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中川隆 koaQ7Jey コメント履歴 No: 100028
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[リバイバル3] 仏教信仰は人間を堕落させる _ タイが売春国家になった理由

仏教信仰は人間を堕落させる _ タイが売春国家になった理由


ทรูมูฟ เอช " การให้ คือการสื่อสารที่ดีที่สุด " TrueMove H : Giving
http://www.youtube.com/watch?v=7s22HX18wDY


最近、タイで人々の涙を誘い、ユーチューブにアップされると世界中で1200万人が視聴して感涙したという動画がある。

タイの携帯電話業者である TRUE が制作した映画なのだが、功徳を積めば必ず良いことが返ってくるという仏教の「因果応報」をよく取り入れた動画だった。

1200万人を感動させたこの動画を、あなたはもう見ただろうか? まだ見ていなければ、以下から見て欲しい。

簡単な英語の字幕があるのと、言葉よりも映像で見せる配慮をしているので、日本語の字幕がなくても分かると思う。

30年前、母親が病気で、母親のために栄養剤を万引きをして捕まった少年が、近くの食堂の店主に助けてもらうところから話が始まる。

30年後、その店主が倒れて病院に運ばれるのだが、治療費がない。娘は泣きながら店を売り、何とかお金を工面しようとするが、それでも足りない……。そんなショートムービーである。

私たち日本人はこの動画を見ると、素直に心に染み入るはずだ。因果応報を知っているから「分かる」のである。優しさを与えれば、優しさが返ることを知っている。

そして、それがとても重要なことであることも理解できる。そして、実際にそんな優しさを与えてくれる人が、世の中に存在することも知っている。踏切で救助死した女性はまさにそんな女性だった。

優しい女性は、それだけで私にとっては尊敬すべき人だ。
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20131005T0547120900.html?a=l0ll


タイのCM(日本語字幕)โฆษณาไทย(บรรยายภาษาญี่ปุ่น)
タイ生命保険「パーフェクトな人生」
http://www.youtube.com/watch?v=BVudAu8M_rA

タイCM 泣ける 生きるとは人生とは 【日本語字幕】
http://www.youtube.com/watch?v=QvIq_q7xL3s


「困った人を助ける」という文化のありがたさが身に染みた日

私がタイという国が好きなのは、人々の優しさに触れられるからだ。みんな生きている中で、とても大変な生活をしている。裕福でない人たちも多いし、そんな中でみんな必死で毎日を生き抜いている。

怒ったり、泣いたり、したたかに何か企んだりしながらも、しかし、タイの人たちは根底には優しさがある。

一時、交通事故の後遺症で痩せ細って幽鬼のような姿になった時期があった。

医者には安静にしないといけないと言われていたが、自分の体力を過信していた私は病院食が馴染めないこともあって無理やり退院した。

「どうせなら、最後にタイを見てから寝たきりになろう」と思った私は、無謀にもタイに向かって安宿に泊まった。

そこではイサーンから出稼ぎに来ていた子持ちの女性がいたのだが、彼女は私の容態を見てただ事ではないと思ったらしく、何度も子供を連れ、食べ物を持って部屋に訪ねてくれた。


窮地に陥っている人を、見返りを考えずに助ける

食べ物のお金を払おうとしたら、彼女は頑強に拒否した。彼女は与えてくれるだけだったのである。

私のことを気にかけてくれたのは、そのホテルのフロント係をしていた女性も同じだった。しばしば彼女も部屋に顔を出して、「大丈夫?」と声をかけてくれた。

この部屋で私が死んだら騒ぎになるので、生きているかどうかを確認しに来ているのかと皮肉に考えたりした。身体を壊していても、私は容易に人を信じなかった。

しかし、彼女もそのような邪気があるわけではなく、やはりフルーツを差し入れしてくれたり、汗だくになっている私のために、特別にタオルを何枚も差し入れてくれたりした。

自分が健康なときには気付かなかったが、窮地に陥っている人を見れば、彼女たちは見返りを考えずに助けてくれるのだった。感傷的になっていた私は、その優しさに涙が出た。

イサーンから来た女性は、近くのワット(寺院)で買ったらしい、小さな仏像のペンダントをくれた。

彼女はまったく英語ができなかったので、細かいことは分からなかったが、それをしたら身体が丈夫になるというような意味だったと思う。

きっと、それほど高くないものだと思うが、私はそうやって彼女が私のことを気にかけてくれていることを知って嬉しかった。その小さな仏像のペンダントは今も持っている。

そんな彼女は、宿賃が払えなくなって子供と共に消えた。彼女自身は、私に助けを求めなかった。お金に困っているのなら、助けてあげられたと思うが、彼女は病人の私に助けを求めることはなかった。


東南アジアで広く見られるこのスタイルをワイというが、タイ女性のワイはとても優雅で上品だ。


タイには喜捨(タンブン)という文化がある


「喜んで捨てる」と書くのでいったい何を捨てるのかと思ってしまうが、これは「徳を積む」という意味がある。

タイはお坊さんが人々のいる村を回って、一日の糧を得る。人々はお坊さんに無償で食事を与える。それは「徳を積む」ことであり、「善行を行う」ことでもある。

そうやって徳を積めば、天国に行けると考える仏教の教えがタイに根付いていて、それを喜捨(タンブン)というのだ。

このタイ人に定着したタンブンは、何もお坊さんだけに与えるものではなく、貧しい人たちや困った人たちにも向けられる。

道ばたで物乞いをしている人たちにも与えられるし、病気で困っている人たちにも与えられる。だから、私がボロボロの身体でタイにいたとき、タンブンされていたということになる。

私自身はタイで物乞いやお坊さんにタンブンした記憶はあったのかなかったのか思い出せない。ところが、無視した想い出の方だけは山ほどある。

基本的に私は他人に与えることはないし、どんな困った人がいたとしても、常に傍観者の立場で観察し続けてきた。そんな私がタンブンを受ける身になるとは思わなかった。

しかし、病気になっているときに助けてくれるタイ人の優しさに触れると、困った人を助けるという文化のありがたさや優しさが身に染みて分かる。

日頃は何かにつけて大雑把なタイ人や、タンブンというシステムに前近代的なものを感じていたりしたが、いざ自分が助けてもらうとタイ人の情の深さに感じ入る。

タイ人と言ってもいろんな性格の人がいて一概には言えない部分もあるが、優しい気質の人が多いのは間違いない。包容力があって、とても人間的だ。

基本的に、タイ人の気質は日本人に合う。その優しさは日本人にも理解できるし、共感も感じる。

理解し合えるというのは、とても大事なことであり、人としての基本でもあると思う。どうしても合わない民族もあれば、共感できる民族もある。

タイの文化の優しさが垣間見えるいくつかの動画がある。しみじみと、優しさに浸りたい。

こんな素晴らしい動画に、日本語の字幕を付けてくれている日本人もおられるようだ。感謝と共に、ここで紹介したい。
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20131225T0448070900.html

2017-05-09
物乞いゲーム。先進国のバックパッカーが物乞いを楽しむ姿

東南アジアのスラムをうろうろしていると必ず物乞いがやって来て金を無心する。その時に私が「金は持っていない」と言うと、彼らは激怒してこのように言う。

「お前は嘘つきだ。金がなければここに来られない」

彼らにしてみれば、どんなに安っぽい格好をして安い屋台で食事をしていても、外国人が異国まで来ているということはそれだけの金を持っていることを知っているのだ。

売春する女たちも、どこの国の男がどれくらい金を出せるのかというのをよく知っていて、アメリカ人に吹っかける値段と、シンガポール人に吹っかける値段と、日本人に吹っかける値段はそれぞれ違っていたりする。

欧米先進国から来た男たちは「見かけがどうであれ金を持っている」というのが彼らの認識であり事実その通りである。世の中はグローバル化に突き進んでいるのだが、先進国と新興国ではまだまだ賃金格差が是正されていない。

しかし最近になって、奇妙な欧米人のバックパッカーが増えていると言われている。

彼らは趣味で長期の貧乏旅行に出かけ、その冒険をSNSやユーチューブにアップしているのだが、彼らがその旅行先で、堂々と物乞いを「楽しんでいる」というのである。


貧しい現地の人から金を恵んでもらう物乞いゲーム

「楽しんでいる」というのは、どういうことか。

今どきの欧米の若いバックパッカーの多くはブロガーであったり、ユーチューバーである。

インターネットに自分たちのやっていることをアップして、宣伝で稼ぎ、SNSで楽しむ。

その彼らが自分たちが道ばたに座って「物乞い(ベッギング)」をしている写真や動画を嬉々としてインターネットに載せ、現地の人たちから「いくらもらったか」というのを報告してその金で旅を続けたりしているのである。

彼らは生活苦や困窮や貧困で物乞いをしているのではない。ゲーム感覚でそれをしている。

彼らは確かによれよれのTシャツを着て、薄汚れたサンダルをはいて、一見すると金がないように見えなくもない。

しかし、宿には高価なカメラ、高価なノートブック、高価なスマートフォン、多額の現金を持ち合わせており、さらに旅するに当たっては保険に入っていたりする。

まったく困窮していない。本当に困窮しているのであれば帰ればいいし、旅を続けたいのであれば高価な物を売ればいい。もちろん、彼らはそんなことはしない。

貧乏旅行は趣味で、物乞いはゲームだからである。

こうした欧米人による都合の良い「物乞いゲーム」が流行しており、それが現地でも彼らの本国でも顰蹙を買っている。

東南アジアでは物乞いが多い。その物乞いの多くは本当に経済的な苦境にあり、生きるか死ぬかの瀬戸際にあると言っても過言ではない。重い病気で苦しんでいる人たちもいる。

東南アジアでは、昔からこうした人たちが街に出て物乞いをして、道歩く人たちに施しを受けている。

タイでもカンボジアでもフィリピンでもインドネシアでも、そうした人たちが山のようにいて、貧しい人たちが相互扶助のように物乞いに喜捨(タンブン)して助け合っている。

そこに欧米から来た裕福な白人(ファラン)が、面白半分に物乞いゲームをして、貧しい現地の人たちから金を恵んでもらっているのである。


現地の人の善意を吸い取って楽しむ旅は楽しいか?

貧乏旅行をする欧米のバックパッカーは数十年前から存在している。日本にも貧乏旅行をする欧米人がストリートで何かモノを売っているような時期が20年ほど前にあった。

イスラエルで兵役を終えた若者が貧乏旅行に出るのが流行していた時期だった。

今でもこの流れは続いており、街で貧乏旅行をしている白人がバイオリンを弾いているのを見たらイスラエル人だと思えと言われていた時期もあった。

最近では、ブロガーやユーチューバーがあちこちの国で誕生して、ノマドさながら放浪を楽しんで稼ぎながら旅行しているのである。だから、物乞いさえも「お遊び」なのだ。

現地の人たちの多くは、その事情が分からない。

そのため、物乞いしているのだから困っているのだろうと単純に考える。遠方はるばるやって来て、何かトラブルに遭って本当に困窮している人だと勘違いする。

実際、タイなどでは自業自得とは言えども女性に金も荷物もすべて奪われてアルコール依存になってホームレスに堕ちる人もたくさんいる。

異国の地で、やむにやまれぬ事情で「本物の物乞い」になってしまった欧米人もいるのだ。(スウェーデン人が、タイ女性に全財産を取られて路上生活に)

だから「物乞いゲーム」をしている白人たちを見て勘違いし、彼らに同情して「困った時はお互い様」と、なけなしの金を恵んで上げるような心がきれいな人たちも多い。

まさかその白人バックパッカーが、SNSやユーチューブで「今日は物乞いゲームでこれだけ稼いだよ」と仲間でハイタッチなんかしながら笑っているとは思っていない。本当に生活に困っていると思って恵んでいる。

しかし、これらの白人バックパッカーは、街で恵んでもらう人たちの誰よりも裕福である。

彼らは裕福なのに、わざわざ自分たちよりも貧しい人たちの金をゲームで巻き上げている。

だから、インターネットで事情を知った彼らの自国の人たちや金を巻き上げられた東南アジアの国々の人たちが非難するようになっているのである。

長い時間をかけて世界旅行をするというのは、言ってみれば「贅沢なライフスタイル」だ。極度に予算を制限した貧乏旅行であっても、それは「旅のスタイル」であって本当の貧困ではない。

彼らはそうやって金を集めて、別の場所ではピザを食べ、ビールを飲み、スキューバダイビングを楽しみ、バンジージャンプに挑戦して人生を謳歌している。

「現地の人の善意を吸い取って楽しむ旅は楽しいのだろうか?」と彼らは言われるようになっている。
https://www.bllackz.net/blackasia/content/20170509T0225400900.html

2017-05-10 ベンジャミン・ホルスト。物乞いで稼いで酒と女の世界旅


物乞いしながら世界旅行をして自国に帰らない旅行者が増えてきて、彼らを「バックパッカー」ではなく「ベッグパッカー」と呼ぶようになってきている。

先進国の男が途上国で物乞い(ベッグ)して物珍しさで金を集めて、それを旅行代金に充てたり遊びに使ったりする姿をイギリスのタブロイド紙や現地の新聞が批判している。

ところで「ベッグパッカー」なのだが、東南アジアではこの「ベッグパッカー」で最も知られているのが、ベンジャミン・ホルストという男だ。
https://www.bllackz.net/blackasia/content/20170510T0106570900.html


なお、タイはおそらくアジアで最も白人崇拝のひどい国である。あからさまに白人に媚び、貧しい同胞女性を平気で白人に売り渡せる生き方こそ、タイ文化の真髄である。

また、タイの仏教ほど腐敗したものはない。寺院内で売春婦に営業をさせる、坊主が外国まで出かけていって少女をレイプする、外国でも列の割り込みを平気でして開き直る、白人ツーリスの集まっているところに行きオリエンタリズムを撒き散らして深夜に托鉢する。このようにタイ仏教は、白人至上主義につかえる奴隷的アジア発の腐臭に満ちたイデオロギーなのである。

ナラティワトに仏教徒は多くない。住民の多くはマレー系のムスリムだが、タイ族仏教徒の殖民が行われている。

この地方はもともと独立したスルタンのパタニ王国であった。マレーシアのクランタン州もそうだった。しかし、シャムの政治的な従属国でもあったので、20世紀のはじめに、シャムが宗主国としてクランタンをイギリスに割譲し、それと引き換えにパタニを併合したものである。クダーもシャムがイギリスに割譲した土地だが、ここはパタニやクランタンに比べるとイスラム色が薄くタイ色が強い。

タイは、このように、白人植民地主義者に対し、自分の土地でもない土地を売り渡すということをやっていわゆる「独立」(=実際は王室をはじめ特権層の利権にすぎない)を保っただけである。

タイのような薄汚い白人至上主義のアジア奴隷主義国家に幻想を抱く日本人がいまだにいることは驚きである。

タイを「微笑みの国」などというのは、北朝鮮を地上の楽園というのとほぼ等価である。

つい10年位前までは、小学生の女の子をぺド白人向けに公然と売り出していた恥知らずな国なのである。
http://www.actiblog.com/melakajournal/17297


 タイの朝は僧たちの托鉢によって始まる。

愉楽に騒ぐ熱帯の夜の名残りと、新たな一日の光が生起する豊饒への胎動との境目に、密かt゚メ目と祈りが流れ出る。合掌した手の熱い思いから、あたかも一瞬一瞬紡ぎ出される奇跡のように、生きとし生けるものの時間が動き始める。あちこちの寺院の本堂や僧房から朝の読経の声が凛々と響き、その清澄な声に乗せて夜の戸帳が開かれてくる。暗がりのなか通りを朝市へ野菜を運ぶ人々のつつましい足がよぎる。

けだるさとさわやかさの錯曹オた薄萇のなかに、家々から人々が表へ出、托鉢に歩く僧たちに恭しく供物を捧げる。裸足の僧と、裸足で食物を捧げる叙ッの、大地を通した交歓のなかに、洗われる心が光る。「サバーイ チャイ」という内面の輝きの美しさを、タイの人々は生れながらに具備している。祈りの溶け合うそこに、タイの朝がある。


タイの寺院――二万八千。僧――二九万人。タに全人口の九六%が仏教徒であり、男九百人に一人が僧籍にある。


男にとって成人は得度することであり、誕生・祝磨E葬儀・新築祝など、およそ人生の節目は仏教によって彩られている。人々はすすんで寺院に寄進し、僧に捧げ物をする。善行を重ね徳を積んで、輪廻の巡りのうちに現世および来世の幸福を祈願する。

 学校教育は仏教の儀礼と道徳をその根幹とし、どの校庭にも仏像があり、朝礼で生徒たちは経を唱和する。挨拶のしかた、目上の人への敬譲、父母への愛、一つの幹から出た枝々の茂りのように、それはタイの社会に隅々まで脈流している。

 タイの時間は仏教の時間であり、季節は仏教の季節でもある。キリスト教暦一九九○年の今年は、仏暦二五三O年にあたる。マカブチャー、カオ・パンサー(安居入り)、オーク・パンサー(安居明け)などの仏教の祝日、仏教の儀ョが、一年という時の流れを色づける。

日本の鎌倉梠繧ノあたるスコタイv鑼明期、王朝は仏教を積極的に採り入れ、統。の根幹とした。崇・な南方上座部仏教の教理は、二つの側面を見せながら、農耕民族としての東南アジアの民に受け入れられていく。一つは為政者の統。闥iとして、一つはどんなものをも受容する、純朴で素直な叙ッの心の証として。

為政学をも内包していた仏教は、歴代の王によって国家秩序維持の手段として強力に保護され、中央集権国家との表裏をなしつつ、民衆のなかへ浸透していった。叙ッは、ただ素朴な心のうちにそれを呑みこみ、むしろ仏教への帰依のなかに、草木として茂る自身の心の風景を投影していった。

王朝の統。と民衆の心の無限の豊かさとの二重奏は、現在まで続く東南アジアの一つの原風景を作り出している。限りない矛盾であるがゆえに、それはまたこの地の一つの美しい精神風土をも形作っている。

 現代の世界はむしろすべてが仏教の教理とは背馳する方向へ大きく動いている。欲望の放逸、物理的な集約化、物質の横溢――それらゆえに苦しんでいる我々の姿は、タイの仏教に照らし合わせるとき、逆説的な苦界の景観をなして浮かび上がってくる。足ることを知らない人間の弱さは、飽和へと追いつめられつつある人間の歴史の危機を警鐘する。

 貧しさのなかから分かち合う者の姿、微笑み合う者の親しさと和かさは、ともに生きる人間の本来のあり方を過汲フ方向に照射しつつ、ひたむきな祈りのなかに、希望を繋げていく。


 
タイ人と仏教


 タイ人は生まれながらに仏教の倫理観のなかにいる。

誕生も輪廻の秩序のなかにあり、父母への敬愛も、年寄への尊崇も、仏教の慈愛の精神のうちに培われる。子供たちはごく自然に仏教による礼儀を学ぶ。両手を前に合わせる合掌の挨拶も、目上の人への服従も、耡への思いやりも、すべて仏教規範のうちに一つの空気として身につけていく。

 タイ人は朝托鉢に来る僧侶に食物を捧げる。また、誕生日には早朝から寺へ行って捧げ物をする。これらも、幼少の頃から一つの習慣として受け入れられていくものである。
「徳を積む」ことを社会と人生の価値観として学んでいく。

「ナーム チャイ」(水の心=怦、)とか、「サバーイ チャイ」(心がすっきりする)とか、精神の清らかさやさわやかさを表す言葉が、日常のなかに息づいている。

 学校でも朝礼ではつねに経文を唱え、仏教式の礼儀作法を学ぶ。

 男qは一生に一度は仏門に入るものとされ、一つの成人ョとみなされている。また母親は自分の息子を仏門に入れることを最上の幸福の一つとする。晩年、ミ会的な役割を終えた人々が、宸ノ入り、僧として孤独に静かな人生を終えていくことも、徳とされている。

 どこへ行っても必ずお寺があり、村や町の組織の中核をなしている。村の人々にとって、宸ヘみんなが集まり、村長を中心に僧に相談を乞う政治の中心である。また重要な儀ョ行なう催しの場でもある。また学校は多く寺の敷地内に建てられ、読み書きを習う教育の場でもあった。なによりも精神的な支えであり、宸霖羶瓦紡爾寮験茲・弔泙譴討い襪噺世辰討いぁ」

タイでは国王が仏教徒であり、国王自身が一度は出家する。仏教は王室を守るものであり、タイの国家の精神的基盤である。 タイの人々にとって、仏教はたんなる宗教ではなく、日常生活そのものであり、価値観であり、ミ会のあり方だと言っても過言ではない。
http://www.asiawave.co.jp/AWbukkyo.htm


タイを含む東南アジア、ミャンマー、カンボジア、ラオス、マレーシア、インドネシア諸国では土地が富力の源泉にならなかった。それは人口が少なかったために、土地を基盤として、封建制社会の社会が形成できなかったということである。これらの諸国ではかつて王国を造り、維持するに当たって、支配層が苦労したのは、自己の支配を如何に正当化するかということであった。土地という絶対的生産手段で支配できないとすれば、精神的基盤で人間を支配する方式を採らざるを得ない。その結果として、今の言葉でいうイデオロギーが非常に重要視される社会になった。そのイデオロギー形成に使われたのが宗教だった。宗教を使いながら自らの支配を正当化し、社会秩序をつくっていったのは東南アジアに成立した王国の共通した姿であったように思う。

タイに仏教がはいってきたのはそれ程古いことではない。上座部仏教が最大の勢力を持つ宗教として成立するのはスコタイ朝三代目ラームカムヘーン王(在位・1279年? - 1300年?)の時代、13世紀である。

上座部仏教における頂点はもちろん仏陀、悟りを得て涅槃に入った人である。ところが、この仏陀は誰でも厳しい修行さえ積めば到達できるのだ。


どんな人間にもその機会は平等に与えられているのは、絶対王制を築こうと思っているものにとって、非常にまずい。国王は絶対であり、すべての頂点に立っていなければならないからで、平等思想が基本にあると権力による統治に説得力がなくなってしまう。しかも、仏陀とは世俗を捨て、すべての欲望を断ち切った人を指している。豪勢に暮らしたり、権力をふるったり、他国と戦争したりする人では絶対にない。

こういった矛盾を解決したのが、新たに導入されたバラモン教だ。

バラモン教国であったクメール帝国の歴代王は、自らを神の化身と称し、絶対権力を持って国家を統一した。神がこの地に再臨しているのだから、人々はひれ伏すのみ。王は天上界を支配する神が転身して地上に姿を現したものである。王は人間の姿をした神である。そう宣言することによって王は大衆の尊敬を得て、権力の絶対性を高めていった。

バラモン教義を採用したアユタヤ王朝(1350年-1767年)やトンブリー王朝(1767年-1782年)の国王は、国土を統治する権力者として、また、神の化身として、“ソムデット・プラプッタジャオユーフア”(神でもある国王陛下)と呼ばれていた。バラモン教では、ヴィシュヌ神が地上に現れる時の仮の姿が仏陀ということになっている。何百年にもわたって王様は神様(仏様)という教えが生きている。だからチャクリー朝のプミポン現国王は最高のタンブンを積んだ人という考えが一般にはある。タイの寺院に行くと寺院の中にプミポン国王の写真が必ずある。また、母の通院するシルブリン病院にはポミポン国王と高僧が向かい合った写真が飾ってあり、女中などその写真に手を合わせている。王様イコール神様、仏様の世界だ。

写真はチェンライのカオソーイ(ココナツカレーそば)屋さんに飾ってあった絵である。水の中で苦しむ人々に神鳥ガルーダに乗ったプミポン国王が空から手を差し伸べている。もう一つの絵は同じく苦界の海でもだえ苦しむ罪人と空で罪人の救済を祈るプミポン国王の図である。国王には光背があって、まさしく仏陀をイメージさせる。面白いことに地獄で苦しむ罪人はすべて男性で女性は描かれていない。

タイでは政治的混乱が起こると、王様が出てくる。王様の前で両者がひれ伏して王様の説教を聞いているというテレビ映像を覚えている人も多いだろう。王様が仲良くやれ、とか何とか言うと流血の惨事が起こった政治闘争も落ち着くところに落ち着いてしまう。あれはタイの社会通念、道徳が依然として強いことを証明していると思う。

プミポン国王は最近、ご健康が優れないため国内巡幸をされていないが、10数年前、活発に地方視察をされている頃には、沿道に庶民が詰め掛け、老婆がしわくちゃの20バーツ札を捧げ持って王様のおいでをお待ちしていた。王様は生活にお困りだからタンブンしましょう、ということではなく、タイで一番、徳の高い人にタンブンしてその効果を高いものにしたいからだ。王様が受け取ってくださったら老婆は無上の喜びを感じる。

タンブンはタイの人にとって喜び以外のなにものでもないように思える。お寺にとってこれ以上ありがたいシステムはない。
http://blogs.yahoo.co.jp/uzbekistan24/48189892.html


タイでは物質的基盤なしに権力を維持するために、温情的人間関係に頼る以外になかった。その温情的人間関係の補強材として仏教とバラモン教が利用された。

タイは仏教の国というが、バラモン教の影響を強く受けている。

タイのお寺にいくと仏陀のほかに三つ頭の象だの猿だのヘビだの、あるいは見たこともない怪しげな鳥の像を多く見かける。これらはバラモン教に由来する神像だ。バラモン教は古代ヒンドゥー教でクメールからタイに伝わったといわれる。

バラモン教の特徴は儀式を重んじることであり、儀式を執り行えば神様は人間ののぞみを叶えてやらなければならないとされている。バラモン教の神様にはいろいろあって家庭のことだけ、地域のことをつかさどる、雨を降らしてくれるなど、それぞれ守備範囲が違っている。でも供物を捧げて儀式を執り行えば必ずご利益があるという判りやすい教えはタイ人には受け入れやすかったと思う。従来の仏教はきっちり存続させ、儀式的な要素だけをバラモン教から取り入れた。日本の神仏習合を思わせるような知恵である。

バラモン教の儀式には、神様の世界と人間界を仲介する特殊な人がいて、その頂点には国王がいる。タイ王室の国章にはバラモン教に由来するガルーダという神鳥が使われ、その国章はタイ紙幣の裏表に印刷されている。ガルーダは、ヴィシュヌ神(バラモン教の主神)の乗り物で、鷲の頭部・嘴・翼・爪を持ち、翼は赤く、全身は黄金色に輝く巨大な鳥として描かれる。

タイ国王は、ヴィシュヌ神=仏陀=ラーマ王の生まれ変わりとされているので、ガルーダはタイ王室の守り神となっている。インドネシアでは仏教伝来と共に、国営航空会社「ガルーダ・インドネシア」のエンブレムにも採用されている。大乗仏教に帰依したガルーダは、「天竜八部衆の迦楼羅(かるら)神」として仏法守護神となった。日本の密教では、梵天や大自在天の化身、あるいは、文殊菩醍の化身といわれ、風雨を止めるための修法である伽楼羅法の本尊とされている。さらに、ガルーダは、日本の民間信仰に取り入れられて「カラス天狗」となった。カラス天狗がプミポン国王をお守りしていると思うと妙な気がするが。

話が横道にそれた。タイの権力者は温情主義をうまく作り出すために仏教の慈悲心を、神の世界との中継ぎにバラモン教を持ってきた。バラモン教は神王思想により、王を神に仕立てている。また、仏教とバラモン教を使って、社会の序列は積徳(タンブン)の量と神への近さで決まっていると一般の人たちに思い込ませている。下の人に、上の人は徳を積んだ人だから、すがって生きなさいと教え、上の人には、下の人に慈悲を垂れなさいと教えている。また上の人は神なる国王から眼に見えない威力を付与されている人達であるので、服従しないとバチが当たると教えている。

このように上の人は下に慈悲を垂れ、下の人は上の人に服従することが、保護ー被保護関係を支える道徳、社会通念となって、今日まで受け継がれてきている。

タイの選挙では(徳を積んだ)立候補者は金をバラまく。貰った人は必ずその恩に報いて投票する。金をもらって、その人に投票しないのはハーブ(悪行)になると考えているのだ。配った金と票数は村ごとに1票の狂いもなく一致するという。伝統的文化の重さを感じる話である。

上の人は徳を積んだ人であるから、下の人に慈悲を垂れなさい、下の人は徳がないから徳を積んだ上の人にすがって生きなさいという教えは、社会的不平等を平等化する見事な論理となっている。下の人が上に歯向かうことがないのだから社会的秩序は安定する。貧しければ貧しいほど、前世のタンブンが少なかったせいだとあきらめて、来世を願ってわずかな蓄えをタンブンに差し出し、上の人にすがって暮らす。益々不平等は拡大し、貧困は激化するのだが、そうなればなるほど上の人への依存が強まり社会は安定していく・・・

この論理は何世紀にもわたって造られてきたもので、なかなか崩れない。これがタイの組織原理、いうなれば文化になっている。制度はみなこれで動いているといっても過言ではないだろう。
http://blogs.yahoo.co.jp/uzbekistan24/48157376.html


タイ仏教とバラモン教とのかかわり 


 タイ仏教に深いかかわりを持つバラモン教は、15世紀頃まで栄えた隣国クメール帝国から伝来したと言われている。 当時のクメール帝国は、現カンボジアに相当する大王国で、その文化は護国寺アンコール・ワットに象徴されるように、インド/ヒンドゥー文化の影響を色濃く受けていた。 その帝国の知識人や宗教家たちを、クメール王朝崩壊と同時に引き抜いた時から、タイ仏教のバラモン色が強まったとされている。

 では、なぜ仏教国にバラモン教なのか?

 仏教とは、本来反バラモン思想として生み出されものたものではなかったか?

 これは、たぶん王制維持のための必然として導入されたのだろうと、現在では考えられている。つまり、上座部仏教の教えだけでは、王制を確固たるものにできなかったのだ。

 上座部仏教における頂点はもちろん仏陀、悟りを得て涅槃に入った人である。ところが、この仏陀は誰でも厳しい修行さえ積めば到達できるのだ(できるかはともかく、チャンスはある)。 どんな人間にもその機会は平等に与えられているのは、絶対王制を築こうと思っているものにとって、非常にまずい。

国王は絶対であり、すべての頂点に立っていなければならないからで、平等思想が基本にあると権力による統治に説得力がなくなってしまう。

 しかも、仏陀とは世俗を捨て、すべての欲望を断ち切った人を指している。豪勢に暮らしたり、権力をふるったり、他国と戦争したりする人では絶対にない。

 こういった矛盾の中から導き出されたのが、バラモン教の導入だ。 バラモン教国であったクメール帝国の歴代王は、自らを神の化身と称し、絶対権力を持って国家を統一した。神がこの地に再臨しているのだから、人々はひれ伏すのみ。これをアユタヤー王朝は見習ったのだろう。

 王は天上界を支配する神が転身して地上に姿を現したものである。 王は人間の姿をした神である。 そう宣言することによって王は大衆の尊敬を得て、権力の絶対性を高めていった。

 これは第2次世界大戦集結前までの日本天皇が、現人神と名乗ってその権力と絶対性を維持していたのと同じような発想だろう。

 しかも、よくできた具合にバラモン教では、ヴィシュヌ神が地上に現れる時の仮の姿が仏陀ということになっている(神は合計10の姿を持っている)。

この話の真実は、バラモン信者の信仰の確かさを試すために神が異教の伝導者である仏陀に転生するのだが、支配力強化に使えるものはなんでも使う。両者を合一させるのはかなり無理な話だが、異教と思わず同族と思えば問題ないのかもしれない。

 とにかく、その利用価値は大変に高い。 さらにバラモン教独特の選民思想も、大衆支配にはとても都合がいい。バラモンのカースト制度を用いて生まれついての身分を決めてしまえば国家が統治しやすいからだ。

 下から上への反乱は許されない。 支配者は常に偉く、不可侵である。

 屈従を余儀なくされる大衆には仏教の輪廻転生思想を同時に教え諭す。 現世での不幸や苦悩は前世でのタンブン不足が原因であり、改善のための手段はなく、ただひたすらに来世を夢見て精進に励めと教え込む。 絶対権力を高めるのに、これほどいい材料は他にはない。タイに今もはびこる身分差別は、ここに端を発しているのである。

 こうして仏教国タイに神がもたらされた。

 王室行事にバラモン教的なものが多いのも、その絶対性と神性を維持するためには不可欠。 王室にはバラモン司祭もおり、彼の御託宣によって吉祥日時を決め、行事を執り行う。仏教の最大擁護者であるタイ国王でさえ、バラモンの命に従うのだ。 もっとも、最近は以前ほどおおっぴらにバラモン行事を行わなくなったと言われているが。

 バラモン教はタイ仏教に神秘性を与え、今ではすっかり同化しているようにも思えるが、やはりどこかに無理がある。

 ワット・アルンのように、何教の寺院なのかわかりにくい寺院もあるし、チャクリー王朝初期の寺院は、バラモン教の仏教的こじつけのような寺院が少なくない。しかし、それが複雑なタイ文化を形成しているのだ。 市内のあちこちにあるピーの祠も、バラモン教の影響だ。祠の中にバラモンの神を祭ってあることが多いことから、それがわかる。これは要するに神棚だ。

日本人が仏教を信仰しながらも神社に参ったり、神棚に供え物をしたりするのと同じ感覚だろう。 以前からタイで信仰されていた精霊信仰が、わかりやすい形になったのだ。 こんな神仏習合について深刻に考えるタイ人はあまりいない。 要は御利益さえあればいいのだろう。
http://www.jyaaku.com/travel/thai/buddism/buddism09.html


上座部仏教の功罪


 仏教はタイ国民の生活に深くたしかに根付いている。思想や行動様式の中にも上座部仏教に基づいたものが多数あり、そこからタイ人の性格形成の秘密を探り出すことが可能だ。 たとえばタイ人の典型的な性格 「ヘン・ケー・トゥア(自分のことだけを考える)」 は、上座部仏教が掲げる 「己だけの完成と救済」 に起因しているのではないか。

 大義を欲しない自己中心的な考え方はタイではごく当たり前のことだが、これは宗教的に見て悪いことではない。最終的に解脱できるのは、努力した本人ひとりなのだから。 一向に解消されない貧富の差や身分の差も、宗教的理由によるところが大きい。 もちろんここにはタイ仏教の底流と複雑に絡み合っているバラモン教の選民思想があるのだが、輪廻転生を信じ、現世の不幸は前世での徳が足らなかったためと思っているタイ人は多く、自分の地位の低さ、能力のなさ、度重なる不幸を生まれついての業と考えて、何事においてもすぐに諦めの境地に達してしまう傾向がある。

 徳を多く積んだ人ほど救われる上座部仏教では、人々は平等に救済されることなどない。

仏教はそもそも反バラモン/カーストの立場から発生しており、仏陀は人間の身分の差を認めず平等を説いていたはずだったが、現在のこの状況はいったいどうしたことか。

 また、男性以上に働きながらも社会的には下等とされている女性の地位も、上座部仏教の教儀に端を発している。女性は上座部仏教において不浄の存在とされているからだ。 僧侶となって修行することが認められていない女性は、必然的に解脱に至る道が閉ざされている。


これは戒律を守る以前の問題だ。尼僧になることはできるが、彼女たちは僧侶ではない。バスに乗っても席を譲ってはもらえないし、あまり敬意は払われない。

 タイ上座部仏教における女性の救済は、まず男の子を産み、その子を立派に育てて出家させ、徳を積ませて初めて成就する。タイ人たちが言うところの、「僧侶の法衣の裾にすがって」 はじめて女性は救いを得ることができるのだ。 彼女たちは、自分だけの努力では、涅槃に行くことができない。

世の中は、まったく公平ではない。
http://www.jyaaku.com/travel/thai/buddism/buddism06.html


タイ人と仏教に関する考察


タイの仏教、即ち小乗仏教は極めて為政者にとって都合の良い宗教であると思う。

タイ人の大多数は仏教徒であり、その多くは定期的な寺への参拝と寄進を欠かさず、日常生活においても(少なくとも表向きは)仏教の教えに背かない様に留意しながら暮らしている。こういう風に述べるとタイ人は善男善女の集団であると誤解される向きがあるかも知れぬが、事実はやや異なり彼らのこういった行動は全て自分の利益の為である。即ち、来世でより良い身分で生まれ変わる為に現世で功徳を積もうとしているのである。

小乗仏教においては、死後に極楽浄土へ行くことが出来るのは戒律を守って修行をした僧のみである。僧以外の者は、修行をする僧の手助けをし功徳を積むことによって、死後には極楽浄土へは行けないもののより良い境遇での生まれ変わりが可能となるという訳だ。
http://plaza.rakuten.co.jp/bangkokian2547/diary/200910070000/


現世とか来世とか生まれ変わりとか、全く非科学的なこれらの事象を信じる人がこの現代社会のどこにいるのか?

と私も以前は疑問に思っていたが、考えてみれば何億といるインドのヒンズー教徒はこれらを固く信じているであろうし、インド人よりは遥かに我々日本人と感覚的に近い筈のタイ人も、その多くが何となくであったとしても輪廻転生を信じているのではないかと思われる。

少し前のことになるが、タイ東北部の田舎に蛇と暮らす男の話をニュースで見た。確か、ある日その男の家の前に大蛇が現れ何度追い払おうとしても頑として退こうとしない為、困って寺の僧に相談したところ

「その蛇は前世ではお前の妻だった」

と宣告され、以後彼は家の中でその蛇と暮らしている、という内容であった。馬鹿な男もいたものだ、と私は笑ったが、そのニュースでは「美談」として取り上げられていたからよく覚えている。横で見ている嫁も、下手に論評しようものなら「私が蛇に生まれ変わったら、貴方は私を捨てるのか?」などと言い出しかねない雰囲気であった。

このケースは極端な例で、だからこそニュースになったのだと思うが、最も軽薄な人々が鑑賞していると思われる夜のトレンディー?ドラマでも、生まれ変わったら云々、といったストーリーが散見されるので、田舎の無学な下層の人々だけが輪廻転生を盲信していると言う訳では断じてないと思う。
http://plaza.rakuten.co.jp/bangkokian2547/diary/200910080000/


タイ社会は日本とは比較にならぬ程の格差社会である。


であるにも関わらず、下層階級の人々に余り悲壮感がないのは、1つには温暖な気候と豊かな食料事情により極貧であっても少なくとも衣食住には困らないことに由るのだろうが、2つには輪廻転生を半ば信じていることも大きいと思う。

自分が現世において貧乏なのは前世における功徳が足りなかったからだと諦めがつくからである。それどころか、「蛇だとか動物に生まれ変わらなくて良かった」と思っているかも知れない。だからこそ、上流階級の金持ちは金持ちであることをこれ見よがしに見せびらかし、下層階級の同胞を思い切り見下すのである。金持ちに生まれたのは前世で功徳を積んだ証拠なのであるから当然である。

そして、そのヒエラルキーの頂上は仏教の守護者である国王である。国王をタイ国民が尊敬して止まないのは、現国王のタイ国への貢献によるところも大きいが、何よりも国王が前世で最高の功徳を積んだからである。

輪廻転生思想を伴うタイ仏教の思想は、学校教育やテレビ等のマスコミを通じてタイ国民に幅広く深く浸透しタイ社会の安定に非常に寄与している。一部の人々が富を独占しても、他の国の様な激しいデモや暴動にはなりにくいのである。

「タイは王国だから社会が安定している」

とはよく聞く謂れであるが、

「タイ国民は輪廻転生思想を持つ小乗仏教の信者が多数を占め、国王を頂点とする超階級社会にも宗教的合理性と納得性があるから安定している」

というのが私なりの解釈である。本当に良く出来たシステムであると思う。

そして、今日も国民の大多数を占める下層階級の人々はなけなしの金で寺や僧への寄進をし、来世での良い生まれ変わりを目指すとともに、実は前世では非常な功徳を積んでいたことが判明したことによる一発逆転=宝くじで明日に夢を繋ぐのである。当然その後は何も努力をせず最低限働いては昼間からゴロゴロする。

日本人である私などはイライラして「神は自ら助く者を助く」って言葉を知っているか?と彼らに説教してやりたいのであるが、嫁に言わせるとああいう人たちには何を言っても無駄であるとの由。大方、

「貧乏に生まれたからには頑張ってもタカが知れている、現世は諦めて来世に期待する」

という様な回答が返ってくるのであろう。誠にもって嘆かわしいが、その一方で私も嫁もこの安定した格差社会から恩恵を受けていることも間違いないから、悩みは深いのである。
http://plaza.rakuten.co.jp/bangkokian2547/diary/200910090000/


タンブン


修行中の僧侶だけが対象とされる上座部仏教。しかし、タイでは一般大衆にも救済の道が開かれている。 

その道とは、「タンブン(徳を積む)」 こと。

寺院や僧侶に喜捨寄進して善行を積む、いわば他力本願に近いものだ。 現世で身に降りかかる出来事のすべては前世での徳の高低によって決定されていると考えるのが、このタンブン思想の原点だ。

 タイの仏教徒は輪廻転生を深く信じている。徳は積めば積むほど高くなり、それは次の転生時まで持ち越すことができる。幸福は前世で積んだ徳が高かったことを示し、不幸は努力の至らなさを表している。 わかりやすく書くと、タンブンは輪廻の中における善行の長期預金だ。運命の善し悪しは先天的なものだが、それも結局は個人の前世での努力量によって決まる。となれば、現世ではなにをなすべきか?

 一心に、来世に向けて徳を積む作業に没頭するのが正しい。

 この現世での生活は苦しいかもしれないが、苦難の道を乗り切れば、来世での安穏とした日々が待っている。長い輪廻の輪の中には、いい一生もあれば、ツキのない一生もあるというわけだ。

 具体的にはどうするべきか?

 もちろん僧侶となって修行に励むのが人生における最高の善行だが、実生活ではそうもいかない。 こうしてタイの人々は、日夜細かいタンブンに励むのだ。

 また、転生は人間界だけに限ったものではない。タンブンを積む作業を怠ると徳は確実に目減りしていくし、悪行を働くと逆の作用が働いて、下等動物への転生が待っている。罪を犯したものの魂は犬などの獣へと転生され、向上どころではない生活が待っている。

 早朝、僧侶たちはそれぞれがこもっている寺を出て、托鉢(ピンターバーツ)にまわる。

「坊主は乞食(こつじき)であるべし」 という仏陀の教えに従っているのだ。 人の残したものを食べ、人の捨てた布切れを身にまとい、欲望雑念を捨てて解脱する。人々は施しを与え、それが僧侶の修行の糧となることによって徳を積む。

 しかし、彼らの鉢(バーツ)の中には、とても残飯とは思えないほど立派な食品ばかりが詰まっている。施しを希望する人はあとを絶たないし、早朝の市場に行くと 

「喜捨セット(米・おかず・飲み物が小さなビニール袋に入っている)」 

まで売られているのだ。 どんなにすばらしいものを与えられても、僧侶たちは絶対に感謝しない。

それはあくまでも残飯であり、彼らに向かって捨てられたものだからだ。

 タンブンとはすなわち喜捨(喜んで捨てる)すること。人々は僧侶に捨てることによって徳を積み、喜びを得る。感謝するのは施された方ではなく、捨てた方なのだ。

 タイにはひと月に4回の仏教日ワン・プラがある(新月と満月とその中間日)。この日は絶好のタンブン日となり、各寺院では法要が行われ、喜捨寄進の品々が各家庭から山のように寄せられる。ここでも、喜ぶのは徳を積むことができた一般の人々なのだ。 また、女性の場合は息子を出家させることが最高のタンブンとなり、家族の徳もまた高まる。

 タイでは20歳以下の男子が出家することをネーンと呼び、成人して正式に僧侶となることはプラと呼ばれている。ネーンは母親に、プラは父親に功徳をもたらし、よって家族全員がタンブンできるのだ。 こうして徳を積めば積むほど来世での生活が保障され、その将来が安定していく。


 しかし、ここにひとつの問題が生まれる。寺院や僧侶に施しを与える余裕のない人々は、どうすればよいのだろう?

  ここから 「施す人は偉い人」 というタイ人の基本思想が芽生えるてくる。 裕福な階級の人々は財力を生かしてどんどん徳を積むことができるが、経済力のない人は積める徳の量も限られてくる。回数、質、量がモノを言うタンブンの世界だ。成り上がりのチャンスは少ない。

 はっきり言うと、タイでは、「タンブンの金額」 が非常に重要視されている(どこの宗教でも同じか)。しかも、喜捨することによって浄化されるので、金の出所は問われない。

また、タンブンはサンガに対して行えばよく、どの僧侶、どの寺院であってもかまわない。 とにかく多くを与えたものが勝ちなのだ。

 その格差は年を追うごとに開くばかり。さらに最近では子供を出家させるにも莫大な金が必要になっている。僧侶になるためには多額の準備金が必要で、手軽なように思える出家でさえも、実は楽ではない。

 不平等の声はあちこちで聞くが、それでも人々は熱心にタンブンに励む。それしか幸福に至る道はないのだから、励まざるを得ないのだ。

 ちなみにタイにおける最高のタンブンとは、寺院を建立すること。高位階級への転生は、庶民にとってかなり遠い道でもある。
http://www.jyaaku.com/travel/thai/buddism/buddism05.html


タイの上座部仏教では修行中の僧侶だけが対象とされる。 しかし、タイでは一般大衆にも救済の道が開かれている。その道とは、「タンブン(徳を積む)」 こと。寺院や僧侶に喜捨寄進して善行を積む、いわば他力本願に近いものだ。


仏教の僧は、この世の無常を説きながら、タンブンしなされというばかりである。この現世には幸せはないのだと。だからこそ、来世で幸せになれるよう、現世でしげしげとタンブンに励むタイ娘も多い。


本来は帰依して仏教修行に励むことが最も徳を得る方法なのだろうが、一般人、特に女性の場合は、 “タンブン(托鉢)”という方法で徳を得ようとする。

輪廻転生を信じるお国柄、お金がないのは前世で悪いことをしたからと素直に信じタンブンに励んだり、タンブンの量によって、来世への幸せも得ようと金を出してはせっせとタンブンに励む人が多い。

従って、タンブンの量が多い金持ち=徳が多いという図式になり、社会的に尊敬されたりする。


反対に、タイ人は金がないことを最も恥とする。人が経済的に困っていると、あの人は徳がないからだと見下す傾向がある。

貧乏は、前世で悪いことをした=ゆえに罪が深い=徳がないことと考え、日本人が美徳として考える“清貧”などというのは、タイではバカ者、愚か者、能なし、罪深き人の代名詞なのだ。

特に娘に外国人の恋人ができたと知るや、親族は勿論のこと、親戚一同、どこからか借金の申し込みが絶えないといった被害に遭うことも少なくはない。借金を断ると怒り出す奴も中にはいる。徳の証である金がある人物が、どうしてそれっぽっちの金を貸してくれないか?・・・こちらは困っているのだぞと脅迫まがいの借金申し込みを受けたりする。そういう奴に限って、この娘が子供の頃には、こちらはいろいろ実家の両親に金を貸したり、世話をしてやったものだという話を聞かせる。うんざりである。


夜の商売に従事する人間だけでなくタイ人全般に言えることであるが、たとえ金持ちでも、自前で払うことができても、タイ人というのは他人様の金で飯を食い、酒を食らい、遊ぶことに全くためらいがないのが普通である。その図々しさには多々辟易するものがある。

タイ人というのは外国人からのタンブン(お布施とでも訳すか?)とでも思っているのか、他人に金を使わせることに遠慮はない。金を貰う羞恥も断るプライドもない。

タイ人と金銭のトラブルが発生するのもムリのないことである。金に対する考え方が、まるっきりちがうからだ。
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タイにちょっと詳しい人なら「タンブン」という言葉を耳にしたことがあるだろう。タンは徳、ブンは積むの意味で、徳を積むの意味になる。具体的には、お寺に寄進したり、托鉢する僧侶に施しを与えり、恵まれないものを援助することだ。


タイの仏教はスリランカ系の上座部仏教(小乗仏教)で本来は出家し、修行を重ねた坊さんしか救われないことになっている。しかし、一般の人でも救済され、来世でより良い生涯を送ることができる方法がある。それがタンブンだ。

現世での幸福は前世でのタンブンが多かったせいであり、不幸は前世でタンブンが少なかったことの表れだとタイ人は考える。現世でタンブンを怠り、悪行を行うと来世は不幸になるばかりか転生先は獣へ落とされる。タンブンは人間として生きるための当然の行いだ。

タンブンを重ねると、それは次の転生時まで持ち越すことができる。タンブンは輪廻の中における善行の長期預金だ。

タンブンをすればするほど来世での生活が保障され、その将来が安定していく。

タイにはひと月に4回の仏教日ワン・プラがある(新月と満月とその中間日)。この日は絶好のタンブン日となり、各寺院では法要が行われ、喜捨寄進の品々が各家庭から山のように寄せられる。線香、歯ブラシセット、石鹸、ローソク、花、布地、 お金等僧侶が必要 とする日用品等が入っているタムサンカターンという ポリバケツのセットがスーパーなどで売られていてこれがタンブンされる。トーパーパという竹のクシにお札を挟んだお飾り(丁度お札の花が咲いているように見える)もタンブンされる。

4月のワン・プラに女中のブアがトーパーパを用意していた。みると1000バーツ札の串が何本も刺さっている。全部で3,4万バーツはあるだろう。兄弟始め、村の人からのタンブンを集めたものだそうだ。お寺にタンブンをしに行くので数時間家を空けてもいいか、と聞く。公休ゼロが続いていたのでもちろん承知したが、タンブンが嬉しくてたまらないという様子でいそいそと出かけて行った。

そのあと、5月のワン・プラにもトーパーパを用意していた。ブアに頼まれて近くのお寺に車で行くことになった。お寺では本堂の正面に座ったお坊さんにトーパーパを差し出して三拝九拝する。トーパーパにはブア手書きの手紙がついている。ママさんの病気平癒と我々兄弟の満願成就を祈念して下さいと書いてあるそうだ。別に自分がタンブンしたわけでもないので少し申し訳ない気分になる。

帰りの車中でブアにいくらタンブンしたのかと聞いたら自分のポケットからは2千バーツだけと言う。エエーッ、2千も?それじゃ4月のトーパーパは、と聞くと5千バーツタンブンしたとのこと。

ソンクランの時にも近くのお寺に連れて行かれ、本堂や仏塔で拝むたびに100バーツをタンブンしていた。そのお寺で占いが良く当ると評判のお坊さんの庵に行った。ママさんの病気はどうしたら治るでしょう、とブアが100バーツ(自分も100バーツ)タンブンして尋ねてくれた。体中に刺青をしたアヤしい坊さんのご託宣は「よくゴハンを食べるように」といったものだったが。

ブアの月給は7千バーツだから、給料の大部分をタンブンしていることになる。タンブンすることが目的で働いているようなものだ。大体、キリスト教でも収入の10分の1を寄進すれば天国行きを保証してくれると聞いたことがある。これだと貧者にも救いがある。収入の大部分をタンブンしているブアのようなタイの善男善女に幸せな来世が約束されているのだろうか。

はっきり言うと、タイでは、「タンブンの金額」が非常に重要視されている。裕福な階級の人々は財力を生かしてどんどん徳を積むことができるが、経済力のない人は積める徳の量も限られてくる。回数、質、量がモノを言うのがタンブンの世界だ。残念ながら貧乏な人にはチャンスは少ない。ギブ(タンブン)・アンド・テイク(来世)のドライな勘定で、貧者の一灯といったウェットな感情が入る余地はない。 その格差は年を追うごとに開くばかり。子供が出家することは最高のタンブンとなるが子供を出家させるにも莫大な準備金が必要になっていて、手軽なように思える出家でさえも、実は楽ではない。

不平等の声はあちこちで聞くが、それでも人々は熱心にタンブンに励む。それしか幸福に至る道はないのだから、励まざるを得ないのだ。
http://blogs.yahoo.co.jp/uzbekistan24/48005241.html


無功徳

無功徳(むくどく)と読む。禅をかじった人は、達磨大師と梁の武帝の間で交わされた有名な問答をご存知だろう。

達磨大師は南インドの香至(こうし)国の第三王子として誕生した。釈迦牟尼佛から数えて第二十七代目の般若多羅尊者の弟子となり、その法燈(佛法がこの世の闇を照らす燈火に喩えて言う語)を継いだ。よって 第二十八代目の祖師であり、また中国に禅を伝えた鼻祖として仰がれている。当時の中国は 北は「北魏」 南は「梁」の国に二分されていた。梁の皇帝は「仏心天使」と言われるほど仏教を熱烈に崇拝していた武帝であった。

達磨大師が、インドから中国の梁の国に来たのが 普通元年(520)九月二十一日、と「景徳傳灯録」にある。広州知事 蕭昂(しゅくこう)(武帝の従兄)、がインドから偉い僧侶が我が国に着(つい)たことを、武帝に奏聞した。この奏聞により武帝自ら車を連ねて大師を梁の都金陵の宮殿に迎え入れた。達磨大師が金陵の宮殿に迎えられると、武帝は大師に

「朕、即位以来、寺を造り、経を写し、僧を度すること、勝紀すべからず。何の功徳かあらん〜(自分は、皇帝に即位して以来、多くの寺を建立し,経を書き写し、僧侶を養成し、わが民のために多くの事をなしてきた。その数は計り知れないが、どのような、功徳があるであろうか)」

武帝はこんなに仏法のために尽くしていているのだから、大師から、感謝され、きっと来世は極楽にいけるであろう、といった言葉を期待していたのであろう。だが大師の答えはまことに素っ気ないものであった。大師曰く

「無功徳(むくどく)」(功徳などない)

武帝おどろき、

「何をもってか功徳なきや」 (どうして、功徳がないのか)

大師曰く

「これ、人天の小果にして、有漏の因なり。影の形に随うがごとく、有りと雖も、実にあらず」 
(それはみな 迷いの世界の中の小さな業績なり。迷いの原因を作っておるにすぎない。――影が人に付き纏う様なもので、譬え善意であるにしても、欲望が付き纏っていては、真実ではない ――)


善いことをすると「功徳」と いう お返しを人は心の奥に期待する。これは迷いのもとをこしらえておるようなものだ。お寺を建立したり、僧に供養したり、人民のために 療養所を作ったりするということは,善いことで悪いことではない。しかし、雨露(あまもり)がして部屋に水が漏れると、悩まなければならない様に、功徳を求めてする行為は煩悩のもとである。

「あれもしてやった!」「これもしてやった!」と思うようでは、本当に善い事をしたとは、釈迦牟尼佛は教えてない。むしろ、そうする事によって「自我慾」を高めることになり、功徳につき纏う善意は善意であっても「善意にあらず」・「真実にあらず」と。  

佛天子とまで言われた皇帝であり、また人格者で自身は悪衣悪食で一生を過ごし、居住するところも質素な建物だったと謂う。しかし、真の佛法というものをわかっていない、と大師は説くのである。

タイでタンブンを見るたびに達磨大師の「無功徳」を思い出す。タンブンはまさに見返り(現世も来世も)を期待して行なう行為である。タンブンはタイの日常生活、タイ人の精神生活に溶け込んでいる。タンブンはタイの文化を形作っている。 風邪を引くとタンブンしないせいだと500バーツほどタンブンして、全快を祈る。田舎だとラーメン一杯20バーツで食べられる。日本のラーメン一杯700円で換算すれば500バーツは一万数千円の感覚となる。

お寺の池には魚や亀がうようよ泳いでいる1メートル近い鯰もいる。池のほとりでは小さな魚や亀を売っている。池に放流してタンブンするためだ。市場でも20センチほどの田鰻が売られている。佃煮用ではなく、年の数だけお寺の池や川にタンブンするためだ。高齢者だと鰻の数を数えるだけでも大変だ。お寺には先を争ってお金や物品を寄進する。財力のある人はお寺そのものを建立して寄進する。

そんなタイ人のタンブンは達磨大師から見れば「無功徳」でなんの功徳もないということになる。しかし、タンブンのあと、晴れ晴れとした顔をしたタイの人々を見ると、対価を求めない喜びの境地、つまり「功徳」の世界に至っているのではないかという気もする。
http://blogs.yahoo.co.jp/uzbekistan24/48055508.html


タンブン文化


タンブンは来世への善行預金と書いた。お寺への金銭、物品を寄進、鳥、魚、亀、タニシの放流、乞食への喜捨、山岳民族子弟の奨学金、棄て犬猫の世話などタンブンは多岐にわたる。

今の生活は苦しくともタンブンにより徳が溜まり、来世は白人や日本人に生まれ変わって、豊かな生活を送ることができる、と信じているからタンブンに励むのである。そして今、この世で経済的に苦しい、健康に不安がある、受験に失敗した、失業した、といった不幸はすべて前世でタンブンを積まなかったせいだと考える。逆に現世での成功者や恵まれた人、つまり、政治家、実業家、高級官僚、それから豊かな日本人は前世でタンブンを充分に積んだ人、徳の高い人ということになる。

だから権力者が横暴に振舞っても、

「あの人たちは徳が高いのだから仕方がない」

と言う考えになりがちだ。ここでは権力者に対して持たざるものが団結して立ち上がり、自らの権利を主張する、という社会主義的な政治運動は起こりにくい。タイの人間関係は、権力者に対立するのではなく、前世で高い徳を積んだ人の庇護を求める、という保護ー被保護の人間関係になる、と社会学者は説く。

自分は社会学者でも歴史学者でもない。これまで単なる旅行者として何度かタイを訪れているに過ぎない。しかし、ロングステイをしているといやおうなしにタイの文化に向き合う。女中との関係や交通ルール、市場での売買、食事作法など日常生活の小さなことにでも、これがタイなのかなーと、考え方の相違を感じることが多々あるということだ。

ここで、富山国際大学学長の田中忠治先生の著作を参考にしながら、タイ文化の基本を整理してみたいと思う。(ご興味のある方は先生の「タイ入門」、「 タイ歴史と文化、保護ー被保護関係と倫理」などをお読み下さい)

さて、タイ社会はすべて保護ー被保護の上と下に二分されている。金があり権力を握る人が保護者になり、金や権力のない人は被保護者になるという人間関係であらゆる制度が動かされている。夫婦関係以外の人間関係はすべて保護ー被保護関係になっているそうだ。それは一対一の人間関係で、日本の親分ー子分の人間関係に似ているが違う。権力者や富裕者の周りに人が集まるのは日本と同じだが、タイではこれが一対一に結びついているのが特徴で、被保護者同士が横につながりを持つことは一切ない。

一人一人が権力者に個別、直接に繋がる。もう一つの特徴は、功利的恩の授受関係にある。日本の親分子分の関係においては、一度受けた恩は決して忘れないということになるが、タイでは親分が失脚すると直ちに逃げ出し、次の親分を探すという冷たい関係である。お互い利益のある間だけの関係だ。タイ人には日本の忠臣蔵の話はどうしても理解できないという。利益を分け与えてくれなくなった、それに死んでしまった人(主君)のために命を張るなどということは考えられないのだ。

タイ人の留学生は日本にいるうちは、「先生。先生、」と慕って、先生を喜ばしてくれるが帰国すれば手紙一本も来ないのが普通だ。また、ある駐在員夫婦は、女中さんが結婚するに当たって多額の金品を与えた。しかしあれだけしてやったのに何という恩知らずと、ろくすっぽ挨拶にも来ない女中に失望していた。要するに「恩」の考え方が根本的に違っているようなのだ。

このような人間関係は、「サクディー・ナー制社会」という15世紀から20世紀まで4,5世紀続いた制度の下で生まれている。この制度では支配者と被支配者、王侯貴族と平民というように身分が別れていた、この王侯貴族と平民が保護と被保護の関係だったわけだ。タイでは人間の数に比べて土地が潤沢にあったので、土地を媒介にした社会秩序ができなかった。そこで人間を分配して社会秩序を作っていた。土地ではなく、人を一杯持っている人が偉い。

社会的序列が上の人ほど、国王から沢山の人間を分配され、人間の数によって位階を定めた。支配下の人間の数によって位階を定めたのであるが、それはまた、労働力即兵力の分配でもあった。タイの戦争は領地の奪い合いではなく、人力の奪い合いであり、歴史的にはかなり頻発している。

物質的基盤なしに、配分された人間をコントロールし、権力を維持するにはどうするか。それは温情的人間関係による以外になかったように思われる。その温情的人間関係を補強するために利用されたのが宗教であり、その具体的行動の一つとしてタンブンが登場する。
http://blogs.yahoo.co.jp/uzbekistan24/48090428.html


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163 名前:名無しのタイちゃん 投稿日:2005/12/01(木) 12:54:04

タイ人って身近になれば身近になるほど『ありがとう』って言わないよな。
あと日本人の男、紹介しろ紹介しろとうるさい女(田舎)
あれを買え、これが欲しいとのたまう奴
いろいろ買ってやったのに自分の家の鶏一匹すら差し出そうとしないケチなイサン人

無償の助け合いが全然無いタイ


167 名前:163 投稿日:2005/12/01(木) 21:06:46

バイタじゃないけど小卒、中卒がゴロゴロしている田舎の話だ。
タイの田舎は昔の日本よりもネチネチの付き合いがある。
農耕民族+無教養、社会主義的思想が根底にある。

金はあるものから貰う物。物々交換なんてのも少ないし
とにかく金、金、金。日本人から見れば本当にカスみたいな額でも
何でもかんでも金が絡むと嫌になるよ。

村社会、相互扶助があってもいいだろうにもにもなし。親近者でなければとことん冷たい。
金が無ければ何も出来ない。助けない。病院へ連れて行こうともしない。


329 :オー様と名無し:2007/05/20(日) 23:33:09

仕方がなくお金を選ぶけど本当はそうじゃないと。
女がそれぞれのランクの男について解説してくれたが。

お金いっぱいくれる人は仕方がなく言うことを聞き来世のことをもう考えるそうだ。
その人がお金くれるのだから仕方がないその人の願いを叶えてやるんだって。

自分の体とお金は引き替えそのお金で来世こそだってさ。
この子も救ってあげられなかった。


211 :オー様と名無し:2009/01/01(木) 11:18:24 ID:kaY4rOm.0

タイで節約するのは、かなり惨めだけどな。
日本と違って、自分や他人のステータスをかなり気にしながら生活している
見栄っ張り社会だからな、タイは。


214 :オー様と名無し:2009/01/01(木) 11:57:24 ID:rhwTzBw20

他人を支援して自分の徳を積むからじゃない?
家計はめちゃくちゃだよね。


215 :オー様と名無し:2009/01/01(木) 14:05:08 ID:4TQR9cfA0

金で徳が積めるってのはなぁ・・・。


809 :オー様と名無し:2009/07/18(土) 12:39:24 ID:RIrQ0K8s0

タイでは、一般的に金をくれる人がいい人だ。
タイでは惚れられるかどうかが運命の分かれ道。

惚れられていない場合には、金の切れ目が縁の切れ目だな。
http://jbbs.livedoor.jp/travel/3341/storage/1099834899.html
http://jbbs.livedoor.jp/travel/3341/storage/1178959961.html
http://kuantan-bin-ibrahim.blogspot.com/2009/08/blog-post_1860.html


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タイは何故 売春国家となったのか?


タイ人は、どんな意味でも「被害者」ではなく、「貧しさゆえに強いられて」土人売春国家体制をとっているのでもない、ということが重要である。

これが彼ら自身が好んで選択している彼らの自画像なのである。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/cat4875090/index.html

タイは決して貧しい国とはいえない。昭和初期に日本の農村で娘の身売りが続出したときのような切迫した飢餓がある国ではない。

タイでは、貧困というよりも都会との貧富の差をバネに、農山村から(あるいは少数民族の村や国境のむこうから)親が娘を売り飛ばすような構造を温存助長して来た。この関係は、タイの主要産業のひとつである観光業の一環に組み込まれ再生産されているのである。

また、日本も少女売春は盛んというが、12歳の娘が売春するとしても、ネットの出会い系サイトで見つけたオヤジにお小遣いをもらって・・・・、というのと、高床式の家に住んでいる娘が親に行けといわれて行くのとではまったく意味が違うだろう。

後者については、社会、国家の直接の責任が問われなければならない。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/2006/10/post_8b81.html


タイでは恋愛も売春も、(弱者の)性奴隷、家内性奴隷も、意識のうえであまり境界はないのだということに注意すべきである。

12歳で、親、タイ人ブローカー、白人の三者の犠牲になって白人男のレンタルワイフとして売られた山岳少数民族の少女は、その翌日から普通に「ファラン(白人)のガールフレンド」と称して堂々と生活していくのである。


<Farang :ファラン>
元の意味は“フランス”ですが、別にフランス人だけを指すのではなく、白人系の外国人の総称として使います。


ひょっとしたらいままでより偉そうに外を歩けるかもしれない。

そういう沙汰を(良くも?悪くも)平然と許容してきたのがタイ社会、タイ国家なのである。

それがタイの「マイペンライ」の現実の意味であり、「マイペンライ」の道義上の性格である。

( 「マイペンライ」とはタイ人の気質を表す言葉としてよく用いられていて、訳すと「大丈夫・どういたしまして」という意味。ところが「まっ、いっか」との意味あいも強い。何事にもタイ人は適当なことが多いので… そこら辺がマイペンライ、マイペンライ。)

今度どこかで「マイペンライ」という言葉を見たり聞いたりしたら、それは

アパートの隣の部屋に白人男が小学生のアジア人少女と逗留し、淫蕩に耽っているのを見ても何も感じず平然と暮らせる感性

のことだと肝に銘じるべきである。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/cat5005286/index.html


182 :G[sage]:2006/08/29(火) 09:25:50 ID:gls40XbM

タイの若い女は全員売春婦になっちゃったからな
女子大生の憧れがGOGOで踊る事らしいorz
http://www.unkar.org/read/society6.2ch.net/21oversea/1049826237

タイ人の売春婦と托鉢僧を消してほしい


タイ人の売春婦とレイプ恐喝も平気でするタイ人仏教僧は、東南アジアの癌


夕方托鉢に来るタイ人僧は「偽坊主」である。決してカネを恵んではいけない。

上座仏教(小乗仏教)では、早朝、朝飯前に托鉢に回るのが基本。

僧が托鉢で得た食物はその日のうちに消費するのが本来の姿。蓄えをしてはいけない。

午後は食事もしてはいけない。だから夕方托鉢するなど本来ありえない。

遅い時間〔時ならぬ時間〕の托鉢はスッタニパータかダンマパダで釈迦牟尼自身が諌めていたと記憶する。

午後はそもそも出歩くべきではない。「やたらうろつきまわるな」とも書いてあるはず。

ところがそれにもかかわらず、三宝と善逝のあらゆる教えを踏みにじり、黄色い糞掃衣をまとったタイ人仏教僧が、マレーシアの首都ここクアラルンプルのど真ん中で、毎日のように、夕暮れ時にカネをせびりにやってくる。

夕方から深夜にかけて中華街をうろつきまわり、非ムスリムのアジア人と見ると、ひとが日本語や英語を読んでいる鼻先に鉢を突きつけてうるさく声をかけカネの無心をする。


白衣の尼僧もしつこく来る。

人の読書を中断させて、しかも、このマレーシアの首都で「ニノイ・ナ・カー」だと。
頭がおかしいのだろうか。

このとき私がコーヒー屋で読んでたのは英字紙で、タイ語じゃない。ここはタイじゃない。

私はタイ人顔じゃない。色も黒くない。

穢れた手で触れられたような気持ちになった。

猿はどこに行っても自分中心に世界が回っていると思っている。

白人には頭が上がらないから、白人の溜まり場を遠巻きにして媚びるように控え、お恵みを待つ。

毛嫌いしているムスリムには近づかない。

しかし、それ以外の世界では自分たちがいつも中心にいると信じている。

私はいつも「私はムスリムだ」と言って追い返している。


タイ人売春婦とタイ人乞食坊主・尼僧は、東南アジアの精神汚染の元凶である。

タイ人坊主は、ネパールやインドの(インチキ)サドゥーとはまったく違う。

小乗タイ坊主には、ヒンドゥーのサドゥーたちのような愛嬌もしなやかさも謙虚さもない。

(同じインチキレベルを比較してもである)。

というのは、サドゥーたちは、たとえフィクションであっても、何も持たないこと、無一物であること、執着を持たないこと、などを直接の拠りどころとし自らの立場としているのであり、したがって、自分は「ただの乞食」との社会的な区別はないことをむしろ身上とするものであって、現実に、ひどく罵られて追い返されることも珍しくない。

(釈迦の時代もそうであったことがスッタニパータの記述からもうかがえる)。

これに対して、タイ坊主たちは国家権力とも結びついた上座仏教教団の社会的「権威」を背景に、喜捨しないことに対するアジア民衆の後ろめたさや迷信的な感情に直接つけこみながら、カネをゆすりとっている。

彼らにとっては、拒否されないことが当然のことであり、彼らがタイ世界にいる限り罵られることなど想像もできず、(因果に関する)宗教的な思想からというよりも、むしろ、自分たちの社会的立場のもつ世俗的な「力」ゆえに、敬意をもって遇されるのが当然であると考えているのである。

大げさな話でなく、タイ人だけは日本に入国させてはいけないと私は信じる。
彼らは重大な犯罪を犯さないかもしれないし、政治的な反日運動に加担しないかも知れない。

しかし、彼らタイ人は、彼らががどこへ行っても周囲に撒き散らしている穢れた「タイ精神」(=土人売春婦精神、外国でも平気でタイ語で割り込んで来られる乞食坊主精神)によって、見えない形で日本の風土を汚染し、精神の土台を侵食するに違いない。
この「タイ精神」は、HIVのように有効な抗体ができにくく、しかも精神生活の免疫力である「マトモな感性」を根底から、しかも静かに破壊していくのである。だからなおさら危険なのだ。

きつい言葉のように見えるかもしれないが、実際はそうでもない。なぜなら、日本人からこんなことを言われてもぜんぜん悔しくないというのがタイ精神の本領だからである。


「白人がこんなにボクたちをかわいがってくれてる」

「白人はタイが一番好きだ」

という事実を示すことによって、あらゆる有色人種に対抗できると本気で思っているのがタイ人である。

もしもタイ人が「精神汚染を撒き散らす猿」と軽蔑されたくないと思うのなら(そう思わないから救いがないのだが)、まず以下の三つのものを、目立つところからだけでも一掃してみればいい。


@土人売春文化
(白昼堂々たる売春婦とレンタルワイフ文化、貧乏でもないのに永久に「オンリー」をやっている白人占領文化)。

A危険極まりない街中の野良犬。

B隣国にまで出稼ぎに行き、夕方カネをせびりに来る上座仏教坊主。


あろうことか「占い」で金を稼ぐ上座仏教坊主。

昼過ぎてから物を食う上座仏教坊主。

コカコーラの2リットル入りペットボトルを列車の中でラッパ飲みする上座仏教坊主。
売春婦を寺に住まわせる坊主。

これら上座仏教僧の世俗的諸特権および政治への口出し。


タイ人はすでに結構な金持ちなのだから、その意思さえあれば一掃できるものばかりである。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/2006/08/post.html

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白人に都合の良い「仏教国」タイ


白人にとっては、「マイペンライで寛容な仏教国タイ」は都合が良く、何よりもアジアにおける心身ともなる拠り所であろう。

タイに行くことによって、白人は、ちょうど猿が敵を負かしたあとに交尾のときの雌の格好をさせて自己の優位性を確認させるように、アジアに対する優位性を確認するのである。

タイにおける大規模な白人セックスツーリズム、広範なレンタルワイフ遊びには、たんなる性欲を超えたイデオロギー的な意味がある。

たとえば、ヨーロッパの片隅の貧しい白人国に、アジア人男性がおしよせて、白人がタイでやっていることとまったく同じ「お金を払う自由恋愛」を大々的に行ったとしたら、全白人世界を巻き込む怒りの渦をひきおこすだろう。

アジアの国であるタイでそれをやり、誰もそれに抗議をせず、むしろそのような白人をちやほやすることを再確認すること、アジア全体がそれを容認し白人に屈服している姿を確認することは、白人の世界支配を確かなものとするために実際的な意味がある。

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 客の白人男がタイの娼婦と思われる女達に行う悪逆非道で残酷な行為を、ビデオに撮った動画が商業ベースで流通してしまった物と思われます。

 途上国の娼婦なので白人娼婦にはできないようなことを平気でやっているようです。
http://www.snakecastle.com/001-urte.html

タイの男が最も気にするのが女性の肌の色


白ければ白いほど美しいと同義語になる。

タイ人は元々浅黒い肌(蜜色)なので、色白であることは美人の絶対条件の一つ。
浅黒い肌は最も蔑まれる。

華人との混血の人、北部出身の人、東北のイサーン人でもほとんどラオスとの国境にいる人々などは色白が多い。

外で力仕事をしている下層階級の人々は日照時間が長いから色白になりえない、家の中にいて優雅な暮らしをしている人々は色白だと固く信じられているのか、肌の色は社会階層まで表す。

それだけに色白の娘というのはタイ男が最も憧れる女の条件の一つになっている。

“ピユ・ダーム”と言えば「肌が黒い」という意味になるが、タイ語の「黒い」という言葉は何かしら蔑みの気持ちも含まれている。
http://hage.momo-club.com/news/mp-ura3.html

先進国にはたいてい「ミスコン批判」という運動があり、いろいろな理由で美人コンテストを激しく非難する人たちがいるものです。

そのせいかどうかは分かりませんが、日本では美人コンテストを敢行する人々はあらかじめいろいろな言いわけを用意しなければなりません。

曰く、容姿だけでなく知性や教養も審査するだの、人間性を総合的に審査するだの・・・言えば言うほど滑稽になる理屈を用意し、何かしゃべらせたり、受け答えを見たりしたりするようです。

しかし世界にはそのような心配から一切自由な国もあります。そんな国の代表格の一つがタイです。タイでは、美貌こそ善であり正義である、という大原則が社会を貫いています。ミスコン批判など出る幕はないようです。

先日タイで行われた美人コンテストでは、母国語すらロクに話せない、オーストラリア白人との混血の女性がトップに立ち、ミスタイランドに選ばれました。

結局、タイ語ができないからミスタイランドとしての仕事が果たせないという分かりやすい理由で、賢明にも本人がトップの座を辞退しました。しかし、その人を選んだ人たちが何を考えていたのかは謎です。あとさきも考えず混血美人に飛びついたのでしょうか。

タイ人の「美」の基準はわれわれのものとはすこし異なると思われます。
まず、肌の色が白ければ白いほど美しい。何はさておき肌が白くなければダメ。肌さえ十分白ければ何とかなる。色黒は問題外です。

日本人から見れば色黒な人が多い国なので、これほどまでに色白に憧れる姿はいささか憐れを催します。しかし、上流階級のタイ人には華人系の肌の白い人も多いので、色白はわれわれが想像する以上に切実で具体的な憧れなのかもしれません。

褐色の肌を美の基準にすればもっと多くの人が幸せになれると思うのですが、彼らにその気はまったくないようです。タイ人が最も嫌うものが「平等」です。

ともあれ、ちょっと余裕のある人は異様な情熱で美白に励んでいるようですが、美白といっても、日本ではやっているようなシミそばかすやクスミを防ぐ美白ではなく透明感うんぬんでもなさそうです。そんなことより、なんでもいいからとにかくすこしでも肌を白く見せたい。できれば白人のように、それが無理なら中国人のように白く見せたいというダイレクトな白い肌への憧憬のようです。つまり、われわれから見れば「タイ人らしくなく」見せるためです。

タイ人にとって美はたんなる僥倖ではなく、むしろ倫理規範であり正義です。

つまり「美」を求めるのはタイ国民の義務であり、そのことに躊躇や恥じらいはまったくないようです。

そんなことから、大部分のタイ人とは似ても似つかない白人との混血女性を、タイを代表する「ミスタイランド」にしたてあげるのも平気だったのかもしれません。

美が正義である以上、美が要求されるのは男性も同じことで、その基準も同じ。

色白=ハンサム=金持ち=正義の人、ということになります。

色黒の人は、外で働かなければならない人=貧乏人とみなされます。

タイでは貧しさは悪です。

貧乏人や「弱者」は人間とはみなされません。

すこしカネのある人は下女に働かせて自分は日焼けしないように昼間から日陰でごろごろというのがよくあるタイ人の姿です。
http://ibrahim.blog49.fc2.com/blog-category-7.html

タイでテレビに出るような「美人」(とされる人)たちの大部分は、白人との混血。ただし日本のテレビに出る白人混血とはかなり違う顔立ちである。

タイの環境からして必然的に、ほとんどが契約売春婦の子か売春契約的婚姻関係で生まれた人たちと言うことになる。

背が低すぎたり顔が醜すぎたりして本国では女に相手にされない白人男性たちが、タイの女紹介エージェントに殺到している。

以前白人のサイトを見ていたら、「タイ人はもう大部分が白人との混血だから安心しろ」なんて書き込みもあった。

アジア全体が中南米のようになってしまうのが白人にとって一番都合が良い。
それが白人にとって最高のアジア戦略だということもこれまで書いてきたとおり。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/2008/04/post_6ce7.html


数年前に私が飛行機内で隣り合わせた一人旅の日本人の女の子は、タイの入管役人に「お前はタイ人の癖になんで日本のパスポートを持っているんだ」と詰め寄られたと語っていた。

その理由はどうやら、彼女が小柄で「猿顔」だったからのようである。

それだけでなかなか通してもらえなかったそうである。

この一件で彼女はひどく傷ついたらしく、「タイの差別はひどい」「タイ人は人種差別主義者」としきりに訴えていた。

当時の私はまだタイに行ったこともなかったし、タイのことは何も知らなかった。

ご多分に漏れず、「仏教国で親日的な『微笑みの国』なのではないか」という、よくある幻想を抱いていたので、彼女の言っていることの意味がピンとこなかった(あとあとになってタップリと知らされることになる)。

この事例からも窺えるように、タイはまず「容姿」による差別を合理化し、制度化さえしている。

タイ人にとって「容姿」はIDカードに準ずるか、時にはそれにまさるものであり、法的資格でさえある。

その土台にあるタイの階級社会における生殖によって、「猿」顔は再生産されるとともに、「土人」搾取のシステムもまた再生産される。

白人がレンタルワイフにどんどん生ませている混血児が(時にマスメディアのセレブリティを獲得したりもして)事態を多少複雑にさせているかもしれないが、これが却って「土人」搾取の現実を対外的に曖昧化し、「タイ式社会」への「国際的」(=白人世界の)認知あるいは黙認を導き入れているのである。

タイ人は、「タイには(卑しい)土人がいる」ことを抵抗なく受け容れる。

タイ族は、彼ら(色黒の人、モン系、クメール系、山岳少数民族、マレー系等)を、外国人の前でも公然と侮蔑する発言をしてみせる。

ところが現実は、このようにタイ人自身が「タイに土人がいる」ということを受け容れていることによって、タイ人全体が「土人性」を帯びることになるのである。

このことこそ、タイがどこまでいっても土人国家、土人売春国家(土人性奴隷国家)であり続けるゆえんである。

なぜなら、タイ人自身による「土人蔑視」は、客観的にはタイ人(タイ国民)としての自己卑下でしかなく、タイの「土人国家」性にかんする自己規定にほかならないからである。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/2006/07/post_3d74.html

強きものを強きがゆえに尊敬し、嬉々としてこれにへつらい、弱きものを弱きがゆえにおとしめ、ないがしろにし、踏みつけにする。

これがタイ精神であり、タイの思想であり文化であり美意識なのである。

白人の植民地になると白人崇拝になる、というのであれば、400年も白人に支配されていたインドネシアはよっぽど白人崇拝の国になっていなければならないはずだが、実際はそうではない。

誰が見たってインドネシアよりタイのほうがはるかに白人崇拝主義者のスクツである。

ただ、フィリピンや中南米のように混血が進んでしまうとなかなか誇りの回復は難しくなるようである。しかも、発端が「女奴隷」や「レイプ」のようなものであることは明らかなので、白人との混血系は白人と対等の立場を持つことは無理である。

タイもベトナム戦争以後今日に至るまでどんどん白人との混血が進んでいる。

ほとんどが売春婦やレンタルワイフや、白人が遊びで「結婚」した事実上のレンタルワイフの子である。
 http://ibrahim.blog49.fc2.com/?mode=m&no=126


179 :名無しさん:2008/08/14(木) 10:59:59 ID:7RddDhgX

タイは白人マンセーの国なので黒人はもてません。
黒人差別はアメリカよりひどいかもしれない。


180 :名無しさん:2008/08/14(木) 11:01:30 ID:A4vKdFxZ
一時期服の仕入れのメッカになって黒人が押し寄せてたけど、 宿はあからさまに嫌がってたなあ


184 :名無しさん:2008/08/14(木) 22:06:06 ID:3aWIcBuT

タイのCM観りゃ白人や色白ハーフばかりだろ
タイ人は色白ハンサムなファランが大好きなんだよ
逆に自分よりも色黒の黒人なんかは見下してるのが現実


188 :名無しさん:2008/08/15(金) 22:31:33 ID:rEbk8CMW

大体よ、白い肌が上位なら
黒い肌のタイ人は醜いってことになるじゃん。


189 :名無しさん:2008/08/15(金) 22:37:37 ID:xnOEZCFS
>>188
そうだよ
タイ人の中でもそうなってる
南方系の黒い人たちより北方系のが美人とされてる
白人や日本人(白いとされてる)と結婚したがるのは白い血をいれたいため


190 :名無しさん:2008/08/16(土) 03:54:52 ID:IksD8qsA
>>188
そうなんだよね。
タイ社会の中でも色の白いのが優位に扱われているし、色黒の人達は
コンプレックスを持っている。
>>184や>>189の言うとおりなのが現実だよ。

実際、色白華僑系のムエタイ選手なんてほとんどいないだろ?
あんなのは低階級のやることだって言うのがタイ人の認識。
いろんな意味でタイは人種差別があるのが本当。


209 :名無しさん:2008/09/01(月) 19:45:32 ID:DWVoKR3B

白人を優遇してるのは白人との混血を増やして人種を白人に近づけようとしてるのかもしれん。
肌が白いほど良いとしてるのも国策なんじゃないか。


210 :名無しさん:2008/09/02(火) 10:36:32 ID:DtuBEVFN

混血増やそうたって、白人女性はタイ人を全く相手にしてないんだけど。
俺、白人と結婚したタイ人男性を一人も見たこと無い。
負け犬白人にはらまされたパン助は多いが。


337 :名無しさん:2009/10/27(火) 06:07:17 ID:MSkrVtb4

金持ちタイ人って他のアジア人(日本人含む)を見下す人が多い気がする。
タイの中で金持ちっていっても日本人からしてみれば普通レベル。
まぁまれに桁違いの金持ちがいるけど。
日本人が住むごく普通のコンドミニアムにそういうのが多いな。

アジア人には無愛想、白人には親切、ってね。
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/world/1193226362/l50

59 : :03/08/06 00:12 ID:qux8372O

タイ人の場合、白人コンプレックスというより「肌白」 に対する崇拝のほうが激しい気がする


514 :soi57:2008/04/05(土) 20:18:52 ID:hgaEKE71

タイのTVとかも酷いよね
「色白でないと女じゃない!」みたいなCFとか平気で流してるし
タイの会社案内とか見ても、必ず登場するのは白人ビジネスマン
アメリカでこんな事したら、間違いなく黒人連中からクレームだよw


66 :☆:03/09/12 22:14 ID:SWf4IJqN

タイでは色黒は嫌われる。
よってタイ在住のインド人は好かれない。
勿論、黒人はアメリカ人でもモテない。
しかし母親がタイ人のタイガー・ウッズは例外。
白人は基本的にモテるが、タイの観光業者はイスラエル人やユダヤ系の人は大嫌い。
(とにかくドケチなくせに、 気難しく口うるさいから)


90 :☆:04/09/23 18:39:28 ID:iBNubaf+

タイ人は色白になりたがる
小麦色に焼きたがる日本人が理解できないらしい

113 :タイ焼き:2005/04/05(火) 03:12:08 ID:xbhNBPtZ

タイのポップス歌手はやたら混血が多い、白人顔が好まれる、
アジアで唯一植民地にならなかったのに、多のアジアの国より白人に憧れ度が高い。
ベトナムみたいに白人国家と戦争して勝った経験がないし 白人支配の経験が無いのが、白人に媚る原因か?

タイガーウッズもゴルフしてなかったら有色カテゴリだろな。
多の元植民地国家の対白人意識とタイの意識は違いを感じる。


114 : [sage]:2005/04/05(火) 04:10:26 ID:5U7GCaNQ

単純に白人のほうが見栄えがするからだと思うが?


88 : [sage]:04/09/07 23:25 ID:FVFrndTt

白人女性はアジア女性よりはるかに美しいと思う。 
ヤローについては何人でも何とも思わない。


102 :     :04/12/09 13:54:44 ID:XR/sZIYq
白人女性、綺麗だよね。若いうちは。


103 :XXXX     :04/12/10 00:01:56 ID:+0moPS9B

バッグパッカーでも何でも良いがタイで見かける白人女性の中には Miss World Class が随分といるよね。


78 :名無しさん@お腹いっぱい[sage]:04/07/07 15:14 ID:lsSuGp52

なんか、このスレの白人コンプレックスな奴キモイ。
白人の容姿が優れているとか思うのは、六本木とかテレビとかでみてる白人がそうだからだろ。
六本木にいる奴とかテレビに出てる奴は、モデルやモデル崩れなんだよ。
一般人の白人はそうでもないよ。とくにアメリカ人は野暮で下品だ。


194 :うむ :2006/09/02(土) 09:43:07 ID:DJuY2RVD

タイ国人は誇り高き民族 
経済発展で収入が底上げされれば地位が上がったように勘違いする。
特にバンコクのサラリーマン層は勘違いは甚だしい。
外国に言って自分の地位を再確認するべし(どうせ出国できないが)

周辺の国境を接している国やタイ族のいる外国では自分達が一番という態度をとる。
理由は建国から現在までの持続している歴史がありかつ現在の経済状況がいいから。

ミャンマーや西双版納、カンボジアでの彼らの振る舞いは「横柄、威張り」そのもの
もし日本人が中国、朝鮮等でそんなことをしたら絶対ボコられる。

国内でのマイノリティーに対する差別もあからさま。階層の順はこう考えているらしい

1位タイ人(中華系含む)、
2位イサーン人、
3位ベトナム人、
4位カンボジア人
5位イスラム教徒、
6位ミャンマー、インド、
最下位山岳民族(アカ族等)

※イスラム教徒は以前底辺扱いだったが南部爆弾テロの成果で少しは
地位が向上した様子。アカ族も一揆を起こせば少しは状況が変わるかも
しれない。

タイ人の人をモロに馬鹿にする場面もよく見たな

とあるホテルのロビーでなかなか来ない予約したタクシーを待っていると
レセプションの女どもがインド系の人達が流暢な英語で話しかけるとタイ語で何ですかとかよく理解できませんと言ってもろ嫌な顔をして文句ブツブツ言いながら不機嫌モロだしだった。

その後に白人が英語で話すとちゃんと英語で対応している場面あり。

ここで怒っちゃいけない。そういう文化というか風習の人達決して悪気はない (と思う)

多民族国家によくある差別は当たり前。

この差別にタイで抗議しているのは南部のマレー系の人達のみ。
北部少数民族や東北地方のラオ系は蜂起しないので彼らの扱いは醜い。

こうして考えればカースト制度というかアパルトヘイトみたいなのが自然に存在する

外国人旅行者もランク付けされているので ある意味白人以外はチップも必要ないし、外国人価格の適用を受けなくてもいいと思われる。

しかしこのあたりはタイらしく、金に関しては地位に関係なく持っている人は還元せよ的な自分本位な考えがある。

タイ人との結婚を考えている方 基本的に日本人とこのあたりの感覚が違うのは念頭においておいた方がいい。

530 :通りすがり:2008/11/12(水) 22:15:59 ID:vJiUbpJf

タイ人の人種差別は凄いぞ

山岳民族、ラオス、イサーン人は公然と差別して構わない雰囲気がある
それに比べ欧米人にはバカみたいに媚びる
奴隷ほど醜い人種差別を行うってことか
http://www.unkar.org/read/society6.2ch.net/21oversea/1049826237

499 :オー様と名無し:2010/07/15(木) 03:52:54 ID:xpca9PFw0

タイの現在の法制度ではタイ人と山岳民族(タイヤイも含む?)は日本の戸籍制度にあたる住民登録が違っているのですが、

純粋のタイ人は黒のタビアンバーンで、
山岳民族等はタイに住んでいても外国人を意味する黄色のタビアンバーンを与えられています。


524 :オー様と名無し:2010/07/16(金) 01:46:30 ID:8pGGVD4U0

チェンマイでもどこでも良いけれど役所の窓口で1時間くらい観察してみてください。
黒(濃紺ですか)と黄色の扱いの違いがはっきりわかるから。

黄色ホルダーの相手には役人はほとんど命令口調。
書類不備なのかどうか罵声を浴びせられてる場面もありました。

しかもまわりのタイ人はそれを見て笑ってました。
田舎へ行くほどその傾向は強いようです。
そういう社会なんですわ。

まあ外国人の黄色タビアンにはそういう扱いは無いようですけど。

528 :オー様と名無し:2010/07/16(金) 09:11:52 ID:11VZTIw60

タイ人の人種差別意識には、ほんとにウンザリさせられる。

まず初めに気づいたのは、イサーン人への差別、俺がモーラムやルークトーン
が好きだと言ったら、赤貧農家の小作人にさえ馬鹿にされた。

次に気がついたのはインド人や黒人等、白人以外への差別。

また、隣国(ラオス、ミヤンマー、カンボジア人)への差別意識も物凄い。

最も酷いのが、山岳、少数民族への差別感、彼らは人間でなく家畜並みの存在だと思っている。

この鼻持ちならない差別意識に、今ではすっかりタイ人の性格がよく分かり
微笑みの裏にある、厭らしくて姑息で偏見だらけの国民であることが、最近よく分かった。

もうすぐ日本に帰るけど、もう沢山だよ、こんな国。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/travel/3341/1275952742/

154 : [&]:2005/12/30(金) 02:11:29 ID:oFbK3j9h

タイ人ってのは、無学な国民が大多数なので見た目でしか人を判断できません。

見た目が金持ちなら、親切な態度をとってくれますが貧乏そうだと、自分よりも下のレッテルをはって見下した態度をとります。

ためしに、ヨレヨレのTシャツに短パン、不精ひげといういでたちで55やソイ7の円光バーに行ってみましたが、その時は見事に無視されました。

翌日アルマーニのYシャツ&ズボン、グッチの革靴で、こぎれいにしていくと、全然態度が違い、女が寄ってきてウザイほどでした。

男の店員もミスター扱いで、やれやれといったところです。
ホント、タイ人って馬鹿で、面白い国民です。


156 :THAI邦人:2006/01/13(金) 19:04:42 ID:OzVB37eF

タイ人は、貧乏人を最下級層と判断するDNAを持っている。(山岳民族等と同等)
よって、ミエ張りばかりで御座います。
http://www.unkar.org/read/society6.2ch.net/21oversea/1049826237

「発達人」さんがタイで体験した差別 2016年1月27日 00:20
https://kuantan2007.wordpress.com/2016/01/27/racial-discrimination-of-thailand-experienced-by-another-japanese-tourist/

タイの人種差別・白人崇拝を本格的に告発したのは私が初めてだと思います。
タイ好きの人は絶対に触れないところです。

掲示板などで、たまに「タイは差別が酷い」と言う人がいると、必ずタイ好きから「それはお前の顔が醜いからだ」といった叩きが入ります。私もどれだけそんなふうに言われてきたかわかりません。

しかし、私が旅行してきた国はタイだけではありません。他のアジアの国でも欧州でも見ない露骨な差別・白人崇拝・白人上げをタイでは日常的に見るのです。

おそらく、タイ好きの人は、毎日人種差別を見ているので感受性が鈍くなっているか、あるいはタイを好きでいたい理由があって自分の心をその問題について完全に閉ざしてしまっているかのどちらかだと思います。

ツイッター「発達人」さんのツイートの一部です。彼はつい最近タイを旅行し、マレーシアに来られたようです。

Kuantan ‎@Kuantanlog
明日には平和で清いマレーから白人天下のタイへ行かねば(苦吟)

発達人 ‎@couperin0821
タイ南部からマレーシアに来たのですが、こちらの方が断然ホスピタリティを感じますね。ピピ島で受けたあの飯屋の女の差別忘れません。

Kuantan ‎@Kuantanlog
変わってないんですね。あの「しかめっ面」もですか?

発達人 ‎@couperin0821
そうですね、私にはガムを噛みながらしかめ面で対応し、その後の白人にはまるで日本人女子のような猫なで声に豹変し語尾に「,sir.」とかつけてました。

Kuantan ‎@Kuantanlog
明日タイです。マレー圏だけで帰ろうか、と言う感じですね。
少しは改善してくれたら、と密かに思っていたんですが。もっと声を上げるべきでしょうか。


発達人 ‎@couperin0821
買春旅行者含めタイは日本人に人気ですが悪い点はもっと知らしめるべきですね。うるさい白人のスラブ語ももう聞きたくないですね。

Kuantan ‎@Kuantanlog
明日タイです。マレー圏だけで帰ろうか、と言う感じですね。
少しは改善してくれたら、と密かに思っていたんですが。もっと声を上げるべきでしょうか。

発達人 ‎@couperin0821
スンガイコロクやハジャイなら白人もそう多くないはず。
穏やかな訪タイが出来る事を願ってます。
https://kuantan2007.wordpress.com/2016/01/27/racial-discrimination-of-thailand-experienced-by-another-japanese-tourist/

TG(タイ航空)のひどさについて

マレーシアでも、どの旅行代理店に行ってもTG(タイ航空)を勧められる。
TGはいつ行ってもなぜか「プロモーション中」だそうで、他社に比べてかなり安い。

代理店(最近はインド系の代理店をよく使う)のTGの勧め方もかなり熱が入っている。TGを断ってもっと高い会社にすると、「どうして?安いのに」という感じで不服そうである。

旅行代理店がTGを熱心に勧めるのはたんに安いからだけの理由であるはずがない。キックバックが相当大きいということだろう。

しかし、私は、いくら安くてもTGだけは乗らないことにしている。

その理由は、TGに乗ってしまうとタイが嫌いになるだけでなく、どうしても白人に対する嫌悪感をさらに亢進させてしまうからである(もう十分亢進しているといえるが、まだ無差別に殺してやろうというところまでは行っていない)。

この場面に限って言えば白人が悪いわけではないとはいえ、これは人情というものである。

タイに関わりあいにならずに生きることはできるだろうが、白人の支配している今の世界で白人とまったく関わりあいにならずに生き白人のまったくいない空間にとどまり続けることは事実上不可能である。したがって、白人への嫌悪感をあまりにも高めてしまうことは現実問題として精神衛生上良くないし、ケンカやトラブルの原因にもなる。

そういうわけで私はTGには決して乗らないことにしている。

タイという国の白人崇拝および人種差別主義が、(「そういう人もいるしそうでない人もいる」というレベルの話ではなくて)、確立した「制度」であるということを手っとりばやく体験し観察してみたい人は、TG(タイ航空)に乗って見るのが良いと思う。

「日本-バンコク」線は当然日本人を意識するので、「バンコク-カトマンドゥ」線とかがいいだろう。2ch極東板あたりで「タイは親日ー!」とうなっている糞ウヨの皆さんにぜひお勧めしたい。

最初は、エコノミークラスだから大バカなクルーが配置されているのかと思ったが、聞くところによるとビジネスクラスやファーストクラスの方がもっとひどいということである。

ホテルやレストランの接客の場合には、主観的なさまざまな要因(つまり「あなたが身なりや態度のせいで個人的に差別されていただけですよ」という反論を導くような要因)が関与しないとはいえないが、一列に座席が並んだ飛行機内ではより客観的な観察が可能になる。

つまり、他の人たちがどういうふうに接客されているか、クルーが客の人種によってどんなふうに態度を変えているかを、客観的に観察することができてしまう。

私が観察したところでは、意外なことに、女のクルーは(差別接客は)それほどでもなかった。これは、白人バーの売春婦のように見られたくないということかもしれない。


しかし、「エイズ以前」、売春ツーリズムリゾートとして大いに売り出していた誉れ高きタイ王国においては、どんな女も売春婦とみなされがちなのは自業自得の結果である。恨むなら自分の国とその国の全権を掌握する国王を恨むべきである。

これに対して、TGの男のクルーの醜態はこっけいを極めていた。

白人の周りをくるくると回っている茶色い猿というほかはない。ビジネスクラスだとこれがもっとひどくなるというからたまらない。


私は三年位前に、まだうぶだったころ、タイ航空に人種差別接客について抗議の英文メールを送ったことがある。そのとき「お前らは所詮茶色い猿だ」という表現を使ってしまい、タイ航空からかなりムキになった返信(タイ国民への侮辱である、とか)が届いたことがある。そのころはまだ、アジアで自分も白人と平等に扱われるはずだと思っていたので、ちょっと熱くなってしまったのである。

その返信メールを探し出して晒してみても良いが・・・・

念のためにもう一度いえば、私はここでは、自分がどう扱われたかという話をしているのではない。

飛行機だと他人のこともはっきり見えてしまう。白人がちやほやされる一方、アジア人、有色人種が邪険にされたり冷笑されたりしている様子を見せつけられるのは、非白人としては不快である。

TGの男のキャビンクルーは、客の人種によって満面の笑みやむっつり顔、振舞い方までクルックルッと変換することができる。

あの反射神経の良さはやはり猿のものであろう。

飯の注文をとるとき、白人とアジア人乗客とが並んで座っている席では、必ず白人を先に、満面の笑みを浮かべほがらかに声をかけて注文を聞く。

次の瞬間には、さっとむすっとした表情に切り替え、アジア系客をろくに見もせずに「わかってるだろ、早く言え」という感じでちょっと首を横に振って「催促」する。


エコノミーとはいえ、仮にそのアジア系が隣の白人の上司またはボスだったらどうするつもりだろうと思うが、タイではホテルやレストランなどでも白人とアジア人とが(男同士)一緒に入っていけば、アジア人のほうは完全にその白人の下僕扱いが普通である。

これが、タイの猿王の航空機、タイ王国のフラッグキャリアなのである。人種差別接客はTGおよびタイ王国の「制度」なのである。(猿王といわれたくないならば、自分でクーデタを起こすというボス猿のような行為をつつしみ、猿の群れのような国を多少でも人間らしいものに変える努力をすべきである)。

タイにおいては、高級なところに行けば行くほどますます、人種差別・白人崇拝がひどくなり露骨に表現される。この点が他のアジア諸国の「白人崇拝」と趣を異にするところであると思う。


つまり、他のアジアの国々では、高級なところに行くほどバカは少なくなるのが普通である。バカでなければ露骨な人種差別や白人崇拝を表に出したりしない(白人国は別である)。なぜならこれらの国では白人崇拝は国の「制度」にはなっていないからである。

これに対して、タイ人にとっては、白人崇拝の強さはその場所の「高級」の証しであるらしい。そして「差別」がひどいことは、その場所に「特別なもてなし」があることの徴のようである。

おそらくタイ人客たちは、自分が来た場所の白人崇拝のひどさを見て、自分も「高級」な場所に来れたことを喜ぶのであろう。

このようにタイにおいては、頂点に近づけば近づくほど白人崇拝がひどくなる。

その「頂点」こそが、クーデタの黒幕にしてクーデタ政治の守護者であるタイ国王・プミポンの宮廷にほかならないことは容易に了解せられるであろう。

タイの白人崇拝は、国王崇拝に次ぐ国家の「制度」であり、タイの「国体」の不可欠の要素だということである。

ほんの数百年前にインドシナに乱入した文盲の蛮族の野盗の子孫が猿王よろしく君臨し、その私兵として軍と警察を掌握し、白人崇拝主義を御誓文のごとく戴き、弱い者の娘たちを毛唐に貢いではシノギとする国、これがタイ王国。

軍事クーデタをおこしても白人からはほとんど批判されることのない、インドシナの「優等生」の猿王国である。

現に多くの白人がタイの各地に女を囲って定住しているという事実が、白人世論のタイへの矛先を鈍らせているということを忘れてはいけない。このように多数の白人がタイ人と(肉体)関係を持ちながら各地に定住していることは白人世界にとって有利なネットワークである。それはタイ国内での白人国家の情報機関やミッショナリーの活動を容易にしているのである。このようなことも含めた、総体的な「女の貢ぎ」である。

皇室におかれては、儀礼といえども、タイ王室のような不潔なマフィアとの交際は絶たれるべきであると思料し申上げる。

それにしても、TG、日-タイ線の日本語アナウンスの客を馬鹿に仕切った感じは他社に例がない。説教口調で「トイレでタバコを吸うな」などとくどくど言う。それだけTGの客層、そしてタイへ行く日本人の水準も低いということなのだろう。


補遺

ネガティブな話ばかりだけでもだめなので、建設的な提言もしておこう。

タイ人の差別体質・白人崇拝体質は、タイの数百年に及ぶ白人とのやり取りを通じた国家形成の歴史に根ざすものであり、タイの文化の根本にあるもの、すなわちタイ人のアイデンティティと不可分のものだから、そう簡単に変わるものではないし、変えようとする意思さえなかなかもてないものだろう。

そこでTGは、差別接客は変えなくていいから、あらかじめ白人料金と有色人種料金とを別枠にして設定しておけばいいと思う。もちろん白人が高くである。チケットを買うときTGの専門人種判定官がお客の人種(というより容姿)をチェックする。アラブ系やパキスタン系でもタイ人から見て白人として扱われるような容姿の者は白人料金を払わなければならない。後はタイ人の自然な接客をするだけでOKである。

このようなシステムにすれば有色人種客も納得してTGに乗ることができるだろう。同じ金額を払っているのにどうして人種によって扱いが違うのだ・・・・という不満がなくなる事は大きいと思う。

TGはこのようなシステムをTGのユニークなサービスとしてあるいは企業文化として、ポジティブに(要するに開き直ってだが)売り込んで、世界にアピールしてもいいだろう。キレイゴト白人のあらゆる批判を跳ね返してそれを敢行するならば、私は少しタイ人を見直すかもしれない。白人ツーリストに戦車の写真を取らせたりして言い訳しながらクーデタするよりもずっと画期的なことである。
https://kuantan2007.wordpress.com/2016/01/27/racism-of-thailand-with-thai-airlines-tg/


タイ人は誰かをもてなすときに「差をつける」ことによってホスピタリティを表現しようとします。
つまり、「あなたは特別ですよ」と思わせるのがホスピタリティだと信じているようです。

差をつければいいわけですから、いちばん簡単なホスピタリティの表現方法は、「他の客を下げる」ということになります。

他の客に仏頂面していてある客にだけごく普通にニッコリしておけばその客は特別だということになります。客も、俺は特別にタイ人に好かれているんだと思うかもしれません。


もうひとつはいうまでもなく、白人絶対優先の原則です。

タイに行く白人ツーリストの多くは、最初からそれを前提にしています。

彼らもタイはそういう国だと知っていて、タイでは白人が優先されるから安心して旅行できると思っていくわけです。だからタイとしてはなおさら、白人優先の接客原則を堅持しなければなりません。

英語のガイドブックなどはこのことを「フレンドリー」という言葉で表すようです。つまり、ロンプラなんかで「フレンドリー」と書いて。あったらちゃんと白人が優先されるという程度の意味であって、日本人ツーリストにとってフレンドリーかどうかはまったくわからないということです。
https://kuantan2007.wordpress.com/2016/01/27/racism-of-thailand-with-thai-airlines-tg/

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タイ人女性は白人の奴隷女であることが嬉しい


仏教や王室に対する侮辱にヒステリックに反応して見せるタイ人だが、自国の娘たちが白人の女奴隷として扱われることには何の抵抗も感じない。

現にまったく抗議しないのだ。 嫌だという意思表示も一切しない。

タイ人は白人には一切文句を言わない。

彼らは白人からはどんな扱いを受けても平気なのである。

タイ人自身、どうせ自分たちは「猿」だと思っているからである。

それが猿の猿たるゆえんでもある。

そして、白人の前で他の有色人種がタイ人より勝って評価されないようにその足を引っ張ることにのみ専念する。


「日本人もヨーロッパに行くときには往復航空券が要るよね」

「日本人の女の子もファランが好きだよね」

タイ人が日本人に対する決め手として出してくるのはだいたいこんなとこである。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/2007/08/post_eecb.html


「猿」とは、白人が有色人種を見る歴史的な見方を、まずもって見られる側として次にはあくまでそれに従属する形で見る側として、内面化してしまった者のことである。

(したがって、日本の「過去の歴史」と「猿」性とは関係がない)。

白人との関係で、

有色人種の世界で他の有色人種に比べて上位の者とされたい、

白人に愛されたい、

白人が有色人種支配のために課したシステムの優等生になりたい、

という動機が内面に刷り込まれて本能のようになっている者のこと。


「金髪碧眼」に言われることにはおとなしく従う気分になるということだろうか。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/cat6237979/index.html

タイでは都会はもとよりよほどの田舎町でも、ごろつき白人が奴隷女を囲って貴族滞在している風景を普通に見ます。

そういう「白人のいる風景」を毎日見ていて平気でいられる、それが普通なのだと思っている、というのがタイ人です。

これほど白人を受け入れている国民はアジアでも他にはあまりないと思います。

自国民の女をクズ白人爺が奴隷女のように囲って自分の町や村に滞在している、そんな「白人のいる風景」をタイでは普通に自分の生活空間の中で、屋台でも喫茶店でもモールでも、毎日のように目にしなければならない。

つまり、ごろつき白人はタイ人の生活の一部になっているわけです。

これがもしネパールだったら、と考えてみると、カトマンドゥのタメル地区(ツーリスト地区)では猿女連れ毛唐をたまに見ますが、女奴隷連れで旅行している白人で、女はネパールで調達したのではなくタイなど外国から連れてきたのが多いように見える。
ネパールでは契約売春婦の調達は簡単ではないようです。

ネパールの田舎町だったら、仮にその毛唐が囲っているのが自分とは無縁のカーストの女であったとしてもネパール人は黙ってはいないと思います。
 
ヨーロッパ人はタイのバービア嬢やゴーゴー嬢と安易に結婚して(短期間=結局破綻するので)本国に連れ帰る例が多いようですね。

白人ツーリズム=買春拠点であるチェンマイではそんな話をよく聞きました。

ヨーロッパで暮らしたことがあるというのを自慢にしている売春婦(自称「ガールフレンド」、「支払われるガールフレンド」を稼業にしている女)のも少なくないような。

そんなタイ女がヨーロッパにいっぱい住んでいるのだから、タイ人の場合、先進国で差別されて当然というほかないような気がします。

ごろつき白人がタイでだらだら暮らすために売春婦と結婚して本国にも連れて行くという例も非常に多いのですが(係累のない孤児のような女を必死で探すのだとか=それは納得ですが)、堅いイギリス人などで育ちの良いのがちょっとタイに来て売春婦につかまってしまう例も少なくないと聞きました。

タイに来ただけで「アジア」がわかってしまったと思い込むタイプの白人が多いようです。

まじめなヨーロッパ人男が初めてのアジア旅行でタイに来て、自分が教えられてきたヨーロッパの価値観や美意識とはまったく違うものがまかり通っていて、しかもそれで結構楽しい思いができたことにショックを受け、

「これだ!これでいいんだ!これがアジアなんだ!」

とか思い込み、売春婦と本気で結婚してしまうこともあるのではないかと思います。

実際、人身売買、児童売買、海外移送の手先として国際的に活躍しているタイ女が非常に多いので、タイ女が国際社会で胡散臭い目で見られるのはむしろ当然でしょう。それはタイが国策として長年やってきたことの当然の結果です。

タイの「ガールフレンド産業」のせいでタイ人以外のアジア女性全体が「ガールフレンド」や「レディー」のような目で見られている面が相当あるのだから、タイ人が差別されるのは自業自得というほかありません。

私は日本の入管もタイ女だけは極力入れないようにすべきだと思います。フィリピン女よりたちが悪い。彼女らが売春するだけならまだしも、そのかげではるかに弱い立場にいる少数民族などの少女が売買され搾取されている可能性が非常に高い。

白人の児童性的虐待のカバーとして、児童の母親役のタイ女と偽装カップルになるというのはタイではごくありふれたことです。

(児童とも母親役の女とも・・・ということがあるかどうかまではわかりません。これでは偽装親子○ですね)。

これだと目立ちにくいので、それによってタイが「児童買春支援国家」として国際的非難を浴びることもないから、タイ国内では白人がやってる分にはほぼ野放しのようですね。

しかし(どうでもいいことですが)こういう悪い遊びをするにはある程度ネットワークが必要です。

児童の調達はもとより、母親役の女の調達など、現地人の支援と白人同士の助け合いが必要になります。

日本人買春オヤジはこういう組織性が必要な遊びは苦手なように見えます。

たしかに、白人同士はアジアでよく助け合っているように見える。

「野蛮人の地では助け合う」というのは、数百年にわたる経験で白人が得た知恵かもしれません。

在外日本人たちのようにいつも互いに足を引っ張り合っているよりは麗しいことかもしれません。
 http://ibrahim.blog49.fc2.com/blog-entry-174.html


52 : [sage]:03/06/10 01:24 ID:KpHVIBQs

白人コンプレックスのタイ人女性をFBIが分析した


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  ..  |:::::| ∴∴ _-- ̄`´ ̄--__ ∴∴ |::::::|   /
    |:::::| ∴∴  -二二二二- ∴∴ |:::::::|  < 白人男は私の物
    |:::::|                  |:::::::|    \___________


顔・目は細く、小さい。目頭が無く、寄り目。眉毛が無い。鼻は低く穴は丸く、鼻筋が無い。

出っ歯。のっぺり顔。口は開きっぱなし。夢見る表情。

身体的特徴・チビ、弛んだ身体。首が短く、短足O脚。大顔。貧乳。 貧尻で垂尻。ぶ厚い前髪。

趣味・欧米の映画や音楽、白人スターの追っかけ、白人男性を見る。

好きな映画・ハリポタ、ロードオブザリングなど。ファンタジーや、中世映画で白人美男が出てくる作品。

目的・美形白人の恋人を作る。

性格・内弁慶。白人的外見の黄色人女性に嫉妬。親に八つ当たり。自虐的。
僻みっぽく、被害妄想。執着型。強迫神経症的。 誇大妄想。ナルシスト。

白人男性のこととなると急に自棄になり、白人男性と一緒にいるタイ人女性を見ると酷く嫉妬し、悪口を言いストーキング。

特徴・白人男性にしか興味が無く、有色男性を無視。色白で金髪青目の王子様ルックスや貴族を好む。

有色混血白人男性には興味無し。

完璧な白人男性を手に入れられず苦しむ。

自身を白人と同等に考えているため、白人とは別物だという事を理解しない。

自身を黄色人だと思わない。

白人男性からのナンパを期待しウロウロ。

白人男性とは下手糞な英語で皆に聞こえるよう大声で話す。

心の中で黄色人差別。英語が上手いふり。

欧米留学は白人男性が目的だから語学は上達せず大金を払った親が苦労。

欧米旅行も運命的な出会いを期待して。欧米人の集まる場所も同。 

291 :名無しさん:2006/10/19(木) 16:49:52 ID:G0tVeQpI

タイ人の心の中

「日本? あー戦争に負けたアメリカの植民地ね。
独立してる我が国とは格が違うわ。
あっスティーブンから電話だわ、着替えなくちゃ」


304 :権:2007/04/04(水) 20:26:51 ID:4BjjlJOw

それにしてもパタヤの女は完全ファラン漬けだ。

ファランの後ろを歩いていると実感するね。

「セクシーメーン!ウェカ〜ム!」 

そのあとを歩く俺には顔を伏せて一斉無言を決め込む。 
 全く自身喪失になるよ。
日本でこんな屈辱知らないからね。

62 :名無し:03/09/10 18:09 ID:MH6fliqX

本国に帰ったら、永久に窓拭きやっているようなヤツにペコペコ頭さげてるタイ人を見ると哀れだよね。


413 :mm:2007/04/11(水) 00:09:41 ID:yti/C4HH

タイ人女は白人男とセックスの相性がいいからだよ。

白人がセックスするときの声とか聞いたことあるか?
ポルノ顔負け、というかポルノは演技じゃない。

実に卑猥な動物的な声でヒヒヒヒヒイエースイエースハーハーハーオーオーオー
って感じ。

それに対してタイ女が反応する。

オホーイオーイオホーイってね。これもまた実に動物的。

動物同士のセックスがうまくいくからなんだよ。

タイの女で日本女みたいに高周波な?ひーひーってあえぎ声出せる
やついるの?


182 :G[sage]:2006/08/29(火) 09:25:50 ID:gls40XbM

タイの若い女は全員売春婦になっちゃったからな
女子大生の憧れがGOGOで踊る事らしいorz


118 : :2005/04/06(水) 10:20:28 ID:VYJCzbfq
タイだけじゃねーよ。ぴーなもジャパニーズも台湾人もチョンも女は同じ。
http://www.unkar.org/read/society6.2ch.net/21oversea/1049826237


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/708.html

[リバイバル3] 中川隆 _ 宗教関係投稿リンク 中川隆
24. 中川隆[-7703] koaQ7Jey 2017年5月14日 09:14:44 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

仏教信仰は人間を堕落させる _ タイが売春国家になった理由
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/708.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/459.html#c24
[リバイバル3] 仏教信仰は人間を堕落させる _ タイが売春国家になった理由 中川隆
1. 中川隆[-7702] koaQ7Jey 2017年5月14日 09:26:44 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

関連投稿


タイは天国に二番目に近い国 1
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/377.html

タイは天国に二番目に近い国 2 _ 誰が私をこんな女にした
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/378.html

タイは天国に二番目に近い国 3 _ 鴨ネギにされる日本人
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/379.html

サルはなぜサルか 1 _ 白人崇拝がタイ人を猿にした
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/396.html

サルはなぜサルか 2 _ タイ人が微笑む理由
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/398.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/708.html#c1

[リバイバル3] セックスと暴力。このふたつが密接に結びついている理由

セックスと暴力。このふたつが密接に結びついている理由


セックスと暴力は脳内でリンク Sex and violence linked in the brain

Ewen Callaway 原文:Nature (2011-02-09)
http://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v8/n4/%E3%82%BB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%81%A8%E6%9A%B4%E5%8A%9B%E3%81%AF%E8%84%B3%E5%86%85%E3%81%A7%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF/36503

マウスの暴力行動にかかわる中枢を探して、交尾と関連する脳領域内のニューロ ン群に行き着いた。


マウスではセックスと暴力に関するニューロンが脳内で絡み合っていること が、カリフォルニア工科大学(米国パサ デナ)のDavid Andersonらにより明ら かにされた。雄マウスでは、出会った仲間と戦うか、それとも交尾するかを、脳の深部にある小さな細胞集団が判断して いることがわかったのだ。

こうした回路 は、ヒトの脳にもあると考えていいだろう。

Nature 2011年2月10日号に報告さ れたこの研究 1 では、雄マウスで問題のニューロンの活動を抑制したところ、本来なら攻撃を仕掛けるはずの、縄張りに 侵入した雄マウスを無視してしまった。

反対にこれらのニューロンを刺激して活性化させると、雄マウスは無生物の物体に対しても猛烈な攻撃を仕掛け、本来な ら求愛行動をとるべき雌にすら攻撃行動 をとった。

これらのニューロンは、視床下部にある暴力行動との関連が知られている領域内に存在する。

ネコやラットでは、その領域付近に電気刺激を与えると行動が凶暴になる。

しかし、数十年前に行われた 神経生理学実験では、刺激される脳領域 の範囲が広すぎて、暴力に特異的な脳回 路を特定するには至らず、ましてや、攻撃性に関与する個々のニューロンの特定などは不可能だった。 近年になって、特定遺伝子を欠損させ た遺伝子操作マウスの中に、正常なマウスよりも攻撃性の強いものが見つかった。

「こうした攻撃性の強いマウスの脳 のどの部分が異常になっているのかは、よくわかっていません。そのため、異常 な攻撃行動が何を意味しているのかが、 なかなか理解できずにいます」

と、論文 の第一著者で、現在ニューヨーク大学(米国)に所属するDayu Linは話す。

攻撃でも交尾でも活性化マウスでは、ネコやラットと違って、ただ雄の視床下部を電気刺激してもより好戦的にはならない。

そこで、どの領域が 暴力行動に関係しているのかを解明するため、研究チームはまず、雄マウスの縄張りに、雄・雄または雄・雌などの順番 でほかのマウスを連続して侵入させた。

続いて、最近活性化したニューロンを識別できる蛍光タグで脳細胞を標識して、 侵入個体との出会いで活性化された雄マウスの脳領域を調べた。

すると、意外なことがわかった。

攻撃の最中には視床下部腹内側核(VMH)の腹外側域内のニュー ロン群が活性化していたが、交尾の最中にも同じ領域が活性化していたのである。

研究チームはこの結果に当惑し、今度は、この領域内にある個々のニューロンの活動を計測できるように雄マウスの脳内に電極を植え込み、マウスが攻撃または交尾をしているときに何が起こっているかを観察した。

すると、大半のニューロンは交尾と暴力的攻撃のどちらか一方に 特異的にかかわっていたが、一部のニューロンは、一見相反する2つの行動のどち らの最中でも発火(活性化)していた。

研究チームは次に、光遺伝学と呼ばれ る技術を用いた。

この領域のニューロンを、細胞を青色光に反応させる遺伝子を組み込んだウイルスに感染させ、さらに マウスの脳に光ファイバーを埋め込ん で、遺伝子が組み込まれたニューロンを必要に応じて発火できるようにしたのである。

この方法でニューロンを発火させた ところ、雄マウスはほかの侵入マウスをすぐさま攻撃した。

興味深いことに、攻撃中枢にあるニューロンを活性化する と、通常では無視する去勢した雄や麻酔 をかけられ動かない個体、膨らませた実 験用手袋に対してまでも暴力的攻撃が引き起こされた。

しかしながら雌に対し ては、確かに攻撃行動が見られたが、程度があった。
雄が雌に初めて出会ったと きに問題のニューロンを活性化すると雄は攻撃行動を示すのだが、すでに交尾行動に入っている雄のニューロンを活性化しても攻撃行動は起こされなかったのだ。

「自分の世界に入ってしまっているような、聞く耳持たずの状態です」

と Lin は説明する。

しかし、交尾後に活性化すると、雌に対してすぐに攻撃を仕 掛けた。(脚註URL参照。)
一方、攻撃中枢の活動を停止させる と、雄マウスの暴力衝動に従った行動も止まった。

また、これらの細胞で攻撃行動を抑制するような遺伝子を発現したマウスは、雄の侵入マウスを攻撃しなかったが、性的欲求は保たれていた。

絡み合う2つの回路 今回の結果は、セックスに関与する ニューロンと暴力に関与するニューロン は別個ではあるが、脳内で巧妙に絡み合っていることを示唆している。

このことは侵入者が雄か雌かによって適宜対応するのに役立っているのではないかと、 LinとAnderson は考えている。

セックスによって活性化されるニューロンは、 見知らぬ雌に対する激しい攻撃衝動を抑制しているのだろう。

「侵入してきた雄からは自分の縄張り を守り、侵入してきた雌とは交尾する必要があります。言ってみれば、脳の回路 にそれが組み込まれているのです」

と、 ハーバード大学医学系大学院(米国マサ チューセッツ州ボストン)の神経科学者 Clifford Saper は話す。

「これは、動物 が自分の縄張りを守り、子を養うのに十 分な場所を確保するための術なのです」。

サンパウロ大学(ブラジル)の神経科 学者 Newton Canteras は、これと同じ脳回路はおそらくヒトにも存在している だろうと話す。

脳深部の電気刺激研究 で、VMHがパニック発作などの防御行 動とも関連していることが明らかになっており、この領域がヒトでも攻撃性にかかわっている可能性が高いと彼は言う。

Anderson も「これがヒトにも当てはま ると考えるに足る十分な根拠はあると思 います」と話す。

視床下部は脳の中で最も起源の古い構造の1つであり、サルでも攻撃性に関連することがわかっているからだ。

Andersonによれば、この脳内経路は おそらく、一部の暴力的な性犯罪者で機能異常を来たしているのではないかという。

「もしかすると、そうした人々では、 これらの脳回路に何らかの誤配線があっ て、そのため暴力の信号伝達とセックス の信号伝達が互いに適切に分離されてい ないのかもしれません」。
http://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v8/n4/%E3%82%BB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%81%A8%E6%9A%B4%E5%8A%9B%E3%81%AF%E8%84%B3%E5%86%85%E3%81%A7%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF/36503


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苛めほど楽しいものはない

@ 女子高生コンクリート詰め殺人事件
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/458.html

1989年、女の子が41日間渡って監禁され、計100人ぐらい(少しでも関った人を含めて)に強姦、朝から晩まで超暴力と超陵辱された。(深く関ったのは5,6人)ヤクザ顔負けのリンチで、天井に血が飛び散っていた。


少年達は床に全裸の順子を寝かせ膣にオロナミンCの空瓶2本を突っ込んだ。
そして3キロの鉄アレイを持ち出し順子の腹の上1メートルにかざした。
少年

「ここから鉄アレイ落としたら瓶が割れて膣の中がグチャグチャだぜぇ。ヒヒヒヒヒ」


順子
「いやああああ!やめて!やめて!」


少年
「やめなああいギャハ!」


鉄アレイは順子の腹へ落ちた。2本の瓶は割れなかったが鉄アレイとぶつかる音か甲高く響いた。


少年
「おもしれえ!おもしれえよおおおお!!」

少年
「おれにもやらせて!おれにもやらせて!」


少年達は何度も鉄アレイを落とし膣から鳴る音を聞いて笑い転げた。 やがてこの方法の虐待に飽きた少年達は別の虐待を始める。

そして膣に入れた2本の瓶は忘れ去られたまま順子は絶命しコンクリート漬けにされた。


467 :名無しさん@自治スレにてローカルルール議論中:2008/12/30(火) 13:24:28 ID:ESwy0TF30

AはCとDに対し「道具を万引きして来い」と命令。CとDはホームセンターへ向かい、ペンチや鉄アレイなどを調達。


C「いいものパクってきやしたぜ」

少年達は順子の服を脱がせ、CとDが両足を押さえ、順子の股を開かせた。
Bは電気ドライバーを取り出し、コンセントに差し込む。


B「グヘへへこれを入れてやるぜ」


順子は両足をバタバタさせたが、CとDはガッチリ押さえる。

ウイーンと電気ドライバーが回転する。そして電気ドライバーは膣に入った。
順子は痛がって大暴れするが、Bは無理矢理電気ドライバーを突っ込む。

悲鳴とともに膣が血が飛び散り、順子の膣は破壊されていく。


そこにAはペンチを持ってきて、乳首をひねり潰す。

乳首からも血が飛び散り、乳首も膣も使い物にならなくなっていった。


裁判記録から一部引用


お尻の穴に花火を入れ爆発させ、膣やに直系3センチの鉄の棒を何度も強引に突っこみ、性器や尻の穴を完全に破壊

(途中、膣をタバコの灰皿代わりにされる。

重い鉄アレイを身体(裸体)を数十回にわたって殴られ、まぶたに熱いろうそくをたらされ、


●陰毛を剃り、女性器に異物を挿入 

●ライターのオイルで皮膚を焼いた 

●肛門に瓶を挿入し思いきり蹴った)

 

手足を縛り、

膣にマッチ棒(ライター)を入れられ、点火し、燃やされ、
膣の中や裸体をライターで火あぶり、苦しさのあまり何度も気絶する。

その恐怖や苦しみや痛みは想像を絶する!

