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2012年12月24日09時18分 〜
記事 [原発・フッ素29] 12.21官邸前デモレポート「福島の人々が必死に叫んでいた」(木下昌明)〔レイバーネット日本〕


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http://www.labornetjp.org/news/2012/1221kinosita


今日(12/21)は遅れて到着したので地下鉄の階段を上っていくと、スピーチを終えた宇都宮健児に出くわした。彼は一人一人に握手し、選挙のお礼をいい、坂道を下っていった。


官邸前の行列は相変わらずの長蛇であったが、国会周辺はひところのにぎわいはなかった。プラカードをみてもあまり変わったものはみられなかった。そんななかで福島の人々の必死に叫んでいる姿が目についた。



福島疎開裁判を訴える広場では、子どもに甲状腺の異常が増えていると叫んでいた。経産省では双葉町の窮状を訴える女性がいた。朝の新聞各紙に、双葉町の町議会が井戸川町長の不信任可決したことを大きく取り上げていた。双葉町は事故後、子どものいのちの安全のために直ちに役場ごと県外の埼玉県に移住したことでよく知られている。わたしは双葉町の事態を描いた3本のドキュメンタリーで、県内に残った人々と県外に移った人々との間に確執があることを知っていたが、ついにくるところまできたーーと記事をよんで思った。



映画では、町長は政府や東電にはっきり物を言い、よくがんばっているとみえた。だから県内や県外にかかわりなく町の人々は一体となって、自分たちの境遇を外に向かって主張すべきであった。


それが悲しいかな、被害者同士の足のひっぱり合いになった。ケンカすべきでない者同士がケンカしはじめた。これでは政府と東電は手を叩いて喜ぶだろう。


自民党の大勝で、時代は逆行してゆくなかで、これはその日本社会の縮図のようにみえる。このようにフクシマとその人々は見捨てられていていいのか。(木下昌明)

http://www.asyura2.com/12/genpatu29/msg/429.html

コメント [政治・選挙・NHK141] ついに森ゆうこ参議院議員が立ち上がりました。「未来の党」党首・嘉田由紀子氏の暴走・迷走の党運営に…怒り爆発 山崎行太郎  赤かぶ
18. 2012年12月24日 09:20:50 : 98QGPFdy7r
嘉田氏の左翼という面が出たというべきでしょう。

このやり方はフェアではありません。

民主主義のプロセスを経てはいません。

デュープロセスこそ大事な事であります。

嘉田、飯田、阿部で牛耳ろうとするのは、

かつての民主党が消費増税で執行部の前原が打ち切りをして

決定した事をまた思い起こさせます。

はっきりと話し合うべきでしょう。


コメント [政治・選挙・NHK141] 未熟な民主主義、その上多様化する世代間の価値感格差、埋められるのはネットの活用 (世相を斬る あいば達也)  笑坊
14. 2012年12月24日 09:21:25 : BwoqHdgktw
あいばさん、価値感→価値観じゃないの?あえて「感」をつかう意図がみえないしね。それから最近(?)、総じて、コメント一般に誤字が多すぎる感があるなあ。まあ私も人様のことは言えない立場かもしれないので投稿前に注意するようにしますが。・・・
コメント [政治・選挙・NHK141] きょうのニッカン「政界地獄耳」2012/12/24「「ネット投票」各論は?」 kf1218
04. 2012年12月24日 09:23:22 : EkusphGjts
ネット選挙運動解禁はいいが、ネット投票は反対だな。
今、在宅郵便投票(だっけか?)って制度あるけどあれと同じ。不正投票し放題。

この制度、実は戦後1回だけ実施されたけど、あまりにも不正が多すぎて
すぐ制度廃止されたのが、最近になって復活したもの。
馬鹿じゃないかと思った。

この復活がなされる前に、とある地方紙の読者投稿欄にこういうのが載った。

「ウチの母親は完全に寝たきりで、投票所まで選挙に行くことができない。
 貴重な一票が投票できない母親が可哀想だ(←ここまでは悪くない)
 母親は意識がないが、誰に投票したいかは自分がよくわかっている(え?)
 母の思いの詰まった貴重な一票を代理で投票できるようにならないだろうか。」

投稿した奴もアホだが、掲載した地方紙もかなりアホだ・・・・・とその時は思ったんだけどねぇ。
まさか復活するとは。


ネット選挙運動解禁するのはいいが、見ないで済むフィルターソフトを
どっか作ってからにして欲しいね。
自分は必要な情報を得るためのネット利用なのだから、押し売りは要らん。

コメント [政治・選挙・NHK141] アメブロ:「Q 衆院選挙では何処に投票しましたか?」のアンケート結果 「未来の党 72%」(素美女王のブログ) 会員番号4153番
01. 2012年12月24日 09:23:33 : L2F9nFDtGg
完全比例代表制だったら、133議席しか取れない政党が、
小選挙区制で294議席も取るなんておかしいだろ。

これがおかしいと思わない野党の政治家がいたら、そいつは腐ってる。


コメント [政治・選挙・NHK141] 今回の選挙の未来の党壊滅は小沢・鳩山ラインが日本の真の独立に動いた事に対する反撃。今、覚醒者が増えている希望あり sagakara
24. 2012年12月24日 09:24:19 : X1hGdyUhks
>>22さん

”不正の疑い濃厚。次期参院選では信頼の置ける選挙監視団の要請も考えて”等、森事務所にはすでに長〜いメールを出しました!!



コメント [政治・選挙・NHK141] アメブロ:「Q 衆院選挙では何処に投票しましたか?」のアンケート結果 「未来の党 72%」(素美女王のブログ) 会員番号4153番
02. 2012年12月24日 09:24:21 : IOzibbQO0w

読者に未来に投票するような層が多ければ、当然こうなる

サンプルの偏りの好例

コメント [政治・選挙・NHK141] ついに森ゆうこ参議院議員が立ち上がりました。「未来の党」党首・嘉田由紀子氏の暴走・迷走の党運営に…怒り爆発 山崎行太郎  赤かぶ
19. 2012年12月24日 09:24:26 : ur0oKGaEK2

嘉田氏は考えていたよりはずっと左寄りの思想の方であった。

さればこそ阿部氏と親和性があるということであろう。

森氏や小沢氏と一緒に離党した議員さん達とは相当立ち位置が違う。

民主党のようにならないためにも、今のうちにけじめをつけておいた方が良い。

コメント [政治・選挙・NHK141] 4割の得票で9割の議席はウソ自民得票は16% (植草一秀の『知られざる真実』)  笑坊
69. 2012年12月24日 09:26:51 : Gb62EPPv3k
>「生活」=「未来」が「既得権益の政治」を破壊する勢力だからである。

これはかいかぶりである。元生活の議員見てもバカ面で、
まともに議論も出来ない奴ばかり。いくら小沢が旗ふったって
既得権の政治を破壊する力なんてない。落ちるの当たり前。

今の未来は政界の無駄。

コメント [政治・選挙・NHK141] 幻のTPP参加表明 次のXデーは来月下旬か:総選挙をコケにした暴挙:日本は既にTPP交渉に参加する他ない事態に!! あっしら
04. 2012年12月24日 09:26:54 : IOzibbQO0w

>>03

野党とはそういうもの

バカが騙されて投票するから、民主党政権なんてものも生まれる


コメント [原発・フッ素29] 双葉町の井戸川町長から「町民の皆様へ」と題した文章が話題 (日々雑感)  赤かぶ
43. 2012年12月24日 09:26:56 : N1czHhwkpm
町長の対応はおかしい。
理由は
1.双葉町はもう二度と回復しない。人類史上最悪の高濃度放射能汚染地区。だから人が住めない。⇒中間処理施設を建設するには最高の立地。土地を全て国に買い取らせて補償金を貰うようにすればいい。
2.双葉町はもはや存在意義がないので解散し、町長、議員は辞職すべし。

コメント [経世済民78] 「アベノミクス」成功の条件 −消費増税凍結と公共事業の差別化− 佐藤鴻全
10. 2012年12月24日 09:27:17 : IOzibbQO0w
小笠原誠治の経済ニュースに異議あり! トップ |
インフレが起きると対GDP国債残高比率は低下するという無責任な輩たち
2012/12/23 (日) 11:43


 何故、アベノミクスがもてはやされるのでしょう?

 アベノミクスは円安と株高をもたらしてくれるから? 確かにそのせいでなんとなーく気分が明るくなっているのです。

 でも、それだけではありません。アベノミクスは、そもそもデフレから日本経済を脱却させる、と。つまり、インフレが起きることを期待している人がいるのです。

 では、インフレが起きると何かいいことがあるのか?

 多分給料が上がるだろう、と。

 そうなる保証はありませんが、だからと言ってデフレのままではなおさら給料が上がる可能性がないのは、そのとおり。

 それ以外に、インフレになっていいことがあるのか?

 それは、お金の借り手にしてみれば、インフレになった分、借金の実質的な負担が軽くなる、と。

 でも、それが本当であれば、多額の借金を抱える財政当局は何故インフレに誘導しようとはしないのか?

 どう思います?

 いずれにしても、為替や株は、今後はどうなのか?

 これからも円安が進み、そして、株高が続くのか?

 多分そう簡単にことが運ぶことにはならないでしょう。

 理由はともかく円安になれば、確かに円安を好感して取り敢えず株価は上がる。

 だって、円安になればなるほど、輸出企業の外貨建ての売り上げは、何もしなくても円安になっただけ額が膨らむ訳ですから。

 しかし、その一方で、そうした輸出企業も、原材料の多くを海外から仕入れているので、円安になれば当然のことながらコストが上がる、と。

 従って、なかなか一方調子で株価が上がり続けるとは限らないのです。

 プラス、海外の投資家にしてみたら、幾ら日本の株に投資をして、株価が上がったことによって儲かったように見えても、円安になれば、投資資金を外貨に戻した場合に円安になった分利益が吹っ飛んでしまうからです。

 但し、今言ったことは、あくまでも理屈の上の話。株価などというものは、理屈だけでは割り切れない動きをするものなのです。上がるときにはとことん上がり、下がるときにはとことん下がる、と。

 でも、為替や株価の動きは理屈では予想でないなんて言ってしまえば身もふたもなし。それはそれで‥やっぱり今後予想されることを考えないと面白くないのです。

 では、今後為替や株価は、どのような展開が予想されるのか?

 取り敢えず我々が、というよりも世界が注目していることは何でしょう?

 安倍さんが、さらに日銀を服従させることになるか、ですって?

 違います。そうではなく、世界の関心事は米国の財政の崖の問題なのです。

 今になっても、全然妥協に見込みは立っていません。それにも拘わらずクリスマス休暇に入ったとか言っているのです。

 米国の政治家って、なんて楽観的な人が多いのでしょう。

 この分だと、恐らく崖から落ちる可能性の方が大きいというべきでしょう。

 年が明けて数か月経過し、第1四半期のGDPの予想が行なわれる頃になって、成長率がマイナスになることが確実視されるようになったら、米国はどう行動するのでしょう?

 幾らマイナス成長になっても、日本のように財政出動とはいかないのです。というよりも、過去、減税など大盤振る舞いした反省に立ち、健全財政の道を歩もうとしている訳ですから。

 財政出動の道が閉ざされているとすれば、後は金融をさらに緩和するしかない、と。

 問題はここにあるのです。

 というのも、安倍さんは、欧米が行っている金融緩和に比べて日本の緩和策は生ぬるいから円高が起こったという考えだからです。つまり、米国に負けないようにもっと金融を緩和しなければいけない、というのが安倍さんの考え。

 そして、米国が、今後マイナス成長に突入することによってさらなる金融緩和が行われることになれば、日本としてもそれに対抗して、さらに日銀に大量の長期国債を購入させることになるでしょう。

 しかし、幾ら日銀が大量に国債を購入したくても、市中銀行が手放したがらないかもしれない。つまり、札割れが起きる、と。

 だったら、新規に発行する国債を日銀がどんどん購入すればいいではないか、となる。そうすると、流石に少しずつインフレを予想する向きが増えてくるのではないでしょうか。

 それだけではありません。安倍さんは、金融を緩和するだけではなく、思い切った財政出動をすると言っている訳ですから‥そして、大型補正予算の規模は10兆円にもなろうとしている訳ですから‥恐らく簡単には消化しきれない量の工事が一度に発生することになるでしょう。

 その結果は、全国的な人手不足が発生する、と。土木関係の人件費がさらに高騰するでしょう。

 しかし、ひょっとしたらそれでも物価はそれほど上がらないかもしれません。上がったとしても2%程度だったりして‥

 そうなれば、まだまだ財政出動を続けるでしょう。そして、同時に、米国において、さらに財政の崖の影響が大きくなりそうだと認識されるようになれば、さらなる金融緩和が。そして、日本は、それに対抗してまた金融緩和と財政出動を実施する、と。

 幾ら日本が金融緩和をしても、それが米国の金融緩和に対抗するためのものであれば、それほど円安ドル高には結びつかないことも考えられます。しかし、そのようなことを繰り返すうちに、日本では少しずつインフレが進み、安倍さんたちが望んでいるような状態が出現するでしょう。

 つまり、インフレ率が3%を超えるだろう、と。場合によっては、4〜5%に達するようになるかもしれません。

 しかし、そうやってインフレ率が高まると、当然のことながら金利が上昇するので、さらに国の借金が増える原因になるのです。

 国債の発行残高が今まで考えられなかったほどのスピードで増える、と。そして、インフレも進行する、と。

 その時に、日本経済はどうなっているのか?

 デフレから脱却できたと国民は喜ぶのか?

 そうではなく、その反対になる可能性が大なのです。インフレが起きて生活が苦しくなったではないか、と。

 アベノミクスを支持する人々のなかには、インフレが起きれば、対GDP国債残高比率はむしろ低下するから問題はないのだ、なんていう人がいます。

 しかし、そのようなことが起こるというのは、戦争の後インフレが起き、それまでに国が発行した国債が紙切れになるのと同じようなものなのです。

 つまり、インフレが起き、もし、それによってGDPに対する国債残高の比率が低下するようになったとしたら、その分、国債の保有者が大損をするのです。

 冒頭の質問に戻ります。

 何故アベノミクスがもてはやされるのか?

 それは、インフレが起きれば国債が紙きれ同然となり、その結果、国民に増税の負担がかからなくなるからということがあるのかもしれません。

 つまり、増税が嫌だから国債を紙きれにしてしまいたい、と。

 反対に、国債を紙きれにしてしまうと、二度と国債を発行できなくなってしまうからと、財政当局は、インフレを起こす訳にはいかないのです。

 もし、国債が紙きれになる恐れが少しでも感じられ始めれば、投資家は一斉に国債離れを始めるでしょう。つまり、本当に財政が破たんしてしまうのです。

 それでも、政府が破たんしても国家が破綻する訳ではないなんて、とんでも理論をまき散らす無責任な人々がいるのです。

 安倍さんも、そこのところだけはよく考えて欲しいと思うのです。

コメント [原発・フッ素29] 大阪、がれき 2月から本格的に焼却。大阪にもプルトニウムが降ってくるだろう。(乖離のぶろぐ)  赤かぶ
06. 2012年12月24日 09:27:27 : mt3fdl2ADk
05氏、ありがとうございます。
活用させて頂きます。
フンデルトヴァッサー、大好きです。
舞洲清掃工場が核汚染されたら建て直せばいいと、軽く言い放った松井の精神の貧困さにはあきれています。ああいうアホどもは世界中に恥をさらしているという自覚すら無いのでしょう。

チラシは、特にPM2.5の濃度上昇が見られた地域で配ります。京都、神戸にも行きます。
大阪駅前でも配ってみますかね。私のような小物は逮捕しないでしょう。されてもいいですけど。
寒さに弱い私は、警察より寒さが怖いですが、そうも言っていられません。

コメント [政治・選挙・NHK141] 日本の民主主義化の芽をつんだ“小沢一郎暗殺事件”(大貫 康雄) (News Log)  笑坊
06. 2012年12月24日 09:27:29 : crHFVpHkPk
検察に限らず、政治家の背後にもナベツネで大きな影響力あり、更に背後霊としてアメリカ。
コメント [政治・選挙・NHK141] ついに森ゆうこ参議院議員が立ち上がりました。「未来の党」党首・嘉田由紀子氏の暴走・迷走の党運営に…怒り爆発 山崎行太郎  赤かぶ
20. 2012年12月24日 09:28:07 : KCP84NomnO
◆超ネトウヨ◆11. ◆ :こいつ TTzHwB6oS2 は.いくら◆金を貰っているのだろう。TTzHwB6oS2 >このスレは、 ... ID= TTzHwB6oS2=「ジョン・万次郎」=「新自由主義クラブ」は、如上の意味で、「真相の道」を超えているということです。超ネトウヨ
コメント [カルト10] 民主党新代表の仕事は自公別動隊の野田一派の追放と解党による未来・社民との新党結成であり新55年体制という事である。 ポスト米英時代
05. 2012年12月24日 09:29:04 : CgIfbqBW6M
面白い?話

日本の独立を目指して:民族の生き残り策を模索する
「金融というものに決まった秩序は無い」
http://blog.ap.teacup.com/jiritu/1960.html?ap_protect=py3n7z8zrqg

コメント [政治・選挙・NHK141] 民主党の壊滅的敗北 (菅直人)  笑坊
31. 2012年12月24日 09:30:18 : 98QGPFdy7r
おまえこそ、民主党から消え去れ、菅直人!

お前に民主党云々言う資格など無い!

口先だけだった事が今回の政権担当させてよおく判った!

もっと、泥をかぶって這いつくばらない限り、

民主党などどうにもならない!

公約違反の消費税増税を言って、参議院を惨敗させ、大震災では

おたおたして何も出来ないのだから、民主党に政権担当能力は

無いという事がこの3年余で実証された事。

57名でも多いくらいだ!

とにかく、ゾンビ議員(比例復活)の言う事など聞きたくない。

辞めてくれ、菅直人!

コメント [政治・選挙・NHK141] ついに森ゆうこ参議院議員が立ち上がりました。「未来の党」党首・嘉田由紀子氏の暴走・迷走の党運営に…怒り爆発 山崎行太郎  赤かぶ
21. 2012年12月24日 09:30:38 : fVz8T56QfU
>>15
嘉田さんの支持者は小沢さんを評価してくれていないし、
小沢さんの支持者は嘉田さんと飯田さんを評価していない。
政治家は支持者が重要ですから、これはどうにもなりませんね。

せっかくリスク承知で作った党ですし、何とか結束できればと思いますが、
ここまでこじれてしまうと、解党してしまった方が早そうですね。
また壊しや云々とバッシングされるでしょうが。

コメント [政治・選挙・NHK141] アメブロ:「Q 衆院選挙では何処に投票しましたか?」のアンケート結果 「未来の党 72%」(素美女王のブログ) 会員番号4153番
03. 2012年12月24日 09:31:00 : RufpgDo1AM
なんでもアリですね。

総理が突然死することもあったし
何が罪に問われているのか分からぬまま
起訴されたり
泥酔して自殺した人もいたし。

最近、痴漢も多いし・・・。

何があってもおかしくはない。
大金が動けば必ず何かが起きている。


コメント [政治・選挙・NHK141] アメブロ:「Q 衆院選挙では何処に投票しましたか?」のアンケート結果 「未来の党 72%」(素美女王のブログ) 会員番号4153番
04. 2012年12月24日 09:31:07 : EkusphGjts
>完全比例代表制だったら、133議席しか取れない政党が、
>小選挙区制で294議席も取るなんておかしいだろ。

そりゃ小選挙区制度が最悪の制度だからだけど。
可能性的には得票率50.01%の政党が
得票率49.99%の政党を抑えて全議席獲得するのも可能。それが小選挙区制度。
そんな選挙制度推進したやつは反省しろ。

衆議院は解散なし。参議院は解散ありでその代わり衆議院での再議決はなしってが理想かも知れん。

コメント [政治・選挙・NHK141] 「政治は権力闘争であり、嘉田はそれに向かない。小沢を外すと、比例票がさらに去る。わからないのか。」 兵頭正俊氏  赤かぶ
88. 2012年12月24日 09:31:09 : UcmrLfbtIc
せんきょは、けんりょくとうそうじゃない

あたま、たしかか?

えらそうになに様のつもりだ
兵頭 あかかぶ よ


コメント [政治・選挙・NHK141] 民主党の壊滅的敗北 (菅直人)  笑坊
32. OVNI43free 2012年12月24日 09:32:57 : IhyfVrYJsi8bA : zORMLTj4DE
民主党が生き残る唯一の方法は、政権時代の一級戦犯(菅、野田)を直ちに除名追放処分にすることだ。
 それぐらいのこともしないで、国民の支持が戻るなんてあり得ない。
コメント [政治・選挙・NHK141] ついに森ゆうこ参議院議員が立ち上がりました。「未来の党」党首・嘉田由紀子氏の暴走・迷走の党運営に…怒り爆発 山崎行太郎  赤かぶ
22. 2012年12月24日 09:33:18 : OSmnrJxiSw
衆議院選の総括し、参議院選の対応に向けて、原点に立ち返る必要がある。


 名実共に小沢・亀井・嘉田のトロイカ体制を堅持し、正面突破を図るべし。


 『国民の生活が第一』に回帰し、強力にアッピールすべし。
 卒−原発、活−子ども・女性、守−暮らし、脱−増税、制−官僚、誇−外交の
 キャッチフレーズと、「えんぴつ持ったら未来」のふわふわムードでは、
 国民・有権者の共感は得られない。
   卒−原発は『廃−原発』、脱−増税は『反−消費税』、誇−外交は
   『反−TPP』と、争点と主張を明確にすべき。

コメント [政治・選挙・NHK141] 「脱原発」に向けて、共産党との共闘をあきらめるのはまだ早い 鴉
01. 2012年12月24日 09:34:10 : L2F9nFDtGg
共産党さんも一党だけでやろうとせず、
他の野党と共闘して比例代表制獲得の為に戦ったらどうですか?

選挙結果を見ても分かる通り、共産党さんの政策は決して広く支持されていません。
だから、選挙制度改革一本に絞った戦いが必要です。

兎に角、選挙制度を公正なものにしなくては、政策の一つも達成できないでしょ。


コメント [政治・選挙・NHK141] 民主党の壊滅的敗北 (菅直人)  笑坊
33. 2012年12月24日 09:34:33 : nePtcZjUpU
本物の菅直人氏のことを知らないのか!
表面的な出来事で悪口を言うんじゃないよ。無礼じゃないか。
コメント [政治・選挙・NHK141] ついに森ゆうこ参議院議員が立ち上がりました。「未来の党」党首・嘉田由紀子氏の暴走・迷走の党運営に…怒り爆発 山崎行太郎  赤かぶ
23. 2012年12月24日 09:36:58 : nrpM8wiyFI
嘉田さんは人の心を持っていないのか。

未来で立候補して大量に落選・応援した方々の意見を聞いて、
人事案なり今後の党としてのあり方を検討していくのが当り前。
この人たちのなかには「未来」ではなく、「今日そして明日」をどう過ごすか、
途方にくれている人々もいるはずである。

候補者・応援した人たちの顔を直視できず、
マスコミに対していつまでもいい子ぶるのであれば、
当然に党の代表としての人的資格はなく、人でもなく妖怪にすぎない。
民主主義云々以前の問題である。

コメント [政治・選挙・NHK141] ついに森ゆうこ参議院議員が立ち上がりました。「未来の党」党首・嘉田由紀子氏の暴走・迷走の党運営に…怒り爆発 山崎行太郎  赤かぶ
24. 2012年12月24日 09:37:08 : i2q62WS81c
>>20さん

ちょっと教えて!

ネトウヨって、ネット上で右翼っぽいことを言わなくてもなれるの?

左翼っぽいことを言っても、ネトウヨになれるの?

それを教えてちょうだい。



コメント [政治・選挙・NHK141] 民主党の壊滅的敗北 (菅直人)  笑坊
34. 2012年12月24日 09:37:13 : GqSxitx6i2
民主党をつぶした張本人がノコノコよく出てこれたものと呆れている。

しばらくは○○しておるのが礼儀というものだ。

コメント [近代史02] 作曲家フルトヴェングラーとは何であったのか? 中川隆
06. 中川隆 2012年12月24日 09:37:10 : 3bF/xW6Ehzs4I : HNPlrBDYLM


宇野功芳 樂に寄す

1. 宇野功芳先生は世紀の巨匠

宇野功芳 樂に寄す
http://www.amazon.co.jp/%E5%AE%87%E9%87%8E%E5%8A%9F%E8%8A%B3-%E6%A8%82%E3%81%AB%E5%AF%84%E3%81%99-%E5%AE%87%E9%87%8E-%E5%8A%9F%E8%8A%B3/dp/4276211298
宇野功芳の本
http://www.amazon.co.jp/宇野-功芳/e/B004L0JV1E/ref=ntt_athr_dp_pel_1

宇野功芳の演奏
http://www.nicovideo.jp/search/%E5%AE%87%E9%87%8E%E5%8A%9F%E8%8A%B3


実は、戦後の音楽評論家ということで、吉田秀和VS宇野功芳というのも書きたかったのだけれど、梶原一騎を書いていたら長くなって力尽きてしまったのである。ま、このテーマはいずれそのうち。

 今年は風邪も多いに流行っているらしく、私も珍しく寝込んでしまった。積んである本でも読もうかと思ったら、宇野功芳の『楽に寄す』(音楽之友社)というのが目についたので、開いてみた。ひとつひとつはそれほど長くないエッセイを集めたものである。

 これが、心地よい本だった。幸福な老人の書いたものという感じがするのである。ゆったりと温泉に浸かり、好きなすしを食べ、いいと思う演奏家を堪能する。昔の宇野氏には、不幸と言うと大げさだが、不幸ぶっているポーズがあった。それが、愛読者を魅了していた。なんたる変貌か。

 この変貌を私はすばらしいと思う。若者が不幸ぶるのは、よい。むしろあまり幸せそうにしていると馬鹿に見える。が、老人は幸せそうにするべきである。

 それにしても、フルトヴェングラーやクナッパーツブッシュに入れあげていた氏が、現在では彼らに対して冷静になっているとあまりにも素直に書いているのには驚いた。それどころか、モーツァルトに対してすら。まさに人は変わるのである。時代も世界も変わる。
http://www.hmv.co.jp/news/article/1212060065/

【毒舌】宇野功芳【クラシック評論家】


『クラシックの名曲・名盤』などのベストセラーを書いた毒舌クラシック評論家宇野功芳(うの こうほう)について。

宇野功芳は日本人で唯一あの大指揮者ワルターと文通していた。

父は漫談家の牧野周一。
評論だけではなく自ら指揮も振る。
その指揮ぶりも一部マニアの間で大絶賛されている。

104 : 名無しの笛の踊り [] 2011/11/30(水) 20:43:52.26 ID
:raJRdtp+
なんていったって,吉田先生の本は読まなくても宇野先生の本は売れに売れまくっていますからね。
実質上,宇野先生は日本クラシックが生んだ最高のアイドルは中村紘子や小澤征爾以上に宇野先生ですね(笑)

14 :名無しの笛の踊り:2012/07/23(月) 01:14:15.25 ID:/TIjsA/3
宇野先生の執筆された本はよく立ち読みさせてもらってます。


15 :名無しの笛の踊り:2012/07/23(月) 05:38:40.92 ID:5vnm8QSO
演奏に順位つけたり幼稚極まりない。
それを有り難がるガキどもがいるんだから仕方がないか。

16 :名無しの笛の踊り:2012/07/23(月) 05:48:00.31 ID:PUVkavKK

年月が経てば、食べ物の好みも多少は変わっていきます。
演奏の良し悪しや、好み、感じ方が変わっても不思議じゃない。
逆に、一度悪い(良い)演奏と決め付けたからといって、
『生涯その考え方(感じ方)を貫き通すべきだ』と考える方が異常です。
物理法則と一緒くたにしてはダメです。


61 :名無しの笛の踊り:2012/08/22(水) 08:58:18.76 ID:pBjvgHoU
素人なのにオケを指揮真似するようになっちゃった時点でオワコン。


76 :名無しの笛の踊り:2012/09/27(木) 23:28:35.69 ID:Uje/Yp0R
なんだかんだ言っても結局みんな宇野が好きなのさ。


77 :名無しの笛の踊り:2012/09/28(金) 00:32:53.46 ID:VhEGmzGi
宇野タソは日本一の人気評論家だといえよう


554 : 名無しの笛の踊り [] 2012/03/26(月) 23:00:38.55 ID:rwpOtulp

宇野さんは、学生時代にワルターとの文通が話題になって、学長から

「一流の評論家として育てたいから楽理に変わらないか?」

と誘われて、

「自分は演奏家を本業としたいから」と言って断った人だからな。

やっぱり、その評論は主観的にならざるを得ないし、もっと学生時代に評論家と
して勉強してたら、また違ったかもしれん。

まぁあれこれ言ってもしょうがないよ、そういう人なんだもの。
でも、こういう人がいないとまた評論の世界も面白くないのも事実だとおもう。
よく言えば客観的な評論も、いいんだか悪いんだかよく分からん評価されても、
読者は参考にもならんし、面白くもないし。

555 : 名無しの笛の踊り [] 2012/03/26(月) 23:15:31.33 ID:2NFrnpsa
>>554

>いいんだか悪いんだかよく分からん評価されても、
>読者は参考にもならんし、面白くもないし。

まあそりゃ確かだ。
毒にも薬にもならんのじゃこの世に必要ない

557 : 名無しの笛の踊り [sage] 2012/03/27(火) 08:59:17.36 ID:wYo9/hQ+ >
「自分は演奏家を本業としたいから」

その結果があの音楽漫談かwwww
まあ所詮は演奏家崩れだからな。


563 : 名無しの笛の踊り [] 2012/04/02(月) 21:33:38.44 ID:P98dN1VE
宇野功芳は合唱指揮者としては一流なんだけどオーケストラの指揮者になると途端に四流になってしまう


564 : 名無しの笛の踊り [] 2012/04/02(月) 21:39:46.67 ID:yRPhsRno
ぼくもオケ指揮者としての宇野たんはダメだと思うなぁ・・・・

いや、ちょっとまて、よく考えて見ると
宇野たんの演奏聴くと、フルトヴェングラーの演奏がいかに洗練されていたか良く分かる。

ということが分かるという意味で、存在価値は一応あるかもよ?w爆笑

581 : 名無しの笛の踊り [] 2012/04/08(日) 21:24:17.87ID:a70ogqml
丸山真男が宇野功芳の著書を愛読してたって本当ですか?


583 : 名無しの笛の踊り [sage] 2012/04/09(月) 01:20:55.37ID:gpQ2BLeB
>>581
愛読してたっていうか、丸山さんも宇野さんも拙者もだけどLP期の日本フルトヴェングラー協会の会員諸氏はみんな顔見知りだと思うけどな。拙者は当時学生だったけど一流
企業の重役とかレコード会社の人とか色んな人がいました。

今みたいにネットとか無かった時代は、そういうサークルを通じて知り合った人達と一緒にコンサートに出かけて、終演後喫茶店でワイワイガヤガヤ話してたよ。


637 : 名無しの笛の踊り [sage] 2012/04/20(金) 22:56:10.73ID:gi23AIgR
ここにいる人達って本で読んでるだけだから妄想が噴出するんだと思う。
一緒にコンサートに行って喫茶店で即席座談会やると実直な人柄が見えて功芳氏が好きになるよ♪

おいらも昔は、東京文化会館の最前列でよく並んで聴いたもんだ。あの頃は渡辺学而氏や大木正興氏もよく見かけた>最前列


641
: 名無しの笛の踊り [sage] 2012/04/22(日) 13:55:58.48ID:6VuIaPoj

有名な外来オケやソリストでもない限り、ホールを聴衆で一杯にするなんて不可能です。 それこそ音大の学生は、先輩のジョイントコンサートのチケットを1人30枚とか強制的に買わされて、それを、絶対ホールに足を運んでくれる人に配らないといけない、という過酷な日常があるんです。

だから、(言い方は悪いですが)、評論家でも何でも、利用できる人はできるだけ利用してホールを満席にする→あわよくばCDの売り上げにも貢献して貰えたら、どんなお世辞でも言っちゃいますよ、くらい厚顔な人で無いと、クラシックなんてマイナー音楽の世界で生き残るのは難しいんです。まあ、音大出た女子だとお金持ちの伴侶を得て、そのスポンサー兼配偶者の懐に頼って年に1回のコンサートを開ければ良いかなってレベルの人が大半。

642 : 名無しの笛の踊り [] 2012/04/22(日) 14:19:46.90ID:wl6A03VC
ホテルのラウンジとかでピアノを弾いたりしているのを見ると憐れに思う。

643 : 名無しの笛の踊り [sage] 2012/04/22(日) 15:01:23.51ID:6VuIaPoj
>>642
音大出るまでに何千万円も掛けた結果がそれじゃ辛いっすよね
地方に住んでる音大志望の高校生だと、東京の大先生のところへ毎週末飛行機で習いに行ってホテルに1泊。女子だと母親同伴でしょ。その経費が月謝も含めて月40万円、年間480万円也。
並のサラリーマンの子供ではとても無理。日本のクラシック音楽教育界の悪しき伝統だね。

644 : 名無しの笛の踊り [sage] 2012/04/22(日) 15:04:01.84 ID:6VuIaPoj
功芳氏ほか評論家諸氏と一緒にコンサートに行ったり飯食ったりすると、そういう面白い裏話が聞けるのだよ。

228 : 名無しの笛の踊り [] 2011/12/29(木) 19:05:03.16 ID:MXGAawU9
宇野功芳っていつ頃からおかしくなったんですか?
「生まれた時から」とかはなしで、真面目に答えてください。


230 : 名無しの笛の踊り [] 2011/12/29(木) 20:28:12.12 ID:24v/RpgH
>>228
合唱でなくオケを指揮したり、「輸入盤とか聞いてない」とか平気で言うようになってから。 昔の著書を見ると、フルヴェンやワルターの教会盤とか今ほどの情報化時代じゃない時期に国内盤が出てない輸入盤も取り上げていたりしてた。

時期的には福永陽一郎が死んだ辺りか?

231 : 名無しの笛の踊り [] 2011/12/29(木) 21:20:59.99ID:MXGAawU9
>>230
そうですか、その頃からおかしくなったんですね。
宇野功芳はどうして今は輸入盤を聴かなくなったのですか?


232 : 名無しの笛の踊り [] 2011/12/29(木) 22:07:41.53ID:24v/RpgH
>>231
目新しい事しなくても食っていけるだけの連載とか持てるようになったからかなぁ?
宇野スレで書かれている事が本当なら、今や見本盤CDと招待券コンサートしか行ってないようだし。

日本ビクターがオスタンキノから引っ張ってきた音源の、90年ごろに発売された
ムラヴィンスキーのライヴCDシリーズも解説した盤しか聴いてない。
このCD発売後、自分の解説したベートーヴェンとかは著書でも触れているが、
この時発売だったショスタコの10番のステレオ盤にはかなり長い間触れておらず、
ずっと「モノラルだが」と言ってメロディアのバージョンばっかり挙げていた。

数年前にようやくステレオバージョンが出てたのに気づいたらしいが。

233 : 名無しの笛の踊り [] 2011/12/29(木) 22:13:39.82 ID:24v/RpgH
あと気になっている事だが、ワルター&ウィーンのモーツァルトの40番が
ALTUSの56年盤とソニーの52年盤が同じ演奏ということにも気付いてないのもなんとかしろ。
(ヘッドフォンで咳などのノイズを確認すると同一録音であることが分かる。
ALTUSに問い合わせたら「確かに同一録音。データはウチが正しい。」
ソニーにも問い合わせたが、これは無視された。)

ターラの52年盤は全く違うので、これは本当に52年盤だろう。
従って、演奏年が全くターラ盤とソニー盤を1日違いとして捉えて書いている文章が
もうアホの念仏なみに恥ずかしくて、読んでるこちらが赤面する。

ここ読んでる音友社員かH林さん、是非教えてやってくれ。

234 : 名無しの笛の踊り [sage] 2011/12/29(木) 22:48:06.63 ID:wxmf1QLX


宇野功芳の音盤棚『これがUNO!』 Vol.4【ワルター謎の40番】
UNAUの無能日記掲載! 【嵐の中のブルーノ・ワルター】

考えれば考えるほど分らなくなる! 
この1952年5月17日のウィーン・ライヴ。『これがUNO!』vol.1でリリースされた『大地の歌』と同じ日の録音なのだ。『40番』と『大地の歌』を組合せた夢のプログラム。ワルターはこの組合せを愛し、しばしば演奏しているが、52年のウィーン音楽祭でもムジークフェラインザールの聴衆を魅了したのである。コンサートは17日と18日の2回行なわれ、初日の方の2曲がCD化されたことになる。でも、おかしい。すでにソニーから18日の『40番』ライヴが出ているが、本盤の17日ライヴとはずいぶん指揮自体が違うからだ。(宇野功芳〜ライナーノーツより)


※ワルター・ファンのあいだでは、SONY盤(1952年5月18日表記)と、ALTUS盤(1956年6月24日表記)の40番の演奏はまったく同一で、しかも音源所有者であるオーストリア放送協会の提供したデータが1956年6月24日ということから、正しい録音年月日は1956年6月24日であると広く認識されていることを付記しておきます。つまりTAHRA盤(1952年5月17日表記)とは収録された時期が4年違うことになります。(HMVジャパン)

・モーツァルト:交響曲第40番
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ブルーノ・ワルター(指揮)
 録音:1952年5月17日(ライヴ、モノラル)TAH508
http://www.hmv.co.jp/artist_%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%88%EF%BC%881756-1791%EF%BC%89_000000000018888/item_%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC%EF%BC%94%EF%BC%90%E7%95%AA%E3%80%81%E4%BB%96%E3%80%80%E3%83%AF%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC%EF%BC%86%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%EF%BC%88%EF%BC%91%EF%BC%99%EF%BC%95%EF%BC%92%E5%B9%B4%EF%BC%95%E6%9C%88%EF%BC%91%EF%BC%97%E6%97%A5%EF%BC%89%E3%80%81%E4%BB%96_2597251


235 : 名無しの笛の踊り [] 2011/12/29(木) 23:07:17.10 ID:24v/RpgH
>>234

それそれ!
※以下のHMVのコメントが、宇野珍の文章に絶妙のオチを付けてて笑えるな
さすが、音楽評論をエンターテイメントにした男だぜ

236 : 名無しの笛の踊り [] 2011/12/30(金) 02:08:32.13ID:xBZeKV2u
宇野功芳はどうして1990年頃からおかしくなったんですか?

237 : 名無しの笛の踊り [sage] 2011/12/30(金) 02:12:15.81ID:+dAmC+vq
本が売れたから


243 : 名無しの笛の踊り [sage] 2011/12/30(金) 14:19:28.39 ID:OCSgpRMn
>>236
宮沢明子や根本昌明を切ってA岡と仲違いしたあたりから
ディープな宇野ファンならその手の演奏家に宇野がいかに入れ込んでいたかよく知ってるだろ

785 : 名無しの笛の踊り [] 2012/06/04(月) 05:25:27.59 ID:oQqraUUj
>>776
宮沢明子なんて、ラモーからショパンまであれだけ褒めちぎったんだから今でもベスト3くらいに入る演奏もあるはずなのに、全く触れないなw。
痴話喧嘩の果てか・・・

249 : 名無しの笛の踊り [] 2011/12/31(土) 00:25:43.02
宇野功芳って1990年以前はまともだったんですか?

250 : 名無しの笛の踊り [] 2011/12/31(土) 00:32:08.49 ID:LZBy/XwO
「たてしな日記」の頃は確かにマトモでした。


251 : 名無しの笛の踊り [sage] 2011/12/31(土) 00:36:50.91 ID:8t1+JjJN
>>249
典型的教養主義的クラヲタといえよう

252 : 名無しの笛の踊り [] 2011/12/31(土) 01:36:37.65ID:/0HTVHZ5
>>251
どういう意味だよ?


253 : 名無しの笛の踊り [sage] 2011/12/31(土) 01:54:49.24 ID:8t1+JjJN
どういう意味もこういう意味もない
たてしな日記を読んでみな。
戦前のクラヲタは宇野みたいな奴ばっかだったらしい。
白樺派とか

254 : 名無しの笛の踊り [sage] 2011/12/31(土) 01:56:28.20 ID:8t1+JjJN
尾崎喜八の章があるし付き合いもあったらしい

255 : 名無しの笛の踊り [] 2011/12/31(土) 07:10:21.40 ID:/NUwozuy
弟(通芳・故人)が詩人だしな

99 :名無しの笛の踊り:2012/10/15(月) 07:20:49.96 ID:85wnRAhP
宇野氏は生活観の無い文章を書く人だからなんとなく独身だと思い込んでいたら(何十年も前のこと)ものすごく若い奥さんが 居るそうだ。
ということを当時、氏のピアニストだった若い女性から聞いたんだが(この人も美人)
なんだ結局、女好きなのかい

102 :名無しの笛の踊り:2012/10/15(月) 22:54:05.97 ID:A/VQk/WG
>>99
>ものすごく若い奥さんが 居るそうだ。

元教え子の筈だからだいぶ年が離れてるだろうが
今は60歳くらいのオバさんだろ


103 :名無しの笛の踊り:2012/10/16(火) 05:07:39.38 ID:xHy8eiFY
KTC合唱団か?


104 :名無しの笛の踊り:2012/10/16(火) 10:51:33.60 ID:8h1KR/yQ
>>102
ってことは宇野珍が42歳の時嫁は二十歳か。
気持ちわりい。


241 : 名無しの笛の踊り [] 2011/12/30(金) 09:27:58.64 ID:rer4raRp

末期のフォンテックの宇野評が、時に録音を理由に無印だったりとかなり微妙だった。
確か反発したフォンテックが、レコ芸の広告ページに「一部の評論家が当社のCDの録音について云々」というのが載ったんじゃなかったっけ?

おそらく、接待か謝金かをフォンテックがケチったのでは?

ちなみに最もクソミソだった都響のブル5は、小石は推薦。
自分自身の感想は、ほぼ小石のと同じだったので、宇野の装置がクソか、耳が腐ったのかどっちかだと思った。

245 : 名無しの笛の踊り [sage] 2011/12/30(金) 22:13:12.94 ID:VPrPjrhz
宇野氏のオーディオ環境は?


247 : 名無しの笛の踊り [] 2011/12/30(金) 22:43:47.90 ID:QakaLny0
マランツ7かマランツ8の真空管アンプ
SACDプレイヤーはなし


248 : 名無しの笛の踊り [sage] 2011/12/30(金) 23:22:16.88 ID:dH+0O0Xu
スピーカーもワーフェデールの骨董品ユニットでしょ。
メンテナンスしていなければ、最新録音はまともに鳴らないだろう。

298 : 名無しの笛の踊り [] 2012/01/08(日) 07:21:41.21 ID:0Q8kitcq

使用機器のうち、新製品はプレーヤーだけで、アンプとスピーカーはいずれもモノーラル時代あるいはステレオ初期の名品である。 今のものに比べると、周波数レンジは狭いし分解能も悪いが、中音域の美しさ、豊かさ、気品は最高で、使用年数は実に五十年を超える。 もちろん、一生使い続けるつもりだ。

CDプレーヤー・ラックスマン=D500X、S

ターンテーブル・トーレンス=TD126MK111

トーンアーム・SME3012

カートリッジ・シュアー=ウルトラ500, M44-7(モノラル用)

プリアンプ・米マランツ♯7

パワーアンプ・英クォードU型モノーラル用2台

スピーカー・英ワーフェデールのスーパー3(トゥイーター)と15(ウーファー)英グッドマンのAXIOM80(スコーカー)をテレビ音響製9立方フィートマルチホール型エンクロージュアルに収納


304 : 名無しの笛の踊り [sage] 2012/01/08(日) 22:42:05.75 ID:6jEWXA0+
>>301
こりゃひどい
機器の一つ一つの性能以前に、古くて重篤なメンテが必要なものが多い
それをしてるとは到底思えない
これじゃ音質評価はおろか、音楽だってどう聞こえてるか怪しいもんだ

305 : 名無しの笛の踊り [] 2012/01/09(月) 04:26:24.64ID:PcHZ75jG
>>301
最新録音をこのような骨董的な再生装置で聞いて批評を書いているのだからヒドイ。


909 : 名無しの笛の踊り [] 2012/07/07(土) 20:46:19.71 ID:9PDwo8jB
そんなレコード用のオーディオでCDの音が引き出せているのかね?


306 : 名無しの笛の踊り [sage] 2012/01/09(月) 04:32:04.62 ID:tbuQ4Y7F
それ以前に81歳じゃ相当耳が遠いと思われ

308 : 名無しの笛の踊り [] 2012/01/09(月) 10:07:26.07 ID:CN4i4nwB
>>305
読者が同じレベルだから問題ないと思われ


329 : 名無しの笛の踊り [] 2012/01/13(金) 13:00:18.29ID:l0cnGtx/
ショルティ指揮シカゴ交響楽団ってどうして宇野功芳に嫌われてるんですか?


: 名無しの笛の踊り [sage] 2012/01/16(月) 12:25:08.00 ID:LJiMzt8l
>>329
多分、再生装置のせいではないかな?
あんな古いおそらくメンテナンスも碌にしてないような機器ではショルティやカラヤン等の最適な再生は無理だろう。
http://archive.2ch-ranking.net/classical/1320727400.html
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/classical/1342928242/

昔、オーディオ評論家の第一人者だった青木周三さんが当時これ以上はあり得ない最高の装置として音楽評論家 宇野功芳さんに推薦し、宇野さんがそれ以来50年間ずっと使い続けている装置


プリアンプ : 米マランツ♯7

パワーアンプ : 英クォードU型モノーラル用2台


スピーカー

トゥイーター : 英ワーフェデールスーパー3
ウーファー : 英ワーフェデールスーパー15
スコーカー : 英グッドマンのAXIOM80

エンクロージャー : テレビ音響製9立方フィートマルチホール型


ターンテーブル:トーレンス=TD126MK111
トーンアーム:SME3012
カートリッジ:シュアー=ウルトラ500

青木周三

分割の良すぎる音より、演奏会場の一番いい席で聴こえる音、実演に近い音の方が良い

マランツとマッキントッシュの真空管式パワーアンプは音が硬くて音楽を聴くのには向かない。メインアンプは QUADII以外には考えられない

AXIOM80 はJBL の30cmウーハーと組み合わせて、大型のエンクロージャーに入れると真価を発揮する。

宇野功芳

最新の機器は情報量が多すぎる

上記のアンプとスピーカーは いずれもモノーラル時代あるいはステレオ初期の名品である。 今のものに比べると、周波数レンジは狭いし分解能も悪いが、中音域の美しさ、豊かさ、気品は最高で、使用年数は実に五十年を超える。 もちろん、一生使い続けるつもりだ。


他のプリアンプと聴き比べたが、マランツ♯7の音は冷たい位の気品が他のプリアンプとはまるで違う。 清水の舞台から飛び降りるつもりで買ったが、それが正解だった

QUAD II の音質の暖かさと柔らかさは無類である

QUAD II をQUAD のトランジスター・アンプに変えると、最初は楽器の細部のニュアンスが良く聞き取れて愉しめたが、すぐにうるさくなってしまう。 QUAD IIの暗く沈んだ音は何時間聴いても飽きない、疲れない。


上の装置の音質を10 とするとタンノイでは最高級アンプを使ったがせいぜい 3 か 4 程度の音しか出なかった。山中敬三さんもこれには驚いておられた。


ESL63は音質自体は良いのだがエネルギー不足で失格


___________


要するに、オーディオ評論家の宇野功芳さんは仕事上、自宅のマンションの6畳のリスニングルームで毎日6時間、7時間 大音量で音楽を聴かなければならないので、以下の条件を満たす機器しか使えないという事でしょう:


クラシックしか聴かない
リスニングルームは6畳
疲れる音は ×
音楽の陰影が巧く表現できないと ×
低音が出て、スケールが大きな音で、音場感も良くないと ×
楽器の音色が正確に再現できないと ×
故障が多いものは ×


即ち、

音が硬いトランジスター・アンプ や マランツ・マッキントッシュの真空管式パワーアンプは ×

故障が多いマランツの真空管式パワーアンプは ×

低音が出ない小型スピーカーや QUAD の静電型スピーカーは ×

クラシック音楽の陰影が表現できないJBLやアルテックやマッキントッシュのスピーカーは ×


従って、QUAD II型アンプ と ワーフェデールかグッドマンの 3 way スピーカー以外は最初から対象外になってしまうのですね。


_______________


宇野功芳&アンサンブルSAKURA
http://www.nicovideo.jp/tag/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%ABSAKURA

今なぜ宇野功芳か? 2005年1月22日

あえて宇野氏を特集すると聞いただけで、私がいわゆる「宇野崇拝者」だと思う方もいらっしゃると思いますが、まず最初に決してそうではないことをお断りしておきます(笑)。ただ、宇野氏ほど一途に音楽に感動を追い求め続け、理論ではなく自身の感性一つで音楽のあり方を説き続けて来た人を私は他に知りません。その心意気を尊敬し、そういった感性を自分も持ち続けたいと常々思っています。

言うまでもなく、音楽で感動するということは理屈ではありません。「なんだか凄いぞ!」とういう衝撃が最初にあるはずです。しかし、まず目に見える形で学究的に実証されたものしか信じない人がいるのも事実で、そういう人たちにとっては、そんな音楽のあり方に異議を唱え続けてきた宇野氏の存在ほど煩わしいものはないでしょう。またそれとは全く逆に、全面的に宇野氏を崇拝している人もいます。

この両極のそれぞれの際立ち方は、ちょっと異常です。なぜそのような現象が続いているのか、ここで検証などはしませんが、どのような立ち位置にいる人であろうと、宇野功芳という人の存在意義、SAKURAというアマチュア・オケと共に築き上げようとしているものに対し、一切の先入観を捨てて、じっくりと向き合ってみる価値は大いにあると思うのです。

宇野氏の評論や演奏スタイルを大袈裟だと言って笑うことは簡単です。「普通」でないことは確かですから…。ただ、なんと言われようと(当然宇野氏の耳には入っています)、感動的な演奏を届けたい、作りたいと願い、それに確固とした使命感を持っている人をどうして笑えるでしょうか?
「感動」や「個性」といった言葉を有名無実化させたくないという熱い思いは、アンサンブルSAKURAの指揮活動で具現化されています。是非、演奏会へ足を運んで、他では味わえない感動を体感していただきたいと思います。


__________


さすが牧野周一の息子、笑いを取るのが天才的に上手いね:


参考CD1  「宇野功芳・オーケストラ・リサイタル」完結編!
キングKICC-237 ベートーヴェン:交響曲第7番、「コリオラン」序曲、ハイドン:セレナーデ
/宇野功芳(指)新星日本交響楽団(1997年7月7日ライヴ)
http://www.nicovideo.jp/tag/%E5%AE%87%E9%87%8E%E5%8A%9F%E8%8A%B3

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10年目を迎えた「リサイタル」もこれで完結。今までは、形として残る録音ということを考慮して、過剰表現を多少抑えてきたそうですが、ここへ来て遂に全ての雑念を捨てて大暴れしてくれました。オケもそんな宇野氏の意気込みに打たれたのか、いつも以上の熱い演奏を繰り広げています。

「第7」は、冒頭のトゥッティから確信に満ちた重厚な響きで空気を一変させ、ティンパニの深い打ち込みを伴って、低音重視の熱いハーモニーをじりじりと過熱させて、この先の壮絶なドラマをしっかりと予告します。

主部に入ると、ホルンとティンパニの雄叫びによる異様なスケール感で音楽が噴出。リズムは決して軽く弾まず、苦境に耐えるように必死になって鼓動し続けるのです。

展開部に入ると、その喘ぎが爆発!何とかつて日大オケとの公演で用いていた「近衛版」を突如引用(10:06〜)し、金管大増強のとてつもないパワーで音楽を限りなく聳えた立たせているのです。

第2楽章は、スコアのアレグレット表示を重視した演奏が多い昨今ですが、ここでは、前楽章の苦難を受け継ぐように敬虔な葬送曲として解釈。全ての音を涙で覆い尽くします。

第3楽章に入ると、遂にリズムが全身で躍動開始。「巡礼歌」とされるBの冒頭の穏やかな歌との絶妙な対比を見せますが、それが次第に高揚した末の頂点では、ティンパニとトランペットを前面に突出させ、興奮を極限まで煽るのです。
そして狂乱の終楽章へ突入!

