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2025年5月28日時分 〜
コメント [政治・選挙・NHK297] 大阪万博は値下げ連発で赤字まっしぐら…今度は「駐車場料金」を割引、“後手後手対応”の根本原因とは(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
13. 位置[1423] iMqSdQ 2025年5月28日 00:02:38 : f4UDsj0Syk : ZGl2MlJnTnhOTjI=[51]
万博なんざ、無駄金をつかうモンでしかないんだよ。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/379.html#c13
コメント [医療崩壊13] 鳥海不二夫・東大教授 「旧来のメディア、テレビや新聞は正しい情報源、信頼性が高い」  魑魅魍魎男
14. 第n次嫌々期(仮)[3106] keaCjo6fjJmBWIr6gWmJvIFq 2025年5月28日 00:10:02 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[14531]
計算社会科学(Wikipedia)から抜粋してきましたよ。

>この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。
これじゃなかった、間違いです(嗤)。
こっちです。
>計算社会科学(けいさんしゃかいかがく)は社会科学を計算学的方面から扱う学問の一分野である[1]。
これを見る限り、工学でもありませんね。
計算機は統計のために利用するってレベルでしょうか?
(社会科学ですから、どちらかというと人文系?)
AIが何やらって書いてますが、AI自体があやふやなものなので、そんなもの使っても出てくるのは恣意的なものだけですね。

http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/664.html#c14

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
38. ハイハイ。[508] g26DQ4Nug0OBQg 2025年5月28日 00:27:26 : c8PdFm9mMA : WTRMei9Ga2dVYkE=[6]
当たり前に、井ノ本個人には、元県民局長のプライベート情報を、

コピーして県議会議員に教えて回る動機も必要性もない。

そういうことをする受益者は、斎藤と片山しかいない。

元県民局長に告発され、彼を恨まなければならないのも、斎藤と片山しかいない。

とりわけ斎藤元彦が最大の利害関係者だ。

言葉はどうであれ、井ノ本に指示し、そのように行動させ、一切ストップをかけなかったのも斎藤だ。

ここで井ノ本だけが責任を取るなんてことが通るわけないだろうが。


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c38

コメント [政治・選挙・NHK297] 「みんなでつくる党」が「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首を業務上横領の疑いで刑事告訴 警視庁が受理 少なくとも1000万… 赤かぶ
13. たぬき和尚[1739] gr2CyoKrmGGPrg 2025年5月28日 00:28:26 : ZGAvq8lUL6 : RGlkdUxULi93MEE=[1111]
5月、6月で動くってのは、やっぱり本当だったのかな?
受理だけしておいてまたベンディングというのはこんどは無しよw

最低ウソ彦の方は、弁護士がつくる第三者委から県民局長の私的情報を漏洩するようウソ彦が指示したという報告があった。
法律家である弁護士の最終結論がこれということは、司法当局がウソ彦を立件する証拠がまた一つ増えたということで、今度はかなり立件確実な証拠である。
お辞儀ロボット、壊れたレコーダーのウソ彦も今度こそ年貢の納め時か?
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/380.html#c13

コメント [政治・選挙・NHK297] 大阪万博は値下げ連発で赤字まっしぐら…今度は「駐車場料金」を割引、“後手後手対応”の根本原因とは(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
14. たぬき和尚[1740] gr2CyoKrmGGPrg 2025年5月28日 00:39:26 : ZGAvq8lUL6 : RGlkdUxULi93MEE=[1112]
どうも半年先の大赤字、万博史上歴史的大失敗は現実となりそうだね。
損失補てんは結局税金を突っ込むんだろう。減税やるやる詐欺のゆ党は今度こそ引導を渡される。

吉村知事と横山市長の辞任は必至だろう。維新の崩壊は決定的だね。
馬場は自民党に行きたがっているので、前原と共に自民入りか。元々自民党府議だったのだから当然か。他の元府議も元のさやに納まるんだろう。
その他維新議員は国民民主に行くだろう。ここに来て人気低落の国民民主だが元維新の足立康史が国民民主入りしたので維新議員としては心強く感じる面々もいるだろう。
梅村みずほも国民民主入りが確実で、女性議員も敷居が低くなった気がする。

そして注目の吉村だが、可能性は高くないがどうも斎藤元彦が逃げ切るのを待って共に新党立ち上げるような気がする。
後ろ盾の橋下が逃げ出して孤立していた吉村だが、このガキはこの期に及んでまだ中二病知事を続けたいらしい。同じ穴のムジナの斎藤と一緒ならやりやすいだろうし、ほとんど反社の連中と暴れたいのだろう。このサラ金弁護士は成長しないガキだな。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/379.html#c14

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
39. たぬき和尚[1741] gr2CyoKrmGGPrg 2025年5月28日 00:47:47 : ZGAvq8lUL6 : RGlkdUxULi93MEE=[1113]
夏までの逮捕がいよいよ現実的になってきたな。ザマァwww

斎藤の後ろ盾どもが(大体想像つくんだけど)どうも旗色が悪いようだな。
ラストベルト103万円野党の人気低落・・・某半島カルトの総裁が出国禁止処分・・・背後にいた明石の連中もまずい展開になってきたね。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c39

記事 [医療崩壊13] <藤江成光氏>人口動態統計速報(令和7年3月分)「過去最高を更新。 コロナや高齢化では説明できない、謎の大量死が止まりません」 




新型コロナワクチン、妊婦および子供への接種「推奨」を米厚生省が取りやめる方針...米紙報道
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2025/05/551605.php
2025年5月16日(金)11時55分 Newsweekjapan


5月15日、米厚生省が妊婦、10代の若者、子どもを対象とする新型コロナウイルスワクチンの定期接種の推奨を取りやめる方針だ。写真は米国の国旗と新型コロナウイルスワクチンのイメージ。2021年12月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

米厚生省が妊婦、10代の若者、子どもを対象とする新型コロナウイルスワクチンの定期接種の推奨を取りやめる方針だ。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が15日、事情に詳しい関係者の話として報じた。

厚生省傘下の疾病対策センター(CDC)は現在、生後6カ月以上に、新型コロナワクチンの接種歴にかかわらず、改良型コロナワクチン接種を受けるよう推奨している。

報道では厚生省がこれらのグループに対する推奨を全面的に中止するのか、あるいは接種者にリスクと効果について医師と相談するよう勧めるのかについては明らかではない。

CDCによると、4月26日時点で妊婦の約14%、子どもの13%がコロナワクチンを接種している。

米国では米モデルナ、米ファイザー・独ビオンテックがそれぞれ開発したメッセンジャーRNA技術に基づくワクチンと、米ノババックスのタンパク質ベースのワクチン合わせて3種が承認されている。

モデルナとノババックスはコメントを控えた。厚生省とファイザーはロイターのコメント要請に直ちに応じなかった。

厚生省はワクチン懐疑派で知られるケネディ長官が率いている。

[ロイター]

http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/667.html

コメント [医療崩壊13]
1. 赤かぶ[243850] kNSCqYLU 2025年5月28日 01:21:16 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[619]


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/667.html#c1
コメント [医療崩壊13]
2. 赤かぶ[243851] kNSCqYLU 2025年5月28日 01:21:57 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[620]


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/667.html#c2
コメント [医療崩壊13]
3. 赤かぶ[243852] kNSCqYLU 2025年5月28日 01:25:40 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[621]
<▽47行くらい>

https://x.com/JINKOUZOUKA_jp/status/1927264384180453652

藤江成光@4月22日発売「おかしくないですか!?日本人・謎の大量死」
@JINKOUZOUKA_jp
この東大の研究は誤り、穴だらけです。

「誤った情報により、コロナワクチン接種率が下がると、1,020名が死亡する」という試算ですが―

問題@
この研究では「ワクチンの有効性は捏造されている」を誤った情報として挙げていますが、実際に不正処理をされていたことが明らかになっています。

問題A
問題@の事例や、様々な地方自治体の情報開示により、ワクチン接種者の方が、コロナ陽性になっていたり、コロナによって死亡している可能性がありますが、ワクチンで死亡が減少するという前提で計算されています。

問題B
新型コロナワクチンは空前絶後の健康被害が出ている(国が認めた死亡認定だけで1,014名)にもかかわらず、ワクチンのリスクを全く考慮していない。

↓より詳細は、5月25日のYouTubeで↓
【また東大がやりました】東京大学の最新研究について
https://youtu.be/xA6Ecpycl1w


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/667.html#c3
コメント [医療崩壊13]
4. 赤かぶ[243853] kNSCqYLU 2025年5月28日 01:29:12 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[622]


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/667.html#c4
コメント [医療崩壊13]
5. 赤かぶ[243854] kNSCqYLU 2025年5月28日 01:29:49 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[623]


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/667.html#c5
コメント [医療崩壊13]
6. 赤かぶ[243855] kNSCqYLU 2025年5月28日 01:32:26 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[624]


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/667.html#c6
コメント [医療崩壊13]
8. 赤かぶ[243857] kNSCqYLU 2025年5月28日 01:35:10 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[626]


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/667.html#c8
コメント [医療崩壊13]
9. 赤かぶ[243858] kNSCqYLU 2025年5月28日 01:37:00 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[627]


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/667.html#c9
コメント [医療崩壊13]
10. 赤かぶ[243859] kNSCqYLU 2025年5月28日 01:45:06 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[628]


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/667.html#c10
コメント [医療崩壊13]
11. 赤かぶ[243860] kNSCqYLU 2025年5月28日 01:47:16 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[629]
<▽49行くらい>

https://x.com/nobu_conscience/status/1926951461776134445

ノブ
@nobu_conscience

「アメリカ、着々と進むmRNAワクチン、コロナワクチン包囲網」

アメリカでは今、厚生長官ロバート・ケネディ・ジュニア主導で確実にmRNAワクチン、コロナワクチン全面禁止への包囲網が広げられている。

以下、最近の動きのまとめ

@FDA、コロナワクチンによる心疾患リスクの警告表示拡大を義務付ける

Aモデルナ、コロナ・インフルエンザ混合mRNAワクチンの承認申請取り下げ。ケネディ率いる当局による監視が厳しくなったためと思われる

Bアメリカ厚生省、子どもと妊婦へのコロナワクチン接種推奨中止

CFDA、コロナワクチン接種を65歳以上および高リスク者に限定へ

「コロナワクチンを即時全面禁止しろ!」という激しい声がアメリカの反コロナワクチン派からは上がり続けているが、あまりに巨大な医産複合体、製薬利権は簡単に倒せる相手ではない。

だからこそ、超一流の人権派弁護士であるケネディ・ジュニアは深い計算の上に、極めて慎重に、決してしくじって取り逃がさないように、一歩ずつ攻めているのだと思われる。


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/667.html#c11
コメント [政治・選挙・NHK297]
14. 赤かぶ[243861] kNSCqYLU 2025年5月28日 02:01:24 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[630]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/380.html#c14
コメント [政治・選挙・NHK297]
15. 赤かぶ[243862] kNSCqYLU 2025年5月28日 02:02:27 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[631]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/380.html#c15
コメント [政治・選挙・NHK297]
16. 赤かぶ[243863] kNSCqYLU 2025年5月28日 02:04:38 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[632]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/380.html#c16
コメント [政治・選挙・NHK297]
17. 赤かぶ[243864] kNSCqYLU 2025年5月28日 02:05:37 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[633]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/380.html#c17
記事 [番外地12] 石原順チャンネル
負債バブルと円キャリートレード
石原順チャンネル 2025/05/27
https://www.youtube.com/watch?v=orDcf0132vE

【2025年5月27日】 相場の行方は米ドル/円とビットコイン次第!(西山孝四郎氏)
MONEY SQUARE 2025/05/27
https://www.youtube.com/watch?v=nu2nIbUyaQc


(5月23日収録)【セミナー動画】西山孝四郎氏 オンデマンドセミナー
https://www.youtube.com/watch?v=5I4-TgGNrag
http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/494.html
コメント [政治・選挙・NHK297] 想像力が欠落している(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
40. 人間になりたい[2395] kGyK1ILJgsiC6IK9gqI 2025年5月28日 04:21:35 : AwxU2zxs6c : US8xQlRtRXZ5WjY=[1073]

>>34.第n次嫌々期(仮)とかいう「悟りに至れり」と勘違いしているアホへ

>自分で考えず、人の話を聞かず、固執し続ける、
 人間ではない生物?物?には理解できないことくらいは判っておりますとも。

それって、おまえのことだよな?とりあえず、人間とは何かを説明してみな。

>野党をカルトと言う前に、与党の方がカルトであることを言うべきってだけ。

野党が全てカルトなどとは言っていない。一部の野党は自公以上のカルトだといっているのだよ。



http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/366.html#c40

コメント [政治・選挙・NHK297]
1. 赤かぶ[243865] kNSCqYLU 2025年5月28日 04:31:12 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[634]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/381.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK297]
2. 赤かぶ[243866] kNSCqYLU 2025年5月28日 04:33:22 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[635]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/381.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK297] 農水省「米対策集中対応チーム」にも“裏ミッション”…進次郎農相コメ値下げプランを阻む壁(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
3. 赤かぶ[243867] kNSCqYLU 2025年5月28日 04:35:45 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[636]
https://x.com/PKoy2iwt2FxbaLy/status/1927211738446840264

Yンバルクイナ
@PKoy2iwt2FxbaLy

対策チームメンバーで炎上するから


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/381.html#c3

コメント [政治・選挙・NHK297] 農水省「米対策集中対応チーム」にも“裏ミッション”…進次郎農相コメ値下げプランを阻む壁(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
4. 赤かぶ[243868] kNSCqYLU 2025年5月28日 04:36:31 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[637]
https://x.com/Roadside_weed/status/1927176258791571499

Weed soul
@Roadside_weed

JAとの族議員を敵に回してる。
腰砕けにならなければいいが。


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/381.html#c4

コメント [カルト50] 小泉進次郎が新農水大臣に就任しましたが、 これは最悪の展開です。(三橋貴明) イワツバメ
27. イワツバメ[1242] g0ODj4Njg2@DgQ 2025年5月28日 04:40:02 : quj9VXQVYy : L29ONDh3eFN3LlE=[188]

なんか知らないけどスレの題から離れていくので一言。

小泉進次郎はJAを解体して愚かな国民からその業績を称えられて総理大臣になるでしょう。

しかし原因はJAでなかったため、米の高騰はやまず、それどころかJAの助けのなくなった日本産の米も農家も消滅する。



http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/330.html#c27

コメント [カルト50]
28. アラジン2[7440] g0GDiYNXg5My 2025年5月28日 04:42:02 : wzWvG5r2Hw : R281N2NJRUhFdUk=[597]
<■69行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
>>25
>何故イランの最高軍人と讃えられたソレイマニがシリアで殺されたのかとか。

私が知ってるのは、ネットで拾った細切れの知識なので、
もっと詳しい内容を御存じなら、是非教えて下さい。
↓↓
アメリカがシリアで支援していたテロリストを
ソレイマニがイラクのハシド軍を指揮して倒し、
イラクがアメリカの従属国になるのを阻止しました。
だからその復讐として、トランプがソレイマニを爆殺しました。

■なぜイランのカッセム・ソレイマニがアメリカに暗殺されたのか?
(マックス・ブルーメンソール)字幕ONでご覧ください。(2022/1/4)
https://www.youtube.com/watch?v=temfuMFAECs



動画解説:
「なぜカッセム・ソレイマニがアメリカに暗殺されたのか? 
彼がイラクのハシド軍を指揮し、米国CIAが支援するワッハビISISに反撃し、
勝利に導いたからだ。そしてイラクが親米占領地になることを阻止した。
彼の暗殺は、この勝利への復讐だ」―マックス・ブルーメンソール
https://x.com/trappedsoldier/status/1472477128117846026?t=PlykoJNgMikuZ6UCWRvOdg&s=04&fbclid=IwAR1dqKy0VmbxQ_FmeR0kWYAS-KEDJySv4DxNpaAkduF2rdQoc5ZHTeqyS_Q

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■トランプ再選を望まぬプーチン
「イラン司令官爆殺」にゆれる米露 (2020年2月号)
https://www.sentaku.co.jp/articles/view/19655

https://x.com/trappedsoldier/status/1864936733877690426

現在、シリアのアサド大統領はロシアに亡命しています。


http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/330.html#c28
コメント [政治・選挙・NHK297]
5. 赤かぶ[243869] kNSCqYLU 2025年5月28日 04:42:43 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[638]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/381.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK297]
6. 赤かぶ[243870] kNSCqYLU 2025年5月28日 04:45:38 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[639]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/381.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK297]
7. 赤かぶ[243871] kNSCqYLU 2025年5月28日 04:47:26 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[640]
https://x.com/YShidarin/status/1926395724377297055

博多の shidarin
@YShidarin

「コメは安ければいいというものではない。農家が再生産できる価格で売買されることが重要だ。」バカか? 高いと米離れや安い輸入日本種米で困るのは農家、先に天下りJAを解体を‼ 高い農機、肥料代、安いと困る、高い価格調整しているのはJAとその族議員。


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/381.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK297] 農水省「米対策集中対応チーム」にも“裏ミッション”…進次郎農相コメ値下げプランを阻む壁(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
8. 赤かぶ[243872] kNSCqYLU 2025年5月28日 04:54:04 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[641]
https://x.com/lonepair1106/status/1926428420541395070

ローンペア(M💉×6 F💉×1済)
@lonepair1106

森山が珍しく正論を吐いているが、
米以外の農畜産物や水産物は安い海外品の輸入を是とするのは何故か。
他産業生産物はおろか労働力すら安い海外品の輸入ありきの政策を打ちながら、米だけは国産に固執するのは何故か。
キチンと自分の言葉で語る必要があるだろう。


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/381.html#c8

コメント [政治・選挙・NHK297] 農水省「米対策集中対応チーム」にも“裏ミッション”…進次郎農相コメ値下げプランを阻む壁(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
9. 赤かぶ[243873] kNSCqYLU 2025年5月28日 04:55:06 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[642]
https://x.com/ZCTNkLl9hp48966/status/1926493078505816442

咲良
@ZCTNkLl9hp48966

まぁ選挙が近いからってだけよ


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/381.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK297]
10. 赤かぶ[243874] kNSCqYLU 2025年5月28日 04:56:20 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[643]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/381.html#c10
コメント [政治・選挙・NHK297]
11. 赤かぶ[243875] kNSCqYLU 2025年5月28日 05:07:24 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[644]
<■104行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>

「コメ対策集中対応チーム」発足】“大手が有利”随意契約に困惑の声も

2025/05/26 日テレNEWS

コメの価格対策を強化するため、農水省は「米対策集中対応チーム」を立ち上げました。随意契約を使った備蓄米の売り渡し数量は30万トン。ただ、随意契約の参加条件をめぐり困惑の声も上がっています。

この動画の記事を読む>
https://news.ntv.co.jp/category/econo...

    ◇

大臣就任6日目、「コメ問題」をめぐり“新たな一手”が投じられました。

小泉農水相
「これ以上の価格高騰を高止まりをさせず、コメ離れを防ぎ、農水省の責任を果たしていく。そのためにどうか、皆さんの力を貸してください」

26日に農林水産省が立ち上げた“コメのスペシャルチーム”。省内で40人、地方を含め500人規模という異例の体制で目の前の問題に対応します。

小泉農水相
「安くおいしいおコメを一日も早く消費者の皆さんに届ける」

国民の多くが直面し続けている「コメ問題」。

就任以降、スーパーや精米店を立て続けに視察するなど小泉農水相は“スピード感”を強調し各地を奔走。そして26日、備蓄米の新たな売り渡し方法「随意契約」についても本格始動することを明かしました。

小泉農水相
「販売価格は60キロあたり平均で税抜1万700円。小売価格では5キロあたり2000円程度となる水準。国が提示した定価で毎日、販売をいたします」

売り渡されるのは、2022年産と2021年産の合わせて30万トンの備蓄米。26日からホームページで申し込みを開始し、先着順で販売するということです。

小泉農水相
「備蓄米はいざという時にあるものです。私は今こそいざという時だと思っているので、放出をするという決断をしました」
「古米・古古米・古古古米というのがありますが、消費者の皆さんにどのように選択いただくかは、多様な消費者の方の判断があると思う」

これで現実味を帯びてきたのが、6月上旬の店頭価格5キロ2000円台の備蓄米の販売。しかし、懸念も残されています。

それは「随意契約」の参加条件。「年間1万トン以上のコメの取り扱いがある大手小売業者」に限られていることです。「年間1万トン」とは単純計算で5キロのコメを1日5500袋販売する規模です。

埼玉県のスーパーで話を聞きました。

――年間1万トンの取り扱いは

新鮮市場東本郷店 飯田智成店長
「マジで? ムリだよ。到底ムリでしょ。1日多くて特売で100〜200袋のレベル。いっぱい店舗がある店でもちょっとムリなんじゃない?」

ある小売業界団体も日本テレビの取材に「そうとうな量。該当しない小売りがほとんどだと思う」と答えています。

また、首都圏で展開する別のスーパーチェーンは「年間3000トン程度の取り扱いだから対象外。完全に蚊帳の外」と回答しました。さらに備蓄米が基本的に玄米で保管されている点についても言及。

スーパーチェーン
「ほとんどのスーパーは精米機を持っていない。2000円台で手にしても業者に精米してもらうと結局、販売価格はさらに上がってしまうはず」

仮に備蓄米を手に入れても2000円台で販売することは難しいのでは、としています。

農水省は26日午後、大手小売業者向けの「随意契約」の説明会を開催。ドン・キホーテやアイリスオーヤマ、大手スーパーのイオンやネット通販の楽天など全国から600社が説明会に参加しているということです。

今後、店頭に2000円台の備蓄米は並ぶのか、そしてコメの“価格破壊”は進むのでしょうか。

(2025年5月26日放送「news every.」より)


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/381.html#c11
記事 [国際35] 「ウクライナにもっと武器を」――「正気を失った」プーチンに、米共和党幹部やMAGA派にも対ロ強硬論が台頭/ニューズウィーク日本版
「ウクライナにもっと武器を」――「正気を失った」プーチンに、米共和党幹部やMAGA派にも対ロ強硬論が台頭/ニューズウィーク日本版
ジーザス・メサhttps://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%81%AB%E3%82%82%E3%81%A3%E3%81%A8%E6%AD%A6%E5%99%A8%E3%82%92-%E6%AD%A3%E6%B0%97%E3%82%92%E5%A4%B1%E3%81%A3%E3%81%9F-%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%B3%E3%81%AB-%E7%B1%B3%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%85%9A%E5%B9%B9%E9%83%A8%E3%82%84maga%E6%B4%BE%E3%81%AB%E3%82%82%E5%AF%BE%E3%83%AD%E5%BC%B7%E7%A1%AC%E8%AB%96%E3%81%8C%E5%8F%B0%E9%A0%AD/ar-AA1FyCHo?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=e81b0a2512744445b7d6bb50f9964f9c&ei=19
<「プーチンはウクライナ全土を手に入れるため、誰もが匙を投げるのを待っている」「力でわからせる必要がある」との声も>
大統領選中から「ウクライナ戦争を1日で終結させる」と宣言してきたドナルド・トランプ。1月に米大統領に返り咲いて以降、この方針が共和党の外交政策を形作ってきた。だが今、トランプはロシアのウラジーミル・プーチン大統領にしびれを切らしつつあるようだ。

トランプとプーチンが2時間の電話会談を行い、ウクライナとロシアの代表団が2022年2月のウクライナ侵攻以来初めての直接交渉をトルコで行い、1000人の捕虜交換を行ったタイミングで、ロシアが開戦以来で最大規模の空爆をウクライナに行った。首都キーウを含む都市部にも多くの爆弾が降り注いだ。

攻撃が特に激しかった5月25日、トランプはプーチンに対するこれまでの融和的な姿勢を一変させ、「プーチンのしていることは気に入らない」「彼は大勢の人を殺している」と非難。「プーチンにいったい何が起きたのか、さっぱり分からない」「正気ではない」と述べた。

弁護しがたいプーチンの行動を目の当たりにして、揺らいでいるのはトランプだけでない。共和党議員や、「MAGA(アメリカを再び偉大に)」運動の支持者たちの間でも意見が分かれていている。

ロシアに対する制裁強化やウクライナへの軍事支援の拡大を求める声がある一方で、トランプが誤った方向に導かれている、あるいは十分な情報を得られていないと主張する声もある。

トランプは自分が大統領に就任すれば「24時間以内に」戦争を終わらせると豪語していたが、就任から4カ月が経過した現在もロシアは停戦交渉を事実上拒否したまま。19日にプーチンと電話会談をした後、トランプはプーチンが実は戦争を終わらせるつもりがないのかもしれないと述べ、「私のことを体よくあしらっている」可能性もあると示唆した。

トランプはゼレンスキーのことも批判した。「彼のような話し方は国のためにならない」「彼の口から出る全ての言葉が問題を引き起こす」と主張した。

ロシアがウクライナの首都キーウに大規模な攻撃を行ったことを受けて、共和党幹部らもプーチンへの圧力を強めるようトランプに求め始めた。

アイオワ州選出のチャック・グラスリー上院議員は26日にX(旧ツイッター)への投稿で、「プーチンが罪のない人々を殺すのは、もうたくさんだ」「トランプ大統領は行動を起こすべきだ。せめて制裁を」と呼びかけた。

ネブラスカ州選出のドン・ベーコン下院議員はXに「今こそ正直になるべき時だ」と投稿した。「停戦交渉はプーチンには全く効果がない。彼の目的はウクライナ全土を支配することであり、自分が勝てないと悟るまでは(ウクライナへの攻撃を)やめないだろう。アメリカと同盟諸国はウクライナを徹底的に武装させ、ロシアに最大限の制裁を課し、海外にある3000億ドルのロシアの資産を差し押さえるべきだ」

かつて米下院議長を務めた保守派のニュート・ギングリッチは、トランプがプーチンを批判したことを評価しつつ、さらなる対応を求めた。

「トランプ大統領がプーチンに対して公に苛立ちを示したのは正しい」と彼は26日にXに書き込んだ。「プーチンは3日連続で民間人を意図的に攻撃した。これには断固たる対応が必要だ。アメリカからウクライナへの軍事支援を量、質ともに劇的に増やすべきだし、(長距離ミサイルなど)武器の使用制限も外して、ロシア本土深くにも使用できるようにすべきだ」

http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/622.html
記事 [国際35] ドイツが重大決断!「武器射程制限なし」でロシア領攻撃可能に…ロシアは「危険な決定」と猛反発/kangnamtimes
ドイツが重大決断!「武器射程制限なし」でロシア領攻撃可能に…ロシアは「危険な決定」と猛反発/kangnamtimes
有馬侑之介
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E3%81%8C%E9%87%8D%E5%A4%A7%E6%B1%BA%E6%96%AD-%E6%AD%A6%E5%99%A8%E5%B0%84%E7%A8%8B%E5%88%B6%E9%99%90%E3%81%AA%E3%81%97-%E3%81%A7%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E9%A0%98%E6%94%BB%E6%92%83%E5%8F%AF%E8%83%BD%E3%81%AB-%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%AF-%E5%8D%B1%E9%99%BA%E3%81%AA%E6%B1%BA%E5%AE%9A-%E3%81%A8%E7%8C%9B%E5%8F%8D%E7%99%BA/ar-AA1FxsGO?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=c348b9089496433892f410ca8d6d2f6d&ei=12

「米英仏独の武器はすべて射程制限なし」
タウルス・ミサイル支援の可能性…露「危険な決定」と反発
ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は26日(現地時間)、ドイツを含むウクライナの西側同盟国がウクライナに提供する武器の射程制限を解除し、ロシアを攻撃できると明らかにした。ロイター通信など海外メディアによると、メルツ首相はこの日、ベルリンで開かれたWDR欧州フォーラムで「ウクライナに提供される武器にはもはや射程制限がない」と述べ、「イギリス、フランス、ドイツ、アメリカも同様だ」と明らかにした。

メルツ首相は「自国領内でのみ攻撃に対抗できる国は、十分に自衛できない」とし、「ウクライナがロシア領内の軍事施設を攻撃して反撃できるよう許可すべきだ」と付け加えた。

メルツ首相の発言がウクライナへのタウルス・ミサイル提供を意味するかは不明だ。タウルス・ミサイルはドイツとスウェーデンが共同開発した長距離精密攻撃ミサイルで、射程は500kmを超える。
ウクライナは継続的にタウルス・ミサイル支援を要請してきたが、ドイツのオラフ・ショルツ前首相はロシアとの緊張悪化を懸念し、支援を見送っていた。ロシアは過去、ウクライナがタウルス・ミサイルで自国施設を攻撃した場合、ドイツの直接的な戦争介入とみなすと警告していた。

ロシアはこの日、メルツ首相の発表直後、ウクライナの武器射程制限解除を「危険な決定だ」と反発した。

ドミトリー・ペスコフ大統領報道官はロシアメディアとのインタビューで「そのような決定が実際に下されたのなら、政治的・平和的解決への我々の期待と完全に相反し、極めて危険な決定だ」と指摘した。

メルツ首相はウクライナに支援する武器の種類も非公開にすると述べた。ウクライナがどのような武器を保有しているかをロシアに知られないようにするためだ。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は28日にベルリンを訪問する予定だ。

http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/623.html
記事 [日政U3] 第三者委「プレッシャーのかかる判断だった」 斎藤知事は関与否定/毎日新聞
第三者委「プレッシャーのかかる判断だった」 斎藤知事は関与否定/毎日新聞
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E7%AC%AC%E4%B8%89%E8%80%85%E5%A7%94-%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%81%8B%E3%82%8B%E5%88%A4%E6%96%AD%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F-%E6%96%8E%E8%97%A4%E7%9F%A5%E4%BA%8B%E3%81%AF%E9%96%A2%E4%B8%8E%E5%90%A6%E5%AE%9A/ar-AA1FxL7J?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=c1570bc47ff1499989237c911dfdddca&ei=9

 兵庫県の斎藤元彦知事らの疑惑を告発した元県西播磨県民局長(故人)の私的情報について、県の第三者委員会は27日、元県総務部長の井ノ本知明氏が県議3人に漏えいしたと認める調査結果を明らかにした。「漏えい行為は知事と片山安孝元副知事の指示で行われた可能性が高い」と結論付けた。

 第三者委はこの日、県庁で記者会見。工藤涼二委員長は知事が指示した可能性に触れたことについて「非常にプレッシャーのかかる判断で、社会的なインパクトを与える一つの大きな決断だった。我々はあくまで中立公正で、最大のステークホルダー(利害関係者)は県民だ」と語った。

 第三者委の報告書によると、斎藤氏は「(元県総務部長から)一連の報告はあったと思うが、処理に関して何か指示したことはない」と関与を否定。だが、同席した当時の県幹部らが知事の指示があったと証言し、第三者委は知事らが指示した可能性が高いと判断した。【稲生陽、山田麻未、栗田亨】

http://www.asyura2.com/24/gaikokujin3/msg/346.html
記事 [国際35] メルケル元独首相、ウクライナ停戦交渉「頭越しで決めるな」/日経
メルケル元独首相、ウクライナ停戦交渉「頭越しで決めるな」/日経
ヨーロッパ 2025年5月27日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB272JQ0X20C25A5000000/

ドイツのメルケル元首相は27日の日経電子版の動画配信サービス「NIKKEI LIVE」で、ロシアのウクライナ侵略に関し「主権国家としてのウクライナを守る必要がある」と表明した。停戦交渉に絡み「外交努力が欠かせない」と唱えた。

ウクライナで停戦が実現した後の支援のあり方を問われたメルケル氏は「現役の政治家が協議すべきだ」と明言を避けた。一般論と前置きした上で、ドイツは「軍備の供給やウク

http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/624.html
コメント [カルト50]
29. アラジン2[7441] g0GDiYNXg5My 2025年5月28日 05:27:55 : wzWvG5r2Hw : R281N2NJRUhFdUk=[598]
<■85行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
>>27
>なんか知らないけどスレの題から離れていくので一言。

すみません。
でも結局は、日本の農業はアメリカに潰されるって事です。
中国ではなく。

それを全力で中国の責任にして、台湾有事を起こして
日本を中国と戦争させたい連中(アメリカの売国奴)がいるって事です。

下記は >>20 の鈴木宣弘氏の記事。

■食料は軍事・エネルギーと並ぶ国家存立の3本柱!(1)(2015年11月12日)

●1ページ目・「農協」を解体し農協マネー150兆円を奪取
https://www.data-max.co.jp/article/7463

●2ページ目・米国が目論む「農協」組織の解体
https://www.data-max.co.jp/article/7478

●3ページ目・実態がわかると交渉が頓挫するTPP
https://www.data-max.co.jp/article/7508

●4ページ目・ 世界をコントロールするための一番安い武器は「食料」
https://www.data-max.co.jp/article/7519

------------------------------------------------------

最終的にはアメリカ(統一教会・経団連・連合)支配の
自民党、立憲、国民民主、参政党、日本保守党 を倒さなきゃ、日本は潰れます。
台湾にも、アメリカが統一教会を連れてってんだから
いい加減に目を醒まさんと、ね。
↓↓
■政教一致を謳う統一教会は台湾で政党結成 (2022/7/28)
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/333dbfdeffe8a98b9082f28ccc6b91a066941094
・抜粋コピペ
――1967年、(アメリカの)CIA(中央情報局)の要請により、  ←★★★
文鮮明は日本人女性の福田修子(韓国系の鄭仁淑)を台湾に派遣し、←★★★
1971年に合法的な宗教団体として登録した。           ←★★★

それを知った蔣介石は激怒して、すぐにそれを禁止した。
蒋介石の厳しい弾圧の下、統一教会は地下活動を行い、李登輝政権が登場するまで、
「家庭教会」の形で持ちこたえようとした。

1993年に李登輝の招待により、文鮮明夫妻は台北を訪問して
「立法院」でスピーチをしたため、(邪教の)信者は一気に5万人に膨れ上がった。
2011年に「統一教台湾総会」に改名し、「純愛運動」とか「理想の家庭創建運動」
など21の支部が台湾で組織された(引用ここまで)。

引用文の中にある「CIA」との関係に関して、同じく「超越新聞網」は
「文鮮明が1950年代初期に韓国で世界基督教統一神霊協会(略称:統一教)を
設立して活動していた時期、
CIAは文鮮明を情報提供者として扱い、←★★★
文鮮明はCIAの保護下に置かれていた」←★★★
と説明している。

----------------------------------------抜粋コピー終了。

なお、台湾独立のためのデマ吐きしていた拓殖大学教授・黄文雄氏も
統一教会関係者。
世界戦略総合研究所(世界平和統一家庭連合〈旧統一教会〉系シンクタンク)評議員です。


http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/330.html#c29
コメント [政治・選挙・NHK297]
40. 阿部史郎[1811] iKKVlI5qmFk 2025年5月28日 05:31:07 : cYRAeWjdps : aURIWUFBRGptV1E=[874]
北海道は知事が知事なので、もう既に中国に乗っ取られたとみて間違いない。
rapt-plusalpha.com/45491/

日本を乗っ取ろうなどと悪いことを考えた中国人に対して神の怒りが下ったのだ。
rapt-plusalpha.com/123554/
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c40

コメント [政治・選挙・NHK297] 「コメ担当」小泉農相に与党は局面打開の期待感、野党は「成果を上げて全国行脚されたら…」(読売新聞オンライン) 達人が世直し
22. アラハバキ[1118] g0GDiYNug2@DTA 2025年5月28日 05:36:41 : HWXpPZXjsY : aGFPSFcvdkxBcTY=[11]
>>21
人にウヨサヨレッテルを貼るよりも真相を探求してみてよ。
これ、ほんとに深刻なのだから。

米は もはや、
厳しい生産能力不足の時代に突入していて→

ここに到る主犯が
自民党農政&農水省&財務省(農家潰しの緊縮)の政策であるが故に、

彼らこそが自分達に火の粉がかからないように

生産量は足りている(=自分達の政策は間違ってない)とか抜かし

末端の民間が互いに疑心暗鬼になるよう仕向けているのだよ。

今、コメ生産農家の平均年齢は70歳。
10年後にはさらに深刻な米不足状況になる。 

※直ぐには無くならない、
 じわじわと価格が上昇することから始まる → 今がココ。


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/360.html#c22

コメント [近代史4] ウォール街やシティと戦った共産主義者のフランクリン・ルーズベルト 中川隆
26. 中川隆[-6646] koaQ7Jey 2025年5月28日 05:47:17 : Wr0UMC5rNI : QU9DQ3pZZ0xBc28=[1]
<■58行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
東洋でも西洋でも支配層は政略結婚を繰り返してきました。現在でも生き残っているヨーロッパの貴族は大多数が親戚であり、そのつながりがEUをコントロールしていると言われていますが、それだけでは政治家、官僚、企業経営者、将軍、情報機関幹部などを操ることができません。そのために使われる手段が買収、恫喝、暗殺、クーデター、軍事侵攻などです。このうち、買収、恫喝、暗殺、クーデタで中心的な役割を演じるのが情報機関にほかなりません。

 買収と恫喝は深く関係していますが、その手段を利用して権力を維持していたひとりが、1935年6月から72年5月までFBI長官を務めたJ・エドガー・フーバーです。

 フーバーが長官になる直前、1933年から34年にかけてウォール街の大物たちはニューディールを掲げるフランクリン・ルーズベルト政権を倒すため、在郷軍人会の約50万人を動員してホワイトハウスを恫喝しようとしたのですが、アメリカ海兵隊の伝説的な軍人、スメドリー・バトラー退役少将によって阻止されました。この計画を取材したフィラデルフィア・レコードの記者、ポール・コムリー・フレンチによりますと、クーデターを目論んでいたウォール街の住人たちは、コミュニストから国を守るためにファシスト政権をアメリカに樹立させる必要があると話しています。バトラー退役少将は1935年にフーバーと会ってウォール街の計画を説明するのですが、断られています。(Peter Dale Scott, “The American Deep State,” Rowman & Littlefield, 2015)

 大戦後、アメリカでは反ファシスト派が粛清されました。「赤狩り」です。その粛清で重要な役割を果たしたジョセフ・マッカーシー上院議員ですが、その情報源はフーバー長官だったと言われています。

 1953年から54年にかけてマッカーシー上院議員の法律顧問を務めたロイ・コーンは大学を出て間もない頃、性的スキャンダルによる恐喝を生業としている暗黒街の一味の下で働いていたと言われています。彼はニューヨークの犯罪組織、ガンビーノ・ファミリーのメンバー何人かの法律顧問を務めていましたが、顧客のひとりがジョン・ゴッチです。

 コーンと「親子のように」親しかったというルイス・ローゼンスティールは禁酒法時代に密造酒で大儲けした人物で、スキャンダルを使った恐喝をしていたとも言われています。そのローゼンスティールは禁酒法が廃止になった後、フーバー長官に接近しました。死ぬ直前、彼はドナルド・トランプの顧問を務めています。(Jonathan Marshall, “Dark Quadrant,” Rowman & Littlefield, 2021)

 ローゼンスティールの同業者で、親しい間柄だったサミュエル・ブロンフマンの息子であるエドガー・ブロンフマンはジェフリー・エプスタインと親しいことで知られていますが、このふたりはイスラエルの情報機関の仕事をしていたことでも知られています。

 ローゼンスティールの妻だったスーザン・カウフマンによりますと、元夫はユダヤ系ギャングの大物、メイヤー・ランスキーとも親しくしていました。ランスキーはイスラエルだけでなくCIAと緊密な関係にあった人物で、彼が親しくしていたCIAの幹部、ジェームズ・アングルトンはモサドとの連絡を務めていました。

 また、フーバーが37年にわたってFBI長官の座にとどまり、大きな影響力を維持できたのはエリートたちの弱みを握っていたからだと言われているます。ジョン・F・ケネディ大統領はアレン・ダレスCIA長官と同じようにフーバーFBI長官も解任しようとしていましたが、その前に大統領は暗殺されました。大統領の弟で、司法長官を経験したロバート・ケネディも殺されています。

 弱みを握ることは人間を操る有効な手段で、エプスタインのような方法だけでなく、通信傍受(盗聴)も利用されてきました。最も強大な恫喝の仕組みを築き上げたのがイギリス、アメリカ、そしてイスラエルの支配者たちです。その仕組みについて考えてみたいと思います。

櫻井 春彦
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202505280000/
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1037.html#c26

コメント [カルト50]
30. アラジン2[7442] g0GDiYNXg5My 2025年5月28日 05:48:01 : wzWvG5r2Hw : R281N2NJRUhFdUk=[599]
>>29 追記。
そしてトランプも安倍ちゃんも統一教会とズブズブですからね。

■【“統一教会”大規模会合】安倍元首相に“献花”
トランプ前大統領はビデオで「深い哀悼の意を表する」(2022/8/12)
https://www.youtube.com/watch?v=i5H4agdOx-g




http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/330.html#c30
コメント [番外地12] 石原順チャンネル 中川隆
1. 中川隆[-6645] koaQ7Jey 2025年5月28日 06:02:16 : Wr0UMC5rNI : QU9DQ3pZZ0xBc28=[2]
777投稿集
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14038024

777 政治 関係投稿集
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14038315

777 経済 関係投稿集
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14037314


▲△▽▼


白井聡さんに聞く!! 「小泉農相」は米国の思うつぼ?/米価高騰の原因と減反政策は?/国民民主の子育てケアマネ制度に疑問の声、ほか


2025/05/23
https://www.youtube.com/watch?v=qmpODjDtXVM

きょうのスペシャルは白井聡さんがゲスト! 小泉農水相の就任を「農協解体」や「米市場の外資開放」につながる恐れ/米価高騰と政府の対応について/国民民主党の「子育てケアマネ」提案は的外れ?支持低下の一因に

▲△▽▼
http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/494.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
41. ハイハイ。[509] g26DQ4Nug0OBQg 2025年5月28日 06:07:21 : c8PdFm9mMA : WTRMei9Ga2dVYkE=[7]
斎藤は自分で、自分の処分を「減給」と決めてるらしい。

動機も利害関係もなく、上司に言われて犯罪を起こした井ノ本が懲戒で停職3ヶ月なのに、

井ノ本に直接指示し、犯行の動機と利害関係の中心である県トップの斎藤が、逆に処分が軽いなんてあるわけがないだろうが。

辞職しかもう道はないんだよ。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c41

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
42. 天元[1115] k1aMsw 2025年5月28日 06:12:23 : ZVfystqlsM : ZUY2UVpNd2t4eHc=[1538]
今回の第三者委員会の見解も法的拘束力の問題はあるが、知事が行政責任者としての直接指示者ではないが、長としての責任はあるとして、その処分をすると言明してる。

確かに形式的には法違反で有るが、その情報の漏洩が真実のもであり、知らせることに公益が有るとの判断からのものである場合は、どうなのかの問題点もあるでしょう。それは最終的には裁判所の判断によるのではないか。

この問題と、知事が公用パソコンを私的に使用していた局長を処分した行為を否定する事ではないでしょう。公益通報制度に関する問題点を含んだ事実として。


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c42

コメント [近代史02] 弥生人の起源 _ 自称専門家の嘘に騙されない為に これ位は知っておこう 中川隆
323. 中川隆[-6644] koaQ7Jey 2025年5月28日 06:49:25 : Wr0UMC5rNI : QU9DQ3pZZ0xBc28=[3]
歴史教科書が嘘!?最新DNAが語る「弥生人」のヤバすぎる秘密
2025/05/26
https://www.youtube.com/watch?v=DGKizH6sjbA

教科書で習う弥生人の話は本当だったのか?最近のDNAの研究で弥生人のルーツも色々とわかってきました。今回は現時点で判明している弥生人についての説を紹介していきます。

■チャプター■
00:09 オープニング:黒曜石に秘められたロマン
01:15 アステカ文明と黒曜石:神殿・神話・儀式の中心にあった石
02:21 切れ味最強!黒曜石が武器と道具に選ばれた理由
03:25 黒曜石と信仰:神の象徴、そして儀式のナイフに
04:31 黒曜石と経済:アステカの貢納と交易ネットワーク
05:35 縄文時代の黒曜石:日本各地の採取と生活への利用
06:38 縄文の道具文化と黒曜石:狩猟・加工を支えた実用性
07:45 意外とグローバル?縄文の黒曜石流通ネットワーク
08:49 交流と絆の象徴:黒曜石が示す縄文社会の広がり
09:54 世界の黒曜石文化:マヤ・ギリシャ・エジプトの例
10:58 アステカと縄文:遠く離れても黒曜石に込めた意味は共通?
12:02 エンディング:1つの石が語る人類のつながりとロマン

http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/547.html#c323

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
43. ハイハイ。[510] g26DQ4Nug0OBQg 2025年5月28日 07:10:43 : c8PdFm9mMA : WTRMei9Ga2dVYkE=[8]
>>42

すぐの県庁の爆破予告、殺害予告でもないなら、プレイベート情報漏洩に一切「公益性」なんてないんだよ。

百歩譲ってそれが破廉恥なものであっても、それなら尚更、厳重に隠蔽すべきものだろうが。県内部の問題だろうが?

当たり前に、漏洩の関係者は全員懲戒処分されるべきなんだよ、まともな組織なら。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c43

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
44. ノーサイド[4816] g22BW4NUg0ODaA 2025年5月28日 07:11:27 : zeiOTYdnDw : MC5kQk0uR2tVNDI=[24]

元はと言えば斉藤らの元局長への3ヶ月の停職という恩情処分が悪かったのだよ。

懲戒免職及び刑事告発と言う厳罰をもってすればこのようなややこしい事態にならずに済んだ。

そうすれば逆に斉藤らの責任も明らかにする必要が生じ、全てが明らかになっていた。

   
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c44

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
45. ハイハイ。[511] g26DQ4Nug0OBQg 2025年5月28日 07:15:08 : c8PdFm9mMA : WTRMei9Ga2dVYkE=[9]
>>44

信者、

刑事告発できるような内容か?

できるなら、斎藤はとっくにやってるよ。

おまえの頭は本当に逆立ちしてるな。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c45

コメント [近代史5] 中国共産党による格付け社会 中川隆
22. 中川隆[-6643] koaQ7Jey 2025年5月28日 07:16:13 : Wr0UMC5rNI : QU9DQ3pZZ0xBc28=[4]
<■65行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
中国で金融など高学歴職業も崩壊、良い大学を出た人ほど怠け者になる
2025.05.28
https://www.thutmosev.com/archives/39335.html

たった初任給2万元(40万円)の仕事すらないという精華大学の卒業者

中国で1人前の職人の月給は7万円程度でしかない


銀行も減給リストラ、預金引き出し拒否

中国で上場している42銀行のうち33銀行が経営陣の報酬を減額し、中には減額幅が82%に達した例もあり銀行員や保険会社や3大国有銀行にまで及んでいる

また多くの銀行はキャッシュフローを確保するため預金の引き出しや解約を拒否するようになっていて、自分の預金を引き出すのに理由なく拒否されたという報告が多い

さらに自分の定期預金を勝手に流用されたり、「預金」したのに勝手に理財商品に投資され、偽の同意書が作成されている例もあった

恒大に始まった不動産業の破綻は融資した金融業界の不良債権になり、あらゆる銀行の経営が悪化したため銀行は「とりあえずの現金」を確保しようとしている

現金が在ってもなくても経営は改善されないが「見せ金」を用意する事で経営を良く見せる事ができ、破綻を先送りして優良企業のように見せている

こうした銀行はリストラや減給によって支出を減らそうとしていて、毎月の収入が1/3から半減したという例が多くリストラされた人も多い

IT業界も例外ではなくリストラの嵐が吹き荒れていて、中国の東大と呼ばれる精華大学の大学院を卒業しても就職先がなく、デリバリーや清掃員をする人もいる

もし日本で東大大学院を卒業した人が1年も就職できずウーバーイーツや清掃のアルバイトで食いつないでいたら末期的な不況だといえる

いわゆる「良い職業」のポストは一つのイスを数万人が奪い合うようになっていて、だから東大主席でもハーバード卒でも何の助けにもならない

ほんの数年前に中国のIT企業が新入社員に年収1000万円を出すのが話題になり、当時日本のマスコミは大喜びで「豊かな中国と貧乏な日本」というニュースを拡散していた

ここで中国の東大とされる精華大と北京大の金銭感覚について書くと、ある精華大卒の失業者は「私はたった月給2万元(40万円)を求めているだけなのに仕事がない」と嘆いていた

中国の平均年収は全土で80万円という所で北京上海でも月給16万円、それもバブルの絶頂期の金額で今は大都市でも月給10万円を稼ぐのは大変です

名門大学を出た人は働かず人民から搾取する
それを名門大学を卒業したからと言って経験ゼロの新入社員が「たった月給40万円」(平均月給の4倍)と言うあたりに思い上がりを感じます

因みに日本の上場企業の平均初任給は25万円だそうで、崩壊前の中国がいかにバブルが進行していてバブルが当たり前だと思っていたのが伺える

もう一つ伺えるのが中国における貧富の酷さで良い大学を卒業したら「初任給がたった40万円かよ」と言うのに対し同じ都市で働く出稼ぎ労働者はその10分の1の収入しかありません

大学というと誰にでも受験チャンスがあるように思えるが中国ではその都市の受験者が優遇されて他地域の特に農村部戸籍は受験でも差別される

農村戸籍の子供は頭が良くても近くの田舎の大学に行くしかなく、その大学を出て就職できるのはやっぱり田舎の企業や田舎の公務員に限られている

都会の大学を卒業したら人生が約束されていたのだが不況でバブルが崩壊し、ホワイトカラーの人達がブルカラーの労働者へ”転落”している

韓国や朝鮮でもそうなのだが中国では地位の高い人や高い教育を受けた人ほど働かず、労働は地位が低く卑しい人がやるものだった

こうした社会では優秀な人は上流階級の怠け者になって人々から搾取するようになり、労働をするのは若干頭が悪かったり育ちが悪い人だけになる

今の中国も正にそれで2大名門大学を卒業した人は働かずに他人に指図をして高給を貰い、製造や労働をするのは2流大学卒か高卒か農村戸籍の人々です

ここに中国製品の品質が一向に向上しない秘密があってEVなどの設計や開発をするのは名門大卒なのだが、現場で製造するのは農民工や中卒高卒なのです

さらに酷いのは人民解放軍で秦の始皇帝の時代から軍人は「最悪のクズ」「社会のゴミ」がやる職業とされてきました

だから中国の軍人は平気で民間人をさつ害したりするし、それを日本軍の犯行に仕立て上げたり、加害者なのに「自分が被害者だ」と言って世界に触れ回るのです
https://www.thutmosev.com/archives/39335.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1135.html#c22

コメント [近代史3] 自称共産国家の中華人民共和国が世界史上最悪の階級社会になった理由 中川隆
65. 中川隆[-6642] koaQ7Jey 2025年5月28日 07:16:32 : Wr0UMC5rNI : QU9DQ3pZZ0xBc28=[5]
<■65行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
中国で金融など高学歴職業も崩壊、良い大学を出た人ほど怠け者になる
2025.05.28
https://www.thutmosev.com/archives/39335.html

たった初任給2万元(40万円)の仕事すらないという精華大学の卒業者

中国で1人前の職人の月給は7万円程度でしかない


銀行も減給リストラ、預金引き出し拒否

中国で上場している42銀行のうち33銀行が経営陣の報酬を減額し、中には減額幅が82%に達した例もあり銀行員や保険会社や3大国有銀行にまで及んでいる

また多くの銀行はキャッシュフローを確保するため預金の引き出しや解約を拒否するようになっていて、自分の預金を引き出すのに理由なく拒否されたという報告が多い

さらに自分の定期預金を勝手に流用されたり、「預金」したのに勝手に理財商品に投資され、偽の同意書が作成されている例もあった

恒大に始まった不動産業の破綻は融資した金融業界の不良債権になり、あらゆる銀行の経営が悪化したため銀行は「とりあえずの現金」を確保しようとしている

現金が在ってもなくても経営は改善されないが「見せ金」を用意する事で経営を良く見せる事ができ、破綻を先送りして優良企業のように見せている

こうした銀行はリストラや減給によって支出を減らそうとしていて、毎月の収入が1/3から半減したという例が多くリストラされた人も多い

IT業界も例外ではなくリストラの嵐が吹き荒れていて、中国の東大と呼ばれる精華大学の大学院を卒業しても就職先がなく、デリバリーや清掃員をする人もいる

もし日本で東大大学院を卒業した人が1年も就職できずウーバーイーツや清掃のアルバイトで食いつないでいたら末期的な不況だといえる

いわゆる「良い職業」のポストは一つのイスを数万人が奪い合うようになっていて、だから東大主席でもハーバード卒でも何の助けにもならない

ほんの数年前に中国のIT企業が新入社員に年収1000万円を出すのが話題になり、当時日本のマスコミは大喜びで「豊かな中国と貧乏な日本」というニュースを拡散していた

ここで中国の東大とされる精華大と北京大の金銭感覚について書くと、ある精華大卒の失業者は「私はたった月給2万元(40万円)を求めているだけなのに仕事がない」と嘆いていた

中国の平均年収は全土で80万円という所で北京上海でも月給16万円、それもバブルの絶頂期の金額で今は大都市でも月給10万円を稼ぐのは大変です

名門大学を出た人は働かず人民から搾取する
それを名門大学を卒業したからと言って経験ゼロの新入社員が「たった月給40万円」(平均月給の4倍)と言うあたりに思い上がりを感じます

因みに日本の上場企業の平均初任給は25万円だそうで、崩壊前の中国がいかにバブルが進行していてバブルが当たり前だと思っていたのが伺える

もう一つ伺えるのが中国における貧富の酷さで良い大学を卒業したら「初任給がたった40万円かよ」と言うのに対し同じ都市で働く出稼ぎ労働者はその10分の1の収入しかありません

大学というと誰にでも受験チャンスがあるように思えるが中国ではその都市の受験者が優遇されて他地域の特に農村部戸籍は受験でも差別される

農村戸籍の子供は頭が良くても近くの田舎の大学に行くしかなく、その大学を出て就職できるのはやっぱり田舎の企業や田舎の公務員に限られている

都会の大学を卒業したら人生が約束されていたのだが不況でバブルが崩壊し、ホワイトカラーの人達がブルカラーの労働者へ”転落”している

韓国や朝鮮でもそうなのだが中国では地位の高い人や高い教育を受けた人ほど働かず、労働は地位が低く卑しい人がやるものだった

こうした社会では優秀な人は上流階級の怠け者になって人々から搾取するようになり、労働をするのは若干頭が悪かったり育ちが悪い人だけになる

今の中国も正にそれで2大名門大学を卒業した人は働かずに他人に指図をして高給を貰い、製造や労働をするのは2流大学卒か高卒か農村戸籍の人々です

ここに中国製品の品質が一向に向上しない秘密があってEVなどの設計や開発をするのは名門大卒なのだが、現場で製造するのは農民工や中卒高卒なのです

さらに酷いのは人民解放軍で秦の始皇帝の時代から軍人は「最悪のクズ」「社会のゴミ」がやる職業とされてきました

だから中国の軍人は平気で民間人をさつ害したりするし、それを日本軍の犯行に仕立て上げたり、加害者なのに「自分が被害者だ」と言って世界に触れ回るのです
https://www.thutmosev.com/archives/39335.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/354.html#c65

コメント [昼休み54] 中国は世界史上最悪の階級社会 中川隆
45. 中川隆[-6641] koaQ7Jey 2025年5月28日 07:16:46 : Wr0UMC5rNI : QU9DQ3pZZ0xBc28=[6]
<■65行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
中国で金融など高学歴職業も崩壊、良い大学を出た人ほど怠け者になる
2025.05.28
https://www.thutmosev.com/archives/39335.html

たった初任給2万元(40万円)の仕事すらないという精華大学の卒業者

中国で1人前の職人の月給は7万円程度でしかない


銀行も減給リストラ、預金引き出し拒否

中国で上場している42銀行のうち33銀行が経営陣の報酬を減額し、中には減額幅が82%に達した例もあり銀行員や保険会社や3大国有銀行にまで及んでいる

また多くの銀行はキャッシュフローを確保するため預金の引き出しや解約を拒否するようになっていて、自分の預金を引き出すのに理由なく拒否されたという報告が多い

さらに自分の定期預金を勝手に流用されたり、「預金」したのに勝手に理財商品に投資され、偽の同意書が作成されている例もあった

恒大に始まった不動産業の破綻は融資した金融業界の不良債権になり、あらゆる銀行の経営が悪化したため銀行は「とりあえずの現金」を確保しようとしている

現金が在ってもなくても経営は改善されないが「見せ金」を用意する事で経営を良く見せる事ができ、破綻を先送りして優良企業のように見せている

こうした銀行はリストラや減給によって支出を減らそうとしていて、毎月の収入が1/3から半減したという例が多くリストラされた人も多い

IT業界も例外ではなくリストラの嵐が吹き荒れていて、中国の東大と呼ばれる精華大学の大学院を卒業しても就職先がなく、デリバリーや清掃員をする人もいる

もし日本で東大大学院を卒業した人が1年も就職できずウーバーイーツや清掃のアルバイトで食いつないでいたら末期的な不況だといえる

いわゆる「良い職業」のポストは一つのイスを数万人が奪い合うようになっていて、だから東大主席でもハーバード卒でも何の助けにもならない

ほんの数年前に中国のIT企業が新入社員に年収1000万円を出すのが話題になり、当時日本のマスコミは大喜びで「豊かな中国と貧乏な日本」というニュースを拡散していた

ここで中国の東大とされる精華大と北京大の金銭感覚について書くと、ある精華大卒の失業者は「私はたった月給2万元(40万円)を求めているだけなのに仕事がない」と嘆いていた

中国の平均年収は全土で80万円という所で北京上海でも月給16万円、それもバブルの絶頂期の金額で今は大都市でも月給10万円を稼ぐのは大変です

名門大学を出た人は働かず人民から搾取する
それを名門大学を卒業したからと言って経験ゼロの新入社員が「たった月給40万円」(平均月給の4倍)と言うあたりに思い上がりを感じます

因みに日本の上場企業の平均初任給は25万円だそうで、崩壊前の中国がいかにバブルが進行していてバブルが当たり前だと思っていたのが伺える

もう一つ伺えるのが中国における貧富の酷さで良い大学を卒業したら「初任給がたった40万円かよ」と言うのに対し同じ都市で働く出稼ぎ労働者はその10分の1の収入しかありません

大学というと誰にでも受験チャンスがあるように思えるが中国ではその都市の受験者が優遇されて他地域の特に農村部戸籍は受験でも差別される

農村戸籍の子供は頭が良くても近くの田舎の大学に行くしかなく、その大学を出て就職できるのはやっぱり田舎の企業や田舎の公務員に限られている

都会の大学を卒業したら人生が約束されていたのだが不況でバブルが崩壊し、ホワイトカラーの人達がブルカラーの労働者へ”転落”している

韓国や朝鮮でもそうなのだが中国では地位の高い人や高い教育を受けた人ほど働かず、労働は地位が低く卑しい人がやるものだった

こうした社会では優秀な人は上流階級の怠け者になって人々から搾取するようになり、労働をするのは若干頭が悪かったり育ちが悪い人だけになる

今の中国も正にそれで2大名門大学を卒業した人は働かずに他人に指図をして高給を貰い、製造や労働をするのは2流大学卒か高卒か農村戸籍の人々です

ここに中国製品の品質が一向に向上しない秘密があってEVなどの設計や開発をするのは名門大卒なのだが、現場で製造するのは農民工や中卒高卒なのです

さらに酷いのは人民解放軍で秦の始皇帝の時代から軍人は「最悪のクズ」「社会のゴミ」がやる職業とされてきました

だから中国の軍人は平気で民間人をさつ害したりするし、それを日本軍の犯行に仕立て上げたり、加害者なのに「自分が被害者だ」と言って世界に触れ回るのです
https://www.thutmosev.com/archives/39335.html
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/269.html#c45

コメント [近代史4] 中国は共産主義国ではなく古来からの皇帝が支配する儒教国家 中川隆
15. 中川隆[-6640] koaQ7Jey 2025年5月28日 07:17:22 : Wr0UMC5rNI : QU9DQ3pZZ0xBc28=[7]
<■65行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
中国で金融など高学歴職業も崩壊、良い大学を出た人ほど怠け者になる
2025.05.28
https://www.thutmosev.com/archives/39335.html

たった初任給2万元(40万円)の仕事すらないという精華大学の卒業者

中国で1人前の職人の月給は7万円程度でしかない


銀行も減給リストラ、預金引き出し拒否

中国で上場している42銀行のうち33銀行が経営陣の報酬を減額し、中には減額幅が82%に達した例もあり銀行員や保険会社や3大国有銀行にまで及んでいる

また多くの銀行はキャッシュフローを確保するため預金の引き出しや解約を拒否するようになっていて、自分の預金を引き出すのに理由なく拒否されたという報告が多い

さらに自分の定期預金を勝手に流用されたり、「預金」したのに勝手に理財商品に投資され、偽の同意書が作成されている例もあった

恒大に始まった不動産業の破綻は融資した金融業界の不良債権になり、あらゆる銀行の経営が悪化したため銀行は「とりあえずの現金」を確保しようとしている

現金が在ってもなくても経営は改善されないが「見せ金」を用意する事で経営を良く見せる事ができ、破綻を先送りして優良企業のように見せている

こうした銀行はリストラや減給によって支出を減らそうとしていて、毎月の収入が1/3から半減したという例が多くリストラされた人も多い

IT業界も例外ではなくリストラの嵐が吹き荒れていて、中国の東大と呼ばれる精華大学の大学院を卒業しても就職先がなく、デリバリーや清掃員をする人もいる

もし日本で東大大学院を卒業した人が1年も就職できずウーバーイーツや清掃のアルバイトで食いつないでいたら末期的な不況だといえる

いわゆる「良い職業」のポストは一つのイスを数万人が奪い合うようになっていて、だから東大主席でもハーバード卒でも何の助けにもならない

ほんの数年前に中国のIT企業が新入社員に年収1000万円を出すのが話題になり、当時日本のマスコミは大喜びで「豊かな中国と貧乏な日本」というニュースを拡散していた

ここで中国の東大とされる精華大と北京大の金銭感覚について書くと、ある精華大卒の失業者は「私はたった月給2万元(40万円)を求めているだけなのに仕事がない」と嘆いていた

中国の平均年収は全土で80万円という所で北京上海でも月給16万円、それもバブルの絶頂期の金額で今は大都市でも月給10万円を稼ぐのは大変です

名門大学を出た人は働かず人民から搾取する
それを名門大学を卒業したからと言って経験ゼロの新入社員が「たった月給40万円」(平均月給の4倍)と言うあたりに思い上がりを感じます

因みに日本の上場企業の平均初任給は25万円だそうで、崩壊前の中国がいかにバブルが進行していてバブルが当たり前だと思っていたのが伺える

もう一つ伺えるのが中国における貧富の酷さで良い大学を卒業したら「初任給がたった40万円かよ」と言うのに対し同じ都市で働く出稼ぎ労働者はその10分の1の収入しかありません

大学というと誰にでも受験チャンスがあるように思えるが中国ではその都市の受験者が優遇されて他地域の特に農村部戸籍は受験でも差別される

農村戸籍の子供は頭が良くても近くの田舎の大学に行くしかなく、その大学を出て就職できるのはやっぱり田舎の企業や田舎の公務員に限られている

都会の大学を卒業したら人生が約束されていたのだが不況でバブルが崩壊し、ホワイトカラーの人達がブルカラーの労働者へ”転落”している

韓国や朝鮮でもそうなのだが中国では地位の高い人や高い教育を受けた人ほど働かず、労働は地位が低く卑しい人がやるものだった

こうした社会では優秀な人は上流階級の怠け者になって人々から搾取するようになり、労働をするのは若干頭が悪かったり育ちが悪い人だけになる

今の中国も正にそれで2大名門大学を卒業した人は働かずに他人に指図をして高給を貰い、製造や労働をするのは2流大学卒か高卒か農村戸籍の人々です

ここに中国製品の品質が一向に向上しない秘密があってEVなどの設計や開発をするのは名門大卒なのだが、現場で製造するのは農民工や中卒高卒なのです

さらに酷いのは人民解放軍で秦の始皇帝の時代から軍人は「最悪のクズ」「社会のゴミ」がやる職業とされてきました

だから中国の軍人は平気で民間人をさつ害したりするし、それを日本軍の犯行に仕立て上げたり、加害者なのに「自分が被害者だ」と言って世界に触れ回るのです
https://www.thutmosev.com/archives/39335.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/567.html#c15

コメント [近代史4] 中国の特権階級の貴公子ぶり 寝ていてもお金が増える仕組み 中川隆
8. 中川隆[-6639] koaQ7Jey 2025年5月28日 07:17:49 : Wr0UMC5rNI : QU9DQ3pZZ0xBc28=[8]
<■65行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
中国で金融など高学歴職業も崩壊、良い大学を出た人ほど怠け者になる
2025.05.28
https://www.thutmosev.com/archives/39335.html

たった初任給2万元(40万円)の仕事すらないという精華大学の卒業者

中国で1人前の職人の月給は7万円程度でしかない


銀行も減給リストラ、預金引き出し拒否

中国で上場している42銀行のうち33銀行が経営陣の報酬を減額し、中には減額幅が82%に達した例もあり銀行員や保険会社や3大国有銀行にまで及んでいる

また多くの銀行はキャッシュフローを確保するため預金の引き出しや解約を拒否するようになっていて、自分の預金を引き出すのに理由なく拒否されたという報告が多い

さらに自分の定期預金を勝手に流用されたり、「預金」したのに勝手に理財商品に投資され、偽の同意書が作成されている例もあった

恒大に始まった不動産業の破綻は融資した金融業界の不良債権になり、あらゆる銀行の経営が悪化したため銀行は「とりあえずの現金」を確保しようとしている

現金が在ってもなくても経営は改善されないが「見せ金」を用意する事で経営を良く見せる事ができ、破綻を先送りして優良企業のように見せている

こうした銀行はリストラや減給によって支出を減らそうとしていて、毎月の収入が1/3から半減したという例が多くリストラされた人も多い

IT業界も例外ではなくリストラの嵐が吹き荒れていて、中国の東大と呼ばれる精華大学の大学院を卒業しても就職先がなく、デリバリーや清掃員をする人もいる

もし日本で東大大学院を卒業した人が1年も就職できずウーバーイーツや清掃のアルバイトで食いつないでいたら末期的な不況だといえる

いわゆる「良い職業」のポストは一つのイスを数万人が奪い合うようになっていて、だから東大主席でもハーバード卒でも何の助けにもならない

ほんの数年前に中国のIT企業が新入社員に年収1000万円を出すのが話題になり、当時日本のマスコミは大喜びで「豊かな中国と貧乏な日本」というニュースを拡散していた

ここで中国の東大とされる精華大と北京大の金銭感覚について書くと、ある精華大卒の失業者は「私はたった月給2万元(40万円)を求めているだけなのに仕事がない」と嘆いていた

中国の平均年収は全土で80万円という所で北京上海でも月給16万円、それもバブルの絶頂期の金額で今は大都市でも月給10万円を稼ぐのは大変です

名門大学を出た人は働かず人民から搾取する
それを名門大学を卒業したからと言って経験ゼロの新入社員が「たった月給40万円」(平均月給の4倍)と言うあたりに思い上がりを感じます

因みに日本の上場企業の平均初任給は25万円だそうで、崩壊前の中国がいかにバブルが進行していてバブルが当たり前だと思っていたのが伺える

もう一つ伺えるのが中国における貧富の酷さで良い大学を卒業したら「初任給がたった40万円かよ」と言うのに対し同じ都市で働く出稼ぎ労働者はその10分の1の収入しかありません

大学というと誰にでも受験チャンスがあるように思えるが中国ではその都市の受験者が優遇されて他地域の特に農村部戸籍は受験でも差別される

農村戸籍の子供は頭が良くても近くの田舎の大学に行くしかなく、その大学を出て就職できるのはやっぱり田舎の企業や田舎の公務員に限られている

都会の大学を卒業したら人生が約束されていたのだが不況でバブルが崩壊し、ホワイトカラーの人達がブルカラーの労働者へ”転落”している

韓国や朝鮮でもそうなのだが中国では地位の高い人や高い教育を受けた人ほど働かず、労働は地位が低く卑しい人がやるものだった

こうした社会では優秀な人は上流階級の怠け者になって人々から搾取するようになり、労働をするのは若干頭が悪かったり育ちが悪い人だけになる

今の中国も正にそれで2大名門大学を卒業した人は働かずに他人に指図をして高給を貰い、製造や労働をするのは2流大学卒か高卒か農村戸籍の人々です

ここに中国製品の品質が一向に向上しない秘密があってEVなどの設計や開発をするのは名門大卒なのだが、現場で製造するのは農民工や中卒高卒なのです

さらに酷いのは人民解放軍で秦の始皇帝の時代から軍人は「最悪のクズ」「社会のゴミ」がやる職業とされてきました

だから中国の軍人は平気で民間人をさつ害したりするし、それを日本軍の犯行に仕立て上げたり、加害者なのに「自分が被害者だ」と言って世界に触れ回るのです
https://www.thutmosev.com/archives/39335.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/742.html#c8

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
46. ノーサイド[4817] g22BW4NUg0ODaA 2025年5月28日 07:28:55 : zeiOTYdnDw : MC5kQk0uR2tVNDI=[25]
>>45

アホ、最後まで読め。私のコメントに抜かりはないのだよ。(大笑)

 
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c46

コメント [カルト50]
31. アラジン2[7443] g0GDiYNXg5My 2025年5月28日 07:29:17 : wzWvG5r2Hw : R281N2NJRUhFdUk=[600]
<▽30行くらい>
>>30 追記。

国民民主党は統一教会と繋がりがある。
連合の芳野会長も統一教会と繋がりがある。
そもそも民社党はアメリカが社会党議員に資金提供して作らせた政党。

■自民に接近する国民民主 「連立」報道から見えた翼賛政治への危機 
親米保守と統一教会にも相通ずる過去 (2022年12月6日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/218119

■富士政治大学と芳野会長と旧統一教会の関係とは?
なぜ話題になっている? (2022/09/06)
https://changcoroom.com/news/3862/


■CIAと「Bチーム」シリーズ まとめ (2024-12-15)
https://ameblo.jp/cargoofficial/entry-12878720630.html
↓↓下記画像は上端と下端が切れているので、原本は上記サイトから見てね。

https://stat.ameba.jp/user_images/20241215/11/cargoofficial/b9/37/j/o0720096015521666507.jpg?cat=700

http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/330.html#c31
コメント [政治・選挙・NHK297] 農水省「米対策集中対応チーム」にも“裏ミッション”…進次郎農相コメ値下げプランを阻む壁(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
12. 2025年5月28日 07:32:13 : fKkQda7Cxw : a01WR1RYQWZoY00=[3329]
農水省に勤めていたことがあるが、30年以上前からゾンビのように動きが遅く、無駄な仕事が多く、腐りきっていた、上役の威張り方は異常であった。

他の役所も似たようなものだろう。日本の将来が心配になったが案の定。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/381.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK297] 一瞬で終わりそうなパフォーマンス 小泉進次郎劇場、透けて見える薄っぺらと危うさと(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
38. サヨナラ自民党[78] g1SDiINpg4mOqZavk30 2025年5月28日 07:52:36 : ri0I5nVurc : SVEvOWFaTG0zMkk=[1]
「郵政民営化は改革の本丸」
「改革なくして成長なし」
こんなレトリックに騙されたのは馬鹿マヌケ。
その騙された連中の子息が、維新やタマキン党を支持する今のZ世代、ということ。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/376.html#c38
コメント [政治・選挙・NHK297]
13. 赤かぶ[243876] kNSCqYLU 2025年5月28日 08:07:13 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[645]
<■126行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>

“JAからの電話”農水族議員に…備蓄米放出で問い合わせ相次ぐ【スーパーJチャンネル】(2025年5月26日)

2025/05/26 ANNnewsCH

 これまでの約半分の値段で売り渡すことが発表された「備蓄米」。自民党にはJAから戸惑いの声が相次いでいるようです。

■備蓄米5kg 2160円程度

小泉進次郎農林水産大臣(44)
「5日前に大臣に就任させていただきました。コメの問題に注力して取り組む」

 小泉進次郎農水大臣。週が明け、いよいよ本格的に仕掛けてきましたが…。

自民党“農水族議員”(取材に基づく)
「(支持者が)自民党から離れていきそうだ」

 まずは26日の発表をまとめます。

 これまで備蓄米については「競争入札」が行われ、最も高い価格を提示した集荷業者に売り渡されていましたが…。

 今後は「随意契約」に変更し、国が備蓄米の売り渡し価格を決めたうえで、年間1万トン以上の取扱数量がある大手小売業者を対象に30万トンを売り渡すということです。

 内訳は3年前に収穫された2022年産、いわゆる“古古米”が20万トン。4年前の2021年産が10万トンで買戻しは求めません。

小泉進次郎農水大臣
「30万トンというのは5キロの袋に換算すると約6000万袋ということ、十分な量を放出していく」

 公表された随意契約の方法は主に3つです。

 「国が提示した販売価格で販売」「8月までに消費者に提供される分を申し込み」「毎日、先着順で受付・契約・販売」します。

立憲民主党 古賀之士参議院議員(66)
「随意契約の場合、すべての希望する方々を受け入れるのか、それとも抽選などを行うのか」

小泉進次郎農水大臣
「抽選ではなく手を挙げる人。今回は条件として1万トン以上を扱うことができる大手小売りの方々に手を挙げていただきたい」

 農水省は早速、随意契約を検討する大手小売業者に対し、オンライン説明会を行っています。

■コメの価格 最高値更新

 そして気になるのは、なんといってもその価格です。

 26日午後に発表された全国のスーパーのコメの平均価格は5キロあたり4285円と前の週と比べて17円値上がりし、過去最高を更新しました。

 小泉大臣は備蓄米を5キロ2000円台にし、まずは“コメ離れを防ぐ”としていますが…。

小泉進次郎農水大臣
「(備蓄米の)売り渡しの価格は60キロで加重平均(税別)1万700円」

 5キロに換算すると、小売り価格は2160円程度と試算しています。

 自民党内では…。

自民党 小野寺五典政調会長
「2000円台の備蓄米の放出を決めていただいたことは大変、評価できることだと思っております」

■「困った」党内から戸惑いの声

 一方で“こんな声”も聞こえてきました。

自民党 農水族議員
「困った、困った。JAから『どうなっているんだ』という電話がすごい。自民党から離れていきそうだ」

 これまで3回の競争入札が行われてきた備蓄米ですが、その全体の95%を落札してきたのがJA全農(全国農業協同組合連合会)です。

 次回は随意契約により、60キロあたり1万1000円ほどで売り渡されますが、例えば3回目の入札では競争の結果、約2万2000円で落札されました。

 次に放出されるものより新しい2023年産とはいえ、倍近くの差があります。

 JAや、いわゆる「農水族議員」に不満がたまっているのでしょうか。

自民党関係者
「小泉さんが自民党の旧態依然とした族議員とJAに立ち向かうヒーローになれるかどうか。小泉元総理が郵政に仕掛けたことと同じことができるかどうかだ」

自民党 重鎮議員
「消費者は小泉さんが抑えて、JAは森山幹事長が抑えるということだ。JAが抑えられていなかったら『何を勝手なことやっているんだ』で終わる」

石破総理大臣
「本日、随契(随意契約)による30万トンの売り渡しが実施されると。そういう旨が公表されて非常にスピーディーな対応だと思う。これにより消費者の方々の不安が払拭されることを期待している」

[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/381.html#c13
コメント [政治・選挙・NHK297]
14. 赤かぶ[243877] kNSCqYLU 2025年5月28日 08:15:06 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[646]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/381.html#c14
コメント [政治・選挙・NHK297]
15. 赤かぶ[243878] kNSCqYLU 2025年5月28日 08:15:39 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[647]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/381.html#c15
コメント [カルト50]
32. アラジン2[7444] g0GDiYNXg5My 2025年5月28日 08:17:59 : wzWvG5r2Hw : R281N2NJRUhFdUk=[601]
<△29行くらい>
>>31 追記。
「参政党と統一教会の関係」については、>>16 を参照。
「日本の保守」と名乗ってる連中は、全員統一教会です。

ガソリーヌ擁立でしくじった国民民主党支持者が
「参政党支持に変更」と連呼してるのを見て、爆笑。カルトからカルトへ。
この連中は「サタンの国(by統一教会教祖・文鮮明)」である日本を滅ぼすまで
愛国者?の皮を被り続ける。

アメリカのために、憲法改正して中国と戦争させて、日本人を殺すのが目的。
だから何でもかんでも「中国が〜〜」。
だしに使われる台湾こそいい迷惑。

■櫻井よしこ、売国エージェント。
統一教会と日本会議とズブズブ【CIA、文鮮明、安倍晋三】 (2022/11/28)
https://www.youtube.com/watch?v=ThNRGp01Mdg



http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/330.html#c32
記事 [番外地12] いい日旅立ち Kyoto vol.1 山口編
いい日旅立ち Kyoto vol.1 山口編

古都京都の美を山口さんの曲で

鬼束ちひろ - いい日旅立ち・西へ

JR西日本“ディスカバーウエスト”キャンペーンのイメージ・ソングにもなっているこのシングルは、谷村新司による、山口百恵の「いい日旅立ち」のリメイク版だ。ストリングスとピアノのシンプルなサウンドに乗って、鬼束が詞を噛みしめるかのように丁寧に歌っている。

http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/495.html

コメント [政治・選挙・NHK297]
16. 赤かぶ[243879] kNSCqYLU 2025年5月28日 08:22:12 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[648]
<▽33行くらい>

【速報】農水省 随意契約による政府備蓄米の受付を一旦休止 予定数量の上限見込みで(2025年5月27日)

2025/05/28 ANNnewsCH

 農林水産省は政府備蓄米の随意契約について事業者からの申し込みが急増したため、いったん受付を休止しました。

 農水省は26日から随意契約による備蓄米の売り渡しの受け付けを始め、申し込み事業者は27日午後2時の時点で33社となっていました。

 申し込みの数量は2022年産が合わせて15万トンを超え、今回予定していた20万トンに近付いていました。

 その後も申し込みが増え、2022年産が予定数量に達する見込みだとして午後9時に22年産も21年産も受付を一時休止すると発表しました。

 今後について小泉農水大臣は自身のX(旧ツイッター)で、21年産でよいか事業者の意向を確認したうえで、受け付けを再開するとしています。

[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/381.html#c16
コメント [政治・選挙・NHK297]
17. 赤かぶ[243880] kNSCqYLU 2025年5月28日 08:25:38 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[649]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/381.html#c17
コメント [政治・選挙・NHK297]
18. 赤かぶ[243881] kNSCqYLU 2025年5月28日 08:26:28 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[650]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/381.html#c18
コメント [政治・選挙・NHK297]
19. 赤かぶ[243882] kNSCqYLU 2025年5月28日 08:27:27 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[651]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/381.html#c19
コメント [カルト50] 小泉進次郎が新農水大臣に就任しましたが、 これは最悪の展開です。(三橋貴明) イワツバメ
33. アラジン2[7445] g0GDiYNXg5My 2025年5月28日 08:28:34 : wzWvG5r2Hw : R281N2NJRUhFdUk=[602]
>>16
三橋貴明氏は参政党支持。
井川意高氏は日本保守党支持。

私はカルトを支持する連中は、基本的に信用しません。



http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/330.html#c33

コメント [戦争b26] ドイツが異例のイスラエル批判 「もはや理解できない」 舞岡関谷
9. 変わりましたね![1] lc@C7YLogtyCtYK9gsuBSQ 2025年5月28日 08:29:05 : HOSuqCCQQY : S3Y2S0tpL3JwU28=[1]
なるほど!!

林官房長官がイスラエルを非難できるようになったわけだ!
それと
メンケルの来日とNOTOの奇妙な動きがわずかながら知ることができました!

http://www.asyura2.com/25/warb26/msg/176.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
47. 天元[1116] k1aMsw 2025年5月28日 08:38:38 : ZVfystqlsM : ZUY2UVpNd2t4eHc=[1539]
NO43さんへ

元局長は、現県政には自浄能力がない内部機関は信用できないと、告発文章作成時時には公益通報制度を活用する意思がないことを生前記者会見で述べている2024年4月1日(スロ−ニュウス)。

事実、当時県には外部告発の窓口はなく財務部に内部窓口があっただけとのこと。

また齊藤知事は最初に告発文為る物を手にしたのは県外の友人からで3月の初めと述べている。

上記の諸事情等により内部抗争も考慮して、公益通報制度ではないと判断、公益を優先して犯人捜しを優先し、元局長の公用パソコンを押収して内容を確認、処分した。
警察も当時は外部通告は認められないという判断をしていた。

今回の元局長の行為に対する初動は以上の事情を考慮してのもので、自身の行動の正当性を主張しているよう思われる。
故に、知事は自身の正当性を主張続けているのでしょう。

この主張が正しいか否かは、最終的には裁判所で判断して貰うしかない。法と証拠に基づいて当時者の主張の下に。

百条委員会、第三者委員会の見解は司法機関としてのはんだんではないので法的拘束力がないと言われている。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c47

コメント [医療崩壊8] ツイッター上でウクライナ政府をネオナチ政権だと拡散しているのは誰か (鳥海不二夫教授 YAHOOニュース)   魑魅魍魎男
18. ペポ[765] g3mDfA 2025年5月28日 08:42:05 : t6tR70PR6w : dlFMci5QbnlpNGM=[622]
<△23行くらい>
日本政府が退職した形にした自衛官3000人をウクライナに派遣した。
そこで170人がロシア側の砲撃により170人が戦死した。
戦死した理由は、自衛官はウクライナ軍と共に戦闘に従事していたが、
アジア人と一緒に行動・戦闘するのは嫌だというウクライナ軍がロシア軍
に降伏して、日本の自衛官が潜んでいる位置をロシア軍に教えたため、
そこ目掛けて、ロシア軍が砲弾を撃ち込んだためと言う。
明確にウクライナ軍のアジア人の日本人自衛官に対する人種差別が
自衛官を殺した。これの170名というのは判明している最低限の数であり、
実態はさらに多いだろう。
自衛官1人に対して、ふくいち爆発によって死亡した人たちと同様に
1億円の損害賠償金を支払った場合、170億円が血税から支払われている。

アゾフ大隊やウクライ軍の旗から、彼らはナチスの信奉者であることは
疑いようのないことだ。また最初にウクライナに侵略を始めたジョージ
ソロス、コモロイスキ―らの大金持ちはシオニストユダヤ人だ。続いて
侵略を開始したバラクオバマはヒトラーの孫であり、またヴィクトリア・
ヌーランドの先祖はウクライナ出身であり、シオニストだ。

日本政府はこのようなウクライナナチス国に対し、経済的・軍事的支援
をおこない、戦争を禁じた憲法違反をおこない、現在ロシアと戦争中だ。
このような状況にあっても日本国民は無関心かウクライナ善・ロシア悪
と信じ込まされているようだ。これは新型コロナワクチンと同じであり、
無知・バカを証明している。



http://www.asyura2.com/21/iryo8/msg/672.html#c18

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
48. ばくしんのとも[9] gs6CrYK1gvGCzILGguA 2025年5月28日 08:45:19 : VC39ysaEtA : bVVBV2FhcXRUaTI=[1]
司直の対応に呆れるだけ。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c48
コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
49. 楽老[5888] inmYVg 2025年5月28日 08:50:22 : BOk6mbQWFk : M0VzdzM0ajlEbjY=[344]
<▽31行くらい>
>44.:元はと言えば……懲戒免職及び刑事告発と言う厳罰をもってすればこのようなややこしい事態にならずに済んだ。
>46.:アホ、最後まで読め。私のコメントに抜かりはないのだよ。(大笑)

ノータリンだからこそのアホの妄言(戯れ言)

元はと言えば、定年退職を控えた県幹部が苦言を呈しただけの事
元彦語の【重く受け止める】=【軽く受け流す】
こうしておけば、犬猫野菜が誹謗中傷するオールドメディアは何処も取り上げなかった。

この経緯は元NHKの小林和樹『兵庫“メディアの敗北”の真相』
https://slownews.com/n/nb5dc2be5f1df
に詳しい。

斎藤元彦は異常とも言えるほどの未熟者だからビビってしまって
わざわざ、記者会見を開いて、汚く罵って事件化した。

>>42.天元:その情報の漏洩が真実のもであり、知らせることに公益が有るとの判断からのものである場合は、どうなのかの問題点もあるでしょう。それは最終的には裁判所の判断によるのではないか。

相変わらず、貴君の【のぞき見趣味】は治っていないようだね。😖
裁判所と云うのは提訴されていない事象に判断を下すことはあり得ない。
第三者委員会の判断が間違っているというのなら、貴君が提訴して見ればどうかね。

>42.天元:知事が公用パソコンを私的に使用していた局長を処分した行為を否定する事ではないでしょう。

県の所有物であるPCを私的に使用していたという証拠は❓
PCに公用以外の私的情報が記録されていたとして(誰が記録したのかも不明)、それを処分する法的根拠は❓
せいぜい、職務専念義務違反程度だろう。
では、元県民局長が公務時間内の何%の時間を私的に充てていたのだろうか❓

【お子ちゃま論】を振りかざすのもいい加減になさい。

《県幹部が定年退職を前に、斎藤知事に苦言を呈した》
あまりにも図星であったので、斎藤元彦がヒステリックに切れて、政治ゴロ立花孝志を利用してアジテーションすることによって、多くの人の命を奪う大事件にしてしまった。

こう言う事であろう。

    

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c49

コメント [政治・選挙・NHK297] 「みんなでつくる党」が「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首を業務上横領の疑いで刑事告訴 警視庁が受理 少なくとも1000万… 赤かぶ
18. ノーサイド[4818] g22BW4NUg0ODaA 2025年5月28日 08:54:05 : zeiOTYdnDw : MC5kQk0uR2tVNDI=[26]

立花が起訴されてからニュースにしろよ。いちいちうるさいな。(大笑)

    

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/380.html#c18

コメント [政治・選挙・NHK297] 「みんなでつくる党」が「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首を業務上横領の疑いで刑事告訴 警視庁が受理 少なくとも1000万… 赤かぶ
19. 楽老[5889] inmYVg 2025年5月28日 09:03:31 : BOk6mbQWFk : M0VzdzM0ajlEbjY=[345]
>>18.:立花が起訴されてからニュースにしろよ。いちいちうるさいな。(大笑)

そらそうだな
ノータリンにとってはご尊師 立花孝志様なのだから。

わたしにいわせれば、政治ゴロ立花孝志だが

   
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/380.html#c19

コメント [医療崩壊13] 鳥海不二夫・東大教授 「旧来のメディア、テレビや新聞は正しい情報源、信頼性が高い」  魑魅魍魎男
15. 2025年5月28日 09:09:00 : S6S1On9L0U : OEJyZGZzMThMc0k=[1080]
情報隠蔽、攪乱情報、情報統制だらけの地域(国民)統制機関として
最適化され、いざとなれば、国民人口を調節するためにも使われる、
「軍事」そのものであることを夢忘るることなかれ。ということです。

メディアは軍事です。

http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/664.html#c15

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
50. ノーサイド[4819] g22BW4NUg0ODaA 2025年5月28日 09:16:17 : zeiOTYdnDw : MC5kQk0uR2tVNDI=[27]

斉藤知事は告発文書を嘘八百と断じている。

嘘八百かどうか法的拘束力を持って判断できるのは裁判所のみ。第三者委員会などではない。

おわかりかな?。
   

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c50

コメント [カルト50]
34. アラジン2[7446] g0GDiYNXg5My 2025年5月28日 09:26:45 : wzWvG5r2Hw : R281N2NJRUhFdUk=[603]
<■52行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
>>27
すみませんでした。
スレの議論に戻ります。

下記は去年の8月から開始された
コメ先物取引の堂島取引所の話も含めて、
日本の農業基盤を民間資本に売り渡すためにコメ価格高騰が
人為的に行われているのではないか、という記事です。

■米価格高騰の背後で進む「JA消滅計画」
:北尾吉孝・竹中平蔵が指揮す「日本食料殺し」の真相 (2025年4月26日)
https://note.com/whatisjapanese/n/nfea8752911ab

↑↑
そして竹中平蔵を調べると、やっぱり統一教会と関連がある。

■違法ではないが…新・菅政権の核心
「自助」の源流を作った竹中平蔵のズルさとは (2020/9/14)
https://bunshun.jp/articles/-/40222?page=2

https://x.com/butchi39ne/status/1848730329491947692?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1848730329491947692%7Ctwgr%5E4a9ff78d0e50adbf84e7cad23d07682a7cce5937%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fnote.com%2Fearthboundnow%2Fn%2Fn3ceb875c13d8



http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/330.html#c34
コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
51. 天元[1117] k1aMsw 2025年5月28日 09:30:05 : ZVfystqlsM : ZUY2UVpNd2t4eHc=[1540]
NO49樂老

お子ちゃま論。百条委員会も第三者委員会も司法機関ではないのだ。
その意見をもって辞める義務はないのだ。ただ、政治責任としての意見でしかないのだ。法的拘束力はないのだ。

辞めさせるには、議会の不信任案可決による辞職要求か、裁判による違法性の認定でしか強制辞任は不可能であるのだ。

どうして、正攻法としての手法を採らないのか、捜査機関は、世論は要求しないのか、齊藤知事側の言い分にも一理あるからでしょう。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c51

コメント [カルト50] 小泉進次郎が新農水大臣に就任しましたが、 これは最悪の展開です。(三橋貴明) イワツバメ
35. 楽老[5890] inmYVg 2025年5月28日 09:52:16 : BOk6mbQWFk : M0VzdzM0ajlEbjY=[346]
<△29行くらい>
皆さんコメ、コメ、コメに気を取られて
DSだ云々だとイデオロギーに話を広げる。

もっと食糧問題を冷静にみて話をしませんか。
皆さんが忘れている根本問題は稲(白米)⇒小麦(パン食)これが敗戦以来、ずっと変わらず米国から押し付けられている政策です。

WWU終結により、世界各地で小麦の生産が再開され、米国の小麦の捌けどころが無くなった。これを救ったのが学童のパン給食です。
(他面、日本の飢餓を救ったことも実ですが)
幼児期に覚えた小麦の味で舌を虜にする米国の深謀遠慮には驚くばかりです。
戦後には御用学者を動員してコメ食は馬鹿になるとアジテーションしました。
さらに
農水相は小麦の輸入を統制し、価格を税金を使って抑制している。
一見、消費者のためのようですが、実際は米国の農家に対して日本の税金で補助しているのです。
日本人がコメを食べなくなったのではなく、農水省、農協、族議員がそう仕向けているのです。需要が減ったからと作付け制限するオバカ政策に協力しているのです。
敗戦後、小麦製品の消費者への技術革新(パン、ビスケット、クッキー、ケーキ等々)は目を見張るものがあります。

対して、稲作側はいったい何をしてきたのか。
多収穫米を潰しコメを作らせない事に必死で、コメ食のバラエティー化の努力も無く、負け犬根性丸出しで、海外と競争するなんて頭は毛頭なく、補助金出せ補助金出せ、コメは日本の主食だと吠えるばかり。
江戸時代の鎖国下でもないのに、コメだけが世界と競争せずに済むなどお笑いです。

アフリカは短粒種ジャポニカが人気だとか
将来の大消費地です。
米国を見習って、アフリカ人の舌を虜にする政策を

蛇足ですが、日本は小麦生産には適していません。高温多湿のモンスーン気候のため黴やすく、健康な小麦が育ちにくいのです。
小麦輸入は完全自由化すべきです。
それで高くなれば需要が減るだけ、安くなれば大いに食ってよし。
コメは日本人の主食などクソクラエです。

   
http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/330.html#c35

コメント [政治・選挙・NHK297] 農水省「米対策集中対応チーム」にも“裏ミッション”…進次郎農相コメ値下げプランを阻む壁(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
20. ノーサイド[4820] g22BW4NUg0ODaA 2025年5月28日 10:00:40 : zeiOTYdnDw : MC5kQk0uR2tVNDI=[28]

今度は進次郎を救世主扱い。

ご都合主義もいい加減にな。(大笑)

   

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/381.html#c20

コメント [政治・選挙・NHK297] 農水省「米対策集中対応チーム」にも“裏ミッション”…進次郎農相コメ値下げプランを阻む壁(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
21. 椿ジャム[2] ktaDV4ODg4A 2025年5月28日 10:11:02 : Y4fSo8C7nU : SmRjOTI2Y0ZkTDI=[1]
G7四大テロは暴走車
通り魔放火 世襲売国
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/381.html#c21
コメント [政治・選挙・NHK297] 血税投入はそこじゃない!石破首相の「最低賃金」引き上げ案に非難ゴウゴウ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
24. 減らず口減らん坊[1349] jLiC54K4jPuMuILngvGWVg 2025年5月28日 10:40:18 : Fidlu95Src : QjE5bnFrUzgwbjI=[152]
石破や進次郎は、自分らを改革者だと思い込んでる悪宦官Aや佞臣Bだから、こういうことになる
同じ宦官なら、鄭和や蔡倫を目指せば世の中の為になったものを・・・ま、一族が悪事をなしたという意味では悪徳政治家一族Cの方かね、こいつらの場合一族にも碌な奴がいないけど
自国民をロクに喰わせ得る事も出来ない悪徳政治家が、軍拡や戦争だけはしたがるんだから、どうしようもないね・・・馬鹿は救いがたい、こいつらを支持するB層やネトウヨを含めて
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/372.html#c24
コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
52. 楽老[5891] inmYVg 2025年5月28日 10:45:28 : BOk6mbQWFk : M0VzdzM0ajlEbjY=[347]
<△20行くらい>
51. 天元:その意見をもって辞める義務はないのだ。

その通りだ。私は辞めるべきと言ったことはない。
犬笛に踊ったお馬鹿な兵庫県民の支持とはいえ、その結果は尊重すべきだと思っている。
それと斎藤県政を批判することは別だ。
総務部長の違法行為を擁護してきた、否、結託していた斎藤の主張は批判されてしかるべきだと思うが。

貴君の言う事は
目の前に犯罪行為が行われていても、裁判所が有罪判決を出していない限り、犯罪行為と断定して批判してはいけないという事だ。

>51. 天元:世論は要求しないのか、齊藤知事側の言い分にも一理あるからでしょう。

貴君はいつも、己のコメントに責任を持たない。
知事の言い分に一理あると思うのなら、堂々とその思いを披歴したらどうかね。

私がわざわざ❓マークを付けておいてあげたのに
具体的な反論はたったのヒトコトもなく

繰り返す。
《県幹部が定年退職を前に、斎藤知事に苦言を呈した》
あまりにも図星であったので、斎藤元彦がヒステリックに切れて、政治ゴロ立花孝志を利用してアジテーションすることによって、多くの人の命を奪う大事件にしてしまった。
こう言う事であろうと私は断じる。
これは私のコメントであり、誰かの、世論だとか何とかだのという言い訳はしない。

ノータリンの糞のような戯れ言は相手にしない。

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c52

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
53. 道化る愚か者[87] k7mJu4Lpi_CCqY7S 2025年5月28日 10:47:20 : U6p2ihO1BI : dXR2cE5ISUNaYlU=[252]
本当に程度の低い奴ってどうしようもないな。告発の対象者の告発に対する意見/論評なんて何の価値もないということがどうしてわからないの?バカなの?死ぬの?度し難い。だいたい、嘘八百の根拠告発者が碌でもない奴だからだろ(嘲)つくづく度し難い。まぁ、ええわ。元彦ちゃんとうとう憲法違反やらかしたからな。特定宗教の宗教的行事に公務で参加してそこの御祭神のコスプレするというね。訴訟待ったなしやな。大変やな。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c53
コメント [政治・選挙・NHK297] 剥がれ始めた国民民主メッキ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
24. 減らず口減らん坊[1350] jLiC54K4jPuMuILngvGWVg 2025年5月28日 10:50:08 : Fidlu95Src : QjE5bnFrUzgwbjI=[153]
ま、馬鹿には分からないんだよ
国民民主党は「自国民民主党」の略、つまり略して「自民党」だという事だ
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/375.html#c24
コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
54. 楽老[5892] inmYVg 2025年5月28日 10:51:32 : BOk6mbQWFk : M0VzdzM0ajlEbjY=[348]
>>52 の追加

天元さん

3号通報者探しをしたことやその結果亡くなった元西播磨県民局長を処分したことが公益通報者保護法違反ではなかったと結論づける根拠を人事課も県政改革課も保有していなかった.

