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LPの音をSPの音に変える魔法のスピーカ タンノイ オートグラフ _ 2流オケの音もウイーン・フィルの響きに変える奇跡
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/494.html
投稿者 中川隆 日時 2011 年 5 月 29 日 04:27:10: 3bF/xW6Ehzs4I
 

(回答先: アンティーク オーディオの世界 _ オーディオ・メーカはなぜ堕落してゆくのか? 投稿者 中川隆 日時 2011 年 4 月 25 日 22:32:22)


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1. 蓄音器の音を目指したタンノイ オートグラフ _ ホーンだけ真似しても…


あの独特の輝かしく艶のある弦の響き。
包み込まれるような豊かな低音感……。


タンノイのスピーカーが奏でる音楽を聴くことで、精神的な充足感と魂の昂揚とを感じ、満ち足りていた……


と記した五味康祐氏の文章に触発され、タンノイ・ファンになった人も多いはずだ。

"いぶし銀"とも称される独特の高品位で艶やかな弦の響き。比類ない音で多くのファンを魅了し続ける英国の名門ブランド タンノイ


創立以来80年余の歴史の中で、傑作の誉れ高きAutographをはじめ、GRF、York、Westminster、RHR、Kingdom、Canterbury、Stirlingなど、数々の名器を輩出。今日でも数多くの根強いファンを擁している英国の名門スピーカー・ブランド「TANNOY」

http://blogs.yahoo.co.jp/mini4312/56871879.html


英国オクターブオーディオ社 「オートグラフ」復刻版キャビネット 


• 形式:コーナー置バック・ロード・フルレンジ・ホーン型

• 内部構成:エポキシ充填バーチ合板

• 外装仕上:ムク突き板貼/チーク・オイル仕上

• タイプ:    コーナー置フロント・バック・ロード・フルレンジ・ホーン型

• 内部構成:   エポキシ充填バーチ合板

• 外装仕上:   ムク突き板貼/オイル仕上

• 寸法:     152.5(H)x108.5(W)x66.6(D)cm

• 重量:     約90kg

• 適合ユニット: 15インチ・同軸型ユニット (モニター・シルバー/レッド/ゴールド/HPD)

• 価格:  ¥3,990,000/ペア

http://www.soundbox.co.jp/Autograph.html

タンノイ・スピーカーシステム 


1926年、ガイ・R・ファウンテン(Guy Rupert Fountain 1900年〜1977年12月)はタンタル合金を主成分とする、電解整流器「Tantalum alloy」を開発。「ガイ・R・ファウンテン社」を設立(後のタンノイ社)、Tannoyという商標で生産、発売を開始することになります。

1933年、タンノイ社は2ウェイ・スピーカーを開発。ただし当初はアメリカマグナボックス社製のウーファーを搭載していて、タンノイオリジナルのウーファーを搭載するようになったのは、1936年からです。

1947年、ロナルド・H・ラッカムらと、デュアル・コンセントリック・ユニットを開発します。アメリカのアルテック社が開発した同軸2ウェイの604にヒントを得、自社製マイクロフォン開発の校正用音源として試作されたのがそもそもの始まりと言われています。高域はコンプレッションドライバーによるホーン型、低域はコーン型ダイレクトラジエーターとして二つを同軸上に一体構造とさせて、シングルマグネットに二つのボイスコイル用ギャップを刻み込むという手法が用いられました。

そして1947年9月に大戦後初めて開かれたオーディオショー、「オリンピア・ロンドン展」に出典。14kHzまでの広帯域、低ノイズを誇るデッカのffrrシステムに適したスピーカーとして、デッカの「デコラ」に採用されます。

初期のデコラはモノラル仕様でしたので、真ん中にデュアルコンセントリック、両脇にダイレクト・ラジエーターが二つ付いていました。出力段には直熱三極管のPX4が搭載。ステレオ時代になるとスピーカーはEMI、出力段はEL34に変更されています。


1953年、デュアルコンセントリック・ユニットを搭載した「オートグラフ(Autograph)」がニューヨーク・オーディオショーに発表、同時に発売されます。搭載されたユニットは全体に丸みのあるデザインとなり、銀色のハンマートーンの塗装のため、「モニター・シルバー」と呼ばれ、1953年〜1957年8月頃まで製造されています。型番はLSU/HF/15で、オリジナルと同じです。参考までに申し上げると、「モニター」の正式名称が付くのは、「モニター・レッド」からで、これも「モニター15」「モニター12」と呼ぶのが正式で、型名はLSU/HF15と記されています。


1957年8月から1967年にかけて製造されたモニターレッドとシルバーの違いはピンク色のハンマートーンで磁気回路を覆うカバーが塗装され、名称の元となったのはもちろん、マグネティックギャップの改良が施され、磁束密度の向上、耐入力upが図られている点で、初期モデルは飴色のセンターキャップ、後期モデルは黒色に変更されています。


さて、オートグラフの最大の特徴は、オールホーンシステムで、低域のホーンはバックロードタイプとし、ホーンロードを折り曲げることにより小型化していること、超低域再生のためにコーナーと床をホーンの延長、つまり仮想ホーンとして活用するため、左右に分割した「マルチセルラー・ホーン」を採用しています。

もともと、ガイ・R・ファウンテン氏はクラシック音楽ファンで、オーケストラの再生音がそれまでのスピーカーシステムでは不満でならず、特に低域のスケールアップを図るため、業務用のホーンシステムの技術を導入しようと考えたと言われています。

こうして、モノラルでありながら、スケールの大きい、あたかもコンサートホールに居るかの様な立体感とハーモニーの美しさを兼ね備えたシステムが出来上がり、直筆の署名(Autograph)をすべてに入れたところからも、自信の程が伺えるというもの。

ともすると「モッコリ」してしまうオリジナル・オートグラフの低域。しかし当時のスピーカーシステムとしては、これだけ低域まで伸びたものは劇場用を含めてもほとんどなく、コーナーに設置することにより、部屋全体がスピーカーシステムの一つとして働き、その再生する音に包まれる快感を一般家庭でも味わえるようになったという点では、特筆すべきことだったと思われます。

これは私見ですが、ステレオ化したオートグラフは、その考え方として、小さなヘッドフォンで重低音まで聴くことが出来るのと同じで、仮想巨大ヘッドフォンの様なものなのではないか、なんて考えています。

また、ガイ・R・ファウンテン氏がセパレートの2ウェイ方式ではなく、同軸型を選んだのは、当時の技術では位相管理が同軸型の方がし易かったことも無関係ではないでしょう。

加えてモノラル時代でもマルチマイクで収録しているため、金管楽器が突出して聴こえたり、あるいはマイクロフォンの性能が悪くてバスドラムのピークのある低域やコントラバスの伸びやかな低域をうまく拾えていないのを、電気信号をもとに一点音源で、まるでその場で楽器でも演奏しているかのように、音を再構築させる意図があったのではないか、と思えてなりません。

1953年のタンノイ・カナダに続いて1954年にはタンノイ・アメリカが設立され、1955年に北米大陸の販売拡充を狙って、エンクロージャーのデザインがそれまでの高級家具調から一新され、現在の形となります。

ちょうどモニターレッドが開発された1957年というのは、アメリカ・ウエストレックスの45/45方式によるステレオレコード、イギリスのデッカとサグデンによるVL方式によるステレオレコード技術が開発された頃。その際、チャンネル間の位相特性が問題となり、デュアル・コンセントリックがその再生においても優れている点がプロの間でも評判となって、アメリカではアルテック 604が、イギリスでは「モニター・レッド」(正式には「モニター15」)がスタジオでもモニター用として使われる様になります。

モニターレッドを搭載したオートグラフを1964年、かの剣豪小説家、五味康祐氏が輸入。「オーディオ巡礼」などの著書で一躍有名になります。

さらに1967年、インピーダンスが15オームから8オームになったモニター・ゴールドの時より、TEACが輸入代理店となり、本格的に輸入を開始するようになります。しかし、1974年、工場が火災の為にユニット製造が不可能になり、旧・西ドイツのクルトミューラー社製のコーン紙による、HP(ハイ・パフォーマンス)Dシリーズに転換することになります。HPDシリーズが完成した1974年、ガイ・R・ファウンテン氏が引退してハーマンインターナショナル社に株を売却。同年、オリジナル・オートグラフの製造が中止となります。

けれども1976年TEAC社製エンクロージャーによるHPD385内蔵のオートグラフが新生・タンノイ社から発売されます。 1977年12月にガイ・R・ファウンテン氏が亡くなりましたが、1979年にはK3808搭載モデルを出し、その後タンノイ社は株をハーマンインターナショナル社から買い戻し、現在に至っているというわけです。

1981年、N.J.クロッカー社長、T.B.リビングソトンらはハーマンインターナショナルから株を買い戻し、タンノイ社が復活したのを記念に、それまでクラシックモニターで使われていたK3838のバージョンアップ版、K3839Mを搭載した、かつてのオートグラフの流れを受け継ぐ容姿を誇るG.R.F.Memoryを発売。その後も改良を重ね、現在に至っています。

1961年からは10インチ・ユニットを製造、IIILZとして発売。1967年にMk IIとなります。タンノイ社が復活して2年後、10インチ、25cmユニットを搭載した「スターリング」が発売となります。

1982年に発売した「ウェストミンスター」も、「ウェストミンスター・ロイヤル」と発展し、これに「エジンバラ」を加えた4モデルを中心にその後も生産が続けられています。

1983年には、それまでタンノイ社の承認を受けてTEAC社で製造していたレプリカ・オートグラフが製造中止となっています。そして、2001年。新たにタンノイ本社が「オートグラフ・ミレニアム」と称した、現代にマッチした「オートグラフ」を発売しました。

話はそれますが、タンノイはウエストミンスター等々、地名に関連した名称を付けるのがお好きな様で、 Ardenはシェークスピアで有名になった、イングランド中部の地方の名です。

Cheviotはイングランドとスコットランドの間に広がる丘陵地帯で、羊毛が盛んな土地柄。羊の料理が美味です。

DevonもDevon種牛(乳&食用牛として有名)というのがあるくらいでして、イングランド南西部の州の名称です。

Berkeleyはアメリカ・カリフォルニア州の都市で、カリフォルニア大学の所在地として有名。せっかくだったら、 Berkshireにすれば、イングランド南部のブチ豚(正確には黒ベースの白まだら豚)の産地だったのですが……。ということからおわかりの様に、価格の高いものからA→E(Eaton)までのラインナップとなっているわけです。

現在、オリジナルのオートグラフを最も素晴らしい音で聴かせてくれるのところとしては、長野県原村の 「ペンション・ムジカ」 が挙げられるかと思います。

http://www.p-musica.net/audio_main.html


メインアンプは広島の音楽家(フルート演奏家)のお手製で、WE-262B-349A-284Dのモノラル構成。

ステレオプリアンプはカンノ・スーパーパーマロイ・トランス結合式タイプSPU、

プレーヤはガラード401、

カートリッジはオルトフォンSPU-G、

昇圧トランスはカンノSPU30、

CDプレーヤーはフィリップスLHH1000

という組み合わせで鳴らしています。さすがにマランツ#1&#2の組み合わせによる、低域まで伸びて凄みがあり、スケール感十分で、箱鳴りまで良くコントロールされた鳴り方とはいかないかも知れませんが、サッと吹き抜ける高域の美しさといったら、20年以上20軒以上ものオートグラフを聴いてきましたが、最右翼と言って良いでしょう。低域は決して出過ぎず、モコつかず、見事なコントロールでした。ペンションですから、宿泊可能。お願いすれば誰でも聴けるというのも嬉しいですね。

http://members.jcom.home.ne.jp/k.kusunoki/audio/TANNOY/TANNOY.html


タンノイの歴史

今から、60年前の1947年に、タンノイのデュアルコンセントリック方式のモニターブラックと呼ばれる同軸型2ウェイスピーカーが生まれました。勿論、その頃はSPレコードの時代です。6年後の1953年に、ネットワークを独立させたモニターシルバーと呼ばれるユニットになり、オートグラフと呼ばれる専用キャビネットと一緒に発売されました。まだSPの時代です。二年後の1955年には、GRFと呼ばれるコーナー型のキャビネットも発売されました。1957年には12インチのシルバーも出てきました。

1958年になり、ステレオ時代を迎えるにあたり、モニターレッドシリーズにアップグレードされました。性能をました真空管時代にマッチするように、最大許容入力も従来の25Wから50Wに増大され、能率も2db上がった94デシベルになりました。その頃の型番は15" Monitor Red LSU/HF/15-L と呼ばれ、最後のLはローインピーダンスを意味しています。15オームなのに何故ローインピーダンスかと云えば、その頃の真空管アンプは、まだハイインピーダンス時代でした。レッドモニターは、1967年まで続き、真空管黄金時代を過ごします。1960年代の録音には、モニターレッドが一番合うと呼ばれるている所以です。