冒頭はフルヴェンばりに物々しく開始するので、そのまま重厚モードで進行すると思いきや、段階的にテンポを速め、最後はこれ以上不可能なほどの豪速で圧倒!
もはや言葉を失うのみです。演奏時間6分53秒!

スコアを音に置き換えるだけでなく、「感じたもの」を感動的な音楽に変換できる指揮者が今どれだけいるでしょうか?そう考えると、宇野氏の果たした功績は計り知れません。普通の演奏と違うというだけで馬鹿にすることなど到底できません。【1997年 CD初発売時のレヴュー】

参考CD2  宇野ファンの期待を遥かに上回るエキサイティングな『運命』!
FPCD-2724 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」、「コリオラン」序曲
/宇野功芳(指)アンサンブルSAKURA(1998年1月18日ライヴ)
http://www.nicovideo.jp/tag/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%ABSAKURA
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この「第5」は、過激という一言では収まりません!おそらく熱狂的な宇野ファンであっても、ここまでやると思っていた人はいなかったでしょう。

「自分の心から感じるテンポ、ダイナミズムを信じなければ人を感動させることなどできない」

という信念のもと、単に良識の枠に嵌った演奏に対決姿勢を示してきた宇野氏ですが、ここではその熱いウォ極限までエスカレートさせ、徹底して聴き手の全身を揺さぶる空前絶後の演奏と展開しているのです。

最大の驚きは、終楽章のコーダ!

火だるまのようなアッチェレランドを敢行し、それだけでは足りず、膳声部を掻き消すほどのティンパニの最強打を何と全拍にわたって行なうという異常な興奮の煽り!

最らに終結では、突然ギアチェンジして、まさに宇野流の大失速となり、繰り返される結尾和音の間隔を長くとって、極限の緊張を醸し出すのです。それらを完全に受け止めるべく、最後の最後では、ほとんどの指揮者が無視してしまうティンパニの一撃アクセントをスコアどおりに実行していますが、唐突と思われがちなこのベートーヴェンの指示に、その意味を実感できる初めての演奏といってもよいのではないでしょうか?

その圧倒的な興奮が冷めやらぬうちに「ブラボー!」の絶叫が巻き起こりますが、当日会場に居合わせた聴衆のほとんど(私も含め)は、拍手をしつつも、半分放心状態…。

宇野氏が語っていたように、この熱狂的な雰囲気が100%マイクに入りきるはずはないのですが、CD化は大成功で、実際に会場で聴いた方も、ギャップを感じるどころか、逆に衝撃を新たにするに違いありません。
【1998年 CD初発売時のレヴュー】

参考CD3  演奏の過激さも音質もこれが頂点!

SAKURA
URFC-0006
(2CD) ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、第8番、「コリオラン」序曲、シューベルト:「ロザムンデ」間奏曲第3番
ベートーヴェン:交響曲第3番のリハーサル
/宇野功芳(指)アンサンブルSAKURA(2000年7月9日、いずみホール)
http://www.nicovideo.jp/tag/%E5%AE%87%E9%87%8E%E5%8A%9F%E8%8A%B3

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宇野氏にとってこの「英雄」は3度目の録音。

最初の新星日響盤('89)は、最初に発売された当初には十分刺激的ではありましたが、この後の再録音と聴き比べれば明らかなように、サントリーホールにムーディに流れてしまう音の捉え方が芯のある宇野節をほとんど捉えておらず、ティンパニも全く冴えず、それ以前に、オケの側が「普通でない」解釈を許容しきれず、必死に音を出さないことがプロの美徳と言わんばかりに事務的な演奏に終止しているのが残念で、趣向を凝らしたデフォルメが、単に奇異なデフォルメにしか聴こえない部分もありました。

例えば第1楽章コーダで急激に音量もテンポも落として度肝を抜きますが、驚き以上の音楽的な訴えが湧き上がって来ません。2度目のアンサンブルSAKURAとの録音('96)はそのときの反省も踏まえてか、その部分で極端なピアニッシモにすることは避け、テンポのみ落とし、ティンパニも部分的に突出させて独特の威厳を表出しています。

その他の部分も、前回の解釈を更に進化させた表現が登場し、強調すべきテンポ、強弱の差、ティンパニの突出などは、完全に純粋な感興が充満した音楽として迫り、ここで宇野氏の「英雄」像の一つの結論を出すに至ります。

しかし、この時点で更に物凄い「英雄」が登場するなど誰が想像したでしょうか?
3度目の2000年の大阪公演は、地元のファンの熱い要望に応えて実現したもので、並々ならぬ意気込みで演奏に臨んだ事は想像に難くないですが、「これはいくら何でもやり過ぎ」と、脱退してしまった団員が出たと噂されるほど、狂気の沙汰の爆裂を貫徹しているのです!

第1楽章最初の2つの和音からして毛穴全開で血の大噴射!

今までのどの録音よりもティンパニが熱い芯を湛えて打ち込まれますが、この和音にこそ、解釈の全てが凝縮されているのです。アンサンブルの精度も前回から格段に向上。楽想の変わり目でのテンポの変化もぎこちなさを脱却。展開部で第2Vnを抉り出すこだわりも他のどの録音よりも真に迫り、木管旋律を補強するホルンに象徴されるように、各声部の隈取りも骨太で強靭。展開部の中盤でどんどんテンポを落とし、造型を極限まで肥大させる手法も、神の怒りの警告以外の何物でもありません。

提示部で6回打ち込まれる和音はテンポを落として一つ一つを徹底的に強調していましたが、再現部ではあえてインテンポのまま。これは前回の録音でも同様でしたが、今回凄いのはティンパニ。硬いマレットを用いて全楽器を掻き消すほどの異常な強打で全体を完全征服しているのです!

この凄まじい風圧に聴衆はどのように耐えたのでしょうか。確信を持って堂々と鳴り渡るトランペット主題直前のティンパニも、皮が破ける寸前。コーダの手ごたえも、前回までの録音を大きく引き離しています。

第2楽章も前回に比べ一層音楽が濃くなり、切り込みも深なっており、トリオに入るとティンパニが全体を掻き消して咆哮。フーガ主題に入ると更に激烈を極めて延々と全楽器が絶叫を続けます。もちろんこの間のティンパニは全ての箇所で丸裸の強打を敢行し、木管の抉り出しもかつてない強烈な張り出しで、憎悪の炎を燃え滾らせます。延々と悶絶元気列を極めて音の線も太くなっています。

第3楽章も極めて低速ですが、音楽だ一切だれず、リズムがキリッと立ち上がっているのが宇野節ならでは。トリオで精一杯深遠な響きを出すホルンも敢闘賞もの。
コーダ最後の3つのティンパニは、またしても異常な強打。そのいきり立ちのまま突入する終楽章冒頭の勢いがまた壮絶!

テンポの設定もティンパニのバランスも前回の録音と変わりないのですが、鮮明な録音の効果もあって音が露骨に脳天目掛けて突き刺さり、そのたびに聴き手の心臓飛び出しかねない衝撃に襲われます。

オーボエ・ソロが登場する直前の激高も常軌を逸しており、前回もティンパニは盛大に鳴り渡っていましたが、今回は更に異常さを増し、巨大な鉄板を強打しているとしか思えず、今回初登場するアッチェレランドの効果も加味して、会場全体が金縛りにあっているような空気がありありと伝わります。

コーダは基本的に前回までと同様ですが、最後のティンパニのトレモロを他の楽器の音符と共に全てを激打する手法に変更し、宇野ファンでさえ閉口しかねない暴れぶり!

全編異常なテンションで貫かれた演奏の最後を締めくくるには、もはや殺人鬼と化すしかないでしょう。


「コリオラン」も過去に録音していますが、この演奏で遂に過去において未徹底だった部分が全て解消ています。

冒頭、思い切り弦の音価を引っ張った後のティンパニは、弦と縦の線を微妙にずらして後で強打する「軋み効果」は、宇野氏ならではですが、その強打がこれまた異常。テンポと強弱の入れ替えのコントラストが以前よりも強くなり、同時にホルンの強奏も、今までここまで徹底し切れていませんでした。

宇野解釈の真骨頂とも言える8:10からのホルンの強靭な突出とティンパニの強打が織りなす宇宙的大スケールも、これ以上のものは望みようがありません!


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アンサンブルSAKURA演奏会直前・宇野功芳氏へのインタビュー!(2004.12.26)


2004年12月26日、アンサンブルSAKURAのリハーサルの前にお時間を頂き、宇野氏、団長の増田氏にお話を伺いました。

私が日頃感じていることを端的な言葉でズバズバ語っていただいたので、私はほとんど相槌を打っているだけでしたが、決して今のクラシックの現状を憂いているだけでなく、

「だったら自分がやるしかない!」

という宇野氏の力強い意思を目の当たりにして、逆にたくさん元気を与えていただいた…そんな1時間でした。

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--アンサンブルSAKURAの演奏会も今度で18回目だそうですが、その全てを宇野先生が指揮されているわけじゃないんですね?

宇野(以下、U)-そうです。高石治さんとかの指揮も含めてですから、そんなになりますかね。

--あらためて、先生がSAKURAを指揮するようになったきっかけを教えていただけますか?

U-それは団長の増田さん(以下、M)から話してもらいましょう。

M-SAKURAは、そもそも日大のOB・OGの有志のアンサンブルとしてスタートしたんです。宇野先生とは日大管弦楽団でもお世話になっていたこともあり、お互いに力を合わせてでいい音楽を作っていきましょうということになって、先生にSAKURAでも指揮していただくことになったんです。

  よくSAKURAを宇野先生のオーケストラと思っている方がいらっしゃいますが、そうじゃないんですね。 だから、いわゆる熱狂的な「宇野ファン」というのは団員にはほとんどいないんです。

--あ、そうでしたか。私も宇野先生の考え方に心酔している人たちの集まりかと思っていました。

M-ええ、だから先生にベタベタする人はいませんよ(笑)。でも、人間的な信頼というか、絆は強力です。

U-それだからここまでやってこれたんじゃないですかね。僕も団員もその方が純粋に音楽に打ち込めるし。

--なるほど。そういうスタンスでやってこれた方が、現在も団員としてが頑張ってるんですね。
M-団員募集も常時行なっていて、今までに相当数の方が入団してきましたが、音楽作りの上での最低限のコミュニケーションも嫌う人が多いようで、なかなか一緒に何かを作り上げようという人が少なくて…。

--じゃあ、ほとんど当初の創立メンバーで活躍されているということですね。これだけ長い間活動されていると、いろいろ変化もあったと思いますが。

U-とにかく巧くなりましたね。今は巧いだけという人はいくらでもいます。遠山一行さんがよくおっしゃってますが、音楽をやるには音楽性と能力が不可欠だと思うんですが、とにかく今は能力優先なんですよ。そりゃ、最低限の技術はなきゃだめだけど、その技術を超えるものが出てこなきゃ、感動できるわけがないですよ。SAKURAの演奏を聴いて、音楽の感動とはこういうものかと気付いてくれる人が、1%でもいいから増えたとしたらこんな嬉しいことはないですね。

--感動的な音楽をやる人がいなくなったと言われて久しいですが、もう個性的であるとか、感動的であるとかに意味を見出さなくなってしまった気がしてならないんです。音楽の世界に限らず、感性が欠如していると言うか…。

U-そう、街中そんな人ばっかりが歩いてますよ。

--あと、最近は若手の指揮者でも、新鮮な音楽をやる人がいるにはいますが、また聴きたくなる演奏をやってくれる人が少ない気がしませんか?

U-それは、そのスタイルを今まで誰もやってなかったから新鮮に聴こえるんでしょうね。逆に他の指揮者がだらしなさ過ぎる。そういう意味じゃ、例えばノリントンなんかは僕は買ってますよ。

  とにかくオーケストラと穏便に事を済まそうとする人が多いんじゃないですかね。この前もあるオケの事務局の人が、今度指揮してもらうことになっている若手指揮者と話したとき、その指揮者から最初に聞かれたのが
「ここの団員さんは、練習が早く終わると喜びますか?」
と言うんですって。

--本当ですか?!

U-事務局の人もがっかりしてましたけど、当然ですよね。

--なんだか悲しくなってきますね。

U-音楽を真剣に作る以上、民主的には絶対できませんよ。それを履き違えてるんだなぁ。

--そういえば、これも日本の若手指揮者ですが、その人のリハーサル風景がTVで放送されたのを見て唖然としました。オーボエ奏者にこう言うんです。

「そこの所をもう少しこうなりませんかね?
  いや切実なお願いというわけでもないんですが…」(一同のけぞる)。

どちらでもいいとはどいうことでしょう?
だからこそ、先生にはまだまだ頑張っていただかないと…。

U-そうですね。僕ももう74歳の爺さんですけど、体の続く限りやりますよ。感動的な音楽は作り続けたいですからね。とにかく感動が最優先です。あと、SAKURAでも練習時間はいくらあっても足りない。全てを完璧には仕上げられません。だから、諦めも肝心だと思っています。

  5つやりたいことがあって、全てができないとしたら、感動に結びつくことをまずやる、残りは思い切って切り捨てる。また別の機会にやろうと思えばできますしね。

--ところで、今回の演目は、遂にドイツものを離れて「新世界」ですね。これはびっくりです。 失礼ながら、先生はSAKURAを振り始めた頃、

「僕が“新世界”や“悲愴”を振ることは絶対にない」

とおっしゃってました。それがまたどうして…。

U-そう言いましたか(笑)。ブラームスの1番をやった後、さて次はどうするかという話になって、いろいろ案は出たんです。僕は、ベルリオーズの「幻想」がまず浮かんだんです。今のSAKURAにも合っていると思うし。でも、楽器の調達やらいろいろ大変なので、そうなるとドイツ物以外だと、今は「新世界」かなって思って決めました。でも、“悲愴”はそれこそ絶対にありえないな。

  と言うかチャイコフスキー自体ちょっと…。「5番」の終楽章のコーダとかなんだかもう…。

--(一瞬、固まってから気を取り直して)同じドヴォルザークでも「8番」とか「7番」もないですか?

U-(きっぱりと)ないね。ブラームスの「2番」、「4番」もない。

M-ベートーヴェンも「4番」と「6番」は、まだやってませんよ。「英雄」とか「第9」も、もう一度やってもいいんじゃないですか?

U-そうね。今感じるベートーヴェンをやるのはいいですね。「2番」もまだやり足りないし…。

  「英雄」は、どうもやりすぎちゃうんですよ。もう一回挑戦してもいいかな。

--では、その「新世界」ですが、この曲に対する印象は?

U-薄い!とにかく音楽がベートーヴェンや、ましてやモーツァルトに比べると、もうなんて言うか…。

  でも1楽章なんかきっちりとしたソナタ形式で立派ですし、2楽章も美しい。だけど終楽章は、出だしは素敵だけど、後は今までの回想ばっかりで、それらを有機的につなげるのが大変ですよ。

  後半以降は緊張感が希薄だし、最後のホワ〜ンとした終わり方は、どう考えてもおかしい。

  ドヴォルザークもよほど悩んだんでしょうね。悩んだ挙句にこうなっちゃったみたいな感じで(笑)。
  スケルツォもトリオが良くないねぇ。

-確かに1楽章は私も素晴らしいと思います。コーダも素晴らしいですね。

U-そうそう。

-その第1楽章の提示部の繰り返しはやりますか?

U-やりません。繰り返していいのは、ベートーヴェンの「運命」と、モーツァルトの「40番」くらいですね。
 逆に繰り返さないとバランスが取れない。

--曲順が、最初にモーツァルトで、中プロで「レオノーレ」なんですね。

U-最初に序曲をやる場合が多いでしょうけど、感心しませんね。2曲目で団員が急に歯抜けになるのが淋しいし、音楽の量感的にもそうすべきだと思います。

--「レオノーレ」も、よくやる3番じゃなくて2番なんですね。

U-3番はよくまとまってるけど、スマートすぎちゃう感じかな。2番の方がゴツゴツした感じで面白い、ほとんど演奏されないしね。

--同感です。

U-モーツァルトは大変ですよ。気を抜く暇がない。20分位の曲ですが、次から次へとやることがある。

M-モーツァルトは、我々が先生の気迫についていくのが、もうあれが限界ですよ。圧倒されっぱなしで…。

U-そうかね(笑)。

--そろそろ時間ですか?では、これからリハーサルを拝見させていただきます。有意義なお話、本当にありがとうございました。

この後、練習場へ…

リハーサル風景

12月26日、台東区の根岸小学校の練習室のリハーサルにお邪魔しました。この日の内容は、『新世界』の2楽章とモーツァルト、レオノーレ、という予定でしたが、なんと『新世界』は全楽章に変更し、モーツァルトは次回に回すことになりました。なお。これからそのときの様子を簡単にレポートします。
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まず、「レオノーノ」第2番から開始。

「では、再現部から始めます。再現部と言ったらすぐスコアを開かなきゃダメですよ!」

といきなり檄が飛び、一瞬にして緊張の空気に変わりました。オケに対する指示は、いたってシンプル。場面の移り変わりでは、

「ここから新しい曲を弾くつもりで…」

と、ニュアンスの違いを明確に意識するように指示。重要な核となる声部を明確に浮き立たせること、他のパートをよく聞いてバランスをとることなど、響きのイメージを作り上げることも重視していました。

特に印象的だったのは、スコアの強弱の標記をしっかり守るよう指示していたこと。奔放に思い通りに強弱指示を変更していると思われがちな宇野氏の演奏の意外とも言えるこだわりが感じられました。もちろん、宇野氏自身が感じたテンポ、ダイナミズムを決して犠牲にはせず、常にベートーヴェンの真実に肉薄しようとする気迫が一貫して感じられました。

最後のプレストの入りは「第3番」同様に弦が合わせずらいの箇所ですが、ここは意地でも縦の線を揃えようとするよりは、テンポのニュアンス表出と、緊張感の高揚が達成できるようにという意図が強かったようです。この場面はティンパニが大活躍しますが、「皮が破けるほど強打して!」などと言うのではなく、実にサラッと、「フォルテ3つくらいでとお願いします」とか、「もう少し抑えて」という、シンプルな指示に終始していたのも意外でした。

最後に、全体を通し演奏。狭い教室だったので、全体の響きのニュアンスまではつかみ取れませんでしたが、この時点で既に細かいテンポ設定、ニュアンスの指示はほとんどされていたようで、あとは本番に向けて、更にアンサンブルを整えるだけ、という段階のようでした。

休憩後は、いよいよ『新世界』。

第1楽章は冒頭から予想通り、表情が超濃厚!ティンパニのトレモロの叩き方に若干の指示。第2主題は、宇野氏自身が特に歌心をくすぐられる箇所なのでしょう。その歌わせ方にかなり拘わって、何度も弾き直しをさせていました。コーダはビシッとキマり、思わず鳥肌が立ちました。そこで宇野氏が一言、「ん〜、レオノーレよりもいいなぁ」。

第2楽章は、イングリッシュ・ホルンが歌のセンスにしばし聴き惚れました。第2ヴァイオリンを埋没させまいとする宇野氏のいつものこだわりも垣間見られました。音楽が熱く語る部分は弦にポルタメントを要求。その指示を何度か繰り返していましたが、このとき聴いた限りでは、ポルタメントの意味を感じ切るところまでには至っていなかったようです。本番までにいかに素敵なニュアンスに変わるか、楽しみです。

第3楽章は、ベートーヴェンのスケルツォ同様、テンポの激変ぶりが完全に宇野流!団員の中には、思わずこの箇所で苦笑いしている人も見うけられましたが、インタヴューでも触れられていたように、それを不快と感じているのではなく、常識外のことをまさに今やろうとしているワクワク感がつい顔の表情に出てしまったように私には映りました。

終楽章は、宇野氏が曲の弱さを指摘していた楽章だけに、どう料理していくのか興味津々でしたが、残念ながらここまででかなり時間を押してしまい、駆け足の指示になってしまいました。しかし、出だしから宇野節炸裂!

インテンポの箇所と徹底的にルバートする箇所の差が激しいのも特徴的。最後の弦のユニゾンでのテーマの再現の歌わせ方、最後の和音の締めくくり方など、駆け足ながら、勘所は確実に指示し尽くしていました。
http://www.wakuwakudo.net/tokusyu_all/ensouka/002_ensouka_uno&sakura.html

2007年06月08日
嗚呼!宇野功芳大先生のインタヴューといえよう!( ´皿`)ノ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm418970
http://www.nicovideo.jp/watch/sm418995

     (´・ω・`)
   /     `ヽ.   お薬増やしておきますねー
  __/  ┃)) __i |
/ ヽ,,⌒)___(,,ノ\


     (´・ω・) チラッ
   /     `ヽ.   
  __/  ┃  __i |
/ ヽ,,⌒)___(,,ノ\


     (´・ω・`)
   /     `ヽ.   今度カウンセリングも受けましょうねー
  __/  ┃)) __i |
/ ヽ,,⌒)___(,,ノ\


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2. 宇野功芳先生が大好きな演奏

1) ハイドシェック テンペスト

Eric Heidsieck - Beethoven Piano Sonata no.17 Tempest 1st mov
1989 Live
http://www.youtube.com/watch?v=cwPw0zxVwyc
http://www.youtube.com/watch?v=bmpRfFRAY_c


待望の復活!ハイドシェック / 伝説の宇和島ライヴ(4タイトル)

1990年代前半にテイチクから発売され、一世を風靡したハイドシェックの「宇和島ライヴ」。伝説の名演の誉れ高いものの、幻のアルバムとして長く入手困難だった同シリーズが復活します。宇野功芳氏が「レコード史上に燦然と輝く不滅の記録」と絶賛し、いずれもCDチャートの1位となった名盤。さながら鬼神が乗り移ったような凄絶さは、今日でも全く色褪せることない衝撃を与えてくれます。


KDC5(宇和島ライヴ1)
「この録音を初めて耳にしたときは体中汗びっしょりになってしまった。
レコード史上に燦然と輝く不滅の記録と絶讃したい。(宇野功芳)」


・モーツァルト:ピアノソナタ第12番ヘ長調 K.332
・ベートーヴェン:ピアノソナタ第17番ニ短調『テンペスト』
・シューベルト:即興曲 変ロ長調 D.935-3
・ドビュッシー:版画
・ヘンデル:アダージョ(組曲第2番より)
・ヘンデル:クーラント(組曲第9番より)
・ストラヴィンスキー:ピアノ・ソナタ
 エリック・ハイドシェック(ピアノ)
 録音:1989年9月22日
http://ameblo.jp/fairchild670/entry-10534868817.html

コルトーとケンプに師事したフランスのピアニスト、エリック・ハイドシェック(Éric Heidsieck, 1936年8月21日 - )。

ハイドシェック ‐ 動画
http://www.nicovideo.jp/search/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%89%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AF?track=nicouni_search_keyword
http://www.youtube.com/results?search_query=%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%89%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AF&oq=%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%89%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AF&gs_l=youtube-reduced.12..0j0i5l3.2282.2282.0.3563.1.1.0.0.0.0.199.199.0j1.1.0...0.0...1ac.h97hyWL7quc
http://www.youtube.com/results?search_query=Heidsieck+&oq=Heidsieck+&gs_l=youtube-reduced.3..0.12337.17155.0.17429.2.2.0.0.0.0.80.159.2.2.0...0.0...1ac.1.6Sm6OIshL9k

フランス楽壇とベルリン楽派を受け継ぎました。有名なシャンパン醸造元シャルル・エドシーク家の御曹司(現在はレミー・マルタンに吸収)。父親はチェロを弾き、母親はピアニストという音楽一家。特にコルトーとは深い関わりあいがあり、6歳で本格的に勉強をはじめ、死の年であった1962年まで指導を受けました。いうまでもなくコルトーはハスキル、リパッティなど多彩な後続を育成。その限りない個性が目を引きます。ハイドシェックもモーツァルト弾きとして知られていましたが、

「コルトーからはモーツァルトを教わっていません。レッスンから受けたものを独自に反映させたものです。左手を活用させて音楽を浮き彫りにする奏法、あれは師の影響なのです」。

将来を嘱望されながら、70年代は精彩を欠きました。悪くいえば、そのままだったら忘れ去られていたかもしれません。愛媛県宇和島在住のファンが招聘。コンサートを開き、この「テンペスト」を評論家の宇野功芳氏が大絶賛。忘れられていたこの洒脱で、ロマンチックな芸風の演奏を紹介しました。

「鬼神が乗り移ったかのような凄絶」という帯。

 今日、日本での一部の熱烈な支持者がいる一方、あまりにも定型を逸脱したその演奏に面喰らう人も多いはず。この一枚にはモーツァルトのソナタK.332、ドビュッシー「版画」、シューベルト「即興曲」作品143の3、ヘンデルの小品2曲、ストラヴィンスキーのソナタの第1楽章を演奏。特に、この宇和島のライヴではベートーヴェンと、「版画」が話題になりました。

 ここでは日本の音楽評と、宇野氏のあり方。音楽ディスクの売れ方に示唆があります。ハイドシェックは感じたままをそのまま音楽にしてしまうタイプ。その演奏に同調できれば、はまります。ただし、いくら高級シャンパンでも口当たりよく、聴けたとしてもアルコールはアルコール。悪酔いするものも多い。こうした洒脱と遊びは特に即興にも真価を発揮し、自身ユニークな《ラ・マルセイエーズの主題による変奏曲》という曲で各作曲家ショパン、ブラームス、シューベルト、ドビュッシー、フォーレ、ヘンデル、シューマン、ラヴェルの様式での変奏を行っています。ベルギーのグロリュー(この人はナットの弟子でした)のビートルズの曲での即興同様、悪くすれば色ものとギリギリのところの芸。優等生が多いクラシック界の異端児。

 それは宇野氏の批評にも当てはまります。自分の信じたものは徹底的に褒める。そして独特の「言い切り表現」で切り捨てるように断罪。
たとえばシューリヒト、クナッパーツブッシュは宇野氏の尽力で広く認知されました。逆に巨匠クラスでもトスカニーニはこき下ろされています。

カラヤンも同様、「音楽のセールスマン」扱い。

ただし、そんな嫌いなタイプであっても「蝶々夫人」とヤノヴィッツの歌ったR.シュトラウスの「4つの死の歌」は褒めるなど意外な面も。

傍若無人ぶりは原稿料をもらってのCD解説などでディスク酷評などもあるぐらい。しかし酷評であっても読者が興味をもちディスクが売れるという現象がおきました。ハイドシェックの「テンペスト」も再版され、市場に出ているのは宇野氏の評なしにはありえませんでした。

 宇野氏には作曲家中心だった音楽評で、演奏という面に注意を向けた功績があります。たびたび語っている「作品がいま作りだされたかのような演奏」。フルトヴェングラーの項でたびたび述べられ、リリー・ハスキルのモーツァルト、バックハウスのベートーヴェンにも使われていました。

即興と遊び。たとえば定型の逸脱の例では本ディスクのモーツァルトでは演奏を止めたくなります。宇野氏はこれについても「あとからファンタジーが湧いてきてとめどもない」としていますが、ついていけない人もいるのです。

話題になった「テンペスト」は?
この演奏が問題になった講談社新書の『名演奏家のクラッシック』から一部引用

「第1楽章の人間業を超えた緊張力、凄まじい衝撃音、そして速いテンポで一気に進んでゆく経過音のリズム、ただただ呆然とするのみだ」

「これこそベートーヴェンの音のドラマであり、そのドラマをハイドシェックほど雄弁に語りかけた演奏を僕はしらない。この表現だけをとっても彼は天才の名に価しよう」。

よく使われる宇野氏の「命をかけた遊び」という表現(クナッパーツブッシュ評によくみられる)。独断であってもどんな演奏か、気にならないでしょうか?

事実、演奏はベストセラーになり、来日も頻繁になり、これだけのユニークな演奏が世にでるきっかけになったわけです。芸が型の崩し方にあるとしたら、他はどうなのだろう?演奏の多様性に興味がいき、もっとたくさんの演奏を聴いてみたくなるはず。


コメント

1 ■ハイドシェックの宇和島ライヴ…懐かしいですね!
宇和島ライヴのテンペストは賛否両論でした。私も最初に聴いた時は「こういう解釈もあるのか」と驚いたものです。昭和30年代に来日し、渡邉暁雄氏と共演した頃はまだ正統派の解釈の録音(DVD復刻有り)を残していますが、一時期名前が聞かれなくなり、再びハイドシェックを聴いたのが海賊盤と思しきドビュッシーでした。その時の印象より2〜3年後の宇和島ライヴのほうが強烈でした。

解説の宇野氏はこのテンペストを「食い下がり」と表現していたように記憶しておりますが、私には寧ろ「開放的」に聴こえました。正直、テンペストはこう表現してもよいものだろうか…と考えさせられました。

私の師匠(園田高弘氏)は宇和島ライヴに関して

「演奏家は表現者でもあり解釈家でもあるから難しいところだ」

と仰せで、全面否定はされませんでした。作曲家の本質的意図に迫ろうとしたヴェデルニコフのベートーヴェンとは異なったアプローチではないかと思います。シュナーベル、エドウィン・フィッシャー、ダルベール、バックハウス、ケンプ、リヒター・ハーザー、ヴェデルニコフ、園田氏のベートーヴェン観と比較すると、ハイドシェックには異端の薫りを感じます。
一世(Issei) 2010-05-15 10:21:11


2 ■小生も聴きました。
ハイドシェックの同録音には洗練された豪放磊落を感じたものです。ただ、ベートーヴェンのテンペストの概念はかなり崩されるのではないかとも思います。本流的なベートーヴェンに飽きた人々には新鮮に聞こえるのかも知れません。新鮮と取るか異質と取るかは意見が分かれると思います。

小生、エール・フランス機内でエドシークのスパークリングワイン(白)を飲んだ事がありましたが、…ハイドシェックと系縁があったのですね。
06年創立“老舗元祖”本家・東京洋楽研究会/青野 2010-05-15 10:39:43


3 ■>一世(Issei)様
60年代のレコードで聴いていた印象があったので、このテンペストには驚きました。ブランクを調べたらおよそ15年あるそうです。

園田氏の深いベートーヴェン(とりわけ3回目のものは何度聴いたかわかりません。ライナーも含蓄あるものでした)。ハイドシェックのどちらかという異端の演奏を全面否定されなかったということに感銘を受けました。豊かなキャリアの中の試行錯誤。一顧だにしない人も多かったでしょうから、かえって大きさを感じました。
fairchild670 2010-05-15 14:26:33

4 ■>06年創立“老舗元祖”本家・東京洋楽研究会/青野様
本流に飽きた人には新鮮に聴こえるかもしれない、まさにご指摘の通りだと思います。一世様のご指摘の通りこれは異端の香りがするのです。宇野評で、その本流を知らずにこの盤を買い求める人がいると聞きます。これをきっかけに色々聴いてみる楽しみを見出したり、ピアノの面白さに踏み入ってくれる人が増えてくれるのを願っています。
fairchild670 2010-05-15 14:37:23

6 ■宇野氏の影響で
テンペストのベスト演奏がハイドシェックとは思いませんが、ワタシも宇野氏の評論でいろいろなクラシックに親しむきっかけになりました。

ブルックナーを聴くきっかけも、クナのCDに出会ったのも、何より宇野氏の影響でカルミナブラーナが、ワタシの一番熱中するクラシック音楽になりました。

あの断定口調に疑問を持つこともありますが、確かにクラシックファンの裾野を増やした貢献者といえよう。
のたぶた 2010-05-15 19:00:06

7 ■>きぃふ様
毀誉褒貶するのもそのあたりかもしれませんね。モーツァルトなど悪酔いしたかのような気持ちになります。熱心に聴く気にならない方がおられるのもわかります。
fairchild670 2010-05-15 20:28:42

8 ■>のたぶた様
普通の聴き手にとってたくさんの作曲家がいて、ディスクがたくさんある状況。宇野評の「〜といえよう」「〜なのである」の言い切りは小気味良いですね。

モーツアルトの「ドン・ジョヴァンニ」のワルターのメト・ライヴなどは大いにこの微温といわれる指揮者の認識を変えるものでした。「聴いてみよう」という気持ちになること、これが第一歩。そういう意味では大いに参考にしています。
fairchild670 2010-05-15 20:33:58

11 ■ベートーヴェンを弾く時
ハイドシェック初めて聞きました…ルプーのベートーヴェンを聴いた時以来です…概念を覆す演奏で驚きました。

バックハウスを教則的に学び、リヒテル・ケンプに憧れていた時代ベートーヴェンはこう弾くべき型があった様に思います…
でもベートーヴェンの作品を弾く時、いつも自分と向き合わせられ力量を試されます。彼の鋼鉄のような精神力凄いですね
alice 2010-05-16 01:35:50


12 ■>alice様
ベートーヴェンはこう、というイメージがあるのでハイドシェックをはじめて聴くと驚きますね。コルトーが最晩年まで可愛がった弟子。コルトーの弟子が多士済々。色々なタイプがいたということがまず驚きです。
fairchild670 2010-05-16 08:56:15

13 ■素晴らしい先生
>fairchild670さん本当にその通りですね〜

☆コンクールに行くと、私を含め、誰の生徒か分かるくらい、長短所似てしまいます…
コルトーは生徒の個性を壊さない最高の先生ですね☆
alice 2010-05-16 09:44:04
http://ameblo.jp/fairchild670/entry-10534868817.html


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2) レリ・グリストの「フィガロの結婚」


モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」 K.492
クレンペラー指揮ニュー・フィルハーモニア管
録音:1970年1月 EMI(国内盤 TOCE-9746-48)
http://www.hmv.co.jp/artist_%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%88%EF%BC%881756-1791%EF%BC%89_000000000018888/item_%E3%80%8E%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AC%E3%83%AD%E3%81%AE%E7%B5%90%E5%A9%9A%E3%80%8F%E5%85%A8%E6%9B%B2%E3%80%80%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%A9%E3%83%BC%EF%BC%86%EF%BC%AE%EF%BC%B0%EF%BC%AF%EF%BC%88%EF%BC%91%EF%BC%99%EF%BC%97%EF%BC%90%E3%80%80%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AC%E3%82%AA%EF%BC%89%EF%BC%88%EF%BC%93%EF%BC%A3%EF%BC%A4%EF%BC%89_208151


モーツァルト「フィガロの結婚」(抜粋、音のみ) クレンペラー指揮
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1713725


Reri Grist - YouTube
http://www.youtube.com/results?search_query=Reri+Grist&oq=Reri+Grist&gs_l=youtube-reduced.3..0.2167.2167.0.2414.1.1.0.0.0.0.185.185.0j1.1.0...0.0...1ac.1lYbAnnN2s4


ドイツの指揮者、オットー・クレンペラー(1885-1973)の人気がここ10数年ほどの間にじわじわと上がってきているそうだ。現在では、その『全情報を克明に音化しようとする』特殊な芸風も完全に市民権を得たといったところだそうだ。
このクレンペラーが指揮するモーツアルトのオペラ「フィガロの結婚」をベスト盤として一貫して推薦し続けてきた音楽評論家がいる。宇野功芳さんだ。

宇野さんはクレンペラーの指揮する「フィガロ」でスザンナ役のレリ・グリストの歌唱を絶賛して止むことがない。
http://d.hatena.ne.jp/mii0625/20050523/p1


クレンペラーは最晩年の1968年からロンドンのフェスティヴァル・ホールでワーグナーの「オランダ人」、モーツァルトの「フィガロ」「コシ」を演奏会形式で上演し、録音を行っている。どれもクレンペラーらしく、ユニークな録音なのである。

 それにしてもこの「フィガロ」の一般的な評価はどうなっているのだろう。例の宇野功芳氏が熱弁を振るってこの演奏を褒めちぎっているのは良く知っているのだが、これを聴いて「やはりそのとおりだ。すごく良かった!」と本気で思っている人はどれだけいるのだろうか。ちょっと疑問だ。

 私は、この「フィガロ」に罵詈雑言を投げつけられたとしても「そりゃ仕方ないな」と思う。全員がいいと思う演奏なんてないし、いいか悪いか意見が分かれる演奏の方が面白い。この演奏はおそらく「悪い」と決めつける人がさぞかし多かろう。

私がこの演奏を聴いた時もびっくりした。超スローテンポなのだ。序曲からして無茶苦茶遅い。モーツァルトの序曲集に入っている「フィガロの結婚」序曲もやや遅めのテンポなのだが、その比ではない。気が遠くなるようなテンポなのだ。どうしてこう極端なことをしてくれるのだろうか。

 おそらく歌手達もこのテンポでは歌いにくくてたまらなかっただろう。有名なバルトロのアリア「復讐だ! ああ、復讐とは楽しみだ(La vendetta,oh la vendetta)」などでもせっかくの早口の歌が生きてこない。

失速寸前のテンポの中で歌手達はほとほと困惑しただろうが、さりとて死に神の如き顔をした大指揮者に文句も言えず、唯々諾々と歌い続けたのだろう。全く気の毒な話だ。そんな演奏だから、オペラのCDにはよく抜粋盤が作られるが、このCDにはまず今後も抜粋盤が作られることはないだろう。

 しかし、誤解がないように申しあげておきたいのだが、それでもこの「フィガロ」には大変な価値があるのである。


なぜか。非常に美しいからだ。

超スローテンポによってこのオペラの持つ軽妙さがすっかり失われているとはいえ、大変美しい演奏だ。クレンペラーの遅いテンポによってモーツァルトが書いた音符のひとつひとつが手に取るように分かる。それは序曲から明らかで、考えようによってはこのオペラの隅から隅まで嫌になるほど堪能できるのである。

こんな演奏をした例は少なくとも私はクレンペラー以外には知らない。クレンペラー85歳の時の演奏だけにこの超スローテンポは高齢からくる老化現象の現れと見ることもできるのだが、クレンペラーのことだから、確信犯的にこのテンポを採ったものと私は考えている。本当にふざけた指揮者だ。

 なお、キャストは以下のとおりである。なかなか豪華なキャストである。録音も最優秀(クリストファー・パーカーが担当)。


アルマヴィーア伯爵:ガブリエル・バキエ
伯爵夫人:エリーザベト・ゼーターシュトレーム
フィガロ:ジェレイント・エヴァンス
スザンナ:レリ・グリスト
ケルビーノ:テレサ・ベルガンサ
マルチェリーナ:アンネリーズ・ブルマイスター
ドン・バジリオ:ヴェルナー・ホルヴェーク
ドン・クルツィオ:ヴィリー・ブロックマイア
バルトロ:マイケル・ランドン
バルバリーナ:マーガレット・プライス
アントニオ:クリフォード・グラント
二人の少女:テレサ・カヒル&キリ・テ・カナワ
http://www.kapelle.jp/classic/klemperer/mozart_opera.html


 私が一番最初に買ったモーツァルトのオペラのCDは、クレンペラーの『フィガロの結婚』だった。

 遅いテンポで、まるでベートーヴェンのように立派で壮大な序曲からして仰天するが、幕が開くと粒揃いの歌手達の、まるでオラトリオや宗教作品を聴くかのような真摯なアンサンブルに魅了される。

 オーケストラは細部まで心をこめて演奏している。木管の明滅、弦の繊細な表情付け、対旋律の隅々まで浸透した情感の深さ、高らかに鳴り響く金管。一つ一つの音が石庭の禅の世界のように、東洋的な調和の世界に貢献している。

 テンポの遅さは幻想と匂うように濃厚なモーツァルトの旋律美を際立たせる。これはまるで麻薬だ。

 こんな演奏はどんな指揮者にもできはしまい。今後どのような指揮者が現れようと、二度と生まれはしない。 世評の高いエーリッヒ・クライバー盤、カール・べームのウィーン響盤、ワルターのザルツブルグ音楽祭盤、いずれも名品であろうが、次元がまるで違う。 クレンペラーのフィガロの世界は、「馬鹿げた一日」を人生に匹敵するほどの叡智で満たしているのだ。

 たとえば、一幕の重唱の真実の美しさの数々、「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」のベートーヴェンの交響曲のようなシンフォニックな厚み、二楽章のスザンナのアリア「お膝をついて」に光る寂寥の涙。レリ・グリストのまるでポップス歌手のような可憐で明晰な美しい歌唱!二楽章のフィナーレのめくるめくような音の絵巻物!

 第三幕も素晴らしい。父と母が発覚する瞬間のマンガチックな泣き笑いの音楽が、ここでは真の人間的なドラマと化す。第四幕のフィナーレの楽しさ、はかなさ、寂しさ、美しさ。

 どれだけ書いても表現しきれない。この盤について教えてくれた宇野功芳氏には心から感謝申し上げなければならない。

 ちなみに、図書館で『フィガロの結婚』の対訳を読んでいるとき、その中で、ディートマル・ホラントという学者はこのように論じていた。

 「さて、《フィガロ》の全録音の中でもっとも奇妙なのはオットー・クレンペラーのスタジオ録音である。傑出した人格者であるこの指揮者に対する尊敬の念からしてひじょうに辛いことなのだが、クレンペラーはここで、一般にモーツァルトの音楽と結びつけて考えられているもの全てを徹底的に排除してしまっている。
拍子が鉛の靴をはいたように鈍重に迫ってくる。しかし、驚くほど集中力が強く、しかもアーティキュレーションが正確なので (管楽器!)、《フィガロ》の音楽を今までに一度も本当にきいたことがなかったような気になってしまうのである。

だがそれにしても、モーツァルトもまた《フィガロ》で作曲したあの燃えたぎるような革命精神は、完全に姿を消してしまった。クレンペラーが〈恐ろしいばかりの優美さ〉 (Th.マン) を得ようとした結果、革命精神は額縁のガラスケースの中に収められてしまったのである。」

さて、音楽学者と私の見解は全く異なるわけで、真偽のほどは実際に聴いてみていただかない限り、けしてわからない。音楽はスタイルではなく、形でもなく、どれだけ真実かということに尽きると私は信じる。

 「一度も本当にきいたことがなかったような気に」させる演奏。では私たちはフィガロの何を聴いていたのだ?
http://theworldofkitaken.blog.so-net.ne.jp/2008-10-20


クレンペラーのフィガロ

モーツァルトの「フィガロの結婚」。クレンペラー盤はその異例な遅いテンポで物議を醸します。

先だって、63年のベームの「フィデリオ」を挙げましたが、マティスのスザンナによる「フィガロの結婚」の公演も伝説的なものであり、また68年のスタジオ盤の手堅さもあらゆる面でバランスのとれた定評のあるもの。

E.クライバーのウィーン風、ジュリーニや、カラヤンのセッコなしの50年代、新しいところではアバドや、古楽器のものが幾つか。これらは順番を付けることなしに、どれもが「フィガロの結婚」というイメージを踏襲しています。

登場人物が多く、めまぐるしく展開するオペラは、配役がたとえ端役にいたるまで行き届いていても、難しい。たとえばアバド盤のバルトリのケルビーノがいいといっても、あの盤のモダンでありながら劇場風の機知があってこそ生きているのです。

クレンペラーのテンポの遅さというところでは、この晩生の巨匠特有のものでしたが、若い頃は前衛の旗手であり、テンポも早くせかせかとしたものでした。普通の器楽奏者にとって70歳を超えることは、引退、あるいは教育者としての後進の指導という時期ですが、レッグがフィルハーモニア管の首席指揮者に任命したのは55年。65歳のころはじめての録音は68歳で、真価を発揮しはじめた60年代には75歳を超えていました。幾つもの大病、また音楽以外の異例な逸話がその評伝を彩ります。また極端な発言は物議も醸しました。

音楽は重く、即物的にあるいはリアルに運ばれる。それでいて、エピソードといえば、若き日のハンブルク時代。エリザベート・シューマンとの駆け落ち(彼女の夫も指揮者であった)、公然と起こるヤジに

「俺の演奏を聴きたくないヤツは外へ出ろ」。

これは代表的なものですが、この種の逸話が実に多く、音楽の表面上の怜悧の奥、息衝く情熱的なものという相反するものがあったのかもしれません。その遅いテンポ、たとえばマーラーの交響曲第7番、ワーグナーの「さまよえるオランダ人」、そして「フィガロ」はもはや語りぐさです。

ただし、前二つの盤が高い評価を得ているのに対し、「フィガロ」の評は落ち着かない。これを何度も採り上げているのが宇野功芳氏

「指揮者の深い呼吸によって、今まで気づかなかった美しい景色が窓の外を通りすぎてゆく。乗っている客車はステンレス製ではなく高級な木製で芸術的な香りが高い。細部のニュアンスの緻密さはすばらしく、リズムや音色の柔軟なデリカシーは他のすべてのCDを凌駕する。
この盤を推薦するのがぼくだけというのは、レコード界の七不思議の一つではないだろうか」。

 ル・コルビュジェのモジュールではありませんが、基準となるデザインは人間の身体の特徴を反映します。有名な巨匠たちが一同に写った一枚。クレンペラーの体躯は巨大。反対にトスカニーニは明らかに小男です。

テンポの設定が心拍や、歩幅などが反映しているとしたら、キビキビとしたトスカニーニの律動などはうなずけるところがあります。岩城宏之氏がウィーンでクナッパーツブッシュばりに遅いテンポで演奏した際、クナを知る楽員に

「彼は病を抱え、あのテンポが精一杯だったのだ。お前はまだ若いし、そのテンポで演奏するのは間違っている」

といった旨の話をされたという逸話。遅いということではクナッパーツブッシュ、晩年のチェリビダッケ、ジュリーニなど皆遅かった。そして、その遅さは共通でも、音楽はまるで違う。それと向き合う聴き手にとってテンポや節回しの好みは肌合いといってもいいかもしれません。

クレンペラーの「フィガロの結婚」での遅いテンポはこれまでの駆け抜けるようなテンポにモーツァルトの「疾走する悲しみ」を引いた小林秀雄や、最後が伯爵の許しを求める言葉に収束される一日のどたばた劇といったものを期待するのは間違い。すでに、晩年の、死や、重い怨念のたちこめた「ドン・ジョヴァンニ」に続くロマンの流れとして、捉えれば新たな光景が見えてくるかもしれません。

この盤が宇野氏以外に話題にのぼらないのはある意味、当然ですが、こうした異例なものが録音され、記録して残したEMIの英断も素晴らしい。

「私はあなたの意見には反対だ、だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」

ヴォルテールの警句ではありませんが、演奏の主義主張というものがたとえ少数の支持者であっても守られていい。それは評者も同じで、思ったことをそのまま書いている正直さが一番現れているのも宇野評です。この評によって盤にふれ、この盤の異例な遅さに感じるものがある人もいるはず。

ここはレリ・グリストのスザンナが聴けます。たとえば66年のベームの映像、そのスタンダードでチャーミングな姿に比し、クレンペラー盤がいかに異例なものであったか。しかし、肌合いがあう人にとってはその相対時間は短く、あの美しさがいつまでも続くという感覚で捉えられるのです。宇野氏はマーラーの4番のグリストの歌唱も絶賛していました。


コメント

1 ■無題
岩城宏之氏がVPOの古参楽員から批判されたのは、クナの「遅いテンポ」ではなく「身振りの少ない指揮ぶり」を真似たからではなかったですか?