体制整備義務の対象に3号通報が含まれないと同法を解釈する(斎藤知事の発言)を裏付ける根拠を人事課も県政改革課も一切保有していない。

この2点についてはどうお考えかな❓

    
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c54

コメント [政治・選挙・NHK297] 農水省「米対策集中対応チーム」にも“裏ミッション”…進次郎農相コメ値下げプランを阻む壁(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
22. 減らず口減らん坊[1351] jLiC54K4jPuMuILngvGWVg 2025年5月28日 10:53:02 : Fidlu95Src : QjE5bnFrUzgwbjI=[154]
備蓄米は備蓄している分しか出せんよ
だが、無制限に輸入することは可能だろうな・・・アメリカ米を
カラクリがミエミエだ
クズの所業だな
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/381.html#c22
コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
55. 道化る愚か者[88] k7mJu4Lpi_CCqY7S 2025年5月28日 10:59:27 : U6p2ihO1BI : dXR2cE5ISUNaYlU=[253]
結局、元彦ちゃん信者の言ってる事って警察に逮捕されなきゃどんな悪い事やってもOKみたいな話だもんな。なんて程度が低いんだろうな。(嘲)見下げ果てた根性だわ。(嘲)
警察に逮捕されなきゃどんな悪い事やってもOKみたいなモラルしかない不逞の輩が不倫”如き”でピーピー喚いてるなんてどないなっとんねん。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c55
コメント [医療崩壊13] 鳥海不二夫・東大教授 「旧来のメディア、テレビや新聞は正しい情報源、信頼性が高い」  魑魅魍魎男
16. 銀の荼毘[1522] i@KCzOS2lPk 2025年5月28日 11:09:31 : isSsEv9VWI : NGlSeTVEN3B0eWM=[1]

(大学)と名乗るだけで。。。。


(学)じゃないからなあ。。。。


ただの(権威主義者)🟰(宗教)と同じだ。


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/664.html#c16

コメント [政治・選挙・NHK297] 一瞬で終わりそうなパフォーマンス 小泉進次郎劇場、透けて見える薄っぺらと危うさと(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
39. オクタゴンおくたん8[207] g0mDToNeg1ODk4Kogq2CvYLxglc 2025年5月28日 11:15:25 : cLT431PyJU : empwZVdrZ3NlZlU=[1]
>農家はJA以外の集荷業者と直接取引をするケースが増えていて、今や、JAが彼らに買い負けているのです。
>JAには価格を維持することはもちろん、調整する力、=シェアがないのです。小泉大臣の号令一下、JAを脅せば、価格が下がるような状況ではありません」(東大大学院教授・鈴木宣弘氏=農業経済学)

コイズミは、そんな事、わかっている!

アイリスオーヤマも、産地直送!!

今回は、備蓄倉庫からの直送!!!

しかし、なぜ、こんな記事がトップなのか?

こんな記事が、俺のトップなんだが…

https://news.yahoo.co.jp/articles/3b223c1382f368f612659770abca1c6731c2cc4b
>世界各国の万博を訪れ「万博おばあちゃん」として知られる山田 外美代さん(76)が、28日午前、大阪・関西万博の全てのパビリオンを制覇しました。
>初日から毎日来場、28日で連続46日目の来場になったということです。

最低でも46日かかるんだね。

全てのパビリオンを回るのには…

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/376.html#c39

コメント [戦争b26] ドイツが異例のイスラエル批判 「もはや理解できない」 舞岡関谷
10. 銀の荼毘[1523] i@KCzOS2lPk 2025年5月28日 11:26:52 : isSsEv9VWI : NGlSeTVEN3B0eWM=[2]

ドイツが→イスラエルを否定しない(しなかった)のは。。。。


表向きは🟰ユダヤ人に対する国際犯罪という過去への反省となっているが↓

↑実際には🟰EU地区最大の軍事空港 ビューヒェル航空基地(アメリカ軍が保有する核兵器を保管する基地)の提供者として🟰アメリカ合衆国との意思共有を旨とするからだ。


トランプ政権は🟰ドイツを守るため,ロシアと事を構える気は無いのだから。。。。


それなら→トランプ政権にとって唯一無二の守るべき国家🟰イスラエルの肩をドイツが持つ必要も無い。


人類は🟰再び世界大戦への道を歩み始めているようだ。


http://www.asyura2.com/25/warb26/msg/176.html#c10

コメント [医療崩壊8] ツイッター上でウクライナ政府をネオナチ政権だと拡散しているのは誰か (鳥海不二夫教授 YAHOOニュース)   魑魅魍魎男
19. 銀の荼毘[1524] i@KCzOS2lPk 2025年5月28日 11:32:36 : isSsEv9VWI : NGlSeTVEN3B0eWM=[3]

東大は🟰劣化などしていない。


最初から🟰このレベル。


東大が生み出すのは→増税官僚になって→後,天下りする←この能力しかないゴミだけ。



http://www.asyura2.com/21/iryo8/msg/672.html#c19

コメント [医療崩壊8] ツイッター上でウクライナ政府をネオナチ政権だと拡散しているのは誰か (鳥海不二夫教授 YAHOOニュース)   魑魅魍魎男
20. 銀の荼毘[1525] i@KCzOS2lPk 2025年5月28日 11:34:20 : isSsEv9VWI : NGlSeTVEN3B0eWM=[4]

まあ→ロシア・プーチンが正しいと言ってる方も🟰バカ教授と五十歩百歩といったところだが。。。。



http://www.asyura2.com/21/iryo8/msg/672.html#c20

コメント [政治・選挙・NHK297] 想像力が欠落している(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
41. 銀の荼毘[1526] i@KCzOS2lPk 2025年5月28日 11:39:53 : isSsEv9VWI : NGlSeTVEN3B0eWM=[5]

カルト→政党の一部らしい。。。。。


全部だろ?


すべて(税金にたかるウジ虫)それが政党。



http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/366.html#c41

コメント [国際35] 状況認識を間違い、計画通りに物事が進まずに苛立つトランプ大統領(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
13. Ikkei[2] gmiCi4KLgoWCiQ 2025年5月28日 11:42:49 : 0NfvlO1pTc : NjZqRTIuM2hEL28=[1]

Sputnik 日本

@sputnik_jp


【ウクライナは「航空テロ」でロシア威嚇を試みている=軍事専門家】

ウクライナが民間をまず標的にするのは、戦場では勝ち目がないのが原因。これは「航空テロ」手法に他ならない。国際武器取引分析センターの所長のイーゴリ・コロトチェンコ氏はスプートニクからの取材にこう語った。

スプートニク:ロシアの空爆が今、集中度を増しているのはなぜですか?

コロトチェンコ氏:これはウクライナのドローンが集中攻撃を行っていることに対する報復の攻撃です。ウクライナは5月初めから何百機ものドローンを使い、ロシアの諸都市の民間施設を攻撃し始めました。保育園でさえ、攻撃しています。ロシア側の報復措置はまず、ウクライナの軍事産業の破壊が課題です。つまり攻撃は軍事施設に限定されているのです。

スプートニク:ロシアが攻撃する主要な標的と、なぜ、まさにそれを標的とするのかを教えてください。

コロトチェンコ氏:ロシアが攻撃するのはキエフ当局が戦闘行為を制御し、ロシアに対する戦争を行う助けとなる施設です。例えば、アントーノフ社。この会社のキエフ工場はドローンの製造に従事していました。
http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/620.html#c13

コメント [国際35] 状況認識を間違い、計画通りに物事が進まずに苛立つトランプ大統領(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
14. Ikkei[3] gmiCi4KLgoWCiQ 2025年5月28日 11:46:40 : 0NfvlO1pTc : NjZqRTIuM2hEL28=[2]
<■76行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
Sputnik 日本

@sputnik_jp

【全文】露国防省、ウクライナの大規模攻撃による露軍の対応について
2025年5月27日, 18:35
Работа ПВО гру>>yровки войск Запад в зоне спецоперации - Sputnik 日本, 1920, 27.05.2025
© Sputnik / Evgeny Biyatov / メディアバンクへ移行
サイン
追加情報は現在作成中
ロシアへのウクライナによる大規模な無人機攻撃に対応して、ロシア軍はウクライナの軍事施設と軍産複合体のみを攻撃している。
ロシア連邦の主導により、ウクライナ紛争の平和的解決に関するロシアとウクライナの直接対話が再開された。同時に、キエフ政権は一部のヨーロッパ諸国の支援を得て、交渉プロセスを妨害することを目的とした数々の挑発的な措置を講じた。
5月20日以降、キエフ政権は、ロシア領内の民間人を標的とした、西側諸国製のドローンやロケットを使った攻撃の回数を増やしている。
モスクワ時間5月20日午後8時〜5月27日午前8時までに、露対空防衛システムは、特別軍事作戦地域外の1465機を含む、2331機の攻撃型無人航空機を撃墜または無力化した。
ロシア地域に対するウクライナの無人機攻撃の結果、女性や子供を含む民間人が被害を受けている。
キエフ政権の行動に対応して、ロシア連邦軍は、ウクライナの軍産複合体の軍事施設および企業のみを対象に、高精度の空中、海上、陸上兵器および無人航空機による攻撃を実行した。
5月20日、集団攻撃により、ジトーミル州のオゼルノエ飛行場施設、ドニプロペトロフスク州の弾薬、軍事技術装備、燃料の倉庫が損傷した。
5月21日、スムイ州でウクライナ軍機械化旅団の臨時展開拠点とミサイル・砲兵兵器庫が損傷。また、ドネツク人民共和国スヴャトゴルスク居住地周辺で外国人傭兵の臨時展開拠点が、ハリコフ州で作戦戦術集団「ハリコフ」の弾薬庫がそれぞれ攻撃を受けた。
5月22日、ロシア連邦軍は、ウクライナの防衛産業企業(パブログラード化学工場、ドニプロペトロフスク州)、航空機修理工場、クルィヴィーイ・リーフ州とニコラエフ州の軍用飛行場インフラ施設と防空レーダー基地、ハリコフ州の外国人傭兵の臨時展開拠点に対して精密誘導攻撃を行った。
イスカンデルM実戦戦術ミサイルシステムの乗組員が、ドネプロペトロフスク地域のオルジョニキーゼ集落付近で、多機能AN/MPQ-65レーダー基地、戦闘管制車両、パトリオット対空ミサイルシステムの発射装置2基を破壊した。
5月23日、オデッサ港の軍事装備と弾薬を積んだコンテナの荷降ろし施設と倉庫に対し、高精度地上兵器による集団ミサイル攻撃が実施された。攻撃の結果、無人艇や無人航空機の部品や弾薬が入っていたコンテナ約100個が破壊された。
ザポリージャ州のキスリチェヴァタ飛行場、キロヴォグラード州のカナトヴォ飛行場の攻撃型無人航空機用のインフラ施設と訓練場、ハリコフ州のヴォルチャンスク戦術集団の弾​​薬庫が攻撃を受けた。
5月24日、ミサイル兵器及び攻撃型ドローンを製造するウクライナの軍事産業複合体企業、キエフ州の無線技術偵察センターおよびウクライナ保安庁航空センター、オデッサ州チェルノモルスク近郊の独立南部特殊作戦センターの臨時展開拠点、ハリコフ州イジューム入植地付近の第3独立強襲旅団「アゾフ」の臨時展開拠点へ向け、地上からの高精度兵器および無人航空機による大規模攻撃が行われた。また、キエフ州にある米国製対空ミサイルシステム「パトリオット」の陣地にも攻撃が行われた。
5月25日、軍向けにミサイル兵器部品、無線電子機器、爆発物、ロケット燃料、攻撃型無人航空機を製造するウクライナの軍事産業複合体企業へ向け、長距離高精度兵器および攻撃型ドローンによる大規模攻撃が行われた(ジトーミル州:ジトーミル無線技術機器修理工場「ルチ」、「スペツオボロンマシュ」、 チェルニーヒウ州:工場「ラピッド」、チェルニーヒウ無線機器工場「テハヴィアコム」科学生産会社、 スームィ州:コノトプ航空機修理工場「アヴィアロン」、 フメリニツキー州:クラシロフ機器工場 ドニプロペトロフスク州:パブロフラド化学工場 テルノーピリ州:科学研究センター「プロミン」の工場「ルチ」、キエフ州:無線電子産業企業「アエロテクニカ-MTL」、設計局「ルチ」、オデッサ州:オデッサ航空機工場、ハリコフ州:航空機修理工場「チュグエフ」) 。
また、キエフ州の無線及び無線技術偵察センター、スームィ州、ムィコラーイウ州、チェルニーヒウ州、ハリコフ州、キエフ州のドローン、爆発物、攻撃型ドローン用弾薬の製造工場、キエフ州の野戦飛行場のドローン製造場所及び指揮所も攻撃された。 さらに、キエフ州の無線技術偵察センター及び衛星通信センター、ムィコラーイウ州の戦闘艇停泊所及び無人艇組立工場、オデッサ州シュコーリヌィ飛行場およびハリコフ州ヴィシュネヴェ野戦飛行場のインフラ施設も攻撃された。
5月26日、長距離高精度兵器及び攻撃型ドローンによる大規模攻撃の結果、スタロコスティアニティヴ空軍基地のインフラ施設、ハリコフ州及びドネツク人民共和国の2つの重機械化旅団の弾薬庫、S-300対空ミサイル師団の指揮所、オデッサ州のウクライナ特殊作戦軍部隊の臨時展開拠点が破壊された。ロシア軍は、キエフ政権によるいかなるテロ攻撃や挑発行為に対して、大規模かつ集団的な攻撃を継続する。攻撃はウクライナの軍事施設および軍事産業複合体企業にのみ行われる。
http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/620.html#c14

コメント [国際35] 状況認識を間違い、計画通りに物事が進まずに苛立つトランプ大統領(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
15. Ikkei[4] gmiCi4KLgoWCiQ 2025年5月28日 11:50:24 : 0NfvlO1pTc : NjZqRTIuM2hEL28=[3]
Sputnik 日本

@sputnik_jp

【図説】ロシア、ウクライナ全域の軍事施設へ攻撃
2025年5月27日, 20:40
サイン
5月20日から26日にかけて、ロシア軍はウクライナの軍事施設及び軍産複合体に対し大規模攻撃を実施している。攻撃の対象となった地点をスプートニクがインフォグラフィックで示した。
この攻撃は、キエフ政権によるロシア国内の民間施設への攻撃への報復として行われた。
ロシア国防省は一連の攻撃について、「キエフ政権によるいかなるテロ攻撃や挑発行為に対して、大規模かつ集中的な攻撃を継続する」との声明を発表している。

https://cdn1.img.sputniknews.jp/images/07e9/05/1b/20037073.png
http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/620.html#c15

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
56. 秘密のアッコちゃん[1587] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2025年5月28日 12:00:34 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[1025]
<▽36行くらい>
<主張>自公立の年金合意 どさくさ紛れでいいのか
社説
2025/5/28 5:00
https://www.sankei.com/article/20250528-IIA2WUBPFZLJ7NP7XGS57LG5UE/
自民、公明、立憲民主の3党は党首会談で、年金制度改革法案の修正に合意した。
立民の求めに応じ、基礎年金(国民年金)底上げの4年後の検討を付則に明記した。修正案の今国会成立は確実となった。
法案には、中小の事業所などで働く短時間労働者らへの厚生年金の適用拡大、働きながら年金を受け取る際に年金が減額される制度の見直しなど、重要な内容が盛り込まれている。
これらが実現する見通しとなったことは評価したい。
だが、看過できない問題がある。
底上げのために、サラリーマンが受け取る厚生年金は当面減るという重大な問題や、財源の在り方をほとんど議論せずに決めたことだ。
基礎年金底上げに厚生年金の積立金を使う。
これは厚生年金と国民年金の財政を事実上統合する仕組みで、年金制度を根底から変える変更だ。
自民内には
「厚生年金からの流用はおかしい」
との反対論があった。
基礎年金の半分は税金で賄われるため国庫負担も必要だが、財源を決めていない。
立民が底上げ策をアンパンの「あんこ」と胸を張ったのに対し、河野太郎前デジタル相は「毒入りあんこ」と批判した。
3党は今週中の衆院通過を目指しているが、国民に十分な説明をする時間的余裕があるとは思えない。
政府の法案提出が約2カ月も遅れたことが大きい。
石破茂首相の責任は重い。
立民も「熟議の国会」を掲げているが、どこが熟議なのか。
どさくさ紛れの可決は乱暴で、議会制民主主義にもとる。
実は、修正案は政府の当初案そのものだ。
流用批判などで、底上げ部分を削除していた。
石破首相も
「本当に多くの理解が得られているのか」
と底上げに疑問を呈していた。
それから1週間での復活だ。
議論が不十分でも与党と野党第一党が手を結べば法案を通せると考えているのなら、驕りである。
政府や立民は基礎年金底上げの狙いを、就職氷河期世代などの低年金対策と説明する。
だが、理にかなっているのか。
最も有効なのは、実態は会社員なのに国民年金にしか入れない人が、老後に厚生年金を得られるように、厚生年金制度の対象者を広げることだ。
基礎年金の加入期間を40年から45年に延ばすことも選択肢だ。

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c56
コメント [政治・選挙・NHK297] 一瞬で終わりそうなパフォーマンス 小泉進次郎劇場、透けて見える薄っぺらと危うさと(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
40. わ寺反帝反山本太郎[124] gu2Om5S9kumUvY5SlnuRvphZ 2025年5月28日 12:01:24 : cLT431PyJU : empwZVdrZ3NlZlU=[2]
>>39

>産地直送

契約農家に、ホームセンターから田植え機などをリースして、生産性をアップしてるのが、アイリスオーヤマなど…

JAは、生産性の低い農家から、高い米を買っている…
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/376.html#c40

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
57. 天元[1118] k1aMsw 2025年5月28日 12:05:32 : ZVfystqlsM : ZUY2UVpNd2t4eHc=[1541]
NO54樂老

当時、公益通報制度としての窓口はなく、内部通報としての窓口しかなかった。元局長ならそんな事実は知らないはずはないはず。それに外部通報としても県外にも文章が巻かれたことを知事は確認してる。また、元局長は県政の機関を信用してないので、公益通報制度を利用する意思はなかった等と述べている。元局長との県内内部では良い関係でなかった事が想定される。

知事は、これらの諸事情を斟酌して正常な公益通報のためでないと判断して公益優先して犯人捜しを優先した。

だから、元局長の公務員法違反として公用パソコンの使用を処分したと。

もとより、このような主張が裁判では認められるのかは法と証拠に基づいた裁判所での当時者の主張により最終的に判断されるでしょう。

それまでは、法律違反として知事の職を奪うことは法的には不可能と言うことで、自身で政治責任を認めて辞職することは自由である。
/
.

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c57

コメント [政治・選挙・NHK297] 国民民主、支持率下落に危機感…山尾氏ら擁立にSNS「変な流れになってきた」(読売新聞オンライン) 達人が世直し
10. 秘密のアッコちゃん[1588] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2025年5月28日 12:14:07 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[1026]
<▽40行くらい>
国民民主、28日に夫婦別姓法案を国会提出 山尾志桜里氏も擁立で「保守層離れ」進むか
2025/5/27 22:48
https://www.sankei.com/article/20250527-YDLDD4C3CVJNLG5MR6PS4FVT3Q/
国民民主党は、選択的夫婦別姓制度を実現する民法改正案を2025年5月28日に国会に提出する。
別姓制度は「左派」が積極的だが、保守層は家族の一体性が損なわれるとして制度に対する嫌悪感が強い。
国民民主が2025年夏の参院選で勝利するには昨年2024年10月の衆院選同様、保守層の取り込みが重要になるが、現状は
「保守離れ」
を加速させる動きが目立っている。
■保守層の懸念に配慮も…
国民民主案は保守層の懸念に配慮し、戸籍制度の維持を前提とした。
焦点の子供の姓に関しては婚姻時に戸籍の筆頭者を決め、自動的に筆頭者と同じ姓にする仕組みを導入する。
玉木雄一郎代表は2025年5月27日の記者会見で、国民民主案について
「保守層にも理解してもらえる内容になった」
と述べた。
与野党での幅広い合意形成を進めるため、
「リベラルと保守をできるだけ包含するような法案ができないか苦心した」
と説明した。
国民民主は衆院選公約に
「選択的夫婦別姓制度を導入します」
と明記した。
選挙戦では
「政治とカネ」
の問題で自民党に見切りを付けた保守層が国民民主に一気に流れ、議席が4倍に躍進した。
新たな支持層を獲得した結果、リベラルな公約の履行と保守層の繋ぎ留めという矛盾する課題を抱えるようになった。
国民民主は2025年4月に独自案の国会提出を決めた。
玉木氏は党会合に出席し、保守層にも配慮した仕組みになっている点が素直に伝わるよう所属議員を叱咤した。
だが、そもそも保守層は別姓制度自体を敬遠しており、玉木氏の配慮が理解されるかは不明だ。
■山尾氏は「女系天皇」容認
一方、母方にのみ天皇の血筋を引く
「女系天皇」
を容認する山尾志桜里元衆院議員を参院選比例代表に擁立したことも
「保守離れ」
に拍車をかけた。
山尾氏は今月2025年5月15日、過去に例がない
「女系天皇」
について
「女系天皇の選択肢を排除する進め方は間違っている」
とX(旧ツイッター)に投稿した。
国民民主の見解とは異なる見解で、交流サイト(SNS)上で批判を浴びた。
過去の不倫疑惑も蒸し返され、国民民主のイメージに傷が付いた。
報道各社の世論調査でも政党支持率の下落が目につく。
連合幹部は
「自民から来た保守層が自民に戻ってしまった」
と指摘する。
「保守離れ」
のまま参院選に突入し、選挙戦で躍進することができなければ、玉木氏が選挙後に思い描く政界再編も水泡に帰すのは間違いない。

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/373.html#c10
コメント [番外地12] いい日旅立ち Kyoto vol.1 山口編 中川隆
1. 中川隆[-6638] koaQ7Jey 2025年5月28日 12:26:04 : Wr0UMC5rNI : QU9DQ3pZZ0xBc28=[9]
<▽30行くらい>
谷村新司 昴 歌詞付き


1980年4月1日発売、作詞・作曲:谷村新司、オリコン週間最高2位。



谷村新司 群青




2001陽はまた昇る 谷村新司 Shinji Tanimura


http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/495.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
58. [4140] iKQ 2025年5月28日 12:35:53 : 98JSTOY8rw : Y1BVNkdjbG9YLkk=[646]

 クーデター(斎藤知事を止めさせる)を成功させたいのかな〜〜

 不可能 で〜〜〜す

 
 唯一の選択は もう一回 不信任案をだすことだけで〜〜す
 
 頑張っちゃってくださ〜〜いい

 
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c58

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
59. 六郎[321] mFqYWQ 2025年5月28日 12:42:30 : OZFTjS1OIU : SmVPbG00QnBNZEU=[1]
県民局長にはクーデター実行犯の容疑があった。
何とか議員と同じくそれが死んだ理由だろう。
本当の事を知ってる人間が死ぬのは珍しくない。

元官僚の斉藤が天下りを排除しようとしてるのは、腐った役人の実態を肌で感じたからだろう。
財務省を含め、国民や県民の血税を貪るシロアリを駆除するのは我々にとって思わしいことで、それを行おうとする人間を排除するのは適切じゃない。
斉藤を排除しても、喜ぶのは天下りシロアリと物事の筋が解ってない攻撃的なアンチだけ。
自分が外人〜害人じゃない限り、斉藤を潰すのは逆効果でしかない。

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c59

コメント [国際35] ウクライナに続いてモルドバの穀倉地帯を奪いはじめた欧米の巨大金融資本(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
11. [4141] iKQ 2025年5月28日 12:42:44 : 98JSTOY8rw : Y1BVNkdjbG9YLkk=[647]

 >>10

 良く知ってるのね〜〜   えらい えらい えらい


 愛は プーチン様を信じてるだけで

 プーチン様の 決定を見守っているだけですからね〜〜〜

 
http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/617.html#c11

記事 [番外地12] 中島みゆき
【J POP】 中島みゆき あ・り・が・と・う

1 遍路 0:00
2 店の名はライフ 05:07
3 まつりばやし 10:55
4 女なんてものに 14:58
5 朝焼け 20:10
6 ホームにて(都合によりカット)
7 勝手にしやがれ 23:56
8 サーチライト 27:08
9 時は流れて 31:31

http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/496.html

コメント [政治・選挙・NHK297] 一瞬で終わりそうなパフォーマンス 小泉進次郎劇場、透けて見える薄っぺらと危うさと(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
41. わ寺反帝ビスコ担当[40] gu2Om5S9kumDcoNYg1KSU5OW 2025年5月28日 12:47:38 : cLT431PyJU : empwZVdrZ3NlZlU=[3]
>>40

>ホームセンター

には、林業用のチェーンソーや、魚業用の網などもあり、

農林水産すべて

の品が揃っている。

JAは、農業だけ、しかも、地域分割されていて、宮古島で使い終わった

田植え機

を、東北で使うことは、出来ない!

縦割り行政の弊害!!

農林水産業の全国的な改革(JAの魚業や林業への進出など)が必要!!!

>
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/376.html#c41

コメント [番外地12] 中島みゆき 中川隆
1. 中川隆[-6637] koaQ7Jey 2025年5月28日 12:50:03 : Wr0UMC5rNI : QU9DQ3pZZ0xBc28=[10]
<△27行くらい>

【J POP】 中島みゆき 愛していると言ってくれ


1 「元気ですか」
2 怜子 02:56
3 わかれうた(都合によりカット)
4 海鳴り 05:41
5 化粧 09:10
6 ミルク32 14:21
7 あほう鳥 18:56
8 おまえの家 23:10
9 世情 29:43


わかれうた - YouTube


http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/496.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK297] 一瞬で終わりそうなパフォーマンス 小泉進次郎劇場、透けて見える薄っぺらと危うさと(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
42. [4142] iKQ 2025年5月28日 12:54:43 : 98JSTOY8rw : Y1BVNkdjbG9YLkk=[648]

 米は 3倍に 値上げしよう!!

 
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/376.html#c42

コメント [番外地12] 中島みゆき 中川隆
2. 中川隆[-6636] koaQ7Jey 2025年5月28日 13:11:26 : Wr0UMC5rNI : QU9DQ3pZZ0xBc28=[11]
<△20行くらい>
【J POP】 中島みゆき みんな去ってしまった


1 雨が空を捨てる日は 0:00
2 彼女の生き方 03:00
3 トラックに乗せて 07:10
4 流浪の詩 08:52
5 真直な線 13:58
6 五才の頃(都合によりカット)
7 冬を待つ季節(都合によりカット)
8 夜風の中から 17:56
9 03時 22:19
10 うそつきが好きよ 25:06
11 妬いてる訳じゃないけれど 27:38
12 忘れられるものならば(都合によりカット)

http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/496.html#c2
コメント [番外地12] 中島みゆき 中川隆
3. 中川隆[-6635] koaQ7Jey 2025年5月28日 13:14:03 : Wr0UMC5rNI : QU9DQ3pZZ0xBc28=[12]
<△28行くらい>
中島みゆき みんな去ってしまった




【J POP】 中島みゆき おかえりなさい


1 あばよ
2 髪 06:15
3 サヨナラを伝えて 10:00
4 しあわせ芝居 13:32
5 雨… 17:28
6 この空を飛べたら 23:09
7 世迷い言 28:29
8 ルージュ 32:06
9 追いかけてヨコハマ 36:40
10 強がりはよせヨ 40:44

http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/496.html#c3
コメント [番外地12] 中島みゆき 中川隆
4. 中川隆[-6634] koaQ7Jey 2025年5月28日 13:16:23 : Wr0UMC5rNI : QU9DQ3pZZ0xBc28=[13]
<▽38行くらい>
【J POP】 中島みゆき  親愛なる者へ


1 裸足で走れ 0:00
2 タクシードライバー 04:41
3 泥海の中から 10:54
4 信じ難いもの 13:59
5 根雪 17:10
6 片想 23:40
7 ダイヤル117 26:20
8 小石のように 30:48
9 狼になりたい 34:27
10 断崖-親愛なる者へ- 40:12




【J POP】 中島みゆき 生きていてもいいですか


1 うらみ・ます
2 泣きたい夜に 07:36
3 キツネ狩りの歌 12:35
4 蕎麦屋 16:52
5 船を出すのなら九月 22:08
6 ~インストゥルメンタル~ 27:23
7 エレーン 28:33
8 異国 36:26

http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/496.html#c4
コメント [番外地12] 中島みゆき 中川隆
5. 中川隆[-6633] koaQ7Jey 2025年5月28日 13:18:46 : Wr0UMC5rNI : QU9DQ3pZZ0xBc28=[14]
<▽36行くらい>
【J POP】 中島みゆき 臨月


1. あした天気になれ (都合によりカット)
2. あなたが海を見ているうちに 0:00
3. あわせ鏡 5:41
4. ひとり上手 (都合によりカット)
5. 雪 10:55
6. バス通り 15:53
7. 友情 20:13
8. 成人世代 27:30
9. 夜曲 31:24


【J POP】 中島みゆき 寒水魚


1 悪女
2 傾斜 05:12
3 鳥になって 11:09
4 捨てるほどの愛でいいから 16:28
5 B.G.M. 23:04
6 家出 26:54
7 時刻表 30:53
8 砂の船 36:23
9 歌姫 40:16

http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/496.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
60. たぬき和尚[1742] gr2CyoKrmGGPrg 2025年5月28日 13:20:37 : ZGAvq8lUL6 : RGlkdUxULi93MEE=[1114]
59氏がえらく美談めいたことを書いているがそんなんじゃない。

ウソ彦が腐った役人に戦いを挑んだのは「ルサンチマン」これに尽きる。

東大を一浪で合格。それも法学部ではなく経済学部。
役人の卵の仲では頭が悪い方に属する。

そして経産省入省後も仕事の下手くそさが目立ち、
「あいつは外回りでもさせておけ」
と冷笑され地方配属が長く続き本省に上がれなかった。
これがルサンチマンの第一歩につながる。
法学部一発合格した奴らが、裏で腐った利権を手にして笑っているのが許せない。
最初はそんなところから始まったのではないか。

そんな元彦を拾ってくれたのが維新の松井。
役人利権をぶっ潰したいと息巻く元彦を高く評価し、大阪府財政課長に就けてくれた。
さらには子供のころからの夢である兵庫県知事選候補に推してくれる。
元彦は維新を心から愛し、どっぷりとつかるようになる。
どんな乱暴な反社的手段でも正義の行政改革なら許されると思ったのだろう。
勘違いが甚だしい中二病知事はこうして誕生したのだった。


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c60

コメント [番外地12] 中島みゆき 中川隆
6. 中川隆[-6632] koaQ7Jey 2025年5月28日 13:21:16 : Wr0UMC5rNI : QU9DQ3pZZ0xBc28=[15]
<▽39行くらい>
【J POP】 中島みゆき 予感


1 この世に二人だけ
2 夏土産 05:00
3 髪を洗う女 09:39
4 ばいばいどくおぶざべい 14:11
5 誰のせいでもない雨が 20:40
6 緑 27:13
7 テキーラを飲みほして 30:49
8 金魚 34:05
9 ファイト!(都合によりカット)




【J POP】 中島みゆき はじめまして


1 僕は青い鳥
2 幸福論 05:27
3 ひとり 08:30
4 生まれた時から 13:34
5 彼女によろしく 18:15
6 不良 22:53
7 シニカル・ムーン 28:08
8 春までなんぼ 32:26
9 僕たちの将来 37:36
10 はじめまして 42:52

http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/496.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK297] 剥がれ始めた国民民主メッキ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
25. 秘密のアッコちゃん[1589] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2025年5月28日 13:24:42 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[1027]
<■224行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<主張>ウクライナ 米は支援強化へ転換せよ
社説
2025/5/28 5:00
https://www.sankei.com/article/20250528-N3IVVM7RH5OUPFXJU63DBCRAJ4/
米国のトランプ大統領が、ウクライナへの軍事攻撃を続けるロシアのプーチン大統領について
「彼は完全に狂ってしまった」
と批判した。
対露追加制裁を検討するか問われ
「当然だ」
と語った。
世界の多くの人々が知っていることに、やっと気付いたのかという思いを禁じ得ない。
それでも、トランプ氏がプーチン氏の危険性を理解した点は評価できる。
ウクライナとロシアの停戦交渉は難航している。
米国やウクライナが求める即時停戦にプーチン氏が応じないからだ。
これまでトランプ氏は、プーチン氏への批判や、対露制裁への言及を避けてきた。
今回批判に転じたのは、業を煮やしたからだろう。
プーチン氏への認識を変えたのであれば、ロシア寄りの姿勢も改めるべきだ。
ロシアの目論む、力による一方的な現状変更を許してはならない。
トランプ氏には、ロシアに対する圧力強化路線に転換してほしい。
停戦の将来的な実現のためにもそれは欠かせないことである。
トランプ氏がプーチン氏への憤りを露わにしたのは、露軍が2025年5月24日夜から25日朝にかけて、ウクライナ各地をミサイルと無人機で攻撃した後だ。
少なくとも12人が死亡した。
2022年2月の侵略開始後、最大規模の空からの攻撃だった。
トランプ氏は
「プーチン氏を長く知っており、うまく付き合ってきたが、ロケットを撃ち込み大勢の人々を殺害している」
「全く気にくわない」
と非難した。
プーチン氏は、停戦の早期実現を公約したトランプ氏の足元を見るかのように、停戦実現の条件に
「紛争の根本原因」
の除去を突き付ける傲慢な態度に出た。
ウクライナのゼレンスキー大統領の交代、北大西洋条約機構(NATO)の非加盟、軍事力削減という属国化を狙った3条件である。
領土的野望も揺らいでいない。
見せかけの停戦協議の最中にもウクライナの民間人の無差別殺傷を続けた。
米国のケロッグ・ウクライナ担当特使が
「恥ずべきことだ」
と述べ、ロシアの国際人道法違反を非難したのは当然だ。
ウクライナとロシアの停戦協議の場にはバチカン(ローマ教皇庁)が浮上している。
トランプ氏は、対露制裁強化と、ウクライナの防空能力など軍事支援の増強へ転換すべきである。

トランプ氏「プーチン氏は火遊び」 露のウクライナ攻撃激化にいらだち
2025/5/28 8:36
https://www.sankei.com/article/20250528-B26GCJSDNBOEPEHIHM5JJ7BWWU/
トランプ米大統領は2025年5月27日、ウクライナに対する長距離ミサイル・ドローン(無人機)攻撃を激化させるロシアのプーチン大統領を
「火遊びをしている」
と批判した。
自身の交流サイト(SNS)に投稿し、自らが仲介を目指すロシアとウクライナの和平協議が前進しないことへの苛立ちを露わにした。
トランプ氏は投稿で、
「プーチン氏は、もし私(が米大統領)でなかったらロシアにとってたくさんの悪いことがとっくに起きていたであろうことに気付いていない」
と主張し、ロシア寄りの立場を取ってきた自身の仲介努力をプーチン氏が無碍にしているとの思いを滲ませた。
ロシアによる大規模攻撃を巡り、トランプ氏は2025年5月25日の投稿でも
「(プーチン氏は)完全に狂ってしまった」
と非難。
その一方で、ウクライナのゼレンスキー大統領に対しても
「彼の話し方は国(ウクライナ)のためになっていない」
「口から出る全て(の言葉)が問題を起こしていて私は好きじゃない」
などと批判した。

プーチン氏が「火遊びをしている」 トランプ米大統領、再びいら立ち「分かっていない」
2025/5/28 6:26
https://www.sankei.com/article/20250528-T7RSBJSHIJPAHH3PGWPKSXV5YU/
トランプ米大統領は2025年5月27日、自身の交流サイト(SNS)で、ウクライナ各地への攻撃を強め、停戦に応じる姿勢を見せないロシアのプーチン大統領について
「火遊びをしている」
と非難した。
2025年5月25日に対ロ制裁強化を本格検討していると明らかにしており、再び強い表現で苛立ちを露わにした。
トランプ氏はこれまでロシア寄りの姿勢で和平交渉を仲介してきたが、プーチン氏が譲歩する姿勢を見せず、不信感を募らせている。
米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、週内にも追加制裁を科すことを検討している。
トランプ氏はSNSで、自身がこれまで対ロ制裁に慎重姿勢を取ってきたことを念頭に
「もし私がいなければ、ロシアには非常に酷い事がたくさん起きていていた」
「プーチン氏はその事を分かっていない」
と批判した。
トランプ政権のケロッグ・ウクライナ担当特使は2025年5月27日、FOXニュースの番組で、ロシア側がウクライナ側との次回直接交渉を巡り、トランプ氏が支持したバチカンでの開催を拒否したと明らかにした。(共同)

ロシアとウクライナ、長距離攻撃の応酬激化 直接交渉や捕虜交換実施も和解の気配なし
2025/5/27 8:12
https://www.sankei.com/article/20250527-ONRGSK44KBMURAPX2XGOQDBCNE/
ロシアとウクライナの間でミサイル、ドローン(無人機)攻撃の応酬が激化している。
ロシアは2025年5月24〜26日の3日連続でウクライナ各地に大規模攻撃を実施。
一方、ロシアも連日、ウクライナによるドローン攻撃を報告している。
今月2025年5月、約3年ぶりの直接交渉に臨み、1千人規模の捕虜交換を行った両国だが、和解の気配は見えない。
米研究機関からは、ロシアが欧米諸国にウクライナ支援を停止させる思惑から攻撃を激化させているとの分析も出ている。
ウクライナ空軍や同国メディアによると、露軍は2025年5月24日、ウクライナの首都キーウなど各地に弾道ミサイル14発と自爆ドローンなど250機を発射。
民間人15人が負傷した。
2025年5月25日にも各地に弾道ミサイルと巡航ミサイル計約70発と約300機のドローンを発射。
子供3人を含む12人が死亡し、60人以上が負傷した。
25日の攻撃を受け、トランプ米大統領は同日、
「完全に狂った」
などとプーチン露大統領を非難し、追加対露制裁を発動する可能性に言及した。
しかし、露軍は米国の警告を無視する形で、2025年5月26日にも巡航ミサイル9発と355機のドローンをウクライナに発射。
ウクライナのゼレンスキー大統領によると、露軍が1日で発射したドローンの数としてはウクライナ侵略開始後で最多だったという。
ペスコフ露大統領報道官は2025年5月26日、一連の攻撃について
「ウクライナによるロシアの非軍事施設への攻撃への報復」
だと正当化した。
プーチン氏に対するトランプ氏の非難にも
「感情的な反応」
だと反発した。
一方、露国防省は2025年5月24日、露各地を標的としたウクライナ軍のドローン200機以上を撃墜・無力化したと発表。
2025年5月25日と26日にもそれぞれ160機以上と180機以上のドローンを撃墜・無力化したと主張した。
米シンクタンク「戦争研究所」は2025年5月25日の戦況リポートで、ロシアがウクライナへの長距離攻撃を激化させている背景を分析。
露軍が
「過去3年以上の戦闘で損耗し、練度や装備が不十分な部隊への依存度を高めており、前進が著しく鈍化している」
とし、
「ロシアの戦勝への唯一の希望は、欧米がウクライナ支援を停止することだ」
と指摘した。
その上で、ロシアはこの狙いを達成するため、長距離攻撃や情報操作などで欧米に
「ロシアの勝利は必然であり、ウクライナ支援は無駄だ」
と思わせようとしているとの見方を示した。

ドイツ、ウクライナに長射程兵器でロシア領の攻撃を容認 圧力強化へ米英仏と同調
2025/5/27 6:49
https://www.sankei.com/article/20250527-4I27WUEN55MDRBT5EONUKBTKKI/
ドイツのメルツ首相は2025年5月26日、ロシアの侵攻を受けるウクライナに対し、供与する長射程兵器でロシア領を攻撃することを容認した。
ドイツメディアが報じた。
米英、フランスは長射程兵器を供与した上で、ロシア領攻撃を認めており、ドイツも足並みを揃えてロシアへの圧力を強める姿勢を示した。
ドイツ製の長射程巡航ミサイル「タウルス」が念頭にあるとみられる。
メルツ氏は、ウクライナに供給する長射程兵器の使用には
「如何なる制限もない」
とした上で
「ロシア国内の軍事施設を攻撃することで自衛が可能になる」
と訴えた。
ドイツメディアによると、ウクライナのゼレンスキー大統領は2025年5月28日にベルリンを訪問し、メルツ氏と会談する予定。
タウルス供与について協議するとみられる。
ショルツ前政権は供与に否定的だったが、メルツ氏は前向きとされている。
(共同)

トランプ氏、語気強め「プーチンどうなってるんだ」 露がウクライナ攻撃、制裁強化検討へ
2025/5/26 12:29
https://www.sankei.com/article/20250526-QZ6K6HZYVJPJ7D2473CXGXJZRM/
トランプ米大統領は2025年5月25日、ロシア軍がウクライナ各地を大規模に攻撃したことについて、
「プーチン(露大統領)がやっていることは気に食わない」
と強く非難した。
また
「彼は大勢を殺害している」
「一体どうなっているんだ」
とも言及し、対露制裁の強化を検討する意向を表明した。
トランプ氏は東部ニュージャージー州で記者団の取材に応じ、
「プーチン氏を長く知っており、うまく付き合ってきたが、ロケットを打ち込み人々を殺害している」
と批判。
ロシアとウクライナの停戦協議中に同国を攻撃したプーチン氏に、強い不信感を示した。
ロシアへの追加制裁を検討するかを質問され、
「当然だ」
と断じた。
ロシア軍は2025年5月24日夜〜25日朝、ウクライナ各地をミサイルや無人機で攻撃した。
ロイター通信によると少なくとも12人の死亡が確認された。
2022年2月の侵略開始後、空域からの最大規模の攻撃だったという。
トランプ米政権はウクライナとロシアの停戦協議を仲介。
2025年5月19日にトランプ氏はプーチン氏と電話会談したが、プーチン氏は米国などが求める即時停戦に応じなかった。
トランプ氏は、交渉停滞が続くようなら、仲介への積極的な関与をやめる可能性を示唆していた。
その後も露軍がウクライナ市街地に攻撃を続けていることに、米政権内で批判が強まっている。
ケロッグ・ウクライナ担当特使は2025年5月25日、X(旧ツイッター)に、露軍の攻撃は
「恥ずべきことだ」
と投稿。
女性や子供が無差別に殺害されていることは、国際人道法違反だと批判した。
米露首脳の電話会談後、英国と欧州各国が対露制裁の強化を表明したが、トランプ氏は追加制裁に慎重な構えを示していた。
ロシア寄りの姿勢を見せてきた同氏だが、2025年5月25日は、かつてなく厳しい口調でプーチン氏を批判しており、今後、厳しい対露方針に転換するか注目されそうだ。

「プーチン氏は完全に狂ってしまった」トランプ氏がウクライナ攻撃を強く非難
2025/5/26 11:47
https://www.sankei.com/article/20250526-7MKZJNLKXNJ23HT7EXY5U42WWQ/
トランプ米大統領は2025年5月25日、ロシア軍によるウクライナ各地への攻撃について、SNSで
「プーチン氏は完全に狂ってしまった」
と苛立ちを露わにした。
プーチン氏がウクライナ全土を占領しようとすれば
「ロシアの滅亡に繋がるだろう」
と警告した。
同時に、ウクライナのゼレンスキー大統領に
「自国のために何もしていない」
と不満を表明。
戦争の原因は自身とは無関係だと主張した。
ロシア軍は2025年5月24日夜〜25日朝、ミサイルや無人機でウクライナ各地を攻撃。
ウクライナ当局は12人が死亡し、2022年の侵攻開始以降で記録的な大規模攻撃だったと指摘していた。
トランプ氏は今月2025年5月19日にプーチン氏と電話会談したが、プーチン氏は米国が求める即時の無条件停戦に応じなかった。
トランプ氏は交渉に進展がなければ
「手を引く」
と仲介断念も示唆していた。(共同)

「全然気に入らない」トランプ氏、対露制裁強化を本格検討 ウクライナへの攻撃を強く非難
2025/5/26 7:54
https://www.sankei.com/article/20250526-WUUGUKDIUZKLHOMCYZPDJC4Y2Q/
トランプ米大統領は2025年5月25日、ロシア軍によるウクライナ各地への攻撃について
「全然気に入らない」
と強く非難、対ロシア制裁強化を本格検討していると明らかにした。
訪問先の東部ニュージャージー州で記者団に述べた。
ロシア軍は2025年5月24日夜〜25日朝、ミサイルや無人機でウクライナ各地を攻撃。
ウクライナ当局は12人が死亡し、2022年の侵攻開始以降で記録的な大規模攻撃だったと指摘していた。(共同)

ロシア、ウクライナ各地にミサイル・ドローン攻撃 子供3人含む12人死亡 攻撃応酬激化
2025/5/25 16:01
https://www.sankei.com/article/20250525-7YIZAHAACVPGPIILZJ6UZYWUBE/
ロシアの侵略を受けるウクライナの首都キーウなど各地が2025年5月25日未明、露軍の大規模なミサイル・ドローン(無人機)攻撃を受けた。
現地メディアによると、キーウ近郊のキーウ州で4人が死亡した他、中部ジトミル州では子供3人が死亡した。
また、西部フメリニツキー州とテルノピリ州でもそれぞれ4人と1人が死亡した。
各地で子供を含む多数の負傷者が出ているという。
両国間では最近、大規模なミサイル・ドローン攻撃の応酬が激化している。
露国防省は2025年5月25日、同日未明に首都モスクワ近郊や西部トゥーラ州などでウクライナ軍のドローン計110機を撃墜・無力化したと主張した。
露国防省は24日、ウクライナ東部ドネツク州の集落2カ所と、北部スムイ州の集落1カ所を新たに制圧したと主張した。

ロシアがキーウに弾道ミサイル 最大規模攻撃、15人負傷 ゼレンスキー氏「露に圧力を」
2025/5/24 21:45
https://www.sankei.com/article/20250524-ZI7ZJEWJKJKGTIKXVN7X2LEIOI/
ロシア軍は2025年5月23日夜から24日未明にかけて、ウクライナの首都キーウを弾道ミサイルや無人機で攻撃した。
地元当局によると、撃墜して破片が落下し、各地で火災が発生。
子供を含む少なくとも15人が負傷した。
当局は、キーウに対する過去最大規模の攻撃だったとしている。
ゼレンスキー大統領は2025年5月24日
「ロシアはウクライナの停戦提案を無視して攻撃を続けている」
と非難。
「真の外交を始めるためにロシアに圧力をかける必要がある」
と述べ、欧米による追加制裁の必要性を改めて訴えた。
ウクライナ空軍によると、ロシア軍はキーウの他、北東部スムイや南部オデーサ、東部ハルキウ方面を「イスカンデルM」や北朝鮮製の「KN23」などミサイル計14発と無人機約250機で攻撃した。(共同)

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/375.html#c25

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
61. 天元[1119] k1aMsw 2025年5月28日 13:29:43 : ZVfystqlsM : ZUY2UVpNd2t4eHc=[1542]
今朝、テレビ朝日のテレビを観ていたが、玉川氏が県で頼んだ三者委員会が出した結論を知事が守らなくともいいのなら、捜査機関が告発するしかないでしょうと、出演していた弁護士に質していたが。

弁護士は、玉川氏の意見は、正論と応えていた。メデイアは一般の人にも分かりやすく報道すべきでしょう。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c61

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
62. 楽老[5893] inmYVg 2025年5月28日 13:30:24 : BOk6mbQWFk : M0VzdzM0ajlEbjY=[349]
>>57. 天元

(>57.)の貴君のコメは何を意味しているのか❓
(>54.楽老)で挙げた2点は兵庫県の回答だ。
これと何の関係もない。
わたしのHNを挙げてのコメントなら関連する文章にしてくれ。

貴君はどうして議論を逃げるのか
>52.:私は辞めるべきと言ったことはない。犬笛に踊ったお馬鹿な兵庫県民の支持とはいえ、その結果は尊重すべきだと思っている。
と述べているではないか。

平日の昼間にコメントを返すのだから、おそらく定年後のリタイア組と思われるが、あまりにも幼い、拙い、典型的な【お子ちゃま】だネ

マア 老化が進んで、青洟たらしていることも認知できないようなミットモナイ【愛】やノータリンに較べれば随分ましだが。

    
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c62

コメント [番外地12] 中島みゆき 中川隆
7. 中川隆[-6631] koaQ7Jey 2025年5月28日 13:32:42 : Wr0UMC5rNI : QU9DQ3pZZ0xBc28=[16]
<■62行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
時代-ライヴ2010〜11- - YouTube



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http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/496.html#c7
コメント [番外地12] 中島みゆき 中川隆
8. 中川隆[-6630] koaQ7Jey 2025年5月28日 13:34:08 : Wr0UMC5rNI : QU9DQ3pZZ0xBc28=[17]
ホームにて - YouTube


http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/496.html#c8
コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
63. ウ2[5] g0Uy 2025年5月28日 13:48:44 : hUpKWTvTZA : Zmo0dXdkdXVLNjY=[2]
>>54
老害の嫉妬(≒既得権益の保身は醜い。老い耄れはサッサと退場しろ。

AI検索を試すと、果たして(≒俺たちが競ってきた)知識とは何だったのか?、と自問するばかりだ。
俺たち(戦後昭和生まれ)は、ずいぶん面倒な次代に生まれ、そして新世紀への転換を生きた、ある意味不幸であり、ある意味は幸福な存在だ、よい経験をさせて貰ったと喜ぼう。

大谷翔平と言い、藤井聡太と言い、大の里と言い、Z世代の超人は、俺たちの理解を超える。

俺たちが死んでも、歴史は続く。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c63

コメント [政治・選挙・NHK297] 一瞬で終わりそうなパフォーマンス 小泉進次郎劇場、透けて見える薄っぺらと危うさと(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
43. わ寺反帝反イスラエル[127] gu2Om5S9kumUvYNDg1iDiYNHg4s 2025年5月28日 13:49:46 : ZYV1GgkIxI : YVZZeTFkSG03a2c=[1]
>>41

>田植え機

アイムホーム(日本)の

グローバル企業である

ウイアホーム(ブラジル)では

ルイジアナ米

の為に

アメリカと

田植え機を

共用してますよ。

Co-Op方式

と言いますけど…

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/376.html#c43

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
64. ウ2[6] g0Uy 2025年5月28日 14:05:10 : ydrH2xsOyM : cUJJNTc4WWE5SFk=[37]

>>63に追記
そう、望む望まずに関わらず、歴史は続く。ただ未練で遺恨を残すな。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c64
コメント [戦争b26] ドイツが異例のイスラエル批判 「もはや理解できない」 舞岡関谷
11. なんでそうなるの![1] gsiC8YLFgruCpILIgumCzIFJ 2025年5月28日 14:09:11 : QrOO7IjUQw : OUFSTC5ydW95MzY=[1]
> 10さん
「 ドイツが→イスラエルを否定しない(しなかった)のは。。。。 」

舞岡さんのスレは
「 ドイツのメルツ首相は26日、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの攻撃について「何を目的としているのか、もはや理解できない」と批判した。ドイツメディアが報じた。ナチス・ドイツのホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の加害責任から、ドイツはイスラエルを支持する立場を貫いており、首相の批判は異例。
 メルツ氏は欧州政治を議論するイベントで、ガザで民間人や子どもの犠牲が増えていることに言及し「(イスラム組織)ハマスによるテロとの戦いとして、攻撃を正当化することはもはやできない」と非難した。
 さらに、ドイツがイスラエルに助言する場合、他の国より慎重さが必要だとした上で「国際人道法が侵害されるのであれば、ドイツやドイツ首相は何かを言わなければならない」と強調した。 」

と書いてあるが???
どうなんでしょう!

http://www.asyura2.com/25/warb26/msg/176.html#c11

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
65. 秘密のアッコちゃん[1590] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2025年5月28日 14:16:56 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[1028]
<■7056行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
“知事の指示で漏洩”と指摘の第三者委報告は「一つのご指摘」 斎藤氏改めて指示は否定
2025/5/28 11:56
https://www.sankei.com/article/20250528-CM6EH6IMPVOHRDHBW6AVJZOFPE/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑告発文書を作成した元県幹部の私的情報漏洩問題で、斎藤氏は2025年5月28日午前、県庁で記者団の取材に応じ、漏洩に斎藤氏らの指示があった可能性を指摘した県の第三者委員会の報告書について
「一つのご指摘としてある」
と述べた上で、
「漏洩に関するような指示は一切していないと昨日伝えた通りだ」
と改めて強調した。
2025年5月27日に公表された第三者委の報告書は
「知事の指示で、情報漏洩を行った可能性が高いと判断せざるを得ない」
と結論付けたが、斎藤氏は幹部から報告を受けた当時の状況について、
「不適切な内容が公用パソコンに入っていると報告を受けた時大変驚いて、これは重大な事だなという話をしたと思う」
と説明。
自身への処分については
「給与のカットになると条例改正が必要」
「議会の協力を頂くことになる」
と説明し、
「どういった内容にするかはこれから考えたい」
と述べた。
問題を巡っては昨年2024年7月、当時総務部長だった井ノ本知明氏が県職員や県議に私的情報を見せて回っていたと週刊誌が報道。
県は事実関係の確認などのため、弁護士らによる第三者委を設置。
今月2025年5月27日、井ノ本氏が県議3人に漏洩したとする報告書が公表された。
県は井ノ本氏を停職3カ月の懲戒処分とした。

異例の3つの第三者委同時並行、報告書出そろう 兵庫県は井ノ本氏を告発せず
2025/5/28 8:00
https://www.sankei.com/article/20250528-OJKAHOGOLZOKRG4MQECSE2NK6A/
斎藤元彦知事の疑惑告発文書問題を巡っては、3つの第三者委員会が設置され、それぞれ調査が進んだ。
2025年5月27日で全ての調査報告書が出揃ったが、いずれも元県民局長を処分した県の対応の違法性や県保有情報の漏洩を認定しており、斎藤氏に説明責任を求める声は強まりそうだ。
告発者を処分した内部調査の中立性が疑問視され、県議会の求めに応じる形で斎藤氏が設置を決めた第三者委は、文書に記載された7つの疑惑の真偽を調査。
今年2025年5月3月に結果が公表され、文書を公益通報として扱わず元県民局長を処分した対応は公益通報者保護法違反とし、斎藤氏の職員への叱責をパワハラと認定した。
告発者の私的情報に関しては、交流サイト(SNS)に投稿、拡散されたことも問題となり、第三者委が調査。漏洩元は不明だが、職員関与の可能性が高いとした。
県は容疑者不詳のまま地方公務員法違反罪で県警に告発状を提出。
一方、今回漏洩が認定された井ノ本知明氏については刑事告発などは行わないとした。

「元総務部長が秘密を漏洩、知事の指示の可能性」兵庫県第三者委公表の調査報告書・要旨
2025/5/28 7:30
https://www.sankei.com/article/20250528-FVJUAAOTMVIG5CV3LGKB4AXHUE/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑告発文書を作った元県幹部の私的情報漏洩問題で、第三者委員会が2025年5月27日に公表した調査報告書の要旨は次の通り。
【結論】
井ノ本知明元総務部長は令和6年4月頃、県議3人に私的情報を印刷した資料を提示し、内容を口頭で説明して秘密を漏洩した。
斎藤知事と元副知事の指示によって行った可能性が高い。
【情報の保管状況】
令和6年3月、告発文書の調査のため、元副知事らが元県幹部の職場から持ち帰った公用パソコン内に私的情報が多数保存されていることが判明。
同令和6年4月、井ノ本氏は総務部職員に、私的情報のデータを印刷して持ってくるように指示した。
週刊文春が2025年7月、井ノ本氏が県議らに私的情報が書かれた文書を見せていると報道。
県総務部から文書の保管状況を確認された井ノ本氏は、ファイルを受け取ったことを否定した。
【県議の説明】
第三者委に対し、県議の1人は2025年4月に県議控室で井ノ本氏から文書を見せられたと説明。
その場で井ノ本氏から
「これ見てくださいよ」
「こんな人間が作った(知事の疑惑告発)文書を信用できるはずがない」
と言われたとし、県議は第三者委に
「内容は衝撃的で、井ノ本氏の立場で自分に見せたのはまずいのではないかと思った」
と述べた。
井ノ本氏から私的文書を見せられたと供述した県議は他に2人いた。
【井ノ本氏の説明】
井ノ本氏は、第三者委に対してファイルを保管していたと認めた上で
「人事課の若い職員に返した」
「誰かは覚えていない」
と説明。
しかし第三者委が事情聴取した人事課職員のうち、井ノ本氏からファイルの返還を受けたと認めた人はいなかった。
3人の県議が井ノ本氏から私的情報を提示されたと説明したことに関し、井ノ本氏は第三者委に
「県議に私的文書のファイルを見せて回ったことはない」
「虚偽だ」
と否定した。
しかし県議が虚偽の説明をする理由は乏しく、説明も具体性や迫真性に富んでいる。
井ノ本氏の説明は信用性に乏しいと言わざるを得ない。
【斎藤知事の指示】
井ノ本氏はその後、代理人弁護士の作成した弁明書で
「議員3人に面会し、私的情報を口頭で伝えた」
として、それまでの説明を変遷させた。
その上で、知事から
「そのような文書があることを議員に情報共有しといたら」
と言われたとし、知事と元副知事の指示によるものだったと新たな主張をした。
この指示があったとされる場に同席した元幹部職員は第三者委に対し
「『根回しというか、私的情報も含めて議会執行部に知らせておいたらいいんじゃないか』という知事の発言があった」
「元副知事が『そらそうやな。必要やな』と発言したと思う」
と説明した。
知事は第三者委に
「パソコンに私的情報があったという報告はあったと思うが、議会執行部に共有すべきだと発言したことはない」
「(井ノ本氏の)独自の判断で議会側と情報共有したのだと思う」
と説明した。
【第三者委の判断】
しかし元副知事は第三者委に対し、知事の根回し指示があったとした上で
「特に反対せず、井ノ本氏の方で『根回し』するよう指示した」
と説明している。
元幹部職員と元副知事の説明は一致しており、これと整合しない知事の主張は採用することが困難だ。
第三者委としては、知事と元副知事の指示で井ノ本氏が元県幹部の私的情報を県議に対し『根回し』の趣旨で漏洩した可能性が高いと判断せざるを得ない。

漏洩認定の井ノ本氏だけでなく片山元兵庫県副知事も 側近の証言「斎藤知事の指示」で一致
2025/5/28 7:00
https://www.sankei.com/article/20250528-676O6SL2LBIPRBR6U4CMAY2UNQ/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発者の私的情報漏洩問題で、県の第三者委員会に漏洩を認定された井ノ本知明氏は斎藤氏の最側近として知られた。
第三者委の報告書や漏洩先となった県議の証言から浮かぶのは、斎藤氏らの指示の下、告発者を貶めて疑惑を払拭しようと躍起になる井ノ本氏の姿。
かつての側近の証言が
「知事の指示」
で一致する中、斎藤氏だけが否定を続けている。
第三者委の報告書によると、漏洩の経緯はこうだ。
総務部長だった井ノ本氏が昨年2024年4月上旬、疑惑を告発した元県民局長の男性=昨年2024年7月に死亡、当時(60)=の公用パソコン内に、男性の私的情報に関する文書があったと斎藤氏に伝えた。
「そのような文書があることを議員に情報共有しといたら」。
井ノ本氏の報告を受けた斎藤氏はこう述べたという。
更に、この場に同席した県の理事(当時)が、片山安孝副知事(同)に斎藤氏から指示があったことを伝えると、片山氏は
「そらそうやな。必要やな」
と応じた。
第三者委の調査では、こうした指示を巡って斎藤氏他の3人の説明は割れた。
井ノ本氏は斎藤氏や片山氏の指示があったとし、理事は
「『私的情報も含めて、議会の執行部に知らせておいたらいいんじゃないか』という趣旨と理解できる知事からの発言があった」
と斎藤氏の指示を認めた。
更に、片山氏も井ノ本氏や理事の説明に沿う証言をした。
「『知事から井ノ本氏に対し、私的情報について議会と情報共有しておくようにとの指示があった』と聞いたので、特に反対もせず根回しするよう指示した」
一方、斎藤氏は第三者委に
「私的情報の報告はあったと思うが、その処理に関して何か指示したことはない」
と否定。
だが、第三者委は、3人の説明の時期や内容がほぼ一致していて信用性を否定できないとし、斎藤氏の証言は
「採用することが困難というべきだ」
と結論付けた。
井ノ本氏が動いたのは、指示から約2週間後。
立憲民主党の県議らによる会派「ひょうご県民連合」の控室を訪れ、1人でいた迎山志保県議と向き合った。
厚さ10センチほどの文書をファイルから取り出し、めくりながら
「告発文書で名前を出された自分は被害者」
「他の職員にも誹謗中傷をしていたようだ」
などと訴えた。
「『鋭く追及したら恥をかきますよ』『告発文書は議会が取り扱うほどのものではない』という話をされた」
と迎山氏。
井ノ本氏の様子は
「悪びれている風でもなく、喜々としていた」
という。
自民党会派の幹事長だった山口晋平県議も同時期に井ノ本氏から文書を見せられ、一部を読み上げられたという。
男性と一緒に仕事をしていた過去に触れながら
「支えてきたのに怪文書をまかれた」
と恨み節も。
山口氏は
「『男性は正義のヒーローではない』という話をしに来たんだと思った」
と振り返った。
第三者委も報告書に、
「こんな人間が作った文書信用できるわけないやろ」
といった井ノ本氏の発言を記載。
漏洩の動機は告発文書の信用低下にあったとの見方を示した。
井ノ本氏は2025年5月27日、
「業務行為が情報漏洩と評価されたものであり、残念だ」
「審査請求および執行停止の申し立てを行い、正当性を主張したい」
とのコメントを代理人の弁護士を通じ公表した。

「斎藤知事の説明は採用が困難」 割れる主張、第三者委は側近証言を重視
2025/5/27 22:30
https://www.sankei.com/article/20250527-BSDZOT7MCNMRPBRVMHCKXMOLIY/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑を告発した元県西播磨県民局長の私的情報漏洩問題で、県の第三者委員会が2025年5月27日、報告書を公表した。
総務部長だった井ノ本知明(ちあき)氏が県議3人に漏洩したと認定。
「知事や元副知事の指示で、情報漏洩を行った可能性が高いと判断せざるを得ない」
と結論付けた。
県は井ノ本氏を停職3カ月の懲戒処分とした。
斎藤氏は同日、記者団の取材に応じ
「元県民局長とご家族にご迷惑をおかけしたことをお詫びする」
と初めて告発者に謝罪。
自身の給与カットなどの処分を検討するとしたが、漏洩指示は否定し
「組織の長として責任を感じている」
と述べた。
弁護士3人による第三者委の報告書は、井ノ本氏が昨年2024年4月、印刷した私的情報資料を県議3人に示したと認定。
井ノ本氏は当初の第三者委の聴取に漏洩などを否定したが、今年2025年2月に、行為を部分的に認めた上で
「知事や元副知事の指示に基づき、部長の職責として正当業務を行ったに過ぎない」
とする弁明書を県に提出した。
斎藤氏は第三者委の聴取に
「私的情報があったとの報告はあったと思うが、それを聞いて何か指示したことはない」
「総務部長として独自の判断で議会側と情報共有したのだと思う」
と説明した。
これに対し、片山安孝元副知事や別の元幹部は井ノ本氏の主張に沿う説明をした。
第三者委はこれらの証言はほぼ一致しており、信用できるとする一方、整合しない斎藤氏の説明は採用が困難と判断した。
私的情報は保護されるべき秘密に当たるとも指摘。
漏洩の動機に関して、告発者や告発文書の信用を低下させようとしたと県議が捉えていることは
「一定の説得力があると評価できる」
とした。
第三者委は2025年3月末に県に報告書を提出。
県は報告書を踏まえて処分を決め、その後に内容を公表するとしていた。
県は元県民局長を告発者と特定し、処分する過程で公用パソコン内の私的情報を把握。
文書について斎藤氏は2025年3月、
「(元県民局長が)わいせつな文書を作成していた」
と言及した。

兵庫県の斎藤知事、告発者に初めて謝罪 「指示はしていないが、組織の長として責任」
2025/5/27 18:10
https://www.sankei.com/article/20250527-J64AQPUUVFKGJFA3VWB6YXKQ4M/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑を告発した元県民局長の男性の私的情報を元総務部長の井ノ本知明氏が漏洩した問題で、経緯を調べていた県の第三者委員会が知事の指示による漏洩の可能性が高いと認定したことを受け、斎藤氏は2025年5月27日、男性や家族に謝罪した上で
「自らの処分を検討して参りたい」
と述べた。
辞職については否定し、
「県政をしっかり前に進めていくのが大事な役割だ」
とした。
県は同日、井ノ本氏を停職3カ月とする懲戒処分を決定。
インターネット上で拡散された男性の私的情報についても、プラットフォーム側に削除申し出を行った。
斎藤氏は取材対応の冒頭、
「元県民局長とそのご家族、そして関係者にご迷惑をおかけしたこと、県民の皆さんに多大なご心配をおかけしたことに改めてお詫びを申し上げたい」
と謝罪。
第三者委が認定した井ノ本氏への指示の可能性については
「指示は全くしていないという認識に変わりはない」
と関与を改めて否定した。
一方、
「組織の長として深く責任を感じている」
とし、自身の給与カットなどの検討を進めると明かした。
男性の遺族に直接謝罪するかについては
「相手のご家族の気持ちも踏まえて慎重に考えていくことが必要だ」
とした。
問題については昨年2024年7月、当時総務部長だった井ノ本氏が県職員や県議に私的情報を見せて回っていたと週刊誌が報道。
県は事実関係の確認などのため、弁護士らによる第三者委を設置。
報告書では
「知事、元副知事の指示により情報漏洩を行った可能性が高い」
と認定した。

「斎藤知事に愛想尽きた」兵庫県庁離れ加速 17年ぶり自主退職4割増、他自治体に転職も
2025/5/24 18:49
https://www.sankei.com/article/20250524-MK725EPRPZMYXNTWSVTEVXQI3Y/
兵庫県庁を去る人が目立つようになってきた。
令和6年度の自己都合による退職者は、前年度に比べて4割増加した。
斎藤元彦知事を巡る昨春以来の告発文書問題が尾を引き、将来を嘱望されながら、他の自治体へ転職した中堅職員も。
交流サイト(SNS)上では文書問題に絡んで職員の個人名も飛び交い、士気の低下や萎縮が懸念されている。
兵庫県人事課によると、教育委員会や県議会事務局などを除く知事部局の昨年度の自己都合退職者は103人に上り、前年度(74人)から大きく増えた。
退職者の内訳は技術職が56人、事務職が47人。
理由は50人が転職、親の介護などの家庭事情が37人と続いた。
自己都合退職者が100人を超えたのは、行財政改革の一環で給与を削減した平成19年度以来17年ぶり。
その後は30〜80人台で推移していた。
増加の背景要因として指摘されるのが、文書問題に端を発する一連の県政の混乱だ。
例えば、県庁への昨年度の電話相談件数は約1万2000件で、前年度の4倍に達した。
相談内容は斎藤氏に対する批判の一方で、斎藤氏を支持したり、疑惑を追及した県議会調査特別委員会(百条委員会)の姿勢を非難したりするものも相当数あった。
賛否の渦中に放り込まれた形の現場の複数の職員からは
「的外れな暴言や叱責の言葉に気持ちが萎える」
「仕事に誇りが持てなくなった」
といった声が聞かれた。
「優秀」
との定評があり、将来の幹部候補と言われた中堅職員も他の自治体へ転職した。
ある県幹部は
「ショックだった。県にとっては大きな損失だ」
と嘆いた。
■退職は知事部局の1割未満も…漂う「閉塞感」
県庁内に漂うのは、ある種の閉塞感だ。
文書問題を検証した第三者委員会は、告発者捜しを指示し、特定した上で懲戒処分とした斎藤氏の対応を公益通報者保護法違反と断じたが、斎藤氏は
「対応は適切だった」
と事実上受け入れなかった。
斎藤氏が会見で言及した同法の解釈について、所管する消費者庁は2025年4月に
「公式見解と異なる」
と指摘。
今月2025年5月22日には通報者保護の体制を徹底するよう求める通知を全国の自治体に発出するなど兵庫発の問題は尚波紋を広げている。
自己都合で同県を退職した元職員の1人は
「知事の議会答弁や会見での発言を聞いていて愛想が尽きた」
と率直に語った。
もっとも、知事部局の職員数は2025年4月1日現在で約6千人。
自主的に退職した人が100人を超えたとはいえ、全体の1割に満たず、また転職者の心理に文書問題がどれほど影響したかも正確には分からない。
ワークライフバランスを重視し、子育て政策に力を入れる斎藤氏について
「若手職員には受けがいい」
という評価もある。
ただ斎藤県政の是非にかかわらず、兵庫県庁の組織自体がSNS上でも大きな注目を集めるようになったことで、誹謗中傷の問題も顕在化している。
百条委の委員として斎藤氏を追及していた元県議に対しては、昨年2024年11月の知事選前後から中傷が加速。
元県議は今年2025年1月に死亡しているのが見つかった。
文書問題に絡んで政治家からSNS上で名指しされた職員もおり、同僚は
「一時は深刻に思い悩んでいて、心配した」
と明かした。

黒幕とされた元兵庫県議が死に至るまで 2馬力選挙とSNSで「別人に」妻が語った喪失感
2025/5/14 19:08
https://www.sankei.com/article/20250514-QHSL2OV4HFNN7FHVE5KD6TK5H4/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題を調べた県議会調査特別委員会(百条委員会)の元委員で、今年2025年1月に亡くなった竹内英明元県議=当時(50)=の妻(49)が取材に応じ、交流サイト(SNS)を中心とした誹謗中傷により竹内氏が精神的に追い詰められていった過程を明かした。
「匿名の顔の見えない攻撃は恐怖でしかなかった」
と振り返った。
《黒幕(主犯格)は竹内》。
県知事選が行われていた昨年2024年11月、政治団体
「NHKから国民を守る党」
の党首、立花孝志氏がそう書かれたメモをSNSにアップした。
斎藤氏を応援するために立候補するという異例の
「2馬力」
選挙を展開していた立花氏は、斎藤氏を巡る疑惑について
「事実の捏造」
などと主張。
斎藤氏擁護の立場から作成されたこのメモは、岸口実県議=兵庫維新の会を除名処分=から提供されたものだった。
以降、SNSでは
「竹内氏=黒幕」
のイメージが定着。
文書問題への対応で失職に追い込まれた斎藤氏が一転、支持を広げる中で、竹内氏は不特定多数からの中傷に晒されるようになった。
妻によれば、竹内氏はそんなネット上の言説に反論することも検討していた。
だが、静観した。
選挙期間中に自ら発信することでどんな影響が出るか、それが読めなかった。
「反響が怖く、口をつぐまざるを得なかった」
と妻は語る。
竹内氏は塞ぎ込んだ。
姫路市議をはじめ、県議は5期目を数えていた。
「言論で物事を解決していく。そういう立場で仕事をしてきた」(妻)。
強いられた沈黙は竹内氏の心に深い影を落とす。
立花氏は選挙期間中、百条委の委員長だった奥谷謙一県議の事務所兼自宅前で街頭演説し、
「奥谷出てこい」
と声を張り上げる動画をユーチューブで配信した。
その際、
「竹内のとこにも行きますよ」
と発言したため、竹内氏は事務所を閉めたが、匿名の誹謗中傷が電話やメール、郵便で途切れなく押し寄せた。
脅迫めいた内容のものも少なくなかった。
議員活動を続けるなら行政の監視、追及をこれまでのようにやり抜かなければならない。
だが、そこに誹謗中傷が付きまとうと考えた時、それに耐える力は残っていなかった。
何より竹内氏は妻と2人の子供の生活を案じ、
「家族を巻き込んでしまった」
と気に病んでいたという。
斎藤氏が知事選で再選された翌日の昨年2024年11月18日、竹内氏は議員を辞職した。
同2024年12月25日、百条委で斎藤氏に対する最後の証人尋問が行われた。
文書問題とは意識的に距離を置いていた竹内氏も
「さすがに見なあかん」。
そう言って、妻と百条委の中継を見守った。
証人尋問では、委員の増山誠県議=兵庫維新から離党勧告処分=が竹内氏の名前を挙げ、
「デマに基づく尋問をした」
と批判した。
この発言は後に事実誤認であったことが明らかになるが、自身の名前が出たことに竹内氏はショックを隠せず、
「いつまでも追われる」
とこぼした。
家族との会話も減り、別人のようになった。
今年2025年1月18日、自室で亡くなっているのが見つかった。
「これまで議員として信じてきたものが全て崩れていくような、そんな感覚に陥っていたのだと思う」
《事実でなければ否定すればいい》《何も言わないのはそれが本当のことだから》
ネットはそんな意見で溢れてている。
妻は
「そうじゃない」
と反論し、中傷の先に人間がいることを
「想像してほしい」
と訴えた。

誰が、何のために…N党立花氏らへの告発者の私的情報漏洩、真相解明は捜査当局の手に
2025/5/13 22:17
https://www.sankei.com/article/20250513-OMP7RM6DBRIXJGWADRDR5U5Q7Y/
誰が、何のために漏らしたのか。
斎藤元彦兵庫県知事を巡る疑惑告発者の私的情報漏洩問題で、2025年5月13日に公表された第三者委員会の報告書は漏洩元を不明とする一方、漏洩の目的に告発者の信用失墜が含まれている可能性を指摘した。
交流サイト(SNS)上に渦巻く誹謗中傷を助長する形となった情報漏洩。
県が容疑者不詳で刑事告発したことで、真相解明は捜査当局に委ねられることとなった。
第三者委の調査結果と兵庫県の対応のポイント
https://www.sankei.com/article/20250513-OMP7RM6DBRIXJGWADRDR5U5Q7Y/photo/P3EAIVA5YRPYBEI7CGO2IUFWK4/
「信用失墜目的があったのではないかとの指摘もあり、議論になった」
報告書を公表した2025年5月13日の会見で、第三者委員の一人は情報漏洩の目的を巡る議論が委員間で交わされたことを明かした。
最終的に報告書では、告発した元県西播磨県民局長の私的情報などが政治団体
「NHKから国民を守る党」
党首の立花孝志氏らに漏洩したことについて、断定はしなかったものの
「信用の失墜や有形無形の損害を加える目的が併存していたのではないかとみる余地がある」
と指摘した。
実際に、情報漏洩は元局長に対するSNS上での誹謗中傷へとつながった。
大きな要因となったのは、立花氏によるSNSへの投稿だ。
兵庫県の疑惑告発文書問題と立花孝志氏を巡る経過
https://www.sankei.com/article/20250513-OMP7RM6DBRIXJGWADRDR5U5Q7Y/photo/XTCREXJS5JLLTGYUEMGAR3ZX7Q/
立花氏は、昨年2024年11月の知事選に斎藤氏を応援する目的で出馬し
「2馬力選挙」
を展開。
ポスターやSNSなどで元局長の私的情報に言及した。
更に選挙後の同月2024年11月下旬、
「元県民局長の公用パソコンの中身を公開する」
として、ファイルのフォルダ画像をユーチューブやX(旧ツイッター)に投稿。
元局長への誹謗中傷が拡散していった。
こうしたデータは、昨年2024年3月に斎藤氏の指示で元局長から回収した公用パソコン内にあったものとされ、情報漏洩疑惑が浮上。
ただ、斎藤氏は
「県保有の情報かどうか分からない」
として、SNSの運営側への削除要請などは行わず、県の情報と同一かなどを調べるために第三者委の設置を決めた。
斎藤氏の疑惑告発文書問題を巡っては、他にも誹謗中傷が相次いだ。
県議会百条委の委員を務めた竹内英明元県議は、根拠のない情報を基に
「疑惑をでっち上げた黒幕」
とされ、SNSでの誹謗中傷に晒され、今年2025年1月に死亡した。

<主張>兵庫県知事 「違法」の責任を直視せよ
社説
2025/3/29 5:00
https://www.sankei.com/article/20250329-ADOTICCJYBNYLBJHFVAP6E6USE/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書を巡る問題で、弁護士でつくる第三者委員会が報告書を出した。
告発文書を公益通報として扱わず、作成者を処分した斎藤氏らの対応は
「明らかに違法」
と指摘し、斎藤氏のパワハラ行為についても認めた。
斎藤氏は会見でパワハラについては初めて謝罪した。
一方、
「違法」
の指摘については専門家の間でも意見が分かれているとして、
「対応は適切だった」
と従来の主張を繰り返した。
第三者委に先立ち、県議会調査特別委員会(百条委員会)も報告書を出している。
百条委の報告書は、県の対応は
「違法の可能性が高い」
とし、斎藤氏の言動や行動は
「パワハラ行為と言っても過言ではない」
と指摘していた。
斎藤氏は、2つの報告書の指摘の重さを真摯に受け止めるべきだ。
その上で、自身の具体的な責任の取り方を明らかにしてもらいたい。
第三者委の報告書は、知事が告発者を捜し出して懲戒処分に付したことは、公益通報者保護法に違反すると指摘した。
斎藤氏らが、告発者への処分を決める過程に関わったのは
「裁量権の範囲を逸脱」
するもので、処分は無効と結論付けた。
職員への厳しい叱責など10件をパワハラと認定した。
斎藤氏は、告発者捜しを命じた初動の対応は
「当時としてはやむを得なかった」
と釈明し、告発文書を作成した元県民局長への処分見直しも否定した。
これはおかしい。
公益通報制度は組織の不正を防ぐための仕組みである。
告発者捜しが禁じられているのは、告発しようとする人が萎縮すれば、不正を改める機会が失われるからである。
県政トップの知事に、この制度への正しい理解が求められていることは言うまでもない。
公務員や会社員が違法行為やパワハラ行為を認定されれば懲戒処分を受けるのが普通だ。
ところが斎藤氏は自身への処分や辞職の考えもないという。
責任感が欠如している。
第三者委の報告書は
「パワハラをなくし、公益通報者を保護する体制を築く自浄力」
を県に求めた。
議会は斎藤氏に責任の取り方を具体的に示すよう強く促すべきだ。
有耶無耶なままでは県政を前に進められない。

第三者委「明らかに違法」の指摘もスタンス変えない斎藤知事、県職員から「常識みせて」
2025/3/20 8:00
https://www.sankei.com/article/20250320-5LX42BC3BVKRJBNYMEWC32A7QA/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、弁護士で作る第三者委員会は2025年3月19日、県に調査報告書を提出し、公表した。
第三者委は告発文書を公益通報として扱わず作成者を処分した斎藤氏らの対応は
「明らかに違法」
で、処分は無効と指摘。
調査対象となった職員への叱責など10件をパワハラだと認定した。
第三者委員会の調査報告書を受け、県議らは
「重く受け止めてほしい」
と注文を付けた。
県職員からは百条委員会の調査報告書に続いて厳しい指摘を受けながら、従来の主張を変えない斎藤氏の見識を疑う声も聞かれた。
県議会最大会派・自民党の北野実幹事長は、第三者委の報告書について
「専門家による的確な検証がされた印象」
「知事側の対応を見て議会としてどうするか考えていきたい」
と話した。
第4会派「ひょうご県民連合」の迎山志保政調会長は、個人の見解と前置きした上で
「この報告書を受けても知事が自己正当化に終始するのであれば、議会としてけじめをつけなければならない」
と述べ、辞職勧告などを検討する可能性を示唆した。
約1年に渡る県政の混乱に出口が見えず、庁内には閉塞感が漂う。
県職員の1人は、
「斎藤知事が謝ることができないことで県政の混乱が長期化している」
「知事には上に立つ人間としての『常識』を見せてほしい」
と話した。

斎藤知事、第三者委の指弾に軌道修正迫られるか 「違法・不当」百条委より大きく踏み込み
2025/3/20 7:00
https://www.sankei.com/article/20250320-OTJBL2FQABOHLN3QK5FWHWOZJQ/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、元裁判官の弁護士らによる県の第三者委員会が2025年3月19日公表した調査報告書は、告発者を処分した斎藤氏の対応を違法と断じ、パワハラ行為を明確に認定した。
「違法の可能性」
といった表現にとどまった県議会の調査特別委員会(百条委)の報告書より大きく踏み込んだ形だ。
客観的立場の法律専門家から厳しい審判が突き付けられ、百条委の報告書に対して強気の姿勢を示していた斎藤氏も軌道修正を迫られそうだ。
第三者委は県弁護士会推薦の元裁判官3人と、調査員3人の計6人の弁護士で構成。
文書に記された7項目の疑惑の真偽に加え、文書を公益通報として扱わず、作成した元県幹部の男性=昨年2024年7月死亡、当時(60)=を懲戒処分とした県の対応の是非を調査した。
斎藤氏は昨年2024年3月、匿名の文書を独自に入手し、片山安孝副知事(当時)らに調査を指示。
男性を作成者と特定し、内部調査の上で停職3カ月の懲戒処分とした。
こうした経緯について百条委の報告書は、
「告発者潰しと捉えられかねない」
と言及。
「公益通報者保護法に違反している可能性が高い」
としたが、第三者委の報告書は
「違法、不当なものだった」
と言い切った。
■区の兵庫県庁
斎藤氏はこれまで、文書には真実相当性がなく同法の保護対象外との認識を示してきたが、第三者委は贈答品の受け取りなど複数の項目で真実相当性を認定。
「文書の配布は不正目的」
とする片山氏の主張についても、配布先が10カ所に限られていることなどから、県政を混乱させるとの不当な意図はないと退けた。
更に、文書が公益通報に該当すると認定し、斎藤氏らの関与で告発者を捜したのは
「違法の程度は極めて大きい」
と判断。
文書作成に関する処分は裁量権の範囲を逸脱、乱用しており、無効と結論付けた。
■専門家「進退含め決断必要」
7項目の疑惑では、百条委が斎藤氏の部下への叱責を
「パワハラと言っても過言ではない不適切なものだった」
としたのに対し、第三者委は具体的に10件のパワハラ行為を認定。
斎藤氏は
「業務上の必要な範囲での指導」
と主張してきたが、
「感情的に怒りをぶつけることは指導ではない」
などと指弾した。
第三者委の報告書について、地方自治に詳しい法政大大学院の白鳥浩教授(現代政治分析)は、
「百条委の報告書と大筋は同様だが、パワハラや公益通報について更に踏み込んだ内容となっている」
と評価する。
斎藤氏は百条委の結論を
「1つの見解」
と見做していたが、白鳥氏は
「最早『1つの見解』ではなくなった」
とし、斎藤氏に対し
「この結論と向き合い、進退も含めて決断する必要がある」
と指摘。
「議会側も再度の不信任案の提出が必至ではないか」
と話した。
■議会側「再び不信任」は不透明
兵庫県の第三者委員会が斎藤元彦知事に厳しい調査報告書を公表したことで、斎藤氏自身や県議会の対応が今後の焦点となる。
斎藤氏自身は
「(報告書の)内容をしっかり精査させて頂きたい」
と述べるが、正当性を頑なに主張してきた姿勢は変わるのか。
県議会では失職して返り咲いた斎藤氏に再び不信任の構えを見せる会派がある一方、慎重な姿勢も多く動きは不透明だ。
「知事や県当局がどういう対応をするか見ないと、次の動きに出られない」。
最大会派・自民党県議団の幹部は慎重な見方。
公明党県議団幹部は
「不信任決議が成立した時とは世論が違う」
とし、斎藤氏が再選された
「民意は重い」
と見る。
これに対し、立憲民主党の県議らで作る会派・ひょうご県民連合の幹部は、再度の不信任決議案を視野に入れる。
疑惑を告発した元県民局長の公用パソコンに
「猥褻な文書」
があったと斎藤氏が言及したことなどに触れ、
「許されない」
と断じつつ
「他会派や県民の意識とも温度差はあることは感じており、調整は難しい」
とみる。
議会側の対応とは別に、住民が知事のリコール(解職請求)に動くケースも考えられる。
ただ法令上、首長らの就任後1年間は請求できず、斎藤氏が対象になるのは今年2025年11月以降だ。
仮にリコール運動が起きても、兵庫県で請求に必要な署名数は約66万筆とハードルは高い。
総務省によると、知事のリコールが成立した例は過去にない。
■2つの第三者委、公選法違反疑惑も焦点
一連の問題を巡り、兵庫県では他に2つの第三者委員会が立ち上がっている。
いずれも告発した元県民局長の男性の公用パソコンに保存された私的情報の漏洩疑惑に関する調査が目的。
今月2025年3月末までに結果はまとまる見通しだが、内容が公表されるかは決まっていない。
男性の私的情報については、元総務部長が県議らに見せて回ったと昨年2024年7月、週刊誌が報道。
知事選があった昨年2024年11月には、政治団体
「NHKから国民を守る党」
党首の立花孝志氏が、交流サイト(SNS)に男性の私的情報とされるデータも公開し、いずれの問題も第三者委を設置した。
斎藤元彦知事は2025年2月の会見で、懲戒処分に繋がる可能性も考慮し、調査結果はいずれも原則非公開との認識を示す一方、
「必要な範囲は公表していく」
とした。
ある県議は
「処分者が出れば知事の管理責任が問われる可能性はある」
と話すが、この件のみで進退問題に発展する可能性は低い。
ただ、知事選でのSNS運用を巡る公選法違反疑惑の捜査も進んでおり、今後も紆余曲折の展開が予想される。

3人一致で斎藤知事に求めた「寛容な姿勢」 第三者委員が迫った「噓八百」発言の撤回
2025/3/19 23:22
https://www.sankei.com/article/20250319-EOUWQVHKXFPZJICF5ZL2AXXVXY/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書を調べてきた県の第三者委員会の委員。
いずれも元裁判官で弁護士の委員3人らが2025年3月19日、調査報告書の公表を受けて記者会見を開いた。
斎藤氏自身が告発者の懲戒処分に関与したことについて
「まさに利害関係者が関与してはいけなかった典型例」
などと指弾。
告発者を
「噓八百」
などと述べた斎藤氏に発言を撤回すべきだと迫った。
委員長の藤本久俊弁護士はこの日、告発文書の調査に斎藤氏が関与すれば、
「むしろ誹謗中傷だという方向にいくのは当たり前だ」
と指摘。
一連の問題の原因が、昨年2024年3月27日の定例会見で斎藤氏が告発文書や、元県幹部の男性=昨年2024年7月に死亡、当時(60)=について
「噓八百」
「公務員失格」
と発言したことにあると断言した。
更に、斎藤氏が自らの発言を撤回する必要性にも言及し、
「(男性に)精神的苦痛を与えるもので、県庁の環境を悪化させるパワハラであった」
とした。
第三者委は、文書に記載されたものを含む斎藤氏の16件の行為について調査し、うち10件をパワハラと認定。
報告書では、施設の20メートル手前で公用車を降りた際に斎藤氏が叱責したことについて
「担当職員の精神面に悪影響を与えたばかりか、伝え聞いた職員を萎縮させ、勤務環境を悪化させた」
と指摘した。
委員の上田日出子弁護士は
「(斎藤氏の)パワハラがあり、(職員は)自分が我慢すればいいという姿勢に繋がっていたと思う」
と述べた。
第三者委の報告書は問題の背景として、
▽知事と職員とのコミュニケーションのギャップ
▽知事を支える主要メンバーに異論を受け入れない硬直的姿勢が生じた
▽ハラスメント防止規定などが機能しなかった
と指摘。
藤本氏は、側近以外とのコミュニケーション不足により
「(職員への)パワハラや、文書を見たときに批判に耐える力の問題にも繋がったのではないか」
と述べ、組織の在り方に疑問を呈した。
第三者委の調査では、昨年2024年9月から今年2025年3月中旬までに、現職職員ら計60人のヒアリングを行った。
委員を務めたのは、いずれも裁判官経験のある3人の弁護士だった。
今回の調査結果について、3人の意見に相違はなく
「反対意見は出なかった」
という。
藤本氏は、斎藤氏の知事としての資質を問うものではないと前置きした上で、
「すぐに反論をするのではなく、違う意見もあるかもしれないという姿勢を持って頂きたい」
とし、県政の混乱解消へ
「自浄力を発揮してほしい」
と述べた。
委員の白井俊美弁護士も斎藤氏の姿勢に
「批判がある場合に、それを撥ねつけるのではなく、寛容な姿勢で受け入れるべきだ」
などと述べた。

