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2021年4月14日11時09分 〜
記事 [リバイバル3] audio identity (designing) 宮ア勝己 同軸型ユニットの選択
audio identity (designing) 宮ア勝己 同軸型ユニットの選択


Date: 12月 2nd, 2009
同軸型ユニットの選択(その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=1017


JBLの4343について、これまで書いてきた。ワイドレンジについては、いまも書いている。
これらを書きながら考えていたのは、放射パターンを考慮したときの同軸型ユニットの優位性について、であり、
同軸型ユニットを中核としたスピーカーシステムの構想について、である。

アルテックの604シリーズ、タンノイのデュアルコンセントリック・シリーズ──、
両社の伝統的ユニットを使い、最低域と最高域を、ぞれぞれ別のユニットで補う。

すでに、実際の製品として、アルテックには6041があり、タンノイにはキングダム・シリーズがある。
にもかかわらず、自分で確認したいこと、試してみたいことが、いまもくすぶっている。
そのくすぶりが、書くことで次の段階へとうつろうとしている。

今日、604-8Gが届いた。
http://audiosharing.com/blog/?p=1017


同軸型ユニットの選択(その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=1025

同軸型ユニットを中心としたワイドレンジのスピーカーシステム構築を考えれば、
タンノイとアルテックの同軸型ユニットを、私と同世代、上の世代の方は、最初に思い浮かべるだろう。

タンノイにするかアルテックにするか……。
別に迷ってはいなかった。最初に手にしたほうを使おう、そういうつもりでいたからだ。

主体性のない、やや受け身のスピーカー選びだが、それでも、モノとの巡り合いがあるだろうから、
ひとつくらい、こんなふうにスピーカーを選ぶのもいいかもしれない。

タンノイには、五味先生の本でオーディオと出合っただけに、その想いは簡単には語れない。
アルテックは、ここに書いたことをきいて知っていただけに、
一度は、自分の手で鳴らしてみたいと、ここ数年想い続けてきた。

タンノイとアルテック、ふたつとも手に入れてシステムを組むというのは、いまは無理だ。
だから、最初に私のところに来てくれたほうを使おうと決めた。そしてアルテックが到着した。
http://audiosharing.com/blog/?p=1025


同軸型ユニットの選択(その3)
http://audiosharing.com/blog/?p=1026


604-8Gに関して、こんな記事が出ていたことがある。
管球王国 Vol.25において、604シリーズ6機種の試聴記事が載っている。

そこで、篠田寛一氏が、604-8Gに604EのネットワークN1500Aを使うと、
「604Eに限りなく近い音で鳴る」と発言されている。
これを受けて、杉井真人氏(どういう方なのかは知らない)が、
「8Gのネットワークを解析するとわかるのですが、かなりイコライジングしているんです。
音質補正回路みたいなものが入っていて、
ある帯域にピークやディップを持たせたりして独特の音作りをしています」と補足されている。

604-8Gのネットワークには型番はない。
クロスオーバー周波数は1.5kHzで、ウーファーのハイカットは12dB/oct.、
トゥイーターのローカットは18dB/oct. となっていて、レベルコントロールは連続可変で、ツマミはひとつ。

この専用ネットワークは、ほんとうに杉井氏の指摘のとおり、
回路構成によって独特の音作りを行っているのだろうか。
http://audiosharing.com/blog/?p=1026


同軸型ユニットの選択(その4)
http://audiosharing.com/blog/?p=1027


手もとに604-8Gがあるから、ネットワークの内部を見ることができる。
シャーシー内部には、鉄芯入りのコイルが2個、コンデンサーが3個、
あとはレベルコントロール用の巻線型のアッテネーターだけである。

12dB/oct.のハイカットフィルターには、コイルとコンデンサーがひとつずつ、
18dB/oct.のローカットには、コイルはひとつ、コンデンサーはふたついる。
ハイカット、ローカットあわせて2個のコイルと3個のコンデンサーは、最低でも必要である。

インピーダンス補正や周波数特性をいじるのであれば、さらにコンデンサーやコイルが必要になる。
604-8Gの専用ネットワークには、必要最小限の部品しか収められていない。
インピーダンス補正も周波数のイコライジングを行なう部品は、何ひとつない。

アルテックのサイトから、604-8Gのネットワークの回路図がダウンロードできる。
見れば一目瞭然である。どこにも杉井氏が指摘されるようなところは、ない

杉井氏の「解析」とはどういうことなのだろうか。
http://audiosharing.com/blog/?p=1027


同軸型ユニットの選択(その5)
http://audiosharing.com/blog/?p=1028

おそらく杉井氏は、604-8Gと604-8Hのネットワークを混同されていたのだろう。
勘違いの発言だったのだろう。

604-8Hはマンタレーホーンを採用している関係上、ある帯域での周波数補正が必要となる。
それに2ウェイにも関わらず、3ウェイ同様に中域のレベルコントロールも可能としたネットワークであるため、
構成は複雑になり、使用部品も増えている。

だから、杉井氏の発言は、604-8Hのネットワークのことだろう。
勘違いを批判したいわけではない。

この記事の問題は、その勘違いに誰も気がつかず、活字となって、事実であるかのように語られていることである。

この試聴記事に参加されている篠田氏は、エレクトリでアルテックの担当だった人だ。
アルテックについて、詳しいひとのはずだ。
604-8Gと604-8Hのネットワークについて、何も知らないというのはないはずだ。

本来なら、篠田氏は、杉井氏の勘違いを指摘する立場にあるべきだろうに、
むしろ「アルテックのあがき≠ンたいなものがこの音に出ている」と、肯定ぎみの発言をされている。
http://audiosharing.com/blog/?p=1028


同軸型ユニットの選択(その6)
http://audiosharing.com/blog/?p=1033


604Eのネットワーク、N1500Aは、クロスオーバー周波数は1.5kHzで、
減衰特性はウーファーは6dB/oct.、トゥイーターは12dB/oct.。
604-8Gのネットワークとはスペックの上では減衰特性が異るわけだが、
もっとも大きな違いはスペックに、ではなく、回路構成にある。

いま市販されている大半のスピーカーのネットワークは、並列型であろう。
604-8Gのネットワークも並列型である。

パワーアンプから見た場合、ウーファーとトゥイーターに、それぞれネットワークの回路がはいったうえで、
並列接続されたかっこうになっている。だからこそ、バイワイアリングという接続方法も可能になる。

直列型は、文字通り、ユニットを直列接続した回路構成となっており、
ウーファーのマイナス端子とトゥイーターのプラス端子が接続される。
12dB/oct.の場合は、並列型と同じようにトゥイーターの極性を反転させることもある。

604Eと直列型のネットワークN1500Aの組合せもその例にもれず、
ウーファーとトゥイーターのマイナス端子同士が接続される。
一見、トゥイーターの極性を反転しているかのように思えるが、
N1500Aの入力端子のプラス側は、トゥイーターのプラス側に接がっている。
http://audiosharing.com/blog/?p=1033


同軸型ユニットの選択(その7)
http://audiosharing.com/blog/?p=1034

つまり、604Eは、N1500Aを接いで鳴らすと、ウーファーは逆相接続になる。
プラスの信号が入力されると、コーン紙は前にではなく、後に動く。

もちろんウーファーを正相接続にして、トゥイーターの極性を反転させるという手もあるだろうし、
ウーファーもトゥイーターも正相接続もあるなかで、
アルテックは、ウーファーを逆相にするという手を選択している。

それに直列型のネットワークを採用する例では、ウーファーのプラス端子が、
そのまま入力端子のプラスとなることが多いはずだが、
この点でも、604EとN1500Aの組合せは異る。

スピーカーユニットを逆相にすると、音の表情は大きく変化する。
フルレンジユニットで試してみると、よくわかる。

これらのことをふまえてN1500Aの回路図を見ていると、アルテックの音づくりの一端がうかがえる。
http://audiosharing.com/blog/?p=1034


同軸型ユニットの選択(その8)
http://audiosharing.com/blog/?p=1040


604EとN1500Aの組合せにおける、こまかな工夫にくらべると、
604-8Gと、そのネットワークの組合せは、ウーファーもトゥイーターも正相接続で、
スピーカーの教科書に載っているそのままで、おもしろみといった要素はない。

それだけN1500Aと604-8G用ネットワークの仕様は違うわけだ。
だから管球王国 Vol.25にあるように、604-8GにN1500Aを組み合わせれば、
純正の組合せの音は、同じアルテックの604というスピーカーの中での範疇ではあるものの、
かなり傾向は異ってきて当然であろう。

優れたユニットであればあるほど、活かすも殺すもネットワーク次第のところがある。
604-8Gでシステムを構築するにあたって、ネットワークをどうするか。

604-8Gについているネットワークをそのまま使うつもりはない。
ひとつのリファレンスとして、純正ネットワークの音はいつでも聴けるようにはしておくが、
ネットワークに関しては、新たに作る予定でいる。

N1500Aと同じ回路のものを試しにつくってもいいが、私が参考にするのは UREIの813である。
http://audiosharing.com/blog/?p=1040


Date: 12月 16th, 2009
同軸型ユニットの選択(その9)
http://audiosharing.com/blog/?p=1041

ゆくゆくは604-8Gをマルチアンプ駆動で、チャンネルデバイダーはデジタル信号処理のものにして、
時間軸の整合をとった同軸型ユニットの音を鳴らしてみたい、とは思っている。

それでも最初はネットワークで、どこまでやれるかに挑んでみたい。
ネットワークの場合、時間軸の整合はとれないと考えているひとが少ないようだ。
コイルとコンデンサーといった受動素子で構成されているネットワークで、
604-8Gの場合、ウーファーへの信号を遅らせることは不可能のように捉えられがちだが、
けっしてそんなことはない。

たとえばQUADのESL63は、同心円状に配置した8つの固定電極のそれぞれに遅延回路を通すことにより、
時間差をかけることを実現している。
KEFのレイモンド・クックも、ネットワークでの補正は、高価になってしまうが可能だといっている。

またJBLに在籍した後、マランツにうつりスピーカーの設計を担当したエド・メイは、
マルチウェイスピーカーの場合、個々のユニットの前後位置をずらして位相をあわせるよりも、
ネットワークの補正で行なった方が、より正しいという考えを述べている。
ユニットをずらした場合、バッフル板に段がつくことで無用な反射が発生したり、
音響的なエアポケットができたりするため、であるとしている。
http://audiosharing.com/blog/?p=1041

同軸型ユニットの選択(その10)
http://audiosharing.com/blog/?p=1042


レイモンド・クックもエド・メイも具体的な方法については何も語っていない。

ふたりのインタビューが載っているのは、
1977年発行のステレオサウンド別冊「コンポーネントステレオの世界’78」で、
当時出版されていたいくつかの技術書を読んでも、
ネットワークでの時間軸の補正については、まったく記述されてなかった。

だから、どうやるのかは皆目検討がつかなかった。
ただそれでも、ぼんやりとではあるが、コイルを多用するであろうことは想像できた。

同時期、アルテックの604-8Gをベースに、マルチセルラホーンを独自の、水色のホーンに換え、
604-8Gのウーファーとトゥイーターの時間差を補正する特殊なネットワークを採用したUREIの813が登場した。
813についても、ステレオサウンドに詳しい技術解説はなかった。

可能だとわかっていても、そのやり方がわからない。
少し具体的なことがわかったのは、ステレオサウンドの61号のQUAD・ESL63の記事においてである。
長島先生が書かれていた。
http://audiosharing.com/blog/?p=1042


同軸型ユニットの選択(その11)
http://audiosharing.com/blog/?p=1043

ステレオサウンド 61号の記事には、ESL63の回路図が載っている。
たしか長島先生の推測を元にしたものだったと記憶している。

8個の同心円状の固定電極に対して、直列に複数のコイルが使われている。
同心円状の固定電極は、外周にいくにしたがって、通過するコイルの数がふえていくようになっていた(はず)。

やはり、コイルの直列接続によって、時間軸の遅れをつくり出しているのはわかっても、
動作原理まではわからなかったし、どういうふうに定数を決定するのかも、とうぜんわからなかった。

ESL63やUREIの813に使われている回路技術はおそらくおなじものだろうと推測はできても、
具体的なことまで推測できるようになるには、もうすこし時間が必要だった。

ESL63の翌年にCDプレーヤーが登場する。
そしてD/Aコンバーターのあとに設けられているアナログフィルターについての技術的なことを、
少しずつではあるが、知ることとなる。

フィルターには、いくつかの種類がある。
チェビシェフ型、バターワース型、ベッセル型などである。
http://audiosharing.com/blog/?p=1043

同軸型ユニットの選択(その12)
http://audiosharing.com/blog/?p=1044

UREIの813のネットワークに使われているのは、ベッセル型フィルターである。
おそらくESL63のディレイ回路も、ベッセル型フィルターのはずだ。
ベッセル型フィルターの、他のフィルターにはない特徴として、
通過帯域の群遅延(Group Delay)がフラットということがあげられる。

つまりベッセル型のハイカットフィルターをウーファーのネットワークに使えば、
フィルターの次数に応じてディレイ時間を設定できる。

604シリーズのウーファーのハイカットを、ベッセル型フィルターで適切に行なえば、
トゥイーターとの時間差を補正できることになり、
これを実際の製品としてまとめ上げたのが、UREIの813や811といったスピーカーシステムと、
604E、604-8G用に用意されたホーンとネットワークである。

ホーンの型番は800H、ネットワークの型番は、604E用が824、604-8G用が828、
さらに813同様サブウーファーを追加して3ウェイで使用するためのネットワークも用意されており、
604E用が834、604-8G用が838であり、TIME ALIGN NETWORKとUREIでは呼んでいる。
http://audiosharing.com/blog/?p=1044

同軸型ユニットの選択(その13)

川崎先生は「プレゼンテーションの極意」のなかで、特徴と特長について語られている。
     *
「特徴」とは、物事を決定づけている特色ある徴のこと。
「特長」とは、その物事からこそ特別な長所となっている特徴。
     *
ベッセル型フィルターの「特徴」が、同軸型ユニットと組み合わせることで「特長」となる。
http://audiosharing.com/blog/?p=1046


同軸型ユニットの選択(その14)
http://audiosharing.com/blog/?p=1094

UREIの813のネットワーク(TIME ALIGN NETWORK)は、回路図から判断するに、
ウーファー部のハイカットフィルターは、6次のベッセル型である。

ベッセル型フィルターの通過帯域内の群遅延特性はフラットであると前に書いているが、
そううまくウーファーの音だけに遅延がかかって、トゥイーターからの音と時間的な整合がとれているのか、
と疑われる方もおられるだろう。
メーカーの言い分だけでは信じられない、コイルとコンデンサーだけのネットワークで、
タイムアライメントをとることが、ほんとうに可能なのか、と疑問を持たれても不思議ではない。

ステレオサウンドの46号の特集記事はモニタースピーカーだった。
その次の47号で、46号で登場したモニタースピーカーを、三菱電機郡山製作所にての測定結果が載っている。

アルテックの620A、JBLの4343、4333A、ダイヤトーンのMonitor1、キャバスのブリガンタン、
K+Hの092、OL10、ヤマハのNS1000M、そしてUREIの813の、
無響室と2π空間での周波数特性、ウーファー、バスレフポート、パッシヴラジエーターに対する近接周波数特性、
超高域周波数特性、高次高調波歪特性、混変調歪特性と混変調歪差周波掃引、
インパルスレスポンス、群遅延特性、エネルギータイムレスポンス、累積スペクトラム、
裏板振動特性、デジタル計測による混変調歪が載っている。
http://audiosharing.com/blog/?p=1094


同軸型ユニットの選択(その15)
http://audiosharing.com/blog/?p=1157

ステレオサウンド 47号の測定結果で比較したいのは、
アルテック620AとUREI・813であることはいうまでもない。

813のネットワークの効果がはっきりと出ているのは、
インパルスレスポンス、群遅延特性、エネルギータイムレスポンスにおいてである。

620Aのエネルギータイムレスポンスは、まず-40dB程度のゆるやかな山があらわれたあとに、
高く鋭く、レベルの高い山が続く。
最初の山がウーファーからのエネルギーの到達を示し、それに続く山がトゥイーターからのものである。

813はどうかというと、ゆるやかなウーファーの山の中ほどに、トゥイーターからの鋭い山が入りこんでいる。
ふたつの山の中心が、ほぼ重なり合っている形になっている。

620Aでのウーファーの山のはじまりと、813でのはじまりを比較すると、
813のほうがあきらかに遅れて放射されていることがわかる。
インパルスレスポンスの波形をみても、このことは読み取れる。

620Aでは、やはりゆるやかな低い山がまずあらわれたあとに鋭い、レベルの高い山が続く。
813では、ゆるやかな山の始まりが遅れることで、鋭い山とほぼ重なり合う。

群遅延特性も、同じアルテックの604-8Gを使用しているのに、813はかなり優秀な特性となっている。
http://audiosharing.com/blog/?p=1157


同軸型ユニットの選択(その16)
http://audiosharing.com/blog/?p=1159

ウーファーとトゥイーターの中心軸を揃えた同軸型ユニットは、
その構造ゆえの欠点も生じても、マルチウェイスピーカーの構成法としては、
ひとつの理想にちかいものを実現している。

同軸型ユニットは、単体のウーファーやトゥイーターなどにくらべ、
構造はどうしても複雑になるし、制約も生じてくる。
それでも、各スピーカーメーカーのいくつかが、いまも同軸型ユニットを、新たな技術で開発しているのをみても、
スピーカーの開発者にとって、魅力的な存在なのかもしれない。

KEFは1980年代の終りに、Uni-Qという同軸型ユニットを発表した。
それまで市場に現れた同軸型ユニットとあきらかに異り、優位と考えられる点は、
ウーファーとトゥイーターのボイスコイルの位置を揃えたことにある。

アルテックの604シリーズ、タンノイのデュアルコンセントリック・ユニットが、
トゥイーターにホーン型を採用したため、ウーファーとトゥイーターの音源の位置のズレは避けられない。

パイオニアのS-F1は、世界初の平面振動板の同軸型、しかも4ウェイと、規模も世界最大だったが、
記憶に間違いがなければ、ウーファー、ミッドバス、ミッドハイ、
トゥイーターのボイスコイルの位置は、同一線上にはなかったはずだ。

ユニットの構造として、Uni-Qは、他の同軸型ユニットを超えているし、
同軸型ユニットを、スピーカーユニットの理想の形として、さらに一歩進めたものともいえる。
http://audiosharing.com/blog/?p=1159

Date: 2月 16th, 2010
同軸型ユニットの選択(その17)
http://audiosharing.com/blog/?p=1160

Uni-Qをもってして、同軸型ユニットは完成した、とはいわないが、
Uni-Qからみると、ホーン型トゥイーターのアルテックやタンノイの同軸型は、あきらかに旧型といえるだろう。

ただ、オーディオマニア的、といおうか、モノマニア的には、
アルテックやタンノイのほうに、魅力を強く感じる面があることは否定できない。
Uni-Qの優秀性は素直に認めても、個人的に応援したくなるのは、アルテックだったり、タンノイだったりする。

空想してもしかたのないことではあるが、もしJBLがUni-Qを開発していたら、
モノとしての魅力は、マニア心をくすぐるモノとして仕上っていただろう。

Uni-Qは、あたりまえのことだけど、あくまでもイギリス的に仕上りすぎている。
もっといえば、いかにもKEFらしく仕上がっている。
そこが魅力でもあるのは重々承知した上で、やはりもの足りなさも感じる。

すこし話はそれるが、アルテックとタンノイの同軸型ユニットを比較するときに、磁気回路の話がある。
タンノイはウーファーとトゥイーターでひとつのマグネットを兼用している、
アルテックはそれぞれ独立している、と。

たしかに604や605などのアルテックの同軸型ユニットにおいて、
ウーファーとトゥイーターのマグネットは独立している。
が、磁気回路が完全に独立しているかという、そうではない。

604の構造図をみればすぐにわかることだが、ウーファー磁気回路のバックプレートと、
トゥイーターのバックプレートは兼用していることに気がつくはずだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=1160

同軸型ユニットの選択(その18)
http://audiosharing.com/blog/?p=1161

アルテック、タンノイといった古典的な同軸型ユニットで、
ウーファー部の磁気回路とホーン型トゥイーター(もしくはスコーカー)の磁気回路が完全に独立しているのは、
長島先生が愛用されてきたジェンセンのG610シリーズがそうである。

完全独立、ときくと、マニアとしてはうれしいことではあるが、
ふたつ以上のマグネットが近距離にあれば干渉しあう。

干渉を防ぐには、距離を離すことが手っとり早い解決法だが、同軸型ユニットではそうもいかない。
ならばひとつのマグネットでウーファー用とトゥイーター用を兼ねよう、という発想が、
タンノイのデュアルコンセントリックの開発に当たっては、あったのかもしれない。

もっともマグネットは直流磁界で、ボイスコイルが発する交流磁界の変化によって、
磁束密度が影響を受ける、それに2次高調波歪がおこることは、
いくつかのスピーカーメーカーの解析によってはっきりとした事実であるから、
一つのマグネット(ひとつの直流磁界)に、二つの交流磁界が干渉するタンノイのデュアルコンセントリックでは、
音楽信号再生時に、どういう状態になっているのかは、専門家の話をうかがいたいと思っている。
http://audiosharing.com/blog/?p=1161

同軸型ユニットの選択(その19)
http://audiosharing.com/blog/?p=1163

振動板の駆動源といえるマグネットが兼用されているため、
節倹の精神によってタンノイはつくられている、ともいえるし、
口の悪いひとならば、ケチくさいつくり、とか、しみったれたつくり、というかもしれない。

けれどオートグラフという、あれだけ意を尽くし贅を尽くしたスピーカーシステムをつくりあげたタンノイが、
その音源となるユニットに、節倹の精神だけで、ウーファーのコーン紙のカーブを、
トゥイーターのホーンの延長として利用したり、マグネットをひとつにしたとは、私は思っていない。

ボイスコイルがひとつだけの純粋のフルレンジユニットでは、ワイドレンジ再生は不可能。
かといって安易に2ウェイにしてしまうと、タンノイが追い求めていた、
家庭での音楽鑑賞にもっとも大切と思われるものが希薄になってしまう。
そのデメリットをおさえるために、できるかぎりの知恵を出し、
コーン型のウーファーとホーン型のトゥイーターを融合させてようとした結果が、
タンノイ独自のデュアルコンセントリックといっていいだろう。

これは、外観からも伺えないだろうか。
アルテックの604の外観が、同軸型2ウェイであることを顕示しているのに対し、
タンノイのデュアルコンセントリックは、何も知らずにみれば、大口径のフルレンジに見えないこともない。
http://audiosharing.com/blog/?p=1163


同軸型ユニットの選択(その20)
http://audiosharing.com/blog/?p=1165

タンノイの同軸型ユニットは、必ずしもマグネットがひとつだけ、とは限らない。
1977年ごろ登場したバッキンガム、ウィンザー、このふたつのシステムに搭載されているユニット2508は、
フェライトマグネットを、高音域、低音域用とにわかれている。

バッキンガムも、ウィンザーも、ウーファーユニットを追加したモデルだ。
このときのタンノイの主力スピーカーシステムは、アーデン、バークレイなどの、いわゆるABCシリーズで、
使用ユニットはアルニコマグネットのHPDシリーズ。いうまでもなくマグネットはひとつだけ。
さらに同時期登場したメイフェアー、チェスター、ドーセット、アスコットには、2528DUALが使われている。
このユニットもフェライトマグネットだが、低音、高音で兼用している。

HPDシリーズはのちにフェライトマグネット使用のKシリーズに換っていくが、
Kシリーズも、マグネットひとつだけ、である。
2508のマグネットがふたつあるのはフェライトマグネットだからではないことが、このことからわかるだろう。

1996年、キングダムが登場する。
このキングダムに搭載されている同軸型ユニットも、またマグネットを2組持っている。
http://audiosharing.com/blog/?p=1165

同軸型ユニットの選択(その21)
http://audiosharing.com/blog/?p=1166


キングダムのユニット構成は、同軸型ユニットを中心として、低域にサブウーファーを、
高域にスーパートゥイーターを追加した4ウェイである。

ここまで書けば、察しのいい方ならば気がつかれるだろうが、
タンノイのスピーカーづくりのありかたとして、同軸型ユニットだけでシステムを構築する場合には、
従来からのウーファーとトゥイーターのマグネットを兼用させたものが、
そしてレンジ拡大のためにウーファーやトゥイーターが追加されるときには、
マグネットが独立したタイプが使われる。

このことから推測されるのは、重視する要素が、システム構成によって違いがあるということだ。

それぞれの同軸型ユニットが重視している要素は、調和か明晰か、ではなかろうか。
このことは、エンクロージュアの構造、つくりの違いにも顕れている。
http://audiosharing.com/blog/?p=1166

同軸型ユニットの選択(その22)

タンノイの創始者、ガイ・R・ファウンテンと、
チーフエンジニアのロナルド・H・ラッカムのふたりが音楽再生においてめざしたものは、調和だった気がする。
それも有機的な調和なのではなかろうか。
http://audiosharing.com/blog/?p=1374


同軸型ユニットの選択(その23)
http://audiosharing.com/blog/?p=1582


この項の(その18)でふれているが、同軸型ユニットにおいて、
ウーファー用とトゥイーター用のマグネットが独立していた方がいいのか、
それともひとつで兼ねた方がいいのか、どちらが技術的には優れているのか、もうひとつはっきりしない。

タンノイのリビングストンは、ステレオサウンド別冊「世界のオーディオ」のタンノイ号で、
アルテックの604との比較、それにマグネットを兼用していることについて語っている(聞き手は瀬川先生)。
     *
これ(604のこと)に比べてタンノイのデュアル・コンセントリックは全く違います。まず、ホーンでの不連続性はみられません。第二にコーンの前に障害物が全くないということです。第三に、マグネティックシャントが二つの磁束の間にあるということです。結局、タンノイは一つのマグネットで二つのユニットをドライブしているわけですが、アルテックは二つのマグネットで二つのドライバーユニットを操作しているわけで、この差が大きなものになっています。
     *
第三の理由として語られていることについては、正直、もうすこし解説がほしい。
これだけではなんともいえないけれど、
少なくともタンノイとしては、リビングストンとしては、
マグネットを兼用していることをメリットとして考えていることは確実なことだ。

そのタンノイが、同軸型ユニットなのに、
ウーファーとトゥイーターのマグネットを独立させたものも作っている。

そのヒントとなるリビングストンの発言がある。
     *
スピーカーの基本設計の面で大事なことは、使われているエレメントが、それぞれ独立した思想で作られていたのでは、けっしていいスピーカーを作り上げることはできないと思うのです。サスペンションもコーンもマグネットも、すべて一体となって、それぞれがかかわり合って一つのシステムを作り上げるところに、スピーカーの本来の姿があるわけです。例えば、ボイスコイルを研究しているエンジニアが、それだけを取り上げてやっていると、トータルな相関関係が崩れてしまう。ボイスコイルだけの特性を高めても、コーンがそれに十分対応しなかったり、磁束密度の大きいマグネットにしても、それに対応するサスペンションがなかったりするわけで、そこでスピーカーの一体感というものが損なわれてしまう。やはりスピーカーを作る場合には各エレメントがそれぞれお互いに影響し合い、作用し合って一つのものを作り上げているんだ、ということを十分考えに入れながら作る必要があると思います。
     *
「一体」「一体感」「相関関係」──、
これらの言葉が、いうまでもなく重要である。
http://audiosharing.com/blog/?p=1582
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1166.html

コメント [近代史5] 伝説のスピーカー 中川隆
22. 中川隆[-5742] koaQ7Jey 2021年4月14日 11:10:45 : FQrGsP3YVY : VUVVL3ZhT3JrRms=[8]
audio identity (designing) 宮ア勝己 同軸型ユニットの選択
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1166.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/414.html#c22
コメント [政治・選挙・NHK280] 吉村知事への批判がいよいよテレビでも…北村教授は「4週間ものほほんと」、日本城タクシー社長と小木博明は「最初にやりたいだ… 赤かぶ
43. 2021年4月14日 11:11:26 : 7mNLBtH6Xk : Y2VBOWdnUlcvQm8=[534]
とりあえず、
怒りを、多数の方が
・・・次の総選挙、やってやろうぜ! ・・・他
て、言ってますが、

バイデンジャンプが参考にして、逆輸入した、
ナベ●ネ式グル一味の22時以降の夜中のアベ一味ジャンプ等には
いつもやってますので、しっかりと注意してあげてくださいネ!

そんで、
もうバレてるコロナパンデミック詐欺と
本命、キルゲイツ毒物殺人ワクチンによる
あなたやあなたの大切な方も狙われている、
元ファイザー副社長がこの前、言った、
大量殺人・・・・パンデミック!

もうナベ●ネ式選挙に頼らないで、
あなたの好きな、公権力の皆様を
詐欺に使ったPCR検査やCT値の世界の判例や
まじめな医療関係者の証言をもとに、
メン玉が飛び出すほどの損害賠償と慰謝料を刑事・民事で
してあげてください!

大阪府とかを訴えても、公金で弁護士会を買って弁護しますので、
各公職者本人と利害関係者の親族様等を
民主主義国家なので、裁判してあげてください!

もちろん、大阪には財務省+関電等アベ一味の、
犯罪殺●をも、
もみ消す(ひょっとしてヤッチャッタ?)
大阪地検にNo.2として山本真●子もいますので
この方の犯罪も、本人に出てきてもらって、
吊るし●げて上げてださいネ!
まずはそれからデス・・・・か?
よろしくお願いします。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/256.html#c43

コメント [近代史4] タンノイのスピーカーは買ってはいけない 中川隆
11. 中川隆[-5741] koaQ7Jey 2021年4月14日 11:11:34 : FQrGsP3YVY : VUVVL3ZhT3JrRms=[9]
audio identity (designing) 宮ア勝己 同軸型ユニットの選択
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1166.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/494.html#c11
コメント [近代史4] アルテックの世界 中川隆
7. 中川隆[-5740] koaQ7Jey 2021年4月14日 11:11:59 : FQrGsP3YVY : VUVVL3ZhT3JrRms=[10]
audio identity (designing) 宮ア勝己 同軸型ユニットの選択
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1166.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/993.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK280] <勝算あった>広島再選挙は野党系リード 菅官邸「負けたら岸田のせい」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
13. 赤かぶ[127136] kNSCqYLU 2021年4月14日 11:13:13 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25914]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/267.html#c13
コメント [政治・選挙・NHK280] <勝算あった>広島再選挙は野党系リード 菅官邸「負けたら岸田のせい」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
14. 赤かぶ[127137] kNSCqYLU 2021年4月14日 11:13:45 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25915]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/267.html#c14
コメント [近代史5] 高齢者は死んでいいのか _ 大西つねき「命、選別しないと駄目だと思いますよ」 中川隆
33. 中川隆[-5739] koaQ7Jey 2021年4月14日 11:16:08 : FQrGsP3YVY : VUVVL3ZhT3JrRms=[11]

2021年04月14日
http://www.thutmosev.com/archives/85572704.html


親や子供や親せきや世間の為に生きるのは辞めた方が良い
カテゴリ社会問題・環境などライフ・趣味・食べ物
自分で歩けず食事できない人は、欧米では死者あつかいになるので寝たきり老人が居ない

人生の負担を軽くしよう

日本人は30年間不況が続いた末にコロナで経済が壊滅し、さらに困難な状況に陥っている人が多い。

政治家はばかばっかりで予算を取り仕切る財務大臣は「給付金なんか無駄なんだよ」とばかり「パンが無ければケーキを食べなさいよ」みたいな事を言っています。

だがその連中を選挙で選んだのは他ならぬ日本人自身なので、東日本大震災の失策同様に、政治家がバカなのか選んだ国民がバカなのか分からない。

ちなみにマリーアントワネットが「パンが無ければケーキを食べなさいよ」と言ったのを聞いた人は1人もおらず、革命を起こしたかった新聞の捏造記事でした。

先進国の中で日本だけが唯一ずっと不況なのですが、その原因として国民に過剰な負担を強いている事が考えられます。

高齢化で親が動けなくなり、子供が寝たきり老人の介護をするため仕事を辞めるケースが非常に多い。


仕事を辞めた子供は貧困者か生活保護に転落し、下手をすると親子で食べるものが無くなってしまう。

この話を聞いた欧米人の反応は「ばかじゃないの?」というもので誰も同情してくれないそうです。

欧米では子供が親の面倒を見るのは自由意志で強制されるものではなく、親の面倒を見ない人は大勢います。


子供に世話して貰えない人は福祉団体や介護施設に入るが、寝たきり老人がそもそも居ない。

ドイツの例では寝たきりになった人を生かしておく文化がなく、それ以上延命治療をしない例が多い。

F1レーサーのミハエルシューマッハはずっと寝たきりらしいですが、あれは莫大な資産があるので家族の意思でそうしています。

人の為に人生を犠牲にしても何も残らない

普通の人が自分で歩けなくなり、食事もできなくなったらそれ以上治療せず自然死するのが普通です。

ここで日本人の生死観という問題につきあたり、「生かしておくのが親孝行だ」という考えが正しいのかどうか疑問に思えます。

自分で体を動かせず考える事もできないのに、医学の力で心臓と脳を動かして、それが親孝行や本人の為なのでしょうか?


親の最期の20年間のために子供は20年間を犠牲にするわけで、その負担で子供も作れず少子化が加速します。

親のおむつを替えるのではなく子供のおむつを替えれば子孫が栄えるのに、親の介護があるから子供を造れません。

日本政府は老人の介護を子供に押し付けておいて、「なんで子供を産まないんだろう」と首をひねっている。


両方の親4人の老後の面倒を見ながら自分の子供2人を育て上げるなど、誰にもできる筈がありません。

子供は親の面倒を見るべきではないし、親は子供の世話になるべきではない、非情なようですがそうしないと子供の負担が際限なく増えます。

ここで登場するのが親戚一同で「親の面倒も見れないのか」などと非難して罪悪感を植え付けようとします。


「親を老人ホームに入れるなんて、なんて冷酷な奴だ」現実にこのように言われて親の介護に人生を犠牲にする人が多い。

親の次に人生の負担になっているのは家と子供で、多くの人は「子供に家を残す」目的で家を建てるそうです。

だがその子供は「自分の家を所有したい」などと言っていないはずで、その証拠に成人したらさっさと家から出ていきます。


これも30年間を住宅ローン返済の為にだけ生きるのが、本当に子供の為なのか非常に疑問です
http://www.thutmosev.com/archives/85572704.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/220.html#c33

コメント [近代史5] 「楢山節考」は本当か 中川隆
8. 中川隆[-5738] koaQ7Jey 2021年4月14日 11:18:43 : FQrGsP3YVY : VUVVL3ZhT3JrRms=[12]

2021年04月14日
親や子供や親せきや世間の為に生きるのは辞めた方が良い
http://www.thutmosev.com/archives/85572704.html


自分で歩けず食事できない人は、欧米では死者あつかいになるので寝たきり老人が居ない

人生の負担を軽くしよう

日本人は30年間不況が続いた末にコロナで経済が壊滅し、さらに困難な状況に陥っている人が多い。

政治家はばかばっかりで予算を取り仕切る財務大臣は「給付金なんか無駄なんだよ」とばかり「パンが無ければケーキを食べなさいよ」みたいな事を言っています。

だがその連中を選挙で選んだのは他ならぬ日本人自身なので、東日本大震災の失策同様に、政治家がバカなのか選んだ国民がバカなのか分からない。

ちなみにマリーアントワネットが「パンが無ければケーキを食べなさいよ」と言ったのを聞いた人は1人もおらず、革命を起こしたかった新聞の捏造記事でした。

先進国の中で日本だけが唯一ずっと不況なのですが、その原因として国民に過剰な負担を強いている事が考えられます。

高齢化で親が動けなくなり、子供が寝たきり老人の介護をするため仕事を辞めるケースが非常に多い。


仕事を辞めた子供は貧困者か生活保護に転落し、下手をすると親子で食べるものが無くなってしまう。

この話を聞いた欧米人の反応は「ばかじゃないの?」というもので誰も同情してくれないそうです。

欧米では子供が親の面倒を見るのは自由意志で強制されるものではなく、親の面倒を見ない人は大勢います。


子供に世話して貰えない人は福祉団体や介護施設に入るが、寝たきり老人がそもそも居ない。

ドイツの例では寝たきりになった人を生かしておく文化がなく、それ以上延命治療をしない例が多い。

F1レーサーのミハエルシューマッハはずっと寝たきりらしいですが、あれは莫大な資産があるので家族の意思でそうしています。

人の為に人生を犠牲にしても何も残らない

普通の人が自分で歩けなくなり、食事もできなくなったらそれ以上治療せず自然死するのが普通です。

ここで日本人の生死観という問題につきあたり、「生かしておくのが親孝行だ」という考えが正しいのかどうか疑問に思えます。

自分で体を動かせず考える事もできないのに、医学の力で心臓と脳を動かして、それが親孝行や本人の為なのでしょうか?


親の最期の20年間のために子供は20年間を犠牲にするわけで、その負担で子供も作れず少子化が加速します。

親のおむつを替えるのではなく子供のおむつを替えれば子孫が栄えるのに、親の介護があるから子供を造れません。

日本政府は老人の介護を子供に押し付けておいて、「なんで子供を産まないんだろう」と首をひねっている。


両方の親4人の老後の面倒を見ながら自分の子供2人を育て上げるなど、誰にもできる筈がありません。

子供は親の面倒を見るべきではないし、親は子供の世話になるべきではない、非情なようですがそうしないと子供の負担が際限なく増えます。

ここで登場するのが親戚一同で「親の面倒も見れないのか」などと非難して罪悪感を植え付けようとします。


「親を老人ホームに入れるなんて、なんて冷酷な奴だ」現実にこのように言われて親の介護に人生を犠牲にする人が多い。

親の次に人生の負担になっているのは家と子供で、多くの人は「子供に家を残す」目的で家を建てるそうです。

だがその子供は「自分の家を所有したい」などと言っていないはずで、その証拠に成人したらさっさと家から出ていきます。


これも30年間を住宅ローン返済の為にだけ生きるのが、本当に子供の為なのか非常に疑問です
http://www.thutmosev.com/archives/85572704.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/247.html#c8

コメント [近代史4] アメリカに「寝たきり老人」が居ない理由_ 寝たきりになる人を助けないので、寝たきりにならない 中川隆
1. 中川隆[-5737] koaQ7Jey 2021年4月14日 11:19:21 : FQrGsP3YVY : VUVVL3ZhT3JrRms=[13]

2021年04月14日
親や子供や親せきや世間の為に生きるのは辞めた方が良い
http://www.thutmosev.com/archives/85572704.html


自分で歩けず食事できない人は、欧米では死者あつかいになるので寝たきり老人が居ない

人生の負担を軽くしよう

日本人は30年間不況が続いた末にコロナで経済が壊滅し、さらに困難な状況に陥っている人が多い。

政治家はばかばっかりで予算を取り仕切る財務大臣は「給付金なんか無駄なんだよ」とばかり「パンが無ければケーキを食べなさいよ」みたいな事を言っています。

だがその連中を選挙で選んだのは他ならぬ日本人自身なので、東日本大震災の失策同様に、政治家がバカなのか選んだ国民がバカなのか分からない。

ちなみにマリーアントワネットが「パンが無ければケーキを食べなさいよ」と言ったのを聞いた人は1人もおらず、革命を起こしたかった新聞の捏造記事でした。

先進国の中で日本だけが唯一ずっと不況なのですが、その原因として国民に過剰な負担を強いている事が考えられます。

高齢化で親が動けなくなり、子供が寝たきり老人の介護をするため仕事を辞めるケースが非常に多い。


仕事を辞めた子供は貧困者か生活保護に転落し、下手をすると親子で食べるものが無くなってしまう。

この話を聞いた欧米人の反応は「ばかじゃないの?」というもので誰も同情してくれないそうです。

欧米では子供が親の面倒を見るのは自由意志で強制されるものではなく、親の面倒を見ない人は大勢います。


子供に世話して貰えない人は福祉団体や介護施設に入るが、寝たきり老人がそもそも居ない。

ドイツの例では寝たきりになった人を生かしておく文化がなく、それ以上延命治療をしない例が多い。

F1レーサーのミハエルシューマッハはずっと寝たきりらしいですが、あれは莫大な資産があるので家族の意思でそうしています。

人の為に人生を犠牲にしても何も残らない

普通の人が自分で歩けなくなり、食事もできなくなったらそれ以上治療せず自然死するのが普通です。

ここで日本人の生死観という問題につきあたり、「生かしておくのが親孝行だ」という考えが正しいのかどうか疑問に思えます。

自分で体を動かせず考える事もできないのに、医学の力で心臓と脳を動かして、それが親孝行や本人の為なのでしょうか?


親の最期の20年間のために子供は20年間を犠牲にするわけで、その負担で子供も作れず少子化が加速します。

親のおむつを替えるのではなく子供のおむつを替えれば子孫が栄えるのに、親の介護があるから子供を造れません。

日本政府は老人の介護を子供に押し付けておいて、「なんで子供を産まないんだろう」と首をひねっている。


両方の親4人の老後の面倒を見ながら自分の子供2人を育て上げるなど、誰にもできる筈がありません。

子供は親の面倒を見るべきではないし、親は子供の世話になるべきではない、非情なようですがそうしないと子供の負担が際限なく増えます。

ここで登場するのが親戚一同で「親の面倒も見れないのか」などと非難して罪悪感を植え付けようとします。


「親を老人ホームに入れるなんて、なんて冷酷な奴だ」現実にこのように言われて親の介護に人生を犠牲にする人が多い。

親の次に人生の負担になっているのは家と子供で、多くの人は「子供に家を残す」目的で家を建てるそうです。

だがその子供は「自分の家を所有したい」などと言っていないはずで、その証拠に成人したらさっさと家から出ていきます。


これも30年間を住宅ローン返済の為にだけ生きるのが、本当に子供の為なのか非常に疑問です
http://www.thutmosev.com/archives/85572704.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1180.html#c1

コメント [近代史5] 「集団免疫戦略 真似しないで」 スウェーデンの医師・科学者が意見投稿 中川隆
4. 中川隆[-5736] koaQ7Jey 2021年4月14日 11:19:42 : FQrGsP3YVY : VUVVL3ZhT3JrRms=[14]

2021年04月14日
親や子供や親せきや世間の為に生きるのは辞めた方が良い
http://www.thutmosev.com/archives/85572704.html


自分で歩けず食事できない人は、欧米では死者あつかいになるので寝たきり老人が居ない

人生の負担を軽くしよう

日本人は30年間不況が続いた末にコロナで経済が壊滅し、さらに困難な状況に陥っている人が多い。

政治家はばかばっかりで予算を取り仕切る財務大臣は「給付金なんか無駄なんだよ」とばかり「パンが無ければケーキを食べなさいよ」みたいな事を言っています。

だがその連中を選挙で選んだのは他ならぬ日本人自身なので、東日本大震災の失策同様に、政治家がバカなのか選んだ国民がバカなのか分からない。

ちなみにマリーアントワネットが「パンが無ければケーキを食べなさいよ」と言ったのを聞いた人は1人もおらず、革命を起こしたかった新聞の捏造記事でした。

先進国の中で日本だけが唯一ずっと不況なのですが、その原因として国民に過剰な負担を強いている事が考えられます。

高齢化で親が動けなくなり、子供が寝たきり老人の介護をするため仕事を辞めるケースが非常に多い。


仕事を辞めた子供は貧困者か生活保護に転落し、下手をすると親子で食べるものが無くなってしまう。

この話を聞いた欧米人の反応は「ばかじゃないの?」というもので誰も同情してくれないそうです。

欧米では子供が親の面倒を見るのは自由意志で強制されるものではなく、親の面倒を見ない人は大勢います。


子供に世話して貰えない人は福祉団体や介護施設に入るが、寝たきり老人がそもそも居ない。

ドイツの例では寝たきりになった人を生かしておく文化がなく、それ以上延命治療をしない例が多い。

F1レーサーのミハエルシューマッハはずっと寝たきりらしいですが、あれは莫大な資産があるので家族の意思でそうしています。

人の為に人生を犠牲にしても何も残らない

普通の人が自分で歩けなくなり、食事もできなくなったらそれ以上治療せず自然死するのが普通です。

ここで日本人の生死観という問題につきあたり、「生かしておくのが親孝行だ」という考えが正しいのかどうか疑問に思えます。

自分で体を動かせず考える事もできないのに、医学の力で心臓と脳を動かして、それが親孝行や本人の為なのでしょうか?


親の最期の20年間のために子供は20年間を犠牲にするわけで、その負担で子供も作れず少子化が加速します。

親のおむつを替えるのではなく子供のおむつを替えれば子孫が栄えるのに、親の介護があるから子供を造れません。

日本政府は老人の介護を子供に押し付けておいて、「なんで子供を産まないんだろう」と首をひねっている。


両方の親4人の老後の面倒を見ながら自分の子供2人を育て上げるなど、誰にもできる筈がありません。

子供は親の面倒を見るべきではないし、親は子供の世話になるべきではない、非情なようですがそうしないと子供の負担が際限なく増えます。

ここで登場するのが親戚一同で「親の面倒も見れないのか」などと非難して罪悪感を植え付けようとします。


「親を老人ホームに入れるなんて、なんて冷酷な奴だ」現実にこのように言われて親の介護に人生を犠牲にする人が多い。

親の次に人生の負担になっているのは家と子供で、多くの人は「子供に家を残す」目的で家を建てるそうです。

だがその子供は「自分の家を所有したい」などと言っていないはずで、その証拠に成人したらさっさと家から出ていきます。


これも30年間を住宅ローン返済の為にだけ生きるのが、本当に子供の為なのか非常に疑問です
http://www.thutmosev.com/archives/85572704.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/257.html#c4

記事 [原発・フッ素53] 原子力規制委、東電柏崎刈羽原発の「運転禁止」決定へ 商業炉では初(東京新聞・共同)
2021年4月14日 10時19分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/97988

 原子力規制委員会は14日の定例会合で、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の核物質防護不備を巡る事実上の運転禁止命令について議論する。原子炉等規制法に基づき、同原発での核燃料の移動を禁じる是正措置命令を正式決定する見通し。

 命令によって、東電は同原発への新燃料の搬入や、原子炉への燃料装てんなどができなくなる。商業炉に対する規制委の措置命令は初めて。同原発の再稼働は当面望めず、福島第一原発の廃炉や賠償の枠組みにも影響を与えかねない。

 禁止期間は「事業者の自律的な改善が見込める状態」になるまでとされる。規制委は、核物質防護に対する東電の姿勢などを調べる今後の追加検査に1年以上かかるとしており、少なくとも検査が終了するまで東電が目指す7号機の再稼働は進まない。

 規制委や東電によると、柏崎刈羽原発では昨年3月以降、計15カ所でテロ目的などの侵入を検知する設備が故障し、代替措置も不十分だったことが、今年2月の規制委の検査で判明した。 (共同)

【関連記事】「もうあきらめて出て行ってくれないか」柏崎刈羽原発、地に落ちた東電への信頼 再稼働へ地元の同意見通せず
       https://www.tokyo-np.co.jp/article/94046
【関連記事】柏崎刈羽原発を「運転禁止」に 東電のずさんなテロ対策で規制委が是正命令へ
       https://www.tokyo-np.co.jp/article/93516
【関連記事】「知識がないのか、なめているのか」と規制委員長 東電柏崎刈羽原発でずさんテロ対策次々と発覚 早期再稼働は不可能に
       https://www.tokyo-np.co.jp/article/91898
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/449.html

コメント [原発・フッ素53] 安全なら東京湾に流せ。トリチウム汚染水放出で復興を妨げる菅政権の蛮行  高野孟(まぐまぐニュース) 赤かぶ
34. 茶色のうさぎ[-25310] koOQRoLMgqSCs4Ks 2021年4月14日 11:22:08 : Z1XewGQIOg : RG5ETkRpTloxR1E=[2]

 ↓ 当然、 犯人です。  うさぎ♂ 
https://photos.google.com/photo/AF1QipPVg5tLMCAIwNxhmbifEasByevxVI4alRo9U8st
https://photos.google.com/photo/AF1QipMTAKz2DV8gzBmlv1AtFNEOrywtljiFKMzxxSeT


http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/442.html#c34

コメント [政治・選挙・NHK280] 菅政権「原発汚染処理水の海洋放出」はゴマカシだらけ…一方、自民党では安倍晋三が顧問になって「原発新増設」を推進する議連… 赤かぶ
11. 2021年4月14日 11:22:21 : NNHQF4oi2I : WXhzeVFYNXV5aGc=[582]
自民党の ワイロ政治か

 国民の命をワイロと引き換えだ

 選挙の時はもっともな事をホラふく

 
 小選挙区制度の 意味が無くなった
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/268.html#c11

コメント [政治・選挙・NHK280] 「第4波に入った」都医師会長 変異株急拡大で五輪は「無観客でも難しい面も」(東京新聞) 赤かぶ
28. わ寺ソーカ禅ZEN善[-190] gu2Om4NcgVuDSpFUgnmCZIJtkVA 2021年4月14日 11:23:08 : kxk7MnCbWU : d1N5Q0JNaG5NNEk=[-10781]
>>27

もっと素直に喜んだら?

https://www.youtube.com/watch?v=tykwbj5ZWtA
>カナダ人ニュース 松山英樹マスターズ優勝

キャディの早藤将太サンにもエールを送ろう。

https://www.youtube.com/watch?v=VDBTvjm5k-U
>a cup of happiness

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/265.html#c28

コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
146. 2021年4月14日 11:24:48 : 8J80kZFoAw : c2IwbERSZXNSTkk=[3]
ふむ、ここにはいかさま師が溢れかえっているようだが、Ct値とはこういうことだ。

https://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_kensakekka_201012.pdf

3.各種検査法の種類と注意点 (1)遺伝子検査法
新型コロナウイルスに特異的な RNA 配列を RT-PCR 法などで増幅し、これを検出する方法が用いられ る。数十コピーのウイルス遺伝子を検出できるほど感度が高いことが本法の特徴であるが、検査時間が比較的 長い(1-5 時間)、専用機器・熟練した人材が必要、高コストなどが普及のハードルとなっている。それぞれの 検査法ごとに感度・特異度に差がみられるが、概ね感度 90%以上、特異度はほぼ 100%と考えてよい 5,6)。遺 伝子検査法では増幅に必要なサイクル数(Ct 値)などをもとに、検体中に存在するウイルス遺伝子数を推定す ることができる。低い Ct 値で陽性になる場合にはウイルス遺伝子が多く、逆に陽性となるまでに要する Ct 値が 高い場合にはウイルス遺伝子数が少ないと判断する。さらに、Ct 値が高い(ウイルス遺伝子数が少ない)場合 には、たとえ遺伝子検査が陽性であっても、その検体から感染性を示すウイルスが分離されにくくなることに注 意する必要がある。また、Ct 値は検査系(機械・試薬等)によって数値が変動するので、数値の一般化が出来 ないことにも留意するべきである。図1に COVID-19 患者の典型的な検査結果をシェーマで示した 7)。鼻咽頭 拭い液の遺伝子検査陽性は数週間にわたって持続するものの、ウイルスを分離できるのは図 1 において発症 から約1週間後までとなっている。


つまり、Ct値は、その値によって感染事実の有無を判定すべきものではなく、Ct値が高い時点で、それはイコール「ウイルス数が少ない」ということでしかない。

検体中にウイルスが多かろうと少なかろうと、その人が発病感染していいるかどうかとの検証にはならないが、それ以前に、ここでの多くは、逆の解説がなされていて、「Ct値を高くせよとは、ウイルス数が少ないと設定せよ」との命令が下りたという意味である。

本当にCt値を高くせよとの命令が出ているのなら、それは行政指導で感染の事実を隠蔽せよとの命令ということなので、事実ならばあってはならない行政犯罪である。


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c146

コメント [政治・選挙・NHK280] 安全なら東京湾に流せ。トリチウム汚染水放出で復興を妨げる菅政権の蛮行  高野孟(まぐまぐニュース) :原発板リンク  赤かぶ
9. 2021年4月14日 11:24:51 : dxkTl1vUxc : NXlNOUwyaUpSenc=[587]
海洋放出の汚染水、賛成者すべてに飲んでもらおうキャンペーンを張るべき。

 津村啓介、党の判断に逆らうな。国民は賛成などしない。それがわからんのか。まだまだ空き地はある。

 自民党は解散する時この汚染水の放出を公約に掲げ、勝利すれば民意だと、のたまう。菅は、安倍の消費税の値上げの際と同じ手法をとる。、国民に問う、民意は得たの論法。 
 その手に乗ってどうする。秋までの選挙を見越し打ち出した判断であることは明白。そんな事見通せないでどうする。お前たち馬鹿か!ダメダメのダメだぞ。
 自民党を勝たせたら必ず民意に沿って汚染水の放出は理解されたというはず。
 再度言う。自民党の戦術を見透かさないとダメだよ野党の議員は!!
 
