★阿修羅♪ > アーカイブ > 2013年4月 > 18日00時01分 〜
 ★阿修羅♪  
 
2013年4月18日00時01分 〜
記事 [自然災害18] 震源と震央の区別を言い立てていられる方へ
4月13日朝5時半のマグニチュード6の地震は今後起こる若狭湾周辺の地震の予告
http://www.asyura2.com/12/jisin18/msg/798.html
投稿者 taked4700 日時 2013 年 4 月 13 日 14:00:36: 9XFNe/BiX575U

のコメント14で自分が「ちなみに直下型地震ですから震源距離、つまり、震源が水平距離で200キロ離れているという意味ではないですよね。」と書いたことを持って、その後、「『震源』と『震央』の区別すらついてない」というような形で繰り返しコメントをくださる方がいます。

確かに、自分が「ちなみに」というような表現を使ってけなしたような形になってしまったのは申し訳ありません。しかし、「いい加減、地震の被害想定をマグニチュードで語るのは止めて欲しいもんです。」というような発言も言われる立場からしたらあまりいい気はしません。

ともかく、http://www.asyura2.com/12/jisin18/msg/814.html#c1 での「で、震源と震央の区別はつくようになったかい?」というような発言は止めにしましょう。



http://www.asyura2.com/12/jisin18/msg/815.html

コメント [政治・選挙・NHK146] 「TPP反対」に大学教員870人が賛同した理由 [慶大教授 金子勝の天下の逆襲] (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
36. 2013年4月18日 00:06:40 : 174m0Z3eDo
人にバカと言うヤツほど、自分がバカであることに気がつかないバカ。
コメント [政治・選挙・NHK146] 対話の会、もろ刃の「親離れ」 嘉田氏ポスト廃止 オロンテーア
01. 米犬 2013年4月18日 00:07:51 : PUHl6PtDGaXFs : 4Q80R8Zler
小沢のオレオレ詐欺に騙された嘉田氏が悪い
普通に考えれば小沢が狙っているものはわかるはず

悪の組織と一度付き合うと人生終わることが多い

コメント [政治・選挙・NHK146] 自民党に代わる受け皿を作り国民の政治への関心を取り戻す 小沢一郎代表大阪記者会見(2013年4月12日)  赤かぶ
13. 2013年4月18日 00:11:46 : WO6WogXg3A
気違い集団、VAKAクラブのメンバーである新自由主義クラブ。人の生き血を吸うヒルのようなニューギニアウォーム。小沢のことより下痢に悩む下痢馬鹿首相や、漢字もろくに読めない漫画お宅の麻生馬鹿太郎のことを心配するのが、先だろう。暇な奴っちゃな。このVAKAの盗賊一味よ。うざいだけだ。
コメント [政治・選挙・NHK146] 「TPP反対」に大学教員870人が賛同した理由 [慶大教授 金子勝の天下の逆襲] (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
37. 増税反対 2013年4月18日 00:12:44 : ehcoR2LmdzYII : D9cvjI5T92
学者さん達、あんたらいっつも行動が遅すぎるんだよ。

だから学者は世間知らずと馬鹿にされるんだ。

今後大胆な抗議行動に移らないんなら、これは単なるマスターベーションに

すぎないって事になる。

コメント [自然災害18] 4月17日の三宅島での震度5強の地震について taked4700
02. taked4700 2013年4月18日 00:13:34 : 9XFNe/BiX575U : G6oET5LhDk
震度5強の地震以後、三宅島近海では18日午前0時までに20回の地震が起こり、その19回目はマグニチュード4.1でした。それまではマグニチュード2から3でしたから、まだエネルギーが相当に供給され続けていることを意味しているはずです。ただ、このマグニチュード4.1の地震は震源深さが10キロであり、他の地震は震源深さが20キロの様子ですから、この震源付近の局地的なゆがみの解消であった可能性もあります。

どちらにしても、ここまで群発地震が続くことは珍しく、大きな地殻変動となっていることは確かです。

コメント [政治・選挙・NHK146] なぜアメリカを阻止できなかったのか −大学教員839人の告白− (パロディとして) sarabande
08. 2013年4月18日 00:14:39 : Uc7w461tkQ
もしかして、愛ちゃん、図星されまくって、焦ってるのか?
コメント [原発・フッ素31] 福島県内の子どもの内部被ばく検出人数はゼロ 国内から初、食事による内部被ばく影響論文 (週刊ダイヤモンド)  赤かぶ
21. 2013年4月18日 00:15:53 : 0uakbCRtKo
>「福島県内の土壌の汚染から危惧されていた内部被ばくのレベルよりも、
>住民の実際の内部被ばくの水準はかけ離れて低く、健康に影響がでる値
>では到底ない」(早野教授)ということだ。

>だが、この検査結果数値では、測定された住人が1日どの程度の放射性
>セシウムを摂取しているかなどの詳細はわからなかった

住人が1日どの程度の放射性セシウムを摂取しているかなどの詳細が分りもしないのに何で「住民の実際の内部被ばくの水準はかけ離れて低く、健康に影響がでる値では到底ない」(早野教授)なんて結論を出せるのよ?

住民が何も食べていない、何も飲んでいないと仮定して言っているのか?


コメント [議論30] 『天使の分け前』失業中のスコットランド人の若者に関する、余り厳しくないお話 グッキー
12. グッキー 2013年4月18日 00:17:29 : Cbr3d6O9vj7Mc : OIxNYWfJog
>>09さん

>が、もっとも批判的な態度がその建設的なエネルギーを奪うことになり、自らの足を引っ張るという事にも気づいて欲しいと思っています。やり方としては色々在るという所なのでしょうが、いろいろ在るからこそ、どうまとまる事がもっとも良い結果を生むのかをも一緒に考えて行けたらなと思います。

私は人々が認識することにより社会が変わっていくのだと考えています。
奴隷制度が悪いと人々が認識したからこそ、奴隷制度が無くなったのだと。

人は知識を遺伝する生き物だと言います。
色々な人が色々と発信し、それが良いと思えば取り入れ、
間違いと思えば捨て去れば良いことだと思います。
そうやって知識は遺伝していく。
ネットの普及が知識の遺伝を飛躍的に早めたと思います。
その分、社会の変化も早くなると考えています。

しかしお魚さんは言った。
「俺たちに観測出来ないものは存在しない」と
人間という体、頭脳を通してしか観測、認識、思考をできないのが
もどかしいです。

コメント [政治・選挙・NHK146] 4月16日 最高裁、マスメディアは反論をして下さい!『「小沢検審」を架空議決と結論付けた7つの理由』(一市民が斬る!!) 赤かぶ
21. 2013年4月18日 00:19:31 : A4GQ7o9O02
妄想です。

ただひとり、良心的な若手事務官がいたとして、
たまたま検◯審議会の大掛かりなウソに気がついてしまったとして
内部告発できるであろうか?
若手事務官「××課長、少しご相談したいことがあるのですが」
××課長「◯◯君、君の言いたいことはわかっている。しかし、君はもう既に
我々と同じ罪を犯していまっているのだよ。もう少し賢い大人になりたまえ。」
◯◯事務官「・・・しかし、・・・」
××課長「それが、大人になるということだよ。君が気付いてしまったことは
墓場まで持っていくことだね。君の今後の出世は我々にまかせておきなさい。
悪いようにはしないから」
◯◯事務官「・・・ハア、・・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一市民さん、こんなもんでどうでしょうか?(笑)

コメント [政治・選挙・NHK146] TPP前哨戦の第2ラウンドもNZに完全敗北か、米国の自動車と保険の次はNZの農業 (Shimarnyのブログ)  笑坊
04. 増税反対 2013年4月18日 00:20:06 : ehcoR2LmdzYII : D9cvjI5T92
単純に考えて農業分野だけ見ても国の税収減は莫大な金額に

なるし、農業分野への補助金や離農者への支援金も想像を絶する額に

なりそうだ。それでいて土地改良事業などの予算は大幅に増やしている

んだから、自民党と公明党のやってる事は支離滅裂だと思う。

コメント [マスコミ・電通批評13] <NHK受信料訴訟>東横イン、未払い争う姿勢 初弁論(毎日新聞) こーるてん
06. スクランブル化しろよNHK 2013年4月18日 00:20:33 : wBMvRUvLzwGzo : FpBVikkfdU
この裁判は国民vsNHKの代理戦争みたいなものだから。

東横インには「空き室だろうが全部屋を払え」で5億5千万円を要求
レオパレスに対しては「客が払うからまぁいいか」


NHKが主張する放送法64条1項に該当する契約対象者は適当w

コメント [政治・選挙・NHK146] 都市市民には一人半票しか与えないアベマンダー (植草一秀の『知られざる真実』)  笑坊
09. 2013年4月18日 00:20:53 : YxpFguEt7k
山口一臣氏
「国民主権をうたった立憲民主国家ならどこでも、憲法改正のハードルは高く設定されています(硬性憲法)。ハードルは高くとも、改正すべきは改正されています。96条を緩和するというのは、立憲民主国家の標準から外れ、三流国家になるということを意味しています。本当にそれでいいんでしょうか。」
https://twitter.com/kazu1961omi/status/324531529424441346

まぁ、低脳首相を7割が支持するというB層ワンダーランドでは「三流」がお似合いでしょうなぁ…
ともあれ、参議院1/3以上確保! 目標、承知いたしました。

植草氏、がんばってください。応援しております。

コメント [原発・フッ素31] 高岡市、今月26日からがれき本格受け入れ (KNB NEWS)(富山県) こーるてん
03. 2013年4月18日 00:21:44 : FfzzRIbxkp
地震が起きるたび被害がでるたびに、保険の見直しをして新たに保険に加入しようというきっかけになっていませんか。

ガレキを広域で処理すると言われて、健康被害がでるかもしれないから、新規に医療保険に加入しよう、特約を追加で申し込もう。そういう方もいるのではありませんか。

311前から保険会社の売り込みが執拗だったけど、すごいなこりゃ。

私用で私も現在加入している保険の見直しをしたのだけれど、
日本の民間保険でカバーしている範囲が広すぎる、国民皆保険のカバーが広すぎるという理由で米国の保険会社がいちゃもんつける、TPP.
かなり厄介。どっかのシンクタンクは医療は問題ないとかぬかしているけど、
問題ないわけが、なーーーーーーーーーーい!!!!!!



コメント [政治・選挙・NHK146] 法律が大の苦手な僕が改憲問題を論じる必要に迫られる理由 「民主主義、そろそろやめにしませんか?」という自民の提案 ダイナモ
04. 2013年4月18日 00:22:15 : YxpFguEt7k
山口一臣氏
「自民党の憲法改正草案がダメダメなのは、憲法のなんたるかをまるで理解しないでつくっているからです。憲法は国家権力を縛る法です。その観点からしっかり改憲案を考えるべきだと思います。」
https://twitter.com/kazu1961omi/status/324533539569795072

自民党案…0点。再提出。

コメント [マスコミ・電通批評13] <NHK受信料訴訟>東横イン、未払い争う姿勢 初弁論(毎日新聞) こーるてん
07. 2013年4月18日 00:26:23 : MDEZS7lxow

★レオパレス入居者がNHK受信料を断る方法★

「テレビはレオパレスが置いたもの」とし、いわゆる「協会の放送を受信できる設備の設置者」ではないと主張すればよい。

放送法第64条1項但書
「ただし、放送の受信を目的としない受信設備…のみを設置した者については、この限りでない」
テレビをインテリアとして置いてあるだけの場合や、ビデオやDVDなど再生専用に使用する場合の受信契約は不要です。


コメント [カルト11] ここまで言ったら殺される?キリスト教は仏教。イエスは仏陀。キリストが行った復活のトリック。 会員番号4153番
06. 2013年4月18日 00:27:55 : sa6dnuDU4H
>>02
刑法犯として捕まっているが本当は政治犯なので死刑にはならないでしょう。
戦前の宮本賢治も刑法犯として捕まっていたし、過激爆弾組も死刑になってないし。
コメント [マスコミ・電通批評13] <NHK受信料訴訟>東横イン、未払い争う姿勢 初弁論(毎日新聞) こーるてん
08. 2013年4月18日 00:29:37 : MDEZS7lxow

ワンセグ機能付き携帯電を電話専用として使用する場合は受信契約は不要です。

ワンセグ機能付きカーナビをカーナビ専用として使用する場合は受信契約は不要です。


コメント [政治・選挙・NHK146] 法律が大の苦手な僕が改憲問題を論じる必要に迫られる理由 「民主主義、そろそろやめにしませんか?」という自民の提案 ダイナモ
05. 2013年4月18日 00:29:49 : zBYc960RaI
なるほど正気の沙汰でないな。

コメント [原発・フッ素31] 首都圏などで奇形タンポポが頻出 (とある原発の溶融貫通(メルトスルー))  赤かぶ
65. 2013年4月18日 00:30:46 : 1gQ5WahB12
例年は、ゴールデンウィークに満開となる
藤の花が、なぜかすでに8分咲き。
京都市。

やばいオーラがはんぱない。

コメント [憲法3] 「護憲=9条守れ」という古いステレオタイプからそろそろ卒業して、もう一歩進んでみよう(Afternoon Cafe) gataro
27. humannature 2013年4月18日 00:32:49 : pc9NoIVwYle7w : HpWtTzv9t2
そもそも自民党は憲法改正案の説明に於いて
「立憲主義」「天賦人権論」「自然法概念」
を否定すると明確に主張しており、
「国家に対する国民の義務」を明文化すると言っているのだから。

天皇機関説を否定した「国体明徴」と同じ。
そもそも彼らが理想とする国家は国体明徴運動後の
立憲主義を否定した大日本帝国なのだから。
日本維新の会(Japan Restoration Party=日本王政復古党)が賛同するのも当然。

今回の改憲は維新(王政復古)なんです。

コメント [原発・フッ素31] 甲状腺障害用ロシア製ハーブサプリ ENDONORM、 けなされてもけなされても投稿する私 爺さん
10. 2013年4月18日 00:32:56 : RtHpc6Pa3U
だれかしらは貶してる投稿かもしれない。
けれどもすでに400超える閲覧数を記録している。
手遅れだ、なんて、誰だっていやなもんだ。
副作用が少ないならと試してみたい場合は誰にだってあるだろう。
実際、薬品成分の作用機序はわかってないものも少なくない。
だが効果があるから使用されてる成分がある。
薬理効果のある部分はひょっとしたら、ほかならぬこれを飲んだら効いた、という
暗示の精神論が占めてるのかもしれない。
原子力過酷事故のさなか、厳しい状況であることを斟酌する時、
誰だって、費用と副作用が少なくて済むなら新たな選択肢の紹介は歓迎のはず。

コメント [憲法3] 特集ワイド:憲法96条改正に異論あり 9条を変えるための前段、改憲派からも「正道じゃない」(毎日新聞) gataro
19. 2013年4月18日 00:33:43 : uQoMREnIUM
第27回(4月17日):又市征治 議員

それでも、維新の会は自民党に付いていくの?

http://www5.sdp.or.jp/special/kenpo/img/27mataichi.jpg

 朝日新聞(4月11日号)の「天声人語」によれば、4月9日、維新の会の橋本代表は、所属国会議員団に次のように憲法観を語ったという。曰く「憲法というのは権力の乱用を防ぐもの、国家権力を縛るもの、国民の権利を権力から守るものだ。こういう国を作りたいとか、特定の価値を宣言するとか、そういう思想書的なものではない」「きちんとした憲法論を踏まえなければいけない。国会での議論を聞いていると大丈夫かなと思う」と。安倍首相なり自民党を批判しての言のようだ。憲法28条や19条を無視して労働組合を敵視し、思想調査や弾圧を行う橋本氏にこう語られると違和感を覚えるが、この憲法観そのものには同意できる。

 安倍首相なり自民党の憲法観は、「国家権力を縛るもの」ではなくて「国民を縛るもの」に改悪したいというものだ。したがって両者の考え方は180度違うようだが、憲法三原則をねじ曲げたり、放棄しようということには協力するという。これで矛盾を感じない頭の構造はどのようなものであろうか。政治遊戯としかいいようがない。

(2013年4月17日 社民党幹事長 又市征治)

http://www5.sdp.or.jp/special/kenpo/27mataichi.htm

コメント [自然災害18] 地下水湧出、マグマだまり10km上昇で富士山の噴火近づくか (NEWS ポストセブン)  赤かぶ
08. 2013年4月18日 00:34:55 : BMrorzPuak
>>火山灰が10センチでも積もりゃどうなります?
>>ちょっと想像の域を超えてますがね。

スレートの瓦が数ミリ、陶器瓦が15ミリの厚さである。
その陶器瓦は家屋にとっては非常に重たいものだとされる。

10センチの厚みの鉱物が積み重なるということは 100ミリの瓦 を敷き詰めることになるので当然重すぎて屋根がぬけて落ちてしまうことでありましょう。
ギシギシミシミシとなって家のなかにいては非常に危険な状態になるということだ。


コメント [政治・選挙・NHK146] ニュージーランドに「聖域なき関税撤廃」を迫られ安倍内閣大ピンチ (陽光堂主人の読書日記)  笑坊
20. 2013年4月18日 00:35:04 : sa6dnuDU4H
ニュージーランド、以前は乗用車の関税数十%も取っていたのに
自由化できわめて低くなったはず。
これだけ自由貿易に尽しているのだから、自国の強い乳製品も関税下げろと主張するのは当然。

実際に、日本では極低品質の国産チーズとかを平気で売ったり、
この数年、無塩バター不足でどこに行っても手に入らない時がいつもあったりだから、
こんな国産乳製品産業を保護しろというのは生産者優先で国民無視にもほどがある。

コメント [自然災害18] 震源と震央の区別を言い立てていられる方へ taked4700
01. 2013年4月18日 00:38:07 : yWJRFD9wyQ
taked4700 さん
さきほどの投稿、および書き込み読みました。

不快な書き込みはあるとは思いますが
これからも、情報提供お願いします。

コメント [自然災害18] 地下水湧出、マグマだまり10km上昇で富士山の噴火近づくか (NEWS ポストセブン)  赤かぶ
09. 2013年4月18日 00:38:44 : BMrorzPuak
宝永噴火ではなくて貞観の噴火になることが恐ろしいよね。

東北の地震と津波が1000年前の規模であったから富士山まで1000年前と同じ規模の貞観の超巨大噴火になりゃしないだろうかって皆心配しているわけだ。



コメント [原発・フッ素31] 大飯原発 運転差し止め訴訟 却下 妹之山商店街
13. 2013年4月18日 00:40:34 : DyqATANGFY
この裁判は、活断層問題もあるが、原告は、制御棒落下時間問題に最大の力を入れていた。
加圧水型では、制御棒は、燃料棒の上に電磁石で釣ってあり、ことがあったときに、2,2秒以内に落下することで、原子炉の暴走を止めることができるとされている。
この落下速度は、地震動で妨げられる。
従来、活断層の2連動地震の予測値では、落下時間は2,16秒で、2,2秒内に収まった。ところが、最近の調査で、3連動の可能性が存在することがほぼ間違いないことになった。3連動になると、2,38秒になって、2,2秒を超えてしまう。
そこで、関電や(当時の)保安院が最初に行った汚い手口は、2連動の落下時間を評価し直して、これを1,88秒とすることで、この基準に基づけば、3連動も1,98秒になって、2,2秒内に収まることになる。当時、保安院は、公式な確認もない関電のこの数値を、安全委に送る書類に、こっそり「資料」として忍びこませたが、政府交渉の場で暴露され、そのままでは使いづらくなって、大飯原発愛稼働の際には、この問題事態をごまかして強行突破を行った。
そのため、今回の訴訟でも、この制御棒落下時間問題が、一大争点に上ることになった。
この裁判で、当然のことながら、この落下時間問題で、関電が、2,2秒に収める根拠を出すことなどできず、驚くことに、関電は、「2,2秒は、地震の際には適用されない」などと妄言としか言えないようなことまで言い出したようだ。
裁判では、原告側が、関電の手前勝手で、論拠とも言えない論拠を完全に論駁したところで結審となった。
ところが、判決は、仮処分却下、関電勝利なのである。
一体、どんな論拠で、原告の申請を却下できるのか?????
「2,2秒は、安全解析評価上の観点から設定された時間であり、安全性に対しては一応の目安となる評価基準にすぎず、これを越えたとしても直ちに具体的危険性が肯定されるものではない」(判決理由骨子より)

判決理由骨子
 ↓
 http://www.jca.apc.org/mihama/ooisaiban/hanketsuyoushi_20130416.pdf

これでは、すべての安全基準について、「安全性に対しては一応の目安となる評価基準にすぎず、これを越えたとしても直ちに具体的危険性が肯定されるものではない」と、基準逸脱を正当化できる。
裁判所の腐敗はかねてからのものだが、ここでは、司法の装いすらなげすてて、「関電支社大坂地裁」の実態を恥さらしにさらけだした。
小野憲一判事の名は、歴史に残さなければならない。

自分は東京在住で、詳しい経緯などは分からないが、下のサイトなどで内容を検討してほしい。

美浜の会、「不当判決糾弾」
 ↓
 http://www.jca.apc.org/mihama/


コメント [政治・選挙・NHK146] どっちが払ってる!?首相と会食 大メディアのトップたち (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
06. 増税反対 2013年4月18日 00:43:39 : ehcoR2LmdzYII : D9cvjI5T92
安倍もたまには居酒屋で日刊ゲンダイの社長と

日本の将来について会談でもすればいいんだ。

コメント [お知らせ・管理21] アラシ認定者のコメント報告スレ 管理人さん
22. 2013年4月18日 00:43:40 : sa6dnuDU4H
この板、八丁蔭楼氏以外のほとんど全員、
少なくとも>>01>>13が実はiYAOだったりしたら凄く面白いんだが。


コメント [原発・フッ素31] ヤマシタはとんでもない野郎だ <福島県の子供の「甲状腺エコー」写真を米国で大量に公開していた>  赤かぶ
77. 2013年4月18日 00:43:43 : G8Uw33F5tk
この人のコメントを読むと、内部被爆だけと証明されてないのを指摘してるだけじゃない?偉そうに書いてるけど反論してないし?なんか恥をさらしてるっぽい。
コメント [経世済民79] 日銀、金利1%上昇で銀行損失3.2兆円 金融システムレポート---(日経)ついに日銀、今までの嘘を事実上認める。 ミスター第二分類
04. 2013年4月18日 00:44:03 : mHY843J0vA
>>02
>バーゼルVの国内規制が実施され、会計上の「満期保有の債権」だけでなく「その他有価証券」に区分される債券の「含み損」は自己資本から控除しないように基準が変更

仮に会計基準が改正され、簿価評価が可能になり、名目上債務超過に見えないとしても
キャピタルフライトが発生し。国債金利が急上昇した場合、
投資家から見れば銀行の実態は明らかでしょう


>国債価格が暴落したとても、満期まで保有しつづければ、損失は発生しない

実質的に債務超過だと預金者が信じれば、急激な引き出しが生じます

貸剥がしや国債売却に追い込まれ、手元資金が尽きれば、その時点で業務停止、つまり破綻に追い込まれることになるでしょうね

それを避けるためには、事前に日銀特融や政府からの資本増強が必要になりますが
そうした対策を行うこと自体が、円安インフレを加速することになります



コメント [政治・選挙・NHK146] 《PC遠隔操作事件》 公判前整理手続が決まる  江川 紹子  赤かぶ
01. 2013年4月18日 00:45:59 : 4xrkurlgyI
公判前手続き5月22日 遠隔操作事件で東京地裁
2013/4/17 22:05

 パソコンの遠隔操作事件で、東京地裁(大野勝則裁判長)は17日、IT関連会社社員、片山祐輔被告(30)=ハイジャック防止法違反罪などで起訴=について、争点や証拠を絞り込む公判前整理手続きの第1回協議を5月22日に行うと決めた。記者会見した弁護人が明らかにした。

 弁護人は4月末までに無罪を主張する書面を地裁に提出する意向を示した。

 片山被告は3月、日航への爆破予告など3事件で起訴された。今月11日には福岡市の男性の誤認逮捕につながった2件の犯罪予告について、威力業務妨害と脅迫の疑いで再逮捕された。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1703Q_X10C13A4CC1000/

コメント [政治・選挙・NHK146] 小泉・菅・野田・安倍政権は、それぞれが「シングル・イシュー・ポリティクス完遂型」で使い捨てなのか!? (神州の泉)  かさっこ地蔵
04. Panbet 2013年4月18日 00:47:12 : 4eawpyhzNkpGg : 4uHhpnxmpQ

実に鋭い論点です。たとえば小泉純一郎がひたすら「郵政民営化!」とわめき続けたのが典型的な例ですが、それにうなされたかのように日本人は、小泉を熱狂的に支持し、とんでもない目にあった。

     以上から導き出される悲しい悲しい結論ーー。「日本人は馬鹿みたいなシングルイッシュー、ワンフレーズで簡単にだまされてしまうおめでたい民族だ。しかもそのことにいつまでも気づかず、何回でもころころだまされてしまう国民性だということ」。

     どうか、そんな愚挙が繰り返されないよう、日本人がもっと賢くなるよう願わずにはおれない。

コメント [政治・選挙・NHK146] TPP前哨戦の第2ラウンドもNZに完全敗北か、米国の自動車と保険の次はNZの農業 (Shimarnyのブログ)  笑坊
05. 2013年4月18日 00:49:36 : sa6dnuDU4H
>>02
ニュージーランドはアメリカに対しても乳製品関税撤廃を要求するでしょう。
この国は以前は数十%だった自動車輸入関税を自ら下げたのだから、
それだけのことを言う権利はあるはずです。
コメント [政治・選挙・NHK146] TPP前哨戦の第2ラウンドもNZに完全敗北か、米国の自動車と保険の次はNZの農業 (Shimarnyのブログ)  笑坊
06. 2013年4月18日 00:50:25 : sa6dnuDU4H
>>02
ニュージーランドはアメリカに対しても乳製品関税撤廃を要求するでしょう。
この国は以前は数十%だった自動車輸入関税を自ら下げたのだから、
それだけのことを言う権利はあるはずです。
(日本がアメリカに対しトラック関税を下げることを要求してもおかしくなかった程度には)
コメント [経世済民79] 日銀、金利1%上昇で銀行損失3.2兆円 金融システムレポート---(日経)ついに日銀、今までの嘘を事実上認める。 ミスター第二分類
05. 2013年4月18日 00:52:11 : mHY843J0vA

信用不安が生じ、預金者の取り付けが発生するリスクは、0だと思わない方が良いでしょうね

http://tosi.iza.ne.jp/blog/entry/3002749/
 ソウル貯蓄銀行と嶺南(ヨンナム)貯蓄銀行が15日付けで営業停止となった。両銀行の大株主になった預金保険公社(預保)は市場の環境などを考慮して、これら銀行を第3者に売却する方針だ。

 金融委員会は同日、臨時会議を開き、両銀行に対する営業停止を決定した。貯蓄銀行業界は、両銀行に続き下半期(7〜12月)に追加で淘汰される貯蓄銀行が出てくるのではないかと緊張している。

●後順位債権投資者の被害は避けられず

 金融当局は同日営業停止となった2ヵ所の貯蓄銀行に対し、昨年末、経営改善命令を下した。「国際決済銀行(BIS)基準自己資本比率1%未満、純資産マイナス」という営業停止基準を急いで解消できなかったら、退出されるという事前警告だった。

 ソウル貯蓄銀行は親企業の熊津(ウンジン)ホールディングスが企業再生作業に入ったため、資本拡充に失敗して営業停止の手順を踏むことになった。既に退出された韓国貯蓄銀行の系列会社の嶺南貯蓄銀行も親会社の退出以後、預保の管理を受けてきた。嶺南貯蓄銀行の昨年11月末基準の純資産額はマイナス110億ウォンで、BIS自己資本比率はマイナス1.70%だ。

 営業停止の決定で両銀行は預保が設立した架け橋貯蓄銀行に吸収される。ソウル貯蓄銀行はイェジュ貯蓄銀行へ、嶺南貯蓄銀行はイェソル貯蓄銀行へ殆どの負債と資産が移転される。預金者の混乱を最小化するため、週末を利用して架け橋貯蓄銀行へ資産と負債を移して、18日(月曜日)にすぐ営業を再開する。

 預金者保護対象の5000万ウォン以下の預金者は被害がないが、5000万ウォンが越える預金者と高順位債権投資者の被害は避けられない。両銀行の場合、預金者保護対象から外される5000万ウォン超過預金者は74人で、彼らの総預金額は7270万ウォンぐらい。両貯蓄銀行の後順位債権個人投資額はソウル87億ウォン(236人)、嶺南137億ウォン(388人)ぐらいと知られた。

●営業環境は日増しに悪化

 貯蓄銀行の営業停止が始まったのは11年。1月に三和(サムファ)貯蓄銀行が営業停止となったのを皮切りに、16の貯蓄銀行が軒並み退出された。さらに昨年も業界1位のソロモン貯蓄銀行を含めて8行が廃業するなど、26の貯蓄銀行が退出された。

 経営が悪化した貯蓄銀行が退出された後も業界の営業環境は悪化の一途をたどっている。金融監督院によると、昨年下半期に実績を公示した貯蓄銀行16ヵ所の中で11ヵ所は赤字だった。この中で、シンミン貯蓄銀行は資本の50%以上が蚕食されて、韓国取引所は株券売買取引停止期間を経て、今月27日、同貯蓄銀行の上場を廃止する予定だ。

 金融当局はいつものように「これ以上の大量退出はない」と話している。しかし、貯蓄銀行業界では「次の退出対象は○○貯蓄銀行」というデマが広がり続け、下半期に大量退出が現実化するという懸念が高まっている。今度退出の対象にならなかったとしても、貯蓄銀行の収益性が大きく改善していないため、退出対象になる貯蓄銀行がさらに登場するしかないという予想だ。

 ある貯蓄銀行の関係者は、「貯蓄銀行と都市銀行の金利があまり変わらなくて、競争力を確保するのが難しい状況だ」と言って、「多数の貯蓄銀行が外部の支援を受けて資本を拡充できなければ、結局退出されるしかない」と話した。


http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2013021654458

引用ここまで

コメント [政治・選挙・NHK146] 「TPP反対」に大学教員870人が賛同した理由 [慶大教授 金子勝の天下の逆襲] (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
38. 2013年4月18日 00:54:11 : d0EJPP2uts
愛ってキモい。

 >全て〜収奪されるわけだ

 >全て アメリカによって 閉ざされた 

 >日本人は 米を作ることも許されず 酪農や乳製品も作れない

 >ISDSで 禁止される 

 >日本のやることは 全て 非関税障壁だから あらゆる『聖域」は

 >全部 取り壊されるわけだ

全て?全部?
誰もそんな事言ってないだろ。
反論にもならない。
呆れる。


コメント [政治・選挙・NHK146] 法律が大の苦手な僕が改憲問題を論じる必要に迫られる理由 「民主主義、そろそろやめにしませんか?」という自民の提案 ダイナモ
06. 2013年4月18日 00:54:59 : YxpFguEt7k
鈴木邦男氏
「戦争への反省もまったくなくなっている」
「日の丸も君が代も好きだが、いやいや歌われるのは日の丸も君が代も可哀相」
「今、憲法では、軍隊を持てないにも関わらず、強大な自衛隊という軍事力がある。それを、はっきり『国防軍』と認めたら、どこまで行くかわからないという不安がある」
「個人の自由や権利が束縛され、自民党が支配しやすい国家になる」
「アメリカに追随する憲法になるより、今の方がいい」
http://iwj.co.jp/search/calendar/caldetail.php?id=74227

自分たちが犯した過ちへの反省を忘れずに、強制されることなく国歌・国旗を尊重し、軍隊には確固たるシビリアン・コントロールが働き、アメリカの犬ではなく、独立した人間に人権と主権が与えられる国がいい。至極当たり前のこと。
当たり前を目指そう!

コメント [政治・選挙・NHK146] 《PC遠隔操作事件》 公判前整理手続が決まる  江川 紹子  赤かぶ
02. 2013年4月18日 00:57:19 : QBrYpzDGwo
 公判前整理手続きというのは本当に大事ですよ。訴訟進行上で最も大事だと思う。法務省による人事に怯えているため常に検察目線の裁判官は最初に検察有利の結論ありきで臨んでいるから、争点整理も被告有利にはなっていない筈。ここを見落とすと、最後まで不利になると思う。無罪を主張するなら争点整理は一言一句を読みこんで必要な争点部分が入っているか、被告の気が済むまで何度でも書きなおさせるべし。
コメント [政治・選挙・NHK123] パックイン・ジャーナルを存続させろ フクイタカノリ
5491. 2013年4月18日 00:58:58 : bDBUl7kQxQ
初の党首討論

私はその内容より民主党の代表が海江田氏だったことに驚いた。
だって知らなかったんだも〜ん。笑  というよりどうでもいいも〜ん。爆


朝日ニュースター時代の「ニュースに騙されるな」も確か横尾さんのプロデュース
でしたよね?
金子さんを呼んでくれ。でもどうかなぁ〜? 他のコメンテーターとバランス悪いかなぁ〜?

コメント [カルト10] 米国の元防衛官僚が311は米国バビと偽イスラエルバビの仕業と明言、黒幕は英国バビロンである。 ポスト米英時代
69. 2013年4月18日 01:00:05 : 1iti6Tr822


イランの科学者がまた一人殺害された。
殺害されたのは、イスラエルが攻撃目標としている4つの核施設の一つ、ナタンツのウラン濃縮施設に勤務していた核科学者であった。


テヘラン:爆弾テロで核科学者死亡 開発妨害か
http://mainichi.jp/select/world/news/20120112k0000m030058000c.html
2012年1月11日 毎日新聞
------------------------------------------------------------------------
 【テヘラン鵜塚健】イランの首都テヘラン北部の路上で11日朝、爆弾テロがあり、乗用車に乗っていた核科学者のムスタファ・アフマディ氏(32)が死亡、同乗の2人が負傷した。アフマディ氏は、イラン中部ナタンツにあるウラン濃縮施設に勤務していた。テヘランでは10年、11年にも核科学者を狙った同様の事件があり、イラン政府は、今回の事件の背景にも米・イスラエルの関与を疑い、反発を強めるとみられる。

 イラン国営テレビが伝えた目撃者の話によると、アフマディ氏が乗った車に、2人組のバイクの男が接近。車に爆弾を取りつけて走り去り、直後に爆発したという。

 テヘランでは10年1月と11月にも同じ手口の爆弾テロが計3件あり、核科学者2人が死亡。昨年7月には、核技術に通じたとされる大学生が、バイクで接近した男に射殺された。いずれも犯人は特定されていないが、イラン政府は「核開発の妨害を狙った米・イスラエル側の犯行」と断定している。

 核兵器開発を懸念する米欧諸国はイランに対し、ウラン濃縮の停止を求めているが、イラン政府はナタンツの施設で20%のウラン濃縮を継続。このほど中部コム近郊にある第2の施設でもウラン濃縮を開始した。米欧側はイラン産原油の禁輸制裁に向けて動いており、イランとの間で緊張が高まっている。

さて、イスラエルについて多くの一般的な日本人はどのようなイメージを持っているのだろうか。
そのほとんどは、「祖国を追われ迫害を受け、20世紀になってやっと悲願の建国を果したかわいそうな人達」というイメージではなかろうか。
学校教育で教師から習ったことやメディアが伝えるイスラエル像は正しいのだろうか?

何事にも共通であるが、片方からの情報だけでは本当の姿には近づけない。
情報は多ければ多いほど良いというものでもないのだが、多方面からの異なる見方を持った情報に触れておくことは大切だと思う。

さらに情報には真実と嘘が混じっている。
どちらか片方が全て真実で、もう片方が全て嘘だというほど単純なものではないのだ。
意図的に誤魔化されたり、断片的情報が交錯したり、情報とは元々そういうものだ。

私たちのような一般人が真実を確定することは出来ないが、多くの情報に触れることによって「明らかな嘘」は判断できるようになるのではないだろうか。


ベルギ−人ジャ−ナリスト、ミシェル・コロンが、イスラエル正当化のためにメディアが大衆に信じ込ませた神話について説明し、中東の平和実現のため、世界の人々に、インタ-−ネットなどを使い正しい情報を伝える記者の役目を果たすよう呼びかける。

メディアが広めたイスラエルに関する10の嘘

ミシェル・コロン


「イスラエルについて語りましょう」という本の執筆を準備していた時、私は二人の助手に頼んでブリュッセルの通りに出て、イスラエルの歴史と状況について何を知っているか人々に尋ねてもらいました。

結果は悲惨なものでした。

大衆の無知が存在します。
そして、それは偶然ではないと思います。

60年前から世界一を誇るヨーロッパのメディアが大衆に情報を与えていますが、大衆は最も重要な点を知らされていなかったことがわかります。

これはメディアを用いたイスラエルのプロパガンダ作戦であると思います。
私はそれを、イスラエル正当化のためのメディアが広めた10の大嘘として要約しました。


------------------------------------------------------------------------
メディアによる第一の嘘は、イスラエルが1940年から1944年のユダヤ人虐殺への反動として作られたというものです。

これは完全に嘘です。

実際は、それ以前からの植民地計画でした。
1897年のバーゼル会議で決定されました。
ユダヤ民族運動がパレスチナの植民地化を決定しました。
当時は植民地主義という言葉を使っても恥ずかしくはありませんでした。

そして、保護を得るために当時の協力な植民地保有国に援助を求めました。
トルコ帝国は関心を示しませんでしたが、大英帝国は非常に関心を持ちました。
なぜならイギリスは東西に広がるアラブ世界の中央に植民者を必要としたからです。

彼らは脅威である大国エジプトを弱体化したいと考え、莫大な利益をもたらしたインドの植民地への通り道であるスエズ運河の支配も望みました。

その後、アメリカがそれを引き継ぎました。
彼らの関心は石油なので石油の警察官が必要でした。

ですから、イスラエルの建国は1944年から45年に始まったものではなく、もっと古いもので、それは植民地計画でした。

当時、ヨーロッパの植民地主義列強はアフリカを菓子を切り分けるように分割していたことを思い出すべきです。

1885年のベルリンの会議でイギリス、フランス、ポルトガル、ベルギー、ドイツがアフリカをただの菓子のように分割しました。
アフリカ人は当然一人もそこには呼ばれていませんでした。

ですから、完全に植民地時代の出来事なのです。
イスラエルは植民地計画だと言うべきです。


------------------------------------------------------------------------
イスラエルを正当化する第二の神話は、「しかし、ユダヤ人は彼らの国に戻るにすぎない。紀元後70年にローマ人から追放されたのだから」というものです。

これも完全な神話です。

私は本を書くために歴史学者シュロモー・サンドにインタビューしました。
彼自身イスラエル人の考古学者や歴史学者に話しを聞いた結果、全員が追放は存在しなかったと言っています。
ですから帰還もないのです。

大まかに言えば、人々はあの地にとどまったのです。
そこから移動しませんでした。

もちろん、侵入や移民や混血はありました。
しかし、全体的に見て、人々は移動しませんでした。
そこから2つの滑稽な結果が生じます。

第一の結果とは、イエス・キリストの時代のユダヤ人の子孫は現在パレスチナに住んでいる人々だということです。
第二の結果は、人々がそれでも国を出たと仮定して帰還すると言っている人々は誰でしょうか。
実は彼らはヨーロッパ東部や西部やマグレブ地域の改宗者です。
彼らは様々な時代に、様々な理由でユダヤ教に改宗しました。

そして、シュロモー・サンドが言っているように、ユダヤ民族というものは存在しません。
共通の歴史や共通言語や共通の文化は存在しません。

あるのは宗教だけです。
しかし、宗教は民族はありません。

キリスト民族やイスラム民族とは言いません。
ですからユダヤ民族も存在しません。


------------------------------------------------------------------------
第三の大きな神話とは、「でも、彼らがパレスチナ植民のために居住したのは許せる。なぜならあそこは砂漠で人も住まず、空いた土地だったのだから」というものです。

これも全くの嘘です。

当時の証言があります。
19世紀初期の人の言葉ですが、「パレスチナは麦の大洋だ」と。
作物の栽培が行われ、特にフランスに輸出されていました。
油、石鹸、有名なジャファのオレンジなどです。

ですから、1920年から、植民者のイギリス人ついでユダヤ人がパレスチナに居住しようとした時、パレスチナの農民は土地を譲ることを拒否しました。
人々は抵抗し、集団ストライキやデモが行われ、多くの死者が出ました。
パレスチナにはゲリラさえ存在しました。
ですから空いた土地どころではなかったのです。

全てが占領者のイギリス人、ついでシオニストの極めて残忍な弾圧によって打ち砕かれました。
それでも、「確かにパレスチナ人はいたけれども彼らは自分から出て行った」と言う人がいるかも知れません。

これも嘘です。
私も長いことそう信じており、皆この説を信じました。
これがイスラエルの公式説だったのです。

ところが、ある時、イスラエルの新歴史学者と呼ばれる人々が、私がインタビューしたベニー・モリスやパッペなどが、「そうではない。パレスチナ人は暴力とテロ行為によって追放された。土地を空にする目的デパレスチナ人を強制退去させるための徹底的な作戦が存在したと。」主張しました。

ですからこれも完全な神話です。

以上は歴史に関することです。
イスラエルの歴史に関する嘘です。
私たちに隠されていることを理解することは非常に重要です。


------------------------------------------------------------------------
次に現在の状況について言われることは、「イスラエルは中東で唯一の民主主義国家であるから、他国に保護される権利がある。イスラエルは正当な国家だ。」というものです。

第一に、イスラエルは正当な国家ではありません。
イスラエルは世界で唯一、憲法が領土の限界を定めない国です。

世界の全ての国の憲法に、領土はここで始まってここで終わると書かれています。
私たちの国はそうです。
イスラエルはそうではありません。

なぜなら、イスラエルは制限のない拡張計画だからです。
さらに、その憲法は完全に人種差別的でイスラエルはユダヤ人の国家であると書かれています。
つまり、それ以外の人は市民以下、人間以下であるということです。

