05. 2011年6月06日 00:00:11: aQY6pXt3lQ
>>03
確かにおかしい。132Teと132Iは放射平衡だろうとタカを括っていたが
元データを見てみると、3/13のデータに決定的な異常が見られる。
3/12のサンプルは132Teと132Iが同程度検出されている。
132Te(半減期3.2日)→132I(半減期2.3時間)
つまり132Teがあればその崩壊生成物である132Iが同程度存在する。
132Teがβ崩壊して132Iになるわけだ。親(132Te)より娘(132I)の方が
半減期が圧倒的に短いので、132I出来た端から崩壊していく。
132Teがあるうちは、それが132Iの供給元になるため、132Teがあって
132Iがあるのはおかしくはない(放射平衡)。
3/11に原子炉停止だから、3/12に132Teが出るのは十分ありえる。従って、その
娘核種の132Iがまあ同レベル見つかるのはおかしくない。3/11のスクラム成功の
公式見解と3/12のデータには矛盾はない。(停止を保障するデータわけではないが)
問題は3/13のサンプルだ。132Iが132Teの20〜200倍検出されている。
計測に間違がないなら、これは明らかにおかしい。親のTe以上にIがあるという
ことは直接生成された132Iが観測されたとしか説明できない。
(娘の方が半減期が短いので、132Teからできた132Iが元の数十倍もたまることは
あり得ない)
データに誤りがなければ3/12〜13に再臨界が起きていたことを示唆している
重大なデータだ。
またもう一つ極めて重要な点は3/12の朝といった初期の段階で核分裂生成物が
敷地外で検出されたこと。
地震発生から24時間も経たずに、所謂「五重の障壁」が既に破綻していた。
これは、炉心溶融の結果かもしれないし、地震初期に配管の破断などが
発生していた可能性も否定できない。今の公式見解では津波が全て
悪いことにしようとしるようだが。
http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/330.html#c5