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/259.html#c9

コメント [カルト31] カレ・そろそろビルービーム計画のUFO詐欺が幻想的に始まり、同時に株価崩壊とネサラという財産没収と戦争詐欺が一挙に始まる。… ポスト米英時代
10. 2021年4月14日 11:26:17 : oyZaIFcmqk : MllDcjNWVHpBMmc=[790]
ここはカルト板です。細かいことは別の板で。
http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/648.html#c10
コメント [原発・フッ素53] 福島第一原発の放射能汚染水を海洋放出を決定・・・そんなに安全と言うなら、まずは東京湾に流したらどうだ!!  赤かぶ
110. 2021年4月14日 11:26:27 : KEKnYEPdII : cHF5SW5Td0tCeHM=[315]
>>109
素人の馬鹿は書き込みしなければ良いだけ。
あんたが食うに困らないから、呑気に書き込みできてるだけで
多くの人は放射能で肉親や知人を失ったり、さらにコロナで
職を失ったりで、衣食住を奪われたりで自殺している人も
多い。阿鼻叫喚に既になってるだろが。
これが、これからますますひどくなっていく。
マスゴミはフェイクしか流さないからあんたみたいな馬鹿が
でしゃばってくる。
911なんてジムストーンという人の内部告発があっただろが。
それにユダヤ人が3000人近く勤務していたのにみな有給を
とり、死んだのは一人だけだったことは当初から言われていた。
それを口にしたnhkの長谷川解説主幹は変死しただろが。
それに化学的ではなく、科学的じゃないのか。化学だけじゃなく
物理、工学、数学等からも解析していかないとタワー崩壊の
原因は分からないだろが。まあ、デクラスで明らかにされる
んだろうが。
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/432.html#c110
コメント [政治・選挙・NHK280] 「第4波に入った」都医師会長 変異株急拡大で五輪は「無観客でも難しい面も」(東京新聞) 赤かぶ
29. 2021年4月14日 11:28:03 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1380]
手柄って必要?

努力とか責任て、重要ですかね。

そういうものが邪魔して、るんじゃないの、世界観に。

  
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/265.html#c29

コメント [政治・選挙・NHK280] 「第4波に入った」都医師会長 変異株急拡大で五輪は「無観客でも難しい面も」(東京新聞) 赤かぶ
30. 2021年4月14日 11:30:04 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1381]
喜ばなくても素直なんですけど。

喜ばない人が、素直な場合もあるね。

   
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/265.html#c30

コメント [政治・選挙・NHK280] <勝算あった>広島再選挙は野党系リード 菅官邸「負けたら岸田のせい」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
15. 2021年4月14日 11:30:16 : 7mNLBtH6Xk : Y2VBOWdnUlcvQm8=[535]
とりあえず、ゴメンね!
政権与党と、その主犯が罪を犯しても
犯罪は、犯罪です!
各種の現行犯でもありますので、
主権者で取り押さえて、首に憲法条文と
この方々がやった、公権力犯罪を書いた紙を
首にぶら下げて、
硬い箱に入れてください!
もちろん捕まえない下僕公務員や裁判官も
同罪です!
辛うじて主権者の国民の皆様方々!

先の戦争でアベ崇拝のドA級戦犯岸爺さんたちや
大本営ダマスゴミに、ダマされ殺された国内だけで300万人の皆様や
何も知らない子供たちへの・・・・ツグナイデス!

よろしくお願い●します。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/267.html#c15

コメント [雑談・Story41] やまゆり園での採火中止を 遺族ら相模原市に要請「鎮魂の場を祭典の場にするのは許せない」(東京新聞・共同)  蒲田の富士山
4. 斜め中道 (-_-メ)[3922] js6C35KGk7kgKC1fLdIp 2021年4月14日 11:30:22 : ZHvBssUSUE : d1BJYlVSdTRTTTI=[31]
「市の方針を尊重する。被害者や遺族の気持ちを踏みにじってまで強行することではない」
・・・当たり前じゃ!! 
(・・・が、まぁ、それができないKKの中では、今回はまともな意見か・・・)
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/877.html#c4
コメント [原発・フッ素53] <漁業関係者は猛反発「死活問題だ」>トリチウム含む原発処理水 海へ 麻生大臣「飲んでも何てことない」( FNNプライムオンラ… 赤かぶ
20. 2021年4月14日 11:33:54 : Askq0YLCxI : Qmp1Y3Rla1c0Vlk=[666]

麻生に飲め! とコメントしているのが居るが、

年寄りはほとんど影響ないよ。重大な影響があったとしても老衰死との区別がつかな

い。

「問題ないならお前の孫たちに飲ませろ!」と言わないと。
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/445.html#c20

コメント [雑談・Story41] 冬になった その67 蒲田の富士山
298. 斜め中道 (-_-メ)[3923] js6C35KGk7kgKC1fLdIp 2021年4月14日 11:37:50 : ZHvBssUSUE : d1BJYlVSdTRTTTI=[32]
>>297 さま

很好了!!! ・・・やっと冬も終わったか・・・・♪
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/859.html#c298

コメント [政治・選挙・NHK280] 吉村知事への批判がいよいよテレビでも…北村教授は「4週間ものほほんと」、日本城タクシー社長と小木博明は「最初にやりたいだ… 赤かぶ
44. 2021年4月14日 11:39:18 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1382]
吉村、マンボはもう、止めるんですか?

6万件の飲食店の三分の一も、仕事してませんが、

日テレのいつもの大仰な報道でしたが。

投げ出したという事でしょうか。

マンボ効果のほどもくそもないですね。

  
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/256.html#c44

コメント [原発・フッ素53] 汚染処理水の海洋放出 東電、当事者意識なく受け身のまま 原発運転にもレッドカード(東京新聞) 蒲田の富士山
1. 2021年4月14日 11:39:43 : tZLL0Er4Kk : Z1FxVG1oTkp2a3c=[312]
■『新聞は「社会の木鐸たれ」』

 と言われてたが

 東京新聞だけに

 なっても〜たみたいだね!



http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/447.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK280] <勝算あった>広島再選挙は野党系リード 菅官邸「負けたら岸田のせい」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
16. 地下爺[14899] km6Jupbq 2021年4月14日 11:44:03 : lgRHLEoOlg : L0NyMVczY2tIZHc=[145]

   あ・ん・り ?!




http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/267.html#c16

コメント [政治・選挙・NHK280] 「第4波に入った」都医師会長 変異株急拡大で五輪は「無観客でも難しい面も」(東京新聞) 赤かぶ
31. 一般ピープルぱんぴー[-1911] iOqUyoNzgVuDdoOLgs@C8YLSgVs 2021年4月14日 11:44:20 : kxk7MnCbWU : d1N5Q0JNaG5NNEk=[-10783]
>>27

>サーフィンや野球と同じように、ゴルフも東京五輪の公式種目だから

サーフィンはロシアが盛り上げてくれてますね。

https://news.yahoo.co.jp/articles/38356acdc8fc1d4c05f8a6bb53d30beacb6b6a23
> 東京オリンピック出場を目指す、ロシアのサーフィン選手は、国後島での合宿の意義について、「水温や波の特徴が日本の会場と良く似ていることだ」などと強調

さあ、サーフィン会場で、この歌が流れるかな?

https://www.youtube.com/watch?v=huBtsBxQIIc
>【和訳付き】ロシア連邦の国歌【カナルビ付き】

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/265.html#c31

コメント [政治・選挙・NHK280] <勝算あった>広島再選挙は野党系リード 菅官邸「負けたら岸田のせい」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
17. 2021年4月14日 11:44:36 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1383]
大阪のマスク会食うんぬんより、

吉村やジミン連中倒したほうが早いんと違う?
コロナ対策。

 
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/267.html#c17

コメント [カルト31] ワイアド・ソ連崩壊を経験済みのロシアこそ世界の最先端。日本企業は中国に迂回進出する積もりで同盟国のロシアに進出せよとい… ポスト米英時代
7. 2021年4月14日 11:45:20 : q0wUy6Xkyo : cWVOOFRCNmFXS1k=[7]
ロシア正教とバカチンが2016年にバハマで歴史的和解の抱擁をしている
これキリスト教信者が大半を占めるウクライナ国民へのパフォーマンスだったのだろう 国民の反発心をなるべくなだめておいた上でウクライナからDSを追っ払う作戦
もしも日本人が相手なら、日本人を抱き込むためにどういったパフォーマンスをするだろう
嫌われ者の森元では何の役にも立たなかったし柔道つったって少数派、今のところザギトワちゃんやメドベージェワちゃんに日本好きをアピールさせるくらいか
ウクライナとロシアの情勢が気に掛かるけど明日は我が身かもしれない


http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/652.html#c7

コメント [政治・選挙・NHK280] <勝算あった>広島再選挙は野党系リード 菅官邸「負けたら岸田のせい」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
18. 地下爺[14900] km6Jupbq 2021年4月14日 11:45:21 : lgRHLEoOlg : L0NyMVczY2tIZHc=[146]
 

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/267.html#c18
コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
147. 2021年4月14日 11:53:39 : Rm8xO3v8bp : ZnExRDRxeUh2blE=[12]
144様>

ありがとうございます^^

すでに厚生労働省で染症法の一部改訂、されていたのですね。

みんなが大げさに気にしなくていいインフルエンザと言うことですね。

そういうことをメディアは冷静に伝えて頂きたいものです。

マスクも厚生労働省で強制ではない旨、公表してます。
にもかかわらず,同調圧力と言うか、マスクマスクの人の波は相変わらずですね。

福井県会議員、斎藤新緑氏は自民党ナンバー2のベテランらしいのですが、
ワクチンは「生物兵器」と言うような広報誌を配布したそうです。

結局、自己免疫力を高めて、ウイルスに負けないようにすることが一番なのかも知れませんね。

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c147

コメント [政治・選挙・NHK280] <勝算あった>広島再選挙は野党系リード 菅官邸「負けたら岸田のせい」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
19. 地下爺[14901] km6Jupbq 2021年4月14日 11:54:20 : lgRHLEoOlg : L0NyMVczY2tIZHc=[147]
河井 案里 かわい あんり
生年月日 1973年9月23日(47歳)
出生地  宮崎県延岡市
出身校  慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 修士課程修了
前職   科学技術振興事業団職員
     広島文化短期大学非常勤講師
所属政党 (自由民主党(二階派)   <<<----
配偶者  河井克行(元衆議院議員:
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/267.html#c19
コメント [医療崩壊6] ワクチン2回接種後に感染、石川 病院勤務の派遣社員(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
6. 2021年4月14日 11:59:50 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[9465]
[高確率で症状出てます]コロナワクチン2回目の症状が結構まずいと思い急遽撮りました
•2021/04/06
Ikuma
https://www.youtube.com/watch?v=WsiEOGR1Q0U
http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/610.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK280] 65歳以上ワクチン接種開始 なぜ高齢者は副反応が少ない?(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
19. 2021年4月14日 12:00:01 : nfoGTNZeTs : QkxqMHJTTGRjWkU=[195]
正直に立場の弱さに付け込んでの強制人体実験と抜かしやがれ
日刊731石井四郎新聞と名前を変えろ
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/260.html#c19
コメント [政治・選挙・NHK280] <勝算あった>広島再選挙は野党系リード 菅官邸「負けたら岸田のせい」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
20. 2021年4月14日 12:02:36 : nfoGTNZeTs : QkxqMHJTTGRjWkU=[196]
負け戦祭りの前から責任のなすり合い始めてどうするwwww

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/267.html#c20
コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
148. 2021年4月14日 12:06:29 : Rm8xO3v8bp : ZnExRDRxeUh2blE=[13]
147で
染症法の一部改訂➡感染症法の一部改訂に訂正いたします。

又、自己免疫力を上げるには私の場合、ハーバード大学医学部日本人の准教授の記事、栄養を取って十分睡眠をとる、を参考にしています。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c148

コメント [政治・選挙・NHK280] ワクチン接種「メリット」の正体(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
64. 2021年4月14日 12:08:48 : r32WQ9BC6o : T2dLLk1ZVDVyeUE=[26]
>>61
>植草さんは ワクチンを打たないのだろうか??

世界60カ国以上で使われていて、高齢者にも安全で効果の高いとランセット認定の
南アフリカ型および英国型の変異株にもスプートニクVが入ったら、植草さんも
打つんじゃね?

>>62
>「ワクチン接種後にも感染する」といった主張には、、、

主張じゃなくて、ファイザーのワクチンモドキの現実だろ。
 

参考
岡田正彦氏のHP(http://okada-masahiko.sakura.ne.jp/)より

ファイザーワクチンの効果(有効率95%)について

米国の役所に提出された600頁に及ぶ内部資料によれば、3,410人の疑い例があり、
PCRがなぜか行われていない。これらを合算すると、「有効率」は95%ではなく、
19%となる。


   


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/234.html#c64

コメント [政治・選挙・NHK280] <勝算あった>広島再選挙は野党系リード 菅官邸「負けたら岸田のせい」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
21. 名も無く地位も無く[188] lryC4Jazgq2SbojKguCWs4Kt 2021年4月14日 12:10:17 : NWP4umdGqA : V08uaGNnVEJGV2M=[6]
岸田も、河野も、イシバもいらぬ。イヤ自民。維新、公明善全員イラネ!
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/267.html#c21
コメント [カルト31] ガセ注意・US・間もなくバデ退陣緊急放送と十日間の停電。バデ退陣の朗報と言うよりもブルービーム計画を開始する悪寒という… ポスト米英時代
1. 2021年4月14日 12:11:08 : q0wUy6Xkyo : cWVOOFRCNmFXS1k=[8]
最近空が低くなったと話題になることがあり
これをブルービーム作戦に関連付けて見ると、空をケムトレイルで覆いその上方でブルービーム作戦を計画する側と阻止する側の戦いをしているのではと推理する人もいます
ただ単に仕掛けを準備中なだけということも

http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/659.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK280] ワクチン接種「メリット」の正体(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
65. 2021年4月14日 12:11:54 : r32WQ9BC6o : T2dLLk1ZVDVyeUE=[27]

訂正

×ーーー南アフリカ型および英国型の変異株にもスプートニクVが入ったら
○ーーー南アフリカ型および英国型の変異株にも効くスプートニクVが入ったら
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/234.html#c65

コメント [国際30] アフガニスタン駐留米軍 9月11日まで完全撤退へ バイデン政権/nhk 仁王像
1. 2021年4月14日 12:13:04 : nfoGTNZeTs : QkxqMHJTTGRjWkU=[197]
なんでいなんでい
結局トランプさんがやっていたことの方が正しかったと
糞恥ずかしくもなく白旗あげてゲロったんじゃねえか
今年の秋にはまた米大統領選だな
日米仲良くWムサシドミニオンまつりてかwwww
http://www.asyura2.com/21/kokusai30/msg/451.html#c1
コメント [カルト31] ガセ注意・US・間もなくバデ退陣緊急放送と十日間の停電。バデ退陣の朗報と言うよりもブルービーム計画を開始する悪寒という… ポスト米英時代
2. 2021年4月14日 12:13:07 : 8zne86Ve2E : WWovbG5ZNFNlaWs=[415]
☆★☆★☆★

身を引くったってああた、今の状況じゃカマだ・針巣になるとかいろいろあんじゃないの?

降りるからってだけじゃ、いいニュースたぁ言えませんね。
http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/659.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
149. 2021年4月14日 12:14:50 : oyZaIFcmqk : MllDcjNWVHpBMmc=[791]
自民党ネットサポーターズクラブとかいうものがあります。またランサーズとかいうものもあります。政府自民党の応援をすればおこずかいがもらえるそうです。内容はテンプレートもあり簡単に使えるようになっています。

どこのネット投稿でもうじ虫のように湧いてきます。中身もどこかで見たようなものが多いです。今の日本は貧乏人が多くて日々の生活も大変です。参加する人が多いのもうなずけますね。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c149

コメント [政治・選挙・NHK280] 菅政権「原発汚染処理水の海洋放出」はゴマカシだらけ…一方、自民党では安倍晋三が顧問になって「原発新増設」を推進する議連… 赤かぶ
12. 2021年4月14日 12:22:46 : yRsmDfudUs : RndqTzVuVDVVUy4=[6]
だらだら続くボンクラ政治 

支持率4割政権に国民の苛立ち 補選・再選挙3連敗で国民愚弄の悪辣政権に鉄槌を
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/262.html
 

処理水放出、安倍前首相の「アンダーコントロール」発言と矛盾せず=菅首相

処理水は放射性物質の濃度が十分低いため、安倍晋三前首相が同原発について「アンダーコントロール(制御下にある)」と発言したことと「矛盾しない」と述べた。
https://www.reuters.com/article/idJPL4N2M60T9



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/268.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK280] <漁業関係者は猛反発「死活問題だ」>トリチウム含む原発処理水 海へ 麻生大臣「飲んでも何てことない」 :原発板リンク  赤かぶ
3. 2021年4月14日 12:24:41 : DP90THzyoM : aU5Na29Uc3RpLlU=[2]
人間の何パーセントが水で構成されているか、そもそもトリチウムとはどのような元素なのか、そういう基本的な科学的知識が全く無い奴らに物事を任せてよいものか。

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/266.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK280] 菅政権「原発汚染処理水の海洋放出」はゴマカシだらけ…一方、自民党では安倍晋三が顧問になって「原発新増設」を推進する議連… 赤かぶ
13. 2021年4月14日 12:27:20 : yRsmDfudUs : RndqTzVuVDVVUy4=[7]
昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた 
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/268.html#c13

コメント [政治・選挙・NHK280] <勝算あった>広島再選挙は野党系リード 菅官邸「負けたら岸田のせい」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
22. 2021年4月14日 12:28:51 : FoP2Dr9OdQ : aTNodDdDUFdFdEk=[-1385]
transimpex_ochd(スコットランド・ケール語で8です)で投稿しています。

その通り 戦後処理は、自公・維新解党 創価など解体。

犬HK/経団連(中国へ逃げている)吉本(日本劣化の工作活動?)も中国へ?

偽天皇皇室も不要。

其処から 少しづつまともな国へと再興。

朝鮮芸能界など、日本には不要、

目に毒。 耳に毒。

日本語喋っても 感情を表現するやり方は180度違う。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/267.html#c22

コメント [政治・選挙・NHK280] 菅政権「原発汚染処理水の海洋放出」はゴマカシだらけ…一方、自民党では安倍晋三が顧問になって「原発新増設」を推進する議連… 赤かぶ
14. 2021年4月14日 12:32:42 : vFex0XaPcU : UnVlT09ib2lWMWM=[12]
火力や太陽がテロで爆破されても大したことはないが原発は大事だしね。あればあるほど亡国に近付くことが出来るから現自民党と安倍前総理の悲願の日本崩壊には重要な布石ではある。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/268.html#c14
コメント [近代史4] 東電福島第一原発汚染水の太平洋への放出の影響 中川隆
1. 2021年4月14日 12:34:03 : FQrGsP3YVY : VUVVL3ZhT3JrRms=[15]
いよいよ放射能海洋投棄 2021年04月10日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1459.html

 日本政府(原子力産業寄生政党)が、フクイチ放射能汚染水の海洋投棄を決定したのは昨年、2020年10月だった。
 海洋放出を政府が決定へ 福島第一原発の汚染処理水 2020年10月15日
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/62141

 これに対して、太平洋各国から懸念の声が出ていたが、グリーンピースの意見に説得力があるので紹介する。

  国際法は、国境を越える汚染の防止を求めている。2019/8/7
 https://www.greenpeace.org/japan/sustainable/story/2019/08/07/9848/

 国際法は、国境を越えておこなわれる重大な汚染の防止を求めています。

 1982年に採択された「国連海洋法条約(UNCLOS)」第194条(2)は、
「いずれの国も、自国の管轄又は管理の下における活動が他の国及びその環境に対し汚染による損害を生じさせないように行われること並びに自国の管轄又は管理の下における事件又は活動から生ずる汚染がこの条約に従って自国が主権的権利を行使する区域を越えて拡大しないことを確保するためにすべての必要な措置をとる」としています

 つまり、国境を超えて環境破壊の被害が出ないように、あらゆる手を尽くしてください、ということです。

昨年、日本政府は汚染水をどうするかについて報告書をまとめて選択肢を5つ示しました。

 地層注入、地下埋設(コンクリート固化)、海洋放出、 水蒸気での大気放出、水素での大気放出です。
 これらは自然環境の中に捨てるものです。とくに海洋放出は、日本が管轄する区域を超えての汚染の拡大にあたります。そうしないための措置をとるべきです。

 汚染水の「排出基準超え」問題が2018年9月に発覚してから、環境放出への反対の声が高まり、現在国の委員会で長期保管という選択肢が検討されつつあります。
 あくまでも環境に放出することのないよう、注目していきましょう。

詳しくは>>。ヨ東電が汚染水を海に流してはいけない4つの理由」

 薄めて流してはダメ
 また、同じ国連海洋法条約の第195条では「いずれの国も、海洋環境の汚染を防止し、軽減し又は規制するための措置をとるに当たり、損害若しくは危険を一の区域から他の区域へ直接若しくは間接に移転させないように又は一の類型の汚染を他の類型の汚染に変えないように行動する」とあります。

 タンクの中の放射能汚染水を海に捨ててしまうのは、危険の移転にあたるのではないでしょうか。
そのまま流せば日本の排出基準を超えるけど、「水で薄めて海に放出して構わない…」 日本の原子力規制委員長の更田豊志さんは、かつてそんなことをいいました。

 どうしたら放出できるか、ではなく、放出しないために「行動する」ことが求められています。

 2011年にした約束

 2011年、東電福島原発事故発生直後、日本は「継続的な海洋モニタリングの維持と強化、放射性物質の拡散の影響の調査と決定、調査結果の公表に全力を尽くす」、 「海洋への流出を最小限に抑える方法を研究する」(LC / SG 34/15の付録8)とロンドン条約/ロンドン議定書締約国会議の場で約束しました(注1)。

 2018年のロンドン条約/ロンドン議定書締約国会議でのやりとり

 2018年11月に開催されたロンドン条約/ロンドン議定書締約国会議にオブザーバーの資格で参加したグリーンピースは、日本政府の2011年の発言に触れた上で、汚染水の処理がうまくいかなったこと、また、汚染水の海洋放出が選択肢にあがっていることについて、地域的にみても国際的にみても、深く憂慮すべき事態であると発言しました。

 そして、1990年代にロシア軍が放射性液体廃棄物を日本海に投棄していたが、それをやめることができたのは、当時、日本をはじめとする国際的な協力があったからこそだったと述べました(注2)。

 これに対し、日本政府の代表団は、「当該の件はロンドン条約/ロンドン議定書の範囲外ジ(注3)と承知しているものの、廃液の最終処分については決定されていない、地域の住民や專門家の意見を聴取している最中であり、最終処分の方法を検討中である」と述べました。
 そして、「最終処分がいなかる形になろうとも、放出する際の放射能のレベルはトリチウムを含め、規制で許可されている値以下になる」と述べました。そのために東電が再度の処理を行うとも報告しました。そして、最後に、これらの廃棄物管理を今後どうするかについては透明性をもって国際社会に説明し続けることを約束しました。

 こうした日本政府の代表団の発言に続いて、韓国政府の代表団が、日本による情報提供に感謝の意を表し、放射能汚染水が海洋に放出される可能性は、近隣諸国の重大な関心事であり、引き続きの情報共有を歓迎するとしました。

 会議を運営している国際海事機関(IMO)もまた、同様に日本に感謝を表し、継続的な情報提供に期待を寄せました。
 IMOホームページより

日本政府は引き続き、国際社会に説明を

 グリーンピースは、8月2日、秋に開かれるロンドン条約/ロンドン議定書締約国会議の場でも日本政府が丁寧な説明をおこない、国際社会に情報を共有することを期待する意見書を国際海事機関に提出しました。

 日本政府に対しても非公式に事前に質問を送っています。

 ロンドン条約/ロンドン議定書締約国会議(10月7日〜11日)には、グリーンピースも参加します。今年も東電福島原発敷地内にたまり続ける放射能汚染水について、注意を喚起します。

 日本の国内からも声を

 日本政府は、国際社会に「地域の住民と専門家の意見を聞いているところ」と説明しています。「汚染水を海洋放出しないで」の声を届けましょう。

 注1:第40回ロンドン条約/第16回ロンドン議定書締約国会議 報告書より

 上記のやりとりについては、元の英語からグリーンピースが翻訳しています。

注2:グリーンピースは、1993年にロシアが放射性廃棄物を日本海で海洋投棄している現場を明らかにしました。 その結果、国際的な批判が高まり、ロシアは投棄を中止。同年、 ロンドン条約締結国会議で放射性廃棄物の海洋投棄全面禁止が決議されました(ただし陸上からの排出は除く)。日本政府は、ロシアに対して、液体放射性廃棄物の処理施設の建設を支援するなどの協力をしました。

注3: ロンドン条約では、船で海に運んで投棄することを禁止していて、陸上からの放出は適用範囲外。

注4: グリーンピースによる意見書
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  日本政府は世界中から寄せられた反対意見に怯んでか、昨年11月から実施するはずだった海洋投棄を延期させることにした。しかし、5ヶ月後の昨日、再び海洋投棄の実施を表明した。

 福島第1原発処理水、海洋放出へ 政府、13日にも閣僚会議  2021年4月9日
 https://www.sakigake.jp/news/article/20210409CO0072/

 東京電力福島第1原発で汚染水を浄化した後の処理水の処分に関し、政府が海洋放出の方針を固めたことが分かった。13日にも関係閣僚会議を開いて正式決定する。関係者が9日明らかにした。

 決定すれば2013年から続く処理水の扱いを巡る議論の大きな節目となる。しかし、原発事故に加え二重の風評被害が出るとして地元や漁業者の懸念は大きい。全国漁業協同組合連合会(全漁連)は「海洋放出は絶対反対」としており、放出には風評対策や補償制度の具体化が課題になる。

 東電は風評被害が出れば賠償を検討する方向で、額が膨らめば経営に痛手となる可能性もある。
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引用以上

 【東電は風評被害が出れば賠償を検討する方向】
 これを見て嘲笑しなかった人は少ないだろう。東電は、フクイチ事故に関する賠償責任の大半を、自民党政権を通じて、日本国民の血税に転嫁してきたからだ。
 いったい、「風評被害」とやらのオブラートにくるんだ放射能被曝の実害を、誰が賠償するのか?
 たまには、東電社員と汚染水投棄賛成派議員だけで賠償してみやがれ!

 実は、フクイチ汚染水は、東電の説明するようなトリチウムばかりではない。
 上と同じく、グリーンピースから引用する。

 東電が汚染水を海に流してはいけない4つの理由
 https://www.greenpeace.org/japan/sustainable/story/2019/07/23/9618/

 東京電力福島第一原発の敷地内には、放射能で汚染された水(汚染水)がたまり続けています。多核種除去設備(ALPS)で処理した水など合計で100万トンを超えています。

 ALPSでは、トリチウムは取り除けませんが、62もの放射性核種を基準値以下にすることになっていました。しかし、2018年9月、東電は、ALPSで処理した水のうち、84%が基準を満たしていなことを明らかにしました。

 処理水を今後どうするかについては、海への放出も選択肢となっています。海洋放出は、海洋環境を汚染し、漁業者にも大きな打撃を与えます。すでに事故により甚大な被害を被っている被災者の方々に、汚染水の海洋放出によって追い打ちをかけるようなことがあってはなりません。

 東電は溶けた核燃料を冷やすために、毎日数百トンの水を原子炉に入れています。また、山側から海側に流れている地下水が原子炉建屋に流れ込んでいます。これらの水は高濃度の放射能汚染水になっています。

 地下水が原子炉建屋に流れ込んでしまうのは原子炉建屋の位置が低いため。建設段階で、海水の汲み上げコスト削減のために原子炉建屋の位置を海面近くまで掘り下げました。そのために今、地下水が原子炉建屋に流れ込み、汚染水を増やしています。

 汚染水の処理

 東電はこの汚染水のリスクを下げるため処理をしています。まず、セシウムとストロンチウムを分離、その後、他核種除去設備(ALPS)で、トリチウム以外の62種類の放射能を分離することになっています。
 今、100万トンを超える処理水が、福島第一原発の敷地内のタンク約1000基に保管されています。

 汚染水を海に流してはいけない4つの理由
国は、海洋への放出を有力な選択肢として検討していますが、それは許されません。

 理由1 取り除くはずのものが取り除けていない

 2018年8月、「トリチウム水をどうするか」の公聴会の直前、トリチウム水に基準を超えるストロンチウム90、ヨウ素129などの放射性核種が含まれていることが発覚しました。フリーランスライターの木野龍逸氏は、データを精査し、ヨウ素129(I-129)、ルテニウム106(Ru-106)、テクネチウム99(Tc-99)なども基準値を超えていたと報道しています。

 公聴会では、海洋放出に対して反対意見がほとんどを占めました。

 東電は、トリチウム水89万トンのうち8割強である約75万トンについて、基準値を超えていたことを明らかにしています。東電は放出するときには基準値以内にしてからと言っていますが、取り除くはずのものが取り除けていません。流すときには薄めればよいという問題ではありません。

 理由2 トリチウムにはとくに内部被ばくのリスクがある

 トリチウムの半減期は12.3年です。リスクが相当低くなるまでに100年以上かかります。体内に取り込まれたトリチウムが半分になるまでには10日程度かかります。放つエネルギーは非常に低いものの、体内に存在する間に遺伝子を傷つけ続ける恐れがあります。また、体内で有機結合型トリチウムに変化すると体内にとどまる期間が長くなります。

 理由3  国際法は「最善の手段を」と言っている

 日本も批准している「国連海洋法条約」では「いずれの国も、海洋環境を保護し及び保全する義務を有する」としています(第192条)。

 そして、第194条には「いずれの国も、あらゆる発生源からの海洋環境の汚染を防止し、軽減し及び規制するため、利用することができる実行可能な最善の手段を用い、かつ、自国の能力に応じ、単独で又は適当なときは共同して、この条約に適合するすべての必要な措置をとるもの」とあります。

 陸上でタンクで保管するという「実行可能な最善の手段」があるにも関わらず、海洋放出することは海洋環境保護の観点から認められません。

 理由4 トリチウム分離技術は存在する

 国の委員会の報告書では「トリチウム分離技術の検証試験の結果を踏まえ、直ちに実用化できる段階にある技術が確認されなかったことから、分離に要する期間、コストには言及していない」として、分離については選択肢となっていません。しかし、実際にトリチウム分離はアメリカなどでおこなわれています。より時間をかけて、検討すべきです。

 汚染水は、長期保管し、その間にトリチウム分離技術の開発を

 汚染水をどうするかーーそれを決定する際に、もっとも考慮すべきは太平洋の沿岸に住む人々の暮らしと健康、そして広い海全体の環境への影響です。
 現在、国は汚染水をどうするかについて、従来の、海洋放出や水蒸気の形での大気放出などの選択肢に加え、陸上保管も選択肢に加えると報道されていますが、予断を許しません。

 現段階で最善といえるのは、陸上で長期保管し、並行してトリチウムを含む放射性核種の分離・回収技術を開発・適用することです。
 
 2019年12月24日、汚染水処理対策委員会宛に、汚染水を意図的に放出せず、並行してトリチウム分離技術の開発・適用を求める署名4万1521筆を提出しました。
 そもそも、海洋放出は、すべての放射能が基準以下であることが前提ですが、タンク内の水の8割に基準を上回る放射能が含まれています。

 それを「二次処理」して基準値以下にする、ということですが、「二次処理」で基準値以下になるのか、疑問です。
*****************************************************************
 引用以上

 すでに、私のブログで汚染水問題をくり返し取り上げている。

 炭素14問題 2021年03月12日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1430.html

とうとうフクイチ放射能汚染水、海洋放出へ……東電の株価を守るために 2020年10月16日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1281.html

  福島第一原発 トリチウム放出計画について 2019年12月24日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-975.html

 他にもあるが、この数年、グーグル検索では私のブログが政治的理由でほとんど表示されなくなっていて、なかなか探しづらい。
 問題の本質は、日本政府と東電が、フクイチ放射能汚染水を海洋投棄したい理由は、決して「敷地に余裕が少ない」からではない。東電福島第一原発には、まだ未使用地(使用済核燃料中間貯蔵用地)が渋谷区ほどの面積、野原になって残っている。

 なぜ、ここにタンクを増設しないか、また小出裕章氏が指摘するようにフクイチ港に廃棄タンカーを係留して、貯蔵できるのにやろうとしないのか?
 その本当の理由は、「これ以上、金をかけたくない」に尽きる。
 事故処理費用が際限もなく膨らんでゆけば、東電幹部たちの退職金や、自民党議員の大半が保有しているとされる東京電力株式価格が下がって、無価値になるからだ。

 東電の説明するように、もしこれが本当にトリチウムだったなら、100年ほど貯蔵するだけで、ほぼ無害化するのだ。だが、実際には、トリチウムと見せかけて、その正体はストロンチウム90やプルトニウムXだと思った方がいい。
 ストロンチウム90の毒性はセシウム137の300倍、骨癌・糖尿病・膵臓癌などを引き起こし、無害化するまで、まだ300年かかる。プルトニウム至っては、人類が5回くらい滅亡と再生を繰り返す期間でも完全無害にはならない。

 だから、敷地内で数百年間保管して放射能の減衰を待ち、さらにプルトニウムなど超有害核種除去技術の発展を待たねばならない。
 そもそもMOX使用済み核燃料は、500年間中間貯蔵冷却を行わなければ恒久処理場に入れることさえできないのだから、汚染水処理も似たようなものだ。
 だが、それには金がかかる。経営幹部の退職金に影響しそうだ。株価も下がるだろう。これが海洋投棄の本当の理由に他ならない。

 それでも菅義偉政権は、今日にも閣議決定し、来月あたりから海洋投棄を始めるだろう。怒った福島漁民が自爆テロを敢行しても何の不思議もない。
 福島漁民は「札束で頬を殴れば言うことを聞く」と東電に舐められているのだ。
 海洋投棄をやってしまえば、もう完全に取り返しがつかない。この汚染水を薄めて放出と下劣能書を垂れ流してはいるが、海洋生物には放射能を濃縮する力が備わっている。

 海洋生物生態系のなかで、一次宿主であるゴカイやエビなど底生生物、それを食べる底生魚類、放射能をどんどん際限なく濃縮してゆく生態系上位生物である、マグロ・イルカ・鯨そして人間に、どんどん放射能内部被曝が進んでゆくのだ。
 薄めたって、生物がいる以上、濃縮が進むことは常識のはずなのだが……。
 nousyuku01.jpg

 さて、海洋投棄の結果、何が起きるのか? 自民党政権は、よくウラジオストック沖に投棄された原子力潜水艦の放射能を引き合いに出すが、実は、まだウラジオ沖では、放射能が漏れ出しているのは、ごく一部であって、本番は潜水艦が完全に腐食する、これからなのだ。本格的汚染は、まだ半世紀先になるだろう。

 原子力潜水艦による海洋汚染
 https://atomica.jaea.go.jp/data/detail/dat_detail_01-08-01-20.html

 http://oneoflibrarians.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/21-5d04.html

 ロシアがやっているから、日本もやっていいわけではない。まして日本は、完全な条約違反の汚染レベル廃水を莫大な量、放出する。間宮海峡あたりで放出するわけではない。福島沖で放出するのだ。
 太平洋魚介類は、ほぼ完全に放射能汚染される。風評被害ではない。文字通りの実害がやってくる。東電は、それほどまでして幹部の退職金と株価を守りたいのだ。

 もうこうなれば、戦争が起きても不思議でないほどの人権侵害であり、暴動が起きない方が不思議というしかない。
 きっと、暴動鎮圧のための札束が空を飛び交うことだろう。 

http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1459.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1630.html#c1

コメント [原発・フッ素53] 「トリチウム」がゆるキャラに? 復興庁「親しみやすいように」原発汚染処理水の安全PR (東京新聞)  魑魅魍魎男
7. 2021年4月14日 12:34:41 : vFex0XaPcU : UnVlT09ib2lWMWM=[13]
やだこの国の優秀だったはずの官僚も頭おかしい。
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/444.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK280] 「第4波に入った」都医師会長 変異株急拡大で五輪は「無観客でも難しい面も」(東京新聞) 赤かぶ
32. 2021年4月14日 12:37:28 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1384]

「第4波で差し支えない」とか、言葉で、もったいぶってる場合じゃないだろ。

分科会の尾身。

宮内庁の献上品じゃあるまいし。

いちいちイラつく日本語。

     
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/265.html#c32

コメント [政治・選挙・NHK280] ワクチン接種「メリット」の正体(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
66. 2021年4月14日 12:38:08 : r32WQ9BC6o : T2dLLk1ZVDVyeUE=[28]
ファイザーワクチンを先行接種した国々

ファイザーワクチン接種でイスラエルの悲惨な状況がとまらない・・・
https://princess-health.com/20210210-israel/

ファイザーワクチンを打ちまくったオランダ、再び感染者が激増
(現在はスプートニクVを入手の動き)
https://jp.sputniknews.com/covid-19/202103148228209/

ファイザーワクチンを打ったものの効かなかったオーストリア、
EUを経ずに自国だけで、スプートニクVを登録の動き
https://jp.sputniknews.com/covid-19/202104088296333/

  

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/234.html#c66

コメント [政治・選挙・NHK280] 「第4波に入った」都医師会長 変異株急拡大で五輪は「無観客でも難しい面も」(東京新聞) 赤かぶ
33. 2021年4月14日 12:40:00 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1385]
>>31

単なる、五輪男。

五輪温度をどーぞ。

 
 
 

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/265.html#c33

コメント [国際27] IAEA、イランのウラン濃縮拡大を確認 英仏独が声明で非難し国連制裁の再発動も(ニューズウィーク) 赤かぶ
9. 2021年4月14日 12:41:22 : JvkD0hW6vk : WVYwQlIwSVQzeDY=[1]
イラン、濃縮60%に着手 核兵器級ウランに接近へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a98a43b400d93ba2a2c1b1341b843a95f8e4e20

【ウィーン、ワシントン共同】イランは14日、中部ナタンズの核施設で、濃縮度60%のウランの製造に向けた作業に着手した。イラン政府筋が明らかにした。核兵器級の90%に一気に接近する重大な核合意違反となる。イラン政府筋は、イスラエルの犯行と疑われるナタンズ施設破壊工作への対抗措置だと明言した。米国は「深刻に受け止めている」(大統領報道官)と懸念を表明する一方で、イランとの間接協議は継続する方針を示している。

イランのガリババディ駐ウィーン代表部大使によると、来週には濃縮度60%のウランを獲得する。
http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/706.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
150. けろりん[5818] gq@C64LogvE 2021年4月14日 12:41:51 : 8iDQRlRKiM : TzBuOGFWSDBvck0=[1626]


すでに、国内ワクチン接種者____170万人。
KILL・ゲイツ情報によれば、55万人は死んでいる・・・。コワイぞ。
マスコミと厚労省が秘匿してんだよ・・・。

もっとオトロシイことには、残りの115万人は、
数年後、なんらかのカタチで__体調の不具合・不調が発生してくる・・・。


___知らんけど。
ハッキリ警告しておくが__マスコミだけは信じるな。
・・・それと、医師や看護師らもだ・・・全員がグルだ。

___知らんけどな。
最初に< 自助 >だ。 自分のそのドタマをフル回転させろ。
次には、ランサーズ投稿者らの< 共助 >もあるが、
最後の最後の< 公助 >だけは当てにするなよ・・・。

おまえら全員、政府とディープステイトに、間違いなくコロされる。


覚悟しとけ。
PGRなど無視し、ワクチンだけはスルーし、五輪を思いっきり楽しむのだ。

そうセイ、ニッポン国家のためだ。
ニッポン国家とそれを支える皇室・マコ様らをお助けして、
おまえらは、潔く__働いて働いてボロ雑巾のごとくに消えていくんだよ。


_______________________
それが、 おまえらの使命だ。
そうしなさい__というよりも、
そうでしか生きられない運命なんだよ。
ニッポン国家を維持する_ためだ。


ニッポンジンなら、「万歳マンセー」だ。
気に入らんヤツは、ニッポンから出ていきなさい。

わかったな?



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c150

コメント [原発・フッ素53] <漁業関係者は猛反発「死活問題だ」>トリチウム含む原発処理水 海へ 麻生大臣「飲んでも何てことない」( FNNプライムオンラ… 赤かぶ
21. しんのすけ99[990] grWC8YLMgreCr4JYglg 2021年4月14日 12:44:46 : A4AvZivHZs : WU95VlVYQVVmdmM=[1887]
「飲んでも何てことない」 だったら それを 東京の水道水に使えばいい 飲んでも何てことないんでしょ?

これだから ウヨには馬鹿しかいないって言われるんですね ψ(`∇´)ψ うきょきょきょ
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/445.html#c21

記事 [原発・フッ素53] <社説>原発汚染水 不安は水に流せない(東京新聞・社説)
2021年4月14日 08時11分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/97972?rct=editorial

 政府は、東京電力福島第一原発事故で発生した放射能処理水を海洋放出することを決めた。風評被害を恐れる漁業者、健康被害を疑う市民。不信と不安を残したままで、海に流すべきではない。

 「汚染水」とは、溶け落ちた核燃料(デブリ)を冷やし続ける冷却水と、建屋に流れ込む地下水が混じり合ったもの。特殊な装置を使い、汚染水から放射性物質の多くを除去したものが「処理水」だが、水素とよく似たトリチウムという物質は、現在の技術では取り除くことが不可能だ。

 トリチウムは放射線の力が弱く、海外でも海洋放出の実績があり、希釈して徐々に流していけば、人体に影響は出ないだろうというのが政府の考え方である。

 汚染水は今も一日百四十トンずつ増え続け、福島第一原発の敷地内には、約千基のタンクが密集状態になっており、廃炉作業の妨げになっていると東電は主張する。

 最大の課題は、漁業者が受ける風評被害対策だ。共同通信が岩手、宮城、福島三県の首長を対象に実施したアンケートでは、約九割が風評被害に懸念を感じている。

 3・11から十年。福島県では魚介類の安全性が確認されて、三月末に試験操業期間が終わり、ようやく本格操業への移行にかかったばかりのタイミング。「築城十年、落城一日。今なぜ、この時期に」と漁業者は嘆き、憤る。その心中は察するにあまりある。

 「風評という課題に対して、できることを全力でやる」と小泉進次郎環境相は言う。しかし、具体策は示していない。政府や東電に対する根強い不信が、漁業者や沿岸住民の不安を助長する。

 かつて安倍晋三首相(当時)は国会で「汚染水は海に流さないよう努力する」と述べていた。

 東電は、処理水中にトリチウム以外の放射性物質が基準を超えて残留していた事実について、説明不足だったことがある。柏崎刈羽原発のずさんな管理を見ても不安は募る。

 海洋放出は最善の策ではない。しかし、貯蔵タンクを無限に増やし続けるわけにはいかないというのも事実である。

 海に流す以外に、どうしても手だてがない、人体に影響は出ないと言うのなら、厳重な監視と情報公開の体制を整え、正確なデータをわかりやすく示し、漁業者や消費者、沿岸住民などの不信と不安を“除去”してからだ。

 見切り発車は許されない。
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/450.html

コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
151. 2021年4月14日 12:48:20 : Rm8xO3v8bp : ZnExRDRxeUh2blE=[14]
149>

例えば、この板で自民党応援のコメントとはどういったものなのでしょうか?
コロナ禍で仕事を失った方とか、困っていらっしゃる方々は大騒ぎの自粛などによってなのではないでしょうか。

私の場合前々から、コロナとインフルエンザはどう違うのか疑問に思っていました。

自民党とか共産党とか、はっきり言ってどうでもいいかも知れません。

とにかく、普通の生活に戻すためにはどうすればと言う一点にしか興味はございません。

マスクも度を越せば弊害の方が大きくなっていることを実感しています。

銀行員の方が、仕事柄マスクを厳重にしてお顔がただれてきたと言われていました。
配達のお仕事の方がマスクが苦しとのことで、今日はいつもの方が体調を崩して違う方が来られました。

はやくインフルエンザ並みの対応に戻ってほしいと思います。

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c151

記事 [原発・フッ素53] 「伊勢屋、稲荷(いなり)に犬の糞(くそ)」。かつての江戸の…(東京新聞・筆洗)
2021年4月14日 08時08分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/97975?rct=hissen

 「伊勢屋、稲荷(いなり)に犬の糞(くそ)」。かつての江戸の町にたくさんあったもののたとえだが、この伊勢屋の評判がすこぶる悪い。落語でその屋号が登場すれば、店主はケチで強欲な人物である▼古い川柳にある<伊勢屋さんもふくえるよと鰹(かつお)売>。初ガツオの旬も過ぎ、値が下がったので伊勢屋でも「もう食える」と声をかけている。<汁の実に伊勢屋は人の顔を入れ>。伊勢屋のおつけには具がないので、人の顔が映る。すべての伊勢屋がケチだったはずはあるまいに、その悪評に江戸中の伊勢屋はさぞ迷惑したことだろう。今なら訴訟沙汰を免れぬ風評被害か▼伊勢屋どころではなく、この決定は福島の漁業に対して、消えにくい悪評を残しはしないかが心配である。政府は東京電力福島第一原子力発電所で増え続ける処理水を海洋に放出する方針を決定した▼放出する際には処理水を薄め、放射性物質トリチウムの濃度を基準値より大幅に抑えるというが、それで収まる風評被害ではなかろう▼いくら安全だと声を大にしても処理水を放出した海でとれた魚を口にすることに抵抗感を覚える人はいる。地元漁民が放出に反対するのは当然である▼問題を帳消しにすることを「水に流す」とは言うが、地元の理解のないまま、海にその水を流したところで問題はなかったことになるまい。風評被害と行政不信の大波が打ち返してくるだろう。
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/451.html

コメント [政治・選挙・NHK280] ワクチン接種「メリット」の正体(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
67. 2021年4月14日 13:01:23 : r32WQ9BC6o : T2dLLk1ZVDVyeUE=[29]
アメリカ国内だけで、2021年4月1日現在、2342人の死亡報告。

https://www.medalerts.org/vaersdb/findfield.php?TABLE=ON&GROUP1=CAT&EVENTS=ON&VAX=COVID19

vaersにおける報告数は実際数の1%ほどといわれ、実死亡者数はアメリカ国内だけで、
234200人程度とみられる。

   


  


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/234.html#c67

コメント [政治・選挙・NHK280] 「第4波に入った」都医師会長 変異株急拡大で五輪は「無観客でも難しい面も」(東京新聞) 赤かぶ
34. 政雄[76] kK2XWQ 2021年4月14日 13:13:03 : 1NHEr4wGjw : TmJhUVkwdTFuRGc=[1]
 厚労省の内部文書発覚!