これは民主主義の否定であり、憲法の否定です。
ですから、イスラエルは民主主義では全くありません。

イスラエルは植民地主義、土地の略奪、そして民族浄化です。
これを民主主義とみなすことは出来ません。

それでもイスラエルには国会もメディアも、NIFの教授の批評もあると言われるかも知れません。
それは正しいです。

しかし、国家が土地の略奪に基づく以上、それは、いかにしてさらに盗み続けるかを決めるための、泥棒同士の間の民主主義です。

これは民主主義ではなく、植民地主義であり独裁に変わりありません。


------------------------------------------------------------------------
イスラエルを保護しようとするアメリカは、イスラエルが隣国を攻撃するために毎年30億ドル分の軍備支援を行っていると言われています。
アメリカが守ろうとしているのは中東における民主主義であると言われています。
しかし、民主主義を守ろうとしているためならば、そうだと知れたことでしょう。
なぜなら、サウジアラビア、クウェート、暴君ムバラクの恐ろしい独裁政権を敷いたのはアメリカ人なのです。

彼らはこれら全てを設置しました。
実際はアメリカがイスラエルに関心を持つのは民主主義ではなく石油の警察官のためです。

チョムスキーもサミール・アミンなどもよく説明していますが、アメリカは石油の支配を絶対的に望んでいるので中東の支配が必要です。
彼らは彼らの計画に抵抗し、ただで石油を与えようとしない国家をすべて崩壊しようと望み、イラク戦争でも他の侵略でもそれが明らかでした。


------------------------------------------------------------------------
とはいえ、アメリカは気に入らない中東の全ての国を絶えず攻撃することは出来ません。
それで、チョムスキーが言うところの「地区警察官」を必要とするのです。

イスラエルは地区警察官なのです。

かつて、アメリカには、1953年にイランで選挙で選ばれた首相モサデクを倒して強制した恐ろしい独裁者シャーが存在しました。
アメリカは恐ろしい独裁を敷いたのです。
しかし、彼らはイランを失い、現在では実質上、イスラエルしかありません。

そのためにアメリカは、イスラエルが国際法に違反し、国連憲章に違反し、人間同士の平等に反するにも関わらずこの国を保護するのです。

ですから、アメリカが行っているのは経済戦争であるのは明らかです。


------------------------------------------------------------------------
ヨーロッパは、より中立的立場を主張し、イスラエル人とパレスチナ人の間の解決を模索しているように振舞っていますが、それは完全に嘘です。

ヨーロッパ外務大臣ソラナが最近、イスラエルで、あなた方は28番目の欧州連合加盟国であると言いました。
ヨーロッパの軍需産業がイスラエル軍需産業に協力し財政支援しているのです。

フランスではサルコジと親しいラガデールやダッソーがイスラエルの軍需産業と協力しています。
そして、パレスチナ人が独自の政府を選出したとき、欧州連合は承認を拒否しガザ爆撃へのゴーサインを明確にイスラエルに与えました。

ネタニヤフやバラクやオルメルトがパレスチナ人を爆撃するとき、爆撃するのは同時にサルコジであり、メルケルであり、欧州政府であるということを、明確に世論に伝える必要があります。

私たちがこのようにパレスチナとイスラエルについての真実を話し、アメリカとヨーロッパの憤慨すべき打算を示すと、彼らは直ちに、反ユダヤ主義だと言って黙らせようとします。
反ユダヤ人種差別者というわけです。

明確にしておかなければならないことが一つあります。

イスラエル政府を批判する時、私たちは反ユダヤ人種差別主義者ではなく、その反対です。
私たちは、人間同士の平等やユダヤ教徒とイスラム教徒の間の平等を否定する政府を批判するのです。

私たちはその反対に、ユダヤ教徒とイスラム教徒とキリスト教徒と無宗教者の間に、いずれ平和と相互理解が可能になることを望むのです。
そのために、イスラエルがあのような犯罪を犯すのを止めさせることが必要なのです。

なぜなら、それは憎しみを撒き散らすだけだからです。
そして、緊張と憎しみを撒き散らすことが、まさにイスラエルの戦略なのです。


------------------------------------------------------------------------
するとメディアはそれに応えて、「でも、パレスチナ人は暴力的だ。これはテロリズムである。」などと言います。
私の言いたいことは、真の暴力は植民地主義だということです。
それは60年前からパレスチナ人の土地や家を盗み続けているイスラエル占領軍です。

イスラエル軍が、パレスチナ人が正常な生活を送ることを妨げているのです。

家と仕事場の間に検問所があり、そこで1時間、時には1日待たねばならないのです。
独裁的な検問所の警官に止められたせいで死亡した妊婦もいます。

ですから、占領こそが暴力なのです。

国連はその重要な憲章の中で、植民・占領支配を受ける全ての人々に、彼らが正しいと判断する全ての手段を用いて抵抗する権利を認めています。

抵抗は正当です。
暴力とはここでは占領だけです。


------------------------------------------------------------------------
当然ながら、多くの人々が問題にすることですが、イスラエルやイスラエルを支持する国々が意図的に撒き散らす多くの憎しみに対して、人々は「この扮装は常に存在し、解決法はない、憎しみが多すぎる」などと思います。

しかし、解決法が存在することを知るべきです。

1960年代半ばに、パレスチナの複数の大組織が非常に民主主義的で単純な解決法を提案しました。
すなわち、差別のない国家、ユダヤ教徒、イスラム教徒、キリスト教徒、無宗教者が全て平等な権利を持つ単一国家という案です。
これは民主主義の定義そのものです。
男性、女性に一人一票です。

イスラエルは常に解決へむけた交渉を拒否してきました。
イスラエルがしたことは、投獄や暗殺です。
ハマスの指導者だけでなくファタやパレスチナ解放人民戦線の指導者に対してもそれを行いました。

このようにイスラエルは交渉を拒否し、明快な解決法を拒絶します。
その理由がなぜなのか考えるべきです。

唯一の理由は、先ほど言ったように、イスラエルはアメリカにとって石油の警察官として役立つということです。
ですから、これは経済戦争であり、石油のための戦争、多国籍企業のための戦争なのです。

これを止める唯一の方法は、全ての人々の、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、アフリカ、中東など各地の市民の圧力です。
イスラエルの共犯である政治的指導者への圧力です。
真実を言わないメディアへの圧力です。

インターネットを用いて、私たちのように、パレスチナに関する情報書簡を流すなどのイニシアチブを用いてそれを行うことです。

各自が情報提供を行い、メディアの嘘やイスラエル正当化の神話の仮面を剥いで真実を明らかにするのです。
この考えを実践すれば私たちは皆、記者であり、真に短期間で、中東に平和を確立するための交渉の可能性が生まれると思います。



コメント [政治・選挙・NHK146] 法律が大の苦手な僕が改憲問題を論じる必要に迫られる理由 「民主主義、そろそろやめにしませんか?」という自民の提案 ダイナモ
07. humannature 2013年4月18日 01:00:18 : pc9NoIVwYle7w : HpWtTzv9t2
今回の憲法改正は天皇機関説を否定し立憲主義、憲政を否定した国体明徴運動と同じです。近代自由主義の否定です。
安倍と日本維新の会 Japan Restoration Party=日本王政復古党)が結びつくのも当然です。

彼らが理想とする国家体制が国体明徴後の大日本帝国であることは周知の事実だと思います。

護憲派と立憲主義の改憲派、加憲派が大同団結し、今回の改憲を阻止できるよう期待します。

コメント [昼休み52] ノンベクレルトレード(放射能汚染されていない食品流通) 地には平和を
02. 地には平和を 2013年4月18日 01:01:49 : inzCOfyMQ6IpM : 4gIRFiIo52
そうなんです。今の職場にもっといい商品を集めてきたいのです。その為に中南米の食品を探すのです。福島原発から放射能が出続けておりますので段々と放射能汚染されていない食品を日本で探すのは難しくなっていくと思います。しょうがないです。安全でなければ国産でもダメです。
コメント [政治・選挙・NHK146] 安倍首相のTPP参加表明の嘘と虚像の実態が、明らかになってきている。 (かっちの言い分)  笑坊
02. むやうのすけ 2013年4月18日 01:01:49 : ltsuShGwyUDcQ : DhwcLLETGA
ニュージーランドにあらぬ期待をしている場合ではない。求めるべきは「安倍退陣」。安倍の馬鹿野郎、早くやめちまえ!
コメント [政治・選挙・NHK146] 都市市民には一人半票しか与えないアベマンダー (植草一秀の『知られざる真実』)  笑坊
10. 2013年4月18日 01:02:48 : tofdL6fQXo
植草先生、安倍も「ゲリマンダー」でいいでしょ。
または「ゲリマンダー2」。
「帰ってきたゲリマンダー」とか。
コメント [お知らせ・管理21] アラシ認定者のコメント報告スレ 管理人さん
23. 2013年4月18日 01:03:03 : 0yMHvIb3IE

>>22 管理板に、一言感想 書き込んでる蠅は消えろよ

/////////////

>>01>>13で〜す 小蠅が二匹に増えてイラついてま〜す
管理人さんはテトリスで一気に削除して すっきり快便パターンと予想

iyao 削除お願いします

http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/124.html#c19
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/124.html#c20
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/124.html#c21

コメント [政治・選挙・NHK146] 北朝鮮問題で核心突かない大手紙、「朝鮮半島の非核化」の米中合意は日本の核武装阻止 (Shimarnyのブログ)  笑坊
01. 2013年4月18日 01:05:14 : l4dL8rXNWY
興味深い記事です。ただ

>> この文言を掲げることで、たとえ北朝鮮や韓国が核武装しても、日本には米国と中国が朝鮮半島の非核化するから核武装するなと説得できるのである。

というのは理解しがたい帰結です。 また

>> 万が一にも日本が核武装すれば、ロケット技術と核技術から北朝鮮や韓国など相手にならず、中国を超える核大国になる可能性が高いだろう。

日本のロケット技術と核技術が北朝鮮や韓国らのものに比べて格段に優れていると具体的根拠なしに主張するのは日本のマスコミだけです。

コメント [政治・選挙・NHK146] 「TPP反対」に大学教員870人が賛同した理由 [慶大教授 金子勝の天下の逆襲] (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
39. 2013年4月18日 01:05:34 : YxpFguEt7k
中外日報
「(国境なき医師団は)日本が交渉参加を決めた環太平洋経済連携協定(TPP)に反対している。途上国の貧しい子どもたちなど患者の「命をつなぐ」安価な医薬品が入手できなくなりかねないからという。」
http://www.chugainippoh.co.jp/editorial/2013/0416.html

途上国の貧しい子供たちを救うためにも、TPPに反対しましょう。

コメント [カルト10] 米国の元防衛官僚が311は米国バビと偽イスラエルバビの仕業と明言、黒幕は英国バビロンである。 ポスト米英時代
70. 2013年4月18日 01:05:41 : 1iti6Tr822
  嘘  嘘  嘘  投稿出来ず 10  10   10


http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=iJU3VBA7euU 動画


http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=iJU3VBA7euU 動画  

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=iJU3VBA7euU 動画


http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=iJU3VBA7euU



コメント [政治・選挙・NHK146] 「安倍政権、自民党は売国奴。米国の子飼い。確実に騙された」とJA筑前あさくらの組合長が非難! 暖佳
43. 2013年4月18日 01:06:11 : NvZyFZcxro
阿修羅サイトより>「お馬鹿な安倍晋三は、産業競争力会議で、「農業を成長分野の産業として伸ばしたい」と話した」本文より「JAグループ佐賀の政治団体は、自民党の推薦を白紙に戻した。番組は「農業をはじめとする国益が守れるのか、安倍政権の手腕が問われている」と結んだ」


「同時に夜逃げの支度もすべきだ」


小生の居所は武蔵在だが、近くの1反ほどの休耕地買い取り、農業企業法人とかが耕作している。機械使い10人程の労働者で、なかなか壮観だ。小松菜なら小松菜の同一種を全面に蒔き、ビニールシート被せて、アーチ条の支え取りつけ、1日仕事でハイ終わり。1.2ケ月して市場に出せるようになると、やってきて、半日ほどで全て収穫し、地面を均して終える。効率的というか、あざやかだ。しかし、企業経営型はこうしたものだろうが、何か素っ気ない。これが日本の農業なのだろうがと、どうも合点いかない。我が国の農業支える、家族労働主体の大部分の農業は、季節や自然と一体となり、効率やスピーデイさに欠けるかもしれないが、暮らし・生計支えるとともに、生きがいをも与えてきたのでないか。安倍は、「強い農業」とか「成長分野の産業」というが、それを前面に出す事に農業が馴染むのだろうか。企業型の農業で張り合ったら、絶対に海外に勝てないよ。大型農地だとかいっても、高々数ヘクタールでは、山の手線内側くらいの広さ誇る向こうの農業とどう張りあうのだ。農業知らないものの言葉の遊び、あるいはTPP参加の言葉の代償で言うだけでは。
  福岡の隣県の佐賀唐津に山下惣一がいる。彼の主張に耳貸すべきだ。山下は、政府の言うことには、逆をやれという。政府が豚がいいと言ったら牛を飼う、米がいいといったら野菜をやる。大型化やれといったら、機械は手放し無借金経営を貫く。政府に踊らされた者は多くは夜逃げしたのに、逆張りで失敗した者はいないという。ここに、国の現代農業政策にたいする一つの真実がある。彼は、借金して大型機械化勧めなど決して同じず、家の周りで米・野菜作り、果樹にお世話になり、そこの草で家畜飼い、小農こそ最高の農業だという。誰かに唆されて、強く成長する農業ではないかもしれないが、何千年の我が国農業支えてきた強かさがここにある。彼は決して「成長」などには踊らされないだろう。
自然と季節相手の農業に、安易に「成長」を求めることは無理だ。農業も経営であるから、工夫して農作物に付加価値つけ、いろいろ販路を開拓することは大いにやるべきだが、これと「強く」かつ「成長」する農業とは、意味合いが違う。小生も、完全無農薬・無耕作・無施肥の自然栽培玄米を新潟からキロ五千円で取り寄せているが、一度食すれば、それだけの付加価値あることに気付く。これと阿倍の言い分は違う。「成長分野の産業」などという借り物を真に受けたら、同時に夜逃げの支度もすべきだ。


コメント [原発・フッ素31] 此の動画 は核爆発を何処まで隠せ るかを目的に命懸けで撮ったようだ 岩田 清 loveholic
03. 2013年4月18日 01:07:23 : QBrYpzDGwo
3号機のキノコ雲状の爆発は当初海外報道でしか見られなかったが、核爆発だろう。
 今や福島第一は剥き出しの原子炉だということがわかってきた。
コメント [政治・選挙・NHK146] 自民党に代わる受け皿を作り国民の政治への関心を取り戻す 小沢一郎代表大阪記者会見(2013年4月12日)  赤かぶ
14. 2013年4月18日 01:07:50 : ggiJgzHxEc
いつも小沢さんが言ってる様に野党が協力しなければ自公には勝てない
こんな簡単な事が他の野党には分からんのか
面子だとか私利私欲にこだわって心の小さい奴らじゃの〜
小沢さんの様に「ここは一番胸襟を開いて自公に対抗するために己を捨て選挙協力しようじゃないか」と言う各党のリーダーはいないのか
ほんま小粒じゃの〜〜
こういう芸当が出来る者が本当の政治家と言うのだが
こんな事が出来るのはやっぱ小沢さんしかおらんのじゃろ〜な〜
コメント [政治・選挙・NHK146] 対話の会、もろ刃の「親離れ」 嘉田氏ポスト廃止 オロンテーア
02. 2013年4月18日 01:09:35 : cZvt4EQZAw
「あ、あなたが出てくれれば、・・ひゃ、百人当選は確実なんですう!」

と、某ホテルで嘉田ババを押し倒した小沢。
結果、ボロクソカス負けは見たとおり。

今はまたぺらぺらぺらぺらと有り体な理屈を吹きまくってジジババを騙しまくる。
・・・さっさと首くくりな。真っ黒くろすけ野郎。

コメント [原発・フッ素31] 甲状腺障害用ロシア製ハーブサプリ ENDONORM、 けなされてもけなされても投稿する私 爺さん
11. 2013年4月18日 01:12:11 : ld0KyMfZnc
Each package of ≪ENDONORM≫ contains 60 or 90 capsules, having the following composition:
Extract of Cinquefoil roots and rootstock - 200 mg
Extract of Bur-beggar ticks - 80 mg
Extract of Common licorice roots - 50 mg
Laminaria saccharina pulvis - 70 mg

グリチルリチン
http://kenkou-tabemono.info/index.php?%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%81%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%81%E3%83%B3

*甘草(カンゾウ)*Glycyrrhiza uralensis, licorice
http://www.1kampo.com/kanzou.html

コメント [原発・フッ素31] 東京電力 汚染水の処理のスケジュール早める意向 (まっちゃんのブログ)  赤かぶ
02. 2013年4月18日 01:13:06 : j14aE7Hxn6
>広瀬社長は「いざとなったら、(移送先が)これだけのものがあるということでお示ししているということで」と述べた。

あはは 破れかぶれですな。
まだまだ先は長いぞー その次の「いざとなったら」には何があるのかな〜?シャチョー^^



コメント [政治・選挙・NHK146] 安倍政権への順風が微妙に変わり始めている (植草一秀の『知られざる真実』)  笑坊
73. 2013年4月18日 01:14:01 : AiChp2veWo
巨大事故、巨大事件、巨大災害、戦争、明確に露にならない社会の闇事件、等等。風化を狙っているなら、明日はない。金と脅しと洗脳で、抑えて隠してうやむやにしてこれたのはもう終わり。大きな流れと質が変わってしまった。そんな気がする。
コメント [議論30] 『天使の分け前』失業中のスコットランド人の若者に関する、余り厳しくないお話 グッキー
13. グッキー 2013年4月18日 01:15:12 : Cbr3d6O9vj7Mc : OIxNYWfJog
>>10. TUPxsc98hoさん

>リーマンショックの時投資していた人たちの多くが財産を失ってほんのひと握りの人たちのところにその財産が行ったのだと思います。投資の世界自己責任の世界といいます。証券会社から勧められて買う場合でも自己責任。

投資判断は個人が行うものであり、社会から強制されるものでは有りません。
よって自己責任です。
非自発的失業は経済の枠組みによって発生するもので、個人の行動で無くせる
ものでは有りません。
よって自己責任というのは間違いなのです。

>勧めた証券会社の人もリーマンショックのあとリストラにあっていると思います。セーフテイネットの完備されていない世界に非自発的失業は増えていくと思うと負のスパイラルに巻き込まれて出口がわからない状態です。

経済危機、天変地異が発生しモノが無くなったわけでは有りません。
人間が発生させたものですから、人間が変われば簡単に解決できる
ものです。

はっきり言ってこれは富の分配の問題から発生しています。
人間はことお金のことに成ると冷静さを失い、まともに
思考することが出来なくなります。

「蜘蛛の糸」状態に社会が陥っているのです。
みんなで俺だけはと思って蜘蛛の糸をよじ登ろうとする。
それを整理する政府自体が餓鬼状態に陥っているのだから
どうにも成りません。蜘蛛の糸は切れてしまいます。

商品の供給数量を多くすれば、社会は物質的に豊かに成ります。
しかし商品の供給数量を多くすれば、商品価値が下がり資本価値が
下がります。
だから商品の供給数量を減らし、社会を物質的に貧しくし儲けようと
考える者が出てくるわけです。

商品の余っている市場では、商品価値、資本価値が労働価値と比較して
下がるのが当然の市場原理なのです。
商品価値と資本価値と比較しての労働価値が重要なのです。

デフレでもインフレでもかまいません、商品価値、資本価値に比べて
労働価値が上がって行くことが社会が物質的に豊かに成ることなのです。
しかしそれでは資本は儲からないので、資本は資本力、市場支配力、
政治力、あらゆるものを使い、労働価値より商品価値、資本価値を
高くしようと市場原理に逆らったことを行い、社会を物質的に
貧しくしようとします。
これが経済危機が起きる本質的な原因なのです。
この構造自体を改善すれば経済的問題は解消します。

100円の商品を生産したら100円の需要を創らなければ
商品は100円で売れない。
循環するのが市場原理なのです。
ところが100円の商品を生産し、50円の需要しか創らず、
商品を100円で売ることを欲する。
あらゆる詐術(ファイナンス)を使い、100円の商品を生産し
50円の需要しか創らず100円で売ろうと考える。
しかしファイナンスには限界が有り崩壊してしまうのです。

コメント [お知らせ・管理21] アラシ認定者のコメント報告スレ 管理人さん
24. 八丁蜻蛉 2013年4月18日 01:19:36 : YiQY0mIlS5Xpg : d1INYqu1to

★ 管理人さんへ

懸念していた事態が発生しているようです。モバイル環境のユーザが同一のプロキシを経由しているらしい。

 ↓

■ jjVNhIk9cQ
http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/518.html#c2

■ SC5zzmMeoY
http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/518.html#c3

■ ZtYCBjxpwg
http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/518.html#c4
 
 
 
投稿者「石井広国」氏は、2011/10/22日に投稿可能となっている為、iyaoとは別人でしょう。

とりあえず >>02 で★を付加したIDの削除依頼は一旦中断して、管理人さんの判断を待ちます。

★ 精神異常者のiyaoへ

お前がルールを守っていれば、こんな事態にはなっていない。全ての責任は、お前にある。


コメント [原発・フッ素31] 高岡市、今月26日からがれき本格受け入れ (KNB NEWS)(富山県) こーるてん
04. 2013年4月18日 01:20:14 : j14aE7Hxn6
もうとっくに放射能瓦礫祭りなど終わってると思ったら、まだ瓦礫受入れなんかやってるかよ。
放射能瓦礫にはよっぽどうま味があるんだな。
記事 [原発・フッ素31] ドケチ東電 「自主的避難等対象区域」外の住民に和解金 (田中龍作ジャーナル) 
東電との和解にこぎつけた一家の母親。「子どもたちの2段ベッドから高い線量が出た時は、自分の無知さと“大丈夫だ”と言い続けてきた行政に怒りがこみあげた」。=17日、司法記者クラブ 写真:田中龍作=


ドケチ東電 「自主的避難等対象区域」外の住民に和解金
http://tanakaryusaku.jp/2013/04/0007000
2013年4月18日 00:45 田中龍作ジャーナル


 遅々として進まない東京電力の原発事故補償。なかでも「自主的避難等対象区域」の外の住民への補償は最も後回しにされてきた。
 だが原子力損害賠償紛争解決センターの仲介により、対象区域外にあたる白河市から札幌市に自主避難した一家が4月5日、対象区域内からの避難者と同じ水準の和解を勝ち取った。極めて稀なケースだ。一家の母親が17日、司法記者クラブで記者会見した。

 一家は父親、母親、子ども2人(事故当時、中1と小5)。父親の仕事の都合で母子避難となった。一家が損害賠償を申し立てたのは2011年12月。請求金額は母親の離職による減収や交通費など約1,100万円だった。1年4ヵ月の法廷外闘争を経て和解した金額は174万7,190円。申し立てをしなければ、東電が一家に支払った損害賠償は40万円だった。

 申し立てても東電からはナシのつぶてだった。11ヵ月目にして東電からやっと届いた回答は『あなた達の避難には、合理性がない』。

 「悲しい怒りで一杯だった」。母親は悔しそうに当時を振り返った。


人の命よりもカネが大事な東電が、「自主的避難等対象区域」外の住民に和解金を支払ったことを不思議がる記者は多い。=東電本社・内幸町 写真:田中龍作=
http://tanakaryusaku.jp/wp-content/uploads/2013/04/02c9dd73de58f76dbed9ee961329a74e1.jpg


 〜補償金減らしの線引きを打破〜

 原子力史上最悪の原発事故が起きているのにもかかわらず、政府は避難区域を狭く指定し、しかも細かく線引きしてきた。補償をできるだけ少なくするためだ。

 事故後、白河市にも行政の広報車が回ってきて「安全です、心配いりません」と吹聴した。政府と東電は、避難指定区域から外した地域の住民は外に出したくなかったのだ。今だにその姿勢は変わらない。ばかりか避難区域を解除して住民を返そうとしている。

 白河市に隣接する浅川町や石川町は「自主的避難等対象区域」圏内だ。白河市を脱出する2011年7月、母親が自宅の周りの線量を測ったところ、0・68μSv/hもあった。放射線管理区域となる数値だ。白河市はそれでも対象区域外なのである。線引きは非情という他ない。

 一家の代理人である福田健治弁護士は「(線引きは)政府がまさに行ってきたよくない一面だ。その線引きを打破することができた」と話す。福田弁護士は「圏外被害者からの賠償請求が増えていくのではないか」とも語った。

 福島の事情に詳しいジャーナリストによれば、白河の人たちは『損害賠償を申し立ててもどうせ取れないんだから』とあきらめているという。今回、和解を勝ち取った意義は大きい。

 「あの場所に実際に汚染があったということ。怖くても我慢している人や怖くて逃げ出したにもかかわらず、かかった費用を請求できずにいる人に『あなた達の避難は正当だったんだよ』ということが証明できた」。母親は少し頬を緩ませて話した。



http://www.asyura2.com/13/genpatu31/msg/314.html

コメント [議論30] 『天使の分け前』失業中のスコットランド人の若者に関する、余り厳しくないお話 グッキー
14. 2013年4月18日 01:21:03 : P2of04Z692
あえていうが、こいつらは日本の若者に比べれば恵まれてるね。

格差社会での現実的な対応が中程度の福祉国家である社会民主主義国家ということになるのだけど、それも理想には程遠い。

しかし、何十年後か後には格差社会アメリカを引き離してヨーロッパモデルが世界の先端になっているんだろう。

新自由主義は社会の現実を直視せず、19世紀の格差階級社会の轍を踏んだが、リバタリアニズムも強大な支配階級を叩きのめすまでは現実的な回答たり得ない。リバタリアニズムが社会民主主義の代案たりえるような現実的な政策を兼ね備えるのはいつの日だろう。

コメント [政治・選挙・NHK146] 室井佑月氏が「税金の不正使用じゃね?」と思うこと〈週刊朝日〉  赤かぶ
08. 2013年4月18日 01:22:21 : 6eJYETO2fI
除染作業もだけど、事故原発の作業員の待遇も何とかしないと。
なんで未だにあんな雇い方しかできんの?
つくづく、ここは三流国家だな、と思う。(泣)
コメント [政治・選挙・NHK146] 安倍首相のTPP参加表明の嘘と虚像の実態が、明らかになってきている。 (かっちの言い分)  笑坊
03. 2013年4月18日 01:23:04 : FfzzRIbxkp
日米の協議内容がのっててさ、保険と自動車の関税とかのってるけどさ、

TPPは多国間交渉なのに、なんで日米だけで協議して決めてるのさ。

日米二国間の交渉内容なんて、TPPと関係ないのでは。

コメント [政治・選挙・NHK146] ニュージーランドに「聖域なき関税撤廃」を迫られ安倍内閣大ピンチ (陽光堂主人の読書日記)  笑坊
21. 2013年4月18日 01:25:46 : 2ebuz58DE2
>>19
矛盾しているのは阿修羅のおバカTPP反対派でーす。ネットのTPP反対派の主張は中学生が考えたようなものばっかり。そんなものを信じるなんて自分は馬鹿ですって自己紹介しているようなものだよ。
コメント [政治・選挙・NHK144] PC遠隔操作事件「再逮捕」は警察の悪あがき (陽光堂主人の読書日記)  笑坊
15. えびさま 2013年4月18日 01:26:18 : OeB5wg7jgPwwA : 5ZZWqGQqTI
検事は歪んだ正義感を金科玉条に、やりたい放題のゴロツキ。

その手下になって喜んでるのが低学歴刑事。

誤導、唆し、脅迫…。犯罪行為甚だしいのは国家権力を振りかざしてる貴様らだろう。

コメント [自然災害18] 月が地球に大接近するスーパームーン現象に注意!(NASA)    びっくりカメラ
19. 2013年4月18日 01:26:59 : AiChp2veWo
3番様、記述がとても愉快です。ふふふふと笑ってしまいましたよ。もちろん良い意味で。なんか優しさも感じます。
コメント [政治・選挙・NHK146] 「TPP反対」に大学教員870人が賛同した理由 [慶大教授 金子勝の天下の逆襲] (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
40. 2013年4月18日 01:28:05 : BMrorzPuak
>>TPPは平成の開国ではなく、平成の不平等条約なのだ。

先生方が騒ぎ出す1年前から阿修羅は騒いで反対していた。
もっとも・・・このネット騒ぎを鎮めにくるやからも増えたきたが。

阿修羅の住民のほうが先見の明があるんだよなあ。やっぱりね。



コメント [政治・選挙・NHK146] 幼稚な頭の安倍にコロッやられる政界と国民の不思議? (ハイヒール女の痛快日記)  赤かぶ
01. 2013年4月18日 01:28:59 : 6eJYETO2fI
>私的には安倍内閣がなぜ高支持率をキープしてるのか分からないが

私にも全く分からない。マスコミのねつ造ではないかとさえ疑っている。

>日本人の悪い癖だが自分たちがオール中流と思っていることだ。

どうもそうらしいが、私的にはこれも今更信じ難い。
「そこのあんた、もう十分に貧乏人の仲間だよ」と言ってやりたい人がリアルにもネットにも沢山いる。

コメント [政治・選挙・NHK146] “攻めの農業”とは言葉のレトリック 損得勘定で農林水産業を論ずるべからず (世相を斬る あいば達也)  笑坊
10. nnnnhls 2013年4月18日 01:32:58 : tZ38gMRCXhh.Y : iWiT0YLPkU
日本の農産物は放射性汚染を理由に全面的に輸入禁止措置が、多くの産業国家で講じられている。

ジュセルドルフで本当の日本米が売られているのでしょうか??

イタリア、オランダ、米国、韓国産の「日本米」が店頭に並んでいます。

農産物の輸出振興を原発推進論者が声だかに唱えても、寝ごとほどのものでしょう。

当分の間、放射性汚染を免れている農産水産畜産物の輸入を推進するのが、日本国民の健康のためではないですか。健康第一。

こんな日本にしたのは、ほかでもない「 」です。

コメント [日本の事件30] 《衝撃事件の核心》 泥沼のW不倫の果てに… 売春クラブに入り浸り、個人情報を漏らしたベテラン刑事の悪行(ZAKZAK)  赤かぶ
02. えびさま 2013年4月18日 01:33:46 : OeB5wg7jgPwwA : xSwjkNHDKg
刑事なんざゴロツキに他ならない。
コメント [政治・選挙・NHK146] 法律が大の苦手な僕が改憲問題を論じる必要に迫られる理由 「民主主義、そろそろやめにしませんか?」という自民の提案 ダイナモ
08. 2013年4月18日 01:34:08 : BMrorzPuak
昔も今も 日本人の多くはね

 日本帝国という天皇を頭にすえての共生助け合い主義国家なんだよ。

ほとんどの日本人はそれでいいと考えている。
自民党はそうした路線だったと思うよ。
そこからはずれた思想のかたはおそらく浮いてしまうのだ。



コメント [原発・フッ素31] 「極秘命令」:秘密裏にフクシマ後初のMOX燃料輸入に踏み切る日本政府―米英仏軍を動員/ルモンド紙(4月15日)  赤かぶ
09. 2013年4月18日 01:34:43 : FfzzRIbxkp
海上保険。船舶保険は、日本は世界第2位のマーケットだってさ。

さて、MOX燃料をフランスから日本に運ぶのに、
保険はいくらかかるでしょーか。
ソマリア沖の海賊対策の時は、保険コストが最大20倍跳ね上がりましたとさ!

タイタニックは恋愛ストーリーじゃなくて、船舶保険の宣伝だったのかね。

この保険がTPPと深い関係。
狙ってるねーー。保険会社。あれこれと。

ちなみにテロでケガをしても保険は免責だよね。
戦争は保険は免責と、先日国会で話してた。

米国、ボストン。お金持ち多いからね。

コメント [経世済民79] 売り上げ・利益・シェアばかりを重視し、数字で見える成果のみを評価し、社内ルール・法律で社員を縛り、誰もが決めない会議 TORA
06. 2013年4月18日 01:35:28 : CYNQ6GkxXd

?日本のモノづくりについて産業界と議論すると、アップルが話題になることが多い。なぜアップルが生み出したiPod、iPhone、、iPadのような商品が、日本メーカーから生み出せなかったのかという議論だ。
が定番で書かれています。
いつまでたっても林檎が一番やーから抜け出せないようですね。
Palm OSというハンドヘルドがありIBMのWorkPadやバーコードリーダー付のsymbolまで各種出ています。
お話をされた日本のエンジニアが単に無知なだけでしょう。
iPodはカラフルにしただけで基本のアイデアはほとんど同じですよ。
Palm系はなぜか徹底して妨害され通信モジュールは絶望的に組み込みされませんでした。
ユーザーニーズは高いのですが恐らくオーナーがアメリカンだったから入手不可で駄目なんでしょうかね。
iPhoneのキモは通信モジュールのみ他は何もなし。
MacBookはLINUXを使用しておられたら不安定なOSなので嫌になるかもしれません。
喜んで使用しているのはプライドがあるつもりの自称エリートさんがご愛用。
ネットとメールと文書作成とエクセルとなら無料のLINUXで充分ですよ。
アップルは一度潰れかけてMSに助けられなぜか著作権の問題が大きくなることもなく成功したインターネットでの音楽配信がキモでしょう。
このように考えるとアップルは揺りかごの中の赤ちゃんのような扱いのようにも見えますが。
周りからヨイショコラショドッコイショの嵐で順調に成功したそして株価も大幅に上がったのでよかったよかったのかもしれませんね。
曲がった解釈ではこのような状態で類似製品を出しても必ず潰されるから意味がないと思いますよ。
ご存知のとおり現実はいろいろあり過ぎてキビシーーーですから。
日本のメーカーがこけたのは四半期ごとの決算で長期のスケジュールが組めない事と利益は物言う株主様に回す必要があるからではありませんかね?。
労働者の切り捨てや円高の誘導も厳しいですね。
望ましい答えはこれらを踏まえた上で立てないと潰されるだけだと思いますよ。
とにかく紋切型の断定は止めましょう。
どうあるべきか皆さんも答えはある程度お分かりのはずだと思います。

コメント [日本の事件30] 警察の免・停職 最多190人 昨年、逮捕も最悪93人に:ミス隠しが不祥事招く 警官処分 大量採用、質の確保課題 あっしら
06. えびさま 2013年4月18日 01:37:58 : OeB5wg7jgPwwA : rNySZo7Fw6
刑事なんざ人間的には卑しい人間ばかり。
コメント [原発・フッ素19] 被ばく 排出 放射能 内部被曝 対策 放射線 防護 抗酸化 甲状腺 キレート サプリ SaveChild厨
368. SaveChild厨 2013年4月18日 01:44:44 : hfhZnjAARar8w : K45z4ht6Kw
雑談 
>>367 爺さん 自虐ネタ爆発させてますね

「けなされてもけなされても」の理由は一般人にはわかりにくい投稿内容だからですよ。「FDA認定」の意味や「甲状腺について」だけでは、中学生は理解できないでしょ?

あとは、「少しは、俺のこと「尊敬」しろよ」で検索してみたり。 http://www.j-theravada.net/howa/howa179.html また、平行してジャーゴン相手にしながら、09〜以降をみたりしてましたよ
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/260.html#c9
-----------------------------
暇な人は、以下おすすめ 阿修羅TOPにもある動画 Thrive(スライブ)
http://www.thrivejapan.com/index.php?Thrive%EF%BC%88%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%EF%BC%89
アメノウズメ塾
http://www.thrivejapan.com/index.php?%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%8E%E3%82%A6%E3%82%BA%E3%83%A1%E5%A1%BE
日本人すごいぜ!
http://www.thrivejapan.com/index.php?%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA
-----------------------------
>>誰かわかりませんが
五位野プロシンジャーはもう解決したのかい?

コメント [政治・選挙・NHK146] ニュージーランドに「聖域なき関税撤廃」を迫られ安倍内閣大ピンチ (陽光堂主人の読書日記)  笑坊
22. 2013年4月18日 01:47:22 : SEZ56UWkTM
安倍どん、TPPの前に、米国債はどうなったん???
オバカに返事聞いてきてちょ〜よ


コメント [原発・フッ素30] 秋山 豊寛氏(2) 「彼が何故福島から避難したか。奇形児の死産を見てきたからか?」  孫崎 享  赤かぶ
83. 2013年4月18日 01:53:35 : G8Uw33F5tk
上の議論って終わったの?1000倍って結局嘘?
コメント [日本の事件30] ネット殺人予告:PC遠隔操作 「真犯人」のメールサーバー、共同記者が取材で入る(毎日) 第三者でも簡単に出入り出来た 鬼畜ユダヤ
10. 2013年4月18日 01:56:08 : GE5BBXIyss
警察は202.248.159.3のIPアドレス使ってる人物の調査したんだろうな?

ホスト名 202.248.159.3
国(TLD)
都道府県
組織名
HTTP_USER_AGENT Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.04506.30)
プラットフォーム Windows XP
ブラウザ InternetExplorer 8.0
画面解像度情報 1280×1024×32
http://jinja.net/cgi/acc/acc.cgi?FRAME=result&LOG=access_log.20120400.cgi&ITEM=VisitorTrace

デジカメに興味ありか

8 投稿者: (202.248.159.3) : 2006年12月19日 13:00
>7 本当にねえ。
デジカメWatchの根本さんの過去の記事、
RD-1でのレンズ数十本一気撮りなど最高でした。
今回の記事は、M8で初めてライカに興味を持った人向けに
親切な解説ですね。
http://www.digicamezine.com/mt-static/2007/09/_m8watch.html

コメント [カルト10] サンディー・フック小学校銃撃は芝居か チベットよわー
08. 2013年4月18日 01:57:14 : sa6dnuDU4H
>>07
>>02は、
>体制側も常に情報操作のために、陰謀論を使うって事
>それは、全米ライフル協会=共和党極右によるバレバレであまりにも破廉恥な、このようなケースや

と言っている、ということは体制側=共和党だと思いこんでいるわけよ。
そこで、体制側=民主党NWO・連邦政府内の刀狩り派
だと教えてやっているのがどこが悪いの?