トランジスターアンプの出現は、本当の意味のローインピーダンスの8オームのモニターゴールドと呼ばれるユニットにアップグレードされました。1967年のことです。デュアルコンセントリックスピーカーが開発されてから20年後のことでした。それでも、いまから40年もの前の話です。タンノイと同じ歳に生まれた団塊と呼ばれる私たちは、生まれてから小学生入学までが、モニターブラッック、小学生時代が、モニターシルバー、10代がモニターレッドで、二十歳のときにモニターゴールドが出現したことになります。

1974年になって、コーン紙製造工場を火事で失ったタンノイ社は、西ドイツのコーン紙を購入して強度不足をリブで補強して重くしたHPDシリーズに変わりました。HPDとはハイパフォーマンスドライバーの略です。能率は少し下がり92デシベルで、その分低音方向にワイドレンジかされました。それが、HPD特有の音の重さになっています。

そのHPDシリーズになってから、日本ではティアックが輸入代理店となり大々的な展開が始まりました。アーデン、バークレイ、チェビオット、デーボン、イートンの五種類のキャビネットが出され、同時にタンノイ社の承認をもらって、オートグラフとGRFのキャビネットの再生を試みました。本格的にタンノイ社の監修を受けたキャビネットは、HPDの特性に合わせ、しっかりとしたキャビネットに入れられ、オリジナルより幾分重い音がするようです。しかし、30年以上経った国産のキャビネットは、充分に枯れていい音を出し始めているようです。

タンノイ社の名前の由来は、マグネットの材質、Tantalum-Lead Alloyから来ています。1926年にGuy R. Fountain氏がタンノイ社を設立したときに命名されました。その意味から、世界的なコバルト不足によりアルニコのマグネットが手に入りにくくなり、フェライトタイプ(Anisotropic Barium Ferrite magnets)に代わってしまってからのユニットには、私自身余り魅力を感じられません。

後年、アルニコタイプに戻されましたが、エッジの材質やコーン紙の自体の音色、ツイーターとのバランス等で昔の音は戻っては来ません。

申し訳ないのですが現在のタンノイ社のSPを使う理由が余り見つけられないからです。私自身は、モニターゴールドが最適だと感じています。HPDのコーン紙を、モニターゴールドのコーン紙に換えるのは、ネットワークの音色の問題が残りますが、エッジを国産の他の材質に換えるよりはるかに懸命な方法だと言えましょう。

モニターシルバーの時代は、モノラルでしたから、ステレオペアーとしては揃っていません。ステレオを想定していないモノラルの時代ですから、ステレオペアーにすると微妙に左右では異なっています。その意味では、モニターレッドの時代からステレオを意識した造りになってきました。コーナー型のキャビネットは、モノラルで広がりを得るために設計されています。ステレオ時代になってから、レキュタンギュラー(四角)型のキャビネットが普及しはじめました。ランカスターと呼ばれる、12インチ向けのバスレフ箱と15インチ向けの密閉型とレキュタンギュラーヨークと呼ばれる15インチ向けのバスレフ型です。コーナーヨークも左右にバスレフスリットを持つ形です。

バスレフ型のキャビネットは、ポートから音が抜けるせいか柔らかですが、密閉型のキャビネット・IIILZやチャトワース・そしてランカスターはキャビネットの材質を薄く造り、響かせて使う音づくりがされています。しっかりしたパワーのあるアンプが要求されますが、少し硬質な響きも、キャビネットが振動されて出てくる響きには納得されます。この手のキャビネットは、どうしてもオリジナルのキャビネットが必要です。反面、バックロードがかかるホーン型は、構造上からくる音の性質上、それほど、オリジナルに固執する費用は無いようです。良く作られた国産キャビネットやレプリカでも、バックロード特有の響きが再現されています。

私自身のGRFは、国産の物です。造りから行って、TEAC社が製造を依頼していた進工舎製だと思われます。しっかりした造りと、見事な塗装は、30年以上経った今でも輝きを失っていません。その長き時間を共有して来たエンクロージャーには、特別な感慨も生まれてきます。自分の成長に合わせて苦労を分かち合ってきたキャビネットを愛情を持って30年、40年という長き時間を共有していくことこそ、オーディオの喜びでもあるからです。

http://tannoy.exblog.jp/6836550/

オートグラフはタンノイ社の創始者、ガイ・R・ファウンテン氏が設計し、1953年のニューヨークのオーディオフェアで発表されました。 内部構造が複雑でかつ、六角形のため量産は不可能だったようで、伝承的な技術によって、月産2〜3セットの規模で生産されていました。

11/64 Printed in England の記載のがあるので1964年に発行されたと思われるAutographのカタログには;


- このユニークなエンクロージャーにより、よく知られたホーシステムの特性、すなわち優秀な低域の放射と過渡特性を、従来のホーンシステムに見られる特定の歪の影響を伴わずに実現しています。


- システムの能率は非常に高く、大きなリビングルームでの使用でも3ワット(ピーク)以上の出力を必要としません。


-全く新しいホーンロードシステムを採用した結果、大編成オーケストラ、コーラルの再生においては音の広がり、幅を、室内楽、ソロ ボーカルでは音楽を楽しむために必要な親密さ(intimacy)を表現します。

http://cafe-blossom.blogspot.com/2009/07/1.html


タンノイの同軸2ウェイ・スピーカー

 
タンノイの同軸2ウェイスピーカーはタンノイ自身はデュアル・コンセントリックと呼んでいますが、単にウーハーとツイーター(というよりスコーカー)を同軸に配しただけでなく、ウーハーとツイーターの音の位相が完全に一致するように作られているというのが特徴だそうです。


@ デュアル・コンセントリック:最初にこのデュアル・コンセントリックが発表されたのは1948年で、このときは永久磁石ではなく励磁型(電磁石)で、1950〜51年にDeccaとEMIからスタジオ・モニターとして受注して、本格的に生産を開始したようです。励磁型は1952年にはアルニコの永久磁石を使うタイプに改良されています(したがって実際にまとめてDeccaとEMIへ供給されたものは永久磁石を使用したモニター・ブラックかモニター・シルバーからではないかと思います)。

私も励磁型のスピーカーというのは一度だけ見たことがあります。親父が天皇陛下の敗戦宣言を聞いたという代物です。)本格的に市場に出回るようになったのは1950年代のモニター・ブラックが発売された時からでしょうか。下記にその断面図を示します。



モニター・ブラック(1952年頃) モニター・レッド(1956年) ウエストミンスター・カンタベリーのユニット(2000年)

こうやって見ると基本構造は50年近く全く変化がなく、一番の違いは図面の書き方が上手くなったと言っても良いくらい。

A 歴史:1950年ごろから全く基本構造に変化がないというのは(もちろんいろいろな改良は加えられていると思うが)ローサー(Lowther)と並んでスピーカーの化石とでも言ったら良いか。しかもモニター・レッド以降消耗部分(コーン、エッジ、コイル等)については全て修理可能との事。ここに挙げたものは全て、1個のアルニコ・マグネットをウーハーとツイーターで共用している。この結果図面を見て御分かりの通り共用が設計上の相当な制約になっていて、また製造上も相当複雑な加工になると思う。

私の持っているスターリング/HEはアルニコのシングル・マグネットではなく、フェライトの2マグネットで、これにより効率は98〜99DBから91DBと犠牲にされたが、ウーハーとツイーターの磁気回路の設計上の制約が軽減され、大幅なコストダウンと大量生産が可能になったのではないかと思う。その結果もっと安価なものにもデュアル・コンセントリックが採用されるようになった。


スターリング/HEのユニットの構造


B 構造上の特徴:このタンノイのデュアル・コンセントリック・スピーカーは2ウェイシステムとしては非常に奇妙な格好をしている。まずウーハーのコーンの形状がツイーターのホーンを兼ねている為、他スピーカーと比べると奥が深く、しかも奥からエクスポネンシャルに広がっている。もう1つはウーハーがそのままツイーターの開口部になるため開口部が12インチ(30cm)とか15インチ(38cm)になってしまって、これではウーハーは中高音に相当な乱れがあり、ツイーターは高音が出にくいのは容易に想像できる。実際にこのデュアル・コンセントリック・スピーカーはウーハーとツイーターのクロスオーバー周波数を1KHzから1.7KHzと相当に低いところへ持ってきている。

C キャビネットに関する考察:タンノイほど同じユニットを異なるキャビネットに入れて、その価格に差があるスピーカーシステムはないともう。初期にはユニットだけの供給、モニター・レッド、VLZ当たりからエンクロジャー入りも売り出されたが、モニター・ゴールド当たりまでユニット単体も供給された為、色んなエンクロジャーに入ったものを見かける。特に10インチの小型であるVLZは日本にファンが多く、エンクロジャー入りに比べるとユニットだけなら約4割で売られていたため国産のエンクロージャー入りも多い。またこのスピーカーの特徴は同じユニットを異なるエンクロジャーに入れて相当な価格差があるということである:


1956年のHiFi Years Bookでは。。。

・Tannoy Autograph(15in) £150.3
・Tannoy GRF(15in) £116.10
・Tannoy York(15in) £71.8
・Tannoy Landsdown(12in) £68.5

1960年のHiFi Years Bookでは。。。

・Tannoy Chatworth U(12in) £49.15
・Tannoy Canterbury(12in) £43.15
・Tannoy Landsdown(12in) £75
・Tannoy York(12in) £66
・Tannoy York(15in) £75
・Tannoy GRF(15in) £122
・Tannoy Autograph(15in) £165

http://vintage-audio.jp/?p=450

スピーカーはユニットが鳴るのではなくエンクロージャーと共に鳴るとでも言ったら良いのか、エンクロージャーの重要性を示すものだと思う。タンノイのエンクロージャーは国産の同じ程度の大きさのものに比べると30〜40%程度軽く、かつエンクロージャーに触ると結構振動が伝わってくる。国産の大型スピーカーシステムは現在では随分少なくなったが、その方向がリジッドにリジッドにという方向で、どんどん重くなる進んできたことと比べると興味深い。

D音の特徴: 弦の音が美しいというのは万人が見とめるところ。口の悪い人は低音はぼやけていて、高音は伸びない、刺激的な音がしない代わりに、ピアノ、パーカッションの鋭い音は再現できない、つまりHi−Fiと言うよりサロン・スピーカーというが、事実その通りだと思う。例えばノーチラス805と比較して、日本オーディからお借りしたレスポンス・チェッカーで測定した結果を見てもその通りである。それで何が魅力かというと定位が良いことと、柔らかくしなやかで、美しい音、大抵の音楽が安心して聞けるということではないかと思う。

http://www.asahi-net.or.jp/~zh7y-tkyn/tannoy.htm


オートグラフのエンクロージャーは背面が三角型にカットされたコーナー型で、全帯域が3つの異なるホーンで動作するオールホーン構造となっています。

350Hz以下は複雑な音響迷路を持つバックローデッドホーンが受け持ち、
350Hzから1kHzまではスピーカー前面のショートホーンが、
1kHz以上はホーン型トゥイーターが受持っています。

さらに、エンクロージャーを部屋のコーナーにつけて設置するよう設計されているため、壁面と床がイメージホーンを形成し、バックローデッドホーンの延長として低域を補強する効果を生み出しています。

http://audio-heritage.jp/TANNOY/speaker/autograph3.html


オートグラフっていうスピーカーは、フロントロードとバックロードホーンを持つ、ダブルホーンという構造をしているのです(゜゜) そして、僕はダブルホーンを一度作ったことがあるのです。


フロントホーンは志向性が強すぎて、極端にレンジがせまく、
バックロードは、機能してるんだか、してないんだか( ̄▽ ̄;)
しかも、バランスが悪くて、自立できないという、幻のダブルホーン。


でも、いろいろ工夫はしてあるのです(゜゜)特にFカーにヒントを得て、作ったバックロードを強化するためのディフューザー。


F1カーにこのパーツをつけることで、マシンの下側の空気を外に吸い出すことができるのです。
それによって、Fカーはダウンフォースを強く得ることができるのです(゜゜)
その、ディフューザーの空気を吸い出す力を使って、バックロードのパワーをあげてやる作戦だったのです(゜゜)


この複雑に折れ曲がったホーン(゜゜)
低音の強化のためのホーンは折れ曲がっていてもいいのです。
なぜなら、折れ曲がることで高音の音波を減衰させ、低音だけを強化できるからなのです。

さらにこのホーンの距離が長いほど、低音は強化されていくので、折れ曲がることで収納スペースを小さくしつつ、
長い音の道を確保することができるのです。


まず、オートグラフはフロントとバックロードのダブルホーン(゜゜)

簡単に説明すると、上のような感じなのです(゜゜)

ぼくがオートグラフの顎と呼んでいる部分、これはバックロードのホーンにおける、拡張メガホンの一部を担っているのです。だからあんな形をしているのです。顎の上の部分より、下の部分に傾斜をつけるためにあんな形をしているわけです。

てっきりあの顎の上の部分がポケットみたいになっているから、そこも音に関係してくるのだろうと深読みしていたのですが( ̄▽ ̄;)


そして、オートグラフのバックロードはこんな単純なものではないのです。たった、これだけでは、長さのある音道を確保できないのです。


このあとバックロードに流れた音波は第一バックロードを通過した後、三角柱にぶつかって、左右二手に分かれます。

そして、これがさらにオートグラフの腹の部分にあたる、正面の板にぶつかり、後ろへと跳ね返されるわけです。


さらにこの音波が後ろに用意された壁にぶつかり、前へ跳ね返されます。


これでやっとスピーカー後方からの音は、スピーカーのエンクロージャーの外へ出るわけです。

ふう(^^; 長い道のりですね。でも、この折れ曲がり方、パラゴンに似てるなあって思いました。
銘機といわれるスピーカーは音の原理原則からずれていないから、似ている部分が出てくるのかなあって思います。


しかも、単に外へ出るだけではないのです(゜゜)
単に出るのではなく、出口は三つの窓に仕切られていて、そこから排出されるわけです(゜゜)

この三つの窓、この仕切りは…

ディフューザーではないか!(゜口゜)

僕のバックロード強化のためのディフューザー作戦は間違ってなかったんだ!
何十年も前のスピーカー。その道の職人が考え出したわざと、素人の僕が考えたことが一致した奇跡の瞬間だ!(゜口゜)

やっぱりディフューザーには、バックロードを強化する力があるんだ!