(この時ストレスと恐怖のあまり髪が全部抜け落ちていく)

しかし、犯人どもは哀れみの情など一切見せず、引き続き、陵辱、暴行を行う

大勢の男にかなり大量の精液を飲まされ(フェラチオで)、

500ccの尿を飲まされた。

ゴキブリも食わされたそうである。

また女の子の悲鳴や激しいリンチの音は監禁されている部屋の中で音楽をボリュームいっぱいで流しているため、外に届かない。

恐ろしい事に、監禁されていることを知ってた人は計100以上いるが、誰も通報しない。

(死体が発見されるまで)そして最後はひどく殴られ失禁して)死んだ。

(殺された)死体の顔は目の位置がわからないほど、変形し、親でも誰かわからず、原型をとどめてないほどで、性器のほうは顔よりもっとひどく完全に破壊されていた。

死体には髪がなくなっていた。

死体の陰部にはオロナミンC2本、入っていた。

なお、死体は手足を縛られた状態であった。


◆陰毛を剃り、陰部にマッチの軸木を挿入して火をつける。

◆ゴキブリを食べさせる。

◆性器や肛門に鉄棒、ビンなどを挿入。

◆性器や肛門に入れたビンに釘を打ち肛門内、性器内で割った。

◆両鼓膜が激しく傷ついており、最後のほうはほとんど音が聞こえていなかった。

◆小指の生爪を剥がす

◆左乳首はペンチのようなもので潰す。

◆顔面に蝋を垂らして顔一面を蝋で覆いつくし、両眼瞼に火のついたままの短くなった蝋燭を立てる。

◆衰弱して自力で階下の便所へ行くこともできず飲料パックにした尿をストローで飲ませる。

◆鼻口部から出血し、崩れた火傷の傷から血膿が出、室内に飛び散るなど凄惨な状況となった。

◆素手では、血で手が汚れると考え、ビニール袋で拳を覆い、腹部、肩などを力まかせに数十回強打。

◆1.74kgのキックボクシング練習器で、ゴルフスイングの要領で力まかせに多数回殴打。

◆ダンベルを1メートル以上の高さから腹部に向けて落とす。

◆揮発性の高いジッポオイルなどを太腿部等に注ぎ、ライターで火を点ける。

◆あまりの恐怖に脳が縮小していた。

◆最初は手で火を消そうとするしぐさをしたものの、 やがて、ほとんど反応を示すこともなくなり、ぐったりとして横臥したままになった。

◆遺体の乳房には20本位の裁縫針が入っていた。

◆歯茎にまともに付いている歯は一本もなかった。

◆あまりのストレスに生前頭髪が抜け落ちていた。


初期

・強姦に加わった人間は100人超。強姦回数は400回を越える。

・全ての強姦が生。中出しに飽きると口内発射、顔面発射でフィニッシュ。

・過度の強姦で失神した場合は水をぶっかけ、息を吹き返させる。


中期以降

・膣にシンナーを入れ、キュウリやニンジンを出し入れする。

・肛門で爆竹や花火をして遊ぶ。

・床に複数のガビョウを置いて、その上に背負い投げやパワーボムで投げる。

・膣にオロナミンCのビンを入れる。破壊した肛門にもオロナミンCを入れる。

・膣に入ったオロナミンCの上に鉄アレイを何度も落とし、音を楽しむ。

・音楽に合わせてストリップショーをやらせる。

・ゴキブリ、ウンコを食べさせ、尿を飲ませる。

・体にオイルをまき、ライターで火をつけヤケドさせる。

・ヤケドでかぶれた肌を更に焼いたり、蹴ったりする。

・真冬に裸でベランダに出す。

・焼き鳥の串を肛門や膣に入れる。

・仰向けに寝かせて口の中に鎌や木刀を入れて顔を変形させる。

・裸にして竹刀や鉄の棒で毎日殴る。床に寝かせて竹刀をノドに押し付ける。

・膣を灰皿代わりにしてタバコを吸う。

・タバコの吸殻も膣に入れる。

・ハサミで膣に傷つけ大流血させる。

・乳房と乳首にマチ針を刺し、上から蹴りを入れる。

・乳首をペンチで潰す。


遺体の状況

・肛門と膣の中にはオロナミンCが入っていた。鉄アレイで割られた破片もあり。

・顔面は殴られた傷や腫れで識別は全くつかない状態。

・体中がヤケドとアザだらけで髪の毛はなかった。

・性器と肛門は完全に破壊。


現場検証の際、床、壁のみならず、天井にまで血が飛び散っていた。目鼻口の位置が判らぬほど膨れ腫上り、御両親でさえ判別しがたいほどに変わり果てていた。解剖の結果


頬骨・顎の骨が砕ける

ほぼ失明状態 片目においては完全失明

鼓膜が破損し、聴覚不機能

歯茎に付いている歯が一本もない

子宮・肛門は最も損傷が酷く、他の人体部より激しく腐敗、

文字通り完全に破壊され双方の壁は引き裂け、区別が無くなり、中にはタバコの吸殻、花火、瓶2本

頭髪は過度の恐怖により抜け落ちていた

脳が縮小していた(あまりの辛さに耐え切れず、脳自身が死を選択・命令する現象)

彼女が最後に言った言葉は「助けて下さい」ではなく「もう殺して下さい」であった


43 名前:マッチョ [2006/12/21(木) 02:34:00 ID:h2T1I9iXO]

順子さんはフェ〇チオ行為に最適な様に前歯を全部抜かれていた
歯茎の感触の為に、全部ぬかれるんだよな…
ひでぇ話だ

355 :事情通 :2007/03/01(木) 14:43:06 ID:aY56fsh8hs0

俺、20年前に埼玉県の三郷の高校に通ってた。

隣が八潮市でその隣が足立区だったからあのへんの連中と付き合いがあったよ。 コンクリ事件の最中、ある知り合いから「2万でヤリ放題の女を紹介してやる」って誘いを受けたけど断った。

ダチが何人かついてったら、コンクリ殺人の監禁場所の家だった。

そこにはヤンキーが数人たまってて、女のヤンキーも何人かいた。

ある女が被害者女性の身体に刺青をほったり、根性焼きをしたりやりたい放題。

それをみたダチが怖くなって逃げてきた。

その後でコンクリ事件が発覚。

あの時いたヤンキー女どもは、円光や風俗店でバイトとかAVに出演してヤンキー男らに貢いでいたとかって聞いたことがあるけど、まさか某人気AV嬢がその中に入っていたなんて誰も知らないと思うよ。

94名無しさん@お腹いっぱい。2007/12/03(月)16:19:47 ID:cdN0qNtO

この事件、昔の知り合いが見てたらしい。 彼の方から話切り出してきたんだが、綾瀬だし、おそらくこの事件で間違いない。

彼が見たときは、プロレスごっこやってたらしい。犯人たちって格闘技が結構好きだったこともあるんだろうな。と言っても、女一人だから話にならなかったとは思うが。

ただ普通の技だけじゃなくて、がびょうや釘を床に置いて、合体パワーボムとか、背負い投げやってたって言うのが恐ろしかった(しかも上半身は裸)これって想像しただけでヤヴァイ。がびょうだぞ。

ハサミやドライバーで額を連打して流血させたとも言ってた。

ネタだと思ってたんだが、これって実話だったんかよ。

その後、女は死んだとか言ってたし。 ちなみに彼はレフェリーやっててふざけてカウント数えたりしただけだからパクられずに済んだとの話。


702 :可愛い奥様 :04/07/29 17:23 ID:+n16jRAd

確か肛門に花火入れられて火つけられて学園天国の曲に合わせて踊らせたんだよね。
本当鬼畜以外に言葉が見つからない。

213 名前:可愛い奥様 [2007/04/21(土) 19:36:52 ID:ZqugGkGj0]

被害者の遺体が性器にビンが二本刺さったままだったって話を読んで

あいつら生前の彼女の性器にロケット花火仕込んで爆発させたから括約筋が完全になくなって腸液が垂れるのをビンに入れようと思ったんだなと。
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/458.html


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A中学で一番の美少女に毎朝精液を飲ませていた北海道旭川市立北都中学校の女子中学生校内集団レイプ事件
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/738.html


朝、少女が呼び出された男子トイレに行くと、既にDQNのケンジとタカシと吉田の三人がボッキしてスタンバイしている!

「遅えぞ!」
「申し訳ありません!」
「ノーパンチェックだ!」
「かしこまりました!」

少女は自らスカートをたくし上げる!パンツ!履いていない!

ノーパンチェック済ますとそのままケンジの手マン!十分に濡れたところで立ちバックだ!

ケンジは少女の尻を無茶苦茶に叩きながらの激しいピストン!

中出しの後はお掃除フェラだ!「美味しいミルクをありがとうございます」

「次は俺の番だ!」タカシがバキュームフェラを要求!

四つん這いになって激しくチンポを吸引!

吉田は少女の後ろに回って尻を撫で回しながら、舌で少女のアナルを愛撫!

朝からイキまくりイカせまくりの辛え学校生活だぜ!


・加害者達は学校の廊下をバイクで走るキチガイ。同級生はおろか教師も平気で殴っていた。

・当初行われていたいじめは、被害者の胸が大きいことをからかうことから始まった。被害者の胸を触り、スカートをめくってお尻を触るような比較的軽い性的ないじめだった。

・加害者の1人が被害者に交際を迫ったが断われた。それ以降、性的ないじめの内容が激しくなった。トイレや空き教室に無理やり連れ込み、服を脱がせて被害者の身体を執拗に弄び、フェラチオを強要するようになった。

・中2の夏に処女を奪われた。それ以降、フェラチオの強要だけでなく度々強姦されるようになった。

・被害者は最初、激しく抵抗していたが、そのたびに過激な暴力を振るわれていた。たび重なる暴行と脅迫により、中2の半ばにはほとんど言いなりになっていた。

・被害者は加害者に敬語を使い、ご主人様と呼ばされていた。命令されればクラスメートのいる教室でも裸になった。フェラチオのときに精液を飲んだら「おいしいミルクをありがとうございます」と言わされていた。


・日常的に強姦されるようになった当初、加害者は膣外に射精していたが、徐々に膣内に射精されることが増えていった。妊娠を恐れた加害者は、被害者に売春をさせた金でピルを購入して常飲させていた。

・被害者が少しでも反抗的な態度をとったら容赦なく殴りタバコの火を押しつけた。

「兄貴とセックスさせるぞ」
「母親も犯すぞ」
「少年院なんてすぐ出てこれる」

と脅していた。


・陵辱現場に連行されている際、通りかかった教師に「助けて」と叫んだが無視された。被害者が教師に助けを求めたことに激昂した加害者は被害者の後頭部を殴り、背中にタバコの火を押しつけるなどの激しい暴行を加えた後に強姦した。

・加害者の機嫌が悪いと命令に従順でも暴力を振るわれることがあった。教室で裸にさせられて、肛門に指を突っ込まるいじめをされていたとき、「うんこついたじゃねえか」と激昂した加害者に長時間に渡る暴行を受けた後に強姦されている。

・授業中にもトイレに連れて行かれて強姦されていたが教師は何もしなかった。体育の授業ではサイズの小さい体操服を着るように命令されていた。授業中にも殴られて体操服を脱がさていたが教師は何も言わなかった。

・性器や肛門に様々な異物を挿入されていた。性器にタバスコを塗られたときには、あまりの痛みに絶叫して許しを乞うたが、加害者は大笑いしていた。「ま○こにタバスコぶっかけるぞ」と加害者が脅すだけで泣き出すほど怯えていた。

・下着をつけずに登校するよう命令されていた。加害者が「ノーパンチェック」と言うと自分でスカートめくって下着をつけていないことを証明していた。

・陰毛に火をつけられて縮れてしまったときには「汚ねえから剃ってこい」と加害者に言われた。それ以降は常に剃毛してくるように命令されていた。

・自由な排泄を禁止されていた。加害者の見ているところで裸になって用を足していた。また、浣腸器具を使って野外での脱糞を強要していた。「このうんこてめえに食わせるぞ」と脅されていた。

・尻に落書きをされた上、裸で踊るように命令されていた。手を抜くと暴行されるため、必死に尻を振って加害者の歓心を買っていた。

・被害者との日常的な性交はリーダー格である一部の加害者だけの特権だった。他の加害者の性処理はフェラチオやパイズリが主だったが、加害者の誕生日などには性交を強要されていた。
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/738.html


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B 小泉純一郎先生がM女に嫌われた理由

              /               \
          / / ∠三ミレ-- 、      ヽ
         / / //─'''´ ̄ ̄`ヽ      ゙i
        / /  //        ゙iヽ  ヽ  |
        ,' /  //          | ヽ  ', |
        | |  / l,、、,,_   -‐''" ̄`゙i. |   | |
        | | / ノ,.t-、    'Tッ'Tゝ ヽ|レ‐、| |
        ゙i |/ ,ィ`' _L.,!    ` ┴'  リ‐、 } |
        .!///゙!     ,         ノ__/ .!
         |/ | ',    ゙        /  |  |
          |! |  \   ゚       /  |  .!
          {  |  | | ゙ヽ、    /  |   |  |
         ゙、 ', | |   | `l'"´    ゙、|  |i   |もう小泉先生の相手だけは厭よ
         ヽ ヽ | |   レ'′      \ || /
           /ヽ \!  |  ̄ ``   r'´ ` ̄``ヽ
        /   ヽ ヽ ノ                   ヽ
        |     〉 V              |   |
        |    /  /       \       ヽ、 |
        |    / / /|       ヽ       \
        .!   / { ヽ|    ...     ゙、        ヽ
        |  {  ゙i   ヽ  ::r.;:.     l         ::_)
        .!  \ ト、 |   `゙"     /          /
         |    ト| | ∧       /           /
            |  / / /|| ゙ヽ、 __ ,. -'"    ` ーr┬ '′
          | / / | ヽ、               | /

コイズミが代議士になってから、10年近くも通いつめてた六本木のSMクラブは、今はなくなっちゃったけど、当時は東京のSMクラブの老舗で、コイズミ以外にも、何人もの政治家や財界人たちがメンバーになってた。

でも、ほとんどの政治家がマゾだったのに対して、生粋のサディスト、コイズミは、SMクラブのコースメニューにある通常のプレイでは満足できずに、毎回、特別料金を払って、相手の女性が失神するまで、何時間でも責め続けたそうだ。

当時、何度もコイズミの相手をしたことがあると言う女性は、

「小泉先生のお相手をすると、(激しく痛めつけられるため)2〜3日は
クラブに出勤できなくなるので、そのぶんのお手当てもいただいていました」

と語っている。また、この女性によると、コイズミは、さんざん痛めつけた
最後に、女性を大の字に寝かせ、両方の二の腕を両足で踏みつけ、仁王立ち
して、笑いながら女性の顔面に放尿したそうだ。この女性は、その時の
高笑いをするコイズミの顔は、今でも決して忘れることはできないと言っている。
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20050115

「小泉という男がいる。この男、極度のハードS(サディスト)というのは政治家の間では有名な話である。なんでも、『小泉部屋』なるSMルームを作らせ、日夜励んでいるとか。このハードSの小泉という男は、女の子のクビを絞めながらプレイするのが好きなんだそうだ。なんでも『締りがよくなるから』らしいのだが、全くもって噂どおりの変人、変態である」(「噂の真相」、ジャーナリストの二階堂豹介氏の公開日記、2003.10.3)とある。


「都内の有名SMクラブ『M』に、郵政大臣時代の小泉が足繁く通っていたとの情報がある。首相に就任した後も総理公邸にSM嬢が“出張”していたともいわれる。(中略) 

本誌はこのSM嬢を特定、その女性と親しい人物と接触することに成功したのだ。このSM嬢と親しい人物が語る。『彼女から小泉のことを聞いたことがあります。彼女は女王サマではなく、小泉の方がSだと聞いた』。

そこで彼女にも連絡を取ってもらったが、『まだ仕事をしているし、しゃべることはできない』との返事。(後略)」(「噂の真相」2004.4別冊)。


「小泉純一郎さんは7、8年前から、高級SMクラブ目黒ラビリンスの常連として有名よ。なんでもハードSらしいわ」

 92年5月号特集4「SMの女王様が語る有名人たちの赤裸々な性癖事情」

「SMの女王様が語る有名人たちの赤裸々な性癖事情」

●匿名座談会・女王様サトミ(ビジネス派)宮城県出身の19歳。元ホステス。
仕事では女王様とM女の両方をこなす。

ここの場所は目黒であるが、歩いて30分以内なら自宅出張するシステムがある。
この目黒ラビリンスと五反田の小泉首相の仮公邸は、歩いて30分以内の距離にある。
その他に、SMホテルとして目黒ラビリンスが使うホテルである。

お部屋の紹介を見ると「奴隷市場」や『サド侯爵』とある。

そしてオールナイトという出張システムがあり、15万円するという。
うわさの真相最終号に小泉氏は首相公邸にSM嬢を出張させているという
話がのっていた。
http://www.asyura2.com/0406/idletalk10/msg/224.html


目黒ラピルス出張SM嬢との品川仮公邸での爛れた日々ーあの夜もそうだったー


目黒ラビリンス・目黒倶楽部
http://www.labyrinth.cc/
http://www.smclub.jp/


3人の日本人若者人質事件の夜、小泉レイプ魔は品川区にある仮公邸で高級SMクラブ目黒ラビリンスの出張SM嬢と朝までプレイ

婦女暴行魔・小泉の記事がある。

「小泉純一郎さんは7、8年前から、高級SMクラブ目黒ラビリンスの常連として有名よ。なんでもハードSらしいわ」

 92年5月号特集4「SMの女王様が語る有名人たちの赤裸々な性癖事情」 (スコア: 46)
著者: 不明 日付: Mon, 13 Sep 1999 15:15:38920504「SMの女王様が語る有名人たちの赤裸々な性癖事情」●匿名座談会・女王様サトミ(ビジネス派)宮城県出身の19歳。元ホステス。仕事では女王様とM女の両方をこなす。


ここの場所は目黒であるが、歩いて30分以内なら自宅出張するシステムがある。
この目黒ラビリンスと五反田の小泉首相の仮公邸は、歩いて30分以内の距離にある。
その他に、SMホテルとして目黒ラビリンスが使うホテルである。
http://www.hotelalphain.com/


お部屋の紹介を見ると「奴隷市場」や『サド侯爵』とある。

そしてオールナイトという出張システムがあり、15万円するという。噂の真相最終号 に小泉は、首相公邸にSM嬢を出張させているという話がのっていた。

(小泉首相が、日本人人質問題で緊急の一報が入ったとき、通常、首相公邸にいくべきところを、予定通り、品川区にある仮公邸に直行。翌朝までそこから出てこなかった。→
一体何をやっていたのか?>(似たような事例では、森前首相は、趣味のゴルフのプレイを続行していた。)


「アサヒ芸能4・22」P.32〜33の「小泉「仮公邸引きこもり」で決断丸投げ:「事件一報にもワイン宴会を続行した」」より:

「3人の人質に関する情報がアルジャジーラから外務省に入ったのが18日の午後6時20分でした。午後7時に川口順子外相が外務省に駆けつけたほか、午後8時20分には福田官房長官が官邸入り。さらに石破防衛庁長官、外交、防衛、警備担当の主要官僚が勢ぞろいして、慌ただしい対応に追われていた。しかし、そこに、小泉首相の姿はありませんでした」

 小泉首相の耳に外務省からの第一報がもたらされたのは午後6時45分。そのとき、小泉首相は東京・紀尾井町にある高級ホテルへ向かう車中にあった。


「マスコミ関係者4人との酒席が予定されていたんです。小泉首相は、ビールやワインのグラスをぐいぐいと空け、ステーキを平らげていた。赤ら顔で上機嫌そうに熱弁を振るっていたといいます。会食の途中で、外務省幹部が同席した自民党幹部に『男性2人、女性1人が拘束され、まもなく、ビデオの模様も放送される』と、緊迫した状況を伝えていたが、小泉首相が(中略)促され退席したのは、さらに1時間後。

第一報から約2時間もたった午後8時41分でした」しかも、あろうことかホテルを出た小泉首相はそのまま、品川区にある仮公邸に直行。翌朝までそこから出てこなかったのだ。翌朝までそこで何をしていたかは、想像に難くない。

予約してあったSMの館:目黒ラピルスの出張サービスを受ける為に、3人の日本人の若者の人質の救出のために鳩首の対策会議が開かれていたのを中座して、品川の仮公邸に引きこもって、そこで翌朝の朝までその予約してあったSMの館「目黒ラピルスの出張嬢」と共に閉じこもっていたというのだから、そこでこの最低の人間の屑が中で何をしていたのかは、全国民のご想像の通りである。

このような最下層の劣等な婦女暴行魔の男を、支援して来た、売国奴マスコミが「日本の癌」であろう。
http://www.asyura2.com/0505/senkyo10/msg/143.html

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          / / ∠三ミレ-- 、      ヽ
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         ヽ ヽ | |   レ'′      \ || /
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C 日中戦争


仏典の地獄を偏執的狂人の妄想から生まれた怪奇残酷趣味のフィクションにすぎないと考えるのなら、これはどう思われるか。…

「村民を銃剣で追い立てて並ばせ、機銃掃射で薙ぎ倒す。

泣き叫ぶ乳幼児や子供たちを銃剣で突き殺し、

妊婦の腹を切り裂いて胎児を放り出す。

死体の山に石油をかけて焼き尽くす。

木に縛り付けて鞭打っては冷水をかけ、凍死させる。殴り殺す。蹴り殺す。死体を野犬に食わせる。

背中に石を結わえて水中に投げ込む。

輪姦し、その女の赤ん坊を銃剣に刺して肩に担ぎ、軍歌を歌って歩き回る。

赤ん坊を投げ殺す。踏み殺す。巨大な石を担がせて圧死させる。

鞭で殴って焼けた棒を押しつけ、冷水をかけて極寒の場に捨てて凍死させる。

婦女子を狩り集めて輪姦し、腹を裂いて内蔵をえぐりだす。

生き埋めにする。眼をえぐる。耳を切る。鼻を削ぐ。首を切り、その数を競う。生きながら解剖する。銃剣で突き刺し、崖から落とす。等々」

 これはフィクションではない。「正義」を掲げた日本軍が中国でやったことである。といっても、ここでは戦争の是非を論じようというわけではない。地獄は決してフィクションなどではなく、スーパーリアリズムの世界だと言いたかったのである。我々の心の内側にある畑が荒れ果てたとき、地獄はどこにでも出現する。地獄の発生は倫理や道徳では抑えられない。かつて倫理や道徳が声高に叫ばれていた時期に、戦争が絶えたことはなかった。いや、むしろ、戦争は倫理や道徳の意図的操作によって遂行されたと言ってもよい。これは歴史の教えるところである。
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/shiunji/yowa/yowa7.html


南京にいた日本兵たちの人間墜落と性的異常行為は限界がありませんでした。ちょうど退屈凌ぎに殺人コンテストが考案された様に、兵士たちはセックスの十分な供給に飽きると様々な気晴らしの強姦ゲームを創造しました。

おそらく日本兵が気晴らしにした最も残忍な作法の中に、女性の膣の突き刺し刑があります。

南京の通りには足を広げ、開口部に木の棒や小枝や雑草を突き刺されて倒れている女性の死体がありました。南京女性の拷問に使用され、耐え難い苦痛を与えたこの方法は考えただけでも精神が麻痺してしまうぐらい痛ましいものがあります。若い女性を強姦した日本兵は彼女にビールボトルを突き刺して射殺し、別の所ではゴルフクラブを突き刺された強姦犠牲者が発見されました。

また12月22日にTongjmenの門近郊で強姦された理髪店の妻は膣にかんしゃく玉を突っ込まれて、爆破して殺害されました。

そして犠牲者は女性だけに限られた訳ではありませんでした。中国人男性はよく男色の相手にされたり、笑う日本兵たちの前で恥ずかしい性芝居を演じるように強制されました。ある男性は雪上に転がる女性死体との性行為を強いられ、それに拒絶して殺害されました。また日本兵は禁欲主義を誓っていた男性に性交際を強制して喜ぶこともしました。男性に変装して南京の門を通過しようとした中国人女性が股の間を掴みながら一人一人チェックしている日本近衛兵に真実の性を暴かれてしまい、集団暴行を受けている時に、たまたま現場近くにいた仏教僧は危険を冒して止めに入り、不幸にさらされました。日本兵たちは彼に強姦したばかりのその女性との性交際を強制し、それを拒んだ僧侶はその場で去勢されて出血多量のために死に陥れられました。

さらに最も卑劣な性的拷問手段の中には家族に対する退廃があります。

日本兵は中国人男性に対して、父親は娘を、兄弟は姉妹を、息子は母親を強姦させる近親相姦を強制して、加虐的な喜びを味わいました。

中国軍大隊の司令官だったGuo Qiは、街が陥落して息詰まっていた3カ月の間に、少なくとも4、5回は日本兵が母親を犯すように息子へ強制して、拒んだ者はその場で殺されているのを見たり、聞いたりしました。

この報告書は、ある中国人男性が母親を強姦することを拒んでサーベルで突き殺され、直後にその母親も自殺したことについて報告したドイツ人外交官の証言で実証されています。

家族の中には、この様な行為を強いられるぐらいなら率直に死に応じる者もいました。ある一家は揚子江を横断しようとしたところで二人の日本兵に止められ、点検を求められました。ボード上で若い女性や少女たちを見つけた日本兵たちは両親や夫の目の前で女性の強姦を始め、これでも十分にひどい行為にかかわらず、兵士たちが次に要求したことは一家をさらに困惑させました。彼らはこの一家の年老いた男性にも同様に女性たちを強姦させようとしました。一家は従うよりも川へ身を投げて溺れ死ぬことを決意しました。


日本兵に捕らえられた女性たちは強姦された直後に殺され、生きる望みはほとんどありませんでした。

女性たちは様々な方法を用いて強姦から逃れようとしました。中には、すすを顔に擦り付けて老いて見せたり、病気にかかっているように見せたり、頭髪を剃って男性を偽ったりして変装する女性たちもいました。(ある利口な若い女性は金陵大学の安全地帯までの道のりを老婆に変装し、杖を持って足をひきずりながら、背中に借りた6才の子供を負ぶって歩いてきました。)また4日前に死んだ子供を生んだと日本兵に告げて病気を装ったり、中国人捕虜の助言を受けて指を喉に突っ込んで何回か嘔吐して見せた女性もいました。(彼女を捕らえた日本兵は慌てて建物から追い出しました。)中には人混みの中を屈んで進み、壁を敏捷によじ登って日本兵からの追撃を逃れた女性や、三階の日本兵を妨害して、庭の中国人男性が支える竹棒を滑り落ちて、辛うじて暴行から逃れた少女もいました。

しかし、あがいた女性は一度、捕らえられると、日本兵に抵抗しようとした見せしめのために拷問にかけられました。日本兵に挑んだ者たちは、よく目玉をえぐり抜かれていたり、鼻や耳や胸を削がれている状態で後に発見されました。


金子安次
「昼間のうちにいい女に目をつけておいて、夜襲いに行く兵士もいた。頑強に拒んだ女性には膣に棒を押し込み、子宮を切り裂き、油をつけた綿を押し込み燃やしたこともしばしばあった。」

 金子さんの話によると、民間人に対する殺戮と性的虐待は日常的に行われていて、これに加担しなかった日本兵は、少なくとも金子さんの知る限り、ほとんどいないという。

子供は、慣例のごとく両親の目の前で殺された。


子供の前で母親を犯す。赤ん坊を火にくべる。または子供の前で親を焼き殺す。

生きたまま生体実験を行う。 慰安と称して女性の膣にガソリンを含んだ布を押し込み、火をつける。


日本兵が南京の居住民に与えた数々の拷問は人間の理解できる範囲を越えています。下記の例はそのほんの一部分です。

(生き埋め殺人)日本兵は機能的に埋葬活動を実施することで大量虐殺の効率化を図りました。中国人捕虜たちはそれぞれグループに分けられ、まず第一グループが自分自身の墓穴を掘らせられ、第二グループが第一グループを埋め、続いて第三グループが第二グループを埋めて行くという具合に強いられました。犠牲者たちの中には胸や首から下部分を埋められて、刀で徐々に切り刻まれたり、馬や戦車で下敷きにされたりして、さらに大きな苦しみを受けた者たちもいました。

(切断)日本兵は犠牲者たちのはらわたを抜き出したり、斬首したり、手足を切断しただけでなく、さらにひどい種類の残酷な拷問を行ないました。

街の至る所で捕虜たちが板に釘付けにされて戦車にひき殺されたり、木や電柱にくくりつけられて肉体を切り刻まれたり、銃剣の練習台にされて虐殺される光景があり、明らかな事実の中には、100人以上の男性が銃殺される前に目玉をえぐり出されたり、耳や鼻を削ぎ落とされたということがありました。また200名を越える中国兵や市民の集団が裸で柱や学校の戸に縛られ、zhuiziという特別の針で口や喉や目を含む何百カ所という肉体部分を突き刺されることもありました。

(火による殺害)日本兵は犠牲者たちを集めて一気に焼き殺しました。江口の日本兵は中国人捕虜を10人単位でまとめて縛り、ガソリンをかけて火が点けられている窪地へ落とし込みました。太平路でも大量な数に上る店員が火刑を宣告され、ロープでまとめて縛られて炎の中へ投げ込まれました。さらに中国人暴徒たちを建物の最上階や屋根上に集めて、階段を破壊し、炎を下に灯すという余興の火刑ゲームも考案されました。多数の者が窓や屋根上から飛び降りて自殺を図りました。


また犠牲者たちを燃料でずぶぬれにして射撃し、炎上するのを観望するという娯楽も実施されました。ひどい事件の中には日本兵が何百人に上る男性や女性や子供たちをガソリンでびしょ塗れな広場の中に入れ、マシンガンで火を点火することもありました。

(氷による殺害)南京大虐殺中、 何千人に上る人々が故意に凍死させられました。何百人に上る中国人捕虜たちが凍結している池の辺まで行かされ、裸になって氷を壊し、水の中へ魚を捕まえに飛び込む様に命令され、水の中に入ると彼らの肉体は日本兵の銃弾に穴を空けられる浮いた的と化しました。また避難民集団を縛って浅瀬の池へ投げ入れ、そして手榴弾で爆破して「血と肉体の爆発雨」を引き起こすこともありました。

(狂犬による殺害)残虐非道な拷問方法の中には、犠牲者たちの腰部分まで土の中に埋めてジャーマンシェパード犬にかみ殺されるところを観望するというものもあります。日本兵が犠牲者を裸にして、肉体の敏感な部分をジャーマンシェパード犬に噛みつかせる指図をしているところを見物人が見ていました。犬たちは腹を噛み開き、腸を離れた場所へ引きずり出していたそうです。

これらの出来事は日本兵が犠牲者たちの拷問に用いたほんの一部です。日本兵は犠牲者をACID(麻薬)浸けにしたり、赤ん坊を銃剣で突き殺したり、人々の舌をフックに掛けて吊るすといった残虐な行為を公然と行ないました。

日本軍はまったく人間性を喪失してしまい、少しもはぱかることなく女性を強姦・輪姦した。幼女からろうぱまで、はなはだしきにいたっては妊婦さえも免れることはできなかった。

数多くの女性は暴行されたのちまたむざんにも殺害された。日本軍が南京を占領して1か月の間に、2万回以上もの強姦事件が発生した。その時、南京にいた外国の人たちが日本軍のことを「きん獣の群れ」といったのである。

”輪姦の後、殺害された女性”とキャプションのあるこの写真では腹を割かれ、内臓がとび出している。少し開き加減の足。左足の先のほうにはズボンと覚しきものがからまりついている。
http://www.jca.apc.org/nmnankin/magaz306.html


人前で中国人の首を斬殺さしたり、妊婦を銃剣でお腹を裂き見世物にしたとか、娘らを強姦したら殺す!(死人にくちなし、と言う事だそうです)

乳飲み子を母親から取り上げ谷へ投げ捨てた。

子供に”みの”をかぶせ火の中に投げ入れ、熱い熱いとみのがゆれるさまを喜んで”みの踊り”と言ったそうです

日本兵は「幼い娘は熟していない」といって、下腹部を切り開き輪姦を始めるのであった。妊婦でさえも容赦はなかった。

妊娠9ヶ月の17歳の少女を2人の日本兵が強姦する。この結果流産してしまい、彼女は発狂してしまった。HongWu門外では日本兵が農家の妊婦を強姦し、女性の腹部を切り開き、胎児を取り出した。また別のところでは、日本兵が妊婦を強姦しようとしたがお母さんが立ちふさがる。

そこで日本兵の超残虐な行為が始まる。日本兵は老婦を蹴飛ばし、妊婦の腹部をナイフで切った。数ヶ月たったばかりの胎児が中から飛び出した。

このようにして2人の尊い命が一瞬のうちに消えてしまった。多くの女性が強姦の後殺害されている。ある日本の上官は部下にこう言った。「後で厄介になるから、用を済ました後は分からぬように殺しておくようにしろ」多くの女性はこの時の経験を話せない。

しかしそのような地獄から生還した女性もいる。彼女はJianYin通り6丁目に住んでいた。彼女は他の女性といっしょに日本軍に連れ去られた。日中は洗濯をさせられ、夜になると輪姦の道具となる。年増の女は一晩で10回から20回。若くてかわいい女はもっと多かった、と証言する。

正月元旦の日、二人の日本兵が彼女を連れ誰もいない学校にやってきた。そして彼女を10回銃剣で突き刺した。首の後ろに4回。腕に1回。顔に1回。背中に4回刺された。日本兵は彼女が死んだと思い、去っていった。あとで通行人に助けられ病院に担ぎ込まれ命を取り留めた。強姦の後幸運にも殺されなかったが性病に罹り、一生苦しんだ人たちもいることを忘れてはならない。


" 外国人の見た日本兵の蛮行 # という本の中に著者の TianBoLie 氏は南京の虐殺の事実を記録に残している。そのほとんどが強姦であった。それから少し例を拾ってみるだけでも日本軍の罪の重さがわかる。12月14日正午、日本兵は JianYing 通りの民家を襲った。4人の少女を誘拐し2時間かけて強姦した。12月14日夜、日本兵が民家を襲って女性を強姦し、連れ去った。12月15日夜、大勢の日本兵が Jinling 大学の講堂に押し入った。そこで30人の女性を強姦した。ある者は6人の日本兵から次々と輪姦された。 12月15日夜、大勢の日本兵が ShanTiao通りの民家に押し入り、多くの女性を強姦した。12月16日、日本兵は保育大学から7名の少女を誘拐した。年齢は16歳から21歳までの娘であった。そのうち5名が後に釈放された。18日におこなわれた事情聴取によると彼女らは一日に6回強姦されたといっている。

12月18日の夕暮れ時、4,5百人の女性がわれわれの事務所に保護を求めてやってきた。 この多くは日本兵に強姦されていた。 ここに記載した事件は南京陥落後のほんの数日間に起こった氷山の一角に過ぎない。 実際、 " 強姦は南京陥落後6週間に渡って大規模に行われた」のである。これらの犯罪は下級兵士の行動にとどまらず、指導者層にまで及んでいる。

南京虐殺の主犯格である日本軍第六師団長谷寿夫の証言によると、彼は ZhongHua 橋の近くで Din Lan という女性と他に二人を強姦している。また、SaiHongQiaoで Liu YuQingさんと他三名を強姦した。他のところで10名以上の強姦も認めている。日本軍の侵略者たちは強姦で動物本能を満たすだけでは終わらなかった。

彼らは集団で輪姦し、その後、殺して死体を切断するのであった。多くの女性は10人くらいの日本兵に輪姦された。そして女性は死んでいく。この種の経験をした女性の死体は数限りなくあった。虐殺の期間中、強姦の犠牲者には教授婦人、尼僧、労働者、教師、学生などがいた。


2月の終わりごろ、14人の難民の家族が日本軍により惨殺された。一番下の娘はほんの14歳。彼女は二つの正方形のテーブルの上に乗せられて死んでいた。上半身は服を着たままであるが、下半身はすべて剥ぎ取られテーブルは血の海であった。そして彼女の下腹部には銃剣で刺した後が二つあった。

お姉さんは妹と同様の格好でベッドの上に倒れていた。母親はテーブルのところで1歳の赤ん坊を抱きかかえ倒れていた。赤ん坊は腹部をナイフで切られ、内臓が飛び出していた。正視できない地獄絵巻である。国際委員会の委員は調査に乗り出した。
写真を撮り、それをアメリカの市民のもとに送った。日本大使館にも送った。


日本軍の地獄の苦しみを味わったのは主に女性であった。彼女らは強姦されてそれで終わりではなかった。日本軍から胸を切り落とされ骨が見えている女性。
下腹部を銃剣で刺され苦痛で泣き叫ぶ女性。また、下腹部に木材、竹、人参などを差し込まれ、かき回されて死んでいく女性。

これを端で見ている日本兵は拍手を送り高らかに笑っていた。日本軍に囚われコックとして働かされた中国人が脱走後次の話をしてくれた。12月16日、通りに出てみるとまだ火も残って煙が立ち込めていた。我が同胞の死体の山、山、山。特に女性の死体が目立つ。それらの中で10体のうち8体は腹部を切断され中から内臓が出ている。

血まみれの胎児を手にした母親の死体もある。女性の乳房は切り取られるか銃剣で刺され、血と肉の固まりと化している。南京市内外の虐殺の期間中、多くの女性の死体はこのような様子であった。XinZhong門の城壁近くの家で60歳代のおばあさんの死体が見つかった。おばあさんの下腹部は大きく膨らんでいた。

YangPi通りの北に少女の死体が見つかった。おなかは切り開かれ内臓は引き出され、2つの目は大きく見開き、口からは血が流れていた。 GuYiDian通りでは12歳の少女が死んでいる。下着は破られ、目は閉じたまま口は開いていた。この死体を見てわかることは、これらの女性が単に日本兵の刃に倒れただけでなく、辱めを受けているということだ。

日本兵の犯した強姦の罪は重い。その残虐さは彼らの殺戮に劣らなかった。日本軍の上官はこれらの残虐行為の手をゆるめることはなかった。むしろ兵士の動物本能を満足させるためにこれを奨励した。その結果、日本兵はどこに行っても強姦をやった。上海、SuZhu,WuXi, HangZhou でも日本兵は同じことをやった。

南京の女性の運命は特に悲惨なものであった。南京陥落後、日本兵は女性を求めて南京のいたるところを探し回った。そして見つけると集団暴行を行う。
http://www.geocities.com/Pipeline/Halfpipe/3791/katari2-2.html


日本兵の婦女暴行・強姦の実態

1.妊娠している婦人を全裸にして刀で刃傷、木の間に女の両手両足をゆわえて子宮に手オ留弾をさして爆発。興味本位で、得意気に。(元軍曹T)

2.死体処理の少年の証言、女性の死体は特にひどい。ある女性は両手両足をひろげてベッドに縛られ、局部にサイダーの壜を深く刺されて被殺。

3.多くの少女はベッドに縛りつけられ誰でもがすぐに犯せるようにしている。少女があまり泣きじゃくったり、性病に罹ったりしたら、すぐに殺されてしまう。路地や公園には女性の死体でいっぱいだ。 彼女らは死んだ後でも切断されたり、局部に物を差し込まれたりして辱めを受けている。

4.一月一日、呉昌生が光華門外の自宅に帰った時、七人の日本兵がひとりの中国人のおばあさんを連れてやってきた。彼らにおばあさんを犯せと命じた。日本兵はこの光景を見て笑っていた。

5.二月五日、三牌楼に住む六十歳を超える陳さんのところに三人の日本兵がやってきた。 一人が見張りで、他の二人は交代で強姦した。日本兵の一人はおばあさんにペニスをなめてきれいにしろと言った。

6.1944年の春頃、鈴木氏が分隊長として、討伐作戦に参加した際のある村の話であった。 彼の分隊が休憩していたある農家に、一人の憲兵が現れ、惨劇が始まった。村の女性に食事を作ることを強い、お湯を沸かせていた時のことだった。

突然、その憲兵は梅毒にまみれた自らの陰茎をとりだし、食事の準備中の、一人の女性に、これを舐めろと要求した。ところが毅然と拒絶したその女性に、憲兵は激怒し、服をちぎって沸騰したお湯を浴びせ、遂に殺害した。


7. 12月15日、またもや押し入ってきた日本軍の兵士が、数え年8歳の蔡さんを強姦した。蔡さんはその様子を次のように語る。「日本兵は、私の陰部に手をねじ込み、その時まだ幼かったので、非常に硬かったのを無理やり押し込んでこじ開けた。


8.「冬には、至るところで暖をとります。兵隊は、赤ん坊をひっ捉まえ、火の中に投げ込んだものです。」と、古参兵の一人が報告する。別の帝国陸軍の兵隊が語る。

彼の部隊は打ち棄てられた村で女をみつけ、裸にし、「膣に布切れを押し込み、ガソリンを染み込ませて、火をつけました。皆それを見ていました。隊長もです。 部隊の慰安の一種だったんです。」


「暗い部屋に産褥の婦人ありて傍らにいとけなく眠る嬰児。銃剣で布団を跳ねのける。女は両手を合わせて拝んでいる。(略)彼女は衣服乱れて乳房一突き息絶えていた。」「先に高粱で隠された長持の中の娘もどうやら、輪姦の上刺殺した模様であった」(一一○頁)。

「掃討にあって残虐は付きもので、女をあさる。

輪姦、強姦と、又素裸にして乳房を刺突或は陰部にローソクを垂らし悶えるを見て悦び、恥毛に煙草の火をのせて焦げゆく興味。

タマゴを局部に挿入二個、三個と、更にトウモロコシを挿入或はピストン運動、トウガラシを詰め込み歓声を上げる。

銃剣の先で膣をつつく。こうして時間をもて遊んでいる。呻き苦しみ悶絶、出血滴る女と、掃討の修羅である」(一一二頁)。

「捕らえた女を丸裸にして寝かせて、両足を一ぱいに広げ杭に結びつけ尻したに枕して腰を浮かせて膣に、ナンパ大根と挿入できるようなもの等、刺激物のトーガラシとかをもって、いろいろなことをして、悶える表情に歓声を挙げていた。

更にローソクの垂汁をポトポトと膣に落し上手、下手を争って楽しんでいた。

乳房、腹上、局部にムカゼ・サソリ等を捕らえて這わせての興味を持っての蛮行が、いずこの部隊でも隠された所で行われることが、討伐作戦の楽しみであった。」

「捕虜の男と女を牢から出して来て裸体にして女に男の性器をくわえ吸わせ舐めさせ、性器が勃起するの見物と、性交させることの成り行きと、女の膣ネブリ、乳房と、ああしろ、こうしろと、注文をつけて、その表情を楽しんでいた。」(一一七頁)

 強い攻撃性は、攻撃の対象により強く大きな苦痛と恥辱を与えることで、自らの勝利感、征服感を満足させた。その対象が女性であるときは、性器への攻撃となって現われた(二六)。
http://park17.wakwak.com/~ueba/sankousakusen.4.html


まず、釣り針が連続して付いている釣り糸と竿を用意します。

そして、女の股をひらかせます。

女の膣に釣り糸を挿入。

釣り針も全て挿入し、挿入が終わったらウィンチで思い切り引っ張る。


これは第二次世界大戦時、日本軍が中国で行ったお遊びです。

男性に対しては行われず、女性のみを対象とした完全な性器刑。
失血死した人もいたそうです。


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拷問の光景を見てみよう。

  土地の者ではないということが、怪しいとみた理由だが、功名心にはやる土屋にとっては、それで十分だった。抗日分子なら大手柄だ。「オレが張った綱にかかった」のである。名前を張文達といった。三十三歳の近くの農村の農民で、「この街に買い物に来ただけ」と、おびえた目で話した。「いやいや、これは怪しい。この男は抗日軍の物資調達係だろう。貫禄から見て班長級だな」ど、士屋は決め込んだ。「何としても本拠地を吐かせ一網打尽にしたい」「これは大変な功績になるぞ」。思いだけは駆け巡るのだが、土屋は実際の取り調べをしたことがなかった。それて先輩格の伍長に取り調べを頼んだ。・・・
 
 まず、伍長が命じたのは、「こん棒を持ってこい。それも生木の丈夫なのだ」。これで殴りつけろ、という。土屋の頭に浮かんだのは、「何も生木のこん棒でなくても。相手は人間なのだから、せめて竹刀ででもいいではないか」という思いだった。だが、伍長の、それも実務を教えてくれようとする上官の命令だ。士屋ど同僚の上等兵とで、こん棒を振り回した。男は殴りつけるたびに、「ウッ」「ウッ」と声を立てたが、何も言わなかった。着ている綿衣からほこりだけはあがった。

 効果がないのが分かると、伍長は、机を二列にして、積み重ねさせ、上に棒を渡した。いわば器械体操をする鉄棒のような形だ。この棒に、両手足を麻縄で縛った男を後ろ手にしてつるした。体の重みを不自然な形の両腕で支えるのだから、苦しい。それも一時間、二時間の単位だ。はじめ真っ赤になった男の顔は、青ざめていき。脂汗をにじませてきた。だが、何もいわない。「こんちくしょう」と、伍長は十キロもある石を軍馬手に持ってこさせ、浮いていた男の足に縛りつけた。両肩の関節がゴクッとなった。「ウーン」とうなり、男は気絶した。舌打ちをした伍長は「今日はもういい、明日は必ず吐かせてやる」と言い残して自分の部屋に戻ってしまった。・・・

 二日目もひどい拷問が続いた。指南役の伍長は、どこからか焼きゴテを探して持ってきていた。これをストーブで焼け、という。「赤くなるまでだ」と、次の場面を予想して躊躇する土屋に付け加えた。男を留置場から引き出し、上着をはがし、背中をむき出しにした。赤く焼けたコテを男に見せて脅し、自白を強要するのか、と士屋は思った。ところが違った。伍長はいきなり背中に押しつけた。ジューッという音と、煙、それに激痛に思わず口をついた男の叫び声があがった。と同時に、何ともいいようのないにおいが部屋にも充満した。

 「お前の本拠はどこだ。仲間は?言え!言わないか!」。伍長は、怒鳴りながら何回となく男の背中を焼いた。「苦しい」を繰り返し、男はついに、「話す。話すからやめてくれ」といった。伍長は手を休めたが、相手は、肩で大きく息をするだけで、結局、何もいわない。伍長が再び赤く焼かせたコテを使った。部屋には鼻をつく臭気がこもり、断続的な男の低いうめき声が床をはった。・・・

 拷問は、さらに続いた。逮捕して二日間というもの、男に何も食べ物を与えていなかった。水すらも飲ませなかったと思う。それが三日目は水責めだった。弱り果てた男を裸にし、長椅子にあおむけに縛りつけた。そして、水を入れた大きなやかんで口と鼻に水をジャージャーと注ぎ込んだ。絶え間ない水のため、息ができず男は口をパクパクさせて水をどんどん飲み込む。みるみる腹が膨らんでいった。すると、拷問指南役の伍長は、「腹に馬乗りになって水を吐かせろ。そして、また注ぎ込め」という。この繰り返しだった。何回やっても同じだ。相手は気絶している。自白を得るという効果はなかった。・・・

 三日目は水責めで終わり、四日目は、いわゆるソロバン責めだった。「丸太を三本持って来い」と、伍長がいい、軍馬手に三角柱になるように削らせた。三本並ペ、その中でも鋭角の部分を上にし、男を座らせた。足はズボンを脱がせ素肌である。いわゆる弁慶の泣きどころに角が当たり、体重がかかる。男はこれまでの苦痛とは別の痛みで、悲鳴をあげた。その上だ。伍長は、男の上に乗っかれ、という。しかも土屋と同僚二人一緒にだ。そして、体を揺すれ、といった。ゴキッと音がし、男はうなるような声を立てた。もはや、脂汗も出ないほど弱っていた。男のすねの状態を、どう表現したらいいか。「生ぬるい。足に板をはさみ、両端に重石をのせろ」。すでに別の世界にいたのか、伍長は、さらに命令した。・・・

 足を痛めつけた翌日、伍長は、何を思ったか、太い針を買って来いと命じた。通訳が布団針を四、五本求めてきた。この針を男の手の指に刺せという。指といっても爪と肉の間にだ。映画でみたか、話に聞いたか、そんな拷問があるとは知っていたが、自分がやることになるとは思いもしなかった。ためらっていると、ほおのこけた伍長が病的な目でにらんだ。やらなければならない。男はこれから何をされるのかを察し、腕を縮めた。この腕を同僚に押さえつけてもらい、土屋は、右手中指の爪の間に針を刺した。だが、実際はろくに刺さらなかった。相手はあれだけ痛めつけられていたのに満身の力で手を引こうとした。それに、土屋はおっかなびっくりだった。それで、腕を押さえるのに伍長も加わった。だが刺さらない。男も自白らしいことは、むろん何も言わない。そのうち血やら汗やらで針がすべり出した。それでも刺そうとすると、針を持つ土屋の指のほうが痛くなってきた。

 男はすでに死を覚悟していたらしく、悲鳴もあげなくなった。ただ、ものすごい形相で土屋たちをにらんでいた。足がすくむような思いに襲われながらも、伍長の命令で続けた拷問だったが、ついに伍長もあきらめた。「張文達三十三歳、近くの農村から買い物に来ただけ」ということ以外、何の自白も得られなかった。班長格の軍曹は、すでに男を抗日分子としてハルビン憲兵隊に報告していた。だが、拷問の限りを尽くしても、本拠地の所在など肝心なことは何一つ聞き出せなかった。かといって、拷問によって半死半生になっている男を、このまま釈放するわけにはいかなかった。男の処分はどうするのか、土屋にはわからなかった。

 こういう時の処分で悩むのは、土屋のような新米憲兵ぐらいである。土屋が初年兵時に公主嶺で経験したように、仕掛けがあった。針の拷問から二日後だった。平陽鎮にいた満州国軍歩兵十五師団の日系軍官である中尉が訪ねてきて、男を連れて行った。「日本刀の試し斬りに」だった。男が墓地で首を落とされるのを土屋も見た。(p.81-86)
http://www.ne.jp/asahi/kuma/radical/dokusyo/special/kenpei_kiroku.htm


広東州の中央憲兵隊へ補助憲兵として私は派遣された。野戦補助憲兵といって、憲兵と同伴の時だけにかぎって憲兵の資格を有していた。主な任務は、保全地区(駐留日本軍の勢力圏内)での治安維持であった。特に、思想犯に目を光らせた。思想犯を捕え、拘留し、洗脳するのであったが、そのやり方は目を覆うものであった。

 コンクリートの上に、真っ赤に焼けた木炭を敷きつめ、その上に裸にした“囚人”を転がした。喚き、のた打つ“囚人”は隅へ隅へと転がってくるが、周囲には日本兵がいて、それを蹴飛ばして再び中央へ戻した。“囚人”の反応の仕方は、もはや人間のものとは思えなかった。多くの“囚人”は三日目を境に死んでいった。

 女に対してもその残虐度は同様であった。やはり全裸にして、獣のように四つん這いにさせ、丸太で打ちのめした。

私は、そればかりはどうしてもできなかった。すると、

「これしきのこと、できんのかッ」

 一人の憲兵が私を蹴飛ばしてから、丸太で渾身の力を込めて女を打ちすえた。

中国人は人間に非ず、否、生き物にさえ非ずとでも思っているような拷問であった。彼らの抵抗は死以外の何ものでもなかった。
http://page.freett.com/sokagakkai_komei/www.sokagakkai.or.jp/sokanet/HBK/Heiwa/hansen-7.html


日中戦争証言 車河堡 王さん(69歳)柳河口

 1回だけ見たことがあります。強姦したのは普通子どもには見せないんです。

1回見たのは、若い女性に沢山水を飲ませて、お腹を膨らませたり、

鉄の棒を火で焼いて、赤い鉄の棒を乳房に当てたり、女性の生殖器に差し込んだり、

あるいは銃剣の先を焼いて乳房や生殖器をえぐり取ったりしました。
http://www.jade.dti.ne.jp/~kaworu/syogen/syakaho.html


731部隊・石井四郎の野望・元部隊員の証言
http://www.youtube.com/watch?v=-qOV2saI5kQ


 昭和17年(1942年)春のことだった。入営以来の住み馴れた
東満国境の部隊から関東軍防疫給水部に転勤になったとき、私に与えられた職務は
教育部付きとして各支部に配属される衛生兵の教育だった。
それが終了した後、第一部吉村班に出向ということになった。

 ここは主として凍傷に関する研究を担当していて、私が行ったとき、たまたま
喝病〔原文ママ〕の生体実験が行われている最中だった。

それまでこの部隊は防疫給水、特に濾水機の製造補給が主な任務と聞いていた私には、
初めて接する部隊の隠された側面にただ驚くばかりであった。

堅牢なガラス張りの箱に全裸の人間を入れ、下から蒸気を注入して人工的に
喝病にかかりやすい気象条件を作り出して罹患させ、臨床的、病理的に観察し、
その病因を究明するためのものだった。

 時間が経過するにつれ全身が紅潮し汗が滝のように流れ出る。
いかに苦しくとも束縛されていて身動きもできない。

やがて発汗が止まる。苦渋に顔が歪み、必死に身悶えする。
耐えかねて哀訴となり、怒号となり、罵声となり、狂声と変わっていく
あの凄まじい断末魔ともいえる形相は、今もって脳裏にこびりついて離れない。

私は初めて見るこの凄惨な光景をとても直視するに忍びず、一刻も早く逃げ出したかった。
それにしても平然としてこのような実験に取り組んでいる人たちは、果たしてどんな神経の持ち主なのであろうか。……
http://hide20.blog.ocn.ne.jp/mokei/2008/05/post_44a5.html


実験その1。

厳冬の厳しい真冬の寒さの中に「マルタ」を長時間置き、凍傷を作りその治療をするという人体実験。

この場合限界まで外に置き完全に凍傷をさせる死の直前まで外に置く。

死んでは治療が出来なくなためです。そして体に出来た各部の凍傷を治療するという人体実験。

零下40度cの中に、長時間置かれるだけでも苦痛なのに。凍傷しているかを試すのに、
角材で、手、足を殴り、痛いうちはまだ凍傷になって
いないため更に、長時間、外に凍傷するまで置かれたという。


実験その2。

腹部に銃弾を撃ち込み、その銃弾の摘出手術をするという人体実験。
治癒するまでの時間がどの位掛かるのか。


実験その3。

無理やり全身麻酔の注射をして、人体を解剖し、足、腕、を切断し、接続する人体実験。
頭部を切り落とし脳の中の仕組みを調べる。


実験その4。

「マルタ」の男女にセックスをさせる実験。目的は梅毒に感染させるため。
日本兵が梅毒に感染した時の治療方法の研究。


実験その5。

細菌に感染させる人体実験。チフス、ぺスト、コレラ、赤痢、結核、梅毒等に感染させて、
その病状の変化の様子を克明に記録した。


実験その6。人間はどの位食べ物を摂らずに生きていられるかの実験。

兵士の背負う重装備の「背嚢」→はいのう。約30キロはある重い物を
背負わせ。5時間〜6時間歩かせ、水、食べ物をも与えず何日位位耐えられるのか。

あるいは飲料水と乾パンだけで、何日耐えられるか。

この実験には2人の中国人が使われた。何も与えない人。水と乾パンだけの人。
それぞれのデーターが記録された。


実験その7。

臓器摘出の人体実験。「マルタ」に全身麻酔をして、切り開かれた体内の臓器に、
刺激を与えどのような反応をするのかの人体実験。

そして摘出をして、ホルマリン漬けにする。まだぴくぴくと動いていたという。


実験その8。

「マルタ」を逆さつりにして、何時間何分で死に至るのかの人体実験。
身体の各部はどのように変化するるのかのテスト。


実験その9。

猿や馬の血液と人間の血液の交換実験。「マルタ」の体内血液を全て抜き取り、
どの位の分量の血液が搾り取る事が出来るかの人体実験。


凍傷の人体実験では、極寒の零下40度に長時間放置し、冷凍人間に近いものを作って
人体実験をした部分は記載中涙が止まらなかった。何故そのような事が行われたのか?

答えは、かってシベリア出兵の時日本軍は凍傷に悩まされた経験を持っていました。
この凍傷の克服のために731部隊では、凍傷実験が行われたのです。

この実験で手足を無くした「マルタ」の身体は、かろうじて残された頭部だけです。
そして最終的には毒ガス実験などに「再利用」されたという

その他「マルタ」を柱に縛り付け、空中から細菌爆弾を投下し効果がどの位あるのかを実験した。
「細菌の効力を確かめるため」

毒ガス実験では、ガラス張りの中に「マルタ」を入れ、毒ガスで死亡していく経過を映像に記録したり。絵画を描いたという。
http://homepage2.nifty.com/yocyan1854/ikari4.htm


そやね。私たちが片付けにいったとき、中国の女の人がありましたね。

梅毒の実験の。スペロヘータの実験の。それは思い出ありますね。

えーと、やられた先生は、園田中佐。教育隊の中佐のね。

それで私たちが入ったのは梅毒のそれをやったあとですから、恥部をずうっと切り開いとったですね。

その実験がどういうようにしたとかはお聞きになりましたか?

いやー、それは聞いてない。それは恥部と、それとあばらを開いとったですね。

その中をどうあたっていたかは覚えてないですね。顔とかはあたってないです。
まあ、そのような繰り返しです。
http://tenjin.coara.or.jp/~makoty/library/memory731.htm


その真空試験いうのは?

結局カプセルの中に入れて空気を抜くわけです。そうすると穴という穴から腸とか全部飛び出してくるいうて、凄かったらしいです。

それを言われた方、覚えていますか?

はい、1班におったのですね。茨木の方です。4年次になってちょっとして聞いたですね。

何班ですか?

それは研究班になるんですね。岡本班ですね。どういう意味でやったのかそこまで聞かなんだけどね。
http://tenjin.coara.or.jp/~makoty/library/memory731.htm


日本軍「慰安婦」生活を強要されたキム・デイル女性の証言を聞いてみよう。

 「平壌が故郷だという、“ハナコ”と呼ばれた女子が妊娠したが、田中という者は酒をひどく飲んで入ってきて、彼女を倒して容赦なく腹を蹴り飛ばし、
次に彼女の腹から胎児を取り出して投げ飛ばした。

 そして、朝鮮女性をみな集めてからそのはらわたを刃先で引き出して「慰安婦」の首にかけ、部屋の床の血をなめろと言った。

この時、多くの女子は気絶し、心臓が破裂して死んだ女子もいた。

 ある日、田中という者は大きい犬一匹を引いて入ってきて、犬に

「俺もしたから、お前もやれ」

とそそのかし、私に×××させた。 私が気を失って倒れると、冷水を浴びせて狂ったように襲いかかり、獣欲を満たした。

 さらに奴らは麻薬を吸わせた後、タバコにガソリンをつけて口や鼻、子宮に突っ込み、火をつけて火傷させた」

 日帝野獣は、ある「慰安婦」少女が必死に反抗したため、5匹の馬に彼女の腕と脚と首をくくり、引きちぎって殺したという。

かと思えば、ある女性が自分たちの要求に応じないため、「乞食」に「しつけ」をしてやるといい、彼女を木に逆さにぶら下げ、無理矢理襲いかかって銃卓で殴打した後、
乳房をえぐり取って残忍に虐殺したという。

 日帝は「慰安婦」が伝染病にかかれば、彼女らがいる「慰安所」に火を放ち、
死体を川や山中に捨て、戦闘に敗れて追われる時には「慰安婦」を一列に並び立たせ、順に首を切り落とした。
http://www.piks.or.tv/date/japan/20040826.htm


『沈黙の叫び 日本軍「慰安婦」出身のおばあさんの声』

耐えかねて逃げようとした女を日本兵達が見せしめに縛り上げて乳房を短剣で
切り落とすと傷口から真っ白な脂肪が溢れ出してきて、やがてそこから血が流れ出した。

731部隊やら南京大虐殺と並んで有名な従軍慰安婦問題。
A級戦犯が永眠る靖国を総理が未だに参拝している事が大陸で問題視されているのも、生の声を聞くと頷ける。
http://www.eigaseikatu.com/imp/14905/152813/


兵隊は彼女の首を切り、その煮汁を飲めと強要しました

 私は4人兄弟の長女で、弟3人がいまし た。ところが、両親は私たちを残して死ん でしまい、一番下で乳飲み子だった弟もお 母さんに続いて死んだのです。

  住む家もないので橋の下で雨露をしのぎながら、乞食をしたり農家の手伝いをして 弟たちを養いました。   私が数え年で17歳の夏、住んでいた小屋 に帰って来ると、巡査か兵隊なのかわからない日本人の2人の男が現れたのです。

彼らは私の髪の毛をつかんで、放り投げるように大きなトラックに乗せました。
弟たちが「お姉ちゃん行くな」と泣き叫んだの で私は振り返ろうとしたのですが、
男たち に蹴られてトラックに押し込められました。

その中には、幼い少女から20歳前後までの 娘たちでいっぱいで100人くらいいました。
男たちは、泣き叫ぶ私たちを殴ったり蹴っ たりして黙らせたのです。

  水原(スウォン)の駅から汽車に乗せら松中国の大 連へ連れて行かれました。
私たちが列車の 外をのぞこうとすると、「何を見ている」 と兵隊は髪を引っ張ったり足で蹴ったりし ました。 私は、弟たちのことも心配だしこ れから何が起きるかという不安で泣き出し たのですが、そしたらまた殴られたのです。

兵隊たちは、途中のハルビンや牡丹江な どで娘たちの一部を汽車から次々と降ろし て行きました。 私は東寧県で汽車を降ろさ れ、20人くらいの女性たちとトラックでプ チャゴルに連れて行かれました。

到着する と将校が「天皇と軍の命令だ。言うことを 聞かないと殺す」と言いました。

私は5号室に入れられ、着いたその日か ら強姦されたのです。
あちこちの部屋から も悲鳴が聞こえてきました。
それからは、 少ない日でも30人くらいの日本兵の相手を しなければなりませんでした。

  ある日、2人の女性が兵隊の相手をする のを拒否したということで、両手を縛られて庭に引っ張られて来ました。

兵隊たちは、 私たちを呼び集めて2人を高い木に吊るしたのです。

その娘たちは兵隊に「犬のよう なお前たちの言うことなんか聞かない」と 言いました。

そうしたら、奴らは刀で彼女たちの乳房をえぐり取ったのです。

血が吹き出ました。あまりにも残酷なので私は気絶してしまいました。

  彼女たちが死ぬと兵隊たちは首を切って 沸いた湯の中に入れました。
そして、その 煮汁を私たちに飲めと強要しました。

拒否 すれば私たちも殺されるので、生きるために仕方なく飲んだのです。

  女性たちの数はいつも20人くらいで、病気で死んだり逃亡に失敗して殺されたりすると新しい女性が補充されました。

ある時、 私は逃げようとして捕まってしまいました。

板にくぐり付けられて何十人もの兵隊に犯され逃げ出せないように
足の神経を切られてしまったのです。

  そして、別の部隊に移されて砂地に天幕を張っただけの所に入れられました。
私は、 鉄条網の下をくぐって逃げようとしましたが、鉄条網に鈴が付いていたのを知らなかったので再び捕まってしまいました。

すると、兵隊たちは赤く焼いた鉄棒とドラのような鉄板を私のお尻に押しつけたのです。

この時の火傷はケロイドになってし まったので今でも歩くのが困難で、痛くて横になることもできないほどです。

  ある時、奴らは私たちの食事に毒薬を入れました。
私は火傷のために早く歩けなかったので食事に遅れたのですが、私が行った時には先に食べていた女性たちがすでに死んでいたのです。

私は、這って逃げ出して、その村の中国人にかくまってもらいま した。

私はここの「慰安所」に8年間いま した。

  体の火傷の跡を見てください。正視できないほどです。
1947年に帰国しましたが、 故郷には帰れませんでしたし、子どもを生 むこともありませんでした。
http://www6.ocn.ne.jp/~kitanisi/knews/knews0109.html


日本軍はどのように慰安婦の秩序を保ったか:

A. 韓国人慰安婦の1人は、なぜ1日に40人もの男にサービスしなければならないのか
と尋ねたために、日本軍指揮官の命令によって、他の慰安婦の面前で、刀でたたかれ、
裸にされて、たくさんの釘の突き出た板の上を転がされ、血だらけになった後に首を
切られた。

さらに、日本軍指揮官の1人は、それを見ていた人々の前で
『あなたたち全員を殺すのは、犬を殺すよりも簡単だ』と述べ、死んだ女性の死体を
煮て食べるように強要した。


B. 韓国人慰安婦の1人は、他の40人とともに蛇だらけの水溜りに入るよう命令
され、そのうち数人は、無理やり水中に押し込まれ、その後、土をかぶせて生き埋めにされた。

C. 兵士に噛み付いた新入りの慰安婦は、他の慰安婦の面前、慰安所の中庭で首を
切られ、ぶつ切りにされた。

D. 激しく抵抗した慰安婦の1人は、胴体と頭を別々の馬に縛り付けられ、他の慰安婦
の面前で引きちぎられて殺された。


E. 多くの慰安婦は、中国兵捕虜の頭を煮た水の残りを飲むように強要された。

F. 性病にかかり、50人の日本兵に病気を移した韓国人慰安婦の1人は、灼熱の鉄棒で膣を消毒された。

G. 性的サービスを逃れようと入浴を拒んだ慰安婦は、木に逆さに吊るされ、ライフルで殴られ、乳首を切り取られて、最後に膣から銃で撃ち抜かれて殺害された。


筆者が最近傍聴した集会にも、元慰安婦が招かれ、体験談を語ったが、その上品で温和な顔立ちの元慰安婦が、

「慰安所の天井から赤ん坊の頭で作ったモビールのような飾りが吊るされていた」

と語ったとき、会場は一瞬息を呑んだ。

(上記の申立書、ならびにハウスフェルド法律事務所の各種資料は、

http://www.cmht.com/casewatch/civil/comfort.html
http://www.geocities.com/lordfreeza88/esytesti.htm


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セックスと暴力。このふたつが密接に結びついている理由

戦場で殺戮とレイプが密接に結びつくのは深い理由がある

中東に吹き荒れる狂気の暴力集団ISISの戦闘員が今求めているのは何か。

それはバイアグラだ。人道援助のグループが現地ラッカの医師から聴取した話によると、ISISの戦闘員は性奴隷にした妻を痛めつけながらの過激なセックス行為を行っており、猥褻な下着を買い与えて着せている。

そして、殺人をしていないときはセックスを、セックスをしていないときは殺人をしているのだと言う。自分の支配下においた人々には厳格なまでのイスラム法を敷いているにもかかわらず、そうなのだ。

セックスに狂うことをISISの幹部は奨励している。

「子孫を増やして、我が同胞で世界を埋め尽くせ」というのが上層部の命令であり、ひとりでも多くの女性を妊娠させるのは彼らの「義務」なのだ。

殺戮とレイプ、暴力とセックスが見事なまでに結びついているのがISISの姿からも分かる。そうなのだ。人間が野獣になると、暴力とセックスが剥き出しになって現れてくる。
https://www.bllackz.net/blackasia.php/content/20150225T0256310900.html

治安悪化、暴力蔓延はレイプの時代の幕開け、経済崩壊後の世界 2011年8月29日
http://ginga-uchuu.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-0a55.html

そろそろ、学習したほうがいいかもしれない。これから暴力の時代に入っていき、そうなると真っ先に狙われるのは女たちであることを。

戦争が起きたり、国が無法地帯になったとき、もっとも弱い存在になるのが女性たちだ。これから女たちにとって受難の時代がやって来る可能性がある。

戦争が起きたらレイプが横行する現実

日米欧で経済悪化が深刻化しているのが今の状態で、いずれ先延ばしができなくなって様々な国が破綻していくことになる。

当然、どこの国でも治安が悪化し、暴動が起きたり、内乱が起きたり、最期には恐らく戦争になる。

日本もグローバル社会に組み込まれているし、今まで圧倒的な軍事力で守ってくれていたアメリカが衰退することによって近隣国家から侵略も受ける可能性もゼロではない。

法の庇護がなくなれば、あとは肉食獣のような男たちが、暴力や、権威や、金で女たちを貪り尽くしていくことになる。

外国からの侵略を受けた国・民族・組織の女性は、常にレイプされているのはよく知られている。

ヒトラー率いるドイツ軍がロシアで何をしたか。アウシュビッツのユダヤ女性に何をしたか。日本軍が中国で何をしたか。敗戦したナチスドイツになだれ込んだロシア兵がドイツ女性に何をしたか。

そこではレイプが吹き荒れていたのではなかったか。

もちろん、遠い過去の話ばかりではない。独立運動を戦っていた東ティモールでインドネシア軍が民兵と共に何をしたか。

ルワンダでツチ族、フツ族の女性たちがそれぞれどうなったか。セルビアでの民族浄化とは何だったのか。 コンゴの女性たちはどうなっているのか。

コンゴの集団レイプ事件は、いまだに終わっていない。国連軍の目と鼻の先で女性が家族の前でレイプされているのである。


レイプされ、焼き殺されそうになったコンゴの女性
レイプされ、目をつぶされたコンゴの女性

・戦略的に女性をレイプ。史上最悪の暴力国家コンゴ
・コンゴのレイプ地獄から逃げて国境でも輪姦

マン・アルオベイディ。
カダフィ派の兵士15人にレイプされたと訴えて泣いている。

戦争になれば正義など吹っ飛んでいく
歴史が冷酷に示しているのは、女性は略奪・レイプの対象だという事実だ。

有事になった瞬間に、人権という概念が失われる。剥き出しの暴力と欲望が秩序に取って変わる。歴史がそれを教えてくれている。

イラクの「治安維持」のために駐屯しているアメリカ軍でさえ、アブ・グレイブ刑務所で、イラク女性をレイプしていたという事実が英紙によってすっぱ抜かれた(レイプ写真まで出回った)。

ちなみにレイプされた女性の多くは自殺、妊娠した状態で保釈された女性は家族に一族の屈辱だと言われて殺されたという。

オバマ大統領はそういった写真の公開を見送って、今も事実が公開されていない。 一部の写真が漏れ伝わっているが、氷山の一角である。

正義がそこにあると思ってはいけない。戦争になれば、正義など吹っ飛んでしまうのである。

2011年エジプトのムバラク追放の民主化デモの際、取材に行っていたララ・ローガンは、独裁主義を倒す正義の集団と喧伝されていた民主化デモの男たちにレイプされたのは記憶に新しい。


レイプされたララ・ローガン

実は彼女がレイプされていた場面は動画としてあったようで、それを見た関係者は「彼女は6人の男に膣を犯され、無数の男が肛門もレイプ、さらには片方の乳首も噛みちぎられたように見える」と記している。

誰も助けに行かなかった

暴力時代になったとき、真っ先に女が犠牲になる例を挙げよと言われれば、いくらでも例を上げることができる。

スハルト政権が崩壊する寸前、スハルトは暴徒の矛先を華僑に向けるために、特殊部隊を使ってジャカルタ北部のコタを襲撃するように煽動したが、その際も華僑の女性たちが片っ端からレイプされて殺されていった。

このときのレイプ写真もやはり一部で出回っていたが、白昼の混乱した街で女性が男たちに羽交い絞めにされたままレイプされているものだった。

レイプされる華僑の女性
レイプされたあとは焼き殺されていた

写真と言えば、東ティモールで兵士たちが女性を踏みづけにしたり、上半身裸にして取り囲んだり、殺害した女性の死体を穴に棄てている写真も出回った。

最初から拷問し、殺してしまうことを目的にしてやっているのである。このような人権侵害が起きていることは20年間も訴え続けられていたが、国際政治は完全に「無視」を決め込んでいた。

アメリカも、ASEAN各国も、国連も、東ティモールの女性たちがレイプされ続けているのを知りながら、誰も助けに行かなかった。

こちらは東ティモールの実態を描いた書籍にも収録されているので知っている人も多いのではないか。

軍や警察が国民の敵になっていく

女性の時代というのは、平和時にのみ存在する概念であることを女性たちは気がついているだろうか。

それは非常にもろい基盤の上に成り立っているものであり、法と秩序が失われた瞬間に、すべての女は身の安全が保証されなくなってしまう。

治安悪化が当たり前になるときは、経済も破綻しているときだから、公務員の汚職、モラルの低下も起きている。これは何を意味するのかというと、警察までがアテにならない存在になっていくということである。

いや、軍や警察が国民の敵になっていくこともある。

インドネシア警察が売春婦を逮捕しては署内で「セックスすれば保釈してやる」と言っているというのはよく新聞沙汰になっていた。

インド・ゴアで、三人の警官が道端に立っている娼婦を捕まえて車内に押し込み、そのまま脅してレイプした事件があった。

この警官たちはそれを携帯電話でビデオに記録していて、同僚たちに見せて「自慢」して回っていたという( THE TIMES OF INDIA より)。

それだからこそ、世界が平和であることは女性にとっては最重要事項である。いざとなったら警察が守ってくれるなど、そんなことはあり得ない。警察こそが女性の最大の敵になるのである。


狂気のような犯罪者も解き放たれる

また治安が悪化していけば、当然のことながら犯罪も増えていく。女性をターゲットにしたレイプ犯罪も増えるだろう。

連続レイプ殺人が増えるのも、だいたいが警察権力が弱いときである。

もともと世の中には一定数のサディスト、ネクロフィリア、ネクロサディストといった危険な嗜好を持った男たちがいる。

普段は妄想の中にしかなかった彼らの性癖は、警察組織が弱まったと分かったら、弾けるように世の中に出ていくのである。

彼らは暴力を振るうことによって性的な快感を得る。

最初は、殴りつけたり、首を締めたりしているだけで満足を得ているのだが、そのうちにそれで飽きたらなくなり、一線を超えてしまう。

狙いをつけた女を殴り殺し、レイプし、死体を損壊し、ときには食べてしまったりする。このひとつひとつの行為に薄気味悪い名前がつけられている。

殴りつける サディスト
殺してレイプ ネクロフィリア
死体を壊す ネクロサディスト
死体を食べる カニバリズム

治安が悪化していくと、おおよそ正気とは思えない男たちが夜の街を徘徊して事件を起こすようになる。治安の悪化によって、狂気の犯罪者が解き放たれるのである。


レイプ殺人の現場

乳首がちぎられている。
犯罪者にネクロサディストの心理が見える
乳房の損壊を見ても、サディスティックな殺人であることが分かる


激しく損壊されている女性の死体。
腕が切り落とされ、内臓が取り出されている。
典型的なネクロサディストの殺人だ。


・ 暴力性愛・死姦・死体損壊は、どのような快楽なのか
・おぞましき屍姦の事件に、心の闇をのぞき込む


そろそろ暴力時代が来ることの覚悟を

平和が失われる理由はいろいろある。宗教問題、領土問題、民族問題、経済問題。

日本を含めた先進国が瓦解していくのは、経済問題が立ち行かなくなった時だろう。

日本でも、失業者が増え、財政がパンクし、債務不履行(デフォルト)を起こして世界中から信用を失くす時が来るかもしれない。

そうなると、今の日本では軍事力もなく、政治的交渉力もないので、そのまま侵略の対象となってもおかしくない。

世界を見渡してみれば、ほとんどの国の男たちが好戦的であり、無慈悲であり、銃の扱いを知っている。

第二次世界大戦後、日本はアメリカの庇護の下で、すっかり平和に慣れてしまったが、そのせいですっかり平和主義になって、銃の扱いすら知らないでいる。

今まではそれでよかった。しかし、もうこれからはそうはいかない。

治安悪化、テロ、暴力で満ち溢れていくので、これまでのような状態のままだと抵抗すらできないのである。

しかし、アメリカの覇権が失われていくと共に、日本に対する庇護が消えていく。

いよいよ日本も、自ら血と暴力の世界に足を踏み入れるしかない。そういう時期に来ている。

冒頭に書いた通りだ。無法地帯になったとき、もっとも弱い存在になるのが女性たちだ。

法の庇護がなくなれば、あとは肉食獣のような男たちが、暴力や、権威や、金で女たちを貪り尽くしていく。

日本人はそういう時代が来る可能性もあることを覚悟したほうがいいのではないだろうか。
http://ginga-uchuu.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-0a55.html


(ヒューマン・ライツ・ウォッチが、ソマリアでもレイプが蔓延していることを報じています。ソマリアと言えば、国全体が無法地帯と化して暴力に満ち溢れている国です。暴力とセックスが結びつきを書いた記事を再度トップに上げたいと思います。)

この地球上で、最も女性にとって危険な場所は「コンゴ」であると言われている。コンゴでは殺戮とレイプが吹き荒れていて、未だ止まらない。
(戦略的に女性をレイプ。史上最悪の暴力国家コンゴ)


アフリカでは、コンゴの他にもスーダンや中央アフリカでも女性が戦略的にレイプされている。

そして、最近では無法地帯ソマリアでも、レイプが恒常的に行われていることがヒューマン・ライツ・ウォッチによって報告されている。レイプの被害者の3分の1は、18歳未満の未成年である。

戦場では殺戮とレイプがしばしば密接に結びつく。つまり、殺戮という究極の暴力と、レイプという究極のセックスが、そこに結びついている。

もっと端的に言うと、セックスと暴力は、切り離せないものになっている。


セックスと暴力の相性

セックスと暴力は、いったいどうして結びつくのだろうか。様々な要因があって、たとえばセックスというのは元々肉体的なものであり、その肉体性が暴力を喚起するという説がある。

セックスは本能であり、本能は動物的であり、動物的なものは暴力性が垣間見える。だから、セックスと暴力は相性がいいと一般的には言われている。

科学者は別の見方をしていて、たとえば、セックスと暴力の相性は、脳の仕組みに関連していると考えているようだ。

・性ホルモンの中枢
・性行動の中枢
・攻撃性の中枢

この3つの中枢が、人間の脳の非常に狭い部分に隣接している。

性ホルモンの中枢と性行動の中枢は同じ間脳の視床下部付近にあるのだが、攻撃性の中枢は間脳に近くの扁桃核にある。

性的な刺激を受けると、その刺激は攻撃性をも誘発する。逆に、攻撃性の刺激を受けると性行動をも誘発する。恐らく刺激が強ければ強いほど、その刺激が放射状に別の中枢に拡散していくのだろう。

だから、セックスと暴力は一体化することもあるのだというのが科学者の説明だ。


動物の交尾でも同じ

セックスが暴力と結びついているというのは、人間社会ではレイプやボンデージやサディズムやネクロフィリアなどがすぐに挙げられる。

売春女性を殺しまくる連続殺人鬼は、たいていはレイプしてその後に殺すのではなく、殴って蹴って刺して食いちぎって血まみれになった女を見て興奮しているのが損壊した死体を見ても分かる。(娼婦49人殺しロバート・ピックトン。典型的な死体加虐者)

レイプという犯罪がバレないように殺して証拠隠滅するのではなく、殴り殺しながらレイプするのが目的なのである。死体の処置に困ったら、今度は切り刻んで食べてしまったりする。

脳の中では、食欲の中枢も実は暴力の中枢に近い。これは、狩りで動物を殺したら、そのあとは食べるという一連の行動が、本能によっても強化されているということでもある。脊椎動物はほとんどがそのような脳の作りになっている。

ネクロフィリアがネクロサディストになって、さらにはカニバリズムにまで行き着くのは、すべて本能の為せる業だったのかもしれない。

動物の交尾も、オスがメスを攻撃する形で始まることが多いのだという。アカゲザルの場合でも、猫の場合でもそうだ。

また、オスは他のオスにメスを取られないように、攻撃性を剥き出しにしながら交尾に入る。

あるいは、一匹のメスを巡って最初にオス同士で闘いあって、勝ったほうがメスと交尾するというスタイルを取る。そこでも暴力が関わっている。


根源的な「本能」の結びつき

平和な時代が続いていると、なぜ暴力が存在するのか忘れてしまうし、誰でも暴力を振るわれるのは嫌なので先進国になればなるほど暴力を封じ込める。

そうすると、余計に暴力が縁遠いものになって、暴力とセックスが結びつくというのが犯罪的だとすら思うようになる。

しかし、アメリカ兵がどこででも敵地で女性をレイプしていたり、アフリカの暴力闘争には必ずスレイブ(奴隷)にされる女たちの姿があったりするように、暴力の現場には必ずセックスがそこに見え隠れする。

どんな時代の、どこの国の戦争でも、必ず暴力の現場には、レイプがある。

売春地帯でも同じだ。最初から暴力を振るうために来ている男の存在もある。レイプも罵倒も、売春地帯ではごくありふれた犯罪だ。


今でも暴力とセックスは切り離せない現状がそこにある。

暴力とセックスは根源的な「本能」の結びつきだった。


ボスニアでは戦略的レイプが行われた


相手を殴りつけて勝敗を決める

人間の三大欲望というのは「食欲」「性欲」「睡眠欲」とよく言われている。

「三大欲望」とはよく言われるが、「三大本能」とは言われない。三大本能という言い方をすると、恐らくこうなる。

食欲、性欲、暴力欲。

かつては獲物を採るにも暴力が必要だった。かつては女を取り合うにも暴力が必要だった。

食欲と性欲は密接に暴力と結びついていたので、脳も暴力を本能として格上げしているのである。

暴力を否定するのはまっとうな社会人としては当然だ。それは人間社会ではあってはならないものである。

スポーツも暴力の代償みたいなものだから、本当であればあんなものは禁止すべきなのかもしれない。

ボクシングや格闘技を見れば分かるが、相手を殴りつけて勝敗を決める残酷なものである。ボクシングはスポーツであるが、同時に暴力行為でもある。

しかし、ルールを決めて行っているのだからそれはいいと人々は言う。そこに暴力があるというのは奇妙なことに、人々の頭からすっぽりと抜けている。

ボクシングや格闘技を見て喜ぶ人は大勢知っているが、「格闘系のスポーツ反対」と国会で訴える人は見たことがない。


レイプ。傷害。私生活も暴力まみれだったマイク・タイソン


人々は暴力に飢えている

人間が本当に暴力が嫌いだと思っているのであれば、スポーツは絶対に流行しない。暴力を見たいから、暴力がベースになっているスポーツを見る。

どう見ても、スポーツは暴力の代用か、暴力そのものであり、それを見て人間は喜んでいる。

映画でも暴力とセックスに溢れている。ホラー映画でもゾンビ映画でも暴力が主題になっているではないか。それをカネを払って見たいと人々は思っているのである。

客観的に言うと、人々は暴力に飢えているのだ。

あなたがスポーツをするのが好きだったり、スポーツを見て楽しんでいたり、人が死ぬ映画を見たりしていることがあったりするのであれば、あなたも本能で暴力を求めているということだ。

それでいて暴力はいけないと、したり顔で否定しているのかもしれない。それは、あなたの本能とは違う建前を口にしているだけかもしれない。

あなたは、食欲という本能を持ち、性欲という本能を持っている。あなたもそれを否定しないだろう。

では、なぜもうひとつの本能である「暴力」が自分からすっぽり脳から抜けていると思うのだろう。暴力は、間違いなくあなたの体内にも眠っている。

ここが、人間の恐ろしい部分である。
http://www.bllackz.com/2011/09/blog-post.html  

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/709.html

[リバイバル3] 中川隆 _ 凶悪犯罪 関係投稿リンク 中川隆
7. 中川隆[-7701] koaQ7Jey 2017年5月14日 10:29:58 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

セックスと暴力。このふたつが密接に結びついている理由
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/709.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/595.html#c7
[番外地6] セックスと暴力。このふたつが密接に結びついている理由 中川隆
8. 中川隆[-7700] koaQ7Jey 2017年5月14日 10:30:48 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

このスレの続きは


セックスと暴力。このふたつが密接に結びついている理由
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/709.html
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/440.html#c8

[リバイバル3] セックスと暴力。このふたつが密接に結びついている理由 中川隆
1. 中川隆[-7699] koaQ7Jey 2017年5月14日 11:52:36 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

イラマチオや潮吹き願望が強い男は、ソープ嬢を心の中で売春婦と卑しみ、嬢がソープズレしていなくて、無知で、こういうことに従順だとわかっているからジャンジャン攻めてくる。

 私は若い女からそんな愚痴をよく聞いている。
もう、風土がそういうことなのだ。

マニュアルに「できるだけお客さまのご希望に添って…」とあるから:


【 風土 】の説明──この店の男たちの意識

 うちは艶グループと違って、お客に好きなように女を攻めてもらう方針です。
(福田康夫の口調で)うちは艶グループと違んです。

 だからお客が左手で抱き寄せてキスをし、右手をマンコのところに持ってきて、下手くそな弄い方で揺さぶった時には、最高の官能を示して股を微妙に揺らしてください。

気持ちよさそうなふりをするのです。

うちは艶グループとは違う男女交渉を貴女たちに求めているんです。


 ということは、客が潮吹き狙いでバギナにガシャガシャやって、嬢はこれはかなわんとフロントに訴えても、そんなことは愛撫なのだから我慢しなさい、と言いかねない。
http://ryoseiki.jp/kanazuen_play/ns_kanazu.html

フツ−の男もやってみたいんだけど、みんな我慢してるだけなんだよね :


317 :名無しさん@入浴中:2010/07/18(日) 12:53:51 ID:NWhk5llG0

新人で入店一日目のおとなしそうな19才の娘だったので 泣こうが喚こうが知ったこっちゃないって感じで 強引に中出し

別にソープなんて星の数ほど在るんだから
姫NGや店出禁覚悟でこれからもガンガン攻めるよ、俺は


324 :名無しさん@入浴中[sage]:2010/07/25(日) 22:06:16 ID:KtJognrV0
>>317
俺もそんな感じ。
俺に入ったらトラウマになる女の子多いと思う。

あそこに5本ぐらい突っ込んだり当たり前だし。
中田氏はもちろん当たり前。
バックしてるときゴム外しで絶対に中田氏する。


210 :名無しさん@入浴中:2010/02/16(火) 15:00:36 ID:QmYteYtk0
潮を噴かせようと時間一杯手マン

結果不発
どうやっても噴かない人は噴かない?

326 :現役嬢:2010/07/25(日) 23:27:25 ID:EL2B5X5sO

>>210みたいなのが一番嫌な客。
二度とその魚雷に当たりたくない。
あなた方の洗ってないその汚れている手でガシガシヤられたら、卵菅炎症して子どもが出来ない体になったり、腹膜炎起こして開腹手術することだって稀じゃないんだよ。

キンタマとチンコ思いっきり引っ張って握り潰されたら気持ち良くなると思うか?
それと同じ行為だよ。
陰のう炎にしてやろうかと思うよ。
お願いだから、指でガシガシヤらないで下さい。

327 :名無しさん@入浴中[sage]:2010/07/25(日) 23:37:03 ID:l1MtkYmWO
>>326
そういうリスク覚悟で高給の見返りにソープ嬢やってんだろ

耐えられないなら心も体もボロボロになるまえにやめたほうがいいよ

子供産む気ならマジではやく上がらないとね

子宮けいガンにも気を付けなよ

まぁAVみたいな指マンするクズは死ねばいいと思うことには同意だわ

328 :324:2010/07/26(月) 00:24:54 ID:eSR0h8kk0

俺が前入った嬢は子宮に炎症起こしてるらしく、薬を服用してるみたい。

その副作用でお腹が膨らんでるね。
まあもう2度と入らないけど。

俺は指でガシガシやらないと気が済まない。
子どもができない体になろうと俺には関係ないからね。


329 :名無しさん@入浴中:2010/07/26(月) 00:28:57 ID:EsZixK4QO

そんなのとっくにワクチン打ってるわ。
もしあなたの娘や嫁さんが働いてたら、商売だからしょうがないといえるか?
AVなんて作り物の精子使ったり、潮吹かせる画像修正してそう見えるだけ。
本当は指だっていれない。
何本何カットって早くとらにゃいかんのに都合よく潮吹かせるか。

何回戦してもいいし、時間いっぱい逝かせるように頑張ってるのに、
潮吹かせようと押さえ付けられて、60分ずっと激しい手マンされたら泣くよ。

痛いからって言って叫んで拒むのを、感じて恥じらってるとでも?
お願いしてもやめない人いるよ。
素人玄人関係なく、女の子のアソコは優しく扱って下さい。お願いします

339 :名無しさん@入浴中:2010/07/30(金) 13:04:08 ID:SOcICWpn0

>俺は指でガシガシやらないと気が済まない。子どもができない体になろうと俺には関係ないからね。

同意


>その女がどうなろうが俺には関係ない。
>泣こうが嫌がろうが、自分のやりたいようにやるだけ。

同意
それが風俗遊びだよね。
マンコを壊すつもりでやらないと元を取れない。


>もしあなたの娘や嫁さんが働いてたら、商売だからしょうがないといえるか?

君とは住んでいる世界が違うから
俺の娘や嫁は風俗で働かない。
http://qiufen.bbspink.com/test/read.cgi/club/1287420731/


388 :名無しさん@ピンキー :2009/01/27(火) 23:42:37 ID:mxi+u4X10 (4 回発言)

風俗に来るお客さんは、ぶっちゃけ普通の女性とはお付き合い出来ない用な人も多いのです。

セックスするたびに女性が血まみれになる程、指で性器をかき回しても、それが普通、
むしろ それくらいしないと女性は感じないなんて思ってる人も居ます。

女性なんて押さえつけて突っこめば よがりだすと思ってる人だって居ます。


359 :名無しさん@ピンキー :2009/01/27(火) 14:48:55 ID:mxi+u4X10 (4 回発言)

使い捨て感覚ですね。

わたしの最初に居たお店で、あなたのようなコが、膣の中をかきむしられて床に血だまりを作って泣いていたのを覚えています。

服まで血がついていて、あまりに可哀想だったので着替えを貸してあげたけど、結局それっきりで、着替えもかえってきませんでした…

仕方ないだろうけどね。


372 :名無しさん@ピンキー :2009/01/27(火) 19:14:33 ID:BTLnNhlV0 (1 回発言)
>>359
去年の暮れに遊んだ子が同じようなこと言ってた。
客に指入れされて血がたくさん出たって。


392 :名無しさん@ピンキー :2009/01/28(水) 00:00:34 ID:wyInmEsx0 (1 回発言)

そこまで酷く指入れする客にあたったことないよ。
それよりブサキモイ客とディープキスしたり、顔中舐められたりの方がきついよ。
客ってほとんど口臭すごいし。口臭すごい癖にキス魔だし。
電車でみかける、身の毛もよだつようなおっさんとキスしたり抱き合ったり出来る?


395 :名無しさん@ピンキー :2009/01/28(水) 00:18:16 ID:hDe5rBuVO (1 回発言)

わたしも、シーツが赤く染まるような目にあったことある
客はシーツについた血のマン拓みて興奮するって喜んでた
菌入ったのかしばらく熱出て大変だった…
http://logsoku.com/thread/qiufen.bbspink.com/nuki/1232543945/#359
http://qiufen.bbspink.com/test/read.cgi/club/1284649538/


最悪な客どもへ


3 名前: 名無しさん 2008/09/30(火) 06:53 ID:X8,3ZnU_Rm

愛想笑いすら出来なくなるような客が多すぎ。


357 名前: 名無しさん 2011/04/21(木) 20:06 ID:!EYCpRrpVt

今日客にイラマチオって言うのかな 喉の奥までガシガシ突っ込まれて苦しかった(つд`)
皆さんもそうゆう経験あるの?


358 名前: 名無しさん 2011/04/21(木) 22:38 ID:xf0Cx@9qNB
>>357
あります!
頭抑えられて、喉の奥までガンガン遠慮なしに突っ込まれました〜(>д()
てめえも同じことやられてみろって感じですよね!苦しいし痛いのに!


385 名前: 名無しさん 2012/04/06(金) 14:06 ID:mbIjqY0tMG

髪の毛を掴んで引っ張る、
イマラチオ、
出血するまであそこを指でガシガシ。。
少し高めのお店から移ってきて明らかに客層が悪くて愚痴らせてくださぃ。。
これはフツーなんですか?
喉も腫れて膀胱炎にも月二回もなりました。
優しく言ってもきかないお客さん達。。疲れた

306 名前: るみ 2009/11/05(木) 20:53 ID:k,b_a:31Tx

アナル舐め強要されたK
うんこの味がした
キモいキモい


307 名前: 名無しさん 2009/11/05(木) 22:04 ID:*IjObl-I8y

↑やだやだ。アナル舐めとかしたくないしされたくもない。う○この味って…
(>_()


344 名前: 名無しさん 2010/07/28(水) 13:20 ID:AsbTgJ5lXe

アナルにいきなり指入れられてその指腟に入れられた。
殺意沸くだけでなく態度も変えた。
もう二度とくんなよ。

257 名前: 名無し 2009/08/03(月) 19:57 ID:5l2K.'gG@p

部屋に入ったトタンに座り込むもせずに自分から服を脱いで
ショートコースなのに風呂入れろだの
放尿を2回しろだの
揚げ句に飲め!だって
ゴックン出来ないからオプション付けてないしノ

四六時中どこに住んでるの?誰と住んでるの?彼氏は、居るの?最近Hしたのいつ?オナニーは、週に何回どーやってする?家族構成や住んでる所まで聞くから何でそんな事まで聞くと?と言えば答えるまで同じ質問!
ネジが外れてるィ
時間過ぎるても部屋を出ないで質問責め!
相当う゛ざいガキでしたノ
一日気分悪い!


279 名前: 名無しさん 2009/08/29(土) 10:16 ID:A4Erm2KHak

ネットでの中傷
一生懸命頑張っているのに、凹みます。
どんな人が来ようが笑顔で満足してもらおうとしているのに。
おまけに営業妨害だ。

6 名前: 名無し 2008/10/01(水) 08:03 ID:sKx_*h8YkL

新規の方で風俗も久しぶりらしく興奮した様子で これを使って欲しいと電動歯ブラシを出されました。
しかも普段使ってるやつil||li(ФДФ;)

これは、痛いからやめて下さいね

と丁重にお断りしましたが本当は、凄く汚い?
歯磨きしててアソコに使ったら気持ち良いんじゃないかと思ったらしくて、もし使ってその後どぉしてたのか聞いたら洗って使ったらしいです( ̄▽ ̄;)
汚い物持ち込まないで下さい?

7 名前: 名無しさん 2008/10/01(水) 10:54 ID:wK=crCO6Rr

↑怖いっm9( ゚Д゚;)

>>5 私は心壊れた経験有りです。
今ではへばり付いた笑顔で仲の良い友達からは人形と呼ばれています。
本当に無理はしないでください!

9 名前: 名無しさん 2008/10/01(水) 18:40 ID:tv@B~@IJ,q

私も八月いっぱいで風俗上がったけど、客との行為を夢で見たりして、汗だくで目覚めたりします。
後遺症みたいなものかな。
現役後半は心も身体もボロボロで泣かない日は無かった。
辞めてまでも悩まされてるけど。
皆さんが一日も早く風俗からあがれます様に。

21 名前: 名無しさん 2008/10/16(木) 13:04 ID:QiAx73kpf5

昨日のLASTの客は最悪でした、
店の常連らしいが部屋にはいるなり

「オロCの瓶を入れさせろ」

馬鹿か!

断ったら

「みんなは入れさせてくれるけど」

だったら「入れさせる嬢を指名しろ」と言ってボーイを呼んでやった
馬鹿野郎!

65 名前: 名無しさん 2008/11/04(火) 18:58 ID:5nn8mq;m-p

こういう仕事してると変な奴?  性格曲がった奴に出会うんですよね。

私は耐えられなかったのが二度ありました。
一度は痛いと言っているのに、乳首を吸っきて乳首が三分の一位取れました(泣)
二週間の休業、休業補償請求したいくらいでした。

一度は正常位だったんですが、男が逝くまで私の顔に唾を吐きかけて臭いし、屈辱感で仕事暫く休みました!

でも高収入とたまに「楽しかった!ありがとう!」と言って帰られるお客様の言葉に癒され励まされ頑張ってます。
この仕事を選んだのはわたしだから!
でも辛い事が多いですね!

66 名前: 名無しさん 2008/11/04(火) 21:14 ID:igCFhbzB0A
65さん
乳首切るとか
最悪っ!!!!
(`д´×)

無理せず頑張って下さい☆
(*○′∀`)*゚

75 名前: 名無しさん 2008/11/14(金) 13:32 ID:*a0d;KdIa_

昨日の客キモかった…

私を仰向けにして上からディープキスで舌を奥まで入れられて唾をメチャクチャ入れて来て気持悪かったから全部横から垂れながしたけど髪にベッチョリついた(--;)

それを30分位やられて次に私の顔に股がってきてチ〇コを口に擦りつけられて口に出された。喉の方にまで精子が入ってキモかった。

いじめるのが好きらしいけど普通に参った(;_;)

93 名前: 名無しさん 2008/12/17(水) 11:35 ID:P4Fjadnc7p

昨日の客 頭おかしい

首しめてきて首しめたら感じやすくなるとかいいだすし、
キスマークつけようとするし、
つば飲んでって口につばいれてきて

まじ早く出ろと思った


109 名前: 名無しさん 2009/01/06(火) 18:40 ID:-Tx*krYgyE

指入れでこんな痛い思いしたの、初めて…(・_・、)

めっちゃ激しくされて、しかも激しく指動かし過ぎて、指がすべったらしく入口で『ゴリッ』って…

今もかなり腫れてます(ノ_・。)

110 名前: 名無しさん 2009/01/06(火) 23:01 ID:*5TWfYT*@I

↑それ私も経験ある!!
高速でピストンされて、的が外れて尿道あたりを爪が直撃・・あん時ばかりは股間を押さえて丸まった。少し切れて出血して「生理になったの?」って・・・

175 名前: ! 2009/03/26(木) 04:42 ID:=T;RW5mdTU

今日、仕事終わって泣きました。二年働いてここまで最低な客に会ったのは初めてです…物としてでしか扱われてない。

生理の終わりがけで海綿つめてたらそれを無理やりひっぱりだし、指入れ。

タバコ吸いながら、足で胸をさわり、

おれの足全部なめろなどいわれ、

すまたをしてたら、つばを飲み込んで!まで言われ、

さいごにはこれじやぁ、行けないからソープいこっと!!っとさいごにふてくされ一言。


今度また指名するからゴム持参で本番やらせろなど、もう人としてありえないような事をされたり、屈辱的になりました。涙が止まらない…もうやめたいとまで思いました。。。

235 名前: 名無しさん 2009/06/07(日) 01:44 ID:8hiF7piB'9

いきなりアナルに指入れてくるわ
口の中に唾液入れまくるわ
乱暴にクリやらアソコ触ってくるわ

おまけにアナルにアレ入れてきて死ぬほど痛かった(>_()

 
オプ代取れば良かった。
てか入れるな。。
 
とりあえずアナルに指入れたりアレ入れたり無茶苦茶にされて気分が悪くなって一本で帰ったしミ
 
散々な客だった(T_T)


355 名前: りさ 2011/01/26(水) 19:35 ID:jZOnepx;J:

顔や胸整形すればって客に接客中に言われた事。

痩せているからマットに不向き、女のコを変えてくれ迄は分かるけどチェンジにお金がかかると知った途端、マットの準備早くしろって暴言。
初めから気に入らないならチェンジして欲しかった。

整形しろとか本当傷付く。涙しか出ない。
http://www.gofukuoka.net/bbs_01/front/thread/174/

              /               \
          / / ∠三ミレ-- 、      ヽ
         / / //─'''´ ̄ ̄`ヽ      ゙i
        / /  //        ゙iヽ  ヽ  |
        ,' /  //          | ヽ  ', |
        | |  / l,、、,,_   -‐''" ̄`゙i. |   | |
        | | / ノ,.t-、    'Tッ'Tゝ ヽ|レ‐、| |
        ゙i |/ ,ィ`' _L.,!    ` ┴'  リ‐、 } |
        .!///゙!     ,         ノ__/ .!
         |/ | ',    ゙        /  |  |
          |! |  \   ゚       /  |  .!
          {  |  | | ゙ヽ、    /  |   |  | 小泉先生
         ゙、 ', | |   | `l'"´    ゙、|  |i   | アナルを指で拡げないでね
         ヽ ヽ | |   レ'′      \ || /
           /ヽ \!  |  ̄ ``   r'´ ` ̄``ヽ
        /   ヽ ヽ ノ                   ヽ
        |     〉 V              |   |
        |    /  /       \       ヽ、 |
        |    / / /|       ヽ       \
        .!   / { ヽ|    ...     ゙、        ヽ
        |  {  ゙i   ヽ  ::r.;:.     l         ::_)
        .!  \ ト、 |   `゙"     /          /
         |    ト| | ∧       /           /
            |  / / /|| ゙ヽ、 __ ,. -'"    ` ーr┬ '′
          | / / | ヽ、               | /

273 名前: 名無しさん 2007/03/05(月) 15:27 ID:qz6Pi,p2Ed

女どうしのドロドロした人間関係、店長以外の幹部、ひいき、わけのわからない規則や高額なひかれもの、今の店なにもかも嫌。

今日出勤したくなくて自殺しようとしたけどしねなかった。
ほんとに今日も明日もこれからも行きたくない。


274 名前: 名無しさん 2007/03/05(月) 15:48 ID:nRMC9adK)f

273さん。お願いだから自殺まで考えるのは止めてください!

ちょっと何日か休んだほうが良いのでは?
それで、今の店は辞めたほうが良いかもしれません。

勝手な事言ってるならすみませんm(_ _)m
でも、あなたが死んだら悲しむ人がたくさんいます!
その事は絶対忘れないでください!

風で働くのは、どの業種より最高のサ-ビス業だと思います。

裸を見せて誰か分からぬチンコ舐めて。

しまいにはネットで叩かれて。いろいろ苦しいと思います。

でも、今は苦しくても絶対良い事があると思います。
だから、ゆっくり休んでくださいm(_ _)mm(_ _)m

277 名前: 名無しさん 2007/03/10(土) 22:11 ID:vNQ5ymMpl7

自殺します!
今までありがとう!

私指名されないし、客にキモい言われるし!
生きる価値ないんだなって思いました☆

この掲示板で色んな女の子に出会って悩んだときもあり助けてもらいました!
ありがとうね!

みんなは本当優しいし将来いいお嫁さんや奥さんになるんだろうな!
私はもうそんな将来も考えられないし!

横浜から越してきたんだけど横浜と福岡で指名されない奴キモい奴なんて生きる意味ないだろうね!

これ書いてると本当色んなものが込み上げて涙出てきちゃったけど、長かったな!
横浜でも掲示板で顔出してたけど福岡の女の子はいい人ばっかりだった!
お母さん、みんなありがとう。

みんなに迷惑かけたけど、最後の最後もかけてしまいそうだね!
大丈夫だよ!私はもういなくなるし!
バイバイ。ホントに最後に一言ありがとう!

281 名前: 名無しさん 2007/03/11(日) 00:06 ID:LKgDVpfS.d

もう一回だけ書きます!嫌なんです!

精神病院に何回通ったか!

なんどリストカットしたか!

自分の仕事の選んだ道に悔いないんです!
でもこのままの将来自分の将来像が怖くてしょうがありません!

例え子供を産んだしても私みたいのが親だと毎日心が不安定になると思います!
福岡にきてXJAPANのTearsという曲を毎日聞きました。
何度もこの曲を聞いて泣いては横浜に帰りたくなったこともありました!
でも帰っても同じ繰り返しで結局は自分を傷つけてるだけであるんだろうなと知りました!

やっぱりこういうサイトでこういう事を書くのはいけないと思いました!
でも私自身この仕事を始め、掲示板にしがみついた以上掲示板で言葉に表して終わりにしたいと思いました!
だから書きました!みなさんもTears聞いてみてください。
そこらんの歌とは違うきっと感じるものがあります!本当に最後にします
http://www.gofukuoka.net/bbs_01/front/thread/173/

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/709.html#c1

[リバイバル3] セックスと暴力。このふたつが密接に結びついている理由 中川隆
2. 中川隆[-7698] koaQ7Jey 2017年5月14日 11:54:25 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

SMクラブ

別称 : ソフトSM、ハードSM。
月収50〜150万円くらい
勤務時間 : 30分〜120分など


サディズム・マゾヒズムの略である。

お店により、M性感からハードなプレイ内容のお店までさまざまです。

M性感は、お客様がM男君で、言葉攻めなどのサービスが主になります。ソフトSMは、女の子がM女になり受け身のサービスを行います。女王様はお客様のニーズに合わせていかなくてはいけないので難しいです。

縛られたり、浣腸やAFがあります。

女縄−裸女を縄で縛る悦楽
http://w.livedoor.jp/onnanawa/d/%B2%D6%BB%D2%A4%CE%C9%F4%B2%B0
http://w.livedoor.jp/onnanawa/d/%cc%dc%bc%a1%20/%20MENU
http://w.livedoor.jp/onnanawa/d/%e6%ea%cc%e7%c5%db%ce%ec

SM大全集
http://smdaizen.blog.fc2.com/

全国のSMクラブ・SM風俗情報
http://www.sm-fuzoku.com/

SM クラブ 画像 SMクラブギャラリー Slave&Master
http://www.lvgsm.com/

SMクラブ・M性感情報 SMスキッパー
http://www.sm-skipper.com/

SMクラブ情報 ビッグデザイアSM
http://sm.bigdesire.co.jp/

SMショップ エピキュリアン 総合販売メニュー
http://www.epism.com/mainmenu.htm

SM|アダルトグッズや大人のおもちゃ、玩具の通販ショップのNLS
http://www.e-nls.com/disp_ca_sm.php
http://www.e-nls.com/plist_t-14001011

ジャムウ業務用風俗用品-アジアンドラッグ - SMグッズ
http://shop.asiandrug.jp/products/list.php?transactionid=e9bf3e9664f8ecf27d91006b0cce69df0422ff2e&mode=&category_id=163&maker_id=0&name=&orderby=&disp_number=30&pageno=1&product_id=&classcategory_id1=&classcategory_id2=&product_class_id=&quantity=&rnd=nap


ホテルの一室。両手を拘束されたままイチジク浣腸を注入され苦しむ M女性。
必死の抵抗もむなしく限界を超えたアナルをゆっくりと押し広げながら塊が顔をのぞかせる。

300tガラス浣腸器にグリセリン浣腸液を吸い上げまだ排泄の余韻が残るアナルに注入。大きく広がったアナルは巨大なアナル栓もすっぽり埋没させる。

アナル栓解放と同時に滴り落ちる浣腸液。ビチャビチャと滴り落ちる浣腸液の音と苦しげな喘ぎ声が隠微なハーモニーを奏でている。
http://duga.jp/ppv/wakanoheya-0035/

女性の浣腸を愉しむ

浣腸は 女性を全裸にして縛った状態で 強制的に施すのが基本ですが、拘束せず女性が自ら尻を向けて浣腸されるという設定も好まれます。

男にとっては ここまで仕込んだという満足感, 女性は自分の意志で尻を向け 恥ずかしい浣腸を受ける被虐感がいいのでしょうか??

浣腸責めの愉しさは


@ 女性が恥ずかしい肛門を弄ばれ 排便まで強要される

A 嫌がる女性の意志を無視・肛門はあっさり嘴管を呑み込む

B シリンダーを押して薬液をグッグと入れる感覚がグー

C 女陰から溢れる淫汁を確かめながら浣腸できる

D 調教により 女性は浣腸だけでイッてしまう


女性が浣腸を嫌がれば嫌がるほど愉しさは倍加します♪〜♪

この顔が たまりません
この啼き声が たまりません

自ら尻を向けて

「私のお尻の穴に浣腸してください」
「あああ〜 たまらないわ」 


浣腸を受ける姿勢
Woman in position for Enema

浣腸は 女性の肛門さえ露出していれば どんな姿勢でもできますが 代表的な姿勢はこんなものでしょうか
・・・なるべく 女性が恥ずかしがる姿勢を取らせることがポイントです。

膝を立てて尻を突き出す姿勢
ポピュラーで 一番 浣腸しやすい姿勢です
女性の顔を手前に向けさせるのが愉しむコツです

浣腸する時の眺めは こんな具合です
浣腸しながら 女性の陰部も同時に遊べます
これでもまだ やりたくないですか? 

足を持ち上げて尻を出します
このまま両足を開くとやり易い。
開いたら もちろん縄で固定します。
横向きに寝た姿勢

尻の肉を手で広げてやります。
手間ですが 愉しい作業です。


浣腸責めのプレリュード
Prelude for Enema Torture


私のお尻の穴に浣腸して下さい
浣腸はいきなり肛門にズブリではなく まず女性に浣腸の恥辱をたっぷりと味あわせてから行います。

「こんなイヤラシイものがお尻の穴にいれられる」 

そんな不安とおぞましさに震える女性に浣腸してこそ 「女の浣腸」 の醍醐味を満喫できます。

また必ず女性に浣腸のおねだりをさせます。 
私のお尻の穴に浣腸してほしいと大きな声ではっきりと言えるまで何度でも繰り返させます。

じらさないで お薬を 入れてください


浣腸の七つ道具
The List of what you need

アナルグッズの紹介【エピキュリアン】
http://www.epism.com/analinfo.htm

ジャムウ業務用風俗用品-アジアンドラッグ - 浣腸器
http://shop.asiandrug.jp/products/list.php?category_id=165

アナル|アダルトグッズや大人のおもちゃ、玩具の通販ショップのNLS
http://www.e-nls.com/disp_ca_anal.php

浣腸の道具です。 プレイといっても一応 医療行為ですから まず清潔を保つよう心がけましょう。 浣腸の前と後では必ず手を洗いましょう(笑)


@まず浣腸器 これは500cc用の大型浣腸器です。

A続いてグリセリン 希釈して使用します 
わざと女性に薬局に買いに行かせるのも一興です!

Bそれから「おまる」 女性がうんちをする容器です

C次はチェスの黒い駒ではありません アヌスプラグ(肛門栓)です うんちをさせないようにお尻の穴に栓をします

Dそれから縄 女性を縛って浣腸するか 縛らないで浣腸するかは好みです

Eイルリガートル浣腸器 : ガラスの容器にゴム管を繋ぎ 先端のノズルを女性の肛門に差し込みます。
大量の薬液が高低差で女性の腸管に流れ込みます。 手を下す必要がありません。

Fそして肝心の裸女です! 
女なしで 道具だけ揃えても意味ないでしょう〜♪♪

G股縄をはずして浣腸準備完了!!


グイッと尻肉を広げて

いやらしい器具で浣腸される女たち
Naked Women in Enema Torture

ガラス製浣腸器
最新の医療現場では、ディスポタイプの浣腸器が使用されるため、ガラス製浣腸器は浣腸マニアのために、熟練職人が一本一本手作りで制作する逸品です。

日本での浣腸器の需要に目をつけた中国では、50cc 〜 1000cc のガラス浣腸器を製造して 日本のマニア向けに輸出しています。

そんなに日本はビッグマーケットなんでしょうか??
 
ずしりとくる重量感、 すりガラスのシリンダーを押す独特の手ごたえ、 温かく柔らかい女性の肛門に突き刺す冷たい硬質なガラスの嘴管・・・至高の快楽です!!

これで私に浣腸して下さい

女の顔は必ず見えるように

浣腸に乳首が反応して
おまんこ全開で浣腸


エネマシリンジ
手軽で廉価な浣腸器です。

ゴム管の先のノズルを女性の肛門に挿入して、ゴム球を握ると液が流れ込みます。
女性の啼き声を愉しみながら、球を強く弱く断続的に握りつぶします!
ゴム管を注射器に取り付けて注入する

ガラス製スポイトで直腸深く薬液を注入

危険なので薦めません


イルリガートル (高圧浣腸)
プラ容器に薬液を入れて(1〜2リットル)、ゴム管(1〜1.5
メートル)の先のノズルを女性の肛門に挿入します。
容器を高く吊るほど、薬液の注入圧力が高まり、女にとって厳しい浣腸となります。
薬液が女の腸管に流れ込むのを眺めながら、ゆっくり一杯やるのは男の贅沢です!


イチジク浣腸
もっとも手軽な浣腸で、また使い捨てですから衛生面でも安心です。
少量で効くように浣腸液の濃度が高くなっている点に留意してください。
調子に乗って何本も潰すと女は地獄です。

あると便利な別売部品
左のような二股プラグを使えば、1本の浣腸器で二人の女に浣腸できます!
グィとシリンダーを押すと二人の女が同時に「イヤ〜」と悲鳴をあげるのがたまりません!

群浣
裸の女を並べて 同時に浣腸します。 想像しただけでもゾクゾクするような浣腸プレイですが ・・・・・
ちなみに群浣という言葉は 昭和のビニ本全盛期の業界専門用語で もちろん国語辞典にはのってませんよ (笑)

絶望の終曲
Ending with her tears

大量の薬液を呑み込んで波打つ女の腹と苦しさに縄の間であえぐ乳房

薬液による腸管の反応は 女の理性を踏みにじる絶望的なフィナーレを迎えます。
どんなに肛門を引き締めようとしても 襲いくる排泄の圧力に抗うことはできません。

「おトイレに行かせて」

という女の最後の願いも おまるをあてがわれることで断ち切られ 全裸のまま
無惨な排泄姿を晒すことになります。

いいか ここにするんだ!
おトイレに行かせて!


浣腸動画 : 雌犬たちの宴

耽美会を主宰する 千葉曳三氏の浣腸動画「雌犬たちの宴」です。 
動画の最初の14分は氏の好物の美女鼻責めが続きます。

浣腸だけを見たい人は14分後にスキップしてください。
 
全裸の美女が四つん這いで自ら尻を突出し いやらしい浣腸を受け入れます・・・
顔をカメラからそむけることを許されず 浣腸される女の尻、揺れる乳房、苦悶する美女の表情をたっぷり愉しめます。 悲鳴とともに強制排泄が始まり また容赦なく浣腸される哀しい女の肛門・・・・
In the movie, the beautiful Japanese woman whimpers for never-ending enema torture.
The enema begins 14 min. after the start, so skip to there if you want to watch a real Enema show right away!

浣腸される女:生田沙織 Enema Movie:雌犬たちの宴

浣腸小説という変なジャンル

浣腸小説・肛虐小説は ここに紹介した浣腸器やら様々な道具を使い これでもかと女の肛門を責め 嬲る小説です。このジャンルでの第一人者は結城彩雨氏です(あえて断言します!)。 この先生が書く人妻の肛門虐め小説は天下一品です。 個人的にも愛読して かなりコーフンしました。 女の肛門が好きな人にはお薦めです!!