記事 [経世済民79] 中央銀行がデフレに打ち勝つ方法 黒田国債金利 仏赤字削減 ECB利下? キプロス金売 FRB雇用 アベノミX TPP

中央銀行がデフレに打ち勝つ方法
2013年04月18日(Thu) Financial Times
(2013年4月17日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

 高所得国がデフレに陥っていないのはなぜなのか――。これこそが今日の謎にほかならない。ハイパーインフレになるという、一部のヒステリックな人たちの誤った予想通りになっていないことが謎なのではない。

 国内総生産(GDP)が金融危機以前のトレンドに比べて大幅に落ち込んでいるにもかかわらず、そして高失業が長引いているにもかかわらず、インフレがこれほど安定しているのは実に不思議なことだ。なぜこうなるのかを理解することは非常に重要だ。なぜなら、その答え次第でどんな政策対応が正しいかが決まるからだ。

 幸いなことに、これについてはうれしい答えが示されている。どうやらインフレが安定しているのは、インフレターゲット政策が信頼されていることのご褒美であるようなのだ。

 そしてそのおかげで政策当局は、危険を冒して拡張的な経済政策を取る余地を手にできているという。皮肉なことだが、インフレターゲット政策の成功がケインズ的なマクロ経済安定化政策を蘇らせたことになる。

インフレという犬は吠えなかった

 既にギャビン・デービス氏やポール・クルーグマン氏らが指摘しているように、国際通貨基金(IMF)は先日公表した世界経済見通し(WEO)で希望を抱かせてくれる上記の議論を展開している。

 IMFの議論は、非常に高い失業率が長期間続いているにもかかわらず、インフレ率が変化していないという認識からスタートする。インフレという「犬は吠えなかった」というのだ*1。

 この現象については、構造的な側面に着目した説明が考えられる。例えば、バブル時代に栄えた建設業界などの職を失った人は、既に出ている(あるいは近々出てくる)かもしれない求人に応募できるスキルを持っていなかったり遠く離れたところに住んでいたりする、という説を唱える人は多い。

 また、失業率が長期間高止まりすると、職探しを比較的容易にしてくれるスキルや人脈が失われるにつれ、当初は一時的だった失業が長期的なものになりやすい。長期に及ぶグレートリセッション(大不況)で長期失業者が記録的な高水準に達しているのはそのためだ。これらはいずれも、労働市場の需給を緩和させる傾向がある。

*1=シャーロック・ホームズ・シリーズの小説『白銀号事件』の推理で使われた表現

 一方、もっと元気が出る説もある。これによると、インフレターゲット政策は人々のインフレ期待の変動を抑制するアンカー(錨)になっており、労働市場の動きにもこれが影響している。しかも、今日のインフレターゲットは0%に近い。

 労働者が名目賃金の引き下げに抵抗するのは周知の通りで、グレートリセッションに入ってからもその状況は続いている。実際、ユーロ圏内の調整が非常に大きな痛みをもたらしているのはこの抵抗のためでもある。従って、この状況のせいもあってインフレ率は(少なくとも下方には)硬直的になる、というのだ。

IMFが導いた3つの結論

 IMFは、WEOでこれらの説を予備的に分析し、主要な結論を3つ導いている。第1の結論は、「インフレ期待は、中央銀行のインフレターゲットというアンカーでしっかり抑制されており、足元のインフレ率からは特に影響を受けていない」というもの。

 第2の結論は、このアンカーによるインフレ期待抑制の度合いは時とともに強まってきたが、その一方で足元のインフレ率が期待インフレ率に及ぼす影響は逆に弱くなっているというもの。

 そして第3の結論は、それに伴ってインフレ率と足元の失業率との関係も弱まってきたというものだ。1995年以降はこの関係がほとんどなくなっており、中央銀行のインフレターゲットに沿った安定的なインフレが長期間続いているという。

 計量経済学の手法を使った詳細な分析では上記の予備的分析を支持する結果が出ているが、さらに2つのことが分かったという。

 1つ目の特に重要な点は、現段階では景気循環による失業がかなりの数に上っているということ。そして1つ目ほど重要ではない2つ目の点は、世界経済全体のインフレが個々の国のインフレに及ぼすインパクトには明確なトレンドが見受けられないということである。

 米国の状況を分析すると、これらの変化の意味が明らかになる。もし景気循環とインフレの間に今日見られる関係が1970年代のそれと同じだったら、米国の物価水準は既に下落していると考えられるのだ。

 幸いなことに、物価は下落していない。もし下落していたら、実質金利は今ごろ大幅なプラスになっているだろうし、バランスシートデフレは米国の安定性をこれまでよりもはるかに激しく脅かしていたことだろう。

 またうれしいことに、金融危機前の好況期の状況を見る限り、インフレは一方向にのみ硬直的なのではない。インフレ率は好況期にもインフレターゲットに沿った動きをしていたのだ。特にスペインと英国ではその傾向が顕著だった。

 また、米国とドイツが1970年代に対称的なパフォーマンスを見せたことからも興味深い結論が導かれる。ドイツの中央銀行(ブンデスバンク)は1970年代にその評価を高めたが、それはブンデスバンクが一度もミスをしなかったからではなく、目標の達成に必要な施策をブンデスバンクは講じるだろうと人々が信じていたからだった。

 つまり、そこに信頼性がある限り、インフレターゲット政策は柔軟に実施できる可能性があるのだ。

 これは重要な分析結果であり、今後の政策に大きな示唆をもたらしている。

今後の政策に対する3つの示唆

 第1の示唆は、景気がどの程度落ち込んでいるかという推計には誤りがつきものだが、中央銀行がインフレターゲットの達成に取り組んでいると人々が信じている限り、推計の誤りはあまり問題にならないかもしれない、というものだ。これは循環的な失業とインフレ率の関係を示した「フィリップス曲線」が水平になることによる大きな恩恵の1つである。

 第2の示唆は、景気の落ち込み具合について不確実性があることと、大幅な景気後退にインフレ率が反応していないことを考えれば、中央銀行はインフレターゲットの達成だけを目指してはいけない、というものである。

 深刻な景気後退に陥った国々やそれがさらに悪化している一部の国々では、安定的なインフレと両立する範囲内で経済活動を最も活発な状態に導くことが中央銀行の仕事になる。過去に成功を収めたことにより、中央銀行には、景気後退期に危険を冒して需要拡大を試みる機会だけでなく、そうする責務も与えられているのだ。

 欧州中央銀行(ECB)の幹部の方々に申し上げたい。インフレ率が低いだけでは不十分なのである。

 第3の示唆は、中央銀行はインフレターゲットを目標の中核に据え続けるべきだが、過去の経験を振り返るとそれだけでは不十分であることが分かる、というものだ。信用バブルを抑制するよりもバブルが弾けてから後片付けをする方が簡単だという見方は誤りだった。となれば問題は、どのように行動するかに絞られる。

 明らかに重要なのは、金融システムの強化である。自己資本比率基準の引き上げや積極的なマクロプルーデンス政策の推進を通じて、打撃を受けても短期間で回復できるようにするのである。

 いずれも容易なことではないだろう。例えば、同じIMFが公表した国際金融安定性報告書(GFSR)は、金利水準が0%に近づいた時に中央銀行が用いざるを得なかった非伝統的な金融政策に潜んでいるかもしれない短所をいくつか指摘している。

 インフレターゲットの変更は極めて大きなリスクをはらんでいるだろうが、これまでに起こったことを見る限り、インフレ率がいくぶん高まることは有用だったかもしれない。

政策当局は柔軟性を生かせ

 また、過去の経験がはっきり示しているように、バランスシート不況においては金融政策を単独で発動してもあまり効き目はない。

 金融システムの迅速な立て直し、民間セクターのデレバレッジング(負債圧縮)の加速、そして可能な時には必ず財政支出で需要を下支えするという意思の3点セットで金融政策を補強しなければならないのだ。

 しかし、金融危機前の油断にもかかわらず、インフレ期待の変動の抑制という明らかな成功のおかげで、政策当局は必要な柔軟性を手に入れることができている。それが分かったのは喜ばしいことだ。この柔軟性を使わない手はない。

By Martin Wolf
http://jbpress.ismedia.jp/articles/print/37616

 
黒田日銀の「バズーカ砲」で国債市場が大揺れ
2013年04月18日(Thu) Financial Times
(2013年4月17日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

 信用の流れをよくしようとする黒田東彦氏の計画も、もはやこれまでか。日銀新総裁の黒田氏が2週間前に「大型バズーカ砲」をかつぎ、借り入れコストを引き下げるためにかつてないほど国債を大量購入すると約束して以来、30年物国債の利回り曲線が全面的に上昇し、一部の銀行は融資の利率を引き上げた。

 一方、国債の売買高は激減し、ボラティリティー(変動率)が記録的な水準に上昇、世界で最も多額の債務を負った日本政府が世界一の低金利で資金を賄い続ける能力が脅かされている。

急進的な政策転換でボラティリティーが急騰


世の中に出回るお金の量を増やすことを目標とする「量的・質的金融緩和」策が市場を揺るがしている〔AFPBB News〕

 先週行われた30年物国債の入札は、あるストラテジストの言葉を借りれば「悲惨」で、最低落札価格と平均落札価格の差が過去最大となり、不安定な需要を裏付ける証拠となった。

 トレーダーやアナリストの話では、混乱の一部は大手銀行1行の国債売却に端を発していた。この銀行は黒田氏のデビューの翌日、保有していた国債を大量に売って利益を確定し、同様の国債売りの引き金を引いたという。

 だが、こうしたトレーダーに言わせると、混乱の責任の大半を負うべきは、従来の金融緩和政策からの劇的な転換の意味合いを十分に説明しなかった中央銀行だ。

 野村によると、日銀の正味の年間資産購入額は名目国内総生産(GDP)比15%近くに達しており、黒田氏の「次元の違う」緩和は世界中のどの金融緩和策よりも規模がかなり大きくなる。

 さらに、新たな政策は通常の量的緩和ではなく、日銀の用語で言う「質的・量的緩和」だ。日銀は月間の国債購入額を2倍以上に増やす(新発国債の約7割を政府から吸い上げることになる)一方で、買い入れる国債の平均残存期間も現在の3年から7年程度まで延ばす計画だ。

 野村証券のチーフストラテジスト、松沢中氏は、この急進的な政策転換の「衝撃と畏怖」が広がる中、914兆円という世界第2位の規模を誇る日本国債市場の投資家は「方向を見失った」と言う。

 ボラティリティーの高い状態が長引くようなら、「バリュー・アット・リスク」モデルによって投資家が保有国債の売却を余儀なくされ、利回りが一段と上昇する恐れがあるとアナリストらは警告する。

 そうなると、日銀がマイナスの実質金利に対する期待感を生み出すのが一段と難しくなるかもしれない。マイナスの実質金利は、日本国内で融資とリスク資産に対する幅広い需要を喚起するために不可欠だと見なされている要素だ。

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券のチーフ債券ストラテジスト、石井純氏は「今のところ、鳴り物入りで発表された緩和策は失敗と判断せざるを得ない」と言う。

国債購入計画の詳細開示を求める声


トップ交代とともに大きく政策を転換した日銀〔AFPBB News〕

 アナリストらによると、秩序回復のためには、今週起きることが極めて重要かもしれない。

 日銀は17日午後、国債トレーダー30人と特別会合を開いた。金融機関の上層部との先週の会合で持ち上がった新たな懸念を具体的に詰める狙いだった。

 日銀は先週の会合の後、翌日に残存年数が10年までの国債を2.5兆円買い入れると発表した。日銀が資産購入に関して数時間以上の通知期間を与えたのは、これが初めてだ。

 だが、投資家が需給をもっとしっかり把握できるよう、将来は日銀による月間7.5兆円の国債購入のタイミングと規模に関するより詳細な情報が必要だとの声も上がる。

 「日銀が提示するスケジュールが長ければ長いほどいい」。東京在勤のあるシニアトレーダーはこう話す。「向こう2カ月程度、あるいは次の四半期の買い入れが分かっていれば、ポートフォリオ構築に着手し、入札で買うものを調整することができる」

 アナリストらは、18日に実施される1.2兆円規模の20年物国債の入札にも注目している。これはゴールデンウイーク前に行われる最後の超長期の国債入札で、もし落札価格の差が先週の30年物国債入札より大幅に縮まれば、市場全体のボラティリティーが低下するだろう、とみずほ信託銀行のシニアファンドマネジャー、吉野剛仁氏は語る。

 今のところ、黒田氏にとって良い知らせは、資金が概ね債券市場にとどまっていることだ。生命保険会社などの機関投資家が外国資産への投資を増やすためにポートフォリオを組み替えるという話も聞かれたが、アナリストらは、今のところ、そうした動きを示す兆候はほとんど見られないと話している。

 バークレイズ証券の債券ストラテジスト、丹治倫敦氏は、今週発表された米国と中国の弱い統計は債券投資家に様子見を促す追加材料を与えると指摘する。また、クレディ・スイス証券の債券調査部長、宮坂知宏氏は「現時点では、投資家はボラティリティーに耐える」と言う。

多くの市場参加者は当面様子見

 JPモルガン証券の債券ストラテジスト、山下悠也氏は、それでも日銀が神経を尖らしているのは明白だと言い、超過準備が歴史的な高水準に達しているにもかかわらず、日銀は最大で期間1年の資金を0.1%の翌日物レートで供給するオペを7日連続で実施したと指摘する。短期金利の安定を図るこの「多大な」努力は「極めて異例だ」と同氏は言う。

 一方、多くの市場参加者は依然、様子見を決め込んでいる。三菱UFJモルガン・スタンレーの石井氏は、売買高の減少が「自己成就的な悪循環」で荒い値動きを増幅させるとし、「市場心理が完全に回復できるまでには、まだ時間がかかる」と話している。

By Ben McLannahan
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/37615


 

第110回】 2013年4月18日 週刊ダイヤモンド編集部 日銀超弩級緩和の衝撃【後編】〜政策矛盾・企業

大胆緩和に出口戦略はあるか
壮大なる“金融実験”の行方

超緩和策の目的はインフレ率2%だが、達成すれば長期金利は上がるはず。だが日銀はそのために国債を大量購入、長期金利を低く抑え込む。矛盾を抱えた政策に潜むリスクを検証する。

「あれは平成の真珠湾攻撃だったのか」──。日本銀行周辺では今、そんな会話がよくなされている。日銀が“超サプライズ”の大胆緩和策を打ち出した際、黒田東彦総裁は「戦力の逐次投入はしない」と繰り返し、2年という短期決戦であることを強調した。

 真珠湾攻撃の指揮に当たった山本五十六が、単なる思い付きで「短期決戦」を仕掛けたのか、はたまた“出口”を考えた上での行動だったのか、それは定かではない。が、対する日銀はどうなのか──そんな話題で持ち切りなのだ。

 戦争には否定的だったと言われる山本の奇襲は成功したが、その後は戦争から抜け出せず、泥沼に陥ったことは言うまでもない。

 一方の日銀は、対外的には「出口の議論は時期尚早」(黒田総裁)としているが、むろん内部では徹底議論し、戦略を練った上で踏み切ってはいるだろう。だが、国債発行市場で7割を日銀が買い占めていくだけに、そこから手を引くのは想像を絶する困難を伴う。

超長期債購入は8倍に
財政再建も見送られるか

 図を見てほしい。これは、日銀が購入する長期国債について、残存年限別に金額の変化を示したものだ。全体で約2倍というだけでも驚きだが、5〜10年は8.5倍、10年以上も8倍に膨らんでいるのだから凄まじい。


拡大画像表示
 なぜかくも大規模かつ長期化したのか。日銀が今回、最も変わった点は、段階的に5兆〜10兆円規模の追加緩和を打ち出していくのではなく、「2年でインフレ率2%」から逆算した資産購入総額を“一気に”打ち出したことだ。逆に言えば、追加緩和という退路を自ら断ったともいえる。

 ここまでくると、「目的はどうあれ、現実として財政ファイナンス」(末澤豪謙・SMBC日興証券チーフ債券ストラテジスト)だろうが、ファイナンスできているうちはまだいい。問題はこの先、景気が過熱したときである。

 いつ引き締めるか、その判断が難しいこともそうだが、最終的には長期国債の売却によって、市場に供給した資金を吸収する必要がある。だが、景気回復期に金利が上昇しやすい中、国債を売却すれば一気に需給バランスは崩れ、長期金利が急騰しかねない。

 それを避けようと、保有国債の償還による自然減で正常化を狙っても、保有国債の年限長期化により、遅々として償還が進まない状況に陥っている可能性が高い。

 そうこうしているうちに景気が腰折れでもすれば、日銀は次なる追加緩和を迫られるだろう。かくして永遠に正常化はなされず、物価は制御不能になる。

 足元でも、追加緩和を迫られるリスクシナリオは二つある。

 一つは、物価見通しが思うように上昇しなかったときだ。その時こそ「金融政策だけでデフレ脱却は難しい」との世論が巻き起こればいいが、追加緩和を求める空気が形成されないとも限らない。

 もう一つが、このところ再燃しつつある欧州危機によって、またも円高に振れたときだろう。

 喉元を過ぎて熱さを忘れた官邸周辺からは、早くも「消費増税は見送る」との声すら上がり始めた。利払い費の低位安定にあぐらをかいて財政健全化の道筋を示さなければ、それだけでも金利急騰につながる恐れはある。

 世論の期待に応えて日銀が踏み出した短期決戦は吉と出るか凶と出るか。壮大なる実験が始まった。

円安で笑い、金利低下で恩恵
それでも弱い設備投資への意欲

超弩級の金融緩和の衝撃は、日本企業にも波及している。急激に円安が進行し、株高や長期金利の急低下で、ビジネス環境が一変、一部の業種や企業に追い風となって吹き付けている。

 笑いが止まらないのは、自動車業界だ。東日本大震災などから反転攻勢中に円安の追い風を受けただけに、それもうなずける。

 例えば、トヨタ自動車は対ドルで1円円安だと400億円、対ユーロだと50億円の営業利益の増益要因となる。ホンダは対ドルで160億円、対ユーロで10億円と縮むが、それでも途方もない金額だ。


拡大画像表示
 グラフを参照してほしい。3月の日本銀行の企業短期経済観測調査(短観)での2013年度の主要輸出産業の想定為替レートと、実際のレートの乖離を示したものだ。各産業とも軒並み80円台後半に集中する中、自動車は84.31円(13年度上期)と保守的で、この急激な円安で大幅な増益が確実視されている。「自動車にぶら下がる産業の裾野は広いので期待している」(大手化学幹部)と、他産業から熱い視線が注がれている。

 一方、同じ輸出産業でも「自動車と対極にあるのが電機業界」(同)。

 パナソニックの3月末の中期経営計画発表会見。津賀一宏社長は「自動車メーカーさんに怒られるかも」と苦笑いしつつも、「円安に振れ過ぎないでほしい」と本音を吐露した。

 実は、デジタル家電が死に体となり、残された大きな収益の柱となっている冷蔵庫などの白物家電は海外に生産拠点を移管済み。つまり円安は逆風となる。

 とりわけ、深刻なのが再建に苦しむシャープだ。液晶事業が大赤字を垂れ流す中、白物家電と複写機は最後の砦。それが、この円安で為替差損が拡大しており、赤字事業に転落しかねない事態に陥っている。電機業界が輸出産業というのは過去の残像にすぎない。

資金調達を前倒し
溶け始めた企業心理

 株高で恩恵を受けている企業も少なくない。代表的なのが保険業界。例えば東京海上日動火災保険は13年3月末の株の含み益が1兆数千億円に上ったが、その後も含み益は増えている。

 自動車の好調ぶりなども反映し、「円安で輸出が活発化している」(大手損害保険幹部)ため本業の保険料収入も増加傾向にある。損保大手3社の海上保険の3月の保険料収入が計約273億円と、前年同月比で約24%も増加しており、この流れはしばらく続きそう。

 株高以上に企業への影響が全般的に及ぶのは、金利の低下だ。

「より低い資金調達手段を利用するのは当然で社債の発行を検討している」。ホンダ幹部はこうきっぱりと言い切った。日産自動車、NTTも、4月中に前倒しで1000億円規模の資金調達に動く。日産は「起債のタイミングが合っただけ」としているが、有利な発行条件になることは間違いない。

「資金需要がない」──。金融機関が口癖のように嘆いていたにもかかわらず、根雪のように固まった企業のマインドが溶けだした。「今はまだ借り換えが中心」という冷ややかな見方もあり、住宅ローン中心だが銀行の貸出残高も若干増加に転じた。

 本格的な景気回復サイクルに向かうには、調達した資金が設備投資に回るかどうかによる。「金利が下がろうが、株の含み益で儲かろうが、過剰設備の状況下では蚊帳の外」(新日鐵住金幹部)、「設備投資の計画を変えることはない」(コマツ幹部)と、現状では様子見を決め込む企業が多いのが実態だ。

 絶好調の自動車でさえ、「海外シフトの動きが鈍化する」(アナリスト)という程度だ。本格的な景気回復への道のりはまだ遠い。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 池田光史、河野拓郎、中村正毅、宮原啓彰)

http://diamond.jp/articles/print/34838

 

国債購入、日程増やす検討を=市場との意見交換で日銀幹部
2013年 04月 17日 21:26 JST
[東京 17日 ロイター] 日銀は17日夕、金融機関の役員を集めた11日の会合に続いて現場レベルの担当者らとの意見交換会を開催した。参加者からは、日銀が買い入れる1回当たりの国債の量を減らし、月5、6回としている回数を増やすべきとの意見が出され、日銀は、こうした声を踏まえ、実際に回数を増やすことが可能かどうか検討に入る方向だ。

日銀幹部が会合後、記者団に明らかにした。公式な場での市場参加者と意見交換会は、黒田日銀が異次元緩和に踏み切って以降、2回目。オペ対象となっている31金融機関から31人が出席した。

会合では長期国債の購入手法や、年限ごとの割り振りについての意見が相次いだ。日銀が買い取る国債は月額7.5兆円で、1回当たりに均しても1兆円超が吸い上げられる状況の下、相場変動がより激しくなったためだ。「1回当たりの購入額をより少額にし、回数そのものを増やしたらどうかとの声が多かった」(日銀幹部)という。

焦点となっている購入日の事前公表については意見が分かれたという。「購入日をめぐる思惑から市場が乱高下するぐらいなら、事前に分かっていた方がいい」との声がある一方、参加者の間では「手の内を明かすことはかえってボラティリティを高める」、「(1回の購入量を)小さいロットに変えられるなら、事前に公表する必要性は低下するのでは」などの声も上がった。

一方、国債先物取引の決済に使用される受渡適格銘柄を買い取りの対象にするかどうかに関しては、「日銀が買うとスクイーズが起きる」と、参加者からは消極的な意見が出されたいう。

(ロイターニュース 山口貴也、伊藤純夫 編集:山川薫)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE93G00720130417


 


フランス2017年の赤字削減目標を緩和
2013年 04月 17日 23:22 JST
[パリ/ベルリン 17日 ロイター] フランスのモスコビシ経済・財務相は17日、2017年までの経済見通しを閣議に提出し、17年の財政赤字削減目標を達成できない見込みであることを明らかにした。

それによると、2017年の財政赤字は国内総生産(GDP)比0.7%と、当初目標の0.3%から引き上げた。

ただ景気循環の影響を除く構造ベースでは2016年にGDP比0.2%、2017年に0.5%の黒字を見込む。

公的債務は2014年がGDP比94.3%に達する見通しとしている。当初は90.5%と想定していた。

財政見通しの前提となる成長率予想は、今年がプラス0.1%、2015―2017年は平均2%としている。

財政見通しは来週、議会に提出される予定。

欧州連合(EU)が定める財政再建目標の達成が想定より遅れるとの仏発表を受け、独財務省のコットハウス報道官は、EUの全加盟国は、同じ財政再建目標の達成で合意しているとの見解を示した。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE93G00H20130417


ECB、経済指標が正当化するなら利下げの可能性=独連銀総裁
2013年 04月 18日 00:45 JST
[フランクフルト 17日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのバイトマン独連銀総裁は、経済指標が正当化すれば、ECBは追加利下げを行う可能性があるとの見解を示した。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が17日、伝えた。

総裁は金利について問われ、「新たな情報に基づき、調整する可能性がある」と答えた。一方で「金融政策スタンスが重要な問題だとは思わない」とも述べた。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE93G00R20130417

米BOAの1−3月:利益が予想下回る、住宅金融事業が不調 (21:31) 米銀バンク・オブ・アメリカ(BOA)の2013年1−3月(第1四半期)決算では、利益がアナリスト予想を下回った。住宅金融事業が不調だった。株価はニューヨーク市場の時間外取引で一時3.3%下落した。
記事全文
NY外為(午前):ユーロ一段安、当局者発言報道でECB利下げ観測 (00:19)
ECBはユーロ押し下げへ行動を起こすだろう−ビニスマギ元理事 (23:29)
米モルガンSは日本株の短期下落を予想、ゴールドマンや野村に挑戦状 (00:01)
シティとBOA口座の野村資金を差し押さえへ−伊パスキ捜査で検察 (20:39)

キプロス、数カ月以内に金準備売却の見通し=財務相
2013年 04月 17日 19:36 JST
[ニコシア 17日 ロイター] キプロスのジョージアデス財務相は17日、同国は「今後数カ月以内に」金準備の一部を売却するとの見通しを示した。ただその上で、最終的な決定は中央銀行にかかっていると述べた。

欧州委員会が準備したキプロスの資金調達ニーズに関する評価によると、キプロスは欧州連合(EU)/国際通貨基金(IMF)からの100億ユーロの支援のうち自力で一部資金を調達するため、金準備を売却して約4億ユーロを調達する必要がある。

キプロスは先週、金準備の売却について同国向け支援プログラムへの拠出金調達に向けた選択肢に含まれていることを確認したが、最終的な責任は中銀が担っているとしていた。

ジョージアデス財務相は、ブルームバーグテレビに対し「金に関しては中銀に最終決定権がある」と語った。金の売却規模や価格には言及しなかった。

金の売却について政府は中銀のサポートを得ているかとの質問には「それについては近く検討されることを望んでいる」と述べた。

中銀の報道官は先週、金準備の売却は現時点で議題ではないと述べていた。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE93G05K20130417

 

ポルトガルが緊縮策の違憲判断後初の入札、1年物TB利回り上昇
2013年 04月 17日 23:34 JST
[リスボン 17日 ロイター] ポルトガルが17日実施した短期証券(Tビル)入札で、1年物Tビルの利回りが上昇した。今回の入札は、ポルトガルの憲法裁が今月初めに同国の緊縮策の一部に対し違憲判断を下してから初めて。

ポルトガルの債務管理庁(IGCP)によると、1年物Tビルの利回りは1.394%と、2月に実施された前回入札の1.277%から上昇した。応札倍率は2.1倍。

同時に実施された3カ月物Tビルの利回りは0.743%と、3月に実施された前回入札の0.757%から低下した。応札倍率は4.8%倍。

調達額は1年物Tビルが15億ユーロ、3カ月物が2億5000万ユーロとなり、目標総額17億5000万ユーロ(23億ドル)すべてを調達した。

クレディ・アグリコルの債券ストラテジスト、オーランド・グリーン氏は、憲法裁の判断を受け、ポルトガルの緊縮財政への取り組みが困難になるとの見方から、やや警戒感の高まりがみられたと指摘した。

ポルトガルの憲法裁判所は5日、政府が2013年予算に盛り込んだ財政緊縮策で、年金受給者への支払いや失業手当など4項目について違憲との判断を下した。これを受け、ポルトガルの財政再建計画が逸脱し、債券市場への復帰を遅らせる可能性があるとの懸念が高まった。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE93G00L20130417


米FRB、雇用の責務をこれ以上重視すべきでない=地区連銀総裁
2013年 04月 17日 23:41 JST
[ニューヨーク 17日 ロイター] 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は17日、米連邦準備理事会(FRB)は引き続きインフレを注視すべきであり、最大雇用の責務にこれ以上重きを置くべきではないとの見解を示した。講演原稿で述べた。

総裁は、雇用市場が深刻な問題を抱える状況下でも、物価安定に政策の主眼を置くべきとする研究結果に触れ、「FRBは失業をより重視すべき、との考えは極めて非生産的な可能性がある」と指摘した。

その上で、研究結果は「金融政策だけでは雇用市場の複数の問題について効果的に対処できないため、より直接的な雇用政策を活用することが肝要」であることを示しているとした。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE93G00N20130417

 

仮想通貨:デジタルの世界の「金採掘」
2013年04月18日(Thu) The Economist 

http://jbpress.ismedia.jp/articles/print/37609
(英エコノミスト誌 2013年4月13日号)
ビットコインは、たとえ崩壊したとしても、金融界に影響を与えるかもしれない。
 1999年、ショーン・ファニングという18歳の青年が音楽業界を永遠に変えた。レコード会社から高いCDを買う代わりに、個人が音楽ファイルを交換できるようにする「ナップスター」というサービスを開発したのだ。
 訴訟が相次ぎ、ナップスターは2001年7月に閉鎖された。だが、その発想は「ビットトレント」などのピアツーピア(P2P)のファイル共有ソフトという形で生き続けた。ナップスターというブランド名は今も合法的な音楽ダウンロードサービスによって利用されている。
 ナップスターの物語は、同様の技術に基づくデジタル通貨「ビットコイン」に関する熱狂を説明する助けになる。ビットコインの1単位の価格は1月時点で約15ドルだった(ビットコインは少額取引のために小数点第8位まで分解できる)。
 4月11日に本誌(英エコノミスト)が印刷に回された時点で、ビットコインは179ドルで安定しており、流通しているすべてのビットコインの価値が20億ドルになっていた。
膨れ上がる「ビットコイン・バブル」
 ビットコインは世界で最も熱い投資先の1つになっている。ソーシャルメディア、最新のものを探し求めて自由に動く資本、そして恐らくはキプロスでの最近の出来事で取り乱した銀行預金者によって膨らんだバブルだ。

 ナップスターと同じように、ビットコインは崩壊するかもしれないが、永続的な遺産を残す可能性がある。
 実際、ビットコインは4月10日に急激な調整を経験した。この日は一時、価値の半分近くを失い、その後急回復している(図参照)。
 たが、ビットコインに関しては、価格は最も面白みに欠ける部分だ、と小売業者向けにビットコインの支払いを処理する企業ビットペイの創業者トニー・ガリッピ氏は言う。
 価格以上に重要なのは、電子商取引を今よりずっと容易にするビットコインの力だ。
 ビットコインは、唯一のデジタル通貨でもなければ、唯一の成功したデジタル通貨でもない。仮想世界「セカンドライフ」のゲーマーたちは、「リンデンドル」で支払う。中国のネット大手「テンセント(騰訊控股)」の顧客は「QQコイン」で取引する。フェイスブックは「クレジット」を販売している。

仮想通貨はビットコインだけではないが・・・〔AFPBB News〕
 ビットコインが際立つのは、他のオンライン(そしてオフライン)通貨と異なり、中央銀行のような単一機関によって創造・管理されていないことだ。
 代わりに、ビットコインの「金融政策」は利口なアルゴリズムによって決定される。新しいビットコインは「採掘」されなければならない。つまり、ユーザーは、自分のコンピューターに複雑な数学的問題を解く競争をさせることで新しい通貨を獲得できるのだ(勝者は仮想現金を得る)。
 コインそのものは単に数字の羅列だ。それゆえビットコインは完全に分権的な通貨であり、いわばデジタルの金のようなものだ。
ナゾの日本人(?)が開発した技術
 ビットコインの発明者であるナカモト・サトシ氏は謎めいたハッカー(あるいはハッカー集団)で、2009年にビットコインを生み出し、2010年のある時にインターネットから姿を消した。この通貨の初期の利用者は大抵、国家管理から抜け出すことを決意した技術好きのリバータリアン(自由至上主義者)や金の投資家だった。
 ビットコインが使われている最も悪名高い場所は、「トール」と呼ばれるウェブの匿名通信部分に隠れた市場「シルクロード」だ。ユーザーは、品物――通常は違法薬物――を注文し、ビットコインで支払う。
 一部の合法的な企業もビットコインを受け入れ始めている。その中には、ソーシャルメディアサイト「レディット」や、ブロガーにウェブホスティングやソフトウエアを提供する「ワードプレス」などがある。小売業者に対する訴求力は強い。
 ビットペイのような企業は、スポット価格でのドルへの交換サービスを提供している。手数料は通常、クレジットカード会社や銀行が請求するよりもはるかに安く、特に海外からの注文の場合はそれが顕著だ。そして、ビットコインの取引は取り消しができないため、詐欺によって小売業者が損失を被る状態に置かれることもない。
 だが、カリフォルニアに拠点を置くビットコイン取引所で、ユーザーが自分のデジタル財産を保管できる「お財布サービス」を提供しているコインベースの共同開発者フレッド・アーサム氏は、ビットコインが主流になるためには、多くのことが起こらなければならないと言う。
 初めてビットコインを手に入れるのは難しい。また、ビットコインを使うのは骨が折れる。ハッカーに盗まれることもあるし、洗濯機の中のドル紙幣のように単になくなってしまうこともある。いくつかのビットコイン取引所は過去2年ほどで、盗難や崩壊に見舞われた。
 その結果、ビットコインの事業は統合が進んだ。最大の取引所が「Mt.Gox(マウントゴックス)」だ。東京に本拠を構え、2人のフランス人が運営しているマウントゴックスは、ビットコインとドルの取引の約80%を処理している。このような事業が失敗すれば、ビットコインは大打撃を受ける。
 事実、4月10日の価格急落を引き起こしたのは、マウントゴックスのソフトウエアの障害だった。その結果、多くのビットコインユーザーがパニックに陥った。
 ビットコインの法的地位も不明確だ。米国の政府機関、金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)は3月18日、ビットコインの取引所を規制するよう提案した。この提案は、FinCENがビットコインの取引所を閉鎖する可能性が小さいことを示唆している。
 技術的な問題も克服しなければならない、とビットコインの専門家マイク・ハーン氏は言う。ネットワークに参加するユーザーが増えるにつれ、(それぞれのビットコインの所有者を確認するために)ユーザー同士の間を流れるデータ量が増え、システムの動きが遅くなる。
 技術的な解決策が助けになる可能性はあるが、その展開は難しい。すべてのユーザーがビットコインのお財布と採掘ソフトを更新しなければならないからだ。ハーン氏は、ビットコインは自身のためにならないほど急成長するのではないかと懸念している。
リップルの波及効果
 だが、本当の脅威は競争だ。ビットコインの支持者は、法定貨幣と異なり、新しいビットコインは思いつきで創造できないと指摘したがる。確かにそうだが、新しいデジタル通貨は思いつきで創造できる。
 既に別の選択肢が開発途上にある。ビットコインによく似た「ライトコイン」がその1つだ。これまでのところ、ライトコインはごく少数の筋金入りのギークによって利用されているだけだが、これも最近価格が急騰している。噂によれば、ライトコインは間もなくマウントゴックスで取引できるようになるという。
 もう少し社会性のある代替手段は「リップル」だ。シリコンバレーで事業を次々立ち上げた起業家で、リップルを開発した新興企業オープンコインの共同創業者クリス・ラーセン氏は、リップルはビットコインよりもはるかに使いやすくなると言う。
 典型的なビットコインの取引が確認に10分かかるのに対し、リップルの取引は数秒で承認される(あるいは拒否される)。リップルの起源に謎めいたところはないし、犯罪行為やその他の怪しげな行為との関連も(まだ)ない。
 オープンコインは、5月にリップルを一般に分配し始めると見られている。同社は1000億リップルを作り出しており、この数字は決して増やさないと約束している。
 新たな通貨に弾みをつけるため、オープンコインは最終的に供給量の75%を分配する計画だ。オープンコインの口座を開設する人は全員、5リップルを受け取る。既存のビットコインユーザーはそれより多くのリップルを手に入れるという。
 オープンコインが持ち続ける25%は、リップルを強い通貨にする大きなインセンティブになる。価値が上がれば上がるほど、オープンコインが売却された時に同社の投資家が得る見返りが大きくなるからだ。4月10日、流行の最先端を行くアンドリーセン・ホロウィッツなどの一流ベンチャーキャピタル数社がオープンコインに投資したと発表した。
ビットコインが残す足跡
 リップルが勢いを増せば、さらに大きな金融機関が競争に参加するかもしれない。ビザのような企業は、安価な即時国際決済システムを構築する可能性がある、とビットペイのガリッピ氏は指摘する。そして国がアルゴリズムの通貨を発行したらどうなるだろうか?
 その時点で、ビットコインは恐らく破綻するだろう。だが、実際にそうなれば、ビットコインを生み出した人たちは、ファニング氏のようなことを達成したことになる。
 ナップスターなどのファイル共有サービスは、音楽業界に「アイチューンズ」や「スポティファイ」のようなオンラインサービスを受け入れさせた。ビットコインの価格は崩壊するかもしれない。ユーザーが突然別の通貨に乗り換えるかもしれないからだ。
 だが、恐らくは、何らかの形のデジタル通貨が金融の世界に永続的な足跡を残すことになるだろう。


 
田嶋智太郎の外国為替攻略法
2013年04月17日
2年で2%なら1ドル=120円?

4月初旬に日銀が決定した「異次元緩和」の内容を受けて、英バークレイズのチーフエコノミスト、ジュリアン・キャロー氏は「2年で2%の(物価目標)達成には1ドル=120円まで円安が進む必要がある」と述べました。今後、実際に日銀が長期国債の購入残高を2倍超の水準に増額させるならば、それに連れてマネタリーベース(=資金供給量/金融機関が日銀に預けている当座預金と市中に出回っている現金を合わせた額)もほぼ2倍となり、結果的に物価高と円安が同時に進む可能性は十分にあります。

下図に見るとおり、1982年10月にドル/円が278台円の高値をつけて以降、長らくの価格推移には、大よそ8〜9年ごとに主要な高値をつけるパターン(=サイクル)が認められています。近過去における主要な高値というのは、2007年6月につけた124円台の水準を指していることから、その8〜9年後は2015〜16年あたりということになります。つまり、それは今から約2年後のことであり、日銀が2%の物価目標達成期限としている時期ともほぼ重なります。

ちなみに、日銀は量的・質的金融緩和の取り組みについて「これを安定的に持続するために必要な時点まで継続する」と明言しています。つまり、2%の物価安定目標に到達したからといって、すぐさま金融緩和策の規模を縮小し、ほどなく撤退するというわけではないのです。よって、今から2年+αの期間は、基本的に円安傾向が続く可能性が高いと言うことができるでしょう。その目標水準は、やはり07年6月高値の124円台+αということになるのではないでしょうか。

今から2年後の2015年と言えば、本来、日本の消費税率が段階的に10%まで引き上げられていなければならない時期にあたります。よって当然、それまでに消費税増税実施の大前提となる「実質2%、名目3%」の経済成長率の目標達成と同水準の安定的な維持にメドがついていなければなりません。万が一にも、それが難しい状況となれば、消費税増税の目標は果たされず、財政再建の太い道筋の一つが断たれるとの懸念が強まることとなります。もちろん、それは相当に強い円売り圧力となるはずです。

加えて、2015年あたりまでの間に一段と日本の貿易赤字が膨らめば、いよいよ通年の経常収支において黒字確保が難しくなるとの懸念も強まることでしょう。ひとたび通年で経常赤字に陥ることとなれば、もはや「日本売り=円売り」の流れに歯止めがかからなくなる恐れもあります。だからこそ、アベノミクスは今後2年間、政策総動員で髪を振り乱して、経済成長、輸出促進、財政破たん回避に取り組まねばならないのであり、そのファースト・ステップとしてのデフレ克服=円高是正を何としてもやり遂げなければならないのです。

すでに、目の前の円安やそれに伴う物価上昇に嫌気を表明する向きもありますが、ここは少々ガマンしなければなりません。でないと、それこそ「目も当てられないほどの円安進行」と「悪い物価上昇」に見舞われる可能性があるからです。4月初旬の日銀の決定を受けて、英フィナンシャルタイムズ紙の社説が「実際のところ、これ以外に選択肢はなかった」と評したのも納得と言えます。

コラム執筆:田嶋 智太郎

経済アナリスト・株式会社アルフィナンツ 代表取締役

前の記事:当面のドル/円の上値余地は限られてきた? −2013年04月10日
http://lounge.monex.co.jp/pro/gaikokukawase/2013/04/17.html

日銀金融政策決定会合におけるキーワード「2」

 4月3日、4日の日銀金融政策決定会合を受け、4月5日に長期金利は0.315%まで低下、過去最低利回りを更新しました。つまり債券価格が上昇しているということで、機関投資家が債券を多く買っているわけです。

 今回の会合では、数字の「2」がキーワードとなりました。日銀は、物価安定目標として前年比で上昇率2%を2年程度で達成するとしました。また、マネタリーベース、長期国債ETFの保有額を2年間で2倍にするとしました。こうしたことを受けて、日銀が債券を買うので債券価格は下がらないという見通しから、会合の結果が出た翌営業日に機関投資家が債券を買いに動き、0.315%まで利回りが低下したということなのです。あるシンクタンクの予測ではさらに利回りは下がるとも見られています。

 しかし一方で、最低利回りを更新した後には一旦利益を確保しようという動きが出て、債券は大きく値下がりしたのです。債券にも株のストップ高ストップ安のようなシステムがあり、これをサーキットブレーカーと言います。債券の場合は、価格が上下に1円動いたら一旦取引を止めるというルールになっています。また、このサーキットブレーカーは一度発動されると、2度目は倍の2円動いたときに取引を止めるという仕組みになっています。

 今回は一度1円下がって発動され、再び2円下がったので二度目のサーキットブレーカーが発動されました。合わせて3円、大幅に債券価格が下がったのです。債券市場はパニックにこそなりませんでしたが、この下げはある意味暴落と言えます。このようなことは過去にも珍しく、サーキットブレーカーの発動は2008年10月14日、リーマンショック以来のことです。

 その後は持ち直し、利回りが低下している債券市場ですが、このような水準での推移が続けば債券で運用する価値がなくなるのではないかという懸念が浮上します。利回りが0になってしまえば、債券価格には上昇の余地がありません。債券先物は6%が前提で運用しているので価格が形成されるのですが、実際に利回りがここまで低下すると生損保などが運用するリターンが期待できなくなってしまいます。日銀が債券を買うことによって、必然的に運用している機関投資家が日本国債では運用が成り立たなくなるのです。

 そこで、円安になってきていることもあり、機関投資家が日本国債を売り、外国債券に投資する可能性が高まってきます。ただし、機関投資家が売っても日銀が買うので、日本国債の価格は保たれます。このように機関投資家が日本国債を売って外国債券を買うことになると、円を売ってドルを買うので更なる円安に繋がると考えられるのです。

 日銀は2年間で2%のインフレを目標にした金融緩和として、国債を買ってお金を市中に流し、マネタリーベースで銀行に貸し出すお金も増やすということを言っています。しかし、実際の実需で円を売ったりドルを買ったりお金が動かないと絵に書いた餅になってしまいます。価格を支えて金利を低下させ機関投資家を運用難にさせることによって、日銀は外債に投資が向かうことを促しているとも言えるのです。強制はしないものの、運用の魅力がないことで自然と外債にお金が向かうのです。これは介入と同じようなことであり、円安を保つことができるのです。なおかつ先物やFXなどではなく、実需のお金が流れるので、実際に市中にお金が流れて円が売られるということです。

 日本から海外へのお金のシフトが起こることで更に円安になり、製造業にとっては円安効果が続くことになります。それを利用してうまく競争力を付けることができれば、日本株がまだまだ買われるという期待も一段と高まると言えます。

 これまでの日銀は、金融緩和は効果がないと言ってきたのですが、大きく方針転換をしたことによって実際に大きな効果に繋がるのか、投資家目線でしっかりと見て資産配分を考えていく必要があるでしょう。

上昇相場で見るべきテクニカル指標とは?