「PCR検査を増やさないで!」
「真の感染者より多くなる」
「必要のない自粛を強いて、経済破壊になる」

これはPCR検査を国民から取り上げたのでは無い。
感染症対策の基本の検査をやらないで医療機関を守るのは、COVID19が無いという事がわかっているから。
無効なPCR検査で経済危機にならないよう正当な官僚達の反抗である。
この戦いは今も続いている。
老健課の大宴会はコロナの茶番を知らせる為である。
続いて本件だ。民間人から議員にリークさせた。

インフルエンザがCOVID19になりすまして恐怖を煽った。
しかし多くの人が気付き始めた。
首謀者は焦っている。
現在もPCR検査攻勢をかけ蔓延防止重点地域を作って危険なワクチン摂取に追い込む。
ワクチンには副作用しかなく感染爆発を起こす。
既に多くの人が重篤な副作用を受けているがマスコミは封じている。
打ったら終わりだ。


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/265.html#c34

コメント [政治・選挙・NHK280] 吉村知事への批判がいよいよテレビでも…北村教授は「4週間ものほほんと」、日本城タクシー社長と小木博明は「最初にやりたいだ… 赤かぶ
45. 2021年4月14日 13:16:25 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1386]
緊急事態宣言またお願いって、吉村も、

居並ぶ御用医者のご意見を踏んだり蹴ったり。

  
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/256.html#c45

コメント [近代史5] 金融緩和や財政出動をするとこういう結果になる 中川隆
9. 2021年4月14日 13:16:36 : FQrGsP3YVY : VUVVL3ZhT3JrRms=[16]
現金給付でも日本がインフレにならない理由
2021年4月13日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/13311


前回の記事ではアメリカで現金給付が物価高騰を引き起こし始めている理由について説明した。

量的緩和で上がらなかった物価が現金給付で高騰する理由
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/13296


しかし同じく現金給付のあった日本では現状ではアメリカほどのインフレは始まっていない。今回の記事ではその違いについて説明したい。

コロナ禍の現金給付

2020年、コロナ禍における緊急事態宣言を受け、日本政府は1人あたり一律10万円の現金給付を決定した。その総額はおよそ13兆円となった。

日本政府にはお金がないため、この予算は国債を発行して賄われ、その国債は日銀が量的緩和によって引き受けている状態である。

つまり、アメリカも同じだが、この現金給付は実質的には中央銀行が紙幣を刷って国民に配ったということになる。こうした政策を行なった場合に一般に懸念されるのが物価上昇、つまりインフレである。しかし日本経済には今のところ大きなインフレの兆候は見られない。消費者物価指数は次のように推移している。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2021/04/2021-jan-japan-cpi-chart.png


今のところは2020年に入ってからコロナの影響で下落トレンドに入っており、現金給付の影響は確認できないように見える。チャートを見て分かるように今年に入ってからは少し跳ね上がっており、その後のデータを待ちたいが、少なくともアメリカのように明らかなインフレにはまだなっていない。


2月の米国インフレ率は4.3%、追加現金給付で更に加速へ
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/12880

止まらないインフレ、米国で住宅価格が暴騰中
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/13098

インフレにならない日本

この違いは何だろうか。1つには現金給付の金額とやり方だろう。日本では1人あたり10万円が配られた一方、アメリカではトランプ政権が1,200ドル(13万円)、バイデン政権が1,400ドル(15万円)と2年連続の給付となっている。

しかもトランプ政権においては現金給付だけではなく、失業保険にも現金給付に匹敵する金額を振り分けた結果、働くよりも失業して失業保険をもらった方が儲かるとも言われたほどであり、総合して考えると日本とはそもそも給付の金額が違うということになる。

では日本国民の預金は現金給付で実際どれくらい増えたのだろうか。現金(紙幣と硬貨)と預金の合計であるマネーサプライの上昇率(前年同月比)は次のようになっている。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2021/04/2021-jan-japan-money-stock-growth-chart.png


前年比で14%の伸びとなっており、増加しているのは事実である。しかし前回の記事で取り上げたアメリカのデータと比べればどうだろう。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2021/04/2021-mar-us-money-stock-growth-chart.png


アメリカでは25%以上もの伸びとなっており、日本とは比較にならない。

日本ではアメリカほどインフレにならないのも当然である。そしてこれは、日本はアメリカほどお金を刷っていないので、円の価値はドルほど毀損していないということにもなる。アメリカの金利が上がってもドル円がそれほどドル高に振れなくなっている一因はそれだろう。近年ドル円はめっきり上がらなくなっている。


https://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2021/04/2021-4-13-usdjpy-chart.png


平均的には裕福な日本

また、デフレの原因の1つには日本はアメリカほど貧富の差が激しくないこともあるだろう。例えば貯金がほとんどない人に10万円を渡した場合にはその人は少なくとも数万は使う可能性が高いだろうが、1億円持っている人に10万円を渡したとしてもその人の消費行動にはほとんど影響を与えないだろう。

つまり、貧乏な人が多い国ほど現金給付でインフレになる可能性が高いと言える。アメリカ人は実際にはほとんど預金を持っていない。お金を持っているのは極一部の超富裕層である。そういう意味でアメリカではやはりインフレになりやすく、それはドルが下落しやすいという意味でもある。Bridgewaterのレイ・ダリオ氏などがドル下落をしきりに懸念しているのはそういう理由なのである。

世界最大のヘッジファンド: ドルが下落したらアメリカは終わり
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/11762


一方で日本人は給付された現金をアメリカ人ほどは使っていない。それらのお金は単に日本人の預金に追加され、国債で賄われたその資金は後で消費税増税などのやり方で回収されることになるのである。

国の借金を軽く考えている日本国民は多いが、消費税は恐らく20%までは軽く上がるだろう。そして10万円のつけを何倍にも返すことになる。本当にGO TOトラベルや東京オリンピックに自分の金が使われている現状は良いのだろうか? もう少ししっかり考えてもらいたいものである。

世界最大のヘッジファンド: 政府が金融危機から守ってくれると思うな
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/10473

ハイエク: インフレ主義は非科学的迷信
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/11992

https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/13311
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/555.html#c9

コメント [近代史4] インフレで起きる事 中川隆
19. 中川隆[-5735] koaQ7Jey 2021年4月14日 13:17:33 : FQrGsP3YVY : VUVVL3ZhT3JrRms=[17]
現金給付でも日本がインフレにならない理由
2021年4月13日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/13311


前回の記事ではアメリカで現金給付が物価高騰を引き起こし始めている理由について説明した。

量的緩和で上がらなかった物価が現金給付で高騰する理由
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/13296


しかし同じく現金給付のあった日本では現状ではアメリカほどのインフレは始まっていない。今回の記事ではその違いについて説明したい。

コロナ禍の現金給付

2020年、コロナ禍における緊急事態宣言を受け、日本政府は1人あたり一律10万円の現金給付を決定した。その総額はおよそ13兆円となった。

日本政府にはお金がないため、この予算は国債を発行して賄われ、その国債は日銀が量的緩和によって引き受けている状態である。

つまり、アメリカも同じだが、この現金給付は実質的には中央銀行が紙幣を刷って国民に配ったということになる。こうした政策を行なった場合に一般に懸念されるのが物価上昇、つまりインフレである。しかし日本経済には今のところ大きなインフレの兆候は見られない。消費者物価指数は次のように推移している。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2021/04/2021-jan-japan-cpi-chart.png


今のところは2020年に入ってからコロナの影響で下落トレンドに入っており、現金給付の影響は確認できないように見える。チャートを見て分かるように今年に入ってからは少し跳ね上がっており、その後のデータを待ちたいが、少なくともアメリカのように明らかなインフレにはまだなっていない。


2月の米国インフレ率は4.3%、追加現金給付で更に加速へ
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/12880

止まらないインフレ、米国で住宅価格が暴騰中
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/13098

インフレにならない日本

この違いは何だろうか。1つには現金給付の金額とやり方だろう。日本では1人あたり10万円が配られた一方、アメリカではトランプ政権が1,200ドル(13万円)、バイデン政権が1,400ドル(15万円)と2年連続の給付となっている。

しかもトランプ政権においては現金給付だけではなく、失業保険にも現金給付に匹敵する金額を振り分けた結果、働くよりも失業して失業保険をもらった方が儲かるとも言われたほどであり、総合して考えると日本とはそもそも給付の金額が違うということになる。

では日本国民の預金は現金給付で実際どれくらい増えたのだろうか。現金(紙幣と硬貨)と預金の合計であるマネーサプライの上昇率(前年同月比)は次のようになっている。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2021/04/2021-jan-japan-money-stock-growth-chart.png


前年比で14%の伸びとなっており、増加しているのは事実である。しかし前回の記事で取り上げたアメリカのデータと比べればどうだろう。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2021/04/2021-mar-us-money-stock-growth-chart.png


アメリカでは25%以上もの伸びとなっており、日本とは比較にならない。

日本ではアメリカほどインフレにならないのも当然である。そしてこれは、日本はアメリカほどお金を刷っていないので、円の価値はドルほど毀損していないということにもなる。アメリカの金利が上がってもドル円がそれほどドル高に振れなくなっている一因はそれだろう。近年ドル円はめっきり上がらなくなっている。


https://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2021/04/2021-4-13-usdjpy-chart.png


平均的には裕福な日本

また、デフレの原因の1つには日本はアメリカほど貧富の差が激しくないこともあるだろう。例えば貯金がほとんどない人に10万円を渡した場合にはその人は少なくとも数万は使う可能性が高いだろうが、1億円持っている人に10万円を渡したとしてもその人の消費行動にはほとんど影響を与えないだろう。

つまり、貧乏な人が多い国ほど現金給付でインフレになる可能性が高いと言える。アメリカ人は実際にはほとんど預金を持っていない。お金を持っているのは極一部の超富裕層である。そういう意味でアメリカではやはりインフレになりやすく、それはドルが下落しやすいという意味でもある。Bridgewaterのレイ・ダリオ氏などがドル下落をしきりに懸念しているのはそういう理由なのである。

世界最大のヘッジファンド: ドルが下落したらアメリカは終わり
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/11762


一方で日本人は給付された現金をアメリカ人ほどは使っていない。それらのお金は単に日本人の預金に追加され、国債で賄われたその資金は後で消費税増税などのやり方で回収されることになるのである。

国の借金を軽く考えている日本国民は多いが、消費税は恐らく20%までは軽く上がるだろう。そして10万円のつけを何倍にも返すことになる。本当にGO TOトラベルや東京オリンピックに自分の金が使われている現状は良いのだろうか? もう少ししっかり考えてもらいたいものである。

世界最大のヘッジファンド: 政府が金融危機から守ってくれると思うな
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/10473

ハイエク: インフレ主義は非科学的迷信
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/11992

https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/13311
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1559.html#c19

コメント [近代史4] 公共事業や量的緩和で経済は救えない _ 共産主義の悪夢が資本主義にのしかかる 中川隆
9. 中川隆[-5734] koaQ7Jey 2021年4月14日 13:18:03 : FQrGsP3YVY : VUVVL3ZhT3JrRms=[18]
現金給付でも日本がインフレにならない理由
2021年4月13日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/13311


前回の記事ではアメリカで現金給付が物価高騰を引き起こし始めている理由について説明した。

量的緩和で上がらなかった物価が現金給付で高騰する理由
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/13296


しかし同じく現金給付のあった日本では現状ではアメリカほどのインフレは始まっていない。今回の記事ではその違いについて説明したい。

コロナ禍の現金給付

2020年、コロナ禍における緊急事態宣言を受け、日本政府は1人あたり一律10万円の現金給付を決定した。その総額はおよそ13兆円となった。

日本政府にはお金がないため、この予算は国債を発行して賄われ、その国債は日銀が量的緩和によって引き受けている状態である。

つまり、アメリカも同じだが、この現金給付は実質的には中央銀行が紙幣を刷って国民に配ったということになる。こうした政策を行なった場合に一般に懸念されるのが物価上昇、つまりインフレである。しかし日本経済には今のところ大きなインフレの兆候は見られない。消費者物価指数は次のように推移している。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2021/04/2021-jan-japan-cpi-chart.png


今のところは2020年に入ってからコロナの影響で下落トレンドに入っており、現金給付の影響は確認できないように見える。チャートを見て分かるように今年に入ってからは少し跳ね上がっており、その後のデータを待ちたいが、少なくともアメリカのように明らかなインフレにはまだなっていない。


2月の米国インフレ率は4.3%、追加現金給付で更に加速へ
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/12880

止まらないインフレ、米国で住宅価格が暴騰中
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/13098

インフレにならない日本

この違いは何だろうか。1つには現金給付の金額とやり方だろう。日本では1人あたり10万円が配られた一方、アメリカではトランプ政権が1,200ドル(13万円)、バイデン政権が1,400ドル(15万円)と2年連続の給付となっている。

しかもトランプ政権においては現金給付だけではなく、失業保険にも現金給付に匹敵する金額を振り分けた結果、働くよりも失業して失業保険をもらった方が儲かるとも言われたほどであり、総合して考えると日本とはそもそも給付の金額が違うということになる。

では日本国民の預金は現金給付で実際どれくらい増えたのだろうか。現金(紙幣と硬貨)と預金の合計であるマネーサプライの上昇率(前年同月比)は次のようになっている。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2021/04/2021-jan-japan-money-stock-growth-chart.png


前年比で14%の伸びとなっており、増加しているのは事実である。しかし前回の記事で取り上げたアメリカのデータと比べればどうだろう。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2021/04/2021-mar-us-money-stock-growth-chart.png


アメリカでは25%以上もの伸びとなっており、日本とは比較にならない。

日本ではアメリカほどインフレにならないのも当然である。そしてこれは、日本はアメリカほどお金を刷っていないので、円の価値はドルほど毀損していないということにもなる。アメリカの金利が上がってもドル円がそれほどドル高に振れなくなっている一因はそれだろう。近年ドル円はめっきり上がらなくなっている。


https://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2021/04/2021-4-13-usdjpy-chart.png


平均的には裕福な日本

また、デフレの原因の1つには日本はアメリカほど貧富の差が激しくないこともあるだろう。例えば貯金がほとんどない人に10万円を渡した場合にはその人は少なくとも数万は使う可能性が高いだろうが、1億円持っている人に10万円を渡したとしてもその人の消費行動にはほとんど影響を与えないだろう。

つまり、貧乏な人が多い国ほど現金給付でインフレになる可能性が高いと言える。アメリカ人は実際にはほとんど預金を持っていない。お金を持っているのは極一部の超富裕層である。そういう意味でアメリカではやはりインフレになりやすく、それはドルが下落しやすいという意味でもある。Bridgewaterのレイ・ダリオ氏などがドル下落をしきりに懸念しているのはそういう理由なのである。

世界最大のヘッジファンド: ドルが下落したらアメリカは終わり
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/11762


一方で日本人は給付された現金をアメリカ人ほどは使っていない。それらのお金は単に日本人の預金に追加され、国債で賄われたその資金は後で消費税増税などのやり方で回収されることになるのである。

国の借金を軽く考えている日本国民は多いが、消費税は恐らく20%までは軽く上がるだろう。そして10万円のつけを何倍にも返すことになる。本当にGO TOトラベルや東京オリンピックに自分の金が使われている現状は良いのだろうか? もう少ししっかり考えてもらいたいものである。

世界最大のヘッジファンド: 政府が金融危機から守ってくれると思うな
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/10473

ハイエク: インフレ主義は非科学的迷信
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/11992

https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/13311
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/892.html#c9

コメント [医療崩壊6] ドクター・キャリー・マデイ:新コロナワクチン技術の危険性について警告する《翻訳:LIHSIA》( ワクチン製造者無責任法=HR 666… こーるてん
1. 2021年4月14日 13:18:28 : 7mNLBtH6Xk : Y2VBOWdnUlcvQm8=[536]
とりあえず、

だいぶん前の彼女の警告!
再度、ご確認ください!

涙の告発!それでもコロちゃんワクチン打ちますか?

●報道されないワクチンの真実2
https://youtu.be/_ZCvqsd-3Jc

よろしくお願いします。

http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/611.html#c1

コメント [国際30] アフガニスタン駐留米軍 9月11日まで完全撤退へ バイデン政権/nhk 仁王像
2. パレオリベラル[1253] g3CDjINJg4qDeIOJg4s 2021年4月14日 13:21:27 : 8K0qOumZ05 :TOR a0d0ajEyOFVKL00=[-1]
アフガニスタンではドイツ軍が台頭してきた。

アフガニスタンにおけるNATO任務への貢献や防衛支出拡大に向けたドイツの対応に謝意を示した。
ウクライナを巡りロシアとの緊張が再燃する中、ドイツへの増派はロシアへのメッセージと受け止めるべきかとの質問には回答を避けた。
https://jp.reuters.com/article/germany-usa-austin-idJPKBN2C102S

中国囲い込みのため、しかたなく緊密な関係になったロシアとは手を切るようだ。
もはやロシアのパペット、トランプは必要なし。
http://www.asyura2.com/21/kokusai30/msg/451.html#c2

コメント [リバイバル3] オールド QUAD の安物アンプは名機なのか? 中川隆
77. 中川隆[-5733] koaQ7Jey 2021年4月14日 13:22:21 : FQrGsP3YVY : VUVVL3ZhT3JrRms=[19]
audio identity (designing) 宮ア勝己  現代真空管アンプ考


Date: 8月 8th, 2018
現代真空管アンプ考(その1)
http://audiosharing.com/blog/?cat=48&paged=6

こうやって真空管アンプについて書き始めると、
頭の中では、現代真空管アンプとは、いったいどういうモノだろうか、
そんなことも並行して考えはじめている。

個人的に作りたい真空管アンプは、現代真空管アンプとはいえないモノである。
それこそ趣味の真空管アンプといえるものを、あれこれ夢想しているわけだが、
そこから離れて、現代真空管アンプについて考えてみるのもおもしろい。

現代真空管アンプだから、真空管もいま現在製造されていることを、まず条件としたい。
お金がいくら余裕があっても、製造中止になって久しく、
市場にもあまりモノがなく、非常に高価な真空管は、それがたとえ理想に近い真空管であっても、
それでしか実現しないのは、現代真空管アンプとはいえない。

真空管もそうだが、ソケットもきちんと入手できること。
これは絶対に外せない条件である。

ここまではすんなり決っても、
ここから先となると、なかなか大変である。

大ざっぱに、シングルなのかプッシュプルなのか、がある。
プッシュプルにしても一般的なDEPPにするのかSEPPにするのか。

SEPPならばOTLという選択肢もある。
現代真空管アンプを考えていくうえで、出力トランスをどうするのかが、やっかいで重要である。
となるとOTLアンプなのか。

でも、それではちょっと安直すぎる。
考えるのが面倒だから省いてしまおう、という考えがどこかにあるからだ。


Date: 8月 9th, 2018
現代真空管アンプ考(その2)

現代真空管アンプで、絶対に外せないことがまだある。
真空管のヒーターの点火方法である。

交流点火と直流点火とがある。
物理的なS/N比の高さが求められるコントロールアンプでは、直流点火が多い。
パワーアンプでは交流点火が多いが、
シングルアンプともなると、直流点火も増えてくる。

交流点火といっても、すべてが同じなわけではない。
例えば出力管の場合、一本一本にヒーター用巻線を用意することもあれば、
電流容量が足りていれば出力管のヒーターを並列接続して、という場合もあるし、
直列接続するという手もある。

ヒーター用配線の引き回しも音にもS/N比にも影響してくる。

直流点火だと非安定化か安定化とがある。
定電圧回路を使って安定化をはかるのか、
それとも交流を整流・平滑して直流にする非安定化なのか。

電源のノイズ、インピーダンスの面では安定化にメリットはあるが、
ではどういう回路で安定化するのかが、問題になってくる。

三端子レギュレーターを使えば、そう難しくなく安定化できる。
それで十分という人もいるし、三端子レギュレーターを使うくらいならば、
安定化しない方がいい、という人も、昔からいる。

ここでの直流点火は、電圧に着目してであって、
ヒーターによって重要なパラメータは電圧なのか、電流なのか。
そこに遡って考えれば、定電流点火こそ、現代真空管アンプらしい点火方法といえる。

Date: 8月 9th, 2018
現代真空管アンプ考(その3)

オーディオに興味をもち、真空管アンプに、
そして真空管アンプの自作に興味をもつようになったばかりのころ、
ヒーターの点火は、ノイズが少なくインピーダンスが十分に低い定電圧回路を採用すれば、
それでほぼ問題解決ではないか,ぐらいに考えていた。

三端子レギュレーターはともかくとして、ディスクリート構成の定電圧回路、
発振せず安定な動作をする回路であれば、それ以上何が要求されるのかはわかっていなかった。

そのころから交流点火のほうが音はいい、と主張があるのは知っていた。
そもそも初期の真空管は直流、つまり電池で点火していた歴史がある。

ならば交流点火よりも直流点火のはず。
それなのに……、という疑問はあった。

ステレオサウンド 56号のスーパーマニアに、小川辰之氏が登場されている。
日本歯科大学教授で、アルテックのA5、9844Aを自作の真空管アンプで鳴らされている。

そこにこんな話が出てきたことを憶えている。
     *
 固定バイアスにしていても、そんなにゲインを上げなければ、最大振幅にならなくて、あまり寿命を心配しなくてもいいと思ってね、やっている。ただ今の人はね、セルフバイアスをやる人はそうなのかもしれないが、やたらバイアス電圧ばかり気にしているけれど、本来は電流値であわせるべきなんですよ。昔からやっている者にとっては、常識的なことですけどね。
     *
電圧ではなく電流なのか。
忘れないでおこう、と思った。
けれど、ヒーターの点火に関して、電圧ではなく電流と考えるようになるには、もう少し時間がかかった。

現代真空管アンプ考(その4)

いまヒーターの点火方法について書いているところで、
この項はそんな細部から書いていくことが多くなると思うが、
それだけで現代真空管アンプを考えていくことになるとは考えていない。

現代真空管アンプは、どんなスピーカーを、鳴らす対象とするのか、
そういったことも考えていく必要がある。

現代真空管アンプで、真空管アンプ全盛時代のスピーカーシステムを鳴らすのか。
それとも現代真空管アンプなのだから、現代のスピーカーシステムを鳴らしてこそ、なのか。

時代が50年ほど違うスピーカーシステムは、とにかく能率が大きく違ってきている。
100dB/W/m前後の出力音圧レベルのスピーカーと、
90dBを切り、モノによっては80dBちょっとのスピーカーシステムとでは、
求められる出力も大きく違ってくる。

そしてそれだけでないのが、アンプの安定性である。
ここ数年のスピーカーシステムがどうなっているのか、
ステレオサウンドを見ても、ネットワークの写真も掲載されてなかったりするので、
なんともいえないが、十年以上くらい前のスピーカーシステムは、
ネットワークを構成する部品点数が、非常に多いモノが珍しくなかった。

6dBスロープのネットワークのはずなのに、
写真を見ると、どうしてこんなに部品が多いのか、理解に苦しむ製品もあった。
いったいどういう設計をすれば、6dBのネットワークで、ここまで多素子にできるのか。

しかもそういうスピーカーは決って低能率である。
この種のネットワークは、パワーアンプにとって容量負荷となりやすく、
パワーアンプの動作を不安定にしがちでもあった。

井上先生から聞いた話なのだが、
そのころマランツが再生産したModel 8B、Model 9は、
そういうスピーカーが負荷となると、かなり大変だったらしい。

現代真空管アンプならば、その類のスピーカーシステムであっても、
安定動作が求められることになり、そうなると、往年の真空管アンプでは、
マランツよりもマッキントッシュのMC275のほうがフレキシビリティが高い──、
そのこともつけ加えられていた。
http://audiosharing.com/blog/?cat=48&paged=6

 


audio identity (designing) 宮ア勝己  現代真空管アンプ考
Date: 8月 9th, 2018
現代真空管アンプ考(その5)
http://audiosharing.com/blog/?p=26876

容量性負荷で低能率のスピーカーといえば、コンデンサー型がまさにそうである。
QUADのESLがそうである。

QUADはESL用のアンプとして真空管アンプ時代には、
KT66プッシュプルのQUAD IIを用意していた。

私はQUAD IIでESLを鳴らした音は聴いたことがないが、
ESL(容量性負荷)を接続してQUAD IIが不安定になったという話も聞いていない。

QUAD IIを構成する真空管は整流管を除けば四本。
電圧増幅に五極管のEF86を二本使い、これが初段であり位相反転回路でもある。
次段はもう出力管である。

マランツやマッキントッシュの真空管アンプの回路図を見た直後では、
QUAD IIの回路は部品点数が半分以下くらいにおもえるし、
ものたりなさを憶える人もいるくらいの簡潔さである。

NFBは19dBということだが、これもQUAD IIの大きな特徴なのが、位相補正なしということ。
NFBの抵抗にもコンデンサーは並列に接続されていない。

出力トランスにカソード巻線を設けているのはマッキントッシュと同じで、
時代的には両社ともほほ同時期のようである。

同じカソード巻線といっても、マッキントッシュはバイファイラー巻きで、
QUADは分割巻きという違いはある。
それにマッキントッシュのカソード巻線はバイファイラーからトライファイラーに発展し、
最終的にはMC3500ではペンタファイラーとなっている。

マランツの真空管アンプにはカソード巻線はない。
マランツのModel 8BのNFB量はオーバーオールで20dBとなっている。
QUAD IIとほぼ同じである。

Model 8BとQUADのESLの動作的な相性はどうだったのか。
容量性負荷になりがちな多素子のネットワークのシステムで大変になるということは、
ESLでもそうなる可能性は高い。

マランツとQUADではNFB量は同じでも、
それだけかけるのにマランツは徹底した位相補正を回路の各所で行っている。
QUAD IIは前述したように位相補正はやっていない。

マッキントッシュだと、MC240、MC275は聴く機会は、
ステレオサウンドを辞めた後もけっこうある。
マランツもマッキントッシュよりも少ないけれどある。

QUADの真空管アンプは、めったにない。
もう二十年以上聴いていない。
前回聴いた時には、現代真空管アンプという視点は持っていなかった。
いま聴いたら、どうなのだろうか。

MC275同様、フレキシビリティの高さを感じるような予感がある。
http://audiosharing.com/blog/?p=26876


現代真空管アンプ考(その6)
http://audiosharing.com/blog/?p=26879

QUAD IIの出力は15Wである。
高能率のスピーカーならば、これでも十分ではあっても、
95dB以下ともなると、15Wは、さすがにしんどくなることも、
新しい録音を鳴らすのであれば出てくるはずだ。

実際には25W以上楽に出る感じの音ではあったそうだが、それでも出力に余裕があるとはいえない。
QUAD IIはKT66のプッシュプルアンプである。
出力管がKT88だったら……、と思った人はいると思う。

私もKT66プッシュプルアンプとしての姿は見事だと思いながらも、
もしいまQUAD IIを使うことになったら、KT88もいいように思えてくる。

実際、QUADはQUAD IIを復刻した際、
EF86、KT66とオリジナルのQUAD IIと同じ真空管構成にしたQUAD II Classicと、
EF86を6SH7、KT66をKT88に変更したQUAD II fortyも出している。

QUAD II Classicはオリジナルと同じ15Wに対し、
QUAD II fortyは型番が示すように40Wにアップしている。

QUADが往年の真空管アンプを復刻したとき、QUADもか、と思った一人であり、
内部の写真をみて、関心をもつことはなくなった。
それにシャーシーのサイズも多少大きくなっていて、
オリジナルのQUAD IIのコンストラクションの魅力ははっきりと薄れている。

ならば基本レイアウトはそのままで、
トランスカバーの形状を含めて細部の詰めをしっかりとしてくれれば、
外観の印象はずっと良くなる可能性はあるのに──、と思う。

QUAD II fortyはオリジナルのQUAD IIと同じ回路なのだろう。
位相補正は、やはりやっていないのか。

現代真空管アンプを考えるうえで、いまごろになってQUAD II fortyが気になってきている。
QUAD II fortyはどういう音を聴かせるのか。

QUADのESLだけでなく、
複雑な構成のネットワークゆえ容量性負荷になりがちなスピーカーシステムでも、
音量に配慮すれば不安定になることなくうまく鳴らしてくれるのか。
http://audiosharing.com/blog/?p=26879

現代真空管アンプ考(その7)
http://audiosharing.com/blog/?p=26885

QUAD IIの存在に目を向けるようになって気づいたことがある。
ここでは現代真空管アンプとしている。
最新真空管アンプではない。

書き始めのときは、現代と最新について、まったく考えていなかった。
現代真空管アンプというタイトルが浮んだから書き始めたわけで、
QUAD IIのことを思い出すまで、現代と最新の違いについて考えることもしなかった。

最新とは、字が示すとおり、最も新しいものである。
現行製品の中でも、最も新しいアンプは、そこにおける最新アンプとなるし、
最も新しい真空管アンプは、そこにおける最新真空管アンプといえる。

では、この「最も新しい」とは、何を示すのか。
単に発売時期なのか。
それも「最も新しい」とはいえるが、アンプならば最新の技術という意味も含まれる。

半導体アンプならば、最新のトランジスターを採用していれば、
ある意味、最新アンプといえるところもある。
けれど真空管アンプは、もうそういうモノではない。

いくつかの新しい真空管がないわけではないが、
それらの真空管を使ったからといって、最新真空管アンプといえるだろうか。

最新アンプは当然ながら、時期が来れば古くなる。
常に最新アンプなわけではない。
いつしか、当時の最新アンプ、というふうに語られるようになる。

そういった最新アンプは、ここで考える現代アンプとは同じではない。
http://audiosharing.com/blog/?p=26885

現代真空管アンプ考(その8)
http://audiosharing.com/blog/?p=26887

1983年に会社名も変更になり、ブランド名として使われてきたQUADに統一されたが、
QUADが創立された当初はThe Acoustical Manufacturing Company Ltd.だった。

QUADとは、Quality Unit Amplifier Domesticの頭文字をとってつけられた。
DomesticとついていてもQUADのアンプは、BBCで使われていた、と聞いている。

BBCでは、真空管アンプ時代はリーク製、ラドフォード製が使われていた。
QUADもそうなのだろう。
このあたりを細かく調べていないのではっきりとはいえないが、
それでもBBCでQUAD IIが採用されていたということは、
QUAD初のソリッドステートアンプ50Eの寸法から伺える。

QUAD IIの外形寸法はW32.1×H16.2×D11.9cmで、
50EはW12.0×H15.9×D32.4cmとほぼ同じである。

それまでQUAD IIが設置されていた場所に50Eはそのまま置けるサイズに仕上げられている。
50Eは、BBCからの要請で開発されたものである。

しかも50Eの回路はトランジスターアンプというより、
真空管アンプ的といえ、真空管をそのままトランジスターに置き換えたもので、
当然出力トランスを搭載している。

50Eの登場した1965年、JBLには、SG520、SE400S、SA600があった。
トランジスターアンプの回路設計が新しい時代を迎えた同時期に、QUADは50Eである。

こう書いてしまうと、なんとも古くさいアンプだと50Eを捉えがちになるが、
決してそうではないことは二年後の303との比較、
それからトラジスターアンプでも、
トランス(正確にはオートフォーマー)を搭載したマッキントッシュとの比較からもいえる。
これについて別項でいずれ書いていくかもしれない。

とにかくQUAD IIと置き換えるためのアンプといえる50Eは1965年に登場したわけだが、
QUAD IIは1970年まで製造が続けられている。
QUAD IIはモノーラル時代のアンプで、1953年生れである。
http://audiosharing.com/blog/?p=26887

現代真空管アンプ考(その9)
http://audiosharing.com/blog/?p=26895

オーディオ機器にもロングラン、ロングセラーモデルと呼ばれるものはある。
数多くあるとはいえないが、あまりないわけでもない。
スピーカーやカートリッジには、多かった。

けれどアンプは極端に少なかった。
ラックスのSQ38にしても、初代モデルからの変遷をたどっていくと、
何を基準にしてロングラン、ロングセラーモデルというのか考えてしまう。

そんななかにあって、QUAD IIはまさにそういえるアンプである。
1953年から1970年まで、改良モデルが出たわけでなく、
おそらく変更などなく製造が続けられていた。

ペアとなるステレオ仕様のコントロールアンプ22の登場は1959年で、
1967年に、33と入れ代るように製造中止になっている。

22とQUAD IIのペアは、ステレオサウンド 3号(1967年夏)の特集に登場している。
     *
 素直ではったりのない、ごく正統的な音質であった。
 わたくしが家でタンノイを鳴らすとき、殆んどアンプにはQUADを選んでいる。つまりタンノイと結びついた形で、QUADの音質が頭にあった。切換比較で他のオーソドックスな音質のアンプと同じ音で鳴った時、実は少々びっくりした。びっくりしたのは、しかしわたくしの日常のそういう体験にほかならないだろう。
 タンノイは、自社のスピーカーを駆動するアンプにQUADを推賞しているそうだ。しかしこのアンプに固有の音色というものが特に無いとすれば、その理由は負荷インピーダンスの変動に強いという点かもしれない。これはおおかたのアンプの持っていない特徴である。
 10数年前にすでにこのアンプがあったというのは驚異的なことだろう。
     *
瀬川先生が、こう書かれている。
ここで「選んでいる」とあるのは、QUAD IIのことのはず。

ただし52号の特集の巻頭「最新セパレートアンプの魅力をたずねて」では、
こうも書かれている。
     *
 マランツ7にはこうして多くの人々がびっくりしたが、パワーアンプのQUAD/II型の音のほうは、実のところ別におどろくような違いではなかった。この水準の音質なら、腕の立つアマチュアの自作のアンプが、けっこう鳴らしていた。そんないきさつから、わたくしはますます、プリアンプの重要性に興味を傾ける結果になった。
     *
実を言うと、これを読んでいたから、QUAD IIにさほど興味をもてなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=26895

現代真空管アンプ考(その10)
http://audiosharing.com/blog/?p=26898


ステレオサウンド 3号のQUADのページの下段には、解説がある。
この解説は誰による文章なのかはわからないが、8号の特集からわかるのは、
瀬川先生が書かれていた、ということ。

QUAD IIについては、こう書かれている。
     *
 公称出力15Wというのは少ないように思われるが、これは歪率0.1%のときの出力で、カタログ特性で、OVERLOAD≠ニある部分をみると、ふつうのアンプなら25Wぐらいに表示するところを、あえて控えめに公称しているあたり、イギリス人の面目躍如としている。コムパクトなシャーシ・コンストラクションと、手工芸的な配線テクニックは、実に信頼感を抱かせる。
 イギリスでは公的な研究機関や音響メーカーで標準アンプとして数多く採用されていることは有名で、技術誌のテストリポートやスピーカーの試聴記などに、よく「QUAD22のトーン目盛のBASSを+1、TREBLEを−1にして聴くと云々」といった表現が使われる。
     *
岡先生もステレオサウンド 50号で、
《長年に亘ってBBCをはじめ、イギリスの標準アンプとして使われていただけのことはある傑作といえる。》
と書かれている。

その意味でQUAD IIは、業務(プロフェッショナル)用アンプといえる。
けれどQUAD IIはプロフェッショナル用を意図して設計されたアンプではないはず。

結果として、そう使われるようになったと考える。

同じ意味ではマッキントッシュのMC275もそうといえよう。
マッキントッシュにはA116というプロフェッショナル用として開発され使われたアンプもあるが、
MC275はコンシューマー用としてのアンプである。

それがCBSコロムビアのカッティングルームでのモニター用アンプとして、
それから1970年代初頭、コンサートでのアンプには、
トランジスターの、もっと出力の大きなアンプではなくMC275がよく使われていた、とも聞いている。

MC275もQUAD IIと、だから同じといえ、
それがマランツの真空管アンプとは、わずかとはいえはっきり違う点でもある。
http://audiosharing.com/blog/?p=26898

現代真空管アンプ考(その11)
http://audiosharing.com/blog/?p=26935


多素子のネットワーク構成ゆえに容量性負荷となり、
しかもインピーダンスも8Ωよりも低くかったりするし、
さらには能率も低い。

おまけにそういうスピーカーに接続されるスピーカーケーブルも、
真空管アンプ全盛時代のスピーカーケーブル、
いわゆる平行二芯タイプで、太くもないケーブルとは違っていて、
そうとうに太く、構造も複雑になっていて、
さらにはケーブルの途中にケースで覆われた箇所があり、
そこには何かが入っていたりして、
ケーブルだけ見ても、アンプにとって負荷としてしんどいこともあり得るのではないか。

QUAD II以外のアンプのほとんどは位相補正を行っている。
無帰還アンプならばそうでもないが、NFBをかけているアンプで位相補正なしというのは非常に珍しい。

大半のアンプが位相補正を行っているわけだが、
どの程度まで位相補正をやっているのか、というと、
メーカー、設計者によって、かなり違ってきている。

マランツの真空管アンプは、特にModel 9、Model 8Bは、
徹底した、ともいえるし、凝りに凝った、ともいえる位相補正である。

積分型、微分型、両方の位相補正を組合せて、計五箇所行われている。
それ以前のマランツのパワーアンプ、Model 2、5、8でも位相補正はあるけれど、
そこまで徹底していたわけではない。

私がオーディオに興味をもったころ、Model 8に関しては8Bだけが知られていた。
Model 8というモデルがあったのは知っていたものの、
そのころは8Bはマイナーチェンジぐらいにしかいわれてなかった。

ステレオサウンド 37号でも、
回路はまったく同じで電源を少し変えた結果パワーが増えた──、
そういう認識であった。
1975年当時では、そういう認識でも仕方なかった。

Model 8とModel 8Bの違いがはっきりしたのは、
私が知る範囲では、管球王国 vol.12(1999年春)が最初だ。
http://audiosharing.com/blog/?p=26935

現代真空管アンプ考(その12)
http://audiosharing.com/blog/?p=26937


Model 8とModel 8Bの違いについて細かなことは省く。
詳しく知りたい方は、管球王国 vol.12の当該記事が再掲載されているムック、
「往年の真空管アンプ大研究」を購入して読んでほしい。

以前の管球王国は、こういう記事が載っていた。
そのころは私も管球王国には期待するものがあった。
けれど……、である。

わずかのあいだにずいぶん変ってしまった……、と歎息する。

Model 8はよくいわれているようにModel 5を二台あわせてステレオにしたモデルとみていい。
Model 8は1959年に発売になっている。
Model 8Bは1961年発売で、前年にはModel 9が発売されている。

Model 8と8Bの回路図を比較すると、もちろん基本回路は同じである。
けれど細かな部品がいくつか追加されていて、
出力トランスのNF巻線が8Bでは二組に増えている。

そういった変更箇所をみていくと、Model 8Bへの改良には、
記事中にもあるようにModel 9の開発で培われた技術、ノウハウが投入されているのは明らかだ。

石井伸一郎氏は、Model 8Bはマランツの管球式パワーアンプの集大成、といわれている。
井上先生も、Model 8Bはマランツのパワーアンプの一つの頂点ではないか、といわれている。
上杉先生は、マランツのパワーアンプの中で、Model 8Bがいちばん好きといわれている。

マランツの真空管パワーアンプの設計はシドニー・スミスである。
シドニー・スミスは、Model 5がいちばん好きだ、といっている(らしい)。

ここがまた現代真空管アンプとは? について書いている者にとっては興味深い。
http://audiosharing.com/blog/?p=26937


現代真空管アンプ考(その13)
http://audiosharing.com/blog/?p=26949

上杉先生は管球王国 vol.12で、
マランツのModel 8Bの位相補正について、次のように語られている。
     *
上杉 この位相補正のかけ方は、実際に波形を見ながら検証しましたが、かなり見事なもので、補正を一つずつ加えていくと、ほとんど原派生どおりになるんですね。そのときの製作記事では、アウトプットトランスにラックス製を使ったため、♯8Bとは異なるのですが、それでも的確に効果が出てきました。
     *
上杉先生が検証されたとおりなのだろう。
位相補正をうまくかけることで、NFBを安定してかけられる。
つまりNFBをかけたアンプの完成度を高めているわけである。

真空管のパワーアンプの場合、出力トランスがある。
その出力トランスの二次側の巻線から、ほとんどのアンプではNFBがかけられる。
つまりNFBのループ内に出力トランスがあるわけだ。

出力トランスが理想トランスであれば、
位相補正に頼る必要はなくなる。
けれど理想トランスなどというモノは、この世には存在しない。
これから先も存在しない、といっていいい。

トランスというデバイスはひじょうにユニークでおもしろい。
けれど、NFBアンプで使うということは、それゆえの難しさも生じてくる。

Model 8と8Bは、トランスの二次側の巻線からではなく、NFB用巻線を設けている。
しかも(その12)でも書いているように、8BではNFB用巻線がさらに一つ増えている。

上杉先生が検証されたラックスのトランスには、NFB用巻線はなかったのではないか。
二次側の巻線からNFBをかけての検証だった、と思われる。

それでも的確に効果が出てきた、というのは、そうとうに有効な位相補正といえよう。
なのに、なぜ、複雑な構成のネットワークをもつスピーカーが負荷となると、
マランツのModel 8B、Model 9は大変なことになるのか。

凝りに凝った位相補正がかけられていて、
NFBアンプとしての完成度も高いはずなのに……、だ。
http://audiosharing.com/blog/?p=26949

現代真空管アンプ考(その14)
http://audiosharing.com/blog/?p=26951


結局のところ、抵抗負荷での測定であり、
入力信号も音楽信号を使うわけではない。

上杉先生の検証も抵抗負荷での状態のはずだし、
マランツがModel 8Bの開発においても抵抗負荷での実験が行われたはず。

ほぼ原波形どおりの出力波形が得られた、ということにしても、
音楽信号を入力しての比較ではなく、
正弦波、矩形波を使っての測定である。

アンプが使われる状況はそうてはない。
負荷は常に変動するスピーカーであり、
入力される信号も、つねに変動する音楽信号である。

ここでやっと(その4)のヒーターの点火方法のことに戻れる。
おそらくヒーターも微妙な変動を起しているのではないか、と考えられる。
安定しているのであれば、定電圧点火であろうと定電流点火であろうと、
どちらも設計がしっかりした回路であれば、音の変化は出ないはずである。

ヒーターに流れる電流は、ヒーターにかかっている電圧を、
ヒーターの抵抗値で割った値である。

ヒーターは冷えている状態と十分に暖まった状態では抵抗値は違う。
当然だが、冷えている状態のほうが低い。

十分に暖まった状態で、ヒーターの温度が安定していれば抵抗値も変動しないはず。
抵抗値が安定していれば、かかる電圧も安定化されているわけで、
オームの法則からヒーターに流れる電流も安定になる。
定電圧点火でも定電流点火でも、音に違いが出るはずがない。

けれど実際は、大きな音の違いがある。
http://audiosharing.com/blog/?p=26951

現代真空管アンプ考(その15)
http://audiosharing.com/blog/?p=26999


いまでこそアンプに面実装タイプの部品があたりまえのように使われるようになっている。
小さい抵抗やコンデンサーには、そのサイズ故のメリットがあるのはわかっていても、
それ以前のアンプでのパ抵抗やコンデンサーの大きさを知っている者からすれば、
デメリットについても考える。

もちろんメリットとデメリットは、どちらか片方だけでなく、
サイズの大きな部品にもメリットとデメリットがあるわけだが、
昔から、抵抗は同じ品種であっても、ワット数の大きいほうが音はいい、といわれてきた。

1/4Wのの抵抗よりも1/2W、さらには1W、2W、5W……、というふうに音はよくなる、といわれていた。
富田嘉和氏はさらに大きな10W、20Wの抵抗を、アンプの入力抵抗に使うという実験をされていたはずだ。

ワット数が大きいほうが、なぜいいのか。
その理由ははっきりとしないが、ひとつには温度係数が挙げられていた。
音楽信号はつねに変動している。

1/4Wの抵抗で動作上問題がなくても、
大きな信号が加わった時、抵抗の内部はほんのわずかとはいえ温度が上昇する。
温度係数の、あまりよくない抵抗だと、その温度上昇によって抵抗値にわずかな変動が生じる。
それが音に悪影響を与えている可能性が考えられる──、
そういったことがいわれていた。

確かに抵抗であれば、ワット数が大きくなれば温度係数はよくなる。
この仮説が事実だとしたら、真空管のヒーターもそうなのかもしれない、と考えられる。

温度のわずかな変化、それによるヒーターの抵抗値のわずかな変動。
そこに定電圧電源から一定の電圧がかかっていれば、
ヒーターへの電流はわずかとはいえ変動することになる。

電流の変動はエミッションの不安定化へとつながる。
ならば安定化しなければならないのは電圧ではなく、電流なのかもしれない。

定電流点火によってヒーターのなんらかの変動が生じても、電流は一定である。
そのためヒーターにかかる電圧はわずかに変動する。

それでも重要なのはエミッションの安定であることがわかっていれば、
どちらなのかははっきりとしてくる。
http://audiosharing.com/blog/?p=26999


現代真空管アンプ考(その16)
http://audiosharing.com/blog/?p=27001


ヒーターはカソードを熱している。
カソードとヒーター間に十分な距離があれば問題は生じないのだろうが、
距離を離していてはカソードを十分に熱することはできない。

カソードとヒーターとは近い。
ということはそこに浮遊容量が無視できない問題として存在することになる。
ということは真空管アンプの回路図を厳密に描くのであれば、
カソードとヒーターを、極小容量のコンデンサーで結合することになる。

それでも真空管が一本(ヒーターが一つ)だけであれば、大きな問題とはならないかもしれないが、
実際には複数の真空管が使われているのだから、浮遊容量による結合は、
より複雑な問題となっているはず。

仮に定電圧点火であっても定電流点火であっても、
エミッションが完全に安定化していたとしても、この問題は無視できない。

そこに定電圧電源をもてくるか、定電流電源をもってくるかは、
それぞれの干渉という点からみれば、
低インピーダンスの定電圧電源による点火か、
高インピーダンスの定電流電源による点火か、
どちらが複数の真空管の相互干渉を抑えられるかといえば後者のはずだ。

念のためいっておくが、三端子レギュレーターの配線を変更して定電流点火は認めない。

私は真空管のヒーターは、きちんとした回路による定電流点火しかないと考える。
けれど、ここで交流点火について考える必要もある。

交流点火はエミッションの安定化、つまりヒーター温度の安定化という点では、
どう考えても直流点火よりも不利である。

けれど交流点火でなければならない、と主張する人は昔からいる。
ここでの交流点火は、ほとんどの場合、出力管は直熱三極管である。
http://audiosharing.com/blog/?p=27001

現代真空管アンプ考(その17)
http://audiosharing.com/blog/?p=27010

直熱三極管の交流点火ではハムバランサーが必ずつくといっていい。
この場合、電源トランスのヒーター用巻線の両端のどちらかが接地されることは、まずない。

傍熱管の場合でもハムバランサーがついているアンプもある。
マッキントッシュの場合は、モノーラル時代のモノ(つまりMC60までは)ハムバランサーがあり、
ステレオ時代になってからはヒーター用巻線の片側が接地されている。
MC3500ではハムバランサーが復活している。

同時代のマランツのパワーアンプは、というと、ヒーター用巻線にセンタータップがあり、
これが接地されている。ハムバランサーはない。

ハムバランサーがない場合でも、マッキントッシュとマランツとでは接地が違う。
正直いうと、この接地の仕方の違いによる音の変化を、同一アンプで比較試聴したことはない。

マランツの真空管アンプも聴いているし、マッキントッシュの真空管アンプも聴いているが、
これらのアンプの音の違いは交流点火における接地の仕方だけの違いではないことはいうまでもない。

なので憶断にすぎないのはわかっているが、交流点火の場合、
ヒーター用巻線にセンタータップがあり、ここを接地したほうが音はいいのではないのか。

交流点火が音がいい、という人がいる。
けれど理屈からは直流点火のほうがエミッションは安定化するように思える。
それでも──、である。

ということは交流点火で考えられるのは電流の向きが反転することであり、
この反転がヒーターの温度の安定化にどう作用しているのか。

交流点火になんらかの音質的なメリットがあるとしよう。
ならば交流点火でも、定電圧点火と定電流点火とが考えられる。
通常の交流点火ではヒーター用巻線からダイレクトに真空管のヒーターに配線するが、
あえてアンプを介在させる。小出力のアンプの出力をヒーターへと接続する。

そうすることで出力インピータンスを低くすることができ、
この場合は定電圧点火となるし、このアンプを電流出力とすれば、
交流の定電流点火とすることができる。
しかもアンプをアンバランスとするのか、バランスとするのかでも音は変ってこよう。
http://audiosharing.com/blog/?p=27010


現代真空管アンプ考(その18)
http://audiosharing.com/blog/?p=27012


ここまでやるのならば、ヒーター点火の周波数を50Hz、60Hzにこだわることもない。
もう少し高い周波数による交流点火も考えられる。
十倍の500Hz、600Hzあたりにするだけでも、そうとうに音は変ってくるはずだ。

そのうえで定電流でのバランス点火とする手もある。

つまりヒーター用電源を安定化するということは、
真空管のエミッションを安定化するということであり、
ヒーターにかかる電圧を安定化するということではない。

エミッションの安定化ということでは、重要なパラメーターは電圧ではなく電流なのだろう。
そうなると定電流点火を考えていくべきではないのか。

300Bだろうが、EL34、KT88だろうが、真空管全盛時代のモノがいい、といわれている。
確かに300Bをいくつか比較試聴したことがあって、刻印タイプの300の音に驚いた。