僕が思うに、この仕切りは、バックロードからの音がかたよらないように排出するとともに、ディフューザー効果によって、音を外へ強力に排出する効果を持っているのです。

http://ameblo.jp/hisahisa1969/entry-10585276256.html

バックローディング形スピーカーの特徴


バックローディング形スピーカーはバスレフ形以上に背面の音を積極的に使うスピーカーです。バックローディング形はスピーカーユニットの後ろにラッパのホーンをつけたような感じになっています。

振動版の背部がホーンに接続された状態で低音域はこのホーンを通して、中音、高音域はスピーカーの前面から出る仕組みになっています。

この形式は、低音域の能率が非常に高く歯切れのよい音が得られるのが特徴ですが、構造が複雑になっていて、さらに容量が大きくなってしまうわけです。バックロード・ホーン形のスピーカーはフルレンジが適していると思います。フルレンジスピーカーでもウーハーに負けない程の迫力ある低音が売りのスピーカーだと私は思います。

エンクロージャーの設計


バックローディング形のスピーカーの内部はラッパのホーンが折り曲がって入っている考えるといいわけです。そして、このホーンをいかに長くするかで音がかわってくるのです。

私は、適当にいろいろ折り曲げて無理やりホーンを長くしたりしましたが、音は相当変わってきます。特に低音の伸びが変わったと思います。エンクロージャーを大きくし、ホーンを長くするのがいいのではないかと思いました。

自分で適当に設計しても、それでもそこそこ良い音が得られました。バックロードホーンという形事態すばらしい物だからだと思います。


実験にはダンスマニアベース#0の曲で低音がどのくらい綺麗にでるのか試すことにしました。バックローディング形の方は全体的にベース音がよく聞こえました。全体的にも特に問題はありませんでしたが、ドラムの音が若干弱いような気がしました。ですが、綺麗に音がでていました。

一方バスレフ形の方は、全体的に乾いたような音がしました。周りの音にベース音がかきけされているような感じでしたが、ドラムの音は強くしっかりと出ていました。バックローディング形のスピーカーに比べてクリアさが少しかけているような気がしました。

ということで実験の結果、今回使用したスピーカーはバックローディング形の方が綺麗な音が再現できたような気がします。


木とダンボールの違いは・・・。

木とダンボールで実際にどのくらい音が違うか試してみたところ、はるかに木の方が音はよかったです。ダンボールで製作した場合はエンクロージャーが丈夫でないためにエンクロージャーが共振してしまいます。
木の時は共振が減るので音ははるかにクリアに聞こえます。響きがきれいでした。

http://ww51.tiki.ne.jp/~shigefumi/audio/sp/sp.htm


井上先生は、タンノイのウェストミンスターを呼ぶとき、スピーカーではなく、「ラッパ」という言葉を使われていた。井上先生のタンノイのイメージは、「世界のオーディオ」に書かれている「私のタンノイ観」が参考になる。

     ※

タンノイの音としてイメージアップされた独特のサウンドは、やはり、デュアル・コンセントリック方式というユニット構造から由来しているのだろう。高域のドライバーユニットの磁気回路は、ウーファーの磁気回路の背面を利用して共用し、いわゆるイコライザー部分は、JBLやアルテックが同心円状の構造を採用していることに比べ、多孔型ともいえる、数多くの穴を集合させた構造とし、ウーファーコーンの形状がエクスポネンシャルで高域ホーンとしても動作する設計である。

したがって、38cm型ユニットでは、クロスオーバー周波数をホーンが長いために1kHzと異例に低くとれる長所があるが、反面において、独特なウーファーコーンの形状からくる強度の不足から強力な磁気回路をもつ割合に、低域が柔らかく分解能が不足しがちで、いわゆるブーミーな低域になりやすいといった短所をもつことになるわけだ。

しかし、聴感上での周波数帯域的バランスは、豊かだが軟調の低域と、多孔型イコライザーとダイアフラムの組み合わせからくる独特な硬質の中高域が巧みにバランスして、他のシステムでは得られないアコースティックな大型蓄音器の音をイメージアップさせるディスクならではの魅力の弦楽器音を聴かせることになる。

つねづね、何らかのかたちで、タンノイのユニットやシステムと私は、かかわりあいをもってはいるのだが、不思議なことにメインスピーカーの座にタンノイを措いたことはない。タンノイのアコースティック蓄音器を想わせる音は幼い頃の郷愁をくすぐり、しっとりと艶やかに鳴る弦の息づかいに魅せられはするのだが、もう少し枯れた年代になってからの楽しみに残して置きたい心情である。

     ※

井上先生にとって、幼いときに聴かれていた、1-90に始まりクレデンザに至る、蓄音器の音をイメージさせる音をもつ佳き時代のスピーカーを、「ラッパ」と呼ばれていた。

http://audiosharing.com/blog/?p=739
http://audiosharing.com/blog/?p=740

井上先生だけでなく、瀬川先生も長島先生も、タンノイの一連のスピーカーシステムを、蓄音器の音に通じる共通の響きをもつものとして捉えられていた。長島先生は、ステレオサウンド 41号に書かれている。

     ※

タンノイのスピーカーユニットの場合、他のスピーカーユニット少し異なっていて、最初から、エンクロージュアの効果が計算の中に入れられてユニットがつくられているように思われる。しかも最初に計算したエンクロージュアの効果が普通のスピーカー用エンクロージュアの考え方と少し異なったアコースティック蓄音器を原点とする考え方の中にあったように思われるのである。

http://audiosharing.com/blog/?p=747


蓄音器の音に通じる音の響きをもつタンノイの中にあって、オートグラフは、その意味でまさしく頂点にふさわしい構造と音と響きをもつ。 以前、オートグラフをベートーヴェン、ウェストミンスターをブラームスにたとえもしたが、このふたつのスピーカーは、構造的、設計面で、ひとつ大きく違う点がある。

コーナー型であるかどうかである。

オートグラフはコーナー型、それもコーナーホーン型である。

ウェストミンスターは、リア型を90度の角度を持たせることなく、通常のスピーカー同様、フラットにした、タンノイ的にいえばレクタンギュラー型で、コーナーに置くようには設計されていない。

http://audiosharing.com/blog/?p=803


393 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/07/18(水) 21:44

昔、中学生の頃くそ生意気にも友達とウェストミンスタ−を聞いた覚えがあります。
上杉アンプとSPU(プレ−ヤ−忘れました)でトッカ−タとフ−ガをかけてくれました。

なぁ〜んなく頭に音が浮かんで来ますが中学生向きの音ではなかったので今もう一度ききたいんですがオ−トグラフは聞くのは無理です。

Kさんティアックいわく現代のオ−トグラフのウェストミンスタ−とオ−トグラフって何処がどの様に違うんですか?

いつかはウエストミンスターがホシイです。独特な雄大さで余裕たっぷりの表現はウエストミンスターならではです。

396 名前:K :2001/07/18(水) 23:16
>>393
ウェストミンスターとオートグラフの最大の違いは、ウェストミンスターは普通に壁に平行にスピーカーエンクロージャーを置くことを基本としているのに対し、オートグラフはコーナー置きを基本としているということでしょう。

ウェストミンスターをお聴きになった方はおわかりになるかと思いますが、超低域は出ていません。なんと、foだけで判断すると、25cmユニットのスターリングとほぼ同じなのです。

オートグラフと同様、両サイドにバックロードのホーン部の開口があるので、コーナー置きをすれば、後述するオートグラフのような原理で、低域再生能がupするのではないかと思っているのですが、まだ試したことはありません。

オートグラフはと言うと、コーナー置きを基本としているため、両サイドの低域用ホーンの延長として壁面が働き、部屋自体をホーンの一部として使うようなものですから、うまくツボにはまれば、かなりの超低域の再生が可能です。

ただし、壁面や部屋の影響をモロに受けますし、コーナー置きが基本なので、内振りの角度も決められてしまっているようなものですから、自由度が少なく、セッティングに骨が折れます。

398 名前:K :2001/07/18(水) 23:42
>>395
>独特な雄大さで余裕たっぷりの表現はウエストミンスターならではです。

オールホーンならではの、スケールの大きい豪快な鳴りっぷりは、さすがです。
ホーンの宿命で、超低域は出ないにもかかわらず、音楽に包まれる快感を得ることが出来る、素晴らしいスピーカーだと思います。

私もウェストミンスター・ロイヤルが欲しかったのですが、岩手県一関市のジャズ喫茶ROYCEと同じシステムになるのは嫌だなぁ、なんて思っていたところに、オートグラフのミレニアムが出ると聞き、思わず飛びついてしまいました(^^;

ところが、部屋が最初からオートグラフ用にコーナーに置けるなら良かったのですが、コーナーはドアか作り付けの本棚や机が占居しており、どうにもなりません。オートグラフを生かすのなら、家を作り直さないといけない状況となり、ひょっとするとこれはとんでもない買い物をしてしまったかも知れない、と、少々後悔していたりします(^^;

http://mimizun.com/2chlog/pav/ebi.2ch.net/pav/kako/992/992992601.html

スピーカーシステムを、床に直置きし、ウーファーと床とできるだけ近づける置き方では、低域のレスポンスは理論的には2倍になる。さらにこの状態で、壁が1面加われば、さらに2倍に、もう一面加われば、もう2倍と、デシベルで示せば、無響室での測定結果よりも18dB上昇することになる。

床と2面の壁が交差するところが部屋のコーナーである。18dBものレスポンスの上昇が得られるコーナー効果は、あくまでも壁と床が理想的な状態であれば、の話であり、実際の部屋では、良好な部屋で最大で12dB程度だといわれている。一般的な部屋では6〜8dB程度ときいている。

つまりコーナー型スピーカーは、このレスポンスの上昇分を見込んで、無響室での周波数特性は、
低域がなだらかに下降させるが望ましいわけだ。

http://audiosharing.com/blog/?p=804

一般的なスピーカー(アリソンの試作品)の無響室での周波数特性は、約50Hzまではほぼフラットで、それより下はなだらかに下降し、20Hzでは−20dBのレスポンス。
このスピーカーをコーナーに設置すると、その影響が、1kHz近くにまで現われている。
250Hzぐらいに数dBのディップができ、小さなやま(ピーク)、それより上の帯域で2つできている。

低域特性は、というと、250Hzのディップ以降、レスポンスは上昇し、100Hzあたりで3dBほど、50Hzあたりが上昇のピークで、約7〜8dBほど上昇している。50Hz以下の周波数ではレスポンスは下降し、30Hzでほぼ0dB、20Hzでは−5dBと、それでも無響室での特性と比較するとあきらかに低域のレスポンスは拡大しているのがわかる。

製品化されたアリソンのスピーカーシステムは、無響室での特性は、300Hzあたりからなだらかに下降、150Hzあたりで下降カーブはすこし平らになり、50Hzより下の帯域でまた下降しはじめる、という周波数特性。

これがコーナーに設置することで、50Hzまでほぼフラットで、それから下の帯域は下降するもの、20Hzでのレスポンスは−11〜12dBと、無響室での特性より8dBほど上昇している。またコーナー設置の影響も、それほど上の帯域には出ておらず、130Hzあたりにわずかな凹みがみられる程度なのは、最初からコーナーに置くことを考慮した設計だからだろう。