 日経平均のチャートを見てみましょう。上昇が続く中、どこで買っていいのか分からないという声をよく聞きます。こういう時の買いのポイントは、どのようなチャートを使うかです。

 MACDというチャートはオシレーター系といわれる上下の振幅でタイミングを測るものですが、これは売りシグナルがいろいろなところに出てくるのでこのような場合にはとても不向きです。こうしたときにポイントになるのはトレンド系のチャートを見ることで、ボリンジャーバンドの+σ(シグマ)のラインを抜いたら買うというような手法です。トレンドというのは安値を更新しないからこそ上昇トレンドがあるのです。高値を更新したり、直近の高値を抜いたりすればトレンドが上向いていることの示唆になります。

 上がっているところを買うという強気の考え方もありますし、一方、下げた後に戻し始めたら買うという考え方もあります。その時の基準になるのは5本線あるボリンジャーバンドのうち、真ん中の移動平均線や+σの線なのです。そこまで下がってきて反発したところを買っていけば基本的にはトレンドは上向きですから、仮に戻りが鈍い場合でも少し時間が経てば上がってくるので、右肩上がりの相場に付いていけるというということになります。

 注意するのは高くなりすぎたところです。ボリンジャーバンドで+2σを超えているところなど勢いはいいのですが、持っている人は売らなくてもよいものの、買ってしまうとすごく長い上ひげになっているところもあるので高値づかみをしてしまう可能性があります。また、ボリンジャーバンドの真ん中を割り込んでしまった時なども買うのは様子を見た方がよいでしょう。その後に反発してきたところを買えばよいのです。さらに、高くなり過ぎのところを買わないようにするためには移動平均線との乖離率も参考になります。52週移動平均線との乖離が30%を超えてきた時は警戒信号です。

 高値は買わず、でも相場が上昇してしまうという状況になると心理的にはどうしようかと焦り、迷ってしまうものですが、可能ならこのように上昇トレンドができる前に上向いた段階で付いていくというのが一番のポイントです。上昇トレンドができてかなり高くなっている時には、やはり短期的な考え方で買って利益が出たら一旦売るという利益確保を優先するやり方をしていかないと危険と言えます。


講師紹介

ビジネス・ブレークスルー大学
資産形成力養成講座 講師
株式会社インベストラスト 代表取締役
IFTA国際検定テクニカルアナリスト
福永 博之
テクニカル分析講座のコンテンツを一部抜粋してご紹介しております。
詳しくはこちら

その他の記事を読む
株式投資初心者の陥りやすいミス

http://www.ohmae.ac.jp/ex/asset/column/20130417_140057.html


 

【第1回】 2013年4月18日 野口悠紀雄 [早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問]
【新連載】
円安が進んでいるが、実体経済は停滞したまま
 日本銀行が新しい金融政策を決定した。今後2年間でマネタリーベースを2倍に増加させ、消費者物価指数上昇率を2%にするとしている。

 これを受けて、株価が上昇している。「円安が進行して輸出が増大する。輸出関連企業の利益が増大し、株価が上がる。日本経済は長く続いた停滞から脱却しようとしている」と考えている人が多い。

 この期待は、実現されるだろうか? 以下では、この問題について考えることとしよう。

資産価格は、実体経済の動向から
乖離してバブルを起こす

 最初に注意すべきは、「株価や為替レートは、しばしば実体経済の動向から乖離する」ということだ(このような文脈での実体経済は、しばしば「ファンダメンタルズ」と呼ばれる)。

 株価や為替レートは資産価格であり、「期待」、つまり将来の見通しに影響される。何らかの理由によって将来への期待が好転すると、ファンダメンタルズに何の変化がないにもかかわらず、価格が上昇する。価格上昇がさらに需要を増やし、投機的な取引も増えるので、ファンダメンタルズから乖離した価格上昇が続く。これが、「バブル」だ。

 それに対して、実体経済は、期待が変化しても、それによって直接に動かされることはない(ただし、まったく独立であるわけでもない。これについては後で述べる)。

 これから述べることのおおよそのストーリーをあらかじめ示すと、つぎのとおりだ。

 日本経済の現状を見ると、円安が進み、株価が高騰しているにもかかわらず、実体経済の動向ははかばかしくない。好転していると考えられる側面はほとんどなく、悪化している側面が多い。

 したがって、ここ数カ月間の株価高騰は、ファンダメンタルズの好転によって引き起こされたものではなく、将来への過大な期待が醸成されたことによるバブルであることが、ほぼ確実だ。

 もちろん、実体経済の停滞的状態が、今後も継続するというわけではない。しかし、円安や株価高騰が実体経済を改善する可能性は、今後も小さいのである。

 実体経済が改善するのは、短期・中期的に見れば、世界経済が好転して日本の輸出数量が増加する場合である。

 長期的に言えば、日本に生産性の高い新しい産業が生まれ、縮小する製造業からの雇用の受け皿になる場合だ。それこそが、日本を再生させる唯一のルートだ。そして、これは、金融政策によって実現されることではない。

金融緩和が
引き起こす諸問題

 他方で、金融緩和は、さまざまな問題を引き起こす。とりわけ問題なのは、つぎの3つだ。

 1. 円安とインフレの見通しが高まると、キャピタルフライト(資本逃避)が生じる危険がある。いったんこれが起こると、コントロールは難しい。キャピタルフライトは円安を加速し、それが輸入価格の高騰をもたらす。かくして、スパイラル的な円安・インフレの過程に落ち込む危険がある。

 2. 今回の日銀決定による国債購入額は、新規国債の発行額より大きい。したがって、「財政赤字がいくら拡大しても、日銀が買ってくれるから問題ない」という考えが支配的になる。そして、財政規律が弛緩し、財政赤字が拡大する。実際、社会保障制度の改革は焦眉の急であるが、ほとんど忘れ去られている。何らかのきっかけで金利が高騰すると、金融機関の資産悪化、国債利払い費の増大など、きわめて大きな問題が起きる。

 3. 本来必要とされる企業のビジネスモデルの見直しがなおざりにされる恐れがある。日本の電機産業は、ビジネスモデルの抜本的な再編成を求められている。ところが、赤字が予想される企業も含めて、企業業績の改善を遥かに超える株価上昇が生じている。これによって真の問題が覆い隠されてしまい、問題が深刻化する。

 以上のように判断される基本的な理由は、実体経済が改善せず、したがって資金需要が増えないと考えられることだ。そこで、今回の金融緩和の金融的側面を考えるに先立って、実体経済の動向について見ておくことにしよう。

円高の期間に
実質輸出が増大した

 将来を考えるにあたっては、いま何が起きているかを正確に把握しておくことが不可欠だ。そこで、ここ数年の実体経済の推移を見ることから始めよう。

 以下で見ることをあらかじめ要約すれば、「2012年11月以降の円安の進展は、輸出数量や国内生産に影響を与えていない」ということである。

 実体経済の動向を見るためのもっとも確実なデータは、実質GDP(国内総生産)だ。現在得られる最新のデータは、2012年10−12月期のものだ。

 ここ数年の季節調整済み実質GDPの需要項目別の推移(対前期伸び率の年率換算値)を見ると、図表1に示すとおりである。


拡大画像表示
 まず注目されるのは、輸出の変動が、経済全体の変動に大きな影響を与えていることだ。より詳しく見ると、つぎのとおりだ。

 リーマンショック後の2008年10−12月期、09年1−3月期に、実質輸出は、それぞれ-45.3%、-68.8%というきわめて大きな減少を記録した。実質GDPが落ち込んだ大きな理由は、このように輸出が急減したことだ。

 その後、輸出は高い伸びで増加した。落ち込んだことの反動もあるが、それだけではない。

 実質輸出の実額を見ると、単なる反動とは言えないことがよく分かる。図表2に見るように、10年10−12月期(4Q)まで、実額が増加し続けたのである。これは、主として中国への輸出が増大したからだ。そしてこれは、中国が強力な景気刺激策をとったからである。


拡大画像表示
 この時期には顕著に円高が進行したにもかかわらず、このように輸出が伸びたことに注意が必要だ(ただし、実質輸出が経済危機前のピークを回復することはなかった。これは、経済危機前の輸出が、アメリカの住宅バブルに支えられたものだったからだ)。

 輸出が増加したため、GDPの伸び率も高まった。09年10−12月期(4Q)から10年7−9月期(3Q)にかけては、とくにそれが顕著だった。

 ところが、大震災後に輸出が急減し、これがGDPのマイナス成長をもたらした。その後回復したが、12年7−9月期から、実質輸出が再び大きく減少した。

 円安が顕著になった12年10−12月期においても、輸出が減少していることに注意が必要だ。図表2の実額で見ると、12年1−3月期をピークとして、それ以降は継続的に減少しているのである。これは、中国経済の減速とヨーロッパの景気後退によるものだ。10−12月期の実質輸出は、大震災後の11年4−6月期よりさらに低い水準だ。

 震災による落ち込みをならして見れば、図表2に見るリーマンショック後の実質輸出の推移は、つぎの3つの期間に区別される。

(1)落ち込みからの回復期:10年7−9月期頃まで

(2)安定期:10年7−9月期頃から12年4−6月期まで

(3)減少期:12年7−9月期以降、最近時点まで

 しばしば、「リーマンショック後の急激な円高が日本の輸出の競争力を低め、それが日本経済回復の障害になっている」と言われた。しかし、上で見たように、急激な円高の時代に、日本の実質輸出は(大震災の影響を除外すれば)、減ったのではなく、増えたのである。

 この間に日本の実質輸出が増大した基本的な要因は、すでに述べたように、中国の経済刺激策など、世界経済のリアルな面での要因である。実質輸出に影響を与えているのは、為替レートではなく、世界経済のファンダメンタルズなのである。

 この事実は、今後を考える場合にも、重要な意味を持つことになる。

実質純輸出と実質設備投資の落ち込みが
経済の足を引っ張る

 2007年からの実質純輸出の推移を示すと、図表3のとおりだ(注)。

 経済危機によって大きく落ち込んだあと、回復して、10年には07年の水準を超えた。しかし、大震災で落ち込んだ。その後回復したが、12年1−3月期をピークとして減少している。


拡大画像表示
 12年10−12月期の水準は、08年10−12月期や09年4−6月期より少なくなっている。11年10−12月期に比べると5.1兆円ほど少ない。これは、12年10−12月期のGDPの約1%である。これだけ総需要が減少しているわけである。

 大震災後純輸出が減少したのは、発電の火力シフトによって燃料輸入が増大し、実質輸入が増えたことが大きな原因だ。しかし、実質輸入は12年4−6月期をピークとして減少しているので、それ以降の実質純輸出減少の原因は、実質輸出の減少だ。

 なお、図表2には、民間企業設備も示した。推移は、つぎのとおりだ。

 リーマン前から減少。リーマン後はほぼ一定。10年に輸出が増えても一定。11年10−12月期に増加したが、その後減少。

 輸出が増えても設備投資が増えないことに注意が必要だ。投資をしても海外投資になってしまうのだ。これは、04−07年頃とは違う傾向である。

 12年7−9月期には、実質純輸出と民間企業設備が落ち込んだため、GDP成長率はマイナスになった。

 10−12月期においてGDPがマイナス成長を免れたのは、住宅投資が高い伸びを示したからだ。これは、復興と住宅エコポイントによるものである。

 株価は、リーマンショック直前の水準を回復した。

 実質GDPがリーマンショック直前の水準にほぼ戻ったのは事実だ。しかしそれは、政府最終消費支出と公的固定資本形成が増えたことによる。

 企業活動に関係する民間住宅と民間企業設備は、いずれもリーマンショック直前の水準を下回る。また、鉱工業生産指数も1割程度低い。

 株価に直接関係するのは、企業利益だ。これは、リーマンショック直前の水準よりかなり低い。これについては、後で述べる。

(注)現実の貿易収支は赤字になっているが、実質の純輸出(実質輸出と実質輸入の差)は、図表3に見るように、黒字だ。実質値は、基準時点を変えると値が変わるので、こうした事態になる。したがって、純輸出の絶対水準を問題にするのは、適当でない。異時点間の比較をする場合に用いるべきだ。

円安にもかかわらず、輸出数量の
対前年比マイナスが続く

 GDP統計は有用な統計であるが、タイムラグがある(2013年1−3月期の第1次速報が発表されるのは、5月16日)。

 そこで、もっと最近の状況を把握するために、タイムラグがより短いデータを見ることが必要になる。タイムラグがもっとも短いのは、貿易統計だ。

 貿易統計では、数量指数と価格指数が算出されている。数量指数は、実質輸出や実質輸入に近い。価格指数は、現地価格と為替レートに影響される。原油や食料品などを除けば、現地価格はそれほど大きく変化しないので、1年程度の期間を見ているかぎり、価格指数はほぼ為替レートの動きを反映していると考えることができる。

 輸出数量指数の推移を見ると、図表4のとおりだ。


拡大画像表示
 12年6月以降、対前年比マイナスだ。13年2月は、対前年比-15.3%ときわめて大きい。円安にもかかわらず、輸出数量は落ち込んでいるのである。

 3月上中旬は、輸出金額の対前年比が1.9%。価格指数は20%程度のはずなので、数量の対前年比はマイナス18%程度のはずだ(速報値は4月18日に発表される)。

 なお、JETRO(日本貿易振興機構)が算出する「ドル建て輸出額」は、数量指数に近いものだ。

 13年2月は、前年比マイナス18.3%と、きわめて大きな落ち込みだ。

 この原因として、今年は春節(旧正月)が2月だったことの影響があると言われる。実際、対中輸出の対前年比は、1月に-9.2%だったが、2月には-29.2%となっている。

 ただし、寄与率で見ると、2月には、中国-5.4%、北米-2.4%、欧州-2.7%などだ。北米、欧州だけで-5.1%になる。つまり、落ち込んでいるのは中国だけではないのである。

季節調整後も輸出数量は
減少している可能性

 ただし、以上で見た数字は、季節変動を含むものだ。季節変動を除去した場合に、ここ数ヵ月間で輸出数量が減少しているのか否かは、これまで見た数字では確実には分からない。この問題の答えは、正確には、GDP統計を見ないと分からないのである。

 以下では、その数字が分かるまでの暫定的な評価を行なってみよう。

 貿易統計においても、季節調整済みの値が「参考」として算出されている。その値を現実の価格指数で割った値の推移を見ると、図表5のとおりだ。


拡大画像表示
 円安が始まった11月には、10月に比べて大きく減少した。その後増加したが、2月に大きく低下している。水準は12年3月以降で最低だ。したがって、季節調整後の値でも、円安が実質輸出を増やしているとは言い難い。

 なお、すでに述べたように、今年2月の輸出は、中国春節の影響を受けている。しかし、上で算出した値の1月と2月の平均値0.858は、12月の数字0.872より小さい。

 したがって、季節調整後・中国の春節影響除外後でも、輸出数量は減っている可能性が高いのである。

 なお、前年に比べれば、大きく落ち込んでいることは確実だ。

 輸出数量(正確には実質輸出)が円安によってどのように影響されるかは、今後の日本経済を考える上で、重要なポイントだ。

 一般には、「輸出数量が増えないのは、一時的現象。円安が続くと、日本からの輸出の現地価格が引き下げられ、輸出数量が増加する」と考えられている。そうなるかどうかは後で検討するが、あらかじめ結論を言えば、そうはならない可能性が高いのである。

 もちろん、輸出数量が将来増加する可能性はある。しかし、それは世界経済が好転して輸入が増えた場合のことである。円安によって日本の輸出の価格競争力が高まることによって輸出が増大するという事態は、生じないと考えられる。言いかえれば、今後の日本のGDPの状況は、主として海外の事情によって決まるのであり、日本の経済政策によって決まるのではない。

12年3月以降の生産の落ち込みは止まったが、
はかばかしい回復でない

 では、国内における生産はどうか。

 この状況は、鉱工業生産指数を見ることで確認できる。


拡大画像表示
 図表6−Aに見るように、大震災で大きく落ち込んだ生産は、2011年夏頃までに回復した。しかし、その後は頭打ちになっていた。そして、12年3月以降は、低下に転じた。6月に若干上昇したことを除けば、継続的に低下していた。

 12年12月になって上昇したが、継続的な上昇過程に入ったわけではない。2月は、わずかながら1月より低下している。

 12年3月以降の低下が顕著であったため、現在の水準は、前年に比べると大幅に低い。13年2月の指数は、12年2月の指数より5.7%ほど低い。

 大震災の影響をならしてリーマンショック後の状況を見ると、つぎのとおりだ。

 (1)落ち込みからの回復期:2010年4月頃まで
 (2)安定期:10年1月から12年4月まで
 (3)低下期:12年3月頃から12年9月まで
 (4)下げ止まり期:12年9月以降

 先に見た実質輸出の動向(図表2)と比べると、つぎのとおりだ。

 (2)の安定期の始まりは、輸出より若干早い。
 (3)の低下期の始まりも、輸出より若干早い。
 (4)の下げ止まりが実質輸出でも生じているのかどうかは、はっきりしない。しかし、9月は円安が始まる前なので、鉱工業生産における「下げ止まり」が円安の影響とは考えられない。

 なお、2012年1月以降の状況は、図表6−Bに見るとおりである。

 13年1−2月の平均89.1は、10−12月の平均87.8より1.2%ほど高くなっている。年率にすれば、4%程度になる。実質GDPがこれに比例すれば、年率4%程度の上昇だ。


拡大画像表示
 これは円安の影響か?

 そうとは考えられない。なぜなら、第1に、上で述べたように、「下げ止まり」は、円安の始まる以前に生じている。第2に、もし円安の影響なら、2月は1月より増加したはずだが、そうはなっていない。

 このように、国内生産に関しても、円安が影響を与えている兆候は見られない。

●野口教授が監修された経済データリンク集です。ぜひご活用ください!●

●編集部からのお知らせ●


野口教授の最新刊『金融緩和で日本は破綻する』絶賛発売中!

安倍政権による金融緩和策が経済再生の「魔法の杖」のごとく喧伝されているが、いかに追加緩和がなされようと、デフレ脱却は見込めない。安易な緩和策は問題を先送りする「麻薬」でしかなく、その先に待っているのは、財政規律の弛緩と制御不能なインフレである。日本経済論の第一人者が金融政策の限界を検証する。

〈主な目次〉
第1章 金融政策はどう行なわれるか
第2章 効果がなかった量的緩和
第3章 大規模為替介入と円安バブル
第4章 日銀による財政赤字のファイナンス
第5章 金融緩和でデフレ脱却はできない
第6章 世界を混乱させるアメリカ金融緩和QE
第7章 金融緩和のエンドレスゲームに突入する世界
第8章 金利高騰は大問題
第9章 財政赤字と金融緩和で国家は破綻する
http://diamond.jp/articles/print/34876

2013年4月17日 ザイ編集部
【マーティン・ツバイクに学ぶ】金融政策の大きな変更は長期トレンド転換の重要なサインとなる!
マーティン・ツバイクの巻【第2回】
トレンド判断の名手は大暴落の回避も上手い


マーティン・ツバイク/米国で最も著名な株式市場アナリストの1人であり、市場トレンド分析の第一人者。約1兆円の資金を運用するという著名なファンドマネジャーでもある【イラスト/南後卓矢】
 トレンド判断の名手マーティン・ツバイクは、上昇トレンドに乗ることには、もちろん長けているが、彼のさらに凄いところは、下降トレンドや暴落を避けることが上手いことだろう。

 たとえば、1987年10月下旬、米国ではブラックマンデーと呼ばれる株価大暴落が起き、NYダウは2週間で2600ドル台→1700ドル台と約35%下落した。

 しかし、ツバイクは、この暴落の直前に市場から警戒サインを読み取り、株の買いを手控えたばかりか、保険のつもりで買ったプット(株価が下落すれば儲かる金融商品)が大幅上昇して利益を手にすることとなった。

2年ぶり金融引き締めが株価暴落のサインに

 ツバイクが暴落の可能性を察知した手がかりは、「金融政策」にあった。

 この87年の状況を振り返ると、1月から8月にかけてNYダウが1900ドル台→2700ドル台と大幅に上昇していた。そして、株式市場が熱気に包まれる中、FRB(米国の中央銀行に当たる機関)は、9月初旬に政策金利(当時は公定歩合)を5・5%→6・0%と引き上げた。これは、「約4年ぶりの金融引き締め」であった。

 ツバイクは、大きな金融政策の転換は、株価トレンドを転換させる最重要な原因と考える。ここで、ツバイクの考える「大きな金融政策の転換」とは、
・ずっと続いてきた金融政策の方向性(緩和か引き締め)が逆方向に転換する
・2年以上ぶりに、金融緩和か金融引き締めが行なわれる
ということだ。

 つまり、「約4年ぶりの金融引き締め」は、ツバイクにとっては極めて重要な警戒サインだったのだ。そして、実際に、この警戒サインは見事的中することになったのだ。

日本株の大転換点でも金融政策がサインに

 こうした金融政策と株価についての経験則は、日本株の歴史を振り返っても当てはまるケースが多い。

 たとえば、80年代の歴史的なバブル相場においては、89年12月の3万8000円台というピークに向かうさなかで、89年5月に「約9年ぶりの金融引き締め」(このときは公定歩合引き上げ)が実施され、その後、10月、12月と連続して金融引き締めが実施された。そして、90年1月からバブル相場の大崩壊がスタートした。

 また、2000年初旬をピークとするITバブルについても、同年初旬に「コンピュータ2000年問題に備えて大量に供給していた資金を吸収する」という形で、実質的な金融引き締めが行なわれ、その後、ITバブルが崩壊し始めた。さらに、同年7月には「ゼロ金利政策の解除」という金融引き締めが行なわれ、バブル崩壊を加速させた。

 逆に、98年9月には「コールレートの誘導目標引き下げ」という形により約3年ぶりの金融緩和が行なわれたが、その後、日経平均は同年10月の1万2000円台を底に上昇に転じ、1年半後に2万円を突破した。

 以上のように、金融政策には政策金利変更や量的緩和など様々なものがあるが、投資家としては、政策の方向性(緩和なのか引き締めなのか)を意識し、それが2年以上ぶりに転換されるなどの重要な動きがあれば、株価トレンドの転換のサインではないかと考えるべきだろう。

(文・小泉秀希 『ダイヤモンド・ザイ』2004年1月号より転載)
http://diamond.jp/articles/-/34640?page=2


 
【第65回】 2013年4月18日 高橋洋一 [嘉悦大学教授]
アベノミクスがまだわからない人へ
 アベノミクスは金融政策がすべてといってもいい。そのキモは驚くほど簡単だ。ひとことでいえば、デフレ予想からインフレ予想への転換だ。人々のインフレ予想率を高めるわけだ。

ポイントはインフレ予想

 どういう経路をたどるかと言うと、マネタリーベース(中銀当座預金と中央銀行券の合計)を増やすとインフレ予想が高まる。すると、実質金利(名目金利マイナスインフレ予想率)が下がり、株価(株高)と為替(円安)に効く。これは早く出る。今はその最中だ。円安になると輸出は半年から1年半ぐらいの間に増加し、株高になると消費は半年から1年半ぐらいの間に上向く。

 実質金利が低下するので、設備投資は半年から2年ぐらいの間に伸びる。輸出、消費と設備投資が伸びてくると、ようやく物価や賃金が上がる。ここまで約2年間だ。設備投資について、企業は内部資金を最初に使うから、外部資金を借りるまでには時間がかかるので、3年ぐらい経たないと貸出は増えない。そうなると金利も徐々にあがるだろう。

 ここで、ポイントになっているのは、マネタリーベースを増やすとインフレ予想が高まるということだ。実質金利が下がると、円安、株高になるのは従来の経済理論でもわかる。輸出、消費、設備投資が伸びるのも、従来の経済理論だ。要するに、マネタリーベースを増やすとインフレ予想が高まるのかという点だけが、ちょっと怪しいところだった。

 筆者は、こうしたメカニズムを1998年から2001年までプリンストン大学で学んだ。あとでクルーグマンに聞いたら、プリンストンは金融政策の研究ではトップで、世界的な権威が集まっているとのことだった。彼は冗談めかして、プリンストンはインフレ目標陰謀団の本拠地であるといっていた。毎週開かれる金融政策のセミナーで、ベン・バーナンキ、アラン・ブラインダー、ウィリアム・ブランソン、マイケル・ウッドフォード、ポール・クルーグマンらは、日本をやり玉にあげながら、喧々諤々の議論をし、日本のデフレへの処方箋を語り合っていた。

 世界トップクラスの経済学者がいうのだから、3年間は貴重な体験だった。2001年に日本に帰国した筆者にとって、学術的な議論はもう必要なく、早く実行すべき政策課題だった。

インフレ予想を「可視化」する

 それには、インフレ予想を「可視化」しなければならない。小泉政権では竹中平蔵経済財政担当相がマクロ経済を担当していた。竹中さんとは二十数年来の旧知の仲だ。アメリカに留学するときもアドバイスを受け、竹中さんとアメリカでも会っていた。

 竹中さんもアメリカの最新事情を知りたがっていた。そこでプリンストン大学時代の金融政策の話をして、そのための第一歩として、インフレ予想の「可視化」のために、以下に述べるような物価連動国債(元本償還額が物価上昇率に連動して増減する国債)の導入を提言した。

 当時、まともな金融政策を日銀にさせるためには、経済財政諮問会議は有用だと思っていた。竹中さんが同会議を仕切っており、そのメンバーに福井俊彦日銀総裁がいたからだ。

 とくに量的緩和がインフレ予想に与える影響を分析しようとしたのだが、インフレ予想を正確に把握するのは簡単ではない。アンケート調査では、調査対象者が依頼者にこびた意見をいってしまうおそれがある。そこで、アメリカその他の国では物価連動債があって、特にアメリカのFOMC(連邦市場操作委員会)は、物価連動国債の利回りと普通の利付国債の利回りの差から、インフレ予想を把握していることを知っていたので、日本でも物価連動債を導入すべきだと考えて、01年12月の経済諮問会議の資料に物価連動債のことを書いた。

 つまり、インフレ予想の「可視化」だ。勝手に、新型国債の導入を経済財政諮問会議が決めると、財務省は怒りまくっていたが、当時の理財局長に「悪いことではないのだから」と掛け合って、03年にようやく導入が決まった。リーマンショック後、発行が停止されたが、アベノミクスとともに発行が再開される予定だ。

 2003年3月から日銀は量的緩和を実施していた。おっかなびっくりの慎重な運転なので、マネタリーベースとインフレ予想の関係が出るか出ないか、心配だった。しかも、まだ物価連動債がない状況で量的緩和の経済効果を測定するのは難しかったが、カールソン・パーキン法という特殊な方法を使って日銀短観からインフレ予想を抽出してみたら、日銀当座預金の増加率とそれから半年後のインフレ予想が極めて正確に連動していることが判明した。

 これは、日本で初めての量的緩和の効果計測だったと思う(『週刊東洋経済』2005年6月4日号)。「量的緩和には効果がある。もっとやるべきだ」と言って、当時の福井俊彦日銀総裁(03年3月〜08年3月)にも伝わったはずだ。

デフレは回避できた

 今では、リーマンショック後、欧米で量的緩和が行われたので、マネタリーベースの増加とインフレ予想の増加に、一定のラグで対応関係があるのは世界各国で観測されている。大恐慌でマクロ経済学が発達したように、リーマンショックという大きな経済ショックと各国の対応が、その国の経済パフォーマンスをわけるので、ある意味で壮大な社会実験となって、デフレの経済学の理論的基礎やデータが集まっている。

 アメリカに「IGM Forum」という、何十人もの著名な経済学者に経済の疑問を尋ねるサイトがある。1月29日付けのページで、「日本のデフレーション」と題して「97年以来から続いている日本のデフレーションは、日銀が異なる金融政策を採っていたら、回避できた」という意見に賛成か反対かを学者たちに尋ねている。

 結果は、「強く賛成する(strongly agree)」が21%、「賛成する(agree)」が32%で、賛成が50%を超えている。「反対する(disagre)」はわずか3%。残りは、「はっきりしない(uncertain)」が16%、「わからない(no opinion)」が18%で、日本のデフレの状況をよく知らないから、答えられないという学者もいるだろう。自分の意見には10段階で自信度を付ける欄があり、それを加味した結果は、実に79%が「強く賛成」「賛成」となっている。「わからない」が16%、「反対」はわずか5%だ。

日銀が資金調達難に陥るという誤認

 筆者が十数年前にプリンストン大学で聞いた話は、今ではもう論争の対象ではなく、常識だろう。ところが、日本では、まだ量的緩和がわからない人がいる。一般の人ならわかるが、アカデミックの世界なのだから驚く。

 4月16日の日経経済教室の斎藤誠・一橋大教授の「資金、実体経済に回らず」だ。アメリカだったら反対5%の類だ。

 間違いが少なくないが、中でも「民間銀行がより有利な資金運用先を求めて日銀当座預金から資金を引き出してしまえば、日銀が資金調達難に陥り、国債を売却せざるをえなくなる」は酷い。

 ある銀行が当座預金を引き出して有利な有価証券を購入すると、その有価証券を売却した別の銀行の当座預金に、はじめの銀行の当座預金から購入代金が移るだけで、トータルの当座預金は変わらない。一体どうなったら、日銀が資金調達難に陥るのか説明してほしいくらいだ。

 こうした基本的な事実は、今度の日銀副総裁になった岩田規久男氏が学部学生に教えている内容だ。その程度を知らずに、日銀の金融政策を論じているので、金融関係者を含めて多くの人はのけぞったに違いない。

 実は斎藤氏は過去にも似たようなことがある。数学モデルを使って、デフレはブラックホールのようになって、金利がゼロだといくら金融緩和しても効かないと主張したのだ。筆者は数学系出身なので、数学モデルを一見して金利ゼロでも金融緩和するとデフレから脱却できるパスを見つけて、それを経済雑誌に投稿した(『経済セミナー』2003年5月号)が、その時の返事はまだない。

 世界から十数年遅れている日本の経済学者は、まずは、日銀で岩田副総裁の講義を受けてから、日銀の金融政策を論じたほうがいいのではないだろうか。

 まともなインフレ目標や量的緩和については、日本は先進国でビリの導入だ。いろいろな疑問があっても、先行例のバーナンキ・FRB議長やキング・イングランド銀行総裁に聞けば、すぐ答えが出るはずだ。量的緩和で中央銀行が資金調達難になるといったら、彼らは笑い転げるだろう。
http://diamond.jp/articles/print/34836


【第149回】 2013年4月18日 桃田健史 [ジャーナリスト]
TPP自動車交渉で、日本は完全不利に!
軽自動車税制も標的にしかねないアメリカのワガママ
日米TPP事前交渉で合意するも
自動車項目で不釣り合いな妥協案


日本政府がTPP交渉で、日米の事前協議合意を発表した2013年4月12日当日の霞が関官庁街。TPP交渉を踏まえて今後、具体的な産業育成政策を進めるのは、写真の経済産業省になる Photo by Kenji Momota
「今般、わが国のTPP交渉参加において日米が合意を致しました。わが国の国益を実現するための本当の勝負はこれからであり、最強の態勢のもと1日も早くTPP交渉に参加をし、かつTPP交渉を主導していきたい」

 2013年4月12日(金)の夕方、安倍晋三内閣総理大臣はそう発言した。

 同日公開された日米でのTPP交渉に関する事前協議の合意文書のなかに、今年2月の日米首脳会議以来、注目が集まっていた自動車に関する項目がある。

 その概要は、日本側はいわゆる「非関税障壁」で、自動車輸入に対する手続き等での規制緩和(詳しくは後述)をする。対するアメリカ側は、現在、乗用車に2.5%、トラックに25%の輸入関税を「TPP交渉における最大限度期間で段階的に撤廃」するとした。ここでいう最大限度期間は、日本のマスコミや自動車業界関係者の間では「米韓FTAより長い期間」、つまり「概ね10年間」と解釈されている。

 こうした合意内容について日本のメディアは、「丸呑み」「先送り」または「棚上げ」といった表現で、日米間での不釣り合いを指摘している。

 そうしたなか本稿では、具体的なデータを見ながら、「なぜ今回、このような日米で不釣り合いな合意がなされたのか?」、そして「これからどうなるのか?」について考えてみたい。

対米輸出は重要だが…
自動車業界は「総合的な見地」で判断

 日本にとってアメリカは、最大の自動車輸出先だ。


図1 四輪車の仕向地別輸出台数推移(4〜3月期)  出所:日本自動車工業会 拡大画像表示
 日本自動車工業会によると、2011年度の日本の四輪車輸出台数は446万4413台。そのうちの32%にあたる142万6833台がアメリカ向けである(図1)。また、同2位はロシア(35万2689台)、3位はオーストラリア(33万7903台)、そして4位が中国(22万4888台)と続く。

 輸出台数全体の年度別変化を見ると、2005年度から2008年度にかけて急上昇し、リーマンショックを受けて2009年に急減。2010年度は回復するも、2011年度は東日本大震災とタイ洪水の影響で再び落ち込んだ。そうした増減のなかで、最大輸出先のアメリカ市場の動向が大きく影響している。

 2012年の輸出については、アメリカ市場が高級車市場を中心に内需が拡大しており、暦年(1〜12月)でみると、乗用車が167万7516台、トラックが2万636台となった。

 こうした状況を考えると、今回日本がTPP事前交渉において合意した、乗用車に2.5%、トラックに25%の輸入関税の「TPP交渉における最大限度期間で段階的に撤廃」は、日本にとってはネガティブ要因だ。

 自動車産業界全体としてもそう見ている。

 トヨタ自動車代表取締役であり、日本自動車工業会・会長の豊田章男氏は2013年4月12日、「環太平洋パートナーシップ事前協議妥結について」とし、次のようなコメントを発表した。

〈去る3月15日に、安倍総理が、TPP交渉参加の意思表明を行なった際、自動車業界としても歓迎の意を表明したところである。日本のTPP参加は、日本経済再生の鍵であり、アジア太平洋地域のルール形成、他の経済連携への進展にも大きく貢献するものであり、出来るだけ早期に交渉に参加することが重要と考えている。

 今般、TPP交渉参加に関する米国との事前協議の結果、関税の撤廃時期については残念であるが、TPP交渉への早期参加の重要性など総合的な見地から、一定の合意に至ったと承知している。

 日本政府には、今後とも自動車業界の要望を踏まえつつ、我が国の国益の一層の増進の観点から交渉に臨んでいただくことを期待したい。また、今後の協議において、日本の市場閉鎖性について、米側の根拠のない誤解を解くとともに、両国の消費者にとって建設的な協議が行われることを期待したい。〉(原文ママ)

 ここでいう「総合的な見地」には、2つの意味があると考えられる。

不利な条件を許容した
日本自動車産業界の内情

 ひとつは、自動車分野で「一歩譲る」ことで、アメリカが日本のTPP参加許可に大きく動いた、ということ。これにより、日本経済の再生が進む、ということだ。


本田技研工業・東京青山本社1F正面玄関前。販売好調の軽自動車「N Box」、「N One」が並ぶ Photo by Kenji Momota
 もうひとつは、自動車産業界の内部の事情に関することだ。先に紹介したように、日本からアメリカへは四輪車の輸出量が多い。だが、トヨタ、ホンダを筆頭に今後、米国での販売車は、北米内で企画・設計・部品調達・生産と一括化する方向にあり、日本からの輸出は減る傾向にある。

 さらにはメキシコからアメリカへの日本車完成車の輸出増大により、日本からアメリカ向け輸出数が減少する。具体的には、日産は2013年12月にメキシコ中部のアグアスカリエンテス州アグアスカリエンテス市に年産17万5000台、従業員数3000人規模の第三工場を稼働させる。サプライヤーパーツを備えた広大な敷地で、その投資額は20億ドル(約2000億円)にも及ぶ。

 ホンダはグアナファト州セラヤ市2014年から年産20万台規模、投資額8億ドル(約800億円)で次期「フィット」やその派生車のMPV(マルチ・パーバス・ヴィークル)を生産する。またマツダも2013年中にグアナファト州サマランカ市で、「デミオ」等の工場を稼働させる予定だ。

 この他、アメリカ向けの生産拠点としては、トヨタ、ホンダがカナダを活用している。そこに、生産コストの安いメキシコを連携させることで、NAFTA(北米自由貿易協定)の枠内で、アメリカ向けの完成車・及び自動車部品の物流が活性化していくのだ。

 こうした「総合的見地」では、アメリカで日本車を売ることと、アメリカが日本からの完成車輸入に課する税率とが、直結しなくなる。

 この他、メキシコからの南米向け輸出も「総合的見地」に絡んでくる。マツダとホンダに関しては、当初計画ではメキシコ工場はブラジル向け輸出拠点としても考慮されていた。だが、ブラジル政府は2012年3月、メキシコからの輸入車急増に伴い、FTA締結内容の一部修正を実施。2012〜2014年まで輸入総額に上限を持たせた。2015年以降はその上限を撤廃するとしているが、新たなる修正が行われない保障はない。そのため、日本車メーカー各社はブラジル市場戦略を大幅に見直すこととなった。

 さらに南米では、TPP参加国にチリとペルーが含まれており、同じく南米のブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイ、ベネゼエラで形成する自由貿易協定のメルコスール(南米南部共同市場)と、今後どのように連携をしていくのかが注目される。日本車メーカーは南米大陸全体を「次世代の成長市場」と見ているのだ。

 では次に、豊田章男氏が指摘した「米側の根拠のない誤解」への対応について、見ていきたい。

実需アップに結びつかない
カタチだけの規制緩和

 今回のTPP事前交渉での日米合意発表に連携し、太田昭宏・国土交通大臣は同発表と同日、「輸入自動車特別取扱制度(PHP)の年間販売予定上限台数の引き上げ」(PDFはこちら)を発表した。

 それによると、「今般、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉に係る日米での事前協議の中で、PHPの一型式当たりの年間販売予定上限台数(2000台)の引き上げが取り上げられたことや、欧州車で年間販売台数が上限に近い約1800台のものが存在することを踏まえて、自動車の輸入の際の負担軽減の観点から、PHPの一型式当たりの年間販売予定上限台数を5000台に引き上げることとしたのでお知らせします」(原文ママ)とある。

 この規制緩和は確かに、「非関税障壁」の一部かもしれない。だが現時点で、アメ車の日本国内販売量は極めて少なく、今回の「台数引き上げ」が日本でのアメ車実需アップに直結するとは、到底思えない。


図2 輸入車販売台数推移 出所:日本自動車工業会 拡大画像表示
 輸入車全体でみると、その販売総数は20〜25万台程度で推移している(図2)。

 アメ車の日本国内需要については、本連載第146回でも触れたが、日本自動車輸入組合が2013年4月4日に発表した最新データ(2012年度:2012年4月〜2013年3月)から、その詳細をご紹介しておく。

 それによると、輸入車総数は前年比108.9%の32万1292台。このうち、タイからの日産「マーチ」、三菱「ミラージュ」など日本メーカー車を除く、外国メーカー車が24万5679万台だった。そのなかで、ブランド別でアメリカ系トップは、12位のジープ(4956台)、15位のフォード(4009台)、20位のGMシボレー(1443台)、21位の同キャデラック(1351台)などで、アメ車の合計は1万4210台。全輸入車に占める割合は、4.4%に過ぎない。

 一方、アメリカ市場を見ると、直近の2013年1〜3月期、乗用車とライトトラック(SUV等含む)の販売総数は前年同期比で6.4%増の368万8662台だった。このうち、日本車はトヨタがGM、フォードに次ぎ、シェア14.4%。それにホンダが9.2%、日産が8.6%と続き、日本車メーカー全体でのシェアは37.4%だった。(Wall Street Journal Website / Market Data Center公開データより)。

 日本でのアメ車、アメリカでの日本車の市場での存在感には、あまりにも大きな差がある。こうしたなか、本連載第146回でも説明したように、少々な規制緩和をしただけでは、日本でアメ車の販売量が急増することはない。

 結局、今回の「輸入自動車特別取扱制度(PHP)の年間販売予定上限台数の引き上げ」は、ほとんどアメリカ側の直接的メリットにはならない。逆に言えば、アメリカに対して「非関税障壁の存在」を知らせてしまったに過ぎない。

 しかし、TPP交渉の事前協議全体を見るなかでは、日本側が「なんらかのカード」を切る必要があり、そのなかで「痛みが少なくて済むカード」を切った、といえる。

今後、何を言ってくるか分からない
「交渉」に対する日米の意識の大差

 今回の事前交渉は、自動車については「難しいこと、細かいことは、この後、実際の交渉が始まってから随時考えていく」というカタチを取った。だが、よくよく考えてみれば、自動車関連案件はTPP参加11ヵ国共通の重要案件ではなく、あくまでも日米間での懸案である。したがって、日本がTPP交渉に参加した後でも、自動車案件は日米二国間FTAのような協議の進め方になると思える。

 そうしたなかで、アメリカは自動車関連案件については、これまでの事前協議と同様に、交渉相手を「ほぼ日本一国」に絞って、「非関税障壁」という不明瞭な領域で、様々な注文を突きつけてくるだろう。


ダイハツ本社(大阪府池田市ダイハツ町)1階ショールーム。第三のエコカー「ミラ・イース」の他、「ココア」、「ムーヴ」、「タント」が並ぶ Photo by Kenji Momota
 そのなかで、アメリカが標的にし易いのが、軽自動車だ。税制優遇や、車両規格において日本市場ガラパゴスの象徴だからだ。

 果たして日本側は、アメリカの「根拠のない誤解」というワガママを、どこまで受け入れていくのか?

 その過程で、自動車関連案件とは直接関係のない、農業や医療など日本国内市場の最重要領域を守るため、自動車関連領域でどのカードを切っていくのか?

 はたまた日本側は、日本のお家芸である「外圧を利用した国内市場改革」を、国内自動車産業界に求めてくるのだろうか?