そういう球を大金を払って購入するのを否定はしないが、
そういう球に依存したアンプは、少なくとも現代真空管アンプとはいえない。

現代真空管アンプとは、現在製造されている真空管を使っても、
真空管全盛時代製造の真空管に近い音を出せる、ということがひとつある。
そのために必要なのは、エミッションの安定化であり、
それは出力管まで定電流点火をすることで、ある程度の解決は見込める。

もちろん、どんなに優れた点火方法であり、100%というわけではないし、
仮にそういう点火方法が実現できたとしても、
真空管を交換した場合の音の違いが完全になくなるわけではない。

それでも真空管のクォリティ(エミッションの安定)に、
あまり依存しないことは、これからの真空管アンプには不可欠なことと考える。
http://audiosharing.com/blog/?p=27012

現代真空管アンプ考(その19)
http://audiosharing.com/blog/?p=27014


定電流点火のやっかいなのは、作るのが面倒だという点だ。
回路図を描くのは、いまでは特に難しくはない。

けれど作るとなると、熱の問題をどうするのかを、まず考えなくてはならない。
それに市販の真空管アンプ用の電源トランスではなく、
ヒーター用に別個の電源トランスが必要となってくる。

もっとも真空管アンプの場合、高電圧・低電流と低電圧・高電流とを同居しているわけで、
それは電源トランスでも同じで、できることならトランスから分けたいところであるから、
ヒーター用電源トランスを用意することに、特に抵抗はないが、
定電流回路の熱の問題はやっかいなままだ。

きちんとした定電流点火ではなく、
単純にヒーター回路に抵抗を直列に挿入したら──、ということも考えたことがある。

たとえば6.3Vで1Aのヒーターだとすれば、ヒーターの抵抗は6.3Ωである。
この6.3Ωよりも十分に高いインピーダンスで点火すれはいいのだから、
もっとも安直な方法としては抵抗を直列にいれるという手がある。

昔、スピーカーとアンプとのあいだに、やはり直列に抵抗を挿入して、
ダンピングをコントロールするという手法があったが、これをもっと積極的にするわけで、
たとえば6.3Ωの十倍として63Ωの抵抗、さらには二十倍の126Ωの抵抗、
できれば最低でも百倍の630Ωくらいは挿入したいわけだが、
そうなると、抵抗による電圧低下(630Ωだと630Vになる)があり、
あまり高い抵抗を使うことは、発熱の問題を含めて現実的ではない。

結局、定電流点火のための回路を作ったほうが実現しやすい。
定電流の直流点火か交流点火なのか、どちらが音がいいのかはなんともいえない。

ただいえるのは定電流点火をするのであれば、ヒーター用トランスを用意することになる。
それはトランスの数が増えることであり、トランスが増えることによるデメリット、
トランス同士の干渉について考えていく必要が出てくる。
http://audiosharing.com/blog/?p=27014


現代真空管アンプ考(その20)
http://audiosharing.com/blog/?p=27016


真空管パワーアンプは、どうしても重量的にアンバランスになりがちだ。
出力トランスがあるから、ともいえるのだが、
出力トランスをもたないOTLアンプでも、
カウンターポイントのSA4やフッターマンの復刻アンプでは、重量的アンバランスは大きかった。

電源トランスが一つとはいえ、真空管のOTLアンプではもう一つ重量物であるヒートシンクがないからだ。
SA4を持ち上げてみれば、すぐに感じられることだが、フロントパネル側がやたら重くて、
リアパネル側は軽すぎる、といいたくなるほどアンバランスな重量配分である。

重量的アンバランスが音に影響しなければ問題することはないが、
実際は想像以上に影響を与えている。

出力トランスをもつ真空管アンプでは、重量物であるトランスをどう配置するかで、
アンプ全体の重量配分はほぼ決る。

ステレオアンプの場合、出力トランスが二つ、電源トランスが一つは、最低限必要となる。
場合によってはチョークコイルが加わる。

マッキントッシュのMC275やMC240は、重量配分でみれば、そうとうにアンバランスである。
マランツのModel 8B、9もそうである。
ユニークなのはModel 2で、電源トランス、出力トランスをおさめた金属シャーシーに、
ゴム脚が四つついている。
この、いわゆるメインシャーシーに突き出す形で真空管ブロックのサブシャーシーがくっついている。

サブシャーシーの底にはゴム脚はない。いわゆる片持ちであり、
強度的には問題もあるといえる構造だが、重量的アンバランスはある程度抑えられている、ともいえる。

Model 5は奥に長いシャーシーに、トランス類と真空管などを取り付けてある。
メインシャーシー、サブシャーシーというわけではない。
このままではアンバランスを生じるわけだが、
Model 5ではゴム脚の取付位置に注目したい。

重量物が寄っている後方の二隅と、手前から1/3ほどの位置に前側のゴム脚がある。
四つのゴム脚にできるだけ均等に重量がかかるような配慮からなのだろう。

でもシャーシー手前側は片持ち的になってしまう。
http://audiosharing.com/blog/?p=27016


現代真空管アンプ考(その21)
http://audiosharing.com/blog/?p=27019

これまで市販された真空管パワーアンプを、
トランスの配置(重量配分)からみていくのもおもしろい。

ウエスギ・アンプのU·BROS3は、シャーシーのほぼ中央(やや後方にオフセットしているが)に、
出力トランス、電源トランス、出力トランスという順で配置している。
重量物三つをほぼ中央に置くことで、重量バランスはなかなかいい。

同じKT88のプッシュプルアンプのマイケルソン&オースチンのTVA1は、
シャーシーの両端にトランスを振り分けている。
片側に出力トランスを二つを、反対側に電源トランスとなっている。

電源トランスは一つだから、出力トランス側のほうに重量バランスは傾いているものの、
極端なアンバランスというほどではない。

ラックスのMQ60などは、後方の両端に出力トランスをふりわけ、前方中央に電源トランス。
完璧な重量バランスとはいえないものの、けっこう重量配分は配慮されている。

(その20)で、マッキントッシュのMC275、MC240はアンバランスだと書いたが、
MC3500はモノーラルで、しかも電源トランスが二つあるため、
内部を上から見ると、リアパネル左端に出力トランス、フロントパネル右端に電源トランスと、
対角線上に重量物の配置で、MC275、MC240ほどにはアンバランスではない。

現行製品のMC2301は、マッキントッシュのパワーアンプ中もっとも重量バランスが優れている。
シャーシー中央にトランスを置き、その両側に出力管(KT88)を四本ずつ(計八本)を配置。

出力は300W。MC3500の350Wよりも少ないものの、MC3500の現代版といえる内容であり、
コンストラクションははっきりと現代的である。
2008年のインターナショナルオーディオショウで初めてみかけた。
それから十年、ふしぎと話題にならないアンプである。
音を聴く機会もいまのところない。

インターナショナルオーディオショウでも、音が鳴っているところに出会していない。
いい音が鳴ってくれると思っているのに……。
http://audiosharing.com/blog/?p=27019


現代真空管アンプ考(その22)
http://audiosharing.com/blog/?p=27023


ここまで書いてきて、また横路に逸れそうなことを思っている。
現代真空管アンプとは、いわゆるリファレンス真空管アンプなのかもしれない、と。

ステレオサウンド 49号の特集は第一回STATE OF THE ART賞だった。
Lo-DのHS10000について、井上先生が書かれている。
     *
 スピーカーシステムには、スタジオモニターとかコンシュマーユースといったコンセプトに基づいた分類はあが、Lo-DのHS10000に見られるリファレンススピーカーシステムという広壮は、それ自体が極めてユニークなものであり、物理的な周波数特性、指向周波数特性、歪率などで、現在の水準をはるかに抜いた高次元の結果が得られない限り、その実現は至難というほかないだろう。
     *
こういう意味での、リファレンス真空管アンプを考えているのだろうか、と気づいた。
製品化することを前提とするものではなく開発されたオーディオ機器には、
トーレンスのReferenceがある。

ステレオサウンド 56号で、瀬川先生がそのへんのことを書かれている。
     *
「リファレンス」という名のとおり、最初これはトーレンス社が、社内での研究用として作りあげた。
アームの取付けかたなどに、製品として少々未消化な形をとっているのも、そのことの裏づけといえる。
 製品化を考慮していないから、費用も大きさも扱いやすさなども殆ど無視して、ただ、ベルトドライヴ・ターンテーブルの性能の限界を極めるため、そして、世界じゅうのアームを交換して研究するために、つまりただひたすら研究用、実験用としてのみ、を目的として作りあげた。
 でき上った時期が、たまたま、西独デュッセルドルフで毎年開催されるオーディオ・フェアの時期に重なっていた。おもしろいからひとつ、デモンストレーション用に展示してみようじゃないか、と誰からともなく言い出して出品した。むろん、この時点では売るつもりは全くなかった??、ざっと原価計算してみても、とうてい売れるような価格に収まるとも思えない。まあ冗談半分、ぐらい気持で展示してみたらしい。
 ところが、フェアの幕が開いたとたんに、猛反響がきた。世界各国のディーラーや、デュッセルドルフ・フェアを見にきた愛好家たちのあいだから、問合せや引合いが殺到したのだそうだ。あまりの反響の大きさに、これはもしかしたら、本気で製品化しても、ほどほどの採算ベースに乗るのではないだろうか、ということになったらしい。いわば瓢箪から駒のような形で、製品化することになってしまった……。レミ・トーレンス氏の説明は、ざっとこんなところであった。
     *
トーレンスのReferenceには、未消化なところがある。
扱いやすいプレーヤーでもない。
あくまでもトーレンスが自社の研究用として開発したプレーヤーをそのまま市販したのだから、
そのへんは仕方ない。

その後、いろいろいてメーカーからReferenceとつくオーディオ機器がいくつも登場した。
けれど、それらのほとんどは最初から市販目的の製品であって、
肝心のところが、トーレンスのReferenceとは大きく違う。

Lo-DのHS10000も、市販ということをどれだけ考えていたのだろうか。
W90.0×H180.0×D50.0cmという、かなり大きさのエンクロージュアにもかかわらず、
2π空間での使用を前提としている。

つまりさらに大きな平面バッフルに埋めこんで使用することで、本来の性能が保証される。
価格は1978年で、一本180万円だった。
しかもユニット構成は基本的には4ウェイ5スピーカーなのだが、
スーパートゥイーターをつけた5ウェイへの仕様変更も可能だった。

HS10000も、せひ聴きたかったスピーカーのひとつであったが、
こういう性格のスピーカーゆえに、販売店でもみかけたことがない。
いったいどれだけの数売れたのだろうか。
http://audiosharing.com/blog/?p=27023

現代真空管アンプ考(その23)
http://audiosharing.com/blog/?p=27053


トランスのことに話を戻そう。

重量物であるトランスをうまく配置して、重量バランスがとれたからといって、
トランスが複数個あることによる問題のすべてが解消するわけではない。

トランスは、まず振動している。
ケースにおさめられ、ケースとトランスの隙間をピッチなどが充填されていても、
トランスの振動を完全に抑えられるわけではない。

トランスはそれ自体が振動発生源である。
しかも真空管パワーアンプでは複数個ある。
それぞれのトランスが,それぞれの振動を発生している。

チョークコイルも、特にチョークインプット方式での使用ではさらに振動は大きく増す。
しかも真空管アンプなのだから、能動素子は振動の影響を受けやすい真空管である。

一般的な真空管アンプのように、一枚の金属板に出力トランス、電源トランス、チョークコイル、
そして真空管を取り付けていては、振動に関してはなんら対策が施されていないのと同じである。

トランスと金属板との間に緩衝材を挿むとか、
その他、真空管ソケットの取付方法に細かな配慮をしたところで、
根本的に振動の問題を解消できるわけではない。

もちろん、振動に関して完璧な対策があるわけではないことはわかっている。
それでも真空管アンプの場合、
トランスという振動発生源が大きいし多いから、
難しさはトランジスターアンプ以上ということになる。

30年ほど前、オルトフォンの昇圧トランスSTA6600に手を加えたことがある。
手を加えた、というより、STA6600に使われているトランスを取り出して、
別途ケースを用意して、つくりかえた。

その時感じたのは、トランスの周囲にはできるだけ金属を近づけたくない、だった。
STA6600のトランスはシールドケースに収められていた。
すでにトランスのすぐそばに金属があるわけだが、
それでも金属板に取り付けるのは、厚めのベークライトの板に取り付けるのとでは、
はっきりと音は違う。

金属(アルミ)とベークライトの固有音の違いがあるのもわかっているが、
それでも導体、非導体の違いは少なからずあるのではないのか。

そう感じたから、トランスの周りからは配線以外の金属は極力排除した。
ベークライトの板を固定する支柱もそうだし、ネジも金属製は使用しなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=27053


現代真空管アンプ考(番外)
http://audiosharing.com/blog/?p=27060


現代真空管アンプ考というタイトルをつけている。
「現代スピーカー考」という別項もある。

現代、現代的、現代風などという。
わかっているようでいて、いざ書き始めると、何をもって現代というのか、
遠くから眺めていると、現代とつくものとつかないものとの境界線が見えているのに、
もっとはっきり見ようとして近づいていくと、いかにその境界線が曖昧なのかを知ることになる。

1989年、ティム・バートン監督による「バットマン」が公開された。
バットマンは、アメリカのテレビドラマを小さかったころ見ていた。

バットマンというヒーローの造形が、こんなに恰好良くなるのか、とまず感じた。
バットモービルに関しても、そうだった。

「バットマン」はヒットした。
そのためなのかどうかはわからないが、
過去のヒーローが、映画で甦っている。

スーパーマン、スパイダーマン、アイアンマン、ハルク、ワンダーウーマンなどである。
スパイダーマンは日本で実写化されたテレビ版を見ている。
ハルクとワンダーウーマンのテレビ版は見ている。

スーパーマンの映画は、
1978年公開、クリストファー・リーヴ主演の「スーパーマン」から観てきている。

これらヒーローの造形は、現代的と感じる。
特にワンダーウーマンの恰好良いこと。

ワンダーウーマンの設定からして、現代的と感じさせるのは大変だったはずだ。
けれど、古い時代の恰好でありながらも、見事に成功している。

日本のヒーローはどうかというと、
仮面ライダー、キカイダー、ガッチャマン、破裏拳ポリマーなどの映画での造形は、
アメリカのヒーローとの根本的な違いがあるように感じる。

較べるのが無理というもの、
予算が違いすぎるだろう、
そんなことを理由としていわれそうだが、
ヒーローものの実写映画において、肝心のヒーローの造形が恰好良くなくて、
何がヒーローものなのか、といいたくなる。

日本の、最近制作されたヒーローものの実写映画での造形は、
どこか根本的なところから間違っているように思う。

「現代」という言葉の解釈が、アメリカと日本の映画制作の現場では大きく違っているのか。
日米ヒーローの造形の、現代におけるありかたは、
「現代」ということがどういうことなのかを考えるきっかけを与えてくれている。
http://audiosharing.com/blog/?p=27060

現代真空管アンプ考(その24)
http://audiosharing.com/blog/?p=27321


オルトフォンのSTA6600のトランスを流用して自作したモノは、
うまくいった。
トランスの取り付け方だけが工夫を凝らしたところではなく、
他にもいろいろやっているのだが、その音は、
誰もが中身はSTA6600のトランスとは見抜けないほど、音は違っている。

もっといえば立派な音になっている。
自画自賛と受けとられようが、
この自作トランスの音を聴いた人は、その場で、売ってほしい、といってくれた。

その人のところには、ずっと高価な昇圧トランスがあった。
当時で、20万円を超えていたモノで、世評も高かった。

だから、その人も、その高価なトランスを買ったわけだが、
私の自作トランスの方がいい、とその人は言ってくれた。

そうだろうと思う。
トランス自体の性能は、高価なトランスの方が上であろう。
ただ、その製品としてのトランスは、トランス自体の扱いがわかっていないように見えた。

この製品だけがそうなのではなく、ほとんど大半の昇圧トランスが、そうである。
インターネットには、高価で貴重なトランスをシャーシーに取り付けて──、というのがある。

それらを見ると、なぜこんな配線にしてしまうのか。
その配線が間違っているわけではない。
ほとんどのトランスでやられている配線である。

それを疑いもせずにそのまま採用している。
私にいわせれば、そんな配線をやっているから、
トランス嫌いの人がよくいうところの、トランス臭い音がしてしまう。

取り付けにしても配線にしても、ほんのちょっとだけ疑問をもって、
一工夫することを積み重ねていけば、トランスの音は電子回路では味わえぬ何かを聴かせてくれる。

MC型カートリッジの昇圧トランスと、真空管パワーアンプの出力トランスとでは、
扱う信号のレベルが違うし、信号だけでなく、真空管へ供給する電圧もかかる。

そういう違いはあるけれど、どちらもトランスであることには変りはない。
ということは、トランスの扱い方は、自ずと決ってくるところが共通項として存在する。
http://audiosharing.com/blog/?p=27321

現代真空管アンプ考(その25)
http://audiosharing.com/blog/?p=27342

無線と実験、ラジオ技術には、毎号、真空管アンプの製作記事が載っている。
この二誌以外のオーディオ雑誌にも、真空管アンプの製作記事が載ることがある。

トランスにはシールドケースに収納されているタイプと、
コアが露出しているタイプとがある。

シールドケースに入っているタイプだとわかりにくいが、
コアが露出しているタイプを使っているアンプ、
それもステレオ仕様のアンプだと、出力トランスの取り付け方向を見てほしい。

きちんとわかって配置しているアンプ(記事)もあれば、
無頓着なアンプも意外と多い。

EIコアのトランスだと、漏洩磁束の量がコアの垂直方向、水平方向、
それに巻線側とでは、それぞれに違う。

そのことを忘れてしまっている製作例がある。

複数のトランスが、一つのシャーシー上にあれば、必ず干渉している。
その干渉をなくすには、トランス同士の距離を十二分にとるのがいちばん確実な方法だ。

けれどこんなやり方をすれば、アンプ自体のサイズがそうとうに大きくなるし、
それに見た目も間延してしまう。

それにトランス同士の距離が離れれば、内部配線も当然長くなる。
どんなワイヤーであってもインダクタンスをもつ。
そうであれば高域でのインピーダンスは必然的に上昇することになる。

配線の距離が長くなるほど、インピーダンスの上昇も大きくなるし、
長くなることのデメリットは、外部からの影響も受けやすくなる。

NFBを、出力トランスの二次側からかけている回路であれば、
NFBループ内のサイズ(面積)が広くなり、このことにも十分な配慮が必要となる。

配線の長さ、仕方によるサイズの変化については、以前書いているので、ここでは触れない。
http://audiosharing.com/blog/?p=27342

現代真空管アンプ考(その26)
http://audiosharing.com/blog/?p=27557


トランスの取り付け方、取り付け位置は注目したいポイントである。

カタログやウェブサイトなどでの製品の説明で、
良質で大容量の電源トランスを使用していることを謳っているものはけっこうある。

オーディオ雑誌の記事でも、製品の内部写真の説明でも、
電源トランスは……、という記述があったりする。

アンプにしても、CDプレーヤーにしても交流電源を直流にして、
その直流を信号に応じて変調させて出力をさせているわけだから、
電源のクォリティは、音のクォリティに直結しているわけで、
電源トランスは、その要ともいえる。

だからこそ良質で(高価な)トランスを採用するわけだが、
その取り付け方をみると、このメーカーは、ほんとうに細部までこだわっているのだろうか──、
そう思いたくなるメーカーが、けっこう多い。

ケースなしの電源トランス、
特にトロイダルコアの電源トランスをどう固定するか。

どんなに電源トランスのクォリティにこだわりました、と謳っていても、
こんな取り付け方しかしないのか、取り付け方を自分たちで工夫しないのか、考えないのか、
そういいたくなることがある。

安価な製品であれば、それでもかまわない、と思うけれど、
数十万円、百万円をこえる製品なのに、
電源トランスも大きく立派そうにみえるモノであっても、
取り付け方は標準的な方法そのままだ。

ここまで書けば、製品内部をきちんと見ている人ならば、
どういうことをいいたいのかわかってくれよう。

細部まで疎かにせず、とか、細部までこだわりぬいた、とか、
そういう謳い文句が並んでいても、電源トランスの取り付け方が、
そのこだわりがどの程度のものなのかを、はっきりと示している。
http://audiosharing.com/blog/?p=27557

現代真空管アンプ考(最大出力)
http://audiosharing.com/blog/?p=27653


マイケルソン&オースチンのTVA1は、KT88のプッシュプルで出力は70W+70Wだった。
TVA1に続いて登場したEL34プッシュプルのTVA10は、50W+50Wだった。

TVA1の70Wの出力は理解できた。
けれどTVA10の50Wという出力は、EL34のプッシュプルにしては大きい。
EL34のプッシュプルで、AB1級ならば出力は35W程度である。

TVA10に続いて登場したM200は、EL34の4パラレルプッシュプルで200Wの出力。
出力管の本数がTVA10の四倍に増え、出力も四倍になっている。

TVA1は何度か聴いている。
TVA10も一度か二度聴いているけど、M200は聴く機会がなかった。

TVA1とTVA10は、出力管が違うとはいえ、ずいぶん音が違うな、と感じたものだった。
TVA1の音には魅力を感じたが、TVA10には、まったくといっていいほど魅力を感じなかった。

M200までになると、印象は変ってくるかもしれないが、
TVA1とTVA10は、同じ人が設計しているとは思えなかった。

そのことがはっきりしたのは聴いてから数年経ったころで、
TVA10とM200の設計者はティム・デ・パラヴィチーニであることがわかった。

パラヴィチーニはラックスに在籍していたこともある。
コントロールアンプのC1000とパワーアンプのM6000は、彼の設計といわれているし、
管球式モノーラルパワーアンプのMB3045もそうである。

ならば、パラヴィチーニは、ラックス時代に上原晋氏と一緒に仕事をしていた可能性もある。

上原晋氏は、ラジオ技術の1958年8月号で、EL34のプッシュプルアンプを発表されている。
このアンプの出力は60Wと、一般的なEL34のプッシュプルよりもかなり大きい。

だからといって、EL34の定格ぎりぎりまで使っての、やや無理のある設計ではない。
記事の冒頭に、こう書かれている。
     *
このアンプでは、定格いっぱいの用法は敬遠し、できるだけ球に余裕を持たせ、とくにSgの損失を軽くすることによって寿命を延ばすようにしました。結果からいいますとSgの損失を定格の半分くらいに押えましたので、いちおうこの点での不安は解消しましたが、これでも球によってはグリッドのピッチの不揃いからか、2〜3本の線が焼けるものに当る時もありますが、この程度ならたいして実害はないようで、かなり長く使っていてなんともありませんから、まず大丈夫だと思っていいでしょう。
     *
パラヴィチーニは、この上原晋氏のEL34のプッシュプルアンプの動作点を参考にしての、
TVA10とM200の出力の実現なのかもしれない。
http://audiosharing.com/blog/?p=27653


現代真空管アンプ考(その27)
http://audiosharing.com/blog/?p=30130

真空管アンプではどうしても不可欠になってしまうトランス類、
これらをどう配置して、どう取り付けていくのかについて、
こまかく書いていこうとすると、どこまでも細かくなってしまうほど、
やっかいな問題といえる。

それに真空管アンプを自作される人ならば、
こうやって文章だけで伝えてもイメージされるだろうが、
自作されない方のなかには、なかなかイメージしにくいと思われている方もいるのではないか。

ここまで書きながら、もう少し具体的に、
もう少しイメージしやすいようにしたい、と考えていた。

なので、過去の真空管アンプで、
私が考える現代真空管アンプに近いモデルはあっただろうか、とふり返ってみた。

マランツの管球式アンプ?
マッキントッシュ?

いくつかのブランド名とモデル名が浮びはするが、
どれも違うな、と思う。

結局、QUADのIIが、意外にも、
私が考える現代真空管アンプに近いようにも感じている。

ここで考えている現代真空管アンプとは、
あくまでも自分の手でつくれる範囲において、である。

加工機械を駆使して、金属ブロックからシャーシーを削り出して──、
そういうことまでは、ここでのテーマではない。

もちろん理想の現代真空管アンプとは? ということは考えながらも、
個人でつくれる範囲に、どうもってくるのか。
それもテーマの一つである。

そういう視点で眺めてみると、
QUAD IIというモデルこそが、という想いが確固たるものになってくる。
http://audiosharing.com/blog/?p=30130

現代真空管アンプ考(その28)
http://audiosharing.com/blog/?p=34357


現代真空管アンプをどうイメージしていくか。
こまかな回路構成について後述するつもりなのだが、NFBをどうするのか。

私は出力管が三極管ならばかけないという手もあると考えるが、
ビーム管、五極管ともなるとNFBをかけることを前提とする。

NFBはほとんどの場合、出力トランスの二次側巻線から初段の真空管へとかけられる。
信号経路とNFB経路とで、ひとつのループができる。
このループのサイズを、いかに小さく(狭く)していくかは、
NFBを安定にかける以上に、
真空管アンプ全盛時代とは比較にならないほどアンプを囲む環境の悪化の点でも、
非常に重要になってくる。

プッシュプルアンプならば、初段、位相反転回路、出力段、出力トランス、
これらをどう配置するかによって、ループの大きさは決ってくる。

信号経路をできるだけストレートにする。
初段、位相反転回路、出力段、出力トランスを直線状に並べる。
こうするとNFBループは長く(大きく)なってしまう。

初段、位相反転回路、出力段、出力トランス、
これらを弧を描くように配置していくのが、ループのサイズを考慮するうえでは不可欠だ。

QUAD IIのこれらのレイアウトを、写真などで確認してほしい。
しかもQUAD IIは、出力トランスと電源トランスを、シャーシーの両端に配置している。

やや細長いシャーシー上にこういう配置にすることで、
重量がどちらかに偏ることがない。

出力トランスと電源トランスの干渉を抑えるうえでも、
この二つの物理的な距離をとるのは望ましい。
http://audiosharing.com/blog/?p=34357

現代真空管アンプ考(その29)
http://audiosharing.com/blog/?p=34437


私がQUAD IIの詳細を知ったのは、
ステレオサウンド 43号(1977年夏号)掲載の「クラフツマンシップの粋」でだった。

QUADのアンプのことは知っていた。
トランジスターアンプの前に管球式のコントロールアンプの22、
パワーアンプのIIがあることだけは知ってはいたが、
具体的なことを知っていたわけではなかった。

記事は、井上先生、長島先生、山中先生による鼎談。
QUAD IIのところの見出しには「緻密でむだのないコンストラクション」とあった。

内容を読めば、そして写真をみれば、
この見出しは納得できる。

山中先生は
《とにかく、あらゆる意味でこのアンプは、個人的なことになりますけれども、一番しびれたんですよ。》
と発言されていた。

この時から、QUAD II、いいなぁ、と思うようになっていた。

43号から約二年後の52号。
巻頭に瀬川先生の「最新セパレートアンプの魅力をたずねて」がある。

そこで、こう書かれていた。
     *
迷いながらも選択はどんどんエスカレートして、結局、マランツのモデル7を買うことに決心してしまった。
 などと書くといとも容易に買ってしまったみたいだが、そんなことはない。当時の価格で十六万円弱、といえば、なにしろ大卒の初任給が三万円に達したかどうかという時代だから、まあ相当に思い切った買物だ。それで貯金の大半をはたいてしまうと、パワーアンプはマランツには手が出なくなって、QUADのII型(KT66PP)を買った。このことからもわたくしがプリアンプのほうに重きを置く人間であることがいえる。
     *
瀬川先生も、QUAD IIを使われていたのか──、
もちろん予算に余裕があったならばマランツの管球式パワーアンプを選択されていただろうが、
いまとは時代が違う。

マランツのModel 7とQUAD IIが、
瀬川先生にとって《初めて買うメーカー製のアンプ》である。

52号では、こんなことも書かれていた。
     *
 ずっと以前の本誌、たしか9号あたりであったか、読者の質問にこたえて、マッキントッシュとQUADについて、一方を百万語を費やして語り尽くそうという大河小説の手法に、他方をあるギリギリの枠の中で表現する短詩に例えて説明したことがあった。
     *
このころはQUAD IIを聴く機会はなかった。
意外にもQUAD IIを聴く機会は少なかった。

マランツやマッキントッシュの同時代の管球式アンプを聴く機会のほうがずっと多かった。
http://audiosharing.com/blog/?p=34437


現代真空管アンプ考(その30)
http://audiosharing.com/blog/?p=34452


QUADの22+IIの組合せを聴く機会には恵まれなかったけれど、
ステレオサウンドで働いていたから、QUADのトランジスター式のアンプをよく聴いた。

QUADのペアで聴くことも多かったし、
それぞれ単独で、他のメーカーのアンプとの組合せでも、何度も聴いている。

そうやってQUADのアンプの音のイメージが、私のなかでできあがっていった。
このことが、QUAD IIの真価をすぐには見抜けなかったことにつながっていったように、
いまとなっては思っている。

QUAD IIは22との組合せで、とある個人宅で聴いている。
他のアンプと比較試聴をしたわけではない。
あくまでも、その人の音を聴かせてもらうなかで、
アンプがQUADの22+IIであった、というわけだから、
その時の音の印象が、QUAD IIの音の印象となるわけではない。

それは十分承知していても、
私がQUAD IIを聴いたのは、このときとあと一回ぐらいだ。
どちらも22との組合せである。

22との組合せこそ、もっともQUADの音なのだが、
こうやってQUAD IIのことを書き始めると、QUAD II単体の音というのを、
無性に聴いてみたくなる。

おそらくなのだが、かなりいい音なのではないだろうか。
出力は公称で15Wである。
実際はもう少し出ているそうだが、
その出力の小ささとコンパクトにまとめられた構成、
そしてQUADのその後のアンプの音の印象から、
なんとなくスケール感は小さい、とどうしても思いがちだ。

実際に大きくはないだろう。
際立ったすごみのような音も出ないだろう。

それでも、フレキシビリティの高い音のような気がする。
このことはQUAD IIのアンプとしてのつくりとともに、
現代真空管アンプとしての重要な要素と考えている。
http://audiosharing.com/blog/?p=34452


現代真空管アンプ考(その31)
http://audiosharing.com/blog/?p=34496


QUAD IIと同時代の真空管アンプ、
たとえばマランツのModel 5と比較してみたい。

比較といっても、その音を聴いてどちらかが優れているとか、
こんな音の特徴もっているとかいないとか、そんなことではなく、
現代真空管アンプ、それもオーディオマニアが自作できる範囲でのあり方を、
二つのアンプを比較して考えていきたい、というものである。

マランツの管球式パワーアンプは、
Model 2、Model 5、model 8(B)、Model 9がある。
Model 8(B)だけがステレオ仕様で、あとはモノーラル仕様である。

QUAD IIもモノーラルである。
QUAD IIの発表は1953年。
Model 2は1956年、Model 5は1958年である。

QUAD IIの出力管はKT66で、マランツはEL34である。
出力はQUAD IIが15W、Model 2が40W(UL接続)、Model 5が30W。

外形寸法は、QUAD IIがW32.1×H16.2×D11.9cm、
Model 2はW38.1×H16.5×D24.1cm、Model 5はW15.2×H18.7×D38.7cmで、
QUAD IIと比較するならばMODEL 5である。

マランツのModel 2、Model 5は、シャーシー構造がいわゆる片持ちといえる。
底板にゴム脚が四つあるが、これらはトランスの重量を支えるためといえる場所にある。

Model 2はシャーシー上後方にトランス(重量物)をまとめている。
手前に真空管が立っているわけだが、
この部分はトランスを支えるシャーシーにネジで固定されたサブシャーシーとなっている。

そして、このサブシャーシーの下部にゴム脚はない。

Model 5はサブシャーシーという構造はとっていないが、
真空管が立っている箇所の下部にゴム脚はない。

Model 8(B)、Model 9はオーソドックスな位置にゴム脚がついている。
http://audiosharing.com/blog/?p=34496
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/840.html#c77

コメント [リバイバル3] オールド マランツ 中川隆
67. 中川隆[-5732] koaQ7Jey 2021年4月14日 13:22:57 : FQrGsP3YVY : VUVVL3ZhT3JrRms=[20]
audio identity (designing) 宮ア勝己  現代真空管アンプ考


Date: 8月 8th, 2018
現代真空管アンプ考(その1)
http://audiosharing.com/blog/?cat=48&paged=6

こうやって真空管アンプについて書き始めると、
頭の中では、現代真空管アンプとは、いったいどういうモノだろうか、
そんなことも並行して考えはじめている。

個人的に作りたい真空管アンプは、現代真空管アンプとはいえないモノである。
それこそ趣味の真空管アンプといえるものを、あれこれ夢想しているわけだが、
そこから離れて、現代真空管アンプについて考えてみるのもおもしろい。

現代真空管アンプだから、真空管もいま現在製造されていることを、まず条件としたい。
お金がいくら余裕があっても、製造中止になって久しく、
市場にもあまりモノがなく、非常に高価な真空管は、それがたとえ理想に近い真空管であっても、
それでしか実現しないのは、現代真空管アンプとはいえない。

真空管もそうだが、ソケットもきちんと入手できること。
これは絶対に外せない条件である。

ここまではすんなり決っても、
ここから先となると、なかなか大変である。

大ざっぱに、シングルなのかプッシュプルなのか、がある。
プッシュプルにしても一般的なDEPPにするのかSEPPにするのか。

SEPPならばOTLという選択肢もある。
現代真空管アンプを考えていくうえで、出力トランスをどうするのかが、やっかいで重要である。
となるとOTLアンプなのか。

でも、それではちょっと安直すぎる。
考えるのが面倒だから省いてしまおう、という考えがどこかにあるからだ。


Date: 8月 9th, 2018
現代真空管アンプ考(その2)

現代真空管アンプで、絶対に外せないことがまだある。
真空管のヒーターの点火方法である。

交流点火と直流点火とがある。
物理的なS/N比の高さが求められるコントロールアンプでは、直流点火が多い。
パワーアンプでは交流点火が多いが、
シングルアンプともなると、直流点火も増えてくる。

交流点火といっても、すべてが同じなわけではない。
例えば出力管の場合、一本一本にヒーター用巻線を用意することもあれば、
電流容量が足りていれば出力管のヒーターを並列接続して、という場合もあるし、
直列接続するという手もある。

ヒーター用配線の引き回しも音にもS/N比にも影響してくる。

直流点火だと非安定化か安定化とがある。
定電圧回路を使って安定化をはかるのか、
それとも交流を整流・平滑して直流にする非安定化なのか。

電源のノイズ、インピーダンスの面では安定化にメリットはあるが、
ではどういう回路で安定化するのかが、問題になってくる。

三端子レギュレーターを使えば、そう難しくなく安定化できる。
それで十分という人もいるし、三端子レギュレーターを使うくらいならば、
安定化しない方がいい、という人も、昔からいる。

ここでの直流点火は、電圧に着目してであって、
ヒーターによって重要なパラメータは電圧なのか、電流なのか。
そこに遡って考えれば、定電流点火こそ、現代真空管アンプらしい点火方法といえる。

Date: 8月 9th, 2018
現代真空管アンプ考(その3)

オーディオに興味をもち、真空管アンプに、
そして真空管アンプの自作に興味をもつようになったばかりのころ、
ヒーターの点火は、ノイズが少なくインピーダンスが十分に低い定電圧回路を採用すれば、
それでほぼ問題解決ではないか,ぐらいに考えていた。

三端子レギュレーターはともかくとして、ディスクリート構成の定電圧回路、
発振せず安定な動作をする回路であれば、それ以上何が要求されるのかはわかっていなかった。

そのころから交流点火のほうが音はいい、と主張があるのは知っていた。
そもそも初期の真空管は直流、つまり電池で点火していた歴史がある。

ならば交流点火よりも直流点火のはず。
それなのに……、という疑問はあった。

ステレオサウンド 56号のスーパーマニアに、小川辰之氏が登場されている。
日本歯科大学教授で、アルテックのA5、9844Aを自作の真空管アンプで鳴らされている。

そこにこんな話が出てきたことを憶えている。
     *
 固定バイアスにしていても、そんなにゲインを上げなければ、最大振幅にならなくて、あまり寿命を心配しなくてもいいと思ってね、やっている。ただ今の人はね、セルフバイアスをやる人はそうなのかもしれないが、やたらバイアス電圧ばかり気にしているけれど、本来は電流値であわせるべきなんですよ。昔からやっている者にとっては、常識的なことですけどね。
     *
電圧ではなく電流なのか。
忘れないでおこう、と思った。
けれど、ヒーターの点火に関して、電圧ではなく電流と考えるようになるには、もう少し時間がかかった。

現代真空管アンプ考(その4)

いまヒーターの点火方法について書いているところで、
この項はそんな細部から書いていくことが多くなると思うが、
それだけで現代真空管アンプを考えていくことになるとは考えていない。

現代真空管アンプは、どんなスピーカーを、鳴らす対象とするのか、
そういったことも考えていく必要がある。

現代真空管アンプで、真空管アンプ全盛時代のスピーカーシステムを鳴らすのか。
それとも現代真空管アンプなのだから、現代のスピーカーシステムを鳴らしてこそ、なのか。

時代が50年ほど違うスピーカーシステムは、とにかく能率が大きく違ってきている。
100dB/W/m前後の出力音圧レベルのスピーカーと、
90dBを切り、モノによっては80dBちょっとのスピーカーシステムとでは、
求められる出力も大きく違ってくる。

そしてそれだけでないのが、アンプの安定性である。
ここ数年のスピーカーシステムがどうなっているのか、
ステレオサウンドを見ても、ネットワークの写真も掲載されてなかったりするので、
なんともいえないが、十年以上くらい前のスピーカーシステムは、
ネットワークを構成する部品点数が、非常に多いモノが珍しくなかった。

6dBスロープのネットワークのはずなのに、
写真を見ると、どうしてこんなに部品が多いのか、理解に苦しむ製品もあった。
いったいどういう設計をすれば、6dBのネットワークで、ここまで多素子にできるのか。

しかもそういうスピーカーは決って低能率である。
この種のネットワークは、パワーアンプにとって容量負荷となりやすく、
パワーアンプの動作を不安定にしがちでもあった。

井上先生から聞いた話なのだが、
そのころマランツが再生産したModel 8B、Model 9は、
そういうスピーカーが負荷となると、かなり大変だったらしい。

現代真空管アンプならば、その類のスピーカーシステムであっても、
安定動作が求められることになり、そうなると、往年の真空管アンプでは、
マランツよりもマッキントッシュのMC275のほうがフレキシビリティが高い──、
そのこともつけ加えられていた。
http://audiosharing.com/blog/?cat=48&paged=6

 


audio identity (designing) 宮ア勝己  現代真空管アンプ考
Date: 8月 9th, 2018
現代真空管アンプ考(その5)
http://audiosharing.com/blog/?p=26876

容量性負荷で低能率のスピーカーといえば、コンデンサー型がまさにそうである。
QUADのESLがそうである。

QUADはESL用のアンプとして真空管アンプ時代には、
KT66プッシュプルのQUAD IIを用意していた。

私はQUAD IIでESLを鳴らした音は聴いたことがないが、
ESL(容量性負荷)を接続してQUAD IIが不安定になったという話も聞いていない。

QUAD IIを構成する真空管は整流管を除けば四本。
電圧増幅に五極管のEF86を二本使い、これが初段であり位相反転回路でもある。
次段はもう出力管である。

マランツやマッキントッシュの真空管アンプの回路図を見た直後では、
QUAD IIの回路は部品点数が半分以下くらいにおもえるし、
ものたりなさを憶える人もいるくらいの簡潔さである。

NFBは19dBということだが、これもQUAD IIの大きな特徴なのが、位相補正なしということ。
NFBの抵抗にもコンデンサーは並列に接続されていない。

出力トランスにカソード巻線を設けているのはマッキントッシュと同じで、
時代的には両社ともほほ同時期のようである。

同じカソード巻線といっても、マッキントッシュはバイファイラー巻きで、
QUADは分割巻きという違いはある。
それにマッキントッシュのカソード巻線はバイファイラーからトライファイラーに発展し、
最終的にはMC3500ではペンタファイラーとなっている。

マランツの真空管アンプにはカソード巻線はない。
マランツのModel 8BのNFB量はオーバーオールで20dBとなっている。
QUAD IIとほぼ同じである。

Model 8BとQUADのESLの動作的な相性はどうだったのか。
容量性負荷になりがちな多素子のネットワークのシステムで大変になるということは、
ESLでもそうなる可能性は高い。

マランツとQUADではNFB量は同じでも、
それだけかけるのにマランツは徹底した位相補正を回路の各所で行っている。
QUAD IIは前述したように位相補正はやっていない。

マッキントッシュだと、MC240、MC275は聴く機会は、
ステレオサウンドを辞めた後もけっこうある。
マランツもマッキントッシュよりも少ないけれどある。

QUADの真空管アンプは、めったにない。
もう二十年以上聴いていない。
前回聴いた時には、現代真空管アンプという視点は持っていなかった。
いま聴いたら、どうなのだろうか。

MC275同様、フレキシビリティの高さを感じるような予感がある。
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現代真空管アンプ考(その6)
http://audiosharing.com/blog/?p=26879

QUAD IIの出力は15Wである。
高能率のスピーカーならば、これでも十分ではあっても、
95dB以下ともなると、15Wは、さすがにしんどくなることも、
新しい録音を鳴らすのであれば出てくるはずだ。

実際には25W以上楽に出る感じの音ではあったそうだが、それでも出力に余裕があるとはいえない。
QUAD IIはKT66のプッシュプルアンプである。
出力管がKT88だったら……、と思った人はいると思う。

私もKT66プッシュプルアンプとしての姿は見事だと思いながらも、
もしいまQUAD IIを使うことになったら、KT88もいいように思えてくる。

実際、QUADはQUAD IIを復刻した際、
EF86、KT66とオリジナルのQUAD IIと同じ真空管構成にしたQUAD II Classicと、
EF86を6SH7、KT66をKT88に変更したQUAD II fortyも出している。

QUAD II Classicはオリジナルと同じ15Wに対し、
QUAD II fortyは型番が示すように40Wにアップしている。

QUADが往年の真空管アンプを復刻したとき、QUADもか、と思った一人であり、
内部の写真をみて、関心をもつことはなくなった。
それにシャーシーのサイズも多少大きくなっていて、
オリジナルのQUAD IIのコンストラクションの魅力ははっきりと薄れている。

ならば基本レイアウトはそのままで、
トランスカバーの形状を含めて細部の詰めをしっかりとしてくれれば、
外観の印象はずっと良くなる可能性はあるのに──、と思う。

QUAD II fortyはオリジナルのQUAD IIと同じ回路なのだろう。
位相補正は、やはりやっていないのか。

現代真空管アンプを考えるうえで、いまごろになってQUAD II fortyが気になってきている。
QUAD II fortyはどういう音を聴かせるのか。

QUADのESLだけでなく、
複雑な構成のネットワークゆえ容量性負荷になりがちなスピーカーシステムでも、
音量に配慮すれば不安定になることなくうまく鳴らしてくれるのか。
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現代真空管アンプ考(その7)
http://audiosharing.com/blog/?p=26885

QUAD IIの存在に目を向けるようになって気づいたことがある。
ここでは現代真空管アンプとしている。
最新真空管アンプではない。

書き始めのときは、現代と最新について、まったく考えていなかった。
現代真空管アンプというタイトルが浮んだから書き始めたわけで、
QUAD IIのことを思い出すまで、現代と最新の違いについて考えることもしなかった。

最新とは、字が示すとおり、最も新しいものである。
現行製品の中でも、最も新しいアンプは、そこにおける最新アンプとなるし、
最も新しい真空管アンプは、そこにおける最新真空管アンプといえる。

では、この「最も新しい」とは、何を示すのか。
単に発売時期なのか。
それも「最も新しい」とはいえるが、アンプならば最新の技術という意味も含まれる。

半導体アンプならば、最新のトランジスターを採用していれば、
ある意味、最新アンプといえるところもある。
けれど真空管アンプは、もうそういうモノではない。

いくつかの新しい真空管がないわけではないが、
それらの真空管を使ったからといって、最新真空管アンプといえるだろうか。

最新アンプは当然ながら、時期が来れば古くなる。
常に最新アンプなわけではない。
いつしか、当時の最新アンプ、というふうに語られるようになる。

そういった最新アンプは、ここで考える現代アンプとは同じではない。
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現代真空管アンプ考(その8)
http://audiosharing.com/blog/?p=26887

1983年に会社名も変更になり、ブランド名として使われてきたQUADに統一されたが、
QUADが創立された当初はThe Acoustical Manufacturing Company Ltd.だった。

QUADとは、Quality Unit Amplifier Domesticの頭文字をとってつけられた。
DomesticとついていてもQUADのアンプは、BBCで使われていた、と聞いている。

BBCでは、真空管アンプ時代はリーク製、ラドフォード製が使われていた。
QUADもそうなのだろう。
このあたりを細かく調べていないのではっきりとはいえないが、
それでもBBCでQUAD IIが採用されていたということは、
QUAD初のソリッドステートアンプ50Eの寸法から伺える。

QUAD IIの外形寸法はW32.1×H16.2×D11.9cmで、
50EはW12.0×H15.9×D32.4cmとほぼ同じである。

それまでQUAD IIが設置されていた場所に50Eはそのまま置けるサイズに仕上げられている。
50Eは、BBCからの要請で開発されたものである。

しかも50Eの回路はトランジスターアンプというより、
真空管アンプ的といえ、真空管をそのままトランジスターに置き換えたもので、
当然出力トランスを搭載している。

50Eの登場した1965年、JBLには、SG520、SE400S、SA600があった。
トランジスターアンプの回路設計が新しい時代を迎えた同時期に、QUADは50Eである。

こう書いてしまうと、なんとも古くさいアンプだと50Eを捉えがちになるが、
決してそうではないことは二年後の303との比較、
それからトラジスターアンプでも、
トランス(正確にはオートフォーマー)を搭載したマッキントッシュとの比較からもいえる。
これについて別項でいずれ書いていくかもしれない。

とにかくQUAD IIと置き換えるためのアンプといえる50Eは1965年に登場したわけだが、
QUAD IIは1970年まで製造が続けられている。
QUAD IIはモノーラル時代のアンプで、1953年生れである。
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現代真空管アンプ考(その9)
http://audiosharing.com/blog/?p=26895

オーディオ機器にもロングラン、ロングセラーモデルと呼ばれるものはある。
数多くあるとはいえないが、あまりないわけでもない。
スピーカーやカートリッジには、多かった。

けれどアンプは極端に少なかった。
ラックスのSQ38にしても、初代モデルからの変遷をたどっていくと、
何を基準にしてロングラン、ロングセラーモデルというのか考えてしまう。

そんななかにあって、QUAD IIはまさにそういえるアンプである。
1953年から1970年まで、改良モデルが出たわけでなく、
おそらく変更などなく製造が続けられていた。

ペアとなるステレオ仕様のコントロールアンプ22の登場は1959年で、
1967年に、33と入れ代るように製造中止になっている。

22とQUAD IIのペアは、ステレオサウンド 3号(1967年夏)の特集に登場している。
     *
 素直ではったりのない、ごく正統的な音質であった。
 わたくしが家でタンノイを鳴らすとき、殆んどアンプにはQUADを選んでいる。つまりタンノイと結びついた形で、QUADの音質が頭にあった。切換比較で他のオーソドックスな音質のアンプと同じ音で鳴った時、実は少々びっくりした。びっくりしたのは、しかしわたくしの日常のそういう体験にほかならないだろう。
 タンノイは、自社のスピーカーを駆動するアンプにQUADを推賞しているそうだ。しかしこのアンプに固有の音色というものが特に無いとすれば、その理由は負荷インピーダンスの変動に強いという点かもしれない。これはおおかたのアンプの持っていない特徴である。
 10数年前にすでにこのアンプがあったというのは驚異的なことだろう。
     *
瀬川先生が、こう書かれている。
ここで「選んでいる」とあるのは、QUAD IIのことのはず。

ただし52号の特集の巻頭「最新セパレートアンプの魅力をたずねて」では、
こうも書かれている。
     *
 マランツ7にはこうして多くの人々がびっくりしたが、パワーアンプのQUAD/II型の音のほうは、実のところ別におどろくような違いではなかった。この水準の音質なら、腕の立つアマチュアの自作のアンプが、けっこう鳴らしていた。そんないきさつから、わたくしはますます、プリアンプの重要性に興味を傾ける結果になった。
     *
実を言うと、これを読んでいたから、QUAD IIにさほど興味をもてなかった。
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現代真空管アンプ考(その10)
http://audiosharing.com/blog/?p=26898


ステレオサウンド 3号のQUADのページの下段には、解説がある。
この解説は誰による文章なのかはわからないが、8号の特集からわかるのは、
瀬川先生が書かれていた、ということ。

QUAD IIについては、こう書かれている。
     *
 公称出力15Wというのは少ないように思われるが、これは歪率0.1%のときの出力で、カタログ特性で、OVERLOAD≠ニある部分をみると、ふつうのアンプなら25Wぐらいに表示するところを、あえて控えめに公称しているあたり、イギリス人の面目躍如としている。コムパクトなシャーシ・コンストラクションと、手工芸的な配線テクニックは、実に信頼感を抱かせる。
 イギリスでは公的な研究機関や音響メーカーで標準アンプとして数多く採用されていることは有名で、技術誌のテストリポートやスピーカーの試聴記などに、よく「QUAD22のトーン目盛のBASSを+1、TREBLEを−1にして聴くと云々」といった表現が使われる。
     *
岡先生もステレオサウンド 50号で、
《長年に亘ってBBCをはじめ、イギリスの標準アンプとして使われていただけのことはある傑作といえる。》
と書かれている。

その意味でQUAD IIは、業務(プロフェッショナル)用アンプといえる。
けれどQUAD IIはプロフェッショナル用を意図して設計されたアンプではないはず。

結果として、そう使われるようになったと考える。

同じ意味ではマッキントッシュのMC275もそうといえよう。
マッキントッシュにはA116というプロフェッショナル用として開発され使われたアンプもあるが、
MC275はコンシューマー用としてのアンプである。