井上先生が、ステレオサウンド 37、38、39号で製作された、タンノイ・コーネッタの周波数特性──無響室、コーナー設置──が、38号に載っている。コーナー効果による低域のレスポンス上昇は、最大で10dBを超えている。

http://audiosharing.com/blog/?p=805


適切に設計されたコーナー型スピーカーシステムであれば、しっかりした壁と床を確保できれば、低域のレスポンスを改善できるといえる。

たとえレスポンスの上昇が6dBだとしても、これを電気的に補整するためには、パワーアンプにそれだけの負担がかかる。6dBアップだと、4倍の出力が求められる。そして、当然ウーファーには、それだけのストロークが求められる。

いまのように数100Wの出力のあたりまえになり、ウーファーのストロークも充分にとれるのであれば、電気的な補整も実用になるが、タンノイのオートグラフが登場した時代は、真空管アンプで、出力は大きいもので数10W。ユニットのほうも同じようなもので、モニターシルバーの最大許容入力は25Wだ。

だから、低域のレスポンスを伸ばすには、コーナー効果の助けを必要とした。

http://audiosharing.com/blog/?p=806

オートグラフは、しかもコーナーホーン型スピーカーシステムである。コーナーに設置し、壁を、低音ホーンの延長として利用する。ホーン型スピーカーは、ホーンが長いほど低音再生能力は、下の帯域まで伸びる。つまり壁、床が堅固で、響きのいい材質でつくられていても、左右のスピーカーの間隔が狭ければ、終に真価は発揮し得ない(はずだ)。

ほんとうは断言したいところだが、オートグラフ、もしくは他のコーナーホーン型スピーカー、ヴァイタヴォックスのCN191やエレクトロボイスのパトリシアン・シリーズを、私が理想的と考える部屋で鳴らされているのを聴いた経験がないし、さらに狭い部屋、広い部屋でどのように低域のレスポンスが変化するのか、その測定結果も見たことがないから、推測で述べるしかないのだが……。

おそらくコーナーホーン型スピーカーは、左右のスピーカーの間隔が3m程度では、おそらく設計者の意図した低域レスポンスは望めないだろう。5mくらいは、低域の波長の長さからすると、最低でも必要とするであろう。それだけの広さと、それに見合うだけの天井高さも求められる。そして、くり返すが、良質の材質による堅固な造りの部屋でなければならない。

コーナーホーン型スピーカーシステムは、なんと贅沢なものなのかと思う。

http://audiosharing.com/blog/?p=807

オートグラフを、五味先生はどのくらい間隔で設置しておられたのか。「西方の音」所収の「タンノイについて」で、

「私はタンノイ二基を dual concentricunit として、約五メートル間隔で壁側においている。壁にはカーテンを垂らしている。ワルキューレやジークフリートはこの五メートル幅の空間をステージに登場するのである。」

と書かれている。やはり5mの間隔を確保されている。

そういえば、いま五味先生のオートグラフ他、オーディオ機器のすべては練馬区役所で保管され、これらの機材を使ってのレコードコンサートが、ほぼ定期的に行なわれている。私も一度行ったが、そのとき、区役所の担当者の説明では、この部屋を選んだ理由は、「五味先生がオートグラフの設置されていた間隔が、ちょうどこのぐらいたったからです」と。

だが、あきらかに狭い。5mはどうみてもない。

五味先生と親しかった方が、「このくらいの間隔」だと指示したとことだ。なぜ、五味先生本人が書かれている5mよりも、短くなるのだろうか。不思議な話もあるものだ。

http://audiosharing.com/blog/?p=808


タンノイ・オートグラフは、1953年のニューヨークオーディオショウにて発表されている。 1953年は、まだステレオLPは登場していない。 オートグラフはモノーラル時代の、つまり1本で聴くスピーカーシステムである。

翌54年にはヨーク(これもコーナー型、ただしバスレフ)、55年にはオートグラフからフロンショートホーンを省き、いくぶん小型化したGRFが出ている。いうまでもないことだが、GRFもコーナー型だ。

ヨークは、のちにコーナーヨークと呼ばれるようになったのは、1960年代にはいり、一般的な四角い箱のレクタンギュラーヨークが出て、はっきりと区別するためである。GRFにも、ご存知のようにレクタンギュラー型がある。

ヨークを小型化したランカスター(1960年発売)も、コーナー型とレクタンギュラー型とがある。


ステレオLPの登場・普及、それにARによるアコースティックサスペンション方式のブックシェルフ型スピーカーの登場、スピーカーのワイドレンジ化ということもあいまって、コーナー型のスピーカーシステムは次第に姿を消していくわけだが、オートグラフが登場した頃は、イギリスだけでなく、アメリカにおいても大型の高級スピーカーシステムの多くはコーナー型が占めていた。


オートグラフはフロアー型のなかでも大型に属するスピーカーシステムだ。しかもコーナー型で、複合ホーン型。

この手のスピーカーシステムを、ほんとうにスタジオモニターとして開発・設計されたといわれても、ステレオが当り前の世代には、にわかには信じられないことだ。

http://audioidentity.blog.so-net.ne.jp/2011-04-18


タンノイのデュアルコンセントリックのオリジナルモデル(つまりモニターシルバーの前にあたる)は、1947年に生れている。

もともとタンノイのスピーカーユニットは、当時製造していたマイクロフォンの校正用音源として生れたものから発展してきたものだときいている。いわば、この時点から、その時代におけるワイドレンジを目指していたものであり、タンノイの解答が、高域にコンプレッションドライバーによるホーン型を採用し、ウーファーのコーン紙をカーブさせることで、中高域のホーンの延長とするデュアルコンセントリック型である。
デュアルコンセントリックが発表された年の9月、ロンドンで、第二次大戦後初のオーディオショウが開催され、注目を浴びることになるのだが、偶然というべきか、タンノイのブースの前に、デッカのブースがあった。

デッカは、すでにSPレコードで、高域の限界再生周波数を従来の8kHzから14kHzあたりまでに拡張することに成功していた。デッカの、このシステムこそがffrr(full frequency rahge recording)であり、第一弾としてすでに発売されていたのが、アンセルメ/ロンドン・フィルによる「ペトルーシュカ」だ。デッカのffrr、この広帯域録音システムを開発したのは、同社の技師長アーサー・ハディであり、この技術の元となったのは、第二次大戦初においてドイツの潜水鑑を探索する水中聴音兵器のトレーニング用レコード製作の委嘱である。12kHzまでの広帯域録音が要求されたものらしい。


タンノイとデュアルコンセントリックとデッカのffrrが、1947年のオーディオショウで出逢う。そして、デッカのデコラ(モノーラルのほう)への採用が決り、デッカの録音スタジオスタジオモニターとしても採用されていく。

http://audiosharing.com/blog/?p=3845

言葉のうえでは、オートグラフとウェストミンスターは、どちらも15インチの同軸型ユニットを使用、エンクロージュアはフロントショートホーンとバックロードホーンの複合型、と同じだ。

ウェストミンスターを最初にみたとき、ランカスター、ヨークにコーナー型とレクタンギュラー型が、バックロードホーン型のGRFにもレクタンギュラー型があったように、ついにオートグラフにもレクタンギュラー型が登場した、というふうに受けとられたかもしれない。

オートグラフを手に入れたくても、理想的なコーナーをそのために用意することがかなわない。それであきらめていた人にとっては、レクタンギュラー・オートグラフは、待ちに待ったスピーカーシステムだったもかもしれない。

しかし、ウェストミンスターは、レクタンギュラー・オートグラフではない。ウェストミンスターは、あくまてもウェストミンスターであって、オートグラフではない。

オートグラフはコーナー型ゆえに、エンクロージュア後部は90°の角をもつ。
ウェストミンスターの後部は、通常のエンクロージュア同様、フラットになっている。
コーナー・エフェクトによる低音の増強を嫌ってのことである。

ウェストミンスターは、その後、ウェストミンスター/R、ウェストミンスター・ロイヤル、ウェストミンスター・ロイヤル/HEと改良されていくときに、エンクロージュアの寸法も多少変更されている。

カタログ上では初代ウェストミンスターはW1030×H1300×D631mmだったのが、ロイヤルからW982×H1400×D561mm、ロイヤル/HEはW980×H1395×D560mmとなっている。
内容積もそれにともない521ℓから545ℓ、530ℓとなっている。

細かい差はあるけれど、ウェストミンスターとほぼ同じ500ℓをこえるエンクロージュアを、バスレフ型、もしくは密閉型で作れば、かなり自然に低域を伸ばすことができる。

そのためか、ウェストミンスターの大きさだけから判断して、うまく鳴らせばかなり低いところまで再生できる思われる方がおられるようだ。

菅野先生は、ウェストミンスターよりも、よくできたブックシェルフ型のほうが周波数特性的には低域が延びている、と言ったり書かれたりされているし、実際に何人かのオーディオマニアの方から、あんなに大きいの、なぜ低音が出ないんですか」と相談を受けたことがあると話されていた。

エソテリックによるタンノイのカタログには、現在のウェストミンスター・ロイヤル/SEの周波数特性は、18Hz〜22kHzとなっている。

http://audioidentity.blog.so-net.ne.jp/2011-04-25-1


18Hz〜22kHzとあっても、それがどのレベル差の範囲でおさまっているのかは、エソテリックが出しているカタログには載っていない。タンノイのサイトで調べると、18Hz – 22kHz -6dB、とある。同じく15インチの同軸型をバスレフ・エンクロージュアに収めたカンタベリー/SEの周波数特性は、28Hz – 22kHz -6dBとなっている。

カンタベリーのエンクロージュア・サイズはW680×H1100×D480mm、内容積は235ℓ。容積的にはウェストミンスターの、ほぼ半分程度だ。どちらも同じ-6dBということだから、カタログ上ではウェストミンスター・ロイヤル/SEのほうが低域が下まで延びていることになる。

ウェストミンスターは1982年に登場した。ステレオサウンドの試聴室で何度となく聴く機会があった。翌日の取材の準備を終えた後、夕方、試聴室でひとりで聴いたこともあった。そのときの印象から言えば、ウェストミンスターの低域は、カタログ・スペックほど延びてはいない。もっと高い周波数までという感じがする。

菅野先生は、(たしか)60Hz以下の低音は諦めている設計だと言われていたのを思い出す。中低域から、この周波数あたりまでは、独特のプレゼンスをもつ量感の豊かさがあって、低音「感」に不足を感じるどころか、堂々たる風格で響いてきたアバド/ブレンデルによるブラームスのピアノ協奏曲は、いまも思い出せるほどだ。その響きに不足は感じない。

けれど、カタログ・スペック通り18Hzという非常に低いところまで十分なレスポンスが感じられたかというと、決して、そうとはいえない。でも、だからといってよく出来たブックシェルフ型スピーカーシステムのほうが、レスポンス的にはウェストミンスターよりも、もう少し下の帯域まで延びている印象はあるが、そのことが音の風格につながっているか、となると、また別問題だ。

http://audiosharing.com/blog/?p=4019

エソテリックのサイトではなくタンノイのサイトで、ウェストミンスターのスペックを見ていて気づくのは、CROSSOVER Frequency(クロスオーバー周波数)のところに、200Hz acoustical, 1kHz electrical とあるところだ。

1kHzに関しては説明は必要ないだろう。内蔵のネットワークによる。

200Hzは、ウェストミンスターのエンクロージュアの構造によるもので、200Hz以下はバックロードホーンが受け持つ帯域となる。オートグラフは、250Hz以下をバックロードホーンが受け持つ、とカタログにあったと記憶している。

ウェストミンスターにしてもオートグラフにしても、このバックロードホーンの開口部はエンクロージュアの左右に設けられており、面積にするとかなり広い。スピーカーユニットに同軸型を採用し、音源の凝縮化をはかっているのに、200Hz(もしくは250Hz)以下の低音に関しては反対の方向をとっているといえる。

これが、ほかのスピーカーシステムでは得られないオートグラフ(ウェストミンスター)ならではの音の世界をつくっている要素になっているわけで、オートグラフでは20Hzまでバックロードホーンによるホーンロードがかかっているように、カタログからは読みとれる。

ただいかなる条件下において20Hzまでホーンロードがかかっているのかというと、はっきりしない。おそらく実際に堅固なコーナーにきちんと設置して、しかも壁の一辺が十分な長さを持っているときに限るのではないか、と思う。

正直、この辺になると実際にコーナー型(それもコーナーホーン型)のスピーカーシステムを、自分の手で、しかも部屋の環境を変えて鳴らした経験がないため、推測でしかいえないもどかしさがあるが、コーナーホーン型が理屈通りに壁をホーンの延長として使っているのであれば、間違いはないはずだ。

