手がけたのは、音響理論でした。プロケーブル(ProCable)社は、なんと、今まで百年以上もの長い間、闇に包まれていた、「音響」というものの正体を、見事に、これでもかというほど明瞭に、暴いてみせました。

そして、音響理論の特許を取りました。プロケーブル(ProCable)のする事には、すぐに追従する業者が出て来ますから、特許を取らざるを得なかったものです。それによって、確かに業者は、プロケーブル(ProCable)に、音響という意味では追従できなくなったようです。

ただし、特許の期間は20年くらいに過ぎませんから、それが過ぎれば、即、ある種の業者はプロケーブル(ProCable)に追従していくことでしょう。さて・・、この特許技術(発明)によって、

プロケーブル(ProCable)は、部屋というものの音響環境が、実は最善の環境であった事を証明してみせました。これは、実は驚嘆すべき事でした。今までは、部屋という環境は音響的に最悪だとばかり、100年以上もの長きにわたって(日本のオーディオの黎明期以前から、その後も)、オーディオ界がこぞって宣伝してきた事だったのです。

プロケーブル(ProCable)社は、その悪習をひっくり返してしまったのです。部屋の音響を最悪だとする事によって、音響屋などというものすら存在しており、その種の音響屋に部屋の改造を依頼するだけで、五百万円以上は、軽く飛んでいたのです。かたやプロケーブル(ProCable)社のほうは、それに対して、たったの39800円でした。

なぜたったの39800円で済んでしまったのかを書きますと、スピーカースタンドだけで、その「結界音響」とプロケーブル(ProCable)社が呼ぶところの音響環境が、実現されてしまったからです。

そのうえ、自分で積み木で「結界音響」を張っていただいてもいい、つまり、個人さんは真似をしていただいてもいい、プロケーブル(ProCable)社は、その場合には特許を主張しないとして、プロケーブル(ProCable)の技術を広くアマチュアのかたがたに開放してしまいました。(プロの場合でも、その特許を使ったという連絡さえくれればいい、とのことですが、連絡してくるプロは少ないようです。)

さて、これでとうとう、百年以上も続いた「閉ざされた音響の歴史」と、それに伴う「デマ」は、「日本では」という限定付きではありますが、幕を閉じる事になります。部屋における「音響理論」は、すでに丸ごと、プロケーブル(ProCable)によって、ひっくり返されてしまっています。

9)さらに、プロケーブル(ProCable)社は、バランス転送用プラグ、つまり、XLRプラグの使い方を、世界で初めて、皆さんに正しく伝えました。XLRプラグに限っての事であると、お断りしておかないといけませんが・・・『金+銀=フラット』というのが、そのバカなほど単純な公式です。(こんな事すら、本当に世界ではじめての発見であり、公式であって、それまでは、プロケーブル(ProCable)社以外の、世界中の音楽業界の全員が、盲目同然であって、正しく理解していなかったのです。)

注:)この簡単な驚くべき事実は、プロケーブル(ProCable)社の発見ですが、実は、あっという間に電光石火で日本中に広まっていきました。口コミでプロのレコーディング現場、マスタリング現場にさえ広まっていったと聞いております。理由は、誰にでも試すことが出来て、しかも、誰にでも即座に理解できるほどに、簡単な事であったからと想像します。

本来は、プロの世界こそが、何事に対しても最先端技術を持っていなくてはならないにも関わらず、実際には、全く能力が足りないのでは?、と、思う事が、多々あります。


しかし、XLRプラグの使い方に限っては、プロの間にもあっという間に広まりました。プロで、この事を胸を張って語っているものがいたとしたら、それはプロケーブル発で広まった情報が、あなたの耳にも入っただけですよと、教えてあげてください。

さて、この発見の内容はと言いますと、機材側が金メッキのプラグであった場合には、銀メッキのXLRプラグが付いた、プロ用ケーブルを使って下さい、機材側が銀メッキのプラグであった場合には、金メッキのXLRプラグが付いた、プロ用ケーブルを使って下さい、という事でした。

★なんと単純なことだったのでしょうか!?

それだけの事です。それだけの事なのですが、プロケーブル(ProCable)社以外の、世界の誰もが、それに気づかなかったのです。

それだけ音というもののセッティングは難しく、プロといえども、皆目あてずっぽうだったのが現実だったのです。プロだからといって、こんな事では、胸を張れましょうか。まして、オーディオマニアとなると、数千万円もの大金をぼったくられても、まだ分からないというケースが大半だったでしょう。

そういう背景を従えて、プロケーブル(ProCable)社は、現代の音楽産業の中に、登場してきました。

さて、話は、プロケーブル(ProCable)社が、少々の実験をしただけで、実に簡単に発見してしまった、XLRプラグの使いかたに戻ります。

機材の組み合わせによっては、XLR銀メス---XLR金オス、などという変則的なプロ用ケーブルが必要になる事もあるということです(ケーブルは全てプロ用を使って下さい)。
 さて、この法則は絶対であり、スキのあるような種類のものではありませんでした。それゆえ、あっという間に全国のオーディオファンと、ほとんどのプロフェッショナルの人々に広まっていきました。それと同時に、プロケーブル(ProCable)社という名前も、これだけが理由ではありませんが、あっという間にオーディオマニアの人たちの間での常識となっていったのです。むしろ今も遅れているのは、プロのスタジオなど、一番それを必要としている現場の一部なのではないでしょうか?
―――――――――――――――――――

他にもプロケーブル(ProCable)社の行った偉業は、非常に多くあります。それはプロケーブル(ProCable)社のホームページをみていただくと、一目瞭然だと思います。具体的には、PA用の38cmウーファーのプロ用スピーカーの5万円ほどのものは、民生用の100万円のスピーカーに劣るものではない、という事実の発表や、世界最良のファイヤーワイヤーケーブルやLANケーブルの発表など、次々に斬新な真実を発表していった事です。中には、オーディオ界をひっくり返すような発表も、これ以外にも、プロケーブル(ProCable)社は普通に行っていたのです。


★プロケーブル(ProCable)シリーズに書かなかった、超衝撃的だった発表とは・・・

中でも超衝撃的であったのは、電源関連の品物、つまり、電源タップ、電源トランス、電源ケーブル、その他全て、電源関連の道具のプラグ類は、全て真鍮の非メッキのものでなくてはならない、という、驚くような発表だったのではないでしょうか。その為、プロケーブル(ProCable)社が売ってもいない、パナソニックの1512Kという壁コンセントが最良との発表は衝撃的でした(重要な事は、プロケーブル(ProCable)は一円も儲からないのです。)。

ところが、プロケーブル(ProCable)社の見解は、驚くべきものでした。「この程度の事は誰もでも分かるほどに簡単な事であり、今まで誰にも分かっていなかった事のほうが、幼稚過ぎて、むしろ信じられない事だ。」というのです。

いづれにしましても、

これでロジウムメッキもののバカ高い壁コンセントなどは、非常にボロく、全く音楽用として使い物にならないという事が判明してしまったわけです。PCOCCなどという素材の銅もそうですが、これまで、その種のぼったくり商売は、全てのオーディオ業者がやっていたと断言します。それをプロケーブル(ProCable)社が、単独で、日本中から排除して、一網打尽にしてしまったのです。

このように、プロケーブル(ProCable)社の偉業の数々は、オーディオにまつわる様々な事を、全て破壊してしまって、一から再構築してしまったというところにこそ、その真価があります。

特に「結界音響」理論につきましては、発表当初から、ノーベル賞並みの発見だとの噂すら広まっていました。ただ、プロケーブル(ProCable)社は、それを音響学会で発表するつもりは皆目無さそうですし(音響学会で発表すれば、世界的に有名な理論になっていくに違いありませんが)、それよりも皆さんの財産として、自由に使っていただければいいというくらいに、プロケーブル(ProCable)社は、今も考えているようです。

★「プロケーブルがオーディオ業界に与えた破壊的なる影響力」のシリーズは、まだまだ現在進行形で、プロケーブル社が、これでもかとばかりオーディオ界の改革をしている以上、プロケーブル社の、「今後の動向」へと続いていきます・・・

http://black-music.info/


やっぱり、プロケーブル社長がパラノイアのカルト教祖だというのは間違い無いですね。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/987.html#c23

コメント [政治・選挙・NHK270] 検査拡大を訴える大谷クリニック院長が『モーニングショー』から消えた! 上念司の卑劣”デマ”攻撃、検査不要派とネトウヨの電… 赤かぶ
66. 2020年3月17日 22:57:01 : clgDUuiCCU : Q2pzcWY3MlRhRFU=[3]
>>64
>PCR検査が封じ込め段階で有効なのは事実だし、
>WHOがまずは検査と言っている。しかしその一方で、
>すでに医療資源を超える感染者数の広がりがある場合については

で、結局今の日本の状況はどっちなわけで?公には前者の状態である事になってるワケですが

http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/646.html#c66

コメント [リバイバル3] プロケーブル社長は音楽も音も全くわからないパラノイアのカルト教祖 中川隆
24. 中川隆[-13854] koaQ7Jey 2020年3月17日 22:57:31 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1028]

★プロケーブルが行ってきた、真っ黒のオーディオ界を、一網打尽にする「革命」!

これを発表すべき時が、とうとう来たのだと感じています!(2018/2/10)

どれも最重要な事ばかりです。ご一読下さい。「オーディオチンピラ」どもの「真っ黒に汚れきった体質」を、徹底的に、暴かせていただいております。

★禁断の記事を、ついに!発表しました!鬼門コーナーの110番、リンク先は、下記です。


- 百万円の小さなスピーカーは本当に”MADE IN FRANCE”だったのか?(大鬼門商法)!-
https://procable.jp/setting/news.html


★この件に関しましては、非常に悪質な詐欺の手法を公開するものです。

決して、「ど・な・た・も」、金銭目的などで、このような真似をして、魂を売らないでください。この、あまりに恐ろしい事につきましては、サイトで発表するのは、初めてになります。今までは、お電話で親しいお客様に、こっそりと教えていただけです。

実はこれ、私が、ずっと昔から感じ取っていた事です。オーディオ店の、いびつな体質からして、必ずやっているだろうと、実に簡単に、かなり以前から、確信めいたものがあって、分かっていました。

例えば、お客様がオーディオ店に行ったとします。最近では少ない?のかもしれませんが、10年も前なら、ほんの小さい「ヨーロッパ製」のスピーカーが、2個で、30万円、50万円、70万円という価格であることは、普通の事、というよりは、当たり前の事だったと思います。今でこそ、当店の影響が及んだからなのか、その種のスピーカーは少なくなったと自負しておりますが、どうなんでしょうか?、まだ存在していますか?

それが当たり前だったのですから、50万円のスピーカーより70万円のスピーカーのほうが良かれと、子供騙しみたいな小さいスピーカー2個を70万円で購入されたかたも多かったのだろうと想像しております。

時には、それが、2個で100万円もしたのですか?、そのあたりの価格の事情には、当店は詳しくありません。およその記憶で書いております。


■さて、本題です。

それらは本当に、”MADE IN FRANCE”だったのか?、という事なんです。それはあり得ない事なのです。答えは簡単で、フランス人は、そのようなものを、70万円も出して買うほど、お人好しの人種ではないのです。“MADE IN ITALY”も全く同様です。イタリヤ人もドイツ人も、そのようなものを、50万円や、70万円や100万円も出して買うほど無謀な事を、しでかす人種では無いからです。ヨーロッパ全土に、これは共通して言える事でしょう。

ヨーロッパ人は、アメリカ人以上に、そのあたりはしたたかであり、お人好しなどではないのです。

■”MADE IN FRANCE”とは?

オーディオマニアは、同様の製品ならば、”MADE IN FRANCE”を好んで購入すると思います。または、”MADE IN ENGLAND”です。

この場合、スピーカーを題材としてとりあげています。そのスピーカーの国籍は、製品として出来上がった瞬間に、どこの国にあったかで、決定されてしまうのです。

例えば、フランスの工場でスピーカーを作ろうとした時に、「中国から仕入れた材料」を使用し、「タイ人の手で」作ったとしてもそれは、”MADE IN FRANCE”になります。

さて、ここから先、さらに怪しくなっていきます。

「中国で生産したものを日本で最終検査行うことにより」、その製品を、なんと、「日本製」であると表示している製品があったそうです。これは本当は中国製のものであり、完全にグレーゾーンの表示となっていきます。

★”MADE IN FRANCE”も、同様にグレーゾーンの表示に過ぎなかった!

中国で生産したものを、フランスのマンションの一室で最終検査を行うことにより(梱包するだけでも最終検査をしたと言い張れるかも?)、その製品をフランス製であると表示できそうです。これも、本当は中国製です。

こういう事を、オーディオ界は、ある一定の時期、やっていたのだと(今もですか?)、私は本能で感じ取っていたのです。当店は、このような事が、現在では決して行われていない事を、切に願うものです。


★最後に・・・

★オーディオマニアのかたがたへ・・・

★ヨーロッパ製のスピーカーには、特に・・・要注意!!!

—————

おまけ(特別編)
◯&◯社(イギリス)のスピーカーについて

さて、ヨーロッパ製のスピーカーの危うさについては、徹底的に暴かせていただきました。

それじゃ、皆さんご存知のメジャーの、◯&◯社のスピーカーは、どうなんだという疑問
を持たれるかたも、いらっしゃる事と思います。

要するに、◯&◯社に限っては、本当のイギリス製であり、詐欺ではないだろうと・・・。

それは正しいです。詐欺ではありません。が、いびつな宣伝方法を、メジャースピーカー
にのし上がる時、つまり、初期に行っており、それが今も日本人全員を(世界中を?)騙
し続けている?、ということをご存知でしょうか?

ご存知だったとしても、それを、鵜呑みに信じておられるようでは、話になりません。


◎ほぼ事実に近いであろう経緯を、箇条書きで、わかりやすいように、説明します。


1)◯&◯社は、ビートルズが録音したことで有名な、アビーロードスタジオで使われて
いるモニタースピーカーであるとの宣伝を、世界中に大々的に、宣伝していました。

2)モニタースピーカーとして、◯&◯社のスピーカーを使っているレコーディング・エ
ンジニアなど、世界中に、一人たりとも居なかったにもかかわらずです。

3)さて、このカラクリです。◯&◯社は、おそらくアビーロードスタジオの中の、どこ
でもいいから、一つのスタジオに、自社のスピーカーを忍び込ませて、目的を達成したの
です。

4)そのために、最も高額な自社のスピーカーを、無料でスタジオに差し出します。

5)スタジオは、喜んで受け取ります。なぜなら、CDになるマスターは、どのスピーカー
でも鳴らなければならないという宿命を帯びているからです。本物のモニターでマスタリ
ングしたものを、カーステレオでチェックし、大型スピーカーでもチェックして、さらに
は、◯&◯でもチェック出来れば、それで良かっただけなのです。◯&◯社のスピーカー
は、チェック用としてしか、用を足さない事くらい、プロならば誰でも知っています。


◎ちなみに!!

今の最上位機種、一本225万円、二本で450万円のスピーカーは、一本が96キロも
あるにも係わらず、能率は、たったの、90dBしか無い!!

という事実には、厳重なる注意、を払ってください。


結論:結局のところ、

★ヨーロッパ製のスピーカーには、特に・・・要注意!!!


この現実に、何ら変わりはありません。



https://procable.jp/setting/110.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/987.html#c24

コメント [政治・選挙・NHK270] 《東京五輪、実は「中止」で決定済み? 安倍政権の都合で発表は5月か=江守哲》東西嘘つき疑惑代表習近平さんと安倍晋三さん《… お天道様はお見通し
37. 2020年3月17日 22:57:45 : clgDUuiCCU : Q2pzcWY3MlRhRFU=[4]
>36
>バグがまたひとりでバグってる
身に火の手が迫っていることを忘却するためにか妄想に溺れる様を見れば、確かに頭がバグってるというのは言い得て妙ではある。ここは使えない罵愚 lGyL8A に正気に戻っていただくためにも、自分の姿を鏡で見てもらうというのはいかがであろうか。
 以下のリンク先のコメントの続きが、その「鏡」
http://www.asyura2.com/17/senkyo224/msg/222.html#c42

しかしほんとの問題は、頭をバグらせて状況がまともに認識できず妄想と幻想に振り回されてる代物が決して少数派ではないことなのよ。今の日本人の少なくとも3割はそうだと見なすべきかと
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/617.html#c37

コメント [政治・選挙・NHK270] 広島地検が河井夫妻を異例再聴取 県議選と衆院選でも疑惑(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
9. 2020年3月17日 22:58:35 : DAQMZ0oDoU : RUFzZjFtNkwxMHc=[7]

 こんな小物を逮捕しても仕方がない。

 大物を逮捕せなあかん。


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/657.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK270] 五輪どころの騒ぎじゃないのに「完全な形で実現」と言い張る安倍、本当にできると思ってるの?(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
14. 2020年3月17日 23:01:46 : qrkNp7zwq6 : cU9yMnJuNmphUkk=[1]
オリンピックのスポンサーCMが消えた。延期だな。

http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/653.html#c14
コメント [カルト8] 17名のトロンOSの研究者を載せた日本航空123便墜落事故・livedoor(311も911も推して知るべしです) 小沢内閣待望論
77. 名無しの日本人[8] lryWs4K1gsyT@pZ7kGw 2020年3月17日 23:02:08 : 6xumSB2ET6 : aVpWaWY4c283cGM=[1]
海上自衛隊も航空自衛隊も訓練海域・空域は房総沖のずっと離れた場所にある
従って民間の船舶・航空機の航行ルートと訓練空海域が重なるはずがない空自も
訓練空域に行くのに伊豆半島の上を飛行しない、海自も訓練海域に行くのに伊豆
半島の方まで迂回しない、日航123便の飛行ルートは航空路に沿って異常を感じ
た伊豆半島近くまで飛行している、空自でないとしたら何処の国の機が発射した
のか中曽根元首相は秘密は墓までと言う、もし自衛隊がというなら墓までとは言
わず幾ら選挙があるといっても自衛隊の誤射と言うだろう隠し通せないのだから
墓までと言ったのは暗に他の力の介在を示したのではないか、ケネデイ暗殺・
トロンOS・小保方事件、共に巨額の金が絡んでいる、簿ー亜戦争で旨味を覚え
た、ネーチャー誌も傘下と言われている、実(特許と金)は取れてもノーベル賞
(栄誉)は取れないだろう形は変わろうが全部小保方さんの手技の延長線上でしか
作れないのだから、ノーベル財団も分かっているノーベル賞を取るとしたら
小保方さんと共同研究とするしかない、昔から変わらない潰したり莫大な儲けに
なる物は持って行く。
http://www.asyura2.com/11/cult8/msg/338.html#c77
コメント [政治・選挙・NHK270] <安倍、狂気の抵抗!>緊急G7で支持された東京五輪「完全な形で実現」の解釈巡って米CNNは「安倍首相は延期、中止に強く抵抗」… 赤かぶ
22. 2020年3月17日 23:03:09 : yQZx8IqFTs : V29sakE0aHJiUk0=[46]
G7での安倍の主張は駄々っ子見たいで、他の首脳から見たらレベル低すぎ。

国の代表なら論理的な説得力が、必要なのに、アホっぷりをさらけ出しただけ。

何時も失敗をしてしまったなぁ。
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/654.html#c22

コメント [政治・選挙・NHK270] <安倍、狂気の抵抗!>緊急G7で支持された東京五輪「完全な形で実現」の解釈巡って米CNNは「安倍首相は延期、中止に強く抵抗」… 赤かぶ
23. 2020年3月17日 23:03:29 : yUkvtWQJoo : cy9HVU5iSHhPVnc=[1]
ダウ平均
どっかの奴らが売り崩しを仕掛けて来た
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/654.html#c23
コメント [政治・選挙・NHK270] CRP検査の絞り込みのなか、検査対象者の疑惑の選別〜千代丸と幹部自衛官 青木
5. 2020年3月17日 23:05:07 : vL7cao2EL6 : dzlmdUdlcmMvbzY=[42]
検査もさることながら、 治療薬だ効き目のある薬。

アビガンの有効性が中国から報告されている、200人に投与、肺炎の症状

改善も確認された。 GOOD NEWS

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200317-00000121-jij-cn
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/650.html#c5

コメント [リバイバル3] プロケーブル社長は音楽も音も全くわからないパラノイアのカルト教祖 中川隆
25. 中川隆[-13853] koaQ7Jey 2020年3月17日 23:05:26 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1029]
オーディオ関係者は悪い _ “サル化”するオーディオ業者とオーディオ評論家

「今さえよければそれでいい」
社会が“サル化”するのは人類が「退化のフェーズ」に入った兆候
内田 樹 2020/02/29
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/「今さえよければそれでいい」社会が“サル化”するのは人類が「退化のフェーズ」に入った兆候/ar-BB10xLno?ocid=ientp

「今さえよければ、自分さえよければ、それでいい」――。

新著『 サル化する世界 』で、利己的で近視眼的なものの見方をする人々が増殖する社会を“サル化”と定義した思想家・内田樹氏が、世界的なモラルハザードを喝破する。

◆◆◆

「今さえよければそれでいい」という発想

――現代社会の趨勢を“サル化”というキーワードで斬った思いは何でしょうか?
内田 “サル化”というのは「今さえよければそれでいい」という発想をすることです。目の前の出来事について、どういう歴史的文脈で形成されたのか、このあとどう変化するのかを広いタイムスパンの中で観察・分析する習慣を持たない人たちのことを“サル”と呼んだのです。

 歴史学的なアプローチも探偵の推理術も同じです。目の前に断片的な情報が散乱している。そこから「何が起きたのか」をいくつかのパターンで考え出し、すべての断片をつなぐことのできるストーリーを選ぶというのが探偵の推理術です。それが論理的思考ということです。でも、今の日本では、政治家も官僚もビジネスマンもメディアも、論理的にものを考える力そのものが急速に衰えた。広々とした歴史的スパンの中で「今」を見るという習慣がなくなった。時間意識が縮減したのです。それが「サル化した社会」です。


「サル化」という言葉は「朝三暮四」の故事から


――確かに社会のさまざまな局面で長期ビジョンが失われ、刹那的な傾向が強まったように思います。

内田 「サル化」という言葉は「朝三暮四」の故事から採りました。サルたちにこれまで給餌していた8つの栃の実を7つに減らすことになったとき、「朝3、夕方4ではどうか」と言ったらサルは怒り出し、「じゃあ、朝4、夕方3は?」と言ったら狂喜した。朝の自分と夕方の自分が同一であるということが仮想できなかったのです。ある程度長い時間を通じて自己同一性を保持できない人を笑ったのです。

 中学の漢文の授業で習ったときは「変な笑い話だ」と思っていたんです。どうして「こんな話」が何千年も語り伝えられるのか、意味がわからなかった。でも、よく考えたら、漢文で習う「守株待兎」も「矛盾」も「鼓腹撃壌」も、全部春秋戦国時代のものですが、本質的に「同じ話」なのです。どれも時間意識が未成熟な人間を笑っている。

適切な時間意識を持たないと人に笑われるぞという “脅し”

「矛盾」の武器商人は、「矛を売っているときの自分」と「盾を売っているときの自分」が同一であるということをうまく想像できない。切り株に偶然ウサギがぶつかったら、次の日から野良仕事を止めてしまった「守株待兎」の農夫には「確率」とか「蓋然性」という概念がなかった。「鼓腹撃壌」では「皇帝の善政のおかげでみんな幸福に暮らしている」と歌う子どもたちと「オレの日常に皇帝は何の関係もない」とうそぶく老人が対比的に扱われていますが、この老人には「因果」という概念がない。「矛盾」も「蓋然性」も「因果」もすべてある程度長い時間を俯瞰する視座に立たないと発生しない概念です。

 これらの逸話が春秋戦国時代に集中しているということは、おそらくその時期に「時間意識が成熟した人間」と「時間意識が未成熟な人間」が混在していたということだと思います。だから、「時間意識が未成熟な人間」を文明化することが社会的急務だった。こういう逸話が集中的に語られたのは、適切な時間意識を持たないと人に笑われるぞという「脅し」によって、人々を教化しようとしたからだと思います。


――有名な故事の数々が、時間意識のトレーニングになっていたというのは驚きです。

内田 時間意識とは「もう消え去った過去」と「まだ到来していない未来」を自分の中に引き受けることです。過去の自分のふるまいの結果として今の自分がある。未来の自分は今の自分の行動の結果を引き受けなければいけない。そういう骨格のはっきりした、ある程度の時間を持ちこたえられるような自己同一性がその時代から要求されるようになった。

 エマニュエル・レヴィナスが「時間とは主体と他者の関係である」という非常にわかりにくい命題を語っていますが、僕たちがそれが「わかりにくい」と思うのは、「時間意識」というものが伸縮するということを忘れているからです。ごく限定的な時間意識しか持たない人間と、広々とした時間意識を持つ人間がいる。

 一神教信仰は信仰者にこの「広々とした時間意識」を要求します。「造物主による創造」という想像を絶するほどの過去と、「メシアによる救済」という想像を絶するほどの未来の間に宙吊りにされている今の自分というものを把握できたものだけが一神教のアイディアを理解できる。そこから人間の知性と倫理性が発動する。そういうアイディアが生まれたのが紀元前1000年から500年くらいのことであり、それが人類史的な特異点(シンギュラリティ)を形成したのだと思います。
現代人が「退化のフェーズ」に入ったことの徴候ではないか

 だから「今だけ、自分だけよければ」という現代人に特徴的な時間意識の縮減は、それから2000年、3000年経って人類が「退化のフェーズ」に入ったことの徴候ではないかと思ったのです。


 ――いまは日々あまりに忙しすぎて、目の前のことにあくせくせざるを得ないという社会環境も大きいと思います。

内田 産業構造の変化のせいだと思います。経済活動が人間的時間を超えた速度で活動し出した。株の売り買いなんかはマイクロセコンド単位で、アルゴリズムが行うわけですから、今の経済活動の基本時間はもう人間的時間ではない。人間の身体感覚や知性が賦活される時間の流れ方ではないのです。

 僕が子供の頃、1950年代はまだ生産者のうち農業従事者人口が50%を占めていました。ですから、経済活動を考量するときの時間単位が「植物的」だった。ですから、学校教育でも、子どもたちの成長は農業のメタファーで語られていました。「種子を撒いて、水と肥料をやって、日に当てて、風水害や病虫害から守ると、収穫期には果実が実る」という言い方で家庭教育も学校教育も語られた。

 子どもたちは「種子」ですし、育ち方はお天道さま頼りですから、先行きどのようなものに結実するか予測できない。キュウリができるのか、トマトができるのかは分からないけれど、きちんと手入れをすれば、この子が持ってる潜在可能性は開花するだろうという、諦観と楽観の入り混じった感情で子どもは育てられた。いくら手入れをしても、さっぱり芽を出さない子については「大器晩成」といって、そのうち何か大きなものに結実するんじゃないかというような気楽なことが言われた(笑)。

かつての植物的な時間の中での子育て

――ゆったりとした植物的な時間の中で子供も育まれていたわけですね。

内田 植物的時間というのは、基本四季のサイクルですからね。のんびりしたものでした。子どもは工場で工業製品を作るように、仕様を決めて、納期を決めて、規格を決めて、全工程を管理したら出て来るものだという考え方をしなかった。親や教師が管理できるのはせいぜい全体の2〜3割であって、8割ぐらいは自然力任せという感覚があった。日光や雨量やイナゴの来襲は人力ではコントロールできませんから。

 人類史のなかで農業が支配的な産業だった時期は長いです。だから、「子育て」についてのプロセスは無意識に農業のメタファーで語られていました。たとえば、ガリ版で刷った学級通信なんてだいたい「めばえ」とか「わかば」とか「みのり」(笑)というようなタイトルだったでしょう。幼稚園のクラス名などもよく植物の名前が使われていた。「うめ組」とか「ひまわり組」とかね。でも、産業構造が変わって、第二次産業が基幹産業になると同時に、工場での工業製品の生産プロセスに準拠したメタファーが用いられるようになった。そういう転換は無意識のうちに行われたので、誰も気づかなかった。


人間は生身の生き物なんであって、缶詰や乾電池じゃない

 今は学期ごとに学習到達目標が数値的に示されて、そこで示された「納期」と「仕様」に合わせて「生産」がなされなければいけないとみんな思っている。まるで自動車やコンピュータを作るように精密な工程管理と製品の質保証がうるさく言われるようになった。教育について語る言葉遣いも工学的になってきた。「シラバス通りの授業をしろ」とか「学士号の質保証」とか「PDCAサイクルを回す」とかいう、どれも工業の用語です。

 それと同時に四季のサイクルを基準にした植物的時間が棄てられて、その代わりに納期と仕様に合わせて工業製品を生産する工学的時間が採用されるようになった。人間では制御できない巨大な自然力が子どもの成長に介入するという考え方そのものが廃棄されて、すべては人工的に管理できるということが前提になった。

 でもね、人間は長らく植物的な時間のなかで子どもを育ててきた。それで何千年かやってきて、うまくいったんです。産業構造が変わったからと言って、教育まで支配的な産業構造に合わせて変える必要なんかないと僕は思います。子どもは植物的時間の中で成長すればいいじゃないですか。人間は生身の生き物なんであって、缶詰や乾電池じゃないんですから。


長期スパンで見たときのドナルド・トランプ

――近年、とみに政治家が平気で嘘をつくようになりました。嘘の答弁を並べ立てたり、フェイクニュースを垂れ流すのもまた時間意識の縮減でしょうか。
内田 Honesty pays in the long runということわざがありますね。「長期的に見れば、正直は引き合う」という意味ですが、それは逆に言えば、「短期的に見れば、嘘は引き合う」ということです。だから時間意識が縮減して、「短期的に見る」ことしかしない人間にとっては「嘘をつくことの方が引き合う」んです。

 ドナルド・トランプは100年単位の長期的なスパンでとらえたら、米国史上でもっとも愚鈍で邪悪な大統領として歴史に名を残すでしょう。長期スパンで見たときに、アメリカの国益を大きく損なった人として世界史に記録されることは確かですが、短期的に見れば大成功している。ファクトチェックによると、就任からすでに1万以上の嘘を重ね、フェイクニュースを垂れ流したことによって成功したわけです。「嘘は引き合う」の最も説得力のある事例です。

アメリカでも日本でも“サル化”が進行している

 約束を守るとか、隣国との信頼関係を構築するのは、短期的にはコストがかかるかも知れませんけれど、長期的には安全保障コスト、外交コストを引き下げることになる。でも、今のアメリカにはそれができない。他国を恫喝して、外交的な危機を煽ったほうが有権者は喜ぶし、兵器産業は儲かる。トランプが今もアメリカ国民の相当数から支持されてるということは、アメリカ人でも“サル化”が進行しているということだと思います。

 日本でも同じです。安倍晋三も嘘に嘘を重ねてきましたけれど、本人はそれほど罪の意識はないと思います。「長期的に見た場合、こんな嘘を言って帳尻は合うのか」という考え方をしない人間にとっては「嘘をつかない」インセンティブはありませんから。世界中が“サル化”しているわけで、日本だけが特別悲惨なわけではないということです。そんなことを言っても何の慰めにもなりませんが。
――嘘が蔓延する一方で、露悪的に暴言を吐いたりヘイト発言をする人が、ある一定層にウケている現象についてはどうご覧になってますか?

内田 暴言を吐く人は昔からいました。でも、そういう「下品な人間」はあまり人前には出てこられなかった。そういうことは人前で言うもんじゃないという常識の抑制がかかっていたし、人前で下品なふるまいをする人間にはそれなりのペナルティが科された。でも、今はネットで匿名で発信できます。実社会で、固有名で発信した場合には相応の社会的制裁を覚悟しなければならないことでも、匿名でなら、責任をとるリスクなしにいくらでも下品になることができる。だから、これまで抑制されてた下品さが噴出してきた。下品な人間の比率そのものは時代によって変わりはしません。別に日本人が全体として下品になったわけじゃなくて、これまで隠れていた下品な人間が可視化されただけなんです。

さっぱり楽しくない「気まずい共生」とは?