それがCBSコロムビアのカッティングルームでのモニター用アンプとして、
それから1970年代初頭、コンサートでのアンプには、
トランジスターの、もっと出力の大きなアンプではなくMC275がよく使われていた、とも聞いている。

MC275もQUAD IIと、だから同じといえ、
それがマランツの真空管アンプとは、わずかとはいえはっきり違う点でもある。
http://audiosharing.com/blog/?p=26898

現代真空管アンプ考(その11)
http://audiosharing.com/blog/?p=26935


多素子のネットワーク構成ゆえに容量性負荷となり、
しかもインピーダンスも8Ωよりも低くかったりするし、
さらには能率も低い。

おまけにそういうスピーカーに接続されるスピーカーケーブルも、
真空管アンプ全盛時代のスピーカーケーブル、
いわゆる平行二芯タイプで、太くもないケーブルとは違っていて、
そうとうに太く、構造も複雑になっていて、
さらにはケーブルの途中にケースで覆われた箇所があり、
そこには何かが入っていたりして、
ケーブルだけ見ても、アンプにとって負荷としてしんどいこともあり得るのではないか。

QUAD II以外のアンプのほとんどは位相補正を行っている。
無帰還アンプならばそうでもないが、NFBをかけているアンプで位相補正なしというのは非常に珍しい。

大半のアンプが位相補正を行っているわけだが、
どの程度まで位相補正をやっているのか、というと、
メーカー、設計者によって、かなり違ってきている。

マランツの真空管アンプは、特にModel 9、Model 8Bは、
徹底した、ともいえるし、凝りに凝った、ともいえる位相補正である。

積分型、微分型、両方の位相補正を組合せて、計五箇所行われている。
それ以前のマランツのパワーアンプ、Model 2、5、8でも位相補正はあるけれど、
そこまで徹底していたわけではない。

私がオーディオに興味をもったころ、Model 8に関しては8Bだけが知られていた。
Model 8というモデルがあったのは知っていたものの、
そのころは8Bはマイナーチェンジぐらいにしかいわれてなかった。

ステレオサウンド 37号でも、
回路はまったく同じで電源を少し変えた結果パワーが増えた──、
そういう認識であった。
1975年当時では、そういう認識でも仕方なかった。

Model 8とModel 8Bの違いがはっきりしたのは、
私が知る範囲では、管球王国 vol.12(1999年春)が最初だ。
http://audiosharing.com/blog/?p=26935

現代真空管アンプ考(その12)
http://audiosharing.com/blog/?p=26937


Model 8とModel 8Bの違いについて細かなことは省く。
詳しく知りたい方は、管球王国 vol.12の当該記事が再掲載されているムック、
「往年の真空管アンプ大研究」を購入して読んでほしい。

以前の管球王国は、こういう記事が載っていた。
そのころは私も管球王国には期待するものがあった。
けれど……、である。

わずかのあいだにずいぶん変ってしまった……、と歎息する。

Model 8はよくいわれているようにModel 5を二台あわせてステレオにしたモデルとみていい。
Model 8は1959年に発売になっている。
Model 8Bは1961年発売で、前年にはModel 9が発売されている。

Model 8と8Bの回路図を比較すると、もちろん基本回路は同じである。
けれど細かな部品がいくつか追加されていて、
出力トランスのNF巻線が8Bでは二組に増えている。

そういった変更箇所をみていくと、Model 8Bへの改良には、
記事中にもあるようにModel 9の開発で培われた技術、ノウハウが投入されているのは明らかだ。

石井伸一郎氏は、Model 8Bはマランツの管球式パワーアンプの集大成、といわれている。
井上先生も、Model 8Bはマランツのパワーアンプの一つの頂点ではないか、といわれている。
上杉先生は、マランツのパワーアンプの中で、Model 8Bがいちばん好きといわれている。

マランツの真空管パワーアンプの設計はシドニー・スミスである。
シドニー・スミスは、Model 5がいちばん好きだ、といっている(らしい)。

ここがまた現代真空管アンプとは? について書いている者にとっては興味深い。
http://audiosharing.com/blog/?p=26937


現代真空管アンプ考(その13)
http://audiosharing.com/blog/?p=26949

上杉先生は管球王国 vol.12で、
マランツのModel 8Bの位相補正について、次のように語られている。
     *
上杉 この位相補正のかけ方は、実際に波形を見ながら検証しましたが、かなり見事なもので、補正を一つずつ加えていくと、ほとんど原派生どおりになるんですね。そのときの製作記事では、アウトプットトランスにラックス製を使ったため、♯8Bとは異なるのですが、それでも的確に効果が出てきました。
     *
上杉先生が検証されたとおりなのだろう。
位相補正をうまくかけることで、NFBを安定してかけられる。
つまりNFBをかけたアンプの完成度を高めているわけである。

真空管のパワーアンプの場合、出力トランスがある。
その出力トランスの二次側の巻線から、ほとんどのアンプではNFBがかけられる。
つまりNFBのループ内に出力トランスがあるわけだ。

出力トランスが理想トランスであれば、
位相補正に頼る必要はなくなる。
けれど理想トランスなどというモノは、この世には存在しない。
これから先も存在しない、といっていいい。

トランスというデバイスはひじょうにユニークでおもしろい。
けれど、NFBアンプで使うということは、それゆえの難しさも生じてくる。

Model 8と8Bは、トランスの二次側の巻線からではなく、NFB用巻線を設けている。
しかも(その12)でも書いているように、8BではNFB用巻線がさらに一つ増えている。

上杉先生が検証されたラックスのトランスには、NFB用巻線はなかったのではないか。
二次側の巻線からNFBをかけての検証だった、と思われる。

それでも的確に効果が出てきた、というのは、そうとうに有効な位相補正といえよう。
なのに、なぜ、複雑な構成のネットワークをもつスピーカーが負荷となると、
マランツのModel 8B、Model 9は大変なことになるのか。

凝りに凝った位相補正がかけられていて、
NFBアンプとしての完成度も高いはずなのに……、だ。
http://audiosharing.com/blog/?p=26949

現代真空管アンプ考(その14)
http://audiosharing.com/blog/?p=26951


結局のところ、抵抗負荷での測定であり、
入力信号も音楽信号を使うわけではない。

上杉先生の検証も抵抗負荷での状態のはずだし、
マランツがModel 8Bの開発においても抵抗負荷での実験が行われたはず。

ほぼ原波形どおりの出力波形が得られた、ということにしても、
音楽信号を入力しての比較ではなく、
正弦波、矩形波を使っての測定である。

アンプが使われる状況はそうてはない。
負荷は常に変動するスピーカーであり、
入力される信号も、つねに変動する音楽信号である。

ここでやっと(その4)のヒーターの点火方法のことに戻れる。
おそらくヒーターも微妙な変動を起しているのではないか、と考えられる。
安定しているのであれば、定電圧点火であろうと定電流点火であろうと、
どちらも設計がしっかりした回路であれば、音の変化は出ないはずである。

ヒーターに流れる電流は、ヒーターにかかっている電圧を、
ヒーターの抵抗値で割った値である。

ヒーターは冷えている状態と十分に暖まった状態では抵抗値は違う。
当然だが、冷えている状態のほうが低い。

十分に暖まった状態で、ヒーターの温度が安定していれば抵抗値も変動しないはず。
抵抗値が安定していれば、かかる電圧も安定化されているわけで、
オームの法則からヒーターに流れる電流も安定になる。
定電圧点火でも定電流点火でも、音に違いが出るはずがない。

けれど実際は、大きな音の違いがある。
http://audiosharing.com/blog/?p=26951

現代真空管アンプ考(その15)
http://audiosharing.com/blog/?p=26999


いまでこそアンプに面実装タイプの部品があたりまえのように使われるようになっている。
小さい抵抗やコンデンサーには、そのサイズ故のメリットがあるのはわかっていても、
それ以前のアンプでのパ抵抗やコンデンサーの大きさを知っている者からすれば、
デメリットについても考える。

もちろんメリットとデメリットは、どちらか片方だけでなく、
サイズの大きな部品にもメリットとデメリットがあるわけだが、
昔から、抵抗は同じ品種であっても、ワット数の大きいほうが音はいい、といわれてきた。

1/4Wのの抵抗よりも1/2W、さらには1W、2W、5W……、というふうに音はよくなる、といわれていた。
富田嘉和氏はさらに大きな10W、20Wの抵抗を、アンプの入力抵抗に使うという実験をされていたはずだ。

ワット数が大きいほうが、なぜいいのか。
その理由ははっきりとしないが、ひとつには温度係数が挙げられていた。
音楽信号はつねに変動している。

1/4Wの抵抗で動作上問題がなくても、
大きな信号が加わった時、抵抗の内部はほんのわずかとはいえ温度が上昇する。
温度係数の、あまりよくない抵抗だと、その温度上昇によって抵抗値にわずかな変動が生じる。
それが音に悪影響を与えている可能性が考えられる──、
そういったことがいわれていた。

確かに抵抗であれば、ワット数が大きくなれば温度係数はよくなる。
この仮説が事実だとしたら、真空管のヒーターもそうなのかもしれない、と考えられる。

温度のわずかな変化、それによるヒーターの抵抗値のわずかな変動。
そこに定電圧電源から一定の電圧がかかっていれば、
ヒーターへの電流はわずかとはいえ変動することになる。

電流の変動はエミッションの不安定化へとつながる。
ならば安定化しなければならないのは電圧ではなく、電流なのかもしれない。

定電流点火によってヒーターのなんらかの変動が生じても、電流は一定である。
そのためヒーターにかかる電圧はわずかに変動する。

それでも重要なのはエミッションの安定であることがわかっていれば、
どちらなのかははっきりとしてくる。
http://audiosharing.com/blog/?p=26999


現代真空管アンプ考(その16)
http://audiosharing.com/blog/?p=27001


ヒーターはカソードを熱している。
カソードとヒーター間に十分な距離があれば問題は生じないのだろうが、
距離を離していてはカソードを十分に熱することはできない。

カソードとヒーターとは近い。
ということはそこに浮遊容量が無視できない問題として存在することになる。
ということは真空管アンプの回路図を厳密に描くのであれば、
カソードとヒーターを、極小容量のコンデンサーで結合することになる。

それでも真空管が一本(ヒーターが一つ)だけであれば、大きな問題とはならないかもしれないが、
実際には複数の真空管が使われているのだから、浮遊容量による結合は、
より複雑な問題となっているはず。

仮に定電圧点火であっても定電流点火であっても、
エミッションが完全に安定化していたとしても、この問題は無視できない。

そこに定電圧電源をもてくるか、定電流電源をもってくるかは、
それぞれの干渉という点からみれば、
低インピーダンスの定電圧電源による点火か、
高インピーダンスの定電流電源による点火か、
どちらが複数の真空管の相互干渉を抑えられるかといえば後者のはずだ。

念のためいっておくが、三端子レギュレーターの配線を変更して定電流点火は認めない。

私は真空管のヒーターは、きちんとした回路による定電流点火しかないと考える。
けれど、ここで交流点火について考える必要もある。

交流点火はエミッションの安定化、つまりヒーター温度の安定化という点では、
どう考えても直流点火よりも不利である。

けれど交流点火でなければならない、と主張する人は昔からいる。
ここでの交流点火は、ほとんどの場合、出力管は直熱三極管である。
http://audiosharing.com/blog/?p=27001

現代真空管アンプ考(その17)
http://audiosharing.com/blog/?p=27010

直熱三極管の交流点火ではハムバランサーが必ずつくといっていい。
この場合、電源トランスのヒーター用巻線の両端のどちらかが接地されることは、まずない。

傍熱管の場合でもハムバランサーがついているアンプもある。
マッキントッシュの場合は、モノーラル時代のモノ(つまりMC60までは)ハムバランサーがあり、
ステレオ時代になってからはヒーター用巻線の片側が接地されている。
MC3500ではハムバランサーが復活している。

同時代のマランツのパワーアンプは、というと、ヒーター用巻線にセンタータップがあり、
これが接地されている。ハムバランサーはない。

ハムバランサーがない場合でも、マッキントッシュとマランツとでは接地が違う。
正直いうと、この接地の仕方の違いによる音の変化を、同一アンプで比較試聴したことはない。

マランツの真空管アンプも聴いているし、マッキントッシュの真空管アンプも聴いているが、
これらのアンプの音の違いは交流点火における接地の仕方だけの違いではないことはいうまでもない。

なので憶断にすぎないのはわかっているが、交流点火の場合、
ヒーター用巻線にセンタータップがあり、ここを接地したほうが音はいいのではないのか。

交流点火が音がいい、という人がいる。
けれど理屈からは直流点火のほうがエミッションは安定化するように思える。
それでも──、である。

ということは交流点火で考えられるのは電流の向きが反転することであり、
この反転がヒーターの温度の安定化にどう作用しているのか。

交流点火になんらかの音質的なメリットがあるとしよう。
ならば交流点火でも、定電圧点火と定電流点火とが考えられる。
通常の交流点火ではヒーター用巻線からダイレクトに真空管のヒーターに配線するが、
あえてアンプを介在させる。小出力のアンプの出力をヒーターへと接続する。

そうすることで出力インピータンスを低くすることができ、
この場合は定電圧点火となるし、このアンプを電流出力とすれば、
交流の定電流点火とすることができる。
しかもアンプをアンバランスとするのか、バランスとするのかでも音は変ってこよう。
http://audiosharing.com/blog/?p=27010


現代真空管アンプ考(その18)
http://audiosharing.com/blog/?p=27012


ここまでやるのならば、ヒーター点火の周波数を50Hz、60Hzにこだわることもない。
もう少し高い周波数による交流点火も考えられる。
十倍の500Hz、600Hzあたりにするだけでも、そうとうに音は変ってくるはずだ。

そのうえで定電流でのバランス点火とする手もある。

つまりヒーター用電源を安定化するということは、
真空管のエミッションを安定化するということであり、
ヒーターにかかる電圧を安定化するということではない。

エミッションの安定化ということでは、重要なパラメーターは電圧ではなく電流なのだろう。
そうなると定電流点火を考えていくべきではないのか。

300Bだろうが、EL34、KT88だろうが、真空管全盛時代のモノがいい、といわれている。
確かに300Bをいくつか比較試聴したことがあって、刻印タイプの300の音に驚いた。

そういう球を大金を払って購入するのを否定はしないが、
そういう球に依存したアンプは、少なくとも現代真空管アンプとはいえない。

現代真空管アンプとは、現在製造されている真空管を使っても、
真空管全盛時代製造の真空管に近い音を出せる、ということがひとつある。
そのために必要なのは、エミッションの安定化であり、
それは出力管まで定電流点火をすることで、ある程度の解決は見込める。

もちろん、どんなに優れた点火方法であり、100%というわけではないし、
仮にそういう点火方法が実現できたとしても、
真空管を交換した場合の音の違いが完全になくなるわけではない。

それでも真空管のクォリティ(エミッションの安定)に、
あまり依存しないことは、これからの真空管アンプには不可欠なことと考える。
http://audiosharing.com/blog/?p=27012

現代真空管アンプ考(その19)
http://audiosharing.com/blog/?p=27014


定電流点火のやっかいなのは、作るのが面倒だという点だ。
回路図を描くのは、いまでは特に難しくはない。

けれど作るとなると、熱の問題をどうするのかを、まず考えなくてはならない。
それに市販の真空管アンプ用の電源トランスではなく、
ヒーター用に別個の電源トランスが必要となってくる。

もっとも真空管アンプの場合、高電圧・低電流と低電圧・高電流とを同居しているわけで、
それは電源トランスでも同じで、できることならトランスから分けたいところであるから、
ヒーター用電源トランスを用意することに、特に抵抗はないが、
定電流回路の熱の問題はやっかいなままだ。

きちんとした定電流点火ではなく、
単純にヒーター回路に抵抗を直列に挿入したら──、ということも考えたことがある。

たとえば6.3Vで1Aのヒーターだとすれば、ヒーターの抵抗は6.3Ωである。
この6.3Ωよりも十分に高いインピーダンスで点火すれはいいのだから、
もっとも安直な方法としては抵抗を直列にいれるという手がある。

昔、スピーカーとアンプとのあいだに、やはり直列に抵抗を挿入して、
ダンピングをコントロールするという手法があったが、これをもっと積極的にするわけで、
たとえば6.3Ωの十倍として63Ωの抵抗、さらには二十倍の126Ωの抵抗、
できれば最低でも百倍の630Ωくらいは挿入したいわけだが、
そうなると、抵抗による電圧低下(630Ωだと630Vになる)があり、
あまり高い抵抗を使うことは、発熱の問題を含めて現実的ではない。

結局、定電流点火のための回路を作ったほうが実現しやすい。
定電流の直流点火か交流点火なのか、どちらが音がいいのかはなんともいえない。

ただいえるのは定電流点火をするのであれば、ヒーター用トランスを用意することになる。
それはトランスの数が増えることであり、トランスが増えることによるデメリット、
トランス同士の干渉について考えていく必要が出てくる。
http://audiosharing.com/blog/?p=27014


現代真空管アンプ考(その20)
http://audiosharing.com/blog/?p=27016


真空管パワーアンプは、どうしても重量的にアンバランスになりがちだ。
出力トランスがあるから、ともいえるのだが、
出力トランスをもたないOTLアンプでも、
カウンターポイントのSA4やフッターマンの復刻アンプでは、重量的アンバランスは大きかった。

電源トランスが一つとはいえ、真空管のOTLアンプではもう一つ重量物であるヒートシンクがないからだ。
SA4を持ち上げてみれば、すぐに感じられることだが、フロントパネル側がやたら重くて、
リアパネル側は軽すぎる、といいたくなるほどアンバランスな重量配分である。

重量的アンバランスが音に影響しなければ問題することはないが、
実際は想像以上に影響を与えている。

出力トランスをもつ真空管アンプでは、重量物であるトランスをどう配置するかで、
アンプ全体の重量配分はほぼ決る。

ステレオアンプの場合、出力トランスが二つ、電源トランスが一つは、最低限必要となる。
場合によってはチョークコイルが加わる。

マッキントッシュのMC275やMC240は、重量配分でみれば、そうとうにアンバランスである。
マランツのModel 8B、9もそうである。
ユニークなのはModel 2で、電源トランス、出力トランスをおさめた金属シャーシーに、
ゴム脚が四つついている。
この、いわゆるメインシャーシーに突き出す形で真空管ブロックのサブシャーシーがくっついている。

サブシャーシーの底にはゴム脚はない。いわゆる片持ちであり、
強度的には問題もあるといえる構造だが、重量的アンバランスはある程度抑えられている、ともいえる。

Model 5は奥に長いシャーシーに、トランス類と真空管などを取り付けてある。
メインシャーシー、サブシャーシーというわけではない。
このままではアンバランスを生じるわけだが、
Model 5ではゴム脚の取付位置に注目したい。

重量物が寄っている後方の二隅と、手前から1/3ほどの位置に前側のゴム脚がある。
四つのゴム脚にできるだけ均等に重量がかかるような配慮からなのだろう。

でもシャーシー手前側は片持ち的になってしまう。
http://audiosharing.com/blog/?p=27016


現代真空管アンプ考(その21)
http://audiosharing.com/blog/?p=27019

これまで市販された真空管パワーアンプを、
トランスの配置(重量配分)からみていくのもおもしろい。

ウエスギ・アンプのU·BROS3は、シャーシーのほぼ中央(やや後方にオフセットしているが)に、
出力トランス、電源トランス、出力トランスという順で配置している。
重量物三つをほぼ中央に置くことで、重量バランスはなかなかいい。

同じKT88のプッシュプルアンプのマイケルソン&オースチンのTVA1は、
シャーシーの両端にトランスを振り分けている。
片側に出力トランスを二つを、反対側に電源トランスとなっている。

電源トランスは一つだから、出力トランス側のほうに重量バランスは傾いているものの、
極端なアンバランスというほどではない。

ラックスのMQ60などは、後方の両端に出力トランスをふりわけ、前方中央に電源トランス。
完璧な重量バランスとはいえないものの、けっこう重量配分は配慮されている。

(その20)で、マッキントッシュのMC275、MC240はアンバランスだと書いたが、
MC3500はモノーラルで、しかも電源トランスが二つあるため、
内部を上から見ると、リアパネル左端に出力トランス、フロントパネル右端に電源トランスと、
対角線上に重量物の配置で、MC275、MC240ほどにはアンバランスではない。

現行製品のMC2301は、マッキントッシュのパワーアンプ中もっとも重量バランスが優れている。
シャーシー中央にトランスを置き、その両側に出力管(KT88)を四本ずつ(計八本)を配置。

出力は300W。MC3500の350Wよりも少ないものの、MC3500の現代版といえる内容であり、
コンストラクションははっきりと現代的である。
2008年のインターナショナルオーディオショウで初めてみかけた。
それから十年、ふしぎと話題にならないアンプである。
音を聴く機会もいまのところない。

インターナショナルオーディオショウでも、音が鳴っているところに出会していない。
いい音が鳴ってくれると思っているのに……。
http://audiosharing.com/blog/?p=27019


現代真空管アンプ考(その22)
http://audiosharing.com/blog/?p=27023


ここまで書いてきて、また横路に逸れそうなことを思っている。
現代真空管アンプとは、いわゆるリファレンス真空管アンプなのかもしれない、と。

ステレオサウンド 49号の特集は第一回STATE OF THE ART賞だった。
Lo-DのHS10000について、井上先生が書かれている。
     *
 スピーカーシステムには、スタジオモニターとかコンシュマーユースといったコンセプトに基づいた分類はあが、Lo-DのHS10000に見られるリファレンススピーカーシステムという広壮は、それ自体が極めてユニークなものであり、物理的な周波数特性、指向周波数特性、歪率などで、現在の水準をはるかに抜いた高次元の結果が得られない限り、その実現は至難というほかないだろう。
     *
こういう意味での、リファレンス真空管アンプを考えているのだろうか、と気づいた。
製品化することを前提とするものではなく開発されたオーディオ機器には、
トーレンスのReferenceがある。

ステレオサウンド 56号で、瀬川先生がそのへんのことを書かれている。
     *
「リファレンス」という名のとおり、最初これはトーレンス社が、社内での研究用として作りあげた。
アームの取付けかたなどに、製品として少々未消化な形をとっているのも、そのことの裏づけといえる。
 製品化を考慮していないから、費用も大きさも扱いやすさなども殆ど無視して、ただ、ベルトドライヴ・ターンテーブルの性能の限界を極めるため、そして、世界じゅうのアームを交換して研究するために、つまりただひたすら研究用、実験用としてのみ、を目的として作りあげた。
 でき上った時期が、たまたま、西独デュッセルドルフで毎年開催されるオーディオ・フェアの時期に重なっていた。おもしろいからひとつ、デモンストレーション用に展示してみようじゃないか、と誰からともなく言い出して出品した。むろん、この時点では売るつもりは全くなかった??、ざっと原価計算してみても、とうてい売れるような価格に収まるとも思えない。まあ冗談半分、ぐらい気持で展示してみたらしい。
 ところが、フェアの幕が開いたとたんに、猛反響がきた。世界各国のディーラーや、デュッセルドルフ・フェアを見にきた愛好家たちのあいだから、問合せや引合いが殺到したのだそうだ。あまりの反響の大きさに、これはもしかしたら、本気で製品化しても、ほどほどの採算ベースに乗るのではないだろうか、ということになったらしい。いわば瓢箪から駒のような形で、製品化することになってしまった……。レミ・トーレンス氏の説明は、ざっとこんなところであった。
     *
トーレンスのReferenceには、未消化なところがある。
扱いやすいプレーヤーでもない。
あくまでもトーレンスが自社の研究用として開発したプレーヤーをそのまま市販したのだから、
そのへんは仕方ない。

その後、いろいろいてメーカーからReferenceとつくオーディオ機器がいくつも登場した。
けれど、それらのほとんどは最初から市販目的の製品であって、
肝心のところが、トーレンスのReferenceとは大きく違う。

Lo-DのHS10000も、市販ということをどれだけ考えていたのだろうか。
W90.0×H180.0×D50.0cmという、かなり大きさのエンクロージュアにもかかわらず、
2π空間での使用を前提としている。

つまりさらに大きな平面バッフルに埋めこんで使用することで、本来の性能が保証される。
価格は1978年で、一本180万円だった。
しかもユニット構成は基本的には4ウェイ5スピーカーなのだが、
スーパートゥイーターをつけた5ウェイへの仕様変更も可能だった。

HS10000も、せひ聴きたかったスピーカーのひとつであったが、
こういう性格のスピーカーゆえに、販売店でもみかけたことがない。
いったいどれだけの数売れたのだろうか。
http://audiosharing.com/blog/?p=27023

現代真空管アンプ考(その23)
http://audiosharing.com/blog/?p=27053


トランスのことに話を戻そう。

重量物であるトランスをうまく配置して、重量バランスがとれたからといって、
トランスが複数個あることによる問題のすべてが解消するわけではない。

トランスは、まず振動している。
ケースにおさめられ、ケースとトランスの隙間をピッチなどが充填されていても、
トランスの振動を完全に抑えられるわけではない。

トランスはそれ自体が振動発生源である。
しかも真空管パワーアンプでは複数個ある。
それぞれのトランスが,それぞれの振動を発生している。

チョークコイルも、特にチョークインプット方式での使用ではさらに振動は大きく増す。
しかも真空管アンプなのだから、能動素子は振動の影響を受けやすい真空管である。

一般的な真空管アンプのように、一枚の金属板に出力トランス、電源トランス、チョークコイル、
そして真空管を取り付けていては、振動に関してはなんら対策が施されていないのと同じである。

トランスと金属板との間に緩衝材を挿むとか、
その他、真空管ソケットの取付方法に細かな配慮をしたところで、
根本的に振動の問題を解消できるわけではない。

もちろん、振動に関して完璧な対策があるわけではないことはわかっている。
それでも真空管アンプの場合、
トランスという振動発生源が大きいし多いから、
難しさはトランジスターアンプ以上ということになる。

30年ほど前、オルトフォンの昇圧トランスSTA6600に手を加えたことがある。
手を加えた、というより、STA6600に使われているトランスを取り出して、
別途ケースを用意して、つくりかえた。

その時感じたのは、トランスの周囲にはできるだけ金属を近づけたくない、だった。
STA6600のトランスはシールドケースに収められていた。
すでにトランスのすぐそばに金属があるわけだが、
それでも金属板に取り付けるのは、厚めのベークライトの板に取り付けるのとでは、
はっきりと音は違う。

金属(アルミ)とベークライトの固有音の違いがあるのもわかっているが、
それでも導体、非導体の違いは少なからずあるのではないのか。

そう感じたから、トランスの周りからは配線以外の金属は極力排除した。
ベークライトの板を固定する支柱もそうだし、ネジも金属製は使用しなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=27053


現代真空管アンプ考(番外)
http://audiosharing.com/blog/?p=27060


現代真空管アンプ考というタイトルをつけている。
「現代スピーカー考」という別項もある。

現代、現代的、現代風などという。
わかっているようでいて、いざ書き始めると、何をもって現代というのか、
遠くから眺めていると、現代とつくものとつかないものとの境界線が見えているのに、
もっとはっきり見ようとして近づいていくと、いかにその境界線が曖昧なのかを知ることになる。

1989年、ティム・バートン監督による「バットマン」が公開された。
バットマンは、アメリカのテレビドラマを小さかったころ見ていた。

バットマンというヒーローの造形が、こんなに恰好良くなるのか、とまず感じた。
バットモービルに関しても、そうだった。

「バットマン」はヒットした。
そのためなのかどうかはわからないが、
過去のヒーローが、映画で甦っている。

スーパーマン、スパイダーマン、アイアンマン、ハルク、ワンダーウーマンなどである。
スパイダーマンは日本で実写化されたテレビ版を見ている。
ハルクとワンダーウーマンのテレビ版は見ている。

スーパーマンの映画は、
1978年公開、クリストファー・リーヴ主演の「スーパーマン」から観てきている。

これらヒーローの造形は、現代的と感じる。
特にワンダーウーマンの恰好良いこと。

ワンダーウーマンの設定からして、現代的と感じさせるのは大変だったはずだ。
けれど、古い時代の恰好でありながらも、見事に成功している。

日本のヒーローはどうかというと、
仮面ライダー、キカイダー、ガッチャマン、破裏拳ポリマーなどの映画での造形は、
アメリカのヒーローとの根本的な違いがあるように感じる。

較べるのが無理というもの、
予算が違いすぎるだろう、
そんなことを理由としていわれそうだが、
ヒーローものの実写映画において、肝心のヒーローの造形が恰好良くなくて、
何がヒーローものなのか、といいたくなる。

日本の、最近制作されたヒーローものの実写映画での造形は、
どこか根本的なところから間違っているように思う。

「現代」という言葉の解釈が、アメリカと日本の映画制作の現場では大きく違っているのか。
日米ヒーローの造形の、現代におけるありかたは、
「現代」ということがどういうことなのかを考えるきっかけを与えてくれている。
http://audiosharing.com/blog/?p=27060

現代真空管アンプ考(その24)
http://audiosharing.com/blog/?p=27321


オルトフォンのSTA6600のトランスを流用して自作したモノは、
うまくいった。
トランスの取り付け方だけが工夫を凝らしたところではなく、
他にもいろいろやっているのだが、その音は、
誰もが中身はSTA6600のトランスとは見抜けないほど、音は違っている。

もっといえば立派な音になっている。
自画自賛と受けとられようが、
この自作トランスの音を聴いた人は、その場で、売ってほしい、といってくれた。

その人のところには、ずっと高価な昇圧トランスがあった。
当時で、20万円を超えていたモノで、世評も高かった。

だから、その人も、その高価なトランスを買ったわけだが、
私の自作トランスの方がいい、とその人は言ってくれた。

そうだろうと思う。
トランス自体の性能は、高価なトランスの方が上であろう。
ただ、その製品としてのトランスは、トランス自体の扱いがわかっていないように見えた。

この製品だけがそうなのではなく、ほとんど大半の昇圧トランスが、そうである。
インターネットには、高価で貴重なトランスをシャーシーに取り付けて──、というのがある。

それらを見ると、なぜこんな配線にしてしまうのか。
その配線が間違っているわけではない。
ほとんどのトランスでやられている配線である。

それを疑いもせずにそのまま採用している。
私にいわせれば、そんな配線をやっているから、
トランス嫌いの人がよくいうところの、トランス臭い音がしてしまう。

取り付けにしても配線にしても、ほんのちょっとだけ疑問をもって、
一工夫することを積み重ねていけば、トランスの音は電子回路では味わえぬ何かを聴かせてくれる。

MC型カートリッジの昇圧トランスと、真空管パワーアンプの出力トランスとでは、
扱う信号のレベルが違うし、信号だけでなく、真空管へ供給する電圧もかかる。

そういう違いはあるけれど、どちらもトランスであることには変りはない。
ということは、トランスの扱い方は、自ずと決ってくるところが共通項として存在する。
http://audiosharing.com/blog/?p=27321

現代真空管アンプ考(その25)
http://audiosharing.com/blog/?p=27342

無線と実験、ラジオ技術には、毎号、真空管アンプの製作記事が載っている。
この二誌以外のオーディオ雑誌にも、真空管アンプの製作記事が載ることがある。

トランスにはシールドケースに収納されているタイプと、
コアが露出しているタイプとがある。

シールドケースに入っているタイプだとわかりにくいが、
コアが露出しているタイプを使っているアンプ、
それもステレオ仕様のアンプだと、出力トランスの取り付け方向を見てほしい。

きちんとわかって配置しているアンプ(記事)もあれば、
無頓着なアンプも意外と多い。

EIコアのトランスだと、漏洩磁束の量がコアの垂直方向、水平方向、
それに巻線側とでは、それぞれに違う。

そのことを忘れてしまっている製作例がある。

複数のトランスが、一つのシャーシー上にあれば、必ず干渉している。
その干渉をなくすには、トランス同士の距離を十二分にとるのがいちばん確実な方法だ。

けれどこんなやり方をすれば、アンプ自体のサイズがそうとうに大きくなるし、
それに見た目も間延してしまう。

それにトランス同士の距離が離れれば、内部配線も当然長くなる。
どんなワイヤーであってもインダクタンスをもつ。
そうであれば高域でのインピーダンスは必然的に上昇することになる。

配線の距離が長くなるほど、インピーダンスの上昇も大きくなるし、
長くなることのデメリットは、外部からの影響も受けやすくなる。

NFBを、出力トランスの二次側からかけている回路であれば、
NFBループ内のサイズ(面積)が広くなり、このことにも十分な配慮が必要となる。

配線の長さ、仕方によるサイズの変化については、以前書いているので、ここでは触れない。
http://audiosharing.com/blog/?p=27342

現代真空管アンプ考(その26)
http://audiosharing.com/blog/?p=27557


トランスの取り付け方、取り付け位置は注目したいポイントである。

カタログやウェブサイトなどでの製品の説明で、
良質で大容量の電源トランスを使用していることを謳っているものはけっこうある。

オーディオ雑誌の記事でも、製品の内部写真の説明でも、
電源トランスは……、という記述があったりする。

アンプにしても、CDプレーヤーにしても交流電源を直流にして、
その直流を信号に応じて変調させて出力をさせているわけだから、
電源のクォリティは、音のクォリティに直結しているわけで、
電源トランスは、その要ともいえる。

だからこそ良質で(高価な)トランスを採用するわけだが、
その取り付け方をみると、このメーカーは、ほんとうに細部までこだわっているのだろうか──、
そう思いたくなるメーカーが、けっこう多い。

ケースなしの電源トランス、
特にトロイダルコアの電源トランスをどう固定するか。

どんなに電源トランスのクォリティにこだわりました、と謳っていても、
こんな取り付け方しかしないのか、取り付け方を自分たちで工夫しないのか、考えないのか、
そういいたくなることがある。

安価な製品であれば、それでもかまわない、と思うけれど、
数十万円、百万円をこえる製品なのに、
電源トランスも大きく立派そうにみえるモノであっても、
取り付け方は標準的な方法そのままだ。

ここまで書けば、製品内部をきちんと見ている人ならば、
どういうことをいいたいのかわかってくれよう。

細部まで疎かにせず、とか、細部までこだわりぬいた、とか、
そういう謳い文句が並んでいても、電源トランスの取り付け方が、
そのこだわりがどの程度のものなのかを、はっきりと示している。
http://audiosharing.com/blog/?p=27557

現代真空管アンプ考(最大出力)
http://audiosharing.com/blog/?p=27653


マイケルソン&オースチンのTVA1は、KT88のプッシュプルで出力は70W+70Wだった。
TVA1に続いて登場したEL34プッシュプルのTVA10は、50W+50Wだった。

TVA1の70Wの出力は理解できた。
けれどTVA10の50Wという出力は、EL34のプッシュプルにしては大きい。
EL34のプッシュプルで、AB1級ならば出力は35W程度である。

TVA10に続いて登場したM200は、EL34の4パラレルプッシュプルで200Wの出力。
出力管の本数がTVA10の四倍に増え、出力も四倍になっている。

TVA1は何度か聴いている。
TVA10も一度か二度聴いているけど、M200は聴く機会がなかった。

TVA1とTVA10は、出力管が違うとはいえ、ずいぶん音が違うな、と感じたものだった。
TVA1の音には魅力を感じたが、TVA10には、まったくといっていいほど魅力を感じなかった。

M200までになると、印象は変ってくるかもしれないが、
TVA1とTVA10は、同じ人が設計しているとは思えなかった。

そのことがはっきりしたのは聴いてから数年経ったころで、
TVA10とM200の設計者はティム・デ・パラヴィチーニであることがわかった。

パラヴィチーニはラックスに在籍していたこともある。
コントロールアンプのC1000とパワーアンプのM6000は、彼の設計といわれているし、
管球式モノーラルパワーアンプのMB3045もそうである。

ならば、パラヴィチーニは、ラックス時代に上原晋氏と一緒に仕事をしていた可能性もある。

上原晋氏は、ラジオ技術の1958年8月号で、EL34のプッシュプルアンプを発表されている。
このアンプの出力は60Wと、一般的なEL34のプッシュプルよりもかなり大きい。

だからといって、EL34の定格ぎりぎりまで使っての、やや無理のある設計ではない。
記事の冒頭に、こう書かれている。
     *
このアンプでは、定格いっぱいの用法は敬遠し、できるだけ球に余裕を持たせ、とくにSgの損失を軽くすることによって寿命を延ばすようにしました。結果からいいますとSgの損失を定格の半分くらいに押えましたので、いちおうこの点での不安は解消しましたが、これでも球によってはグリッドのピッチの不揃いからか、2〜3本の線が焼けるものに当る時もありますが、この程度ならたいして実害はないようで、かなり長く使っていてなんともありませんから、まず大丈夫だと思っていいでしょう。
     *
パラヴィチーニは、この上原晋氏のEL34のプッシュプルアンプの動作点を参考にしての、
TVA10とM200の出力の実現なのかもしれない。
http://audiosharing.com/blog/?p=27653


現代真空管アンプ考(その27)
http://audiosharing.com/blog/?p=30130

真空管アンプではどうしても不可欠になってしまうトランス類、
これらをどう配置して、どう取り付けていくのかについて、
こまかく書いていこうとすると、どこまでも細かくなってしまうほど、
やっかいな問題といえる。

それに真空管アンプを自作される人ならば、
こうやって文章だけで伝えてもイメージされるだろうが、
自作されない方のなかには、なかなかイメージしにくいと思われている方もいるのではないか。

ここまで書きながら、もう少し具体的に、
もう少しイメージしやすいようにしたい、と考えていた。

なので、過去の真空管アンプで、
私が考える現代真空管アンプに近いモデルはあっただろうか、とふり返ってみた。

マランツの管球式アンプ?
マッキントッシュ?

いくつかのブランド名とモデル名が浮びはするが、
どれも違うな、と思う。

結局、QUADのIIが、意外にも、
私が考える現代真空管アンプに近いようにも感じている。

ここで考えている現代真空管アンプとは、
あくまでも自分の手でつくれる範囲において、である。

加工機械を駆使して、金属ブロックからシャーシーを削り出して──、
そういうことまでは、ここでのテーマではない。

もちろん理想の現代真空管アンプとは? ということは考えながらも、
個人でつくれる範囲に、どうもってくるのか。
それもテーマの一つである。

そういう視点で眺めてみると、
QUAD IIというモデルこそが、という想いが確固たるものになってくる。
http://audiosharing.com/blog/?p=30130

現代真空管アンプ考(その28)
http://audiosharing.com/blog/?p=34357


現代真空管アンプをどうイメージしていくか。
こまかな回路構成について後述するつもりなのだが、NFBをどうするのか。

私は出力管が三極管ならばかけないという手もあると考えるが、
ビーム管、五極管ともなるとNFBをかけることを前提とする。

NFBはほとんどの場合、出力トランスの二次側巻線から初段の真空管へとかけられる。
信号経路とNFB経路とで、ひとつのループができる。
このループのサイズを、いかに小さく(狭く)していくかは、
NFBを安定にかける以上に、
真空管アンプ全盛時代とは比較にならないほどアンプを囲む環境の悪化の点でも、
非常に重要になってくる。

プッシュプルアンプならば、初段、位相反転回路、出力段、出力トランス、
これらをどう配置するかによって、ループの大きさは決ってくる。

信号経路をできるだけストレートにする。
初段、位相反転回路、出力段、出力トランスを直線状に並べる。
こうするとNFBループは長く(大きく)なってしまう。

初段、位相反転回路、出力段、出力トランス、
これらを弧を描くように配置していくのが、ループのサイズを考慮するうえでは不可欠だ。

QUAD IIのこれらのレイアウトを、写真などで確認してほしい。
しかもQUAD IIは、出力トランスと電源トランスを、シャーシーの両端に配置している。

やや細長いシャーシー上にこういう配置にすることで、
重量がどちらかに偏ることがない。

出力トランスと電源トランスの干渉を抑えるうえでも、
この二つの物理的な距離をとるのは望ましい。
http://audiosharing.com/blog/?p=34357

現代真空管アンプ考(その29)
http://audiosharing.com/blog/?p=34437


私がQUAD IIの詳細を知ったのは、
ステレオサウンド 43号(1977年夏号)掲載の「クラフツマンシップの粋」でだった。

QUADのアンプのことは知っていた。
トランジスターアンプの前に管球式のコントロールアンプの22、
パワーアンプのIIがあることだけは知ってはいたが、
具体的なことを知っていたわけではなかった。

記事は、井上先生、長島先生、山中先生による鼎談。
QUAD IIのところの見出しには「緻密でむだのないコンストラクション」とあった。

内容を読めば、そして写真をみれば、
この見出しは納得できる。

山中先生は
《とにかく、あらゆる意味でこのアンプは、個人的なことになりますけれども、一番しびれたんですよ。》
と発言されていた。

この時から、QUAD II、いいなぁ、と思うようになっていた。

43号から約二年後の52号。
巻頭に瀬川先生の「最新セパレートアンプの魅力をたずねて」がある。

そこで、こう書かれていた。
     *
迷いながらも選択はどんどんエスカレートして、結局、マランツのモデル7を買うことに決心してしまった。
 などと書くといとも容易に買ってしまったみたいだが、そんなことはない。当時の価格で十六万円弱、といえば、なにしろ大卒の初任給が三万円に達したかどうかという時代だから、まあ相当に思い切った買物だ。それで貯金の大半をはたいてしまうと、パワーアンプはマランツには手が出なくなって、QUADのII型(KT66PP)を買った。このことからもわたくしがプリアンプのほうに重きを置く人間であることがいえる。
     *
瀬川先生も、QUAD IIを使われていたのか──、
もちろん予算に余裕があったならばマランツの管球式パワーアンプを選択されていただろうが、
いまとは時代が違う。

マランツのModel 7とQUAD IIが、
瀬川先生にとって《初めて買うメーカー製のアンプ》である。

52号では、こんなことも書かれていた。
     *
 ずっと以前の本誌、たしか9号あたりであったか、読者の質問にこたえて、マッキントッシュとQUADについて、一方を百万語を費やして語り尽くそうという大河小説の手法に、他方をあるギリギリの枠の中で表現する短詩に例えて説明したことがあった。
     *
このころはQUAD IIを聴く機会はなかった。
意外にもQUAD IIを聴く機会は少なかった。

マランツやマッキントッシュの同時代の管球式アンプを聴く機会のほうがずっと多かった。
http://audiosharing.com/blog/?p=34437


現代真空管アンプ考(その30)
http://audiosharing.com/blog/?p=34452


QUADの22+IIの組合せを聴く機会には恵まれなかったけれど、
ステレオサウンドで働いていたから、QUADのトランジスター式のアンプをよく聴いた。

QUADのペアで聴くことも多かったし、
それぞれ単独で、他のメーカーのアンプとの組合せでも、何度も聴いている。

そうやってQUADのアンプの音のイメージが、私のなかでできあがっていった。
このことが、QUAD IIの真価をすぐには見抜けなかったことにつながっていったように、
いまとなっては思っている。

QUAD IIは22との組合せで、とある個人宅で聴いている。
他のアンプと比較試聴をしたわけではない。
あくまでも、その人の音を聴かせてもらうなかで、
アンプがQUADの22+IIであった、というわけだから、
その時の音の印象が、QUAD IIの音の印象となるわけではない。

それは十分承知していても、
私がQUAD IIを聴いたのは、このときとあと一回ぐらいだ。
どちらも22との組合せである。

22との組合せこそ、もっともQUADの音なのだが、
こうやってQUAD IIのことを書き始めると、QUAD II単体の音というのを、
無性に聴いてみたくなる。

おそらくなのだが、かなりいい音なのではないだろうか。
出力は公称で15Wである。
実際はもう少し出ているそうだが、
その出力の小ささとコンパクトにまとめられた構成、
そしてQUADのその後のアンプの音の印象から、
なんとなくスケール感は小さい、とどうしても思いがちだ。

実際に大きくはないだろう。
際立ったすごみのような音も出ないだろう。

それでも、フレキシビリティの高い音のような気がする。
このことはQUAD IIのアンプとしてのつくりとともに、
現代真空管アンプとしての重要な要素と考えている。
http://audiosharing.com/blog/?p=34452


現代真空管アンプ考(その31)
http://audiosharing.com/blog/?p=34496


QUAD IIと同時代の真空管アンプ、
たとえばマランツのModel 5と比較してみたい。

比較といっても、その音を聴いてどちらかが優れているとか、
こんな音の特徴もっているとかいないとか、そんなことではなく、
現代真空管アンプ、それもオーディオマニアが自作できる範囲でのあり方を、
二つのアンプを比較して考えていきたい、というものである。

マランツの管球式パワーアンプは、
Model 2、Model 5、model 8(B)、Model 9がある。
Model 8(B)だけがステレオ仕様で、あとはモノーラル仕様である。

QUAD IIもモノーラルである。
QUAD IIの発表は1953年。
Model 2は1956年、Model 5は1958年である。

QUAD IIの出力管はKT66で、マランツはEL34である。
出力はQUAD IIが15W、Model 2が40W(UL接続)、Model 5が30W。

外形寸法は、QUAD IIがW32.1×H16.2×D11.9cm、
Model 2はW38.1×H16.5×D24.1cm、Model 5はW15.2×H18.7×D38.7cmで、
QUAD IIと比較するならばMODEL 5である。

マランツのModel 2、Model 5は、シャーシー構造がいわゆる片持ちといえる。
底板にゴム脚が四つあるが、これらはトランスの重量を支えるためといえる場所にある。

Model 2はシャーシー上後方にトランス(重量物)をまとめている。
手前に真空管が立っているわけだが、
この部分はトランスを支えるシャーシーにネジで固定されたサブシャーシーとなっている。

そして、このサブシャーシーの下部にゴム脚はない。

Model 5はサブシャーシーという構造はとっていないが、
真空管が立っている箇所の下部にゴム脚はない。

Model 8(B)、Model 9はオーソドックスな位置にゴム脚がついている。
http://audiosharing.com/blog/?p=34496
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/635.html#c67

コメント [リバイバル3] マッキントッシュ 中川隆
55. 中川隆[-5731] koaQ7Jey 2021年4月14日 13:23:28 : FQrGsP3YVY : VUVVL3ZhT3JrRms=[21]
audio identity (designing) 宮ア勝己  現代真空管アンプ考


Date: 8月 8th, 2018
現代真空管アンプ考(その1)
http://audiosharing.com/blog/?cat=48&paged=6

こうやって真空管アンプについて書き始めると、
頭の中では、現代真空管アンプとは、いったいどういうモノだろうか、
そんなことも並行して考えはじめている。

個人的に作りたい真空管アンプは、現代真空管アンプとはいえないモノである。
それこそ趣味の真空管アンプといえるものを、あれこれ夢想しているわけだが、
そこから離れて、現代真空管アンプについて考えてみるのもおもしろい。

現代真空管アンプだから、真空管もいま現在製造されていることを、まず条件としたい。
お金がいくら余裕があっても、製造中止になって久しく、
市場にもあまりモノがなく、非常に高価な真空管は、それがたとえ理想に近い真空管であっても、
それでしか実現しないのは、現代真空管アンプとはいえない。

真空管もそうだが、ソケットもきちんと入手できること。
これは絶対に外せない条件である。

ここまではすんなり決っても、
ここから先となると、なかなか大変である。

大ざっぱに、シングルなのかプッシュプルなのか、がある。
プッシュプルにしても一般的なDEPPにするのかSEPPにするのか。

SEPPならばOTLという選択肢もある。
現代真空管アンプを考えていくうえで、出力トランスをどうするのかが、やっかいで重要である。
となるとOTLアンプなのか。

でも、それではちょっと安直すぎる。
考えるのが面倒だから省いてしまおう、という考えがどこかにあるからだ。


Date: 8月 9th, 2018
現代真空管アンプ考(その2)

現代真空管アンプで、絶対に外せないことがまだある。
真空管のヒーターの点火方法である。

交流点火と直流点火とがある。
物理的なS/N比の高さが求められるコントロールアンプでは、直流点火が多い。
パワーアンプでは交流点火が多いが、
シングルアンプともなると、直流点火も増えてくる。

交流点火といっても、すべてが同じなわけではない。
例えば出力管の場合、一本一本にヒーター用巻線を用意することもあれば、
電流容量が足りていれば出力管のヒーターを並列接続して、という場合もあるし、
直列接続するという手もある。

ヒーター用配線の引き回しも音にもS/N比にも影響してくる。

直流点火だと非安定化か安定化とがある。
定電圧回路を使って安定化をはかるのか、
それとも交流を整流・平滑して直流にする非安定化なのか。

電源のノイズ、インピーダンスの面では安定化にメリットはあるが、
ではどういう回路で安定化するのかが、問題になってくる。

三端子レギュレーターを使えば、そう難しくなく安定化できる。
それで十分という人もいるし、三端子レギュレーターを使うくらいならば、
安定化しない方がいい、という人も、昔からいる。

ここでの直流点火は、電圧に着目してであって、
ヒーターによって重要なパラメータは電圧なのか、電流なのか。
そこに遡って考えれば、定電流点火こそ、現代真空管アンプらしい点火方法といえる。

Date: 8月 9th, 2018
現代真空管アンプ考(その3)

オーディオに興味をもち、真空管アンプに、
そして真空管アンプの自作に興味をもつようになったばかりのころ、
ヒーターの点火は、ノイズが少なくインピーダンスが十分に低い定電圧回路を採用すれば、
それでほぼ問題解決ではないか,ぐらいに考えていた。