「おまえ、若い時のクナがどんなに凄い指揮ぶりだったか知らないだろう。胃を半分切り取った今のクナには指揮棒10センチ動かすのも大変なことなんだ」・・・

といったエピソードではなかったでしたっけ?
通りすがり 2011-11-20 19:44:24

2 ■>通りすがり様
ご指摘ありがとうございました。テンポではなく、身振りだったのですね。たくさんあるエッセイ。記憶違いだったようです。
fairchild670 2011-11-20 20:21:15
http://ameblo.jp/fairchild670/entry-11083879318.html?frm_src=thumb_module

レリ・グリスト(1932〜)

ニューヨーク出身のコロラトゥーラ・ソプラノ歌手。モーツァルトやリヒャルト・シュトラウスなどのオペラで、スーブレット役として活躍した。その声、その歌、その演技。史上最高のソプラノと言ってよいだろう。

グリストは一度聞いたら忘れられなくなるような、非常に特徴的な声を持っている。それは、明るく高く美しくクリアではずむようなチャーミングな歌声。そしてその根底にはえもいわれぬやさしさが流れている。

グリストが歌うモーツァルトはあまりに美しく、聞いていると、時にめまいを、時に身震いを覚えるほどだ。空間にグリストの声が満ちる。どんな歌も素晴らしく聞こえる。

グリストが歌うと、ただのレチタティヴォも急に輝きだす。不思議な程に歌うような感覚があり、アリアと同じくらい生き生きと美しく響く。

コロラトゥーラは曖昧さを排除しあくまで明瞭。繊細にかつ力強く、ハイ F まで昇りつめて行く。

グリストはどちらかというと小柄できゃしゃなタイプだが、舞台の上では実に生き生きと、よく動きよく笑いよく歌う。目の演技も素晴らしい。大きないたずらっぽい目がクリクリとよく動き回る。

グリストの歌をじっと聞いていると、ふとその根底に流れる魂が全身で知覚できる時がある。瞬間、背筋がぞくぞくし、鳥肌の立つような身震いに襲われるのだ。モーツァルトという最高の音楽を、グリストという最高のソプラノで聞けるとは、なんという至福であろう。
http://reri-grist.net/

レリ・グリスト ― 最も可憐なソプラノ

黒人オペラ歌手の先駆者であるレリ・グリストは、日本国内でこそ知る人ぞ知るような存在だが、世界的に見ると、やはり、名歌手の一人として確実に認知されているように思う。特にアメリカではミュージカル版『ウェストサイドストーリー』のオリジナルメンバーの一人としてよく知られているようだし、現在においてもキャスリーン・バトルはレリ・グリストのエピゴーネンに過ぎないという意見さえあるみたいだ。
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まぁ、他者の評価はおいておいて、私の知る限りレリ・グリストは最も可憐なソプラノであることは間違いないと思う。ソプラノ歌手にありがちが自らの声量とハイトーンを誇るあまりに耳障りになるところがないのがまず第一に良くて、その上、声質が本当に可愛らしい。

オペラで、なぜにこれほどまでに可憐な歌い方ができるのか不思議でさえある。おまけに姿形もほっそりとして娘役にピッタリ。こういった美質が却って役柄の幅を限定してしまった感がないでもないが、その声と容姿の可憐さは今もっても他の追随を許さない感さえある。

私が初めてグリストの歌を聴いたのはレナード・バーンスタイン+NYPのマーラー交響曲第4番の第4楽章。おそらく、日本国内で最も耳にされているグリストの歌声だと思う。バーンスタインが指揮したマーラーの4番第4楽章は他にもボーイソプラノを起用した録音も残っているが、グリストの歌声の方が明らかに天使的である。ボーイソプラノを上回る無垢さ・清純さを誇る歌声であるってのは驚異的なことだと思う。

次に忘れられないのが、オットー・クレンペラー指揮の『フィガロの結婚』におけるスザンナ役。このクレンペラーの『フィガロ』は、後期クレンペラーの通例として、もの凄いスローテンポで、この演奏自体を嫌う人は少なくない。しかし、グリストのスザンナについて悪く言う人は寡聞にして聞いたことがない。

このスザンナにはノックアウトされた。私個人はクレンペラー指揮の『フィガロ』は好きなのだが、それにもましてグリストのスザンナは抜きんでている。これ以上のスザンナはちょっと想像できない。

冒頭の動画は1965年のカール・ベーム指揮『アリアドネ』(R. シュトラウス)の大アリア。レリ・グリスト(Reri Grist) -- 史上最高のソプラノによると、大アリア後にグリストが3度もお辞儀をするのは、前年の公演での大アリアの印象が強烈だったために、自然発生的に起こったものらしい。

確かに、イタリアオペラはともかく、アリアで一々盛大な拍手起こってオペラの流れを止めてしまうことって、よっぽどのことだと思う。確かに、オペラは歌舞伎と同様に主要人物が登場すると拍手が起こり、アリアを歌えば拍手が鳴りやまないこともあるらしいが、それでも3回にわたって舞台に再登場してお辞儀をするのはちょっと凄いことだと思う。

この記事へのコメント

ここにもグリスとのファンが・・・
やっぱり一度きいたらファンになりますよね。
投稿者: 佐東 陽達at 2010-04-11 16:47:36


確かにマーラーの四番はレリ・グリストが最高ですね。
彼女の歌声で聞き込んでしまうと、他のいかなる歌手でも違和感を感じてしまうし、この作品には相応しくないように思ってしまいます。
投稿者: ワンダーat 2011-01-20 00:03:14


何というか、何度聞いても幸せになる歌声ですよね。
投稿者: querent at 2011-02-11 23:03:29
http://shinshu.fm/MHz/14.14/archives/0000227807.html


    |〃、 ii  川 ヾ  レ'/::::::::::〃爪::::::川::::::::||:::ヽ::::i::::::::::::i!\ \::::::::::
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i i 川i!ハ/" _!   | │川 ヾ:ii ゙'∨     |    ゙ヾiヽヽ;||:::::i':::::::::::::::::::::::::
ノ ノ/リ,,,,,,二三テ=''" ヽノル |ノノヽヾ ノ  、,,,ノ,、     iヽ:::||:::::i'::::::::::::::::::::::::::::
 /   ̄ ´~~゙''''    ゙''‐- ..,,_,, ‐'    `゙ヾミッ、,,   ヽ::|::::/::::::::::::::::::::::::::::
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3) メンゲルベルクのマタイ受難曲


バッハ マタイ受難曲  メンゲルベルク
http://www.hmv.co.jp/artist_%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F%EF%BC%881685-1750%EF%BC%89_000000000002339/item_%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F%EF%BC%9A%E3%83%9E%E3%82%BF%E3%82%A4%E5%8F%97%E9%9B%A3%E6%9B%B2%E3%80%81%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%95%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%80%8E%E6%82%B2%E6%84%B4%E3%80%8F%E3%80%80%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF_1371954


Willem Mengelberg [Matthäus-Passion]
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9021434
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9138508
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9139225

http://www.youtube.com/watch?v=x7z8sKpr8T4

http://www.youtube.com/watch?v=ipwV_F27v2M
http://www.youtube.com/watch?v=BjWxmD2uKy0


ウィレム・メンゲルベルク ディスコグラフィ
http://www.nmt.ne.jp/~toksbw/wai/symphny/mengelberg.htm
http://www.mengelberg.net/mengel.html


メンゲルベルク 動画
http://www.nicovideo.jp/tag/%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF

http://www.youtube.com/results?search_query=%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF&oq=%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF&gs_l=youtube-reduced.3..0l3j0i5.8061.8061.0.8324.1.1.0.0.0.0.190.190.0j1.1.0...0.0...1ac.Bt6jrO73rY4

http://www.youtube.com/results?search_query=Mengelberg&oq=Mengelberg&gs_l=youtube-reduced.12..0l4.13074.13074.0.14286.1.1.0.0.0.0.82.82.1.1.0...0.0...1ac.ZH0EiDCQsDs

マタイ受難曲はメンゲルベルクが毎年復活祭に演奏してきたもので、1939年の演奏がフィルムを使った録音で残されました。LPから復刻した音はとても67年前のものとは思えないものです。2枚に納めるためのカットはせずに3枚組としました。メンゲルベルク最高の遺産が味わえます。合わせてこれも貴重な41年録音の‘悲愴’(37年録音とは別)を組み合わせました。(オーパス蔵)

バッハ:マタイ受難曲(1939年4月2日ライブ PhilipsLPA00150-53)

カール・エルプ(福音史家)
ウィレム・ラヴェリ(イエス)
ジョー・ヴィンセント(ソプラノ)
イローナ・ドゥリゴ(アルト)
ルイス・ヴァン・トゥルダー(テノール)
ヘルマン・シャイ(バス)
ツァングルスト少年合唱団
アムステルダム・トーンクンスト合唱団
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
ウィレム・メンゲルベルク(指)


_________


宇野功芳
「こんばんは!とうとう最終回になりましたけど。今日はどんなお話しましょうかね?」

横原さん
「そうですね…。前回言いました、合唱での体験でバッハのマタイ受難曲がすごく印象深いという風に話しましたけれど。」

宇野功芳
「マタイは感動的だなぁ。」

横原さん
「長い音楽の歴史の中でも究極の作品という…。」

宇野功芳
「まったくその通りだなぁ。僕はバッハ嫌いなんだけどね。
バッハとかねブラームスとかね、Bのつくのは嫌いなの。
Bのつくので良いのはバッファローズとかね、ブルックナーとかね(笑)。
ハハハ!重くって暗いのは苦手なんですが、でもマタイはそんなもの飛び越えちゃってるよね!」


宇野功芳
「一緒に一度は聴いて欲しいマタイ受難曲です。
しかし長い!!3時間はたっぷりかかる。実演だとカットすべきだと思います。

 マタイ受難曲の中で、素晴らしいのはメンゲルベルクの1939年のライブ録音です。
メンゲルベルクはとてもロマンティストなので、バッハのスタイルを逸脱してロマン派の曲のようになっている。だから誉める人はスゴく誉めるし、貶す人はメチャクチャ貶します。僕はスゴく誉めます!
 対抗はヘレヴェッヘ。とてもあっさりしている。
メンゲルベルクはまさに受難です。物語性がスゴい!」


バッハ マタイ受難曲第2部第62曲コラール「いつか私が世を去るとき」

ヘレヴェッヘ(指揮) コレギウム・ヴォカーレ
メンゲルベルク(指揮) コンセルトヘボウ管弦楽団

宇野功芳
「マタイ受難曲の中にはコラールが沢山あって、その中で有名なのが最後のコラールです。キリストが十字架に架けられて死んで、その時民衆が
「自分が死ぬときに、そばに居てください。」と歌う。
 その時のメンゲルベルクの演奏が本当に弱いんです。遅いテンポで祈るように・・・。バッハのスタイルを超えていますね。
 片やヘレヴェッヘは普通の演奏です。今、21世紀のクラシックファンは様々な音楽を知っている。バッハ時代が『こうだった』からと当時の演奏をされても感動しない。」
http://blog.fmosaka.net/kurakore/blog/night/


先日渋谷のHMVをうろうろしていたら、通常は5,000円〜6,000円のメンゲルベルクの「マタイ」3枚組(1939年4月ライヴ)が1,050円(税込み)で出ていたので思わず目を疑ってしまった。しかも、余白にはチャイコフスキーの「悲愴」まで入っている。ついに購入!

これは昔からフィリップスから出ているものとは異なり、オーパス蔵のLP復刻盤である。本CDには宇野功芳の解説が付いていた。

−−我々の宝、メンゲルベルクの「マタイ」がいよいよオーパス蔵のCDで聴けることになった。オーパス蔵の復刻盤は、とくに声楽パートの音の抜けが良くなった。久しぶりに「マタイ」全曲にじっくりと耳を傾けることが出来た至福のひとときに感謝したい。(宇野功芳)

このメンゲルベルクの「マタイ」第1曲の合唱「来なさい、娘たち、ともに嘆きましょう」には筆舌に尽くしがたい感動を覚える。今では聴くことができない、大変なアゴーギク、テンポ・ルバートが時代を超えて迫ってくる。ここにはアナクロニズムでは済まない、 真の感動がある。
http://blog.goo.ne.jp/katsura1125/e/be02ece9ea269402e8884b7fe0edb65a


宇野功芳 V S礒山雅?

 たまたまバッハ学者、礒山雅氏の『マタイ受難曲』(東京書籍)を読んでいたのである。あの傑作に含まれる1曲1曲についてあれこれ解説を加えた本だ。とはいえ、一般読者を想定して、語り口は平易。『マタイ』好きなら、持っていてよい1冊だ。特にバッハがキリスト教をどう自分のものにしていたかということが詳しく触れられているのが私には興味深い。

 この本の最後のほうでは、約40種類の録音について著者の意見が記されている。これがなかなかおもしろい。

高く評価されているのは、たとえばレオンハルトやショルティ。この組み合わせには、えっと思う人もいるかもしれない。その反面、かねてより名演奏と誉れ高かったクレンペラー、カラヤン、そしてメンゲルベルクには冷たい。そして、古楽系でもコープマンには否定的。

氏の判断基準ははっきりしている。彼らが個性的な指揮者だとは認めたうえで、作品そのものの表現や力や性格を無視しているのがダメだと言うのだ。

クレンペラーについては、かつて若き日に愛聴したものと記したうえで、問題点が指摘されている。

メンゲルベルクに対してはことのほか厳しい。


「この演奏に感動して涙する若い聴き手がいると聞くのだが、そういう人はどうやって耳の抵抗を克服しているのか、知りたいものである」

「聴いていて途方に暮れる」

「うんざりする」


のだそう。もっとも、その理由はきちんと記されているし、もし自分が聴衆のひとりだったら、圧倒されるだろうとも記されているが、何だか大人の配慮というか、言い訳っぽい。

 ちょうどこの本を読んでいたら、そのメンゲルベルクの新たな復刻(オーパス蔵)が送られてきた。開いてみると、解説書の中で宇野功芳氏が大絶賛している。

「われらの宝」

「バッハ時代のスタイルを金科玉条のものとし、この演奏に感動できない人の、なんと哀れなことか」。


礒山氏の意見とはあまりにも見事に正反対なので、笑ってしまった。

はいはい、礒山氏は哀れなわけね。


 この場合、どちらの意見もそれなりに正しいというしかないだろう。メンゲルベルクならではの演奏様式が平気な人にとっては、一回限りの燃えるライヴの魅力が味わえようし(特に合唱の没入ぶりはすさまじい)、生理的に我慢できないという人には、論外な演奏だろう。ただし聴いているうちに慣れてきて、抵抗感が薄まる可能性は高い。音質のほうも聴いているうちに徐々に慣れてくる。手元にあるフィリップスのCDと比べたら、ノイズをカットしていない分、音質は明瞭。この演奏が好きなら、買い換えてもいいだろう。

 とはいえ、初めてこの曲を聴くなら、まずはもっと新しい音で聴いたほうがいい。古楽ならレオンハルトの演奏がよいけれど、オランダ系古楽の常でドラマ性が薄く、残忍、残酷、血の匂い、要するに生々しさが足りない。古楽系は、最後まで聴いてもカタルシスがなく、。あの終曲があまりにもあっさりしてしまうのだ。
私が一番好きなのは、リヒターの最後の録音である。昔から褒められている最初の演奏より、いっそうドラマティックで濃厚である。

 バッハと言えば、今年のラ・フォル・ジュルネはバッハ関係である。例によって小さなホールの公演はあっという間に完売になるのが困ったものだ。それに、せっかくコルボが「マタイ」をやるのに、とてもクラシック向けとは言えない巨大ホールが会場というのも困る。コルボ自身はPAを気にしないというが、聴くほうはそうではない。せっかくの催しだけれど、毎年あのホールだけは何とかならないかと思う。幸いコルボは、「ロ短調ミサ」のほうはまだしもまともなほうのホールで演奏してくれる。

ちなみに、礒山氏はコルボの「マタイ受難曲」は「厚化粧の美女」みたいと言っている。いいじゃん、厚化粧の美女。嫌いですか。
(きょみつとし 音楽評論家、慶応大学教授) 
http://www.hmv.co.jp/news/article/902250082/


音楽を語るのに、音楽以外のあれこれを持ち出して論議するのを嫌う人がいます。それでも、時にはそういう「あれこれ」にふれずにはおれない演奏というものがあります。 このメンゲルベルグ指揮のあまりにも有名な「マタイ受難曲」も、その、「ふれずにはおれない演奏」の一つです。

 今の趨勢から見れば「論外」と切って捨てる人もいます。

 まずもって、大編成のオーケストラと合唱団を使った演奏スタイルが許せないと言う人もいるでしょう。至るところに見られるカットも我慢できないと言う人もいるでしょう。解釈に関わる問題でも勘違いと間違いだらけだと憤慨する人もいるかもしれません。(例えば、フェルマータの処理をそのままフェルマータとして処理している、等々。今ではバッハのフェルマータは息継ぎの指示程度にしか受け止められていません。)

 しかし、どのような批判をあびたとしても、やはりこの演奏は素晴らしく、20世紀の演奏史における一つの金字塔であることは確かです。

 この演奏の数ヶ月後、ナチスドイツはポーランド国境になだれ込んで第2時世界大戦が始まりました。一年後には、中立国だから戦争とは無縁だとの幻想にしがみついていたオランダ自身もまた、ナチスに蹂躙される運命をむかえます。

 メンゲルベルグによるこの演奏会は、その様な戦争前夜の緊張感と焦燥感のもとで行われたものでした。

 特にオランダのおかれた立場は微妙なものでした。

 侵略の意図を隠そうともしないナチスドイツの振る舞いを前にして、自らの悲劇的な行き末に大きな不安を感じつつも、日々の生活では中立的な立場ゆえに戦争とは無縁だという幻想にしがみついて暮らしていたのです。

 悲劇というものは、それがおこってしまえば、道は二つしかありません。

 踏みつぶされるか、抵抗するかであり、選択肢が明確になるがゆえにとらえどころのない焦燥感にさいなまれると言うことは少なくなります。しんどいのは、悲劇の手前です。

 人間というものは、その悲劇的な未来が避け得ないものだと腹をくくりながらも、あれこれの要因をあげつらってはあるはずのない奇跡に望みを託します。この、「もしかしたら、悲劇を回避できるかもしれない」という思いが抑えようのない焦燥感を生み出し、人の心を病み疲れさせます。

 この演奏会に足を運んだ人たちは、その様な「病みつかれた」人たちでした。そして、疑いもなく、自らを受難に向かうキリストに、もしくはそのキリストを裏切ったペテロになぞらえていたことでしょう。

 冒頭の暗さと重さは尋常ではありません。そして、最後のフーガの合唱へとなだれ込んでいく部分の激烈な表現は一度聴けば絶対に忘れることのできないものです。

 そして、マタイ受難曲、第47曲「憐れみたまえ、わが神よ」

 独奏ヴァイオリンのメロディにのってアルトが

「憐れみたまえわが神よ、したたりおつるわが涙のゆえに!」

と歌い出すと、会場のあちこちからすすり泣く声が聞こえてきます。

 ポルタメントを多用してこの悲劇を濃厚に歌いあげるヴァイオリンの素晴らしさは、今の時代には決して聴くことので着ないものです。

 まさに、この演奏は第2時世界大戦前という時代の証言者です。

 ちなみに、この4年後、1943年にローゼンストックによる指揮でマタイ受難曲が東京で演奏されています。記録によると、その時も会場のあちこちからすすり泣きの声が聞こえたと言われています。

 逆から見れば、バッハのマタイは時代を証言するだけの力を持っていると言うことです。

ノンフィクション作家として有名な柳田邦夫氏は、この演奏に関わって傾聴に値するいくつかのエッセイを書かれています。

 ピリオド演奏を標榜する一部の人たちは、このメンゲルベルグの演奏を酷評し、それだけでは飽きたらず、この演奏を聞いて感動する多くの人々を冷笑しています。(例えば、国立音楽大学のバッハ研究者〜と自分で思っている人;ちなみに柳田氏はこの人物を磯山雅と実名をあげていますが・・・))
 柳田氏の一文は、このようなイデオロギーによって押し進められているピリオド演奏という潮流が、いかに音楽の本質から外れたものかを鋭くついています。
http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=19


「1,600万円のオーディオ装置」 2008.3.28

先日のブログにも書いたことだが、とある友人の紹介でオーディオ輸入業を仕事とされている方のご自宅を訪問させていただき、ご自慢の装置でいくつか音盤を聴かせていただいた。

何とスピーカーや高性能アンプ、CDプレーヤーなどで正味1,600万円ほどだという。地下1階の防音の効いた30畳ほどのリスニング・ルームにどっしりと鎮座している様は誠に神々しい。

あらゆるジャンルの音楽(J-Popから民族音楽風のもの、Jazz Vocal、クラシック音楽など)を耳にしたが、どうやらこのマシーンはオーケストラを聴くために調整してあるらしく、やはりクラシックのしかも管弦楽曲が抜群の音色で鳴っていた。レヴァイン指揮するサン=サーンスの「オルガン」交響曲第 2楽章冒頭やアバド&ルツェルン祝祭のマーラー「復活」冒頭、ドビュッシーの「海」第3楽章終結などなど、まるで目の前で実際に演奏されているかのごとくめくるめく錯覚をおこすほどの見事さであった。その彼曰く、

「世間の人は生演奏で聴くのが一番いいというじゃないですか。
確かに「実演」がベストです。でも、実演が必ずしも良い演奏とは限りません。先日などは3万円も払ってベルリン・フィルを聴きに行ったところ金管の何某がとちったものだからアンサンブルがガタガタになり、最低だったんですよ。
だから、名演を聴くならしっかり調整された最高のオーディオ装置で聴く方が良い場合が多いんです」と。

なるほど、確かにそう言われればそうかもしれない。ついでに彼が言っていたのは


「それまで名演だと思っていた演奏がこの装置で聴くと、特にオーケストラの良し悪しが手にとるようにわかるようになり、がっかりさせられることも多々ある」


ということ。ゲルギエフの「ハルサイ」などはその典型らしい。

へぇ、そうなんだと感心しながらもちょっと腑に落ちないなと感じる。


僕はSP復刻盤といわれる戦前録音された録音レンジの狭いCDを時折聴く。音質が悪いとはいえ感動させられてしまうのだから音の良し悪しを超越するエネルギーがあるのだろう。メンゲルベルクのチャイコフスキー「悲愴」やフルトヴェングラーのベートーヴェンなどはその際たるもので、今の時代に聴いてもその音楽の素晴らしさは最新録音盤を超える何かが確かにある。

「音」を聴きたいのではなく「音楽」を楽しみたいのである。音がいかに完璧に再生されるかに興味があるのではなく、心が震える感動体験がしたいのである。

確かにCD ラジカセじゃ限界があろう。でも、僕は今もっているオーディオ装置で充分だなと正直思ってしまった。そこそこ優秀な装置があれば音楽は「愉悦」を運んでくれる。そして何といっても、多少の瑕があろうと実演・生演奏のもつ波動が一番だ。

こう書くうちに以前柳田邦男氏が、「人生の1枚のレコード」と題するエッセーでメンゲルベルクの指揮するバッハの「マタイ受難曲」に言及し、その感動的な演奏に対する深い想いを書いておられることを思い出した。その中で「追記」された文章があり、それがとても印象的で、僕の今回の体験と何となく同じようなニュアンスを感じたので、その部分を抜粋させていただく。

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メンゲルベルク指揮のマタイ受難曲は、心を病んでいた私の次男・洋二郎も何度となく聴いていたレコードだった。1993年夏、自ら命を絶った洋二郎の遺体を病院から引き取って家に帰った時、偶然にもマタイ受難曲のアリア「主よ憐れみたまえ」がテレビから流れた。

「憐れみたまえ、わが神よ」をテーマ曲にしたアンドレイ・タルコフスキーの映画『サクリファイス』が、まさに終わろうとしていたのだった。私は、立ちすくんだ。それ以後、マタイ受難曲は、私にとって人生全体をゆさぶられるような重い曲となっている。

なお、音楽美学やドイツ音楽史の専門家で国立音楽大学教授の礒山雅氏は、詳細な作品研究の著書『マタイ受難曲』(東京書籍)のなかで、メンゲルベルク指揮のこの演奏を、バッハの基本からはずれていて、とくにテンポの伸び縮みがあまりにも恣意的だと、きびしく批判し、

「聴いていて途方に暮れ」
「うんざりする」

とまで書いている。批判は演奏に対してだけでなく、聴き手に対しても向けられ、

「この演奏に感動して涙する若い聴き手がいると聞くのだが、そういう人はどうやって耳の抵抗を克服しているのか、知りたいものである」

と冷笑している。どうやら楽譜を読みこなす力のない私や息子は、マタイ受難曲を聴くには失格らしいのだが、音楽とは人生の状況のなかでの魂の響き合いではないかと考えている私は、「それでもメンゲルベルク指揮のあの演奏は私の魂をゆさぶる」という感覚をいまも抱いている。
「かけがえのない日々」(柳田邦男著)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/410124913X/250-8550177-4320268?ie=UTF8&tag=opus3asyuracom-22&linkCode=xm2&camp=247&creativeASIN=410124913X
より
http://classic.opus-3.net/column/16002008328/


『私達が一日一日を平穏に暮らしていられるのは、この広い空の下のどこかで名も知れぬ人間が密かに自己犠牲を捧げているからだ。』     
タルコフスキー


タルコフスキー サクリファイス(1986年)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2026762
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2025583
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2025880
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2026086
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2026399
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2027422
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2029092
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2031292

柳田邦男 『犠牲サクリファイス わが息子・脳死の十一日』
http://www.amazon.co.jp/%E7%8A%A0%E7%89%B2-%E3%82%B5%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%B9-%E2%80%95%E3%82%8F%E3%81%8C%E6%81%AF%E5%AD%90%E3%83%BB%E8%84%B3%E6%AD%BB%E3%81%AE11%E6%97%A5-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%9F%B3%E7%94%B0/dp/4167240157

 を読んだのは、もうずいぶん昔の話になりますが、自ら死を選んだ洋二郎さんの、その自死の試みから死に至るまでを看取った記録の中で、私が忘れられない文章があります。

生前、洋二郎さんは、「僕の村は戦場だった」で知られる、旧ソ連の映画監督タルコフスキーの作品「サクリファイス」に深く傾倒していらしたそうです。
深い精神性を探求し、後期から晩年にかけて、人類の救済をテーマとした作品を作り続けたタルコフスキーの遺作であるこの作品の冒頭と最後に流れるのが、バッハのマタイ受難曲の『憐れんでください、私の神よ』という美しいアルトのアリアです。
キリストに最も近かった弟子のひとりであり、キリストから愛された弟子であったペテロは、自らの死の恐怖ゆえに、捕らえられ、これから死に渡されるという主イエスを拒みました。

有名な「ペテロの否認」の場面です。

ペテロが裏切りを悔いて号泣したあとに響く美しいアリア『憐れんでください、私の神よ』はこのように歌われます。

     憐れんでください、私の神よ、
    私の涙ゆえに。
    ご覧下さい、心も目も
    御前に激しく泣いているのを。
    憐れんでください、
    憐れんでください!     

洋二郎さんの遺体が自宅に迎えられた、まさにその時、一体なんという偶然だったのか、たまたまNHKで放送されていたのがタルコフスキーの「サクリファイス」でした。

そしてテレビから流れていた曲がこのアリアだったというのです。

私は立ちすくんだ。洋二郎は神に祈ったことはなかった。かたくななまでに祈らなかった。

私も目に見えない大きなもの、全てを超越したものとしての神の存在への畏怖の念を抱きつつも、全身全霊を投げ出して祈るという行為をしたことがなかった。

だが、このとき私は神が洋二郎に憐れみかけ給うてほしいと心底から祈る気持ちになった。

どういう神なのかと考えることもせずに。
アリアの旋律はいつまでもいつまでも私の胸に響き続けた。
                    
柳田邦男 『犠牲サクリファイス わが息子・脳死の十一日』

ここに見る柳田氏の祈りには、だれの神でもない、全てを超越した、ただ大いなる存在への究極の祈りがあります。
バッハの音楽という深遠な祈りから流れ出した、存在としての神への想いだと思います。。
http://follia.at.webry.info/200704/article_4.html

【至宝】マタイ受難曲【孤高】


30 :名無しの笛の踊り:2009/12/26(土) 01:12:55 ID:HTT21VMr
メンゲルベルグに勝るのはないけどあれは別格だから比較してやるのは酷だよな


31 :名無しの笛の踊り:2009/12/26(土) 09:32:44 ID:NsakSB43
コーホーキター


32 :名無しの笛の踊り:2009/12/26(土) 11:38:51 ID:SpwrheL0
>>31
それは言わない約束...


33 :名無しの笛の踊り:2009/12/26(土) 12:07:57 ID:R0pHYM6a
いまだにメンゲルベルク聞いてる化石みたいな人がいるのか…


104 :名無しの笛の踊り:2010/02/26(金) 23:10:10 ID:ZQbqNsb1
メンゲルブルクのマタイがいいと思うんだけど、もう古すぎで人気はあまりないのかな?


105 :名無しの笛の踊り:2010/02/26(金) 23:25:27 ID:NMcArXh1
歴史上メンゲルブルクのマタイが人気あった時代なんてあるのか


106 :名無しの笛の踊り:2010/02/26(金) 23:27:21 ID:2ODLQTtp
>>104
人気というと微妙だけど、何度も再販されてる(Naxosなんかからも出てる)し、需要は意外とあるんじゃないの?
ランドフスカやヴァルヒャのモダンチェンバロ演奏みたいなもんだろう。


157 :名無しの笛の踊り:2010/03/27(土) 12:10:03 ID:PBoDjzzB
メンゲルベルクの演奏は、カッコいい第51曲が無いんだね。残念。
意外と音質が良いのは光学録音の所為かな?


255 :名無しの笛の踊り:2010/07/04(日) 07:16:46 ID:WxgCQUsO
メンゲルベルク指揮のライブ盤には、すすり泣く聴衆が聞こえる。
でも泣く、泣かないはさして問題にする事ではないと思う。
むしろクリスチャンなら、マタイを聴いて深く内省し己れの罪深さを悔い改め、新たな歩みをはじめるということでは。
その表れとして泣く人もいるだろうし、そうでない人もいて構わないと思うが。


256 :モーフィアス:2010/07/04(日) 13:48:50 ID:QGmDeOF9
メンゲルベルクのマタイ受難曲、ドイツの侵略前の異常な雰囲気の中で行われた歴史的名演でしょうね〜
翌年オランダは侵略されメンゲルベルクはナチに協力させられる!
ユダヤ人は収容所に送られ、人々は正に受難の時代を迎える訳です〜
咽び泣くようなバイオリンを聴いたら二度と忘れられない筈だ〜
メンゲルベルクでの一番のお勧めは〜チャイコフスキーの「悲愴」なんだが〜
マーラーの交響曲4番もメンゲルベルク的 天上の世界を堪能できる演奏で〜大い〜好き〜!

257 :名無しの笛の踊り:2010/07/04(日) 17:40:42 ID:WxgCQUsO
現在では、メンゲルベルクのようなロマンチックな情感あふれる演奏スタイルは受け入れられないと思う。しかし、当然のことながら演奏スタイルは時代と共に変化するものだ。

だから今のピリオド・スタイルもやがては古くさいと言われるようになるだろう。
それよりも現在は、小手先の技術にはたけているが、真に心打たれ、心の心底に響く演奏者がいない方が嘆かわしい。

258 :名無しの笛の踊り:2010/07/04(日) 17:44:31 ID:TREkPtmj
>>257
>>それよりも現在は、小手先の技術にはたけているが、真に心打たれ、心の心底に響く演奏者がいない方が嘆かわしい。

現在の演奏家をいったいどれだけ聴いてその台詞言ってるんだ?

261 :名無しの笛の踊り:2010/07/04(日) 19:39:24 ID:WxgCQUsO
>>258
ナマ、CD、DVDを含め数え切れないほど聞いてだ。

529 :名無しの笛の踊り:2011/04/10(日) 08:52:11.20 ID:H+IudkUT
イエス入滅の後、神殿の幕が裂け、地が唸る・・・
このあたりの凄みは

フルトヴェングラー/VPO
カラヤン/BPO
メンゲルベルク/ACO ですね。
古楽器では太刀打ち出来ません。

577 :名無しの笛の踊り:2011/05/20(金) 22:25:15.36 ID:+wRTeaKf

「どんな演奏を好きなろうと自由だが、こんな演奏(メンゲルベルクのマタイ)に『感動した』などど言う人の感性を疑う」
と磯山センセ―は酷評してるけど
すげー好きなんだよなメンゲルベルクのマタイ。

581 :名無しの笛の踊り:2011/05/21(土) 21:13:01.54 ID:MyqNfgHp
メンゲルベルク盤しか持ってないけど、音質良いな。
これだけでも聴き応えあるな

820 :名無しの笛の踊り:2012/03/30(金) 06:50:55.55 ID:cKfTewFX
メンゲルベルクのマタイは一度は聴いておくほうがいいですか。
聴衆のすすり泣く声が聞こえるという有名な売り文句の録音です。
磯山雅氏は「すすり泣くどころか、笑える」とこき下ろしていますが。


831 :名無しの笛の踊り:2012/04/01(日) 21:41:17.01 ID:0naC49N4


| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| ここですすり泣いてて |
|_________|
    ∧∧ ||
    ( ゚д゚)||
    / づΦ


821 :名無しの笛の踊り:2012/03/30(金) 07:16:49.19 ID:NUZdPbgd
話の種に聴いておいても損はないよ。
磯山雅は音楽学者であって評論家じゃないから、一個人の意見として聞いておけばいいよ。

そしてどちらを笑うのかは、あなたが判断して下さい。

822 :名無しの笛の踊り:2012/03/30(金) 10:21:38.66 ID:bOAx3/Ux
一言多すぎるんだよなI教授は

823 :名無しの笛の踊り:2012/03/30(金) 15:28:41.48 ID:gu7NGkmZ
メンゲルベルクのは1曲目を数分聞けばこの後延々何が続くかは容易に想像できる

824 :名無しの笛の踊り:2012/03/30(金) 19:17:02.91 ID:ateoKotK
音楽学者だからって時代考証の専門家だからバカにできない
歴史ドラマとクラシック音楽って遠いようで近い


825 :名無しの笛の踊り:2012/03/30(金) 20:15:20.97 ID:aLr5i5L3
文学芸術系の学者・インテリってのは、
自分なりの人類史を持っていることが前提だからな


828 :名無しの笛の踊り:2012/04/01(日) 21:13:56.07 ID:4Xcb05hA
まあでも、マタイの演奏史を語る上で、ポルタメントを多用したメンゲルベルクの濃厚なロマンチック演奏は避けて通れないと思う

829 :名無しの笛の踊り:2012/04/01(日) 21:19:50.43 ID:Cqzr8xqE
あくまでも演奏史上の価値な
もっともリヒターの様式で受難曲を演奏する奇特な人も日本にいるようだよ
メンゲルベルクもそこまで復権するかな?
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/classical/1261008362/


メンゲルベルクの…
投稿者:Frau 投稿日:2007年 4月26日(木)23時58分47秒
 
メンゲルベルクの「マタイ」のエヴァンゲリストはカール・エルプでしたっけ!?
実は私が初めて聴いた「マタイ」はメンゲルベルクのものでした。とにかくメンゲルベルクなら何でも買う(聴く)といった頃でして、宇野功芳氏が絶賛してるのを未だ知らない状態で聴きました。フィリップスの国内盤で宇野氏が絶賛してるのを読み、また実際に自分でも素晴らしい演奏と感動致しました。
「マタイ」はメンゲルベルクで充分との思いもあり、一般に名演とされるリヒターの旧盤なぞ購入したのはその後随分と年月が経ってからでした。

今でもメンゲルベルクの「マタイ」は好きなのですが、随分と後になって遅ればせながら聴いたリヒターの「マタイ」のヘフリガーの素晴らしさはカール・エルプに匹敵するとの思い、そしてこれが決定的なのですが、第二部のイエスが息を引き取った後にでてくる

Warlich,dieser ist Gottes Sohn gewessen
「まさにこの方は神の子であった…」

という部分の合唱の表現がメンゲルベルクよりもリヒターのものの方が好みで、それ以来メンゲルベルクには申し訳無いのですが、リヒターの旧盤が私にとってのベスト「マタイ」になってしまいました。

ついでに言えば、「マタイ」には幾つも聴き所があると思いますが、私がもっとも好きな場面(箇所)は前述の合唱の部分なのです。

正直に申せば初めてメンゲルベルクの「マタイ」を聴いたときに最初から感動した訳ではなく(やはり、カットしてるとはいえ長いですし)、有名なアルトやソプラノのアリアや度々挿入されるコラールの旋律以外は少々退屈な思いで聴いていた様な記憶があります。

ところが、前述の合唱のところで「この世にこんなにも綺麗な音楽(旋律)があるのか!!」との強い衝撃を受けました。本当に短い部分ですが、この合唱の演奏表現が今のところリヒター旧盤(と日本ライブ盤)が私の一番のお気に入りとなっております。

メンゲルベルクは今でも好きですが、「マタイ」の牙城が崩れた今では、メンゲルベルクの演奏で最も好きなのは第九(勿論、ベートーヴェンの)でしょうか…。此方は「第九はフルトヴェングラーとメンゲルベルク以外は不要」というくらい好きです。
http://6502.teacup.com/mengelberg/bbs/290


 蘇る伝説の巨匠 ウィレム・メンゲルベルク 

「彼のヴァイタリティ、オーケストラ養成についての知識、霊感あふれる情熱、それらは独自の高みに達していた。音楽の分野において、これほどの巨人は稀である」( レオポルド・ストコフスキー )

 マグマの底から全人類の祈りが、絶望的な悲しみを超えて沸き上がって来るかのような、壮絶を極める曲冒頭の合唱の渦・・・・そして第四十七曲。エヴァンゲリストの悲痛な訴えに続き、静やかに奏されるヴァイオリン・ソロの、何と優しく、また哀しいことだろう。よく耳を澄ますと、聴衆の嗚咽すら聞こえて来る。音楽というのはこれ程までに、人の心に訴えかける力を持っていたのか!

伝説の指揮者・メンゲルベルクによる、一九三九年四月の棕櫚 (しゅろ ) の日曜日におこなわれた演奏会の実況録音のバッハ「マタイ受難曲」。私はこのレコードを学生時代に初めて耳にした時、ひざがガクガクと震え、わけもなく涙が溢れてきて仕方がなかった。そして、このバッハの音楽、それにこの指揮者の演奏が、これからの自分自身の人生に、決して欠かせないものになるだろうという、確信のようなものを抱いたのである。

 早いものだ。あれからもう三十年になる。案の定、バッハの音楽は私の心の糧として今も大活躍してくれているし、一方、指揮者メンゲルベルクに対する愛着の念も、日増しに強まるばかりだ。

 ヴィレム・メンゲルベルクは、一八七一年に生まれ、一九五一年に没したオランダの名指揮者である。彼は一八九五年、わずか二十四歳の若さで名門アムステルダム・コンツェルトゲボウ管弦楽団 (現・ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 )の第二代常任指揮者となり、一九四五年第二次世界大戦の終結と共に、ナチス・ドイツに協力したかどで、その地位を追われるまで、実に五十年の長きにわたって、このオーケストラを世界一流のアンサンブルに鍛え上げた。

 彼と同世代の指揮者フルトヴェングラー、トスカニーニらが戦後も活躍し、急速に発達した録音技術によって、現在でもかなり明晰な音質でその芸術が堪能出来、現在でも多くのファンを持っているのに対し、メンゲルベルクは先に述べたたように、その活動時期が第二次世界大戦集結までのSPの全盛期に限られているため、残された録音の音質面でのハンディは覆うべくもない。

 メンゲルベルクの名は戦後の一時期、我が国はおろか本国オランダでさえも、急速に忘れ去られていった。フルトヴェングラー、トスカニーニ亡きあとも、ワルター、クレンペラーら後期ロマン派スタイルの指揮者がステレオ期まで生き延びて活躍し、その後はカラヤン、バーンスタインといった時代の寵児ともいうべきスターたちの活躍が、クラッシック界の話題の中心となった。一方メンゲルベルクの録音はまったくの過去のものとして、まるで「なつかしのメロディ」のごとくに、時折思い出したように断片的に発売されるのみだったのである。

 ところが一九八〇年代以降、レコードがCDに取って変わってから、状況は一変する。スターの時代は終わり、指揮者の名前だけではCDが売れない時代になったのだ。世界的にオーケストラの演奏技術や指揮者の棒振りのテクニックは高まった反面、強烈な個性を発散する指揮者は影をひそめ、またオーケストラのカラーもは世界的に均一化の傾向を見せるに至り、それに飽き足らない現代の多くのファンたちは、いきおい過去の巨匠たちの録音を求めるようになって来た。

 また、レコード時代とは比べ物にならない位の低コストで制作できるCDというメディアが普及したことにより、従来はメジャーのレコード会社主流で、スタンダードなレパートリーしか流通し得なかったレコード市場に、個性的な企画を売り物とするマイナー・レーベルが数多く参入するようになった。そして最新のデジタル・リマスタリング技術により、古い録音でもノイズを軽減するなどして、比較的良好な音質で過去の巨匠たちの演奏を楽しめるようになって来たのである。

 このような状況の変化により、メンゲルベルクの録音も見違えるような良い音質で続々と復刻され、これまでの単なる「なつメロ」としてではなく、現代人にとってまったく新鮮なスタイルの演奏として、抵抗なく受け入れられつつある。

 一時期、時代に迎合することが得意な一部評論家たちから、メンゲルベルクの演奏が「十九世紀の遺物」「時代遅れのロマンティシズム」と決め付けられていたのが、いかに誤りであったかということが、多くのファンに認識される日も近いのではないだろうか。なぜならばたとえ時代は変遷しても、人間の「感動する心」は、いつまでも不変なのだから。

 では次に、メンゲルベルクの芸術に具体的に触れてみることとしよう。


        2


 メンゲルベルクの使用したフル・スコアの写真を見ると、実に様々な書き込みがなされているのに、まず驚かされる。彼は演奏に先だって事前に徹底的にスコアを研究し、テンポ、強弱・バランス、アーティキレーション等すべてにわたって、念入りにスコアに書き込んだ。また必要と思われる場合は、オーケストレーションの改変も積極的に行なっている。そしてそれをオーケストラの各パートに伝達し、厳しいパート練習をへて、初めてオーケストラ全体の練習を行なった。オーケストラ練習の際でも、メンゲルベルクはその曲の解釈について、楽員たちに長々と講釈をするのが常だったという。

また、練習前のチューニング ( 音合わせ )も非常に厳しく、チューニングだけでリハーサルが終了してしまったというのも、有名なエピソードである。

 メンゲルベルクのこうした演奏に対する姿勢から伺われるのは、その徹底した職人気質である。例えばフルトヴェングラーは、聴衆を前にした演奏会における「即興性」を重視した指揮者だった。そのため、指揮者・オーケストラ・聴衆の三者が一体化した時には、素晴しい名演となるが、反面出来不出来も多い。それに比してメンゲルベルクの場合はたとえ何百回演奏しても、その演奏レベルは常に全く同じであった。かといって「作り物」くささは微塵もなく、実際に聴いた人々の証言によると「たった今生まれて来たばかりのような、霊感に満ちた演奏だった」という。徹底的に事前の作業をやり尽くし、しかも本番の時に、そのことをすこしも聴衆に感じ取らせない。職人冥利につきるというのは、こうした演奏のことを言うのだろう。

 こうした彼の演奏の特質は、名盤の誉れ高いチャイコフスキーの「悲愴交響曲」( 一九三七年十二月二十一日録音/テレフンケン原盤 )を聴くと一目瞭然だ。自由自在なテンポの変化、まるで一人で奏いているかのようなヴァイオリンの甘美な音色、録音年月を思わず忘れてしまいそうになる絶妙なバランスなど、一流レストランのシェフの味にも通ずる、まさに職人芸の極致である。

 ところでメンゲルベルクの演奏を語る上で、よく取り上げられるのが弦楽器のポルタメント奏法 ( 音をずり上げ・下げする奏法 ) である。メンゲルベルクの演奏を「時代遅れ」呼ばわりする人々の多くが真っ先に問題にするのが、このポルタメント奏法であるが、実は今世紀半ば頃までは、この奏法は弦楽器奏者にとっては全く自然で、当り前のものだった。それが今世紀の中頃から、次第に新古典主義的・即物主義的音楽感が演奏スタイルの主流を占めるようになり、ポルタメント奏法は「時代おくれ」の烙印を押され、次第に姿を消して行くこととなる。

しかしながら、後期ロマン派の音楽を語る上で、このポルタメント奏法は決して無視することは出来ないのである。たとえば後期ロマン派の偉大なシンフォニスト、グスタフ・マーラー ( 1860〜1911 ) の交響曲のフル・スコアには、このポルタメント奏法をわざわざ指定してあるところが何箇所もある。

メンゲルベルクによるマーラーの交響曲の録音は、第四番のライブ録音 (1939年11月9日 ) と、第五番の有名なアダージェット (1926年5月 ) のみであるが、特に後者など、むせび泣くようなポルタメントが、この音楽の本質を語るうえに、いかに欠かせないものであるか、ということを実感させる貴重な証拠である。

マーラー自身も、彼の交響曲の演奏では今日一般に最も評価の高い直弟子のワルターよりも、メンゲルベルクの演奏の方をより高く評価していたと伝えられている。そのことは、マーラーがのちに「第五」「第八」の二曲をメンゲルベルクに献呈したことからも充分に伺い知ることが出来るし、メンゲルベルクもそれに対して、マーラーの交響曲・全曲演奏シリーズという史上初の取り組みで答えた。

 また、ノルウェーの生んだ大作曲家エドゥアルト・グリーク (1843〜1907 ) は、メンゲルベルクが指揮するコンツェルトゲボウ管弦楽団の演奏を聴き、感動のあまり椅子の上に立ち上がり、その指揮ぶりを絶賛して、「諸君、我々はこのような芸術家の存在を誇りに思うべきである」と演説したと伝えられている。

メンゲルベルクはグリークの作品では「ペール・ギュント」の第一組曲 ( 1943年4月15日 ) と、「二つの悲しき旋律」( 1931年6月3日 ) の二つの録音を残しているが、特に後者では、甘くやるせないポルタメントにより、過ぎ去った春の日々と自らの青春の日々とを重ね合わせて涙するグリークの心が、切々と聴き手に伝わってくる、まことに素晴しい演奏である。近年この曲は、特に第一曲目の「胸の傷み」など、やたら深刻ぶった「北風」のような演奏が蔓延しているが、グリークが真に望んでいたのは、メンゲルベルクのように心の底から優しく暖めてくれる「太陽」のような演奏だったのだ。

 今日、特にバロック音楽の世界ではオリジナル楽器で演奏される事が当り前のようになり、楽曲が作曲された当時の演奏スタイルについて、実に様々な研究がなされている。しかし反面、今まで取り上げてきたマーラーやグリークなど後期ロマン派時代の音楽については、それが今日でも広い人気を持ち数多く演奏されているにも拘わらず、ポルタメント奏法をはじめとする作曲当時の演奏スタイルが、現在まったくと言ってよいほど顧みられていないのは、私にはとても不思議な気がするし、また残念である。なぜならば、マーラーもグリークも彼等が生きていた頃のオーケストラの音〜 例えばメンゲルベルク指揮するコンツェルトゲボウ管弦楽団のような響き 〜を念頭において作曲していたはずなのだから。

 いまメンゲルベルクの録音が貴重なのは、これまで述べてきたように、「今日ナマの演奏会では絶対に聴くことのできない音と演奏スタイル」を持っているからに他ならない。現代のような音楽状況が、もしこれからも続くとすれば、メンゲルベルクの録音はますます存在価値を持って、その輝きを増すことだろう。

「人類の至宝」とも言うべきメンゲルベルクの貴重な録音の数々が、今後一枚でも多く復刻され、一人でも多くの方々に聴いていただけることを、私は心から願ってやまない。


ヴィレム・メンゲルベルク/略歴

〔1871・3・28〕
オランダ・ユトレヒト市に生まれる。
両親共ドイツ人で、先祖はドイツの名家の出。
〔1888〕
ユトレヒト昔楽学校に学び、のちにケル
ン音楽院に入学。同音楽院のピアノ料、指揮科、作曲科をそれぞれ首席で卒業・ケルンのギュルツェニッヒ管弦楽団を指揮して、指揮者としてデビュー。
〔1893〕
八十名の候補者の中から選出されて、ルツェルン市音楽監督に就任。
〔1895・10・24〕
アムステルダム・コンツェルトゲボウ管弦楽団の第二代常任指揮者に就任。グリーク、マーラー、R・シユトラウス、ハンス・リヒターに認められる。
〔1898〕
アムステルダム・トーンキュンスト合唱団指揮者に就任。コンツェルトゲボウを率いて、ロシア、ノルウェー、イタリアに演嚢旅行
〔1899〕
パルム日曜演奏会で、バッハの「マタイ受難曲」を演奏。その後毎年の恒例となる。
〔1903〕
初のオランダ音楽祭開催。
〔1904〕
マーラーをコンツェルトゲボウに招く。
その後マーラーは、メンゲルペルクに「第五」「第八」を献呈した。
〔1905〕
アメリカに渡り、ニューヨーク・フィルを指揮。
〔1922〜1930〕
新編成ニューヨーク・フィルの常任指揮者に就任。
〔1928〕
二ューヨーク・コロンビア大学名誉博士号を受ける。
〔1933)
ユトレヒト大学音楽教授に任命される。
〔1938・1・27〕
ロイヤル・フィル協会の招きにより、ロンドン・フィルを指揮。
〔1945〕
第二次大戦終了後、戦特中に政治的に無知だったメンゲルベルクが、両親や先祖と同国人のドイツ人に協力して、国内及びドイツで指揮を取ったかどで迫放され、スイスに亡命。
〔1951・3・21〕
追放解除の噂がチラホラ聞こえ出した頃、スイスの別荘で淋しくこの世を去る。
  

     ( 管 一著・「ウィレム・メンゲルベルク」ディスコグラフィー
      〔音楽の友社刊行「レコード芸術」誌〕による )
http://www.medias.ne.jp/~pas/mengelberg.html