――そうした時間意識が社会の分断化をより強めてきたようにも思います。どうしたら互いに溝の深い人々とも同じ共同体を形成することができるのでしょうか。
内田 哲学者のオルテガ・イ・ガセットが言うとおり、「敵と共に共生する、反対者とともに統治する」というのがデモクラシーです。だから公人たる者は反対者たちの意向も代弁して集団の利益を代表するのが仕事であって、自分の支持者の利益を代表するわけではない。それがいまや、デモクラシーというのは多数決のことだというシンプルな理解が支配的になった。選挙結果が51対49だったら、敗けた49についてはまったく配慮する必要がないと公言するような人物が首長になったり議員になったりしてる。彼らは自分が公人であるという自覚がない。自分の支持者を代表しているだけなら、「権力を持った私人」でしかない。

 デモクラシーの原点に立つなら、公人たる者は、自分の個人的な思いは痩せ我慢してでも抑制して、異論と対話して、反対者と共生する作法を学ばなければいけないと思います。それが本書にも書いた「気まずい共生」ということです。「気まずい」わけですから、さっぱり楽しくない。合意形成にもやたら時間がかかる。でも、それがデモクラシーのコストなんです。デモクラシーのコストを引き受ける気がないなら、独裁制か無秩序か、どちらかを選ぶしかない。


https://www.msn.com/ja-jp/news/national/「今さえよければそれでいい」社会が“サル化”するのは人類が「退化のフェーズ」に入った兆候/ar-BB10xLno?ocid=ientp

▲△▽▼

『サル化する世界』についてのインタビュー - 内田樹の研究室 2020-03-17
http://blog.tatsuru.com/2020/03/17_0828.html

いくつかのメディアから新刊『サル化する世界』についてのインタビューがあったので、まとめて再録。

「サル化する世界」というタイトルに込めた思いを教えてください。

「サル化」とは、「朝三暮四」に出て来るサルのように、現在の自分と未来の自分の間に自己同一性を保持できない病態のことです。

 もともとヒトは時間意識をゆっくりと拡大することで、他の霊長類から分かれて進化を遂げて来ました。そして、今からおよそ2500年くらい前に、四大文明の発祥地で「世界の起源」と「世界の終わり」という概念を持つところまでたどりつきました。広々とした時間意を持つことができた。そのおかげで人類は宗教を持つことができたし、歴史や物語を持つこともできました。

 中国の春秋戦国時代に「矛盾」「守株待兎」「刻舟求剣」「鼓腹撃壌」といった「時間が経過しても自己は同一的である。自己は同一のつもりでも時間は流れる」ということがうまく理解できない愚者を主題にした説話が集中的に語られています。おそらく、その頃に時間意識についての「シンギュラリティ」があったのでしょう。孔子も荘子も韓非も、その教えに共通しているのは長いタイムスパンの中でものごとの適否を判断できる能力を未開からのテイクオフの条件と見なしていたということです。

 しかし、せっかくこうやって時間意識の拡大によって他の霊長類から分離したにもかかわらず、現代人の時間意識はふたたび縮減し始めています。この「人間以前」に向かうの文明史的退化の徴候を僕は「サル化」と呼んだのです。

過去と未来をふくんだ視点で「今」を考察する力は、なぜ急激に失われてしまったのでしょうか。

 最大の原因は基幹産業が農業から製造業、さらにはより高次の産業に遷移したことだと思います。農業の場合でしたら、人間は植物的な時間に準拠して暮らしていました。農夫は種子をまいている自分と、風水害や病虫害を防いで働いている自分と、収穫している自分が同一の自己であるという確信がないと日々の苦役には耐えられません。でも、いま、最下層の賃労働者は今月の給与をもらっている自分より先の自分にはなかなか同一性を持つことができません。AI導入後に雇用環境がどう変わるかも予測がつかないどころか1月後に仕事があるかどうかさえ分からないんですから、老後に年金や健康保険がどうなっているか予測がつくはずもない。だったら、考えても仕方がない。

 事情は金融商品の売り買いで個人資産を増やしている富裕層も同じです。株式会社は当期利益至上主義ですし、株の取引はマイクロセコンド単位で行われている。だったら、それ以上タイムスパンを広げても意味がない。

 今から10年前にGoogle やAmazonが「こんなふう」になると予測した人はほとんどいませんでした。これらの企業が10年後にどうなっているかもやっぱりわからない。長い時間の流れの中に自分を置いて、何が最善の選択なのかを熟慮するという知的努力は費用対効果が悪いということがいつの間にか身に浸み込んでしまった。
日本社会の劣化は「サル化」の一兆候なのでしょうか。
 
 安倍政権の大臣や官僚たちは「嘘をついても平気」「前後に矛盾のある言明をしても平気」「謝罪しても次の瞬間には忘れている」といった症状を呈しています。どれも時間意識の縮減の徴候です。

 Honesty pays in the long run「長い目で見れば正直は引き合う」ということわざがありますけれど、これは裏返して言えば「短期的に見れば嘘の方が引き合う」ということです(実際にそうだし)。ですから、「長い目で見る」習慣を失った人たちがシステマティックに「嘘つき」になるのは論理的には当然なのです。

 前後の矛盾を指摘されてても平気というのは「矛盾」の武器商人と同じです。彼は「どんな矛も通さない盾」を売っているときの自分と、「どんな盾も貫く矛」を売っているときの自分が同一人物だと思っていないのです。だから「この矛でこの盾を突いたらどうなる?」という問いに当惑したのではなく、その問いの意味そのものが理解できなかったのです。国会答弁で少し前に言ったこととまったく逆のことを平気で言って、「整合していない」と言われても少しも悪びれる様子がないのもそれとほぼ同じだと思います。

日本人の労働生産性は、「1人当り」「時間当たり」ともに先進7カ国中の最下位という状態が続いていますが、日本の組織を活性化し、イノベーションを起こすには何が必要だと思われますか。

 組織を再活性化するなら、管理部門に過大な資源を配分しないことです。今の日本の組織は「価値あるものを創り出すセクター」よりも「人がちゃんと働いているかどうか監視するセクター」の方に権限も情報も資源も集積しています。労働者よりも監督の方が多い現場とか、兵士よりも督戦隊(前線から逃げて来た兵士を射殺する後方部隊)が多い戦場のようなものです。それでは生産性が上がるはずがない。

「管理を最低限にする」「現場に自己裁量権を与える」「成果の短期的な査定を止める」くらいで日本の組織はかなり再活性化するはずです。でも、管理部門の人たちはそう言われても「管理部門の肥大化を適正規模に抑制するための管理部門の増設」くらいしか思いつかないでしょうけど。

 イノベーションというのは未来にぼんやりとした手応えを感じる直感力なしには成立しません。「何だか知らないけれど、この先に『いいこと』がありそうな気がする」という直感に導かれてはじめてあらゆる創造は可能になります。でも、そのためには「この先」に、まだ現実になっていない時間に指先が届かなければなりません。「この先」という言葉に何のリアリティーも感じられない人間に何かを新しく創り出す能力が育つわけがない。

社会が脱サル化するために必要なこととは?

 サル化した人間の特徴は「過去を反省しない」「未来に対して見通しを持たない」ことです。だから、悔恨もないし不安もない。どれほど失敗しても同じ失敗を繰り返すし、「こんなことを続けていたらそのうちたいへんなこと」になるとわかっていても、「こんなこと」を続ける。「前にこれで失敗して手痛い思いをしたこと」も「そのうち起こるかもしれないたいへんなこと」にもリアリティーを感じることができない。

 こんな生きづらい時代ですから、「過去のことは忘れたい 未来のことは考えたくない」と思ってしまうことは止められません。でも、「後悔に苛まれたくない、不安に怯えたくない」という人は、それと同時に、遠い記憶の中を逍遥したり、未来に夢を描いたりすることもあきらめなければならない。それがどれほど多くのものを失うことなのか、それについては少し立ち止まって考えた方がいいと思います。
http://blog.tatsuru.com/2020/03/17_0828.html  

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/987.html#c25

コメント [政治・選挙・NHK270] <文春が凄いスクープ!>「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手(文春オンライン) 赤かぶ
1. 赤かぶ[64595] kNSCqYLU 2020年3月17日 23:05:43 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1675]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/658.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK270] <記事も写真も、見事なスクープ!>萩生田文科相 宴会で「俺は一斉休校には反対だったんだ!」(NEWS ポストセブン) 赤かぶ
24. 2020年3月17日 23:06:11 : 4mJlr2mNYE : RS45UmdsWHVRUTY=[314]
・ 

  昨日の友は、今日の敵。政治は一寸先は闇。

 =======================

アヘン王子はどうせあと一年間だ。
 今のうちから反安倍勢力と仲良くし始めないと、干されてしまうかもしれないから
 アヘンに従わない人間はじわじわ増えるだろう。

 石破壊は一度目の投票では議員数ではアヘン王子にダブルスコアだった。
 旧小泉派だからだ。

 この石破壊も
「徴兵制を拒む奴は非国民だ。死刑か懲役300年だ。」
「国家があって国民が存在する。
 国家の利益こそ国民の主権に優先される。
 もし国が新たな原発を建てる際に地権者が譲らなければ、
 国は強制的に取り上げる権利がある。」

 だから、稲田の
「私は国民のための政治と言うものがそもそも間違っていると思います。」
 と完全に一致した思想だ。

 =============

加藤さんや谷垣さんや福田さんの様な人はいなくなったねぇ。
 元大島議長が「与党はもっと野党の意見を聞くべき、とか、
 戦争デンデン憲法改正はいかがなものか?」とアヘン王子に苦言を呈してきている。
 いつでも堂々とTVカメラ前で発言し、これまでにぶれたことは全くなかった。
 どうもガス抜きのパフォーマンスではない、本音のようだ。

 石破壊が上の通りで稲田と同じ思想だから、困ったもんだね。
 
  投票場に足を運んで、政権交代しかないべ。
  多数の政党が組むんだから、棄民党補完勢力が居ても、過半数は取れないから大丈夫だ。
  共産党もれいわ新党も入るんだし。他にも山尾や阿部の様な良識のある議員も居るべ。
 
・・・
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/647.html#c24

コメント [政治・選挙・NHK270] <文春が凄いスクープ!>「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手(文春オンライン) 赤かぶ
2. 赤かぶ[64596] kNSCqYLU 2020年3月17日 23:06:21 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1676]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/658.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK270] 検査不要論の不思議<コラム狙撃兵・長周新聞> 赤かぶ
24. 2020年3月17日 23:06:37 : iXm0pRI8PY : Q0VQN3dDblZMYk0=[1]
アメリカの対応
ペンス副大統領「私に助言してくれる専門家チームは、おそらく世界最高の人材が集まっているが、彼らから『データが一番大事だ』という助言があった。なので、検査する」

→情報を得たいので検査する


日本の対応
2/28の羽鳥真一モーニングショー
岡田春江氏の告白
「民間委託したがらないのは、衛生研から集まった情報を独占管理して研究に使いたいから感染研OBが邪魔していた・・と国会議員が電話で言っていた」と話していた。

→情報を独占したいので隠蔽する

安倍以外にも日本には、人命を何とも思わない途轍もないクズがいたもんだ。
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/651.html#c24

コメント [政治・選挙・NHK270] <文春が凄いスクープ!>「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手(文春オンライン) 赤かぶ
3. 赤かぶ[64597] kNSCqYLU 2020年3月17日 23:07:08 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1677]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/658.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK270] <文春が凄いスクープ!>「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手(文春オンライン) 赤かぶ
4. 赤かぶ[64598] kNSCqYLU 2020年3月17日 23:07:52 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1678]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/658.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK270] <記事も写真も、見事なスクープ!>萩生田文科相 宴会で「俺は一斉休校には反対だったんだ!」(NEWS ポストセブン) 赤かぶ
25. TondaMonta[1726] gnOCj4KOgoSCgYJsgo@CjoKUgoE 2020年3月17日 23:08:16 : nuPDheJHEA : V3RPUDhmTDRSVWM=[1]
17.命を大切にする様
 >正しいやり方は、一斉休校の考えは、文部科学大臣が出すのであって、

命さんがその程度の経験では困ります。どの分野であれ大臣は意見を出す権利があります。あれはどうなっているのかなどと。首相が出しても反対が多ければ考え直さざるを得ない場合もあります。身内だから閣内一致を装っているだけです。

以前は有力な事務次官会議で決まったことが閣議に諮られていました。賛否両論あったと思いますが、ほとんど了承されていたはずです。(文部事務次官はこの事務次官会議に参加できなかった)

ただ文部行政に関することを他の大臣が何度も閣議に出すことはおかしいことですが、誰が出してもいいはずです。最終的には首相が決済し、各大臣が署名捺印するわけです。
現在は、いろいろなことを首相補佐官たちに言われて首相が閣議で言い出したのでしょう。一斉休校に対して異論をはさんでも初めから最後まで首相が押し通したのでしょう。
 

http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/647.html#c25

コメント [政治・選挙・NHK270] <文春が凄いスクープ!>「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手(文春オンライン) 赤かぶ
5. 赤かぶ[64599] kNSCqYLU 2020年3月17日 23:08:30 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1679]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/658.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK270] <文春が凄いスクープ!>「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手(文春オンライン) 赤かぶ
6. 赤かぶ[64600] kNSCqYLU 2020年3月17日 23:09:22 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1680]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/658.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK270] 五輪どころの騒ぎじゃないのに「完全な形で実現」と言い張る安倍、本当にできると思ってるの?(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
15. 2020年3月17日 23:09:54 : B0c1gpyPUI : dGZuOEhFc1RkRFU=[1]
<<12

ハイハイ。

李コシミズと安倍、

ウソとはったりと執念ぶかさだけで子分どもを支配します
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/653.html#c15

コメント [政治・選挙・NHK270] <文春が凄いスクープ!>「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手(文春オンライン) 赤かぶ
7. 赤かぶ[64601] kNSCqYLU 2020年3月17日 23:09:55 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1681]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/658.html#c7
コメント [原発・フッ素52] 原発事故前に津波対策実施の電力会社も 情報公表せず (NHK)  魑魅魍魎男
9. 2020年3月17日 23:09:56 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[1778]
所長なんて直接金出して工事する権限は無いんだから、矛先はトップに向けてやってよ。
(トップの指示には逆らえないのが下っ端なんです)
吉田所長も草葉の陰で反省してるよ…たぶん。

http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/580.html#c9
コメント [リバイバル3] プロケーブル社長は音楽も音も全くわからないパラノイアのカルト教祖 中川隆
26. 中川隆[-13852] koaQ7Jey 2020年3月17日 23:10:33 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1030]

内田樹 生きづらさについて考える


週刊金曜日インタビュー 2020-02-26
http://blog.tatsuru.com/2020/02/26_1553.html


去年の暮に『週刊金曜日』の植村隆編集長が凱風館までインタビューに来た。植村さんは北星学園大学事件のときに「捏造記者」という無根拠な誹謗中傷を受けて、失職のリスクにさらされたことがあった。そのときに鈴木邦男さんと一緒に植村さんを支える会に加わって支援活動をしたことがある。そのご縁で、植村さんが『週刊金曜日』の編集長に就任したのを機会に神戸まで会いにいらしたのである。

――内田さんの著作『生きづらさについて考える』は、さまざまなメディアで発表されたものをひとつにまとめたものですが、一貫しているものがあると感じました。いま日本が「生きづらい」社会になっていることへの警鐘だと思われますが?
2016年暮れに、米外交問題評議会発行の『フォーリン・アフェアーズ』が、「日本の大学」特集をしたときに、いまの大学に対してどう思うかを、日本の教員や学生にインタビューをしていました。すると、「身動きできない」(trapped)「息苦しい」(suffocationg)「釘付けにされている」(stuck)というような、「身体的」な印象を共通してみんなが語っていた。

僕は、制度の問題より、そういう「身体的」な印象を語った言語のほうが、今の日本社会の実相をよく現していると思うのです。

「生きづらい」とみんなが思っているのは文字通り、「身体的」につらいということなのです。

若い人たちが特に感じているのは「未来が閉じられている」という実感ではないでしょうか。自分が動ける可動域がどんどん制限されていく、職業であっても、居住地であっても、生き方の自由度が下がってきている。

僕自身同じことを感じます。僕に対する批判の多くが自由度を抑制しようとしている。
「大学教授ともあろうものが、何々していいのか?」とか、「哲学者を名乗るのであれば、これくらいのことは知らずしてどうする?」などなど。そちらで勝手に僕が何者であるかを決めて、その枠の中に押し込めようとする。

これは現代日本社会に共通しているように思えます。立場にかかわらず、「いやしくも・・・である以上、・・・であるべきだ」という文型で他人の言動の可動域を限定してくる。

理屈として筋は通っているんです。

でも、そういう文型で埋め尽くされてしまうとこちらは息が詰まる。たしかに批評として切れ味はいいかも知れないけれど、そういう定型句が行き交うせいで集団の知性が活性化するということはありません。

それは体制を批判する人も同じです。「日本社会は・・・であるべきだ」というふうにやはり「あるべき姿」を語る。「いろいろあっていいんじゃないの」とか「まあ、好きにしたらいいよ」というタイプの非統制的なメッセージは左翼的な言説のうちにはまず見ることがない。

萩生田発言の本質

――時代的にはいつ頃からそのようなことを感じるようになりましたか?

90年代の終わりぐらいからでしょうか。「貧すれば鈍す」ということだと思います。
バブルの時代はみんな自分の金儲けに忙しくて、他人の生き方にあれこれ口出しする暇がなかった。こちらとしては気楽な時代でした。でも、バブル崩壊後に「パイの取り合い」が始まった。そのときに「お前に許されたスペースから出るな」という言い方が支配的になった。人の生活空間そのものまで限定する動きが、あらゆる分野で顕著になった。
先日、萩生田光一文科相の「身の丈」発言というのがありましたけれど、あれは今年の流行語大賞かなと思いました。時代の気分を実に的確に言い表しているから。

「身の程を知れ」とか「おのれの分際を知れ」という言葉は僕が子供のころまではよく口にされていたもので。でも、久しく訊かなかった。それが生き返ったのは、世の中が「貧乏くさくなった」ことの証拠なんだと思います。みんなで分割する「パイ」が縮んでいるんだから自分の取り分以上のものを取ろうとするなというわけです。そういう言葉は「パイが大きくなっているとき」には口にされない。ですから、高度成長期以降はほとんど死語になっていました。それがいま甦ってきた。自分の取り分で満足しろ、自分に与えられたステイタスから一歩も出るなというのは「貧しい社会」固有の発想です。


――内田さんがおっしゃった時代のひとつの総仕上げみたいな言葉ですね。

これはイデオロギーではないのです。身体実感を言葉にしただけです。でも、体にかかわる言葉が一番生々しく時代精神というものを露出する。


閉塞の時代

――これはお金がなくなったということだけでしょうか?

それだけではないと思います。貧乏ということで言ったら、僕が育った1950年代の日本の方がはるかに貧しかった。でも、人々は明るかった。


――政治的な影響ですか?

政治とも直接は関係がない。政治もその気分の中にあるからです。気分が先で、制度は気分の変化の帰結なんです。まず気分が変わる。メディアの論調が変わる。それから、政治家の価値観やふるまいが変わる。みんな「時代の空気」に適応しているのです。
だから、政治を変えようと思うなら、政治制度をいじってもしかたがない。時代の気分が変わらないと何も変わらない。

例えば、安倍政権が倒れて、石破茂さんが総理大臣になったからといっても社会は別に明るくはならないと思います。でたらめな縁故政治が多少はなくなるでしょうけれど、石破さんが内閣総理大臣になっても、岸田文雄さんがなったって、あるいは小泉進次郎さんがなっても、日本社会の閉塞感は変わらないと思う。

でも、自民党が政権にあることが閉塞感の理由ではないのです。逆なんです。自民党が抑圧的な政策を行うから社会が閉塞的であるのではなくて、社会が閉塞的になったので、むしろそれが、抑圧的な政策と親和し、それを呼び込んでいる。

いま安倍政権を5割近い人が支持しています。5割近い人が、この時代の空気を自分にとってごく自然なものだと思っているということです。この酸欠状態の中で深く呼吸できていると思っている。彼らは抑圧とか、息苦しさとか、生きづらさとかいうものを、もう感じていない。酸欠状態そのものが自然になっている。この人たちに、「息苦しくないですか?」「どこか穴あけて新鮮な空気を入れないと窒息しますよ」ということを伝えないと危険だと思います。


「対米従属」からの解放

――社会が閉塞的になった要因は何でしょうか?

バブルの崩壊ですよね。バブル期の80年代の日本人は異常なほどの多幸感に満たされていた。あの多幸感は単に「カネがある」からだけではありませんでした。あれは「国家主権をアメリカから買い戻す」という前代未聞のプランを日本人が本気で考えていたからです。

あの頃、戦後40年経って、ついに経済力でアメリカを追い越しそうになった。89年に三菱地所はマンハッタンのロックフェラーセンターを買い、ソニーはコロンビア映画を買いました。摩天楼とハリウッドを買ったんです。それをおよそアメリカ社会にあるもので値札がついているものは何でも買えるということだと日本人は理解した。摩天楼とハリウッドが買えるなら、「国家主権」をカネで買い戻すということだってできないはずはない。対米従属の身分からカネで自己解放を遂げることができないはずはない。そういう破天荒な夢が一瞬その時期の日本人の脳裏をよぎった。

世界史上、国家主権をカネで買い戻した国はありません。だから、これは達成されれば、世界史に残る偉業になった。そのことを日本人はみんな口には出さないまま、漠然とは感じていた。国内の米軍基地にもお引き取り願い、日米地位協定を改定し、主権国家になることが夢ではなくなった。

でも、バブル崩壊と同時にその夢はついえた。それがもたらす無力感は想像以上に深いものでした。国家としての生きる目標が失われたんですから。このあとどうすればいいのか? もう永久に対米従属するしかないのか? 

だからバブルの崩壊というのは、単に株価が下がった、地価が下がったという程度のことではなかったのです。国家目標を見失ってしまったんですから。


韓国に習わない日本

――そのなかで、現在は中国が元気が良い。

日本はそれ以後ひたすら没落しているわけですけれど、中国は劇的な成長を遂げた。
実は韓国もそうなのです。韓国もやはり日本に比べるとはるかに成功している。

韓国の場合は、日本の植民地支配から脱したあと、今度は朝鮮戦争があり、久しく軍事独裁があり、80年代に入って、ようやく市民たちが自力で民主化を達成した。

日本の場合は、戦争に負けて、GHQに与えられた既製品の民主主義ですけれども、韓国の場合は、市民が手作りした、血であがなった民主主義です。そこが日本と決定的に違う。そしてもう一つ違うのは、経済的にも日本より成功していることです。

中国の場合は非民主的な独裁政治と市場経済の組み合わせで成功した。韓国は民主制と市場経済の組み合わせで成功した。この二つの成功モデルがいま日本の目の前にある。日本はこれからどちらのモデルに従うかという二者択一を突きつけられているわけです。
もちろん、民主主義と市場経済の組み合わせである韓国モデルの方が日本にとってははるかに親和性が高い。けれども、いまの自民党政権は、韓国モデルから何かを学ぶ気はない。それよりは中国モデルあるいはシンガポール・モデルに惹きつけられている。どちらも強権的な一党独裁体制で、政府批判をする者は令状なしで逮捕拘禁でき、反権力的なメディアもないし、学生運動も労働運動もない国です。そういう国が経済的には発展している。


――どうして日本は韓国モデルを選ばないのですか?

かつての植民地だからでしょう。一段下に見ていた隣国の成功モデルを模倣することはあまりに屈辱的で耐えられないのでしょう。

「成熟」を阻むモノ


――その独裁的な安倍政権の7年をどう見ていますか?

日本の国力を衰微させた7年間でした。「暗黒の時代」として日本政治史に残ると思います。この7年間で、先進国としてのすべての指標が低下した。経済はもちろんですが、なによりも教育の劣化、学術的な発信力は低下が著しい。科学に関しては、『ネイチャー』が2017年に警鐘を鳴らしています。東アジア第1位の先進科学国だった日本の科学力が21世紀に入って劇的に低下したからです。


――表面的にはノーベル学賞受賞者が続いていますが?

それは30年前の研究成果が今になって評価されているわけで、いまの教育行政が続く限り、遠からずノーベル賞はゼロになります。それは受賞者たちが口々に言っていることです。


――教育の分野ではどのようなことが問題ですか?

市場原理を学校教育に導入したからです。限りある教育資源を「選択と集中」で生産性の高そうなセクターに集約しようとしてきた。

中高一貫教育がそうです。あの制度が子どもたちの成熟をどれほど妨げているかについて、みんなあまりに無自覚過ぎます。12歳から18歳まで、同じ仲間と過ごすというのはある種の「地獄」ですよ。変化し、複雑化し、成熟してゆくことを制度的に阻害されるんですから。

思春期の子どもたちって、日ごとに変化するものじゃないですか。それが6年間同じ仲間たちと、同じような言葉づかい、同じようなふるまいをすることを強いられている。12歳のときにある「キャラ」をあてがわれて、それで集団内部のポジションを決められると、それを18歳まで維持しなければ居場所がなくなる。その「キャラ」を忠実に演じることが「自分らしさ」の発現だとみなされている。

日本は集団主義で、「同質化圧」が強いと言いますけれど、それ以上に「自己同一化圧」の方が強いと思う。「自分探しの旅」とか、「自分らしく生きる」とか、「ベストワンよりオンリーワン」とかいう言葉はどれも「自己同一性を早く決めて、決めたらそこから一歩も出るな」というメッセ―ジを言外に発している。先ほどの「身のほどを知れ」「おのれの分際をわきまえろ」と同じです。その自己限定命令をあたかも成長の目標であるかのように設定している。でも、「自分らしさを貫け」というのは実は「成熟するな」ということと同義なのです。

「成熟」というのは、変化し、複雑化することです。昨日言ったことと全然違うことを言い出す、昨日の語り口と全然違う語り口になる。語彙が変わり、表情が変わり、感情が変わり、ふるまい方が変わってゆく、そういうダイナミックな変化のことです。でも、日本社会は、子どもたちが昨日と別人になること、「よりわかりにくくなる」ことをあらゆる機会に阻止しようとしている。社会そのものが成員たちの市民的成熟を構造的に阻害している。日本人が幼稚化した理由はこの「自己同一性圧」にあると僕は思っています。

「自分らしさ」なんてどうだっていいじゃないですか。大事なことは成熟し、複雑化することです。


権力におもねる司法

――なるほど、教育ではそういう問題がある。では、政治の劣化はどうでしょう。最近では、「桜を見る会」問題で安倍政権はまた居直ったり、証拠隠滅みたいなことをしていますが?

この間、ほとんど司法が動いていないことが深刻だと思います。検察が動いていない。なるほど、検察というのは権力の走狗なんだ、権力者に対しては司法の手は及ばないのだ、ということを日本人の多くは日々実感している。これは「法の支配」「法の下の平等」という法治国家の土台が崩れ始めているということです。すでに日本は近代国家としての体をなしていない。いまの日本国民の統治機構に対する不信感は、南米やアフリカの破綻国家、独裁国家のレベルに近づいていると思います。


――マスメディアに対してはどのように思われていますか?

検察もメディアも同じで、腐っているのは制度ではなく、個人なのです。安倍政権下の7年間では、公的な制度を適切に機能させることよりも、権力者におもねって出世しようとする人間たちが重用されました。公益よりも私利を優先させる人間が公的機関の要路に配された。自分さえよければそれでいい、自分がやりたいことができるのなら、先行き国も、自分の属する組織も、どうなってもいいと思っている人たちがあらゆるセクターで指導層を占めるようになった。それはメディアも同じです。自分が出世して、いい思いをできるのであれば、自分の属する新聞社やテレビ局が先行きどうなっても知らないという人間たちがトップを占めるようになった。


――なかには公共性をなんとか守っていこうとする若いジャーナリストもいると思いますが?

います。僕もそういう人たちと連携して仕事をしています。若いジャーナリストたちは辺野古の番組を作ったり、モリカケ問題を追ったり、れいわ新選組を取材したりしている。でも、彼らが書く記事も彼らが制作したコンテンツも、使われない。紙面に載らない、放映されない。上層部が官邸のご機嫌を伺って、抑え込んでしまう。

山本太郎現象

――そのれいわ新選組の山本太郎ですけれども、内田さん自身は、彼をどう見ていますか?

彼は立派な政治家だと思います。感情の器が大きい。怒りも喜びも共感力も、すごく大きい。怒って泣くし、悲しんで泣くし、困っている人を見ると、共感して泣く。不正への憤りで震える、弱者への共感で震える。あそこまで感情のスケールが大きい政治家は、今の日本にはいないような気がします。

それに彼は全部自分の言葉で話しますね。政治家的定型句を決して使わない。先日、梅田での街宣を見に行きましたけれど、3時間続いた街宣なのに、みんな帰らない。何百人もの人が寒空に立って、3時間聴いている。驚きました。それだけ説得力があるということです。

安倍政権の期限

――そういう状況のなかでの2020年ですが、安倍政権4選の声もあります。

僕は「猫の首に鈴をつけにいく」のは自民党のOBじゃないかと思います。福田康夫とか、山崎拓とか、小泉純一郎とか、亀井静香とか、古賀誠とか、もう現役ではない人たちが、「もう辞めろ」と引導を渡しに行く。これ以上続くと、統治機構への信頼が致命的に傷つくから。

辞任勧告が出ると、党内で「ポスト安倍」の動きが始まる。早ければ、年明けすぐに始まるのではないでしょうか。自民党の先行きを考えたら、このまま安倍政権が続くと、自民党という政党そのものが終わってしまう。

福田さんは一連の公文書の扱いに関しては、相当怒っていると思います。小泉純一郎も「製造責任」がありますし。


批判されない権力者

――内閣支持率がいつまでも高いのはなぜでしょうか?

最大の支持理由は「ほかにいない」からです。それは「この人がいま首相だから」というのと同義です。自分にあてがわれた立場からはずれてはいけない、「分際をわきまえろ」というルールが日本の有権者にも深く内面化されている。だから、「首相は首相であるという事実ゆえに、いつまでも首相であるべきだ」という不思議な推論をする。

権力を持たないものが権力者に逆らうことは「分を知らないふるまい」だとして排撃される。権力の基盤が「現に権力を持っていること」ことなんです。その権力をどのように使っているのか、その適否は副次的なことに過ぎない。

富裕層に対する批判を口にすると、「そういうことは同じくらい稼いでから言え」という批判がすぐに来る。政治家を批判すると、「だったら、自分で選挙に出て政治家になれ」と切り返される。自分の分をわきまえずに、自分がそこにいないポジションの人間を批判するのはルール違反だ、弱者の見苦しい嫉妬だ、と。そういう考え方をする人がほんとうに多い。それが現状肯定につながるわけですけれど、その無力感をなぜかリアリズムだと思い込んでいる。そういう人が日本人の5割いるということですね。


――内田さんの若い時代は違っていましたか?

金持ちだから、学者だから、権力者だからといって、「正味の人間」としてなんぼのものか、ということが人を見るときの基準でした。肩書のような外形的なものには意味がないと思っていました。60年代末の学園紛争って、要するに学生たちが大学の先生に向かって、「あんたら、ずいぶんえらそうにしているけれど、正味の人間として、平場に降りてきて、俺らと対決したときに、俺らを論破できるのか、説得できるのか?」と挑戦したことだったと思うんですよね。そして、実際に「象牙の塔」から引きずり下ろして、差しで議論してみたら、あれほど威張っていた先生たちがみんな腰砕けで、それほど節操もない人間だということがわかった。そういうことです。


――安倍首相はどうでしょう?

あの時代の学生たちの集会につれてきたら、一瞬で論破されてしまうでしょうね。


――しかし現代人は権力には逆らえない。

「分をわきまえろ」「控えおれ」という時代ですからね。江戸時代の身分制みたいな話です。


――日本は江戸時代が再現されている。しかし香港では学生たちがたちあがって、中国共産党と闘おうとしている。

立派だと思います。市民たちが主権的に国を統治したいという意志が、香港でも台湾でも、はっきり表示されている。でも、日本では、89年くらいで政治的な夢を見る時代が終わっている。主権国家なら国民は主権者なのですが、いまの日本は主権国家ではなくて、アメリカの属国なわけです。主権者はホワイトハウスにいるわけですから、日本人には自分たちが主権者だという意識がない。そんな人間に市民革命を起こす力があるはずがないじゃないですか。この政治危機において、国会前のデモに100万人集まらない国ですからね。だから、安倍政権が自民党内部の内紛で退場することはあっても、国民が自力でひきづり降ろすということは難しいと思います。


自己限定からの脱却

――そのような状況下で、わたしたちがするべきことは?

「みんな、それぞれの場所で、創意工夫をしてやってください」ということに尽きますね。僕がとにかく声を大にして言いたいのは、「自分らしい」などという言葉に囚われて、自己限定をし、自由度を下げるような生き方をやめたほうがいい、ということです。「みんな好きにやってください。まわりががたがた言っても気にしないでいいです。」それに尽きますね。「身の丈にあった」「身の程をわきまえろ」などという言葉でどれだけ日本が窮屈になっているのかを反省してもらいたい。


――そのようなやばい状況に気が付き、好きに生きろと?

