米雇用統計の裏側・・・
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イーグルヒット管理者 (2013年7月 6日 23:27)
6月米雇用者は19.5万人増、賃金も増加−広義の失業率は上昇
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MPGQTW6S972D01.html
6月の米雇用者数は市場の予想以上に増加した。失業率は前月から横ばい。米労働省が5日に発表した6月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比19万5000人増加した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値は16万5000人増だった。5月の雇用者数は19万5000人増と、速報値の17万5000人から上方修正された。家計調査に基づく失業率 は7.6%。
ウニクレディト・グループのチーフ米国エコノミスト、ハーム・バンドホルツ氏(ニューヨーク在勤)は「労働市場は力強さを増している」と述べ、「良好な内容だ。特に上方修正されたことは明るい材料だ」と続けた。
小売りや専門・ビジネスサービス、ヘルスケア、レジャー部門などで雇用が増加したが、製造業部門は4カ月連続の減少、政府職員も減少した。民間部門の雇用者数は20万2000人増、前月は20万7000人の増加だった。製造業部門 は6000人の減少だった。建設部門は1万3000人増と、3カ月ぶりの大幅な伸びだった。小売りの雇用者は3万7100人増加。自動車ディーラーや住宅関連用品店での雇用が増えた。
6月の平均時給は前月比0.4%増の24.01ドル、前年比では2.2%増と、2011年7月以来で最大の増加率となった。経済悪化でパートタイム就労を余儀なくされている労働者や職探しをあきらめた人などを含む広義の失業率は4カ月ぶり高水準の14.3%。前月は13.8%だった。【ブルームバーグ 5日】
非農業部門雇用者数が増えたにも係わらず、失業率が横ばいとなる歪な統計に対し好感している市場であるが、決して楽観できる内容ではないことは、広義の失業率が示しているだろう。
14.3%という数字は、パートタイムが圧倒的に増え、また長期失業者がさらに
労働市場から脱落した結果である。
米国内では、独立記念日の日、全米100都市でデモが起きたとの情報も入っている。スノーデン氏が暴露したNSAがらみのデモであるが、この目的が変質する可能性もあろう。
反格差デモが2年前に起きたが、鬱屈した社会の底辺で生きる人々の憤懣が反政府デモへと変わり、内乱へ発展する恐れもあるのだ。
政府当局はそのような事態を想定した準備を水面下で行っているようである・・・。