 さて、最後にひとつ。

 そもそも、アメリカ人と日本人、「交渉」とか「話し合い」というモノについて、基本的な考え方が違う。

 アメリカ人は、「自己主張することは、損をしない」と言う。日本的にいえば「聞くのは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という姿勢だ。しかも、この度合いが物凄く強い。

 一方、日本人の基本姿勢は「口は災いの元」、「言わぬが花」、さらには、場の空気を読み過ぎてしまうきらいがある。

 先日、米国の大手ITメーカーの元日本法人社長と、ある行事の際に名刺交換をしながら話した。そこで彼は、若い人を含めて日本人は(英語力の有無によらず、体外的な)「コミュニケーション下手」が大きな問題だと指摘していた。

 TPP交渉、今年7月から本番。日本側は、政府だけでなく、民間企業も国民自身も気を引き締め、「国益を守ることとはどういうことなのか?」を熟慮し、「真の交渉」を進めていかねばならない。

【第179回】 2013年4月18日 田中秀征 [元経済企画庁長官、福山大学客員教授]
TPPはあくまでも経済・貿易問題
外交・安保を意識し過ぎてはいないか?
 TPP交渉参加に向けての日米の事前協議が決着。日本は7月の全体交渉会合から参加できる見通しとなった。

 それにしても、日本は米国に譲り過ぎたのではないか。特に自動車では、米国の関税撤廃は「最大限後ろ倒し」となり、10年以上経ても維持される恐れがある。

 米国の自動車関税の撤廃は、TPP推進論者の象徴的な案件で、「TPPに参加しなければ、自動車で韓国などにかなわない」と叫んできた。

 どうしてこうなったのか。「そうしなければ農産5品目を守れない」という声も聞こえてくる。しかし、こんなことでは農産5品目も危うくなる。

政治的、外交的意義が
垣間見られるTPP参加

 私が気になるには、安倍晋三首相と日本政府が、TPP参加の政治的、外交的意義を必要以上に重視しすぎているのではないかということ。安全保障面での意義を過大に意識し、考慮しているように見えることだ。

 2月の日米首脳会議で、安倍首相はオバマ米大統領にTPP参加の意向を明言した。そしてその後、幾度も安全保障上の意義が大きいことを強調した。

 首相が言う安全保障上の意義とは何か。

@まず、普天間移設問題で米国に迷惑をかけているから、TPPで譲って、日米同盟を再構築する。

A中国抜きの経済圏、貿易圏を築き、中国の政治的、経済的、軍事的な勢力拡大を牽制する。

B将来は米国が東太平洋諸国の盟主、日本が西太平洋諸国の盟主となって環太平洋地域の共同体を形成する。

 そんな思惑が背景にあるように見える。

 確かに、現在の無謀な北朝鮮、領土欲をつのらせる中国など、日本の安全保障環境は、かつてなく緊迫している。日米の強い信頼関係が今ほど試されているときはない。

 だが、だからと言ってTPPで弱腰になる必要はない。基本的には経済・貿易と外交・安保は切り離して考えればよいのである。

 どうやら、日本の主役は、経産省というより外務省なのだろう。だから、経済・貿易よりも、外交・安保を重視している印象を受けるのだ。

 首相はまた「国益を守る」とも強調している。一大臣なら1つの分野の国家的利益を意味するが、首相が言えば、外交、安保から経済に至るまでの総合的な国益を意味することになる。それではどうしても外交や安保の比重が高くなってしまう。

 この際、首相は一歩引いて経産省と甘利担当大臣にすべてを任せたほうがよい。米国が通商代表部なのだから、こちらも経産省の通商部門がよい。外務省が実質的に主導しているような印象を内外に与えると逃げ道がなくなってしまう。

 交渉は言うまでもなくお互いのエゴが激突するもの。相手に1つ譲ろうとして臨めば、結果的に2つも3つも譲ることになる。米国に配慮し過ぎる外務省が仕切ると、譲歩に譲歩を重ねることになりかねない。

 貿易で弱腰な国は、安全保障でも弱腰になる。そういうものではないか。
http://diamond.jp/articles/print/34837
http://www.asyura2.com/13/hasan79/msg/569.html

コメント [経世済民79] 無策こそ、最上の策 選択肢 時間配分 上司なぜ誤解 クリエイティブになる 就業力 あの世 ニオイ対策 eco
01. 2013年4月18日 01:59:55 : mHY843J0vA
意思決定のスピードを決める意外な要因
スタンフォード大学 アイゼンハート教授の論文を読む【1】
2013年4月18日(木)  清水 勝彦

取り上げるのは――Making fast strategic decisions in high-velocity environments(変化の激しい業界でスピーディーな戦略意思決定を行う)
Katheleen M. Eisenhardt(1989年 Academy of Management Journal)
 今回は、ぐっとアカデミックな論文を紹介します。「アカデミックだから、浮世離れしている」「学者の論文は実際の経営に役に立たない」という思い込みを一蹴する、レベルの高い論文です。この論文が発表されたAcademy of Management Journalは、経営学会の中でも1、2を争うトップ学術誌であるということも付け加えておきます。
 この論文は、実はある意味私の人生を変えました。1996年に前職のコンサルティング会社をやめ、6月29日に生まれたばかりの次男を含め8月に家族4人でテキサスに渡ったとき、もともとの博士課程のアプリケーションには「企業の戦略的アライアンスの研究をしたい」と書いてありました。
 実際、1994年にMBAを終えてダートマスを去る時に、教職に進むつもりはなかったのですが、戦略系の先生、例えば最近『リバースイノベーション』を上梓した、ビージェイ・ゴビンダラジャン先生(通常VGと呼ばれています)にも「アライアンスはまだまだ研究されてない余地だから研究してみれば」とはげまされ、帰国のあいさつにも「戦略的提携の研究を進めていきたい」なんて書いた記憶があるほどです。
 1年目の2学期にあった博士課程の学生向けの戦略の授業(生徒は同期のたった6人)でこの論文を読んだ時、ああ、こういう研究をしたいと心から思いました。その意味で「運命の論文」と言ってもいいかもしれません。結果として、私の博士論文は「アライアンス」ではなく(実は90代後半はアライアンスが学会での大人気テーマになります)「意思決定」に近いですが、それからさらに一歩踏み出し「意思変更」、つまり、いったん行った重要な戦略決定がうまくいかない、間違っていると分かった時に企業はどのようなきっかけで、どう軌道修正を行うかを主題としました。M&Aを行った後に売却する事例を集めて、売却しなかった事例と統計的に比較分析しながら論じたものです。
 この論文の著者であるキャシー・アイゼンハート教授(当時assistant professor)は、この論文を皮切りに、次々とケースインタビューをベースにした「定性的論文」を(博士課程の学生と共著で)一流の学術誌に発表し続けます。定量的、つまり多くのサンプルを集め、統計処理をすることが主流の(つまりより科学的であるとみなされることが多い)学会では、異彩を放っています。ちなみに、スタンフォード大学でも、彼女の所属はビジネススクールではなく、エンジニアリングスクールです。私もその著作を訳したことがあるボブ・サットンなど、組織や戦略分野で有名な教授がエンジニアリングスクールにいるというのはシリコンバレーにあるスタンフォードならではと言えるでしょう。
That’s interesting!
 昨年の10月、このコラムで2つめに取り上げたのが“That’s interesting!” (Murray Davis)という1971年の古典的な論文であったことをご記憶の方もいらっしゃると思います。この論文のポイントは「理論家が偉大といわれるのは、その理論が正しいからではなく、interestingだからだ」といい、それは「当たり前だと思っていたことにあらためて注意を向ける」さらに「新しい理論が注目を集める唯一の方法は古い真理(言い伝え、決まり文句、公理、格言、ことわざ、ありふれた常識など)を否定することだ」という点でした。
 「Xのように見えるが、実はXではない」「なんとなく正しいと思っている前提(weakly held assumption)を掘り下げ、否定することこそが最も重要だ」と繰り返しデービスは説き、その教えは40年以上も(少なくとも欧米の)博士課程の授業では必ずと言っていいほど取り上げられているのです。
 深い話は以前のコラム、あるいは原本を見ていただくとして、アイゼンハート教授の論文の基本構成は、まさに“That’s interesting!”を地で行くもの、つまり「一般的にはXといわれているが、実はYである」にほかなりません。本論文ではシリコンバレーのマイクロコンピューター企業8社(従業員50〜500人規模)のインタビューを通じ、意思決定のスピードの違いを生み出す要因をあげています。1つひとつは以下で見ていきますが、意思決定のスピードに関して取り上げられている「一般的にはXといわれているが、実はYである」は以下の通りです。
1. 情報を広範に集めないほうが早い意思決定ができると思われているが、実際は多くの情報を活用している企業ほど意思決定が早い。
2. 多くの案を考えないほうが早い意思決定ができると思われているが、実際は多くの代替案を検討している企業ほど意思決定が早い。
3. 経営者が1人だけで決めたほうが早い意思決定ができると思われているが、実際は「アドバイザー」を活用している企業ほど意思決定が早い。
4. 対立意見がないほうが早い意思決定ができると思われているが、実際は対立意見を出し、それをうまく解決する企業ほど意思決定が早い。
5. 重要な意思決定を1つひとつ行ったほうが早い意思決定ができると思われているが、実際は大小複数の意思決定を関連させている企業ほど意思決定が早い。
 後でもう一度触れたいと思いますが、「一般的にはXといわれているが、実はYである」と言っていますが、よく見るとYというよりはX’と言っていいものばかりです。つまり、似ているけれど実は微妙に違う、XとX’の違いに気付いているかどうかが、企業の意思決定スピード、ひいては業績につながるのです。
 では、1〜5について、1つひとつ見ていきましょう。
1. 情報を広範に集めないほうが早い意思決定ができると思われているが、実際は多くの情報を活用している企業ほど意思決定が早い。
 日本企業、あるいは政府・官庁なのでもよくいわれる「意思決定の遅さ」の原因の1つに、「もっと情報がほしい」という点があげられます。そもそも、正解などあり得ないのに、これでは不十分だ、もっといい解があるのではないかと情報を求め続けるため、意思決定がどんどん延びていく、場合によってはその結果、さらに環境が変わってしまい、過去の情報が役に立たなくなり、だからもっと情報を…といった悪循環に陥ってしまうことも少なくありません。ですから、情報を集めすぎないほうが意思決定のスピードは早まるというのは日本でも一般的な考えであると思いますし、そうした少ない情報で意思決定のできる「胆力」が日本人のリーダーに必要なのだという声もよく聞きます。
 これは、半分は正しいのだが、半分は間違っている…同じスタンフォード大学のフェッファー、サットン両教授流(注1)に言えばそういうことをアイゼンハート教授は指摘します。そもそも、「情報」って何だ? というところからその投げかけは始まります。例えば、将来の市場の成長性とか、今後の計画とか、実はそうした「予測情報」ではなく、「リアルタイムの情報」こそが大切なのだというのです。
(注1)Hard Facts: Dangerous Half-Truth & Total Nonsense (邦訳『事実に基づいた経営』2009年)
 サンプルの8社の中で、意思決定の早い企業と遅い企業を注意深く比べ、アイゼンハート教授はなぜ「リアルタイム情報」が重要か、3つの理由をあげます。まず、現在の問題とチャンスが明確になること、さらにリアルタイムの情報に触れ続けることで「経営者は自分の直感を進化させ続けることができる」、さらにリアルタイム情報を交換し続けることで経営層の中に一定の共通した見方が生まれることをあげています。これは、拙著(注2)で強調したコミュニケーションの大切さとつながる点でもあります 。
(注2)『戦略と実行』(2011年)
 2つめの「直感(intuition)」の話は、科学的に説明しにくいですし、ちょっと怪しくなりがちなので学者としては触れにくい点ですが、実際の経営者の方はよく分かるのではないでしょうか。少し話は違いますが、天気予報の精度が向上した大きな理由は、コンスタントにフィードバック、つまり当たったか外れたかがすぐ、しかも毎日分かり、それに対して対策を考えたからだと言われています。リアルタイム情報に頻繁に触れることを通じて、「直感(intuition)」あるいは「仮説」を進化させることができ、早い意思決定につながるのです。一方で、将来の予測、プラニングは「何が本当に起こっているかというビジネスの実感を経営層がつかむには役に立たないことに注意しなくてはならない」とも指摘しています。
 最近日本のある企業の幹部研修をした時に、「これまで営業会議を2週間に1度、3時間とってやっていたが、実は朝10分毎日やったほうがはるかに効果的だということが分かった。なぜ今までそうしなかったんだろうと思う」という話がありました。リアルタイム情報の重要性、そしてそれが迅速な意思決定につながるもう1つの例ではないかと思います。
 以前、産業再生機構にいた後輩に慶應ビジネススクールのクラスにゲストとして来てもらった時に、こんなことも言っていました。
 社長が1年前にやるといってできなくても、みんなああそうか、仕方がないかと思う。でも、1週間前にやるといってできなければ、「うそつき」といわれる。
 1年とか、4半期とかはもちろん大切だけれど、経営のスピード感というのは、もっと短くなくてはいけないということを、さまざまな企業の再生にかかわって実感として感じた。そうした経験則で言えば、業績なり進捗なりを管理し、施策を考えていくのは1週間というのがいいと思う。
2. 多くの案を考えないほうが早い意思決定ができると思われているが、実際は多くの代替案を検討している企業ほど意思決定が早い。
 いろいろな案がありすぎると、それぞれの案の評価に手間取るし、場合によってはどれが良いのか迷いすぎてしまう。その意味で、1つか2つの案に絞って深く検討したほうが意思決定が早くできるのではないか…これまた一般的にはそうだと思いやすいのですが、「半分は正しいのだが、この教えも半分は間違っている」のだとアイゼンハート教授は言います。
 意思決定の遅い企業は1つ2つの案を深く検討し、それがだめだとなって初めて別の案を検討する傾向があり、それがだめな理由として、4つの理由があげられます。
 まず、案というのは1つだけでは評価できないこと。つまり、他の案と比較して初めて良い点、悪い点が明確になるのです。「良さそう」に見えても、他にもっと良い案があったりするかもしれませんし、「だめ」と思っても、それが最善の案であるかもしれません。また、1つの案に絞ると、どうしてもその案を生かそうとして「escalation of commitment」(例としてベトナム戦争などがよくあげられますが、だめだと分かっていても、抜き差しならなくなってコミットし続ける、投資し続けること)になりやすいこともあります。
 3つめの理由は、同時に複数の案を検討することで、どれかの案がだめと分かっても別の案が待っていることです。4つめとしては、検討のために必要な時間は代替案の数だけではなく、どの程度深く検討するかにもよるということです。つまり、1つの案を深く検討して結論を出すより、複数の案を浅く検討したほうが、前述の1〜3の効果と相まって、より早くかつ良い決定ができることが多いのです。
 実際、こうした意思決定の前提となる企業自体の強み、弱みの評価についても同じことが言えそうです。自社の技術、自社の強み、弱みを評価するのに、自社の経験しかない、あるいは現場の経験は10年以上前のことだ…といった役員が集まって一生懸命考えても、世の中、あるいは競合から見た姿とは全く別の像を描いてしまうかもしれません。
 日本企業の海外進出に関しても、少し似たことが言えそうです。確かに、国内市場に比べて成長しているし、利益も上がっている。「苦労はしていますが、順調です」という海外担当役員の方の言葉をよく伺います。しかし、例えばそのアジア市場の成長率、あるいは欧米のライバル企業の成長と比べるとはるかに劣っていることが少なくありません。何と比べるか、さらに言えば正しい「基準」があって初めて評価できるのに、評価自体に気を取られすぎて「基準」をおろそかにしていることが多くないでしょうか?
3. 経営者が1人だけで決めたほうが早い意思決定ができると思われているが、実際は「アドバイザー」を活用している企業ほど意思決定が早い。
 最近の日本の電機業界はサムスンやLGと比較されることが多いと思います。そして、(おそらく家電業界だけではないのでしょうが)繰り返し指摘されるのが「強いリーダーシップ」への願望、あるいはその欠如への嘆きです。意思決定にしても、トップがガッと決めて、それを一斉に実行することが企業の速さであり、強さなのだという指摘は、サムスンの強さに象徴されるでしょう。
 注意しなくてはならないのは、「1人で決める」ことと「1人だけで決める」ことは同じように聞こえますが、全く違うということです。XとX’が異なるように。
 原文では「counselor」という言葉が使われていますが、ちょっとピンときにくいので日本語では「アドバイザー」と訳しています。要は、その業界、あるいはシチュエーションに関して経験を持っている人のアドバイスを参考にして「1人で決める」ということです。
 アイゼンハート教授はそうしたアドバイザーの重要性について(1)代替案を与えてくれること(2)未経験だったり、非常に不確実であったりする状況に対して意思決定の支えになることを指摘します。「自信」を与えてくれるというのです。そして、それは必ずしも「正確」だからではないことにも注意をする必要があるでしょう。
 「正確」でもないのに、なぜ「自信」が与えられ、かつ早い意思決定につながるのか? 考えてみれば納得いかない気がします。
 結局未来を完全に見通せる人はいません。であるとすれば、過去の経験が豊富だからといって、必ずしもその経験が未来で使えるとは限りません(よく、成功体験のわなということが言われます)。そうした局面の意思決定で最も大切なことは「自信」なのです。どこまで調べても、情報を集めても、結局「確かな答え」はないとすれば、意思決定をして、先に進み、そこで情報を集め、より良い方向に軌道修正をしていくしかないのです。「情報を集めて決断する」のと同じかそれ以上に「情報を集めるために決断する」ことが重要なのです。
 ビジョナリーだ何だといわれている経営者も、試行錯誤の中で切り開いているにすぎないのです。ミシガン大学の社会心理学の大家、カール・ウァイクがよく引用するハンガリー軍がアルプスで遭難した時の話がそのあたりのことをよく表しているでしょう。ある兵士の1人のポケットに地図が入っており、その地図を使って一隊は無事下山できたのですが、後になって、その地図は全く違うピレネー山脈のものだったことが分かったという話です。
 その意味で、経験豊富であるのが「経営者」あるいは「意思決定者」ではなく、「アドバイザー」であることは大切です。過去の体験の呪縛に陥ることを防ぐには、経営者があまり「経験豊富」ではないほうがいいのでしょう。しかし、一方で「経験」は多くのもの、代替案だけでなく「自信」「心理的な拠り所」を与えてくれるのです。「根拠のない自信」なんて時々言われますが、結局「根拠」であるのは「過去の実績」である場合がほとんどであるとすれば、新しい局面で「根拠のある自信」は存在しないと言ってもいいのかもしれません。しかし、企業は、経営者は進まなくてはなりませんし、そこで進めるかどうかが競争での勝者と敗者を決めるのです。
 アイゼンハート教授はさらに「不安、情報不足、そして時間がないために意思決定がしばしば遅れる」と指摘し、例えばCEOが「1人だけで」意思決定をしようとする時、情報が届かなかったり孤立感が深まったりして、逆効果になることに警鐘を鳴らしています。
(次回に続きます)

清水 勝彦(しみず・かつひこ)
慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授。東京大学法学部卒業。ダートマス大学エイモス・タックスクール経営学修士(MBA)、テキサスA&M大学経営学博士(Ph.D)。戦略系コンサルティング会社のコーポレィトディレクションで10年間の戦略コンサルティング経験のあと、研究者に。
専門分野は、経営戦略立案・実行とそれに伴う意志決定、M&A、戦略評価と組織学習。テキサス大学サンアントニオ校准教授(2000〜2010年、テニュア取得)を経て、2010年4月から現職。学術論文以外の著書に『戦略の原点』、『経営意志決定の原点』、『戦略と実行−組織的コミュニケーションとは何か』、『実行と責任 日本と日本企業が立ち直るために』など。監訳にロン・アドナー『ワイドレンズ』



MBAプラスアルファの読書術
慶應ビジネススクール清水教授が、経営書から知られざる名論文まで幅広い書物を読み解き、本当に読むべき勘所とその応用の仕方を紹介します。欧米のMBAや博士課程の授業で学生が必ず読んでいる本や論文なども含め、実行するリーダーが、自分自身とその経営を振り返り、見直すための読書術です。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20130411/246514/?ST=print

「機械との競争」に人は完敗している

エリック・ブリニョルフソンMIT教授に聞く【前編】

2013年4月18日(木)  細田 孝宏

 世界経済は金融危機から回復途上にある。だが、その足取りにもどかしさは否めない。先進国ではとりわけ雇用の回復が遅れている。理由はなぜか。デジタル技術の進化が雇用を奪ったことを実証的に提示し、米国で話題を呼んだ『機械との競争』(日本版は日経BP社)の筆者、米マサチューセッツ工科大学(MIT)のエリック・ブリニョルフソン教授に聞いた。
なぜこのテーマの本を書こうと考えたのでしょうか。

ブリニョルフソン:2年前のことです。米国では「イノベーションが停滞してきたのではないか」と懸念する声が出ていました。たとえば、タイラー・コーエン(米ジョージ・メイソン大学)教授は、『The Great Stagnation』(邦題は『大停滞』、NTT出版)という本を書いて、そう論じていたのです。


エリック・ブリニョルフソン(Erik Brynjolfsson)氏
米ハーバード大学卒。米マサチューセッツ工科大学(MIT)にて博士号(経営経済学)を取得。現在はMITスローン・マネジメント・スクール教授。デジタル・ビジネス・センターのディレクターやスローン・マネジメント・レビュー誌の編集長なども務める。著書に『インタンジブル・アセット』(ダイヤモンド社)などがある。『機械との競争』(日経BP社)は、デジタル・ビジネス・センターのアンドリュー・マカフィー主任リサーチサイエンティストとの共著。(写真:常盤武彦、以下同)
 我々もその本を読み、興味深くとらえていましたが、一方で完全な間違いであると思っていました。そこで(共著者の)アンドリュー・マカフィーと私は、こうした主張に対する反論を書くべきだと考えたのです。

 それが2011年の春でした。我々は既にたくさんの調査をしてきて、この問題に興味を持ってくれるMITの学生がたくさんいました。「デジタル・フロンティア・チーム」と名付けたそのグループで毎週ミーティングを持ち、素早くアマゾン(ドットコム)のキンドルで10月には出版できたのです。すると米国ではすぐに話題になった。ニューヨークタイムズでは一面で扱われ、ウォールストリート・ジャーナルやフィナンシャル・タイムズなどメディアに取り上げられました。

 好評だった理由は、アカデミックな調査を利用し、経済学の理論と証拠に基づく一方で、幅広い人に理解できるように書いたからだと思います。

国の富は増えたが、上位1%が取っていった

当初のコンセプトは「機械との競争」という最終的なものとは違っていたのですね。

ブリニョルフソン:ええ、少し違っていました。「技術の進化が停滞している」と語られていたので、そうではなく逆に急速に前進していることを示すつもりでした。しかし、取り組むうちにある重要な問いと格闘しなければならなくなったのです。


 「なぜ米国ではそんなにたくさんの人が職を失っているのか。そしてなぜ所得の中間値が1997年よりも低くなったのか」という問いでした。イノベーションが進み生産性が向上したのに、なぜ賃金は低く、雇用は少なくなったのか。

 「デジタル技術の加速」のためです。それは生産性の向上をもたらしましたが、ついていけない人々を振り落としてしまった。ある人たちは多くのものを得て、別の人たちは少ないものしか得られずに終わる。それが過去15年に起きたことです。国全体の富は増えましたが、多くの人にとって分け前は減った。残りは上位1%が取っていったのです。

デジタル技術と雇用との関係は、なぜこれまで大きな議論にならなかったのでしょうか。

ブリニョルフソン:技術の変化が雇用や失業にどう影響するかという議論は経済学においてはありました。ただ、多くは学者向けのものだったのです。

 経済学者は技術の変化がいかに速いかを正しく認識していませんでした。それを理解するには、経済学と技術という2つの専門性が必要です。それらを一体として考えて初めて、現在の経済の中で何が起きているかが理解できる。この2つがなかなか両立していなかった。

本でも触れていますが、歴史を振り返ると、ラッダイト運動*のような出来事がありましたね。

*1810年代、英国の紡績・織布業地帯で発生した機械破壊運動。機械の登場による失業を恐れた手工業者・労働者らが起こした

ブリニョルフソン:先にはっきりさせておきますが、我々はラッダイト運動家ではありません。彼らは技術の進化を遅らせることを望んでいました。一方、我々は技術の進化は素晴らしいもので、富をもたらすものだと確信しています。彼らとは意見が違うのです。

我々は「グレートデカップリング」を目にしてきた

 もちろんラッダイト運動家が完全に間違っていたわけではありません。テクノロジーが雇用を破壊するという点では正しかった。1800年代、運動家は職を失うのではないかと心配し、そして実際に職を失った。

 だが、覚えておかねばならないのは、技術は常に雇用を破壊するということです。そして常に雇用を創出する。問題はバランスなんです。

 200年前は、古い仕事が姿を消すのと同じような速さで新しい仕事が生まれました。それはここ最近、すなわち1990年代の終わりくらいまで続いてきた。

 ところが、その後、技術による雇用破壊は雇用創出よりも速く進んでしまった。それがこの10年の現象なんです。かつては生産性の伸びと同じように雇用も伸びてきたのですが、97年頃に雇用が置いていかれるようになった。そう、我々は「グレートデカップリング」を目にしてきたのです。


 「なぜ今まで議論されなかったか」との質問には、もう1つの答えを挙げましょう。私も含めて、たいていの経済学者は「生産性が上がるとすべて(の問題)を解決する」と考えてきました。だからやるべきことは生産性の向上だと思っていた。それは正しかったのです。ただし、97年までは。今や生産性の向上そのものが全員の利益を保証するものではなくなっており、新たな考え方が必要になっています。

「大デカップリング」をもたらしたデジタル技術にはどのような特徴があると考えていますか。

ブリニョルフソン:デジタル技術には3つの側面があります。

 1つは、指数関数的に発展するということ。人類の歴史に登場したどんな技術よりも速く進化します。蒸気機関よりも電気よりも速い。ご存じの「ムーアの法則」では、コンピューターの性能は18カ月で2倍になります。それは指数関数的なスピードです。

 過去10〜15年の間に、デジタル技術の能力拡大を我々は目にしてきたはずです。そして人々はそれに追いついていけなくなっている。

 2つ目の側面は、デジタル技術は以前の技術よりも、より多くの人に影響を与えるということです。過去、農業ではいくつもの進化があり、より効率的な耕作を可能にしましたが、それは限られた集団に影響しただけでした。今日、コンピューターの発展は、ほとんどの働き手に影響を与えます。米国では全労働者の業務のうち約65%が(コンピューターを使った)情報処理に関わるものです。事務職、マネジャー、あるいは学校の先生、ジャーナリストやライターなど、幅広い仕事がそれに含まれる。過去よりも多くの人が影響を受けるということです。

 3つ目は、新たなテクノロジーが「デジタルであること」。ひとたび何かが発明されると、ほとんどコストなしでコピーができる。そしてそのコピーを即座に世界のどこへでも送り、何百万人という人が同じものを手にすることができる。高いお金をかけて工場を建設しなければならない製造業などとは全然違う。過去200年とは全く異なる影響を雇用にもたらす。

たしかに我々メディアの仕事も変わったと実感しています。

ブリニョルフソン:それはちょうど良い例ですね。マスコミ産業は大きく変わりました。30年前に比べジャーナリズムの世界で働く人は減っています。デジタル革命のおかげで産業の収入も減った。しかし、影響を与えているのはもっと広い産業に対してです。音楽産業はもちろん、製造業も金融も、小売りも。すべての産業が影響を受けているのです。

雇用は中国に移ったのではない。ロボットに移った

製造業のデジタル技術と言えば、3D(3次元)プリンターも注目されています。この分野も変わる可能性があるわけですね。

ブリニョルフソン:そうなるでしょう。製造業は米国では縮小してきました。それはまた別の重要な論点を生むのです。製造業における米国の雇用縮小の背景として、生産拠点の海外移転や中国の台頭が挙げられてきました。しかし、それは本当のことではありません。

 調査の結果、分かったのは、中国では製造業で働く人が97年に比べ2000万人以上少なくなっているということでした。雇用が米国から中国に移ったのではないのです。米国と中国からロボットに雇用が移ったというのが正しい。「デジタル革命」や「機械との競争」は、生産の海外移転よりももっと重要な論点のはずです。

ラッダイト運動家のように「機械との競争」は人間の危機と考える人がいるかもしれませんね。

ブリニョルフソン:それは我々の対応次第でしょう。危機にもなれば機会にもなるはずです。

 テクノロジーと経済は非常に速く変化しています。もし我々が何もしなければ、危機に陥り、多くの人が仕事を失うことになるでしょう。しかし、うまく対応できたら、つまり技術の利点を取り入れることができたら、すべての人にとってチャンスを生み出せます。

(続きは明日掲載予定です)


細田 孝宏(ほそだ・たかひろ)

日経BP社入社後、経済誌「日経ビジネス」を振り出しに、建築誌「日経アーキテクチュア」、日本経済新聞証券部(株式相場担当)で記者活動に従事。「日経ビジネス」では主に自動車、流通、商社などの各業界を担当し、現在、米国特派員として、ニューヨークに駐在している。


技術は雇用を破壊する 〜『機械との競争』著者が語る〜

 イノベーションが雇用を奪うことを論じた『機械との競争』(日経BP社)が日本でも話題になっている。

 米国で深刻化した失業問題の根本には、急速なデジタル技術の進化があると分析するのは、著者の1人、エリック・ブリニョルフソン・マサチューセッツ工科大学(MIT)教授だ。

 4月15日号の日経ビジネス「世界鳥瞰」に掲載したブリニョルフソン教授のインタビューの詳細版を2回にわたって紹介する。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20130416/246769/?ST=print


 
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20130415/246672/?ST=print
「中計」の耐えられない軽さ  HUAWEI流に日本企業も学ぶとき
2013年4月18日(木)  白石 武志


 ニュースの重要度が整然と視覚化されていることは活字メディアの大きな魅力の1つだが、新聞の片隅に載るいわゆる「べた記事」の中にも、それまでの仮説や思い込みを崩し、認識を改めさせるようなニュースがある。
 今年の1月下旬、深夜の編集部内で何気なく新聞をぱらぱらとめくっていて、まさにそんなたぐいのニュースに出くわした。中国の通信機器大手の華為技術(HUAWEI)が首脳ら11人の2012年末の賞与をゼロとしたことを伝える、40行ほどの短い記事だ。
 世界のスマートフォン市場で3位に浮上するなど、華為技術の業績はいたって好調のはず。なのになぜ、この時期に幹部の賞与がゼロになるのか――。見出しを目にしてもニュースの背景が分からず、一瞬、頭の中が混乱した。
 実際、2012年12月期の華為技術の売上高は前の期比8%増の2202億元、純利益は32%増の154億元だった。一部報道では円換算ベースの売上高でスウェーデンのエリクソンを上回り、世界最大の通信機器メーカーになったと報じられている。

華為技術はスマートフォン市場で韓国・サムスン電子、米アップルに次ぐ地位を獲得しつつある
 もちろん、記事に目を通すことで、こうした疑問はすぐに解消された。今回、首脳陣らの賞与がゼロとなったのは、参入して間もない企業向け情報システム部門などの業績が目標に届かなかったためだという。
 同社の規定では本来、当該部門のトップのみ賞与がゼロになるところだが、同社には「負けたときは命懸けで助け合う文化がある」との理由で、創業者の任正非・最高経営責任者(CEO)を含む幹部全員が賞与を自主的に返上したのだそうだ。数値目標の未達を許さない厳格な姿勢に驚かされると同時に、競争が激しい通信機器市場で同社が急成長を続ける理由を垣間見た気がした。
信賞必罰で透明性アピールとの見方も
 ただし、このニュースには別の読み方もできる。
 ここ最近、頻繁に報道されている通り、華為技術をめぐってはダンピング(不当廉売)の疑いがあるとして欧州連合(EU)が調査に乗り出しているほか、米国では安全保障上の理由から同社の製品を採用しないよう自国の通信会社などに働きかける動きがある。米国の一部の政治家の間では中国人民解放軍との関わりが指摘されており、華為技術の経営の実態について、多くの人々が懸念を抱いているのは事実だ。
 こうした背景を理由に、華為技術が首脳陣の賞与をゼロにするという決定について、企業の透明性や先進性をアピールするためのある種のポーズだと見る向きがあるのも確か。従業員持ち株制を採用し、上場していない同社が、株主のために経営陣の責任を明確にする必然性はあまりないという意見もあるだろう。
 しかしそれでも、経営陣の信賞必罰を徹底することには、華為技術の経営計画に対する信頼性を格段に高める効果がある。華為技術は今月、今後5年間の年平均成長率を10%とする野心的な経営計画を発表したが、目標管理に厳格な同社だからこそ、達成可能なのではないかという期待感を周囲に与えることができると思うのだ。
 一方、日本の産業界において、経営計画などで掲げる数値目標はどの程度重視されているのだろうか。10年以上、企業取材を続ける中で、私自身、いくつもの企業で数値目標が未達に終わる状況を目の当たりにしてきたが、華為技術のように経営幹部らが連帯して賞与を全額返上したという話は聞いたことがない。
 例えばNTT東日本・西日本は毎年総務大臣に認可申請している事業計画の中で、光ファイバー通信回線サービスの年間純増数を最も重要な経営指標に位置づけている。2005年以降のNTT東西の光回線の純増数の数値目標と実績をまとめたのが下の表だ。未達に終わった年の実績を赤色で示した通り、NTT東の場合は2007年度以降、NTT西にいたっては2005年度以降、一度も期初に掲げた数値目標を達成できていないことが分かる。
NTT東日本・西日本の光ファイバー通信回線の純増数
NTT東日本 NTT西日本
期初目標 実績 期初目標 実績
2005年度 100 100.4 80 75.0
06年度 150 151.0 120 114.7
07年度 200 156.4 140 113.8
08年度 200 132.8 140 102.9
09年度 140 124.2 110 87.4
10年度 125 97.8 85 83.0
11年度 125 84.2 85 66.4
12年度 80 39.7 65 33.9
13年度 50 ? 50 ?
NTT東西の光回線の純増計画は未達が目立つ(単位:万件、赤字は未達)
 私自身、日頃の取材を通じて、両社の経営陣や社員らが日々懸命に光回線サービスの契約数拡大に努力している姿は目にしているが、6〜8年も未達が続くようでは、やはり事業計画の立て方そのものに問題があると言わざるを得ない。達成可能な目標ばかり掲げても意味はないのはもちろんだが、途中で断念することが常態化してしまったのでは、目標を達成し続ける企業との間に、いずれ埋めがたい差を生む恐れがある。
電機大手も“負け越し”続く
 不振が続く電機業界においても、経営計画などで掲げる数値目標の達成状況は近年、「負け越し」となっている。パナソニックとソニーが21世紀に入って策定した主な中期経営計画と、その達成状況をまとめたのが下の表だ。
パナソニックの中期計画と数値目標の達成状況
社長 経営計画の骨子 達成状況
中村邦夫氏 「創生21計画」(2000年11月30日発表)
2003年度の数値目標 ・売上高9兆円 ×
・営業利益率5% ×
「躍進21計画」(2004年1月9日発表)
2006年度の数値目標 ・売上高 8兆2,000億円 ○
・営業利益 4,100億円 ○
・営業利益率5%以上 ○
大坪文雄氏 「GP3計画」(2007年1月10日発表)
2009年度の数値目標 ・売上高 10兆円 ×
・ROE(株主資本利益率)10% ×
「GT12」(2010年5月7日発表)
2012年度の数値目標 ・営業利益率5%以上 ×
・売上高 10兆円 ×
・フリーキャッシュフロー 8000億円以上(3年間の累計) ×
・ ROE 10% ×
津賀一宏氏 「CV2015」(2013年3月28日発表)
2015年度の数値目標 ・営業利益3500億円以上 ?
・営業利益率5%以上 ?
・フリーキャッシュフロー 6000億円以上(3年間の累計) ?
ソニーの中期経営計画と数値目標の達成状況
CEO 中期経営計画の骨子 達成状況
出井伸之氏 「トランスフォーメーション(TR)60」(2003年10月28日発表)
2006年度の数値目標 連結営業利益率10%(金融を除く) ―
ハワード・ストリンガー氏 「ソニーグループ中期経営方針」(2005年9月22日発表)
2007年度の数値目標 連結売上高8兆円以上 ○
連結営業利益率5% ×
エレクトロニクスの営業利益率4% ○
「ソニーグループ中期経営方針」(2008年6月26日発表)
2010年度までの数値目標 ROE10% ×
平井一夫氏 「〜“One Sony”でソニーを変える〜」(2012年4月12日発表)
2014年度の数値目標 エレクトロニクス事業で売上高6兆円、営業利益率5% ?
ソニーグループ全体で売上高8兆5000億円、営業利益率5%以上、ROE10% ?
パナソニックとソニーが近年策定した中期経営計画
 数カ年にわたって企業の成長の方向性を示す中期経営計画は経営陣にとって最大の見せ場の1つだが、パナソニックにおいて数値目標を達成できたのは中村邦夫氏が社長時代に策定した「躍進21計画」のみ。ソニーでもハワード・ストリンガー氏がCEO就任直後の2005年9月に掲げた「グループ中期経営方針」の数値目標を部分的に達成しただけだ。
 経営計画で掲げた数値目標は、いわば投資家を含むすべてのステークホルダーとの約束。リーマンショックや東日本大震災など、想定外の外部環境の変化があったとは言え、その約束を反故にし続けてきた結果が、昨年来の株価低迷につながっていると見ることもできる。各社の事業計画の信頼性そのものが損なわれつつある状況に対し、現経営陣からは強い危機感が伝わってくるようになっている。
 3月28日に新たな中期経営計画「CV2015」を発表したパナソニックの津賀一宏社長は今回、「中期経営計画の作り方を変えた」と言い、従来とは異なる精度で数値目標を算定したと自負する。「2015年度に営業利益率5%以上」を柱とする数値目標について、津賀社長は記者会見の中で「覚悟と執念を持って達成する」と強調した。
 ソニーの執行役EVPで、ソニーモバイルコミュニケーションズの社長兼CEOを兼務する鈴木国正氏も、3月上旬の日経ビジネスなどとの共同インタビューの中で、2013年度中の携帯電話事業の黒字化を必達目標とする考えを繰り返し強調している。
 「アベノミクス」によって景気回復への期待感が高まる中、企業経営者にとっては外部環境の変化を業績低迷の言い訳にすることは難しくなっている。今後も、自らが掲げた数値目標の未達を繰り返すようなことになれば、いずれ華為技術のようなやり方で経営陣の責任を明確にすることを求められる日が来るかもしれない。

白石 武志(しらいし・たけし)
日経ビジネス記者。



記者の眼
日経ビジネスに在籍する30人以上の記者が、日々の取材で得た情報を基に、独自の視点で執筆するコラムです。原則平日毎日の公開になります。

 


JBpress>イノベーション>ウオッチング・メディア [ウオッチング・メディア]

映画『ハーブ&ドロシー』に見るアートとイノベーション
ゲームチェンジャーになれる新ビジネスを生み出すには
2013年04月18日(Thu) 志村 一隆
 新宿駅東口アルタ前を伊勢丹方面に歩き、ちょうど三越の前を左に切れ込むと、新しくなった映画館、新宿ピカデリーに出る。

 通常シネコンプレックスは郊外のショッピングモールに広く横たわっているが、新宿通りと靖国通りに挟まれた都心の新宿ピカデリーは、横に拡張する土地があるわけでもない。この都心型シネコンプレックス、最上階は11階。

 普通、映画館というとちょっと閉塞感があるが、この11階から見える景色は開放感があって綺麗。新しいタイプの映画館である。

 その新宿ピカデリーで映画『ハーブ&ドロシー』をやっているというので見てきた。

厖大な現代アートコレクションを寄贈した「ハーブ&ドロシー」夫妻

映画『ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの』の前売りチケット(著者撮影、以下同)
 映画の主人公は、ニューヨークに住むボーゲル夫妻(Herbert & Dorothy Vogel ――つまりハーブ&ドロシー)。彼らがなによりスゴいのは、コンセプチュアルやミニマルといった現代アートを、誰も評価していない黎明期から収集している点である。

 彼らは資産家ではない普通の夫婦。図書館司書のドロシー(妻)の給料を生活費にあて、郵便局員であるハーブ(夫)の給与はすべてアート購入にあてた。

 そして、いまでは総額何十億ドルもの価値を持つようになったコレクション4000点を、無償で美術館に寄贈してしまう。

 なかなかデキない。

 ワシントンのナショナルギャラリーに寄贈したコレクションは、さらに全米50州の美術館に50点ずつ寄贈されるという。

 このプロジェクトを追って、ニューヨーク在住の佐々木芽生氏が映像に収めたのが、映画『ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの』である。前作も面白かったが、今回の作品も面白かった。

“なんじゃこりゃあ”が現代アートの役割

 ボーゲル夫妻が買い集めた現代アートは、コンセプチュアルやミニマルと言われるジャンルに特化している。

 コンセプチュアルは、作品の「コンセプト」そのものがアートという考えに基づくジャンル。ミニマルは、シンプルなアート。ノートの切れ端になぐり描きされた水彩画、パリのポン・ヌフ橋を梱包するアート、展示する方向が決まっていない(上下左右自由に飾ってよい)絵などなど・・・。

 こうした現代アートのアイデアは、「コンセプト」や「制作過程」自体が「作品」なのだ、という点にある。完成した「絵」が作品であるという既成概念に対するイノベーションである。

 そういえば、先日見てきた「アドタイデイズ」というイベントでクリエイターの倉本美津留氏が、アートの役割は「“なんじゃこりゃあ”と人々に思わせること」と語っていた(この様子はあやとりブログに書いた。参考まで)。


現代アートの作品(ロンドンのサーチギャラリーにて)
 “なんじゃこりゃあ”って思うくらい衝撃で、既成概念を壊すものだということだろう。彼はそんな「アート」を「アーホ!」と呼んでいる。

 まさにボーゲル・コレクションは「これってアートなの?」と思わせるのに十分なものばかりである。

 実際に、美術館でコレクションを見た人たちが「完成した作品を見たいわ」「なんだか孫が描いたみたいね」と言っているシーンも映画に収められている。

 それに対し、ある美術館の館長は「『自分でも描けそう』と思わせた時点で作品への親しみが増している。高い技術を持った芸術品を自分でも作れるとは思わないでしょう」と語る。

 この「アートを身近に」という考え、は前回紹介した韓国のアートベンチャー「Aart」も同じことを言っていた。

 現代アートを見て「難解だ」という言葉が出てくるのは、「理解しよう」としているからで、鑑賞者は自分の好き、嫌い、意見で自由に作品を味わっていいのである。その点で、「なにこれ」と思ったときに、その作品は既に鑑賞者とのコミュニケーションが成立している。

 映画には、アーティストや美術館長の面白い言葉がたくさんあった。

 「前衛アートは保守的な土地でこそ価値がある。ロサンゼルスやニューヨークで盛り上がっても当たり前なことだ」「作品を好きになってくれても、嫌いになってもいい。自分で考えをぶつけてくれたのだから」「アートは人に何かを考えさせるためにある」などなど。

 人それぞれが自分の意見を持っていい。持つ必要性。美術館に収められたボーゲル・コレクションを子供たちに案内、説明する係員が言う。

 「この作品にタイトルをつけてみよう」「数学と違ってアートに正解は無い」

 なにより、ボーゲル夫妻が、「自分がいい」と思ったものを評価し買い続けてきたのがとてもよい。彼ら自身が「アート」なのである。

「ゲームチェンジャー」は、ビジネスにおける“なんじゃこりゃあ”だ

 「人々に何かを考えさせる」「行動させる」「人と違ってもいいことを気づかせる」そんなアートの役割はビジネスにおける「ゲームチェンジャー」に似ている。

 誰も思いつかなかったサービス、技術は、それが出た当初は誰にも理解されないだろう。

 先日、投信会社の「さわかみ投信」から毎月送られてくるニューズレターに「ベンチャー企業と話をしていると、最初“なんだこれは?”と思うことがある」という一文があった。ただ、説明を聞くうちに「なるほどそんな見方もあったのか!」とその新たな視点に驚くことが多々あるという。

 自分も2009年に今に至るスマートテレビの原型を見たとき「なんじゃこりゃあ」と、とても驚いた。


2009年CESに展示されていた TV Widget(今に至るスマートテレビの原型)
 「これは、変化が起きる」と直感した。今から4年前だが、その頃スマートテレビの話をしても頑強に否定的な人がいたのを思い出す。

 当時はテレビの発展は「画質」であった。スマートテレビはそんな予定調和なストーリーとは別な話、「なんじゃこりゃあ」な発展なのである。そして、その想定外の発展のおかげで、アメリカでは放送局やケーブルテレビに代わる新たな配信プラットフォームが成長した。

 まさに、映像市場のゲームが変わってしまった。

 こうした「予定調和」性に異物を投げ込む役割。アートやベンチャー、それにメディアもそんな役割を担うものであろう。『ハーブ&ドロシー』はそんなことを考えさせられる映画だ。

 ちなみに、この『ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの』はクラウドファンディングで制作や配給資金を賄っている。

 1口3000円で前売り券を買うものから100万円で映画のエンドロールに名前が載ったり、食事会に行ける権利まで13バージョンが用意されている。日本では915人が申込、1460万円を集めた。自分も申し込んだ。ココに名前が記載されている。


 

[ロシア]
戦争に明け暮れた欧州が生み出した技術革新
需要がなかった平和なアジア〜ヨーロッパなるもの(1)
2013年04月18日(Thu) W.C.
 最近、米国の生理学者(兼生物学者)J・ダイアモンドの著作が注目されているという。人類史を鳥瞰したうえで、多くの民族の盛衰を規定してきたのは環境条件であって、生まれ持った人種の特性がそれを決めたわけでは決してない、という結論を導いていく。