 僕からのメッセージは「身の程を知るな」、「身の丈を超えろ」ですね。これは小学生から老人にまで言いたい言葉です。「小さくまとまるなよ」と。

http://blog.tatsuru.com/2020/02/26_1553.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/987.html#c26

コメント [政治・選挙・NHK270] <文春が凄いスクープ!>「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手(文春オンライン) 赤かぶ
8. 赤かぶ[64602] kNSCqYLU 2020年3月17日 23:10:44 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1682]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/658.html#c8
コメント [政治・選挙・NHK270] <文春が凄いスクープ!>「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手(文春オンライン) 赤かぶ
9. 赤かぶ[64603] kNSCqYLU 2020年3月17日 23:11:27 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1683]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/658.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK270] <文春が凄いスクープ!>「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手(文春オンライン) 赤かぶ
10. 赤かぶ[64604] kNSCqYLU 2020年3月17日 23:12:04 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1684]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/658.html#c10
コメント [政治・選挙・NHK270] 検査拡大を訴える大谷クリニック院長が『モーニングショー』から消えた! 上念司の卑劣”デマ”攻撃、検査不要派とネトウヨの電… 赤かぶ
67. 前河[3975] kU@JzQ 2020年3月17日 23:12:12 : EFZoSRsoM6 : NDJUODdnQkdXTXM=[137]
⬆クラゲはパーだから言いたい事がわらないんですよ。(笑)

というより荒しだからわざとらしければ支離滅裂を書いてる可能性も高い。

ちなみに>>64ではなく>>61宛ですよね。



http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/646.html#c67

コメント [政治・選挙・NHK270] <文春が凄いスクープ!>「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手(文春オンライン) 赤かぶ
11. 赤かぶ[64605] kNSCqYLU 2020年3月17日 23:12:53 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1685]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/658.html#c11
コメント [政治・選挙・NHK270] 広島地検が河井夫妻を異例再聴取 県議選と衆院選でも疑惑(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
10. 2020年3月17日 23:13:33 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[1779]
>>9
選挙資金1億5千万円のどれだけかわかりませんが、キックバックされて安倍の懐に入ったという話を目にします。
安倍はどう見ても小人物ですが、小物ではなく大物でしょう。
(しまった安倍を人扱いしてしまった…鬱)
最終目標はそこってことで。


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/657.html#c10

コメント [政治・選挙・NHK270] <文春が凄いスクープ!>「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手(文春オンライン) 赤かぶ
12. 赤かぶ[64606] kNSCqYLU 2020年3月17日 23:13:33 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1686]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/658.html#c12
コメント [政治・選挙・NHK270] 関西電力に今の政治の縮図を見る。空恐ろしいぐらい汚く醜い。(かっちの言い分) 一平民
4. 2020年3月17日 23:15:17 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[1780]
>>3
そろそろ桜が咲く頃だね…桜を見るかい?
つうことで、桜、も一度咲かせましょうや!

http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/656.html#c4
コメント [経世済民134] NYダウ急落、過去最大の下げ幅 2997ドル安 経済活動停滞、投資家の不安収まらず (日経新聞) 赤かぶ
11. 2020年3月17日 23:15:19 : Ahb59GTinU : bVU5WVY1TXUzTnM=[1]
問題は株価だけじゃないところ
http://www.asyura2.com/20/hasan134/msg/277.html#c11
コメント [カルト25] 藤原・台湾・日本警戒レベル最高に引き上げ、MKO・who職員感染、五輪副委員長も感染。whoは五輪中止命令を出す事である。 ポスト米英時代
1. 2020年3月17日 23:15:48 : kR12Fr4tdY : S0xUOEc3YW5kRVE=[10]
一部では、2016年に富士フィルムが、中国企業に供与したと報じられています
確かポスト米英氏の投稿記事へのコメントではフランス企業が共同で特許を
申請していると書かれてありましたが。

米国国防総省が、日本に対し使用制限を設けていたクスリだそうですので、
やはり中国上海閥と、米国防総省との連携、繋がりがあって成立した医薬
利権、ビッグビジネスということになるのではないのかと。

不妊という副作用問題が、何かこのクスリの使用にストップを掛ける為の
世界製薬ビジネス陣営によるトリックのように言われていたこと。

不妊のような副作用が、服用後、どれくらいの時間を経過して、確認できる
ものなのか、専門的知識を有していませんので、副作用に関しては保留致し
ます。

あとは、再感染するのを防ぐ為に、投与されたエイズ対策用クスリで、再感染
が確実に抑えこめるのか、そこが気にかかるところです。


>アビガンの有効成分「ファビピラビル」に関する
>ライセンス契約を富士フイルムと
>2016年に結んだ中国の製薬大手・
>浙江海正薬業が、後発医薬品を量産する方針

https://news.livedoor.com/article/detail/17979702/

インフル薬「アビガン」有効性確認=新型コロナ治療、後発薬量産へ―中国

2020年3月17日 18時44分

時事通信社

 【北京時事】中国科学技術省は17日の記者会見で、新型コロナウイルス感染患者の治療薬として、富士フイルムのグループ会社が開発した新型インフルエンザ薬「アビガン」の有効性を臨床試験で確認したことを明らかにした。

 アビガンの有効成分「ファビピラビル」に関するライセンス契約を富士フイルムと2016年に結んだ中国の製薬大手・浙江海正薬業が、後発医薬品を量産する方針だ。同社は先月、中国国家薬品監督管理局から認可を取得している。

 臨床試験は、湖北省武漢市と広東省深セン市の病院で計200人の患者を対象に行われ、投与した患者の方が短期間に陽性から陰性になり、肺炎症状なども改善したという。アビガンは日本でも先月から患者への投与が始まっている。 

http://www.asyura2.com/20/cult25/msg/517.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK270] <安倍、狂気の抵抗!>緊急G7で支持された東京五輪「完全な形で実現」の解釈巡って米CNNは「安倍首相は延期、中止に強く抵抗」… 赤かぶ
24. かぱんどら[1] gqmCz4LxgseC5w 2020年3月17日 23:15:55 : T13TJu1OnA : WDhkYmlRQTczVWc=[1]
みなさん落ち着きましょう。
安倍首相のこのやり方はすでに桜で見ました。

人類が新型コロナウイルスに打ち勝つ証として、完全な形で実現する事でG7の支持を得た。

であって

(2020東京大会開催で)人類が新型コロナウイルスに打ち勝つ証として、完全な形で実現する事でG7の支持を得た。

ではありません。


時期について何度確認を求めても、

完全な形で実現する事でG7の支持

であって、

(2020東京大会を)完全な形で実現する事でG7の支持

ではありません。

オリンピックというものを「完全な形で実現する事」の支持は当たり前です。
安倍首相も官邸も、「2020年に東京で開催のオリンピック、が、完全な形で実現する事でG7の支持」とは一回も言っていないのですから。


全国民とG7相手に

朝ご飯食べましたか?
(パンなら食べたけど)ご飯は食べていません

の安倍首相でした。

http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/654.html#c24

コメント [政治・選挙・NHK270] コロナのどさくさに紛れすでに「国家公務員法改正案」を閣議決定してました(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
26. 2020年3月17日 23:17:23 : 4mJlr2mNYE : RS45UmdsWHVRUTY=[315]

 決まっても政権交代して廃止に出来るっしょ。

   100兆円も無駄にするリニア工事も潰さなきゃねぇ。

    復興税で議事堂に12億円のシャンデリアを取り付けたのは、

     アヘン王子の政治献金30億円から弁償して貰えばいい。

  ==================

【 福島県民被ばく見殺し 】===>【 新コロナ感染者数隠ぺい見殺し 】と同じ。

   【 沖縄県民切り捨て 】===>【 新型コロナ感染者数隠ぺい見殺し 】と同じ。

     【 ベンゼンが4万3000倍でも安全 】===>【 新型コロナ感染者数隠ぺいコントロール 】と同じ。

 
 ★:法改正した後に検査数が減少してる摩訶不思議!===>【 新型コロナ感染者数隠ぺいコントロール 】

  ==============

五輪では世界中からの来場者を、

  合コンと、新型コロナウィルスと、放射能〜汚染食材で ・・・ “オ・モ・テ・ナ・シ”

   アメリカでさえ一都13県の食材を放射能塗れとして輸入禁止をまだまだ解除しない。

・・・
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/632.html#c26

コメント [政治・選挙・NHK270] <安倍、狂気の抵抗!>緊急G7で支持された東京五輪「完全な形で実現」の解釈巡って米CNNは「安倍首相は延期、中止に強く抵抗」… 赤かぶ
25. 2020年3月17日 23:17:43 : yUkvtWQJoo : cy9HVU5iSHhPVnc=[2]
いや、凄いよダウ平均
売り崩しに対して
徹底した買い上げで対抗してる奴らがいる
どっちかの弾が尽きる迄やる気だ
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/654.html#c25
コメント [リバイバル3] プロケーブル社長は音楽も音も全くわからないパラノイアのカルト教祖 中川隆
27. 中川隆[-13851] koaQ7Jey 2020年3月17日 23:19:22 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1031]

オーディオ関係者は悪い _ “サル化”するオーディオ業者とオーディオ評論家

ステレオサウンドのアホ評論家が日本のオーディオを潰した


最近のオーディオ業界の状況
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/845.html

高名なオーディオ評論家は信用してはいけない 1 _ 瀬川冬樹
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/312.html

どうしようもないダメスピーカー JBL 4343 がバカ売れした理由
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/944.html

音楽も音も全然わからなかった菅野沖彦先生が日本のオーディオ評論の第一人者になれた理由
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/683.html

菅野沖彦先生の様なレコーディング・エンジニアがオーディオ評論家になると見当外れの判断しかできない理由
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/685.html

ステレオサウンド誌の高名なオーディオ評論家が日本の優れたオーディオ製品を潰した
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/454.html

音楽家とオーディオマニアは音楽の聴き方が違うか?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1009.html

音がわからないアホ・オーディオマニアが良く引用する「オーディオの科学」の何処がおかしいか
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/881.html

オーディオ・オタクの性格 _ ユング性格学概説
2. マーク・レヴィンソンは元祖オーディオ・オタク
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1044.html


▲△▽▼


最高の音を一番安く手に入れる方法

最高の音を一番安く手に入れる方法 _ パソコンの iTunes ファイル + プリ機能付き DAC + フルレンジスピーカー
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1002.html

プリアンプに金をかけなさい
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html

超お買い得 イシノラボのトランス式パッシブ・プリアンプ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/689.html  

3万円のドイツ製プロ用パワーアンプ thomann S-75mk2 と数百万円のハイエンドアンプとでは電源ケーブルを変えた位の差しか出ない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/983.html
 
スピーカーユニットは平面バッフルに取り付けるのが一番安くて、音も一番良い
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/511.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/987.html#c27

コメント [政治・選挙・NHK270] <安倍、狂気の抵抗!>緊急G7で支持された東京五輪「完全な形で実現」の解釈巡って米CNNは「安倍首相は延期、中止に強く抵抗」… 赤かぶ
26. 赤かぶ[64607] kNSCqYLU 2020年3月17日 23:20:09 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1687]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/654.html#c26
コメント [政治・選挙・NHK270] 正気か? 安倍とボス交した立民が阿部知子を処分!  赤かぶ
67. 2020年3月17日 23:20:16 : 1A9AmifRlI : NkpVdUp2Q29pUjY=[87]
>立憲民主党はいつから安倍自民党の”紅衛兵”になったのか?

ずっと前からそうだよ。
そんなの空きカンの子分のハンポが一番よく知ってるでしょ?
みんなお仲間。
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/643.html#c67

コメント [政治・選挙・NHK270] コロナのどさくさに紛れすでに「国家公務員法改正案」を閣議決定してました(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
27. 2020年3月17日 23:20:24 : 4mJlr2mNYE : RS45UmdsWHVRUTY=[316]

 因みに、五輪の選手村は、実際に合コンや乱交の社交場だぁべ。

   どこにでも、大量のコンドームが置いてあるのを知らないのだろうか。

http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/632.html#c27

コメント [原発・フッ素52] 福島第一原発汚染水の大洋放出は、よりましな悪か(マスコミに載らない海外記事) 赤かぶ
17. 2020年3月17日 23:20:43 : 6RR947hVxY : RmEwTGZ4VHJrWHM=[3]
>>15.

福島原発の処理水に含まれるトリチウムって
自然界で宇宙線によって1年間に生成されるトリチウムより少ないのは知ってます?

地球全体で年間約72 PBq(7.2京ベクレル)ほど天然に生成される。
地球上の自然水中のトリチウム量から、トリチウムが生成と崩壊する時間軸を元に
平衡量に達する量を計算すればこの量になるんですけどね

これは、原発事故以前から知られていることですよ。

詐欺浄水器でも売りたいんですかね?



http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/577.html#c17

コメント [政治・選挙・NHK270] コロナのどさくさに紛れすでに「国家公務員法改正案」を閣議決定してました(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
28. 2020年3月17日 23:21:45 : 4mJlr2mNYE : RS45UmdsWHVRUTY=[317]

   失礼、オ・モ・テ・ナ・シ は付けて無かったねぇ。

http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/632.html#c28
コメント [政治・選挙・NHK270] <文春が凄いスクープ!>「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手(文春オンライン) 赤かぶ
13. 2020年3月17日 23:25:43 : X1yC7GjvU6 : aWRBelN3UFRBYkk=[4]
これは以前から「そういう遺書があった」という体で
報じられていたものでスクープというスクープではない。

>3月18日(水)発売の「週刊文春」では、「手記」全文と、
>妻の昌子さん(仮名)が相澤氏に語った赤木さんの人となり、
>自殺直前の様子、なぜ手記の公開を決意したのかなどを、
>記事、グラビア、あわせて15ページにわたって特報する。

ただ之に関しては例えば家族の自発性でないのならば
言葉は悪いが記者の手腕が発揮されたとも言えるか。
「そう言われている」という体で報道されるものと
家族が出てくるものではインパクトが違う。ただし
少し遅すぎたような気がしなくもない。
また遺書自体は事件の「証明」にはならない。

最近ではイジメ自殺の遺書等では有効性は
保障されつつあり教育委員会によっては
イジメガ自殺の主因と結論付けることもあるが
数年前それ以上前までは裁判所の判例の右に
倣えの如く「一因」に留めることが多数だった。

遺書を残して亡くなった者と言えば
今治事件に於ける事情聴取されていた女が
挙げられる。「私はやっていません」という文を
綴り自殺をしたが靴からは
被害者の血痕が見つかり後の捜査で
書類送検(故人なので不起訴になっていたか)。

森友も同じこと。証人自体が自殺しているのだから
証明が出来ない。

>「手記」と題されたA4で7枚の文書は、自殺当日まで
>書かれていたとみられ

遺書ではなく手記か。確か遺書だったか
手記には改竄以外にも私生活上だったかの
苦闘が書かれていた、と記憶する。
あやふやなので記憶の自信はない。
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/658.html#c13

コメント [近代史3] ステレオサウンド誌の高名なオーディオ評論家が日本の優れたオーディオ製品を潰した 中川隆
17. 中川隆[-13850] koaQ7Jey 2020年3月17日 23:27:14 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1032]

オーディオ関係者は悪い _ “サル化”するオーディオ業者とオーディオ評論家

「今さえよければそれでいい」
社会が“サル化”するのは人類が「退化のフェーズ」に入った兆候
内田 樹 2020/02/29
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/「今さえよければそれでいい」社会が“サル化”するのは人類が「退化のフェーズ」に入った兆候/ar-BB10xLno?ocid=ientp

「今さえよければ、自分さえよければ、それでいい」――。

新著『 サル化する世界 』で、利己的で近視眼的なものの見方をする人々が増殖する社会を“サル化”と定義した思想家・内田樹氏が、世界的なモラルハザードを喝破する。

◆◆◆

「今さえよければそれでいい」という発想

――現代社会の趨勢を“サル化”というキーワードで斬った思いは何でしょうか?
内田 “サル化”というのは「今さえよければそれでいい」という発想をすることです。目の前の出来事について、どういう歴史的文脈で形成されたのか、このあとどう変化するのかを広いタイムスパンの中で観察・分析する習慣を持たない人たちのことを“サル”と呼んだのです。

 歴史学的なアプローチも探偵の推理術も同じです。目の前に断片的な情報が散乱している。そこから「何が起きたのか」をいくつかのパターンで考え出し、すべての断片をつなぐことのできるストーリーを選ぶというのが探偵の推理術です。それが論理的思考ということです。でも、今の日本では、政治家も官僚もビジネスマンもメディアも、論理的にものを考える力そのものが急速に衰えた。広々とした歴史的スパンの中で「今」を見るという習慣がなくなった。時間意識が縮減したのです。それが「サル化した社会」です。


「サル化」という言葉は「朝三暮四」の故事から


――確かに社会のさまざまな局面で長期ビジョンが失われ、刹那的な傾向が強まったように思います。

内田 「サル化」という言葉は「朝三暮四」の故事から採りました。サルたちにこれまで給餌していた8つの栃の実を7つに減らすことになったとき、「朝3、夕方4ではどうか」と言ったらサルは怒り出し、「じゃあ、朝4、夕方3は?」と言ったら狂喜した。朝の自分と夕方の自分が同一であるということが仮想できなかったのです。ある程度長い時間を通じて自己同一性を保持できない人を笑ったのです。

 中学の漢文の授業で習ったときは「変な笑い話だ」と思っていたんです。どうして「こんな話」が何千年も語り伝えられるのか、意味がわからなかった。でも、よく考えたら、漢文で習う「守株待兎」も「矛盾」も「鼓腹撃壌」も、全部春秋戦国時代のものですが、本質的に「同じ話」なのです。どれも時間意識が未成熟な人間を笑っている。

適切な時間意識を持たないと人に笑われるぞという “脅し”

「矛盾」の武器商人は、「矛を売っているときの自分」と「盾を売っているときの自分」が同一であるということをうまく想像できない。切り株に偶然ウサギがぶつかったら、次の日から野良仕事を止めてしまった「守株待兎」の農夫には「確率」とか「蓋然性」という概念がなかった。「鼓腹撃壌」では「皇帝の善政のおかげでみんな幸福に暮らしている」と歌う子どもたちと「オレの日常に皇帝は何の関係もない」とうそぶく老人が対比的に扱われていますが、この老人には「因果」という概念がない。「矛盾」も「蓋然性」も「因果」もすべてある程度長い時間を俯瞰する視座に立たないと発生しない概念です。

 これらの逸話が春秋戦国時代に集中しているということは、おそらくその時期に「時間意識が成熟した人間」と「時間意識が未成熟な人間」が混在していたということだと思います。だから、「時間意識が未成熟な人間」を文明化することが社会的急務だった。こういう逸話が集中的に語られたのは、適切な時間意識を持たないと人に笑われるぞという「脅し」によって、人々を教化しようとしたからだと思います。


――有名な故事の数々が、時間意識のトレーニングになっていたというのは驚きです。

内田 時間意識とは「もう消え去った過去」と「まだ到来していない未来」を自分の中に引き受けることです。過去の自分のふるまいの結果として今の自分がある。未来の自分は今の自分の行動の結果を引き受けなければいけない。そういう骨格のはっきりした、ある程度の時間を持ちこたえられるような自己同一性がその時代から要求されるようになった。

 エマニュエル・レヴィナスが「時間とは主体と他者の関係である」という非常にわかりにくい命題を語っていますが、僕たちがそれが「わかりにくい」と思うのは、「時間意識」というものが伸縮するということを忘れているからです。ごく限定的な時間意識しか持たない人間と、広々とした時間意識を持つ人間がいる。

 一神教信仰は信仰者にこの「広々とした時間意識」を要求します。「造物主による創造」という想像を絶するほどの過去と、「メシアによる救済」という想像を絶するほどの未来の間に宙吊りにされている今の自分というものを把握できたものだけが一神教のアイディアを理解できる。そこから人間の知性と倫理性が発動する。そういうアイディアが生まれたのが紀元前1000年から500年くらいのことであり、それが人類史的な特異点(シンギュラリティ)を形成したのだと思います。
現代人が「退化のフェーズ」に入ったことの徴候ではないか

 だから「今だけ、自分だけよければ」という現代人に特徴的な時間意識の縮減は、それから2000年、3000年経って人類が「退化のフェーズ」に入ったことの徴候ではないかと思ったのです。


 ――いまは日々あまりに忙しすぎて、目の前のことにあくせくせざるを得ないという社会環境も大きいと思います。

内田 産業構造の変化のせいだと思います。経済活動が人間的時間を超えた速度で活動し出した。株の売り買いなんかはマイクロセコンド単位で、アルゴリズムが行うわけですから、今の経済活動の基本時間はもう人間的時間ではない。人間の身体感覚や知性が賦活される時間の流れ方ではないのです。

 僕が子供の頃、1950年代はまだ生産者のうち農業従事者人口が50%を占めていました。ですから、経済活動を考量するときの時間単位が「植物的」だった。ですから、学校教育でも、子どもたちの成長は農業のメタファーで語られていました。「種子を撒いて、水と肥料をやって、日に当てて、風水害や病虫害から守ると、収穫期には果実が実る」という言い方で家庭教育も学校教育も語られた。

 子どもたちは「種子」ですし、育ち方はお天道さま頼りですから、先行きどのようなものに結実するか予測できない。キュウリができるのか、トマトができるのかは分からないけれど、きちんと手入れをすれば、この子が持ってる潜在可能性は開花するだろうという、諦観と楽観の入り混じった感情で子どもは育てられた。いくら手入れをしても、さっぱり芽を出さない子については「大器晩成」といって、そのうち何か大きなものに結実するんじゃないかというような気楽なことが言われた(笑)。

かつての植物的な時間の中での子育て

――ゆったりとした植物的な時間の中で子供も育まれていたわけですね。

内田 植物的時間というのは、基本四季のサイクルですからね。のんびりしたものでした。子どもは工場で工業製品を作るように、仕様を決めて、納期を決めて、規格を決めて、全工程を管理したら出て来るものだという考え方をしなかった。親や教師が管理できるのはせいぜい全体の2〜3割であって、8割ぐらいは自然力任せという感覚があった。日光や雨量やイナゴの来襲は人力ではコントロールできませんから。

 人類史のなかで農業が支配的な産業だった時期は長いです。だから、「子育て」についてのプロセスは無意識に農業のメタファーで語られていました。たとえば、ガリ版で刷った学級通信なんてだいたい「めばえ」とか「わかば」とか「みのり」(笑)というようなタイトルだったでしょう。幼稚園のクラス名などもよく植物の名前が使われていた。「うめ組」とか「ひまわり組」とかね。でも、産業構造が変わって、第二次産業が基幹産業になると同時に、工場での工業製品の生産プロセスに準拠したメタファーが用いられるようになった。そういう転換は無意識のうちに行われたので、誰も気づかなかった。


人間は生身の生き物なんであって、缶詰や乾電池じゃない

 今は学期ごとに学習到達目標が数値的に示されて、そこで示された「納期」と「仕様」に合わせて「生産」がなされなければいけないとみんな思っている。まるで自動車やコンピュータを作るように精密な工程管理と製品の質保証がうるさく言われるようになった。教育について語る言葉遣いも工学的になってきた。「シラバス通りの授業をしろ」とか「学士号の質保証」とか「PDCAサイクルを回す」とかいう、どれも工業の用語です。

 それと同時に四季のサイクルを基準にした植物的時間が棄てられて、その代わりに納期と仕様に合わせて工業製品を生産する工学的時間が採用されるようになった。人間では制御できない巨大な自然力が子どもの成長に介入するという考え方そのものが廃棄されて、すべては人工的に管理できるということが前提になった。

 でもね、人間は長らく植物的な時間のなかで子どもを育ててきた。それで何千年かやってきて、うまくいったんです。産業構造が変わったからと言って、教育まで支配的な産業構造に合わせて変える必要なんかないと僕は思います。子どもは植物的時間の中で成長すればいいじゃないですか。人間は生身の生き物なんであって、缶詰や乾電池じゃないんですから。


長期スパンで見たときのドナルド・トランプ

――近年、とみに政治家が平気で嘘をつくようになりました。嘘の答弁を並べ立てたり、フェイクニュースを垂れ流すのもまた時間意識の縮減でしょうか。
内田 Honesty pays in the long runということわざがありますね。「長期的に見れば、正直は引き合う」という意味ですが、それは逆に言えば、「短期的に見れば、嘘は引き合う」ということです。だから時間意識が縮減して、「短期的に見る」ことしかしない人間にとっては「嘘をつくことの方が引き合う」んです。

 ドナルド・トランプは100年単位の長期的なスパンでとらえたら、米国史上でもっとも愚鈍で邪悪な大統領として歴史に名を残すでしょう。長期スパンで見たときに、アメリカの国益を大きく損なった人として世界史に記録されることは確かですが、短期的に見れば大成功している。ファクトチェックによると、就任からすでに1万以上の嘘を重ね、フェイクニュースを垂れ流したことによって成功したわけです。「嘘は引き合う」の最も説得力のある事例です。

アメリカでも日本でも“サル化”が進行している

 約束を守るとか、隣国との信頼関係を構築するのは、短期的にはコストがかかるかも知れませんけれど、長期的には安全保障コスト、外交コストを引き下げることになる。でも、今のアメリカにはそれができない。他国を恫喝して、外交的な危機を煽ったほうが有権者は喜ぶし、兵器産業は儲かる。トランプが今もアメリカ国民の相当数から支持されてるということは、アメリカ人でも“サル化”が進行しているということだと思います。

 日本でも同じです。安倍晋三も嘘に嘘を重ねてきましたけれど、本人はそれほど罪の意識はないと思います。「長期的に見た場合、こんな嘘を言って帳尻は合うのか」という考え方をしない人間にとっては「嘘をつかない」インセンティブはありませんから。世界中が“サル化”しているわけで、日本だけが特別悲惨なわけではないということです。そんなことを言っても何の慰めにもなりませんが。
――嘘が蔓延する一方で、露悪的に暴言を吐いたりヘイト発言をする人が、ある一定層にウケている現象についてはどうご覧になってますか?

内田 暴言を吐く人は昔からいました。でも、そういう「下品な人間」はあまり人前には出てこられなかった。そういうことは人前で言うもんじゃないという常識の抑制がかかっていたし、人前で下品なふるまいをする人間にはそれなりのペナルティが科された。でも、今はネットで匿名で発信できます。実社会で、固有名で発信した場合には相応の社会的制裁を覚悟しなければならないことでも、匿名でなら、責任をとるリスクなしにいくらでも下品になることができる。だから、これまで抑制されてた下品さが噴出してきた。下品な人間の比率そのものは時代によって変わりはしません。別に日本人が全体として下品になったわけじゃなくて、これまで隠れていた下品な人間が可視化されただけなんです。

さっぱり楽しくない「気まずい共生」とは?

――そうした時間意識が社会の分断化をより強めてきたようにも思います。どうしたら互いに溝の深い人々とも同じ共同体を形成することができるのでしょうか。
内田 哲学者のオルテガ・イ・ガセットが言うとおり、「敵と共に共生する、反対者とともに統治する」というのがデモクラシーです。だから公人たる者は反対者たちの意向も代弁して集団の利益を代表するのが仕事であって、自分の支持者の利益を代表するわけではない。それがいまや、デモクラシーというのは多数決のことだというシンプルな理解が支配的になった。選挙結果が51対49だったら、敗けた49についてはまったく配慮する必要がないと公言するような人物が首長になったり議員になったりしてる。彼らは自分が公人であるという自覚がない。自分の支持者を代表しているだけなら、「権力を持った私人」でしかない。

 デモクラシーの原点に立つなら、公人たる者は、自分の個人的な思いは痩せ我慢してでも抑制して、異論と対話して、反対者と共生する作法を学ばなければいけないと思います。それが本書にも書いた「気まずい共生」ということです。「気まずい」わけですから、さっぱり楽しくない。合意形成にもやたら時間がかかる。でも、それがデモクラシーのコストなんです。デモクラシーのコストを引き受ける気がないなら、独裁制か無秩序か、どちらかを選ぶしかない。


https://www.msn.com/ja-jp/news/national/「今さえよければそれでいい」社会が“サル化”するのは人類が「退化のフェーズ」に入った兆候/ar-BB10xLno?ocid=ientp


▲△▽▼


『サル化する世界』についてのインタビュー - 内田樹の研究室 2020-03-17
http://blog.tatsuru.com/2020/03/17_0828.html

いくつかのメディアから新刊『サル化する世界』についてのインタビューがあったので、まとめて再録。

「サル化する世界」というタイトルに込めた思いを教えてください。

「サル化」とは、「朝三暮四」に出て来るサルのように、現在の自分と未来の自分の間に自己同一性を保持できない病態のことです。

 もともとヒトは時間意識をゆっくりと拡大することで、他の霊長類から分かれて進化を遂げて来ました。そして、今からおよそ2500年くらい前に、四大文明の発祥地で「世界の起源」と「世界の終わり」という概念を持つところまでたどりつきました。広々とした時間意を持つことができた。そのおかげで人類は宗教を持つことができたし、歴史や物語を持つこともできました。

 中国の春秋戦国時代に「矛盾」「守株待兎」「刻舟求剣」「鼓腹撃壌」といった「時間が経過しても自己は同一的である。自己は同一のつもりでも時間は流れる」ということがうまく理解できない愚者を主題にした説話が集中的に語られています。おそらく、その頃に時間意識についての「シンギュラリティ」があったのでしょう。孔子も荘子も韓非も、その教えに共通しているのは長いタイムスパンの中でものごとの適否を判断できる能力を未開からのテイクオフの条件と見なしていたということです。

 しかし、せっかくこうやって時間意識の拡大によって他の霊長類から分離したにもかかわらず、現代人の時間意識はふたたび縮減し始めています。この「人間以前」に向かうの文明史的退化の徴候を僕は「サル化」と呼んだのです。

過去と未来をふくんだ視点で「今」を考察する力は、なぜ急激に失われてしまったのでしょうか。

 最大の原因は基幹産業が農業から製造業、さらにはより高次の産業に遷移したことだと思います。農業の場合でしたら、人間は植物的な時間に準拠して暮らしていました。農夫は種子をまいている自分と、風水害や病虫害を防いで働いている自分と、収穫している自分が同一の自己であるという確信がないと日々の苦役には耐えられません。でも、いま、最下層の賃労働者は今月の給与をもらっている自分より先の自分にはなかなか同一性を持つことができません。AI導入後に雇用環境がどう変わるかも予測がつかないどころか1月後に仕事があるかどうかさえ分からないんですから、老後に年金や健康保険がどうなっているか予測がつくはずもない。だったら、考えても仕方がない。

 事情は金融商品の売り買いで個人資産を増やしている富裕層も同じです。株式会社は当期利益至上主義ですし、株の取引はマイクロセコンド単位で行われている。だったら、それ以上タイムスパンを広げても意味がない。

 今から10年前にGoogle やAmazonが「こんなふう」になると予測した人はほとんどいませんでした。これらの企業が10年後にどうなっているかもやっぱりわからない。長い時間の流れの中に自分を置いて、何が最善の選択なのかを熟慮するという知的努力は費用対効果が悪いということがいつの間にか身に浸み込んでしまった。
日本社会の劣化は「サル化」の一兆候なのでしょうか。
 
 安倍政権の大臣や官僚たちは「嘘をついても平気」「前後に矛盾のある言明をしても平気」「謝罪しても次の瞬間には忘れている」といった症状を呈しています。どれも時間意識の縮減の徴候です。

 Honesty pays in the long run「長い目で見れば正直は引き合う」ということわざがありますけれど、これは裏返して言えば「短期的に見れば嘘の方が引き合う」ということです(実際にそうだし)。ですから、「長い目で見る」習慣を失った人たちがシステマティックに「嘘つき」になるのは論理的には当然なのです。

 前後の矛盾を指摘されてても平気というのは「矛盾」の武器商人と同じです。彼は「どんな矛も通さない盾」を売っているときの自分と、「どんな盾も貫く矛」を売っているときの自分が同一人物だと思っていないのです。だから「この矛でこの盾を突いたらどうなる?」という問いに当惑したのではなく、その問いの意味そのものが理解できなかったのです。国会答弁で少し前に言ったこととまったく逆のことを平気で言って、「整合していない」と言われても少しも悪びれる様子がないのもそれとほぼ同じだと思います。

日本人の労働生産性は、「1人当り」「時間当たり」ともに先進7カ国中の最下位という状態が続いていますが、日本の組織を活性化し、イノベーションを起こすには何が必要だと思われますか。

 組織を再活性化するなら、管理部門に過大な資源を配分しないことです。今の日本の組織は「価値あるものを創り出すセクター」よりも「人がちゃんと働いているかどうか監視するセクター」の方に権限も情報も資源も集積しています。労働者よりも監督の方が多い現場とか、兵士よりも督戦隊(前線から逃げて来た兵士を射殺する後方部隊)が多い戦場のようなものです。それでは生産性が上がるはずがない。

「管理を最低限にする」「現場に自己裁量権を与える」「成果の短期的な査定を止める」くらいで日本の組織はかなり再活性化するはずです。でも、管理部門の人たちはそう言われても「管理部門の肥大化を適正規模に抑制するための管理部門の増設」くらいしか思いつかないでしょうけど。

 イノベーションというのは未来にぼんやりとした手応えを感じる直感力なしには成立しません。「何だか知らないけれど、この先に『いいこと』がありそうな気がする」という直感に導かれてはじめてあらゆる創造は可能になります。でも、そのためには「この先」に、まだ現実になっていない時間に指先が届かなければなりません。「この先」という言葉に何のリアリティーも感じられない人間に何かを新しく創り出す能力が育つわけがない。

社会が脱サル化するために必要なこととは?

 サル化した人間の特徴は「過去を反省しない」「未来に対して見通しを持たない」ことです。だから、悔恨もないし不安もない。どれほど失敗しても同じ失敗を繰り返すし、「こんなことを続けていたらそのうちたいへんなこと」になるとわかっていても、「こんなこと」を続ける。「前にこれで失敗して手痛い思いをしたこと」も「そのうち起こるかもしれないたいへんなこと」にもリアリティーを感じることができない。

 こんな生きづらい時代ですから、「過去のことは忘れたい 未来のことは考えたくない」と思ってしまうことは止められません。でも、「後悔に苛まれたくない、不安に怯えたくない」という人は、それと同時に、遠い記憶の中を逍遥したり、未来に夢を描いたりすることもあきらめなければならない。それがどれほど多くのものを失うことなのか、それについては少し立ち止まって考えた方がいいと思います。
http://blog.tatsuru.com/2020/03/17_0828.html  


▲△▽▼

内田樹 生きづらさについて考える
週刊金曜日インタビュー 2020-02-26
http://blog.tatsuru.com/2020/02/26_1553.html


去年の暮に『週刊金曜日』の植村隆編集長が凱風館までインタビューに来た。植村さんは北星学園大学事件のときに「捏造記者」という無根拠な誹謗中傷を受けて、失職のリスクにさらされたことがあった。そのときに鈴木邦男さんと一緒に植村さんを支える会に加わって支援活動をしたことがある。そのご縁で、植村さんが『週刊金曜日』の編集長に就任したのを機会に神戸まで会いにいらしたのである。

――内田さんの著作『生きづらさについて考える』は、さまざまなメディアで発表されたものをひとつにまとめたものですが、一貫しているものがあると感じました。いま日本が「生きづらい」社会になっていることへの警鐘だと思われますが?
2016年暮れに、米外交問題評議会発行の『フォーリン・アフェアーズ』が、「日本の大学」特集をしたときに、いまの大学に対してどう思うかを、日本の教員や学生にインタビューをしていました。すると、「身動きできない」(trapped)「息苦しい」(suffocationg)「釘付けにされている」(stuck)というような、「身体的」な印象を共通してみんなが語っていた。

僕は、制度の問題より、そういう「身体的」な印象を語った言語のほうが、今の日本社会の実相をよく現していると思うのです。

「生きづらい」とみんなが思っているのは文字通り、「身体的」につらいということなのです。

若い人たちが特に感じているのは「未来が閉じられている」という実感ではないでしょうか。自分が動ける可動域がどんどん制限されていく、職業であっても、居住地であっても、生き方の自由度が下がってきている。

僕自身同じことを感じます。僕に対する批判の多くが自由度を抑制しようとしている。
「大学教授ともあろうものが、何々していいのか?」とか、「哲学者を名乗るのであれば、これくらいのことは知らずしてどうする?」などなど。そちらで勝手に僕が何者であるかを決めて、その枠の中に押し込めようとする。

これは現代日本社会に共通しているように思えます。立場にかかわらず、「いやしくも・・・である以上、・・・であるべきだ」という文型で他人の言動の可動域を限定してくる。

理屈として筋は通っているんです。

でも、そういう文型で埋め尽くされてしまうとこちらは息が詰まる。たしかに批評として切れ味はいいかも知れないけれど、そういう定型句が行き交うせいで集団の知性が活性化するということはありません。

それは体制を批判する人も同じです。「日本社会は・・・であるべきだ」というふうにやはり「あるべき姿」を語る。「いろいろあっていいんじゃないの」とか「まあ、好きにしたらいいよ」というタイプの非統制的なメッセージは左翼的な言説のうちにはまず見ることがない。


萩生田発言の本質

――時代的にはいつ頃からそのようなことを感じるようになりましたか?