三端子レギュレーターはともかくとして、ディスクリート構成の定電圧回路、
発振せず安定な動作をする回路であれば、それ以上何が要求されるのかはわかっていなかった。

そのころから交流点火のほうが音はいい、と主張があるのは知っていた。
そもそも初期の真空管は直流、つまり電池で点火していた歴史がある。

ならば交流点火よりも直流点火のはず。
それなのに……、という疑問はあった。

ステレオサウンド 56号のスーパーマニアに、小川辰之氏が登場されている。
日本歯科大学教授で、アルテックのA5、9844Aを自作の真空管アンプで鳴らされている。

そこにこんな話が出てきたことを憶えている。
     *
 固定バイアスにしていても、そんなにゲインを上げなければ、最大振幅にならなくて、あまり寿命を心配しなくてもいいと思ってね、やっている。ただ今の人はね、セルフバイアスをやる人はそうなのかもしれないが、やたらバイアス電圧ばかり気にしているけれど、本来は電流値であわせるべきなんですよ。昔からやっている者にとっては、常識的なことですけどね。
     *
電圧ではなく電流なのか。
忘れないでおこう、と思った。
けれど、ヒーターの点火に関して、電圧ではなく電流と考えるようになるには、もう少し時間がかかった。

現代真空管アンプ考(その4)

いまヒーターの点火方法について書いているところで、
この項はそんな細部から書いていくことが多くなると思うが、
それだけで現代真空管アンプを考えていくことになるとは考えていない。

現代真空管アンプは、どんなスピーカーを、鳴らす対象とするのか、
そういったことも考えていく必要がある。

現代真空管アンプで、真空管アンプ全盛時代のスピーカーシステムを鳴らすのか。
それとも現代真空管アンプなのだから、現代のスピーカーシステムを鳴らしてこそ、なのか。

時代が50年ほど違うスピーカーシステムは、とにかく能率が大きく違ってきている。
100dB/W/m前後の出力音圧レベルのスピーカーと、
90dBを切り、モノによっては80dBちょっとのスピーカーシステムとでは、
求められる出力も大きく違ってくる。

そしてそれだけでないのが、アンプの安定性である。
ここ数年のスピーカーシステムがどうなっているのか、
ステレオサウンドを見ても、ネットワークの写真も掲載されてなかったりするので、
なんともいえないが、十年以上くらい前のスピーカーシステムは、
ネットワークを構成する部品点数が、非常に多いモノが珍しくなかった。

6dBスロープのネットワークのはずなのに、
写真を見ると、どうしてこんなに部品が多いのか、理解に苦しむ製品もあった。
いったいどういう設計をすれば、6dBのネットワークで、ここまで多素子にできるのか。

しかもそういうスピーカーは決って低能率である。
この種のネットワークは、パワーアンプにとって容量負荷となりやすく、
パワーアンプの動作を不安定にしがちでもあった。

井上先生から聞いた話なのだが、
そのころマランツが再生産したModel 8B、Model 9は、
そういうスピーカーが負荷となると、かなり大変だったらしい。

現代真空管アンプならば、その類のスピーカーシステムであっても、
安定動作が求められることになり、そうなると、往年の真空管アンプでは、
マランツよりもマッキントッシュのMC275のほうがフレキシビリティが高い──、
そのこともつけ加えられていた。
http://audiosharing.com/blog/?cat=48&paged=6

 


audio identity (designing) 宮ア勝己  現代真空管アンプ考
Date: 8月 9th, 2018
現代真空管アンプ考(その5)
http://audiosharing.com/blog/?p=26876

容量性負荷で低能率のスピーカーといえば、コンデンサー型がまさにそうである。
QUADのESLがそうである。

QUADはESL用のアンプとして真空管アンプ時代には、
KT66プッシュプルのQUAD IIを用意していた。

私はQUAD IIでESLを鳴らした音は聴いたことがないが、
ESL(容量性負荷)を接続してQUAD IIが不安定になったという話も聞いていない。

QUAD IIを構成する真空管は整流管を除けば四本。
電圧増幅に五極管のEF86を二本使い、これが初段であり位相反転回路でもある。
次段はもう出力管である。

マランツやマッキントッシュの真空管アンプの回路図を見た直後では、
QUAD IIの回路は部品点数が半分以下くらいにおもえるし、
ものたりなさを憶える人もいるくらいの簡潔さである。

NFBは19dBということだが、これもQUAD IIの大きな特徴なのが、位相補正なしということ。
NFBの抵抗にもコンデンサーは並列に接続されていない。

出力トランスにカソード巻線を設けているのはマッキントッシュと同じで、
時代的には両社ともほほ同時期のようである。

同じカソード巻線といっても、マッキントッシュはバイファイラー巻きで、
QUADは分割巻きという違いはある。
それにマッキントッシュのカソード巻線はバイファイラーからトライファイラーに発展し、
最終的にはMC3500ではペンタファイラーとなっている。

マランツの真空管アンプにはカソード巻線はない。
マランツのModel 8BのNFB量はオーバーオールで20dBとなっている。
QUAD IIとほぼ同じである。

Model 8BとQUADのESLの動作的な相性はどうだったのか。
容量性負荷になりがちな多素子のネットワークのシステムで大変になるということは、
ESLでもそうなる可能性は高い。

マランツとQUADではNFB量は同じでも、
それだけかけるのにマランツは徹底した位相補正を回路の各所で行っている。
QUAD IIは前述したように位相補正はやっていない。

マッキントッシュだと、MC240、MC275は聴く機会は、
ステレオサウンドを辞めた後もけっこうある。
マランツもマッキントッシュよりも少ないけれどある。

QUADの真空管アンプは、めったにない。
もう二十年以上聴いていない。
前回聴いた時には、現代真空管アンプという視点は持っていなかった。
いま聴いたら、どうなのだろうか。

MC275同様、フレキシビリティの高さを感じるような予感がある。
http://audiosharing.com/blog/?p=26876


現代真空管アンプ考(その6)
http://audiosharing.com/blog/?p=26879

QUAD IIの出力は15Wである。
高能率のスピーカーならば、これでも十分ではあっても、
95dB以下ともなると、15Wは、さすがにしんどくなることも、
新しい録音を鳴らすのであれば出てくるはずだ。

実際には25W以上楽に出る感じの音ではあったそうだが、それでも出力に余裕があるとはいえない。
QUAD IIはKT66のプッシュプルアンプである。
出力管がKT88だったら……、と思った人はいると思う。

私もKT66プッシュプルアンプとしての姿は見事だと思いながらも、
もしいまQUAD IIを使うことになったら、KT88もいいように思えてくる。

実際、QUADはQUAD IIを復刻した際、
EF86、KT66とオリジナルのQUAD IIと同じ真空管構成にしたQUAD II Classicと、
EF86を6SH7、KT66をKT88に変更したQUAD II fortyも出している。

QUAD II Classicはオリジナルと同じ15Wに対し、
QUAD II fortyは型番が示すように40Wにアップしている。

QUADが往年の真空管アンプを復刻したとき、QUADもか、と思った一人であり、
内部の写真をみて、関心をもつことはなくなった。
それにシャーシーのサイズも多少大きくなっていて、
オリジナルのQUAD IIのコンストラクションの魅力ははっきりと薄れている。

ならば基本レイアウトはそのままで、
トランスカバーの形状を含めて細部の詰めをしっかりとしてくれれば、
外観の印象はずっと良くなる可能性はあるのに──、と思う。

QUAD II fortyはオリジナルのQUAD IIと同じ回路なのだろう。
位相補正は、やはりやっていないのか。

現代真空管アンプを考えるうえで、いまごろになってQUAD II fortyが気になってきている。
QUAD II fortyはどういう音を聴かせるのか。

QUADのESLだけでなく、
複雑な構成のネットワークゆえ容量性負荷になりがちなスピーカーシステムでも、
音量に配慮すれば不安定になることなくうまく鳴らしてくれるのか。
http://audiosharing.com/blog/?p=26879

現代真空管アンプ考(その7)
http://audiosharing.com/blog/?p=26885

QUAD IIの存在に目を向けるようになって気づいたことがある。
ここでは現代真空管アンプとしている。
最新真空管アンプではない。

書き始めのときは、現代と最新について、まったく考えていなかった。
現代真空管アンプというタイトルが浮んだから書き始めたわけで、
QUAD IIのことを思い出すまで、現代と最新の違いについて考えることもしなかった。

最新とは、字が示すとおり、最も新しいものである。
現行製品の中でも、最も新しいアンプは、そこにおける最新アンプとなるし、
最も新しい真空管アンプは、そこにおける最新真空管アンプといえる。

では、この「最も新しい」とは、何を示すのか。
単に発売時期なのか。
それも「最も新しい」とはいえるが、アンプならば最新の技術という意味も含まれる。

半導体アンプならば、最新のトランジスターを採用していれば、
ある意味、最新アンプといえるところもある。
けれど真空管アンプは、もうそういうモノではない。

いくつかの新しい真空管がないわけではないが、
それらの真空管を使ったからといって、最新真空管アンプといえるだろうか。

最新アンプは当然ながら、時期が来れば古くなる。
常に最新アンプなわけではない。
いつしか、当時の最新アンプ、というふうに語られるようになる。

そういった最新アンプは、ここで考える現代アンプとは同じではない。
http://audiosharing.com/blog/?p=26885

現代真空管アンプ考(その8)
http://audiosharing.com/blog/?p=26887

1983年に会社名も変更になり、ブランド名として使われてきたQUADに統一されたが、
QUADが創立された当初はThe Acoustical Manufacturing Company Ltd.だった。

QUADとは、Quality Unit Amplifier Domesticの頭文字をとってつけられた。
DomesticとついていてもQUADのアンプは、BBCで使われていた、と聞いている。

BBCでは、真空管アンプ時代はリーク製、ラドフォード製が使われていた。
QUADもそうなのだろう。
このあたりを細かく調べていないのではっきりとはいえないが、
それでもBBCでQUAD IIが採用されていたということは、
QUAD初のソリッドステートアンプ50Eの寸法から伺える。

QUAD IIの外形寸法はW32.1×H16.2×D11.9cmで、
50EはW12.0×H15.9×D32.4cmとほぼ同じである。

それまでQUAD IIが設置されていた場所に50Eはそのまま置けるサイズに仕上げられている。
50Eは、BBCからの要請で開発されたものである。

しかも50Eの回路はトランジスターアンプというより、
真空管アンプ的といえ、真空管をそのままトランジスターに置き換えたもので、
当然出力トランスを搭載している。

50Eの登場した1965年、JBLには、SG520、SE400S、SA600があった。
トランジスターアンプの回路設計が新しい時代を迎えた同時期に、QUADは50Eである。

こう書いてしまうと、なんとも古くさいアンプだと50Eを捉えがちになるが、
決してそうではないことは二年後の303との比較、
それからトラジスターアンプでも、
トランス(正確にはオートフォーマー)を搭載したマッキントッシュとの比較からもいえる。
これについて別項でいずれ書いていくかもしれない。

とにかくQUAD IIと置き換えるためのアンプといえる50Eは1965年に登場したわけだが、
QUAD IIは1970年まで製造が続けられている。
QUAD IIはモノーラル時代のアンプで、1953年生れである。
http://audiosharing.com/blog/?p=26887

現代真空管アンプ考(その9)
http://audiosharing.com/blog/?p=26895

オーディオ機器にもロングラン、ロングセラーモデルと呼ばれるものはある。
数多くあるとはいえないが、あまりないわけでもない。
スピーカーやカートリッジには、多かった。

けれどアンプは極端に少なかった。
ラックスのSQ38にしても、初代モデルからの変遷をたどっていくと、
何を基準にしてロングラン、ロングセラーモデルというのか考えてしまう。

そんななかにあって、QUAD IIはまさにそういえるアンプである。
1953年から1970年まで、改良モデルが出たわけでなく、
おそらく変更などなく製造が続けられていた。

ペアとなるステレオ仕様のコントロールアンプ22の登場は1959年で、
1967年に、33と入れ代るように製造中止になっている。

22とQUAD IIのペアは、ステレオサウンド 3号(1967年夏)の特集に登場している。
     *
 素直ではったりのない、ごく正統的な音質であった。
 わたくしが家でタンノイを鳴らすとき、殆んどアンプにはQUADを選んでいる。つまりタンノイと結びついた形で、QUADの音質が頭にあった。切換比較で他のオーソドックスな音質のアンプと同じ音で鳴った時、実は少々びっくりした。びっくりしたのは、しかしわたくしの日常のそういう体験にほかならないだろう。
 タンノイは、自社のスピーカーを駆動するアンプにQUADを推賞しているそうだ。しかしこのアンプに固有の音色というものが特に無いとすれば、その理由は負荷インピーダンスの変動に強いという点かもしれない。これはおおかたのアンプの持っていない特徴である。
 10数年前にすでにこのアンプがあったというのは驚異的なことだろう。
     *
瀬川先生が、こう書かれている。
ここで「選んでいる」とあるのは、QUAD IIのことのはず。

ただし52号の特集の巻頭「最新セパレートアンプの魅力をたずねて」では、
こうも書かれている。
     *
 マランツ7にはこうして多くの人々がびっくりしたが、パワーアンプのQUAD/II型の音のほうは、実のところ別におどろくような違いではなかった。この水準の音質なら、腕の立つアマチュアの自作のアンプが、けっこう鳴らしていた。そんないきさつから、わたくしはますます、プリアンプの重要性に興味を傾ける結果になった。
     *
実を言うと、これを読んでいたから、QUAD IIにさほど興味をもてなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=26895

現代真空管アンプ考(その10)
http://audiosharing.com/blog/?p=26898


ステレオサウンド 3号のQUADのページの下段には、解説がある。
この解説は誰による文章なのかはわからないが、8号の特集からわかるのは、
瀬川先生が書かれていた、ということ。

QUAD IIについては、こう書かれている。
     *
 公称出力15Wというのは少ないように思われるが、これは歪率0.1%のときの出力で、カタログ特性で、OVERLOAD≠ニある部分をみると、ふつうのアンプなら25Wぐらいに表示するところを、あえて控えめに公称しているあたり、イギリス人の面目躍如としている。コムパクトなシャーシ・コンストラクションと、手工芸的な配線テクニックは、実に信頼感を抱かせる。
 イギリスでは公的な研究機関や音響メーカーで標準アンプとして数多く採用されていることは有名で、技術誌のテストリポートやスピーカーの試聴記などに、よく「QUAD22のトーン目盛のBASSを+1、TREBLEを−1にして聴くと云々」といった表現が使われる。
     *
岡先生もステレオサウンド 50号で、
《長年に亘ってBBCをはじめ、イギリスの標準アンプとして使われていただけのことはある傑作といえる。》
と書かれている。

その意味でQUAD IIは、業務(プロフェッショナル)用アンプといえる。
けれどQUAD IIはプロフェッショナル用を意図して設計されたアンプではないはず。

結果として、そう使われるようになったと考える。

同じ意味ではマッキントッシュのMC275もそうといえよう。
マッキントッシュにはA116というプロフェッショナル用として開発され使われたアンプもあるが、
MC275はコンシューマー用としてのアンプである。

それがCBSコロムビアのカッティングルームでのモニター用アンプとして、
それから1970年代初頭、コンサートでのアンプには、
トランジスターの、もっと出力の大きなアンプではなくMC275がよく使われていた、とも聞いている。

MC275もQUAD IIと、だから同じといえ、
それがマランツの真空管アンプとは、わずかとはいえはっきり違う点でもある。
http://audiosharing.com/blog/?p=26898

現代真空管アンプ考(その11)
http://audiosharing.com/blog/?p=26935


多素子のネットワーク構成ゆえに容量性負荷となり、
しかもインピーダンスも8Ωよりも低くかったりするし、
さらには能率も低い。

おまけにそういうスピーカーに接続されるスピーカーケーブルも、
真空管アンプ全盛時代のスピーカーケーブル、
いわゆる平行二芯タイプで、太くもないケーブルとは違っていて、
そうとうに太く、構造も複雑になっていて、
さらにはケーブルの途中にケースで覆われた箇所があり、
そこには何かが入っていたりして、
ケーブルだけ見ても、アンプにとって負荷としてしんどいこともあり得るのではないか。

QUAD II以外のアンプのほとんどは位相補正を行っている。
無帰還アンプならばそうでもないが、NFBをかけているアンプで位相補正なしというのは非常に珍しい。

大半のアンプが位相補正を行っているわけだが、
どの程度まで位相補正をやっているのか、というと、
メーカー、設計者によって、かなり違ってきている。

マランツの真空管アンプは、特にModel 9、Model 8Bは、
徹底した、ともいえるし、凝りに凝った、ともいえる位相補正である。

積分型、微分型、両方の位相補正を組合せて、計五箇所行われている。
それ以前のマランツのパワーアンプ、Model 2、5、8でも位相補正はあるけれど、
そこまで徹底していたわけではない。

私がオーディオに興味をもったころ、Model 8に関しては8Bだけが知られていた。
Model 8というモデルがあったのは知っていたものの、
そのころは8Bはマイナーチェンジぐらいにしかいわれてなかった。

ステレオサウンド 37号でも、
回路はまったく同じで電源を少し変えた結果パワーが増えた──、
そういう認識であった。
1975年当時では、そういう認識でも仕方なかった。

Model 8とModel 8Bの違いがはっきりしたのは、
私が知る範囲では、管球王国 vol.12(1999年春)が最初だ。
http://audiosharing.com/blog/?p=26935

現代真空管アンプ考(その12)
http://audiosharing.com/blog/?p=26937


Model 8とModel 8Bの違いについて細かなことは省く。
詳しく知りたい方は、管球王国 vol.12の当該記事が再掲載されているムック、
「往年の真空管アンプ大研究」を購入して読んでほしい。

以前の管球王国は、こういう記事が載っていた。
そのころは私も管球王国には期待するものがあった。
けれど……、である。

わずかのあいだにずいぶん変ってしまった……、と歎息する。

Model 8はよくいわれているようにModel 5を二台あわせてステレオにしたモデルとみていい。
Model 8は1959年に発売になっている。
Model 8Bは1961年発売で、前年にはModel 9が発売されている。

Model 8と8Bの回路図を比較すると、もちろん基本回路は同じである。
けれど細かな部品がいくつか追加されていて、
出力トランスのNF巻線が8Bでは二組に増えている。

そういった変更箇所をみていくと、Model 8Bへの改良には、
記事中にもあるようにModel 9の開発で培われた技術、ノウハウが投入されているのは明らかだ。

石井伸一郎氏は、Model 8Bはマランツの管球式パワーアンプの集大成、といわれている。
井上先生も、Model 8Bはマランツのパワーアンプの一つの頂点ではないか、といわれている。
上杉先生は、マランツのパワーアンプの中で、Model 8Bがいちばん好きといわれている。

マランツの真空管パワーアンプの設計はシドニー・スミスである。
シドニー・スミスは、Model 5がいちばん好きだ、といっている(らしい)。

ここがまた現代真空管アンプとは? について書いている者にとっては興味深い。
http://audiosharing.com/blog/?p=26937


現代真空管アンプ考(その13)
http://audiosharing.com/blog/?p=26949

上杉先生は管球王国 vol.12で、
マランツのModel 8Bの位相補正について、次のように語られている。
     *
上杉 この位相補正のかけ方は、実際に波形を見ながら検証しましたが、かなり見事なもので、補正を一つずつ加えていくと、ほとんど原派生どおりになるんですね。そのときの製作記事では、アウトプットトランスにラックス製を使ったため、♯8Bとは異なるのですが、それでも的確に効果が出てきました。
     *
上杉先生が検証されたとおりなのだろう。
位相補正をうまくかけることで、NFBを安定してかけられる。
つまりNFBをかけたアンプの完成度を高めているわけである。

真空管のパワーアンプの場合、出力トランスがある。
その出力トランスの二次側の巻線から、ほとんどのアンプではNFBがかけられる。
つまりNFBのループ内に出力トランスがあるわけだ。

出力トランスが理想トランスであれば、
位相補正に頼る必要はなくなる。
けれど理想トランスなどというモノは、この世には存在しない。
これから先も存在しない、といっていいい。

トランスというデバイスはひじょうにユニークでおもしろい。
けれど、NFBアンプで使うということは、それゆえの難しさも生じてくる。

Model 8と8Bは、トランスの二次側の巻線からではなく、NFB用巻線を設けている。
しかも(その12)でも書いているように、8BではNFB用巻線がさらに一つ増えている。

上杉先生が検証されたラックスのトランスには、NFB用巻線はなかったのではないか。
二次側の巻線からNFBをかけての検証だった、と思われる。

それでも的確に効果が出てきた、というのは、そうとうに有効な位相補正といえよう。
なのに、なぜ、複雑な構成のネットワークをもつスピーカーが負荷となると、
マランツのModel 8B、Model 9は大変なことになるのか。

凝りに凝った位相補正がかけられていて、
NFBアンプとしての完成度も高いはずなのに……、だ。
http://audiosharing.com/blog/?p=26949

現代真空管アンプ考(その14)
http://audiosharing.com/blog/?p=26951


結局のところ、抵抗負荷での測定であり、
入力信号も音楽信号を使うわけではない。

上杉先生の検証も抵抗負荷での状態のはずだし、
マランツがModel 8Bの開発においても抵抗負荷での実験が行われたはず。

ほぼ原波形どおりの出力波形が得られた、ということにしても、
音楽信号を入力しての比較ではなく、
正弦波、矩形波を使っての測定である。

アンプが使われる状況はそうてはない。
負荷は常に変動するスピーカーであり、
入力される信号も、つねに変動する音楽信号である。

ここでやっと(その4)のヒーターの点火方法のことに戻れる。
おそらくヒーターも微妙な変動を起しているのではないか、と考えられる。
安定しているのであれば、定電圧点火であろうと定電流点火であろうと、
どちらも設計がしっかりした回路であれば、音の変化は出ないはずである。

ヒーターに流れる電流は、ヒーターにかかっている電圧を、
ヒーターの抵抗値で割った値である。

ヒーターは冷えている状態と十分に暖まった状態では抵抗値は違う。
当然だが、冷えている状態のほうが低い。

十分に暖まった状態で、ヒーターの温度が安定していれば抵抗値も変動しないはず。
抵抗値が安定していれば、かかる電圧も安定化されているわけで、
オームの法則からヒーターに流れる電流も安定になる。
定電圧点火でも定電流点火でも、音に違いが出るはずがない。

けれど実際は、大きな音の違いがある。
http://audiosharing.com/blog/?p=26951

現代真空管アンプ考(その15)
http://audiosharing.com/blog/?p=26999


いまでこそアンプに面実装タイプの部品があたりまえのように使われるようになっている。
小さい抵抗やコンデンサーには、そのサイズ故のメリットがあるのはわかっていても、
それ以前のアンプでのパ抵抗やコンデンサーの大きさを知っている者からすれば、
デメリットについても考える。

もちろんメリットとデメリットは、どちらか片方だけでなく、
サイズの大きな部品にもメリットとデメリットがあるわけだが、
昔から、抵抗は同じ品種であっても、ワット数の大きいほうが音はいい、といわれてきた。

1/4Wのの抵抗よりも1/2W、さらには1W、2W、5W……、というふうに音はよくなる、といわれていた。
富田嘉和氏はさらに大きな10W、20Wの抵抗を、アンプの入力抵抗に使うという実験をされていたはずだ。

ワット数が大きいほうが、なぜいいのか。
その理由ははっきりとしないが、ひとつには温度係数が挙げられていた。
音楽信号はつねに変動している。

1/4Wの抵抗で動作上問題がなくても、
大きな信号が加わった時、抵抗の内部はほんのわずかとはいえ温度が上昇する。
温度係数の、あまりよくない抵抗だと、その温度上昇によって抵抗値にわずかな変動が生じる。
それが音に悪影響を与えている可能性が考えられる──、
そういったことがいわれていた。

確かに抵抗であれば、ワット数が大きくなれば温度係数はよくなる。
この仮説が事実だとしたら、真空管のヒーターもそうなのかもしれない、と考えられる。

温度のわずかな変化、それによるヒーターの抵抗値のわずかな変動。
そこに定電圧電源から一定の電圧がかかっていれば、
ヒーターへの電流はわずかとはいえ変動することになる。

電流の変動はエミッションの不安定化へとつながる。
ならば安定化しなければならないのは電圧ではなく、電流なのかもしれない。

定電流点火によってヒーターのなんらかの変動が生じても、電流は一定である。
そのためヒーターにかかる電圧はわずかに変動する。

それでも重要なのはエミッションの安定であることがわかっていれば、
どちらなのかははっきりとしてくる。
http://audiosharing.com/blog/?p=26999


現代真空管アンプ考(その16)
http://audiosharing.com/blog/?p=27001


ヒーターはカソードを熱している。
カソードとヒーター間に十分な距離があれば問題は生じないのだろうが、
距離を離していてはカソードを十分に熱することはできない。

カソードとヒーターとは近い。
ということはそこに浮遊容量が無視できない問題として存在することになる。
ということは真空管アンプの回路図を厳密に描くのであれば、
カソードとヒーターを、極小容量のコンデンサーで結合することになる。

それでも真空管が一本(ヒーターが一つ)だけであれば、大きな問題とはならないかもしれないが、
実際には複数の真空管が使われているのだから、浮遊容量による結合は、
より複雑な問題となっているはず。

仮に定電圧点火であっても定電流点火であっても、
エミッションが完全に安定化していたとしても、この問題は無視できない。

そこに定電圧電源をもてくるか、定電流電源をもってくるかは、
それぞれの干渉という点からみれば、
低インピーダンスの定電圧電源による点火か、
高インピーダンスの定電流電源による点火か、
どちらが複数の真空管の相互干渉を抑えられるかといえば後者のはずだ。

念のためいっておくが、三端子レギュレーターの配線を変更して定電流点火は認めない。

私は真空管のヒーターは、きちんとした回路による定電流点火しかないと考える。
けれど、ここで交流点火について考える必要もある。

交流点火はエミッションの安定化、つまりヒーター温度の安定化という点では、
どう考えても直流点火よりも不利である。

けれど交流点火でなければならない、と主張する人は昔からいる。
ここでの交流点火は、ほとんどの場合、出力管は直熱三極管である。
http://audiosharing.com/blog/?p=27001

現代真空管アンプ考(その17)
http://audiosharing.com/blog/?p=27010

直熱三極管の交流点火ではハムバランサーが必ずつくといっていい。
この場合、電源トランスのヒーター用巻線の両端のどちらかが接地されることは、まずない。

傍熱管の場合でもハムバランサーがついているアンプもある。
マッキントッシュの場合は、モノーラル時代のモノ(つまりMC60までは)ハムバランサーがあり、
ステレオ時代になってからはヒーター用巻線の片側が接地されている。
MC3500ではハムバランサーが復活している。

同時代のマランツのパワーアンプは、というと、ヒーター用巻線にセンタータップがあり、
これが接地されている。ハムバランサーはない。

ハムバランサーがない場合でも、マッキントッシュとマランツとでは接地が違う。
正直いうと、この接地の仕方の違いによる音の変化を、同一アンプで比較試聴したことはない。

マランツの真空管アンプも聴いているし、マッキントッシュの真空管アンプも聴いているが、
これらのアンプの音の違いは交流点火における接地の仕方だけの違いではないことはいうまでもない。

なので憶断にすぎないのはわかっているが、交流点火の場合、
ヒーター用巻線にセンタータップがあり、ここを接地したほうが音はいいのではないのか。

交流点火が音がいい、という人がいる。
けれど理屈からは直流点火のほうがエミッションは安定化するように思える。
それでも──、である。

ということは交流点火で考えられるのは電流の向きが反転することであり、
この反転がヒーターの温度の安定化にどう作用しているのか。

交流点火になんらかの音質的なメリットがあるとしよう。
ならば交流点火でも、定電圧点火と定電流点火とが考えられる。
通常の交流点火ではヒーター用巻線からダイレクトに真空管のヒーターに配線するが、
あえてアンプを介在させる。小出力のアンプの出力をヒーターへと接続する。

そうすることで出力インピータンスを低くすることができ、
この場合は定電圧点火となるし、このアンプを電流出力とすれば、
交流の定電流点火とすることができる。
しかもアンプをアンバランスとするのか、バランスとするのかでも音は変ってこよう。
http://audiosharing.com/blog/?p=27010


現代真空管アンプ考(その18)
http://audiosharing.com/blog/?p=27012


ここまでやるのならば、ヒーター点火の周波数を50Hz、60Hzにこだわることもない。
もう少し高い周波数による交流点火も考えられる。
十倍の500Hz、600Hzあたりにするだけでも、そうとうに音は変ってくるはずだ。

そのうえで定電流でのバランス点火とする手もある。

つまりヒーター用電源を安定化するということは、
真空管のエミッションを安定化するということであり、
ヒーターにかかる電圧を安定化するということではない。

エミッションの安定化ということでは、重要なパラメーターは電圧ではなく電流なのだろう。
そうなると定電流点火を考えていくべきではないのか。

300Bだろうが、EL34、KT88だろうが、真空管全盛時代のモノがいい、といわれている。
確かに300Bをいくつか比較試聴したことがあって、刻印タイプの300の音に驚いた。

そういう球を大金を払って購入するのを否定はしないが、
そういう球に依存したアンプは、少なくとも現代真空管アンプとはいえない。

現代真空管アンプとは、現在製造されている真空管を使っても、
真空管全盛時代製造の真空管に近い音を出せる、ということがひとつある。
そのために必要なのは、エミッションの安定化であり、
それは出力管まで定電流点火をすることで、ある程度の解決は見込める。

もちろん、どんなに優れた点火方法であり、100%というわけではないし、
仮にそういう点火方法が実現できたとしても、
真空管を交換した場合の音の違いが完全になくなるわけではない。

それでも真空管のクォリティ(エミッションの安定)に、
あまり依存しないことは、これからの真空管アンプには不可欠なことと考える。
http://audiosharing.com/blog/?p=27012

現代真空管アンプ考(その19)
http://audiosharing.com/blog/?p=27014


定電流点火のやっかいなのは、作るのが面倒だという点だ。
回路図を描くのは、いまでは特に難しくはない。

けれど作るとなると、熱の問題をどうするのかを、まず考えなくてはならない。
それに市販の真空管アンプ用の電源トランスではなく、
ヒーター用に別個の電源トランスが必要となってくる。

もっとも真空管アンプの場合、高電圧・低電流と低電圧・高電流とを同居しているわけで、
それは電源トランスでも同じで、できることならトランスから分けたいところであるから、
ヒーター用電源トランスを用意することに、特に抵抗はないが、
定電流回路の熱の問題はやっかいなままだ。

きちんとした定電流点火ではなく、
単純にヒーター回路に抵抗を直列に挿入したら──、ということも考えたことがある。

たとえば6.3Vで1Aのヒーターだとすれば、ヒーターの抵抗は6.3Ωである。
この6.3Ωよりも十分に高いインピーダンスで点火すれはいいのだから、
もっとも安直な方法としては抵抗を直列にいれるという手がある。

昔、スピーカーとアンプとのあいだに、やはり直列に抵抗を挿入して、
ダンピングをコントロールするという手法があったが、これをもっと積極的にするわけで、
たとえば6.3Ωの十倍として63Ωの抵抗、さらには二十倍の126Ωの抵抗、
できれば最低でも百倍の630Ωくらいは挿入したいわけだが、
そうなると、抵抗による電圧低下(630Ωだと630Vになる)があり、
あまり高い抵抗を使うことは、発熱の問題を含めて現実的ではない。

結局、定電流点火のための回路を作ったほうが実現しやすい。
定電流の直流点火か交流点火なのか、どちらが音がいいのかはなんともいえない。

ただいえるのは定電流点火をするのであれば、ヒーター用トランスを用意することになる。
それはトランスの数が増えることであり、トランスが増えることによるデメリット、
トランス同士の干渉について考えていく必要が出てくる。
http://audiosharing.com/blog/?p=27014


現代真空管アンプ考(その20)
http://audiosharing.com/blog/?p=27016


真空管パワーアンプは、どうしても重量的にアンバランスになりがちだ。
出力トランスがあるから、ともいえるのだが、
出力トランスをもたないOTLアンプでも、
カウンターポイントのSA4やフッターマンの復刻アンプでは、重量的アンバランスは大きかった。

電源トランスが一つとはいえ、真空管のOTLアンプではもう一つ重量物であるヒートシンクがないからだ。
SA4を持ち上げてみれば、すぐに感じられることだが、フロントパネル側がやたら重くて、
リアパネル側は軽すぎる、といいたくなるほどアンバランスな重量配分である。

重量的アンバランスが音に影響しなければ問題することはないが、
実際は想像以上に影響を与えている。

出力トランスをもつ真空管アンプでは、重量物であるトランスをどう配置するかで、
アンプ全体の重量配分はほぼ決る。

ステレオアンプの場合、出力トランスが二つ、電源トランスが一つは、最低限必要となる。
場合によってはチョークコイルが加わる。

マッキントッシュのMC275やMC240は、重量配分でみれば、そうとうにアンバランスである。
マランツのModel 8B、9もそうである。
ユニークなのはModel 2で、電源トランス、出力トランスをおさめた金属シャーシーに、
ゴム脚が四つついている。
この、いわゆるメインシャーシーに突き出す形で真空管ブロックのサブシャーシーがくっついている。

サブシャーシーの底にはゴム脚はない。いわゆる片持ちであり、
強度的には問題もあるといえる構造だが、重量的アンバランスはある程度抑えられている、ともいえる。

Model 5は奥に長いシャーシーに、トランス類と真空管などを取り付けてある。
メインシャーシー、サブシャーシーというわけではない。
このままではアンバランスを生じるわけだが、
Model 5ではゴム脚の取付位置に注目したい。

重量物が寄っている後方の二隅と、手前から1/3ほどの位置に前側のゴム脚がある。
四つのゴム脚にできるだけ均等に重量がかかるような配慮からなのだろう。

でもシャーシー手前側は片持ち的になってしまう。
http://audiosharing.com/blog/?p=27016


現代真空管アンプ考(その21)
http://audiosharing.com/blog/?p=27019

これまで市販された真空管パワーアンプを、
トランスの配置(重量配分)からみていくのもおもしろい。

ウエスギ・アンプのU·BROS3は、シャーシーのほぼ中央(やや後方にオフセットしているが)に、
出力トランス、電源トランス、出力トランスという順で配置している。
重量物三つをほぼ中央に置くことで、重量バランスはなかなかいい。

同じKT88のプッシュプルアンプのマイケルソン&オースチンのTVA1は、
シャーシーの両端にトランスを振り分けている。
片側に出力トランスを二つを、反対側に電源トランスとなっている。

電源トランスは一つだから、出力トランス側のほうに重量バランスは傾いているものの、
極端なアンバランスというほどではない。

ラックスのMQ60などは、後方の両端に出力トランスをふりわけ、前方中央に電源トランス。
完璧な重量バランスとはいえないものの、けっこう重量配分は配慮されている。

(その20)で、マッキントッシュのMC275、MC240はアンバランスだと書いたが、
MC3500はモノーラルで、しかも電源トランスが二つあるため、
内部を上から見ると、リアパネル左端に出力トランス、フロントパネル右端に電源トランスと、
対角線上に重量物の配置で、MC275、MC240ほどにはアンバランスではない。

現行製品のMC2301は、マッキントッシュのパワーアンプ中もっとも重量バランスが優れている。
シャーシー中央にトランスを置き、その両側に出力管(KT88)を四本ずつ(計八本)を配置。

出力は300W。MC3500の350Wよりも少ないものの、MC3500の現代版といえる内容であり、
コンストラクションははっきりと現代的である。
2008年のインターナショナルオーディオショウで初めてみかけた。
それから十年、ふしぎと話題にならないアンプである。
音を聴く機会もいまのところない。

インターナショナルオーディオショウでも、音が鳴っているところに出会していない。
いい音が鳴ってくれると思っているのに……。
http://audiosharing.com/blog/?p=27019


現代真空管アンプ考(その22)
http://audiosharing.com/blog/?p=27023


ここまで書いてきて、また横路に逸れそうなことを思っている。
現代真空管アンプとは、いわゆるリファレンス真空管アンプなのかもしれない、と。

ステレオサウンド 49号の特集は第一回STATE OF THE ART賞だった。
Lo-DのHS10000について、井上先生が書かれている。
     *
 スピーカーシステムには、スタジオモニターとかコンシュマーユースといったコンセプトに基づいた分類はあが、Lo-DのHS10000に見られるリファレンススピーカーシステムという広壮は、それ自体が極めてユニークなものであり、物理的な周波数特性、指向周波数特性、歪率などで、現在の水準をはるかに抜いた高次元の結果が得られない限り、その実現は至難というほかないだろう。
     *
こういう意味での、リファレンス真空管アンプを考えているのだろうか、と気づいた。
製品化することを前提とするものではなく開発されたオーディオ機器には、
トーレンスのReferenceがある。

ステレオサウンド 56号で、瀬川先生がそのへんのことを書かれている。
     *
「リファレンス」という名のとおり、最初これはトーレンス社が、社内での研究用として作りあげた。
アームの取付けかたなどに、製品として少々未消化な形をとっているのも、そのことの裏づけといえる。
 製品化を考慮していないから、費用も大きさも扱いやすさなども殆ど無視して、ただ、ベルトドライヴ・ターンテーブルの性能の限界を極めるため、そして、世界じゅうのアームを交換して研究するために、つまりただひたすら研究用、実験用としてのみ、を目的として作りあげた。
 でき上った時期が、たまたま、西独デュッセルドルフで毎年開催されるオーディオ・フェアの時期に重なっていた。おもしろいからひとつ、デモンストレーション用に展示してみようじゃないか、と誰からともなく言い出して出品した。むろん、この時点では売るつもりは全くなかった??、ざっと原価計算してみても、とうてい売れるような価格に収まるとも思えない。まあ冗談半分、ぐらい気持で展示してみたらしい。
 ところが、フェアの幕が開いたとたんに、猛反響がきた。世界各国のディーラーや、デュッセルドルフ・フェアを見にきた愛好家たちのあいだから、問合せや引合いが殺到したのだそうだ。あまりの反響の大きさに、これはもしかしたら、本気で製品化しても、ほどほどの採算ベースに乗るのではないだろうか、ということになったらしい。いわば瓢箪から駒のような形で、製品化することになってしまった……。レミ・トーレンス氏の説明は、ざっとこんなところであった。
     *
トーレンスのReferenceには、未消化なところがある。
扱いやすいプレーヤーでもない。
あくまでもトーレンスが自社の研究用として開発したプレーヤーをそのまま市販したのだから、
そのへんは仕方ない。

その後、いろいろいてメーカーからReferenceとつくオーディオ機器がいくつも登場した。
けれど、それらのほとんどは最初から市販目的の製品であって、
肝心のところが、トーレンスのReferenceとは大きく違う。

Lo-DのHS10000も、市販ということをどれだけ考えていたのだろうか。
W90.0×H180.0×D50.0cmという、かなり大きさのエンクロージュアにもかかわらず、
2π空間での使用を前提としている。

つまりさらに大きな平面バッフルに埋めこんで使用することで、本来の性能が保証される。
価格は1978年で、一本180万円だった。
しかもユニット構成は基本的には4ウェイ5スピーカーなのだが、
スーパートゥイーターをつけた5ウェイへの仕様変更も可能だった。

HS10000も、せひ聴きたかったスピーカーのひとつであったが、
こういう性格のスピーカーゆえに、販売店でもみかけたことがない。
いったいどれだけの数売れたのだろうか。
http://audiosharing.com/blog/?p=27023

現代真空管アンプ考(その23)
http://audiosharing.com/blog/?p=27053


トランスのことに話を戻そう。

重量物であるトランスをうまく配置して、重量バランスがとれたからといって、
トランスが複数個あることによる問題のすべてが解消するわけではない。

トランスは、まず振動している。
ケースにおさめられ、ケースとトランスの隙間をピッチなどが充填されていても、
トランスの振動を完全に抑えられるわけではない。

トランスはそれ自体が振動発生源である。
しかも真空管パワーアンプでは複数個ある。
それぞれのトランスが,それぞれの振動を発生している。

チョークコイルも、特にチョークインプット方式での使用ではさらに振動は大きく増す。
しかも真空管アンプなのだから、能動素子は振動の影響を受けやすい真空管である。

一般的な真空管アンプのように、一枚の金属板に出力トランス、電源トランス、チョークコイル、
そして真空管を取り付けていては、振動に関してはなんら対策が施されていないのと同じである。

トランスと金属板との間に緩衝材を挿むとか、
その他、真空管ソケットの取付方法に細かな配慮をしたところで、
根本的に振動の問題を解消できるわけではない。

もちろん、振動に関して完璧な対策があるわけではないことはわかっている。
それでも真空管アンプの場合、
トランスという振動発生源が大きいし多いから、
難しさはトランジスターアンプ以上ということになる。

30年ほど前、オルトフォンの昇圧トランスSTA6600に手を加えたことがある。
手を加えた、というより、STA6600に使われているトランスを取り出して、
別途ケースを用意して、つくりかえた。

その時感じたのは、トランスの周囲にはできるだけ金属を近づけたくない、だった。
STA6600のトランスはシールドケースに収められていた。
すでにトランスのすぐそばに金属があるわけだが、
それでも金属板に取り付けるのは、厚めのベークライトの板に取り付けるのとでは、
はっきりと音は違う。

金属(アルミ)とベークライトの固有音の違いがあるのもわかっているが、
それでも導体、非導体の違いは少なからずあるのではないのか。

そう感じたから、トランスの周りからは配線以外の金属は極力排除した。
ベークライトの板を固定する支柱もそうだし、ネジも金属製は使用しなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=27053


現代真空管アンプ考(番外)
http://audiosharing.com/blog/?p=27060


現代真空管アンプ考というタイトルをつけている。
「現代スピーカー考」という別項もある。

現代、現代的、現代風などという。
わかっているようでいて、いざ書き始めると、何をもって現代というのか、
遠くから眺めていると、現代とつくものとつかないものとの境界線が見えているのに、
もっとはっきり見ようとして近づいていくと、いかにその境界線が曖昧なのかを知ることになる。

1989年、ティム・バートン監督による「バットマン」が公開された。
バットマンは、アメリカのテレビドラマを小さかったころ見ていた。

バットマンというヒーローの造形が、こんなに恰好良くなるのか、とまず感じた。
バットモービルに関しても、そうだった。

「バットマン」はヒットした。
そのためなのかどうかはわからないが、
過去のヒーローが、映画で甦っている。

スーパーマン、スパイダーマン、アイアンマン、ハルク、ワンダーウーマンなどである。
スパイダーマンは日本で実写化されたテレビ版を見ている。
ハルクとワンダーウーマンのテレビ版は見ている。

スーパーマンの映画は、
1978年公開、クリストファー・リーヴ主演の「スーパーマン」から観てきている。

これらヒーローの造形は、現代的と感じる。
特にワンダーウーマンの恰好良いこと。

ワンダーウーマンの設定からして、現代的と感じさせるのは大変だったはずだ。
けれど、古い時代の恰好でありながらも、見事に成功している。

日本のヒーローはどうかというと、
仮面ライダー、キカイダー、ガッチャマン、破裏拳ポリマーなどの映画での造形は、
アメリカのヒーローとの根本的な違いがあるように感じる。

較べるのが無理というもの、
予算が違いすぎるだろう、
そんなことを理由としていわれそうだが、
ヒーローものの実写映画において、肝心のヒーローの造形が恰好良くなくて、
何がヒーローものなのか、といいたくなる。

日本の、最近制作されたヒーローものの実写映画での造形は、
どこか根本的なところから間違っているように思う。

「現代」という言葉の解釈が、アメリカと日本の映画制作の現場では大きく違っているのか。
日米ヒーローの造形の、現代におけるありかたは、
「現代」ということがどういうことなのかを考えるきっかけを与えてくれている。
http://audiosharing.com/blog/?p=27060

現代真空管アンプ考(その24)
http://audiosharing.com/blog/?p=27321


オルトフォンのSTA6600のトランスを流用して自作したモノは、
うまくいった。
トランスの取り付け方だけが工夫を凝らしたところではなく、
他にもいろいろやっているのだが、その音は、
誰もが中身はSTA6600のトランスとは見抜けないほど、音は違っている。

もっといえば立派な音になっている。
自画自賛と受けとられようが、
この自作トランスの音を聴いた人は、その場で、売ってほしい、といってくれた。

その人のところには、ずっと高価な昇圧トランスがあった。
当時で、20万円を超えていたモノで、世評も高かった。

だから、その人も、その高価なトランスを買ったわけだが、
私の自作トランスの方がいい、とその人は言ってくれた。

そうだろうと思う。
トランス自体の性能は、高価なトランスの方が上であろう。
ただ、その製品としてのトランスは、トランス自体の扱いがわかっていないように見えた。

この製品だけがそうなのではなく、ほとんど大半の昇圧トランスが、そうである。
インターネットには、高価で貴重なトランスをシャーシーに取り付けて──、というのがある。

それらを見ると、なぜこんな配線にしてしまうのか。
その配線が間違っているわけではない。
ほとんどのトランスでやられている配線である。

それを疑いもせずにそのまま採用している。
私にいわせれば、そんな配線をやっているから、
トランス嫌いの人がよくいうところの、トランス臭い音がしてしまう。

取り付けにしても配線にしても、ほんのちょっとだけ疑問をもって、
一工夫することを積み重ねていけば、トランスの音は電子回路では味わえぬ何かを聴かせてくれる。

MC型カートリッジの昇圧トランスと、真空管パワーアンプの出力トランスとでは、
扱う信号のレベルが違うし、信号だけでなく、真空管へ供給する電圧もかかる。

そういう違いはあるけれど、どちらもトランスであることには変りはない。
ということは、トランスの扱い方は、自ずと決ってくるところが共通項として存在する。
http://audiosharing.com/blog/?p=27321

現代真空管アンプ考(その25)
http://audiosharing.com/blog/?p=27342

無線と実験、ラジオ技術には、毎号、真空管アンプの製作記事が載っている。
この二誌以外のオーディオ雑誌にも、真空管アンプの製作記事が載ることがある。

トランスにはシールドケースに収納されているタイプと、
コアが露出しているタイプとがある。

シールドケースに入っているタイプだとわかりにくいが、
コアが露出しているタイプを使っているアンプ、
それもステレオ仕様のアンプだと、出力トランスの取り付け方向を見てほしい。

きちんとわかって配置しているアンプ(記事)もあれば、
無頓着なアンプも意外と多い。

EIコアのトランスだと、漏洩磁束の量がコアの垂直方向、水平方向、
それに巻線側とでは、それぞれに違う。

そのことを忘れてしまっている製作例がある。

複数のトランスが、一つのシャーシー上にあれば、必ず干渉している。
その干渉をなくすには、トランス同士の距離を十二分にとるのがいちばん確実な方法だ。

けれどこんなやり方をすれば、アンプ自体のサイズがそうとうに大きくなるし、
それに見た目も間延してしまう。

それにトランス同士の距離が離れれば、内部配線も当然長くなる。
どんなワイヤーであってもインダクタンスをもつ。
そうであれば高域でのインピーダンスは必然的に上昇することになる。

配線の距離が長くなるほど、インピーダンスの上昇も大きくなるし、
長くなることのデメリットは、外部からの影響も受けやすくなる。

NFBを、出力トランスの二次側からかけている回路であれば、
NFBループ内のサイズ(面積)が広くなり、このことにも十分な配慮が必要となる。

配線の長さ、仕方によるサイズの変化については、以前書いているので、ここでは触れない。
http://audiosharing.com/blog/?p=27342

現代真空管アンプ考(その26)
http://audiosharing.com/blog/?p=27557


トランスの取り付け方、取り付け位置は注目したいポイントである。

カタログやウェブサイトなどでの製品の説明で、
良質で大容量の電源トランスを使用していることを謳っているものはけっこうある。

オーディオ雑誌の記事でも、製品の内部写真の説明でも、
電源トランスは……、という記述があったりする。

アンプにしても、CDプレーヤーにしても交流電源を直流にして、
その直流を信号に応じて変調させて出力をさせているわけだから、
電源のクォリティは、音のクォリティに直結しているわけで、
電源トランスは、その要ともいえる。

だからこそ良質で(高価な)トランスを採用するわけだが、
その取り付け方をみると、このメーカーは、ほんとうに細部までこだわっているのだろうか──、
そう思いたくなるメーカーが、けっこう多い。

ケースなしの電源トランス、
特にトロイダルコアの電源トランスをどう固定するか。

どんなに電源トランスのクォリティにこだわりました、と謳っていても、
こんな取り付け方しかしないのか、取り付け方を自分たちで工夫しないのか、考えないのか、
そういいたくなることがある。

安価な製品であれば、それでもかまわない、と思うけれど、
数十万円、百万円をこえる製品なのに、
電源トランスも大きく立派そうにみえるモノであっても、
取り付け方は標準的な方法そのままだ。

ここまで書けば、製品内部をきちんと見ている人ならば、
どういうことをいいたいのかわかってくれよう。

細部まで疎かにせず、とか、細部までこだわりぬいた、とか、
そういう謳い文句が並んでいても、電源トランスの取り付け方が、
そのこだわりがどの程度のものなのかを、はっきりと示している。
http://audiosharing.com/blog/?p=27557

現代真空管アンプ考(最大出力)
http://audiosharing.com/blog/?p=27653


マイケルソン&オースチンのTVA1は、KT88のプッシュプルで出力は70W+70Wだった。
TVA1に続いて登場したEL34プッシュプルのTVA10は、50W+50Wだった。

TVA1の70Wの出力は理解できた。
けれどTVA10の50Wという出力は、EL34のプッシュプルにしては大きい。
EL34のプッシュプルで、AB1級ならば出力は35W程度である。

TVA10に続いて登場したM200は、EL34の4パラレルプッシュプルで200Wの出力。
出力管の本数がTVA10の四倍に増え、出力も四倍になっている。

TVA1は何度か聴いている。
TVA10も一度か二度聴いているけど、M200は聴く機会がなかった。

TVA1とTVA10は、出力管が違うとはいえ、ずいぶん音が違うな、と感じたものだった。
TVA1の音には魅力を感じたが、TVA10には、まったくといっていいほど魅力を感じなかった。

M200までになると、印象は変ってくるかもしれないが、
TVA1とTVA10は、同じ人が設計しているとは思えなかった。

そのことがはっきりしたのは聴いてから数年経ったころで、
TVA10とM200の設計者はティム・デ・パラヴィチーニであることがわかった。

パラヴィチーニはラックスに在籍していたこともある。
コントロールアンプのC1000とパワーアンプのM6000は、彼の設計といわれているし、
管球式モノーラルパワーアンプのMB3045もそうである。

ならば、パラヴィチーニは、ラックス時代に上原晋氏と一緒に仕事をしていた可能性もある。

上原晋氏は、ラジオ技術の1958年8月号で、EL34のプッシュプルアンプを発表されている。
このアンプの出力は60Wと、一般的なEL34のプッシュプルよりもかなり大きい。

だからといって、EL34の定格ぎりぎりまで使っての、やや無理のある設計ではない。
記事の冒頭に、こう書かれている。
     *
このアンプでは、定格いっぱいの用法は敬遠し、できるだけ球に余裕を持たせ、とくにSgの損失を軽くすることによって寿命を延ばすようにしました。結果からいいますとSgの損失を定格の半分くらいに押えましたので、いちおうこの点での不安は解消しましたが、これでも球によってはグリッドのピッチの不揃いからか、2〜3本の線が焼けるものに当る時もありますが、この程度ならたいして実害はないようで、かなり長く使っていてなんともありませんから、まず大丈夫だと思っていいでしょう。
     *
パラヴィチーニは、この上原晋氏のEL34のプッシュプルアンプの動作点を参考にしての、
TVA10とM200の出力の実現なのかもしれない。
http://audiosharing.com/blog/?p=27653


現代真空管アンプ考(その27)
http://audiosharing.com/blog/?p=30130

真空管アンプではどうしても不可欠になってしまうトランス類、
これらをどう配置して、どう取り付けていくのかについて、
こまかく書いていこうとすると、どこまでも細かくなってしまうほど、
やっかいな問題といえる。

それに真空管アンプを自作される人ならば、
こうやって文章だけで伝えてもイメージされるだろうが、
自作されない方のなかには、なかなかイメージしにくいと思われている方もいるのではないか。

ここまで書きながら、もう少し具体的に、
もう少しイメージしやすいようにしたい、と考えていた。

なので、過去の真空管アンプで、
私が考える現代真空管アンプに近いモデルはあっただろうか、とふり返ってみた。

マランツの管球式アンプ?
マッキントッシュ?