結局、このところがオートグラフとウェストミンスターの、(少なくとも私にとっては)決定的な違いである。

ウェストミンスターの低域が-6dBではあるものの18Hzまでレスポンスがあるのは、タンノイがスペックとして発表している以上、疑うことではない。ただそれはレスポンスと測定できることであって、果してウェストミンスターのバックロードホーンが、18Hzまでホーンロードがかかっていることの証明にはなっていない。

http://audioidentity.blog.so-net.ne.jp/2011-04-28

菅野先生が、ウェストミンスターは60Hz以下の低音は諦めている設計だと言われた理由も、菅野先生に「なぜウェストミンスターは、あんなに大きいの低音が出ないのか」と相談された方がそう感じた理由も、ウェストミンスターのバックロードホーンが受け持つ、この構造ならではの量感の独特の豊かさが、実のところ、それほど低い帯域まで延びていないためだと思っている。

ウェストミンスターが、もしオートグラフと同じコーナーホーン型であったら、あの豊かで風格を築く土台ともなっている低音は、もう少し下まで延びていく、と考える。
でもウェストミンスターはエンクロージュアの裏側をフラットにして、コーナーに置くことをやめている。コーナー・エフェクトによる低音の増強・補強を嫌った、ともいえる。

その結果として、ウェストミンスターはオートグラフよりも、使いやすくなったスピーカーシステムといえる。堅固なコーナー、しかも5m前後の壁の長さを用意しなくてもすむ。設置の自由度もはるかに増している。

ステレオサウンドの試聴室ではじめてウェストミンスターを聴いたときも、五味先生のオートグラフとの格闘の歴史を、何度もくり返し読んでいただけに、拍子抜けするほどあっさりと鳴ってくれたのには、驚いた。これがスピーカーの進歩かもしれないけど、反面、物足りなさも感じていた。

オートグラフでは、まず設置の難しさがある。
それだけに理想的なコーナーと壁を用意できれば、あの当時のスピーカーシステムとしては低域に関してもワイドレンジだといえる(はずだ)。

ウェストミンスターは、そんな設置の難しさはない。それだけに低域に関しては、ワイドレンジとはいえないところがある。

このことは、私にとって、以前「タンノイ・オートグラフ」で書いたこと、オートグラフはベートーヴェンで、ウェストミンスターはブラームス、ということにつながっていく。

http://audioidentity.blog.so-net.ne.jp/2011-04-28-1


59 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 14:12:19 ID:005A6FYY


オートグラフをステレオで使うのが間違い。音がボケるに決まってる。
本来の使い方である、モノラルで使ってごらん :p

http://mimizun.com/log/2ch/pav/1139323064/

218 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/07/06(金) 18:14

オートグラフは、モノラル時代に、モノラルで音の広がりを作る為の設計。あれをステレオで使うというのが、根本的に間違っています。 そりゃ、アンチタンノイが言うように、音が散漫になるよね。もともと音を広げているんだから。

399 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/07/19(木) 09:48

モノラル時代に音の広がりを強制的につけるためにああいった構造をとった、オートグラフ(でも、クリップッシュのコーナーでも、JBLのハーツフィールドでも、エレボのパトリシアンでもなんでもいいけど)をステレオで使おうとするのか、疑問。

ああいったスピーカーをステレオで使って、音がボケて低位が出ないのはアンチ君じゃないけど、あたりまえだよね。

理論とか構造じゃなくてさ、聴感だよ。

聴感上、モノーラルで広がりをつけるように作ったスピーカーな分けだから、それをステレオで使う時の聴感上のデメリットが大きいって事。

たとえば、Autographというビンテージスピーカーを正しく理解した上では、モノラルで使うのが正しいし、ステレオでビンテージスピーカーを使いたいのならば、ステレオに適したものがある。と、それだけの話だよ


406 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/07/19(木) 11:29

僕がGRFで比較した時は、ステレオだと音がにごってしまい悲しかった。モノーラルだと、不思議に音が広がるし、2台使用と比較して、音もクリアな感じになるし、良かったよ。

GRFの製造時期とあわせて考えて、そういうことか。と、理解できたよ。

http://mimizun.com/2chlog/pav/ebi.2ch.net/pav/kako/992/992992601.html

              /               \
          / / ∠三ミレ-- 、      ヽ
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          |! |  \   ゚       /  |  .!
          {  |  | | ゙ヽ、    /  |   |  | オートグラフは1台だけにしないと
         ゙、 ', | |   | `l'"´    ゙、|  |i   | まともな音で鳴らないのよ
         ヽ ヽ | |   レ'′      \ || /
           /ヽ \!  |  ̄ ``   r'´ ` ̄``ヽ
        /   ヽ ヽ ノ                   ヽ
        |     〉 V              |   |
        |    /  /       \       ヽ、 |
        |    / / /|       ヽ       \
        .!   / { ヽ|    ...     ゙、        ヽ
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         |    ト| | ∧       /           /
            |  / / /|| ゙ヽ、 __ ,. -'"    ` ーr┬ '′
          | / / | ヽ、               | /

TANNOY(タンノイ) 「Landsdown」12inモニターシルバー搭載スピーカーシステム


「Landsdown」は1954〜61年頃まで製造されていたようです。1958年までが12インチのモニターシルバー、それ以降はモニターレッドが搭載されていましたが、今回はモニターシルバー搭載モデルです。当時の12インチ搭載モデルの中では最高級タイプです。丁度TANNOY AutographやGRFを半分にした様な、ロータイプです。

スピーカーの高さって、試聴ポイント(通常は椅子に座って耳の位置)より下にユニットがくる様な設計のスピーカーシステムは基本的に家庭用となりますので、このモデルも家庭用高級タイプになります。また、キャビネットの構造は、バスレフタイプとなります。

結構勘違いされている方が多いと思うのですが、通常英国では家庭用スピーカーシステムとしては大型でも12インチ搭載モデルを使用していました。Tannoy AutographやGRFなどはある意味特殊用途で大きな広間などにおく場合に使われていました。その場合はキャビネットの構造もバックロードホーン型を採用しています。

一般的な部屋の広さでスピーカーシステムからリスナーまでの距離が近い場合は、低域がリニアに出る、バスレフ型か密閉型なのです。

余計なお話しですが、モニター(検聴用)スピーカーにバックロードホーン型なんて存在しないのです。低音域のリニアリティを求めるなら、バスレフ型か密閉型なんです。

Tannoy AutographやGRFなどバックロードホーン型は家庭用PAに位置付けられます。スケール感や音場感には優れますが、リニアリティは無理な要求なのです。Tannoy AutographやGRFはメーカーのフラッグシップモデルだから良いと言うのは間違いです。リスナーの用途に応じて機材は選択するべきです。だから、一般の家庭での音楽鑑賞用としてはTANNOYであればこの「Landsdown」が最も高級であり適当だと思います。


そしてモノラル(1本)で使用する場合は、やはりモニターシルバーが良いですね。

モニターレッドが悪い訳ではないのですが・・・

一般的には1958年にステレオが始まったと同時に、モニターレッドにモデルチェンジしますが、モニターレッドはステレオ再生に最適化されたエネルギーバランスになる訳です。だから、逆にモノラル1本で使用する場合はモニターシルバーの方がバランスがいいのです。

http://vintage-audio.jp/?p=450


タンノイ モニター シルバー 15インチ

  ●デュアルコンセントリック方式
  ●低周波数―40Hz
  ●最大許容入力―25W
  ●インピーダンス―15Ω
  ●クロスオーバー周波数―1000Hz

◎1953年から1957.8年までの間に製造されたもので、後継機のモニター・レッドとの音の違いは中域の音の違いにあります。


モニターレッドは音域を上と下を伸ばして、ステレオ時代に対応している音作りですが、

モノラル時代のモニター・シルバーは中域の音の密度がまったく違いますね。この辺が大きな魅力ですね。質感が違ってきます。

今では入手できる本数も限られていますので、たいへん高価になっていますが、このあたりのスピーカーになってくると手ごろな値段のものを探すより、状態の非常に良いもの、ペアのマッチングのとれたものを選択することが大切です。モノラル時代のスピーカーですのでこのペアのマッチングは重要です。

http://www.cricket-record.jp/product/389


過去にも現代にも私個人としては沢山のオートグラフを聴いて来ましたがT田氏のオートグラフはかの有名なモニターシルバー搭載の究極のオートグラフである。タンノイのモニターシルバーは日本では40〜50セットしかなく非常に珍しいレアーなユニットでこのユニットを使用したオートグラフは中々見ることも出来ないし聴くのも簡単ではない、
タンノイのユニットはデュアルコンセントリックと言うユニットでホーンツィーターが貫通型になって一つのマグネットで低域と高域を受け持つ独特な構造になっているが、考え方を変えればマグネットが二ついらないからケチなやり方のような気がしないでもない、

 今回、試聴したモニターシルバーは1953年にオートグラフに取り付けてニューヨークのオーディオショーに初めて公開された珍しいユニットであり、フレームが銀色のハンマートン塗装を施した見た目にも綺麗なユニットで製造は1953〜1957年ごろまで製造されたらしい、正式名は「LSU/HF15」になります。それ程台数的には沢山作られていないのが現状でこのユニット単体だけでも非常に高価になっています。

モニターシルバーが生産終了後にモニターレッドに変わりました、モニターレッドは1958年〜1967年迄でその後はモニターゴールドに引き継がれて行きました、モニターゴールドも1967年〜1974年で生産が終了しています。 

 イギリスのヴィンテージスピーカーではパルメコ、グッドマン、ワーフェデール、ヴァイタボックス、ローサ、ローラ等の沢山のメーカーがありますがタンノイを除いて当時のスピーカーはボックス付きは少なかったと思います。

タンノイだけはオリジナルエンクロージャーに入った状態で市販されていましたからタンノイに限っては遊び心があまりなくしかも自作のボックスではオリジナルと比較してあまりにも音が違うので自作するマニアは少なかった記憶があります。

 タンノイのユニットでシルバー、レッド、ゴールドと年代別に試聴した経験を述べますと

シルバーは低域も高域も欲張らない多少ナローな響きになり

レッドになると低域と高域が少し伸ばしたような音になります。その分中域が薄くなる感じです。

ゴールドになると現代のソースに適した現代的な音作りになります。

これは好みと言えば好みですが・・・・・

 早速オートグラフを試聴させて頂きました、使用機器の説明は以下のようなラインナップになります。


CDプレーヤー 不明
プリアンプ A社の半導体アンプ
メインアンプ 自作の管球式45PP アンプ
スピーカー  タンノイモニターシルバー38cmデュアルコンセットリック
スピーカーボックス 進工舎製


 
 いつものようにチェロの独奏からコジェーナの歌声が流れ始めた、前回のウェスタンサウンドに近い音色と響きを伴った音である、タンノイスピーカーなのに中域のコクと密度のあるビンテージ特有の押し出しの強い音だ、室内楽、独奏、声楽にはこの45PPアンプの良さがもろに出ている。

 巷ではオートグラフはバックロードホーンのため多少低域が遅れて出てくると言われていますが測定器で測定すれば遅延時間は確認できるかも知れませんが人間が聴く以上はほとんど無視しても良いのではないでしょうか、その遅れの分かる高度な耳を持った人なら別ですけれど・・・私は耳が悪いので遅れはわかりません、

 このモニターシルバーの音色は私が所有しているグッドマンとは違う音色でどちらかと言えばヴァイタボックスに近い感じです。英国のスピーカーはシットリ感が前面に出てきて多少暗いサウンド志向のような気がします。

 昔からこの45と言う球は小編成などの室内楽にはぴったりである。全員がうっとりと音楽にハマっているのが良くわかる素晴らしい響きだ、T田氏が求めているのはこのような音なのかも知れない、

 この後、私が持参したバッハのバイオリンソナタも見事に鳴らしきるオートグラフの実力をまざまざと見せ付けられた、スケール感はさすがにオートグラフです。これが最初に感じた印象だ、
 
今回の試聴で感じたのはこれだけの素晴らしいシステムですからプリアンプは半導体を使用せず是非とも管球式のプリアンプを使っていただきたい、メインアンプが真空管ですから半導体のプリアンプは合いません、それでは半導体のメインアンプにすれば解決かと思われますが、はっきり言って半導体のアンプではタンノイが鳴りません。また半導体のプリアンプはツルンとした音でゾリゾリ感がなく奥行き感も乏しくなります。

http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-007.html


136 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/06/30(土) 22:05

タンノイは

レッド>シルバ>ゴルド

で良いのですか。

141 名前:おなかすいた :2001/07/01(日) 00:37

ブラック>シルバー>レッド>ゴールド

だべ


143 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/07/01(日) 00:55
>>141
あたり!

321 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/07/14(土) 01:46

ウエスタンのSPの良さは材質によるところが大きいと聞きますが(例えばヨークの鉄やホーンなど)しかしアルテックには、ほとんど採用されていません。タンノイも1号機から半世紀が経っていますがやはり、古い物の方がコストが掛かっているのでしょうか?

初期のユニットと今のユニットを比べて材質的、構造的に良くなっているところ悪くなっているところなど、Kさんの思うところが聞いてみたいのですが。


324 名前:K :2001/07/14(土) 08:52
>>321
>やはり、古い物の方がコストが掛かっているのでしょうか?

