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「なでしこ」に国民栄誉賞授与へ＝Ｗ杯優勝、「社会に希望」－政府
政府は２５日、サッカーの女子ワールドカップ（Ｗ杯）で初優勝した日本代表チーム「なでしこジャパン」に国民栄誉賞を授与する方向で検討に入った。同賞は個人が対象だが、賞の目的に合致すると判断した。受賞が決まれば、１９件目で２００９年の俳優の故森繁久弥さん以来。団体では初めてとなる。
枝野幸男官房長官は同日午前の記者会見で、事務当局に検討を指示したことを明らかにし、「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与える業績があり、国民栄誉賞の目的にぴったり合致する」と特例とする理由を説明。「真摯（しんし）な努力を重ね、幾多の試練を乗り越え、初優勝という偉業を成し遂げた」とチームをたたえた。有識者の意見を聴いた上で、近く最終判断する。
政府は当初、オリンピックなどで活躍したチームと同様、総理大臣顕彰を授与することを考えていた。（2011/07/25-12:04）
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牛肉から国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された問題。えさとして与えられた稲わらが原因と見られ、その後、放射性物質を含んだ稲わらが全国で次々と見つかっている。いま各地で牛肉の買い控えが起き、牛肉の価格は一気に暴落。生産者への影響は深刻だ。原発事故のあと屋外で保管されていた稲わらが危険だという国の通知を知らず、汚染されたわらを購入していた農家は、牛の大量処分を余儀なくされ、廃業の危機に直面。安全なえさを与えていた農家も、国の「出荷制限」によって、経営が立ちゆかなくなっている。汚染はどのように拡大し、なぜ防ぐことができなかったのか。そして、被災地の肉牛農家はこれからどうなるのか。広がる放射能汚染の波紋を追う。
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