公益通報対応は違法、パワハラ10件認定 第三者委が報告書公表 斎藤知事を厳しく指弾
2025/3/19 16:01
https://www.sankei.com/article/20250319-THBZF7QPI5J5JMUMC3ZIMGFOZQ/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、疑惑の真偽などを調べるために設置された第三者調査委員会は2025年3月19日、県に調査報告書を提出し、公表した。
第三者委は告発文書を公益通報として扱わず作成者を処分した斎藤氏らの対応について、
「公益通報者保護の見地から見て、違法、不当なもの」
と断じた。
斎藤氏による10件のパワハラ行為も認定。
原因や背景として、斎藤氏の職員とのコミュニケーション不足や批判耐性の弱さなどを挙げた。
告発文書を巡っては、県議会調査特別委員会(百条委員会)が今月2025年3月4日、県の対応は
「公益通報者保護法に違反している可能性が高い」
と指摘し、文書には
「一定の事実が確認された」
とする調査報告書を公表。
斎藤氏はその後も自身の対応の正当性を主張してきたが、第三者委はそれを真っ向から否定した格好で、改めて責任が問われることになりそうだ。
第三者委の報告書では告発文書について、報道機関などへの配布が
「不正の目的」
と評価できないとし公益通報に該当すると認定。
作成者の元県幹部の男性=昨年2024年7月に死亡、当時(60)=らへの事情聴取や、告発文書を作成し配布したことを懲戒処分の理由の1つとしたことなどについては公益通報者保護法違反だとし、この部分に関する懲戒処分は
「効力を有しない」
とした。
斎藤氏のパワハラ疑惑について、出張先の施設で自動車進入禁止のため20メートルほど手前で公用車を降りた際に出迎えた職員を厳しく叱責したことなど、10件の行為をパワハラに該当すると認定。
組織のトップには場面や相手に応じた対応が求められるとし、
「相手を尊重し冷静な対応が取られなかった問題があり、パワハラを生じさせた原因」
と結論付けた。
また、一連の調査を踏まえ、斎藤氏のパワハラや告発文書に対する違法な対応の原因として、
「職員とのコミュニケーション不足」

「組織の分断や異論を受け入れない硬直的姿勢が生じたこと」
などを列挙。
その上で、
「組織のトップと幹部は、自分とは違う見解もあり得ると複眼的な思考を行う姿勢を持つべきだ」
と指摘した。

斎藤知事のパワハラ認定をした第三者委、どんなメンバーか 3人の元裁判官が60人と面談
2025/3/19 16:30
https://www.sankei.com/article/20250319-PN6J2I7LF5IV7HWWONHOREB5A4/
兵庫県の第三者調査委員会が2025年3月19日、斎藤元彦知事について、告発者を処分した対応を違法とし、パワハラ行為を認定する調査報告書を公表した。
第三者委の委員は、公正さや中立性を保つため、元裁判官の弁護士らで構成。
県関係者ら累計60人と面談し、延べ90時間に及ぶヒアリングなどの調査を実施してきた。
第三者委の名称は
「文書問題に関する第三者調査委員会」。
県弁護士会から推薦を受けた藤本久俊委員長ら3人が
「委員」
として判断を担い、更に調査の実務を補佐するため、追加で3人の弁護士が
「調査員」
としてサポートに回った。
藤本委員長を含む委員の3人は全員が元裁判官だ。
昨年2024年7〜8月に準備会議が開かれ、2024年9月18日に初回の会合を開催。
告発文書に書かれた7つの疑惑や告発者を公益通報者として扱わず懲戒処分とした県の対応の妥当性を、法律の専門家として、約半年間、関係者への聞き取りや資料精査により調査してきた。
県は当初、告発文書の内容について県人事課などによる内部調査を根拠に懲戒処分を行ったが、客観性や中立性に欠けるとの指摘があがり、県議会側が昨年2024年5月に第三者委員会の設置を要請。斎藤氏が設置を決めた。
一方、翌2024年6月には、県議会としても疑惑を調査する必要があるなどとして、地方自治法に基づく調査特別委員会(百条委員会)が設置され、2つの調査が並行して進む異例の事態となった。
企業や自治体で不祥事が起きた場合に、外部の専門家に調査を委ねる第三者委員会の仕組みが広まったのは、2000年代に入ってからとされる。
外部の専門家には、身内による調査にはない
「中立性」

「客観性」
が期待され、不正会計やハラスメント、事故などの様々な問題対応の
「定石」
として設置されてきた。
今回の兵庫県の第三者委も日本弁護士連合会の
「地方公共団体における第三者調査委員会調査等指針」
に則って設置。
関係者との血縁関係や関係企業との取引、県との顧問契約などの利害関係がないことを条件に県弁護士会に委員の推薦を依頼したという。

「内容しっかり精査させていただきたい」パワハラ認定の報告書に斎藤知事が淡々とコメント
2025/3/19 19:20
https://www.sankei.com/article/20250319-MO63QD5DJZKT5AXNK2RMGJ5OMU/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県の第三者調査委員会が2025年3月19日、斎藤氏の10件のパワハラ行為を認めるなどした調査報告書を公表したことを巡り、斎藤氏が報道陣の取材に応じ、
「重く受け止める」
「内容をしっかり精査させていただきたい」
と淡々と応じた。
一方で、元県幹部の男性=昨年2024年7月に死亡、当時(60)=が作成した文書については
「誹謗中傷性の高い文書だった」
との認識を改めて示した。
第三者委は報告書で、斎藤氏のパワハラ行為を認定した他、男性の告発文書を公益通報として扱わず男性を処分した斎藤氏らの対応について公益通報者保護法違反だったと指摘した。
一連のパワハラ疑惑について斎藤氏はこれまで、
「あくまで業務上必要なところで注意した」
「パワハラかどうかは最終的に司法の場が認定することだ」
と発言していた。
第三者委の調査結果について斎藤氏は
「報告書が出たばかりなので、内容を精査していくことが大事だ」
と繰り返す一方、
「ハラスメントのない組織風土づくり、物品受領の対応を含めてしっかりやっていくということが大事」
「改善すべきところはしっかり改善していく」
と述べた。
また当時の県の対応についての現時点での認識や、処分の撤回などの可能性についても問われたが、
「これまで会見で述べたことが今の私の認識」
と従来の姿勢を崩さなかった。

<主張>兵庫の百条委報告 知事は責任をどう考える
社説
2025/3/6 5:00
https://www.sankei.com/article/20250306-MXLJMRXPMZOCNC6ERTJWEIQF6U/
極めて重い調査結果である。
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委)が報告書をまとめ、議会で了承された。
報告書は斎藤氏のパワハラ疑惑などを
「一定の事実」
と認定した。
告発者を特定、処分した県の対応は公益通報者保護法に反する可能性が高いと指摘し、
「客観性、公平性を欠いており、大きな問題があった」
と総括した。
日本の地方自治は首長と議会の二元代表制である。
地方自治法に基づき県議会に設置した百条委の判断を斎藤氏は真摯に受け止めなくてはならない。
ところが斎藤氏は、2025年3月5日の記者会見で
「議会側から一定の見解が示されたことはしっかり受け止める必要がある」
と述べる一方、県の一連の対応は
「適切だった」
と語り、パワハラ疑惑も
「業務上必要な指導」
と、従来の主張を繰り返した。
これで理解を得られるのかは疑問だ。
斎藤氏は県民が納得できる説明を尽くし、自らの責任を明確にすべきではないか。
その上で特別職を含むハラスメント防止条例の制定など、再発防止策も急ぐ必要がある。
県議会の各党各会派も報告書を踏まえ、斎藤氏とどう向き合うのか態度を示すべきだ。
県政の混乱と分断は依然憂うべき状況にある。
告発者の男性は百条委の証人尋問を前に死亡した。
百条委委員だった県議はSNSでの誹謗中傷を理由に県議を辞職し、死亡した。
いずれも自殺とみられている。
百条委は斎藤氏を含む延べ34人から聴取し、専門家の意見も聞いた。
報告書は、告発文書の存在を把握した時点で、県は作成者ではなく文書内容を調査すべきであり、第三者に調査を委ねる必要があったとした。
百条委を巡っては非公開の証人尋問の内容が県議から流出するなどの失態もあった。
百条委の意義を示すため、県議会の責任で委員や運営の在り方を検証し、見直すことも必要だ。
疑惑を巡ってはSNSで真偽不明の情報が飛び交い、知事選も混乱した。
今国会提出の公職選挙法改正案の付則で、SNSでのデマや誹謗中傷の拡散、2馬力選挙への対応が検討課題とされた背景の1つもここにある。
斎藤氏や議会は、県政の混乱に国民の厳しい視線が向いていることを自覚してほしい。

斎藤兵庫知事疑惑、百条委報告書を県議会が了承 N党立花氏に漏洩の増山氏は反対
2025/3/5 11:57
https://www.sankei.com/article/20250305-MOFMQTA2ZFKQNFSXHNX4HUUX6U/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会調査特別委員会(百条委員会)は2025年3月5日、告発者を処分した県の対応について、
「公益通報者保護法に違反している可能性が高い」
と指摘した調査報告書を2025年2月定例会本会議に提出。
採決の結果、賛成多数で了承された。
百条委の非公開の音声データを漏洩し、委員を辞任した増山誠県議らは反対した。
報告書に法的拘束力はなく、これまで処分の正当性を主張してきた斎藤氏の対応が注目される。
本会議では百条委の奥谷謙一委員長が、百条委の認定した事実などを読み上げ
「斎藤知事には重く受け止め、兵庫県のリーダーとして厳正に身を処していかれることを期待する」
と述べた。
この後、増山氏が反対討論を行い、調査終了前に県議会が斎藤氏の不信任を決議したことから
「この時点で百条委員会は外形的中立性、客観性が損なわれた」
などと主張した。
百条委は2025年3月4日、約9カ月に及ぶ調査結果を報告書として取りまとめ、公表した。
報告書では、元県幹部の男性=昨年2024年7月に死亡、当時(60)=が作成した告発文書で指摘された7項目の疑惑のうち、5項目で
「一定の事実が確認された」
などと結論付けた。
斎藤氏の職員に対するパワハラについては
「概ね事実」
と認定。
斎藤氏の強い叱責は職員の心理的負担や組織の閉塞感に繋がったとし、
「組織のトップの言動としては極めて不適切」
と指摘した。
百条委を巡っては、いずれも日本維新の会県議だった増山氏と岸口実氏が、政治団体
「NHKから国民を守る党」
党首、立花孝志氏への情報漏洩問題で委員を辞任。
両氏は維新から処分を受け、現在は無所属となっている。

斎藤知事は「厳正に身を処して」 兵庫百条委9カ月調査、相次ぐ死を超え報告書
2025/3/4 21:59
https://www.sankei.com/article/20250304-MGH6QCDSARMHJIQLPW42OX6YEE/
兵庫県の斎藤元彦知事が自身の疑惑告発文書を作成した県幹部の男性を記者会見で批判して1年。
県議会調査特別委員会(百条委員会)が2025年3月4日に調査報告書を取りまとめ、県政を揺るがせた文書問題は1つの節目を迎えた。
ただ、約9カ月に及ぶ調査の間に男性や百条委委員だった元県議が死亡。
斎藤氏を応援する
「2馬力選挙」

「交流サイト(SNS)上での誹謗中傷」
など多くの問題が噴出した。
「なぜこんなことに」。
県民からは嘆く声も聞かれた。
「今日をともに迎えたかった」
「本当に残念」。
2025年3月4日午後3時に始まった最後の百条委。
全会一致で報告書を決定後、挨拶した奥谷謙一委員長は、元委員の竹内英明氏を偲び、告発した男性についても
「本人から直接意思を窺うことは叶わなかった」
と言及した。
文書を作成、配布した元県西播磨県民局長の男性は、百条委の証人尋問直前の昨年2024年7月に亡くなった。
委員を務め、疑惑追及の急先鋒だった竹内氏は斎藤氏が再選された昨年2024年11月の知事選直後、SNS上の誹謗中傷を理由に県議を辞職。
今年2025年1月に死亡した。
いずれも自殺とみられる。
委員会終了後、会見した奥谷氏は、百条委について
「公益通報者保護法改正にも結び付き、果たした役割は大きいと考える」
と説明。
告発文書は
「噓八百でも事実無根でもなかったというのが我々の調査結果」
「(斎藤氏は)しっかり受け止め、リーダーとして厳正に身を処して頂きたい」
と訴えた。
斎藤氏はこの日登庁したが、百条委の決定後は取材に応じなかった。
百条委を巡っては、委員を務めていた日本維新の会の県議2人が、政治団体
「NHKから国民を守る党」
党首の立花孝志氏に、真偽不明の男性の私的情報や非公開の百条委の音声データを漏洩したことが発覚。
2人は委員を辞任し、維新から除名や離党勧告の処分を受けた。
こうした経緯を踏まえ、終了後の会見では維新の委員が
「不祥事により会派の委員2人が交代し申し訳ない」
と陳謝する場面もあった。
百条委の調査が続く中、昨年2024年9月には県議会が全会一致で斎藤氏の不信任を決議。
斎藤氏は失職に追い込まれたが、再選を果たした。
だが、この知事選を巡り、斎藤氏を応援するとして出馬した立花氏による
「2馬力選挙」
が問題視され、公職選挙法改正の議論が加速。
斎藤氏らの同法違反疑惑も浮上するなど、波紋は広がり続けている。
この日の百条委は一般傍聴者に30席が用意されたが、訪れたのは9人。
神戸市の会社員の女性(62)は
「人が亡くなったり、何故こんな事になるのか」
と語り、県職員の1人は
「知事にはしっかりと受け止め、悪いところは悪いと認めてほしい」
と話した。

兵庫百条委「噓八百」否定も調査に限界 調査報告書に法的拘束力なし、知事対応も不透明
2025/3/4 21:04
https://www.sankei.com/article/20250304-NZEOZPUANFJMJCP26D7XUN5TEI/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会調査特別委員会(百条委員会)が2025年3月4日に公表した調査報告書は、告発文書を
「噓八百」
と断じ、告発者の処分は適切としてきた斎藤氏の主張を否定する形となった。
公益通報などの専門家らは調査結果を評価する一方、議員が調査主体となるため、
「政治」
と切り離せないなど百条委の限界を指摘。
報告書には法的拘束力もなく、斎藤氏がどう受け止めるかは不透明だ。
百条委は、斎藤氏のパワハラ行為など文書に記載された7項目の疑惑に加え、文書を公益通報として扱わず、作成した元県幹部の男性=昨年2024年7月死亡、当時(60)=を懲戒処分とした県の対応の妥当性を調査した。
文書は匿名だったが、独自に文書を入手した斎藤氏は、片山安孝副知事(当時)ら側近に作成者などの調査を指示。
男性を作成者と特定し、内部調査の上で停職3カ月の懲戒処分とした。
斎藤氏は文書問題の発端となった昨年2024年3月27日の記者会見で、告発文書を
「噓八百」
「事実無根」
とし、男性を
「公務員として失格」
などと非難。
百条委の証人尋問では、文書が誹謗中傷の可能性が高い内容で、懲戒処分は適切だったとの主張を繰り返した。
これに対し報告書は、文書に事実が含まれていることなどから
「知事らは公益通報に該当し得るとの前提で、作成者特定の前に文書の内容を調査すべきだった」
と指摘。
斎藤氏が初動の段階で告発者を公表し、職を解いたことは
「告発者潰しと捉えられかねない不適切な対応」
とし、一連の対応には
「大きな問題があった」
と結論付けた。
公益通報制度に詳しい淑徳大の日野勝吾教授は、百条委の事実認定は
「概ね評価できる」
とする一方、公益通報者保護法に違反するか否かの断定的な表現を避けた点は、
「(司法機関ではない)百条委としての限界があったのではないか」
との見方を示した。
更に、百条委委員らが告発者の真偽不明な私的情報を漏洩したことにも触れ、
「公益通報者の立場からすればまさに不利益扱いで、一番大きな関心事」
「完全な法令違反だと認定する必要があった」
と注文を付けた。
■客観的な証拠収集、不足した可能性
7項目の疑惑の中で大きな焦点となったのがパワハラ行為の有無だ。
報告書では、斎藤氏が県政に関する報道に
「聞いていない」
と机を叩きながら声を荒らげたことや、訪問先で公用車を降りて約20メートル歩かされ、職員を怒鳴った事例などを事実として認定。
斎藤氏は叱責を
「業務上必要な範囲の指導」
などと主張したが、報告書は
「頭が真っ白になった」
との職員の証言から
「極めて理不尽な叱責」
とし、
「パワハラと言っても過言ではない」
と判断した。
百条委は職員アンケートを含め、多くの事案を積み上げて結論を導いた。
ただ、パワハラに詳しい東北大の増沢隆太特任教授は、客観的な証拠収集などが不足していた可能性があるとみる。
「斎藤氏から叱責された際の職員の受け止めは重要な証言」
としつつ、第三者の証言や日記などの記録で事実を掘り下げる必要があったと指摘。
一方で、百条委を巡る誹謗中傷や情報漏洩が相次ぐ状況では、証言が集まりにくかった恐れもあるとの見方を示した。
■再び不信任の判断「あり得る」
百条委が調査を終えたことで、斎藤氏や議会側の対応に焦点は移る。
委員の1人は
「知事が調査報告をどう受け止めるのか」
「『尊重する』と言っても相手にしないかもしれない」
と懸念する。
百条委では公益通報やパワハラを巡り、斎藤氏の主張に沿うような専門家の意見も一部寄せられた。
斎藤氏自身もパワハラに関し
「最終的には司法の場の判断になる」
と発言。
斎藤氏が県議会の不信任決議で失職しながら、知事に再選したことで
「みそぎは済ませた」(維新県議)
との声もある。
紆余曲折を経た百条委の調査に対し、近畿大の上崎哉(はじめ)教授(行政学)は
「議員が委員を務め、政治的な意図と切り離して公正中立に議論を進めることが難しいという限界も露呈した」
と振り返る。
それでも斎藤氏が
「説明責任を十分に果たしているとは言い難い」
とし、
「今後も説明責任を果たさず、県政の混乱が収束する見込みがないならば、議会として再度の不信任という重い判断もあり得る」
と述べた。
■優勝パレード疑惑には「不自然な点」
百条委員会が公表した調査報告書では、プロ野球阪神・オリックスの優勝パレードの経費を巡る不正疑惑に関しても
「一定の事実が記載されている」
と認定した。
背任罪での告発状を兵庫県警などが受理しており、
「捜査当局の対応を待ちたい」
としている。
告発文書では、令和5年11月23日に実施されたパレードを巡り、企業協賛金を地元信用金庫に出してもらう見返りに、補助金を増額して還流したと記載。
百条委の報告書では
@県から信金への補助金が斎藤元彦知事や片山安孝副知事(当時)の指示によって増額された
A片山氏が信金に依頼し、2千万円の協賛金を集めた
ことを認めた。
更に、両者の時期が近接していることや、協賛金を集めたのがパレード後で企業側に協賛広告などのメリットがないことを挙げ、
「不自然な点も見受けられる」
と言及。
ただ、当事者が否定しており、
「補助金を募金としてキックバックさせたことは確認できなかった」
とした。
また、贈答品受領疑惑に関して報告書は、受領したとされるコーヒーメーカーについて
「外形的に見れば斎藤氏が貰ったと見られても仕方がない」
と記載。
カニやカキなどの県産品も斎藤氏が個人で消費したと捉えられてもやむを得ないとし、
「こうした行為が『おねだり』との臆測を呼んだことは否定できない」
との見解を示した。

告発文書5項目「一定の事実」 兵庫百条委、調査報告書を公表 一連の対応「問題あった」
2025/3/4 19:00
https://www.sankei.com/article/20250304-C2IMVVN7IROD7HFVBHWUEJ5NLI/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会調査特別委員会(百条委員会)は2025年3月4日、調査報告書を公表した。
告発文書を公益通報と扱わず作成者を特定、処分した県の対応は
「公益通報者保護法に違反している可能性が高い」
と指摘。
斎藤氏の職員へのパワハラなど、文書に記された7項目のうち5項目で
「一定の事実が確認された」
とした。
報告書は2025年3月5日に県議会へ提出される見通しだが法的拘束力はなく、斎藤氏や議会側の今後の対応が焦点となる。
報告書では、斎藤氏の部下への叱責は
「パワハラと言っても過言ではない不適切なものだった」
と認定。
斎藤氏の贈答品受領や阪神・オリックス優勝パレードの協賛金集めなどの疑惑は、文書指摘の一部が事実と認められたなどと明記した。
事実確認より告発者捜しを優先するなどした斎藤氏の対応について、公益通報者保護法の指針に基づく措置を怠り、
「現在も違法状態の可能性がある」
と批判。
一連の対応を
「公平性を欠き、大きな問題があった」
とし、斎藤氏に県政の混乱と分断を一刻も早く解消すべく、県民に説明責任を果たすよう求めた。
百条委は昨年2024年6月に設置され、斎藤氏や片山安孝元副知事、県幹部らへの証人尋問や全職員へのアンケートを実施。
告発文書に記載された7項目の疑惑や、文書を作成した元県西播磨県民局長の男性を停職3カ月の懲戒処分とした県の一連の対応について、9カ月に渡って調査した。
県が設置した第三者委員会の調査も進み、2025年3月中に結果が出る見通し。
昨年2024年11月の知事選での交流サイト(SNS)運用を巡る斎藤氏らの公選法違反疑惑は、県警などが告発状を受理して捜査を進めている。

「斎藤知事らの対応、違法可能性高い」兵庫百条委が報告書公表 5日の県議会に提出見通し
2025/3/4 15:18
https://www.sankei.com/article/20250304-YRIZW2JRPBPCLPINY3B35QSDCE/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会調査特別委員会(百条委員会)は2025年3月4日、調査報告書を公表した。
内部告発への県の対応について、報告書では
「公平性を欠き、大きな問題があった」
と明記。
告発文書を公益通報と扱わず作成者を特定、処分した対応は
「公益通報者保護法に違反している可能性が高い」
とし、斎藤氏による職員への叱責は
「パワハラと言っても過言ではない不適切なものだった」
と認定した。
2025年3月5日の県議会2025年2月定例会に提出する見通し。
報告書では、兵庫県の混乱と分断を一刻も早く解消すべく斎藤氏に県民に説明責任を果たすよう強く求めているが、法的拘束力はなく、斎藤氏の今後の対応が問われる。
県議会は昨年2024年6月に百条委を設置し、斎藤氏や片山安孝元副知事、県職員らへの証人尋問などを実施。
告発文書に記載された疑惑7項目や、元県西播磨県民局長の男性による告発文を公益通報と扱わず、告発者捜しを進めた県の対応を調査していた。
報告書では、7項目のうち、パワハラや贈答品受領などの5項目について
「一定の事実が確認された」
と指摘。
事実確認よりも告発者捜しを優先したり、斎藤氏が記者会見で男性を公にしたりした対応について、公益通報者保護法の指針に基づく措置を怠り、
「現在も違法状態の可能性がある」
と批判した。

兵庫百条委が最終案合意 告発者処分「公平性欠いている」パワハラなどは「一定の事実」
2025/3/3 19:36
https://www.sankei.com/article/20250303-MUNL232YO5NMNAVAKGALP4WBTM/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会調査特別委員会(百条委員会)は2025年3月3日、非公開の協議会を行い、調査報告書案の内容について合意した。
一連の文書問題を振り返り、告発者の処分過程など
「客観性、公平性を欠いている」
とし、行政機関の対応として
「大きな問題があったと言わざるを得ない」
と指摘している。
百条委は2025年3月4日に公開で審議し、2025年3月5日の2025年2月定例会本会議に提出する予定。
百条委の奥谷謙一委員長は会合終了後、記者団に
「報告書はまとまった」
「軽微な修正を踏まえて2025年3月4日の百条委で採決する」
と述べた。
最終報告書案によると、告発文書に記載された7項目の疑惑のうちパワハラなど5項目について
「(百条委で)一定の事実が確認された」
と明記。
斎藤氏に対し文書問題に端を発した兵庫県の混乱と分断を一刻も早く解消すべく県民に説明責任を果たすよう求めた。
告発者の特定を急いだ斎藤氏の初動対応については、
「作成者の特定を行う前に文書の内容を調査すべきであった」
と指摘。
公益通報者保護法の指針には、不利益な取り扱いなどが行われた場合に
「救済・回復措置など適切な措置をとる」
と定められており、
「(県は)規定に基づいた措置を行う必要がある」
とした。
斎藤氏の職員に対するパワハラは、
「概ね事実」
とする当初の案を維持。
斎藤氏の強い叱責は職員の心理的負担や組織の閉塞感に繋がったとし、
「組織のトップの言動としては極めて不適切」
と指摘した。
一方、パワハラの認定については、
「パワハラ行為と言っても過言ではない不適切なものだった」
との文言にとどめた。
贈答品受領は、PR目的ではなく、
「(斎藤氏が)個人として消費していたと捉えられても仕方がない行為もあったと言わざるを得ない」
と指摘。
県は昨年2024年12月、改善策を発表したが、
「接待対応についてのルールの明確化も図るべきだ」
との提言を盛り込んだ。
令和5年11月に実施されたプロ野球阪神・オリックスの優勝パレードの経費を巡る不正疑惑では、パレード後の入金に
「不自然な点も見受けられる」
と指摘。
背任容疑の告発状が兵庫県警に受理されており
「捜査当局の対応を待ちたい」
とした。

<主張>維新県議の漏洩 責任を自覚しているのか
社説
2025/2/26 5:00
https://www.sankei.com/article/20250226-JRAVAZWCIVOYHDFPXAQ5WKFGCU/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑告発文書問題を巡り、日本維新の会の県議3人が会見し、政治団体
「NHKから国民を守る党」
の立花孝志党首への情報漏洩や真偽不明の文書の提供を認めた。
文書問題を調べる県議会調査特別委員会(百条委)の委員だった増山誠氏は、非公開で行われた百条委の証人尋問を密かに録音した。
知事選への影響を考慮して非公開にしたにもかかわらず、増山氏は立花氏に音声データを渡した。
信義にもとる行為だ。
百条委副委員長だった岸口実氏は、真偽不明の文書が立花氏に渡される場に同席した。
情報漏洩がどのような臆測と結果を招くか、想像つかなかったのなら呆れる他ない。
斎藤氏を支援するために立候補した立花氏は、提供された情報を選挙期間中にSNSで公開した。
音声データには元副知事が告発者のプライバシーについて発言しようとした際、百条委委員長が制止する場面が含まれていた。
SNSには百条委が不都合な部分を隠しているといった投稿が相次いだ。
真偽不明の文書は、委員だった竹内英明氏を
「(内部告発問題の)黒幕」
などと記していたため、竹内氏が斎藤氏を陥れたとする誹謗中傷が広がった。
竹内氏は投開票翌日に議員辞職し、2025年1月に亡くなった。
自殺とみられる。
県議の白井孝明氏は立花氏と電話したことを認め、
「情報提供と言われても仕方ない」
と語った。
県議らの行動が知事選の動向や、竹内氏の議員辞職と死亡に影響を与えた可能性は否定できない。
だが増山氏は
「重要な情報だから県民に伝えたいと思った」
と述べ、岸口氏は文書について
「誰がどういうつもりで作成したのか分からない」
と釈明した。
自分たちの行為を正当化するのか。
県議らに十分な反省が見られないのは理解し難い。
維新は今回の件で処分を行う。
維新の吉村洋文代表は県議らの行動について、
「重要な事実を伝えたい思い」
だったとした。
公党のトップとして身内に甘い見方をするのは疑問だ。
立花氏へのルール破りの漏洩で目的を遂げようとしたように見える県議らに理解を示してどうする。
維新の党内統治(ガバナンス)はガタガタである。

「知事与党」にこだわる迷走維新 斎藤氏を調査する立場なのに裏でリークし2馬力に加担
2025/2/22 7:00
https://www.sankei.com/article/20250222-TKQUX2DQAROYLDAEA6QY5YHYRQ/
兵庫県の斎藤元彦知事が内部告発された問題に絡み、日本維新の会の県議2人が政治団体
「NHKから国民を守る党」
党首、立花孝志氏に情報を漏らしていたことが発覚した。
告発者らに関する根拠のない内容が含まれていたが、立花氏は知事選期間中に交流サイト(SNS)で公開。
結果として斎藤氏は再選された。
2人は当時、県議会調査特別委員会(百条委)の委員。
斎藤氏の疑惑を調査する立場の県議が、立花氏の
「2馬力選挙」
に加担した構図が浮かび上がった。
今月2025年2月19日、維新の増山誠県議がインターネット番組で、昨年2024年10月25日に非公開で行われた百条委の証人尋問の音声データを立花氏に渡したと明らかにした。
この尋問では、片山安孝元副知事が告発者の私的情報について発言しようとし、百条委の奥谷謙一委員長に制止された。
百条委は2024年10月31日告示の知事選に影響しないよう尋問を非公開とし、選挙後に録画を公開する予定にしていた。
しかし、増山氏は尋問を録音し、告示当日に立花氏に渡したと説明。
立花氏は選挙期間中に音声データをSNSで公開し、告発者は私的情報が漏れるのを恐れて自殺した可能性が高いのに、百条委がそれを隠したとの主張を展開した。
告発者の私的情報に関しては、百条委で取り扱わないことが事前に決まっていた。
奥谷氏は、片山氏が真偽不明の情報に言及しようとしたため制止したが、SNS上では百条委が不都合な部分を隠しているといった投稿が相次いだ。
一方、維新の岸口実県議は2024年11月1日、民間人と共に立花氏と面会。
百条委委員だった竹内英明氏が
「(内部告発問題の)黒幕」
などと記した文書を立花氏に渡した。
立花氏は文書を公開し、SNS上などでは竹内氏が斎藤氏を陥れたとする言説が拡散され、竹内氏への誹謗中傷が相次いだ。
竹内氏は知事選の投開票翌日に議員辞職し、今年2025年1月に亡くなった。
自殺とみられる。
2人の行動からは、斎藤氏を応援するとして知事選に立候補した立花氏に乗じ、選挙戦を斎藤氏に有利な状況に持ち込みたい思惑が見て取れる。
岸口氏は当選5回、増山氏は当選2回。
それぞれ参院選と兵庫県西宮市長選に挑戦したが落選し、令和5年の県議選で復帰している。
所属する21人のうち16人が当選1回の維新会派の中では相対的にベテランに分類され、岸口氏は百条委で副委員長も務めていたが、いずれも今月2025年2月20日に委員を辞任した。
百条委の証人尋問などでは斎藤氏を擁護する立場からの質問が目立ち、調査報告書に関しても、会派として
「パワハラ認定は困難」
との意見を主張してきた。
「ルール違反という葛藤もあったが、問題の背景に何があるのか伝えるべきだと考えた」。
増山氏はインターネット番組でこのように語ったが、維新の同僚県議は
「どんな理由であろうと支持できない」
「委員なら百条委の場で堂々と主張するべきだ」
と突き放す。
維新は、斎藤氏が初当選した令和3年の知事選で自民と共に斎藤氏を推薦。
「知事与党」
を自任してきた経緯もあり、他会派の県議は情報漏洩の背景に、
「『知事与党でいたい』という思いがあったのではないか」
と指摘した。
■万博目前新たな火種
斎藤元彦兵庫県知事の告発文書問題を巡り、日本維新の会の対応は迷走した。
維新が誘致に尽力した2025年大阪・関西万博の開幕が50日後に迫る中、所属県議による情報漏洩が発覚し、新たな火種を抱えることになった。
文書問題で維新は当初
「第三者機関の調査を優先すべきだ」
として、百条委員会の設置に反対した。
しかし百条委で追及される斎藤氏を擁護しているとのイメージが拡散し、大阪の地方選挙で苦戦が続くと、
「対応が後手に回った影響だ」
と党内から批判が噴出。
当時は衆院解散の可能性も取り沙汰され、調査終了を待たずに斎藤氏不信任に舵を切った。
知事選では県議団の結束も乱れた。
県議団は、維新を離党し無所属で出馬した候補の当選を期したが、増山誠氏ら一部県議が斎藤氏支援に回り、不信任賛成を謝罪した。
百条委の委員を務めた県議が情報漏洩を認める事態に、県外の維新関係者は
「疑惑を追及する百条委は襟を正して向き合わなければならないが、そうした意識が全く感じられない」
と批判している。
■「民主主義の根幹揺るがす」 上崎哉(はじめ)近畿大法学部教授(行政学)
兵庫県の斎藤元彦知事を応援する目的で立花孝志氏が立候補したいわゆる
「2馬力選挙」
は、法改正の議論に発展しているが、立花氏が応援に回ったことにとどまらず、県議が裏で不適切に情報を流していたのであれば、民主主義の根幹を揺るがしかねない問題だ。
竹内英明元県議が斎藤氏を引きずり降ろした
「黒幕」
などと記載した文書の提供に関与した岸口実県議は、
「軽率だった」
としているが、竹内氏が亡くなった結果の重大性を考えれば、軽率で済まされる話ではない。
増山誠県議ともども選挙戦に影響を与える意図があったとしか思えない。
二元代表制の地方議会では、議員には首長を監視する役割が求められ、最も強い権限が百条調査権である。
今回のように百条委副委員長や委員という立場にある県議による情報流出が起きれば、百条委自体や報告書への信頼が損なわれる。
議会で百条調査権を行使すると決めた以上は、政治的な考えは脇に置き、県民から負託を受けた議員として、首長が不適切なことをすればしっかり追及する役割を果たすべきだ。

パワハラ疑惑「おおむね事実」「懲戒処分の撤回を」 兵庫百条委の調査報告書案判明
2025/2/18 22:47
https://www.sankei.com/article/20250218-EMO3ZYUXJJLUFJOQGWTQJYNXSA/
斎藤元彦・兵庫県知事の告発文書問題で、県議会調査特別委員会(百条委員会)の調査報告書案の内容が2025年2月18日分かった。
各会派の意見を踏まえた
「統合案」
として同日の協議会で示され、文書に記された斎藤氏のパワハラ疑惑については
「概ね事実だった」
と記載。
告発者を懲戒処分とした県の対応も、公益通報者保護法に照らして問題があり
「大変遺憾」
と指摘すると共に、懲戒処分の撤回を提言した。
もっとも今回の統合案に対しては会派によって意見が分かれる。
最大会派の自民党は内部でも意見が割れており、第2会派の維新の会は
「パワハラ認定は困難」
とし、公益通報者保護法上の違法性はないとの立場だ。
百条委は2025年3月上旬の報告書提出を目指すが、統合案が大きく変更される可能性もある。
報告書案は、訪問先で公用車を降りてから約20メートル歩かされたことで職員を怒鳴った事例など、斎藤氏のパワハラ疑惑に関し
「執務室や出張先で職員に強い叱責をしたことは事実」
と記し、厚生労働省が示したパワハラの定義に照らして
「パワハラに近い不適切な叱責があった」
とした。
また夜間や休日に幹部職員に送った膨大なチャットの指示も
「業務の適正な範囲を超え、就業環境を害されている」
として
「パワハラ行為と見做される可能性がある」
と踏み込んだ。
元県民局長の男性=昨年2024年7月に死亡、当時(60)=が作成した告発文書が公益通報に当たるか否かについて、報告書案は
「元県民局長が斎藤県政に不満を持っていた事情は窺えるが、後輩職員のためを思い行った」
とし
「外部公益通報に当たる」
と判断。
にもかかわらず、文書入手から1週間で元県民局長が作成したと特定し、斎藤氏が記者会見で
「噓八百」
「公務員失格」
と発言して通報者を公表したことを
「告発者潰しと捉えられかねない不適切な対応だった」
と非難した。
その上で
「そもそも公益通報者の探索は許されず、不当な調査に基づく処分がなされており、名誉を回復するために不利益処分を撤回し、告発者の地位回復を行うこと」
を提言した。

兵庫知事問題であぶり出された公益通報の盲点 組織による恣意的判断は法改正で防げるか
2025/1/29 7:00
https://www.sankei.com/article/20250129-7I6TW6OP6BMEPBED2D6PDF2FR4/
政府が通常国会に提出する公益通報者保護法改正案の概要が明らかになった。
通報者への不利益な取り扱いに罰則を設け、事業者側の不当な対応に対する抑止効果を狙う。
通報者の保護は、組織の不正を炙り出す公益通報制度を成り立たせる上での根幹となるが、兵庫県知事の疑惑告発問題で告発者が処分され、死亡した問題などで揺らいでいる。
法改正によって安心して通報できる環境の整備が期待されるが、制度に詳しい専門家は課題も指摘する。
「不利益取り扱いに刑事罰を定めることは一歩前進だ」。
制度に詳しい上智大の奥山俊宏教授は、今回の法改正に向けた動きを評価する。
同法が施行されたのは平成18年。
三菱自動車のリコール隠しなどが内部告発によって明らかになったことがきっかけだ。
企業などの不正を告発する情報を内部の窓口や監督官庁、報道機関などに通報した人が不利益な扱いを受けないようなルールを規定。
通報しやすい環境を整えることに主眼が置かれた。
しかし、狙いは十分に達せられていない。
消費者庁が令和5年に実施した調査では、内部通報経験のある人のうち約3割が
「後悔した」
と回答。
その理由を尋ねたところ、
「人事異動・評価・待遇で不利益を受けた」
との回答が約4割(複数回答可)に上った。
兵庫県では、元県幹部が匿名で告発文書を配布したにもかかわらず、斎藤元彦知事が部下に文書作成者が誰かを調査するよう指示。
告発者を特定すると即座に職を解き、最終的には停職3カ月の懲戒処分とした。
斎藤氏らの対応は県議会調査特別委員会(百条委)でも審議され、複数の有識者が同法に違反すると指摘している。
こうした問題が起こる背景には、通報者に不利益な取り扱いをすることへの罰則が同法になく、企業などに対する抑止効果が乏しいことがあると指摘される。
このため法律を所管する消費者庁は法改正に向け、有識者検討会を設置。
先月2024年12月、報告書がまとめられた。
これを受けた改正案の柱となるのが、通報者を解雇や懲戒処分にした事業者と個人に刑事罰を科す規定の新設だ。
通報者保護に関する事業者側の意識を高め、同法の実効性向上が期待されるが、奥山氏は
「違法でありながら、その対象からこぼれ落ちてしまう『不利益な取り扱い』が出てくる」
と懸念する。
奥山氏は、実際の運用では確実に有罪となるケースだけが起訴されるだろうと指摘。
事業者側が
「通報内容に真実相当性がない」
と過失で誤認した場合などは罰則の対象外となるため、刑事事件になりづらいこうしたケースも
「違法となり得ることを明確にする条文を加えるべきだ」
と話す。
■犯人捜し≠禁止
兵庫の問題では、告発の対象となった斎藤氏自身が告発文書を公益通報には当たらないと判断。
告発者の処分に踏み切ったが、その後、県の窓口が公益通報と扱った上で調査結果を公表した。
告発が公益通報に当たるか否かや、内容の真偽の調査は客観的に行われるべきだと指摘され、消費者庁の検討会でも
「事業者が勝手に調査し、公益通報の要件を満たさないという対応があってはならない」
との意見があった。
だが報告書では提案に至らず、改正案では事業者による恣意的判断を防ぐ具体的な条文は盛り込まれない見通しだ。
淑徳大の日野勝吾教授は
「必要な調査を適切に実施することなどを保護法に明文化すべきだ」
と指摘する。
ただ、内部告発には様々なケースがあり、それらを細かく想定して条文化するのは難しい面もあり
「仮に明文化できないとしても、消費者庁はガイドラインなどで(告発への対応のあり方を)具体的に示す必要がある」
と提言する。
一方、改正案では正当な理由なく公益通報者を特定する行為を禁止する。
これまでは指針で禁じるにとどまっていたため、日野氏は
「法律に盛り込むことは明確に犯人捜しを禁ずることになり前進だ」
と評価しつつ
「一定の抑止力にはなるが、消費者庁の執行体制を更に強化しなければ実効性は不透明ではないか」
という。
法改正を巡る議論では、不利益な取り扱いに配置転換を含めるべきとの意見も出たが、一定頻度で人事異動が行われる日本企業の慣行などを踏まえ、対象外となった。
しかし、配置転換による報復を受けたと感じる通報者も多い。
日野氏は
「国は通報者の意欲が減退しないような仕組みを整えていくべきだ」
と話している。
■不利益扱いに賠償命令も
公益通報は組織の不正や疑惑を世に問い、質す端緒となり得る。
一方で過去には、公益通報者保護法に基づき守られるべき内部通報者が、所属する組織から不利益扱いを受けるなどしたケースも少なくない。
法改正に際しては通報者保護という大前提を担保できるかが問われそうだ。
精密機器メーカー「オリンパス」で平成19年、上司が取引先従業員を引き抜こうとしていることを知った社員は、取引先からの機密情報流出により
「信頼を損なう」
として内部窓口に通報した。
しかし担当者がこの上司に通報者や通報内容を漏洩し、社員は望まない配置転換を命じられ、外部との自由な接触を禁じられるなどした。
社員は配転先で働く義務がないことの確認と損害賠償を求めて同社や上司を提訴。
1審で請求は棄却されたが、2審判決は配転命令取り消しや賠償を命じ、最高裁で逆転勝訴が確定した。
ビッグモーター(当時)では、従業員が社長に保険金の不正請求をLINEで訴えたが、社内での自浄作用は働かず、令和5年の問題発覚後にまとめられた外部弁護士による調査報告書で、内部告発を
「もみ消したと言わざるを得ない」
と指摘された。
不利益扱いが疑われる事例は自治体でもある。
和歌山市の当時20代の男性職員は、勤務先の児童館で不正な補助金申請を指示され、通報後の2年に自殺した。
男性の通報で懲戒処分を受けた職員が、通報後に男性と同じフロアで勤務していたといい、遺族は
「報復人事だ」
と主張。
和歌山市は昨年2024年7月から外部有識者らによる審査会で、対応が適切だったか検証している。

公益通報者保護法改正へ、通報者捜し禁じる規定も 刑事罰導入見送りで専門家「道半ば」
2025/1/28 21:35
https://www.sankei.com/article/20250128-FCYH3VXBRBLFDLSFUVKGJBG4UU/
内部通報者を解雇した企業に刑事罰を科すことを柱とする公益通報者保護法改正案の概要が2025年1月28日、判明した。
制度を巡っては通報者が配置転換など不利益を被る事例も確認されている。
専門家は改正案を歓迎する一方、課題も指摘する。
内部通報を巡っては精密機器メーカー「オリンパス」で平成19年、内部通報を機に通報者が配置転換され、後に最高裁で違法が確定。
保険金不正請求が発覚した中古車販売大手ビッグモーターは内部通報体制の不備を消費者庁に指導されるなど、問題が顕在化していた。
消費者庁の令和5年度の調査では、不正を内部通報で掴んで企業は68%。
一方、別の調査では内部通報を
「後悔した」
145人のうち、42%が
「人事異動などで不利益な取り扱いを受けた」
と回答している。
消費者庁が設置した公益通報者保護制度検討会が昨年2024年12月に公表した報告書は、内部通報の利用が不十分で
「外部通報」
で不正が発覚する事例があると指摘。
通報者の不利益な扱いの抑止を対策の柱に掲げ、企業などへの刑事罰導入に繋がった。
改正案では
「通報者捜し」
を禁じる規定も盛り込まれた。
ただ、兵庫県の斎藤元彦知事が自身の疑惑の告発者を調査した問題では、知事側が告発者が
「公益通報者」
に当たらないとしており、規定の効果は未知数だ。
明治大の柿崎環教授(会社法)は改正案で通報者を配置転換した企業に対する刑事罰導入が見送られた点について
「道半ばだ」
と指摘。
「コンプライアンス意識を高めることは、企業価値を高めることになる」
とし、制度を支える企業努力の必要性を強調している。

公益通報者処分に刑事罰 不利益扱いを抑止、フリーも対象に追加 保護法改正案概要判明
2025/1/28 16:40
https://www.sankei.com/article/20250128-ISIKJ74HZVO2LF4OXO4Z36GF3I/
政府が通常国会に提出する公益通報者保護法改正案の概要が2025年1月28日、判明した。
内部の公益通報者を解雇や懲戒処分にした事業者と個人双方に刑事罰を科す規定を新設する。
働き方の多様化を踏まえ、公益通報者の対象にフリーランスも加える。
昨年2024年、兵庫県知事の疑惑を告発した元県幹部が懲戒処分されるなど報復とみられる事案が後を絶たないことを受け、通報者の不利益となる扱いを抑止する。
消費者庁が自民党消費者問題調査会に改正案の概要を説明し、大筋で了承された。
改正案では、公益通報を理由に解雇、懲戒処分にした事業者や個人に対する刑事罰を導入する他、正当な理由なく公益通報者を特定する行為を禁止する。
現行は指針によって禁止されているが、法律で定める。
公益通報を妨げる行為も禁止する。
民事訴訟で、公益通報から1年以内の解雇や懲戒処分が通報を理由としていないことの立証責任を事業者側に負わせる。
現行は通報者側に不当な扱いの立証責任がある。
現行法は公益通報者の対象を労働者、役員、退職後1年以内の労働者とする。
フリーランスも取引先事業者の不正を通報した場合の保護が必要と判断した。
従業員300人超の事業者に義務付ける通報に対応する従事者の指定を怠り、行政命令などに従わなかった場合も刑事罰を科す。
消費者庁は刑事罰の程度など法案の詳細を詰め、2025年2月中の閣議決定、国会提出を目指す。
消費者庁の有識者検討会は昨年2024年12月、事業者側が公益通報者を解雇、懲戒処分にした場合、刑事罰の対象とすることなどを盛り込んだ報告書をまとめた。

事実認定と評価は非公開の協議会で 兵庫・斎藤知事の告発文書疑惑、百条委が大詰め議論へ
2025/1/27 20:20
https://www.sankei.com/article/20250127-MWCAKQAHONOOFE5FP4NV7MQ4BI/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、斎藤氏による職員らへのパワハラ疑惑などの真偽を調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)が2025年1月27日開かれ、これまでの証言を整理した報告書の素案が委員に示された。
疑惑への評価の項目は空欄になっており、今後、非公開の協議会を設置して事実認定や評価を検討。
報告書は県議会の2025年2月定例会に提出される予定で、調査は大詰めを迎えた。
終了後、取材に応じた奥谷謙一委員長は
「近日中に事実認定のたたき台を示し、非公開の協議会で議論を進める」
と話し、各委員の合意を目指す考えを示した。
百条委は昨年2024年6月から、告発文書に記載された斎藤氏のパワハラや贈答品受領などの7項目の疑惑に加え、告発文書を作成し一部報道機関などに配布した元西播磨県民局長の男性=昨年2024年7月に死亡=を公益通報者として保護することなく懲戒処分とした県の対応について審議。
斎藤氏や関係者への証人尋問を行い、経緯や認識などを調べていた。
この日、奥谷委員長は報告書の構成について整理した素案を委員に提示。
また、県議らへの聞き取り調査結果の一部も公開された。
告発文書を作成した男性の処分に繋がる背景として、男性のプライベートな情報を元総務部長の井ノ本知明氏から見せられたという証言もあり、ある県議はその目的を
「(男性が)信用できない人間だと印象付けることだったと思う」
などと指摘した。
百条委を巡っては、昨年2024年11月投開票の知事選の選挙期間中から、委員らに対する交流サイト(SNS)上の誹謗中傷が相次いだ。
今月2025年1月18日には、百条委元委員で誹謗中傷を理由に知事選後に県議を辞職した竹内英明氏(50)が死亡。
2025年1月27日の会合では冒頭、委員らが沈痛な表情で竹内氏に黙禱を捧げた。

<主張>ネットの誹謗中傷 事実をぶつけて駆逐せよ
社説
2025/1/25 5:00
https://www.sankei.com/article/20250125-LW6R3X7NYBKCFAHAKBBESII3TI/
言葉は時に、人を傷つける。
虚偽の情報による無責任な誹謗中傷が、命を奪うこともある。
悲しい事例は枚挙に暇がないが、また起きてしまった。
兵庫県の元県議が2025年1月18日、亡くなった。
自殺とみられる。
元県議は兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑告発文書を調べる県議会百条委員会の委員で、インターネット上で中傷を受けたことを理由に県議を辞職していた。
辞職後もネット上の攻撃は続いた。
家族は
「誹謗中傷によって仕事を奪われ、今までの生活を奪われた」
と話した。
最近では別人のように憔悴しきっていたという。
中傷を苦にしていたことは明らかである。
哀悼の意を表したい。
一方で今回の悲劇は、貴重な教訓も残した。
虚偽情報に対峙するには、事実をもってこれを打ち消すしかないということだ。
元県議の死後、
「NHKから国民を守る党」
党首で先の兵庫県知事選に
「斎藤氏を応援するため」
として立候補した立花孝志氏は、ユーチューブで
「(元県議は)逮捕されるのが怖くて自ら命を絶った」
と発信し、Xでも
「こんなことなら、逮捕してあげたほうがよかったのに」
と投稿した。
これに関し、兵庫県警の村井紀之本部長が県議会警察常任委員会で
「全くの事実無根であり明白な虚偽がSNSで拡散されていることは極めて遺憾」
と明確に否定した。
立花氏は
「間違いでした」
と謝罪した。
警察のトップが公の場で個別の事案に言及することは極めて異例だが、村井氏は
「事案の特殊性に鑑みた」
と答弁した。
虚偽の中傷の火消しを図るための英断だったと評価する。
斎藤氏はこの件を問われ、一般論として
「事実に基づく発信が非常に大事」
と述べながら、立花氏の発信については
「県知事という立場で1つ1つを把握して真偽を確認していくことは難しい」
と述べた。
県警が虚偽と断定している以上、この答弁は通じまい。
県としても厳しく対処すべきだった。
一連の事案をめぐっては、本紙記者も根拠のない中傷の対象となり、産経新聞社として紙面で強く抗議した。
ネット上の虚偽の誹謗は名誉毀損罪や侮辱罪の対象となり得る。
匿名は、悪意の隠れみのとはならない。
これらは
「表現の自由」
の名に値しない。

「間違いでございました」元兵庫県議を巡る発信 立花氏が訂正、謝罪
2025/1/20 19:59
https://www.sankei.com/article/20250120-HFGRZ4CH6NIITLFV2OPY3J4FCA/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑告発文書問題を調査する県議会調査特別委員会(百条委員会)の委員だった竹内英明元県議(50)が死亡したことを巡り、政治団体
「NHKから国民を守る党」
党首、立花孝志氏は2025年1月20日、自身のユーチューブチャンネルで、
「竹内元県議会議員が亡くなった理由が警察の逮捕が近づいていて、それを苦に自ら命を絶ったということについては、間違いでございました」
「訂正させていただきます」
「そして、謝罪をさせていただきます」
などと頭を下げた。
立花氏は取材に対し、
「県警本部長の発言を確認し、兵庫県警には謝らなければいけないということで動画を出した」
と話した。
立花氏は2025年1月19日、自身のX(旧ツイッター)で、竹内氏について
「こんな事なら、逮捕してあげた方が良かったのに」
などと投稿。
ユーチューブでも、
「竹内元県議は明らかに犯罪をしていた可能性が高くて、警察に捕まるのが嫌で自ら命を絶ったと、こう考えるのがもう間違いない話」
としていた。
ところが、翌2025年1月20日には
「警察の捜査妨害になる可能性がある」
としてXへの投稿を削除するなどしたが、その後
「兵庫県警御免なさい」
「竹内元県議のタイホは私の間違いでした」
などと題した動画を投稿。
竹内氏を巡る自身の発信を訂正し、謝罪した。

兵庫県警本部長が立花氏の発信を完全否定 「全くの事実無根」「明白な虚偽が拡散」
2025/1/20 12:47
https://www.sankei.com/article/20250120-SMOW4ATWO5K77GDR7C4YMWXV4I/
兵庫県警の村井紀之(としゆき)本部長は2025年1月20日、政治団体
「NHKから国民を守る党」
党首、立花孝志氏が、死亡した竹内英明・元兵庫県議(50)が県警の捜査対象だった−などとSNS上で発信している内容について、
「全くの事実無根」
と否定した。
「明白な虚偽がSNSで拡散されていることは極めて遺憾」
とも強調した。
同日開かれた県議会警察常任委員会で委員の質問に答えた。
県警トップの本部長が、公の場で個別の捜査やSNSの発信に言及するのは極めて異例。
村井本部長は
「通常は差し控えているが、事案の特殊性に鑑みて答弁する」
と述べた。
竹内氏は、斎藤元彦知事の疑惑告発文書問題を調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)の元委員。
2025年1月18日夜、家族が同県姫路市内の自宅でぐったりしているのを発見し、搬送先の病院で死亡が確認された。
自殺とみられる。
昨年2024年の知事選翌日の2024年11月18日に県議を辞職。
交流サイト(SNS)上で誹謗中傷を受けていた。
立花氏は竹内氏の死亡が伝えられた今月2025年1月19日、X(旧ツイッター)や自身のユーチューブチャンネルで、竹内氏が兵庫県警の事情聴取を受け、近く逮捕される予定だったなどとしていた。
2025年1月20日の常任委員会で、村井本部長は県議の質問に
「竹内元議員については、被疑者として任意の調べをしたことはなく、逮捕するという話は全くございません」
とし、
「事実無根で、明白な虚偽がSNSで拡散されていることは極めて遺憾」
と述べた。

斎藤元彦知事 “職員との信頼関係”構築を宣言も…県職員が明かした「本音」
記事投稿日:2025/01/19 16:00 最終更新日:2025/01/19 16:00
『女性自身』編集部
https://jisin.jp/domestic/2423455/
「中堅や若手職員のみなさまと対話の場を充実させ、風通しの良い職場作りを進めていきたいと思います」
2025年1月6日、こう語ったのは兵庫県の斎藤元彦知事(47)。
幹部職員らへの年頭の挨拶で、今後も県政を前に進めていくとして、大切なのはコミュニケーションだとした。
2024年3月に県の元幹部職員である男性によって告発された、斎藤氏によるパワーハラスメントなどの疑惑。
百条委員会が実施した県職員を対象とするアンケートでは、斎藤氏のパワハラを見聞きしたことがあるとの回答が職員全体の約42%に上った。
その後、2024年9月に県議会で不信任決議が可決され失職するも、2024年11月に行われた出直し選挙では110万票以上を獲得し返り咲くことに。
しかし、依然としてパワハラなどの疑惑自体は残ったまま。
2024年11月19日に行われた就任会見でパワハラがあったのかどうかついて問われると、
「私自身は確かに一部不適切な行為をしたという事はありますけども、あくまでも良い業務、県政をしていきたいという中で業務上の指導や色んな注意を厳しくさせて頂いたということはあると思う」
と語っていた。
更に、就任から約1カ月後、2024年12月18日の定例記者会見では、「今年の漢字」に「結」を選んだと発表。
「県政を前に進めるに当たり、県議会、市町、県職員、県民と信頼関係を結んでいくことが何よりも大事」
「そしてこれまでの様々な取り組みが更に実を結んでいくことも大事だ」
と職員との信頼関係を結んでいきたいとの思いを明かしていた。
再就任から2カ月となるが、現場の職員はどのような思いを抱いているのか。
2024年12月下旬、県職員に話を聞いた。まず、40代男性の県職員は、就任後、知事が以前と変わったとは感じていないと明かす。
「斎藤知事は、記者会見でも『職員との信頼関係を結びたい』とおっしゃっていますが、目に見える形で何か変わったか、と聞かれたら何も変わってないですね」
「本人がやる気になれば、もっとスピード感を持ってできることはあるのに、と思いますが……」
また、2024年12月25日に開かれた百条委員会の証人尋問で、告発者の男性を公益通報の保護対象とせず、調査結果を待たずに停職3カ月の懲戒処分とした初動対応について、斎藤知事は
「適切だった」
と主張。
しかしこの対応についても、実際に働く職員としては不安を感じるという。
中堅の男性県職員は次のように胸の内を明かした。
「証人尋問で斎藤知事は、『初動対応に問題はなかった』と、再選前と同じことを繰り返しているだけ」
「これによって職員が亡くなっているわけですから、対応のまずさを認めて謝罪してほしいと思っている職員は多いんじゃないかと思います」
再選挙後の本誌の取材では、“知事が誰であっても仕事に影響はない”と語る職員もいたものの、一部には斎藤知事の変化を期待する職員もいるようだ。
2025年年始の目標通り、風通しのよい職場を作れるだろうか。

告発者の私的情報漏洩に対応鈍く 斎藤兵庫知事、削除依頼も告発もせず「第三者委で調査」
2025/1/6 21:53
https://www.sankei.com/article/20250106-ADELE2DAA5LNVOCYG57Z67GOJU/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑を告発した元県幹部の私的情報漏洩疑惑を巡り、県の対応の鈍さを指摘する声が上がっている。
私的情報とされるデータが交流サイト(SNS)で拡散した上、漏洩は地方公務員法などに抵触する可能性があり、県議会には
「速やかに刑事告発すべきだ」
との意見がある。
ただ、斎藤氏はデータについて
「本物かどうか分からない」
と言及。
告発やSNS運営者側への削除依頼はせず、第三者による調査を優先する姿勢を貫いている。
漏洩した疑いがあるのは県西播磨県民局長だった男性が公用パソコンに保存していたとされるデータ。
昨年2024年11月の知事選に、斎藤氏の応援を目的に立候補した政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏が同月2024年11月下旬、男性の情報だとするデータをSNSで公開するなどした。
斎藤氏は2024年12月、公開されたデータが
「本物か分からない」
とし、第三者委員会で調査する意向を表明。
今月2025年1月中にも弁護士による第三者委が設置される見通しだが、斎藤氏は
「まずは(データの)同一性を確認する」
とし、県の情報管理については
「指摘すべき所があればしてもらう」
と述べるにとどめている。
私的情報が保存されていたとされる公用パソコンは昨年2024年3月、斎藤氏の指示で告発文書の作成者を調べていた片山安孝副知事(当時)が男性を聴取した際、職場から回収したものだ。
2024年6月に県議会調査特別委員会(百条委員会)が設置されると、男性は代理人を通じてプライバシーに配慮して調査するよう百条委側に依頼。
百条委は、告発とは無関係な私的情報を調査の対象外とすることを決めた。
ところが2024年7月、斎藤氏の側近である井ノ本知明総務部長(当時)が県職員や県議に私的情報を見せて回っていたと週刊誌が報道。
斎藤氏は、井ノ本氏らに確認したが否定したと説明し、第三者による調査を検討しているとした。
井ノ本氏自身は2024年10月の百条委で、男性の私的な個人情報を印刷し、所持していたことを認めつつ、漏洩については
「守秘義務違反の嫌疑を受ける可能性がある」
と証言を拒否。
だが、百条委が2024年12月に県議への聞き取り調査を実施した結果、井ノ本氏から私的情報の記録を見せられたといった証言が複数寄せられた。
この漏洩疑惑については県の調査が続いているが、同月2024年12月25日に開かれた百条委の斎藤氏への証人尋問では、情報漏洩も取り上げられた。
漏洩疑惑が浮上してから半年近くが経過している状況を踏まえ、
「速やかに刑事告発することは県民の個人情報を預かる知事の責務だ」
とする指摘に、斎藤氏は
「第三者委で適切に対応したい」
などと繰り返した。
■スピード重視、刑事告訴のケースも
自治体が扱う個人情報の漏洩は後を絶たず、刑事事件に発展したケースもある。
堺市では平成27年、市内全有権者約68万人の氏名などの個人情報が流出した。
男性職員が独自の選挙事務システムを構築するため、無断で情報を持ち帰り、自作したシステムを民間のレンタルサーバーに保存した際、誤って閲覧可能な状態となっていた。
市は発覚後、速やかに流出状況を調査し、ネット検索会社に情報の削除を依頼。
専門業者にも調査を依頼し、SNSなどへの拡散は確認されなかった。
大阪府八尾市では昨年2024年5月、市立斎場の利用者の個人情報を葬儀関連業者へ提供した見返りに現金を受け取ったとして、男性職員が加重収賄と地方公務員法違反の疑いで大阪府警に逮捕された。
大阪府八尾市は2024年6月に男性を懲戒免職処分としたが、内部調査に加えて第三者による調査チームも設置。
別の男性職員も現金を受け取っていたとして、2024年9月に懲戒免職とした。
岩手県釜石市では令和3年度、職員による個人情報漏洩事案が発覚した。
岩手県釜石市は内部調査の他、顧問弁護士や警察に相談した上で住民基本台帳法違反罪で告訴状を提出。
職員2人を懲戒免職とするなどし、市長と副市長も給与を減額した。
岩手県釜石市の担当者は
「第三者委員会設置の話もあったが、漏洩事案でセキュリティー強化などが必要だったため、スピード感をもって対処できる態勢を重視した」
としている。

再選後に「“もう辞めたい”という声も」…職員30人が告白した斎藤元彦知事へ“もの言えぬ空気”とは「理不尽な異動が怖い」
#1
水島 宏明水島 宏明11時間前
https://bunshun.jp/articles/-/75802
パワハラ疑惑・おねだり疑惑などの対応をめぐって県議会議員の全会一致の不信任決議案可決を受けて前知事の斎藤元彦氏が失職したことで実施された兵庫県知事選挙。
11月17日に投開票が行われて斎藤氏が再選を果たした。
これまでの数々のテレビ番組で改めて注目したいのが10月2日にNHKが放送した
「クローズアップ現代」
だ。
タイトルは
「兵庫県職員30人の告白“もの言えぬ空気”はなぜ生まれたか?」
として、選挙前の斎藤県政がどのように運営されていたのか。
それを職員の声を中心に再現した番組だ。(全2回の1回目、後編に続く)
◆ ◆ ◆
■約4割が斎藤氏のパワハラを見聞きしたと回答
再選翌日の記者会見で斎藤氏は
「県議会と県職員の皆さんとの関係をしっかり前に進めていくことがすごく大事」
「有権者が評価してくれたのは主に実現した政策」
「政策をどう進めていくかが大事」
「県職員も県議会も同じ思いをお持ちだと思う」
などと話していた。
今後注目すべきは、斎藤氏の再選で再び彼の下で働くことになった兵庫県庁の職員の心中だ。
兵庫県議会の
「百条委員会」
が実施した県職員約9700人(回答は約6700件)のアンケートでは約4割が斎藤氏のパワハラを見聞きしたと回答している。
■「知り合いの職員でも“もう辞めたい”という声も」
この日のTBSの朝の情報番組「THE TIME,」では、現役の兵庫県職員の話として今回のSNSを使った選挙戦略について
「SNSを駆使するやり方は構わないですが、伝える中身の問題ですよね」
「人のプライベートを晒す」
「あるいは嘘を言う」
「個人的には残念だと思います」
「知り合いの職員でも“もう辞めたい”という声も聞こえてきます」
と失望の色を濃くしていた。
さらに再選後、選挙戦略にかかわったと自らネット上に公表したPR会社の女性社長の行為が
「公職選挙法違反」
になるのかどうかが、選挙後にわかに焦点となった。
12月2日、大学教授と弁護士が斎藤氏とPR会社社長を警察と検察に公職選挙法上の
「買収」
の疑いで刑事告発したことを発表。
一方で告発状が受理されて捜査が進んだとしても、実際に裁判で決着がつくまでは3〜4年はかかるという見方は根強い(同日のフジテレビ「イット!」)。
万一、裁判で有罪になった場合でも斎藤氏は4年の任期を全うできる可能性があるという。
■斎藤県政での「もの言えぬ空気」
10月2日に放送された
「クローズアップ現代」
では、
「もの言えぬ空気」
が第一次斎藤県政では職場に蔓延していたとして、その実態を詳しく伝えている。
第一次斎藤県政では、就任1年で58の事業の廃止や見直しのほか、当時700億円かかるとされた庁舎などの再整備計画の凍結や県立大学の段階的な完全無償化を実施した。
知事が改革の司令塔として作ったのが、10人程度の幹部ら職員で構成される
「新県政推進室」
だった。
以前は知事と各部局が個別に議論を重ねていた政策形成のプロセスを簡素化。
迅速な意思決定を行えるようにした。
その後、この
「新県政推進室」
も形式化し、“側近”と呼ばれる少数のメンバーで物事を決めていくようになったという。
「密室で取り巻きだけで決めて、どんどん進めていく」(OB職員=幹部)
「異論とか、多様な意見を別に求めているわけじゃない」(現役職員)
このことが“組織の健全さを欠く事態”を招くことになった、と複数の職員が取材に明かしたという。
「敵か味方か。賛成か反対か。白黒をはっきりさせて、賛成のチームと反対に回るチームを分ける傾向があった」
「そうすると、いろんな意見がだんだん言いにくくなって声が届かなくなる」
(OB職員=部長級)
さらに人事権をちらつかされて圧力を感じたという職員もいたという。
知事が打ち出した賛否が分かれる政策に意見を述べたOB職員は、後日、県幹部から
「斎藤県政に刃向かうんだったら辞表を書け」
「さもなくば服従しろ」
と迫られた。
異論を言うと排除。
異動させられてしまう。
自然に知事の周囲にはイエスマンしかいなくなってしまう。
知事は“裸の王様”のような立場になってしまったとOB職員(幹部)は証言した。
こうしたことで職員たちは知事の言動に違和感があっても次第に声を上げられない状態に陥っていた。
■「理不尽に異動させられることが怖い」
 複数の職員が知事のパワハラ疑惑を見て見ぬふりをした後悔を口にした。
「(パワハラ疑惑などを)看過していたということでいえば、批判はその通りだと思う」
「報復というか人事の面で見られた」
「そういうのを見ていると管理職も声を上げにくい空気になったり、(声を上げることに)二の足を踏んでしまう」
「好転しないどころか悪化する」
(現役幹部職員)
「人間の心の弱さ」
「理不尽に異動させられることが怖い」
「異動させられることは不名誉だし、怖い」
「そういうことで意見が言えなくなる」
「幹部が意見が言えなくなると、その部下もさらに意見が言えなくなる」
「こんなに危ういとは思わなかった」
「こんなに簡単に崩れるんだと」
(現役幹部職員)
「人間の心の弱さ」
という言葉が印象的だ。
県庁の職員は現役であれ、OBであれ、退職後に県がらみの仕事に就くことが多いので県のトップである知事の意向に逆らうことは現実的な不利益になってしまう恐れは強いはずだ。
ある職員は
“民意で選ばれた知事の意向に意見することは容易ではない”
と心情を吐露した。
「何もできなかったふがいなさ」
「そういうものは感じるが、だからといって、じゃあ、何ができたのかといったら、根底から覆すようなことなんて本当にできなかっただろうと思う」
「選挙で選ばれた人が4年間はそこにいるわけだから」
「それは仕えないとしょうがない」
(OB職員=幹部)
番組が伝えていたのは、人事権を握る行政のトップが自分の考えを押しつけるばかりで異論を許さない恐怖政治だ。
周辺にいる職員たちにとっては
「恐怖」
でしかなかったという実態。
これが現代日本の出来事なのかと思わず、背筋が寒くなってしまう。

「内部告発の“犯人探し”を徹底」兵庫県庁の職員は“特定”を恐れて顔も手も隠し…それでも「クロ現」に証言した“壮絶な背景”
#2
水島 宏明水島 宏明11時間前
https://bunshun.jp/articles/-/75803
パワハラ疑惑・おねだり疑惑などの対応をめぐって県議会議員の全会一致の不信任決議案可決を受けて前知事の斎藤元彦氏が失職したことで実施された兵庫県知事選挙。
11月17日に投開票が行われて斎藤氏が再選を果たした。
これまでの数々のテレビ番組で改めて注目したいのが10月2日にNHKが放送した
「クローズアップ現代」
だ。
タイトルは
「兵庫県職員30人の告白“もの言えぬ空気”はなぜ生まれたか?」
として、選挙前の斎藤県政がどのように運営されていたのか。
それを職員の声を中心に再現した番組だ。
(全2回の2回目、前編から続く)
◆ ◆ ◆
■「特定」を職員たちが恐れている
登場する職員らはみな匿名で声もボイスチェンジャーといって元の声を変質させて誰かわからないような形で証言していた。
顔も隠しているが、筆者が特に注目したのは、
「顔」
を出さないだけでなく
「手」
さえも手袋をはめるなどして証言者を特定されないように通常の何倍も気をつかっていたことだ。
手であっても直接撮影した映像を出さない周到さ。
体型などもわからないように、上着などを着せて証言させている。
それだけ
「特定」
されることを本人たちが恐れているという証左なのだろう。
斎藤知事の“側近”たちは2024年3月の内部告発にあたっての犯人探しを徹底して行い、亡くなった元県民局長に対しても
「誰がどういうことを言っているのか」
について、かなり執拗に追及し、元県民局長に同調する人間が誰なのかを聞き出そうとしていたという。
これが取材や撮影にあたっては慎重すぎるほど、慎重に本人が特定されないようにした背景だと思われる。
■職員が目にした「問題がありすぎて、問題しかない調査」
「クローズアップ現代」
では、斎藤知事のパワハラ疑惑やおねだり疑惑などをメディアなどに告発した元県民局長(懲戒処分を受けた後で自死)に対する県庁側の対応も焦点にしている。
パソコンの調査で元局長が告発者だと特定されて、知事の側近だった片山安孝・前副知事が元局長に詰め寄る場面は言葉づかいも高圧的だ。
かつて人事課にいた職員は幹部たちの対応に違和感があったと証言した。
「書かれていることが事実かどうかをまず調べるのが通常だが、
『誰が書いたんだ』
『誰が情報を与えたんだ』
という調査方法はやっぱり異様というか問題がありすぎて、問題しかない調査」
(かつて人事課にいた職員)
片山前副知事が元局長に聞き取り調査をした際の音声記録によると、
「知事のパワハラ……」(片山前副知事)
「それはでも対外的に出てないじゃないですか」(元局長)
「出てへんから、なんでそれを知っとるんやって聞きよるんやないか」(片山前副知事)
「いや、噂……」(元局長)
元局長は根拠をもって内部文書を作成していたが、この時に
「噂」
としか言えない事情があったと親交があった同僚職員は証言する。
「噂話を集めて(内部告発文書を)つくったわけではないのは事実」
「情報を出した人間も処分をしようとしていたのかもしれない」
「『実際は誰かから聞いたことでも、名前は出さんといてくれということで名前を出せないだ」
「私が聞いたので間違いないと思う」
(元局長と親交のあった職員)
だが、片山前副知事の調査の結果、元局長による告発文書は噂話を集めただけの信頼性の低いものとされて結論づけられた。
かつて人事課にいた職員もこうした県の姿勢を批判的に見ている。
「真実相当性があたかもないようにした、非常に恣意的で言葉尻を捉えた調査、判断だったとしか思えない」
■「死をもって抗議する」というメッセージ
調査の2日後、斎藤知事は記者会見で
「事実無根の内容が多々含まれている」
「うそ八百含めて、文書を作って流す行為は公務員として失格」
と元局長を批判。
県は元局長が
「誹謗中傷性の高い文書を流出させた」
として停職3か月の懲戒処分を下した。
元局長は2か月後に
「死をもって抗議する」
というメッセージを残して亡くなった。
その後、兵庫県の県議会が設置した百条委員会で知事らのふるまいは公益通報者保護法に違反していると指摘されている。
職員個人の尊厳や人権を侵害するような対応を二度と繰り返さないように告発者を守る仕組みを整えていく必要がある。
■前例を踏襲してきたテレビの選挙報道
県職員らの証言を集めたテレビのこうした優れた報道番組があったにもかかわらず、斎藤元彦氏は出直し知事選挙で再選を果たして再び4年間の県政を担うことになった。
兵庫県庁で幹部や職員たちと現在、どのように会話を交わし、どのように県政を進めているのだろう。
職員たちはどういう心境の中にいるのだろうか。
斎藤氏は失職する前の記者会見で
「県政3年間やっていく中で心の中におごりであったり、慢心があったんだと思います」
「自分の行為が良くない点は自分自身も生まれ変わって改めていく」
と再び立候補する決意を表明していた。
「クローズアップ現代」
で職員たちが証言した内容が事実であれば、出直し選挙での再選で民意を味方につけたからといって、斎藤知事の仕事の進め方が大きく変わることはあまり期待できないかもしれない。
職員たちも戦々恐々としていることだろう。
ただ、この
「クロ現」
のように多くの職員たちに取材して、第一次斎藤県政をしっかりと検証した報道番組は数少ない。
こうした検証はこれからも続けてもらいたい。
今回の出直し知事選ではテレビをはじめとして既存メディアに不信感を抱いた人たちが替わりの情報源としてSNSに一気に向かったことが斎藤氏の再選につながったと言われている。
選挙期間中のテレビ報道のあり方など考え直すべき点は数多い。
前例を踏襲してきたテレビの選挙報道はSNSの時代には通用しないことがはっきりとした。
一方、30人もの職員に聞き取りをしていく根気のいる報道は信頼性の高いテレビでこそ実現することが可能だ。
そうした調査報道の貴重さも改めて痛感した。
はたして第二次斎藤県政はどのようなものになっていくのだろうか。
たとえ職員から異論が出ても、それをうまく活用しながらより良い政策に発展させていけるようなスタンスを取れるならば、今回のような事態はけっして起こらなかったに違いない。
取材陣にはぜひ第二次斎藤県政を検証していく次なる調査報道を期待したい。 

「通報者の探索、許されない」百条委で参考人弁護士 午後に斎藤知事が最後の証人尋問
2024/12/25 11:17
https://www.sankei.com/article/20241225-YRDZH64KO5K7ZEC5JQSRJOUZKE/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発した文書を巡り、告発内容の真偽や告発者を処分した県の対応を調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)が2024年12月25日、始まった。
午前中は、公益通報制度に詳しい結城大輔弁護士が参考人として招致され、公益通報制度では
「外部通報であっても通報者の探索行為は禁じられている」
と説明した。
午後からは11月の知事選で再選後初めて斎藤氏が証人尋問に臨む他、片山安孝元副知事も証人として出頭予定。
告発文書を作成した県幹部の男性を公益通報者保護法の対象としなかったことや、斎藤氏のパワハラ疑惑などについて総括的に審議する。
斎藤氏はこれまで匿名の告発者を特定し処分した対応については、問題ないとの説明を繰り返しており、最後となる証人尋問でどのような答弁をするのか注目される。
この日、結城弁護士は、公益通報者保護法の法定指針では、通報者の保護に関し
「調査結果が出る前に不利益な扱いをすることは許されない」
と指摘。
「噂話や憶測を基にしているからといって、それだけで不正目的があるとは認定されない」
とした。
男性が事実無根の文書を作成したと認めていると、斎藤氏が言及した記者会見での発言について
「事実上の不利益扱いに当たるような行為」
と述べた。
百条委は、この日で証人尋問を終える見通し。
来年2025年の県議会2025年2月定例会への提出を目指し、報告書をまとめる。
告発文書は2024年3月に県西播磨県民局長だった男性が作成し、関係者に配布した。
県の公益通報窓口にも通報したが、県は内部調査を進めた結果、文書を
「誹謗中傷」
と認定。
男性は停職処分を受け、2024年7月に死亡した。

「前総務部長から聞いた」 告発者私的情報の漏洩疑惑 兵庫百条委に複数県議が説明
2024/12/17 12:18
https://www.sankei.com/article/20241217-RFSTKZVHAZLXNALAFLJSOBUUII/
兵庫県の斎藤元彦知事ら県幹部を内部告発した元県西播磨県民局長の男性の私的情報について、複数の県議が、県議会調査特別委員会(百条委員会)の聞き取り調査に前総務部長から聞いたと説明していることが2024年12月17日、関係者への取材で分かった。
前総務部長は、懲戒処分に関する中心的な役割を担っていた。
県は地方公務員法(守秘義務)に抵触する可能性があるとして調査している。
男性の懲戒処分を巡り、県は2024年3月25日に、男性の私的情報が保存されていたとされる公用パソコンを回収。
その後の県の内部調査で告発文書の核心的な部分が事実ではないなどとして、2024年5月、男性を停職3カ月の懲戒処分とした。
男性は、2024年7月初め、代理人を通じて百条委に
「プライバシーに配慮してほしい」
と要望。
百条委は告発とは無関係な文書の開示はしないと決めていた。
関係者によると、百条委は今月2024年12月16日に非公開で複数の県議に聞き取り調査を実施。
2024年4月中旬頃に前総務部長から、男性の私的情報の記録を見せられたり、口頭で内容を聞かされたりしたとの証言があったという。
前総務部長は2024年10月25日に開かれた百条委の証人尋問で男性の私的な個人情報を印刷し、所持していたことを認めた。
一方で、漏洩については
「守秘義務違反の嫌疑を受ける可能性が生じる」
などとして証言を拒否していた。
男性の私的情報とされる内容は、知事選(2024年11月17日投開票)期間の前後から交流サイト(SNS)で拡散されており、県は第三者機関を設置して慎重に調査するとしていた。

<独自>告発した元局長の私的情報漏洩か 兵庫知事側近の前総務部長ら 県が調査検討
2024/8/29 5:00
https://www.sankei.com/article/20240829-I7672IG3YZOJ3NY6WKUDVAY2UM/
兵庫県の斎藤元彦知事らのパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(60)の私的な情報を漏洩した疑いがあるとして、県が前総務部長の井ノ本知明氏らの調査を検討していることが2024年8月28日、関係者への取材で分かった。
男性は2024年7月に死亡し、直前にプライバシーへの配慮を周囲に訴えていた。
内部調査ではなく、弁護士に調査を依頼する方針。
県は元副知事の片山安孝氏や前理事の小橋浩一氏、産業労働部長の原田剛治氏の調査も検討。
井ノ本氏を含め、いずれも文書で名前が出た知事の側近で、男性の懲戒処分にも関与したとされる。
男性が2024年3月に匿名で文書を報道機関などに配布した後、斎藤氏の指示で作成者を調べていた片山氏らが男性の公用パソコンを調査。
告発文書のデータを確認したことがこれまでに判明している。
関係者によると、井ノ本氏らは2024年4月頃から、パソコンに保存されていた告発内容とは無関係な男性の私的情報を県議らに開示していた疑いがあるという。
県の懲戒処分の指針では、職務上知り得た秘密を故意に漏らした職員を処分の対象としている。
県は井ノ本氏らがこれに抵触する可能性があると判断。
外部の弁護士に調査を委託する方向で調整を進めているという。
男性は2024年7月19日の県議会調査特別委員会(百条委員会)に証人として出頭を予定。
しかし、一部の委員が告発とは無関係な情報も提出するよう求めているとして、代理人を通じプライバシーを保護するよう百条委に要請するなど、私的情報が流布されていることに不安を抱えていたという。
男性は同月2024年7月7日に死亡。
自殺とみられ、証言はしなかったが、陳述書などを準備していた。
2024年8月23日に非公開で行われた百条委の証人尋問では、職員が私的情報の持ち出しについて
「調査の必要があると認識しており、弁護士会に相談している」
と証言した。

「人事畑歩んだエリート」告発の兵庫県庁の元県民局長、「兄貴分的な人だった」と惜しむ声
2024/7/19 13:12
https://www.sankei.com/article/20240719-PL47CVH3BFMYZHAWCVQTUVGHU4/
「一死をもって抗議する」。
兵庫県の斎藤元彦知事らの疑惑を告発した元県西播磨県民局長の男性(60)は亡くなる前、こんなメッセージを残していた。
人事畑などを歩む
「エリート」
と評され、
「兄貴分的な人」
「愛すべき先輩だった」
と県庁内から死を惜しむ声が上がる。
「なぜ、告発文書を作成したのか」
「現在の知事や県幹部の状況に許せない思いを抱えていたのだろう」。
男性を知る県関係者は、心中を推し量った。
男性は京都大を卒業し、昭和62年4月に兵庫県に入庁。
人事課長や教育次長、人事課を所管する管理局長(現職員局長)などを務めてきた。
元上司は
「仕事熱心で、誰とでも気さくに話をして、後輩にも優しかった」
「課内、課外関係なく、面倒見のいい人」
と評価。
後輩は
「仕事以外でも仲間と連れ立って行動することが好きな兄貴分的な存在」
「非常に尊敬しており、愛すべき先輩だった」
と振り返る。
西播磨県民局長に就いたのは、斎藤氏の知事就任前の令和3年4月。
県内各地域を管轄する地方機関である県民局のトップは部長級で、中でも西播磨は格が上の方だとされる。
今年2024年3月末に退職予定だったが、同月中旬、斎藤氏のパワハラ疑惑や県幹部らの違法行為を告発する文書を作成し、一部の報道機関や県議らに配布した。
文書は匿名だったが、県は早々に男性が作成したと特定。
斎藤氏は記者会見で、
「業務時間中に噓八百含めて文書を作って流す行為は公務員として失格」
と強い口調で非難した。
更に、
「ありもしないことを縷々並べた内容を本人も認めている」
とと説明したが、これに対して男性は反論文書を公表。
「私自身が認めている事実は一切ない」
「今の県政運営に対する不信感、将来に対する不安感、頑張って働いている職員の皆さんの将来を思っての行動だ」
と記した。
2024年5月には、告発文書は誹謗中傷に当たるとして、県が男性を停職3カ月の懲戒処分とした。
男性は、人事委員会への不服申し立てをしなかったが、県議会の調査特別委員会(百条委員会)に宛てたメッセージで理由をこう説明していた。
「私の願いは兵庫県という組織がより良くなるため、真実が明らかになることである」。

「違和感ある結論だ」斎藤知事のパワハラ「確証なし」との兵庫県内部調査受け、専門家指摘
2024/12/12 7:00
https://www.sankei.com/article/20241212-BQURIRUIKZJGDA2ODDM3OSIVBM/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑や贈答品受領疑惑などが文書で告発された問題を巡り、県は2024年12月11日、文書を作成した元県幹部の男性=2024年7月に死亡=による内部通報を受けた調査結果を発表した。
斎藤氏による職員へのパワハラ疑惑については、強く叱責されたと認識する職員がいたものの
「確証までは得られなかった」
とした。
また、贈答品受領についても斎藤氏の対応に問題があったとの指摘はなかった。
専門家は
「中立の立場にある今後の第三者機関の調査結果に注目したい」
と述べた。
男性の告発文書を巡っては、県議会調査特別委員会(百条委員会)が真偽を解明するために調査しており、来年2025年2月に最終報告書を発表する見込み。
この他、県が設置した第三者委員会も今年2024年度中を目途に報告書をまとめる予定だ。
百条委が実施した県職員アンケートでは、斎藤氏のパワハラを見聞きしたことがあるとの回答が職員全体の約42%に上っている。
2024年12月11日に県が公表した
「パワハラの確証が得られなかった」
とする調査結果について、公益通報制度に詳しい淑徳大の日野勝吾教授は
「(百条委の)県職員アンケートの結果を踏まえると違和感のある結論」
「兵庫県は公益通報者保護法の法定指針の違反状態が続いていると認識している」
と述べた。
男性は今年2024年3月、一部の報道機関や県議らに告発文書を配布し、2024年4月には文書の内容の一部を県の内部に設けられていた公益通報窓口に送付。
県は通報を受けた内部調査の結果を待たずに2024年5月、
「(文書の)核心部分が事実ではない」
として男性を停職3カ月の懲戒処分とした。
日野教授は
「懲戒処分が先んじて行われたのは公益通報案件ではなく、人事案件として取り扱い、人事課の調査を優先させてしまったため」
「やはり内部通報の調査結果を待った上で処分を判断すべきだった」
とし、
「今回、男性の通報内容が虚偽や単なる臆測ではないことが明らかになった」
「この調査結果を踏まえれば、通報に対する不利益処分は出来なかったのではないか」
と話した。

「ネットリンチだ」斎藤知事を追及してきた兵庫県議がYouTubeに15件の削除要請
2024/12/9 20:26
https://www.sankei.com/article/20241209-NMYTBF5HM5J33PKCRMTMQIZ2NM/
兵庫県議会の百条委員会委員を務める丸尾牧県議は2024年12月9日、動画投稿サイト「ユーチューブ」に対し、15件の投稿内容が明白な虚偽や名誉毀損に当たるとして削除要請を行ったことを明らかにした。
丸尾氏は産経新聞の取材に
「ネットリンチの状態だ」
と述べ、投稿者特定のための開示請求手続きも行い、対応によっては民事・刑事両面から名誉毀損の責任や罪を追及する方針という。
削除を要請したのは、兵庫県知事選期間中に、丸尾氏を名指しし、
「騒動の主犯格が判明しました」
「知事反対派?の県議によるデマ問題!?」
などの表題で投稿された動画15件。
丸尾氏は
「証拠も示さない虚偽の内容で名誉を不当に毀損するもの」
などとしている。
丸尾氏は
「明らかに事実と異なる内容」
「視聴した人が交流サイト(SNS)上で扇動し、SNSや電話でクレーム、抗議が殺到する」
「業務に支障をきたすだけでなく命にかかわる恐怖も覚える」
と非難。
「著名人もこの内容を基にして動画をアップしており迷惑極まりない」
と憤った。

「調査やめろ」兵庫県議会百条委、委員宅や事務所に今も抗議続く…「萎縮せず調査」と強調
2024/11/25 21:17
https://www.sankei.com/article/20241125-ZQTSI3I7INIJJE7X5XCU4XYZ34/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、県議会調査特別委員会(百条委員会)が2024年11月25日開かれ、知事選後初の証人尋問が行われた。
県幹部ら3人が証人として出頭したが、斎藤氏は欠席。
斎藤氏の尋問日程は今後調整するが、現段階で目途は立っていない。
知事選では県議会や百条委への批判が強まり、インターネット上では委員への誹謗中傷などが相次いだ。
委員の一人は議員辞職に追い込まれたが、他の委員らは
「調査が萎縮してはならない」
との思いを強めている。
■優勝パレード疑惑で尋問
この日の百条委では、昨年2023年11月のプロ野球阪神・オリックス優勝パレードの企業協賛金を信用金庫に出してもらう見返りに、補助金を増額して還流したとされる疑惑などについて尋問。
証人3人のうち尋問が公開されたのは当時の財務部長のみで、インターネット中継はなかった。
終了後、委員長の奥谷謙一県議が記者会見し、斎藤氏への証人尋問など次回の開催日程は未定だと説明。
調査結果は2024年年内にまとめる予定だったが、知事選の影響などにより来年2025年にずれ込む見通しを示した。
会見後、産経新聞の取材に
「誹謗中傷はあったが、疑惑の真相解明に努めるという姿勢を崩さずに進めていきたい」
と強調した。
斎藤氏が返り咲きを果たした今回の選挙戦。
奥谷氏は立候補者の1人だった政治団体
「NHKから国民を守る党」
党首の立花孝志氏から、斎藤氏を告発した男性の死亡原因を隠蔽したなどとする内容を交流サイト(SNS)に投稿された他、自宅兼事務所前で激しい口調で演説され、危険を感じて家族を避難させるなどしたという。
今年2024年6月に設置された百条委では、文書に記載された斎藤氏らに関する7項目の疑惑などを調査。
斎藤氏への2度の証人尋問も行われ、その際の斎藤氏の対応を問題視した議会が斎藤氏に対する不信任案を全会一致で可決した。
斎藤氏は失職し、今回の出直し選挙となったが、こうした経緯もSNSでは批判の対象となった。
ある委員はSNSだけでなく、自宅や事務所に電話やメールで知らない人からの抗議が多く届いた。
「斎藤氏は文書問題について真正面から説明しようとしなかった」
「来年2025年度予算の編成を託すわけにはいかないと考えた」
と辞職を求めた理由を述べ、
「萎縮してしまう委員がいるかもしれないが、信念を持って調査を最後までやり切るのが私たちの務めだ」
と語る。
■中間報告出していれば…
一方、別の委員は、調査が終了していない段階で不信任決議に至った判断について、
「『百条委員会は噓ばかり』などという事実と異なる情報が飛び交った」
「中間報告を出すなどしていれば、そうはならなかったかもしれない」
と反省を口にする。
この委員は
「今でも1日10件程度、
『百条委員会の調査は止めろ』
『議員辞職しろ』
などというメールやSNSの書き込みがある」
と明かしつつ、
「信頼される結論を百条委で出していくだけだ」
と話した。

正義と信じ「敵」攻撃、投稿が過激化し分断生む…「エコーチェンバー」と確証バイアスで先鋭化
2024/11/25(月) 5:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/69da6b550695ba571c30e31e9df9c17645576876
[SNSと選挙]<中>兵庫県知事選から
 「辞めろ」「ウソつき」「出てこい」――。
商店街を練り歩く斎藤氏。
行く先々で批判するメッセージを掲げる人がいた(10日、神戸市中央区で)
兵庫県知事選の選挙期間中、奥谷謙一県議(39)の自宅兼事務所には、そんな電話が相次いでかかってきた。
奥谷氏は、斎藤元彦知事(47)のパワハラなどの疑惑を調査する県議会百条委員会の委員長。
斎藤氏の失職後、SNSで斎藤氏への支持が広がるのに比例し、
「知事の失脚を裏で主導した」
として、奥谷氏を誹謗中傷する投稿が拡散した。
知事選が始まると、立候補した政治団体
「NHKから国民を守る党」
党首の立花孝志氏(57)が奥谷氏の自宅前で街頭演説し、
「出てこい」
などとチャイムを押す動画を配信。
奥谷氏は母と共に避難していたが、立花氏がX(旧ツイッター)で奥谷氏の目撃情報の提供を呼び掛けると、Xには
「有馬温泉に隠れているようだ」
などの書き込みもあった。
今も見知らぬ男が自宅前に立っていたり、チャイムを鳴らされたりすることもあり、警察に相談している。
奥谷氏は
「自分についてSNSに書かれていることはデマばかり」
「こんなに身の危険を感じたことは初めてだ」
と疲労感を滲ませる。

百条委が兵庫県幹部の尋問映像公開、片山前副知事の「告発者の私的情報発言」は音声を消して対応
2024/11/23 21:33読売新聞
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20241123-567-OYT1T50151.html
■SNSでは「都合の悪い部分を隠蔽」と批判
兵庫県の斎藤元彦知事の内部告発問題を調査する県議会の百条委員会は2024年11月22日、2024年11月10月24、25両日に非公開で行われた県幹部らへの証人尋問の録画映像をユーチューブで公開した。
知事選への影響を避けるため、選挙後に公開する予定で録画されていた。
2日間の証人尋問には、計11人が出頭。
このうち、片山安孝前副知事や県幹部ら計6人分、計7時間以上の映像が公開された。
2024年10月25日の証人尋問では、告発者の男性職員(2024年7月に死亡)が公用パソコンに保管していたとされる私的情報について、片山氏が発言を続けようとし、奥谷謙一委員長が制して一時中断する場面があった。
録画映像では、片山氏のこの時の証言は音声が一部消されていた。
百条委は調査と直接関係のない内容は扱わないことを決めている。
証人尋問の再開後、奥谷氏は
「片山氏から不規則発言があり、尋問を行うことが不可能と判断した」
と発言。
他の委員から異議は出なかった。
知事選の期間中、この消された部分とされる音声が流出。
立候補した政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏は、告発者は私的情報が漏れることを恐れて自殺した可能性が高いのに、百条委がそれを隠したと主張した。
SNS上では
「(百条委は)都合の悪い部分を隠している」
などの投稿が相次いだ。
告発者は自殺したとみられるが、その理由は分かっていない。
奥谷氏は今月2024年11月18日の記者会見で、
「(片山氏が)調査に関係ないプライバシー情報を話し始めたので、プライバシーに最大限配慮する県の情報公開条例に基づき、制止した」
と説明。
「隠蔽しているというのは、明らかなデマだ」
と述べた。
また、斎藤氏の側近だった小橋浩一前理事は2024年10月25日の証人尋問で、斎藤氏が告発内容を
「嘘八百」
などと指摘した2024年3月27日の記者会見の直後に、第三者委員会による調査を進言したと証言。
「(斎藤氏は)渋い顔をされ、『どうかな』と。受け入れられなかった」
と述べた。
斎藤氏は2024年9月の証人尋問で、小橋氏の進言について
「記憶にない」
と話していた。
片山氏や県幹部の証人尋問は通常、公開で行われるが、百条委は2日間の証人尋問について、知事選に影響が出ないよう非公開で実施し、選挙後に録画映像を公開する方針を予め決めていた。