「人妻乱身調書」 より抜粋

たちまち肛門がふっくらととろけるのが、初美には信じられない。変質者の志田に排泄器官をいじりまわされているというのに、なんと淫らなからだになってしまったのか・・・。

「いくら強情を張っても、からだは正直なもんだぜ、フフフ」

「や、やめて・・・あああ・・・」

 ハァハァと初美は火の息を吐いた。
 この二十日間、からだの奥底でひそかに求めていたものが、ドッと堰を切ってあふれ出る。

(して・・・もっとお尻にいたずらしてッ)

 初美は胸の内で狂おしく求めた。
 だが志田は指先でゆるゆる揉み込むだけで、押し入れてはこない。ニヤニヤと初美の反応を見ている。

 いつしか初美の腰は、肛門の奥へのいたぶりを求め、ひとりでにうねりはじめていた。

「ああ・・・も、もう、だめ・・・くやしいわ、あなたみたいな人に・・・」

 そう言って黒髪を振りたくったかと思うと、初美は志田を振り返った。

「・・・お願い・・・初美に、浣腸して・・・」

 初美は首筋まで真っ赤にした。
 志田はうれしそうに笑って、バシバシと初美の双臀をうちしばいた。


「とうとう本音を吐いたな。この尻が浣腸の味を忘れられるはずがねえ、フフフ」

「ああ・・・して・・・もう、初美に浣腸してください・・・」

 初美はあえぎつつ、もう一度言った。

 いけない、そんな浅ましいことを言うなんて・・・いくらそう思っても、もう押さえがきかない。

「く、くやしいわ・・・初美、こんなからだにされて・・・ああ・・・」

肛門奴隷
Ass Hole Tortures

浣腸の他に 女の肛門を調教して遊ぶためのいろいろな道具です
こんな淫具を圧入され 引き出される時の肛肉の抵抗が 女を肛虐の快楽に狂わせます


@肛門鏡 : 嘴のような部分(A・B・C)が三つに広がり 女の肛門を拡張して直腸を覗きます。
★★★★★ネジで固定して肛門を広げたまま放置しておくこともできる便利な道具です。
 
A肛門検査 : 女は隠すところがたくさんあるからね ・・・ ゴム手袋をはめた指でグリグリ

Bアナルビーズ : ビーズのように連結された丸い珠を 肛門に一粒づつ呑み込ませては 引き出します

C蝋燭 : 肛門に蝋燭をたてる肛門燭台。
括約筋が締めこむ部分の蝋燭の軸を細く削って段付きにしておくと 蝋燭が抜けにくくなって安全です♪♪

クリックで女体燭台へ移動

D女の肛門芸 :
腸管に圧入した異物を 肛門を開きながら吐き出す肉穴芸です
腸内にスッポリ埋め込みます  


E肛門用の小型バイブ
自分で息んで排出するか 無理やり引き出されるか

Fアナル・ディルド : 女の尻の穴を掘る道具
あんっ 気持ちいい
手近なものをなんでも
ああっダメ 抜かないで


どっちの穴に入れるつもりやねん?

二穴同時責め
おもちゃを入れて肛門芸


G肛門用フック : 魚は口に針を呑み込ませて釣り上げますが、
女を釣るときは尻の穴で(?)

金属フックを肛門に挿入されて強制全裸歩行
左の裸女の肛門部拡大画像


H肛門栓 : 浣腸七つ道具で紹介したアヌスプラグ・・・
それにしてもなんという大きさ!!
お前の尻の穴に入れる栓だ よく舐めておけ

I鎖付き肛門栓で女をつないでおきます。 こんな女のつなぎ方もあるんですね!!

J肛門でつながる二人の女。
お互いに尻でツき(突き)あう仲です I肛門でリンゴを喰う女

K肛門を鞭でネチネチと・・

K肛門のぞき
拡大鏡を使ったりガラス器を埋め込んで肛門観察

L肛交
専用の拡張棒を使用して 肛門拡張を行えば 女は肛門で男根を受け入れるようになります
セックス経験豊かな人妻でも 肛交は未経験という肛門処女が多いようです

肛門は引き締める力が強く独特の快感です・・・特に初めて犯す肛門は・・・


お好きな人は everythingbutt.com へどうぞ。 
とてもじゃないがここには画像を出せません

この美女たちの肛門が極限まで広げられ巨根を呑み込みます・・・


女の排尿
Pissing Women

排便をさせるなら 排尿もというわけで 女が裸でおしっこを垂れ流します。
排尿を促すために 無理やりビールを飲ませたり、おしっこをしながらゲームをさせることもあります。
人気のあるゲームは 「火消し」 ・・・・・ 女におしっこで蝋燭の火を消させます。

1回の排尿ですべての火を消さないと きついお仕置きが待ってます !


さあカメラの方をを向いておしっこするんだ
道端で牝犬のように
尿瓶

排尿 の 強要
女に無理やりビールや水を飲ませて 排尿を強要する責めです

麻吹淳子の強制排尿
もう飲めない・・・おトイレに行かせて


ご注意
女の肛門はきわめてデリケートな排泄器官です。 肛門拡張の限界にも大きな個人差があります。 ここに掲載した画像を安易に真似ることは絶対におやめください。

また浣腸でも、小説・動画と現実の世界は違います。 グリセリン原液を使用したり、大量の浣腸を施すことは 女体にとって大きなリスクがあることを承知願います。 実際にはイチジク浣腸2〜3本で充分に効果があります。
節度と思いやりのない加虐行為で万一事故がおこっても 当サイトは一切責任を負いません。
http://w.livedoor.jp/onnanawa/d/%e6%ea%cc%e7%c5%db%ce%ec


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| (_●_)  ミノ  ヽ ヾつ::::::::::
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{ヽ,__   )´(_●_) `,ミ:::::::: なんでウンコ食べちゃったの?
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262 :名無しさん@ピンキー :2010/06/23(水) 05:06:54 ID:4XGxOyk4O (1 回発言)

私の彼女はSM店の M嬢だが毎回、生傷が酷く、背中、お尻は鞭で叩かれアザが!内出血してる。
毎回おしぼりで拭いてやって薬塗ってあげるが昨日は肛門がとんでもないことに!
もう限界かも。
http://logsoku.com/thread/qiufen.bbspink.com/nuki/1274944767/

19 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/10/30(日) 16:42:51 ID:da0ZQILq (1 回発言)

無愛想な30代×1女を素っ裸にして磔にして鞭で打って緊縛して浣腸して脱糞させる。 それもまた快感だぞ。


685 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/11/19(月) 13:39:06 ID:e91b0CQR0 (1 回発言)

うちで働いているバツ一
SMで働いているんだが今日急に休みやがった。
聞いてみると土日のショーでハードMをやって体中鞭で打たれて内出血だらけで熱が出て動けないそうだ。惨めだな。

289 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/18(火) 19:08:58 ID:y4dPKVNu (1 回発言)

五反田のSMクラブで借金返すために女奴隷してる30女。
1リットル浣腸してやった。


290 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/20(木) 18:18:39 ID:4ZBtrsQK (1 回発言)

浣腸はつらい。


292 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/26(水) 13:41:59 ID:WNmg0Y1a (1 回発言)

一日に浣腸を五本もされると死にそうになる。

319 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/09/05(火) 15:15:34 ID:x9q+FYQV0 (1 回発言)

借金返すためにSMクラブ一生懸命M嬢やってる中年女を見るといじらしく思える。
鞭で打たれて
「アッ!痛いです。」

浣腸されて
「もう一本浣腸するつもりですか・・・・? もう我慢できません。」

必死に女奴隷を演じてる。
がんばれよ!


323 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/09/17(日) 07:19:43 ID:5yP5OnVw0 (1 回発言)

×1女性のM嬢(30代後半)がはいてたベージュのパンツ。
ずいぶんくたびれたパンツだった。
苦労してるんだね。
息子二人を育てるために浣腸されてウンコしてた。
http://logsoku.com/thread/life8.2ch.net/debt/1127815692/

1 名前: 名無しさん 2005/11/10(木) 18:47 ID:NyG3_kMVf_

SMってどうですか? 教えて下さい!


2 名前: 名無しさん 2005/11/12(土) 13:12 ID:NxR4GF9B=o

経験ありますよ。ありとあらゆる事しました。
てんじょうからロープに吊される。
乳首に変な器具はめられる。
凄いのは浣腸されて放便を見られる。
好きじゃないと辛いすよ!

いつもバッグにロープ完治ロウソクなどの一式を持ち歩かないといけないし、半月でやめた


3 名前: 名無しさん 2005/11/12(土) 14:41 ID:p18y:Gf*VC

それはスゴいですね(>_()

やっぱり、ある程度好きな方じゃないと難しいんですね。
収入面では、どうなんでしょうか?
内容がハードなだけに、普通のヘルス並では納得いかないような‥?


4 名前: 名無しさん 2005/11/12(土) 20:18 ID:2q4YEGzvkV

よく覚えてないんだけど90分で3万くらい。
店への落としが1万くらい。で、オプションが色々。
私はアナルはしなかったけどSMでアナルしてたら肛門が破れて病院通うはめになるらしい。

16 名前: 名無しさん 2006/04/11(火) 23:06 ID:no5w'VMD4l

アナルファック超痛いです(ToT)
小さいチ●コだといいんですけど、デカチ●コは死にそうです。
やっぱり数をこなして慣れていくしかないでしょうか?


17 名前: 名無しさん 2006/04/12(水) 07:46 ID:rS=LNwuHqp

アナルは数をこなすとオムツしないと生きていけなくなることもある。
締まりが悪くなったらウンコ垂れ流し状態になるんだよ。
だからほどほどに。

私は「入れないと絶対満足しないデカチン」タイプの客は無理って断ってる。
断ると言うのは大袈裟だけど、できるだけ入れるのは避けるようにしてる。

だってアナル破壊されたらすごい損害だよ?
100万もらっても割に合わない。


18 名前: 名無しさん 2006/04/13(木) 08:58 ID:oF5F1gi4L2

そこまでならなくても、痔持ちになる人は多いね
痔の手術はそうとう痛いらしいし、アナルはほどほどに
http://www.gofukuoka.net/bbs_01/front/thread/924/

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/709.html#c2

[お知らせ・管理21] 2017年5月 削除依頼・削除報告・投稿制限連絡場所。突然投稿できなくなった方は見てください。2重投稿削除依頼もこちら 管理人さん
166. 中川隆[-7697] koaQ7Jey 2017年5月14日 11:59:37 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

俺は有る事、無い事滅茶苦茶書いて、暇潰ししてるだけだと何度も言ってるだろ

騙されるアホが悪いのさ
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/484.html#c166

[リバイバル3] ラジカセでクラシックを聴いている清貧の音楽ファンには音楽はわからない 富山誠
55. 中川隆[-7696] koaQ7Jey 2017年5月14日 12:22:32 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]


アルゲリッチ 私こそ、音楽!(2012) ARGERICH BLOODY DAUGHTER 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=Bloody+Daughter


映画 96分
製作国 フランス/スイス
監督: ステファニー・アルゲリッチ


映画、アルゲリッチ!!『Bloody Daughter』
http://ameblo.jp/padmacat/entry-11937321767.html

2014-10-11

映画の邦題には驚かされる事がある。
けれども、最近は原題をそのままタイトルに使う事が増えたせいか、邦題と映画の内容にここまでギャップを感じた事はなかったように思っていたのですが・・・・

天才ピアニスト、アルゲリッチの映画を見てきました。
公式サイトです。

http://www.argerich-movie.jp/


それにしても、日本での『アルゲリッチ・私こそ、音楽!』というタイトルはどうなのでしょうか。

映画が始まった途端に出てきた本当のタイトル『Bloody Daughter』をそのまま使えないのはわかりますが、この映画は、偉大なるピアニストであるアルゲリッチのドキュメンタリーでは決してありません。

この映画は、偉大なピアニストであり「聖なる怪物」と呼ばれるアルゲリッチと3人の娘達、そしてアルゲリッチと彼女の母、この映画を撮った末娘のステファニーと彼女の父親の、それぞれアルゲリッチを巡る壮絶な家族のドキュメンタリーだという方がよほどしっくりする。

アルゲリッチ自身の演奏シーンも多少は出てきますが、あっけない程に短い時間ですぐにカットされてしまう。それでも彼女の演奏するショパンのピアコン1番の音の響きには鳥肌が立つ。

そして、彼女が演奏するラヴェルの音の美しさは忘れられない。

素晴らしい演奏で聴衆を魅了するアルゲリッチですが、3人の、それぞれ父親が違う娘達の母親にはまるでなれない。いや、なれないどころか、逆に子供達に依存してるかのようにそばにおき、学校にも行かせない。次々に変わる母親の恋人や友人が子供達のシッター。


この『Bloody Daghter』とは、末娘ステファニーの父親であり、ピアニストでもあるスティーヴン・コヴァセヴィッチがステファニーを呼ぶ時に使う言葉だそうですが、文字通り、ホラー映画のタイトルのように呼ぶのではなく、英語では「ややこしい、とんでもない」などの意味があるそうで、そこに愛情もこめて呼んでいるそうですが・・・・まさしく「とんでもない」娘達と親達の関係が、垣間見えてくる。

アルゲリッチが、ショパンコンクールで栄光をつかむ直前に生まれた長女(彼女の父親である指揮者ロバート・チェンとは長女が生まれる前に離婚)リダは、幼少期を施設で過ごし、ピアニストらしき母親を求め、プロコフィエフのピアコンのレコードを聴きながら遊ぶのが母親を偲ぶ唯一の方法だったという。

ショパンコンクールに出場した時のアルゲリッチには母親が付き添っていたそうですが、不眠に苦しみ、優勝した時には完全に消耗しきっていた・・・というのを読んだ記憶がよみがえる。

存在自体を知らなかった長女リダについて、どうして自分の手で育てなかったのかと、率直にアルゲリッチに質問するステファニーに向い、「それでも・・・絶対に産みたかった」とポツリポツリと、自分のペースで自分だけの言葉で語るアルゲリッチ。

次女のアニーは、姉の存在を知らないままステファニーのおむつを変えたりして、末娘の母親代わりでもあったという。彼女の父親は偉大な指揮者、シャルル・デュトワですが、彼女は父親そっくり顔をしていて、どこか達観しているような態度を見せる。学校にもまともに通わないで育ったというのに、彼女はアリゾナ大学の教授になり、コロンビア大学の博士号を取得しているというから、これはいい意味でもとんでもない娘さん。

末娘のステファニーが、11歳の頃からカメラを回し続けたおかげで、この映画は出来たのだともいえるのかもしれないが、母親の気持ちで拘束され続け、演奏旅行に同行させられ、自分の人生がまるでないような状態だったという。偉大で聖なる怪物である、そんな母親に振り回され続けた彼女は、いまだ本当の父親の戸籍に入れることができていない問題までも抱えている。

父親とその戸籍問題を解決すべく、(この戸籍問題には16年もかかってるという!)事務的な手続きの電話をする場面が出てくるが、やはりピアニストであるスティーヴン・コヴァセヴィッチは、こういう時にはまるで役に立たない。
ステファニーの気持ちにもまるで寄り添おうとも出来ない。
「ピアニストという蛮族がいる」という言葉が私の脳裏をよぎる・・・・・

それでも、美人だった母親ではなく、容姿はそれぞれの父親に似た3人の娘達は、自分達の道を選び、成長しているのがすごいとも思う。トスカニーニの孫であり、ホロヴィッツの子供であり、早くから音楽の英才教育を受けていた娘さんが少女時代から荒れた生活で健康を害したあげく、残酷な形で若くして命を落とした事をふと思い出すが、それを思うと、顔は似てはいないが、彼女達にはアルゲリッチの強い血が流れているのかもしれない?と、思ったりもする。

また、アルゲリッチはそんな母親になれない自分を隠さない。
寝起きのパジャマ姿で果物をつまみながら語る。
来日した日本の新幹線の中ではちらし寿司を美味しそうに大きな口をあけて食べる。

赤裸々によくぞ見せてくれたと驚いた場面の一つが、演奏直前の恐怖が彼女クラスのピアニストにとってどんなものなのかと、ショックを受ける程、アルゲリッチが演奏直前にナーバスになる姿でした。

「私は高熱が出てるのよ」「頭がひどく痛いの!」「ひどく眠いの」「弾きたくないのよ!!」等々、舞台に出る直前まで、荒れる、荒れる。

まるで駄々っ子のようにも見えるが、常に完璧を求められ、自身も完璧でないと許せないのであろうアルゲリッチが演奏直前に抱えるプレッシャーがどれだけ重いものかと感じる。

けれども、これに幼い頃から付き合わされてきた娘は、たまったものではないだろうとも思う。

このドキュメンタリーは、復讐ではなく、家族の和解の為のものだと語るステファニーの言葉の向こうに彼女達の深い心の傷が感じられるのだけど、けれども同時に娘達にとって母は「女神」であり、そしてまた「守ってあげたい」存在でもあるのだ。

唯一この映画に登場するアルゲリッチの元夫である、ステファニーの父親の語る言葉が、印象的だった。

アルゲリッチは、母親、妻という形、いや、女性になろうとすること自体が無理なのだ。

自由奔放に生きてるように見える彼女だけれど、鬱病や癌も超えて、年を重ねた彼女が、寝起きのままの素顔を娘に超アップを撮られて、文句を言う姿は不思議な可愛さがあり、やはり魅力的。

考えながらポツリポツリと語る彼女だけれど、言葉にすることは難しい場面や心情が多かったのだろう。「口ではいえない」「言葉にできない」というような返事が多かったように思う。

けれども、そんな彼女と、今はもうそれぞれが独立して別の場所で生活してる為、なかなか集まれないという、3人の娘達がピクニックに行き、ネイルをする場面はことに心に残った。ネイルの色の選び方も彼女達の心を映しているようにも思えたりも。

女性ばかりが集まった時の華やぎと心を許した女性同士の絆のようなものが感じられる、この場面にはホッとさせられる。

そしてステファニーの出産場面から始まった、この映画のエンディングは、さらにやすらぎを感じさせられる。孫の為にピアノを弾きながら歌うアルゲリッチの歌が下手なことに、なんだか泣き笑いしたくなったのだ。

アルゲリッチ、彼女は歴史に残るピアニスト、そして「聖なる怪物」であると共にやはり魅力的な人でもあることが伝わる、家族にしか撮れないドキュメンタリー映画です。
http://ameblo.jp/padmacat/entry-11937321767.html

2014年 11月 16日 "Bloody Daughter"の温かな眼差し

『アルゲリッチ 私こそ、音楽!』(原題:Bloody Daughter)をようやっと観た。於:ヒューマントラストシネマ有楽町。アルゲリッチの三女、ステファニー・アルゲリッチ(スティーヴン・コヴァセビッチとの子供)による、映画監督デビュー作だ。→http://www.argerich-movie.jp/#wrapper

これはとても楽しい作品だった。アルゲリッチの一家がまるで目の前に生活しているかのように映し出されていく。ドキュメンタリーだから何の細工もされていない。音楽家の生身の記録に、ぐいぐいと引き込まれていく。

映像の途中途中に挟み込まれるアルゲリッチの演奏。それと次のような日々の記録が前後して描かれていく。そのインパクトは堪らない。音楽家としてだけではなく、女性としての凄まじい生きざまが感銘を呼ぶのだ。

1957年、弱冠16歳でブゾーニ国際ピアノコンクールと、ジュネーヴ国際音楽コンクールで優勝。それでも飽き足らず1965年のショパンコンクールで優勝。ピアニストとしての栄光を駆け上がっていく。そんななかにも彼女は一人の女性としても疾走する。さまざまな恋愛を繰り広げる。


1963年、ニューヨークで中国系作曲家ロバート・チェンと結婚。
1964年、ジュネーヴで長女リダ誕生。チェンと離婚。
1965年、ロンドンでスティーヴン・コヴァセヴィッチと恋愛。
1969年、コヴァセヴィッチと破局。ウルグアイのモンテビデオでシャルル・デュトワと結婚。
1970年、スイスのベルンで次女アニー誕生。
1974年、デュトワと離婚。アニーを連れてコヴァセヴィッチと同棲。
1975年、コヴァセヴィッチとの間に、ベルンで三女ステファニー誕生。
1977年、コヴァセヴィッチと破局。
1980年、ショパンコンクールでイーヴォ・ポゴレリチ事件。
1983年、ミシェル・ベロフと交際、ジュネーヴで一家一緒に暮らす。
1987年、ベロフと破局。アレクサンドル・ラビノヴィチと交際。
1989年、ブリュッセルに転居。
1996年、コペンハーゲンでヴィオラ奏者となった長女リダと共演。


アルゲリッチの疾走は、いつまでも続く。そしてそれを見守る子供たちの温かなまなざしが、胸の奥を熱くくすぐる。
http://hankichi.exblog.jp/23049964/

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/435.html#c55

[リバイバル3] セックスと暴力。このふたつが密接に結びついている理由 中川隆
3. 中川隆[-7695] koaQ7Jey 2017年5月14日 12:27:20 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

「肉だるま」呪いのビデオは決して見てはいけない。2013-04-16
http://blog.goo.ne.jp/ootomo0320/e/a509e1a8f145763cb17718c0866f6f7a

ググってはいけない言葉のキーワードで有名なものの一つ穴留玉狂(あなるたまきち)監督の作品です。

愛玩目的でベッドに拘束した女性の四肢を切り落とすなど、AVでありながら猟奇スプラッタ殺人色が強い内容のようです。

ちなみにこのビデオの主演女優「大場加奈子」さんは、ビデオ発売日の前日に列車事故に遭って亡くなられたそうです。

★このビデオを見ると、たいていいやなことがおこるそうです。
 つくりものとはいえ、人間を切り裂きだるまにしていくのですがすごそうですね。

アロマ企画,監督:穴留玉狂『猟奇エロチカ 肉だるま』――擬似スナッフ(擬似殺人)
(200X年某月某日)

擬似スナッフ。娯楽のために人を殺して映像にする様子。75分。

・車中。AV撮影現場へ向かう

・1日目。AV撮影の様子。つつがなく終了

・2日目。縛り。お尻→NGで撮影ストップ

・ローソク→「熱い」「もうちょいいこう」「熱い」→本気で嫌がる→撮影ストップ

・ムチ→「痛い」→本気で嫌がる→「画になんない」

・スカトロは「痛くも熱くもないから大丈夫。これだけがんばろ。な」

・浣腸→「ストップ」「できない」「これダメだったら仕事になんない」

「できませんじゃねぇ、やるんだよ!」

――撮影中断――

「もういい。帰れ」

・玄関。帰るため靴を履こうとしている女優。背後から男がバットで頭を殴る

・急いで止血。ベッドに縛り付ける。男優にこの状態でSEXするように指示。

・「生きてるねぇ、まだ死んでないねぇ」

・監督が女優の左足首を切断。男優がビックリして後ろを振り返る。

・監督「(SEXを)続けて、気にしなくていいから」

・女優の意識が戻る。痛みで叫ぶ。男優と監督が交代。

・「ペンチとってきて」→舌を切ろうとする「切れねぇな」「噛み切っちゃおう」

・「そろそろモルヒネ切れてくんじゃない」「止血しよう。止血」

・「モルヒネ追加しないとショック死しますよ」

・右手切断。「骨にぶつかっちゃったよ」→細い骨や筋繊維を枝切りバサミのようなもので切る

「どうしたのぉ〜」「イタイのぉ〜」「まだ助かりたいかぁ〜」・・・「次行こうか」

・ショックのため別の部屋で寝ている男優を起こす

・監督「残ってる足をやってくれ」→男優、震えながら女優の右足をナイフで刺す

「中途半端だから切り落として」

・ナイフで女優の腹を裂く。男優が女優の腹の裂け目に男性器を挿入「気持ちいい」

・男優が射精した直後、監督が後ろからバットで男優の頭を殴る

・監督が男優の男性器を切り取る

・「おつかれさまでしたー」

平加門

「ギニーピッグにしても、当時本物だって騒がれたぐらいですからね。

で、ちゃんと見ればスタッフが心を込めて作ったものだって分かるのに、

それでも『本物の殺人フィルム』という幻想にみんなしがみついている。

なぜかというと、出来のいいフィクションよりも曖昧な噂の方が遥かに魅力的だからなんですね。

「本物であってほしい」という願望が

目の前のフィクションを無理やりノンフィクションとして認識してしまうという」

(穴留玉狂(あなる たまきち)インタビュー [脳内射精 in大阪])

http://www.asiandrug.jp/event/nonaishasei2006/more/interview_anal.htm


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/709.html#c3

[お知らせ・管理21] 2017年5月 削除依頼・削除報告・投稿制限連絡場所。突然投稿できなくなった方は見てください。2重投稿削除依頼もこちら 管理人さん
168. 中川隆[-7694] koaQ7Jey 2017年5月14日 12:56:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

僕は元々のペンネームは 777 だったんだよ

大川隆法 = 中川隆 = 777

なんだよ。 誕生日が7月7日だという設定だからね

藁人形に 777 と書いて釘を打つと大川隆法が苦しみ出すんだ

http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/484.html#c168

[経世済民72] 脳動脈硬化症で晩節を汚した(?)レーニン _ 実際は若い時から… 中川隆
3. 中川隆[-7693] koaQ7Jey 2017年5月14日 13:12:51 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

レーニンの大量殺人総合データと殺人指令27通
http://www2s.biglobe.ne.jp/~mike/leninsatujin.htm

4年7カ月間で最高権力者がしたこと
1918年5月13日食糧独裁令〜1922年12月16日第2回発作


http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/756.html#c3

[リバイバル3] ウェスタンエレクトリック伝説 中川隆
76. 中川隆[-7692] koaQ7Jey 2017年5月14日 13:22:00 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ウェスタンサウンドは人の声が良い


 今まで沢山のウェスタンサウンドを聴いてきましたがどのサウンドも一つの共通点がありました、

ウェスタンの音は一言で云うなら音にコクと味が少なくしかも奥に展開するサウンドにはならない、

聴いていると味のない食パンを食べているようなサウンドだ、

また劇場用のサウンドは観客席に攻めてくるサウンドが特徴ですが、以前有名な方がウェスタンの594を持ち込んで試聴会を開いたことがありましたが、ウェスタン特有の音の浸透力に乏しくこのサウンドには魅力を感じなかったのが残念であったが人の声だけは良かった、

 ウェスタンのシステムを採用した劇場を調べますとピンク映画館が多いのがわかった、

なぜならピンク映画館の女性の声は生々しく聞こえないとしらけますね、

特に人気のあった日活ロマンポルノあれは良かった!

 ウェスタンで聴かされる大事な場面での彼女達の声に色気があった、

今思うとウェスタンサウンドは人の声は素晴らしい!
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-036.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/208.html#c76

[お知らせ・管理21] 2017年5月 削除依頼・削除報告・投稿制限連絡場所。突然投稿できなくなった方は見てください。2重投稿削除依頼もこちら 管理人さん
170. 中川隆[-7691] koaQ7Jey 2017年5月14日 13:53:54 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

「富山誠」は大川隆法を呪って死んでいって、今は怨霊になってるからね
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/484.html#c170
[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
197. 中川隆[-7694] koaQ7Jey 2017年5月14日 14:21:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2017年05月14日
太陽光発電ブームの後 権利失効で撤退事業者相次ぐ


環境や立地などに問題のあるソーラー発電も多かった
引用:http://livedoor.blogimg.jp/boraborawackokko/imgs/2/0/209cc676.jpg


太陽光発電の現状

太陽光発電の事業者として申請したが、資格が失効してそのまま撤退する事例が相次いでいます。

政府は権利を保有するだけで発電していない事業者を排除する法律を作り、多くの事業者が締め出された。

2011年ごろは1キロワット時40円前後の買い取り価格だったので、申請して権利を転売するだけで利益が出ると見込まれた。

        

申請してその権利を他社に転売するだけで、億単位の利益を得た業者がいたとされ、その費用は全額東電などの電気利用者に負担させた。

売電バブルが発生したが大手電力利用者だけに太陽光発電コストを負担させる手法は、値上げによって強い反発も招いた。

売電業社は「地球のため」などと言いながら金儲けに走り、売電価格が下げられると、事業を転売してさっさと撤退した。


2014年には大手電力会社による買取拒否騒動があり、電力側が買取を拒否できるのが分かった。

電力設備に負担が掛かるなどの理由があれば、大手電力側は電力の買い取らない事もできたのだった。

日本の電力網は地域ごとに独立していて、他の地域から電力を融通する仕組みにはなっていませんでした。


2011年の電力危機の時に、隣の電力会社から電気を貰えば良いという議論があったが、設備が対応していませんでした。

変電所などの設備が対応していないという理由のほかに、太陽光は不要な時に大量に発電してしまうという特性があった。

電力が必要なのに雨だから発電しない、逆に今は不要なのに晴れたから大量の電力を送ってくる。

ブーム去りバブルの残骸

電力網が受け入れ可能な量を超える電力が流れると、送電設備全体が破損し一斉に停電したり、復旧まで長期間かかる可能性があります。

買取拒否騒動以降、経済産業省は買い取り制度の事実上の上限を決め、買取価格は段階的に下げられる事になりました。

変わりに停止中の原発を徐々に再稼動させて基礎電力にする計画が発表され、原発は20%、再生可能エネルギーも20%以上と発表された。


盛り上がった太陽光ビジネスも下火になってしまい、太陽光パネルなどを製造していた企業は、縮小や撤退している。

経済産業省は認可した事業者の約46万件が失効したと発表したが、これは既に稼動している太陽光発電と同規模に匹敵します。

今後は買取価格が40円以上から20円に下がるので、新規に申請する事業者は激減すると予想されている。


稼働中の太陽光発電も色々な問題を起こし、ソーラーパネルを設置したために堤防を切り崩し、洪水を誘発したのではないかと指摘された事例もあった。

もともと在った湿原や森林を伐採し、禿げ山にソーラーパネルを張り巡らせて、自然や環境に良いと主張している例もあった。

また民家の周囲をソーラーパネルで取り囲んで、反射光で人が住めなくなるなど「太陽光公害」も各地で問題になった。
http://www.thutmosev.com/archives/70899963.html
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c197

[原発・フッ素47] 反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界 中川隆
198. 中川隆[-7693] koaQ7Jey 2017年5月14日 16:42:08 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

FIT(再エネ固定価格買取制度) 宴の終わり 2017-05-14
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12274484908.html


FIT。(再生可能エネルギー特別措置法に基づく、再生可能エネルギー固定価格買取制度)


『太陽光、宴のあと 未稼働560万世帯分失効 再生エネ、遠のく普及
http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ01I1G_R00C17A5MM8000/

 東日本大震災後に急拡大した太陽光発電が岐路に立っている。高額で売電できる権利を保有するだけで、ビジネスを手掛けない事業者を排除する法改正が4月に施行。合計2800万キロワットの発電計画が失効した。一般家庭の約1割、560万世帯の消費電力分に相当する。宴(うたげ)の終わりと、再生可能エネルギー普及の難しさが改めて浮き彫りになった。(後略)』


 わたくしは、開始当初からFITに猛烈に反対していましたが、理由は以下になります。


●一般の家計・企業の所得をメガソーラなどの事業者、投資家に貢ぐレント・シーキングの構造になっている

●外国企業、外国投資家にも、日本の家計・企業の賦課金として所得が移転されている

●再生可能エネルギーの固定買取価格が諸外国と比較して高い(太陽光10Kw以上の単価は、当初は1Kwあたり42円(現在は21円+税)

●一度、決定した価格は、最長20年間固定(途中で下げることはできない)

●固定買取価格が発電時点ではなく、認定時点で決まる

●太陽光パネルを製造している日本企業にすら、ほとんど恩恵がない

●再生可能エネルギーにより発電された電気を、需要を無視して既設の送電網に送り込むため、電力サービス全体が不安定化する

●電力会社の送電網のキャパシティに不足が生じても、FIT事業者はインフラ増強の負担をしない

●再生可能エネルギーを拡大しても、現在の日本の電力の供給能力不足は補えない(日本に必要なのは安定電源であり、最大発電量を高めることではない)

●風力と比べても不安定な太陽光に投資が集中する。電力会社は発電の不安定性をカバーするため、火力発電を待機させなければならない


 市場の電力需要と無関係に、とにかく発電すれば20年間、固定価格で買い取ってもらえる。これほどまでに「市場原理に反した制度」はありません。

とはいえ、 「FITは市場原理に反している!」  という声を、わたくしはわたくし自身以外から、ほとんど聞いたことがありません。

要は、儲かれば何でもいいんでしょ?


 さらに、FITの権利のみを獲得し、それを転売して儲けるブローカービジネスが横行。


 あるいは、権利を取得し、太陽光パネルの価格が下落するのを虎視眈々と待ち受ける連中も激増。


 何しろ、買い取り価格は、「発電開始時」ではなく、認定時点で決まるため、とりあえず42円で権利を取得し、あとは十分に太陽光パネルの価格が下がるのを待てば、利益を大きくできるわけです。


 歪んだ制度に基づく「ビジネス」のツケは、全て国民(及び電力会社)が負うことになりました。


 電力中央研究所の試算によると、2030年度のFIT買取総額は、16年比でほぼ2倍の4兆7000億円に達するとのことです。


 我々国民は、再エネ賦課金として2016年度は平均的な家庭で月675円負担しています。2030年度には、月額1350円、年に16200円の「所得献上」を強いられることになるのです。


 何故に、日本の電力安定化、エネルギー安全保障の強化に役に立たない(むしろ、安定化を妨げる)FITのコストとして、日本国民は年平均16200円もの支出をさせられなければならないのですか。しかも、FITは外資制限がないので、中国系、韓国系の企業にも、我々は所得を吸い上げられています。


 FITが欠陥制度であり、国民の豊かさ、安全強化(つまりは経世済民)に全くつながらないのは明らかです。


 日本は早急にFITを廃止し、さらに最長20年間もレント(過剰利潤)を吸い上げ続ける連中に「発電税」を課し、所得を国民(及び電力会社)に戻すべきです。

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html#c198

[リバイバル3] ウェスタンエレクトリック伝説 中川隆
77. 中川隆[-7692] koaQ7Jey 2017年5月14日 17:25:26 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

キット屋コラム「私のオーディオ人生」第37回門外不出!二管流アンプ武蔵誕生
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-037.html

二管流アンプ「武蔵」


WE−300BとVT52刻印の二刀流アンプ


 WE−300Bは巷では最高に人気がありますがVT52は300Bの陰に隠れて評価はイマイチですがWEのVT52刻印は上手く設計して良いパーツを使えば300B以上の音と云われています。

音でVT52とよく似た球は同じウェスタンの300A、205Dがあります。
この3種類の球こそウェスタンサウンドの象徴と云えるかも知れません。

近年VT52はヨーロッパ、中国、ロシアでは生産されていませんからこの球を使った既成アンプはほとんど見かけないのと自作マニアでも300Bは製作してもVT52は作ったこともなくVT52のサウンドはほとんどの方は聴いていないと思います。


  今回の製作に関して真空管アンプの音はトランスが最大のキーパーソンを握っています。

出力管の交換は同等管の場合大きな変化はありませんがトランスを交換しますと劇的な変化が認められます

面白い事にトランスにもお国柄がありこの部分の比較も面白いのではと思います。

  WE−300BとVT52の特性を比較しますと共通点が多く見られますから回路を変更すれば簡単に差し替えは可能です

300BもVT52もソケットは同じですがプレート電圧、プレート電流、ヒーター電圧、ヒーター電流などの違いがありますから一つ間違えると大切な出力管を駄目にしますから一般的にはお薦めできない上級者向けになります。

  今回は製作途中でVT52と300Bも切り換えて聴けるように改造を施しました

ウェスタンのVT52の謎


  ウェスタンのVT52は1940年代の初めごろ軍用機の通信管として開発されたらしくこの球に関しての特性表がありませんが規格の値を守れば超寿命の球の一つです。またヒーター電圧が6,3Vと7,0Vの2種類の規格がありますがどちらも正しいと思われます。

  一説によると航空機で飛行している時は7,0V、地上で待機している時は6,3Vで使われていたと云われていますがヒーター電圧が6,3Vと7,0Vでは必ず音は違うはずです、この部分での比較も考えて報告したいと思います。

VT52は1940年代の初めの頃軍用機の通信システムに搭載されていた、太平洋戦争中に米軍が日本を爆撃する時B−29が無線送信していたのなら好きになれない球ですが多分ヨーロッパ戦線で使用したのでは・・・・・

  自作マニアで特に音に拘りを持っているオーディオの達人なら300BよりVT52のが音は良いといいます。

300A、205Dに良く似た音色はVT52と云われこの球も今後は手の届かない価格になると思います

VT52のウェスタン球のプリントタイプもよく見かけますがどうも偽物臭い感じがあります。


  特にウェスタン球のトップマイカはおむすび型ですからすぐに見分けることが出来ます。

VT52の刻印タイプは音が良いと云われますから刻印タイプを求めれば間違いありません。

同じVT52もシルバニアや他メーカーでも出ていますがやはり本家のVT52刻印を聴きますと他メーカーのVT52は残念ながら音もさることながら価値観や魅力に欠けるがヴィンテージ管をヤフオクなどで購入される場合は特に注意しないと後で痛い目に合いますから気を付けてください。
 


真空管アンプのルックスとワイヤリング


真空管アンプのキーパーソンは出力トランスですからこの部分には特に拘る必要があります。

ましてや使用球がWE製VT52ですから本来はウェスタンを使いますが、今回はドイツのシングルトランスを使いました

このトランスもほとんど市場に出てこない大変レアなトランスでメーカー名はENGELでテレフンケン、ノイマン、シーメンスに納入している実績のあるトランスメーカーです。 

  今回私も初めて使いますがドイツのサウンドはゲルマン民族らしい真面目で几帳面な音が特徴ですが、その点米国のトランスはアメリカ人らしい豪快さがあり多少雑なところを持ち合わせている。

また日本のトランスはビールで云うならコクとキレが薄い、

やはりビールもトランスもドイツに限ります。

これはトランスに使用してあるコアと巻き線技術の差だと思う、

その点ヨーロッパ系のトランスは質の良い鉄鉱石が採掘されていますから鉄鉱石の違いかも、

WEのトランスは音が良いと云われていますがこのトランスもひょっとしたらヨーロッパのコア材を使っているのではと思いますが詳細は不明です。

トランスもお国柄がありどれが最高とは云えませんが自分がどんな音が好みなのか色々試して聴くのも面白い、

使用パーツと回路構成


 今回は最後の自作アンプですから自分なりに拘ったパーツを採用しました、

出力トランス ドイツENGEL社シングル10W

チョークコイル ヒューレットパッカード社の5H250mmH

抵抗 リケンオーディオ抵抗

コンデンサー カップリング スプラグ ブラックビューティー

カソードパスコン スプラグ 銀タンタルコンデンサー

ヒーター整流 東芝ショットキーバリアダイオード

スイッチ類 日本開閉器 トグルスイッチ

ボリューム アーレンブラッドレー

真空管 初段はテレフンケンダイヤマーク ECC−802S

ドライバー管 NEC 12BH7A

出力管 WE−VT52刻印

整流管 WE−274B刻印

 回路構成は簡単なCR結合3段増幅でNFBは5dBの低帰還になります。NFBなしでもテストしましたが無しの場合は低域が多少ボン付く傾向がありますからここは多少でもNFBを掛ける必要があります。

アンプ内部はラグ板を一斉使わず自分で設計を施したパターン化した自作基板を製作しました、本来はラグ板にCR類を並べてオール手配線で製作しますが「武蔵アンプは」プリント基板がメインでラグ板は一斉使っていません。


 アンプの出力は3.5W×3.5Wです。

もう少しIpを上げればPOWERが取れますが球の寿命を考えて低めに抑えて使用、ヒーター電圧VT52は7V、1.18A,300Bは5V,1.2Aの直流点火にしました、

交流点火も考えたのですが7Vの交流点火ではハムが取れません。
また300Bは私の作ったSV−91Bタイプに交流点火がありますからあえて交流点火にはしませんでした、

直流点火にしたWE−300Bは本来の300Bの音とは違いますが、今回のメインはVT52が主役です。遊び心で300Bも使えるようにしただけと金銭的に困った時にWE−300Bを予備球として付属してやればそれなりの価格で売れるのではないか、

WE−300Bを実装
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img37_05.jpg

ウェスタンの刻印VT52を実装
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img37_06.jpg

ウェスタンのVT52とWE300Bの比較、VT52は一回り小さい
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img37_07.jpg

幻の整流管WE−274B刻印
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img37_08.jpg

試聴用システムの紹介


 今回はアナログでの試聴にしました、

アナログ

フォノモーター ヤマハGT−1000

アーム GRACE G−565F

カートリッジ オルトフォン SL−15E

昇圧トランス ウェスタンエレクトリック WE−618B

AWA オーストラリア

ブリアンプ マランツ#7

スピーカー ヴァイタボックス 30cmフルレンジ

試聴用アナログ キースジャレット ケルンコンサート、バッハ、無伴奏チェロの1番

比較アンプ PP5/400シングルアンプ


 すべてのセッティングが終了して早速VT52シングルアンプの電源を立ち上げた、調整中にハムバランサーは最少の位置に設定してありますからスピーカーからはほとんどハムは聞えません。

最初にキースジャレットのケルンコンサートの試聴から開始、出てきた音に愕然、

ピアノの粒立ち奥行感を伴ったホールトーンの響きとスピーカーの存在感が消える素晴らしい空気感のある音、音色もこれがウェスタンを強調するようなサウンドには参った!

これは使ってあるVT52だけでなくトランスがドイツ製だからアメリカ的な明るいサウンドを抑えて伸びやかに音楽を聞かせてくれる。

 このような音になるのは勿論昇圧トランスのWE−618B、テレフンケンECC−802S高信頼管とWE−274B刻印が寄与しているのは間違いない、

次に試聴したマイスキーの無伴奏チェロも奥行感を伴った小ホールで聴く雰囲気たっぷりのあるサウンドになった、
 


WE−VT52は凄い!


 ウェスタンマニアがウェスタンは最高と云っていますがまんざら嘘ではない、

このVT52に対抗できるのは205Dか300Aしかないのでは、

それだけ素晴らしい球なのに情報量が少ないのか音を聴いたことがないのかわからないのか一度体感してみるとその良さがわかるのではないだろうか、

この球こそコクとキレに音楽性をプラスしたサウンドには偽りはない、VT52恐るべき!


VT52とWE−300Bの対決


 「知らぬが仏」と云うことわざがあります。これをオーディオに当てはめると「聴かぬが仏」つまり良いアンプを聴いてしまうと悪いアンプは聴けなくなる。自分のアンプに満足しているのならば聴かない方のが自分の為と思う、

 最初に書きましたように同等管なら差し替えて比較できますが球の種類が違う場合同じ回路同じパーツを使ってこそ球の比較が出来るのですが残念ながらアンプも違えば使ってある出力トランス、回路が別の場合は比較としての意味は持ちません。やはりここは同一パーツと同じ回路を使わない限り正確な答えにはなりません。

 WE−300Bは巷では最高峰の真空管として君臨していますがではVT52と比較したらどんな結果になるのか、今回は私個人の比較試聴とこのアンプを大阪の今田氏宅に持ち込んで聴いて頂いた、

  早速VT52を接続しての試聴です。スピーカーはRCAのLS12フルレンジを使用、このスピーカーは30cmタイプなのに高域が良く伸びています。

出てきた音は空気感を伴った懐の深いサウンド、長時間聴いても疲れにくくトップクラスの音だ、

RCAはアルテック、JBLとは異なる大変渋いサウンドで私が愛用しているヴァイタボックスとは少し表現力が違いますがジャズもボーカルもOKだ、

  VT52を堪能した後300Bに交換して10分後に同じトラックからの試聴開始、

出てきた音は300Bマニアには申し訳ないがVT52と比較しますと300Bは先ほどの深みとコクが薄くなり少し派手やかな明るいサウンドが特徴で音の渋さが後退してしまう、

それに対してVT52は絵画で例えるなら水彩画を見るようなイメージとしっとり感とシルクの肌触りがありオールド的な雰囲気を持ち合わせている。

WE−300Bも決して悪くない球だがVT52を聴いてしまうと興味が薄れてしまう、

  VT52を聴かずに300Bだけで聴いていますとまったく不満がなくさすが300Bは最高の球だと頷けます。これこそ「知らぬが仏」になります。

  ウェスタンフリークは300Bには関心を示さず205Dや300Aしか興味湧か湧かないのが理解できる。

同聴して頂いた今田氏も300Bにはガッカリ、二回と300Bを聴こうとしなかったのが印象に残こった、

今田氏も大変ショックを受けオーディオ仲間に今回のVT52の良さを話したら仲間曰く300Bでは勝ち目がなく対抗できる球は205Dしかないと云っていた、


PP5/400とVT52武蔵との対決


PP5/400シングルアンプは今田氏に譲ったアンプで回路、パーツ類はほぼ同じものを使っていますがトランスだけは台湾のジェームスです。

ジェームスは台湾のメーカーでトランスのコアは日本製のオリエントHi-Bコアを使ったトランスで大変知名度があり自作マニアが良く使うトランスです。

  早速比較の為に接続を変えて試聴開始、出てきた音は甲高なサウンドであまりにもVT52とは違いなさ過ぎて私もショックだった、英国の名出力管がこんなはずではない、

  違うのはトランスと整流管だけですからトランスを変えれば違った意味での良さが出るはずだがこのアンプをVT52に改造するのは簡単ですが肝心の出力トランスがありませんからこのアンプはこれで良しにすべきと思う、

このPP5/400も以前有名なメーカーの845PPと鳴き比べした時、圧倒的な表現力の差が出た良いアンプであったがVT52と比較すると残念ながらその差歴然だ、

  PP5/400は自分が作ったアンプですからどちらが良くても不満はないがメーカー製のアンプや自作アンプとの鳴き比べはご法度であるのとモラルの問題ですから今後は門外不出にして道場破り、他流試合はやらないことにした、


私が製作した名出力管PP5/400とVT52武蔵アンプ
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img37_09.jpg

6.3Vと7.0Vのヒーター電圧の比較


 VT52のヒーター電圧の違いを比較しました、6.3Vでは多少音の潤い感とハリがなくなり7.0Vにしますと「これがウェスタンだ」と云えるサウンドになりました、今後は変更せずに7.0Vで使い切りますが今は武蔵を聴くのがもったいなくて外野席でお休み中です。


 これからは試聴に来られるマニアにはWE−300Bと5U4GBの組み合わせで聴かそう、帰った後こっそりとVT52,274B刻印に戻して自分だけで良いサウンドを楽しもう、マニアには申し訳ないが極上の組み合わせを聴かせるのがもったいない、
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-037.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/208.html#c77

[リバイバル3] ドイツの音楽はドイツの真空管アンプで聴こうよ 中川隆
14. 中川隆[-7691] koaQ7Jey 2017年5月14日 17:34:55 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

キット屋コラム「私のオーディオ人生」第37回門外不出!二管流アンプ武蔵誕生
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-037.html

真空管アンプの音はトランスが最大のキーパーソンを握っています。

出力管の交換は同等管の場合大きな変化はありませんがトランスを交換しますと劇的な変化が認められます

面白い事にトランスにもお国柄がありこの部分の比較も面白いのではと思います

真空管アンプのキーパーソンは出力トランスですからこの部分には特に拘る必要があります。

ましてや使用球がWE製VT52ですから本来はウェスタンを使いますが、今回はドイツのシングルトランスを使いました

このトランスもほとんど市場に出てこない大変レアなトランスでメーカー名はENGELでテレフンケン、ノイマン、シーメンスに納入している実績のあるトランスメーカーです。 

  今回私も初めて使いますがドイツのサウンドはゲルマン民族らしい真面目で几帳面な音が特徴ですが、その点米国のトランスはアメリカ人らしい豪快さがあり多少雑なところを持ち合わせている。

また日本のトランスはビールで云うならコクとキレが薄い、

やはりビールもトランスもドイツに限ります。

これはトランスに使用してあるコアと巻き線技術の差だと思う、

その点ヨーロッパ系のトランスは質の良い鉄鉱石が採掘されていますから鉄鉱石の違いかも、

WEのトランスは音が良いと云われていますがこのトランスもひょっとしたらヨーロッパのコア材を使っているのではと思いますが詳細は不明です。

トランスもお国柄がありどれが最高とは云えませんが自分がどんな音が好みなのか色々試して聴くのも面白い、


今回は最後の自作アンプですから自分なりに拘ったパーツを採用しました、

出力トランス ドイツENGEL社シングル10W

チョークコイル ヒューレットパッカード社の5H250mmH

抵抗 リケンオーディオ抵抗

コンデンサー カップリング スプラグ ブラックビューティー

カソードパスコン スプラグ 銀タンタルコンデンサー

ヒーター整流 東芝ショットキーバリアダイオード

スイッチ類 日本開閉器 トグルスイッチ

ボリューム アーレンブラッドレー

真空管 初段はテレフンケンダイヤマーク ECC−802S

ドライバー管 NEC 12BH7A

出力管 WE−VT52刻印

整流管 WE−274B刻印


アンプの出力は3.5W×3.5Wです。


今回はアナログでの試聴にしました、

アナログ

フォノモーター ヤマハGT−1000

アーム GRACE G−565F

カートリッジ オルトフォン SL−15E

昇圧トランス ウェスタンエレクトリック WE−618B

AWA オーストラリア

ブリアンプ マランツ#7

スピーカー ヴァイタボックス 30cmフルレンジ

試聴用アナログ キースジャレット ケルンコンサート、バッハ、無伴奏チェロの1番


 すべてのセッティングが終了して早速VT52シングルアンプの電源を立ち上げた、調整中にハムバランサーは最少の位置に設定してありますからスピーカーからはほとんどハムは聞えません。

最初にキースジャレットのケルンコンサートの試聴から開始、出てきた音に愕然、

ピアノの粒立ち奥行感を伴ったホールトーンの響きとスピーカーの存在感が消える素晴らしい空気感のある音、音色もこれがウェスタンを強調するようなサウンドには参った!

これは使ってあるVT52だけでなくトランスがドイツ製だからアメリカ的な明るいサウンドを抑えて伸びやかに音楽を聞かせてくれる。

 このような音になるのは勿論昇圧トランスのWE−618B、テレフンケンECC−802S高信頼管とWE−274B刻印が寄与しているのは間違いない、

次に試聴したマイスキーの無伴奏チェロも奥行感を伴った小ホールで聴く雰囲気たっぷりのあるサウンドになった、

WE−VT52は凄い!

 ウェスタンマニアがウェスタンは最高と云っていますがまんざら嘘ではない、

このVT52に対抗できるのは205Dか300Aしかないのでは、

それだけ素晴らしい球なのに情報量が少ないのか音を聴いたことがないのかわからないのか一度体感してみるとその良さがわかるのではないだろうか、

この球こそコクとキレに音楽性をプラスしたサウンドには偽りはない、VT52恐るべき!  
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-037.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/698.html#c14

[リバイバル3] ニセコ薬師温泉 _ 温泉マニアに超絶人気の伝説の名湯がどうしてこうなった? 中川隆
17. 中川隆[-7690] koaQ7Jey 2017年5月14日 19:24:42 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ニセコ薬師温泉 - 北海道 磯谷郡 - 温泉・スパ Facebook
https://ja-jp.facebook.com/pages/%E3%83%8B%E3%82%BB%E3%82%B3%E8%96%AC%E5%B8%AB%E6%B8%A9%E6%B3%89/153331461362233
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/560.html#c17
[リバイバル3] 音楽はこういう部屋で聴きたい 中川隆
23. 中川隆[-7689] koaQ7Jey 2017年5月14日 20:25:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

キット屋コラム「私のオーディオ人生」第1回
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-001.html


1972〜3年ごろ使用していたシステム


プレーヤー

フォノモーター  デンオン DP−3000

トン・アーム 
SME 3012
グレース G−565
マイクロトラック ウッドアーム

カートリッジ
オルトフォン SPU−G
グレース F−6 F−7
ニート VS−1000D



真空管アンプ

プリアンプ  マランツ#7のイコライザー、トーン回路をコピーで自作、(外観を真似たイミテーション)

メインアンプ  KT−88 3極管接続プッシュブル

DA−30 シングルアンプ
PX−25 シングルアンプ

スピーカー

エレクトロボイス
ウーファー SP−12 30cmダブルコーン
スコーカー T−25A  8HD
ツィーター  T−35
ネットワーク X−36 X−8オリジナルを使用
クロスオーバー 800Hz 3500Hz

スピーカーボックス
300リットルのバスレフ指定箱(材質はラワン合板)

このシステムで一番苦しんだのはエレクトロボイスのスピーカーユニットです。
このスピーカー程、苦しみと悲しみを味わったピーカーはありません。

ユニットはかの有名なパトリシアン800に使用された同一ユニットです。

パトリシアン800は皆さんもご存知だと思いますが、

76センチの大ウーファー(30W)
30cm中低音用SP−12D
中音ホーンT−25Aドライバーと8HDホーン
高音用T−350

の組み合わせによる4Wayシステムです。


なぜ?このユニットを購入したかと申しますのは、この時代も海外製スピーカーはアルテック、ジムラン(JBL)タンノイの御三家がスピーカーの主役、(今の時代も同じ)

一般的にアルテック、ジムランはアメリカ西海岸の音でエレクトロボイス、ボザークなどは東海岸の音と言われてました、西海岸の音は巷では沢山聞くことができましたが東海岸の音は中々聞く機会にめぐり合うことがなかった。

 この頃からオーディオの異端者でしたから「みんなが使用しているスピーカーは気にいらん、あまり聞かないスピーカーなら手に入れたい」(今もそうですけど?)アホな発想で飛びついたのがエレクトロボイスのスピーカーユニットです。

SP−12と言うスピーカーはダブルコーンのフルレンジタイプでエッジは茶色の塗料がコーティングしてある見た目にも面白いスピーカーです。このスピーカー1本ですべての帯域をカバーして音楽が聞けると心の中では「ニコニコ」大満足・・・・

総重量はアルニコマグネット採用によりなんと8.6Kgもある重いスピーカーです。

 さっそくユニットをBOXに実装して音出し開始、出てきた音は想像していた音とはかけ離れたひどい音、一口に言うと

オーケストラの音はイカをせんべいにしたような厚みもない音で、バィオリンなどのコスル音はヒステリックな響きで聞くに耐えない、

スピーカーの欠陥品のような音であった、

このスピーカーはとんでもないじゃじゃ馬ラッパだ!

「煮ても焼いても食えんとはこのことか!」


名器と言われたパトリシアン800に使用されているユニットだ、こんなはずではないはずだが?

 このスピーカーを購入する前まではコーラルの10TX−70を使っていても、さほど不平不満はあまり感じなかったのにどうしてエレボイのSP−12だけはこんなに中域が喧しく粗い音が出るのだろ、きっとこのスピーカーは欠陥品に違いないと・・・

パトリシアン800は名器と呼ばれているがこのスピーカーは一度も聞いた経験はないから評価のしようがない、自分の心のなかでは「パトリシアン800は何が名器だ!こんなのウソ800の迷器だ、」

 気持ちが沈んでいるとき大変良い情報が飛び込んできた、当時名古屋の納屋橋にあったヤマハ楽器のオーディオ売り場(現在はない)の主任からY下さん今度アメリカからエレクトロボイスの技術者と営業が自社のPRと技術相談をO月O日にやりますから出席されてはどうかと教えてくれた、

スピーカーの製造に携わる本場アメリカの技術者ですからこの(じゃじゃ馬ラッパ)鳴らし方のノウハウを教えてくれるはず、これで解決が出来なければ織田信長になって即刻、打ち首にすれば気分はすっきりする。
 


  いよいよその当日、エレクトロボイスの技術者と1対1での愚痴を含めた相談が始まった、(エレクトロボイス側の通訳1名が同席)


Q1
   御社のスピーカーユニットでSP−12をフルレンジで使用しているが中域の音が喧しくて粗い音で鳴っているが、パトリシアン800も同じように中域が喧しい音で鳴っているのか(今思えば失礼な質問だ)
  
A1
   我が社のパトリシアン800は本国でも大変評判が高く、そう言った不満はユーザーからは聞いてない、そのような音になるのであれば何らかの原因がある。

一番高い要素はあなたの使用している部屋とセッティングに問題があるのではないか、

中域が喧しいのは相当反響の大きい部屋で聞いているのではないか、

反響度が大きいと一定の周波数帯にディップが生じるからその原因で中域が喧しい音の状態になる。

またスピーカーの固有の振動に歪みが付加されることにより中高域が粗い音になるとも考えられる。

   一度、今聞いている部屋からスピーカーシステムをデッドな部屋に移動して正しいセッティングを行なえば解決する問題である。

一般的にこのような問題が生じた場合、プレーヤー、アンプ類のハードを疑うが欠陥品でなければルームアコースティクとセッティングの悪さが原因である。


  
Q2
   エレクトロボイスのスピーカーはトランジスターアンプと真空管アンプのどちらがベストか。
  
A2
   スピーカーのボイスコイルは非常に細いアルミ線で巻いてあるのでトランジスターアンプの場合は直流分が一瞬でも漏れた場合ボイスコイルは瞬時断線することもありえる。

大切なスピーカーを守ろうと思ったらトランス付きの真空管アンプを使用した方のが安心である。

  
Q3
   日本ではスピーカーの振動板はすべて同一線上に設置しなければ位相がずれるとの指摘が問題になっているが、この件に対してどのようなご判断をお持ちなのか、
  
A3
   振動板の位置を重要視するのはマイクなどで直接音を取ってその位相のずれを指摘するが音と言うものは直接音より間接音のが大きい、リスナーは音楽を聴いているときは絶えず上下左右に少しづつでも身体が動いている。身体が動くということは聞く耳も動いていると考えられるからこのような問題は深く考えなくてもよいのではないか、ただし極端に離れた位置に振動板を配置するのは問題ありかも。

 
エレクトロボイスの技術者の話しを聞いてオーディオマニアは(自分のこと)音に問題が生じるとシステムのせいにしてしまいプレーヤー、アンプ、スピーカーの何れかがおかしいのではないかと疑心暗鬼になってしまうが・・・

 さっそくスピーカーシステムをライブな洋室からデッドな和室に移動した、
この和室は洋室と同じ6畳の畳み部屋である。

洋室が悪いとは決め付けてはいけないが、この洋室は 吸音効果のない非常にライブな部屋で音楽を聞くのに適していないとわかった、

 果たしてエレクトロボイスの技術者が言った通りに音は変わるのか、あの時の説明は一時の逃げ恒常に過ぎず本当に変わるとは思えない、本当に変われば今までしてきた自分のオーディオの概念が覆されてしまう、

誰だってオーディオ専用のリスニングルームなど中々持ていない、聴く部屋が三十畳であろうが四畳半であろうがオーディオ装置を置く部屋が音楽を聴く部屋になるはず、当時はオーディオ専用の部屋などは家庭の事情からいってまず少なかった、

 スピーカーをセッティングしていつも聴いているバッハのバィオリンソナタのレコードをターンテーブルに乗せて静かにアームを降ろした、恐る恐るボリュームのツマミをいつも聴いているポジションに合わせた瞬間、今まで鳴らなかったバイオリンの弦と胴が調和してほれぼれするような響きで鳴り始めた、

音量を上げても喧しくない!このスピーカーを言葉で表現するのは難しい

、私のような素人が言葉を借りて評価すると、アメリカ東海岸もまさしくアメリカンサウンドで押し出しの強い張りのある浸透力にすぐれた音、西海岸の音とは多少ニアンスが違うが、紛れもない大陸育ちのアメリカの音だ、(これぞ!USA)この音ならダブルコーン一発でも十分鳴ってくれる。

これを名古屋弁で言うなら「どぇりゃいい音だぎゃ」

  オーディオシステムを生かすも殺すもセッティングとルームアコースティクだ!

 これを初めて体験した、たかがセッティングや部屋なんかと思っていたがとんでもない事とわかった、

システムのレベルが上がれば色んな所の欠点が見え隠れする、本来はこれを一人で悩まず同じオーディオ仲間に相談した方のが回り道しなくて済む、この体験はオーディオをやる以上絶対忘れてはいけないし誰でも通る道と感じた。


 エレクトロボイスの技術者が言った言葉があります。

現在、自分のシステムに満足していてもいずれは音に対して不満が出ます。それはあなたのシステムが悪くなったのではなく、あなたの耳がレベルアップしたからです。
 
この名言はオーディオをやっている皆さんにプレゼントします。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-001.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/655.html#c23

[リバイバル3] 名古屋 名曲喫茶フィガロ と ジャズ喫茶 Days 中川隆
18. 中川隆[-7688] koaQ7Jey 2017年5月14日 21:15:38 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

キット屋コラム「私のオーディオ人生」第2回


エレクトロボイスのSP−12は当初は不満などなかったのですが、オーディオ仲間から京都に有名なジャズ喫茶「ヤマトヤ」があってここの音を聴きに全国のジャズファンやオーディオマニアなどがこのジャズ喫茶を訪れているらしいと噂を耳にしました、このジャズ喫茶はかの有名な小説家で五木寛之氏がここのお店を題材にしているぐらいで、五木寛之氏もたびたび訪れていると・・・・

 そんな素晴らしいジャズのオーディオが聴けるのなら冷やかし半分でも聴きに行かなければ、自分自身に不満が残る。自分のシステムとの音の違いがどのように違うのかも確かめなければ納得はできない、

 全国からのジャズファンやオーディオマニアなどが聴きにくる音とはいったいどんな鳴らし方をしているのだろう、自分好みでなければノーと言えるのだが・・・


 初めて訪れた京都のジャズ喫茶「ヤマトヤ」の店内は薄暗い感じの場末の喫茶店のような店です。

ここの喫茶店のシステムを見た瞬間、凄いの一言です。

スピーカーシステムは人を驚かすようなバデではなく年輪を感じさせる地味なたたずまいが合うイメージのスピーカーシステムです。

 このスピーカーは今まで噂では聞いているのだが実際に実物を見たのがはじめてである、

そのスピーカーシステムは英国のヴァイタボックス社のクリプシュホーン、正式名は191コーナーホーンで左右に見事にバランス良く鎮座している。

 アンプ類はプリアンプがマッキントッシュのC−22、メインアンプはアムクロンのDC−300を使用、レコードは1950年代のジャズの名盤を主体にかけている。

 英国のヴァイタボックスの音はエレクトロボイスやアルテックとはまったく違う鳴り方だ、この音を言葉で表現するなら、

ホーンスピーカーの心地よい響きと陰影のある独特な音色で非常に地味だが、黒人が奏でるジャズの真髄を聴くような暗い影がただよう音だ、 

レンジ感はそう広くないのに、何かを訴えてくるような感じに聴こえる、 

 アメリカの大陸育ちのスピーカーとは異質で、音を色で例えるなら現代のスピーカーはフルカラーだがこのヴァイタボックスは古き良き時代のセピアカラーの写真のように哀愁に満ちた音である、生らしい音とは程遠いが聴かせる音とはこのような音なのだろう、

 このスピーカーを聴いたときに中音以上はホーンのが、コーンよりも優れているような気がしてくる、エレクトロボイスもダブルコーン一発ではなくホーン型を使った方のが、音抜けは違うのではないかと早くも夢が膨らんできた。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-002.html



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/659.html#c18

[リバイバル3] 音楽はこういう部屋で聴きたい 中川隆
24. 中川隆[-7687] koaQ7Jey 2017年5月14日 23:00:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

7.5畳の部屋 - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2017年05月11日
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/1f893235178e7031b92a4354388211a1


7.5畳の部屋のサイズなら「20pウーハー(フルレンジ)システム」が丁度良いサイズでしょう。現在サブシステムにしている JBL D208システムぐらいが一番に有っていると思います。音量も音質もほぼ合わせられるでしょう。


そんな部屋に重低音型の38ウーハーシステムを持って来たらどうなるか? 一般的には「性能を持て余す」事になります。実際に持て余しています。音量は本来の位置に上げられないし、「音場」を作るスペースはないし・・・・と不具合が多発します。

ただ聴取位置をデッドになる様にしていますので、38pウーハーシステムでも使えない事は有りません。床面の強度不足と壁の遮音性能等問題は有りますが、「普通」に音楽を楽しむぐらいは簡単に出来ます。それをJBL#375+HL88でやるにはちょっとスキルが要ります。簡単に真似したら手ひどいしっぺ返し(殺人音)を出してくるでしょうね。大概の方はそれでコンプレッションドライバーを使ったシステムを投げ出していますから・・・。

同じ中域の帯域を「コーン型・ドーム型」のユニットと、「コンプレッションドライバー」ユニットで持たせて比較試聴したら一発で分かります。「何故コンプレッションドライバー」に拘るか?

鳴らし易さは「コーン型・ドーム型」のユニットでしょう。しかし、音の反応性(速さ)や音数、エネルギー感等は圧倒的にコンプレッションドライバーになるでしょう。更に「質感」のグレードが決定的に違います。ここが私がJBL#375に拘る理由です。

鳴らすのが難しいからと云って投げ出す様では根性が足りません。難しいユニットだからこそ可能性も高いのです。上手く鳴らすスキルさえ身に付ければ良いのです。その試行錯誤を地道にやるしか手は有りません。現在でもまだ試行錯誤をしています。だからこの趣味は長続きするのです。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/1f893235178e7031b92a4354388211a1

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/655.html#c24

[リバイバル3] 音楽はこういう部屋で聴きたい 中川隆
25. 中川隆[-7686] koaQ7Jey 2017年5月14日 23:04:58 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

同世代のO本氏のウェスタンエレクトリックの音

O本氏とオーディオショップで知り合いました。

彼のシステムはプレーヤーが松下製でカートリッジがデンオンのDL−103、メインアンプは自作でWE−205Dシングルアンプ、プリアンプも自作です。

スピーカーはウェスタンエレクトリックのドライバー、555を特注の12Aのカールホーンで音楽を聴いていました。

このウェスタンだけは家庭で聴く気が起こらない。

部屋の中に排気口のダクトのようなものを2つ設置して、かぶりつきでスピーカーの前で聴く、こんな不自然な聴き方がウェスタンなのか?本来はウェスタンのスピーカーは劇場の銀幕の後ろに置いて鳴らすスピーカーなのに、一般家庭に持ち込んで聴くスピーカーとは思えない。

ウェスタンのスピーカーを聴かせるときは決まってドリス・ディーのレコードが定番になっている。

クラッシックのバイオリンなどの弦楽器を鳴らすと振動板がアルミのせいなのか高い音が冷たい響きになる。

どうもコスル音は苦手なのかも、ただし映画のサウンドトラックのレコードをかけると確かにその魅力に惹かれるものはある。

ウェスタンの555の音は中域が少し喧しく聞こえる、このスピーカーを上手く鳴らすのは至難の業だと思う。

それより音を聴く前にあの排気口のようなダクトが気になって音楽どころではなかった記憶がある。

O本氏のウェスタンを聴くと世間で大騒ぎするような特別な音ではなかった、鳴らし方が悪いと言えばそれまでだけど、ウェスタンはもっと大きな部屋で鳴らさないとその良さが出ない、劇場のスピーカーを家庭に持ち込んで聴くのは、どだい無理のような気がした。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-003.html

ウェスタンサウンドは人の声が良い

 今まで沢山のウェスタンサウンドを聴いてきましたがどのサウンドも一つの共通点がありました、

ウェスタンの音は一言で云うなら音にコクと味が少なくしかも奥に展開するサウンドにはならない、

聴いていると味のない食パンを食べているようなサウンドだ、

また劇場用のサウンドは観客席に攻めてくるサウンドが特徴ですが、以前有名な方がウェスタンの594を持ち込んで試聴会を開いたことがありましたが、ウェスタン特有の音の浸透力に乏しくこのサウンドには魅力を感じなかったのが残念であったが人の声だけは良かった、

 ウェスタンのシステムを採用した劇場を調べますとピンク映画館が多いのがわかった、

なぜならピンク映画館の女性の声は生々しく聞こえないとしらけますね、

特に人気のあった日活ロマンポルノあれは良かった!

 ウェスタンで聴かされる大事な場面での彼女達の声に色気があった、

今思うとウェスタンサウンドは人の声は素晴らしい!
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-036.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/655.html#c25

[近代史02] ゴールドマン・サックス一人勝ちの秘密教えます_1_ 勝ち組になりたかったらこれ位の努力はしようね 中川隆
11. 中川隆[-7685] koaQ7Jey 2017年5月15日 07:45:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2017年02月08日
人工知能による自動化が進むゴールドマン・サックス、人間のトレーダーは600人から2人へ

シリコンバレーから株取引を完全自動化する初の「人工知能ヘッジファンド」が登場していますが、世界最大級の投資銀行であるゴールドマン・サックスも大量のコンピューターエンジニアを雇用しており、人間のトレーダーに替わって株取引の自動化を進めています。

As Goldman Embraces Automation, Even the Masters of the Universe Are Threatened
https://www.technologyreview.com/s/603431/as-goldman-embraces-automation-even-the-masters-of-the-universe-are-threatened/

2000年のゴールドマン・サックスのニューヨーク本社では600人ものトレーダーが大口顧客の注文に応じて株式を売買していたそうですが、ゴールドマン・サックスのCFO(最高財務責任者)に就任予定のマーティ・チャベス氏は、「2017年現在で本社に残っているトレーダーはわずか2人です。空いた席を埋めているのは、200人のコンピューターエンジニアによって運用されている『自動株取引プログラム』です」と、ハーバード大学の応用計算科学研究所で開催された2017 CSE Symposiumで説明しました。

この5年間で株取引の自動化は加速しており、ゴールドマン・サックスだけでなく、多くのウォール街の企業でも金融ビジネスの自動化が進められています。チャベス氏によると、株取引だけでなく通貨取引などの分野でも自動化の方向に動きつつあるとのこと。イギリスの調査会社Coalitionによると、金融取引の45%は電子化が済んでおり、高給を得ていたウォール街のトレーダーは自動化プログラムに置き換わりつつあることがわかっています。

ゴールドマン・サックスを含む世界最大規模の投資銀行において、営業・取引・研究部門の従業員の平均年棒はボーナスを合わせて50万ドル(約5600万円)という試算が出ており、さらにウォール街で発生する報酬のうち75%を一部の「高額報酬者」が得ているとのこと。つまり、自動化が進んでウォール街で働く人が減った結果、1人あたりの報酬が上昇しており、利益を分配する人数が少ないため、管理職は以前よりもさらに高額な報酬を得るようになったということです。



2000年にゴールドマン・サックスが600人体制で行っていたような株取引はすでに機械学習機能を備えた複雑な取引アルゴリズムに置き換えられており、通貨取引や先物取引のような証券取引所では取り扱っていない取引にも自動化の波が押し寄せています。こういった分野の金融取引を自動化するため、現段階のアルゴリズムは人間のトレーダーをエミュレートするよう設計されている、とCoalitionの責任者であるAmrit Shahani氏は説明しています。

ゴールドマン・サックスはすでに通貨取引の自動化もスタート済みで、チャベス氏は「4人のトレーダーを1人のコンピューターエンジニアに置き換えることができる」と説明しています。現在のゴールドマン・サックスでは総従業員数の3分の1にあたる合計9000人がコンピューターエンジニアに置き換わっているそうです。チャベス氏は「今後は営業スキルや信頼関係を構築するスキルなど、人間のスキルに焦点を絞った自動化が進むでしょう」と予想。人間のスキルの分野では、トップクラスの従業員を完全に置き換えることは技術的に難しいと考えられていますが、投資銀行業務のさまざまなステップの自動化が求められています。

ゴールドマン・サックスのような大手投資銀行のトレーダーは、年間平均70万ドル(約7800万円)もの報酬を得ている場合もあり、トレーダーの数の削減は銀行にとって利益となります。ゴールドマン・サックスは新しく消費者金融プラットフォーム「Marcus」を開始する予定ですが、Marcusの業務はすべてソフトウェアだけで運用され、人間の従業員は1人も介在しないそうです。Marcusは社内スタートアップのようなスピード感でわずか12カ月で発足されましたが、その理由についてチャベス氏は「我が社には600人のトレーダーが座っていた席がたくさん空いています」と話しています。

なお、シリコンバレーではAppleの音声アシスタント機能「Siri」の開発に携わった経験を持つババク・ホジャット氏が100%人工知能運用のヘッジファンドを人工知能ソフト開発会社のSentient Technologies」が立ち上げています。ホジャット氏は「人間は株式市場において感情的すぎる」と考えており、機械的な判断で人間のプロトレーダーの優位に立てると考えているそうです。Bloombergによると、AIを活用するヘッジファンドはほかにもいくつか誕生しており、ウォール街から人間のトレーダーがいなくなる日が近づきつつあります。
http://gigazine.net/news/20170208-goldman-sachs-automation/
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/364.html#c11

[番外地6] 財務省は日本人の敵 中川隆
7. 中川隆[-7684] koaQ7Jey 2017年5月15日 07:55:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2017年5月15日【三橋貴明】デフレとの戦い

国民を貧困化から救うためには・・・
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12273607238.html

財政破綻プロパガンダが日本国を殺す
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12274209607.html


三橋は、小学館から刊行予定の「財務省亡国論(仮)」の執筆にとりかかったわけですが、財務省発の「財政破綻プロパガンダ」は、冗談でも何でもなく日本国を国として殺そうとしています。

財政破綻プロパガンダ、さらにはプライマリーバランス目標という一連の緊縮財政が、日本経済がデフレから脱却することを妨げています。

デフレにより、日本の名目GDPが伸びず、国民の貧困化(実質賃金の低下)に加え、

●財政の悪化(税収が伸び悩むため)
●防衛の弱体化(防衛予算を積み増しできないため)
●防災の脆弱化(公共投資削減及び土木・建設サービスの縮小により)
●生産性の低下(インフラ整備ができないため)
●供給能力の喪失(=発展途上国化)
●科学技術の衰退(=発展途上国化)
●社会保障の弱体化(=セーフティネットの喪失)
●人口の減少(実質賃金が下がり、婚姻率が低下し、少子化が進行するため)

と、ひたすら日本国の弱国化が進んでいっているのです。加えて、小浜先生が「新」経世済民新聞に書いて下さったとおり、


【小浜逸郎】「教育、教育」と騒ぐなら金を使え
https://38news.jp/politics/10433

教育現場までもが、荒廃していっています。

現在の教育は、将来のための「投資」です。現在の教育の荒廃は、将来の「亡国」そのものなのですが、予算削減が続く以上、現場としてはいかんともしようがありません。

さらに、デフレによるルサンチマンの蔓延は、政治の世界でルサンチマン・プロパガンダを流行させ(しています)、国民統合を破壊していきます。政治家が「同じ国民」を攻撃することで、それ以外の国民の拍手喝采を浴びるような国が、存続できるとは思いません。

改めて書いてみると、デフレの影響の凄まじさに、改めて愕然としてしまいます。

現在の日本における「デフレとの戦い」は、大げさでも何でもなく「日本国の運命を決める戦い」であることを知って欲しいのです。
https://38news.jp/economy/10457
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/773.html#c7

[外国人参政権・外国人住民基本法01] トヨタの為に毒塗オレンジを食べさせられている日本人 _ 日本を農業の無い国にして良いのか? 中川隆
72. 中川隆[-7683] koaQ7Jey 2017年5月15日 08:59:08 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

種子法廃止が導く危険な未来 国民の胃袋握るモンサント
世界で破産農家が続出    2017年5月10日付

 北朝鮮へのアメリカの軍事挑発や森友学園騒動の陰に隠れるようにして、安倍政府は国民が納得のいく論議もしないまま密かに今国会で「主要農作物種子法」(種子法)の廃止を強行した。コメ農家のなかでは「種子」でもうけようとする企業のためであり、農家にとっては高い金を払ってコメの種子を毎年買わされることになると警戒する声が上がっている。同時に中南米など世界各国でモンサント社が開発した遺伝子組み換え(GM)種子を買わされる仕掛けのなかで、借金地獄による農家の集団自殺など悲惨な事態が頻発していることが伝わっている。日本でも同様の事態が引き起こされる可能性が高く、「食料自給」どころでない危険性が迫っていることに専門家は警鐘を鳴らしている。

 
 自然の摂理に反する遺伝子組み換え

 「種子法」は1952年に制定された。都道府県にコメ、麦、大豆など主要な穀物の原種の生産と普及を義務づけ、優良な種子の品質を確保し安定供給する役割をはたすことを目的とした。これにもとづいて、都道府県が基礎的食料のコメなどについて地域的特性に優れた品質を奨励品種に指定し、種子を生産してきた。

 戦後の食料難のなかから立ち上がり国民の食料自給に向けた農業者らの奮闘努力もあり、60年代には食料の約70〜80%を自給することができるようになった。とくに主食であるコメは100%の国内自給を達成したが、これも「種子法」の存在が大きな役割をはたした。

 ところが、種子法制定以来半世紀以上を経過した今国会で、安倍政府はこの法律が「民間の品種開発意欲を阻害している」との理由で廃止した。現行制度下でも民間企業も品種開発や育種、原種生産事業に参入できるが、安倍政府はとくに「法律で都道府県に原種生産の義務を明記している」ことを槍玉にあげ、「種子法が阻害し、民間の参入が進んでいない」として同法律を廃止した。

 現場は、同法律にもとづいて育種をし、種子の価格や品質を維持してきた。ところが法律の廃止で公的機関が優良品種を生産者に届ける責任がなくなる。農家に対しての種子の安定供給や安い価格での提供に支障が出る恐れは高い。また、公的機関による育種や種子の研究、品種開発が停滞する可能性も高い。

 それ以上に懸念されているのは、コメや大豆の種子ビジネスには資本力のある大手企業しか事実上参入は不可能であり、「外資系企業から種子を買うことになりかねない」ことである。

 安倍政府が突如として種子法の廃止に動きだしたことにも疑問の声が出ている。種子法の廃止は昨年九月に規制改革推進会議が提起したことが契機だった。規制改革推進会議では、種子法の役割や廃止の理由などの議論をほとんどしないまま、提起から半年もたたないうちに今国会に廃止法案を提出し、これまたまったくといっていいほど論議もなしに廃止を強行した。

 これに対して専門家は「あまりにも乱暴」と警鐘を鳴らしている。それは、種子はもっとも基礎的な農業資材であり、種子のあり方は農業や食料供給のあり方と直結するからである。日本ではコメ・麦・大豆は種子法によって安定供給が担保・維持され、生産、普及されてきた。

 専門家はコメなど主要農作物の種子は野菜や花きの種苗とはまったく異なると指摘する。コメなどは基本食料であり、種の増殖率が野菜などと比べて低く短期間には栽培できないという特性がある。安定的に供給し品質を厳格に管理する必要がある。そのためには必要な条件を備えた原原種圃、原種圃での生産と管理が不可欠である。安倍政府は種子法廃止ありきで突き進み、廃止後のコメなどの種子開発や生産、管理についてどうするのかの論議も検討もなく、むろん現場への説明もしていないという無謀さである。

 その背景として、専門家はアメリカのモンサント社の狙いを指摘している。アメリカでは近年モンサント社が小麦種子業者を買収するなど、巨大企業のターゲットが小麦に向かっている。大豆では1980年時点で公共品種が7割を占めていたが、1998年までに1割に減少し、現在はモンサント社など4社で70%超を支配している。しかもそのほとんどが遺伝子組み換え種子である。

 種子法の廃止で、専門家は日本もアメリカのように「公的育種、種子事業が将来的に国内大手、巨大多国籍企業の種子ビジネスに置きかわる恐れがある。種子をモンサントなど多国籍企業が狙っている」と指摘している。

 すでにモンサント社は2011年に日本政府に対して同社の一代限りの種子を使って、日本の農場でも遺伝子組み換え作物を栽培させろ、という要望をつきつけてきている。

 遺伝子組み換え作物 予測のつかない危険性

 モンサント社はベトナム戦争のときに米軍の爆撃機がジャングルに撒いた枯葉剤を開発した化学会社である。ラウンドアップという強力な除草剤も枯葉剤の研究から生まれたものであり、遺伝子組み換え種子と抱き合わせでこうした除草剤を買わせようとしている。

 世界で栽培される遺伝子組み換え作物の9割は、モンサント社の技術によるものだといわれている。そもそも遺伝子組み換え作物とはなにか。専門家の知見によれば以下のようなものである。

 遺伝子組み換えとは、遺伝子暗号を解析してどんな働きをしているかを調べ、特定の遺伝子の働きを押さえたり、またはこれを切りとって、別の生物の遺伝子配列のなかに入れこみ、新しい性質を持った生物をつくり出す技術である。この遺伝子組み換え技術によってつくられた食品が遺伝子組み換え食品であり、代表的なものとして、大豆やトウモロコシやナタネ、ジャガイモやワタ(綿)などがある。

 これらの遺伝子組み換え食品の特徴は除草剤耐性(全体の71%)、そして殺虫性(28%)である。モンサント社が開発した遺伝子組み換え作物に、ラウンドアップ耐性という性質のあるものがある。これは、ラウンドアップというモンサント社の農薬(除草剤)に抵抗力を持たせたものである。また、殺虫性とは作物自体に殺虫能力をもたせたもので、その作物を害虫がかじると死んでしまう。

 モンサントのいい分は、使用する農薬(除草剤)の種類と回数を減らすことができ、人件費等のコストダウンが可能になるというものであった。しかし、実際には除草剤の使用量は逆に増えた。それは除草剤をかけてもなかなか枯れない雑草が新たに出現して、年年急速に広まっているからである。その結果、除草剤使用量が急速に増え、しかも一つの除草剤では対応できなくなり、複数の除草剤に耐性を持たせた遺伝子組み換えが開発され、複数の除草剤を混ぜてまかなければならないなど悪循環に陥っている。除草剤耐性の遺伝子組み換えで雑草にも除草剤耐性がついてしまい、除草剤が効かなくなったように、害虫抵抗性遺伝子組み換えの場合でも効かない害虫が出現している。

 しかも、除草剤耐性にしろ殺虫性にしろ、アメリカなどの広大な土地での農業でないと農家にとってのメリットは出てこない。アメリカで生産されている大豆の約八五%は、モンサント社の除草剤「ラウンドアップ」に耐えられるよう遺伝子操作を施したものである。モンサント社が遺伝子操作して開発した遺伝子組み換え食品は、モンサント社がつくる除草剤にだけ効果があるので農家はモンサント社の除草剤を使う以外に選択肢はない。ラウンドアップは、モンサント社がつくった遺伝子組み換え農作物以外の草をすべて枯らしてしまう強力な除草剤=農薬である。その強力な農薬が散布された農作物の安全性についても世界的な問題になっている。

 そして農薬という毒性とともに、遺伝子組み換えという未知のリスクが問題になっている。遺伝子組み換えとは遺伝子操作であり、人為的・強制的に遺伝子操作をおこなうものである。たとえばクモの遺伝子をヤギにとか、魚の遺伝子をトマトにとか、バクテリアの遺伝子を大豆になど、自然界で起こらない操作をおこなう。遺伝子が親から子へと受け継がれる縦の遺伝子の継承・変容と、遺伝子組み換え企業がおこなう異なる生物間の遺伝子操作とは明らかに異なるものであり、予想不可能な大きな問題が起きる可能性が指摘されている。

 最近、遺伝子のDNAの構造の解析が進み、遺伝子そのものの構造を人類は突き止めるまでに至っているが、それでもまだまだ解明されていないものが大部分である。解明が十分進まないまま、人為的にバクテリアの遺伝子をトウモロコシに組み込むことなどにより、自然界にはない遺伝子をつくり出している。操作された遺伝子が何をもたらすか不明なまま、その遺伝子が自然の中で広まっているのが現状である。

 いったんつくられてしまった遺伝子組み換え作物は自然界の中で従来の作物とも交配をくり返していく。もし、いったん遺伝子組み換えトウモロコシを植えてしまえば、従来のトウモロコシにもその遺伝子組み換えのDNAを持った花粉がついて、交配していき、それ以前のトウモロコシとは違ったものになり、自然の生態系を破壊していく危険性が高い。

 自然がくり返す親から子への遺伝子の受け継ぎと異なり、人工的に無理矢理ある生物から別の生物への遺伝子操作をやることには予測のつかない危険があると、研究者は遺伝子組み換えの危険性に警鐘を鳴らしている。

 GM作物栽培を要求 種子買わなければ提訴

 日本は大豆の約95%を輸入しており、その約70%を米国に依存しているので、流通している大豆の65%程度は遺伝子組み換えのものと思われている。だが、分別生産流通管理された非遺伝子組み換え農作物が原料の場合は、表示不要または「遺伝子組み換えでない」と表示できる。また、大豆油や醤油などは、「加工後に組み換えられたDNA及びこれによって生じたタンパク質が残存しない加工食品」であるとして、表示は不要(任意表示)となっている。さらに遺伝子組み換えでない農産物に流通の過程で五%以下の遺伝子組み換えのものが混入しても、「意図せざる混入」として「遺伝子組み換えでない農産物」として扱われている。TPPや日米FTA交渉では遺伝子組み換え食品の表示自体をなくすことをアメリカの多国籍企業が押しつけてきている。

 さらに、日本国内では、遺伝子組み換え生物の使用等について規制をし、遺伝子組み換え生物が生物多様性へ影響を及ぼさないかどうか事前に審査することが定められている。モンサント社は日本政府に対してその規制を緩和するよう要求を出し日本国内においても遺伝子組み換え農作物を栽培せよと迫ってきている。

 種子の発芽を一代限りにしてしまうターミネーターテクノロジーという技術がある。この技術は企業による種子の独占を可能にするといわれている。種子に致死性タンパク質をつくる遺伝子を組み込み、一世代目はまくと成長して採種できるが、二世代目になるとこの遺伝子が特定の環境条件で発現し致死性タンパク質を生成することによって、種子が成長するのを阻止する技術である。この技術により遺伝子組み換え作物の種子の自家採種ができないようになる。

 倫理性の問題で、この技術による種子の流通はまだおこなわれていないが、モンサント社は契約によってターミネーター種子と同様の制約を農家に課している。モンサント社と農家が交わす契約の規定によると、同社が販売する種から採れた遺伝子組み換え作物の種を、農家が翌シーズン用に保存することは契約違反にあたる。だから農家は、毎年毎年モンサント社から種子を買わなければならない。昔から続いてきた伝統的な農業の慣行は許されない。

 アメリカでは実際に、モンサント社が遺伝子組み換え作物「不正使用」で農家を次次に提訴している。モンサント社は1999年一軒の大豆農家を訴えたが、それは同社の技術を不当に使用したとして、多額の支払いを求めるものであった。この農家は、収穫した大豆の一部をとっておき、次のシーズンに種として植えただけであった。モンサント社と契約していない農家の畑にモンサント社の種が風で飛んできただけで、特許侵害で訴えられるという事態も起きている。

 すでに世界の6大遺伝子組み換え多国籍企業は世界の種子市場の約70%を握っている。同時に自由貿易交渉などを通じて、農民が種子を保存して、翌年にそれで耕作する長年おこなってきた伝統的農業を禁止し、種子企業から種子を買わなければならないとする法律の制定を多くの国に強いている。古来から続く農の営みを断ち切り、一部の多国籍企業の利益に変えていくことで社会全体が根底から変えられていくことに警鐘が鳴らされている。

 遺伝子組み換え企業は、遺伝子組み換え作物こそが世界の飢餓を救うものだと宣伝している。だが現実には、遺伝子組み換え作物では飢餓を救うことはできない。遺伝子組み換えは高額な農薬や化学肥料を必要とする農業であるため、世界のすべての農民が実施することは不可能だからである。

 実際に遺伝子組み換えが導入された地域では、土地の集中が生まれ、多くの小農民が土地を失い、飢餓人口がつくり出されている。遺伝子組み換えの導入により、大型機械を使って大規模農業ができる農業になる。小数の資本力を持った農家は利益を得るが、多くの農民は土地を失い、失業者の群れに投げ込まれる。


 自殺する農民が急増 メキシコやインドでは

 TPP(環太平洋経済連携協定)の批准を日本の安倍政府は12カ国中唯一強行したが、TPPをめぐる論議のなかで、アメリカのモンサント社など多国籍企業の狙いはすでにNAFTA(北米自由貿易協定、1991年締結、94年発効)で実証されていると指摘されてきた。

 NAFTAはメキシコの農業に巨大な影響を与え、メキシコのいわば命の食とでもいうべきトウモロコシ生産を壊滅的に破壊した。メキシコ人にとってトウモロコシはありとあらゆる食に登場する日本のコメと同様の位置を占めている。それはマヤ文明から続く連綿とした食の歴史であり、伝統であった。

 アメリカからの輸入トウモロコシは、1991年のNAFTA締結時が131万dであったものが、2005年には580万dと4・4倍に膨れ上がった。米国はまったく輸入枠制限を順守せず、輸入制限枠をこえて輸出を増加し続けた。そのために、1991年のNAFTA締結前には100%の自給率を誇っていたメキシコ国産トウモロコシは、2005年には67%にまで落ち込んだ。

 アメリカからの輸入トウモロコシが激増し、さらにトルティーヤを加工・販売するアメリカ資本の食品企業が参入した。地域に密着していた従来の中小のトルティーヤの店はことごとく潰れ、メキシコのトウモロコシ農家は壊滅した。

 NAFTA発効前は年間約20万dに過ぎなかったメキシコのトウモロコシ輸入量は、20年後には約950万dに増加。その9割近くが米国産の遺伝子組み換えトウモロコシである。米国でこれによって潤ったのはモンサント社のようなグローバル大企業のみだった。
 
 モンサント社はトウモロコシにたかるシンクイムシを殺すために、あらかじめ植物細胞内に殺虫成分を遺伝子組み換えで組み込んだ。また作物はなんともないのに雑草だけを枯らす、除草剤耐性を持つGM種もつくった。このGM種には同じモンサント社の除草剤にしか効かないというものだった。GM種を導入すれば、ほぼ永遠にモンサントのGM種の種と除草剤を使い続けねばならなくなる。農家はまるで麻薬中毒状態におかれ、借金地獄に陥った。

 また、綿花の一大産地のインドでは2000年代初頭に「遺伝子組み換えワタ」の栽培が始まった。「害虫に強く収量が増える」として、今やインドのワタの栽培面積の九割を占めている。ところが、この種子や農薬の購入に多額の借金を抱えた農民があいついで自殺している。遺伝子組み換えワタは、殺虫タンパク質を生成する遺伝子が組み込まれており、ワタを食べた害虫が死ぬ仕組みである。遺伝子組み換えワタ種子の供給元はモンサント社である。

 モンサント社は種子とそれに合わせた農薬を販売する。最初は高い害虫抵抗性を示すため、農薬を使う量や回数が劇的に減り、コストダウンとなるが、やがて殺虫タンパク質への耐性を獲得した害虫が増え、その効果が薄れていく。そのために使う農薬が再び増えるので、結局は負担が増えることになってしまう。また、農薬の吸引による被害も広がっている。

 01年ごろからインドで爆発的に作付面積を増やした遺伝子組み換えワタは、05年ごろから徐徐に収穫量が減少していった。しかも、いったん遺伝子組み換えワタの栽培が定着すると、農家は在来種の栽培に戻ることが極めて困難になる。それは、遺伝子組み換えワタ種子の供給元が現地の種苗会社を買収して、遺伝子組み換えワタとそれに適した農薬だけを扱うようになったからだ。以前まではあった在来種の種子や農薬を、農家が手に入れることはできなくなる。また、遺伝子組み換えワタが普及するあいだに、在来種の栽培をサポートできる人材がいなくなるという問題も生じている。

 しかも、農家は遺伝子組み換え作物から種子をとって次のシーズンの栽培ができない。供給元が特許を設定しているためだ。遺伝子組み換え作物を栽培する農家は毎年、種子と農薬をセットで供給元から買わなければならない。そのため貧しい農民は借金をする。

 モンサント社の関連会社が販売する遺伝子組み換えワタの種子の価格は、在来種よりも25%高い。しかも州によっては遺伝子組み換えワタの種子しか買うことができない。干ばつや耐性害虫の出現、収量の低下も起こり、収量が伸びずに販売価格も低迷するなか、農家は借金の返済ができなくなっていく。インド国家犯罪記録局の調査では、自殺する農家は02年から10年間で17万人にのぼるとされている。借金の帳消し目的が大半と見られている。

 モンサント社は米国市場を席巻した後、隣国のメキシコを次の標的とし、その後中南米をはじめアジアなど世界各国に拡大していった。そしてTPPによってEUとともに最後の閉鎖市場となっている日本を狙ってきた。ちなみに、米国の「TPP推進のための米国企業連合」の農業部門の顔ぶれは、カーギル、モンサント、アメリカ大豆協会、トウモロコシ精製協会、全米豚肉生産者協議会などである。

 モンサント社のGMO種子は巨大アグリビジネスのカーギルと組むことで国際シェアの、実に90%を占めるモンスター企業となっている。2010年10月には、日本企業である住友化学が、モンサント社と遺伝子組み換え製品において強い提携関係に入った。このGMO種子の世界支配が完了すれば、種子と農薬という農業の必須資材はモンサント社とカーギルによって事実上握られることになってしまう。わずか1社、ないしはそれと強い提携関係にある数社が世界農業を裏で支配することになる。遺伝子組み換え作物を生産する生産者たちは、もし彼らが翌年の栽培のために種子を保存したり、あるいは特定企業以外の除草剤を使用した場合は起訴されるという内容の契約書に署名しなければならない。種の特許により、これらの企業は農産物の市場を独占しようとしている。

 安倍政府の種子法廃止は、こうした一握りの巨大多国籍企業が日本の農業、とくに主食であるコメや麦、大豆など主要穀物をも牛耳ることを容認するものである。食料生産は危機に瀕し、食料自給は崩壊し、胃袋を丸ごとアメリカの多国籍企業に差し出す売国政策にほかならない。
http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/syusihouhaisigamitibikukikennamirai.html
http://www.asyura2.com/09/gaikokujin01/msg/518.html#c72

[リバイバル3] ブリティッシュ・サウンドとは何か? _ 安物スピーカー スペンドール BCII から奇跡の音が… 中川隆
19. 中川隆[-7682] koaQ7Jey 2017年5月15日 13:03:21 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

キット屋コラム「私のオーディオ人生」第6回


ウェスタンサウンドを考えるとそれ以前のサウンドは蓄音機のサウンドであり、かの有名なビクトローラ・クレデンザがウェスタンの原点ではなかろうか、

実際クレデンザのホーン構造を見ますとウェスタンの12A、15A、のカールホーンに良く似た構造をしています。

(蓄音機の音等は良い音ではない)と思われがちですが、本当に良い音とは電気臭くない音ではないだろうか、生の音を良く聴きますと電気の音はしません、(エレキギター、シンセサイザーは別物)

生の音こそ自然な音です。音はすべてに生が基準になります。


 クレデンザのサウンドボックスを外してウェスタンの555ドライバーを実装して試聴した経験から不思議とクレデンザの音に非常に近い音になります。

その時の印象ではアコースティクな響で現代の音とはかけ離れた音に脅威を感じました、これこそ電気臭くない自然な音なのかも知れません。

 アルテック、JBLはウェスタンから分かれた会社ですが、ウェスタンサウンドを聴きますと両者ともあきらかに音の違いが認められます。永い間アルテックやJBLでオーディオを楽しんでこられた方は最終的にはウェスタンに(はまる)方が沢山お見えでそれだけの魅力があるのがウェスタンかも、

過去のビンテージスピーカーでアルテック、JBLに限らずタンノイ、グッドマン、ヴァイタボックス、などの初期型のスピーカーはウェスタンの音色と音作りに一脈通じる気がします。

皆さんもタンノイのスピーカーをお持ちの方が沢山お見えですがこのスピーカーも原点はウェスタンになります。タンノイでもモニターシルバー実装のオートグラフを私の友人宅で聴きますとウェスタンの香りが漂ってきます。

このように書きますとウェスタンこそがオーディオの源流かも知れません。


M月氏いわく「この音は木の香りがする電気臭くない音だ」と絶賛している。


 確かにこのサウンドは枯れた音であるが、この音色はアルテックやJBLとは違う味のある独特な音を持っている、

間髪を入れずに友人のN氏が

「このウェスタン555Wの音はY下氏のグッドマンの3Wayと非常によく似た音ではないか、グッドマンはもう少しスケールダウンした感じだ、」

確かに目を閉じてウェスタンスピーカーをじっくりと試聴していくとこの音は私の愛用しているグッドマンの3Wayと非常に良く似た音色になっている、

イギリスのグッドマンはどちらかと言うと薄曇的な多少暗い音になるが、ウェスタンは多少明るい開放的な浸透力のある感じがした、

そう思うとウェスタンのスピーカーが無くてもグッドマンのスピーカーで十分である。

グッドマンと言えばAXIOM−80,AXIOM−301が巷では有名であるが、私の使用しているホーンタイプのグッドマンは多少音の抜けや音色がAXIOMタイプとは異なる。

 この点をM月氏に問いただすと

「グッドマンこそウェスタンサウンドに近い、
ウェスタンのツィーターは594よりグッドマンのトレバックス100の方のが相性がある」

と指摘していた、

ウェスタンのレベルを上げて行くとグッドマンと変わらない音になるのか、グッドマンのレベルを上げて行くとウェスタンサウンドになるのか、グッドマンはウェスタンを意識した音作りのように思える。

M月氏はこのウェスタンスピーカーとは別に名古屋の日劇で使用されていたグッドマンのスピーカーを持っている。将来このウェスタンをすべて売却して最後はグッドマンで聴きたいと洩らしていたのが印象に残った、

私が想像していたウェスタンサウンドはもう少しアコースティクな音を期待していたが現実は多少違っていた、しかしこのサウンドこそ紛れも無いシアターサウンドで俗に言うコマーシャル的なサウンドだ、

こんな雄大な素晴らしいサウンドならもっと広い部屋で鳴らせば恐らく感動ものであろう、しかし現実的に日本の家屋では無理だと思う、


管球王国などやオーディオ雑誌でのウェスタン試聴記の記事などを読むとウェスタンサウンドは別格の存在に見られるが、私個人としては別格な存在とは思えない

私はウェスタンサウンドが最高の音とは思っていない、

ウェスタンの10分の1いや20分の1の費用でウェスタンと同等の音は出るはず、それがオーディオの面白さだ!   
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-006.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/690.html#c19

[リバイバル3] ブリティッシュ・サウンドとは何か? _ 安物スピーカー スペンドール BCII から奇跡の音が… 中川隆
20. 中川隆[-7681] koaQ7Jey 2017年5月15日 14:14:48 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

I藤氏のオートグラフ

I藤氏のリスニングルームは会社の事務所が音楽を聴く場所で広さは約30畳もあろうかと思うぐらい広い場所にタンノイのオートグラフが鎮座してあった、

リスニングポイントはスピーカーから約5mの場所での試聴がベストポジションであった。

オートグラフだけは4畳半や6畳の部屋では鳴らない。

スピーカーシステムは部屋とのバランスも重要ではないか、
大型テレビをかぶりつきで見ているようなものだ。

タンノイのオートグラフは部屋の大きさから見れば小さく感じますが、近くに寄るとその存在感には圧倒されてしまいます。

メインアンプはパーツショップが製作したDA−30プッシュブルアンプです。

この球はナス管と新型管の二種類がありますが、今回はGEC製の新型のDA−30です。この球は私も製作した経験がありますが、英国の球は米国とは多少ニアンスが違います。

予備機はラックス社のMQ−36をお持ちですが、ほとんど使用しないと言っていました。

MQ−36は 6336AのOTLアンプで、巷では有名なアンプです。 

タンノイにはDA−30との相性があるらしくほとんど聴かないと言っていました。

タンノイのオートグラフと言えばタンノイのスピーカーシステムの中では、最上級に属するシステムですが、当時はこの下にGRF、レクタンギュラーヨーク、VLZがあったのを覚えています。
 
I藤氏のオートグラフはモニターゴールドでエンクロージャーはオリジナルではなくユートピア社のボックスですが、音を聴きますとタンノイらしい響きでクラッシック音楽を聴くにはぴったりと思えるぐらい表現力のある力強い音であったと記憶しています。

タンノイはどちらかと言うと繊細感のある音色ですが、この音が日本人好みの音作りかも知れませんが、

英国のスピーカーはどちらかと言うとじっくりと聴くスピーカーで、
米国のスピーカーはダンスホールで聴くようなスピーカーに感じた。


タンノイで聴くクラッシック音楽は上品な英国の貴婦人のような優しい音に聴こえてくるのですが、私の好みとは多少違う音でもあった、

私も当時は年齢も若かったせいでもあるため、貴婦人の音より野生的な音の方が好みではあったが、年を取るとこのような音が好みになるかも。

音楽のソースにもよるが年齢と共に音楽の聴き方も変わってくるはずである、

20代は癒し系よりパンチ力のある(かぶりつきの音)を好む傾向があると思うが、音楽の聴き方も世代によって違うから一概にどちらが良い悪いは言えない。

オーディオも大音量で鳴らせば部屋の響きもプラスされて以外と大味な傾向になるが、適量以下の音量で聴く場合は耳が全身のアンテナになり細かいところの音まで聴き取ろうとする。

I藤氏には悪いが、オートグラフは確かにスケール感があって圧倒されるが細かく音を聴くと、多少荒い部分が見られる、

タンノイオートグラフのオリジナルの音

 1973年ごろのオーディオ仲間は同じメーカーのスピーカーを鳴らしている方は少なかったのですが、タンノイだけは現代とおなじでクラッシックはタンノイで決まりみたいな風潮があります。

I藤氏が知っているタンノイのオートグラフのオリジナル持っている方は私もよく知っている方で年齢は40代後半で名前はA野氏と言います。

 A野氏のシステムはタンノイオートグラフとジェンセンの610Bの2本を所有して主にクラッシック音楽を聴いている、

アンプはメインアンプが森川忠勇氏の製作した2A3プッシュブルアンプでプリアンプとプレーヤーは忘れましたが、カートリッジはオルトフォンであったと思います。

 早速、オートグラフの音を聴かせていただいた。

I藤氏のオートグラフとは多少音の響きが違う、勿論部屋も違えばアンプも違うのだが、

A野氏のオートグラフは音が横に広がる、しかも楽器の響きが甘い音である。
音が平面にならずに奥行き感が増している。
I藤氏のオートグラフとは一味違っていた。

やはり箱の違いで鳴り方まで変わってしまうのがタンノイなのか。

タンノイのスピーカーだけは箱に入って(なんぼ)の世界だ、
ユニットだけ購入して自作の箱に入れてもタンノイの音にはならない。
あの箱の響きと一体になってこそタンノイトーンである。

タンノイだけは本当に神経質になるぐらい難しいスピーカーだ。


元海軍特攻隊のK藤氏

今日はタンノイを上手く鳴らしている方への初めての訪問である。

部屋は12畳の洋室で正面にタンノイV/LZとその横に三菱の2S−305モニタースピーカーが設置してあり左側にプレーヤーとアンプラックが整理されていました。

使用アンプは真空管の2A3シングルアンプ、プリアンプはラックスのCL−35です。

プレーヤーはガラードの301、カートリッジは確かオルトフォンのSPU−Gであったような記憶がある。

レコードはイム・ジッチのビバルディーの四季からの音出しとなった。

I藤氏のオートグラフとは違うタンノイV/LZだ、
果たしてどんな音で聴かせてくれるのか、固唾を飲んで音楽が鳴るのを待った。

 アーヨのバイオリンが鳴り出したとたん、素晴らしい響きで今まで聴いたことのないタンノイを聴かされた、

音のバランスが絶妙である、音がピラミッドバランスになっている。

しかもバイオリンの音色が心地よく聞こえてくる、

タンノイのV/LZを最初はバカにしていたけど、この音は英国の皇室のような音だ。

米国のエレクトロボイスとは品位が違う
この違いは何だろう、お国柄が違うと言えばそれまでだが。
 
オーディオで他人のシステムの音を初めて聴かせていただくときは、必ず音のピラミッドバランスを重要視して試聴します。

このバランスが崩れていると音楽が不自然になってくる。オーディオをやられている皆さんもこのピラミッドバランスを重要視してセッティングしてください。
 
音にうるさいマニアが聴きにきてもピラミッドバランスになっていれば決して悪いとは、言わないはずです。これは大切な音決めの最初の基本ではないだろうか、
 
 I藤氏のオートグラフとV/LZと比較するとスケール感こそないが、絶妙なバランスはさすがとしか言いようがないぐらい素晴らしい。

オーディオショップで聴くV/LZは、ただ鳴っているだけだ。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-003.html


タンノイモニターシルバー
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-007.html


過去にも現代にも私個人としては沢山のオートグラフを聴いて来ましたがT田氏のオートグラフはかの有名なモニターシルバー搭載の究極のオートグラフである。

タンノイのモニターシルバーは日本では40〜50セットしかなく非常に珍しいレアーなユニットでこのユニットを使用したオートグラフは中々見ることも出来ないし聴くのも簡単ではない、

 このユニットを少しご紹介しよう、

タンノイのユニットはデュアルコンセントリックと言うユニットでホーンツィーターが貫通型になって一つのマグネットで低域と高域を受け持つ独特な構造になっているが、考え方を変えればマグネットが二ついらないからケチなやり方のような気がしないでもない、

 私の愛用しているステントリアンのコアキシャルもタンノイと同じような一つのマグネットで受け持たせている、

 今回、試聴したモニターシルバーは1953年にオートグラフに取り付けてニューヨークのオーディオショーに初めて公開された珍しいユニットであり、

フレームが銀色のハンマートン塗装を施した見た目にも綺麗なユニットで、製造は1953〜1957年ごろまで製造されたらしい、

正式名は「LSU/HF15」になります。

それ程台数的には沢山作られていないのが現状でこのユニット単体だけでも非常に高価になっています。


 モニターシルバーが生産終了後にモニターレッドに変わりました、

モニターレッドは1958年〜1967年迄で、その後はモニターゴールドに引き継がれて行きました、

モニターゴールドも1967年〜1974年で生産が終了しています。
 

クラッシックを聴くならタンノイが定番

 イギリスのスピーカーと言えばすぐに頭に浮かんでくるのはタンノイですが、まだ他にも沢山のスピーカーがあります。

ヴィンテージスピーカーではパルメコ、グッドマン、ワーフェデール、ヴァイタボックス、ローサ、ローラ等の沢山のメーカーがありますが、タンノイを除いて当時のスピーカーはボックス付きは少なかったと思います。

タンノイだけはオリジナルエンクロージャーに入った状態で市販されていましたから、タンノイに限っては遊び心があまりなくしかも自作のボックスではオリジナルと比較してあまりにも音が違うので自作するマニアは少なかった記憶があります。

 タンノイのユニットでシルバー、レッド、ゴールドと年代別に試聴した経験を述べますと

シルバーは低域も高域も欲張らない多少ナローな響きになり

レッドになると低域と高域が少し伸ばしたような音になります。その分中域が薄くなる感じです。

ゴールドになると現代のソースに適した現代的な音作りになります。

これは好みと言えば好みですが・・・・・


モニターシルバーで聴くオートグラフ

 早速オートグラフを試聴させて頂きました、使用機器の説明は以下のようなラインナップになります。

CDプレーヤー 不明

プリアンプ A社の半導体アンプ

メインアンプ 自作の管球式45PP アンプ

スピーカー  タンノイモニターシルバー38cmデュアルコンセットリック

スピーカーボックス 進工舎製

試聴用CDは前回ウェスタンエレクトリックで聴いたコジェーナのヘンデルのアリア集のトラック4からである。 

 

モニターシルバーで聴くコジェーナの音

 いつものようにチェロの独奏からコジェーナの歌声が流れ始めた、

前回のウェスタンサウンドに近い音色と響きを伴った音である、

タンノイスピーカーなのに中域のコクと密度のあるビンテージ特有の押し出しの強い音だ、

室内楽、独奏、声楽にはこの45PPアンプの良さがもろに出ている。


 巷ではオートグラフはバックロードホーンのため多少低域が遅れて出てくると言われていますが、測定器で測定すれば遅延時間は確認できるかも知れませんが人間が聴く以上はほとんど無視しても良いのではないでしょうか、

その遅れの分かる高度な耳を持った人なら別ですけれど・・・私は耳が悪いので遅れはわかりません、

 このモニターシルバーの音色は私が所有しているグッドマンとは違う音色で、どちらかと言えばヴァイタボックスに近い感じです。

英国のスピーカーはシットリ感が前面に出てきて多少暗いサウンド志向のような気がします。

 昔からこの45と言う球は小編成などの室内楽にはぴったりである。
全員がうっとりと音楽にハマっているのが良くわかる素晴らしい響きだ、
T田氏が求めているのはこのような音なのかも知れない、

 この後、私が持参したバッハのバイオリンソナタも見事に鳴らしきるオートグラフの実力をまざまざと見せ付けられた、スケール感はさすがにオートグラフです。これが最初に感じた印象だ、


今回の試聴で感じたのは、これだけの素晴らしいシステムですからプリアンプは半導体を使用せず是非とも管球式のプリアンプを使っていただきたい、

メインアンプが真空管ですから半導体のプリアンプは合いません、

それでは半導体のメインアンプにすれば解決かと思われますが、はっきり言って半導体のアンプではタンノイが鳴りません。

また半導体のプリアンプはツルンとした音でゾリゾリ感がなく奥行き感も乏しくなります。

ここは是非良質な管球式プリアンプを導入するか自作で製作していただきたい、
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-007.html


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/690.html#c20

[リバイバル3] ブリティッシュ・サウンドとは何か? _ 安物スピーカー スペンドール BCII から奇跡の音が… 中川隆
21. 中川隆[-7680] koaQ7Jey 2017年5月15日 14:51:53 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

キット屋コラム「私のオーディオ人生」第7回 この酷い音があの有名な B&W のスピーカーか


私が再度オーディオを再開したのは第1回目でご紹介したように百円ショップで買ったたった一枚のCDです。これが私の人生が大きく狂わせたと言っても言い過ぎではない、たった一枚のCDそれはバッハのチェンバロ曲です、

カーステレオで聞いた瞬間、もう一度オーディオをやろうと決意したのが2003年の春です。

一軒のオーディオショップで恐る恐る玄関のドアーを開けて店の中に入った、

店のフロアーには沢山のスピーカー郡が所狭しに並べられアンプも棚に整然と陳列してある。

 よく見ると見たことも聞いたこともないメーカーが沢山あるではないか、過去の人気商品などは一台も見当たらない、

今のオーディオマニアはこのような機器で音楽を楽しんでいるのか、

アンプ類はすべてが半導体ばかりで真空管アンプなど一台もない、心の中で「時代は変わったな」と一人呟いた、

 色んな製品を見ていると中年の店主らしき方が私に「何をお探しでしょうか」と声をかけてきた

「スピーカーは何がご希望でしょうか」

私は奥に置いてある中型のフロアータイプでSPボックスの上に(ゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじ)が乗っているような変わったスピーカーを指で指し「このスピーカーで聴かせてください。」と指示した、

そのスピーカーはどこのメーカーなのかわからないにも関わらず音出しを待った、国産?外国製?見たことも無いタイプだがユニークな外観だ、


 出てきた音は確かに流麗で柔らかい響きを伴った個性があまり表に出ない音である、

私は独り言で「これが現代のサウンドなのか」

正直に言って良い音なのか悪い音なのかさっぱりわからんのが本音である、


店員に私は「今、接続してある機器はどの様なラインアップですか?」と質問すると店員はすかさず

「CDトランスポートはOO製の製品で価格は約百万、

D/AコンバーターはOOO製で価格は50万、

プリアンプとメインアンプはジェフローランドの最新モデルでアンプだけで約300万です。

スピーカーは有名なB&Wでトータルが600万ぐらいですねぇ」

とすまし顔、追い討ちをかけるように

「これぐらいオーディオに投資しないと良い音は聴けませんよ」

こんなセリフを簡単に言われると・・・


現代のオーディオマニアはこんな高価なシステムで音楽を聴いているのかと思うと内心腹が立つのを通り越してバカバカしさが先に来た、

こんな高い趣味は他にはない!
オーディオマニアと名が付く連中は異常とも思える、

私は腹ただしさを感じながら店を出た、

 夢を抱いてもう一度オーディオを再開したいと思ったが出鼻を挫かれたような気がしてくる、


外から見たオーディオの世界

ハイエンドとかピュアーオーディオとか言う事を耳にするが簡単に買えないようではオーディオ産業も先が見えてくる、

オーディオフェアーを見学すると各社ブースには新製品を並べてあたかも当社の製品がベストワンと言わないばかりに誇張して宣伝しているが、

本当に自社で生産したアンプなど無く設計開発だけは国内?で行なわれ生産は人件費の安い中国、ベトナムで作っているのであればもっとコストダウンが図られ価格破壊的な安い製品が流通してもよさそうなのに現状は価格がどんどんエスカレートしていく、

今の半導体を採用したアンプ技術は(どんぐり)の背比べで特別な回路を開発して商品化しても音は極端に変わらない、

オーディオは趣味の世界と言えども価格が無限大で上昇するようではもうお金がいくらあっても趣味とは言えなくなる。


オーディオ雑誌等にマニアのシステムがカラー写真で載っているが途轍もない高価な機器を使用している方がお見えだが、持っている人はただ自慢をしたいだけでの自己満足ではないのか、

完成品を個々に組み合わせてオーディオをするのなら金を持っている奴が勝ちのような気がしてくる。


オーディオを再開する前、雑誌等の広告を見ると個々のパーツが途方も無く高い、

現代のアナログプレーヤーのカートリッジが20万〜30万と聞くと(あんなキャラメルみたいな小さな物が)と言いたい、

オーディオにのめり込んでしまうと金銭感覚が麻痺して当たり前になってしまうのだろうか?恐ろしい世界だ、

 CDトランスポート?