アルニコマグネットは、高価だとききます。
超初期のブラック・モニターについては、ちょっとどうだったかは存じません。

>初期のユニットと今のユニットを比べて材質的、構造的に良く
>なっているところ悪くなっているところなど、

モニターレッドと較べて、ユニットを叩いてみた時の変な共鳴は無くなっています。
コーン紙もガシッとしていて厚みがあり、叩いた時にレッドだと少し高めの「コーン」という響きですが、G.R.F.Memoryやウェストミンスター・ロイヤルでは、「ドス」と低めで余計な響きが付いてきません。

おそらくは耐入力UPと、特に低域再生の改善を図ったら、こういうふうになったのではないかと思います。

ただ、タンノイの場合、ユニットの「余計な響き」というのも計算に入れて、たとえばオートグラフなどは設計されているように思えるので、特性的には最新機種が良いのかも知れませんが、再生したときのタンノイ独特の味わいとかは、昔の機種の方があるのではないでしょうか?


372 名前:K :2001/07/17(火) 12:46

1974年にアッセンブリー工場が火災に遭い、以後、クルトミューラー社にコーン紙の製造等を依頼。この時よりHPDシリーズがスタートします。1976年ティアック社がオートグラフを復活させますが、最初はHPD385を搭載していました。しかし、1979年タンノイはプロ用として開発したK3808をオートグラフに搭載する旨、ティアック通達しています。その理由として

 1)コーン紙の剛性が高く、foが30Hzとホーンロードがかかりやすいこと。

  → ティアック製のエンクロージャーの欠点として、うまく響かないというのが指摘されていたことが影響しているかも知れません。


 2)後面フレームが開放型となっているので、ホーンロードがかかりやすくなった。


 3)許容入力が120W(連続)となった上、能率も94dB/Wとupしている。

  →クラシック音楽愛好者には、真空管アンプで聴いている方が多いというのが、ハーマンの日本のマーケット調査で明らかになったことが、能率upと関係しているかも知れません。

 4)音質調整機構がプレゼンスエナジー、トレブルエナジー、トレブルロールオフの3点となったため、音楽のジャンルや部屋の状態に合わせて最適にセットできる。


の4点を挙げているそうです。(ステレオサウンド1980年SUMMER No.55)

「モニター・レッド」というモデル自体、オートグラフに搭載されるのはもちろん、本来は「モニター15」の名称が示すように、同社の同軸型15インチ・モニタースピーカー・ユニットだったわけで、コンシューマー用のモデルは巨大なエンクロージャーで、しかも造りが凝っていたのですが、プロ用は、スタジオに合わせてオーダーメイド、あるいは幾つかのエンクロージャーのパターンを用意して、それに組み込むような方法をとっていた様です。


また、プロ用のシリーズは、「モニター・ゴールド」を納入していた放送局やスタジオからの要請で、トランジスター時代に適した高耐入力モデルを作ることになったのがきっかけと伺っていますが、細かいことはわかりません。

HPDシリーズが1979年を境に3※※※ナンバーに次々と変更になっていますが、これはアルニコが高価で入手が困難なため、フェライトマグネットに変更(この頃、同じハーマングループのJBLも次々とフェライトマグネットになっています。ハーマングループとの関係も示唆されます)され、それを期にプレステージ・シリーズは、3※※※ナンバーに変わって行きます。


1981年以降、タンノイ社が自社株を買い戻して復活した後も、フェライトマグネットが主流でしたが、カンタベリー15やウェストミンスター・ロイヤルにアルニコを採用モデルが搭載され、以後、プレステージ・シリーズを中心に、アルニコ・マグネットが復活の兆しを見せています。オートグラフ・ミレニアムにもアルニコが採用され、私としてはとても嬉しい限りです。


411 名前:K :2001/07/19(木) 13:44

オートグラフは確かにモノラル時代に開発され、ステレオとして発売した後、ガイ・R・ファウンテン氏自身、

「ステレオの時代に(オートグラフが)生き残れないかと思っていたが、同軸2ウェイのお陰で、他の(その頃の)スピーカーよりも定位が良く、むしろステレオ時代になって世の中に認められた気がする」

というような記事を1960年代半ばのイギリスの雑誌(雑誌名失念)に載せていたそうですから、よくよくそこのところはわかっていたのでしょう。

ちなみにモニター・レッドは当時の最高のモニタースピーカーを目指してモニター・シルバーをベースに開発されたものですが、当初は録音スタジオなどに小型のエンクロージャーに納めて納入されていたそうです。ですから、オートグラフ専用のスピーカーではありませんでした。

しかしその性能を生かして音楽を楽しむスピーカーシステムにするべく、ガイ・R・ファウンテン氏は、オートグラフにこだわったところが、また、素晴らしいと思います。モニター・ゴールドの時にもコーナータイプを止めようと言う話もあったそうなんですが、オールホーンにこだわり、低域が出ないというホーンシステムの欠点を補う意味でも、コーナータイプの方が良いのだ、と力説したそうです。

ガイ・R・ファウンテン氏にとって、ピンポイントの音場表現よりも、ホーンロードに木を多用して共鳴させ、音像はやや大きくなっても豪快に鳴るスピーカーシステムが「音楽的に良い」と感じたんだと思います。その上、当時の技術では、なかなか20Hz再生が難しかったわけですから、20Hz再生が出来るというだけでも、オートグラフは存在価値があるモデルだったのだと思います。

1981年、タンノイがハーマングループから独立、復活を遂げますが、その際にもどういう商品構成でいくか、だいぶ議論があったそうです。当時はBBCモニターが躍進してきていて、ロジャース、スペンドール、ハーベースの御三家に加え、KEFなどもコンピューター解析を利用した、位相管理を重視した製品作りが行われていました。タンノイの営業担当者はそういった時流に乗った製品開発を望んだそうですが、社長をはじめとするメインスタッフは、「タンノイという看板がある限りは、ガイ・R・ファウンテンの遺志を継ぐ製品作りをしていく」との意見だったとのこと。

ただ、オートグラフを作るには、それなりの高度な木工加工技術を有するエンジニアが必要で、ガイ・R・ファウンテン時代からのスタッフとして一人は居たそうですが、商品として作り続けるには熟練工一人だけでは駄目だ、ということで、急造チームでも製造可能な、G.R.F.Memoryになったといういきさつがある様です。

これには、3ウェイのスピーカーの商品開発を新たにすると、膨大な開発費用と、最低2年以上の開発期間が必要ということで、「KEFと同じ路線で勝負しては、後塵を拝し続けるばかりだ」という副社長の意見も影響していたのかも知れません。

それにしてもこの頃のタンノイは、何故だかKEFを最大のライバル視していた様です。おそらく1977年発表、翌年発売のModel 105がよほど衝撃的だったんでしょうね。(^^;

ま、いろんな意味で、タンノイのスタッフ達は自分たちのアイデンティティーというものを、しっかり理解していたのだと言えましょう。


415 名前:K :2001/07/19(木) 16:26

タンノイとKEF(BBCモニター)の関係について、面白いことを聞きましたので、書きます。

1950年代より、BBCのD・E・L・ショーターを中心に、1960年のFM放送に向け、モニタースピーカーの開発が行われておりました。この開発に協力し、製造を担当したのがKEFの社長レイモンド・クック。LS5/1Aと言う、EL34プッシュプルの専用アンプが付属した、2ウェイ3スピーカーシステムを1960年に完成させています。その後、微細なモデルチェンジをして、完成度を高めて行きます。

1967年にモニターゴールドを搭載、モニタースピーカーを発売したタンノイ社でしたが、モニター・レッドで好評を博したタンノイのモニタースピーカーも、このLS5/1Aには及ばなかったのか、次々と取って代わられたそうです。

英デッカのモニタースピーカーも、1965年頃にはモニター・レッドから、LS5/1Aにとって代わられたそうで、さすがに心中穏やかではなかったでしょうね。

そういうわけで、モニターレッドはけっこうモニタースピーカーとして活躍したのですが、モニターゴールドは、どちらかと言うと、オートグラフなどタンノイのコンシューマー用スピーカーとして活躍したモデルだったそうです。

そうそう、BBCモニター御三家と言う場合は、ロジャース、スペンドールは正しかったのですが、あと一つがハーベースではなく、「チャートウェル」を入れなければならないそうです。1963年にBBC技研に入社した、ハーウッドの弟子のデイヴィッド・W・ステビングスが1974年にBBCを辞して創設したのが、チャートウェル・エレクトロ・アコースティック・リミッテッド社で、1976年にLS5/8を完成。これはロジャースのOEMで製造されることになり、さらにこれからアンプ部を取り除いたモデルが、PM510として1980年、ロジャースから発売されることになります。

この1980年は実は大変な年で、1966年設立のB&W社が銘機801を発売している年なんですね。よくよく見ると801は、KEF105にそっくりですね(^^;
私はこの形を見ていると、「親亀の背中に小亀を載せて、さらに(?)その上に孫亀載せて〜」って歌(?)を思い出してしまいます。

またこの年は、ショーターの後を受けてBBC技術研究所の主任研究員だったH・D・ハーウッドがBBCを辞してハーベース社を設立、Monitor HLを発売した年でもあります。

1981年にハーマンから独立したタンノイって、本当に大変な時期に新たな出発をしなければならなかったんですね。

ちなみに1971年、最初のBBCモニターの称号を手に入れたのは、上記のKEF社。
更にスペンドール(BC IIが有名)、ロジャースと続きます。ロジャースは1978年発売の小さなBBCモニターLS3/5Aが有名。これはBBCのピーター・デンビーにジム・ロジャースが協力、開発したものだそうです。


416 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/07/19(木) 16:34

チャートウェルはロジャースに吸収合併されています。

あと、ハーベスの会社規模はROGERSやSPENDORに並べるには、はるかに小さいです。創立者のハワード氏もBBCモニターの開発には大きな役割をはたしています。


418 名前:K :2001/07/19(木) 16:55
>>416

1979年までは、「チャートウェル」ブランドでLS5/8が輸入されていましたが、そうですか、吸収合併されてしまいましたか。元々、チャートウェルは独自にユニット製造などを手がけていたわけではない様ですし、設計中心のメーカーだった様ですから、さもありなん。ひょっとしたら、社長が交代してしまったのかも知れませんね。

>あと、ハーベスの会社規模はROGERSやSPENDORに並べるには、はるかに小さいです。

確かにそうですね。東京の下町にある町工場みたいだったと、叔父が申しておりました。

「ハーウッドのおっちゃんと奥さん、それに若いのが2人くらいで、届いた部品を取り付けていた」

そうですから、ま、生産量も知れたものでしょう。


>創立者のハワード氏もBBCモニターの開発には大きな役割をはたしています。

何しろ、チャートウェルを設立したデイヴィッド・W・ステビングスの師匠ですからね。スペンドールもロジャースも聴いていますが、やはり私にはハーベースの音のバランスが一番好きです。Monitor HLの箱の鳴らし方は、どこかタンノイのIII LZにも通じるような気がします。

http://mimizun.com/2chlog/pav/ebi.2ch.net/pav/kako/992/992992601.html

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2. 音が分からないアホ評論家が諸悪の根源


昔々、五味康祐なるオーディオ評論家がいて(剣豪作家の五味康祐と同一人物。)この人が現代のオーディオ評論家の元祖ではないかと思う。この人はタンノイとJBLを日本のオーディオファンに紹介した大変な功労者である。もっともドルが360円、ポンドが500円していて、月給が1万円とか3万円の時にスピーカー1個当たり10万円とか20万円していて、買えた人は余ほど金持ちの幸運な人だけだったと思うが。

この人の晩年はひどい難聴に悩まされていたようで、補聴器をあててオーディオを聞き評論をやっていた。何せ本職が剣豪作家なので文章が上手く、思わず読まされてしまうが、誉められたメーカーの人は黙っていたが、けなされたメーカーの人はかんかんになって怒っていた、直接噛み付くとしっぺ返しに何を書かれるか判らないし。

やはりオーディオ評論家は耳が悪くなったら自主的に引退すべきではないか。少なくともプロとしてのオーディオ評論家は毎年耳の健康診断をやって、その結果を公表すべきだはないか。

http://www.asahi-net.or.jp/~zh7y-tkyn/comment.htm

633 名前:カンチレバー細すぎ! :2001/08/13(月) 11:04

タンノイの大家、故五味康祐先生はタンノイのオートグラフレッドが奏でる音楽に神の姿を見、音楽の真実をつかんでいらっしゃいました。

635 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/08/13(月) 11:13
>>633
五味さんは当時確か難聴だったのですよね。
文章を読んでいると確かに面白いし、表現力も抜群ですが、装置の評価に関しては私はちょっと疑問を持っています。