告発者処分先行、斎藤知事から「風向き変えたい」 非公開の百条委録画で側近が証言
2024/11/23 7:00
https://www.sankei.com/article/20241123-QGC7SL3R3RO6VF64OZG66XQHXA/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などについて調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)は2024年11月22日、県知事選前に行った2024年10月24、25日の証人尋問のうち、部長級以上の職員や元副知事、片山安孝氏の尋問の録画映像を公開した。
知事選に影響が出ないよう非公開としていた。
告発文書を作成した県の西播磨県民局長だった男性=2024年7月に死亡=を特定し、懲戒処分とした県の対応を巡り、斎藤氏の指示を受けて処分の中心的役割を担った前総務部長の井ノ本知明氏は、男性が県の公益通報窓口に通報したため、処分はその調査結果を待ってからにした方がよいと斎藤氏に進言したと証言。
しかし、
「知事から風向きを変えたいという話があった」
と処分を先行した経緯を説明し、
「この騒がしい状況を早くしずめたいという思いが(斎藤氏に)あったと推察している」
と述べた。
プロ野球阪神・オリックス優勝パレードの協賛金を金融機関に出してもらう見返りに、県側が補助金増額を約束したとされる疑惑を巡っては、片山氏が
「信用金庫に対する協賛金の協力依頼と補助金を増額する予算措置のタイミングがたまたま一致した」
とキックバックの意図を否定。
「この2つが一緒に動いているという気持ちはなかった」
などと説明した。
一方、尋問では、片山氏が男性のプライバシー情報に関して発言を始め、制止される場面があったが、この部分については公開されなかった。 
百条委は今月2024年11月25日に文書の疑惑などを総括した証人尋問を実施。
斎藤氏の証人尋問も予定されていたが、欠席となる見通し。

齋藤元彦「再選」に浮かれていていいのか…いまだ晴れていない告発者処罰で「職権濫用」の疑義
2024/11/23(土) 6:04配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/04ac1f5ee81b137c6557fafe6224848b6b1c1415
「パワハラ疑惑」
で辞任に追い込まれた齋藤元彦氏が、この度の兵庫県知事選挙で再選されました。
現下の民主主義制度を採用している我が国では、この結果は重く受け止めねばなりません。
少なくともこれで齋藤氏は
「知事」
の要職に就くことが決定しました。
そしてその事実を受け止め、これからメディア上の論調や有識者達の発言内容が変わってくるものと予期されます。(例えば、コチラ、日刊スポーツ、2024年11月17日「斎藤元彦氏に泉房穂氏が生番組で謝罪『おわびです。かなり厳しいトーンで…』兵庫県知事再選受け」)
ただし、この結果は、あくまでも
「知事を誰にするか」
を決定するもの。
言うまでも無く、
「当選者に関わる真実」
に関わる諸判断がこの決定によって影響を受けるべきものではありません。
ここでは、その1点について検討をしてみたいと思います。
この度の選挙の構図は
「既存マスメディアvsSNS」
と言われていますが、その件の
「事実的経緯」
は以下の様なものです。
(1)兵庫県の一職員から、齋藤知事のパワハラを告発する文書が、兵庫県警、報道機関4社、国会議員1名、県議4名、ならびに県庁内の通報窓口に提出された(2024年3月12日付け)。
(2)齋藤知事サイドは、その告発には
「事実無根の内容が多々含まれ」
ており、かつ、
「嘘八百」
を含むものであり、その外部告発行為は公務員として不適切な行為だと断罪し、当該告発者を
「告訴」
する準備を進めている旨を記者会見で発表(2024年3月27日)。
その上で当該職員を特定するための徹底調査を庁内で行い、告発者を特定。
それと同時に、当該告発者の処分を検討するために
「弁護士を入れた内部調査」
を開始した事を公表(2024年4月2日)。
(3)その後、同職員から今度は、兵庫県内の公益通報制度を利用し、庁内の窓口に疑惑を通報(2024年4月4日)。
(4)更にその後、
「弁護士を入れた内部調査」
を通して、
「告発は核心部分において虚偽であり、告発文書は知事や職員に対する誹謗中傷であり、不正行為」
と判断し、告発した職員について
「停職3カ月の懲戒処分」
を決定(2024年5月7日)
(5)県が実施した調査で、
「7人が知事や幹部のパワハラ、6人が知事や幹部への物品供与」
を回答で指摘したという結果が公表される。(2024年5月9日)
(6)齋藤氏は、当該告発内容について、
「第三者委員会」
の設置を表明(2024年5月14日)。
またその後、議会が告発内容の真偽を確認する
「百条委員会」
設置が決定(2024年6月13日)
(7)記者会見で初めて、齋藤氏は告発内容を
「全て否定」
(2024年6月20日)
(8)告発者が
「一死をもって抗議する」
「百条委員会は最後までやり通してほしい」
という一文が入った陳述書を残し、自殺(2024年7月7日)
(9)齋藤知事は告発内容の1つであった
「おねだり」
に関連してワインを受け取っていたこと認める(2024年7月19日)。
ただしその後、それが
「社交辞令の範囲」
と釈明(2024年7月24日)
(10)兵庫県議会は、全会一致で、齋藤氏を不信任を決議し、齋藤氏辞職。
その後実施された知事選挙で齋藤氏再選(今に至る)。
以上の出典は、こちらの情報を基本にとりまとめたもの。
このサイトには、各情報の出典も明記されているのでそちらも併せて参照してください。
■告発者への知事の態度は不適切ではなかったのか
この一連の経緯で、法的に重要なポイントは、かの告発が
「公益通報」
に該当するか否か、という点です。
もし
「公益通報」
であるなら、
「告発者捜し」

「告発者の処分」
を行った齋藤知事が
「公益通報者保護法の違反者」
ということになるのです。
これは刑事罰の対象ではありませんが、
「知事」
としての振る舞いとしては著しく不適切な振る舞いだということになります。
ただし齋藤知事は
「告発された側」
ですが、その
「告発された側」
である齋藤知事は、これを
「公益通報」
ではなく、
「斎藤政権にダメージを与え、転覆させるような計画で、選挙で選ばれた知事を地方公務員が排除するのは不正な目的」
の文書であると認識する、という立場を取っているようです。
そしてその根拠として、片山元副知事は、内部調査の段階で、当該職員のメールに
『クーデターを起こす、革命、逃げ切る』
というくだりがあったことを挙げています。
しかも、齋藤批判を拡大させた
「告発者の自殺」
は、告発者の
「不倫」
の証拠が彼のパソコンに大量に残されており、それが原因なのであって、別に齋藤知事のパワハラが原因なんかじゃ無い、という言説も、選挙期間中、SNSで大いに共有されました。
これに加えてこうした情報がSNSでは共有されているのに、既存メディアでは全く報道されていないという点が
「炎上」
的にネット上で共有され、齋藤知事は
『告発者を自殺に追い込んだ悪い為政者だ』
という認識から
『既存メディアに不当に虐められる被害者だ』
という認識へと、ネット世論は変わっていったのでした。
今回の齋藤氏の勝利は、こうした世論の変化に基づくものでした。
■告発された権力者が自分の権限で断罪することの意味
しかし、ネット上での上記の言説が真実であろうと無かろうと、それとは無関係に齋藤氏の振る舞いはやはり、
「為政者」(Govener:知事)
として許されざる振る舞いであったと筆者は考えます(注1)。
なぜなら、今回告発されているのが
「齋藤知事」
の本人であるにも関わらず、その当の本人の齋藤知事自身が、
「第三者」
の意見を取り入れず、自分自身の知事としての権限を使って、本人の権限で
「当該の告発はフェイクである」
と断罪し、懲戒処分にしてしまっているからです。
この問題の本質はここにあります。
即ち、この告発が仮に
「齋藤政権を潰すための意図」
に基づくものであったとしても、また、メディアが偏向報道を行い、かつ、その告発に
「嘘」
が含まれていたのだとしても、その告発の中に何らかの
「真実」
が含まれている
「可能性」
がある限りにおいて、その告発を、知事という強大な自らの権限でもって
「握り潰す」
かのような振る舞いは
「公益通報者保護法」
の精神の下、許されないものなのです。
そして、内部告発がなされた時点(上記の(3)の時点)で、その告発の中に何らかの
「真実」
が含まれている
「可能性」
があったことは否定し難い事実なのです。
従ってその齋藤氏の振る舞いは、自らの知事という強大な権力についての
「職権濫用」
以外の何ものでもない疑義が極めて濃厚なのです。
仮にこの齋藤氏の振る舞い(注2)を正当化するとするなら、断罪する時点で
「この告発内容は“全て”虚偽である」
「従って、如何なる調査を受けようとも、私は無実であり、この告発内容には一片の真実もないことが、その調査が適正である限りにおいて必ず証明できるのだ」
と言わねばなりませんでした。
ですが彼は、最初の記者会見の席(上記の(2)の時点)で
「虚偽が多い」
と言ったものの
「一片の真実も無い」
とは断定しなかったのです(注3)。
この1点において、彼の態度は、為政者として許されざるものと判断せざるを得ないのです。
■「全てが虚偽ではない」と自覚していた
しかも、こうした筆者と同様の認識は、上記の段階(2)の
「前」
の時点で
「詳細については調査が必要なので申し上げられない」
と発言すべきだと進言していた兵庫県内の人事当局も、そして上記(4)の段階で
『公益通報の結果が出るまでは、処分しないほうがいい』
と進言した県職員も共有していたことは、その発言内容から明白です。
これらはいずれも、県庁内には
「告発に真実が含まれる可能性を完全に排除できない」
という認識が存在していたことを示しています。
(ABCニュース、8月27日「『嘘八百』『事実無根』メモ自作し“パワハラ疑惑”告発文を批判 県人事当局は『調査が必要』との想定問答を事前準備も 斎藤知事『処分の過程は適切という認識』」参照)
更に言うなら、齋藤氏は、上記の(9)でもってその告発の内容の
「一部」
が真実であることを認めているわけですから、調査や処分の
「前」
の段階で、
「この告発内容は“全て”虚偽である」
とは決して言えないということを齋藤氏自身が自覚していたとすら考えざるを得ないのです。
従って、今回の件は、齋藤氏は、知事の権限で以て、自らの不適切行為を訴える告発を
「完全なる事実無根の嘘の代物」
と断罪することは、公益通報制度の理念からして許されざるモノだったのです。
分かり易く言うなら、以上の経緯を冷静に読み解けば、齋藤知事には、
「自分にとって都合が悪いものの一部は真実も含まれていた告発を、自らの知事権限でもって
『全て虚偽だ』
という
『嘘』
をついて、握り潰した」
という濃密な嫌疑があるわけです。
これこそ、彼が
「公益通報者保護法違反」
を犯したと疑われるポイントなのです。
ちなみにこの法律違反は一般の公務員にも該当しますが、齋藤氏が
「知事」
であることを考えると、その道義的責任はより思いものという事になります。
彼は行政官であるというのみならず(国民の信頼がとりわけ必要な)
「政治家」
だからです。
この齋藤知事の
「違反行為」
は、その告発の動機の如何によらず、メディアの報道姿勢の偏向性の有無によらず、明確に存在するものです。
■政治家は「李下に冠を正さず」だろう
ちなみに、こうした齋藤氏の違反行為があったのか否かが
「行政手続き的」
に確定するのは、
「百条委員会」
の結果が出た後、という事になると考えられます。
何故なら、百条委員会は告発の内容の真偽に加えて、
「この告発が公益通報に該当するか否か」
を審査する委員会だからです。
これは言い換えるなら、今、齋藤氏は、
「公益通報者保護法違反の被疑者」
の立場にあるのです。
それにも関わらず、齋藤氏は出直し選挙に出馬し、そして兵庫県民は
「公益通報者保護法違反」
を犯した齋藤氏を当選させてしまったのです。
そうなると、かの告発が
「全て虚偽」
であると認定され、齋藤氏が公益通報者保護法違反で
「行政的にはシロ」
となる可能性が拡大すると危惧されます。
とりわけ、県議会は彼らの
「保身」
のために、恐らくは
「グレーな所は多分にあるが、黒とは断定できない」
という結論を導く公算が高いでしょう。
そうしなければ、齋藤氏を勝たせた世論に
「喧嘩」
を売ることになるからです。
議会にはそれだけの
「根性」
はない疑義が濃厚です。
しかし、仮にそうであったとしても、齋藤氏に知事の資格はないと、判断すべきである、というのが当方の(控え目に言うところの)個人的見解です。
何故なら、
「李下に冠を正さず」
「信なくばたたず」
とまで言われる政治家としては、仮に司法的に、行政府的に
「シロ」
であったとしても、それとは別に、
「政治家として許されるか否か」
という判断は下されねばならないからです。
その視点から考えれば、当方は齋藤氏には知事の資格があると判断することが著しく困難なものとなります。
しかし…今回の兵庫県においては、如何なる思考プロセスを経てそういう結論に辿り着いたのかについてはここでは不問に付しますが兎に角、齋藤氏には知事の資格ありと考える有権者が投票者の内の最多を占めたというのが、今回の現実です。
法治国家の人間として当方も無論、この事実は事実として受け止めますが、それでも尚、自らの保身のために公益通報者の保護義務を、知事の権限を使って握り潰した嫌疑が掛けられている齋藤氏の知事再任には大きな疑問を感じている方は未だに多数おられるものと思います。
ついては是非皆様もこの問題を、今1度、正確な事実を辿り、法的精神をご理解いただきながら、じっくりとお考え頂きたいと、心から祈念いたしたいと思います。
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(注1)無論だからといって、メディアの偏向報道が許容されるべきでは有りません。
とはいえそもそもそれとこれとは別次元の問題なのです。
例えばある罪Aを犯した人物がまた別の犯罪Bの被害者であったとしても、その被害を受けたという事実は罪Aを免罪することの根拠にはならないというのと同じ話です。
メディアの偏向報道には当方も辟易しており、それはそれでまた別の糾弾論が必要となると考えますが、その件はまた別の機会に論じたいと思います。
(注2)ここに言う齋藤知事の振る舞いとは,本文(1)の外部通報に対する(2)の振る舞い,ならびに,(3)の内部通報に対する(4)の振る舞いの2つです.外部通報と内部通報では法的位置付けが異なるため,この両者の振るまいについてはそれぞれ個別に判断する必要がありますが,ここでとりわけ重大な法的・道義的責任が問われるのが後者の内部通報に対する(4)の振る舞いです.
(注3)彼が言ったのは、
「嘘八百を含む」
だの
「事実無根の内容が多々含まれ(る)」
だのといった
「一部に嘘がある」
という話しであり、
「全て嘘だ」
とは言っていないません。
藤井 聡(京都大学大学院工学研究科教授)

斎藤氏の疑惑調査の百条委・奥谷委員長がN党立花氏を告訴 立花氏は民事提訴の方針
2024/11/22 19:51
https://www.sankei.com/article/20241122-G63TGCJ5GBP6VD6A4H5HLRV3YU/
兵庫県知事選に立候補していた
「NHKから国民を守る党」
党首の立花孝志氏から、交流サイト(SNS)上で虚偽の内容を投稿され名誉を傷付けられたとして、県議会調査特別委員会(百条委員会)委員長を務める奥谷謙一県議が2024年11月22日、名誉毀損の罪で立花氏を刑事告訴した。
一方、立花氏は、奥谷氏を相手取って民事訴訟を起こす考えを示した。
告訴状によると、2024年10月31日〜11月19日、X(旧ツイッター)などで、奥谷氏は悪人で噓を付いたり、マスコミに圧力を掛けたりして、告発文書を作成した県の元幹部が死亡した原因を隠蔽したという趣旨の虚偽の内容を投稿され、名誉を毀損されたなどとしている。
捜査関係者によると、奥谷氏は、自身の自宅兼事務所前で立花氏が演説した内容についても、脅迫に当たるとして県警に被害届を提出した。
一方、立花氏は2024年11月22日に東京都内で記者会見を開き、
「(奥谷氏は)私がデマを吹聴していると言っているので、遅くとも来週水曜日までに東京地裁に提訴する」
と述べた。

兵庫県知事選 稲村氏後援会X凍結で告訴「選挙制度の議論期待」
2024/11/22 19:34
https://www.sankei.com/article/20241122-S4VIAFO365N4NM4G4IDKWSEAW4/
2024年11月17日投開票の兵庫県知事選で敗れた元尼崎市長の稲村和美氏の後援会は2024年11月22日、選挙期間中に公式X(旧ツイッター)アカウントが何者かによる一斉の虚偽通報で2回凍結されたとして、容疑者不詳で偽計業務妨害容疑などの告訴・告発状を兵庫県警に提出した。
共同世話人の津久井進弁護士は神戸市内で記者会見し、
「民主主義の機能を検証するために告訴した」
「選挙制度の在り方が議論されることを期待する」
と話した。
Xは暴力的な発言などを禁じており、違反した場合は運営管理者によってアカウントが凍結されることがある。
告訴状などによると、氏名不詳者らは選挙期間中、稲村氏の後援会がXで違反行為をしていると虚偽の通報をして業務を妨害したなどとしている。
今後も投稿に関する事実確認を精査し、必要に応じて告訴内容を補充する方針という。

兵庫知事選の結果受け民放連会長、SNSの影響を指摘 「選挙報道のあり方も議論が必要」
2024/11/22 16:59
https://www.sankei.com/article/20241122-AVA5RU3R7RNBTKSDROVPW5ZHAY/
日本民間放送連盟の遠藤龍之介会長(フジテレビ副会長)は2024年11月22日の定例記者会見で、兵庫県知事選で斎藤元彦知事がSNSなどを追い風に再選された結果について、
「必要に応じ、民放連の行動委員会の場などでも議論することが必要」
と述べた。
最近のインターネットの問題について、
「SNS上の偽広告や投資詐欺など、大きな問題も発生している」
と指摘。
今回の知事選においては、
「どの情報で投票行動をされたかデータがないので分からないが、私の解釈としてはSNSの影響は一定程度、あったんだろうと考えている」
とした。
その上で、テレビや新聞の選挙報道に制約がある中、
「選挙報道の在り方ということも、旧態依然の形では着いていけなくなるかもしれない」
「そういうことを議論して頂く可能性がある」
と問題提起した。

2024.11.22 07:00
NEWSポストセブン
《県職員は冷ややかにお出迎え》SNS効果で斎藤元彦兵庫県知事が再選 流布された「真実」は「事実」だったのか、求められる検証
https://www.news-postseven.com/archives/20241122_2006401.html?DETAIL
何かの物事を判断する時、なるべく自分で考えようとしても
「皆が言っている」
ことに人は影響を受けやすい。
SNSが発達した今、
「皆」
はネットで頻繁に目にするユーザーによる発信も含むだろうが、その
「皆」
は、果たして本当に事実を反映した
「皆」
なのだろうか。
臨床心理士の岡村美奈さんが、兵庫県知事選挙を巡るSNSと、人々が考える
「真実」
の関係について考察する。
 * * *
斎藤元彦知事が再選後、初めて県庁に登庁した。
硬い表情で就任式に臨み
「これから自分自身も生まれ変わる」
と語ったが、集まった県職員らの表情は一様に冴えなかった。
当選1回目の初登頂時は、県職員に大きな拍手で迎えられ、挨拶が終わりその場を去るまで拍手が続いていたが、今回、場の雰囲気は冷ややかだった。
「皆で一緒に、もう1度頑張っていきましょう」
と語り掛けたが、職員らの反応は薄い。
斎藤氏は当選当日、選挙事務所で
「県民の皆さん1人1人が県政を見て、何が正しく、何が真実か、そしてどうあるべきかを判断して頂きました」
「これは県民の皆さん1人1人の勝利だと思っています」
と述べた。
斎藤氏の言う真実とは何だったのか。
職員らの反応を見る限り、彼らの真実と斎藤氏の真実には、大きな開きがあるようだ。
2024年11月17日に行われた兵庫県知事選で、斎藤氏は110万票余りを獲得して再選を果たした。
勝利の誘因は、2024年11月18日に選挙事務所で開いた記者会見で自身が述べた
「SNSが1つの大きなポイントだった」
だと言われている。
SNSを通じて支持が拡大、Xのフォロワーも急増、某メディアの出口調査では30代までの有権者の6割以上が斎藤氏に投票したという。
だが選挙中から、SNSによる効果を危ぶむ声が聞こえていた。
いくつかのメディアで分析された
「エコーチェンバー」

「フィルターバブル」
だ。
エコーチェンバーとは、SNS上で自分と似たような意見や考え方のユーザーをフォローすることで、同じような情報や記事ばかりがこだまのように繰り返される状況のこと。
フィルターバブルは、ネットの検索履歴やクリック履歴によって、自分が見たい情報やニュースが優先的に画面に上がってくるというもの。
アルゴリズムによる2つの現象から目にするSNSの情報は、知らぬ間に自分好みに偏り、予想に沿う情報ばかりを重視する
「確証バイアス」
を強化させる。
パワハラ疑惑やおねだり体質などを巡る文書問題から、アンケート調査が行われ百条委員会が立ち上がり、県議会で不信任案が可決し自動失職した斎藤氏。
だが選挙が始まると疑惑はデマ、斎藤氏は陰謀に巻き込まれたという情報がSNSで飛び交った。
何がデマで、どんな陰謀なのか。
SNSの情報を検証したメディアはなく、確証バイアスによって斎藤氏への支持は日増しに拡大。
陥れられた?という斎藤氏には同情が集まり、それでも戦う”不屈の精神”に共感が寄せられた。
背景には県庁や県議会への不満、偏ったマスコミ報道への批判、メディアへの不信感があったと言われている。
“メディアを始めとする大方の予想に反し圧勝、SNSを駆使した選挙活動を展開、掛けられた疑惑に捏造や陰謀論が巻き起こり、それを信じる人たちの間で支持が拡大”。
斎藤氏の勝利は、先日行われた米国の大統領選挙で勝利したトランプ氏のケースとよく似ている。
その背景にも社会や現状への不満、メディアへの不信感があると言われていた。
“社会への不満が強い人ほど陰謀論を信じやすい傾向にある”。
これは鹿児島大学の大園博記准教授らの研究で明らかになった、陰謀論を信じやすい人の心理的特徴だ。
更に論理的思考が苦手な人も陰謀論に傾倒しやすいという。
社会やメディアに不信感や不満を持っていた人々は、ネット上に表れる情報を信じ、街頭演説で支持者たちの高まる熱量に触れ、”そうだったのか!”と真実を知った気になっていく。
人気漫画が原作のドラマで菅田将暉さんが主演した『ミステリと言う勿れ』の中に、主人公の久能整が刑事に対してこう述べるシーンがある。
「真実は人の数だけあるんですよ。でも、事実は1つです」。
斎藤氏が考える真実もあれば、パワハラを受けたという県庁職員にも真実がある。
百条委員会は人によって変わる真実ではなく、事実を調査する。
今回の選挙は百条委員会による調査結果が出る前に行われ、兵庫県民には疑惑が事実か真実か見極めるだけの情報も時間もなかった。
既存メディアはSNSで流される情報を検証せず、斎藤氏は陰謀論を完全否定しなかった。
「法的に問題はなかった」
と繰り返す斎藤氏に、県議員や県職員がどこまで着いていけるのか。
「あってはならんことになった」、
兵庫県議員が述べた言葉が、これ以上現実にならないことを願うばかりだ。

立花孝志氏への批判が強まるほど「立花の思うツボ。ヒール役のヒーローです」N党議員が持論
はてなブックマーク
2024年11月21日(木)21時8分 スポーツニッポン
https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/1121/spn_241121_7929294405.html
参議院議員・斎藤健一郎氏が2024年11月21日までに公式X(旧ツイッター)を更新し
「NHKから国民を守る党」
の立花孝志党首に言及した。
立花氏は兵庫県知事選に出馬しながらも、再選を目指す斎藤元彦氏を応援するスタンスを表明。
「当選は考えていない」
「斎藤氏に対してプラスになるような選挙運動をしたい」
と、異例の形での援護射撃を行っていたが、斎藤氏は再選を果たした。
こういった活動に批判の声も寄せられているが、斎藤氏は
「今後しばらく、全ての批判が立花孝志に集まり、斎藤知事の文書問題責任が時間と共にフェードアウトします」
とポスト。
「結果的に県政に知事が集中できる状態になるので 立花孝志への批判が強まれば強まるほど 立花孝志の思うツボ ヒール役のヒーローです」
と持論を展開した。

「Xの2度凍結は選挙妨害」兵庫知事選で稲村氏後援会、虚偽通報アカウントを刑事告訴へ
2024/11/21 19:47
https://www.sankei.com/article/20241121-PAV6XVHFXFKA3M3DFBM6NSVE5E/
兵庫県知事選の期間中、立候補していた元尼崎市長の稲村和美氏(52)の後援会が運営するX(旧ツイッター)が虚偽の通報で凍結され、選挙活動を妨害されたなどとして、稲村氏の後援会が通報した不特定多数のアカウントについて、偽計業務妨害の罪で県警に刑事告訴することが2024年11月21日、後援会関係者への取材で分かった。
公職選挙法違反罪でも刑事告発する方針という。
2024年11月22日にも県警に告訴状などを提出する。
関係者によると、後援会運営のXは2024年11月6日と12日の2度にわたり凍結された。
「SNS上の禁止行為をした」
という虚偽の通報が多数行われた可能性があるという。
後援会は
「ルールに反する行為はなく、不当な選挙妨害」
「凍結され情報を伝えることができず、選挙結果にも大きな影響があった可能性もあり残念だ」
としている。

稲村和美さんのSNSが兵庫県知事選挙期間中「2回凍結」“うそ”の通報による「不当な選挙妨害」不特定多数のアカウントを刑事告訴へ
関西テレビ
2024年11月21日 木曜 午後4:00
https://www.fnn.jp/articles/-/790661
兵庫県知事選挙に立候補していた稲村和美さんのSNSが、選挙期間中、2回に渡って凍結された。
後援会は、嘘の通報によって凍結され、選挙活動が妨害されたとして、2024年11月22日にも刑事告訴する方針だ。
2024年11月17日に投開票された兵庫県知事選では、前職の斎藤元彦知事(47)が、稲村和美さん(52)に約13万票の差をつけて勝利した。
稲村和美さん:
正直何が争点になったのかなと。
斎藤候補と争ったというより、何と向かい合ってるのかなという違和感があったのは事実です。
この選挙期間中、稲村さんの後援会が運営するSNSが、2024年11月6日と12日、2回に渡り凍結された。
関係者は、
「SNSで禁止行為をした」
という、嘘の通報を多数されたことで凍結されたと見ている。
■「不当な選挙妨害」不特定多数のアカウントに対し刑事告訴する方針固める
後援会は
「ルールに反する行為はなく、不当な選挙妨害だ」
と主張していて、通報した不特定多数のアカウントに対し、偽計業務妨害の疑いで刑事告訴する方針を固めた。
後援会は2024年11月22日午後に兵庫県警に告訴するとしていて、公職選挙法違反の疑いでも告訴するか検討しているということだ。
(関西テレビ 2024年11月21日)

<浪速風>SNSに頼る投票先判断に女子中学生が「将来的にいいことなのか?」
2024/11/21 13:00
https://www.sankei.com/article/20241121-ITVNR3R5XVJFDLPX5QWMIX6WZA/
斎藤元彦氏が再選した兵庫県知事選。
選挙で交流サイト(SNS)が勝敗のカギを握るようになったと評した2024年11月18日付小紙の産経抄を題材にした授業が同県内の私立中学校で行われ、生徒が書いた感想を見せてもらった。
▶ある女子生徒はSNSのおかげで当選し、既存メディアを投票の参考にしなくなったとして
「将来的にいいこと?」
と疑問を抱いたようだ。
父親が特定候補の応援とみられる演説動画を再生し、深夜に拍手する姿を見て異様と感じ
「結局人の意見はどういう環境にいたか何を見たかの差なんだなと思いました」
と綴った。
▶中学生の親世代がSNSで拡散された斎藤氏を巡る疑惑を捏造とする見方を信じ、十分なファクトチェック(事実確認)なく投票先を判断することには危機感を抱く。
だが、若い世代が
「それでいいのか」
と考えているのは、せめてもの救いかもしれない。

兵庫・斎藤元彦知事、第2章 対話重視を強調 20代女性職員「同じようなことが起きないでほしい」
2024.11/20 15:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20241120-LNWFHFAM2VNYTEW2TUAJ6CWG4U/
疑惑告発文書問題で失職後、兵庫県知事選で再選された斎藤元彦知事が2024年11月19日の就任記者会見で対話重視を強調する一方、県庁内には
「変わると言うが本当なのか」
と戸惑いが広がっている。
初登庁した斎藤知事は、記者会見に先立つ県庁内の政策会議で、約40人の幹部らを前に
「積極的にコミュニケーションを取っていきたい」
「指摘があれば遠慮なく情報を上げてほしい」
と呼び掛けた。
一方、20代女性職員は
「当選したからには変わってくれることを期待したい」
とした上で、
「もう1度同じような事が起きないでほしい」
と願った。
一方、県議会の調査特別委員会(百条委員会)が2024年11月25日実施する方針の斎藤氏への証人尋問について、出頭要請に応じるのは困難との考えも示した。
当日に東京都内で開かれる政府主催の全国知事会議が重なるのが理由。

「民意を得たから、全部チャラではない」斎藤知事再選に橋下徹氏 政治家もマスコミも「覚悟を持て!」
関西テレビ
2024年11月20日 水曜 午後6:31
https://www.fnn.jp/articles/-/790164
斎藤元彦兵庫県知事が再選を果たし、2024年11月20日、議員への挨拶回りをした。
不信任決議や告発者問題など、様々な課題がある中、関西テレビの「旬感LIVEとれたてっ!」に出演した橋下徹氏が、今後の兵庫県政について見解を述べた。
■告発者に対する対応は「権力者としてあってはならないもの」
橋下徹氏:
県議会とか、市長会、メディアも含めて、『覚悟を持て』ということです。
この結果を受けて斎藤さんの告発者に対する対応に関しては、権力者としてはあってはならない。
今の色んな態度を見てると、基本的に立派にやってるなと思います。
僕がもし斎藤さんの立場だったら、返り咲いた議会にぼろくそに言ってますからね。
橋下徹氏:
今回の争点は県庁内部に対しての斎藤さんの態度、振る舞いなんですよ。
斎藤さんは有権者に対してはあのような態度だと思うんですね。
だから有権者はしっかり支持した。
でも県庁内部の話になると、有権者が見えていない斎藤さんの姿があるのかも分からない。
橋下徹氏:
まだ事実は確定していないが、斎藤さんも考え直さなければいけない行動があったと思う。
職員とのコミュニケーションをしっかり取っていかなきゃいけないって言ってましたし。
対応に違いがあるんだったら、しっかり正してもらわなきゃいけないと思うし、告発者に対する対応もこれから第三者委員会で結論出ますから、一番重要なポイントだと思ってます。
■「民意で決めていいことと、民意で決めちゃいけないことっていうのはある」
関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」より
「とれたてっ!」青木源太キャスター:
県議会は解散してないので、議会の構成自体は変わっていないですよね。
今回民意を受けて、斎藤知事が再選してやってきた。
ここからどういう関係を構築していくのでしょうか。
橋下徹氏:
不信任決議が出た時の知事の対抗策として、王道は議会解散です。
1回議会を解散して、選挙を通じて議会のメンバーを入れ替えて。過半数を取ればいいわけですよ。
でも斎藤さんは知事選を選んだんです。
僕は王道ではないと思っていて、本来だと知事選の民意と、それから議会選挙での民意、2つ民意を考えなきゃいけないのが、地方の政治行政の二元代表制という考え方で、議会は、知事選挙の民意とは別に言うべきことはしっかり言わなきゃいけないですよ。
橋下徹氏:
民意で吹き飛ばすことができないような問題点を斎藤さんに突き付けていたんだから、特に告発者に対する対応は百条委員会でしっかりやってほしい。
これは民意を得たからといって、全部チャラになる問題ではない。
どうも雰囲気見てたら、グダグダになりそうですね。
民意で決めていいことと、民意で決めちゃいけないことっていうのはあるんだよってことを、やっぱり兵庫県の有権者の方にも分かってもらいたいし、そこは伝えていきたいなと思います。
■伊丹市長らの行動は「政治不信の根元になる」
関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」より
投開票の3日前、2024年11月14日に兵庫県内の市長会有志22人が、斎藤知事と争っていた稲村氏の支持を表明した。
ここに宝塚市長と伊丹市長の名も連ねていたが、投開票当日には2人の姿は斎藤陣営にあった。
橋下徹氏:
兵庫県議会議員も市長も、こういう態度が政治不信の根元になると思いますよ。
知事と上手くやっていきたい気持ちがあるんだったら、政治決戦に乗り出しちゃいけない。
政治生命がなくなる覚悟で、民意を背負って斎藤さんに対して意思表明をしなきゃいけない。
橋下徹氏:
伊丹市民は斎藤さんと上手くやらなきゃいけない。
そしたら伊丹市長は辞職すべきですよ。
自分が決戦に乗り出して稲村さんを支持したんだから、伊丹市と兵庫県の関係を取り戻すっていうんだったら、全員辞職すべき。
そのまま自分が残るなら、斎藤さんに自分たちの主張を続けなきゃいけない。
■「大手メディアが情報を取捨選択するから、SNSが補充した」
関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」より
橋下徹氏:
地上波テレビの放送を見ると、報道の量としてバランスを欠いたなと思います。
告示期間に入ると物凄い公平性を気にするじゃないですか。
でも斎藤さんの報道の時にはかなり偏ってたなと思います。
番組側がウラも取らずに報道していたとは思わないし、違う意見も出していたけど、量的にはアンバランスだったんじゃないのか。
橋下徹氏:
一番は県民局長に服務規律違反があったと。
内容は放送局が色んな理由で報じないと。
ただ今の時代、大手マスメディアに情報を取捨選択させていたら、自分たちに情報が入ってこないと思ったのが有権者ですね。
だからSNSがそこを補充してきたわけですよ。
(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」2024年11月20日放送)

橋下徹氏「斎藤元彦氏は立派にやってる」兵庫県議会と融和姿勢を評価「僕ならボロクソ言ってる」一方「権力者として資格なし」指摘も
2024/11/20 16:52デイリースポーツ
https://news.goo.ne.jp/article/dailysports/politics/20241120092.html
橋下徹元大阪府知事が2024年11月20日、カンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演。
兵庫県知事選で出直し当選した斎藤元彦氏について、言及した。
斎藤氏は2024年11月19日に初登庁し、2024年11月20日には県議会の各会派に挨拶回りをした。
全会一致で不信任したアンチ斎藤にも融和姿勢を見せた。
橋下氏は映像を見て、
「告発者に対する対応としては、権力としてあってはならない」
「権力者としての資格なしと思います」
と前置き。
「今の色んな態度、振る舞いを見て、立派にやってるなと思います」
「僕が斎藤さんの立場だったら、議会に返り咲いたら議会をボロクソ言ってます」
と斎藤氏の穏やかな対応を評価した。
その上で、争点は
「県庁内部に対しての斎藤さんの態度、振る舞い」
と指摘し、対外的な有権者に対しては一貫して、温和な振る舞いをしており、そこへの評価で、支持が集まった。
しかし、
「県庁内部の話となると、有権者には見えていない、姿があるのかも分からない」
「事実は確定していないが」
と述べた。
橋下氏は更に、県議会に対しても注文が。
ウエルカムムードが漂ったが、橋下氏は
「民意で吹き飛ばすことはできない問題を斎藤さんに突きつけていた」
「民意とは関係ない部分では百条委員会などで、斎藤さんにしっかり、解明していかなければならないが、どうもグダグダになりそう」
と呆れた。

斎藤元彦知事を「支える、支えないとかいうレベルの認識やめて…」前鳥取知事が兵庫県議会に提言
2024/11/20 14:38日刊スポーツ
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangeinou/entertainment/f-et-tp0-241120-202411200000590.html
前鳥取県知事の片山善博氏が2024年11月20日、TBS系「ひるおび」(月〜金曜午前10時25分)に出演。
2024年11月17日投開票の兵庫県知事選で再選を果たした斎藤元彦氏(47)について言及した。
この日は斎藤知事の初登庁の様子や今後について特集。県議からは
「斎藤知事の得票率は50%を超えていない」
「斎藤知事に反対する民意もあったので両方を考えていく必要がある」
との声も上がった。
片山氏は議会の対応について
「私は兵庫県議会に限らず、日本の地方議会はちょっと失礼ですけど、ピントがずれている」
と指摘。
「そもそも議院内閣制ではない」
「だから国政と違って与党、野党という考え方はないんです」
と説明した。
その上で
「斎藤知事を支える、支えないとかいうレベルの認識はやめて、1つ1つの議案ごとに対応するのが本来の地方議会」
「いいものがあれば通せば良いし、問題があれば修正案を出す、否決するとかすればよい」
と主張した。
「知事を支えるから、何が出てきても賛成するというのがよくあるんですけどそれは間違い」
「是非良い機会ですから、与党会派だとか野党会派だとかはなしに、真剣に審議してもらいたい」
と私見を述べた。
また、百条委員会の在り方について
「再任されましたけど、百条委の最大の狙いは公益通報に対してどういう対応をしたのかという問いかけ」
「これは議会として結論は出さなければならないと思う」
と指摘した。
「また斎藤知事の下で告発が出た時に、同じ事をやるのかと」
「一方的に、犯人捜しのようなことをして結果的に死に追いやった」
「これが正しかったのかはちゃんとよく吟味しないと、兵庫県政の品位に関わる問題なんですよ」
「やっぱり私は間違っていたと思う」
「これから職員も不安ですよね」
「何か批判をしたら死を覚悟しなければとなるなら、モノを言えないですよね」
「だから遠慮しないで調査して結論を出してもらいたい」
と主張した。

兵庫県知事選で“議員辞職”も…SNSなどで真偽不明の情報や“誹謗中傷”相次ぐ【#みんなのギモン】
2024/11/19 21:21日テレNEWS NNN
https://news.goo.ne.jp/article/ntv_news24/nation/ntv_news24-2024111905782424.html
2024年11月19日、斎藤元彦前知事が再び兵庫県知事に就任しました。
「気持ちを新たに頑張っていきます」
午前10時頃、歩いて姿を見せた斎藤知事は、待ち構えていた大勢の支援者らと握手を交わしながら今年2024年9月以来、約2か月ぶりに登庁しました。
「改めまして本日から兵庫県知事に就任をさせて頂きました」
「是非、皆で1つのチームとなってやっていきたい」
「そのためにも、自分自身もこれから生まれ変わる」
「1からスタートしていくという気持ち」
「何よりもやはり謙虚な気持ちを持ってやっていきたい」
「どうぞよろしくお願いします」
   ◇
今回の選挙戦では、SNSなどで真偽不明の情報が飛び交い、そのうねりによって兵庫県議会の議員1人が辞めようとするまでに至るなど、私たちもよく考えなくてはいけない事態が起きていました。
そこで今回の#みんなのギモンでは、
「知事選で“議員辞職”も… 何が?」
をテーマに解説します。
■SNSなどで“誹謗中傷”相次ぐ “議員辞職”も
★近野解説委員
「斎藤知事に対する百条委員会の調査は今回の知事選挙期間中も続いていたのですが、SNSなどで真偽不明の情報が飛び交い、百条委員会は2024年11月18日に会見を開き『様々な憶測によって、SNSなどで委員への誹謗中傷が相次いだ』と訴えました」
★百条委員会 奥谷謙一委員長(2024年11月18日)
「ご批判の中には、誤解・思い込みによるものも少なくありませんでした」
★近野解説委員
「その中で百条委員会の委員の1人である竹内英明県議が誹謗中傷から家族を守るために議員辞職願を提出したことを明らかにしました」
「委員の1人は、
『言葉の暴力、ネットの暴力が拡散して家族が錯乱状態にまでなった』
『政治の道から退いてほしいと家族から話があった』
と竹内県議から相談を受けたといいます」
■様々な真偽不明情報が拡散された
★近野解説委員
「今回の選挙は真実なのかどうか確認しづらいSNSでの情報が飛び交っていました」
「そのうねりによって議員が辞めようとするまでに至っています」
「SNSではもちろん斎藤知事への誹謗中傷もあったんですが、例えば
『斎藤知事のパワハラは捏造』
『斎藤知事の騒動は既得権益を守りたい人々によるクーデター』
といった投稿もありまして、それから対立候補の稲村氏に対しても
『外国人参政権を与えようとしている』
という情報も拡散されました」
★斎藤佑樹キャスター
「何が正しいのか、どれを信じていいのか、分からなくなりますね」
★近野解説委員
「なかなか、見極めが難しいですね」
「斎藤知事のパワハラ疑惑を巡っては、県職員へのアンケートで約4割が
『見聞きした』
と回答していますし、斎藤知事自身も
『机を叩く行為』
があったことなどは認めています」
「しかし
『捏造』
というのは根拠不明です」
「そしてクーデターというのも根拠不明」
「そしてまた稲村氏も自身のHPで
『外国人参政権を進めません』
『デマに気を付けて』
とSNSでの情報を明確に否定しています」
「こうした不確かな情報が拡散して大きなうねりになって、それが結果に影響したとすれば事態は深刻です」
★近野解説委員
「ネットメディアに詳しい国際大学の山口真一准教授は、
『今回の選挙で様々な真偽不明情報が拡散されたのは間違いない』
とした上で、そうした情報は
『政治に興味のない層、普段投票に行かない層に特に刺さりやすい』
と分析しています」
「更に
『法律の定めもあって、公平性を保つために選挙が近くなるほどに特定の候補や陣営を大きく扱う報道はテレビや新聞はできなくなってくるが、SNSは自由に言いたい放題』
『SNSでの情報量が増えることによって、有権者がそれらに触れて今回の選挙に関心を持って、それらの情報の中で斎藤さんが正しいと思って投票した人もいただろう』
ということです」
「今回に限らず、選挙が近付いた時にどんな風に報道していくかについては、私たちも重い課題を突き付けられた形です」
★森圭介キャスター
「情報源が増えたので、自分が信じたいものが事実だと思うという人が増えているということですね」
「だからこそ、その情報が本当に真実なのかという判断は、自分自身で鍛えていかなければならない時代になってきましたね」
■実績評価して投票した人もいた一方で課題も…
★近野解説委員
「今回は真偽不明の情報が色々ある中で、選挙戦では例えば、県立大学の無償化など
『若者を応援する政策に期待して投票した』
と話す人もいますし、
『知事報酬のカット』
『県職員OBの天下り廃止』
など、これまでの知事の実績を評価して投票したという方も多かったと思います」
「一方で課題が残っていることも事実です」
「兵庫県の元・幹部職員が文書で告発したパワハラなどの疑惑について百条委員会の調査は続いています」
「来週2024年11月25日に行われる証人尋問では、それらの疑惑や公益通報者保護などについて尋問を行うために斎藤知事に出頭を求めることを決めました」
「ただ、2024年11月19日の知事の会見によると、この日は全国知事会が東京であるため、出席が難しいことを議会事務局に伝えたといいます」
「別の機会でもしっかり対応したいと話していました」
★鈴江奈々キャスター
「今回の知事選挙でも、1人1人が発するSNSでの言葉の力が良い面でも悪い面でも明らかになった選挙だったと思うので、私たちも考え直すきっかけにしたいですね」
★近野解説委員
「本当なのか虚偽なのか、見極められない情報を世の中から全部なくすことはできません」
「だからこそ、選挙のような対立・敵対の構図では特によく吟味していく必要があります」
(2024年11月19日午後4時半頃放送 news every.「#みんなのギモン」より)

別の百条委メンバーも兵庫県知事選中に「脅迫された」…自宅前に県外ナンバーの車、不審人物が何度も行き来、クレーム電話ひっきりなし
公開日:2024/11/19 16:50 更新日:2024/11/19 16:50
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/363690
まだまだ一波乱も二波乱も起きそうだ。
兵庫県知事選で再選した斎藤元彦氏(47)が2024年11月19日に県庁を訪れ、当選証書が手渡された。
自身のパワハラ疑惑を含む文書告発問題で県議会から不信任決議を突き付けられて失職した斎藤氏。
出直し選で勝利し、再び県政の舵取り役に戻ったとはいえ、これにて一件落着とはいかない。
告発文書問題はまだ終わっていないからだ。
県議会の調査特別委員会(百条委)は2024年11月18日、証人尋問を2024年11月25日に開き、斎藤氏に3回目となる出頭を求めることを決めたのだが、この日、報道陣を驚かせたのは百条委メンバーの一人、竹内英明県議(50)が議員辞職願を提出し、許可されたと発表したことだ。
所属していた
「ひょうご県民連合」
などによると、知事選期間中、竹内氏に対する誹謗中傷がネット上で過熱したのが理由。
斎藤氏を応援する目的で立候補した政治団体
「NHKから国民を守る党」
の立花孝志党首(57)が、SNS上で竹内氏の自宅に行くと予告したり、デマ情報を流したりして生活が脅かされ、家族を守るために辞職を決断したという。
■百条委委員長は自宅を“襲撃”されたと明かす
百条委の奥谷謙一委員長(39)も会見で、立花氏が自宅兼事務所で街頭演説し、
「ひきこもってないで出て来いよ」
「これ以上脅して奥谷が自死しても困るので、これくらいにしておく」
などと脅迫されたと明かしていたが、事実であればとんでもない話。
別の百条委議員もこう言う。
「奥谷氏の自宅前は怒声が飛び交い、玄関のチャイムが何度も鳴らされるなどの被害を受けました」
「私の自宅前にも県外ナンバーの車がずっと停車していたり、挙動不審な人が何度も行ったり来たり」
「事務所にはクレームの電話がひっきりなしで、メールも1日何件も誹謗中傷の書き込みがありました」
「何があるのか分からないので、仕方なく今も事務所のシャッターは閉めたまま」
「議員として何か不正行為をしていたのであればともかく、法に則って粛々と委員会運営をしてきただけ」
「それなのに何故、こんな事になっているのか」
「脅迫ですよ」
百条委のメンバーらは今後、こうした嫌がらせ行為について捜査機関などに相談し対応する考えという。

“返り咲き当選”兵庫・斎藤元彦知事の登庁に涙の人も…一方、「SNSなどで誹謗中傷受けた」“百条委員会”竹内英明県議が辞職
イット!
2024年11月19日 火曜 午後7:12
https://www.fnn.jp/articles/-/789422
前略
■“誹謗中傷”で百条委員会メンバーが辞職
斎藤知事が返り咲く原動力となった“SNSの力”は一方で、その負の側面も見え始めている。
知事に証人尋問への出頭を要請することを決めた2024年11月18日の百条委員会では、こんなシーンがあった。
百条委員会のメンバーでもあった竹内英明県議が委員会を欠席していたため、
「理由は聞いていませんか?」
という質問が出て、事務局が
「本日議長宛に辞職の申し出がありました」
と返答。
会議室からは、
「ええっ?」
という驚きの声も上がった。
その主な理由が、“SNSなどで誹謗中傷を受けたため”だという。
この問題を巡っては2024年11月19日、石破内閣の閣僚・平将明デジタル相(57)も、過激なSNSの投稿が選挙に影響を及ぼす側面に懸念を表した。
こうした問題について、2024年11月19日午後3時から行っていた会見で、斎藤知事にも記者から質問があった。
記者:
2023年10月に、斎藤知事はSNS条例について制定を考えていると言っていた。
その時は
「大変恐ろしく身の毛のよだつ思いをし、SNSで誤った拡散や誹謗中傷の問題に取り組む必要がある」
とおっしゃっていましたが…。
斎藤知事:
SNS条例の制定については どういった形でやっていくかというのは準備や検討を進めていきたいと思う。
(「イット!」 11月19日放送)

兵庫県知事選、斎藤前知事が当選「選挙の実相」メディアは伝える責務を 焦点が「告発文書で懲戒処分、元県民局長の素行」に変化
2024.11/20 06:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20241120-TYRDZJVQLRJ73ABEZAPTS4QY7E/
2024年11月17日投開票の兵庫県知事選は、失職して臨んだ斎藤元彦前知事が111万3911票を獲得して再選を果たした。
2カ月前、兵庫県議会が斎藤氏の不信任案を全会一致で決議したことが今回の知事選に繋がったが、斎藤氏当選は
「民意の勝利」
なのだろうか。
当初の争点は、不信任決議を受けた
「斎藤氏の資質」
だった。
だが、焦点は徐々に
「知事を告発する文書を出し、懲戒処分を受けた元西播磨県民局長の素行」
に変化していった。
2024年7月に亡くなった元局長について、
「在職時、問題行為があった」
と指摘する候補者もおり、波紋を呼んだ。
ネット上では、斎藤氏を擁護する論調が目立ったようだ。
斎藤氏の
「パワハラ疑惑」
などを批判してきた新聞やテレビなどに対し、
「オールドメディアは『真実』を報じない」
と主張する候補者もいた。
また、
「斎藤氏の対抗馬である稲村和美前尼崎市長を利する報道ばかり」
との指摘もあったが、本当にそうか。
県内の22の市長が2024年11月14日、稲村氏を応援する
「異例の声明」
を出したが、多くのテレビは詳細を報じなかった。
市長らの応援が公職選挙法に抵触する可能性も指摘されたが、県選管はこれを否定した。
もし、オールドメディアが
「稲村推し一辺倒」
なら、このニュースを繰り返し詳報したはずだが、そうはならなかった。
オールドメディアは、報道側の基準による
「公正さ」
を重視する立場だ。
しかし、国民世論は、この姿勢を
「公正」
「慎重」
と評価せず、むしろ
「偏向」
「事実の無視」
と受け止めているのではないか。
選挙期間中、SNSでは各陣営への誹謗中傷が飛び交い、真偽不明の情報が溢れた。
我が国では、インターネットを利用した選挙運動が2013年に解禁され、選挙の様相は大きく変わった。
有権者が様々な
「情報」
に触れる機会が劇的に増えたのだ。
そして、情報が衝撃的なほど波及力は大きく、拡散のスピードは速くなる。
当然、悪用に厳しく目を光らせ、1つ1つの事実関係をより慎重に検証する必要があるだろう。
今月2024年11月の米大統領選では、候補間の過激な応酬≠ェ注目されたが、日本も潮流は似ている。
各選挙では相手陣営に乗りこみ、暴力で威迫し、警察当局が逮捕に動いたケースまで出ている。
大前提として、選挙の
「実相」
をどう判断するかは有権者の各個人に任せるべきで、メディアが決めることではない。
有権者に提供される事実は多い方がよい。
同時に、ウソや間違いは、積極的に排除すべきだ。
重大な人権侵害となるようなデマなどは、決して許してはならない。
選挙戦で、事実を度外視して
「声の大きい」
側が有利になれば、そのうち、国外からの干渉も甘受せざるを得なくなるのだろうか。
民主主義を弄ぶと、とんでもない結果を招きかねない。 
(政治ジャーナリスト・安積明子)

自宅前にN党立花氏「デマ広がることに恐怖」と百条委・奥谷委員長 斎藤知事は把握せず
2024/11/19 21:36
https://www.sankei.com/article/20241119-5OXXVEH6CBPENGU55D6YYWK3RM/
兵庫県知事選で再選された斎藤元彦氏が2024年11月19日、知事に就任。
2期目の就任会見で
「SNS(交流サイト)は大きなポイントだった」
と選挙戦を振り返った。
一方、知事選を巡っては、斎藤氏の疑惑を調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)の委員らに対し、SNSなどで誹謗中傷が横行。
斎藤氏は詳しく把握していないとしつつ、県として条例制定を含めた対応を検討中だと説明した。
インターネット上には、百条委の委員が斎藤氏の疑惑を捏造したなどとする説が流布され、
「斎藤知事をハメた兵庫県議の面々」
として委員らの顔写真を並べた画像なども出回った。
百条委の奥谷謙一委員長によると、斎藤氏を支援するとして知事選に立候補した政治団体「NHKから国民を守る党」党首、立花孝志氏が奥谷氏の自宅前で演説し
「出てこい」
などと発言。
その模様を動画で公開した。
SNSでは
「クズ」
「噓つき」
など奥谷氏を中傷するメッセージが飛び交った。
奥谷氏は母親を避難させたと明かし、
「デマが広がることに恐怖を覚える」
と述べた。
別の委員はSNSの投稿に身の危険を感じ、事務所を閉鎖。事務所周辺では他県ナンバーの車両やスマートフォンを手にうろつく若者をよく見かけるようになり、家族を含めて身の危険を感じているという。
斎藤氏は昨年2023年、自身がSNSで
「大変恐ろしく身の毛のよだつ思いをした」
として、SNSでの誹謗中傷を防止するための条例制定を進める方針を明言。
2024年11月19日の会見では
「誹謗中傷は控えていくことが大事」
「SNS条例の制定については(担当部局で)検討をしていると思うので、引き続き準備や検討を続けたい」
と述べた。

「正義のように戻ってくるのが不思議」「立花さんの演説を肯定も否定もしなかった」兵庫県職員 百条委委員への中傷も 斎藤知事の県政運営どうなる
関西テレビ
2024年11月19日 火曜 午後8:00
https://www.fnn.jp/articles/-/789668
再選を果たし、2024年11月19日、県庁に初めて登庁した斎藤知事。
支援者から拍手で出迎えられた。
一方で、再び共に働くことになった県職員が、斎藤知事再選へのそれぞれの思いを関西テレビの取材に明かした。
2024年11月19日、午前10時、兵庫県庁に集まった人々。
そこに現れたのは、斎藤元彦知事。 5秒間、深々おじきをして、県民らと会話した。
集まった人:兵庫県の職員のみなさん、こんなやつに負けんなよ。応援しとうからな。
集まった人:頑張ってくださいね、大変でしたね。
■「生まれ変わる」という言葉で再スタートの抱負を語った斎藤知事
そして、選挙管理委員会から当選証書を受け取り、その後の就任式では…
斎藤元彦知事:
自分自身もこれから生まれ変わる。
1からスタートしていくという気持ち。
多くの県民の皆さんと共に、この兵庫県をもっともっとよりよい兵庫にしていく。
前に進めていく。
県民の皆さんのための政治、県政をしていくということを心からお誓い申し上げたいと思います。
「生まれ変わる」
という言葉で再スタートの抱負を語った斎藤知事。
■「職員との信頼の再構築」と兵庫県職員
再び一緒に働くことになった兵庫県の職員に再選について聞くと…
県職員:
職員との信頼の再構築ですね。
ちょっとやっぱり2024年4月以降、その辺が崩れてしまっているところもありますので。
県職員:
SNSの流れは凄いものがあるなと感じてました。
色々言われることはあるんですけど、職員としてはやっぱり県民のためにというところはずらさないようにして、一生懸命やっていきたいなというところ。
■「正義のように戻ってくるのが不思議。これもネットで批判されるのか」
また、対面でのインタビューには応じられないとしながらも、関西テレビの取材に複雑な心境を明かす職員もいた。
職員:
斎藤さんが戻ってくるとは、県職員誰も考えてなかったと思うので、どう接していったらいいのか、多くの県職員が不安だと思います。
職員:
選挙がおかしい。
斎藤さんは、立花さんの演説を肯定も否定もしなかった。
間違っていたら発信すべきだと思うけど、それもしなかった。
職員:
パワハラは実際にあったって聞いてるだけに、正義のように戻ってくるのが不思議。
これも『噂やん』ってネットで批判されるんですかね。
民意で選ばれたんで淡々と仕事やるのみ。
■2024年11月25日の百条委員会 斎藤知事に出頭要請も「公務で出席が難しい」
事の発端は告発文書の問題で、県議会の全会一致の不信任を受け、2024年9月に失職した斎藤知事。
県知事選挙の序盤は厳しい選挙戦になると本人も認めていたが…。
斎藤知事を支持する
「デジタルボランティア」
が、SNSで知事の主張を拡散したことなどが追い風となり、再選。
こうなったことで注目を集めるのが斎藤知事のパワハラ疑惑などの真偽を調査する
「百条委員会」
だ。
百条委員会は2024年11月18日、今月2024年11月25日の証人尋問に、斎藤知事の出頭を要請することを決めたが、斎藤知事は2024年11月25日は公務で出席が難しく、今後、対応したいとしている。
■百条委員会の奥谷委員長は、選挙期間中に立花氏から脅迫を受けていたと明らかに
百条委員会・奥谷謙一委員長:
調査を最後までしっかりやり遂げるということで、粛々と調査を進めていくことが一番大事だと思います。
こう決意を語った奥谷委員長だが、選挙期間中には思わぬ事態に見舞われていたと明かした。
百条委員会・奥谷謙一委員長:
ある候補、立花(孝志)氏ですけども私の自宅(兼事務所)の前で街頭演説を行った。
ひきこもってないで家から出て来いよみたいなことを言ってたんですね。
これ以上脅して奥谷が自死しても困るので、これくらいにしておくと。
このように脅迫されたということだ。
また、百条委員会の竹内英明議員も
「一身上の都合」
で議員辞職。
斎藤知事を支援した人たちが、竹内議員や家族に誹謗中傷を行ったことが理由だということだ。
■混沌としたこの状況は今後どう進むのか
同志社大学新川達郎名誉教授:
(百条委員会では)既にハラスメント問題やあるいは文書問題については一定議論ができていますが、それ以外の優勝パレードの議論であるとか、寄付の問題であるとかについてはこれからと認識しております。
選挙結果の如何ではなくて、百条委員会は本来の役割を果たしていくというのが兵庫県政を健全に運営していく上での重要なカギになる。
選挙で再選したものの、疑惑の追及は続く異例の状況。
今後、県政はどうなっていくのか。
(関西テレビ「newsランナー」 2024年11月19日放送)

ヒロミ「選挙と百条委員会は別」再選された斎藤元彦兵庫県知事に「本当にどうだったのか」
2024/11/19 11:57日刊スポーツ
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/nation/f-so-tp0-241119-202411190000287.html
お笑いタレントのヒロミが2024年11月19日、日本テレビ系「DayDay.」(月〜金曜午前9時)に出演。
2024年11月17日投開票の兵庫県知事選で斎藤元彦前知事が再戦されたことについて、
「兵庫県の方々が選んだというのは紛れもない事実」
とした。
その上で、斎藤知事がパワハラなど7つの疑惑で百条委員会の証人尋問が2024年11月25日に開催されることにも触れ、
「百条委員会はまた別のこと」
「今まで通りやって、本当にどうだったのか検証してもらいたい」
と希望した。
斎藤知事は疑惑から県議会に不信任案を提出されて可決され、辞職。
今回は出直し選挙となった。
一連の流れについて、番組MCで元NHKアナウンサー武田真一アナは、
「百条委員会が調査の結論を出す前に、県議会が先に不信任を議決したのが要因になって、今回の出直し選挙」
「一体何が真実なのか分からないと戸惑った人も多かった」
「引き続き議会の責任として、百条委員会できっちり公正な調査をやって結論を出すということが責任」
と話した。
なお、百条委員会の委員に対して誤解や思い込みから誹謗中傷があり、中には
「家族を守るため」
と議員辞職願を提出した県議もいる。
「誹謗中傷はちょっと怖い」
「ダメ」
とヒロミも武田アナも声を揃えていた。
菊地氏は
「事実に関しては非常にあやふやで、イエスと言えばノーと言う人もいるということで、かなりアメリカの政治ではないですけど、分断的な現象が起きてしまったのか」
と懸念も示し、
「これからの選挙の在り方、民意というものはどう形成されていったらいいのか、非常に教訓を残した選挙になったと思う」
と見解を語った。
斎藤氏はこの日午前、記者団の取材に応じ、
「耳の痛い話は真摯に傾ける」
と約束した。
菊地氏は、告発文書を送った県幹部職員を懲戒処分した問題に触れ、
「まだ斎藤氏は“あれは適切だった”と言っているけど、私は到底そう思えない」
と断言。
「そういうことが選挙を経て、全部リセットになっちゃったのか、正当化されたのかというと、そうではないので、百条委員会を中心にしっかり検証してもらいたい」
と願いを口にしていた。

パワハラ疑惑を巡っては、県議会百条委員会のアンケートに職員の4割が見聞きしたと回答。
斎藤氏自身も、付箋を投げ付けたり、机を叩いたりといった行為を認めている。
ある県幹部は
「周りの職員からは斎藤氏からパワハラを受けたと聞いたことがある」
「民意を得た斎藤氏が、どういう行動を取るのか分からない」
と不安を漏らした。
SNSはチェック機能が働かず、疑わしい情報もそのまま流れてしまい、多くの有権者を惑わせる危険性も孕んでいる。
有権者1人1人が真偽不明の情報に惑わされないメディアリテラシーを身に付けることが重要だ。
調査特別委員会(百条委員会)は追及の手を緩めるべきではない。
当選したからといって潔白の証明にはならない。
SNSの内容が事実とは限らない。
斎藤元彦のパワハラなど7項目の疑惑が事実だと証明されれば、再度、県議会で不信任を決議すべきだ。

兵庫県知事選で再選の斎藤前知事「民意を得た」…失職から1か月半、県議・職員は戸惑いや不安
2024/11/19 7:43
https://www.yomiuri.co.jp/election/20241119-OYT1T50031/
兵庫県知事選で再選した前知事の斎藤元彦氏(47)は2024年11月18日の記者会見で、
「民意を得た」
と強調し、県議会や県職員との関係改善に自信を見せた。
失職から1か月半余りでの知事復帰に、県議らからは戸惑いや不安の声が聞かれた。
「県民は政策や公約の達成を期待している」
「県政運営を全力でやっていく」。
斎藤氏は神戸市内で開いた記者会見で、2024年11月19日から任期が始まる2期目に意欲を示した。
■内部告発問題を巡る経緯
斎藤氏はパワハラなどの疑惑を内部告発された問題を巡り、2024年9月19日に県議会から全会一致で不信任決議を受け、同2024年9月30日に失職した。
県議からは
「これ以上県政を担うのは不可能だ」
などと厳しい批判を浴びた。
斎藤氏は記者会見で、県議会との関係について
「新たな民意を受けた後で、これからどうなっていくのか見定める必要がある」
と指摘した上で、
「多くの県議は元々、私の政策や予算に凄く共感して頂いている」
「各会派とコミュニケーションを取れば大丈夫じゃないかと思う」
と説明した。
「職員とは日々の仕事で密に連携していく」
と語った斎藤氏。
「若手職員とのミーティングは早い段階に何かしらの形で実現したい」
と意欲を見せる一方、
「民意を得て再び知事として就任するので、職員の皆さんは一緒にやっていくことが地方公務員としての責務だ」
とも語った。
内部告発問題については、
「県としての対応は適切で、法的にも問題はなかった」
と述べ、従来の主張を繰り返した。

県議会では、斎藤氏との関係を再構築しようという動きが出ているが、戸惑いも隠せない。
最大会派・自民党県議団の北野実幹事長は取材に、
「民意は 真摯 に受け止め対応していく」
「県政の混乱を収め、安定させたいという思いは同じだ」
と述べた。
自民は知事選で独自候補を立てることができず、県議の一部は前同県尼崎市長の稲村和美氏を支援したが、斎藤氏についた県議もいた。
ある県議は
「まさか斎藤氏が当選するとは思わなかった」
「独自候補を擁立できなかったのが誤算だった」
と語った。
「知事選で不信任が否定された」
として、候補者を立てられなかった執行部の責任を求める声も出ているという。
ベテラン県議は
「(斎藤派と反斎藤派で)会派が分裂するのは避けなければいけない」
と警戒する。
一方、第2会派・維新の会の岸口実団長は
「県立大授業料の無償化など政策に賛同できるものが多く、協力していきたい」
と語り、斎藤氏と協調していく考えを示した。
パワハラ疑惑を巡っては、県議会百条委員会のアンケートに職員の4割が見聞きしたと回答。
斎藤氏自身も、付箋を投げ付けたり、机を叩いたりといった行為を認めている。
ある県幹部は
「周りの職員からは斎藤氏からパワハラを受けたと聞いたことがある」
「民意を得た斎藤氏が、どういう行動を取るのか分からない」
と不安を漏らした。

兵庫県知事選の結果受け「声の大きいものが勝つ社会」 紀藤弁護士が危惧「法治主義が試されている」
2024.11.18(Mon)
https://yorozoonews.jp/article/15513435
弁護士の紀藤正樹氏が2024年11月18日、X(旧ツイッター)を更新。
失職した斎藤元彦前知事が再選された2024年11月17日投開票の兵庫県知事選に対し、
「法治主義が試されている」
と自身の見解を綴った
紀藤氏は
「今回の兵庫県知事選挙の結果は、極論と極論の対決に法治主義が試されているのかもしれません」
「違法なものは違法、ダメなものはダメと言える社会でなければ声の大きいものが勝つ社会と堕してしまいます」
と懸念し、
「真実は多数決では決められません 民主主義と法治主義は車の両輪です。」
と訴えた。
また、紀藤氏は斎藤氏再選の速報を受けて2024年11月17日夜に更新したXで、
「ネット時代の選挙の難しさですね」
「問題はこの後に逮捕者が出ないか等、この動きへの反動がどう出るかですね」
と指摘した。
斎藤氏による文書問題に対して明確な結論が出ないまま突入した今回の県知事選。
同氏の再選を後押ししたと指摘されるSNSやネット動画において、中にはファクトチェックのない情報も含まれ、民意が左右されることを危惧する声もあった。
紀藤氏の投稿に対し、Xユーザーからは
「真実を大量のデマで覆い隠せば投票も左右できる」
「今後もこの手法が広がる予感に不安しかないです」
「SNSでの虚偽情報に対策が法的に出来るのでしょうか?」
「推定無罪の原則を守れば、法治主義の観点から、斉藤さん復職は当然だと思いませんか?」
など様々な意見が続いた。

「不信任、当選だけではひっくり返せない」橋下徹氏、斎藤知事の「権力行使、批判続ける」
2024/11/18 18:50
https://www.sankei.com/article/20241118-2XBZH7CNRZGZ3JVVK6FFA72SGQ/
2024年11月17日投開票の兵庫県知事選で斎藤元彦氏が再選されたことを受け、元大阪府知事・大阪市長で日本維新の会創設者の橋下徹氏は2024年11月18日、X(旧ツイッター)を更新した。
出直し選挙の原因となった文書告発問題について触れ、改めて
「斎藤さんの権力行使のやり方を批判し続けていく」
と対決姿勢≠示した。
斎藤氏は令和3年、維新の推薦で知事選に出馬し、初当選した経緯がある。
■「こんな権力の使い方は」
告発文書問題を巡っては、今年2024年3月、県西播磨県民局長だった男性が、斎藤氏のパワハラ疑惑などを列挙した告発文書を関係者らに配布。
県は2024年5月に男性を停職3カ月としたが、内部調査の中立性を疑う声が噴出したため、県議会が調査特別委員会(百条委員会)を設置した。
橋下氏は自身の行政経験を踏まえ、こうしたケースで権力者側には、文書を公益通報窓口に渡して担当者を委縮させないためコメントを控えるか、自ら文書の作成者を探すという2つの選択肢があるとした。
その上で、斎藤氏は選ぶべき前者ではなく、
「公益通報に当たらないと自ら判断し、作成者を探しに行った」
「副知事、幹部が一体になり組織(を)あげて探しに行った」
と指摘。
「こんな権力の使い方ほど恐ろしいことはない」
と糾弾した。
■得票率は45%に留まり
公益通報の結果が出る前に告発した男性を先に処分したことも問題視し、
「完全にアウト」
と断じ、
「このような権力行使が行われないようにするため」
批判を続けるとした。
一方で選挙結果については、県議会で全会一致で不信任決議を受けて自動失職した事実を強調。
本来であれば県議会を解散すべきだったとし、
「知事選に当選しただけでは不信任決議をひっくり返すことはできない」
と主張した。
橋下氏が必要と考えるのは不信任決議が提出できる3分の2以上。
今選挙で斎藤氏が獲得したのは111万3911票で、投票総数の約45%に留まった。
再選された斎藤氏と向き合うことになる県議会については、議会をあげて対立候補を立てなかった責任を問い、
「今回の民意を受けて、県議はオロオロでしょう」
「根性を持って知事選の結果に対峙できる県議は皆無でしょう」
と懸念を表明。
今後のコメンテーターとしての自身について
「斎藤さんの権力の行使のやり方のおかしさ、権力者として資格なしという主張を続ける」
と断言した。

再選斎藤氏、25日に証人尋問 兵庫・百条委が検証再開
2024/11/18 18:00
https://www.sankei.com/article/20241118-5LLTO7AJCFMZHJJPEEIONOHQ3Q/
2024年11月17日投開票の兵庫県知事選で再選した斎藤元彦氏の疑惑告発文書問題を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)は2024年11月18日、斎藤氏への証人尋問を2024年11月25日に行う方針を決めた。
出頭要請し、文書に書かれたパワハラなど疑惑7項目を総括的に検証する。
斎藤氏への尋問は2024年9月6日以来。
民意を受け知事に復帰した後の証言内容が注目される。
斎藤氏は再選から一夜明けて報道陣の取材に応じ
「県議会や県職員との関係をもう1度前に進めることが大事だ」
と強調。
百条委などの調査に真摯に対応するとした上で
「文書問題も確かに(知事選の)1つの争点だが、大事なのは政策を進めていくことだ」
と語った。
2024年11月19日に知事に就任し、再選後初めて登庁する。
2024年11月25日の尋問は、職員へのパワハラや、告発文書を公益通報として扱わずに作成した元県幹部を処分した経緯などを改めて検証。
昨年2023年11月のプロ野球阪神とオリックスの優勝パレード経費を巡る不正疑惑について、初めて斎藤氏を追及する。

再選の斎藤氏巡り百条委再開 兵庫県議会、25日に総括尋問、疑惑検証の行方焦点
2024/11/18 12:53
https://www.sankei.com/article/20241118-7TPTITXYBVJG7KY2QHFQU7LGWA/
2024年11月17日投開票の兵庫県知事選で再選された斎藤元彦氏の疑惑告発文書問題を巡り、県議会は2024年11月18日午後に調査特別委員会(百条委員会)を開く。
2024年11月25日に問題を巡る総括的な尋問を関係者に行う予定で、対象を誰にするかや今後の進行を協議。
斎藤氏への尋問も今後再開される見通しで、民意を受けて知事復帰が決まった斎藤氏の疑惑検証がどこまで進むかが注目される。
斎藤氏は2024年11月19日就任し、再選後として初めて登庁する。
斎藤氏は2024年11月17日夜に報道各社のインタビューに応じ
「文書問題にしっかり対応してという声もある一方、良い政策をもっと前に進めてほしいとの民意が示された」
と強調。
今後も百条委の検証に対応しながら、来年2025年度当初予算の議論などを県議会と進める考えを示した。

「今後も混乱続く」「事実解明を」兵庫県知事選から一夜明け、県職員や議会関係者の懸念
2024/11/18 12:29
https://www.sankei.com/article/20241118-DPVL3RQWF5LJXII2FQ2QUTXESY/
2024年11月17日に投開票された知事失職に伴う兵庫県知事選で、再選を果たした無所属前職の斎藤元彦氏(47)。
今回の選挙は斎藤氏を巡る告発文書問題に端を発した。
その疑惑は完全に晴れていない中、県職員や全会一致で不信任を決議した県議たちは、斎藤氏を押し上げた
「民意」
に向き合うことになる。
「今後も混乱が続くのではないか」
斎藤氏の再選にこう懸念を示した県の男性職員は、不信任決議案を可決した県議会との関係修復に不安が残るという。
「議案が否決されるような状況が続けば、県民へのサービスも滞ってしまう」。
文書の真偽を究明する県議会の調査特別委員会(百条委員会)ではこれまで、県職員が実名で証言してきただけに、
「事実を解明してほしい」
と言葉は少ない。
全会一致で不信任を決議した県議会。最大会派・自民党の県議は
「議会や職員とのコミュニケーションを改善するか、その姿勢があるかは見ていかないといけない」
と話した。
不信任を突きつけた県議会に対し、斎藤氏を支持した民意は厳しい視線を送った形となっただけに、
「今後の施策や議案については是々非々の対応をしていく」
と話すにとどまった。
県議の多くが、斎藤氏と競った同県尼崎市の元市長、稲村和美氏を水面下で支援した公明党県議団。
幹部の1人は斎藤氏の再選について
「民意が示された結果」
「しっかり受け止めたい」
と語る。
今後の斎藤県政に対しては、
「不信任は県政混乱の収束が大きな目的だった」
「この点について知事としてどういう努力をするのか見ていきたい」
と話した。
前参院議員、清水貴之氏に出馬を要請し、選挙戦でも支援した維新の会県議団の幹部も、
「民意を尊重したい」
と冷静に受け止める。
一方で、SNS(交流サイト)を駆使し、うねりのような支持を得た斎藤氏の戦い方と結果に、
「これまでになく誹謗中傷合戦が酷かった」
「褒められた形ではないが、今後の選挙でもこうした戦いが増えていくのだろうか」
と危惧した。

鈴木エイト氏 兵庫県知事選“オールドメディアの敗北”を疑問視「過大評価しないよう注意すべき」
2024/11/18 14:17東スポWEB
https://news.goo.ne.jp/article/tokyosports/entertainment/tokyosports-324195.html
ジャーナリストの鈴木エイト氏が2024年11月18日「X」(旧ツイッター)を更新。
“オールドメディアの敗北”
というフレーズの論評に警鐘を鳴らした。
兵庫県知事選で当選した斎藤元彦前知事の大きな勝因として、SNSの活用と言われ、斎藤氏を批判してきたメディアがSNSの波に飲み込まれたという意見が多数出ている。
しかし、鈴木氏は
「テレビや新聞といった
『オールドメディアの敗北』
との指摘をする人が多々見られるが、不信任決議後にそのオールドメディアを最大限利用したのが斎藤元彦氏であり、SNSやYouTuBeの“効能”によって斎藤氏の街頭演説に詰めかけた人々の“総熱量”を過大評価しないよう注意すべき」
と、斎藤氏への熱狂的な支持を、そのまま受け取るべきではない…と主張。
更に、斎藤氏を応援するため知事選に立候補し、SNSで斎藤氏を擁護する投稿をした立花孝志氏を評価する声が高まっていることに
「立花孝志氏を評価する言説についても、斎藤元彦氏サイドの元々の戦略を見極めた上で分析する必要あり」
と指摘。
こうした流れについて
「メディア側が想定済みのストーリーに乗って報じることはストーリーを拵えた側の思う壺になりかねない」
と警鐘を鳴らしている。

中村仁美、兵庫県知事選で熱狂的な支持者を生んだネットメディアのあり方に意見「規制を作った方がいい」
2024/11/18 15:40
https://www.sanspo.com/article/20241118-LF3G4435TFH5TKVATHUTPXHPBY/
元フジテレビのフリーアナウンサー、中村仁美(45)が2024年11月18日、、TBS系「ゴゴスマ−GO GO!Smile!−」(月〜金曜後1・55)に出演。
2024年11月17日に行われた、兵庫県知事選で無所属の前職斎藤元彦氏(47)が111万3911票を集め再選されたことについて、ネットメディアの在り方に意見した。
パワハラなどの疑惑告発文書問題で失職した斎藤氏は、出直しとなる選挙戦で行財政改革などを実績として挙げ
「改革」
の継続を訴えた。
文書問題を追及した議会の対応に疑問を投げかけ、交流サイト(SNS)も駆使した選挙戦略で10代〜30代の支持は6割を超えた。
今回はテレビや新聞のオールドメディアとSNSなどのニューメディアの二項対立となったとこともあり、中村は
「うちの息子たち見ててもそうなんですけど、テレビでセーブしている言葉とか、そういうものがSNSでは凄く全部当たり前のように聞けるんですよ」
「だから、凄く刺激的でうちの子たちもほとんどテレビ見ないでSNSばっかり見てるんですよ」
「1度そっち(ネットメディア)の方に流れてしまうと、刺激をどんどん求めていっちゃう」
とより若者がより刺激的なネットメディアに流れていると指摘。
ネットメディアを通じ、斎藤氏に熱狂的な支持者が集まりアイドルのような扱いになっている姿について、こういった現象を選挙で初めて見たと明かし
「SNSも情報発信する1つのメディアとして、規制とかそういうものを作った方がいいんじゃないかなって思う」
と意見した。

高田文夫氏 斎藤元彦氏の再選に驚き SNS駆使した逆転劇に「世の中本当に分からないことだらけ」
[ 2024年11月18日 15:06 ]
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/11/18/kiji/20241118s00041000201000c.html
放送作家の高田文夫氏(76)が2024年11月18日、ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(月〜金曜前11・30)に出演。
無所属の前職・斎藤元彦氏(47)が再選された兵庫県知事選について言及した。
斎藤氏は無所属6新人を破り再選を果たした。
選挙戦ではパワハラなどの疑惑告発文書問題で失職した斎藤氏への評価や、混乱した県政の立て直しなどが問われたが、斎藤氏はネット戦略を駆使して大きな流れを起こし、最終盤で形勢を逆転した。
番組内で高田氏は前日に行われた野球の国際大会「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」のキューバ戦について
「土砂降りの中やってたもんな、もう最後の最後まで分からなくて…」
と接戦の試合を振り返りつつ、
「その点なんだ兵庫は」
「あっさり決まって」
「どういうことだよ、大勝って」
と兵庫県知事選の結果に触れた。
続けて
「我々オールドメディアっていうの?」
「なんか、オールドメディアしか信じてないから」
「SNSなんか分からないから」
「情報、テレビ嘘ばっかりらしいな」
と笑いながらツッコんだ。
SNSは先日行われた米大統領選でも大きな影響を果たした。
今後のネットと選挙の関わり方が注目されるとした上で
「若い人がSNSでやったら凄いよ大逆転」
「トランプの時と一緒だよ」
「凄い、カムバックだもん」
「田中康夫以来じゃない?カムバックしたのな」
「世の中本当に分からないことだらけだな」
と終始驚いていた。

ラサール石井 斎藤元彦氏の再選に「兵庫県民の皆さん大丈夫ですか」
[ 2024年11月18日 13:04 ]
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/11/18/kiji/20241118s00041000157000c.html
タレントのラサール石井(69)が、2024年11月18日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。
無所属の前職・斎藤元彦氏(47)が再選された兵庫県知事選について言及した。
斎藤氏は元尼崎市長の稲村和美氏、日本維新の会を離党した前参院議員清水貴之氏ら無所属6新人を破り再選を果たした。
選挙戦ではパワハラなどの疑惑告発文書問題で失職した斎藤氏への評価や、混乱した県政の立て直しなどが問われた中、斎藤氏はネット戦略を駆使して大きな流れを起こし、最終盤で形勢を逆転した。
ラサールは
「斎藤元彦・前知事の再選確実 兵庫県知事選、失職から返り咲き」
という見出しの毎日新聞の記事を引用。
「社会の底が抜けた」
「兵庫県民の皆さん大丈夫ですか」
「政治に無関心な人が、選挙に行かなかった人が、彼を当選させた」
と綴った。
なお、今回の兵庫県知事選の投票率は2021年の前回選の41.10%を大きく上回る55.65%だった。

斎藤元彦のパワハラなど7項目の疑惑は事実だと思うし、それを隠蔽しようともした斎藤元彦に投票した兵庫県民はバカか、という思いだ。
今後事実認定されれば誰がどう責任を取るのか。

<主張>兵庫知事に斎藤氏 疑惑対応と県政両立せよ
社説
2024/11/18 5:00
https://www.sankei.com/article/20241118-CPPFSQYMVBOFTHBJLG2JVYH7D4/
兵庫県の出直し知事選で、パワハラ疑惑などを内部告発された問題で失職した斎藤元彦前知事が、再選を果たした。
混乱と停滞が続く県政の立て直しを、原因を作ったとされる斎藤氏が当たることになった。
斎藤氏は県議会で不信任を決議されるに至った問題の解明に真摯に対応してもらいたい。
選挙戦で訴えたように、反省すべき点は反省し、改めるべき点は改めて、県政を運営しなければならない。
斎藤氏が失職に至った問題の発端は今年2024年3月、当時の県幹部職員が斎藤氏のパワハラなど7項目の疑惑を告発する文書を報道機関や県議に送ったことだった。
職員は県の公益通報窓口にも通報した。
だが県は調査結果を待たずに処分し、職員は死亡した。
自殺と見られている。
斎藤氏は一連の疑惑を否定してきたが、県議会の調査特別委員会(百条委)と、弁護士で構成する県の第三者委員会による調査が継続中だ。
真相の究明は県政を前進させる上で欠かせないことだ。
過去最多の7人が立候補した知事選は、異例の展開を辿り、県民は斎藤氏を選んだ。
県議会から全会一致の不信任を突き付けられた斎藤氏への風当たりが強いとみられていたが、疑惑は捏造だとする見方がSNSなどで広がった。
斎藤氏を応援するとして無所属で出馬した「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏が、
「斎藤氏は被害者」
などと訴える場面もあった。
斎藤氏を問題視する関係者への批判も相次いだ。
県内29市のうち22市の市長が選挙戦終盤、
「正しい情報が伝わっていない」
として、斎藤氏と競り合っていた無所属新人の元同県尼崎市長、稲村和美氏への支持を表明する事態にもなった。
斎藤氏を巡る様々な情報が飛び交う中、県の政策への議論が深まらなかったのは残念だった。
少子高齢化対策や産業振興など県が取り組むべき課題は多岐にわたっている。
来年2025年1月には6400人超が犠牲になった阪神淡路大震災から30年となり、防災対策の見直しも急がれる。
斎藤氏はぎくしゃくした県職員との信頼関係を取り戻し、県政を立て直す責任がある。
斎藤氏も県議会も、疑惑解明と政策遂行の双方に努めてほしい。

<産経抄>神戸の古老も驚いた「さいとう現象」 22市長連名の「反斎藤」表明も逆効果だった!?
2024/11/18 5:00
https://www.sankei.com/article/20241118-INESV4B2KNOEJC3VKZPLZGIB2Q/
会社でも役所でも最も難しいのは人事だという。
特に採用は、慢性的な人手不足も手伝って至難の業だ。
学歴も申し分なく
「これはいい!」
と期待して採用しても鳴かず飛ばずだったり、補欠で入れた人材が大化けしたりと、実際に雇ってみなければ分からない。
▼投票で赤の他人をリーダーに選ぶ選挙は、もっと難しい。
少し前までは、よく知らない候補者たちを選挙公報と政見放送、それに新聞やテレビの報道を参考にして選ぶしかなかったのが、最近はSNS(交流サイト)が勝敗のカギを握るようになった。
▼今2024年夏の都知事選では、ほぼ無名の存在だった石丸伸二前安芸高田市長が、SNSを駆使した選挙戦を展開して約170万票を集め、
「石丸現象」
を巻き起こした。
4カ月後、今度は兵庫県で
「さいとう現象」
が起きた。
▼元県幹部の告発文書をきっかけに斎藤元彦知事(当時)のパワハラやおねだり疑惑が噴出し、県議会は全会一致で不信任決議案を可決、彼は石もて追われるように県庁を去った。
失職した1カ月半前、知事選がこれほど盛り上がるとは、正直想像もしなかった。
▼孤立無援で立候補した彼は、
「パワハラ疑惑は捏造」
といったSNSの言説に助けられ、
「既得権益にたった1人で立ち向かうヒーロー」
になった。
県内29市中22市長が連名で対抗馬支持を表明したのも県民の判官びいきに火をつけた。
▼何しろ弱かった頃の阪神タイガースを熱烈に応援し続けたのが兵庫県民だ。
投票日前夜、神戸・三宮で開かれた彼の街頭演説には、古老が
「選挙でこんな人混みは見たことがない」
と驚くほどの聴衆が殺到した。
SNSは、政治に大きな地殻変動を起こしている。
その先の未来が、バラ色ならいいのだが。

<主張>兵庫県知事選 資質と政策見極め判断を
社説
2024/11/3 5:00
https://www.sankei.com/article/20241103-NTOLEQV3TNLP3I7E2J42QDEWRY/
兵庫県の斎藤元彦前知事の失職に伴う知事選が告示され、再選を目指す前知事と新人6人の計7人による論戦が始まっている。
パワハラなどの疑惑が内部告発された前知事が県議会の不信任決議を受けて失職したことに伴う選挙の最大の争点は、政策と共に知事の重責を担う資質である。
県政を誰に託すべきか、有権者はしっかり見極め投票してほしい。
問題の発端は、当時の幹部職員が今春、前知事のパワハラなど7項目の疑惑を告発する文書を報道機関や県議に送ったことだった。
この職員は県の公益通報窓口にも通報したが、県側は調査結果を待たずに懲戒処分とし、職員は死亡した。
自殺とみられる。
県議会は51年ぶりに調査特別委員会(百条委)を設置し、弁護士で構成する県の第三者委員会も調査を進めている。
いずれも選挙結果にかかわらず真相究明を尽くし、再発防止に向けたルール作りにもしっかり取り組んでもらいたい。
前知事は疑惑を全て否定し一連の対応は
「適切だった」
と主張してきた。
だが百条委では告発者捜しや不利益な扱いを禁じる公益通報者保護法に違反する疑いが重ねて指摘された。
法的責任については、百条委や第三者委の調査などで明らかにされるだろう。
だが、道義的責任はどうか。
前知事は2024年9月に開かれた百条委で
「(自身の)道義的責任が何か分からない」
と発言し、波紋を呼んだ。
今回の選挙は、この道義的責任に加え、政治的責任についても有権者が審判を下す場となる。
7人はいずれも無所属で立候補し、各党の対応は分かれている。
前回選で前知事を推した自民党は独自候補の擁立を断念し、公明党と共に自主投票を決めた。
立憲民主党と日本維新の会は県議らがそれぞれ新人を自主支援する方針で、共産党は新人を推薦している。
問題の発覚から約8カ月が経過したが、県政は混乱と停滞が続いている。
前知事の右腕だった副知事は辞職し、病欠の末に異動を申し出た幹部もいる。
百条委による全職員アンケートでは、約4割が前知事のパワハラを見聞きしたと回答した。
組織の立て直しは容易ではない。
舵取りを託せる人は誰か、有権者はよく見極めて判断してほしい。

失職知事の再選か、刷新望む新人か 他者への投票呼びかけまで飛び出した混沌の兵庫知事選
2024/10/31 19:50
https://www.sankei.com/article/20241031-MOOBVF74IBMJXN7S2GZ52B3B5E/
兵庫県の斎藤元彦前知事(47)の失職に伴い、2024年10月31日に告示された同県知事選。
過去最多となる7人の無所属候補は、いずれも大票田である神戸市から
「第一声」
を放った。
斎藤氏の再選を阻もうとする新人か、それとも斎藤氏か。
候補者の1人である政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)が斎藤氏への投票を呼びかけるなど、異例の選挙戦となっている。
前参院議員の清水貴之氏(50)は、先の衆院選で日本維新の会公認候補としてくら替え立候補し、兵庫8区で公明党との直接対決に臨む構えだったが、維新県議団の要請を受けるなどして知事選出馬を決意。
幅広い支持を得ようと離党して無所属で戦い、維新は支援の形を取る。
2024年10月31日、同市中央区の選挙事務所で第一声。
「大好きな兵庫が悪い形でニュースとして広まったことが残念」
「兵庫の混乱を何とかすることが今回の一番の争点だ」
と訴えた。
午後の出陣式には維新議員に加え、自民党の市議らも参加した。
同県尼崎市の元市長、稲村和美氏(52)は県議を務めた経験もあり、立憲民主党系の県議会会派や自民会派の一部が推す。
「県政の混乱と停滞をしっかり受け止め、新しい兵庫を作っていきたい」
として第一声の場所を県庁前(神戸市中央区)とした。
県職員らに向け、
「兵庫県はかつてない危機の中にある」
「風通しの良い県庁でしっかり県民のための仕事を進めていける兵庫県にしていきましょう」
と呼び掛けてアピール。
この後、神戸市内で開いた出発式には、立民系会派や自民の県議に加え、自民や国民民主党の国会議員らも顔を並べた。
一方、県議会から全会一致で不信任決議を受け、失職して出直し選に臨む前職の斎藤氏。
人通りの多い同市中央区の神戸元町商店街付近の広場で第一声を上げた。
失職・出直し選の発端となった告発文書問題については多くを語らず、
「反省すべきは反省し、改めるべきことは改めていく」
「自分を見つめ直して、良い県政を実現させていく」。
最も強調したのは知事に在任した3年間の実績で、天下り制度や海外事務所などの見直し、県庁舎建て替え計画の凍結などを挙げ
「進めてきた改革を止めるわけにはいかない」
と叫んだ。
立花氏は斎藤氏の演説終了から約30分後、斎藤氏と同じ広場で第一声。
「斎藤さんを助けないと、この国がえらいことになる」
とし、
「斎藤さんが圧勝しなければならない」
「圧倒的な得票差でもう1度戻さなければいけない」
と強調した。

政策か協調か、バラエティに富む候補者たちのリーダー論 選挙で問われる知事の資質
2024/10/31 18:46
https://www.sankei.com/article/20241031-JPHM2UJ2PZNGTDYDNVXLPZ55DQ/
2024年10月31日に告示された兵庫県知事選(2024年11月17日投開票)は、過去最多の7人による争いとなった。
今回の選挙の発端は、前知事の斎藤元彦氏(47)の疑惑が文書で告発された問題。
告発者を捜して処分した斎藤氏の対応などに、
「知事としての資質を欠いている」
との批判が上がり、県議会の全会一致で不信任が可決された。
17日間の選挙戦では、
「知事の資質」
が争点になる見通しで、候補者らは初日から目指すリーダー像などを訴えた。
「職員や県議会ともっと丁寧に、自分の言葉で対応していくことも必要だったかもしれない」
「反省すべきは反省する」
告示後の第一声。
斎藤氏は
「文書問題で多くのご心配をお掛けしたことは申し訳ない」
と謝罪しつつ、
「斎藤か斎藤以外か」
「私は絶対それに負けるわけにはいかない」
と声を張り上げた。
斎藤氏のパワハラ疑惑などを記した告発文書が一部の県議や報道機関に送付されたのは、今年2024年3月。
斎藤氏は側近幹部に調査を指示して告発者を特定し、2024年5月に停職3カ月の懲戒処分とした。
しかし、調査の経緯に批判が上がり、県議会は2024年6月に調査特別委員会(百条委員会)を設置。
百条委では有識者から、斎藤氏らの対応は公益通報者保護法に違反するとの指摘が相次いだ。
斎藤氏は
「対応は適切だった」
との主張を崩さず、告発者の死亡などを巡り
「道義的責任が何か分からない」
と発言。
不信任の流れが加速し、全会一致での可決から失職、出直し選へと繋がった。
前参院議員の清水貴之氏(50)は選挙戦初日の演説で
「『兵庫どうなっているの』と、そんなことを言われて残念でならなかった」
と県政の混乱ぶりを振り返った。
その上で、
「この状況を何とか立て直していきたい」
「兵庫の経済、県政を新しく作り直すためには、やはりコミュニケーション」
「県民の声を聞いていくことが大事だ」
と訴えた。
「文書問題への県の一連の対応をしっかりと検証していく」
同日朝、県庁前でそう訴えたのは、元同県尼崎市長の稲村和美氏(52)。
「告発された当事者が事実解明よりも告発者捜しや処分を急いだのはやはり問題だ」
と指摘し、
「どんな優れたリーダーも、たくさんの人と力を合わせてこそ、様々な施策を前に進めることができる」
とアピールした。
■政策推進力と対話力のバランスが重要
神奈川大学の大川千寿教授(政治過程論)
今回の兵庫県知事選では、県政に対する信頼を取り戻し県政をどう立て直すか、知事に相応しい資質の持ち主は誰なのか、ということが最大の争点となるだろう。
政策推進のために、如何に風通しの良い環境を築いていけるかという点がリーダーとして必要な資質の1つだ。
県職員や県民、県議会と対話をしながら政策を推し進めることが重要で、政策推進力と対話力のバランスが大事になってくる。
また、兵庫県民約530万人の暮らしと命を守り、職責の重みを踏まえて業務に当たれるかという点も重要だと考えられる。
今回の知事選は、これまでの斎藤県政の評価にも重きが置かれることになると思うが、地域ごとの様々な課題についてどう考えているのかなども含めて、幅広い視点で候補者を見ていく必要がある。
混乱した県政を建て直し、今後、重大な問題が発生した際にも県のリーダーとして適切に対応できる人、県民が自分たちの生活を託せる人は誰なのか。
候補者の資質を見極めて投票することが重要だ。