横文字で言うから高級感があるけど簡単に言えばデジタル信号読み取り機だ、
一般的に考えればCDプレーヤーと何処が違うのだろう、しかもこんなのが何十万もするとは私には理解がしがたい、

今は、DVDプレーヤーだって10万円も出せば立派な物が買えるのに、たかがデスクを回してデジタル信号を出力するだけなのにどうしてこんなに高価になるのだろう、オーディオマニアは高いは良いと勘違いしているのでは・・・

DVDプレーヤーは音声信号と画像信号をデジタル信号にしてテレビに映し出しているのに音声信号しか用途がないのに価格がべらぼうに高い、それでもオーディオマニアは買う、オーディオに興味がない人から見れば不思議な世界だ、


トータルで何百万も投資してするオーディオもあれば、お金をかけずに良い音を求めるオーディオもある、少ないお金で良い音を出す、これこそオーディオの勝ち組であり醍醐味でもあると思うのですが、

(今までマニアの高額なオーディオシステムを聴かさせて頂いたが良い音で鳴っているのは一つも無い)

少ない予算で考えるオーディオ

オーディオショップのあの店主の態度は(貧乏人はオーディオをするな)と嫌味に感じ取れる、

過去に自分の音が思うように鳴らないためどんどんエスカレートしていくマニアを沢山見てきましたが、そのようなマニアに共通しているのは音に対して自分のポリシーがない人が多い、

過去に苦労したオーディオを踏み台にして遠回りせずに最短で良い音を出すには音作りのノウハウも必要だが、他のマニアの音も聴かせて頂きその人の苦労話やオーディオ哲学に素直に耳を傾けないと(井の中の蛙)で終わってしまう、

オーディオこそ出てきた音こそすべてである。音に問題があれば必ずそれには原因があるはずだ、最初から素晴らしい音が出て自己満足しているようでは進歩はない、

オーディオに限らず自分以上のレベルの高い人は世の中沢山います、その様な方からアドバイスを頂き自分のレベルアップを図る、オーディオに対して謙虚になればなるほど音も比例して良くなるのではないだろうか、

少ない費用でオーディオを楽しむには自作と創意工夫を持ってやる、これが私の(オレ流のオーディオ)かな?
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-008.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/690.html#c21

[リバイバル3] ブリティッシュ・サウンドとは何か? _ 安物スピーカー スペンドール BCII から奇跡の音が… 中川隆
22. 中川隆[-7679] koaQ7Jey 2017年5月15日 18:13:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

キット屋コラム「私のオーディオ人生」第9回
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-009.html

以前から私はフロアー型のスピーカーが自分好みでありました。

デザイン的にはタンノイのコーナータイプが部屋の調度品になる素晴らしいデザインですが、タンノイのスピーカーシステムはだけは価格が高く私としては手が届きません。特にあのオートグラフはほしいのだがリビングには置いてもらえない、置いたら私は家を追い出される、


クラッシックファンはタンノイで決まりは今の時代も同じですが、あのタンノイサウンドは下手に鳴らすと高域が多少ソリッド的でヒステリックになり低域がボーボーした傾向がある、俗に言うドンシャリ(上手く鳴らせば素晴らしい音ですが)

中々良いタンノイサウンドには巡り合わない

皆さんが使用しているタンノイサウンドがブリテッシュサウンドの代表と思われているが私は違うと思う、

他にも沢山のスピーカーの名器は有りますが英国のヴィンテージスピーカーでタンノイ以外は不思議と巷ではあまり見かけない、

ヴィンテージの専門店の話によると「イギリス政府が本国のヴィンテージ品は外に出すな」とおふれがあったとかないとか

事実だとすれば非常に残念でもある。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-009.html


キット屋コラム「私のオーディオ人生」第14回 by Y下
これがタンノイだ!
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-014.html


オーディオマニアのみならずタンノイマニア、タンノイファンの憧れであるタンノイ、このタンノイに拘った「ヴィンテージ・タンノイ博物館」をご紹介します。

日本でこのような歴代のタンノイスピーカーを展示してあるタンノイ博物館を私は今まで見たことも聞いたこともありません、今回は沢山写真を撮らせていただきましたのでここで聴くタンノイとホールの作りの良さを皆さんに見て頂きたいためにコラムでご紹介させて頂きます。では早速ご案内しましょう、


ヴィンテージタンノイ博物館

 このタンノイ博物館の建物は総ヒノキ作りの注文住宅のモデルルームになっており外観は日本建築の良さを余すところなく作られております。建物は最近出上がったばかりなのか室内に入りますとヒノキの匂いがプンプン漂ってきます。「これぞ木の香りだ!」

 一般的な試聴室とは違う一軒の建物の中が一つのホールになっており部屋の広さがビックな36畳で天井高が何と7メートルもある吹き抜けになっています。オーナーの松橋氏はここを「ヴィンテージ・タンノイ博物館」と言っています。では写真を見ながらご紹介させて頂きます。

タンノイ博物館の試聴の部屋


 先ほども書きました広さは36畳で左右にタンノイのオートグラフが鎮座しています。部屋が広すぎるのでオートグラフが小さく見えてきます。オートグラフの横にはジャズファンが聴くためのJBLのエベレストが置いてあります。

 オートグラフの左右の間隔は約6メートルで音楽を聴く最適ポジションはスピーカーから約8メートル離れた場所になります。

左側には生演奏用のグランドピアノがあり此処のホールで月に1〜2回はクラッシックの定期演奏会が行われておりこのホールを別名でSHOKO−HALLとも呼びます。またこのホールは2階もあり1階、2階を合わせて70名程の客席がご用意できるそうです。


 このスピーカーはタンノイのオートグラフで、実装していますユニットはモニターレッドになります。

タンノイのモニターレッドとマッキントッシュMC−275の組み合わせは有名な剣豪作家の五味氏も愛用していました。

オートグラフの横はJBLのエベレストですが何となく存在感が薄れてくるほどオートグラフの偉大さを痛感させられます。「何時かはオートグラフ」オーディオマニア、音楽マニアの夢ですね、


JBLのエベレストが小さく見えるほどオートグラフの偉大さを痛感させられます。


ホールの左右にオートグラフの小型版のオートグラフミニです。
このエンクロージャーはユートピア製ですが一般家庭で聴くのならこれで十分、

その横にはオートグラフの後継機と評価の高かったウェストミンスターが展示してあります。

ウェストミンスターの上には10インチのモニターレッドが入ったVLZがさり気なく置いてあります。


ホールの2階から下を見下ろす写真になります。ここのホールは2階席もあり2階からもタンノイを見下ろしながら聴けるようになっています。この2階席で美味しいコーヒーを飲みながらオートグラフを聴けば加山雄三の歌のセリフで「僕は幸せだなぁ〜」の心境にもなる。

別室の2階の12畳の試聴室には有名なタンノイGRFメモリーが整然と置かれている。


同じ部屋にはタンノイランカスターとゴールドが入ったVLZも置いてある。

隣の写真はタンノイのプロ用のロックウッド・メジャーになります。
このスピーカーは放送局用のモニタースピーカーで移動がしやすいようにボックスの横に取手が付いているのとキャスターも付いています。

ランカスターの内部写真です。ボックスの周りに吸音材がびっしりと貼ってあります。ユニットはゴールドになります。


左側のスピーカーはタンノイでも非常に珍しい無指向性のスピーカーシステムで名前は忘れました。

右の写真はユートピア製のタンノイGRFになります。

2階の廊下にこれまた有名なレキュタングラーヨークがさり気なく展示してありました。

2階から客席側の写真になります。試聴させて頂いた翌日はここでコンサートが予定されているので補助椅子が沢山並べられていました。

1階の右後方からのホールの全景です。オートグラフがホールを引き締めているのが手に取るように分かります。


タンノイを鳴らす真空管アンプ、
マッキントッシュのMC−275とプリアンプはマランツ#7の組み合わせです。音源はレコードではなくCDになります。


一階ホールから見上げた天井で高さ7メートルの吹き抜けですが光熱費がかかりそうのような気がしますがこれだけの空間があればオートグラフが芳醇な響きで謳歌するのが良くわかりますね、

ここのタンノイ博物館の館長で松橋氏です。非常に温和な優しい方で初対面でも気さくな人柄で人情味の厚い好感の持てる方で年齢は団塊の世代で私より一つ若い館長です。この松橋館長は昔からスピーカーの浮気もせずにタンノイ一筋の超が付くタンノイマニア、いやタンノイコレクターと呼ぶのが相応しいかな?同じ英国党でも私とは正反対の性格「もっと見習わなければ」、タンノイを使っているマニアは本当に優しい方ばかりです。その点私は浮気者でひねくれ男ですから・・・・
 

タンノイ博物館のオートグラフの音

 これだけの広さがあればオートグラフも水を得た鯉のような気がしてくる。

事実その音は想像を遥かに超えた素晴らしい音で館長の人柄が反映された雄大かつ緻密な響きです。

このホールの木の香りと木造りのコンサートホールはベストマッチングではなかろうか、

私が持参したコジェナーが歌うヘンデルのアリア集は雄大かつ緻密な音で「これがタンノイだ!」と唸らせた音楽性の高い音であった、

クラッシックファンがタンノイを望むのは理解できる。

その後に館長のお気に入りでワーグナーの歌劇を聞かさせて頂いたが大編成にも関わらず音に圧迫感がありません。家庭で聴くタンノイとは世界が違っていた、
 

あとがき

 タンノイを写真付きでご紹介させて頂きましたが、このタンノイ博物館は最近オープンしたばかりで4月からは入場料として一人1,000円だそうですがコーヒーとお茶菓子付きですから音楽喫茶に行くよりも安いのではないでしょうか、

 松橋館長と音楽談義、オーディオ談義に華を咲かせるのも良いのではないか、

是非一度、日本では此処にしかないヴィンテージタンノイ博物館を見学して下さい。場所は三重県になります、キット屋のコラムを見たと言えば暖かく迎えてくれますから気楽に訪問して下さい。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-014.html

タンノイ博物館
http://www.forest-energy.com/tannoy/

入館料
一人 2,000円 (2時間以内) 2時間超えの場合、一律 3、000円。
※日本茶/紅茶/珈琲の内一品付

所在地
〒515-2614 三重県津市白山町伊勢見150-195 青山高原保健休養地

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/690.html#c22

[リバイバル3] 超絶人気の名曲喫茶ネルケンのマダム _ クラシック・ファンが本当に求めているのは… 中川隆
15. 中川隆[-7678] koaQ7Jey 2017年5月15日 18:26:51 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

長野県 茅野市 クラシック音楽茶房 Kanon _ SIEMENS Coaxial
http://www.yuzunohana.info/tea.php 
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/449.html#c58

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函館市 東山 珈琲とクラシック ♪カフェ ウォルフガング _ QUAD ESL57
http://www1.ncv.ne.jp/~wolfgang/index.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/214.html#c2


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群馬県 玉村町 珈琲専門店 CoffeeHouse むじか
http://www.musica-cafe.com/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/518.html
むじか チェンバロ演奏会情報
http://www.musica-cafe.com/ensoukai.html


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熊本県 西原村 オーディオ道場 _ ウェスタンエレクトリック WE555+15Aホーン
http://starfleet.if.tv/tomokoworld/doujyou.htm
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/208.html#c54


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大阪府 富田林市 サワダオーディオ _ GOODMANS AXIOM 80
http://archive.fo/bJZta
http://sawada-audio.jugem.jp/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/437.html#c11


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WEのある音楽空間「赤兵衛」 (喫茶) 

愛好者の訪問を心待ちしています。
予約制なので、予め電話して下さい。

お代はお一人2,000円(コーヒー付き)
お出掛けの際には、是非、愛用のレコード、CDをご持参下さい。

埼玉県越谷市恩間新田402
п@090−2536−2986 藤原健

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/208.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/208.html#c69


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カフェ サンスーシ _ Victrola Credenza

鎌倉市 雪ノ下 3−10−23  (清泉小学校前)
http://sanssouci.cafe.coocan.jp/index.htm
http://sanssouci.cafe.coocan.jp/sansui-%20annnai.html



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北海道南富良野町 Cafe Arvo
http://cafearvo.com/index.html
英Vitavox CN191(original model)
米JBL Everest DD66000

仏 Supravox (field type 2way system)

英Vitavox CN191(original model)


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タンノイ博物館
http://www.forest-energy.com/tannoy/
入館料
一人 2,000円 (2時間以内) 2時間超えの場合、一律 3、000円。
※日本茶/紅茶/珈琲の内一品付

所在地
〒515-2614 三重県津市白山町伊勢見150-195 青山高原保健休養地


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札幌「名曲喫茶 ウィーン」 _ McIntosh XR290
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/281.html#c9


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千葉県 館山市 レストラン・コンコルド _ LOWTHER + 佐久間アンプ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/210.html

佐久間式自作真空管アンプ愛好会ホームページ
http://www10.big.or.jp/~dh/index_j.html



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九州唯一の音楽喫茶‘香音の丘’
大分県日田市上野町163-19

http://hita.jp/kaon/index.htm
https://retty.me/area/PRE44/ARE230/SUB23003/100000984894/
http://blogs.yahoo.co.jp/hita4141/13921447.html
https://www.youtube.com/watch?v=g2M_vRjmzqc


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乗鞍高原 ペンション ウインズ _ 樽スピーカー + サンバレー真空管「樽アンプWS350」
長野県 松本市 安曇4043-26
http://winds.jp/
https://www.facebook.com/pension.winds
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/328.html



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シャモニール白馬
長野県 北安曇郡 白馬村 落倉高原

1泊2食付 7,875円〜 
http://shamoniruhakuba.com/
https://www.facebook.com/シャモニール白馬-167029366971998/timeline/
https://www.tocoo.jp/detail/1021101
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/208.html#c26


スタジオや楽器が整って音楽合宿に最適!冬季はスキー&ボード、夏季は高山植物に出会える高原の宿

専門誌に紹介された音響機材を備えたリスニングルームは良質な音を再現する空間
プロ仕様のスタジオでサークルやバンドグループの音楽合宿、練習やライブ、スタジオ録音も可能です
http://www.hakuba-street.com/stay/p-tamtam/index.shtml


ここはウェスタンエレクトリックの15A型ホーン+418Aウーファーでシステムを
組んでいるペンションです。ドライブするのは当然真空管アンプで、EMTの
CDプレーヤーで演奏するCDを聴かせてもらいました。

これまでケーブルやトランス等、部分的にウェスタンの音に触れ魅力の片鱗は感じていたのですが、フルシステムを聴いて、ウェスタンの艶というものが初めて実感できました。

本当にオーディオはレンジだけではありません。TKさん宅で聴いたクラングフィルムと世界を二分したウェスタンの魅力と実力はさすがです。心の奥底を刺激するようなオイロッパに対し、心の奥底を癒してくれるようなウェスタンのシステム。
ドイツとアメリカというイメージそのままで、再生音というものが生まれた国の文化と不可分なのがよく解りました。
http://www.geocities.jp/krytone1234/cantiaway.htm



_____


山中湖 ペンション すももの木 _ 真空管アンプ「カトレア」
山梨県南都留郡山中湖村山中990-6

1泊2食:7,875円〜8,925円

http://www.sumomo.net/
http://sumomo.exblog.jp/
http://www.cattlea.jp/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/425.html


「ペンションすももの木」に行ってきました。お客さんの少なそうな曜日を狙って行ったため、私達の他は家族4人連れの一組だけでしたので、チェックイン後に音を聴かせていただくことができました。

部屋は24畳のダイニングルームです。

アルテックのヴォイスオブシアターより少し大きな小池さん設計のフロントロードホーンに、ドイツ製でオイロダインの元になったという励磁型の40pウーファー、ドライバーはヴァイタボックスのS−3、これにヴァイタボックスのホーン

アンプは300Bの交流点火(よくわからないのですが、全国で小池さんのアンプだけだそうです)。

とにかく、シームレスのスムースさです。特上の大型フルレンジを聴いているようです。

ムターの弾くツゴイネルワイゼンの時に、小池さんが「アンプを換えますね」
といった後のヴァイオリンの音が絶品でした。

きめが細かく、柔らかく、澄んでいて、伸びやかで、音像の定位もきまっている!! こんなヴァイオリンは初めて聴きました。B&Wの802Dなら出るのかも・・・。

換えたアンプはKRのPX25、交流点火。アンプによる変化にはびっくりしました。

300Bも素晴らしいと思って聴いていましたが、このPX25のヴァイオリンには思わず拍手でした。

小池さんのお話では、LCネットワークのSPシステムを練り上げて、ジャズには300B、クラシックにはPX25、それと大編成用に大型真空管のアンプと、計三種類のアンプで音楽をカバーするのが楽しいとのことでした。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/72092f44e94c1c7280b2f73b09dab4eb



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金沢蓄音器館
http://www.kanazawa-museum.jp/chikuonki/
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/494.html

イベントのご案内 金沢蓄音器館
http://www.kanazawa-museum.jp/chikuonki/kikaku/next.html


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/281.html#c15

[経世済民121] なぜ日本は意図的に不動産バブルをはじけさせたのか?=「日本政府は正しい決定をした」「日本の視点は大局的」と中国ネットから 赤かぶ
1. 中川隆[-7677] koaQ7Jey 2017年5月15日 18:48:52 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
見当外れなんだよ

バブルで稼ぐ国債金融資本の手口

バカスカ金を貸し出して狂乱状態を作ってからバブルを破裂させる。
その後には膨大な焼け野原、不良債権の山だけが残る。
それを二束三文で奴らが買い叩く。

1929年10月24日、ニューヨーク・ウォール街では、世界大恐慌の引き金となって、株式大暴落が起こりました。そして、あれから60年後、今度は日本を叩き潰す為に、1990年2月、巨大な経済の逆回転が始まり、平成バブル経済が崩壊しました。

 平成バブルが崩壊するバブル・ピーク時、CIA(Central Intelligence Agency/アメリカ大統領直属の中央情報局)は、ベルリンの壁が崩壊し、東西冷戦後の次の敵は、日本だと考え始めていました。

事実、1989年秋から始まった、アメリカ系証券会社の株価動向は不気味な動きをし始めました。バブルと、その崩壊に携わったのは、ユダヤ系の金融機関であるソロモン・ブラザーズ(現在のソロモン・スミスバーニー)という証券会社でした。

 ソロモン・ブラザーズは資本主義の歴史に詳しく、また日本の昭和初期の経済にも精通していて、1989年11月、ニューヨークで「日経平均株価が大暴落したら大儲け」という『プット・ワラント』のデリバティブ商品を機関投資家や大口投資家に大量に売り始めたのでした。それ以来、ソロモン・ブラザーズが中心になって、債券、為替、株価のトリプル安が始まります。これがバブル崩壊の裏側に隠れたメカニズムだったのです。

 バブル崩壊のシナリオは、どのようにして仕組まれたのか、その筋書きを追ってみましましょう。

 バブル絶頂期は、1989年にそのピークを迎え、株価は天井でした。この時、多くの日本人は、株価の高騰(こうとう)並びに地下の高騰に、湧きに湧き、怕(こわ)いもの知らずで、日本の投機家達は今迄になく傲慢(ごうまん)になっていました。そしてこの頃、事実CIAは、アメリカの敵は日本であると考え始めていました。

 CIA経済部門のスペシャリスト達は、アメリカ系証券会社のソロモン・ブラザーズ(現在はソロモン・スミスバーニー)と手を組み、日本経済の崩壊作戦に向けて本格的に動き出しました。これが今日の不況を長引かせる要因を作ったのです。これが日本株式市場に於ける下落のシナリオ「バブル崩壊作戦」でした。


ソロモン・ブラザーズは、1989年当時の沸き立つような好景気も、60年前のアメリカ・ニューヨーク.ウォール街での大恐慌と同一のものであると、そのバブル崩壊を予測したのです。

 かつて、国際金融資本の総帥・ロスチャイルドの配下であったロックフェラーやデュポン(世界最大の化学メーカー)らは、この大恐慌を利用して天文学的な巨富を手にしていました。ソロモン・ブラザーズはこれに因(ちな)み、バブル崩壊を企てる研究に取りかかったのです。

 「どうしたら一儲けできるか」からはじまり、「どうしたら日本経済を徹底的に叩く事が出来るか」という結論を導き出し、日本経済崩壊に向けて模索し始めたのです。

 60年前のウォール街での「暗黒の木曜日」の立役者は、国際金融資本の総帥・ロスチャイルドの息の掛かる東部のエスタブリュシュメント達(ロックフェラーを筆頭に、デュポン、ケネディ、オナシス、アスター、バンディ、コリンズ、フリーマン、ラッセル、ファンダイン、リー・クアンシューの超大富豪十二家)でした。

 この者達は手持ち株を売り捲り、その結果、下落に下落を重ね、二束三文になった株式を買い叩いたのです。それで巨万の富を手にしたのですが、今日とは情況が違うことに気付きます。この難題に、しばらく苦慮しますが、ついに糸口を掴んだのです。

 その糸口とは、「何が株価を暴落させる要因になるか」と言うものでした。つまり株価が暴落する切っ掛けを作ればよいのです。そして、「下落によって、下がった株で大儲けできる商品を持っていればよい」ということに行き当たったのです。それが「デリバティブ」でした。

 デリバティブとは、金融派生商品(通貨・金利・債券・株式・株価指数などの金融商品を対象とした先物取引)のことで、「先物取引」という意味合いを持っています。

次の研究課題は「どうやったら大暴落を人工的に作り出し、然(しか)も、そのタイミングに合わせて、自分達の狙うポイントに、総てを集約することが出来るか」という研究に取りかかったのです。

 人工的に大暴落を作り出す場合、60年前の大恐慌では、アメリカの大富豪達による「大量売浴せ」という手法が使われました。

 大量売浴せとは、売方が買方の買数量より、多量の売物を出して買方を圧倒し、相場を押し下げようとすることで、「売り崩し」とも言われます。

 しかし、それでは巨額な資金が必要であり、当時と違って、それほど経済構造は単純なものではなくなっていました。研究に研究を重ねた結果、巧妙(こうみょう)な手口を考え出します。

 それは、「膨らんだ風船を、更に膨らませる手口」だったのです。

 風船は、空気を送り込んで膨らませれば、それだけ膨らみますが、その実体は「バブル」です。膨らむものは、いつか破裂して、大爆発を起こす物理的法則に制約されます。経済とて、この法則下に制約されているのです。彼等はこれに気付いたのでした。

 彼等はそのシナリオを、綿密なストーリーで組み立てました。徐々に膨らみを見せる風船に、意図的に、頃合いを見計らって、更に膨らませ、次に急激に膨らませるという巧妙なストーリーを演出したのです。風船は、今まで徐々に、周囲の状態に馴染みながら膨らんでいたのですが、これに急激な吹圧を掛け、パンパンの膨張状態を作っておいて、一挙に破裂させるという巧妙な演出を画策したのでした。

 彼等は、この原理を東京株式市場に応用して、バブル崩壊を目論んだのです。
 そして彼等は「デリバティブ」という、風船を一突きにする「針」を手に入れ、膨張し過ぎて破裂状態になったところで、一突きにする演出を手がけたのでした。

1989年当時、日本人エコノミスト達は「デリバティブ」という「先物」の実体を知りませんでした。経済や金融の専門家でも、この実体が何なのか、未だに分からず仕舞いでした。またこの事が、バブル崩壊の悲劇を大きくし、当時の日本経済界は全く無防備であったと言えます。

ソロモン・ブラザーズは裁定取引を使って、意図的に、無防備な日本経済に先制攻撃を仕掛けたのです。「梃子(てこ)の原理」(レバレッジ)を利用して、なるべく少ない資金で、効果的にバブル崩壊に導く人工爆発の状態を作り上げる研究をしたのです。次に、バブル崩壊に導く為に、彼等は日経平均の株価操作の研究に没頭しました。

 彼等は、この二つの研究から面白い現象に気付きます。それは日経平均株価(日本経済新聞社が、東京証券取引所一部上場の代表的な225銘柄について算出し、発表しているダウ式平均株価)が単純平均(相加平均のことで、算術平均ともいわれ、n個の数を加えた和をnで除して得る平均値のこと)で作られた「指数」から出来ている事と、もう一つはこれらの指数の分析から、品薄な銘柄を意図的に買うと、少ない資金で日経平均株価を持ち上げることができるという経済現象に気付いたのです。

 こうして研究の成果を、実行に移した時期が1989年の秋から冬に掛けての事でした。日経平均株価は瞬(またた)く間に膨らみ、バブルは天井へと向かっていました。

 その頃、日本の話題はベルリンの壁が崩壊し、東西冷戦構造が終焉(しゅうえん)を迎えれば、世界市場に進出できる等と、日本人経営者の多くが高を括(くく)っていた頃で、日本人の思い上がりの裏側では、こうした巧妙な仕掛けが、水面下で仕掛けられていたのです。

 大蔵官僚も、エコノミストも、この仕掛けには全く気付いていなかったのです。


ソロモン・ブラザーズの真の狙い

 当時の多くの日本人投資家は、「日経平均株価は10万円に到達する」と信じて疑わない人が多くいました。誰もが強気で、今こそ、この好景気に乗って、買いに転じる時機(とき)だと確信していたのです。その結果、バブルは急速な加速度をつけて、瞬く間に膨らみ始めました。

 この時、ソロモン・ブラザーズは信じられない事をニューヨーク・ウォール街で展開していました。

 1989年11月、彼等は「東京株式大暴落の図式」に則り、『プット・ワラント』という金融派生商品を売り始めていたのです。

 『プット・ワラント』とは、「日経平均株価が大暴落したら大儲け」という新商品であり、この商品をアメリカの大口機関投資家に大量売り込みを図っていたのです。また、これには大口投資家も飛びついたのです。

 彼等の新商品に対するキャッチ・フレーズは「年末から年始に掛けて、日本の株式は大暴落するから、60年前の《1929年10月24日の暗黒の木曜日》の時と同じくらいの大儲けが出来ますよ」でした。

1990年1月2日、ニューヨーク・ウォール街では、日本とは逆に、信じられない現象が起こっていました。突然、為替が円安へと向かったのです。この円安はソロモン・ブラザーズが『プット・ワラント』販売に因(ちな)み、債券や為替や株価の「トリプル安」を企てたものでした。

 そして1月が過ぎ、2月に入り、その月は既に中旬に入っていました。この頃、日経株価はジリ安でしたが、大暴落の兆しは現われていませんでした。

 日本人はまだ、この時にも何も気付いていなかったのです。そして日本経済が、瀕死(ひんし)の重傷に陥っている自覚症状すら、エコノミスト達は感じ取ることが出来なかったのです。

 当時の政治背景としては、自民党の政治家は2月中旬の衆議院選挙で大勝したことに祝杯を上げていた頃で、政界も財界も危機管理意識はなく、全く無防備でした。

 日本人は、まさに「ライオンに、餌を差し出す為に手を伸す呑気(のんき)な兎」でした。腕ごと食いちぎられるか、体ごと丸呑みされるかの、こうした危険すら感じる事もなく、呑気な行動をとっていたのです。

 日本人投資家が、株を買いに奔走している頃、アメリカの金融の裏側ではソロモン・ブラザーズの売り攻勢が激化を極め、これまでジリ安で状態であった株価は、一挙に大暴落へと転じました。バブル崩壊の引き金はこの時に引かれたのです。

ついに1990年2月末には、膨らむだけ膨らんだバブルは、日経平均15,000円台を大幅に割れ込みました。一挙に大暴落が起こったのです。

 ソロモン・ブラザーズの秘密兵器はデリバティブでした。

 デリバティブは説明の通り、現物と先物との価格差を狙った「サヤ取り」であり、「裁定取引」と「オプション」で、日本の株価は下落したら大儲けという派生商品です。この派生商品を、至る処に仕掛けておいて、株価を自由に操ったのです。バブル崩壊の大暴落は証券会社のみならず、大蔵省までを翻弄(ほんろう)の渦に巻き込んだのです。

 この巧妙な仕掛けでソロモン・ブラザーズは、僅か三年の研究とその実行で、一兆円にも昇る莫大な利益を手にしたのです。

 そしてこの後、日本では更に悲惨な状態が続くことになります。

 日経平均株価の大暴落は、株式市場の株価下落だけに止まらず、不動産の分野にも悪影響が及びます。この悪影響は、政府が不動産融資へのマネー供給を停止するという事から始まり、今まで高騰(こうとう)を見せていた大都市の不動産の資産価値が急速に下落したことでした。

 この現象は大都会だけに止まらず、地方にまで波及していきます。不動産の資産価値が下落するとは、それを担保にしていた金融機関の担保価値も大幅に減少したということになります。こうして不良債権の波及が表面化するのです。

 これに対して政府の後手政策は、次から次へと傷口を広げ、日本の資産とマネーの急速な収縮は、今日に見る不景気と連動し始めることになります。

 昇り詰めたものは、いずれ落ちる。これは物事の道理です。この道理に随(したが)い、ソロモン・ブラザーズは、次のプロセスへと準備にかかります。

ソロモン・ブラザーズの真の目的は、ただ単に、日経平均株価を下落させて大儲けすることだけではなかったのです。彼等の真の目的は、日本人の個人金融資産の1300兆円にも上る郵貯(郵便局で取り扱う国営の貯金事業で、元金・利子の支払いは国によって保証される)の食い潰しでした。日本のエコノミスト達は、この事すらも見抜けなかったのです。

 ソロモン・ブラザーズが研究の末に計画した事は、こうした下落が生じた時、政治家はもとより、財界人を始めとして、証券会社等が「これを何とかしろ」と、政府に詰め寄り、殺到することを計算に入れていたのでした。これこそ彼等の真の目的であり、ここに「日本発世界大恐慌」を画策した真の狙いが、ここにあったのです。
http://www.daitouryu.com/iyashi/shinizama/shinizama20.html


外国人投資家の正体と350兆円のゆくえ
1991年から輪郭が見え始めた日本の経済崩壊は、兜町を土台から大きく揺るがした。92年の4月からの暴落に続いて、7月にかけて東証第一部の平均株価が1万5000円台に突入し、ついに8月10日には一万4000台を記録した。いつまでも続く最安値の更新が、日本の国全体を震え上がらせた。そして外国人勢力による上場企業の買収・合弁へと、事態が急速に展開し始めた。

もはや投資家の損害どころか、日本経済が土台から崩壊しようとしていた。日本株式会社の中枢部が、が一句人投資家によって買い占められるところまで株価が急落し、安い株券が誰か特定の金融ファミリーに集中していたのである。果たしてこれらの暴落が、マーケットの自然な経済原理によってたまたま起こったものだったのか。

日本がこれまで利益を守ってこられたのは、国際金融マフィアが悔しがる『系列会社』の株の持合によるものだった。三井グループ、三菱グループ、住友グループ等はもちろんのこと、富士銀行〜安田財閥は丸紅と連携し、三和銀行〜日本生命〜東洋信託の三水会は日商岩井と連盟を組み、第一勧業は伊藤忠と、それぞれがチームで利権を守るように動いてきた。ところがこの相互持合い方式は、国際金融マフィアが、内部からトロイの木馬方式で侵入してくると、逆に一挙に乗っ取られ大変危ない構造であることがわかり始めた。つまり芋づる式にあっという間に買収されてしまうからである。

今までは株式会社日本独特の『株の系列持ち合い制度』があるため、外国人ブローカーはまるで歯が立たなかった。ところが金融マフィアが巧みに仕組んだ『バブル』という名の時限爆弾によって、兜町の上場株の内の四分の一近くを握っていた銀行業界が、不良債権の焦げつきで、これまで宝物だった手持ち株を大放出せざるを得ない羽目に陥ってしまったのだ。仕組まれた『バブル』の崩壊によって、株価・地価の暴落→銀行の不良債権の急増→融資不能→経済危機→更なる株価・地価の暴落という悪循環に陥った日本経済は、坂道を転げ落ちるように谷底へと転落していった。

その上さらに駄目押しをするかのごとく、国際金融マフィアによる残虐な圧力が日本の大手金融機関に加えられた。88年6月、スイスのバーゼルで開かれた“バーゼル・クラブ”こと国際決済銀行(BIS)の銀行規制会議において、今では知らない者がいない「銀行は、自分が持っている資本金の8%以上を貸し出してはいけない」と定められたのである。これは日本経済にとって、結果的に第2の時限爆弾となった。それほど国際金融マフィアにとって、70年代〜80年代に海外に大々的に進出し始めた日本の金融資本の力が、目の上のたんこぶだったわけなのだ。

この規制のよって、『バーセル・クラブ』の謀略通り、日本の銀行の手足を縛ることが可能となった。むやみに国民から預金を取れなくなった日本の銀行は、増資のよって自己資本を大きくし、この壁を何とか打ち破ろうとした。そして自己資本が運用されている不動産やノンバンク等の資金回収に必死になって走り回った。折から、地価の暴落が始まり、起こるべくして起こった不良債権に青ざめた銀行が貸し出しを渋るようになると、その融資に頼っていた経済界がガタガタになり、それに連鎖して兜町の株がみごとに下降線を描き始めた。

そして最後に、これを見越していたかのように、劇的な92年4月の『外国人投資家による銀行株の大放出』という第3の時限爆弾が、ついに仕掛けられたのだ。ソロモン・ブラザースやモルガン・スタンレーなどが一斉に投売りを始めて、まるで絨毯爆撃のような攻撃を日本の銀行に向かって開始したのだ。彼ら国際金融マフィアは、かなり以前からアメリカ・ヨーロッパ等の経済紙に、『日本のバブル』という言葉をすでに頻繁に紙面に載せていて、いつの日か近いうちに、このシャボン玉に針を刺されて経済崩壊が瞬く間に起こることを、すでに予告していたのだ。

では、このバブル崩壊で、兜町に出入りしていた外国人投資家は、いくら儲けたのか。92年の経済白書によると、株の暴落だけでほぼ350兆円が吹き飛んでいる。金融取引の世界はあくまでゼロサムの世界だから、その莫大な消えた金額とまったく同額のお金を、闇に隠れて誰かがまんまと手に入れたことになる。世界的な株価の変化に目をやってみると、不思議なことが起きている。

年初から8月までの株価の暴落率は、日本だけがダントツで、32・8%という急激な下げ幅を記録している。ロンドン、ニューヨーク、フランクフルト、パリ等はほとんど変化なしで、全体としてはわずかに上昇である。香港では、天安門事件後の反動で中国経済特区が急成長したために、逆に35・8%の急騰である。その中心にある香港上海銀行は、ロスチャイルド・ファミリーの創業した銀行である。

この時期世界の銀行界では、日本が断崖絶壁に立たされていたにもかかわらず、アメリカの巨大銀行が、チェース・マンハッタン、J・P・モルガンを筆頭に、その第二・四半期で恐ろしいほどの利益急上昇を達成したことを、UPI電が7月に伝えた。日本の証券会社が、全国210社合計で3600億円の経常赤字を記録したというのに、日本で活動している外国証券50社合計で、なんと前期の5・6倍という馬鹿げた収益を記録していた。

ちなみに外資系の1位がソロモン、2位がゴールドマン・サックス、3位がモルガン・スタンレー、4位がソシエテ・ジェネラルとなっている。ソロモンとゴールドマンは、すでに大和を抜いて、野村に次ぐ兜町の2位と3位に入っている。メリル・リンチのの純利益は53%増加と、前年と比べると過去最高を打ち立て、6月に入ってモルガンもまた東証株式の「売買高」の部門で兜町の3位に入り、四大証券のうち大和、日興を抜いてしまったのだ。

ここで彼ら外資系証券の開発した巧妙な手口のひとつ、裁定取引と呼ばれるまことに不思議な手口を挙げてみよう。裁定取引( arbitrage)とは、辞書で調べると『ピンハネ』と書いてある。売り買いをする商品には、目の前で取引する『現物』と、何ヶ月か先の取引を扱う『先物』がある。もし何ヶ月か先の株価を知っていれば、現物を先物とのあいだに出る差額(サヤ)をあらかじめ計算して、買いだめでも、売り逃げでも、コンピューターの操作だけで好きなように利益をあげられる。

今回最大の利益をあげたソロモンなどは、ずっと先の株価を知っているものと見え、このシステムでぼろ儲けしたのだ。日本の証券会社は、裁定取引に熱中すると証券取引所が混乱して自滅するという理由から、手控えてきた。しかし外資系にとって兜町の運命なんかどうでもいいのである。ウォール街の大スキャンダルとなったアメリカ国際不正入札事件の犯人、それが兜町を揺るがした同じソロモン・ブラザースである。 今まであえてはっきり書かなかったけれど、彼らは、何ヶ月先の株価を知っているわけはなく、未来の株価を、自作自演のインチキで上下させてきたのだ。つまり集団でつるんで物音ひとつ立てずに、一気に売る。理由は後で何とでもつけられる。チャートや実勢価格なんかまるで無視して、人工的に平然と株価を操作してきたのだ。はっきり言えばインサイダー取引であり、詐欺である。

このとき、チームで株価を完璧にコントロールできるだけの『巨大な資金』と『秘められた実行力』が戦略のキーワードとなる。そのチームを、日本の証券業界では「外国人投資家」と簡単に呼んで、なぜか曖昧なままの存在にしてきた。彼ら数百年の伝統を持つ金融業のプロに対して、あまりに幼稚な認識と言えないか。

日本人が初めて世界の金持ちの仲間入りをしたと言われながら、その実、投機のテクニックとして使われたのは、財テクと呼ばれる一般的な株券・政権の購入に過ぎなかった。要するに、知的な金融能力とはまったく無縁のものだったのだ。

そして今も、日本には本当の金融のプロは存在していない。
http://www.chibalab.com/news_otoshiana/documents/20031025.html

アメリカの日本叩き落とし戦略  

アメリカではFRB議長グリーンスパンの超低金利政策の結果住宅産業バブルが起こり、これが今日まで消費を支えてきたが、ここへ来て住宅バブルに「ローソクの最後の炎現象」が見えてきた。前述のようにアメリカには日本のような「潜在消費・投資力」の備蓄がないから解決策を他国に求めるしかなくなる。

そこでアメリカに狙われたのが日本、つまり竹中平蔵大臣である。

実は竹中平蔵氏は1980年から90年のJapan as No.1(「日本の世紀」と言われるほど日本経済が世界を制覇した)時代にハーバード大の客員研究員や准教授をしていた。日本の銀行が世界ランキング1位から10位を占める事態に危機感を抱いたアメリカはハーバード大等の叡智を結集して「日本叩き落とし戦略」を打ち出して見事に成功し、その結果日本の大不況はまだ続いている。竹中氏(当時、大蔵省財政金融研究所主任研究官)は日本の大蔵情報提供者として重要な働きをしたと考えられる。

だから現在のブッシュ政権の経済担当責任者とも親交が深い。異例とも言われた経済財政・金融担当の二つの経済ポストが竹中に与えられた時、グレン・ハバード米大統領経済諮問委員長は「竹中氏は申し分のない改革論者で、ブッシュ政権は竹中氏を全面的に支持している」との見解を発表すると同時に「不良債権処理と日銀の金融緩和の必要性」を強調した。

竹中大臣が10月に訪米した時、「大手銀行だからといって容赦しないぞ!」と言わんばかりの不見識な「大失言」(竹中ショック)のためニッケイは大暴落となり日本は時価総額で約50兆円の資産を失った。この時ハバード委員長をはじめ、バウチャー米国務省報道官、テーラー米財務次官らは必死になって竹中大臣をかばった。アメリカが日本に経済高官を送り込んでまでの竹中支援ぶりは異常。ここでまた経済の基本に戻るが、不良債権処理が日本経済の現況下では不要であることは再三解説したのでご理解いただいたと思う。

日本企業は現在リストラ中であり、総需要も資金需要もマイナスだから特に銀行機能を求める環境にない。こうした時、銀行の脆弱な財務体質を目の敵にするのは不自然である。しかも国会でもマスコミでも世を挙げて不況の結果である不良債権処理とデフレ対策に議論が集中し、不況の真の原因から目を避けている。異常ではないか。何故竹中大臣とアメリカはこの時期に不良債権処理と金融緩和を急ぐのか。

それはアメリカの国益の立場になって考えればすぐ分る。自ら打つ手がなくなったアメリカは日本の「打つ手」(現金備蓄)を奪うしか手が無いのである。竹中大臣はアメリカの国益の立場に立っているのである。不良債権で金融機関のパイプが詰まったままの状態で金融緩和をすると緩和された資金はアメリカに流れず、資金需要がない日本の資本市場で浮遊資金の増大となる。資金は当然土地と株にヘッジし、地価と株価を押し上げる結果となる。これこそ日本経済再生の道だが、アメリカにとっては許し難いこと。すなわち日本の土地と株が上がりだすとアメリカから資金が逃避し日本市場に向かうからである。

今アメリカは戦争と言う無駄な公共投資を前倒しで実行しているが(前述のごとく)潜在的財源が無い。どんなことをしても日本の「備蓄資金」をアメリカへ還流させなくてはならない。住宅バブルが弾けるのも時間の問題。

不良債権処理を急ぎ、日本の国民に痛みを与え、デフレをさらにスパイラル化し、大銀行や大企業を破綻に追い込んでまでもアメリカの国益の為に尽くす竹中平蔵。さらなる「詭弁」で小泉首相と国民を騙し続ける竹中大臣。まるで邪教の亡者のごとき竹中大臣の強烈な意志と情熱は、多分1980年代に洗脳された「日本叩き落とし精神」の具現だろう。今日本は「気違いに刃物」を与えてしまった。


竹中平蔵は、もともと日本からハーバード大学に留学していった。米国では世界各国から来るエリートを選び、その人物に、洗脳教育を施していると聞く。つまり、「国際金融資本に、すべて任せることがよい」という洗脳である。

○ 竹中の推し進めてきた政策を振り返るとあることに気づく。それは、すべて日本の企業を倒産させて、米国の企業に買い取らせるという結果になっている政策ばかりであり、しかも竹中はこれを「すばらしい」と表現している。

○ここでハーバードまで留学して、結局、「すべて国際金融資本に任せるべきだ」という思想を植えつけられているとする。

<竹中の破壊の歴史>
振り返ってみれば、日本は世界最強の銀行として、誇っていたのを台無しにしたのは自己資本比率規制の導入であった。これを導入することを熱心にやっていたのが竹中であり、金融ビッグバンも竹中の提案であり、不良債権処理も竹中路線であり、就任以来54もの金融機関を次から次へと倒産させてきたのは彼の政策のためである。

小泉内閣になってついに、竹中金融担当大臣が就任した。
周囲は、机上の空論の大臣だといって猛烈に反対していたが、小泉は、
「すぐれた頭脳で貢献していただく」といって任命した。
竹中はそれまでやっていた慶応大学教授からいきなり金融大臣となった。

それでは竹中がやってきた日本の金融政策を振り返ってみよう。

竹中が、日本に、自己資本比率規制を導入した。その結果、世界でも最強を誇って
いた日本の銀行は軒並み、貸し出しを減らし、貸し渋りを行うようになった。
そして不況になっていった。 それまでは世界のベスト10バンクに日本の銀行が
6行も入るすごい状態にいたのだった。

竹中がやってきた日本の金融政策を振り返ってみよう。

竹中が、日本に、自己資本比率規制を導入した。その結果、世界でも
最強を誇っていた日本の銀行は軒並み、貸し出しを減らし、貸し渋りを行うようになった。そして不況になっていった。 それまでは世界のベスト10バンクに日本の銀行が6行も入るすごい状態にいたのだった。

○竹中が時の橋本首相に「金融ビッグバンをやるべきです」と進言して、
それをやった。すると山一證券は自主廃業となり、メリルリンチ証券となり、
長期信 用銀行はf経営が傾き、一時国有化し、リップルウッドに買収された。東
邦生命は、買収されてGEキャピタル生命となり、日興證券は、 これも経営が傾き、外資に助けを求め、外資の傘下にはいった。
日興コーデイアル証券となった。
倒産は続出して、金融恐慌の一歩手前までいった。時の橋本政権は選挙で大負けした。日本経済にとって致命傷となった。

竹中金融大臣が、「不良債権処理をやるべきです」といい、それを強化すべ きだといった。すると、銀行は貸しだしを抑制するためさらに不況となる。不良債権
と認定された企業は次から次へと倒産していくため小泉政権の自殺者数や、倒産件数は歴代1位である。

この竹中金融担当大臣が就任している間、UFJ銀行は経営不安に陥り、54も
の金融機関が倒産した。足利銀行も倒産した。建設会社が倒産したときに、竹中
金融担当大臣は、とてもよろこんだ。 「これが構造改革の進展している証拠だ」

そして、竹中金融担当大臣は、4月1日からペイオフを唱えている。
ペイオフは世界各国でどこもやっていない政策である。ところが、竹中が「どこもやっている」とテレビでいうことで、このとんでもない破壊的な政策をやる流れ
になっている。

そしてこの数年間、日本を痛めつける政策をずっと立案してきた人物の竹中が郵政を解体してしまおうとしている。 というわけだ。
http://ime.nu/www.asyura2.com/0505/hasan41/msg/915.html


私達は洗脳されていました。不良債権の処理こそが構造改革だと。。。
彼等のやり口はこうでした。

一、株式は自己資本の半分以下にすること。

二、不良債権は二年で半減すること。不良債権処理に充てた資金には税金を課す ただし繰り延べ資産として7年間分認める


私達は国の命令で株式の売却を始めました。株の暴落が始まり長銀は国有化され長銀の株券は一夜で紙くずとなりました。数兆円の血税をつぎ込み身奇麗にした 長銀は瑕疵担保条項までつけて外資の手に渡りました。その後私達は恐ろしい光景を目にすることとなりました。

瑕疵担保条項によって死ななくても良い企業まで次々と息の根を止められて行きました。 その時つぶせばつぶすほど外資がもうかる条約だった事に私達は気づきました。

そんな時あの竹中が金融中枢に入ってきたのです。

そしていきなり繰り延べ資産は認めないと言い出したのです。税金は取っておきながら、です。人々はパニックに落ちました。株価は大暴落し、旧額面で80円を割り込んだ時、外資の増資申し入れを受け入れました。

四大メガバンクすべてが外資に自社株を叩き売ったとき、りそな銀行の国有化が決まり、長銀の時と同じく数兆円の国民の税金がつぎ込まれましたが、驚いたことに減資なし、株主責任は問わないという寛大な措置でした

あれほど株主責任を厳しく追及していた竹中 木○コンビの豹変でした。

その翌日から外資の数千億単位の株式購入が連日のように続きました。
日本の国富が外資の手に落ちて行くのを私達は茫然と見ているしかありませんでした・・・。

私達は竹中によって株式をもっと売り払えと指導されていたからです。

___


石原慎太郎都知事「小沢一郎の正体」を暴く youtube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=MERTrcik8CU


『1980年代から1990年代にアメリカは、日本に対しすさまじいばかりの金額の内需拡大要求をしています。その要求を丸呑みした小沢一郎は、元祖媚米派というべき存在です。  

アメリカは、80年代から90年代にかけては、アメリカ企業の需要拡大のために「内需拡大」を唱えていたものの、アメリカ企業の体たらくに匙を投げて、今度は日本企業そのものをアメリカ資本のものにしようという作戦に転じたのかもしれません。  

アメリカ大好きの自称保守は、80年代から90年代にかけてのアメリカの理不尽とも思える「内需拡大要求」についてはどう弁明するつもりでしょうか。 』

上のアメリカが小沢・金丸に八年間で四百三十兆円も公共事業に使わせた理由の推測は完全に間違っていますね。

真実は、純真な小沢信者さんが信じているより遥かに恐ろしかったのです:


現在(2005年後半時)の日本の株価はバブルではないか?

最近、株価が上昇してますが、日本経済に株価が上昇するようなファクターがあったっけかな?と不思議に思っていました。


GENDAI NETに気になる記述を見つけました

2005年11月30日 掲載


『改革はペテン 5年たったら元の木阿弥の小泉政治』
>1万5000円を突破する勢いの株価上昇の要因に、小泉政権の改革の成果と見る向きが多いが、それはペテンだ。

>日本企業の労働生産性も利益率も米国に比べれば圧倒的に低いのに、株価だけが上がっているのはバブルの再燃をたくらむ投機筋のしわざに過ぎない。

>それは世界中にだぶついているカネが日本になだれ込んできているだけで、小泉改革など全然関係ない。改革、改革と叫んでいるだけで、日本の構造も企業も何も変わらず、小泉政権が5年も続けば、元の木阿弥…。


なるほどそうかもしれない、と思いました。

今年1−10月の3市場の現物取引の売買シェアをみると、外国人投資家が46%、個人投資家が37%で、両者で8割超を占めます。主に年金勘定を表す信託銀行が9%のシェアで3位につけていますが、投信、銀行、生損保といった国内機関投資家のシェアは3%以下…。

'89年のバブルの時期と比べると、個人投資家のシェアが30.3%から37.0%に上昇しているのに対して、海外投資家の割合は、89年当時の11.3%から、今年10月にはなんと46.7%にまで上昇しています。

個人投資家が増えている、といのは最近よく話題になっています。その背景には、ネットで株式の取引を行う投資家の増加があるのは周知の事実でしょう(一日で何回も取引を繰り返して収益を狙う“デイトレーダー”と呼ばれる人たちが増えているようです。もちろんIT商取引のインフラや規制緩和などの背景にはアメリカの圧力があります98566)。

10月23日(日)の「がっちりマンデー!!」という民放番組を見ていると、ゲストに当時の竹中蔵相を招いて「竹中大臣の新日本経済入門U」みたいなのをやっていました(リンク)。

その番組中で竹中前蔵相は、「それを私の口から言ってしまうと問題がある」とは言いつつもニヤニヤしながら“これから投資の時代ですよ〜”、みたいなニュアンスを醸し出していました。民放とつるんで、朝からTV漬けの主婦など(竹中氏曰く“IQが低い”←リンク)の層を個人投資家として株式市場に参加させ、バブルを起こさせようというのが狙いか?と疑ってしまいます。それでも個人投資家のシェアは15年前から7%程伸びただけというのが実情。

注目はやはり、15年間で4倍にも跳ね上がって、いまやシェアの半分になろうとしている外国人投資家の方でしょう。日本の株式市場なのに、国内機関投資家のシェアがたったの3%以下(信託入れても12%)なのに、外国人投資家が46.7%もあるというのも、いかにも異常な感じがします。

国内機関投資家は、体力が無いのと前回のバブルでひどい目にあったので“羹に懲りて膾を吹く”みたいなことでシェアが少ないのかもしれませんが、個人投資家はしっかり37%のシェア。

もしかして彼らは、バブルを経験していない(orその当時ひどい目に遭わなかった?)新興の勢力なのかもしれません。

だとしたら、ゴールドマン・サックスにとっては、投資にそれほど慣れていない(でも、「もうからへんかいな〜」と甘い夢を見ている)連中は恰好の“カモ”に映っているのではないでしょうか(実際、投資経験の浅い学生や主婦がデイトレを始める中心層とよく聞きます)。

もしそうだとすると、いやな予感が脳裏をよぎります。

彼らの投資資金は、ゴールドマン・サックスに揺さぶりをかけられて丸ごと持っていかれる…というシナリオなのではないでしょうか。


1994年:メキシコをはじめとする中南米バブル、1997年:東南アジアバブル、1998年ロシア金融危機など、次々と各地でバブルを演出し、そのたびに自分達だけがっぽり儲けて、地元の経済や社会をボロボロに破壊し、そこに付けこんでIMFを介して世界各国の経済支配を強化してきた勢力(中川注 ロスチャイルドとジェイ・ロックフェラー)がいます。

今回は、小泉首相をはじめ官庁やマスコミまでがグルになって旗を振って、国民を道連れにバブルに突き進もうとしているかのように見えます。私達は、それらの勢力やエコノミストたちの戯言に惑わされて、前回のバブル崩壊や中南米・アジアと同じ轍を踏むようなことはあってはならないと思います。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=101985

その昔、日本は国民総ででバブルに踊った時代がありますたね。バブルを起こして潰す。奴ら(中川注 ロックフェラーとロスチャイルドの事)の詐欺手口の最たるものですた。 バブルがはじけて今では失われた10年と言われていますが、今だに日本経済はその後遺症を引きずっています。自殺者はバブル崩壊から毎年3万人。今だにその数は変わっていません。

その手口を見れば分かるのですがいつもワンパターンです。

最初は甘い話でカモを釣る。こうやれば儲かりますよ。おいしい話でカモを誘います。
そしてころ合いを見計らって真っ逆さまに突き落とす。詐欺師の典型的なパターンです。

最初に奴らはバカスカ札束を刷って、バブルを引き起こす。銀行は貸して貸して貸しまくる。株に投資すれば儲かるよ。土地を買えば儲かるよ。そしてカモが罠にかかったころ合いで急に蛇口を閉める。貸し渋りをやるわけです。これをやられたら投資家はいきなり資金難に陥ります。そして、資金難に陥ったカモ達から担保として株、土地、あらゆる資産を奪い取るのです。昔からやっていることは同じです。

いい加減気付いたらどうかと思うのですが、今だに引っ掛かっている人がいます。

その当時の日銀総裁であった澄田智(すみださとし)と言う方をご存じでしょうか。日銀退官後は日本ユニセフ協会の会長などをやっていた方です。

澄田さんがバブル潰しの張本人と言われています。

プラザ合意以降、5%だった金利を2.5%に下げ、銀行は貸して貸して貸しまくった。その当時は、黙ってても銀行が頭を下げて貸しに来たという話は誰でも覚えているはずです。そういうジャブジャブ溢れた資金が株や不動産に流れ込んだ。借金しても金利は安いし土地や株を買えば値上がりするしで猛烈なバブルが起きたのですた。

そしてバブルが膨らみきったころ合いを図って、澄田さんはいきなり公定歩合を8%、長期金利は 10%まで引き揚げた。蛇口を閉めたのですた。借金すると金利が高い。値下がりリスクのある株や不動産よりも安全な銀行預金の方が良いということで投資家は一斉に株と不動産から資金を引き上げた。土地や株は一気に値下がり=バブル崩壊と言われています。

バカスカ金を貸し出して狂乱状態を作ってからブルを破裂させる。

その後には膨大な焼け野原、不良債権の山だけが残る。

それを二束三文で奴らが買い叩く。

昔からの手口。ばればれの三文シナリオだったのですた。

さて、それにしても、そのバブル潰しの張本人澄田さんはどのような経歴の持ち主だったのでしょうか。

澄田さんと言えばフランスに留学した留学組で、その後ベルギー大使館、フランス大使館の一等書記官からキャリアをスタートしたエリート官僚ですた。

そしてその後は、順調に大蔵省で出世して日銀総裁になっています。

澄田さんとフランス財界のつながりはお父様の代から囁かれていますた。


澄田智さんは、日銀総裁を辞めた後、ロスチャイルド フランスの旗艦、投資銀行ラザール・不レールに最高顧問として天下りしています。

ちっとはカモフラージュでもして隠せと思うのですが、親子二代に渡って奴らの充実な部下だったという、そのまんまの経歴の持ち主ですた。
http://goldentamatama.blog84.fc2.com/


さて、奴らは言います。

「我に通貨発行権を与えよ。そうすれば誰が法律を作ろうが関係ない」

日銀が奴らの出先機関だと書いたら反論がありますた。
日本銀行の株の55%は財務省が保有しているから日銀は日本政府の持ち物であって、奴らの手先とは言えないでしょうというご指摘ですた。

確かにまぁ法律上の話はそういう話になります。

しかし、いろいろと歴史を見れば、そんなものは単なるカモフラージュの理屈付けなのが分かると言うものです。

その昔、日本は国民総ででバブルに踊った時代がありますたね。
バブルを起こして潰す。奴らの詐欺手口の最たるものですた。
バブルがはじけて今では失われた10年と言われていますが、今だに日本経済はその後遺症を引きずっています。自殺者はバブル崩壊から毎年3万人。今だにその数は変わっていません。

その手口を見れば分かるのですがいつもワンパターンです。
最初は甘い話でカモを釣る。こうやれば儲かりますよ。おいしい話でカモを誘います。

そしてころ合いを見計らって真っ逆さまに突き落とす。詐欺師の典型的なパターンです。

最初に奴らはバカスカ札束を刷って、バブルを引き起こす。銀行は貸して貸して貸しまくる。株に投資すれば儲かるよ。土地を買えば儲かるよ。そしてカモが罠にかかったころ合いで急に蛇口を閉める。貸し渋りをやるわけです。

これをやられたら投資家はいきなり資金難に陥ります。そして、資金難に陥ったカモ達から担保として株、土地、あらゆる資産を奪い取るのです。昔からやっていることは同じです。

いい加減気付いたらどうかと思うのですが、今だに引っ掛かっている人がいます。

その当時の日銀総裁であった澄田智(すみださとし)と言う方をご存じでしょうか。日銀退官後は日本ユニセフ協会の会長などをやっていた方です。


澄田さんがバブル潰しの張本人と言われています。

プラザ合意以降、5%だった金利を2.5%に下げ、銀行は貸して貸して貸しまくった。その当時は、黙ってても銀行が頭を下げて貸しに来たという話は誰でも覚えているはずです。そういうジャブジャブ溢れた資金が株や不動産に流れ込んだ。借金しても金利は安いし土地や株を買えば値上がりするしで猛烈なバブルが起きたのですた。

そしてバブルが膨らみきったころ合いを図って、澄田さんはいきなり公定歩合を8%、長期金利は 10%まで引き揚げた。蛇口を閉めたのですた。借金すると金利が高い。値下がりリスクのある株や不動産よりも安全な銀行預金の方が良いということで投資家は一斉に株と不動産から資金を引き上げた。土地や株は一気に値下がり=バブル崩壊と言われています。

バカスカ金を貸し出して狂乱状態を作ってからブルを破裂させる。
その後には膨大な焼け野原、不良債権の山だけが残る。
それを二束三文で奴らが買い叩く。
昔からの手口。ばればれの三文シナリオだったのですた。


さて、それにしても、そのバブル潰しの張本人澄田さんはどのような経歴の持ち主だったのでしょうか。

澄田さんと言えばフランスに留学した留学組で、その後ベルギー大使館、フランス大使館の一等書記官からキャリアをスタートしたエリート官僚ですた。
そしてその後は、順調に大蔵省で出世して日銀総裁になっています。
澄田さんとフランス財界のつながりはお父様の代から囁かれていますた。

澄田さんのお父さんは何をやっていた人でしょうか。

澄田ライ四郎という方です。

第二次世界大戦中、満州の軍司令官ですた。
実はお父さん、ライ四郎さんの代から澄田さんはフランスとべったりな関係ですた。ライ四郎さんも元はフランス陸軍大学で学びんだフランス駐在武官だったのですた。その後、日本陸軍で出世して満州での軍司令官になったのですた。

『蟻の兵隊』という映画をご存じでしょうか。
http://www.arinoheitai.com/index.html

この映画は、満州で戦っていた大勢の日本兵が置き去りにされた悲劇を描いたものですた。日本兵を大勢、満州に置き去りにして一人ライ四郎は日本に逃げ帰った。残された日本兵の多くが死んだ。北斗の拳のケンシロウさんも真っ青の大量虐殺拳の使い手、それがライ四郎さんですた。

実はライ四郎さんは、戦争前からすでにフランスロス茶イルドキチガイ男爵さんの手下だったのですた。戦後は戦争犯罪人として裁かれると思いきやGHQは無罪放免。
満州の軍司令だった人間です。普通は絞首刑でしょう。

誰でも知っていることですが、日本はその当時、中国で麻薬を売っていますた。
その麻薬、アヘンの生産地は東南アジア地方のフランス領の国ベトナム、ラオス、カンボジア。
もちろんフランス領ですた。

フランス領、東南アジアでアヘンを栽培し、中国で売っていた。
麻薬の生産、管理していたのはフランスの軍産企業ドレフェ須、今は穀物商社としての方が有名でしょうか。ADM(アーチャド駄ニエルミッドランド)=ドレフェ須です。

もちろんカーギルとならぶロス茶イルドキチガイ男爵の巨大穀物商社です。
ドレフェ須から仕入れて、中国で売りさばく。
その利益たるや膨大なものですた。

何度も書いているのですが、戦争というのは兵器産業と、麻薬産業のヤラセ金儲け祭りです。

澄田ライ四郎は、ロス茶イルドキチガイ男爵の手下。
ドレフェ須社の社員。
日本兵なんて置き去りにしようがなんだろうが、会社に忠誠を誓っていたのですから、そんなものは関係なかったのですた。

そして、ライ四郎さんの息子も立派にロス茶イルドさんの命令を実行しバブルを弾けさせた。
焼け野原に残された大量の日本人は死んでいった。ロス茶イルドキチガイ男爵の忠実な部下なのだから、日本人が凍死家になって死んでいこうがなんだろうが関係ないのですた。
満州に日本兵を置き去りにして大量に凍死させたお父上と奇しくもやっていることは同じだったのですた。

息子の澄田智さんは、日銀総裁を辞めた後、ロス茶イルドフランスの旗艦、投資銀行ラザール・不レールに最高顧問として天下りしています。
ちっとはカモフラージュでもして隠せと思うのですが、親子二代に渡って奴らの充実な部下だったという、そのまんまの経歴の持ち主ですた。

誰でも調べれば分かることです。
この地球は、キチガイが支配している。
法律などあってないようなものなのです。
法律など誰が作ろうが関係ない。
http://goldentamatama.blog84.fc2.com/blog-date-20091012.html


2012年4月18日 (水)
バブルを叩きつぶした三重野康元日銀総裁が逝去されました。


三重野氏は平成の経済を叩き壊した人です。4万円近かった日経平均を何と1万5000円を割り込むところまで暴落させました。この人のせいで自殺に追い込まれた人もたくさんいたことでしょう。


訃報:三重野康さん88歳=元日銀総裁
毎日新聞 2012年04月18日 15時00分(最終更新 04月18日 15時53分)


 バブル経済退治のため、金融引き締めを果敢に進め「平成の鬼平」とも称された三重野康(みえの・やすし)元日銀総裁が15日、心不全のため死去した。88歳。


 バブル経済退治のため、金融引き締めを果敢に進め「平成の鬼平」と持ち上げられていますね。

 ちょっと長いですが、紺谷典子著/平成経済20年史から、この人がしたことがどんなことだったのかわかるところを抜粋転載します。


 米国の中央銀行総裁に当たるグリーンスパンFRB議長が、名議長と言われたのは、ソフト・ランディングに成功したからである。平成8年(1996)12月の「根拠なき熱狂」という彼の言葉は有名だ。「根拠なき熱狂で膨らんだ株価は、いつ破裂してもおかしくない」と発言し、加熱していた市場の鎮静化に成功した。膨らんだ風船から空気を抜いて、破裂のリスクを小さくしたのである。その間に、実体経済が追い付いて、風船の中身が埋まれば、さらにリスクは小さくなる。

 株価と地価のバブルは、それが継続している間は、大きな問題は生じない。価格の上昇が実体経済を改善し、それがまた価格を上げるという好循環を生じえる。

 バブルが問題なのは、それがやがて破裂し、すぐには回復できない大きな痛手を経済に与えるからである。株価や地価の下落は、消費や投資を冷え込ませ、実態を悪化させるだけでなく、将来不安を生む。不安が下落を呼び、それがさらに不安を高める悪循環に変わるのだ。

 悪循環を生じさせないためには、可能な限り迅速な手当てが必要だ。時間がたてばたつほど、加速度的に負の連鎖が広がるからである。早ければ早いほど、傷は小さく、後始末のコストも低くてすむ。

 バブル破裂後、日本でしばしば用いられたのが、「山高ければ谷深し」という相場の表現だ。日本経済が大きな傷を受けたのは、バブルが異常に大きかったので、落ち込みも深くなった、という意味である。

 しかし、そうではない。異常だったのはむしろ谷の方なのだ。谷があまりにも深くえぐられたので、それだけ山が高く見えただけなのである。

 バブル破裂後の深刻な経済悪化を、「バブルの報い」「大きすぎたバブルの当然の帰結」とする見方は、かなり一般的だ。しかし、大きな痛手は、そのままバブルの大きさの証明にはならない。政策次第で、谷の深さ、破裂の傷はいかようにも変わるからである。

 日本のバブル破裂の傷が、かくも深く大きくなったのは、ひとえに政策の失敗である。バブル破裂が明白になってからも、「正常化」だとして放置し、対策を取らなかっただけでなく、下落をさらに加速させる誤った政策を取ったからである。しかも、誤りは幾度も繰り返された。

 「山高ければ谷深し」との見方は、こうした政策当局の誤りを隠蔽し、その責任を国民に転嫁するものでしかない。

 日本の政策当局の、最も重大な問題は、意識的にバブルを破裂させたことである。ソフト・ランディングを図るべきバブルを、叩きつぶしたことである。日本経済が墜落したのは、政策当局が突然ガソリンを抜いたからである。

 株価と地価の暴落を謀った日銀の犯罪

 驚くべきことだが、三重野康日銀総裁は、「日本の株価と地価を半分に下落させる」と宣言し、実行した。株価と地価を暴落させれば何が起きるか、今や素人でも知っていよう。

 しかし、金融の専門家であるはずの日銀総裁が、それを理解していなかった。日本経済の安定を目指すべき金融政策の責任者が、株価と地価を意図的に暴落させ、日本経済を崩壊へと導いたのである。

 日銀の“最大”の失敗は、低金利を続け、バブルを生じさせたことではない。急激な金利上昇によって、意図的にバブルを破裂させたことである。破裂してからもなお金利を上げ続け、回復不能なまでに株価と地価を暴落させたのだ。単なる政策の遅れ、失策ではない。意図的、意識的な逆噴射だったのである。

 ルーブル合意後、2年以上にわたって続けてきた2・5%の政策金利を、日銀がようやく引き上げたのは、平成元年(1989)5月末のことだ。ちなみに、2・5%の金利は、当時、「超低金利」と言われていた。その後まさか超・超低金利である、ゼロ金利時代が来るとはだれも思わなかったであろう。

 日銀は10月、12月とさらに金利を上げ続けた。平成2年(1990)正月からの株価下落は、その効果の現れと思われた。ふつうの国のふつうの政策当局なら、その効果を見極めるところだが、日銀はそうはしなかった。

 3度の利上げにもかかわらず、年末まで株価が上昇し続けたことを日銀は苦々しく思っていたのかもしれない。としがあけ、ようやく下がり始めた株価は、日銀にとって、慎重に見守るべき対象ではなく、叩き潰すチャンスと見えたのだろう。

 株価がすでに2割近く下落していた平成2年(1990)3月、日銀は一気に1%という大幅な利上げを行い、8月にも0・75%の利上げを断行した。

 15か月という短い期間に2・5%から6%へ、金利は3・5%も引き上げられた。通常でも、これだけ急激な金利の引き上げは、市場の調整能力を上回る。まして、バブルは膨らみきった風船のようなものである。

 風が吹いただけでも破裂しかねない、パンパンに膨らんだ風船に、大鉈を振り下ろしたのである。風船は破裂し、空を切った鉈は、実体経済に深いひびを入れた。底割れになるのは時間の問題だった。三重野総裁の辞書に、ソフト・ランディングという言葉はなかったのだ。

 平成元年(1989)末、4万円近かった株価は、翌平成2年(1990)明けから、”順調に“下がり続け、3月の利上げで3万円を切った。3か月足らずで、4分の3を切ったわけである。しかし、まだ半分ではない。8月の利上げで追い打ちをかけ、2万円まで下落させるのに、“大成功”。株価はようやく半分になり、三重野総裁の目標は達成されたのである。

 50%の暴落にも、日銀は、一向にたじろがなかった。目標の達成をより確実にするためか、6%の政策金利は、平成3年に入っても引き下げられることはなかった。そのころには、地価や不動産価格の下落が明らかになっていたにもかかわらず、である。

 ようやく金利が引き下げられたのは、平成3年(1991)7月、株価の暴落が始まってから、すでに1年半が経過していた。しかし、時すでに遅く、利下げをしても株価下落は止まらなかった。

 平成4年(1992)8月、株価はついに1万5000円を割り、1万4309円という底値を記録した。なんと63%強の大暴落だった。繰り返すが、この暴落は、日銀によって意図的にもたらされたものである。世界史に残る暴挙、狂気の沙汰というべきだろう。

 しかし、誤っていたのは日銀だけではない。日銀の暴走をとがめる声は、大きくならなかった。バブル破裂後、日本政府がようやく景気対策を打ち出したのは、株価が1万4000円まで下がってからである。

株価暴落を「正常化」とする非常識

 ちなみに、平成20年、サブプライム・ローン問題が深刻化し、欧米の金融当局は対策に追われたが、最初に緊急対策に動いた時の、米国株価の暴落は10数%であった。

 欧米の当局は、日本の失敗に学んだからだ、との解説をよく聞いたが、必ずしも正しくない。昭和62年のブラックマンデーへの対応を見ただけでも、欧米の政策当局が、如何に株価暴落を敏感に、深刻に受け止めているかが分かる。

 当時はまだ信任だったグリーンスパンFRB議長が市場の信頼を獲得したのは、ブラックマンデーにおける、機敏な対応によってだとされている。

 三重野総裁とて、日本経済を破壊したかったわけではあるまい(そう思いたい)。バブル破裂を「正常化」としか思わず、それが、いかに経済を痛めるか、想像さえしなかった、日銀総裁の任にふさわしい識見と能力を持たない素人だった、ただそれだけのことである。

 それにしても「殿のご乱心」を阻止するものが、日銀内部にいなかったのだろうか。当時、日銀内部で、相対立する大激論があったという話は全く伝わっていない。専門家集団とされる日銀が三重野総裁と同じ考えであったとすれば、恐ろしい話だ。金融のコントロールタワーである日銀が、経済の素人集団ということになるからである。

 もし、当時の日銀が、バブルつぶしに走らず、ソフト・ランディングを目指していれば、「谷」は深くならず、その後の長い経済低迷も、金融危機も生じなかったに違いない。

 しかし、その三重野総裁を「平成の鬼平」ともてはやす評論家、マスコミがいた。鬼平は、TVドラマにもなった人気小説の主人公で、火つけ盗賊改めの役人だ。三重野総裁をバブルの火消しになぞらえたわけである。

 さらには、その後、三重野総裁が「世界のベストバンカー賞」を授与されたことも書いておくべきだろう。バブルを鎮静した公労を称えての受賞と報じられたが、その後の日本の状況を知った世界は、その評価を変えていよう。

 いや、もしかしたら、「あの生意気な日本をよくぞ叩き潰してくれたね、よくやった!!」賞であったのかもしれないが・・・・・。

 このバブル崩壊で、ソロモンブラザーズが大儲けをしましたね。ソロモン・ブラザース証券に莫大に儲けさせた三重野総裁へのご褒美が「世界のベストバンカー賞」だったのではないでしょうか。


 三重野氏のプロフィール(ウィキペディア)
東京大学法学部政治学科を卒業後、1947年10月に日本銀行入行。採用試験場では、当時の採用部長(のち総裁)であった佐々木直が助け舟を出してくれた。松本支店長、総務部長、営業局長、理事を経て、1984年12月に澄田智総裁の下で副総裁に就任。澄田が元大蔵省事務次官で、天下り組ということもあって、この頃から日銀プロパーの三重野が、同行の実質的な最高実力者として長らく同行の金融政策決定に絶大な影響力を揮うことになった。


 澄田智氏は日銀総裁を退任した後、仏投資銀行ラザール・フレール顧問に就任です。この投資銀行のために働いた売国奴だったと推測されます。この人の後を継いで総裁になったのが三重野氏。三重野氏はソロモン・ブラザーズのために働いた人なのでしょう。ソロモンへ天下ってませんが、あまりに露骨過ぎて出来なかったのではないかと思いますが。

 それから、バブルを崩壊させたのは日銀だけではありませんでした。総量規制を行った大蔵省もでした。株価のバブル破裂後の平成2年4月、大蔵省は、金利上昇と株価下落で、十分地価は抑制されていたのに、さまざまな地価抑制策を実行しました。

 ちょうど今、日銀が円を刷らずむしろ減らしてデフレ円高経済にして、財務省が海外支援三昧と消費税増税を図っているという、日銀と財務省が手に手を取って日本国民からお金を吸い取って、大企業に集約し外資様へご奉仕しようとしていることとかぶりますね。これも日本人を殺しての外資様にご奉仕で、過去からずーっと続けられていることのようですね。
http://fujifujinovember.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-8ccc.html

日銀の白川総裁は、戦後初、日銀の個人筆頭出資者であるロスチャイルド財閥がつくった国際決済銀行(BIS)理事会の副理事長になりました。 BIS理事会の副理事長のポストは、そのために与えられたに違いありません。

このままデフレ政策を続けることを許したら、「ゆうちょ銀行」は160兆円の赤字国債という不良債権を抱え、年金の運用は破綻し、それどころか日本政府そのものが日銀のものになってしまうかも知れないのです。 確実なことは、
「日銀は日本のために創られたのではなく、世界支配層のために創られた」
ということです。
http://www.asyura2.com/12/hasan78/msg/695.html


日本の金融業界に「核爆弾」を落とし、山一を倒産させ、金融業界のGHQとして日本上陸を行って来たロスチャイルドのゴールドマンサックスに、顧問として就任したのが、前日銀総裁の福井俊彦だった事をご存知でしょうか。

侵略者の「水先案内人」が、日銀総裁になるような日本の国に未来はあるのでしょうか。

超高金利で日本のバブルを崩壊させ、15年以上に渡る大不況を作り出した、元日銀総裁・澄田智は、フランス政府と、ロスチャイルドから全額資金を与えられ、フランスのスパイ養成大学を卒業していたと言われています。

澄田は日銀総裁退任後、「日本を大不況に追い込んだ功績をタタエラレ」、ロスチャイルドの銀行の特別顧問に「天下り」しているんです。

そして前日銀総裁・福井は、2005年、フランスの「国益に貢献した人物に与えられる」レジオン・ドヌール勲章を受けました。

もちろん、日本からは国民栄誉賞も、勲何等も受けていない。

倒産したリーマン・ブラザース、さらにはゴールドマンサックスのような投資銀行の時代は、間もなく終わるでしょう。

長距離ミサイルにより敵陣の軍事的要地を叩いた後には、膨大な数の艦隊が近海に駐留し、艦砲射撃を開始する。その後、上陸作戦が展開されるというのが、戦いの定石です。

投資銀行という長距離ミサイルの攻撃が終わった今、次の軍事行動が準備され始めていると考えるべきでしょう。

かつて福井がゴールドマンサックスの「社員」であった当時、福井の執務室には、年中、ヘンリー・キッシンジャーが出入りしていたらしい。
http://cosmo-world.seesaa.net/article/117981152.html

http://www.asyura2.com/17/hasan121/msg/656.html#c1

[リバイバル3] 名古屋 名曲喫茶フィガロ と ジャズ喫茶 Days 中川隆
19. 中川隆[-7676] koaQ7Jey 2017年5月15日 20:18:36 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

VITAVOX,DU−120


VITAVOX(ヴァイタボックス)は戦前からある有名なスピーカーでロンドンウェスタン直系のスピーカーメーカーと聞いている。

シアター用が専門ですが家庭用にも素晴らしいシステムも出していました、

特に有名なのはVITAVOX191コーナーホーンとバイトンメィジャーがあります。

191コーナーホーンはタンノイのオートグラフと二分するぐらい素晴らしいのが特徴で、家具の調度品にはピッタリ当てはまるデザインでもあります。

昔私がエレクトロボイスの3Wayでオーディオを楽しんだ時に京都のジャズ喫茶「ヤマトヤ」にこの191コーナーホーンが鎮座してあった、

音は芳醇な響きで非常に奥ゆかしく鳴っていたのを記憶しています。

この音を初めて聴いた時「オーディオは聴かせてくれる音」これこそ自分が求めていた音だったのかも知れません、

その夢は30数年経っても忘れられないぐらい私に強烈なインパクトを与えてた、
VITAVOXと聞くだけで私にとっては未体験な音に感じる不思議と謎の多いスピーカーである。

今回ご紹介するDU−120はVITAVOXではコアキシャルスピーカーユニットで、このタイプ以外にDU−121もあるが、こちらはフェライトのマグネットの 2本しか発売されなかった、

VITAVOX DU-121の仕様 ヴァイタボックス
http://audio-heritage.jp/VITAVOX/speaker/du-121.html

VITAVOX 製品一覧 ヴァイタボックス
http://audio-heritage.jp/VITAVOX/index.html

このスピーカーの詳細を少しご説明します。

ユニットは多分1950年の後半から1960年の前半に発売されたもので、マグネットは大型のアルニコマグネットを搭載、ツィーターは特殊なポリエステルフィルムの振動板になっておりツィーターの音だし部分はアルミのパンチングで保護されている。

クロスオーバーは2000HZで低域側をカットせずにそのままスルーになっている、

ネットワークはコンデンサー 1本だけで高域のみのカットになっています。

この時代の同軸はネットワークを使用せずにコンデンサーのみでのカットが結構ありましたが、私に言わせればケチな方法と思う、本格的に使うならネットワークもアッティネーターも必要ではないだろうか、

その点タンノイのユニットは高いだけあってしっかりしているが、あのネットワークを収容してあるケースがプラモデルのイメージと重なるので少しマイナスだ、

 ヴァイタボックス12インチのコアキシャルスピーカーでフレームをよ〜く見ますとタンノイのモニターレッドによく似ています。

マグネットは強力なアルニコマグネット

 スピーカーユニットの中心にツィーターが飛び出している。
ツィーターの振動板はポリエステルフィルムで珍しい振動板でもある。


出てきた音は実に渋い音である。


グッドマンスピーカーとの比較

 同じ英国の伝統あるスピーカーなのに音の傾向はずいぶんと違う、

グッドマンはどちらかと言えばふくよかさが前面に出ていたが
このヴァイタボックスはより古典的なドライな音色を持っているが
ボックスの材質も違えば容積も違うから「これがヴァイタの音だ!」とは断言できない、

クレデンザ、HMV、ウェスタンと発展してきた音響技術の延長線上にあるような大変地味な音で、かの有名な191コーナーホーンの音に似た奥ゆかしく暗い響きを伴っている、

大橋氏が日記に書かれた「石作りの教会で聴く音」と表現されていますが的を得た答えだと思う、
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-012.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/659.html#c19

[リバイバル3] ブリティッシュ・サウンドとは何か? _ 安物スピーカー スペンドール BCII から奇跡の音が… 中川隆
23. 中川隆[-7675] koaQ7Jey 2017年5月15日 20:23:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]


キット屋コラム「私のオーディオ人生」

 オーディオの音に関してはあくまで個人の主観になります。

過去の名器でもひどい音の出し方を聴けばそれがそのスピーカーの能力と判断してしまえば大変残念なことになります。

セッティングもデタラメでボックスも簡易型でアンプなら何でも良いではスピーカーが惨めになるだけで、この辺を弁えないと違った評価になってしまう、

今まで色んなマニアの能書きを聞かされて耳にタコが出来たが、よ〜く話を聞いていくと単なる個人の主義主張にしかならない、

世のオーディオマニアは能書きは一流、音は三流になっているのが多い、

オーディオの世界は不思議なもので20年30年経っても良い音がでなければ死ぬまで出ないと思う、

良い音を出そうと思ったら耳より性格を治す事と言いたい、

 又スピーカーに限らずオーディオもそうだが他人まかせの評価を鵜呑みにせずにじっくり聴きこんで決めないと必ず後悔する。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-012.html


マニアの音の共通点とサウンド
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-009.html

オーディオシステムの音を過去から現代まで沢山のマニアの音を聴かせて頂きましたが一つの共通点が見えくる、

その共通点とはオーディオを長くやっている人ほど音はけして高音質、大音量ではなく音楽を聴かせる音になっている。

しかも真空管を採用したデバィスがほとんどで、半導体アンプや今流行のデジアンプで鳴らした音は良かったことは一度もない、

「電気臭い音の代表」の半導体アンプは音が平板になりスピーカーの回りでしか音が鳴らない、


音に関して熟成したマニアの音は低域も高域も欲張らずバランスの取れたサウンドを聴かせてくれます。

家庭の部屋でコンサートホールと同一の音などは再現することは不可能に近いが真空管アンプを使用すると不思議とコンサートホールの雰囲気感が出てくる、

例えを上げますとかの有名なウェスタンエレクトリックのサウンドは現代から見れば特性は悪いはずですが、真空管アンプで鳴らすと音楽を心地よくリラックスして雰囲気感を大切に聴かせてくれる響きを持っている。

確かに(生の音)とは違う音ですが独特なサウンドで中域に密度がありコクのあるサウンド、現代の上も下も伸ばした中域の薄い貧弱なスピーカーとは方向性が違う、

名器と名の付くスピーカーは「音楽を美味しく聴かせてくれる」楽器の要素が秘められている、

英国のヴィンテージスピーカーもウェスタンに共通した部分が多少感じ取れる。

オーディオを追求して行くと最終的にはクレデンザ、HMVなどの蓄音機などの電気臭くない音を意識するのではないだろうか
(この部分に賛同する方も異論のある方もいると思いますが長い期間オーディオを追求して行くと私の言っている事が理解できると思う、)

オーディオの再出発はスピーカーありき

オーディオを再出発するにあたって一番悩ますのはスピーカーです。
スピーカーの選定でその人の聴くソースのオーディオ人生は決まるような気がする。

1970年代に使用していたスピーカーはエレクトロボイスのユニットを使っていましたが再度同じスピーカーはほしいと言う気が湧きません。(もうコリゴリ)


GOODMANと瀬川冬樹氏

GOODMANの名前をご存知のマニアは昔からオーディオと共に歩んで来られたと人と思われる。私が高校生の頃ある雑誌に瀬川冬樹氏の書いたレポートにこのような文章が書かれたのを今も記憶している。瀬川氏は

「GOODMANを代表する海外のスピーカーは国産と違って音楽性がある」

「海外のスピーカーは一日の長がある」

このようなレポートを読んだとき音楽性?一日の長?

この文章は到底理解できずこの意味は謎であったが最近になってこの意味がわかってきた、

この時代名古屋の納屋橋にヤマハビルの中にオーディオ売り場があり此処で海外の最新のシステムを見ることが出来た。

今も鮮明に覚えているのはGOODMAN AXIOM−80、301、ワーフデールスーパー12RS/DDだ、

特にマランツ#7は雑誌の写真でしかお目にかかったことのない超高級品も展示してあった、このアンプはデザインも素晴らしく音質も第一級の芸術的なアンプで何時かは手に入れたいと夢でも思ったが価格は当時で15万円はした記憶がある。

オーディオマニアなら誰でも手元に置きたい芸術的な逸品ですが、
この#7が発売されたのは1958年もう50年前になります。

展示コーナーの片隅にシュリロ貿易が扱っていたGOODMANのカタログがあり、日本ではスピーカーユニットと言えばパイオニアPAX−20A、コーラル8CX−7、松下8PW1の20cmクラスがマニアの自作の対象であったが、

このGOODMANのAXIOM−80を見た瞬間一度は使いたいユニットの一つでもあった、

真っ赤なアルニコマグネットが印象的でお粗末なフェライトマグネットを採用した現代のスピーカーとは違う、

瀬川冬樹氏こそGOODMAN AXIOM−80とマランツ#7を45アンプで鳴らされてこよなく愛された方でその魅力にハマッた一人ではないだろうか、


GOODMANスピーカー

スピーカーの購入で夢にまで見たGOODMANスピーカーが候補にあがった、

当時のパンフレットを見ますと

「GOODMANスピーカーは音の世界をリードする!」

マニアの心をくすぐる歌い文句だが、今の時代果たしてGOODMANスピーカーは手に入るのだろうか、

1970年代でもまずはお目にかかることは無く音を聴くどころか持っている人も少ない、ヴィンテージショップですら見かけない、

仮にあったとしてもGOODMAN=AXIOM−80、AXIOM−301ぐらいでその他のスピーカーは巷ではまず見かけない

AXIOM−301は一度マニア宅で聴いたことがあるが、鳴らし方が悪いのか、中域が粗く分解能が悪かったのを憶えている、
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-009.html


GOODMANユニット
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-010.html

前回のコラムでGOODMANスピーカーを写真でご紹介しましたが、
今回は中音ホーンのみボックスからユニットを外して再度写真でアップしました

 GOODMANの中音ホーンの写真です。

開口部分は200×400で奥行は480あります。このホーンはスロートが長いので低い周波数帯から使用できます。英国のホーンスピーカーはあまり見かけません。



左側はウーファーでAudiam60になります。

フレームを見ますと何となくタンノイのレッドによく似ています。
このスピーカーはグッドマンでも初期タイプのウーファーでこれとよく似ていますのは同じグッドマンのAXiom−150になります。

真ん中の写真はこのスピーカーのネットワークになります。

多少汚い配線ですが色々テストしたため雑になってしまいました、黄色の色の筒状になっているのはHOVLANDのMUSICAPコンデンサーで素材はフィルムになります。

右側の丸いユニットはツィーターで同じグッドマンのTrebax100になります。


ヴィンテージスピーカーは現代のスピーカーと違ってエッヂがフィックスドエッヂを採用してあるため重低音は望めないので、エンクロージャーは出来るだけ大型にして低域を豊かにする。

ヴィンテージスピーカーを上手く鳴らすには箱の容積を大きくしないと低域が弱くなってピラミッドバランスが崩れてしまう、

ヴィンテージスピーカーのほとんどはエッヂがフィックスドエッヂになっているので低域の振幅が少ないため低域が出にくい傾向がある、

それを補うためにはボックスの容積を大きくすれば豊かな低域が望めそうだ、
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-010.html


キット屋コラム「私のオーディオ人生」第12回 グッドマンスピーカーの音と英国ヴィンテージスピーカー
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-012.html

グッドマンを鳴らす真空管アンプ

 グッドマン3Wayを鳴らすには現代の半導体アンプでは鳴らない、
このようなヴィンテージスピーカーは真空管アンプで駆動するのがベストである。
このスピーカーに合わせて試作した出力管は、チェコで生産されていたKRのPX−25ナス管

 いよいよグッドマン3Wayシステムのユニットを実装しました、
ネットワークは予め製作しておきましたのでスピーカーシステムは完成、

グッドマンスピーカーの音

 グッドマンスピーカーとアンプを接続して少しづつ音量を上げてみる、
出てきた音は言葉では言い表わせない音である。
アメリカのスピーカーとはまったく違う音である、

一言で言うと地味な多少暗さを伴った響きで個性の強い音色でもある。
ホーンスピーカーなのにホーン臭さがなくアルテックのA5、A7とは明らかに音作りが違う、

この答えではグッドマンスピーカーは理解できない、
ここで比較対照できるスピーカーがなければ答えにならない、

 皆さんがお持ちのタンノイスピーカーと比較してみた、

比較対照は私の友人が愛用しているタンノイのオートグラフで内蔵ユニットはモニターシルバーである、

勿論部屋もアンプ違うから絶対的な評価ではないことを付けくわえさせていただきたい、

 タンノイのモニターシルバーの音は上質な木作りのコンサートホールの響きでゆったりとして雰囲気を大切にした音、

それに対してグッドマンは宮殿のホールで聴くエレガントな響きになる、

タンノイもグッドマンも同じヴィンテージスピーカーである以上は音の傾向として似たような色感だ、どちらも優劣を付けられないレアなスピーカーでもある。

タンノイもグッドマンも音の共通点は品位があり中域に厚みとコクをプラスした音になっている。(これが英国の伝統あるサウンドなのか?)

現代のタンノイスピーカーはこれに多少繊細感がプラスされ、上も下も伸ばした音になっているが人によっては中域がうすいと言う人もいる(この部分が日本人好みかも)

音のコクとか味は少なめな感じで料理で言えば薄味的な印象と感じとれるが、タンノイが好きなマニアなら気にもならない、
タンノイもグッドマンも同じ英国製ですから極端には音の方向性は違わない、
なぜだろう?

ヴィンテージマニアにこの点を指摘したら

「タンノイはグッドマンにOEMで作らせていたから似たような音」
「タンノイもグッドマンも同じである」

と言われる

「やっぱり」昔も今も同じなのか、そう考えると必死にタンノイを探さなくてもグッドマンでも十分ではないか、

 同じグッドマンでもAXIOM−80を聴いたことがあるが、多少高域が煌びやかになるぐらいで大きな差はないが、過去に聴いた記憶を紐解いてこちらの3Wayタイプと比較すると、中音ホーンの抜けの良さや緻密さではAXIOM−80とは異なる音色です。

 グッドマンはもう過去の古いスピーカーになってしまったが、今このスピーカーを聴くと現代のスピーカーとは見劣りは感じられないぐらい良いユニットなのだが、一般的には手に入りにくいのとユニットを実装して音楽を楽しむマニアが減少したのも原因ではなかろうか、

中古ショップに出ているグッドマンもあってもAXIOM−301か80ぐらいでその他のユニットはあまり見かけない、売れた本数が少なかったかも知れない、

VITAVOX,DU−120

VITAVOX(ヴァイタボックス)は戦前からある有名なスピーカーでロンドンウェスタン直系のスピーカーメーカーと聞いている。
シアター用が専門ですが家庭用にも素晴らしいシステムも出していました、
特に有名なのはVITAVOX191コーナーホーンとバイトンメィジャーがあります。

191コーナーホーンはタンノイのオートグラフと二分するぐらい素晴らしいのが特徴で、家具の調度品にはピッタリ当てはまるデザインでもあります。

昔私がエレクトロボイスの3Wayでオーディオを楽しんだ時に京都のジャズ喫茶「ヤマトヤ」にこの191コーナーホーンが鎮座してあった、
音は芳醇な響きで非常に奥ゆかしく鳴っていたのを記憶しています。

この音を初めて聴いた時「オーディオは聴かせてくれる音」これこそ自分が求めていた音だったのかも知れません、

その夢は30数年経っても忘れられないぐらい私に強烈なインパクトを与えてた、
VITAVOXと聞くだけで私にとっては未体験な音に感じる不思議と謎の多いスピーカーである。

今回ご紹介するDU−120はVITAVOXではコアキシャルスピーカーユニットで、このタイプ以外にDU−121もあるが、こちらはフェライトのマグネットの 2本しか発売されなかった、

VITAVOX DU-121の仕様 ヴァイタボックス
http://audio-heritage.jp/VITAVOX/speaker/du-121.html

VITAVOX 製品一覧 ヴァイタボックス
http://audio-heritage.jp/VITAVOX/index.html

このスピーカーの詳細を少しご説明します。

ユニットは多分1950年の後半から1960年の前半に発売されたもので、マグネットは大型のアルニコマグネットを搭載、ツィーターは特殊なポリエステルフィルムの振動板になっておりツィーターの音だし部分はアルミのパンチングで保護されている。

クロスオーバーは2000HZで低域側をカットせずにそのままスルーになっている、

ネットワークはコンデンサー 1本だけで高域のみのカットになっています。
この時代の同軸はネットワークを使用せずにコンデンサーのみでのカットが結構ありましたが、私に言わせればケチな方法と思う、本格的に使うならネットワークもアッティネーターも必要ではないだろうか、

その点タンノイのユニットは高いだけあってしっかりしているが、あのネットワークを収容してあるケースがプラモデルのイメージと重なるので少しマイナスだ、

 ヴァイタボックス12インチのコアキシャルスピーカーでフレームをよ〜く見ますとタンノイのモニターレッドによく似ています。

マグネットは強力なアルニコマグネット

 スピーカーユニットの中心にツィーターが飛び出している。
ツィーターの振動板はポリエステルフィルムで珍しい振動板でもある。


 マグネットカバーにVITAVOX−DU120のシールが貼ってある。
スピーカーからの引出し線は私が一部改造した部分です。


ヴァイタボックスの音

 グッドマンのウーファーを外してこのユニットを実装しての試聴になりました、

出てきた音は「何んだ!こりゃ〜」
こんなスピーカーの音は今まで聴いたことがない!
ひどいのも限度がある、

低音がまるでなく中高音はカミソリを振り回したような鋭い響きで音楽を聴くには耐えないスピーカーではないか、

これがVITAVOXの音なのか!今回の購入は大失敗かも?


言葉が出ない絶句である。

昔はエレボイのスピーカーで苦汁を味わされて泣かされた経験が蘇ってきた、
このスピーカーこそ名器ではなく迷器であるが、考えようによっては良いスピーカーこそテクニックと苦労が必要ではないだろうか、上手く鳴らせば感動ものであるが今の時点では落胆の言葉がぴったりだ、

DU−120の改造

 このスピーカーを宿らせるにはこのままの状態では不可能のなで大手術が必要だ、病院に行ってユニットに点滴を打てば治る問題ではない、手術をすればきっと当時の音が必ず宿るはずの気持ちで早速改造に取り組んだ、

改造はこれに合わせたネットワークを自作するのとボックスを新たに特注で作ってもらう事、吸音材の量を調整しながら耳で確認する方法しかない、
ボックスはグッドマンは米松合板を使用していたから、今回はフィンランドバーチで作っていただくことに決定した、

改造後のVITAVOX.DU−120

 ボックスが完成してユニットを取り付けて音だしで固唾を飲んでヴァイタの音を待った、

出てきた音は最初に聴いた音とは似ても似つかない実に渋い音である。

この時代のスピーカーの開発者は多分この世にはいないと思う、
このスピーカーの本当の音などは私にもわからない、
知っているのはスピーカーの開発者と当時携わった方だけだと思う、

何十年も前のスピーカーに使用してあるカットオフ用のオイルコンデンサーははっきり言って塵である、オイルコンデンサーが当時の状態を維持しているはずはない、

こんな塵コンデンサーでもオリジナル崇拝者は使っていると聞く、
はっきり言って良い音を出す以前の問題では・・・・

これはアンプにも言える、

私に言わせればビンテージアンプもそうですが今の時代からすればパーツはすべて当時の状態ではないのにマニアはオリジナルを尊重している、
これは一種の宗教のようなもので不思議なマニアが沢山いる、


グッドマンスピーカーとの比較

 同じ英国の伝統あるスピーカーなのに音の傾向はずいぶんと違う、

グッドマンはどちらかと言えばふくよかさが前面に出ていたが
このヴァイタボックスはより古典的なドライな音色を持っているが
ボックスの材質も違えば容積も違うから「これがヴァイタの音だ!」とは断言できない、

クレデンザ、HMV、ウェスタンと発展してきた音響技術の延長線上にあるような大変地味な音で、かの有名な191コーナーホーンの音に似た奥ゆかしく暗い響きを伴っている、

大橋氏が日記に書かれた「石作りの教会で聴く音」と表現されていますが的を得た答えだと思う、
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-012.html



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/690.html#c23

[リバイバル3] ブリティッシュ・サウンドとは何か? _ 安物スピーカー スペンドール BCII から奇跡の音が… 中川隆
24. 中川隆[-7674] koaQ7Jey 2017年5月15日 20:28:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

キット屋コラム「私のオーディオ人生」 by Y下

GOODMANS AXIOM−80を鳴らす。
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-035.html

 このコラムももう35回目になりました、35回の節目としてマニアの間では究極のユニットとか伝説のユニットと云われているGOODMANS社のAXIOM−80フルレンジスピーカーを取り上げます。

 今回ご紹介するユニットはレプリカではなく1950年製の最初期オリジナルユニットになります。

巷ではAXIOM−80はマニアを引き付ける麻薬的なサウンドで魅力的な音だとかこのスピーカーで聴く弦楽器の再生はこれ以上ない!とか云われ一度このスピーカーの虜になるとタンノイ、アルテック、JBL等では味わうことの出来ないスピーカーと云われていますが果たしてどれ程のユニットなのか実験を行いながら試聴しましたので興味がおありの方は最後までお付き合いください。


http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img35_01.jpg

1950年前後の超レアなユニット、状態も大変よくコーン紙の補修もありません。

AXIOM−80


 AXIOM−80をネットで検索しますと色々な方が評価していますからあえて私が詳しく述べる必要はないのとAXIOM−80に関して自分はそれ程詳しくはありませんが使われた方のコメントを読みますとAXIOM−80は大変気難しく簡単には鳴らないと云われている、

 私のコラムでも以前に書きましたが故瀬川冬樹氏がこのユニットを使っていたと紹介しましたが

このユニットはオリジナルと復刻(レプリカ)があり

その今はないヒノオーディオでヒノ製のボックスに入ったレプリカのAXIM−80を聴いたことがあります。

その時の印象として大変指向性が強よくて高域は耳に付くきつい音でこれが噂のAXIOM−80の音かとがっかりした覚えがある。

 皆さんもAXIOM−80を聴かれた方はオーディオショップがほとんどと思われますがショップの場合は適当にセッティングして展示してあるアンプを繋いでの音出しがほとんどですから本来の実力は見えてこないのとこのような簡易的な鳴らし方ではAXIOM−80が可哀そうに思える。

ショップで鳴らすAXIOM−80は魅力が乏しく他のスピーカーのが良く聴こえて来る。

残念ながら適当に接続してセッティングしたAXIOM80は本来の音とは程遠いサウンドでこれがAXIOM−80の実力かと思われるとこのユニットは哀れである。

AXIOM−80のオリジナルBOXは存在しない!


 色んな方のAXIOM−80のコラムを読みますとAXIOM−80をオリジナルボックスに入れて楽しんでいる方が沢山いますが、GOODMANS社はユニットを装着したオリジナルボックスは存在しません。

当時GOODMANSはシュロリ貿易が輸入元でこのユニットをヤマハがGOODMANS社からライセンスを受けて製作されたと聞いています。

 ヤマハボックスはAXIOM−80の図面を元に後面がコーナーになっていて前面にARUを取り付けて販売されていた、

時々写真で見るオリジナルボックスはすべてヤマハが製作したものですがこのボックスは評判が悪く本来のAXIOM−80の良さが出ないボックスと云われている、


もう一度はっきり云わせて頂くと

AXIOM−80のオリジナルボックスは存在しません。

仮にオリジナルと称して本国からユニットを装着した物が入荷したのであれば英国の箱屋が作ってユニットを入れたものと思われる。

 タンノイの様なオリジナルボックス付きの場合100%失敗はしないがグッドマンズ社の場合はユニットだけの販売では一部マニアでしか使えない欠点がある。

 私が高校生の頃名古屋の納屋橋にありましたヤマハビルのオーディオ売り場にこのAXIOM80がヤマハボックスに収納されて展示してあったのを覚えています。

またシュロリ貿易が出していたGOODMANSの総合カタログがありこれを目に通すと一風変わったユニットが載っていました、これが現代でも幻の名器と云われるAXIOM80で真っ赤なマグネットを装備した見た目にも高級感があったのを覚えています。

当時の販売価格は1本26,000円ぐらいだったと記憶しています。またこのユニットを装着したヤマハボックスに入れたのを聴いていますが当時の耳のレベルでは凄いとは思わなかったが国産品しか知らない私でしたから外国製と云うことで魅力はありました。


http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img35_02.jpg

センターのサブコーンは薄いベークライトのような素材を使ってあるのが本来のオリジナルになります。

AXIOM−80のレプリカ


 オリジナルとレプリカ、確か真空管の名器でマッキントッシュのC−22、マランツ#7もレプリカがありましたね、良質なオリジナルが無い為やむを得ずレプリカを購入された方が沢山いますが、ルックスは同じでも音質的にオリジナルとは似ても似つかない音ですがこれは仕方がないかも知れません。

 AXIOM−80もオリジナルとレプリカタイプが存在しますが、今の時代良質なオリジナルを手に入れることは至難の業かも、

ヤフオクで時々AXIOM−80が出品されていますが、ユニット単体で30〜40万ぐらいで落札されているのを見ますといかにこのユニットの人気があるのか伺えます。

良質なオリジナルが手に入らなければレプリカになりますがこのレプリカも曲者で、外観はAXIOM−80と同じ作りですが音質的にはまったく違います。

またオリジナルの場合も初期型、後期型が存在する事がわかりました、

私が所有していますAXIOM−80は1950年代の初めのユニットですから完全な初期型になります。

AXIOM−80の使いこなし


 今までステントリアン、ワーフェデール、グッドマン、パイオニア、コーラル、ヴァイタボックスなどのフルレンジユニットを使ってきましたが、スピーカー遊びはフルレンジが一番面白いのとボックスに入れれば即鳴るのが魅力でしたが、フルレンジ程上手く鳴らせないユニットはありません。

オーディオはフルレンジ派もいればマルチ派もいます。あるマニアが云っていた事ですがマルチを追求して鳴らしている時に俺は音を聴いているのか楽を聴いているのか自己不信に落ちいって最終的にフルレンジに戻したと云っていましたが、確かに3Way、4Wayの大型ホーンを使ったスピーカーの音を聴いていますと歪感の少ない良い音に聴こえますがじっくり聴きますと音の定位がバラバラで一つにならないのと楽器や人の声を聴きますと音像が大くなり不自然感は拭えません。

音楽を楽しむと考えたらフルレンジ型やコアキシャルスピーカーが自然体で音楽が楽しめる。どちらも一長一短があるからオーディオは面白いのではないだろうか、


 早速ですが私なりにAXIOM−80の使いこなしになりますが、良いスピーカーほど簡単には鳴らない、特にこのユニットは箱を選びアンプを選ぶ傾向があるのがわかった、

ヤマハが販売したGOODMANSの指定箱では正直低域の量感が乏しくバランスがすべて上に行ってしまい高域がきつく疲れる傾向の音になってしまう、

 また解決策として低域の量感を増やす為ウーファを追加して2Wayでやられている方がいますが、理論的には正しいのですがウーファとAXIOM−80の繋がりに問題があるはずです。

AXIOM−80はフルレンジですからこのユニットを低域のみカットして使えば何処かの部分でディップが生じるのと音色が同じでない為不自然になってしまう、

では同じGOODMANSのユニットを低域で使用すれば解決するのかと云えばこれは難しくカット&トライで挑戦するしかない、GOODMANSでもAXIOM−80は特別な音色を持ち合わせていますから音色は一致しない、

 今回は私の所有しているタンノイGRFタイプのボックスにこのユニットを実装して試聴しました、このボックスの容積は約250?、ボックスの材質はフィンランドパーチで板厚は19mmでバスレフタイプなります。

他の方が書かれたブログを読みますと

AXIOM−80はバスレフ、バックロードではスピード感がなく付帯音がくっ付いて鳴らない

と書いてありましたがそれは本当なのか実証してみたいと思いますが、その辺はカット&トライでやって見たいと考えています。


http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img35_03.jpg


マグネットは17000ガウスもある強力マグネットで現代のスピーカーでは考えられない強力なアルニコマグネットを採用しているのは脅威でもある。

AXIOM−80音出し


 早速このユニットを実装しての音出しですが、取りあえずユニットのみ裸の状態で音出ししてみました、

最初に出てきた音はどこにでもある特別な音ではなかったがこれをボックスに実装したらどんな音になるのか胸がわくわくしてくるのがわかる。

世界の名器と云われたユニットが果たしてどんなサウンドを奏でてくれるのかスピーカーマニアならこの気持ちは理解していただけるのではないだろうか、折角鳴らす以上比較対照するものがなければ評価のしようがない、

ここで片側の左側はAXIOM80を装着し右側をVITAVOXのDU−120コアキシャルを取り付けての比較試聴なら私の様な阿呆耳でもはっきりわかるはずだが未知の体験であるがため試聴には慎重にならないといい加減なレポートでは参考にならないとお叱りを受ける。

またこのAXIOM80は真空管アンプを選ぶらしいがWE−300Bを使えばきっと鳴るはずだが果たしてどうなのか、

早速であるが巷では最高の球と云われているWE−300Bシングルで試聴開始した、


試聴のシステム

プレーヤー ヤマハGT−1000
トンアーム GRACE G−565ロングアーム
カートリッジ オルトフォンSPU−GとSL−15E
昇圧トランス ゼンハイザー 1950年代のヴィンテージトランス

ブリアンプ マランツ#7

WE−300Bシングルアンプ、メトロアンプ

試聴レコードとCD ビバルディのバイオリンソナタその他


以上のシステムでの試聴になります。


全体で聴くAXIOM80は高域の透明感は見事なのだがいかんせん低域の量感が薄くバランスが上に持ち上げた音になる。

シングルアンプの場合はトランスの磁化の影響で低音が出にくいのかも
これは300Bアンプが悪いとは思えない、


 答えはこのスピーカーにはシングルアンプは合わないではないか、

250リッターのボックスを使っても低域不足は不満が残るが、中高域の音色はロンドンウェスタン系の特徴のある個性のある音で巷ではこのスピーカーの虜になるのがわかる。

音色を一言で云うならセピアカラーの音とHMVの蓄音器に近い一種独特のサウンドと云える。

特にバイオリン、ピアノの響きと音色は特筆すべき良さが感じ取れる。

ケフェレックのバッハのピアノ曲はスピード感のある付帯音の付かない切れ味の鋭い日本刀のようなサウンドだが長い時間聴いていると低域不足の不満が見え隠れしてくる。


 次にVAITAVOXのDU−120に切り換えると、中高域はほとんど同じ音質と音色だが低域から中低域にかけてAXIOM80では出なかったふくよかさが出て品位の高さで差が出た、

低域の量感は25pユニットでは難しいかも知れないが、AXIOM80はVAITAVOXに劣らず品位の高い音でタンノイ、アルテックでは味合う事のできないマニアを虜にするサウンドだが、大編成のオーケストラの場合は口径が小さい分無理の様な気がするがジャズトリオをかけるとあのクソ喧しい一般的なジャズサウンドとは違うしっとりとしたコクのあるサウンドに変身する、

ジャズもボーカルもグッドだが低域がもう少し出れば文句なしだ、

またバッハなどの室内楽、器楽曲を聴くとこれ以上望む必要がないぐらい味のあるサウンドになる。


サブバッフルを取り付けての試聴


メトロアンプで鳴らすAXIOM80


 WE−300Bシングルアンプで鳴らしたAXIOM80だが、このユニットを使っている方は良質のアンプを繋いで鳴らされていると思うが、プッシュプルアンプを使うとどんな音になるのか、早速アンプを交換して再度試聴を試みた、

 このメトロアンプは前回のコラムで紹介したトランスは

米国製のシカゴ・スタンダード(スタンコア)トランス
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-034.html


を使った自分では最高のアンプと思っているが、AXIOM80はアンプを選びトランスまでも選ぶスピーカーでこんな気難しいユニットは聞いた事が無い、今回は出力管はGECのKT−66に交換しての試聴になる。

接続後最初に出てきた音はWE−300Bでは出なかった低域の量感が豊かになり中高域は刺激のない味のあるサウンドでピラミッドバランスに変身したのは驚きであった、

やはりこのユニットはシングルアンプでは簡単には鳴らないことを痛切に感じた、


多分このサウンドこそ本来のAXIOM80のサウンドかも知れない、

AXIOM80はダブルコーンのため高域がきつくなるのが当たり前ですがこのメトロアンプではトランスの影響で長時間聴いていてもまったくきつくならずに疲れない、

その後VAITAVOXに切り換えて試聴したが、好みとしてはVAITAVOXのが自分には合うように思えるのとVAITAVOXのDU−120は日本には10セットぐらいしか入って来なかったスピーカーですからある意味AXIOM80より貴重に感じる。

 最後に色々切り換えて試聴したがどちらがVAITAかAXIOM80かわからなくなってきた、どちらも特徴のあるロンドンウェスタン系のサウンドでよく似た音には間違いない、


 最後にAXIOM80を上手く鳴らすには

容積の大きなボックスで

材質はフィンランドパーチ、米松合板辺りを使い

吸音材を調整しながらバスレフでの使用がベスト、


またアンプはプッシュブルが適合で出力トランスは有名なトライアッド、ウェスタン、シカゴ、スタンコア辺りを使用すれば本来のAXIOM80の良さが出てくるような気がしますが

国産のトランスを使ったマニアが作った自作のアンプではまずは簡単にならないことをご報告しよう、

名ばかりの国産のトランスではAXIOM80の良さを十分に引き出すのは難しいのと世界の名器に対して失礼である。

あとがき


 今回はAXIOM80を取り上げての試聴でしたが私個人に云わせると巷で云う名器とは思わないのと、このユニットは価格がべらぼうに高くなってしまったがそれだけの価値は無いと思うがAXIOM80に恋こがれた方なら価格の問題ではない、

AXIOM80もそうだが長年英国スピーカー遊びをしてきた私ですから特別凄いとは感じなかったが一般的に見ればこのユニットも名器の一つかも、
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-035.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/690.html#c24

[リバイバル3] 名古屋 名曲喫茶フィガロ と ジャズ喫茶 Days 中川隆
20. 中川隆[-7674] koaQ7Jey 2017年5月15日 21:19:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

キット屋コラム「私のオーディオ人生」 by Y下

GOODMANS AXIOM−80 と VITAVOX DU−120 コアキシャルの比較試聴
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-035.html


マニアの間では究極のユニットとか伝説のユニットと云われている GOODMANS社のAXIOM−80フルレンジスピーカーを取り上げます。

今回は私の所有しているタンノイGRFタイプのボックスにこのユニットを実装して試聴しました、このボックスの容積は約250?、ボックスの材質はフィンランドパーチで板厚は19mmでバスレフタイプなります。

世界の名器と云われたユニットが果たしてどんなサウンドを奏でてくれるのかスピーカーマニアならこの気持ちは理解していただけるのではないだろうか、折角鳴らす以上比較対照するものがなければ評価のしようがない、


ここで片側の左側はAXIOM80を装着し、右側をVITAVOXのDU−120コアキシャルを取り付けて比較試聴しました。


 今回ご紹介するAXIOM80 ユニットはレプリカではなく1950年製の最初期オリジナルユニットになります。

巷ではAXIOM−80はマニアを引き付ける麻薬的なサウンドで魅力的な音だとかこのスピーカーで聴く弦楽器の再生はこれ以上ない!とか云われ一度このスピーカーの虜になるとタンノイ、アルテック、JBL等では味わうことの出来ないスピーカーと云われていますが果たしてどれ程のユニットなのか実験を行いながら試聴しました

マグネットは17000ガウスもある強力マグネットで現代のスピーカーでは考えられない強力なアルニコマグネットを採用しているのは脅威でもある。

AXIOM−80もオリジナルとレプリカタイプが存在しますが、今の時代良質なオリジナルを手に入れることは至難の業かも、

ヤフオクで時々AXIOM−80が出品されていますが、ユニット単体で30〜40万ぐらいで落札されているのを見ますといかにこのユニットの人気があるのか伺えます。

良質なオリジナルが手に入らなければレプリカになりますがこのレプリカも曲者で、外観はAXIOM−80と同じ作りですが音質的にはまったく違います。

またオリジナルの場合も初期型、後期型が存在する事がわかりました、

私が所有していますAXIOM−80は1950年代の初めのユニットですから完全な初期型になります。

今までステントリアン、ワーフェデール、グッドマン、パイオニア、コーラル、ヴァイタボックスなどのフルレンジユニットを使ってきましたが、スピーカー遊びはフルレンジが一番面白いのとボックスに入れれば即鳴るのが魅力でしたが、フルレンジ程上手く鳴らせないユニットはありません。

オーディオはフルレンジ派もいればマルチ派もいます。あるマニアが云っていた事ですがマルチを追求して鳴らしている時に俺は音を聴いているのか楽を聴いているのか自己不信に落ちいって最終的にフルレンジに戻したと云っていましたが、確かに3Way、4Wayの大型ホーンを使ったスピーカーの音を聴いていますと歪感の少ない良い音に聴こえますがじっくり聴きますと音の定位がバラバラで一つにならないのと楽器や人の声を聴きますと音像が大くなり不自然感は拭えません。

音楽を楽しむと考えたらフルレンジ型やコアキシャルスピーカーが自然体で音楽が楽しめる。どちらも一長一短があるからオーディオは面白いのではないだろうか、


 早速ですが私なりにAXIOM−80の使いこなしになりますが、良いスピーカーほど簡単には鳴らない、特にこのユニットは箱を選びアンプを選ぶ傾向があるのがわかった、


試聴のシステム

プレーヤー ヤマハGT−1000
トンアーム GRACE G−565ロングアーム
カートリッジ オルトフォンSPU−GとSL−15E
昇圧トランス ゼンハイザー 1950年代のヴィンテージトランス

ブリアンプ マランツ#7

WE−300Bシングルアンプ、メトロアンプ

試聴レコードとCD ビバルディのバイオリンソナタその他


以上のシステムでの試聴になります。


全体で聴くAXIOM80は高域の透明感は見事なのだがいかんせん低域の量感が薄くバランスが上に持ち上げた音になる。

シングルアンプの場合はトランスの磁化の影響で低音が出にくいのかも
これは300Bアンプが悪いとは思えない、


 答えはこのスピーカーにはシングルアンプは合わないではないか、

250リッターのボックスを使っても低域不足は不満が残るが、中高域の音色はロンドンウェスタン系の特徴のある個性のある音で、巷ではこのスピーカーの虜になるのがわかる。

音色を一言で云うならセピアカラーの音とHMVの蓄音器に近い一種独特のサウンドと云える。

特にバイオリン、ピアノの響きと音色は特筆すべき良さが感じ取れる。

ケフェレックのバッハのピアノ曲はスピード感のある付帯音の付かない切れ味の鋭い日本刀のようなサウンドだが、長い時間聴いていると低域不足の不満が見え隠れしてくる。


 次に VAITAVOX の DU−120 に切り換えると、中高域はほとんど同じ音質と音色だが低域から中低域にかけてAXIOM80では出なかったふくよかさが出て品位の高さで差が出た、

低域の量感は25pユニットでは難しいかも知れないが、AXIOM80 は VAITAVOX に劣らず品位の高い音でタンノイ、アルテックでは味合う事のできないマニアを虜にするサウンドだが、大編成のオーケストラの場合は口径が小さい分無理の様な気がするが、ジャズトリオをかけるとあのクソ喧しい一般的なジャズサウンドとは違うしっとりとしたコクのあるサウンドに変身する、

ジャズもボーカルもグッドだが低域がもう少し出れば文句なしだ、

またバッハなどの室内楽、器楽曲を聴くとこれ以上望む必要がないぐらい味のあるサウンドになる。


サブバッフルを取り付けての試聴


メトロアンプで鳴らすAXIOM80


 WE−300Bシングルアンプで鳴らしたAXIOM80だが、このユニットを使っている方は良質のアンプを繋いで鳴らされていると思うが、プッシュプルアンプを使うとどんな音になるのか、早速アンプを交換して再度試聴を試みた、

 このメトロアンプは前回のコラムで紹介したトランスは

米国製のシカゴ・スタンダード(スタンコア)トランス
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-034.html


を使った自分では最高のアンプと思っているが、AXIOM80はアンプを選びトランスまでも選ぶスピーカーでこんな気難しいユニットは聞いた事が無い、今回は出力管はGECのKT−66に交換しての試聴になる。

接続後最初に出てきた音はWE−300Bでは出なかった低域の量感が豊かになり中高域は刺激のない味のあるサウンドでピラミッドバランスに変身したのは驚きであった、

やはりこのユニットはシングルアンプでは簡単には鳴らないことを痛切に感じた、


多分このサウンドこそ本来のAXIOM80のサウンドかも知れない、

AXIOM80はダブルコーンのため高域がきつくなるのが当たり前ですが、このメトロアンプではトランスの影響で長時間聴いていてもまったくきつくならずに疲れない、

その後 VAITAVOX に切り換えて試聴したが、好みとしては VAITAVOX のが自分には合うように思えるのと、VAITAVOX の DU−120 は日本には10セットぐらいしか入って来なかったスピーカーですからある意味 AXIOM80 より貴重に感じる。

 最後に色々切り換えて試聴したがどちらが VAITA か AXIOM80 かわからなくなってきた、どちらも特徴のあるロンドンウェスタン系のサウンドでよく似た音には間違いない、


 最後にAXIOM80を上手く鳴らすには

容積の大きなボックスで

材質はフィンランドパーチ、米松合板辺りを使い

吸音材を調整しながらバスレフでの使用がベスト、


またアンプはプッシュブルが適合で出力トランスは有名なトライアッド、ウェスタン、シカゴ、スタンコア辺りを使用すれば本来の AXIOM80 の良さが出てくるような気がしますが

国産のトランスを使ったマニアが作った自作のアンプではまずは簡単に鳴らないことをご報告しよう、

名ばかりの国産のトランスでは AXIOM80 の良さを十分に引き出すのは難しいのと世界の名器に対して失礼である。

あとがき

 今回はAXIOM80を取り上げての試聴でしたが私個人に云わせると巷で云う名器とは思わないのと、このユニットは価格がべらぼうに高くなってしまったがそれだけの価値は無いと思うが、AXIOM80 に恋こがれた方なら価格の問題ではない、

AXIOM80もそうだが長年英国スピーカー遊びをしてきた私ですから特別凄いとは感じなかったが、一般的に見ればこのユニットも名器の一つかも、
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-035.html



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/659.html#c20

[リバイバル3] ブリティッシュ・サウンドとは何か? _ 安物スピーカー スペンドール BCII から奇跡の音が… 中川隆
25. 中川隆[-7673] koaQ7Jey 2017年5月15日 21:29:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

京都 東山 ジャズ喫茶 YAMATOYA _ ヴァイタボックス
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/426.html


キット屋コラム「私のオーディオ人生」第2回


エレクトロボイスのSP−12は当初は不満などなかったのですが、オーディオ仲間から京都に有名なジャズ喫茶「ヤマトヤ」があってここの音を聴きに全国のジャズファンやオーディオマニアなどがこのジャズ喫茶を訪れているらしいと噂を耳にしました、このジャズ喫茶はかの有名な小説家で五木寛之氏がここのお店を題材にしているぐらいで、五木寛之氏もたびたび訪れていると・・・・

 そんな素晴らしいジャズのオーディオが聴けるのなら冷やかし半分でも聴きに行かなければ、自分自身に不満が残る。自分のシステムとの音の違いがどのように違うのかも確かめなければ納得はできない、

 全国からのジャズファンやオーディオマニアなどが聴きにくる音とはいったいどんな鳴らし方をしているのだろう、自分好みでなければノーと言えるのだが・・・


 初めて訪れた京都のジャズ喫茶「ヤマトヤ」の店内は薄暗い感じの場末の喫茶店のような店です。

ここの喫茶店のシステムを見た瞬間、凄いの一言です。

スピーカーシステムは人を驚かすようなバデではなく年輪を感じさせる地味なたたずまいが合うイメージのスピーカーシステムです。

 このスピーカーは今まで噂では聞いているのだが実際に実物を見たのがはじめてである、

そのスピーカーシステムは英国のヴァイタボックス社のクリプシュホーン、正式名は191コーナーホーンで左右に見事にバランス良く鎮座している。

 アンプ類はプリアンプがマッキントッシュのC−22、メインアンプはアムクロンのDC−300を使用、レコードは1950年代のジャズの名盤を主体にかけている。

 英国のヴァイタボックスの音はエレクトロボイスやアルテックとはまったく違う鳴り方だ、この音を言葉で表現するなら、

ホーンスピーカーの心地よい響きと陰影のある独特な音色で非常に地味だが、黒人が奏でるジャズの真髄を聴くような暗い影がただよう音だ、 

レンジ感はそう広くないのに、何かを訴えてくるような感じに聴こえる、 

 アメリカの大陸育ちのスピーカーとは異質で、音を色で例えるなら現代のスピーカーはフルカラーだがこのヴァイタボックスは古き良き時代のセピアカラーの写真のように哀愁に満ちた音である、生らしい音とは程遠いが聴かせる音とはこのような音なのだろう、

 このスピーカーを聴いたときに中音以上はホーンのが、コーンよりも優れているような気がしてくる、エレクトロボイスもダブルコーン一発ではなくホーン型を使った方のが、音抜けは違うのではないかと早くも夢が膨らんできた。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-002.html



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/690.html#c25

[リバイバル3] ブリティッシュ・サウンドとは何か? _ 安物スピーカー スペンドール BCII から奇跡の音が… 中川隆
26. 中川隆[-7672] koaQ7Jey 2017年5月15日 21:33:07 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

名古屋 ジャズ喫茶 Days _ ヴァイタボックス クリプッシュ 5ホーンシステム
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/660.html

第31回クリプッシュホーンが奏でるジャズ喫茶
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-031.html

 1970年代の頃は沢山のジャズ喫茶、名曲喫茶がありましたが今は時代の流れなのかマニアの方がもっと良いシステムと良い音で鳴らされているためなのかわかりませんがジャズ喫茶、名曲喫茶が少なくなってしまったのは寂しい限りであるが1970年代は沢山のジャズ喫茶、名曲喫茶があり此処でコーヒーを飲みながらじっくりと楽しんだ記憶があります。

 当時はオーディオマニアでも持てない高嶺の花であったジムラン、アルテックのホーンシステムで豪快なジャズサウンドを堪能していたはずだが今の時代は裕福になったのかマニアはもっと素晴らしいシステムでジャズやクラシックを楽しんでいるのかも?