90年代の終わりぐらいからでしょうか。「貧すれば鈍す」ということだと思います。
バブルの時代はみんな自分の金儲けに忙しくて、他人の生き方にあれこれ口出しする暇がなかった。こちらとしては気楽な時代でした。でも、バブル崩壊後に「パイの取り合い」が始まった。そのときに「お前に許されたスペースから出るな」という言い方が支配的になった。人の生活空間そのものまで限定する動きが、あらゆる分野で顕著になった。
先日、萩生田光一文科相の「身の丈」発言というのがありましたけれど、あれは今年の流行語大賞かなと思いました。時代の気分を実に的確に言い表しているから。

「身の程を知れ」とか「おのれの分際を知れ」という言葉は僕が子供のころまではよく口にされていたもので。でも、久しく訊かなかった。それが生き返ったのは、世の中が「貧乏くさくなった」ことの証拠なんだと思います。みんなで分割する「パイ」が縮んでいるんだから自分の取り分以上のものを取ろうとするなというわけです。そういう言葉は「パイが大きくなっているとき」には口にされない。ですから、高度成長期以降はほとんど死語になっていました。それがいま甦ってきた。自分の取り分で満足しろ、自分に与えられたステイタスから一歩も出るなというのは「貧しい社会」固有の発想です。


――内田さんがおっしゃった時代のひとつの総仕上げみたいな言葉ですね。

これはイデオロギーではないのです。身体実感を言葉にしただけです。でも、体にかかわる言葉が一番生々しく時代精神というものを露出する。


閉塞の時代

――これはお金がなくなったということだけでしょうか?

それだけではないと思います。貧乏ということで言ったら、僕が育った1950年代の日本の方がはるかに貧しかった。でも、人々は明るかった。


――政治的な影響ですか?

政治とも直接は関係がない。政治もその気分の中にあるからです。気分が先で、制度は気分の変化の帰結なんです。まず気分が変わる。メディアの論調が変わる。それから、政治家の価値観やふるまいが変わる。みんな「時代の空気」に適応しているのです。
だから、政治を変えようと思うなら、政治制度をいじってもしかたがない。時代の気分が変わらないと何も変わらない。

例えば、安倍政権が倒れて、石破茂さんが総理大臣になったからといっても社会は別に明るくはならないと思います。でたらめな縁故政治が多少はなくなるでしょうけれど、石破さんが内閣総理大臣になっても、岸田文雄さんがなったって、あるいは小泉進次郎さんがなっても、日本社会の閉塞感は変わらないと思う。

でも、自民党が政権にあることが閉塞感の理由ではないのです。逆なんです。自民党が抑圧的な政策を行うから社会が閉塞的であるのではなくて、社会が閉塞的になったので、むしろそれが、抑圧的な政策と親和し、それを呼び込んでいる。

いま安倍政権を5割近い人が支持しています。5割近い人が、この時代の空気を自分にとってごく自然なものだと思っているということです。この酸欠状態の中で深く呼吸できていると思っている。彼らは抑圧とか、息苦しさとか、生きづらさとかいうものを、もう感じていない。酸欠状態そのものが自然になっている。この人たちに、「息苦しくないですか?」「どこか穴あけて新鮮な空気を入れないと窒息しますよ」ということを伝えないと危険だと思います。


「対米従属」からの解放

――社会が閉塞的になった要因は何でしょうか?

バブルの崩壊ですよね。バブル期の80年代の日本人は異常なほどの多幸感に満たされていた。あの多幸感は単に「カネがある」からだけではありませんでした。あれは「国家主権をアメリカから買い戻す」という前代未聞のプランを日本人が本気で考えていたからです。

あの頃、戦後40年経って、ついに経済力でアメリカを追い越しそうになった。89年に三菱地所はマンハッタンのロックフェラーセンターを買い、ソニーはコロンビア映画を買いました。摩天楼とハリウッドを買ったんです。それをおよそアメリカ社会にあるもので値札がついているものは何でも買えるということだと日本人は理解した。摩天楼とハリウッドが買えるなら、「国家主権」をカネで買い戻すということだってできないはずはない。対米従属の身分からカネで自己解放を遂げることができないはずはない。そういう破天荒な夢が一瞬その時期の日本人の脳裏をよぎった。

世界史上、国家主権をカネで買い戻した国はありません。だから、これは達成されれば、世界史に残る偉業になった。そのことを日本人はみんな口には出さないまま、漠然とは感じていた。国内の米軍基地にもお引き取り願い、日米地位協定を改定し、主権国家になることが夢ではなくなった。

でも、バブル崩壊と同時にその夢はついえた。それがもたらす無力感は想像以上に深いものでした。国家としての生きる目標が失われたんですから。このあとどうすればいいのか? もう永久に対米従属するしかないのか? 

だからバブルの崩壊というのは、単に株価が下がった、地価が下がったという程度のことではなかったのです。国家目標を見失ってしまったんですから。


韓国に習わない日本

――そのなかで、現在は中国が元気が良い。

日本はそれ以後ひたすら没落しているわけですけれど、中国は劇的な成長を遂げた。
実は韓国もそうなのです。韓国もやはり日本に比べるとはるかに成功している。

韓国の場合は、日本の植民地支配から脱したあと、今度は朝鮮戦争があり、久しく軍事独裁があり、80年代に入って、ようやく市民たちが自力で民主化を達成した。

日本の場合は、戦争に負けて、GHQに与えられた既製品の民主主義ですけれども、韓国の場合は、市民が手作りした、血であがなった民主主義です。そこが日本と決定的に違う。そしてもう一つ違うのは、経済的にも日本より成功していることです。

中国の場合は非民主的な独裁政治と市場経済の組み合わせで成功した。韓国は民主制と市場経済の組み合わせで成功した。この二つの成功モデルがいま日本の目の前にある。日本はこれからどちらのモデルに従うかという二者択一を突きつけられているわけです。
もちろん、民主主義と市場経済の組み合わせである韓国モデルの方が日本にとってははるかに親和性が高い。けれども、いまの自民党政権は、韓国モデルから何かを学ぶ気はない。それよりは中国モデルあるいはシンガポール・モデルに惹きつけられている。どちらも強権的な一党独裁体制で、政府批判をする者は令状なしで逮捕拘禁でき、反権力的なメディアもないし、学生運動も労働運動もない国です。そういう国が経済的には発展している。


――どうして日本は韓国モデルを選ばないのですか?

かつての植民地だからでしょう。一段下に見ていた隣国の成功モデルを模倣することはあまりに屈辱的で耐えられないのでしょう。


「成熟」を阻むモノ


――その独裁的な安倍政権の7年をどう見ていますか?

日本の国力を衰微させた7年間でした。「暗黒の時代」として日本政治史に残ると思います。この7年間で、先進国としてのすべての指標が低下した。経済はもちろんですが、なによりも教育の劣化、学術的な発信力は低下が著しい。科学に関しては、『ネイチャー』が2017年に警鐘を鳴らしています。東アジア第1位の先進科学国だった日本の科学力が21世紀に入って劇的に低下したからです。


――表面的にはノーベル学賞受賞者が続いていますが?

それは30年前の研究成果が今になって評価されているわけで、いまの教育行政が続く限り、遠からずノーベル賞はゼロになります。それは受賞者たちが口々に言っていることです。


――教育の分野ではどのようなことが問題ですか?

市場原理を学校教育に導入したからです。限りある教育資源を「選択と集中」で生産性の高そうなセクターに集約しようとしてきた。

中高一貫教育がそうです。あの制度が子どもたちの成熟をどれほど妨げているかについて、みんなあまりに無自覚過ぎます。12歳から18歳まで、同じ仲間と過ごすというのはある種の「地獄」ですよ。変化し、複雑化し、成熟してゆくことを制度的に阻害されるんですから。

思春期の子どもたちって、日ごとに変化するものじゃないですか。それが6年間同じ仲間たちと、同じような言葉づかい、同じようなふるまいをすることを強いられている。12歳のときにある「キャラ」をあてがわれて、それで集団内部のポジションを決められると、それを18歳まで維持しなければ居場所がなくなる。その「キャラ」を忠実に演じることが「自分らしさ」の発現だとみなされている。

日本は集団主義で、「同質化圧」が強いと言いますけれど、それ以上に「自己同一化圧」の方が強いと思う。「自分探しの旅」とか、「自分らしく生きる」とか、「ベストワンよりオンリーワン」とかいう言葉はどれも「自己同一性を早く決めて、決めたらそこから一歩も出るな」というメッセ―ジを言外に発している。先ほどの「身のほどを知れ」「おのれの分際をわきまえろ」と同じです。その自己限定命令をあたかも成長の目標であるかのように設定している。でも、「自分らしさを貫け」というのは実は「成熟するな」ということと同義なのです。

「成熟」というのは、変化し、複雑化することです。昨日言ったことと全然違うことを言い出す、昨日の語り口と全然違う語り口になる。語彙が変わり、表情が変わり、感情が変わり、ふるまい方が変わってゆく、そういうダイナミックな変化のことです。でも、日本社会は、子どもたちが昨日と別人になること、「よりわかりにくくなる」ことをあらゆる機会に阻止しようとしている。社会そのものが成員たちの市民的成熟を構造的に阻害している。日本人が幼稚化した理由はこの「自己同一性圧」にあると僕は思っています。

「自分らしさ」なんてどうだっていいじゃないですか。大事なことは成熟し、複雑化することです。


権力におもねる司法

――なるほど、教育ではそういう問題がある。では、政治の劣化はどうでしょう。最近では、「桜を見る会」問題で安倍政権はまた居直ったり、証拠隠滅みたいなことをしていますが?

この間、ほとんど司法が動いていないことが深刻だと思います。検察が動いていない。なるほど、検察というのは権力の走狗なんだ、権力者に対しては司法の手は及ばないのだ、ということを日本人の多くは日々実感している。これは「法の支配」「法の下の平等」という法治国家の土台が崩れ始めているということです。すでに日本は近代国家としての体をなしていない。いまの日本国民の統治機構に対する不信感は、南米やアフリカの破綻国家、独裁国家のレベルに近づいていると思います。


――マスメディアに対してはどのように思われていますか?

検察もメディアも同じで、腐っているのは制度ではなく、個人なのです。安倍政権下の7年間では、公的な制度を適切に機能させることよりも、権力者におもねって出世しようとする人間たちが重用されました。公益よりも私利を優先させる人間が公的機関の要路に配された。自分さえよければそれでいい、自分がやりたいことができるのなら、先行き国も、自分の属する組織も、どうなってもいいと思っている人たちがあらゆるセクターで指導層を占めるようになった。それはメディアも同じです。自分が出世して、いい思いをできるのであれば、自分の属する新聞社やテレビ局が先行きどうなっても知らないという人間たちがトップを占めるようになった。


――なかには公共性をなんとか守っていこうとする若いジャーナリストもいると思いますが?

います。僕もそういう人たちと連携して仕事をしています。若いジャーナリストたちは辺野古の番組を作ったり、モリカケ問題を追ったり、れいわ新選組を取材したりしている。でも、彼らが書く記事も彼らが制作したコンテンツも、使われない。紙面に載らない、放映されない。上層部が官邸のご機嫌を伺って、抑え込んでしまう。


山本太郎現象

――そのれいわ新選組の山本太郎ですけれども、内田さん自身は、彼をどう見ていますか?

彼は立派な政治家だと思います。感情の器が大きい。怒りも喜びも共感力も、すごく大きい。怒って泣くし、悲しんで泣くし、困っている人を見ると、共感して泣く。不正への憤りで震える、弱者への共感で震える。あそこまで感情のスケールが大きい政治家は、今の日本にはいないような気がします。

それに彼は全部自分の言葉で話しますね。政治家的定型句を決して使わない。先日、梅田での街宣を見に行きましたけれど、3時間続いた街宣なのに、みんな帰らない。何百人もの人が寒空に立って、3時間聴いている。驚きました。それだけ説得力があるということです。


安倍政権の期限

――そういう状況のなかでの2020年ですが、安倍政権4選の声もあります。

僕は「猫の首に鈴をつけにいく」のは自民党のOBじゃないかと思います。福田康夫とか、山崎拓とか、小泉純一郎とか、亀井静香とか、古賀誠とか、もう現役ではない人たちが、「もう辞めろ」と引導を渡しに行く。これ以上続くと、統治機構への信頼が致命的に傷つくから。

辞任勧告が出ると、党内で「ポスト安倍」の動きが始まる。早ければ、年明けすぐに始まるのではないでしょうか。自民党の先行きを考えたら、このまま安倍政権が続くと、自民党という政党そのものが終わってしまう。

福田さんは一連の公文書の扱いに関しては、相当怒っていると思います。小泉純一郎も「製造責任」がありますし。


批判されない権力者

――内閣支持率がいつまでも高いのはなぜでしょうか?

最大の支持理由は「ほかにいない」からです。それは「この人がいま首相だから」というのと同義です。自分にあてがわれた立場からはずれてはいけない、「分際をわきまえろ」というルールが日本の有権者にも深く内面化されている。だから、「首相は首相であるという事実ゆえに、いつまでも首相であるべきだ」という不思議な推論をする。

権力を持たないものが権力者に逆らうことは「分を知らないふるまい」だとして排撃される。権力の基盤が「現に権力を持っていること」ことなんです。その権力をどのように使っているのか、その適否は副次的なことに過ぎない。

富裕層に対する批判を口にすると、「そういうことは同じくらい稼いでから言え」という批判がすぐに来る。政治家を批判すると、「だったら、自分で選挙に出て政治家になれ」と切り返される。自分の分をわきまえずに、自分がそこにいないポジションの人間を批判するのはルール違反だ、弱者の見苦しい嫉妬だ、と。そういう考え方をする人がほんとうに多い。それが現状肯定につながるわけですけれど、その無力感をなぜかリアリズムだと思い込んでいる。そういう人が日本人の5割いるということですね。


――内田さんの若い時代は違っていましたか?

金持ちだから、学者だから、権力者だからといって、「正味の人間」としてなんぼのものか、ということが人を見るときの基準でした。肩書のような外形的なものには意味がないと思っていました。60年代末の学園紛争って、要するに学生たちが大学の先生に向かって、「あんたら、ずいぶんえらそうにしているけれど、正味の人間として、平場に降りてきて、俺らと対決したときに、俺らを論破できるのか、説得できるのか?」と挑戦したことだったと思うんですよね。そして、実際に「象牙の塔」から引きずり下ろして、差しで議論してみたら、あれほど威張っていた先生たちがみんな腰砕けで、それほど節操もない人間だということがわかった。そういうことです。


――安倍首相はどうでしょう?

あの時代の学生たちの集会につれてきたら、一瞬で論破されてしまうでしょうね。


――しかし現代人は権力には逆らえない。

「分をわきまえろ」「控えおれ」という時代ですからね。江戸時代の身分制みたいな話です。


――日本は江戸時代が再現されている。しかし香港では学生たちがたちあがって、中国共産党と闘おうとしている。

立派だと思います。市民たちが主権的に国を統治したいという意志が、香港でも台湾でも、はっきり表示されている。でも、日本では、89年くらいで政治的な夢を見る時代が終わっている。主権国家なら国民は主権者なのですが、いまの日本は主権国家ではなくて、アメリカの属国なわけです。主権者はホワイトハウスにいるわけですから、日本人には自分たちが主権者だという意識がない。そんな人間に市民革命を起こす力があるはずがないじゃないですか。この政治危機において、国会前のデモに100万人集まらない国ですからね。だから、安倍政権が自民党内部の内紛で退場することはあっても、国民が自力でひきづり降ろすということは難しいと思います。


自己限定からの脱却

――そのような状況下で、わたしたちがするべきことは?

「みんな、それぞれの場所で、創意工夫をしてやってください」ということに尽きますね。僕がとにかく声を大にして言いたいのは、「自分らしい」などという言葉に囚われて、自己限定をし、自由度を下げるような生き方をやめたほうがいい、ということです。「みんな好きにやってください。まわりががたがた言っても気にしないでいいです。」それに尽きますね。「身の丈にあった」「身の程をわきまえろ」などという言葉でどれだけ日本が窮屈になっているのかを反省してもらいたい。


――そのようなやばい状況に気が付き、好きに生きろと?

 僕からのメッセージは「身の程を知るな」、「身の丈を超えろ」ですね。これは小学生から老人にまで言いたい言葉です。「小さくまとまるなよ」と。

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オーディオ関係者は悪い _ “サル化”するオーディオ業者とオーディオ評論家
ステレオサウンドのアホ評論家が日本のオーディオを潰した


最近のオーディオ業界の状況
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/845.html

高名なオーディオ評論家は信用してはいけない 1 _ 瀬川冬樹
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/312.html

どうしようもないダメスピーカー JBL 4343 がバカ売れした理由
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/944.html

音楽も音も全然わからなかった菅野沖彦先生が日本のオーディオ評論の第一人者になれた理由
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/683.html

菅野沖彦先生の様なレコーディング・エンジニアがオーディオ評論家になると見当外れの判断しかできない理由
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/685.html

ステレオサウンド誌の高名なオーディオ評論家が日本の優れたオーディオ製品を潰した
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/454.html

音楽家とオーディオマニアは音楽の聴き方が違うか?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1009.html

音がわからないアホ・オーディオマニアが良く引用する「オーディオの科学」の何処がおかしいか
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/881.html

オーディオ・オタクの性格 _ ユング性格学概説
2. マーク・レヴィンソンは元祖オーディオ・オタク
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1044.html


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最高の音を一番安く手に入れる方法

最高の音を一番安く手に入れる方法 _ パソコンの iTunes ファイル + プリ機能付き DAC + フルレンジスピーカー
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1002.html

プリアンプに金をかけなさい
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html

超お買い得 イシノラボのトランス式パッシブ・プリアンプ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/689.html  

3万円のドイツ製プロ用パワーアンプ thomann S-75mk2 と数百万円のハイエンドアンプとでは電源ケーブルを変えた位の差しか出ない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/983.html
 
スピーカーユニットは平面バッフルに取り付けるのが一番安くて、音も一番良い
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/511.html


http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/454.html#c17

コメント [政治・選挙・NHK270] <文春が凄いスクープ!>「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手(文春オンライン) 赤かぶ
14. 赤かぶ[64608] kNSCqYLU 2020年3月17日 23:27:39 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1688]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/658.html#c14
コメント [近代史3] 音楽も音も全然わからなかった菅野沖彦先生が日本のオーディオ評論の第一人者になれた理由 中川隆
10. 中川隆[-13849] koaQ7Jey 2020年3月17日 23:27:52 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1033]

オーディオ関係者は悪い _ “サル化”するオーディオ業者とオーディオ評論家

「今さえよければそれでいい」
社会が“サル化”するのは人類が「退化のフェーズ」に入った兆候
内田 樹 2020/02/29
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/「今さえよければそれでいい」社会が“サル化”するのは人類が「退化のフェーズ」に入った兆候/ar-BB10xLno?ocid=ientp

「今さえよければ、自分さえよければ、それでいい」――。

新著『 サル化する世界 』で、利己的で近視眼的なものの見方をする人々が増殖する社会を“サル化”と定義した思想家・内田樹氏が、世界的なモラルハザードを喝破する。

◆◆◆

「今さえよければそれでいい」という発想

――現代社会の趨勢を“サル化”というキーワードで斬った思いは何でしょうか?
内田 “サル化”というのは「今さえよければそれでいい」という発想をすることです。目の前の出来事について、どういう歴史的文脈で形成されたのか、このあとどう変化するのかを広いタイムスパンの中で観察・分析する習慣を持たない人たちのことを“サル”と呼んだのです。

 歴史学的なアプローチも探偵の推理術も同じです。目の前に断片的な情報が散乱している。そこから「何が起きたのか」をいくつかのパターンで考え出し、すべての断片をつなぐことのできるストーリーを選ぶというのが探偵の推理術です。それが論理的思考ということです。でも、今の日本では、政治家も官僚もビジネスマンもメディアも、論理的にものを考える力そのものが急速に衰えた。広々とした歴史的スパンの中で「今」を見るという習慣がなくなった。時間意識が縮減したのです。それが「サル化した社会」です。


「サル化」という言葉は「朝三暮四」の故事から


――確かに社会のさまざまな局面で長期ビジョンが失われ、刹那的な傾向が強まったように思います。

内田 「サル化」という言葉は「朝三暮四」の故事から採りました。サルたちにこれまで給餌していた8つの栃の実を7つに減らすことになったとき、「朝3、夕方4ではどうか」と言ったらサルは怒り出し、「じゃあ、朝4、夕方3は?」と言ったら狂喜した。朝の自分と夕方の自分が同一であるということが仮想できなかったのです。ある程度長い時間を通じて自己同一性を保持できない人を笑ったのです。

 中学の漢文の授業で習ったときは「変な笑い話だ」と思っていたんです。どうして「こんな話」が何千年も語り伝えられるのか、意味がわからなかった。でも、よく考えたら、漢文で習う「守株待兎」も「矛盾」も「鼓腹撃壌」も、全部春秋戦国時代のものですが、本質的に「同じ話」なのです。どれも時間意識が未成熟な人間を笑っている。

適切な時間意識を持たないと人に笑われるぞという “脅し”

「矛盾」の武器商人は、「矛を売っているときの自分」と「盾を売っているときの自分」が同一であるということをうまく想像できない。切り株に偶然ウサギがぶつかったら、次の日から野良仕事を止めてしまった「守株待兎」の農夫には「確率」とか「蓋然性」という概念がなかった。「鼓腹撃壌」では「皇帝の善政のおかげでみんな幸福に暮らしている」と歌う子どもたちと「オレの日常に皇帝は何の関係もない」とうそぶく老人が対比的に扱われていますが、この老人には「因果」という概念がない。「矛盾」も「蓋然性」も「因果」もすべてある程度長い時間を俯瞰する視座に立たないと発生しない概念です。

 これらの逸話が春秋戦国時代に集中しているということは、おそらくその時期に「時間意識が成熟した人間」と「時間意識が未成熟な人間」が混在していたということだと思います。だから、「時間意識が未成熟な人間」を文明化することが社会的急務だった。こういう逸話が集中的に語られたのは、適切な時間意識を持たないと人に笑われるぞという「脅し」によって、人々を教化しようとしたからだと思います。


――有名な故事の数々が、時間意識のトレーニングになっていたというのは驚きです。

内田 時間意識とは「もう消え去った過去」と「まだ到来していない未来」を自分の中に引き受けることです。過去の自分のふるまいの結果として今の自分がある。未来の自分は今の自分の行動の結果を引き受けなければいけない。そういう骨格のはっきりした、ある程度の時間を持ちこたえられるような自己同一性がその時代から要求されるようになった。

 エマニュエル・レヴィナスが「時間とは主体と他者の関係である」という非常にわかりにくい命題を語っていますが、僕たちがそれが「わかりにくい」と思うのは、「時間意識」というものが伸縮するということを忘れているからです。ごく限定的な時間意識しか持たない人間と、広々とした時間意識を持つ人間がいる。

 一神教信仰は信仰者にこの「広々とした時間意識」を要求します。「造物主による創造」という想像を絶するほどの過去と、「メシアによる救済」という想像を絶するほどの未来の間に宙吊りにされている今の自分というものを把握できたものだけが一神教のアイディアを理解できる。そこから人間の知性と倫理性が発動する。そういうアイディアが生まれたのが紀元前1000年から500年くらいのことであり、それが人類史的な特異点(シンギュラリティ)を形成したのだと思います。
現代人が「退化のフェーズ」に入ったことの徴候ではないか

 だから「今だけ、自分だけよければ」という現代人に特徴的な時間意識の縮減は、それから2000年、3000年経って人類が「退化のフェーズ」に入ったことの徴候ではないかと思ったのです。


 ――いまは日々あまりに忙しすぎて、目の前のことにあくせくせざるを得ないという社会環境も大きいと思います。

内田 産業構造の変化のせいだと思います。経済活動が人間的時間を超えた速度で活動し出した。株の売り買いなんかはマイクロセコンド単位で、アルゴリズムが行うわけですから、今の経済活動の基本時間はもう人間的時間ではない。人間の身体感覚や知性が賦活される時間の流れ方ではないのです。

 僕が子供の頃、1950年代はまだ生産者のうち農業従事者人口が50%を占めていました。ですから、経済活動を考量するときの時間単位が「植物的」だった。ですから、学校教育でも、子どもたちの成長は農業のメタファーで語られていました。「種子を撒いて、水と肥料をやって、日に当てて、風水害や病虫害から守ると、収穫期には果実が実る」という言い方で家庭教育も学校教育も語られた。

 子どもたちは「種子」ですし、育ち方はお天道さま頼りですから、先行きどのようなものに結実するか予測できない。キュウリができるのか、トマトができるのかは分からないけれど、きちんと手入れをすれば、この子が持ってる潜在可能性は開花するだろうという、諦観と楽観の入り混じった感情で子どもは育てられた。いくら手入れをしても、さっぱり芽を出さない子については「大器晩成」といって、そのうち何か大きなものに結実するんじゃないかというような気楽なことが言われた(笑)。

かつての植物的な時間の中での子育て

――ゆったりとした植物的な時間の中で子供も育まれていたわけですね。

内田 植物的時間というのは、基本四季のサイクルですからね。のんびりしたものでした。子どもは工場で工業製品を作るように、仕様を決めて、納期を決めて、規格を決めて、全工程を管理したら出て来るものだという考え方をしなかった。親や教師が管理できるのはせいぜい全体の2〜3割であって、8割ぐらいは自然力任せという感覚があった。日光や雨量やイナゴの来襲は人力ではコントロールできませんから。

 人類史のなかで農業が支配的な産業だった時期は長いです。だから、「子育て」についてのプロセスは無意識に農業のメタファーで語られていました。たとえば、ガリ版で刷った学級通信なんてだいたい「めばえ」とか「わかば」とか「みのり」(笑)というようなタイトルだったでしょう。幼稚園のクラス名などもよく植物の名前が使われていた。「うめ組」とか「ひまわり組」とかね。でも、産業構造が変わって、第二次産業が基幹産業になると同時に、工場での工業製品の生産プロセスに準拠したメタファーが用いられるようになった。そういう転換は無意識のうちに行われたので、誰も気づかなかった。


人間は生身の生き物なんであって、缶詰や乾電池じゃない

 今は学期ごとに学習到達目標が数値的に示されて、そこで示された「納期」と「仕様」に合わせて「生産」がなされなければいけないとみんな思っている。まるで自動車やコンピュータを作るように精密な工程管理と製品の質保証がうるさく言われるようになった。教育について語る言葉遣いも工学的になってきた。「シラバス通りの授業をしろ」とか「学士号の質保証」とか「PDCAサイクルを回す」とかいう、どれも工業の用語です。

 それと同時に四季のサイクルを基準にした植物的時間が棄てられて、その代わりに納期と仕様に合わせて工業製品を生産する工学的時間が採用されるようになった。人間では制御できない巨大な自然力が子どもの成長に介入するという考え方そのものが廃棄されて、すべては人工的に管理できるということが前提になった。

 でもね、人間は長らく植物的な時間のなかで子どもを育ててきた。それで何千年かやってきて、うまくいったんです。産業構造が変わったからと言って、教育まで支配的な産業構造に合わせて変える必要なんかないと僕は思います。子どもは植物的時間の中で成長すればいいじゃないですか。人間は生身の生き物なんであって、缶詰や乾電池じゃないんですから。


長期スパンで見たときのドナルド・トランプ

――近年、とみに政治家が平気で嘘をつくようになりました。嘘の答弁を並べ立てたり、フェイクニュースを垂れ流すのもまた時間意識の縮減でしょうか。
内田 Honesty pays in the long runということわざがありますね。「長期的に見れば、正直は引き合う」という意味ですが、それは逆に言えば、「短期的に見れば、嘘は引き合う」ということです。だから時間意識が縮減して、「短期的に見る」ことしかしない人間にとっては「嘘をつくことの方が引き合う」んです。

 ドナルド・トランプは100年単位の長期的なスパンでとらえたら、米国史上でもっとも愚鈍で邪悪な大統領として歴史に名を残すでしょう。長期スパンで見たときに、アメリカの国益を大きく損なった人として世界史に記録されることは確かですが、短期的に見れば大成功している。ファクトチェックによると、就任からすでに1万以上の嘘を重ね、フェイクニュースを垂れ流したことによって成功したわけです。「嘘は引き合う」の最も説得力のある事例です。

アメリカでも日本でも“サル化”が進行している

 約束を守るとか、隣国との信頼関係を構築するのは、短期的にはコストがかかるかも知れませんけれど、長期的には安全保障コスト、外交コストを引き下げることになる。でも、今のアメリカにはそれができない。他国を恫喝して、外交的な危機を煽ったほうが有権者は喜ぶし、兵器産業は儲かる。トランプが今もアメリカ国民の相当数から支持されてるということは、アメリカ人でも“サル化”が進行しているということだと思います。

 日本でも同じです。安倍晋三も嘘に嘘を重ねてきましたけれど、本人はそれほど罪の意識はないと思います。「長期的に見た場合、こんな嘘を言って帳尻は合うのか」という考え方をしない人間にとっては「嘘をつかない」インセンティブはありませんから。世界中が“サル化”しているわけで、日本だけが特別悲惨なわけではないということです。そんなことを言っても何の慰めにもなりませんが。
――嘘が蔓延する一方で、露悪的に暴言を吐いたりヘイト発言をする人が、ある一定層にウケている現象についてはどうご覧になってますか?

内田 暴言を吐く人は昔からいました。でも、そういう「下品な人間」はあまり人前には出てこられなかった。そういうことは人前で言うもんじゃないという常識の抑制がかかっていたし、人前で下品なふるまいをする人間にはそれなりのペナルティが科された。でも、今はネットで匿名で発信できます。実社会で、固有名で発信した場合には相応の社会的制裁を覚悟しなければならないことでも、匿名でなら、責任をとるリスクなしにいくらでも下品になることができる。だから、これまで抑制されてた下品さが噴出してきた。下品な人間の比率そのものは時代によって変わりはしません。別に日本人が全体として下品になったわけじゃなくて、これまで隠れていた下品な人間が可視化されただけなんです。

さっぱり楽しくない「気まずい共生」とは?