           / 乃了   `ヽ  ヽ∨∧ヽ \`、
              //_/7 ′     ハ `、〈〈_ノ ノ   ヽヽ
       r,ニY/」 ′〃   , ' l| ト、 l l ̄l「`、   | ハ
       __〉イ〃 ,  /, l   / ,イ!} |リ 八 ヽ |ハ
       〈 rク// ,′ ,'/l‖ ,' /厶‐十ナ/}小、ヽ ∨/  、
    , -ァ7イ {  l   |l ハ ト、 { l /ィ乏f千ァ l |ヽ}_ノ   、、 `、
  // 〃l ハ  、 レイ下丶、j′'ヾ゙ジ  // rヘ川 U ヽ ヽ
//   {l { い、、\V,ィf赤       //  ,ィ|l |  ト、 \
{_/    ヾ \/ ヽ\ヾ`ー'′       { !  仆//  ,′ | ヽ  ヽ
         ノ{ {  八_〉、   ` , - ァ  ゝ, ' V ハl /   ハ }   \
      , -‐'´/ハ 、 { |lヽ、      ∠ニ-V リ / /  ∨
  ,.|ヽ .ヽヽ、ヽ| ,'  ,..-,, `ヽ''-''-'、 __ヾ  ,,. -‐ V"´ __ `ヽ、_ ,
r''".| ヽヽ _,.´,, ',´´        `ヽ、'   ,.. - ''"´   ``ヽ 、`ヽ、ィ
|  ,|  川ヽ、/ /ト-;:::、        u丶 '´         .....ヽ、 i  /l
| ハ  |! j/ ./::`:::::、                        .:::r::、::.ヽ レ'  |
   ヽヽヽ .、 i   : : : : : : : : : : : : u: :/   、: 。: : . . .  . : : : : : ': : : :|    k   
    ヽヽヽヽ、ヽυ : : : : : : : : : : :, :'´: : : : : :ヽ : : : : : j : : : : : : : : : : :,'r;;=;;、  \
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4) 宇野功芳が語るSPの世界:ワルター盤を中心に


SP盤特別鑑賞会 2003/10/12 金沢蓄音器館

金沢蓄音器館ホームページ
http://www.kanazawa-museum.jp/chikuonki/index.htm


1)シュトラウス,J./皇帝円舞曲(1937年録音)
2)ブルーノ・ワルターから宇野功芳氏にあてた声のメッセージ(1952年録音)
3)ベート−ヴェン/交響曲第6番ヘ長調,op.68「田園」〜第2楽章(1936年録音)
4)ハイドン/交響曲第100番ト長調「軍隊」〜第1楽章(1938年録音)
5)ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調,op.67〜第2楽章のリハーサル風景の一部(1958年頃)
6)モーツァルト/セレナード第13番ト長調,K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」〜第1楽章(1936年録音)
7)シューベルト/交響曲第8番ロ短調「未完成」〜第1楽章抜粋(1936年録音)
8)ブラームス/交響曲第3番ヘ長調〜第1楽章抜粋(1936年録音)
9)モーツァルト/ドイツ舞曲,K.605-3「そりすべり」(1937年録音)


●演奏
ブルーノ・ワルター1,3-9)指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1,3-4,6-9);コロンビア交響楽団(5),ブルーノ・ワルター(語り*2)
宇野功芳(解説),水口哲哉(聞き手)
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↑今回の鑑賞会に使われた蓄音器。これは始まる前に撮影したので,扉が閉じていましたが,これをあけるとかなり豊かな音が出ていました。


日本のクラシック音楽評論の世界では,恐らく吉田秀和さんと並んでもっとも著名な方である宇野功芳さんが金沢に来られ,ブルーノ・ワルター指揮のSPレコードを蓄音器で一緒に聞きながら,解説をしてくれる,という企画が行われました。私自身,宇野さんの推薦するブルーノ・ワルターのLPレコードを聞きながら,クラシック音楽への関心を高めていきましたので,「生の宇野さんを見てみたい」というミーハーな気持ちでこの企画に参加してきました。

宇野さんといえば,「○○は△△だけ聞けば十分である」といった率直な語り口で,いろいろと毀誉褒貶の激しい方ですが,宇野さんの語る曲やCDを聞いてみたいという意欲をかき立ててくれるという点で,大変大きな功績を残してこられました。特に朝比奈隆さんのブルックナーがあれだけ注目されたのはこの方の力によるところが大きいと思います。

今回は,14:00からと18:30からの2回に分けてSPレコード鑑賞会が行われました。とても立派な蓄音器(宇野さんの話によると,今回使われたクレデンザ42078という蓄音器は,家一軒分ぐらいの価値のある,大金持ちにしか持てないようなすごい蓄音器とのことです)を沢山所蔵している金沢蓄音器館にとっては,資源の有効利用という点からも大変相応しい企画だったと思います。

会場には50人ほどしか入れないのですが,年輩の方を中心に満席になりました。蓄音器というのは,かつては,その存在自体が偏愛の対象になっていたようですが(宇野さんのトークの中でも「盤よりも蓄音器が大事」という話が出てきていました),その魅力の片鱗に触れることができました。

第1回目では「宇野功芳が語るクラシック小品」と題して,クライスラーの自作自演など,小編成の曲目が掛けられたようですが,私が出掛けた第2回目の方では宇野さんが敬愛するブルーノ・ワルター指揮ウィーン・フィルの歴史的名盤が集められました。いずれもこの館で所蔵しているSPレコードだったようです。この館で所蔵していたということは,それだけ当時から名盤だった,ということが言えそうです。

会場は,金沢蓄音器館の1階にある多目的ホールでした。この建物に来るのは2回目なのですが,蓄音器自身の音を聞くのは初めての経験でした。どういう音が出てくるのか期待しながら待つことにしました。今回使われた蓄音器は,先にも書いたとおりの名機だけあって,音量も十分でした。蓄音器といえば,貧しい音というイメージがあったのですが,大変豊かな音だと思いました。もちろん,迫力のある重低音はなく,ダイナミックレンジも狭いのですが,刺激的な響きが全くしない,自然なサウンドはデジタルな音声に覆われている現代人にとっては,癒しの音色だと思いました。蓄音器というのは,CDプレーヤーなどとは違い,楽器に近い雰囲気があると,宇野さんは語られていましたが,そのことも納得できました。

今回の鑑賞会は,宇野さんと聞き手の水口哲哉さんによる対談形式で進められました。この水口さんの質問がとても率直で,しかも的を得たものだったので,宇野さんから面白いお話が次々と出てきました。宇野さんは,既に70歳を越えられていますが,とても若々しく見えました。話ぶりにも文章そのままの明快さと率直さがあり,聞いていて飽きるところがありませんでした。

以下,プログラム順に話された内容などを箇条書きで要約してみました。

●皇帝円舞曲

ワルター/ヨハン・シュトラウス2世:皇帝円舞曲 Op.437 1937
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13833997

宇野さんがアルバイトをして初めて買ったレコード。宝物だったが,戦後,父親に「(家計を助けるために)売ってくれ」と頼まれて,仕方なく売った。
この曲はシュトラウスの曲の中ではドイツっぽい曲で,ウィーン出身の指揮者クレメンス・クラウスなどは取り上げていない。オーストリア人は意外に好まない曲である。
この演奏からは,昭和初期の音がする。全然力んでいない。

●ワルターから宇野さんへのメッセージ
宇野さんは1952年頃からワルターと文通していた。その辺の経緯は「クラシック・プレス12号」(その付録CDにそのメッセージが収録されている)に詳しく書いてある。ワルターがマーラーの大地の歌をデッカにレコーディングした頃のことである。
ワルターの弟子(住み込みの書生のようなもの)にして欲しい,という今から思うと無茶なお願いをしたこともある。

●ベートーヴェン:田園〜第2楽章

Bruno Walter, 1936, Beethoven, Symphony No. 6 in F major, Op. 68 "Pastoral"
http://www.youtube.com/watch?v=ak6ljTvaw4Y
http://www.youtube.com/watch?v=ZZvD0mBp5kY


情緒たっぷりのウィーン風の演奏。
楽器(特に木管楽器)の音の溶け合い方がすばらしい。クラリネットはウラッハだろう。

SPレコードは数分単位で盤を裏返したり交換したりする必要がある(この日は蓄音器館の方が担当されていましたが,大変ご苦労さまでした)。この曲は何回も聞いたので,CD復刻版で聞いていても,裏返す箇所が来ると立ち上がりたくなる。
楽章の最後はとてもあっさり終わり,悲しいはかなさが残る。

宇野さんはベートーヴェンの交響曲の中では3番,6番,9番が好みである。「7番はできそこないですよ」などとおっしゃられていました。

「朝比奈さんは「7番の2楽章を自分の葬儀の時に演奏して欲しい」と語っていましたけど...」と水口さん話を向けると,宇野さんは「照れ隠しですよ。本当は「英雄」の葬送行進曲を演奏して欲しかったのではないですか」と反論。


●ハイドン:軍隊〜第1楽章

ハイドン 交響曲第100番「軍隊」 第1楽章 ワルター指揮 1938年録音
http://www.nicovideo.jp/watch/nm6566510
http://www.youtube.com/watch?v=P88fk21hl0g
http://www.youtube.com/watch?v=Z-kIR1d0NGc
http://www.youtube.com/watch?v=YoH5AVfL-Bc
http://www.youtube.com/watch?v=MkcaVnE7IW4


ハイドンは男性的で粗野なところがある。ワルターはこれをモーツァルトのように演奏した。テンポがとても遅い。

近頃,この曲でワルター盤を推薦している評論家は私だけである。

学者たちは「当時は一弓で弾いていたからテンポは速かったはず」というが,「だから速く」と考えるのは間違いである。

#私の感想:テンポの落とし具合が絶品。おっとりとした雰囲気から微笑みが感じられる。


●ベートーヴェン:運命〜第2楽章のリハーサル

ベートーヴェン 交響曲第5番 《運命》 第1楽章
http://www.youtube.com/watch?v=jTCe6A6p5GU

ワルターが80歳を越えた頃のリハーサルを収録したもの。
とてもゆったりとしたテンポである。呼吸が深い。若い指揮者はこの深い呼吸がなかなかできない。

#この演奏のみLP盤だった。恐らくコロンビア交響楽団が演奏しているものだと思われる。

●モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク〜第1楽章

Bruno Walter, 1936 - Mozart, Eine kleine Nachtmusik, K. 525
http://www.youtube.com/watch?v=HsuSoZQ6QJ0
http://www.youtube.com/watch?v=guutbaWC8HU


コロンビア交響楽団との演奏は,ワルターが教え込んだような音楽だが,ウィーン・フィルとの演奏は,ウィーン・フィルに任せているところがある。冒頭などは,即興的で様子を見ながら始まっているので,アタックがとても弱い。
角のない演奏で,とても女性的である。

ワルターはウィーンには4年ほどしかいなかったが,とても相性が良く,第2のふるさとのように思っていた。

ただし,ウィーン・フィル時代のワルターは,「ウィーン・フィル+ワルター」というところがあり,ワルター本来の持つドイツ的な面はあまり出ていない。
#この演奏はSP盤の片面に収録されていたので,曲中に中断することはなかった。

●シューベルト:未完成〜第1楽章抜粋

Bruno Walter-Unvollendete-1936-VPO
http://www.youtube.com/watch?v=zrH8CbNdFcw
http://www.youtube.com/watch?v=80AVBrIflDk

http://www.youtube.com/watch?v=kyY32OVwqYs
http://www.youtube.com/watch?v=-snx_QsjIOE
http://www.youtube.com/watch?v=pBJzWHnsNqo
http://www.youtube.com/watch?v=vneay2YZ1Pw
http://www.youtube.com/watch?v=UoSTdlDgoOY
http://www.youtube.com/watch?v=j-BjD6B9trA


この曲は最近,7番と呼ばれるが,やはり8番。偶数ですよ。この曲は「8番「未完成」」しか有り得ない(宇野さんは,偶数番と奇数番と曲の印象とのつながりを重視していらっしゃるようです)。学者は頭が堅いだけです(宇野さんの方が堅いという説も...)。

だけど,ドヴォルザークの8番は何番でも構わない(この辺は結構勝手ですね。だけど,何となく気持ちは分かるような気はします)。

1楽章最後がディミヌエンドで終わるのはとてもはかなげである。これを最近はアクセントで演奏することが多い。曲のイメージが全然違ってしまった。学者の説もマユツバだと思う。

聞き手の方が

「それにしてもこの楽章は暗い曲です。宇野さんは指揮されたことはありますか?」

と尋ねると,

「ない。私は,自分が過去の名演より良い部分を出せる曲だけ振っています」

との回答。


●ブラームス:交響曲第3番〜第1楽章抜粋

ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 Op.90
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17639121

ブラームスの好きな人は多いですが...宇野さんはあまりお好みではないようです。水口さんの方は「私は好きです」

3番はちょっと変な曲です。この点は聞き手の方も「同感」。特に最後,ゆっくり終わるのが辛い。ブラームスは,そういう人である。「優柔不断なんですよ」
クララ・シューマンに対する思いから話がそれて,マーラーの奥さんのアルマ・マーラーの話題に。当時の芸術家はみんなアルマのことが好きで,アルマも次々恋人を作っていた。マーラーは馬鹿にされていたのでは?

だけど,この演奏は良いです。ブラームスではなく,ワルターの演奏が良い。ホルンがとても良い。


●モーツァルト:そり滑り
#中間部の鈴の音の響きが夢を見るように美しい。鑑賞会はこの小品で締められました。


●SPレコードについて

SPレコードは,ソロ楽器の方が合っている。いくらクレデンザでもオーケストラだと音が固まってしまう。

というわけで,「○○は好き,△△は嫌い」という宇野さん独特の言いまわしもポンポンと出てきて楽しめるトークとなりました。今回,ワルターの演奏と宇野さんのトークを聞いて私が感じたのは次のような点です。

SPレコードに収録されている演奏は,SP盤を裏返す時間を意識してテンポ設定がされているのでは?戦前の演奏は,主題呈示部の繰り返しをしているものは,ほとんどないが,SPレコードで聞いていたことを考えると納得できる。

今回のトークの中で,「悲しさ」「はかなさ」という言葉が何回か出てきた。SPの魅力はこの辺にありそう。

宇野さんは,「学者がこういうから」という演奏が嫌いである。世の中全部が,一つの方向に向かったら面白くない。宇野さんのような考えの演奏家が居た方が面白いと思った。
http://www.oekfan.com/review/2003/1012.htm


古雅、優美のきわみ〜ヴァルター&ヴィーン・フィルの「田園」 2011年07月29日

戦前のヴィーン・フィルの響きがどれほど美しいものだったかはいろんなところで語られている。一番よく知られ、影響力も大きかったのは宇野功芳氏が書いたヴァルターとヴィーン・フィルの戦前録音についての評論だろう。

私も氏一流の名調子に乗せられた?くちで、この世のものとも思われぬ究極の美、とか何とかそんな感じの口上を目にして、それほど美しい音ならぜひきいてみたいと思い、EMIからヴァルター、ヴィーン・フィルのモーツァルト録音を集めたセットが出た時に、貧乏学生が清水の舞台から飛び降りる思いで購入した。そして、期待に胸を躍らせながらきいてみて、拍子抜けというか、はっきり言えば非常にがっかりし、失望したのを覚えている。これのどこが美しい響きなのか?こんなものに大枚(当時の私には)をはたいた自分の愚かさを悔やんだが、後の祭りである。その頃からヴァルターをあまりきかなくなったのは、その心の傷?がいくぶんか、あるいは大いに影響したのだと思う。

まあ、当時の私はうぶな素人で何も知らなかったのだが、失望させられたのはある意味で当然である。今の私も依然として素人だが、悪達者な知恵だけはついたので、それがどういうことだったのか今ではわかる。私が購入したEMIのCD復刻は、上と下からプレス機にかけて押しつぶしたような音で、中高域だけが妙に強調されてキンキンと下品に響き、もやついてふやけた低域のせいで腰の据わらないヘナヘナの演奏にきこえるという、きわめてろくでもない代物であった。まあ、今はもっとひどいものが世に出回っているが・・・いずれにせよ、あんな音ではヴィーン・フィルもBBC響も大して変わりはない。

その後も何度かヴァルター、ヴィーン・フィルのSP録音が復刻され、そのたびに「今度こそ・・・」の望みをかけて購入しては、やはり失望させられる・・・というのを繰り返し、ついに私はあきらめた。戦前のヴィーン・フィルがいかに素晴らしいか、という話そのものがガセで、香具師の口上にうまうま乗せられた自分が馬鹿だったのだ、と思うことにしたのである。さらにORFEOレーベルから続々と出た「正規音源」による戦後のヴィーン・フィルのライブも、そのもっさりとした鈍く暗い音で追い討ちをかけてくれた。その後しばらく、ヴィーン・フィルほど名声ばかり高くてろくでもないオーケストラはない、というのが私の中では「定説」となった。(音盤に詳しい方であれば上記のくだりを大笑いしながら読まれたことだろう。だが、実際には笑いごとではない。復刻の粗雑さ、無神経さが実際に貴重な文化財の真価を損ない、見誤らせているのである。)

その見方が変わったのは比較的最近になってのことである。フルトヴェングラーやシューリヒトとヴィーン・フィルの音源を良心的な復刻でいくつかきき、自分が「メジャーレーベル」「正規音源」というブランドや「リアルなSP復刻」などという売り文句に惑わされていたのだ、ということに気が付いた。たしかにヴィーン・フィルの音は、紛れもなくヴィーン・フィルの音だったのである。それに気付いてから、あらためてヴァルターとヴィーン・フィルによる戦前録音の良好な音源を探し始めた。そうして、ようやく納得の行く音源をいくつか入手することができた。そのうちのひとつが、今回ご紹介する「田園」である。

この「田園」にきく最盛期のヴィーン・フィルの響きは、たしかに後にも先にもきかれないような絶世の美である。舌の上で淡雪のように解けていく上等の砂糖菓子みたいなすっきりとした甘さ、軽さ、柔らかさ。そう、こくのある充実した響きなのに、何とも音の身ごなしが軽く、柔らかなのである。陰翳、色彩感の妙、独特のアクセント、すべてが魅力的で、古雅、優美のきわみ、といいたい。ヴィーン・フィルの響きの見事さだけでなく、ヴァルターの指揮ぶりも実に端正で行き届いたもので、この時期のかれのセッション録音では出色の出来だと思う。

ただ、この演奏ではひとつだけ、ひどく気に入らないところがある。終楽章のクライマックスで、唐突な(としか私には思えない)ディミニュエンドとクレッシェンドが繰り返されることだ。これは当時の演奏習慣なのか、楽譜に何らかの根拠があるのか、ヴァルター独自の解釈なのか、それは別にいい。たんに効果的でなく、演奏から受ける感銘をスポイルしているだけだ。ヴァルターは後年のコロンビア響との録音でも、ずっと目立たない形ではあるが同じことをやっている。目立たないというだけで効果的でないことに変わりはない。実演などではこの解釈がうまく「決まった」例もあるのかもしれないが、この演奏では感動を深めるよりは削いでいると思う。

今回公開する音源についてひと言。いくつかある手持ちの音源の中から、プライベートLPから起こしたものを選んだ。金属的な針音がやや耳に付くが、それを差し引いても音のたたずまいと品の良さが一番優れているのをとった。
http://blog.livedoor.jp/thetatoshi/archives/cat_157467.html


オーパス蔵 ホームページ
http://www.opuskura.com/index_j.htm


OPUS蔵の位置 2007年05月08日

OPUS蔵というレーベルをご存じだろうか。第二次大戦前後のSPからCDに復刻して販売するレーベルである。CDの帯に宇野功芳氏の熱いコメントが書かれているものもあり、私もつい乗せられたりしてこのレーベルのCDを10枚以上所有している。

本来は、マスターテープを所有しているEMIなりPHILIPSなりがCDを制作したほうが、いい音でできるはず。だが、OPUS蔵が出す復刻CDは、不思議や不思議、本家本元が出すCDに肉薄するか凌駕することがほとんどである。もっとも、SP復刻だけあって、チリチリというノイズがどうしても発生するから、それを嫌う人には向かない。

私はこれまでOPUS蔵から発売されるCDを高く評価してきた。既に同じ録音を所有している場合でも、OPUS蔵から発売されると買い直したこともよくあった。iPodやその他mp3ウォークマンが全盛の時代、少しでも良い音質を求めてCDを買い直すなんてまったく時代に逆行するようでもあるが、本人が楽しいのだからいいじゃないか。それに私の周りの知人に聴かせれば、大抵は音の違いはわかってくれる。音楽をさほど聴かない人でも大抵は違いを認識する。「そんなに違わないでしょ」と私の趣味を嘲笑する人も、いざスピーカーを前にすると「なるほど」とうなずく。

とまあそんな訳で、いい状態の録音を探す旅を正当化しつつ続けるわけである。ちなみに今まで最も多く入手した録音は、カザルスが演奏したバッハの無伴奏チェロ組曲とドヴォルザークのチェロ協奏曲、それからフルトヴェングラーの第九(1951年,有名な「バイロイトの第九」)じゃないかな。CD,LP合わせるとどちらも6種類ずつ購入した。メンゲルベルクのマタイ受難曲は4種類。もちろん演奏日まで含めて完全に同一の演奏。ここまで来ると、さすがに無駄じゃないかなと自分でも思うが、慣れてくると段々と知識が増えてきて、「この復刻のほうがいいはず」という判断が可能になってくるから、後に買った物ほど大体いい音質をしている。だから後悔はあまりなく、「いい買い物をした」という思いが強い。

さてOPUS蔵の話に戻るが、ターンテーブルを購入しLPを聴くようになるまでは、OPUS蔵はどうしようもないEMIのヒストリカルレコーディングの復刻を補ってくれるよい選択肢だったが、今はもう一つの選択肢がある。つまり、古い時代のLPを直接手に入れる、という方法である。「古い時代の」という限定をしたのは、80年代に再販されたLPで音質の悪い物が何枚かあって、買い直しを余儀なくされたという苦い経験ゆえである。この選択肢だと、HS2088方式なりARTリマスタリングなりの人工的なサウンドから解放されてまともな音質で聴ける。そこで、昨日、友人たちが拙宅に集まったのをいい機会と、私を入れて5人で聴き比べをしてみた。もっとも、本格的な聴き比べをするなら、使用するLPの選定から徹底的にやらなければいけない。ゆえに、以下のレポートは、


「OPUS蔵ってホントにいいの?」

「マスターテープから作ってないCDってどうなの?」

ということを少々考えてみたいための記事、気軽にお読みください。


第1試合:ワルター指揮ウィーンフィルのモーツァルト「プラハ」(1936)

使用LPは、Angel Records の GR-19。昨日届いたばかりのLPをかけてみて、思いの外、音質がよくなかった。なんかフィルターを通して聴くようなもやもやした音。1936年の録音とはいえ、悪すぎる。1920年代の録音ぐらいにしか聞こえない。古き良き時代のウィーンフィルの雰囲気こそ伝わってくるが、音が貧弱で分離も悪く、オケの各声部がどうかけあっているのか楽しめない。
(このLPの名誉のために言えば、カップリングされているモーツァルト「ジュピター」は、まっとうな音で聴ける。)

一方で、OPUS蔵は、うってかわって、音が硬くてウィーンフィル特有の土臭い雰囲気をやや失っているところと、低音の響きが甘いのが残念であるが、LPに比べれば遙かにクリアな音質で素晴らしい。ライナーノートに、「『プラーハ』はこもり気味の音なのでなるべくクリアーなものを用いたつもり」と書いてあるから、エンジニアの努力が見事に実を結んだ格好であろうか。いい仕事をしてくれたと賞賛したい。

この録音については、LPの音を好んだ人もいたが、OPUS蔵のほうが、優勢であった。LPで聴くなら、もっと状態のよいものを探さねばなるまい。

第2試合:ティボーのヴァイオリン小品集よりヴィターリのシャコンヌ(1936)

使用LPは、Angel Records の GR-79。一聴して、ヴィターリのシャコンヌが哀切極まる響きで奏でられていることに驚いた。それほどにティボーの演奏を私は素晴らしいと思った。そして、EMIの録音の捉え方の深さを、賞賛したいと思った。

対して、OPUS蔵は、以前にジャック・ティボーを聴くの稿でも書いたとおり、この演奏家のヴァイオリンの響きを伝えるにはあまりに音が硬質すぎて、魅力が減衰してしまう。音は明瞭に捉えられており、その意味ではLPで聴いたよりも聴きやすいかもしれないが、ヴァイオリンの表情が半分以上失われているように聞こえるのは残念である。

ティボーについては、フランクのソナタも聴き比べたがやはりLPの勝利だった。


第3試合:カザルスのバッハ「無伴奏チェロ組曲」より第6番(1938)

使用LPは、Angel Records の GR-2018。これはLPもOPUS蔵もともにしっかりと音が入っており、評価が難しかった。だが、低音域の締まりのよさにおいて、OPUS蔵はLPに一歩劣る。

カザルスが低い音を弾いた時、OPUS蔵だと「ぼわーん」と間抜けな音が聞こえてくる。その他の点では、充分に善戦していたし、購入を推薦できるCDと思われるだけにあと一歩及ばず残念であった。

ということで昨日の3試合は2勝1敗でLPの勝ち。たまたまEMIに偏ってしまったので付言すれば、先日メンゲルベルクの演奏したバッハ「マタイ受難曲」をLPとOPUS蔵で聞き比べたときはLPの圧勝だった。マスターテープから制作されたものに勝てないのは仕方ないかもしれないが……。

おそらくは機会を改めてまた書くことになると思うが、平林直哉氏がリマスタリングしているGrandMasterシリーズは、よっぽど状態のよいLPを探してこないと勝ち目がないぐらいによくできたCDだと思っている。それに比べれば、OPUS蔵は復刻の仕方が少し甘いと思う。

もしLPをもっと買い揃えて比較すれば、さらに分は悪くなろう。加えて、エンジニアの音の好みが(ある程度は仕方ないにせよ)露骨に現れているのもちょっと首を傾げてしまう。ターンテーブル買うのはお金と場所が……という向きもわからないではない(私が長らくそうであった)。だが、OPUS蔵の音よりも簡単に安価で手に入るLP(ヤフオクで数百円〜千円程度)の音質が良かったりすることはザラにありそう。

OPUS蔵が店頭のヒストリカルレコーディングの棚に並ぶCDの中ではいい音質を誇ることは間違いないが、所詮は「復刻」であると言わざるをえないのだろうか。きちんとマスターテープから制作されたLPを聴かないのはもったいないよと警告しつつ、一方で、もっとよい復刻レーベルが登場することを期待するのである。
http://muse.senrenja.net/2007/05/opus.html

オーパス蔵:究極のコレクション 2007.07.23 Monday

 この一覧を改めてみていると、本当に良いもの目白押しですね。私の大好きなブルーノ・ワルターなんかが特に。「田園」と「アイネクライネ」なんて凄いカップリングですよね。こけは確か私の手元になくてBBピアノに置いてあるような。

 まだ買っていなてけど、ブラームスの第3とハイドンの86番というのもいいですね。ブラームスは「KOCH」の輸入盤で持っています。ハイドンも「Pearl」か「IronNeedle」かどちらか忘れましたが持っています。第86番のワルターはやりたい放題もいいところで、ここまで表情たっぷりな演奏も、そう聴けないと思います。

 マーラー第9は「Dutton」の高音質リマスタリングをずっと愛聴しつづけました。オーパス蔵だとどうでしょうか。因みにこれはナクソスのリマスタリングも出ていますね。

 他の指揮者を見てみると、メンゲルベルクのチャイコフスキー「弦セレ」。これはいいです。ポルタメントかけまくりのロマン溢れる演奏です。私は確か「DANTE」で持っていたかな。因みに1987年時点での宇野功芳氏のこの曲のベスト3は、メンゲルベルク、ストコフスキー、バルビローリだったと思います。

コメント こんにちは、torefoglinefan様。

 「オーパス蔵」とは簡単に言うと、主に戦前に録音されたクラシック音楽のSPやLPといった音源からCDへと復刻化し販売している日本のメーカーの事です。「Dutton」は同じくオーストリアのCD復刻会社。「Dante」・「Peal」等はちょっとどこの国か分かりません。
 
 CD・レコードの場合、演奏を録音し、その録音音源を保有しているレコード会社は著作隣接権という権利を50年間保有します。その期間には他のメーカーからその録音のコピーが販売すると著作権法に触れることになりますが(著作権は一部の国を除き世界的に保護が受けられる)、50年を過ぎると著作隣接権が消滅するため、録音音源を保有しているレコード会社だけでなく、どのレコード会社からも販売するということが事実上可能となります。「オーパス蔵」は、その著作隣接権が切れた録音を、かつて市販された保存状態の良い状態のSPやLPを探しだし、それぞれのプレイヤーで再生・CD化を専門で行っています。
 
 何故、そのような古い演奏を聴くのか?現在のデジタル録音の演奏で聴けば良いのでは無いか?と思われる方もいらっしゃると思いますが、torefoglinefan様が名前を挙げた、フルトヴェングラー、ワルター、メンゲルベルクなどは、21世紀の現代には絶滅したと言ってもよい19世紀後期ロマン派の流れを汲んだ貴重な名指揮者達ばかりなのですし、オーケストラの団員の中には晩年のブラームス・マーラー直々に指導を受けたプレイヤーもいるはずなのです。実際私のCDラックの中にも1930年代のSP録音がいくつかありますし、40・50年代のテープ録音の愛聴盤が数多くあります。しかし、残念ながら、年代のため音質が良くないものが当然ながら多いのですが、それでも元の録音保有メーカーの復刻CDよりも、別のメーカーから発売された復刻CDの方が音質が良く、尚かつ演奏そのものが別物のように生まれ変わるというケースが時折あります。そのため、クラシック・ファンの間には名演奏と評される演奏のメーカー通しの音質聴き比べという現実が特に90年代から生まれてきたのです。

私は「オーパス蔵」のCDはあまり好きではありません(ゴメンナサイ)。SP(LPも)音源特有の針音が気になりますし、頭痛がして聴き疲れしてしまいます。
基本的にワルターの戦前の録音は本家の東芝EMIなどの復刻で聴いていますし、戦前のフルトヴェングラーの演奏は、93年ロシア・メロディア社保有(ドイツでテープ録音された音源は、戦後処理の際、戦勝国ソ連により戦利品として摂取された)のマスターテープからの復刻CDを聴いています(基本的に80年代末にソ連から独・グラモフォン社へ返還されたテープより音が生々しい。マスターテープのコピーをソ連が”返還”したとよく言われますが、非常にミステリアス!)。

但しオーストリアの「Dutton」社は聴きやすく音質も素晴らしいですよね。torefoglinefanさん絶賛のワルター指揮マーラーの第九交響曲はもちろん、往年の名チェリスト・カザルスのチェロ協奏曲や、バルビローリ指揮のシベリウス交響曲選集(2番は宇野氏も絶賛!)も本家のEMIを超えたものとしてお勧め!


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オーパス蔵の復刻は、音に厚みがあり中低域が豊かで弦楽器が美しく私は大好きです。

ワルターの復刻版では「田園」「アイネクライネ」「ジュピター」が特にすばらしい音だと思いますし私の愛聴盤となっております。
  
他には「カペー弦楽四重奏団」、「クライスラーの小曲集」、「カザルスのバッハ無伴奏組曲集」を愛聴しております。

それにしても、20世紀前半の名演奏家達の名人芸を手軽に聴くことが出来るのは、本当に素晴らしく幸せなことだと思います。magnet


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「Pearl」はイギリス、「DANTE」はフランス、「IronNeedl」はイタリア、「KOCH」はオーストリア。確かそうだったと思います。

 オーストリアには「Preiser」というところもあり、ワルターの「田園」や「軍隊」のSP復刻がとても良かったです。ところでこのレーベル、スレザークの歌ったドイツ歌曲集もあり、これをカタログで見つけたときは嬉しかったです。確かキングインタがこのレーベルを取り扱っていたので、上記交響曲2枚とともに、地元のCDショップの方に言って取り寄せてもらいました。ただし、「オーパス蔵」が出てこちらの方が音が良いと思います。

 magnetさん、カペエSQを忘れていました。私も「Bidulph」(英)で出ているのを買い集めました。言われてみるとこれが「オーパス蔵」で出ているのですね。これは買いでしょう。

 因みにこのカペエSQ、なぜ知っているかと言いますと、「ワルターの田園」の項で触れた例の1960年代の音楽誌。交響曲をはじめとした名盤の紹介は、宇野功芳氏よりも前からレコ芸の交響曲部門を担当しておられる小石忠男氏が書かれたのですが、これとは別の紙面に、いろいろな評論家が選んだ「この一枚」がありました。そのなかで宇野が選んだのは、「今さらこんな古いものをと言われるかも知れないが、」と前置きしたうえで、カペエの四重奏曲だったのです。

これが1960年代の文章ですよ。因みにカペエの録音も1929年。当時から宇野さんは骨董趣味だったのでしょうか。
http://trefoglinefan.jugem.jp/?eid=82

ワインガルトナーのベートーヴェン

このCDは宇野功芳氏が絶賛していたので、買った次第。


ベートーヴェン 交響曲第3番「英雄」 交響曲第8番
ワインガルトナー(指)ウィーン・フィル 録音1936年

フルトヴェングラーやシューリヒトにも匹敵する「エロイカ」の登場
オーパス蔵の大ヒット
迫力を求める人には物足りないと思っていたワインガルトナーの表現が全く違う感動をあたえてくれたのである。

今回オーパス蔵によって復刻された「エロイカ」を試聴し、そのすばらしさに驚喜した。こんなに凄いベートーヴェンだったのだ!

ワインガルトナーの表現が全く違う感動を与えてくれたのである。

8番は従来、涙をのんでS=イッセルシュテットの方を推薦して来たが、オーパス蔵盤の登場により「第8」のベストワンはワインガルトナーと躊躇なく言えるようになった。今までのCDに比べ音に力のあること華やかささえ感じられることにびっくりさせられるだろう。/宇野功芳(ライナーノートより)

この人の薦めるCDは小生にはあまりヒットしない。我が家はモノラルの古い録音でも鑑賞に堪えるが、あえてこのCDを聴く必要はなかろうと感じる。名演なんだか知らないが音が悪過ぎる。結論として、SPで室内楽はOKだが、オケはダメだ。宇野氏と自分とではひと世代違うのである。
http://compact.exblog.jp/12398855/


フルトヴェングラーのベートーヴェン交響曲第3番「英雄」 2012年 01月 12日
"ウラニアのエロイカ" オーパス蔵

今日は1944年、フルトヴェングラーがウィーンフィルと残したベートーヴェン交響曲第3番「英雄」、通称"ウラニアのエロイカ"を聴きます。

使用した音源は、「オーパス蔵」で復刻したCDで、 これは以前ニコニコ動画に投稿して、記事にもしていたんですが、楽章単位でより高音質で再投稿して欲しいと言う要望ありましたので、今回再登場と相成りました。

フルトヴェングラー "ウラニアのエロイカ" オーパス蔵 音質改善版 
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16659502?via=thumb_watch
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16660123?via=thumb_watch


この「ウラニアのエロイカ」いわれるレコードの復刻は過去たくさんありまして、其々の音質評価等詳しくはこちらをどうぞ。

ウラニアのエロイカ
http://homepage1.nifty.com/classicalcd/FurtwanglerCD/Beethoven/sym3/19441219.htm

この「Classical CD Information & Reviews」さんを見るとたくさんあるんですよね・・ オーパス蔵盤は例の宇野功芳氏が絶賛したものです。もうこれが決定版だと。笑

今回は音源アップ時の音声ビットレートは640kbps、ちなみにYouTubeは映像込みで一律360kbps、CDは1411kbpsですね。

果たして・・

【ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調作品55『英雄』】
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1944年12月16〜20日(19日)、ウィーン、ムジークフェラインザール


多少は、エネルギーが凝縮された感じで、以前の音源より緊張感が感じられます。ただ、オーパス蔵の音にいつも付きまとうある種の抜けの悪さは変わらないですので、恐らくその抜けの悪さのようなものはオーパス蔵の音なんでしょう。

復刻レーベルの音としては、情報量的には
「グッディーズ・ダイレクト・トランスファーCDR」
http://goodies.yu-yake.com/

の方が正しいでしょう。SPに刻まれた情報をくまなく拾った、そんな音です。ただちょっと腰高で音が客観的なので、そこをどう聴くかでしょうね・・

オーパス蔵の方はやはりその音の抜けの悪さを何とかして欲しい気はします。この辺は、使用している機材の影響を受けますから、オーパス蔵さんには機材の再考が必要なのかもしれないな、と最近思います。
http://sucala.exblog.jp/17597987/

うーん、要するにオーパス蔵のCD は宇野功芳さんの様に


1. 高年齢になってもう3000ヘルツ以上の高音が聞こえない

2. 高音も低音も出ない真空管アンプ(マランツ♯7 + クォードU)とスピーカ( ワーフェデール + Axiom80)を使っている

の条件を満たさないと良い音にならないという事でしょうか?


次の音楽界の七不思議の答えもどうもこの辺にありそうですね :


@ 何故 二流指揮者のカラヤンにあれだけ人気が有るのか?

A 何故 死んだ音しか出せない B&W のプロ用モニター・スピーカーがあれだけ一般向けに売れるのか?

B 何故 音楽も音もわからない菅野沖彦さんがオーディオ評論の第一人者と思われているのか?

C 何故 演奏の良し悪しが全くわからなかった吉田秀和さんが音楽評論の第一人者と思われているのか?

D 何故 知性も教養もゼロの宇野功芳さんが音楽評論で前代未聞・空前絶後の成功を収めたのか?


                                           ,. -―._====>ミ'ヽ、
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                                     /':/,.ィ´ / >'"/       _
                                    / / イ////,.イ ,.-‐ァ'"´ ̄,.ィ"´ ̄
                                 _z=/ :////=,/ // ̄/フTメ==、_,.イ´   _,. -‐
                               // Y /// /-ノ とテ斧ミメx、  `Х ,.ィ''"´
                                  レ'/ Y :/ /イ:/´。``':ミテメミト/ /   u  ,.ィ
                                   /´/ノ:/, ' .l{   :::::::::::ヾ(゙///      ,.l /
                      _              /// 、_リ     :::::::::::::::....     /,.ィ!
                    ,. -‐''"´  ``ヽ         /(ノ7            ,; :::::::::::..  / xく l!ノ
               ,. '"           \ ,.-‐=ァ==ァ':l/'.    __  、   ::::::::::o'´xェ;-‐''" l!/
            ,,. '"      _,.          Y  ./ ,.ィ/.とノ     ヾヽ.ヽ    ::::::::::ヾヾミメ,_,.ノl!_
           ,. '"    u  /         ヽ、(   {:l/ ./l      、 ヾ,、}    ::::::::::::.Yi芽.l-‐|
        ,. '"  _,.っ,,.__o゚ノ            ヽ`゙'ー--‐'".:::::l         ノ'       ::::::::ノ'"}lメ! ,レ
    ,. ,. -‐''"´ -::r=:、:.、  ``丶、      u     ヽ.   / .:::::::l、   ι´´   _     ::::U '゙’-ィ-/
 ,. ' イ    /::::::::::゙'':´::::::::..                ヽ./  ..:::::::::>:..、      ´u (( ̄``ヽ=ァニ二イ/,ィ
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3. 宇野功芳先生が大嫌いな演奏 _ カラヤン・レガート


カラヤン 動画

http://www.nicovideo.jp/tag/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%83%B3

http://www.youtube.com/results?search_query=%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%83%B3&oq=%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%83%B3&gs_l=youtube-reduced.3..0l4.1554.3677.0.4348.9.9.0.0.0.0.309.2022.0j2j6j1.9.0...0.0...1ac.1j4.zol2awpx5Sw
http://www.youtube.com/results?search_query=karajan&oq=karajan&gs_l=youtube.3..0j0i4j0l2j0i4j0l4j0i4.20616.23599.0.24458.7.7.0.0.0.0.125.864.0j7.7.0...0.0...1ac.1j4.6WUHbDHxc4U

カラヤン Herbert von Karajan ―音楽が脳を育てる 茂木健一郎

クラシック界の帝王と呼ばれた男、指揮者・ヘルベルト・フォン・カラヤン。
生誕100周年、没後20周年を迎え、今も世界を魅了してやまないその音の秘密を、脳科学者・茂木健一郎氏が読み解きます。

ザルツブルク・ベルリン・ウイーン。カラヤンゆかりの三都を旅し、茂木氏が辿り着いたキイワードは「レガート」。

音楽用語で「なめらかにつなげる」を意味するこの言葉こそ、カラヤンを成功に導き、現代日本に生きる我々に最も必要なことと喝破する。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%83%B3-Herbert-Karajan-%E2%80%95%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E3%81%8C%E8%84%B3%E3%82%92%E8%82%B2%E3%81%A6%E3%82%8B-CD%E4%BB%98%E3%81%8D/dp/4418092234


小節の縦線が聴こえない、レガートの響き。
美とは一点の曇りもない美しい表面を持っていなければいけない。

カラヤンのレガートへの拘りは異常なほどだったという。
http://renoncule.exblog.jp/11491231/


  その頃のフルトヴェングラーはベルリンでの非ナチ化法廷での審理の最中であり、1946年12月に無罪となった後も米国を中心とする西側メディアからの追求と批判をあびていた。 その時期にカラヤンは、戦中時代からの行き違い(勿論、芸術性における解釈には違いがあるが)について、フルトヴェングラーとの和解を試みている。

1946年初冬、フルトヴェングラーが列車でチューリッヒに行く途中、カラヤンの滞在先であるザンクトアントンで途中下車し会いたいというカラヤンの願いに同意し、二人はアールベルクで対面をした。

対談自体は、フルトヴェングラーのカラヤン嫌いがあまりにも強く、修復の余地はなく失敗に終わった。しかし、後年、フルトヴェングラーはカラヤンのレガート表現の資質について、こだわりも悪意も捨ててカラヤンをほめ妻に語っている。

「カラヤンはほんもののレガートが使いこなせる。自分で学んだに違いない。
教えられて出来ることではないからな」と。

  歌うようなオーケストラ的レガートを正しく理解し、使いこなさなければ、第九交響曲や19世紀から20世紀初頭の多くのドイツ作品を指揮することが不可能であることをフルトヴェングラーはよく心得ていたからである。
http://www16.plala.or.jp/annys-house/karajan.htm


チェリダッケが、カラヤンのことを

「音は美しいが中身がない」

と言って、インタビューアーが

「でもカラヤンは世界中で知られていますよ」

と言ったら

「コカ・コーラだって世界中で知られているさ」

と言った話は有名です。


チェリビダッケは他にも

「トスカニーニは一流の演奏家だが音楽家として二流だ」

「オーマンディのような凡庸な指揮者がよくストコフスキーの後を継いでフィラデルフィア管の常任指揮者になれたものだ」

「人は水だけでもしばらくは生きていけるが、アバドの退屈な演奏を2時間聴いたら心筋梗塞を起こすだろう」

「ムーティは素晴らしい才能の持ち主だが、トスカニーニと同じで無学だ」

「ベームは音楽の解らないジャガイモ袋」


等、マスコミが喜びそうなことを言ってました
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1377955283

クナッパーツブッシュ
「(私がカラヤンみたいに暗譜で指揮をしないのはカラヤンと違って)楽譜が読めるからだ」


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カラヤンがモーツァルトの歌劇「ドン・ジョバンニ」を演奏していたときのこと。その上演になぜか立ち会っていたクレンペラーが突然大音声を発した。

「いいぞ カラヤン、いいぞ、決して皆が言うほど悪くない!」

カラヤンは、それ以後決してクレンペラーを許さなかった、という。
http://nyhanako.exblog.jp/10641334


川口マーン惠美 『証言・フルトヴェングラーかカラヤンか』

カラヤンについては、共にその黄金期を過ごしたベルリンフィルのコントラバス奏者だったハルトマン氏は、次のように語っている。

カラヤンは素晴らしい業績を残した。しかし、亡くなって、まだ二十年も経たないのに、もうすでに忘れられつつあるような気がする。

ところが、フルトヴェングラーは、没後五十年以上経つのに、いまだに偉大で傑出している。あなただって、フルトヴェングラーのために、ここまで来たのでしょう。
あなたの求めている『フルトヴェングラーかカラヤンか』という問への答えは、おのずと決まっていくかもしれませんよ。
http://blog.livedoor.jp/weidows95/tag/%E3%83%AC%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%88


405 :名無しの笛の踊り:2012/11/06(火) 16:05:35.14 ID:7ySo7EVD
カラヤンが子供騙しな指揮者だったって事は本当ですか?


406 :名無しの笛の踊り:2012/11/06(火) 16:35:44.59 ID:ij4qrj9g
三分の一くらい本当です。


407 :名無しの笛の踊り:2012/11/06(火) 16:55:44.92 ID:n6gAFbdL
子ども騙しの最右翼はフルヴェン。
初心者のおれが「ここでこうやったらカッコイイ〜」
という解釈でやってくれるからわかりやすかった。

でもいずれネタがわかってしまい飽きてしまった。

それになにをやっても芝居がかってて鬱陶しくなった。
時代物として聞くならいいだろう。
シゲティとかカザルスとかコルトーもそう。


409 :名無しの笛の踊り:2012/11/06(火) 17:10:23.49 ID:jU7IpzTY

大衆化路線をそんなにバカにしちゃいかんよw。
カラヤンが早くからメディアの可能性に着目して、大量にレコードを出したから、批評家にも仕事のチャンスがたくさん回って、手厚く稼がせてやったわけだ。

その上アンチ批評家がフルヴェンやクナを聴け!と読者を説教したものだから、そちらのレコードもよく売れて、レコード会社は更にウマーw。

結果として俺たちは、氾濫したメディアのおかげで何時でも何処でも好きなように音楽を聴けるようになったんだし、評論家ごっこまでして遊べるようにもなったわけw。
感謝しなくちゃ。

410 :名無しの笛の踊り:2012/11/06(火) 19:04:43.55 ID:iZCOeSva
クラシック鑑賞は高尚な趣味で敷居が高い、という時代が短からず確かにあったんだよ。 それを居酒屋でオッサンが談義できるレベルまで降ろしてくれたのがカラヤン。


411 :名無しの笛の踊り:2012/11/06(火) 20:23:11.71 ID:bGTHVZUa
>>410
>>それを居酒屋でオッサンが談義できるレベルまで降ろしてくれたのがカラヤン。

いや、カラヤンではなく、宇野功芳などの俗悪音楽物書きのお陰で、クラシックが、居酒屋で呑んでるオヤジや、電車内でスポーツ新聞を広げてるようなオッサンでも語れるような庶民の文化となったのだよ。
少なくとも日本では確実にそうだと思う。

413 :名無しの笛の踊り:2012/11/06(火) 20:36:05.66 ID:cmXB50aQ
フルベンやクナなんか聴いてるの世界中で日本人だけらしい
同じ日本人として恥ずかしい
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/classical/1347016336/


岡本太郎

「きれいであってはならない。うまくあってはならない。心地よくあってはならない。
ほんとうの美とは、きれいとか、うまいとか、心地よいなどとは反対のものなのです。」

宇野功芳
「その本物の美しさと正反対なのが、カラヤンの演奏だと思う。」
http://www.geocities.jp/descanso_sabatical/music/classical/bruckner/conductor/karajan/karajan9bpo75.html

宇野功芳
現在、“帝王”と呼ばれる指揮者にカラヤンがいます。その人気はすばらしく、まさにスターですが、それはカラヤンの美男ぶりや洗練された指揮姿によるもので、音楽的な実力は明らかにベームのほうが上なのです。

芸術というものは芸術家の心が正直に反映します。カラヤンの演奏は音が美しくて、角がなくて、実にスマートですが、いささか表面的で聴く人の心を打ちのめすような内容の深さに欠けています。

彼がオペラを好み、ベートーヴェンをあまり得意にしていないのはそのためでしょう。ところがベームは違います。華やかなオペラよりは、内容できかせるモーツァルトとベートーヴェンを最も得意にしているのです
http://www.tokai-med.ac.jp/staffs/obara/sb/log/eid250.html

宇野功芳

エロイカ 朝比奈盤
カラヤン/ベルリン・フィルなど、オーケストラは数段上だが、いくら技術的に優れていても、本当に魂のこもった迫力において大阪フィルより落ちる。それはカラヤンの指揮が外面的だからであろう。
http://classicalmusic.livedoor.biz/archives/50856054.html


指揮者の中には、実演第一主義とでも言いましょうか、コンサートでの演奏が全てであって、録音用の設備を整えたスタジオで、何回も取り直しを繰り返し、果てはテープの継ぎはぎ迄して、出来上がりの完成度を高める様な、そんな録音は絶対に取らないと言う、言わば硬派のご意見の方も多く居そうです。

その言葉が批難している対象は実はカラヤンなのです。

彼の完成させた録音はですから、プロが楽譜と突き合わせれば、恐ろしく楽譜に忠実な事に驚くのでは無いかと思われます。また、彼程耳の良い人も珍しかった様で、楽隊の鳴らす和音の中の、単一の楽器の音のずれを聞き逃さなかったと言われます。

加えて、記憶力抜群の指揮者でして、殆どの曲を暗譜で演奏したらしいのです。これは長大な時間の掛る膨大な楽譜のオペラでもそうだったと言われます。彼の残した映像を見て居ますと、協奏曲の伴奏オーケストラの指揮も原則的には暗譜で指揮して居ます。この事からも彼の暗譜力の素晴らしさが伺えます。
http://koten.kaiteki-jinsei.jp/080619.html


「売れる」演奏とは? 
カラヤンとリヒテル相容れない巨匠と名録音の知られざる裏側

ベートーヴェン作曲の三重協奏曲。
この曲、ピアノがリヒテル、ヴァイオリンがオイストラフ、チェロがロストロポーヴィチ、そしてカラヤン指揮でベルリン・フィルという、これ以上考えられない夢のような豪華な顔ぶれの録音があります。


BEETHOVEN - The Triple Concerto in C Major, Op. 56 - Oistrakh/Rostropovich/Richter/Von Karajan
http://www.youtube.com/watch?v=gbXiCaf0H9Y
http://www.youtube.com/watch?v=TpO0xqCIzwE
 
そのレコーディングについて、リヒテルがドキュメンタリーフィルム「リヒテル(謎>」の中で知られざる裏について語っています。

     ・・・・・(以下引用)・・・・・
 
三重協奏曲のレコーディングが悪夢だった。カラヤンとロストロポーヴィチ、オイストラフと私。2対2の戦争だった。カラヤンは私の不満顔に首を傾げた。

私はうわべだけの演奏が嫌だった。
オイストラフも失望してしょげかえっている。

一方、ロストロポーヴィチはただ目立とうとする。
私とオイストラフが不満だったのは第2楽章のテンポの遅さだ。だが、ロストロポーヴィチはすぐカラヤンに追随した。カラヤンが"これでよし"と終わろうとするから、私がやり直しを頼むと

"一番大事な仕事がある!"