兵庫知事選、有権者はどう判断? 教育、災害対策、経済・雇用…課題は山積
2024/10/31 12:51
https://www.sankei.com/article/20241031-GP4NXYCDVVIJ7ECFH7Y5BXHXWM/
兵庫県知事選が2024年10月31日告示され、17日間の選挙戦が幕を開けた。
告発文書問題を巡って混迷を深めた県政の建て直しや、知事の資質といった争点だけでなく、教育・子育てや、経済、雇用、災害対策など、生活に直結する県政上の課題は山積している。
県民はどういった政策や課題を重視し、新しいリーダーを選ぶのか。
「衆院選は興味を持てず棄権したが、知事選は告発文書問題など、色々話題になったので関心があり、是非投票に行きたい」
こう話すのは高校生の子供を持つ兵庫県姫路市のNPO職員、生尾知子さん(45)。
知事選で候補者を選ぶ際に教育施策の内容を重視するといい、
「大学無償化や給付型の奨学金など、高等教育の修学支援に積極的な候補を応援したい」
「増加している不登校や引きこもりへの支援を考えているかどうかも見てみたい」
とする。
30年以上教育関係の仕事に携わったという神戸市中央区の自営業の男性(80)も
「住む地域に関係なく学校を選べるなど、子供の選択肢を増やせるような教育制度を実現してほしい」
と教育施策の充実を訴えた。
当の学生は知事選をどう見ているのか。
「とても関心がある」
「投票には必ず行く」
という同県豊岡市の県立芸術文化観光専門職大4年、前川友萌香さん(22)は、告発文書問題を巡る混乱を念頭に
「県政を立て直してほしい」
「新しい知事には、風通しのいい県政を期待したい」
と現状からの変化を望んだ。
県内の人口減少対策や農家の後継者不足も県政上の大きな課題だ。
淡路島に移住後に地元住民から引き継いでシイタケ栽培を営む同県洲本市の農業、谷口史朗さん(31)は、原木を使ったシイタケ栽培のようなニッチ市場にも目を向けてほしいといい、
「販路開拓支援や里山の景観保護に光を当て、地域活性化のため『攻める田舎』に変えるという視点を持ってほしい」
と訴える。
中小企業経営者にとっては、新たなリーダーの舵取り次第で経営環境が大きく変化するだけに視線は厳しい。
マンションリフォームなどを手掛ける中堅建設会社「大匠」(神戸市兵庫区)の西森正樹社長(53)は
「方針や政策が我が社の経営にも関連するので、県のトップを決める今回の知事選には関心がある」
とし、
「景気に大きく影響される建設業界は今、厳しい状況にあるので、選ばれた知事には経済が活性化する対策を是非実行してほしい」
と求める。
兵庫県では平成7年の阪神大震災から来年で30年となり、防災対策や災害に強いインフラへの関心も高い。
運送会社に勤める同県西宮市の男性(52)は震災当時を振り返り、
「あの時はインフラがズタズタになった」
「あれから時が経ち、水道などは更に老朽化が進んでいると聞くが、新しいものに交換するなど地震に強い街作りを急いでほしい」
と注文を付ける。
誰に1票を投じるかはまだ決めていないというが、
「パワハラとか人柄とかはこの際、二の次で、兵庫をよくしようと考え、しっかりと結果を出してくれる人に入れたい」
と話した。

次期知事選で「独自候補を検討」と兵庫維新、片山代表 斎藤知事の推薦は難しいとの見方も
2024/9/22 22:52
https://www.sankei.com/article/20240922-5F2W2I4EFJPT7LML7QEQXX63QI/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、県議会で斎藤氏への不信任決議が可決されたことを受け、日本維新の会の県組織「兵庫維新の会」は22日、神戸市内で会合を開き、今後の選挙対応などを協議した。
終了後、兵庫維新代表の片山大介参院議員は、知事選では
「(維新として)独自候補を出すことを検討している」
と述べた。
会合では、国会議員や地方議員がオンラインも交え、知事選のほか、県議選や衆院選となった場合の選挙態勢などについて意見交換。
片山氏は冒頭で、知事選と県議選のダブル選に衆院選も加われば、
「前例のない選挙になる」
「それぞれの選挙を勝ち抜いていきたい」
と呼び掛けた。
斎藤氏は不信任を受けた後、テレビ番組に相次いで出演。告発文書の対応について従来の主張を繰り返す一方、自身の実績をアピールしている。
こうした対応に、片山氏は会合後の取材に
「もう少し自分の考えを話した方がいい」
とし、次期知事選では斎藤氏の推薦は難しいとの見方を示した。

兵庫県知事疑惑、贈答品のおねだり疑惑≠謔闌益通報と情報保全巡る問題点の総括を
新聞に喝! 国防ジャーナリスト・小笠原理恵
2024/9/22 10:00
https://www.sankei.com/article/20240922-5BSDMLARTJJMJKEPTSYSYTJP2A/
兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラ疑惑などを内部告発された問題が大詰めを迎えている。
斎藤知事に対する不信任決議案が可決され、今後の去就が注目される事態となった。
これまでの疑惑報道の中で特産品など多数の贈答品に関するおねだり疑惑≠ェ新聞・メディアで一定の比重を占めてきたが、筆者が注目してきたのは、一連の問題の発端となった元県民局長の男性=7月に死亡=への告発者保護を巡る報道だ。
日経新聞は7月13日付の社説で
「公益通報が機能しないような自治体は、首長や組織そのものに問題があるとみるべきだ」
と断じた。
9月8日付の信濃毎日も社説で
「通報者の不利益になるような取り扱いをした組織側に刑事罰を科すといった法改正を含め、通報者を徹底して保護する体制が必要だ」
と指摘し、法改正の必要性に踏み込んだ。
令和4年の改正公益通報者保護法の施行で、新たに適切な公益通報者保護をするために必要な体制や措置を講じることが事業者に義務付けられた。
また、内閣府は
「やむを得ない場合を除いて、通報者の探索を行うことを防ぐ措置をとる」
義務があると指針を出した。
通報者の探索を防ぐ義務のある県自身が告発者を特定し、処分したことは法令違反だ。
こうした点について新聞・メディアが批判を強めるのは当然だ。
しかし、見過ごされている論点がある。
男性は3月12日にマスコミ、警察、議員などに厳正な調査を期待して告発文書を送った。
その告発文書はなぜ斎藤知事の目に触れたのか―という疑問だ。
斎藤知事の定例会見での説明によると、民間の方からの情報提供があったというが、この匿名の告発文書の取り扱いが杜撰だったと言わざるを得ない。
もちろん、匿名の告発には悪意や虚偽の情報もあれば、人の生死に関わる重大な情報もある。
告発文書が慎重に取り扱われていたのなら、結果は変わったはずだ。
3月下旬に解任された男性は4月に県の公益通報窓口に通報したが、県を優先しなかった理由として
「当局内部にある機関は信用できない」
ことを挙げた。
県知事や側近ら利害関係者による報復を恐れたのだろう。
県議会の調査特別委員会(百条委)の冒頭では
「痛恨の極みであります」
と男性への黙禱が捧げられた。
産経は8月31日付の社説(主張)で
「公益通報者を守れず死に至らしめた責任は重い」
と断じたが、新聞・メディアは今回の疑惑について斎藤知事の去就で幕引きとせず、公益通報と情報保全の問題点について今一度総括してほしい。
他の自治体でも繰り返される恐れがあるからだ。

[社説]自治体の公益通報は十分か
社説
2024年7月13日 19:00
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK127VA0S4A710C2000000/?msockid=03bbc426d8756d821927d643d90f6c0f
記者会見で頭を下げる斎藤知事。
自らの進退については
「全力で県政を前に進めるのが私なりの責任の取り方だ」
と辞職を否定した(12日、兵庫県庁)
兵庫県の元幹部職員が、斎藤元彦知事にパワハラなどの疑いがあるとする告発文書を報道機関などに配布し、懲戒処分を受けた後、亡くなった。
自殺とみられるという。
痛ましい限りだ。
告発内容の事実関係をはじめ、告発が保護すべき公益通報に当たらないのか、多くの疑問が残る。
自治体では首長が非常に強い権限を持つ。
だからこそ、公益通報の仕組みが十分に機能するようにしておくことは、公正な行政を担保する上で重要だ。
元幹部職員は3月に知事に関する告発文書を配布した。
内容は
@知事選での投票依頼
A事業者からの物品受け取り
B度を越したパワハラ
ーーなど7項目からなる。
県は内部調査で文書の核心部分が事実でないとして、元幹部職員を停職3カ月の懲戒処分とした。
疑問の1つは告発が公益通報に当たるのではないかという点だ。
公益通報者保護法は通報先として企業や行政機関の公益通報窓口だけでなく、報道機関など外部への通報も認めている。
公益通報に当たるなら通報者の不利益な取り扱いは禁じられる。
知事は4月の記者会見で
「県の公益内部通報制度では受理はしていないので、公益通報には該当しない」
と説明した。
その後、元幹部職員は県の公益通報窓口にも同様の内容を通報した。
県が懲戒処分に踏み切ったのはその後だ。
当初から公益通報として扱わず、通報者に不利益な処分を下した県の対応に違法性はないのか。
県議会は調査特別委員会(百条委員会)を設置した。
第三者機関による調査も行うという。
告発の事実関係と共に県の対応の当否も検証してほしい。
元幹部職員が亡くなったことを受け、県職員労働組合が知事に辞めるよう求め、副知事も自ら退く意向を示すと共に知事に辞職を促した。
異例の事態である。
知事の対応が問われている。
公益通報が機能しないような自治体は、首長や組織そのものに問題があると見るべきだ。

〈社説〉公益通報の壁 告発者守る仕組みさらに
2024/9/8 9:30
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2024090700681
良心の告発が蔑ろにされていた。
兵庫県の元県幹部にパワハラ疑惑などを告発された斎藤元彦知事らの対応である。
県議会が設けた調査特別委員会の尋問で、客観的な調査もせずに告発を誹謗中傷と決めつけ、組織的に“犯人捜し”を行い、懲戒処分を急いだ経緯がはっきりしてきた。
公益通報者保護法は、告発者が不利益を被らないよう幾重もの保護を求めている。
その趣旨を損なっている可能性が高い。
参考人として出席した専門家は
「明らかな法令違反」
と批判、県会各派も辞職を求めて動き始めた。
組織トップの責任は極めて重い。
元県幹部は退職を控えた3月、知事らのパワハラや贈答品の受け取りなどの疑惑を、匿名の文書で報道機関や県議らに送った。
法に照らせば、県は内容の事実確認や公益通報に当たるかどうかを検討する必要があった。
それなのに知事の指示は、誰が、どんな意図で作ったのかを徹底的に調べることだった。
当時の副知事らは元県幹部に見当をつけ、直接聴取。
公用パソコンのデータなどにも探りを入れた。
法や運用指針が禁じる
「通報者の探索」
である。
元県幹部が告発を認めると、知事は記者会見でその役職を明示して
「嘘八百」
「公務員として失格」
と断じた。
人権侵害である上に、必要最小限の範囲を超えて通報者が特定されてはならないとする法の要請に反する。
知事は尋問で
「誹謗中傷性が高い内容」
だったので通報者を探すのは当然とした。
しかし、判断の根拠は明らかでない。
そもそも告発された当事者である知事や副知事らが対応に当たること自体、通報者には恫喝でしかない。
法も
「組織の長」
から独立した制度運用を求めている。
元県幹部は最初の告発後、4月に県の公益通報窓口にも通報している。
手続きに則った必要な調査を終えるまで処分ができないはずなのに、県はそれを待たずに停職処分を下した。
元県幹部は事実解明を求めつつ7月に亡くなった。
自死とみられる。
より内部通報がしやすいよう法は2020年に改正されていたが、それでも守れなかった。
これでは、組織や社会を良くしたいと思って不正を暴こうとしてもリスクが大き過ぎる。
通報者の不利益になるような取り扱いをした組織側に刑事罰を科すといった法改正を含め、通報者を徹底して保護する体制が必要だ。

<主張>初尋問の兵庫知事 事態収拾へ進退判断せよ
社説
2024/8/31 5:00
https://www.sankei.com/article/20240831-QXDP25EOWBPXXBJVDGR4RWILXI/
パワハラ疑惑などが文書で告発された兵庫県の斎藤元彦知事が30日、県議会の調査特別委員会(百条委)に証人として出席した。
パワハラ疑惑に関しては
「記憶にない」
と繰り返した。
「不快な思いをさせたなら反省し、謝りたい」
「パワハラかどうかは私ではなく百条委や第三者委が判断すること」
とも語った。
告発文書は、元県幹部の男性が報道機関などに配布した。
その後、県の公益通報窓口に通報したが、県は調査結果を待たずに男性を懲戒処分にした。
男性は
「死をもって抗議する」
とのメッセージを残して死亡しており、自殺とみられている。
百条委による職員アンケートでは、約4割が斎藤氏のパワハラを見聞きしたと回答した。
斎藤氏の百条委での答弁では疑惑が解消したとは言い難い。
公益通報に基づく調査の最中に県幹部の処分を行ったことについては
「誹謗中傷性の高い文書で、懲戒処分に該当する行為があった」
と述べ、適切だったとの考えを改めて示した。
公益通報者を守れず死に至らしめた責任は重い。
信頼を大きく失ったトップが県政を円滑に運営することは難しい。
事態を収拾させるためにも、斎藤氏は自ら進退を判断する時ではないのか。
斎藤氏の右腕だった副知事は辞職し、病欠の末に異動を申し出た幹部もいる。
県職員労働組合や県職員退職者で作る団体などは辞職要求もしている。
斎藤氏はこれまで、全ての疑惑を否定してきた。
アンケート結果については
「コミュニケーション不足で受け取りのずれが生じたことは残念」
などと述べ、業務上必要な範囲での適切な指導だと主張してきた。
だが、その認識は周囲の声から著しく乖離している。
県内の全29市で作る県市長会は、一連の対応を
「不適切」
だと断じ、早期の事態収拾を求める要望書を提出した。
斎藤氏への30日の尋問は、パワハラ問題を中心に行われた。
公益通報に関する尋問は9月6日に予定されている。
百条委は真相究明を尽くすと共に、ハラスメント防止のルール作りにも取り組む必要がある。
県と県議会は通報者を萎縮させない再発防止策を講じて初めて、県民のための県政運営が実現する。

「私の人生もそうだが、兵庫県政にとって大事な局面」 兵庫知事、テレビ番組はしご 出直し選への布石の見方
2024/9/21 17:02
https://www.sankei.com/article/20240921-4LVEI2LMMVPXJCDLGEFVE3JR3Y/
兵庫県の斎藤元彦知事は21日、民放の情報番組に出演し
「少しずつ自分の思いは固まりつつあるが、しっかり考えたい」
などと語った。
具体的な判断については明言を避けた。
斎藤氏は19日に県議会から全会一致で不信任を受けて以降、テレビ番組に相次いで出演。
告発文書を巡る対応の正当性を改めて主張すると共に、自身の実績を繰り返しアピールしており、
「出直し選に向けた布石ではないか」
との見方が出ている。
斎藤氏は21日の番組で
「今、色々考えている状況」
「私の人生もそうだが、兵庫県政にとっても大事な局面」
と強調。
29日までに辞職・失職、議会解散を判断する必要があるが、
「出来るだけ早く示せるようにしたい」
とし、判断については記者会見で発表する考えを明らかにした。
斎藤氏は20日も民放やNHK番組に出演。
告発文書は
「誹謗中傷性が高い文書だと今も思っている」
と主張。
自身の知事としての功績を一方的に述べ、質問に答えるよう促される場面もあった。
こうした動きについて、ある県議は
「自身が功績だと思っていることのアピールに躍起になっている」
「選挙運動のようだ」
と指摘。
辞職か失職かに関わらず、斎藤氏が出直し選に臨むのではないかとの見方を示した。
一方、議会解散の可能性もあり、県議選への準備も進む。
別の県議は神戸市内で街頭に立ち、不信任決議に至った経緯や考えなどを訴えた。
取材には
「議会解散には大義はない」
としつつも
「知事はどんな対応を取るか分からない」
と話した。

「自分の選択すべき道しっかり考える」斎藤兵庫知事、NHK番組に生出演、進退明言せず
2024/9/20 20:32
https://www.sankei.com/article/20240920-QCVVPBODQZOKLDDEBE3EF7OE7E/
パワハラなどの疑惑が内部告発された兵庫県の斎藤元彦知事は20日夜、NHKの解説番組「かんさい熱視線」に生出演し、
「自分がどういう道を選択すべきかをしっかり考える」
と語った。
兵庫県議会が19日に斎藤氏に対する不信任決議案を全会一致で可決し、斎藤氏は辞職・失職か議会解散かの決断を迫られている。
斎藤氏は20日の番組で、県議会の不信任決議を受けた現在の状況について
「結果として今の状況になっていることは大変申し訳ないし、心からお詫びしたい」
とした。
自身の進退については明言しなかった。
自身を内部告発した元県西播磨県民局長の男性(60)が作成した文書については
「誹謗中傷性が高い文書だと今も思っている」
と主張。
文書の作成者を徹底的に調べるよう部下に指示し、男性を懲戒処分とした対応についても
「誰が書いたかを把握して対応するのは、当時の判断としてはベストだった」
と強調した。
途中、自身の知事としての功績を一方的に述べ、アナウンサーから質問に答えるよう促される場面もあった。
問題をめぐっては3月、男性が斎藤氏のパワハラや贈答品受領の疑惑を記した告発文書を報道機関などに配布。
斎藤氏は文書について
「噓八百」
などと非難した。
男性は4月に県の公益通報窓口に通報したが、県は内部調査の結果、男性を懲戒3カ月の停職処分とした。

兵庫知事、週明けまで公務なく熟考か 不信任決議から一夜明け県庁には苦情電話400件
2024/9/20 19:39
https://www.sankei.com/article/20240920-6UKVTV6DOBIGNGKOR4I47C2OGE/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、斎藤氏は不信任決議の可決から一夜明けた20日、県庁に登庁せず自身のX(旧ツイッター)に
「しっかりと考え、決めます」
などと投稿した。
週末の3連休も公務の予定はなく、今月29日までに辞職・失職か議会解散かの決断を迫られる中、今後の対応を熟考するとみられる。
斎藤氏がXの自身のアカウントを更新するのは、防災情報を除くと5月25日以来。投稿では
«県政が今の状況になっていること、県民の皆様にご心配やご不安を抱かせてしまっていること、まずは、心からお詫(わ)びします»
と不信任決議について謝罪し、
«大きな、重い判断になります。しっかりと考え、決めます»
と綴った。
一方、不信任決議を受け、県庁には20日、約400件の苦情電話などが寄せられた。
県広報広聴課によると、一連の問題が発覚した3月以降、県庁の電話や県のホームページなどに寄せられた苦情や意見は計1万5千件近くにのぼる。
最近は
「きっぱりと辞めた方が潔い」
「解散すれば多額の税金がかかる」
など、斎藤氏の進退に関する意見が目立つという。
斎藤氏は19日、県議会で不信任決議が全会一致で可決された後、記者団に
「これからしっかり考える」
などと述べ、進退や決断の時期を明言しなかった。
地方自治法の規定では、斎藤氏は29日までに議会を解散できるが、県議会事務局によると、20日夕時点で斎藤氏から解散の通知はない。

<主張>兵庫知事に不信任 身を引くべき重い可決だ
社説
2024/9/20 5:00
https://www.sankei.com/article/20240920-6JCG5AAP45LCLK3S2Z3MTGCVVQ/
パワハラなどの疑惑が内部告発された兵庫県の斎藤元彦知事に対し、県議会が不信任決議案を全会一致で可決した。
決議には法的拘束力があり、斎藤氏は10日以内に議会を解散しなければ知事を失職する。
斎藤氏は
「結果責任は重い」
としつつも態度を保留した。
だが、全会一致の不信任は極めて重大だ。
潔く身を引くのが筋である。
決議案は県議会の全会派が共同提出した。
「これ以上の県政の停滞と混乱」
は許されないとし、令和7年度予算は
「新たに信任を得た知事の下で編成されるべきだ」
と辞職を求めた。
内部告発から約半年もの間、混乱が続いてきた県政の健全化に向けた妥当な判断である。
日本の地方自治は、首長と議会による二元代表制だ。
議会の不信任決議に首長は議会解散で対抗できるが、制度の目的は相互の牽制による健全な運営である。
これまで不信任案が可決されて議会を解散した知事はいなかった。
斎藤氏は議会解散の可能性を否定していないが、解散しても再び不信任を受けて失職する見通しである。
斎藤氏による解散権の行使は、自身の延命にしかならない。
厳に慎むべきだ。
一連の発端は、当時の幹部職員が3月、斎藤氏のパワハラなど7項目の疑惑を告発する文書を報道機関や県議に送ったことだった。
この職員は4月、県の公益通報窓口にも通報したが、県側は調査結果を待たずに懲戒処分とし、職員は7月に死亡した。
自殺とみられる。
斎藤氏は全ての疑惑を否定し、職員の処分も
「適切だった」
と主張している。
だが、疑惑を検証する県議会の調査特別委員会(百条委)では、県の対応は通報者に対する不利益な扱いを禁じる公益通報者保護法に違反するとの指摘が相次いだ。
職員アンケートでは、約4割が斎藤氏のパワハラを見聞きしたと回答した。
昨年のプロ野球阪神・オリックス優勝パレードの資金集めのため補助金を増額し、企業協賛金としてキックバックさせたなど、告発された疑惑の解明はまだ途上である。
斎藤氏がどのような判断を下しても、県と県議会は真相解明に努めるとともに再発防止策を講じ、県政への信頼回復を図る必要がある。

全会一致の「三くだり半」に斎藤氏感情あらわさず 「噓八百」と断じて処分強行し問題拡大
2024/9/19 21:45
https://www.sankei.com/article/20240919-7TP3Z26EWJKDDNG77MIMZECJ24/
兵庫県の斎藤元彦知事に対する不信任決議案が19日、県議会で可決された。
半年前、自身のパワハラ疑惑などが記された文書の存在を把握して以降、作成者を特定して処分を強行し、その対応の正当性を訴え続けてきた斎藤氏。
しかし、待ち受けていたのは議会から知事への
「三くだり半」
となる不信任だった。
一連の経緯を振り返ると、問題拡大を招いた斎藤氏の言動が浮かび上がる。
次々と積み上がる賛成の白票。
19日、県議会議場の理事者席でただ一人、スーツにネクタイ姿の斎藤氏は、投票する議員らに淡々と会釈を繰り返した。
「白票86票、青票(反対)0票。」
「不信任決議案は可決しました」
午後5時38分、全会一致での可決を告げる浜田知昭議長の声が議場に響いた。
じっと前を見据える斎藤氏。
感情を消したかのような姿は、怒りを滲ませた半年前との落差を強く印象付けた。
3月27日の知事定例会見。
斎藤氏は自身や県幹部を誹謗中傷する文書を作成したとして、元県西播磨県民局長の男性(60)を強い口調で非難した。
「業務時間中に噓八百含めて文書を作って流す行為は公務員として失格だ」
この時点で、告発文書は一部の県議や報道機関などに送られただけだった。
だが、部長級幹部を解任し、目前に迫った退職を認めないという極めて異例の人事によって、県の対応に批判が集まるようになった。
内部調査の結果、県は文書の核心部分は事実ではないと結論付け、5月に男性を停職3カ月の懲戒処分とした。
だが、調査を担ったのは知事の部下にあたる人事課職員。
斎藤氏は弁護士も調査に関わったことから
「調査は一定客観的」
と主張したが、
「中立性が担保されていない」
との批判が高まり、6月に県議会で調査特別委員会(百条委員会)が設置された。
7月7日、百条委での証言を控えていた男性が死亡した。
自殺とみられ、告発者を保護することなく、特定して人事措置を取った県の対応に、より厳しい視線が注がれることとなった。
百条委では、8月30日の証人尋問で
「(職員への対応で)行き過ぎた面があった」
と反省の言葉を述べる場面もあった。
ただ、公益通報者保護法違反を指摘される処分の経緯については
「法的に問題はない」
との見解を重ねて示し、今月6日には
「道義的責任が何かということが分からない」
と発言。
全議員による辞職要求から不信任へという流れを決定づけた。
「法的、内容も含めてきちっとやってきた面はある」。
不信任案の可決後、取材に応じた斎藤氏は自身の正当性への拘りを滲ませつつ、吹っ切るように語った。
「今の状況を招いているのは、私に責任がある」
「結果責任については負わなければいけない」

議会解散なら百条委再設置、報告書遅れも 兵庫知事不信任
2024/9/19 21:30
https://www.sankei.com/article/20240919-OJFYS7ENINPOLJTR4S4P4LU6SM/
兵庫県議会では、文書で告発された斎藤元彦知事などの疑惑を巡り、調査特別委員会(百条委員会)が年末の報告書提出に向けて調査を進めている。
議会解散となれば百条委もなくなり、改選後の県議会が設置を決めた後、引き続き調査することになる。
一方、弁護士による第三者調査委員会は斎藤氏の今後の判断に左右されず、疑惑の真偽の解明に当たる。
斎藤氏が議会解散を決めた場合の百条委の審議について、自民党県議は
「中断は避けられない」
と述べた。
県議選が実施されれば、現時点で予定している年末の報告書提出が、後ろにずれ込む可能性もある。
第三者調査委は、文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(60)を懲戒処分とした県人事当局の内部調査の中立性を県議会が疑問視し、設置された。
18日に初会合があり、県弁護士会の弁護士6人を委員などとし、職員らへのヒアリングなどを通じ、来年3月ごろに報告書を取りまとめるとした。
関係者は、斎藤氏の不信任決議案可決の影響について
「調査委は独立しており、影響は不明」
としている。

苦肉の全会一致、兵庫知事不信任 維新、迷走の末に賛成
2024/9/19 21:20
https://www.sankei.com/article/20240919-MQTUEMXFAFKTZBN2KLI6RXEZHA/
兵庫県議会は19日、斎藤元彦知事に対する不信任決議案を全会一致で可決した。
内部告発文書に端を発した
「県政の混乱」
を理由に、辞職を頑なに拒む斎藤氏に、議会がなし得る最後の一手を繰り出した。
もっとも、ここに至るまで各党の思惑は入り乱れ、文書で指摘された斎藤氏の疑惑の解明を脇に置いて、結論だけを先取りした感が否めない。
議会の仮初めの大同団結は、停滞打破の一歩となるのか。
■「退く口実」
「知事が何を考えているか、全く分からない」
「おかげで候補者も定まらないまま知事選に突入しなければならない」
県議会最大会派の自民党のあるベテラン県議が嘆息する。
前回県議選からまだ1年半しか経っていないが、斎藤氏が議会解散に踏み切る可能性も否定できない。
選挙費用の負担を考えれば、不信任は取りたい手段ではなかった。
議会開会に先立ち、全議員86人による辞職申し入れというステップを挟んだのも斎藤氏に退く口実を与えたかったから。
だが法的拘束力のない示威行為でしかないことは明白。
粘る斎藤氏に、それだけ議会も追い詰められていたと言える。
前回知事選では、日本維新の会とともに斎藤氏を推薦した自民。
もっとも井戸敏三前知事の後継に当たる対立候補の支持を主張した議員も多数いた。
3月に浮上した文書問題への対応では、県議会の
「伝家の宝刀」
と言われる調査特別委員会(百条委員会)の設置に賛成するなど、斎藤氏の疑惑を追及する姿勢を早々に打ち出してはいた。
■遠のく真相解明
だが斎藤氏の辞職を求める世論が、調査のスピードをはるかに上回って燃え上がり、疑惑解明よりもクビ切り≠フタイミングを計らざるを得なくなった。
斎藤氏の2回目の証人尋問が予定されていた6日は、自民県議らの間で
「政局」
と位置付けられ、斎藤氏の答弁を受け、一気に
「不信任やむなし」
に傾いた。
一方、自民と相乗りで斎藤氏を推した維新は迷走した。
6月の百条委の設置には反対し、第三者機関の調査を優先すべきだと訴えた。
吉村洋文共同代表(大阪府知事)は7月下旬の時点で
「何が事実で、何が事実でないか、有耶無耶にしたまま終わりにするのは違う」
と調査優先の考えを強調していた。
潮目が変わったのは、8月25日の大阪府箕面市長選。
大阪維新の会公認の現職が敗北し、党内に衝撃が走った。
兵庫県政における斎藤氏擁護ともとれる姿勢が、拠点の大阪に影響したと深刻な受け止めが広がった。
吉村氏の当初の発言とは裏腹に、維新は百条委の調査を待つことなく不信任に舵を切る。
「結果が出てから判断すると申し上げてきたが方針転換する」
「批判は真正面から受けたい」。
維新の藤田文武幹事長はこう釈明したが、議会での真相解明は遠のいた。
■「ポスト斎藤氏」見えず
不信任を突き付けられた斎藤氏は、議会解散か身を引くか、19日の段階では態度を留保した。
もっとも議会解散を選んでも、改選後の再度の不信任決議は確実といえ、知事選は避けられない。
自民内部では次の候補者として
「県政の混乱を収束させるには、県庁内部の人材が適切」
との意見も上がる。
一方、県政改革を訴えてきた維新は外部人材の登用が大前提だが、候補者選びは難航しそうだ。
ポスト斎藤≠フ青写真は、いずれの党も明確とは言えない。
「どの事実が歪曲された事実なのかを整理してパネルにし、会見やSNS、ブログで発信したらいい」
「放っておいても誰もやってくれません」
大阪維新の横山英幸幹事長(大阪市長)は、斎藤氏の発信力について自身のブログでこう苦言を呈した。
そして元総務官僚の斎藤氏を担いだことを自戒するようにこう記した。
「首長は政治家です。役人じゃない」

10日以内に辞職か議会解散か 斎藤知事を全会一致で不信任、兵庫県議会
2024/9/19 21:01
https://www.sankei.com/article/20240919-E6ST7F7Y7NL6LMVESYU2NE46VU/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、県議会は19日、全会派が共同提出した斎藤氏の不信任決議案を全会一致で可決した。
10日以内に辞職・失職か議会解散を迫られる斎藤氏は記者団の取材に
「結果責任は重い」
「しっかり考えて決断する」
と述べた。
総務省によると、知事に対する不信任決議は記録が残る昭和41年以降、全国で5例目。
解散を選べば初となる。
3月の疑惑発覚から約半年に渡り物議を醸した告発文書問題は大きな節目を迎えた。
斎藤氏は19日、県議会議長から通知を受けた。
議会を解散するかの判断期限は29日となる。
今後の対応については記者団に
「兵庫県にとって何が大事か、自分に問いながら考えていきたい」
と述べ、態度を留保した。
最大会派自民党などは12日に辞職を要求。
斎藤氏が応じないため不信任案提出に踏み切った。
不信任案では、告発文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(60)=7月死亡=を公益通報後に懲戒処分とした対応などを問題視。
「告発文書への対応が不適切で、県政に長期に渡る深刻な停滞と混乱をもたらした政治的責任は免れない」
と指摘した。
19日の本会議で提案理由を説明した自民党は
「県民と県職員からの信頼回復は見込めず、これ以上県政を担い続けることは不可能」
とした。
問題を巡っては3月、男性が斎藤氏のパワハラや贈答品受領の疑惑を記した告発文書を報道機関などに配布。
斎藤氏は文書について
「噓八百」
などと非難した。
男性は4月に県の公益通報窓口に通報したが、県は内部調査の結果、男性を懲戒3カ月の停職処分とした。
疑惑を調査する県議会の調査特別委員会(百条委員会)では、県の一連の対応について、通報者への不利益な扱いを禁じる公益通報者保護法に違反するとの指摘が有識者から出た。
斎藤氏は証人尋問で自身の責任を問われ
「道義的責任が何か分からない」
と発言し、批判が集まっていた。

斎藤兵庫知事が不信任の通知を受領、解散判断の期限は29日に
2024/9/19 19:30
https://www.sankei.com/article/20240919-BBLYPSWD3BI6PH6XTAYJDP3WIQ/
兵庫県の斎藤元彦知事は19日夜、この日の県議会で、全会一致で可決・成立した自身への不信任について、浜田知昭議長から通知を受けたと明らかにした。
斎藤氏による議会解散の判断の期限は29日となる。
解散や辞職を選択しなければ、30日午前0時で失職する。
地方自治法は、議長から知事への通知から10日以内に議会を解散できると定めている。
県庁からの退庁時、斎藤氏は記者団に
「重い判断なので、しっかり自分自身と向き合いながら考えていく」
と話した。

選挙経費30億円超とも、知事選と県議選両方実施なら 斎藤知事不信任案可決
2024/9/19 18:20
https://www.sankei.com/article/20240919-EJROKIFV3ZI3ZMG52QCCAGKF7I/
兵庫県議会で不信任決議を受けた斎藤元彦知事が今後、議会解散に踏み切った場合、県議選が行われる。
再選後の県議会で不信任案が改めて可決されれば、斎藤氏は失職。
その後、知事選も実施され、選挙にかかる事務的経費は、単純計算で30億円を超える。
議会解散権は地方自治法に基づく権限とはいえ、斎藤氏が掲げてきた行財政改革に逆行するとの批判も集まりそうだ。
県選挙管理委員会によると、これまでの選挙実績を踏まえ、知事選は約18億円、県議選には約16億円の費用がそれぞれかかると想定される。
両選挙が別の日に行われた場合、単純計算で30億円以上の費用が必要になる。
同日選であれば費用は圧縮されるという。
今回の不信任案可決を受け、斎藤氏は10日以内に県議会を解散するか判断する。
辞職することもでき、解散しなければ失職し、50日以内に知事選が行われる。
議会解散を選択すれば、40日以内に県議選があり、再構成された県議会で改めて不信任案が可決されれば、斎藤氏は失職する。
いずれにしても知事選は避けられない情勢だ。
斎藤氏が辞職し、出直し選で当選した場合、公選法の規定により、在任期間は辞職前の任期である来年7月末までで、改めて知事選を行う必要がある。
議会解散の場合、昨年4月の統一地方選からわずか1年半余り後に再び県議選を行うことになる。

不信任案可決で斎藤知事「状況招いたのは私に責任」 今後の判断「しっかり考える」
2024/9/19 18:06
https://www.sankei.com/article/20240919-HDPYHWDPAZIGBO367ZXP2S3EB4/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、自民や維新など県議会(定数86)の全会派が共同で提出した斎藤氏の不信任決議案が19日午後に全会一致で可決されたことを受け、県議会終了後に記者団の取材に応じた斎藤氏は
「結果責任としては重い」
「今の状況を招いたのには私自身に責任がある」
と述べた。
斎藤氏は地方自治法に基づき、可決の通知から10日以内に議会を解散できる。
解散しなければ失職する。
今後の判断については、
「しっかり考えることが重要」
とした上で、表明のタイミングは
「予めお伝えしたい」
と説明した。
この日の県議会での採決では、出席した86人の議員全員が決議案に賛成した。
議会への思いについては
「コロナ対応で大変な時、予算や条例にもご協力、ご理解を頂いてきた」
「議員の皆さま86人全員に対して、今でも心から感謝の気持ちを持っている」
と述べた。

斎藤知事の不信任案を可決 兵庫県議会、出席の86人全員が賛成
2024/9/19 17:36
https://www.sankei.com/article/20240919-NNVQ34IJ45MG3NX3HPBJCCPCGA/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、県議会(定数86)は19日、自民や維新など県議会全会派が共同で提出した斎藤氏の不信任決議案を可決した。
出席した86人全員が決議案に賛成した。
斎藤氏は地方自治法に基づき、可決の通知から10日以内に議会を解散できる。
解散しなければ失職する。
斎藤氏は同日午前、記者団の取材に応じ、不信任決議案について
「大変重い議決」
「成立した場合、法律の規定に沿って様々な選択肢を考えていく」
と説明。
判断の時期を問われると
「私と県政にとって大事な判断になる」
「タイミングも含めて熟慮する」
と述べていた。

「嘘八百」「道義的責任分からない」不信任案提出の斎藤知事 発言で物議
2024/9/19 16:59
https://www.sankei.com/article/20240919-2WXS6IMRT5IIPG4RFDVE45UICA/
兵庫県議会で19日、不信任決議案が提出された斎藤元彦知事の発言は様々な場面で物議を醸してきた。
自身の疑惑を告発した文書について、調査前から
「噓八百」
と断じた。
文書を公益通報の対象としなかった一連の対応や、県職員アンケートでパワハラ疑惑が相次いで指摘される状況を県議会調査特別委員会(百条委員会)で追及された際は
「道義的責任が何か分からない」
と語った。
不信任案が可決されれば、今後は自身の進退を巡る発言に注目が集まる。
斎藤氏は3月27日の記者会見で、自身の疑惑を指摘する告発文書の内容を
「噓八百」
と断じ、文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(60)を
「公務員として失格」
と批判した。
県は同月末の男性の退職を保留し、内部調査だけで5月に男性を停職3カ月の懲戒処分にした。
斎藤氏は8月7日の記者会見で、処分が公益通報者保護法に反するとの有識者の指摘に対し
「弁護士と相談しながら公益通報の保護対象でないという見解を得た」
と反論。
百条委事務局が実施した県職員アンケートで斎藤氏のパワハラ疑惑が続出したにもかかわらず、9月6日の百条委の証人尋問では、告発文書への対応について
「手続きに瑕疵はない」
との姿勢を貫き、委員から道義的責任を感じないかを問われると
「道義的責任というのが何かが分からない」
と答えた。
今月に入り、県議会側から辞職要求を受け、11日の会見では、3年前の前回知事選で自民党の一部県議から支援を受けたことに触れ
「こういう状況になったことは申し訳ないなという思い」
「自分自身に対して悔しい」
と涙ながらに述べた。
ただ不信任案可決が確実な情勢になっている18日には記者団に
「県政改革を前に進めていくことが、私の責任の果たし方」
と続投する意向を改めて示した。

「県政担うこと不可能」と理由説明、兵庫知事不信任案提出で
2024/9/19 16:52
https://www.sankei.com/article/20240919-3QDGLBBHFJKXXPZAPQOUAM3XSI/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、県議会の全会派が19日に共同で提出した斎藤元彦知事への不信任決議案について、自民の代表者は
「県民と県職員の信頼回復はかなわずこれ以上、県政を担い続けることは不可能」
などと提案の理由を述べた。

斎藤兵庫知事の不信任案を提出 県議会の全会派
2024/9/19 16:26
https://www.sankei.com/article/20240919-JLNQJP5FEFK6ZLVM4OGBDLYWGU/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、自民や維新など県議会の全会派が19日、斎藤氏の不信任決議案を提出した。
提案理由の説明と各会派の討論の後、採決へと移る。
可決は確実で、斎藤氏は地方自治法に基づき、可決の通知から10日以内に議会を解散できる。
解散しなければ失職する。
斎藤元彦知事は同日午前、記者団の取材に応じ、県議会で午後に可決される見通しの不信任決議案について
「大変重い議決」
「成立した場合、法律の規定に沿って様々な選択肢を考えていく」
と説明。
判断の時期を問われると
「私と県政にとって大事な判断になる」
「タイミングも含めて熟慮する」
と述べるにとどめている。

「県政の停滞と混乱、県益の損失許されない」 兵庫知事への不信任決議案全文
2024/9/19 15:55
https://www.sankei.com/article/20240919-2RZ7B4YXVJKJHB2MFGY3GIVWNM/
兵庫県議会の全会派や無所属議員が共同で提出する斎藤元彦知事に対する不信任決議案は次の通り。
元県民局長が斎藤知事はじめ県幹部に向けた告発文書を巡る一連の問題が惹起されてから、約半年が経過した。
県政は混乱を極め、156年の歴史を誇る我が雄県兵庫は危機的状況に直面している。
まず、文書問題調査特別委員会の調査の中で、告発文書の内容に真実が存在し、文書が
「噓八百」
ではなく、告発者への対応が告発者探しや情報漏洩の疑いを指摘されるなど不適切と言わざるを得ないことが明らかになったにもかかわらず、知事は
「真実相当性がない」、
「誹謗中傷性が高い」
として県の対応が適切であったとしているが、専門家は公益通報者保護法の見地から
「兵庫県は今も違法状態」
と断じている。
現時点で詳細な要因は明らかでないが、元県民局長の命を守れなかったという厳然たる事実は大変重く、責任は大きい。
次に、日本国憲法に則り県民の生命と財産を守ることを使命とする行政の長たる知事の職責を果たすためには、県民・県職員の模範として、法令遵守は当然のことながら、人として守るべき倫理・道徳や人権感覚に基づく道義的責任がより強く求められるが、
「道義的責任が何かわからない」
との知事の発言から、その資質を欠いていると言わざるを得ない。
そして、告発文書への初動やその後において、対応が不適切、不十分であったことにより、県民の信頼を損ない、県職員を動揺させ、議会を巻き込み、県政に長期に渡る深刻な停滞と混乱をもたらしたことに対する政治的責任は免れない。
本県及び県民の誇りを失墜させてしまった今、県民及び県職員からの信頼回復は到底見込めず、県政改革を着実に進めなければならないこの大変重要な局面において、斎藤県政がそれに応えることは困難な状況である。
ここまで申し述べたとおり、斎藤知事の責任は重大である。
これ以上の県政の停滞と混乱、県益の損失は許されるものではなく、県民本位の健全な県政と職員が安心して働ける職場を一日も早く取り戻し、来年度予算は新たに県民の信任を得た知事の下で編成されるべきである。
よって、本県議会は、斎藤元彦兵庫県知事を信任しない。
以上、決議する。
令和6年9月19日
兵庫県議会

兵庫・斎藤知事の不信任案、夕方にも全会一致で可決へ 9月議会の議会運営委員会始まる
2024/9/19 10:06
https://www.sankei.com/article/20240919-5NJVDLPYNFOAZOSY5LUMTQC44U/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、斎藤氏に対する不信任決議案が提出される県議会9月議会に向けた議会運営委員会が19日午前、始まった。
同日夕にも全5会派と無所属議員4人が不信任決議案を共同提出し、全会一致で可決される可能性が高い。
斎藤氏は可決後10日以内に身を引くか、議会解散かを迫られることとなり、約半年に渡って物議を醸した文書問題は重大局面を迎えた。
同日午前の議会では、補正予算案などについて審議。斎藤氏が議案の提案説明を行い、各会派による質疑が行われる。
不信任案は、同日午後に各会派と無所属議員4人が共同提出し、最大会派の自民党が提案理由を説明後、各会派による賛成討論が行われる。
起立方式ではなく、記名による投票で即日採決されるとみられる。
関係者によると、不信任決議案では、告発文書を作成、配布した元県西播磨県民局長の男性(60)=7月死亡=を公益通報後に懲戒処分した対応や、県議会調査特別委員会(百条委員会)の証人尋問での斎藤氏の発言を問題視。
「告発文書への対応が不適切で、県政に長期に渡る深刻な停滞と混乱をもたらした政治的責任は免れない」
と指摘している。
不信任案が可決されれば斎藤氏は10日以内に辞職または失職するか、県議会を解散するかを選択することになる。
議会を解散した場合でも、改選後の県議会で再び不信任案が提出され、出席議員の過半数の賛成で可決されれば、斎藤氏は失職する。

「臆せず情報提供を」兵庫・斎藤知事の文書問題で第三者委を設置 委員などに弁護士6人
2024/9/19 9:08
https://www.sankei.com/article/20240919-HRPSR4WBB5PA5JNS7KR2TBIB3Q/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、文書に記された7項目の疑惑の真偽を解明するための第三者調査委員会の初会合が18日、開かれた。県弁護士会の弁護士6人を委員などとし、報告書は来年3月をめどに取りまとめる。委員長に選任された藤本久俊氏は会合終了後、報道陣の取材に「責務の重大さは身の引き締まる思い。調査を尽くしてまいりたい」と述べた。
告発文書を作成、配布した元県西播磨県民局長の男性(60)の懲戒処分を決めた人事当局の内部調査の中立性を県議会が疑問視し、斎藤氏に第三者機関の設置を要請。斎藤氏が5月に設置を決定し、代表監査委員に準備を委任していた。
準備会では、委員や調査を補助する調査員として県弁護士会に推薦された弁護士6人を候補に決定。7項目の疑惑に加え、文書を公益通報の対象としなかった県の取り扱いについても対象とするよう、第三者機関へ要望するとしていた。監査委員事務局は今月12日付で6人と委託契約を締結した。
この日の初会合では、委員長に藤本氏を選任。今後の調査の流れや県へ請求する資料の確認などを行った。速やかに職員など関係者のヒアリングの実施や、ホットラインを立ち上げて情報提供を募る予定とした。公益通報も調査の対象とする可能性もあるとした。
藤本委員長は「調査が(県が)適切な組織づくりができる一助となれば。職員には非公開なので臆せずに情報提供していただきたい」と述べた。

瀬戸際の斎藤元彦兵庫知事 かつて上司の宮城・村井嘉浩知事は「一番重要なのは県民の声」
2024/9/18 15:57
https://www.sankei.com/article/20240918-U4ZX7AO6WRNTXKDJW5GS76KSBA/
兵庫県議会の不信任案提出の動きに対し辞職せず解散も辞さない構えを示している斎藤元彦知事について、斎藤氏のかつての上司である宮城県の村井嘉浩知事(全国知事会長)は18日の定例記者会見で
「自分で判断していただきたい」
「ただ、一番重要なのは県民の声がどこにあるかだ」
「それは私にはわからない」と述べた。
村井知事は直近の知事会以降、斎藤知事とは1度だけ事務的な連絡を取ったという。
「自分が同じ立場になったら、どう判断するのか」
の質問には、
「その時、考える」
と一言。
「自分自身は知事の椅子にしがみつくつもりはサラサラない」
としたうえで、一般論として
「自分が正しいと思ったことに議会が理解してくれない、『辞めろ』というならば、法律に則って判断することは当然あるだろう」
と話した。
斎藤知事は自身で
「応援する声も多くある」
と記者団に語っているが、村井知事は
「がんばれと応援する声もあれば、辞めろという声もあると思う」
「色々な意見を聞いたうえで、自身で判断すればいいと思う」
と語った。

斎藤知事、「県政改革を止めないのが私の責任の果たし方」 改めて辞職否定
2024/9/18 14:55
https://www.sankei.com/article/20240918-4I57NW2DPVIWVD2AZXUWR4YVOQ/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、19日開会の県議会に全会派一致で不信任決議案が提出されることについて、斎藤氏は18日午後、報道陣の取材に
「県政改革を止めないで前に進めていくということが私の責任の果たし方」
と述べ、辞職を改めて否定した。
不信任案は即日採決の上、可決されるのが確実な情勢。
斎藤氏は10日以内に議会解散か失職かを選択することになるが
「どのように対応していくかはこれから考えていく」
とし、解散の可能性も否定していない。
議会関係者によると、不信任案は他の議事が終了後、19日午後に自民が提出する予定で、各会派代表者が賛成討論を行う。
記名投票になるとみられ、採決は同日夕以降になる見通し。
不信任案が可決されれば斎藤氏は辞職か10日以内の県議会解散を選択することになる。
議会を解散した場合、県議選後の最初の県議会に不信任案が提出され、出席議員の過半数の賛成で可決されれば、斎藤氏は失職する。

知事による初の議会解散はあるか 兵庫知事問題は重大局面へ 市町では過去に解散事例も
2024/9/18 7:00
https://www.sankei.com/article/20240918-LELWLTSEL5IVNGSP4ARTDXOOSA/
知事に対する不信任決議案可決の事例
兵庫県の斎藤元彦知事に対する不信任決議案が19日に可決された際、斎藤氏が議会解散を選択するかが焦点となっている。
都道府県知事への不信任案が可決されたのは過去に4例。
いずれも失職か自ら辞職しており、斎藤氏が議会を解散すれば初となる。
斎藤氏は解散に含みを持たせるが、不信任に至る経緯や選挙費用の面から、専門家は
「議会解散は慎重に判断すべきだ」
と指摘する。
「法律に基づく決議なので、それに沿って自分としてどのように対応していくかをしっかり考えていきたい」
斎藤氏は17日、記者団の取材に、不信任決議を受けた場合の対応についてこう答えた。
「これからも改革を続けていきたい」
とも述べ、辞職や失職を選択しない考えをにじませた。
不信任決議は地方自治法で規定されており、不信任を受けた首長は議会を解散できる。
それぞれ住民から直接選ばれる首長と議会による二元代表制を採用する地方自治では、首長の失職につながる議会側からの不信任への対抗手段として、解散権が認められている。
■知事不信任決議後の主な流れ
都道府県知事に対する不信任案が可決されたのはこれまでに4件。
いずれも知事が辞職か失職を選び、議会が解散されたことはない。
このうち、昭和51年の岐阜県・平野三郎氏と平成18年の宮崎県・安藤忠恕(ただひろ)氏は、汚職や談合での刑事責任を問われる事態となっており、いずれも可決後に辞職。
その後の知事選へも出馬しなかった。
平成15年の徳島県・大田正氏は、大型公共事業の見直しなどに議会が反発し、不信任案が可決された。
大田氏は、失職して出直し選挙に臨んだが、落選した。
不信任を受けた後も知事を続けることができたのは、平成14年の長野県・田中康夫氏だけ。
「脱ダム宣言」
を打ち出した田中氏と対立した県議会が不信任案を可決。
田中氏は失職したが、出直し選挙で圧勝した。
一方、市町では不信任を受けた首長が議会解散を選択するケースも。
兵庫県加西市で平成19年、中川暢三氏への不信任案が可決。
中川氏は議会を解散したが、改選後の市議会でも不信任案が可決され失職。
出直し選で再選を果たした。
鹿児島県阿久根市では21年、市政運営が独善的などとして竹原信一氏の不信任案が可決。
竹原氏は市議会を解散し、再度不信任を受け失職したが、出直し選に勝利した。
斎藤氏は知事として初の議会解散に踏み切るのか。
今後、知事選には18億円程度の費用が見込まれるが、県議選も行われればさらに16億円程度が必要となる。
こうした点を踏まえ、近畿大の上ア哉教授(行政学)は
「議会解散を選択しても再び不信任を受け、失職する可能性は高く、知事の延命に過ぎなくなるのではないか」
と指摘。
「多額の税金をかけたり、さらに県政が停滞したりするだけの理由があるのかどうかを判断し、選択していくべきだ」
としている。

兵庫県議会、19日に不信任案提出へ 採決は夜か 知事は取材に「知事の判断は孤独」
2024/9/17 22:29
https://www.sankei.com/article/20240917-4R5IGAVL7VPGDAVQRQAGCASTU4/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、県議会各会派の代表者会議が17日開かれ、9月定例会初日の19日午後に、斎藤氏に対する不信任決議案を提出することを確認した。
採決は同日夕から夜になる見通しで、全会一致で可決されるとみられる。
斎藤氏は17日、県庁で記者団の取材に応じ、不信任案が可決された場合の対応について
「法律の規定に沿ってどうするか考える」
と従来の見解を繰り返した。
「知事の判断には孤独な面がある」
とし、
「自分でしっかり考え、政治家としての対応を決断していく」
とも語った。
非公開で行われた代表者会議では、19日の議事進行などを協議した。
関係者によると、午前に補正予算案などが提出され、斎藤氏の提案説明を受けて各会派が質問。
常任委員会などを挟んで午後に予算案を可決した後、不信任案の審議に移るという流れが想定されている。
最大会派の自民党が、全会派の代表者と無所属議員連名の不信任案動議を提出。
全会派と無所属議員による討論を経て、記名投票が行われる見通しで、正式なスケジュールは19日の議会運営委員会で決まる。
不信任案が可決されれば、斎藤氏は10日以内に県議会を解散することができる。
自ら辞職することもでき、解散しなければ自動的に失職。
50日以内に知事選が行われる。
議会解散を選択すれば、40日以内に県議選があり、再構成された県議会で改めて不信任案が可決されれば、斎藤氏は失職する。

<主張>兵庫県知事 身を引く決断するときだ
社説
2024/9/14 5:00
https://www.sankei.com/article/20240914-NHX53YZBMBIEBFS5332JLVEWUE/
パワハラなどの疑惑が内部告発された兵庫県の斎藤元彦知事に対し、86人の全県議が辞職を求める事態となっている。
斎藤氏が応じなければ、19日開会の9月議会で不信任決議案が提出され、可決される可能性が濃厚だ。
知事の職責を果たすのが難しい状況となった以上、斎藤氏は潔く身を引く決断を下すべきだろう。
発端は幹部職員が3月、知事のパワハラなどを告発する文書を報道機関や県議に送付したことだった。
4月には県の公益通報窓口にも通報したが、県は調査結果を待たずにこの幹部を懲戒処分にした。
幹部は7月に死亡した。
自殺とみられる。
県議会調査特別委員会(百条委)による全職員アンケートでは、約4割が斎藤氏のパワハラを見聞きしたと回答した。
百条委が参考人として招いた公益通報保護法の専門家は県の対応について、通報を理由とした不利益な扱いを禁じた同法に違反すると指摘した。
斎藤氏は全ての疑惑を否定し、幹部の懲戒処分も
「適切だった」
と訴えてきた。
一方で百条委の証人尋問では、職員に対し大声を出したり、勤務時間外にチャットで職員を叱責したりしたことなどを認め、
「反省したい」
とも述べた。
一連の対応が不適切だったのは明白だ。
斎藤氏は辞職要求に対し
「選挙で負託を受けた」
として
「これからも県民のためにやっていきたい」
と応じない構えを見せた。
これまで行財政改革などを遂行したことへの自負や、今後更に手腕を発揮したいという思いもあるのだろうが、県議も選挙で負託を受けた県民の代表である。
全県議の辞職要求は県民の声と受け止めるべきだ。
不信任案が可決された場合、斎藤氏は10日以内に議会を解散しなければ失職する。
解散を選べば県議選が行われるが、改選後の議会で3分の2以上が出席し、過半数が賛成すれば不信任決議が成立し、議会から通知を受けた時点で失職する。
都道府県議会での不信任案可決は過去に4件あるが、知事が解散を選んだ例はない。
斎藤氏は
「自分がどういう道を進むべきかは自分が決める」
と述べたが、県政の混乱が長引けば、困るのは県民だということを自覚すべきだ。
失職に追い込まれる前に自ら辞職を申し出るのが政治家としての筋ではないか。

兵庫斎藤知事、迫られる失職か議会解散 県議会維新も不信任案共同提出、19日可決へ
2024/9/13 21:25
https://www.sankei.com/article/20240913-UH3PUOZBGRMPHOH5Y5552VPK6Q/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、日本維新の会の県議団は13日、9月議会開会日の19日に斎藤氏への不信任決議案を他会派と共同提出することを決めた。
維新県議団幹部が主要3会派に伝えた。
これで全県議が開会日の提出で一致し、即日採決・可決が確実な情勢となった。
斎藤氏は失職か議会解散かの選択を迫られることになる。
斎藤氏は13日午前、報道陣の取材に続投の意向を強調。
「(文書問題を)招いた責任はあるが、改革の歩みを止めるわけにはいかない」
「県民の未来を託されている」
と述べた。
最大会派の自民党をはじめ各会派などは12日に即時辞職を申し入れたが、拒否する姿勢を示されたことから不信任案提出を協議。
19日とする自民の案で多くの会派が合意し、維新も同調することになった。
13日は各会派が来年度当初予算に向けた県への重要政策提言を実施。
例年は知事に文書を手渡し議論の場を設けるが、各会派の要請で斎藤氏の出席が見送られ、副知事が対応した。
立憲民主党県議らでつくる「ひょうご県民連合」の迎山志保政調会長は
「不信任案が出て可決するのは確実」
「政策提言する相手は知事ではない」
と説明した。
不信任案の可決は議員3分の2以上が出席した上で、出席議員の4分の3以上の賛成が必要。
可決の場合、斎藤氏が10日以内に議会を解散しなければ失職する。
議会を解散した場合は、改選後の県議会で3分の2以上が出席し、過半数が賛成すれば不信任案が成立。
斎藤氏は議会から通知を受けた時点で失職する。

兵庫・斎藤元彦知事の進退「県民が一番迷惑。決断すべき時期」松沢成文前神奈川知事
2024/9/13 16:39
https://www.sankei.com/article/20240913-BQ5LIEIUR5HM7PFUSTFWVVE7YI/
前神奈川県知事で、日本維新の会の松沢成文参院議員は13日のフジテレビ番組で、兵庫県議会の全議員から辞職を求められている同県の斎藤元彦知事について、
「政治家の出処進退は最高の政治倫理だ」
「最後は倫理観を示し、自分の進路を決断すべき時期に来ている」
と指摘した。
斎藤氏を巡っては、9月の県議会開会日の19日に不信任決議案が提出され、可決される公算が高まっている。
松沢氏は
「不信任案が出た時点で決断して失職すべきだ」
「レッドカードに近い」
と指摘。
県庁職員のモチベーションについて、
「今回は知事が県職員にパワハラをして、公益通報制度があるのに職員を守らず自死に追い込んだ」
と断じた。
「相当知事に対する恨みはたまっているだろう」
「辞めていく職員も増える」
「県庁の活力が無くなり、結果、県民が一番迷惑する」
とも語った。
斎藤県政の展望については
「県議会との関係が冷却し、人事案件は通らなくなる」
「ほぼ機能不全だ」
と指摘し、
「兵庫県政が停滞したからには、知事に退場してもらい、次の知事を選び直すというプロセスは必要不可欠だ」
「早く次の知事を選んで、県政を立て直すべきだ」
と語った。
不信任案が可決された場合、知事は地方自治法に基づき、県議会の解散か失職を選ぶことになる。
斎藤氏は13日、可決された場合の対応について記者団に
「法律に則って、様々な選択肢があるので、それをしっかり考えていく」
と述べるにとどめている。
松沢氏は平成15〜23年に神奈川県知事を2期務めた。

「道義的責任が何かわからない」発言に看過できない 斎藤兵庫県知事に自民など4会派が辞職を申し入れ 
2024/9/13 12:55
https://www.sankei.com/article/20240913-QUQ6LZJXU5ITBFHJZSRDSEX7D4/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、県議会最大会派の自民など4会派は12日、無所属議員4人と共同で斎藤氏の
「即時辞職」
を申し入れた。
申し入れ書の内容は次のとおり。
文書問題が惹起されてから約半年。
現在、県政への信頼は大きく損なわれ、県民のみならず全国から厳しい批判が寄せられている。
我々、兵庫県議会は51年ぶりに百条委員会を設置し、知事はじめ県幹部に向けられた7つの告発内容について真偽を明らかにすることを通じて県政の信頼回復に全力を傾注してきた。
一方、斎藤知事は、告発文書の内容に真実が存在し、文書が
「嘘八百」
ではないことが明らかになったにもかかわらず、
「文書に真実相当性がない」
という従来からの考え方を変えることなく頑なな姿勢を取り続けている。
加えて、
「道義的責任が何かわからない」
と看過できない発言が飛び出した。
参考人招致した専門家からも、公益通報者保護法からみて
「兵庫県は今も違法状態」
と断じている。
知事という職責を果たすためには、法令遵守は当然のことながら人として守るべき倫理や道徳といった道義的責任がより強く求められるが、知事の発言からは道義的責任を有している態度を見出すことはできない。
県民本位の健全な県政と職員が安心して働ける職場を1日でも早く取り戻し、新たに信任を得た知事のもとで来年度予算を編成するためには、斎藤知事の即時辞職が必要である。
よって、速やかに兵庫県知事の職を辞すことを求める。
なお、9月定例県議会までに自ら辞職を決断しない場合には、次に然るべき行動に移る覚悟である。

「感情高ぶり申し訳なかった」斎藤兵庫県知事、県議会からの辞職要求受け会見
2024/9/13 11:23
https://www.sankei.com/article/20240913-JE6UUUSSFNMHZD2JL7BH3RJVXU/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、県議会最大会派の自民など4会派は12日、無所属議員4人と共同で斎藤氏の
「即時辞職」
を申し入れた。
自民などは不信任決議案について9月議会で提出する方向で調整している。
斎藤知事は申し入れを受け、記者団の取材に応じた。
ーー全議員からの辞職要求の申し入れを、どう受け止めたか
内容についても拝見したが私の政治姿勢に対する大変厳しい指摘を受けた。
しっかり真摯に受け止めなければならない。
今の思いとしては、文書問題の調査への対応、これから9月議会が始まるので県民生活を支えるために補正予算を出していく。
物価が大変上がっている。
具体的に家計応援キャンペーンということでプレミアム付きの商品券的なものをさせて頂く予定だ。
100億円の補正予算を提出させて頂く。
来年度予算についての議論も今本格化している。
議会からの指摘は大変重い。
私自身も、至らない点、良くない点もあるかと思うが、それでもなお県政を担をわせて頂きたい。
ーー不信任決議案の可決の動きが本格化する
不信任決議案が提出可決されれば私としては法律に則って様々な選択肢があるのでそれをしっかり考えていく。
ーー昨日、涙する場面もあったが、迷いや不安は
それは私も人間で一人の斎藤元彦という個人なので昨日は感情が高ぶりたいへん申し訳なかった。
やはり日々の文書問題に関して百条委への対応もそうだが、緊張したり不安になったりすることはある。
ーー全会派からの辞職要求は異例
こういった状況になっていることは私の努力が至らなかったからだ。
心から申し訳ないと思っている。

斎藤知事の不信任案巡り、自民と維新が主導権争いか 19日提出に前倒しの内幕
2024/9/13 7:00
https://www.sankei.com/article/20240913-3Z7TY5WOVZNPLBE7WVHRH2HJLQ/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題は12日、県議会の全議員が斎藤氏に辞職を求める異例の事態に発展した。
斎藤氏はこの日も拒否する姿勢を変えず、県議会では不信任決議案の提出に向けた調整が本格化。
9月議会開会日の19日に提出、即日採決され、可決の公算が大きくなっている。
背景には斎藤氏への不信感の高まりとともに、一連の問題で主導権を握りたい主要会派の思惑も透ける。
■「しかるべき行動に」
「全会派、全議員が一致して辞職を求めることが一日も早く県政を正常化し、前に進めるための一歩となる」
即時辞職の文書を提出した後、県議会最大会派・自民党の北野実幹事長はこう強調した。
文書では、9月議会開会までに辞職しない場合は、不信任案を念頭に
「然るべき行動に移る覚悟」
と最後通告を突き付けた。
斎藤氏の進退を巡っては、6日に開かれた県議会調査特別委員会(百条委員会)の証人尋問における斎藤氏の答弁を踏まえ、自民が辞職を求める方針を決定。
他会派に呼びかけ、第3会派の公明党や立憲民主党議員らでつくる第4会派「ひょうご県民連合」、第5会派の共産党が共同での申し入れに合意していた。
■「抜け駆け」警戒
しかし、態度を保留していた第2会派の日本維新の会の県議団が9日、単独で辞職を要求。
他会派には、進退を巡る議会側の対応を維新が主導しているかのように映ることに警戒感も生まれた。
ある自民県議は
「維新は衆院選に向けての焦りから先に辞職要求した」
「不信任案も抜け駆け的に出すのではないか」
と神経を尖らせる。
令和6年度補正予算案など議案の審議が一区切りする9月30日などで検討されていた不信任案の提出時期は、自民を中心に前倒し論が強まった。
■予算成立は尊重
ただ、斎藤氏は
「県民の生活を守る」
などとして、補正予算案の重要性を繰り返し強調。
不信任案を優先させ、物価高対策などが盛り込まれた予算の成立がずれ込めば、議会側の責任が問われ、斎藤氏に議会解散の大義を与えかねないとの危惧もあった。
そこで自民、公明、県民連合の3会派は12日に協議。
補正予算案については必要性を理解できているとして、開会日の19日に採決することで一致し、同日の不信任案提出がほぼ固まった。

兵庫知事の不信任案、19日全会一致提出へ 各会派の調整加速 可決の公算
2024/9/12 22:47
https://www.sankei.com/article/20240912-WH6O6NC6TZJ4PPUWHA6LGRF4AY/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、県議会最大会派の自民党と公明党、立憲民主党議員らでつくる「ひょうご県民連合」は12日、9月議会開会日の19日に斎藤氏への不信任決議案を提出し、即日採決する方向で合意した。
これに先立ち自民などは斎藤氏の
「即時辞職」
を要求する文書を提出したが、斎藤氏は辞職拒否の意向を表明。
各会派は全会一致での不信任案提出に向けた調整に入った。
不信任案は可決される公算が大きく、斎藤氏は辞職か議会解散かの選択を迫られることになる。
自民、公明、県民連合、共産党の4会派は12日、無所属議員4人と共同で辞職要求の文書を副知事に提出。
日本維新の会の県議団も先行して9日に申し入れており、全議員86人が辞職を迫る異例の事態となった。
12日の申し入れ後、斎藤氏は報道陣の取材に
「厳しい指摘は真摯に受け止める」
「政策を県民のためにやっていくのが大事だ」
と改めて辞職を否定。
9月議会での不信任案提出について
「可決されれば法律に則って様々な選択肢がある」
「しっかり考えていく」
と述べた。
関係者によると、自民と公明、県民連合の3会派の幹部らは12日、不信任案の提出に向けて協議。自民と県民連合は19日に不信任案を提出し即日採決する方針を固めた。
公明は13日に合意形成するとしている。
維新も12日、9月議会で提出する方針を決定。
維新幹部によると、維新単独での提出は否定し、全会一致での提出を目指して他会派と調整を進めるとした。
地方自治法によると、不信任案の可決は議員3分の2以上が出席した上で、出席議員の4分の3以上の賛成が必要。
可決の場合、斎藤氏が10日以内に議会を解散しなければ失職する。
議会を解散した場合は、改選後の県議会で3分の2以上が出席し、過半数が賛成すれば不信任決議が成立。
斎藤氏は議会から通知を受けた時点で失職する。

兵庫知事の不信任案 自民が19日提出、即日採決へ 公明や立民会派と合意
2024/9/12 17:42
https://www.sankei.com/article/20240912-YAFOCBO3VFOH5LJFMDCLF3OIQM/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、県議会最大会派の自民党は12日、斎藤氏の不信任決議案を9月議会開会日の19日に他会派とともに提出し、即日採決を目指す方針を決めた。
関係者が明らかにした。
自民は第3会派の公明党、立憲民主党議員らでつくる第4会派の「ひょうご県民連合」と即日採決する日程で合意したという。

兵庫知事、自民などからの即時辞職要求を拒否「政策を県民のためにやる」
2024/9/12 16:47
https://www.sankei.com/article/20240912-IXGJLLRTFFMADDM4G5QUGK7BXQ/
パワハラ疑惑などを文書で告発された兵庫県の斎藤元彦知事は12日、県議会最大会派の自民党などからの即時辞職要求に応じない考えを改めて示した。
県庁で記者団に
「厳しい指摘で真摯に受け止めなければならない」
「政策を県民のためにしっかりやっていくのが大事だ」
と述べた。

自民など4会派、兵庫県知事に「即時辞職」申し入れ
2024/9/12 10:12
https://www.sankei.com/article/20240912-E33Y2LREANJ2HC4GG76GZL5EN4/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、県議会最大会派の自民党など4会派は12日、無所属議員4人と共同で斎藤氏の
「即時辞職」
を申し入れた。
日本維新の会の県議団も先行して9日に申し入れており、全議員86人が辞職を迫る事態となった。
応じない場合、県議会では9月議会での不信任決議案の提出を調整しており、開会初日の19日に提出する案も浮上している。
申し入れ書では、県議会調査特別委員会(百条委員会)などで告発文書に記載された疑惑が一部事実と認められたにもかかわらず、斎藤氏が一貫して
「真実相当性がない」
と主張する姿勢を問題視。
「道義的責任が何か分からない」
との発言について
「看過できない」
と指摘した。
さらに、健全な県政を取り戻すためには
「即時辞職が必要だ」
と断じ、9月議会までに辞職を決めない場合
「然るべき行動に移る覚悟だ」
と不信任案の提出を示唆した。
この日、自民と公明党、立憲民主党県議らでつくる「ひょうご県民連合」、共産党の4会派幹部らが申し入れ書を服部洋平副知事に提出。
提出後、報道陣の取材に応じた自民県議団の北野実幹事長は
「全会派全議員一致で辞職を求めることが県政を正常化し前に進める一歩」
「政治家の出処進退は自ら判断し、辞職を自ら申し出ることが筋だ」
と述べた。
斎藤氏は辞職要求に応じない可能性が高く、各会派はそれを見越して不信任案提出に向けて協議。
自民は早期退陣を求める必要があるとして、開会日の19日に提出することを視野に他会派と調整しており、可決の公算が大きい。
可決されれば斎藤氏は辞職するか、10日以内に県議会を解散するかを選ぶことになる。
議会解散となり、県議選後最初の県議会に不信任案が提出されれば、出席議員の過半数の賛成で可決される。
この場合、斎藤氏は失職となる。

「誰から聞いたんや、名前言え」「グルやったんちゃうんか」 兵庫県知事告発者捜しの全容
2024/9/12 7:00
https://www.sankei.com/article/20240912-V6OA52ENTBOYPDJ6RQADQIHFK4/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、片山安孝副知事(当時)が3月、文書を作成した男性を事情聴取した際の詳細なやり取りが明らかになった。
人事権をちらつかせて情報源を探る片山氏に対し、
「噂が回っている」
とかわす男性。
片山氏が
「噂をまとめただけか。なるほど」
と語る場面もあった。
斎藤氏は
「噂話を集めた」
という男性の説明を、文書に真実相当性がないとする根拠に挙げるが、やり取りからは周囲を守ろうとする男性の意図が滲む。
「誰から聞いたんや。全部名前言え」。
2024年3月25日午前、同県上郡町にある県西播磨県民局の一室で、片山氏が当時局長だった男性を問い詰めた。
百条委の審議や関係者などによると、文書の存在を把握した斎藤氏は同21日、片山氏ら側近幹部を集めて徹底調査を指示。
22〜23日に、複数の県職員のメールを調査したところ、男性のメールから告発文書と酷似した内容が見つかった。
幹部らは男性を含め、文書の作成に関与しているとみた職員3人について、同じ時間帯にそれぞれ聴取する方針を決め、25日に着手。
男性については、片山氏が約45分間に渡って聴取した。
聴取で片山氏は
「1年間の全部の(メール)記録、今チェックさせとんねん」
と強調。
「色んな人の名前、出てきたわ。どういうこっちゃ」
「(告発文と男性のメールが)同じ内容やで」
などと質した。
自身や周囲の告発文書への関与を否定する男性。
すると、片山氏は
「(メールで)名前が出てきた者は一斉に嫌疑をかけて調べなしゃあない」
「名前出てきた者は、皆在職しとるということだけ忘れんとってくれよ」
と迫った。
「(職制上の等級を)10級に上げるっていいよったけど、どないしようかいな」。
男性と交流があった県幹部の名前を挙げて昇級見送りを示唆した他、
「警察に持ち込もうかと思ってる。一切知らんて最後まで言うの?」
といった発言もあった。
斎藤氏の側近幹部が県内企業から受領したコーヒーメーカーについて、
「こんなん皆知らんやろ。誰から聞いたんや」
と問い詰め、男性が
「みんな噂してますよ」
と否定すると、
「噂か、噂をまとめただけか。なるほど」
と引き取る場面も。
男性はこの場では文書への関与を否定し続け、片山氏は3月末の男性の退職を認めず、県民局長の職を解くことを告げた。
同じ頃、別の県幹部も小橋浩一総務部長(当時)の聴取を受けていた。
「グルやったんちゃうんか」
と詰問し、男性との通信アプリ「ライン」でのやり取りを見せるように求める小橋氏。
その最中、幹部に男性から電話がかかってきた。
「(通話を)スピーカーにせえ」。
小橋氏は小声で言い、メモ書きをみせて
「他にやったやつはいないのか」
などと聞くように指示したという。
この後、男性は人事当局の幹部に電話をかけ、
「さっき(片山氏の聴取時)はしらを切ったが、俺がやった」
と認めた。
この幹部は
「とても1人でやったとは思えない」
と疑問を呈したが、男性は
「自分1人で話をまとめた」
と譲らなかった。
斎藤氏は2024年9月11日の記者会見で、噂話との説明について
「(男性)本人がそう言っており、具体的な証拠や証言が追加されていない以上、今もそうだったと思っている」
と話した。

議会解散の判断、最短で29日までか 兵庫知事不信任案は19日提出、即日採決案が浮上 
2024/9/11 22:03
https://www.sankei.com/article/20240911-OAB46CWYOZLT5A6AWWPDBD3WD4/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、県議会最大会派の自民党(37人)が9月議会開会日の19日に、斎藤氏に対する不信任決議案を提出することを視野に他会派と調整していることが11日、関係者への取材で分かった。
全県議が斎藤氏に辞職を求める構図となっており、不信任案が提出されれば可決の公算が大きい。
可決の場合、斎藤氏は失職か議会解散かの選択を迫られるが、この日の記者会見では
「選択肢は様々ある」
と述べ、議会解散に含みを持たせた。
解散判断の期限は、最短で29日となる可能性がある。
自民と公明党、立憲民主党県議らでつくる「ひょうご県民連合」、共産党の4会派は12日、無所属議員4人と共同で辞職を申し入れる。
日本維新の会の県議団も先行して9日に申し入れたが、斎藤氏は拒否する姿勢を示している。
自民は斎藤氏が辞職要求に応じない場合、早期退陣を求める必要があると判断。
9月議会が開会する19日に不信任案を提出し、即日採決する案が浮上している。
可決し、議長から斎藤氏への通知が同日中にあった場合、斎藤氏は29日までに失職か議会解散かを判断することになる。
解散の場合は県議選が行われ、改選後の議会で3分の2以上が出席し、過半数が賛成すれば不信任決議が成立。
議会から通知を受けた時点で斎藤氏は失職する。
斎藤氏は11日の会見で、時折涙ぐみながら続投の意向を示し、不信任案に関しては
「法律の規定に基づいて判断していくことになる」
と述べた。
維新共同代表の吉村洋文大阪府知事は同日、記者団の取材に、出直し選挙となった場合の党推薦について
「今の状態であれば難しい」
と語った。

維新の吉村洋文共同代表、兵庫県知事出直し選なら斎藤氏を「推薦できない」
2024/9/11 17:45
https://www.sankei.com/article/20240911-5RL3M6CL3JPANL7ZQZ34GAJPSI/
職員へのパワハラ疑惑などを文書で告発された兵庫県の斎藤元彦知事について、令和3年の県知事選で推薦した日本維新の会の吉村洋文共同代表(大阪府知事)は11日、斎藤氏が辞職して出直し知事選に臨んだ場合の維新の対応について
「今の状態なら推薦できない」
と述べた。府庁で記者団の取材に応じた。
吉村氏は県議会調査特別委員会(百条委員会)での斎藤氏らの証言を踏まえ、斎藤氏が告発文書を公益通報として扱わず、文書を作成した元県西播磨県民局長(60)=7月に死亡=を懲戒処分にしたことや、県職員に物を投げるなどのパワハラ行為を批判。
「背景や事実関係で納得できるものはない」
「百条委の証言を聞いても今の状態であれば(出直し選で)推薦できない」
と語った。
また、吉村氏は今月7日、斎藤氏に電話で連絡をとり、辞職して出直し選に出馬すべきだと進言したが、その後も斎藤氏が続投の意思を示していることについては
「残念に思う」
「間違っていることは認めて辞職すべきだ」
と述べた。

兵庫知事、定例会見で涙ぐみ「自分自身に対し悔しい」 12日予定の辞職申し入れ控え
2024/9/11 17:12
https://www.sankei.com/article/20240911-M6XLT7AAQ5LPLO53GO74NWRSVY/
兵庫県の斎藤元彦知事を巡る一連の疑惑が文書で告発された問題で、斎藤氏は11日午後に開かれた定例記者会見で、県議会の自民など4会派が12日に予定する辞職の申し入れに対し、
「こういう状況になったことは申し訳ないなという思い」
「自分自身に対して悔しい」
などと涙ぐみながら述べた。
斎藤氏は3年前の前回知事選で、自民の一部県議らが会派を割って支えてくれたことなどを問われ、
「重い決断の中で(自民の一部県議が)私に出馬要請をして頂いた」
などと述懐。
就任後も
「議会が終わる度に会派の控室に行った」
「そこで『頑張れよ』と言って頂いた」
などとし、自民県議らに対し
「今も感謝はしてます」
「申し訳ないという思いで私自身は今います」
などと語った。

兵庫知事、不信任案可決の場合「法律の規定に基づき対応」議会解散も否定せず
2024/9/11 12:01
https://www.sankei.com/article/20240911-KYTCGH76CZKYXKBYV2INVITW5E/
兵庫県の斎藤元彦知事を巡る一連の疑惑が文書で告発された問題で、斎藤氏は11日午前、報道陣の取材に応じ、県議会の全議員(86人)から辞職要求を受ける見通しとなったことについて
「まずは百条委員会や第三者機関の調査に対応すべきことが優先すべき課題だ」
と話し、
「県政を1つ1つ前に進めていくことが私の今の考え」と改めて辞職を否定した。
【一覧でみる】兵庫県の斎藤知事が受領を認めた贈答品
県議会最大会派の自民党などは9月議会が開会する19日に知事の不信任決議案を提出することも視野に入れている。
決議案が可決された場合の対応について、斎藤氏は
「法律の規定に基づいてどう対応するか考える」
と述べるにとどめた。
辞職するか、議会を解散する選択肢がある。

兵庫知事の不信任案、議会初日の19日提出を視野に 自民が各会派に呼びかけ
2024/9/11 11:35
https://www.sankei.com/article/20240911-X6XHQK3RR5LKPOMZZPOLW3NAMI/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、県議会最大会派の自民党(37人)が、9月議会開会日の19日に、斎藤氏に対する不信任決議案を提出することを視野に各会派と調整していることが11日、関係者への取材で分かった。
9日に辞職と出直し選挙を申し入れた維新に続き、自民など4会派と無所属議員4人が12日に斎藤氏に辞職を要求する予定だが、斎藤氏は応じない可能性が高く、自民の動きはそれを見越したものとみられる。
9月議会の会期は19日から10月23日までの約1カ月間の予定。
不信任案を巡っては、既に立憲民主党県議などでつくる第4会派「ひょうご県民連合」(9人)が一般質問終了後の9月30日か、補正予算案が採決される10月3日に提出する方針を示していた。
自民は、斎藤氏が12日の辞職要求に応じない場合でも、早期退陣を求める必要があると判断。
9月議会初日の19日に不信任案を提出することも視野に、公明や県民連合などと調整に入った。
各会派幹部らは11日、産経新聞の取材に
「辞職を求める知事に代表質問や一般質問をやる必要があるのか」
と述べ、自民の動きに同調する構え。
不信任案の可決には、出席議員の4分の3以上の賛成が必要で、県議会では65人が可決ライン。
12日の自民などの辞職要求で全議員86人が辞職を求める形になり、不信任案は可決される公算が大きい。
可決されれば斎藤氏は辞職するか、10日以内に県議会を解散するかを選ぶ。
解散しない場合は失職する。
議会解散となり、県議選後最初の県議会に不信任案が提出されれば、出席議員の過半数の賛成で可決できる。
この場合、斎藤氏は失職となる。

兵庫県議全86人が斎藤知事に辞職要求へ 不信任案も検討、可決か
2024/9/10 16:25
https://www.sankei.com/article/20240910-DDLB23NHTZIKVDFK2HIEA4OLCA/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会最大会派の自民党、公明党、ひょうご県民連合、共産党の4会派は10日、無所属議員4人と共同で12日午前に斎藤氏へ辞職を申し入れると発表した。
維新の会は9日に単独で申し入れており、86人いる県議会の全議員が辞職要求を突き付ける事態となった。
斎藤氏は要求に応じない考えを既に示しており、各会派は不信任決議案提出に向けた検討も本格化。
立憲民主党県議らでつくる県民連合は19日に開会する議会で提出する方針を決めており、提出された場合、可決される公算が大きい状況だ。

「県民からは激励の声の方が多い」斎藤知事 辞職は改めて否定
2024/9/10 11:54
https://www.sankei.com/article/20240910-P3KGTUPUPBJDNI26O2KFLH2D3I/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題を巡り、斎藤氏は10日、県民らからの批判について
「投書などで拝見しているが、直接(批判を)受けることはあまりない」
とし、激励の声の方が多いと強調した。
同日午前、報道陣の質問に答えた。
9日には3年前の知事選で斎藤氏を推薦した日本維新の会が辞職などを求める申し入れを提出したが、斎藤氏は改めて辞職を否定した。
告発文書は県西播磨県民局長だった男性(60)が3月、一部の県議や報道機関などに配布。
県は同月27日に男性を解任し退職を保留した。
男性は4月ごろに文書内容を県の公益通報窓口に通報していたが、県は公益通報の調査結果を待たず5月に男性を懲戒処分とした。
男性は7月に死亡。
自殺とみられる。
男性が亡くなったことが明らかになって以降、県には斎藤氏への批判や問い合わせの電話が相次いでいる。
同月16日の定例会見で斎藤氏は、自身の身に危害を加えるという趣旨の電話が県庁に寄せられていると明かし、公務で予定していた視察を中止したと発表していた。
斎藤氏は10日、登庁時に報道陣の取材に応じ、改めて辞職を否定。
県議会からの辞職要求に応じない場合は、9月議会での不信任決議案提出が想定されるが、
「仮定の話には答えられない」
と述べた。
また、県民からの批判の声については
「『色々あるが、頑張ってくれ』という声が7月以来多いというのが私の受け止め」
と述べた。

「どういう道を進むかは自分で決める」斎藤兵庫県知事、県議会全会派からの辞職要求にも改めて辞職否定
2024/9/10 10:41
https://www.sankei.com/article/20240910-OHAY4LXAVRPXDEYR5TULM76UAY/
斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題をめぐり、県議会第2会派の「維新の会」が9日、斎藤知事に対して、辞職要求を申し入れた。
これで自民など全5会派が辞職を求める見通しだが、斎藤知事は
「予算を成立させ、県民の生活をしっかりと支える」
と改めて、取材陣に対して辞職を否定した。詳しい内容は次の通り。
ーー先ほど維新から辞職と出直し選挙を求める申し入れがあった
維新の皆さんには3年前の選挙から支援を頂いた。
改めてお礼申し上げたい。
申し入れがあったことは真摯に受け止めたい
ーー維新の申し入れに応じる考えは
私としては先日の百条委員会に出席して自分なりの考えや認識を伝えた。
県民に伝わったかというと不十分と指摘もあるだろうが自分なりの言葉で懸命に伝えた。
これから百条委、第三者機関に出席してこの問題に不安を持っている方に説明していくことが私の責務。
今月に始まる県議会。
物価高騰対策、お米が高騰するなど県民生活は苦しい。
現在、補正予算の最終調整をしているところであり、県民の暮らしをしっかり支えることが大事。
来年度予算も部局別に議論している。
県民の生活、安全安心な社会、元気な兵庫県を作るための予算施策をしっかりやっていくことが私の大きな役割だ。
ーー辞職に応じないとなると不信任決議案が可決されるのも確実な情勢、可決されると失職か議会の解散になる
県議会の判断はこれからの話。
今日の申し入れは本当に重く真摯に受け止めたい。
この後の状況については、現時点でのコメントは控えたい
ーー辞職要求を拒めば不信任決議案の公算が大きい。どんな選択肢を考えているのか
議会側がどう対応するかはまだ決まっていない段階。
仮定の状況についてのコメントは差し控える。
今は、やはり第三者機関による調査、百条委が開かれている。
知事として説明することが大事。
ハラスメントの問題も不適切なことがあったのは改めないといけない。
贈答品の問題についても社会通念上の範囲とはいえルール作りが大事。
県の公益通報も外部に窓口を設置するなど改善すべきことはしっかりやる。
ーー百条委は辞職してもやれる。県政を前に進めるなら辞職して民意を問うべきという意見もある
もちろん、色んなご指摘はあるが、私は3年前に付託を受けて選ばれた1人の政治家。
至らない所はあるが政治家としてどう対応するかは自分で判断したい。
3年しか知事はしていなくて政治家としては力が足りないところもあると思うが、県民から付託を受けた。
どういう道を進んでいくか自分が決めるのが大事だと思う。

「県政運営に支障」維新、党勢退潮で転換 斎藤知事に辞職要求 衆院選警戒も
2024/9/10 7:00
https://www.sankei.com/article/20240910-ROXN6MQQQFIJRPWCGICMO522WM/
兵庫県議会各会派が斎藤元彦知事への辞職要求で足並みを揃える中、唯一判断を保留していた第2会派の日本維新の会の県議団が9日、斎藤氏に辞職を申し入れた。
3年前の知事選で自民党と共に斎藤氏を推薦し、
「知事与党」
を自任してきた維新。
調査特別委員会(百条委員会)設置に当初反対するなどの対応は
「斎藤氏擁護」
と受け止められてきた。
だが、早期の衆院選が予想される中、党勢の退潮傾向が露わになり、方針転換を余儀なくされた格好だ。

斎藤知事への電話で「間違い認め、辞職すべきだ」 維新・吉村共同代表が進言
2024/9/10 6:30
https://www.sankei.com/article/20240910-I4DPW7OCQZN3HGDYF2PNK3RH4M/
職員へのパワハラ疑惑などを文書で告発された兵庫県の斎藤元彦知事について、令和3年の知事選で推薦した日本維新の会の吉村洋文共同代表(大阪府知事)は9日、府庁で記者団に
「権力志向で間違っていた部分がある」
と述べた。
7日に電話で辞職するよう進言したといい、やり取りを明らかにした。
吉村氏によると、斎藤氏と電話で連絡を取った際、告発文書を公益通報として扱わず、文書を作成した元県西播磨県民局長の男性を懲戒処分にした斎藤氏の対応について
「初期で(判断を)方向付けるのは間違った対応だったのではないか」
と直言。
職員の前で物を投げたり、机を叩いたりした行為もパワハラに当たると指摘し
「間違いは認め、辞職すべきだ」
と伝えたという。
吉村氏は斎藤氏の疑惑について、これまでの兵庫県議会調査特別委員会(百条委員会)での斎藤氏本人の証人尋問を踏まえ、
「一定の真実相当性がある」
と強調。
「権力志向で間違っていた部分があると思う」
とした上で、連絡をとった理由については
「(大阪府の財政課長時代は)優秀な職員で知事になってからも一緒に仕事をした」
「党として最終決定が出る前に直接伝えるべきだと思った」
と述べた。
斎藤氏の進退を巡っては、維新が9日に辞職を要求。
県議会最大会派の自民党など他の3会派も12日に辞職を求める方針だが、斎藤氏は応じない構えを示している。

維新の知事への辞職要望、各会派「国政選挙を見据えた焦りでは」と冷ややか
2024/9/9 21:52
https://www.sankei.com/article/20240909-6NEVXIUJQVOSXFKP3CC4SA2G3E/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、日本維新の会の県議団が9日、斎藤氏に辞職と出直し選挙を申し入れたことについて、既に辞職要求の方針を決めていた他会派からは
「(衆院の解散)総選挙を見据えて焦っているのでは」
などの声が上がった。
「党本部の意向で決めると聞いていた」
「政局を考えた維新らしい判断ではないか」。
最大会派・自民党の北野実幹事長は維新の動きをこう表した。
自民は6日の県議会調査特別委員会(百条委員会)の斎藤氏の証言内容などを踏まえ、辞職を申し入れる方針を同日中に決定。
全会派一致を目指して各会派にも呼びかけ、9日も、第3会派の公明党や立憲民主党系の第4会派「ひょうご県民連合」幹部と会合を開き、12日に申し入れ書を提出する方針を確認した。
北野氏は
「全会派で提出したかったが、維新が先に出すならそれで構わない」
と述べた。
「全会派一致であれば(斎藤氏の)受け取り方は違ったはず」
「なぜこのタイミングなのか」。
公明の会派幹部は首をかしげつつ、
「他会派と一緒では埋没すると考えたのかもしれない」
と推測した。
斎藤氏が辞任に応じなければ、9月議会で不信任決議案提出を提出する方針をいち早く決めた県民連合、上野英一幹事長は
「維新の支持率が低下しているので、国政選挙を見据えて中央(党本部)が焦って決めたことではないか」
と指摘。
他会派に先立つ提出については、
「注目を浴びるためではないか」
と冷ややかな見方を示した。

斎藤知事、「重く受け止める」維新が辞職要求も応じない意向
2024/9/9 21:36
https://www.sankei.com/article/20240909-4CSS4XS6JNIGNAHRWBYIEFZELE/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、令和3年の前回知事選で斎藤氏を推薦した日本維新の会は9日、斎藤氏の辞職と出直し選挙を求める申し入れ書を服部洋平副知事に提出した。
斎藤氏は申し入れ書の提出を受け
「重く受け止めている」
「(疑惑の)調査に知事として説明することが大事だ」
と述べ、辞職要求に応じない意向を示した。
維新は県議会の第2会派。
最大会派の自民党は12日に辞職を要求する予定で、公明党と、立憲民主党議員らでつくる「ひょうご県民連合」も同調する見通し。
主要4会派が辞職を求める異例の構図だ。
申し入れ書は維新の馬場伸幸代表と県組織「兵庫維新の会」代表の片山大介参院議員、県議団の連名で、片山氏らが提出した。
県議会調査特別委員会(百条委員会)での斎藤氏の説明について
「議会や県民が十分に納得できるものとは言い難い」
「県政運営に支障が生じ始めている」
と指摘。
辞職と出直し選挙を要請し、
「大局的に立った、斎藤知事の賢明な判断を強く望む」
と訴えた。
片山氏は申し入れ書の提出後、報道陣の取材に応じ
「他の党と我々のスタンスが違う」
として他会派との共同提出を否定。
維新はこれまで事実解明を優先すべきとの姿勢だったが、
「先に維新としてアクションを起こした方がいい」
「政治的思惑でなく民意を問うことが大切だ」
と強調した。
出直し選挙が実施され斎藤氏が出馬した場合、維新としての支援は
「考えていない」
と述べた。
斎藤氏が辞職要求に応じなかった場合、各会派は不信任決議案を提出する方針。

維新、吉村氏からの説得、斎藤氏「政治家同士のやりとりなので控える」と明らかにせず
2024/9/9 17:52
https://www.sankei.com/article/20240909-A36GAEDFP5KQHK3HVIKJ7DMVUE/
兵庫県議会の第2会派「維新の会」から辞職申し入れを受けた斎藤元彦知事は9日、日本維新の会の吉村洋文共同代表(大阪府知事)から、辞職して出直し知事選に臨むよう説得された際のやり取りについて、
「政治家同士の話なので、差し控えた方がいい」
として内容を明らかにしなかった。
県庁で記者団の取材に答えた。
維新の藤田文武幹事長が同日、国会内での記者会見で、吉村氏が同日までに、電話で斎藤氏を説得しようとしたことを明らかにしていた。
藤田氏によると、大阪府の財政課長を務めた斎藤氏と上司部下の関係だった吉村氏が、斎藤氏に出直し選で県民に信を問うように求めたところ、斎藤氏からは
「聞き置く」
との回答があったという。
斎藤氏は記者団の取材に、自身について
「政治家として3年ほどで、まだまだ経験は浅い」
としつつ、
「政治家同士の話の内容を自分からオープンにする、こういうやり取りがあったというのを言うのは控える」
などと述べた。