――そうした時間意識が社会の分断化をより強めてきたようにも思います。どうしたら互いに溝の深い人々とも同じ共同体を形成することができるのでしょうか。
内田 哲学者のオルテガ・イ・ガセットが言うとおり、「敵と共に共生する、反対者とともに統治する」というのがデモクラシーです。だから公人たる者は反対者たちの意向も代弁して集団の利益を代表するのが仕事であって、自分の支持者の利益を代表するわけではない。それがいまや、デモクラシーというのは多数決のことだというシンプルな理解が支配的になった。選挙結果が51対49だったら、敗けた49についてはまったく配慮する必要がないと公言するような人物が首長になったり議員になったりしてる。彼らは自分が公人であるという自覚がない。自分の支持者を代表しているだけなら、「権力を持った私人」でしかない。

 デモクラシーの原点に立つなら、公人たる者は、自分の個人的な思いは痩せ我慢してでも抑制して、異論と対話して、反対者と共生する作法を学ばなければいけないと思います。それが本書にも書いた「気まずい共生」ということです。「気まずい」わけですから、さっぱり楽しくない。合意形成にもやたら時間がかかる。でも、それがデモクラシーのコストなんです。デモクラシーのコストを引き受ける気がないなら、独裁制か無秩序か、どちらかを選ぶしかない。


https://www.msn.com/ja-jp/news/national/「今さえよければそれでいい」社会が“サル化”するのは人類が「退化のフェーズ」に入った兆候/ar-BB10xLno?ocid=ientp


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『サル化する世界』についてのインタビュー - 内田樹の研究室 2020-03-17
http://blog.tatsuru.com/2020/03/17_0828.html

いくつかのメディアから新刊『サル化する世界』についてのインタビューがあったので、まとめて再録。

「サル化する世界」というタイトルに込めた思いを教えてください。

「サル化」とは、「朝三暮四」に出て来るサルのように、現在の自分と未来の自分の間に自己同一性を保持できない病態のことです。

 もともとヒトは時間意識をゆっくりと拡大することで、他の霊長類から分かれて進化を遂げて来ました。そして、今からおよそ2500年くらい前に、四大文明の発祥地で「世界の起源」と「世界の終わり」という概念を持つところまでたどりつきました。広々とした時間意を持つことができた。そのおかげで人類は宗教を持つことができたし、歴史や物語を持つこともできました。

 中国の春秋戦国時代に「矛盾」「守株待兎」「刻舟求剣」「鼓腹撃壌」といった「時間が経過しても自己は同一的である。自己は同一のつもりでも時間は流れる」ということがうまく理解できない愚者を主題にした説話が集中的に語られています。おそらく、その頃に時間意識についての「シンギュラリティ」があったのでしょう。孔子も荘子も韓非も、その教えに共通しているのは長いタイムスパンの中でものごとの適否を判断できる能力を未開からのテイクオフの条件と見なしていたということです。

 しかし、せっかくこうやって時間意識の拡大によって他の霊長類から分離したにもかかわらず、現代人の時間意識はふたたび縮減し始めています。この「人間以前」に向かうの文明史的退化の徴候を僕は「サル化」と呼んだのです。

過去と未来をふくんだ視点で「今」を考察する力は、なぜ急激に失われてしまったのでしょうか。

 最大の原因は基幹産業が農業から製造業、さらにはより高次の産業に遷移したことだと思います。農業の場合でしたら、人間は植物的な時間に準拠して暮らしていました。農夫は種子をまいている自分と、風水害や病虫害を防いで働いている自分と、収穫している自分が同一の自己であるという確信がないと日々の苦役には耐えられません。でも、いま、最下層の賃労働者は今月の給与をもらっている自分より先の自分にはなかなか同一性を持つことができません。AI導入後に雇用環境がどう変わるかも予測がつかないどころか1月後に仕事があるかどうかさえ分からないんですから、老後に年金や健康保険がどうなっているか予測がつくはずもない。だったら、考えても仕方がない。

 事情は金融商品の売り買いで個人資産を増やしている富裕層も同じです。株式会社は当期利益至上主義ですし、株の取引はマイクロセコンド単位で行われている。だったら、それ以上タイムスパンを広げても意味がない。

 今から10年前にGoogle やAmazonが「こんなふう」になると予測した人はほとんどいませんでした。これらの企業が10年後にどうなっているかもやっぱりわからない。長い時間の流れの中に自分を置いて、何が最善の選択なのかを熟慮するという知的努力は費用対効果が悪いということがいつの間にか身に浸み込んでしまった。
日本社会の劣化は「サル化」の一兆候なのでしょうか。
 
 安倍政権の大臣や官僚たちは「嘘をついても平気」「前後に矛盾のある言明をしても平気」「謝罪しても次の瞬間には忘れている」といった症状を呈しています。どれも時間意識の縮減の徴候です。

 Honesty pays in the long run「長い目で見れば正直は引き合う」ということわざがありますけれど、これは裏返して言えば「短期的に見れば嘘の方が引き合う」ということです(実際にそうだし)。ですから、「長い目で見る」習慣を失った人たちがシステマティックに「嘘つき」になるのは論理的には当然なのです。

 前後の矛盾を指摘されてても平気というのは「矛盾」の武器商人と同じです。彼は「どんな矛も通さない盾」を売っているときの自分と、「どんな盾も貫く矛」を売っているときの自分が同一人物だと思っていないのです。だから「この矛でこの盾を突いたらどうなる?」という問いに当惑したのではなく、その問いの意味そのものが理解できなかったのです。国会答弁で少し前に言ったこととまったく逆のことを平気で言って、「整合していない」と言われても少しも悪びれる様子がないのもそれとほぼ同じだと思います。

日本人の労働生産性は、「1人当り」「時間当たり」ともに先進7カ国中の最下位という状態が続いていますが、日本の組織を活性化し、イノベーションを起こすには何が必要だと思われますか。

 組織を再活性化するなら、管理部門に過大な資源を配分しないことです。今の日本の組織は「価値あるものを創り出すセクター」よりも「人がちゃんと働いているかどうか監視するセクター」の方に権限も情報も資源も集積しています。労働者よりも監督の方が多い現場とか、兵士よりも督戦隊(前線から逃げて来た兵士を射殺する後方部隊)が多い戦場のようなものです。それでは生産性が上がるはずがない。

「管理を最低限にする」「現場に自己裁量権を与える」「成果の短期的な査定を止める」くらいで日本の組織はかなり再活性化するはずです。でも、管理部門の人たちはそう言われても「管理部門の肥大化を適正規模に抑制するための管理部門の増設」くらいしか思いつかないでしょうけど。

 イノベーションというのは未来にぼんやりとした手応えを感じる直感力なしには成立しません。「何だか知らないけれど、この先に『いいこと』がありそうな気がする」という直感に導かれてはじめてあらゆる創造は可能になります。でも、そのためには「この先」に、まだ現実になっていない時間に指先が届かなければなりません。「この先」という言葉に何のリアリティーも感じられない人間に何かを新しく創り出す能力が育つわけがない。

社会が脱サル化するために必要なこととは?

 サル化した人間の特徴は「過去を反省しない」「未来に対して見通しを持たない」ことです。だから、悔恨もないし不安もない。どれほど失敗しても同じ失敗を繰り返すし、「こんなことを続けていたらそのうちたいへんなこと」になるとわかっていても、「こんなこと」を続ける。「前にこれで失敗して手痛い思いをしたこと」も「そのうち起こるかもしれないたいへんなこと」にもリアリティーを感じることができない。

 こんな生きづらい時代ですから、「過去のことは忘れたい 未来のことは考えたくない」と思ってしまうことは止められません。でも、「後悔に苛まれたくない、不安に怯えたくない」という人は、それと同時に、遠い記憶の中を逍遥したり、未来に夢を描いたりすることもあきらめなければならない。それがどれほど多くのものを失うことなのか、それについては少し立ち止まって考えた方がいいと思います。
http://blog.tatsuru.com/2020/03/17_0828.html  


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内田樹 生きづらさについて考える
週刊金曜日インタビュー 2020-02-26
http://blog.tatsuru.com/2020/02/26_1553.html


去年の暮に『週刊金曜日』の植村隆編集長が凱風館までインタビューに来た。植村さんは北星学園大学事件のときに「捏造記者」という無根拠な誹謗中傷を受けて、失職のリスクにさらされたことがあった。そのときに鈴木邦男さんと一緒に植村さんを支える会に加わって支援活動をしたことがある。そのご縁で、植村さんが『週刊金曜日』の編集長に就任したのを機会に神戸まで会いにいらしたのである。

――内田さんの著作『生きづらさについて考える』は、さまざまなメディアで発表されたものをひとつにまとめたものですが、一貫しているものがあると感じました。いま日本が「生きづらい」社会になっていることへの警鐘だと思われますが?
2016年暮れに、米外交問題評議会発行の『フォーリン・アフェアーズ』が、「日本の大学」特集をしたときに、いまの大学に対してどう思うかを、日本の教員や学生にインタビューをしていました。すると、「身動きできない」(trapped)「息苦しい」(suffocationg)「釘付けにされている」(stuck)というような、「身体的」な印象を共通してみんなが語っていた。

僕は、制度の問題より、そういう「身体的」な印象を語った言語のほうが、今の日本社会の実相をよく現していると思うのです。

「生きづらい」とみんなが思っているのは文字通り、「身体的」につらいということなのです。

若い人たちが特に感じているのは「未来が閉じられている」という実感ではないでしょうか。自分が動ける可動域がどんどん制限されていく、職業であっても、居住地であっても、生き方の自由度が下がってきている。

僕自身同じことを感じます。僕に対する批判の多くが自由度を抑制しようとしている。
「大学教授ともあろうものが、何々していいのか?」とか、「哲学者を名乗るのであれば、これくらいのことは知らずしてどうする?」などなど。そちらで勝手に僕が何者であるかを決めて、その枠の中に押し込めようとする。

これは現代日本社会に共通しているように思えます。立場にかかわらず、「いやしくも・・・である以上、・・・であるべきだ」という文型で他人の言動の可動域を限定してくる。

理屈として筋は通っているんです。

でも、そういう文型で埋め尽くされてしまうとこちらは息が詰まる。たしかに批評として切れ味はいいかも知れないけれど、そういう定型句が行き交うせいで集団の知性が活性化するということはありません。

それは体制を批判する人も同じです。「日本社会は・・・であるべきだ」というふうにやはり「あるべき姿」を語る。「いろいろあっていいんじゃないの」とか「まあ、好きにしたらいいよ」というタイプの非統制的なメッセージは左翼的な言説のうちにはまず見ることがない。


萩生田発言の本質

――時代的にはいつ頃からそのようなことを感じるようになりましたか?

90年代の終わりぐらいからでしょうか。「貧すれば鈍す」ということだと思います。
バブルの時代はみんな自分の金儲けに忙しくて、他人の生き方にあれこれ口出しする暇がなかった。こちらとしては気楽な時代でした。でも、バブル崩壊後に「パイの取り合い」が始まった。そのときに「お前に許されたスペースから出るな」という言い方が支配的になった。人の生活空間そのものまで限定する動きが、あらゆる分野で顕著になった。
先日、萩生田光一文科相の「身の丈」発言というのがありましたけれど、あれは今年の流行語大賞かなと思いました。時代の気分を実に的確に言い表しているから。

「身の程を知れ」とか「おのれの分際を知れ」という言葉は僕が子供のころまではよく口にされていたもので。でも、久しく訊かなかった。それが生き返ったのは、世の中が「貧乏くさくなった」ことの証拠なんだと思います。みんなで分割する「パイ」が縮んでいるんだから自分の取り分以上のものを取ろうとするなというわけです。そういう言葉は「パイが大きくなっているとき」には口にされない。ですから、高度成長期以降はほとんど死語になっていました。それがいま甦ってきた。自分の取り分で満足しろ、自分に与えられたステイタスから一歩も出るなというのは「貧しい社会」固有の発想です。


――内田さんがおっしゃった時代のひとつの総仕上げみたいな言葉ですね。

これはイデオロギーではないのです。身体実感を言葉にしただけです。でも、体にかかわる言葉が一番生々しく時代精神というものを露出する。


閉塞の時代

――これはお金がなくなったということだけでしょうか?

それだけではないと思います。貧乏ということで言ったら、僕が育った1950年代の日本の方がはるかに貧しかった。でも、人々は明るかった。


――政治的な影響ですか?

政治とも直接は関係がない。政治もその気分の中にあるからです。気分が先で、制度は気分の変化の帰結なんです。まず気分が変わる。メディアの論調が変わる。それから、政治家の価値観やふるまいが変わる。みんな「時代の空気」に適応しているのです。
だから、政治を変えようと思うなら、政治制度をいじってもしかたがない。時代の気分が変わらないと何も変わらない。

例えば、安倍政権が倒れて、石破茂さんが総理大臣になったからといっても社会は別に明るくはならないと思います。でたらめな縁故政治が多少はなくなるでしょうけれど、石破さんが内閣総理大臣になっても、岸田文雄さんがなったって、あるいは小泉進次郎さんがなっても、日本社会の閉塞感は変わらないと思う。

でも、自民党が政権にあることが閉塞感の理由ではないのです。逆なんです。自民党が抑圧的な政策を行うから社会が閉塞的であるのではなくて、社会が閉塞的になったので、むしろそれが、抑圧的な政策と親和し、それを呼び込んでいる。

いま安倍政権を5割近い人が支持しています。5割近い人が、この時代の空気を自分にとってごく自然なものだと思っているということです。この酸欠状態の中で深く呼吸できていると思っている。彼らは抑圧とか、息苦しさとか、生きづらさとかいうものを、もう感じていない。酸欠状態そのものが自然になっている。この人たちに、「息苦しくないですか?」「どこか穴あけて新鮮な空気を入れないと窒息しますよ」ということを伝えないと危険だと思います。


「対米従属」からの解放

――社会が閉塞的になった要因は何でしょうか?

バブルの崩壊ですよね。バブル期の80年代の日本人は異常なほどの多幸感に満たされていた。あの多幸感は単に「カネがある」からだけではありませんでした。あれは「国家主権をアメリカから買い戻す」という前代未聞のプランを日本人が本気で考えていたからです。

あの頃、戦後40年経って、ついに経済力でアメリカを追い越しそうになった。89年に三菱地所はマンハッタンのロックフェラーセンターを買い、ソニーはコロンビア映画を買いました。摩天楼とハリウッドを買ったんです。それをおよそアメリカ社会にあるもので値札がついているものは何でも買えるということだと日本人は理解した。摩天楼とハリウッドが買えるなら、「国家主権」をカネで買い戻すということだってできないはずはない。対米従属の身分からカネで自己解放を遂げることができないはずはない。そういう破天荒な夢が一瞬その時期の日本人の脳裏をよぎった。

世界史上、国家主権をカネで買い戻した国はありません。だから、これは達成されれば、世界史に残る偉業になった。そのことを日本人はみんな口には出さないまま、漠然とは感じていた。国内の米軍基地にもお引き取り願い、日米地位協定を改定し、主権国家になることが夢ではなくなった。

でも、バブル崩壊と同時にその夢はついえた。それがもたらす無力感は想像以上に深いものでした。国家としての生きる目標が失われたんですから。このあとどうすればいいのか? もう永久に対米従属するしかないのか? 

だからバブルの崩壊というのは、単に株価が下がった、地価が下がったという程度のことではなかったのです。国家目標を見失ってしまったんですから。


韓国に習わない日本

――そのなかで、現在は中国が元気が良い。

日本はそれ以後ひたすら没落しているわけですけれど、中国は劇的な成長を遂げた。
実は韓国もそうなのです。韓国もやはり日本に比べるとはるかに成功している。

韓国の場合は、日本の植民地支配から脱したあと、今度は朝鮮戦争があり、久しく軍事独裁があり、80年代に入って、ようやく市民たちが自力で民主化を達成した。

日本の場合は、戦争に負けて、GHQに与えられた既製品の民主主義ですけれども、韓国の場合は、市民が手作りした、血であがなった民主主義です。そこが日本と決定的に違う。そしてもう一つ違うのは、経済的にも日本より成功していることです。

中国の場合は非民主的な独裁政治と市場経済の組み合わせで成功した。韓国は民主制と市場経済の組み合わせで成功した。この二つの成功モデルがいま日本の目の前にある。日本はこれからどちらのモデルに従うかという二者択一を突きつけられているわけです。
もちろん、民主主義と市場経済の組み合わせである韓国モデルの方が日本にとってははるかに親和性が高い。けれども、いまの自民党政権は、韓国モデルから何かを学ぶ気はない。それよりは中国モデルあるいはシンガポール・モデルに惹きつけられている。どちらも強権的な一党独裁体制で、政府批判をする者は令状なしで逮捕拘禁でき、反権力的なメディアもないし、学生運動も労働運動もない国です。そういう国が経済的には発展している。


――どうして日本は韓国モデルを選ばないのですか?

かつての植民地だからでしょう。一段下に見ていた隣国の成功モデルを模倣することはあまりに屈辱的で耐えられないのでしょう。


「成熟」を阻むモノ


――その独裁的な安倍政権の7年をどう見ていますか?

日本の国力を衰微させた7年間でした。「暗黒の時代」として日本政治史に残ると思います。この7年間で、先進国としてのすべての指標が低下した。経済はもちろんですが、なによりも教育の劣化、学術的な発信力は低下が著しい。科学に関しては、『ネイチャー』が2017年に警鐘を鳴らしています。東アジア第1位の先進科学国だった日本の科学力が21世紀に入って劇的に低下したからです。


――表面的にはノーベル学賞受賞者が続いていますが?

それは30年前の研究成果が今になって評価されているわけで、いまの教育行政が続く限り、遠からずノーベル賞はゼロになります。それは受賞者たちが口々に言っていることです。


――教育の分野ではどのようなことが問題ですか?

市場原理を学校教育に導入したからです。限りある教育資源を「選択と集中」で生産性の高そうなセクターに集約しようとしてきた。

中高一貫教育がそうです。あの制度が子どもたちの成熟をどれほど妨げているかについて、みんなあまりに無自覚過ぎます。12歳から18歳まで、同じ仲間と過ごすというのはある種の「地獄」ですよ。変化し、複雑化し、成熟してゆくことを制度的に阻害されるんですから。

思春期の子どもたちって、日ごとに変化するものじゃないですか。それが6年間同じ仲間たちと、同じような言葉づかい、同じようなふるまいをすることを強いられている。12歳のときにある「キャラ」をあてがわれて、それで集団内部のポジションを決められると、それを18歳まで維持しなければ居場所がなくなる。その「キャラ」を忠実に演じることが「自分らしさ」の発現だとみなされている。

日本は集団主義で、「同質化圧」が強いと言いますけれど、それ以上に「自己同一化圧」の方が強いと思う。「自分探しの旅」とか、「自分らしく生きる」とか、「ベストワンよりオンリーワン」とかいう言葉はどれも「自己同一性を早く決めて、決めたらそこから一歩も出るな」というメッセ―ジを言外に発している。先ほどの「身のほどを知れ」「おのれの分際をわきまえろ」と同じです。その自己限定命令をあたかも成長の目標であるかのように設定している。でも、「自分らしさを貫け」というのは実は「成熟するな」ということと同義なのです。

「成熟」というのは、変化し、複雑化することです。昨日言ったことと全然違うことを言い出す、昨日の語り口と全然違う語り口になる。語彙が変わり、表情が変わり、感情が変わり、ふるまい方が変わってゆく、そういうダイナミックな変化のことです。でも、日本社会は、子どもたちが昨日と別人になること、「よりわかりにくくなる」ことをあらゆる機会に阻止しようとしている。社会そのものが成員たちの市民的成熟を構造的に阻害している。日本人が幼稚化した理由はこの「自己同一性圧」にあると僕は思っています。

「自分らしさ」なんてどうだっていいじゃないですか。大事なことは成熟し、複雑化することです。


権力におもねる司法

――なるほど、教育ではそういう問題がある。では、政治の劣化はどうでしょう。最近では、「桜を見る会」問題で安倍政権はまた居直ったり、証拠隠滅みたいなことをしていますが?

この間、ほとんど司法が動いていないことが深刻だと思います。検察が動いていない。なるほど、検察というのは権力の走狗なんだ、権力者に対しては司法の手は及ばないのだ、ということを日本人の多くは日々実感している。これは「法の支配」「法の下の平等」という法治国家の土台が崩れ始めているということです。すでに日本は近代国家としての体をなしていない。いまの日本国民の統治機構に対する不信感は、南米やアフリカの破綻国家、独裁国家のレベルに近づいていると思います。


――マスメディアに対してはどのように思われていますか?

検察もメディアも同じで、腐っているのは制度ではなく、個人なのです。安倍政権下の7年間では、公的な制度を適切に機能させることよりも、権力者におもねって出世しようとする人間たちが重用されました。公益よりも私利を優先させる人間が公的機関の要路に配された。自分さえよければそれでいい、自分がやりたいことができるのなら、先行き国も、自分の属する組織も、どうなってもいいと思っている人たちがあらゆるセクターで指導層を占めるようになった。それはメディアも同じです。自分が出世して、いい思いをできるのであれば、自分の属する新聞社やテレビ局が先行きどうなっても知らないという人間たちがトップを占めるようになった。


――なかには公共性をなんとか守っていこうとする若いジャーナリストもいると思いますが?

います。僕もそういう人たちと連携して仕事をしています。若いジャーナリストたちは辺野古の番組を作ったり、モリカケ問題を追ったり、れいわ新選組を取材したりしている。でも、彼らが書く記事も彼らが制作したコンテンツも、使われない。紙面に載らない、放映されない。上層部が官邸のご機嫌を伺って、抑え込んでしまう。


山本太郎現象

――そのれいわ新選組の山本太郎ですけれども、内田さん自身は、彼をどう見ていますか?

彼は立派な政治家だと思います。感情の器が大きい。怒りも喜びも共感力も、すごく大きい。怒って泣くし、悲しんで泣くし、困っている人を見ると、共感して泣く。不正への憤りで震える、弱者への共感で震える。あそこまで感情のスケールが大きい政治家は、今の日本にはいないような気がします。

それに彼は全部自分の言葉で話しますね。政治家的定型句を決して使わない。先日、梅田での街宣を見に行きましたけれど、3時間続いた街宣なのに、みんな帰らない。何百人もの人が寒空に立って、3時間聴いている。驚きました。それだけ説得力があるということです。


安倍政権の期限

――そういう状況のなかでの2020年ですが、安倍政権4選の声もあります。

僕は「猫の首に鈴をつけにいく」のは自民党のOBじゃないかと思います。福田康夫とか、山崎拓とか、小泉純一郎とか、亀井静香とか、古賀誠とか、もう現役ではない人たちが、「もう辞めろ」と引導を渡しに行く。これ以上続くと、統治機構への信頼が致命的に傷つくから。

辞任勧告が出ると、党内で「ポスト安倍」の動きが始まる。早ければ、年明けすぐに始まるのではないでしょうか。自民党の先行きを考えたら、このまま安倍政権が続くと、自民党という政党そのものが終わってしまう。

福田さんは一連の公文書の扱いに関しては、相当怒っていると思います。小泉純一郎も「製造責任」がありますし。


批判されない権力者

――内閣支持率がいつまでも高いのはなぜでしょうか?

最大の支持理由は「ほかにいない」からです。それは「この人がいま首相だから」というのと同義です。自分にあてがわれた立場からはずれてはいけない、「分際をわきまえろ」というルールが日本の有権者にも深く内面化されている。だから、「首相は首相であるという事実ゆえに、いつまでも首相であるべきだ」という不思議な推論をする。

権力を持たないものが権力者に逆らうことは「分を知らないふるまい」だとして排撃される。権力の基盤が「現に権力を持っていること」ことなんです。その権力をどのように使っているのか、その適否は副次的なことに過ぎない。

富裕層に対する批判を口にすると、「そういうことは同じくらい稼いでから言え」という批判がすぐに来る。政治家を批判すると、「だったら、自分で選挙に出て政治家になれ」と切り返される。自分の分をわきまえずに、自分がそこにいないポジションの人間を批判するのはルール違反だ、弱者の見苦しい嫉妬だ、と。そういう考え方をする人がほんとうに多い。それが現状肯定につながるわけですけれど、その無力感をなぜかリアリズムだと思い込んでいる。そういう人が日本人の5割いるということですね。


――内田さんの若い時代は違っていましたか?

金持ちだから、学者だから、権力者だからといって、「正味の人間」としてなんぼのものか、ということが人を見るときの基準でした。肩書のような外形的なものには意味がないと思っていました。60年代末の学園紛争って、要するに学生たちが大学の先生に向かって、「あんたら、ずいぶんえらそうにしているけれど、正味の人間として、平場に降りてきて、俺らと対決したときに、俺らを論破できるのか、説得できるのか?」と挑戦したことだったと思うんですよね。そして、実際に「象牙の塔」から引きずり下ろして、差しで議論してみたら、あれほど威張っていた先生たちがみんな腰砕けで、それほど節操もない人間だということがわかった。そういうことです。


――安倍首相はどうでしょう?

あの時代の学生たちの集会につれてきたら、一瞬で論破されてしまうでしょうね。


――しかし現代人は権力には逆らえない。

「分をわきまえろ」「控えおれ」という時代ですからね。江戸時代の身分制みたいな話です。


――日本は江戸時代が再現されている。しかし香港では学生たちがたちあがって、中国共産党と闘おうとしている。

立派だと思います。市民たちが主権的に国を統治したいという意志が、香港でも台湾でも、はっきり表示されている。でも、日本では、89年くらいで政治的な夢を見る時代が終わっている。主権国家なら国民は主権者なのですが、いまの日本は主権国家ではなくて、アメリカの属国なわけです。主権者はホワイトハウスにいるわけですから、日本人には自分たちが主権者だという意識がない。そんな人間に市民革命を起こす力があるはずがないじゃないですか。この政治危機において、国会前のデモに100万人集まらない国ですからね。だから、安倍政権が自民党内部の内紛で退場することはあっても、国民が自力でひきづり降ろすということは難しいと思います。


自己限定からの脱却

――そのような状況下で、わたしたちがするべきことは?

「みんな、それぞれの場所で、創意工夫をしてやってください」ということに尽きますね。僕がとにかく声を大にして言いたいのは、「自分らしい」などという言葉に囚われて、自己限定をし、自由度を下げるような生き方をやめたほうがいい、ということです。「みんな好きにやってください。まわりががたがた言っても気にしないでいいです。」それに尽きますね。「身の丈にあった」「身の程をわきまえろ」などという言葉でどれだけ日本が窮屈になっているのかを反省してもらいたい。


――そのようなやばい状況に気が付き、好きに生きろと?

 僕からのメッセージは「身の程を知るな」、「身の丈を超えろ」ですね。これは小学生から老人にまで言いたい言葉です。「小さくまとまるなよ」と。

http://blog.tatsuru.com/2020/02/26_1553.html




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オーディオ関係者は悪い _ “サル化”するオーディオ業者とオーディオ評論家
ステレオサウンドのアホ評論家が日本のオーディオを潰した


最近のオーディオ業界の状況
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/845.html

高名なオーディオ評論家は信用してはいけない 1 _ 瀬川冬樹
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/312.html

どうしようもないダメスピーカー JBL 4343 がバカ売れした理由
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/944.html

音楽も音も全然わからなかった菅野沖彦先生が日本のオーディオ評論の第一人者になれた理由
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/683.html

菅野沖彦先生の様なレコーディング・エンジニアがオーディオ評論家になると見当外れの判断しかできない理由
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/685.html

ステレオサウンド誌の高名なオーディオ評論家が日本の優れたオーディオ製品を潰した
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/454.html

音楽家とオーディオマニアは音楽の聴き方が違うか?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1009.html

音がわからないアホ・オーディオマニアが良く引用する「オーディオの科学」の何処がおかしいか
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/881.html

オーディオ・オタクの性格 _ ユング性格学概説
2. マーク・レヴィンソンは元祖オーディオ・オタク
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1044.html


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最高の音を一番安く手に入れる方法

最高の音を一番安く手に入れる方法 _ パソコンの iTunes ファイル + プリ機能付き DAC + フルレンジスピーカー
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1002.html

プリアンプに金をかけなさい
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html

超お買い得 イシノラボのトランス式パッシブ・プリアンプ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/689.html  

3万円のドイツ製プロ用パワーアンプ thomann S-75mk2 と数百万円のハイエンドアンプとでは電源ケーブルを変えた位の差しか出ない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/983.html
 
スピーカーユニットは平面バッフルに取り付けるのが一番安くて、音も一番良い
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/511.html


http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/683.html#c10

コメント [近代史3] 菅野沖彦先生の様なレコーディング・エンジニアがオーディオ評論家になると見当外れの判断しかできない理由 中川隆
2. 中川隆[-13848] koaQ7Jey 2020年3月17日 23:28:18 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1034]

オーディオ関係者は悪い _ “サル化”するオーディオ業者とオーディオ評論家

「今さえよければそれでいい」
社会が“サル化”するのは人類が「退化のフェーズ」に入った兆候
内田 樹 2020/02/29
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/「今さえよければそれでいい」社会が“サル化”するのは人類が「退化のフェーズ」に入った兆候/ar-BB10xLno?ocid=ientp

「今さえよければ、自分さえよければ、それでいい」――。

新著『 サル化する世界 』で、利己的で近視眼的なものの見方をする人々が増殖する社会を“サル化”と定義した思想家・内田樹氏が、世界的なモラルハザードを喝破する。

◆◆◆

「今さえよければそれでいい」という発想

――現代社会の趨勢を“サル化”というキーワードで斬った思いは何でしょうか?
内田 “サル化”というのは「今さえよければそれでいい」という発想をすることです。目の前の出来事について、どういう歴史的文脈で形成されたのか、このあとどう変化するのかを広いタイムスパンの中で観察・分析する習慣を持たない人たちのことを“サル”と呼んだのです。

 歴史学的なアプローチも探偵の推理術も同じです。目の前に断片的な情報が散乱している。そこから「何が起きたのか」をいくつかのパターンで考え出し、すべての断片をつなぐことのできるストーリーを選ぶというのが探偵の推理術です。それが論理的思考ということです。でも、今の日本では、政治家も官僚もビジネスマンもメディアも、論理的にものを考える力そのものが急速に衰えた。広々とした歴史的スパンの中で「今」を見るという習慣がなくなった。時間意識が縮減したのです。それが「サル化した社会」です。


「サル化」という言葉は「朝三暮四」の故事から


――確かに社会のさまざまな局面で長期ビジョンが失われ、刹那的な傾向が強まったように思います。

内田 「サル化」という言葉は「朝三暮四」の故事から採りました。サルたちにこれまで給餌していた8つの栃の実を7つに減らすことになったとき、「朝3、夕方4ではどうか」と言ったらサルは怒り出し、「じゃあ、朝4、夕方3は?」と言ったら狂喜した。朝の自分と夕方の自分が同一であるということが仮想できなかったのです。ある程度長い時間を通じて自己同一性を保持できない人を笑ったのです。

 中学の漢文の授業で習ったときは「変な笑い話だ」と思っていたんです。どうして「こんな話」が何千年も語り伝えられるのか、意味がわからなかった。でも、よく考えたら、漢文で習う「守株待兎」も「矛盾」も「鼓腹撃壌」も、全部春秋戦国時代のものですが、本質的に「同じ話」なのです。どれも時間意識が未成熟な人間を笑っている。

適切な時間意識を持たないと人に笑われるぞという “脅し”

「矛盾」の武器商人は、「矛を売っているときの自分」と「盾を売っているときの自分」が同一であるということをうまく想像できない。切り株に偶然ウサギがぶつかったら、次の日から野良仕事を止めてしまった「守株待兎」の農夫には「確率」とか「蓋然性」という概念がなかった。「鼓腹撃壌」では「皇帝の善政のおかげでみんな幸福に暮らしている」と歌う子どもたちと「オレの日常に皇帝は何の関係もない」とうそぶく老人が対比的に扱われていますが、この老人には「因果」という概念がない。「矛盾」も「蓋然性」も「因果」もすべてある程度長い時間を俯瞰する視座に立たないと発生しない概念です。

 これらの逸話が春秋戦国時代に集中しているということは、おそらくその時期に「時間意識が成熟した人間」と「時間意識が未成熟な人間」が混在していたということだと思います。だから、「時間意識が未成熟な人間」を文明化することが社会的急務だった。こういう逸話が集中的に語られたのは、適切な時間意識を持たないと人に笑われるぞという「脅し」によって、人々を教化しようとしたからだと思います。


――有名な故事の数々が、時間意識のトレーニングになっていたというのは驚きです。

内田 時間意識とは「もう消え去った過去」と「まだ到来していない未来」を自分の中に引き受けることです。過去の自分のふるまいの結果として今の自分がある。未来の自分は今の自分の行動の結果を引き受けなければいけない。そういう骨格のはっきりした、ある程度の時間を持ちこたえられるような自己同一性がその時代から要求されるようになった。

 エマニュエル・レヴィナスが「時間とは主体と他者の関係である」という非常にわかりにくい命題を語っていますが、僕たちがそれが「わかりにくい」と思うのは、「時間意識」というものが伸縮するということを忘れているからです。ごく限定的な時間意識しか持たない人間と、広々とした時間意識を持つ人間がいる。

 一神教信仰は信仰者にこの「広々とした時間意識」を要求します。「造物主による創造」という想像を絶するほどの過去と、「メシアによる救済」という想像を絶するほどの未来の間に宙吊りにされている今の自分というものを把握できたものだけが一神教のアイディアを理解できる。そこから人間の知性と倫理性が発動する。そういうアイディアが生まれたのが紀元前1000年から500年くらいのことであり、それが人類史的な特異点(シンギュラリティ)を形成したのだと思います。
現代人が「退化のフェーズ」に入ったことの徴候ではないか

 だから「今だけ、自分だけよければ」という現代人に特徴的な時間意識の縮減は、それから2000年、3000年経って人類が「退化のフェーズ」に入ったことの徴候ではないかと思ったのです。


 ――いまは日々あまりに忙しすぎて、目の前のことにあくせくせざるを得ないという社会環境も大きいと思います。

内田 産業構造の変化のせいだと思います。経済活動が人間的時間を超えた速度で活動し出した。株の売り買いなんかはマイクロセコンド単位で、アルゴリズムが行うわけですから、今の経済活動の基本時間はもう人間的時間ではない。人間の身体感覚や知性が賦活される時間の流れ方ではないのです。

 僕が子供の頃、1950年代はまだ生産者のうち農業従事者人口が50%を占めていました。ですから、経済活動を考量するときの時間単位が「植物的」だった。ですから、学校教育でも、子どもたちの成長は農業のメタファーで語られていました。「種子を撒いて、水と肥料をやって、日に当てて、風水害や病虫害から守ると、収穫期には果実が実る」という言い方で家庭教育も学校教育も語られた。

 子どもたちは「種子」ですし、育ち方はお天道さま頼りですから、先行きどのようなものに結実するか予測できない。キュウリができるのか、トマトができるのかは分からないけれど、きちんと手入れをすれば、この子が持ってる潜在可能性は開花するだろうという、諦観と楽観の入り混じった感情で子どもは育てられた。いくら手入れをしても、さっぱり芽を出さない子については「大器晩成」といって、そのうち何か大きなものに結実するんじゃないかというような気楽なことが言われた(笑)。

かつての植物的な時間の中での子育て

――ゆったりとした植物的な時間の中で子供も育まれていたわけですね。

内田 植物的時間というのは、基本四季のサイクルですからね。のんびりしたものでした。子どもは工場で工業製品を作るように、仕様を決めて、納期を決めて、規格を決めて、全工程を管理したら出て来るものだという考え方をしなかった。親や教師が管理できるのはせいぜい全体の2〜3割であって、8割ぐらいは自然力任せという感覚があった。日光や雨量やイナゴの来襲は人力ではコントロールできませんから。

 人類史のなかで農業が支配的な産業だった時期は長いです。だから、「子育て」についてのプロセスは無意識に農業のメタファーで語られていました。たとえば、ガリ版で刷った学級通信なんてだいたい「めばえ」とか「わかば」とか「みのり」(笑)というようなタイトルだったでしょう。幼稚園のクラス名などもよく植物の名前が使われていた。「うめ組」とか「ひまわり組」とかね。でも、産業構造が変わって、第二次産業が基幹産業になると同時に、工場での工業製品の生産プロセスに準拠したメタファーが用いられるようになった。そういう転換は無意識のうちに行われたので、誰も気づかなかった。


人間は生身の生き物なんであって、缶詰や乾電池じゃない

 今は学期ごとに学習到達目標が数値的に示されて、そこで示された「納期」と「仕様」に合わせて「生産」がなされなければいけないとみんな思っている。まるで自動車やコンピュータを作るように精密な工程管理と製品の質保証がうるさく言われるようになった。教育について語る言葉遣いも工学的になってきた。「シラバス通りの授業をしろ」とか「学士号の質保証」とか「PDCAサイクルを回す」とかいう、どれも工業の用語です。

 それと同時に四季のサイクルを基準にした植物的時間が棄てられて、その代わりに納期と仕様に合わせて工業製品を生産する工学的時間が採用されるようになった。人間では制御できない巨大な自然力が子どもの成長に介入するという考え方そのものが廃棄されて、すべては人工的に管理できるということが前提になった。

 でもね、人間は長らく植物的な時間のなかで子どもを育ててきた。それで何千年かやってきて、うまくいったんです。産業構造が変わったからと言って、教育まで支配的な産業構造に合わせて変える必要なんかないと僕は思います。子どもは植物的時間の中で成長すればいいじゃないですか。人間は生身の生き物なんであって、缶詰や乾電池じゃないんですから。


長期スパンで見たときのドナルド・トランプ

――近年、とみに政治家が平気で嘘をつくようになりました。嘘の答弁を並べ立てたり、フェイクニュースを垂れ流すのもまた時間意識の縮減でしょうか。
内田 Honesty pays in the long runということわざがありますね。「長期的に見れば、正直は引き合う」という意味ですが、それは逆に言えば、「短期的に見れば、嘘は引き合う」ということです。だから時間意識が縮減して、「短期的に見る」ことしかしない人間にとっては「嘘をつくことの方が引き合う」んです。

 ドナルド・トランプは100年単位の長期的なスパンでとらえたら、米国史上でもっとも愚鈍で邪悪な大統領として歴史に名を残すでしょう。長期スパンで見たときに、アメリカの国益を大きく損なった人として世界史に記録されることは確かですが、短期的に見れば大成功している。ファクトチェックによると、就任からすでに1万以上の嘘を重ね、フェイクニュースを垂れ流したことによって成功したわけです。「嘘は引き合う」の最も説得力のある事例です。

アメリカでも日本でも“サル化”が進行している

 約束を守るとか、隣国との信頼関係を構築するのは、短期的にはコストがかかるかも知れませんけれど、長期的には安全保障コスト、外交コストを引き下げることになる。でも、今のアメリカにはそれができない。他国を恫喝して、外交的な危機を煽ったほうが有権者は喜ぶし、兵器産業は儲かる。トランプが今もアメリカ国民の相当数から支持されてるということは、アメリカ人でも“サル化”が進行しているということだと思います。

 日本でも同じです。安倍晋三も嘘に嘘を重ねてきましたけれど、本人はそれほど罪の意識はないと思います。「長期的に見た場合、こんな嘘を言って帳尻は合うのか」という考え方をしない人間にとっては「嘘をつかない」インセンティブはありませんから。世界中が“サル化”しているわけで、日本だけが特別悲惨なわけではないということです。そんなことを言っても何の慰めにもなりませんが。
――嘘が蔓延する一方で、露悪的に暴言を吐いたりヘイト発言をする人が、ある一定層にウケている現象についてはどうご覧になってますか?