 多くのジャズ喫茶のオーナーはジャズレコードに対しては豊富な知識を持ち合わせてはいるがオーディオに関しては無頓着でただシステムを置いてジャズを流している店が多く音に関しての向上心もない、

折角良いシステムを導入してお客様には良いジャズサウンドを心行くまで楽しんでもらうのはわかりますが 立派な装置=良い音 にはならないのがオーディオです。ジャズ喫茶を経営されているのであればオーディオマニア達が上手く鳴らされているサウンドを沢山聴いて自分の店にしかないオンリーワンの音をお客様に聴かせてほしい、

 以前のコラムでも書きましたがジャズ喫茶と云えば京都の「ヤマトヤ」が有名ですが此処で鳴らされているヴァイタボックス 191コーナーホーンはシットリ感のあるジャズサウンドではあるが音量が小さすぎるためジャズを体感したと云う満足感が少ないのが残念でもあるが大音量だとお客様同士の会話が出来ないのは仕方が無いかも・・・・・

 今回ご紹介する愛知県は名古屋市千種区にありますジャズ喫茶 Days はロンドンウェスタン直系のヴァイタボックスを使ったジャズサウンドでテレビや新聞、週刊誌に紹介されたアナログレコードで楽しむジャズ喫茶、

ここで奏でられるジャズサウンドは1950〜70年代の香りが漂ってくる大人のサウンドを堪能することが出来る。

コーナーに鎮座しているのがロンドンウェスタン直系のヴァイタボックスクリプッシュ 5ホーンシステム
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/31-002.jpg


Days のオーナーは依田氏で この方はいつもカウンターの中にいて一人静かにジャズを聴いていますが大変お話し好きですからジャズ談義、オーディオ談義などが楽しく会話が出来ます。

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サンバレーのアンプでVP−3000SE
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サンバレー VP-3000SE 300Bのプッシュプルアンプ完成品 ¥161,714(税抜)

●使用真空管:6SN7GT-6SN7GT-300B(pp) 
●定格出力:22W+22W 
●周波数特性:10Hz〜90kHz 
●外形寸法:400W×220H×360Dmm 
●質量:23kg
https://www.phileweb.com/ec/index.php?p=17413
http://community.phileweb.com/mypage/entry/1313/20080127/
http://www.eonet.ne.jp/~jf3hwd-tabito/vp3000.html

現行品は
真空管オーディオ ザ・キット屋
http://www.kit-ya.jp/index.php?cPath=1_22


アナログプレーヤーはヤマハGT−2000、
カートリッジはマスターお気に入りのシュアーM−44−7
を使用している。
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/31-005.jpg


ヴァイタボックス 191 コーナーホーンとは少し外観が違いますが
ユニットはドライバーがS−2、低音用は38cmのAK−157、オールアルニコマグネットを使い 2Wayで鳴らしている。
ネットワークはオリジナルを使用
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/31-006.jpg

私が推薦するジャズ喫茶

 ジャズを鳴らすスピーカーと云えば JBL、アルテックが定番であるがアメリカンサウンドはどちらかと云えば押し出しの強い豪快なサウンドと乾いた音が特徴だが

アルテック、JBLでも上手く鳴らせば良い音になるのだがセッティングを含めてそのスピーカーに合うようにハードに強くないと一つ間違えると騒々しいサウンドになり聴いているより疲れが先に来る。

今回は私が推薦しますジャズ喫茶 Days は長時間聴いていても疲れずマスターもオーディオマニアであり音に対してのポリシーを持ち合わせているからジャズ好きもオーディオ好きもマスターと談義して楽しめるのではないだろうか、

 システムとしては大変シンプルではあるが Days の自慢はヴァイタボックスのクリプッシュホーンである。

このシステムはオリジナルの 191コーナーホーンとは多少外観が違うが内部構造は同じである。

 マスター曰くこのスピーカーシステムはカナダで製作されアメリカ経由で自分自身が聴くために購入されたと云っていましたが大変マニア好みのスピーカーシステムと云える。

 私もヴァイタボックスのコアキシャルを持っていますがコーナーホーンとよく似た響きと音色を持ち合わせてはいるがホーンタイプは中域の密度とコクと押し出し感があります。

その点私が所有しているヴァイタボックスのコアキシャルタイプはタンノイ同様どうしても中域の密度が薄くなりがちですがこれはコアキシャルスピーカーの宿命かも知れません。

Days の音

 早速 Days の音であるが一聴すると英国の芳醇な響きと味わい深い音はアルテック、JBLで馴らされたジャズサウンドとは方向性がだいぶ異なるのがわかる。

 スピーカーボックスもバスレフやバックロードのボックスとは違うクリプッシュホーンは低域の量感が丸くふっくらとして心地よい空気感のある低音で高域も刺激的な音をいっさい出さない音作りであるが一つ間違えると高域のきつさが前に出てとんでもない酷い音にもなる。

 マスターは長時間聴いても聞き疲れしない音を目指したと云っていたのがよくわかる。

この音を出すにはメインアンプの重要性が大切だ、

サンバレー製の VP−3000SE を使ったことが音作りに貢献しているのではと思う。

VP−3000SE は 300B の PPアンプであるが 300Bのシングルアンプを使えば違った意味での良さが引き出されるのではと思う、

 マニアはすぐに 300B はオールドタイプの WE でないと駄目と云う方が沢山おられるが業務用で使うのであれば WE−300B はリスクが大きすぎるから中国球でも十分である。オールド球の WE−300B などは何時「オシャカ」になるか不安であるから個人的にも業務用にも使えない、  

Days のサウンドは玄人好みのサウンドだが多少の不満点も見え隠れする。

マスター曰く高域の伸びに不満点があると云っていたが このユニットのホーンは500HZ〜20000HZ までだが実際は 12000〜13000HZ ぐらいからなだらかに高域が落ちていると感じる。

元々このスピーカーユニットは劇場で使うのが目的であるから高域は欲張っていない、
 マニアならここにツィーターを足せば細かなニュアンスも再現されると思うのだがこのスピーカーに合うツィーターが少ない、

JBLの 075 では音の繋がりが上手くいかずヴァイタボックスの良さが後退してしまう、

ここはヴァイタボックスの個性を出すためには現状の 2Wayが正解かもしれないのと当時のアナログディスクはヴィンテージスピーカーとの相性が合うのか女性のジャズボーカルを聴かされると違和感なく心地よく聞こえてくる。

 私個人の私見であるが音の分解能が少し暖味になるが多分使用しているプリアンプが影響しているのではと感じている。

この部分を完全にレストアされたマランツ #7 あたりを使えばより美味しい音とホールトーンが出てくるはずだが中古のマランツ #7 は状態の良いのは皆無であるから下手をすると酷い音になる場合もある。

ヴァイタボックスのクリプッシュホーンを使うのであれば現状のプリアンプでは荷が重過ぎる。

またメインアンプをマッキントッシュの MC−60,275 を使うと音はもっと粗くなり大味的な音になってしまうのと面白みに欠ける。

サンバレーの VP−3000SE を使ったのは正解であるのと VP−3000SE は信頼度が高く故障やトラブルも無い、私から見れば大変優秀な優れたアンプで長時間使用に耐えるから業務用としてもお薦め出来るアンプである。

またクリプシュホーンはコーナーに上手く設置しないと良さが発揮できない難点があるがここはマスターのオーディオに対してのノウハウと苦労が上手くいかされているから一般的には大きな不満はない、

あとがき

 ジャズサウンドを派手やかな音を大音量で鳴らしているジャズ喫茶が多いがこのようなサウンドには必ず飽きが来て最後は興味が薄れ行かなくなる。

その点 Days のサウンドは控えめなシットリ感といぶし銀のサウンドが魅力で是非行かれて英国ロンドンウェスタン直系のサウンドを堪能していただきたい、
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-031.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/690.html#c26

[リバイバル3] ブリティッシュ・サウンドとは何か? _ 安物スピーカー スペンドール BCII から奇跡の音が… 中川隆
27. 中川隆[-7671] koaQ7Jey 2017年5月15日 21:35:32 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

名古屋 名曲喫茶フィガロ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/659.html


VITAVOX CN−191で鳴らす喫茶「フィガロ」
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-039.html

オーディオマニア、音楽マニアも一目置く英国VITAVOX社のCN−191コーナーホーンシステムを使ったクラシックがメインのミュージックカフェ「フィガロ」を紹介します。


  今まで沢山のジャズ喫茶、音楽喫茶、ヴィンテージショップやマニア宅で色んなシステムを聴かせて頂きました、

遠い昔京都の「ヤマトヤ」で聴いた VITAVOX の CN-191 コーナーホーンまた東京は吉祥寺にもありますクラシック専門の音楽喫茶「バロック」でもこの CN−191 コーナーホーンを聴きましたが本来の VITAVOX サウンドとは程遠く中々このスピーカーを上手く鳴らすのは難しい、

真空管アンプなら何でもなると思ったら大違い、このスピーカーはアンプを選びトランス、球まで選ぶ大変気難しいスピーカーシステムだ、

店内の全体の様子
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img39_02.jpg

スピーカーはヴァイタボックスCN−191コーナーホーンが左右に鎮座しています。ヴァイタの横にあるのが珍しいRCAの電蓄で1930年代
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img39_03.jpg


男の隠れ家「ミュージックカフェ・フィガロ」

 中部地方にも沢山のジャズ喫茶、音楽喫茶がありますが今回ご紹介する音楽喫茶「ミュージックカフェ・フィガロ」はオーナー自らオーディオマニアでもありレコードマニアでレコードは3000枚所有とのこと、

また此処のオーナーで夏目店主は音楽も好きでオーディオも大好きな気さくな店主ですから是非行かれてオーディオ談義、音楽談義をされることをお薦めしたい。


 

ここのシステムは凄い

 メインシステムがヴァイタボックス CN191 コーナーホーンでここで鳴らされているヴァイタサウンドはおそらく日本ではトップクラスのサウンドでこのようなシステムが名古屋にあるとは気が付きませんでした、

以前のコラムでご紹介したジャズ喫茶 DAYS もヴァイタボックスのコーナーホーンでしたが同じヴァイタでもこんなにも違うサウンドでフィガロは特にクラシックがメインですがお客様のご要望で歌謡曲ありジャズあり勿論自慢のアナログレコード及びCDを持ち込んで聴かせてくれます。


プリアンプはマッキントッシュ20とマランツ#7を使っている。
モノラルはマッキントッシュでステレオが#7を使い分けている。
下側にマランツ#9が2台あります。
https://www.facebook.com/442145122649162/photos/pb.442145122649162.-2207520000.1475212762./442156832647991/?type=3&theater

プレーヤーはガラードの301が2台でモノラル用とステレオ用
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img39_05.jpg


フィガロのシステム

 メインシステムはヴァイタボックス 191コーナーホーンですがこの隣に設置してある1930年代の HMV蓄音機と同じ1930年代のRCAの電蓄、

 プレーヤーはガラードの301が2台、モノラル用はSMEのアームにオルトフォンのモノラルカートリッジとオルトフォンのアームに同じオルトフォンのSPU−Aが実装されている。

 アンプはすべて真空管アンプでプリアンプはマランツ#7とメインアンプは同じマランツの#9が2台すべてオリジナルとのこと、

MCカートリッジの昇圧トランスは夏目マスターは秘密と云っていましたが私が見たところ一般のアナログマニアでは聴けない WE製○○○○を使って昇圧しているがこのようなシステムを揃えたレベルの高い喫茶店を私は見たことも聞いたこともない、

フィガロのサウンド

私が訪問した時ヴァイタボックスからシゲティのバッハ無伴奏が流れていました、一聴してこのサウンドはロンドンウェスタン系の渋い枯れた音でバッハを聴くならこの音しかない、それだけ素晴らしいサウンドで欠点が中々見当たらない、

またこのお店の雰囲気がヴィンテージシステムにピッタリで壁には色んなアナログレコードのジャケットが並べられている。

トータルで考えるとマランツ#7と#9の実力が発揮されているようだ、

ヴァイタボックスのサウンドこそ英国を代表するサウンド、

タンノイが英国サウンドと云われるが本当の英国サウンドはタンノイではなくこのヴァイタボックスとグッドマンではなかろうか、

私の所有しているヴァイタボックス DU−120 と比較しますと低域の量感は38センチのウーファを使っているためスケール感には差が出るが家庭で使うには30cmの DU−120 で十分である。

ウェスタンエレクトリックの 555 ドライバーを使ったシステムはどちらかと云えばクレデンザの蓄音機の延長線上にある音だがヴァイタボックスはロンドンウェスタンの流れを組む HMV 蓄音機に近い独特な響きは素晴らしい、

次に聴かせて頂いたのは英国の 1930のHMV蓄音機、

レコード盤はすべてSP盤であるがこの音は電気臭くなく先ほど聴かせて頂いたヴァイタボックスによく似たサウンドで蓄音機なのに音圧レベルが高く遠くまで音の浸透力には脅威に感じる。

このようなサウンドを聴かされると現代のハイエンドオーディオは歪み感のない綺麗なサウンドだが必ず飽きが来るはずだ、

特に現代のハイエンドは上も下も伸ばしたため中域が薄くなりがちで不自然に思う、

HMV 蓄音機を聴かせて頂いた後は1930年代の RCA の電蓄だ、

また特に良かったのは美空ひばりの子供の頃のSPレコードでこの歌声を聴くとタイムスリップしたような錯覚にとらわれる。

是非仲間やご夫婦で訪問してください。店内は広いですから時間をかけてヴァイタボックスサウンドや HMV蓄音機の音楽性豊かなサウンドを満喫できます。

フィガロは日本でもトップクラスのサウンドを聴かせてくれますからY下のブログを読んだと云っていただければすぐに打ち解けると思います。

それとここで飲むコーヒーは美味しいですよ、
カウンター越しに夏目マスターとオーディオの話も良し、音楽の話も良し、ゴルフの話も良し、


またフィガロから車で10分ぐらいの所に本山の交差点を北に行きますとジャズ喫茶 DAYSもあります。

同じヴァイタボックスでも音の系統は違います。
二つのヴァイタボックスが聴けますからこちらも訪問すると面白いかも

あとがき

 今回はミュージックカフェフィガロをご紹介しましたが、今まで色んなシステムをマニア宅、ジャズ喫茶などで聴かせて頂きましたが、マニアなら一度は聴きに行くべきです。

マランツ#7とマランツ#9の組み合わせは極上でまったくもって不満は感じないがメインアンプは西部電気の300Bより英国製の直熱3極管を使って良質のアンプで鳴らしたらより英国サウンドが満喫できるように思える。

勿論出力トランスはパートリッジならグットだ、
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-039.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/690.html#c27

[リバイバル3] ブリティッシュ・サウンドとは何か? _ 安物スピーカー スペンドール BCII から奇跡の音が… 中川隆
28. 中川隆[-7670] koaQ7Jey 2017年5月15日 21:41:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

真空管アンプ「カトレア」
http://www.cattlea.jp/welcome/


山中湖にあるペンションすももの木のオーナーが、25年前から趣味で始めた自作アンプ製作。その腕前は雑誌にもたびたび取り上げられるほどで、現在では「CATTLEA」ブランドとして多くのファンに愛されています。 カトレアの真空管アンプは製作に5つのこだわりがあります。


1.アンプのシャーシーの製作からすべてを手作りで仕上げています

最近販売されているアンプは金属製のシャーシーばかりで見栄えがいいとはいえないと思います。カトレアのアンプはまず渦電流の関係で鉄は使用しません。アルミ製でまとめています。 また、外見は銘木のカリンやチーク 材の無垢で贅沢に作り上げています。仕上げはチークオイルで仕上げた木目がすばらしいです。


2.回路的にはシンプルイズベストがポリシーです

アンプ製作でまずアースラインがベースで電源回路が載ります。この二本柱が良くないといい音がしません。アースラインは経験と制作者のポリシーで配線されます。電源系はレギュレーションの良い電源と、前段と終段の別々に整流回路と電流に見合う構成で作り上げています。このこだわりは特別注文の電源トランスで可能にしています。


3.使用パーツへのこだわり

出力トランスは音質を決める要素の一つで、一流メーカーのトランスを使用したり、手巻きで自作したりとここにもこだわりがあります。抵抗やコンデンサーも音響用やドイツ製のパーツを使用するなどとこだわっております。


4.使用真空管へのこだわり

真空管は古典球から近代球までおよそ2,000本の在庫を持ち、珍しい球でのアンプの制作も可能です。在庫についてはお問い合わせ下さい。アンプとして購入された方は最後までアフターサービスさせていただきます。また古典球が入手不可能な場合は新たに設計し直したアンプとして作り替えも可能です。


5.カトレアアンプの制作場所がペンションすももの木です

真空管アンプの試聴をペンションに泊まりながらゆっくり、じっくりすることができます。店先で数十分の試聴と違い、設計者と制作者であるペンションのオーナーと深くつっこんだ話をすることが可能です。また、特別な仕様の注文をお伺いすることもできます。

真空管アンプを自作したい方のために、ペンションのオフシーズンにマンツーマンでカトレアキットを製作する真空管アンプ製作教室を開催しています。ペンションに一泊するだけで必ず完成できるアンプ作りも楽しいです。詳しくは真空管アンプ製作教室をご覧下さい。

試聴用スピーカーシステム

カトレアが多くのファンに愛される理由の一つに、真空管アンプをじっくり試聴できる点があげられます。ペンションの喫茶スペースには真空管アンプで聴くために試聴用スピーカーが常時2台備えてあります。スピーカーボックスはオリジナル設計のもので バスレフ方式(44L)に小さいバックロード(中域音用)をたした物で、広がりが有りとてもおもしろいです。ボックスの表面は、チークの着き板を一枚づつ貼り合わせたとてもキレイな作りになっています。また、スピーカーの取り替えもでき、スピーカーによる音の違いを楽しむことができます。取り替えは、片チャンネル2分程で出来ます。

ペンションへの宿泊または、喫茶のオーダーをいただいた方は試聴のみも可能です。試聴用アンプはもちろんカトレアオリジナル真空管アンプです。現在試聴可能アンプからセレクトしてください。また、音源はCDに限ります。もちろん試聴用にCD盤を持ち込んでいただいてもOKです。大好きな楽曲を、真空管アンプで聴いてみませんか?

ペンションすももの木では、不定期で真空管アンプ試聴会を行っています。情報は当サイトから随時発信していきます。また、試聴をご希望の方はお問い合わせください。

VITAVOX

試聴用スピーカー バイタボックス

イギリスの名門 劇場用のバイタボックス

1932年創業の英国名門「VITAVOX」社BITONE MAJORです。

この珍しいスピーカーシステムを是非聴きに来て下さい。
アメリカのアルテックより約3dbも能率が良く、反応が良く、音の広がりが最高です。

販売も可能です。価格:80万円
http://www.cattlea.jp/welcome/

2017年02月06日
1940年代のドイツ製スピーカーを聞いて下さい。 山中湖 ペンション すももの木
http://www.sumomo.net/news/info.php?id=108

ドイツと言えばオイロダイン、オイロダインのシステムを作ったのがコンスキ&クリューガーです、この方が作ったユニットを使用して作ったシステムです。

オイロダインは映画館などに使用されたシステムが多く、このユニットは音楽鑑賞用に作られていた物です、日本に数台しかないのでは? いったいお店で鳴っている数は? ぜひ聴きに来て下さいね。詳しくは管球王国83号を見て下さい。

幻のスピーカー KL51

1943年頃のドイツ製で当時ドイツ帝国放送協会で鳴らしていたスピーカーとも言われ、もしかしたらフルトヴェングラーも聞いていたかもしれないユニットでドイツでも100本ぐらいしか作られていない手作りユニットです。音楽性が違いますよ。


コンスキ&クリューガーが作ったユニット

オイロダインもこのユニットをベースに作られたとも聴き、システムを作る気になりました。世界の名品を聞くチャンスです。


イギリス劇場用スピーカー

ドライバーはイギリスバイタボックスの1.5インチS3を使用し。

ツィターはヤマハベリリュームです、このコラボが感動する音になります。

励磁電源 ネットワーク

拘りで励磁電源も整流管を使用し、大型コアを使用したネットワークと、どれも拘りの塊です。
http://www.sumomo.net/news/info.php?id=108


ドイツ戦前のフィールド型スピーカー - 真空管アンプ「カトレア」
http://www.cattlea.jp/product/speaker.php

価 格 2,400,000円 (値段はステレオの2台分)

サイズ W78 D66 H1360


私が3年間をかけて築いたスピーカーシステムです。

音質はリアル感とスピード感が有る音で、立体感も有るので空間再現性が最高です。

ウーハーは40CMのドイツの戦前に作られたフィールド型スピーカーで190V掛けています。

ドライバーはバイタボックスのS3にバイタボックス製のホーン。

ツィイーターはヤマハのアルニコホーン型のベリリュームです。

ネットワークは大型カットコアとオイルコンで自作しました。

フィールド電源は球の整流でチャンネルごとのモノラル構成です。

この拘り一品を聴いて下さい。
※ドイツ製の励磁型は二度と手に入れることは難しいユニットです

箱はベイマツにカリン突き板仕上げのチークオイル仕上げです。
http://www.cattlea.jp/product/speaker.php

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/690.html#c28

[リバイバル3] ブリティッシュ・サウンドとは何か? _ 安物スピーカー スペンドール BCII から奇跡の音が… 中川隆
29. 中川隆[-7669] koaQ7Jey 2017年5月15日 21:43:22 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

今井商事 ヴァイタボックス CN−191コーナーホーンを再発売


クリプッシュホーン・リプロデューサー“CN-191”コーナーホーン、著名な劇場・ホールで使用された大型純業務用スピーカー“BASS BIN”。

これら往年の銘器を送り出したメーカーとして、多くの方に知られる“VITAVOX”ブランドを、弊社より日本のオーディオファイルの皆様へ再びお届け出来ることになりました。


御存じの通り、1932年ウェストモーランドで創業した“VITAVOX”は、そのプロダクトの実力をもって、スタジオ、放送局、劇場向のプロ用スピーカーの分野で確固たる信頼と高い評価を受ける事になります。その信頼と評価は現在でも語り継がれており、ヴィンテージオーディオマニアの中には、“VITAVOX”のエンスージアストが多く存在しています。


今回御紹介する製品は、15インチコーンドライバーや、高域用ドライバー及びホーンを中心とした、新開発のユニット類を軸に商品展開させて頂きます。具体的な製品情報は、以下をご参照ください。


なお、“VITAVOX”製品については、すべて完全オーダー制にてお取扱いさせて頂きます。製品の価格、納期、入手方法等は、弊社VITAVOX製品担当までお問い合わせください。
http://www.imaico.co.jp/


Vitavox CN-191 CLASSIC “Corner Horn”

▽価格及び納期、ご購入方法、その他につきましては、弊社VITAVOX製品担当まで直接お問い合わせください

▽完全オーダー制の商品につき、御回答にお時間を頂戴する場合がございます
http://www.imaico.co.jp/vitavox/


Vitavox Hifi
http://www.vitavoxhifi.co.uk/main.php

今井商事 Vitavox
http://www.imaico.co.jp/

オーディオの足跡 VITAVOX CN-191 Corner Horn
http://audio-heritage.jp/VITAVOX/speaker/cn-191.html
http://audio-heritage.jp/VITAVOX/index.html


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/690.html#c29

[リバイバル3] ブリティッシュ・サウンドとは何か? _ 安物スピーカー スペンドール BCII から奇跡の音が… 中川隆
30. 中川隆[-7668] koaQ7Jey 2017年5月15日 21:44:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

我が、蹉跌のオーディオファイル#01. 現装置 ヴァイタボックス・システム にたどり着くまで


終戦直後、まだ音楽など聴く余裕は我々国民には無かったが、当時レコードといえばSP、若い諸君にはピンと来ないかもしれないが、78回転でぶんぶん回るレコード盤に竹や鉄の針で音を拾い、ザーザーいう雑音の中から音楽を聴き分ける。超アナログの世界しかなかった。

片面の演奏時間はせいぜい5分だから、頻繁に裏返したりレコードを換えたり、とてもじゃないが落ち着いて音楽を聴いては居られないのだが、この時代にはこれしかないのだから、それを特に不便とも煩わしいとも思わず、音楽鑑賞の妨げになるものは何も感じなかった。適応とはそういうもので、より便利なものを知りさえしなければかなりラフな 環境にも人間はちゃんと順応するように出来ている。

アマゾンやボルネオの密林深く住み着いた人々を不幸と思うのは文明(と云っても多寡が知れているが)の中に居る我々 の思い上がりと勘違いでしかない。

我家にも数枚のSPと電蓄があった。

ワインガルトナー指揮する第9もその中にあり、8枚組だから第9一曲聴き終わるまでに16回立ったり座ったりしなければならなかった。
だから滅多に聴くことはなく、その分聴いたときの感動は何時も新鮮だった事を覚えている。

その後 SP から LP時代に移行した
レコードは一気にステレオの世界に突入した。

巷ではコンソール型ステレオが発売され、やがてコンポーネントステレオで自由に機器を組み合わせることが出来るよう になった頃から今迄は極限られた少数の音キチという奇妙な人種が次第に一般化し始め、互いの持ち物に羨望の眼差しを向け合い、電機メーカーと提灯持ちのオー ディオ評論家達の巧みな話術に乗せられ、悲惨な出費をする者が多発した。僕がこの人たちに担がれてこの世界に巻き込まれたのは昭和48年だった。

オーディオ評論家を信用しなくなったのは彼らが異口同音に誉めちぎる JBL のがさつな音に起因するが、それはさておき、その1年後にはVITAVOX(ヴァイタヴォック ス)CN191、Machintosh(マッキントッシュ)C-22、MC-275、MARANTZ(マランツ)10B,TEACのオープンデッキに換わった。

昼はレストランで御飯だけ頼み、塩をかけて食べた。

やがてマッキンのブワブワした音が気になり始め、色々物色したけれども、これといったものに当たらず、ものは試に本郷の小さな新藤ラボラトリーに飛び込んで実情を話すと、答えは明快で、C-22 と MC-275はそういう音なのだと云う。

VITAVOX CN191もオリジナルその儘では低音がぶわつく傾向がある。

「だからお前は悩むべくして悩んでおるのだ。お気のどくなことだ」だと。

そう云うかい。ならば買おうじゃないか。ということになってこの新藤ラボラトリーの アンプを買った。

それにプレイヤー装置は Garrard(ガラード) 301とOrtofon(オルトフォン)RMG309と SPU-A。

ご飯が小盛りになった。それから35年このシステムを持ち続けた。

このシステムで鳴らすレコードの音は一つの完成をみている事は確かで、大概何処の音を聴いても羨ましいと思ったことは無かった。

この35年の間に、オーディオ界はデジタル時代に突入していて今やレコードなどはすっかりCDに駆逐された。しかし断言してもよいが、その現在にあってまだ、CDの音はレコードの音に遠く及ばない。

我家にあったSPの第九をCD化したものがあったので過日買い求めたが、雑音だらけのSPの方が 遥かに音楽的なのに吃驚したことがある。それ以来CDはずっと敬遠してきた。
http://audio-file.jugem.jp/?month=201007


40年前、オーディオの世界ではJBLが半ば神話の世界に入っていた。

そしてマランツとマッキントッシュ。

オーディオファンの間ではこれらでなければ世も日も明けない一時代があった。アルテックも、JBLと並ぶ大ブランドだった。

一度ブランド品として名が売れて仕舞うと後は楽チンで、一定期間は黙っていても売れてゆく。音楽などは二の次で「何を聴くか」よりも「何で聴いているか」が一義的な問題であったようだ。

VANジャケットが自分に似合うか否かは二の次であったように

「何で聴いてるんですか」

と聴かれて

「JBLです」

と小鼻を膨らませて答えなければ格好にならなった。加えて

「アンプはマッキンです」、

「私はマランツです」

と答える事が出来れば大得意の満点であったのである。そう、マークレビンソンという腐れアンプもあったが、今日では「LINNです」と答えねばならんのだろうか。
今、「JBLです」と答えるマニアは随分減ったのかもしれない。でも換わりに「LINNです」と答えなければならないのなら心理的レベルは進歩していない事になる。どうあれ、カリスマ的な目玉商品を人々に印象付ける事が出来れば流行を造る事が出来る。

2007年以来、LINNはネットオーディオを引っ張ってきたというから、ならば日本の業者や提灯持ちの評論家がカリスマに祭り上げたということかもしれない。そのこと自体ちっとも悪い事ではないし、ネットオーディオも面白いから寧ろ歓迎すべきだが、アンプ一個が数百万円、プレイヤーも数百万円。何から何までLINNで揃えたら軽く1000万円を超えるという事になると、ウェスタン並みのバカバカしさである。

35年前、僕はぷっつりオーディオ雑誌を読まなくなった。

参考にならないからであったが、余りに過激な人達が登場して、全員揃ってパイプを咥えている姿が気持ち悪くて見るのが嫌になったのである。
表現が違っていても云う事が全員同じであるところも気に食わなかった。一人が誉めると全員が誉め、貶すと全員が貶す。そいう事なら評論家など一人で充分だったと思うが、当時はこの仕事が金になったのかゴロゴロいた。

一人の評論家がJBLを誉めると数人の評論家が異口同音に誉めちぎり、其れを読んだ読者が揃って JBLを求める。僕も私もJBLという構図が簡単に出来上がる。斯く云う僕だって僅か半年の間だったとはいえ、一度はJBLを手にした事がある。

今年の7月になって、僕は35年ぶりにオーディオ雑誌を読んだ。評論家のメンバーはすっかり代って往年のパイプオジサン達は一人も登場して来ない。代って彼らの子供か孫くらいの年齢と思しき若者達が評論家として登場している。

それにしても、昔も今も評論と云うのは何故あんなに表現が難しいのだろう。まどろっこしいと云うか、解読には随分な苦労を強いられる。うっかりすると結局何を言っているのか解らない事もある。権威付けでもしたいのなら阿呆な話だ。
http://audio-file.jugem.jp/?eid=27


その昔、RCAに

フラワーボックス
http://www.youtube.com/watch?v=iG3w-mh5Z9c
http://budjazz.blog82.fc2.com/blog-entry-11.html
http://www.eniwa.co.jp/umeya/audio.html


という一寸素敵なスピーカーがあった。マグネットを使用する現代のスピーカーではなく駆動電源を必要とする所謂フィールドスピーカーというタイプである。

箱の全面と側面に貼られた布に大きく花柄の刺繍がしてあることからこの名が付いたが、正式には、RCA Loudspeaker 106という。

1950年代のモノーラルLPを鳴らすと実に艶っぽい音がする。
これを、GEのバリレラを使って真空管アンプで鳴らすのである。

この時代のアメリカ録音のレコードを聴くには断然バリレラが良い事を、僕はこのフラワーボックスで始めて知ったが、オルトフォンを始め全く他の追随を許さない。普段使う事が無くて引き出しの奥に転がっていたバリレラが敢然と息を吹き返し、フラワーボックスは恰も其処に歌手が居るかのように現実味を帯びて鳴ったのである。再度云うが実に艶っぽい。

こんなものを造る国と日本は戦争をした。端から勝てる相手ではなかったと今更ながらつくづく思った。

モノーラルのレコードの魅力は何と言ってもこの艶っぽさと生々しさにあり、ステレオLPでは終ぞ味わえぬものだ。こうした超アナログ世界の音を貴方が聴いた時、どんな気持ちになるだろう。

言い方を換えるなら、これ等の機器は音は鳴るが、音楽が鳴ってこない。無論、鳴ってくる音にはメロディーがあってリズムがあるから音楽には違いないけれども音から連想するものが違うのである。音楽の価値はそこから何を連想させるかで決まるのだ。

フラワーボックスが奏でる音楽には、つまりアナログ音には血が通っている。だから、連想するものにも血が通っているのである。

PCのサイトでVenetor Soundを検索すると、50年〜60年代のアメリカのレコードを不思議な事に見事なアナログ音で聴く事が出来る。

Venetor Sound Web
http://venetor-sound.com/main/

PCなどという超デジタル機器でどうしてこのような音が出てくるのか解らないが、間違いなく出てくる音は古き良き時代のアメリカンポップスのアナログ音である。この時代のアメリカという国の一端を知る事が出来る。
音楽には常にその音楽が生まれた背景があるから、それを聴き採る事が出来るかどうかがオーディオの評価につながる。

スペックを評価してもオーディオの価値は解らない。オーディオは決して主役ではなくて「主役は飽くまでも音楽にある」という事もこのサイトが教えてくれる。
Venetor Soundという会社は、言ってみれば今モノクロフィルムに注力するローライの姿に良く似ている。人の心に訴える本物の音造りをめざす数少ない会社の一つである。ローライと違う所は老舗ではなくベンチャー企業だという所だが、これからの我が国に必要なのは、中身の腐った某光学機器会社や紙屋の様な企業ではなく、こうした本物を追求してゆく会社である事に間違いない。
一度彼等の造る音を聴いてみる事をお勧めしたい。
http://audio-file.jugem.jp/?eid=28


40年ほど前、オーディオ界ではどう云う訳かオーディオをネタにして金を盗る人達をオーディオ評論家と呼び、メーカーや出版社そして販売店が重宝し、確かな耳を持たなかった当時のオーディオファンは彼らを神の様に崇め、云われるままに辺りを徘徊して金をばら撒いた。

音を知らないという意味では実は彼らが僕らと変わるところは全くなかったのだが、何でも自信を持って言い切る所に拠所を持たない多くの読者(オーディオファン)が振り回された。

自信の源がメーカーや商社の広報室に有り、マスコミのバックアップにあるのは云うまでもあるまい。彼らの進みたいところに提灯を向ければ良いので、彼らが何を抱えて歩いているかと云う事はどうでもよかったとしか言いようのない発言が続いた。

この人たちは今どうしているのだろう。僕はこの人たちを無視し、オーディオ関係誌も読まなくなって35年になるから現在の姿は解らない。が、少なくとも当時はこういう風だった。

趣味の問題は100%自己責任だから、それで泣いたって本人が悪いに決まっている。僕を含めた多くの彷徨える人々の散財はだから評論家の所為ではない。それは解っているが、35年前彼らに担がれた不快感は未だに払拭されないでいる。

聞いた話で本当かどうか知らないが、ある大金持ちの超マニアが部屋にカーテンを引き、後ろで交響楽団のメンバー数人に演奏してもらい、評論家達を呼んでオーディオ機器の当てっこをして貰ったら、皆口々にこれは何、あれは何としたり顔だったという。おまけにもうちょっと音の粒立ちが良ければ、とか低音を締めたらもっと良くなるだろうとか、色々注文もあったという。

おそらく嘘だろう。だがこの逸話は彼らのあり様を良く物語っている。本当にやったらさもありなんと思う。


僕がヴァイタボックス・コーナーホーン(Vitavox CN-191)を見付けたのは、当時良く通っていたオーディオ店の小部屋であった。まるで隠すように置いてあったのを目敏く見付け「これを聴かせて欲しい」と云ったら何となく渋っていた。

値段を聴いたら156万円だとどういう訳か渋々答え、「買う」と云うと値が張るのでローン会社の信用がつくかどうか、とまた渋った。

僕の誤解かもしれないが、余り売りたくない様子が見て取れ、ローン会社の信用が付くととても残念そうだった。どうしてだか解らなかったが、このVitavox CN-191は最後のUKオリジナル品と後でわかった。
が、兎も角このVitavox CN-191が僕の部屋に安置された。
素晴らしい音だ、とは残念ながら云えなかった。原因がこのスピーカーを鳴らすアンプやカートリッジその他のレベルが低すぎるところに有ることは解っていた。

色々探した結果、最終的に選んだのはマッキン(Mcintosh C22、MC275)だった。当時最高のアンプだと各誌が誉め讃え、評論家も挙ってこれ以上のアンプは無いと絶賛しているから間違いは無かろうと思ったのである。当時の趨勢はとっくにトランジスタに換わっていたのと、このアンプを手放す人が少なかったのか市場には殆ど出回る事が無く、探すのには時間が掛ったが。

何とか見付けて欣喜雀躍音を出したがそれは酷いものだった。
LAXの真空管アンプよりはスケールが大きかったが音質は大差ない。
僕が評論家に疑問を持ったのはこの時である。

プレイヤーはこれも彼らが絶賛するトーレンス(THORENS TD124)。
アームは矢張り先生方ご推薦のSME3012,
カートリッジはエンパイア(EMPIRE 1000ZEX)。

低音がぶかぶかで、音は出たが音楽にならなかった。

プレイヤーが悪いかと思ってマイクロの、巨大なターンテーブルを空気で浮かし、糸で回す奴に買い替えたが、これは一段と酷い物で空気が漏れてターンテーブルが傾きシャーシーに触れて一周毎にゴトゴト音がした。アフターサービスも最悪で新品の欠陥品は結局治らないまま、正常なものとの交換も無かった。当時力は滅法あったので海に投げ込んだ。売るにも売れないし、付け物は家では付けて居なかったし、バーベルなら持っていたのでもういらない。第一見るのも嫌だった。

だが、音の悪い原因がプレイヤーに有る訳ではなかった様だから、ならば原因はアンプしかない事になる。買ったばかりのマッキンを買い替えねばならんとは不愉快の極みだが駄目なんだから仕方あるまい。

とは云うもののどんなアンプがあるか知っているわけではないし、当てがあるわけでもなかった。しょうがないから当時出版されていたオーディオ機器の総目録を隅から隅まで読んだ。巻末のスペック集は論評なしだったから、そこばかり何回も読み直したが、本から音が出る訳でなし決定打が打てる筈も無かったが、藁おも掴む思いで印象に残ったものを拾い出し、それを何回も見比べて最後に残ったものの音を聴いて確認することにした。

最後に残ったのは「RA1474」 とメインアンプの「124D」だった。
メーカーは新藤ラボラトリーとある。聞いたことが無い。
どうせ碌でも無かろうが音が悪けりゃ買わなければいい。
兎も角行ってみることにした。
http://audio-file.jugem.jp/?eid=4


救世主、新藤ラボ 

新藤ラボラトリー
http://www.shindo-laboratory.co.jp/Front/indexj.html


小さな扉を見付けるのに苦労し、やっと探し当てて開けると狭い階段があって、登り切った所が新藤ラボだった。

音が鳴った。素晴らしかった。

RA1474はフォノ専用のイコライザーアンプ。

124DはWE-350Bプッシュプルのメインアンプで迫力満点、加えて繊細でもあるからVitavox CN-191を鳴らすのには理想的だろうとこの時半ば確信していた。

数日後再度新藤ラボを訪ねた時、体中の全ての輪郭が猛烈にはっきりした人物が入ってきた。その人が新藤さんだった。

新藤さんは好人物であった。嘘を言わず、云った事はやり、出来ない事は云わない人だった。この時の印象は35年たった今でも変わることは無い。メーカーや販売店に有り勝ちな虚飾が一切なく、右だと云ったら左でも中間でもなく徹底して右だから解り易くもあった。

Mcintosh C22,MC275に関してはぼろ糞で、そもそも音全体に締りのないアンプだから、音のバランスを期待する方が間違っている。

「あそう、買っちゃったの」・・・・
「お気の毒」・・・

の一言でちょん。もう少しやさしい言葉はねーのかい。ねーんだなこれが。

RA1474 と124Dはキットで買うことになり週2度程此処に来て自分で組み立てることになった。キットと云っても部品は既に取り付けられており、配線だけすれば良い状態だったから不器用な僕にも出来たのだが、半田鏝と机が用意され、それから一ヶ月半程通った間新藤さんとは随分色々な話をした。

常に明快な人だから解りやすく、物事に対する考え方は良く理解できて、音造りと云うのは要するに人柄だということがこの時良くわかった。

僕は写真をやるが、写真は撮り手の性格が出る。怖いほど出る。
撮った被写体の影に自分が映っているのである。
音造りもやはり造り手の音が鳴っているものだ。

日本人の美に対する感覚は欧米人とはちょっと違って、音でいえば水琴窟や鼓、といった単音に感じ入る様な繊細さを持っている。反面グランドキャニオンの巨大な静けさやナイアガラの爆音の様なスケール感に欠けるところがある。

環境が違うから当り前のことだが、音楽にはこの二つの要素が必要で、新藤さんの音はそれに近かった。最近では新藤アンプは寧ろ海外で注目されているというところが、何やらこんなところにも国情が反映されているようで悲しい。65年の間に我々日本民族が失ったのは、こうした無形の心に拘わる感性ではなかったか。


Vitavox CN-191は見違えるような音で鳴り出した。

結構僕は満足していたが、新藤さんはVitavox CN-191の欠陥を二つばかり挙げ、これだけは直しておこうという事になった。

中高音用S-2ドライバーの裏蓋がプラスティックなので此処で音が死んでいる、従ってこれをステンの削り出しで造り直す。
ネットワークがチャチでここでも音が死んでいるのでしっかりしたものに造り直す。

という2点だった。特性のコイルとオイルコンデンサーを使って造り直し、この2か所の改良で夢の様な音に変身した。
序にスピーカーの内部配線も良質の物に換えた。

これで僕は充分満足だった。有難うを僕は連発したが、まだあった。
これはスピーカーの欠陥ではなく、我家の普請の問題だった。

このスピーカーは部屋のコーナーに嵌めこむように造られていて、裏から見るとだから骨組みだけでがらんどうである。
従って壁が低音ホーンの一部を代用するように出来ているので、理想的な低音を出すには壁がしっかりしている必要がある。我家は2×4の安普請だから、建てるときに気を使って壁に木の板を張り付けていたが充分ではないとのことで、裏蓋を付ける事になった。

これで低音はぐっと締りが付いて、音全体のバランスがぴったりとれた。
序にウーハーを外し、エッジに何やら塗り、乾くとこれで孫の代までエッジがへ垂れることは無いという。

Vitavox CN-191に施した改良は以上である。おそらくこれでVitavox CN-191コーナーホーンの持つ可能性の殆ど全てを引き出すことに成功したと僕は思っている。
新藤さんは何も言わなかったが、おそらく同様に思っていることだろう。それ以降スピーカーについては発言が無い。

これをRA1474と124Dで鳴らし、プレイヤーはGarrard 301のセンタスピンドルを改良してでかいターンテーブルを乗せ、アームにOrtofon RF297に厳選したSPU-Aをチューンアップした眼も眩むようなカートリッジ, という組み合わせが出来上がった。

それから35年僕はこのシステムで音楽を聴いた。オーディオには幾つか頂点があるが、このシステムも一つの頂点だったと思っている。

当然、これ以上の音が存在することを僕は知っているが、果たして家庭に持ち込むに相応しいかどうか聴いてみて疑問を感じたことがあった。


ウェスタンの15Aホーン である。

某所で聴いたがこれは凄かった。
ピアノがピアノよりピアノらしかった。もう桁違いで比較対象の問題ではなかった。

15Aホーンは御承知の通り劇場や映画館用であり、客席は20〜50メートル以上離れたところにあり、且つ天井はビルの数階分の高さがあることを想定して、観客に如何に心地よくしかも巨大なスケール感を味あわせるかという事がコンセプトだったろうから桁違いは寧ろ当然の性能と云ってよいが、それをこの時は距離約4メートル程、天井高2.5メートル程の所で聴いたのだから、それは腰も抜けよう凄まじさだった。

この時ハスキルは正しく男だった。「げー」と僕はのけ反った。僕の大好きなハスキルが。

家に帰っていそいそと僕は同じレコードをVitavox CN-191で聴いた。
紛れもなくハスキル はエレガントな女流ピアニストだった。

ハスキルのモーツアルト、これ程無心で典雅な音楽は無い。Vitavox CN-191ならずともこれがちゃんと聴けるなら、スピーカーは何だっていい。

新藤ラボの音造りは要するにハスキルのピアノをハスキルのピアノで聴かせてくれるのである。

この人に出会わなかったら、僕は未だに迷い続けていただろう。
http://audio-file.jugem.jp/?eid=5

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/690.html#c30

[リバイバル3] ブリティッシュ・サウンドとは何か? _ 安物スピーカー スペンドール BCII から奇跡の音が… 中川隆
31. 中川隆[-7667] koaQ7Jey 2017年5月15日 21:50:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

キット屋コラム 私のオーディオ人生 by Y下
ウェスタンの OEM のシカゴトランスを使ったアンプで Vitavox DU120 を鳴らす
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-033.html
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-034.html

Vitavox DU120 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=emtUZgmV9NM

Y下さん宅にてメトロ劇場で使われていた古モノラルアンプを見事にリビルド。
シカゴトランス搭載の EL34PP です。
ヴァイタボックスDU120から出てくるサウンドは他では聞いたことがない!見事です。

Vitavox DU120サウンド + METRO AMP EL34PP - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=WN6CfaaWczQ

Y下さん宅にて。METRO AMP EL34PP

このアンプから奏でられるサウンドは素晴らしい趣のあるとても温かなものです。
Vitavox DU120スピーカの中にアコースティックの楽器が入ってるんじゃないかと勘違いするような心休まるサウンドです。
決め手は Cicago Transでしょうか?
またVitavox DU120との相性も抜群!


西山淳
EL34PPのアンプ、メタリック塗装にピカピカのステンレスプレート、トランスカバーといい素敵ですね!
カートリッジはオルトフォン、ガラスターンテーブルシート、
極めつけはとても珍しいヴァイタボックスの12インチコアキシャルDU120ですね。



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/690.html#c31

[お知らせ・管理20] これが阿修羅に巣食う電通工作員 中川隆
83. 中川隆[-7666] koaQ7Jey 2017年5月16日 07:01:31 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2017.05.15
共謀罪が成立寸前の日本を支配する米国では戦争に反対する人びとがテロリストとみなされてきた

タグ、あるいは御札を使って人びとを操る陰陽師的な手法をアメリカや日本の支配層は使っている。人びとの考え方を監視、コミュニケーションを取り締まる法律を「テロ等準備罪」と名づけるのもそうした類いの手法だ。この法律は一般的に共謀罪と呼ばれている。

「テロ」というと何かおどろおどろしく、大多数の人には無関係の行為のように思えるのだが、何が「テロ」なのかを決めるのは支配層。しかも「等」なる文字が入っている。庶民の常識と一致しなくても、状況によって支配層は自由に定義することになる。

2001年9月11日以降、アメリカ政府は「アル・カイダ」を「テロ」の象徴として掲げてきたが、ロビン・クック元英外相が指摘したように、これはCIAが訓練した「ムジャヒディン」のコンピュータ・ファイルにすぎない。つまり傭兵の名簿。「アル・カイダ」はアラビア語でベースを意味、「データベース」の訳語としても使われるのだ。

このアル・カイダ系武装集団をアメリカ支配層が侵略の手先に使っていることは2011年のリビアに対する攻撃で明確になった。その際、NATOの航空兵力と連携、地上で戦っていたLIFGがアル・カイダ系だということは、そのグループの指導者も認めている。

リビアでは2011年10月にムアンマル・アル・カダフィ体制は倒され、カダフィ自身は惨殺された。その直後、ベンガジでは裁判所の建物にアル・カイダの旗が掲げられている。その映像はYouTubeにアップロードされたほか、イギリスのデイリー・メイル紙も伝えていた。

リビアでの「仕事」を終えた戦闘員をCIAが武器/兵器と一緒にトルコ経由でシリアへ運んだことは本ブログでも繰り返し書いてきた。その時に化学兵器もシリアへ持ち込まれたとも言われている。(詳細は割愛)

バラク・オバマ政権はシリアの反政府軍を支援していたが、それを正当化するために「穏健派」というタグを使っていた。が、アメリカ軍の情報機関DIA(国防情報局)が2012年8月に作成した報告書は、反政府軍の主力はサラフ主義者、ムスリム同胞団、そしてアル・カイダ系武装集団のAQI、つまり「穏健派」は存在しないと報告している。また、そうした政策は東部シリア(ハサカやデリゾール)にサラフ主義者の支配国をつくることになるとも警告していた。その警告はダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)という形で現実になったわけだ。

アル・カイダ系武装集団がテロリストだとするならば、アメリカ、イギリス、フランス、トルコ、サウジアラビア、カタール、イスラエルなど支援国の政府や有力メディアはテロリストの黒幕、あるいは支援者である。

勿論、「テロ等準備罪」はこうした勢力を摘発の対象だとは考えていない。そんなことをすれば、日本の政府やマスコミも取り締まらねばならなくなる。

歴史を振り返ると、アメリカの支配層がもっとも警戒している対象はコミュニストや戦争に反対する人びとだ。例えば、アメリカの好戦派がソ連に対する先制核攻撃計画を始動させ、レッドパージの嵐が吹き荒れた1950年代、FBIはCOINTELPROという国民監視プロジェクトを始動させた。反戦集会やデモに捜査官を潜入させ、平和運動を支援していた著名人の尾行、電話盗聴、郵便開封、さらに銀行口座の調査も実施している。(アンソニー・サマーズ著、水上峰雄訳、『大統領たちが恐れた男』、新潮社、1995年)

ベトナム戦争に対する反対運動の盛り上がりを受け、1967年8月にCIAはMHケイアスというプロジェクトは始めている。このプロジェクトはCIAの内部でも秘密にされ、盗聴されることを恐れて本部の地下に特別室を作っていた。

電子情報機関のNSAも国民を監視、その仕組みは現在に至るまで姿を変えつつ生きながらえている。その間、1970年代の前半にはNSAの内部告発、半ばには議会の調査、その後もダンカン・キャンベルらによる報道でその一端は明らかにされてきた。エドワード・スノーデンの内部告発はその延長線上にある。スノーデンが始めて明らかにした話ではなく、彼の話に驚いていることが驚きだ。

これも本ブログで指摘してきたことだが、日本はアメリカの命令で中国と戦争する準備を進めているように見える。それが現実になった場合、共謀罪も威力を発揮することになるのだろう。大逆事件や横浜事件のようなでっち上げも想定できる
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201705150000/
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/603.html#c83

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス

VITAVOX(ヴァイタボックス)は戦前からある有名なスピーカーでロンドンウェスタン直系のスピーカーメーカーと聞いている。

シアター用が専門ですが家庭用にも素晴らしいシステムも出していました、
特に有名なのはVITAVOX191コーナーホーンとバイトンメィジャーがあります。

191コーナーホーンはタンノイのオートグラフと二分するぐらい素晴らしいのが特徴で、家具の調度品にはピッタリ当てはまるデザインでもあります。

昔私がエレクトロボイスの3Wayでオーディオを楽しんだ時に京都のジャズ喫茶「ヤマトヤ」にこの191コーナーホーンが鎮座してあった、
音は芳醇な響きで非常に奥ゆかしく鳴っていたのを記憶しています。

この音を初めて聴いた時「オーディオは聴かせてくれる音」これこそ自分が求めていた音だったのかも知れません、

その夢は30数年経っても忘れられないぐらい私に強烈なインパクトを与えてた、
VITAVOXと聞くだけで私にとっては未体験な音に感じる不思議と謎の多いスピーカーである。

クレデンザ、HMV、ウェスタンと発展してきた音響技術の延長線上にあるような大変地味な音で、奥ゆかしく暗い響きを伴っている、

大橋氏が日記に書かれた「石作りの教会で聴く音」と表現されていますが的を得た答えだと思う、
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-012.html


Vitavox DU120 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=emtUZgmV9NM

Vitavox DU120サウンド + METRO AMP EL34PP - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=WN6CfaaWczQ

Vitavox - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=Vitavox

Vitavox CN191 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=Vitavox+CN191+

Vitavox DU120 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=Vitavox+DU120+

今井商事 ヴァイタボックス CN−191コーナーホーンを再発売

クリプッシュホーン・リプロデューサー“CN-191”コーナーホーン、著名な劇場・ホールで使用された大型純業務用スピーカー“BASS BIN”。

これら往年の銘器を送り出したメーカーとして、多くの方に知られる“VITAVOX”ブランドを、弊社より日本のオーディオファイルの皆様へ再びお届け出来ることになりました。


御存じの通り、1932年ウェストモーランドで創業した“VITAVOX”は、そのプロダクトの実力をもって、スタジオ、放送局、劇場向のプロ用スピーカーの分野で確固たる信頼と高い評価を受ける事になります。その信頼と評価は現在でも語り継がれており、ヴィンテージオーディオマニアの中には、“VITAVOX”のエンスージアストが多く存在しています。


今回御紹介する製品は、15インチコーンドライバーや、高域用ドライバー及びホーンを中心とした、新開発のユニット類を軸に商品展開させて頂きます。具体的な製品情報は、以下をご参照ください。


なお、“VITAVOX”製品については、すべて完全オーダー制にてお取扱いさせて頂きます。製品の価格、納期、入手方法等は、弊社VITAVOX製品担当までお問い合わせください。
http://www.imaico.co.jp/


Vitavox CN-191 CLASSIC “Corner Horn”

▽価格及び納期、ご購入方法、その他につきましては、弊社VITAVOX製品担当まで直接お問い合わせください

▽完全オーダー制の商品につき、御回答にお時間を頂戴する場合がございます
http://www.imaico.co.jp/vitavox/

Vitavox Hifi
http://www.vitavoxhifi.co.uk/main.php

今井商事 Vitavox
http://www.imaico.co.jp/

オーディオの足跡 VITAVOX CN-191 Corner Horn
http://audio-heritage.jp/VITAVOX/speaker/cn-191.html

オーディオの足跡 VITAVOX 製品一覧 ヴァイタボックス
http://audio-heritage.jp/VITAVOX/index.html


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真空管アンプ「カトレア」
http://www.cattlea.jp/welcome/


試聴用スピーカーシステム

カトレアが多くのファンに愛される理由の一つに、真空管アンプをじっくり試聴できる点があげられます。ペンションの喫茶スペースには真空管アンプで聴くために試聴用スピーカーが常時2台備えてあります。スピーカーボックスはオリジナル設計のもので バスレフ方式(44L)に小さいバックロード(中域音用)をたした物で、広がりが有りとてもおもしろいです。ボックスの表面は、チークの着き板を一枚づつ貼り合わせたとてもキレイな作りになっています。また、スピーカーの取り替えもでき、スピーカーによる音の違いを楽しむことができます。取り替えは、片チャンネル2分程で出来ます。

ペンションへの宿泊または、喫茶のオーダーをいただいた方は試聴のみも可能です。試聴用アンプはもちろんカトレアオリジナル真空管アンプです。現在試聴可能アンプからセレクトしてください。また、音源はCDに限ります。もちろん試聴用にCD盤を持ち込んでいただいてもOKです。大好きな楽曲を、真空管アンプで聴いてみませんか?

ペンションすももの木では、不定期で真空管アンプ試聴会を行っています。情報は当サイトから随時発信していきます。また、試聴をご希望の方はお問い合わせください。


試聴用スピーカー バイタボックス

イギリスの名門 劇場用のバイタボックス

1932年創業の英国名門「VITAVOX」社BITONE MAJORです。

この珍しいスピーカーシステムを是非聴きに来て下さい。
アメリカのアルテックより約3dbも能率が良く、反応が良く、音の広がりが最高です。

販売も可能です。価格:80万円
http://www.cattlea.jp/welcome/

山中湖にあるペンションすももの木のオーナーが、25年前から趣味で始めた自作アンプ製作。その腕前は雑誌にもたびたび取り上げられるほどで、現在では「CATTLEA」ブランドとして多くのファンに愛されています。 カトレアの真空管アンプは製作に5つのこだわりがあります。


1.アンプのシャーシーの製作からすべてを手作りで仕上げています

最近販売されているアンプは金属製のシャーシーばかりで見栄えがいいとはいえないと思います。カトレアのアンプはまず渦電流の関係で鉄は使用しません。アルミ製でまとめています。 また、外見は銘木のカリンやチーク 材の無垢で贅沢に作り上げています。仕上げはチークオイルで仕上げた木目がすばらしいです。


2.回路的にはシンプルイズベストがポリシーです

アンプ製作でまずアースラインがベースで電源回路が載ります。この二本柱が良くないといい音がしません。アースラインは経験と制作者のポリシーで配線されます。電源系はレギュレーションの良い電源と、前段と終段の別々に整流回路と電流に見合う構成で作り上げています。このこだわりは特別注文の電源トランスで可能にしています。


3.使用パーツへのこだわり

出力トランスは音質を決める要素の一つで、一流メーカーのトランスを使用したり、手巻きで自作したりとここにもこだわりがあります。抵抗やコンデンサーも音響用やドイツ製のパーツを使用するなどとこだわっております。


4.使用真空管へのこだわり

真空管は古典球から近代球までおよそ2,000本の在庫を持ち、珍しい球でのアンプの制作も可能です。在庫についてはお問い合わせ下さい。アンプとして購入された方は最後までアフターサービスさせていただきます。また古典球が入手不可能な場合は新たに設計し直したアンプとして作り替えも可能です。


5.カトレアアンプの制作場所がペンションすももの木です

真空管アンプの試聴をペンションに泊まりながらゆっくり、じっくりすることができます。店先で数十分の試聴と違い、設計者と制作者であるペンションのオーナーと深くつっこんだ話をすることが可能です。また、特別な仕様の注文をお伺いすることもできます。

真空管アンプを自作したい方のために、ペンションのオフシーズンにマンツーマンでカトレアキットを製作する真空管アンプ製作教室を開催しています。ペンションに一泊するだけで必ず完成できるアンプ作りも楽しいです。詳しくは真空管アンプ製作教室をご覧下さい。

2017年02月06日
1940年代のドイツ製スピーカーを聞いて下さい。 山中湖 ペンション すももの木
http://www.sumomo.net/news/info.php?id=108

ドイツと言えばオイロダイン、オイロダインのシステムを作ったのがコンスキ&クリューガーです、この方が作ったユニットを使用して作ったシステムです。

オイロダインは映画館などに使用されたシステムが多く、このユニットは音楽鑑賞用に作られていた物です、日本に数台しかないのでは? いったいお店で鳴っている数は? ぜひ聴きに来て下さいね。詳しくは管球王国83号を見て下さい。


幻のスピーカー KL51

1943年頃のドイツ製で当時ドイツ帝国放送協会で鳴らしていたスピーカーとも言われ、もしかしたらフルトヴェングラーも聞いていたかもしれないユニットでドイツでも100本ぐらいしか作られていない手作りユニットです。音楽性が違いますよ。


コンスキ&クリューガーが作ったユニット

オイロダインもこのユニットをベースに作られたとも聴き、システムを作る気になりました。世界の名品を聞くチャンスです。


イギリス劇場用スピーカー

ドライバーはイギリスバイタボックスの1.5インチS3を使用し。

ツィターはヤマハベリリュームです、このコラボが感動する音になります。


励磁電源 ネットワーク

拘りで励磁電源も整流管を使用し、大型コアを使用したネットワークと、どれも拘りの塊です。
http://www.sumomo.net/news/info.php?id=108


ドイツ戦前のフィールド型スピーカー - 真空管アンプ「カトレア」
http://www.cattlea.jp/product/speaker.php

価 格 2,400,000円 (値段はステレオの2台分)

サイズ W78 D66 H1360


私が3年間をかけて築いたスピーカーシステムです。

音質はリアル感とスピード感が有る音で、立体感も有るので空間再現性が最高です。

ウーハーは40CMのドイツの戦前に作られたフィールド型スピーカーで190V掛けています。

ドライバーはバイタボックスのS3にバイタボックス製のホーン。

ツィイーターはヤマハのアルニコホーン型のベリリュームです。

ネットワークは大型カットコアとオイルコンで自作しました。

フィールド電源は球の整流でチャンネルごとのモノラル構成です。

この拘り一品を聴いて下さい。
※ドイツ製の励磁型は二度と手に入れることは難しいユニットです

箱はベイマツにカリン突き板仕上げのチークオイル仕上げです。
http://www.cattlea.jp/product/speaker.php

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
1. 中川隆[-7665] koaQ7Jey 2017年5月16日 07:28:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

我が、蹉跌のオーディオファイル#01. 現装置 ヴァイタボックス・システム にたどり着くまで

終戦直後、まだ音楽など聴く余裕は我々国民には無かったが、当時レコードといえばSP、若い諸君にはピンと来ないかもしれないが、78回転でぶんぶん回るレコード盤に竹や鉄の針で音を拾い、ザーザーいう雑音の中から音楽を聴き分ける。超アナログの世界しかなかった。

片面の演奏時間はせいぜい5分だから、頻繁に裏返したりレコードを換えたり、とてもじゃないが落ち着いて音楽を聴いては居られないのだが、この時代にはこれしかないのだから、それを特に不便とも煩わしいとも思わず、音楽鑑賞の妨げになるものは何も感じなかった。適応とはそういうもので、より便利なものを知りさえしなければかなりラフな 環境にも人間はちゃんと順応するように出来ている。

アマゾンやボルネオの密林深く住み着いた人々を不幸と思うのは文明(と云っても多寡が知れているが)の中に居る我々 の思い上がりと勘違いでしかない。

我家にも数枚のSPと電蓄があった。

ワインガルトナー指揮する第9もその中にあり、8枚組だから第9一曲聴き終わるまでに16回立ったり座ったりしなければならなかった。
だから滅多に聴くことはなく、その分聴いたときの感動は何時も新鮮だった事を覚えている。

その後 SP から LP時代に移行した
レコードは一気にステレオの世界に突入した。

巷ではコンソール型ステレオが発売され、やがてコンポーネントステレオで自由に機器を組み合わせることが出来るよう になった頃から今迄は極限られた少数の音キチという奇妙な人種が次第に一般化し始め、互いの持ち物に羨望の眼差しを向け合い、電機メーカーと提灯持ちのオー ディオ評論家達の巧みな話術に乗せられ、悲惨な出費をする者が多発した。僕がこの人たちに担がれてこの世界に巻き込まれたのは昭和48年だった。

オーディオ評論家を信用しなくなったのは彼らが異口同音に誉めちぎる JBL のがさつな音に起因するが、それはさておき、その1年後にはVITAVOX(ヴァイタヴォック ス)CN191、Machintosh(マッキントッシュ)C-22、MC-275、MARANTZ(マランツ)10B,TEACのオープンデッキに換わった。

昼はレストランで御飯だけ頼み、塩をかけて食べた。

やがてマッキンのブワブワした音が気になり始め、色々物色したけれども、これといったものに当たらず、ものは試に本郷の小さな新藤ラボラトリーに飛び込んで実情を話すと、答えは明快で、C-22 と MC-275はそういう音なのだと云う。

VITAVOX CN191もオリジナルその儘では低音がぶわつく傾向がある。

「だからお前は悩むべくして悩んでおるのだ。お気のどくなことだ」だと。

そう云うかい。ならば買おうじゃないか。ということになってこの新藤ラボラトリーの アンプを買った。

それにプレイヤー装置は Garrard(ガラード) 301とOrtofon(オルトフォン)RMG309と SPU-A。

ご飯が小盛りになった。それから35年このシステムを持ち続けた。

このシステムで鳴らすレコードの音は一つの完成をみている事は確かで、大概何処の音を聴いても羨ましいと思ったことは無かった。

この35年の間に、オーディオ界はデジタル時代に突入していて今やレコードなどはすっかりCDに駆逐された。しかし断言してもよいが、その現在にあってまだ、CDの音はレコードの音に遠く及ばない。

我家にあったSPの第九をCD化したものがあったので過日買い求めたが、雑音だらけのSPの方が 遥かに音楽的なのに吃驚したことがある。それ以来CDはずっと敬遠してきた。
http://audio-file.jugem.jp/?month=201007


40年前、オーディオの世界ではJBLが半ば神話の世界に入っていた。

そしてマランツとマッキントッシュ。

オーディオファンの間ではこれらでなければ世も日も明けない一時代があった。アルテックも、JBLと並ぶ大ブランドだった。

一度ブランド品として名が売れて仕舞うと後は楽チンで、一定期間は黙っていても売れてゆく。音楽などは二の次で「何を聴くか」よりも「何で聴いているか」が一義的な問題であったようだ。

VANジャケットが自分に似合うか否かは二の次であったように

「何で聴いてるんですか」

と聴かれて

「JBLです」

と小鼻を膨らませて答えなければ格好にならなった。加えて

「アンプはマッキンです」、

「私はマランツです」

と答える事が出来れば大得意の満点であったのである。そう、マークレビンソンという腐れアンプもあったが、今日では「LINNです」と答えねばならんのだろうか。
今、「JBLです」と答えるマニアは随分減ったのかもしれない。でも換わりに「LINNです」と答えなければならないのなら心理的レベルは進歩していない事になる。どうあれ、カリスマ的な目玉商品を人々に印象付ける事が出来れば流行を造る事が出来る。

2007年以来、LINNはネットオーディオを引っ張ってきたというから、ならば日本の業者や提灯持ちの評論家がカリスマに祭り上げたということかもしれない。そのこと自体ちっとも悪い事ではないし、ネットオーディオも面白いから寧ろ歓迎すべきだが、アンプ一個が数百万円、プレイヤーも数百万円。何から何までLINNで揃えたら軽く1000万円を超えるという事になると、ウェスタン並みのバカバカしさである。

35年前、僕はぷっつりオーディオ雑誌を読まなくなった。

参考にならないからであったが、余りに過激な人達が登場して、全員揃ってパイプを咥えている姿が気持ち悪くて見るのが嫌になったのである。
表現が違っていても云う事が全員同じであるところも気に食わなかった。一人が誉めると全員が誉め、貶すと全員が貶す。そいう事なら評論家など一人で充分だったと思うが、当時はこの仕事が金になったのかゴロゴロいた。

一人の評論家がJBLを誉めると数人の評論家が異口同音に誉めちぎり、其れを読んだ読者が揃って JBLを求める。僕も私もJBLという構図が簡単に出来上がる。斯く云う僕だって僅か半年の間だったとはいえ、一度はJBLを手にした事がある。

今年の7月になって、僕は35年ぶりにオーディオ雑誌を読んだ。評論家のメンバーはすっかり代って往年のパイプオジサン達は一人も登場して来ない。代って彼らの子供か孫くらいの年齢と思しき若者達が評論家として登場している。

それにしても、昔も今も評論と云うのは何故あんなに表現が難しいのだろう。まどろっこしいと云うか、解読には随分な苦労を強いられる。うっかりすると結局何を言っているのか解らない事もある。権威付けでもしたいのなら阿呆な話だ。
http://audio-file.jugem.jp/?eid=27


その昔、RCAに

フラワーボックス
http://www.youtube.com/watch?v=iG3w-mh5Z9c
http://budjazz.blog82.fc2.com/blog-entry-11.html
http://www.eniwa.co.jp/umeya/audio.html


という一寸素敵なスピーカーがあった。マグネットを使用する現代のスピーカーではなく駆動電源を必要とする所謂フィールドスピーカーというタイプである。

箱の全面と側面に貼られた布に大きく花柄の刺繍がしてあることからこの名が付いたが、正式には、RCA Loudspeaker 106という。

1950年代のモノーラルLPを鳴らすと実に艶っぽい音がする。
これを、GEのバリレラを使って真空管アンプで鳴らすのである。

この時代のアメリカ録音のレコードを聴くには断然バリレラが良い事を、僕はこのフラワーボックスで始めて知ったが、オルトフォンを始め全く他の追随を許さない。普段使う事が無くて引き出しの奥に転がっていたバリレラが敢然と息を吹き返し、フラワーボックスは恰も其処に歌手が居るかのように現実味を帯びて鳴ったのである。再度云うが実に艶っぽい。

こんなものを造る国と日本は戦争をした。端から勝てる相手ではなかったと今更ながらつくづく思った。

モノーラルのレコードの魅力は何と言ってもこの艶っぽさと生々しさにあり、ステレオLPでは終ぞ味わえぬものだ。こうした超アナログ世界の音を貴方が聴いた時、どんな気持ちになるだろう。

言い方を換えるなら、これ等の機器は音は鳴るが、音楽が鳴ってこない。無論、鳴ってくる音にはメロディーがあってリズムがあるから音楽には違いないけれども音から連想するものが違うのである。音楽の価値はそこから何を連想させるかで決まるのだ。

フラワーボックスが奏でる音楽には、つまりアナログ音には血が通っている。だから、連想するものにも血が通っているのである。

PCのサイトでVenetor Soundを検索すると、50年〜60年代のアメリカのレコードを不思議な事に見事なアナログ音で聴く事が出来る。

Venetor Sound Web
http://venetor-sound.com/main/

PCなどという超デジタル機器でどうしてこのような音が出てくるのか解らないが、間違いなく出てくる音は古き良き時代のアメリカンポップスのアナログ音である。この時代のアメリカという国の一端を知る事が出来る。
音楽には常にその音楽が生まれた背景があるから、それを聴き採る事が出来るかどうかがオーディオの評価につながる。

スペックを評価してもオーディオの価値は解らない。オーディオは決して主役ではなくて「主役は飽くまでも音楽にある」という事もこのサイトが教えてくれる。
Venetor Soundという会社は、言ってみれば今モノクロフィルムに注力するローライの姿に良く似ている。人の心に訴える本物の音造りをめざす数少ない会社の一つである。ローライと違う所は老舗ではなくベンチャー企業だという所だが、これからの我が国に必要なのは、中身の腐った某光学機器会社や紙屋の様な企業ではなく、こうした本物を追求してゆく会社である事に間違いない。
一度彼等の造る音を聴いてみる事をお勧めしたい。
http://audio-file.jugem.jp/?eid=28


40年ほど前、オーディオ界ではどう云う訳かオーディオをネタにして金を盗る人達をオーディオ評論家と呼び、メーカーや出版社そして販売店が重宝し、確かな耳を持たなかった当時のオーディオファンは彼らを神の様に崇め、云われるままに辺りを徘徊して金をばら撒いた。

音を知らないという意味では実は彼らが僕らと変わるところは全くなかったのだが、何でも自信を持って言い切る所に拠所を持たない多くの読者(オーディオファン)が振り回された。

自信の源がメーカーや商社の広報室に有り、マスコミのバックアップにあるのは云うまでもあるまい。彼らの進みたいところに提灯を向ければ良いので、彼らが何を抱えて歩いているかと云う事はどうでもよかったとしか言いようのない発言が続いた。

この人たちは今どうしているのだろう。僕はこの人たちを無視し、オーディオ関係誌も読まなくなって35年になるから現在の姿は解らない。が、少なくとも当時はこういう風だった。

趣味の問題は100%自己責任だから、それで泣いたって本人が悪いに決まっている。僕を含めた多くの彷徨える人々の散財はだから評論家の所為ではない。それは解っているが、35年前彼らに担がれた不快感は未だに払拭されないでいる。

聞いた話で本当かどうか知らないが、ある大金持ちの超マニアが部屋にカーテンを引き、後ろで交響楽団のメンバー数人に演奏してもらい、評論家達を呼んでオーディオ機器の当てっこをして貰ったら、皆口々にこれは何、あれは何としたり顔だったという。おまけにもうちょっと音の粒立ちが良ければ、とか低音を締めたらもっと良くなるだろうとか、色々注文もあったという。

おそらく嘘だろう。だがこの逸話は彼らのあり様を良く物語っている。本当にやったらさもありなんと思う。


僕がヴァイタボックス・コーナーホーン(Vitavox CN-191)を見付けたのは、当時良く通っていたオーディオ店の小部屋であった。まるで隠すように置いてあったのを目敏く見付け「これを聴かせて欲しい」と云ったら何となく渋っていた。

値段を聴いたら156万円だとどういう訳か渋々答え、「買う」と云うと値が張るのでローン会社の信用がつくかどうか、とまた渋った。

僕の誤解かもしれないが、余り売りたくない様子が見て取れ、ローン会社の信用が付くととても残念そうだった。どうしてだか解らなかったが、このVitavox CN-191は最後のUKオリジナル品と後でわかった。
が、兎も角このVitavox CN-191が僕の部屋に安置された。
素晴らしい音だ、とは残念ながら云えなかった。原因がこのスピーカーを鳴らすアンプやカートリッジその他のレベルが低すぎるところに有ることは解っていた。

色々探した結果、最終的に選んだのはマッキン(Mcintosh C22、MC275)だった。当時最高のアンプだと各誌が誉め讃え、評論家も挙ってこれ以上のアンプは無いと絶賛しているから間違いは無かろうと思ったのである。当時の趨勢はとっくにトランジスタに換わっていたのと、このアンプを手放す人が少なかったのか市場には殆ど出回る事が無く、探すのには時間が掛ったが。

何とか見付けて欣喜雀躍音を出したがそれは酷いものだった。
LAXの真空管アンプよりはスケールが大きかったが音質は大差ない。
僕が評論家に疑問を持ったのはこの時である。

プレイヤーはこれも彼らが絶賛するトーレンス(THORENS TD124)。
アームは矢張り先生方ご推薦のSME3012,
カートリッジはエンパイア(EMPIRE 1000ZEX)。

低音がぶかぶかで、音は出たが音楽にならなかった。

プレイヤーが悪いかと思ってマイクロの、巨大なターンテーブルを空気で浮かし、糸で回す奴に買い替えたが、これは一段と酷い物で空気が漏れてターンテーブルが傾きシャーシーに触れて一周毎にゴトゴト音がした。アフターサービスも最悪で新品の欠陥品は結局治らないまま、正常なものとの交換も無かった。当時力は滅法あったので海に投げ込んだ。売るにも売れないし、付け物は家では付けて居なかったし、バーベルなら持っていたのでもういらない。第一見るのも嫌だった。

だが、音の悪い原因がプレイヤーに有る訳ではなかった様だから、ならば原因はアンプしかない事になる。買ったばかりのマッキンを買い替えねばならんとは不愉快の極みだが駄目なんだから仕方あるまい。

とは云うもののどんなアンプがあるか知っているわけではないし、当てがあるわけでもなかった。しょうがないから当時出版されていたオーディオ機器の総目録を隅から隅まで読んだ。巻末のスペック集は論評なしだったから、そこばかり何回も読み直したが、本から音が出る訳でなし決定打が打てる筈も無かったが、藁おも掴む思いで印象に残ったものを拾い出し、それを何回も見比べて最後に残ったものの音を聴いて確認することにした。

最後に残ったのは「RA1474」 とメインアンプの「124D」だった。
メーカーは新藤ラボラトリーとある。聞いたことが無い。
どうせ碌でも無かろうが音が悪けりゃ買わなければいい。
兎も角行ってみることにした。
http://audio-file.jugem.jp/?eid=4


救世主、新藤ラボ 

新藤ラボラトリー
http://www.shindo-laboratory.co.jp/Front/indexj.html


小さな扉を見付けるのに苦労し、やっと探し当てて開けると狭い階段があって、登り切った所が新藤ラボだった。

音が鳴った。素晴らしかった。

RA1474はフォノ専用のイコライザーアンプ。

124DはWE-350Bプッシュプルのメインアンプで迫力満点、加えて繊細でもあるからVitavox CN-191を鳴らすのには理想的だろうとこの時半ば確信していた。

数日後再度新藤ラボを訪ねた時、体中の全ての輪郭が猛烈にはっきりした人物が入ってきた。その人が新藤さんだった。

新藤さんは好人物であった。嘘を言わず、云った事はやり、出来ない事は云わない人だった。この時の印象は35年たった今でも変わることは無い。メーカーや販売店に有り勝ちな虚飾が一切なく、右だと云ったら左でも中間でもなく徹底して右だから解り易くもあった。

Mcintosh C22,MC275に関してはぼろ糞で、そもそも音全体に締りのないアンプだから、音のバランスを期待する方が間違っている。

「あそう、買っちゃったの」・・・・
「お気の毒」・・・

の一言でちょん。もう少しやさしい言葉はねーのかい。ねーんだなこれが。

RA1474 と124Dはキットで買うことになり週2度程此処に来て自分で組み立てることになった。キットと云っても部品は既に取り付けられており、配線だけすれば良い状態だったから不器用な僕にも出来たのだが、半田鏝と机が用意され、それから一ヶ月半程通った間新藤さんとは随分色々な話をした。

常に明快な人だから解りやすく、物事に対する考え方は良く理解できて、音造りと云うのは要するに人柄だということがこの時良くわかった。

僕は写真をやるが、写真は撮り手の性格が出る。怖いほど出る。
撮った被写体の影に自分が映っているのである。
音造りもやはり造り手の音が鳴っているものだ。

日本人の美に対する感覚は欧米人とはちょっと違って、音でいえば水琴窟や鼓、といった単音に感じ入る様な繊細さを持っている。反面グランドキャニオンの巨大な静けさやナイアガラの爆音の様なスケール感に欠けるところがある。

環境が違うから当り前のことだが、音楽にはこの二つの要素が必要で、新藤さんの音はそれに近かった。最近では新藤アンプは寧ろ海外で注目されているというところが、何やらこんなところにも国情が反映されているようで悲しい。65年の間に我々日本民族が失ったのは、こうした無形の心に拘わる感性ではなかったか。


Vitavox CN-191は見違えるような音で鳴り出した。

結構僕は満足していたが、新藤さんはVitavox CN-191の欠陥を二つばかり挙げ、これだけは直しておこうという事になった。

中高音用S-2ドライバーの裏蓋がプラスティックなので此処で音が死んでいる、従ってこれをステンの削り出しで造り直す。
ネットワークがチャチでここでも音が死んでいるのでしっかりしたものに造り直す。

という2点だった。特性のコイルとオイルコンデンサーを使って造り直し、この2か所の改良で夢の様な音に変身した。
序にスピーカーの内部配線も良質の物に換えた。

これで僕は充分満足だった。有難うを僕は連発したが、まだあった。
これはスピーカーの欠陥ではなく、我家の普請の問題だった。

このスピーカーは部屋のコーナーに嵌めこむように造られていて、裏から見るとだから骨組みだけでがらんどうである。
従って壁が低音ホーンの一部を代用するように出来ているので、理想的な低音を出すには壁がしっかりしている必要がある。我家は2×4の安普請だから、建てるときに気を使って壁に木の板を張り付けていたが充分ではないとのことで、裏蓋を付ける事になった。

これで低音はぐっと締りが付いて、音全体のバランスがぴったりとれた。
序にウーハーを外し、エッジに何やら塗り、乾くとこれで孫の代までエッジがへ垂れることは無いという。

Vitavox CN-191に施した改良は以上である。おそらくこれでVitavox CN-191コーナーホーンの持つ可能性の殆ど全てを引き出すことに成功したと僕は思っている。
新藤さんは何も言わなかったが、おそらく同様に思っていることだろう。それ以降スピーカーについては発言が無い。

これをRA1474と124Dで鳴らし、プレイヤーはGarrard 301のセンタスピンドルを改良してでかいターンテーブルを乗せ、アームにOrtofon RF297に厳選したSPU-Aをチューンアップした眼も眩むようなカートリッジ, という組み合わせが出来上がった。

それから35年僕はこのシステムで音楽を聴いた。オーディオには幾つか頂点があるが、このシステムも一つの頂点だったと思っている。

当然、これ以上の音が存在することを僕は知っているが、果たして家庭に持ち込むに相応しいかどうか聴いてみて疑問を感じたことがあった。


ウェスタンの15Aホーン である。

某所で聴いたがこれは凄かった。
ピアノがピアノよりピアノらしかった。もう桁違いで比較対象の問題ではなかった。

15Aホーンは御承知の通り劇場や映画館用であり、客席は20〜50メートル以上離れたところにあり、且つ天井はビルの数階分の高さがあることを想定して、観客に如何に心地よくしかも巨大なスケール感を味あわせるかという事がコンセプトだったろうから桁違いは寧ろ当然の性能と云ってよいが、それをこの時は距離約4メートル程、天井高2.5メートル程の所で聴いたのだから、それは腰も抜けよう凄まじさだった。

この時ハスキルは正しく男だった。「げー」と僕はのけ反った。僕の大好きなハスキルが。

家に帰っていそいそと僕は同じレコードをVitavox CN-191で聴いた。
紛れもなくハスキル はエレガントな女流ピアニストだった。

ハスキルのモーツアルト、これ程無心で典雅な音楽は無い。Vitavox CN-191ならずともこれがちゃんと聴けるなら、スピーカーは何だっていい。

新藤ラボの音造りは要するにハスキルのピアノをハスキルのピアノで聴かせてくれるのである。

この人に出会わなかったら、僕は未だに迷い続けていただろう。
http://audio-file.jugem.jp/?eid=5

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c1

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
2. 中川隆[-7664] koaQ7Jey 2017年5月16日 07:35:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

キット屋コラム「私のオーディオ人生」 by Y下
GOODMANS AXIOM−80 と VITAVOX DU−120 コアキシャルの比較試聴
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-035.html


マニアの間では究極のユニットとか伝説のユニットと云われている GOODMANS社のAXIOM−80フルレンジスピーカーを取り上げます。

今回は私の所有しているタンノイGRFタイプのボックスにこのユニットを実装して試聴しました、このボックスの容積は約250?、ボックスの材質はフィンランドパーチで板厚は19mmでバスレフタイプなります。

世界の名器と云われたユニットが果たしてどんなサウンドを奏でてくれるのかスピーカーマニアならこの気持ちは理解していただけるのではないだろうか、折角鳴らす以上比較対照するものがなければ評価のしようがない、


ここで片側の左側はAXIOM80を装着し、右側をVITAVOXのDU−120コアキシャルを取り付けて比較試聴しました。


 今回ご紹介するAXIOM80 ユニットはレプリカではなく1950年製の最初期オリジナルユニットになります。

巷ではAXIOM−80はマニアを引き付ける麻薬的なサウンドで魅力的な音だとかこのスピーカーで聴く弦楽器の再生はこれ以上ない!とか云われ一度このスピーカーの虜になるとタンノイ、アルテック、JBL等では味わうことの出来ないスピーカーと云われていますが果たしてどれ程のユニットなのか実験を行いながら試聴しました

マグネットは17000ガウスもある強力マグネットで現代のスピーカーでは考えられない強力なアルニコマグネットを採用しているのは脅威でもある。

AXIOM−80もオリジナルとレプリカタイプが存在しますが、今の時代良質なオリジナルを手に入れることは至難の業かも、

ヤフオクで時々AXIOM−80が出品されていますが、ユニット単体で30〜40万ぐらいで落札されているのを見ますといかにこのユニットの人気があるのか伺えます。

良質なオリジナルが手に入らなければレプリカになりますがこのレプリカも曲者で、外観はAXIOM−80と同じ作りですが音質的にはまったく違います。

またオリジナルの場合も初期型、後期型が存在する事がわかりました、

私が所有していますAXIOM−80は1950年代の初めのユニットですから完全な初期型になります。

今までステントリアン、ワーフェデール、グッドマン、パイオニア、コーラル、ヴァイタボックスなどのフルレンジユニットを使ってきましたが、スピーカー遊びはフルレンジが一番面白いのとボックスに入れれば即鳴るのが魅力でしたが、フルレンジ程上手く鳴らせないユニットはありません。

オーディオはフルレンジ派もいればマルチ派もいます。あるマニアが云っていた事ですがマルチを追求して鳴らしている時に俺は音を聴いているのか楽を聴いているのか自己不信に落ちいって最終的にフルレンジに戻したと云っていましたが、確かに3Way、4Wayの大型ホーンを使ったスピーカーの音を聴いていますと歪感の少ない良い音に聴こえますがじっくり聴きますと音の定位がバラバラで一つにならないのと楽器や人の声を聴きますと音像が大くなり不自然感は拭えません。

音楽を楽しむと考えたらフルレンジ型やコアキシャルスピーカーが自然体で音楽が楽しめる。どちらも一長一短があるからオーディオは面白いのではないだろうか、


 早速ですが私なりにAXIOM−80の使いこなしになりますが、良いスピーカーほど簡単には鳴らない、特にこのユニットは箱を選びアンプを選ぶ傾向があるのがわかった、


試聴のシステム

プレーヤー ヤマハGT−1000
トンアーム GRACE G−565ロングアーム
カートリッジ オルトフォンSPU−GとSL−15E
昇圧トランス ゼンハイザー 1950年代のヴィンテージトランス

ブリアンプ マランツ#7

WE−300Bシングルアンプ、メトロアンプ

試聴レコードとCD ビバルディのバイオリンソナタその他


以上のシステムでの試聴になります。


全体で聴くAXIOM80は高域の透明感は見事なのだがいかんせん低域の量感が薄くバランスが上に持ち上げた音になる。

シングルアンプの場合はトランスの磁化の影響で低音が出にくいのかも
これは300Bアンプが悪いとは思えない、


 答えはこのスピーカーにはシングルアンプは合わないではないか、

250リッターのボックスを使っても低域不足は不満が残るが、中高域の音色はロンドンウェスタン系の特徴のある個性のある音で、巷ではこのスピーカーの虜になるのがわかる。

音色を一言で云うならセピアカラーの音とHMVの蓄音器に近い一種独特のサウンドと云える。

特にバイオリン、ピアノの響きと音色は特筆すべき良さが感じ取れる。

ケフェレックのバッハのピアノ曲はスピード感のある付帯音の付かない切れ味の鋭い日本刀のようなサウンドだが、長い時間聴いていると低域不足の不満が見え隠れしてくる。


 次に VAITAVOX の DU−120 に切り換えると、中高域はほとんど同じ音質と音色だが低域から中低域にかけてAXIOM80では出なかったふくよかさが出て品位の高さで差が出た、

低域の量感は25pユニットでは難しいかも知れないが、AXIOM80 は VAITAVOX に劣らず品位の高い音でタンノイ、アルテックでは味合う事のできないマニアを虜にするサウンドだが、大編成のオーケストラの場合は口径が小さい分無理の様な気がするが、ジャズトリオをかけるとあのクソ喧しい一般的なジャズサウンドとは違うしっとりとしたコクのあるサウンドに変身する、

ジャズもボーカルもグッドだが低域がもう少し出れば文句なしだ、

またバッハなどの室内楽、器楽曲を聴くとこれ以上望む必要がないぐらい味のあるサウンドになる。

サブバッフルを取り付けての試聴


メトロアンプで鳴らすAXIOM80


 WE−300Bシングルアンプで鳴らしたAXIOM80だが、このユニットを使っている方は良質のアンプを繋いで鳴らされていると思うが、プッシュプルアンプを使うとどんな音になるのか、早速アンプを交換して再度試聴を試みた、

 このメトロアンプは前回のコラムで紹介したトランスは

米国製のシカゴ・スタンダード(スタンコア)トランス
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-034.html


を使った自分では最高のアンプと思っているが、AXIOM80はアンプを選びトランスまでも選ぶスピーカーでこんな気難しいユニットは聞いた事が無い、今回は出力管はGECのKT−66に交換しての試聴になる。

接続後最初に出てきた音はWE−300Bでは出なかった低域の量感が豊かになり中高域は刺激のない味のあるサウンドでピラミッドバランスに変身したのは驚きであった、

やはりこのユニットはシングルアンプでは簡単には鳴らないことを痛切に感じた、


多分このサウンドこそ本来のAXIOM80のサウンドかも知れない、

AXIOM80はダブルコーンのため高域がきつくなるのが当たり前ですが、このメトロアンプではトランスの影響で長時間聴いていてもまったくきつくならずに疲れない、

その後 VAITAVOX に切り換えて試聴したが、好みとしては VAITAVOX のが自分には合うように思えるのと、VAITAVOX の DU−120 は日本には10セットぐらいしか入って来なかったスピーカーですからある意味 AXIOM80 より貴重に感じる。

 最後に色々切り換えて試聴したがどちらが VAITA か AXIOM80 かわからなくなってきた、どちらも特徴のあるロンドンウェスタン系のサウンドでよく似た音には間違いない、


 最後にAXIOM80を上手く鳴らすには

容積の大きなボックスで

材質はフィンランドパーチ、米松合板辺りを使い

吸音材を調整しながらバスレフでの使用がベスト、


またアンプはプッシュブルが適合で出力トランスは有名なトライアッド、ウェスタン、シカゴ、スタンコア辺りを使用すれば本来の AXIOM80 の良さが出てくるような気がしますが

国産のトランスを使ったマニアが作った自作のアンプではまずは簡単に鳴らないことをご報告しよう、

名ばかりの国産のトランスでは AXIOM80 の良さを十分に引き出すのは難しいのと世界の名器に対して失礼である。


あとがき

 今回はAXIOM80を取り上げての試聴でしたが私個人に云わせると巷で云う名器とは思わないのと、このユニットは価格がべらぼうに高くなってしまったがそれだけの価値は無いと思うが、AXIOM80 に恋こがれた方なら価格の問題ではない、

AXIOM80もそうだが長年英国スピーカー遊びをしてきた私ですから特別凄いとは感じなかったが、一般的に見ればこのユニットも名器の一つかも、
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-035.html

キット屋コラム「私のオーディオ人生」第12回 グッドマンスピーカーの音と英国ヴィンテージスピーカー
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-012.html


グッドマンを鳴らす真空管アンプ

 グッドマン3Wayを鳴らすには現代の半導体アンプでは鳴らない、
このようなヴィンテージスピーカーは真空管アンプで駆動するのがベストである。
このスピーカーに合わせて試作した出力管は、チェコで生産されていたKRのPX−25ナス管

 いよいよグッドマン3Wayシステムのユニットを実装しました、
ネットワークは予め製作しておきましたのでスピーカーシステムは完成、


グッドマンスピーカーの音

 グッドマンスピーカーとアンプを接続して少しづつ音量を上げてみる、
出てきた音は言葉では言い表わせない音である。
アメリカのスピーカーとはまったく違う音である、

一言で言うと地味な多少暗さを伴った響きで個性の強い音色でもある。
ホーンスピーカーなのにホーン臭さがなくアルテックのA5、A7とは明らかに音作りが違う、

この答えではグッドマンスピーカーは理解できない、
ここで比較対照できるスピーカーがなければ答えにならない、

 皆さんがお持ちのタンノイスピーカーと比較してみた、

比較対照は私の友人が愛用しているタンノイのオートグラフで内蔵ユニットはモニターシルバーである、

勿論部屋もアンプ違うから絶対的な評価ではないことを付けくわえさせていただきたい、

 タンノイのモニターシルバーの音は上質な木作りのコンサートホールの響きでゆったりとして雰囲気を大切にした音、

それに対してグッドマンは宮殿のホールで聴くエレガントな響きになる、

タンノイもグッドマンも同じヴィンテージスピーカーである以上は音の傾向として似たような色感だ、どちらも優劣を付けられないレアなスピーカーでもある。

タンノイもグッドマンも音の共通点は品位があり中域に厚みとコクをプラスした音になっている。(これが英国の伝統あるサウンドなのか?)

現代のタンノイスピーカーはこれに多少繊細感がプラスされ、上も下も伸ばした音になっているが人によっては中域がうすいと言う人もいる(この部分が日本人好みかも)

音のコクとか味は少なめな感じで料理で言えば薄味的な印象と感じとれるが、タンノイが好きなマニアなら気にもならない、
タンノイもグッドマンも同じ英国製ですから極端には音の方向性は違わない、
なぜだろう?

ヴィンテージマニアにこの点を指摘したら

「タンノイはグッドマンにOEMで作らせていたから似たような音」
「タンノイもグッドマンも同じである」

と言われる

「やっぱり」昔も今も同じなのか、そう考えると必死にタンノイを探さなくてもグッドマンでも十分ではないか、

 同じグッドマンでもAXIOM−80を聴いたことがあるが、多少高域が煌びやかになるぐらいで大きな差はないが、過去に聴いた記憶を紐解いてこちらの3Wayタイプと比較すると、中音ホーンの抜けの良さや緻密さではAXIOM−80とは異なる音色です。

 グッドマンはもう過去の古いスピーカーになってしまったが、今このスピーカーを聴くと現代のスピーカーとは見劣りは感じられないぐらい良いユニットなのだが、一般的には手に入りにくいのとユニットを実装して音楽を楽しむマニアが減少したのも原因ではなかろうか、

中古ショップに出ているグッドマンもあってもAXIOM−301か80ぐらいでその他のユニットはあまり見かけない、売れた本数が少なかったかも知れない、

VITAVOX,DU−120

VITAVOX(ヴァイタボックス)は戦前からある有名なスピーカーでロンドンウェスタン直系のスピーカーメーカーと聞いている。

シアター用が専門ですが家庭用にも素晴らしいシステムも出していました、
特に有名なのはVITAVOX191コーナーホーンとバイトンメィジャーがあります。

191コーナーホーンはタンノイのオートグラフと二分するぐらい素晴らしいのが特徴で、家具の調度品にはピッタリ当てはまるデザインでもあります。

昔私がエレクトロボイスの3Wayでオーディオを楽しんだ時に京都のジャズ喫茶「ヤマトヤ」にこの191コーナーホーンが鎮座してあった、
音は芳醇な響きで非常に奥ゆかしく鳴っていたのを記憶しています。

この音を初めて聴いた時「オーディオは聴かせてくれる音」これこそ自分が求めていた音だったのかも知れません、

その夢は30数年経っても忘れられないぐらい私に強烈なインパクトを与えてた、
VITAVOXと聞くだけで私にとっては未体験な音に感じる不思議と謎の多いスピーカーである。

今回ご紹介するDU−120はVITAVOXではコアキシャルスピーカーユニットで、このタイプ以外にDU−121もあるが、こちらはフェライトのマグネットの 2本しか発売されなかった、

VITAVOX DU-121の仕様 ヴァイタボックス
http://audio-heritage.jp/VITAVOX/speaker/du-121.html

VITAVOX 製品一覧 ヴァイタボックス
http://audio-heritage.jp/VITAVOX/index.html


このスピーカーの詳細を少しご説明します。

ユニットは多分1950年の後半から1960年の前半に発売されたもので、マグネットは大型のアルニコマグネットを搭載、ツィーターは特殊なポリエステルフィルムの振動板になっておりツィーターの音だし部分はアルミのパンチングで保護されている。

クロスオーバーは2000HZで低域側をカットせずにそのままスルーになっている、

ネットワークはコンデンサー 1本だけで高域のみのカットになっています。
この時代の同軸はネットワークを使用せずにコンデンサーのみでのカットが結構ありましたが、私に言わせればケチな方法と思う、本格的に使うならネットワークもアッティネーターも必要ではないだろうか、

その点タンノイのユニットは高いだけあってしっかりしているが、あのネットワークを収容してあるケースがプラモデルのイメージと重なるので少しマイナスだ、

 ヴァイタボックス12インチのコアキシャルスピーカーでフレームをよ〜く見ますとタンノイのモニターレッドによく似ています。

マグネットは強力なアルニコマグネット

 スピーカーユニットの中心にツィーターが飛び出している。
ツィーターの振動板はポリエステルフィルムで珍しい振動板でもある。


 マグネットカバーにVITAVOX−DU120のシールが貼ってある。
スピーカーからの引出し線は私が一部改造した部分です。


ヴァイタボックスの音

 グッドマンのウーファーを外してこのユニットを実装しての試聴になりました、

出てきた音は「何んだ!こりゃ〜」
こんなスピーカーの音は今まで聴いたことがない!
ひどいのも限度がある、

低音がまるでなく中高音はカミソリを振り回したような鋭い響きで音楽を聴くには耐えないスピーカーではないか、

これがVITAVOXの音なのか!今回の購入は大失敗かも?


言葉が出ない絶句である。

昔はエレボイのスピーカーで苦汁を味わされて泣かされた経験が蘇ってきた、
このスピーカーこそ名器ではなく迷器であるが、考えようによっては良いスピーカーこそテクニックと苦労が必要ではないだろうか、上手く鳴らせば感動ものであるが今の時点では落胆の言葉がぴったりだ、


DU−120の改造

 このスピーカーを宿らせるにはこのままの状態では不可能のなで大手術が必要だ、病院に行ってユニットに点滴を打てば治る問題ではない、手術をすればきっと当時の音が必ず宿るはずの気持ちで早速改造に取り組んだ、

改造はこれに合わせたネットワークを自作するのとボックスを新たに特注で作ってもらう事、吸音材の量を調整しながら耳で確認する方法しかない、
ボックスはグッドマンは米松合板を使用していたから、今回はフィンランドバーチで作っていただくことに決定した、


改造後のVITAVOX.DU−120

 ボックスが完成してユニットを取り付けて音だしで固唾を飲んでヴァイタの音を待った、

出てきた音は最初に聴いた音とは似ても似つかない実に渋い音である。

この時代のスピーカーの開発者は多分この世にはいないと思う、
このスピーカーの本当の音などは私にもわからない、
知っているのはスピーカーの開発者と当時携わった方だけだと思う、

何十年も前のスピーカーに使用してあるカットオフ用のオイルコンデンサーははっきり言って塵である、オイルコンデンサーが当時の状態を維持しているはずはない、

こんな塵コンデンサーでもオリジナル崇拝者は使っていると聞く、
はっきり言って良い音を出す以前の問題では・・・・

これはアンプにも言える、

私に言わせればビンテージアンプもそうですが今の時代からすればパーツはすべて当時の状態ではないのにマニアはオリジナルを尊重している、
これは一種の宗教のようなもので不思議なマニアが沢山いる、


グッドマンスピーカーとの比較

 同じ英国の伝統あるスピーカーなのに音の傾向はずいぶんと違う、

グッドマンはどちらかと言えばふくよかさが前面に出ていたが
このヴァイタボックスはより古典的なドライな音色を持っているが
ボックスの材質も違えば容積も違うから「これがヴァイタの音だ!」とは断言できない、

クレデンザ、HMV、ウェスタンと発展してきた音響技術の延長線上にあるような大変地味な音で、かの有名な191コーナーホーンの音に似た奥ゆかしく暗い響きを伴っている、

大橋氏が日記に書かれた「石作りの教会で聴く音」と表現されていますが的を得た答えだと思う、
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-012.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c2

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
3. 中川隆[-7663] koaQ7Jey 2017年5月16日 07:39:26 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

名古屋 名曲喫茶フィガロ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/659.html

VITAVOX CN−191で鳴らす喫茶「フィガロ」
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-039.html

オーディオマニア、音楽マニアも一目置く英国VITAVOX社のCN−191コーナーホーンシステムを使ったクラシックがメインのミュージックカフェ「フィガロ」を紹介します。


  今まで沢山のジャズ喫茶、音楽喫茶、ヴィンテージショップやマニア宅で色んなシステムを聴かせて頂きました、

遠い昔京都の「ヤマトヤ」で聴いた VITAVOX の CN-191 コーナーホーンまた東京は吉祥寺にもありますクラシック専門の音楽喫茶「バロック」でもこの CN−191 コーナーホーンを聴きましたが本来の VITAVOX サウンドとは程遠く中々このスピーカーを上手く鳴らすのは難しい、

真空管アンプなら何でもなると思ったら大違い、このスピーカーはアンプを選びトランス、球まで選ぶ大変気難しいスピーカーシステムだ、


店内の全体の様子
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img39_02.jpg

スピーカーはヴァイタボックスCN−191コーナーホーンが左右に鎮座しています。ヴァイタの横にあるのが珍しいRCAの電蓄で1930年代
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img39_03.jpg

男の隠れ家「ミュージックカフェ・フィガロ」

 中部地方にも沢山のジャズ喫茶、音楽喫茶がありますが今回ご紹介する音楽喫茶「ミュージックカフェ・フィガロ」はオーナー自らオーディオマニアでもありレコードマニアでレコードは3000枚所有とのこと、

また此処のオーナーで夏目店主は音楽も好きでオーディオも大好きな気さくな店主ですから是非行かれてオーディオ談義、音楽談義をされることをお薦めしたい。


 

ここのシステムは凄い

 メインシステムがヴァイタボックス CN191 コーナーホーンでここで鳴らされているヴァイタサウンドはおそらく日本ではトップクラスのサウンドでこのようなシステムが名古屋にあるとは気が付きませんでした、

以前のコラムでご紹介したジャズ喫茶 DAYS もヴァイタボックスのコーナーホーンでしたが同じヴァイタでもこんなにも違うサウンドでフィガロは特にクラシックがメインですがお客様のご要望で歌謡曲ありジャズあり勿論自慢のアナログレコード及びCDを持ち込んで聴かせてくれます。


プリアンプはマッキントッシュ20とマランツ#7を使っている。
モノラルはマッキントッシュでステレオが#7を使い分けている。
下側にマランツ#9が2台あります。
https://www.facebook.com/442145122649162/photos/pb.442145122649162.-2207520000.1475212762./442156832647991/?type=3&theater

プレーヤーはガラードの301が2台でモノラル用とステレオ用
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img39_05.jpg

フィガロのシステム

 メインシステムはヴァイタボックス 191コーナーホーンですがこの隣に設置してある1930年代の HMV蓄音機と同じ1930年代のRCAの電蓄、

 プレーヤーはガラードの301が2台、モノラル用はSMEのアームにオルトフォンのモノラルカートリッジとオルトフォンのアームに同じオルトフォンのSPU−Aが実装されている。

 アンプはすべて真空管アンプでプリアンプはマランツ#7とメインアンプは同じマランツの#9が2台すべてオリジナルとのこと、

MCカートリッジの昇圧トランスは夏目マスターは秘密と云っていましたが私が見たところ一般のアナログマニアでは聴けない WE製○○○○を使って昇圧しているがこのようなシステムを揃えたレベルの高い喫茶店を私は見たことも聞いたこともない、

フィガロのサウンド

私が訪問した時ヴァイタボックスからシゲティのバッハ無伴奏が流れていました、一聴してこのサウンドはロンドンウェスタン系の渋い枯れた音でバッハを聴くならこの音しかない、それだけ素晴らしいサウンドで欠点が中々見当たらない、

またこのお店の雰囲気がヴィンテージシステムにピッタリで壁には色んなアナログレコードのジャケットが並べられている。

トータルで考えるとマランツ#7と#9の実力が発揮されているようだ、


ヴァイタボックスのサウンドこそ英国を代表するサウンド、

タンノイが英国サウンドと云われるが本当の英国サウンドはタンノイではなくこのヴァイタボックスとグッドマンではなかろうか、

私の所有しているヴァイタボックス DU−120 と比較しますと低域の量感は38センチのウーファを使っているためスケール感には差が出るが家庭で使うには30cmの DU−120 で十分である。

ウェスタンエレクトリックの 555 ドライバーを使ったシステムはどちらかと云えばクレデンザの蓄音機の延長線上にある音だがヴァイタボックスはロンドンウェスタンの流れを組む HMV 蓄音機に近い独特な響きは素晴らしい、


次に聴かせて頂いたのは英国の 1930のHMV蓄音機、

レコード盤はすべてSP盤であるがこの音は電気臭くなく先ほど聴かせて頂いたヴァイタボックスによく似たサウンドで蓄音機なのに音圧レベルが高く遠くまで音の浸透力には脅威に感じる。

このようなサウンドを聴かされると現代のハイエンドオーディオは歪み感のない綺麗なサウンドだが必ず飽きが来るはずだ、

特に現代のハイエンドは上も下も伸ばしたため中域が薄くなりがちで不自然に思う、


HMV 蓄音機を聴かせて頂いた後は1930年代の RCA の電蓄だ、

また特に良かったのは美空ひばりの子供の頃のSPレコードでこの歌声を聴くとタイムスリップしたような錯覚にとらわれる。


是非仲間やご夫婦で訪問してください。店内は広いですから時間をかけてヴァイタボックスサウンドや HMV蓄音機の音楽性豊かなサウンドを満喫できます。

フィガロは日本でもトップクラスのサウンドを聴かせてくれますからY下のブログを読んだと云っていただければすぐに打ち解けると思います。

それとここで飲むコーヒーは美味しいですよ、
カウンター越しに夏目マスターとオーディオの話も良し、音楽の話も良し、ゴルフの話も良し、


またフィガロから車で10分ぐらいの所に本山の交差点を北に行きますとジャズ喫茶 DAYSもあります。

同じヴァイタボックスでも音の系統は違います。
二つのヴァイタボックスが聴けますからこちらも訪問すると面白いかも


あとがき

 今回はミュージックカフェフィガロをご紹介しましたが、今まで色んなシステムをマニア宅、ジャズ喫茶などで聴かせて頂きましたが、マニアなら一度は聴きに行くべきです。

マランツ#7とマランツ#9の組み合わせは極上でまったくもって不満は感じないがメインアンプは西部電気の300Bより英国製の直熱3極管を使って良質のアンプで鳴らしたらより英国サウンドが満喫できるように思える。

勿論出力トランスはパートリッジならグットだ、
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-039.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c3

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
4. 中川隆[-7662] koaQ7Jey 2017年5月16日 08:25:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

アンティーク・オーディオが聴ける店 _ 長野県小布施 JAZZ喫茶 BUD
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/209.html


オーディオ装置
 
プレイヤー:ガラード製フォノモーター301シルバー
メインカートリッジ:SPU A  
アーム:オルトフォン RM309 
トランス:618A  618B 
RCA:BQー2B(カートリッジ:バリレラ) 


プリアンプ:ウエスタン 120B/EQ×2  132A×1   
メインアンプ:ウエスタン 124E×2 SP

 
スピーカーの箱:アルテック A-7用フロントロードホーン型BOX  
ホーンドライバー:ヴァイタボックス S2(ダイヤフラム/ジュラルミン)  
ウーファー:ヴァイタボックス AK156  
ネットワーク:ウェスタンのオイルコンとトランス


小布施に戻り、蔵を改装したJazz喫茶「Bud」を訪ねる。

こちらもアルテックのA7?とJBLランサーにウェスタン初期のアンプ、ガラードのターンテーブルという構成。

ただしアルテックの中のユニットはバイタボックス社製に代え、ネットワークも新調した由。

こちらのご主人はJAZZ−Audio喫茶の主人らしく煙草・子供お断りの札を表に堂々と掲げていらっしゃる。

ウェスタンのアンプは東京の知人から譲り受けたそうで、調整もその方が再々やってきて為されるそうだ。

Miles の“Someday My Prince will Come”が夏の暑い午後をあらためて思い起こさせるように気だるく薄暗い蔵の中に流れていた。
http://windypapa.exblog.jp/3336970/


2013年8月17日 (土) 小布施のbud

ルー・ドナルドソンを皮切りに、ブルーノート1500番台を次々掛けてもらう。品が良く、中音が張り出し、ベースの弦のはじけ、太鼓の皮の表現は実に見事と言うしかない。

マスターからスピーカはヴァイタボックスのユニットをa7箱に入れた、と聞きあの有名なウーファーak157,ドライバーs2,ホーンcn157だな。
更にネットワークをウエスタンに変えてから音が激変したと言う。

勿論駆動アンプはウエスタンでこれが小布施budの音の屋台骨である。このシステムを構築された方はウエスタンの専門家と聞くが、まさにウエスタンの魔力に支配された音は、真の意味でjazzオーディオなのだろう。


我が街清水から260km離れた北信濃、ここに上質のjazzを聴かせるカフェが存在するコト自身奇跡とも思えるが、jazzを愛するマスターと支えるママさんの日々努力の賜物でした。
http://ampvenus.cocolog-wbs.com/blog/2013/08/post-4606.html

長野in小布施 COFFEE&Jazz BUD最高でした! 2013/11/9
http://blogs.yahoo.co.jp/dkwbw587/10416138.html

今回お邪魔した長野県上高井群小布施町に有るJazz喫茶店です。

小布施町は色々見る場所が有り 栗が名産の様で栗のお菓子が沢山ありました。

また 北斎館や高井戸鴻山記念館など歴史的人物に縁の有る地です。


今回のジャズ喫茶 BUDの場所は、 味噌屋さんの隣の蔵です。

(少し判りにくい場所です。)

中は・・・・とんでもないモノが・・・・・

http://blogs.yahoo.co.jp/dkwbw587/GALLERY/show_image.html?id=10416138&no=2

50cm以上は有りそうなターンテーブルのレコードプレーヤー。

http://blogs.yahoo.co.jp/dkwbw587/GALLERY/show_image.html?id=10416138&no=7


http://blogs.yahoo.co.jp/dkwbw587/GALLERY/show_image.html?id=10416138&no=9
http://blogs.yahoo.co.jp/dkwbw587/GALLERY/show_image.html?id=10416138&no=10
http://blogs.yahoo.co.jp/dkwbw587/GALLERY/show_image.html?id=10416138&no=11


実際見るのは初めてなんですが 有るところには有るんですね!!
そして マスターの許可を頂いて撮影しました。

本物は感動モノです。

そして、メンテナンスも専門家に依頼して完璧な状態を保っているそうです。

実際レコードを聴かせて頂きました。

もう別世界の次元ですね。

言葉では表現できません。

やはり伝説のWestern Electricですね。

目の前で演奏しているような錯覚さえ感じました。

生々しい演奏が 今でも頭に残ってしまいました!

さて、これからの音作りどうしょう・・・(^▽^A・・・

これから、まだまだ悩みそうです(笑)

(今回 奥方も同伴でしたが、この音に聴きほれていました様です。)


コメント


いや〜、これはスゴイと言うか、マジ過ぎですね!
ジャズ喫茶さんと言うと、どちらもシステムには拘りがある様に見受けますが、
(写真でですけど(笑))
この様なシステムは見た事がありません・・・。
これなら、ホントに『陶酔』出来そうな予感が(笑)
2013/11/9(土) 午後 10:53 [ HIR ]


ここは 予定外のコースなんです。
偶然ホテルの地域案内地図を見て発見しました、
建物は普通の蔵で中は天井が高く 教会を思わせる感じでした。
(この空間がマスターのこだわりで 音が上に昇って降りてくる外国の教会の音をイメージされたようです)
そして とんでもない機器が御出迎え(笑)

自分のイメージはベイシーを想像して、JBLを何でドライブしているのか見たくて来ましたが・・・・
入店して、まさか昔の幻シアターシステム有るとは思ってもいませんでした。
何時でも聴いていたかったのですが、次の予定時間が有ったので
1時間位で店を出ましたが、今度一人でゆっくり聴きに来たいですね(^▽^)
2013/11/10(日) 午前 6:20 [ Mr JKO ]

あ〜! 凄〜いWestern Electricじゃないですか!
プリウスさんが見たら・・・よだれを○○滴たらしそうです。
一度聴いてみたいですね(^^ゞ
2013/11/10(日) 午前 6:20 [ 006師匠 ]


こんなに大きなターンテーブルのプレーヤーって在るのですねぇ〜
初めて聞いたし、勿論見た事もありません。
Western Electric製のアンプも同様です。
スピーカーはA5ですか?
2013/11/10(日) 午前 6:45 [ amk**mjm ]


まさか今回の旅行で聴けるとはラッキーでした。
でも あれを聴いたら今までの音は・・・考えさせられますね
やはり 今回の音は幻と思って 自分なりの音を探します。
2013/11/10(日) 午前 7:07 [ Mr JKO ]


自分もこんなのは初めて見ました。

この機器は全て業務用(プロ仕様)の様です。

しかし、これが自然においてあると何かレトロで御店のインテリアにもなるし 落ち着いた雰囲気でよいです。

スピーカーシステムは A5ではなく箱がA7でユニットは別だそうですが 詳しく聞いても無知な自分にはわからないので聴きませんでした(^▽^A・・・

でも、音の違いはだれでもわかるくらい明確です。
外を歩いている人が 生演奏と勘違いして入ってくるくらいですから(笑)
2013/11/10(日) 午前 7:18 [ Mr JKO ]


こういう店で思うことは下世話ですが「珈琲いくらだろ?」です(爆)
機器自慢はもろにコストに跳ね返りますからね〜こんな超ド級じゃ怖くて(苦笑)
2013/11/10(日) 午前 8:28 エディ

フレンドコーヒー・カフェオレは550円でしたよ
豆は 神戸からマスターのこだわりで 鮮度保つため品質の良い豆をこまめに注文しているそうです。
コクがあって美味しいコーヒーでしたよ(笑)
2013/11/10(日) 午前 8:51 [ Mr JKO ]

これは・・・WEですか。
数百万?桁が違う?
ラッキーでしたね(^^♪
2013/11/10(日) 午後 8:30 やまちゃん


オリジナルのままでメンテナンスされて現役バリバリ
真空管1本が 桁ハズレです。
詳しくは

http://bud-jazz.dreamlog.jp/archives/cat_9731.html

で検索すると使っている機器わかりますよ。
本当に素晴らしい音で聴かせて頂きました。
また、ゆっくり聴きたいですね。
でも、凄いの聴いてしまうと何かショック大きいですね(笑)
2013/11/10(日) 午後 9:28 [ Mr JKO ]


小布施にこんな素敵なお店があるのですか、まったく知りませんでした。(涙)
長野に行くときによく行くのですが、竹風堂か桜井甘精堂ばかり。
次回長野に行くときには、絶対行ってみます。
2013/11/11(月) 午前 11:12 [ 音楽ふぁん ]


桜井甘精堂と小布施駅入り口の中間に穀平味噌醸造場が有り、その奥にBUDが有ります。
月火曜日は休みの様です。
多分 長い時間聴いていられますよ(笑)
2013/11/11(月) 午後 3:07 [ Mr JKO ]


偶然 地元の案内地図で発見して まさかとんでもないモノ見てしまいました。
あの音聴いてしまうと 考えさせられますね!
良いモノは参考になりますが この音は別物です。
参りました(^▽^A・・・
2013/11/11(月) 午後 6:38 [ Mr JKO ]

自分の今回 偶然入った御店なんです。
スピーカーA-7 機器はWesternをはじめ 局用プレーヤーなど 見たことのないシステムでした。
この店でコンサートあるようです。
2013/11/12(火) 午後 9:43 [ Mr JKO ]

いやぁ〜、凄い機器たちですね〜。
自分も、一度はバドに行って聴いてきたいですね〜。
あるところには、あるもんですね。
びっくりしました(笑)
2013/11/14(木) 午後 8:15 [ クフィル ]

本当にびっくりしましたよ!
偶然入った店なんです。
でも 聴いてしまうと 悲しい現実が待ってます(^▽^)
自分に幻だと言い聞かせています(笑)
2013/11/14(木) 午後 10:43 [ Mr JKO ]
http://blogs.yahoo.co.jp/dkwbw587/10416138.html


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c4

[環境・自然・天文板6] 意識すればそこに量子が偏在する・・・ お天道様はお見通し
93. 中川隆[-7661] koaQ7Jey 2017年5月16日 08:58:32 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

仏教とシャーマニズム
http://bbs.jinruisi.net/blog/2017/05/2828.html

古代インドの神秘主義――ウパニシャッド哲学思想

キリスト教・イスラム教といった一神教以外の宗教にも、神・超越者との合一を目指す神秘主義思想が存在する。2600年前に始まるインドのウパニシャッド哲学がその一つである。

ウパニシャッドでは、究極的な真理・神である「ブラフマン(大我)」と、個的存在としての人間の実体である「アートマン(小我)」が一体化するという「梵我一如の思想」を説く。それまでインドを支配してきたアーリア人の宗教(バラモン教)が、呪術性の強い祭儀主義・祭式万能主義的であったのに対し、ウパニシャッドは「神人合一」を目指す神秘主義思想を体系化した。バラモン教の祭祀によって神に救いを求めるのではなく、一人一人の人間が瞑想法などの宗教的な修行によって「世界の根本原理・神(ブラフマン)」と一体化して救いを得ようとする神秘主義を確立した。この思想が、その後のインド宗教思想を貫く一つの柱となる。

「ブラフマン(宇宙原理)」という絶対的存在との合一を目指すウパニシャッド神秘主義思想は、初めはタパスという難行・肉体行を修行法としたが、やがてヨーガ修行法(瞑想法・精神統一法)へと変化する。瞑想や精神統一という行を通して、神との合一という神秘体験に至れるとした。修行を通じた神人一体の神秘体験こそが、「悟り」であり「解脱」であるとされたが、一方で、瞑想以外の行法として、日常生活の道徳的行為(カルマ・ヨーガ)を重要視する立場も現れた。

ウパニシャッド思想は、ブラフマン・超越的存在者との合一体験を「悟り」であり「解脱」であるとする。このブラフマンを「法(ダルマ)」としたのがシャカであった。シャカは瞑想などの修行法を通して「法」と人間の一体化を目指し、その達成が「悟り」を得ること(覚者になること)であり、輪廻のサイクルから「解脱」することであるとした。「シャカ仏教」は、ウパニシャッド思想の延長上に位置する神秘主義宗教とも言える。 (中川註: シャカではなく部派仏教の間違い)

一神教の教理組織宗教では、ひたすら神を信じ、これにすがる中で救いを得ようとするが、ウパニシャッドや仏教は、信仰のあり方が根本的に違っている。修行に励んだ結果、自ら神(ブラフマン・根本原理)や法(ダルマ)と一体化する体験を通して悟り(解脱)を得て救われるとする。
(*大乗仏教、特にその中の“浄土信仰”では、この大原則が根底から変化する)。

仏教の「密教」と神秘主義

仏教は神秘主義的な一面を持つが、同時に強力な思弁的・論理的・理知的な面も併せ持つ。実際、シャカの死後、弟子たちは複雑で難解な思弁の展開と精密な教理論争を行った。

一方で、仏教は知性重視の傾向を持ちつつも、見解の相違に対して比較的寛容であり、その多様性を認めてきた。キリスト教のように見解の相違を認めず、異端のレッテルを貼って迫害することはほとんどなかった。それは「密教」という強烈な神秘主義に対する姿勢にも現れている。キリスト教は神秘主義を「異端」として弾圧・排斥したが、仏教は「顕教(教理重視の方向性をとる立場)」と「密教(神秘主義)」と区分することで、神秘主義に顕教と対等な立場を与えてきた。

シャカ仏教の根本教義「法を悟ることによって成仏・解脱を目指す」。
(中川註: シャカ仏教ではなく部派仏教の間違い)

この成仏に至るプロセス自体が神秘主義的であるが、その神秘主義的側面を前面に押し出して、成仏(悟り・解脱)のための具体的な実践体系を整備し展開したのが「密教」である。「密教」という言葉には、他者にもらしてはならない秘密の教え・秘儀という意味が込められている。

5〜6世紀頃、大乗仏教の一派が、ヒンドゥー教から呪術や儀礼などを取り入れて「タントリズム」という秘密仏教をつくったのが、インド密教の始まりとされる。この「タントリズム(秘密仏教)」は、仏教本来の思弁的傾向・自己修業的傾向に対し、反思弁性・反理性主義的方向性・反苦行的方向性を主張した。高度な思弁や困難な苦行の代わりに、図や像といった象徴を用いて「悟り(解脱)」が達成できるとした。

6〜8世紀のインド密教が中国に伝えられて「中国密教」となり、9〜11世紀のインド密教がチベットに伝えられて「チベット密教」が成立した。中国密教では、天台宗が神秘的合一性の経験を重視する瞑想修行を発展させ、そこから座禅修行を中心とする禅宗(禅仏教)が形成された。さらに日本では、中国に伝えられたインド密教を空海が学び、密教的修行によって「即身成仏」(*人間が肉身を持った現世において真理を体得し仏・覚者になること)が可能であるとする神秘主義思想を確立した。

インドにおけるタントリズムは中世には大きな思想運動になったが、それと同時期(7世紀)に、もう一つの大きな神秘主義的思想運動が発生した。それがバクティー運動である。バクティー運動は「神への献身愛(バクティー)」という宗教的情熱によって神との合一を目指す。忘我による神との一体化を目的とした熱狂的な神秘主義である。

仏教教理のシャーマニズム化――「シャーマニズム仏教」の成立

シャカ仏教の根本教義には、自己を超えた存在(真理)との合一を目指す方向性が示されていた。
(中川註: シャカ仏教ではなく部派仏教の間違い)

しかし仏教が伝播していく過程で、土着のシャーマニズムの影響を受けたり、シャーマニズムの要素を仏教内に取り入れたり、あるいは部分的に融合するなどして、自らの宗教的本質を変質させていく。

とりわけ、中国に入ってきた仏教は、根本教理それ自体を変質させ、シャーマニズム化していく。

仏教はもともと、生きている人間が悟りを得るための宗教であり、死者の救いを目的としたものではなかった。ところが仏教は、シャーマニズムの影響を受け、「死者のための宗教・死後の救いのための宗教」に変わった。仏教では、死者は四十九日を過ぎれば“輪廻転生”するとされるから、いつまでも死者を弔うことや、まして死者の霊魂を定期的に地上に呼び戻すことは認められない。しかし中国に入った仏教は、祖霊の招魂を中心とする「シャーマニズム仏教」に変身し、それがそのまま日本に伝来する。

その後、中国では“禅宗”のみが仏教として存続し他の宗派は消滅したが、日本では仏教は、死者の救いを重点とする宗教として現在まで存続してた。日本仏教においては、寺は魂の修行をする場所ではなく、死者を祀る場所になった。シャカが説いた仏教と日本仏教は宗教教義の内容が異なるものになった。
http://bbs.jinruisi.net/blog/2017/05/2828.html
http://www.asyura2.com/15/nature6/msg/533.html#c93

[環境・自然・天文板6] 意識すればそこに量子が偏在する・・・ お天道様はお見通し
94. 中川隆[-7660] koaQ7Jey 2017年5月16日 09:04:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
>ブラフマン・超越的存在者との合一体験が「悟り」であり「解脱」である


この意味での悟りというのは大脳生理学の言葉で言うと、統合失調症や覚醒剤等の影響で左脳の機能が麻痺した状態を意味している:


奇跡の脳―脳科学者の脳が壊れたとき (新潮文庫) 2012/3/28 Jill Bolte Taylor (原著)
https://www.amazon.co.jp/%E5%A5%87%E8%B7%A1%E3%81%AE%E8%84%B3%E2%80%95%E8%84%B3%E7%A7%91%E5%AD%A6%E8%80%85%E3%81%AE%E8%84%B3%E3%81%8C%E5%A3%8A%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%81%A8%E3%81%8D-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%82%B8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%88-%E3%83%86%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%BC/dp/4102180214

右脳の世界


 右脳だけで生きている人間はいない。だが、ハーバード大学の女性脳科学者ジル・ボルト・テイラー博士は37歳のある朝、とつぜん脳卒中に見舞われ、左脳が機能しなくなり、回復するまでの期間、右脳のみで生きることになった。


 そのときの感覚を博士は、自分の体が溶けて(つまり固体ではなく流体になって)、宇宙と一体になったみたいだという。左脳の方向定位連合野は自分の体がどこから始まりどこで終わるかを判別しているが、ここがやられると肉体の境界線がなくなってしまうのだと。


 話は変わるが、現場でセックスをしていて自分を明け渡すような深いオーガズムを迎えそうになったとき、「溶けちゃう!」と言い出す女の子がいる。深いオーガズムへのプロセスでは、「スタッフとかまわりの人が1人ずついなくなり、最後には私もいなくなった」と言う子もいた。また、ある女性はオーガズム後のインタビューで、「宇宙とか世界とか、いろんなものをひっくるめて全部私なんだ」と語った。


 左脳には、右脳が感じた情報を時間軸に沿ってきちんと整理し、分析して、言葉化する機能が備わっている。それに対して右脳はこの瞬間瞬間を感じ取るだけだ。だから右脳にとっては過去も未来もなく、あるのは現在だけである。


 セックスの最中に相手のテクニックを過去の男と比べる子がいる。自分が密かに想いを寄せる人からされてるんだと妄想しながらしている子もいる。これらは意識が過去や未来に行っているわけだが、オーガズムは自分が今この瞬間にいないかぎり絶対に起きない。


 テイラー博士は著書『奇跡の脳〜脳科学者の脳が壊れたとき』(竹内薫訳、新潮文庫)の中で、右脳の世界をこんなふうに記している。


 〈左の脳の「やる」意識から右の「いる」意識へと変わっていったのです。小さく孤立した感じから、大きく拡がる感じのものへとわたしの意識は変身しました〉


 〈左脳は自分自身を、他から分離された固体として認識するように訓練されています。今ではその堅苦しい回路から解放され、わたしの右脳は永遠の流れへの結びつきを楽しんでいました。もう孤独ではなく、淋しくもない〉


 〈この体験から、深い心の平和というものは、いつでも、誰でもつかむことができるという知恵をわたしは授かりました。涅槃(ニルヴァーナ)の体験は右脳の意識の中に存在し、どんな瞬間でも、脳のその部分の回路に「つなぐ」ことができるはずなのです〉


 テイラー博士の受けた治療とは左脳の機能を取り戻すことだったのだが、その過程で別の学者2人が、チベットの僧侶とフランシスコ会の修道女を呼んで、ある実験をした。僧侶と修道女には瞑想や祈りをしてもらい、そのときの彼らの脳内を画像に撮った。すると、瞑想のクライマックスや神と一体になったとき、言語中枢そして方向定位連合野の活動が減少し、右脳が前面に出てくることがわかった。つまり、テイラー博士は科学者だけに、自分の体験のみならず、第三者の検証をもって自らの考えを二重に証明したことになる。


 『奇跡の脳』は全米で50万人の人々が読んだと聞く。そして日本でも影響を受けた人は少なからずいるはずである。博士はなぜこの本を書いたのだろう。脳卒中を体験し、結果として芽生えた利他の心や慈悲性が、自然とこの本を書かせたように僕には思える。


 深いオーガズムを体験した女の子たちが「こういうふうになればもっと幸せになれるのに」と気づき、開花した母性が他者に対して「苦しみを取って、楽にしてあげたい」とその子を突き動かすように……。


 言語化するのはたしかに左脳だけれど、左脳で勉強したことを書いたわけではないから、読んだ人は共感・共鳴したのではないだろうか。


 今は左脳が尊重される世の中だ。分析も論理も計算も言語も、そして右脳をコントロールするのも、それは左脳の働きである。だが、その左脳から右脳が自由になったとき、博士は悟りとも言える境地に達した。


 だからと言って、左脳が悪者というわけではない。生きていくうえでは両方が必要だ。しかし、右脳の世界を体験してみると、新たな気づきが起きるはずである。そのために脳卒中になるわけにはいかないけれど……。次回は、一般の人でも利他や慈悲の境地に至る方法論と言われる「マインドフルネス」について見ていきたい。
http://blog.livedoor.jp/yoyochu/archives/54689464.html



もちろん、釈迦の悟りはブラフマン・超越的存在者との合一体験とは次元が全く違うものです
http://www.asyura2.com/15/nature6/msg/533.html#c94

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
5. 中川隆[-7659] koaQ7Jey 2017年5月16日 10:59:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

名曲喫茶 バロック ヴァイタボックス 191コーナーホーン

東京都 武蔵野市 吉祥寺本町1-31-3 みそのビル2F

TEL : 0422-21-3001

営業時間12:00〜22:00
定休日 火曜日・水曜日

お隣はあの有名なジャズ喫茶メグです。
https://www.youtube.com/watch?v=lf6UmMV4s_s
https://www.youtube.com/watch?v=4uyepE06oUc
https://tabelog.com/tokyo/A1320/A132001/13050946/


地図
https://www.google.co.jp/maps/place/%E3%80%92180-0004+%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E6%AD%A6%E8%94%B5%E9%87%8E%E5%B8%82%E5%90%89%E7%A5%A5%E5%AF%BA%E6%9C%AC%E7%94%BA%EF%BC%91%E4%B8%81%E7%9B%AE%EF%BC%93%EF%BC%91%E2%88%92%EF%BC%93+%E3%81%BF%E3%81%9D%E3%81%AE%E3%83%93%E3%83%AB/data=!4m2!3m1!1s0x6018ee4762707117:0x92939d03945df01f?hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwj_lvLHnvPTAhUMh7wKHWXbAEgQ8gEIJTAA


さまよえる吟遊詩人さんの口コミ 40代前半・男性・茨城県 2011/03訪問

吉祥寺といえばかつてはJAZZ喫茶が盛んだった場所。

今回取り上げるバロックには並んで Meg という、これまた有名なJAZZ喫茶があり、もう何十年もここへ通っていた。

オーディオが売り物だったが、ロクな音で鳴っていたことはなく、いつも帰りには入店したことを後悔していた。

ある時、入店前から以前の記憶が蘇り、ふらっとバロックの扉を開けたのは、割と最近の事。

席に座ってびっくりした。

『ここいい音ですね』

わざわざ吉祥寺まで出向いて、うんざりしていた自分は何だったのか?