・・・・写真撮影さ。
我々はバカみたいにヘラヘラ笑ってる。おぞましい写真だ。見るに耐えない。
 
     ・・・・・(以上引用)・・・・・


それにしても、一触即発の緊張感の中でのぶつかり合いだったということが想像できます。 
ロストロポーヴィチのチェロは、録音を聴く限り、気迫十分、間違いなく全盛期の演奏そのもの。実際は、ロストロポーヴィチもカラヤンと対立し、席を立って出て行ったという穏やかではない一場面もあったようです。
 
問題の2楽章、レガート奏法を多用し、艶やかで美しい音楽を追求するカラヤンからすると、やはりテンポは上げられなかったのかな、と思います。
カラヤンは、どうすれば「売れるか」ということをよく分かっていた人だと思います。
超有名演奏家を一同に集め、カラヤン美学で音楽を作り上げれば必ずヒットする。

そこが、生涯をただ純粋に音楽だけに捧げた孤高の芸術家リヒテルとは相容れなかったところだったのでしょう。
 
しかし、カラヤンのおかげで、本物のクラッシック音楽がある特定のファンのものだけではなく、一般の人々にまで受け入れられるようになったのです。そういう意味ではカラヤンの功績は大きいと思います。裏で何があろうとも、一筋縄ではいかない巨匠たちに、ここまですごい演奏をさせたカラヤンの手腕も見事。この名演奏から感じられる異常なまでの緊張感を生み出したのは、またしてもカラヤンの仕掛け?とふと思ってしまうのです。
http://blogs.itmedia.co.jp/nagaichika/2010/09/post-7296.html

“カラヤンの第1回目の「チャイ5」セッション録音”

チャイコフスキー 交響曲第5番 カラヤン&フィルハーモニア管
録音年:1952年5月ー6月、1953年6月 ロンドン、キングスウェイ・ホール
第2楽章ホルン・ソロ: デニス・ブレイン
http://www.hmv.co.jp/artist_%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%95%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%EF%BC%881840-1893%EF%BC%89_000000000018904/item_%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC5%E7%95%AA%E3%80%81%E3%81%8F%E3%82%8B%E3%81%BF%E5%89%B2%E3%82%8A%E4%BA%BA%E5%BD%A2%E3%80%80%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%83%B3%EF%BC%86%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%A2%E7%AE%A1%E3%80%81%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%B3_1231305

参考
Tchaikovsky - Symphony No. 5 in E minor, Op. 64
Wiener Philharmoniker Orchestra, Herbert von Karajan
http://www.youtube.com/watch?v=lRr9QaTi9lg


アナログ本来の持ち味を生かした復刻で定評のあるOPUS蔵のリリースだけに大いに期待したのですが、かつて発売されたEMI盤(7364602)よりも、音の伸び、ハリ、スケール感、各楽器の輪郭が明らかに劣ります。フーベルマンのチャイコフスキーなど、生々しい訴えかけを再現した復刻を知っている者にとっては、この結果は全く意外です。EMI盤をお持ちの方は、買い替える必要は全くありません。

演奏そのものに生命感が漲っていないものはアナログで聴いても同じ…とは決して思いませんが、少なくとも音の粒子が宿している微妙なニュアンスや深みを追及するタイプでないカラヤンの演奏は、ライヴ録音は別として、録音の美しさを前提にしなければ厳しいものがあるのでは…、と改めて考えさせる結果となりました。

演奏自体は、後年のカラヤンの基本形がここですでに完成していたことが確認できます。全体的に大人しいイメージですが、細かく聴くと例のカラヤン・レガートが後年の録音ほど練れていない分だけ露骨な形で表出されるので、その意図があからさまになりすぎて、音楽の流れを寸断する結果にも繋がっています。

時代掛かったルバートが控えめに盛り込まれているのも特徴的ですが、それがいかにも中途半端。よく揶揄される「表面的」というイメージを決定付けてしまいかねない演奏と言えましょう。

第2楽章のブレインのソロも、他の録音と聴き比べるまでもなく、彼だけが持ち得る閃きがまるで感じられない(EMI盤でも同様)のが信じられないほどで、それこそライナーに書かれている「スケール豊かなふくらみ」が抑え込まれているのですから痛恨の極みです。真に本領を発揮したときのブレインがいかに素晴らしいかを痛感していれば、「このブレインが素晴らしい」などと軽々しく言えないはずです!

第3楽章はカラヤンに相応しい楽曲のはずですが、綺麗に整えようとする意図ばかりが先走り、「ほら、こんなに素敵ですよ」と語りかけてくる箇所が見当たりません。勢いに任せた演奏=生命感のある良い演奏、とは言えませんが、人間的な自然な律動を抑えて音楽を組み立てようとすることの無理が表面化してしまい、いたたまれません。

終楽章も、展開部冒頭の8分休符がゲネラル・パウゼになっている珍妙さ以外は、後年の録音とスタイルは同じ。しかし、音自体に輝きと自信がなく、スケールも小さく、個々の奏者のセンスも封じ込まれているようなもどかしさが終始付きまとうので、当時のフィルハーモニア管の魅力を味わうとしても、肩透かしを食らいます。

しかしこの録音の後、オケの個人芸が自分より注目されることがないように徹底的に意識すること以外は熟考を重ね、1975年に(DG)に比類なき金字塔を築くのですから、この録音こそがその理想に向けての第一歩だったと言えるかもしれません。


第1楽章のツボ

後年の録音で顕著となる独特のぬめりを持つレガートがここでも出現。
メンゲルベルクほどではないが、73小節でわずかにテンポを落として19世紀的なニュアンスを漂わせるが、香りが立ち上ってこない。
活気付くことなく、媚を売るようななよなよとした進行。
まったく非の打ち所のない美しいフレージングで、響き極めて均整が取れているが、心に直に訴えかけるものに乏しい。


第2楽章のツボ
スコアを忠実に再現しているが、イメージを喚起させるニュアンスには乏しい。
注目のD・ブレインのソロも、ここでの演奏は何度聴いても彼本来の音楽性を発揮しているとは思えない。カラヤンが自分よりも彼が注目されてしまうことを恐れて何らかの操作をしたのだろうか?と勘ぐってしまう。
血の気が失せた顔で何やらワーッと叫んでいるだけのような感じ。
まるで心ここにあらず。
各小節の第1音は、縦の線をあえてずらして響きに広がりを持たせようとしているが、その全てが機械的。オケもその必然性を感じ取りながら弾いているとは感じられない。
スコアに書かれたとおりのスケール感は表出しているが、最後のぎりぎりのところで足を引っ張るような力が作用し、フォルテ4つの箇所に至っても、音楽が突き抜けないのは実にもどかしい。その原因は録音の古さだけではない。オケの弾きにくそうな顔が目に浮かぶ。


第3楽章のツボ
リズムがいかにも鈍く、楽想の持ち味が生かされていない。靴底にガムをつけたまま踊らされている感じ。
214小節からの終結部は音量を落とし、カラヤン特有のレガート節を徹底尾的に盛り込んでいるのは、後年の録音では影を潜める表現。場面転換にメリハリを与えるという点では大いに功を奏している。
http://www.wakuwakudo.net/review_chai5/karajan_opk7029.html

カラヤンの「大地の歌」をデジタルマスターリングLPで聴く

カラヤンには個性がないのではないだろうか。

それとも時代に応じて演奏スタイルを変えてきたから、統一された特徴や演奏スタイルというものが無いように見えるのか。

演奏を聴いて、それがカラヤンの指揮によるものだと特定できるものは、音響的にはあっても、音楽的には余りないことが経験的なことだ。

カラヤンはゲルマン的なところとラテン的な所を併せ持つが、逆に言えば無国籍のグローバルさ・・・インターナショナルテイックなものをもっている、というよりそうなってしまったのは・・・カラヤンの美学によって楽曲の持つローカルエリア的風土を排除したことにその要因があるような気がする。

言い換えれば、母国語があるのに、エスペラント語に置き換えてしゃべって表現するようなところがあるので、万人に理解されるようで、主観的すぎる翻訳が必ずしも上手く行ってないから、誤解を産むとが多いような気がする。

初期〜中期のカラヤンは、ザッハリヒな演奏スタイルだったが、カラヤンレガートが象徴するように、超メジャーになってからのカラヤンの演奏の特徴は、楽曲の解釈はあくまでもカラヤン自身の美学の帰結であり、誰がどこでどのような経緯で作ったのかなどは眼中にないようで、あくまでも楽譜とカラヤン自身の美学で音楽が成立する。

中期以降のカラヤンは、カラヤンレガートがあらわす如く、自分の美学に基づいて、音楽をソフティフィケートすることに専念するようになった。

注目すべきは、基本的にはザッハリヒな演奏スタイルなのだが、レガート、フェルマータなどを多用することでロマン主義的な演奏スタイルに思わせるような所があることだ。

万人に好まれるがコアなクラシックファンから嫌われるのは、カラヤンの美しさを追求する没個性の美学にあるのではないか。

マーラーの曲に内包されるものは、ドイツ辺境や周辺の地の民謡や踊りのメロディとリズムの引用、近代的和声とのシナジーを高めること、それらによって、音楽に新たな生命を宿らせた事なのではないか。

しかも楽曲には合唱やソロが登場するものが多く、つまり人間の声とオーケストラの調和と非調和、融合と拡散、協調と離反が合いまみえる曲であるといえる。

「大地の歌」では、意識しない宗教性と民族性、東洋思想、ペンタトニックスケール、現世否定と死への恐怖と憧憬、刹那的快楽主義、不条理、自己矛盾といったものが塗り込められているように思われる。

どうしても揚げておかなくてはならないのは、カラヤンは大体において、合唱を人間の声としてではなく、楽器のように扱っているということであるが、果たして合唱無しソロオンリーの大地の歌の場合はいかにしたのか。

例えばモツレクのキリエの終わりのキリエエレイソーンのフェルマ−タは、息が続くギリギリまで合唱を引っ張るが、このようなやり方は随所に見られ、声は楽器であるというカラヤンの考え方の表れであると思う。

ソロの声をも、楽器として扱うような気配があるや否やも、大事なチェックポイントである。

以上の観点を踏まえた、カラヤンの「大地の歌」、果たして如何なるものだったか。

音楽が美しい、いや美しすぎるぐらいだから、全曲をいとも簡単に聴けてしまった。
美しさの要因は、ここでもやはりレガートそしてフェルマータの乱用に近い使用である。

ソロの歌唱においてもそれは同様で、このためにソロ歌手の息が苦しそうな気配が、とくにはテナーのルネコロに著しい。

しかしマーラーを表現するテクニックとして、ひたすら美しい音楽づくりが果たして相応しいだろうか。

カラヤンはいつもたいていそうなのだが、「再生音響」に強いこだわりを持っているようで、この演奏録音では普段聴こえない音がハッキリクッキリ聴こえてくる。

ライブ映像で見る光景として、普段は中央よりやや下向きに吹く管楽器群が、一斉に楽器を上方前にして吹く事があるが、これは作曲家の指示かそれとも指揮者の指示なのか、マーラー演奏にそれが多いように思うが果たしてどうなのだろうか。

カラヤンの良いところ、それは再生装置で聞く人のことをも慮っていて、ホールの位置によってライブでは掻き消されてしまう楽器の音を、きちんと聞こえるようにしていることだ。

終楽章琵琶の音を模倣するためなのか、マンドリンの音色が今まで聴いたどれよりもよく出ており、マンドリンなどは使用してないと思うような録音がある中、音響を重視したカラヤンはマイク技術あるいはマスターリングで、それを再生装置で聞く聴衆のため、克復したとみてよいだろう。

1楽章に出てくるフルートのタンギングは、クレンペラー盤が最もよく表出していたが、カラヤン盤もよく聴こえてくる。

先日録画したアバド/BPOライブでは、フルートのタンギングが埋もれてしまいがちになったが、実際はそんなものなのであろう。

マーラーの曲は、押しなべて管楽器がハイライトされるものが多く、ホルンは勿論、特にイングリッシュホルン(コールアングレ)に活躍の場が多いが、それも含めた管楽器の音の表情付けだが、カラヤンは管楽器のソロにまで、たっぷりのレガートを要求する場面が多いから、弦が加わった暁には、滑らかに美しく聞こえるが音楽が甘ったるい蜜のようになるから、ひと舐めするには良いが、たくさん舐めると、その諄さが勝ってしまい、たちまち嫌気が襲ってくる。

確かにマーラーには、神秘主義的陶酔の感覚があるとは思うが、音楽は決して甘ったるくは無いはずだ。
ポルタメントを多用したメンゲルベルクよりさらに甘ったるくロマンティックに聴こえる。

アダージョ楽章では、ストイックで病的なものを感じることさえあるマーラーであるが、カラヤンはひたすら美しさを追求し、陶酔に導こうとするかのような演奏をする。

ソロ歌手のコロとルートビッヒだが、いずれもバックのオケとのマッチングがよくないのか、コロは神経質な歌唱が随所に見られるし、ルートビッヒも、クレンペラー盤であれだけの歌唱をしながら、カラヤン盤では楽曲の・・・詩の内容の深堀が出来てないのか、心なしか自信なさげに聴こえる。

クレンペラー盤よりも新しいカラヤン盤だから、どうもカラヤンの声も楽器という仕業のような気がしてならないが、ソロの歌唱にも無機質さを要求したのだろうか。

デジタルリマスターによるLPレコードは、確かに耳触りはよいのだが、リマスターで倍音成分まで除去してしまった結果なのか、本来持っているオケの音のエネルギーまでそぎ落としてしまったように聴こえる。従ってオケがBPOであるか否かの判断がつきにくいが、それを無視すれば、実に上手な演奏であることは間違いないことだと思われる。

カラヤンはなおさらに、録音によっても大きく評価は変わるから、今回聴いたLPのデジタルリマスターは、技術水準の問題、エンジニアの耳、商業的勇み足のいずれか、あるいはそれらの複合の産物のように小生は想っている。
http://sawyer.exblog.jp/14085204/


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カラヤンがゲルマン的でない理由

ヘルベルト・フォン・カラヤン
(Herbert von Karajan, 1908年4月5日 - 1989年7月16日)

アルメニアの姓で、「黒い肌の息子」という意味。アルメニア人は、国民の九割近くが -ian、もしくは -yan で終わる姓をもっている。
カラヤンの四代前の先祖は、ギリシア領マケドニアの生まれで、カラヤンニスというギリシア人的な語尾の姓をもっていたという。さらに、もともとは、アルメニア人であり、カラヤンのカラはトルコ語で「黒い」を意味するとある。

時間順に見ると以下のようになる。

カラ トルコ語(テュルク語) 「黒」

カラ アルメニア人の個人名になる。

カラヤン アルメニア人の姓になる。

カラヤンニス(Karaiannis, Caragianni) ビザンティン帝国に仕えたギリシャ人で、ギリシャ風の姓になる。

フォン・カラヤン(von Karajan) 高祖父のゲオルク・ヨハネス・カラヤニスは、現在のギリシャ共和国のコザニで誕生。1767年にウィーンへ向けて出発して最終的にはザクセン地方のケムニッツに定住。兄弟と共にザクセンの服飾産業の世界で成功してフリードリヒ・アウグスト3世に仕えて1792年6月1日に爵位を受け貴族の称号である von を添えた。
http://blog.livedoor.jp/namepower/archives/1336057.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88:%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%8B%E3%82%A2


1908年にザルツブルクで貴族の子として生まれた。兄のヴォルフガング(1906年-1987年)も後に音楽家になっている。

ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院とウィーン音楽院で学んだ後、親の買い上げたオーケストラによりザルツブルクでデビュー。

ドイツのウルム市立歌劇場の総監督から誘いが来て、1929年に『フィガロの結婚』でオペラ指揮者として脚光を浴び、1934年には同国アーヘン市立歌劇場で音楽監督に就任した。

1938年のベルリン国立歌劇場におけるヴァーグナーの『トリスタンとイゾルデ』の指揮で国際的にも認められ、これにより、翌1939年にはベルリン国立歌劇場およびベルリン国立管弦楽団の指揮者の地位を得るとともに、イタリアのミラノ・スカラ座でオペラを指揮することとなった。

1954年、フルトヴェングラーが急逝したことで、翌1955年にベルリン・フィルの終身首席指揮者兼芸術総監督の地位に登りつめ、1989年まで34年もの長期間この地位にとどまった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%83%B3

■カラヤンはアルメニア系か?

祖先はアルメニア系とも言われているが、ギリシャ・マケドニア系のカラヨアンネス家の子孫の説が有力と私は考えている。


1)カラヤン本人が否定していること、アイデンティティが存在しない(アルメニア系なら肯定する)、

2)カラヤンはローマンカトリック、アルメニア系ならばアルメニア使徒教会となる、

3)カラヤニスから-nesを取ってカラヤンへ改名した事実があり、最初から-ian、-yanではなかった。


それから、大アルメニア王国(それ以前のウラルトゥ王国(BC247-228)は現在のアルメニアと地理的に重なるがアルメニアなのか疑問)が存在したのは紀元前190-66年の間、その後ペルシャ、ローマの支配を受け、離散している。

2000年以上も前に日本へ渡来した朝鮮半島の人は朝鮮系とは言わない。万が一、カラヤンの先祖が古代アルメニアから移住していたとしても、そのアイデンティティがないのではアルメニア系とは言えない。

以上、私の結論ではカラヤンはギリシャ・マケドニア系のオーストリア人である。

ちなみにHerbert von Karajanの「von」は貴族を表す。「von Karajan」、高祖父のゲオルク・ヨハネス・カラヤニスは、現在のギリシャ・コザニで生まれ、1767年にウィーンへ移住、最終的にはザクセン地方のケムニッツに定住し兄弟と共にザクセンの服飾産業で成功した。この功績により神聖ローマ帝国フリードリヒ・アウグスト3世より1792年6月1日に爵位を受け貴族の称号である「von」の使用を許されている。

しかし、第一次世界大戦によりオーストリア帝国は消滅し、1919年4月に制定されたオーストリア共和国憲法によって貴族制が廃止されたことから、正式な氏名は「ヘルベルト・カラヤン」、パスポートにはこのように記されている。

「ヘルベルト・フォン・カラヤン」は芸名とも言える。
http://worldcity-mm.blogspot.jp/search?q=%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%83%B3


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A. mahler_no_2さん
♪レガート奏法はお嫌いですか?
私はカラヤンのレガート奏法が好きなんですが、お嫌いな方にお尋ねしますね!
《どんなところがお嫌いですか?》


Q1. makitabadaisukiさん
例えばモーツァルトの音楽でもフレーズが「トリスタン」の無限旋律のようにベタベタになってしまうところです。 私は、衣に油が残ってベタベタした天ぷらより、カラッと揚がっている天ぷらの方が好きです。

つまり、モーツァルトは「カラヤンときらめくストリングス」的な演奏より、虚飾がなく颯爽とした演奏の方が好き、てことです。これは好き嫌いの問題であって優劣の問題ではないことをご理解下さい。

ちなみに私は、ベタベタした「トリスタン」(をはじめ、他のワーグナー作品やマーラーなどの後期ロマン派の音楽)も好きです。


Q2.kurbane_2001さん
『春の祭典』については、作曲者に「あれは冗談だろう」と評価されたのにカラヤンはショックを受けましたが。
旧式レガード奏方自体が死んでしまった代物ですからどうしましょう?

俺的にはジュリーニが具体的に指示する細やかな指定、そこから生まれる自然なレガートが凄いと思うんですが(また贔屓の音楽に対する太鼓持ち)

カラヤンは単に流すだけ。一見するとあまりに無策なベートーヴェン。
しかしその深層?

無策通り。

ジュリーニの場合、自然なカンタービレから必然的に生まれるレガート奏法
カラヤンの場合はフォルムを整えるためのレガート。
単発録音ではそういう態度があからさまに分かってしまいます。
それはそれで楽しい時間を満喫できますが、後には何も残りません。

Q3.roland_gr1さん
簡単にシンセや打ち込みで再現できるので(嘘)有り難みが無いので嫌いです(嘘)。サンプリングの機械やソフトでもそれが売りになっています(笑)。

本当のレガートは生と録音では違う、パート分けなんかの技術的に神経を尖らせている部分が、録音の再生では消え失せるのが気持ち悪いです。

生は凄かったらしいですが、どうも、プラスチックみたいな不自然さを感じて落ち着きません。音を聴く前から生理的に受け付けませんから、たちが悪いです。聞く前から、、、

カラヤン以外にレガート奏法が得意な人の名演が聞きたいです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1228628522

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カラヤン 音楽を語る


『カラヤン、音楽を語る』ききて:アーヴィング・コロディン、訳:萩原秋彦)

にこんなことが書かれていました。

 「ハ短調の第1楽章では、どうなさいますか。例のバスーンの使用について」。

 「使いますとも」とカラヤンはあっさり答えた。

「もちろん、いま私たちは、バスーンを重ねて、ホルンを吹かせています。」

 「あなたは、スコアに書かれたとおり忠実に従われるのですか」

 「だいたいはそうです」と彼(=カラヤン、ゆきのじょう注)は言った。

「テンポやメトロノーム記号・・・などについては必ずしもそうではありません。メトロノーム記号について言えば、私たちは、それに忠実に従おうとしてきました。しかし、時々、うまく行かないことがあるのです。

『エロイカ』の第1楽章には、多くの人たちがショックを受けるでしょうね。じっさい速いのです。ハ短調については、メトロノームの指示どおりに出来ると思いますよ。スケルツォでさえ96で、そんなに速くない・・・(中略)

 もうひとつ、それまでずっとやられていた旧式な解釈ではなく演奏しているところは、第九のスケルツォのリタルダンドです。しかし、今度の録音で、私は楽章全体をひとつのテンポで通しました。」


 これらのカラヤンの話が私にはとても意外に思えました。カラヤンはどちらかというと自己主張の強い指揮者だと思っていたからです。

例えば第7番の第二楽章などは連綿たるレガート奏法で始まるので、正直ぎょっとしました。また提示部の繰り返しをやっていないことも多く、田園の第三楽章でもリピートせずに演奏することもあったはずですから、ベートーヴェンの楽譜を忠実に演奏するなどということとは無縁だと思っていましたのです。それがベートーヴェンの楽譜や指定を尊重しながら録音を行っていたというのです。

 そういう視点で聴き直してみると、「第九」で畳み掛けるようだと思ったのは、実はカラヤンが楽譜通りの演奏をしようとしたからだと気が付きました。

第一楽章の冒頭、混沌とした序奏から第一主題が奏でられるところは、曲想が変わるので一旦一呼吸おいてから演奏されるのが多いように思います。しかし、楽譜には休符がないので間を置くことは「楽譜通り」ではありません。そこでカラヤンは序奏の最後をややテンポを緩めてクレッシェンドすることで違和感を与えずに、間を置かないで第一主題につながるようにしていると感じました。

また第四楽章の冒頭も同様で、残響を利用して少しリタルダントしたかのように見せかけてつながるように工夫していると思ったのです。バリトンの歌い出しも効果を狙っただけではなく、実際に楽譜には休符がないから行った、しかもそれを逆手にとって劇的にして見せたということなのだな、と想いました。

これらは、あの即物的と言われたトスカニーニも慣習的に「間」を空けて処理していた部分でした。

 カラヤンのベートーヴェンの全集での目指した姿勢は、カラヤンの死後1990年に発表されたベーレンライター版のような、学術的な視点からではないことは明白です。

使用楽譜はおそらくはブライコプフ慣行版であろうことは想像に難くはありませんし、私は何の曲の何処の部分をどうやっているかという細部を逐一検証するだけの耳も学も持ち合わせてはおりませんから、慣行版に従っているところが沢山あるだろうという想像をするだけです。

さらに前述の反復の実行の問題にしても、第九の第二楽章の反復をすべてしていないというのは慣行版の指定にすら従っていないではないか、その意味では使用楽譜通りではないだろう、という反論も当然あると思います。

 ただ、私が注目しているのは、カラヤンはただ何も考えずに、伝統的(旧来の)解釈のまま録音に供しているのではなかったということです。再録音が多かったカラヤンですが、再録音するだけの意味を常に考えていたのだと思うのです。
http://www.kapelle.jp/classic/yukinojou/karajan_bach_beethoven.html

基本に忠実

カラヤンの音楽は一般に現代的、スピーディーといわれていましたが、実は大変オーソドックスな音楽の作り方をしています。多くの指揮者があまり根拠もなくテンポを変化させたり、ルバートをするところ、カラヤンは基本的に楽譜に忠実に音楽を作っていました。楽譜に書いてあることをする・・・このごく当たり前のことを再び耳にしたのは、帰国後ラジオのインタビューで朝比奈隆さんのお話を聞いたときでした。


馬の手綱さばき

カラヤンは指揮のこつを、馬の手綱さばきによく例えていました。馬が行きたい方に行く・・オーケストラでいうと、楽員の音楽性を尊重して、その流れをつかむことにすばらしい才能がありました。


最後のばらの騎士

リヒャルト・シュトラウスのオペラばらの騎士のオーケストラ練習中、有名なワルツのところで、ウィーンフィルを前に・・・

「私にとって人生最後のばらの騎士ですが、あなた方は確かにこの曲にかけては世界一です・・みなさんが生まれたままの音楽をして下さい。ただ、本番前はワインは飲み過ぎないように!!」

ここでカラヤンはみごとにウィーンフィルの心をつかまえ、両者の間にはすがすがしい空気が流れました。演奏があっというまに生き生きとなり、ウィーンフィルの弦がポルタメントをたっぷり使い、歌い上げていきました。


ツィメルマンとリハーサル

ベルリンフィルとピアニストのツィメルマンとの初練習で。ショパンコンクールを優勝して、いよいよ初めてカラヤン&ベルリンフィルとの共演、曲はお得意のショパンの第2番、ツィメルマンの気負いに対してカラヤンはちょっと不勉強、さらっと通し、今日はおしまいといったところで・・・

ツィメルマンはスコアー片手にすくっと立ち上がり、カラヤンに対しオーケストラが合わないところがあるから、もう一回やってくれといいました・・・
楽器を仕舞いはじめていた楽員の手が一瞬止まり、それならやろうというカラヤンの一言で、ベルリンフィルがツィメルマンから指摘された場所を再び演奏しました。

今度の演奏は完璧でした・・


カラヤン  「どうですか?」

ツィメルマン「結構です」
  
カラヤン  「音楽は言葉を使うと、どんどん悪くなる!」


カラヤンのこの言葉はとても印象的でした。
たしかにすばらしい音楽は、説明がいらない。私も指揮をしていて、気に入らなくて何度もくりかえし、いろいろ注文をつけると、かえって悪くなってしまうという経験をよくします。
http://www.music-tel.com/maestro/Maestro/Karajan.html

カラヤンが好きになった

友人の家で、結構前にBSでやったらしいカラヤン生誕100年だか90年だかの記念番組の録画を見せてもらった。そこで、噂に聞いていた恐竜のような声という(ひどいしゃがれ声なのだ)のを初めて聞いたのだが、そんなことよりも内容がえらく気に入った。最初に、内藤町にあったNHKのスタジオでベルリンフィルと録画したマイスタージンガー前奏曲を見せてもらった。

「つまらんだろう?」と訊かれたが、いやすさまじくおもしろい、と答えた。すべての楽器の音色がきわめて明瞭に聞こえてくる。ヴァグナーはこんな響きの音楽を作っていたのか。これは不思議だ。(1958年ころの録画だ)

その次に、ヴィーン交響楽団とのシューマンの交響曲4番のリハーサルを見た。これが抜群だった。

たとえばこんな感じのことを言う。

「そこは、本来ピアノでの演奏を意識していたはずのフレーズです。ターンタターですからね。でもそれを弦でやろうとしているせいですごく難しいのです。弦楽器固有の撥音を抑えて演奏する必要がありますね。

余談ですがリヒャルトシュトラウスが指揮をしていたらフレーズを変えてしまうはずです。でもそうはいかないからもっとレガートにもう一度やってみましょう」

おーなるほど。カラヤンレガートというのはこういうのに由来するのかというくらい、レガートを連発する。


「ちょっと待ってください。ここでは第一ヴァイオリンとフルートが同じフレーズを演奏するわけですが、君たち、今フルートが聞こえましたか?

(楽団員首を振る)

ヴァイオリンはもっと指板に近いところを押さえて演奏してください。それによって倍音が抑えられてフルートの音が入ってくるはずです。ではもう一度やってみましょう」

おー、確かにフルートの音色が混ざって聞こえる。これは素晴らしい。

「そうです。今度はフルートの音が聞こえましたね(楽団員うなずく)」

このリハーサル風景を見て一発でカラヤンが好きになった。そしていろいろな情報が整理されて腑に落ちた。

カラヤンは位置としては新古典主義(楽譜に忠実)の完成者なのだ。しかも、それまでの指揮者ががーっとやってぱーっとやってそこでがんがん、ここでさわさわみたいなやり方をしていたのに対して、どう演奏すればどう聞こえるからここではどうすべきかということを理詰めで説明し、かつフィードバックをきちんと与えることができる。

楽団員はプロフェッショナルだから、技術に落とし込まれて説明されればそれを再現できるし、その効果が明らかならその正しさを理解できる。論理と実証が常にペアで廻って音楽を構成する。

逆に、このリハーサル風景を見て、なんか理屈をこねくりまわす技術屋(=芸術をないがしろにしている)と捉えた連中がカラヤンを悪く言っていたわけだ。

カラヤンとフルトヴェングラー (幻冬舎新書) 中川 右介
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%BC-%E5%B9%BB%E5%86%AC%E8%88%8E%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E4%B8%AD%E5%B7%9D-%E5%8F%B3%E4%BB%8B/dp/4344980212)

(この本にも、とにかくリハーサルを繰り返すだけのチェリビダッケに対して、カラヤンのリハーサルはボウイングについての的確な指示を出すものだったことが書かれていた)

するとその後のどたばたもある程度は見えてくる。

おそらくカラヤンは1950〜60年代までは(特にヴィーン交響楽団は2流なので細かく指示をしているのだろうし、録画されていることを意識しているはずだが、それでも普段とそれほどは違わないと仮定して)、ベルリンを含めて、楽団員にとっては理論的な説明によってきわめて斬新的でモダンでありながら、伝統的な(ということが実は新古典主義の目標であるわけだし)音楽を引き出す指揮者としてありがたかったのだろうし、お互いにドイツ零年以降の音楽を作り出す同志であったのだろう。

だが、いつまでもそういうスタイルのリハーサルはできないはずだ。というのは、オーケストラは組織である以上、メンバーの入れ替わりはゆっくりだ。だが、すでに同志として結ばれた楽団員が多勢を占めている間はうまくやれる。すでに知っていることをさらに教えても意味がないし、かっては斬新であったものは普通の伝統芸になっているわけだ。

それが1970年代以降になると、音楽学校で最新の技術を習得して入団してくる演奏家が増えてきて、当然、同志たちは退団していく。そうなったとき、技術的指導者として君臨してきたカラヤンの王座が揺らぎ始めてきて……ということなのだな。

カラヤンの傑作に新ヴィーン学派の作品集がある。

新ウィーン楽派管弦楽曲集

 シェーンベルク:交響詩「ペレアスとメリザンド」作品5
 シェーンベルク:管弦楽のための変奏曲作品31
 シェーンベルク:「浄められた夜」作品4
 ベルク:管弦楽のための3つの小品 作品6
 ベルク:叙情組曲からの3つの楽章
 ウェーベルン:管弦楽のためのパッサカリア作品1
 ウェーベルン:弦楽四重奏のための5つの楽章 作品5(弦楽合奏版)
 ウェーベルン:6つの管弦楽曲作品6
 ウェーベルン:交響曲作品21

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー
http://www.hmv.co.jp/artist_-%E6%96%B0%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%B3%E6%A5%BD%E6%B4%BE%E3%82%AA%E3%83%A0%E3%83%8B%E3%83%90%E3%82%B9_000000000035192/item_%E6%96%B0%E3%82%A6%E3%82%A3%E2%88%92%E3%83%B3%E6%A5%BD%E6%B4%BE%E7%AE%A1%E5%BC%A6%E6%A5%BD%E6%9B%B2%E9%9B%86%E3%80%80%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%83%B3%EF%BC%8F%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%83%BC%E7%AE%A1%E5%BC%A6%E6%A5%BD%E5%9B%A3_296642


Arnold Schoenberg, Transfigured Night Op. 4 (1899)
http://www.youtube.com/watch?v=U7a36rTZdX8
http://www.youtube.com/watch?v=F9XeQQikNGs

Schoenberg : Variationen für Orchester
http://www.youtube.com/watch?v=0mrhmaHv4ZQ

Alban Berg : Lyric Suite - Karajan*
http://www.youtube.com/watch?v=RF9urI6Z6Bk

Berg 3 Pieces for Orchestra, Op.6 Praeludium (Prelude)
http://www.youtube.com/watch?v=D7ET51t8kVQ
http://www.youtube.com/watch?v=cAy9VmXTi-o
http://www.youtube.com/watch?v=u4weF0FSoiE

Webern : Passacaglia Opus 1 - Karajan*
http://www.youtube.com/watch?v=9VMIhkU_XpQ

Webern: 3 movements op 5 - Karajan
http://www.youtube.com/watch?v=QNkinnKcURU

Webern : 6 pieces for orchestra: no 4 - Karajan*
http://www.youtube.com/watch?v=zWT6XdJ-tnc

これは本当に玄妙にして明解、あー、ヴィーン学派はおもしろいなぁと感じる作品だが、これを作ったときは、久々にかってやったような指導ができたのだろう。それまではばらばらでつながりも脈絡もない音が意味を持ち、つながりを持ち、音楽として構成される、そういうおもしろさを楽団員は堪能したと思う。

同じように、カラヤンの耳と演奏技術や音響についての知識が、録音技術にどれだけ貢献したかについても想像できる。また、それが音楽の技術的側面を無視する愚かな連中の憎悪を駆り立てることになったかも想像できる。

というわけで、まったく間違いなく20世紀中期においてカラヤンは偉大だったのだ。少なくともおれは技術屋だからカラヤンの偉大さを認める必要はある。

でも、田園を聴くとしたらフルトヴェングラーとウィーンなんだけどね。
http://www.artonx.org/diary/20111106.html

うーん、要するにカラヤンは自分では楽譜を忠実に音化していると思い込んでいたんですね。 惜しむらくはアルメニア人だったカラヤンはゲルマンの伝統を何一つ知らなかったし、ドイツ精神もドイツ音楽も全く理解できなかった。

ただカラヤンはピアノ調律師的な聴感と音のセンスだけは掛け値なしの天才だったので音楽がわからない楽員を驚嘆させて高い地位と人気を得た。さらに容貌もドイツ人とは全く違ってエキゾチックでスマートだったので、ミーハー女性に人気を博した。

しかしドイツ音楽の伝統を完全に無視したカラヤンのスタイルで楽譜に書かれた音符だけを忠実に音化すると、どんな深い曲でもみんなムード音楽になってしまうんですね。そして当然の事ながら本物がわかる音楽ファンからはそっぽを向かれてしまった。 そういう事でしょう。

何れにしろ、カラヤンが真剣に努力すればする程 音楽の本質から離れていくというのは間違い無いですね。

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吉田秀和、菅野沖彦、カラヤンや B&W のスピーカーを高く評価する人は宇野功芳に拒絶反応を示す様な気がしますがどうでしょうか?


バッハ:マタイ受難曲、チャイコフスキー『悲愴』 メンゲルベルク
suuukami | 福岡県 | 50代 | 2011年01月06日

この演奏は、今までLP、フィリップスの輸入盤で聴いてきました。現在は両方とも手元にないので、記憶に頼るしかありませんが、このオーパス蔵盤が一番音が鮮明と感じました。評価点は見事な仕事をしたスタッフの方に対するものです。

本当に久しぶりに聴いたのですが、私の歳の所為か、以前程感動できませんでした。その異様に古めかしい表現(特にアリアの歌唱法)には、途中でついてゆけなくなりました。貴重な記録には違いないのですが。41年版の「悲愴」はノイズは多いですが、違和感は無く、名演と思います。

あと問題点はライナーを書いているのが、私の嫌いな宇野功芳氏で、一応読みましたが、相変わらずの文章には嫌悪感すら覚えました。

この方の文章は、海外の著名な評論家の評論と比較すると、学校の読書感想文並のレベルとしか思えません。相変わらず意味不明の紋切り型の表現で、個人の好き嫌いのレベルです。

困るのは、特定のアーティストや作曲家のライナーには必ずこの方が登場する事です。まあクナやアーベントロートを日本に紹介した功績を認めるにやぶさかではないのですけど。
http://www.hmv.co.jp/artist_%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F%EF%BC%881685-1750%EF%BC%89_000000000002339/item_%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F%EF%BC%9A%E3%83%9E%E3%82%BF%E3%82%A4%E5%8F%97%E9%9B%A3%E6%9B%B2%E3%80%81%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%95%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%80%8E%E6%82%B2%E6%84%B4%E3%80%8F%E3%80%80%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF_1371954


パーヴォ・ヤルヴィ指揮シンシナティ交響樂團 小川榮太郎
(於NHKホール・2009年10月26日)

ヤルヴィは3つのオケを振つた生を何度も聽いてきたが、二流の指揮者と云ふ他はないと思つてゐる。殘念ながら、今日もまことに退屈な演奏會だつた。以下はヤルヴィと、この度公演チラシでヤルヴィを絶讚してゐる批評家宇野功芳氏への酷評とならざるを得ない。書きたくはないが、批評家には俗を正すといふ役割がある。感じた率直なところを書く。兩氏のファンはお讀みにならぬやうに。

どうも、最近の日本では音樂批評を書くのが劒呑だ。私には當り前と思はれる事を、他のどの批評家もはつきり書かないので、力んで云はなければならない、それがひどく居心地が惡いのである。60年前、フルトヴェングラーやトスカニーニが如何に偉大かなど、力んで書いたら、分りきつた事を云ふなと笑はれただらう。サージェントやカバスタが二流だと、わざわざ力説するなぞ餘計な話で、本人も一流と思つてゐないのだから、氣の毒なだけの話だつたらう。

ところがどうだ。價値規範がまるで無茶な最近の日本では、バレンボイムやティーレマンが偉大だといふ事は、餘程力んで云はねば、誰の耳にもとゞかない。凡庸な批評家共は、誰一人、彼らの歴史的な偉大さを指摘しようとせず、相變らず、フルトヴェングラー、クナッパーツブッシュやらバーンスタイン、カラヤンの名前を出しては、昔は良かつたを繰り返すばかりである。無論、これが日本だけの例外なのは云ふまでもない。

私自身の體驗した生演奏の印象でもレコードでも、バレンボイム、ティーレマンは、カラヤン、バーンスタインの指揮者としての音樂的力量を、既に上囘つてゐる。バレンボイムのトリスタンは、フルトヴェングラー以上の瞬間さへ多く含んでゐた。ティーレマンのブルックナーはチェリビダッケを超えたかとさへ思はれる場合が多々ある。彼らに駄演があるかどうかは問題ではない。偉大さに達する瞬間があるといふ事を指摘するのは、批評の最も名譽ある任務である筈なのだ。

逆も同樣だ。ポリーニの力量はがた落ちだ、小澤のオペラはまるで基本がなつてゐないと云ふ、どんな驢馬の耳にも屆きさうな單純な事實さへ、云へば言葉に力みが這入つてしまふ。日本の音樂批評界では、ポリーニは、相變らず歴史上最高のピアニストに決まつてをり、出すレコードは全て同曲のベストレコードなのだし、ウィーン國立の音樂監督である世界の小澤が、オペラ振りの基本的な力量にさへ達してゐない事は、見て見ぬ振りをする慣行らしい。

餘りに無考へ無節操に横行する通念に、ブログの隅で異を唱へるのは、日本晴の日にお天道樣の下で、誰もゐない觀客相手に、「今日は素晴しい天氣であります!」と力み返つて演説してゐるやうな、滑稽と空虚を覺える。價値の中身を巡つて意味のある言葉を生み出したい、それが批評家としての、私のさゝやかな希望なのだが。


本題に這入る。

ヤルヴィの事だ。例によつて、宇野功芳氏の再三の絶讚のお蔭で、凄い指揮者だと勘違ひしてゐる向があるやうだが、飛んでもない話だ。宇野氏が長年にわたつて日本の聽衆をミスリードしてきた水準の低さには、率直のところ、大變な義憤を覺える。

無論、氏には立派な功績もある。玉蟲色に何でも適度に襃める日本の批評家の中で、判斷を鮮明にする姿勢は、卑しくなく、私は好感を持つてゐる。大昔、日本ではまだ五大指揮者――ヴァインガルトナー、トスカニーニ、メンゲルベルク、ヴァルター、フルトヴェングラー――といふ基準が健在だつた頃、クナッパーツブッシュ、シューリヒト、クレンペラーらの價値を逸早く評價したのは、氏の慧眼だつた。朝比奈隆の價値を早くから認めたのも宇野さんである。

だが、この20年と云ふもの、氏が發見し、激賞する音樂家は、殆どが水準以下の駄馬ばかりである。批評家が判斷を誤るのは致し方ない。私も多數のミスを犯してきたであらう。だが、程度といふものはある。程度を超えたミスを犯すまいとするのは、批評家の最低限の、讀者へのマナーに屬する。

例を出さう。以前、宇野氏はハインツ・レーグナーといふ指揮者を絶讚してゐた。ある年、確か高校生だつた私は、その年の來日公演の中から、カラヤンとケンプとレーグナーとを選び、聽きに行きたいと父にねだつたものである。全部は無理だと云はれた。普通のサラリーマンの家庭だつたから當然だらう。交渉の結果、カラヤンなら1公演だが、レーグナーならば2公演でも構はないと云はれた私は、驚くなかれ、何と後者を選んだのである。宇野氏のアジテートを愚かにも信じ込んだ爲だつたのは云ふまでもない。

氏は、當時、レーグナーの音を「羽二重の音」と評してゐた、恥かしい事に、そんな事さへ覺えてゐる程、氏の絶讚は、子供の私を醉はせたのである。だが私は、耳まで宇野氏に騙される程馬鹿ではなかつた。聽きに行つたレーグナーの音は、羽二重どころか、煎餠蒲團のやうにしか聞えず、それは疑ひやうもなかつたのである。レーグナーがどの程度の指揮者だつたかは、今更私が力みかへらずとも、歴史が證明してゐる。當の宇野氏の口からさへ、その名を聽く事は最早殆どない。

無論、私は恨みから、こんな事を書いてゐるのではない。幸ひにも私は別の機會にカラヤンを生で聽いたし、批評家の判斷など當てにならないといふ實地教育を早くに受けられたのもいゝ藥だつたのだらう。

だが、これは私事ではない、笑つて濟ませる譯にはゆかない理由がある、それはかういふ事だ。

……宇野氏のカラヤン批判は分る。私は、フルトヴェングラー、チェリビダッケ、バレンボイムといふ血脈の側の一員であり、カラヤンを必ずしも高く評價はしてゐない。しかし、讀み手に、選りに選つて、カラヤンのコンサートを逃してでも、レーグナー如き水準の音樂家を聽きに行くやうに促す批評は、笑ひ話の域を超えて、犯罪的だと私は思ふ。音樂會の體驗は一期一會で、後からは取返しがつかないからだ。宇野氏のレーグナー絶讚に、實際に聽いて共感する人が出る事は構はない。人の判斷は樣々だ。だが、獨善的で判斷の基本を誤つてゐるとしか思へぬ批評によつて、多くの讀者から、カラヤンのやうな水準の藝術家を生で聽くと云ふ經驗を奪ふ事は、許されていゝ事だと思はない。

60年前に、有力な批評家が、フルトヴェングラーを糞味噌に云ひ、今聽くべきはサージェントの羽二重の音だ、と熱辯してゐたと想像したまへ。或るフランスかオランダ邊りの田舍の高校生が、親の貧しい嚢中から、或いは乏しい自分の小遣ひから、フルトヴェングラーの《第九》の代りに、サージェント指揮のモーツァルトやら《惑星》か何かの公演チケットを買つたと想像してみたまへ。その直後にフルトヴェングラーは死んでしまつたと想像してみたまへ。これは、批評家の音樂的判斷のミスと云へる水準を越えてゐる。彼の輕薄な思ひ込みとアジテートが、或る一人の音樂好きな若者から、人生で決定的に重要な體驗となり得る何かを永遠に奪つた事になるからだ。

さて、今囘に限り、特に宇野氏にしつこく絡むのは、チラシに次のやうなヤルヴィ評を見て、本當に腹が立つて仕方ないたからだ。ヤルヴィ指揮シンシナティ交響樂團の《幻想交響曲》をサントリーホールで聽いた感想として書かれた宇野氏のチラシ文面である。

「〜まるで魔法だ。ぼくはあんな響きを今まで耳にしたことがなく 〜略〜耳のよい指揮者、統率力のある指揮者は他にもたくさん居る。セル、ブーレーズ、マゼールなど。〜略〜ヤルヴィの魔法はそれをはるかに超えてゐる。」

今まで、ヤルヴィを聽いて、魔法どころか、耳の良い指揮者だと云へる痕跡は皆無だつたので、この批評は始めから、論外だと思つてはゐたが、おそらく、これに釣られて「魔法」を聽きにやつてきた聽衆は多かつたらう。さう、宇野氏から「死ねば直ぐに忘れられるだらう」とさへ書かれたバレンボイムのチケットなど見向きもせずに。そして、宇野氏に「ドイツの田舍者」と罵られたティーレマンの來春のブルックナーのチケットも買はずに。

私は、先入觀で耳を汚す事はしたくないので、當然ながら豫斷は持たずに、今日のヤルヴィを聽いた。その程度の心の修養が出來なければ、批評など出來るものではない。その結果はどうであつたか。退屈極まる凡庸な演奏だ。セル、マゼールのオーケストラマジックを罵倒して、これを持上げるとは、幾ら何でも恐れ入る。さすがは、かつてレーグナーに羽二重の美音を聽き取つた宇野さんの耳だけはある。

ヤルヴィ=シンシテナティに魔法を聽けるとは、途轍もない聽力だ。どんな醜女も美人に見える眼を持つた人のやうなものだ。羨ましい。お多福を引つ掛けても最高の氣分になれるのだから、氏の耳の中は、地上の極樂かと思はれる。多分、宇野さんに魔法をかけたのはヤルヴィではなく、プロスペローだつたのだ。最近の宇野さんの耳は、キャリバンやトリンキュロー達宜しく、プロスペローの魔法によつて、恒常的に醉つ拂つてゐるのであらう。本當の醉生夢死だ。最近飮んでもなかなか醉へぬ私には、これ又羨ましい限りである。

私の聽いたのは NHKホールだが、もしヤルヴィがサントリーホールで魔法を掛けられる程の人ならば、NHKホールは充分に鳴らせる。かつてのベーム=ウィーンフィルの大名演もNHKホールだつた。先日バレンボイムの、やゝ手拔のヴェルディ《レクイエム》でさへ、易々と、實に豐饒でメロウな音が、和聲的な緊密の度合を正確に傳へながら、あのホールを滿たしてゐた。物理的な音量の問題ではない。響きと心理の關係への經驗と洞察が生む、これは技術上の奇跡なのである。宇野氏が名前を出してゐたセルやマゼールは、無論、さうした技倆の點で、最高度の指揮者達に屬する。ヤルヴィの音樂を氏が好むのは構はない。

だが、セルらの名前を持ち出して、響きの點でヤルヴィを上位を置くのが、よりによつて第一線の音樂批評家だといふのは、正直云つて信じ難い話である。カローラをフェラーリより好むのは構はない。だが、カローラの方が加速能力が高く、スピードも出ると云つたら、それは嘘だ。セル、マゼール以上にヤルヴィ=シンシナティが響きの魔法を驅使してゐるとするのは、それと同じやうな、批評の判斷の許容外の「嘘」としか、私には思へない。


冒頭のコープランド《庶民のファンファーレ》で、私は魔法から眞つ先に見放される思ひがした。固い音だ。融け合はない。胸をときめかす指揮者固有の文體がない。NHKのアナウンサーの朗讀のやうだ。マゼールならニューヨークフィルから、こんな貧しくニュアンスのない音は出さないに違ひない、たとひ、空疎極まる『エロイカ』やブラームスを指揮する事はあつたとしても。

2曲目、バーバーの弦樂の爲のレクイエムは、ファンファーレとの對照の妙。心の籠つた演奏だが、それ以上に胸を撃つ特別な時間にはならなかつた。

3曲目、バーンスタインの《シンフォニックダンス》は、圖らずも先日、バレンボイムのCD評を書くので聽き込んでゐたが、今日のヤルヴィの演奏は、豫想をはるかに下囘る駄演である。プロローグの、ジャズ風のリズムから冱えない。投げやりで、リズムが上滑りしてゐる。物語が始まる豫感もまるでない。デリカシーのかけらすらない。だが、この音樂は、デリカシーの塊ではないのか。

バーンスタインはブリリアントな自作自演を殘してゐるし、バレンボイム盤は、交響詩のやうな雄大な流れを作るが、いづれも音樂の生彩の次元が、今日のヤルヴィとはまるで違ふ。このやうな曲では、ヤルヴィは切れ味のいゝ指揮だけはするだらうと思つてゐたので、冱えないダルな雰圍氣のまゝ、見通しも惡く、クライマックスの疉み込みさへ決まらぬ演奏に、私は心底驚いた。サムフォアはそれなりに美しいが、スケルツォからマンボに雪崩込む邊りは、何とも響きはごちやつき、音樂の方向感覺も漠然としてゐる。終曲も丁寧な演奏だが、印象に殘る程ではない。

後半の『新世界』は、ヤルヴィが文體も音も持たない指揮者だといふ事の再確認のやうなものだつた。例へば、管のバランスに目新しさがあるとか、第2主題で物凄く大きくテンポを落して、地面に落ちてしまひさうなリズムを掬ひ上げるやうな優しさを見せる、さうした事はそこここにある。だが、《新世界》では、その手の新機軸はあらかたやり盡くされてゐるし、そもそも、優れた指揮者は、何も特別な事をやつてゐない場所で、音樂の豐かさにより聽き手を滿たすものだ。さうした魅力がこの指揮者にはまるでない。