643 名前:カンチレバー細すぎ! :2001/08/13(月) 11:36
>>635
五味先生の難聴問題は、これもさんざん言われてきたことです。

五味宅で鳴っていた音に関してもいろいろと証言があり、ステレオサウンドで活躍されていた故岡俊雄さんのように「スペックうんぬんがアホらしくなる銘品」といった表現で絶賛されている方もいれば、ウワサで聞こえてくる寸評のように「ハイ上がりで耳に痛い音だった」というものもあります。

五味先生自身、高い方があまり聞こえないことは書いておられて「耳にドルビーがかけてあるのさ」とうそぶいておられたようです。

これらから総合して考えると五味先生宅で鳴っていた音はハイ上がりではあっても決して常軌を逸したバランスではないと思われます。(五味先生宅では、健常者の娘さんが音の判断役として装置の試聴につきあっていたことからも、そう思われます)

同時に五味先生の選ばれた機種についても、もうひとつよく問題とされる舶来趣味うんぬんとは関係ないところで納得のいく物ばかりだと思います。


五味康祐の音楽とオーディオに関する著作の紹介のページ
http://www.audiosharing.com/people/gomi/gomi.htm


五味康祐氏愛用システム試聴会レポート
http://blogs.yahoo.co.jp/audiofan1943/30181334.html

五味康祐亡き後、オーディオ装置やレコードなど資料一式を練馬区役所が引き取り、分類整理し公開の事業を行っているとのこと。かの有名なオートグラフの状態はだいぶひどかったようだ。片方のスピーカーはまったく鳴らなかったとのこと。タンノイ本社に問い合わせたりしたが、結局自然治癒だったそうだ。

30畳ほどの会議室にシステムは設置されている。写真でも分かるように、オートグラフの存在感は抜群である。オートグラフ様は、恐れながら、自宅のスターリングと、同質の音だなと感じました。やや硬質の音色であり、中高音に独特の輝きがある。弦などはまさにぴったりの感があり一段と美音が鳴り響く。

CDに慣れた耳にはスクラッチノイズが初めは気になる。弱音はエアコンに邪魔されて聞き取れないが。

演奏曲の中ではブタベストSQのベートーヴェンが抜群であった。録音年は1951、52頃とのことだが、もちろんモノ

等身大のスケール感で、生々しいヴァイオリンが聞けた。エネスコのヴァイオリンも同様だが一段と情熱的な演奏が眼前に見える


ケンプのピアノはどうか。演奏を含めて、ちょっと緩くないか?

モラヴィッツのピアノは、録音で名を馳せたものだが、期待はずれ。

原因はよく分からないが、オーディオ的には全くのミスマッチ。低音がボーボーと言って音楽にならない。


【使用機器】
レコードプレーヤ:EMT930ST

カートリッジ:EMT TSD-15

プリアンプ:McIntosh C-22

メインアンプ:McIntosh MC-275

スピーカー:TANNNOY AUTOGRAPH (1964)

http://www21.ocn.ne.jp/~smart/Gomi090830.htm


まあ、あの脂ぎって固い音の McIntosh
アンプを使っているというのは音がわからないという事ですから…


_____

僕は五味康祐のタンノイの音を、氏の屋敷で聴いたことがある。

高校3年の夏休み、予備校夏季講習でたまたま隣席だった女子ふたり組と友だちになり、そのひとりが五味康祐の一人娘だったのだ。以来、お互いの学園祭を訪問するようになったりしたのだが、ある時、五味屋敷を訪れる機会が巡ってきた。ロック好きだった彼女は、父のオーディオ名機で、レッド・ツェッペリンやフリーやザ・フーやピンク・フロイドを中学生の時から聴いていたのである。

あるじが留守の書斎横リスニング・スペースに、巨大なタンノイは鎮座していた。(ちなみに、その頃、氏の執筆は自宅書斎ではなく都心の某ホテルがメインだった)その他の機器も、見るからに本物の最高級品だった。

恐れ多くも、その名機で「Led Zeppelin III」を聴かせていただいた。もちろんアナログ盤で。

鳴った音は・・・・・、

よく分かりませんでした。普通によかったけど「驚愕サウンド」という印象もなかった。

Commented by AZM at 2010-10-26 14:31 x

Tannoyのスピーカーで良い音だなーっと思ったことはただの1回もない.....っていうか、最もキライな音ですね。見た目は結構好みにもかかわらず.....。
だからずいぶんプラシーボかけました。好きになるー好きになるーって......でもだめでしたね。

とくに教会等でワンポイントでレコーディングされたものとか(ものによりますが)、ジャズのライヴ、R&Bなんかがだめ。黒人系が全般的にアウトですね。パーカッシヴな類の音が死んでしまうから。音がなまなましく迫ってこないんですよ。弦楽器を奥まったところで品よくまとめるのはうまいかもしれませんが。

http://shirosato.exblog.jp/14836663/

タンノイを知ったのは、多くの方々同様、五味康祐氏のオートグラフが最初である。女性の背丈に近い大きさは、写真で見ても迫力があった。同氏の著作「西方の音」で語られるクラシック音楽の素晴らしさは、何度読み返しても飽きなかった。しかし、オートグラフの大きさと価格は、私の生活と遠く掛け離れたものとしか思えぬ存在だった。

そのタンノイがコンシューマ用の機種を出した、という朗報を耳にしたのは1976年のことだった。ArdenからEatonまで、英国の地名になぞらえて、ABCDEと頭文字を揃えたネーミングもしゃれていた。しかし、すぐに買うことは叶わなかった。3年後の1979年、シリーズがMKUになり、折からの円高で価格も下がった。ここで、思い切って上から2番目のBerkeleyUを入手。「スケールならArdenだが、ユニットの長所を素直に引き出しているのはBerkeley」という評論家のレビューを参考にしての決定だった。

タンノイ BerkeleyUをしばらくの間 スペンドールBCUと併用した。38cmユニットの威力で、低音は良く出たが、ボックスの奥行きが浅いせいか、音場の深さ(奥行き)に乏しい印象で、本当には満足できなかった。弦楽器の高音の繊細な衣擦れ感もスペンドールBCUに及ばなかった。

このBerkeleyUは、YAMAHAの初代DSPセット一式を導入する際の下取りで、テレオンに引き取られていった。しかしタンノイへの憧れは頭から離れない。「タンノイらしい音を所有したい」という思いは私の中に長くくすぶることになった。それから20年後、家具のように見事なスタイルを持つプレステージ・シリーズのStirlingとめぐり合い、ようやくタンノイの味わいを手にしたという感慨を得た。

どんなスピーカーを聴いていても、意識の片隅には常にタンノイがあった。“英国・TANNOY”は、私にとって、やはり特別なスピーカーである。

____________


私の亡くなった叔父がオートグラフとGRFを所有していたので、この2機種は嫌と云う程聞きましたが、1度も良い音だなと思った事は有りませんでした。

あの独特の低音の出方がモニターSPを聞き慣れた耳には不自然でなりませんでした。
あの音の出方が好きな方だけが浸れるタンノイの世界なのかも?

そんな中でユニットの大きさと箱のバランス、響き具合が一番よく唯一、タンノイの中で私が欲しいと思ったSPがこのスターリングでした。

2009/11/13(金) 午後 5:40
http://blogs.yahoo.co.jp/tatupulin/56818396.html

五味先生の著作の中に登場するS氏は、齋藤十一氏のことである。

昭和27、29年ごろ、五味先生、瀬川先生、菅野先生は、齋藤邸のリスニングルームでタンノイの音を、はじめて体験されている。 瀬川先生は、ステレオサウンド刊「世界のオーディオ TANNOY」に、その日のことを書かれている。

     ※

 はじめてタンノイに音に感激したときのことはよく憶えている。それは、五味康祐氏の「西方の音」の中にもたびたび出てくる(だから私も五味氏にならって頭文字で書くが)S氏のお宅で聴かせて頂いたタンノイだ。

 昭和28年か29年か、季節の記憶もないが、そのときのS氏のタンノイは、コーナー型の相当に大きなフロントロードホーン・バッフルで、さらに低音を補うためにワーフェデイルの15インチ・ウーファーがパラレルに収められていた。

そのどっしりと重厚な響きは、私がそれまで一度も耳にしたことのない渋い美しさだった。雑誌の編集という仕事の性質上、一般の愛好家よりもはるかに多く、有名、無名の人たちの装置を聴く機会はあった。それでなくとも、若さゆえの世間知らずともちまえの厚かましさで、少しでも音のよい装置があると聞けば、押しかけて行って聴かせて頂く毎日だったから、それまでにも相当数の再生装置の音は耳にしていた筈だが、S氏邸のタンノイの音は、それらの体験とは全く隔絶した本ものの音がした。

それまで聴いた装置のすべては、高音がいかにもはっきりと耳につく反面、低音の支えがまるで無に等しい。S家のタンノイでそのことを教えられた。一聴すると、まるで高音が出ていないかのようにやわらかい。だがそれは、十分に厚みと力のある、だが決してその持てる力をあからさまに誇示しない渋い、だが堂々とした響きの中に、高音はしっかりと包まれて、高音自体がむき出しにシャリシャリ鳴るようなことが全くない。

 いわゆるピラミッド型の音のバランス、というのは誰が言い出したのか、うまい形容だと思うが、ほんとうにそれは美しく堂々とした、そしてわずかにほの暗い、つまり陽をまともに受けてギラギラと輝くのではなく、夕闇の迫る空にどっしりとシルエットで浮かび上がって見る者を圧倒するピラミッドだった。部屋の明りがとても暗かったことや、鳴っていたレコードがシベリウスのシンフォニイ(第二番)であったことも、そういう印象をいっそう強めているのかもしれない。

 こうして私は、ほとんど生まれて初めて聴いたといえる本もののレコード音楽の凄さにすっかり打ちのめされて、S氏邸を辞して大泉学園の駅まで、星の光る畑道を歩きながらすっかり考え込んでいた。その私の耳に、前を歩いてゆく二人の先輩の会話がきこえてきた。


「やっぱりタンノイでもコロムビアの高音はキンキンするんだね」

「どうもありゃ、レンジが狭いような気がするな。やっぱり毛唐のスピーカーはダメなんじゃないかな」


 二人の先輩も、タンノイを初めて聴いた筈だ。私の耳にも、シベリウスの最終楽章の金管は、たしかにキンキンと聴こえた。だがそんなことはほんの僅かの庇にすぎないと私には思えた。少なくともその全体の美しさとバランスのよさは、先輩たちにもわかっているだろうに、それを措いて欠点を話題にしながら歩く二人に、私は何となく抵抗をおぼえて、下を向いてふくれっ面をしながら、暗いあぜ道を、できるだけ遅れてついて歩いた。

http://audiosharing.com/blog/?cat=3&paged=5

S氏のタンノイのピラミッド型のバランスの良い音を、私はどうもまだ物心つく以前に、いつも耳にしていたような気がしてならない。そのことは、S邸で音を聴いている最中にも、もやもやとはっきりした形をとらなかったものの何か漠然と心の隅で感じていて、どこか懐かしさの混った気持にとらわれていたように思う。そしていまとなって考えてみると、

やはりあれは、まだ幼い頃、母の実家であった深川・木場のあの大きな陽当りの良い二階の部屋で、叔父たちが鳴らしていた電気蓄音器の音と共通の響きであったように思えてならない。

だとすると、結局のところタンノイは、私の記憶の底に眠っていた幼い日の感覚を呼び覚したということになるのか。

http://audiosharing.com/blog/?p=747

懐かしい音といい音は違うんだけどね。


____

タンノイオートグラフがなぜ、数あるスピーカーの中で今でもこんなに人気があるのだろうか?

 音がいいからに決まっているだろ!

という声が聞こえてきそうだが、これほど人気になっているのは、やはり五味康祐氏を抜きにはあり得なかったと思う。五味康祐氏の書かれた文章に共感し、同時に自分自身がイメージするそのオートグラフの音を聴いている。実際に五味氏が聴いた音とは異なるのかもしれない。しかし、読者の方々は自分のイメージするオートグラフの音が魅力的で、今でもオリジナルのエンクロージュア品が高価格で取引されているのだと思う。

しかし、ティアック製の承認品はまだしも、その他メーカー製のエンクロージュアまでタンノイオートグラフとして平気で売られているのはどうかと思うが...

私が魅力を感じたのはK3808の入ったオートグラフだったし、使っているのはオリジナルではなく、HPD385Aなので、オリジナルエンクロージュアにはあまり興味がない。しかも、オリジナルエンクロージュアのオートグラフを聴く機会が2度ほどあったが、うまく鳴らなかったのか、魅力を感じなかった。その後、何度かオートグラフ(モニター・ゴールドやレッド、ミレニアム)を聴いたが、一度として満足出来るほど、うまく鳴っている音を聴いたことがない。

ということは、初めて聴いたときと、マークレヴィンソンの組み合わせ(LNP2L+ML3)で聴いた2回しか、よそでいい音のオートグラフを聴いたことがないのだ。

20年以上使ってきて、今更その魅力はどこか?と自問自答しようにも、長く連れ添った奥さんのようなもんで、

 ほっとする。安心していられる。落ち着く。

くらいしか思い浮かばない。

http://analo9love.seesaa.net/article/134092842.html


38 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/12/07(木) 10:47

音質重視だったらオートグラフって選択はないんじゃないの? 