いくつかのブランド名とモデル名が浮びはするが、
どれも違うな、と思う。

結局、QUADのIIが、意外にも、
私が考える現代真空管アンプに近いようにも感じている。

ここで考えている現代真空管アンプとは、
あくまでも自分の手でつくれる範囲において、である。

加工機械を駆使して、金属ブロックからシャーシーを削り出して──、
そういうことまでは、ここでのテーマではない。

もちろん理想の現代真空管アンプとは? ということは考えながらも、
個人でつくれる範囲に、どうもってくるのか。
それもテーマの一つである。

そういう視点で眺めてみると、
QUAD IIというモデルこそが、という想いが確固たるものになってくる。
http://audiosharing.com/blog/?p=30130

現代真空管アンプ考(その28)
http://audiosharing.com/blog/?p=34357


現代真空管アンプをどうイメージしていくか。
こまかな回路構成について後述するつもりなのだが、NFBをどうするのか。

私は出力管が三極管ならばかけないという手もあると考えるが、
ビーム管、五極管ともなるとNFBをかけることを前提とする。

NFBはほとんどの場合、出力トランスの二次側巻線から初段の真空管へとかけられる。
信号経路とNFB経路とで、ひとつのループができる。
このループのサイズを、いかに小さく(狭く)していくかは、
NFBを安定にかける以上に、
真空管アンプ全盛時代とは比較にならないほどアンプを囲む環境の悪化の点でも、
非常に重要になってくる。

プッシュプルアンプならば、初段、位相反転回路、出力段、出力トランス、
これらをどう配置するかによって、ループの大きさは決ってくる。

信号経路をできるだけストレートにする。
初段、位相反転回路、出力段、出力トランスを直線状に並べる。
こうするとNFBループは長く(大きく)なってしまう。

初段、位相反転回路、出力段、出力トランス、
これらを弧を描くように配置していくのが、ループのサイズを考慮するうえでは不可欠だ。

QUAD IIのこれらのレイアウトを、写真などで確認してほしい。
しかもQUAD IIは、出力トランスと電源トランスを、シャーシーの両端に配置している。

やや細長いシャーシー上にこういう配置にすることで、
重量がどちらかに偏ることがない。

出力トランスと電源トランスの干渉を抑えるうえでも、
この二つの物理的な距離をとるのは望ましい。
http://audiosharing.com/blog/?p=34357

現代真空管アンプ考(その29)
http://audiosharing.com/blog/?p=34437


私がQUAD IIの詳細を知ったのは、
ステレオサウンド 43号(1977年夏号)掲載の「クラフツマンシップの粋」でだった。

QUADのアンプのことは知っていた。
トランジスターアンプの前に管球式のコントロールアンプの22、
パワーアンプのIIがあることだけは知ってはいたが、
具体的なことを知っていたわけではなかった。

記事は、井上先生、長島先生、山中先生による鼎談。
QUAD IIのところの見出しには「緻密でむだのないコンストラクション」とあった。

内容を読めば、そして写真をみれば、
この見出しは納得できる。

山中先生は
《とにかく、あらゆる意味でこのアンプは、個人的なことになりますけれども、一番しびれたんですよ。》
と発言されていた。

この時から、QUAD II、いいなぁ、と思うようになっていた。

43号から約二年後の52号。
巻頭に瀬川先生の「最新セパレートアンプの魅力をたずねて」がある。

そこで、こう書かれていた。
     *
迷いながらも選択はどんどんエスカレートして、結局、マランツのモデル7を買うことに決心してしまった。
 などと書くといとも容易に買ってしまったみたいだが、そんなことはない。当時の価格で十六万円弱、といえば、なにしろ大卒の初任給が三万円に達したかどうかという時代だから、まあ相当に思い切った買物だ。それで貯金の大半をはたいてしまうと、パワーアンプはマランツには手が出なくなって、QUADのII型(KT66PP)を買った。このことからもわたくしがプリアンプのほうに重きを置く人間であることがいえる。
     *
瀬川先生も、QUAD IIを使われていたのか──、
もちろん予算に余裕があったならばマランツの管球式パワーアンプを選択されていただろうが、
いまとは時代が違う。

マランツのModel 7とQUAD IIが、
瀬川先生にとって《初めて買うメーカー製のアンプ》である。

52号では、こんなことも書かれていた。
     *
 ずっと以前の本誌、たしか9号あたりであったか、読者の質問にこたえて、マッキントッシュとQUADについて、一方を百万語を費やして語り尽くそうという大河小説の手法に、他方をあるギリギリの枠の中で表現する短詩に例えて説明したことがあった。
     *
このころはQUAD IIを聴く機会はなかった。
意外にもQUAD IIを聴く機会は少なかった。

マランツやマッキントッシュの同時代の管球式アンプを聴く機会のほうがずっと多かった。
http://audiosharing.com/blog/?p=34437


現代真空管アンプ考(その30)
http://audiosharing.com/blog/?p=34452


QUADの22+IIの組合せを聴く機会には恵まれなかったけれど、
ステレオサウンドで働いていたから、QUADのトランジスター式のアンプをよく聴いた。

QUADのペアで聴くことも多かったし、
それぞれ単独で、他のメーカーのアンプとの組合せでも、何度も聴いている。

そうやってQUADのアンプの音のイメージが、私のなかでできあがっていった。
このことが、QUAD IIの真価をすぐには見抜けなかったことにつながっていったように、
いまとなっては思っている。

QUAD IIは22との組合せで、とある個人宅で聴いている。
他のアンプと比較試聴をしたわけではない。
あくまでも、その人の音を聴かせてもらうなかで、
アンプがQUADの22+IIであった、というわけだから、
その時の音の印象が、QUAD IIの音の印象となるわけではない。

それは十分承知していても、
私がQUAD IIを聴いたのは、このときとあと一回ぐらいだ。
どちらも22との組合せである。

22との組合せこそ、もっともQUADの音なのだが、
こうやってQUAD IIのことを書き始めると、QUAD II単体の音というのを、
無性に聴いてみたくなる。

おそらくなのだが、かなりいい音なのではないだろうか。
出力は公称で15Wである。
実際はもう少し出ているそうだが、
その出力の小ささとコンパクトにまとめられた構成、
そしてQUADのその後のアンプの音の印象から、
なんとなくスケール感は小さい、とどうしても思いがちだ。

実際に大きくはないだろう。
際立ったすごみのような音も出ないだろう。

それでも、フレキシビリティの高い音のような気がする。
このことはQUAD IIのアンプとしてのつくりとともに、
現代真空管アンプとしての重要な要素と考えている。
http://audiosharing.com/blog/?p=34452


現代真空管アンプ考(その31)
http://audiosharing.com/blog/?p=34496


QUAD IIと同時代の真空管アンプ、
たとえばマランツのModel 5と比較してみたい。

比較といっても、その音を聴いてどちらかが優れているとか、
こんな音の特徴もっているとかいないとか、そんなことではなく、
現代真空管アンプ、それもオーディオマニアが自作できる範囲でのあり方を、
二つのアンプを比較して考えていきたい、というものである。

マランツの管球式パワーアンプは、
Model 2、Model 5、model 8(B)、Model 9がある。
Model 8(B)だけがステレオ仕様で、あとはモノーラル仕様である。

QUAD IIもモノーラルである。
QUAD IIの発表は1953年。
Model 2は1956年、Model 5は1958年である。

QUAD IIの出力管はKT66で、マランツはEL34である。
出力はQUAD IIが15W、Model 2が40W(UL接続)、Model 5が30W。

外形寸法は、QUAD IIがW32.1×H16.2×D11.9cm、
Model 2はW38.1×H16.5×D24.1cm、Model 5はW15.2×H18.7×D38.7cmで、
QUAD IIと比較するならばMODEL 5である。

マランツのModel 2、Model 5は、シャーシー構造がいわゆる片持ちといえる。
底板にゴム脚が四つあるが、これらはトランスの重量を支えるためといえる場所にある。

Model 2はシャーシー上後方にトランス(重量物)をまとめている。
手前に真空管が立っているわけだが、
この部分はトランスを支えるシャーシーにネジで固定されたサブシャーシーとなっている。

そして、このサブシャーシーの下部にゴム脚はない。

Model 5はサブシャーシーという構造はとっていないが、
真空管が立っている箇所の下部にゴム脚はない。

Model 8(B)、Model 9はオーソドックスな位置にゴム脚がついている。
http://audiosharing.com/blog/?p=34496
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/627.html#c55

コメント [国際30] 韓国と中国の両政府、日本の原発処理水海洋放出を激しく批判(東京新聞) 蒲田の富士山
2. 2021年4月14日 13:23:29 : 6Zw7vT517g : NGtGLkVnRVdncS4=[1]
>ただ韓国の原発もトリチウムを放出している。

原発運用の計画に沿って、原発や燃料が破壊されず、想定どおりに行われる排出と、事故を起こしてアンダーコントロールを失って、想定にない多種大量の放射性物質を含んだ地下水の回収作業をして、複雑な工程でなんとか「汚染水」でなく、「処理水」と称しているものの排出とは、自ずから同じ扱いはできないのでは。
ほんとうに、トリチウムだけが入っているのか、ストロンチウムやセシウムなどの他の放射性物質が入っていないのか、しっかりと監視する必要はあり、日本が勝手に大丈夫と称して排出すればいいというものではないんでないかな。
少なくとも、事故を起こした東電や日本政府だけでなく、国際的な監視が必要と主張されるのでは。

http://www.asyura2.com/21/kokusai30/msg/450.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK280] 菅政権「汚染水」放出決定の暴挙に国会周辺で抗議活動拡大(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
1. 赤かぶ[127138] kNSCqYLU 2021年4月14日 13:25:34 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25916]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/269.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK280] 赤旗動画スクープ「桜を見る会で辞職した安倍前首相秘書の復職」を事務所に直撃取材〈AERA〉 赤かぶ
21. 2021年4月14日 13:25:34 : jVLSU731Cc : UE1neUtvTjNORTI=[39]
すべて悪の中心に安倍がいるんだな。

いわば安倍台風にここ数年甚大な被害を受けたのだ。

その台風の中心付近は猛烈な嵐なのだが、中心は無風。

空っぽの安倍の周囲を取り巻きが騒々しく動き回る。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/208.html#c21

コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
152. 2021年4月14日 13:25:38 : F4gjeaU2DI : VTZyL2RQa09kdjI=[561]
>>146に示された厚労省の指針において、何も誤ったことは発表されていない。

重要なのは、
 2.検査の適用に関する基本的考え方 新型コロナウイルス感染症対策分科会から、本感染症に対する検査の基本的考え方が示されている(表1)
 1)。1は COVID-19 を疑う症状がある患者であり、速やかな検査が求められる集団である。2a は無症状者で 感染リスク・検査前確率が高い集団、2bは感染リスク・検査前確率が低い集団としている。2a はクラスター発 生時の濃厚接触者、医療機関や高齢者施設の入所者や職員などが該当する。2bは、スポーツ選手、文化・ 芸能などマスク着用などの適切な感染対策を取ることの難しい集団である。ビジネスで海外出張が必要な方や、 社会・経済を円滑に維持するため特に症状はないが不安で検査を希望する方などは2bに分類される。
 表 1.COVID-19 検査の基本的な考え方 1)
1 有症状者
2 無症状者
a 感染リスク及び検査前確率が高い場合 ・クラスター発生時,医療機関や高齢者施設など
b 感染リスク及び検査前確率が低い場合 ・海外渡航時,スポーツ選手,文化・芸能など ・社会・経済を円滑に維持するため,一般市民の安心のため

↑左様に記述された厚労省の指針であり、この方向性について、志位が言うような検査の抑制など、厚労省側が行なっているとは到底言えない。

つまりスレッド的には、志位の言ってることはただの言いがかりでしかない。

志位や、阿修羅erなど、PCR検査を行えという主張は、
表中「2b」に類する、無症状者で、社会不安を抑制するため「気休め」として検査をせよというレベルに留まっている。

要するに、そんなものを相手にしておっては医療崩壊するとか、これを現状の医療インフラで対処したなら、必要な医療提供インフラの絶対数が枯渇し、純粋な医療活度を妨げて、その影響による関連被害が増えるということである。

PCR検査を表中2bに当たる無差別全体への普及という、阿修羅erなど過度な対応要求を重要視しなかった(軽視した)厚労省は、まったく素晴らしいと言えるだろう。

行政への批判をすることが多い私だが、この2b軽視と、PCR検査結果への分析について、厚労省は何も間違っていない。

厚労省の言う通り、Ct値の高い状態で陽性となっても、それは分離の心配は無いので、恐れる必要は一切無い。

重要なのは、以下
 遺 伝子検査法では増幅に必要なサイクル数(Ct 値)などをもとに、検体中に存在するウイルス遺伝子数を推定す ることができる。低い Ct 値で陽性になる場合にはウイルス遺伝子が多く、逆に陽性となるまでに要する Ct 値が 高い場合にはウイルス遺伝子数が少ないと判断する。さらに、Ct 値が高い(ウイルス遺伝子数が少ない)場合 には、たとえ遺伝子検査が陽性であっても、その検体から感染性を示すウイルスが分離されにくくなることに注 意する必要がある。

このように整理していて、PCR陽性値について、高感度(Ct35を超えた状態)にて検知陽性となったとしても「たとえ遺伝子検査が陽性であっても、その検体から感染性を示すウイルスが分離されにくくなる」と明記している点である。

要するにCt35を超えたら、陽性と判断されても感染させたりされたりする必要はないと、ほぼ指摘している点にある。

厚労省の見解とは、PCR検査の結果において大騒ぎする必要は無いのだが、どこかでコロナとされる何やら得体の知れないものがあるので、慎重に対処しているだけということだ。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c152

コメント [政治・選挙・NHK280] 菅政権「汚染水」放出決定の暴挙に国会周辺で抗議活動拡大(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
2. 赤かぶ[127139] kNSCqYLU 2021年4月14日 13:26:06 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25917]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/269.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK280] <ヤバイ連中ばかりだ!稲田元防衛大臣が会長>安倍前総理が原発新増設の議連顧問に(ANN) 赤かぶ
36. 2021年4月14日 13:26:13 : ognRDQzdSk : Sm5VTThLbEhIUnM=[443]
この夫婦はとにかく金に汚い!!!
電力会社からいったいいくらせしめるつもりだろう!!!!
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/254.html#c36
コメント [政治・選挙・NHK280] <「バカの一つ覚え」に国民悲鳴>目に余る 首相と知事の無能とボンクラ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
42. 2021年4月14日 13:26:46 : jW4vVmJjsc : TWc2TnB4NHVNblk=[6]
>>40 一つだけ良いことがある。

もう一つ日本に幸いだったのは、安倍しんぞおに子種が無く天然嫁も不妊症なの

か、コレらの血を継いだ子が世に出なかったのが不幸中の幸いだった。

コンなのの血を継いだ子と言えば考えただけで想像を絶する最悪醜悪さだった

ろう。全く何の実績も無い安倍だが一つだけ功績を挙げるなら子供が出来なかっ

た事くらいかな? 安倍夫婦の子なら有害鳥獣の子の方が無害かも知れんな。


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/233.html#c42

コメント [政治・選挙・NHK280] 菅政権「汚染水」放出決定の暴挙に国会周辺で抗議活動拡大(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
3. 赤かぶ[127140] kNSCqYLU 2021年4月14日 13:27:00 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25918]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/269.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK280] 菅政権「汚染水」放出決定の暴挙に国会周辺で抗議活動拡大(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
4. 赤かぶ[127141] kNSCqYLU 2021年4月14日 13:28:03 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25919]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/269.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK280] 「第4波に入った」都医師会長 変異株急拡大で五輪は「無観客でも難しい面も」(東京新聞) 赤かぶ
35. 2021年4月14日 13:28:54 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1387]
マンボウ見回り隊のおかげで、大阪、1000人に

増えたな。50人の見回り隊は、役だたずなのに、

東京コイケは、200人規模のマンボウ隊を編成。

更に無能な、仕事は、果てしなく、続く。

 



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/265.html#c35

コメント [政治・選挙・NHK280] 菅政権「汚染水」放出決定の暴挙に国会周辺で抗議活動拡大(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
5. 赤かぶ[127142] kNSCqYLU 2021年4月14日 13:29:24 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25920]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/269.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK280] 菅政権「汚染水」放出決定の暴挙に国会周辺で抗議活動拡大(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
6. 赤かぶ[127143] kNSCqYLU 2021年4月14日 13:30:05 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25921]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/269.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK280] 菅政権「汚染水」放出決定の暴挙に国会周辺で抗議活動拡大(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
7. 赤かぶ[127144] kNSCqYLU 2021年4月14日 13:32:03 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25922]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/269.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK280] 菅政権「汚染水」放出決定の暴挙に国会周辺で抗議活動拡大(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
8. 赤かぶ[127145] kNSCqYLU 2021年4月14日 13:34:04 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25923]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/269.html#c8
コメント [原発・フッ素53] 政府が決定した福島第一汚染水の海洋放出が国際的な大問題になりつつある  魑魅魍魎男
5. 斜め中道 (-_-メ)[3924] js6C35KGk7kgKC1fLdIp 2021年4月14日 13:34:05 : ZHvBssUSUE : d1BJYlVSdTRTTTI=[33]
これまで色々とあったし、今後もあるだろうが、
この件に関しては
「魑魅魍魎男」さまに賛同じゃニャ♪
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/441.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK274] 麻生派のカネ集めパーティに非難殺到も、麻生と安倍は「改憲」ぶちあげ! パーティ強行の裏に麻生への総理禅譲密約の見方も(リ… 赤かぶ
22. 2021年4月14日 13:34:33 : JvkD0hW6vk : WVYwQlIwSVQzeDY=[2]
衆院選にらみ派閥パーティー 自民、麻生派が皮切り
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E8%A1%86%E9%99%A2%E9%81%B8%E3%81%AB%E3%82%89%E3%81%BF%E6%B4%BE%E9%96%A5%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC-%E8%87%AA%E6%B0%91-%E9%BA%BB%E7%94%9F%E6%B4%BE%E3%81%8C%E7%9A%AE%E5%88%87%E3%82%8A/ar-BB1fBiWy?ocid=msedgntp

自民党麻生派は13日、政治資金パーティーを東京都内のホテルで開いた。麻生派を皮切りに、各派も5〜6月に開催を予定する。秋までに行われる次期衆院選をにらみ、資金を確保するとともに結束を確認。新型コロナ対策に万全を期しながら、着々と選挙準備を進める。

 麻生派パーティーで、会長の麻生太郎副総理兼財務相は「どんなに遅くても、秋までに衆院解散になる。菅義偉首相を先頭に日本の進むべき道を訴え、戦っていかねばならない」と述べた。

 5月には岸田派、6月には最大の細田派など5派が衆院選に向けた政治資金パーティーを開く。
http://www.asyura2.com/20/senkyo274/msg/332.html#c22

コメント [政治・選挙・NHK280] 菅政権「汚染水」放出決定の暴挙に国会周辺で抗議活動拡大(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
9. 赤かぶ[127146] kNSCqYLU 2021年4月14日 13:34:36 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25924]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/269.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK280] 菅政権「汚染水」放出決定の暴挙に国会周辺で抗議活動拡大(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
10. 赤かぶ[127147] kNSCqYLU 2021年4月14日 13:35:55 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25925]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/269.html#c10
コメント [政治・選挙・NHK280] 菅政権「汚染水」放出決定の暴挙に国会周辺で抗議活動拡大(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
11. 赤かぶ[127148] kNSCqYLU 2021年4月14日 13:36:59 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25926]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/269.html#c11
コメント [医療崩壊6] 40代以下の死者は69人、10代以下は死者ゼロ:2021/4/5時点の新型コロナ年代別死者数 HIMAZIN
5. 2021年4月14日 13:39:48 : xWXAIsHnM2 : OWk0cm8uL3BOQVE=[27]
ANさん
新コロ肺炎と普通の肺炎の年代別死亡率(人口比)はこんな感じです。人口統計からアバウト計算です。


新コロ死亡数累計 7474人 
死亡率 90代 0.16% 80代0.06% 70代0.014% 60代0.0034% 50代0.00089%
40代 0.00034% 30代 0.00007% 20代 0.000019% 10代 0%  0代 0%

普通の肺炎の死亡数 毎年12万人
死亡率 90代 1.2%  80代0.53% 70代0.12% 60代0.02% 50代以下は無視できるほど小

つまり若い人は死なない。老人はコロナの10倍以上、毎年普通の肺炎で死んでいる。少数例をテレビで大々的に報道するから若い人も心配するが、盛り場で騒いでいる若者は本能的に正しい行動をしているわけだ。厚労省や政治家が平気で会食しているのは、彼らはホントのことを知っているからだろう。これでワクチンを打つのはばかげているし危険だ。コロナはそもそも欺瞞だし、井口和基博士の説では日本人はなぜか免疫ができているらしい。納豆とかワカメとかワサビとかもいいらしい。ブラジルやイタリアやスペインやアメリカとは違うみたいです。

エクセルのグラフをここに貼り付ける方法がわからないので、ANさんグラフにしてください。よろしく。
http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/606.html#c5

コメント [国際30] COVID-19ワクチンを接種後に死亡した人の数が929名に増加(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
59. 2021年4月14日 13:41:21 : JvkD0hW6vk : WVYwQlIwSVQzeDY=[3]
医療機関に勤務の女性、ワクチン接種後に感染判明…全身に倦怠感
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%8C%BB%E7%99%82%E6%A9%9F%E9%96%A2%E3%81%AB%E5%8B%A4%E5%8B%99%E3%81%AE%E5%A5%B3%E6%80%A7-%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3%E6%8E%A5%E7%A8%AE%E5%BE%8C%E3%81%AB%E6%84%9F%E6%9F%93%E5%88%A4%E6%98%8E-%E5%85%A8%E8%BA%AB%E3%81%AB%E5%80%A6%E6%80%A0%E6%84%9F/ar-BB1fCHFi?ocid=msedgntp

群馬県内の新型コロナウイルス感染確認者は13日、新たに20人増加し、このうち高崎市の30歳代女性は、ワクチン接種後に感染が判明した。累計では5309人(101人死亡)となった。県が確保している病床の稼働率は19%。

 ワクチン接種を受けた後の感染が明らかにされたのは県内初で、高崎市の発表によると、女性は市外の医療機関に勤務し、9日に全身に倦怠(けんたい)感があり、12日に感染が分かった。市は「ワクチンの接種後も感染リスクがゼロになるわけではない。引き続き感染防止対策が必要」としている。

 新たな感染確認者は、前橋市で7人、富岡保健所管内で4人、太田市、伊勢崎市でともに2人、高崎市、桐生市、大泉町、玉村町、館林保健所管内で1人ずつだった。

 県は13日、最近の海外渡航歴がない20〜50歳代の男女5人が、海外で流行中の変異型に感染していたと発表した。海外で流行する変異型の感染者は、県内で23人となった。
http://www.asyura2.com/21/kokusai30/msg/261.html#c59

コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
153. けろりん[5819] gq@C64LogvE 2021年4月14日 13:41:38 : 8iDQRlRKiM : TzBuOGFWSDBvck0=[1627]

『 安価なエネルギー供給と脱炭素の両方を実現する 』新型原子炉推進・議員連盟設置 /安倍・稲田他30名。

ニッポンの未来を確実に安定させる、「 原発 」「 外資 」「 五輪 」「 万博 」「 うちわ 」「 イソジン 」だけは、欠かすことなど__金輪際できません。

ガンバロウ、ニッポンッ


______________________________________
< インフルエンザ >
おおまかに4種____A型、B型、C型、D型。
ヒト型感染ウィルス__A型、B型、
●A型インフルエンザウイルス例
( H1〜H16の16種類 )×( N1〜N9の9種類 )
 上記組み合わせからの「 亜型 」
 例 / A(H1N1)亜型
 対症/ その年々に流行している亜型に合致する免疫を持っていなければ感染する。
平成21〜22( 2009〜2010 )年の新型インフルエンザ[ 原因ウイルスはA(H1N1)pdm2009亜型、「pdm」はパンデミック ]が発生。これらのインフルエンザは、パンデミックの結果、多くの国民が免疫を持ち、現在では季節性インフルエンザとして流行、現状では特別に取り扱われることはない。

______________________________________
< インフルエンザとコロナの違い >
新型コロナとインフルエンザは、いずれもエンベロープ(脂質膜)を持つウイルス。

インフルエンザ
●感染拡散数__1,000万人
●致死率____0.1%
●検査方法___タンパク質・検出
●症状の特徴__自己免疫力で自然治癒

新型コロナ
●感染拡散数__11万人
●致死率____0.25%〜3%
●検査方法___遺伝子配列・検出
●症状の特徴__サイトカインストーム(自己免疫暴走)で重症化
 ※予後の、血管系疾患を起こしやすい。


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c153

コメント [カルト31] 世三・トラもワク利権の犬。金玉に続き世三もトラを見限ったようで、トラ出現前の四年前の感覚で中露米を見る事である。 ポスト米英時代
1. カラータイマー[1] g0qDiYFbg16DQ4N9gVs 2021年4月14日 13:42:47 : c2394L6NQk :TOR cnBQM2tPQVdPYUU=[6]
https://the-ans.jp/news/155194/2/

https://news.livedoor.com/article/detail/20022791/

【動画】暗闇の中でザギトワが光った! アイスショーで披露した“幻想的な演出”の実際の映像


「これは私にとってとても深いテーマです、私は自分の観衆とファンの愛をとても感じています。私は彼らに感謝しています、そしてこの感謝の気持ちをどうにかして彼らに表したいのです。私の心は輝き始めていて、すべての人と心の一部を分かち合います。あなたたちが見ていたように、会場全体が輝き始め、私の心の一部が彼らに残りました」

 また同メディア「sports.ru」では、ザギトワが光る演出について「さらには特殊効果で驚かせた。胸にある小さなランプに灯をともしたのだ」と表現している。
http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/660.html#c1

コメント [原発・フッ素53] 安全なら東京湾に流せ。トリチウム汚染水放出で復興を妨げる菅政権の蛮行  高野孟(まぐまぐニュース) 赤かぶ
35. 2021年4月14日 13:44:55 : FoP2Dr9OdQ : aTNodDdDUFdFdEk=[-1384]
transimpex_ochd(スコットランド・ケール語で8です)で投稿しています。

今日も元気で馬鹿投稿?

正気で恥も感じないのは 創価の朝鮮信者の特徴。

吉本と共に 経団連の幹部と共に中国へ行きなさい。

ピッタリの場所だから。

創価朝鮮馬鹿信者の管理人が夫婦?で登場?

馬鹿は恥を知らない。

力が全てと勘違い だから 自公・維新の様な政治と社会になるんです。

中国とも昔から仲の良いのは当たり前。 裏工作で特亜を育て 主要国で工作。

宗教・乳幼児輸出など 日本人では考えられないやり方。

あのヨハネパウロさんが法王になった時 少しはましになると思ったのは束の間。

今では???の状態。

政治結社・社会汚染を新興宗教を作り出して達成?

グローバル? どだい無理でしょ そんな事。 

人種も文化も何もかも違うのだから。

表面には出て来ないけれど、ふつふつと様々な感情が起こっているのは当然の事。
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/442.html#c35

コメント [カルト31] ワイアド・ソ連崩壊を経験済みのロシアこそ世界の最先端。日本企業は中国に迂回進出する積もりで同盟国のロシアに進出せよとい… ポスト米英時代
8. 2021年4月14日 13:49:23 : XhJ8g1sXRw : Yy5KREI0ZkdrOFE=[935]

>6さん
★3月18日、19日、日銀の金融政策決定会合で話し合われたこととは、QFS
(量子コンピュータ金融システム)に参加するにあたり、ロスチャイルド以外の株主の天皇家(?)宮家(?)は許可するかどうか、ということ

★2021年3月22日、中国で、ロシアのラブロフ外相と王毅外相と会談し、話した事とは、QFS(量子コンピュータ金融システム)について。 ロシア版、中国版がある

http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/652.html#c8

コメント [カルト31] ワイアド・ソ連崩壊を経験済みのロシアこそ世界の最先端。日本企業は中国に迂回進出する積もりで同盟国のロシアに進出せよとい… ポスト米英時代
9. 2021年4月14日 13:50:25 : XhJ8g1sXRw : Yy5KREI0ZkdrOFE=[936]

>6さん  以下露のニュース
・ https://twitter.com/INRI1225/status/1380356117096636418 ・

http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/652.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK280] 菅政権「原発汚染処理水の海洋放出」はゴマカシだらけ…一方、自民党では安倍晋三が顧問になって「原発新増設」を推進する議連… 赤かぶ
15. 達人が世直し[195] kkKQbIKqkKKSvIK1 2021年4月14日 13:52:05 : dhiOMx8Rv6 : L2l3ZjhjbU5kS28=[196]
汚染水を希釈して海に放出するって、希釈する水はどこから持ってくるのかしら?もしかして火星からでも?
まさか、海岸でバケツに海水を汲んで、そのバケツに汚染水を入れて、かき混ぜて、それだけして、それを海に放出するの?そうなの?
あるいは、どうせ海に流れる地下水をちょっと汲み上げて、汚染水と混ぜて一緒に海に放出するの?
そんなことをするくらいなら、そのまま何もせず、海に放り流せば?。そのほうが効率的じゃね?コスト削減にもなるし。この方法を実用新案で出しとこ。良い子は真似をしたらダメよ。実用新案で権利保護されるんだから。
もしかしたら、福島復興記念行事とか言って、幼稚園児、小学生を使ってやらせるとか?(私って最近根性が悪くなってきたのか?そうなのか?)私の許可もなく?
でも、案外、ありそうだな〜、と、そこのあなた!あなたも思ったでしょ。この〜性悪ネ❤。
「希釈」と言う言葉の意味が分からなくなってきた。「希釈」と言う言葉の意味ってどんなだったっけ?
頭痛が痛くなる、眩暈がくらくらするわ。こんな汚染水、飲んだ瞬間にお腹が腹痛だわ。(でも、もしかしたら、コロナに効くかも?。コロナもさすがに放射能には弱いかも?。)
汚染水をどこまで遠くに放出できるか、田舎のオリンピックじゃ。新種目じゃ。福島復興を名目にすれば何でも有りなんじゃ。
・・それよりも、この澄んだ、おいしそうな汚染水を再生ペットボトルに入れて、東京オリンピックの会場の自販機に置いて売ればいいんじゃない?置いておくのはこの汚染水のみ。と言うことにして。
ついでに、日本に来た、海外選手、スタッフには、ひとり3本くらいづつ持って帰ってもらうとか。少しでも減らしたいので、協力お願いします、とか上手いこと言ってさ。国民に言う時のように、あの調子で。方言で言っとけば分からないべ。
もし、海外から観客が入ってこれたらもっと減らせたのになぁ。おしかった〜。
そしてさ、決めるの遅すぎでしょ!もう海外からの観客を当てにして設備投資してしまってるんだけど、弁償してくれるよね?!
福島県特産、世界で唯一の天然汚染水!福島復興の証として、復興オリンピックの記念としても最適です!。あなたが世界で最初に飲んだ歴史に残る人になりませんか?日本の財務大臣もお勧めしています。決して、あやしい飲み物ではありません、オリンピック期間中は祭典の目玉として、五輪マークを印刷した、特別仕様のものを無料でご提供しています。
くれぐれも熱中症には気を付けて、この天然汚染水をこまめにお摂り下さい。
と看板立ててさ。
でもボランティアの皆さんは必ず水筒は持参で。空いた水筒に入れて持ち帰り、大阪湾に捨てるのもダメ。知事さんには褒められても、府民の皆から絶対に非難されるからね。
福島に行けば、この後100年でも汲めるから。コロナワクチンと一緒で、売り切れることは無いので安心です。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/268.html#c15
コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
154. けろりん[5820] gq@C64LogvE 2021年4月14日 13:52:27 : 8iDQRlRKiM : TzBuOGFWSDBvck0=[1628]

" 得体の知れない" __愚民大衆ムラビト日本社会。

< COVID-19 >は、ムカシから得体は知れております。
SARSコロナウイルス2 ( SARS-CoV-2 )からヒトに感染・変異した
新型・コロナウイルス19年型___というコトです。
『 SARS 』からの変異型__という点からは
季節性インフルエンザと新型コビッドは、根本的に違います。



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c154

コメント [カルト31] ワイアド・ソ連崩壊を経験済みのロシアこそ世界の最先端。日本企業は中国に迂回進出する積もりで同盟国のロシアに進出せよとい… ポスト米英時代
10. カラータイマー[2] g0qDiYFbg16DQ4N9gVs 2021年4月14日 13:52:32 : c2394L6NQk :TOR cnBQM2tPQVdPYUU=[7]
子供の頃マトリューシカ好きやったわ

大人になってからは歌声喫茶とロシア民謡とバレエ

ニジンスキーやアンナ・パブロワやポリュシカ・ポーレや

くーもながれるロシアのだーいちで

銃殺された亡命者もおるしな
http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/652.html#c10

コメント [カルト31] ワイアド・ソ連崩壊を経験済みのロシアこそ世界の最先端。日本企業は中国に迂回進出する積もりで同盟国のロシアに進出せよとい… ポスト米英時代
11. 2021年4月14日 13:54:49 : XhJ8g1sXRw : Yy5KREI0ZkdrOFE=[937]

>6さん

●令和2年8月2日
COVID−19をばら撒いたことによって経済が行き詰ってしまい、国際金融資本家は結果的に、自分たちの首を絞めてしまったと思っている

令和2年9月 28日
イエズス会といるみなてぃは人類支配を諦めた。でも金儲けをしたい王室、国際金融資本家ろすちゃいるどは、しがみついています

令和3年1月8日
米国の厳戒態勢はしばらく続きますが、心配いりません。米軍は、軍産複合体の言いなりになっている国会議員をリストアップし監視しています。 影の政府側の国会議員は、米軍によってさらし者にされるでしょう

令和3年1月19日
世界は、新型コロナウイルスの治療方法が公表され、恐怖と束縛と監視から解放されるでしょう

●令和3年1月20日
世界各国の政府が国民にお金を配るようになるでしょう

●令和3年1月31日
世界各国は、国際金融資本家(ろすちゃいるどなど)の圧力が弱まったので、国民の為の政治を始めます

令和3年3月19日
新時代が始まりますが、新しく人々の意識が変わるのに時間が必要です。

令和3年3月20日
コロナの嘘、搾取されていたことも判明し、非難が殺到し、各国の政府が総辞職するでしょう

令和3年4月2日
世界支配層=カバ●ルは、消滅します


http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/652.html#c11

コメント [カルト31] ワイアド・ソ連崩壊を経験済みのロシアこそ世界の最先端。日本企業は中国に迂回進出する積もりで同盟国のロシアに進出せよとい… ポスト米英時代
12. 2021年4月14日 13:55:03 : q0wUy6Xkyo : cWVOOFRCNmFXS1k=[9]
うん?
NESARAのことは見当たらないが
http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/652.html#c12
コメント [カルト31] ワイアド・ソ連崩壊を経験済みのロシアこそ世界の最先端。日本企業は中国に迂回進出する積もりで同盟国のロシアに進出せよとい… ポスト米英時代
13. 2021年4月14日 13:56:53 : q0wUy6Xkyo : cWVOOFRCNmFXS1k=[10]
>10
私はウラジオストクから出るシベリア鉄道に乗ってみたい
http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/652.html#c13
コメント [原発・フッ素53] 安全なら東京湾に流せ。トリチウム汚染水放出で復興を妨げる菅政権の蛮行  高野孟(まぐまぐニュース) 赤かぶ
36. 2021年4月14日 13:59:04 : FoP2Dr9OdQ : aTNodDdDUFdFdEk=[-1386]
transimpex_ochd(スコットランド・ケール語で8です)で投稿しています。

茶色のうさぎは 昔隣に住んでいた創価朝鮮信者。

若くても頭は働かない。


何が犯人?

集団ストーカー 日本人弾圧犯罪を正当化しようとする団体・組織でしょ。

朝鮮人の為の朝鮮人の国家を作り出す為の。

そうして 大朝鮮国家として中国に併合か中国と繋がる

何千年も植民地の人間の思考回路なんてこの程度。

勝手に犯人にしたい 自分達のカルトに入って欲しいので

必死にそういう事を吹聴する馬鹿朝鮮信者達。

特亜に関わる気はない。

勝手にやってろ。

帰国・出国は近いですよ。

其れからYAHOOのニュース。

虐待保護法を拡大?

何をもって虐待と決めるのか。

創価朝鮮信者など 全て充たるのでは?

DQN母親が子供に 飯ぬくぞ というのはしょっちゅう聞いてます。

家族も私も苦笑い。

時代の変化?についていけません。

(どこぞの半島風味がします)

多分 半島・大陸などから カスばかり輸出したのでは?

新興宗教信者として。

此れなら 説明がつく。

(外人のレベルが昔に比べて低い理由が)

旅行者も仕事などでも居住者も。

http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/442.html#c36

記事 [ペンネーム登録待ち板7] オリンピックはやるのか?
はじめまして。
オリンピックは去年中止になって、
今年はやったほうがいいかどうか、いろいろな意見があります。
今本当に開催するのか分かりません。

しかし、この時期になってはっきりしないのは様々な問題を作ることになります。
開催するような雰囲気になってきてはいますが。

開催する場合、どんな制限下で行うのかもまったく不明です。
国にはもっとしっかりしてほしいものです。

オリンピックを開催することにより、コロナ禍の被害者が激増した場合、
誰が責任を取るのか知りたいものです。


http://www.asyura2.com/13/nametoroku7/msg/905.html

コメント [カルト31] ガセ注意・US・間もなくバデ退陣緊急放送と十日間の停電。バデ退陣の朗報と言うよりもブルービーム計画を開始する悪寒という… ポスト米英時代
3. 2021年4月14日 14:00:54 : q0wUy6Xkyo : cWVOOFRCNmFXS1k=[11]
ショック、、、
消されてる、、
http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/659.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
155. けろりん[5821] gq@C64LogvE 2021年4月14日 14:01:48 : 8iDQRlRKiM : TzBuOGFWSDBvck0=[1629]


" 得体の知れない " ___愚民大衆ムラビトさんが増えれば増えるほどに、
" 得体の知れない " ___ニッポン国家に、なっていきます。


" 得体の知れない " ウィルスに、
いくら腐っていようが・・・厚労省や医師らが相手などしてまへんで・・。
『 新型 』だから、対処療法に苦慮しているだけで__
" 得体 ” などはとっくに、知れてまんねん・・・。

もともとは、家畜・動物にしか感染しなかった、
SARS-Covid___でんねん・まんねん。



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c155

コメント [ペンネーム登録待ち板7] オリンピックはやるのか? あみちゃん
1. あみちゃん[1] gqCC3YK_guGC8Q 2021年4月14日 14:02:29 : s4D9Q7eK8c : UDBsSzUuSnliWVE=[42]
管理人さま、
阿修羅掲示板の投稿規定 2011.09.12版
3回読みました。
よろしくおねがいします。
http://www.asyura2.com/13/nametoroku7/msg/905.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK266] 教師よお前もか、オフザケ満載の日本社会。(日々雑感) 笑坊
24. 2021年4月14日 14:03:35 : JvkD0hW6vk : WVYwQlIwSVQzeDY=[4]
女性教諭、車で男性はねて死なせる…減給処分
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%A5%B3%E6%80%A7%E6%95%99%E8%AB%AD-%E8%BB%8A%E3%81%A7%E7%94%B7%E6%80%A7%E3%81%AF%E3%81%AD%E3%81%A6%E6%AD%BB%E3%81%AA%E3%81%9B%E3%82%8B-%E6%B8%9B%E7%B5%A6%E5%87%A6%E5%88%86/ar-BB1fCLi2?ocid=msedgntp

大分県教委は、大分市立中の女性教諭(39)を1月22日付で減給10分の1(1か月)の懲戒処分にしたと発表した。発表によると、女性教諭は2019年9月23日夜、市内の市道で、私用で乗用車を運転中に道路を歩いていた男性(当時76歳)をはねて死亡させた。大分地検は昨年6月26日、自動車運転死傷行為処罰法違反の疑いで書類送検された女性教諭を不起訴とした。このほか、スピード違反をした大分市立小の男性教諭(22)と男性教頭(54)を3月12日付で戒告の懲戒処分とした。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/384.html#c24

コメント [政治・選挙・NHK280] <勝算あった>広島再選挙は野党系リード 菅官邸「負けたら岸田のせい」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
23. ぢっとみる[2076] gsCCwYLGgt2C6Q 2021年4月14日 14:05:41 : F6BiFdsTeb : Y0lRQmNKUU0zdlE=[1]
岸田さんには悪いけど、
やっぱ、負けてもらわないと(いっそう)困ったことになる。
もし勝ってしまったら、
なんでも無かった。(何事も)チョロいモンだ。
と思い込んで、
益々、慢心の度が、いや増して行ってしまう。
そうなってしまえば、もう限度など無い。

私は決して、
“野党”の(近頃の)戦法、
つまり、
知名度が(そこそこ)あって、
票が稼げる見込みのある“女性”候補者を担ぎ出す。
というのに良い印象を持たない。
アナウンサーを、というのは増してだ。

まぁジミンが、
次から次へ(飽きもせず)、
スポーツ選手やら、
歌手(だか)やら、
ミス(何)やらを掘り出して来るのに対抗しようとすると、
そうなるのかね。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/267.html#c23

コメント [カルト31] ワイアド・ソ連崩壊を経験済みのロシアこそ世界の最先端。日本企業は中国に迂回進出する積もりで同盟国のロシアに進出せよとい… ポスト米英時代
14. 4月フェイク[1] glOMjoN0g0aDQ4NO 2021年4月14日 14:13:03 : 6ztjPT9O46 :TOR UHl1VnRLYmNZUXc=[3]
>>9

トランジスタを使ったアンプ回路を

ミクロ化かナノ化か知らんけど

注射器の針を通過する位に小さくできる

まさにミクロの決死圏の実写版やんか
http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/652.html#c14

コメント [国際28] 米アトランタ、警官が黒人男性射殺 抗議デモ広がり放火も(ニューズウィーク) 赤かぶ
10. 2021年4月14日 14:13:17 : JvkD0hW6vk : WVYwQlIwSVQzeDY=[5]
黒人男性撃った白人女性警官が辞職申し出る
https://news.yahoo.co.jp/articles/a28c31945bbeda006cce2ef76dd1891d089e0d41

アメリカ・ミネソタ州で黒人男性が白人の女性警官に撃たれ死亡した事件で、女性警官らが辞職を申し出ましたが、現地では3日連続で抗議デモが起きるなど緊張状態が続いています。

この事件は、ミネソタ州で11日、黒人男性のダンテ・ライトさんが、身柄を拘束しようとした警官ともみ合いとなり、白人の女性警官に撃たれ死亡したものです。女性警官は、勤続26年のベテランですが、スタンガンを使おうとして誤って拳銃を発砲したとみられています。この女性警官と地元警察のトップは辞職願を提出しました。

一方、ライトさんの遺族は同じミネソタ州で、白人警官に首を押さえつけられ死亡したジョージ・フロイドさんの遺族らと会見を開きました。

ダンテ・ライトさんの叔母、ナイーシャ・ライトさん「彼の名前を言って!ダンテ・ライト!警察が私のおいを殺害したんです。あの警官がおいを殺したんです」

ジョージ・フロイドさんの弟、フィロニース・フロイドさん「今こそ変革の時です。私たちは、我が兄、そして、ライトさんの遺族への正義を求めて戦うつもりです」

現地では13日夜も抗議デモが起きていて、外出禁止令も出されるなど緊迫した状態が続いています。
http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/825.html#c10

コメント [カルト31] ワイアド・ソ連崩壊を経験済みのロシアこそ世界の最先端。日本企業は中国に迂回進出する積もりで同盟国のロシアに進出せよとい… ポスト米英時代
15. 2021年4月14日 14:16:35 : XhJ8g1sXRw : Yy5KREI0ZkdrOFE=[938]

>6さん  私が見た 露ネサ・ゲサの記事は以下です!
・ https://hibimonogatari.muragon.com/entry/2011.html ・


http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/652.html#c15
コメント [カルト31] ワイアド・ソ連崩壊を経験済みのロシアこそ世界の最先端。日本企業は中国に迂回進出する積もりで同盟国のロシアに進出せよとい… ポスト米英時代
16. 2021年4月14日 14:20:33 : XhJ8g1sXRw : Yy5KREI0ZkdrOFE=[939]
↑↑
>15の中から  一部分コピペ
・ 昨年11月だかに 露内のカバ●ルユダヤ人首相メドベジェフをいきなり処・刑
プーチ●息がかりの新首相の下新内閣を発足させたのだった

http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/652.html#c16
コメント [政治・選挙・NHK280] <勝算あった>広島再選挙は野党系リード 菅官邸「負けたら岸田のせい」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
24. 2021年4月14日 14:21:41 : TxImUMsk2Q : M2FkbXNSTU9GeGs=[953]
馬鹿書くな!

安倍晋三だろう?違うか? 

本当の事書きなさい!

安倍の1億5000万円、チーズパフェより美味しかったろう? 河井安里ヨ。


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/267.html#c24

コメント [リバイバル3] 今 大人気の WE101D _ 出力0.6Wのシングル・アンプで鳴らせるスピーカーは? 中川隆
14. 中川隆[-5730] koaQ7Jey 2021年4月14日 14:22:08 : FQrGsP3YVY : VUVVL3ZhT3JrRms=[22]
Mr.トレイルのオーディオ回り道
手放してから後悔したアンプ 2021年04月14日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/02c681e00e6c6a9157c9b99d91434ecd


写真のアンプはWE101D・102Dを使った1W/chのパワーアンプ。球付きで手放してしまったが、今考えると「もったいない」事をした。パワーアンプとしては非力であったが音色はすこぶる良かった。なぜ後悔しているかと云うと「プリアンプ」にすれば良かったと後悔している。

プリアンプにするには@セレクター Aメインボリューム Bバランスボリューム を追加すれば簡単に作れてしまう。WE101Dの独特の音色が得られたのに・・・。

リアパネルのSP出力端子をRCAソケットにすれば簡単にプリアンプ化で来た。もっとも、本格的なプリアンプにするには、もっと大きな箱に入れて、このパワーアンプを丸ごと内蔵する様な大きなプリアンプになるだろう。

今更振り返っても遅い。それに、もう私にも時間が少なくなっている。音楽を楽しむ時間が大事になって来た。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/02c681e00e6c6a9157c9b99d91434ecd
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/445.html#c14

コメント [カルト31] ワイアド・ソ連崩壊を経験済みのロシアこそ世界の最先端。日本企業は中国に迂回進出する積もりで同盟国のロシアに進出せよとい… ポスト米英時代
17. 2021年4月14日 14:22:10 : q0wUy6Xkyo : cWVOOFRCNmFXS1k=[12]
>10
バレエといえばワガノワですからね
音楽家もチャイコフスキーやらプロコフィエフ、ラフマニノフ、、ボロディンのダッタン人の踊り(音楽の方、踊りは知らん)とか日本人好みでたまりませんなあ


http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/652.html#c17

コメント [リバイバル3] 音楽はこういう部屋で聴きたい 中川隆
107. 2021年4月14日 14:24:04 : FQrGsP3YVY : VUVVL3ZhT3JrRms=[23]
2021年 04月 13日 調整のコツ
https://tannoy.exblog.jp/32228427/


パグ太郎さんがコメントで書かれた、「何がこの感覚を産んでいるのかずっとモヤモヤしていた霧が、kanataさんの後半2部で晴れた思いです。」と、コメントされています。古い時代の昔の音の世界に戻るのではなく、現代の音で、昔の録音を再現するという意味です。装置が、現代の音にも、昔の音にも、入力された時代の音を忠実に再現する、いわゆる高忠実度・ハイフィデリティに再現できているのでしょうね。パグ太郎さんのモヤモヤの理由は晴れたようですが、一体どうして、過去がいま録音したように現代に蘇るのでしょう?