例へば、出出しからティンパニの突然の爆發までを、ストコフスキーやチェリビダッケが、のめり込ませるやうな魅力で始める樣を聽いてみるがいゝ。それにしてもヤルヴィの主題のリズムはどうだ。何とパンチがないんだ。音はどうだ。今書きながらまるで思ひ出せない程、印象に殘つてゐないではないか。第一主題のホルン一つで、優れた指揮者ならどれだけの夢を聽き手に見せる事が出來るか。ヤルヴィの演奏が、さうしたディテールで何と貧相である事か。

だが、2樂章は美しかつた。夢見がちな木管群から夢見がちな音とバランスを引出してゐて、今日一番良質であつた。プログラム全般を通じて、當面、抒情的な靜かな部分は、惡口を云はずに聽ける水準だと云ふ譯だらうか。

3樂章になると、やはりリズムも音も冱えない。4樂章でも、私は、もうあり餘る退屈を持て餘してしまふ。音樂的仕掛の面白さが幾らでも試みられる所なのに。その上、最後まで音樂的なクライマックスがまるで見えてこない。音量ではなく、音壓と云はうか、時間の累積によつて、音樂が高潮してゆく滿足がまるでない。

焦つても仕方なからうが、早く、バレンボイム、ティーレマン、パッパーノ、ナガノ、ドゥダメルらが基準となり、指揮者の質が、カラヤン=チェリビダッケ時代以前に戻らん事を、願ふのみである。
http://blog.livedoor.jp/theclassic/archives/1498161.html


チャイコフスキー作曲交響曲第6番ロ短調《悲愴》 小川榮太郎  

『悲愴』カラヤン&ベルリン・フィル(1988年東京ライヴ)
http://www.hmv.co.jp/artist_%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%95%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%EF%BC%881840-1893%EF%BC%89_000000000018904/item_%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%95%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%EF%BC%9A%E3%80%8E%E6%82%B2%E6%84%B4%E3%80%8F%E3%80%81%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%88%EF%BC%9A%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC%EF%BC%92%EF%BC%99%E7%95%AA%E3%80%80%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%83%B3%EF%BC%86%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%EF%BC%88%EF%BC%91%EF%BC%99%EF%BC%98%EF%BC%98%E5%B9%B4%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B4%EF%BC%89_2719028

カラヤン最後の来日-Tchaikovsky Symphony No.6 [HQ SOUND]
http://www.youtube.com/watch?v=HsFmvbqaRic


1938年、まだ30才だつたカラヤンが、ベルリンフィルとの最初のレコーディングに選んだのが《悲愴》だつた。半年前に、當時の樂壇の帝王、フルトヴェングラーがベルリンフィルと《悲愴》を入れたばかりだつたから、手袋を顏にぢかに叩きつけるやうなカラヤンの遣り口に、フルトヴェングラーがどれ程腹を立てたかは、想像が付く。

今日でもラトルがEMIにブラームスの第4交響曲を輯録した半年後、同じベルリンフィルを起用してティーレマンがグラムフォンからブラームスの第4番を出したりすれば、スキャンダルのにほひは否定しようもなからう。まして、レコードそのものが稀な時代である。カラヤンの鼻つ柱の強さには、さういふ言ひ方では被ひ切れない不遜さが付纏ふ。フルトヴェングラーのカラヤン症候群、又はカラヤンへの異常な嫉妬と言はれる生涯の心の傷の原點は、私は、ベルリンでの《トリスタン》の成功と竝び、この《悲愴》レコーディングにあつたのではないかと推測してゐる。

それはともかく、以後、カラヤンが節目節目でこの曲を演奏し續け、レコーディング囘數も最も多く、レコード毎の演奏スタイルにも變化が著しいのは、よく知られてゐる。今囘選んだのは、そのカラヤン生涯最後の《悲愴》、偶然にもサントリーホールでの公演となつたものを、生誕100年を記念して、グラムフォンが正規盤として出したレコードである。

一方のチェリビダッケにとつても《悲愴》は最も重要なレパートリーの一つである。戰後、無名のルーマニア人が突如ベルリンフィルの指揮臺に立ち、たちどころにベルリンの聽衆を魅了した奇蹟はよく知られてゐるだらうが、彼が決定的に名聲を確立したのは、1945年の12月の《悲愴》の公演だつたといふ證言がある。演奏終了後、熱狂した聽衆は我を忘れて指揮臺に殺到し、未曾有の混亂が生じたと言ふのである。

20世紀後半のドイツ樂壇最大の巨匠二人が、ベートーヴェンやブラームス、ヴァグナーではなく、チャイコフスキーで搖ぎない名聲を確立した事は、ドイツ文化論の主題となるだらう。第1次大戰敗戰後の、新古典主義以後、ヒトラーのアーリア至上主義の時代が插まつてゐるにも拘らず、時代全體の美意識は、ドイツ囘歸よりも、機能主義的なインターナショナリズムへと傾斜し續けた、20世紀のドイツ文化史は、總じてさう評していゝ筈である。それはナチス時代の映畫を見れば一目瞭然で、1930年代から40年代のハリウッド映畫がアメリカンヒューマニズムの野暮な迄の信念に貫かれてゐるのに較べれば、ナチスの美意識は、遙かに洗煉された機能主義によつて、ゲーテ、ベートーヴェン、ヘーゲル、ニーチェ、ヴァグナーらの鬱蒼たるドイツ的風采からは、寧ろ無限に遠い。

思へば、ヒトラーが愛したのはクナッパーツブッシュではなく、フルトヴェングラーだつたのである。フルトヴェングラーは、ドイツ至上主義者であつたが、彼自身の教養と美意識は明らかに、大戰間の美學の洗禮を受けてゐる。洗禮を受けたゲルマニズムである。だが、それならば、今、再び、バレンボイム、そしてとりわけティーレマンによつて、恢復し始めてゐるドイツ的傳統とは何だらう。底力か。新しさか。復古か。復古に見える民族的活力の創造なのか。

ところで、カラヤン、チェリビダッケ共に、最晩年の上演記録であるこの2枚は、いづれも、《悲愴》の最高の名盤と斷言するに足る至高の演奏だ。深刻激越で、樂曲の内面に限りなく降立つ事に成功した點、メンゲルベルク、フルトヴェングラー以後、ムラヴィンスキー、フリッチャイ、マルケヴィッチ、バーンスタイン、カラヤン自身のセッション録音、ゲルギエフらの歴代名盤全てを、遙かに拔くと言つても、さして極論ではあるまい。そのどちらかを採り、一方を捨てる、極めて難しい作業である。

 さて、まづ、カラヤンのラスト《悲愴》である。

1樂章冒頭のファゴットから波打つやうな強弱を付けて歌ひ始める。そして呼應する低弦の凄じい絶望に滿ちた暗い音色、だが、その暗い音色は單色ではなく、輝ける黒、無限に深みがある多彩な光澤を放つ黒である。早くも身體に震へが走る程に人を魅了して止まない絶望、それがカラヤンがこゝで成し遂げてゐる事の、最も簡潔な要約である。

序奏全體が、歌ひ、動搖して止まぬ流動だが、節度はある。こゝでのカラヤンは、告白と悔恨を湛へた殆ど個人的な發言として、この音樂をとらへてゐるやうに聽こえるが、にもかかはらず、アゴーギグの上での自由は避けられてゐる。間違ひなく、インテンポの感覺は、カラヤンの音樂的な感性の中核にあつたといふ事であらう。だからこそ、同じ目盛を刻む音樂の進行の中に籠められた思ひの強さは、音の飛沫となつて迸散する。その意味で、この演奏は、インテンポの音樂が、どこまで激越な感情を歌へるかの、極限的な實例である。

アレグロにはひつても滑らず、格調高い。實に彫の深い演奏である。何をやつてゐるといふ譯ではないのだが、全てが際立つて魅惑的だ。ミューズが直かに降り立ち、魔法のつゑを振つてゐるのでないとしたら、これは一體誰の仕業なのだらう。
ふとした表情の翳に、ロシア的な、と私にはどうしても感じられるやうな、一種痛切に重い憂愁がさつと射す。プーシキンがオネーギンに造形して以來、ゴーゴリにも、トルストイにも、ドストエフスキーにも、チェーホフにもある、人生への冷え冷えとした突然の無感動といふやうな、あの鈍く重たい苦痛を、こゝでのカラヤンは、折節、強く私に感じさせる。最もさうした世界から遠いと思はれてゐた、あのカラヤンが。

65小節からのトゥッティは、全く何といふ音だ。クライバーが黒魔術と評したカラヤン・トーンの奇蹟は、この演奏では至る處で炸裂してゐて、それを聽くだけでも耳の喜びである。

それにしても、その奇蹟が、カラヤン自らがプロデュースした正規録音からは殆ど掻き消えてしまつてゐるのは、何故なのだらう。人工的に誇張され、單に音樂的な空疎さを一層印象付けるだけの、あの無數のカラヤン制作のレコードのプラスチックな美麗さ! レコードプロデューサーとしてのカラヤン、オペラの演出家としてのカラヤン、映像監督としてのカラヤン…………何にでもでしやばる才人カラヤン。だが、何とまあ、この人は指揮者でしかなかつた事か。そして、その生涯は、何と才能を別の方角に浪費し續ける人生だつた事か。

指揮者としてのカラヤンは、帝王などではなく、本當は、フルトヴェングラーと同格と言へるだけの、壓倒的な天才だつたのかもしれない。天才を別のジャンルやビジネスへの野心に切り賣りしながら、晩年の彼が、たゞ自分の爲だけに音樂するといふ原點にやうやく戻つてきた時の、この《悲愴》は、その最良の證言とすべきだらう。この演奏は、フルトヴェングラーのヴァグナーやブラームスがしばしばさうであるやうに、最も赤裸々な絶唱であり、絶唱である事で、チャイコフスキーが晩年に至つて、危機の最中で、自分の音樂的な發言に、やはり個人の本當の告白を恢復した《悲愴》の創意と、絶妙の共振をしてゐるのである。

それにしても、ラスト《悲愴》でのカラヤンの、第2主題のむせぶやうな歌、憧憬と啜り泣きはどうだらう。それでゐて、音樂には崩れの影さへなく、品格はどこまでも高い。展開部は、冒頭からのバスの刻みの強烈な表現力に驚かされる。激越で雄辯なバス、透明でどこまでも伸びやかに廣がる壯大な高弦と、深みある輝かしさが天日の使者のやうに響く金管が、ぶつかり合ひ、融け合ふ。容赦ないティンパニさへ、弦の餘裕のある最強奏を妨げる事は出來ない。生き物のやうな色彩の亂舞であり、亂舞の中に信じ難い美の秩序が確立されてゐる。その點では、このオーケストラの色彩の奇蹟は、トスカニーニ、フルトヴェングラー、チェリビダッケ、現役のバレンボイム、ティーレマンらさへも敵はないのではあるまいか。

後半、第1主題再現で、ティンパニに猛烈な追込みを效かせて、ホールの鳴動するやうなクライマックスの後、第2主題は優しい華やかさの中で、夢見るやうに微笑する。邪氣を知らぬ子供の、恐怖の去つた後の喜びのやうに混じり氣のない歌である。勿論、音樂的にはこの上なく堂々たる終結である。

2樂章も冒頭からむせぶやうな歌に驚かされる。こゝまで強い感情を歌ひ込んだ2樂章は始めて聽く。1樂章と3樂章の谷間の優美な舞踏會の幻想では決してない。今、確かに生々しく實感されてゐる歎きの歌である。それでゐて、氣品は高い。繰返し記號のある樂節の區切、あゝした處での、リタルランドが何と優美で輕やかなことだらう。中間部のティンパニと低弦の刻みは、喘ぎであり呻きである。支へ切れぬ重荷を背負つた者の、辛い吐息のやうに、思はず嘆息がもらされる。戻つてきたワルツは、一層切實に響く。あの中間部での鼓動が、そのまゝ背後に流れてゐて、最早私たちは、運命の支配のやうに、あの鼓動の強制力から逃れる術はないのである。ふと、どうした聯想からか、私は思はず呟いた、小林秀雄譯のランボウの詩句を。「そして俺は、架空のオペラになつた。」…………

3樂章のマーチの生きたリズム、あらゆる瞬間が雄辯に沸立ち、絶えず波立ちきらめく。あらゆる音の細胞の沸騰! 弦の刻みは彫り深く、吹拔けるやうな金管の最強奏のさはやかさはどうだらう。決めどころでは、ティンパニが猛烈なクレッシェンドとアタックでここぞと打込み、音樂は波打つやうに、大きな山に向つて怒濤のやうに昂揚する。61小節からの、主題リズムを刻むティンパニのクレッシェンドの、それだけで激越な感情表現はどうだ。81小節からの弦の刻みの豫感に滿ちた緊張、あらゆるパートの雄辯さはどうだ。 これがあの無表情なスコアのコピーでしかない無數のレコードを世に送り出し續けた男の、最後の生演奏だとは、何といふ驚きだらう

しかし、カラヤンは單に感情を剥出しに、オーケストラをあふつてゐるのではない。この音樂は、3連符の呟くやうな刻みが、地底から沸上がり、徐々にマーチのリズムへと形成され、絶えず沸立つやうなリズムの、兇暴な、さう歡喜以前の原初的な感情によつて、止めどない昂揚に至る。それが、何度となく繰返され、呼吸も出來ない程の狂亂で、幕を閉ぢるのは、誰でも知つてゐるが、これは、「音樂」の側からの、作者チャイコフスキーの理不盡なエネルギーの蕩盡への、抗議の息切れではあるまいか。ストラヴィンスキーが言つてゐる、「チャイコフスキー程ロシア的な作曲家を私は知らない。」と。この音樂には、西歐に妥協したウィスキーボンボンのやうな中途半端な甘さは、影だにない。

この耐へざる衝動が、本當には、どこに向ふのか、誰も知らない、作者自身が一番解つてゐなかつた。それこそが、恐らく、ストラヴィンスキーの言ふロシア的なるもの、ドストエフスキー、トルストイの蟒蛇のやうな底知れぬ衝動と根を一にしたチャイコフスキーの創作力の源泉である。恐ろしく暴力的だが、恐ろしく上機嫌な音樂、音樂といふより、生命力が殆ど破壞的な歡喜にまで狂ひ咲きをした衝動の記録。この音樂に決定的な表現を與へるには、まづ、再弱音で始まる刻みに、激甚なエネルギーを吹込まねばならない。しかも、そのエネルギーは絶えず内側から自らを喰ひ破る衝動である。その衝動を極限まで呼びさましながら、それに任せて滑走してしまはないやう、最後の一歩で踏みとゞまり續けねばならない。

80才の病躯の老人カラヤンが、このやうな限界的な運動神經と、強烈な暴發とのぎりぎりの折衝を、指揮し切つてゐるのは、驚きと言ふ外はない。トスカニーニ晩年の指揮も、やはり巨大なエネルギーによるダイナミックな音樂を聽かせるが、それはいつも塑像のやうに安定してゐた。流動的で不安定な要因は排除された世界である。こゝでのカラヤンは、一歩誤れば、音樂が空中分解し兼ねない限界まで、運動そのものを生きてゐる。ベルリンフィルといふ猛獸の群を、ロシアの宏大な原野に解き放つたやうである。どのやうな指揮者も後半の興奮を掻きたてる事に、情熱をそゝぐが、こゝでのカラヤンは、身體を張つて、寧ろ昂揚を制止してゐる。そしてそれゆゑにこそ、音樂は、かつて聽いた事もないやうな、身體を突拔ける異常な興奮へと高まり續けるのだ。

それが、4樂章での慟哭の深さでの、深い搖さぶりに繋がる。3樂章の興奮によつて解放された聽き手の感情は、この慟哭に突き落とされて、もみくちやにされてしまふ。カラヤンの3樂章での昂揚は、狂亂の果て、殆ど晴朗なまでに、聽き手の心を開け放ち、無防備にする。だから、4樂章が始つた途端、この無防備な心は、今度は、深刻な情感に啜り泣く手放しの歌の前に、たゞ涙する外はなくなるのである。

4樂章冒頭の歎きは、その中に甘い慰謝を含むが、5小節から、音樂はまるで救ひのない暗い淵に沈み込む。オーケストラのトーンは、瞬時に漆黒の闇に聽き手を閉ざす。そして、又、歌を取り戻して……といふ繰返し。その間、絶えず啜り泣きながらも、清潔な透明感を失はない弦は、とりわけ見事だ。

そして、37小節からのアンダンテの、甘い夢見がちな歌は、カラヤンによる生涯の囘想であらうか。これ程甘く、しかし眞實な慟哭を、人は、自分の魂の内からしか汲み出す事は出來まい。しかも、これ程までに感情の大波のただ中に沒頭しながら、演奏は、息長いフレージングによるあの長い長大なクレッシェンドを、寸分の狂ひもなく歌ひきつてゐる!

後半でのクライマックスは、沈默の底から沸上がるやうに、限りない悲歌が、殘照の後の闇のやうに、流れてゆく。絶望は餘りにも深い。感傷は洗ひ流されて微塵の名殘もない。だが、漆黒の闇の中で、生のやはらかい温さは信じられてゐるやうだ。末尾では、音達の一つ一つが、うち顫へてゐる。が、絶望の爲ではないやうだ。ならば、この顫へは、慰謝の力の確かさを知る事が出來た、喜びのそれであらうか。

當日の聽衆によると、あのカラヤンが、泣きながら指揮をしてゐたといふ。涙は祈りの中に融けてゆくやうだ。救濟は信じられてをり、この結末は餘りに美しい。批評は沈默せざるを得ないのである
http://blog.livedoor.jp/theclassic/archives/cat_24972.html

一方、こっちがカラヤンの「悲愴」に対する聴覚が鈍い人の評価:

カラヤン/VPO チャイコフスキー「悲愴」

カラヤン&ウィーンフィルのチャイコ「悲愴」

レコ芸だと天まで持ち上げられた演奏なので、一度聞いてみたらどこがいいのかわからない・

チャイコの6番「悲愴」をカラヤン&ウィーンフィルの80年代の演奏でお届け。各誌で絶賛されながらも、うp主はどこがいいのか分かりませんでした^^; 

個人的にはマルティノン&VPOが好きですね。ムラヴィンスキーは厳粛に過ぎますし、カラヤンほど飾り立ててもいないので。あと録音も生々しいし。他はフルトヴェングラーもなかなかいい演奏なんですよね。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9635017
http://www.nicovideo.jp/watch/nm9633961
http://www.nicovideo.jp/watch/nm9634097
http://www.nicovideo.jp/watch/nm9634311

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191 :中川隆:2010/10/04(月) 00:13:04 ID:aJwK12JL

ここにアホ・カラヤンファンが沢山居るから教えといてやるけど、

カラヤンの凄さは stax の静電型ヘッドフォン(最上級機)で聴かないと絶対にわからない。

カラヤンは聴覚能力が異常に発達していたから、凡人とは音の聞こえ方が全然違うのさ。

超高音が練り絹の様にレガートで繋がっていくのを再現できる装置でないと、カラヤンの意図は再現できない。

ここのアホファンにはカラヤンの本当の凄さはわからないのさ。


まあ、これ買ってからカラヤンの評価しようね:


STAX Earspeakers SR-009 \349,600
STAXイヤースピーカーのフラグシップ機。
http://www.stax.co.jp/Japan/SR009_JP.html
http://kakaku.com/item/K0000236482/
http://vaiopocket.seesaa.net/article/192511901.html
http://www.ippinkan.co.jp/DM_2002_06/h_stax/page_1.htm

音は凶器 _ 僕が STAX を薦めない理由
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/205.html


194 :名無しの笛の踊り:2010/10/04(月) 10:28:16 ID:isR28n0L

売れないメーカーの必死の宣伝か。。。
こんなの使ったら難聴になるのにな。
あ、そうか、難聴の爺さん向けの宣伝だったか。
でもなんだか哀れで同情を誘うぜ。 ま、がんばれや。

195 :中川隆:2010/10/04(月) 11:18:55 ID:aJwK12JL

良く知ってんね(感心)
俺は stax を使ってて耳痛くなったからカラヤンを聴くの止めたのさ。

カラヤンは確かに凄いんだけど、それは音楽としての凄さではなく、
音そのものの生理的な快感なんだよね。


197 :名無しの笛の踊り:2010/10/04(月) 12:42:06 ID:omalygRl
>>196
生理的な快感を起こせる指揮者ってすごいよな。
aJwK12JLとは親友になれそうだ。


198 :名無しの笛の踊り:2010/10/04(月) 13:02:02 ID:UGA8ddCn

カラヤンの凄さはスピーカーでは再現できないのか、ヘッドホンて嫌いなんだよね。


199 :中川隆:2010/10/04(月) 13:29:07 ID:aJwK12JL

Quad ESL57 か ESL63プロにチェロかゴールドムントの超高級アンプを使えば Stax に近くはなるみたいだけど。

ESLは振動板が3年で劣化するし、交換に何十万円もかかる。
100万円以下のアンプではいい音にならない


安いのもあるけど振動板が劣化してるとあの音にならない:

QUAD ESL57(3ペアー在庫あり、金、黒、ベージュ) ペアー¥18万
QUAD ESL63(3ペアー在庫あり、茶、黒)     ペアー¥25万
QUAD ESL63PRO  ペアー¥28万

ESLは全て整備済み。
http://homepage2.nifty.com/soundpoint55/newpage3.html

サウンドボックス
ESL57  22+II  ESL63の復刻・再生品 新発売
http://www.soundbox.co.jp/quad.htm

5 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2001/06/24(日) 13:01

チェロはオーディオスィート、パレット、パフォーマンスが圧倒的に良くて、他はそれ程でもないと思う。アンコールシリーズは日本では売れたけど、音は今三。


61 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2001/08/08(水) 22:47
>>60
チェロはアンコールはそんなに良く無いよ。
スィートとは較べものにならないと思う。
どうせ買うなら、スィートだ。今ならヴィオラオーディオでアップグレードも出来る。
中古で見掛けたら即ゲットだね。


3 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/07 12:20 ID:8J/ZIr7M

リモコンは使えないが、スィートの音は今でも最高だろ。
アンコールは駄目だが。


39 :AI ◆4wBVGeQHPA :03/04/26 00:41 ID:???
>>38
何度も言っているけど、チェロの場合スィート以外のプリはダメだよ。
チェロの神髄はスィートを聴いて語ってね。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1049683747/
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/classical/1267347548


_____________

参考に宇野功芳が大好きな1937年版のメンゲルベルクの「悲愴」の評価も


メンゲルベルクのチャイコフスキー/交響曲第6番ロ短調 作品74「悲愴」

ウィレム・メンゲルベルク指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
1937年12月21日 アムステルダム(SP録音)
OPUS KURA OPK2011 (オーパス蔵制作、2001年6月発売)
マトリックス番号/テレフンケン1022666〜75(広川陽一氏コレクション)
http://www.hmv.co.jp/artist_%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%95%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%EF%BC%881840-1893%EF%BC%89_000000000018904/item_%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%95%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%EF%BC%9A%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC%EF%BC%96%E7%95%AA%E3%80%8E%E6%82%B2%E6%84%B4%E3%80%8F%E3%80%81%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F%EF%BC%9A%EF%BC%A7%E7%B7%9A%E4%B8%8A%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%80%81%E4%BB%96%E3%80%80%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF%EF%BC%86%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%98%E3%83%9C%E3%82%A6%E7%AE%A1_404321

(参考)メンゲルベルク指揮 1941年4月22日版
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17772427

今回は、「すすり泣きの名演」と称される甘く切ない悲しさをたたえたメンゲルベルク指揮の1937年録音のSPからの復刻盤で、チャイコフスキーの「悲愴」を聴く。

チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」は名曲であるが故にディスクの数が多く、すでに100種類を超えている。この中で最も古い録音であるメンゲルベルクのテレフンケン盤は、1938年録音のフルトヴェングラーによるHMV盤と並んで評価の高い名盤とされている。とくにメンゲルベルク盤は、宇野功芳氏(音楽評論家)がライナーノートの中で次のように紹介している。

「この『悲愴』はメンゲルベルクのもっとも得意としたレパートリーであり、ステレオ、モノーラルを通じての最高と絶賛したい世紀の名演である。そのロマンティックな甘美さにおいてこれ以上を望むことは不可能といえよう」
(MX9047、キングレコード、1978年)


今回のオーパス蔵による復刻CDは、岡山県牛窓町にあるもと造り酒屋のレコード蔵で保存されている20万枚を超えるレコードを出所とする「板おこし」盤である。これまでのSPの復刻は、ノイズを著しくカットして、溝に刻まれた音楽まで犠牲にしていることから、このレーベルでは、音楽と音質を最優先に考えてスクラッチノイズを敢えて残し、暖かみがあり、生々しい迫力のある音を取り出すことを基本方針としている。

筆者も金沢の蓄音器館で昔の蓄音機によってSP盤を実際に聴かせてもらったが、本来SPの持つ、暖かく、やわらかく、そしてほのかな甘い香りの音色は今でも忘れることが出来ない。

このCDはザラザラと雑音が耳に付くが、針の音以外に、オリジナルの独テレフンケン原盤に存在するハム音が含まれているとのことである。これはSPを電気的に再生する時に発生するノイズではなく、録音時にコンデンサマイクの不安定さに起因する雑音である。これまでの復刻盤はこのハム音と同時に低音が大幅にカットされているために、痩せた物足りない音になっていたが、今回のオーパス盤は宣伝の通り、低音が実に豊かに力強く鳴り、コンセルトヘボウ管の本来の響きが見事に再現されている。

ジャケットの解説には

「ここに聴かれる響きは構成もがっちりとしたシンフォニックな演奏になっている。特に低音のクリアーな響きと力強い音、確固たるリズムは、甘ったるい音楽には無縁の音のバランスを与えている。第1楽章の第2主題あの甘美なメロディも透明感のある響きである。決してお涙頂戴の甘い旋律あるいは涙を誘う演奏ではない」

とテレフンケンの持つ透明感のある響きを強調している。


じつはこのメンゲルベルクの「悲愴」には大きな問題がある。このオーパス盤は純粋に1937年録音とされるものだが、メンゲルベルクの「悲愴」はもう1種、1941年4月22日の録音が存在し、NAXOSヒストリカルで入手可能である。

これまでメンゲルベルクの「悲愴」として発売されたものは、独テレフンケン社がマスターテープを作る過程で誤って2種の録音を混ぜて1937年盤として制作し、1988年頃まで発売していたらしい。第1楽章後半と第3楽章が1941年録音で、それ以外は1937年録音を使用しているというのだ。

以上のことは、郡修彦氏が世界で最初に発見、指摘し、『レコード芸術』誌上に発表して騒然となった。とすれば、筆者が昔、キング盤のLPで聴いていたものは、この合成盤だったということになるのだろうか。参考までにLPの演奏時間を( )で併記して比較したが、第4楽章を除いて10秒以上の差異があり、演奏時間だけからは判断は不可能である。

画像 TELEFUNKEN MX9047(1978年発売)

このディスクについては、宇野功芳氏が端的に説明している著作から引かせて頂く。

「『悲愴』のファンならば、この極上の美酒のような演奏に一度は接して欲しい。僕の若い頃、チャイコフスキーをこよなく愛する友人に本盤を聴かせたところ、あまりの美しさに泣き出してしまったのを思い出す。それは第1楽章と第4楽章の第2主題、および第2楽章の中間主題である。

メンゲルベルクの独特の甘美なポルタメント!
それに追い打ちをかけるヴァイオリンのヴィブラート!

本当に体がとけてしまいそうだ。これこそ、19世紀末のチャイコフスキーといえよう。」

( 『宇野功芳のクラシック名曲名盤総集版』、講談社、2007年)


レトロな演奏には一家言を持つ宇野氏ならではの文章であるが、さっそく聴いてみることにしよう。大きなノイズが耳に付くが、これは始めだけのことで、曲を聴き入るにつれてこのノイズはあまり気にならなくなるのが不思議である。


第1楽章 アダージオ、アレグロ・ノン・トロッポ

バスにのってファゴットのソロで始まるが、続くヴィオラの2小節目のスフォルツァンドがことのほか強く、分厚い音にまず驚く。フォルティシモに入った70小節目のあたりで音が割れている。さて、アダージォでヴィオラが音階を上った次に、いよいよアンダンテの第2主題が来る。

コン・ソルディーノ( con sord.)の指定があるのでヴァイオリンとチェロはミュートを装着するが、2、4、5、6小節目に大きくポルタメントをかけて旋律が歌われている。歌うというよりは揺れるという感じだ。細かいヴィブラートがかかっているために、哀切の主題に独特の甘い香りを漂わせている。

130小節からのアンダンテも同様のポルタメントが聴かれ、ここは大きくテンポ・ルバートがかけられて振幅が大きい。201小節目のトロンボーンのコラールではテンポを極端に遅く取り、211小節目の弦楽器のシンコペーションで加速するのに驚かされる。

極めつけは279小節目のセンプレ・フォルテ。弦楽器はえぐるように深く弾き、ここは思わず体が震えて鳥肌が立つ思いだ。トロンボーンのパッセージもとても遅く、劇的な効果によって大きく盛り上げている。305小節目からも徹底したポルタメントが再現されていることを付け加えておきたい。


第2楽章 アレグロ・コン・グラツィア

この楽章はテンポの伸び縮みがとくに激しい。チェロのグリッサンドは強く、マルティノンのような洒落っ気は無いが、ここでも弦楽器のつややかな甘い香りがたまらない魅力である。強く弾いたピツィカートが降りる40小節目からテンポが大きく落ちるのには一瞬「ぎょっ」とする。

中間部の主題から音楽は俄然個性的になる。テンポの伸縮が自在で、感傷を込めた重苦しい哀歌が濃厚に演出されている。特徴的なのは各フレーズの終わり目でリタルダンドをこまめにかけて力を抜くやり方で、この微妙な味わいはメンゲルベルクの至芸の極みである。

宇野氏は第1楽章と第2楽章について、LPのライナーノートの中で次のように絶賛している。 「第2楽章の中間主題や、ことに第1楽章第2主題の美しさはいかばかりであろう。この世のものとは思えないポルタメント、濃厚な情熱、てんめんたる小きざみなルバート、まことに甘美なあこがれとすすり泣きだ。美しすぎるくらい美しい。」


第3楽章アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ

勇壮な行進曲のテーマにも弦楽器の潤いある響きがはっきりと聴き取れるのが驚きだ。まず221小節の1発目のヤマ場はインテンポを守ってガッチリと演奏する。コンセルトヘボウ管の強靱なアンサンブルには驚くほかはない。キラリとした美しさも兼ね備えた鋼のような音である。続く282小節の2発目のヤマ場で大きくリタルダンドをかけて期待通りの大ワザを見せてくる!

アーベントロートをはじめとするレトロな巨匠たちは、みなここでテンポを落とす。現代のスマートな演奏を聴き慣れている人には、思わず「ぎょっ」とすることだろう。筆者も指揮者ならば是非ここで一発リタルダンドをきめてみたい。300小節あたりからテンポが戻り、最後の3連符を突如どっしりと落として決めるところも吃驚仰天である。


第4楽章 フィナーレ、アダージオ・ラメントーソ

終楽章は何かに取り憑かれたような恐ろしいものを感じるほど、気迫のこもった演奏である。最初の和音が異常に力強い。弦楽器はすべての音に圧力をかけて弓をえぐるように強奏する。そしてファゴットの音は地の底から響くような慟哭の調べである。アンダンテの旋律はものすごいポルタメントをかけ(特に45小節目)、徹底的に揺れて歌いぬかれている。これを夜中に一人で聴くと、おそらく妙な気持ちに陥るほどの非常に危険な音楽にみちている。

テンポプリモからテンポが非常に早くなるが、弦楽器が72、74、76小節目の下降において音を大きく切るのが特徴的である。あたかも心臓がえぐられるような錯覚にとらわれる。89小節目の最後の2つの16分音符に大きなアクセントを入れる大ワザも見逃せない。

126小節目のアンダンテも壮絶である。8分音符のスラーを無視して音を切っている。極めつけはヴァイオリンがスルGで奏する147小節以降だ。異常とも思える早いテンポで終わる。収録時間の関係で最後は急がざるを得なかったという話であるが、このテンポもまたメンゲルベルクの至芸の1つと考えられまいか。


この1937年の録音は、最後のテンポが早過ぎた問題以外に、例のハム音の問題があって1941年に再度録音したとされている。このCDには悲愴の他にバッハのアリアとヴィヴァルディの合奏協奏曲が収録されているが、これも悲愴に負けず劣らず、極めて濃厚なこってりした演奏で、これを聴くとバロック音楽ではなく、後期ロマン派の曲ではないかと錯覚をおぼえるほどだ。しかし歌うべきところは、相変わらず纏綿とかなで、世紀末的な儚くも美しい色香が漂っている。

宇野功芳氏のライナーノートで締め括りたい。

「メンゲルベルクの『悲愴』は夢だ。精神よりは情ちょだ。消えてなくなりそうなはかなさとあふれるような香り、それは悲しみへの思い出であり、あこがれでもあろうか。」
http://musikfreund.blog64.fc2.com/?mode=m&no=14

結論として、カラヤンや菅野沖彦は音楽は全然わからないけれども耳や音感が超人的に優れているという事みたいですね。 ピアノ調律師と同じ才能ですね。

カラヤン、菅野沖彦や B&W のスピーカーを高く評価する人もやはりカラヤンと同じ様にピアノ調律師的な意味で耳が良いのでしょうね。少なくとも音が揺れて歪みが多く周波数特性も滅茶苦茶なSP復刻版や真空管アンプなんかとても聞けないという所でしょうか。

普通の人でもSTAXの静電型ヘッドフォンでカラヤンの CDを聴けば、フルトヴェングラーに衝撃を与えたカラヤンの超能力が体感できます。(B&W の様なダイナミック型スピーカーではカラヤンの真価は絶対にわかりません)

しかし、耳や音感が良過ぎるとかえって音楽の本質がわからなくなってしまうんでしょうね。

終わってみればカラヤンはムード音楽的演奏の大御所にしかなれませんでした。 カラヤンよりは本物のムード音楽を定着させたポール・モーリアの方が音楽史での存在価値は上でしょう。


音は凶器 _ 僕が STAX を薦めない理由
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/205.html

コメント [政治・選挙・NHK141] 小沢ー郎一派の反撃シナリオ (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
123. 2012年12月24日 09:37:30 : UcmrLfbtIc
あかかぶってなんなの?

不正選挙計画 なんだよ
それをあばかなー

しょうてんをすりかえる工作員?

コメント [政治・選挙・NHK141] 不正選挙 『未来』の1000万票が どこかに 消えた !?(遠い森 遠い聲) 会員番号4153番
67. 2012年12月24日 09:38:23 : JmQ0u0DOvw
レーザー・アンプリンター、また同様のトナー剥離技術があります。
http://www.excite.co.jp/News/net_clm/20120316/Slashdot_12_03_16_0555248.html
http://www.fujixerox.co.jp/company/technical/tr/2006/download/pdf/s_4.pdf
また、同等技術を用いた商品も開発されているようです。
http://www.duplo-seiko.co.jp/recotio/product/index.html

筆圧の少ないBの鉛筆を用い、樹脂コートされた用紙への記入は特に剥離が容易なので、使用後のリサイクル可能です。記入内容の消去により機密内容の漏洩防止や自然環境保全に役立ちます。

コメント [政治・選挙・NHK141] ついに森ゆうこ参議院議員が立ち上がりました。「未来の党」党首・嘉田由紀子氏の暴走・迷走の党運営に…怒り爆発 山崎行太郎  赤かぶ
25. 2012年12月24日 09:38:32 : OSmnrJxiSw
22です。
(人事)と、(政策)という小見出しが脱漏しちゃっていました。スミマセン。

コメント [政治・選挙・NHK141] ついに森ゆうこ参議院議員が立ち上がりました。「未来の党」党首・嘉田由紀子氏の暴走・迷走の党運営に…怒り爆発 山崎行太郎  赤かぶ
26. 2012年12月24日 09:39:15 : mAipDV7yvQ
今後の支持率次第だとおもいますが
支持率このまま下がっていくようだと
思い切って 発信力の強い代表にするしかないでしょうね

緩やかであっても支持率上がっていくなら そのままでいいとおもいますが
さらに上を目指すならどこかの党と合併することでしょうね

コメント [政治・選挙・NHK141] ネット選挙:安倍氏「来夏解禁」 「偽物」どう防ぐ?(毎日新聞)/ネットには愉快犯的ヤカラがワンサカいるから大丈夫なの? gataro
07. 2012年12月24日 09:43:14 : pPPkNRsPsY
>>3
「ここはホンモノだよ」とあればどんな詐欺にでも引っ掛かるアホなんだな。。。

>>4
ネットの健全性??ここにも脳みそ膿んでる奴がいる。。。


まあこの程度の国民ならばネット投票でもいいか。

コメント [政治・選挙・NHK141] 12月22日 最高裁が「検審架空議決」により小沢政権誕生を潰した! (一市民が斬る!!)  赤かぶ
28. 2012年12月24日 09:47:59 : O1qQSuAIEg
25さん
>小沢裁判の一審でも手続きは正しいとの判決が出ている。

一審での判決において皆が納得できる客観的証拠は示されましたか?
判決がでればそれが事実であるとの考えは間違っていますよ。
現実にいくつかの誤審があるではありませんか?
お上のご託宣を盲目的に信じていては国民主権の社会は決して実現しません。

勿論「一市民T」さんの「架空決議」とうのは仮説です。しかし、その仮説は多くの状況証拠に基づいて組み立てられています。だから私は支持しています。
「架空決議」を否定するのであれば、審査と決議のプロセスを審査員個人の名前を伏せて開示すれば良いだけです。簡単な話です。
法律の非公開条項を捻じ曲げて解釈し、一切を隠蔽している中に、犯罪の匂いをかぐのは当然ではないでしょうか。

コメント [政治・選挙・NHK141] 小沢氏や小沢氏に付いて行く議員は、未来から生活に戻れ!それが結果として全体票を伸ばせる解決法だ。 (かっちの言い分)  笑坊
09. 2012年12月24日 09:50:08 : KNO8pmdzDs
未来の党に参加した事自体が小沢氏や小沢氏について行った方々の汚点になってしまいました。
これはもう取り返しがつきません。
「生活」に戻ってもこのままでもマイナス地点からの出直しです。
またまた厳しい出発点になってしまいました。
とてもとても言葉に表せないぐらいに残念です。
コメント [政治・選挙・NHK141] ついに森ゆうこ参議院議員が立ち上がりました。「未来の党」党首・嘉田由紀子氏の暴走・迷走の党運営に…怒り爆発 山崎行太郎  赤かぶ
27. 2012年12月24日 09:50:09 : mAipDV7yvQ
>メディアスクラムによる小沢バッシングを乗り越えなければ民主党と同じになると「粘り強く説得」したい
 

原因はここですね 何をどういう風にしても
マスコミから小沢攻撃をされる

有権者への刷り込みは ほとんど消せないです

嘉田さんにしても その対策に打つ手がないんじゃないのでしょうか
方法としてあるのは 強いメッセージを発信する
これしか無いです
受け身では消滅させられます

コメント [原発・フッ素29] 武田邦彦教授:「検察審査会は開かれたのかという驚天動地の内容」司法の崩壊・・・「最高裁の罠」本日発売)と下地先生の逮捕 米田道三
51. 2012年12月24日 09:50:18 : ILiTPGkN7Y
50さん 

そうでしょうか?
日本では「米国の怒りに触れる」発言は、難しいのではないでしょうか?
特に政治家、経済人、報道関係者にとっては・・・。

コメント [政治・選挙・NHK141] ついに森ゆうこ参議院議員が立ち上がりました。「未来の党」党首・嘉田由紀子氏の暴走・迷走の党運営に…怒り爆発 山崎行太郎  赤かぶ
28. 2012年12月24日 09:51:30 : Q1AShcAlNU
嘉田や阿部知子氏など左よりの思想は尊重しても、民衆の共感を得ない。
その良い例が今回の都知事選挙だ。
宇都宮氏が都知事選挙でやぶれたのも、共産党など左寄りの区議や活動家が前面に出て運動し(未来の党候補に発言の場を与えなかった)、彼らを知る地元民が離れていったからだとおもっている。

未来の党の代表は党員による選挙で決めることにつきます。それで選ばれた代表に従うというのが民主的やり方。

嘉田氏や飯田氏の発言や行動は、官や野田とその執行部の小沢氏排除陰謀の再来を思わせる。

コメント [政治・選挙・NHK141] アメブロ:「Q 衆院選挙では何処に投票しましたか?」のアンケート結果 「未来の党 72%」(素美女王のブログ) 会員番号4153番
05. 2012年12月24日 09:52:59 : WRcvzABPLo
私は、選挙区は立候補者が居ないので「小沢一郎」、比例は
勿論「日本未来の党」。

滋賀県ですが、選挙結果には不信感を持ってます。

コメント [政治・選挙・NHK141] 蓮舫氏、出馬やめた!民主代表選は海江田氏VS馬淵氏一騎打ちに (スポーツ報知)  笑坊
03. OVNI43free 2012年12月24日 09:53:08 : IhyfVrYJsi8bA : zORMLTj4DE
 本当に国民に無関係な話。
 
 民主党政権の間で、政治家も国民も、信念を貫くことの難しさはいやと言うほどわかったはずだ。いくら頭で立派なことを考えていても、損得に左右されない強い心と人並み外れた自己犠牲の精神を兼ね備えていなくてはとっても形にはできない。

 馬淵氏は今回も後出しじゃんけんで出てきた。振り返ってみると、毎回のように党首選に立候補しているが、真っ先に手を上げたことはない。きょろきょろと周りの顔色をうかがい、立候補することによって自身が損失を被らないか、考えに考え抜いてから手を上げるのである。信念のある政治家であれば、立つときは損得を犠牲にしてでも立つものだ。

 馬淵さんはとてもいい人だと思う。が、よい人イコールよいリーダーではない。

コメント [マスコミ・電通批評13] 広河隆一より 1月号記事「警戒区域 ジャーナリスト取材 過剰な取締り」に関して(DAYSから視る日々) gataro
04. 2012年12月24日 09:53:53 : rwgORSmgTI
情報統制・言論弾圧・皇民化教育等いつか来た道に既に導かれ駆り立てられている。
このたびの自民党完勝がその表れであろう。

目を覚ませ!!!!

と多くの人々に呼びかけたい。

コメント [原発・フッ素29] 4号機建屋の地盤は確かに不等沈下している (カレイドスコープ) ナルト大橋
15. 2012年12月24日 09:54:30 : Eb8uULPm9g
   4号機の真実

って検索して読んでごらんよ。
原発がどんなに恐ろしい事か、六ヶ所村の燃料再処理工場がどんなに怖い工場かいろいろ分かるよ。
プルサーマルの事も分かるよ、どんなに怖いか。
これを見たら、これ以上原発なんてやっていたら、やっぱりそう遠くない未来に本当に世界は終わるって気がしてきた。

コメント [原発・フッ素29] 福島を忘れた日本人/ルモンド紙(12月18日)  赤かぶ
79. 2012年12月24日 09:54:31 : crHFVpHkPk
福島を忘れたのではなく無視しているのだ。アメリカが日本人に吹き込んだカネ.カネ.カネとカネがすべて、カネ万能に精神が日本人の心の中を占有している。戦後池田元首相が時のフランスの大統領からセールスマンと揶揄された事がそれを象徴している。
日本人が将来経済ではなく高貴な精神で世界から尊敬されるのは絶望か。
コメント [政治・選挙・NHK141] ついに森ゆうこ参議院議員が立ち上がりました。「未来の党」党首・嘉田由紀子氏の暴走・迷走の党運営に…怒り爆発 山崎行太郎  赤かぶ
29. JohnMung 2012年12月24日 09:56:44 : SfgJT2I6DyMEc : zQxbpldAL2

24. 2012年12月24日 09:37:08 : i2q62WS81c
     ↑
 ID= i2q62WS81c は、ID= TTzHwB6oS2 と同様、 アメポチ攪乱分断工作員「新自由主義クラブ」が、「目高のジョン」=「ジョン・万次郎」=「目高見廉歩共和国」といった「成りすまし」のお笑いもどきのペンネを使っていた時のコメ書き用ID。同じスレで、2つのコメ書き用ペンネ無しIDを使い分け、素朴な振りして、問いかけ、絡んでくる、此奴の極めて卑劣なやり口である。
 「新自由主義クラブ」の卑劣さ、面目躍如なりというしかない。
 ほか、ID=FUviF2HWlSなども使うことがあるので、要注意! 「新自由主義クラブ」関連のペンネとコメ書き用IDをメモカードに記録し、PCに向かって確認できるように貼付されたし。
コメント [政治・選挙・NHK141] 自民党は公明党との連立を解消せよ 愛国日本
05. 2012年12月24日 09:58:58 : TNv1lDcD5A
マスコミ広告でも芸能界でも地域社会でも創価関係のものが幅を利かすのが当たり前になってしまっている。だから、このままほっておいていいのかと言うのである。昔は自民党、共産党は反創価の牙城だったのに、今は見る影もない。自民党の中の愛国派やリベラル政党が再結集する以外、個人がいくら頑張ってもカルト集団対策はどうしょうもないのである。分かりきったことを言わないといかん事自体情けないことである。
コメント [政治・選挙・NHK141] 不正選挙の計算の仕方 (velvetmorning blog) 運否天賦
21. 2012年12月24日 09:59:27 : X1hGdyUhks
>>17さん

同感です。

20さん
>問題は 票を読み取る機械が1社独占でやってることでしょうね

選挙後総務省にTEL、各自治体に聞いて欲しい言われ、地元選管に確認しましたら例の「ムサシ」でした。


コメント [政治・選挙・NHK141] 東京都民の皆さん、都知事選に投票して衆院選に投票しない人っているんですか? 往ける者
139. SOBA 2012年12月24日 09:59:46 : LVbi13XrOLj/s : W42hhj6ycY
【総務省中央選挙管理会に確認】衆院選の"速報"結果の総務省HP頁、ネットへのアップは年明けになるそうです。
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2012/12/post-c84f.html#top

(総務省 2012年 平成24年 12月16日 衆院選 投票結果 中央選挙管理会 委員会)
 
 

コメント [政治・選挙・NHK141] 「日本未来の党は敗因の分析をしていない。支持者たちが、敗因を分析している。:兵頭正俊氏」 (晴耕雨読)  赤かぶ
09. 2012年12月24日 10:02:06 : 2h3iSj7evc
>日高見さん
苦しいですね。状況が変わったのは経済じゃなくて、政局でしょう。当時はリフレ派の票を取り込みたかったのに対し、今は自民と対決しなければならない、という。
デフレ下の増税に反対と主張しながら、デフレ対策に具体的な案を持っていないのは無責任では?増税中止でデフレ脱却できるのですか?それとも、増税阻止の大義としてデフレを継続させた方が都合がよいということでしょうか?
コメント [政治・選挙・NHK141] 衆院選投票率59.32% 戦後最低の記録更新:権利ではなく「義務だから投票する」という若者 あっしら
15. SOBA 2012年12月24日 10:03:13 : LVbi13XrOLj/s : W42hhj6ycY
グーグルの検索結果もひどすぎます。
(総務省 2012年 平成24年 12月16日 衆院選 投票結果 中央選挙管理会 委員会)

【総務省中央選挙管理会に確認】衆院選の"速報"結果の総務省HP頁、ネットへのアップは年明けになるそうです。
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2012/12/post-c84f.html#top
 
 

 
 

コメント [原発・フッ素29] ☆12.23高崎市城址公園・脱原発デモ『原発なくてもエエジャナイカ大行進 第6弾』  赤かぶ
01. きんぬく 2012年12月24日 10:03:51 : tn7TjKq1K3HCk : LvCdRXKHO6
比較的 のんきな気質の高崎人 脱原発の行進とは私はしらなかった。なんとなく中曽根さんから始まって当時の中曽根さんはもっとも原発推進者 私も原子力の火とか演説で中曽根さんは大きく 叫ばれていた。しかし 当時の中曽根さん青年将校上がりで 颯爽として私たちのあこがれの方 さすれば 一昨年の福島の事故
20年前のソ連地方の事故 そして被害 残念だがテレビ 新聞 マスコミさんも事故の状況について大きく 深く報道されてなかった記憶がある。福島の事故によってロシヤの原発被害の状況がはっきりと報道され始めた。しかし 日本のマスコミ 新聞等は大きくロシヤの状況の報道は被害状況の報道は今日でも少ない。
私はインターネットで検索して改めて被害確信したのです。ご本尊の中曽根地盤で原発反対の行進 地元でしらなくてネットで知った。恥ずかしく思うのです。とにかく高崎市民はノーテンキな気質 台風 被害もほとんどなく 日々安泰な土地柄
残念だが 恥ずかしく感じるのです。
コメント [政治・選挙・NHK141] 今回の選挙の未来の党壊滅は小沢・鳩山ラインが日本の真の独立に動いた事に対する反撃。今、覚醒者が増えている希望あり sagakara
25. 2012年12月24日 10:05:26 : Gb62EPPv3k
>今、覚醒者が増えている希望あり

覚醒して自民になったんだろ。

選挙終わった後に逆覚醒なんか遅いんだよ。


コメント [戦争b8] 密かに建造が進む22DDH(新型ヘリ空母)とは?−−−−大人の玩具が中国を挑発? 怪傑
115. 2012年12月24日 10:05:46 : hjprmeXWcs
>自国民を虐殺するという思想が何を言っている?こいつはバカか?

心配しているから言っているのだぞ

>じゃあ、そうではないという証拠を出せ!!

社会主義は思想だぞ。虐殺した犯人は人間。混同するな!