斎藤知事、記者団の取材に「県民の暮らし支える」 辞職申し入れに応じない考え改めて示す
2024/9/9 17:38
https://www.sankei.com/article/20240909-JPGNZFDMCJN7BHGPCDHBQTEU2M/
兵庫県の斎藤元彦知事は9日夕、県議会(定数86)第2会派「維新の会」(21)から辞職申し入れを受けた後、記者団の取材に応じ、
「申し入れがあったことは真摯に受け止める」
としつつ、予算編成などを進めることで
「県民の暮らしをしっかり支えるのが大事」
などと述べ、改めて申し入れには応じない考えを示した。
県議会調査特別委員会(百条委)での斎藤氏の対応を受け、日本維新の会の県組織「兵庫維新の会」の片山大介代表が9日午後、県幹部と面会。斎藤氏に対する辞職要求と出直し選挙の実施を申し入れた。
最大会派の自民党(37人)など他会派も12日に辞職を申し入れる方針。
斎藤氏が辞職に応じなければ、県議会で不信任案が提出され、可決される公算が大きくなっている。
その場合、議会解散を選択するとの見立てもあるが、斎藤氏は
「議会側がどう対応するかはまだ決まっていない段階」
などとして、コメントは避けた。

維新共同代表の吉村大阪知事が説得「辞職し出直し選を」 斎藤知事「聞き置く」
2024/9/9 17:01
https://www.sankei.com/article/20240909-ZKHXBHYT4VKL5GUVGYEMYDWDPM/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題を巡り、令和3年の前回知事選で自民党とともに斎藤氏を推薦した日本維新の会の藤田文武幹事長は9日、国会内で記者会見し、維新として斎藤氏に辞職を要求する判断をした理由について、疑惑によって県政が停滞し
「推薦した党の責任として判断した」
と説明した。
また藤田氏は会見で、吉村洋文共同代表(大阪府知事)が同日までに、斎藤氏に電話で辞職を求め、出直し知事選に臨むよう説得を試みたことを明らかにした。
藤田氏によると、大阪府の財政課長を務めた斎藤氏と接点がある吉村氏が、斎藤氏に出直し選で県民に信を問うように求めたところ、斎藤氏からは
「聞き置く」
との回答があったという。
藤田氏は斎藤氏について
「冷静な判断をしてほしい」
と述べ、辞職に応じなかった場合は、県議会で維新単独での不信任決議案の提出も検討する考えを示した。
藤田氏は出直し選が実施された場合、維新として斎藤氏を支援するかについては現時点で
「判断できない」
とした。
維新は疑惑への対応について、県議会調査特別委員会(百条委員会)や第三者機関での事実解明を待つべきだとしていたが、藤田氏は
「方針転換と言わざるを得ない」
「もっと辞職を早く求めるべきだったとか、判断が遅いという批判は真正面から受け止めたい」
と語った。

維新が兵庫知事に辞職要求、党幹部「県政が停滞している」  斎藤氏は応じない構え
2024/9/9 15:47
https://www.sankei.com/article/20240909-JRD73UPWAVLMRDGRUKAVX3W7XU/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題を巡り、令和3年の前回知事選で自民党とともに斎藤氏を推薦した日本維新の会の県組織「兵庫維新の会」の片山大介代表(参院議員)らは9日午後、県幹部と面会し、斎藤氏に対する辞職要求と出直し選挙の実施を申し入れた。
斎藤氏は応じない構え。
出直し選挙が行われ斎藤氏が出馬した場合も、維新は斎藤氏を支援しない予定としている。
県議会(定数86)で、維新会派(21人)は自民(37人)に次ぐ第2会派。
自民などは12日に辞職を要求する予定で、議会で代表質問ができる4会派全てが辞職を求める構図となった。
この日の申し入れには服部洋平副知事が応じた。
申し入れに先立ち、日本維新の会の藤田文武幹事長は9日午後に記者会見し、斎藤氏に辞職と出直し選挙を求める理由について
「(知事選で)推薦した責任がある」
「斎藤氏は潔白を主張しているが、県政の停滞を招いているのは事実だ」
とし、県議会で不信任決議案が提出された場合は
「賛同せざるを得ない」
と述べた。

「不信任ライン」超えた知事辞職要求勢力 狭まる包囲網、孤立深める斎藤氏
2024/9/9 12:28
https://www.sankei.com/article/20240909-J5KRQE2SBRP3XKYIIGKEYFCVUM/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題では、最大会派の自民をはじめ、既に複数の会派が斎藤氏に辞職を要求する方向で調整を進めている。
今後の焦点は不信任決議案の提出へと移る見通しだが、維新が加わったことで辞職を求める勢力は、全議員が出席した場合の決議案可決に必要な65の
「不信任案可決ライン」
を超えた。
孤立を深める斎藤氏。
包囲網は更に狭まる展開となっている。
県議会(定数86)では最大会派の自民が12日にも斎藤氏に辞職を要求する予定を明らかにしており、第3会派の公明や、立憲民主党議員らで構成する第4会派「ひょうご県民連合」も、こうした流れに沿う方向で調整が進む。
9日午後に辞職と出直し選挙の実施を求めることを決めた第2会派の維新を合わせると、斎藤氏に対して県議会の4会派全てが辞職を求める形となった。
ただ、9日午前に県庁で報道陣の取材に応じた斎藤氏は
「真摯に受け止め反省すべきところは反省するが、進めるべき予算や事業などをしっかりやる」
と述べ、会派からの辞職要求には応じない構えを強調している。
議会が首長に進退の判断を迫る際には、辞職勧告決議案を提出して議会で採決するケースもあるが、会派からの辞職要求と同様、法的拘束力はない。
議会が知事を失職させるにはまず、不信任案を可決させることが必要となる。
これまで、斎藤氏に辞職を求めたり、求める方向で調整を進めていたりする主な勢力は自民(37人)、公明(13人)、県民連合(9人)の3会派の59人に、共産2人を加えた計61人だった。
これに第2会派の維新の21人を加えると、全議員が不信任案に票を投じたと仮定した場合の賛成票の数は単純計算で、可決に必要な65を大幅に上回ることになる。
県民連合は19日開会の9月議会の会期中に不信任案を提出する方針を示しており、一般質問終了後の30日か、補正予算案を採決する10月3日で日程を模索。
県民連合の他、自民も不信任案の提出を検討しており、これら2会派以外の勢力についても同調する可能性があるとみられる。

兵庫知事支援の維新が午後に辞職要求へ、全会派が一致 斎藤氏は応じない構え
2024/9/9 12:21
https://www.sankei.com/article/20240909-LZZEIR24FRL7TKU2ICAK3BNSOU/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題を巡り、令和3年の知事選で自民とともに斎藤氏を支援した県議会(定数86)第2会派「維新の会」(21人)の県議団は9日午後、斎藤氏に対し辞職と出直し選挙の実施を申し入れを行う。
維新関係者が明らかにした。
県議会の4会派が辞職を要求する構図となったが、斎藤氏は応じない構えを示している。
疑惑を調査する県議会調査特別委員会(百条委員会)は、告発文書を公益通報として扱わず、告発者を懲戒処分とした斎藤氏らの対応について審議した。公益通報制度に詳しい専門家2人が証言し、処分は違法だと指摘したが、斎藤氏は証人尋問の場でも
「対応に問題はなかった」
とする従来の主張を崩さなかった。
一連の斎藤氏の対応を踏まえ、維新は8日に会派や日本維新の会の幹部らが対応を協議し、
「県民の納得を得るものとは言い難い」
と判断。
維新県議団の岸口実団長は8日の協議終了後に取材に応じ
「(斎藤知事が)県民からの負託を受けたと主張するなら、辞職して民意を問う必要がある」
「(申し入れに応じなければ)不信任決議案提出しかない」
と述べた。
維新会派の県議らで構成する県組織「兵庫維新の会」代表の片山大介参院議員らが9日午後に県庁に出向き、斎藤氏に辞職と出直し選挙を求める予定で、日本維新の会も9日午後1時から藤田文武幹事長が記者会見を開き、国政政党としての考えを明らかにする。
出直し選挙が実施された場合でも、維新としては斎藤氏を支援しない予定。
斎藤氏への辞職要求を巡っては、最大会派の自民(37人)なども12日に申し入れを行う。
応じなければ各会派で不信任決議案提出の動きが強まるとみられ、斎藤氏の対応が注目される。

辞職要求に斎藤兵庫県知事は応じぬ姿勢、県議会全会派が申し入れへ
2024/9/9 10:53
https://www.sankei.com/article/20240909-MBZLJQUBUZPVZEOCSJLFWNCPPQ/
日本維新の会が斎藤元彦兵庫県知事に対し辞職を申し入れることを決め、県議会全会派から辞職要求が出る見通しとなった。
斎藤氏は9日の登庁時に取材に応じ、
「真摯に受け止め反省すべきところは反省するが、進めるべき予算や事業などをしっかりやる」
と述べ、辞職要求に応じない姿勢を示した。
自民党は6日の百条委終了後に総会を開き、辞職要求方針を決定。
不信任案には明確な理由が必要との意見があった第3会派公明党も辞職要求へと傾き、自民への同調を決めた。
立憲民主党県議らの第4会派「ひょうご県民連合」、共産党とも連携し12日に申し入れる。
告発文書は斎藤氏のパワハラなど疑惑7項目を指摘。
県幹部だった男性が報道機関などに配布後、県の公益通報窓口にも通報した。
県は公益通報者保護法の対象外と判断し、男性は懲戒処分を受けた後に死亡した。

出直し選でも斎藤氏支援せず 維新、9日に辞職要求 兵庫知事文書問題巡り
2024/9/9 0:35
https://www.sankei.com/article/20240909-3GA33AKT5FIDFPYEBEXSAD7A34/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題で、県議会(定数86)の第2会派の「維新の会」(21人)が斎藤氏に対し9日に辞職と出直し選挙の実施を求める方針を固めたことが8日、分かった。
維新は令和3年の知事選で自民と共に斎藤氏を推薦した経緯があり、動向が注目されていた。
斎藤氏は応じないとの見方が強いが、たとえ出直し選挙が実施されても、推薦や支援は予定しておらず、
「知事おろし」
の包囲網は一層狭まる展開となった。
県議会では、最大会派の自民(37人)が12日にも斎藤氏に辞職を要求する予定。
第3会派の公明(13人)や、立憲民主系の第4会派「ひょうご県民連合」(9人)も同調する方向で調整を進めており、全会派が辞職を求める構図となった。
疑惑を調査する県議会調査特別委員会(百条委員会)での2度に渡る斎藤氏の説明を踏まえ、維新では8日に会派幹部や日本維新の会幹部らが対応を協議した。
終了後、取材に応じた維新県議団の岸口実団長は
「(斎藤知事が)県民からの負託を受けたと主張するなら、辞職し民意を問う必要がある」
「(申し入れに応じなければ)不信任決議案提出しかない」
と述べた。
維新会派の県議が所属する県組織「兵庫維新の会」代表の片山大介参院議員が9日午後に県庁に出向き、斎藤氏の辞職と出直し選挙を求める。
5、6日の百条委では告発文書を公益通報として取り扱わず、告発者を懲戒処分とした決定について検証。
公益通報制度に詳しい専門家2人は処分が違法であると指摘した。
「対応に問題はなかった」
などと繰り返す斎藤氏の主張について、維新は
「県民の納得を得るものとは言い難い」
と判断した。
斎藤氏が辞職の申し入れに応じない場合、ひょうご県民連合が19日開会の9月議会の会期中に不信任決議案を提出する方針を固めている。
一般質問終了後の30日か、補正予算案を採決する10月3日の提出を模索している。
自民も不信任決議案の提出を検討しており、他の会派も追随する可能性がある。
地方自治法は、不信任案の可決には出席議員の4分の3以上の賛成が必要と規定。
不信任を受けた首長は辞職するか、10日以内に議会を解散することができ、解散しなければ失職する。
議会が解散された場合は議員選挙を実施。
選挙後初の議会で再び不信任案が提出されると、出席議員の過半数の賛成で成立し、首長は失職する。

維新が斎藤兵庫知事に対し辞職要求へ 告発文書問題で
2024/9/8 22:06
https://www.sankei.com/article/20240908-LTBZTC32AFMUFFXCOXKERQTACU/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題で、県議会第2会派の「維新の会」が9日に斎藤氏に対し辞職と出直し選挙の実施を求める申し入れを行うことが8日、分かった。
疑惑を調査する県議会調査特別委員会(百条委員会)での斎藤氏の説明では、県民が納得しがたいことなどを理由に、会派幹部や日本維新の会幹部らが8日に対応を決めた。

渦中の兵庫県知事が毎週続ける定例会見 貫くべき報道陣から逃げない姿勢
2024/9/8 10:00
https://www.sankei.com/article/20240908-6SJLGQBNKJD77DUWVHBPEPKDVA/
兵庫県のホームぺージ(HP)で「知事室」をクリックすると(※スマホ版なら右上の「情報を探す」をクリックすると「知事室」が出ます)、「ようこそ知事室へ」のページに飛び、その中に「記者会見」の項目があります。
斎藤元彦知事の定例記者会見での発表内容や、記者との質疑応答が丁寧にテキスト化されています。
▼兵庫知事、夕食予約巡り「俺は知事だぞ」激怒は否定 多数のパワハラ言動指摘には「反省」
斎藤氏の定例会見は、現在世間を騒がせている斎藤氏と兵庫県の公益通報やパワハラ疑惑を巡る問題の発覚以前から、ほぼ毎週開催されています。
端緒となった元西播磨県民局長による斎藤氏らへの内部告発文書が表に出た後も、定例会見の開催頻度は変わっていません。
兵庫県のHPをたどれば、告発文書に関する質問が初めて出たのは、3月27日の知事会見でした。
この日の会見では斎藤氏側からまず「令和6年度組織改正・人事異動の概要」などの説明がありました(※会見前に人事当局も説明)。
その後の質疑応答で、内部告発者の西播磨県民局長を退職4日前に調査などのため残留させるという異例の人事変更を行ったことについて、記者が質問しています。
いくつかの関連質問の中で、内部告発文書について斎藤氏は
「当該内容の文書には、事実無根の内容が多々含まれていることなので(中略)法的な課題が凄くあると考えています」
と回答。
処分に関しては
「今後の調査結果次第ですが、本人も作成と一定の流布を認めているので、懲戒処分を行うことになると考えています」
と答えています。
さらに、退職4日前での異例の退職取り消しに至った理由などについては
「業務時間中に、嘘八百含めて、文書を作って流す行為は公務員としては失格です」
と断罪しました。
▼「表現行き過ぎ、大変反省」兵庫知事が陳謝 死亡の元県幹部の告発文書をかつて「嘘八百」 斎藤知事の告発文書問題
一連の問題を巡っては、兵庫県議会が設置した調査特別委員会(百条委員会)で斎藤氏らの証人尋問も進んでいる上、問題発覚から半年近くが過ぎても騒動は落ち着いていません。
▼「俺は知事だぞ」発言を否定 個室用意は当然との認識示す 兵庫県議会百条委証人尋問詳報
ただ、この間、斎藤氏のパワハラ疑惑やおねだり°^惑が話題の中心になっているようですが、問題の本質は、先述した3月27日の記者会見での発言にあるように、内部告発を
「嘘八百」
とし、告発者に対して
「懲戒処分」
を予告したことではないでしょうか。
公益通報に関わる対応がどうだったのかが最大の焦点だと思います。
▼「まるで独裁者が粛清する構図」「公開ハラスメント」「組織の他山の石に」斎藤兵庫県知事の告発者処分 専門家が厳しい指摘
▼「コメント難しい」と兵庫知事 専門家の「公益通報保護法に違反する」批判に
さて、渦中の斎藤氏は、冒頭から紹介しているように問題発覚後も定例会見をほぼ毎週行っています。
知事の立場としては当然だと言えなくもないですが、毎週というのは他府県の知事と比べても少なくはありません。
一連の問題では、告発した元県民局長ら2人がすでに死亡していますし、軽々に評価することはできませんが、発言の内容は別にして、問題発覚後もペースを変えず記者の前に立ち続けていること自体は、評価に値するのではないでしょうか。
▼淡々と斎藤知事 死亡した元県民局長への懲戒処分は「適切。誹謗中傷性高かった」
自身への疑惑が浮上した際、報道陣を避ける政治家は枚挙にいとまがありません。
その点、斎藤氏は定例会見に加え、登庁時や視察先などでも記者による囲み取材に応じています。
百条委員会での証人尋問もライブで流れますし、記者やカメラから逃げることはないようです。
自身の言動への自信からでしょうか。
いずれにしても、その姿勢は今後も貫いてほしいと願っています。

「斎藤家の食卓をにぎわしただけ」おねだり°^惑に百条委員が指摘 兵庫知事は正当性主張
2024/9/8 8:00
https://www.sankei.com/article/20240908-6NAXQIZNWNJSHGW32PFHXQI5KY/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、6日に開かれた県議会調査特別委員会(百条委員会)では、斎藤氏による贈答品受領についても委員から質問が相次いだ。
斎藤氏はカニやカキ、ワインなど多数の品を受け取ったことを認める一方、
「『知事に食べてほしい』という厚意で持ってきたもの」
「全てをもらわないという判断をするのは難しかった」
と正当性を強調した。
「姫路城のレゴブロックが欲しいと言ったのは事実か」。
6日の証人尋問で、委員からの質問に斎藤氏は
「欲しいというか、知事室で展示できればいいなと思ってお伝えした」
と淡々と答えた。
レゴブロックとは、世界的なブロック玩具メーカー「レゴグループ」が発売した姫路城をモチーフにしたもの。
斎藤氏は2023年6月、同社関係者らと共に武士装束で製品をPRし、自身の交流サイト(SNS)にも投稿していた。
告発文書には
「知事のおねだり体質は県庁内でも有名」
と記され、百条委が実施した職員アンケートでは、約2割が贈答品の受け取りを見聞きしたと回答。
この日の尋問では委員が贈答品を1つずつ挙げ、斎藤氏が受領の有無を答えていった。
斎藤氏が受領や提供を認めたのは、
▽播州織のネクタイ
▽スポーツチームのユニホーム
▽カキ
▽枝豆
▽ワイン
▽カニ
▽日本酒
▽岩津ネギ
▽タマネギ
▽バースデーケーキ
▽湯のみ
など。
斎藤氏はこれまで
「県産品のPRになる」
と受領の理由を説明しているが、SNSでPRしていないものもあり、証人尋問で委員は
「斎藤家の食卓を賑わしただけ」
と批判。
これに斎藤氏は
「こういったおいしいものが県内にあるんだと知ることも、大事な県知事としての仕事だ」
と反論した。
知事就任直後、秘書課に届く贈答品について
「どうなんだ」
と職員に尋ねたとも説明。
職員から
「前知事の頃からたくさん頂いている」
「届けた方のご厚意で、社交儀礼の範囲内だから食べていいですよ」
と説明を受けたと主張した。
別の委員は、前知事は贈答品を部下に分け、自身では持ち帰らなかったとする職員アンケートの回答を紹介。
1人で持ち帰ることが多いとされる斎藤氏を質した。
斎藤氏は、
「なぜ(秘書課など)特定の課の職員のみが頂けるのか」
という不公平感があるためと理由を述べた。
一方、斎藤氏は告発文書で受け取ったと指摘されたコーヒーメーカーについては返却を指示したとしている。
「なぜコーヒーメーカーだけは返却するのか」
との問いには、こう答えた。
「消費するようなものは社交儀礼の範囲で対応させていただくが、家電製品は少し違うかなというのが私の感覚ですね」

斎藤知事への辞職要求、他会派にも広がる 維新は近く判断
2024/9/7 21:23
https://www.sankei.com/article/20240907-R7HZLHPZY5KA5DZ626HP4IJVW4/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、県議会第2会派の日本維新の会の県議団(21人)は7日、会派幹部が党幹部と斎藤氏の進退に関する対応を検討。
近く斎藤氏に辞職を申し入れるか決める見通しとなった。
最大会派の自民党(37人)は、12日に辞職を申し入れることを既に決定。
斎藤氏が応じなければ、各会派で失職に繋がる不信任決議案提出の動きが強まるとみられ、斎藤氏の対応が注目される。
単独での辞職申し入れを決めていた第4会派の
「ひょうご県民連合」(9人)
の幹部は7日、自民などと共同での申し入れとする意向を明らかにした。
第3会派の公明党(13人)も足並みを揃える方向で、近く会派として正式に決める。
5、6日の県議会調査特別委員会(百条委員会)では、告発文書を公益通報として扱わず告発者を処分した斎藤氏らの対応について審議。
公益通報制度に詳しい専門家2人が対応を違法と指摘したが、斎藤氏は
「対応に問題はない」
とする従来の主張を繰り返した。
これを受け、自民は6日、臨時の県議団総会を開いて対応を協議。
全議員に呼びかけ、9月議会(19日開会)の議会運営委員会が開かれる12日に、斎藤氏に辞職を申し入れることを決めた。
自民の北野実幹事長は
「知事の判断をしっかりと促したい」
と述べた。
議会が首長に進退の判断を迫る際には、まず辞職勧告決議案を提出し、議会で採決するケースもある。
ただ、法的拘束力はなく、辞職しないことも少なくない。
今回の申し入れにも強制力はなく、かねて続投に意欲を表明している斎藤氏は応じないとの見方も強い。
その場合、ひょうご県民連合は9月議会で不信任案を提出する方針。
一般質問終了後の30日か、補正予算案を採決する10月3日の提出を模索する。
自民も不信任案の提出を視野に入れており、他の会派も追随する可能性がある。

兵庫知事、部下から進言「受けた記憶ない」 証人尋問、正当性強調も証言食い違い
2024/9/7 6:30
https://www.sankei.com/article/20240907-SC4GXCVTQFOZBKFYHA2546RABA/
「誹謗中傷性の高い文書」
「公益通報に該当するとは思っていない」。
6日の兵庫県議会調査特別委員会(百条委員会)で、斎藤元彦知事が2度目の証人尋問に臨んだ。
「問題はない」
「ちゃんとやってきた」。
正当性を訴える言葉からは、県トップとしての自負心がのぞいた。
ただ、告発文書を公益通報として扱わず、告発者を処分した経緯では部下の証言と食い違う点も多く、不透明感が残った。
「こういうものを入手した」。
この日の片山安孝・元副知事や、これまでの県職員による尋問での証言などによると、一連の問題で斎藤氏が最初に動いたのは3月21日。
片山氏や側近幹部計4人を知事室に呼び、告発文書を示して作成者の特定などの調査を指示した。
この際、公益通報者保護法で禁じられる告発者捜しに当たるかどうかは
「協議はしていない」
と、斎藤氏は尋問で証言。
文書の内容を否定し、
「告発というよりも誹謗中傷性の高い文書だと思った」
とも述べた。
ところが、原田剛治・産業労働部長は3月21日の協議の場で、告発文書に示されたコーヒーメーカーを受領していたと明かしたことを証言。
この点は片山氏の証言とも一致した。
文書の信憑性に関わる部分だが、斎藤氏は否定した。
文書の作成者は県西播磨県民局長だった男性(60)=7月に死亡=と特定され、3月25日に片山氏が事情聴取。
最終的には5月7日に停職3カ月の懲戒処分とした。
この間、人事課は第三者委員会での調査を進言したとされるが、斎藤氏は
「進言を受けた記憶はない」
と断言。
斎藤氏の指示で公益通報の調査結果前の処分に至ったとの証言についても
「記憶上、指示をしていない」
と否定した。
尋問では告発者捜しや処分の妥当性が度々問われたが、斎藤氏は
「(文書には)真実相当性がなく、公益通報の保護要件には該当しない」
と繰り返した。
根拠の1つに挙げたのが、噂話を集めて作成したという男性の供述だ。
斎藤氏はこれまで
「噂話−」
供述だけを公表。
男性の詳しい聴取内容は開示してこなかったが、この日は片山氏による聴取の様子が明かされた。
「名前が出てきたものは一斉に嫌疑をかけて調べなしゃあないからな」。
男性の協力者とみる職員の名を挙げ、人事で不利な扱いをすると示唆する片山氏。
男性が文書作成を認めると、
「誰に聞いたんや」
と問い詰めた。
「それは言えない」
「皆噂している」
と男性が答えると、
「噂をまとめただけやということやな」
と引き取った。
情報源を守りたい男性の意図が窺えるが、斎藤氏はこの日も
「噂話を集めたと本人が言っている」
と強調。
一連の対応に道義的責任を感じないか問われると、
「道義的責任というのが何かが分からない」
と答えた。
■公益通報制度「基本的な理解ない」
斎藤元彦知事の内部告発への対応やこの日の証人尋問を踏まえ、専門家らは公益通報制度に対する基本的な理解が欠けていると口を揃える。
公益通報者保護法のガイドライン策定にも携わった明治大の高巖(たかいわお)特任教授(企業倫理)は
「告発文書は間違いなく公益通報に当たる」
「利害関係のない機関が調査して真実相当性などを判断すべきで、当事者が口を挟むことが異常だ」
と指摘する。
疑惑を指摘された斎藤氏が文書を見て誹謗中傷性が高いと判断し、告発者を捜せという指示を出すなど
「一連の流れは論外」
と評価。
「こんなにも簡単に公益通報に当たらないという結論を出す県庁に、まともな公益通報の体制などなかったのではないか」
と話す。
制度に詳しい淑徳大の日野勝吾教授も、公益通報に当たるかどうかの根拠を真実相当性のみに拘っているとし、
「基本的な理解がないことが明らかになった」
と指摘する。
同制度では、事業者側に通報への体制整備義務の指針を規定。
外部通報であっても、不正目的の通報を除き、通報者の特定や不利益扱いを禁じている。
兵庫県の一連の対応は
「最初の段階から間違えている」
と断じ、
「知事が文書を入手した瞬間から誹謗中傷と思い込み、知事を守ろうと周囲も忖度して拙速に動いた結果ではないか」
と指摘した。
■狭い保護対象、法改正求める声も
公益通報者保護法は、通報者を不利益な扱いから守って不正の是正を促す一方、全ての通報が保護されるわけではない点が問題視されてきた。
保護法は国民の生命、身体、財産の保護に関わる違法行為などへの通報を保護対象と規定。
食品偽装などが内部告発で相次ぎ発覚したのを機に平成18年に施行された。
ただ、今回の告発文書で指摘された地方公務員法や公選法違反の部分は規定外で保護対象とならない。
また、通報先により保護要件も異なる。
報道機関などの外部通報では、証拠資料や信用性の高い証言など疑惑が真実と信じる根拠(真実相当性)が必要とされる。
制度に詳しい三浦直樹弁護士は
「兵庫県の問題は制度の至らぬところを浮き彫りにした」
「地方公務員法などが保護対象でないのは狭すぎる」
と指摘する。
斎藤氏はこれまでの記者会見で、文書で告発された疑惑について
「大半は保護法で定められた法律違反ではない」
と強調。
更に
「信用性の高い供述などが存在せず、真実相当性が認められない」
として保護対象外と主張する。
保護法には、通報者が主張の根拠を示す資料などを外部に持ち出した場合の免責事項もない。
資料を持ち出せば、情報漏洩や守秘義務違反で逆に処分されるリスクを負う。
また、通報者捜しや通報による不利益扱いを禁じる一方、事業者側には罰則もない。
三浦弁護士は
「正義感で通報しても、現状ではハイリスク・ノーリターンだ」
と指摘。
通報者の中には自分の事例が保護対象ではないと苦しむ人もおり、
「対象を限定せず、不利益な扱いを生まないよう罰則規定を強化するといった法改正が望まれる」
と強調した。

兵庫知事、不信任案可否が焦点に 衆院選迫り各会派難しい判断迫られる
2024/9/7 6:00
https://www.sankei.com/article/20240907-527ZK4OPGFOJJHHEUEGJTLNYPU/
6日の兵庫県議会調査特別委員会(百条委員会)で、斎藤元彦知事は文書による疑惑告発を公益通報と扱わなかった対応について
「適切だった」
とする従来の主張を繰り返した。
今後、県議会が斎藤氏への不信任案を可決するかが焦点となる。
百条委を通じて斎藤氏への批判は高まり、不信任への流れは強まるが、議会側には斎藤氏が議会解散を選択するとの見立ても根強い。
衆院選も迫り、各会派は難しい判断を迫られている。
百条委での疑惑追及が続く中、最初に不信任案提出を決めたのは、立憲民主党議員らでつくる第4会派のひょうご県民連合(9人)。
会派幹部は
「県政が完全に停滞している」
「正常化には真相解明に加えて知事の辞職しかない」
と語る。
県民連合が単独で不信任案を提出することは可能だが、可決へのハードルは高い。
兵庫県議会(定数86)の場合、全員が出席すると65人の賛成が必要で、他会派との連携が不可欠となる。
まず、カギを握るのが最大会派の自民(37人)だ。
3年前の知事選では斎藤氏を推薦したが、今回の問題では県連会長の末松信介参院議員が事実上の辞職勧告を突きつけるなど、厳しい態度を見せている。
ある自民県議は
「百条委などの調査を待つべきだとの意見もあるが、(斎藤氏は)もう持たないのでは」
と話す。
第2会派の維新(21人)も知事選で斎藤氏を推薦した。
今回の問題では当初、百条委の設置に反対するなど斎藤氏寄りだったが、風向きは変わっている。
8月25日の大阪府箕面市長選で大阪維新の会公認の現職が敗北し、党内にショックが走った。
ある維新県議は地元で
「あの人(斎藤氏)をまだ応援しているのか」
と苦言を呈された。
早ければ今秋にも衆院解散・総選挙が想定される。
維新は兵庫で公明現職の選挙区にも候補を擁立する方針だが、激しい選挙戦が予想される。
党勢衰退は許されず、県議は
「もう(斎藤氏に)辞めてもらうしかない」
と吐露する。
第3会派の公明(13人)も難しい事情を抱える。
斎藤氏は今月4日の記者会見で、不信任を受けた場合の県議会解散を否定しなかった。
解散すれば県議選となるが、支持母体を挙げて選挙戦を展開する公明にとって、衆院選と時期が近接するのは避けたい。
会派幹部は
「他会派の動向を踏まえて判断したい」
「覚悟を決める時は決める」
と話した。

斎藤知事、告発者特定を幹部に「指示した」 自民会派、12日に辞職申し入れへ
2024/9/6 21:11
https://www.sankei.com/article/20240906-FHAFQ3CE6NKXZB35TWIDYC3OGE/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会調査特別委員会(百条委員会)が6日開かれ、斎藤氏は証人尋問で、文書作成者の特定を幹部に直接指示したと認めた。
元副知事の片山安孝氏の初の尋問も行われ、斎藤氏から
「徹底的に調べてくれ」
と直接命じられたと証言した。
この日の尋問内容を受け、県議会の各会派は、斎藤氏への不信任決議案を巡る対応について協議する。
片山氏の証言などによると、斎藤氏は県西播磨県民局長だった男性(60)=7月に死亡=が作成した文書を把握した翌日の3月21日、片山氏や側近の幹部を集め対応を協議。
その場で斎藤氏は
「誰がどういう目的で出したのか、徹底的に調べてくれ」
と命じたという。
斎藤氏は尋問で
「誹謗中傷性が高く、噂話を集め作成した文書」
とし
「公益通報に該当するとは今も思っていない」
と証言。
公益通報者保護法で禁じる告発者捜しに当たるとの指摘には
「内容の意図を含め、作成した人を聴取することは問題ない」
と正当性を主張した。
告発者の処分は公益通報の調査を待つべきだと人事当局が進言したとの職員の証言には
「記憶にない」
と強調。
結果を待たず処分できないか打診したとの証言にも
「処分しろと言ってない」
と否定した。
参考人として出頭した公益通報制度に詳しい山口利昭弁護士は、告発者を処分した県の対応を
「法令違反」
とし、処分が無効になる可能性に言及。
一方、斎藤氏は違法の認識は
「(今も)ありません」
と述べた。
斎藤氏への不信任案を検討している県議会最大会派の自民は、6日の百条委終了後に対応を協議。
12日に県議会の全議員に呼びかけ、斎藤氏に辞職を申し入れることを決めた。
会派幹部は
「受け入れられなければ不信任もあり得る」
と語った。

知事室に届いた食べ物の独占「ルール化した」と斎藤兵庫知事 「職員に分けると不公平」
2024/9/6 18:46
https://www.sankei.com/article/20240906-X5OQFSVOANJ7REWDI5E3AIVCXA/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題について調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)が6日開かれ、斎藤氏本人への2度目の証人尋問が行われた。
秘書室に届いた食べ物などを自宅に持ち帰り独占≠オていた理由について、斎藤氏は
「知事に食べてほしいと頂いたものなので、自分が食べる判断をした」
と説明。
職員と分け合わなかった理由については
「秘書課職員だけが差し入れられたものを頂くのはどうか」
とした。
委員は斎藤氏の質問で、前知事の井戸俊三氏が秘書室に届いた食べ物を
「食べや、と言って必ず皆の所に置いていた」
とする職員アンケートの記述を紹介。
斎藤氏が井戸県政の刷新を掲げていたことに触れ、差別化を図るなら
「受け取るべきではなかったのでは」
と質した。
斎藤氏は職員と分け合った場合、
「なぜ(秘書課など)特定の課の職員のみ食べられるのかという問題がある」
と不公平感について言及。
知事就任後、秘書課職員から
「届けた方の厚意で、社交辞令の範囲内だから食べていい」
と言われたといい、自身が全て消費する方針を秘書課に伝え
「ルールというか、明確化した」
と述べた。

告発者特定し処分は「ありえない話で法令違反」公益通報に詳しい弁護士、百条委で指摘
2024/9/6 18:29
https://www.sankei.com/article/20240906-4IBKDPDBYFOKBKYFGCKTMPPH6Y/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)は6日、公益通報に詳しい山口利昭弁護士(大阪弁護士会)を参考人として招いた。
文書の存在を把握した直後に告発者を特定し、公益通報の調査を待たずに告発者の元県西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=を停職3カ月の懲戒処分とした県当局の対応について、
「あり得ない話で法令違反」
と指弾した。
山口氏は、公益通報に当たらないとされるケースとして名誉棄損などの
「不正な目的」
がある場合があると説明した。
山口氏に先立って証言した元副知事の片山安孝氏は、メールの送受信記録の中に
「クーデター」
「革命」
といった文言が含まれていたことを理由に
「不正目的な行為であり(公益通報の)対象にならないと思っていた」
と説明。
一方、山口氏は
「事業者(県)側に立証責任があり、相当厳格な調査をしなければ『不正の目的』は認められない」
と強調し、告発者の男性による文書の配布は
「公益通報者保護法上の外部公益通報にあたる」
との認識を示した。
男性が5月に受けた停職3カ月の懲戒処分についても、
「無効となる可能性が高い」
とした。
山口氏は、消費者庁の公益通報者保護制度検討会の委員を務めており、公益通報に関連する著書もある。
一連の県の対応を踏まえ、同法の法定指針で義務付けられている公益通報への対応体制の整備ができていなかったとして、
「まだ兵庫県では違法状態が続いているという理解だ」
と批判した。

知事の不信任案可決、過去には「脱ダム」田中氏ら4例のみ 議会側の最終手段も高いハードル
2024/9/6 17:16
https://www.sankei.com/article/20240906-ZWZXSMLYMFMBNGBEFGTYU6DAHY/
住民に直接選ばれた首長と議会が相互に協力、監視、牽制する形の二元代表制を採る日本の地方自治で、首長の失職につながる不信任決議は議会側の最終手段だ。
それだけに可決へのハードルは高く、都道府県知事に対する不信任案が可決された例は4件しかない。
不信任決議は地方自治法で規定。可決には議員数の3分の2以上が出席し、その4分の3以上の賛成が必要となる。
不信任を受けた首長は辞職するか、10日以内に議会を解散することができ、解散しなければ失職する。
議会解散の場合は議員選挙を実施。選挙後初の議会で再び不信任案が提出されると、今度は出席議員の過半数の賛成で成立し、首長は失職する。
都道府県議会で実際に可決されたのは岐阜(昭和51年)、長野(平成14年)、徳島(15年)、宮崎(18年)の4回。
いずれも知事が辞職か失職を選び、議会が解散されたことはない。
長野県では、
「脱ダム宣言」
などで対立した田中康夫知事(当時)に県議会が不信任案を可決。
田中氏は失職を選んで知事選に再出馬し当選した。
ただ、不信任を受けた後も知事を続けられたのは田中氏のみ。
宮崎県では、官製談合事件の責任を問われた安藤忠恕知事(同)が辞職し、知事選で東国原英夫氏が初当選を果たした。
不信任案可決が確定的になった段階で自ら辞職するケースも。
東京都では28年、舛添要一知事(同)に対する不信任案を最大会派の自民などが提出。
可決される見通しだったが、舛添氏は採決直前に辞職した。
一方、世論の批判に晒された首長でも、一定数の議員が擁護に回って否決されることもある。
2023年7月、静岡県の川勝平太知事(同)が返納を表明した給与やボーナスを返していなかった問題で、県議会で知事に近いとされる会派が不信任案の採決で反対に回り、1票差で否決された。
青森県では平成15年、週刊誌などでセクハラ疑惑が報じられた木村守男知事(同)に不信任案が出された。
既に可決されていた辞職勧告決議案に賛成していた議員数人が不信任案では反対に回り、2票足りずに否決された。
■中央大名誉教授・佐々木信夫氏(行政学) 「政策対立のケースとは質が違う」
地方自治体は二元代表制を採用している。
首長は議会から指名されるわけではなく直接公選で選ばれ、議会は民意の代表機関として首長と競い合う関係にある。
大勢の職員を従える首長に対し、議会は監視や批判、修正といった機能を果たすことを期待されている。
不信任決議によって知事の失職か議会の解散となれば、選挙で再び民意を問うことになる。
不信任は、二元代表制における首長と議会の対立を住民の判断に委ねる制度といえる。
不信任が焦点となっている今回の兵庫県の場合は、知事の振る舞いや資質が問題視されており、政策的な問題で議会と知事が対立したケースとは質が異なる。
百条委で斎藤氏は自分に非はないと主張しており、すぐに辞職するとは考えにくい。
不信任を受けても議会が間違っているとして解散する可能性もあるが、全国レベルで報道が続いたこともあり、知事のイメージは著しく低下している。
不信任を受け入れ、自ら身を引くことを選択した方が県政刷新に貢献すると思われる。

「アイアンは1本もない」「カニはいただいた」贈答品疑惑に斎藤知事、企業との癒着は「ない」と否定
2024/9/6 17:15
https://www.sankei.com/article/20240906-O6BOQ33CCFNK5IQ5Y4F2GNPIJM/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題について調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)が6日開かれ、斎藤氏に対する2度目の証人尋問が行われた。
告発文書に記載された贈答品疑惑について、実際にどんな贈答品があったのかの事実確認の後、委員から特定企業との癒着があったのかを問われた斎藤氏は
「癒着はない」
と否定した。
そしてゴルフクラブのアイアンを受け取った疑惑については
「一本ももらってない」
と強調したものの、出張先での視察の帰りに渡されたカニについては
「生もので、持ち帰っていただいた」
と述べた。
委員は
「知事の自宅には贈答品が山のように積まれているというのは事実か」
と質問。
斎藤氏は
「そういったことはない」
と否定した。
また、スポーツウエアメーカーとの癒着についても
「(癒着は)ない」
とし、
「スポーツ振興のため(の付き合いだった)」
と説明した。

告発者の処分は「手続きに問題ない」と斎藤知事、文書に「真実相当性はない」とも
2024/9/6 16:01
https://www.sankei.com/article/20240906-NPSOPE4BYRNW3EM33AAIGV5J3U/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題について調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)が6日開かれ、斎藤氏本人への証人尋問が行われた。
斎藤氏は文書を作成した元西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=を懲戒処分した県の手続きについて
「問題ない」
との認識を示した。
斎藤氏の証人尋問に先立って参考人として出頭した公益通報制度に詳しい専門家は、
「議員やマスコミに文書が送付された時点で、公益通報として扱わなければいけない」
と発言。
百条委の奥谷謙一委員長はこうした意見があったことを説明し、
「告発者を保護できていないということは、完全に県の手続きとして瑕疵がある、違法であると思うが、その認識はあるか」
と質問した。
これに対し斎藤氏は
「法的に問題はない」
「手続きとして問題はない」
と述べた。
続いて別の委員が
「公益通報保護法では扱わないといけない」
と指摘したものの、斎藤氏は
「真実相当性がないので公益通報の保護要件に該当しない」
と改めて強調した。

「道義的責任ない」「法的にも適切」と斎藤兵庫知事 告発文書問題で県政混乱との指摘に
2024/9/6 16:10
https://www.sankei.com/article/20240906-6V6DXYAQPRNOBDGBVDCKAUDLLE/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題について調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)が6日開かれ、斎藤氏本人への2度目の証人尋問が行われた。
委員から、元西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=の告発文書を巡る一連の対応への道義的責任を問われた斎藤氏は
「ちゃんとやってきた」
と述べ、責任はないとの認識を示した。
委員は、これまでの証人尋問によって告発文書に一部事実が含まれていることが判明したとし、告発文書への対応によって県政に混乱を招いた点について
「道義的責任を感じないか」
と質問。
これに対し斎藤氏は
「1つ1つ対応を積み重ねている」
「法的にも適切にやっている」
「道義的責任を指摘されるが、私としてはちゃんとやってきた」
と強調した。

告発文書調査は「第三者委で」との提案は「なかった」と斎藤知事 元副知事と証言食い違い
2024/9/6 15:48
https://www.sankei.com/article/20240906-VEY5YDGPARIFVMOLEZLFG5Z6XI/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題について調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)が6日開かれ、斎藤氏本人への証人尋問が行われた。
斎藤氏は3月、元西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=が作成した告発文書の存在を知った後、県幹部に文書作成者の特定や動機などの調査を指示。
委員は、こうした調査を第三者委員会を設置して行うべきだと人事課や幹部らから提案を受けたのではないかと斎藤氏に尋ねたが、斎藤氏は
「進言された記憶はない」
と強調した。
斎藤氏に先立つこの日午前の証人尋問で、片山安孝元副知事は、3月に人事課などが第三者委による調査を斎藤氏に提案したと証言。
片山氏は、斎藤氏から
「(調査に)時間がかかる」
ことを理由に退けられたと述べており、斎藤氏と最側近との間で証言が食い違った。

告発文書作成者探し「誹謗中傷性が高く問題ない」と斎藤知事、2度目の百条委尋問始まる
2024/9/6 15:39
https://www.sankei.com/article/20240906-P34Y7U2BFJMCTIHOFHMRDZUQSM/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)で6日午後、8月30日に続く斎藤氏に対する2度目の証人尋問が始まった。
告発文書を作成した元西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=に対する処分が、公益通報者保護法に違反するとの指摘が専門家らから出ており、処分の経緯などについて委員が質問した。
同法では、告発者探しや通報による不利益扱いが禁じられている。
県幹部らは、斎藤氏が文書の存在を把握した後、作成者として疑われた元県民局長に対する事情聴取を3月25日に実施。
この対応の是非について斎藤氏は
「告発というより誹謗中傷性の高い文書と思っていたので、作成した人への聴取は問題ない」
との認識を示した。

辞職進言を斎藤知事拒絶「法的におかしくない」「辞める選択肢ない」 百条委で元副知事
2024/9/6 12:46
https://www.sankei.com/article/20240906-K2ACHTA7N5IXVK7VMDYZ3UZTMQ/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)は6日、斎藤氏の最側近だった片山安孝元副知事に初めて証人尋問した。
4月に元西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=が公益通報窓口に告発文書を提出した後、斎藤氏に辞職を促したものの
「この件について自分は何ら法的におかしいことはしていない」
「そのことをきっちり主張していく」
として拒否されたことを明かした。
片山氏は7月の記者会見で
「知事の代わりに辞めるのではなく、副知事としての責任を取る」
と述べ、副知事を辞職。
この際、斎藤氏に対して計5回に渡り辞職を進言したが、受け入れられなかったと明かしていた。
片山氏はこの日の証人尋問で、計5回のうち3回の場では
「政治的に非常に大きな動きになっている」
「知事をお辞めになり、選挙に出て県民の信を問うべきだ」
と進言したと述べた。
元局長が死亡した後には
「誰かが責任を取らなければならない」
とも伝えたが、斎藤氏は
「辞めるという選択肢ない」
などと応じ、辞職を否定し続けたという。

告発者守るとの認識「ありませんでした」片山元副知事 百条委で証言
2024/9/6 11:53
https://www.sankei.com/article/20240906-ZYEEQJ2OUZKPRGWCNCSTEXPUYE/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)は6日、斎藤氏の最側近だった片山安孝元副知事に初めて証人尋問した。
元県西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=が公益通報の保護対象であるという認識について問われた片山氏は、
「文書の作成意図が不正な目的に基づくものと思っていた」
ことを理由に
「(当時は認識が)ありませんでした」
と証言した。
また、告発文書の内容を、第三者機関で調査するという案を示したものの
「(調査に)時間がかかる」
ことを理由に斎藤氏に退けられていたとも明かした。

生前の元局長を厳しく追及、片山副知事「反省している」 百条委で証言
2024/9/6 11:35
https://www.sankei.com/article/20240906-3PLBFHB2FFO2RLKRIF6TWMCIPM/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)は6日、斎藤氏の最側近だった片山安孝元副知事に初めて証人尋問した。
片山氏は告発文書について調査を進めていた3月25日に、元県西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=を事情聴取し、厳しく追及したことを認めた。
百条委の奥谷謙一委員長はこの日、事情聴取の内容を記録した音声データの反訳文を読み上げ、片山氏に発言内容について確認を求めた。
片山氏は、
「俺としては、(告発文書に)名前が出てきたものは一斉に嫌疑をかけて調べなしゃーない」
「名前が出てきたものはみな在職しとるということを忘れん取ってくれよな」
と詰問したことを認めつつ、
「斎藤政権に大きなダメージを与える」
「転覆させるような計画があり、不正な目的だと思った」
などと詰問の理由を述べた。
そして
「発言に厳しいところがあったことは反省している」
と語った。
片山氏は、告発文書で
「斎藤氏の政治資金パーティー券を商工会議所などに大量購入させた」
など3項目の疑惑を指摘されていた。
県産業労働部長の原田剛治氏のこれまでの証言によると、斎藤知事ら県幹部が出席し、告発者探しをすると決めた3月21日の幹部会議の場に同席していたとされる。
片山氏は県議会で百条委を設置する動きが出た際、設置しないよう自民議員らに打診。
「自分が責任を取って辞職する」
「百条委員会はやめてください」
などと持ちかけていたことが判明している。
7月に副知事の辞職を表明した際には、報道陣の前で
「知事を支えられなかった」
と号泣。
「知事の代わりに辞めるのではなく、副知事としての責任を取る」
とし、斎藤氏に対しては5回に渡って辞職するよう進言したが、拒否されたことを明らかにしていた。

告発文書を「徹底的に調べろ」と知事が指示 片山元副知事が百条委で証言
2024/9/6 10:59
https://www.sankei.com/article/20240906-73HKQ6MYUJIMLEB4AEKWHIKDQI/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)は6日、斎藤氏の最側近だった片山安孝元副知事に初めて証人尋問した。
片山氏は3月21日に斎藤氏に呼び出され、元県西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=が作成した告発文書を示し、
「徹底的に調べろ」
と知事から直接命じられたと証言した。

兵庫知事、処分先行証言に「まさにそこは自分の考え述べる」 告発文書問題
2024/9/6 10:55
https://www.sankei.com/article/20240906-H7XLRTB44FMZLCN7K3MRYILC5U/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、斎藤氏が6日午前、報道陣の取材に応じた。
疑惑を検証する県議会調査特別委員会(百条委員会)の証人尋問で告発者による公益通報の調査よりも処分を先行したとの証言が出たことについて、斎藤氏は
「そこはまさに百条委の場で自分の考えを述べさせて頂きたい」
と話した。
同日午前に元副知事の片山安孝氏、午後に斎藤氏の尋問を予定しており、斎藤氏は
「公益通報に関することを含めて自分の認識、考えをしっかり述べさせて頂く」
とも話した。

告発文書のプライバシー情報「副知事から聞いた」県部長、前日証言を翻す 百条委で
2024/9/6 10:47
https://www.sankei.com/article/20240906-ZIIBIQCNBZNGZMSYQBX26OMQWA/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会調査特別委員会(百条委員会)が6日始まった。
5日に続き県産業労働部長の原田剛治氏が証人尋問に臨み、告発者のパソコンにあったプライバシーに関する情報について、人事課から聞いたとしていた5日の証言を訂正。
「(当時の)片山副知事から連絡を受けた」
と述べた。
5日の証言内容に誤りがあったとして、原田氏本人から訂正の申し出があった。
原田氏は、5日の尋問で告発者のプライバシーに関する情報に触れたことを認めた上で、情報を聞いた経緯を問う委員に対し
「あやふやですが、人事課長、副課長ぐらいだったと記憶している」
と回答していた。
告発文書は元西播磨県民局長の男性(60)=死亡=が作成し、3月に一部の報道機関や県議らに配布。
斎藤氏のパワハラや、企業から贈答品を受領した
「おねだり」
など7項目の疑惑が示されていた。
男性は告発文書を県の公益通報窓口にも届けたが、県は通報者への不利益な扱いを禁じる公益通報者保護法の対象にならないと判断。
内部調査を進めた上で誹謗中傷と認定し、5月に停職3カ月とした。
これに対し調査の中立性を疑う声が噴出し、県議会が6月、百条委を設置。男性は7月に証言予定だったが、同月7日に死亡した。

「まるで独裁者が粛清する構図」「公開ハラスメント」「組織の他山の石に」斎藤兵庫県知事の告発者処分 専門家が厳しい指摘
2024/9/6 10:02
https://www.sankei.com/article/20240906-HO3JUC3YPJMZNHUJGDULOZA3JQ/
兵庫県の元西播磨県民局長(7月に死亡)が斎藤元彦知事らを告発した文書の内容を検証する県議会特別調査委員会(百条委員会)が5日開かれた。
告発者の県民局長を公益通報の保護対象とせずに懲戒処分した妥当性を調査するために時間が割かれ、公益通報制度に詳しい上智大学の奥山俊宏教授が参考人として意見を述べた。
主な内容は次の通り。
■攻撃の典型パターン
西播磨県民局長が解任されたことが新聞で報じられた3月28日から私はひとかたならぬ関心をこの件に抱き、事態の推移を注視してきました。
内部告発された側が、告発者に対して示す反応には1つの典型的なパターンがあります。
告発者、中でも、本質的で重要な不正について告発をした人は、大抵、ある事、ない事織り交ぜて誇張され、人格攻撃に晒される。
これは日本に限った話ではなく、古今東西に見られる共通の現象です。
内部告発が別の新たな内部告発を呼び起こすことが往々にしてあるが、そういうことがないように、告発者に悲惨な末路を押しつけ、見せしめにするのです。
8月30日のこの場での証人尋問で、斎藤知事は、その文書を作成したのが西播磨県民局長だと知った時には
「本当に悔しい辛い思いがあった」
と明かしています。
3月27日の記者会見で西播磨県民局長に浴びせた
「公務員失格」
との言葉について先週の証人尋問で斎藤知事は、
「その悲しい辛い思いから、やはりああいった表現ということをさせて頂いた」
とも認めています。
これらの知事の説明は、個人的な感情に突き動かされた末に、3月27日の記者会見での、あのような言動に及んだことを認めるも同然だと私には思えます。
しかし、そういう感情に駆られて、県の行政府のトップである権力者が公の場で部下のいち個人に対していわば
「公開ハラスメントに及ぶ」、
ということは許されません。
さらに証人尋問で、斎藤知事は
「誹謗中傷性の高い文書だという風に私、県としては認識しました」
という風に述べました。
「私として認識」
と言いかけて、
「県として認識」
と言い換えています。
しかしながら、この場合、
「私」
である斎藤元彦さん個人と、行政機関としての
「県」
を同視することはできません。
行政機関としての県ならば、悔しかったり悲しかったり辛かったりすることはなく、そういう感情を抜きにして、バイアスなく冷静にあの文書を見定めなければなりません。
兵庫県が誹謗中傷性が高い文書と認識してしまいそこから全てをスタートさせてしまった理由は、そのまさに
「認識」
の担い手が、文書の内容と無関係の第三者ではなく、斎藤知事や副知事、総務部長ら、あの文書で告発の矛先を向けられている当人たちだったからです。
本来ならば、そういう人たちは、あの告発文書に関する県行政としての判断への関与から自ら忌避、身を引くべきだったと私は思います。
なのに、真逆の行動を選んだ。
だから、冷静な対応ができなかった。
まるで独裁者が反対者を粛清するかのような陰惨な構図を描いてしまった、そう思われます。
■不利益扱いで違法
私の、見ます所、今回の告発文書には様々な内容が含まれています。
その真実性や真実相当性の程度は様々だと思われます。
噂話程度の内容も含まれているのかもしれませんが、直接それを見聞きした人から聞き取って裏付けられていると思われる内容もあります。
外形的な事実関係が大筋で概ね正しいと言える内容が多々含まれています。
意図的なウソ、虚偽は見当たらないように思われます。
軽々に全体的な印象、一部を切り取って
「真実相当性なし」
「公益通報に該当せず」
と判断するのではなく、丁寧な判断が必要だった。
あの段階、5月初旬、あの程度の状況で
「公益通報に当たらない」、
と判断したのは拙速に過ぎたという風に、私にはそう思われます。
結果的に、告発文書には、法的に保護されるべき
「公益通報」
が含まれていることが今や明らかになっていると思われますので、知事らの振る舞いは公益通報者保護法に違反し、告発者への不利益扱いは禁止されます。
パソコンの押収、圧迫的な事情聴取、県民局長の解職、退職の保留、懲戒処分は全て、公益通報者保護法に違反する不利益扱いで、違法ということになります。
■組織の「他山の石」に
この問題を巡って、今、世の中で多くの人が怒り、それはまるで沸騰しているようです。
声を上げた男性職員の、大変に不幸な結末が、他の職員を萎縮させるのではないか、兵庫県庁だけでなく、日本中のあちこちの職場で働く多くの人たちをして、内部告発の声を上げづらくさせるのではないか、と心配する声があります。
その結果、不正が放置されてしまいがちになってしまう恐れがあります。
その時立ち上がったのが、兵庫県議会であり、この特別委員会(百条委員会)であると思います。
この特別委員会が真摯に対応しておられること、そのプロセスが模範となって、今後の日本社会で正当な内部告発が真剣に取り扱われることが当たり前となることを私は強く願っています。
斎藤知事は公益通報に関する基本的な知識の欠如と思い込みで、前時代的な対応を取ってしまったが、斎藤知事に限らず全ての組織の上に立つ人間にとって他山の石にすべきだと思います。

「処分は適切だった」と繰り返す斎藤知事、県議会百条委にきょう午後出頭へ 何を語るのか
2024/9/6 9:00
https://www.sankei.com/article/20240906-A7VV23CXMROK7KWY7OIBLZH36E/
兵庫県の斎藤元彦知事らの疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会調査特別委員会(百条委員会)が6日開かれる。
5日に続き、告発者を公益通報として扱わなかった県の対応などが審議対象となり、斎藤氏や、元副知事の片山安孝氏の証人尋問が行われる。
5日の証人尋問では、公益通報制度の専門家が告発者処分を巡る斎藤氏らの対応について、公益通報者保護法に違反していると指摘。
文書に名前が挙がった側近幹部からは、斎藤氏が告発者の特定などを指示したとの証言もあった。
斎藤氏は処分は適切だったと繰り返し主張しており、証人尋問でどう説明するのか注目される。
告発文書は3月中旬、元県西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=が作成し、一部の報道機関や県議らに配布した。
同20日には斎藤氏が文書の存在を把握し、その後、男性を告発者と特定。
27日には県民局長の職を解いた上で、会見で法的措置も示唆して
「噓八百」
「公務員として失格」
などと男性を一方的に非難した。
県は5月7日に男性を停職3カ月の懲戒処分とした。
5日の証人尋問で証言した産業労働部長の原田剛治氏によると、斎藤氏は文書を把握した翌日の21日、知事室に、いずれも文書に記載のあった片山氏や、前理事の小橋浩一氏、前総務部長の井ノ本知明氏、原田氏を集めて、文書への対応を協議した。
原田氏はこの場で
「皆で(文書の作成者は)元局長じゃないかと話した」
と説明。
知事の指示で職員のメールなどを調べることになったと証言した。

訴えられてる本人が訴えの正当性を判断すること自体が不当だ。

急いだ処分、守らなかった通報者 百条委で見えた告発者処分強行の構図 知事は何を語るか
2024/9/6 7:00
https://www.sankei.com/article/20240906-VEUKH3L2YNLZRPAGSSK53TAZDE/
告発者の処分は正しかったのか−。
兵庫県議会の調査特別委員会(百条委員会)で5日、元県西播磨県民局長の男性(60)を公益通報の保護対象とせず、処分した斎藤元彦知事らの対応が審議された。
「処分は適切だった」
と主張する斎藤氏。
だが、この日の百条委では、専門家が
「公益通報者保護法に違反している」
と指摘し、斎藤氏の主張を揺るがしかねない証言も出た。
6日には斎藤氏の他、片山安孝・元副知事の尋問が予定されており、何を語るのか注目される。
この日午前に始まった百条委。
初めに、公益通報制度に詳しい上智大の奥山俊宏教授が参考人として出頭し、男性を処分した斎藤氏らの対応について見解を述べた。
男性が匿名で告発文書を作成、配布したのは3月中旬。
斎藤氏は男性を告発者と特定し、同27日に県民局長を解任して内部調査を始めた。
男性は4月4日、県の公益通報窓口に文書とほぼ同じ内容を通報。
しかし、県は5月7日に
「文書の核心的な部分が事実ではない」
として停職3カ月の懲戒処分とした。
男性は7月に死亡、自殺とみられる。
同法では通報者の保護が定められているが、斎藤氏は、男性が告発文書を
「噂話を集めて作成した」
と話したと説明。
告発文書には
「信ずるに足る相当な理由(真実相当性)がなく、公益通報には当たらない」
との主張を繰り返している。
だがこの日、奥山氏は告発文書には大筋で正しい内容も多々あり、公益通報が含まれていることは明らかだと評価。
その上で、男性を早期に処分した斎藤氏らの対応について、
「軽々に公益通報に該当しないと判断せず、公益通報に関する調査が終わるのを待つべきだった」
と指摘した。
また3月27日の記者会見で、斎藤氏が
「公務員失格」
などと男性を非難したことに触れ
「県の行政府のトップである権力者が、公の場で部下の一個人に対して、いわば公開パワーハラスメントに及ぶことは許されない」
と言及。
斎藤氏の主張を真っ向から否定した。
□□□ □□□
午後に証人として出頭したのは、県の内部調査に協力した藤原正広弁護士。
藤原氏は県の人事課から
「内部通報に関わらず、処分できるか」
と相談を受けた際、文書に真実相当性がなく
「処分は可能」
と回答したと証言した。
藤原氏のこうした回答や協力は、斎藤氏が内部調査について
「第三者性が保たれており、客観性がある」
と主張する根拠となっている。
藤原氏は尋問で
「(処分後に)裁判にも耐えられるだけの調査が行われたという意味で(調査には)客観性がある」
と強調した。
ただ一方で、自身が県から依頼された立場であることなどから、広く県民から納得されるという意味において
「客観性はない」
と認めた。
処分を巡っては、斎藤氏が
「噂話を集めて作成した」
との文言だけを男性の供述内容として公表していることに、
「恣意的だ」
などと批判が集まっている。
斎藤氏はこれまで、処分に至る詳しい経緯の開示を拒否。
百条委で求められれば証言するとしている。
6日の証人尋問の結果次第では、県議会が不信任決議に向かう可能性もあり、斎藤氏がどのように正当性を示せるのかが焦点となりそうだ。

兵庫県人事課「第三者機関設置しては」と上層部に進言するも内部調査だけで告発者を処分
2024/9/5 22:10
https://www.sankei.com/article/20240905-QNLMB6DERJPSHN2WXM3FZGJ5CI/
兵庫県の斎藤元彦知事らの疑惑が文書で告発された問題で、斎藤氏が文書の存在を把握した直後の3月下旬、県人事課が第三者機関の設置を斎藤氏に提案していたことが5日、関係者などへの取材で分かった。
同日の県議会調査特別委員会(百条委員会)の非公開の証人尋問で、県の幹部が証言した。
この時は設置されず、斎藤氏は人事課による内部調査で告発者を処分。
その後、調査の中立性を疑問視する県議会の要請を受け、第三者機関の設置を決めた。
斎藤氏が文書の存在を把握したのは3月20日。
百条委終了後に報道陣の取材に応じた奥谷謙一委員長などによると、同23日に人事課の幹部と知事との協議の場で、調査の必要性が話題となり、24日頃、人事課が弁護士などを入れた第三者機関の設置案を当時総務部長だった小橋浩一・前理事に提出したという。
非公開の尋問では、この案について、県の特別弁護士の藤原正広氏に問い合わせたところ、
「経費もかかる」
といった意見が伝えられたとの証言もあった。
結果的にこのタイミングでの設置は見送られ、県は同27日に告発者の男性を解任し、懲戒処分に向けた内部調査を始めた。
設置されなかった理由は不明という。

視察中、斎藤知事が「コーヒー好き」と発言、「コーヒーメーカー贈る」と提案あったが断る
2024/9/5 17:46
https://www.sankei.com/article/20240905-M6AQO6ICVFJIZL4P7BXTOWAAUY/
兵庫県の斎藤元彦知事らの疑惑が文書で告発された問題を巡る5日の県議会調査特別委員会(百条委員会)で、県産業労働部長の原田剛治氏が、県内企業から高級コーヒーメーカーを受領した経緯について証言した。
斎藤氏は企業を視察した際、
「僕もコーヒー好きなんですよ」
と発言。
企業側からコーヒーメーカーを贈ると提案があったが、その場には報道陣らが大勢いたため、
「『受け取るのは適切じゃないよね』とお断りになった」
などと明かした。
原田氏は、文書にも名前が記載されている知事の側近の1人。
証言などによると、2023年8月、斎藤氏と共に家電や調理器具を製造している県内企業を視察した。
その際、高級コーヒーメーカーなどの商品が陳列された場所で、斎藤氏が担当者に
「僕もコーヒー好きなんです」
と発言。
すると、担当者から
「ぜひ使ってください」
と提案があったが、斎藤氏はその場で断ったという。
原田氏は、
「(報道陣ら)人が多くいたので『個人として受け取るのは適切じゃないよね』という話になり、お断りになった」
と証言した。
原田氏はその後、企業の担当者から
「PRになる」
との申し出を受け、自身が商品を発送してもらい、県庁内に保管。
告発文書が出回った後の2024年4月、未開封のまま同社に返却したとした。

告発文書は誰が書いたか、知事から作成者特定の指示 協議同席の兵庫県部長が証人出頭 
2024/9/5 16:25
https://www.sankei.com/article/20240905-UCKJZUGCVFL7RLBWPUZQMKSUNA/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡る5日の県議会調査特別委員会(百条委員会)で、県産業労働部長の原田剛治氏が証人として出頭した。
原田氏は文書の存在を把握した知事が、県幹部らと対応を協議した場に同席。
知事から作成者の特定などの指示があったと証言した。
原田氏は、文書にも名前が記載されている知事の側近の1人。
証言などによると、斎藤氏は、県西播磨県民局長だった男性(60)が文書を作成、配布した後の3月20日に文書の存在を把握。
翌21日夕に、文書に名前が挙がった元副知事の片山安孝氏、前理事の小橋浩一氏、前総務部長の井ノ本知明氏、原田氏の5人が知事室で文書について協議したという。
原田氏はその際、
「皆で元局長じゃないかと話したことを覚えている」
「我々の名前や人事の話もあって総合的に元局長ではないかと推測した」
と言及。
「文書の内容がほんまかなというのを抑えていこうという話になった」
「その時は(職員の)メールを調べることになった」
と述べ、誰からの指示かとの問いには
「知事からの」
などと証言した。

百条委、兵庫県の内部調査に協力した弁護士 県民に納得される「客観性はない」と認める
2024/9/5 15:56
https://www.sankei.com/article/20240905-U2QGMIH6ZJJVHKCFN5DN233ARM/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、5日に開かれた県議会調査特別委員会(百条委員会)で、告発者の処分に向けた県の内部調査に協力した弁護士が証人として出頭した。
弁護士は
「(告発文書は)不利益取り扱いが禁止される外部通報ではない」
とし、処分は正当だったとの見解を示した。
一方で内部調査については、自身が県から依頼されている立場であることなどから、広く県民から納得されるような
「客観性はない」
と認めた。
証言したのは、県からの法律相談に乗る特別弁護士を務めている藤原正広氏(兵庫県弁護士会)。
百条委での証言などによると、県人事課が4月1日から、藤原氏に処分についての助言を求めるようになった。
告発文書を作成した県西播磨県民局長だった男性(60)は、同月4日に県の公益通報窓口に告発文書と同様の内容を通報。
その後、人事課から
「内部通報に関わらず、処分できるか」
と相談があり、藤原氏は、文書に真実だと信じる相当な理由がなく、告発者の利益を守る対象ではないため、
「処分は可能」
という趣旨の回答をしたという。
真実相当性がないと判断したのは、
「(告発文書が)居酒屋などで聞いた単なる噂話で作成された」
ためだと説明。
告発内容が噂話を基にしているかどうかは、人事課から提示された資料を基に判断したとし、文書の記載内容の真偽について自ら調査したことはないとした。
斎藤氏はこれまで、内部調査について、藤原氏に相談していることを根拠に
「第三者性が保たれており、客観性がある」
と主張。
男性の処分は問題ないとの認識を示している。
藤原氏は尋問で、調査について
「(処分後に)裁判にも耐えられるだけの調査が行われたという意味で客観性がある」
と強調した。
一方で委員から、弁護士は依頼者である県の利益を最優先するため、
「広く県民が納得するような客観性はないのではないか」
と指摘されると、
「客観性の意味の捉え方次第で、そういう意味で考えるのであれば客観性はないということになる」
と述べた。

「コメント難しい」と兵庫知事 専門家の「公益通報保護法に違反する」批判に
2024/9/5 11:59
https://www.sankei.com/article/20240905-46SBGL3HWFMXZGHHR3E3TGT7II/
兵庫県の斎藤元彦知事は5日午前、報道陣の取材に応じた。
斎藤氏は、男性の処分を巡る一連の対応について百条委で専門家から公益通報者保護法違反と指摘された点について
「内容を承知していないのでコメントは難しい」
とし、
「今回の処分は裁判になっても対応できるようにやってきたので、私としては問題ないと思っていた」
と述べた。

「公益通報保護法に違反する」斎藤知事らのふるまいを専門家が批判 百条委尋問
2024/9/5 11:44
https://www.sankei.com/article/20240905-2MGC56VF4VMG5MYJSLSHRQBD3U/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、5日に始まった県議会調査特別委員会(百条委員会)で、参考人として出頭した上智大の奥山俊宏教授は
「(告発文書を)公益通報に当たらないと判断したのは拙速過ぎ」
「知事らの振る舞いは公益通報者保護法に違反すると考える」
と指摘した。
公益通報制度に詳しい奥山氏は、県西播磨県民局長だった男性(60)=7月に死亡=が作成、配布した告発文書について、直接見聞きした人から聞き取り、外形的な事実関係が大筋で正しい内容も多々あり、公益通報が含まれていることは明らかだと評価した。
その上で、男性を早期に処分した斎藤氏らの対応について、
「軽々に公益通報に該当しないと判断せず、公益通報に関する調査が終わるのを待つべきだった」
「知事らの振る舞いは公益通報者保護法に違反すると考えられる」
と断じた。

百条委尋問 通報者保護法違反と専門家、兵庫知事を批判「公開パワハラ」とも指摘
2024/9/5 11:30
https://www.sankei.com/article/20240905-NNLE3YPULZPHFMDRCYPHXM2DII/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会の調査特別委員会(百条委員会)が5日開かれ、参考人として出席した上智大の奥山俊宏教授は告発文書に公益通報が含まれていることは明らかだと指摘し、斎藤氏らの対応は
「公益通報者保護法に違反する」
との見方を示した。
文書を作成した元県幹部の男性について斎藤氏が
「公務員失格」
と記者会見で発言したことも
「いわば公開パワハラ。許されない」
と批判した。
午後には贈答品受領疑惑も含めた検証が始まり、側近幹部や県の特別弁護士らを尋問する。
6日は午前に副知事を辞職した片山安孝氏、午後に斎藤氏の尋問がある。
日本維新の会は証言内容を踏まえ斎藤氏への不信任決議案を出すかどうか判断すると表明しており、県議会最大会派の自民党も6日夜に総会を開き対応を協議する。

告発者処分のキーマン、前総務部長が百条委欠席 心身の不調や殺害予告理由に
2024/9/5 10:35
https://www.sankei.com/article/20240905-FK7RVWHXXVPNVKWSROESKGW2AQ/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、県議会調査特別委員会(百条委員会)が5日午前、始まった。
冒頭で、午後に証人として出頭予定だった前総務部長の井ノ本知明氏は、心身の不調や脅迫があったことなどを理由に欠席することが報告された。
井ノ本氏は県の人事当局トップとして、文書を作成、配布した元県西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=の懲戒処分を主導したとされる。
証人尋問では、当時の経緯や斎藤氏とのやり取りなどについて、どのように証言するか注目されていた。
8月に病気療養を理由に総務部付(部長級)に異動。
告発内容とは関係がない男性の私的情報を漏洩した疑いがあるとして、県は井ノ本氏の調査を検討している。
井ノ本氏は、心身の不調が回復しないことや自身への殺害予告があったことなどを挙げ、4日付で欠席届を提出したという。
この日の百条委ではまず、公益通報制度に詳しい上智大の奥山俊宏教授が参考人として出頭。
男性が県の公益通報窓口に通報後、内部調査で男性を懲戒処分とした県の対応について意見を述べる。
午後には、県内企業から高級コーヒーメーカーを受領した産業労働部長の原田剛治氏が証言する。
受領が判明した直後、原田氏は斎藤氏からの指示について否定していた。
6日には、元副知事の片山安孝氏と、斎藤氏の証人尋問が予定されている。

百条委尋問、文書記載の幹部らが証言へ 贈答品受け取り疑惑など検証 6日には知事も
2024/9/5 9:35
https://www.sankei.com/article/20240905-4RG3TUPNY5KV3EBTAMJOVAJ6MI/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、県議会調査特別委員会(百条委員会)が5日午前9時45分から始まり、いずれも文書で名前の挙がった県幹部2人への証人尋問が初めて行われる。
会合では、斎藤氏の贈答品受領疑惑などについて検証。
参考人として出頭する専門家の意見を踏まえ、公益通報後、告発者を保護対象としなかった県の対応の妥当性についても追及する。
疑惑の事実関係や、斎藤氏の関与の有無について側近だった2人からどのような証言が出るか注目される。
午前は、公益通報制度に詳しい上智大の奥山俊宏教授が参考人として出頭。
文書を作成、配布した元県西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=が県の公益通報窓口に通報後、内部調査で男性を懲戒処分とした県の対応について意見を述べる。
午後には、いずれも文書に名前が出た県幹部2人が出頭を予定。
文書で斎藤氏に高級コーヒーメーカーが贈られたと記され、自分宛てに商品を送るよう依頼したと認めた産業労働部長の原田剛治氏が証言する。
商品の受け取り判明直後、原田氏は斎藤氏からの指示について否定していた。
また、前総務部長の井ノ本知明氏の尋問も予定。
井ノ本氏は、男性の処分を巡り内部調査した人事当局を管轄する総務部トップの立場にあった。
井ノ本氏は8月、病気療養を理由に総務部付(部長級)に異動。
告発内容とは関係がない男性の私的情報を漏洩した疑いがあるとして県が井ノ本氏の調査を検討していることが判明している。
6日には、元副知事の片山安孝氏と、斎藤氏の証人尋問を予定している。

兵庫知事、夕食予約巡り「俺は知事だぞ」激怒は否定 多数のパワハラ言動指摘には「反省」
2024/9/4 20:30
https://www.sankei.com/article/20240904-RMUNCHH4P5PE3PBPVQLSID5IYY/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会調査特別委員会(百条委員会)が県職員に実施したアンケートの未集計分で、斎藤氏のパワハラを見聞きしたとの回答が5割超を占めたことを受け、斎藤氏は4日の定例会見で
「言葉遣いや言動について反省している」
などと述べた。
百条委は近く、全ての集計結果を公表する予定。
アンケートは7月31日〜8月14日に実施。
関係者によると、このうち未集計だった8月5日以降の2096件をまとめた結果、斎藤氏のパワハラを見聞きしたとの回答は1052件だった。
自由記述欄では、施策や事業を斎藤氏に説明する際に叱責されたとの回答が目立ち、出張先のホテルで職員が事前予約制の夕食を断わられたと伝えると、
「俺は知事だぞ」
と激怒したとの記載もあった。
この日の会見で斎藤氏は、予約を巡る激怒について
「記憶はない」
と否定。
「(夕食の予約が)取れるか取れないか微妙だった」
「しっかり調整してもらうようお願いした」
と釈明した。
百条委では5、6両日、斎藤氏の贈答品受領疑惑や告発文書を公益通報と扱わなかった対応について証人尋問を実施。
斎藤氏や元副知事の片山安孝氏らが出頭する予定。
県議会最大会派の自民や、維新は証人尋問を踏まえ、斎藤氏への不信任決議案提出を含めた対応を協議する方針。
斎藤氏は会見で
「議会側の動きでコメントは難しいが、百条委や第三者機関の調査に対応していく」
と述べるにとどめた。

<独自>兵庫知事文書問題 アンケート未集計分が判明、5割超が「パワハラ見聞き」 近く結果公表へ
2024/9/4 5:00
https://www.sankei.com/article/20240904-WD2YKTCBNFKBBINSOFR3P3GL7Y/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、県議会調査特別委員会(百条委員会)が全職員約9700人に実施したアンケートで、未集計となっていた約2千人分のうち、斎藤氏のパワハラを見聞きしたとする回答が5割超を占めたことが3日、関係者への取材で分かった。
中間報告を含めたアンケート全体では約42%となる。
百条委はアンケートや証人尋問の結果を踏まえ、斎藤氏の疑惑の真偽などについて判断し、年内にも報告書を取りまとめる方針。
アンケートは全職員を対象に7月31日〜8月14日まで実施した。
告発文書に記された7項目の疑惑について
「知事のパワハラを見聞きしたことはあるか」
「知事が贈答品を受け取っているのを見聞きしたことはあるか」
などと質問。
インターネット上で回答を求め、6664件集まった。
百条委はこれまで、8月5日午前9時までの回答4568件を中間報告として集計し、公表。斎藤氏のパワハラを見聞きしたとの回答は約4割の1750件に上った。
関係者によると、百条委は中間報告後、同月14日までに集まった2096件の回答を集計。
斎藤氏のパワハラについて、
「目撃などにより実際に知っている」が71件、
「目撃などにより実際に知っている人から聞いた」が316件、
「人づてに聞いた」が665件
だった。
中間報告と合わせると、パワハラを見聞きしたとの回答は2802件で、全体の約42%を占めた。
中間報告後のアンケート結果も近く公表される見通し。
具体的な事例を答える自由記述では、施策や事業について斎藤氏に説明する知事協議中に叱責されたとの回答が目立ち、斎藤氏が担当職員に対し
▽「腹立つわ」と5回程度繰り返した
▽「知事やぞ」と怒った
などの回答があったという。
斎藤氏が自身の写真の出来映えに不満を示し、準備不足と叱責したとの記述もあった。
また、斎藤氏の贈答品受領については、中間報告後の集計では見聞きしたとの回答が599件あり、中間報告と合わせ1545件と全体の約23%を占めた。

兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑は7項目 知事はいずれも否定、県議会の百条委員会で審議
2024/9/2 12:41
https://www.sankei.com/article/20240902-VXWYEL5GVROQPPJM7X7JFTFYU4/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題で、この告発文書には7項目の疑惑が記されていた。
作成したのは元県西播磨県民局長の男性(7月7日に死亡)で、斎藤氏はいずれも否定している。
県議会の調査特別委員会(百条委員会)が審議している。
審議の対象となる告発文書は4ページに渡り、
(1)法人副理事長解任、
(2)令和3年の知事選で知人に投票依頼、
(3)商工会議所に投票依頼、
(4)県内企業から高級コーヒーメーカー受領、
(5)政治資金パーティー券の購入を強要、
(6)補助金のキックバック、
(7)県職員へのパワハラ
という7項目の疑惑が列挙されていた(表参照)。
パワハラについては、出張先の施設のエントランスが自動車進入禁止のため、20メートルほど手前で公用車を降りて歩かなければならなかった際、斎藤氏が
「出迎えた職員・関係者を怒鳴り散らし、その後は一言も口を利かなかった」
と記載していた。
また、商品の受領について告発文書は
「斎藤知事のおねだり体質は県庁内でも有名」
と指摘。
斎藤氏が昨年8月、家電・調理器具メーカー「千石」(同県加西市)を訪問した際、同行した原田剛治・産業労働部長に対し、同社が贈与を申し出た高級コーヒーメーカーを秘書課に送らせるよう指示したとし、
「皆が見ている場所で受け取れるはずないやろ」
「ちゃんと秘書課に送るように言っておけ」
などと原田氏に発言した生々しいやりとりが記されていた。

公益通報って何? 通報者の解雇、降格、減給は禁止
2024/9/2 13:08
https://www.sankei.com/article/20240902-6GNIGDOTVJJGPFTORXXTD2YPDM/
公益通報を巡る兵庫県の対応の主な問題点
https://www.sankei.com/article/20240902-6GNIGDOTVJJGPFTORXXTD2YPDM/photo/RURWRVHQ3ZJHFKAPAA53URNNJA/
公益通報者保護法では、労働者らが所属する組織の不正行為について、不正の目的ではなく、内部通報したり、外部に通報したりすることを
「公益通報」
と定めている。
同法では、公益通報を理由に公益通報者が不利益な取り扱いを受けないよう保護している。
通報を理由に解雇した場合は無効となり、降格、減給することも禁止している。
同法では、通報体制の整備も求めている。
従業員が300人超の事業者は通報窓口の設置が義務で、300人以下の場合は努力義務となっている。
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題では、告発文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(7月7日に死亡)を同法の保護対象となる公益通報者として扱わず、懲戒処分とした妥当性も問題となっている。

斎藤知事と部下たちの隔たりにみるパワハラ疑惑の現在地 「合理的な指導」と「理不尽な叱責」
2024/8/31 7:00
https://www.sankei.com/article/20240831-T7RL4BYYVNMNPGGWXLTI2KJW3U/
職務に関する疑惑を文書で告発された兵庫県の斎藤元彦知事が30日、県議会の調査特別委員会(百条委員会)で初めて証人尋問に臨み、職員に対する一連のパワハラ疑惑について、業務上の指導の範疇との認識を改めて示し、正当性を主張した。
一方、この日の百条委に斎藤氏に先立って出頭した部下らは
「理不尽な叱責を受けた」
と証言。
自身の言動を巡る知事の認識と職員の受け止めとの乖離を、強く印象づける結果となった。
「頭の中が真っ白になった」
「指導の範囲内とは思えないような言い方だった」
昨年11月、斎藤氏が出張先で公用車を降りてから建物入り口まで約20メートル歩かされ、職員を怒鳴ったとされる件。
告発文書に記載されたこのパワハラ疑惑について、現場で斎藤氏を案内した県幹部は30日の百条委でこう証言した。
一方の斎藤氏は
「歩かされたことで怒ったわけではない」
と説明。
重要な会議のスタートが迫っていたのに、職員が知事の動線を確保していなかったため、
「対応が不十分」
と感じ、
「大きな声でその旨を伝えた」。
そもそも現場は車の進入が禁止されたエリアだったが、その点も聞かされていなかったため、当時の指導としては
「合理的だった」
と、パワハラに当たらないとの認識を重ねて述べた。
斎藤氏は自らを
「厳しい上司」
と認め、部下への言葉遣いやコミュニケーション面で反省すべきところがあったと釈明しつつ、総務官僚だった自身の経験を踏まえ、行政マンに求めるレベルに言及。
知事への報告より前に新聞報道が出ると、度々担当者を呼びつけて叱責したとされる点について、自らの官僚時代は
「新聞の1面に出た時は、すぐに想定問答を作って大臣室に入れておく」
のが当たり前だったとし、県職員にも自分の現役当時と同じような対応を求めたところが
「正直ある」
と語った。
職員アンケートでは約4割が斎藤氏のパワハラを見聞きしたと回答しており、百条委の委員からは
「人望がなかったのではないか」
と率直な質問も飛んだ。
斎藤氏は
「職員に好かれたり、人望があるのは大事だ」
としつつ、
「必要な指導は県民のためにする」
と、職員ではなく
「県民ファースト」
の対応だったとの認識を強調した。
この日の尋問終了後、会見した百条委のメンバーの一人は
「証人の受け止めと知事の認識に差がある印象だ」
と感想を述べた。
百条委の奥谷謙一委員長は、これまでの県職員に対する尋問で、斎藤氏の言動について
「県庁生活で初めてこういった叱責を受けたという人もいた」
と明かし、この日も
「頭が真っ白になった」
との証言が出たことから
「パワハラに極めて近いと思う」
と指摘した。
■年内に報告書
告発文書には、斎藤元彦知事による職員へのパワハラ疑惑のほかに、県内企業からの贈答品受領や、信用金庫の補助金を増額しプロ野球の阪神・オリックス優勝パレードの募金としてキックバックさせた―など、斎藤氏や元副知事の片山安孝氏ら側近による7項目の疑惑が記されていた。
その真偽を調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)は、県の全職員約9700人を対象に7項目の疑惑についてアンケートを実施。
今月23日に公表した中間報告(4568件分)によると、パワハラ疑惑は38・3%(1750件)、贈答品疑惑は20・7%(946件)が見聞きした、と答えた。
百条委ではまずパワハラ疑惑を調査。
斎藤氏が初めて出頭した30日の証人尋問もパワハラ関連の質問に限定している。
次回9月5日と翌6日の期日では、贈答品受領疑惑と、告発文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(60)=7月7日に死亡=を保護の対象となる公益通報者として扱わず、懲戒処分とした妥当性を調べる。
公益通報を巡る県の対応は一連の問題の焦点ともいえ、6日には斎藤氏を再び尋問するほか、片山氏ら側近にも出頭の上で証言を求める。
10月下旬に優勝パレードやその他の疑惑に関する尋問を行い、11〜12月に百条委として事実を認定した上で報告書をまとめる方針。
■事実積み重ねて判断を
ハラスメント問題に詳しい東北大の増沢隆太特任教授に聞いた。
ハラスメントの中でもパワハラは、定義を厚生労働省が明確に定めており、
@優越的な関係を背景とした言動で
A業務上必要な範囲を超え
B労働者の就業環境が害されている
という3要件全てを満たす必要があるとされる。
知事という立場を考えれば、舌打ちやため息でも民間人とはインパクトが違うと捉えるべきで、日頃からそのような言動を繰り返していたとすれば、職員への威圧に当たるとも考えられる。
現代では
「本人のために怒鳴る」
は成立しない。
冷静で合理的な指摘であれば問題ないが、物を叩いたり、投げたりといった感情的な行為は悪質なコミュニケーションで不適切だ。
斎藤氏の証人尋問での受け答えはこれまでと同様だったが、偽証ができない中で、文具を投げたり、深夜にチャット連絡をしたりといった事実関係は認めた。
パワハラを
「指導」
と正当化するのは、よくあるパターンでもある。
今後の百条委員会では事実を積み重ねて、パワハラの有無の判断につなげてもらいたい。

兵庫県議会各派は百条委をどうみたのか「きちっと答えていた」「丁寧に説明」とする声も 
2024/8/30 21:57
https://www.sankei.com/article/20240830-LIBEKGLP5JLARAAAASQGFZCDBY/
兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を告発された問題を巡り、斎藤氏への証人尋問が初めて行われた30日の県議会調査特別委員会(百条委員会)。
斎藤氏はパワハラの認識を一貫して認めず、不信任案の提出が現実味を帯びてきた。
この日の説明について各会派の評価は分かれており、議会側の動きにも注目が集まる。
最大会派
「自民党議員団」
の北野実幹事長は
「きちっと答えていた」
と評価する一方、
「自分のことだけを考えているように感じられる発言もあった」
と振り返った。
会派として対応を協議する考えを示し
「県政を何とかしたい」
と語った。
前回知事選で斎藤氏を推薦した日本維新の会は共同代表の吉村洋文大阪府知事が、不信任案の可能性を示唆。
維新幹部が近く県議団との協議を予定する中、維新の会の門隆志幹事長は
「誤魔化すことなく話し、丁寧に説明していた」
「(不信任案の提出は)それなりの理由が必要になる」
と慎重な姿勢を示した。
「(斎藤氏の説明は)従来の主張を繰り返している」
「県民は納得しない」
と指摘するのは公明党議員団。
「今までの会見に比べれば個別事案に関しては説明していた」
と評価する部分もあったが、パワハラについて明確に肯定も否定もしない斎藤氏の姿勢に疑問を呈した。
一方、第4会派のひょうご県民連合は来月にも不信任案を提出する方針を固めた。
会派幹部は
「記者会見と発言が変わらず、県政の正常化には知事が辞職するしかない」
「議会として民意を突き付ける必要がある」
と話している。

<独自>兵庫県議会会派が9月議会で斎藤知事の不信任案提出方針 他会派と協議へ
2024/8/30 21:32
https://www.sankei.com/article/20240830-ZHVXEKVHMBNIHLFHZEPHRFJM2Q/
兵庫県議会第4会派の
「ひょうご県民連合」
が、斎藤元彦知事に対する不信任決議案を提出する方針を固めたことが30日、関係者への取材で分かった。
9月19日開会の県議会9月定例会での提出を想定し、他会派と協議していく。
不信任案可決には4分の3以上の賛成が必要で、各会派の対応が注目される。
不信任案を巡っては、前回知事選で斎藤氏を推薦した日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事が、百条委の内容次第で提出する可能性を示唆。
党幹部が31日に県議団と対応を協議する予定となっている。
不信任案は議長を含め全議員の3分の2以上が出席し、出席議員の4分の3以上の賛成で可決する。
可決した場合、首長は失職か議会の解散かを選択する。
同県議会(86議席)で全員が出席した場合、可決には65人の賛成が必要。
県議会の勢力は最大会派の自民が37人で、維新21人▽公明13人▽立憲民主党議員らでつくるひょうご県民連合が9人−などと続く。
同県議会で不信任案提出には8人が必要で、県民連合は単独で満たしている。

「パワハラ認めるべき」「言い訳が多い」「不誠実」斎藤知事の発言に傍聴者から批判の声
2024/8/30 20:06
https://www.sankei.com/article/20240830-SIHNLVRUIFODTJV5NVU43FMFX4/
部下へのパワハラなど兵庫県の斎藤元彦知事を巡る一連の疑惑を調査する県議会調査特別委員会(百条委員会)が30日開かれ、斎藤氏に対する初めての証人尋問が行われた。
パワハラだとされる自身の言動について
「記憶にない」
などと述べた斎藤氏に対し、傍聴した県民からは
「不誠実」
「言い訳が多い」
と批判の声が上がった。
「質問に正面から答えず、言い訳めいた回答が多かった」
「潔くパワハラを認めるべきだ」。
同県尼崎市の女性(51)は語気を強めてこう語った。
斎藤氏は就任間もない頃、机を叩いて県幹部を叱責した事案について
「就任直後だったので」
と釈明。
机を叩く行為をパワハラと認めるか否かを問われたが、回答を控えた。
この点について、女性は
「パワハラかどうかを聞かれているのに『就任直後だから』とか背景の話ばかり」
「ここまで答えないとは思わなかった」
と不満げな様子だった。
「『記憶にない』という答弁は不適切で不誠実」
と指摘したのは、同県川西市の男子高校生。
部下に対して
「空クル(空飛ぶクルマ)は知事直轄、勝手にやるな」
と叱責したとの疑惑について斎藤氏は
「記憶にない」
と述べたが、
「普通にパワハラだと感じた」
と呆れ気味に語った。

「斎藤知事、説明責任果たしてない」と百条委員会委員長
2024/8/30 19:41
https://www.sankei.com/article/20240830-KAJLTPG47VMCRDEF6OYTER4ZYY/
兵庫県の斎藤元彦知事を巡る疑惑が文書で告発された問題で、県議会の調査特別委員会(百条委員会)が30日開かれ、斎藤氏本人への初めての証人尋問が終了後、奥谷謙一委員長らが会見を開いた。
奥谷氏は斎藤氏の尋問については
「印象としては記者会見の内容とあまり変わらない」
「説明責任が果たされたとは考えられない」
との認識を示した。
一方、斎藤氏の行為について
「パワハラに当たるかどうかは別として(告発文書に)記載している事実が浮かび上がったことが重要だ」
と述べた。
会見に出席した委員の一人は、証人として出頭した職員と、斎藤氏の証言を踏まえ、
「パワハラを受けた職員と、知事の認識に差があった」
「事実が明らかになったので議論を深めたい」
などと印象を語った。

百条委を終えた斎藤氏「私が知事として仕事する」と知事職に強いこだわり 改めて辞職否定
2024/8/30 19:12
https://www.sankei.com/article/20240830-OPSEGVWOAFMRXK4CNALXBHS4R4/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調査する30日の県議会調査特別委員会(百条委員会)終了後、斎藤氏は報道陣の取材に応じ、
「私が知事として仕事をさせていただく」
と述べ、改めて辞職を否定。
知事職に対する強いこだわりをのぞかせた。
この日は、斎藤氏のほか県幹部ら4人への証人尋問が行われた。
県幹部らは斎藤氏からの叱責を
「怒鳴られた。理不尽な叱責だと思った」
などと証言。
一方、斎藤氏は
「職員に不快な思いをさせたとしたら申し訳ない」
と反省の弁を述べる一方、パワハラの認定は自身がすべきではないとして明言を避けた。
終了後、報道陣から進退を問われた斎藤氏は
「知事としての仕事を果たすのが私の責任」
として続投の意思を改めて表明。
「職員からの人望や信頼感が1ミリもないということはないと思っている」
とし、
「信頼関係を再構築する」
という従来の主張を繰り返した。
辞職を否定し続ける斎藤氏。
だが、前回知事選で斎藤氏を推薦した日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事は27日、維新として不信任決議案を提出する可能性があると言及している。
このことについて報道陣に問われた斎藤氏は
「仮定の話には答えられない」
とだけ語った。

斎藤知事、初めての証人尋問でも正当性主張 議会では不信任決議案提出の動きあり
2024/8/30 18:57
https://www.sankei.com/article/20240830-EGNLL2PXVNO47NJHMY3FTP52LY/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、県議会調査特別委員会(百条委員会)は30日、パワハラ疑惑に関して斎藤氏本人に初めて証人尋問を実施した。
斎藤氏は文書で職員を叱責したとされた事例について、
「合理的な指摘だった」
と正当性を強調。
告発者の処分も適切だったとの認識を改めて示した。
県議会では、斎藤氏の辞職につながる不信任決議案提出の動きがあり今後、各会派の対応が焦点となる。
県西播磨県民局長だった男性(60)が作成した文書には、
「出張先で公用車を降り、20メートルほど歩かされただけで職員を怒鳴り散らした」
などと記載。
この日の百条委では斎藤氏の尋問に先立ち、この場に居合わせた県幹部が
「理不尽な叱責を受けた」
と証言した。
これについて斎藤氏は
「大きな声で強い指摘をした」
としつつ、
「当時としては合理的な指摘だった」
と主張。
一方で、強い口調で職員を叱責したことに関し
「職員に不快な思いをさせたことは反省したい。謝りたい」
と述べる場面もあった。
斎藤氏を巡っては、前回知事選で推薦した日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事が、百条委の内容次第で不信任決議案を出す可能性を示唆。
他会派でも不信任案提出を検討する動きが出ている。
9月5、6日の百条委では企業からの贈答品受領疑惑と、文書を公益通報として扱わなかった対応について検証し、斎藤氏も証人出頭する予定。