内田 暴言を吐く人は昔からいました。でも、そういう「下品な人間」はあまり人前には出てこられなかった。そういうことは人前で言うもんじゃないという常識の抑制がかかっていたし、人前で下品なふるまいをする人間にはそれなりのペナルティが科された。でも、今はネットで匿名で発信できます。実社会で、固有名で発信した場合には相応の社会的制裁を覚悟しなければならないことでも、匿名でなら、責任をとるリスクなしにいくらでも下品になることができる。だから、これまで抑制されてた下品さが噴出してきた。下品な人間の比率そのものは時代によって変わりはしません。別に日本人が全体として下品になったわけじゃなくて、これまで隠れていた下品な人間が可視化されただけなんです。

さっぱり楽しくない「気まずい共生」とは?

――そうした時間意識が社会の分断化をより強めてきたようにも思います。どうしたら互いに溝の深い人々とも同じ共同体を形成することができるのでしょうか。
内田 哲学者のオルテガ・イ・ガセットが言うとおり、「敵と共に共生する、反対者とともに統治する」というのがデモクラシーです。だから公人たる者は反対者たちの意向も代弁して集団の利益を代表するのが仕事であって、自分の支持者の利益を代表するわけではない。それがいまや、デモクラシーというのは多数決のことだというシンプルな理解が支配的になった。選挙結果が51対49だったら、敗けた49についてはまったく配慮する必要がないと公言するような人物が首長になったり議員になったりしてる。彼らは自分が公人であるという自覚がない。自分の支持者を代表しているだけなら、「権力を持った私人」でしかない。

 デモクラシーの原点に立つなら、公人たる者は、自分の個人的な思いは痩せ我慢してでも抑制して、異論と対話して、反対者と共生する作法を学ばなければいけないと思います。それが本書にも書いた「気まずい共生」ということです。「気まずい」わけですから、さっぱり楽しくない。合意形成にもやたら時間がかかる。でも、それがデモクラシーのコストなんです。デモクラシーのコストを引き受ける気がないなら、独裁制か無秩序か、どちらかを選ぶしかない。


https://www.msn.com/ja-jp/news/national/「今さえよければそれでいい」社会が“サル化”するのは人類が「退化のフェーズ」に入った兆候/ar-BB10xLno?ocid=ientp


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『サル化する世界』についてのインタビュー - 内田樹の研究室 2020-03-17
http://blog.tatsuru.com/2020/03/17_0828.html

いくつかのメディアから新刊『サル化する世界』についてのインタビューがあったので、まとめて再録。

「サル化する世界」というタイトルに込めた思いを教えてください。

「サル化」とは、「朝三暮四」に出て来るサルのように、現在の自分と未来の自分の間に自己同一性を保持できない病態のことです。

 もともとヒトは時間意識をゆっくりと拡大することで、他の霊長類から分かれて進化を遂げて来ました。そして、今からおよそ2500年くらい前に、四大文明の発祥地で「世界の起源」と「世界の終わり」という概念を持つところまでたどりつきました。広々とした時間意を持つことができた。そのおかげで人類は宗教を持つことができたし、歴史や物語を持つこともできました。

 中国の春秋戦国時代に「矛盾」「守株待兎」「刻舟求剣」「鼓腹撃壌」といった「時間が経過しても自己は同一的である。自己は同一のつもりでも時間は流れる」ということがうまく理解できない愚者を主題にした説話が集中的に語られています。おそらく、その頃に時間意識についての「シンギュラリティ」があったのでしょう。孔子も荘子も韓非も、その教えに共通しているのは長いタイムスパンの中でものごとの適否を判断できる能力を未開からのテイクオフの条件と見なしていたということです。

 しかし、せっかくこうやって時間意識の拡大によって他の霊長類から分離したにもかかわらず、現代人の時間意識はふたたび縮減し始めています。この「人間以前」に向かうの文明史的退化の徴候を僕は「サル化」と呼んだのです。

過去と未来をふくんだ視点で「今」を考察する力は、なぜ急激に失われてしまったのでしょうか。

 最大の原因は基幹産業が農業から製造業、さらにはより高次の産業に遷移したことだと思います。農業の場合でしたら、人間は植物的な時間に準拠して暮らしていました。農夫は種子をまいている自分と、風水害や病虫害を防いで働いている自分と、収穫している自分が同一の自己であるという確信がないと日々の苦役には耐えられません。でも、いま、最下層の賃労働者は今月の給与をもらっている自分より先の自分にはなかなか同一性を持つことができません。AI導入後に雇用環境がどう変わるかも予測がつかないどころか1月後に仕事があるかどうかさえ分からないんですから、老後に年金や健康保険がどうなっているか予測がつくはずもない。だったら、考えても仕方がない。

 事情は金融商品の売り買いで個人資産を増やしている富裕層も同じです。株式会社は当期利益至上主義ですし、株の取引はマイクロセコンド単位で行われている。だったら、それ以上タイムスパンを広げても意味がない。

 今から10年前にGoogle やAmazonが「こんなふう」になると予測した人はほとんどいませんでした。これらの企業が10年後にどうなっているかもやっぱりわからない。長い時間の流れの中に自分を置いて、何が最善の選択なのかを熟慮するという知的努力は費用対効果が悪いということがいつの間にか身に浸み込んでしまった。
日本社会の劣化は「サル化」の一兆候なのでしょうか。
 
 安倍政権の大臣や官僚たちは「嘘をついても平気」「前後に矛盾のある言明をしても平気」「謝罪しても次の瞬間には忘れている」といった症状を呈しています。どれも時間意識の縮減の徴候です。

 Honesty pays in the long run「長い目で見れば正直は引き合う」ということわざがありますけれど、これは裏返して言えば「短期的に見れば嘘の方が引き合う」ということです(実際にそうだし)。ですから、「長い目で見る」習慣を失った人たちがシステマティックに「嘘つき」になるのは論理的には当然なのです。

 前後の矛盾を指摘されてても平気というのは「矛盾」の武器商人と同じです。彼は「どんな矛も通さない盾」を売っているときの自分と、「どんな盾も貫く矛」を売っているときの自分が同一人物だと思っていないのです。だから「この矛でこの盾を突いたらどうなる?」という問いに当惑したのではなく、その問いの意味そのものが理解できなかったのです。国会答弁で少し前に言ったこととまったく逆のことを平気で言って、「整合していない」と言われても少しも悪びれる様子がないのもそれとほぼ同じだと思います。

日本人の労働生産性は、「1人当り」「時間当たり」ともに先進7カ国中の最下位という状態が続いていますが、日本の組織を活性化し、イノベーションを起こすには何が必要だと思われますか。

 組織を再活性化するなら、管理部門に過大な資源を配分しないことです。今の日本の組織は「価値あるものを創り出すセクター」よりも「人がちゃんと働いているかどうか監視するセクター」の方に権限も情報も資源も集積しています。労働者よりも監督の方が多い現場とか、兵士よりも督戦隊(前線から逃げて来た兵士を射殺する後方部隊)が多い戦場のようなものです。それでは生産性が上がるはずがない。

「管理を最低限にする」「現場に自己裁量権を与える」「成果の短期的な査定を止める」くらいで日本の組織はかなり再活性化するはずです。でも、管理部門の人たちはそう言われても「管理部門の肥大化を適正規模に抑制するための管理部門の増設」くらいしか思いつかないでしょうけど。

 イノベーションというのは未来にぼんやりとした手応えを感じる直感力なしには成立しません。「何だか知らないけれど、この先に『いいこと』がありそうな気がする」という直感に導かれてはじめてあらゆる創造は可能になります。でも、そのためには「この先」に、まだ現実になっていない時間に指先が届かなければなりません。「この先」という言葉に何のリアリティーも感じられない人間に何かを新しく創り出す能力が育つわけがない。

社会が脱サル化するために必要なこととは?

 サル化した人間の特徴は「過去を反省しない」「未来に対して見通しを持たない」ことです。だから、悔恨もないし不安もない。どれほど失敗しても同じ失敗を繰り返すし、「こんなことを続けていたらそのうちたいへんなこと」になるとわかっていても、「こんなこと」を続ける。「前にこれで失敗して手痛い思いをしたこと」も「そのうち起こるかもしれないたいへんなこと」にもリアリティーを感じることができない。

 こんな生きづらい時代ですから、「過去のことは忘れたい 未来のことは考えたくない」と思ってしまうことは止められません。でも、「後悔に苛まれたくない、不安に怯えたくない」という人は、それと同時に、遠い記憶の中を逍遥したり、未来に夢を描いたりすることもあきらめなければならない。それがどれほど多くのものを失うことなのか、それについては少し立ち止まって考えた方がいいと思います。
http://blog.tatsuru.com/2020/03/17_0828.html  


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内田樹 生きづらさについて考える
週刊金曜日インタビュー 2020-02-26
http://blog.tatsuru.com/2020/02/26_1553.html


去年の暮に『週刊金曜日』の植村隆編集長が凱風館までインタビューに来た。植村さんは北星学園大学事件のときに「捏造記者」という無根拠な誹謗中傷を受けて、失職のリスクにさらされたことがあった。そのときに鈴木邦男さんと一緒に植村さんを支える会に加わって支援活動をしたことがある。そのご縁で、植村さんが『週刊金曜日』の編集長に就任したのを機会に神戸まで会いにいらしたのである。

――内田さんの著作『生きづらさについて考える』は、さまざまなメディアで発表されたものをひとつにまとめたものですが、一貫しているものがあると感じました。いま日本が「生きづらい」社会になっていることへの警鐘だと思われますが?
2016年暮れに、米外交問題評議会発行の『フォーリン・アフェアーズ』が、「日本の大学」特集をしたときに、いまの大学に対してどう思うかを、日本の教員や学生にインタビューをしていました。すると、「身動きできない」(trapped)「息苦しい」(suffocationg)「釘付けにされている」(stuck)というような、「身体的」な印象を共通してみんなが語っていた。

僕は、制度の問題より、そういう「身体的」な印象を語った言語のほうが、今の日本社会の実相をよく現していると思うのです。

「生きづらい」とみんなが思っているのは文字通り、「身体的」につらいということなのです。

若い人たちが特に感じているのは「未来が閉じられている」という実感ではないでしょうか。自分が動ける可動域がどんどん制限されていく、職業であっても、居住地であっても、生き方の自由度が下がってきている。

僕自身同じことを感じます。僕に対する批判の多くが自由度を抑制しようとしている。
「大学教授ともあろうものが、何々していいのか?」とか、「哲学者を名乗るのであれば、これくらいのことは知らずしてどうする?」などなど。そちらで勝手に僕が何者であるかを決めて、その枠の中に押し込めようとする。

これは現代日本社会に共通しているように思えます。立場にかかわらず、「いやしくも・・・である以上、・・・であるべきだ」という文型で他人の言動の可動域を限定してくる。

理屈として筋は通っているんです。

でも、そういう文型で埋め尽くされてしまうとこちらは息が詰まる。たしかに批評として切れ味はいいかも知れないけれど、そういう定型句が行き交うせいで集団の知性が活性化するということはありません。

それは体制を批判する人も同じです。「日本社会は・・・であるべきだ」というふうにやはり「あるべき姿」を語る。「いろいろあっていいんじゃないの」とか「まあ、好きにしたらいいよ」というタイプの非統制的なメッセージは左翼的な言説のうちにはまず見ることがない。


萩生田発言の本質

――時代的にはいつ頃からそのようなことを感じるようになりましたか?

90年代の終わりぐらいからでしょうか。「貧すれば鈍す」ということだと思います。
バブルの時代はみんな自分の金儲けに忙しくて、他人の生き方にあれこれ口出しする暇がなかった。こちらとしては気楽な時代でした。でも、バブル崩壊後に「パイの取り合い」が始まった。そのときに「お前に許されたスペースから出るな」という言い方が支配的になった。人の生活空間そのものまで限定する動きが、あらゆる分野で顕著になった。
先日、萩生田光一文科相の「身の丈」発言というのがありましたけれど、あれは今年の流行語大賞かなと思いました。時代の気分を実に的確に言い表しているから。

「身の程を知れ」とか「おのれの分際を知れ」という言葉は僕が子供のころまではよく口にされていたもので。でも、久しく訊かなかった。それが生き返ったのは、世の中が「貧乏くさくなった」ことの証拠なんだと思います。みんなで分割する「パイ」が縮んでいるんだから自分の取り分以上のものを取ろうとするなというわけです。そういう言葉は「パイが大きくなっているとき」には口にされない。ですから、高度成長期以降はほとんど死語になっていました。それがいま甦ってきた。自分の取り分で満足しろ、自分に与えられたステイタスから一歩も出るなというのは「貧しい社会」固有の発想です。


――内田さんがおっしゃった時代のひとつの総仕上げみたいな言葉ですね。

これはイデオロギーではないのです。身体実感を言葉にしただけです。でも、体にかかわる言葉が一番生々しく時代精神というものを露出する。


閉塞の時代

――これはお金がなくなったということだけでしょうか?

それだけではないと思います。貧乏ということで言ったら、僕が育った1950年代の日本の方がはるかに貧しかった。でも、人々は明るかった。


――政治的な影響ですか?

政治とも直接は関係がない。政治もその気分の中にあるからです。気分が先で、制度は気分の変化の帰結なんです。まず気分が変わる。メディアの論調が変わる。それから、政治家の価値観やふるまいが変わる。みんな「時代の空気」に適応しているのです。
だから、政治を変えようと思うなら、政治制度をいじってもしかたがない。時代の気分が変わらないと何も変わらない。

例えば、安倍政権が倒れて、石破茂さんが総理大臣になったからといっても社会は別に明るくはならないと思います。でたらめな縁故政治が多少はなくなるでしょうけれど、石破さんが内閣総理大臣になっても、岸田文雄さんがなったって、あるいは小泉進次郎さんがなっても、日本社会の閉塞感は変わらないと思う。

でも、自民党が政権にあることが閉塞感の理由ではないのです。逆なんです。自民党が抑圧的な政策を行うから社会が閉塞的であるのではなくて、社会が閉塞的になったので、むしろそれが、抑圧的な政策と親和し、それを呼び込んでいる。

いま安倍政権を5割近い人が支持しています。5割近い人が、この時代の空気を自分にとってごく自然なものだと思っているということです。この酸欠状態の中で深く呼吸できていると思っている。彼らは抑圧とか、息苦しさとか、生きづらさとかいうものを、もう感じていない。酸欠状態そのものが自然になっている。この人たちに、「息苦しくないですか?」「どこか穴あけて新鮮な空気を入れないと窒息しますよ」ということを伝えないと危険だと思います。


「対米従属」からの解放

――社会が閉塞的になった要因は何でしょうか?

バブルの崩壊ですよね。バブル期の80年代の日本人は異常なほどの多幸感に満たされていた。あの多幸感は単に「カネがある」からだけではありませんでした。あれは「国家主権をアメリカから買い戻す」という前代未聞のプランを日本人が本気で考えていたからです。

あの頃、戦後40年経って、ついに経済力でアメリカを追い越しそうになった。89年に三菱地所はマンハッタンのロックフェラーセンターを買い、ソニーはコロンビア映画を買いました。摩天楼とハリウッドを買ったんです。それをおよそアメリカ社会にあるもので値札がついているものは何でも買えるということだと日本人は理解した。摩天楼とハリウッドが買えるなら、「国家主権」をカネで買い戻すということだってできないはずはない。対米従属の身分からカネで自己解放を遂げることができないはずはない。そういう破天荒な夢が一瞬その時期の日本人の脳裏をよぎった。

世界史上、国家主権をカネで買い戻した国はありません。だから、これは達成されれば、世界史に残る偉業になった。そのことを日本人はみんな口には出さないまま、漠然とは感じていた。国内の米軍基地にもお引き取り願い、日米地位協定を改定し、主権国家になることが夢ではなくなった。

でも、バブル崩壊と同時にその夢はついえた。それがもたらす無力感は想像以上に深いものでした。国家としての生きる目標が失われたんですから。このあとどうすればいいのか? もう永久に対米従属するしかないのか? 

だからバブルの崩壊というのは、単に株価が下がった、地価が下がったという程度のことではなかったのです。国家目標を見失ってしまったんですから。


韓国に習わない日本

――そのなかで、現在は中国が元気が良い。

日本はそれ以後ひたすら没落しているわけですけれど、中国は劇的な成長を遂げた。
実は韓国もそうなのです。韓国もやはり日本に比べるとはるかに成功している。

韓国の場合は、日本の植民地支配から脱したあと、今度は朝鮮戦争があり、久しく軍事独裁があり、80年代に入って、ようやく市民たちが自力で民主化を達成した。

日本の場合は、戦争に負けて、GHQに与えられた既製品の民主主義ですけれども、韓国の場合は、市民が手作りした、血であがなった民主主義です。そこが日本と決定的に違う。そしてもう一つ違うのは、経済的にも日本より成功していることです。

中国の場合は非民主的な独裁政治と市場経済の組み合わせで成功した。韓国は民主制と市場経済の組み合わせで成功した。この二つの成功モデルがいま日本の目の前にある。日本はこれからどちらのモデルに従うかという二者択一を突きつけられているわけです。
もちろん、民主主義と市場経済の組み合わせである韓国モデルの方が日本にとってははるかに親和性が高い。けれども、いまの自民党政権は、韓国モデルから何かを学ぶ気はない。それよりは中国モデルあるいはシンガポール・モデルに惹きつけられている。どちらも強権的な一党独裁体制で、政府批判をする者は令状なしで逮捕拘禁でき、反権力的なメディアもないし、学生運動も労働運動もない国です。そういう国が経済的には発展している。


――どうして日本は韓国モデルを選ばないのですか?

かつての植民地だからでしょう。一段下に見ていた隣国の成功モデルを模倣することはあまりに屈辱的で耐えられないのでしょう。


「成熟」を阻むモノ


――その独裁的な安倍政権の7年をどう見ていますか?

日本の国力を衰微させた7年間でした。「暗黒の時代」として日本政治史に残ると思います。この7年間で、先進国としてのすべての指標が低下した。経済はもちろんですが、なによりも教育の劣化、学術的な発信力は低下が著しい。科学に関しては、『ネイチャー』が2017年に警鐘を鳴らしています。東アジア第1位の先進科学国だった日本の科学力が21世紀に入って劇的に低下したからです。


――表面的にはノーベル学賞受賞者が続いていますが?

それは30年前の研究成果が今になって評価されているわけで、いまの教育行政が続く限り、遠からずノーベル賞はゼロになります。それは受賞者たちが口々に言っていることです。


――教育の分野ではどのようなことが問題ですか?

市場原理を学校教育に導入したからです。限りある教育資源を「選択と集中」で生産性の高そうなセクターに集約しようとしてきた。

中高一貫教育がそうです。あの制度が子どもたちの成熟をどれほど妨げているかについて、みんなあまりに無自覚過ぎます。12歳から18歳まで、同じ仲間と過ごすというのはある種の「地獄」ですよ。変化し、複雑化し、成熟してゆくことを制度的に阻害されるんですから。

思春期の子どもたちって、日ごとに変化するものじゃないですか。それが6年間同じ仲間たちと、同じような言葉づかい、同じようなふるまいをすることを強いられている。12歳のときにある「キャラ」をあてがわれて、それで集団内部のポジションを決められると、それを18歳まで維持しなければ居場所がなくなる。その「キャラ」を忠実に演じることが「自分らしさ」の発現だとみなされている。

日本は集団主義で、「同質化圧」が強いと言いますけれど、それ以上に「自己同一化圧」の方が強いと思う。「自分探しの旅」とか、「自分らしく生きる」とか、「ベストワンよりオンリーワン」とかいう言葉はどれも「自己同一性を早く決めて、決めたらそこから一歩も出るな」というメッセ―ジを言外に発している。先ほどの「身のほどを知れ」「おのれの分際をわきまえろ」と同じです。その自己限定命令をあたかも成長の目標であるかのように設定している。でも、「自分らしさを貫け」というのは実は「成熟するな」ということと同義なのです。

「成熟」というのは、変化し、複雑化することです。昨日言ったことと全然違うことを言い出す、昨日の語り口と全然違う語り口になる。語彙が変わり、表情が変わり、感情が変わり、ふるまい方が変わってゆく、そういうダイナミックな変化のことです。でも、日本社会は、子どもたちが昨日と別人になること、「よりわかりにくくなる」ことをあらゆる機会に阻止しようとしている。社会そのものが成員たちの市民的成熟を構造的に阻害している。日本人が幼稚化した理由はこの「自己同一性圧」にあると僕は思っています。

「自分らしさ」なんてどうだっていいじゃないですか。大事なことは成熟し、複雑化することです。


権力におもねる司法

――なるほど、教育ではそういう問題がある。では、政治の劣化はどうでしょう。最近では、「桜を見る会」問題で安倍政権はまた居直ったり、証拠隠滅みたいなことをしていますが?

この間、ほとんど司法が動いていないことが深刻だと思います。検察が動いていない。なるほど、検察というのは権力の走狗なんだ、権力者に対しては司法の手は及ばないのだ、ということを日本人の多くは日々実感している。これは「法の支配」「法の下の平等」という法治国家の土台が崩れ始めているということです。すでに日本は近代国家としての体をなしていない。いまの日本国民の統治機構に対する不信感は、南米やアフリカの破綻国家、独裁国家のレベルに近づいていると思います。


――マスメディアに対してはどのように思われていますか?

検察もメディアも同じで、腐っているのは制度ではなく、個人なのです。安倍政権下の7年間では、公的な制度を適切に機能させることよりも、権力者におもねって出世しようとする人間たちが重用されました。公益よりも私利を優先させる人間が公的機関の要路に配された。自分さえよければそれでいい、自分がやりたいことができるのなら、先行き国も、自分の属する組織も、どうなってもいいと思っている人たちがあらゆるセクターで指導層を占めるようになった。それはメディアも同じです。自分が出世して、いい思いをできるのであれば、自分の属する新聞社やテレビ局が先行きどうなっても知らないという人間たちがトップを占めるようになった。


――なかには公共性をなんとか守っていこうとする若いジャーナリストもいると思いますが?

います。僕もそういう人たちと連携して仕事をしています。若いジャーナリストたちは辺野古の番組を作ったり、モリカケ問題を追ったり、れいわ新選組を取材したりしている。でも、彼らが書く記事も彼らが制作したコンテンツも、使われない。紙面に載らない、放映されない。上層部が官邸のご機嫌を伺って、抑え込んでしまう。


山本太郎現象

――そのれいわ新選組の山本太郎ですけれども、内田さん自身は、彼をどう見ていますか?

彼は立派な政治家だと思います。感情の器が大きい。怒りも喜びも共感力も、すごく大きい。怒って泣くし、悲しんで泣くし、困っている人を見ると、共感して泣く。不正への憤りで震える、弱者への共感で震える。あそこまで感情のスケールが大きい政治家は、今の日本にはいないような気がします。

それに彼は全部自分の言葉で話しますね。政治家的定型句を決して使わない。先日、梅田での街宣を見に行きましたけれど、3時間続いた街宣なのに、みんな帰らない。何百人もの人が寒空に立って、3時間聴いている。驚きました。それだけ説得力があるということです。


安倍政権の期限

――そういう状況のなかでの2020年ですが、安倍政権4選の声もあります。

僕は「猫の首に鈴をつけにいく」のは自民党のOBじゃないかと思います。福田康夫とか、山崎拓とか、小泉純一郎とか、亀井静香とか、古賀誠とか、もう現役ではない人たちが、「もう辞めろ」と引導を渡しに行く。これ以上続くと、統治機構への信頼が致命的に傷つくから。

辞任勧告が出ると、党内で「ポスト安倍」の動きが始まる。早ければ、年明けすぐに始まるのではないでしょうか。自民党の先行きを考えたら、このまま安倍政権が続くと、自民党という政党そのものが終わってしまう。

福田さんは一連の公文書の扱いに関しては、相当怒っていると思います。小泉純一郎も「製造責任」がありますし。


批判されない権力者

――内閣支持率がいつまでも高いのはなぜでしょうか?

最大の支持理由は「ほかにいない」からです。それは「この人がいま首相だから」というのと同義です。自分にあてがわれた立場からはずれてはいけない、「分際をわきまえろ」というルールが日本の有権者にも深く内面化されている。だから、「首相は首相であるという事実ゆえに、いつまでも首相であるべきだ」という不思議な推論をする。

権力を持たないものが権力者に逆らうことは「分を知らないふるまい」だとして排撃される。権力の基盤が「現に権力を持っていること」ことなんです。その権力をどのように使っているのか、その適否は副次的なことに過ぎない。

富裕層に対する批判を口にすると、「そういうことは同じくらい稼いでから言え」という批判がすぐに来る。政治家を批判すると、「だったら、自分で選挙に出て政治家になれ」と切り返される。自分の分をわきまえずに、自分がそこにいないポジションの人間を批判するのはルール違反だ、弱者の見苦しい嫉妬だ、と。そういう考え方をする人がほんとうに多い。それが現状肯定につながるわけですけれど、その無力感をなぜかリアリズムだと思い込んでいる。そういう人が日本人の5割いるということですね。


――内田さんの若い時代は違っていましたか?

金持ちだから、学者だから、権力者だからといって、「正味の人間」としてなんぼのものか、ということが人を見るときの基準でした。肩書のような外形的なものには意味がないと思っていました。60年代末の学園紛争って、要するに学生たちが大学の先生に向かって、「あんたら、ずいぶんえらそうにしているけれど、正味の人間として、平場に降りてきて、俺らと対決したときに、俺らを論破できるのか、説得できるのか?」と挑戦したことだったと思うんですよね。そして、実際に「象牙の塔」から引きずり下ろして、差しで議論してみたら、あれほど威張っていた先生たちがみんな腰砕けで、それほど節操もない人間だということがわかった。そういうことです。


――安倍首相はどうでしょう?

あの時代の学生たちの集会につれてきたら、一瞬で論破されてしまうでしょうね。


――しかし現代人は権力には逆らえない。

「分をわきまえろ」「控えおれ」という時代ですからね。江戸時代の身分制みたいな話です。


――日本は江戸時代が再現されている。しかし香港では学生たちがたちあがって、中国共産党と闘おうとしている。

立派だと思います。市民たちが主権的に国を統治したいという意志が、香港でも台湾でも、はっきり表示されている。でも、日本では、89年くらいで政治的な夢を見る時代が終わっている。主権国家なら国民は主権者なのですが、いまの日本は主権国家ではなくて、アメリカの属国なわけです。主権者はホワイトハウスにいるわけですから、日本人には自分たちが主権者だという意識がない。そんな人間に市民革命を起こす力があるはずがないじゃないですか。この政治危機において、国会前のデモに100万人集まらない国ですからね。だから、安倍政権が自民党内部の内紛で退場することはあっても、国民が自力でひきづり降ろすということは難しいと思います。


自己限定からの脱却

――そのような状況下で、わたしたちがするべきことは?

「みんな、それぞれの場所で、創意工夫をしてやってください」ということに尽きますね。僕がとにかく声を大にして言いたいのは、「自分らしい」などという言葉に囚われて、自己限定をし、自由度を下げるような生き方をやめたほうがいい、ということです。「みんな好きにやってください。まわりががたがた言っても気にしないでいいです。」それに尽きますね。「身の丈にあった」「身の程をわきまえろ」などという言葉でどれだけ日本が窮屈になっているのかを反省してもらいたい。


――そのようなやばい状況に気が付き、好きに生きろと?