>戦争屋が何を言っているんだ

お前はおれはをアカと言ってるだろう。戦争屋はお前だぞ。

遊ぶときは危険人物以外は誰でもいいのだ。それでいいのだ。おれは飛行機大好きだからだ。

コメント [政治・選挙・NHK141] 「決定前に人事案が堂々とマスコミの前で語られるというのは遺憾:森ゆうこ議員」 (晴耕雨読)  赤かぶ
37. 2012年12月24日 10:06:57 : ILiTPGkN7Y
「党議拘束」があるのですか?
衆議院議員がたったの3名・・・。
愚の骨頂!
コメント [政治・選挙・NHK141] このままだとオリーブの木構想が “民主・維新・みんな”の連携にパクられる (世相を斬る あいば達也)  笑坊
04. 2012年12月24日 10:07:11 : i2q62WS81c
民主党が新自由主義的なのは、1990年代初めに、江田五月氏や菅直人氏といった人たちが、小沢一郎氏の薫陶を受けて社会民主主義から新自由主義へと宗旨替えしたからです。

標語的には「革新から改革へ」といえます。

たとえば菅直人氏が尊敬する政治家は、サッチャリズムを取り入れた中曽根康弘氏です。

民主党に集まったのは、保守政党から来た人たちはもちろんですが、江田五月氏や菅直人氏のような影響力のある左派と思われるような人たちも実質的に新自由主義なので、政策が新自由主義的になったと思われます。



コメント [原発・フッ素29] 核燃料、2原発で800トン超=「活断層」の敦賀、東通−安全確保に課題 (時事通信)  赤かぶ
01. 2012年12月24日 10:07:45 : NrnWIa4XYo
そんな事だからお化けのような巨大原発プラントには反対なんです。
米国、韓国、スウェーデンなどで次々原発が停止してますが、本当の理由は「最近の地球規模の地殻変動の激化で従来の安全性を保てないリスクを考えて事前に停止している」、と個人的には思っています。
特に海岸の巨大原発は危険度大だと思います。

コメント [雑談専用40] 根無し草 憲法と軍隊 あやみ
08. 宮島鹿おやじ 2012年12月24日 10:08:11 : NqHa.4ewCUAIk : Z76ZBlXL0k
あやみさま

おはようございます。
お子さんたちの国籍の件、息を呑むような重大な選択ですね。
このように、インターネットで世界とつながるなどとグローバリゼーションが喧伝するなかで、敵兵として遭遇するという、なんとも信じ難いアナクロニズムの同時並行に眩暈を感じます。

金のためならなんでもやるような連中とどう対処したらいいのか。

なにはともあれ、良識のある市民の国際的なつながりが唯一の希望のように感じます。

コメント [政治・選挙・NHK141] 野田首相 料理屋でバンザイ三唱に大ヒンシュク 官房機密費の使途を公開しろ (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
83. 2012年12月24日 10:08:57 : vVX7meIswA
76
>何をいうか。千葉では反小沢の生方も当選したんだ。千葉にとって、小沢は敵だ。

●生方が当選するはずないだろ!

菅と同じで小選挙区落選、比例でぎりぎり拾ってもらっただけ。

千葉の人もバカじゃない証拠だ。

野田も落ちると見てたがこれは予想と期待が外れた。

徳島の仙谷や東京の菅はしっかり落としてくれた。生方も同じだ。

あのタコ入道。ブログの文章を見ると日本語がおかしいいぞ。麻生と同じだ。

コメント [原発・フッ素29] マスコミ板リンク:広河隆一より 1月号記事「警戒区域 ジャーナリスト取材 過剰な取締り」に関して(DAYSから視る日々) gataro
01. 2012年12月24日 10:09:11 : rwgORSmgTI
利権を求める権力者たちはあらゆる手段で彼らに不都合となる情報を隠蔽し言論の統制をはかる。
その結果が先の悲惨な戦争であり、現在にも続く郊外であり原発災害である。
一見ちさなことのように思われるこのような事柄が我々の将来を悲惨な戦争に追い込むことにつながりかねない。
現に戦争のできる国とすべく憲法改正を声高に叫ぶ右翼の安倍なり石原など、また核武装を肯定する石破などが闊歩するような社会になってしまった。
現在の日本は確実にレミングの集団自殺を思わせる「いつか来た道」へと進んでいる。
クワバラ クワバラ



コメント [原発・フッ素24] 市民の質問に答えない(答えられない)北九州市の役人 (放射能メモ)  赤かぶ
219. 2012年12月24日 10:09:51 : bpk0oO6dvo
・放射能濃度測定結果(10月30日、31日採取分)〘Radioactivity concentration result of a measurement (on October 30 for 31st collection)〙(PDF形式:31KB) 
⁅☯⁆http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000126802.pdf
コメント [戦争b10] オスプレイ:那覇市上空51回飛行(事実上の未亡人製造機!) 戦争とはこういう物
17. 2012年12月24日 10:11:37 : CgIfbqBW6M
オスプレイ・事件事故に抗議 音楽とともにデモ行進
QAB琉球朝日放送 ニュース動画
http://www.qab.co.jp/news/2012122340098.html
コメント [政治・選挙・NHK141] 民主党の壊滅的敗北 (菅直人)  笑坊
35. 2012年12月24日 10:11:56 : FuHLQ6SUcg
比例復活した議員は半人前。従って役職には就けさせない。と小澤先生が仰っていた。菅もそのひとり でかい面を引っさげて喋るな。このスッカラカン。
コメント [政治・選挙・NHK141] 日本の民主主義化の芽をつんだ“小沢一郎暗殺事件”(大貫 康雄) (News Log)  笑坊
07. 2012年12月24日 10:12:50 : 5FHYAc9h4c
04 Fg0U0H9Iak

お前の言うことはつまらん。寝ておけ。

コメント [政治・選挙・NHK141] 小沢一郎の無言のメッセージ 長間敏
08. 2012年12月24日 10:13:31 : Q1AShcAlNU
小沢さんはオリーブの木構想を実現すべく選挙戦略を練り実行したまで。それが大失敗に終わったのは残念無念だが、だからといって小沢さんの政治力の限界を唱えて欲しくない。

野田の狂気解散は、生まれてまもない小沢氏の貧乏政党を壊滅することにあったとおもっている。結果は野田の勝利、小沢氏の敗北だ。
小沢氏がせめて「国民の生活が第一」で戦っていたら党の知名度もあったので結果も大きく違っただろうとおもっている。まあ、今更後悔しても始まらないが、小沢さんには次期参院選挙に向けてそれこそ最後の賭けをして欲しい。

嘉田氏や阿部知子氏という左寄りが代表のままなら、未来の党は消滅の坂を転げ落ちることは戦わずして明白だと提言させていただく。

コメント [政治・選挙・NHK141] 小沢を芸能人と同じ視点で論ずるたけしの世渡り術! (ハイヒール女の痛快日記)  赤かぶ
27. 2012年12月24日 10:15:31 : crHFVpHkPk
たけしは若いときはアタマが切れて小気味よかつたが、年をへて人気が上がるにつれてアタマもぼけ、ただのオツサンに成り果てた。本人もそれを自覚しているのか?体制に媚を売つているのだ。女性評論家にもこんなのが多い。マスゴミが依然として彼を重用するのは気が知れない。もつともマスゴミもレベルが低いから仕方がないか。
コメント [政治・選挙・NHK141] 「脱原発」に向けて、共産党との共闘をあきらめるのはまだ早い 鴉
02. 2012年12月24日 10:15:59 : otzbjdo4fg
>共産党やマスコミは悪というより子供なのだ。

共産党が子供である可能性はあると思うが、マスコミはどうかな。末端はともかくマスコミ全体としては確信犯なのではないかな。

>地球と人類の残された時間を考えると、もうそんなラクをしている余裕はない。

そう、無駄な叩き合いをしている余裕はないと思う。選挙制度をひっくり返している余裕もないと思う。汚染地域に百万人置き去りという現実が一番重い。とにかく一本に絞った戦いというならまずそこだと思う。12/16前はそれを強調しすぎると戦略的に危険かという気もしたが、ここまでなりふり構わず来たということは敵自身がそんな余裕はないと宣言したようなもので、もう正面突破しかない。それぞれに声を上げ、走りながら組める手を組んでいけばいい。

コメント [政治・選挙・NHK141] このままだとオリーブの木構想が “民主・維新・みんな”の連携にパクられる (世相を斬る あいば達也)  笑坊
05. 2012年12月24日 10:16:39 : 5FHYAc9h4c
民主・維新・みんながパクるのではなくそう見えるだけ。

民主・維新・みんなは日本の本当の支配者の傀儡勢力。日本の本当の支配者には電力業界、テレビ、新聞業界、経団連、連合が含まれる。

コメント [政治・選挙・NHK141] 「10年の時限政党」として結党した民主党は、「解党=死滅」させ、所属議員は全員「無所属」になれ (板垣 英憲)  笑坊
03. OVNI43free 2012年12月24日 10:17:38 : IhyfVrYJsi8bA : zORMLTj4DE
少し間違っています。

潔く「解党=死滅」→ 所属議員の全員が、取りあえず、「議員辞職」する。

コメント [政治・選挙・NHK141] 脱デフレ=インフレ誘導は主権者国民にマイナス (植草一秀の『知られざる真実』)  笑坊
07. 2012年12月24日 10:17:48 : XF7MTTC3G9
物価上昇の要因としては2つある。

@「需要>供給(名目GDP>完全雇用GDP)」が成り立つ時
A自国通貨暴落によるコストプッシュ

デフレ派がよく批判に使うスタグフレーションというのは定義上
Aのパターンでしかありえない。

80円/ドル→100円/ドルになった程度ではコストプッシュによるインフレ圧力はあるものの
コアCPIを大幅上昇させる程の力はない。
何故なら、逆に軽微なコストプッシュ程度でコアCPIが大幅上昇するのであれば
2008年の原油高騰の時にコアCPIは2.4%と言わずもっと上昇している筈だ。

2008/6 109円/ドル・133.96ドル/バレルで円換算すると14600円/バレル
2007/6 120円/ドル・67.49ドル/バレルで円換算すると8100円/バレル

コアCPIに最も影響のある原油価格が円換算で80%も上昇しているにも関わらず
コアCPIでみるとたったの2.4%上昇にとどまっている。
だから80円/ドル→100円/ドルになったところで20%程度の変動では1%も上昇しない。

故にデフレ派が否定する論拠とするスタグフレーションは発生したとしても
1%未満の軽微なものに止まる。

それよりは円安の恩恵の方が大きく、業績向上&国内の雇用回復→賃金上昇
→消費拡大→インフレの方がインフレ要因としては支配的

コメント [政治・選挙・NHK141] 「脱原発」に向けて、共産党との共闘をあきらめるのはまだ早い 鴉
03. 2012年12月24日 10:19:00 : L2F9nFDtGg
何言ってんだか良く分からないんだけど、

選挙制度が不正なんだから、それを改めない限り何も解決せんよ。


コメント [政治・選挙・NHK141] 小沢氏や小沢氏に付いて行く議員は、未来から生活に戻れ!それが結果として全体票を伸ばせる解決法だ。 (かっちの言い分)  笑坊
10. 2012年12月24日 10:19:00 : ILiTPGkN7Y
残念だが、戦後の混乱期からずっと頑張ってきた高齢者にとって、このまま日本が終わってしまっては、この世に生きたかいがない。
現在、敗戦後の苦労を体験したことのない人間が「政治」や「行政」をやっている。呑気な事を言っている。
そうそう、昔、「呑気な父さん」があった。なつかしい。
コメント [政治・選挙・NHK141] 蓮舫氏、出馬やめた!民主代表選は海江田氏VS馬淵氏一騎打ちに (スポーツ報知)  笑坊
04. 2012年12月24日 10:20:05 : IhHR2hBkfI
今度の新党首が真っ先にやること。
菅と野田に対して 「唐突に消費税の話を持ち出した説明責任」
前原に対し「誠司とカネの説明責任」
枝野に対して「原発事故 当面の間の安全の説明責任」
最低こいつらに対して責任取らせて党員資格はく奪すること。野田に対しては重ねて議員辞職させること。
これをやらないとけじめがつかない。


そうそう 松下政経塾 に対しては教育の失敗と未熟児を社会に放り出した責任を取って全関係議員を辞職せさせて引き取って数年間監獄状態で再教育してもらいたい。(そもそも塾生は言葉の重みと責任の取り方を学んでいない)

コメント [原発・フッ素29] 先見えぬ除染、不信感 3年間で1兆円 効果疑問 (東京新聞)  赤かぶ
06. 2012年12月24日 10:20:30 : rwgORSmgTI
除染・瓦礫焼却のような利権産業等の応援を得た自民党などを勝利させるような国民であるから、当然「先見えぬ除染、不信感 3年間で1兆円 効果疑問 」などは織り込み済みだろう。
それらを考えずに自民党を復活させたのであれば全くのバカとしか言いようがない。
コメント [政治・選挙・NHK141] 自民党は公明党との連立を解消せよ 愛国日本
06. 2012年12月24日 10:20:59 : XrY1QtkBeg
安倍自身がカルトのもう一方の旗手「統一」とズブズブなんでねーのか?
コメント [政治・選挙・NHK141] 「政治は権力闘争であり、嘉田はそれに向かない。小沢を外すと、比例票がさらに去る。わからないのか。」 兵頭正俊氏  赤かぶ
89. 啓蒙居士 2012年12月24日 10:21:31 : vbO8bNbFL7QS. : pxl447Tf02
≫88
選挙は権力闘争だ。お前こそ頭大丈夫だ!
コメント [政治・選挙・NHK141] 阿部共同代表就任、小沢復活で未来の党分裂か? (ハイヒール女の痛快日記)  赤かぶ
27. 燎原の火 2012年12月24日 10:21:51 : ahXsp1ddlRZnQ : 5Xlel0eENw
こうした「仲間割れ」をも見越したヤツラの不正選挙作戦です。それにノセられてはなりません。これから暫くの間、ペンタゴンとNSA、それに国務省と経済同友会の動きを注意してみてください。未来はこの日本政治に残された最後の砦です。どうか冷静に。
コメント [政治・選挙・NHK141] 安倍氏 中国に「屈したら何回も同じこと起こる」 (産経新聞)  赤かぶ
08. 2012年12月24日 10:21:59 : QKj2V8oUfM
糞は糞でも巨大な糞だから中国に対しては慎重に考える必要はある。しかし韓国に対してぐらいバシッとやれよ。まだ政権交代してないうちから腰砕けになるなよ。みっともない。みんな以前のお前を思い出してしまったぞ。
コメント [政治・選挙・NHK141] 不正選挙 『未来』の1000万票が どこかに 消えた !?(遠い森 遠い聲) 会員番号4153番
68. 2012年12月24日 10:22:14 : c3MGH08xSU
これを、小沢も亀井も看過したら、ただのうつけ。(涙)
 いい加減不正選挙で立ち上がらなければ、参議院選挙で又やられる。マジこれヤバイ。此処から突破口だ。
 今回の衆議院選は、「投票箱すり替え、ないし、読み取り機ソフト改竄?」略、間違いなさそうだ!捲土重来への反撃開始の始まりなのだ!立ち上がれよ、小沢!亀井よ!(拝)
コメント [政治・選挙・NHK141] このままだとオリーブの木構想が “民主・維新・みんな”の連携にパクられる (世相を斬る あいば達也)  笑坊
06. 乃依 2012年12月24日 10:26:56 : YTmYN2QYOSlOI : IAlSgCTobM
民主・維新・みんな の連携を、むしろ期待している。
これらの軸が、新自由主義にあるというのは確かだが、
労働側に立つことによって、大多数の利益を代弁する立場に立つことができる。
まあ、米国民主党のようなもので、新味があるかといえば微妙ではあります。
コメント [政治・選挙・NHK141] 不正選挙10の疑問 戦後最低の投票率? (ひょう吉の疑問) 運否天賦
40. 2012年12月24日 10:29:12 : CXit8maYyw
広島6区、

あの全マスコミ、小泉旋風にも負けず、ホリエモンを制した無敵の亀井

は、今回はっきりと国民寄りの政策を訴えた。更に地元で長年ライバル

だった佐藤守良時代からの根強い支持者が、全て亀井を支持した。9万票

しかないなどと、信じられない。

まして、佐藤の支持者も支援しているのに、比例で佐藤も所属する未来

に入れないわきゃないだろに。

何回も言っているが、今回の謀略は大変お粗末。

マスコミが創り出した架空の支持率を忠実に再現するから、こうも異常に

なる。田舎の過去を取り入れてないから、すぐに分かる。


コメント [政治・選挙・NHK141] 「決定前に人事案が堂々とマスコミの前で語られるというのは遺憾:森ゆうこ議員」 (晴耕雨読)  赤かぶ
38. 2012年12月24日 10:29:27 : ILiTPGkN7Y
37の修正です。
3名は9名の誤りです。
コメント [政治・選挙・NHK141] 政権交代「歓迎」わずか33% 安倍に「期待しない」44% (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
23. 2012年12月24日 10:31:07 : 3tvoCYMTEI
ああ、お前ら在日朝鮮人には、キリストもアインシュタインも天皇も、自分達と同じ人種に見えてるからな。世界中が同じ人種なんだ、って言う論法だろ?。お前らはそうやって、自らの民族の屈辱を、世界の人達に責任転嫁しようとしている。だから、みんなに嫌われるんだよ。
コメント [政治・選挙・NHK141] 未来の党代表問題(中村てつじ氏ブログ) ノーティーズ
21. 2012年12月24日 10:31:14 : nrpM8wiyFI
党代表として嘉田さんがまず行うべきことは、
今回の総選挙で「未来の党」から立候補した方々を集めて、
今後の党運営について議論することではないでしょうか。

どこで決められたか判らない人事案を、党内ではなくマスコミに発表する手法が妥当なのか、その点を中村さんは論じていません。「小沢信者」と言われてますが、この括弧つきで定義される信者の意味も良く判りません。

検察官僚のデッチアゲに屈せず、自らの政策(信じるところを)を少しでも前に進めようとする希有の政治家として私は支持していますが、それがどうして「信者」になるのでしょうか。

仮に単に支持の輪を広げたいというだけであれば、また別の考え方もあると思います。だからこそ、未来の党に集まった皆さま方がその決定プロセスに対して納得して頂ける形で決めて頂きたいのです。それがなければ、一時的に支持者が増えたとしても、先の民主党の政権交代と同様になります。この政権交代は、国家を弱体化させ、右傾化(軽薄なナシュナリズム)を進める補完的役割を果たしたという意味で結果的には失敗だったと、私は思っています。


コメント [政治・選挙・NHK141] 未来の党代表問題(中村てつじ氏ブログ) ノーティーズ
22. 2012年12月24日 10:32:19 : BwoqHdgktw
>>17 autreeさんは相当の苦労人ですね。拝読してふーんと思いました。

ところで、中村てつじ氏のお考えは、いずれかといえば森ゆうこ氏の意見に共感していた私には再考の機会になりました。それにしても党組織を再構築するからには、最終決定する前に支援者が参加し必要とあれば発言できる拡大総会を開いていただきたいものです。これだけ選挙に大敗した手前、嘉田党首の責任問題もあるし、政党規約の制定、どのような党人事、活動方針が必要か等々、支持者を含め共有しなければならないことが山積しています。そういう手続きをすっ飛ばして、かくかくしかじか決まったから協力・支援を頼むと言われても、おいそれとは応じかねますね。外から見てると、まったくなってねえ・・・と思います。
(それからJohnMungさん、お腹立ちはまあ解らないではないですが、反論やからかいはご自身のアルター・エゴの領分のようなものと考えて、好漢JohnMungさんのこと、もうちょっと大人の対応でもよいのでは?スル―してもいいようなものもあるようですから。)

コメント [原発・フッ素29] 発電0(ゼロ)で電力料1400億円!?/日本原電 電力各社から/結局、電気料金に跳ね返り(しんぶん赤旗) gataro
04. 2012年12月24日 10:33:27 : rwgORSmgTI
寄生虫飼育場であるのでそれも当然。
今まで隠されていたことが表面に出ただけ。

これも天下り先を開発してきた官僚どもの成果。
政治家も彼らにうまく操られているだけだし・・・
一度この国を解体しないとこの構造は変わらない。

コメント [政治・選挙・NHK141] 不正選挙 『未来』の1000万票が どこかに 消えた !?(遠い森 遠い聲) 会員番号4153番
69. 2012年12月24日 10:34:26 : aQq0UGoaxY
これほど大規模に不正選挙をやったと言うことは、新聞やテレビだけで世論を作ることができなくなったことを示している。

日本国憲法を無視する最も野蛮な手口をつかって、キムチ議員やカルト議員やゾンビ議員を生かしておかなければ消えてしまうからだ。
彼らは事前の調査で、自分たちが支持されていない悲惨な現実がわかってしまって、これしか残る方法がなかったと考えられる。

日本では、マスコミのことを多くの人が信じていると伝えられてきたが、事実は逆で、工作をやりすぎたために疑惑だらけになって信用が壊滅状態になっているのではないだろうか。

コメント [政治・選挙・NHK141] 「脱原発」訴え続けた山本太郎候補 石原親子の組織票に及ばず (田中龍作ジャーナル)  赤かぶ
23. 2012年12月24日 10:34:39 : 7ZNJKEvQqU
 今度の選挙は民主党に愛想を尽かした人が自民党に入れただけの事だと思うよ。 争点が「原発、TPP、消費税」と言われているが国民の一番の関心は「景気、雇用」だった。中小零細企業の経営者は大変でしょう。福島県民も被災者の生活、復興を何とかしてほしいと思った投票行動だと思うよ。
コメント [政治・選挙・NHK141] 4割の得票で9割の議席はウソ自民得票は16%(植草一秀の『知られざる真実』)&衆院選の速報結果アップ年明け総務省の怠慢。 SOBA
06. 2012年12月24日 10:34:50 : cGk2wJ3l52

 政治力では小沢さん、言論においては植草氏こそが奴等のターゲット=恐怖の対象である。
 ここを補完(=同等、それ以上)の勢力が現れている。国民にとっては誠にありがたい。

 日本が真の民主主義に成るには、
 ・一般大衆の目覚め(直ぐ近くまで来ている)。
 ・マスゴミの放逐。

 (夜明けは迫っています。敵は着実に衰えているのも明らかです。夜明けの厳しさを覚悟して、手を取りあって すすみましょう。(

コメント [政治・選挙・NHK141] 丹羽前駐中国大使が釣魚島国有化を糾弾:丹羽氏を評価できない日本メディア あっしら
12. 2012年12月24日 10:35:57 : ILiTPGkN7Y
こうなった以上、「石原」に一度「中国大使」をやらせてみたい。
「体験」が何にもまして、説得力がある。
コメント [政治・選挙・NHK141] 「脱原発」に向けて、共産党との共闘をあきらめるのはまだ早い 鴉
04. 2012年12月24日 10:36:02 : S57QJHub3w
日共なあ…選挙戦で候補者の街宣見てると唯我独尊ハンパないと思ったなあ。
創価学会もそうだけど信者といっても全部が全部、公明党候補に入れるわけではないからこの投稿者が言うように末端の共産党員全部が共産党候補者に投票するわけでもないことは実際赤旗をとることをやめてしまった共産党員の知り合いがおり、その人から共産党員と言っても鉄の規律は遠い昔だということは聞いて知っている。
だから投稿者の末端共産党員に嘉田や未来の党に共闘を働きかけアピールせよと圧力をかけろとの提案はわからんこともない。
俺も小沢支持者の一人ではあるが小沢が一番頭にいて政権を握れば日本は劇的に変わるんだとは露ほども思っていない。
頭にいるのはいいが、いかに小沢が一人で奮闘してもやはり霞ヶ関の抵抗やなによりマスコミの抵抗が一番小沢を壟断しようと行く手を阻むだろうから、国民的、横断的なつながりでマスコミに対抗する壁のような大きな力が必要でそのために同じ思いを共有する結集が確かに必要だ。
けど共産党の執行部及び幹部の頭を変えることより、市井の人たちの反原発デモが党派や思想団体のエゴや独善を許さず自由な思考を持つ者が集り国会前で反対の群集の大波を定期的に見せ続けることで為政者たちに大衆の意思を見せ付ける威力としてデモをやり続けることがなにより大切と、継続こそ力なりに倣ってそちらと力を合わせどんどん巻き込んでいくほうが共産党執行部の唯我独尊の通達にいつも市井の人たちとの乖離を感じてため息をついている末端共産党員に働きかけるのではないだろうか。
代々木にいるあの科学的共産主義だとかいってる連中は、アレは自分たち幹部が食えるシステムが残っているうちは絶対変わらんわ。
労働者を食い物にしてる自覚すらないもん。アレらには期待のきの字もかけちゃダメだ。


コメント [政治・選挙・NHK141] ついに森ゆうこ参議院議員が立ち上がりました。「未来の党」党首・嘉田由紀子氏の暴走・迷走の党運営に…怒り爆発 山崎行太郎  赤かぶ
30. 2012年12月24日 10:36:36 : i2q62WS81c
小沢一郎の一声で森裕子を黙らせるか、『日本未来の党』の解党か分党を本日中に決めてしまうべきだ。

それもできないようなら、もう小沢一郎は引退だ。

コメント [政治・選挙・NHK141] 自民党は公明党との連立を解消せよ 愛国日本
07. 2012年12月24日 10:38:20 : 3tvoCYMTEI
て言うか、公明党は解党しろよ、さっさと。そもそも、存在自体がNGだろ。何、ちゃっかり議席増やしてるんだよ。意味が分からない。統一とか、韓国人の男がキリストの子孫とか、露骨にアホだろ?、あれは。キリスト教徒も仏教徒も、何故、統一と創価を黙認してやがる。公明党をさっさと潰せよ。
コメント [政治・選挙・NHK141] 安倍氏、中国に特使・高村氏 尖閣に公務員先送り:従軍慰安婦問題「河野談話」の見直しも先送り あっしら
10. 竹島太郎 2012年12月24日 10:38:22 : Kdo0gyK0X.daQ : tCozCnpAw2
思えば長い自民党時代に「毅然とした外交」などみたことがなかったね。
「非核3原則」やら「慰安婦謝罪」とか「ナントカ談話」は全部ジミンがしでかした。
今回急に「集団的自衛権容認」や「靖国参拝」なども期待するほうがアホだね。同じジミンだもの。
コメント [政治・選挙・NHK141] 小沢一郎の無言のメッセージ 長間敏
09. 2012年12月24日 10:41:28 : kdBwMiDMFY
小沢一郎に対して言いたいことは言った方がいい、今支持者が何を考えているのか様々な意見を吸収して判断して行くだろう。
森ゆうこも中村てつじも同じだ、ただ組織のトップが内情をマスメディアにペラペラと喋るのは愚の骨頂。
知事として何を学んでいたのか?
嘉田代表は己れの支持者と“生活”の支持者をいかに融合していくかに腐心するべきである。
小沢一郎の改革を理解して代表になったんだろう?
命をかけて戦え!!

コメント [政治・選挙・NHK141] このままだとオリーブの木構想が “民主・維新・みんな”の連携にパクられる (世相を斬る あいば達也)  笑坊
07. autree 2012年12月24日 10:42:09 : IU40H1rzDMbbE : Hu2Fy728Yg
日本国民の大多数はもう目覚めている。
大丈夫。心配ご無用。
お題目をパクられたからってそれが何なわけ?
国民を騙し続けられると信じてやまぬ米政官財&マスコミのほうが
実は国民より遅れてしまっていることに気付きなさいな。
未来の党は
公正なる開票・集票が行われていたら
10倍の議席を獲得していた。
だが現実は不正選挙の闇。
この事をもとに政治家達は立ち位置を考え、
党組織のあり方を考えていく。
表だけ見て観念の遊びにふけっている。
過去の思考の枠組みに強くこだわる知識人や言論人は、
事件が起きている現場に降りてこなければならない時代となりましたね。
コメント [政治・選挙・NHK141] TPP参加 自民内に矛盾/断固反対の県連も(しんぶん赤旗) gataro
01. 2012年12月24日 10:43:12 : PGQ7JdZnF6
自民党執行部は、党方針と間逆の公約を地方組織が表明しているのを黙認していたのでしょうか?TPPだけではありません。原発も、基地問題もです。黙認していたのなら、もはや自民党にはそもそも公約なんてなかった、という事になるのではないでしょうか。
記事 [経世済民78] 日銀とFRBの違い・・「中銀独立」!原理主義の不毛を悟るバーナンキ!
http://www.adpweb.com/eco/

■FRBは議会も根回し
安倍政権発足で、日銀や日銀の金融政策が注目を集めている。自民党の一部やみんなの党は政府に日銀総裁の解任権を持たせるよう、日銀法の改正を主張している。デフレ経済が続く日本では、金融政策によってこれを克服しようという意見が強い。政治家達は、今日の日銀がデフレ克服に真剣に取組んでいないという印象を持っているのである。

ただ金融政策だけでデフレ克服が可能なのか、疑問もある。安倍自民党総裁は、金融政策はあくまでも補助的と考えていて、本筋は財政政策と見受けられる(10兆円を超える補正予算に見られるように)。しかし財政政策を前面に出すと、自民党内にいる日本政府の累積債務を気にする者達の抵抗が考えられ、これらの人々にも配慮が必要になる。そのためどれだけ効果があるか疑わしいが、当分の間、日銀への圧力を強める形を取らざるを得ない。

しかし筆者は、日銀にどれだけ圧力が加わっても、日銀が自ら大きく変身することはないと思っている。日銀のこのような現状に対して、米国のFRBの大胆な金融政策が注目を集めている。先日のFOMCでは、バーナンキ議長が「失業率が6.5%になるまでゼロ金利政策を継続させる」と宣言している。

米国FRBは失業率にまで関与し、それに責任を持っているのである。同じ中央銀行でも日銀と大きく異なる点である。日銀は、欧州の中央銀行と同様、失業率まで責任を持たされていない。ただFRBが失業率に責任を持たされたのは1977年以降という話である。もっともその前からFRBは経済政策全般に深く関わって来た。1951年のアコード締結までの米国国債の青空天井の買入れなんかはその典型である。

米国でも、財政政策に比べ金融政策が弱いことはほぼ常識になっている。01/10/22(第227号)「9月11日の以前と以降」で述べたように、同時多発テロ以降の米国の景気後退に対して、グリーンスパン前FRB議長は、危機感を持って議会関係者に財政出動をするよう働きかけていた。おそらくバーナンキ議長も、金融政策より財政政策の方が有効と思っていると思われる。

しかし小さな政府を指向する共和党が下院で多数を占めていて、オバマ大統領は自由に財政政策を行えない状況にある。失業率を低下させることは、米政府とFRBの共通の目標である。財政政策が議会の都合で縛られている以上、弱いと認識されているが金融政策に負担を掛ける他がないのである。

米国では、経済政策と言えば金融政策と言われた時代が続いた。しかし近年、経済政策の中で財政政策の重みが増している。おそらく米国も、日本と同様、経済がデフレ傾向に傾いているからであろう(デフレは戦前の世界大恐慌以来)。

ただし米国の方が日本より金融政策が有効性を持っていると思われる。それは米国経済の方が金利に感応的と見られるからである。米国民は、ほとんどの人々がクレジットカードを持ち、住宅だけでなく大半の消費を借金で賄っている。大学の授業料なんかもローンである。したがってローン社会である米国では経済全体が金利に敏感であり、金融政策が日本より効果的と言える。

対して日本では、景気後退時には金融緩和に加え、公共投資に代表される財政政策が重視されてきた。これについては金融政策を中心とした米国の方がスマートであると、多くの日本の経済学者やエコノミストが批難をしてきた。この傾向は今日でも続いていて、彼等はいまだに公共投資に抵抗を示している。民主党の「コンクリートから人へ」というキャッチフレーズもこのような雰囲気に影響され生まれたものであろう。

たしかに日本の景気対策としての公共投資については、昔の米国のエコノミストも違和感を持っていた。これにはいくつかの理由が考えられる。まず米国では、公共投資は州が行うもので連邦政府はほとんど関与しない。連邦政府が主導した公共投資は大恐慌の後のニューディール政策ぐらいなものである。

また米国は広すぎるので、公共投資の効果が国全体に広まらないのである。つまり公共投資による景気対策という発想が米国では元々薄かったのである。

★したがって米国の景気対策と言えば、もっぱら金融政策や、財政政策ならば減税ということになる。ただ最近では米国のエコノミストも日本での公共投資の有効性を理解するようになっている。いまだに公共投資に反対している日本の間抜けなエコノミストや政治家は、みごとに梯子を外されているのである。しかも彼等はそれに気付いていない。

■日銀の実力は疑問
日銀にFRBのように失業率や国民経済にも責任を持たせるべきという意見がある。しかし筆者はそれはとても無理と考える。今の日銀にそんな実力はないと思っている。だいたい日銀は経済対策としての財政政策にさえ反対している。それによって国債の新規発行が増え物価が上昇することを警戒しているからである。
★つまり日銀マンにとって唯一大事な事は日銀券の価値を守ることである。したがって日銀は一人円高を喜んでいると言われても仕方がない。

日銀は、日本がデフレ経済で国民が窮地に陥っていることを認めないための理論武装を行っている。06/2/27(第426号)「潜在GDPとGDPギャップ」や06/3/6(第427号)「GDPギャップのインチキ推計法」で述べたように、イチキ生産関数を用いて過小にデフレギャプ(デフレギャプをわずか数パーセントと)を推計している。これも財政出動を牽制することが狙いである。

★対してバーナンキFRB議長の発言は明解である。「今日の米国の失業の原因は需要不足であり、決してミスマッチではない」と言っている。前段で述べたように場合によっては議会関係者に財政出動を根回しするFRBとこのような日銀では雲泥の差がある。

★どうしてこんな事になるのか不思議である。しかし筆者は、これは日銀だけでなく日本の官庁エコノミスト全体の問題と捉えている(またほとんどのメディアや経済誌にも言える)。もっと言えば、日本の経済学界全体がおかしいのである。

08/10/6(第544号)「マンキュー教授の分類」で述べたように、米国にもシカゴ学派のように頭のおかしい学者群がいる。しかしこれらの人々は政府の中に入って仕事をすることはない。米政府に関与するエコノミスト多いが、全てがケインジアンである。米国では新古典派の中でも供給サイドを重視する考えの政治家は、共和党のティーパーティぐらいであり限られている。ところが日本の政治家や官僚には、供給サイドを重視する者、つまり構造改革派が実に多い。

これも20年ほど前にシカゴ学派の経済学者が連続してノーベル経済学賞を取ったことが影響しているのかもしれない。しかしシカゴ学派の経済学者は、象牙の塔に隠り現実の経済にはコメントを行わないのが普通である。例外はフリードマンぐらいであるが、彼がケインズの弟子であったことを考えると納得が行く。

当然、FRBに関係するエコノミストも全てケインジアンであり現実的である。一方、日銀や官庁にはシカゴ大学(筆者は上九一色村の道場と呼んでいる)に留学した者が多い。とんでもない勘違いで留学先を選んだものである。これも日本で有名なサミュエルソンやソローが、シカゴ学派の新古典派と同じと誤解されていることと関係しているのだろう。サミュエルソンやソローは立派なケインジアンであり、むしろシカゴ学派は彼等の論敵である。このように今日の日銀の人材の実力を考えると、とても日銀に今以上の仕事を託すことは難しいと考える。

ところで日銀が設立されたのは明治15年(1882年)に対してFRBが創られたのは1913年である。つまり日銀の方が古い。ただしFRB以前にも米国にはいくつかの中央銀行があり発券業務を行っていた。ただし当時の中央銀行は、政府から独立した完全な民間企業であった。

ちなみにこれらの銀行の株式のほとんどはロスチャイルド家(後にロックフェラー家も加わる)が握っていた。もっとも今日の米国連銀の大株主もロスチャイルド系とロックフェラー系の銀行である(連銀は100%民間資本であり、米政府は株式を持っていない)。驚くことに日銀の株主にもロッフェラーやロスチャイルドの名があるという噂が根強くある(日銀の株式(出資証券)の55%は日本政府が所有しているが、残りの株主は明らかにされていないようで真相は分らない)。しかしロスチャイルドやロックフェラーは、株主として配当を受けているだけで米国の金融政策に直接口は出してはいないようである。

政府の一部として金融政策を担う目的でFRB(理事や議長は大統領が任命し、議会が承認する)や日銀は設立された。これは発券業務だけを行うことを目的に自然発生的に生まれた欧州の中央銀行と違う点である。このせいか欧州の中央銀行が経済政策としての金融政策に躊躇してきた歴史がある。

★しかし今回の欧州の経済危機に遭遇し、これを反省し、欧州中央銀行(ECB)もやや金融政策に積極的になって来たところである。安倍自民党総裁が日銀を戦略的に使おうと発言したところ(当り前の話)、「発展途上国のような発想」と民主党の金融担当相が批難し、経団連などからも同様の声が一斉に上がっていた。しかし彼等は単に世界の中央銀行に関する知識が欠けているだけである。

ついでながら米国は英国から独立後も利息を払って英国の紙幣を使っていた(後にロスチャイルド家やロッフェラー家などが関係する民間銀行が発券業務を開始)。これも米国国民には発券業務をどこかが独占することに長い間抵抗のあったからである。ただ米政府に通貨の発行権を取戻そうとした大統領が過去に三人いた。16代リンカーン、20代ガーフィールド、そして35代ケネディである。実際、リンカーンはグリーンバックという政府紙幣を発行している。

しかし今日、日米とも政府の影響下にある中央銀行が設立され通貨を独占的に発行しているので、政府紙幣を発行するという必要性が小さくなっているのも事実である。

★ちなみに政府紙幣にこだわったこの3人の大統領の全てが暗殺された話は有名である。筆者も政府紙幣と声高に主張するのではなく、国債(永久債)の日銀買入程度に抑えておこう。

http://www.asyura2.com/12/hasan78/msg/777.html

コメント [政治・選挙・NHK141] ついに森ゆうこ参議院議員が立ち上がりました。「未来の党」党首・嘉田由紀子氏の暴走・迷走の党運営に…怒り爆発 山崎行太郎  赤かぶ
31. 2012年12月24日 10:44:07 : ILiTPGkN7Y
私は「国民の生活が第一」の復活に期待します。
頑張れ、森ゆう子さん!
コメント [政治・選挙・NHK141] ついに森ゆうこ参議院議員が立ち上がりました。「未来の党」党首・嘉田由紀子氏の暴走・迷走の党運営に…怒り爆発 山崎行太郎  赤かぶ
32. 2012年12月24日 10:45:14 : JwDwgGy09c
>>29.
了解しました。
なんかヘンだと思うコメントは、やはりそいつの書いたものですね。
コメント [日本の事件30] 時速60キロ超で電柱激突 京都・祇園19人死傷事故 (ANN) 衝突までの暴走動画  赤かぶ
【福岡】コンビニ強盗未遂、“バール男”ら2人逃走

12/23 12:58 更新

北九州市で23日未明、コンビニエンスストアにバールを持った2人組の男が押し入り、店員に金を要求しました。店員が抵抗し、2人は何もとらずに逃走しています。警察によりますと午前3時前、北九州市若松区のコンビニエンスストアにバールを持った男ら2人組が押し入り、「金を出せ」と店員の男性を脅しました。店員がもみ合いの末にバールを奪うと、男2人はバイクに2人乗りで逃げたということです。当時、客はおらず、店の奥にいた別の店員1人を含め、けが人はいません。警察の調べでは、逃げたのは1人が身長170センチメートルぐらい黒っぽい色の上下に黒っぽいネックウォーマーとニット帽。もう1人も身長170センチメートルぐらいで黒っぽい服の上下に赤っぽい覆面姿でした。警察で強盗未遂事件として調べています。

http://www.kbc.co.jp/top/news/lbi/kbc_0005.html

コメント [政治・選挙・NHK141] 小沢ー郎一派の反撃シナリオ (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
124. 2012年12月24日 10:47:07 : fCZ83cf8p2
>>52 たまたま近くにコシミズ氏のUチューブが出てたので見ていたが今回の選挙の解説かと思ったらナント、5月7日の京都講演とあってビックリ、殆ど言ってる通りになっている! 名前はよく聞くのにあまり関心持っていなかった。今後注目したい。 それにしても!? ちょっと今アタマ整理中、あまりに流れが急で‥
コメント [マスコミ・電通批評13] 第二次安倍内閣にメディアはどう対峙する (日本のめざめ)  赤かぶ
01. 2012年12月24日 10:48:26 : MejwtAhmbw
馬鹿か?マスゴミが反日在日電通支配なのは明白だ。今度の民主政権時代にいやというほど思い知ったのではなかったか?マスゴミは国民の敵、御用学者を流用して市民の目覚めを妨げた。フジ産経はイルミナティー韓国朝鮮新報。朝日は朝中新聞。読売はロイター米CIAの手先にすぎない。期待するのがアホらしい。国民はネットや口コミで自分たちでコミュニケートするべきだ。
コメント [政治・選挙・NHK141] 「地元で残務整理している間に、「未来の党」の重要な体制、方針が決まっているようだ:ふくしま健一郎氏」 (晴耕雨読)  赤かぶ
18. 2012年12月24日 10:48:43 : ejlYIr07VM
中村哲治前議員のTwitterを見ると同意とまではいかないまでも理解できる範囲なので阿部共同代表になっても小沢氏がいるかぎり支持するよ!

コメント [Ψ空耳の丘Ψ61] 進化を求める私(その107)・ 日ユ同祖論@・アマテラスやスサノオは朝鮮にいた。 元伊勢80社
02. 2012年12月24日 10:49:52 : MejwtAhmbw
ここにもまた1匹、歴史捏造大好き朝鮮人工作員が湧いたようだな。アクセス禁止処分にせよ。
コメント [政治・選挙・NHK141] TPP参加 自民内に矛盾/断固反対の県連も(しんぶん赤旗) gataro
02. 2012年12月24日 10:49:53 : IOzibbQO0w

>総選挙でTPP反対を明確にすることを条件にJAに推せんを受けた候補者も多く、安倍新体制のもとで深刻な矛盾

いつものことだな

前回は、小沢は、うまくこの矛盾を突いたのだが

最近は、弱小政党が、皆、この手のポピュリズムを真似するから、次の参院選では、そうそう上手くはいかないだろう


コメント [政治・選挙・NHK141] 「決定前に人事案が堂々とマスコミの前で語られるというのは遺憾:森ゆうこ議員」 (晴耕雨読)  赤かぶ
39. 2012年12月24日 10:50:00 : fZEBnjCl32
森さんはそんな柔な人ではない。発言するにはそれなりの覚悟を持ってしているはずである。当然、離党は視野にいれている。きっと「生活」の人達とこのままでは離党するだろう。それでいい。嘉田なんぞとは資質も格も比較にならないほど森さんの方がはるかに勝っている。お間抜け党首なんぞかつげるはずはない。すっきり離党して森新党を至急結成して欲しい。まだ間に合う。
コメント [戦争b10] 日本はなぜ、情報戦で中国に負けたのか?第2次大戦時、中国のプロパガンダに敗れた日本は、また「いつか来た道」をすすむのか? 大西健二
12. 2012年12月24日 10:50:14 : GVYsLuFuCE
中国大陸のプロパガンダが世界中に浸透している理由は、彼らが国際放送を重視しているからだ。当方は国際短波ラジオ放送を受信する趣味(BCL)をしているが、1970年代のBCLブームの頃、世界の三大国際放送は、アメリカのVOA、ソ連のモスクワ放送、中国(中華人民共和国)の北京放送であった。

当時の北京放送は現在、中国国際放送と改称したが、放送規模は世界最大を誇っている。解説をリンクする。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E6%94%BE%E9%80%81

北京放送の前身の「延安新華広播電台」は1940年、中国共産党が設立した。当時の中国大陸は中華民国であったが、中国共産党の支配地域で放送を開始したのである。当時、中華民国は日本と交戦していたが、中国共産党が運営する「延安新華広播電台」は、1941年12月3日に日本語ラジオ放送を開始している。

中国国際放送は現在、標準中国語、4つの方言中国語、38種類の外国語で全世界をサービスエリアとする放送を行なっている。これらの受信には短波の聴けるラジオが本来、必要だが、日本など近隣諸国向けには中波も使用している。1979年11月23日に中波のセパレーションが10kHzから9kHzに世界的に変更される前は1040kHzであったが、その後は1044kHzで放送している。余談だが、これの一つ上の周波数を使用する名古屋のCBCラジオは、夜間には混信の影響を受ける。

海外向けに標準中国語放送を行なうのは、世界中に散らばる中国人向けである。最近は対立が緩和されてきたが、かつて中国大陸と対立していた中華民国台湾も「自由中国の声」放送で、北京放送と華僑の聴取者争奪戦を行なっていた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E6%94%BE%E9%80%81

短波放送は混信や雑音があるし、季節によっても受信状態が大きく変化するので、若い中国人は音質が悪いからと聴かなくなりつつある。そのため、中国国際放送では外国の大都市でFM放送を開局している。アフリカが多く、最近ではカナダのバンクーバーでも行なっているようだ。ドイツにもある。FMと言っても日本のコミュニティ放送ではなく、送信出力が大きい本格的な放送である。

かつて国際短波放送に力を入れていた西欧諸国も、聴取者の減少と政府の財政危機のため、撤退や縮小が続いている。これは日本のNHKラジオ日本も同じだ。これに対し、中国大陸の国際放送への力の入れ方は相当なもので、世界に散らばる中国大陸系移民が中国国際放送を聴き、口コミで中国大陸の正当性を宣伝している彼らの手法に日本は敗北しつつあるのが現在の姿である。

中国共産党は早くからラジオ放送を運営していたのも、プロパガンダの重要性を認識していたからであろう。貴重な電力を送信機に費やすために、他の部分を節約していたことだろう。そこまでしてプロパガンダに力を入れる彼らは、敵ながら大したものだと褒めるしかない。(註 当方は昔から台湾派なので)

1950年代末期から1980年代初期まで、中華人民共和国は当時のソビエト連邦と深刻な対立を繰り広げた。これに対しても北京放送で世界中にプロパガンダを撒き散らし、最終的には西側諸国と組んで有利に終結させた。北京放送は日本でも人気があり、聴いていた人たちが共産中国への警戒感を失っていった。アメリカや西欧諸国も同じであった。中華人民共和国と国交を樹立し、中華民国台湾と断交する国が増え、台湾派の当方も悔しい思いをしたものだ。これと同じことが繰り返されている。

中華民国台湾の馬英九総統が、中国大陸との宥和路線を取るようになったのも、中国大陸側の勝利である。そして日本も、同じような道を辿りつつある。アベコベ総裁も口では勇ましいことを言っているが、果たして東支那海で本当に交戦するのか疑問だ。また逃げ出すだろう。

中国大陸とは、国力で対抗できない。アメリカは、中国共産党の独裁体制を転覆させるためのプロパガンダ放送、ラジオ・フリー・アジアで対抗している。日本も大陸向けプロパガンダ放送をNHKとは別に行なうべきだ。現に北朝鮮に対しては行なっているではないか。

コメント [政治・選挙・NHK141] ついに森ゆうこ参議院議員が立ち上がりました。「未来の党」党首・嘉田由紀子氏の暴走・迷走の党運営に…怒り爆発 山崎行太郎  赤かぶ
33. 2012年12月24日 10:50:37 : i2q62WS81c
『日本未来の党』の議員が、首班指名に何を書こうと国政に全く影響ないのだからとりあえず自由投票でもよい。醜態をさらすが仕方ない。

その代わりに代表選挙の日程と方法を早急に決めたらよい。

嘉田氏がどうしても選挙を拒否するなら、解党・分党でかまわない。


コメント [経世済民78] 所得海外流出、12年18.5兆円で最大 LNG輸入増(日経):18兆円も国内投資したら景気回復するんだろうけどね 会員番号4153番
07. 2012年12月24日 10:51:33 : kmRrTQnpHg
原発動かすと、結果、よけい高くつくことになる。

原発稼働に、金がかからん訳でもあるまい。
膨大な使用済み核燃料やら、廃棄物の問題、地震災害も起きている、また、いつ同様な災害が、起きるやもしれない。

これ以上、再稼働は無理だ。

しかし、他国に足元見られても、まずいし・・。

原子力の、強烈なエネルギーも捨てがたい、安全に利用できる技術を、地球に生まれた、超天才が発明しないものか・・無理か・・。

コメント [原発・フッ素29] <社説>偽造と不正で汚れた韓国原発(中央日報) gataro
69. 恵也 2012年12月24日 10:51:32 : cdRlA.6W79UEw : 9Gk2S0lXmA
>>64「北方領土は第二次大戦のドサクサにソ連領土にしたと歴史的事実」
>>  はいつ、日本軍が北方領土を占領したの?

意味が分からん。
北方領土はソ連軍が日本からカッパラッタという意味なんだが・・・

>>65 ・資本主義・・・カネを持っているともっとカネがもうかること。

これは正しいでしょう。

>> ・社会主義・・・(労働者)を助けて、公正な社会を作るべき、という考え方。

これじゃ社会主義者の商売上の説明で、内容はゼロ。
莫大な数の労働者をシベリアに送り、殺してしまったソ連がいえる言葉かね。
だいたい公正な社会を作るべきなんて、社会主義の説明にはならん。

なにをもって社会主義というのかが問題で、その目標なんて無関係な説明文なの。
社会主義者の宣伝文なんて持ってくるな!

>>・共産主義・・・・労働した人たちで、平等に分配しよう、という考え方。

これもなんか宣伝臭がプンプンで、社会主義との区別もない商売上の説明文。
どこかの象牙の塔の辞書から書き出した駄文でしょう。

>> ・自由主義・・・『見えざる手』が働き、社会はよくなっていくので、国家
>> は自由競争を制限しない方がよい、という考え方。社会主義とは逆ですね。

前半は正しいが、後半は間違ってる。
社会主義とは生産手段を持った企業の社会化であり、小集団の自治体が所有した
複数の企業間のようなところでは自由競争はありえます。

中国企業は国有企業と北京市などの自治体所有と完全な私有と、それぞれが混合
した企業形態などがあり、その企業間では自由競争の社会になってます。

>> 現代の自由主義・・・自由競争を進めると・・・国家が介入して、貧困や
>>  失業の問題や、環境問題を、解決していくべき、という考え方。

これになるとまったくの駄文。
「現代の自由主義」と「過去の自由主義」をつくって自由主義の言い訳をする
ための宣伝文に過ぎない。そんなに自由主義を神格化したいのかね。

>> 社会主義思想、民主主義思想の一つあり、自由・民主主義社会における
>> 中道左派思想の一つ。

中道左派政党の宣伝文句でしょう。
そんな宣伝文句で社会主義という経済理論と、民主主義という政治理論を混同しても・・

>> 北海道なんぞは、ぎっしりと金がきていました。この人は何も知らない人だね。

安保騒動の内幕をまったくアンタは知らないようだね。読書量が足らん!
田中清玄という右翼の方が、全学連という安保反対の核心部隊への資金提供を
行ってます。

ーーーーー引用開始ーーーーーー
安保闘争の金。金は財界から来ました。では財界がなぜ、安保闘争に金を出し
たのか、打倒岸のためです。ではなぜ打倒岸が必要だったのでしょう
(戦後史の正体 P201より)

コメント [政治・選挙・NHK141] TPP参加 自民内に矛盾/断固反対の県連も(しんぶん赤旗) gataro
03. 2012年12月24日 10:51:41 : jXaTmXcG3s
 昨年、国会質問で野田首相に「ISD条項も知らないで参加するのか」と迫った自民党の佐藤ゆかり議員の発言はどうなるのかな?
立場が変わればやることも変わるのなら、民主党と同様だね。
安倍内閣は即刻潰れるよ!
もっとも、何も期待していないがね。

コメント [政治・選挙・NHK141] 幻のTPP参加表明 次のXデーは来月下旬か:総選挙をコケにした暴挙:日本は既にTPP交渉に参加する他ない事態に!! あっしら
05. 冷徹な人 2012年12月24日 10:52:03 : tcgFDe61JhAvA : 9kq9xPvQbI
>あっしらさんへ

 何が問題なのか、さっぱりわかりません。

> 記事の内容が事実なら、「聖域なき関税撤廃であればTPP交渉に参加しない」と叫んで大勝利した安倍自民党は、重大情報を秘匿したまま衆議院の解散に踏み切った野田首相を告訴しなければならない。

 何の罪で??