 彼と対談した生物学者の福岡伸一氏は、ダイアモンドのスタンスが発展史観ではなく生態史観であるとも評している。発展には格差がつきものだが、生態ならそうした比較は意味をなさない、ということだろう。

西欧の軍事的・文化的支配力を生じさせたもの

 学問としての区分けをするなら、むしろ文化人類学や社会学に近いようで、証明や立証が大変難しい世界である。不可能と言ってもよいかもしれない。それに、環境決定論と見なされるその立場への批判があることも、ダイアモンド本人が重々承知している。

 だが、それでも何となくもっともらしい説明がついて、生まれ持った人種の優劣などは元々存在などしないのだ、と上辺だけではなく納得できるのであれば、それはそれでなかなか面白い。

 そのダイアモンドの論に従えば、歴史上に現れるヨーロッパ(正確には西欧)の支配力も、そして現在世界を支配している彼らの考え方も、いくつかの偶然が重なってもたらされたものに過ぎない。

 特に、長らくヨーロッパに対して自分たちの後進性への引け目を感じてきたほかの世界(ロシアもアジア諸国も)にとっては、大いに留飲の下がる議論だ。ではダイアモンドに倣って、環境決定論の立場からヨーロッパの「先進性」なるものを眺めてみたらどうであろうか。

 歴史を繙(ひもと)くと、ヨーロッパは1500年代から1700年代にわたるおよそ250年間で、新大陸・アジア・アフリカを植民地化して支配権を確立していった。それが可能だったのは、彼らにとりわけ崇高なる人徳が備わっていたわけでもなければ、札びらを切れたからでもない。武器(火器)とその使い方での優越性を持っていたからだ、と多くの研究者が認めている。

 ならば、なぜヨーロッパが優越する武器を生産し持つことができたのか。結論を先に述べてしまえば、彼らが戦争を散々やらかしていたからだ、ということになる。戦争は非文化的な野蛮な行為であり、そして同時に発明の母でもある。

 それでもヨーロッパ人の立場なら、自らの歴史を語るに際して戦争が生んだ肯定的な面を強調したくなるだろう。それをなぞると、彼らが成し遂げた軍事、科学、産業の3つの革命に行き当たる。

 まず、1500年代半ばに生じたとされる「軍事革命」について。これは、新兵器の登場が戦争のやり方を大きく変えていったことを指している。

 専門家によれば、騎士密集隊形から弓矢・火器の使用へと移ることで戦術が変わり、軍隊が大規模化し、その運用での複雑な戦略が要求されるようになる過程である。さらに、軍隊が大きくなればそれだけ戦費も損失も拡大していく。

 平たく言えば、銃や砲が多用されれば敵味方の犠牲が増え、損耗率が高くなるから兵隊の数を増やし、勝つためには銃の数もさらに増やすことになり、その経費が雪だるま式に嵩(かさ)んでいく、という流れだ。

 銃の原始的な形は、この革命以前からヨーロッパにもあった。モンゴルの侵略には100年ほど間に合わなかったものの、1350年頃には大砲が、また1300年代末期には小銃がヨーロッパで使われ始めている。

 ただ、それが一気に広まっていったわけでもない。1500年代が近づいても、火縄銃の射手が弾丸を1発充填する間に、弓の射手は10〜15本の矢を射ることができたという。だから、役立つにしてもまだ圧倒的に優秀な兵器とまでは言えなかった。

 鉄砲隊を何組かに分けて連続交代で射撃させ、その間隔を縮めることで弓矢を圧倒する手法は、1575年に織田信長がやってみせるまで世界で誰も考えつかなかったのだ。

神の摂理に踏み込ませた宗教改革の効用

 それでも、繰り返される戦乱の中で銃の性能も進化して、1500年代にはその浸透とともに、歩兵を援護する野砲や軍艦の舷側砲といった新兵器が世に放たれていった。これらを使った新たな戦術と兵員増強、それに攻城砲に対抗できる要塞建設で、ヨーロッパでは1500年代前半に3万人の野戦軍が常識的な規模になる(それまでは精々1.5万人)。

 新兵器が戦(いくさ)のやり方を変え、新たな戦法がまた次の新兵器を要求するようになる。そうした武器の発達は科学を必要とし、火薬の調合での化学(まだ錬金術の域を十分には脱し切れていなかったが)、弾道学、銃砲製造での冶金技術、築城と材料工学、それに銃創に対する外科医学の発展が促された。

 その発展を加速した「科学革命」は1600年代に生じたという。これは人々が、「宗教や迷信を振り切って、自然界の現象をあるがままに見るようになる、そしてそこから、人間生活に有用な多くの発見・発明が生まれる」という世界の到来を指す、と説明されている。

 ここでは、このように人々の内面に生じた変化をその理由として引っ張ってこないと、なぜ革命などと大げさに呼ばれる事態が1600年代に生じたのか、という点がうまく説明できない。それがいかにもヨーロッパ人が優れていたかのような印象を与えたとしても。

 少し踏みこんで言えば、宗教革命から100年以上を経て、がんじがらめの聖書の解釈から解き放たれた人々が、自然界の現象をあるがままに見るだけではなく、そこにあると信じられた神の摂理をも覗き込もうとし始めた。

 それは、人間は神に近いから自然を支配して当然、という動機からでもあったろうし、逆に、絶対神の前では人間は卑小な存在でしかない、という認識が神への憧れとそれへの探求心を掻き立てたからでもあるだろう。

 ケプラーは天文学での問題解明を成し遂げた時に、「宇宙創造に神が用いた設計図を入手した」と叫んで感激したという。微積分学の根本となる極限値の概念(無限の彼方だが存在はする)もまた然りで、最初の動機が何であれ、神の摂理を追いかけていった末に生み出された思考なのだ。

 とりわけ数学は、その公理、定義、証明で、神の世界に近い完全合理性・普遍性の世界を提示できると考えられたことから、多くの成果を生んでいった。

 こうした内面的な要素だけではなく、1600年代に当時のヨーロッパは、大航海時代の幕開けと諸国・諸侯間のたび重なる戦争の世界だった。これらが、航海術、測量・地図製作の改善や、より優れた兵器の生産を要求する。これに応じて、冶金・鉱山技術・土木技術が数学や観察・実験という手法を通じて水準を上げていく。

 手を相携えて発展する兵器と科学はヨーロッパ内の戦いに収まり切れなくなり、1500年代末以降にはその場が海へと広がっていく。遠く交易のためにやって来たアジアでもヨーロッパ諸国同士の戦が始まり、最初の交易目的からは外れた土地での拠点と要塞の確保や建設、そして軍の配備へと進んでいく。乗り込まれた側には実にいい迷惑である。  

 「軍事革命」と「科学革命」は、ヨーロッパ諸国に恫喝の手段を与えて、アジアに対する優位性を確立した。それでも、アジアがヨーロッパに経済面でも遅れていたというわけではまだない。全く逆だった。

産業革命で圧倒的についたアジアと欧州の差

 1400年代からヨーロッパの対アジア貿易は輸入が輸出を2倍以上も上回り、その慢性的な赤字を埋め合わせる貨幣が、常に西から東へ(経済後進国・ヨーロッパから先進国・アジアへ)と向かっていた。そして、この東西の経済関係は、1700年代後半まで基法的に変わらなかった。

 弱小経済のヨーロッパはアジアとの交易に振り回される。中世末期には正貨流出によるデフレに悩まされた。だから、1500年代前半に新大陸で貴金属を見つけた時は万歳三唱だったろう。

 大量にそれをヨーロッパ本土に持ち込み、これでしばらく貿易赤字の帳尻は何とか合わせることが叶った。しかし、貨幣供給量が急増したものだから、今度はインフレの嵐に巻き込まれてしまう。

 武力だけで経済はダメ、というヨーロッパは、例えて言うなら1950〜1980年代のソ連のようなものだった。そして、このヨーロッパの経済弱者の立場を引っ繰り返したのが、木綿工業と製鉄業に始まる1700年代後半の「産業革命」であることは言うまでもない。今度こそは、確かにヨーロッパとアジアで国力の格差がついてしまった。

 「産業革命」は、実は軍事革命が生んだ財政革命にも支えられていた。新兵器の出現と軍備増強は、すでに述べたように、それを維持するための経費を膨らませていく。国家の財政を軍事費が圧迫すれば、為政者はもっと歳入を、と動く。歳入拡大とは結局増税ということになり、これが民衆の負担とそれへの不満を高めてしまう。

 軍事国家は外だけではなく内にも敵を抱え込むことになった。この状態が絶対王政に反抗する勢力を国内に生み出して、やがて為政者を滅亡に追い込んでいく。

 だが、絶対君主制が滅んでも戦争は止まらなかった。民主主義即平和主義とはいかない。戦争に強いか弱いかが、戦費の調達の力量(資金集めの能力)に大きく依存する状況にも変化はなかった。

 税の取り立てに限界があるなら、後は誰かから借りてくるしかない。民主主義の体裁の下で最初にそのカネ集めに成功したのが英国である。

 政府の借り入れを議会に認めさせる流れ(議会政治)と、その借り入れに当る国債の発行・販売を可能とする市場(中央銀行の創設など)を整えることでヨーロッパの先陣を切った。そしてこの金融市場の成立が、後の産業革命を生む条件の1つにもなっていった。

 さて、こうした歴史がヨーロッパの成功体験だったとすれば、それが科学や金融の進化という恰好良さを身に纏っている限りは、発展史観に沿ったものということになる。

 だが、ヨーロッパで戦争がなかった時期は1500年代で10年未満、1600年代は4年のみ、1700年代で完璧な平和は15年のみだった、という歴史家の調べがある。

 1500〜1700年の200年間では戦期が95%を占め、1815年以前で10年間続けて戦争がなかった時期は一度もなかったというのだから、近世以降のヨーロッパ史はまさに戦争の歴史そのものなのだ。

戦争に明け暮れ、武器が急速に発達した欧州

 そこまでやれば、誰がそこにいようと武器が発達しないわけがない。そして、戦争を野蛮な行為と見る限り、ヨーロッパの「先進性」に野蛮さという要素がなかったと言えるはずもなくなる。ならば、産業革命はともかく、軍事や科学の革命がロシアやアジアで起こらなかったのは、その「野蛮さ」が足りなかったから、と考えてもおかしくはなかろう。

 例えば、1400年代まで中国は世界の技術最先進国だった。火薬を使った火器でも、その揺籃期の形はヨーロッパより300年以上も早く登場している。そのほかにも、磁針、可動式活字、紙、磁器、印刷術、船尾舵、鋳鉄、など技術での中国の先進性を示す例は多々ある。

 中国が、その後なぜそれを発展させることができなかったのか、という問いに対して、内在的要因を重視する人々は、その答えを中国の伝統墨守に求める。そして、その排外思想がヨーロッパの優れた点を解析することを怠たらせ、対外的な無知を生んだと解している。

 こうした説明からは、中国に代表されるアジアは何やら無知蒙昧に過ぎなかった、という結論しか出てこない。だが、技術の発展がなくてもやっていける社会だった、と考えることだって可能なのだ。

 科学や軍事技術全般の進歩の差が地域によって生じた理由を、J・ダイアモンドはいくつか挙げている。「労働力が大量に安く手に入れば発明への関心は湧かない」や「戦争が起爆剤となった」がその中に数えられる 。

 人口が多く労働力に事欠かなければ、人手を省く機械化という技術革新の必要性は薄れる。そして、戦争がヨーロッパほどは頻繁ではなかったから、アジアでは兵器の発達が必要とされなかった、ということになる。

 それに、兵器の開発や保有を継続した結果、それを自国の兵や民に悪用されても困る。こうした為政者の懸念はヨーロッパでも同じで、英国でもフランスでも火薬の生産の国家独占管理や国民の武器保有制限に一度は動いた。だが、対外戦争の危機が高まるとそんなことをやっている余裕はなくなり、制限はすぐに解除されてしまった。

 アジアとは異なり、四方八方からの脅威に常に接してきたヨーロッパ諸国では、武器の量と優劣が生きるか死ぬかの切実な問題として為政者のトッププライオリティーであり続けた。

 その必要がなかったということは、それだけ世の中がより平和だったことを意味する。だから、「野蛮さ」に欠けてしまったのだ。そして、そのことは、文化での遅れでもなければ劣後でもない。


http://jbpress.ismedia.jp/articles/print/37598


【第2回】 2013年4月18日 矢作直樹
逝く人にも、送る人にも、
なすべき大事なことがある
死は、誰もがいつかは迎えるもの。
30年以上、医療の現場に身を置いて大勢の人の死の場面に立ち会い、
ときに医学常識を超える事例を目にしてきた現役医師による、
人の「死」の真実について説いた連載の第2回。

あなたが自分自身や身近な人の死を意識しだした際に
なすべき大事なことの中から、その一部をご紹介します。

やりたいことをやり、感謝も忘れずに

 死は、誰もがいつかは迎えるものです。また、それが自分の身にいつやってくるか、わかる人はいません。あなたがもし、みずからの死を意識しだしたら、是非、心に留めておいてほしいことがあります。その一部をご紹介します。

 今、やりたいこと、やっておきたいことは何ですか?
 仮にあなたが余命宣告を受けているなら、やりたいことに優先順位をつける作業から始めないといけませんが、ここで私が言いたいのは、たとえ今はそこまで差し迫った状況にない方でも、「やりたいことはできるだけ全部やってしまいましょう」ということです。

 親子や夫婦で温泉に行く、絵を描く、小説を書く、あのレストランに行く、山に登る、船に乗る……など、いろいろあるでしょう。思い出の場所にもう一度行きたい、という方も多いでしょう。
 さらに、その過程で誰かのお世話になったら、その人に、感謝という素晴らしいエネルギーを送ってください。
 感謝を送られた人の魂は輝きを増し、その人が次の誰かに感謝のエネルギーを送るパワーの源となります。これがエネルギーの循環です。私たちの人生は、誰かに感謝し、感謝されることの繰り返しを理想とします。

また、ひと言だけでもお礼を言っておきたい人には、余裕のあるうちにお礼を伝えましょう。あなたが気になっている人は、あなたのことを気にしている人でもあります。

最期をどう迎えたいか、の意思表明が家族の迷いを消す

 治療法に関する相談は、最期をどう迎えたいか、という希望を伝えるための情報交換でもあります。患者さんも家族も、わからなければ遠慮なく医師に尋ねてください。
 その際に、医師とどうしてもコミュニケーションがとれないと感じたら、セカンド・オピニオン(ほかの医師への相談)という手もあります。
「私はこんなふうに最期を迎えたい」と、自分の言葉で具体的に語っておくことが大切です。

矢作直樹(やはぎ・なおき)
東京大学大学院医学系研究科救急医学分野教授および医学部附属病院救急部・集中治療部部長。
1981年、金沢大学医学部卒業。その後、麻酔科を皮切りに救急・集中治療、外科、内科、手術部などを経験。1999年、東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻および工学部精密機械工学科教授。2001年より現職。
2011年、初めての著書『人は死なない』(バジリコ)が7万部を超えるベストセラーとなり、話題となる。

 延命治療をどうするかというきわどい状況下で、正常に判断・会話できる状態にある患者さんは多くありません。そして残念ながら、家族による意思が結果として患者さんの意に反してしまう場合もある、ということも言わざるを得ません。
 つまり、その患者さんの最期が、患者さん本人が望む死ではなく、家族が望む死となるケースが多いのです。
 人工呼吸器に関しても、いったん装着すると、外すタイミングに悩みます。家族が外さないでくれと言えば、現場の医師にはなかなか外せないでしょう。

 私の父は、心不全を起こして病院に担ぎ込まれ、その後一度は容態が安定したように見えたものの、数日後に急変し、知らせを聞いて私が駆けつけた時には臨床的脳死状態でした。
 体にさまざまの生命維持装置をつけられ、ベッドに横たわる父の姿を見て、母はすべてを悟った様子でした。
 母は、私に父の状態を尋ねた後、驚くほど何の迷う様子もなく、
「本人の意思なので、(担当の先生には)もうけっこうです、と伝えてくれる?」と言いました。
 父は、医者嫌いで重体になるまで決して病院に行こうとはしなかった人でした。長く心疾患を患っていた父は、前年に自分の死後の手はずを母に話していたのです。
 そのせいなのでしょうか、担当医に意向を伝え、これまでの尽力にお礼を述べた母には、まったく未練のようなものが感じられず、淡々と父の死を受け入れているように見えました。

あの世での幸せのコツは「執着」を手放すこと

 もし、お別れの時期を意識しだしたら、ぜひ早めにやっておきたいことの一つに「身辺整理」があります。
 この作業は非常に大切な作業です。生きていると、誰しも多くの「執着」を持ちます。執着はあの世に還るまでに少しずつ捨てないと、あの世でうまく生活するのが難しくなります。
 この世への執着が強いと、いわゆる未浄化霊(浮遊霊)として残存する可能性が高まるともいわれます。あの世で楽しく生活するためにも、まずは自分が長年持ち続けている執着を手放すことから始めてください。身辺整理は執着との戦いなのです。
 最初に「いらない物リスト」や「死ぬまで必要な物リスト」を作ってみたらいかがでしょう。
 ちなみに後者は、生活する上で最低限必要なものだけのリストです。

 亡くなった私の母も、その昔父が亡くなった後、すぐに家を売り払おうとしました。私と弟は判断のあまりの速さに驚いたものです。
 結局、弟と私が時々訪れるためということで家を残してもらうことにしましたが、母はさっさと家を出て、一間の賃貸アパートへと引っ越しました。立って半畳、寝て一畳という質素な生活で、晩年の母は満足していました。何に対しても、「必要ないのよ」と笑って答えていました。

 次に、もしもあなたが大切な人、身近な人を送らなければならなくなった場合に知っておいてほしいことの一部をご紹介します。

時間を共有し、話を聞く

 あなたの大切な人、身近な人の死を意識しだしたとき、そのお別れまでの時間に余裕があるならまだしも、余命宣告などを受け、時間が迫っている場合には、逝く人の思いや希望をヒアリングすると同時に、最善の条件で可能なことから実行することが大事です。

 なかでも「時間を共有する」ことは最も大切です。
 逝く人と送る人、それぞれの胸中にはそれぞれの思いがあります。できる限り時間を共有することで、双方の愛情が深まる、または誤解が解けることもあります。
 逝く人と離れて住んでいるのなら、その安否確認がてら定期的に電話することも大切です。毎日何時に電話する、毎週何曜日に電話するといったように習慣化させると、それが双方の生きる活力の増大へとつながり、落ち込む気持ちが上向きになることも多いのです。
 さらに、たまには顔を合わせましょう。直接会うということは、電話する時とはまた違った感情が芽生えるものです。その場の雰囲気で初めて伝える話が出たりもします。

 時間を共有することの次に優先順位の上位に来るのは、「話を聞く」ということでしょう。仮に会話がままならない状態でも、人は話をしたいものです。
 当人がうまくしゃべれず、時には家族の我慢も必要となりますが、何かを伝えようとしたいのだということはくれぐれもご理解ください。

祈りの力の強さを知る

 救急に運ばれてきた患者さんに、「早くよくなりますように」と私が手を合わせていると、ある看護師から「先生、縁起でもないからやめてください」と言われました。
 ちょっと待てよ、と内心思いました。
 手を合わせることが、さもお墓や仏壇の前で死者に対しておこなう専売特許のように刷り込まれていますが、そうではありません。
 どんな状況であれ、私たちが手を合わせることで「祈りのエネルギー」を照射することができるのです。
 祈ること自体が、よいエネルギーを放射します。祈りは最も効率的な、想念の集中技法です。
 欧米の病院では、手術台の患者さんに向かって医療スタッフが祈る儀式をおこなうところもあります。手術前や手術後に医療スタッフ全員で手をつなぎ、強い祈りを捧げることもあります。キリスト教圏の国だからというわけではなく、エネルギーとしての効果を知っているのです。
 祈りは重要なエネルギー照射の場ですので、私たちは個人的にもやるべきだと思います。

  かつて米国で祈りの効用に関する調査研究がおこなわれました。

 1988年、サンフランシスコ総合病院のランドルフ・バードは、CCU(心臓病患者を収容する集中治療室)に入室した393名の患者を、通常の治療に加えて院外から病気からの回復の祈りを受けるグループと、通常の治療のみを受けるグループとに分け、両グループを比較した結果を報告しました。

 それによると、祈りを受けた患者のグループは、祈りを受けなかった患者のグループに比べて明らかに症状が改善していたのです(Byrd RC:Positive therapeuticeffects of intercessory prayer in a coronary care unit population. Southern Medical Journal1988 Jul ; 81〈7〉:826-9.)。
 ちなみに、ハーバード大学、コロンビア大学、デューク大学といった名門校でも祈りに関する研究は盛んで、その研究事例は1200を超えるといいます。

喪失感を一人で抱え込まないこと

 親しい人を失うと同時に私たちの心に占めるのが、喪失感です。
 その人を失ったショック、悲しみ、その人ともう会えないという嘆き、さまざまな思いが混ぜこぜになり、気がつくと、いつまでも足踏みしている状態です。何か大きなものをなくしてしまった、それは二度と取り返すことができない、それが抜け落ちてしまった穴を埋める方法がわからない……。

 いつの時代も、親しい人の死というのは残された人々にストレスを与えがちです。
 残された人は、しばらくの間、その死を認めようとしません。認めてしまえば、大切なものが手の中からこぼれ落ちてしまいそうだからです。
 そのことが結果として、日常生活に支障をきたし始めます。
 仕事に身が入らない、会話での集中力がなくなる、家族関係がギクシャクする、友人・知人との意思疎通が疎遠になる……など、喪失感を抱える人はそれまでの日常を壊してしまいがちです。
 次第に、その喪失感からは「後悔」が生まれます。
 もっといい医療を受けさせればよかった、ケンカするんじゃなかった、会いにいく頻度を増やせばよかったと、その人の心は後悔に満たされ、それはやがて、「自分への恨み」や「周囲への無関心」といった状況を生み出します。

 だから私は、喪失感をすぐに手放して、などとは言いません。その悲しみを十分に感じ、寂しさを十分に感じてください。たくさん泣いてください。そして泣き疲れたその先に、お腹のすいた自分がいることに気がつきます。そうしたら、何でもいいから食事をしましょう。
 お腹がすくのは、私たちが生きている証拠です。頭は混乱していても、体は実に正直です。それが生きている人間なのです。

 悲しみを癒す最大の薬、それは「時間」です。
 私も身内を失った際、表現しがたい喪失感がありました。それでも時が経てば、次第に日常へと戻っていくものです。生きている限り、明日の生活があるからです。
 そんな喪失感を、決して一人で抱え込まないでください。悶々と悩めば悩むほど暗い淵しか見えなくなります。自分を責めすぎて心が折れる時もあります。
 可能なら、話しやすい人に話を聞いてもらう、特にしゃべりたくなければ、せめて少しの間、あなたの隣にいてくれる人を探してください。気持ちがとても楽になります。

 喪失感はすぐには消えませんが、時間が経つにつれて、気持ちが徐々に「あきらめ」へと変化します。もうあの人はこの世にいない、という現実を知るわけです。

 人生は、出会いと別れの繰り返しです。別れのない出会いはなく、出会いのない別れはありません。そんな繰り返しを楽しんだり、悲しんだりすることに「学び」や価値があるのです。いつまでも悲しむだけでは、あの世に還った当人に無用な心配をかけるだけです。

成仏を心配するのはルール違反

 身内が亡くなった時に、感情面での揺らぎとして起こることに「逝った人がちゃんと成仏しているのか」というものがあります。

 前回お話ししました母との交霊において私自身が実感しましたが、現世の人間が心配すればするほど、逝った人はあの世で心配を続けるそうです。
 私の母も、交霊が始まった途端、「直樹さん、ごめんなさいね。心配をかけてごめんなさいね」と霊媒の方の口を借りて話し始めたのでした。
 母が亡くなって以来、私は親孝行らしいこともせずにいた自分を省みて、毎晩手を合わせていたので、きっとその思いが母に心配をかけてしまっていたのでしょう。

 あの世とこの世は常につながっており、それこそ亡くなった人のことを考えた瞬間、あの世の当人へとつながります。
 冥福を祈る、こういうことがあったと楽しげに語りかける、そういうことならいいと感じますが、心配することで余計な心配をかけてしまうのです。

 ちなみに、故人を思い出すのは時々でいいそうです。思い出し方も重要で、涙を伴う思い出し方ではないことが大切です。これも母の死後、交霊で母本人から聞いた情報です。
 要するに、幸せに生きている、というメッセージが、時々向こうに伝わることが大切というわけです。私もそうしています。
「こっちは元気だよ。そっちも楽しいんじゃない? 私がそっちに行った時はよろしくね」
 時々、そんなメッセージを送っています。

 次回は、「幸せなお別れを約束してくれる言葉」をご紹介します。

4月22日更新予定です。
http://diamond.jp/articles/print/34750

 

【後篇】 2013年4月18日 永野裕之
【後篇】
中学数学で学べる「仕事と生活に役立つ7つのテクニック」
算数と数学の違いは押さえた。そのうえでいざ数学を勉強するときに、注意点はあるのだろうか?『大人のための中学数学勉強法』で「仕事と生活に役立つ7つのテクニック」を紹介した永野裕之氏によれば、我々が中学数学を復習する際には、大人ならではの「イメージ」が強力な武器になるという。
 私は『大人のための数学勉強法』で、「正しい方法で取り組めば、数学は誰にでもできるようになる」という信念のもと、数学の正しい勉強法と「どんな問題も解ける10のアプローチ」について書きました。おかげ様でたいへんよい反響を戴いたのですが、題材を高校1年生程度の内容に取っていたため、「難しすぎる」というご意見も頂戴しました。
 そこで『大人のための中学数学勉強法』では数学の一番初めに立ち戻り、中学数学の全体を大人ならではの視点で捉え直しながら、数学の世界にどのように入って行けばよいのかを、そして中学数学から得られる数学的・論理的思考法のテクニックを伝えようと思いました。
大人にはわかる数学を学ぶ意味
 数学に限ったことではありませんが、新しいことを学ぶときに大切なのは「イメージ」です。
 そもそもある事柄が「わかる」とは、それを既知のものと結びつけることができて、自分の言葉で言い換えられることです。単に辻褄があっていることを確認できただけでは、わかったことにはなりません。学んだことを本当にわかったかどうかが知りたければ、
 「おばあちゃんにも理解できるように説明してあげられるか」
と自問してみてください。きっと、わかったつもりになっていただけのことが浮かび上がってくると思います。
 相手の理解のレベルに合わせて言葉を選び、噛み砕いて説明できるためには、対象を一面的に理解するだけでは不十分です。数学で言えば、無味乾燥な数式の羅列や幾何学模様は、別の視点からみたイメージを添えてあげることではじめて生きた意味を持つようになります。そして、この「生きた意味」によって実現する立体的な理解こそが自分の言葉で言い換える際には必要であり、これによって公式や解法の奥に潜む本当の意味もつかむことができるのです。
 数学を、単なる暗記科目として何の役にも立たないものに成り下げてしまうか、生きるためのかけがえのない知恵に化けさせるかの分かれ道もまさにここにあります。
 ではどうすれば豊かなイメージとともに数学を学ぶことができるのでしょうか?それを可能にするのは、豊富な語彙と人生経験です。この点において大人は圧倒的に有利です。
 当然、大人に比べると中学生は語彙も人生経験も不足しています。そこで本来は教師が具体的なイメージを付け加えてあげることで、数学に息吹を与えてあげることが必要なのですが、そういう先生は必ずしも多くありません。結果として、多くの中学生にとって数学がどんどん実生活からかけ離れたものになっていき、学べば学ぶほどチンプンカンプンな、拷問のような科目になってしまっているのは本当に残念なことです。
 一方、大人は長く生きている分だけ多くの語彙を持ち、知らず知らずのうちに豊かな人生経験を積んでいます。いわば、数学の勉強に欠かせないイメージ力を自然と育んでいるのです。
 大人が数学を学び直す際の利点はこれだけではありません。大人のさらなるアドバンテージは、何よりも「一度やった」ということです。当時どんなに数学が苦手だったとしても、文字を使って計算をする方法やマイナスの数のことについての記憶はいくらかは残っている人がほとんどではないでしょうか?また全体のボリュームに対するイメージもある程度は持っていると思います。これが強みなのです。初めて数学を学ぶ中学生にとっては文科省の定めるカリキュラム通りに学ばざるを得ない部分もあるかと思いますが、一度やったことのある我々は全体を大胆に再編成することができます。
 大人が中学数学を復習する際の柱も、まさにこの「イメージ」と「再編成」です。
7つのテクニックの役割
 本書では中学数学の全単元をイメージを加えつつ再編成し、論理的に考える技術の習得に繋げていくために次の「7つのテクニック」を用意しました。
【7つのテクニック】
 (1)概念で理解する
 (2)本質を見抜く
 (3)合理的に解を導く
 (4)因果関係をおさえる
 (5)情報を増やす
 (6)他人を納得させる
 (7)部分から全体を捉える
 中学数学の中にはこれだけ論理的思考のヒントが隠されています。
 たとえば、中学2年生で習う「三角形の合同条件」なんて日常生活で使う場面はまるっきりありません(よね?)。数学の問題を解くことにしか使えないようなら、まさに典型的な「むだなこと」でしょう。でもこれが「効率のよい情報の集め方」の一例だとしたら……?そしてそれによって「見えない性質をあぶり出す」ことができるのならどうでしょう?ちょっと「使えそう」ですよね。
 また、こうして再編成してみると、今まではバラバラで繋がっていなかった各単元の関係性が明らかになり、中学数学全体が1本の大樹のように感じられると思います。大きな体系をつかむことでそれぞれの単元への理解が深まり、学習のスピードも格段に上がります。
1つずつそのポイントを紹介していきましょう。
テクニック・その1 概念で理解する。
【ポイント】
 ・新しいコンセプトを導入する。
 ・バラバラに分解する。

 概念(コンセプト)を生み出し、概念を深めることによって私たちは世界を理解します。数学の歴史は概念の歴史だと言っても過言ではありません。
 かつてドイツの数学者クロネッカーは
「自然数は神に由来し、他のすべては人間の産物である」
と言いました。
 中学数学に出てくる負の数や無理数もまさに人間が数に概念を導入することによって生まれた数です。また、素数は自然数(1、2、3…とものを数えるための数)をバラバラに分解していくと、その素が見つかるはずだというコンセプトのもとに考え出されました。
テクニック・その2 本質を見抜く
【ポイント】
 ・一般化する。
 ・ファクターをあぶり出す。
 ・情報量の多いほうに注目する。

 対象を一般化できれば、膨大なデータを1つの体系のなかで考えることができます。またある事柄がいくつの要因(ファクター)によって成り立っているのかを意識することは、問題の複雑さと対処法を知ることにつながります。逆に、情報量が少ない場合にはどうすれば望む情報を引き出せるかを考える必要もあるでしょう。
 中学数学で学ぶ文字式・多項式・因数分解にはこのすべてに繋がるヒントが隠されています。
テクニック・その3 合理的に解を導く
【ポイント】
 ・正しいプロセスを踏む。
 ・ルールを集める。
 ・モデル化する。

 「答え」が正しいかどうかは、答えだけを見ても分かりません。導き出したものが正しいかどうかは、そこに至るプロセスが正しいかどうかで決まります。中学数学で学ぶ1次方程式と2次方程式の解き方からは「正しいプロセス」とは何かが学べます。
 また、解を導くためにはルール(制約)が必要です。ルールがあるから解が求まるのだということを、連立方程式から実感しましょう。さらには、文章題を方程式に落としこむ演習を通して、複雑な現実をモデル化するスキルも磨いていきます。
テクニック・その4 因果関係をおさえる
【ポイント】
 ・1対1対応を見つける。
 ・「線形」と「非線形」の関係を使いこなす。

 「1対1対応」を使えば、わかりづらいことをわかりやすいことにおき換えたり、多くの情報を手に入れたりすることができます。中学数学では最も基本的な1対1対応である比例を入り口に関数の世界に入っていきます。
 関数とはすなわち因果関係がはっきりする関係のことです。私たちは1次関数という「線形」の関係によって世界の根本原理を理解し、2次関数のような「非線形」の関係によって現実世界を表現します。
テクニック・その5 情報を増やす
【ポイント】
 ・方法から原理をさぐる。
 ・効率のよいチェックリストを持つ。
 ・分類する
 ・似ているものを見つける

 社会に出ると、パズルを解くとき以外には幾何(図形)の知識やセンスが必要なシーンはほとんどないと思います。だとしたら、中学数学で学ぶ幾何的な内容は「無駄なこと」でしょうか?
 そんなことありません!作図からは、方法から原理を見つける姿勢を、合同条件からは、効率のよいチェックリストを、各種図形の性質からは分類によって隠れた性質をあぶり出す方法を、そして相似からは似ているものを見つけることで情報量を飛躍的に増やす術を学ぶことができます。
テクニック・その6 他人を納得させる
【ポイント】
 ・仮定、結論を明示する
 ・「ならば」の理由をわかりやすく示す
 ・受け売りを言わない

 討論番組などを見ていると、結論だけをただ連呼する人がいます。また仮定が異なる言い合いを「議論」と称する人たちもよく見かけます。そんな時、その人のバイタリティには圧倒されても、心から納得することはできないものです。
 一方、数学によって証明されたこと(真理)は圧倒的な説得力を持ちます。真理は上司も政治も時代さえも飛び越える力を持っています。真理の前では何人も抗うことはできません。証明とはすなわち他人を納得させる方法です。仮定からスタートして論理的に正しく結論を導くことができれば、そしてそれを他人が理解できるように表現できれば、誰もがあなたの意見に耳を傾けることでしょう。中学数学ではそのための基本を学びます。
テクニック・その7 部分から全体を捉える
【ポイント】
 ・「代表」を選ぶ
 ・直感を頼りにしない
 ・偏りなく混ざっているデータを使う

 情報化社会に生きる私たちにとって、膨大なデータをどう取り扱うかの指針を持つことは必須の能力です。そのための強力な武器が統計であることに誰も異論はないでしょう。
 中学数学ではまず記述統計(全数調査によって得たデータを使いやすく変形する)の基礎を学び、その後確率を学んでから、最後に推測統計(標本調査から全体の特性を確率的に予想する「推定」と得られたデータの差に意味があるかどうかを検証する「検定」を行う)の入り口をのぞきます。
 「数学は役に立つものだ」
 「社会人には数学的思考法が必要だ」
などの文言を最近はよく聞くようになりましたが、数学が苦手な人にとっては、実際のところ数学がどんな風に役立つのかは、なかなか見えてこないのが実情だと思います。「7つのテクニック」はまさにそんな人のためにあります。
 ここで言う「テクニック」とは数学の問題を解くための裏ワザ的な方法のことではありません。「7つのテクニック」は、一見数学とはまるで関係のないような普段の生活や仕事にも応用できる、物事の捉え方・考え方・解決法です。本書を読み終えたとき、
 「数学って意外と役に立つんだなあ」
と思ってもらえれば、筆者としてこれ以上の喜びはありません。
10のアプローチと7つのテクニック
 私が前著『大人のための数学勉強法』で書いた「どんな問題も解ける10のアプローチ」は高校数学に出てくる約700もの典型的な解法の多くに共通する数学の根本的な考え方であり、「数学ができる人はどのように考えて問題を解いているのか」ということをできるだけ明文化したものです。この連載でも前回ご紹介しましたので、ここではタイトルだけをあげます。
【10のアプローチ】
 (1)次数を下げる
 (2)周期性を見つける
 (3)対称性を見つける
 (4)逆を考える
 (5)和よりも積を考える
 (6)相対化する
 (7)帰納的に思考実験する
 (8)視覚化する
 (9)同値変形を意識する
 (10)ゴールからスタートをたどる
 これらのアプローチを使えば、経験のない新傾向の問題を前にしてもその場で解法を編み出せるようになります。いわば、伝家の宝刀的な考え方であり、ゴルフに例えるならさまざまなコースを攻略するための戦術のようなものです。
 ただし「10のアプローチ」は実戦的であるがゆえに、ある程度の準備ができていることが前提になっています。ゴルフのコーチがコース上で、
 「こういうときは5番アイアンを使いましょう」
と言うときには、相手が5番アイアンを使えることを期待しているのと同じです。
 これに対し「7つのテクニック」は、「10のアプローチ」を使いこなすために必要な基本です。上の例えで言えば、それぞれのゴルフクラブの使い方や素振りの「型」を解説するものです。これらの7つのテクニックを身につけてもらえれば、10のアプローチをスムーズに使いこなせるようになると思いますし、何よりも数学と仲良くなれます。

________________________________________ 
 http://diamond.jp/articles/print/34676

 

 
【第4回】 2013年4月18日 松澤萬紀 [日本コミュニケーションマナー協会・代表]
「10歳若く見られたい!」と、
女性の3人に1人は思っている
ANA客室乗務員(CA)として12年。500万人のお客様の対応で気づいた、行動・言葉・気づかい・テーブルマナー・習慣とは?テレビ、新聞でも紹介された「100%好かれる1%の習慣」。第4回目は【「10歳若く見られたい!」と、女性の3人に1人は思っている】です

3歳くらい若く見られても、
女性はあまり嬉しくない

 CA時代に、友人の男性から、こんなことを聞かれたことがあります。

「やっぱり松澤さんも、実年齢より、若く見られたいですか?」

 私が「それは、もちろん」と答えると、彼は少し困った顔をしました。
 彼は、仕事で知り合った「38歳の女性」を前に、「もっとお若いかと思いました。35歳くらいに見えます」と答えたそうです。すると、その女性の表情が曇って

「あんまり、嬉しくないですね…」

とつぶやいたそうです。私には、彼女の気持ちがよくわかります。

 実年齢よりも若く見られるのは、たしかに嬉しい。けれど、「3歳くらい若く見られても、あまり嬉しくない」というのが女心です。
 私なら「ウソだとわかっていても、10歳くらい若く年齢を言ってほしい」と思います。

女性の3人に1人は
「10歳若く見られたい!」と思っている


松澤萬紀(まつざわまき) 
日本コミュニケーションマナー協会・代表。
幼少期よりCA(客室乗務員)に憧れ、8回目の試験で念願のCAに合格。ANA(全日空)のCAとして12年間勤務する。トータルフライトタイムは8585.8時間(地球370周分)。ANA退社後は、コミュニケーションマナー講師、CS(顧客満足度)向上コンサルタントとして活動。年間登壇回数は200回以上。総受講者数は、2万人以上。リピート率は97%に達している。また、読売テレビ「ミヤネ屋」への出演、毎日新聞にも掲載されるなど、メディアでも活躍中。
【オフィシャルHP】
http://www.matsuzawa-maki.com/
 コラーゲンドリンクなどを販売する健康食品メーカーが、「20〜50代女性400人」に実施した意識調査によると、「あなたは何歳に見られたいですか?」という問いかけに対し、「32・2%」の女性が「実年齢マイナス10歳」と答えています(『東京ウォーカー』2010年 参考)。

 つまり、女性の3人に1人は「10歳若く見られたい!」と思っていることになります。これは、男性にはわからない「女心」かもしれません。

 女性は、いくつになっても「若く見られたい」と思う生き物です。

 先日、友人と立ち寄った小料理屋さんで、おもしろい光景を目にしました。
 古希(こき)(70歳)を超えた女将に向かって、男性客が威勢良く声をかけました。

「そこにいる女子高生、ビールを1本ください!」

 すると女将は「あんた、気に入ったよ」と喜び、ビールを1本サービスしてあげたのです。

 男性客がお店を出たあと、私は女将に聞いてみました。

「女子高生って、言われてましたね?」

 女将は快活に笑ったあと、「たとえお世辞でも気持ちが若返ってくるから、嬉しいわよね(笑)。それに、若く言われたってことは、『私が元気だ』っていう証拠でしょ?この歳になると、健康がいちばん大切だから」と話してくれました。

男性は「5歳若く言う」ことで、
相手は嬉しい気持ちになる

 ちなみに男性の場合は、どうでしょう?
 男性も、多くの人が「若く見られたい」と思っているようです。NTTアドが行った「第2回『見た目年齢』に関する調査」によると、「実年齢よりも若く見られたい」と回答した男性は「55.4%」。

「まわりの人から何歳に見られたいか」という質問には、「実年齢マイナス3.5歳」という結果になったそうです。この結果から、男性は「5歳若く」言うことで、相手は嬉しい気持ちになるでしょう。

 とくに相手が女性の場合、年齢を聞かれたくない人もいますから、自分から「おいくつですか?」と聞くことはやめましょう。相手の年齢に関係する話題は避けたほうがいいと思います。

 ですが、会話のなかで年齢の話になってしまったときは、「相手の年齢を大げさに見積もる」(30代以上の女性に対しては、マイナス10歳)くらいでいいと思います。

「若々しく見られる」と、人は元気になります。「年齢を下に見られる」と、女性はそれだけで「一日中幸せな気持ちでいられる」ものなのです。

(※次回の掲載は4月19日になります)

【ダイヤモンド社書籍編集部からのお知らせ】


価格:¥ 1,470(税込) 判型/造本:4/6並製
ISBN:
978-4-478-01734-0
◆『100%好かれる1%の習慣』

 ANA客室乗務員として12年。500万人のお客様の対応で気づいた、行動・言葉・気づかい・テーブルマナー・習慣とは?テレビ、新聞でも紹介された「100%好かれる1%の習慣」とは?