『会話はできません』 は入り口に告知があり、当然かも。
https://tabelog.com/tokyo/A1320/A132001/13050946/dtlrvwlst/B118445717/?use_type=0&smp=1

キット屋コラム「私のオーディオ人生」第20回 by Y下

先日東京都は武蔵野にあります吉祥寺の音楽喫茶バロックに行ってきました


吉祥寺の喫茶バロックの音

 喫茶バロックは全国的に有名なクラシック音楽を聴かせる私語禁止の老舗の喫茶店ですが、此処で使用されているスピーカーは私も愛用しているヴァイタボックスになります。

ここのヴァイタボックスは191コーナーホーンになり、同じヴァイタボックスの愛用者としての親近感もありどんな音で鳴っているのか私自身非常に興味がありました。

問題の音であるが、あくまで私の主観ですが、残念ながら本来のヴァイタボックスとは程遠い音になっていた

音は別として店内の雰囲気感は音楽喫茶の老舗を感じる貴重なお店でこれからも長く続けてほしいものである。
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-020.html

武蔵野市吉祥寺のバロックはジャズ喫茶メグの隣にあります。

奥に見えるのがVITAVOX CN191コーナーホーンSPです。個人的には昔日の憧れのSPでした。今聴いてみると高能率で音離れはいいが、歪っぽく感じます。

駆動系もネットワークも問題ありの感じがします。こちらもSPケーブルは長いです。ソースはLPオンリーの様子です。やっぱりレトロを売りにした音で、私がこのSPを所有したら全く違う鳴らし方をすると思います。SPの潜在能力はありそうです。
http://audio.nomaki.jp/meikyoku2/

197 :名無しの笛の踊り:2009/09/08(火) 21:32:48 ID:EO6vPwWu

バロック行ったけどねぇ・・・
曲と演奏者がLP時代で止まってるし、LPのコンディションも酷いよ。

750 :名無しの笛の踊り:2010/12/26(日) 21:25:41 ID:ilE5byCk

バロックは感じも良く、SPも良いので良い名曲喫茶と思っていますが、
私にとっては少し音量が大きいと感じておりました。
現在はどうでしょうか?


751 :名無しの笛の踊り[sage]:2010/12/26(日) 23:07:21 ID:P9Q2E+fA

あの煩さは難聴の年寄り相手だから仕方がない

752 :名無しの笛の踊り[sage]:2010/12/27(月) 01:17:52 ID:FR2MgLFD

中村数一店主が存命健在の頃は今よりも凄かった。
年末のフルヴェンの第9は、年に一度の耳の大掃除と呼ばれていたものじゃ。


202 :名無しの笛の踊り[sage]:2009/09/09(水) 17:01:12 ID:QZD+NYT2

バロックはママがすごくいい人。

開業した御主人は亡くなってしまったから、再生装置もレコードも更新されていない。 
そのまんま。 更新したくてもできないし、勝手にしたくもないというお気持。

だから、時間が止まったみたいになってしまった。
不思議な店なんだよ。


570 :名無しの笛の踊り[sage]:2010/06/19(土) 16:12:00 ID:om1poo2e

御主人(故人)がやってらした頃から知っているが、機器の更新ができなくなってしまったのが痛いな。 御主人はクラシック・ファンと言う以上に、オーディオの専門家だった。 東芝から脱サラしたような話を聞いた事がある。

映画館のPAをいくつも手掛けられたとか。
ヴァイタヴォックスに魅せられたのも、ずば抜けた能率の良さから。

電気食い虫みたいな低能率のスピーカーは、どんなに良い音がしたとしても軽蔑していらっしゃった。

571 :名無しの笛の踊り[sage]:2010/06/20(日) 01:43:14 ID:6SrrdJWa
>>570
ご主人がいられた頃の音をぜひ聞きたかった・・
しなやかなLPの音を聴きたくて今年3月訪問したのですが。

574 :名無しの笛の踊り[sage]:2010/06/26(土) 22:08:40 ID:kJiydDll
>>571
LP盤でしか聴けない秀逸な録音は認めるが、竹針で引っかいたような音は聴くに耐えない。


576 :名無しの笛の踊り[sage]:2010/06/29(火) 15:19:17 ID:k60yAC7u

ババアと取り巻きには、最高の音に聞こえるらしい。

590 :名無しの笛の踊り:2010/07/04(日) 14:53:20 ID:xo9MiroT
>>576
>ババアと取り巻きには、最高の音に聞こえるらしい。

「バロック」体験のなかでも重要だと今でも評価していること一つが、
SP盤の針音の向こうの音楽が「美しい」と感じられたことだよ。

「音じゃない、音楽の精神を聴け」というのが親父さんの口癖だった。

LPの音の更新は止まってしまっているのだろうが、逆に録音音楽史の中でも最高級にドイツ音楽が表現意欲を持った時代の音楽が、収集されてそのまま維持されている事が重要なんだよ。

416 :楽興の時[age]:2010/03/11(木) 15:41:21 ID:+pelnDej

吉祥寺の名曲喫茶バロックでLPを楽しみました。
いやいや素晴らしい音ですねビックリ仰天です。
フルトヴェングラの再生では東西最上でしょう。

ヴァイタヴォックスCN191、チューブ式プリ/メイン(直熱三極管PW)
ガラード、SPUで何れも最高のコンディションで鳴るのですから当然と云
えば当然です。

しかしこの音、この水準を維持する技術は大変なものです。素人では決して
出来ません。どなたがなさっているのでしょうねぇ?

LPコレクタで有名な江夏さんとこの音と比しても勝るも決して劣ってはい
ません。なんせ奏者の気迫がストレートに伝わってくるんですから。
これはヴァイタボックスの中音域の密度が異常に濃いためで優れたアンプの
成せる技です。(江夏さーん、勉強になりますよーっ!!)

そうそうウェイトレスさんは若き上品な美しいお嬢さんです。
こんな喫茶店が未だ存在することが奇跡に思われてなりません。

417 :名無しの笛の踊り[sage]:2010/03/12(金) 02:28:28 ID:AqGP65D/
>>416
ガラードとかSPUとかよくわかるね。
訊ねてみたの?


418 :楽興の時[age]:2010/03/12(金) 13:43:39 ID:VnWXSTWv
>>417 
いえいえAMP室はガラス張りで見れば誰にでも判りますヨ。

ちなみにSPはヴァイタヴォックスとタンノイ(レクタンヨーク)の2系統、ターンテーブルはガラード/SPUとテクニクス/エンパイアの二組、主としてLPのプレス時期や状態で使い分け、同様に5系統の真空管AMPもそれぞれの特徴を旨く使い分けてされています。

実は私、その昔これらを設計製作されたご主人(故人)に音楽再生の妙を手を取り足を取り教えて頂きました。例えば回路よりもコンストラクション、ワイアリングの重要性を教わったものです。

そんなことよりも本物の音楽は1920年代後半から30年代前半のシェラック盤にこそ残っていること。因みにブッシュSQ、エレナゲルハルトの歌曲に心底仰天したものです。
いやいや話が横道に反れました。


419 :名無しの笛の踊り[sage]:2010/03/12(金) 19:22:42 ID:dQL46EhM

コンストラクションと回路の違いがわからん


424 :楽興の時[age]:2010/03/13(土) 11:23:10 ID:4RxzJsBz
>>419 
回路とは当然アンプのそれを云います。中村氏はウェスタン系がお好みでした
水準を越えた回路であれば音決めの決定的要因の一つがアンプのコンストラクションです。即ちマテリアル選択も重要ですがシャーシ上の配置、取付手段で音がコロコロ変わります。回路図変更以上に例えばシャーシ内の配線引き回しで鳴ってくる音楽そのものが変わってしまいます。これをバロックのご主人様から教わりました。


287 :名無しの笛の踊り:2009/11/26(木) 00:29:24 ID:PdSYFSB5

京都の柳月堂はそれなりに評価してるけれど、
東京の吉祥寺「バロック」こそが名曲喫茶の最後の砦だと思う
http://unkar.org/r/classical/1241706537

 今や“ジャズの街”というイメージが強い吉祥寺。しかしその昔は名曲喫茶が数多く立ち並び、また文化的な街としても知られていた。かつては大岡昇平の小説にちなみ「武蔵野夫人的街」とも称され、金子光晴などの文豪らも、この街で育った。

 クラシック音楽鑑賞店「バロック」は、そんな吉祥寺に、昭和49年に創業。
以来、隣に店を構えるジャズ喫茶の雄「MEG」とともに親しまれてきた。

しかし時代の流れに伴い、次第に街の様相は変化。吉祥寺は若者の街へと変わり、周辺のエリアも歓楽街へと変貌していった。名曲喫茶が次々と店を閉める中、「バロック」は「吉祥寺を守りたい」という強い信念のもと、往時と変わらぬスタイルで、この街の文化を守り続けているのだ。

 店の流儀は創業当初と変わらず。座席は、まるで教室のように、スピーカーに向かって同じ方向に並べられている。もちろん私語は厳禁。読書や書き物をしてもいいが、自分のリクエストがかかっている間は、それもご法度。ほかの街の名曲喫茶が、次々と私語解禁するなかにあって、あくまでも往時のスタイルを踏襲し続けている。偏屈な店と思う人もいるかもしれない。しかし“あの頃”となんら変わらない店の存在に、心癒される大人達は多いのだ。

 真空管のアンプは、先代のマスター中村数一氏が手作りしたもので、やわらかな音色が特徴だ。

店内にはイギリス製のスピーカーが2組あり、かける曲によって使い分けている。

たとえばエルマン愛奏曲集のような、繊細でやさしい調べには、タンノイを使用。

一方、オーケストラのレコードをかける際には、ヴァイダボックスを使い、迫力の重層的な音を楽しむ、という具合だ。

アナログレコード特有の温かみのある音色は、自宅の小さなステレオで聴くのとは比べものにならない。まるで空気が震えるような臨場感溢れる音で、演奏家の息遣いまで聞こえてくるかのよう。ここに来れば、至福の音楽に包まれ、ひとりになることができる。大人の秘密基地のような一軒。


1.それぞれの曲の特徴に合わせ、「タンノイ」と「ヴァイダボックス」を使い分けている。

2.劇場などで使われていた真空管を用い、先代マスター中村数一さんが手作りした真空管アンプ。

3.レコードは6000枚ほど所蔵。その時かけているレコードは、ホワイトボードで確認できる。持参したレコードをかけてくれることもあるが、レコード針を守るため、スプレーなどの薬剤を使用せず、ガーゼで手入れしたレコードのみの対応。

4.ブレンド800円。追加注文は半額で。創業以来変わらぬ豆を使っている。水はNASAでも使用しているという浄水器を通しており、やわらかくまろやかな味わいが魅力。

5.現在店を守るのは、先代マスターの奥様、中村幸子さん。彼女を慕って通うお客さんも多い。
http://e-days.cc/features/tokyo/spot/chuosen/dining/baroque.php

 名曲喫茶「バロック」 

 吉祥寺駅東口から線路沿いに西荻窪方面に戻る。ヨドバシカメラ裏手横丁の一角にこのお店はある。隣は存在しながらも既に伝説となっているジャズ喫茶「MEG(メグ)」。

 バロックは最近ラジオで「お客様に厳しいお店」という事で取り上げられた。その伝統は今も続く「会話禁止」。開店当初、先代店主・故中村数一さんは大人しく勉強をしていた学生を「音楽を聴かないのならお代は返すから帰ってくれ!」と言って追い出したという。

 だが頑固ばかりではない。当時人気だった指揮者カラヤンを嫌いと自称するお客のリクエスト。ベームだと嘘を言って、カラヤンのLPをかけてわかるかどうか試したり。ネジで動く旧型蓄音機がどうして音が出るのか聞かれた時に「中に電気装置が隠してあるんです」ととぼけたり。店を「バラック」と呼んでいての茶目っ気たっぷり!

 月に一回開くSP(CDでもLPでもない!)コンサートは厳しかった。ただ漫然と物理的に「聞く」のではなく、神経を集中して音楽を「聴け」が口癖。聴衆が集中していないと「もう今日は一曲もかけないから、帰れ!」と追い返されたり。

フルトヴェングラーの信奉者だったが「フルヴェン」ばかりを聴いても駄目だとも。そして評論家や雑誌の請け売りをもっとも嫌った。

「それは、ホントにアナタ自身が考え抜いた意見なのか? どこかの引用を自分の意見だとしているだけじゃないのか」

とよく追及されたのを思い出す。 魅力的な個性の持ち主にはこのような誰の真似でもない独自の自己表現スタイルがあるものだ。

 タンノイとヴァイタボックス・真空管スピーカーから大音量で聴くLPレコードの音色は格別。珈琲800円は高いと思われるかもしれないが出入り自由。昔は珈琲一杯で一日いた若者が少なくなかった。

「会話禁止」だが、2代目幸子さんは優しいので勉強や読書は大目に見てくれる。開店以来の「自由帳」は百冊近くに。小生も「フーテンの虎」名でたまに投稿中。

 何かに行き詰った時。名曲喫茶で巨匠の古典音楽を無心に聴いてみる。先程まであんなに拘っていた事が、大した問題ではなかったと気づく時がある。名曲喫茶は自分を見つめ直す道場かもしれない。
http://blog.goo.ne.jp/tokizawa2004/e/7acd94bb92cf458d5ab9646671118529


バロック〔吉祥寺 喫茶店〕


吉祥寺駅北口、線路沿いに新宿方面に戻り、はらドーナツの向かいの小路を入って右側2階「バロック」コーヒー800円をすすりながらクラシックにひたります。吉祥寺の名曲喫茶といえば、学生時代からレンガ通りのコンチェルトには何度か足を運びましたが、1974年創業のこちらのお店には未訪問のままでした。

一応一階にサインが出ているものの、同じビルにはジャズのライヴハウスやカラオケパブも入っていて、外観は全然喫茶店らしさがありあません。しかし、一度扉を開けると、中からレコードの重厚な音が聞こえてきます。私語は厳禁と貼られている横にはフルトヴェングラー協会の会報が置かれていたりして。由緒正しい名曲喫茶ですね。大きな真空管アンプとヴァイダボックス・タンノイの2組のスピーカー。椅子はスピーカーに向かって正面または90度に配置されています。

店内は十分明るく、堅苦しくはないもののどこか凛とした空気もあります。先客なし、スピーカー正面近くの席につくと、飾られてる花の香りが漂ってきました。ガラス越しの隣のスペースにLPがずらりと並んでいて、その脇にターンテーブルも見えます。ガラスのところに、今流れているLPのジャケットがディスプレイされ、脇にホワイトボードで曲目が表示されていて親切。また、カザルスやリヒター、ジャクリーヌ・デュ・プレといった往年の名演奏家たちの写真やLPが飾られています。

席に近づいてきたのは、今お店を仕切られている先代マスターの奥様。淹れていただいたコーヒーは香り豊か。コーヒーと一緒にオレンジ色の注文票を置いていかれますが、これがリクエストカードになっています。ちょうどかかっていたイ・ムジチの演奏するヴィヴァルディの四季が終わり、奥様が

「なにかおかけしますか?」

といらっしゃいました。普段は勝手に流れてくる曲をのんびり聴くのが好きなのですが、ぜひ何かリクエストしてほしい、という雰囲気(^^; そこでちょっとひねってフランスものを何か、と言うと、奥様はロマン派のLPリストを持ってこられて、

あまりないのですが、、

と(名曲喫茶で流れているのはドイツものかバロックが断然多いですからね)。そこで、ドビュッシーとラヴェルの弦楽4重奏曲を探すと、いやいやけっこう揃ってるじゃないですか、、ということでカペー4重奏団の1928年の録音をリクエスト。1928年といえば、ドビュッシーが没してまもなく、ラヴェルはまだ存命中です。

ノン・ヴィヴラートの響きと随所で使われるポルタメントに1920年代のニオイを感じるけれど、モノラルとはいえ音はくっきりと浮かび上がるのは、タンノイのスピーカーならでは、なのかな。くっきりした音像のせいか作曲者、演奏者双方の鬼才ぶりがよくわかります。曲が終わって、奥様が「なかなかこういう曲をおかけする機会がないのですが、いい演奏ですね」とニコニコおっしゃいます。そして「こういう演奏にはやはりタンノイがいいですね」。すみません変化球のリクエストで。でも、奥様も音楽が本当にお好きなことがよくわかる一言でした。

オーケストラの再生にはヴァイダボックス、と再生システムを使い分けてるという芸の細かさ。800円のドリンクはやや高いけれど、気張らずクラシック音楽に没頭できると思えばリーズナブル。もう1曲、バッハの管弦楽組曲をのんびりと聴かせていただきました。また時間があるときに、ゆっくり訪れたいと思います。ごちそうさまでした。
http://w-shinjukulunch.seesaa.net/article/354740500.html


Capet String Quartet - Debussy String Quartet
http://www.youtube.com/watch?v=zXnO_VAoZic
http://www.youtube.com/watch?v=2T2rpquspTQ
http://www.youtube.com/watch?v=UARKc0q8SDw


Capet Quartet plays Ravel
http://www.youtube.com/watch?v=M1d4N60d6Oc
http://www.youtube.com/watch?v=C9mp6LxUTKA
http://www.youtube.com/watch?v=01rjd72nTTU
http://www.youtube.com/watch?v=tXSYCIfAWGo




吉祥寺のクラシック喫茶 バロック 2013.05.10


吉祥寺のバロックといえば、クラシック好きならいったことのある人も多いと思います。

僕も、大学時代から行きつけていました。

久々にお店いくと、何と、「禁煙」の札が入り口に!
時代の趨勢には勝てませんなぁ

「あら、お久しぶりじゃない、あなた」
「おばさん、禁煙になっちゃんたんですか?」
「そうなのよ、ごめんなさい、外で吸ってね」

いわゆるクラシック喫茶は、音楽を楽しむのが第一義なので、会話とかは厳禁。

ストイックな感覚は、初めて訪問する方にはちょっときついかもしれません。

このお店の特徴は3つあります。

1つ目はその音。

装置の方は‥
亡くなられたご主人お手製の真空管アンプが何台も鎮座しています。

スピーカーはヴァイタボックス。
サブはタンノイのモニターゴールド。
ターンテーブルはガラード401。


音は中々武骨。
音が太くて艶っぽい。繊細さを求めるより力感重視といった趣です。

典型的にソースを選ぶ風で、

リヒターのマタイをはじめ、カンタータ等はのきなみ素晴らしい。

昔からいいなぁと思ってリクエストして聴いているのが、

バックハウスとVPOのベートーヴェンの第一P協、
オイストラッフとクリュイタンスのベートーベンV協、
フランソワとフレモーのショパンの第二P協、

この辺りは、音が図太くて、まさに「生きている」というサウンドです。

一方、?というのもあります。


他にモノラルの室内楽の往年の名盤もいい感じです。
例えばバリリ四重奏団やウラッハのクラリネット等は、滋味溢れる音が楽しめます。


特徴の2番目は珈琲の味が抜群な事。

僕はサイフォン派なのですが、ここのブレンドは豆をたっぷり使い、
甘味を含むコク、薫りは絶品だと思っています。もちろんサイフォン式。
いつもおかわりを2杯たのんでいます。

特徴の3番目は奥様です。
この方を見ていると音楽が好きなんだなぁとしみじみ思います。

大学時代、リクエストした曲を聴きながら試験勉強をしていたら怒られた事があります。

その時はカザルストリオの「大公」だったと記憶しています。

「三本松君。あなたね、自分でリクエストしたんでしょ!
ちゃんと聴きなさいよ。神様の音楽に対して失礼だと思わないの!」

その時は正直、ビックリしました。何で怒られなきゃいけないのよと。

内心、フザンケンナ、こっちは留年するかしないかの瀬戸際なんだぞ!

と思いましたが、良く考えてみれば、当然なんですよね。

ある時は、見たこともないような高級チーズをお土産にもたされたり‥

ちなみに今日は、デュプレとバルビローリのエルガーをリクエストしましたが、
イマイチ音が来ませんでした。

むしろ、その後にかかったフルトヴェングラー&VPOの「田園」が素晴らしかった。

昔からの馴染みのお客さんがリクエストしたのですが、ヴァイタボックスにピッタリの音で、「こんなにいい演奏だったっけ?」と思いました。

夕方と言う事もあってか、結構お客さんが入っていたので嬉しくなりました。

おばさん、まだまだ頑張ってもらわないと!
https://teikokusoken-cojp.ssl-xserver.jp/?QBlog-20130510-1

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c5

[環境・自然・天文板6] 意識すればそこに量子が偏在する・・・ お天道様はお見通し
95. 中川隆[-7658] koaQ7Jey 2017年5月16日 11:20:15 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

釈迦の悟りについては

釈迦の悟りとは何であったのか?
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/739.html
http://www.asyura2.com/15/nature6/msg/533.html#c95

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
6. 中川隆[-7657] koaQ7Jey 2017年5月16日 12:53:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2013年 03月 16日 思い出の名曲喫茶“バロック”
http://jbls9500.exblog.jp/18762038/
http://jbls9500.exblog.jp/19339633/
http://lace-leaf10.rssing.com/chan-6367261/all_p60.html


東京に住んでいるときに、毎週のように通った場所です。
クラッシック喫茶“バロック”です。

看板・ディスプレイは20年前からまったく変わっていません♪
http://jbls9500.exblog.jp/iv/detail/?s=19339633&i=201305%2F06%2F96%2Ff0247196_15453292.jpg

内部も“まったく”変わっていません♪
http://jbls9500.exblog.jp/iv/detail/?s=19339633&i=201305%2F06%2F96%2Ff0247196_15455516.jpg
http://jbls9500.exblog.jp/iv/detail/?s=19339633&i=201305%2F06%2F96%2Ff0247196_1546933.jpg


20年前と何も変わっていません。細部にわたっても何も...

ある意味凄いとおもいます。

オーナーにもお会いできましたが、20年前より元気になられたような...

メインスピーカーはヴァイタボックスCN191コーナーホーン

サブでタンノイのレクタンギュラーヨーク


300Bプッシュプルアンプ 211シングルアンプなどなど
何種類かの真空管アンプで駆動してくれました。

クラッシック 特にフルトヴェングラーの再生に関しては夢のような音を奏でてくれるシステムです♪

タンノイも古い録音を美味しく再生します。
これを原音というと...大きな疑問がありますが感性に訴える素晴らしい体験ができます。


珈琲も抜群でした♪
サイフォンでいれるその珈琲は絶妙な味わいで、 私には再現不可でした。


沢山の事をここで学びました。
http://jbls9500.exblog.jp/18762038/

名曲喫茶“バロック”から学んだこと@ 2013年 03月 16日
http://jbls9500.exblog.jp/18762081/

名曲喫茶バロックから多くのことを学びました。

当然メインがこのスピーカー
http://jbls9500.exblog.jp/iv/detail/?s=18762081&i=201303%2F17%2F96%2Ff0247196_820346.jpg

ヴァィタボックスCN191コーナーホーン


ウーハーが見えない...ユニットが見えない...

今までの自分の体験ではまったく想像できないものでした。
しかし、本当に美しいモデルです。

その音は素晴らしいの一言♪

特にフルトヴェングラーに関しては“最高♪♪♪”といえる表現でした。

リクエストもフルトヴェングラーが多いのは納得できますね。

年末にフルトヴェングラー/バイロイト祝祭Oの第九のコンサートは最高でした♪

今は広島に住んでいるのですが、東京に住んでいる方がうらやましいです♪

是非一度伺ってみてください。
http://jbls9500.exblog.jp/18762081/

東京のクラシック喫茶 バロックのレクタンギュラーヨーク
http://jbls9500.exblog.jp/23082802/

ここで再生されるこれ(エルマン愛奏曲集)などは...

http://jbls9500.exblog.jp/iv/detail/?s=23082802&i=201410%2F08%2F96%2Ff0247196_15545931.jpg

最高の音を私に与えてくれます。

良質な蓄音機で再生される音を何度も聴きましたが、それに迫る音です。
以前ここで記事にしましたよね♪

ここのシステムの事を書きますが、

ほとんどのソフトはヴァイタボックス CN191コーナーホーンで再生されるのですが、室内楽やSP復刻盤 小編成の声楽などはヴァイタボックスでは大柄になりすぎ、しらけてしまいます。

それに味が薄くなりますね。

そこでのタンノイが活躍します 

これで再生するとこれらの音楽は素晴らしく生きます 
勿論独特の癖が付加されているのでその音に支配されてしまいますが...

これらのジャンルには究極のスピーカーなのですが、
まず初期型の箱とユニット それも程度のいいものを探そうとすると
軽く3桁は超えると思われます。
http://jbls9500.exblog.jp/23082802/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c6

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
7. 中川隆[-7656] koaQ7Jey 2017年5月16日 12:57:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

名曲喫茶“バロック”の音については評価が大きく分かれますが、“バロック”の装置はフルトヴェングラーのレコードを上手く再生する様に特別に調整されているのですね:


クラシックの核心 片山 杜秀 (著)
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%AE%E6%A0%B8%E5%BF%83-%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%81%BE%E3%81%A7-%E7%89%87%E5%B1%B1-%E6%9D%9C%E7%A7%80/dp/4309274781


「フルトヴェングラー」の章では「音は悪くてかまわない」と、小見出しがあって次のような記述があった。(137頁)

「1970年代以降、マーラーの人気を押し上げた要因の一つは音響機器の発展があずかって大きいが、フルトヴェングラーに限っては解像度の低い音、つまり『音がだんごになって』聴こえることが重要だ。

フルトヴェングラーの求めていたサウンドは、解析可能な音ではなくて分離不能な有機的な音、いわばオーケストラのすべての楽器が溶け合って、一つの音の塊りとなって聴こえる、いわばドイツの森のような鬱蒼としたサウンドだ。したがって彼にはSP時代の音質が合っている。」

オーディオ的にみて興味のある話で、そういえば明晰な音を出すのが得意の我が家の JBLシステムでフルトヴェングラーをまったく聴く気にならないのもそういうところに原因があるのかもしれない。

通常「いい音」とされているのは、端的に言えば

「分解能があって奥行き感のある音」

が通り相場だが、指揮者や演奏家によっては、そういう音が必ずしもベストとは限らないわけで、そういう意味ではその昔、中低音域の「ぼやけた音」が不満で遠ざけたタンノイさんだが、逆に捨てがたい味があるのかもしれないと思った。

「いい音とは」について、改めて考えさせられた。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/9426791e31fc7636d184b63f894b6d3f



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c7

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
8. 中川隆[-7655] koaQ7Jey 2017年5月16日 13:37:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

「感動は 最初の一度だけ 」 クラシック喫茶 「バロック 」 (吉祥寺 )で教わったこと
2013 05.09  スケルツォ倶楽部 Club Scherzo
http://scherzo111.blog122.fc2.com/blog-entry-275.html


フルトヴェングラーの「シューマン 第4交響曲 」
https://www.youtube.com/results?search_query=Schumann++Symphony+No.+4++Furtwangler+
http://www.nicovideo.jp/search/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%80%80%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC4%E7%95%AA%20%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%BC?track=nicouni_search_keyword


 吉祥寺は、私 “スケルツォ倶楽部”発起人が、高校時代から 焦燥の浪人生活一年 を経て 四年間の大学生時代を通し、いずれも その通学途上の「寄り道 」ポイントのひとつでした。

 それから四半世紀もの時間が経過するうち、私自身の住まいも生活圏もJ.R.中央線沿線からすっかり離れ、今では ここを訪れることも 実は 殆どありません。

 すっかりご無沙汰にもかかわらず、この駅で降りれば 足が向く方向は 決まっています。

 それは ― 老舗のクラシック名曲喫茶「バロック 」です。


 喫茶「バロック 」は、私が高校生の頃から 時々訪れては、幾度となく 静かな時間を過ごさせてもらった、忘れられない場所のひとつです。

 強烈に記憶しているのは、訪問する頻度も高校時代より少し増えた、大学一年生の時の思い出です。


▼ 1982年

 大学に入って初めての前期試験を無事に終え、帰宅すれば 明日から夏季休暇という 精神的にも開放感に満ちた午後、いつものように 吉祥寺駅で途中下車した私は、ひとり「バロック 」に向かいました。

 季節は夏でした。

 店内に来客は他になく、閑散とした静かで涼しい席に坐って、顔見知りのウェイトレスさんに アイスコーヒーを注文すると、まさにちょうど 一枚のレコードが 新しくプレイヤーにかかるところでした。

 「演奏中 」のレコードが掲示される定位置 − すなわち厨房とホールを隔てているガラスの向こう側 − には、フルトヴェングラーの「シューマン 第4交響曲 」という 渋い一枚が。

ロベルト・シューマン作曲 交響曲第4番 ニ短調

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団

音 盤:ドイツ・グラモフォン
録 音:1953年 イエス・キリスト教会

 私には 大指揮者フルトヴェングラーに対する思い入れは 特になく、これは 初めて目にするレコード・ジャケットでした。

 当時すでに19歳でしたが、私は シューマンの交響曲は タイトルがついてる 「春 」「ライン 」以外の 2曲を まだよく知らない頃で、恥ずかしながら、第4番を聴くのは この時が初めてでした。

 馴染みの薄い名曲を初めて聴くというのに、こんな古い録音では イヤだなー と、正直 その時は 心の中で思いました。

 「バロック 」店内に 昔から鎮座しているイギリス製 ヴァイタヴォクス Vitavox のスピーカーからは、レコードの外周を 針が最初にトレースする音 − それはまるで 巨大な線香花火が 四方へ ばちばちと火花をランダムに飛び散らせるような、豪快なノイズ − が 聞こえてきました。

 けれども シューマンが始まった途端、その音楽の物凄い求心力に 私は 無理やり両耳を引き寄せられてしまったのです。

 1953年のベルリン・フィルの弦セクションすべての − ヴァイオリンもヴィオラもチェロもコンバスも − 楽器にぴんと張られている弦の一本一本が、演奏者たち自身の血管であり、そこには どくんどくんと血が通い、激しく脈打っていることが判りました。

 ひとつの音楽を奏でることを目的に ベルリン・フィルのメンバー全員は、恣意的なフルトヴェングラーの棒(タクト )につつかれ、転がされ、弾(はじ )かれ、ひとつの有機的な楽器と化して 鳴り響いていました。

 最初から その音楽は まったく弛緩することなく、気づいたら あっというまに第一楽章が終わってしまいました。信じられないことですが、感覚的には それは 本当に一瞬のことでした。

 続く二つの素晴らしい中間楽章を経て、やがてクライマックスの終楽章を目指して 音楽はひたすら駆け昇っていました。そう、足元は険しい山岳地帯であるにもかかわらず、そこではシューマンが遺した聖句を 熱烈に伝えることを託された演奏家たち全員が 一斉に同じ方向に顔を向け、足取りも確実に、歩幅も大きく、音楽の頂上を目指して ただひたすら勇ましく邁進する姿を描いています。

 しかも そこで フルトヴェングラーは 容赦なく さらなる加速を指示するではありませんか。すでに もう十分に ここまでのプロセスで 興奮の極みに達していた 私にとって、さらに登り切ったその頂上で 炸裂するように光り輝く 眩しい第四楽章が 遂にその姿を現した時の 内心に沸き立った高揚感は 筆舌に尽くせませんでした。

 はい、この時 私は 間違いなく「感動 」していました。

 これは 何と素晴らしい曲、また何と説得力ある演奏であろうか、この日まで これほど心を動かされた演奏には 出会ったことがない、とさえ思いました。

 「感動 」は、その日の帰り道、まだ若かった私を クラシックのレコード店へと走らせました。新しく知った、このシューマンの 交響曲第4番という名曲を レコードで手元に置いておかなければ なりません !

 しかし その日、レコード・ショップには フルトヴェングラーのレコードはなかったので、代わりに たまたま店頭在庫があった 比較的新しいステレオ録音の国内盤L.P.を 買い求めて帰宅しました。

 けれども それが誰の指揮で、どこのオーケストラだったか、レーベルさえ記憶していません。なぜって、貧しい学生だった私が 大枚 はたいて購入したにもかかわらず、そのレコードの演奏内容ときたら − 「バロック 」で体験した 素晴らしいフルトヴェングラー盤の感激とは 似ても似つかぬ、まったく生ぬるい ふやけた演奏だったので、これに激しく失望、若かった私は 腹立ちまぎれに 翌日すぐに 中古盤店へと足を運び、その一枚を 未練もなく 手放してしまったからです。


 さて、当時まだ19歳だった私は、この失敗(? )を振り返って、こんなふうな考えに至りました。

 きっと私は シューマンの4番に「感動 」したのではなく、実は フルトヴェングラー / ベルリン・フィルの演奏に「感動 」したのだ、と。だから 同じレコードからでなければ、あの「バロック 」で味わった「感動 」を 追体験することは出来ないのだろう。そうだ、あのレコードを探すんだ !  

 若かったです。 J.R.中央線沿線にあるレコード店 & 中古盤店をしらみつぶしに通い続けた挙句、少しばかり時間を要しましたが、たしか国立駅のディスク・ユニオンに「バロック 」で聴いたのと同じレコード = フルトヴェングラー / ベルリン.フィル(1953年、グラモフォン)盤をようやく見つけ、中古で購入することができました。

 大喜びで 自室にこもり、愛用のパイオニア70年代型セパレート・シスコン(笑 )で思い切りの大音量で鳴らしてみましたが・・・ 

何故か 最初に味わった時の高揚感が 訪れてくれません。

こんなはずではないのに、と思いながら聴き続けます。

第4楽章の主部に突入する直前の盛り上がりは 素晴らしく、あの夏の日の午後に「バロック 」で耳にしたレコードと たしかに同じ演奏である という記憶は鮮明でしたが、しかし、私の耳は、あの日に感じた 同じ「感動 」のエクスタシーに浸ることは、許されなかったのです。

 当時まだ19歳だった私は、ここで さらに考え込みました。

 きっと、あのときの「感動 」は「バロック 」だけでしか味わえないものなのだ。
そうに違いない、よし 試してみよう・・・ って、今 思えば、もはや病気かも(? )です。

 再び「バロック 」を訪れた私は、逸(はや )る心を抑えつつ アイス・コーヒーを注文するより先に フルトヴェングラー盤で「シューマンの4番を! 」リクエストしました。けれど・・・

 若かったです。 当然のことですが、やはり 最初に聴いて感じた あの陶酔は、二度と訪れなかったのでした。

 ただ、初めて フルトヴェングラー盤で「シューマンの4番 」を聴いたときに、その第1楽章で、さらに第4楽章の主部に至る序奏部で、ここで 自分が「感動した 」という記憶を 「思い出した 」だけでした・・・。


▼ 現在 (2013年 )
 
 ・・・でも、さすがに 今の私であれば、もう すでに悟りを得ています。

 そうです。「感動 」とは 極めて個人的なものであり、そして 常に一度だけしか訪れないものであるということを − 。
 
 ある意味で、音楽の「感動 」とは、それまで未知だった 価値の高い作品や演奏、あるいは 解釈と、初めて出会うという「体験 」、その「驚き − サプライズ 」や「衝撃 − ショック 」に似ています。

しかし それは、最初に出会った 一度限(き )りのもの なのです
( 一度限りで 空中に消えてしまう生演奏 = ライヴの価値が高い理由も、まさにそこにあるわけですが )。

 ある音楽を 聴いた体験が どれほど大きな「感動 」を生んだとしても、その素晴らしさを 認識してから もう一度 同じ「感動 」を 期待して 二度目を聴いたとしても、それは「すでに知っているものを再確認 」する行為に過ぎないのです ( 但し、一度目の邂逅において気づかなかった要素、部分、見落としていた工夫などを、二度目以降に接した結果 そこで「初めて 」気づき、発見する − というレベルにおいての「感動 」は “あり”と思います )。

 たしかに フルトヴェングラー / ベルリンフィル による 1953年録音「シューマン:第4交響曲 」は、たいへん素晴らしい、多くの優れた要素を含む 価値も高い歴史的名盤です。

 しかし、だからといって それは、誰が、いつ聴いても、何処で聴いても、何度聴いても、常に繰り返し「感動 」を得られるような 便利なスイッチ ではないのです。

 それは、考えてみれば 当たり前のこと。だって、「感動 」とは、音楽作品の側に存在するものではなく、音楽を享受する人間の心の側にしか起り得ない現象である、という、そんな基本的なことは、スケルツォ倶楽部会員の皆さまなら どなたもご存知の真実です。

 たとえ いかなる「歴史 」も、過去に一度しか起きたことがなかったように、個人レベルの「感動 」も また 実は同じです、決して 二度と 起きません。

 思えば、 村上春樹の小説「ノルウェイの森 」の登場人物 直子が、主人公である ぼく(ワタナベ君 )との 身体の交歓によってエクスタシーを感じることができたのは 最初の一回限(き )りだけのことで、それを 彼女自身も悩んだ末、あれは「何かの加減で一生に一度だけ起こったこと 」だったなどと、振りかえるところに なんだか 象徴性を感じてしまいます。

 また、中井正一の「歴史の聖なる一回性 」という有名な言葉も思い出しました。「一期一会 」の本質も まさにそこにあると思います。はい、今の私なら よく わかっています。

 ・・・で、ようやく 話は 本文の冒頭まで 戻ってまいりました。


 この5月のゴールデン・ウイーク期間中の休日の午後、私は本当に久し振りに吉祥寺「バロック 」を訪れました。

 ・・・店内に入ると、そこは ずっとあの日のままでした。

 月並みな表現ですが、ここでは本当に 時間が止まっているのです。この貴重な空間は、まるで真空パックで保存されてきたようです。

 厨房の奥からは 「バロック 」のオーナーさん(女性 )の 優しい声が聞こえました。

「何か、リクエストはありませんか? 今なら すぐに入りますよ 」

私は ほとんど無意識に これに応じていました。

 ・・・いいえ、もはやフルトヴェングラーのシューマン4番を リクエストしようなどとは 思っておりません。あのすばらしい演奏は、もうすでに 一度 ここで「体験 」しました。私にとっては、過ぎ去りし「歴史 」です。

 お店に備えつけの蔵盤台帳を開くと、最初に 偶然目についた 一行を、なんとなく反射的に受け入れていました −  ディヌ・リパッティ。 1943年から1950年頃までの録音を集めたEMI盤があるらしい・・・

 ああ、これがいい − 「すみません、リパッティ 聴かせてください 」

バッハ:主よ、人の望みの喜びよ リパッティ(ピアノ) - ニコニコ動画GINZA
http://www.nicovideo.jp/watch/nm9009322

 なぜ この一枚を選んだのか、自分でもわかりません。

 白血病で夭折した 若き天才ピアニストの 悲劇的な生涯について、何かで読んだことがある程度の認識です。その死の2か月前に録音されたという「感動的な不滅の記録 」とまで呼ばれる、有名な「ブザンソン告別リサイタル 」盤にも、不幸なことに 好んで聴くというほどの思い入れはなく、一体どんな演奏だったか、俄かには思い出せない、実は そんな情けない私です。

 ホント 恥ずかしながら告白しますが、リパッティを 意識して聴くのは、初めてのことでした。

 スクラッチ・ノイズの 包み紙をひらくような針音の中から、目に見えぬギフトが 静かに姿を現わしていました。古いピアノの音が、「バロック 」の 決して高くない天井いっぱいにまで 満々と満ちあふれ、こぼれます。

 J.S.バッハ「主よ、人の望みの喜びよ 」  − バッハでスタートするとは 予想していなかった私にとって、これは 完全な 不意打ち で、思わず「あっ 」と声を上げていました、その素晴らしい一撃の 驚きのあまり。

 相当古い録音であるにもかかわらず、ピアノの音の粒 ひとつひとつが たった今 磨き上げられたばかりのようにつやつやと光る、なんと 美しい演奏でしょうか。

リパッティ名演集(EMI) Dinu Lipatti

ディヌ・リパッティ(ピアノ )名演集から

Side A
1.J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
2.スカルラッティ:ピアノ・ソナタ ホ長調 L.23
3.スカルラッティ:ピアノ・ソナタ ニ短調 L.413「パストラーレ 」
4.ショパン: 舟歌 作品60
5.リスト: ペトラルカのソネット 第104番 〜「巡礼の年 」第2年より
6.ラヴェル: 道化師の朝の歌 〜 組曲「鏡 」より
音 盤:EMI、 録 音:1943、1947、1948、1950年

 タンノイ Tannoy のスピーカーからは、想像していたよりも 遥かに力強いタッチで リパッティが ピアノを打鍵する音が降ってきます。当時の録音技術でも これほどまでに繊細な音色を再現し得るのか − 。

 時間が止まっている この不思議な空間「バロック 」に、また こうして再び訪れることができて、ああ、本当に良かった − と思いました。

 心をこめて、どうもありがとうございます。

 数十年ぶりに、私は「再び 」 一度限(き )りの「感動 」を、ここ「バロック 」で得ました、それも わずか 一杯800円のコーヒー代だけで・・・ !

「素敵な音楽を ごちそうさまでした 」
お支払しようと 厨房に声をかけたら、記念にと お店のマッチを 頂きました。

http://blog-imgs-53.fc2.com/s/c/h/scherzo111/BAROQUE.jpg

 このイラストのモデルは、店内の真空管アンプを手作りされたという、伝説の初代マスター 中村数一さん でしょうか ?

 今度 また吉祥寺に行ける機会があったら、訊いてみようと思ってます。

 クラシック喫茶「バロック 」! ああ、いつまでも ずっと この懐かしいお店が オープンしていますように・・・
http://scherzo111.blog122.fc2.com/blog-entry-275.html

フルトヴェングラーについては

作曲家フルトヴェングラーとは何であったのか?_ 宇野功芳 樂に寄す
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/482.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c8

[番外地6] 中国人客急増で“性病”大流行 日本の風俗業界に猛威 中川隆
9. 中川隆[-7654] koaQ7Jey 2017年5月16日 14:18:08 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]


5年で感染者5.5倍―― 加速する「梅毒」流行の実態とは 5/16
https://news.yahoo.co.jp/feature/607

この数年、梅毒の拡大が止まらない。性的接触によって感染し、かつては「死の病」と恐れられた。戦後は治療法が確立され、過去の病気として忘れられつつあった梅毒だが、近年、ハイペースで感染が拡大している。原因は何か。感染症対策の専門家・堀成美氏と評論家の荻上チキ氏が、その背景と予防策を対談で探る。(ライター・庄司里紗/Yahoo!ニュース 特集編集部)


日本でまん延する梅毒をめぐり、意見の応酬が続いた(写真:岡本裕志)


かつては20万人以上の感染者がいたとされる梅毒だが、特効薬の普及により、近年は年間600〜800人程度の水準にまで抑え込まれていた。ところが、2011年頃から患者数が増加。2016年には42年ぶりに患者数が4000人の大台を突破。特に20代の女性が感染するケースが目立つという。

医師も知らない梅毒


荻上 梅毒は一般には、すでに「過去の病気」という印象があると思うんですが、実際は今、どれぐらいのペースで増加しているんでしょうか?


堀 2011年あたりから増えましたね。当時827人だった感染者数は、昨年(2016年)末の時点で約5.5倍の4518人にまで急増しています。今年に入っても勢いは止まらず、4月16日時点の感染者数は1307人。前年を上回るペースです。


ずっと横ばいだった感染者数が、2011年以降、一気に増加している(国立感染症研究所のデータより作成)


荻上 爆発的、といえる伸び方ですよね。堀さんは感染症対策のスペシャリストとして日々、患者さんと接しているわけですが、急増の背景にはどんな要因がありますか?


堀 まず多くの人が「梅毒」という病気についてほとんど知らないんです。


荻上 知識がないと、病気だという自覚を持ちにくいですね。


堀 じつは医療者側にも、梅毒を知らない人が増えているんです。なぜなら、昔は多かった梅毒患者が、撲滅といえる水準までいったん減ったから。「過去の病気」になったせいで、症状から梅毒を見抜けない医療者が増えてしまったんです。


20代女性感染者の爆発的増加が目立つ(国立感染症研究所のデータより作成)


日本有数の繁華街、東京・新宿の歌舞伎町から北東に1キロほどの位置にある国立国際医療研究センターで、今回の対談は行われた。立地の関係から多くの性感染症を診療する機会が多く、国内や海外での研究発表も活発に行われている。堀成美氏は同センターの感染症対策専門職である。評論家の荻上チキ氏は、論壇サイト「シノドス」を運営する傍ら、個人売春(ワリキリ)を行う若い女性たちの実態調査などフィールドワークも行ってきた。医療、そして社会問題というそれぞれの視点を軸に、梅毒に関する対話はまず医学的な考察からはじまった。


特に日本では、「過去の病気」となっていたはずの梅毒だったが……(写真:岡本裕志)

自覚症状の乏しさで発見が遅れる


荻上 実際、梅毒はどんな症状が出るんですか。


堀 全身疾患なので、症状が多彩なんです。性器のしこりや全身のブツブツ以外にも、頭髪の脱毛や難聴、目のかすみといった症状があるので、梅毒を診たことがない医師には診断が難しい実情があります。


荻上 原因や感染経路は?


堀 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という病原体が性的な接触によって皮膚や粘膜から入り感染する性感染症の一つです。比較的感染力は強く、挿入行為がなくてもオーラルセックスや皮膚の小さな傷の接触でうつります。だから、コンドームでも100%は防げない。でも、多くの人は性病を「パンツの中の病気」だと思っているので、挿入以外でも感染するとは夢にも思っていないわけです。


荻上 挿入行為は危ないけれど、オーラルセックスは安全だと思っている人は多いですよね。「挿入しなければ浮気じゃない」ではないけど、「挿入しなければ病気もうつらない」みたいな認識で、風俗や出会い系サイトなどでリスキーな性行為を繰り返す人も少なくない。


堀 私たちの立場から言えば、浮気かどうかは関係ない。性器同士の接点はありましたか、性器と口はどうですか、コンドームを使いましたかという話。感染につながる行為があれば梅毒はうつりますからね。悪いことに、梅毒は感染後もしばらくは自覚症状がないので早期発見が難しく、これも感染を広めてしまう一因になっています。


荻上 梅毒は潜伏期間が長いそうですね


堀 3〜6週間程度といわれています。その後、性器などに小さなグリグリしたしこりができます。ただ、痛みはないし、場所が場所だけに「どうしよう」と悩んでいるうちに、いったん消えてしまうんですよ。ここが梅毒の厄介なところで、患者さんは「よかった、治った」と思って病院にも行かず、性的接触を繰り返してしまう。


堀 成美(ほり・なるみ)1968年生まれ。神奈川県出身。国立国際医療研究センター・感染症対策専門職、看護師。民間病院等の感染症科勤務を経て2009年、国立感染症研究所 実地疫学専門家コース修了。同年から聖路加国際大学・助教(〜2012年)、2013年から現職。2015年からは国立国際医療研究センター国際診療部 医療コーディネーターも併任。性感染症の予防、ケアに携わりながら、地域における感染症予防を含めた「性の健康」教育にも取り組んでいる(写真:岡本裕志)

報告数は実数の3割程度?


荻上 梅毒の急増の原因として、知識不足のほかにはどんな理由が考えられるでしょうか?


堀 感染者数が急に増えるような場合、テレビなどの報道を見て不安になった人が検査を受けることで発見数そのものが増加するケースも考えられます。ただ、今回の梅毒については、その可能性は低い。つまり、リアルに患者数が増えている。現場の実感としては、報告されているのは実数の3割程度ではないかと思っています。私が個人的に調べた範囲ですが、梅毒専門の治療薬の販売量が、報告されている患者数に比べてかなり多いというデータもあるんです。


荻上 でも、梅毒はHIVや結核と同じで、診断で陽性がわかれば医師が保健所に届け出なければならない感染症の一つですよね。


堀 本来は法律で全数報告が義務づけられているんですが、実際にはクリニックの医師が見落としていたり、報告を怠ったりしているケースもあるんです。


荻上 では、実際にはもっと感染が拡大している可能性もあるわけですね。感染パターンには何か明確な傾向があるんですか?


荻上チキ(おぎうえ・ちき)1981年生まれ。シノドス編集長。評論家・編集者。複数のメディアを運営する傍ら、テレビやラジオへの出演も多数。メディア論を中心に政治経済、社会問題まで幅広く論じる。著書に『社会的な身体』(講談社現代新書)、『彼女たちの売春』(扶桑社)、『夜の経済学』(扶桑社、飯田泰之と共著)、『未来をつくる権利』(NHKブックス)など、近著に『セックスメディア30年史』(ちくま新書)がある(写真:岡本裕志)


堀 男性は同性間、異性間の性的接触で感染するパターンが半々ぐらいで、女性は異性間によるものが多くを占めています。ただ、男性の同性間感染の中には、一定の割合でHIV感染者が含まれるんです。HIVに感染すると治療のため定期通院が必要ですから、その過程で発覚し、統計に反映されやすい。でも同性間、異性間カップルの母数を考えると、実際は異性間による感染の方が多いと思います。


荻上 実態の正確な把握には、そういった統計上の誤謬に気をつける必要がありますね。


堀 ただ、梅毒に関して20代の女性たちに感染が目立つのは事実です。私が勤める国立国際医療研究センターを含めて、新宿区内の医療機関には風俗店に勤める女性や出会い系サイトを使った「ワリキリ(個人売春)」の女性も多く受診しますが、現場にいると彼女たちの職業上のリスクが心配になります。


荻上 感染した女性が、自覚症状のない期間に毎日複数のお客さんと性的接触を繰り返すわけですから、その拡散力は大きいでしょうね。オーラルセックスだけという形態の風俗でも、その日のうちに次々に感染しますからね。


「本来は法律で全数報告が義務づけられているんですが、実際にはクリニックの医師が見落としていたり、報告を怠ったりしているケースもあるんです」(堀氏)、「では、実際にはもっと感染が拡大している可能性もあるわけですね」(荻上氏)(写真:岡本裕志)

ハイリスク層へのサポートを


堀 風俗店は定期検査をしているところがありますが、先ほどもお話ししたように梅毒は潜伏期間が長いので、月1回程度の検査ではすり抜けてしまうことも多いんです。


荻上 僕は2010年から出会い系サイトや出会い喫茶などを使ったワリキリ経験者にアンケート調査をしているのですが、そのうち3割が性感染症になったことがあると回答しています。コンドームなしの性行為を許している女性も3割近くいる。彼女たちの目的は主に短期的な収入であり、「職業」として性的なサービスをしている感覚がなく、定期検査のような自己管理も難しい。こうした女性たちは、小規模とはいえハイリスク層になるでしょうね。


堀 ワリキリしている女性は全国にどれぐらいいるんでしょうか?


荻上 僕たちの調査では、おおむね10万人前後ではないかと推計しています。ただ、ワリキリ利用者は固定的で、なおかつテクニカルな知識が必要なので、風俗ほど簡単にアクセスできるものではない。ボリュームとしては風俗店で感染するパターンが多いのではないでしょうか。風俗店に勤務している女性は30万人ほどいると言われていますので。


堀 偶然かもしれませんが、臨床の現場で梅毒が有意に増えてきた時期と、訪日外国人客が増加した時期が重なるんですね。受診した性サービス業の女の子たちからも「外国人のお客さんが増えた」という声を耳にしました。梅毒は現在、アメリカや中国など世界的にも増加傾向にあります。病原体は国境を簡単に越えますので、粘膜や皮膚の接触という最もリスクの高い行為によって、梅毒だけでなく治療薬の効きにくい(多剤耐性の)淋菌などが広がることを医療者は心配しています。


荻上 インバウンド(外国人の訪日旅行)仮説はしばしば指摘されますね。ただ、疫学調査がないので、特定はできない点が注意です。一般論としては、性感染症は昔から花柳病と呼ばれ、セックスワーカーにとっては大敵で、当事者のための情報提供などは重要になるでしょうね。


荻上氏の調査では、女性の個人売春経験者のうち、3割が性感染症になったことがあるという(写真:岡本裕志)


荻上氏の調査によれば、風俗やワリキリをする女性たちの最終学歴は高卒以下が多く、貧困率や精神疾患の罹患率も高いという。「女性たちが生きる手段として、性労働という手段があるという、経済的側面は重要です」と荻上氏は言う。

感染者には社会的弱者も少なくない


荻上 貧困や病気への認識などの関係はどうですか。


堀 医療機関では学歴や収入を調査しないので明確な情報はわかりません。例えば、指示されたとおりに薬を飲めるか、指定の日時に再度受診ができるかということに影響する話です。ご本人の治療効果や、感染拡大防止にも影響します。


荻上 ワリキリや風俗の女性に聞き取り調査をすると、学歴が高い人は多くありません。経済力も厳しい。そもそも貯蓄という行動そのものを知らない場合もある。それらは成育環境などの違いもあるので、そうした個人へのバッシングをしてもしかたがないと思います。そうした傾向があるなら、どうやって医療と結びつけやすくするかを考えなくてはいけない。


堀 医学の視点で言えば、それは「弱者」なんですね。もし彼女たちが問題を抱えているなら、周囲はサポートしてあげなければいけないんです。


荻上 だとすると、やるべきことは、ふつうの感染症対策と同じように、いちはやく有効な対処法を広げることだと思うんです。たまたまセックスワークの話になったけれど、特定職業に限る話でもありませんし。


堀 おっしゃるとおりで、そもそも梅毒は治療法が確立された、予防できる病気なんですよ。それなのに感染の拡大が止まらないのは、世界のスタンダードになっている対策が日本ではとられていないから。感染者が性交・接触した相手の検査の徹底はされていないし、第一選択の治療薬であるペニシリンの注射が使えないままです。この2つだけでもかなり拡大は抑えられるはずなのに、問題といわれながら数年対策がとられていない。検査を徹底して、治療に効果の高いペニシリン注射を復活すれば、感染はかなり抑えられるはずなのに、なぜ動かないのか。理解できません。


「感染拡大が止まらないのは、有効とわかっている基本的な対策さえとられていないから」(堀氏)(写真:岡本裕志)

薬価が安いから、つくられない注射


荻上 抗生物質の内服以外にも、ペニシリン注射という治療法があるんですか?


堀 内服だと一定期間、薬を飲み続ける必要がありますが、注射だと感染初期であれば1回の接種で済みます。だから梅毒治療においては「ベンザチンペニシリン注射」が世界標準の選択薬です。でも日本にはこの注射がないんですよ。大変安い治療薬のため、今から開発や承認のための臨床試験のコストを考えると、製薬会社にインセンティブがありません。


荻上 はしかや結核については国がしかるべきサポートをしてくれるのに、こと性感染症となると自己責任のように扱われる。しかも女性の場合、「貞操観念のない乱れた女」として偏見や攻撃の対象になることすらある。こうした風潮には違和感を覚えますね。


堀 梅毒は、夫や恋人など特定のパートナーからうつることも少なくありません。つまり、梅毒を放置して誰が一番被害を受けるかといえば、妊婦さんや赤ちゃんなんですよ。妊婦が感染すると、流産や死産してしまったり、赤ちゃんが先天梅毒を持って生まれてくる可能性があるんです。


国が作成した、STI(性感染症)/HIVの啓蒙用ポスター。ふきだしは堀氏が作成したもの(写真:岡本裕志)


荻上 国は性教育でもっとリアルな性感染症対策を教えるべきだと思いますが、性教育へは保守的な反応も強いですね。また、セックスワーカーの支援団体などと連携するなど、当事者参加で様々なハイリスク層に確実に届ける仕組みづくりも必要でしょう。こんな啓発ポスター作っている場合じゃない。個人に責任を転嫁しちゃってますし、具体的知識が書かれてもいないですし。


堀 梅毒に対して、個人が取りうる対処法は大きく2つです。コンドームと定期検査。まず、必ずコンドームを使用すること。ただ、予防効果は100%ではないので、リスクの高い性的接触があったときやパートナーが変わったときは、そのインターバル期間に検査をする。血液検査は医療機関は有料ですが、無料でやっている保健所もあります。地域の保健所の検査プログラムをぜひ調べてみてください。


荻上 感染症を放置するということは、周囲の人にも影響が出るかもしれない。逆に自分が予防することは、集団的な防疫にもなります。そして衛生環境を整えるには社会的な対応が必要だという認識が、もっと広がる必要がありますね。

http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/565.html#c9

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
9. 中川隆[-7653] koaQ7Jey 2017年5月16日 15:09:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ここはオーディオを止めちゃったのかな?


群馬県 コーヒーハウス むじか
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/518.html


珈琲専門店 CoffeeHouse むじか
http://www.musica-cafe.com/
http://tabelog.com/gunma/A1001/A100101/10010724/

 
群馬県佐波郡玉村町上福島1153番地
TEL 0270-75-5080


スピーカー

VITAVOX CN-191 Corner Horn
ウェスタン・エレクトリック WE755
ジョーダン・ワッツ フラゴン後期タイプ

バイタボックスはLP再生専用。CD再生はフラゴン。


自作真空管アンプ (出力管 WE205D)

CDプレイヤー CEC

LPプレイヤー ファイナルVTT1


小布施のジャズ喫茶 BUD 音のいい喫茶店・玉村町「ムジカ」2013年10月23日
http://bud-jazz.dreamlog.jp/archives/5166677.html

玉村町は前橋市の南隣、町の中央を利根川が流れる。
川縁に沿った静かな住宅街の細道を入ると「ムジカ」があった。

細道の南側は畑地が3段になって土手をなし、狭まった利根川の川べりへ落ちていく処で、みかん・レモンといった柑橘類の実がなり、小さくとも美味しいアーモンドまでが採れるという。


店舗は別棟で住宅の隣に建てられている。
まだ誰もいない店に入ってから、しばらくしてご主人が作業をしていた恰好で姿を見せた。
何でも先の台風の大雨で薪ストーブの煙突から雨漏りし、その点検をしていたとのことでした。


先日はバドに来ていただいた御礼のあいさつなどをしてから、ご主人はアンプに電源を入れ準備をし始めた。

スピーカーはヴァイタボックスのオリジナル。

ジャズ用は平面バッフルの755。

持参したジャズのオリジナルレコードはそのどれもが澄んだ抜けの良いで、ヴァイタボックスから響いた。

いつまでもいろいろ聴きたい心に残る演奏の音でした。
http://bud-jazz.dreamlog.jp/archives/5166677.html

時がゆっくり流れる珈琲店 むじか 2011-11-19
http://blog.goo.ne.jp/kamekutobu_2014/e/7aa93e10ee2c4b9c5e06af8dbd467cbc?fm=entry_awc_sleep


ジャズ喫茶蔵人 
http://blog.goo.ne.jp/kamekutobu_2014/e/142971bb8eef79765b151c3bd14459eb
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/406.html


でこちらの店の噂を聞きました。


バイタボックス 
http://audio-heritage.jp/VITAVOX/speaker/cn-191.html (オーディオの足跡より)

が置いてあるのだと言うので興味を持ったのです。

大体の場所を聞いたので、帰る途中で寄ろうと、この辺と探してみたが、見つからない。車を止めて、散歩している方にも尋ねても分かりませんでした。

たまたま通りかかった小学生に、 この付近に喫茶店が新しくできたらしい。知ってる? と聴いたら、 喫茶店?  怪訝そうな顔をされてしまいました。近頃の小学生は喫茶店の意味が分からないらしかった。コーヒーハウスと言えば良かったのだろうか。

今日は住所を調べて、ナビで検索して、漸く、辿り着くことができました。

      

ここはコーヒー専門店  これは何?

     蕎麦ぜんざい      茶碗(骨董品)に入れられた珈琲

地元産蕎麦(がき)ぜんざいはほんのりとした甘さ。

蕎麦がきは生臭いと思っていました。生臭いのは煎りが足りない。焦げる寸前まで熱を通すのだそうです。 

ううん。美味しい。  手間の掛かった逸品。お奨めです。


あまり聞いたことのないコーヒーの名がずらり


本日のお奨めコーヒー

ここは自家焙煎のお店です。

コーヒーは単品と、お好みの二つ種類を組み合わせたセットがあります。

とは言っても、どれを選んで良いか迷いますよね。店主はそれぞれのコーヒーの特徴を説明してくれますので、参考にすれば良いでしょう。

@タンザニア(キリマンジェロ) モンデェール農園産 Aケニア アイボリー農園産 Bマンデリン スマトラタイガー の順番で頂きました。

この順番には意味があります。オーソドックスなものから徐々に個性のある品種にと言う順のようです。

コーヒーの種類毎にカップも換えます。残り香が移らないようにとの配慮からです。

コーヒーの量が少なそう? いえいえ、珈琲カップは小さいけれど、珈琲ポッドで出されたものを適当に自分で分けて注ぐのです。

冷めないうちに頂きましょう。

コーヒーへの品質への拘りは徹底している。○○農園産と言うのが重要なのだそうです。

品種は同じでも、そこの場所(気候、標高、傾斜、方向、土壌等)に合っていなければ、良いものはできません。

お米に例えれば、コシヒカリならどれでも美味しいとは限りません。どこどこの産と指定して買っても、今年の味は今ひとつ言うのは良くあることです。

適地適木、適地栽培が大切なのです。

困ったなー 味音痴の親父は、一袋いくらの廉価コーヒーばかり飲んでいる。 コーヒーって奥が深い!

さて、バイタボックス

店の中央付近の席から

VITAVOX CN-191 Corner Horn  

ちょこんと置かれていて、壺と見間違いそうなのが ジョーダンワッツ フラゴン れっきとしたSP

バイタボックスは店の奥(コンクリート打ちっ放し)の両コーナーにでーんとありました。SPと言うより高級家具の骨董品と言う趣が強い。

バイタボックスのSPユニットは、38cmの強力なウーファーとホーンドライバーの組み合わせ。交差周波数は500hz。

構造がよく分かりませんが、内部は恐らく折り曲げホーンでウーファーにロードを掛けている。部屋のコーナーに置くのはホーンの延長として使っているのでしょう。

今度行った時にお尋ねしよう。

大型ホーンの特性上、高音域の減衰が大きいらしく、後藤のツィター(型番不明)で補っているようです。

バイタボックスはLP再生専用。CD再生はフラゴン。

この2つSPの系列は装置は全く分離されているようです。

オーディオ装置群

CECのCDプレイヤー、DAコンバータは分かるとして、他は自作品のようです。
パーツ一つをとっても高級品。

LPプレイヤー ファイナルVTT1

ステンレス?製の超重量級ターンテーブルが目に付きます。FRのダイナミックアームです。


自作アンプ

出力管はWE205D。最大出力は1W未満。バイタボックスはオールホーンの高能率タイプなので。これで間に合うのでしょう。

バイタボックスを聴いた印象ですが、奥行き感が良く出ていました。ホールトーンの余韻が美しい。ふわーっと音が浮かびます。

開発時期はモノラル時代、元々、1台で聴くものでだったのでしょう。モノラル盤を聴いてみたい。

ついつい、前の席で聴いてしまいましたが、音楽を楽しむベストポイントは、入り口付近のテーブル席だそうです。


薪ストーブ

今日は初めての火入れだったらしい。ここは高気密住宅。これ1台で建物一棟が十分に暖まりそうです。

店を閉めた後、店主はここでゆっくり、ストーブの炎を見つめながら、お酒でも嗜むのでしょうか。至福のひととき。羨ましい!


薪ストーブの遠赤外線で、そして、熱々のコーヒーで、体はすっかりぽっかぽかになりました。

窓からは長閑な田園風景  利根川の岸もすぐそこ


道案内をしたいのですが、兎に角、非常に分かりにくい場所にあります。

カーナビをお持ちの方は住所で検索してお訪ねて下さい。

店名 むじか の由来は ミュージック にあるらしい。
音楽のある珈琲専門店です。
http://blog.goo.ne.jp/kamekutobu_2014/e/7aa93e10ee2c4b9c5e06af8dbd467cbc?fm=entry_awc_sleep



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c9

[お知らせ・管理20] これが阿修羅に巣食う電通工作員 中川隆
84. 中川隆[-7652] koaQ7Jey 2017年5月16日 15:51:20 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

監視カメラ。視線を上げると、そこに監視カメラがあった日
https://www.bllackz.net/blackasia/content/20170514T0014380900.html

私は最近になって新宿歌舞伎町をうろうろとさまようようになっているのだが、この歌舞伎町は犯罪多発地帯なので警視庁が管理する監視カメラが195台も備え付けられている。

警視庁が管理する監視カメラは1373台と上智大学教授の田島泰彦教授は報告しているのだが、だとしたら何と監視カメラの約14%近くは歌舞伎町に集中しているということだ。

私がうろうろする姿もさぞかしよく記録されているだろう。

日本では渋谷や池袋や銀座のような主要な大都市には、ネットワーク化された監視カメラが24時間動いていて、しかもそれがリアルタイムで警視庁に送られている。

そして、今後は電車内に防犯カメラを設置するかしないかで議論が行われている。痴漢や盗難など電車内で起きる犯罪も多いので、なし崩しに防犯カメラは設置されていくことになる。

ただ、これほどの膨大なデータが送られても人間がすべてを監視できるはずもないので、必要になって来るのが人間の顔を判別するソフトウェアである。

これはすでに完成している。もう稼働していて、何かあったら監視カメラで犯人像を追えるようになっている。

誰かが勝手に目の前のものをすべて記録する

監視カメラは、犯罪の防止には役立っていないという仮説もある。犯罪を犯す人間は監視カメラを意識するような知性がある人間ばかりではない。

突発的かつ衝動的に手を出すので、監視カメラの存在など思い至らないことも多い。

しかし、犯罪の現場に監視カメラがあったら、それが決定的な犯罪の証拠になるわけで監視カメラを設置するというのは無駄なことではない。

犯罪の防止には役立たないかもしれないが、犯人の割り出しには役に立つのである。そのため、学校、病院、空港、デパート、大型ショッピングモールはもちろんのこと、ディスコ、レストラン等にも取り付けられている。

もちろん、これは日本だけの話ではない。アメリカでもイギリスでも、あるいはタイやインドでも、主要な大都市ではほとんどが監視カメラが街を見張っている。

街はすでにカメラだらけなのである。

街を記録しているのは監視カメラだけではない。最近は多くのドライバーが事故、当たり屋、当て逃げ、車上荒らし、警察の誤認検挙などを防止するために、当たり前のようにドライブレコーダーを設置している。

さらに個人もスマートフォンを持ち歩くのが普通になって、SNSに載せるためなのか、どこかで誰かがあちこちで街を撮っている。

他にもライフカメラと言って、一定時間毎にカメラが自動的にシャッターを切って、自分の一日の記録を撮るような機能を持つ、カメラに見えないカメラも出てきている。

つまり、私たちはもうプライバシーを守れない時代に入っている。どこにいても、何をしていても、自分の姿はどこかで見知らぬ人間に記録されているのだ。

自分の行動がすべて記録されるのは面白くないと感じる人は多いはずだ。しかし、もう避けられない。

そんな時代になってしまったのである。


街の至る所に備え付けられるようになった監視カメラ。監視カメラは、犯罪の防止には役立っていないという仮説もある。しかし、犯罪の現場に監視カメラがあったら、それが決定的な犯罪の証拠になるわけで監視カメラを設置するというのは無駄なことではない。


撮られても仕方がないと思ってあきらめる?

多くの人は真面目に生きており、別に自分の姿を撮られたところで何か問題があるわけではない。

しかし、人間は叩けば埃が出てくるもので、昼間は真面目でも夜には退廃を抱えて街をさまよっている人も多い。

風俗街、ラブホテル街、アダルトショップ、賭博場をうろうろしている人から、不倫現場や、売春現場や、他人に見られたら誤解されかねない人との交際現場など、人はいろいろな事情があって、それを知られたくないと思う。

しかし何か事件が起きた時、すべて映像付きで何もかも白日のもとにさらされるかもしれない。日本国内だけでなく、海外にいてもその危険性はとても高い。

人々はこの現実に対して、どのように折り合いをつけていくことになるのだろうか。

完全に真面目になる。あきらめて今まで通りに生きる。容姿を変装したり、偽装したりする……。いろんな方策はある。

もう街中でカメラが溢れているから、悪いことを止めて聖人君子のように生きようと考える人はいるだろうか。もしかしたらいるかもしれないが、かなりの少数派だろう。

変装するという人はもっと少数派のはずだ。それほど注意深く生きる人は本物の犯罪者だけである。

多くの人は「監視カメラが見てるかも知れない」と思いながらも何となく今まで通りに生きていくことになる。

監視カメラが24時間自分を監視しているからと言って、それは自分の目の前にあるわけではない。誰かがカメラでこちらを撮っていても、顔を背ければなんとなく自分が写っていないように思える。

まして、自分の堕落している姿を撮られたとしても、芸能人や政治家のように堕落を暴き立てられてスキャンダルになる確率も少ない。

ならば撮られても仕方がないと思ってあきらめ、自分の行動は何も変えないと考える人が大半になるのは間違いない。それは、「より大量の監視カメラが街を覆い尽くす」ということを意味している。


監視カメラが24時間自分を監視しているからと言って、それは自分の目の前にあるわけではない。誰かがカメラでこちらを撮っていても、顔を背ければなんとなく自分が写っていないように思える。


街灯に監視カメラが設置されてあるのに気付いた

欧米などはプライバシーに非常に敏感であり、こういった時代になると、すぐにカウンター・カルチャー(反体制文化)が生まれる。

街を歩いていて顔認識されるというのであれば、逆に顔認識されないテクニックも生み出されて然るべきだと彼らは考えるのである。

監視カメラのコントロールは警察を含めた国家権力が手中に収めている。彼らが何でもかんでも記録していく時代になっていくのであれば、当然、それに不快感を感じる人も増えていくはずだ。

犯罪者ではなくても、プライバシーを権力によって侵害されるのを嫌う人は意外に多いのだ。

技術的に相手のカメラに写らないようにしたり、写っても顔認識されないようにする技術はすでにいくつか考え出されているようだが決定打はない。

一番いいのは、監視カメラに撮られたくない時は目元を隠し、普段とは違う格好をすることであると、画像認識を専門に扱うハッカーは言っている。

ただし、高性能な顔認識ソフトウェアはそんな小細工はすぐに見破るほど高性能だ。

今後は監視カメラを逃れるための「変装」や「容姿の偽装」などが本格的に進んでいくか、そういったものが取りそろえられる時代になっていくかもしれない。

女性は何かやましいことをするときは、髪型を変えたり、服装を変えたりして、簡単に雰囲気や容姿を変えることができるので、すでにそうしている。

男たちはどうなのだろう。男たちは、どこに行こうが何をしようが、特に容姿を変えるとか雰囲気を変えるようなことはしたことがないのが普通だ。

しかし、今後はわざと容姿や服装を使い分けるようになるのかもしれない。そんな面倒な時代は来て欲しくないが、もう24時間監視時代に突入して、それがさらに一般化する。

先日、歌舞伎町を何気なく歩いていてふと視線を上げた時、街灯に監視カメラが設置されてあるのに気付いた。別に私は犯罪者ではないが、何となく複雑な気分になったのは事実だ。


監視カメラのコントロールは警察を含めた国家権力が手中に収めている。彼らが何でもかんでも記録していく時代になっていくのであれば、当然、それに不快感を感じる人も増えていくはずだ。
https://www.bllackz.net/blackasia/content/20170514T0014380900.html

阿修羅に書いたコメントもすべて CIA にチェックされているから気を付けてね
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/603.html#c84

[お知らせ・管理20] これが阿修羅に巣食う電通工作員 中川隆
85. 中川隆[-7651] koaQ7Jey 2017年5月16日 15:54:32 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2017年 05月 16日 14:37 JST
5月15日の大規模なサイバー攻撃は米情報機関の失態か、ハッキング技術漏えいで

 5月15日、少なくとも150カ国・地域に被害が広がっている前例のない大規模なサイバー攻撃を巡り、米国家安全保障局(NSA)は新たな批判を浴びている。写真はコンピューターのキーボード。ワルシャワで3月撮影(2017年 ロイター/Kacper Pempel)



[ワシントン 15日 ロイター] - 少なくとも150カ国・地域に被害が広がっている前例のない大規模なサイバー攻撃を巡り、米国家安全保障局(NSA)は新たな批判を浴びている。

今回の攻撃は、NSA自身が使用するハッキングツール構築のために利用した、マイクロソフト(MSFT.O)の基本ソフト(OS)ウィンドウズの欠陥を突いて行われた可能性がある。そうしたハッキングツールなどが結局、謎のハッカー集団「シャドー・ブローカーズ」の手に渡り、インターネット上に放出されることになった。

マイクロソフトのブラッド・スミス社長は14日、NSAと中央情報局(CIA)のハッキングツールが最近漏えいしたことを挙げ、政府がしばしば機密保持できないソフトウエアの欠陥情報を米国政府が「ため込んでいる」と厳しく批判した。

「政府の(ハッキング)技術は繰り返しインターネット上に漏出しており、損害の拡大を招いている」とスミス社長はブログに投稿。「米軍が(巡航ミサイルの)トマホークを一部盗まれるようなものだ」

アルファベット傘下のグーグル(GOOGL.O)やフェイスブック(FB.O)など、一部のテクノロジー企業大手は、マイクロソフトの声明についてコメントするのを差し控えた。

だが、一部の業界幹部らによると、マイクロソフトの声明は、サイバー攻撃能力を保持するためにはセキュリティーを危うくしてもかまわないと政府が考えているという、シリコンバレーで広く共有されている見方を反映している。

NSAはコメント要請に回答しなかった。

NSAや他の情報機関は通常、見つけたソフトウエアのぜい弱性情報を公表することと、諜報活動やサイバー戦争のためそれらを秘密にすることのバランスを取るよう努めている。

複数の政府高官は15日、ソフトウエアのぜい弱性情報に対する政府の扱いを擁護したものの、今回の大規模サイバー攻撃で使われた身代金を要求するランサムウエア「WannaCry」とNSAとのつながりについては確認しなかった。

「米国は、恐らく他のどの国よりも、認識された欠陥情報をどう扱うかという手続きについて、極めて慎重だ」と、ボサート大統領補佐官(安全保障担当)は15日、定例会見でこう述べた。

NSAのツールキットからシャドー・ブローカーズが放出したとみられる他のツールも、犯罪者に別の目的で使われたり、闇取引されたりしていると、研究者は指摘する。ただし、それらはWannaCryよりも被害が小さいとみられる。シャドー・ブローカーズの背後に誰がいるのかは分かっていない。

<「問題になりかねないと分かっていた」>

セキュリティー専門家によると、NSAは、盗難が発覚し、ツールがネット上に放出される1カ月前のある時点で、ぜい弱性についてマイクロソフトに通知することで責任ある公表を行おうとしていた。

今回の大規模サイバー攻撃については、システムの修正を行わないユーザーやシャドー・ブローカーズの方が、NSAよりも直接的な責任があるとの見方を専門家は示している。

マイクロソフトが3月に修正プログラムを配布してまもなく、国土安全保障省は同プログラムをインストールする重要性を企業に注意喚起する積極的なキャンペーンを開始したと、今回の攻撃に対応する当局者は語った。

「これが問題になりかねないと、われわれには分かっていた」と、この当局者はロイターに話した。

「NSAは恥じるべきだ。損害を与えるような漏えいを数多く招いている」。そう語るのは、元当局者で、現在は米戦略国際問題研究所(CSIS)のサイバーセキュリティー専門家ジェームズ・ルイス氏。

その一方で、同氏は「マイクロソフトは20世紀は終わったと認める必要がある。以前にも増して敵対的な環境に置かれている。おぼつかないNSAではこれ以上、安全性は得られないだろう」と述べた。

オバマ前大統領の下、政府はぜい弱性情報を共有すべきか、それとも秘密にすべきかを決定するため、省庁間の検討プロセスを構築した。

エリートで構成されるNSAのハッキング集団にかつて所属していたホワイトハウスのサイバーセキュリティー・コーディネーター、ロブ・ジョイス氏は4月、トランプ政権が同プロセスを「最適化」する方法を検討中だとロイターに語ったが、それ以上は明らかにしなかった。

この件に関するコメント要請にホワイトハウスは応じていない。事情に詳しい関係筋によると、会議は今でも開催されているが、その頻度はオバマ政権下よりも減っているという。

議会では、共和党のロン・ジョンソン上院議員と民主党のブライアン・シャッツ上院議員が、検討プロセスを体系化する法案に取り組んでいる。

「われわれはターニングポイントにある。非常に長い期間にわたり、ぜい弱性情報を保持できると政府が考えることは難しい」と、オバマ政権下の国家安全保障会議でITセキュリティー問題を担当したアリ・シュワルツ氏は語った。

(Dustin Volz記者 翻訳:伊藤典子 編集:下郡美紀)

http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/603.html#c85

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
10. 中川隆[-7650] koaQ7Jey 2017年5月16日 16:05:27 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]


158 :名無しの笛の踊り:2013/10/25(金) 19:39:53.33 ID:f8/YbE4t

珈琲専門店CoffeeHouse むじか  
群馬県佐波郡玉村町上福島1153番地
http://www.musica-cafe.com/


音のいい喫茶店・玉村町「ムジカ」

玉村町は前橋市の南隣、町の中央を利根川が流れる。
川縁に沿った静かな住宅街の細道を入ると「ムジカ」があった。
細道の南側は畑地が3段になって土手をなし、狭まった利根川の川べりへ落ちていく処で、みかん・レモンといった柑橘類の実がなり、 小さくとも美味しいアーモンドまでが採れるという。

スピーカーはヴァイタボックスのオリジナル。
ジャズ用は平面バッフルの755。
持参したジャズのオリジナルレコードはそのどれもが澄んだ抜けの良いで、ヴァイタボックスから響いた。
いつまでもいろいろ聴きたい心に残る演奏の音でした。
http://bud-jazz.dreamlog.jp/archives/5166677.html

メインのスピーカーはVITAVOX CN-191 Corner Horn
ヴァイタヴォックス社が1947年に発表した最高級家庭用コーナー型スピーカーシステムです

サブのシステムとしてジョーダン・ワッツのフラゴン後期タイプがありました
http://tabelog.com/gunma/A1001/A100101/10010724/

177 :名無しの笛の踊り:2013/11/01(金) 00:54:27.83 ID:jCsqyXQX
>>151
ヴァイタボックスなら吉祥寺のバロックといい勝負?
両方聴いた人いるの?

200 :名無しの笛の踊り:2013/11/10(日) 15:38:35.60 ID:tOkVY/Ow

群馬玉村町のムジカに行ってきた。
結論的には、このスレの趣旨とはズレのあるコンセプト。

しかしいろんな意味で、超マニアックな店。
名曲喫茶としては、蕎麦が食べられたり、今日は、赤ちゃんの客も居たほどで、???

だが、凄いのは、まず珈琲の味。
これは豆の選定から焙煎方法まで、異常な拘り方。

装置も、アナログ用のヴァイタボックスは、スーパーツィターの追加で聴いたことのない繊細さ。吉祥寺バロックと同じスピーカーとは思えない。

CDは、WE755にπのリボントゥイターを➖6dbで付加した平面バッフルで、とにかくコンクリート打ちっ放しの土台に木造の特性が加わって、非常に優しく柔らかい音。

95%クラシックで、室内楽と独奏曲がお好きの様。
ロケーションも素敵だし、紳士的で優しい物腰のご主人のうちに秘めた尋常ならざるヲタぶりが見事で、関越道利用者なら立ち寄る価値あり、と観た!


202 :名無しの笛の踊り:2013/11/10(日) 19:33:36.02 ID:29HhHK0H

まぁ喫茶店内で流すなら室内楽か器楽になるわな
交響曲とか協奏曲とかゆっくりコーヒー飲んでくつろげないしw


203 :名無しの笛の踊り:2013/11/10(日) 20:13:43.69 ID:KJfhh5XP
>>200さん
 教えてください。
バロックのと同じVITABOX使ってて、バロックより高音が繊細という感じで、全体的には非常に優しい音ということでしょうか?

バロックの800円の珈琲を基準にして、そこの店にはいくらの珈琲代でも入りたい感じでしょうか?
(交通費は膨大に差があるでしょうがそこは無視したとして・・・)

あと、95%の残り5%は何ですか?  
たぶん行かないが、気になる。演歌?ジャズ?童謡?
その5%で、名曲喫茶とは呼べない判断になるかも。

 

205 :200:2013/11/11(月) 00:47:09.88 ID:zbYIEIvq
>203
大都会にあるバロックとは、何もかも異次元的に違う世界。

まず珈琲自体は比較にもならない美味さ。

音質も、ゲリー•カーのキング•スーパーアナログディスクが、午後の柔らかい陽射しのように、柔らかく優しい音で流れてきた時には、あっと思ったほど。高域が伸びているので、倍音が豊かで鼻詰まりの音にならない。

なお残り5%はジャズ。

ただ、地元ではこだわり珈琲の店として知られているようで、他のお客さん次第で、印象は変わるのでは?
とにかく私も、ヲタではない連れ合いも、期せずしてまた行きたいね、と意見一致。

206 :名無しの笛の踊り:2013/11/11(月) 21:28:54.96 ID:c50vpo8+
>>205
 203です。詳しい紹介有難うございました。5%はジャズなら許せるな。
 マイルスはちょっと、ビルエバンスやチックやキースなら無問題。
 5%にめぐり合わせることは、通常はないだろうが、1日10時間として、その5%の30分にぶつかる可能性。

 「また行きたいと思わせるところは良いですね」
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/classical/1356676426/

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c10

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
11. 中川隆[-7649] koaQ7Jey 2017年5月16日 16:47:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

中野 ジャズ喫茶 ジニアス _ ヴァイタボックス
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/414.html

オーディオ機器


現在 中野区本町の店舗で使用しているメインシステム

スピーカー:ヴァイタボックス

アンプ
ハーマンガードン サイテーションXX
パイオニア エクスクルーシブC5

ターンテーブル:ガラード #401
アーム : トーレンス TD124

CDプレーヤー : マランツ CD94Limited
http://www.geocities.jp/sjtsunoda/jazzshop/ei-bunko.htm


ジニアス(渋谷)1977年のオーディオ・システム


●プレーヤー

・カートリッジ:特注品

・トーンアーム:東京サウンド ST-14
http://ameblo.jp/tommy-jazz/image-10421336315-10356193190.html

・ターンテーブル:Garrad 401
http://ameblo.jp/tommy-jazz/image-10421336315-10356193194.html


●アンプ
・プリ・アンプ:特注品
・メイン・アンプ:特注品


●スピーカー・システム

VITAVOX BITONE MAJOR
http://ameblo.jp/tommy-jazz/image-10421336315-10356193195.html

2ウェイ・2スピーカー・オールホーン方式・フロア型

・中高音ドライバー:S-2
・ホーン:CN-157
・38cmウーファー:AK-154
・ネットワーク:NW-500
http://ameblo.jp/tommy-jazz/entry-10421336315.html

ジャズ喫茶「Genius」(ジニアス) 2012年 3月17日

「ジニアス」は1971年の開店。
マスターは中平氏の「DIG」でジャズ喫茶を経験されたのちに「ジニアス」を開店されたそうです。

店名の由来は「The Genius of Bud Powell」からでしょうか。

スピーカーはジャズ喫茶には珍しく英国製の「ヴァイタボックス」バックロードホーン型が壁に埋め込まれて使われていました。

もう20年ほど前になるのでしょうか、中野区の中野新橋に移転して営業しています。

http://userimg.teacup.com/userimg/9304.teacup.com/kjfc/img/bbs/0000637.jpg

このスピーカーは今も健在で中野新橋の「ジニアス」で使用されています。

昨年3月に初めて行ってきました。

窓際に座ろうとしたところマスターに「こちらの方が良く聴こえますよ」とスピーカーの前の席に案内されました。

顔を見て選ばれたのか「Stan Getz Plays」が掛かりました。

その後リクエストがありますかと聞かれたので、ジョー・モレロが亡くなった後だったから D.ブルーベックの「Time Out」を聴かせて頂きました。

店には沢山のジャズ批評、S.ジャーナルのバックナンバーが置かれていました。
マッチのイラストはジャズ雑誌のお店の広告にも使われていたのを覚えている方は多いでしょう。
http://9304.teacup.com/kjfc/bbs/t4/105-110

当時もう一軒よく行ったのが道玄坂にあった『GENIUS』

随分前に中野新橋に移転されて、今でもマスター鈴木さんは、ご健在です。

特注で壁に埋め込まれたバイタボックスのスピーカーは、ここだけでしか聴けません。

(青森にある南郷ジャズフェスなどをコーデネートされている鳴海さんオーナーの
ジャズ喫茶『disk』にも、これを参考にされたバイタボックスがあります)

『disk』
http://blog.jazztime-disk.net/


ゆったりとした店内で聴くバイタボックスの音色は心なごむ。
http://jazzbourbon.blog.fc2.com/blog-entry-34.html



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c11

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
12. 中川隆[-7648] koaQ7Jey 2017年5月16日 17:10:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

渋谷ジニアスの頃 2004/05/27

道玄坂の右側歩道をゆっくりと上って行き、緑屋を過ぎて坂の中程まで来ると、右手に道玄坂小路が見える。小路を入ってしばらく歩き、台湾料理「麗郷」のはす向かいのビルの地下に、その店はあった。

私が行きつけのジャズ喫茶「ジニアス」(GENIUS)がその場所から姿を消してから、もう15年以上は経ってしまった。かつてこの店をはじめ、いくつかの風情のある店が軒を並べていた道玄坂小路も、今ではすっかり風俗店街になってしまった。

以前この小路に入ることで気持ちが癒されていた者にとってみれば、やはり大きな様変わりは寂しい気がする。何かの都合でたまたまこの場所に来ることがあって、派手な電飾の店が立ち並ぶ光景を見ると、長いため息が出てしまうのだ。

今では両側の壁に極彩色の電球が点滅している地下に降りる階段も、かつてはコンサートや芝居の案内のポスターなどが何枚か貼られた漆黒で地味なものだった。私は一歩一歩ごとに少しずつ店内のジャズが鮮明に聞こえてくるその階段を、ゆっくり下りていくことがとても好きだった。

店の中にはいると、正面にレコード・プレーヤーが置いてあるカウンターがあり、その背後には夥しい数のレコードが棚に整然と収まっていた。右手はコーヒーなどを湧かす厨房。左手に細長く何卓かの客席があって、突き当たりに大きなスピーカーがある。


スピーカーは特注のヴァイタボックス・バックロード、

アンプはマランツ 7 + 6CA7、

プレーヤーはガラード401


だった。私はいつも左スピーカーの真下に席を取り、コーヒーを注文してから、壁に頭を凭れて聴いた。この店での飲み物の注文の仕方は、毎回決まっていた。

ウエイトレスの女性が、少し眼を見開きいくぶん首を傾げて、無言でオーダーを聞く。私も声にならない口の動きだけで『コーヒー』と告げると、彼女は小さく頷きカウンターに戻っていく。

しばらくして、左手にコーヒー・カップ、右手にミルク・ピッチャーを持って現れた彼女は、無言で右手をほんの少し高く掲げる。「ミルク入れますか」のサイン。私が首を振ると、彼女はカップだけを置いて立ち去る。毎回同じだった。ひとつの様式だったのだ。

彼女と書いたが、実際には何人かウエイトレスの女性は変わったが、その様式はずっと継承されていた。(その中の一人に、とても美しい女の子がいた。彼女は男物のYシャツにスリムなジーンズが似合う、70年代の持つ雰囲気を凝縮したような美少女だった。現在私の店にいらっしゃっているお客さんにも、かつて半分は彼女を目当てにジニアスに通っていたという方がいて、時々その話で盛り上がることがある)

コーヒーについては、ちょっと形容しがたい独特な味だった。私はそれを砂糖もなしに胃の中に流し込み、目を閉じたり、時には訳もなくスピーカーを睨んだりしながら、毎回2時間近く座っていた。

私が店に行き始めの頃、何回か続けてソニー・ロリンズをリクエストしたことからなのだろう。皿回し(レコード係の人をこう呼んでいた)の長髪の男性Mさんは、私が行くたびにさりげなくいろいろなロリンズのレコードを、黙ってかけ続けてくれた。

彼とは一度も会話をしたことがなかったが、その心遣いがとてもうれしかった。お陰で私は、あまりみんなが聴かないような、マイナーなロリンズのアルバムを何枚か聴く機会に恵まれた。残念なことに、今ではほとんど忘れてしまっているけれど。

私は上京した次の年、75年の春頃から通い始め、店を閉めるまでずっと通い続けた。75年と76年の年末は田舎に帰らず、この店で年を越した。大晦日の日はオール・ナイトで、確か夕方6時から翌朝の6時まで営業してくれたのだ。

日が変わって76年を迎えた瞬間、Mさんがその前の年レコーディングされたばかりの、キース・ジャレットの「ケルン・コンサート」にそっと針を落としたこと、そして私の方に向かってかすかに微笑んだように見えたこと、これだけはなぜだか今でも鮮明に憶えている。

二十歳になったその年、私が最初に耳にした音は、キースのソロ演奏だった。

その年からちょうど一回りした88年の8月、地上げ騒動の煽りを受けて、ジニアスは閉店した。時期を同じくして、道玄坂小路の風情ある店も次々に店を畳んでいった。昭和63年、昭和最後の年だった。

その年の冬だったと思う。何かの飲み会の帰りに、変わり果ててしまった店の前を通りかかったとき、急に切なくなって

「俺たちの店を返せよ、ばかやろう!」

と階段の下に向かって叫んだことがある。けれども、そんな酔っ払いの戯言も、すぐにあたりの大音響に吸収されてしまった。

89年の5月、渋谷の店を畳んだ翌年、ジニアスは中野新橋で店を再開した。実は私はそのことを2年以上知らなかったが、ある時友人から聞かされて急いで店を訪れた。清潔なマンションの1階、明るくゆったりしたスペースで、のんびりとジャズを聴くことができる店になっていた。

紫煙が立ちこめる地下室の片隅で小さく首を振りながら、まるで求道者のように耳を澄ましてジャズを聴いていた渋谷ジニアス。マスターはいろいろと考えられた末に、「もう少し肩の力を抜いて音を聴こうよ」という店づくりをされたのだろう。

注文したコーヒーの味も、驚くほど飲みやすかった。渋谷店とのあまりの雰囲気の違いに最初は戸惑っていたが、(音量は絞ってあったものの)スピーカーから聞こえる音、マスターの選曲の妙などは、紛れもなくジニアスのものだった。

私はその後も時々この店を訪ねて、いつも一抹のさびしさと安らぎの気持を同時に抱きながら、静かにジャズを聴いている。
http://www.norari.net/bar/052704.php


中野新橋に、ジニアスという有名なジャズ喫茶があります。自宅の近くなもので私も時どきお邪魔しているんですけど、そこの名物といえば、

お店の中に、ヴァイタボックスという特注のスピーカーが埋め込まれているんです。

そりゃぁもう、壁全体がスピーカーになっていまして、その音の出る壁の真横に座って聞いていますと、ほっこりしたアナログレコード独特の微細な音のニュアンスと共にかすかに風を感じます。音を聴くというよりも身体全体で、あるいは皮膚で音を感覚するような感じになります。

ジャズ喫茶は多しといえどもこういう体験は滅多に出来ませんので、その真横席というのは大抵誰か座っています、結構その席を確保する、というのは大変なんです。
http://blog.livedoor.jp/cpiblog00489/archives/50032590.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c12

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
13. 中川隆[-7647] koaQ7Jey 2017年5月16日 17:27:41 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

COFFEE JAZZ GENIUS

『昼間はファミレス、夜はJAZZ喫茶』by くれよんしんのすけ 2014/07訪問


雑誌などによると、実は相当有名なJAZZ喫茶の老舗らしい

丸ノ内線中野新橋駅出口から、駅前の広い通りを左手(新宿方向)に少し歩き、神田川を渡ったらすぐ横断歩道を渡り渋谷方向(神田川の下流方向)に郵便局などがある細い通りを歩くと、中野新橋駅から徒歩5分ほどで細い通りと神田川に挟まれたコンクリートのビルの1階が「ジニアス」。入り口に黄色い縦長な看板がある

中に入ると迷路みたいに入り組んでいて、奥に座ると音楽はやや聞こえにくい

席は、4人テーブルが手前の部屋に3つ、中央のオーディオスペースに6つほどあり、あとは奥の小テーブルやカウンターの広いつくり

テーブルに座り、マスターにコーヒーを注文。値段は喫茶店にしては若干安め

昼間は家族連れやママさんグループでなかなかの賑わい。ピラフやうどんが人気のメニューのようだ。ジャズは控えめで昼間はCDやボサノバだったりする

しかしやがて夜になると、オーディオスペースにジャズに詳しそうな男性客が集まりジャズの音量も少し上がる。カウンターに置かれた演奏中のレコードをみるとかなり昔の作品が人気のようだ

喫煙は自由だが、スペースが広いためあまり気にはならなかったが、タバコが苦手な方は奥や端のテーブルがいいかもしれない

窓際から夕暮れの神田川や遊歩道が見えて中野新橋の町に溶け込んだ雰囲気が良いです

最後はカウンターでマスターに会計を済ませて退店

帰途、神田川沿いを駅へと歩くとまた来たくなっている隠れた名喫茶店です
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131903/13099826/dtlrvwlst/B57672427/?lid=unpickup_review

中野新橋「GENEUS(ジニウス)」伝説のJAZZ喫茶は意外とライトな雰囲気だった
2013年06月25日

伝説のJAZZ喫茶です。元々は渋谷にあったお店が、こちらの中野新橋に移転して既に数十年という歴史があります。

【状況】
17時半頃に1人で伺いました。

【環境】
前々から伺いたいと思っていたのですが、今回念願かなってお伺い出来ました。

住宅街の、一見何もなさそうな場所にその店はポツンとあります。看板も立って立派な門構えですが、内観が全く見えず、一見さんでは入りづらい雰囲気もあります。

店内は一般的なJAZZ喫茶に持たれるようなイメージのお店ではなく、モダンな印象すら受ける、すっきりとした内観。喫茶店というよりはカフェと言った方がしっくりときます。壁だと思っていたものがスピーカーだと気付いた時に、誰もが驚くと思います。マスターは初老の方。

店内はマスターがいる調理場が見渡せる席と、隅っこの暗くて、1人で読書に向くような席があり、それぞれで音も、居心地も変わってきそうです。

ただ、この店の良いのは常連さんがとにかく楽しそう。お喋りをするわけではありませんが、ある者はお酒を飲みながら山積みにされたJAZZの本を読み、ある者は音楽がかかると軽く頭を動かして嬉しそうな顔でリズムを取ったり、ある者はスピーカーもマスターも見えない席で本を読む。


それぞれが思い思いの楽しそうな時間を過ごしているのが印象的でした。


【料理】

・レアチーズケーキセット 735円 ○

コーヒーも苦めやら、アメリカンやら、色々と選べます。


先ず、値段が安いのが良いです。JAZZ喫茶ではチャージも兼ねたドリンクが1杯800円程で提供されるなんて、よくある話ですので、先ず735円でケーキ付と考えたらかなりリーズナブルです。コーヒー単品でも400円程。好感が持てます。


そしてコーヒーはそれなりに美味しい(笑)。繰り返しますが、こういうお店ではチャージも兼ねたドリンクなので、その質はあまり高くない事が多いです。「とりあえず作られたようなコーヒー」が出てくるなんてよくある話で、客も質にはあまり期待はしていません。

しかし、こちらのコーヒーはチェーン店の400円以下のコーヒーよりは美味しく、コーヒー専門店程ではないという、絶妙なクオリティのコーヒーが出てきます(笑)。どちらかと言うと酸味が強めです。735円のセットで出てくるコーヒーとしては優れているでしょう。

またチーズケーキは甘さ控えめで、チーズが堅い(?)感じで、他の店にはない食感でした。店の雰囲気には合います。

また、水も足りなくなれば注ぎ足されますし、気がつけばあまり冷房のかかっていない店内も居心地がよくなり、気付いたら1時間以上の時間が過ぎていました。

言いましょう、名店です!!!


【総評】

「伝説の…」と言っても堅苦しいイメージはありません。お酒もあるみたいなので、マナーを守って思い思いの楽しみ方をしましょう。
http://blog.livedoor.jp/battle_of_chinese/archives/29761117.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c13

[リバイバル3] 超お買い得 イシノラボのトランス式パッシブ・プリアンプ 中川隆
14. 中川隆[-7646] koaQ7Jey 2017年5月16日 18:49:27 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

トランス式アッテネーターを導入・・・(2016/4/5)
    
SIC-MOSFETアンプにアップデートしてからは、プリアンプを使用せず、DAC(カプリース)のラインアンプを使用してきた。シンプルで具合はいいのだが、ネット記事によると、このラインアンプはあまり音質が良くないらしい。そこで、SNSで知り合ったM氏にお願いして、トランス式式アッテネータを製作していただいた。出力を2系統とし、ひと回り大きいケースを使用。トランスを極厚アルミ板にしっかりマウントした上でシャーシに取り付けたため音質がかなり改善した、とのことである。

プリアンプは相応の高級機でないと、アッテネータに敵わない。また、抵抗式アッテネータは絞る度合いによって音質も変化するらしい。そこでトランス式が廉価で効果も見込めると判断した。

使用後は明らかに音の鮮度が上がり、ドームミッドのトランジェントも向上、極めて満足できるサウンドとなった。ウェスタンの555Aが欲しいとは今後とも思わないだろう。
http://audio.nomaki.jp/#att

プリアンプ不要の時代 2015年 01月 10日

プリアンプには、

@音量調節機能
Aフォノイコライザー機能
Bトーンコントロール機能

があるが、最近はAやBを全く使わない人が多い。@はDACの可変出力に繋げば済むのである。しかも最近のUSB-DACはリモコンで音量調整もできる。ならばプリアンプは要らないのではないか。

かく言う私もDACの音量調整機能で十分満足している。ケーブルは十分遍歴を繰り返して、ローブースト傾向の好みのバランスで落ち着いているので、トーンコントロール機能は要らない。LPは大して聴かないので、単品の廉価フォノイコを買って、DACのAUX端子に繋げている。

もし単体プリアンプを買うなら、今後はトーンコントロールを使う人が、トーンコントロール機能つきのプリアンプを買う、とかLPも再生する人がフォノイコライザーつきを買う、でないと意味のない時代になったように思う。遅ればせながら、ようやくそういう認識に至った。

今は昔、クリスキットというアンプブランドがあった。かなり変人の桝谷という方の製品で、私も一度毒づかれたことがある。「プリアンプを変えるだけで音が変わる」が売りだったが、今繋いだらやっぱり音質が向上するだろうか。やってみないとなんとも言えないが。


このプリアンプにはトーンコントロール機能はないが、ローブーストSWがあるのはいい。クラシック音楽ファンならぜひ欲しい機能である。シンプルなデザインにも好感が持てる。


上は故上杉氏のメモリアルプリアンプのBROS-2011P。たいへん美しいデザインである。フォノイコ内蔵、トーンコントロールなし、リモコンなし、なのだが、こうした魅力的な製品も我が家ではあまり意味がないということになる。


最後はすでに生産完了となったラックスマンの旗艦プリアンプC-1000fである。トーンコントロールもフォノイコライザーもはなく、巨大な音量調節器の趣だ。価格は100万円を超えるが、DACの音量調整機能とどう違い、どう違って聴こえるのか、私はわかっているとは言えない。
http://compact.exblog.jp/23990827/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/689.html#c14

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
14. 中川隆[-7645] koaQ7Jey 2017年5月16日 19:06:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

名古屋 ジャズ喫茶 Days _ ヴァイタボックス クリプッシュ 5ホーンシステム
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/660.html

第31回クリプッシュホーンが奏でるジャズ喫茶
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-031.html

 1970年代の頃は沢山のジャズ喫茶、名曲喫茶がありましたが今は時代の流れなのかマニアの方がもっと良いシステムと良い音で鳴らされているためなのかわかりませんがジャズ喫茶、名曲喫茶が少なくなってしまったのは寂しい限りであるが1970年代は沢山のジャズ喫茶、名曲喫茶があり此処でコーヒーを飲みながらじっくりと楽しんだ記憶があります。

 当時はオーディオマニアでも持てない高嶺の花であったジムラン、アルテックのホーンシステムで豪快なジャズサウンドを堪能していたはずだが今の時代は裕福になったのかマニアはもっと素晴らしいシステムでジャズやクラシックを楽しんでいるのかも?

 多くのジャズ喫茶のオーナーはジャズレコードに対しては豊富な知識を持ち合わせてはいるがオーディオに関しては無頓着でただシステムを置いてジャズを流している店が多く音に関しての向上心もない、

折角良いシステムを導入してお客様には良いジャズサウンドを心行くまで楽しんでもらうのはわかりますが 立派な装置=良い音 にはならないのがオーディオです。ジャズ喫茶を経営されているのであればオーディオマニア達が上手く鳴らされているサウンドを沢山聴いて自分の店にしかないオンリーワンの音をお客様に聴かせてほしい、

 以前のコラムでも書きましたがジャズ喫茶と云えば京都の「ヤマトヤ」が有名ですが此処で鳴らされているヴァイタボックス 191コーナーホーンはシットリ感のあるジャズサウンドではあるが音量が小さすぎるためジャズを体感したと云う満足感が少ないのが残念でもあるが大音量だとお客様同士の会話が出来ないのは仕方が無いかも・・・・・

 今回ご紹介する愛知県は名古屋市千種区にありますジャズ喫茶 Days はロンドンウェスタン直系のヴァイタボックスを使ったジャズサウンドでテレビや新聞、週刊誌に紹介されたアナログレコードで楽しむジャズ喫茶、

ここで奏でられるジャズサウンドは1950〜70年代の香りが漂ってくる大人のサウンドを堪能することが出来る。


コーナーに鎮座しているのがロンドンウェスタン直系のヴァイタボックスクリプッシュ 5ホーンシステム
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/31-002.jpg


Days のオーナーは依田氏で この方はいつもカウンターの中にいて一人静かにジャズを聴いていますが大変お話し好きですからジャズ談義、オーディオ談義などが楽しく会話が出来ます。

http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/31-003.jpg


サンバレーのアンプでVP−3000SE
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/31-004.jpg


サンバレー VP-3000SE 300Bのプッシュプルアンプ完成品 ¥161,714(税抜)

●使用真空管:6SN7GT-6SN7GT-300B(pp) 
●定格出力:22W+22W 
●周波数特性:10Hz〜90kHz 
●外形寸法:400W×220H×360Dmm 
●質量:23kg
https://www.phileweb.com/ec/index.php?p=17413
http://community.phileweb.com/mypage/entry/1313/20080127/
http://www.eonet.ne.jp/~jf3hwd-tabito/vp3000.html

現行品は
真空管オーディオ ザ・キット屋
http://www.kit-ya.jp/index.php?cPath=1_22


アナログプレーヤーはヤマハGT−2000、
カートリッジはマスターお気に入りのシュアーM−44−7
を使用している。
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/31-005.jpg

ヴァイタボックス 191 コーナーホーンとは少し外観が違いますが
ユニットはドライバーがS−2、低音用は38cmのAK−157、オールアルニコマグネットを使い 2Wayで鳴らしている。
ネットワークはオリジナルを使用
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/31-006.jpg

私が推薦するジャズ喫茶

 ジャズを鳴らすスピーカーと云えば JBL、アルテックが定番であるがアメリカンサウンドはどちらかと云えば押し出しの強い豪快なサウンドと乾いた音が特徴だが

アルテック、JBLでも上手く鳴らせば良い音になるのだがセッティングを含めてそのスピーカーに合うようにハードに強くないと一つ間違えると騒々しいサウンドになり聴いているより疲れが先に来る。

今回は私が推薦しますジャズ喫茶 Days は長時間聴いていても疲れずマスターもオーディオマニアであり音に対してのポリシーを持ち合わせているからジャズ好きもオーディオ好きもマスターと談義して楽しめるのではないだろうか、

 システムとしては大変シンプルではあるが Days の自慢はヴァイタボックスのクリプッシュホーンである。

このシステムはオリジナルの 191コーナーホーンとは多少外観が違うが内部構造は同じである。

 マスター曰くこのスピーカーシステムはカナダで製作されアメリカ経由で自分自身が聴くために購入されたと云っていましたが大変マニア好みのスピーカーシステムと云える。

 私もヴァイタボックスのコアキシャルを持っていますがコーナーホーンとよく似た響きと音色を持ち合わせてはいるがホーンタイプは中域の密度とコクと押し出し感があります。

その点私が所有しているヴァイタボックスのコアキシャルタイプはタンノイ同様どうしても中域の密度が薄くなりがちですがこれはコアキシャルスピーカーの宿命かも知れません。


Days の音

 早速 Days の音であるが一聴すると英国の芳醇な響きと味わい深い音はアルテック、JBLで馴らされたジャズサウンドとは方向性がだいぶ異なるのがわかる。

 スピーカーボックスもバスレフやバックロードのボックスとは違うクリプッシュホーンは低域の量感が丸くふっくらとして心地よい空気感のある低音で高域も刺激的な音をいっさい出さない音作りであるが一つ間違えると高域のきつさが前に出てとんでもない酷い音にもなる。

 マスターは長時間聴いても聞き疲れしない音を目指したと云っていたのがよくわかる。

この音を出すにはメインアンプの重要性が大切だ、

サンバレー製の VP−3000SE を使ったことが音作りに貢献しているのではと思う。

VP−3000SE は 300B の PPアンプであるが 300Bのシングルアンプを使えば違った意味での良さが引き出されるのではと思う、

 マニアはすぐに 300B はオールドタイプの WE でないと駄目と云う方が沢山おられるが業務用で使うのであれば WE−300B はリスクが大きすぎるから中国球でも十分である。オールド球の WE−300B などは何時「オシャカ」になるか不安であるから個人的にも業務用にも使えない、  

Days のサウンドは玄人好みのサウンドだが多少の不満点も見え隠れする。

マスター曰く高域の伸びに不満点があると云っていたが このユニットのホーンは500HZ〜20000HZ までだが実際は 12000〜13000HZ ぐらいからなだらかに高域が落ちていると感じる。

元々このスピーカーユニットは劇場で使うのが目的であるから高域は欲張っていない、
 マニアならここにツィーターを足せば細かなニュアンスも再現されると思うのだがこのスピーカーに合うツィーターが少ない、

JBLの 075 では音の繋がりが上手くいかずヴァイタボックスの良さが後退してしまう、

ここはヴァイタボックスの個性を出すためには現状の 2Wayが正解かもしれないのと当時のアナログディスクはヴィンテージスピーカーとの相性が合うのか女性のジャズボーカルを聴かされると違和感なく心地よく聞こえてくる。

 私個人の私見であるが音の分解能が少し暖味になるが多分使用しているプリアンプが影響しているのではと感じている。

この部分を完全にレストアされたマランツ #7 あたりを使えばより美味しい音とホールトーンが出てくるはずだが中古のマランツ #7 は状態の良いのは皆無であるから下手をすると酷い音になる場合もある。

ヴァイタボックスのクリプッシュホーンを使うのであれば現状のプリアンプでは荷が重過ぎる。

またメインアンプをマッキントッシュの MC−60,275 を使うと音はもっと粗くなり大味的な音になってしまうのと面白みに欠ける。

サンバレーの VP−3000SE を使ったのは正解であるのと VP−3000SE は信頼度が高く故障やトラブルも無い、私から見れば大変優秀な優れたアンプで長時間使用に耐えるから業務用としてもお薦め出来るアンプである。

またクリプシュホーンはコーナーに上手く設置しないと良さが発揮できない難点があるがここはマスターのオーディオに対してのノウハウと苦労が上手くいかされているから一般的には大きな不満はない、


あとがき

 ジャズサウンドを派手やかな音を大音量で鳴らしているジャズ喫茶が多いがこのようなサウンドには必ず飽きが来て最後は興味が薄れ行かなくなる。

その点 Days のサウンドは控えめなシットリ感といぶし銀のサウンドが魅力で是非行かれて英国ロンドンウェスタン直系のサウンドを堪能していただきたい、
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-031.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c14

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
15. 中川隆[-7644] koaQ7Jey 2017年5月16日 21:48:05 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

京都 東山 ジャズ喫茶 YAMATOYA _ ヴァイタボックス
http://www008.upp.so-net.ne.jp/yamatoya-jazz/index.html
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260302/26001087/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/426.html


オーディオシステム

スピーカー VITAVOX KLIPSCHORN

アンプ McINTOSH MA2275

ターンテーブル GARRARD 401
アーム SME
SHURE N97XE
http://www008.upp.so-net.ne.jp/yamatoya-jazz/audio.html

キット屋コラム「私のオーディオ人生」


VITAVOX(ヴァイタボックス)は戦前からある有名なスピーカーでロンドンウェスタン直系のスピーカーメーカーと聞いている。

シアター用が専門ですが家庭用にも素晴らしいシステムも出していました、
特に有名なのはVITAVOX191コーナーホーンとバイトンメィジャーがあります。

191コーナーホーンはタンノイのオートグラフと二分するぐらい素晴らしいのが特徴で、家具の調度品にはピッタリ当てはまるデザインでもあります。

昔私がエレクトロボイスの3Wayでオーディオを楽しんだ時に京都のジャズ喫茶「ヤマトヤ」にこの191コーナーホーンが鎮座してあった、
音は芳醇な響きで非常に奥ゆかしく鳴っていたのを記憶しています。

この音を初めて聴いた時「オーディオは聴かせてくれる音」これこそ自分が求めていた音だったのかも知れません、

その夢は30数年経っても忘れられないぐらい私に強烈なインパクトを与えてた、
VITAVOXと聞くだけで私にとっては未体験な音に感じる不思議と謎の多いスピーカーである。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-012.html


エレクトロボイスのSP−12は当初は不満などなかったのですが、オーディオ仲間から京都に有名なジャズ喫茶「ヤマトヤ」があってここの音を聴きに全国のジャズファンやオーディオマニアなどがこのジャズ喫茶を訪れているらしいと噂を耳にしました、このジャズ喫茶はかの有名な小説家で五木寛之氏がここのお店を題材にしているぐらいで、五木寛之氏もたびたび訪れていると・・・・

 そんな素晴らしいジャズのオーディオが聴けるのなら冷やかし半分でも聴きに行かなければ、自分自身に不満が残る。自分のシステムとの音の違いがどのように違うのかも確かめなければ納得はできない、

 全国からのジャズファンやオーディオマニアなどが聴きにくる音とはいったいどんな鳴らし方をしているのだろう、自分好みでなければノーと言えるのだが・・・


 初めて訪れた京都のジャズ喫茶「ヤマトヤ」の店内は薄暗い感じの場末の喫茶店のような店です。

ここの喫茶店のシステムを見た瞬間、凄いの一言です。

スピーカーシステムは人を驚かすようなバデではなく年輪を感じさせる地味なたたずまいが合うイメージのスピーカーシステムです。

 このスピーカーは今まで噂では聞いているのだが実際に実物を見たのがはじめてである、

そのスピーカーシステムは英国のヴァイタボックス社のクリプシュホーン、正式名は191コーナーホーンで左右に見事にバランス良く鎮座している。

 アンプ類はプリアンプがマッキントッシュのC−22、メインアンプはアムクロンのDC−300を使用、レコードは1950年代のジャズの名盤を主体にかけている。

 英国のヴァイタボックスの音はエレクトロボイスやアルテックとはまったく違う鳴り方だ、この音を言葉で表現するなら、

ホーンスピーカーの心地よい響きと陰影のある独特な音色で非常に地味だが、黒人が奏でるジャズの真髄を聴くような暗い影がただよう音だ、 

レンジ感はそう広くないのに、何かを訴えてくるような感じに聴こえる、 

 アメリカの大陸育ちのスピーカーとは異質で、音を色で例えるなら現代のスピーカーはフルカラーだがこのヴァイタボックスは古き良き時代のセピアカラーの写真のように哀愁に満ちた音である、生らしい音とは程遠いが聴かせる音とはこのような音なのだろう、

 このスピーカーを聴いたときに中音以上はホーンのが、コーンよりも優れているような気がしてくる、エレクトロボイスもダブルコーン一発ではなくホーン型を使った方のが、音抜けは違うのではないかと早くも夢が膨らんできた。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-002.html

ジャズ喫茶と云えば京都の「ヤマトヤ」が有名ですが、此処で鳴らされているヴァイタボックス 191コーナーホーンはシットリ感のあるジャズサウンドではあるが、音量が小さすぎるためジャズを体感したと云う満足感が少ないのが残念でもある

大音量だとお客様同士の会話が出来ないのは仕方が無いかも・・・・・
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-031.html



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c15

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
16. 中川隆[-7643] koaQ7Jey 2017年5月16日 21:58:26 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]


YAMATOYA 正月二日 2012-01-06
http://blog.goo.ne.jp/kamekutobu_2014/e/1a93368e707937c887865a8ef2614205


開店時間は正午。今は12時半位。ナビ情報によれば、確かこの辺りと探してみましたが分からない。

場所を聞こうと思っても、正月二日と言うこともあり、通りには誰もいない。偶然、通り掛かったリュックを背負った方にに「ダメ元」で道を訊いたところ、これからYAMATOYAに行くのだと言う。

同行させて頂きました。路地の一角にあったのです。

入り口の様子からして、これは余り期待できないな〜と

ビックリ! 異空間が広がっていました。

開店直後と言うことで先客は誰もいない。連れて行ってくれた方が今年最初の客、母が二番目、親父が三番目のようです。

音を聴くより、その内部の佇まいに唖然。所狭しと言うより、整然と計算尽くされたアンティーク製品群。

先ずはご覧あれ!

http://blog.goo.ne.jp/kamekutobu_2014/e/1a93368e707937c887865a8ef2614205 


五木寛之が好んで座っていた椅子  だそうです。

五木寛之は一時ペンを置き、ここ京都の大学で学んでいました。

この辺りが気に入り、ここにもよく来ていた。お気に入りの場所(椅子)が母の座っていた所です。

文学少女にタイムスリップと言うところでしょう。

部屋の、調度品に圧倒され、音の印象を書くのは忘れそうです。

ジャズ喫茶としては音量は控えめです。
どちらかと言うとバックグランドミュージックと言う感じ。

これはこれで、レトロ調な店全体の雰囲気にとても合っていると思うのですが、バイタボックスが震えるような音量でデキシーを聴いてみたいものです。

音は小さめですが、音源はLPレコードであったことを報告させて頂きます。

JAZZ SPOT YAMATOYA

*音楽再生装置

SP: VITVOX  KLIPSCHORN   

AMP: MCINTOSH MA2275   

LP SYS: GARRAD 401  SME3012(?)  SHURE N97XE

CDP:MARANTZ ?