 TPP交渉参加の事前協議をやっていることは公表してましたよね。
 民主は、TPP交渉参加を公約に掲げ選挙をした、何が問題なのですか?
 時の政権が、政権をになっている間、ギリギリまで仕事をするのは当たり前では。
 それとも、選挙に負けそうだから、次に勝ちそうな党の公約を尊重して外交をしろとでも言いたいのですか??


コメント [政治・選挙・NHK141] TPP参加 自民内に矛盾/断固反対の県連も(しんぶん赤旗) gataro
04. 2012年12月24日 10:52:47 : IOzibbQO0w

そもそも、安倍円安インフレ政策で、農業など国内既得権産業も、大分、恩恵を受けるのだから

これ以上、消費者にしわ寄せをする政策は、流石に愚かなB層だって騙されない可能性は高い


コメント [原発・フッ素29] 4号機建屋の地盤は確かに不等沈下している (カレイドスコープ) ナルト大橋
16. 2012年12月24日 10:52:48 : Eb8uULPm9g

全国民が知るべきふくしま4号機の本当の真実

をコピーしてgoogle検索して
 今日の一押しの記事 の下のURL
をクリックしてごらんよ。
原発の恐ろしさが全部分かるよ。
原発を推進する自民党議員がこんなにいるって事がどうかしている、って分かるよ。

 

コメント [政治・選挙・NHK141] ついに森ゆうこ参議院議員が立ち上がりました。「未来の党」党首・嘉田由紀子氏の暴走・迷走の党運営に…怒り爆発 山崎行太郎  赤かぶ
34. 2012年12月24日 10:54:34 : P7g0do8vRI
未来の党は内ゲバばっかりだな
「本当はあと1000万票入っていた!」とか言ってる連中は息してる?
こんな党がそんな大勢に支持されたと本気で思ってるの?
コメント [政治・選挙・NHK141] 衆議院選挙を振り返って (姫井由美子)  笑坊
56. 2012年12月24日 10:55:54 : 2Vwna7ir3e
>>46
普通、購読お願いしますだよなあ・・・

拝読は・・・させていただきます。

>>51
移籍してきた61名は、瞬間最大風速で当選し、民主に残っても絶望的な状況だったんだから
減った減ったと騒ぐのは、そもそもどうなんだ?

新規に立候補した連中も、飲食業やら旅籠経営者やら、どうみても政治をするんじゃなく、
国会の席取り優先のため立候補してきたのは明白で、政治家としての実力で選択してくださいと
言える候補は存在しないだろうに・・・

まあ、政治家なんて、どいつもこいつも官僚相手に政策論議で勝てるわけはないとはいえ、
いくらなんでも酷すぎるだろ。

政党ごとの公約のみで、政権が決定されるのであれば、議員の数は1/10くらいにしてしまって、
その政党付けの政策秘書を現存する省庁の数に応じて2〜3名づつとか・・・そんな制度に変えろよ。

小選挙区にする必要はまったくない。

全国区比例代表のみでいいのだ。

あと・・・党名・候補者名を記載するのは、世界中で日本のみが採っている方式で、
読み手の都合でいくらでも変更できてしまう。

投票用紙には、予め『政党』が印字されているべきだろう。

提案するなら、政党または会派として、現存する省庁に対して必ず1名は候補者を立てないと
比例適用ならないように、『予算対応別議員』を選択できるようにすべきだろう。

コメント [政治・選挙・NHK141] 日本の民主主義化の芽をつんだ“小沢一郎暗殺事件”(大貫 康雄) (News Log)  笑坊
08. 2012年12月24日 10:56:13 : lRYfivAqeo
04よ!!!指摘された意味解るか????解らね〜〜だろう?脳無し。

Vaka仲間のポチ公だもんな。南無阿弥陀仏。南無阿弥陀仏。


記事 [社会問題9] 歯医者さんは患者減に悩む!経済的理由で「治療中断」のケースも・・老人の歯が毀れても歯科院がつぶれる!
http://news.livedoor.com/article/detail/7260451/

経済的な理由で歯科医療を受けられない患者が多いことが、2012年に行われた様々な調査から明らかになった。開業医団体である全国保険医団体連合会 (保団連=住江憲勇会長) が2012年12月20日、東京で開いたマスコミ懇談会で対策の重要性を問題提起した。

**** 被災地で自己負担を免除したら患者が増えた
保団連は 9、10月に会員の歯科医約3300人を対象に、今年4〜8月の受診状況などの調査を行った。前年同期と比べて「患者が減った」が45%、「変化なし」36%、「増加した」16%だった。 4月から診療報酬が若干上がったものの39%は「減収になった」と答え、その原因の84%は「患者減」、32%は「材料費」だった。

医師も含めた別の受診調査では、「最近半年間で、経済的理由が原因と思われる治療中断事例」が「あった」と答えた歯科医は64%、「なかった」は10%で、医師の「50%」「20%」とくらべて明らかに多かった。

東日本大震災後、被災した人たちは 12 年 9月末まで保険医療費の自己負担が免除された。傘下の宮城県保険医協会が 4月に歯科医の会員に聞いたところ、震災後に患者が「少し増えた」49%、「大幅に増えた」13%。自己負担免除患者の治療では、義歯の新製、歯冠修復、重度の虫歯、歯周病が多かった。

「免除になったのでそれまで我慢していた治療ができたと思われる患者がいる」は76%。実際に「治療を拒否し続けていた患者がこの際しっかり治療したいと来院」「合わない入れ歯を我慢して使っていた人が多い」などの具体例が報告された。

また、岩手県保険医協会が通院患者に、免除期間が終わった後を尋ねたところ、 5%の患者は「通院できない」、20%が「通院回数を減らす」とし、理由の81%が「医療費が負担」だった。(田辺功)


http://www.asyura2.com/12/social9/msg/248.html

コメント [政治・選挙・NHK141] 「決定前に人事案が堂々とマスコミの前で語られるというのは遺憾:森ゆうこ議員」 (晴耕雨読)  赤かぶ
40. 2012年12月24日 10:57:44 : c1tOJ44rYA
今は信じた小沢さんを
じっと見守りましょう。

あたふたすると
奴等の思う壺ですよ。

コメント [原発・フッ素29] 発電0(ゼロ)で電力料1400億円!?/日本原電 電力各社から/結局、電気料金に跳ね返り(しんぶん赤旗) gataro
05. 2012年12月24日 11:00:20 : bpk0oO6dvo
韓国の電気料金、来月にも値上げへ

 冬季の電力需給が逼迫しているため、韓国政府は来月にも電気料金を値上げする方針だ。政府高官が22日に伝えた。値上げ幅は4%台と見込まれる。政府は今年8月にも、夏の電力需要急増を受け料金を平均4.9%値上げし、原発1基分の設備容量に相当する約85万キロワットの電力需要を削減した。また、昨年8月と12月にもそれぞれ4.9%、4.5%の値上げを実施している。


 来年1月の値上げを目指しているのは、2月の朴槿恵(パク・クンヘ)新政権発足後はしばらく値上げが難しくなるという理由もあるようだ。今月17日に就任した韓国電力公社の趙煥益(チョ・ファンイク)社長は、20−21日に知識経済部(省に相当、以下同じ)の洪錫禹(ホン・ソクウ)長官、企画財政部の朴宰完(パク・チェワン)長官と相次ぎ会合し、電気料金の値上げを協議した。


 政府は家計への負担を考慮し、家庭用電気料金は値上げ幅を最小限に抑える一方、電力需要全体の半分以上を占める産業用は6%以上値上げする方針だ。家庭用電気料金は2005年12月に2.4%引き上げられて以降、5年近く据え置かれていたが、10年8月と昨年8月に2%ずつ値上げされた。


チョ・ジェヒ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/12/24/2012122400546.html

コメント [政治・選挙・NHK141] 「脱原発」に向けて、共産党との共闘をあきらめるのはまだ早い 鴉
05. 2012年12月24日 11:00:36 : IOzibbQO0w

>共産党やマスコミは悪というより子供なのだ。

というより硬直した老人

http://justice0912.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-d08c.html

コメント [原発・フッ素29] 白いウニ縁起いいぞ 三陸沖、津波被害から復活の兆し 魑魅魍魎男
56. 2012年12月24日 11:04:17 : 4IibcXU3dc
>55

 「お前はさもしいかまってちゃんだ」
というのは、考えて見ると妙な言い草ですね。こちらが頼んだわけでもないのに、勝手にかまっておいて、「お前はさもしいかまってちゃんだ」?? かまわなければいいじゃないか。

 かまわないでくれ。

 私は「某もう関東は終わり」さんをかまっているが、この人のことを「さもしいかまってちゃん」なんて呼んだこともなければ考えたこともない。批判したり質問する相手と考えているだけです。多摩散人。

コメント [政治・選挙・NHK141] 脱デフレ=インフレ誘導は主権者国民にマイナス (植草一秀の『知られざる真実』)  笑坊
08. 2012年12月24日 11:04:20 : XF7MTTC3G9
何度でも貼付けてやるが、脱デフレ政策としては
2009年の民主党代表選で小沢氏が掲げた経済政策とほぼ同一である。
※とりわけ日銀法改正にまで言及し、金融政策と財政政策の両面から
あらゆる手段を尽くすとしている点は酷似している。
政党ではなく政策のみを考えるべき。

デフレ克服最優先、日銀法改正やインフレターゲットも視野=小沢氏
ttp://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-17222120100914


コメント [政治・選挙・NHK141] 震災遺族として 黄川田徹:誓いの選挙戦 「股裂き状態≠ノした。これが小沢先生のやり方なんです」  笑坊
29. 2012年12月24日 11:04:58 : ILiTPGkN7Y
恩人への「感謝」を忘れ、恩を仇で返す。
現代の「忠臣蔵」。
コメント [経世済民78] 安倍の脅しにアッサリ白旗 日銀はもう死んだ! (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
36. 2012年12月24日 11:05:25 : o53g8E0QKI
様々な考えもアルとは思いますが

現実問題として
中国共産党が力をつけて
昔の夢よもう一度とばかりに
中華思想の実現を図って近隣諸国と摩擦を起こして居ます。
しかも中国共産党は反日政策を放棄しないと言明している。
中国共産党の言う友好は
中国共産党逆らわない事が
彼らの友好ですよ。
それでも日本と価値観が同じならばまだ譲歩の余地もありますが
一党独裁言論政治などの自由もなし。
共産党の私設軍隊と私設強制収容所もある。
こんな中国共産党と上手くやれと言う方に無理がある。

ロシアもまた
昔の夢よもう一度
とばかりに
プーチンさんが
旧ソヴィエト連邦の範囲を取り戻そうとして
西寄りのウクライナと暗闘しているとの事。

国家権力がどうのこうと言っても
現実は国家間の利害関係は永久に無くならないのだから

こちらが戦争は嫌だから仲良くしましょうと言えば
相手国も
わかりました
と素直に引き下がってくれればよし。

しかしながら現実は
相手国が弱気と見れば
更に圧力かけてくるのが実態でしょう。

直近の日本歴史を日本人が学んだところで
力をつけて張り切っている外国には何の対策にもならない
と思いますが如何でしょう35さん。
さっぱり効果の無い念仏を一生懸命唱えたり
自己満足のお祈りをしているに過ぎないと思いますよ。

そう言えば
鎌倉時代の蒙古襲来の時は
武士団が必死に戦ったから撃退できたのに

戦わずに後方にいた坊主たちが
一生懸命お経を唱えたから
国難を救った
などと主張した某宗教団体がありましたが
35さんの主張は
この坊主達の主張に良く似ています。

コメント [政治・選挙・NHK141] ついに森ゆうこ参議院議員が立ち上がりました。「未来の党」党首・嘉田由紀子氏の暴走・迷走の党運営に…怒り爆発 山崎行太郎  赤かぶ
35. JohnMung 2012年12月24日 11:06:22 : SfgJT2I6DyMEc : zQxbpldAL2

30. 2012年12月24日 10:36:36 : i2q62WS81c
33. 2012年12月24日 10:50:37 : i2q62WS81c
     ↑
 ID= i2q62WS81c は、ID= TTzHwB6oS2 と同様、 アメポチ攪乱分断工作員「新自由主義クラブ」が、「目高のジョン」=「ジョン・万次郎」=「目高見廉歩共和国」といった「成りすまし」のお笑いもどきのペンネを使っていた時のコメ書き用ID。ほか、ID=FUviF2HWlSなども使うことがあるので、要注意! 「新自由主義クラブ」関連のペンネとコメ書き用IDをメモカードに記録し、PCに向かって確認できるように貼付されたし。
コメント [政治・選挙・NHK141] 参院選で「ねじれ解消」=自民62、民主17−衆院選得票で試算 〈 維新23 公明7 みんな6 未来2 〉 (時事通信)  赤かぶ
18. 2012年12月24日 11:07:17 : L2F9nFDtGg
>選挙制度は政権交代を目指した2大政党制を目的につくったもので

それは国民騙しの為の嘘です。
本当の目的は、自民党とその党外派閥だけで政治を独占することです。

そうなることは小選挙区制が導入される前から指摘されていました。
今、実際そうなってるでしょ。

小選挙区制を導入した政治家や応援していたマスコミは本当に腐っています。


コメント [政治・選挙・NHK141] 「脱原発」に向けて、共産党との共闘をあきらめるのはまだ早い 鴉
06. 2012年12月24日 11:07:36 : kdBwMiDMFY
無理。
いたずらに時間を浪費するだけ。
コメント [政治・選挙・NHK141] 早速、「不正選挙」裁判の訴状(下書き)を作ってみた / 一から出直し・・・ (街カフェTV) メジナ
50. 2012年12月24日 11:08:50 : c3MGH08xSU
01.9.11、11.3.11をやらかした連中。用意周到にやったのだろう!
 すり替え用の投票箱を全国に発送し待機、トラックの取替えかな?肝心なところを売国奴らの一味が押さえれば、いとも容易くすり替え可能だ。そのネットワークは既に張り巡らされていると思われる。
 09年の衆議院選挙は、まさか、あんな結果になるとは予想しなかったのではないか?俺自身そう思っていた。民主党が馬鹿勝ちするとはと。
 小沢・官の民主党代表選挙に実行してみたら、案外成功した。後に引けない売国奴らは、小沢・官民主党代表不正選挙を参考に、今回の衆議院選挙に絞り、着々と準備をしていたのだろう!投票率を60%に設定したすり替え用の投票箱を用意して。
 何回もリハーサルをしていよいよ実行。小沢も離党した事だし、そこで、ダメリカインクタンクから指令を受けた野豚田は、唐突に解散だ。何せ、01.9.11、11.3.11実行犯だ。このぐらいは、朝飯前。
 恐らく、痔衛隊・系札の一部も関与かな?だとすれば、いとも容易く、すり替え可能と思われるし、表になかなか出ない。(拝)
コメント [自然災害18] 関東で“M8”大地震の直撃リスク上昇 房総・茨城沖が震源も (ZAKZAK)  赤かぶ
02. 2012年12月24日 11:09:23 : IOzibbQO0w

あと大規模な地震の場合、

火事、物流断絶による飢餓、電気ガスが止まることによる凍死、衛生悪化による病気、治安悪化による暴行・略奪などにも注意がいる

ハイチなど途上国の犠牲者の多くは、こうした2次災害による


原発を恐れるのも悪くはないが

今後、日本が貧しくなっていけば、そうしたファクターの方が遥かに効いてくる

記事 [戦争b10] 頭の体操に検索シャドーボクシング、ショックか、ジョークか、真偽は・・・
>何か関連ネタ拾いに読む楽しみ増加に
>さてはて、ショックか、ジョークか、真偽は・・・
米国ケリー国務長官の、日本 vs 中国の戦争計画 オルタ
奴隷貿易商人を国務長官に任命した、アメリカ・オバマ政権
http://blog.livedoor.jp/genkimaru1/archives/1743963.html
日本で安倍政権が誕生すると同時に、オバマ政権は、
ロスチャイルド一族末裔のケリー国務長官・就任を内定させた。
「これで」日本と中国の戦争開始は決定的となった。・・・
オバマ大統領が新しい国務長官に任命したジョン・フォーブス・ケリー。
ロスチャイルド一族の末端として、黒人奴隷の売買に従事した奴隷商人=
雑誌「フォーブス」の一族。ケリー国務長官の「世界帝国」戦略の全貌。
ベンジャミンフルフォード=雑誌「フォーブス」の一族?工作員?
 検索→ オルタナティブ通信 フルフォード フォーブス
 検索→ オルタナティブ通信 ジョン・フォーブス・ケリー
 検索→ オルタナティブ通信 奴隷商人 ロスチャイルド
 検索→ オルタナティブ通信 雑誌フォーブス 一族
 検索→ オルタナティブ通信 ロスチャイルド 中国
 検索→ オルタナティブ通信 FRB 中国 銀行

>真偽不問で概要を見て連想語句を拾う
■必須事項。それぞれのサイトで、試しておくべき基本的なことです。
◇「何には触れても、何には触れない」のかを、語句用意し検索確認。
◇各サイト内検索モタモタ無駄コピペ防止に次々タブ並べ用意しD&D。
◇サイト内→記事検索マドへ関連語句 文中語句 片っ端しから
入れて試すと、過去5年分位の長文記事が大量に出ます。
オルタナティブ通信
http://alternativereport1.seesaa.net/
お暇ならダメ元で真偽不問で何か拾えるか、試してみるのも一興かと。
それを読んだ人達のblog記事などから関連を拾えるかも知れませんし、
ムダ打ち覚悟で大量のKeyWordから検索も「シャドーボクシング」代わり
の頭の体操になれば損はないと割り切る(英文ならヒットは多々大量)
もしうまく行けば向後は「検索のミタ」と自慢出来るかも知れません。

◇頭の体操に検索シャドーボクシング、検索のミタ!!
忙しくて連想が面倒なら応急処置にネタ拾いに下記も些少のお役に?
↓中に アノニマス ウィキリークス 検索語句KeyWordリスト(英文と他あれこれ)
http://www.asyura2.com/11/hihyo12/msg/496.html#c1
↓中に 沢山の検索語句 英文KeyWord チェックリストなど連想用まとめ
http://www.asyura2.com/12/genpatu26/msg/311.html#c2
 検索→ 2ch オルタナティブ通信 ○○
 検索→ 2ch.net/ オルタナティブ通信 ○○
 検索→ Archive.org オルタナティブ通信 ○○ or URL
 検索→ megalodon.jp オルタナティブ通信 ○○ or URL
◇タグ一覧---勝手に作り並べる(英文も)
Do The Evolution 支配 資本 金融 歴史 未来 工場 奴隷 地球 人類 進化
CIA NSA KGB 監視 スパイ 諜報 技術 機密 実戦 ハッカー SF 悪魔 単式簿記
立法テロ ユダヤ利権 エコノミックヒットマン 詐欺 アノニマス ウィキリークス 鎖国 奴隷
東大話法 マニュアル 詭弁 詐欺とペテンの大百科 マッチポンプ タブー 阿波踊り
神輿ミコシ 古代バビロニア 支配 暴力 仮定 悪魔 速記文字 大学ノート 意識覚醒
ネット規制 盗聴 KeyWord チェックリスト 陰謀 詐欺 マスコミ 3S政策 アリババ
図 表 リスト 関連 放射能 中和 無害化 888 トロン孫正義 暴露 失敗まんだら
奇形 障害 ガン 動物 汚染 公害 医学 虐待 実験 隠蔽 薬品 臓器 マフィア
遺伝 腫瘍 寿命 放射能 原発 利権 事故 実態 化学物質 移植 食品 偽装
100円 液晶モニター ベット パソコン キーロガー キル・スイッチ 888 ヒトラー キンコンカン 科捜研
毒性噴霧 薬剤ワクチン 遺伝子食材 雌雄同化 教育洗脳 添加物 シャンプー
毒虫 細菌 電磁波 核 民族流入同化作戦 社会混乱偏向情報

後日用に検索ヒットページは txt保存が軽くて多量向き(廃棄一瞬)
Google 1-100表示→検索オプション→100選び→右下詳細表示→
保存済のPC内WebはタブへD&Dで素早く見れ、Wクリック起動不要。
保存したTxtWebは桁数揃えと見易さにEditorタブにD&Dが良さそう。

>山下汽船などは阿修羅にあったような、
>2ch 戦争板で KeyWord 諸々拾えば連鎖検索で
>更に英文に変えれば思わぬ拾い物を見れ・・?
 検索→ asyura2 小樽のヒカリ たんぽぽ日記
 検索→ asyura2 戦争 ブラザーシップ ネットワーク 協力
 検索→ asyura2 日本の商社 貨物船 武器弾薬 ブラザーシップ
 検索→ asyura2 ブラザーシップ 政府 軍隊 大企業 上層部
 検索→ asyura2 山下汽船 小樽 ブラザーシップ 死の商人
 検索→ asyura2 戦争 死の商人 ブラザーシップ
 検索→ asyura2 ブラザーシップ 商社 武器弾薬 
 検索→ asyura2 敵 外国船 ブラザーシップ 死の商人
 検索→ asyura2 戦争 ネットワーク ブラザーシップ 商社
 検索→ asyura2 山下汽船 戦争 死の商人 ブラザーシップ
 検索→ asyura2 戦争 ブラザーシップ 政府 軍隊 大企業
 検索→ 米国 日米開戦前後の公文書 100年間 非公開
 検索→ 米国は日米開戦前後の公文書を100年間も非公開
◇検索の語句数は少ない程よさそうなので、適当に連想+按配
小樽のヒカリ 死の商人 日本の商社 貨物船 武器弾薬 山下汽船
http://satehate.exblog.jp/18375895/

後日にリンク切れサイトは上のURLマドのURLを阿修羅TOPの
http://www.archive.org/ に入れ見れます
もしリンク切れなら、物は試しでその名称タイトルを 反転→検索で
移転先のサイトHP が結構でます (諦めず工夫と連想次第)

 おまけ
2012.12.21 新時代のジョーク「アセンション・ジョーク」
・・世界中でユダヤ人は笑わなかった!
http://www.asyura2.com/12/kokusai7/msg/251.html
ユダヤ・ジョーク集バックナンバー
http://www.myrtos.co.jp/minwa/back_no.html
医療系ジョーク 30ヶ
http://med-legend.com/column/JOKEin.html
アメリカンジョーク アヴェニュー (多量)
http://yellow.ribbon.to/~joke/
世界史系ジョーク集まとめサイト  (多量) ( 末尾切る index01.html )
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Cupertino/2261/sekaishi/
英語のジョーク (和訳つき、上質230ヶ)
http://homepage3.nifty.com/kazgoto/jjj.htm
ジョーク (ビーグル犬)
http://www.interq.or.jp/sun/solaris/menu.htm
ジョーク集 - ミニまぐバックナンバー
http://backno.mini.mag2.com/r/servlet/MList?id=M0052107
カフェ・ド・エルサイトウ
http://www.el-saito.co.jp/cgi-bin/el_cafe/cafe.cgi?mode=catelist&field=7
一休みジョーク集  1.2.3
http://www.geocities.jp/niginiginomiko/jyouku1.htm
http://www.geocities.jp/niginiginomiko/jyouku2.htm
http://www.geocities.jp/niginiginomiko/jyouku3.htm
ジョーク大全集 350ヶ
http://www.pipopa.net/a/joke/survey.cgi
アメリカンジョークに習え 200ヶ位
http://www.americanjoke.com/
今日のアメリカンジョーク・リスト 146ヶ
http://www.geocities.jp/darabojp/miami-joke-list.html
ジョークタウン (多量も1ページ毎辿る面倒)
http://hp.kutikomi.net/link-point/?n=column4
ジョーク集、心打たれる実話集 95ヶ
http://www.ne.jp/asahi/masa/private/history/ww2/column/index.html
アメリカンジョーク 50ヶ
http://www3.ic-net.or.jp/~hiroki-s/americanjoke/jokeselect.htm
ジョーク大好き 20話
http://www.geocities.jp/world_sophia/joke.html
朝日新聞ジョーク 1.2 (多量)
http://yellow.ribbon.to/~joke/asahi.html
http://yellow.ribbon.to/~joke/asahi2.html
右翼左翼の判定チェックリスト (ジョーク)
http://uyosayo.com/
マイクロソフト・ジョークス 60ヶ
http://www.page.sannet.ne.jp/mnagai/msj/index.html
「世界一の大金持ちはツライ」 ビル・ゲイツ会長
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081146777783.html
コンピュータジョーク
http://hp.vector.co.jp/authors/VA000092/jokes/
研究ジョーク集
http://www18.ocn.ne.jp/~academia/jokefront1.htm
歴史の闇に葬られた者達の反攻の叫び
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/tiakio/
哲学ジョーク集 (1. Web保存  2. 過去スレ検索)
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/philo/1144142530/l50
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/philo/1093205832/l50
「信じられないが、本当だ」 まとめサイト
http://www.asyura2.com/0601/bd43/msg/338.html
「悪魔の辞典」 さまざま
http://www.asyura2.com/0601/bd43/msg/284.html
経済学迷言集
http://www.cypress.ne.jp/kobakoba/ejoke.htm
おやじギャグ 405ヶ
http://oyajigag.hp.infoseek.co.jp/oyaji.htm
おやじギャグ中心のサイト
http://www.geocities.jp/hiro_kobeya/library/index02.htm
ゆずるの駄じゃれ漫画
http://www.roy.hi-ho.ne.jp/yuzuru/
駄洒落を言うのはお洒落?
http://www.muratasystem.or.jp/~h-komiya/index
貴方がアジア系アメリカ人なら・・・
http://www.han.org/b/jokes.html
joke jpn
http://www.asahi-net.or.jp/~pu4I-aok/funnydata/funnyj.htm
- Ethnic Jokes
http://www.shos.info/doc/ethnicj.html
Instrument Jokes  (要翻訳)
http://www.mit.edu/people/jcb/jokes/
OXymoron Humour Archive: Music
http://paul.merton.ox.ac.uk/music/
Trumpet/Band Jokes
http://www.geocities.com/Colosseum/5570/jokes.html
便所虫もオルタも、MI6育成の総会屋の手口に過ぎませんよ
http://www.asyura2.com/08/idletalk32/msg/741.html

-------



http://www.asyura2.com/12/warb10/msg/558.html

コメント [政治・選挙・NHK141] 不正選挙 『未来』の1000万票が どこかに 消えた !?(遠い森 遠い聲) 会員番号4153番
70. 2012年12月24日 11:11:11 : fT75fePrMI
66さん
>ムサシの自署式投票読取装置を自治体に購入させるために、国から補助金が出ているそうですね。

●潟サシ製の「選挙システム」を確認しよう!

『潟サシの選挙システム』
http://www.musashinet.co.jp/department/election/

まず手分けして、この潟サシ製の「選挙システム」を採用している自治体に確認しましょう。

潟サシでは機材・用品のレンタルもしているようです。

もしレンタル機材を使った場合、自動読み取り装置や自動集計装置のソフトなどの検証を各自治体はしていないのではないでしょうか。

そうすると、自動読み取り装置のソフトや自動集計装置のソフトは危ない!

潟サシあるいは誰かが自由自在に改変できる可能性がある。

しかも、潟サシでは「機器等のレンタル」の他に「開票所での計数機のオペレータなど選挙スタッフ派遣」「選挙機器党を預かって修理・保守・点検」「機器・機材のハイそうと会場設営」なども受託している。

選挙はまるごとこの潟サシに委託している可能性がある。

しかも「国から補助金」が出ていて推奨されているっていうか他に競合がいないほぼ独占企業のようだ。

要チェックだ!みんなで大至急徹底確認しよう!

●読み取りは? 集計は? テストした? 業者にはどこを任せている?

こうしたことを確認し、不正が入り込めない仕組みにしよう!

「未来の党」は「末来の党」と書いたら無効になるの?

「未」の字のの横棒2本が同じ長さだったら無効になるの?

同程度の書き方なら有効に読みとってくれるのか?

その他、疑いはきりがなくわいてくる。

なぜ、マークシート式の選択式にしないのだろうか。

番号を書かせるのでもいいだろう。

もっと確実に識別できるはずなのに、不思議だ。

コメント [自然災害18] 本誌は警告する 不気味な地震雲も出始めた そろそろやってくるM7クラスの首都直下型地震 (週刊現代)  赤かぶ
06. 臆病者 2012年12月24日 11:12:02 : FYD9kKE/sulGE : SKuxdlJRCw
琵琶湖大地震が本格化してるようですね
ほんとに12/29が危険になりそうです
琵琶湖は地下水の異常が顕著に出ているようです
コメント [政治・選挙・NHK141] ついに森ゆうこ参議院議員が立ち上がりました。「未来の党」党首・嘉田由紀子氏の暴走・迷走の党運営に…怒り爆発 山崎行太郎  赤かぶ
36. JohnMung 2012年12月24日 11:13:07 : SfgJT2I6DyMEc : zQxbpldAL2

34. 2012年12月24日 10:54:34 : P7g0do8vRI
     ↑
 ID= P7g0do8vRI は、いろいろ言っているが、これまであちこちのスレでやってきたことは、既得権益亡者(シロアリ)の走狗そのもの!!
 なんとでも言えばよいだろ!
コメント [政治・選挙・NHK141] 日銀法改正を明言=2%目標、次回見送りなら−安倍自民総裁(時事通信) 最大多数の最大幸福
02. 2012年12月24日 11:14:27 : XF7MTTC3G9
>>01
だったら、確実に賃金の上がらないデフレのままで消費税増税を容認しろ。それで満足だろ。
インフレ転換した場合、年金生活者等が不利になるのは明白だが
それでもターゲットレンジは2%。バブル時代は5%だったが年金生活者が困窮していた訳ではない。

コメント [政治・選挙・NHK141] ついに森ゆうこ参議院議員が立ち上がりました。「未来の党」党首・嘉田由紀子氏の暴走・迷走の党運営に…怒り爆発 山崎行太郎  赤かぶ
37. 2012年12月24日 11:15:16 : fZEBnjCl32
総選挙に惨敗した時点で「未来」は存在価値を失った。あげくに亡霊のように嘉田や飯田某や阿部なるものが、徘徊している。森さんは「生活」の人達の先頭に立って離党、新党を立ち上げるべし。今更、小澤さんや森さんが要職についたとしても亡霊共が徘徊している状況が変らなければ、この党は支持されないだろう。所詮、地方の首長や学者くずれに国政なんぞ出来るわけもない。外交、安全保障、経済、社会保障などトータルな政策を嘉田や飯田某ができると思っているのが大間違い。俺たちは小澤さんや亀井さん、森さんたちがついているからそれも可能と判断して支持をした。しかし、今日、小澤さん、亀井さん、森さん等をはずして己らだけで牛耳ろうとするのなら、こんな馬鹿げた党なんぞ誰が応援するのか。森さんの離党、新党立ち上げを心底希望する。
コメント [政治・選挙・NHK141] 野田首相 料理屋でバンザイ三唱に大ヒンシュク 官房機密費の使途を公開しろ (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
84. 2012年12月24日 11:15:49 : ILiTPGkN7Y
野田の「バンザイ三唱」は「本音」なノダ。「本音」といっても「厳しい選挙を制覇した感激」ではなく、安住が述懐する通り、民主党を「純化」したからだ。松下政経塾勢力が民主党を制覇したからだ。
コメント [政治・選挙・NHK141] 安倍氏 中国に「屈したら何回も同じこと起こる」 (産経新聞)  赤かぶ
09. 2012年12月24日 11:16:04 : lRYfivAqeo
だ〜〜れもゲリゾ〜〜内閣には期待してない!!!この先は真っ暗闇だ!!!

「ぼくちゃん、ポンポン痛いから辞めまちゅ〜〜」って事が、また起きそうだな。
覚悟はいつもして置きましょう。是から起きるであろう地震と同じ。

国民はこれから暫らく、時限爆弾抱えて生活するのか????トホホのホ〜だね。



記事 [経世済民78] [中国経済崩壊]ゴールドマンサックス「中国はすごい!猛成長を続ける!買いまくれ!」/モルガン「中国株売りたいだけだろ?
[中国経済崩壊]ゴールドマンサックス「中国はすごい!猛成長を続ける!買いまくれ!」/モルガン「中国株売りたいだけだろ?アジアの世紀は幻想。ポジトークやめろ」
http://www.news-us.jp/article/309382117.html


◆2013年の経済予測で対立したGSとモルスタ
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121220-00000000-sbunshun-bus_all

今年も残りわずか。来年の景気がそぞろ気になりだす。大手金融機関やシンクタンクは相次いで2013年の世界経済予測レポートを発表した。だが、金融資本の2大巨頭であるゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーの予測が対立している。

ゴールドマンは新興国を中心に強気の予測だ。
(1)グローバルな成長=「こぶ」を乗り越えれば、開けた道が現れる。
(2)中国は安定成長を堅持する。13年の中国の成長率はアジアトップの8.1%。
(3)アジア全体(除く日本)も6.9%の高い成長率を維持。
(4)米経済も来年は強さを回復。13年の成長率は1.9%、14年の成長率は2.9%。
 とくに「BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の売り上げが多い企業の株式は内需依存型の企業の株式を負かす」とし、新興国が世界経済を牽引すると読んでいる。


**** これに真っ向から反論するのが
モルガン・スタンレー投資顧問のアナリスト、ルチール・シャルマ氏(新興国とグローバルマクロの責任者)である。シャルマ氏が『フォーリン・アフェアーズ』(11月・12月合併号)に寄稿した巻頭論文「壊れたBRICs」は刺激的だ。

シャルマ氏によると、最近流行の「アジアの世紀」との予測は幻想にすぎず、「中国が米国を抜き去るというのは杞憂に終わるだろう」と指摘する。そのうえで、中国経済の成長率は3〜4%に鈍化すると分析している。そして「中国経済が減速すれば、ブラジルなどの輸出主導型成長も止まり、今後、新興国市場が一斉に伸びることはないだろう」と読む。

さらに、「向こう10年は新興国の失敗が続くだろう」としたうえで、「BRICsという概念ほど混乱を招いたものはない。この4カ国に共通したものはほとんどない」と喝破。BRICsブームを仕掛けたゴールドマンを痛烈に皮肉っている。

はたして13年、世界経済は力強く成長するのか、それとも破綻に向かうのか?

★ちなみに、BRICsの名付け親であるゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのジム・オニール会長は、「安倍政権誕生で日経平均株価は1年で19%上昇する」と予想している。 (ジャーナリスト・森岡英樹)
*******************************************

(以下、2ch抜粋転載)
8.1%!いくらなんでも盛りすぎじゃね!モルガンの言う通り、幻想だ
中国なんて出して来る数字自体がいい加減だから、予測するのに厳密な数字なんて全くの無意味。
悪い詐欺師と最高に悪い詐欺師の対立。
それも裏で脚本書いていたり。
ほっとけば、奴らはアメリカが
世界で嫌われる一環を担っているのだから。

韓国持ち上げまくっといて一番最初に逃げたのがゴールドマン
こう言ってるとことは
中国から撤退済みなんだろう

オレもそう思う。
そしてGSは既に、日本株を買い終わった。

中国の場合、8%成長=実質ゼロ成長じゃなかったっけ?
大本営発表でなら8.1%なんて余裕、GSは嘘をついていない
実際の数値でなら8.1%なんて不可能、モルガンも嘘をついていない
GSのは随分前から風説の流布レベルでしょ。
信じて参考にするんじゃなくて、嘘を利用した金儲けの為にある。
GSは落ち目の韓国ウォンを褒めたり
経済破壊状態の中国を褒めたり 一度強制捜査した方が良いよ
GSはアジアに莫大な投資をしてるから
落ち込んでは困るんだよね
リーマンショックを予想できないんだから経済の予測なんてアテにならん ゆるい波はある程度予想できるが 大きな波は気付けない
これはモルガンスタンレーのが正しいだろうな。
ただし、GSも本当は鈍化すると思ってるんだけど、 自分達が稼ぐために逆のこと言ってるだけだろうけど。

ゼニゲバGSを信じる阿呆がまだいるのか?
金男が本当のこと言うわけないだろ。
すべてポジショントーク。

>BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)
日本がこれから投資するのは東南アジアだから、
BRICsは伸びない。
モルガンスタンレーの見通しの方が正しい。
金男クンは、上海市場で逃げ遅れてんのか?

★ゴールドマン・サックスのハメコミ例
11月7日
ゴールドマン、中国株の買い推奨−トレンドに近い経済成長を予想(1) http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LU9Z4L07SXKX01.html
> (ブルームバーグ):米ゴールドマン・サックス・グループは中国株の買いを推奨した。
 
11月9日
米ゴールドマン:中国工商銀株の売却で11億ドル調達−関係者http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LUEK9M1A74E901.html
> (ブルームバーグ):米ゴールドマン・サックス・グループは中国工商銀行(ICBC)株の売却で
> 11億ドル(約860億円)を調達した。
 
11月10日
ゴールドマン・サックスが中国工商銀株を売却、約1200億円現金化 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1110&f=business_1110_049.shtml
> ゴールドマン・サックスは先月のレポートの中で、中国株が今後反発急伸していく可能性を指摘。
> 工商銀はその最も可能性の高い銘柄として挙げていたばかり。
> そのレポートでは、工商銀行の株価は50%上昇する潜在力がある、としていたが、
> 工商銀の株価は10月4日の最安値更新から9日までの約1カ月で、ちょうど50%反発していたところ。
 
11月18日
中国住宅価格10―15%下落余地―ゴールドマン、JPモルガン http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1121&f=business_1121_089.shtml
> <中国証券報>ゴールドマン・サックスとJPモルガン・チェースのアナリストはこのほど、
> 中国の主要都市の住宅価格になお10%の下落余地があるとの見方をそろって示した。
> 18日付中国証券報が伝えた。
 
11月28日
ゴールドマン:中国株の買い持ち推奨を取りやめ−3週間で転換 http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LVEL2F0D9L3501.html
> ノア・ワイスバーガー氏らゴールドマンのアナリストは28日付リポートで、
> 「これまで推奨してきた中国株買い持ちのポジションを閉じることにした」と記した。
> 11月6日のリポートでは、米S&P500種株価指数に相対的に出遅れていることを理由に、
> ハンセン中国企業株(H株)指数の構成銘柄を選好していると記していた。

まあそう言う事だ
毎回ここまでやってて、まだ金男の推奨に従う奴がいるのが七不思議

【世界の工場】
@先進国がいち早く工業化、人口10数億人
A低賃金によって中国などの新興国が工業化、人口10数億人
B今はインドや東南アジアへ移行中、人口10数億人 
←ネズミ講はここで終了
C電気代の安い国、地政学的利点のある地、民度の高い国などに移る

@はAに喰われ
AはBに喰われる
先進国が持たないから騙し騙しやっても
後10年〜20年でネズミ講は終わる
勝負はCだ。今から対応していかないと日本は負けるぜ
電気代の安定供給だけでは勝てん。安くしないとな




http://www.asyura2.com/12/hasan78/msg/778.html

コメント [政治・選挙・NHK141] ついに森ゆうこ参議院議員が立ち上がりました。「未来の党」党首・嘉田由紀子氏の暴走・迷走の党運営に…怒り爆発 山崎行太郎  赤かぶ
38. 2012年12月24日 11:17:03 : KVSEG3pq0c
トラブルなんて起こってないと思う。
だから分裂なんてない。
自称小沢信者は小沢を過小評価している。

本当に分裂なら純化路線の立てこもり状態になって終わりだよ。
そんな終わりは想定する必要が無い。
終わりが来たなら、その結果だけを受け止めればいいのだから。

コメント [戦争b10] シリア武装戦闘員、化学兵器を準備か?(Voice of Russia) アフターバーナー
03. 2012年12月24日 11:17:15 : IOzibbQO0w
シリア西部で空爆 パン屋に集まった住民100人以上が死亡か
2012.12.24 Mon posted at 09:28 JST 

(CNN) シリア中部ハマ近郊の村ハルファヤで23日、政府軍によるとみられる空爆があり、パン屋の前に並んでいた住民100人以上が死亡した。シリア反体制派が伝えた。
死者の埋葬に立ち会ったという活動家によると、死者は少なくとも109人で、このうち身元が確認されたのは69人。確認できないまま埋葬された遺体や、現場から収容されていない遺体もある。病院は負傷者でパンク状態だという。
また、現場を訪れたという反体制派の地域調整委員会(LCC)のメンバー、マフムード・アラウィ氏はCNNに「路上に何十人もの遺体が散乱し、住民はショックと恐怖で混乱状態に陥っていた」と話した。
同氏によると、この地域では約1週間前からパンの材料の供給が途絶えていたが、22日に支援団体から配給があり、この日は多くの住民がパン屋の前に並んでいた。ロケット弾4発が撃ち込まれ、建物は崩壊したという。反体制派武装組織、自由シリア軍が最近この村を掌握してから、人の集まる場所を狙った政府軍の砲撃が相次いでいると、同氏は指摘する。
国連によると、同国では寒くなるにつれて食料不足が深刻化し、推定250万人以上が人道支援を必要としている。

コメント [政治・選挙・NHK141] 「脱原発」に向けて、共産党との共闘をあきらめるのはまだ早い 鴉
07. 2012年12月24日 11:19:00 : Kwv1xPEfUQ
今回の自民党から共産党までの投票先の分散をみれば、
脱原発のみで政党はつくれまい。

中道というべき民主党の惨敗は、
支持基盤の縮小でもあっただろう。

皮肉だが、格差が拡大して労組が体制から振り落とされれば、
それなりの結集は現実味を帯びてくると思う。


コメント [政治・選挙・NHK141] 東京都民の皆さん、都知事選に投票して衆院選に投票しない人っているんですか? 往ける者
140. 2012年12月24日 11:19:02 : 2Vwna7ir3e
>>139
いろんなところで辻褄あわすんかねえ?

1日後に出てきた票やら数え間違いやらで選挙結果が覆るならいざ知らず、当選
結果に直通する数字なんだから、ベタに張り付けりゃ1日でも時間ありすぎだろ。

システムに乗っけるにしても選挙終わってから作り出すわけはないし・・・

もうこりゃ『不正しました』という自白だよ。

オレは今回、どうしても支持出来る政党も公約もなかったから、投票行かなかったけど、
もしかして投票所に来た有権者は多かったのかも知れんな・・・行ってないからわからん。

とりあえず、各党の開票立会人を集めて、開票作業の報告会やらやって、報告書の
とりまとめを各党のHP上に掲載してもらいたいね。

やらないなら、全政党この結果の捏造に賛同・協力したということになる。

日本の大政翼賛会体制は、既に完了済みってわけだ。

まあオレは既にそうなってるから、政治家は不要だと常々言ってきたわけだが・・・

コメント [政治・選挙・NHK141] 不正選挙 『未来』の1000万票が どこかに 消えた !?(遠い森 遠い聲) 会員番号4153番
71. 2012年12月24日 11:19:09 : fCZ83cf8p2
2,3日前にUチューブ見ていたら近くにリチャードコシミズ氏のもあり、ついでに何気なく聞いてると今回の選挙の解説の模様、が日付け見てビックリ、ナント
5月7日の京都講演と書いてある。 ズバリ今の状況と同じことをこの時点で言っている。ネットで名前はよく聞くが特に関心持っていなかった人なので余計驚いた。 それにしてもあまりに流れが急激で頭の整理がつかない状態だ。自分など
ネットの入り口付近でウロついている時代おくれの中年オヤジにすぎない気がしてきた。
コメント [政治・選挙・NHK141] ついに森ゆうこ参議院議員が立ち上がりました。「未来の党」党首・嘉田由紀子氏の暴走・迷走の党運営に…怒り爆発 山崎行太郎  赤かぶ
39. 2012年12月24日 11:19:32 : TTzHwB6oS2
抗争でも、解党でも、好きにすればよい。
はっきりしたことがある。
小沢一郎氏は政界再編の真ん中には立てない。
まとめる力がない。

コメント [政治・選挙・NHK141] 「政治は権力闘争であり、嘉田はそれに向かない。小沢を外すと、比例票がさらに去る。わからないのか。」 兵頭正俊氏  赤かぶ
90. 2012年12月24日 11:21:55 : Ekf8zBkMvw
今回の選挙の敗因は、
その理念は正しいにしても、「未来の党」の「役不足」であることは明らか。
その役不足は、人材育成が根本的解決策である以上、
一朝一夕に解決することはできないにしても、
今できることは、今対応すべきである。
まずは小沢氏を要職で起用して、党のため、国民のためにその力量を活用すべきである。
それができないのなら、未来の党は人材が育つ前に第二社民党になってしまうだろう。



コメント [政治・選挙・NHK141] 今回の選挙の未来の党壊滅は小沢・鳩山ラインが日本の真の独立に動いた事に対する反撃。今、覚醒者が増えている希望あり sagakara
26. 2012年12月24日 11:23:10 : yY24VYsclz
マスコミを自由化しなくては日本に真の民主主義は育たない。
今の日本は、政治家でさえマスコミには太刀打ちできない。つまり政治もマスコミの下に組み込まれている。
日本の場合、マスコミを支配すれば何でもできるということ、さらにマスコミと国家権力(官僚)が結びつけば、何でもできる恐ろしいことになります。
その結果、民主主義は崩壊し、アメリカ並みに1%の人間が99%の富を奪う時代が日本にもやってくることになる。
国民は愚かでそのことに考えが及ぶものは少数でしかない。
かってはマスコミも戦争体験者で構成され権力の怖さを身を持って知っていたが、今はそれも知らない戦後世代、バブル世代となっている。
マスコミの入社試験では早稲田、慶応、東大は受付が異なる。
NHKでさえ2割が早稲田、マスコミは学閥で上から下まで結束している。
これを破壊することは容易ではない。


コメント [政治・選挙・NHK141] 安倍氏 中国に「屈したら何回も同じこと起こる」 (産経新聞)  赤かぶ
10. JohnMung 2012年12月24日 11:23:31 : SfgJT2I6DyMEc : zQxbpldAL2

 この方の動向を考える上で、背景と性癖を抑えておくことは、必須でしょう。

 今日はイブ、年の瀬も押し詰まってきたが、この世は未だ、大いなる”怪”と深まる”闇”の中。深まりはこそすれ、晴れやらぬ。
 この国では、小浜(オバマ)を藪(ブッシュ)と間違えて、国際的にアホ扱いされる御仁が近々、総理になられるそうな!
 この話を聞いて、一瞬、安倍ちゃん、秋吉台に山登りで、キジ撃ち(大便)に行ったかと思ったよ。秋吉台はカルスト台地なので、ブッシュ(藪)を見つけるに苦労したろうな〜んちゃって!

 ・勇ましき 安倍を取り巻く 暗き陰
 ・安倍自民 公約ずらし 擬態なり

 おやおや、竹島の日で、勇ましいこと仰っていたが、止めちゃったの。
 尖閣は? 靖国は? 
 だから、言ったじゃないの! 臆病な奴ほど、強がってみせるって。
 やれやれ、先が思いやられるな!
 できもしないこと、言うなよ! なあ、安倍ちゃん!

 公約ずらしに、公約破りの布石等々
 参院選が終わるまでの擬態だって!!
 おやおや、そこまでやるの? 呆れかえるのひっくり返る!

「自民党・CIA・統一教会・北朝鮮が一体物だという事実がよくわかる秀逸な資料集ですね。」
 http://richardkoshimizu.at.webry.info/201007/article_48.html

コメント [原発・フッ素29] 双葉町の井戸川町長から「町民の皆様へ」と題した文章が話題 (日々雑感)  赤かぶ
44. 天然居士 2012年12月24日 11:23:52 : MdXufVxTjEdHg : QtNLGYF72Y
>>41
井戸川町長が評論家ならいいよ。正論を吐き、東電や国を糾弾し妥協を拒否するだけで双葉町民の生活が守れるのか。
きちんと国や県、東電と向き合い協議しなければ、生活再建計画や補償金交渉も進まないだろう。
除染土の中間処理施設でも、東電から補助を受け取っていない町が、原発でおいしい思いをした双葉町の分を引き受けるはずがないだろ。一切協議にも参加しないというのは、町長としての責任放棄だ、と言われても仕方ない。
かつて、町職員の不祥事で、町民への義捐金受け取りを独断で拒否した人だ。町民の生活を守れない人には町長の資格がない。井戸川氏は町長を辞め、評論家に転身すべきだ。

コメント [戦争b10] 日本はなぜ、情報戦で中国に負けたのか?第2次大戦時、中国のプロパガンダに敗れた日本は、また「いつか来た道」をすすむのか? 大西健二
13. 2012年12月24日 11:24:09 : o53g8E0QKI
12さん

 今はどうか知りませんが
かっての日本語放送は酷かった。
まさに悪口雑言罵詈雑言のデパート。

よくもあそこまで汚い言葉で罵れるかと言う程でした。
それにしてはやたら流暢な日本語だと思ったら
中国に密航した日本人共産主義者が協力していたらしい。

それにしても
他国のプロパガンダを真に受けて
それと一緒になって自国を貶める人達の
なんと多い事か。

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