 ほぼ100%に近い確率で、どんな人からも好かれるためには、「相手がどう思うか」「なにをすれば相手が喜んでくれるのか」を察する「相手を気づかう心」を持ち、それを言葉と行動に込める「習慣」を身に付けることです。ですが、その気づかいの習慣を持っている人は、わずかに「1%」でしょう。そして、やろうと思えばだれでも実行できる、たった「1%の習慣」です。

 本書では、「劇的に人生を好転させた人」たちが身につけている「1%の習慣」を、39個、ご紹介いたします。
http://diamond.jp/articles/print/34679


 

【第7回】 2013年4月18日 鎌塚正良 [ダイヤモンド社論説委員]
日本企業は再び打ち勝てるのか?
体系化された「競争」理論の中にあるヒント
『[新訂]競争の戦略』
アベノミクス効果で市場は円安で推移、輸出業にとってはひさかたぶりに追い風が吹いています。しかし、日本が「安くて品質が良い」を売りにできたのははるか昔の話。価格の面では中国、韓国や新興国に押され、品質の面でも違いを際立たせるのが難しい状況になっています。では、そんな中でどのような戦略で国際競争に打ち勝っていくのか。30年以上前に出版され、戦略論の古典として今なお実践的に読まれている『競争の戦略』の中にヒントがあるかもしれません。

個々の企業の行動が原因ではない
――競争激化の5つの要因

 1982年10月に初版が発行された『競争の戦略』は、その後95年に新訂版が出され、今日まで30年以上の長きにわたって読み継がれてきました。


M・E・ポーター著『[新訂]競争の戦略』
1995年3月刊行。本文中にもあるとおり、初版の刊行は1982年10月。新訂版では装丁を新たにするとともに、初版で省略していた原注と参考文献を追加。480ページ超、A5版上製の造本も相まって、歴史を感じさせる存在感を放っています。
 発刊当時、ハーバード・ビジネス・スクール教授だった著者のマイケル・E・ポーターは、「業界内で競争激化が起こるのは、偶然そうなるのでもなければ、またそれは不運な現象でもない。競争の根は業界の経済的構造の中にあるわけで、個々の競争しあう会社の行動が必ずしも激化の原因ではない」(17ページ)としたうえで、競争状態は1. 新規参入の脅威、2. 代替製品の脅威、3. 顧客の交渉力、4. 供給業者の交渉力、5. 競争業者間の敵対関係、といった5つの要因によって決定されるものであると指摘しました。

5つの競争要因が一体となって、業界の競争の激しさと収益率を決めるのであるけれども、戦略策定の立場からいうと、そのうちいちばん強い要因が決め手になるわけである。たとえば、業界内で、新規参入業者を寄せつけないほどの不動の市場地位を確保している会社であっても、より高品質で低コストの代替製品があらわれると、収益率は低下せざるをえないだろう。すごい代替製品も出現せず、強力な新規参入業者もあらわれないとしても、既存の競争業者間の戦いが激しくなると、収益率は低下せざるをえなくなる。(20ページ)

 むろん、競争の第一要因は業界ごとに異なります。業界の基本特性を発見し、その特性の上に企業の競争戦略は策定されなければならないとポーターは主張します。

経営者にとっての「チェックリスト」
社内研修の課題本にも

 そして5つの競争要因に対処する場合、以下の3つの基本戦略がカギを握ることになります。第一は「コストのリーダーシップ」。同業者よりも低コストを実現し、コスト面で最優位に立とうという戦略です。第二は「差別化」。自社の製品やサービスを差別化して、業界の中でも特異だと見られる何かを創造しようとする戦略です。第三は「集中」。特定の買い手や特定の地域市場、あるいは製品の種類などに企業の資源を集中する戦略です。

いちばん重要なことは……3つの基本戦略のどれがその企業にとって適切なのかを決定するにはどうすればよいか、という問題を浮かび上がらせる点である。この選択の決め手は、その企業の強みにいちばんぴったりとし、競争相手がいちばん応戦しにくい戦略を選ぶことにある。(67〜68ページ)

 2010年6月、NHK教育テレビ(現在はEテレ)の「仕事学のススメ」において、外食大手のワタミが本書を社内研修の課題本にしていることが放映されると、小さからぬ反響が巻き起こりました。結果、重版が決定し、新訂版となってから32刷の発行となりました。ワタミの渡邉美樹代表取締役会長兼CEOは、自身のブログで以下のように綴っています。

ポーター教授は、私の「モヤ」っとしていた経営感覚、体験からくる「第六感」みたいなものを全部言葉にしてくれました。「経営」が論理立てて整理されており、経営の「チェックリスト」として使えます。
……ワタミの幹部社員でさえ5回読んで、初めて経営とは何かが少し分かるようです。かたい本ですが10回目にはマンガを読むように読めるようになると約束します。

より実践的に、そして国際競争へ
ポーター氏の理論を体系化した3部作

 本書の原書『Competitive Strategy』が発刊された5年後の85年には『Competitive Advantage』(邦訳『競争優位の戦略』)を、さらにその5年後の90年には『Competitive Advantage of Nations』(邦訳『国の競争優位』上下巻、いずれもダイヤモンド社)が刊行されました。


写真左から『競争優位の戦略』(1985年12月刊)、『国の競争優位』上巻・下巻(1992年3月刊)。『競争の戦略』と同じく、ボリューム感のある3冊。すべてに、ポーター氏による「日本語版に寄せて」が収録されています。
[画像を拡大する]
 前者は米国企業の競争力に対する危機感が広がる中で書かれたもの。部分より全体を重視する視点は、当時の日本企業にポーター自身が多くを学んだことをうかがわせます。後者にもまた、逆境をイノベーションで克服する日本企業が描かれています。

日本が国際的な競争優位を達成したほとんどすべての重要な産業では、数社、あるいは十数社の企業がひしめきあっている。(『国の競争優位』下巻39ページ)

 日本の企業や産業が競争優位な状況から次々と脱落していく昨今、この2冊の書には日本の再生を可能にするヒントがたくさん隠されていると思われます。とまれポーターの視野は企業の競争戦略から国の産業の競争優位、そして産業政策にまで広がり、この3部作によってひとまず理論の体系化が完成したのです。

「産業がちがい、国がちがうと、競争のやり方はみなちがうけれども、競争および競争戦略の基本原理はみな同じだということを発見した」(『[新訂]競争の戦略』464ページ)

 ポーターの現在の肩書きは「ハーバード大学ユニバーシティ・プロフェッサー」というもので、この地位を有する教授には同大学のすべての学部で授業を行う資格が与えられているそうです。その花形教授が20〜30年前に提唱した理論は、企業を取り巻く環境が大きく変化した今日においても通用するものなのか。最近のインタビューでそう問われたプロフェッサーは、以下のように答えています。

「80年前後の世界と現在とでは、世界は大きく変貌しました。……しかし、競争の原理自体は何ら変わりません。収益性は依然として、業界構造、および差別化された競争優位を築く企業の能力に左右されます。経営者にとって重要なことは、業界内の競争における変化がいかにして新たなチャンスを生み、同時に新たな課題も浮き彫りにしているかを理解することです」(「ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー」2013年3月号)

 本書の内容は今なお古びることなく、経営者や実務家、学究者たちに有益な洞察を提供し続けているのです。

次回は4月25日更新予定です。

◇今回の書籍 8/100冊目
『[新訂]競争の戦略』


産業が違い、国が違っても競争戦略の基本原理は変わらない。戦略論の古典としてロングセラーを続けるポーター教授の処女作。

M・E・ポーター 著
土岐 坤、中辻萬治、小野寺武夫 訳

定価(税込)5,913円

→ご購入はこちら!


◇今回の書籍 9/100冊目
『競争優位の戦略』


競争優位の確保が高業績のキメ手である。その源泉は、会社のどんな部門、どんな活動にも存在する。前著『競争の戦略』の実践版。


M・E・ポーター 著
土岐 坤、中辻萬治、小野寺武夫 訳

定価(税込)8,190円

→ご購入はこちら!


◇今回の書籍 10/100冊目
『国の競争優位』(上下巻)


国際競争で特定の国の産業や企業が成功するのはなぜか。世界の主要貿易国10ヵ国を6年間調査・研究し、メカニズムを解明。

M・E・ポーター 著
土岐 坤、中辻萬治、小野寺武夫、戸成富美子 訳 
定価(税込)上下巻ともに6,627円
http://diamond.jp/articles/print/34744

コメント [カルト11] 三宅島震度5、宮城震度5、米英バビロンの地震兵器である、北朝鮮詐欺もあれもこれもそれも全て連中の仕組んだ事である。 ポスト米英時代
01. 123456 2013年4月18日 02:04:58 : .QEk9Shmz5ssA : ajX4HjOOHQ
ポスト殿、
ネタバレになるからダメなのかもだが「英国バビロンのくそじじい」って、具体的に誰なのだ。ロスでもロクでもないから「ろくでなし」ってのはなしで、具体的にお願いします(笑)。人によっては、スイスにいるとか、オーストラリアだとか言ってるが。
コメント [カルト11] 三宅島震度5、宮城震度5、米英バビロンの地震兵器である、北朝鮮詐欺もあれもこれもそれも全て連中の仕組んだ事である。 ポスト米英時代
02. 2013年4月18日 02:06:45 : sa6dnuDU4H
なぜバビロニア=悪(つまり捕囚されていたユダヤ=善)(つまり偽ユダヤ=悪)なんて公式が確立していることになっているんだ?

もし古代からのバビロニアの子孫が生きていて、
アラブを退去させてユダヤ人を現イスラエルに捕囚して
イスラム×ユダヤのカルト同士戦わさせているなら、
世界中にとってこんな結構なことはないのじゃないのか?
南北朝鮮戦争みたいなものだろ

コメント [お知らせ・管理21] アラシ認定者のコメント報告スレ 管理人さん
25. 2013年4月18日 02:09:09 : vMy76a7j0k
>>01>>05>>13>>18>>23ですが、IDが被るのは昔からですので、管理人さんは理解しています スレッド番号指定さえしていれば、削除依頼対象から外す必要はありません 試しに>>23のID検索してみて下さい 初書き込みですがもう何人も被っていますから 

小蠅ホイホイを仕掛けてみたりする.......

コメント [政治・選挙・NHK146] 早くも失敗 安倍と黒田・岩田 日銀のインチキ経済政策 (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
09. 2013年4月18日 02:10:16 : a1iNOS3XDA
机上空論の学者肌、黒田この手の奴が民間でもトップになると、100パーセント

沈没だな。顔相が悪い。黒田の顔は玉ではない。


コメント [原発・フッ素31] 東京電力 汚染水の処理のスケジュール早める意向 (まっちゃんのブログ)  赤かぶ
03. 2013年4月18日 02:11:07 : 1fKW9CLEwU
東京電力の人達は、もうどうしようもないと思ってるんじゃないかな?
一応、事故の処理してますよって、カッコだけしてるけど
本当は、放射能垂れ流しで、手の施しようがないんじゃないかな。
コメント [政治・選挙・NHK146] ニュージーランドに「聖域なき関税撤廃」を迫られ安倍内閣大ピンチ (陽光堂主人の読書日記)  笑坊
23. 2013年4月18日 02:12:41 : sa6dnuDU4H
米国債は郵便会社が亀井の命令で何十兆も買ったんじゃなかったっけ?
コメント [政治・選挙・NHK146] ボストンマラソンの爆弾事件とJ.F.K暗殺事件 (ベルベットモーニング) 石井広国
11. 2013年4月18日 02:15:40 : a1iNOS3XDA
そのうち、日本でも必ず起きる。ゴロツキ政治屋、無法官僚、捏造マスコミに対して

必ず起きる。

コメント [原発・フッ素31] 首都圏などで奇形タンポポが頻出 (とある原発の溶融貫通(メルトスルー))  赤かぶ
66. 2013年4月18日 02:18:43 : BMrorzPuak
>>64. 2013年4月17日 21:51:45 : CZTXvQK2Xw
【写真】付記事です!!
>>この可哀相な馬たちを見てやって下さい!

まさに死の灰の恐ろしさ。
人間にこのようなことがあれば。。。。

なんたる悲劇だ。


コメント [カルト11] 三宅島震度5、宮城震度5、米英バビロンの地震兵器である、北朝鮮詐欺もあれもこれもそれも全て連中の仕組んだ事である。 ポスト米英時代
03. 2013年4月18日 02:19:55 : dYbABvTqK2
この変態リンチもバビロンの仕業なのですかねえ。
また新たな電磁波での変態リンチをやられたので報告いたします。

私は
江東区亀戸2丁目に住む平成8年1月からの集団ストーカー被害者です。
しかもこの17年間、盗聴盗撮をされまくっている被害者です。
同じく平成10年12月からのほぼ毎日の電磁波嫌がらせ被害者です。
それらにより統合失調症の誤診させられた健常者です。
もちろん誰からも精神病だとは思われてはいない健常者です。
それらのいきさつ(集団ストーカーの詳細と電磁波での迫害の詳細とそれらに
よる精神病誤診誘導工作の詳細)と、
この17年の被害の詳細は以下(↓)のごとくです。
http://www.asyura2.com/12/cult10/msg/848.html#c4 (04参照)
→最近では、肛門をツンツン刺激する攻撃や排便を誘発する攻撃なども、しっかり電磁波で行われているということです。

そして今では私は、これらの変態リンチについて、家族から完璧に真実であると信じてもらえている状況であり、そうなったいきさつ(国家権力関係はそんな変態リンチをやるわけがないという固定観念をぶち破ったいきさつです)は、以下↓のごとくです。
http://www.asyura2.com/12/cult10/msg/878.html#c6 (06参照)


この亀戸2丁目の加害者連中というのは、
ここまで完璧に統合失調症工作に失敗したというのに、
しかも集団ストーカーなどは物凄い大がかりでとんでもない工作をわざわざ行っていたという事が明らかになったというのに、

しかもそれらの変態リンチについて警察やマスコミが本当に無機能で、
警察もマスコミも今やその組織は最低最悪の「ダメ糞組織」であるという事が判明されたにも関わらず、

そしてその工作失敗により、「肛門をツンツン刺激するという電磁波攻撃」も「排便を誘発する電磁波攻撃」も実際に存在する攻撃であるということが判明してしまうわけであるにもかかわらず、

今日現在(17日25時)また新たな変態リンチを、この亀戸2丁目の被害者である私に仕掛けてきたといった状況です。

私は全く作り話を行う必要はないので、今回も真実の情報提供ですので、
情報収集の程、及び情報拡散の程、宜しくお願い申し上げます。

加害者連中の迫害中毒は、まだまだ病的に凄まじいという事です。
その気持ち悪さを知って下さいという事です。

今日(4月17日)の肛門をツンツン電磁波で刺激する攻撃というのは、
その刺激度は非常にヌルかったのですが(やられているようなやられていないような、でも集中して意識するとやられてるぞと認識できるといったヌルい刺激でした)、その回数はやはり数十回という頻度であり、その割と長い時間の多発回数より夕方以降は肛門がヒリヒリするといった1日でした(長時間低温リンチですとヤケドをするみたいなもので、長時間ヌルヌル刺激だとやがて肛門がヒリヒリするといった感じになるみたいです)。

そして次の告発がまた新たな迫害工作なのですが、
私は毎晩25時過ぎに録画DVDを居間でみることを習慣としているのですが、
その時間になると、非常に聴覚が敏感になるという状態にさせられるといった具合であり
具体的に申し上げますと、何かを噛むとあごに振動が発生し、その振動が耳の鼓膜に響くという状態です。
ある特定な部屋で、ある特殊な電磁波を浴びていると、あご等の耳に近い部分の筋肉や骨で発生するかすかな振動音(普段は感知されない振動音)が、物凄く増幅され鼓膜に響き、その振動音がわずらわしい騒音として感知されるという嫌がらせです。

今日はこういった、「あご噛み発生振動音」の「電磁波での増幅騒音化攻撃」をされたといった状況です。
こういう特殊技術による攻撃もあるんだというのを知っといてください。
つまり国家権力関係の迫害特殊技術がバンバンバンバン亀戸2丁目の民間連中に流れていて、しかもそれが悪用されているという状況ですので、その認知を宜しくお願い申し上げます。

こういう特殊技術を世に公表されても構わないという連中ですので、
はっきりいって相当の馬鹿です。電磁波で排便を発生させることができるという特殊工作も世に明らかな状態にさせてしまったのと同様に、この新たな特殊工作も明らかにされるわけですから、はっきりいって相当のノータリンです。

http://www.asyura2.com/12/senkyo139/msg/437.html?c9#c9
ここでも(↑)わかりますように、私はアベノミックスがバブルになるというのを最初にステイツメントした人物であることより、相当の嫉妬深き負けず嫌いが炸裂して、しかも迫害が中毒化している状況であり、今回もあらたな変態リンチを仕掛けられたといった状況です。


ともかく何かを噛んだ時のあごの振動音を爆発的に増幅させる電磁波というのは確実に存在しますので(別の部屋に行ったり外に出るとこの攻撃は全くといっていいほどなくなります。その部屋に戻るとまた発生します。だから気のせいなんかではない攻撃です)、

このあごの振動音の増幅騒音攻撃はミュージシャンなどの鼓膜破壊攻撃にも活用できそうな話ですので、しかも隠蔽可能な手口で行えるという話ですので、この私の告発は有益な告発となり得る話ですので、情報収集と情報拡散の程、よろしくお願い申し上げます。

ちなみにこの文面作成を行っている間でも、電磁波での肛門ツンツン攻撃や座布団に耳を押し付けるとブーンとモーター音がその座布団から鳴り響いてくるという周波数リンチも行われております。

こんな具合で四六時中に近い形で嫌がらせばっかりですので、
一日でも早くの一人でも多くの情報拡散の程、宜しくお願い申し上げます。


以上

コメント [政治・選挙・NHK146] 「怒りで頭がおかしくなりそうだが、まず日本政府発表は、USTR原文と大きく異なっている:内田聖子氏」 (晴耕雨読)  赤かぶ
111. 2013年4月18日 02:20:43 : 8NWByD7w0o
・ニュージーランドは、日本のTPP交渉への参加を望んでいない

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/tpp-b29a.html

・ジェーン・ケルシー:大げさな報道とは裏腹に、日本のTPP交渉参加を望まないニュージーランド

http://www.masrescue9.jp/tpp201304.pdf

安倍首相のTPP交渉参加意向表明の前、まだシンガポ−ルでの第16 回拡大交渉会合が進行しているタイミングでのケルシー氏のコメントです。シンガポ−ルでの状況についてはその後日本でも様々に報道されていますが、最も日本を意識してきた国の一つであるニュージーランド政府の目線がどんなところにあるかを示唆するものでもあります。(翻訳:清水亮子/監修:廣内かおり)
緊急発表 ジェーン・ケルシー(談話)2013 年3月10 日(日)


・ロリ・ワラックさんが訴える「日本のTPP参加は主権の放棄」

http://www.youtube.com/watch?v=fm-6DR6o3vs&feature=player_embedded

私たちはTPP交渉が行われているシンガポールにて日本政府がTPPに参加しようとしていると聞き、大変心配しています。

日本が、ルール作りに参加する権利も、何に合意するのかを知る権利すらないのに、参加しようとしているからです。

日本はこれまでのすべての合意を受け入れると言った、私たちはそう理解しています。

それは900ページもあるルールに、日本の既存の、および未来におけるすべての法制度を合わせなければならないということです。

貿易だけでなく、医薬品の価格やアクセス、食の安全や食品表示、郵便の規制やエネルギーや輸送サービス、銀行、消費者の権利保障などの分野においてです。

数多くの、貿易に全く関係のない国内政策が指図されていくのです。

何が書かれているのかを見ることが出来ず、たった一文字の変更も許されないままに、このルールを受け入れること、それが日本がTPPに参加する際に要求されます。

つまり、日本は「交渉」に参加するのではなく、「すでに条項の定められた協定」に参加するわけです。

なぜ安倍政権が、日本にとって、こんなにも無礼で危険なプロセスに合意しようとしているのか、とても不可解です。

しかし、それが私たちの聞いたところです。

既に協定に参加している国では、強力な反対運動がいくつも起こっています。

しかし、それらの国は、すでに規定された条項が押し付けられているわけではありません。

日本の人々にとってTPPの参加は二重の危険であり、二重の侮辱なのです。


コメント [政治・選挙・NHK146] 民主・室井邦彦参院議員、離党する意向を固めたことが明らかに オロンテーア
07. 2013年4月18日 02:21:03 : a1iNOS3XDA
又、腐れ犬の逃亡か。野たれ死せよ。極悪テロリスト、管、野田、岡田、前原は

まだ生きてるのか?処刑執行はいつだ?

コメント [政治・選挙・NHK146] 「TPPは終った」という意味はこういうことだ (天木直人のブログ)  笑坊
25. 2013年4月18日 02:21:58 : Q1AShcAlNU
ニュージーランドが日本のTPP参加を反対しているですって。
本当だったら、すごい朗報! 
今までのストレスがすっ飛んでいってしまいそう。

日本の国民を救ってくれるのは、日本政府でなくて、ニュージーランドだ。
ニュージーランド、ありがとう。

恩返しに、海外旅行はニュージーランドに言ってお金を使いましょう。

コメント [カルト11] 三宅島震度5、宮城震度5、米英バビロンの地震兵器である、北朝鮮詐欺もあれもこれもそれも全て連中の仕組んだ事である。 ポスト米英時代
04. 2013年4月18日 02:31:41 : 0huCCn4zOU
さすがにフルフォードの「ナサニエル・ロスチャイルドが暗殺された」って話は、話半分に聞いておいたほうがよいと思う。
コメント [マスコミ・電通批評13] NHK受信料制度 自民党鬼木誠議員 見ない人に選択の自由がない。テレビを持っていたら必ず徴収される。異例の課金システムだ 木卯正一
07. 2013年4月18日 02:33:30 : Un6heX4IUI
>>04

NHK不祥事の話題の話をしているのに何故か関係ないコメント持ち出してくる奴が意味不明ってよくほざけるな♪


コメント [経世済民79] 株高は6ヶ月以内にバブル崩壊! ミスター円:榊原英資氏インタビュー 墨染
13. Panbet 2013年4月18日 02:37:19 : 4eawpyhzNkpGg : 4uHhpnxmpQ

6さん。みごとな本歌取りです。大笑いしました。でも、残念ながら甘利越えはむりみたいですね。

コメント [外国人参政権・外国人住民基本法01] 吉田茂元首相が在日朝鮮人を全員強制送還しようとしてた件(2ch) 木卯正一
04. 2013年4月18日 02:38:14 : Un6heX4IUI
>>02

どうせ首長はパチンコ焼肉カルトマネーからVIP待遇受けているんだろ。
このご時勢になってでもする奴って馬鹿か有権者に選ばれなくて自暴自棄になったか裏金もらっているかのいずれか。

札幌市の一般有権者が「GJ」なんてほざくわけがない。

コメント [カルト11] イラン・インド・パプア大地震、桜島大噴火、米英バビロンの仕業である、核とプラズマ兵器の組み合わせで借金踏み倒し狙いである ポスト米英時代
10. 2013年4月18日 02:41:34 : BMrorzPuak
>>09. 2013年4月17日 23:45:27 : zBYc960RaI
>>ロサンゼルス決戦、見たけどありゃ勝てそうもないぞ。


3.11.11の数字が映画にありますね。2013年11月11日が決行予定日?
馬鹿なことを考えていそうだな。

アメリカが自作自演でCGで宇宙人がやってきたという映画を全世界に中継でもして、そして神の杖の落下弾を天空からB52でも使って世界中にばらまくなんて計画してるのですか?ってアメリカのテレビ局や政府あてに直接尋ねてみたいところだね。

おバカな映画を作るまことにお馬鹿なアメリカ政府そしてバビロンジジイである。


記事 [自然災害18] 淡路島、三宅島、宮城沖 地震のあった場所を線で結ぶと…(2ch)地震のあった場所を線で結んだ結果
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/17(水) 23:28:03.31 ID:VhXdhtRI0
45 名前:M7.74(神奈川県)[sage] 投稿日:2013/04/17(水) 22:44:20.31 ID:grdQ/08b0
>>38 http://i.imgur.com/2Bxv6u7.jpg

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 23:29:10.18 ID:MwiY6gr10
地震兵器で狙われてるな
富士が本番


7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 23:29:12.99 ID:49rK2H30P
だって地底人の仕業だもの


9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 23:29:58.34 ID:0tJAS9JB0
結論ありきですね


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 23:30:05.86 ID:PqeCr0Ln0
平安京と平城京とあと色々が星になってるんだよな
昔の人もすごいわ


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 23:30:17.06 ID:l5/Whi0d0
山梨県民だけどワクワクしてる


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 23:30:50.21 ID:vr5njami0
富士山と日光東照宮を結ぶとなんだっけ?


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 23:32:20.78 ID:m7X+/fRn0
>>15
家康公が復活するよ


16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 23:30:57.47 ID:us/eIZH0P
まじかよにっぽんおわったな


18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 23:31:17.26 ID:Kpw0H8Sd0
すげえ
淡路島、三宅島、宮城沖の3点を繋いだら三角形になったわ
これは不吉な予感


26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 23:32:48.59 ID:BV5MvJdt0
そういや富士山近辺の水が減ってるとかニュースでやってなかったっけ


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 23:33:57.05 ID:+XG55A6I0
富士山の本気が見れるのか


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 23:35:56.26 ID:a6942dh40
龍脈が流れだしたか・・・しゃーねぇ、ちょっち俺がヒヒイロカネの剣取ってくらぁ!


46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 23:36:01.30 ID:DyjxK8yI0
宮城「沖」じゃない件


48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 23:36:12.75 ID:1bbNkP0+O
いつも期待させるだけで何もしない富士さん


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 23:36:20.57 ID:2ohKgTQx0
いつなんだよ?
それが重要なのだよ


56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 23:37:23.22 ID:tiPP1IhH0
>>49
明日だろ!


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 23:36:54.08 ID:NEj4HvlF0
宮城の震源地もう一回調べてみたら?
海だよ。でもう一回書き直してみたら?


62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 23:39:15.44 ID:8HlOO4cu0
箱根の山が膨張して山中湖の水位が下がってるのはこのためか


65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 23:39:59.20 ID:PfEOMGfk0
富士山大噴火!!!!111


59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 23:38:16.17 ID:68pS6mTG0
富士山噴火で日本沈没!


66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 23:40:14.18 ID:jExbcMK+0
これはあかん


2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 23:28:50.96 ID:CeGYs6A90
信じるか信じないかはあなた次第!!

http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1366208883/

イメージ♪

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン(∩`・ω・)バンバンバンバン゙ンバンバン
  / ミつ/ ̄ ̄\
     /´・ω・`  \
      富士山

http://www.asyura2.com/12/jisin18/msg/816.html

コメント [政治・選挙・NHK146] 森ゆうこ参議院議員の必勝を期して! 小沢一郎代表全国行脚第4弾〜新潟県〜 挨拶要旨  赤かぶ
01. 2013年4月18日 02:52:23 : cZvt4EQZAw
内輪で盛り上がって、結果、落選でコケまくるんだろうなあ。
小沢一味なんてそんなもんだ。
コメント [政治・選挙・NHK146] 「怒りで頭がおかしくなりそうだが、まず日本政府発表は、USTR原文と大きく異なっている:内田聖子氏」 (晴耕雨読)  赤かぶ
112. 2013年4月18日 02:56:36 : eiLDulU6ro
おい! うるさいぞバカヤロ!! 真言カルトは日本のためならず。亡国だ!!

>>107. 小沢カルトはバカばかり 2013年4月17日 21:40:12 : 06DYzoEDvhFp6 : Ks1n9nEDWQ
ユダヤ人とユダヤ教

コメント [Ψ空耳の丘Ψ61] アメリカが緊急事態です。 パイプライン
44. 2013年4月18日 02:56:56 : AiChp2veWo
秀吉は、ザビエル一行の日本女子を奴隷目的人買い、寺社など放火等々に怒り、バテレンらを禁止したが。
コメント [原発・フッ素31] 甲状腺障害用ロシア製ハーブサプリ ENDONORM、 けなされてもけなされても投稿する私 爺さん
12. 2013年4月18日 03:03:02 : cZvt4EQZAw
爺とか・・・

頼む!
ジジイ・ババアはなるべく早く、こっそりと自ら氏んでくれ。

60過ぎは世の穀潰し。
70過ぎは世の害毒。
80過ぎは世の破滅の素。
90過ぎは世のただただ腐毒。

早く早く、氏んでくれ、それが世のため人のため。頼む!

コメント [政治・選挙・NHK146] 「TPPは終った」という意味はこういうことだ (天木直人のブログ)  笑坊
26. 2013年4月18日 03:06:49 : eiLDulU6ro
自民カルトはウスラバカのゾンビ集団 

もうTPPは腐敗した資本主義の末路と化してることだ。財界主導のグローバル経済に政治が毒された結果だから自業自得としか言いようがない。

政権交代で自民党を落とすのが正解だろ、こうなるんだったら。

コメント [政治・選挙・NHK146] どっちが払ってる!?首相と会食 大メディアのトップたち (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
07. 2013年4月18日 03:07:16 : 55LeJWiufQ
安倍は就任するや否や民主党時代に決められた電波オークション制度を廃止すると発表しました。電波はマスコミ最大の利権です。
http://www.news-postseven.com/archives/20130206_169906.html

また、自民党のTPPに関する決議には放送事業の外資規制と新聞の再販制度を守るとあります。
http://www.jimin.jp/policy/policy_topics/pdf/pdf090_2.pdf

消費税の軽減税率と、これらの見返りとしての安倍ヨイショ報道です。

コメント [経世済民79] ボーイング787の欠陥は韓国LGのせいだった事が判明!下請け依頼を出した仏タレス社・・・ 墨染
101. 7774 2013年4月18日 03:10:03 : 6RV3WzRzM.epA : smJQWY98sg
最終的責任は、タレスのような企業に外注してしまったボーイングの製品管理能力の欠如にあり、
ボーイング自身が負うべきだろう。
韓国製品を擁護する書き込みがあるが、
1)富士通製HDDのリコール問題(Cirrus Logic下請け韓国企業が規格外の安価な樹脂モールドを使用したため高温多湿下で著しく耐久性が落ちる)
2)Hynix・Samsungのメモリー突然死(おそらく上記と同じ理由)
3)Samsung製SSDの耐久性が他社製品の30%以下
4)韓国製液晶テレビの電解コンデンサ不良問題(youtubeなどに多数upされている)
など、前科が多すぎて全く信頼出来ない。

コメント [カルト10] 米国の元防衛官僚が311は米国バビと偽イスラエルバビの仕業と明言、黒幕は英国バビロンである。 ポスト米英時代
71. 2013年4月18日 03:10:48 : jvn0q4GtRw
ユダヤ金融と米国が世界中で暗躍・陰謀を企てていることは数年前に知った

しかし、バビロンだとかは荒唐無稽すぎて信用ならん.まるでUFOを観た・・のたぐい

コメント [原発・フッ素31] もんじゅ事故 シュレッダーで粉々にされていた現場写真〈週刊朝日〉  赤かぶ
14. 2013年4月18日 03:14:41 : eiLDulU6ro
自民カルトがウスラ馬鹿の亡国集団だ

日本の原発事故は核の拡散そのものだ。どれだけバカやらかすんだ。

馬鹿どもが政治やるから未だに遺骨収集やら原発事故処理もできっこないんだ。

勝手な政治をさせないために政権交代で自民党を落とす。

コメント [カルト11] 三宅島震度5、宮城震度5、米英バビロンの地震兵器である、北朝鮮詐欺もあれもこれもそれも全て連中の仕組んだ事である。 ポスト米英時代
05. 2013年4月18日 03:15:48 : Ewuz3VOYXI
今2時19分に書き込みを行った03です。

書き込んだら1分ぐらいで、
低周波振動音の「モアモアモアモアモア」といった騒音攻撃を開始してきました。
毎度毎度の報復攻撃です。

自分たちがくだらない「あご振動音増幅の電磁波」攻撃を仕掛けてきたというのに、
そんなのはお構いなくで1分後の報復丸出しの低周波振動音攻撃を
仕掛けてくるといった状況ですので、
完璧な「舐められたくはないという報復攻撃です。

こんな具合ですから、加害者連中のメンツを
ケチョンケチョンにぶっ潰して
みんなで軽蔑しまくるというのが、
非常に効果が高い対応です。

この考案と防●省情報本部のお仲間連中というのは
今まで全くばれなかったという事から
相当心がぶっ壊れたという状況です。

何らかしらの迫害をしなければ居ても立っても居られないほどの
心の弱い連中たちです。

ですので情報拡散およびそこからの徹底嫌悪の程、
非常に有効ですので。宜しくお願い申し上げます。


以上

コメント [政治・選挙・NHK146] 〈福島県郡山市長選挙〉 自民党系の原市長、落選!品川まさと61,468票 原 正夫53,812票  赤かぶ
43. 2013年4月18日 03:19:53 : eiLDulU6ro
自民カルトはウスラバカ集団

政権交代で自民党を落とすしかないだろ。


コメント [戦争b11] シリア:一般市民への空襲 違法空爆  シリア北部で59回を記録  ヒューマン・ライツ・ウオッチ ダイナモ
01. 2013年4月18日 03:21:04 : zBYc960RaI
一般市民が逃げ出してアルカイダが跋扈する町でのできごとかね?
コメント [政治・選挙・NHK146] ◎改革の政治! 日本一新の会・達増 拓也(岩手県知事)  かさっこ地蔵
09. JohnMung 2013年4月18日 03:22:40 : SfgJT2I6DyMEc : 7ZOc0MN54I

 祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響あり沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす 驕れる者久しからず ただ春の夜の夢の如し! あぁ! 合掌!

  ”<維新>公認の2氏が惨敗 伊丹、宝塚市長選”
 毎日新聞 4月15日(月)0時58分配信
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130415-00000005-mai-pol

 偽物は必ず化けの皮が剥がれる! 氏素性誤魔化し人権騙るも、人の面には本性が滲み出てくるのだ!

 ”維新、ダブル惨敗!  伊丹&宝塚市長選で撃退された(ZAKZAK)”
 http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/471.html
 投稿者 かさっこ地蔵 日時 2013 年 4 月 15 日 15:33:24: AtMSjtXKW4rJY

 ”維新、兵庫2市長選で敗北 「橋下氏の名だけで勝てぬ」(朝日新聞)”
 http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/451.html
 投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 4 月 15 日 00:35:01: igsppGRN/E9PQ

 以下、ほんの一部ですが、関連記事もみておきましょう。

 ”修復不能!?橋下市長を再激怒させた週刊朝日の「茶化し記事」と「態度」(ZAKZAK)”
 http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/412.html
 投稿者 かさっこ地蔵 日時 2013 年 4 月 13 日 13:18:32: AtMSjtXKW4rJY

 ”「橋下さんではもう視聴率取れない」橋下市長は飽きられた?〈週刊朝日〉”
 http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/199.html
 投稿者 かさっこ地蔵 日時 2013 年 4 月 06 日 18:26:24: AtMSjtXKW4rJY

 ”橋下徹氏の生い立ちから府知事選出馬まで(青空の社会学)&(週刊朝日)”
 http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/786.html
 投稿者 CERISES 日時 2012 年 8 月 25 日 03:40:03: TSAYrSdovqusM

 ”橋下一家が在日という取材本が発見される。自ら不利な同和出身を語る不自然さはこういう実は在日隠し? ”
 http://www.asyura2.com/12/senkyo136/msg/888.html
 投稿者 賢者の石 日時 2012 年 10 月 10 日 08:14:36: Qf5ShLuWtoZHs

 ”「迂回寄付」で怪しい議員ゾロゾロ (日刊ゲンダイ)”
 http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/355.html
 投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 4 月 11 日 21:15:00: igsppGRN/E9PQ

 あの「ざいとく」を使って門真市長乗っ取りを狙った企みは阻止されそうな状況になってきました。

 ”橋下維新粉砕闘争に勝利の展望が見えてきた4/13大集会。断固闘う当事者達の連携・文化・笑い・映像などで”
 http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/516.html
 投稿者 ヒゲ-戸田 日時 2013 年 4 月 17 日 07:57:24: Nk87MbMkz45iQ

 もう一つ、堺市長選挙でも維新のアホがガタガタ喚いているようだ。
 維新の村田たかおは「そもそもバドミントンがスポーツとしてオリンピック競技にあること自体に疑問有り。バドとか卓球などは、スポーツというよりレクリエーションの類。五輪精神を汚さぬよう競技の絞込みが必要」とかぬかして、物議を醸した実績のある奴である。
 親分のハシシタが伝統文化の文楽や大阪交響楽団を虐め倒すくらいだから、維新とは、こういうバカとアホの集まりなのだろう。

 ”「堺市長選挙は、どんなチンパンジー候補でもWスコアで楽勝」村田たかお@大阪維新の会”
 http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/521.html
 投稿者 賢者の石 日時 2013 年 4 月 17 日 13:55:44: Qf5ShLuWtoZHs

コメント [政治・選挙・NHK146] 自民党に代わる受け皿を作り国民の政治への関心を取り戻す 小沢一郎代表大阪記者会見(2013年4月12日)  赤かぶ
15. 2013年4月18日 03:23:42 : eiLDulU6ro
自民カルトのウスラ馬鹿どもは亡国集団

政権交代で自民党を落とせ。

コメント [原発・フッ素31] 此の動画 は核爆発を何処まで隠せ るかを目的に命懸けで撮ったようだ 岩田 清 loveholic
04. 2013年4月18日 03:26:20 : eiLDulU6ro
自民カルトの支持者はウスラ馬鹿の亡国集団

これが自民党政治の実態だろ。政権交代で自民党を落とせ。

コメント [マスコミ・電通批評13] 米国のCIAとつながりがあるのですか? 読売新聞社へ公開質問(KABASAWA YOUHEI BLOG) 運否天賦
103. 2013年4月18日 03:31:00 : eiLDulU6ro
自民党信者が亡国のカルト集団

騙す政治に騙されていることはない。政権交代で自民党を落とせ。

コメント [原発・フッ素31] 「極秘命令」:秘密裏にフクシマ後初のMOX燃料輸入に踏み切る日本政府―米英仏軍を動員/ルモンド紙(4月15日)  赤かぶ
10. 2013年4月18日 03:47:48 : eiLDulU6ro
自民カルトは亡国集団

原発事故処理に未成年者を雇うなんて、戦時中に特攻を命じたと同じだろ。

自民党に騙されて泣き寝入りすることはない。政権交代で自民党を落とせば良い。

コメント [政治・選挙・NHK142] アマゾンで本を買っていいのだろうか?Amazonの闇 watcanwe
91. 悠 2013年4月18日 03:49:11 : vRjkV3wHRhtMQ : EPcPe9JMWo
アマゾンは知名度が絶大。
だから勝手に安心感を覚えて、そのうえ送料とかでも有利だから誰でもお手軽に買っちゃうんだよね。
まずお手軽に買う人が法人税とか考えるわけない。
まあ重々しく買う人も法人税なんて考えないだろうけど。
けっきょくネットで買うならアマゾンは便利なんだから皆が使うってだけの単純な話。
アマゾンの脱法三昧は10年以上前から散々言われていたのにね。
同業他社が何の対策もとらないのは、当時は甘く見てたってことかね。
もう手遅れなんじゃないの?
アマゾンは日本にしっかり根を張っちゃってるから、根腐れを待つしかない。
コメント [政治・選挙・NHK146] 室井佑月氏が「税金の不正使用じゃね?」と思うこと〈週刊朝日〉  赤かぶ
09. 2013年4月18日 03:50:01 : qN1P5OkZfE
知人(ハーフ)から聞いた話だが、彼の友人(米国人海兵隊)が、イラク戦争で戦死し、遺族へは\2000万しかなかったそうだ…。私が「えぇ〜」と驚くと、交通死亡事故よりも安いが、下っ端の兵隊は、そんなもんだ、と、普通に話していたのに、驚いたもんだ。
コメント [政治・選挙・NHK146] 森ゆうこ参議院議員の必勝を期して! 小沢一郎代表全国行脚第4弾〜新潟県〜 挨拶要旨  赤かぶ
02. JohnMung 2013年4月18日 03:52:25 : SfgJT2I6DyMEc : 7ZOc0MN54I

 いつの世も、訳も分からず、権力・既得権益亡者(シロアリ)に阿り、追従するバカ野郎がいるものだ!

01. 2013年4月18日 02:52:23 : cZvt4EQZAw
     ↑
 ほい出た、バカメディアに呪縛されたアホが一匹!

コメント [経世済民79] 株高は6ヶ月以内にバブル崩壊! ミスター円:榊原英資氏インタビュー 墨染
14. 2013年4月18日 03:54:40 : eiLDulU6ro
自民カルトも支持者も亡国集団

なんとかならないのかね、これからアベノミクソは株の買え買え詐欺やってでもインフレ率を必死に上げるんだろな。

騙される前に自民党を落とすしか道はないだろ。

コメント [原発・フッ素31] 福島のJAが福島産の農作物を市場や流通関係者に取り引きの拡大をよびかける (まっちゃんのブログ)  赤かぶ
40. 何が真実か 2013年4月18日 03:56:32 : Jo2JcpgAnaMG2 : cpfV7OJxhk
>36
下のURL
フォールアウトからの人体内セシウム(40年の歴史) (09-01-04-11)
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-01-04-11

特殊な食習慣のある居住地や食品の流通事情に違いがある地域の体内量はそれぞれ固有の推移を示した(図9参照)

コメント [カルト11] 三宅島震度5、宮城震度5、米英バビロンの地震兵器である、北朝鮮詐欺もあれもこれもそれも全て連中の仕組んだ事である。 ポスト米英時代
06. 2013年4月18日 03:57:15 : BMrorzPuak

発達障害っていうのがあるんだよな。

コメント [カルト11] 三宅島震度5、宮城震度5、米英バビロンの地震兵器である、北朝鮮詐欺もあれもこれもそれも全て連中の仕組んだ事である。 ポスト米英時代
07. 2013年4月18日 03:58:21 : sa6dnuDU4H
亀戸2丁目って、鳩の戦いの瀬下氏が被害にあった東京江戸川区平井にきわめて
近いですね。やはりあのへんに何かの拠点があると推定されます。
コメント [戦争b11] 元外務省国際情報局長・孫崎亨氏緊急寄稿 金正恩体制はミサイルを撃った瞬間崩壊する (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
07. 2013年4月18日 04:05:01 : eiLDulU6ro
自民カルトは馬鹿な亡国集団

北のミサイル発射は日本の真珠湾奇襲と同じ意味合いということか。

昔のアメリカはパールハーバー攻撃の後で戦争の準備を本格化した。

今のアメリカは核燃のキビ団子で日本を子分にアジア戦略の包囲網を敷いている。

孫崎氏の提言は北チョンの行動に対する牽制として有効だろう。


コメント [政治・選挙・NHK146] 森ゆうこ参議院議員の必勝を期して! 小沢一郎代表全国行脚第4弾〜新潟県〜 挨拶要旨  赤かぶ
03. JohnMung 2013年4月18日 04:06:16 : SfgJT2I6DyMEc : 7ZOc0MN54I

 これまでのことも大事なことがありますが、いまとこれからをどうするかは、今を生きる私たちとこれから先を引き継ぐ後世にとって、もっと大事なことです。
 今を生きる私たちには、今よりも好い状態にして後世に引き継ぐ責任があります。

 小沢一郎氏と生活の党の政治理念(綱領)と基本政策は、下記が基本です。ご一読下さい。

 綱領 「生活の党」とは
 http://www.seikatsu1.jp/about/index.html
 生活の党 基本政策
 http://www.seikatsu1.jp/policy/index.html
 注)基本政策については、パブコメ中なので、意見・提言等を踏まえて補修正することも考えられます。

 小沢一郎代表と生活の党は、「自立と共生」という政治理念を基本として、対外的には、アメリカであろうと、中国やロシアであろうと、どの国にも媚び諂うことなく、支配・被支配の関係ではなく、平等互恵の関係を築くことを旨としています。
 また、対内的には、国民の暮らしといのちを守るため、環境との共生を考慮しつつ、個々人の自立(自律)を旨としながらも身体的等の弱者も含めて支え合える地域社会づくりを進め、平和と安寧を後世に引き継ぐため、支持支援者と共に鋭意邁進中です。

 下記は、脱原発に向けた取り組みの一環として、生活の党の小沢一郎代表、森ゆうこ代表代行及びはたともこ参議院議員が上越火力発電所を視察した報告です。

 ”日本はエネルギー自給自足国家になれる!”
 上越火力発電所視察を行って(2013年3月25日)
 http://www.seikatsu1.jp/activity/party/act0000044.html

 また、下記は、生活の党の機関誌創刊号です。ご一読下さい。

 ”速報 <生活の党 機関紙 “創刊特大号” ついに発刊!大好評です!> 4月10日発行「生活の党」機関紙電子版”
 http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/408.html
 投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 4 月 13 日 11:11:00: igsppGRN/E9PQ

コメント [お知らせ・管理21] アラシ認定者のコメント報告スレ 管理人さん
26. 2013年4月18日 04:13:13 : sa6dnuDU4H
なんだ、>>01>>05>>13>>18>>23みんなiYAOじゃないのか。
現実というのはつくづく面白い展開に欠けるものですね。

そういえば、五月蠅郎という人もいたな。
何故蠅とか蜻蛉という小昆虫ネームの人はこの板に寄せ集められるのか、神秘は多いというのに。

コメント [原発・フッ素31] 福島のJAが福島産の農作物を市場や流通関係者に取り引きの拡大をよびかける (まっちゃんのブログ)  赤かぶ
41. 何が真実か 2013年4月18日 04:13:46 : Jo2JcpgAnaMG2 : cpfV7OJxhk
最も大きな発病要因は、過剰に恐怖を抱くための精神的ストレスではないか?