「パワハラと認めるか」と問われた斎藤知事 明言避け「百条委が判断すると思う」
2024/8/30 18:08
https://www.sankei.com/article/20240830-22HPSH7BAZOKFKPVONSNJ7G3FM/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調査する30日の県議会調査特別委員会(百条委員会)で、証人として出頭した斎藤氏は
「職員に不快な思いをさせたことは反省したい」
「謝りたい」
と述べた。
一方、パワハラの認識については
「百条委や第三者委員会が判断する」
と答え、明言を避けた。
この日の百条委では斎藤氏の尋問に先立ち、県幹部の尋問を公開で実施。
昨年11月、県立考古博物館(播磨町)で開かれた会合に斎藤氏が出席する際、車止めが置かれている車両進入禁止区間を歩かされた斎藤氏が、
「車止めをどけておくべきだった」
として県幹部らを叱責したことが明らかになった。
この県幹部は
「理不尽な叱責」
と証言した。
百条委の尋問で斎藤氏は
「理不尽な叱責」
という県幹部の証言に対する受け止めを問われ、
「言い方について、もしご本人が不快に思われているならお詫びしたい」
と釈明。
一方、委員から
「パワハラと認め、お詫びするのではないのか」
と重ねて問われると
「パワハラかどうかは私が判定するより、百条委や第三者委員会が判断すると思う」
と述べるにとどめた。

兵庫・斎藤知事「仕事のミスには短気」 百条委の委員から「人権感覚ずれている」と批判も
2024/8/30 17:35
https://www.sankei.com/article/20240830-NFMOZIRQFJK6PLQPWK2RXLYLFM/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調査する30日の県議会調査特別委員会(百条委員会)で、証人として出頭した斎藤氏は自身の性格を問われ
「仕事については厳しいところが正直ある」
「ミスがあった場合、短気な面もある」
と述べた。
部下を怒鳴ったり机を叩いたりした行為について、委員からは
「人権感覚が相当ずれている」
と批判された。
百条委が実施した全職員(約9700人)を対象としたアンケートの中間報告では回答者の約4割がパワハラ行為を見聞きしたと回答。
職員から、斎藤氏の性格についてすぐに激高する
「瞬間湯沸かし器」
との指摘もあった。
委員を務める県議は説明済みの事業や自身が知らない事柄が報道された時などに斎藤氏が
「聞いていない」
と部下を叱責した点は短気な性格が原因と主張。
「パワハラ体質についていけない」
と苦言を呈した。
「(告発者で死亡した元)県民局長は行政経験も人生経験も豊かな人」
「普通の人権感覚があれば怒鳴りつけない」
「ここが一番知事の問題ではないか」
との指摘もあった。
斎藤氏は
「過去は取り戻せないので、直接お詫びし、申し訳ないと言いたい」
「これからはもっといい知事としてやっていきたい」
と述べた。

斎藤知事「職員に謝りたい」 説明済みの事業を「聞いていない」と強く叱責、百条委で証言
2024/8/30 16:51
https://www.sankei.com/article/20240830-QZUTVS7GWBJWTHZHPIIQACEJGM/
部下へのパワハラなど兵庫県の斎藤元彦知事をめぐる一連の疑惑を調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)が30日開かれ、証人として出頭した斎藤氏は、自身が強い口調で職員を叱責したケースについて
「職員に不快な思いをさせたことは反省したい」
「謝りたい」
と述べた。
百条委が実施した全職員(約9700人)を対象としたアンケートの中間報告では、説明済みの事業について斎藤氏から
「聞いていない」
と叱責されたという声が複数寄せられた。
この日、こうした複数の事例について問われた斎藤氏は
「私も完璧な人間ではない」
「一回聞いたことをすべて覚えているかというと、そこまで全能ではない」
と釈明した。
これに対し百条委の委員は、斎藤氏の鋭い叱責で事業の説明ができなくなり、施策が進められず停滞した事例に言及し、
「『資料に書いているから知っていると思うな』という発言は適切か」
と指摘。
斎藤氏は
「言い方が厳しかったり、強くなったりしたことは謝りたい」
と陳謝した。

「記憶にない」と繰り返す百条委の斎藤知事「全て覚えているほど全能ではない」
2024/8/30 16:37
https://www.sankei.com/article/20240830-6OJXJ6MVGRJYNN4BUCOOTRSOVQ/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)が30日開かれ、斎藤氏本人への証人尋問が行われた。
県職員による斎藤氏への事業説明で、自身が把握していない事業が話題になった際、職員を叱責したとされる件について
「記憶にない」
との答弁を繰り返した。
百条委の委員は、空飛ぶクルマ関連の事業が新聞で報じられた後に知事室を訪れた担当者を
「何これ、聞いてない」
「空クル(空飛ぶクルマ)は知事直轄、勝手にやるな」
と叱責したとの疑惑を追及した。
叱責したかとの質問に斎藤氏は
「記憶にない」
と否定。
「いろんなレク(説明)を受けていて、一つ一つ覚えていない」
「『聞いていない』ということから、私は合理性があると思う」
と答えた。
一方で
「私も完璧な人間ではない」
「一回聞いたことを全て覚えているほど全能ではない」
「大量の資料の内容は失念することがあり、聞いていないと言ってしまうことはある」
「そこは注意しないといけない」
とも主張。
委員は
「知事に完璧な人間を求めているのではない」
と指摘し、やり取りが噛み合わない場面もみられた。
空飛ぶクルマ事業を巡る叱責については、斎藤氏の尋問に先立ち、30日午前に県職員の証人尋問が行われ、職員は当時を振り返り、
「これほどきつい言葉を上司からかけられたことは、県職員になってからなかった」
と証言している。

淡々と斎藤知事 死亡した元県民局長への懲戒処分は「適切。誹謗中傷性高かった」
2024/8/30 16:29
https://www.sankei.com/article/20240830-TJIV7MZW7NPRBFMKFSZETZGT4U/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを元西播磨県民局長の男性(60)=死亡=が文書で告発した問題で、30日開かれた県議会調査特別委員会(百条委員会)に斎藤氏が証人として出頭。
斎藤氏は告発者の男性を停職3カ月の懲戒処分とした対応について、淡々とした様子で改めて
「適切だった」
との認識を示した。
男性は3月、パワハラなど斎藤氏に関する7つの疑惑を記載した告発文書を報道機関などに送付。
斎藤氏は片山安孝副知事(当時)らに調査を指示し、5月に男性を懲戒処分とした。
男性は4月に告発文書と同様の内容を、県の公益通報窓口に通報していた。
百条委の委員は斎藤氏に対し、現在の認識として処分が不適切だったとの思いはないかと質問。
斎藤氏は
「今も思ってはいません」
「適切だったと思います」
「誹謗中傷性が高い文書と認識し、処分した」
と強調した。
男性の処分をめぐっては、公益通報窓口への通報を受け、人事当局の幹部らが斎藤氏の側近だった井ノ本知明総務部長(当時)らに
「公益通報の結果が出るまで処分は待った方がいい」
と進言したことが明らかになっている。
斎藤氏は一度は了承したが、その後、井ノ本氏を通じて
「調査結果を待たずに処分できないか」
と人事当局に打診。
人事当局が弁護士に相談したところ
「法的には可能」
との見解を得たため、井ノ本氏らが処分を優先するよう指示したとされる。

淡々と斎藤知事 死亡した元県民局長への懲戒処分は「適切。誹謗中傷性高かった」
2024/8/30 16:29
https://www.sankei.com/article/20240830-TJIV7MZW7NPRBFMKFSZETZGT4U/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを元西播磨県民局長の男性(60)=死亡=が文書で告発した問題で、30日開かれた県議会調査特別委員会(百条委員会)に斎藤氏が証人として出頭。
斎藤氏は告発者の男性を停職3カ月の懲戒処分とした対応について、淡々とした様子で改めて
「適切だった」
との認識を示した。
男性は3月、パワハラなど斎藤氏に関する7つの疑惑を記載した告発文書を報道機関などに送付。
斎藤氏は片山安孝副知事(当時)らに調査を指示し、5月に男性を懲戒処分とした。
男性は4月に告発文書と同様の内容を、県の公益通報窓口に通報していた。
百条委の委員は斎藤氏に対し、現在の認識として処分が不適切だったとの思いはないかと質問。
斎藤氏は
「今も思ってはいません」
「適切だったと思います」
「誹謗中傷性が高い文書と認識し、処分した」
と強調した。
男性の処分をめぐっては、公益通報窓口への通報を受け、人事当局の幹部らが斎藤氏の側近だった井ノ本知明総務部長(当時)らに
「公益通報の結果が出るまで処分は待った方がいい」
と進言したことが明らかになっている。
斎藤氏は一度は了承したが、その後、井ノ本氏を通じて
「調査結果を待たずに処分できないか」
と人事当局に打診。
人事当局が弁護士に相談したところ
「法的には可能」
との見解を得たため、井ノ本氏らが処分を優先するよう指示したとされる。

<独自>空飛ぶクルマの協定「聞いてない」「勝手にやるな」と斎藤知事が激しく叱責 県職員証言
2024/8/30 16:03
https://www.sankei.com/article/20240830-MND24RLPFNJFJIAH2H7J6NB7FU/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)で30日、非公開形式の証人尋問に出頭した県職員が、昨年1月に斎藤氏から
「何これ」
「勝手にやるな」
などと激しく叱責され、説明を諦めて退室したことがあったと証言したことが分かった。
関係者への取材で判明した。県職員は
「これほどきつい言葉をかけられたことは、県職員になってからなかった」
と述べた。
県職員は昨年1月16日午前、翌週に予定されていた
「空飛ぶクルマ」
の開発メーカーとの協定締結式について斎藤氏に説明しようとした。
担当者とともに知事室に入ったところで、斎藤氏から大声で
「何これ」
と一喝されたという。
続けて斎藤氏は
「聞いてない」
「そらくる(空飛ぶクルマ)は知事直轄なんだから勝手にやるな」
と激しく叱責した。
その後、職員は締結式についての説明をしようと試みたが、説明の途中で斎藤氏に
「やり直し」
と遮られるなどしたため、説明は不可能と判断し、途中で退室したという。
さらに、百条委の委員から斎藤氏の対応が適切だったかなどと問われると、斎藤氏が
「聞いてない」
と述べた点について、事前に幹部から説明があったはずだとした上で
「理不尽だと感じた」
と述べた。
説明を諦めて退室せざるを得なかった点については、斎藤氏らに対し
「かなり腹が立った」
と明かした。

百条委証人尋問始まる 兵庫知事「強く指摘した」 大声での注意認めるも、パワハラ否定
2024/8/30 15:39
https://www.sankei.com/article/20240830-7RGDCB5IBBJ2LG7XSICQAKMITA/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)が30日開かれ、斎藤氏への証人尋問が始まった。
出張先で公用車を降りて20メートル歩かされ、職員を怒ったとされる問題について、斎藤氏は
「車の動線を確保できていなかったのではないかという強い思いがあった」
「それなりに強く指摘した」
と述べ、大きな声で注意したことは認めた。
一方、当時は進入禁止との認識がなく、自身の対応は適切だったとの認識を改めて示した。
元県西播磨県民局長が作成した告発文書では
「出張先のエントランスが自動車進入禁止のため、20メートルほど手前で降りて歩かされただけで出迎えた職員・関係者を怒鳴り散らした」
と指摘されていた。
斎藤氏の尋問に先立って行われた県幹部の公開尋問によると、斎藤氏は昨年11月、県立考古博物館(播磨町)で開かれる会合に出席。
その際、告発文書にあるように入り口付近は車止めが置かれた進入禁止区間のため、手前で公用車を降りて歩いたという。
その際
「なぜこれ(車止め)をどけておかないのか」
と叱責し、職員は車止めをどけざるをえなくなったという。
出頭した県幹部は斎藤氏の叱責が
「必要な範囲内」
と感じるかを問われ
「思いません」
と否定した。
一方、斎藤氏は
「歩かされたことを怒ったのではなく、円滑な動線を確保していなかった」
ことについて叱責したとしている。

「理不尽な叱責を受けた」20メートル歩かされ激怒した斎藤兵庫知事 県幹部が百条委で証言
2024/8/30 14:55
https://www.sankei.com/article/20240830-LG7G2CQE2BMJJNY3VOGVUWJRQE/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)が30日開かれ、県幹部らへの証人尋問が始まった。
斎藤氏が出張先で入り口の手前20メートルで公用車から降りて歩かされたことに対し、職員を怒鳴り散らしたとされる問題について、県東播磨県民局長は
「怒鳴られた」
と証言し、
「理不尽な叱責を受けた」
と述べた。
元県西播磨県民局長が作成した告発文書には
「出張先のエントランスが自動車進入禁止のため、20メートルほど手前で降りて歩かされただけで出迎えた職員・関係者を怒鳴り散らした」
と記されていた。
この日、公開で行われた百条委での証人尋問によると、斎藤氏は昨年11月、県立考古博物館(播磨町)で開かれた会合に出席。
その際、告発文書に書かれていたように入り口付近には車止めが置かれ、進入禁止区間となっており、斎藤氏はその手前で公用車を降りて歩いたという。斎藤氏は
「なぜこれ(車止め)をどけておかないのか」
と東播磨県民局長を叱責したため、会合の間に車止めを別の場所に移動。
帰りは公用車が入り口付近で待機し、斎藤氏は歩かずに公用車に乗り込んだという。
斎藤氏は6月20日の会見で
「円滑な動線の確保を図るべきだったのではないかという趣旨だった」
「あくまで業務上必要な指導」
とし、パワハラではなかったとの認識を示した。
一方、百条委で証言した東播磨県民局長は、斎藤氏の叱責が
「必要な範囲内と感じるか」
と問われ、
「思いません」
「理不尽な叱責を受けた」
と述べた。
斎藤氏本人の証人尋問は午後3時から始まり、県議会のホームページでライブ中継される。

「エレベーター閉まり激高」…一連のパワハラ疑惑に兵庫知事は何語る 30日に初尋問
2024/8/29 19:58
https://www.sankei.com/article/20240829-QNTPAKC475PABCHCZLC2A7GYJY/
兵庫県の斎藤元彦知事を巡る疑惑が文書で告発された問題で、県議会調査特別委員会(百条委員会)は30日、斎藤氏本人の出頭を求め、職員への一連のパワハラ疑惑について初めて尋問を実施する。
記者会見や取材対応ではパワハラを否定しつつ、これまで具体的な言及は避けてきた斎藤氏。
百条委では事実関係や本人の認識だけでなく、県政トップの説明責任の果たし方も問われることになる。
■「百条委でしっかり」
「この場で詳細を答えるのは控えたほうがいいかな、と思う」
兵庫県庁で27日に行われた知事定例会見。
斎藤氏は疑惑に関する度重なる質問をいずれもかわし
「百条委でしっかりやりたい」
と繰り返した。
全職員(約9700人)を対象としたアンケートのうち4568件を取りまとめた中間報告では、パワハラを見聞きしたとの回答が約4割にあたる1750件に上っていた。
■繰り返す「適切な指導」
アンケートの記述などによると、斎藤氏の地方視察時に目の前でエレベーターが閉まった際、そばにいた職員に
「お前はエレベーターのボタンも押せないのか」
と激高。
また告発文書では、斎藤氏が出張先で公用車を降りてから20メートル歩かされただけで怒ったとされ、職員に対する百条委の尋問でも、同様の証言が得られたことが明らかになっている。
こうした一連のパワハラ疑惑について、斎藤氏は
「指導の範囲内で適切」
と一貫して正当性を主張。一方で個別のエピソードの真偽や事実関係の説明は避けてきた。
職員アンケートの中間報告の結果についても、
「コミュニケーション不足」

「受け取り方のずれ」
を挙げつつ、
「私としては県政をより良くするために必要とされる指導や、こうしてほしいということを自分なりに伝えた」
と、パワハラには当たらないとの見解を示すにとどまっている。
30日の尋問では、パワハラ疑惑の個別の事実関係について委員から質問があるとみられ、斎藤氏の証言の具体性や信用性が注目される。
■元局長への対応も追及
問題の発端となった告発文書は3月中旬、元県西播磨県民局長の男性(60)が一部の報道機関などに配布。
県は同27日に男性を解任し、目前に迫った退職を保留。
同日の会見で斎藤氏は法的措置を示唆し
「噓八百」
「公務員として失格」
などと非難した。
県は5月、内部調査をもとに男性を停職3カ月の懲戒処分とした。
男性は百条委に出頭し証言する予定だったが
「死をもって抗議する」
とのメッセージを残し、7月7日に死亡、自殺とみられている。
斎藤氏の贈答品受領疑惑や、男性の告発を公益通報と扱わずに処分した県の対応については9月5、6日の百条委で証人尋問を行って調べる。
斎藤氏は6日に出頭する予定。

<独自>告発した元局長の私的情報漏洩か 兵庫知事側近の前総務部長ら 県が調査検討
2024/8/29 5:00
https://www.sankei.com/article/20240829-I7672IG3YZOJ3NY6WKUDVAY2UM/
兵庫県の斎藤元彦知事らのパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(60)の私的な情報を漏洩した疑いがあるとして、県が前総務部長の井ノ本知明氏らの調査を検討していることが28日、関係者への取材で分かった。
男性は7月に死亡し、直前にプライバシーへの配慮を周囲に訴えていた。
内部調査ではなく、弁護士に調査を依頼する方針。
県は元副知事の片山安孝氏や前理事の小橋浩一氏、産業労働部長の原田剛治氏の調査も検討。
井ノ本氏を含め、いずれも文書で名前が出た知事の側近で、男性の懲戒処分にも関与したとされる。
男性が3月に匿名で文書を報道機関などに配布した後、斎藤氏の指示で作成者を調べていた片山氏らが男性の公用パソコンを調査。
告発文書のデータを確認したことがこれまでに判明している。
関係者によると、井ノ本氏らは4月頃から、パソコンに保存されていた告発内容とは無関係な男性の私的情報を県議らに開示していた疑いがあるという。
県の懲戒処分の指針では、職務上知り得た秘密を故意に漏らした職員を処分の対象としている。
県は井ノ本氏らがこれに抵触する可能性があると判断。
外部の弁護士に調査を委託する方向で調整を進めているという。
男性は7月19日の県議会調査特別委員会(百条委員会)に証人として出頭を予定。
しかし、一部の委員が告発とは無関係な情報も提出するよう求めているとして、代理人を通じプライバシーを保護するよう百条委に要請するなど、私的情報が流布されていることに不安を抱えていたという。
男性は同月7日に死亡。
自殺とみられ、証言はしなかったが、陳述書などを準備していた。
8月23日に非公開で行われた百条委の証人尋問では、職員が私的情報の持ち出しについて
「調査の必要があると認識しており、弁護士会に相談している」
と証言した。

「調査待たずにできないか」 告発者早期処分、斎藤知事の指示か 「批判風向き変わる」証言も
2024/8/28 7:00
https://www.sankei.com/article/20240828-RANCNENEK5OCBCCP3PZ6WVJ5BU/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題で、告発者を停職3カ月とした県の懲戒処分の詳しい経緯が、県議会調査特別委員会(百条委員会)での県職員の証言などで明らかになってきている。
告発者が県の窓口に公益通報したことから、少なくとも4人の職員が早期処分に否定的な意見を表明。
しかし、斎藤氏や側近の県幹部らは受け入れずに処分に踏み切った。
背景には斎藤氏の意向が色濃く浮かび、今後の百条委では斎藤氏や側近らの説明が焦点となる。
「百条委なら調査権があるのでそこで説明する方が、しっかりと我々も説明できる」
27日の定例会見で斎藤氏は早期処分の指示に関しての明言を避け、百条委が出頭要請する方針の側近3人については
「それぞれの立場で調査に対して答えていただくといい」
とした。
これまでの百条委での証言や関係者への取材などで明らかになった処分に至る経緯はこうだ。
県西播磨県民局長だった男性(60)=7月に死亡=が文書を作成し、一部の報道機関などに配布したのは3月中旬。
斎藤氏は同月20日に文書の存在を把握し、翌21日に片山安孝副知事(当時)らに調査を指示した。
同22日には、人事課が男性を含む複数の職員のメールの調査を始めた。
文書の作成者として男性が浮上し、25日に片山氏らが男性を聴取。
男性が使用していた公用パソコンも調べ、告発文書のデータを確認した。
同27日、県は男性を解任し、4日後に控えていた退職も保留すると発表。
斎藤氏は会見で文書を
「噓八百」
と評し、
「公務員失格」
と男性を非難した。
こうした対応に不信感を抱いた男性は4月4日、県の公益通報窓口に告発文書と同様の内容を通報した。
これを受け、人事当局の幹部が小橋浩一理事(当時)や井ノ本知明総務部長(同)に
「公益通報の調査結果が出るまで処分は待った方がいい」
と進言。
斎藤氏にも伝わり、一度は了承された。
ところが同月中旬、斎藤氏は井ノ本氏を通じ
「調査結果を待たずに処分できないか」
と人事当局に打診。当局が弁護士に相談したところ、
「法的には可能」
との見解を得たため、小橋氏や井ノ本氏は処分を優先するよう指示したという。
処分案を審議する県の綱紀委員会が開かれたのは、大型連休の谷間にあたる5月2日。
この場でも委員である別の県幹部3人が、
「公益通報の調査結果を待って処分すべきではないか」
などと懸念を示した。
文書で名前が挙がっている井ノ本氏が、同委員会の委員長を務めている点を疑問視する意見もあったが、これも受け入れられず、県は連休明けすぐの7日、懲戒処分に踏み切った。
斎藤氏が文書を把握してから1カ月半。
この間、告発された当事者である斎藤氏や側近幹部が告発者を特定し、異論を押し切って処分に突き進んだ形だ。
百条委では、斎藤氏が処分を急いだ理由について
「『懲戒処分をすれば(自身への批判の)風向きが変わるのでは』と知事が言っていると聞いた」
との証言もあった。
百条委委員からは
「一連の対応は処分ありきだ」
との指摘が上がっており、9月5、6日に予定されている斎藤氏や側近らの証人尋問で追及する構えだ。

兵庫知事パワハラ疑惑 維新代表発言に知事「自分なりにしっかり対応」 側近3人も尋問へ
2024/8/27 12:00
https://www.sankei.com/article/20240827-OCFST3CLMBNNBBI4BI7EQR2FZU/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、日本維新の会の馬場伸幸代表が30日の県議会調査特別委員会(百条委員会)の斎藤氏の証人尋問を踏まえ党の対応を協議すると発言したことを受け、斎藤氏は27日午前、報道陣の取材に
「30日の百条委では自分なりにしっかり対応していく」
と述べた。
斎藤氏は、馬場氏の発言について内容の詳細は承知していないとしたうえで
「維新の会にはこれまでしっかり支援していただいたことは感謝申し上げる」
と述べた。
30日の百条委では、斎藤氏のほか、4人の県職員らが証人として出頭する予定。
馬場氏は26日の党常任役員会後、斎藤氏の尋問を踏まえ幹部らで党の対応を協議すると明らかにしていた。
また、百条委は9月上旬に実施する証人尋問に向け、斎藤氏のほか、辞職した片山安孝元副知事を含む側近3人に出頭を要請する方針を固めた。
告発文書を公益通報として扱わなかった県の対応について追及する。
関係者によると、23日の理事会で、9月5日に井ノ本知明元総務部長と原田剛治産業労働部長、6日に斎藤氏と片山氏の出頭を求める案がまとまったという。

<産経抄>兵庫県庁の「すまじきものは宮仕え」
2024/8/27 5:00
https://www.sankei.com/article/20240827-O4YJD2A3WFLZVN6H53RREMHIFA/
歴史学者、磯田道史さんの『殿様の通信簿』により、元禄時代に書かれた『土芥寇讎記(どかいこうしゅうき)』という本の存在を知った。
当時幕府の隠密が諸大名の内情を探索しており、それをまとめたものらしい。
▼たとえば「忠臣蔵」で有名になった浅野内匠頭については「女色を好むこと切なり」とある。
政治は大石内蔵助ら家老に任せきりだったようだ。
「土芥寇讎」という言葉は『孟子』がその出典である。
「殿様が家来をゴミのように扱えば、家来は殿様を親の仇のようにみる」
という意味だという。
▼さて令和の時代に至っても、殿様気分の知事が少なくないとの指摘もある。
兵庫県の斎藤元彦知事は果たして県職員をゴミのように扱ったのか。
いわゆるパワハラがあったのか。
隠密ならぬ県議会調査特別委員会(百条委員会)による調査が続いている。
30日には斎藤氏に対する証人尋問も行われる予定だ。
▼斎藤氏のパワハラ疑惑を文書で告発した男性職員は証人として出席するはずだったが、先月死亡しているのが見つかった。
自殺とみられる。
23日に公開された県職員アンケートによれば、回答した4568人のうち38・3%の1750人がパワハラ疑惑を、20・7%の946人が、視察先で贈答品を受領したとの疑惑を見聞きしたと回答していた。
▼百条委員会では事実を確認した上で、年内にも報告書をまとめる方針である。
ただ既に県政の停滞は目に余るものがある。
県職員の士気は低下するばかりだろう。
2024年度の兵庫県の職員採用試験では、一般事務職(大卒程度)の筆記試験の辞退者が4割にものぼった。
むべなるかなである。
▼歌舞伎の名セリフのひとつが口をついて出てくる。
「せ(す)まじきものは宮仕えじゃなあ」

「逃げたな」「腹立たしい」 パワハラ否定、説明変遷の斎藤知事に職員から批判の声
2024/8/24 20:09
https://www.sankei.com/article/20240824-GWDMSU63TFPG5CCWXRQMVVK5TY/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、23日に行われた県議会調査特別委員会(百条委員会)の証人尋問では出席した県職員から、斎藤氏の対応について
「腹立たしい」
「看過できない」
といった批判の声が上がった。
百条委委員らによると、ある職員は、職員アンケートで新たなパワハラ疑惑が多数指摘されたことが判明した後の会見で、斎藤氏が
「仕事なので厳しく指導することもある」
などとパワハラを否定したことに
「正直、腹立たしい。『なんでそういうことを言うの』という思いだ」
と証言。
疑惑についての説明が変遷しているとして
「逃げたなと思った」
とも打ち明けたという。
6人が証言したが、明確にパワハラを受けたとの認識を示した職員はいなかった。
ただ、
「人生で初めてこういうことをされた」
「自分は精神的にタフなのでダメージは少なかったが、(同じことを)他の人にされているなら看過できない」
と訴える職員もいたという。

斎藤知事 “パワハラ疑いを見聞き”約4割 アンケート中間報告
2024年8月23日 17時02分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240823/k10014557221000.html
兵庫県の斎藤知事のパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐって、すべての県庁職員を対象に行われたアンケートの中間報告が23日に公表されました。
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐって、事実関係の調査を進めている県議会の百条委員会は、先月末からすべての県庁職員を対象にアンケートを行いました。
今月5日までに全体の半数近くにあたる4500人余りの職員から回答が寄せられていて、23日、その集計結果が中間報告として百条委員会に示されたあと、公表されました。
それによりますと、斎藤知事のパワハラの疑いを見聞きしたことがあると回答した人は、およそ4割にあたる1750人(38.3%)でした。
自由記述欄には
「公用車内で知事が激怒し、前部座席を蹴った」、
「机をたたいて怒り出す」、
「知事が出席するイベントや行事にマスコミが来ないと怒る」
などの内容がありました。
また、知事が贈答品を受け取っている疑いを見聞きしたことがあると回答した人は946人(20.7%)で、自由記述欄には
「40万円相当の革ジャンを試着し、『これはいい。もらえないか』と知事がおねだり」、
「両手で抱えきれない量のかきを全部1人で持って帰った」、
「受け取りを拒否した職員分のカニも知事が持ち帰ったと聞いた」、
「『その靴ほしいです。白い靴がほしいです』と発言した面談記録を読んだ」
などの内容がありました。
ただ、回答は人づてに聞いたことをもとに書かれているものも多いということで、百条委員会は知事や職員の証人尋問で事実関係を尋ねるなど、調査の参考資料として取り扱うことにしています。

「恣意的」「卑怯」 噂話°沛qだけを公表する斎藤兵庫県知事に識者から批判 告発問題
2024/8/21 7:00
https://www.sankei.com/article/20240821-TQWI6H3VTZKHNE3JXCJDXX4LQA/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が告発された問題をめぐり、斎藤氏は20日の定例会見で、告発文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(60)に対する聴取内容について、県の情報公開条例を理由に開示しないと説明した。
しかし、これまでに
「噂話を集めて作成した」
との文言だけは男性の供述内容として公表。
自身の判断の正当性を示す根拠としており、
「恣意的な運用だ」
「一部の発言を小出しにした卑怯なやり方」
との批判の声が上がっている。
「情報公開条例で人事管理に関する事務は非公開とされているので、公表することはできない」
会見で斎藤氏は、県側と男性とのやり取りを開示しない理由をこう説明。
自身が公表したくないわけではなく、あくまで条例に基づいた対応だと強調した。
同条例は、公にすることで事業などの適正な遂行に支障を及ぼすおそれがある情報は非公開とすると規定。
懲戒処分に向けた聴取内容もこれに該当するという。
ただ、今月7日の会見で斎藤氏は、男性が告発文書について
「噂話を集めて1人で作成した」
と認めたと説明。
このため、告発文書には
「信ずるに足る相当な理由(真実相当性)」
がなく、公益通報の対象外として男性を処分した対応は適切だったと主張した。
なぜ、非公開であるはずの聴取内容のうち
「噂話」
供述だけは公表できるのか。
斎藤氏は
「(文書に)真実相当性がないことを示すため、必要最小限の説明をした」
と述べたが、男性はすでに死亡しており、反論ができない中、供述の信用性を担保することは重要だ。
どのようなやり取りで文言が出てきたのか。
聴取を記録した音声データや、男性が署名した供述調書のような客観的な資料はあるのか。
斎藤氏は
「裏付けとなる調査記録は存在する」
としたが具体的な説明は避け、
「噂話」
供述を事実として繰り返した。
内部告発に詳しい上智大の奥山俊宏教授は、こうした対応について、
「録音や調書などの証拠を何も開示せず、外部の検証が不可能な状況で一部のみを小出しにして文書の真実相当性を否定している」
と指摘。
「こうした方法で男性を貶めようとするのは卑怯で、『死人に口なし』を悪用しようとするものだ」
と批判する。
その上で、
「文書の内容が真実かどうかについては、客観的な調査を経なければ判定できず、告発された当事者が判断するのは適切ではない」
と強調した。

兵庫県知事が否定のパワハラ「見聞き」と回答1750件 職員アンケート中間報告、百条委
2024/8/19 21:27
https://www.sankei.com/article/20240819-LWQGSEQEVNJGLDTKIDNI7IN5WM/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題で、県議会の調査特別委員会(百条委員会)が実施した職員アンケートの中間報告がまとまり、斎藤氏のパワハラを目撃したり、人から聞いたりしたとの回答が合わせて4割近くに上ったことが19日、関係者への取材で分かった。
斎藤氏はこれまで、
「業務上必要な指導だった」
などとパワハラを否定しているが、改めて説明が求められそうだ。
アンケートは、職員約9700人を対象に7月31日〜今月14日まで実施。
告発文書に記された7項目の疑惑について
「知事のパワハラを見聞きしたことはあるか」
「知事が贈答品を受け取っていることを見聞きしたことがあるか」どと質問した。
百条委は5日までに集まった4568件の回答を中間報告として取りまとめた。
23日の委員会での協議後に具体的な内容を公表する予定。
関係者によると、斎藤氏のパワハラについて、
「目撃などで実際に知っている」との回答が59件、
「目撃などにより実際に知っている人から聞いた」との回答が466件、
「人づてに聞いた」が1225件だった。
「知らない」としたのは2818件だった。
問題を巡っては、斎藤氏が元県西播磨県民局長の男性(60)が作成した文書を
「噓八百」
などと非難し、5月に男性を停職3カ月の懲戒処分とした。
調査の中立性を疑問視した県議会が6月、百条委を設置し、文書内容などについて調査を進めている。
百条委では今月23日から、斎藤氏のパワハラに関して職員らの証人尋問が始まり、30日には斎藤氏が証人として出頭する予定となっている。

<主張>兵庫県知事の疑惑 公益通報の対応検証せよ
社説
2024/8/17 5:00
https://www.sankei.com/article/20240817-6QDCCYD3HZJ6TMMK3PDOF4WR7M/
兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラ疑惑などを内部告発された問題で、公益通報に対する県の対応への批判が強まっている。
平成18年に施行された公益通報者保護法は、不正の内部告発者を守るとともに、組織の不正を断ち切り、健全な発展につなげる狙いがある。
その趣旨を、県が歪めたとしたら容認できない。
2024年8月下旬から県議会の調査特別委員会(百条委)で、斎藤知事を含む職員らの証人尋問が始まる。
告発内容の真相解明だけでなく、県の一連の対応についても徹底的に検証すべきだ。
斎藤知事は2024年8月7日の定例会見で、時系列で対応を説明した。
元県西播磨県民局長の男性が2024年3月12日に報道機関などに送った告発文書を、斎藤知事が知人を通じて把握したのは同月20日だ。
翌日に副知事らと対応を協議し、作成者の特定などの内部調査を指示した。
副知事が男性から事情を聴くと、文書の作成、配布を認めたという。
公益通報者保護法は、報道機関に向けた通報も
「不正があると信ずるに足りる相当の理由」
などがあれば告発者を保護するよう定め、指針で告発者捜しを禁じている。
斎藤知事は文書に
「真実相当性はない」
とし、公益通報に当たらないと判断したと説明したが、告発された側が判断する事案ではあるまい。
男性は2024年4月、県の公益通報窓口にも通報した。
しかし県は2024年5月に男性を懲戒処分し、男性は
「死をもって抗議する」
とのメッセージを残して2024年7月に死亡した。
斎藤知事は、男性が県側の聞き取りに
「噂話を集めて作成した」
と話した―と主張している。
だが、生前に報道機関に配布された文書には、情報の入手経路などの聴取はなかったと記されていた。
男性は、斎藤知事による職員へのパワハラなど7項目の疑惑を告発していた。
斎藤知事は2024年3月の定例会見で
「噓八百」
などと切り捨てたが、その後、一部が事実と判明した。
批判を受けて斎藤知事は、職員とのコミュニケーションの改善に取り組むと表明した。
それは当然としても、告発者捜しを含む内部調査の指示などに問題はなかったのか。
疑惑解明にあたる百条委は対応を検証し、将来の通報者を萎縮させないような再発防止策につなげなければならない。

兵庫 斎藤知事 辞職要求“重く受け止め”も応じない考え
2024年9月9日 11時57分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240908/k10014576581000.html
兵庫県の斎藤知事がパワハラの疑いなどで告発された問題をめぐり、日本維新の会は県政運営に支障が生じ始めているなどとして、斎藤知事に辞職を要求した上で、いわゆる
「出直し選挙」
で民意を問い直すべきとする内容の申し入れを9日に行うことになりました。
斎藤知事は
「重く受け止め、反省すべきところは反省する」
と述べる一方、辞職の要求には応じない考えを示しました。
この問題をめぐり、兵庫県議会では最大会派の自民党が行う方針の知事の辞職を求める申し入れにほかの3つの会派も加わる方向で、対応が未定の維新の会も方針を検討してきました。
3年前の知事選挙で斎藤知事を推薦した日本維新の会は、執行部と県議団などが協議した結果、斎藤知事に辞職を要求した上で、いわゆる
「出直し選挙」
で民意を問い直すべきとする内容の申し入れを9日に行うことになりました。
関係者によりますと、客観的な事実解明を行うべきだとの立場は維持しつつも、県政運営に支障が生じ始めていて、来年度予算案の編成作業を控え、県政を着実に進める必要があると判断したということです。
9日にも党本部の藤田幹事長が記者会見して、こうした内容を説明した上で速やかに知事側に文書を提出することにしています。
■兵庫県知事 辞職要求には応じない考え
兵庫県議会では最大会派の自民党なども、今週中に申し入れを行う方針で、県議会の全ての会派が斎藤知事に辞職を求める見通しです。
これについて斎藤知事は、今日午前、県庁で記者団に対し
「私に対する批判や指摘はしっかり重く受け止め、反省すべきところは反省しなければならない」
と述べました。
一方で、
「進めるべき予算や事業など必要なことはしっかりやらせてもらいたい」
「これからも百条委員会や第三者機関の調査にしっかり対応していく」
と述べ辞職の要求には応じない考えを示しました。

兵庫 斎藤知事への自民の辞職申し入れに3会派加わる方向で調整
2024年9月8日 5時09分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240908/k10014575961000.html
兵庫県の斎藤知事がパワハラの疑いなどで告発された問題をめぐり、県議会の最大会派、自民党が行う方針の知事の辞職を求める申し入れに、他の3会派も加わる方向で調整していることがわかりました。
県議会の5つの会派のうち、対応が未定の維新の会も近く方針を決めることにしています。
この問題をめぐり、兵庫県議会の百条委員会は6日、斎藤知事に対する2回目の証人尋問を行い、知事はパワハラの疑いなどを告発する文書を作成した元局長を公益通報の保護対象とせず、懲戒処分にしたことは問題ないという認識を改めて示しました。
これに対し、県議会の最大会派、自民党は、県政を混乱させた責任を見過ごすことはできないとして、今週12日に、斎藤知事の辞職を求めて申し入れを行うことを決めました。
この申し入れに公明党の他、立憲民主党などで作る会派と共産党も加わる方向で調整していることが分かりました。
対応が未定の維新の会も、近く方針を決めることにしています。
知事が受け入れない場合は、複数の会派が今月19日から開かれる定例議会に不信任決議案を提出することも検討しています。
県議会の定員は86人で、4会派に加え無所属の議員も賛同した場合、維新の会を除いても不信任決議案が可決される4分の3の規模となります。

兵庫県議会 百条委「知事ら公益通報者保護法に違反」専門家
2024年9月5日 14時41分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240905/k10014572991000.html
兵庫県の斎藤知事のパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐり、県議会の百条委員会で証人尋問が行われました。
文書を作成した元局長を公益通報の保護対象としなかった県の対応について、専門家は
「公益通報者を保護する法律に違反する」
などと指摘しました。
兵庫県の斎藤知事のパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐり、県議会の百条委員会は、5日午前10時ごろから証人尋問を行っています。
午前中は、公益通報制度に詳しい上智大学の奥山俊宏教授が参考人として出席し、県が告発文書を作成した元局長を公益通報の保護対象とせず、懲戒処分にした対応について質疑が行われました。
この中で、奥山氏は
「告発文書の一部を取って全体的な印象を『真実相当性なし』、『公益通報に該当せず』と判断するのではなく、丁寧な判断が必要だった」
「公益通報に当たらないと判断したのは拙速過ぎた」
と述べました。
その上で
「結果的に文書には、法的に保護されるべき公益通報が含まれていることが明らかになっていると思われ、知事らの振る舞いは公益通報者保護法に違反すると考える」
と指摘しました。
また、斎藤知事が記者会見で元局長を「公務員失格」と述べたことについて「感情にかられて、県の行政府のトップである権力者が公の場で部下個人に対して、いわば公開パワーハラスメントに及ぶことは許されない」と述べました。
午後からは、▽告発文書の内部調査に協力した弁護士や▽県の産業労働部長などが出席し、公益通報制度のほか、知事が贈答品を受け取っていた疑いなどについて証人尋問が行われます。
一方、5日は一連の問題の対応にあたり、体調不良を理由に業務を休んでいる元総務部長にも出席を求めていましたが、安全面への懸念や心身の不調などを理由に欠席しました。
■公益通報とは
公益通報とは、公務員を含む労働者などが組織の不正行為を、内部の通報窓口や、権限がある行政機関、それに報道機関などに通報することです。
不正による国民への被害を防止するための通報は、正当な行為として保護されるべきだとして、公益通報をした人の不利益な扱いは法律で禁止されています。
兵庫県では、これまで内部通報窓口しかありませんでしたが、新たに弁護士が受け付ける外部窓口を年内をめどに設置することになり、準備を進めています。

兵庫県知事 パワハラ疑惑で「ハラスメント研修受ける機会も」
2024年9月4日 21時05分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240904/k10014571611000.html
兵庫県の斎藤知事がパワハラの疑いなどで告発された問題をめぐり、県庁職員を対象に行われたアンケートで新たにおよそ2000人分の集計がまとまりました。
この中の自由記述欄には知事がホテルでの夕食を断られた際に県職員に対し
「俺は知事だぞ」
と発言をしたという記載もありました。
兵庫県の斎藤知事のパワハラの疑いなどを調査する県議会の百条委員会は、すべての県庁職員を対象にアンケートを実施し、8月に公表された中間報告では、およそ4割が知事のパワハラの疑いを見聞きしたことがあるなどと回答していました。
こうした中、新たにおよそ2000人分の集計がまとまり、その内容が明らかになりました。
それによりますと、斎藤知事のパワハラの疑いを見聞きしたことがあると回答した人は、およそ5割に当たる1052人でこのうち
「目撃などにより実際に知っている」
と回答したのは71人でした。
自由記述欄には
▽「会議が開かれたホテルで急きょ夕食をとりたいと言われ、断られたことを伝えると『俺は知事だぞ』と激怒した」
▽「職員があいさつしても、返すどころか目すら見ない」などという記載もありました。
また、知事が贈答品を受け取っている疑いを見聞きしたことがあると回答した人は、およそ3割に当たる599人で、自由記述では
▽「あらゆる出張先でお土産を求めていると聞いた」、
▽「かに、かき、イチゴ、ノリなどを持って帰っていると聞いた」などの記載がありました。
一方で、回答は人づてに聞いたことをもとに書かれているものも多く、百条委員会は調査の参考資料として取り扱うことにしています。
集計結果は、9月中にも公表される見通しです。
■知事「ハラスメント研修受ける機会も」
斎藤知事は4日、定例の記者会見で、自身がパワハラの疑いなどで告発された問題をめぐり
「不適切だった行為があったことも事実だと思う」
「ハラスメントかどうかはこれから調査が進んでいくが、不快や負担に思った方に対しては、直接おわびもしたい」
と述べました。
その上で
「しっかり反省して自分の言動を省みていき、ハラスメント研修を改めて受ける機会もつくっていくことになると思う」
「そうしたことで自分の責任を果たしていきたい」
と述べました。
一方、県議会の会派の中に今月開会する定例議会で不信任決議案を提出する動きがあることについて
「不信任決議案は大変重い制度だ」
「議会側の動きなのでコメントは難しいが、文書問題の調査を進めていくことは議会側が決定したことなので、しっかり対応していく」
と述べました。
■知事「職員が不快に思ったことは反省 おわびしたい」
また斎藤知事は
「職員がいろいろな思いで回答したと思うので、しっかり受けとめたい」
「職員が不快に思ったことは反省しており、おわびしたい」
「自分のことばづかいや行動が思っている以上にプレッシャーになっている点などについては反省して改めていく」
と述べました。
アンケートの自由記述で
「会議が開かれたホテルで急きょ夕食をとりたいと言われ、断られたことを伝えると『俺は知事だぞ』と激怒した」
などと書かれていたことについて
「『俺は知事だぞ』と激怒した認識や記憶はなく、予約が取れないかお願いしたと思う」
「無理な調整をさせてしまったとすればおわびしたい」
と述べました。
■維新 藤田幹事長 来週中に党の対応を決める考え
日本維新の会の藤田幹事長は記者会見で
「われわれは一貫して、しっかりと事実究明するべきという問題意識に変わりはなく『斎藤知事を擁護している』と言われるのは心外だ」
「ただ『維新の会が推薦した知事が騒動を起こしているから維新の会がダメなのではないか』という指摘を受けるのは当然だ」
と述べました。
その上で、6日県議会の百条委員会で行われる知事の2回目の証人尋問などを踏まえ、来週中に党の対応を決める考えを示しました。

兵庫斎藤知事への対応 来週の百条委など踏まえ判断 維新幹事長
2024年8月31日 19時23分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240831/k10014567461000.html
兵庫県の斎藤知事のパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐり、日本維新の会の藤田幹事長は31日党の県組織などと対応を協議し、来週、県議会の百条委員会で行われる知事の2回目の証人尋問などを踏まえ、不信任決議案を提出するかどうかなど対応を判断したいという考えを示しました。
兵庫県の斎藤知事のパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐって、30日県議会の百条委員会で証人尋問が行われ、斎藤知事はパワハラ疑惑を重ねて否定し、
「不快に思った人がいればおわびしたい」
などと述べました。
これを受けて、3年前の選挙で、自民党とともに斎藤知事を推薦した日本維新の会の藤田幹事長は31日、神戸市で党の県組織や県議団の幹部と今後の対応を協議しました。
このあと、藤田幹事長は記者会見で
「証人尋問で本人も認めていたが、机をたたいたり、大きな声で指導したりするようなマネージメントは、個人的には、これからのリーダーにはあまり似つかわしくないと思う」
と述べました。
そのうえで、9月6日に百条委員会で知事の2回目の証人尋問が予定されていることを踏まえ、
「答弁などを見たうえで、われわれも何らかのアクションを考えたい」
と述べ、不信任決議案を提出するかどうかなど来週にも対応を判断したいという考えを示しました。
兵庫県議会では、立憲民主党などでつくる会派が、9月開かれる県議会で、不信任決議案を提出する方針を決めています。

兵庫 斎藤知事 立民などでつくる会派が不信任決議案提出へ
2024年8月31日 7時14分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240831/k10014566661000.html
兵庫県の斎藤知事のパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐって、県議会の百条委員会で証人尋問が行われ、斎藤知事はパワハラ疑惑を重ねて否定し
「不快に思った人がいればおわびしたい」
などと述べました。
一方、立憲民主党などでつくる県議会の会派は
「斎藤知事のもとで県政を前に進めるのは困難だ」
として、来月開かれる県議会で不信任決議案を提出する方針を決めました。
証人尋問で斎藤知事は、委員から
「出張先で玄関の20メートルほど手前で公用車を降りて歩かされ、職員らをどなり散らした」
という記載が事実か問われたのに対し
「歩かされたことを怒ったのではなく、円滑な車の進入経路を確保していなかったことを大きい声で注意した」
などと説明しました。
また、職員からの評価をどう考えるか問われ
「厳しい上司だと思われていると思う」
「必要な指導だと思っていたが不快に思った人がいれば、心からおわびしたい」
と述べました。
その上で
「パワハラかどうかは私が判定するというより、百条委員会などが判定するものだ」
と述べました。
一方、立憲民主党などでつくる県議会の会派は
「斎藤知事のもとで県政を前に進めるのは困難だ」
として、来月19日に開会する県議会で不信任決議案を提出する方針を決めました。
今後、自民党などにも賛同を求めることにしています。
また、3年前の県知事選挙で斎藤知事を推薦した日本維新の会の吉村共同代表は、辞職を求めるかどうかは1、2週間程度で判断したいという認識を示し
「これ以上県政が進められないと判断すれば、辞職勧告や不信任決議案も選択肢に入ってくる」
と述べました。

兵庫 斎藤知事 百条委で証人尋問 “必要な指導”繰り返す
2024年8月30日 21時16分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240830/k10014564601000.html
兵庫県の斎藤知事のパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐって、30日、県議会の百条委員会で知事への証人尋問が行われ、斎藤知事は告発文書などで指摘された言動について、必要な指導だったという認識を重ねて示した上で、
「不快に思った人がいれば心からおわびしたい」
などと述べました。
目次
【斎藤知事の発言】
■「襟をただしていきたい」
尋問は、2時間半にわたって、告発文書や県庁職員へのアンケートなどに記載されていた知事のパワハラの疑いを中心に質疑が行われました。
この中で斎藤知事は、委員から
「出張先で玄関の20メートルほど手前で公用車を降りて歩かされ、出迎えた職員らをどなり散らした」
という記載が事実か問われたのに対し、
「歩かされたことを怒ったのではなく、円滑な車の進入経路を確保していなかったことを注意した」
などと説明しました。
また、
「夜間、休日など時間おかまいなしの指示が矢のようにやってくる」
という記載については
「案件によっては遅い時間や休日に連絡したことはある」
「知事として報告、連絡、相談をしっかりしてほしいという思いが強かった」
と述べました。
その上で、
「必要な指導だと思っていたが、不快に思った人がいれば、心からおわびしたい」
「パワハラかどうかは私が判定するというより、百条委員会などが判定するものだ」
と述べました。
さらに、告発文書を作成した元局長を懲戒処分としたことについては、
「事実ではないことが多く含まれ、ひぼう中傷性の高い文書だと県として認識したので、調査をして処分した」
として、適切だったという認識を重ねて示しました。
一方、30日は知事の尋問に先立って県職員ら4人の証人尋問も行われ、この中では、
「知事から非常に強い調子で叱責された」
「社会通念上必要な指導の範囲とは思わない」
などといった証言が出されました。
委員会では、来週6日にも知事に出席を求めて証人尋問を行い、出張先で贈答品を受け取った疑いになどについて質疑を行うことにしています。
【斎藤知事の発言】
■「襟をただしていきたい」
斎藤知事は県庁職員へのアンケートで指摘されたみずからの言動について
「想定以上に、ぽろっと言ったことがどんどん伝わっていくところがすごくあると思った」
「言いすぎたという面があったと思うので、ちゃんと反省して、これから襟をただしていきたい」
と述べました。
■「仕事は厳しくするのが私のスタイル」
斎藤知事は職員からどのような評価をされていると考えるか問われたのに対し、
「厳しい上司だと思われていると思う」
「仕事は厳しくするというのが私のこれまでのスタイルなので職員にどう思われているかは、いろいろあると思う」
と述べました。
■「元局長の処分は適切」
斎藤知事は告発文書を作成し、公益通報した元局長を懲戒処分としたことについて、
「処分は適切だったと思う」
「事実ではないことが多く含まれ、ひぼう中傷性の高い文書だと県として認識したので、調査をして処分した」
と述べました。
■「遅い時間や休日に連絡したことはある」
斎藤知事は
「夜間、休日など時間おかまいなしの指示が矢のようにやってくる」
などという告発文書の記載が事実か問われたのに対し、
「案件によっては遅い時間や休日に連絡したことはある。主に、私への報告漏れや相談がなかったものについての指摘が多かったと思う」
「知事として報告、連絡、相談をしっかりしてほしいという思いが強かった」
「ただ、休日や深夜に連絡をしたのは適切ではなかった面もあるかもしれない」
と述べました。
■「記憶にない 1つひとつ覚えていないこともある 」
斎藤知事は
「自分が知らないことがテレビで取り上げられ、評判になったら『聞いていない』と担当者を呼んで執ように責めたてる」
という告発文書の記載が事実か問われたのに対し、
「記憶にない。なんらかの指摘をしたとしても、いろいろなレクを受けているので、1つひとつ覚えていないこともある」
と述べました。
■「当時の判断は適切」
斎藤知事は
「出張先で玄関の20メートルほど手前で公用車を降りて歩かされ、出迎えた職員らをどなり散らした」
という告発文書の記載が事実か問われたのに対し、
「歩かされたことを怒ったのではなく、円滑な車の進入経路を確保していなかったことについて注意した」
「当時は車の進入禁止のエリアだと認識しておらず、当時の判断としては適切だったと思っている」
と答えました。

■証人尋問を終えて
証人尋問のあと、斎藤知事は記者団に対し
「自分なりに1つ1つの質問に懸命に答えた」
「自分の行為がハラスメントにあたるかどうかは、これから百条委員会や第三者機関で作業していく」
「改めて私の行為や言動を不快に思った職員には率直におわびし、県民にもおわびしたい」
と述べました。
また、進退については
「改めるべきところを受け止め、日々の仕事から変えていくことが大事で、県政を前に進めていきたい」
と述べ、辞職しない考えを重ねて示しました。
■維新の対応は
3年前の選挙で、斎藤知事を推薦した日本維新の会は、31日、藤田幹事長が神戸市で、党の兵庫県の地方組織や県議団の幹部と会談し、30日の斎藤知事の発言を受けた今後の対応を協議することにしています。
■維新の会 佐藤県議「断定するためにはもう少し調べたい」
百条委員会の委員を務める維新の会の佐藤良憲 県議会議員は、証人尋問のあとNHKの取材に対し、
「いろいろと事実は出てきていて核心に迫っている気はするが、断定するためにはもう少し調べたい」
「維新としては、もともと是々非々でやってきているので、まずは事実を解明していきたい」
「県議団としての対応はこれからの協議になると思う」
と話しました。
■百条委 奥谷委員長「説明責任が果たされたとは考えられない」
百条委員会の奥谷謙一委員長は証人尋問のあと記者会見で、
「尋問を聞いていて知事が記者会見で話している内容とそれほど変わらないという印象を受けた」
「説明責任が果たされたとは現時点では考えられない」
と述べました。
その上で、
「私の認識としては、告発文書に書かれていることはおおむね事実として認定できるのではないか」
「いろいろな意見があると思うが、極めてパワハラに近いと評価して差し支えないと思う」
「文書を作成した元局長に対する処分の手続きが適正だったのかどうかが非常に大きな論点だと思うので、来週の証人尋問は極めて重要になる」
「しっかり準備したい」
と述べました。

斎藤知事“パワハラ疑い”告発文書 百条委員会 証人尋問始まる
2024年8月23日 22時16分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240823/k10014557221000.html
兵庫県の斎藤知事のパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐって、県議会の百条委員会では23日、初めての証人尋問が行われ、県の職員6人が出席しました。
目次
証人尋問 県職員6人が出席
職員アンケート 中間報告を公表
■証人尋問 県職員6人が出席
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐって、県議会は、地方自治法にもとづく百条委員会を設置して事実関係の調査を進めています。
23日は初めての証人尋問が行われ、県の職員6人が出席しました。
百条委員会は、原則、公開することになっていますが、23日の尋問は、証言する職員の心理的負担などを考慮し、非公開で行われました。
委員会のあと、奥谷謙一委員長らが記者会見し、証人尋問の内容を説明しました。
それによりますと、斎藤知事のパワハラの疑いをめぐっては、出席者から
「パワハラを受けた」
という明確な証言はありませんでしたが、
「叱責や舌打ちがあった」
「最高幹部が文具を投げられた」
という証言があったということです。
また
「告発文書を作成した元県民局長がパソコンを押収されたときの音声データがある」
という証言もあり、百条委員会としてデータの提出を県に求めたということです。
さらに、来週30日の斎藤知事の証人尋問はインターネット中継を含めて全面公開で行うことや、来月5日と6日にも職員の証人尋問を行うことを明らかにしました。
■職員アンケート 中間報告を公表
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐって、事実関係の調査を進めている県議会の百条委員会は、先月末からすべての県庁職員を対象にアンケートを行いました。
今月5日までに全体の半数近くにあたる4500人余りの職員から回答が寄せられていて、23日、その集計結果が中間報告として百条委員会に示されたあと、公表されました。
それによりますと、斎藤知事のパワハラの疑いを見聞きしたことがあると回答した人は、およそ4割にあたる1750人(38.3%)でした。
自由記述欄には
「公用車内で知事が激怒し、前部座席を蹴った」、
「机をたたいて怒り出す」、
「知事が出席するイベントや行事にマスコミが来ないと怒る」
などの内容がありました。
また、知事が贈答品を受け取っている疑いを見聞きしたことがあると回答した人は946人(20.7%)で、自由記述欄には
「40万円相当の革ジャンを試着し、『これはいい。もらえないか』と知事がおねだり」、
「両手で抱えきれない量のかきを全部1人で持って帰った」
などの内容がありました。
このほか
「受け取りを拒否した職員分のカニも知事が持ち帰ったと聞いた」、
「『その靴ほしいです。白い靴がほしいです』と発言した面談記録を読んだ」
などといった内容もありました。
ただ、回答は人づてに聞いたことをもとに書かれているものも多いということで、百条委員会は知事や職員の証人尋問で事実関係を尋ねるなど、調査の参考資料として取り扱うことにしています。
■斎藤知事「多くの職員が回答 大変残念な思い」
アンケートの中間報告が公表されたことを受けて、兵庫県の斎藤知事は記者団に対し
「個々の事案の内容は詳細に承知していないが、特にパワハラについては『人づてに聞いた』などの回答がおよそ4割にのぼっている」
「『県政をよりよくしていく』と3年間、必死でやり、必要な指示や指導をしたが、これだけ多くの職員が回答している事実に接し、大変残念な思いだ」
と述べました。
その上で
「職員の受け取り方とずれが生じたことで、不快な思いや負担をかけたことは重く受け止めなければならないし、真摯(しんし)に反省して改めていくことが大事だ。日々の業務の中では、職員への感謝の気持ちやねぎらいを積極的に伝えている」
と述べました。
■県市長会が要望書「県政が混乱し 大きく停滞」
兵庫県の元局長が作成した斎藤知事にパワハラの疑いがあるなどと告発する文書をめぐって県市長会は県庁を訪れ、斎藤知事に要望書を手渡しました。
要望書では一連の県の対応について
「県政が混乱し、大きく停滞していることは危機的とも評される」
としています。
その上で
「告発文書を公益通報者保護の対象とせず、十分な調査も尽くさず元局長を懲戒処分にしたことは多くの市長から不適切だと指摘があった」
として、県政の混乱を収束させるため最善の努力をするよう求めています。

斎藤知事は要望書を受け取り、
「心配をいただいていることに改めておわびを申し上げたい」
と述べました。
このあと、斎藤知事は記者団に対し
「指摘は真摯(しんし)に受け止めるが、県としては適切に対応してきたと考えている」
と述べました。
県市長会の会長を務める丹波篠山市の酒井隆明市長は記者会見で
「知事が自分の対応に追われて、県政を引っ張っていくリーダーシップを発揮できない状況にあることを大変、懸念している」
「百条委員会の調査ができるだけ早期に適切になされることを期待する」
と述べました。
■県民「事実をつまびらかにして」
斎藤知事に関する疑いを巡って県内では、事実関係を明らかにしてほしいという声が多く聞かれました。
このうち20代の大学生は
「疑惑になっているようなことをしていないなら、解明したほうがいいし、事実なら潔く認めたほうがいいと思う」
と話していました。
40代の会社員の男性は
「まわりがついてこないような状況では、政策を進めるにしても影響が大きいのではないか」
「まっとうな政治をしてほしい」
と話していました。
60代の女性は
「県政が止まっているように見えるので、県民が納得するような形で事実をつまびらかにしてほしい」
「人の命はすごく大事だし、公務員は一生懸命働いているので、みんなが幸せになれたらと思っている」
と話していました。

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c65

コメント [経世済民136] 日産・ホンダ経営統合の裏 この円安ではどこもかしこも買収の恐れ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
44. evilspys[1384] goWCloKJgoyCk4KQgpmCkw 2025年5月28日 14:55:57 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[18363]
〖終焉〗日産が倒産寸前まで落ちぶれてしまったアホ過ぎるわけとは?
ゆっくりカーの時間
2025/05/25
https://www.youtube.com/watch?v=m7vpk_Jlw5Q
http://www.asyura2.com/23/hasan136/msg/491.html#c44
コメント [政治・選挙・NHK297] 一瞬で終わりそうなパフォーマンス 小泉進次郎劇場、透けて見える薄っぺらと危うさと(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
44. わ寺そーか臨済宗門徒[284] gu2Om4K7gVuCqZfVjc@PQJblk2s 2025年5月28日 14:56:22 : dMDifYqgGM : MnQ0bzZZdnQ2eTY=[1]
>>39

>山田 外美代さん(76)が、28日午前、大阪・関西万博の全てのパビリオンを制覇しました

おめでとう!

オレも、通期パスに替えて、正解だった!!

スタンプ帳コンプリート頑張ってみるね。

あと、石破政権については、コレが勝負だね。

https://article.auone.jp/detail/1/2/3/333_3_r_20250528_1748403292566411
>総理大臣をトップとしてすべての閣僚が参加する「AI戦略本部」を新たに設けるほか、AI開発や活用に関する「AI基本計画」を策定する

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/376.html#c44

コメント [政治・選挙・NHK297] 国民民主党・玉木代表は今もって家庭も職場も大炎上中…「離婚の危機」と文春砲 永田町番外地(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
33. 通りすがり[133] ksqC6IK3gqqC6A 2025年5月28日 15:00:03 : WAQeVKzBLU : YTFVLy9pNllLUTY=[179]
本当の意味で女性が自立して暮らせる社会にはなってないんだろう
そういう社会になっていたら、すぐさま離婚の決断が出来るはずだ
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/374.html#c33
コメント [政治・選挙・NHK297] 「みんなでつくる党」が「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首を業務上横領の疑いで刑事告訴 警視庁が受理 少なくとも1000万… 赤かぶ
20. ノーサイド[4821] g22BW4NUg0ODaA 2025年5月28日 15:05:30 : zeiOTYdnDw : MC5kQk0uR2tVNDI=[29]

立花の有罪が確定してからよろこべよ、うざったいな。(大笑)



http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/380.html#c20

コメント [政治・選挙・NHK297] 一瞬で終わりそうなパフォーマンス 小泉進次郎劇場、透けて見える薄っぺらと危うさと(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
45. わ寺そーか日蓮宗門徒[64] gu2Om4K7gVuCqZP6mECPQJblk2s 2025年5月28日 15:09:48 : dMDifYqgGM : MnQ0bzZZdnQ2eTY=[2]
>>44

>山田 外美代さん(76)

ピンクの出で立ち最高!

>出展している国々の「今の在りようを感じてみたい」と“2周目”以降の来館目標を語った

いいですね!!

私も外美代さんを追いかけます!!!



http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/376.html#c45

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
66. ノーサイド[4822] g22BW4NUg0ODaA 2025年5月28日 15:18:15 : zeiOTYdnDw : MC5kQk0uR2tVNDI=[30]

AIに聞いてもたぶん司法の判断に委ねると回答するはずだよ。(大笑)

   

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c66

コメント [政治・選挙・NHK297] 一瞬で終わりそうなパフォーマンス 小泉進次郎劇場、透けて見える薄っぺらと危うさと(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
46. わ寺そーか禅ZEN善[2] gu2Om4K7gVuCqZFUWkVOkVA 2025年5月28日 15:26:32 : dMDifYqgGM : MnQ0bzZZdnQ2eTY=[3]
>>45

万博バンザイ!

滋賀県の三日月大造知事バンザイ!!

>27日の定例記者会見で「この時期、出てくるものだ。(ユスリカの一種の)びわこ虫と一緒に暮らす県民としては、騒ぎすぎるのもどうかなと思う。ユスリカも万博を見たいのでしょう」

>三日月知事は「県内でもびわこ虫に困っている人はいるが、屋外での駆除の効果を見守りたい」と一歩引いた見方を示した。また、「ユスリカも生き物。ユスリカの命も考えながら、どう共生するかをみんなで考えたい」と

その通り!!!
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/376.html#c46

コメント [カルト50]
36. イワツバメ[1243] g0ODj4Njg2@DgQ 2025年5月28日 15:47:21 : quj9VXQVYy : L29ONDh3eFN3LlE=[189]
これは



http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/330.html#c36
記事 [医療崩壊13] ベース奏者に健康被害や訃報が多い 
https://x.com/fraisst/status/1926643358035738645
(macaron)
ベーシスト 坂本竜太さん(60) 病気が見つかり早期の治療が必要と診断された
5/26公演以降の予定は全てキャンセル 暫くのあいだ治療に専念する
7:15 AM May 25, 2025

https://x.com/fraisst/status/1926452236026106016
(macaron)
音楽関係 特にベーシストの方の健康被害・訃報が特に多い
帯電が関係するんだろうか
桑原康伸さん(44)2025年2月5日心不全で死去
中嶋一徳さん(67) 3月29日死去
Dave Allenさん(69)4月5日死去
Kiaraさん(34) 5月13日死去
明石 昌夫さん(68) 5月24日死去…
6:36 PM May 24, 2025

------(引用ここまで)----------------------------------

毎月、訃報を調べていますが、確かにベース奏者の健康被害・訃報が多いですね。

理由はよくわかりません。

ベースを弾く方は、十分ご注意下さい。

コロナワクチンを打った方は、解毒しましょう。

2020/6/6 俵山昌之 ベース奏者  心不全 57歳
2021/10/15 小杉隼太 ロックバンドSuchmos・ベース奏者 脳腫瘍・自殺? 32歳
2022/3/29 ガンジー西垣(二階堂敦)  ジャズベース奏者 肺炎 40-50代?
2024/2/16 吉田彰 チューリップの初代ベース 75歳

「くも膜下出血で3カ月間意識不明…T-BOLAN上野博文さん復活までの闘い」
(日刊ゲンダイ 2022/5/2)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/health/353595

「FLOWのベースGOT’Sがシンガポールで胸部大動脈解離と診断 急きょ手術へ」
(日刊スポーツ 2025/5/10)
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202505100000352.html

http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/668.html
コメント [原発・フッ素52] 麻生太郎副総理はロスチャイルドの使い走りだ 水道民営化の次にめざすのは日本の核ゴミ処理場化  魑魅魍魎男
49. 茶色のうさぎ[-42419] koOQRoLMgqSCs4Ks 2025年5月28日 16:00:05 : PqA4jFXTo6 : TUt1U0lSSzFLeWs=[35]

 名作と思います。 ←魑魅魍魎男

 ↓ 深田萌絵💛
http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/392.html#cbtm#c1

 ??? 魑魅へ  ←がんばれよ。!! あほ  うさぎ♂ 麦1💛


http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/730.html#c49

コメント [NWO7] エヴァ・ヴェアディンガーブローク氏 「白人のヨーロッパ人が、もうすぐ自分たちの祖国で“少数派”になってしまう」 (トッポ… 魑魅魍魎男
8. あは、バレる〜[1] gqCCzYFBg2@DjILpJiMxMjMxNjs 2025年5月28日 16:02:11 : QrOO7IjUQw : OUFSTC5ydW95MzY=[2]
>> 4のマカロンさん
嘘か本当か分かりませんが、何処かの誰かさん達は、日本には、(日本人を減らし)、日本の全人口に占める移民の割合を39%程度になるまで入れる計画があるとか、ないとか読みました。

いのちとくらしと日本をなくすグローバリズムの数値目標...
命:人工遺伝子 100% 厚労省
  食料自給率  0% 農水省
くらし:消費税 25% 財務省
日本:移民 39% 法務省
・・・


地域によりますが、もう既にほぼ90%近くのところもありますね!
ざいにち〇〇員よる戸籍改ざんもバレてることを知らないで血税で堂々と
飯くっていますよ!
(一部の人はどうしようか!どうしよう!と迷っているみたいです!)
http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/833.html#c8

コメント [政治・選挙・NHK297] 剥がれ始めた国民民主メッキ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
26. 保守本流か[112] lduO55Z7l6yCqQ 2025年5月28日 16:13:18 : EZWMvz96GI : TmY2dzhDQWF2eXc=[1]
山尾氏が国民民主を破壊するために
擁立を受けたのなら、すごい戦略。
メディアをコントロールしてる
アメリカさんって
すごい支配力ですね。

私は保守なので許せません。

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/375.html#c26

記事 [国際35] スターリン彫像復活に賛否 モスクワの地下鉄駅
スターリン彫像復活に賛否 モスクワの地下鉄駅
2025年05月28日 16時01分 共同通信

https://www.47news.jp/12642498.html

 【モスクワ共同】ロシアの首都モスクワの地下鉄駅に5月中旬、ソ連時代の独裁者スターリン(1879〜1953年)の彫像が復活した。スターリンを巡っては、第2次大戦でソ連を勝利に導いた指導者としての評価がある一方、知識人ら多数の国民を弾圧した30年代の大粛清に対する否定的見方も根強い。公共空間への“再登場”に賛否が割れている。
 彫像復活の背景には、今年が第2次大戦の戦勝80年であることや、ウクライナ侵攻を機に過去の戦勝指導者を再評価する当局の姿勢が反映されているとみられる。
 新たな彫像は地下鉄の環状線にあるタガンスカヤ駅で「地下鉄開業90年」を記念して5月15日に除幕された。中心に位置するスターリンを、花束を持ったさまざまな職業、年代の人々が囲むデザインで、同駅で66年に撤去された彫像の復活に当たる。彫像復活は除幕5日前まで発表されていなかった。
 改革派野党ヤブロコは声明で「祖国の歴史の中でも最も暗黒の時代を呼び起こすシンボルを復活させるのは受け入れ難い」と反発。一方、ロシア共産党は「歴史的な公正さの回復だ」と歓迎した。
http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/625.html
コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
67. [4143] iKQ 2025年5月28日 16:40:37 : 98JSTOY8rw : Y1BVNkdjbG9YLkk=[649]
<△20行くらい>

 楽老の願いは ただ一つ クーデターが 成功して 斎藤を 排除すること

 
 しかしな〜〜  詰めが甘いのか 何故か 不信任案が 出ないのよね〜〜〜

 だってさ〜〜  第三者委員会の結論を 斎藤が 尊重していないと さわぐ連中は

 県会議員が 自ら選んだ 百条委員会の結論が出たのに 

 それで 県会議員は 何をした??  

 ただ単に カタツムリのように 殻にこもって 井ノ本が どうのこうのって

 
 他人のふり見て なんとやら 

 自分のふり見て 他人の批判ができるんじゃないの〜〜〜

 ===

 そもそも 県会議員が 信用が置けない 連中だぜ〜〜  <= そう思いませんか??

 それが  斎藤は信用ができないに 置き換わっちゃっているわけで

 ===

 テレビも新聞も そこのところを かくして 一方だけを 責め立てるのは


 テレビも新聞も 信用できない よね〜〜〜

 ===

 つまりだ〜〜

 渡瀬    信用できない     クーデター野郎

 斎藤    信用できない     唯一 情状酌量の 軽微な罪

                  全部の攻撃が 知事に集中している

 県議    信用できない     やってることが しっちゃかめっチャカ

 テレビ   信用できない     見逃せない 不誠実

 新聞    信用できない

 
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c67

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
68. ノーサイド[4823] g22BW4NUg0ODaA 2025年5月28日 16:44:04 : zeiOTYdnDw : MC5kQk0uR2tVNDI=[31]

第三者委員会などの任意団体に最終決定権を委ねたら法治国家でなくなってしまうからね。
(大笑)

    

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c68

コメント [番外地12] 中島みゆき 中川隆
9. 中川隆[-6629] koaQ7Jey 2025年5月28日 16:52:00 : Wr0UMC5rNI : QU9DQ3pZZ0xBc28=[18]
地上の星 / 中島みゆき [公式]


http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/496.html#c9
コメント [番外地12] 中島みゆき 中川隆
10. 中川隆[-6628] koaQ7Jey 2025年5月28日 16:56:45 : Wr0UMC5rNI : QU9DQ3pZZ0xBc28=[19]
中島みゆき - ローリング ('93リメイク版)


http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/496.html#c10
コメント [戦争b26] ドイツが異例のイスラエル批判 「もはや理解できない」 舞岡関谷
12. 銀の荼毘[1527] i@KCzOS2lPk 2025年5月28日 16:57:53 : 4ZtUSqsGNs : enZWZXBFaEJ4SEU=[1]

>>11

イスラエルvsハマスだけで物事を見る場合🟰イスラエルは,一方的被害者で→ハマスが一方的加害者である。


これは,何の間違いでもないので→イスラエルが🟰ハマス掃討作戦を行うことについて←別に,ドイツでなくとも,賛成して当たり前である。


問題は→(その手法では,目的の達成はできぬ)←このように,誰の目にも明らかということだろう。


そして🟰ドイツは→(イスラエルは🟰イスラエルの手法によって→目的を達成できぬことに,気付かぬはずはない)←このように断じたので。。。。。


(イスラエルは→異なる目的のため→人質を取られたという事実を悪用している)←これが🟰ドイツの判断ということだ。


http://www.asyura2.com/25/warb26/msg/176.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
69. 態度の悪い兄ちゃん[387] kdSTeILMiKuCooxagr@C4YLx 2025年5月28日 17:00:06 : dxwM8uAn8w : UE5uUlBGRWdJRzY=[1]
>兵庫県の斎藤元彦知事が定例会見(2025年5月28日)

この期に及んで世間に対し悪あがきするんか?

テレビでもラジオでもSNSでも、うちょ彦の話で持ち切りだな。馬鹿でないとすれば精神、発達なのかね。

>>68の馬鹿の壁に贈呈──

>橋下徹「ここまで追い込まれないと、亡くなられた元県民局長とご遺族に謝罪とお詫びができないのか!遅いわ!!早よ辞めんかい!!」

早く辞めてお遍路さんでもやったらどないや。お前のために死んでいった四人を供養しなくていいのか?
 

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c69

コメント [戦争b26] ドイツが異例のイスラエル批判 「もはや理解できない」 舞岡関谷
13. 銀の荼毘[1528] i@KCzOS2lPk 2025年5月28日 17:04:14 : 4ZtUSqsGNs : enZWZXBFaEJ4SEU=[2]

ただ。。。。。これは,今になって←という話ではないからな。


もう,かなり前より→ドイツおよびEU諸国は→イスラエルは,他の目的が有って🟰ハマスが人質を解放しないことを悪用していないか?←この疑念は🟰持っていただろう。


(ここで言った)←この(ここ)←タイミングが肝心だ。


トランプが→プーチンの所業を咎めず,ウクライナの一件から手を引く←そうとれるメッセを発した🟰ドイツの態度は,それに応えるものであろうと推察されるということ。



http://www.asyura2.com/25/warb26/msg/176.html#c13

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
70. [4144] iKQ 2025年5月28日 17:05:16 : 98JSTOY8rw : Y1BVNkdjbG9YLkk=[650]

 橋下さんへ


 あの〜〜  斎藤知事は 「指示していない」と 言ってるんです〜〜

 なんで 責任取らないといけないのですかね〜〜〜


 無罪に 責任取れ なんて 弁護士の 資格 持ってるんですか〜〜〜

 ===

 本人が 否定してるから  可能性 可能性 可能性 って 煽っている

 
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c70

コメント [お知らせ・管理21] 2025年05月 困った時、意見、提案、相談などなんでも。管理人が当月のみ24時間以内に必ず見るスレ 管理人さん
45. 管理人さん[3519] iseXnZBsgrOC8Q 2025年5月28日 17:15:16 : ZFZHYmRTRUo3YS4=[1164]
>>44
スマホの電源を切って、1分後に電源を入れて、というのをやってみたらいかがでしょうか。

雑談スレOKです。
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/676.html#c45

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
71. ノーサイド[4824] g22BW4NUg0ODaA 2025年5月28日 17:18:48 : zeiOTYdnDw : MC5kQk0uR2tVNDI=[32]

橋下徹、お呼びでない。

    

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c71

コメント [医療崩壊13] <藤江成光氏>人口動態統計速報(令和7年3月分)「過去最高を更新。 コロナや高齢化では説明できない、謎の大量死が止まり… 赤かぶ
12. 2025年5月28日 17:22:34 : ImqRVe7Krc : SWI0QkVsTEVmOUk=[585]
transimpex_ochd(スコットランド・ケール語で8です)で投稿しています。

2001、、子ネズミ政治の始まり、、日韓ワールドカップ前、、一円で企業設立

派遣の拡大・郵政民営化・氷河期世代を作り出し、、少子化の土台を作り出し

海外マネーロンダリング・ペーパーカンパニー他、、

2006の秋まで、、沢山の謎の死、、政治家と???

プテイエンジェル事件もその中に入ってましたね。

子供の誘拐? 事件は?

という事で、、創価自公・維新・希望のない希望他、、許してはいけない

政治屋と信者達。

そうそう、、姉歯事件も、、そうでは?

宗教解体と帰国。

皇室制度廃止と半島との国交断交。

自国民を引き取るか、、断交か、、。

日本人の為の日本再生。

削除しても、、無駄。

とっとと出て行け。


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/667.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
72. 態度の悪い兄ちゃん[388] kdSTeILMiKuCooxagr@C4YLx 2025年5月28日 17:23:45 : JRgfeZSiPs : R255QWVXRmtsbG8=[1]
(墨塗りが湧いてきたか……せっかくだから御祝儀だ!)

>井ノ本氏は斎藤氏や片山氏の指示があったとし、(同席した県の)理事は「『私的情報も含めて、議会の執行部に知らせておいたらいいんじゃないか』という趣旨と理解できる知事からの発言があった」と斎藤氏の指示を認めた。

さらに、片山氏も井ノ本氏や理事の説明に沿う証言をした。「『知事から井ノ本氏に対し、私的情報について議会と情報共有しておくようにとの指示があった』と聞いたので、特に反対もせず根回しするよう指示した」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e35e909f454e73d68dfe4b9ec1a8ace1839c6e24
 
※ うちょ彦どーすんのコレ?
お前の嘘八百のせいで死んだ者たちに対しどーすんの?
 
 
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c72

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
73. 態度の悪い兄ちゃん[389] kdSTeILMiKuCooxagr@C4YLx 2025年5月28日 17:38:15 : pLmBXIxHJk : UDd5OVVLeVZWd28=[1]
ガンバルうちょ彦

>「(保護体制の対象は)内部通報に限定されるという考え方もある。違法性の認定については専門家でも意見が分かれている。我々としては、これまで会見や議会でも申し上げた通り、今回の対応については適切だった」

>斎藤知事の発言の根拠は何なのか。神戸学院大学の上脇博之教授は県に対し、それを示す文書の開示請求を行った。すると…

>上脇教授
「専門家の意見を収集しているかどうか、情報公開請求の一つとしてやったが、これが『不存在』だった。つまり第三者委員会の結論をひっくり返すような、それに反対するような意見を当時持ってないにもかかわらず、『意見が分かれている』と」
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1935231?page=3

※ つまり「専門家でも意見が分かれている」は、ハッタリでなければ、嘘八百だったと?
 
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c73

コメント [政治・選挙・NHK297]
23. 阿部史郎[1812] iKKVlI5qmFk 2025年5月28日 17:53:25 : cYRAeWjdps : aURIWUFBRGptV1E=[875]
【衰退する日本経済】日本のGDP、世界5位に転落

https://rapt-plusalpha.com/124078/

また、長引くデフレによって、企業がコスト削減を優先し、稼いだお金を十分に国内投資へ回してこなかったことも関係しているとみられ、大和総研の神田慶司氏は「円安とデフレ傾向からの脱却を機に企業は国内投資を増やし、経済が成長する構造を目指すべきだ」と指摘しています。

さらに、IMFが公表した2025年の最新予測によると、日本の「1人当たりGDP」は36位まで後退し、この数年のうちに韓国、イタリア、スペイン、チェコなどにも追い抜かれる見通しです。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/381.html#c23

コメント [原発・フッ素54] 「過酷事故ないと言えるなら、原発は首都圏でもよいのでは」長岡市長が県の被ばく線量シミュレーションで見解  柏崎刈羽原発… 舞岡関谷
21. 2025年5月28日 18:33:15 : hOZSeqFwkI : blUzQ29ZMm1zelk=[2068]

「原発は安全だ」という市町村があるなら、そこに原発を設置すればいいでしょう。


「原発は安全だ」という市町村に原発を作る。
「原発は危険だ」という市町村には原発を作らない。

今、「どこに原発を作るか」が議論されているのは
それが「危険である可能性がある」と思われているからだ。

だから、

「危険じゃない」という市町村がそれ危険じゃない事を
証明したらいいじゃないですか。

「危険じゃない」という市町村がさっそうと
原発を作ればいいでしょ。
難しい話じゃありませんよ。


そうでしょ?


http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/415.html#c21

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
74. [4145] iKQ 2025年5月28日 18:43:33 : 98JSTOY8rw : Y1BVNkdjbG9YLkk=[651]

 あはははは〜〜


 内部通報   :   良い人を守る法律


 渡瀬  =  悪い人  =  守ってやる必要は まったくない 
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c74

コメント [政治・選挙・NHK297] 「みんなでつくる党」が「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首を業務上横領の疑いで刑事告訴 警視庁が受理 少なくとも1000万… 赤かぶ
21. 秘密のアッコちゃん[1591] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2025年5月28日 18:45:20 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[1029]
<■175行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
「アバレルヨー」送還拒否5年で半減 難民申請繰り返すクルド人ら重点 不法滞在ゼロ計画
「移民」と日本人
2025/5/23 15:00
https://www.sankei.com/article/20250523-4A7PC4VCGRFR7DBXUCCBSOQWGI/
出入国在留管理庁が2025年5月23日公表した新たな計画
「不法滞在者ゼロプラン」
は、約7万人にのぼる不法滞在者の中でも強制送還を拒否する
「送還忌避者」
約3千人を今後5年半で半減させるとの目標を掲げた。
送還忌避者の中には帰国便に乗せられる直前まで
「アバレルヨー」
などと大声で宣言して暴れる者もおり、送還には大きな困難を伴う。
彼らを帰国させられるのかなど注目される。
■鈴木法相「将来的にはゼロに」
「ルールを守る外国人を積極的に受け入れる一方で、守らない外国人は速やかに国外退去させる」
「将来的には不法滞在者ゼロをしっかりと目指していく」
鈴木馨祐法相はこの日の閣議後記者会見でこう決意を述べた。
入管庁によると、昨年末時点の不法滞在者約7万4千人のうち、強制送還が確定しても帰国を拒む送還忌避者は3122人。
このうち仮放免者が2448人と約8割を占め、国籍別ではトルコが最多で579人。
多くは埼玉県川口市に集住し難民認定申請するクルド人とみられる。
今回の計画では、送還忌避者の中でも、昨年2024年6月の改正入管難民法施行で送還が可能になった難民申請3回目以降の人や、重大犯罪者を中心に、入国警備官ら護送官つきの強制送還を進めると明記。
昨年2024年に過去最多の249人だった護送官つき送還を、3年後に倍増させる目標を掲げた。
今年度予算で強制送還の護送費は4億1千万円計上されており、チャーター機による一括送還も選択肢として、入管庁は
「計画的かつ確実に護送官つき送還を行う」
としている。
■安易に「特定活動」認めてきた
送還忌避者の相当数は、難民申請中を理由に帰国を拒んでおり、今回の計画では難民審査の迅速化も盛り込んだ。
難民申請を複数回行っている人も国籍別でトルコが最多で、全体の約46%を占める。
入管庁は難民審査の標準的な処理期間として
「6カ月」
を掲げるが、昨年2024年の実際の審査期間は平均1年10カ月で、難民不認定を不服として行われる審査請求の平均処理期間約12カ月を合わせると、平均約2年10カ月となる。
この期間を短縮するため、入管庁は膨大な申請の中から難民該当性に応じて案件をA〜Dに4分類。
難民の可能性が高い人は
「A案件」
とし、申請期間中に自活できるよう
「特定活動(難民認定手続中)」
という原則フルタイムで働ける在留資格を与えている。
一方、
「B」
は明らかに難民には該当しない場合、また
「C」
は申請を繰り返している場合で、いずれも特定活動の在留資格は与えられない。
だが、近年はA〜Cに分類できない
「その他」

「D」
が8割以上を占め、その多くには特定活動の在留資格で就労を認めていることから、難民認定制度悪用の温床となっていると指摘されていた。
そこで今回、最新の
「出身国情報」
などを踏まえてB案件を明確化し、誤用・濫用的な申請は全て
「難民該当性なし」
のBへ振り分けられるよう改めるという。
鈴木氏は会見で
「これまでは安易に『特定活動』で在留を許可してきた実態があった」
と認め、
「誤用・濫用的な難民申請を確実にB案件へ振り分けることで、特定活動での在留を認めない件数が増え、そうした申請への抑制効果が出ることを期待している」
と語った。
入管庁「国民の安全・安心のための不法滞在者ゼロプラン」
【入国管理】
・電子渡航認証制度「JESTA(ジェスタ)」の2028年度中の導入を目指す
・強制送還を拒否する「送還忌避者」が多い国へ外務省と協力し働きかけ
【在留管理・難民審査】
・難民認定申請の審査の迅速化、改正法施行前の複数回申請者の早期審査
・出入国在留管理のDX化も進め、2026年中に新規受理した難民申請の平均6カ月処理、30年までの平均処理期間6カ月化を目指す
【出国・送還】
・送還忌避者の護送官つき国費送還の促進
・改正入管法の新制度を活用した自発的な帰国の促進
・仮放免者の動静監視で不法就労抑止、警察と協力し雇用主含め積極摘発

「アバレルヨー」本当に帰せるか 難民申請繰り返すクルド人ら改正法10日施行でどうなる
「移民」と日本人
2024/6/9 11:00
https://www.sankei.com/article/20240609-F3C6KZ33Y5PI5HP7RSBMWJ3BDY/
不法滞在者らが難民認定申請を繰り返して国内に在留する問題の根本的解決を目指す改正入管難民法が、2024年6月10日施行される。
難民申請中で入管施設への収容を一時的に解かれた
「仮放免者」
は今後どうなるのか。
強制送還に至ったとしても、帰国便で暴れるなど深刻なケースが後を絶たない中、本当に帰国させられるかなど注目される。
■2回以上申請1600人
「何度も難民申請している『古参』のクルド人男性が、今回の法改正と強制送還の動きに動揺している」
関係者はそう話す。
男性は出入国在留管理局(入管)で今回の法改正について説明を受けたという。
埼玉県川口市ではトルコの少数民族クルド人と地域住民の軋轢が表面化している。
仮放免者は、難民申請中などのため入管施設への収容を一時的に解かれた立場で不法滞在の状態だ。
出入国在留管理庁のまとめによると、市内には仮放免者が2024年4月時点で700人程度おり、大半はクルド人とみられる。
改正法施行により、2回目の難民申請まではこれまで通り母国への強制送還が停止されるが、3回目以降は新たに難民と認定すべき
「相当な理由がある資料」
を示さない限り、送還できるようになる。
入管庁の2024年3月のまとめによると、2回目以上の複数回申請者は全国に1661人。
トルコ国籍が402人と4分の1を占める。
全体の8割は2回目の申請だが、3〜6回目も計348人いた。
仮放免者が送還対象となった場合、一旦各地の入管にある施設に収容されることになるが、入管関係者は
「理由なく出頭に応じない場合は、入国警備官を自宅に派遣するなどして所在を確認することになる」
と説明する。
■「アバレルヨー」は罰則
強制送還はどのように行われるのか。
これまでの例から、大多数は自発的に帰国することが求められるが、多くは渋々ながらで、中には最後まで送還を拒否する者もいるという。
入管関係者によると、あるトルコ国籍の男性の場合、航空機の搭乗時に突然叫んで暴れ、放尿して抵抗、機長が搭乗を拒否した。
1週間後に再度試みたが、
「アバレルヨー」
と大声で宣言して再び暴れ、警備官らが両手足を押さえてようやく帰国便に乗せたという。
改正法では、収容施設から空港への移送中や航空機内で送還妨害行為に及ぶなど、送還が特に困難な場合は1年以下の懲役か20万円以下の罰金、もしくは両方が科される罰則付きの退去命令を出せるようになった。
一方で、自発的に帰国する場合は、再び日本へ入国できるようになるまでの期間を5年から1年に短縮して帰国を促す。
ただ、その際は強制送還の時点で、将来の再入国に必要な在留資格の要件を満たしていることを本人が立証しなければならないなど、厳しい条件を課す。
入管関係者は
「送還忌避者を帰国便に乗せるのは本当に難しいが、法律上は帰せることになった以上、しっかりと運用していく」
と話す。
■400人で1万人以上を調査
不法滞在者の迅速な送還に向け、鍵を握るのは難民審査の期間短縮だ。
入管庁は難民審査の標準的な処理期間として
「6カ月」
を掲げるが、2023年のデータでは、実際の審査期間は平均2年2カ月余り。
申請中の送還停止が2回までに制限されても、不法滞在状態が平均4年4カ月以上続くことになる。
2023年の難民申請者数は、新型コロナ明けもあり1万3823人と2022年の3倍超に激増。
これに対して難民調査官と呼ばれる実際に審査にあたる専門職は、兼任を合わせても全国で約400人しかいない。
入管庁は膨大な申請の中から、難民の可能性が高いと考えられる案件を優先的に処理して迅速化を図るが、通訳の確保が難しかったり、大量の提出資料の翻訳や精査に時間がかかることが多いという。
申請者は、難民の可能性が高い人が
「A案件」
とされ、
「B」
は明らかに該当しない場合、
「C」
は正当な理由なく申請を繰り返している場合、
「D」
はその他の場合に分けられる。
ただ、信憑性を判断するため何度も話を聞くケースもあり、マンパワーが追いついていないのが実情だ。
今国会で
「不法滞在者の帰国までの期間はどう短縮されるのか」
と問われた入管庁幹部は
「平均処理期間が標準処理期間の6カ月に近付くよう努める」
「その上で、強制送還についても速やかな実施に努める」
と答弁した。

「移民」と日本人
「アバレルヨー」絶叫、放尿、脱糞も 不法滞在者、強制送還の実態 チャーター機代2億円超
2023/9/16 14:03
https://www.sankei.com/article/20230916-PR4AF3L73RJ5JNWQ52KCTW5QLQ/
不法滞在の外国人を集団で強制送還するチャーター機代が8年間で2億円以上かかっていることが2023年9月16日、出入国在留管理庁への取材で分かった。
本来は自己負担が原則だが、送還を拒否している場合は国が負担せざるを得ず、暴れるなどした場合にはチャーター機を用意するという。
不法滞在者は素早く祖国に帰すべきという意見は多いが、諸外国と海を隔てた島国日本では容易ではない。
入管庁によると、不法滞在や犯罪などで法務省が
「退去強制令書」
を発付した外国人は過去10年間で約6万9000人。
9割ほどは自ら帰国するが、拒否した場合は
「送還忌避者」
として強制的に帰国させるケースがある。
ただ、島国である日本は移動手段として高額な航空機代が発生する。
本人が拒否している場合は国費を使わざるを得ず、付き添いの入国警備官らの旅費も必要になる。
また、一般客も乗る民間機の場合、送還忌避者があえて暴れたり、暴言を吐くなどして機長判断で搭乗を拒否されるケースも多発。
法務省は平成25年度から同じ国同士の送還忌避者をチャーター機に乗せる集団送還を8年間で計8回実施した。
これまでにフィリピン、タイ、ベトナムなど6カ国の計339人が対象となったが、埼玉県川口市などで住民との軋轢が表面化したクルド人が多く住むトルコやイランは含まれていない。
費用は8年間の累計で2億2500万円に上り、個別に送還したケースも含めると10億円を超える。
令和3年以降はコロナ禍などもあり集団送還は行われていないが、令和3年は送還された約4100人のうち約1300人が国費でその割合は高くなっている。
送還忌避者を巡っては、深刻な事例が後を絶たない。
入管庁関係者によると、トルコ国籍の男の場合、搭乗時に突然、
「アー、アー」
と叫んで暴れ、放尿して抵抗、機長が搭乗を拒否した。
1週間後に再度試みたが、男は
「アバレルヨー」
と大声で宣言して再び暴れ、警備官らが両手足を押さえてようやく帰国便に乗せたという。
モロッコ国籍の男は搭乗前に警備官を殴り、別の警備官らが頭を押さえるなどして送還した。
こうした様子は全てビデオに収められている。
搭乗後に放尿や脱糞したり騒ぎ続けるケースでも、警備官は隣の座席で帰国先まで付き添うという。
入管庁幹部は
「一般機では暴れてもチャーター機では諦める場合が多い」
「個別送還よりコストが抑えられる面もある」
と話す。
令和4年末に送還忌避者として国内に残っている人は前年より約1000人増え、累計で4233人。
最多はトルコ国籍の約600人で、多くはクルド人とみられる。
全体の9割以上は入管施設への収容を一時的に解かれた
「仮放免」
の立場で、半数程度は難民認定申請中という。
2023年6月成立の改正入管難民法では、難民申請中に送還が停止される回数を2回に制限、機内で暴れるなどした場合、1年以下の懲役などの罰則を設けた。
ただ、仮放免者の中には、行方が分からなくなっている者も約1400人おり、強制送還そのものが困難な状態が続いている。