 僕からのメッセージは「身の程を知るな」、「身の丈を超えろ」ですね。これは小学生から老人にまで言いたい言葉です。「小さくまとまるなよ」と。

http://blog.tatsuru.com/2020/02/26_1553.html




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オーディオ関係者は悪い _ “サル化”するオーディオ業者とオーディオ評論家
ステレオサウンドのアホ評論家が日本のオーディオを潰した


最近のオーディオ業界の状況
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/845.html

高名なオーディオ評論家は信用してはいけない 1 _ 瀬川冬樹
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/312.html

どうしようもないダメスピーカー JBL 4343 がバカ売れした理由
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/944.html

音楽も音も全然わからなかった菅野沖彦先生が日本のオーディオ評論の第一人者になれた理由
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/683.html

菅野沖彦先生の様なレコーディング・エンジニアがオーディオ評論家になると見当外れの判断しかできない理由
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/685.html

ステレオサウンド誌の高名なオーディオ評論家が日本の優れたオーディオ製品を潰した
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/454.html

音楽家とオーディオマニアは音楽の聴き方が違うか?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1009.html

音がわからないアホ・オーディオマニアが良く引用する「オーディオの科学」の何処がおかしいか
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/881.html

オーディオ・オタクの性格 _ ユング性格学概説
2. マーク・レヴィンソンは元祖オーディオ・オタク
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1044.html


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最高の音を一番安く手に入れる方法

最高の音を一番安く手に入れる方法 _ パソコンの iTunes ファイル + プリ機能付き DAC + フルレンジスピーカー
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1002.html

プリアンプに金をかけなさい
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html

超お買い得 イシノラボのトランス式パッシブ・プリアンプ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/689.html  

3万円のドイツ製プロ用パワーアンプ thomann S-75mk2 と数百万円のハイエンドアンプとでは電源ケーブルを変えた位の差しか出ない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/983.html
 
スピーカーユニットは平面バッフルに取り付けるのが一番安くて、音も一番良い
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/511.html


http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/685.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK270] <文春が凄いスクープ!>「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手(文春オンライン) 赤かぶ
15. 赤かぶ[64609] kNSCqYLU 2020年3月17日 23:28:39 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1689]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/658.html#c15
コメント [リバイバル3] 最近のオーディオ業界の状況 中川隆
134. 中川隆[-13847] koaQ7Jey 2020年3月17日 23:29:06 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1035]

オーディオ関係者は悪い _ “サル化”するオーディオ業者とオーディオ評論家

「今さえよければそれでいい」
社会が“サル化”するのは人類が「退化のフェーズ」に入った兆候
内田 樹 2020/02/29
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/「今さえよければそれでいい」社会が“サル化”するのは人類が「退化のフェーズ」に入った兆候/ar-BB10xLno?ocid=ientp

「今さえよければ、自分さえよければ、それでいい」――。

新著『 サル化する世界 』で、利己的で近視眼的なものの見方をする人々が増殖する社会を“サル化”と定義した思想家・内田樹氏が、世界的なモラルハザードを喝破する。

◆◆◆

「今さえよければそれでいい」という発想

――現代社会の趨勢を“サル化”というキーワードで斬った思いは何でしょうか?
内田 “サル化”というのは「今さえよければそれでいい」という発想をすることです。目の前の出来事について、どういう歴史的文脈で形成されたのか、このあとどう変化するのかを広いタイムスパンの中で観察・分析する習慣を持たない人たちのことを“サル”と呼んだのです。

 歴史学的なアプローチも探偵の推理術も同じです。目の前に断片的な情報が散乱している。そこから「何が起きたのか」をいくつかのパターンで考え出し、すべての断片をつなぐことのできるストーリーを選ぶというのが探偵の推理術です。それが論理的思考ということです。でも、今の日本では、政治家も官僚もビジネスマンもメディアも、論理的にものを考える力そのものが急速に衰えた。広々とした歴史的スパンの中で「今」を見るという習慣がなくなった。時間意識が縮減したのです。それが「サル化した社会」です。


「サル化」という言葉は「朝三暮四」の故事から


――確かに社会のさまざまな局面で長期ビジョンが失われ、刹那的な傾向が強まったように思います。

内田 「サル化」という言葉は「朝三暮四」の故事から採りました。サルたちにこれまで給餌していた8つの栃の実を7つに減らすことになったとき、「朝3、夕方4ではどうか」と言ったらサルは怒り出し、「じゃあ、朝4、夕方3は?」と言ったら狂喜した。朝の自分と夕方の自分が同一であるということが仮想できなかったのです。ある程度長い時間を通じて自己同一性を保持できない人を笑ったのです。

 中学の漢文の授業で習ったときは「変な笑い話だ」と思っていたんです。どうして「こんな話」が何千年も語り伝えられるのか、意味がわからなかった。でも、よく考えたら、漢文で習う「守株待兎」も「矛盾」も「鼓腹撃壌」も、全部春秋戦国時代のものですが、本質的に「同じ話」なのです。どれも時間意識が未成熟な人間を笑っている。

適切な時間意識を持たないと人に笑われるぞという “脅し”

「矛盾」の武器商人は、「矛を売っているときの自分」と「盾を売っているときの自分」が同一であるということをうまく想像できない。切り株に偶然ウサギがぶつかったら、次の日から野良仕事を止めてしまった「守株待兎」の農夫には「確率」とか「蓋然性」という概念がなかった。「鼓腹撃壌」では「皇帝の善政のおかげでみんな幸福に暮らしている」と歌う子どもたちと「オレの日常に皇帝は何の関係もない」とうそぶく老人が対比的に扱われていますが、この老人には「因果」という概念がない。「矛盾」も「蓋然性」も「因果」もすべてある程度長い時間を俯瞰する視座に立たないと発生しない概念です。

 これらの逸話が春秋戦国時代に集中しているということは、おそらくその時期に「時間意識が成熟した人間」と「時間意識が未成熟な人間」が混在していたということだと思います。だから、「時間意識が未成熟な人間」を文明化することが社会的急務だった。こういう逸話が集中的に語られたのは、適切な時間意識を持たないと人に笑われるぞという「脅し」によって、人々を教化しようとしたからだと思います。


――有名な故事の数々が、時間意識のトレーニングになっていたというのは驚きです。

内田 時間意識とは「もう消え去った過去」と「まだ到来していない未来」を自分の中に引き受けることです。過去の自分のふるまいの結果として今の自分がある。未来の自分は今の自分の行動の結果を引き受けなければいけない。そういう骨格のはっきりした、ある程度の時間を持ちこたえられるような自己同一性がその時代から要求されるようになった。

 エマニュエル・レヴィナスが「時間とは主体と他者の関係である」という非常にわかりにくい命題を語っていますが、僕たちがそれが「わかりにくい」と思うのは、「時間意識」というものが伸縮するということを忘れているからです。ごく限定的な時間意識しか持たない人間と、広々とした時間意識を持つ人間がいる。

 一神教信仰は信仰者にこの「広々とした時間意識」を要求します。「造物主による創造」という想像を絶するほどの過去と、「メシアによる救済」という想像を絶するほどの未来の間に宙吊りにされている今の自分というものを把握できたものだけが一神教のアイディアを理解できる。そこから人間の知性と倫理性が発動する。そういうアイディアが生まれたのが紀元前1000年から500年くらいのことであり、それが人類史的な特異点(シンギュラリティ)を形成したのだと思います。
現代人が「退化のフェーズ」に入ったことの徴候ではないか

 だから「今だけ、自分だけよければ」という現代人に特徴的な時間意識の縮減は、それから2000年、3000年経って人類が「退化のフェーズ」に入ったことの徴候ではないかと思ったのです。


 ――いまは日々あまりに忙しすぎて、目の前のことにあくせくせざるを得ないという社会環境も大きいと思います。

内田 産業構造の変化のせいだと思います。経済活動が人間的時間を超えた速度で活動し出した。株の売り買いなんかはマイクロセコンド単位で、アルゴリズムが行うわけですから、今の経済活動の基本時間はもう人間的時間ではない。人間の身体感覚や知性が賦活される時間の流れ方ではないのです。

 僕が子供の頃、1950年代はまだ生産者のうち農業従事者人口が50%を占めていました。ですから、経済活動を考量するときの時間単位が「植物的」だった。ですから、学校教育でも、子どもたちの成長は農業のメタファーで語られていました。「種子を撒いて、水と肥料をやって、日に当てて、風水害や病虫害から守ると、収穫期には果実が実る」という言い方で家庭教育も学校教育も語られた。

 子どもたちは「種子」ですし、育ち方はお天道さま頼りですから、先行きどのようなものに結実するか予測できない。キュウリができるのか、トマトができるのかは分からないけれど、きちんと手入れをすれば、この子が持ってる潜在可能性は開花するだろうという、諦観と楽観の入り混じった感情で子どもは育てられた。いくら手入れをしても、さっぱり芽を出さない子については「大器晩成」といって、そのうち何か大きなものに結実するんじゃないかというような気楽なことが言われた(笑)。

かつての植物的な時間の中での子育て

――ゆったりとした植物的な時間の中で子供も育まれていたわけですね。

内田 植物的時間というのは、基本四季のサイクルですからね。のんびりしたものでした。子どもは工場で工業製品を作るように、仕様を決めて、納期を決めて、規格を決めて、全工程を管理したら出て来るものだという考え方をしなかった。親や教師が管理できるのはせいぜい全体の2〜3割であって、8割ぐらいは自然力任せという感覚があった。日光や雨量やイナゴの来襲は人力ではコントロールできませんから。

 人類史のなかで農業が支配的な産業だった時期は長いです。だから、「子育て」についてのプロセスは無意識に農業のメタファーで語られていました。たとえば、ガリ版で刷った学級通信なんてだいたい「めばえ」とか「わかば」とか「みのり」(笑)というようなタイトルだったでしょう。幼稚園のクラス名などもよく植物の名前が使われていた。「うめ組」とか「ひまわり組」とかね。でも、産業構造が変わって、第二次産業が基幹産業になると同時に、工場での工業製品の生産プロセスに準拠したメタファーが用いられるようになった。そういう転換は無意識のうちに行われたので、誰も気づかなかった。


人間は生身の生き物なんであって、缶詰や乾電池じゃない

 今は学期ごとに学習到達目標が数値的に示されて、そこで示された「納期」と「仕様」に合わせて「生産」がなされなければいけないとみんな思っている。まるで自動車やコンピュータを作るように精密な工程管理と製品の質保証がうるさく言われるようになった。教育について語る言葉遣いも工学的になってきた。「シラバス通りの授業をしろ」とか「学士号の質保証」とか「PDCAサイクルを回す」とかいう、どれも工業の用語です。

 それと同時に四季のサイクルを基準にした植物的時間が棄てられて、その代わりに納期と仕様に合わせて工業製品を生産する工学的時間が採用されるようになった。人間では制御できない巨大な自然力が子どもの成長に介入するという考え方そのものが廃棄されて、すべては人工的に管理できるということが前提になった。

 でもね、人間は長らく植物的な時間のなかで子どもを育ててきた。それで何千年かやってきて、うまくいったんです。産業構造が変わったからと言って、教育まで支配的な産業構造に合わせて変える必要なんかないと僕は思います。子どもは植物的時間の中で成長すればいいじゃないですか。人間は生身の生き物なんであって、缶詰や乾電池じゃないんですから。


長期スパンで見たときのドナルド・トランプ

――近年、とみに政治家が平気で嘘をつくようになりました。嘘の答弁を並べ立てたり、フェイクニュースを垂れ流すのもまた時間意識の縮減でしょうか。
内田 Honesty pays in the long runということわざがありますね。「長期的に見れば、正直は引き合う」という意味ですが、それは逆に言えば、「短期的に見れば、嘘は引き合う」ということです。だから時間意識が縮減して、「短期的に見る」ことしかしない人間にとっては「嘘をつくことの方が引き合う」んです。

 ドナルド・トランプは100年単位の長期的なスパンでとらえたら、米国史上でもっとも愚鈍で邪悪な大統領として歴史に名を残すでしょう。長期スパンで見たときに、アメリカの国益を大きく損なった人として世界史に記録されることは確かですが、短期的に見れば大成功している。ファクトチェックによると、就任からすでに1万以上の嘘を重ね、フェイクニュースを垂れ流したことによって成功したわけです。「嘘は引き合う」の最も説得力のある事例です。

アメリカでも日本でも“サル化”が進行している

 約束を守るとか、隣国との信頼関係を構築するのは、短期的にはコストがかかるかも知れませんけれど、長期的には安全保障コスト、外交コストを引き下げることになる。でも、今のアメリカにはそれができない。他国を恫喝して、外交的な危機を煽ったほうが有権者は喜ぶし、兵器産業は儲かる。トランプが今もアメリカ国民の相当数から支持されてるということは、アメリカ人でも“サル化”が進行しているということだと思います。

 日本でも同じです。安倍晋三も嘘に嘘を重ねてきましたけれど、本人はそれほど罪の意識はないと思います。「長期的に見た場合、こんな嘘を言って帳尻は合うのか」という考え方をしない人間にとっては「嘘をつかない」インセンティブはありませんから。世界中が“サル化”しているわけで、日本だけが特別悲惨なわけではないということです。そんなことを言っても何の慰めにもなりませんが。
――嘘が蔓延する一方で、露悪的に暴言を吐いたりヘイト発言をする人が、ある一定層にウケている現象についてはどうご覧になってますか?

内田 暴言を吐く人は昔からいました。でも、そういう「下品な人間」はあまり人前には出てこられなかった。そういうことは人前で言うもんじゃないという常識の抑制がかかっていたし、人前で下品なふるまいをする人間にはそれなりのペナルティが科された。でも、今はネットで匿名で発信できます。実社会で、固有名で発信した場合には相応の社会的制裁を覚悟しなければならないことでも、匿名でなら、責任をとるリスクなしにいくらでも下品になることができる。だから、これまで抑制されてた下品さが噴出してきた。下品な人間の比率そのものは時代によって変わりはしません。別に日本人が全体として下品になったわけじゃなくて、これまで隠れていた下品な人間が可視化されただけなんです。

さっぱり楽しくない「気まずい共生」とは?

――そうした時間意識が社会の分断化をより強めてきたようにも思います。どうしたら互いに溝の深い人々とも同じ共同体を形成することができるのでしょうか。
内田 哲学者のオルテガ・イ・ガセットが言うとおり、「敵と共に共生する、反対者とともに統治する」というのがデモクラシーです。だから公人たる者は反対者たちの意向も代弁して集団の利益を代表するのが仕事であって、自分の支持者の利益を代表するわけではない。それがいまや、デモクラシーというのは多数決のことだというシンプルな理解が支配的になった。選挙結果が51対49だったら、敗けた49についてはまったく配慮する必要がないと公言するような人物が首長になったり議員になったりしてる。彼らは自分が公人であるという自覚がない。自分の支持者を代表しているだけなら、「権力を持った私人」でしかない。

 デモクラシーの原点に立つなら、公人たる者は、自分の個人的な思いは痩せ我慢してでも抑制して、異論と対話して、反対者と共生する作法を学ばなければいけないと思います。それが本書にも書いた「気まずい共生」ということです。「気まずい」わけですから、さっぱり楽しくない。合意形成にもやたら時間がかかる。でも、それがデモクラシーのコストなんです。デモクラシーのコストを引き受ける気がないなら、独裁制か無秩序か、どちらかを選ぶしかない。


https://www.msn.com/ja-jp/news/national/「今さえよければそれでいい」社会が“サル化”するのは人類が「退化のフェーズ」に入った兆候/ar-BB10xLno?ocid=ientp


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『サル化する世界』についてのインタビュー - 内田樹の研究室 2020-03-17
http://blog.tatsuru.com/2020/03/17_0828.html

いくつかのメディアから新刊『サル化する世界』についてのインタビューがあったので、まとめて再録。

「サル化する世界」というタイトルに込めた思いを教えてください。

「サル化」とは、「朝三暮四」に出て来るサルのように、現在の自分と未来の自分の間に自己同一性を保持できない病態のことです。

 もともとヒトは時間意識をゆっくりと拡大することで、他の霊長類から分かれて進化を遂げて来ました。そして、今からおよそ2500年くらい前に、四大文明の発祥地で「世界の起源」と「世界の終わり」という概念を持つところまでたどりつきました。広々とした時間意を持つことができた。そのおかげで人類は宗教を持つことができたし、歴史や物語を持つこともできました。

 中国の春秋戦国時代に「矛盾」「守株待兎」「刻舟求剣」「鼓腹撃壌」といった「時間が経過しても自己は同一的である。自己は同一のつもりでも時間は流れる」ということがうまく理解できない愚者を主題にした説話が集中的に語られています。おそらく、その頃に時間意識についての「シンギュラリティ」があったのでしょう。孔子も荘子も韓非も、その教えに共通しているのは長いタイムスパンの中でものごとの適否を判断できる能力を未開からのテイクオフの条件と見なしていたということです。

 しかし、せっかくこうやって時間意識の拡大によって他の霊長類から分離したにもかかわらず、現代人の時間意識はふたたび縮減し始めています。この「人間以前」に向かうの文明史的退化の徴候を僕は「サル化」と呼んだのです。

過去と未来をふくんだ視点で「今」を考察する力は、なぜ急激に失われてしまったのでしょうか。

 最大の原因は基幹産業が農業から製造業、さらにはより高次の産業に遷移したことだと思います。農業の場合でしたら、人間は植物的な時間に準拠して暮らしていました。農夫は種子をまいている自分と、風水害や病虫害を防いで働いている自分と、収穫している自分が同一の自己であるという確信がないと日々の苦役には耐えられません。でも、いま、最下層の賃労働者は今月の給与をもらっている自分より先の自分にはなかなか同一性を持つことができません。AI導入後に雇用環境がどう変わるかも予測がつかないどころか1月後に仕事があるかどうかさえ分からないんですから、老後に年金や健康保険がどうなっているか予測がつくはずもない。だったら、考えても仕方がない。

 事情は金融商品の売り買いで個人資産を増やしている富裕層も同じです。株式会社は当期利益至上主義ですし、株の取引はマイクロセコンド単位で行われている。だったら、それ以上タイムスパンを広げても意味がない。

 今から10年前にGoogle やAmazonが「こんなふう」になると予測した人はほとんどいませんでした。これらの企業が10年後にどうなっているかもやっぱりわからない。長い時間の流れの中に自分を置いて、何が最善の選択なのかを熟慮するという知的努力は費用対効果が悪いということがいつの間にか身に浸み込んでしまった。
日本社会の劣化は「サル化」の一兆候なのでしょうか。
 
 安倍政権の大臣や官僚たちは「嘘をついても平気」「前後に矛盾のある言明をしても平気」「謝罪しても次の瞬間には忘れている」といった症状を呈しています。どれも時間意識の縮減の徴候です。

 Honesty pays in the long run「長い目で見れば正直は引き合う」ということわざがありますけれど、これは裏返して言えば「短期的に見れば嘘の方が引き合う」ということです(実際にそうだし)。ですから、「長い目で見る」習慣を失った人たちがシステマティックに「嘘つき」になるのは論理的には当然なのです。

 前後の矛盾を指摘されてても平気というのは「矛盾」の武器商人と同じです。彼は「どんな矛も通さない盾」を売っているときの自分と、「どんな盾も貫く矛」を売っているときの自分が同一人物だと思っていないのです。だから「この矛でこの盾を突いたらどうなる?」という問いに当惑したのではなく、その問いの意味そのものが理解できなかったのです。国会答弁で少し前に言ったこととまったく逆のことを平気で言って、「整合していない」と言われても少しも悪びれる様子がないのもそれとほぼ同じだと思います。

日本人の労働生産性は、「1人当り」「時間当たり」ともに先進7カ国中の最下位という状態が続いていますが、日本の組織を活性化し、イノベーションを起こすには何が必要だと思われますか。

 組織を再活性化するなら、管理部門に過大な資源を配分しないことです。今の日本の組織は「価値あるものを創り出すセクター」よりも「人がちゃんと働いているかどうか監視するセクター」の方に権限も情報も資源も集積しています。労働者よりも監督の方が多い現場とか、兵士よりも督戦隊(前線から逃げて来た兵士を射殺する後方部隊)が多い戦場のようなものです。それでは生産性が上がるはずがない。

「管理を最低限にする」「現場に自己裁量権を与える」「成果の短期的な査定を止める」くらいで日本の組織はかなり再活性化するはずです。でも、管理部門の人たちはそう言われても「管理部門の肥大化を適正規模に抑制するための管理部門の増設」くらいしか思いつかないでしょうけど。

 イノベーションというのは未来にぼんやりとした手応えを感じる直感力なしには成立しません。「何だか知らないけれど、この先に『いいこと』がありそうな気がする」という直感に導かれてはじめてあらゆる創造は可能になります。でも、そのためには「この先」に、まだ現実になっていない時間に指先が届かなければなりません。「この先」という言葉に何のリアリティーも感じられない人間に何かを新しく創り出す能力が育つわけがない。

社会が脱サル化するために必要なこととは?

 サル化した人間の特徴は「過去を反省しない」「未来に対して見通しを持たない」ことです。だから、悔恨もないし不安もない。どれほど失敗しても同じ失敗を繰り返すし、「こんなことを続けていたらそのうちたいへんなこと」になるとわかっていても、「こんなこと」を続ける。「前にこれで失敗して手痛い思いをしたこと」も「そのうち起こるかもしれないたいへんなこと」にもリアリティーを感じることができない。

 こんな生きづらい時代ですから、「過去のことは忘れたい 未来のことは考えたくない」と思ってしまうことは止められません。でも、「後悔に苛まれたくない、不安に怯えたくない」という人は、それと同時に、遠い記憶の中を逍遥したり、未来に夢を描いたりすることもあきらめなければならない。それがどれほど多くのものを失うことなのか、それについては少し立ち止まって考えた方がいいと思います。
http://blog.tatsuru.com/2020/03/17_0828.html  


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内田樹 生きづらさについて考える
週刊金曜日インタビュー 2020-02-26
http://blog.tatsuru.com/2020/02/26_1553.html


去年の暮に『週刊金曜日』の植村隆編集長が凱風館までインタビューに来た。植村さんは北星学園大学事件のときに「捏造記者」という無根拠な誹謗中傷を受けて、失職のリスクにさらされたことがあった。そのときに鈴木邦男さんと一緒に植村さんを支える会に加わって支援活動をしたことがある。そのご縁で、植村さんが『週刊金曜日』の編集長に就任したのを機会に神戸まで会いにいらしたのである。

――内田さんの著作『生きづらさについて考える』は、さまざまなメディアで発表されたものをひとつにまとめたものですが、一貫しているものがあると感じました。いま日本が「生きづらい」社会になっていることへの警鐘だと思われますが?
2016年暮れに、米外交問題評議会発行の『フォーリン・アフェアーズ』が、「日本の大学」特集をしたときに、いまの大学に対してどう思うかを、日本の教員や学生にインタビューをしていました。すると、「身動きできない」(trapped)「息苦しい」(suffocationg)「釘付けにされている」(stuck)というような、「身体的」な印象を共通してみんなが語っていた。

僕は、制度の問題より、そういう「身体的」な印象を語った言語のほうが、今の日本社会の実相をよく現していると思うのです。

「生きづらい」とみんなが思っているのは文字通り、「身体的」につらいということなのです。

若い人たちが特に感じているのは「未来が閉じられている」という実感ではないでしょうか。自分が動ける可動域がどんどん制限されていく、職業であっても、居住地であっても、生き方の自由度が下がってきている。

僕自身同じことを感じます。僕に対する批判の多くが自由度を抑制しようとしている。
「大学教授ともあろうものが、何々していいのか?」とか、「哲学者を名乗るのであれば、これくらいのことは知らずしてどうする?」などなど。そちらで勝手に僕が何者であるかを決めて、その枠の中に押し込めようとする。

これは現代日本社会に共通しているように思えます。立場にかかわらず、「いやしくも・・・である以上、・・・であるべきだ」という文型で他人の言動の可動域を限定してくる。

理屈として筋は通っているんです。

でも、そういう文型で埋め尽くされてしまうとこちらは息が詰まる。たしかに批評として切れ味はいいかも知れないけれど、そういう定型句が行き交うせいで集団の知性が活性化するということはありません。

それは体制を批判する人も同じです。「日本社会は・・・であるべきだ」というふうにやはり「あるべき姿」を語る。「いろいろあっていいんじゃないの」とか「まあ、好きにしたらいいよ」というタイプの非統制的なメッセージは左翼的な言説のうちにはまず見ることがない。


萩生田発言の本質

――時代的にはいつ頃からそのようなことを感じるようになりましたか?

90年代の終わりぐらいからでしょうか。「貧すれば鈍す」ということだと思います。
バブルの時代はみんな自分の金儲けに忙しくて、他人の生き方にあれこれ口出しする暇がなかった。こちらとしては気楽な時代でした。でも、バブル崩壊後に「パイの取り合い」が始まった。そのときに「お前に許されたスペースから出るな」という言い方が支配的になった。人の生活空間そのものまで限定する動きが、あらゆる分野で顕著になった。
先日、萩生田光一文科相の「身の丈」発言というのがありましたけれど、あれは今年の流行語大賞かなと思いました。時代の気分を実に的確に言い表しているから。

「身の程を知れ」とか「おのれの分際を知れ」という言葉は僕が子供のころまではよく口にされていたもので。でも、久しく訊かなかった。それが生き返ったのは、世の中が「貧乏くさくなった」ことの証拠なんだと思います。みんなで分割する「パイ」が縮んでいるんだから自分の取り分以上のものを取ろうとするなというわけです。そういう言葉は「パイが大きくなっているとき」には口にされない。ですから、高度成長期以降はほとんど死語になっていました。それがいま甦ってきた。自分の取り分で満足しろ、自分に与えられたステイタスから一歩も出るなというのは「貧しい社会」固有の発想です。


――内田さんがおっしゃった時代のひとつの総仕上げみたいな言葉ですね。

これはイデオロギーではないのです。身体実感を言葉にしただけです。でも、体にかかわる言葉が一番生々しく時代精神というものを露出する。


閉塞の時代

――これはお金がなくなったということだけでしょうか?

それだけではないと思います。貧乏ということで言ったら、僕が育った1950年代の日本の方がはるかに貧しかった。でも、人々は明るかった。


――政治的な影響ですか?

政治とも直接は関係がない。政治もその気分の中にあるからです。気分が先で、制度は気分の変化の帰結なんです。まず気分が変わる。メディアの論調が変わる。それから、政治家の価値観やふるまいが変わる。みんな「時代の空気」に適応しているのです。
だから、政治を変えようと思うなら、政治制度をいじってもしかたがない。時代の気分が変わらないと何も変わらない。

例えば、安倍政権が倒れて、石破茂さんが総理大臣になったからといっても社会は別に明るくはならないと思います。でたらめな縁故政治が多少はなくなるでしょうけれど、石破さんが内閣総理大臣になっても、岸田文雄さんがなったって、あるいは小泉進次郎さんがなっても、日本社会の閉塞感は変わらないと思う。

でも、自民党が政権にあることが閉塞感の理由ではないのです。逆なんです。自民党が抑圧的な政策を行うから社会が閉塞的であるのではなくて、社会が閉塞的になったので、むしろそれが、抑圧的な政策と親和し、それを呼び込んでいる。

いま安倍政権を5割近い人が支持しています。5割近い人が、この時代の空気を自分にとってごく自然なものだと思っているということです。この酸欠状態の中で深く呼吸できていると思っている。彼らは抑圧とか、息苦しさとか、生きづらさとかいうものを、もう感じていない。酸欠状態そのものが自然になっている。この人たちに、「息苦しくないですか?」「どこか穴あけて新鮮な空気を入れないと窒息しますよ」ということを伝えないと危険だと思います。


「対米従属」からの解放

――社会が閉塞的になった要因は何でしょうか?

バブルの崩壊ですよね。バブル期の80年代の日本人は異常なほどの多幸感に満たされていた。あの多幸感は単に「カネがある」からだけではありませんでした。あれは「国家主権をアメリカから買い戻す」という前代未聞のプランを日本人が本気で考えていたからです。

あの頃、戦後40年経って、ついに経済力でアメリカを追い越しそうになった。89年に三菱地所はマンハッタンのロックフェラーセンターを買い、ソニーはコロンビア映画を買いました。摩天楼とハリウッドを買ったんです。それをおよそアメリカ社会にあるもので値札がついているものは何でも買えるということだと日本人は理解した。摩天楼とハリウッドが買えるなら、「国家主権」をカネで買い戻すということだってできないはずはない。対米従属の身分からカネで自己解放を遂げることができないはずはない。そういう破天荒な夢が一瞬その時期の日本人の脳裏をよぎった。

世界史上、国家主権をカネで買い戻した国はありません。だから、これは達成されれば、世界史に残る偉業になった。そのことを日本人はみんな口には出さないまま、漠然とは感じていた。国内の米軍基地にもお引き取り願い、日米地位協定を改定し、主権国家になることが夢ではなくなった。

でも、バブル崩壊と同時にその夢はついえた。それがもたらす無力感は想像以上に深いものでした。国家としての生きる目標が失われたんですから。このあとどうすればいいのか? もう永久に対米従属するしかないのか? 

だからバブルの崩壊というのは、単に株価が下がった、地価が下がったという程度のことではなかったのです。国家目標を見失ってしまったんですから。


韓国に習わない日本

――そのなかで、現在は中国が元気が良い。

日本はそれ以後ひたすら没落しているわけですけれど、中国は劇的な成長を遂げた。
実は韓国もそうなのです。韓国もやはり日本に比べるとはるかに成功している。

韓国の場合は、日本の植民地支配から脱したあと、今度は朝鮮戦争があり、久しく軍事独裁があり、80年代に入って、ようやく市民たちが自力で民主化を達成した。

日本の場合は、戦争に負けて、GHQに与えられた既製品の民主主義ですけれども、韓国の場合は、市民が手作りした、血であがなった民主主義です。そこが日本と決定的に違う。そしてもう一つ違うのは、経済的にも日本より成功していることです。

中国の場合は非民主的な独裁政治と市場経済の組み合わせで成功した。韓国は民主制と市場経済の組み合わせで成功した。この二つの成功モデルがいま日本の目の前にある。日本はこれからどちらのモデルに従うかという二者択一を突きつけられているわけです。
もちろん、民主主義と市場経済の組み合わせである韓国モデルの方が日本にとってははるかに親和性が高い。けれども、いまの自民党政権は、韓国モデルから何かを学ぶ気はない。それよりは中国モデルあるいはシンガポール・モデルに惹きつけられている。どちらも強権的な一党独裁体制で、政府批判をする者は令状なしで逮捕拘禁でき、反権力的なメディアもないし、学生運動も労働運動もない国です。そういう国が経済的には発展している。


――どうして日本は韓国モデルを選ばないのですか?

かつての植民地だからでしょう。一段下に見ていた隣国の成功モデルを模倣することはあまりに屈辱的で耐えられないのでしょう。


「成熟」を阻むモノ


――その独裁的な安倍政権の7年をどう見ていますか?

日本の国力を衰微させた7年間でした。「暗黒の時代」として日本政治史に残ると思います。この7年間で、先進国としてのすべての指標が低下した。経済はもちろんですが、なによりも教育の劣化、学術的な発信力は低下が著しい。科学に関しては、『ネイチャー』が2017年に警鐘を鳴らしています。東アジア第1位の先進科学国だった日本の科学力が21世紀に入って劇的に低下したからです。


――表面的にはノーベル学賞受賞者が続いていますが?

それは30年前の研究成果が今になって評価されているわけで、いまの教育行政が続く限り、遠からずノーベル賞はゼロになります。それは受賞者たちが口々に言っていることです。


――教育の分野ではどのようなことが問題ですか?

市場原理を学校教育に導入したからです。限りある教育資源を「選択と集中」で生産性の高そうなセクターに集約しようとしてきた。

中高一貫教育がそうです。あの制度が子どもたちの成熟をどれほど妨げているかについて、みんなあまりに無自覚過ぎます。12歳から18歳まで、同じ仲間と過ごすというのはある種の「地獄」ですよ。変化し、複雑化し、成熟してゆくことを制度的に阻害されるんですから。

思春期の子どもたちって、日ごとに変化するものじゃないですか。それが6年間同じ仲間たちと、同じような言葉づかい、同じようなふるまいをすることを強いられている。12歳のときにある「キャラ」をあてがわれて、それで集団内部のポジションを決められると、それを18歳まで維持しなければ居場所がなくなる。その「キャラ」を忠実に演じることが「自分らしさ」の発現だとみなされている。

日本は集団主義で、「同質化圧」が強いと言いますけれど、それ以上に「自己同一化圧」の方が強いと思う。「自分探しの旅」とか、「自分らしく生きる」とか、「ベストワンよりオンリーワン」とかいう言葉はどれも「自己同一性を早く決めて、決めたらそこから一歩も出るな」というメッセ―ジを言外に発している。先ほどの「身のほどを知れ」「おのれの分際をわきまえろ」と同じです。その自己限定命令をあたかも成長の目標であるかのように設定している。でも、「自分らしさを貫け」というのは実は「成熟するな」ということと同義なのです。

「成熟」というのは、変化し、複雑化することです。昨日言ったことと全然違うことを言い出す、昨日の語り口と全然違う語り口になる。語彙が変わり、表情が変わり、感情が変わり、ふるまい方が変わってゆく、そういうダイナミックな変化のことです。でも、日本社会は、子どもたちが昨日と別人になること、「よりわかりにくくなる」ことをあらゆる機会に阻止しようとしている。社会そのものが成員たちの市民的成熟を構造的に阻害している。日本人が幼稚化した理由はこの「自己同一性圧」にあると僕は思っています。

「自分らしさ」なんてどうだっていいじゃないですか。大事なことは成熟し、複雑化することです。


権力におもねる司法

――なるほど、教育ではそういう問題がある。では、政治の劣化はどうでしょう。最近では、「桜を見る会」問題で安倍政権はまた居直ったり、証拠隠滅みたいなことをしていますが?

この間、ほとんど司法が動いていないことが深刻だと思います。検察が動いていない。なるほど、検察というのは権力の走狗なんだ、権力者に対しては司法の手は及ばないのだ、ということを日本人の多くは日々実感している。これは「法の支配」「法の下の平等」という法治国家の土台が崩れ始めているということです。すでに日本は近代国家としての体をなしていない。いまの日本国民の統治機構に対する不信感は、南米やアフリカの破綻国家、独裁国家のレベルに近づいていると思います。


――マスメディアに対してはどのように思われていますか?

検察もメディアも同じで、腐っているのは制度ではなく、個人なのです。安倍政権下の7年間では、公的な制度を適切に機能させることよりも、権力者におもねって出世しようとする人間たちが重用されました。公益よりも私利を優先させる人間が公的機関の要路に配された。自分さえよければそれでいい、自分がやりたいことができるのなら、先行き国も、自分の属する組織も、どうなってもいいと思っている人たちがあらゆるセクターで指導層を占めるようになった。それはメディアも同じです。自分が出世して、いい思いをできるのであれば、自分の属する新聞社やテレビ局が先行きどうなっても知らないという人間たちがトップを占めるようになった。


――なかには公共性をなんとか守っていこうとする若いジャーナリストもいると思いますが?

います。僕もそういう人たちと連携して仕事をしています。若いジャーナリストたちは辺野古の番組を作ったり、モリカケ問題を追ったり、れいわ新選組を取材したりしている。でも、彼らが書く記事も彼らが制作したコンテンツも、使われない。紙面に載らない、放映されない。上層部が官邸のご機嫌を伺って、抑え込んでしまう。


山本太郎現象

――そのれいわ新選組の山本太郎ですけれども、内田さん自身は、彼をどう見ていますか?

彼は立派な政治家だと思います。感情の器が大きい。怒りも喜びも共感力も、すごく大きい。怒って泣くし、悲しんで泣くし、困っている人を見ると、共感して泣く。不正への憤りで震える、弱者への共感で震える。あそこまで感情のスケールが大きい政治家は、今の日本にはいないような気がします。

それに彼は全部自分の言葉で話しますね。政治家的定型句を決して使わない。先日、梅田での街宣を見に行きましたけれど、3時間続いた街宣なのに、みんな帰らない。何百人もの人が寒空に立って、3時間聴いている。驚きました。それだけ説得力があるということです。


安倍政権の期限

――そういう状況のなかでの2020年ですが、安倍政権4選の声もあります。

僕は「猫の首に鈴をつけにいく」のは自民党のOBじゃないかと思います。福田康夫とか、山崎拓とか、小泉純一郎とか、亀井静香とか、古賀誠とか、もう現役ではない人たちが、「もう辞めろ」と引導を渡しに行く。これ以上続くと、統治機構への信頼が致命的に傷つくから。

辞任勧告が出ると、党内で「ポスト安倍」の動きが始まる。早ければ、年明けすぐに始まるのではないでしょうか。自民党の先行きを考えたら、このまま安倍政権が続くと、自民党という政党そのものが終わってしまう。

福田さんは一連の公文書の扱いに関しては、相当怒っていると思います。小泉純一郎も「製造責任」がありますし。


批判されない権力者

――内閣支持率がいつまでも高いのはなぜでしょうか?