  下@Aの比較から、福島のセシウム137の影響程度は1964年に体験済みであり、特別の発病を
引き起こさないと考えられる。
また、初期放射性ヨウ素影響を除く様々な降下核種、呼吸器からのホットパーティクルなども相当量を体験済みと考えられる。


@最大値=3〜5ベクレル/リットル 2011年3月を推測

2011/10/08 福島市の子供の尿中から観測されたセシウムについて
http://bee1.dtiblog.com/blog-entry-19.html

このページ、図12から、
福島6歳〜9歳、16歳の尿中セシウム137観測値(311以降、2回の測定)から初期値を推測した値


A最大値=4.8ベクレル/リットル  1964年測定

日本人中学生尿のセシウム137濃度の推移  1964年(大気圏内核実験の影響)当時
http://www.rist.or.jp/atomica/data/pict/09/09010411/03.gif

コメント [政治・選挙・NHK146] 室井佑月氏が「税金の不正使用じゃね?」と思うこと〈週刊朝日〉  赤かぶ
10. Haguregumo 2013年4月18日 04:16:52 : PiKXIf2DjqrLQ : Feas2VLu9x

意味のない除染などに大金を使うのなら、
立ち入り管理区域に近い住民から随時疎開
させる費用に充てるべきだ。
大人が無理ならせめて子供達を何とか出来ない
ものだろうか?
全て大人の都合で福島に住み続けなければ
ならない子供達が一番の被害者である。
それでも国は少しでも福島に留まらせたいのか、
モニタリングポストを変え数値を低く見せたり、
新聞は放射線量が下がったので福島に戻っての
里帰り出産が増えているなどととても信じ難い
記事も平気で掲載している。
国は事故収束に向けての青写真が出来ているのか?
実際は出来てないのが実情でしょう。
東電を矢面に立たせての収束作業は既に限界です。
こればかりは逃げきれないぞ、安倍ゾー君。



コメント [政治・選挙・NHK146] 森ゆうこ参議院議員の必勝を期して! 小沢一郎代表全国行脚第4弾〜新潟県〜 挨拶要旨  赤かぶ
04. JohnMung 2013年4月18日 04:17:54 : SfgJT2I6DyMEc : 7ZOc0MN54I

 ペテン師大嘘つきの安倍晋三と安倍自公売国政権は、円安株高傾向を背に押せ押せで、原発再稼働、TPP交渉参加、消費税増税、軍備増強、改憲等々を進めようとしています。

 「驕れる者 久しからず」は世の常!
 ペテン師大嘘つきの安倍晋三の背景と正体をみんなで再確認しておきましょう!
 また、売国奴どもは、裏で繋がっていることも確認しておきましょう!

 まず、安倍晋三氏と安倍自公売国政権の応援団にはなぜか、下記のような方々が目につくのでしょう。

 ”ひどいな、これは。東京・新大久保にて、在特会のデモ写真。〔(新版)お魚と山と琵琶湖オオナマズの日々〕”
 http://www.asyura2.com/13/senkyo143/msg/696.html
 投稿者 gataro 日時 2013 年 2 月 10 日 14:02:48: KbIx4LOvH6Ccw

 ”「在特会は、声と言葉とプラカードで、また商店を荒らして、紛れもないテロルをやっているテロリストです」 堀 茂樹氏”
 http://www.asyura2.com/13/senkyo143/msg/734.html
 投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 2 月 11 日 14:00:00: igsppGRN/E9PQ

 大阪鶴橋でも、バカウヨどもご推奨の「在特会」様が騒いでいるのだ!
 ”在日コリアン街で旭日旗掲げ街宣 大阪、住民ら抗議し騒然”
 http://www.47news.jp/CN/201303/CN2013033101001708.html

 統一協会壺売り、相続税脱税、山口組在日金庫番との親交等々疑惑満載の安倍ちゃんとしては、2月下旬の訪米に向けて、「総選挙の公約ずらし・公約破り」と「お土産づくり」(50兆円の外国債購入=払い戻しの期待できない米国債購入はじめ、オスプレイ購入等の軍備増強費、TPP参加等々)のため、国民・有権者をペテンに掛け、騙しの真っ最中でしたが、こういう方々に騒がれては、迷惑千万だろうな、と思った次第です。

 安倍自公政権の応援団にはほんとに、こういう胡散臭い輩が少なくないです。
 表の顔と裏の顔と、二面があるようです。どうしてだろうね。

 まず、安倍晋三氏と氏が所属する清和会と宗主国アメリカとの関係はこれっ!

 ”ウィキリークスが暴露!小沢氏は米国の要求を拒否!米国は小沢一郎のせん滅を決定!日本の裏に米国(正しい情報を探すブログ)”
 http://www.asyura2.com/12/senkyo136/msg/597.html
 投稿者 メジナ 日時 2012 年 10 月 02 日 13:32:20: uZtzVkuUwtrYs
・安倍晋三の正体と清和会そして隷米勢力
 安倍晋三氏についての疑念は多々ありますが、特に、文鮮明の統一協会壺売り、相続税脱税などの疑惑、及び山口組の金庫番との関係は特筆すべきです。
 結論的に言えば、こういう方が総裁である自民党と股座膏薬の公明党に、国政を託することに拭い切れない危惧を抱いていましたが、日が経つにつれ増大するばかりです。

 安倍晋三氏とくれば、下記のスレ中の写真。みなさんはどういう関係の方々だと思われますか?

 ”安倍晋三氏と朝鮮が繋がっている数々の証拠!大手マスコミが触れない安倍自民党総裁の秘密!(正しい情報探すブログ)”
 http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/490.html
 投稿者 マジメウサギ 日時 2012 年 10 月 21 日 00:42:19: LiTIAH.ExHmqw

 永本壹柱(山口組の金庫番)から統一協会壺売り安部晋三様へのエールを替え歌でみておきしょう。
 「あなた(安倍様)に♪とって私♪(永本) ただの通りすがり♪
 ちょっと♪ふり向いてみただけの♪ 異邦人♪」でしょうか?
 (「異邦人」ー久保田早紀ー)

 議員会館内で、この写真のお三方は、誰が見ても、見ず知らずの関係とは思わないでしょう。あなたは、「通りすがり」の「見ず知らずの関係」で、「ふり向いて」並んで写真におさまっただけであると思われますか?
 安倍晋三氏は当時、元首相であっても、たとえ街角や商店街などで支持者たちが寄ってきたとしても、SPなどが間に入って、これほどの写真を撮ることは無理だったでしょう。

 ”安倍晋三氏 逮捕された「山口組の金庫番」と一緒の写真発覚”
 http://www.excite.co.jp/News/society_g/20121015/Postseven_149154.html?_p=2

 この写真から、安倍晋三はどうも、韓国・朝鮮系や893の方々とご昵懇のようで、かつ背後にUSAの機関が絡んでいるように思えてならないのです。

 もう一つ、次のスレもぜひご覧下さい。

 “北朝鮮は安倍自民党の支持母体”
 http://www.asyura2.com/12/senkyo140/msg/549.html
 投稿者 神様 日時 2012 年 12 月 07 日 19:59:50: .SgApArfvR98Y

 まあまあ、お爺ちゃんといい、お孫ちゃんといい、このご家系は代々、北朝鮮とご昵懇というほかありません。

 政治家個々人が外国の方々と親しいこと自体だけでどうこういうつもりはありませんが、岸信介〜安倍晋三と続く上記の関係はどうみても一般的な交友関係とはみえません。

 そうそう、祖父の岸信介は、A級戦犯容疑で巣鴨プリズンに収監されていたのですが、東條英機らが処刑された翌日に釈放されているのです。なにがあったのでしょう?
 「1945年(昭和20年)8月15日に太平洋戦争が終結した後、故郷の山口市に帰郷していた所をA級戦犯容疑者として逮捕された。東京の巣鴨拘置所に収監されたが、冷戦の激化に伴いアメリカの対日政策が大きく転換(逆コース)。日本を『共産主義に対する防波堤』と位置づけ、旧体制側の人物を復権させたため、戦犯不起訴となる。東條ら7名の処刑の翌日の1948年(昭和23年)12月24日に釈放、公職追放となる。」(ウィキより)

 安倍晋三の祖父岸信介と児玉誉士夫や笹川良一は、A級戦犯容疑の釈放仲間で、釈放後、A級戦犯被疑者であったゴミ売りの正力松太郎と共にCIAから資金提供を受けていた。
 統一協会・勝共連合を持ち出せば、半島とも繋がってくるのだ。創価も池田大作=成太作(성대작、ソン・テチャク)でもって同様なのだ。

 ”【機密情報につき取扱注意】長州忍者のDNA:岸信介と関東軍特務機関による日本支配の真実 清和会、右翼、S学会、共産党!?”
 http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/437.html
 投稿者 会員番号4153番 日時 2010 年 3 月 14 日 16:53:24: 8rnauVNerwl2s

 安倍総理の2月訪米後には、阿修羅政治選挙板に下記のような記事が投稿されています。

 ”安倍首相、ワシントンD.C.のCSISでトンデモな講演(神州の泉)”
 http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/310.html
 投稿者 かさっこ地蔵 日時 2013 年 2 月 23 日 09:25:15: AtMSjtXKW4rJY

 ”奴隷根性丸出しの安倍首相  孫崎 享”
 http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/403.html
 投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 2 月 25 日 09:10:00: igsppGRN/E9PQ

 ”「我が国にはふたつの対米隷属勢力がある。この二大政党時代は民主党の菅直人によって始まった:兵頭正俊氏」 (晴耕雨読)”
 http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/515.html
 投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 2 月 28 日 12:13:00: igsppGRN/E9PQ

 この国では、権力・日米既得権益亡者(シロアリ)に楯突くモノは消されるのである。
 謀略メディアの代表格・読売絡みでは、中川昭一金融大臣の「酩酊記者会見」を忘れることができない。あの読売女性記者と2人の財務官僚が絡んでいたという事案である。これの真相解明が求められる。

 ”中川昭一金融大臣「朦朧記者会見」の真実を知っている関係者 (杉並からの情報発信です)”
 http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/222.html
 投稿者 純一 日時 2010 年 3 月 11 日 05:28:54: MazZZFZM0AbbM

 ”安倍晋三内閣の誕生と共に、中川昭一の酩酊記者会見の、あの「越前谷知子」が、帰ってきたゾ! どういうことだ?”
 http://www.asyura2.com/12/senkyo142/msg/749.html
 投稿者 ちゃむちゃん 日時 2013 年 1 月 19 日 00:29:24: QzYqxt1M.l5BI

 ”中川昭一財務相を貶めて出世コースに乗った二人の財務官僚 IMFとOECD幹部へ - (ひょう吉の疑問)”
 http://www.asyura2.com/11/senkyo115/msg/672.html
 投稿者 七転八起 日時 2011 年 6 月 26 日 15:09:43: FjY83HydhgNT2

 ところで、下記でみたように、戦後史の中で、著名かつ力のある多くの国会議員が消されたり、失脚されたが、清和会系の有力議員はなぜ、消されたり、失脚させられることがないのであろうか!?
 よって、数々の抹殺劇の陰に、清和会系ありとみるのはあながち穿ち過ぎとは言えないであろう。

(再掲)
 ”ウィキリークスが暴露!小沢氏は米国の要求を拒否!米国は小沢一郎のせん滅を決定!日本の裏に米国(正しい情報を探すブログ)”
 http://www.asyura2.com/12/senkyo136/msg/597.html
 投稿者 メジナ 日時 2012 年 10 月 02 日 13:32:20: uZtzVkuUwtrYs

 また、K氏の背後に自民党清和会系が絡んでいるかどうかを明らかにするため、民主党石井紘基議員を刺殺した鉄砲玉の背景・黒幕についても徹底して洗い出すべきである。

 ”石井紘基議員はK氏に相談した翌朝に刺殺され…: とりにく”
 http://www.asyura2.com/10/senkyo98/msg/442.html
 投稿者 呆頭息子 日時 2010 年 10 月 30 日 20:17:40: PmmF2AZ8JuIBc

 これらのほかにも、麻生自公政権下で引き起こされた政治謀略・人権蹂躙事案である小沢一郎氏と3人の元秘書に係る陸山会事件・小沢裁判は、決着がついていない。
 小沢一郎氏は一応、1、2審で無罪判決が出されて、指定弁護士の控訴断念で無罪が確定したが、3人の元秘書については、3月13日に東京高裁で2審判決が控訴棄却となった。大久保、池田両氏は上告断念したが、残る石川氏は上告したが、その去就が注目されている。

(再掲)
 ”「我が国にはふたつの対米隷属勢力がある。この二大政党時代は民主党の菅直人によって始まった:兵頭正俊氏」 (晴耕雨読)”
 http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/515.html
 投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 2 月 28 日 12:13:00: igsppGRN/E9PQ

 “2月8日 菅派の会長だった土肥隆一議員は、検審議決発表前に「小沢は刑事犯として消えて行く」と語っていた! 一市民が斬る”
 http://www.asyura2.com/13/senkyo143/msg/625.html
 投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 2 月 08 日 14:25:00: igsppGRN/E9PQ

 「“菅対小沢”の代表選が日本の大政翼賛の流れに弾み お天道さまは如何なる采配を? (世相を斬る あいば達也)」
 http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/242.html
 投稿者 笑坊 日時 2013 年 2 月 21 日 10:08:53: EaaOcpw/cGfrA

 ”「安倍総理に与えられる称号は「平成の売国王」である。:HEAT氏」 (晴耕雨読)”
 http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/473.html
 投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 4 月 15 日 18:20:01: igsppGRN/E9PQ

 ”単純すぎる安倍首相の頭の中 日銀黒田は早くも逃げ腰になった (日刊ゲンダイ)”
 http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/425.html
 投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 4 月 14 日 00:07:01: igsppGRN/E9PQ

 ”「政治家・小沢一郎への国民の誤解」(EJ第3527号) (Electronic Journal)”
 http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/460.html
 投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 4 月 15 日 07:00:00: igsppGRN/E9PQ

コメント [政治・選挙・NHK146] 森ゆうこ参議院議員の必勝を期して! 小沢一郎代表全国行脚第4弾〜新潟県〜 挨拶要旨  赤かぶ
05. JohnMung 2013年4月18日 04:21:09 : SfgJT2I6DyMEc : 7ZOc0MN54I

 まだまだ、バカメディアの謀略情報に呪縛された情弱・脳弱のバカウヨどもが騒いでいるので、西松建設事件〜陸山会事件・小沢裁判の背景と真実を再確認しておきましょう。

 ”「西松建設事件」「陸山会事件」「村木厚子事件」の背後の闇はとてつもなく広くて深い” (杉並からの情報通信です)2010-10-19 10:49:37
 http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/88d2eb7beadc759fa0fd4fbc963a01cf

 小生は、2009年3月3日に大久保隆規元秘書が不当逮捕された、たった2日後の3月5日に発信された「きっこのブログ」の内容に注目していました。
 きっこさんは、当時の大手マスメディアの新聞報道等を基に、各紙の表現の矛盾を突いて、下記のようなブログを掲載していたのです。
 読み返してみて、改めて、きっこさんの卓見に感服するとともに、検察司法の不法・無法行為と大手マスメディア等の欺瞞性・謀略性に強い憤りを感じました。

 ”西松建設事件は自民党の自作自演劇” きっこのブログ 2009.03.05
 http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2009/03/post-e150.html

 ”国策捜査というワナ” 2009.03.04
 http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2009/03/post-09ba.html

 この中には、森喜朗氏が登場していることに注目されたい。
 大手マスメディア等は、他の政治家よりも献金額が大きい小沢一郎氏にはなにかやましいことがあるはずだ、と思わせるように、執拗に情報操作・誘導をやってきていましたが、森喜朗氏は、西松建設から、小沢一郎氏よりもはるかに大きな金額の献金を受けていたのです。
 それは、決して「しんきろう(森喜朗)」ではないのです。「しんきろう」どころか、まさしく「もりきろう(森喜朗)」なのです。この森喜朗の秘書は検挙されず、森喜朗自身も参考人尋問すら受けていません。

 周知のように、小沢一郎氏は、検察審査会によって強制起訴されましたが、1、2審とも無罪判決がされ、指定弁護士が構想を断念したため、無罪が確定しています。元秘書3人は、一審では極めて不可思議な「推認有罪」とされ、控訴中でしたが、3月13日の東京高裁での2審判決では、理不尽にも、控訴棄却されました。

 さて、小沢氏と元秘書3人は犯罪事実がないのに、上記のような仕打ちを受けています。
 一方、小沢氏よりもはるかに多額の献金を受け、疑惑満載の森喜朗氏の場合、本人も秘書も検挙されていません。なぜなのでしょう? 清和会系だからでしょう。
 清和系では、小泉純一郎氏もいろいろ疑惑(あの押尾学もびっくり、徳田毅もずっこけるような)があるし、安倍晋三氏も相続税脱税疑惑に加えて、統一協会や在日右翼との繋がり等々の疑惑があり、負けず劣らずなのです。
 けれども、こういう方々は検挙されていません。お構いなしです。清和会系だからと思うしかないのでしょう。

 西松建設事件では、自民党には森喜朗氏のほかに、献金額は小沢氏より小さくても、贈収賄疑惑のある政治家がごろごろいます。
 ご存じない方は、(上記のように)ウィキにも掲載されているので、事実関係を確認して下さい(解説記事部分は!!??もあるので、ご自身で裏取りをされたい)。
 清和会系以外では二階氏の秘書が検挙されましたが、軽微の罰で釈放されています。
 しかし、清和会系の議員らは全員、検察も警視庁・警察庁もお構いなしで、未だに看過・放置されています。
 ということは、二階氏の秘書検挙は、せいぜいカムフラージュのためとしか、思えないのです。

 ところで、陸山会事件・小沢裁判は元々、麻生太郎自公政権下で嚆矢が放たれたのですが、二の矢三の矢・・・は、同志であるはずの菅・野田民主政権下で放たれたのです。
 菅・野田一派のような輩は、放置していると、連合赤軍の山岳ベースで行われたような殺害すらもやりかねないと思わざるを得ません。

 菅・野田など民主の残党の反国民的・売国行為の一端を下記の情報から再確認しておきましょう、

 菅対小沢の代表選で数々の卑劣極まりないことが行われていたことは、阿修羅のみなさんにはすでに知られていることですが、再確認しておきましょう。

“2月8日 菅派の会長だった土肥隆一議員は、検審議決発表前に「小沢は刑事犯として消えて行く」と語っていた! 一市民が斬る”
 http://www.asyura2.com/13/senkyo143/msg/625.html
 投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 2 月 08 日 14:25:00: igsppGRN/E9PQ

 その後、小沢一郎氏は、「推定無罪」の状態であるにもかかわらず、菅直人と仙谷由人の指示を受けた岡田克也らによって、民主党規約の党員資格停止上限規定(6ケ月)を無視する無期限の党員資格停止処分(「座敷牢幽閉状態」)に処せられ、政治活動を大きく制約されることになったのです。

「“菅対小沢”の代表選が日本の大政翼賛の流れに弾み お天道さまは如何なる采配を? (世相を斬る あいば達也)」
 http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/242.html
 投稿者 笑坊 日時 2013 年 2 月 21 日 10:08:53: EaaOcpw/cGfrA

 また、石井弘毅議員の殺害の背景に、何があったかを確認しておきましょう。

“石井紘基議員はK氏に相談した翌朝に刺殺され…: とりにく”
 http://www.asyura2.com/10/senkyo98/msg/442.html
 投稿者 呆頭息子 日時 2010 年 10 月 30 日 20:17:40: PmmF2AZ8JuIBc

 これらの背景にある事情をみておきましょう。

 小沢一郎氏と生活の党は、「自立と共生」という理念の下、アメリカであれ、中国やロシアであれ、どの国に対しても、媚びず諂わず、支配したり支配されたりではなく、平等互恵の関係を樹立することを旨とし、目指しています。
 それゆえ、次のスレに示すように、アメリカから「せん滅」の対象とされているのです。

 戦後史の中で、著名かつ力のある多くの国会議員が消されるか、失脚させられたが、よくよくみてみると、世にも不可思議な傾向がみられるのです。
 同じ自民党の議員でも、明らかな犯罪事案に関わっていても、清和会系議員の場合は立件されず、それ以外の議員は、殺害されるか、でっち上げの事案で失脚させられるのです。
 よって、数々の抹殺劇の陰に、清和会系ありとみるのは穿ち過ぎでしょうか。

 このことを、世界中にあからさまにしたのが、ウィキリークスです。初めての方は、よくよく見られたい。実におぞましきことが記述されています。なんと、おどろおどろしいことではありませんか!?

”ウィキリークスが暴露!小沢氏は米国の要求を拒否!米国は小沢一郎のせん滅を決定!日本の裏に米国(正しい情報を探すブログ)”
 http://www.asyura2.com/12/senkyo136/msg/597.html
 投稿者 メジナ 日時 2012 年 10 月 02 日 13:32:20: uZtzVkuUwtrYs

 以上から、下記のように解されるのです。

”「我が国にはふたつの対米隷属勢力がある。この二大政党時代は民主党の菅直人によって始まった:兵頭正俊氏」 (晴耕雨読)”
 http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/515.html
 投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 2 月 28 日 12:13:00: igsppGRN/E9PQ

 みなさん、おかしいとは思いませんか?

 清和会系では2000年以降、森喜朗、小泉純一郎、安倍晋三の3人が総理大臣になっています。
 小泉純一郎と言えば、進次郎の親父で、「会社もいろいろ、人生(小泉の)はエロエロ」という有名なフレーズがありましたね!
 これだけではない! これだけではない! こんなものじゃない! こんなものじゃない! 小泉純一郎って、SMプレイで芸者殺人疑惑のある飛んでもない輩なのです。

 小泉純一郎のしでかしたことは、押尾学や森祐喜に先行事例を示した形になったわけです。 森祐喜って!? 知っている人は知っている! 知っているのだ!
 森喜朗の長男で、下記の情報にみるように、不可思議なことが起こっているのです。

 ”押尾事件の陰の主役−森祐喜氏死去”
 http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-26e0.html

 ”(押尾学事件)闇のフィクサー森元首相が引退”
 http://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-11311279498.html

 ”押尾学の現在【2013】は?押尾事件のすべてはコレだ!”
 http://tetsu999.jp/?p=1090

 大手マスメディアは、押尾学事件を当初、あれだけ大々的に取り上げていたのに、ある時期から突然、黙りこくってしまったのはなぜでしょう。

 これなのだ! これなのだよ! 森喜朗は今後も、枕を高くして眠れると思うのか!?
 こんなことやっても、もみ消されるのか? なんで、もみ消されるのか? どうして? どうして、もみ消されるのか?

 もみ消されるとすれば、検察庁、警察庁・警視庁の中に、もみ消すことのできる仕組みが出来上がっているということでしょう。
 これら組織の中に、闇の勢力が根を張っているということでしょう。飛んでもないことではありませんか!!

 闇の勢力ってなになのでしょう。
 数々の事件で、名は上がっても、検挙されず、見逃されるのはどういう方々かを検証する過程で、それは見えてくるのでしょう。

 小生がなにを言いたいか、一部初心者を除いて、阿修羅閲覧者の大方は、そんなことは判っていると思います。
 他の掲示板は殆ど覗くこともなく、阿修羅歴やっと1年の小生でさえ、そこそこにみえてきているのですから!

 そう! キーワードは、自民党清和会!!
 これとの関係で、政治事案に係る諸悪が跳梁跋扈しているとみて間違いないでしょう。

 この清和会系の議員、清和会系と親和性のある議員には、捜査が及ばないか、途中でストップが掛かりもみ消されることから、そう言わざるを得ないのです。

 そして、大手マスメディアの中にも、闇の勢力に通じる輩が巣くっており、組織を左右できるほどの力を備えているとみて間違いないでしょう。
 検察も司法もそうなのです。

 だから、陸山会事件・小沢裁判のような国策捜査による政治謀略・人権蹂躙の冤罪事案が起こされるのです。
 こんなの許されていいのでしょうか!? 拱手傍観していて、それでいいのでしょうか!!??

 この国は、どうなっているのだ?????
 国民・有権者のみなさん!! どうなのですか?????

 もう一度、書きます!! 次のことを確認しておきましょう。

 西松建設事件〜陸山会事件・小沢裁判は、小沢氏と3人の秘書だけの問題ではありません。看過・放置、拱手傍観していると、いつ何時、誰にでも降りかかってくるものであって、真面目に暮らす日本人みんなの問題です。
 当該事案の真の解決なくして、国民主権の民主政治の確立はぐっと遠のくでしょう。現在を生きるあなたと私だけでなく、日本人の子々孫々の将来を思うとき、避けては通れない問題なのです。

 大手マスメディア(バカメディア)やバカウヨどもが「よいしょ」する安倍晋三は、売国行為をアメリカの闇勢力からも支えられている自民党清和会に属しています。

 清和会に属する先輩総理には、女子学生強姦事件やSMプレイ中芸者殺人疑惑の異常性欲者である小泉純一郎と西松建設圧倒的多額献金疑惑や押尾学MDMA薬物事件に係るもみ消し疑惑のある森喜朗らがいます。

 安倍晋三も統一協会壺売り疑惑・山口組在日金庫番やCIA工作員との親交等々疑惑満載であり、TPPや原発では、国民・有権者をペテンに掛け、巧妙に票と議席を掠め取って恥じないギネス級の卑劣漢と言わざるを得ません。

 ”小沢さんを填めた組織の首領は訴追委員会事務局でした。これが決定的証拠です。”
 http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/449.html
 投稿者 阿闍梨(あじゃり) 日時 2013 年 3 月 21 日 18:20:17: X1PiEpHWt8BJA

 ”3月27日 「週刊ポスト」こそ唯一の真のメディア!見え見え「小沢検審架空議決」を取り上げた! (一市民が斬る!!)”
 http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/665.html
 投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 3 月 27 日 12:31:00: igsppGRN/E9PQ

 ”水谷建設の新証言「5000万円の授受はなかった」!?――新証拠申請を却下した高裁!!!ホ〜〜〜”
 http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/160.html
 投稿者 日本一新の夜明け 日時 2013 年 4 月 05 日 16:33:27: Rz0UsIHlblQyg

 ”「政治家・小沢一郎への国民の誤解」(EJ第3527号) (Electronic Journal)”
 http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/460.html
 投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 4 月 15 日 07:00:00: igsppGRN/E9PQ

コメント [政治・選挙・NHK146] ボストンマラソンの爆弾事件とJ.F.K暗殺事件 (ベルベットモーニング) 石井広国
12. 2013年4月18日 04:22:53 : 4eMN04ezVg

大統領も、専門家から「猛毒がでたよ」と告げられるだけ。自分じゃ確認しようがない。政府も議員も、みんな、それを信じるしかないところへ連れて行かれる。

配達途中はどうだったんでしょうか。こぼれたり減っちゃったり。
しないんでしょうか。

量が多ければ郵便屋がばたばた。少な過ぎれば「検出下限以下」なんて判定されちゃうし。

産経コピペです

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130418/amr13041801350001-n1.htm?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter


米大統領宛て郵便物から猛毒リシン 別の2議員封書からも 議会一部立ち入り禁止
2013.4.18 01:35 [米国]


 【ボストン=犬塚陽介】米CNNは17日、オバマ大統領宛ての不審な郵便物から、初期検査で猛毒リシンの陽性反応が出たと伝えた。16日にはミシシッピ州選出のウィッカー上院議員宛ての封書からもリシンが検出されていた。

 また、CNNは17日にシェルビー上院議員の議会内の事務所でも不審な封筒が見つかり、捜査当局が捜査を始めたと伝えた。議会の一部は立ち入り禁止になったもようだ。


 ボストン爆弾テロ事件との関連は不明。しかし、2001年の米中枢同時テロ直後には、炭疽(たんそ)菌が入った郵便物が送りつけられる事件があり、懸念が広がっている。

 一方、ボストンの事件で米連邦捜査局(FBI)など捜査当局は17日、マラソンの観衆らが撮影した動画や写真を入手、本格的に分析を始めた。実行犯特定に結びつく可能性もあるとみて検証を急いでいる。

 FBIのデロリエ捜査官は16日、圧力鍋を使った爆弾が使用され、黒いナイロン製リュックサックなどで運ばれた可能性が高いとの見方を示した。爆発物にはくぎやボールベアリングなどが詰め込まれていたと指摘。携帯電話ではなくタイマーで起爆する仕組みだったという。

 香港のフェニックス・テレビは、死亡した3人の中に、遼寧省瀋陽出身でボストン大大学院で学ぶ女性の中国人留学生が含まれていると伝えた。そのほかの死者は米国人男児(8)と米国人女性(29)。


コメント [雑談専用40] シュレディンガーの猫の代わりにされたこどもたち 宮島鹿おやじ
395. 2013年4月18日 04:25:40 : byvozzywwo
あやみ さん

安芸ガラスです。

>しぶしぶ受け入れたキリスト教(一神教)のせいで本能的に信仰していた地母神と切り離されてしまったわけですが、やはりくすぶる本能は抑えきれず別の残虐行為として現れてしまうのです。人の子を「魔女」と名づけて炎に投じました。

そして子供たちを炎に投じる行為は歴史を通じ今も別の形で続けられています。唯物的価値観による子供たちの比較、受験戦争、勝ち組と負け組、戦火の絶えない地域やこのスレッドの主題でもある福島の子供たちの現状。

「くすぶる本能」を押さえつけることができるのは、不可視世界との繋がり(信仰心など)、そして良心による制度(法律や常識)です。隣の奥さんがいくら美人でも奪い取らないのはこれらがあるからです。後者が希薄でも前者があれば押さえつけることができますが、後者だけでは所詮むりなのです。それが現代です。

同意します。

人間には、「われここにあり」という主張があります。
この要求は、2系統あります。
「よりよき自分」と、「他人から関心を集めたい自分」です。
学校教育では、これを受けて競争心と、優越心というくだらない心を子どもたちに教えています。
これが、グルグル回りだします。

そして別の動機で、
>「くすぶる本能」を押さえつける
のです。

これが「凝縮エネルギー」だと思います。

コメント [政治・選挙・NHK146] 麻生財務相のバカさ加減。(日々雑感)  赤かぶ
08. 2013年4月18日 04:25:49 : sUpHQ8Q75g
>>03
> 自民党というのh、使い物にならない間抜け議員か馬鹿議員の寄せ集めに過ぎないだけの、ただの猿の集団に過ぎない

馬鹿議員の寄せ集めならまだマシ
強欲が服をまとっただけの餓鬼集団なノダ
こんな守銭奴どもが国会に集って社会のルールを作ってるから
弱者の貧困化は残酷に容赦なく進行する

都営交通を24時間走らせる案が出てるようだが
それだって深夜までサービス残業させようって魂胆だろう
勤労者の時間と労働を対価なく奪おうという
強欲者の邪悪な発想だ
きっとこいつらは地獄界から秘密の抜け穴を通って娑婆へ出てきたに違いない
地獄へ送り返してやるべきなノダ

コメント [自然災害18] 地下水湧出、マグマだまり10km上昇で富士山の噴火近づくか (NEWS ポストセブン)  赤かぶ
10. 2013年4月18日 04:29:02 : BMrorzPuak
マグマだまりの位置は液体を伝わる低周波地震を観測することで分かる。以前は低周波地震の震源は地下10数キロメートルから20キロメートルあたりだったが、東日本大震災後は地下数キロメートルのところまで上がってきている。

http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/volc/fuji/fuji_seis_1year.png

コメント [経世済民79] 株高は6ヶ月以内にバブル崩壊! ミスター円:榊原英資氏インタビュー 墨染
15. Haguregumo 2013年4月18日 04:35:24 : PiKXIf2DjqrLQ : Feas2VLu9x

つまらん安倍アワ〜(バブル)も極一部の盛り上がり
だけで視聴率上がらず事実上の番組打ち切り最終回。
思った以上に制作(政策)費用がかさみ、消費税で
穴埋め、たちまち国民は疲弊し、景気は低迷…。
どう責任とるつもりか安倍ゾ〜君。
コメント [政治・選挙・NHK146] 安倍政権への順風が微妙に変わり始めている (植草一秀の『知られざる真実』)  笑坊
74. Haguregumo 2013年4月18日 04:41:20 : PiKXIf2DjqrLQ : Feas2VLu9x

追い風 ⇒ 凪 ⇒ 向かい風・・・打つ手なし。

コメント [経世済民72] 東京の下町工場の社長が水から作れる無尽蔵のエネルギーを発明した。オオマサガスは10kwhで作り20kwhの電力を作り出す TORA
123. じーさん 2013年4月18日 04:47:34 : 9dZ/UmfjrEsYs : qch69j6oZE
HHOガスは既存の物だから特許は取れないでしょ? 大政さんも永久機関だ
なんで一言も言ってないし。大抵は取材したり記事にしたりする人がインパ
クト欲しさに嘘記事を書いてる場合が多い。大政さんの特許はガス発生を
促進させる方法なんじゃないの? 中小企業だからどーんとはできないだろ
うけど、少しずつ実証を進めてるんだから、もっと見てから結論だせばいい
んじゃない? 頭ごなしに詐欺って…次元低すぎるよね。
コメント [政治・選挙・NHK146] [参院選] 自民・全選挙区で候補内定 民主・落選議員の使い回し (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
01. 2013年4月18日 04:47:49 : uVKtReZcRY
この前、民主党は惨めに落選した仙谷を招いて、アベノミクス批判を
させていたが、その内容はともかく戦犯の一人を呼ぶ心理がおかしい。
異常に嫌われている大戦犯で、やはり落選した菅直人を比例で復活させた
ことも自爆で何を考えているかわからない政党だ。
嘘を平気でつける野田の公約やぶりも皆が知っているところで
何を言っても信用されないし説得力もない。

一般人以下がたくさん集まった政党は、壊滅していくしかないか

コメント [政治・選挙・NHK146] TPP交渉「断固反対」 自民が全国行脚開始、旭川は批判一色(北海道新聞)-その他北海道各地の懇談会記事 JAXVN
06. Haguregumo 2013年4月18日 04:54:18 : PiKXIf2DjqrLQ : Feas2VLu9x

せいぜい全国回ってボッコボコにされればいい。

少しは勘違いに気付くのでは?

『じみん』では無理か、、、。

コメント [政治・選挙・NHK146] 法律が大の苦手な僕が改憲問題を論じる必要に迫られる理由 「民主主義、そろそろやめにしませんか?」という自民の提案 ダイナモ
09. 2013年4月18日 05:01:12 : HILqDlL5LE
hisakaburini utukusii 文章に巡りあった。

コメント [政治・選挙・NHK146] 「TPP反対」に大学教員870人が賛同した理由 [慶大教授 金子勝の天下の逆襲] (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
41. JohnMung 2013年4月18日 05:06:06 : SfgJT2I6DyMEc : 7ZOc0MN54I

 大学教員が動き出すことは、実社会ではもっと大きな意義と役割が期待できます。
 賛同された大学教員はすでに、いろいろなステージで情報発信・啓発活動をされていると推察します。

 大手マスメディア(バカメディア)の欺瞞的・謀略的報道姿勢を正させるためにも、大学教員の役割は大きいと思います。
 小さな動きを大きな動きにし、さらにうねりとするには、日本国民・有権者の覚醒が日々増進するように、ネット内に止まらず、ネット外での情報発信・啓発活動を広げ・深めることが緊要です。
 多様な活動が絡み合う状態をいつでも機能する仕組みを創り出すことが、権力・既得権益権亡者(シロアリ)と結託した謀略メディアの通信情報操作・誘導を打破することに繋がるはずです。

 ペテン師大嘘つきの安倍晋三と安倍自公売国政権は、大多数の日本国民の暮らしといのちよりも、一部の既得権益亡者(シロアリ)を擁護するため、アメリカと国際資本・多国籍企業の意のままにされる途を突き進んでいます。

 円安株高が進んでも、それだけでは大多数の国民の生活が豊かにはなりません。安倍自公売国政権に期待し幻想を抱くことは必ず、将来に禍根を残すでしょう。
 現在のような新自由主義者による官僚主権の中央集権政治を改めなければ、格差社会はさらに広がり、地域間格差も広がるばかりです。

 一人ひとりが小さなことでも日々弛まず精進すれば、必ず世の中は変わります。自立と共生の理念の下、自らの暮らしといのちを守り、平和と安寧を後世に引き継ぐため、日本国民の気概と胆力を示しましょう。

コメント [政治・選挙・NHK146] [参院選] 自民・全選挙区で候補内定 民主・落選議員の使い回し (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
02. 2013年4月18日 05:06:09 : ZArU3zxb0E
人材難は民主以上に生活が深刻だと思うが。
コメント [政治・選挙・NHK146] 麻生財務相のバカさ加減。(日々雑感)  赤かぶ
09. Haguregumo 2013年4月18日 05:07:11 : PiKXIf2DjqrLQ : Feas2VLu9x

この“ひょっとこ”野郎なに言っちゃってんの?
やっぱり頭悪いままだわ・・・。
分からないなら聞けよバカ‼


コメント [政治・選挙・NHK146] 4月16日 最高裁、マスメディアは反論をして下さい!『「小沢検審」を架空議決と結論付けた7つの理由』(一市民が斬る!!) 赤かぶ
22. 米犬 2013年4月18日 05:09:33 : PUHl6PtDGaXFs : 4Q80R8Zler
>最高裁は一向に反論しない

別に最高裁は何も悪くないから反論しないのだろう。小沢の犯罪はすべて有罪と判定されている。当然のことだ

そもそも「国会が悪い」「内閣が悪い」「司法が悪い」と三流週刊誌が適当な記事を書いたからと言って、一体誰が反応したらいいんだ?
本気で悪いと思っているなら最高裁判所長官を訴えるくらいしたらいいだろう。

どうせこんな記事小沢の手下が金ばら撒いて書かせた三文記事。いちいち最高裁判所が相手にするはずがない

コメント [政治・選挙・NHK146] 『“真っ白”ミーティング in松本』のご案内〜13.04.28〜 Caccyo
01. 2013年4月18日 05:15:08 : T1IkZ3OeVo
“真っ白”MLの会員です。迅速な行動力、感服します。是非、日本を再度蘇るきっかけになることを期待しています。
コメント [原発・フッ素31] 此の動画 は核爆発を何処まで隠せ るかを目的に命懸けで撮ったようだ 岩田 清 loveholic
05. 2013年4月18日 05:16:19 : W6Wt7bszqk
 3.11「内部告発」をクリックしたら一目瞭然です。
 驚愕の事実がよく解りました。
コメント [政治・選挙・NHK146] TPP等で国民は騙されたのでない 騙されることを選択したのだ  孫崎 享  赤かぶ
70. 米犬 2013年4月18日 05:22:10 : PUHl6PtDGaXFs : 4Q80R8Zler
>TPPで日本の農業は全滅・・・

小沢の大嘘 数年後にこのコメントを読み直してみれば、孫崎・小沢の話がどれほどデタラメかわかるはずだ。

小沢は以前はTPPに参加する目的で、農家の戸別所得補償をすることを力強く説いていた。

仮にTPPに関係なく民主でやってきた農家の戸別所得補償・・これはただの選挙対策の為だけだった。
当時農業は少しずつでも大規模化に向かっていたところ、個別保障の話が舞い降りてきたて、小規模兼業農家は再び息を盛り返し、保障目当ての小作農家が大発生。畜産・農業をダメにしてきたのはすべて補助金目当てだったから。 

小沢と孫崎のコンビは1990年代で頭が止まっていて今の状況を理解できていないだけだ。はっきり言って馬鹿

コメント [カルト11] ここまで言ったら殺される?キリスト教は仏教。イエスは仏陀。キリストが行った復活のトリック。 会員番号4153番
07. 2013年4月18日 05:40:11 : NGelinqtTU
ゴータマ君のほうが、かなり古いんだが
当然、そのことは理解してるんだよな・・・?

人間の考えることなんざ、時代や地域でそう変わるものでもない
末法思想なんかその典型だね

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > アーカイブ > 今月

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