*一時休業のお知らせ

店舗改装のため、平成24年1月23日(月)より当分の間、休業となります。再開は今年秋頃の予定。日程は決まり次第、ホームページで告知。

改装も今の店の雰囲気を残すそうです。どのように生まれ変わるかが楽しみです。

ジャズ喫茶にとって今は厳しい時代。ジャズ喫茶は次第に少なくなってきている。残ることはあっても、カフェバー風に変わってしまうことが多い。若者には入り憎い店になるだろう。

半世紀前にはジャズ喫茶にはコーヒー一杯で長時間たむろする学生が多かった。

YAMATOYAは京都大の近くにある。来る学生は少ないと言う。

純ジャズ喫茶として残れるのだろうか。いささか心配です。

京都にはYAMATOYA以外にもジャズ喫茶は残っている。


*奈良市内でジャズ喫茶を探したが、結局、一軒も残っていなかった。ライブハウスはあるようだ。

ジャズが聴けるパブにも出かけたが、アルテックA5が埃を被っていた。寂しい限り。
http://blog.goo.ne.jp/kamekutobu_2014/e/1a93368e707937c887865a8ef2614205



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c16

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
17. 中川隆[-7642] koaQ7Jey 2017年5月16日 22:08:55 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

「jazz spot YAMATOYA」は1970(昭和45)年3月3日に開店。

ジャズが好きだったという店主の熊代忠文さんは「昔はジャズ喫茶が多かったし、ジャズ喫茶をやりたかった」と振り返る。

父親が質店の「大和屋」を営業していたことから、名前を残してジャズ喫茶を開いた。初めは客が入らなかったが、雑誌「平凡パンチ」の京都特集で紹介されて以来客が増えるようになったという。

 当時のジャズ喫茶は客同士が話しのできない店が多かったが、東京に話しのできるジャズ喫茶が増えたことで、同店も話しのできる店(1階)と話しのできない店(2階)に分けて営業していた。その後1階と2階の店を統合し、現在1階は店舗、2階は貸しギャラリーとなっている。
http://karasuma.keizai.biz/headline/1009/


同志社大学今出川キャンパスの近くに big-beatというJAZZ SPOTがあった。

スーパーマーケットの2階だったような気がする。
僕がJAZZを始めて聴いたのはここだ。

薄暗くって、煙草の煙が充満していて、大人の場所って感じで随分緊張したものだ。

ここで、JBLのスピーカー、Mclntoshのアンプにお目にかかった。


JBLのPARAGON

MclntoshのC-22プリアンプ 275パワーアンプは美しかった。

と同時に大音響で音楽を聴いたのも始めてだった。

姉のお仲間さんにYAMATOYA さんがいた。
この時はまだYAMATOYAさんを開業してなくてbig-beatのお客さんだった。

僕が高校生の頃にYAMATOYAさんが開業した。
big-beatのノウハウをきっちりとつぎ込んでの開業だったと思う。

僕はYAMATOYAさんが開業してからbig-beatには行った事がない。
いつの間にかbig-beatは閉店していたようだ。

そんなこんなの想いでから40年。
YAMATOYAさんには青春まっただ中の記憶が詰まっている。
http://tanakaprint.jugem.jp/?cid=18


東山の今熊野にある「YAMATOYA」というジャズ喫茶には、ヘリコプターで吊るして搬入したといわれる アルティック の A2システム が入っており、何度か聴きに行ったことがあった。

 この喫茶店は現在もあるが、バイタボックス で BMG のような小音量でジャズを演奏している。
http://blogs.yahoo.co.jp/audio_jbl/60002545.html

就職したての頃、先輩に教えられてヤマトヤさんに良く通いました

其の頃下宿で大きな音でジャズを聴く事が出来ず欲求不満状態が続いていました
2階に上がってドアを開けると蹴っ飛ばされる様な大音量・・・・コレダ・・

曲目は覚えていませんがトランペットのアタック音がこんなに迫力有る物か、今まで学生時代に自宅でダイヤトーンの16センチと自作真空管アンプで鳴らしていた音は、ビックリの連続でした

昨日2007年9月20日の昼下がり、岡崎の美術館で堪能した帰り道思いついて何十年ぶりに寄らせていただきました

一階に変わっていてビックリ

なかに入って音量が小さいのにビックリ

以前はジャズを聴かなければ入れない雰囲気だったのが気軽に誰でも入れる雰囲気にビックリ

何だか以前のイメージでお邪魔したのでビックリの連続でした
http://www.jazzsoda.com/cafe/yamatoya.htm


残ったJazz喫茶は YAMATOYA

バオバブさんの口コミ 神奈川県 2013/04訪問


 今でも京都には Jazz喫茶・クラブは沢山あるようですが、今から40年数年前に、毎日どこかのお店に通っていた Jazz喫茶の内、

荒神口の「Champ Clair(しあんくれーる)」、「52番街」

四条堺町にあった「The Man-Hall」、「impulse」、「down beat」、「BIG BOY」、「蝶類圖鑑」

はもう既に店はなくなっています。


そんな中、Netで「YAMATOYA」がリニューアルオープンしたと言う事を知り、今回訪れてみる事にしました。

場所は平安神宮と熊野神社のすぐ近くの丸太町東大路通りの交差点(聖護院山王町)から一本東の小さな通りをちょっと入った所にあります。

 昔の「YAMATOYA」は開店直後から行っていました。今と同じ場所で黒塀の脇の階段を2階に上がった所にありました。噂では質屋が代替わりして Jazz喫茶になったと聞いていました。

ちっちゃなお店で当時としては最新にして最強のオーディオ装置が置かれ、おしゃべり厳禁で珈琲一杯で黙ってガンガンの Jazzを聞く純Jazz喫茶でした。

24,5歳からは一度も伺った事はありませんでした。
聞くと平成24年から一旦店を閉じて、この3月1日にリニューアルオープンしたそうですが、それより前に何度か改装をしているようでした。

 同じ場所ですが昔と違って1階に真新しいお店です。ずっと使われているのか昔と同じデザインの立て看板が置かれていました。店内は広くお酒が飲めるようになっています。店内のカラーは当時と同じくすんだ緑色。この時はご主人と奥様でお店をされていました。

奥にはLPが8,000枚ほど棚に綺麗に置かれていましたが、お聞きすると家にはもっとあるそうです。それにCDも集められているのですごいコレクションです。

 Audio System

  sp  :VITVOX KLIPSCHORN CN-191 Corner Horn

  amp :McIntosh MA2275 (ShopCardにはMAZZ75と書かれているように見えます)

  turntable: GARRARD 401
  tone arm/cartridge: SME,SHUR N97XE
  cd player: marantz

 ピアノを象ったメニューケースから珈琲と紅茶と本日の小さなケーキの中から一つ選びました

   コーヒー
   紅茶
   本日の小さなケーキ チョコレート(ザッハトルテ)

 珈琲はハンドドリップです。水は花背の湧水だとか。Blue Danube のカップ&ソーサーでした。紅茶の茶葉は判りませんでしたが WEDGWOOD のカップとソーサーでした。珈琲は昔飲んでいたものとは比べ物にならないほど美味しいのですが、Jazz喫茶のそれではもうありません。

 結論から言うと昔の感性が少し戻って来たのか涙が出そうになりました。
子供が前に座っている手前、顔を俯いて Jazzを聞いているふりをしていました。

40数年前みたいに ALTEC A5 の SP でガンガン大音量で聞くJazzはもう聞けないのだなと思い年月の隔たりに思いを馳せました。

 帰り際に奥様に昔のマッチの柄のショップカードを何枚も頂きました。
昔、京都にあったJazz喫茶のマッチは実家にまだ残っていると思います。
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260302/26001087/dtlrvwlst/B111193709/?use_type=0&smp=1

YAMATOYAのリニュアル開店 2013年3月1日(金)

 ボクがこの店に行きだしたのは高校生の頃。当時のYAMATOYAは2階にアルテックの巨大なスピーカーがあって、そこから出てくる明るく張りの有る音は、特にペットやサックスを聞くには最高でした。

 大学生になってから1階に行くようになりました。そこにはVITAVOXのクリプッシュ・ホーンがあって、2階と比べると‘静か’でした。

 店も2回ほど改装し、2階はマスターの陶房などになって閉まり、今回は本格的な改装。少し違和感がありますが、内装などは今までの店に出来るだけ近いように工夫されていて、クリプッシュ・ホーンやピアノの位置は昔と同じでした。
http://kusyami.com/kanwa/sfs2_diary/diary.html



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c17

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
18. 中川隆[-7641] koaQ7Jey 2017年5月16日 22:24:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]


VITAVOXとの邂逅
http://audio.nomaki.jp/vitavox/


1977年に遡ります。

受験勉強のストレスで、慢性のドライアイを抱えることになってしまった私は、受験勉強も大学進学も一時断念して、今はない山水電気の派遣店員に応募し、大阪の日本橋で半年バイトをすることになりました。

山水電気は当時JBLの代理店をしていました。私は高校を出たばかりでしたが、JBLのユニットの型番はすらすら言えましたので、ニノミヤ無線の海外コンポーネント売り場に配属されたのです。私にとってはある意味理想の職場で、天の配慮だったと言うしかないと思います。

とはいえ、今にして思えば、ステレオ売り場のステレオの音はセレクターを通ってくるのでひどいものだったな、とは思います。

売り場でデフォルトで鳴らしていたスピーカーは当時のJBLのフラグシップだった4343でした。そのほか4350やパラゴンなんかも展示してありました。他社ではアルテックのA5、タンノイのオートグラフなども並んでいました。


そのなかで私が惚れ込んだのはVITAVOXのクリプッシュ・ホーンでした。

つくりは上記の写真と同じでしたが、仕上げは異なり、マット・ブラックでPA用の塗装がしてありました。また上部のホーンは8セルのマルチ・セルラー・ホーンでした。ドライバーは同じS−2というモデルです。

        

これでかけるクリュイタンスのフォーレのレクイエムはそのスケール感といい、音場といい、まさに天国的な音でした。またモーツアルトの交響曲40番をかけると、コントラバスが林立しているのが見えるようでした。何よりも音が軽い、そしていぶし銀の渋さがあり、ぞっこんまいってしまったのです。

仕事中にこれでフィーレのレクイエムをかけて聴き入ってしまい、何度か叱られたことがあります。池田圭氏がウェスタンの15Aホーンを聴いて人生変わった、という文章をあちこちで書いておられますが、私が心から惚れ込んだスピーカーは VITAVOX なのです。ルーツはウェスタンと同じということですから、おそらく似たような音なのでしょう。

しかし、VITAVOX は恐ろしくレアなスピーカーで、その後お目にかかることは全くありませんでした。


それから26年たった2003年晩秋、京都のジャズ喫茶の YAMATOYA で VITAVOX のクリプッシュホーンと再会しました。

しかし小音量で鳴っており、ぱっとしません。

これぐらいの音はFE83Eで出せる、というのが第一印象で、年老いた昔の恋人に会った思いでした。


その翌年、吉祥寺のクラシック喫茶のバロックで同じスピーカーを見つけました。

結構音量を上げてじっくり聴きましたが、一向に感心しませんでした。

中高音が歪っぽく、ホーンの癖なのか、ネットワークが悪いのか、スピーカー・ケーブルが長すぎるのか、アンプが腐っているのか、多分そのすべての要因が重なっているのだと思った次第です。

今となっては、あの馬鹿でかい図体も許せませし、欲しいとは思わないスピーカーです。

しかし、18だった私が聴いた音はこんなものではありませんでした。
記憶は美化されるのでしょう。

たまに VITAVOX というブランド名を見かけると、昔のことを懐かしく思い出すのです。

後日譚

私のサイトのこのページを見て、ある方から連絡を頂戴しました。

『はじめまして。 

先日たまたまグーグルでVitaVoxを検索してみましたら、杉本様の記事をみつけました。どうやら1977年に貴方が大阪でほれ込んだヴァイタボックスは我が家にあるのではないかと思われます。

(中略)

ドライバーS2はレッド・ラベルです。
ホーンはマルチセルラーではありません。多分、前の持ち主が替えたものと思われます。マットブラック塗装仕上げは、うちにきて20年ほどたったところで少し変色し、みすぼらしくなってしまったので、黒板をつくるための塗料で塗りなおしました。

その頃にコーナーホーンの上にただ載せてあるだけのS2プラスホーンの姿にあきて、自分で設計して東急ハンズで精密に裁断してもらった合板を使って我ながら満足のいくカバーをつくりました。

しかしこれらは本質とは余りかかわりないことで、入手以来、今日にいたるまでメティキュラスなものとするための努力の積み重ねが、世界にただ一組の VitaVox として、心の奥底に響くような音楽をかなで続けています。


杉本さんがブログに書かれた京都のジャズ喫茶にも行ったことがあります。
でも話にもならない音でした。

ご用でおいでの節にはいつでもお寄りください。貴方が持ち続けた夢を裏切らない音をおきかせします。

ちなみにマッキントッシュC42プラスMC1000で駆動しています。』

過日、出張のついでにこのお宅に訪問して、聴かせていただきました

30年ぶりに再会したのですが、「あ〜、やっぱりホーンだな」という独特の音離れの良い音です。ローエンド・ハイエンドともにあまり伸びておらず、中域が張り出した感じですが、ヴィンテージ・スピーカーはそんなものでしょう。
書いておられるように、夢を裏切らない素晴らしい音でした。

ただし、ウーファーもホーンもダイレクト・ラジエターではないので、やはり癖はあります。我が家のビクターSX-V7もずいぶん善戦していて、一長一短と感じました。さすがに30年の時の流れとともに、我が家の音もかなり前進したようです。

後日譚その2

別の方からはこんなメールを頂戴しました。


『貴殿のホームページでヴァイタボックスのことが書かれていまして非常に興味を持ちました。

私は現在、ヴァイタボックスのコアキシャルスピーカーでオーディオを楽しんでいます。
私も京都のヤマトヤで191コーナーホーンを聴いたことがあります。

ヴァイタボックスと言うと何か未体験の音のようなイメージがあります。
貴殿のオーディオに関しては大変勉強になります。
私は自慢できるようなシステムを持っていません。情熱だけはあります。

(中略)

スピーカー

ヴァイタボックスDU−120 特注ボックス(フィンランドバーチ)

グッドマン3Wayシステム 特注ボックス(米松合板)

ステントリアン コアキシャル12インチデュプレックス

以上が私のシステムです。スピーカーはお金が無いので既製品は使用していません、ユニットのみ購入して実装して聴いています。』

30cmコアキシャルですが、こんなユニットがあるのか!というレアな製品で、世間は広いです。使っているだけで個性が主張できそうですね。高音部はポリエステルとのことなので、ドーム型なのでしょうか?

返信したら、以下のお便りが来ました。


『大変珍しいスピーカーですが、このスピーカーを鳴らすのには苦労しました。
今は素晴らしく良い音で鳴っています。

コーナーホーンとは違う密度の濃い音でバイオリンなどの弦楽器はなめし皮をコスルような独特の音です。
コーナーホーンは多少ホーン臭いとこがありますがこのスピーカーはないです。
このスピーカーは簡単には鳴りません。』


VITAVOXというブランドは使う人の人生に深く関わる傾向があるようです。
http://audio.nomaki.jp/vitavox/

ジャズ喫茶・名曲喫茶の装置や音 2013年 03月 24日


7〜8年ぶりくらいで、京都のジャズ喫茶の yamatoya と名曲喫茶の柳月堂に行ってきた。

どちらもLPを流している。今日LPでないとお金をとるだけの希少性、風格と言ったものがないのだろう。また通う常連さんもLPでないと承知しないのではないか。CDなら家で聴ける。

そこのところはあながち理解できないわけでもないのだが、擦り切れたLPとカートリッジで出す再生音などたかが知れている。しかも雑音だらけだ。ずばり言えば、音質的な意義はない、といってよい。レトロな雰囲気が目的であって、音質などは二の次なのだ。

柳月堂の何十畳という空間に流れている音は、悪いとは言わないが、我が家の6畳の音のほうが断然いい。だがCD主体で音を流せばお客を維持できるだろうか。若いころのノスタルジーに浸りに来た客は来なくなるのではないだろうか。フェードアウトしていく業態を延命するためにはやむを得ない措置のようだ。

昔はジャズ喫茶・名曲喫茶の装置や音に心が動いたのだけれど、今回はさっぱりだった。手段と目的がねじれたようなあり方はいささか疑問でもある。わざわざ悪い音を聴かせてバカみたい、と思う人もいるにちがいない。私がまた訪れるにしても、数年先になることだろう。
http://compact.exblog.jp/20196893/

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c18

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
19. 中川隆[-7640] koaQ7Jey 2017年5月16日 22:34:42 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

291名無しさん@お腹いっぱい。 2016/10/19(水) 22:37:06.34ID:uwE/7yeC

ミュージック カフェ フィガロ

名古屋市 千種区 東山通4−17−2 東山第一ビル2F
https://www.facebook.com/%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7-%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AC%E3%83%AD-442145122649162/

オーディオマニア、音楽マニアも一目置く英国VITAVOX社のCN−191コーナーホーンシステムを使ったクラシックがメインのミュージックカフェ「フィガロ」を紹介します。

メインシステムがヴァイタボックス CN191 コーナーホーンでここで鳴らされているヴァイタサウンドはおそらく日本ではトップクラスのサウンドでこのようなシステムが名古屋にあるとは気が付きませんでした、

 アンプはすべて真空管アンプでプリアンプはマランツ#7とメインアンプは同じマランツの#9が2台すべてオリジナルとのこと、

MCカートリッジの昇圧トランスは一般のアナログマニアでは聴けないウェスタンエレクトリック製○○○○を使って昇圧しているが、このようなシステムを揃えたレベルの高い喫茶店を私は見たことも聞いたこともない、

298名無しさん@お腹いっぱい。2016/10/20(木) 12:33:01.45ID:rXA41N4k
>>291
ミュージック カフェ フィガロより 熊本のオーディオ道場 の方が上。
ヴァイタボックスの為にコーナー造ってある。

声楽やパイプオルガンの響きは他に替えがないだろう。
が、合わない曲にはとことん合わない個性派スピーカー。

ビンテージ好きにはたまらない店(なのか?)だから遠出する価値はある。


熊本県 西原村 オーディオ道場
http://starfleet.if.tv/tomokoworld/doujyou.htm

299名無しさん@お腹いっぱい。2016/10/20(木) 12:35:43.07ID:u9b7P51
>>300
熊本というだけで応援したくなるな

300名無しさん@お腹いっぱい。2016/10/20(木) 12:46:29.87ID:rXA41N4k
>>299
だな、阿蘇の西原村だから多分数千万円規模の被害が出てそう…
http://mint.2ch.net/test/read.cgi/pav/1442314714/246-n/?v=pc
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c19

[お知らせ・管理21] 2017年5月 削除依頼・削除報告・投稿制限連絡場所。突然投稿できなくなった方は見てください。2重投稿削除依頼もこちら 管理人さん
176. 中川隆[-7639] koaQ7Jey 2017年5月17日 00:14:15 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
>>175
おまいが阿修羅に来なければ解決する問題だろ
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/484.html#c176
[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
20. 中川隆[-7638] koaQ7Jey 2017年5月17日 08:42:52 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

オーディオ道場
http://starfleet.if.tv/tomokoworld/doujyou.htm
https://ameblo.jp/audioniravana/theme-10040038346.html

オーディオ道場 - カフェ、アートギャラリー Facebook
https://www.facebook.com/pages/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E9%81%93%E5%A0%B4/208589542530622

オーディオ道場 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E9%81%93%E5%A0%B4


熊本県 阿蘇郡 西原村桑鶴 オーディオ道場
TEL : 096−279−4196

営業時間 11:00〜日暮れ(19:00頃)まで

店休日 無休

駐車場 30台

席数 50席

収容人数 約50人


オーディオ道場の主なスピーカー
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/79a4affd0f42450348e0c2e00e78f847
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/4096471106787ab71d19979a218570ac
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/3d0abfca44b3a32797c02af31c2e4657
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/36ed16cba81d7fd4249f784573177ad5
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/0fb742bada6c90dbccca021cd21be82e


@ウェスタン・エレクトリック WE15Aホーン + WE555
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/5966c3ac8d1321c83e6e25dce8d21e90
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/1e1eb9ca8c353ff4d575e446ddad6843
http://bokehajime.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/post-7f21.html

A ヴァイタボックス CN-191 Corner Horn

B ヴァイタボックス BASS BIN

C ジーメンス オイロダイン

Dヴィクトローラ クレデンザ
https://ameblo.jp/audioniravana/entry-12265746233.html#main
https://ameblo.jp/audioniravana/entry-12265739814.html

E JBL#4560箱システム
ウーハー ALTEC:515B
中高音:JBL#375+ガウスディフィーザー
SAEのプリ、LUXMANの管球パワーアンプ
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/4096471106787ab71d19979a218570ac

F JBL ハーツフィールド


オーディオ道場は、祖父が使っていた剣道場を利用して音楽愛好家の皆さんに、良い音楽を、良い音で聴いていただくために父の片山昇がオーディオ装置を設置いたしました。
現在では、熊本県内、外から多くのお客様がCDやLP を持って音楽を聴きにこられます。
オーディオ道場では、コーヒー、抹茶、「アンジェミチコ」のケーキなどの喫茶、そして、自家製のカレーなどの軽食もございます。

オーディオ道場の中には、海外の有名なスピーカーや、熊本県内のオーディオメーカーのバクーンプロダクツのアンプで素晴らしい音で、音楽を楽しむ事が出来ます。
皆さんも是非お好きなCDやLP を持ってお出かけください。
http://starfleet.if.tv/tomokoworld/newpage18.htm

喫茶メニュー
飲み物 すべて ¥500
http://starfleet.if.tv/tomokoworld/newpage20.htm


アクセス

熊本市内からでは空港線で空港に着く前に右に曲がり西原村へ向かう。(県道206号線)
約20分真っすぐ道なりに進むと山の斜面が芝生の綺麗な場所に行き着く、進行方向右手に萌えの里という看板が見える。

萌えの里に着いたら進行方向左を見ると鳥居が見える。
その右横にアカ枠で囲んだ看板がある。

よく看板を見るとオーディオ道場の文字が!

車で鳥居に続く道を進んでしばらくすると交差点がある。
ここを右に進む。

真っすぐ進むと看板が集合している所に来る。
ここにもオーディオ道場の看板があるのでこのまま直進だろうと進むと迷うことになる。料亭や右手に見えるパン屋さんまで行くと行き過ぎだ。

先ほどの看板が集合している所でもう少し顔を左に向けると上に上る道が見える。ここがオーディオ道場の入り口。

少し急な坂道を上ると道場が見えて左奥に入り口がある。
道場の中から音楽が聴こえてくると営業しているのが分かる。
http://kikuon.com/sb2/log/dojyo01.html


俵山に「萌えの里」と云う道の駅みたいなのが有ります。

「萌えの里」の反対側に「御池神社」の鳥居が有ります。
この鳥居をくぐって1本道を行くと、開けた場所でT字路になっています。
そこを右に曲がってそのまま道なりに進んで、突き当たると元ゴルフ場が有ります。その T字路を左に10m程すると道場の入り口が有ります。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/5966c3ac8d1321c83e6e25dce8d21e90


地図
https://www.bing.com/maps/default.aspx?v=2&pc=FACEBK&mid=8100&rtp=%7Epos.32.85375631466_130.94071551185_%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E9%81%93%E5%A0%B4&cp=32.85375631466%7E130.94071551185&lvl=16&sty=r&rtop=0%7E0%7E0%7E&mode=D&FORM=FBKPL6&mkt=ja-JP
https://www.google.co.jp/maps/dir/''/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E9%81%93%E5%A0%B4/@32.8536611,130.9062696,13z/data=!3m1!4b1!4m8!4m7!1m0!1m5!1m1!1s0x3540e76c8ee8aac1:0x59e13c218529f648!2m2!1d130.9406024!2d32.8536658?hl=ja
http://starfleet.if.tv/tomokoworld/newpage19.htm
https://www.facebook.com/1511387552508532/photos/gm.228969960913216/1775033439477274/?type=3&theater

オーディオ道場 アーパー栗の音楽概論 2006/05/09
http://gairon.at.webry.info/200605/article_1.html

熊本県は阿蘇郡西原村に「オーディオ道場」という、なんとも贅沢かつ不思議な空間があります。

連休最後の5月7日(日曜日)に知人の勧めで「オーデイオ道場」なる館に行って参りました。

http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/001/728/42/1/114714036415517629.jpg


昔は剣道の道場だったその空間の広さに、まずは圧倒されてしまった。

そして無造作に配置されたテーブルや椅子。あちこちに積み上げられたCD達。
正面と左サイドに陣取るスピーカーの群れ群れ。
なんとなくこの場所がとっても自由な空間であることを認識してしまう。

出迎えてくれたのは、ここの道場主である片山昇さんとその娘さんの片山知子さん。
お二人とも、とっても温かい人柄が伝わってきます。

コーヒーを一杯注文してから、さっそく僕が持参したCDをかけてもらうことにしました。
モーツァルト「クラリネット五重奏曲」

最初は正面の馬鹿でかいスピーカーシステムで聴いていたら、主人の片山さんが
「こっちのシステムで聴いてみましょう」と提案されました。
それは、東京で医者をされていたオーディオマニアのかたから譲り受けたという40年前のシステムです。

スピーカー「VITAVOX CN191」
http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/001/728/42/1/114714223515527552.jpg

アンプ「マランツの真空管」
http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/001/728/42/1/114714227915531833.jpg


なんという感動でしょう・・・言葉では説明できませんが。
先ほどの近代的な音とはまるで違うのです。

僕は基本的にはオーディオのマニアではありません。
そこから出てくる音楽にしか興味はありません。

しかし、この音は明らかに人を感動させる違いを持っているのです。

1965年カール・ライスターとベルリンフィル・ゾリステンの録音はあまりにも柔らかく奥の深い音をしていますが、その録音年代と同じスピーカーシステムだからでしょうか、相性がすばらしいのです。

二楽章の再現部、ピアニッシモの澄みきった音に思わず涙してしまいました。

アーチストでもある娘さんの優しい微笑みも忘れられません。

今は、きっと常連になる覚悟ができております。
http://gairon.at.webry.info/200605/article_1.html

久しぶりに「オーディオ道場」へ - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2010年02月20日
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/79a4affd0f42450348e0c2e00e78f847

今日は北海道からのお客様を連れて阿蘇の「オーディオ道場」へ行って来ました。
JBL「ハーツフィールド」のオリジナルのサウンドとヴァイタボックスの「CN191コーナーホーン」のサウンドをメインに聴いていただきました。

どちらも素晴らしいサウンドで鳴らしていただきました。
特に「CN191」は「アトリエ」のスペシャルサウンドを聴かせていただきました。
ヴォーカルやチェロの音色は部屋との絡みも有り、間接音が美しく、とても品位の有るサウンドでした。

アナログファンには懸垂の名器が勢ぞろいしています。
写真だけでまだ聴かせていただいた事が有りませんが、見るだけでも参考になります。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/79a4affd0f42450348e0c2e00e78f847

サウンドデザイン キクオン Kikuon Blog
阿蘇のオーディオ道場へ行った。(入門編)2009.06.02

オーディオ道場に到着して軽く挨拶を交わした後、注文したコーヒーをすすりつつ周りの様子をうかがっていた。初めて来たので話しをどう切り出せば良いのか緊張していたのだ。常連さんが鳴らすフルレンジの音に感心しつつオーナーが話しかけて来たので名刺を渡してみた。

するとオーナーが他の常連さんを集めて紹介して下さった。
先ほどまで一般客を装っていたので皆さんの私を見る目が変わり目が輝いていたのが印象的だった。

道場へ行く時はCDを持って来てねとホームページに書いてあったが私は持っていかなかった。その代わりにキクオンのDAC-03を持っていったのだ。サトリアンプのバクーンプロダクツは知っていたのだが、勉強不足でオーナーが設計に携わっていたとは知らなかった。

とにかく試聴をしてみる事になった。バクーンプロダクツ株式会社のDACと入れ替えてDAC-03を繋いで頂いた。

試聴に使用したスピーカーVITAVOXというらしい。

http://kikuon.com/sb2/log/dojyo02.html

この様な大型のスピーカーでキクオンのDACを聴いた事が無かったので普通に鳴ってくれるのか心配だったが一聴して不安が吹き飛んだ。

オーナーを含め他のオーディオマニアの皆さんからも褒めてもらって恥ずかしかった。

試聴はほどほどにして3時間位オーナーと話しをした。
オーディオは絵画と似ているというオーディオ感。
私も同感だった。絵を観る時に絵具の事など気にしないのと同様に、オーディオも聴いている時は機器の事を考えてしまうようだと、オーディオ装置としては不完全だ。圧倒的な存在感と芸術性があればオーディオ的な説得力は必要ないのだ。

聴く人もそれなりの感受性が求められるのだが....

短時間の滞在だったが、大変勉強になったし私の信念も間違っていない事が分かった気がする。
http://kikuon.com/sb2/log/dojyo02.html


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c20

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
21. 中川隆[-7637] koaQ7Jey 2017年5月17日 08:58:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]


■不良中年真夏のオーディオキャンプその3・・・オーディオ道場 2008/07/28


「オーディオ道場」は元剣道場を利用した音楽喫茶店ということになる。

○○ラインとも呼べそうな快適なドライブコースの脇のわかりにくい場所に鳥居があり、そこをくぐった後曲がりくねった細い道を不安と期待に駆られながら進み最後に凄い急坂を上ったあとやっと目的地に着いた。

ここは芸術村でもあるらしい。入り口からただならぬ雰囲気があった。

入っていきなり圧倒されました。

http://blog-imgs-27-origin.fc2.com/m/a/r/marantz777/PICT0011.jpg

鳴ってたのは最初このオリンパスかと思ってたら後ろの4343改でした

で、音はきわめてまっとうな音してました。こんなにモノがあって集めるばかりで音はおざなりってのを予想しそうだけど意外にというか予想外に下手なジャズ喫茶で聴くよりかレベル高い音でした。


なぜかオリンパスは2台あり後ろにはJBLのいろんなホーンが何ペアも使わずに埃かぶって・・・こりゃ坊さん欲しがるだろうな。

http://blog-imgs-27-origin.fc2.com/m/a/r/marantz777/PICT0006.jpg


前のはBWの昔のモニター?
その後ろは4355、その後ろはタンノイとかアルテックとかメーカーに囚われずいろいろ組み合わて作ったクラシック専用システムらしい。

その後ろに鎮座いたしますのがヴァイタボックスのバスビンですな。(初めて見た!)4355が小さく見えるって・・・。

http://blog-imgs-27-origin.fc2.com/m/a/r/marantz777/PICT0018.jpg

別のコーナーにヴィンテージが、ハーツフィールドにマッキンXRT20、ジーメンスオイロダインにタンノイの・・・。

このハーツフィールド(1954年製)でパウエルのクレオパトラ流してくれました。非常にいい音してました。この前にはトーレンスのリファレンスやEMT927やマイクロの8000番があり・・・もうホントにキリが無い。

オーナーはとても気さくな方でした。

オーナーは時計や雑貨のコレクターでもあるらしい。ちょっと有りすぎという感じ。ソフトのレコードやCDやテープや本がやたらめったら積み上げられていてなんか迷宮に迷い込んだような錯覚に陥る。


http://blog-imgs-27-origin.fc2.com/m/a/r/marantz777/PICT0038.jpg


ひとあたり見て聴いて帰ろうとしたら、別棟があるから聴かないかと言われて連れて行ってもらったのがこの部屋。

メインはヴァイタボックスCN191。

最初の部屋にもCN191はあったから2台持ってるんだと感心した。

そういえばなぜか最近良くヴァイタボックスを聴くことが多いなぁ。


http://blog-imgs-27-origin.fc2.com/m/a/r/marantz777/PICT0041.jpg


この部屋はオーナーのアトリエでもあるらしい。主宰している設計やアンプの音決めもしているらしい。

まあこの面や入り口の変なマネキン像を見た時点でこれはウチの「そ」娘の世界と強く思った。そのうち連れてくるか。

http://blog-imgs-27-origin.fc2.com/m/a/r/marantz777/PICT0048.jpg


非常に気になったのであるが、ある意味オーディオがすっ飛んでしまうくらいに・・

このヴァイタの上にあるのって、高台の例の縦模様と特徴ある深い作り、もしかしたら鍋島?

ホンモノならこの大きさだとこれだけでウン千万するでよ!

オーナーに聞くと公家の血を引いてこのあたりの山も全部持っていて蔵もたくさんあったから、これもそのうちのひとつで、こういうのが相当あったけど大分割れてしまって・・・って、

やはり育ちも並のヒトでは無いようで。

これらの資産がこの膨大なコレクションに化けたってことは・・・ウーン。
http://marantz777.blog113.fc2.com/?m&no=72



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c21

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
22. 中川隆[-7636] koaQ7Jey 2017年5月17日 09:14:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

オーディオ道場 VITAVOX CN-191 Corner Horn 2011年 10月
http://contakuto.exblog.jp/17039998/

ちょうど私達が訪れた日は、夕方からジャズライブを開催するとのことで、
ミュージシャンの方々が忙しそうにライブの準備をしていました。

道場のオーナーさんとも少し話をする事が出来ました。

この日は、道場の建物とは別の建物の中に設置されている VITAVOX CN-191 Corner Horn を特別に聴かせてくれました。


http://contakuto.exblog.jp/iv/detail/?s=17039998&i=201110%2F31%2F33%2Fc0141933_22475826.jpg

wooさん曰く、この VITAVOX はオーナーさんが気に入った人にしか見せてくれないんだとか。

私は2度目の訪問ということで、顔も覚えていてくれましたので特別に見せてくれたのかもしれません。


http://contakuto.exblog.jp/iv/detail/?s=17039998&i=201110%2F31%2F33%2Fc0141933_2248338.jpg

このVITAVOXが設置されている建物は、このスピーカーを鳴らす為に建てた家なのだとか。w

機器をたくさん集めているオーナーさんですが、オーディオで一番大切なのは部屋という信念を持っておられるようです。

CDプレーヤー EMT 891 から SCA-7510 SATRIコンパクトアンプを経由して VITAVOX が駆動されています。


http://contakuto.exblog.jp/iv/detail/?s=17039998&i=201110%2F31%2F33%2Fc0141933_2248236.jpg

ちなみに、SATRI SCA-7510は、出力 4.5W+4.5W (8Ω)しかありませんが、
高能率な VITAVOX ですと、駆動力も問題なく鳴らしてくれます。

まさしく、シンプル イズ ベスト!! そんな簡単システムですが、心地よい余韻が漂う美しいサウンドが鳴り響いていました。
http://contakuto.exblog.jp/17039998/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c22

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
23. 中川隆[-7635] koaQ7Jey 2017年5月17日 12:47:48 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ヴァイタヴォックス CN191 Corner Horn の仕様


オーディオの足跡 VITAVOX CN-191 Corner Horn
http://audio-heritage.jp/VITAVOX/speaker/cn-191.html

外形図
http://www.imaico.co.jp/vitavox/CN191_eng.jpg


今井商事 CN-191 CLASSIC “Corner Horn”
http://www.imaico.co.jp/

▼ 往年の名機 クリプッシュホーン・リプロデューサー“CN-191”コーナーホーンの復活

スカンジナビアン・ビーチの合板に美しいウォールナットの付板が特徴のコーナー型ホールデットホーンエンクロージャーに業務用ユニットを搭載した、最高級家庭用スピーカーシステムです。VITAVOXが誇るその姿は、初出となった1948年そのままの姿です。

▼ 丹念な仕上げのエンクロージャーに搭載される高性能なユニット。それは真空管アンプのためのスピーカーシステム

低域ドライバーには、Alcomax3 アルニコマグネット搭載の15インチコーンドライバー“AK151”を、中高域のコンプレッションドライバーには銘記“Type S2”、ホーンには特別製の“R300WX”を搭載します。インピーダンス15Ω、感度105dB@1W/1mのスペックからも分かるように、真空管アンプにこれほどまでに相応しいスピーカーはないでしょう。
http://www.imaico.co.jp/vitavox/


ヴァイタヴォックス CN191 Corner Horn the reView (in the past)
http://audiosharing.com/review/?cat=88


Posted by audio sharing on 1996年12月11日 井上卓也

ステレオサウンド別冊「世界のオーディオブランド172」(1996年11月発行)より

 英国のヴァイタヴォックスは、1932年創業のスピーカーメーカーで、スタジオ、放送局、劇場などの主に業務用の分野で高い評価を受け、現在では軍需用を含め、本来の業務用スピーカーシステム分野で活躍しているようだ。ヘリコプターに搭載された超高感度、超強力な拡声装置はホーン型ドライバーの独壇場で、映画・TVなどの分野では米アルテック社のホーン型ドライバーユニットの活躍が知られているが、この英国版がヴァイタヴォックスということだ。

 CN191コーナーホーンは、 同社の伝統的なトップモデルで、現在でもこのような人手のかかるエンクロージュアが作られていることは想像を絶する異例なことといえよう。エンクロージュアは、モノLP時代に最小の容積で最高の低音再生能力をもつフォールデッドホーンと絶賛された、米国のポール・クリプシュ氏が発明したクリプシュホーンで、米EVパトリシアン600にも採用されたコーナー型低音ホーンである。

 スピーカーシステムは、壁面に付ければ低音再生能力は2倍となり、壁と床の交わる位置に置けばさらに2倍、2面の壁と床の交わる場所、つまり部屋のコーナーに置けばさらに2倍、というのが基本である。

 低域ユニットは、現在ではフェライト磁石採用の7・5Ω仕様AK157、高域ユニットは、アルニコ磁石採用の伝統的な15Ω仕様で、7・62cm口径アルミ合金振動板のS2ドライバーユニットと、従来のCN157を改良し、4セル型ディスパーシヴ型としたCN481新型ホーンを採用。

 NW500ネットワークで500Hzクロスオーバーとした2ウェイ方式で、インピーダンスは15Ω。感度は未公表だが100dB/1mほどはあるはずで、真空管アンプにはこれ以上のスピーカーシステムはないであろう。やや強度不足で音離れが悪かったホーンが一新され、本来の重厚さに新鮮さが加わった。 


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ヴァイタヴォックス CN191 ConerHorn
Posted by audio sharing on 1994年4月30日 井上卓也

オーディオ世界の一流品(ステレオサウンド別冊・1994年春発行)
「世界の一流品 スピーカーシステム篇」より

 モノーラル時代のスピーカーシステムでは、コーナー型エンクロージュアの採用がそれ自体でトップモデルを象徴していた。JBL・ハーツフィールド、EV・パトリシアン600/800、タンノイ・オートグラフなど、これらはオーディオを語るには欠かせない存在であり、その伝統を今日まで伝えている世界唯一のモデルが、このヴァイタヴォックスCN191である。

低域用クリプッシュK型ホーンを駆動するユニットは、7・5Ω仕様のフェライト磁石型AK157。高音用ホーンは初期のCN157から77年にセクトラル型のCN481に変り、ドライバーユニットはアルニコ磁石型S2採用だが、高域はフェライト型S3のほうが伸びている。ネットワークは、’73年に素子にカバーが掛かった型に変更された。

 床と左右壁面を利用してホーンの延長部とするコーナー型Kホーンは、低域の再生効率が高く、重厚で力強い低音を聴かせる。ホーンの改良により中〜高城はホーン鳴きが抑えられ、大口径ドライバーならではの余裕のあるマッシヴな音が楽しめる。

 全体に音色は抑え気味で、聴感上のfレンジは、現在ではややナロウレンジに感じられる。しかし、その分だけ再生帯域内の密度感や力感は現在では異例な存在で、CD復刻盤ではなく古い時代の名曲名演奏をアナログディスクで聴くときに、このCN191は実に見事な形容し難い優れた音を聴かせる。まさしく、かけがえのない存在というほかはない。


使いこなしポイント

 コーナー型だけに部屋の長手方向の壁面を利用するのが標準的な設置方法
だが最適な聴取位置の選択は完全を目指せば予想よりも難しく、部屋の残響コントロールも、床、壁面とも充分に剛性があり、デッドに過ぎないことが必要条件。

駆動するパワーアンプは、出力トランスをもつマッキントッシュやA級パワーアンプが好ましく、マッチングトランス使用も一案か。


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ヴァイタヴォックス CN191 Corner Horn
Posted by audio sharing on 1980年6月15日 菅野沖彦

ステレオサウンド 55号(1980年6月発行)
特集・「’80ベストバイコンポ209選」より

 本来ウーファーシステムで、38cmユニットをフォールデッド・フロントローディングホーン・エンクロージュアに収めたものだが、これに500Hzクロスオーバーでトゥイーターをつけて全帯域システムとする。その音は格調高い雰囲気に溢れている。クリプッシュホーンの数少ない成功例である。


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ヴァイタヴォックス CN191 Corner Horn
Posted by audio sharing on 1979年10月30日 瀬川冬樹

続コンポーネントステレオのすすめ(ステレオサウンド別冊・1979年秋発行)
「第22項・同じイギリスのヴァイタボックス ディットンよりもいっそう確固たる世界」より

 ヴァイタボックスというメーカーを、最近のイギリスの若い世代はもはや知らないとさえ、いわれる。実際、このクリプッシュホーン≠フ名で呼ばれるCN191という大型スピーカーは、こんにち、その製品のほとんどが、日本からの注文で作り続けられている。

いまから十年近く前、もはや製造中止の噂の流れていたこのスピーカーを、日本のある愛好家が注文で取り寄せた一組がきっかけを作って、その独特の魅力が口伝えのように広まって、いまなお注文してから一年近く待たされるという状態が続いているといわれる。

 たしかにこのスピーカーは、エンクロージュアの製作におそろしく手間がかかって、しかもこんにちヴァイタボックス社でこのエンクロージュアはたったひとりの職人が手作業で作っているといわれているから、数があがらないのも無理はない。待たされてしびれを切らして、形だけ似せた国産エンクロージュアを購入した人に、私は強くすすめてオリジナルに替えさせた。

その人は「あわててひどい廻り道をしました」と、同じ形のエンクロージュアがまるで別のメーカーのように音質を変えてしまうことにびっくりしていた。

この製品に限ったことでなくあらゆるスピーカーに共通の大切な話だが、エンクロージュアはスピーカーユニットを収容する容器なのではなく、ピアノの胴体のように音質を決める重要な一部なのだから、名器と呼ばれるスピーカーを、形だけ同じな別メーカー製のエンクロージュアに収めることを、私は原則としておすすめしない。もっとも、そうすることが一概に悪い結果ばかり招くわけではないから、自信のある方が何をなさろうと私の知るところではないが

 ところがこのクリプッシュ式コーナーホーン≠ヘ、その名のように、部屋の隅(コーナー)、それも、スピーカーの背面を囲む二つの壁面と床面との三つの面が、強く叩いても少しも共振しないような堅固な材料と工法で作られていることを原則とする。

それはこのエンクロージュアが、右のような条件のコーナーに背面をぴたりとつけて設置しなくては、完全な動作をしないように作られているからだ。

いくら見た目は「壁面」でも、ふすま・障子は極端にしても、厚さ15ミリ程度以下の薄い板貼りの壁や、ガラス面、○○ボードなどと呼ばれる新建材の類であっては、CN191はおよそまともな音を聴かせない。

薄い壁、共振する壁、音を逃がしてしまう壁、では、CN191の重厚な低音に支えられた緻密で豊潤で艶やかな響きの美しさは、その片鱗をさえ聴かせないばかりか、壁の共振・逆共振で、ひどく汚い、ときに肥大した、あるいはやせこけて骨ばるばかりで美しさも魅力もない、ひどい音を鳴らして聴き手をがっかりさせる。

 もうひとつ、二台一組のスピーカーの隅が音響的に同条件であること。つまり建築上シンメトリーの構造であること。

そして、二台のスピーカーの置かれる壁面は少なくとも4・5メートル、できれば5メートル以上あって、左右の広がりが十分とれること。

またそれにみあうだけの天井の高さ。

 およそこれくらい部屋の音響条件に支配されるスピーカーはない。このスピーカーにとって、部屋はまさにエンクロージュアの一部なのだから。


スピーカーシステム:ヴァイタヴォックス CN191 Corner Horn ¥940,000×2

コントロールアンプ:アキュフェーズ C-240 ¥395,000

パワーアンプ:ルボックス A740 ¥538,000

ターンテーブル:トーレンス TD126MKIIIBC ¥150.000

トーンアーム:SME 3009/SeriesIII ¥74,000

カートリッジ:オルトフォン MC30 ¥99,000
計¥3,133,000

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ヴァイタヴォックス CN191 Corner Horn


Posted by audio sharing on 1978年12月15日 瀬川冬樹

ステレオサウンド 49号(1978年12月発行)
特集・「第1回ステート・オブ・ジ・アート賞に輝くコンポーネント49機種紹介」より

 つい最近、おもしろい話を耳にした。ロンドン市内のある場所で、イギリスのオーディオ関係者が数人集まっている席上、ひとりの日本人がヴァイタヴォックスの名を口にしたところが、皆が首をかしげて、おい、そんなメーカーがあったか? と考え込んだ、というのである。しばらくして誰かが、そうだ、PA用のスピーカーを作っていた古い会社じゃなかったか? と言い出して、そうだそうだということになった──。

どうも誇張されているような気がしてならないが、しかし興味深い話だ。

 ヴァイタヴォックスの名は、そういう噂が流れるほど、こんにちのイギリスのオーディオマーケットでは馴染みが薄くなっているらしい。あるいはこんにちの日本で、YL音響の名を出しても、若いオーディオファンが首をかしげるのとそれは似た事情なのかもしれない。

 ともかく、ヴァイタヴォックスのCN191コーナー・クリプシュホーン・システム≠フ主な出荷先は、ほとんど日本に限られているらしい。

それも、ここ数年来は、注文しても一年近く待たされる状態が続いているとのこと。

生産量が極めて少ないにしても、日本でのこの隠れたしかし絶大な人気にくらべて、イギリス国内での、もしかしたら作り話かもしれないにしてもそういう噂を生むほどの状況と、これはスピーカーに限ったことではなく、こんにち数多く日本に入ってくる輸入パーツの中でも、非常に独特の例であるといえそうだ。

 本誌16号(昭和45年秋)の海外製品紹介欄に、その頃初めて正式に入荷したCN191を山中敬三氏が解説された記事の中にもすでに

「……現在は受注生産の形でごく限られた数量のみが製作され、本国のイギリスでもその存在は一般にはあまりしられていないようだ。」

とあるとおり、当時すでに製造中止寸前、いわば風前の灯の状況にあったものを、日本からの突然の要請によって生産を再開したという事情がある。

そしてこれ以後は絶えることのない注文のおかげで、製造中止をまぬがれながら、こんにちまでほとんど日本向けのような形で生産が続けられているのである。

ましてその後新しい製品の開発が全くないのだから、イギリス国内で忘れられた存在であっても不思議とはいえない。


 ヴァイタヴォックス社は、一九三二年にロンドン市ウェストモーランド・ロードに設立された。トーキー用などプロフェッショナル関係のスピーカーをおもに手がけて、一時はウェストレックス、RCA、フィリップス等のイギリス支社に、プロ用スピーカーをそれぞれ納入していた実績もある。

 CN191の別名「クリプシュホーン」は、アメリカの音響研究家ポウル・クリプシュが一九四〇年に設計したコーナー型フロントロード・ホーン・エンクロージュアを低音用として採用しているところから名づけられている。

そして500Hz以上は、3インチという口径の大きなダイアフラムを持つウェストレックス型のホーンドライバーS2に、CN157型ディスパーシヴホーンを組合せて、2ウェイを構成している。

エンクロージュアはクリプシュを基本としてV社独自の改良が加えられ、独特の渋い意匠とすばらしい音質を生んでいる。

 この音質は、古い蓄音機の名機の鳴らす音に一脈通じるように、こんにちの耳にはとても古めかしく聴こえるが、気品に満ち、精緻で量感豊かな音は、新しいスピーカーに求めることのできないひとつの魅力といえる。

 ただ、クリプシュ・コーナーホーンはその構造上、設置される部屋のコーナーの、システムを囲む両壁面と床面とが、できるかぎり堅固な構造であることが、必要。

まなコーナー設置のために部屋のプロポーションやリスナーとの関係位置が大きく制約されるというように、条件が整わないと本来の良さが発揮されないという点が一般的ではない。


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ヴァイタヴォックス CN191 Corner Horn
Posted by audio sharing on 1978年6月15日 井上卓也

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

良き時代のコーナーホーンの魅力を現代に残す貴重な存在である。


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ヴァイタヴォックス CN191 Corner Horn
Posted by audio sharing on 1978年6月15日 瀬川冬樹

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

コーナー型オールホーン唯一の、懐古趣味でなく大切にしたい製品。

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既製スピーカーシステムをマルチアンプでドライブする(ヴァイタヴォックス CN191 Corner Horn)
Posted by audio sharing on 1977年10月30日 井上卓也

HIGH-TECHNIC SERIES-1 マルチスピーカー・マルチアンプのすすめ(ステレオサウンド別冊・1977年秋発行)
「内外代表パーツ200機種によるマルチウェイ・システムプラン」より

 ヴァイタヴォックスCN191コーナーホーンシステムは、英国をふくめたヨーロッパ製品のなかで、コンシュマーユースのスピーカーシステムとしてはもっとも大型なフロアーシステムである。

 エンクロージュアにはクリプッシュKタイプといわれるフロントロードホーン型の一種が採用されている。フロントロードホーンでは、その名称のように、ウーファーコーンの前面の音だけをホーンを使って放射しているが、バックローディングホーン型では、ウーファーコーンの前面の音は直接放射され、後面の音がホーンを使って、低音の一部だけをホーン効果により補うタイプである点が異なる。

このクリプッシュKタイプでは、ウーファー前面からの音が、特殊な形状に折り曲げられたホーンから一度エンクロージュア背面に導かれ、さらに部屋のコーナーを低音ホーンの延長として利用し、エンクロージュア両側の開口部から前面に放射される。

 クリプッシュKタイプホーンは、ホーン型エンクロージュアらしい、厚みがあり緻密な堂々とした低音が得られる大きなメリットがある。しかし、折曲げ型ホーンのためにウーファーコーンからの中音は減衰しやすく組み合わせる中音用や中音から高音用のスピーカーユニットには、十分に低い周波数から使用できるタイプが必要である。

 ウーファーは、CN191システム用に指定されているAK157、中音から高音用には、直径76・2mmという大型軽金属製ダイアフラムと16、000ガウスの磁束密度をもつドライバーユニットS2と、アルミ合金製のセクトラルホーンCN157を組み合わせ使用する。

なお最近のCN157ホーンは、ホーンのカーブが設計変更されて改良されているようで、一段と音質面でのグレイドアップが期待できる。指定LC型ネットワークは、クロスオーバー周波数500Hzの典型的な12dB型NW500である。

 しーぁぬ191は、部屋の壁面を低音ホーンの一部として利用することが前提として設計されているために、強度が十分にある、レンガやコンクリートなどの壁が相応しい。そうでない場合には、少なくとも、30mm以上の厚さの良質な板で、エンクロージュア後側の壁と接する面に使う衝立をつくり使用することが望ましい。

 マルチアンプ化のプランは、CN191がトラディショナルな英国の音をもつことを考えれば、少なくとも、スピーカーとダイレクトに結合するパワーアンプには,英国系の製品を使用したい。

ここでは、QUADの2機種のパワーアンプを選んでいるが、低音用の303Jは、モノーラル構成で、出力部分にインピーダンスマッチング用のトランスをもつ特長があり、適度に最低域がカットされるため、ホーン型ウーファーには好適である。コントロールアンプその他は、管球タイプで音色的なバランスを重視して選んである。


●スピーカーシステム
 ヴァイタヴォックス CN191 Corner Horn

●コントロールアンプ
 ウエスギ U-BROS-1

●エレクトロニック・クロスオーバー・ネットワーク
 ウエスギ U-BROS-2

●パワーアンプ
 低音域:QUAD 303J(×2)
 高音域:QUAD 303


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ヴァイタヴォックス CN191 ConerHorn
Posted by audio sharing on 1977年7月20日 菅野沖彦

ステレオ別冊「あなたのステレオ設計 ’77」(1977年夏発行)
「’77優良コンポーネントカタログ」より

 イギリスのヴァイタヴォックス社は、ほぼ半世紀にわたる歴史を持つメーカーで、プロフェッショナル機器を専門に製造している。したがって同社のスピーカーは、米国アルテック社と相通じ、劇場・ホール用、スタジオ用として高い名声を得ている。

このCN191というシステムは複雑なホールデッド・ホーンでしられるクリップシュ氏の設計になるホーン・エンクロージュアに38cmウーファーとホーン・ドライバーを収めた2ウェイである。

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ヴァイタヴォックス CN191 Corner Horn
Posted by audio sharing on 1977年6月15日 瀬川冬樹

ステレオサウンド 43号(1977年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ ’77ベストバイ・コンポーネント」より

 いまの私には、これを鳴らす理想的なコーナーを整えるという条件を満たすことができないからあきらめているが、せめていつかは、この豊潤で渋い光沢のある独特の音質をわがものにしてみたいという夢を持っている。

いまやこれだけが、現行製品の中で良き時代を残した最後の生き残りなのだから。

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ヴァイタヴォックス CN191 Corner Horn
Posted by audio sharing on 1975年6月15日 瀬川冬樹

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 アメリカ系のスピーカーを男性的な魅力とすれば、イギリスのそれにはどうしても女性を感じる。中でもこのスピーカーは、若い女性の魅力ではなく、中年の色気の濃い音といえる。


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ヴァイタヴォックス CN191 Corner Horn
Posted by audio sharing on 1975年6月15日 井上卓也

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 英タンノイのオートグラフなきあと、英国を代表する唯一の大型コーナーシステムである。適度に輝きをもった重厚な音は、かなり古典的な印象を受けるが、貴重な存在だ。
http://audiosharing.com/review/?cat=88
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c23

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
24. 中川隆[-7634] koaQ7Jey 2017年5月17日 13:00:05 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

VITAVOX BITONE MAJOR
http://audio-heritage.jp/VITAVOX/speaker/bitone.html


エンクロージャー:\88,000(1台、1970年代前半頃)

小劇場、ホールなどの業務用や録音スタジオのモニター用として数多く使用され、家庭用としても多くのファンをもつ大型2ウェイ・プロフェッショナルシステム。

ユニット構成は年代によって異なり、低域にはAK-156やAK-154、高域にはS-2ドライバーとCN-481やCN-157を搭載しています。

エンクロージャーは前面にショートホーンを備えており、オーク仕上げとなっています。


機種の定格

方式 2ウェイ・2スピーカー・オールホーン方式・フロア型

使用ユニット
低域用: 初期 38cmコーン型(AK-154) 後期 38cmコーン型(AK-156)

高域用: 初期 ホーン型(S-2+CN-157) 後期 ホーン型(S-2+CN-481)

その他: ネットワーク(NW-500)

定格インピーダンス 15Ω

再生周波数帯域 30Hz〜20kHz

クロスオーバー周波数 500Hz

アッテネーター 0〜-8dB

キャビネット 前面ショートホーン付・バスレフタイプ

最大入力 80W(初期)100W(後期)

外形寸法 幅762×高さ1,067×奥行610mm

重量 76kg
http://audio-heritage.jp/VITAVOX/speaker/bitone.html


ヴァイタヴォックス BITONE MAJOR the reView (in the past)


ヴァイタヴォックス Bitone Major
Posted by audio sharing on 1979年6月15日 菅野沖彦

ステレオサウンド 51号(1979年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’79ベストバイ・コンポーネント」より

一種独特な雰囲気をもっている。
同社を代表するスピーカーの一つだけに、相当高度なところで聴き手の嗜好と可能性を問われる、本格的大型フロアーシステムである。


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ヴァイタヴォックス Bitone Major
Posted by audio sharing on 1978年6月15日 瀬川冬樹

ステレオサウンド 47号(1978年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ’78ベストバイ・コンポーネント」より

コクのある渋い充実した響きは、いくぶん古めかしいが聴きごたえ十分。


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ヴァイタヴォックス Bitone Major
Posted by audio sharing on 1977年6月15日 瀬川冬樹

ステレオサウンド 43号(1977年6月発行)
特集・「評論家の選ぶ ’77ベストバイ・コンポーネント」より

 ヴァイタヴォックスの音をひと口でいえば、アルテックの英国版。

要するにアルテックの朗々と響きの豊かで暖かい、しかしアメリカ流にやや身振りの大きな音を、イギリス風に渋く地味に包み込んだという感じ。

A7−500−8のレンジをもう少し広げて、繊細感と渋味の加わった音がバイトーン・メイジャー。


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ヴァイタヴォックス Bitone Major
Posted by audio sharing on 1975年6月15日 岩崎千明

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 英国系ウェストレックスとでもいいたいのがこのシステム。

アルテックよりよりデリケート、JBLよりより繊細。しかも豊かな響き。
迫力を追わなければピカ一のシステム。


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ヴァイタヴォックス Bitone Major
Posted by audio sharing on 1975年6月15日 井上卓也

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 アルテックの旧マグニフィセントと類似した、英ヴァイタヴォックスの中型システムである。

渋い重厚さでは191コーナーホーンに数歩譲るが、比較的容易に使えるのが利点。
http://audiosharing.com/review/?cat=88

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c24

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
25. 中川隆[-7633] koaQ7Jey 2017年5月17日 13:17:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

VintageAudio 岡山県 の ヴィンテージ オーディオ 専門店
1950-60年代のオーディオ機材 / 修理・レストア / レコード販売

当店では1950-60年代に欧米諸国で製造された、Vintage HiFiオーディオ機材の販売・レストア(オーバーホール・修理)を行っています。
http://vintage-audio.jp/

ヴァイタヴォックス Bitone TYPE620 スピーカーシステム ※1本のみの販売となります。

VintageAudio 2017/03/19
http://vintage-audio.jp/?p=1453


英VITAVOX(ヴァイタヴォックス) Bitone TYPE620 スピーカーシステムを販売します(^o^)


http://vintage-audio.jp/wp-content/uploads/2017/03/3-3.jpg


TYPE620は、VITAVOX Bitone 6201の前進にあたるモデルだと思われます。

TYPE6201にはTYPE B compression unitが搭載され、後にGP-1compression unitに変更されます。

今回のモデル(TYPE 620)には、強力な TYPE N compression unitが搭載されていますので、その様に推測出来ます。(如何せん、資料が乏しい…)


強力なマグネットを搭載した12inウーハーに6セルのドライバーユニットを使用した2Wayシステムですが、製造が古い為HiFi用途ではありません。

後のGP-1搭載モデルであれば、高域も伸びているのでクラシック音楽や POPS等にも対応出来るのですが、TYPE N のドライバーは高音域の帯域が狭く今の時代では厳しいものがあります。

但し、その分強烈な中音域はクラシックでも78S(SP)の再生や古いJazzなどには最適だと思います、まぁそういう年代のシステムですからね。

エンクロージャーはバスレフ型で吸音材は入っていません。


また、組み合わせるアンプは、DFの低い無帰還型アンプが適当です。
高NF型高DLタイプのパワーアンプでは、音がカツカツになってしまいます。


英VITAVOX(ヴァイタヴォックス) Bitone TYPE620|12inウーハー
http://vintage-audio.jp/wp-content/uploads/2017/03/14-1.jpg


写真で見てもらえる様にウーハーユニットには、ブラケットを覆うように黒い布が被ってありますが、これはセンターキャップが無いためで、ボイスコイルのギャップに埃やゴミが入るのを防いでいます。つまり、この布がそのままであり、ダメージが無いということは、このユニットは変に弄られていないということになります。

英国の古い年代のユニット(例えば、皆さんがよくご存知であろうと思われる TANNOY Monitor Silver や Goodmans axiom80 等)は、センターキャップ無しやベークダンパーを使用してるため、何かしらのカバーが無ければボイスコイルのギャップに埃やゴミが入ります。その為に、布を被せるわけです。

だから、その年代のユニットで布カバーが無いとか無くなっていれば、過去に何かしら弄られた可能性が高いということになります。
http://vintage-audio.jp/?p=1453



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c25

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
26. 中川隆[-7632] koaQ7Jey 2017年5月17日 13:30:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ヴァイタヴォックス Bitone - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?q=Vitavox+Bitone
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c26
[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
27. 中川隆[-7631] koaQ7Jey 2017年5月17日 14:11:31 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ヴァイタヴォックス Bitone が聞ける店 赤坂見附 BAR 真空管
http://www.barshinkukan.com/test/index.html
https://ja-jp.facebook.com/barshinkukan/
https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13142040/


東京都港区赤坂3-20-9 千切屋ビル2F

TEL03-5545-5444

【営業時間】19:00〜4:00 (金曜19:00〜5:00)

【定休日】日曜・祝日 

収容人数 32名


アクセス

赤坂見附駅から徒歩2分、赤坂駅から徒歩5分一階にモダン酒場の入っているビルの2階
赤坂見附駅から112m

地図
https://www.google.com/maps/place/%E6%97%A5%E6%9C%AC,+%E3%80%92107-0052+%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E6%B8%AF%E5%8C%BA%E8%B5%A4%E5%9D%82%EF%BC%93%E4%B8%81%E7%9B%AE%EF%BC%92%EF%BC%90%E2%88%92%EF%BC%99/@35.676261,139.736126,14z/data=!4m5!3m4!1s0x60188c7f20a8163b:0xdadeb6b355a2cf65!8m2!3d35.6762571!4d139.7361083?hl=ja

ドリンクメニュー
http://www.barshinkukan.com/test/menu.html


装置
http://www.barshinkukan.com/test/kizai.html
http://www.cattlea.jp/product/


【メインスピーカー】ヴァイタヴォックス Bitone Major
http://www.cattlea.jp/product/speaker.php

イギリスの名門 劇場用のバイタボックス 1932年創業の英国名門「VITAVOX」社 BITONE MAJORです。

この珍しいスピーカーシステム、アメリカのアルテックより約3dbも能率が良く、反応が良く、音の広がりが最高です。

S-2ドライバー・ユニットとCN-157ホーンがNW-500 ネットワークにより500Hz以上をAK-154ウーファーが500Hz 以下を受け持つ2way方式のこのBITONE MAJORは、劇 場、ホール、映画館等 に採用されている大型システムですが家庭用としても多く愛用されています。

明かるく輝くハイエンド、渋く重厚な低域、品位高い音色や臨場感等伝統の VITAVOX を代表するにふさわしい風格と音色を備えています。

【サブスピーカー】ドイツ製スピーカー「SABA」

鮮やかなグリーン色のコーン紙が特徴のドイツ名門SABAのフルレンジSPユニットです。

超軽量コーン紙に小型の 磁気回路、ペラペラのプレスフレーム・・・1950年代の家庭用ド イツ製ユニットの特徴なのですが、これを上手に鳴らすと、英国やアメリカのユニットでは出すことの出来ない、ナチュラルで透明度の高く、繊細で分解能が高いサウンドを奏でるので、見た目じゃ判断できない代物です。

そして、これらドイツのユニットを研究すると非常に合理的に作られている事に気が付きます。超軽量 なコーン紙を使用している為に、それを駆動す る磁 気回路は小さくでき、よってフレームもダイキャスト等大掛かりでなくプレスフレームで十分な強度が取れる訳です。実に合理的な創りとなっています。

しかも、超軽量コーンはユニットの設計だけでなく、サウンドにも大きなメリットがあります。軽量だから信号に対しての反応が圧倒的に速いのです。 これにより、全帯域で分解能が高く、小音量時に音が潰れないのです。小口径・軽量コーンのユニットは、家庭用( 家庭用HiFi)ユニットに分類されますので、ドイツ業務用と混同して 考えては駄目です。

また、構造上ハイパワーユニットではありませんから、駆動するパワーアンプも、2〜 3Wのシングル(またはP-P)管球アンプが適当です。音量が足りないからといって、ハイパワーなアンプを繋いだりしてはいけま せん、

音量を稼ぐ場合は、ユニットを複数個使用します。そ して、適度な音量で鳴らすことで、超軽量コーンユニットのメリットが最大限発揮できます。フルレンジとして聞ける数少ないドイツ製のユニットです。有名な所でヒットラーが国民に演説を聴かせるためにラジオ用を含めて作られたスピーカーが多く、人の声はよく通る音質です。シーメンス テレフンケンが特に有名です。


【メインアンプ】 THE富士山V
http://www.cattlea.jp/product/?no=18

BAR真空管で使用のメインアンプ。

カトレア製アンプ共通の電源回路が前段と終段と別々に整流し、レギレーションを良くし、大パワーを安定的に出します。 電源回路のコンデンサーはドイツ製を使用し、パーツも吟味し、電源トランスなどはオリジナル仕様です。

845のヒーター回路はFETを使用した定電圧ヒーター回路を作り、ヒーターノイズにも強いです。


【サブアンプ】300B ※サブスピーカーSABA用アンプ
http://www.cattlea.jp/product/?no=71

真空管アンプの標準的な存在の球300Bです。

また世界で互換性の有る球が作られそれぞれのお国柄の音が楽しめます。カトレア300B はシンプルに二段アンプで電源回路も独立二回路動作でしっかりした音が聞けます。 世界標準の球世界を楽しんで下さい。出力トランスは オリエントコアで手巻きで作るオリジナルトランスで振動吸収力の高い人工大理石 デュポンコーリア製のケースに入れ 澄んだ音を求めまし た。300Bの球は劇場用のアンプで使用されていました。

【バッファアンプ】プルメリア
http://www.cattlea.jp/product/?no=64

ドイツの直熱三極管Cas「プルメリア」。
ヨーロッパの球は音楽性と空気感が違います。

是非、楽器を演奏する方に一度聞いていただきたいアンプです。 透明度、繊細度、ともに自信のアンプです。 音楽の香りを楽しんでいただくためという意味で「プルメリア」と名付けられました。
http://www.barshinkukan.com/test/kizai.html


赤坂見附 BAR 真空管
http://cattlea.jp/news/info.php?id=83

BAR 真空管の店内システムはカトレア製のお勧めシステムで球の音色が楽しめます東京の方 一杯飲みながらカトレア球アンプの音を聞きに行って下さい


アナログレコードが沢山有ります

アナログに拘るとこのように成ります アナログ派にお勧めです プレイヤー機器も放送局で活躍したモノが動いています

このカトレア球アンプ

イギリスの劇場用バイタホックスのシステムも聞くことが出来 サブとして戦後まもないドイツスピーカーも鳴っています 


今は300Bアンプで聞くことが出来ますが こんどは845アンプが鳴り始めます

バイタボックス バイトンメジャー

オーデォマニアがあこがれる世界の名器バイタボックス聞かなきゃ損しますよ!!
http://cattlea.jp/news/info.php?id=83

j25931さんの口コミ 2015/10訪問

バブル世代には心躍る場所

赤坂の行きつけの店に友人と行った後に一杯飲みに立ち寄ってみる。
AOR以外にも、山下達郎などのJーPOPなどもあることがわかってきた。
お世辞にも酒は美味しくはないが、いい曲が流れるだけで、ビジネスマンには良い店になるのだろう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

最近、赤坂で行きつけになりつつある店で飲むとほぼ毎回立ち寄って行くことになるBAR。

大抵は友人と相応に酔っ払って行くので、落ち着いたことがないがカサブランカ ディーバーとは違い、だいぶざわついている。

70〜80年代洋楽のLPがバックバーに相当数ならんでおり、シートにリクエスト曲を書いてスタッフに渡すと何れかけてくれる。

自ずと自分と同年代っぽいおっさんばっかりか、と思いきや、そうばかりでもなく、若い男女も客としてそこそこいるのが嬉しい。

ただ、音響があまりよくない。
https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13142040/dtlrvwlst/B107564731/?lid=unpickup_review
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c27

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
28. 中川隆[-7630] koaQ7Jey 2017年5月17日 14:53:58 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

「音楽&オーディオ」の小部屋 2016年07月09日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/72092f44e94c1c7280b2f73b09dab4eb


東海地方の「I」さんから、このほど「ペンションすももの木の音は素晴らしかった!」というメールが届いた。


「ペンションすももの木」
http://cattlea.jp/

といえば山梨県の山中湖畔にあって老舗の真空管アンプ工房としてもつとに有名。

    

「ペンションすももの木」に行ってきました。お客さんの少なそうな曜日を狙って行ったため、私達の他は家族4人連れの一組だけでしたので、チェックイン後に音を聴かせていただくことができました。

装置の写真がうまく映っていませんが、部屋は24畳のダイニングルームです。

アルテックのヴォイスオブシアターより少し大きな小池さん設計のフロントロードホーンに、

ドイツ製でオイロダインの元になったという励磁型の40pウーファー

ドライバーはヴァイタボックスのS−3、
これにヴァイタボックスのホーン(クロス450HZ)

ツイーターは、なんとヤマハのJA0506・・・
当方の愛好品(クロス4000HZ・・記憶が曖昧です)

以上LCネットワークです。

アンプは300Bの交流点火(よくわからないのですが、全国で小池さんのアンプだけだそうです)。

初めにジャズで、カインド・オブ・ブルーとアートペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクションを掛けていただきました。とにかく、シームレスのスムースさです。特上の大型フルレンジを聴いているようです。

Fレンジも、拙宅のを比較に持ち出すのもおこがましいのですが、当家のシステムが、低域が100HZくらいからダラ下がりの限界が60HZくらいとすると、すももの木システムは、50HZまでフラットという感じです。

音色ももちろん素晴らしく、キャノンボール、ペッパーのアルトがなまめかしく響きます。リズムセクションも文句なし! 

クラシックに移り、モーツアルトのヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲(五嶋みどり盤)、弦楽五重奏曲(スーク+スメタナ四重奏団)がほんとにいい音で再生されます。音場もナチュラルで心地いい。

次の展開が驚きでした。ムターの弾くツゴイネルワイゼンの時に、小池さんが「アンプを換えますね」といった後のヴァイオリンの音が絶品でした。

きめが細かく、柔らかく、澄んでいて、伸びやかで、音像の定位もきまっている!! 

こんなヴァイオリンは初めて聴きました。B&Wの802Dなら出るのかも・・・。

換えたアンプはKRのPX25、交流点火。

アンプによる変化にはびっくりしました。ブログで拝見している、〇〇様が楽しんでいる中身が、少し覗けたような気がしました。

300Bも素晴らしいと思って聴いていましたが、このPX25のヴァイオリンには思わず拍手でした。

小池さんのお話では、LCネットワークのSPシステムを練り上げて、

ジャズには300B、
クラシックにはPX25、
それと大編成用に大型真空管のアンプ

と、計三種類のアンプで音楽をカバーするのが楽しいとのことでした。

夕食後、一杯やりながらオーディオの話をしましょうと誘っていただき、ゴロゴロしているドライバーやフルレンジユニットをいろいろ見せていただきました。これも楽しかったです。

今回はいい音が聴けて、本当に良かったです。
あの音に、ヤマハのJA0506が一枚かんでいるとは愉快でした。」
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/72092f44e94c1c7280b2f73b09dab4eb
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c28

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
29. 中川隆[-7629] koaQ7Jey 2017年5月17日 14:58:31 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
>>28 の装置詳細

1940年代頃のドイツ40Cm励磁型スピーカーシステム
真空管アンプ「カトレア」
http://cattlea.jp/news/info.php?id=142

1940年代頃のドイツ40Cm励磁型スピーカーシステム

オリジナルフロントホーンボックスでオールホーン型で作りました。


ウーハーは戦前に作られたドイツ製の励磁型40cm

ドライバーはバイタボックスのS3

ツイーターはヤマハアルニコベリリウム


を使用したシステムで私が2年間掛けて音を作り上げた音。

良い音を聞くのではなく、ぜひ感動のする音を聞いて下さい。

システム合計320万円(ステレオ)


カリンオイル仕上げベイマツで作ったフロントホーン型

写真左側はオイルなし 右側はチークオイル仕上げのボックスです。
いずれも米ます21oで作られています。

コンスキ&クリューガー社が作ったKL51に使用されている励磁型ウーハー

ドイツ製の名高いオイロパなども設計したカール・クリューガーが作ったKL51システムのウーハーを使用したとてもすごいユニットで日本には数本しか入っていないのではと言われている物です。

詳しくは管球王国NO83のクラングフィリムの歴史とドイツの名機たちを見て下さい。1940年代頃の40Cm励磁型。

バイタボックスS3ドライバー

1.5インチのドライバーはイギリス劇場用のS3を純正ホーンで作りました。

ウーハー用の励磁電源は左右別々に整流管を使用しチョークインプットでオイルコンで作りました。励磁型は左右別電源で使用しないと透明度の高い音はしません。

トゥイーターはYAMAHA JA-4202を使用しました

ヤマハのFX-1に使用されていたトゥイーターでユニット売りではJA-4272と同じです。とってもシットリりと鮮やかに再生してくれます。このトゥイーターを使用すれば新しい録音もとても艶やかな音色になります。

ネットワーク クロス 450Hz 6KHzです

大型カットコアコイル、銅箔コイル、オイルコン、SHコンなど贅沢なネットワーク構成です、高域はトランス型レベルコントロール、中域はコイルタップ出しで効率が高いです。ロスがないのでとてもリアルに再生します。
http://cattlea.jp/news/info.php?id=142


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c29

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
30. 中川隆[-7628] koaQ7Jey 2017年5月17日 15:55:37 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ドライバーユニット S-2, S-3
http://audio-heritage.jp/VITAVOX/speaker/index2.html

Vitabox S2 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=Vitabox+S2


ヴァイタヴォックス S2 the reView (in the past)
Posted by audio sharing on 1975年6月15日 井上卓也

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)
特集・「’75ベストバイ・コンポーネント」より

 英国系としては現存する唯一の大型ドライバーユニットである。

聴感上はウェスターン系のものだが、音質は、完全に英国の伝統的な個性を受継いでいる。これは見事である。
http://audiosharing.com/review/?p=3566

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c30

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
31. 中川隆[-7627] koaQ7Jey 2017年5月17日 16:25:51 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

「バイタボックス」CN-191 と「タンノイ」オートグラフを比較試聴する 2011/12/27
https://blogs.yahoo.co.jp/kiyo19371122/27555807.html


 一昨日急に友人Kがオートグラフを聞かせて欲しいと10年ぶりに訪ねてきた


 ◎彼KのSPシステムは家庭用SPシステムとしては最高級システム「クリプッシュホーン・リプロデュサー」で有名なバイタボックスCN-191 を愛用している。

バイタボックス「VITAVOX」はどちらかというと比較的大型種が多い。

 その中で彼のCNー191は家庭用フロアタイプのフォールデット・ホーンで大型だ。

その他に殆ど同じ大きさで BITONE MAJOR というショートホーンの付いたバスレフタイプもある。

そしてタンノイでも納入実績のある英国のロイアル・アルバートホールにも納められている超大型システム(2.2m+953cm)の BASS BIN と言うものがある。

 このシステムはフロント・ローデット折り曲げエクスポネンシャル・ホーンを備えたもので、このタイプは劇場用の英国最高峰のシステムである。

 先日も blog でも話したが彼 Kは当初(約30年前)家を新築した際、床の強度の点でフロアーが 35Hz付近の低域で共振した。そこで車のジャッキなどで突っ張ったり、補強材を入れて床の剛性を高めるしか良い対策は無いだろうとアドヴァイスし床の補強をした。そしてすっかりオーディオルームが改善されたという。

 そこで私のタンノイ・オートグラフと比較試聴したいと云ってきたのだった。

おそらく彼は VITAVOX で音像の定位の絞り込みについてはハイレンジ・ホーンなどを交換したりして可成り苦労しているので、オートグラフでの音像の絞り込みを描き期待しているのであろう。

 

 私は何時もの持論で音楽は音を聴くのではない!音楽を聴くのだ、それは1つの楽器から発生した音だけを聞いているのではなく、エンクロージャーや室内空間を伝搬して作られたハーモニーを聞くことにある。これは小説家(故)五味康祐の「西方の音」でも同じことを語っている。

 だから私は聴取位置まで伝搬してきた音楽を楽しむのであって弦楽器の弦に耳を付けて聞いてるのではないのだ。そこには音像と云うものがあることが必至である。彼もそのことは十分に納得して我が家を訪ねて来るはずだ。

高さ1525mmの 現在使用しているオートグラフだ。
https://blogs.yahoo.co.jp/kiyo19371122/GALLERY/show_image.html?id=27555807&no=2

 写真はわたしの愛用のオートグラフだ。


コメント

スピーカはやはり大型で無理をせず音出しするのがベターですね。
音の充実感、ボリューム感が全く違います。

かといって野外フィールドで使う様なものを部屋に持ち込むのはナンセンスだと思います。
幾ら苦労しても大型のホーンからはきめ細かな音像を絞り込むのは困難です。

やはり家庭には家庭用を適材適所と云うもでしょう。
兎角始めたばかり??の方は大型のウーハーに大型のホーン(とくにドライバー)の喉の太いものは細かい繊細な音を出すには難しいでしょう。

大きければよいと言うものではないと思います。最後は音場、音像でしょう。
2011/12/27(火) 午後 0:56Kiyoちゃん

バイタボックスは聞いた事が有りませんが、オートグラフの繊細で定位の決まった音には、参りました。ピアノそしてギターの音には当方のシステムでは?

只今、直結シングルアンプとフルレンジに嵌っています。
2011/12/27(火) 午後 6:00[ kfu**ta1j* ]

なかなか今の音を求めるまでにいくつものスピーカを買ってはどぶに捨てたことか!
誰もがみんな私の轍は踏まないようにと思っていますが、それぞれ皆さんは自分のスピーカが最高の音であると信じているわけです。これは趣味だからやむを得ないが皆で聴き歩きをやればよいと思っています。

それには飛び入りで聴きに行っても、また聴きに来ても駄目なんです。同じ人同じ耳で聞き比べ比較する必要があるでしょう。これだけでも立派な研究会になると私は思います。

確かに直結アンプは良いでしょう、しかし条件が変わるとまた変化があります。
音にボリュームがあるとか聴き較べると面白いですね。
2011/12/27(火) 午後 6:16Kiyoちゃん

VITAVOX の持ち主の Kukumin です。
オーディオマニアというよりは、クラシック音楽鑑賞を趣味としています。
LP、オープンリールテープ、CD、SACDを合わせて約1万枚を所持し内6〜7割がMOZARTです。自筆譜ファクシミリも集めており、モーツァルトが作曲をした時に想いを馳せて聴いています。
2011/12/30(金) 午後 10:14[ Kukumin ]返信する

音楽鑑賞は自分の好きな音楽を楽しむことですから同じ好みの人にしか通じません。
オーディオは音楽鑑賞プラス音質・響きなど普遍的な要素があります。

同じ装置でも部屋によって出てくる音は違うので、そこが面白いとオーディオマニアは思います。

このSPは京都のジャズ喫茶ヤマトヤで聴いたことがあります。
やはりコーナー型だから壁をイメージホーンとして鳴らしているのでしょうか?
VITAVOXとは綴りから察するに「命の声」という意味でしょう、きっと。
生きる力が湧いてくるような音ですか。
2011/12/31(土) 午後 7:50[ inv**953 ]


VITAVOXの意味語源は定かではありませんが、命のとか、生命を保つとかあるようですが、どちらかというとこの場合は活気のあるとか生き生きした音を生み出すと解釈した方がまともかと思います。そのように解釈すると開発ポリッシーに相応しいのではないでしょうか。

VITAVOX、オートグラフにせよ当時はこの世界は色々な事がやられたようで、例えば如何に少ないパワーで音量を上げるかと云うようなことが流行っていた時期なのでしょう。

タンノイにしても VITAVOX にしても劇場用としてロイヤル・アルバートホールに納めていた時期でもありますので。
2011/12/31(土) 午後 10:30Kiyoちゃん


ネットにこんな記事がありました。

「イギリスにVITAVOXというメーカーがあります。(中略)

VITAVOX社は TANNOY と並ぶスピーカーメーカーで劇場音響施設では TANNOY を上回る実績といわれます。(中略)

英単語に VITAVOX という言葉は存在しません。どうもラテン語の VITA(人生・生命などの意味)と VOX(声)を組み合わせた造語の様です。

VITA をヴァイタと発音するのは英語的で、本来はウィータと発音。(中略)

VOX はヴォークスと発音します。

ローマ時代の格言「Vox populi vox dei(民の声は神の声)」は現在でも政治の世界でしばしば使われています。ちなみに英語はドイツ語と同じくゲルマン語系の言葉なので、ラテン語と直接的な関係はありません。もっとさかのぼれば同じ語源:インド・ヨーロッパ語にたどり着くそうなのですが、(中略)

でも、“生命の声”だなんて本当に素晴らしいネーミングだとおもいませんか?」

これは私と同じ意見です。
2012/1/6(金) 午後 8:31[ inv**953 ]

やはりスピーカでの再生音を云々するのはクラシックがパートの数を始めハーモニーについても試聴の対象としては有利でしょう。
特に私は音が綺麗なこともも大事ですがそれより音像の定位を重視していますから。

綺麗な音だけ出すならそれぞれの楽器からでている音を出すのを得意とするスピーカーを何個も使えばよいのであって、音像には結びつかないと思います。

言葉では上手い表現が出来ないがこの点の狙いはkukuさんと共通するところが大きいのではないでしょうか。

先日私がショパンのPCの第2Vをもう一度聴かせて欲しいと云ったのはあの時第2Vの音が音像を結んでいなかったからです。
2011/12/31(土) 午後 10:55Kiyoちゃん


Kukumin様 明日から WE-91B もどきあんぷを壊しロフティン・ホワイトアンプを作り始めたいと思っています。

今度ロフティン・ホワイトアンプで一度 VITAVOX を鳴らしてみてください。

2A3sですが VITAVOX なら十分鳴らせます。一度試聴をお願いします。
2011/12/31(土) 午後 11:13Kiyoちゃん

今日は今年初のアンプ作りロフティン・ホワイトアンプの第10作目を完成させました。

VitaVox に関し仰るネットは見ています。既に私がオートグラフにするに当たっては VITAVOX とオートグラフは多くの場所で聴き比較しました。

主に VITAVOX が劇場等を対象に、勿論タンノイもそうでしょうが主に家庭で使う事をポリシーにしているようで売り上げは断然タンノイが大きいです

従って VITAVOX が乾いた音?に対してタンノイはシットリとした音で私はそこのところを取りました。

VITAVOX がエクスポネンシャル・セクトラルホーンで喉の径が大きいため音像が太い。
音道が開口部まで金属製である。勿論友人はセルラーホーンにも取り替えていす。

さらに VITAVOX は300万円以上だったがオートグラフは 100数十万円なのでその差額で自分だけのシステムになる。

タンノイの音の違いは後の blog で話しますが基本波に対して高じ高調波のレベル配分が全く違うからです。これは幾ら無響室特性がフラットでも駄目なのです。
2012/1/6(金) 午後 10:39Kiyoちゃん


geleiheさんの仰ってる意味を考えて見ました、

多分アンプとの相性?と云うことかと思います。私の見当が間違っていたらご免なさい。

オートグラフについては QUAD ll が良く合っているとアコースチカル mfg では云ってます、

その一つには QUAD ll は NFB を 26dB掛けています

例えば WE300B を使った 91Bタイプなどではズッと少ない、

ローカル数人で試聴してみました。

私は 91Bタイプはあまり好きではないので QUAD に軍配を上げましたが、これもアンプのダンピングの問題になると思います。

何処までオートグラフをならしきるかだと思います。
各自好みもありアンプとの相性は難しい問題でしょう。
確か続きとしては3年前ですがその状況を話したと思います。

話は変わりますが現在 91B に対して UZ42sアンプを改造した結果アンプ瞬時切り換え装置で切り替えても全く聞いてる人垣が付かないほどに仕上がりました。
2014/8/29(金) 午前 7:27Kiyoちゃん
https://blogs.yahoo.co.jp/kiyo19371122/27555807.html


VITAVOXとオートグラフの試聴比較(続き) 2012/1/3
https://blogs.yahoo.co.jp/kiyo19371122/27636866.html

◎今日は前回のバイタボックスとタンノイ・オートグラフによる試聴比較について話そう(前回の続き)。


◎彼 K は我が家に入るや「うおーこれは凄い、このアンプ群」いろいろのジャンルのものを聴いて見たいね〜。

持参してきたのはCDソースでクラシック盤およびポピュラーを20枚持ってきてくれた。


◎また試聴に使ったアンプはクオードll、300Bs、300Bp-p、ロフティン2A3s などだが、クオードll は特に良かったとの意見であった。勿論好みもあるだろうが。

クオードll は完全に英国オリジナル品でパワー・トランスの1次側で 200、220,240Vの切り換え式になっている。

しかも音像がカッチリ決まっていることはいち早く感じてくれたようで、凄い音像が明確だ自分のより絞り込みがよい!音像がぼけないとまで云っていた。

◇CDの中から初めは私の奨めたいショパンのピアノC.1番。好きなピアニストでは、5,6人のものを持っているが今回はその中からクリスティアン・ツイマーマンの弾くピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11を聴いた。これは第3楽章のロンド(ヴィヴァーチェ)ホ長調2/4拍子が、ピアノの鳴りを明確にする。

ピアノはスタインウエイだった。ディジタル録音1999(4Dと記されている)。

2番目に「コーラル」アンサンブル・プラネッタや「ザ・ビートルズ後期」のベストアルバム(1967〜1970)歌っている人数、位置などが手に取るように見えてくる。

「室内楽」ではアルビノーニ他でヘルベルト・ケーゲル(指揮)ドレスデン・フィルハーモニ等では各楽器の配置が手に取るように見えるとの評価であった。


その後、聴いたのはアン・バートン始め4人の女性ボーカリストによる各ジャンルの曲。


◎今日オートグラフで聴いた感想は音像が非常に明確で音像の大きさが「大きくもなく小さくもなく」絞り込まれている。

「輪郭が非常にクッキリ」としていて自分で使っているシステムとは一線を画するとK氏は云っていた。

また聴いたアンプはクオードll が最も良かった!

私は常にいくつものアンプで聴いているのでアンプの違いは認めているもののそんなに極端な違いとは思わなかった。

それは勿論 NFBによって変わることは大きな要因であること解っている。
彼も私と同じで音像重視派だがこれ程の違いがあることに感激したようだ。

違いの要因はやはり多量の NFB(26dB)によるダンピングファクターの違いが大きく寄与してるのであろう(D/F=13)。

しかし経験から D/F はここまでなくても精々5もあれば IM歪みの面からも良いと思う。
IM 歪みは blogで何時も云っているが音が汚くなる、これは音像云々の以前の話だ。

その一方で 300B のシングルと p-p は音としては非常に3極管の柔らかさがあって良かった、音像の面では今一というところであったという。

しかし彼は 300Bシングルの音は相当に気に入っていたようで1台このアンプも欲しいと諦め難いようであった。


◎次回は私が彼 Kのバイタボックスを試聴することで今日はお開きになった。

試聴を終わるに当たってオートグラフとバイタボックスは同じ英国製でありながらやはりそれぞれキャラクタがあり、あとは良い悪いではなく好みになってしまうだろう。

ここでオートグラフの仕様を示しておく。

https://blogs.yahoo.co.jp/kiyo19371122/GALLERY/show_image.html?id=27636866&no=1


前回のバイタボックスの仕様
https://blogs.yahoo.co.jp/kiyo19371122/GALLERY/show_image.html?id=27555807&no=1

と比較してご覧ください。

なおユニットのマグネットはチコナルG(現在アルニコと同様)でVITAVOX、オートグラフとも同じものを使っている。


◇余談になるが最後にアンプ300Bsの音が気に入った、是非組みたて配線を頼みたい「パーツは全部揃っている、モノ×2」と早速以来され嬉しいやら忙しいのにそんなことあああ・・・!と嬉しい反面気乗りがしないな〜!
https://blogs.yahoo.co.jp/kiyo19371122/27636866.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c31

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
32. 中川隆[-7626] koaQ7Jey 2017年5月17日 16:50:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

クォードU型パワーアンプは廉価品で、分解能や物理特性は悪いのですが、英国製スピーカーを使っていた音楽の専門家の間では評価が高かったのですね:


音楽評論家 宇野功芳が 50年間ずっと使い続けている装置

スピーカー

Wharfedale スーパー3
Wharfedale スーパー15
Goodmans AXIOM80

エンクロージャー : テレビ音響製9立方フィートマルチホール型


プリアンプ : 米マランツ♯7
パワーアンプ : 英クォードU型モノーラル用2台

部屋はマンションの 6畳洋室


宇野功芳

上のアンプとスピーカーは いずれもモノーラル時代あるいはステレオ初期の名品である。 今のものに比べると、周波数レンジは狭いし分解能も悪いが、中音域の美しさ、豊かさ、気品は最高で、使用年数は実に五十年を超える。

他のプリアンプと聴き比べたが、マランツ♯7の音は冷たい位の気品が他のプリアンプとはまるで違う。 清水の舞台から飛び降りるつもりで買ったが、それが正解だった

QUAD II の音質の暖かさと柔らかさは無類である

QUAD II を QUAD のトランジスター・アンプに変えると、最初は楽器の細部のニュアンスが良く聞き取れて愉しめたが、すぐにうるさくなってしまう。 QUAD IIの暗く沈んだ音は何時間聴いても飽きない、疲れない。


青木周三
Marantz とマッキントッシュの真空管式パワーアンプは音が硬くて音楽を聴くのには向かない。メインアンプは QUADII以外には考えられない

Axiom80 は JBL の 30cmウーハーと組み合わせて、大型のエンクロージャーに入れると真価を発揮する。


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クラシック音楽の世界に於ける音響的な部分に対する異常とも言える執着は、音楽ホールやオーディオ製品に強く反映している。いづれの場合でも、音楽の核心を確実に聴き手に届けると言うよりも聴き手に"快く感じさせる"ということに重点が置かれる。

音楽評論家であり、指揮者でもある宇野功芳という人は若い人にカリスマ的人気があるらしい。

その人のオーディオの"主治医"の青木周三と言う人は

「分割の良すぎる音より、演奏会場の一番いい席で聴こえる音、実演に近い音」を目指す人だという。

分離が良くない、つまり各声部の音がお団子状に固まって聴こえると言うことはどの様な音楽にとってもプラスの条件ではない、

特に多声的な音楽に対しては致命的なマイナス条件なのだがその様な装置で聴けばゲシュアルトやモンテヴェルディのマドリガルはつまらない曲だと思えるのが当然だ。

しかし元々そんなものは価値のないものだと思っているとすれば自分の装置が真実を伝えて居ないことに気付かずに終わるであろう。


 そして、分離の良すぎない音、つまり、分離の悪い音が良い演奏会場の条件だと言うことになってしまう。

宇野功芳という人は

「名ホールとは演奏を美化する。これが第一条件だ、

舞台上の残響に身を包まれて演奏しているとホールが自分を助けてくれている、という喜びで体を満たしホールに任せる気になる…・・

強い和音が鳴った後に残る長い残響はいつまでもその中に浸っていたいと思う程で……」

と述べている。


私は宇野功芳がクソミソに言う日比谷公会堂や東京宝塚劇場(昔の)でシンフォニー オブ ジ エア、ウィーンフィル、ボストン響、イタリアオペラの数々を聴くことが出来た。

それらの体験は確実に音楽の世界に引き入れてくれたのである。今にして思えば、優れた演奏家は美化される必要がないと言うことだったのだと思う。

美化とは或る意味で歪曲なのだから(それは宇野功芳本人も認めている)なのだ。

昔からタイル張りの風呂場で唄を歌うと、上手になったような気がすると言われてきた。現在のカラオケサウンドもそういう錯覚に基づいているのだ。

残響の長いホールというものは演奏家が自己陶酔に浸る分にはいいのかも知れないが、肝腎の聴衆が音楽の核心を掴むことを妨げる、ということに気付くべきなのではないだろうか。

80年代以降、いわゆる"音響の良いホール"が全国各地に出来たのだが、正にそれに符節を合わせるようにクラシック音楽人気が凋落してきているのは偶然ではないだろう。
http://www.amadeo.jp/kyuukyoku.html


>宇野功芳のオーディオの"主治医"の青木周三と言う人は
「分割の良すぎる音より、演奏会場の一番いい席で聴こえる音、実演に近い音」を目指す人だという。

>分離が良くない、つまり各声部の音がお団子状に固まって聴こえると言うことはどの様な音楽にとってもプラスの条件ではない、


つまり、宇野功芳さんはフルトヴェングラーやブルーノ・ワルターが指揮する19世紀のドイツ音楽にしか合わない装置を特に選んで使っているという事なのですね:


クラシックの核心: バッハからグールドまで 片山 杜秀 (著)

「1970年代以降、マーラーの人気を押し上げた要因の一つは音響機器の発展があずかって大きいが、フルトヴェングラーに限っては解像度の低い音、つまり『音がだんごになって』聴こえることが重要だ。

フルトヴェングラーの求めていたサウンドは、解析可能な音ではなくて分離不能な有機的な音、いわばオーケストラのすべての楽器が溶け合って、一つの音の塊りとなって聴こえる、いわばドイツの森のような鬱蒼としたサウンドだ。したがって彼にはSP時代の音質が合っている。」


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山之内 正の週刊 AVラボラトリー
音楽評論家・宇野功芳氏の試聴室再訪 − 音が激変した理由とは?
2013年 07月 17日 (水曜日)
http://www.infranoise.net/%E9%9B%91%E8%AA%8C%E6%8E%B2%E8%BC%89%E8%A8%98%E4%BA%8B/


先日、音楽評論家 宇野功芳氏の自宅試聴室を再訪した。

宇野氏と私の共著『音楽と音の匠が語る目指せ! 耳の達人 』(音楽之友社刊)の企画で互いの試聴室を訪ねたのは昨年の秋だったと思う。 ところが、

「最近、再生システムの音がガラリと変わったので、山之内さん、ぜひもう一度聴きに来て!」

とレコード芸術最新号の誌面でご指名があった。それを読んだ私がディスクを何枚か持参し、9ヶ月ぶりに訪問したのである。

宇野功芳氏の愛用システムは数十年変わっていないが、今回プレーヤーとプリアンプ間のラインケーブルを交換した宇野氏の再生システムはどの製品も使用歴数十年以上と、年季が入っている。

マランツ#7、Quard II、ワーフェデールという組み合わせはアナログレコード時代から不変で、CD登場後にスチューダーのD730とラックスマンのD7を追加。

ワーフェデール製ユニットを収めたスピーカーは途中でミッドレンジをグッドマンに変えるなど小さな変更はあるが、こちらは半世紀以上愛用しているという。

再生音については前掲の本に詳しいが、全帯域で分解能が高く、音の速さもよく揃っているので、演奏のニュアンスがよく伝わり、低音と高音のバランスも良好。

空間表現は最新のシステムほど得意ではないが、音数や基本的な情報量では遜色がなく、演奏評にはとても適していると思う。

前回の訪問時に唯一気になったのは、D730 では中高域がやや硬めの音色になることで、それが目立ちにくいラックスマンの D7 をメインにすることをお薦めした。

「音がガラリと変わった」という冒頭の感想は、機器を入れ替えたためではない。

D730 と #7 の間のラインケーブルをインフラノイズの LIBERAMENTE に変え、D730につないでいた同社のクロックジェネレーター GPS-777 との配線も LIBERAMENTE のクロックケーブルに入れ替えたら、音が大きく変わったのだという。

D730 にはインフラノイズのクロックジェネレーター GPS-777 がつながっている。

クロック用ケーブルもインフラノイズの LIBERAMENTE に新調


「以前はD730の音を長時間聴いていると疲れやすく、ある種のうるささがありましたが、ケーブルを変えたらそれが気にならなくなりました」

と宇野氏は説明する。また、システム導入以来ずっと #7 のトーンコントロール機能で低音を 1ステップ下げて聴いていたのが、ケーブルを交換した後はノーマルの位置でちょうど良いバランスになったという。これも実に興味深い話だ。

#7 のトーンコントロールが数十年ぶりにノーマル位置に戻った。

これまでは1ステップ絞った位置で聴いていたという実際にケーブル変更後のシステムで CDを再生してみた。

宇野氏が大阪フィルを振った《フィガロの結婚》序曲(EXTON OVCL-107)を聴くと、以前は硬さが気になっていたオーボエが他の楽器と自然に溶け合う音色に変わり、低弦の旋律と内声のリズムは以前よりも明快な音で耳に届き、細部まで動きがクリアだ。

トーンコントロールをノーマルの位置に戻したことで低音の量感は増しているはずなのだが、中低音はこもるどころか、前よりもすっきりとした響きを獲得している。これはたしかに大きな変化である。

佐藤久成のヴァイオリン独奏(『オード・エロティーク』 Years & Years Classics YYC 0004)は、以前聴いたときに感じた余分な圧力が一掃され、本来の自然なアタックが蘇っている。ブレースやフレージングが以前よりなめらかに感じられるのもその影響だろうか。


次に、最近私が試聴会などで使っている優秀録音盤のなかから何枚か試聴。

まずはレーゼルのピアノ独奏によるモーツァルトのピアノ協奏曲(モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番&第27番 KING RECORD KIGC12)を聴いた。ドレスデンのルカ教会で収録された注目の新録音で、上方に抜ける柔らかい残響と、力みのない音色で緊密な響きを作り出すピアノとオケの見事なアンサンブルが聴きどころだ。

演奏の特徴を忠実に引き出すだけでなく、録音会場の広々とした空間など、立体感の表現にも開放的な伸びやかさが感じられる。

同じシステムなのに以前とはかなり印象が変わった。


次に、グールドが演奏する《ゴールドベルク変奏曲》の石英ガラス CD(StereoSound SGCD02)を聴いた。

数え切れないほど聴いた演奏なのに、いま初めて聴くような鮮度の高い音が澄んだ音色で浸透し、グールドのハミングはもちろん、ブレスまでもリアルに再現、スピーカーの奥にグールドが座っているような臨場感がある。宇野氏も

「これまでは彼の声がない方がいいと思っていたけど、これで聴くと嫌じゃないね。演奏のニュアンスもとてもよくわかる」

と感心していた。


そのほか、ムラヴィンスキー&レニングラードフィルのチャイコフスキー《悲愴》など数枚のディスクを聴き、以前に比べて中高域のきつさが影をひそめる一方、明らかに音色がクリアになっていることを確認した。


「いまのバランスが凄く気に入っている」

という宇野氏の目下の心配事は、「これ以上音が良くなったら困る!」ということ。

なんとも贅沢な悩みだが、その気持ちはよく理解できる。

音の基準が変わったら演奏の評価基準にも影響が及ぶのは避けられないからだ。

しばらくは機材やケーブルを変えず、いまのバランスを維持した方が良いのでは?というのが私のお薦めだ。
http://www.infranoise.net/%E9%9B%91%E8%AA%8C%E6%8E%B2%E8%BC%89%E8%A8%98%E4%BA%8B/


インフラノイズ (ブランド名 ORTHO SPECTRUM) HP
http://www.infranoise.net/about-us/
http://www.infranoise.net/products/


『「音楽」と「音」の匠が語る 目指せ!耳の達人』 宇野功芳・山之内正 共著 (2013.6.21)

音楽評論家=宇野功芳さんとオーディオ評論家=山之内正さんの2人が、クラシック音楽をより深く楽しむ、というテーマの対談だ。

宇野さんは音楽評論家として半世紀を超えて活躍してきた。

フルトヴェングラーとかクナッパーツブッシュへの偏愛はご存じの通り。

山之内さんは、雑誌『Stereo』などで活躍している。

お互いのリスニング・ルームを訪問するのも楽屋話的な面白さ。

宇野さんの装置について、山之内さんが「年季の入ったものだが、古びた音ではない」と言うのも、なかなか人柄を感じさせますね。


宇野によれば、演奏の良し悪しは最初の30秒を聞けばわかるという。

鑑定人が陶器をぱっと見たときに価値がわかるという感覚だ。

録音が良いというのと、音楽の本質が伝わるかどうかは、別の話。

音のバランスが良ければ、音楽も演奏も十分伝わる。

演奏家の個性もわかるし、もちろん曲の良さもわかる。

昔の旧式なラジオで聴いても十分満足できて感動できたのだから。


山之内は、録音や再生に共通する目的は、ただの音ではなくて演奏であり、その向こうにある作品を聴くことだと言う。

実際には、録音や再生でゆがめられてしまったり、指揮者や演奏家が前面に出てきて、作品にたどり着けない要素がある。

それらを超えて、本来の作品の姿が聞こえてくるのが理想だと。


オーケストラの響きは耳だけで聴いているわけではない。床や椅子からの振動を骨伝導によって身体全体で音を聴いている。耳では聴こえないような低い音(暗騒音)から空間の大きさや遠近感を無意識に感じ取っているのだ。

音から伝わる情報の量と質は再生装置や環境によって大きく変わる。

音域ごとに音の大きさが揃わないという問題がある。

もうひとつは音色や応答性の問題だ。

音色を忠実に再現できない装置でオーケストラを聴くと、フルートやオーボエなど特定の楽器の音色がきつくなったり、逆に沈みがちになってしまう。

応答性(音の立ち上がりと減衰)に問題があると、消えるはずの音が余分に残ってしまう。


再生装置を評価するとき、山之内はまずバランスを聴くそうだ。

オーケストラでいえば、弦楽器と管・打楽器、弦の中では低弦と高弦のバランスを重視する。

ハーモニーが聞こえて来ないと音楽はわからない。

ひとつひとつの音がすべてクリアに出てくるというのは、コンサートで体験する現実の響きとは違うと。


さらに、空間表現がどれだけリアルかということ。

音像の大きさや距離感などが、コンサートホールで聴いているような感覚になるかどうか。

スピーカーが置いてあっても、もっと奥から音が出て、その存在が感じられないこと。

音の立ち上がりが大事。

周波数的に盛り上がっていても、音の立ち上がりが鈍いと、よく聞こえない。

楽器の音色というのは、音の立ち上がりの部分で判別される。


録音技術は飛躍的に進化したが、特に空間再現という点では、実演と録音の間のギャップはまだまだ大きい。

実際の演奏会場では聴き手の周囲すべての方向から残響が耳に届き、楽器の響きや空間の大きさを感じさせる。

聞き取れるかどうかの限界に近い弱音とかオケのフォルティシモの大音圧、どちらも家庭では再現が難しいものだ。
http://www21.ocn.ne.jp/~smart/Mimi-130621.htm


再生音はどこを目指すか


私は生の演奏が好きである。様々な音楽をオーディオだけでなく、生でも聴く。ロックや民謡、浪曲から、クラシック、ジャズまで。音楽芸術が好きなのである。

生の音を聞き、自分のオーディオの音とを比べる。

違和感があれば、どこが違うのか追求する。

録音する際、エンジニアによって音は変わっているということは百も承知である。しかし、広く色々な音楽を聞くうちに、何となく基準となるものが出来上がっている。


私が感じる実際の音楽の特徴は次のようなものだ。


1.音量が大きくても、あまりうるさいという感じはしない。

2.音の出方は前では無く、左右後方、上方に広がる。ホールであれば、エコー成分が良く聞こえる。

3.楽器の音は、オーディオでいわれるほど分離感はなく、全体から聞こえる。

4.聞き疲れしない。

5.ホールなどでは、小さな音でも良く聞き取れる

6.意外と刺激的な音はしない。


どうだろう。

もう一つ、マイクを通した音は聞きづらいことがあっても、オペラやクラシックなどマイクを通さない音は意外と聞き取れることを感じたことはないだろうか。

未経験の方は是非クラシックの演奏会へ行ってみてもらいたい。

小さな音でも良く聞き取れるのである。何が違うのか。

私はこれを“聴感上歪”に起因すると考えている。

物理学など、科学によって求められた低歪の現代のオーディオ機器。

本来歪など無いはずなのに、音量を上げるとうるさい、と感じる方は多くいらっしゃるだろう。

私はこれを聴感上歪と呼んでいる。

つまり、オーディオで音楽を聴く場合、音量を上げてもうるさくならない音。

簡単にいえばこれが、一番重要である。

聴感上の歪が無いのである。

高音から低音まで綺麗に再生されて、それでいてうるさくない音。

ある程度の音量でも会話ができ、音は前にではなく、左右後方上方に広がり、エコー成分(または気配など)が綺麗に再生されること。

スピーカーの存在が消えるなど、オーディオのクオリティが上がれば自然にこのようになっていく。


人間の耳はまだまだ未科学である。科学で、絶対と思って作った製品が必ずしも実際の音と同じように聞こえないのは、エンジニアならだれでも分かっているはずである。

1930年代の頃は原音重視であった。アメリカやドイツは国の威信かけて開発していた。

私は、オーディオ機器はこの時点でほぼ完成してしまったと思えるのである。

そして、現代の技術を加えれば、真空管式アンプやフィールド型スピーカーが最も原音に近い再生音が出るというのは私にとって揺るぎが無い事実なのである。
http://omsound.exblog.jp/15834589/

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c32

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
33. 中川隆[-7625] koaQ7Jey 2017年5月17日 17:26:53 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

一方、オーディオの専門家の間ではクォードU型パワーアンプの評価は最悪でした。

クォードU型の音を温かい、柔らかいと感じるか、鈍い、ぼやけていると思うかの違いですね:

TANNOY(タンノイ) 「Landsdown」12inモニターシルバー搭載スピーカーシステム VintageAudio
http://vintage-audio.jp/?p=450


TANNOY に組合わせるパワーアンプは、QUADUではありませんよ。
通常は LEAK TL-12plus あたりが適当です。


TANNOY に QUADU という組み合わせが国内では常識化されていますが、QUADU は ESL専用アンプと考える方が普通でしょう。

ESL はコンデンサー型スピーカーでその発音構造から考えても(勿論試聴しても)わかりますが、繊細ではあるけどダイナミック型スピーカーと比較すれば全くエネルギーバランスが異なります。

スピーカーとアンプの組み合わせでは、それぞれのメリットとデメリットを補いあいマッチングを取るのですが、ESL の過度な線の細さや押し出し感の無さを QUADU は補うような音質(バランス)で作られているのですから、TANNOY の様なダイナミック型スピーカーに組合わせるとボケ気味の音になって正常なのです。

しかも、TANNOY は当時の英国系の中でも、どちらかと言えば荒い音質のスピーカーに分類されるのですから・・・余計にボケて荒い音になります。

そこで、まぁ一般的に使えるのが LEAK となります。

こだわるならモニターシルバー時代であれば TANNOY のアンプやその他 HiFi系のアンプとなり、いろいろ選択肢はありますが、QUADU だけは違いますよ。

どうしても QUAD と言われるなら、QUADT型が良いでしょう。QUADTは「コーナーリボン」という Goodmans の12インチウーファーにリボントィーターを組み合わせたアコースチィカル社(QUAD社)のオリジナルスピーカーシステム用のアンプで、こちらは通常のダイナミック型スピーカー使用なので良いのです。

Landsdown+LEAK TL-12plus での組合わせは、やはり家庭用高級機の内容を伴ったサウンドです。ソースを選ばず、忠実度の高い鳴りをします。普通に聴けるいいシステムだと思いますよ。


・PYE HF-25SC 15inモニターシルバー 数台
 └ステレオ仕様で使用する場合はモニターレッドに入れ替えも可能

Comments


藤田 学 10-05-05 (水) 20:28

Landsdown…..大昔他のサイトで見たことが有ります!

話は変わりますが、LEAKパワーアンプ+ESL57 の組み合わせにするとどんな音がするのでしょうか?

cyberman 10-05-05 (水) 23:55

ESL と LEAK の組合わせは今ここでもその組み合わせで鳴っていますが、あまりにも繊細さが強調されてしまいます。やはり QUADUとの組み合わせがベストです。

メーカーは意図して QUADU をあの音を作っている訳ですから、やはり大メーカーの意図とか研究はある意味普遍的ですよ。
http://vintage-audio.jp/?p=450

QUAD ESL-57 静電型スピーカーシステム VintageAudio
http://vintage-audio.jp/?p=499

組合わせるアンプは ESL53、ESL-57 では管球式の QUADU が最もマッチングが取れています。

スピーカーの過度に敏感な所をアンプ側でぼかす事でマッチングが取れます。

LEAK等の HiFi系のアンプを組合わせると、繊細さばかりが強調されたサウンドになり、コンデンサー型ヘッドホンで聴いているようなサウンドになってしまいます。

オーディオサウンドは機材のマッチング(纏め上げ)が重要なのです。

それから、話しはそれますが。。。QUADUは出力段に KT66 を使用しています。

このアンプはオリジナルの回路定数であれば、出力管をオーバーロードの状態で使用しており出力管に厳しい動作をさせています。その為、出力管をセレクトせずに使用すると故障の原因になりますので、ご注意下さい。KT66 の製造期やコンディション等十分にセレクトしなければ使えないのです。
http://vintage-audio.jp/?p=499


LEAK(リーク) TL-12plus管球式パワーアンプ VintageAudio
http://vintage-audio.jp/?p=555

英国の標準アンプといえば、LEAK だというのは、今も昔も変わらぬ“常識”だったと思うのですが、国内での知名度は決して高くないメーカーですね。

ただ、国内のヴィンテージオーディオの様にまともな修理もされずに現状品で音質を語られても誤解されるだけで、大した事のないアンプと評価されてるんだろうと思います。

誰か著名な人が使っていたからという事で、流されていく日本人はある意味滑稽でもあります。

TANNOY にマランツ・QUAD・マッキン が日本の標準?

TANNOY も決して標準とは言えないが、それでも PYE 等高級 HiFiメーカーも高級機種には TANNOY は使用していましたので、TANNOY はそれなりの評価は出来ると思いますが、

「黄金のブリティッシュサウンド」とか言いながら、「TANNOY にマランツ・QUAD・マッキン」はないでしょう…

と思うのは私だけ?いやいや、わかってる人はわかっているんですね。

「黄金のブリティッシュサウンド」を目指すなら、最低限 LEAK を組み合わせないと駄目ですよ。標準機ですからね。

ただ、LEAK が最高ではないんです。当時の英国はある意味異常だったんで、LEAK 以上の上級機種は数多く存在します。

だから、最低限と言わせてもらいました。

時代は異なりますが、LEAK TL-12plus の上級機はオリジナルの TL-12 ですね。

BBCモニター LSU/10(Parmeko)に BBC仕様の TL-12が採用されていました。

LEAK のモノラルアンプ plus シリーズや STEREO シリーズは、現在でも数多く出回っており、比較的安価に入手する事が可能ですので、日本の標準機(マランツ・QUAD・マッキン)に疑問を持っている方は検討されるといいと思います。

するとより上級機の存在が気になるでしょうが…まぁ、それが普通の流れです。

研究することで、モノ用途、ステレオ用途、家庭用、家庭用PA、家庭用HiFi、業務機の区別が付く様になり、ますますヴィンテージオーディオの楽しみは広がっていきますね。

その入り口が英国の管球アンプでは、TL-12plus なのです。そんなアンプです・・・(*^。^*)


ただ、特に英国の HiFi系のアンプは、フォーミュラーカーの様な所があります。

かなりデリケートなので、経験豊富な技術者が適切なメンテナンスを施さなければ、本来の性能が発揮できません。オークション等で安価に購入できますが、結構な確率でそれは落とし穴なのです。気をつけて下さい。
http://vintage-audio.jp/?p=555


tadanoishikoroさん 2010/2/24
管球アンプに詳しい方にお尋ねします。

50〜60年代の古典的なイギリス製のアンプに興味があります。

現在クオードのもの使用しています。
満足していますが、当時他社はどんなアンプを出していたのでしょう。

わずかな知識で知っているのはリーク、ロジャースくらいです。

アメリカのビンテージアンプに関してはトランスのメーカーや、ワイヤー、コンデンサーなどのパーツにいたるまで研究され、情報も多いですが、イギリスの物についてはあまり聞きません。知っているところではパートリッジくらいです。

そこで皆さんが解る範囲で次のことを教えていただけたらと思います。

その一: 当時どのようなメーカーがあったのでしょう。また代表的なアンプはどんなものですか。

その二: BBCに納入されていたアンプの中でクオード、ロジャース以外にもあったのでしょうか。

その三: 当時のトランスメーカーにはどんな会社がありますか。また線材やコンデンサーメーカーについてもご存知ですか。

その四: 初期のころローサーやタンノイも自分のところでアンプを作っていたみたいですが、トランスなんかはどこのものをつかってい たんでしょうか。

ひとつだけでも結構です。皆様のお知恵を分けてください。


補足

貴重な情報有難うございます。フェランテですか。全く知りませんでした。

またデッカというのも盲点でした。

音も聴いたこと無いくせに、いつかは PX25アンプなどと大それたことを考えて、パートリッジのトランスを買い集めて暖めています。

回路についてはどうなんでしょう。

もう古典的な回路が定番になっているんでしょうか。
ローサーの自社アンプについての回路図なんて手に入るものなんでしょうか。
何かお分かりですか。


ベストアンサーに選ばれた回答 vi6125wさん 2010/2/26


tadanoishikoro さんが挙げられているメーカーとアンプで、ほとんどすべてではないでしょうか?

これら以外に何かあるとしても、超珍品だったりします。

クォードの 22とII型アンプは私も昔持っておりましたが、極めて良いアンプだと今でも思っています。

リークの方が良いと言う人もいますが、使用部品や回路から見て、クォードより格段に良いということはないでしょう。

これだけいろいろ調べられたのですから、もうご存知かも知れませんが、

http://www.lowthervoigtmuseum.org.uk/lowtheramps.html

Lowther Museum というサイトで、Lowther(ローサー、ラウザー)のアンプの写真が並んでおります。直熱三極管 PX25 をシングルもしくは PPで使った初期のアンプはクォードより上でしょう。

BBC関係だとクォードやロジャース以外に、パルメコというメーカーもありました。アンプをどのぐらい作ったのかは知りませんが、パルメコのトランスは今でも eBay で時々見かけるので、探している人もいるのだと思います。たぶん、音は良いのだと思います。

イギリスで忘れてはいけないブランドに Decca(デッカ)があります。

カートリッジとデコラというステレオ装置が有名ですが、初期のデコラに付いていたアンプ(やはりPX25)はすばらしい音がするという評判です。また、デッカのプリアンプが良いと言う人もいます。

トランスについて、どの市販アンプがどんなトランスを積んでいたかよく知りませんが、トランス単体なら、入手は大変困難ですが、Ferranti(フェランティ)のトランスが最高です。

特性的にもアメリカの Western Electric にひけを取りません。
(1950〜60年代よりさらに古典的になってしまいますが…)

完成品のアンプとしても、部品としても本当の極めつけは、何と言っても、ロンドン・ウエスタン/ウエストレックスの製品です。

ただ、数が少ないので、みつかったとしても大変高価です。


コンデンサーや抵抗に関しては、eBay で時々ヨーロッパ製を入手しますが、また、その中にはイギリス製も時々まじっていますが、作りからして 1930〜1960年代のアメリカ製に見劣りする場合がほとんどなのが残念です。

Ferrantiブランドのコンデンサーも買ったことがありますが、このメーカーは戦後急激にダメになっており、安物という感じだったのがちょっと悲しかったです。

**********************
補足:

友人宅で聴く限り PX25 はすばらしい音を出します。

RCA の UX250 に馬力で匹敵し、ほとんどの WE300B より繊細で味わい深いです。

鳴らすスピーカーにもよりますが、回路はトランス結合の古典回路がベストです。

トランスを入れると帯域が狭くなると思っている人が多いですが、フェランティクラスだと 20〜20,000Hzまでフラットです。特にシングルの場合、トランスを入れないと馬力が出ません。(もっと馬力が欲しい場合は、帯域はカマボコ型になり、ゲインも下がりますが、チョーク結合が良い結果を出します。)

ローサーのアンプは写真で見る限り、段間トランスらしきものがシャーシに乗っていないので、コンデンサー結合だと思います。

PM-4 や PM-2 にホーンをつけたらどんなアンプでもバンバン鳴るので、段間トランスを敢えて使っていないのだと思います。

タンノイや Axiom 80 などをお使いでしたら、ぜひともトランス結合またはチョーク結合をおすすめします。

その際、出力トランスと段間トランスは、もし入手出来ればフェランティ、入手出来なければアメリカ製になりますが UTC の Sシリーズが絶対のおすすめです。

さらに、電源回路の最初の平滑コンデンサーをオイルコンデンサー(8mFで十分)にしますと、古典球は本来の実力を発揮してくれます。

ローサーのアンプの回路はみつかりませんが、浅野勇著『魅惑の真空管アンプ』にPX25を使った古典回路がいくつか紹介されており、ローサーの回路もこれに近いものではないかと思います(大昔はそんなに多くの選択肢がなかったため)。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1237153507


Lowther(ローサー、ラウザー)の真空管アンプ
http://www.lowthervoigtmuseum.org.uk/lowtheramps.html

ドイツの音楽はドイツの真空管アンプで聴こうよ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/698.html


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c33

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
34. 中川隆[-7624] koaQ7Jey 2017年5月17日 18:11:00 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

今、真空管アンプを買うとしたら EAR でしょうか。


EAR - ヨシノトレーディング
http://www.yoshinotrading.jp/products/ear/

真空管パワーアンプの音質は出力管ではなくトランスで殆ど決まってしまいますから、EAR の様なトランスが優れている製品を買わないといけないのですね:


オヤイデ電気にはCSシリーズという25年間製造し続けているダウントランスがあります。これはCSトランスの組み立て前。トランス巻き職人さんから納入されたトランス本体に、オヤイデ電気で各種配線を施して完成となります。

CSトランスは、機能的には通常200V-100V、希望によりアメリカ製品などに適合する200V-117Vの電圧変換を行えるダウントランス。電圧変換ができるのはもちろんのこと、絶縁トランスとしても機能しますので、電源経路に乗ったノイズを遮断できるメリットもあります。ただ、これはCSトランスに限ったことではなく、ダウントランス全般に言えることです。

CSトランスは、その道数十年のトランス巻き職人さんお一人の手作業により、一台一台丁寧に造られています。トランス巻きは本当に技術と経験と勘が必要な仕事らしく、その職人さんの腕次第で、唸なりが出たり出なかったり、音質の善し悪しも雲泥の差になるそうです。

正直、CSトランスを造っている職人さんはオーディオ界の人間国宝のようなもので、この職人さんがいなくなったら、CSトランスは誰にも造れないので製造終了となるでしょう。


そういえば、フォノイコライザー834Pや管球アンプで有名なEARも、主催のティム・デ・パラビッチーニ氏自らが巻いたトランスを搭載した比較的初期のモデルが、その後のモデルより音が良いとか言われてますね。

ちなみに、以前、オヤイデのCSトランスを真似たダウントランスをどこかのメーカーが製品化したのですが、巻き線がきちんとされておらず、唸りは出るわ、使い物にならないわで、すぐに市場から消えたそうです。
http://oyaide-blog.blogspot.jp/2010/06/cs.html

37 :ヤフオクの詐欺師、denden95でございます。:2008/06/07(土) 16:44:45 ID:w+QT+D9P

EAR はイギリス人のティム・デ・パラビチーニが日本人スチュワーデス吉野をなんぱして、手篭めにしああげく女房にして立ち上げた管球オーディオブランドなのです。

造るやつがエロいので、音のほうもエロいんですが内部の真空管がロシア製なので、エロいアンプが台無しです。

45 : 仙人短 ◆TANPanX3xc : 2008/06/07(土) 17:12:21 ID:UbVbvxUd
>>37
エロいので〜

オーディオにエロさが無くなれば、それはよもや、オーディオではない。
僕等がそれに注目出来る訳は、そこに、理(タナトス)ではなく。感情(エロス)と見ているからです。

魔王「あんたの話も、ようワカランが。つまり?」

閻魔「エロい方が、むしろ正解。オーディオ的には、だけど・・・」

短「閻魔は最近、凄い事言うよね・・・」


58 : 自称ヤフオクのアタナトス帝王、denden95でございます。 : 2008/06/08(日)

EAR MC-4 は買わないほうが良い。あれはティム自身がトランス巻いてないぞ。

どうやら部下にやらせているのだ。

狙い目は初期のMC-3だ。

834P−5 もダメ。5Ωからで2〜3Ωには対応できていないし、下っ端の技術者にトランス巻かせてる。

初期の834P を中古で手に入れて真空管を全て交換するのがベストじゃ。

現行品には手を出さないほうが良い。


859/861/834L/834P/V20 まではティムの本物の手巻きのトランスだ。

それ以降はやめておくことじゃ。

EAR の製品の価値はティムの手巻きのトランスにあるのだからな。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1212015207/


無限の宇宙感(観)に腰を抜かす。 EAR V20 Amp

ソロボーカルからメジャーなJazz、モノ収録のピアノやバイオリン そして冨田でしょ!