以前との違いは、50Hz以下のTW5が加わった事しかないからです。周波数帯域と音の位相が合ったからだとは言えるのですが、でもどうして?

その調整は、音を聴きながら追い込んでいるので、最後は調整する人の記憶に頼ると言うことに帰着します。そのバランス調整が全てですね。

焼き物を焼いているような感じでしょうか?土を漉して、不純物を除き、その日の湿度に合わせた、適度の水分を加えてしっかりと捏ね、ろくろを回して形を造り、乾かし、釉薬を工夫して塗り、最後に登り窯を焚く、炎の通路を予期して置き場所を選び、できあがりを予想して、最後は運を天に任せる。できあがってからも、選別で我が子を壊す選択を経てようやく残る焼き物。その課程を何回も繰り返し、少しずつ瑕疵をなくしていき、歩留まりを上げていく。全てがミリ単位以下の微細な仕事。音の調整と似ています。

一番難しいのは、アンビエンス用の40の位置ですね。前の80との音のバランス。位置を1ミリ単位で前後左右と、納得する点を探して繰り返す微調整。最後に確認する40同士の左右の位置の確認。それらが、うまくはまると、四つのDDDユニットの中心点で、音が定位し、圧力が高まるのです。そして、その音を50Hz以下のスーパーウーファーからのビッグウェーブに乗せて放すのです。

その細かい作業は、粘土を造型していくと言うよりも、彫刻でその像が現れるのを忍耐強く待ちながら削っていく作業に似ているかもしれません。その時に必要なのは、完成時のイメージです。彫刻家は、木の中の埋まっている像を掘り起こすという表現をされます。今、削ったのみとこれから削るのみをどこで止めるか?これは部分的なイメージではなく、全体のバランス象が見えているかどうかです。

そこへ行くと、音の調整は遙かに楽です。やり直しがきくからです。行きすぎたら戻す、その繰り返しをつうじて、だんだん自分のイメージ通りの音がして来るのを待ちます。後ろの40は、GRFの上に置かれていますから、40のユニット分だけ高い位置にいます。後ろは壁です。左右も壁です。その反射効果も狙っていますが、音の時間差は、やはり前の80との距離です。40と80とは直線距離で2.3メートルぐらい離れています。後ろの壁との距離は2.5メートルぐらいでしょう。

調整のコツ_f0108399_17281667.jpg

聴取位置から見ると前方の80の後ろから40が同じ音を同相で出すのですから、同じ音が遅れてくることになります。動物に耳が二つあるのは、その耳の間の距離分、遅れて到達する時間差を認識して方向や距離を見定めています。恐ろしく精巧な測定器なのです。音量差と時間差だけで、動物は音を極めて正確に判断しています。様々な実験が行われてきましたが、GRFの上に置かれて、300Hzから上を再現している40は、メインのSPの80の後ろに置かれているだけで、距離分の遅れが出て、それを残響成分と感じるのです。上下の位置の差が、ホールでの上に響いていく音を再現します。

理論的なことを述べるのは簡単ですが、ターゲットにする周波数帯と前後のスピーカーが同期するのと、打ち消し合うのは交互に来るのですから、音を聴きながら位置調整を行うしかないのです。無指向性のDDDユニットだから、合わせられるので、単一指向性のツイーター等では、音は前しか出ませんから、人工的な残響を付加しなければなりません。すると、距離の差、時間差、位相差を人工的に創らなければなりませんから、どうにでも調整出来る反面、基準の響きがなくなってしまいます。

それらのデコーダーで人工的な音を付加しなければ、もとの2chの信号には、音量差、時間差、位相差が含まれているのです。その情報を使って、部屋の中で秩序ある拡散を図れれば、もとの音場に近い響きが出るのではと思ったところが、この一連の音の実験の出発点です。

調整のコツ_f0108399_09203415.jpg

当初は、高さ方向は、実際に高くして対応しようと、80の上に40を乗せた120、80を二つスタックした160まで実験して見ました。それから、一年半そのままで進歩がないままだったのですが、19年の3月になり突然、啓示がひらめいたのです。それは80の後ろに、距離を置いて40を置き、時間差を作って音の奥行きを増すという試みです。

これは驚くべき効果を出しました。早速パグ太郎さんをお呼びして、追実験を行いました。大山さんにも来ていただいて、会社でも実験していただくようにお願いしました。その時のパグ太郎さんのご感想です。私もまったく同感でした。

でも、もう二年近くも前の事です・・・・
https://tannoy.exblog.jp/32228427/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/655.html#c107

コメント [原発・フッ素53] 安全なら東京湾に流せ。トリチウム汚染水放出で復興を妨げる菅政権の蛮行  高野孟(まぐまぐニュース) 赤かぶ
37. 2021年4月14日 14:26:09 : 1HdYy6WWuA : QjdvSzJlR1AvWm8=[91]
福島は会津藩に戻って日本から独立することだ!!
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/442.html#c37
コメント [原発・フッ素53] <漁業の危機だ!>政府、汚染処理水の海洋放出決定 2年後に実施見通し(毎日新聞) 赤かぶ
52. 2021年4月14日 14:27:57 : juJg7V4FOs : QVVMOFFrWHlaRDY=[509]

 イギリス・フランスも トリチューム水は 駄々洩れでしょうね〜〜
 
 そもそも 原発をやれば トリチューム水は出る
 
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/437.html#c52
コメント [国際30] バイデン政権は、なぜロシアを攻撃するようウクライナを駆り立てているのか?(マスコミに載らない海外記事) 赤かぶ
4. 2021年4月14日 14:28:11 : 7mNLBtH6Xk : Y2VBOWdnUlcvQm8=[537]
とりあえず、
・コロちゃんを御利用して高く夜中に飛んだ、
 バイデンジャンプのバイデンさん!
・ウクライナのクーデター内戦惨殺首謀者なのに、選挙時、
 トランプに罪をナシりつけようとしたバイデンさん!
・爆弾魔オバマの副爆弾魔で、世界で殺人しまくったバイデンさん!
・なんでか、痴ほう症なのに余人をもって代えがたいと
 世界の謀略カルト集団から担ぎ出されたバイデンさん!
サッサと捕まえて、
殺●分してください!

もうバレているのに、次から次へと国民のお金を使って
国民のさらなるお金と、お命を狙う皆様です!

親族様たちにも、大きな責任があります!
しっかり犯罪を、もうヤッチャッタ方なので、
親族様にしっかりお伝えして、大きな恩恵を受けていたら
同様に、あの世に御伴させてあげてください!

根の腐ったアメ●カ人の、
ヒトゴ●シが好きな主権者の皆様!
よろしくお願いします。
http://www.asyura2.com/21/kokusai30/msg/452.html#c4

コメント [カルト31] ワイアド・ソ連崩壊を経験済みのロシアこそ世界の最先端。日本企業は中国に迂回進出する積もりで同盟国のロシアに進出せよとい… ポスト米英時代
18. 2021年4月14日 14:30:01 : XhJ8g1sXRw : Yy5KREI0ZkdrOFE=[940]

>15の中から 露のネサ・ゲサの話の  コピペ・・・ 

● プーチン大統領、人類史上のゲサラGESARA準拠の中央銀行国有化宣言!
 グローバル通貨リセット(GCR)開始!
 ベーシックインカムで働く必要の無い世の中に!
 労働がなくなり個人個人がやりたい事をやりたい時に出来る大解放な改革!

トランプと足並み揃えるプーチン大統領だが、いよいよワクワク世界のGESARAが始まった! 
本来なら、トランプ大統領が世界のトップを切ってNESARA準拠を国内外に宣言すべきであったが米国は、カバールvs反カバール内戦熾烈な折り、さまざまな物事が遅れがちであった! 

法律も世界で一律化され、大きなルールが20個あるだけで原則自由な世の中に急変する改革です!
お金だけでなく、今まで隠されていた宇宙人/宇宙技術の公開から真相まで全てを全世界に緊急放送システムでテレビやインターネットから配信され、今まで明かされていなかった本当の地球の歴史が明かされます!

ロスチャイルド (乗っ取られた中央銀行制度) からの解放=GESARA準拠 (今回は新量子金融システム)となる!

http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/652.html#c18

コメント [近代史5] テレビ・新聞による情報操作と Google・Appl・Facebook・Amazon による検閲・言論統制に歯止めがかからない 中川隆
17. 2021年4月14日 14:30:26 : FQrGsP3YVY : VUVVL3ZhT3JrRms=[24]
2021.04.14
プロパガンダに集中するCNNの実態を明らかにする新たな映像が公開された
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202104140001/


 ​ドナルド・トランプをホワイトハウスから追い出してジョー・バイデンに取り替えることにCNNは集中​していたと語る男性の映像を「プロジェクト・ベリタス」は公開した。その男性とはCNNで技術ディレクターを務めるチャーリー・チェスターで、次には「気候変動」で恐怖を煽るとしている。

 内部告発を支援するウィキリークスなる団体が権力者にとって都合の悪い情報を公表、こうした活動に激怒したアメリカ政府はウィキリークスの看板的な存在だったジュリアン・アッサンジを刑務所へ送り込むことにする。まずスウェーデン当局が事件を捏ち上げるが、アッサンジはロンドンのエクアドル大使館内へ逃げ込み、保護される。

 2017年にスウェーデン当局はアッサンジに対する逮捕令状を取り下げるが、2019年4月にイギリスの警察官が大使館内に入ってアッサンジを逮捕、イギリス版グアンタナモ刑務所と言われているベルマーシュ刑務所へ入れた。2019年5月にスウェーデン当局は捜査を再開するが、すぐに止めている。

 アメリカの当局はアッサンジを2011年初め、秘密裏に起訴したと言われている。​民間情報会社ストラトフォーの内部でやりとりされた電子メール​の中でそうしたことが書かれているのだが、その後、​ケレン・ドワイアー検事補が裁判官へ書いた文書でも起訴は確認​されている。

 起訴を秘密にしたのは、その内容が権力者にとって都合が悪かったからだろう。そうした情報のひとつが​2007年7月にアメリカ軍のAH-64アパッチ・ヘリコプターがバグダッドで非武装の一団を銃撃、ロイターの特派員2名を含む十数名を殺した際の映像​。ウィキリークスは2010年4月に公開している。この映像を伝えなかったり、事実をねじ曲げて伝えてジャーナリストを名乗ることはできない。それだけインパクトのある情報だった。

 今では単なるプロパガンダ機関と見られているCNNだが、かつてはジャーナリズムの側面もあった。例えば、1991年11月には「国家安全保障上の緊急事態」が起こった際に地下政府を作るという「COG」に関する報道をし、98年6月にはアメリカ軍のMACV-SOGが1970年に逃亡米兵をサリンで殺害した「テイルウィング作戦」についてと報じている。1991年12月のソ連が消滅しているが、こうした状況が報道を可能にしたのかもしれないが、ともかく、報道した。

 COGに関しては本ブログでも繰り返し書いてきた。テイルウィング作戦の背景には、CIAと特殊部隊が実行した住民を虐殺して恐怖させ、同時に共同体を破壊する目的の「フェニックス・プログラム」があった。この作戦についても本ブログは繰り返し書いてきた。

 テイルウィング作戦の報道ではふたりのプロデューサー、ジャック・スミスとエイプリル・オリバーは解雇されている。誤報だと認めるようにとする要求を拒否したからだ。オリバーによると、放送では示されなかった重要な情報をCNNは隠しているという。

 彼らの最も重要な情報源は1970年7月から74年7月まで統合参謀本部議長を務めたトーマス・ムーラー提督。作戦について部下から報告を受け、知っていたという。MACV-SOGの作戦は基本的にCIAのもので、正規軍のトップだったムーラーは関与していなかった。

 この報道は「軍人組織」やライバルのメディアから激しく攻撃され、CNN経営陣に依頼された弁護士は1カ月に満たない期間に報告書を作成し、報道内容を否定する。その中でムーラー提督を認知症の老人であるかのように表現しているが、ゴルフ場で普通にブレーし、別の事件で記者会見に登場するほどの健康体だった。

 ふたりの解雇自体大きな問題だが、その報道の翌年、アメリカ陸軍の第4心理作戦群の隊員が2週間ほどCNNの本部で活動していたことも明らかになっている。「産業訓練」というプログラムの一環。アメリカ軍の広報担当だったトーマス・コリンズ少佐によると、派遣された軍人はCNNの社員と同じように働き、ニュースにも携わったという。

 そして2001年9月11日にニューヨークの世界貿易センターとバージニア州アーリントンの国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃され、それ以降、CNNもプロパガンダ一色が一気に強めた。

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202104140001/
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/513.html#c17

コメント [政治・選挙・NHK280] ワクチン接種率で取り残された日本「G7最下位」の最悪事態(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
26. 2021年4月14日 14:33:12 : 1HdYy6WWuA : QjdvSzJlR1AvWm8=[92]
日本もイスラエルのように偽ワクチン(栄養剤、ビタミン剤)や偽接種で、ワクチン接種数を増やせよいのだ

賢いユダヤ人が毒ワクチンを接種するはずがないだろ


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/258.html#c26

コメント [政治・選挙・NHK280] 「第4波に入った」都医師会長 変異株急拡大で五輪は「無観客でも難しい面も」(東京新聞) 赤かぶ
36. 2021年4月14日 14:35:54 : duD2F3vy5Q : TzJxVTA3LkNaTTY=[6]
>>34 御意! 拍手!👏👏👏👏

すべてはペテン。

>【アイルランド政府:COVID-19は存在しない】
https://twitter.com/hitoshi44867230/status/1369947399293046786
何ヶ月にもわたる情報公開法の要求の末、アイルランド政府はようやくきれいになり、SARS-CoV-2ウイルス(COVID-19)が存在するという科学的証拠がないことを認めました。次は他のどの国が、このパンデミックが詐欺であったことを認めますか?

>世界医師連盟の12万人が、コロナ詐欺を訴える World doctors alliance 2/13/2021
https://www.bloghitoshikawai.com/blog/12-world-doctors-alliance
朗報__良いニュースです。以前の記事で、ヨーロッパの医師と弁護士が、コロナ詐欺を訴えると立ち上がった事を紹介しました。素晴らしい動画が、ツイートでシェアされましたが、削除されました。その後、どうなったか分かりませんでした。聞いたのは、ヨーロッパで立ち上がった医師団が、10万人(今は12万人)いると言う情報くらいです。彼らは、「コロナ詐欺に関わった全てを、二度とその権威の座に着かせないようにする」と言ってました。その世界医師連盟の動画です。
●ヨハン・デニス:PCRは医学的詐欺。訴訟が始まった。
●アンドリュー・カウフマン:無症状から感染することはない
●大橋眞教授特別解説。アンドリュー・カウフマン、キャリー・マリス:PCR検査の本質
●スチャリット・バクディ:これは犯罪である
____________

だから、ペテンだということを知っている奴らは宴会三昧なのさ。

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/235.html
>国立感染研の職員ら21人が緊急事態宣言中の3月に送別会に参加。
>ジブチを拠点とする自衛隊員ら130人が飲酒を伴う親睦会に参加。
>厚労省老健局の職員ら23人が深夜まで銀座で宴会。
>愛媛県で総務省出身課長の送別会 道後温泉、県職員30人
>亀岡復興副大臣 学校法人との会食認める
真っ先に、自分達、特に利権がらみの政権与党政治家、そして各省庁の見回りが先決だ。
__________________

そして新コロワクチンは、毒物注射そのもの!「新コロリ毒チン」と命名すべきだろ!?
___早めに逝けます「新コロリ毒チン」__禿すだれ内閣推進・麻生バカだろう絶賛!!!
とりあえず自民党・公明党の全議員と毒チンに賛成する国会議員全員が注射し、安全を証明すべき。

>コロナワクチン、治験で死亡? http://wonderful-ww.jugem.jp/?day=20210306
「大学生の女の子が年末年始にあった治験に参加し、お風呂場で亡くなられたそうです。治験バイトは9万円だったとお友達がツィートされていたのを見ました。治験で亡くなられた方はオープンにはならないのでしょうか。悲しいですし心配です」・・・

https://twitter.com/mmNmm95432063/status/1368191938910945284
ヨーロッパのCOVID-19 ワクチン有害事象事例 2月27日現在
EMEA副作用電子報告データシステム 95,554件中 死者2,702人
内訳
ファイザー/バイオンテック_____78,305人中 死者:1,952人
モデルナ_____________ 3,266人中 死者: 509人
アストラゼネカ__________13,983人中 死者: 241人

>COVID-19ワクチンの接種で先行しているイスラエルでは死亡者の続出が問題に(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/21/kokusai30/msg/305.html
イスラエルではCOVID-19の接種によって相当数の人に深刻な副作用が現れ、死亡するケースも少なくないようで、反発が強まっているようだ。合計4万3871名のうち660名が死亡、そのうち60歳以上が636名、60歳未満が24名とされている。

>CNA(認定看護助手)ナーシングホームの内部告発者:高齢者はCOVID注射後、ハエのように死んでいる!
https://blog.goo.ne.jp/beingtt/e/0fe95435351aa802cd6bb8f5659c0cf0
__ジェームズ(動画では姓を名乗っている)はCNA(認定看護助手)で、これ以上黙っているわけにはいかないので内部告発者としてこの動画を撮影した。ジェームズの報告によると、彼が勤務する老人ホームでは、2020年にCOVIDで病気になった入居者は非常に少なく、2020年の1年間で死亡した入居者は1人もいなかったという。しかし、ファイザー社の実験用mRNA注射を投与して間もなく、2週間以内に14人が死亡し、他にも多くの人が死にかけていると報告している。・・・
_______________________________________________

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/265.html#c36

コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
156. けろりん[5822] gq@C64LogvE 2021年4月14日 14:36:28 : 8iDQRlRKiM : TzBuOGFWSDBvck0=[1630]


安倍ソウリと、菅カンボウチョウカンが、
フクイチ原発事故時に作った「 風評実害ウヨウヨステマ・サイト 」
ピットクルー、ランサーズ、
" 得体の知れない " キミらも、
『 安価なエネルギー供給と脱炭素の両方を実現する 』
新型原子炉推進を応援していく必要がある・・・。
あれもこれも、ニッポンのためだ。

デマ・コロナや、不安を煽りまくる反日・志位などの言説に、
惑わされては___ならない。
イソジンやDHC健食を大量に飲んで抵抗力を身につけ、
たまにはアパホテルに泊まって中華半島からの攻撃をかわし、
イエス!タカスでそのぶさいくな顔を調整し・・・、


脱炭素ニッポンを目指して、ガンバラなければならない。


決して、" 得体の知れない " ことを
垂れ流してウヨウヨしている場合では、ないので__あるよ。

わかりますか?


" 得体の知れない " などとホザく前に、
その相手さんの、< 本性 >を
見抜く必要が__ありんす、なのよ。


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c156

コメント [医療崩壊6] ワクチン2回接種後に感染、石川 病院勤務の派遣社員(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
7. 2021年4月14日 14:36:31 : 1HdYy6WWuA : QjdvSzJlR1AvWm8=[93]
医療従事者の中には、事務員・清掃員・看護師などがおり、医者以外の人間が接種させられているのが実情

また、病院で 偽接種=接種したこと(本当は何もしていない) も流行っているのだよ
http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/610.html#c7

コメント [政治・選挙・NHK280] 日本外交の真髄<本澤二郎の「日本の風景」(4054)<アジアに立つ日本=二度と欧米の駒にならない> 赤かぶ
1. 赤かぶ[127149] kNSCqYLU 2021年4月14日 14:37:49 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25927]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/270.html#c1
コメント [原発・フッ素53] <漁業の危機だ!>政府、汚染処理水の海洋放出決定 2年後に実施見通し(毎日新聞) 赤かぶ
53. 2021年4月14日 14:37:55 : juJg7V4FOs : QVVMOFFrWHlaRDY=[510]

 私が30年も前にウランは「神様の持ち物」だか「神の許し」なくして「使うべきでない」といった

 キューリー博士も66歳で 死んだよね〜〜〜

 これだって 神の啓示だとおもうんだけどね〜〜
 
 原爆・原発 いずれも 人の命を犠牲にすることになった
 
 

 
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/437.html#c53

コメント [原発・フッ素53] <漁業の危機だ!>政府、汚染処理水の海洋放出決定 2年後に実施見通し(毎日新聞) 赤かぶ
54. 2021年4月14日 14:39:56 : juJg7V4FOs : QVVMOFFrWHlaRDY=[511]

 銚子沖で取れた ぴちぴちの魚は 放射能まみれ かもな〜〜

 おいしく 刺身で いただきましょう 
 
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/437.html#c54

コメント [カルト31] カレ・そろそろビルービーム計画のUFO詐欺が幻想的に始まり、同時に株価崩壊とネサラという財産没収と戦争詐欺が一挙に始まる。… ポスト米英時代
11. 2021年4月14日 14:40:09 : XhJ8g1sXRw : Yy5KREI0ZkdrOFE=[941]

>10さん 
以下はカルト板にふさわしい内容デス!  ★とうとう犬HKが放送しました ヾ(≧▽≦)ノ 〜〜〜

●二回目は 本日14日だそうです!  真ん中から下の方を見てください!!
・ https://hibimonogatari.muragon.com/entry/2255.html ・

http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/648.html#c11

コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
157. 2021年4月14日 14:48:14 : Rm8xO3v8bp : ZnExRDRxeUh2blE=[15]
厚生労働省の一部感染症法の改定

新型コロナ→「指定感染症」から「新型インフルエンザ等感染症」に改定した。

国が新型インフルエンザに改定したことをもっと国民に行き渡るように、メディアは役目を果たしていただきたいです。

自己免疫力で自然治癒とコロナのサイトカインストームの事はよく聞きますが、コロナのパンデミック以前、インフルエンザで亡くなった方のほうが全然多かった事は記録に残っています。

人々の生活の為、インフルエンザ並みの対応に変えてゆくには、メデイアが冷静に事実を広める役目を果たすことに尽きると思われます。

いたずらに、恐怖をあおる報道は止めて頂きたいです。



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c157

記事 [経世済民135] 三越伊勢丹の悲劇…巨額赤字を招いた経営2トップが会長に留任、現場で目立つ顧客軽視(Business Journal)
三越伊勢丹の悲劇…巨額赤字を招いた経営2トップが会長に留任、現場で目立つ顧客軽視
https://biz-journal.jp/2021/04/post_219699.html
2021.04.14 06:05 文=編集部 Business Journal


伊勢丹新宿本店(「Wikipedia」より/Kakidai)

 コロナ禍で大幅に客数が減少したことを受け、大手百貨店の2020年度決算は軒並み赤字となることが確実視されるが、そのなかでも突出しているのが、老舗の三越伊勢丹ホールディングス(HD)。その額は450億円に達する見通しで、店舗閉鎖論が再燃しかねない状況だ。

 同社は杉江俊彦社長を退任させ、後任に岩田屋三越社長の細谷敏幸氏を充て、経営不振からの脱却を図る構え。ただ、この4年間まったく指導力を発揮できなかった赤松憲会長の留任も決まったため、百貨店の未来像を描くどころか、後ろ向きな経営方針を再び進める懸念もある。まさに悲劇的な人事だ。

■大都市の店舗対象?

 将来的な閉鎖もあり得るという見方が長らくくすぶっているのが、東京・立川、札幌、福岡の各店舗だ。立川から特急列車でわずか20分で到着する新宿では旗艦店である伊勢丹新宿店が営業している。このため、「立川は素通りし品揃えのいい新宿店に買い物に行く」(甲信地方在住の50代主婦)という厳しい現実がある。

 しかも、杉江氏は2019年11月5日付日本経済新聞の記事で、立川店について以下のように述べている。一部をそのまま引用する。

<90年代後半、立川店を移設し大規模店舗を新設する事業に携わりました。「ローコストオペレーションをしないともたない」。当初から私は立川店の運営についてこう強調しました。

 相模原店では内装などにお金をたっぷり投入しましたが、収益に見合わなかったのです。立川店でもエスカレーター周辺に豪華な装飾などを求められました。

「おまえは立川店の敵だ」。取締役でもある立川店長には悪者扱いされる始末です。店舗投資については百パーセント押し切られてしまいました。

 結果として、立川店は当初から厳しい商売を強いられることになります。最初に大きな投資をしてしまったら、もう後戻りできません。譲れない部分はあきらめてはいけないということを学びました>

 言っていることは真っ当だが、立川店の将来的な閉店も示唆していると捉えられる。同業他社幹部は「うちだったら秘書が社長に話すのを止めるよう進言する」と呆れ顔だ。

 立川店以上に閉店の現実味があるとされているのは札幌と福岡だ。いずれも近隣で2店舗が営業しており、店舗再編の噂が後をたたない。杉江氏は18年の春先に「店舗閉鎖は当面ない」と断言したが、その発言から数カ月後に3店舗の閉店を決めた。

 コロナ禍のため、その当時よりも経営状況は悪い。構造改革を進めた杉江氏は事業会社の三越伊勢丹会長に退き、赤松氏も三越伊勢丹HDの会長に留まるため、再び安易なコストカットに走る懸念もくすぶる。

■偉そうな会長

 赤松氏の評判は最悪と言ってもいい。伊勢丹関係者は「あいさつもせず偉そう。とても百貨店の人間に思えない。いつまで居座って金をむしり取るのか」と語気を強める。業界関係者は「パーティーでつまらない話を10分くらい聞かされた。みんな早く酒を飲みたいのに」と呆れ顔だ。

 元三越伊勢丹HD幹部は「台湾から連れて来られた何もわかっていない人」と皮肉る。赤松氏は元社長の大西洋氏の失脚に伴い、三越伊勢丹HDの関連会社の新光三越(台湾)の幹部から転身した。

■周回遅れで始めたデジタル

 同業他社は不動産賃貸業や金融事業を強化しており、三越伊勢丹HDが周回遅れで始めたデジタルは軌道に乗っているとはいいがたい。テレビ電話で接客するなど、新しい試みも行い、メディアなどでもてはやされているが、顧客の大半を占める「高齢者には使いこなせない」(関係者)ことに加え、売っているものは従来の百貨店と変わらない。このため、新たな顧客の獲得につながっていない。

 テレビ電話での接客の様子はまさに懇切丁寧な印象だが、店舗では来店客を放置して私語に興じる従業員も目立つ。ソーシャルディスタンスを取らなければいけないのに、「休憩所でマスクを取ってくっちゃべっている従業員も少なくない」(関係者)という。コロナ対応をめぐる休業補償でも冷淡な対応に終始し、従業員から非常に顰蹙を買っている。

 いくらデジタル化という格好のいいことを言っていても、足元の従業員教育の徹底を図らない経営陣を残している限り、激動のコロナ時代の生き残りレースを制することはまず無理だ。

(文=編集部)



http://www.asyura2.com/21/hasan135/msg/283.html

コメント [政治・選挙・NHK280] <だらだら続くボンクラ政治>支持率4割政権に国民の苛立ち 補選・再選挙3連敗で国民愚弄の悪辣政権に鉄槌を(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
17. 2021年4月14日 14:49:38 : z0ZJeioRsU : SXREVkdiTHUvYVE=[1]
>支持率4割政権に国民の苛立ち

まあ誰も信じてないけどな
竹下宇野内閣以下、支持率3%割れは確実だと思う
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/262.html#c17

コメント [経世済民135] 三越伊勢丹の悲劇…巨額赤字を招いた経営2トップが会長に留任、現場で目立つ顧客軽視(Business Journal) 赤かぶ
1. 赤かぶ[127150] kNSCqYLU 2021年4月14日 14:49:49 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25928]


http://www.asyura2.com/21/hasan135/msg/283.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK280] <だらだら続くボンクラ政治>支持率4割政権に国民の苛立ち 補選・再選挙3連敗で国民愚弄の悪辣政権に鉄槌を(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
18. 2021年4月14日 14:51:55 : 7MF6NF6tEA : SFNrYUlPWnpkU0k=[12]
>>12

ハイハイ。

こいつらコシミズ党員は、自公維新が勝つとおおはしゃぎ。書き込みもさらに大きく、しつこくなる。

逆に野党系が勝つと意気消沈、ひたすらスルー。もちろん「フセーセンキョ」の後講釈もなしね。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/262.html#c18

コメント [政治・選挙・NHK280] 菅政権「汚染水」放出決定の暴挙に国会周辺で抗議活動拡大(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
12. 2021年4月14日 14:52:08 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1388]
海はみんなのもの。日本が汚す権利なんかないんだ。
IAEAが立ち上がらなくても、環境汚染にいいことはない。

韓国や台湾、中国の方々にとっても深刻な問題だ。

日本の漁民が、他国の人と声を上げる、そんな危機感を感じてくる。

東電は、原発事業に危機感を感じるらしいが、
米国の銃規制や核兵器縮小のように、
変化の波は時代とともに、、ゆっくりと訪れる。


柏崎刈羽原発の運転中止は、原発産業の終焉を告げる。

ゲンパツサイカドウとかコロナは、大きな波ではないとか、

ワクチンは、成功してるとか、オリンピックは何とかなるとか、

一つも片付いていないのに、スガは子供庁とか、デジタル庁に孤独担当とか、
出来もしない政策を並べて、分裂症か。

     


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/269.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK108] 自民が「国旗損壊罪」提出へ 君が代替え歌に刑事罰検討 ジリノフスキー松田
25. 2021年4月14日 14:52:57 : 6oB6TEmtoh : Lkg3b3RYS1RLaE0=[1161]
高市氏「日本国旗損壊罪がないのは、敗戦国だから」は誤り

2021/04/14(水) 12:48:06.31ID:tEnWMsyN9
h ttps://mainichi.jp/articles/20210414/k00/00m/010/002000c

毎日新聞 2021/4/14 12:00(最終更新 4/14 12:19) 614文字

 高市早苗前総務相が自身のホームページのコラムで、日本国旗を破ることなどを罰する規定がない理由について「法務省刑事局が『敗戦国だから』と説明している」と記述している。しかし、刑法は1907年に制定されたもので当初から処罰規定はなく、法務省刑事局も「敗戦国であることは関係がない」と否定している。コラム記述は誤りだ。高市氏の事務所は毎日新聞の13日の取材後、記述を削除した。

 高市氏は自身のホームページの1月27日付コラムでこう書いていた。<日本が、諸外国の法制度と正反対に、「自国の国旗損壊等」については刑罰規定が無く、「外国の国旗損壊等」については刑罰を設けている理由ですが、奥野信亮(しんすけ)法務部会長が法務省刑事局に確認して下さったところ、「敗戦国なので、このような形になり、そのままになっている」ということだったそうです>

https://cdn.mainichi.jp/vol1/2021/04/14/20210414k0000m010022000p/9.jpg

インタビューに答える高市早苗前総務相=東京都千代田区の衆院第一議員会館で2020年11月25日、滝川大貴撮影

 法務省刑事局の栗木傑参事官は「『敗戦国なので……』という見解は持っていないし、議員にそのような説明をしたことはない」と否定した。コラムに登場する衆院議員の奥野氏は毎日新聞の取材に対し「法務省幹部からそう聞いたと記憶しているが、間違っているかもしれない」と回答。高市氏の事務所の担当者は「直接、奥野議員から聞いた話ではなく、別の議員経由で奥野議員に法務省刑事局に確認してもらった情報として聞いた」と説明した。【吉井理記/デジタル報道センター】

h ttps://rosie.5ch.net/test/read.cgi/editorialplus/1618372086/l50
http://www.asyura2.com/11/senkyo108/msg/893.html#c25

コメント [カルト31] 世三・トラもワク利権の犬。金玉に続き世三もトラを見限ったようで、トラ出現前の四年前の感覚で中露米を見る事である。 ポスト米英時代
2. 2021年4月14日 14:53:19 : hVtxuCjhug : M0ltekhFQllpVS4=[1]
政治家などほっといてロシアとの友好関係をもっと民間レベルで深めていけないものかと思う
旅行は今は困難だけど韓国や中国なみに文化の交流が出来ればいいと思う

http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/660.html#c2
コメント [原発・フッ素53] 汚染処理水の海洋放出 東電、当事者意識なく受け身のまま 原発運転にもレッドカード(東京新聞) 蒲田の富士山
2. 斜め中道 (-_-メ)[3925] js6C35KGk7kgKC1fLdIp 2021年4月14日 14:54:59 : ZHvBssUSUE : d1BJYlVSdTRTTTI=[34]
地方新聞は頑張ってるとこも少なくないけどニャ♪

記事・・・
「原発を運転する資格にも「レッドカード」」・・・とあるが、
なにょりもその「能力」があるとは思えない・・・
フィールドに出てきちゃダメな輩だった・・・というのが、結論なんだろう♪
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/447.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK280] 菅政権「汚染水」放出決定の暴挙に国会周辺で抗議活動拡大(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
13. 地下爺[14902] km6Jupbq 2021年4月14日 14:55:12 : lgRHLEoOlg : L0NyMVczY2tIZHc=[148]


     スカスカ さん


     青酸カリを 致死量の 100倍にうすめて 上げるから

     秋田の天然水 飲んでみるかい?!



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/269.html#c13

コメント [カルト31] ガセ注意・US・間もなくバデ退陣緊急放送と十日間の停電。バデ退陣の朗報と言うよりもブルービーム計画を開始する悪寒という… ポスト米英時代
4. 2021年4月14日 14:57:22 : XhJ8g1sXRw : Yy5KREI0ZkdrOFE=[942]

●以下の 真ん中から下の方を必見の事!  とうとう日本でも既に流れた模様・・金急放送!
 本日14日にも えヌHKで放映されるらしい・・・ (^^)/
・ https://hibimonogatari.muragon.com/entry/2255.html ・

http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/659.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
158. 2021年4月14日 14:58:22 : OKV9wclqUY : d0JZdjkyTGJLYkk=[7]
>>146
だから日本の場合、報道がおかしいってだけのことだろ?

つまり、患者AがCt 45で陽性値に達したら、そりゃ安全だという意味だろう。

それをマスコミが、感染者最多更新とか言って煽って、知識の無い小池やら吉村やらが、パフォーマンスでロックダウンに繋がってる。

Ct45で陽性になったら、感染に含めちゃダメなんだよ。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c158

コメント [経世済民135] 東芝・車谷社長が辞任へ 後任は綱川会長が復帰(朝日新聞) 赤かぶ
9. 赤かぶ[127151] kNSCqYLU 2021年4月14日 14:58:58 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25929]

東芝 車谷暢昭社長の辞任を発表 後任に前社長の綱川会長
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210414/k10012973391000.html
2021年4月14日 12時07分 NHK


※動画→https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210414/k10012973391000.html

電機メーカーの東芝は14日、車谷暢昭社長が辞任したと発表しました。
東芝は外資の投資ファンドからの買収提案を受けていましたが、車谷氏がかつてこのファンドの日本法人のトップを務めていたことなどから経営陣の間で提案の背景が不透明だという批判も出ていました。



発表によりますと、東芝は14日、車谷暢昭社長から辞任したいという申し出があり、受理しました。

これを受けて臨時の取締役会を開き、後任の社長に前の社長の綱川智会長が復帰し、14日付けで就任することを決めました。

辞任した車谷氏は、2018年4月に当時、アメリカの原子力事業による巨額の損失で経営が悪化していた東芝のトップに就任しました。

その後、経営の立て直しを進め、会社はことし1月に東証2部から東証1部に復帰しました。

東芝は今月6日、イギリスに本拠を置く投資ファンド、CVCキャピタル・パートナーズなどから買収提案を受けました。

東芝の上場を取りやめて株式を非公開にすることで、車谷氏を支持しない、いわゆる“モノ言う株主”のほかの投資ファンドなど外部からの影響を受けない体制を目指す内容でしたが、車谷氏がかつてCVCの日本法人のトップを務めていたことなどから、経営陣の間で提案の背景が不透明だという批判も出ていました。

東芝としては、綱川会長を社長に復帰させることで株主などとの対話を進め、経営をめぐる混乱を早期に収束させたい考えで、今回のトップ交代を受け投資ファンドからの買収提案にどう対応することになるかが焦点となります。

東芝は午後0時半からオンラインで会見し、社長交代などについて説明することにしています。

加藤官房長官「安定的な経営体制の維持が重要」

加藤官房長官は、午前の記者会見で「東芝の社長に関する報道や、東芝からのプレスリリースは承知しているが、個別企業の事柄でありコメントは差し控えたい」と述べました。

そのうえで「重要インフラや防衛に関わる事業などを実施する日本企業を海外投資家が買収する際には、外為法に基づく届け出が求められている。また、将来の事業売却によって国の安全を損なうおそれなどについて、外為法にのっとり適正に審査をすることになる。重要インフラや半導体、防衛関係など、わが国の経済、社会にとって重要な事業を実施する企業においては、事業を安定的に継続できる経営体制の維持、構築が重要だと考えている」と述べました。


http://www.asyura2.com/21/hasan135/msg/281.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK280] 安全なら東京湾に流せ。トリチウム汚染水放出で復興を妨げる菅政権の蛮行  高野孟(まぐまぐニュース) :原発板リンク  赤かぶ
10. 2021年4月14日 14:59:17 : 6oB6TEmtoh : Lkg3b3RYS1RLaE0=[1162]
>>2

>「日本は汚染水を流すな!」と

>怒る韓国、27倍の汚染水を流す

@hosono_54
やはり韓国が言ってきた。

福島で放出が検討されている処理水濃度は1,500Bq/L。韓国で放出されている処理水の濃度基準の40,000/Lより一桁低い値だ。総量も他国と比較して問題ない。

日本に注文をつけるのは、韓国内の処理水の放出を止めてからだ。日本政府は断固反論すべし。

NHKニュース
@nhk_news
韓国知事 トリチウムなどを含む水 海洋放出しないよう求める #nhk_news h ttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20201020/k10012672951000.html
午後9:08 · 2020年10月20日


ニッポン放送の「NEWS ONLINE」の報道(2020-10-21)で参議院議員の青山繁晴氏が、文大統領に会った安倍首相(当時)は「韓国の原発が出している放射線量の方が日本の100倍ですよ」と言ったと話している。

福島第一原発処理水の放射線量は韓国「月城原発」の100分の1〜青山繁晴

でも実際は100分の1ではなく、韓国の月城原子力発電所に比べれば「本当は130分の1なのです」とのこと。トリチウムは韓国をはじめ世界中の原発から排出されているのに、なんで日本(福島)はいけないのか?

日本政府も韓国に同じことを言えばいい。

「韓国政府に対する民事・刑事訴訟、国際裁判所訴訟などあらゆる手段を動員して対応する」
「韓国政府は関連準備をすぐに中断すべき。さらには日本に汚染水と関連したすべての情報と資料を透明に提供するべき」
「染水海洋放流を無断強行しているのだから、韓国産水産物の全面輸入禁止で強硬対応すべき」

h ttps://yukashikisekai.com/?p=112210
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/259.html#c10

コメント [カルト31] 世三・トラもワク利権の犬。金玉に続き世三もトラを見限ったようで、トラ出現前の四年前の感覚で中露米を見る事である。 ポスト米英時代
3. 2021年4月14日 15:00:14 : FvEQe34Js9 : QnpyQm1kZTQzQzI=[2]
櫻井ジャーナルっぽくなるが、今のウクライナ情勢を見ると、DSはウクライナの火遊びをしたい一心でトランプを追いやったのだと思う。

折角ここまでして作ったチャンス、今度は逃さない決意を感じる。
プーをできるだけお得意プロパガンダで悪魔化し、これもお得意偽旗でなし崩し開戦だろう。

プーのウウルトラCを期待するが、予定どおり5月か6月にはWW3に突入か?

http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/660.html#c3

コメント [経世済民135] 東芝・車谷社長が辞任へ 後任は綱川会長が復帰(朝日新聞) 赤かぶ
10. 赤かぶ[127152] kNSCqYLU 2021年4月14日 15:00:30 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25930]


http://www.asyura2.com/21/hasan135/msg/281.html#c10
コメント [経世済民135] 東芝・車谷社長が辞任へ 後任は綱川会長が復帰(朝日新聞) 赤かぶ
11. 赤かぶ[127153] kNSCqYLU 2021年4月14日 15:01:05 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25931]


http://www.asyura2.com/21/hasan135/msg/281.html#c11
コメント [医療崩壊6] 計算通りにいかない集団免疫 カギ握るワクチン有効率(ナショジオ スペシャル) AN
4. 2021年4月14日 15:01:07 : aGwEmYbiPA : M3JxWlJjc3lwZ1E=[1]
 
有効率95%と喧伝していたファイザー社製ワクチン、
じつは、有効率がたった19%しかなかったもよう。 

http://www.asyura2.com/21/kokusai30/msg/410.html#c114
 

http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/397.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK280] 安全なら東京湾に流せ。トリチウム汚染水放出で復興を妨げる菅政権の蛮行  高野孟(まぐまぐニュース) :原発板リンク  赤かぶ
11. 2021年4月14日 15:01:25 : 6oB6TEmtoh : Lkg3b3RYS1RLaE0=[1163]

>安全なら東京湾に流せ。

発達障碍臭い戯言ですね

それに便乗している>>3も同類ですか?
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/259.html#c11

コメント [原発・フッ素53] <漁業関係者は猛反発「死活問題だ」>トリチウム含む原発処理水 海へ 麻生大臣「飲んでも何てことない」( FNNプライムオンラ… 赤かぶ
22. 地下爺[14903] km6Jupbq 2021年4月14日 15:02:16 : lgRHLEoOlg : L0NyMVczY2tIZHc=[149]

   警察?!

   麻生に 致死量の100倍に薄めた 天然水+青酸カリ 飲ましたからて

   殺人未遂 だって?!


   やつの言っていることは おんなじだろうが


            by おれが聞いてんだよ@地下爺


 


http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/445.html#c22

コメント [政治・選挙・NHK280] <勝算あった>広島再選挙は野党系リード 菅官邸「負けたら岸田のせい」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
25. 2021年4月14日 15:03:50 : xutrAnH8Uc : RTEwU1BmR3dDMEU=[1153]
21さんに全く同意。菅の汚い根性は随所で表れている、八王子の、たった一握りの接種者をヘリコプターを飛ばしてまで視察に行っている、本当に頭の中がどうなっているのか、それなのに広島選挙にはあれだけ必死で河合安理を応援しに行っていたのに行かないとは、まあ、言ったら金と権力で汚い選挙をしたことを野次られるのが関の山、いない方がまし、安倍にしろ菅にしろここまで国をダメにして政治を私物化している総理はいない、それでも議員としてのうのうとしている安倍晋三は見るたび腹立たしい。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/267.html#c25
コメント [政治・選挙・NHK280] 日本外交の真髄<本澤二郎の「日本の風景」(4054)<アジアに立つ日本=二度と欧米の駒にならない> 赤かぶ
2. 2021年4月14日 15:04:19 : 6oB6TEmtoh : Lkg3b3RYS1RLaE0=[1164]
2021/04/14(水) 14:52:11.09ID:tEnWMsyN9
h ttps://www.sankei.com/world/news/210414/wor2104140018-n1.html
2021.4.14 12:12

h ttps://www.sankei.com/images/news/210414/wor2104140018-p1.jpg

朝鮮労働党の末端幹部を集めた大会で演説する北朝鮮の金正恩総書記=8日、平壌(朝鮮中央通信=共同)


 北朝鮮の朝鮮中央通信は14日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が13日、平壌で「細胞書記大会」の参加者らと記念写真を撮影し、党の政策貫徹へ向けて団結を訴えたと伝えた。

 また、金正恩氏は15日の故金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念日を前に、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)に民族教育のための援助費と奨学金として2億1906万円を送った。教育支援金送付は金主席時代に始まり、朝鮮中央通信によると、今回167回目で総額は約488億8千万円となった。(共同)
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/270.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK280] <勝算あった>広島再選挙は野党系リード 菅官邸「負けたら岸田のせい」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
26. 2021年4月14日 15:07:36 : Nf2PcZ7ZZc : Z2E4eW1QcUxVaFU=[324]
「負けたら岸田のせい」……には出来ないでしょうねぇ。
岸田派の溝手さんを押しやっておいて、そんなのは通りませんよ。

河井夫妻を好き勝手させた責任は安倍・菅らの責任です。
普通に、溝手氏を立てて、「最後のご奉公」をさせてあげれば、何事も起こらなかった地域なんですから。広島なんて。

これきっと、疑惑の一億5千万が蒸し返されて、逆に菅首相周辺の立場が危うくなりそうです。それに官房長官時代の官房機密費の用途だって真っ黒でしょうし。私だったら、「負けてもまあ仕方ない」で責任はウヤムヤにしておきますね。無難に。

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/267.html#c26

コメント [政治・選挙・NHK280] <勝算あった>広島再選挙は野党系リード 菅官邸「負けたら岸田のせい」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
27. 2021年4月14日 15:10:52 : yRsmDfudUs : RndqTzVuVDVVUy4=[8]
菅が自衛隊ヘリでワクチン接種の視察、人心が分かっていない能天気発言
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/263.html
 

政府の初動対応は十分だったのか
11万人避難指示の夜に「赤坂自民亭」 適切だったか検証
http://www.asyura2.com/18/senkyo247/msg/719.html



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/267.html#c27

コメント [原発・フッ素53] <漁業関係者は猛反発「死活問題だ」>トリチウム含む原発処理水 海へ 麻生大臣「飲んでも何てことない」( FNNプライムオンラ… 赤かぶ
23. 地下爺[14904] km6Jupbq 2021年4月14日 15:12:28 : lgRHLEoOlg : L0NyMVczY2tIZHc=[150]
よいこのみなさん へ

  青酸カリの 致死量は 200ミリグラム つまり 0.2グラムでチュ

  試したみたいと 思われると 思いますが 殺ってはいけまチェン。


  胃液と 混ざらないと 死なないそうで 即死するわけでは ありません。



http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/445.html#c23

コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
159. 2021年4月14日 15:23:00 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[9466]
#穀田恵二​​ 国対委員長会見 2021.4.14
•2021/04/14
日本共産党
#穀田恵二​​ 国対委員長会見
https://www.youtube.com/watch?v=zWIQJHM4Dxk
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c159
コメント [政治・選挙・NHK280] <別に今始まったことではないが>フジテレビにまともな政治報道はもうできまい(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
45. 2021年4月14日 15:28:36 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[9467]
フジHD外資規制違反 民主主義ゆるがす問題 2021.4.13
•2021/04/14
日本共産党
#本村伸子​ 議員の質問 衆院総務委員会
https://www.youtube.com/watch?v=BgLfHzuUnno
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/250.html#c45
コメント [国際30] 接種直後に死亡する人が増え続けているmRNAワクチンに効果がないとの報告(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
141. 2021年4月14日 15:28:59 : aGwEmYbiPA : M3JxWlJjc3lwZ1E=[2]
アメリカではこれまで5000万人ほどが(ファイザー等を)接種して
VAERSに報告されている死者数が2342人、VAERSの場合、実際の数はこの100倍くらいと
いわれているから実死者数は234200人で、接種後、短期間で死ぬ割合は0.4%くらい。
これが、半年後には1〜3%になり、5年後までには5〜10%くらい死ぬんだろうね。

https://www.medalerts.org/vaersdb/findfield.php?TABLE=ON&GROUP1=CAT&EVENTS=ON&VAX=COVID19

http://www.asyura2.com/21/kokusai30/msg/410.html#c141

コメント [政治・選挙・NHK280] <病床削減、大失態>大阪府は「重症病床率92%」!吉村知事の甘い見通しが元凶(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
1. 赤かぶ[127154] kNSCqYLU 2021年4月14日 15:30:55 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25932]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/271.html#c1
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2. 赤かぶ[127155] kNSCqYLU 2021年4月14日 15:32:11 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25933]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/271.html#c2
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3. 赤かぶ[127156] kNSCqYLU 2021年4月14日 15:32:34 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25934]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/271.html#c3
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4. 赤かぶ[127157] kNSCqYLU 2021年4月14日 15:33:17 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25935]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/271.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK280] 菅政権「汚染水」放出決定の暴挙に国会周辺で抗議活動拡大(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
14. 2021年4月14日 15:33:25 : yRsmDfudUs : RndqTzVuVDVVUy4=[9]
原発新設を目指す議員連盟を設置、安倍晋三前首相や稲田朋美氏らが参加 「脱炭素社会の実現に向けて」
https://johosokuhou.com/2021/04/14/46174/

なぜ、安倍は3・11、あの原発過酷事故のとき、デマを垂れ流し、自民党を巻き込んで国会審議を拒絶させたのか?
http://www.asyura2.com/18/senkyo243/msg/622.html



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/269.html#c14

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5. 赤かぶ[127158] kNSCqYLU 2021年4月14日 15:33:47 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25936]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/271.html#c5
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6. 赤かぶ[127159] kNSCqYLU 2021年4月14日 15:34:18 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25937]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/271.html#c6
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7. 赤かぶ[127160] kNSCqYLU 2021年4月14日 15:34:42 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25938]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/271.html#c7
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8. 赤かぶ[127161] kNSCqYLU 2021年4月14日 15:35:12 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25939]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/271.html#c8

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