最大の支持理由は「ほかにいない」からです。それは「この人がいま首相だから」というのと同義です。自分にあてがわれた立場からはずれてはいけない、「分際をわきまえろ」というルールが日本の有権者にも深く内面化されている。だから、「首相は首相であるという事実ゆえに、いつまでも首相であるべきだ」という不思議な推論をする。

権力を持たないものが権力者に逆らうことは「分を知らないふるまい」だとして排撃される。権力の基盤が「現に権力を持っていること」ことなんです。その権力をどのように使っているのか、その適否は副次的なことに過ぎない。

富裕層に対する批判を口にすると、「そういうことは同じくらい稼いでから言え」という批判がすぐに来る。政治家を批判すると、「だったら、自分で選挙に出て政治家になれ」と切り返される。自分の分をわきまえずに、自分がそこにいないポジションの人間を批判するのはルール違反だ、弱者の見苦しい嫉妬だ、と。そういう考え方をする人がほんとうに多い。それが現状肯定につながるわけですけれど、その無力感をなぜかリアリズムだと思い込んでいる。そういう人が日本人の5割いるということですね。


――内田さんの若い時代は違っていましたか?

金持ちだから、学者だから、権力者だからといって、「正味の人間」としてなんぼのものか、ということが人を見るときの基準でした。肩書のような外形的なものには意味がないと思っていました。60年代末の学園紛争って、要するに学生たちが大学の先生に向かって、「あんたら、ずいぶんえらそうにしているけれど、正味の人間として、平場に降りてきて、俺らと対決したときに、俺らを論破できるのか、説得できるのか?」と挑戦したことだったと思うんですよね。そして、実際に「象牙の塔」から引きずり下ろして、差しで議論してみたら、あれほど威張っていた先生たちがみんな腰砕けで、それほど節操もない人間だということがわかった。そういうことです。


――安倍首相はどうでしょう?

あの時代の学生たちの集会につれてきたら、一瞬で論破されてしまうでしょうね。


――しかし現代人は権力には逆らえない。

「分をわきまえろ」「控えおれ」という時代ですからね。江戸時代の身分制みたいな話です。


――日本は江戸時代が再現されている。しかし香港では学生たちがたちあがって、中国共産党と闘おうとしている。

立派だと思います。市民たちが主権的に国を統治したいという意志が、香港でも台湾でも、はっきり表示されている。でも、日本では、89年くらいで政治的な夢を見る時代が終わっている。主権国家なら国民は主権者なのですが、いまの日本は主権国家ではなくて、アメリカの属国なわけです。主権者はホワイトハウスにいるわけですから、日本人には自分たちが主権者だという意識がない。そんな人間に市民革命を起こす力があるはずがないじゃないですか。この政治危機において、国会前のデモに100万人集まらない国ですからね。だから、安倍政権が自民党内部の内紛で退場することはあっても、国民が自力でひきづり降ろすということは難しいと思います。


自己限定からの脱却

――そのような状況下で、わたしたちがするべきことは?

「みんな、それぞれの場所で、創意工夫をしてやってください」ということに尽きますね。僕がとにかく声を大にして言いたいのは、「自分らしい」などという言葉に囚われて、自己限定をし、自由度を下げるような生き方をやめたほうがいい、ということです。「みんな好きにやってください。まわりががたがた言っても気にしないでいいです。」それに尽きますね。「身の丈にあった」「身の程をわきまえろ」などという言葉でどれだけ日本が窮屈になっているのかを反省してもらいたい。


――そのようなやばい状況に気が付き、好きに生きろと?

 僕からのメッセージは「身の程を知るな」、「身の丈を超えろ」ですね。これは小学生から老人にまで言いたい言葉です。「小さくまとまるなよ」と。

http://blog.tatsuru.com/2020/02/26_1553.html




▲△▽▼

オーディオ関係者は悪い _ “サル化”するオーディオ業者とオーディオ評論家
ステレオサウンドのアホ評論家が日本のオーディオを潰した


最近のオーディオ業界の状況
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/845.html

高名なオーディオ評論家は信用してはいけない 1 _ 瀬川冬樹
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/312.html

どうしようもないダメスピーカー JBL 4343 がバカ売れした理由
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/944.html

音楽も音も全然わからなかった菅野沖彦先生が日本のオーディオ評論の第一人者になれた理由
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/683.html

菅野沖彦先生の様なレコーディング・エンジニアがオーディオ評論家になると見当外れの判断しかできない理由
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/685.html

ステレオサウンド誌の高名なオーディオ評論家が日本の優れたオーディオ製品を潰した
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/454.html

音楽家とオーディオマニアは音楽の聴き方が違うか?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1009.html

音がわからないアホ・オーディオマニアが良く引用する「オーディオの科学」の何処がおかしいか
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/881.html

オーディオ・オタクの性格 _ ユング性格学概説
2. マーク・レヴィンソンは元祖オーディオ・オタク
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1044.html


▲△▽▼


最高の音を一番安く手に入れる方法

最高の音を一番安く手に入れる方法 _ パソコンの iTunes ファイル + プリ機能付き DAC + フルレンジスピーカー
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1002.html

プリアンプに金をかけなさい
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html

超お買い得 イシノラボのトランス式パッシブ・プリアンプ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/689.html  

3万円のドイツ製プロ用パワーアンプ thomann S-75mk2 と数百万円のハイエンドアンプとでは電源ケーブルを変えた位の差しか出ない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/983.html
 
スピーカーユニットは平面バッフルに取り付けるのが一番安くて、音も一番良い
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/511.html


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/845.html#c134

コメント [政治・選挙・NHK270] <文春が凄いスクープ!>「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手(文春オンライン) 赤かぶ
16. 赤かぶ[64610] kNSCqYLU 2020年3月17日 23:29:36 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1690]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/658.html#c16
コメント [カルト25] 藤原・台湾・日本警戒レベル最高に引き上げ、MKO・who職員感染、五輪副委員長も感染。whoは五輪中止命令を出す事である。 ポスト米英時代
2. 2020年3月17日 23:30:04 : AJwRso5vSQ : eGZXVmNUa0JLOW8=[6]
911で濡れ衣を着せられ軍事侵略された中東のように
新型コロナウイルス肺炎感染パンデミックを利用して
世界的な中国バッシング責任追及へと大きな動きを作りだす可能性があります。

https://blog.goo.ne.jp/amija7/e/c7fa3da182142048d3498ec9b4c65b6a

https://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_1082.html
<中国は4年前にアビガンの特許ライセンスを富士フィルムと締結済>

中国がファビピラビルの製造を開始できたのは、2016年6月21日 富士フィルムが中国大手製薬会社「浙江海正薬業股份有限公司」ライセンス供与しているからだ。


●世界中で高い効果が実証されているアビガン。しかし人命より汚リンピックが大事な安倍政権はパンデミックを認めたくない。

<ファビピラビル> wiki

アビガンは2014年3月(安倍政権時)に製造販売の承認を取得。但し.現在製造も販売もされていない。厳しい縛りを課されているからだ。
それは、@「新型インフルエンザが流行し(パンデミック条件)、他の薬が効かないと国が判断した場合のみ、厚労大臣の要請を受けて製造開始」という縛りだ。
理由は、動物実験で胎児に催奇形性(奇形)の可能性が指摘されたという。そのため妊婦には使用できない。
だが上記の「縛り@」も2017年3月3日に解除されている。パンデミックの発生など緊急時に迅速な出荷を可能とするため、厚労大臣の要請がなくても製造可能と了承されたためだ。(薬事日報2017.3.8)

タイではカレトラとオセルタミビル(商品名タミフル等)のカクテルで重症者の改善効果例があるが、中国の公衆衛生の高官で浙江大学の李蘭娟教授は「抗HIV薬ロピナビル・リトナビル錠はあまり大きな効果はなく、しかも副作用(複数)がある」と発表している。ロピナビル(リトナビルとの合剤=カレトラwiki)では重大な副作用として、糖尿病、膵炎、肝炎、・・など複数が列挙されている。
http://www.asyura2.com/20/cult25/msg/517.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK270] <文春が凄いスクープ!>「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手(文春オンライン) 赤かぶ
17. 赤かぶ[64611] kNSCqYLU 2020年3月17日 23:30:18 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1691]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/658.html#c17
コメント [政治・選挙・NHK270] 検査拡大を訴える大谷クリニック院長が『モーニングショー』から消えた! 上念司の卑劣”デマ”攻撃、検査不要派とネトウヨの電… 赤かぶ
68. 2020年3月17日 23:30:37 : 1eAkvkKdf2 : MDdsblVmbXZPeEU=[21]
中国は一抜けです。

インフル薬「アビガン」有効性確認 新型コロナ治療、後発薬量産へ 中国
3/17(火) 18:45配信
2142


 【北京時事】中国科学技術省は17日の記者会見で、新型コロナウイルス感染患者の治療薬として、富士フイルムのグループ会社が開発した新型インフルエンザ薬「アビガン」の有効性を臨床試験で確認したことを明らかにした。

 
 アビガンの有効成分「ファビピラビル」に関するライセンス契約を富士フイルムと2016年に結んだ中国の製薬大手・浙江海正薬業が、後発医薬品を量産する方針だ。同社は先月、中国国家薬品監督管理局から認可を取得している。

 臨床試験は、湖北省武漢市と広東省深セン市の病院で計200人の患者を対象に行われ、投与した患者の方が短期間に陽性から陰性になり、肺炎症状なども改善したという。アビガンは日本でも先月から患者への投与が始まっている。 


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/646.html#c68

コメント [政治・選挙・NHK270] 安倍晋三の新型コロナ対応を見て「福島原発事故の菅直人の方がはるかにマシだった」の声が拡散…どっちが酷いか、徹底検証!(… 赤かぶ
83. 2020年3月17日 23:31:05 : XmdE1Bc5cU : UlZ5OGJvYTZOMlk=[73]
>>78
ふむむ
まぁその通りだが一度しこりが出来るとそういう目で見てしまってなあ
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/602.html#c83
コメント [政治・選挙・NHK270] 海外メディア、日本の新型コロナウイルス検査が不十分として「世界の統計」から日本を除外とアベッチの加速するG7大嘘つき お天道様はお見通し
22. 2020年3月17日 23:31:17 : UWWMecgjKI : LlgvNjBtLmlXbXc=[52]
あらら、これでまた世界が日本から孤立していくね。
これ、日本のマスコミは報道するんだろうね?
安倍さんと自民党が怖くて出来ないかなぁ〜。
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/649.html#c22
コメント [政治・選挙・NHK270] 安倍首相の「東京五輪は予定通り開催」発言に世界中でツッコミの嵐!「狂ってる」「お花畑」「参加するのは日本だけ」(リテラ) 赤かぶ
67. 2020年3月17日 23:31:42 : XmdE1Bc5cU : UlZ5OGJvYTZOMlk=[74]
>>47
何が証明されたんだ?
これだから陰謀論工作員って奴は
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/629.html#c67
コメント [政治・選挙・NHK270] 相模原障害者殺傷事件で死刑判決──植松被告の思想と、安倍自民党の障害者切り捨て・差別排外主義との関係を改めて問う(リテ… 赤かぶ
37. 2020年3月17日 23:32:14 : XmdE1Bc5cU : UlZ5OGJvYTZOMlk=[75]
まぁ今の多数の日本人は死刑容認が多いけど殺して終わりって考えは単純すぎるって思うようになって欲しいな
感情的には理解出来るけどさ
現実的には終身懲役ってところかなと
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/631.html#c37
コメント [政治・選挙・NHK270] 聖火リレー前にIOC決断か 東京大会延期か中止で五輪消滅も(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
17. 2020年3月17日 23:32:45 : XmdE1Bc5cU : UlZ5OGJvYTZOMlk=[76]
>>10
そもそもスポーツなんて自分が体を動かして楽しむものであって見るもの
ましてや金儲けのためとか馬鹿じゃなかろうかと

http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/635.html#c17
コメント [政治・選挙・NHK270] それでも政権支持率が下がらないワケ/政界地獄耳(日刊スポーツ) 赤かぶ
37. 2020年3月17日 23:33:10 : XmdE1Bc5cU : UlZ5OGJvYTZOMlk=[77]
まぁいつも通りの捏造がーの嵐だがなんで日本人の頭をそこまで信じることが出来るのか不思議だ
日本人なんてメディアで簡単に踊らされる単細胞なのに
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/636.html#c37
コメント [医療崩壊5] 専門医は軒並み反対なのに……「希望者全員にPCR検査を」と煽るのはなぜ間違いか?(文春オンライン) AN
18. 2020年3月17日 23:34:19 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[1781]
>>16
呼吸器を痛めていると、空っ風は喉に堪える。
だから、屋外でもマスクをする。
花粉症でも同じ。
「屋外だからマスクをつけているのはおかしい」みたいな論調は科学的でない。

>>11, >>14
おそらく、テレビ局の(悪意ある?)誤訳だと思います。
「感染が広まった」ではなくて「感染者数が増えた」ではないでしょうか?

http://www.asyura2.com/16/iryo5/msg/793.html#c18

コメント [政治・選挙・NHK270] 正気か? 安倍とボス交した立民が阿部知子を処分!  赤かぶ
68. 2020年3月17日 23:34:26 : 0Kx66D5lWA : UVl2TUZvVGFNTUk=[53]
タミのことを本気で考えている政治家は一握りだろう。
それはショウガナイ、そういう構造になっているからだ。
しかし、タミは二の次でも正義と公正さを重んじる政治家は良しとしなければならない。
勿論、デモクラシーを最高規範とする政治家もOKAYだ。
その他の大多数の政治家はタミにとって一厘の価値もない。
大多数のタミは小さなことに縛られずに、この国を良くする政治家を送りださねばならない。
送れない時点で、タミの苦しみと人生の理不尽はいつまでもつづく。
タミはタミとしてどう生きていくのか・・そろそろ結論を出さねばならない。
未来は民の力に係っている・・良し悪しは別にしても。
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/643.html#c68
コメント [政治・選挙・NHK270] それでも政権支持率が下がらないワケ/政界地獄耳(日刊スポーツ) 赤かぶ
38. 2020年3月17日 23:35:09 : 9NLLMYlOpk : a0IuWTlaRmd1V1k=[1]
地獄耳はよほど立憲が嫌いなのかたびたび叩く記事を書いている
この掲示板も安倍を叩く人も野党(主に立憲)もダメと叩く
結局、メディアも国民も与党はダメだが野党はもっとダメ症候群が治ってない
安倍政権がどれだけ失点しても安泰なわけだよな、これではね
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/636.html#c38
コメント [政治・選挙・NHK270] 正気か? 安倍とボス交した立民が阿部知子を処分!  赤かぶ
69. 2020年3月17日 23:36:53 : pDuoKDesfs : ejN6T3BkbmhYYm8=[42]
いいぞ、枝野
その調子その調子www

まあねえ、ちょっとでも造反者を出しとかないと
立民も完全終了しちゃうからねえ
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/643.html#c69

コメント [政治・選挙・NHK270] <文春が凄いスクープ!>「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手(文春オンライン) 赤かぶ
18. 2020年3月17日 23:37:14 : iXm0pRI8PY : Q0VQN3dDblZMYk0=[2]
>>12
麻生の娘はロスチャイルドと結婚している。そうウォーターバロン(水男爵)といわれる輩に嫁いだ。

分かるね? このオヤジが水道の民営化に熱心なことが?
全ては繋がってるんだよ。汚いヤツらの根っこは一緒さ。

自己中の連中には、他人の幸せなんかOUT OF 眼中なんだよ。
黒川、黒田、森々コンビ(シンキロウと疱瘡だ!)なんかも、全く自分のことばかりだろ?

しかし、ガメリカでコイツ等の親分が失脚しているので、南朝鮮経由(統一凶会や葬火学会)の指令や援助も、もうすぐ断ち切れる。

カネの切れ目が縁の切れ目。コイツ等の未来は暗いだろう。
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/658.html#c18

コメント [政治・選挙・NHK270] コロナパニックで生活に深刻な打撃 閑散とする商店街や歓楽街(長周新聞)  赤かぶ
25. TondaMonta[1727] gnOCj4KOgoSCgYJsgo@CjoKUgoE 2020年3月17日 23:37:39 : nuPDheJHEA : V3RPUDhmTDRSVWM=[2]
いろいろな行事や学校が休止。急死。
どれだけの実害がでるのか、誰かおせえて。
万事休止。万事休す。これってどういう意味だったかもおせえてくだシャン背。
50歳を過ぎると高校時代に勉強したことを忘れがち。
どうした門田。どうしたもんだ。飛田門田でした。
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/630.html#c25
コメント [政治・選挙・NHK270] <女性自身>病院関係者が怒りの告発!「新型コロナ陽性判定が大量隠蔽されている!」「感染者数の数字操作の指令が!」 赤かぶ
165. 2020年3月17日 23:37:43 : 1eAkvkKdf2 : MDdsblVmbXZPeEU=[22]
アビガンを隠蔽してパンデミックです演出して緊急事態宣言に利用した犯罪集団安倍一味は終演します❗

インフル薬「アビガン」有効性確認 新型コロナ治療、後発薬量産へ 中国
3/17(火) 18:45配信
2142


 【北京時事】中国科学技術省は17日の記者会見で、新型コロナウイルス感染患者の治療薬として、富士フイルムのグループ会社が開発した新型インフルエンザ薬「アビガン」の有効性を臨床試験で確認したことを明らかにした。

 
 アビガンの有効成分「ファビピラビル」に関するライセンス契約を富士フイルムと2016年に結んだ中国の製薬大手・浙江海正薬業が、後発医薬品を量産する方針だ。同社は先月、中国国家薬品監督管理局から認可を取得している。

 臨床試験は、湖北省武漢市と広東省深セン市の病院で計200人の患者を対象に行われ、投与した患者の方が短期間に陽性から陰性になり、肺炎症状なども改善したという。アビガンは日本でも先月から患者への投与が始まっている。 

中国政府が安倍一味に代わり世界中にアビガンを普及しますので安心してください。


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/488.html#c165

コメント [カルト25] 藤原・台湾・日本警戒レベル最高に引き上げ、MKO・who職員感染、五輪副委員長も感染。whoは五輪中止命令を出す事である。 ポスト米英時代
3. 2020年3月17日 23:37:44 : 3IHkS1SGR6 : Q0w5bXBxb1d1OGM=[24]
1のコメントを阿修羅管理人が速攻で削除した、ということが
ことの真相をよく現わしているのかもしれません。

中国上海閥(仏国ロスチャイルド陣営)と米国防総省とが連携して
今回の新型コロナウイルス肺炎パンデミック劇場を上演したのでは?
という「ストーリー」なのですがね。

http://www.asyura2.com/20/cult25/msg/517.html#c3

コメント [政治・選挙・NHK270] <文春が凄いスクープ!>「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手(文春オンライン) 赤かぶ
19. 赤かぶ[64612] kNSCqYLU 2020年3月17日 23:40:08 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1692]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/658.html#c19
コメント [政治・選挙・NHK270] 正気か? 安倍とボス交した立民が阿部知子を処分!  赤かぶ
70. 2020年3月17日 23:40:47 : XmdE1Bc5cU : UlZ5OGJvYTZOMlk=[78]
>>26
そうなんだよな
仮に一部のれいわ狂信者の望み通り立憲が潰れてその票がまるごとれいわに入っても自民には勝てないってのにさ
てか狂信者の暴れっぷりを見た人はれいわに嫌気をさして棄権するか共産党に入れるだけだ
>>31
れいわが立憲の金と票をかすめ取ろうとしてるって見られるのはいい印象ではないだろ

http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/643.html#c70
コメント [政治・選挙・NHK270] <文春が凄いスクープ!>「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手(文春オンライン) 赤かぶ
20. 赤かぶ[64613] kNSCqYLU 2020年3月17日 23:41:11 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1693]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/658.html#c20
コメント [政治・選挙・NHK270] 消費税減税の試算結果が出た!  赤かぶ
23. 2020年3月17日 23:41:25 : XmdE1Bc5cU : UlZ5OGJvYTZOMlk=[79]
>>20
自民と組むとかそうならないことを祈りたいよ
まぁ狂信者はそれでも山本太郎が言うならってついていくんだろうが
自分は脱原発や平和憲法のほうが大事だから仮にそうなったら見切る
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/652.html#c23
コメント [政治・選挙・NHK270] 五輪どころの騒ぎじゃないのに「完全な形で実現」と言い張る安倍、本当にできると思ってるの?(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
16. 2020年3月17日 23:42:02 : XmdE1Bc5cU : UlZ5OGJvYTZOMlk=[80]
>>12
ムサシ工作員は早く死んどくれ
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/653.html#c16
コメント [国際28] 英国式の現実的な新型ウイルス対策(田中宇)検査せず公式な感染者に仕立てないことが現実的な選択肢 てんさい(い)
4. 2020年3月17日 23:42:40 : h4MOWYoLqw : OGdEb3NIc0V6Vms=[127]
田中宇は先月は「悲観論が正しい武漢ウイルス危機の今後」なんて記事を書いてたが、
安倍政権のコロナ対策と同じくらい迷走してるな。

自分の視点が定まってないのに
「発展途上国の多くは、できるだけ検査をせず感染を放置している。その結果、それほど大変なことにならないのなら、これが現実的な策なのかもしれない。」
なんて書いてちゃだめだろ。
http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/472.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK270] <安倍、狂気の抵抗!>緊急G7で支持された東京五輪「完全な形で実現」の解釈巡って米CNNは「安倍首相は延期、中止に強く抵抗」… 赤かぶ
27. 2020年3月17日 23:42:58 : pDuoKDesfs : ejN6T3BkbmhYYm8=[43]
不参加表明国がある
ギリシャの聖火引き継ぎ式に参加できず

李晋三の言う「完全」は、既に完全破たんしてるwww
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/654.html#c27

コメント [政治・選挙・NHK270] <安倍、狂気の抵抗!>緊急G7で支持された東京五輪「完全な形で実現」の解釈巡って米CNNは「安倍首相は延期、中止に強く抵抗」… 赤かぶ
28. 2020年3月17日 23:44:47 : 1eAkvkKdf2 : MDdsblVmbXZPeEU=[23]
中国輸入の詳しい方がいましたら教えてください。

アビガンを公式ルートで中国から購入すればパンデミックは終了します。

インフル薬「アビガン」有効性確認 新型コロナ治療、後発薬量産へ 中国
3/17(火) 18:45配信
2142


 【北京時事】中国科学技術省は17日の記者会見で、新型コロナウイルス感染患者の治療薬として、富士フイルムのグループ会社が開発した新型インフルエンザ薬「アビガン」の有効性を臨床試験で確認したことを明らかにした。

 
 アビガンの有効成分「ファビピラビル」に関するライセンス契約を富士フイルムと2016年に結んだ中国の製薬大手・浙江海正薬業が、後発医薬品を量産する方針だ。同社は先月、中国国家薬品監督管理局から認可を取得している。

 臨床試験は、湖北省武漢市と広東省深セン市の病院で計200人の患者を対象に行われ、投与した患者の方が短期間に陽性から陰性になり、肺炎症状なども改善したという。アビガンは日本でも先月から患者への投与が始まっている。 

安倍一味はアビガンを隠蔽してパンデミックに利用した殺人幇助集団です。
中国政府はコロナにまっすぐ向きあっていました。
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/654.html#c28

コメント [政治・選挙・NHK270] <安倍、狂気の抵抗!>緊急G7で支持された東京五輪「完全な形で実現」の解釈巡って米CNNは「安倍首相は延期、中止に強く抵抗」… 赤かぶ
29. 2020年3月17日 23:45:10 : yUkvtWQJoo : cy9HVU5iSHhPVnc=[3]
因みにダウ以外
ナスダックとS&Pは上がっている
つまりダウだけ狙い撃ちされた
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/654.html#c29
コメント [政治・選挙・NHK270] <安倍、狂気の抵抗!>緊急G7で支持された東京五輪「完全な形で実現」の解釈巡って米CNNは「安倍首相は延期、中止に強く抵抗」… 赤かぶ
30. 赤かぶ[64614] kNSCqYLU 2020年3月17日 23:48:02 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1694]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/654.html#c30
コメント [政治・選挙・NHK270] 検査拡大を訴える大谷クリニック院長が『モーニングショー』から消えた! 上念司の卑劣”デマ”攻撃、検査不要派とネトウヨの電… 赤かぶ
69. 2020年3月17日 23:48:24 : 0Kx66D5lWA : UVl2TUZvVGFNTUk=[54]
どうでもいい話だけど・・
ネトウヨと云う名前はピンとこない。
そんな固体はいないし空気みたいな存在でもない。
その目的からしたら、アベウヨとかアベの子でアベコベとか云えば、固体としての実体が認識しやすい。
不特定多数のネトウヨと云っても座り心地がよくはないだろう。
アベウヨ・アベコベ・・これがいいとおもうけどな。
因みに、アベトモは誰が云ったのか、脳を苦しめないナイスな呼び名だ。
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/646.html#c69
コメント [政治・選挙・NHK270] 検査不要論の不思議<コラム狙撃兵・長周新聞> 赤かぶ
25. 2020年3月17日 23:50:42 : 0HTAc2NFvk : T3JISjBvR2FhTkE=[5]
日本には、医師不足の地域がたくさん有ります。
安倍政権は、不足している人間の医師ではなく、足りている獣医を増やすのに熱心です。
(岩盤規制を打ち破って、加計学園獣医学部新設!!)
上級国民にとって、大多数の国民は、犬猫以下の扱いと言う事でしょうね。
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/651.html#c25
コメント [政治・選挙・NHK270] 安倍首相の「東京五輪は予定通り開催」発言に世界中でツッコミの嵐!「狂ってる」「お花畑」「参加するのは日本だけ」(リテラ) 赤かぶ
68. TondaMonta[1728] gnOCj4KOgoSCgYJsgo@CjoKUgoE 2020年3月17日 23:51:05 : nuPDheJHEA : V3RPUDhmTDRSVWM=[3]
Nihon no Abe. Ganbare! Ganbare! And Gyanbare!
Nihon danji no Tokkoh Sprit wo mise te yare!
Nihon no Yamato Nadeshiko Satomi tyan. Toshi totta ne.
Mukashi no Satomi tyan engiryoku yokatta yo. Ima dame aru ne.
Nihon yo tachi agare.
Nihon ha hi-seiki rohdohsya bakari. Mina kurushin de iru. Tachukete.
Nihon no sangyoh suitai.
Nihon ha damena kuni ni natta ne.Hinpu no kakusa ga ookiku nattte shimota.
Torikaesi ga tukanai yo.


To be to be ten made nobore.

ではまたね。では股ね。


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/629.html#c68

コメント [政治・選挙・NHK270] <文春が凄いスクープ!>「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手(文春オンライン) 赤かぶ
21. 2020年3月17日 23:51:05 : DAQMZ0oDoU : RUFzZjFtNkwxMHc=[8]

 それだけに、桜を見る会の追及を風化させてはならない。


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/658.html#c21

コメント [政治・選挙・NHK270] <文春が凄いスクープ!>「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手(文春オンライン) 赤かぶ
22. 赤かぶ[64615] kNSCqYLU 2020年3月17日 23:52:36 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1695]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/658.html#c22
コメント [政治・選挙・NHK270] <安倍、狂気の抵抗!>緊急G7で支持された東京五輪「完全な形で実現」の解釈巡って米CNNは「安倍首相は延期、中止に強く抵抗」… 赤かぶ
31. 2020年3月17日 23:52:56 : tr5lNF3S3c : Tk04Skl1bENaMi4=[202]

桁外れの馬鹿が口をパクパク噓スピーチするのは最悪を通り越してオワライです



http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/654.html#c31

コメント [政治・選挙・NHK270] <文春が凄いスクープ!>「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手(文春オンライン) 赤かぶ
23. 赤かぶ[64616] kNSCqYLU 2020年3月17日 23:54:09 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1696]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/658.html#c23
コメント [政治・選挙・NHK270] 海外メディア、日本の新型コロナウイルス検査が不十分として「世界の統計」から日本を除外とアベッチの加速するG7大嘘つき お天道様はお見通し
23. 2020年3月17日 23:54:23 : 1eAkvkKdf2 : MDdsblVmbXZPeEU=[24]
安倍一味はアビガンを隠蔽してパンデミック詐欺に利用した犯罪集団です。

中国政府が公認したアビガンで安倍一味は終了します。

インフル薬「アビガン」有効性確認 新型コロナ治療、後発薬量産へ 中国
3/17(火) 18:45配信
2142


 【北京時事】中国科学技術省は17日の記者会見で、新型コロナウイルス感染患者の治療薬として、富士フイルムのグループ会社が開発した新型インフルエンザ薬「アビガン」の有効性を臨床試験で確認したことを明らかにした。

 
 アビガンの有効成分「ファビピラビル」に関するライセンス契約を富士フイルムと2016年に結んだ中国の製薬大手・浙江海正薬業が、後発医薬品を量産する方針だ。同社は先月、中国国家薬品監督管理局から認可を取得している。

 臨床試験は、湖北省武漢市と広東省深セン市の病院で計200人の患者を対象に行われ、投与した患者の方が短期間に陽性から陰性になり、肺炎症状なども改善したという。アビガンは日本でも先月から患者への投与が始まっている。 

詐欺政権はアビガンを隠蔽しました。

中国企業からアビガンを公式購入するしてコロナにウイルスにかかった方は副作用に注意して服薬してください。

繰り返しですが安倍一味はアビガンを隠蔽してパンデミックに利用しました。


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/649.html#c23

コメント [国際28] 英国式の現実的な新型ウイルス対策(田中宇)検査せず公式な感染者に仕立てないことが現実的な選択肢 てんさい(い)
5. 2020年3月17日 23:55:10 : h4MOWYoLqw : OGdEb3NIc0V6Vms=[128]
各国の政策の違いについての感想というと、

棄民政策を採る一部の先進国+開発途上国の多く vs
 できるだけ多くの国民を救おうと努力する国々

という対照を感じる。
日本の感染者は2000人足らずで感染死者は20人台ということになってるが、実数はどちらも二桁くらい多いんだろう。
例えば韓国の死者数などよりはるかに多いと見るのが自然だ。

http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/472.html#c5

コメント [政治・選挙・NHK270] <文春が凄いスクープ!>「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手(文春オンライン) 赤かぶ
24. 2020年3月17日 23:55:44 : 4mJlr2mNYE : RS45UmdsWHVRUTY=[318]

 またまた、言った通りっしょ。

 悪魔のアメリカはA級戦犯DNA・アヘン王子の戦争憲法化を忌み嫌っている。
 それを口に出して思い上がる度に、この様に背後から打たれてしまって話が流れる。

 学習能力が無いのは分かってるけど、そろそろ用済みなんだろうな。

https://hbol.jp/206111


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/658.html#c24

コメント [政治・選挙・NHK270] 検査拡大を訴える大谷クリニック院長が『モーニングショー』から消えた! 上念司の卑劣”デマ”攻撃、検査不要派とネトウヨの電… 赤かぶ
70. 2020年3月17日 23:55:55 : pDuoKDesfs : ejN6T3BkbmhYYm8=[44]
李晋三政府は、なぜ検査をしないか?
カネがかかる
感染者が増えると困る
感染者が増えれば株価も下がる

でもね、パンデミックを起こしたのは、オマエラ李晋三政府でしょうが
閉鎖された武漢から邦人を帰国させたのが、そもそも間違いの始まりだったんだよw

花見疑獄国会をゴマカシたい、株価は下げたくない、五輪はやりたい、緊急事態にしたい、ずっと総理でい続けたい
まだなんか希望はあるのかな?強欲な65歳ガイジの李晋三ちゃんwww
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/646.html#c70

コメント [政治・選挙・NHK270] 海外メディア、日本の新型コロナウイルス検査が不十分として「世界の統計」から日本を除外とアベッチの加速するG7大嘘つき お天道様はお見通し
24. 2020年3月17日 23:56:12 : Wi8Q5CW2Xs : dUxsNFV4eFllSVE=[1]
情報速報ドットコム

http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/649.html#c24
コメント [政治・選挙・NHK270] <文春が凄いスクープ!>「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手(文春オンライン) 赤かぶ
25. 赤かぶ[64617] kNSCqYLU 2020年3月17日 23:56:42 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1697]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/658.html#c25
コメント [政治・選挙・NHK270] 消費税減税の試算結果が出た!  赤かぶ
24. 2020年3月17日 23:57:49 : iXm0pRI8PY : Q0VQN3dDblZMYk0=[3]
>>17. 命を大切に思う者 氏
>景気の良し悪しを、なぜ、金をいくら取られたかで測ってるんだ?

クソ厄人や政治屋が、自分達のフトコロに入れるカネがどれだけ国民から掻っ攫うことが出来たかと、一喜一憂しているんですよ。たぶん。

つまり国民はどうでも良く、自分達さえ景気が良ければそれでいいのです。

多少の分別がある方なら、誰が見たって真正のアホである安倍チン三を見りゃ、良く分かることじゃないですか。
アレがコイツ等のTOPですからね。(勿論、下っ端が頑張ってることは知ってますよ。自殺する人が出るぐらいにね。)
http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/652.html#c24

コメント [政治・選挙・NHK270] <何が「花道」だ😡 さっさと辞めるべき!>五輪延期論、政権内部からも 「1年なら首相の花道に」(朝日新聞) 赤かぶ
38. 2020年3月17日 23:59:08 : 8xO3ubnEXg : S1JNU0J2L0pMZC4=[6]
ウソばかりつくゲス首相、今までの糞まみれの政治スタイルは糞尿道としか言いようがない。

政治を私物化し官僚を腐らせ自身はちゃっかり蓄財、昔なら花道どころか断頭台への道が待っているはずだ。

http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/625.html#c38

コメント [政治・選挙・NHK270] <文春が凄いスクープ!>「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手(文春オンライン) 赤かぶ
26. 赤かぶ[64618] kNSCqYLU 2020年3月17日 23:59:28 : JLW3EQFRFE : UDUxektQVjk3OUU=[1698]


http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/658.html#c26

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