完璧な明るい明瞭系、解像度も高く速度感も良い、全ての音が完璧に出ているその上に・・・・

パラビッチーニが薄笑いしている音です。

美音系なのでしょうかね?? 
解像度を上げるだけ上げてクッキリ系にしたら味も素っ気も無い

だからといって美音を加えるとオペアンプの音が前に出てきてホームセンターで売っているコンポの音になっちゃいます、安い日本製コンポを批判しているわけでは有りません。

表現出来ない域を美音と味で誤魔化していないんです、

全て出して更にその上にパラビッチーニが脳を刺激し無限の広がりといつまでも聴いていたい味付け?何かを加えています。

120%の音なんです、20%がパラビッチーノの腕なんですね。

トランスは自分で巻いているという噂も本当だね。

何かが加味された音って病みつきになります、マークレビンソンの音を聞いたときと同じ感動です
http://www.tamaroya.com/tamaroya_tanken/tamaroya_tanken.html


EARのV20 1998年4月

 以前、ダイナミックオーディオ・サウンドハウスで試聴し、好感を持っていたので、さっそくこれも自宅試聴することになりました。

 一聴して、伸びやかな低域と高域、独特の色気と艶、そしてプレゼンスの見事さに引き込まれてしまいました。

 回路に詳しい友人達は、片チャンネルに10本も12AX7を使って、しかも元々、出力管でない真空管をこのように使うこと自体、無理があり、良い音になるはずは無い、と言うことなのですが、あの音を聴いてしまっては、そんな言葉も空虚に聞こえてしまいます。

 このサウンドを一言で喩えるなら、「デカダンス」でしょう。

 かつての名女優デートリッヒの、ちょっとけだるくタバコをくゆらす姿が浮かんでくる様です。

 制作者パラピービッチーニ氏は、きっとこの「デカダンス」がわかるアンプ制作者ではないでしょうか?
http://www.kusunoki.jp.net/audio/audiohistory/history99.html

EAR V12は V20の後継機とのことですが、EARでも特異なV20独特な妖艶さは薄れました。

願わくば、V20の独特な艶のある中高域と890のような歯切れのいい低域、861のような濃厚さをを兼ね揃えたパワーアンプを出してほしいです。
http://community.phileweb.com/mypage/entry/3260/20120126/28305/

■ EAR V20 ■
http://www.kusunoki.jp.net/audio/EAR/V20.html

EARの名を一躍有名にしたのは、同社を主催するティム・ディ・パラビッチーニが1980年に ピンク・フロイドのプライベート・スタジオに同社のプロ用パワーアンプが入ったのに続き、 ポール・マッカートニー所有の STUDER のデッキをチューンしたあたりからでしょう。

知る人ぞ知る、1977年に颯爽と登場した Michaelson&Austin の TVA-1 の回路設計も彼が手がけています。

EAR(エソテリック・オーディオ・リサーチ)は1979年ケンブリッジ近郊のハンティングトンに 設立。日本には1995年発売されたテレビの水平偏向出力管であるEL519/6KG6という真空管を 使用した EAR859 で初登場となります。

技術的にはエンハンス・トライオードモードという回路を使用しているのが特徴。
その彼がお気に入りの真空管 12AX7(ECC83) を片チャンネルあたり10本使って作り上げたのが V20。 日本では1997年年末に初めて紹介されています。

プレート損失1Wのハイμ小型三極管の12AX7を10本パラレルで使用し、プレート損失10W、 プラスグリッド・ドライブのプッシュプル動作として20Wの出力となっています。

出力トランスにはプレート巻線とカソード巻線が同一インピーダンスで4巻線設けてあり、 プレート負荷、カソード負荷を同時に出力トランスに送り込む「バランスト・プッシュプル・サー キット」なる回路技術で作り上げた、正面から見るとミッキーマウスの顔の様で、愛嬌もあり、 見た目にも美しいアンプの一つだと思います。

ちょっと線が細くて、力強さはあまり感じませんが、浮遊感の描写にも長けた、艶やかでしなやか、 美音の極値を聴くことが出来る、数少ないアンプの一つであることは間違いありません。
http://www.kusunoki.jp.net/audio/EAR/V20.html


■ EAR V12 ■
http://www.kusunoki.jp.net/audio/EAR/EAR_V12.html

拙宅にEAR V12がやって来ました。
これ、試聴機ではなく、発作が起きて、購入してしまったシロモノです。


入力はRCAアンバランス入力が系統5。今やほとんど使わなくなってしまったTAPE OUTもあります。

使用真空管はECC88(12AX7) 10本、EL84 12本。

入力段にECC88を片チャンネル2本使用し、さらに3本のECC88で位相反転し、出力段に送られ、V20とは違って、片チャンネル6本のEL84と EARオリジナルのスペシャルトランスの組み合わせで、50Wの出力を叩き出します。

V20のような細身ではなく、中低域は実に分厚く濃厚です。

V20では高域がやや荒く、僅かに歪みっぽさがありましたが、V12はボリュームを上げていってもまったくそのような感じがありません。

それでいて繊細さに加え、透明感もV20を遙かに凌駕しています。

幼い頃は膝上にだっこして一緒に音楽を聴いたりしていた遠縁の親戚の子が久しぶりに姿を見せたと思ったら、アニメ顔負けの はちきれんばかりの胸元Yラインの見事な美少女に成長していて、「こんなに大きくなっちゃったら、だっこしてエスカフローネを聴かせて、 なんて、もう、言えないね」と、ソファーに並んで座って、鼻が触れ合うくらいの距離、吐息が頬を撫でていく近さでニッコリ微笑まれ、 しどろもどろになってしまう感じ、と言いましょうか(あ、これ、今年のお正月の実話です)、 元V20遣いとしては、いやはや本当にビックリ、目を見張るほどの音です。

First Watt SIT 1の解像度抜群、透明感、空間描写能抜群の音には、そりゃぁ、敵わないでしょう。

おそらく音を聴かせたら、10人中8人は、First Watt SIT 1の方が良い音、正しい音、と答えると思います。

でも、個人的には、何かよそよそしいというか、距離感を感じていました。

昨秋には、EAR paravicini 312 や、EAR912 の試聴機をわざわざ取り寄せ、Paravicini氏には申し訳ないことに、プリアンプの購入には至りませんでした。

しかも、一度、V12は拙宅で試聴機を貸し出してもらって拙宅で試聴しているにもかかわらず、その時には解像度、空間分解能抜群、 切れ味抜群のFirst Watt SIT-1に軍配を上げたはずなのに、今回はまったく結果が違ってしまいました。

いったい、あの時と何が違っているのか?

答えは、AETのEvidence ACの電源プラグをフルテックに交換したこと、です。

実は、フルテックの電源プラグに換えて、一時、気になっていた高域の一部の帯域のエネルギー感がおさまったと同時に、ローエンドも、 高域も伸びやかになって、ストレスのない音を奏でるようになってしまって、驚きを禁じえませんでした。

かつてのV20の音も好きだったのですが、ああ、やっぱり、僕はこういった音が好きなんだ。

良い音と好きな音は違うということを、改めて実感した次第です。
http://www.kusunoki.jp.net/audio/EAR/EAR_V12.html

2016インターナショナルオーディオショー感想+おまけ - Innocent Key

EARです。

http://innocent-key.com/wordpress/?p=7036

ここは完全に独自の世界です。個人的に真空管はそれほど好きじゃないのですがEARは聞かせます。好みではないが確かな説得力が有るというのは相当の実力がある証拠です。非常にレベルが上ってくると好みを超越した絶対的な説得力が出てきますがEARはそれを持っています。EARは何を聞いても悪いと思ったことがありません。それだけ圧倒的な世界観を構築しています。

音は明らかに個性的で、原音忠実とか無色透明とは程遠い方向性です。かなり濃厚でどろっとしている雰囲気があります。古いジャズとか艶めかしいボーカルの曲とかが合いそうです。ただし重要な事があります。この説明だけだと典型的な見通しの悪い、濁った質の悪いアナログとか真空管のイメージとかぶってしまうのですが、EARは優れた透明感がありアナログの質感と両立しています。そこは重要な違いです。

現代ハイエンドの典型的な描写がアクリルとかガラスのような硬質なものを透明に磨き上げて風景を見ているイメージなのですが、EARはそうじゃなくて粘性がありながらもかなり透明度の高い液体がゆらゆらゆれている水面ごしに風景を見ている感じでしょうか?表現が難しいです。決して忠実ではないとわかっていてもその音は心地よいのです。

悪い真空管やアナログは水面が不純物だらけで濁っているのですが、EARは真空管でありながらもレベルの低い価格だけのハイエンド機よりおそらく透明度が高いです。なのでEARはオーケストラとかも良い雰囲気でなると思いますが、音数が少ない曲のほうが一つ一つの音色にじっくり集中できていいでしょうね。とにかく理屈じゃない魅力があります。
http://innocent-key.com/wordpress/?p=7036


EAR VS サンバレー!
http://tubeaudio.exblog.jp/25439473/

プロフェッショナル用のレコーダーやアナログレコードのカッティングマシン、マイクロフォンアンプ、イコライザー等々を含むレコーディング機器のみならず、ハイエンド民生用真空管機器で知られるイギリスの EAR(Esoteric Audio Research)の音をたっぷり聴いてみようということでヨシノトレーディングのKさんにゲストでお越しいただきました。

設計者ティム・デ・パラビッチーニさんの主張やEARの音の魅力を実際自分の耳で聴いて確認できる2時間です。

http://tubeaudio.exblog.jp/iv/detail/?s=25439473&i=201603%2F02%2F85%2Fb0350085_12344154.jpg


スタジオに登場した最上級真空管プリ

EAR 912
http://www.yoshinotrading.jp/product-details/912/


レコーディング/マスタリングスタジオでのプレイバック用にデザインされた多機能プリアンプです。

http://tubeaudio.exblog.jp/iv/detail/?s=25439473&i=201603%2F02%2F85%2Fb0350085_12343831.jpg


写真に写っているターンテーブルは同じくヨシノさん扱いの Clear Audio。

収録では

ラックスマンのベルトドライブターンテーブル + オーディオテクニカAT33

をリファレンスに使いました。


http://tubeaudio.exblog.jp/iv/detail/?s=25439473&i=201603%2F02%2F85%2Fb0350085_12343687.jpg


最初に登場したのは

EAR V12
http://www.yoshinotrading.jp/product-details/v12/


EL84 の3パラPPで 50W/chのプリメインです。

面白いと思ったのは電圧増幅段に ECC83(12AX7)が 5本/ch使われていること。

Kさんによれば前作 V20 の回路の名残りとのことでした。

Kさんの指示で単独でなくプリ(912)を使って音出し。
やはりプリは必要なんだよね!という点で激しく同意!!

EAR の音というと暖色系でしなやかさと艶があり、Kさんはこれを”Moist”(湿度感のある)と表現されていましたが、まさにそんな音。

或る意味個性的でありながらも、一度この妖しい音に魅せられると他のブランドのアンプの音では物足らなくなる…そんなコアなファンに支えられている EAR の世界観です。

フワッとしたヴェールを一枚被ったような空気感が独自の世界観を作り上げています。

http://tubeaudio.exblog.jp/iv/detail/?s=25439473&i=201603%2F02%2F85%2Fb0350085_12343189.jpg


続いて登場は

EAR 890
http://www.yoshinotrading.jp/product-details/ear-890/


ここからはアッテネータレスのパワーアンプです。

このアンプは KT90 のパラPPでステレオ 70W/モノ140W の切り替えが可能。

EARのアンプは東欧製の現行球を使っていることが多いのですが、ボンネット越しに見える KT90 はJJ製かな?…という感じでした。もちろん EARマーク入りの選別品です。

http://tubeaudio.exblog.jp/iv/detail/?s=25439473&i=201603%2F02%2F85%2Fb0350085_12342872.jpg


これが上からのショット。

電源トランスが全面中央、出力トランスが背面左右にレイアウトされた独特のデザインです。

これを見るとパラヴィッチーニさんが 70年代に設計した

マイケルソン&オースチン TVA-1
http://audio-heritage.jp/MICHAELSONandAUSTIN/amp/tva-1.html


に共通した何かを感じます。

ちなみにパラヴィッチーニさんは一時期、ラックスに招聘されていたことをご存じの方も多いかもしれませんね。

この 890 はひと言で言えば更に”熱い音”。

ざっくりと大きめの粒立ちを際立たせながら豪放磊落に鳴らすのに向いているアンプと感じました。

日本製の真空管アンプでは決して聴けない何か…それが何かと言っても適当なワードが思い浮かびませんが、ある意味”追い込み過ぎない”良さというか、磨き上げすぎて音ばかりに耳が行ってしまいがちな現代オーディオに一石を投ずる存在としてこのパワーアンプの存在は愉悦的ですらあります。

http://tubeaudio.exblog.jp/iv/detail/?s=25439473&i=201603%2F02%2F85%2Fb0350085_12342262.jpg


そして3機種目は EAR のファーストモデルにして今でもリファレンスとして君臨する

EAR 509
http://www.yoshinotrading.jp/product-details/ear-509/


スタジオユースのために設計された PL519 のモノラルPP(100W/ch)です。

PL519 は元々 TV用の水平出力管。

私もこのアンプを聴くの初めてだったので興味津々でしたが、この 509 は他の EARアンプとは全く違った表情を見せました。


暖炉の前で人々が集うようなリラックスを感じさせる EAR のイメージとは一線を画すシャープでハイディフィニッションな音。

低域の締まり具合も他のモデルとは全く異なります。

スタジオでのモニター用途というだけあって他のモデルよりかなり客観性のある表現で、V12 や 890 からは聴こえてこなかった音のエッジも現代スピーカーとのマッチング上、有利といえます。

初めて Marantz9 を聴いた時のことを思い出しました。
そんなリリシズムを感じさせる表現です。

Kさんとの対談のなかで、EAR というブランドはオーディオ用途以外の真空管をファイナルに使ったり、Enhanced Triode Mode というある種エキセントリックな動作回路を発明したりされていますが、コンベンショナルな回路や真空管はなぜ使わないんでしょうね、300B や 2A3 というタマは決して EAR からは出てきませんね…

という風に水を向けたところ、Kさんが仰るには

既にあるものを焼き直したり改善して何かを良くするという発想ではなく、パラヴィッチーニさんば常に他にないもの、新しいものを指向しているんです…

と仰っていました。ナルホドそれは素晴らしい!
http://tubeaudio.exblog.jp/25439473/


2011年05月17日 21:56

今日はEAR社が世界に衝撃を与えたインテグレーテッド・アンプV20の概要を技術的に論考してみたいと思います。

当該V20の特長は何と言っても ECC83/12AX7Aという、どう考えても電圧増幅にしか使えそうにないハイμ双三極管を出力段に10パラ・プッシュプル増幅にて採用したことです。

ではその無謀なと言いたくなる増幅回路がどのようにして実現できたのかと言いますと、

プラスバイアス領域にアイドリング・ポイントをもってきて低インピーダンス動作として、加えてプレート負荷巻き線と同じ巻き線をカソード負荷にしてAC結合スイングさせた訳です(回路図参照)。

これをEAR社は「エンハンスド・トライオード・モード」と呼んでいますが、つまりグリッドに電流を流してまで低インピーダンス・スイングし、更にプレート・スイングとカソード・スイングを負荷トランスにて加算合成するという手法です。


概算ですが、仮にプレート電圧250V、プレート電流 4mAx10、負荷5kΩとするとスイング電圧360Vp-p前後、更にプレート・スイングとカソード・スイングを加算合成した出力は23W程度となります。

よってカタログスペックの20W+20Wは問題なく保証できる訳ですね。

更にはオーバーオールNFB無しでDF10を実現しているのですから、立派としか言い様がありません。


よくもまあ、このようなことを考えついたものです。その上当該モデル専用にECC83まで特注製造させたとのことですから、パラビッチーニ氏の考察力と情熱には敬服します。

但し、出力管ECC83の経年劣化を考えると、当初の音質性能が何時まで聴けるかは何とも言えません。実際に僅かながら濁りを感じる、という変化も試聴したことがありますので。メーカー発表の推定ライフは8千時間だそうですので、この辺りも考慮に入れておくべきでしょう。


尚、メーカー発表のオリジナル回路は拝見しておりませんので、掲載した回路図はあくまで私個人の推測であり、細かな部分は実際と異なります。が、概略としては近い筈です。

また、ドライブ段(ECC82/12AU7A)にはNESTフィードバック方式なる回路が採用されているとのことですが、これがどのようなものかは不明です。


個人的見解ですけれども、スピーカーのドライブ性能や音楽的エネルギー、音像表現性能という観点からすると、EAR社を超えるアンプ製品は他メーカーにはなかなか存在しないと感じています。

しかしながら同社アンプはベターではあってもベストであるとは申しません。量産製品であるが故の妥協もあるのでしょうから。

私は技術屋としてアンプを完成させた際に特性測定に加えて必ず確認することがあります。

それは音像表現性能なのですが、ウィーンフィルやベルリンフィルの名盤(ステレオ・ワンマイク録音盤)の音像がどのように表現されるかをじっくり観ます。それが理想に近いか否かが私の性能判断基準なのですけれども、この観点からするとアンプ製品の多くは不合格と言わざるをえない状況です。

しかしながらパラビッチーニ氏の作品はすべてではないにしても合格の範囲内に入る製品があり、その好例が前項に挙げたV20である訳です。

それがEAR社アンプ製品をベターであると申す理由です。


またこれまで何度か言及した真空管アンプの放熱についてですが、これから暑い季節を迎えますからメーカーも一般愛好家も是非空冷ファンを活用されますようにと申し添えたいと思います。

最近は技術も進んで大変優れた静音ファンが容易に入手可能です。これを底板などに装備されるだけで真空管に限らずアンプ自体の信頼性や寿命に貢献するでしょうから、機構的に環境的に取り付け可能であれば是非とも。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=1008581&id=26531942

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c34

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
35. 中川隆[-7623] koaQ7Jey 2017年5月17日 21:03:20 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

中古ハイエンドオーディオ&ヴィンテージオーディオ Audio Dripper TOKYO

英国製オリジナル・キャビネット 現行復刻版 販売価格 ¥8,000,000

中古 VITAVOX CN191 ヴァイタボックス・コーナーホーン 【ご成約】 2017/02/04
http://audiodripper.jp/vitavox-cn191-used


英国 VITAVOX CN191 コーナーホーン 

1947年から現代まで続くオールホーンスピーカー


VITAVOX CN191 は、世界で一番音楽に煩いと言われる英国人が70年前に造ったスピーカー

上の写真は旧カフェを試聴ルームに急ごしらえし、VITAVOX CN-191 を搬入して音楽が鳴り始めた時間。試聴ルームの窓からの風景です。遠くに富士山と浅間山が見えます。

CN191 からは音楽サロンをやっておられたオーナーの愛聴盤「Anne-Sophie Mutter-Andre Previn/チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲2番」。ある程度の左右バランスをとったあたりから堂々と艶やかに、含みある鳴り方になりました。

Vitavox CN191 でこういう事は稀です。弦の艶や厳しさ、演奏者の呼吸も伝わる表現。部屋のSN比が高いのでホールトーンが消えていく空気の揺らぎや暗騒音も体感できます。しかも部屋40畳程あるサロンのどこで聴いても同じような体験ができる程。

構造は分厚いコンクリートが基礎からたちあがっているため、CN191 は台地にセットした状態と同じ。壁は漆喰と無垢板材で嫌な響きが出ません。

天高は3.6mで平行面がない構造。


床が強ければ10畳程の広さでも愉しめる CN191。
40畳あればリアルサイズまで世界を広げます。

Yo-Yo Ma のチェロ/ソロ曲にいたってはその場で弾いている様な錯覚に陥るリアリズム。昨今のサウンドステージという生易しいものではありません。こちらもスピーカーから 10m以上離れていても聴く満足感は変わりません。

スピーカーの真中で聴く事を意識する必要がない VITAVOX CN191。

実はスピーカー前面1.5メートルぐらいからでも定位して聴けます!
部屋の広さよりは床面の強度が必要なスピーカーでもあります。


このコーナーホーンを良好に鳴らすために、現在 3.6mの天井高の無垢木造建築、床コンクリート立ち上げの旧音楽サロンをご用意しました。

朗々と艶やかなサウンドがお聴きできます。

イギリス VITAVOX CN191 赤コーションモデル(VITAVOX社 買収前のモデル) 【ご成約 ありがとうございました】


英国製オリジナル・キャビネット(キャビネット他整備します) 
現行復刻版 販売価格 ¥8,000,000.


中古 イギリスVITAVOX CN191 虎目左右対称


シンフォニーから弦楽四重奏、ピアノ、声楽、オペラなどクラシック音楽の陰影感、ダイナミズムをリアルサイズで表現しきるスピーカー。

もちろんドライバー&高能率・軽量コーンの 15インチウーファーなので JAZZ なども楽しめます。

この場合アッテネーターを2つほど解放すると良いノリがでました。

個体差が大きい CN191 ですが、個人でも CN191 や VITAVOX ユニットを使用していたスタッフが自信をもっておすすめできる個体。

CN191 中期の個体(レッドコーション)。前面突板は左右対称です。

虎目が揃った CN191 は非常に少ないもので、過去にカタログでしか見た事がありません。もちろんイギリス本国で製作された、オリジナル・キャビネットで裏面レッド・コーションにサインが入っています。下の CN191と同時代のモデル。

壁面に設置しなくても充分なLOWの量感と質です。左右音圧は揃っています。
オリジナル状態のキャビネットの仕上がりを極力壊さない整備をした後にご納品予定(クレーン搬入作業も可能)。

雑誌などで初期 CN191と混同した記載がありますが、中期モデルは壁面置きにしなくとも低音が不足するという事はありません。時代変遷でトーン&マナーが変わっています。私どもではこの時代の CN191が現代の住宅事情とフィットしていると考えます。

Vitavox CN191 JBL Hartsfield ハーツフィールド
USED VITAVOX CN191(この個体と同じ世代のモデル

ホーンユニット&ドライバー
ホーンユニット& S2ドライバー

戦前の音源から、意外と現代の音楽ソースまで幅広く対応しますが、クラシック音楽の響きや香り、沁みいるサウンドを保持して部屋のどこで聴いても音楽が在ることを知る事ができるスピーカーはそう多くはありません。

この CN191 から15メートル離れたテーブルで聴いても、目の前すぐの距離で聴いても、いずれも「音楽」を聴いている満足感があると思います。

またいかなるハイエンドスピーカーを調教しても味わえない世界がある事を確然に感じて頂けるオールコーナーホーン。

導入を考えている方のご試聴のみお受けします。


■英国 Vitavox BASS BIN オリジナル・セット ASK 

世界的にも稀な逸品。CN123マルチセルラホーン等本物のシアターユニットで構成されたお品。

…….お品、、、なんて、可愛いモンじゃないですが、男のブリティッシュ・サウンド、挑戦されてみてください。(ご案内はオーナー様の気分次第ですがよろしくどうぞ!)

VITAVOXのシアター系スピーカーで、高さ2m30cmで重量は片CHあたり 260kg程しかありません。シアタースピーカーのスタンダードサイズです。

vitavox-bass-bin. 英国シアタースピーカー

昨今のスピーカーの世界を優に超越しています。価格という分かりやすいスケールは意味がなく、スピーカーだけではなく、入れる箱(部屋)がないとサウンド云々は語れない世界。CN191 も同様です。
http://audiodripper.jp/vitavox-cn191-used


ヴァイタヴォックス・ファンに朗報!!往年のAK151ウーファーとS2コンプレッションドライバーが再発売!!
2012年11月 7日/Stereo Sound ONLINE編集部・KN
http://www.stereosound.co.jp/news/article/2012/11/07/15388.html


 英ヴァイタヴォックスのヴィンテージ・スピーカーユニット、AK151・15インチ径ウーファー(アルニコマグネット・タイプ、正確にはチコナルGマグネットと呼ばれる。以下、アルニコ型と略)とS2コンプレッションドライバーが、このほど復刻・再発売されることになった。

これはベテランのヴァイタヴォックス・ファンにはたまらない朗報だろう。
 なにしろ、ヴァイタヴォックス製品の輸入が途絶えて久しく、しかも1970年に、同社の最高級コンシューマー用スピーカーシステムCN191コーナーホーンが初めて正式に輸入されたときには、15インチ径ウーファーはアルニコ型のAK151ではなく、フェライトマグネット・タイプのAK155に換装されていたからだ。

そのため、熱烈なヴァイタヴォックス・ファンの中には、八方手を尽してAK151を入手し、AK155と換装していた人もいたくらいである(現在も愛用中とか)。

 では、なぜ、AK151ウーファーやS2コンプレッションドライバーが復刻・再生産されるようになったのか。

それは、同じ英国のオクターブ・オーディオ社(マイク・ハーヴェイ社長。ドイツのオクターブ社とは異なる)が、ヴァイタヴォックス社を強力に支援することになったからだ。

 ここで、ヴァイタヴォックス社の略歴を記すと、

同社は1931年にレナード(レン)・ヤングによりウェストモーランドで創立された。

そして著名な劇場やホール用に開発された大型業務用スピーカーシステム BASS BINをはじめ、アンティーク家具を想わせる見事な仕上げの CN191コーナーホーンなどを世に送り出してきた。

 今回、再発売される AK151 は、見るからに惚れ惚れとする分厚いフレームを備えた、いかにも堅牢そうなウーファーで、美しいハンマートーン塗装が施されている。

いまだに根強いファンがいるのも頷ける頼もしい限りのユニットだ。

500Hz以上を受け持つコンプレッションドライバー S2は、3インチ径アルミ合金ダイアフラムを、磁束密度16,000ガウス、総磁束150,000マックスウェルを誇る磁気回路で駆動する強力型である。

また、S2装着用に、R300Wという型名の木製ラジアルホーン(往年のCN157ホーンの後継)も用意されている。


問い合わせ先 今井商事(株)
http://www.imaico.co.jp/

VITAVOX CN-191 2009年6月28日 投稿者: audioagent
https://audioagent.wordpress.com/2009/06/28/vitavox-cn-191/


VITAVOX_CN-191 〜最高級コーナーホーン〜

●ヤフオクにてヴァイタボックスのあの CN-191コーナーホーンを見つけました。

当時360万円もしたというコーナーホーン型高級スピーカです。

ヴァイダボックスの最高級家庭用スピーカーとして誕生したCN-191コーナーホーンで、ウーハとドライバ+ホーンの2ウェイ構成です。

特筆すべきはクリプシュホーンを搭載したエンクロージャーです。

これは熟練木工技術者によるハンドメイドで、最高級品にふさわしい芸術といえるほどの優美なデザインを誇っていますね。

同じ構成で小型の MAJOR もありますが、やはりフルオケの迫力ある演奏を満喫するには CN-191 が最高だと思います。 

●低域のホーンにはクリプシュ・ホーンが採用されています。

コーナー型折り曲げ・ホーン・エンクロージャーに、ホーンロード用に強力な磁気回路を持つユニット AK-157(CN351)を用い、高域には優れたドライバと評価の高い S-2ドライバー(CN149)にディスパーシブ・ホーン CN-481 を組み合わせています。

ネットワークはNW-500でクロスオーバは500Hzとなっています。

15Ωという歴史を感じさせるインピーダンスですが、帯域は 20Hz〜20kHzをクリアしていてこのあたりは流石ですね。

かなりのパワーを使ってホーンを利かせる設計のため、100W という当時ではかなりのハイパワーを必要とするスピーカとなっています。

外形も、幅760×高さ1300×奥行684mmとかなりの大型で、115kgという床の抜けそうな重さをしています。

●音は、ホーン独特の癖があり、ローエンド・ハイエンドはあまり伸びていないのですが、魅力的な中域が印象的です。

ただし、それなりのアンプを繋いで、かなりの音量で鳴らさないと、ホーン本来の良さが出てこないので、私のウサギ小屋では設置すること自体に無理があります、、、トホホ。

しかし、しっかり鳴らされたヴァイタはそれはもう素晴らしいものです。

歯切れが良いというか、ダンピングではない音離れの良い音です。

そしてオーケストラのスケール感といい、臨場感といい、大変素晴らしいものがあります。

めったに聞くことの無い珍しいスピーカですが、聞くたびに結構音色が違うのには驚きます。

吉祥寺の CN191 が置かれている喫茶店では、ヴァイタにしては小音量だからでしょうか、となりのタンノイの方が美しく音楽を奏でてくれているのが残念でした。

このスピーカを鳴らしこむのは難しいなぁ、というのが正直な感想です。

●開始価格が\135万と高額なため、0BIDですが、なかなか綺麗な感じがしました。

この時期ですから、とても手の届く品物ではありませんが、\130万が相場、\80万で即買いと勝手に値付けいたしました。

鳴らしこむためには、アンプも部屋も、そしてチューニングする人の耳も要求される、じゃじゃ馬みたいなスピーカですが、それだけに飼いならした後はただの高級システムとは異次元の満足感に浸れることでしょう。

それにしてもこんなすんごいスピーカ、どんな人が買えるのでしょう。
https://audioagent.wordpress.com/2009/06/28/vitavox-cn-191/


2011-11-12 すごい装置


今晩はオーディオマニアのKさんに招かれてご自慢の装置の音を聞きに行った。

まず案内された部屋がすごい。

15年程前に建てられたそうだが、鉄筋コンクリート造りで約30畳程の広さ。
加えて天井も十分高い。また防音能力も良い、外へ出るとほとんど音が漏れてこない。

うらやましい限りのリスニングルームである。
ただ音響的にはかなりライブな感じだ。少し響きすぎる所もあるので、もう少しデッド気味にしても良いかもしれない。

装置の方はもうすごいものばかりで、ただただ目を見張るものばかりだった。

伊藤喜多男氏制作の数々の管球プリ、パワーアンプ。カンノ製の管球アンプ。

レコードプレイヤーはEMT927。

そしてなんと言ってもすごいのがスピーカー。

ヴァイタボックスの Bass-Bin。劇場用の巨大システムである。

そしてサブスピーカーには同じくヴァイタの CN-191。

この他にも各種電源。CDプレイヤー、コンバーター。
300B を初めとする真空管の数々。

もう圧巻でただ口をアングリするばかりだ。

 写真

上:広いリスニングルームと巨大スピーカー、管球アンプ群
http://f.hatena.ne.jp/wasakoki7778/20111112194507

中:私がかつて憧れたヴァイタボックスCN-191
http://f.hatena.ne.jp/wasakoki7778/20111112193129
    
下:プリアンプやCDプレイヤー、EMT927など
http://f.hatena.ne.jp/wasakoki7778/20111112193154


 さて持参したレコードなどを聴かせて貰った感想だが、

巨大スピーカーの割には低域がイマイチかもしれない。

38cmウーファーを片チャン2発使っている割にはそれほど出てないように感じる。

オーケストラなどを聴くとスケール感は流石に良く出ているので、低域はそれなりに出ているのかもしれないが、聴感上はそんなに感じない。

音の分離は良かった。またノイズもほとんど聞こえてこない。この辺は見事だ。

ただ我が家でジャズを聴く時と比べて音が前に出てこないように感じた。
また音に少し表情が付かないようにも思える。
従って女性ヴォーカルなどを聴いた時は、余り色気を感じなかった。

全体の感想としてもう少し装置を簡素化した方がもっと良い音になるのではないかと思う。

Kさんはやはり機械が好きなのかもしれない。その証拠にバイクもお好きなようで BMWを初めとした大型バイクを7台もお持ちだ。凝り性なんですね。

それにしても懐に余裕が無ければオーディオにもバイクにもこんなにお金をかけられまい。この2つの趣味で優に家1軒以上は軽く建つだろう。貧乏人の私から見れば、それだけ趣味にかけられると言うのはすごい事だし、並々ならぬ情熱を感じる。Kさんは私よりまだ若いし独身なので、カミサンの目を気にする事もなく、まだまだ趣味に邁進できそうだ。この先、あの素晴らしいスピーカーがどんな鳴り方に変貌するか楽しみである。
http://d.hatena.ne.jp/wasakoki7778/20111112/1321109351


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c35

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
36. 中川隆[-7622] koaQ7Jey 2017年5月17日 21:58:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ヴァイタボックス CN-191 は家庭の居間に置くスピーカーではない

ここまで、書いてきてふと思い出したことがある。

昔、昔のそのまた昔、五味康祐さん(故人:作家)の著作「西方の音」の多大な影響を受けてタンノイに傾倒していた時代に、タンノイ(イギリス)の創設者の「ガイ・R・ファウンテン」氏が一番小さなスピーカーシステムの「イートン」を愛用していたという話。

(タンノイG・R・Fという高級システムがあるが、ガイ・R・ファウンテン氏の頭文字をとったもの。)

タンノイの創設者ともあろう方が、最高級システムの「オートグラフ」ではなくて「イートン」を使っているなんてと、その時はたいへん奇異に感じたものだった。

総じてイギリス人はケチで、いったん使い出した”もの”は徹底的に大切にすると聞いているので「この人はたいへんな節約家だ」と思ったわけだが、ようやく今にして分かるのである。

何も大掛かりなシステムが全てに亘って”いい”というわけではなく「シンプルな響き」が「重厚長大な響き」に勝る場合があるということを。
                    

オーデイオ評論家「瀬川冬樹」氏(故人)がタンノイの生き字引といわれた「T・B・リビングストン」氏に「わがタンノイを語る」と題して行ったインタビューの中に出てくる逸話。


ガイ・R・ファウンテン氏が「イートン」を愛されていた理由を、リビングストン氏は次のように述べられている。

「彼は家ではほんとうに音楽を愛した人で、クラシック、ライトミュージック、ライトオペラが好きだったようです。システムユニットとしてはイートンが二つ、ニッコーのレシーバー、それとティアックのカセットです。(笑)」


「てっきり私たちはオートグラフをお使いになっていたと思っていたのですが、そうではなかったのですか・・・・」と瀬川氏。

「これはファウンテン氏の人柄を示す良い例だと思うのですが、彼はステータスシンボル的なものはけっして愛さなかったんですね。その代り、自分が好きだと思ったものはとことん愛したわけで、そのためある時には非常に豪華なヨットを手に入れたり、またある時にはタンノイの最小のスピーカーを使ったりしました。」

「つまり、気に入ったかどうかが問題なのであって、けっして高価なもの、上等そうにみえるものということは問題にしなかったようです。〜以下、略」

ファウンテン氏のこうした嗜好はオーディオの世界に”とかく”蔓延している「ステータスへの盲信」の貴重なアンチテーゼとも受け取れるが、30年以上も前からこういうことが指摘されていたなんて、今も昔もちっとも状況は変わっていない。

同じタンノイの「3LZ」とか「スターリング」とかの比較的小さなSPをいまだに愛用されている方が後を絶たないのもよく分かる。「音は人なり」とすれば、きっと良識があってバランスがとれた方なのだろう。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/41192536b1fd39025c0efbf8c17521d9

TANNOY「Landsdown」12inモニターシルバー搭載スピーカーシステム
VintageAudio 2010/05/04
http://vintage-audio.jp/?p=450


12インチモニターシルバー搭載のスピーカーシステム「Landsdown」です。


「Landsdown」は1954〜61年頃まで製造されていたようです。1958年までが12インチのモニターシルバー、それ以降はモニターレッドが搭載されていましたが、今回はモニターシルバー搭載モデルです。当時の12インチ搭載モデルの中では最高級タイプです。(下記を参照下さい)

Tannoy Landsdown 当時のカタログ 

1956年のHiFi Years Bookでは。。。

・Tannoy Autograph(15in) £150.3
・Tannoy GRF(15in) £116.10
・Tannoy York(15in) £71.8
・Tannoy Landsdown(12in) £68.5


1960年のHiFi Years Bookでは。。。

・Tannoy Chatworth U(12in) £49.15
・Tannoy Canterbury(12in) £43.15
・Tannoy Landsdown(12in) £75
・Tannoy York(12in) £66
・Tannoy York(15in) £75
・Tannoy GRF(15in) £122
・Tannoy Autograph(15in) £165


写真をご覧頂くとわかりますが、丁度TANNOY AutographやGRFを半分にした様な、ロータイプです。

スピーカーの高さって、試聴ポイント(通常は椅子に座って耳の位置)より下にユニットがくる様な設計のスピーカーシステムは基本的に家庭用となりますので、このモデルも家庭用高級タイプになります。

また、キャビネットの構造は、バスレフタイプとなります。


結構勘違いされている方が多いと思うのですが、

通常英国では家庭用スピーカーシステムとしては大型でも12インチ搭載モデルを使用していました。

Tannoy Autograph や GRF などはある意味特殊用途で大きな広間などにおく場合に使われていました。

その場合はキャビネットの構造もバックロードホーン型を採用しています。

一般的な部屋の広さでスピーカーシステムからリスナーまでの距離が近い場合は、低域がリニアに出る、バスレフ型か密閉型なのです。

余計なお話しですが、モニター(検聴用)スピーカーにバックロードホーン型なんて存在しないのです。

低音域のリニアリティを求めるなら、バスレフ型か密閉型なんです。

Tannoy Autograph や GRF などバックロードホーン型は家庭用 PAに位置付けられます。

スケール感や音場感には優れますが、リニアリティは無理な要求なのです。

Tannoy Autograph や GRF はメーカーのフラッグシップモデルだから良いと言うのは間違いです。リスナーの用途に応じて機材は選択するべきです。


だから、一般の家庭での音楽鑑賞用としては TANNOY であればこの「Landsdown」が最も高級であり適当だと思います。

そしてモノラル(1本)で使用する場合は、やはりモニターシルバーが良いですね。
モニターレッドが悪い訳ではないのですが・・・

TANNOY という会社は世の中の流行りに敏感なメーカーだと思います。

一般的には1958年にステレオが始まったと同時に、モニターレッドにモデルチェンジしますが、モニターレッドはステレオ再生に最適化されたエネルギーバランスになる訳です。だから、逆にモノラル1本で使用する場合はモニターシルバーの方がバランスがいいのです。
http://vintage-audio.jp/?p=450

Commented by GRFの部屋 at 2010-10-26 02:24

>>問題は、入力の質と部屋との相性なのです。
>ここに総ての鍵が有りそうですね。


オーディオのすべてがここにあるといえますね。
入力の質は、最後まで良くなるという事は有りませんから、そこが一番大事です。また、部屋との相性は、部屋の中でならす以上切っても切れない宿命です。

高いアクセサリーを買うまえにどうして、動かしてみないのでしょう?
動かせないという声もありますが、そんなに大きなSPを持ち込むことがそもそもおかしいと気がつくべきです。


Commented by (Y) at 2010-10-26 13:27
>そんなに大きなSPを持ち込むことがそもそもおかしいと気がつくべきです。

うちのことですね、すみません(笑)。
でも大きなSPにはあらがえない魅力が有るんですよねー。
特に能率の良い大型SPは反応もシビアだし、取り扱いが極めて難しいのですが、音の軽さ(特に低音)が魅力なんです。


Commented by GRFの部屋 at 2010-10-26 19:34
>そんなに大きなSPを持ち込むことがそもそもおかしいと気がつくべきです。

これは家の事です(笑)


>取り扱いが極めて難しいのですが、音の軽さ(特に低音)が魅力なんです。

そうですね、高能率のSPは音のでの軽さが信条です。
低音が重くないと低音だと思わない重症患者(私でした)が多いので、オーディオ産業が成り立っているのでしょう(爆)
http://tannoy.exblog.jp/14831189/


3Dステレオの再生 3  GRFのある部屋 2016年 09月 14日

京都人さんの日記から

『先日のGRFさんとの語らいの中でいろいろ考えさせられることがありました。

私の個人的な考えですが、音像音場再現にはいろいろな段階があると思っております。


第一段階は、適当に置かれたペアスピーカーによるもので、確かに左右から別々の音が鳴ったり、音の広がりのようなものも感じさせますが、空間再生を語るレベルではありません。


第二段階は、指向性のあるスピーカーをある程度きちんと(cmレベルの精度)セットして鳴らしたもので、いわゆる世間で言われているような音像定位(5点定位のようなもの)は問題なくクリアしますが、音像の前後上下などの再現には問題が残されていることが多いです。


第三段階は、フルレンジコンデンサースピーカーを厳密な精度でセッティングした場合の音場で、まるで立体写真を見るように音像音場が展開されてきます。

しかしながら、音像が平面的でボディ感を感じ取りにくいのと、頭を少しでも動かすと音像音場が崩れてしまうと言う欠点があります。

これは立体写真の場合においても、画像の中の人物などがそれぞれの空間的前後関係はわかるものの、個々の像そのものは切り紙細工のように平面的であること、また視線を少しでも変えると立体感が失われてしまうことと通じています。


第四段階は、スピーカーから出る音波が部屋の中につくりだしてくる疎密波の分布を整えることで、元音源の音像音場をそのままの形で部屋の中に再現させようというものです。

これが私が言っている所の「真の音場」というもので、立体ホログラフィーのようにどの位置から聴いても音像音場の形は崩れませんし、音像そのものの立体感も出てきます。ここにいたって初めて演奏会場で鳴っている音がそのままの形で生々しく自分の部屋に再現されるようになります。

ただし、このレベルを実現させるためには、スピーカー同士の位置関係を本当に厳密に合わせていく必要があります。

これは映像の世界で3管式のプロジェクターのRGBの各ビームのコンバージェンスをきちんと合わせなければピントが合った画像が得られないのと同じで、ほんのわずかのズレが出来上がりを大きく左右するため、よほどの根気がない限り実現させることは極めて困難です。

特に指向性の強いスピーカーでこれを行うことは困難の極みで、特に2つのスピーカーのなす角度の調整に気の遠くなるような微妙な取り組みを続けなくてはなりません。

そのような理由からこの状態の再生音はなかなか体験する機会がなく、そのような音像音場があることを知っている人も極めてわずかでしかありませんでした。

ここにDDDユニットをはじめとする360度水平方向無指向性のスピーカーがいろいろ出現し、この角度調整をスキップすることが可能になりました。通常のスピーカーの場合ですと数ヶ月かかっていたセッティングの手間暇が随分省略できるため、わずかの調整で「真の音場」の一端に触れることが可能になってきたと感じています。』


* * * * * * * * * * * * * * * * * * *


さすがに音場の再現を追求されてきた方のご説明は、解りやすく整理されておられると感心致しました。

第三段階のフルレンジ型のコンデンサースピーカーというところですが、後面から逆相で音が出ている平面スピーカーの再生は、やはり大きな部屋を必要とします。

また、全くの同じ位置から低音と高音が出ているESL-57では、この様に聞こえたことはありません。ESL57は音場が出ないSPだと認識しています。

この経験に一番近いのは、Hartley の後面開放型と密閉型の中音・高音SPの水平配置です。

SPの中央に座った人だけが、書き割りで書かれた平面の背景が前後に並んで見える、昔のディズニーの映画の奥行き感に近い感覚です。昔のステレオ写真の様ですね。

しかし、ESL57もHartleyもその立体感は出なくとも、音質は抜群です。


京都人さんが仰る第四段階の音場が、私も目指すところです。

それは、よほどの偶然でもなければ、なかなかその音場は出現しません。
角度を持たした配置ですと、ますます難しくなりますし、壁に近いセッティングからは、三次元の立体音響は出ないからです。

その45度配置の GRFは、部屋のコーナーに置かれます。その為、前方には音は立体的に展開しますが、後方の音は、壁に反射されますから後方には奥行きを持って展開しません。

私が簡単に音場を出す方法で推奨しているのは、部屋の中央になるべく出してきた、平行法の配置です。

厳密に平行を出し、モノラル音源で、左右のズレを微妙に調整しますと、ある瞬間、大空間が出現します。それは、魔法のような瞬間です。

京都人さんのお宅では、50畳は有ろうかと思われる大空間の中央に、45度配置された小型SPが理想的な音場を構成しています。音場情報が入っている音源でしたら、そこは、コンサートホールにワープするのです。

交差法の部屋の中央配置が、前ではなく、元のソースに入っている後方展開の音場を出している初めての経験でした。この様な大空間でなければ出現しない音だとおどろき感心致しました。

小型SPですから、低音の迫力は有りませんが、この様な音場が交差法(クロス方法)で出現する事が驚きです。

出現した音像定位は、聞く場所を変えても変わりません。家でGerman PhysiksのDDDユニットが動かない定位を再現しているのと同じです。

360度放射のユニットは、最初から角度の調整をする必要はなく、行うのは、SPの間隔を合わせる調整だけです。左右の間隔を、本当に0.1mm単位で動かしても音はガラガラ変わります。1mm動いたら全く別なバランスになるのです。トントン、コツコツといわれている微調整が、その音場の入り口を発見する手段なのです。


今回の訪問は、はじめてピッタリと調整された音に出会いました。
ユニコーンを導入されたプー博士のお宅ででたあの驚きの音場です。
それが、三次元の音響空間=3Dステレオの世界です。

勿論、装置の質やクロストークの少なさも影響されますが、どこの部屋でも出ると言っても過言ではないのです。ほとんどの場合は、制約を自分に課しているだけです。オーディオを趣味されるのなら、京都人さんの様に徹底してやらなければ、ゴールにたどり着けないとの思いを新たにしました。
http://tannoy.exblog.jp/25898145/


セッティングについて GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/20012832/

部屋との相関関係 GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/11308411/
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http://tannoy.exblog.jp/11376702/
http://tannoy.exblog.jp/11395554/
http://tannoy.exblog.jp/11400690/

平行法の音場の出方 GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/23954940/

音のバランス GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/24493704/

ホログラフの音を求めて GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/24600639/
http://tannoy.exblog.jp/24601679/
http://tannoy.exblog.jp/24604716/
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http://tannoy.exblog.jp/24614836/
http://tannoy.exblog.jp/24615616/
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http://tannoy.exblog.jp/24627930/

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c36

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
37. 中川隆[-7621] koaQ7Jey 2017年5月17日 22:16:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

最後のお客様!? GRFのある部屋 2013年 11月 16日
http://tannoy.exblog.jp/20859418/

Logeさんが、昨晩来られました。
Logeさんも今まで聞いたことの無い新しい音の世界を楽しんでいただけました。


そうして、ユニコーンの本来の音を堪能していただいてから、Logeさん本来の趣味である、レコードコレクションの一部を見ていただき、少しだけ GRF と T4 の音を聴いていただきました。


http://blog-imgs-68.fc2.com/k/a/o/kaorin27/3L_convert_20140613040836.jpg


最初はいつもとは反対に、GRFの方から聴いていただきます。アンプは SD05/50W です。手前のT4が鳴っているのかと思われたほど、端正な音でなりました。

GRFは45度配置の交差法なので、音が前に出てくるからです。

今度はつなぎ替えて、T4 の音を聴いていただきます。

すると、何十回と聴いているO君も、何百回も聴いている調整した私自身でさえ、音がどこから聞こえてくるのかと言うぐらいの、奥行きの有る音が平行法の T4 から聞こえてきます。

この「交差法」、「平行法」という言葉も、立体写真の見方から引用して、私が使い始めた言葉ですが、いまでは広く普及していただきました。


クラシック音楽ファンならほとんどのスピーカーはまず、完全な平行法で聴いてみるべきだと思います。

するとそこに、コンサートホールの大空間が拡がるのに本当に驚かれ、感激すると思います。

こつは厳密に平行法にすることと、手前に持ってくることです。
http://tannoy.exblog.jp/20859418/

「GRFのある部屋」さんのお宅へお邪魔しました。 Der Klang vom Theater (ドイツ〜劇場の音と音楽)


この方はもう一つのハンドルネームを「和室のユニコーン」さんと言います。
お宅にお邪魔して、まずはそちらの意味を知る事になります。

http://blog-imgs-68.fc2.com/k/a/o/kaorin27/2L_convert_20140613040823.jpg

「一角獣」の名の通り、円錐形の振動板1本で全帯域をカバーする無指向性スピーカーです。

元々のハンドルネームである「Tannoy GRF」に先んじてこのユニコーンをかけられたと言う事が氏の「聞き方」「求める物」を表していると思います。

コンサートホールの椅子に腰を沈めて、ふっと息を吐き目を瞑った時だけ感じる「あの感じ」なのではないでしょうか。

SACDの特徴を活かした地の底に届きそうな深いフロアの底から天井にかかりそうな広い空間の中に楽器の音がたち上がりました。

今、目の前に展開されているサウンドはユニコーンの特徴的な駆動方式に寄る物かもしれませんが、部屋を暗くして頂き音楽に対峙する時にはもうそのような考察をするのを私の脳は完全に拒否していました。


ショスタコの15番

漆黒の空間に一つのトライアングル?から始まる曲は徐々に楽器の数を増やして行きます。
フルートは3管かしら。フレーズ毎に奏者が主旋律を受け渡し引き継ぎ、掛け合いをしている様が見える様です。
少しづつボデイを膨らませたオーケストラはついにトッテイを迎えると、見えるのはステージの床であり壁や天井の木質の色でした。


我が家では最近ご無沙汰な「自分の頭蓋骨の中にステージが出現する」感じを初めて他のお宅で体験させて頂きました。

違法薬物などに手を出す連中はバカだなあ!と思います。

トリップして恍惚感に浸るなら優れたオーディオがあればより強烈に体験出来るのじゃないか(あっちは未経験なので比較論は想像で(爆))と。

それほどの強い印象を残した経験となりました。


このあと、アンドレ・プレヴィン氏の「真夏の夜の夢」を聴いて私は確信しました。そして「オーディオから出てくる音を無視している」方と初めて出会ったと思ったのです。

この家のご主人は音楽堂に踏み入れた時の「あの感じ」に包まれて「どこで誰が何をしているか」を聴いているんだと思ったのです。

おかしな言い回しかも知れませんが、あの感じさえ出てしまえば「音色」は文句の付けようも無い状態になっていると断言出来ます。音色を追いかけても「あの感じ」には到達出来ないかもしれませんが、逆のアプローチで達成した際にはもれなく最高の音色が付いてくるということになろうかと思うのです。

周波数応答など多くの要素が高い水準で達成していないとけっして「あの感じ」にはなりません。

こちらのお宅を見回しても、アクセサリーやケーブルの類いで苦労して(楽しんで?)いる様子は皆無です。マゾではない証拠です。道具の使い方を心得ている方に共通している境地である様です。

Tー4スピーカーで平行法の実演とコーナー型のオリジナルGRFモニター・ゴールドでは交差法の音場感を聴かせて頂きました。

http://blog-imgs-68.fc2.com/k/a/o/kaorin27/3L_convert_20140613040836.jpg


私の睨んだ所こちらのお宅では一貫して感じた事なのですが、

古き袋に新しき酒を盛る・・・決して懐古趣味だけではない、かといってテクノロジーの新しさだけを誇示するのではない絶妙な時間の感覚を覚える構成・音でありました。


こちらのお宅にはまだまだ底が見えない程の仕掛けが沢山ある様に聞いています。
素晴らしい音に出会えました。
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-443.html


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c37

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
38. 中川隆[-7620] koaQ7Jey 2017年5月17日 22:29:57 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

因みに、ヴァイタボックス CN-191 、オートグラフ、GRF やハーツーフィールドの様なモノラル時代のコーナーホーン型スピーカーではステレオ録音の再生は上手くできないのですね:

モノラル時代のスピーカーは指向性が広いので、ステレオのように正面で聴くのではなく、部屋の響きを織り交ぜて斜め横から聴くのが本来の姿である。

コーナーホーンと言えばスピーカーの王様のごとく高額な大型システムを思い浮かべるかもしれないが、1950年代に Electro-Voice のコーナーホーン箱が7種類あったなかで、Baronetは最も小さい末っ子。


 Baronet の高さ 50cm×幅35cm はこの時代のコーナーホーンの中でも最も小さいもので、逆に言えば、RCA MI-4400(ラビリンス箱)や Lowther TP1、あるいは広告だけだった JBL Hartsfield などの特別な存在を除くと、一般の人が手に入れられる8インチ用のエンクロージャーでは、もっとも複雑な構造をもつものともいえる。


Baronetは、Klipsch Horn社からFolded Corner Hornのパテント(US Pat. 2310243、2373692)の供与を受けており、おそらく Paul Wilbur Klipsch 自身が設計したコーナー型バックロードホーン箱である。

Klipsch 氏の特許は基本的にKホーンと呼ばれる低域キャビネットにあり、Patrician や Georgian に搭載されている。

本家の Kllipsch ホーンにはエレボイのユニットを搭載したバージョンもあったことから、両社は良い協力関係にあったといえる。Baronet、Aristcrat、Regency などはそれより小さいシリーズはショート・バックロードホーンであり、エレボイからの要請をうけて設計しなおしたと思われる。


 Klipsch氏は日本ではあまり有名ではないが、1940年にコーナーホーンを特許申請し、1935年に J.B.Lansing 氏が開発したシェラーホーンとは違い、家庭用で劇場並の迫力ある低音再生を可能にしたもの。

この方式の面白さは、低音再生を強制的な電気増幅や共振ではなく、実物大のアコースティックな響きで解決した結果、大容量のホールの感覚に近い空気感が得られるところにある。(逆に言えば、クラブ・ジャズのようなタイトな低音とは異なる) 

英米のスピーカー製造における Klipsch 氏の影響力は非常に大きく、1940〜50年代においてどのメーカーもコーナー型バックロードホーンが最も高級機種として羽振りをきかせていた。

ちなみにアメリカン・タンノイと呼ばれる機種は、米国で Klipsch 氏の特許があるので販売できなかったため製造されたもの。

コーナーホーンの多くが日本で有名ではない理由は、ひとつは家屋の規模の問題、もうひとつは物品税が高価なため、システムでのスピーカー輸入が阻まれた結果、バラ売りユニットの性能だけが幅を効かせて、エンクロージャーの性能まで思いが及ばなかったからであろう。


Hi-Fi初期の1950年代は、キット製品に人気があり、アンプをはじめエンクロージャーのマニュアルや図面を¢50〜$1で売っていた。

当時は Hi-Fi機器が電蓄から抜け出したばかりの時代で、例えば Decca 社の Decola のような一体型コンソールは超高級品であって、Hi-Fi 対応のパーツを掻き集めたバラ売りが最も経済的だった。


KD7キットの言葉を借りると

「Baronet はその名のとおり、Hi-Fiスピーカー用のエンクロージャーとして、小さなアパート、子ども部屋、避暑地の別荘など、重たく嵩張るものが歓迎されないどの場所でも良質な音楽の要求に応えます。

Baronet の造りは大きな容積のエンクロージャーではありませんが、再生音の高忠実性と周波数特性を犠牲にしません」とある。

当時の量販店の広告にも「省スペース(Space Saver)システム」という文字が躍るほどで、ミニマムなオーディオ・システムとしてBaronetは注目を浴びていた。

 Baronetの置き方はこのコンパクトな箱により、標準とされるコーナー&床置きはもとより、壁掛けやディスクトップの置き方も多くみられる。

私もモノラルならディスクトップがお勧めである(壁掛けは昔の校内放送の思い出が悪くあまり気乗りしない)。

エレボイ社のカタログには "for Close Lisning" と書いてあり、ややモニター的な聴き方に近いような気がするが、パーソナルに音楽を楽しむために、小音量でちょっとした読書コーナーを作るには最適である。

モノラル時代のスピーカーは指向性が広いので、ステレオのように正面で聴くのではなく、部屋の響きを織り交ぜて斜め横から聴くのが本来の姿である。


http://quwa.fc2web.com/Audio-103.html

上の図版でも女性の姿が目立つが、Baronetは大げさではなく音楽を楽しみたいユーザーに希求していて、シンプル=人間の生活中心の思想が現れている。

これはエレボイの看板「Temple of Tone(音響の神殿)」とは趣向が大きく違うものの、Baronetのもつ可能性を巧く言い当てているように思える。

 かの銀幕の大女優マレーネ・ディートリッヒも、ニューヨークのアパートでBaronet(それもフルレンジのみの初期型)を使っていたらしく、1997年のサザビーズ・オークションに、GE社の"Stereo Classic 7700"ステレオアンプ、ガラード社のRC型オートチェジャーとセットで出品された。

アパートの居間はグランドピアノを置くサロン風の部屋だが、よくヨーロッパの音楽家が比較的質素なステレオを自宅に置いていることの例に漏れず小粒なシステムながら、いずれも1950年代のビンテージである。

映画用の Altec ではなく、さりとてステレオ時代に躍進した JBLや ARでもなく、初期型の Baronetであるあたりは、彼女の活躍した時期を考えると、これがちょうど良かったのかもしれない。ゴージャスなジャズ・バンドを従えるよりは、ピアノに寄り添って静かに歌う彼女の姿とも重なる。
http://quwa.fc2web.com/Audio-103.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c38

[リバイバル3] 本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス 中川隆
39. 中川隆[-7619] koaQ7Jey 2017年5月17日 22:44:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ヴァイタボックス CN-191 、オートグラフ、GRF やハーツーフィールドの様なモノラル時代のコーナーホーン型スピーカーではステレオ録音の再生は上手くできない(続き):

59 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 14:12:19 ID:005A6FYY

オートグラフをステレオで使うのが間違い。音がボケるに決まってる。
本来の使い方である、モノラルで使ってごらん
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1139323064/

218 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/07/06(金) 18:14

オートグラフは、モノラル時代に、モノラルで音の広がりを作る為の設計。
あれをステレオで使うというのが、根本的に間違っています。
そりゃ、アンチタンノイが言うように、音が散漫になるよね。
もともと音を広げているんだから。

399 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/07/19(木) 09:48

モノラル時代に音の広がりを強制的につけるためにああいった構造をとった、オートグラフ(でも、クリップッシュのコーナーでも、JBLのハーツフィールドでも、エレボのパトリシアンでもなんでもいいけど)をステレオで使おうとするのか、疑問。

ああいったスピーカーをステレオで使って、音がボケて低位が出ないのはアンチ君じゃないけど、あたりまえだよね。

理論とか構造じゃなくてさ、聴感だよ。

聴感上、モノーラルで広がりをつけるように作ったスピーカーな分けだから、それをステレオで使う時の聴感上のデメリットが大きいって事。

たとえば、Autograph というビンテージスピーカーを正しく理解した上では、モノラルで使うのが正しいし、ステレオでビンテージスピーカーを使いたいのならば、ステレオに適したものがある。と、それだけの話だよ


406 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/07/19(木) 11:29

僕が GRF で比較した時は、ステレオだと音がにごってしまい悲しかった。モノーラルだと、不思議に音が広がるし、2台使用と比較して、音もクリアな感じになるし、良かったよ。

GRFの製造時期とあわせて考えて、そういうことか。と、理解できたよ。
http://mimizun.com/2chlog/pav/ebi.2ch.net/pav/kako/992/992992601.html


オートグラフをステレオで聴くには、左右のスピーカーの間隔が3m程度では、おそらく設計者の意図した低域レスポンスは望めないだろう。

5mくらいは、低域の波長の長さからすると、最低でも必要とするであろう。

それだけの広さと、それに見合うだけの天井高さも求められる。そして、くり返すが、良質の材質による堅固な造りの部屋でなければならない。
http://audiosharing.com/blog/?p=807

210 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/12(日) 12:38:01 ID:fasqiE1a

オートグラフをいれる部屋は天井が高いほうが言いというのも同意。

バックロードの通り道からも推測できるし、オートグラフの場合、スピーカーの間に定位というより、スピーカー間のやや上空にオーケストラが並び、本来の劇場的音場効果がでる。

それを実現するには、広い部屋と高い天井があると良い。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1139323064/


460 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/07/24(火) 04:58

タンノイってSP間隔広くとるといい音出るよね

462 名前:K :2001/07/24(火) 08:37
>>460
>タンノイってSP間隔広くとるといい音出るよね

エンクロージャーを響かすスピーカーなので、その響きを互いに邪魔しない距離が必要になるのではないでしょうか?

また、ツィーターのサービスエリアが90°前後と狭いために、リスニングポイントはけっこう狭く、スピーカー間隔を広くとった場合は、内側に振ってやると、定位が良くなります。
http://mimizun.com/2chlog/pav/ebi.2ch.net/pav/kako/992/992992601.html


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html#c39

[番外地6] ヒラリー・クリントンの正体 中川隆
64. 中川隆[-7618] koaQ7Jey 2017年5月17日 23:29:37 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2017.05.17
昨年7月に射殺された民主党全国委員会のスタッフはWikiLeaksと接触していたと家族の私立探偵

民主党全国委員会(DNC)でコンピュータを担当していたスタッフのセス・リッチが背中を2度撃たれて殺されたのは昨年7月10日のこと。発見されたときには息があり、病院で死亡したという。警察は強盗にあったと発表した。

しかし、リッチのガールフレンドによると、顔、手、膝に擦り傷があって争った形跡はあるのだが、金目のものは盗まれていない。警察の発表に納得できなかったリッチの両親は元殺人課刑事の私立探偵リッチ・ウィーラーを雇って調査を始めたのだが、その結果、セスがWikiLeaksと連絡を取り合っていたことを確認、しかも警察の内部で捜査打ち切りが指示されていたとする話が出て来た。

事件の翌月、WikiLeaksのジュリアン・アッサンジはリッチについてDNCの電子メールを提供した人物だと示唆、射殺事件に関する情報提供者に2万ドルを提供するとツイッターに書き込んでいる。

リッチが殺される5日前、ジェームズ・コミーFBI長官はヒラリー・クリントンが国務長官だった時代の電子メールに関する声明を発表している。その中で彼女は機密情報の取り扱いに関する法規に批判した可能性があり、またそうした情報をきわめて軽率に扱っていたことを認めているのだが、その上で司法省に対して彼女の不起訴を勧告していた。

法律に従って電子メールを送ると公務ということで記録に残され、情報公開の対象になるため、クリントンは指摘にサーバーを用意して電子メールを遣り取りしていたと言われている。

そうした電子メール3万2000件近くをクリントンは削除、その削除された電子メールを持っていないこともクリントンを起訴しない理由だとされている。サウス・カロライナ州選出の下院議員トレイ・ゴウディによると、クリントンは削除のためにブリーチビットというソフトウェアを利用しているが、これを使うと削除した文書を回復させられないだけでなく、削除した痕跡を消すこともできるという。

しかし、NSAの不正を内部告発したウィリアム・ビニーも指摘しているように、アメリカの電子情報機関NSAは全ての電子メールを記録しているので、FBIがその気になれば入手できる。FBI長官はクリントンを法律から守ったのだ。

2015年5月26日の時点で民主党幹部たちはヒラリー・クリントンを候補者にすると決めていたことを示唆する電子メールが露見、16年7月22日にはWikiLeaksがハッキングされたDNCの電子メールを公表する。その中には、民主党の幹部へサンダースが同党の大統領候補になることを妨害するよう求めるものも含まれていた。(例えばココ)

また、投機家で体制転覆の仕掛け人としても知られているジョージ・ソロスの電子メールも外部に漏れ、その中でソロスが国務長官時代のヒラリー・クリントンに対してアルバニア情勢に対する対処の仕方をアドバイスしていることも発覚した。そのメールが書かれたのは2011年1月24日で、国務長官だったクリントンはソロスのアドバイスに従って動いている。

そのほか、2012年9月11日にベンガジのアメリカ領事館が襲撃され、そこでクリストファー・スティーブンス大使が殺された事件に関するものも含まれている。ベンガジを含む襲撃に資金を出したのはサウジアラビアのスンニ派(ワッハーブ派)だということを示す証拠をフランスとリビアの情報機関が持っているというのだ。

クリントンに関連した電子メールが外部に漏れ、その提供者だったと見られているリッチが射殺されたわけだが、ほかにも疑惑の死が指摘されている。例えば、クリントンやDNCに関する証言をする前日、6月22日に心臓発作で急死した元国連総会議長のジョン・アシュ。この人物は中国人実業家から130万ドル(約1億6000万円)の賄賂を受け取った疑いで昨年、逮捕されている。

6月23日にはクリントン夫妻の資金に関する疑惑を記事にした編集者のマイク・フリンが死亡、そして7月10日にセス・リッチが殺され、8月1日にはクリントン夫妻に関する本を書いたビクター・ソーンが自宅近くの山で銃撃による傷が原因で死亡、8月4日にはクリントンとDNCの不正を追及していたサンダース支持者の弁護士のショーン・ルーカスが自宅で死体になって発見されている。

また、ヒラリー・クリントンの側近のひとり、ボブ・ベッケルは2010年にWikiLeaksのアッサンジ殺害をフォックス・ニュースの番組で口にしている。彼を反逆者だとしたうえで、死刑を望めないので、法律を無視して撃ち殺すしかないと語っている。その翌年にベッケルはフォックス・ニュースに雇われ、現在はCNNのコメンテーターだ。

ハッキングが明らかになって以来、西側の有力メディアは電子メールの中身を問題にせず、盗み出したのはロシアだと宣伝してきたが、ウィリアム・ビニーはNSAから漏れているのではないかと推測している。

1963年11月22日のジョン・F・ケネディ大統領暗殺以降、戦争に反対していた有名人が殺されたり変死したりしているほか、1980年代には憲法の機能を停止させる目的でCOGプロジェクトが始まり、2001年9月11日に始動、その一方でアメリカによる世界制覇を実現しようというウォルフォウィッツ・ドクトリンが1992年2月に作成されている。こうしたことから、アメリカでは長期にわたるクーデターが進行中だと考える人がいる。

ヘンリー・キッシンジャー、サイラス・バンス、ジェームズ・ベイカーが国務長官だったときに副次官補を務めたスティーブ・パチェニクはWikiLeaksについて、クーデターを阻止しようとしている情報機関内のグループが作り上げたのではないかと推測している。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201705140001/
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/719.html#c64

[近代史02] 小沢一郎先生を襲った恐怖とは 中川隆
44. 中川隆[-7617] koaQ7Jey 2017年5月18日 07:05:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2017.05.17
昨年7月に射殺された民主党全国委員会のスタッフはWikiLeaksと接触していたと家族の私立探偵

民主党全国委員会(DNC)でコンピュータを担当していたスタッフのセス・リッチが背中を2度撃たれて殺されたのは昨年7月10日のこと。発見されたときには息があり、病院で死亡したという。警察は強盗にあったと発表した。

しかし、リッチのガールフレンドによると、顔、手、膝に擦り傷があって争った形跡はあるのだが、金目のものは盗まれていない。警察の発表に納得できなかったリッチの両親は元殺人課刑事の私立探偵リッチ・ウィーラーを雇って調査を始めたのだが、その結果、セスがWikiLeaksと連絡を取り合っていたことを確認、しかも警察の内部で捜査打ち切りが指示されていたとする話が出て来た。

事件の翌月、WikiLeaksのジュリアン・アッサンジはリッチについてDNCの電子メールを提供した人物だと示唆、射殺事件に関する情報提供者に2万ドルを提供するとツイッターに書き込んでいる。

リッチが殺される5日前、ジェームズ・コミーFBI長官はヒラリー・クリントンが国務長官だった時代の電子メールに関する声明を発表している。その中で彼女は機密情報の取り扱いに関する法規に批判した可能性があり、またそうした情報をきわめて軽率に扱っていたことを認めているのだが、その上で司法省に対して彼女の不起訴を勧告していた。

法律に従って電子メールを送ると公務ということで記録に残され、情報公開の対象になるため、クリントンは指摘にサーバーを用意して電子メールを遣り取りしていたと言われている。

そうした電子メール3万2000件近くをクリントンは削除、その削除された電子メールを持っていないこともクリントンを起訴しない理由だとされている。サウス・カロライナ州選出の下院議員トレイ・ゴウディによると、クリントンは削除のためにブリーチビットというソフトウェアを利用しているが、これを使うと削除した文書を回復させられないだけでなく、削除した痕跡を消すこともできるという。

しかし、NSAの不正を内部告発したウィリアム・ビニーも指摘しているように、アメリカの電子情報機関NSAは全ての電子メールを記録しているので、FBIがその気になれば入手できる。FBI長官はクリントンを法律から守ったのだ。

2015年5月26日の時点で民主党幹部たちはヒラリー・クリントンを候補者にすると決めていたことを示唆する電子メールが露見、16年7月22日にはWikiLeaksがハッキングされたDNCの電子メールを公表する。その中には、民主党の幹部へサンダースが同党の大統領候補になることを妨害するよう求めるものも含まれていた。(例えばココ)

また、投機家で体制転覆の仕掛け人としても知られているジョージ・ソロスの電子メールも外部に漏れ、その中でソロスが国務長官時代のヒラリー・クリントンに対してアルバニア情勢に対する対処の仕方をアドバイスしていることも発覚した。そのメールが書かれたのは2011年1月24日で、国務長官だったクリントンはソロスのアドバイスに従って動いている。

そのほか、2012年9月11日にベンガジのアメリカ領事館が襲撃され、そこでクリストファー・スティーブンス大使が殺された事件に関するものも含まれている。ベンガジを含む襲撃に資金を出したのはサウジアラビアのスンニ派(ワッハーブ派)だということを示す証拠をフランスとリビアの情報機関が持っているというのだ。

クリントンに関連した電子メールが外部に漏れ、その提供者だったと見られているリッチが射殺されたわけだが、ほかにも疑惑の死が指摘されている。例えば、クリントンやDNCに関する証言をする前日、6月22日に心臓発作で急死した元国連総会議長のジョン・アシュ。この人物は中国人実業家から130万ドル(約1億6000万円)の賄賂を受け取った疑いで昨年、逮捕されている。

6月23日にはクリントン夫妻の資金に関する疑惑を記事にした編集者のマイク・フリンが死亡、そして7月10日にセス・リッチが殺され、8月1日にはクリントン夫妻に関する本を書いたビクター・ソーンが自宅近くの山で銃撃による傷が原因で死亡、8月4日にはクリントンとDNCの不正を追及していたサンダース支持者の弁護士のショーン・ルーカスが自宅で死体になって発見されている。

また、ヒラリー・クリントンの側近のひとり、ボブ・ベッケルは2010年にWikiLeaksのアッサンジ殺害をフォックス・ニュースの番組で口にしている。彼を反逆者だとしたうえで、死刑を望めないので、法律を無視して撃ち殺すしかないと語っている。その翌年にベッケルはフォックス・ニュースに雇われ、現在はCNNのコメンテーターだ。

ハッキングが明らかになって以来、西側の有力メディアは電子メールの中身を問題にせず、盗み出したのはロシアだと宣伝してきたが、ウィリアム・ビニーはNSAから漏れているのではないかと推測している。

1963年11月22日のジョン・F・ケネディ大統領暗殺以降、戦争に反対していた有名人が殺されたり変死したりしているほか、1980年代には憲法の機能を停止させる目的でCOGプロジェクトが始まり、2001年9月11日に始動、その一方でアメリカによる世界制覇を実現しようというウォルフォウィッツ・ドクトリンが1992年2月に作成されている。こうしたことから、アメリカでは長期にわたるクーデターが進行中だと考える人がいる。

ヘンリー・キッシンジャー、サイラス・バンス、ジェームズ・ベイカーが国務長官だったときに副次官補を務めたスティーブ・パチェニクはWikiLeaksについて、クーデターを阻止しようとしている情報機関内のグループが作り上げたのではないかと推測している。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201705140001/

http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/296.html#c44

[リバイバル3] 名古屋 名曲喫茶フィガロ と ジャズ喫茶 Days 中川隆
21. 中川隆[-7616] koaQ7Jey 2017年5月18日 07:12:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

中古ハイエンドオーディオ&ヴィンテージオーディオ Audio Dripper TOKYO


VITAVOX CN191 ヴァイタボックス・コーナーホーン
英国製オリジナル・キャビネット 現行復刻版 販売価格 ¥8,000,000

英国 VITAVOX CN191 コーナーホーン
http://audiodripper.jp/vitavox-cn191-used

1947年から現代まで続くオールホーンスピーカー


VITAVOX CN191 は、世界で一番音楽に煩いと言われる英国人が70年前に造ったスピーカー

上の写真は旧カフェを試聴ルームに急ごしらえし、VITAVOX CN-191 を搬入して音楽が鳴り始めた時間。試聴ルームの窓からの風景です。遠くに富士山と浅間山が見えます。

CN191 からは音楽サロンをやっておられたオーナーの愛聴盤「Anne-Sophie Mutter-Andre Previn/チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲2番」。ある程度の左右バランスをとったあたりから堂々と艶やかに、含みある鳴り方になりました。

Vitavox CN191 でこういう事は稀です。弦の艶や厳しさ、演奏者の呼吸も伝わる表現。部屋のSN比が高いのでホールトーンが消えていく空気の揺らぎや暗騒音も体感できます。しかも部屋40畳程あるサロンのどこで聴いても同じような体験ができる程。

構造は分厚いコンクリートが基礎からたちあがっているため、CN191 は台地にセットした状態と同じ。壁は漆喰と無垢板材で嫌な響きが出ません。

天高は3.6mで平行面がない構造。


床が強ければ10畳程の広さでも愉しめる CN191。
40畳あればリアルサイズまで世界を広げます。

Yo-Yo Ma のチェロ/ソロ曲にいたってはその場で弾いている様な錯覚に陥るリアリズム。昨今のサウンドステージという生易しいものではありません。こちらもスピーカーから 10m以上離れていても聴く満足感は変わりません。

スピーカーの真中で聴く事を意識する必要がない VITAVOX CN191。

実はスピーカー前面1.5メートルぐらいからでも定位して聴けます!
部屋の広さよりは床面の強度が必要なスピーカーでもあります。


このコーナーホーンを良好に鳴らすために、現在 3.6mの天井高の無垢木造建築、床コンクリート立ち上げの旧音楽サロンをご用意しました。

朗々と艶やかなサウンドがお聴きできます。

イギリス VITAVOX CN191 赤コーションモデル(VITAVOX社 買収前のモデル) 【ご成約 ありがとうございました】


英国製オリジナル・キャビネット(キャビネット他整備します) 
現行復刻版 販売価格 ¥8,000,000.


中古 イギリスVITAVOX CN191 虎目左右対称


シンフォニーから弦楽四重奏、ピアノ、声楽、オペラなどクラシック音楽の陰影感、ダイナミズムをリアルサイズで表現しきるスピーカー。

もちろんドライバー&高能率・軽量コーンの 15インチウーファーなので JAZZ なども楽しめます。

この場合アッテネーターを2つほど解放すると良いノリがでました。

個体差が大きい CN191 ですが、個人でも CN191 や VITAVOX ユニットを使用していたスタッフが自信をもっておすすめできる個体。


CN191 中期の個体(レッドコーション)。前面突板は左右対称です。

虎目が揃った CN191 は非常に少ないもので、過去にカタログでしか見た事がありません。もちろんイギリス本国で製作された、オリジナル・キャビネットで裏面レッド・コーションにサインが入っています。下の CN191と同時代のモデル。

壁面に設置しなくても充分なLOWの量感と質です。左右音圧は揃っています。
オリジナル状態のキャビネットの仕上がりを極力壊さない整備をした後にご納品予定(クレーン搬入作業も可能)。

雑誌などで初期 CN191と混同した記載がありますが、中期モデルは壁面置きにしなくとも低音が不足するという事はありません。時代変遷でトーン&マナーが変わっています。私どもではこの時代の CN191が現代の住宅事情とフィットしていると考えます。

Vitavox CN191 JBL Hartsfield ハーツフィールド
USED VITAVOX CN191(この個体と同じ世代のモデル


ホーンユニット&ドライバー
ホーンユニット& S2ドライバー

戦前の音源から、意外と現代の音楽ソースまで幅広く対応しますが、クラシック音楽の響きや香り、沁みいるサウンドを保持して部屋のどこで聴いても音楽が在ることを知る事ができるスピーカーはそう多くはありません。

この CN191 から15メートル離れたテーブルで聴いても、目の前すぐの距離で聴いても、いずれも「音楽」を聴いている満足感があると思います。

またいかなるハイエンドスピーカーを調教しても味わえない世界がある事を確然に感じて頂けるオールコーナーホーン。

導入を考えている方のご試聴のみお受けします。

■英国 Vitavox BASS BIN オリジナル・セット ASK 

世界的にも稀な逸品。CN123マルチセルラホーン等本物のシアターユニットで構成されたお品。

…….お品、、、なんて、可愛いモンじゃないですが、男のブリティッシュ・サウンド、挑戦されてみてください。(ご案内はオーナー様の気分次第ですがよろしくどうぞ!)

VITAVOXのシアター系スピーカーで、高さ2m30cmで重量は片CHあたり 260kg程しかありません。シアタースピーカーのスタンダードサイズです。

vitavox-bass-bin. 英国シアタースピーカー

昨今のスピーカーの世界を優に超越しています。価格という分かりやすいスケールは意味がなく、スピーカーだけではなく、入れる箱(部屋)がないとサウンド云々は語れない世界。CN191 も同様です。
http://audiodripper.jp/vitavox-cn191-used


ヴァイタヴォックス・ファンに朗報!!往年のAK151ウーファーとS2コンプレッションドライバーが再発売!!
2012年11月 7日/Stereo Sound ONLINE編集部・KN
http://www.stereosound.co.jp/news/article/2012/11/07/15388.html

 英ヴァイタヴォックスのヴィンテージ・スピーカーユニット、AK151・15インチ径ウーファー(アルニコマグネット・タイプ、正確にはチコナルGマグネットと呼ばれる。以下、アルニコ型と略)とS2コンプレッションドライバーが、このほど復刻・再発売されることになった。

これはベテランのヴァイタヴォックス・ファンにはたまらない朗報だろう。
 なにしろ、ヴァイタヴォックス製品の輸入が途絶えて久しく、しかも1970年に、同社の最高級コンシューマー用スピーカーシステムCN191コーナーホーンが初めて正式に輸入されたときには、15インチ径ウーファーはアルニコ型のAK151ではなく、フェライトマグネット・タイプのAK155に換装されていたからだ。

そのため、熱烈なヴァイタヴォックス・ファンの中には、八方手を尽してAK151を入手し、AK155と換装していた人もいたくらいである(現在も愛用中とか)。

 では、なぜ、AK151ウーファーやS2コンプレッションドライバーが復刻・再生産されるようになったのか。

それは、同じ英国のオクターブ・オーディオ社(マイク・ハーヴェイ社長。ドイツのオクターブ社とは異なる)が、ヴァイタヴォックス社を強力に支援することになったからだ。

 ここで、ヴァイタヴォックス社の略歴を記すと、

同社は1931年にレナード(レン)・ヤングによりウェストモーランドで創立された。

そして著名な劇場やホール用に開発された大型業務用スピーカーシステム BASS BINをはじめ、アンティーク家具を想わせる見事な仕上げの CN191コーナーホーンなどを世に送り出してきた。

 今回、再発売される AK151 は、見るからに惚れ惚れとする分厚いフレームを備えた、いかにも堅牢そうなウーファーで、美しいハンマートーン塗装が施されている。

いまだに根強いファンがいるのも頷ける頼もしい限りのユニットだ。

500Hz以上を受け持つコンプレッションドライバー S2は、3インチ径アルミ合金ダイアフラムを、磁束密度16,000ガウス、総磁束150,000マックスウェルを誇る磁気回路で駆動する強力型である。

また、S2装着用に、R300Wという型名の木製ラジアルホーン(往年のCN157ホーンの後継)も用意されている。


問い合わせ先 今井商事(株)
http://www.imaico.co.jp/


VITAVOX CN-191 2009年6月28日 投稿者: audioagent
https://audioagent.wordpress.com/2009/06/28/vitavox-cn-191/


VITAVOX_CN-191 〜最高級コーナーホーン〜


●ヤフオクにてヴァイタボックスのあの CN-191コーナーホーンを見つけました。

当時360万円もしたというコーナーホーン型高級スピーカです。

ヴァイダボックスの最高級家庭用スピーカーとして誕生したCN-191コーナーホーンで、ウーハとドライバ+ホーンの2ウェイ構成です。

特筆すべきはクリプシュホーンを搭載したエンクロージャーです。

これは熟練木工技術者によるハンドメイドで、最高級品にふさわしい芸術といえるほどの優美なデザインを誇っていますね。

同じ構成で小型の MAJOR もありますが、やはりフルオケの迫力ある演奏を満喫するには CN-191 が最高だと思います。 

●低域のホーンにはクリプシュ・ホーンが採用されています。

コーナー型折り曲げ・ホーン・エンクロージャーに、ホーンロード用に強力な磁気回路を持つユニット AK-157(CN351)を用い、高域には優れたドライバと評価の高い S-2ドライバー(CN149)にディスパーシブ・ホーン CN-481 を組み合わせています。

ネットワークはNW-500でクロスオーバは500Hzとなっています。

15Ωという歴史を感じさせるインピーダンスですが、帯域は 20Hz〜20kHzをクリアしていてこのあたりは流石ですね。

かなりのパワーを使ってホーンを利かせる設計のため、100W という当時ではかなりのハイパワーを必要とするスピーカとなっています。

外形も、幅760×高さ1300×奥行684mmとかなりの大型で、115kgという床の抜けそうな重さをしています。

●音は、ホーン独特の癖があり、ローエンド・ハイエンドはあまり伸びていないのですが、魅力的な中域が印象的です。

ただし、それなりのアンプを繋いで、かなりの音量で鳴らさないと、ホーン本来の良さが出てこないので、私のウサギ小屋では設置すること自体に無理があります、、、トホホ。

しかし、しっかり鳴らされたヴァイタはそれはもう素晴らしいものです。

歯切れが良いというか、ダンピングではない音離れの良い音です。

そしてオーケストラのスケール感といい、臨場感といい、大変素晴らしいものがあります。

めったに聞くことの無い珍しいスピーカですが、聞くたびに結構音色が違うのには驚きます。

吉祥寺の CN191 が置かれているクラッシック喫茶 バロックでは、ヴァイタにしては小音量だからでしょうか、となりのタンノイの方が美しく音楽を奏でてくれているのが残念でした。

このスピーカを鳴らしこむのは難しいなぁ、というのが正直な感想です。

●開始価格が\135万と高額なため、0BIDですが、なかなか綺麗な感じがしました。

この時期ですから、とても手の届く品物ではありませんが、\130万が相場、\80万で即買いと勝手に値付けいたしました。

鳴らしこむためには、アンプも部屋も、そしてチューニングする人の耳も要求される、じゃじゃ馬みたいなスピーカですが、それだけに飼いならした後はただの高級システムとは異次元の満足感に浸れることでしょう。

それにしてもこんなすんごいスピーカ、どんな人が買えるのでしょう。
https://blogs.yahoo.co.jp/audio_agent/60067972.html
https://audioagent.wordpress.com/2009/06/28/vitavox-cn-191/

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/659.html#c21

[リバイバル3] 名古屋 名曲喫茶フィガロ と ジャズ喫茶 Days 中川隆
22. 中川隆[-7615] koaQ7Jey 2017年5月18日 07:13:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ヴァイタボックスについての詳細は

本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/659.html#c22

[近代史02] 株で損した理由教えてあげる 中川隆
476. 中川隆[-7614] koaQ7Jey 2017年5月18日 07:55:20 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

低ボラティリティが株価暴落を引き起こす2017年5月16日

2008年のリーマンショック以降、株式市場のボラティリティ、つまり株価の振れ幅の大きさが長期的に低下している。簡単に言えば、株価があまり激しく上下しなくなったということである。

米国株のボラティリティの大きさを示すVIX(ボラティリティ・インデックス)のチャートは以下の通りであり、年々低下していることが分かる。

http://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2017/05/2017-5-16-cboe-volatility-index-chart-after-2008.png


ボラティリティの恒常的低下が何を意味するかと言えば、株価暴落の可能性が高まるということである。何故か? この記事ではそれを説明したい。

ボラティリティと投資家の行動

それを考えるためには、投資家がポートフォリオを組む際にボラティリティをどう考慮するかを考えればよい。

例えば、100万ドルの資金を運用する投資家が居るとして、その資金を株式に投資しようとしているとする。

金融資産に投資をすれば、当然ながら資産総額が減ったり増えたりするわけだが、この投資家は資産総額の振れ幅が年間10%程度、つまり 90万ドルになるか 110万ドルになるか程度のリスクであれば許容できると考えているとしよう。

この時、株式は年間 20%程度上下することが想定されているとすると、資金を全額投資した場合、総資産は 80万ドルから120万ドルの振れ幅で推移することになり、この投資家のリスク許容度を上回ってしまう。

ではどうするか? 

この投資家は株式への投資総額(株式へのエクスポージャーと言う)を減らすことになる。

総資産の 50% を株式に投資することにすれば、50% の 20% が株式の振れ幅だから、丁度総資産の 10% の振れ幅が総資産にとってのリスクの量となる。

このように、ボラティリティは投資家にとってポジションのサイズを決定するものである。

ボラティリティが上がったら

ここで考えてもらいたいのは、ボラティリティが上昇した場合この投資家がどうするかということである。

株式市場の振れ幅が 20% であったものが、仮に 40% の振れ幅になったとする。

この投資家のリスク許容度が変わっていないとすれば、総資産のボラティリティを同じ 10%にするためには、株式を売却し、株式市場へのエクスポージャーを 50% から 25% へと下げなければならない。25% の 40% が丁度 10% だからである。お分かりだろうか?

ここまで考えれば、投資家が低ボラティリティに慣れてしまうことが何故危険で、何故株価暴落を引き起こすのかが理解してもらえるだろう。

低いボラティリティに慣れるということはポジションをどんどん増やしてゆくということであり、一旦リーマンショックのような不和が始まり、ボラティリティが元の水準まで上昇すると、投資家はポートフォリオ全体のボラティリティを一定に保つため、一斉にポジションを解消しようと動くだろう。

http://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2017/05/2017-5-16-cboe-volatility-index-chart-after-2008-1.png


ボラティリティとは単に下方向のリスクだけではなく、下にも上にもどれくらい動くかということである。

にもかかわらず、何故ボラティリティ・インデックスが「恐怖指数」と呼ばれているかと言えば、ボラティリティの上昇そのものが投資家の売りを誘い、投資家の売りが更なるボラティリティ上昇を誘うからである。

逆に、ボラティリティ低下は同じ理由で投資家の買いを誘うことになる。
投資家の買いは、更なるボラティリティ低下を引き起こす。

このスパイラルは著名投資家ジョージ・ソロス氏の再帰理論で言うところの「自己強化的トレンド」である。

自己強化的トレンドは自己を強化しながら突き進んでゆくが、ある臨界点を経て逆戻りを始めると、その逆流は激しいものとなる。

ソロス氏のバブル崩壊理論の詳細は彼の著書

『ソロスの錬金術』
https://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E7%89%88-%E3%82%BD%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%81%AE%E9%8C%AC%E9%87%91%E8%A1%93-%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B8-%E3%82%BD%E3%83%AD%E3%82%B9/dp/4862801307/ref=as_li_ss_il?ie=UTF8&qid=1486616564&sr=8-1&keywords=%E3%82%BD%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%81%AE%E9%8C%AC%E9%87%91%E8%A1%93&linkCode=li2&tag=asyuracom-22&linkId=691f767311e185d21c5d15a8c65071e4


を参考にしてほしい。

幸か不幸か、ボラティリティの正常化による株価崩壊はまだ起きていない。しかし、現在のボラティリティ水準はリーマンショック前の水準を遥かに下回るものであり、この状態で同じような金融危機が起こった場合、投資家は2008年以上のパニックを起こすだろうということは、頭に入れておいて損はないことだろうと思う。
http://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/6211#more-6211
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/428.html#c476

[近代史02] 小沢一郎先生を襲った恐怖とは 中川隆
45. 中川隆[-7613] koaQ7Jey 2017年5月18日 07:59:41 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2017.05.18
米国の有力メディアが真偽不明のロシア話を大々的に流しているが、その一方で崩れるロシア話


アメリカでは「ロシア」をキーワードにして2001年9月11日から続く国外での侵略戦争と国内の治安体制強化を進めようとする勢力が存在している。手口は1950年代にジョセフ・マッカーシー上院議員の「レッド・パージ」と同じ。大々的なプロパガンダで創り出した幻影で人びとを操り、自分たちが思い描く体制を作り上げようというわけだ。その幻影を作り上げる仕掛けの中心には有力メディアとハリウッドの映画界が存在している。

ネオコンなどヒラリー・クリントンを担いでいた勢力は軍事的に世界を制覇するというプランに固執、リビアやシリアをアル・カイダ系の傭兵集団で侵略、ウクライナではネオ・ナチでクーデターを実行した。さらに、脅して屈服させるというネオコンの基本戦術を脅しに屈しないロシアや中国に対しても使い、核戦争の危険性を高めてきた。ドナルド・トランプを担いだ勢力は、その狂気から離れようとしているのだろう。

しかし、ネオコンの陣営は強固だ。有力メディアは彼らのプロパガンダ手段であり、議会の大半も買収されている可能性が高い。そこで「ロシア」というタグでトランプを攻撃、それに合わせて話も作ってきた。外部に漏れた電子メールは内容に触れず、ロシアがハッキングして漏らしたと主張、トランプやマイケル・フリンはロシアとつながっている叫んでいるが、そうした主張に根拠や証拠といった類いのものはなく、信仰を求めている。

しかし、電子メールを流している人物は情報機関の内部、あるいは民主党の内部にいると言われ、ロシア政府とトランプ陣営の話に問題はないとも指摘されてきた。DNC(民主党全国委員会)に関係した電子メールの場合、2016年7月22日にWikiLeaksが公表しているが、その12日前、DNCでコンピュータを担当していたスタッフのセス・リッチが背中を2度撃たれて殺されている。事件の翌月、WikiLeaksのジュリアン・アッサンジはリッチについてDNCの電子メールを提供した人物だと示唆していた。

前回も書いたように、リッチのガールフレンドによると、彼の顔、手、膝には擦り傷があるのだが、金目のものは盗まれていない。警察の発表に納得できなかったリッチの両親が雇ったは元殺人課刑事の私立探偵リッチ・ウィーラーによると、彼がWikiLeaksと連絡を取り合っていたことを確認、しかも警察の内部で捜査打ち切りが指示されていたとする話が出て来た。ウィーラーが接触した警察内部の人物が正しいなら、FBI内部でも殺人の真相は知られている。FOXニュースはそのFBIの情報源からリッチからWikiLeaksへDNC幹部間で遣り取りされた4万4053通の電子メールと1万7761の添付文書が渡ったとする証言を得たとしている。

また、トランプがロシアのセルゲイ・ラブロフ外相へ伝えてはならない機密情報を伝えたという根拠不明の話をアメリカの有力メディアは流しているが、それに対してウラジミル・プーチン露大統領はふたりの会議録をアメリカ政府から要請があれば公表する用意があると記者会見で明言している。

この提案を受け入れたくないアメリカの共和党議員はプーチンの出すものは信用できないと逃げいている。信用できるかどうかをチェックしたくないということだ。ユーゴスラビアやイラクを先制攻撃する前もそうだったが、信用すべき情報はアメリカの支配層が発表するものだけだという姿勢。こうなるとカルトの信者と同じ。

かつてアメリカの好戦派はベトナムに対する本格的な軍事介入を実現するため、トンキン湾事件をでっち上げた。ベトナムからアメリカ軍を撤退させることを決めていたジョン・F・ケネディ大統領が暗殺された翌年、1964年の7月30日に南ベトナムの哨戒魚雷艇が北ベトナムの島を攻撃、翌31日に米海軍の特殊部隊SEALsの隊員が率いる20名の南ベトナム兵がハイフォン近くにあるレーダー施設を襲撃したのがはじまり。ケネディ大統領暗殺の公式見解には全く説得力がなく、独自の調査で真相に迫った人たちがいる。そうした調査結果を封印するため、1964年頃から使われ始めたタグが「陰謀論」だ。

攻撃を受けた北ベトナムは8月2日、近くで情報を収集していたアメリカ海軍のマドックスを攻撃、それをアメリカ側は先制攻撃だと主張し、8月7日に議会は「東南アジアにおける行動に関する議会決議(トンキン湾決議)」を可決したのだ。そうしてベトナムへの本格的な軍事介入が始まる。1965年2月には北ベトナムに対する空爆も開始した。(Douglas Valentine, "The Phoenix Program," William Morrow, 1990)

1999年にアメリカはNATOを使ってユーゴスラビアを先制攻撃、ロボダン・ミロシェビッチの自宅や中国大使館も爆撃している。ビル・クリントン政権が戦争へ舵を切ったのはヒラリー・クリントンと親しく、ズビグネフ・ブレジンスキーの教え子であるマデリーン・オルブライトが国務長官に就任した1997年から。

このユーゴスラビア攻撃はソ連消滅後の東ヨーロッパを制圧する一環だった。その制圧計画のベースは1992年2月に国防総省のDPG草案(いわゆるウォルフォウィッツ・ドクトリン)という形で作成された作成された計画。当時の大統領はジョージ・H・W・ブッシュだった。その前年、1991年の12月にソ連が消滅、アメリカが唯一の超大国になったという前提でそのプロジェクトはできあがっている。

その計画が一気に進むのは2001年9月11日の出来事から。この日、たニューヨークの世界貿易センターとバージニア州アーリントンにある国防総省本部庁舎に対する攻撃。この攻撃の真相は明らかになっていないが、公式見解に説得力がないことは確かだ。

説得力はないのだが、有力メディアのプロパガンダに踊る人もいて、アメリカでは憲法の機能が停止、侵略戦争、治安強化、国の私有化が推進される。侵略の手始めはアフガニスタン、さらにイラクが先制攻撃で破壊され、多くの人が虐殺された。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201705180000/
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/296.html#c45

[お知らせ・管理20] これが阿修羅に巣食う電通工作員 中川隆
86. 中川隆[-7612] koaQ7Jey 2017年5月18日 08:01:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2017.05.16
NSAが開発したサイバー攻撃兵器を使ったサイバー攻撃で騒動になっているが、米支配層の恫喝にも


大規模なサイバー攻撃が話題になっている。マイクロソフトのOS、Windowsを使ったコンピュータがターゲットで、アメリカの電子情報機関NSAが開発したETERNALBLUEを使った有害ソフトが使われているという。昨年夏、ShadowBrokersなる個人だかグループがNSAのサイバー攻撃用のソフトを盗み、それをオークションにかけていると話題になっていたが、それが使われたようだ。

ところで、マイクロソフトは早い段階からNSAの要請に従い、自社製品の暗号システムのレベルを下げていた会社。調査ジャーナリストのダンカン・キャンベルによると、ニッコ・ファン・ソメーレンは1998年、Windowsのセキュリティ機能をコントロールするソフトウェアに2種類のカギが存在していることを発見したという。ひとつはマイクロソフトが作業に使う合法的なカギだったが、もうひとつは不明。(Duncan Campbell, "Development of Surveillance Technology and Risk of Abuse of Economic Information Part 4/4: Interception Capabilities 2000," April 1999)

その後、アンドリュー・フェルナンデスはマイクロソフトの開発者が削除を忘れたカギのラベルを発見する。ひとつのカギにはKEY、もうひとつにはNSAKEYと書かれていた。そのまま読むとNSAのKEY。また、メソーレンはWindows 2000の中に3種類のカギを発見している。第1のカギはマイクロソフト用。第2のカギはアメリカ政府用の合い鍵だとして、第3のカギは目的がわからない。

本ブログではすでに書いたことだが、内部告発を支援しているWikiLeaksが公表したVault 7でも、情報機関がその気になれば誰でも監視できることが示されている。CIAのマルウエアはiPhoneやアンドロイド系のスマートフォン、スマートTV、あるいはWindows、OSx、Linux、またWi-Fiルーターに侵入、その情報を入手することができ、利用者が危機をオフにしたつもりでも、本人に気づかれずオンにすることも可能。2015年にサムスンのスマートTVが利用者の会話をスパイしていると問題になったが、こうした危険性があることはインターネットに接続されている機器全てに当てはまる。

エドワード・スノーデンもNSAから内部資料を持ち出しているわけでNSAのサイバー攻撃兵器が盗まれる可能性はあるが、意図的に漏らしたことも考えられる。どちらが正しいかは不明だが、少なくとも結果として、アメリカの支配層に楯突くと何が起こるかを世界へ警告することにはなった。

もしロシアや中国の軍事システムにも有害ソフトが影響を及ぼしていたなら、アメリカは先制核攻撃の前に防御システムを麻痺させるという警告にもなっただろう。が、すでに電子戦の分野でロシアはアメリカを上回る能力を持っているとも言われ、単に軍事的な緊張を高めるだけで終わったかもしれない。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201705160000/
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/603.html#c86

[番外地6] グローバリズムの世界 中川隆
59. 中川隆[-7611] koaQ7Jey 2017年5月18日 08:07:55 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]


フランス大統領選で1000万人が投票したマリーヌ・ルペンの国民戦線は、本当に「極右」なのか?
[橘玲の日々刻々]


 4月23日に行なわれたフランス大統領選の第1回投票では、独立中道右派のエマニュエル・マクロンと、国民戦線(FN)党首マリーヌ・ルペンが決選投票に進むことになりました。この記事が掲載されるときにはすでに結果が出ていますが、現時点の世論調査ではマクロンがルペンを大きく引き離しています(世論調査のとおり大差でマクロンが勝ちました)。

 各社の報道を見ていて気になるのは、いまだに国民戦線に「極右」のレッテルを貼るところが大多数なことです。

極右(ultranationalism)は「国粋主義」のことですから、たんなる「自国ファースト」のナショナリズムではなく、自民族の優越性を前提とした人種主義(レイシズム)と見なされます。

 国民戦線が「極右政党」なら、ルペンに投票した770万人(決選投票では1000万人)のフランス人は「人種差別主義者(レイシスト)」になってしまいます。

もし大統領に当選すれば、フランス革命によって近代の画期をひらいた国は「極右国家」になりますが、それでほんとうにいいのでしょうか。

 冷戦終焉後の1990年代にヨーロッパ各国で台頭した右翼は「ファシズムの再来」ではなく、グローバル化と福祉国家モデルの破綻がもたらす先進国社会の動揺から生まれた新しい現象でした。

「反移民、反EU、反グローバリズム」を唱えるものの露骨な人種差別からは距離を置き、白人の優越性をことさらに主張するわけでもありません。

彼らの世界観はハリウッド映画のような善と悪の対立ですが、ポスト産業資本主義=知識社会から脱落しつつある主流派中流層(善良なふつうのひとびと)は“被害者”で、その救済のために“古きよき時代”を破壊するイスラームの移民や“強欲”なグローバリストとたたかっているのです。

そう考えれば、「ポピュリスト(民衆主義)」「伝統保守」「新右翼」などの呼称がより適切でしょう。

 風刺雑誌『シャルリー・エブド』襲撃事件の後、日本の新聞社のインタビューに応じたマリーヌ・ルペンは、

「(両親が外国人でもフランスで生まれた子どもは国籍を付与される)出生地主義の国籍法を改定し、二重国籍を廃止すべきだとしたうえで、

「めざすは(どちらも実現している)日本のような制度」

と明言しています。EU加入とユーロ導入で通貨主権を失ったことを嘆き、

「日本はすばらしい。フランスが失った通貨政策も維持している。日本は愛国経済に基づいたモデルを示しています」

とも述べています。

 さらに、国民戦線の新世代を代表する政治家(仏北部エナンボモン副市長)は、

「今は安倍晋三氏の自民党に近い政策の党だ」と自分たちを紹介します。

移民や難民に門戸を閉じ、よそものに不寛容で、多文化主義からもっとも遠い日本は、国民戦線にとって理想の社会モデルなのです。

 その国民戦線が「極右」だというのなら、彼らが憧れる日本は「極右国家」、自民党は「極右政党」、安倍首相は「レイシスト」で安倍政権は「極右政権」になります。

「まさにそのとおり!」というひともいるかもしれませんが、確信犯でなくたんなる惰性でやっているのなら、「事実(ファクト)」を無視したレッテル貼りはいいかげん終わりにした方がいいでしょう。

参考:朝日新聞2015年1月27日 マリーヌ・ルペン「国民戦線」党首インタビュー(インタビュアー国末憲人)

『週刊プレイボーイ』2017年5月8日発売号に掲載
http://diamond.jp/articles/-/128134
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/711.html#c59

[リバイバル3] 「住宅は資産」という幻想で誰があなたをカモにするのか? 中川隆
89. 中川隆[-7610] koaQ7Jey 2017年5月18日 09:59:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

日本のサラリーマンが知るべき「持ち家貧乏」と不動産投資の甘い罠=俣野成敏
2017年5月16日
http://www.mag2.com/p/money/228548


日本人にとって一番身近な実物資産といえば「マイホーム」。しかし最近では、超低金利や日銀のマイナス金利政策などの影響で、インカムゲイン(家賃収入)を狙った「不動産投資」が俄然注目を集めるようになっています。

果たして今後、日本のサラリーマンが資産を形成するには、マイホームを買うべきなのか?不動産投資をすべきなのか?けれども、もう今から不動産投資を始めても遅い可能性だってありますよね。いったい何が正解なのでしょうか?

不動産投資のスペシャリストで、株式会社トライブホールディングス代表取締役の大山一也(おおやまかずや)さんに、最新のマイホーム事情から今後の不動産業界の動向、成功する投資法まで、じっくりとお話を伺いました。

何が正解? 専門家が本音で教える人口減少時代の不動産投資術

不動産投資をする前に知っておきたい予備知識

まずは、不動産投資を行うにあたっての予備知識からお伝えします。知っている内容も多いかもしれませんが、人は投資をする段になると目の前のことに気を取られ、基本を忘れがちになるもの。今一度、確認しておくことにしましょう(以下、本文中について名前が出てこない限り同一話者、敬称略)。

【抑えておこう!不動産投資のメリット・デメリット】

俣野:それでは改めて、専門家の方から不動産投資のメリット・デメリットをご説明いただけますでしょうか?

大山:不動産投資とは、個人が資産形成を実現する上で有効な手段の1つです。私が考えている不動産投資の主なメリットとは、次の5つです。

1.本業が多忙でも兼業できる
2.将来にわたって安定的な収入を得られる
3.リスクが限定的である
4.自己資金を抑えながら大きな投資ができる
5.単なる投資にとどまらない相乗効果が見込める


簡単に説明しますと、(1)はすでにおわかりですね?不動産は、購入前こそ煩雑な手続きが必要ですが、購入後は運用面にそれほど手間はかかりませんし、それも基本的には管理業者に任せることが可能です。

(2)はインカムゲイン(家賃収入)による収益が見込めます。きちんと物件を選び、投資金に見合った収益の上がる物件に投資を行えば、家賃収入だけで暮らすことも不可能ではありません。

(3)は、衣食住は人間にとって生きていく上で必要不可欠です。よって他の投資商品に比べて不動産はリスクを低くすることができます。ただしそのためには、物件をよく選ぶ必要があります。

(4)はレバレッジ(借金)による投資が可能という意味です。これは不動産投資の大きな魅力の1つです。

(5)は、不動産事業主としての実績が信用となって、次の物件を購入する際にプラスに作用します。また、不動産を所有することによって節税にもなります(詳しくはメルマガVol.25「税金」などを参照)。

続いて、不動産投資におけるデメリットです。

1.空室リスク
2.物件の老朽化
3.金利の変動による返済額の増加
4.流動性が低い

(1)はすでにご承知だと思いますが、不動産投資は家賃収入がローン返済の原資となるため、空室はもっとも怖いことです。こうならないためには、一にも二にも物件選びをおろそかにしてはいけません。

(2)も資産価値の下落を意味しますので、まめなメンテナンスが欠かせません。質の低下が空室リスクにつながります。

(3)は変動金利にした場合、物価の上昇とともに金利が上がる可能性があります。固定金利にすれば避けることはできますが、それだともともとの設定金額が高くなります。

(4)はすぐに現金化できないというリスクです。

こうしたことを考慮し、投資を検討していく必要があります。

【実物資産としての不動産はどうか?】

俣野:以前、当メルマガではVol.46で「実物資産」特集を組みました。その際、すでにこの特集は予定しておりましたので、不動産については少ししか触れませんでした。大山さんは、実物資産としての不動産と、投資対象としての不動産の違いについてどう思われますか?当メルマガの読者の大半が「これから資産を形成していこう」という方ですので、そうなると、一番身近な実物資産といえばマイホームなのだと思いますが。

大山:これはあくまでも私個人の意見になるかもしれませんが、現在、マイホームは余程の一等地でない限り、負の遺産となりつつあるように思います。

かつて、日本が高度成長に沸いていた頃は、誰もが「マイホームは正しい資産だ」と信じていました。当時は家や土地を持っているだけでどんどん資産価値が上がりましたから、無理もないことです。それが今では、特に遺産相続する際に、相続人にとって重い負担となる場合が多くなっています。遺産の査定額が現状の市場価格で算出されないからです。しかも、マイホームというのは買った瞬間から値段が下がり、物件も劣化していきます。

世間ではよくマイホームに関して「持つべきか、持たざるべきか」持家派vs.賃貸派の議論が話題になりますが、私でしたら賃貸を推しますね。なぜかと言うと、マイホームを買うためのお金を使って投資を行い、それで家賃が払えるキャッシュインがあればいいワケですから。しかも、賃貸ならいつでも新築に住み替えられるし、場所も移り変われます。マイホームは、あるだけでそこから動けなくなり、仕事や行動範囲が狭められます。

もし、4000万円の家を買うのであれば、そのお金でアパートを購入し、そこから上がる家賃収入の一部で部屋を借りて住んだほうがいいのではないでしょうか。もしくは、自分の物件の一室に自分で住んだり、そこで開業するという手もあります。マイホームは返済が終わっても建て替えが必要になるだけで、1円もキャッシュは生んでくれません。

「自分のものなら安心」「老後に住むところがないと困るから」「家賃を払うのと同じ額で家が持てる」など、マイホームを勧める謳い文句はいろいろありますが、日本の住宅は30年もすれば資産価値がゼロになります。マイホームを買ったのはいいけれど、歳を取って子供もみんな巣立って行き、配偶者に先立たれ、だだっ広い家に1人で住んでいる老人も郊外には多いと聞きます。今の世はすでに「所有する時代ではない」のです。

不動産投資の「真実」

マイホームが「正しい資産ではない」という、衝撃の事実。大ベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』のロバート・キヨサキ氏も「資産とは、自分のポケットにお金を入れてくれるもののことであり、ポケットからお金を奪うものはすべて負債だ」と述べています。まだまだ、大山さんの話は続きます。

【「年収が低い人でも不動産で稼げる」は本当か?】

俣野:収入が増えない昨今において、サラリーマンの間でも、不動産投資は特に注目を浴びている分野の1つなのではないでしょうか。今年は副業が解禁になるとはいえ、なかなか時間がない中で、もっとも取り組みやすい投資手段として不動産を検討する人が増えています。

そろそろ核心に入りたいと思いますが、「日本のサラリーマンは、不動産投資をするべきか否か?」その辺はどうお考えでしょうか?

大山:個人的な見解を述べるのであれば、「年収700万円未満の方は、不動産投資をするにはまだ早い」。これが私の意見です。なぜなら、国内でのスキームに則って申し上げると、節税の面からも借り入れの面からも、年収が700万円未満の方は、リスクに見合ったリターンが十分に得られるとは言い難いからです。

俣野:そうなんですね?確かに税金などは、「払ってる額が少ないということは、そもそも返ってくるものがない」ということではありますが。

大山:その通りです。元来、国内不動産の2大メリットと言えば「節税」と「レバレッジ」の2つです。しかし、700万円未満の方となると、この恩恵を享受しきれません。

もともと、不動産投資をするためには自分の貴重な財産である信用枠を使って借り入れを行い、多額の借金を背負うことになります。借り入れをすることによる心理的負担は相当なものです。それだけのことをするからには、それ以上の見返りが期待できるものに投資をすることが大切です。残念ながら不動産投資では、規定額以下の年収の方の場合、背負うもの以上に還ってくるものが少ないのです。

俣野:メディアでは、「年収400万円でもアパートを○棟持てる!」とか「これであなたも夢のサラリーマン大家になれる!」的なタイトルの特集記事を目にします。あれはどういったカラクリになっているのでしょうか?

大山:あれは雑誌を売りたいがための特集ではないでしょうか。もちろん、彼らがウソをついているということではないでしょうが、実際、当人をずっと付きっきりで追跡取材しているワケではありません。今は成功しているように見えても、将来はわからないということです。

俣野:少なくとも、買おうと思ったらあの年収でも購入はできる?

大山:いや、容易ではないと思います。

俣野:容易ではないけれど不可能ではないと。たとえば誰かの名義にするとか?

大山:共同名義というやり方もあるとは思いますが。金利が高くてもいいのであれば、膨らまそうと思えば膨らませることはできるかもしれません。けれど――

俣野:できたとしても物件価格の、いわゆる債務があるってことですよね。

大山:そうです、資産=負債です。大事なのは利益です。単に棟数だけ増やして、借金を雪だるま式に膨らませて何になりますか?それで「資産○億」とか言ったところで虚構でしかありません。

俣野:そこは警鐘を鳴らしておいたほうがいいということですね?

大山:はい。それはメディアのせいと言うよりは、もともと、そうでもして売りたい不動産業者がいるということです。普通に考えて、そんなことは今の日本の状況下で、なくはないにしても、本当に稀な例なのではないでしょうか。そんな一か八かに賭けるような行為はオススメできません。

【マイホームと投資用物件の購入は同じではない】

俣野:実は前号メルマガのVol.48「マネースクール1周年」の中で、業者にダマされて投資用不動産物件をマイホームローンで購入させられそうになった人がいて、当マネースクールが思いとどまらせた、という話を紹介しています。最近、サラリーマンに信用枠を使わせて、マイホームローンで投資用物件を買わせる手口が流行っているそうです。もちろん、契約をした本人はそのことを承知していますが、危険に対する認識度が低いと言わざるを得ません。

大山:知識のない方を食い物にしている、ひどい話ですね。マイホームであれば、普通に年収400万円のサラリーマンの方でも数千万円のマイホームを買えるので、混同してしまうのでしょうか。

そもそも、投資用物件とマイホームでは金利も全然違いますし、信用枠もまったくの別ものです。ですから家を買える信用枠と金利を、不動産投資に充ててはいけません。居住目的だからこその優遇金利だということです。

俣野:年収400万の人が、1億円は無理でも1000万、2000万円の投資用物件だったら購入は可能でしょうか?

大山:難しくはないと思います。ただし、買えはしますが、それでは十分な利回りを出せる可能性が少ない、ということです。「労多くして実少なし」というやつです。それなりの運用利回りを期待したいのであれば、私は「最低年収700万円以上」を推奨いたします。

俣野:年収700万円というのは源泉徴収ですから、前年度の年収が700万円以上であれば、「権利を得られる」という考え方で良いですね?もし、それ以下の年収の方で、「それでも不動産投資をしたい」という人がいた場合は、どういったアドバイスがありますでしょうか?

大山:そういう方が、どうしても不動産投資をなさりたいということであれば、「中古物件を狙う」といったことになるのではないでしょうか。

俣野:そうすると、やはりリスクが高まりますよね。

大山:誤解を恐れずにあえて申し上げますと、不動産投資を行う際に、もっとも効果的なのは「本業での収入を上げる」ことです。収入が少ない時に無理をしたり、買える範囲内で何とかしようとすると、同じ価格帯の競争相手が多かったり、十分な収入もなく借金が足かせとなり、かえって遠回りをすることになりかねません。投資のプロを目指すならともかく、不動産投資を副業と捉えた場合、結局のところ、本業に力を入れるのが一番の近道だということです。

俣野:今後、不動産投資を目指す方が、収入を上げること以外に、今のうちから考えておくべきこと、やっておいた方がいいことなどはありますか?

大山:貯金はなくてもいいですが、不要なキャッシング等をしないことですね。

俣野:カードローンや消費者金融、リボ払い、そういう履歴を残さないようにする、と。住宅ローンはあっても良いが、クレジットカードは延滞を起こさないようにする、ということですね。

大山:それは我々の条件と言うよりも、融資を出してくれる銀行の条件ですね。

不動産投資で成果を出すために必要な考え方

「メディアの扇動に惑わされてはいけない」という、大山さんのお話。私たちは「プロがそう言うのであれば大丈夫」と思いがちですが、相手は「不動産を販売することによって生活している」という事実を忘れてはいけません。


【年収を上げるには、段階を踏む必要がある】

俣野:御社は以後、もっと事業を拡大させていきたい、というお話でしたが、今後はより広い範囲にサービスを拡大するご予定、ということでしょうか?

大山:いや、我々はむしろ、もっと範囲を狭めていくつもりです。広げすぎて万一、アフターフォローなどに漏れが出てしまってはいけませんから。

幅広い顧客層をターゲットにするためには、それだけのフォロー体制が必要です。残念ながら、今の弊社にそこまでの力はありません。通常、車でも日用品でも、幅広い層を対象とした商品を提供しているのは、たいてい大企業です。彼らにはそれだけの余力があるということです。

ですから投資をする際にオススメなのが、まずはご自身の年収向けのサービスに特化した商売をしているところへ行き、そこで経験を蓄積することです。最初は不動産よりも、もっと少額で始められる投資の方が良いと思います。

たとえば年収400万円の人が、いきなり1000万円を狙っても失敗することが多いのは、それまでの蓄積がないからです。そもそも年収400万円を600万円に上げる方法を知らないのに、突然1000万円にできるでしょうか?人は必ず段階を踏む必要があります。400→600→800→1000というようにです。

確かに、中にはそれをしなくても、急にできるようになる人もいます。けれどそれは、その人がその分野において、何かしらの才能を持っているからです。

俣野:学ばなくても生来、備わっている能力のことを才能と言います。どんな人も何かしらの才能を持っていて、その才能に努力が加われば、その人はその分野においての天才になれます。大山さんが習ったこともないのに、いきなり営業で天性の才能を発揮したように、です。

大山:ありがとうございます(笑)。多くの人が年収を上げられないのは、能力がないのではなく、上げ方を知らないだけだと思います。ですから、たとえ今は不動産投資ができる年収に達していない方であっても、この特集をお読みいただき、ぜひその世界を目指していただきたいと思います。

俣野:これから「不動産投資を目指そうかどうか?」とお考え中の読者に代わってお尋ねしますが、今後の日本は少子高齢化が進んでいきますよね?このままでいくと、不動産を買って運用していこうにも、人が少なくなって不動産物件自体が要らなくなる時代がくるのではないでしょうか?

大山:国内需給だけで考えるのであれば、確実にそうなります。ただ幸いなことに、現在は訪日客が増えており、今後も増加すると見られています。では、それに対して受け入れ態勢が整っているのかといえば、実質、ホテルは足りていません。ですからこれからの「箱もの」は、アパートというよりホテル代わりとしての用途の方が増えていくのではないでしょうか。

そうなれば、当然そこには法律も関わってきますし、「新しい分野の需要にきちんと対応できる業者なのかどうか?」ということになってくると思います。目下、民泊のAirbnb(エアービーアンドビー)などが世間を騒がせているのがまさにそうですが、一時的なブームに乗って小銭を稼ごう、という生半可な気持ちでは難しいですよね。

もし、「どこかの不動産会社とパートナーシップを組んで、不動産投資をしていきたい」とお考えの方がいらしたら、今後の市場の流れや需要の変化までを見通した上で、事業戦略を立てている業者とであれば、比較的安心して組めるのではないかと個人的には思います。今の不動産バブルがどうなるのかと言ったら、おそらくどこかで弾けるでしょうね。それは仕方がないことです。


【パートナー選びの鍵は「出口戦略」】

俣野:それではここから、不動産投資を行うための具体的な方法をお聞きしていきたいと思います。まず、一番大事なパートナー選びのコツからお教えいただけますか?良い業者も悪い業者も、どちらも顧客の利益になることを話すので、多くの人はどれが本当なのかが見極められません。専門家から見て「こういうのはNG」とかありますか?

大山:出口戦略を明確にできない業者はやめたほうがいいですね。出口戦略とは、不動産投資で言うなら「物件を売却して、最終的にどれくらい利益が出せるのか?」ということです。計画をきちんと提示できた上で、それに対してどこまで効力があるものを約束できるかどうか、だと思います。

俣野:出口戦略とその根拠が明確かどうか、ということですね?読者の方の中には、おそらく出口戦略と言ってもわからない方が多いと思います。そういう人でも「この会社は、きちんと出口戦略を描いているな」とわかる方法はあるのでしょうか?

大山:手っとり早い方法は、業者に対して「物件を5〜7年で売却することも検討しています。御社でお願いした場合は、どのような手段をお持ちでしょうか?」と聞いてみることです。そこでこちらが納得できる答えや資料などを提示できるようであれば、割と信用できる業者なのではないでしょうか。私の経験から言うと、創業5年未満のところは、あまりオススメしません。

俣野:自分でしっかり確認し、選ぶことが大切、ということですね。

大山:それから、自分たちが販売する物件に対して、どれだけ責任が取れる体制を構築しているか、というのも大きなポイントになります。これがマイホームだと、買った後は基本的に自分で住むだけですが、賃貸で回すとなった場合、万一「物件を売るだけの会社」から買ってしまうと後が大変です。投資用物件は買った後の対応のほうが大事ですから。

賃貸業者と契約する際なども、リフォームやリノベーションができる体制のある業者なのかどうかを必ず事前にチェックするようにしてください。業者からしてみれば、物件の価値が落ちた時に、リノベーションをしても入居者が付くかどうかがわからないし、自分たちがやっていない限り、親切に教えてくれるワケではありません。「物件を買ったり、賃貸を委託していれば、契約後も親身になって対応してくれるだろう」と単純に思わないことです。

後々のことまで考えて最初に業者を選んでおかないと、問題が起こった時にいちいち自分で業者を探さないといけない羽目になりますから注意が必要です。

俣野:トータルサポートができるかどうかが、業者を選ぶ際のポイントの1つということですね。

「長期保有で得をする」は間違い?業者が言わない不動産投資の成功法則

大山:投資家の方には、「物件を5〜7年で売却することも検討している」と不動産会社に言うだけでなく、ぜひそれを実際に行っていただきたいと思っています。要は「不動産を持ち続けるというイメージを捨てて欲しい」のです――


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