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/380.html#c21

コメント [政治・選挙・NHK297] 農水省「米対策集中対応チーム」にも“裏ミッション”…進次郎農相コメ値下げプランを阻む壁(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
24. 秘密のアッコちゃん[1592] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2025年5月28日 18:46:47 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[1030]
<■486行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
NHKクルド特集、再放送後に有料配信せず「NHKの編集判断」「事実関係に誤りはない」
「移民」と日本人
2025/5/21 18:05
https://www.sankei.com/article/20250521-YNWROHABKFD2HMAGLCRT4NT7NY/
2025年4月放送のNHK・ETV特集
「フェイクとリアル〜川口 クルド人 真相〜」
が偏向報道との批判などを受け再放送が延期された問題で、同番組が今月2025年5月1日の再放送後も、通常は行われる同局の配信サービス
「NHKオンデマンド」
で配信されず封印されていることが2025年5月21日分かった。
同局はこの日開かれた稲葉延雄会長、山名啓雄メディア総局長の定例記者会見で
「NHKとしての編集判断」
とのみ説明した。
同番組の配信は通常、放送後1週間は同局の
「NHKプラス」
の見逃し番組配信で有料配信され、1週間の経過後はオンデマンドで有料配信されている。
ところが、クルド人特集は見逃し配信はされたものの、オンデマンドでは前後の番組が配信される中、再放送から3週間経っても配信されていない。
この日の会見で、稲葉氏らに代わって回答した吉住智弘コンテンツ戦略局企画管理センター長は、事実関係を認めた上で
「NHKとしての編集判断で、本放送も再放送も配信していない」
と答えた。
また
「番組で伝えた事実関係については本放送の時から誤りはなかった」
とした。
一方、同番組は再放送でもSNS投稿のユーザー名が消されず、投稿者が特定できる形のままになっており、再放送後、投稿が使われたフリー記者ら複数の人がSNS上で
「殺害予告が来た」
などと公表していた。
こうした事態についてNHKとしての見解を問われ、吉住氏は
「番組に対する個別の投稿発信については、回答を差し控える」
「仮定の質問への対応も差し控える」
と述べた。
また、再放送では主に弁護士から正式に抗議のあったケースのみ対応。
再放送を見た地元議員や地域住民からは
「依然として番組内容が一方的だ」
との声があった。
公共放送として地元の意見は聞かないのかとの質問に対し、吉住氏は
「取材や制作の詳しい過程は説明していないが、番組の内容は報道機関として統一した編集権に基づいて自主的に判断している」
と回答。
その上で
「番組について様々な意見があることは承知している」
「意見が分かれている問題には引き続き、NHKとしてできるだけ多角的な観点から伝えていきたい」
と応じた。

「弁護士つければNHKは言うこと聞く」クルド特集再放送に批判相次ぐ「切り取り」も指摘
「移民」と日本人
2025/5/2 14:15
https://www.sankei.com/article/20250502-S7INJFLMCZD5DIB4FRWN6HSSFU/
2025年4月5日放送のNHK・ETV特集
「フェイクとリアル〜川口 クルド人 真相〜」
が偏向報道の批判などで再放送が延期された問題で、同局が2025年5月1日に再放送した番組に当事者らから批判の声が相次いでいる。
主な変更点が街宣・デモ団体が弁護士を通じて抗議した主張部分だけだったため、
「弁護士をつければNHKは言うことを聞く」
が悪しき先例になりかねないとの声も出ている。
■再放送は微修正のみ
「最後まで私には取材はなかったが、1つ参考になったのは、弁護士を立てるとNHKは言うことを聞くようだということ」
「これが先例になりかねない」
複数のX投稿を取材なく使用されたというフリー記者、石井孝明氏はこう話した。
再放送での主な変更点は、当初の番組を見て弁護士名の抗議文を内容証明で送り、新たに取材を受けた街宣・デモ団体の主張が追加で挿入されるなどした程度だったためだ。
石井氏は
「再放送は微修正のみだった」
「NHKは反省の念はなさそうだと感じた」。
一方、この団体の代表、渡辺賢一氏は
「デモ行進では
『不法滞在は犯罪だ。即刻強制送還せよ』
と繰り返したのだが、番組では
『即刻強制送還せよ』
の部分だけ切り取られた」
と主張。
「排外主義のイメージを植えつける悪質な印象操作だと思った」
「再放送でも変わっておらず、これが公共放送のやることかと思った」
■「FCクルド」の問題はスルー
埼玉県議会でクルド人問題を取り上げてきた諸井真英県議は
「『取材を深める』としながら、再放送でも圧倒的にクルド人やクルド人擁護の弁護士、大学研究者の話ばかりで、クルド人から被害を受けている川口市民や、この問題に取り組んでいる地方議員、ジャーナリストに取材なしでは、全く公平性に欠ける番組と感じた」。
同番組は、
「クルド人」
という言葉を含むSNS投稿を時系列で解析し、投稿が増えた時期の中心的な投稿内容の真偽を検証したとするものだが、諸井氏は埼玉スタジアムで2025年3月、同県川口市のサッカーチーム「FCクルド」が無許可で旗を掲げようとしたトラブルに触れていないと指摘。
「この事案を取り上げると、クルド人側が自分たちの非を
『人種差別だ』
として問題を摩り替えたことが分かってしまうので、都合が悪かったのだろう」
と話し、こう述べた。
「クルド人が被害者で日本人側が差別者という構図を最初から作って制作した番組であり、とても日本の公共放送とは言えない」
「これで国民から受信料を徴収するなど、恥ずかしくはないのか」
■「出稼ぎ」問題ミスリード
番組では、川口市内の解体資材置き場(ヤード)で働くクルド人男性が3人、カメラに向かって次々に
「在留カード」
を掲げる場面があり、そのうち2枚は
「特定活動」
の在留資格だった。
クルド人が難民申請中に多く与えられる資格で、俗に
「難民ビザ」
と呼ばれるが、あくまで申請手続きのための在留許可。
その間の生活手段として例外的に就労できる資格に過ぎないが、そうした背景には全く触れなかった。
難民認定制度の悪用が指摘される問題に唯一触れた場面は、クルド人ではなく、トルコ人男性がクルド人をかたって難民申請しているとの証言だった。
入管関係者は
「クルド人以外の証言を強調することで問題をミスリードしている」
「クルド人なら難民認定されるかのような印象を与えかねず、番組全体として偏向した制作意図と言わざるを得ない」
「我々としては粛々と法の運用を進めたい」
と話した。
昨年2024年6月の改正入管難民法施行により、難民申請が3回目以降の人を強制送還できるようになっており、鈴木馨祐法相は
「難民審査のスピードアップを図る」
と言明している。

NHKクルド特集、抗議団体の「要求」だけ受け入れ再放送 他の追加取材は確認できず
「移民」と日本人
2025/5/1 11:28
https://www.sankei.com/article/20250501-BYY43EHN2BGZHJBEJA3MAV3WXE/
2025年4月5日放送のNHK・ETV特集
「フェイクとリアル〜川口 クルド人 真相〜」
が偏向報道の批判などで再放送が延期された問題で、同局は2025年5月1日未明、番組を再放送した。
NHKは延期について
「より取材を深めるため」
としていたが、
「ヘイトスピーチ」
などと批判されて弁護士を通じ抗議のあった団体については新たな場面を入れた一方で、全体の構成や出演者は当初の放送と全く同じだった。
クルド人問題を
「ヘイト」
と捉えた論調も一切変わっておらず、偏向報道批判よりも一部の
「クレーム対応」
を優先した内容だった。
■抗議の通りに内容追加
再放送は2025年5月1日午前0時から行われた。
テロップなどで
「おことわり」
を入れるなどの対応はなく、通常の形式と同様に再放送された。
当初の番組では、出演した女性弁護士が街宣・デモ団体を批判的に解説するシーンで、団体に取材していなかった上、この弁護士が団体を訴えているクルド人側の代理人であり利害対立関係にあることを伏せていた。
団体側は弁護士名でNHKに抗議文を内容証明で送り、新たに取材を受けた際のやり取りをSNSで公開。
係争中の弁護士を一方的に登場させたことなどを問い質す場面もあった。
これを受けてNHKの再放送では、テロップとナレーションで
「この団体の代表と係争中の代理人弁護士」
などと明示。
その上で、ナレーションで
「団体の代表は自分はヘイト行為はしていない」
「クルド人全員を批判しているわけではない」
と団体の主張を新たに数秒紹介し、女性弁護士については
「20年以上人種差別の問題に関わってきた」
と、新たに
「20年以上」
という文言を加えて強調していた。
■変更は2カ所だけ
また、当初の番組では、クルド人が
「日本人死ね」
とも受け取られかねない発言をした際の映像について、
「日本人死ね」
ではなく
「病院に行け」
だったとするクルド人の主張を放送。
再放送では、民間会社の音声分析にかけた上で結論づけたとする映像を新たに挿入したが、再取材ではなかった。
この新たな映像も街宣団体が放送で流すよう求めたものだった。
再放送まで1カ月近い期間があったのにもかかわらず、大きく変更されたのはこれら2カ所だけとみられ、他の追加取材は確認できなかった。
クルド人に批判的な投稿をしたXの個人アカウントについては
「@マーク」
から始まるユーザー名を本放送と同じく、そのまま再放送していた。
ただ、数多く紹介されたX投稿のうち少なくとも1カ所で、まとめサイトの投稿画像が同趣旨の別のまとめサイトのものに差し替えられていた。
■抗議なければ対応なし
一方、複数のX投稿を取材なく使用されたというフリー記者、石井孝明氏の投稿や、同様に取材なく使われた
「産経ニュース」
のニュース画像は、再放送でも追加取材がないまま使われていた。
番組では、産経記事があたかもヘイト投稿を助長したかのように描写されていたが、そうしたナレーションにも変更はなかった。
いずれも、弁護士などを通じた正式な抗議がない場合は対応しなかったものとみられる。
一部クルド人との軋轢に悩む地元の声は当初の番組のままで、冒頭で僅かに取り上げられたのみ。
この問題に取り組む地元議員らへ取材した形跡は再放送でも認められなかった。
同番組は
「クルド人」
という言葉を含むSNS投稿を時系列で解析し、投稿が増えた時期の中心的な投稿内容の真偽を検証したとするもの。
いずれも、
「ヘイト」
と取られかねない極端な投稿ばかりを取り上げる一面的な描き方だったが、より取材を深めたとする再放送でも、番組の論調に変化はなかった。

NHKクルド特集、謝らず言質とらせず「総合的判断」繰り返す デモ団体が取材動画公開
記者の「暴論」
2025/4/27 14:00
https://www.sankei.com/article/20250427-KDHHENUNBJHGDBXNMUCUKE7N6M/
今月2025年4月5日放送のNHK・ETV特集
「フェイクとリアル〜川口 クルド人 真相〜」
が、偏向報道の批判などを受け再放送が延期された問題で、
「ヘイトスピーチ」
などと批判された街宣・デモ団体が、NHKの担当者が追加取材に訪れた際のやり取りの動画を公開した。
番組では出演した弁護士が同団体を批判したが、この弁護士は同団体を訴えているクルド人の原告代理人だった。
団体側には取材もなく番組内で映像を使用された上、クルド人側の意見だけが放送されていた。
同番組は2025年5月1日の再放送が決まり、どのように取材を深めたかが注目される。
■利害対立を知りながら伏せる
公開された動画では、NHK側は団体代表の男性の質問に
「総合的判断」
を繰り返し、決して
「謝罪」
と受け取られるような言質を取らせなかった。
メディアが問題を指摘されても、
「決して謝らない」
「上から目線」
と批判されるのは、こういう所だと改めて感じさせる映像だった。
団体代表の男性
「前回の放送は酷く偏向していると思っています」
■NHKの担当者「どの辺りがですか?」
映像は約30分。
今月2025年4月16日に撮影されたと説明され、番組の再放送延期を巡ってNHKが定例会長会見で
「より取材を深めるため」
などと説明したのと同じ日だった。
NHKとのやり取りの中で、同席した男性側の弁護士が問題視したのは、男性が訴えられた訴訟の原告代理人の女性弁護士が番組に出演していたことだった。
女性弁護士は
「ヘイトスピーチなど人種差別の問題に関わってきた」
とのナレーションで紹介された後、団体について
「川崎でヘイトスピーチ禁止条例ができて、川口に出張するようになった」
などと批判的に解説した。
映像では、男性が
「この弁護士が、私を訴えている相手方の弁護士だということはご存じなのか」
と尋ねたところ、NHKの担当者は
「それはもちろん」
と回答。
男性の弁護士が
「知っていて、放送では全く釈明がなかった」
「それだけでも十分不公平ではないのか」
と質すと、担当者はこう答えた。
「その辺りも我々は取材を尽くして、総合的な判断で番組を作っている」
■僕らは一生懸命やってはいる
同団体は神奈川県の男性が代表を務め、昨年2024年2月以降、埼玉県川口市のクルド人団体事務所周辺などでデモを行ったとして昨年2024年12月、クルド人団体がデモ差し止めと550万円の損害賠償を求めてさいたま地裁に提訴。
今月2025年4月23日に第1回口頭弁論が開かれた。
動画の別の場面では、男性の弁護士が
「私が番組を作る側だったら、裁判と関わっていない弁護士にお願いして話してもらう」
「どうしてもこの弁護士に話してもらいたいなら、
『クルド人団体の代理人で男性を訴えている立場から意見を言う』
と断ってから言ってほしかった」
「偏ってもいいけど、正々堂々と偏ってほしかった」
と主張。
NHKの担当者は
「僕らは取材者としてなるべく多くの声を聞いて、齟齬のないように真っ当な取材者であろうとしている」
「お二人が思うよりは、僕らは一生懸命やってはいる」
「自分らが放送した番組をベストを尽くしてやっている」
と話した。
映像によると、デモを行った団体はNHKに抗議文を内容証明で送付。
弁護士はNHKの担当者に
「相当、力を入れて取材もしたようで、よくできている番組だけに、なぜ取材に来なかったのかと余計に思った」
「『取材もなく一方的な放送をしてしまって申し訳なかった』
と、何故そこから入れないのか」
とも指摘した。
NHKの担当者は
「抗議文をNHKとして受け取り、拝読したことは間違いない」
「放送後、様々な声を頂き、もっと総合的に追加で取材が必要だと認識しており、是非話を聞きたい」
と応じたが、決して
「謝罪」
は口にしなかった。
■「日本人死ね」の音声分析
NHKの番組では、昨年2024年2月に同団体がデモを行った際、クルド人団体の幹部が
「日本人死ね」
とも受け取られかねない発言をした際の映像も放送された。
しかし、この映像については、発言をしたクルド人幹部が
「そんなことは言っていない」
という主張をそのまま取り上げていた。
動画では、NHKは今回、この映像を複数の音響分析の研究所へ持ち込み解析を依頼したと主張、NHKとしても
「日本人死ね」
とは聞こえず
「病院に行け」
と聞こえたという結論になったという。
これに対して団体側の弁護士は
「少なくともNHKの放送では間違いなく
『日本人死ね、日本人死ね、精神病院に行けレイシスト』
と言っている」
「あれが
『分析をかけたら、言っていない』
なんて信じられない」
と話すと、NHKの担当者は
「そうですか…」
とだけ答えていた。
私たちも取材の過程でトラブルになることはないわけではない。
きちんと裏付けの取れた事実だと確信していたとしてもだ。
ただし、相手にも言い分はある。
謝罪するかどうかは別としても、せめて相手の立場に立って聞こうと考えるようにはしたいと思う。
相手が
「ヘイト団体」
と言われる人たちであってもだ。
団体のXによると、その後、NHKからこんどはメールで質問状が届いた。
「偏向報道」
の指摘には一言も触れず、3つの質問を列挙。
末尾にはこう書かれていたという。
「ご回答につきましては、誠に勝手ながら4月○日を期限とさせていただき、以下の私どものメールアドレスに文書を添付してご返信いただければ幸いに存じます」
「NHKの取材にご理解とご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます」

「偏向報道」批判など受けて再放送延期されたNHKの川口クルド人特集 5月1日に再放送
「移民」と日本人
2025/4/26 19:49
https://www.sankei.com/article/20250426-LMOQ3SHL4JDB3C5NECD72W7ICM/
NHKは、今月2025年4月5日に放送されたNHKのETV特集
「フェイクとリアル〜川口 クルド人 真相〜」
を2025年5月1日に再放送することを明らかにした。
同番組は
「偏向報道」
の批判などを受けて再放送が延期されていた。
ETV特集の公式サイトでは〈5/1(木)の再放送は予定を変更して、
「フェイクとリアル 川口 クルド人 真相」
を再放送します。
「田んぼ×未来 あきらめないコメ農家たち」
は、5/8(木)に再放送します〉と紹介している。
「フェイクとリアル〜川口 クルド人 真相〜」は今月2025年4月5日の放送後、SNS上などで
「不偏不党の公共放送の名を傷つけるくらい偏った内容」
「一部クルド人の治安問題の『リアル』はスルーですか」
などと批判が殺到。
「NHKから国民を守る党」
の浜田聡参院議員がNHKに対し、公開質問状を出す事態となっていた。
再放送は当初、2025年4月9日深夜に予定されていたが、放送数時間前に一転、延期を告知。配信サービス「NHKプラス」の見逃し配信も突然非公開とされた。
2025年4月16日に行われた稲葉延雄会長の定例記者会見で、NHK幹部は
「偏向報道」
などの批判があることを認め、
「より取材を深めるため」
などと理由を挙げ、今後修正するなどした上で再放送する異例の方針を明らかにした。

NHKクルド特集「一切取材ない」画像使われた石井孝明氏「本当のこと指摘されたら困る」
「移民」と日本人
2025/4/20 15:30
https://www.sankei.com/article/20250420-5AMRMWSNPFFMJB4Z7SYDJKE3ZQ/
今月2025年4月5日に放送されたNHKのETV特集
「フェイクとリアル〜川口 クルド人 真相〜」
が偏向報道の批判などを受けて再放送が延期された問題で、SNS画像を複数使用されながら取材依頼がなかったというフリー記者、石井孝明氏が取材に応じ
「NHKは川口市民らにほとんど話を聞かず、この問題を追っている私にも取材しない」
「一方でクルド人を擁護する側だけから情報をもらって『物語』を作っている」
などと指摘した。
■「人権派」のシナリオ通り
石井氏は元時事通信の記者で現在はフリーで活動している。
令和5年5月以降、埼玉県川口市に集住するクルド人の一部と地域住民の間で軋轢が生じていることを早い段階でネットニュースや月刊誌などで報じた。
昨年2024年末には
「埼玉クルド人問題」
という本も出版している。
石井氏は、番組に出演していた日本人の中で一般市民を除く識者ら7人のうち3人は、日本弁護士連合会が昨年2024年8月に主催した
「クルド人に対するヘイトスピーチ問題を考える緊急集会」
で登壇した弁護士と支援者だと指摘。
他の4人も支援者やリベラル系の研究者らだった。
弁護士の1人は番組終盤で全体の結論のように、
「ヘイトスピーチが違法でないのは国の問題だ」
とコメントしていた。
石井氏は番組について
「クルド人の行動に困っている川口市民や、議会でこの問題を何度も取り上げている地方議員らに全く耳を貸さず、他のメディアでも常連の日本語の話せるクルド人と、その日本人支援者、人権派弁護士が次々に登場して『日本人が悪い』と繰り返す」
「彼らのシナリオ通りに番組を作ったのだろう」。
その上で
「番組には、トルコ政府がテロ組織支援者と認定したクルド人団体の幹部2人や、日本国内での事件の関係者らも登場して『クルド人は被害者』と訴えていた」
「NHKはテロ活動や事件の関係者を支援していると言える」
と指摘する。
■トルコに支局があるのに
更に石井氏は番組について
「クルド人の大半が偽装難民、不法移民の可能性が高いという重要な問題を報道していない」
「NHKはトルコにイスタンブール支局があるのに、現地取材もしていない」
と指摘。
その一方で、番組では産経新聞がトルコのクルド人が多く住む村に記者を派遣し、日本で難民認定申請しているクルド人の実態や背景を現地取材した際の関連記事
「川口クルド人『出稼ぎ』と断定」
の画像を産経新聞に取材なく使用、あたかも産経記事がヘイト投稿を助長したかのような印象を受ける編集をしていた。
また、番組では、川口市内の解体資材置き場(ヤード)で働くクルド人男性が3人、カメラに向かって次々に
「在留カード」
を掲げる場面があり、そのうち2枚は
「特定活動」
の在留資格だった。
クルド人が難民申請中に多く与えられる資格で、俗に
「難民ビザ」
と呼ばれるが、あくまで申請手続きのための在留許可。
その間の生活手段として例外的に就労できる資格に過ぎないが、そうした背景には全く触れなかった。
唯一触れた場面ではクルド人でなく、トルコ人女性がクルド人をかたって難民申請しているとの涙声の証言を詳細に取り上げていた。
■「かわいそう」垂れ流し
番組では石井氏のX投稿や関連画像の計4カ所についても、あたかもヘイト投稿であるかのように放送。
X投稿の多くで
「@マーク」
から始まるユーザー名が公開されており、石井氏は氏名のローマ字綴りだったためすぐに分かる形だったが、ナレーションやテロップで石井氏についての言及は一切なかった。
石井氏は
「クルド人問題とは不法滞在、偽装難民の疑いのある人の迷惑行為や犯罪を取り締まればよいだけの、単純な問題だ」
「だが、番組はいつものリベラルメディアの『かわいそうなクルド人』という物語の垂れ流しで、問題解決の役には立ちそうにない」
と話し、こう続けた。
「私に取材がなかったのは、本当のことを指摘されて、NHKが描くシナリオや物語が否定されることを恐れたのだろう」
NHKは番組について今月2025年4月16日の会長記者会見で
「偏向報道」
などの批判があることを認め、再放送の延期について
「より取材を深めるため」
などと理由を説明した。
石井氏は
「国民の受信料で成り立っている放送局なのだから、国民の声を真摯に取り上げるべき」
「是非、私や地元の困っている人、議会で何度も取り上げている方々の話を聞いて、より取材を深めてほしい」
と話している。

NHKクルド特集、産経記事を無断使用「ヘイト拡散」と描く 批判的Xのアカウントも公開
「移民」と日本人
2025/4/17 18:50
https://www.sankei.com/article/20250417-GSEJH4PBZ5DFRHLUIQJAJJYWEA/
今月2025年4月5日に放送されたNHKのETV特集
「フェイクとリアル〜川口 クルド人 真相〜」
が偏向報道の批判などを受けて再放送が延期された問題で、
「産経ニュース」
のニュース画像が番組内で無断で使われていたことが分かった。
番組では、産経記事があたかもヘイト投稿を助長したかのような描写をしていた。
番組は
「クルド人」
という言葉を含むSNS投稿を時系列で解析し、投稿が増えた時期の中心的な投稿内容の真偽を検証したとするもの。
いずれもクルド人問題を
「フェイク」
「ヘイト」
と一面的に捉えた描き方だった。
過去2年間で投稿数が最多だったのは昨年2024年2月で、クルド人問題を巡るデモの際にクルド人団体幹部が発言した内容に対してだったと紹介した。
更に、2番目に投稿数が多かった時期として昨年2024年11月を挙げ、ナレーションが
「この月、様々な出来事が重なり、SNSは再び大きな盛り上がりを見せていた」
と説明。
産経ニュースが同月2024年11月24日に報じた
「川口クルド人『出稼ぎ』と断定」
との記事のSNS画像を、出典を明示することなく放送していた。
その際、
「新聞社がクルド人に関する記事を集中連載」
「そこから多く拡散されていく」
とのナレーションが流れ、あたかも産経の記事が真偽不明でヘイト投稿を助長したかのような印象を受ける編集がされていた。
「産経新聞」
のロゴマークもそのまま放送していたが、記事についての取材は産経新聞社に一切なかった。
番組では、一般投稿者のXを紹介する際、アカウント名やアイコンにぼかしをかけていたが、
「@マーク」
から始まるユーザー名はそのまま放送。
中には、クルド人問題に批判的な投稿をしただけの個人アカウントも、ユーザー名にぼかしをかけずに公開していた。

NHKの川口クルド人特集 「偏向」批判など受け異例の修正へ 再放送延期、公開質問状も
「移民」と日本人
2025/4/16 17:24
https://www.sankei.com/article/20250416-HPSYWRNRJBFCNCK6NEPEB2AXJM/
NHKが今月2025年4月5日に放送した埼玉県川口市に集住するトルコの少数民族クルド人の問題を扱ったドキュメンタリー番組の再放送が直前に延期され、配信も中止されていたことが2025年4月16日分かった。
同日の稲葉延雄会長の定例記者会見で、同局幹部は
「偏向報道」
などの批判があることを認め、
「より取材を深めるため」
などと理由を説明。
今後修正するなどした上で再放送する異例の方針を明らかにした。
この番組は同局のEテレで毎週土曜夜に放送されている
「ETV特集」
のうち、今月2025年4月5日に放送された
「フェイクとリアル〜川口 クルド人 真相〜」。
公式Xは内容について
「クルド人に関するSNSの投稿が、この2年で爆発的に急増」
「犯罪・テロの声が溢れ、デモや脅迫も…」
「何が起きているのか?真偽は?投稿者や関係者を取材し調査報道で迫る」
と紹介している。
ところが、放送後にSNS上などで
「不偏不党の公共放送の名を傷つけるくらい偏った内容」
「一部クルド人の治安問題の『リアル』はスルーですか」
などと批判が殺到。
「NHKから国民を守る党」
の浜田聡参院議員が同局に対し、公開質問状を出す事態となっている。
今月2025年4月9日深夜には再放送が予定されていたが、同局は数時間前に一転、延期を告知。
配信サービス
「NHKプラス」
の見逃し配信も突然非公開とされ、
「NHKオンデマンド」
でもこの回だけ配信されていない。
この日の会見で、稲葉氏に代わって回答した樋口大山コンテンツ戦略局企画管理センター長は、偏向報道などの批判について
「様々な意見が出ていることは承知している」
「そうしたことも含め、より取材を深めるため再放送と配信を延期した」
と説明。
一方で
「政治的な圧力」
は否定した。
樋口氏は、新たな検証番組の制作については
「今のところ新しく番組を作り直すことを想定しているわけではない」
とした上で、
「より深く取材した内容をどのような形で放送するかも含め検討中」
と話した。

NHK川口クルド人特集で国会追及、N国・浜田氏「番組責任者は不勉強」「不安報じず」
2025/4/17 17:11
https://www.sankei.com/article/20250417-4RYGCIH3DZFB5MQR5YG6FTMXXU/
NHKが埼玉県川口市に集住するトルコの少数民族クルド人を巡る番組の再放送を延期している問題について、NHKの山名啓雄専務理事は2025年4月17日の参院総務委員会で、制作目的を
「『クルド人』を含むSNS投稿をタイムラインに沿って解析し、投稿が増加した時期の中心的な投稿内容の真偽を検証し、背景に迫ること」
と説明した。
政治団体「NHKから国民を守る党」の浜田聡参院議員の質問に答弁した。
番組はEテレで2025年4月5日に放送された
「フェイクとリアル〜川口 クルド人 真相〜」。
内容に関して公平性を疑問視する声が寄せられ、2025年4月9日に予定された再放送は延期され、見逃し配信は非公開とされた。
NHK幹部は2025年4月16日の会見で番組内容を修正し再放送する方針を明らかにした。
浜田氏は同委で
「クルド人を被害者としてのみ報道し、地元住民にクルド人が不安を与える側面を報じていない」
と述べた。
また、SNSに寄せられた声を引用し、
「番組はトルコの現地調査を行っていない」
「法制度の欠陥が語られていない」
「当事者や支援者団体の証言を無批判に引用している」
と指摘した。
山名氏は
「寄せられた意見を踏まえ、論争となっている問題は多角的に問題点を明らかにするように取り組んでいきたい」
と語った。
浜田氏は山名氏に対し、
「期待したい」
と述べた上で、
「番組責任者はクルド人問題に不勉強だと思う」
「猛省を促したい」
と苦言を呈した。

NHK会見、川口クルド特集に質問集中「偏向との意見は承知」「取材深めた上で」一問一答
「移民」と日本人
2025/4/16 19:36
https://www.sankei.com/article/20250416-SP57KLUVJFAOXOHLWM33MUHROE/
今月2025年4月5日放送のNHKドキュメンタリー番組
「ETV特集・フェイクとリアル〜川口 クルド人 真相〜」

「偏向報道」
の批判などを受け再放送が延期された問題が2025年4月16日、同局の稲葉延雄会長の定例記者会見で取り上げられた。
新聞社・通信社計5社から質問が集中。
稲葉氏は
「個別の番組に関すること」
として質問に答えず、樋口大山コンテンツ戦略局企画管理センター長が回答した。
主なやり取りは次の通り。
ーー再放送を延期し、配信を中止した理由は何か
「編成上の都合で再放送を延期し、合わせて『NHKプラス』の配信を停止した。より取材を深めた上で、改めてお伝えしたいと考えている」

ーーSNS上などで「偏向報道」だと批判が出ている
「様々ななご意見が出ていることは承知している。そういうことも含めて、より取材を深めた上で、改めてお伝えしたい」

ーー新たな番組を制作するのか
「どういう形で放送するかは取材を踏まえた上だが、今の段階で新しく番組を作り直すようなことを想定しているわけではない。そういうことも含めて検討している」

ーー現状では放送できない状態という認識か
「取材の詳しい過程については回答を差し控えたい」

ーー再放送の延期も配信の中断も重大なことだと考えられる。視聴者との契約上などから問題ないのか
「再放送を延期したことに合わせて、配信も整合性を取るため停止したということだ」

ーー具体的に何のトラブルがあったのか
「トラブルというより、より取材を深めた上でお伝えしたい。それ以上は取材の過程なので回答を差し控えたい」

ーーそれでは再放送を止める理由になっていない印象を受ける
「取材を深めた上での放送をご覧いただければと思う」

ーー政治的な圧力があったのか
「ない。あくまでNHKとしての自発的な編集権に基づく判断だ。それだけを申し上げる」

ーー1度放送した番組を再放送に向けて新たに取材することは、よくあることなのか
「それほど多くはないが、再放送に当たって修正することはあることだと認識している」

ーー放送内容の正確性に疑義があったのか
「事実関係の誤りなどではない。より取材を深めるため、今回のような対応をしている」

NHKの川口クルド人特集 「偏向」批判など受け異例の修正へ 再放送延期、公開質問状も
「移民」と日本人
2025/4/16 17:24
https://www.sankei.com/article/20250416-HPSYWRNRJBFCNCK6NEPEB2AXJM/
NHKが今月2025年4月5日に放送した埼玉県川口市に集住するトルコの少数民族クルド人の問題を扱ったドキュメンタリー番組の再放送が直前に延期され、配信も中止されていたことが2025年4月16日分かった。
同日の稲葉延雄会長の定例記者会見で、同局幹部は
「偏向報道」
などの批判があることを認め、
「より取材を深めるため」
などと理由を説明。
今後修正するなどした上で再放送する異例の方針を明らかにした。
この番組は同局のEテレで毎週土曜夜に放送されている
「ETV特集」
のうち、今月2025年4月5日に放送された
「フェイクとリアル〜川口 クルド人 真相〜」。
公式Xは内容について
「クルド人に関するSNSの投稿が、この2年で爆発的に急増。犯罪・テロの声があふれ、デモや脅迫も…。何が起きているのか?真偽は?投稿者や関係者を取材し調査報道で迫る」
と紹介している。
ところが、放送後にSNS上などで
「不偏不党の公共放送の名を傷つけるくらい偏った内容」
「一部クルド人の治安問題の『リアル』はスルーですか」
などと批判が殺到。
「NHKから国民を守る党」
の浜田聡参院議員が同局に対し、公開質問状を出す事態となっている。
今月2025年4月9日深夜には再放送が予定されていたが、同局は数時間前に一転、延期を告知。
配信サービス「NHKプラス」の見逃し配信も突然非公開とされ、「NHKオンデマンド」でもこの回だけ配信されていない。
この日の会見で、稲葉氏に代わって回答した樋口大山コンテンツ戦略局企画管理センター長は、偏向報道などの批判について
「様々な意見が出ていることは承知している」
「そうしたことも含め、より取材を深めるため再放送と配信を延期した」
と説明。一方で「政治的な圧力」は否定した。
樋口氏は、新たな検証番組の制作については
「今のところ新しく番組を作り直すことを想定しているわけではない」
とした上で、
「より深く取材した内容をどのような形で放送するかも含め検討中」
と話した。

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/381.html#c24

コメント [政治・選挙・NHK297]
22. 阿部史郎[1813] iKKVlI5qmFk 2025年5月28日 18:48:32 : cYRAeWjdps : aURIWUFBRGptV1E=[876]
京都大が、文科省の依頼を受け、ハーバード大留学生を受け入れる方針。
news.yahoo.co.jp/articles/11d46…
日本の各大学が益々中共スパイの巣窟と化していく。
rapt-plusalpha.com/124025/
rapt-plusalpha.com/120252/
rapt-plusalpha.com/96608/
中共スパイと侵略工作に加担する悪人たちが滅び去るようお祈りします!
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/380.html#c22
コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
75. [4146] iKQ 2025年5月28日 18:53:39 : 98JSTOY8rw : Y1BVNkdjbG9YLkk=[652]

 ある日のこと 強盗が 高給バッグの店に 強盗に入って

 100万のバッグ 10個を 盗んだ

 そして そのバックを 売りに行ったら ニセ物のバックだったので

 警察に行って あそこのバッグは ニセ物だと 言ったら

 警察は 強盗を捕まえちゃったのだね〜〜〜〜

 ===

 渡瀬は 警察に 斎藤は 悪い人ですよ〜〜 って 言いに行った

 其れは 当然 斎藤の耳に入ったので 事情を確認したら なんと 何んと 何んと


 悪いのは お前(渡瀬)だ〜〜 ってなっちゃって 処分されちゃったのよね〜〜〜

 
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c75

コメント [原発・フッ素52] 麻生太郎副総理はロスチャイルドの使い走りだ 水道民営化の次にめざすのは日本の核ゴミ処理場化  魑魅魍魎男
50. 2025年5月28日 19:16:00 : hOZSeqFwkI : blUzQ29ZMm1zelk=[2069]
<△20行くらい>

  日本はその権力構造内部の組織がほぼ全員、日本を売る行動に参加している。

そういう歴史的事情がある(から、今の仕方ない状態があるんだわネ)。


上記のコメントの内容の殆どすべてが、日本の「歴史」として
認識されるべき内容である。
例えば、共産党宮本ケンジがどういう生まれなのか、また
志位タケオがどのように自民党を支えているか、あるいは、
あるいは、あるいは...。要するに、日本の政治(政党)史は
明治期に英国に乗っ取られて以来あらゆる方面で「嘘」の
歴史が作られ、それが義務教育によって流布された。そう
いう歴史である。
今、自民党以外の全「野党」が自民党と同じ方向に顔を向けているのは、そういう理由からだ。日本の「全」政党が、同じなのである。
日本に「野党」という存在は、ない。


 天皇の血統に白人のDNAが入っていることはあり得る。
昭和天皇が英国軍人の地位にいることが明らかになっている
のだから、その前の大正と明治の「天皇」がどんな「血統」
であっても驚くことはない。
そのように、日本は「侵食」されて来た、ということであります。

麻生太郎など、はっきり言って枝葉末節である。
政治世界に居てメデイアに出て来る者は、枝葉末節である。
本命は姿を見せない。

トランプが相手にしているのは本命である。



http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/730.html#c50

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
76. 道化る愚か者[89] k7mJu4Lpi_CCqY7S 2025年5月28日 19:18:47 : U6p2ihO1BI : dXR2cE5ISUNaYlU=[254]
本人が否定したからってはいそうですねってなるわけないだろ!!ど阿呆!!寝言は寝て言え!!この時代錯誤の耄碌老害ちゃん。
どうでもいいけど日本の若者を指して”Z世代”なんて呼ぶのやめたげろよ。惨めになるだけだぞ。だいたい、”Z世代”が何かわかってんのかよ。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c76
コメント [政治・選挙・NHK297] 「みんなでつくる党」が「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首を業務上横領の疑いで刑事告訴 警視庁が受理 少なくとも1000万… 赤かぶ
23. 第n次嫌々期(仮)[3107] keaCjo6fjJmBWIr6gWmJvIFq 2025年5月28日 19:21:14 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[14532]
みん党の党首は大津氏って判決が出たところだからな。
勝手に党首と偽って使い込めば、訴えられて当然。
今回のは立花も逃げようが無いんじゃないの?
(事実だけ見れば、判決もほぼ確定してると思う)

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/380.html#c23
コメント [政治・選挙・NHK297]
1. 赤かぶ[243883] kNSCqYLU 2025年5月28日 19:26:06 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[652]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/382.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK297] 河野太郎氏が“遠吠え”…自公立の年金法案修正に「毒入りあんこだ!」と噛みついたワケ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
2. 赤かぶ[243884] kNSCqYLU 2025年5月28日 19:27:54 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[653]
https://x.com/iloveyoulove777/status/1927199208974467162

勇気🇯🇵
@iloveyoulove777

河野太郎氏が“遠吠え”…自公立の年金法案修正に「毒入りあんこだ!」と噛みついたワケ

いくら、いいことを言おうが、マイナンバーを強引に推し進めた事実は消えません❗


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/382.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK297]
3. 赤かぶ[243885] kNSCqYLU 2025年5月28日 19:29:11 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[654]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/382.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK297]
4. 赤かぶ[243886] kNSCqYLU 2025年5月28日 19:29:52 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[655]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/382.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
77. 第n次嫌々期(仮)[3108] keaCjo6fjJmBWIr6gWmJvIFq 2025年5月28日 19:30:45 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[14533]
ここまで、以上のコメントのうち、必死過ぎるのが斎藤元彦信者です(嗤)。

その信者のコメントが、元彦クンと同レベルのガキの言い分ってのが……。
(信じてきたものが崩れるのが怖いのかな?)

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c77

コメント [政治・選挙・NHK297]
5. 赤かぶ[243887] kNSCqYLU 2025年5月28日 19:30:45 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[656]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/382.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK297]
6. 赤かぶ[243888] kNSCqYLU 2025年5月28日 19:31:35 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[657]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/382.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK297]
7. 赤かぶ[243889] kNSCqYLU 2025年5月28日 19:32:19 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[658]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/382.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK297]
8. 赤かぶ[243890] kNSCqYLU 2025年5月28日 19:35:59 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[659]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/382.html#c8
コメント [政治・選挙・NHK297]
9. 赤かぶ[243891] kNSCqYLU 2025年5月28日 19:37:42 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[660]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/382.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK297]
10. 赤かぶ[243892] kNSCqYLU 2025年5月28日 19:40:12 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[661]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/382.html#c10
コメント [政治・選挙・NHK297] 旧安倍派「裏金問題」の参考人招致に下村博文氏が気力たっぷり!都議会自民党が戦々恐々のワケ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
14. 第n次嫌々期(仮)[3109] keaCjo6fjJmBWIr6gWmJvIFq 2025年5月28日 19:41:25 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[14534]
他のニュース(というか、ワイドショーネタ?)で電波ジャックされている間に、参考人招致が終わってましたね……。
ほとんど報道されないのは、報道したら自民党支持率がさらに下がるからでしょうか?
(自民党の支持率は下がるべきであり、マスゴミの対応は間違い)

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/369.html#c14
コメント [政治・選挙・NHK297]
11. 赤かぶ[243893] kNSCqYLU 2025年5月28日 19:42:54 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[662]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/382.html#c11
コメント [政治・選挙・NHK297]
12. 赤かぶ[243894] kNSCqYLU 2025年5月28日 19:43:36 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[663]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/382.html#c12
コメント [政治・選挙・NHK297]
13. 赤かぶ[243895] kNSCqYLU 2025年5月28日 19:48:18 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[664]
<■104行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>

毒入りの「あんこ」
https://www.taro.org/2025/05/%e6%af%92%e5%85%a5%e3%82%8a%e3%81%ae%e3%80%8c%e3%81%82%e3%82%93%e3%81%93%e3%80%8d.php
2025.05.25 衆議院議員 河野太郎公式サイト ごまめの歯ぎしり

与党の一部と立憲民主党が、年金法案の修正を議論している。

メディアはこの修正を「基礎年金の底上げ」とか「あんこを入れる」などと報道しているが、大きな間違いだ。

まず第一に、厚生年金の積立金を国民年金に流用しようとしている。

どんなに屁理屈を並べようが、厚生年金の被保険者が年金のために負担した保険料を勝手に目的外利用することに変わりはない。

「税金」ならば、行政が予算案を通してその使い途を自由に決めて良い。

しかし、「保険料」は税金とは違って、自分と自分が所属するグループの年金のために被保険者が支払ったものだ。

その「保険料」を原資とする積立金を自分と無関係なグループのために使われる筋合いはない。

積立金を被保険者と無関係なものに流用するのは、かつてのグリーンピアと同じだ。

年金行政が国民の信頼を失った理由の一つは、被保険者が負担した保険料を厚労省が好き勝手に、無駄に浪費してきたことだ。

そもそもの厚労省案だって、まったく理屈なくマクロ経済スライドの調整率を三分の一にしようとしている。

ルール通りのスライド調整率だと次の再検証までにマクロ経済スライドが終わってしまって厚労省が困るという厚労省の勝手な理屈で、ルールになく、理屈で説明できない年金制度の変更を実施しようとしている。

保険料を負担している側からすれば、いちど支払って厚労省の懐に入った保険料は、厚労省が勝手に使える金になる。

こんなことを許し続けてはいけない。

第二に、「百年安心年金」のはずのものがわずか二十年で安心できなくなったために税金を投入しなければならなくなったが、その税金の財源のあてがない。

厚生年金の積立金の流用は、年金制度に税金を投入するための「言い訳」だ。

基礎年金は、二分の一を国庫負担することになっているので、厚生年金の積立金を流用して基礎年金に回せば、同額の税金を投入することになる。

次の百年間、毎年、二兆円から三兆円の税金が必要とされる、しかし、その財源について、厚労省も立憲民主党も全く明確にしていない。

これを「あんこ」というならば、「毒入りのあんこ」だ。

第三に、就職氷河期世代のためにこの修正をやるというが、基礎年金の金額は満額でも生活保護の金額に満たない状況に変わりはない。

そして就職氷河期世代の中には現役時代に年金保険料を未納、免除してもらった人も少なからずいるはずで、その場合、基礎年金はその満額をもらうこともできない。

この修正では、就職氷河期世代だけでなく、今後、未婚あるいは離婚した単身高齢女性が年金受給年令になると、その半分近くが生活保護水準以下の貧困に陥ると予測されていることを防ぐことはできない。

今、政治がやらなければならないのは、この修正ではない。

このままでは貧困に陥ってしまう年金受給者を救うための、年金制度の抜本改正だ。

保険料方式の年金制度では、現役時代に収入が少なく保険料を未納、免除にしてしまったことがあると、年金が減額されてしまう。

老後の生活の最低保障をするためには保険料方式ではなく、税方式、必要な者に最低保障をすることができる制度が必要だ。

高齢者の生活保護と年金を一元化して、老後の安心を提供できるセーフティネットをつくらねばならない。

どんな制度にして、誰にいくら最低保障年金を支給するのか、生活費だけでなく医療や家賃はどうするのか、この制度に必要なデータはどうするのか等など、議論しなければならないことはたくさんある。

こんないい加減な「修正」で、やるべきことを棚上げ、先送りするのはやめよう。


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/382.html#c13
コメント [政治・選挙・NHK297]
14. 赤かぶ[243896] kNSCqYLU 2025年5月28日 19:51:55 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[665]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/382.html#c14
コメント [政治・選挙・NHK297]
15. 赤かぶ[243897] kNSCqYLU 2025年5月28日 19:52:44 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[666]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/382.html#c15
コメント [政治・選挙・NHK297]
16. 赤かぶ[243898] kNSCqYLU 2025年5月28日 19:53:54 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[667]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/382.html#c16
コメント [政治・選挙・NHK297] 河野太郎氏が“遠吠え”…自公立の年金法案修正に「毒入りあんこだ!」と噛みついたワケ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
17. 第n次嫌々期(仮)[3110] keaCjo6fjJmBWIr6gWmJvIFq 2025年5月28日 19:55:14 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[14535]
毒人間が何か騒いでますな(嗤)。
脱原発はどこへ行ったのかな?

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/382.html#c17
コメント [政治・選挙・NHK297]
18. 赤かぶ[243899] kNSCqYLU 2025年5月28日 19:55:27 : gmRI8owhhl : WHNGdWkvYlNSbGM=[668]


http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/382.html#c18
コメント [政治・選挙・NHK297] 大阪万博は値下げ連発で赤字まっしぐら…今度は「駐車場料金」を割引、“後手後手対応”の根本原因とは(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
15. 減らず口減らん坊[1352] jLiC54K4jPuMuILngvGWVg 2025年5月28日 20:20:41 : Fidlu95Src : QjE5bnFrUzgwbjI=[155]
×赤字続きで失敗した
○初めから成功するはずの無い万博だった
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/379.html#c15
コメント [戦争b26] ドイツが異例のイスラエル批判 「もはや理解できない」 舞岡関谷
14. 戦争とはこういう物[3702] kO2RiILGgs2CsYKkgqKCpJWo 2025年5月28日 20:22:13 : enqlTZifu6 : SUhER0RCZmJYUnM=[80]
「ホロコースト」の被害者ぶって救急車攻撃までしてパレスチナ民族浄化しているのが今のユダヤ人国家。
アンネ・フランクが草葉の陰で涙している。
http://www.asyura2.com/25/warb26/msg/176.html#c14
コメント [政治・選挙・NHK297] 河野太郎氏が“遠吠え”…自公立の年金法案修正に「毒入りあんこだ!」と噛みついたワケ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
19. たぬき和尚[1743] gr2CyoKrmGGPrg 2025年5月28日 20:36:11 : ZGAvq8lUL6 : RGlkdUxULi93MEE=[1115]
総理の座をチンジローに奪われそうなので焦っているんだな。
スダレからもそっぽ向かれてるしな。
情けないクシャ男w
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/382.html#c19
コメント [政治・選挙・NHK297] <令和の米騒動>低価格目的の輸入拡大は愚策(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
24. たぬき和尚[1744] gr2CyoKrmGGPrg 2025年5月28日 20:42:12 : ZGAvq8lUL6 : RGlkdUxULi93MEE=[1116]
日本のおいしいコメは死に物狂いで守る。当たり前のことです。
でも攻撃は最大の防御とも言いますよね。
だったら日本のコメをどんどん海外に売りつけるのが一番の守りになるのではないですか。
それにはコメをめぐる規制はすべてとは言わないまでも一部は緩和しなければいけないと思いますよ。
TPPは日本のコメを略奪する恐ろしいものだといわれますが、だったら攻めの姿勢で海外に日本のコメを売って、米国産の不味いコメなんか見向きもされない情勢をつくりだせばいいのです。
私も昔は反グローバリストでした。でもそれだけでは日本を守ることはできないんですね。
新自由主義を逆手にとって相手を攻めるのも、国を守ることにつながります。
私の言っていることは変でしょうか?
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/370.html#c24
コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
78. [4147] iKQ 2025年5月28日 20:57:13 : 98JSTOY8rw : Y1BVNkdjbG9YLkk=[653]

 >本人が否定したからってはいそうですねってなるわけないだろ!!


 そもそも 渡瀬は 死んだあと 自分が これだけ認められる なんて思ってもみなかった

 自分は 生きる価値が無いと 悲観して 死んだのだ 

 本人が 生きていたら さんざん 批難されて 家庭でも もめにもめていただろう

 
 渡瀬が 望まない 評価に 誰が責任を取るのだ〜〜〜

 
 ===

 本人は 死んで 評価されることさへ 拒否しているのにね〜〜〜

 
 
 
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c78

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
79. [4148] iKQ 2025年5月28日 21:02:40 : 98JSTOY8rw : Y1BVNkdjbG9YLkk=[654]

 n痔君 楽老君

 県会議員は   なぜ動かないのか??

 警察は     なぜ動かないのか??


 寝言でもいいから 君たちの 聡明な 頭のいい IQが低い頭で

 説明してもらいたい

 
 まってま〜〜〜す

 
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c79

コメント [戦争b26] ドイツが異例のイスラエル批判 「もはや理解できない」 舞岡関谷
15. 銀の荼毘[1529] i@KCzOS2lPk 2025年5月28日 21:18:23 : ICa0PncFv2 : LzlJekVuMnBoQmc=[572]

救急車攻撃とか←仕方ないね。


ハマスってのは→医者と教員の組合だ。


医者と教員が→病院と学校を軍事要塞として使用して🟰病人と学生を←→戦闘員として使役している以上↓

↑イスラエルの攻撃が🟰病院・学校・病人・学生に及ぶのは🟰至って当然だ。


これは🟰イスラエルが悪いんじゃなく→ハマスが悪い。


とは言え。。。。。ハマスに→事実上,その行為をさせてるイラン・イスラム革命防衛隊とは←マーク:リッチの設立機構だからな。
※プーチンを大統領後任に指名せよと🟰エリツィンに圧力をかけた🟰あの(リッチ)だ。


モサドも🟰マーク:リッチの設立機構。


どう見ても🟰その根はプロレスだし。


http://www.asyura2.com/25/warb26/msg/176.html#c15

コメント [政治・選挙・NHK297] <遂に元彦、オワッタ…>「情報漏洩、斎藤知事らの指示の可能性高い」第三者委認定(朝日新聞) 赤かぶ
80. [4149] iKQ 2025年5月28日 21:19:11 : 98JSTOY8rw : Y1BVNkdjbG9YLkk=[655]

 >必死過ぎるのが斎藤元彦信者です


 そうだね〜〜〜

 斎藤君は 確かに 確かに 確かに お聞きしました

 で〜〜〜 私は 正しかったので 特に 何も反省しません


 ず〜〜〜っと この半年 同じ 回答をしてきている

 n痔 楽老の 希望通りには 1ミリも 動いていない

 ===

 メルチェの件で 郷原が 告訴して 君たちは ずいぶん ずいぶん ずいぶん 喜んだ

 で〜〜〜〜〜〜〜〜

 あの メルチェの件は どうなったのだ??


 どうなったのか 教えてくださいな〜〜 


 君たちは 些細なことに 喜ぶよね〜〜〜

 
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/377.html#c80

コメント [政治・選挙・NHK297] 河野太郎氏が“遠吠え”…自公立の年金法案修正に「毒入りあんこだ!」と噛みついたワケ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
20. 須原椎蔵[10] kHuMtJLFkaA 2025年5月28日 21:25:04 : hoFwAmhZxg : WXR4WTl2YldHOS4=[1]
マイナカード・保険証は、
アンコ無き毒饅頭だったけどね。

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/382.html#c20
コメント [カルト50] 小泉進次郎が新農水大臣に就任しましたが、 これは最悪の展開です。(三橋貴明) イワツバメ
37. 乳良〜くTIMES[1190] k_uXxyYjMTIzMTY7gq1USU1FUw 2025年5月28日 21:31:04 : csCjOHhu42 : ckZadXlXWThEOFU=[177]
>>35の楽老さんは、私と同様、

「日本に限らず文明国の農業は、ビニールハウスを作って温めるのも、苗を植えるのも、農薬を

作るのも、それを撒くのも、収穫するのも、作物を消費地に運ぶのも、ぜ〜んぶ石油を使うことばかり。

エネルギー自給率を高めることが出来ない日本で食料自給率を上げることは、実質的には不可能」と

指摘したことがあります。

農業者が高齢化している現在、「米の自給率100%維持」に拘泥することは、間違っています。

湿度が高い日本では小麦の生産に適さない……ということも、日本では食料自給率を高めることを目指し

ても無駄である理由です。

円安ドル高で食料価格が上昇していますが、「食料自給率を高めよ」と主張する人は、円安ドル高を望む

輸出大企業の回し者ではないか?と疑いますね。
http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/330.html#c37

コメント [政治・選挙・NHK297] 大阪万博は値下げ連発で赤字まっしぐら…今度は「駐車場料金」を割引、“後手後手対応”の根本原因とは(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
16. 秘密のアッコちゃん[1593] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2025年5月28日 21:41:38 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[1031]
<■520行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
国が真剣に対応してこなかったツケが回ってきているのだ。
秩序を維持できない外国人との共生などクソくらえだ。

「秩序維持できない外国人と共生ない」 自民・小野寺政調会長 クルド人問題で川口市視察
2025/5/28 18:47
https://www.sankei.com/article/20250528-RLNCF3CABZK5XCIQJ5L67GJLK4/
自民党の小野寺五典政調会長は2025年5月28日、トルコの少数民族クルド人の一部と地元住民の摩擦が表面化している埼玉県川口市を視察した。
コンビニエンスストアやごみ収集所を回り、迷惑行為などの実態を聞き取った。
小野寺氏は
「秩序が共生の前提だ」
「秩序を維持できない外国人と共生するつもりはない」
と強調し、自らトップを務める党の特命委員会で政府への提言をまとめる考えを示した。
同市では令和5年7月、クルド人同士の殺人未遂事件を発端にクルド人約100人が市立総合病院前に集まり、県警機動隊が出動した騒ぎをきっかけに問題が表面化した。
日常的に住宅密集地での過積載トラックや改造車の暴走行為が問題となっている。
小野寺氏はまず、クルド人の
「たまり場」
となっている市内のコンビニを訪れた。
コンビニ関係者によると、クルド人らはほぼ毎日、店の前にたむろする。
乗りつけた車から大音量の音楽を流し、たばこのポイ捨ても目立つ。
客足にも影響が出ており、店員が注意すると、後ろに手を回し、顔を近づけて
「私が何をしたんだ」
と威嚇されたこともある。
警察が駆けつける場合もあるが
「集まって騒いでいるだけでは」
と注意する以上の対応は難しいという。
近くにクルド人が多く住むというゴミ収集所では、歩道を塞ぐほどゴミ袋が溢れ、テレビなどが不法投棄されていた。
小野寺氏は市役所で奥ノ木信夫市長や市議らと意見交換した後、記者団に
「国会で議論している以上に現実には大きな問題がある」
「市だけではとても対応できない」
「国の制度に問題がある」
と述べた。
出入国在留管理庁によると昨年2024年末時点で、難民認定申請中であることを理由に入管施設への収容を一時的に解かれた不法滞在状態の仮放免者は2448人で、国籍別ではトルコが最多の579人に上る。
多くは同市に住むクルド人とみられる。
同市を含む衆院埼玉2区選出で視察に同行した新藤義孝政調会長代行は
「仮放免中で就労できないクルド人が解体業などで働いている」
「送還の実効性を上げるとともに、難民を装った出稼ぎ目的の来日を防ぐ仕組みが必要だ」
と訴えた。

「選挙対策」と言われないために 自民特命委、外国人問題で即実行できる政策は 難易度別
「移民」と日本人
2025/5/17 13:00
https://www.sankei.com/article/20250517-CPV4PQI2FJHO3HIRYBNAGCTJ5Q/
埼玉県川口市のクルド人問題などを受け、自民党が外国人問題の特命委員会を設置、来週にも初会合を開く。
このタイミングでの設置に遅過ぎるとの声も上がるが、国会議員には有言実行が求められる。
「選挙対策では」
と言われないためにも、在留外国人をめぐる主な政策課題を5段階の難易度別にまとめた。
難易度1、2は政治的な判断があれば、時間はかからないはずだ。
■難易度5「外国資本による土地取得規制」
防衛施設周辺や水源地、離島など安全保障上、重要な土地について外国資本による取得を規制する政策は一刻も早く進めてほしい。
だが、日本政府は1995年、世界貿易機関(WTO)の「サービス貿易一般協定」に加盟した際、日本人と外国人で
「待遇に差をつけてはならない」
という国際ルールを認めており、これが大きなハードルになっている。
自民党の特命委委員長に就任する小野寺五典政調会長は2025年5月15日の党会合で
「国際的な取り決めや人権に配慮しつつ、適切な管理体制を整える」
と述べたが、日本人の土地取引も含めた土地利用規制法を拡大するなどの施策が必要だ。
日本保守党の島田洋一氏は2025年5月14日、国会で
「日本人を含む外国人は中国で土地を買えないが、中国人は日本で土地を買える」
「相互主義に基づいて、中国人も日本で土地を買えないようにすべきだ」
と指摘。
鈴木馨祐法相は
「共感する所もある」
と応じた。
■難易度4「社会保障の『ただ乗り』防止」
厚生労働省は先月2025年4月22日、国民健康保険の納付率が日本人を含めた全体で93%なのに対し、外国人は63%にとどまるとの集計結果を初めて公表。
一部の外国人が日本の社会保障に
「ただ乗り」
している様が数字で明らかになった。
外国人は日本人より頻繁に転居する上、言葉の壁もあって滞納への督促など納付率を上げるのは容易ではないが、国保関係者は
「世界に冠たる国民皆保険制度が、外国人の滞納がきっかけで崩れてしまっては困る」
「国会議員には知恵を絞ってほしい」
と訴える。
具体的には、自民党内で国保に新規加入する外国人に対し、保険料の1年分などの前払いを求める仕組みを導入する案が出ている。
また、国保制度を外国人と日本人の別立てにするという案もある。
■難易度3「難民認定制度の悪用防止」
埼玉県の大野元裕知事は2025年5月13日の記者会見で、難民認定審査について見解を問われ
「繰り返し難民申請を行うことで生活の糧を得ている人々もいる」
と述べた。
難民申請の手続き中は
「特定活動(難民認定手続中)」
の在留資格が与えられ、原則フルタイムで就労できる。
このため、知事のお膝元川口周辺のクルド人を巡っては、就労目的で難民認定制度を悪用していると指摘されている。
悪用防止には難民審査の迅速化が必要だが、入管職員のマンパワー不足など課題は多い。
昨年2024年6月の改正入管難民法施行により、難民申請が3回目以降の人を強制送還できるようになったものの、まだ制度の運用が軌道に乗っているとは言えない状況だ。
河野太郎元外相は2025年5月12日、自身のブログで一部の難民申請者について
「一部のメディアから伝えられるままに可哀想な人たちだと信じ込み支援しようとして、入管の現場に様々な圧力をかけたり、あるいは人権侵害などという非難の言葉を浴びせようとする日本人がいるのも残念ながら事実です」
と述べている。
■難易度2「トルコ国籍者ビザ免除停止」
川口周辺のクルド人は多くが難民申請しているが、彼らの入国を容易にしているのが、トルコ国籍者の短期滞在の査証(ビザ)が免除されていることだ。
だが、免除の趣旨をはき違えた目的外使用が行われていると指摘され、国会でも再三、ビザ免除の停止について質疑されているものの、政府は
「トルコとの友好関係に寄与する」
として応じていない。
ただ、平成初期にはイランなど3カ国について、不法就労対策としてビザ免除が停止された過去の
「前例」
があり、政治の決断次第で実現は可能だ。
河野氏はこの問題についても、ブログで
「抜本的な不法就労対策として査証免除の停止を外務省に強く申し入れています」
と述べ、注目されている。
■難易度1「外国免許切替の改善」
やる気次第で、すぐにでもできそうなのが、外国人が母国の運転免許を日本の免許に切り替えられる
「外国免許切替(外免切替)」
の改善だろう。
外免切替は、筆記試験(知識確認)が非常に簡単な上、日本に住民票のない外国人がホテルを住所にして切り替えられるなど制度の不備が露わになり、国会でも問題化。
警察庁が改善に向け検討を進めている。
坂井学国家公安委員長は2025年3月、国会で
「国内の制度を見直すと日本人が海外で外免切り替えする場合に影響する恐れがある」
と見直しの難しさも説明したが、外免切替の筆記試験が極端に多くの言語で受けられるようになったのはここ数年のことだ。
一旦、元に戻して考え直すこともできるのではないか。

自民「外国人」特命委、保守層のつなぎ留め狙う クルド人ら迷惑行為 参院選公約に反映
2025/5/15 21:53
https://www.sankei.com/article/20250515-U7N2U5EDORN7POKYHGUTFGGNHE/
自民党は、外国人の就労者や観光客の増加に伴い迷惑行為や犯罪などへの対応が課題となっていることを受け、党内に特命委員会を設けて、来週にも初会合を開く。
これまで党内の各部会などで議論してきた外国人問題への対策を包括的に検討し、2025年夏の参院選公約に反映させたい考えだ。
支持離れが指摘される保守層を繋ぎ留める狙いもあるとみられる。
特命委のトップに就く小野寺五典政調会長は2025年5月15日の党会合で
「あらゆる人々が共生していくためにも法令順守の徹底や受け入れ環境の整備、地域住民との相互理解の促進など、多方面の対応が必要だ」
と強調した。
課題として迷惑行為や犯罪への対応の他、不適切な社会保障制度の利用、水源地や防衛施設周辺、離島などの不動産取得を挙げた。
特命委の設置は小野寺氏と、トルコの少数民族クルド人の一部と地元住民の摩擦が表面化している埼玉県川口市を地盤とする新藤義孝政調会長代行が主導した。
体制は新藤氏を委員長代行、交流サイト(SNS)で外国人問題への発信を強めている河野太郎元外相を委員長代理とする方向で調整している。
自民政調は、X(旧ツイッター)で政界屈指のフォロワー数を誇る河野氏の発信力に期待する。
特命委を新設して外国人問題について集中的な議論に乗り出す背景には、保守層の
「自民離れ」
がある。
石破茂内閣の支持率が低迷し、参院選での苦戦が予想される中、岩盤支持層をターゲットにした効果的な政策を打ち出し、得票の底上げに繋げたい思惑が透ける。
自民関係者は
「包括的な対策をまとめて、公約で打ち出す」
と意気込む。
特命委ではクルド人問題の震源地となっている川口市の視察も予定しており、課題解決に積極的な姿勢をアピールしたい考えだ。

川口クルド人、外国免許…いまごろ立ち上がった自民「外国人」特命委「選挙対策に必死か」
「移民」と日本人
2025/5/15 18:00
https://www.sankei.com/article/20250515-EUI5OGPZ45DC5HDZCRJY3NLLII/
自民党の小野寺五典政調会長は2025年5月15日、外国人による迷惑行為や犯罪、安全保障上重要な土地の取得など外国人問題に対応するため、党内に特命委員会を設置し来週にも初会合を開くと正式表明した。
この問題ではクルド人問題をはじめ、外国免許切替や国保の滞納など多くの課題が指摘されている。
国会でも昨年2024年末の臨時国会から、取り上げられる頻度が急増していた。
■河野太郎氏は「トルコビザ免除停止を」
「埼玉県川口市のクルド人の集住が問題視されるようになった地域を視察に行きました」
河野太郎元外相は今月2025年5月12日、自身のブログで
「川口市のクルド人」
と題する長文を投稿。トルコ国籍者の短期滞在の査証(ビザ)免除についてこう述べた。
「抜本的な不法就労対策として査証免除の停止を外務省に強く申し入れています」
埼玉県川口市に集住するトルコの少数民族クルド人の一部と地域住民との軋轢が表面化したのは令和5年7月、クルド人同士の殺人未遂事件を発端にクルド人約100人が市立総合病院前に集まり、県警機動隊が出動した騒ぎがきっかけだった。
日常的にも、住宅密集地での解体業の過積載トラックや改造車の暴走行為が問題化し、交通死亡事故や性犯罪などの重大事件も絶えない。
一方で、トルコ国籍者は短期滞在の査証(ビザ)が免除されており、就労目的のクルド人らによるビザ免除の趣旨を逸脱した目的外利用や、難民認定制度の悪用の温床になっていると指摘されてきた。
国会でも再三、ビザ免除の一時停止について質疑が行われているが、過去にイランなど3カ国について一時停止の実績がありながら、実現していない。
河野氏の今後の動きも注目される。
■小野寺氏は「土地取得の管理体制整備」
国内に在留する外国人は6年末時点で約376万人と過去最多。
10年間で約1.8倍に増えた。
外国人が母国の運転免許を日本の免許に切り替えられる外国免許切替(外免切替)の取得者数も6年、7万5905人と過去最多となった。
一方で筆記試験(知識確認)が非常に簡単な上、日本に住民票のない外国人がホテルの住所でも切り替えられるなど制度の不備が露わになり、国会でも問題化。
警察庁が改善に向け検討を進めている。
国民健康保険と国民年金を巡っては、厚生労働省が先月2025年4月22日、国保の納付率が日本人を含めた全体で93%なのに対し、外国人は63%にとどまるとの集計結果を初めて公表。
また日本年金機構は令和6年末、令和5年度の国民年金の納付率が全体で83%、外国人は43%と明らかにしている。
こうした中、一部外国人が日本の社会保障制度に
「ただ乗り」
しているとの批判が起きている。
また、外国資本による水源地や防衛施設周辺、離島などの土地取得は安全保障の観点から取得を規制すべきとの論議も続いており、小野寺氏はこの日の会合で
「国際的な取り決めや人権に配慮しつつ、適切な管理体制を整える」
などと述べた。
こうした自民党の動きに対し、SNS上などでは
「遅すぎる」
「いまさらですか」
「選挙前のパフォーマンスに必死」
などの声が溢れている。

川口クルド人、中国人など「党としてしっかり対応すべき」外国人問題で自民が特命委設置へ
「移民」と日本人
2025/5/13 17:43
https://www.sankei.com/article/20250513-7PLIDTBELBCUZIVBSP6JHIQALQ/
埼玉県川口市に集住するトルコの少数民族クルド人の一部と地域住民との間で軋轢が表面化している問題などを受け、自民党は2025年5月13日、外国人問題について小野寺五典政調会長を委員長とする特命委員会を設置することを決めた。
近く初会合を開く。
この日の党総務会で小野寺氏が報告した。会合後、鈴木俊一総務会長は党本部で記者団に
「川口のクルド人の方々の問題や、中国人の方々の問題など、様々な事が指摘されている」
「党として、やはりしっかり対応すべきでないかという指摘があった」
と説明した。
一方、総務会メンバーの河野太郎元外相は2025年5月12日、自身のブログとXで
「川口市のクルド人」
と題する長文を投稿。
川口市を視察したとして
「取り締まりをきっちりやることが、まず必要」
などと述べた。
また、同日夜にはXで
「外国免許切替(外免切替)」
の制度上の不備について言及するなど、外国人問題についての発言を活発化させている。

「移民」と日本人
病院でクルド人「100人」騒ぎ、救急受け入れ5時間半停止 埼玉・川口
2023/7/30 13:30
https://www.sankei.com/article/20230730-HM3RDJDY3ZIL7JBAUVPHGX7YSY/
埼玉県川口市で2023年7月初め、トルコの少数民族クルド人ら約100人が病院周辺に殺到、県警機動隊が出動する騒ぎとなり、救急の受け入れが約5時間半に渡ってストップしていたことが2023年7月30日分かった。
同市は全国で最も外国人住民の多い自治体で、クルド人の国内最大の集住地。
現在国内には300万を超える外国人が住んでおり、うち24万人は不法滞在とされる。
埼玉県川口市では近年、クルド人と地域住民との軋轢が表面化している。
関係者によると、2023年7月4日午後9時頃から、埼玉県川口市内の総合病院
「川口市立医療センター」
周辺に約100人と見られる外国人が集まり始めた。
いずれもトルコ国籍のクルド人とみられ、翌2023年7月5日午前1時頃まで騒ぎが続いたという。
きっかけは、女性を巡るトラブルと見られ、2023年7月4日午後8時半頃、トルコ国籍の20代男性が市内の路上で複数のトルコ国籍の男らに襲われ刃物で切り付けられた。
その後、男性の救急搬送を聞きつけた双方の親族や仲間らが病院へ集まり、救急外来の入り口扉を開けようとしたり、大声を出したりしたという。
病院側は騒ぎを受けて警察に通報。
その後、救急搬送の受け入れを停止した。
県警からは多数のパトカーや機動隊が出動。
その際、男2人が暴行や警察官に対する公務執行妨害の現行犯で逮捕された他、別の男4人が男性に対する殺人未遂容疑で逮捕された。
同病院は埼玉南部の川口、戸田、蕨(わらび)の3市で唯一、命に関わる重症患者を受け入れる
「3次救急」
に指定されている。
地元消防によると、受け入れ停止となった時間は2023年7月4日午後11時半頃から翌2023年7月5日午前5時頃の約5時間半。
この間、3市内での救急搬送は計21件あった。
このうち搬送先が30分以上決まらないなどの
「救急搬送困難事案」
は1件だが、幸いにも命に関わる事案には至らなかったという。
同病院は
「騒ぎが救急搬送に影響したかどうかは分からない」(病院総務課)
と原因を明らかにしていないが、関係者は
「病院周辺は騒然としており、とても救急車が入れるような状況ではなかった」
という。
騒ぎを目撃した飲食店の女性は
「男たちが僅かな時間に次々と集まってきた」
「サイレンが鳴り響き、外国語の叫び声が聞こえた」
「とんでもないことが起きたと思い、怖かった」
「こんな騒ぎは初めて」
「入院している方も休むどころではなかったのではないか」。
別の住民男性(48)は
「背丈が2メートルくらいのクルド人の若者が、片言の日本語で
『親戚が刺された』
と叫んでいた」
「病院前の道路にどんどん車が集まってきた」
と話した。
川口市は人口約60万人のうち外国人住民数が約3万9000人と人口の6.5%を占め、2020年からは東京都新宿区を抜いて全国で最も外国人住民の多い自治体になった。
トルコ国籍者も国内最多の約1200人が住んでおり、その大半がクルド人とみられるが、内訳や実態は行政も把握できていない。
トルコ国籍のクルド人の多くは祖国での差別や迫害などを理由に日本で難民申請しているが、認定された人はほとんどおらず、不法滞在の状態が続いている人も少なくないという。
■国を持たない最大民族の「国」ワラビスタン
クルド人は、トルコやシリアなどを中心に3000万人いるとされ、それぞれの国では少数民族のため
「国を持たない最大の民族」
と呼ばれる。
川口市に隣接するJR蕨駅周辺は、在日クルド人の一大コミュニティーとなり、中東料理や食料品の店が点在。
一帯は
「ワラビスタン」
と称される。
スタンはペルシャ語で
「土地、国」
を意味する。
トルコと日本の間には短期滞在査証(ビザ)免除の取り決めがあり、渡航の容易さから1990年代以降、多くのクルド人が来日するようになった。
彼らは、国内での
「差別や迫害」
を理由にビザの期限切れ後に難民申請するケースが多いが、トルコ国内にはクルド系の国会議員や実業家などもおり、一概に
「差別されている」
かどうかの判断は難しい。
政府発行のパスポートを持ち、高額な飛行機代を支払えていることなども議論の対象になることもある。
川口市一帯は鋳物産業などで栄え、在日韓国・朝鮮人も多く住むなど、従来から多民族が暮らす土壌があった。
また東京に近く、家賃など生活費が比較的安いことから、中国人やベトナム人らが多くやって来た。
クルド人も、先に来日した親族などが川口市周辺に住んでいることが多く、彼らを頼って来日、ここ20年ほどの間に国内最大の集住地となったという。

川口クルド人問題を新聞・テレビはなぜ報じない 産経新聞コンテンツ統括・皆川豪志
正論10月号
2024/9/1 12:00
https://www.sankei.com/article/20240901-MCH2PHSPSVBG7OO4MC3A34TT44/?outputType=theme_monthly-seiron
川口クルド人問題を知らない人は、かなり少なくなってきたのではないでしょうか。
近年、トルコからクルド人が大勢、日本の埼玉県川口市に移住してきて、暴力的な行為や騒音などで、地域住民に不安や恐怖を感じさせている問題です。
地元住民やインターネットの一部ユーザーでは有名だったのですが、大手メディアではほとんど報じられてきませんでした。
しかし、産経新聞が2023年から、インターネットメディア「産経ニュース」や新聞紙面などで報じ始めた後、一般的にも大きな問題として認識されるようになってきました。
ただ、他の新聞やテレビなど大手メディアは相変わらず、これを無視しています。
「外国人との共生社会」
の理念に反するという理由なのでしょうか、ほとんど報道されないのです。
こうした報道姿勢は果たして正しいのでしょうか。
共生の理念を守るためとはいえ、現に存在する大きな社会問題が無視されていいのでしょうか。
■意見書も暴動も無視
まずは、この問題について詳しくない人たちのためにも、川口クルド人問題を巡る産経新聞の報道姿勢について、説明する所から始めたいと思います。
産経新聞がこの問題を本格的に報じるようになったのは、2023年6月29日、川口市議会が
「一部外国人による犯罪の取り締まり強化」
を求める意見書を可決したことと、その直後に
「川口市立医療センター」
周辺でクルド人約100人が関与したとみられている暴動事件が起きたことが大きなきっかけでした。
前者は川口市においてクルド人を巡るトラブル増加を受け、議長を除く市議41名のうち、34名の賛成多数で可決されたものです。
その中には、れいわ新選組所属の議員(後に離党)1人も含まれており、幅広い層の議員が賛成したことが窺えました。
この意見書は、
「一部外国人」
として、
「クルド人」
と名指ししたものではありませんでしたが、少なくともそのことが想定される内容で、全国の自治体でも例のないものでした。
後者はクルド人同士の痴話喧嘩がきっかけで、市内路上で相手を切りつけて暴れた上、搬送先の病院にまで押し掛けるというショッキングな事件でした。
殺人未遂や公務執行妨害容疑などで約10人の逮捕者を出した上、地域唯一の救急医療が一時ストップするなど地元住民にも多大な影響が出ました。
ところが、これらを大きく報じたメディアはほとんどありませんでした。
恥ずかしながら産経新聞もさいたま支局は県版で少し触れた程度でした。
事件の直後に産経新聞本社の編集局に着任した私は、これほどの問題に反応しない体たらくに驚き、記者たちを叱咤し、改めて取材を指示しました。
その結果、2024年7月31日付の産経新聞は1面トップで医療センターの事件を、3面でその背景となる意見書可決の記事を大きく掲載しました。
以降、他メディアがほとんど取り上げない川口市の地元住民とクルド人の軋轢を中心に、外国人労働者や難民認定申請者の増加に伴う問題全般について1年間で約80本の記事を出しました。
それにしても、なぜ新聞もテレビも、この事件や意見書決議をほぼ無視したのでしょうか。
意見書作成を主導した自民党所属の川口市議は市役所の記者クラブの記者に説明したそうですが、記者側からは
「そうなんですけどね」
「難しいですね」
といった言葉が返ってくるばかりで、煮え切らない態度だったそうです。
要するに、支局の一記者がややこしい問題に触れたくないということだったようなのです。
とにかく以後、産経新聞はこのテーマにきちんと取り組むようになりました。
「外国人に対するヘイト報道だ」
との批判を受けることもありますが、それでも、報道を続けることは重要だと思っています。
起こっている事実、少なくとも地元で少なからぬ住民が懸念を持っているような事実について、誰も報じなくて良いのかという強い問題意識があるからです。
実際、川口市内の一部地域では、隣に住むクルド人の騒音を注意した住民が、
「ばばあ出ていけ」
と怒鳴られたり、改造車で自宅の塀を壊されて逃げられたりというようなケースが散見されます。
解体業などに従事するクルド人が物凄い量の廃材をトラックに積んで住宅街を走り抜ける光景も目立ちます。
実際に
「犯罪」
として認知されていなくとも、住民の体感治安は非常に悪くなっているのではないでしょうか。
例えば、こんなことがありました。
川口市に住む30代の女性が、
「一部外国人の犯罪や迷惑行為は目に余るのに、テレビや新聞でほとんど報道されない」
「まるで自分たち地域住民は存在しないかのように感じた」
として、
「私たちの存在を、消さないで。Native Lives Matter」
という画像を作成し、これがネット上で拡散されたのです。
女性には小さな子供がおり、近所にある資材置き場を出入りするクルド人運転の過積載トラックに恐怖を感じたそうです。
「ヘイトスピーチだ」
などと批判されることを恐れて実名は出せませんでしたが、勇気を振り絞って訴えたといいます。
私たちはこのことについて、2024年の2月28日に報道しました。
■事実は事実として
それにしても、他のメディアはこうした地元住民の気持ちをなぜ汲み取ることができないのでしょうか。
2017年に英国で出版され、ベストセラーになった『西洋の自死』(ダグラス・マレー著)によると、英国の世論調査で国民の過半数は移民の受け入れに否定的だったのに対し、メディアの多くは賛成の論調だったそうです。
その後、英国をはじめ欧州が大量の移民を受け入れるにつれ、移民による犯罪が頻発するようになったそうですが、それでも欧州のメディアは
「人種差別主義者」
と呼ばれるのを恐れて、そうした事実を極力覆い隠そうとしたとのことです。
もしかしたら、これと同じことが日本でも起きているのかもしれない―。
産経新聞では、一連の川口市とクルド人に関する記事について、他紙がどれだけ報じたかについて調べて、一覧表(左)にして掲載したことがあります。
その表からは、他紙がこのテーマを報じる機会が相当少ないことが明らかになりました。
その理由を、私が他社を代弁することはできませんし、メディアによって様々なのかもしれません。
移民問題は報道が難しい問題だからなのか、多面的な見方がある微妙な問題だからなのか、
「ヘイト」
という批判を受けやすいからなのか、あるいは、日本人に我慢を強いても外国人の人権が大事と考えているのか。
私は、理由の1つに地上波テレビがほとんど取り上げていないことも関係していると考えています。
テレビの影響力は今も大きいので、テレビ報道があれば変わることがあるかもしれません。
いずれにしろ、移民に対する考え方はメディアによって様々であっても、事実を淡々と報じるということは、あっても良いはずです。
念のため申し上げますが、産経新聞は決して
「外国人の受け入れ」
全てに反対ではありません。
ただ単に、今後多くの外国人が日本社会に受け入れられていくだろうという現実を前提に、
「では、問題のない受け入れにはどうすれば良いか」
という問題提起をしているだけなのです。
少なくとも私たちは、事実を誇張して何らかの世論誘導をするつもりはありません。
私たちが声を大にして言いたいのは、事実を報じないのはおかしいということです。
日本に在留する外国人にしても、
「難民」
「不法滞在者」
「正規の外国人就労者」
をきちんと区別して考えるべきで、
「外国人差別は良くない」
「強制帰国させるのは可哀想」
などという情緒的な話ばかりでなく、事実をきちんと報じ、現実から出発して、物事を考えることが重要なのではないか。
そう思うのです。
■マスコミへの不満
先ほど、このテーマについて産経新聞に
「ヘイトだ」
という声が寄せられるという話を書きましたが、実は読者からのこうした声は少数です。
少なくとも、弊社に寄せられる声の多くは
「産経、よく書いてくれた」
という趣旨のものがほとんどです。
この種の記事というのは非常に関心が高く、ネットなどでは1日のうちで最も読まれている記事になることもしばしばです。
特に、このテーマで連載や特集などをやると
「他紙はまた報道しない自由ですね」
などという反応が大半です。
重ねて申し上げますが、川口クルド人問題で、何か一定の世論を形成しようという
「上から目線」
のつもりは全くありません。
大事なのは、きちんと事実を報じ、どう考えてもらえるかということなのです。
はっきり言って、この問題について多くのメディアが何も報じようとしない現状はかなり危険です。
報じたとしても
「クルド人の絵画展が開かれました」
「地域との共生イベントが行われました」
といった生温いニュースばかり。
これをみて、実際に困っている住民は何を思うでしょうか。
「マスコミは事実を隠している」
と疑念を持つのではないでしょうか。
現実に、マスコミがこの話題についてあまりに報じないため、逆に
「なぜ報じないのだ」
という批判も広がりつつあるようです。
このまま
「共生が大事」
「多様性は素晴らしい」
みたいなことばかり言い続けていくと、逆に、日本の一般の人たちの心の中に、ルールを守らない外国人に対する憎悪のようなものを生み出す結果になる可能性があります。
マスコミが
「外国人との共生に日本人が協力すべき」
というような論調ばかりになると、却って一般の人の間には不満が溜まり、それがいつか爆発し、社会の分断に繋がることにならないだろうか。
私はこう危惧します。
■「人手不足」という言い訳
川口のクルド人問題に象徴される移民問題、もしくは
「外国人受け入れ」
問題については、政治や言論で批判がタブーになっているとしばしば言われます。
私たちは現在の言論空間について、あまり窮屈だと感じたことはありませんが、ただ、このテーマについて
「何か面倒だ」
と思う人がいる気持ちも分かります。
新聞でもテレビでも、偏らずにこういう話もあるしこういう話もある、という報道があれば、それを元に様々な意見が交わされていくはずですが、実際にはそれとは程遠いというのが現実です。
例えば、
「外国人差別はいけない」
「人権は大事」
などと言われれば、誰も否定できません。
それに対して、
「いやいやこういう外国人の問題もある」
「入管のルールはこうなっていて」
などと一から説明する労力を考えれば、
「否定しません。以上」
で終わったほうが面倒くさくないですから。
下手をすれば
「ヘイト」
と責められかねないようなことを敢えて政治家やテレビのワイドショーなどが取り上げることはありません。
そこを説明したり議論したりすることは、やはり厄介だと思われているのではないでしょうか。
今、産経新聞では断続的に
「『移民』と日本人」
というタイトルで連載が行われていますが、移民という言葉には
「」
が付けられています。
一応、日本に移民はいないことになっているからです。
ただ、移民と言わないだけで
「外国人労働者」
はこれまでも積極的に受け入れられてきました。
これは、
「軍隊」

「自衛隊」
と言い換え、その本質に踏み込まない議論とよく似ているのではないでしょうか。
本質に踏み込めば、議論せざるを得なくなる。
議論すると色々と厄介な問題が見えてきてしまう。
日本人にとっての移民問題は今、そんな感じなのではないでしょうか。
その一方で、マスコミではしばしば
「人手不足」
の解消のため、外国人の受け入れを進めるべきという議論が展開されています。
日経新聞、読売新聞なども、社説などで
「人手不足」
のため外国人の受け入れを進め、外国人に
「選ばれる国に」などと主張しています。
しかし、これは移民推進論とどこが違うのでしょうか。
今さら言うまでもありませんが、移民推進については、経済的視点から、
「安価な労働力流入によって、自国民の所得を下げるだけで、企業努力を妨げる」
と批判されてきました。
経済界などは
「労働力不足」
を前面に訴えていますが、実際は
「安い労働力」
が欲しいだけなのではないかとも指摘されています。
外国人労働者を受け入れれば、目先の
「安い労働力」
という利益は得られるかもしれません。
しかし、労働力として受け入れられた外国人にも人生があり、そのことも受け入れた側の国は考えなければなりません。
簡単に家族帯同などと言いますが、その家族の社会保障はどうするのか、働けなくなったらその家族の面倒も日本社会が見るのでしょうか。
先進国で外国人労働者が従事するのは、自国民が
「やらない」
仕事ではなく、
「現状の賃金ではやりたくない」
仕事です。
こうした仕事については、仮に外国人という選択がなければ、自国民がやりたくなるまで賃金水準は上がり、企業はより一層の技術開発などで乗り切ろうとするでしょう。
日本の高度成長期などは、移民の力は一切借りず、賃金を上げて1億総中流という社会を築いたのですから。
労働力不足を理由に安易とも言える
「移民推進論」
を進めた欧米は、文化や宗教、言葉の違いから、取り戻せないほどの治安悪化に苦しみ、ようやく移民政策の転換を始めました。
欧米の失敗から学ぶべき事は多いのではないのでしょうか。
私たち日本人は、そうしたことを真面目に議論しなければならないと思います。
《この文章は、筆者が『国際人流』(公益財団法人・入管協会発行)2024年7月号に掲載されたインタビュー記事で発言した内容をもとに、書かれたものです》
(月刊「正論」10月号から)

「地域住民の人権は無視ですか?」報道されない川口クルド問題、地元女性制作の画像急拡散
「移民」と日本人
2024/2/28 16:00
https://www.sankei.com/article/20240228-LGU5ZQA3YJFU5IXW6BNCV75DPQ/
「私たちの存在を、消さないで。」―。
シルエットの女性がこう訴える画像がSNS(交流サイト)で拡散されている。
作成したのは、トルコの少数民族クルド人と地域住民の軋轢が表面化している埼玉県川口市に住む30代の女性。
「一部外国人の犯罪や迷惑行為は目に余るのに、テレビや新聞でほとんど報道されない」
「まるで自分たち地域住民は存在しないかのように感じた」。
女性は
「ヘイトスピーチだ」
などと批判されることを極度に恐れつつ、勇気を振り絞ってこの画像を作成したという。
■まるで私たちは存在しないかのように
画像は、
「ネイティブ・ライブズ・マター(地域住民の命は大切)」
と書かれ、
《差別やヘイトは絶対ダメ! でも犯罪や迷惑行為に苦しんでいる市民の声や市民の人権は無視ですか?》
とのメッセージが添えられている。
米国で黒人差別解消を訴える
「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切)」
運動に倣ったという。
川口市内では、解体資材置き場周辺や住宅密集地での過積載のトラックや改造車の暴走行為が問題化。
女性の自宅近くにも資材置き場があると言い、
「中学生くらいの外国人が携帯をいじりながらトラックを運転していたり、改造車が昼間から走り回り、タイヤを急回転させて白煙が上がっていたりするのを何度も目撃した」
という。
女性は
「暴走行為や迷惑行為などで怖い思いをしても、テレビや新聞でほとんど報道されない」
「地域住民は存在しないかのように扱われていると感じていた」
「その思いを画像に込めた」。
ここは私たちの地元です
女性には小さな子供がおり、通学路が心配で仕方ないという。
ただ、この問題をSNSなどで敢えて訴えると、
「ヘイトだ」
などとすぐに批判される。
女性の知り合いにも
「反ヘイト団体」
などからSNS上で罵られた人もおり、地元でも声を上げにくい雰囲気があるという。
デザインアプリで画像を作成、2024年2月26日に自身のX(旧ツイッター)に投稿したところ、多くの人が拡散した。
ネット上では
「川口にもとから住んでいる日本人に我慢を強いた上での外国人との共生に何の意味があるのでしょうか」
などのコメントがある一方、
「分断は不幸しか生みません」
「差別の扇動やめなさい」
といった投稿もあり、拡散を続けている。
女性は
「政治家や行政もなかなか動いてくれない」
「ふつうに生活しているだけなのに、安心して暮らせない」
「ネット上では『引っ越せばいい』などと言われるが、ここは私たちの地元です」
「やむにやまれない気持ちを知ってほしい」
と話している。

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/379.html#c16

コメント [戦争b26] ドイツが異例のイスラエル批判 「もはや理解できない」 舞岡関谷
16. T80BVM[1515] VIJXgk9CVk0 2025年5月28日 21:49:37 : caGBwqwQAk : V0FZWkZRS3lmc2c=[58]
ああくだらね
なんでこのタイミングで、ドドイツがガザを言うのか?
さっぱりわからんぞいw

まああれだ
欧州ニセユダヤ VS ウォール街のニセユダヤ(ダメリカ)のプロレスかもしれんな
ドドイツとかおフランスとかは、ウクソナチス紛争をできるだけ継続したいから、ダメリカに戻って来させようとしてる
ハニーさんのダメリカも「戻ろうかな?」と思っているのかもしれない
いずれにしろ、どうでもいいことだがw

ていうか、そもそもこのネタって戦争スレでやることなのかな?
国際とかカルトとかNWOスレでやるべきじゃないのか?

まあいいかw
http://www.asyura2.com/25/warb26/msg/176.html#c16

コメント [医療崩壊13] <藤江成光氏>人口動態統計速報(令和7年3月分)「過去最高を更新。 コロナや高齢化では説明できない、謎の大量死が止まり… 赤かぶ
13. 2025年5月28日 21:53:04 : ImqRVe7Krc : SWI0QkVsTEVmOUk=[586]
<△20行くらい>
transimpex_ochd(スコットランド・ケール語で8です)で投稿しています。

17:30過ぎの投稿は、、とっても中身がある、解かる人達には解かる内容。

その前、、80年代の出来事とも関わって来る?という話。

日本は、、もう独立している(駄目リカからは)駄目リカからはという意味、、

解かるのでは?

90年代のおかしな動き、、創価などの朝鮮カルトの動き、、政治屋・信者の絡み

オウムの後ろにいた連中、、偽者創価の天皇・皇室の権力奪回の現状を造る為の

結婚と譲位の流れも。

特亜とユダ系・ユダヤの繋がり、、。

香港、、マネーロンダリング、、島でのマネーロンダリング。

モルドバ、、この島の名前を聞いたのは、、貿易の仕事をしていた時。

社長が、、そこの医者(多分ユダ系で移住していた?)と知り合って、、、

色々な情報を聞いた時の話、、表情に出さずに、、覚えておこうと思った。

まあ、、本当の日本人には、、そういう人達は近づいて来ない。

どちらも、、差別利権の繋がり、、世界中、、こういう流れだと思ってます。

近づいて来る時は、、自分達の〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇、、。

宗教解体と帰国。

皇室制度廃止と半島との国交断交。

資産は、、日本人で分配し、、まともな国へと再生。

サポートしていた連中も、、日本人に対してやって来た事を〇〇〇〇、、

特亜でも何処へでも、、一緒に出て行け。

以上。
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/667.html#c13

コメント [政治・選挙・NHK297] 河野太郎氏が“遠吠え”…自公立の年金法案修正に「毒入りあんこだ!」と噛みついたワケ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
21. 乳良〜くTIMES[1191] k_uXxyYjMTIzMTY7gq1USU1FUw 2025年5月28日 21:53:24 : csCjOHhu42 : ckZadXlXWThEOFU=[178]
実行すると駄目リカの怒りに触れて、政権が倒れるんだけど、「ポンコツ兵器爆買い」を止めれば

「増税無き福祉充実」は可能なんだよ。

日本の国家財政赤字は巨額……って罪務省は宣うけど、債権者は国内の生保その他の金融機関や企業や

一般国民であり、対外債務なんて1$たりともない。

それどころか、巨額の対米債権もある。

こうした事を知らず、税や社会保険料の引き上げを容認する人が半数を大きく超えているのは、

情け無い……としか言い様がない。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/382.html#c21

コメント [原発・フッ素54] 次世代地熱発電、実用化へ本腰 政府、地方に拡大へ官民連携 舞岡関谷
6. カレー王子[482] g0qDjIFbiaSOcQ 2025年5月28日 22:04:38 : VxtlB4rK9g : SGRmNWtoR2dpRGc=[1]
もう50年以上前の子供の頃、
八幡平にある松川地熱発電所を
背景に撮った写真が家にある。
日本で最初の商用地熱発電所で
周辺一帯温泉の多い地域だし
玉川温泉や十和田湖などとも
近いことから集客があった。

地熱発電を取り上げる時に
周辺住民の反対というのが
テレビで流れるが、カネを
貰った人による作られた声、
用意された声ではないか?

地熱で何故イメージダウン?
温泉だけでなく発電にも
有効利用となれば、むしろ
自分にはイメージアップだが。

地熱は原発をやめるための
決定打、切り札であるから
植民地にはやらせたくない
ということでしょうね。
液化天然ガスをドル高円安で
中東から買わせたいだろうし。

いわゆる『陰謀論』にされるが
日本が米国支配下、正確に言えば
ハザール支配下に入り、国土に
原発を数多く建設されてきた。
老朽化原発を次々破壊するのが
彼らの計画だったんでしょう。

日本人の精神性とは真逆でしょう?
原発を推進するなんていうのは。
http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/416.html#c6

コメント [カルト50]
38. イワツバメ[1244] g0ODj4Njg2@DgQ 2025年5月28日 22:07:22 : quj9VXQVYy : L29ONDh3eFN3LlE=[190]
>>37
それはね、日本のこれからを考えた発言かもしれないけど、問題は、小泉進次郎は日本のことなんか考えてないってことですよ。

https://www.youtube.com/shorts/VWKkWU32ZVk
         ↑



http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/330.html#c38

   

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