音が古すぎるよ。古い音でも気に入っているんならいいけど、大きいから低音も出るはずだって頭から信じ込んでいて苦労している見当違いな人も多いみたい。

オートグラフは、60Hz以下の低音は不足しているよ。BHだから。
アンプに関係なく。


44 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/12/07(木) 23:22

3m強のバックロードホーンと、コーンをツィータホーンの延長として使い、さらにフロントロードホーンがあるいわばオールホーン型のスピーカー。

確か100kg以上の重さと140cm以上の高さがあるはずです。元はモノラル時代に、部屋のコーナーに配置することで、部屋の壁まで低音ホーンの延長として使い、当時とかく不足がちだった低音を補う設計だったとか。低音は十分に出ると思いますが・・・。

音は聴いて気に入れば使う価値あると思いますよ。

45 名前:名無しさん :2000/12/07(木) 23:52
>>44

低音が出ている、出ていない、の押し問答を繰り返していても仕方が無いな。

オートグラフの測定結果はWebに無いんかな。

46 名前:名無しさん :2000/12/08(金) 07:33

そそ。低音はグラフの場合低音感としかいえません。そりゃしかたない。
でも、古い音というのは嘘。それは鳴らし方次第だべ。

49 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/12/09(土) 06:03

>でも、古い音というのは嘘。それは鳴らし方次第だべ。


まあ趣味だから、音が気に入っているんなら文句はないんだけど、どう鳴らしたって音は古いよ。

オートグラフってのは、長大なバックロードホーンと薄い板を鳴らすことなんかで、わざと残響を作り出しているんだよね。ソースに含まれていないホールエコーみたいなのを、人工的に付加して鳴らすわけだ。だから何を鳴らしても、細かい音やソースによる録音の違いは出てこない。みんな、強いスピーカーのキャラクターで塗りつぶしたように鳴る。

周辺機器の性能が低い頃は、細かい情報がスピーカーに到達するまでに消えてしまったから、この方法はある程度有効だった。今のピュアオーディオの考え方では、ホールトーンはソースに含まれているからソースに忠実に再生さえすれば、ホールの雰囲気は十分出ると考える。

今の情報量の多い周辺機器で、オートグラフを鳴らしたらどうなるか。

変な残響がいっぱいの、トンネルか洞窟で大勢がわめいているようなひどい音になるよ。その残響がオートグラフの本質だから当然だ。こうしないためには、昔と同じような、情報量の少ないアンプを使えばいい。古典的な真空管アンプとかね。そうすれば、聞きやすくはなる。

結局どうやったって、昔の水準の音にしかならないよ、悪いけど。

http://mimizun.com/2chlog/pav/ebi.2ch.net/pav/kako/974/974534537.html

要するに、オートグラフでLPレコードを聴くと、疑似残響音が加わってSPレコードと同じ様な音に変わるんです。

そのボケて濁った鈍い音を心安らぐと感じる日本人が多いのがオートグラフ人気の秘密ですね。

鈍い人間は自分と同じ様に鈍い物にだけ安心感を抱くんですね(納得)。


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3. いくら騙してもまだ騙せる日本人

オートグラフの中古品を高値で買い漁る日本人を当て込んで、タンノイは2001年には500万円もするレプリカまで出しました:

タンノイ・オートグラフ・ミレニアム 


1974年にオリジナルの生産が終了、レプリカ・モデルとしてティアックが1979年まで生産、1981年に新生「タンノイ」となって生産中止となり、約20年の歳月を経て復活した、オートグラフ。

外見上のサイズはオリジナルとまったく一緒です。色合いがちょっと濃い感じがします。しかし、中身はかなり変更されています。

スピーカーユニットのコーン紙はもちろん、磁気回路を強力アルニコマグネットにして、 ツィーターホーンを金メッキ・ラッピング仕上げに、さらにはエンクロージャー素材をバーチ材積層合板とし、オリジナルよりも硬くてコツンという響きになっています。

フロントホーンの表面はラッピング仕上げでスムーズに、バックロードホーンの吸音材を増やして余計な振動を排し、スピーカー配線ケーブルはバン・デン・フル製を使用。ネットワークも見直され、スピーカー端子はバイワイヤリング対応&アース端子付きになり、ジャンパー線が最初から付属。バン・デン・フルを採用しています。

脚は3点ピンポイントが追加され、重量は101kgと、オリジナルの85kgよりも16kg 増えています。

能率:98dB(w/m.1kHz),
連続許容入力:135W(RMS) ,最大許容入力:550W(瞬間) ,
入力インピーダンス:8Ω ,
クロスオーバー周波数:1kHz ,
周波数特性:20Hz〜22kHz ,

エンクロージャー素材:樺材積層合板 ,
エンクロージャー寸法: 1075×1525×658mm(W×H×D),
内容積:515リットル ,
重量101kg。
価格 \2,500,000(1本)

http://members.jcom.home.ne.jp/k.kusunoki/audio/TANNOY/Autograph_Millennium/Autograph.html
http://www.phileweb.com/news/d-av/200012/11/1065.html

オートグラフ・ミレニアムは2001年(平成13年)に英国タンノイ社により受注限定生産されたスピーカシステムです。


オートグラフ・ミレニアムとオリジナルのオートグラフの主な相違点については、受注生産告知の際、ティアック(株)により以下が説明されています。

( 今回、英国タンノイ社で復活されたオートグラフ・ミレニアムは、オリジナルより分解能を向上させる為、以下の変更を行っています。)

オリジナルオートグラフとの相違点


スピーカー・ユニットのコーン紙、及び磁気回路(強力アルニコ・マグネット)a

スピーカー・ユニットのコーン紙とエッジです。エッジについては仕様書にツインロールエッジとの記載があるだけですが、現在市販されているウエストミンスター・ロイヤル等に使用されているユニットと同様にコットンクロスをツインロール状に成形したハードエッジで、強度と耐久性を高めるため特殊フェノール樹脂を含浸させ、表面を特殊コーティングをしたもの様です。

コーンは可成り深い感じでウエストミンスター・ロイヤル同様長い高域用ホーンとマッチングさせてあるように見えます。

http://cafe-blossom.blogspot.com/2009/07/2.html

-  スピーカー・ユニットのコーン紙、及び磁気回路(強力アルニコ・マグネット)- b

上図はTEAC(株)のカタログに記載されている現在のPRESTIGE SERIESの中の;


■ウエストミンスター・ロイヤル
■カンタベリー
■ヨークミンスター
■ケンジントン

に使用されている DUAL CONCENTRICユニットの構造図です。


-- ご覧の通りツイーターホーンの周りに大きな磁石が配置されています--

TANNOY社発行の THE HISTORY OF THE DUAL CONCENTRIC から磁石関連の部分を見てみますと;

この構造はChief EngineerであったMr.Ronnie H Rackhamにより考案され1947年に誕生した" 15" Monitor Black "ユニットに採用された。

磁石は1947年から1978年まではニッケル、アルミ、コバルト、鉄の合金を鋳造したものを使用していた。

1977年の後半になり、この磁石は効率が非常に高いというわけではなく、かつ、コバルトの入手が困難となりLondonのWest Norwood及びScotlandのCoatbridgeでの安定した製造を継続するのが困難になったため、 タンノイは効率の高い異方性バリウムフェライト磁石を使用する新たなDUALCONCENTRICを開発する決定を行った。 新磁石を採用した最初の製品はBuckingham及びWindsorであった。

しかしながら、鋳造金属を使用した磁石を採用したDUAL CONCENTRICは他のいかなるタイプのスピーカでは決して得られない高い性能の音質を持つとの声が多く、1988年にこれらの声に応えるべく技術面の検討を行い、鋳造金属を使用した磁石の使用は磁束の変調を最小にするとの結論を得た。

この結論に基づき高度な要求を持つユーザーに対応すべく、コバルト、アルミ、セレン、第一鉄(ferrous iron、酸化鉄の一種)の合金で作られた新しい金属磁石であるALCOMAX 3を使用する新バージョンのDUAL CONCENTRICの設計、商品化が行われた。

この新バージョンのDUAL CONCENTRICはWestminster,Westminster Royal及びCanterburyに採用されている。

とあります。

ティアック(株)のアルニコマグネットALCOMAX-V搭載のデュアルコンセントリックのカタログには;

ユニット駆動の決め手となるマグネットには、従来のアルニコ・マグネットの3倍の磁気エネルギーを持つ強力なアルニコ・マグネット(ALCOMAX-V)を搭載しています。駆動力の大幅な向上により、より忠実で応答性の高い動作を実現。音の解像力が格段に増し、音楽のディテールを克明にとらえます。

とあります。

オートグラフ・ミレニアムの仕様書には ”アルニコマグネット"と書いてあるだけですが、最新の鋳造金属を使用した磁石を使用し、磁気回路もオリジナルとは異なるものになっていると思われます。

http://cafe-blossom.blogspot.com/2009/08/3.html

ツイーターホーン,フロントホーンの仕上げは写真のとおりです。

TANNOY社発行の THE HISTORY OF THE DUAL CONCENTRICにはWESTMINSTER ROYAL の高域用ホーンについて 

”他のDUAL COBCENTRICより長いツイタ―ホーンの採用に伴い磁石も長くなり,磁気回路も長くなっておりこの非常に複雑なキャビネットのフロントローディングとのマッチングもさらに向上している。”

との記述があります。

オートグラフ・ミレニアムの高域ホーンもかなり長いものです。

フロントホーンの仕上げはミレニアム独特のものです。使用している板は高密度パーチ合板のようで、たたくとコツコツという音がします。相当堅く、重い板のようです。

http://cafe-blossom.blogspot.com/2009/08/4.html


- スピーカ配線ケーブル
- ネットワーク

TANNOY社発行の THE HISTORY OF THE DUAL CONCENTRIC の"顕著な改良 - SIGNIFICANT IMPROVEMENT"の項に以下の記述があります。

1985年からタンノイはネットワークにPC基盤とウェハースイッチを使用をしないとの決定をした。相当突っ込んだ研究の結果、部品の配置及び機械的構造はハイパワーに対応するネットワークに極めて大きな影響を及ぼすとの結果を得た。

これに関し、外部からの影響を慎重に取り除いた環境での試聴テストも実施され、タンノイの研究開発部門は以下の結論を得た。

- Printed Curcuit Boardの使用は音質を損なう
- Star earthing は極めて重要である。
- マイクロフォニック雑音を防ぐためには各部品はしっかりと固定されなければならない
- 摺動型スイッチは音質を大幅に低下させる
- 金メッキ部品での電気的コンタクトは音質面で効果がある
- 接続ケーブルは音質に影響する

1985年のSuper Gold Monitorから上記の結論のネットワークへの適用を開始した。


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オートグラフミレニアムのネットワークはハイパスフィルターとローパスフィルターが独立しています。

写真はハイパスフィルターです。ハードワイヤリング、部品の配置、部品の固定、接続ケーブル様子、タンノイ独特のハイパスフィルター用トランス等が見えます。

ローパスフィルターは非常に大型のコンデンサーを採用し、フロントロードホーンの裏側(下)に配置されています。一度当店のスピーカのチェックのため、ティアック(株)のサービスの方に当店のミレニアムのフロントホーンを外してもらったことがあり、その際にローパスフィルターを見て、立派なのに驚いたことがあります。

http://cafe-blossom.blogspot.com/2009/08/5.html


- スピーカ端子(バイワイヤリング対応アース端子付き)

写真はミレニアムのスピーカ端子です。ご覧のようにタンノイの指定に従いバイワイヤリング接続をしていますがアースは使用していません。理由は当店の845モノラルアンプにはアース端子を用意しなかったためです。 845モノアンプを計画した2000年時点ではスピーカアースは想定外でした。

付属の説明書はバイワイヤリング接続でアンプのアース端子またはシャーシに直接アース線で接続することを推薦しています。 緑の端子がアース用です。

http://cafe-blossom.blogspot.com/2009/08/6.html

- サランネット

写真では良く分からないと思いますが、縦、横に細い糸で枡目を作りその間を太目の繊維が間隔をあけて縦に走っているあまり見たことのないサランネットが使用されています。

スピーカの音決めにはこのサランネットが大きく作用しているようで、サランネットを外して聴いてみると,短時間では音が明瞭になった感じがしますが、長時間聴いていると疲れる感じです。

ミレニアムの音はスピーカが消える(オーディオ装置から音を聞いていることを感じさせない)音作りと私には思えますが、サランネットが音、視覚両面で大きく働いていることは間違いありません。

又、サランネットの枠は下からボルトで固定されており、サランネットを外して使用することは考慮されていないと思われます。

スピーカのデザインポリシーは色々あると思いますが、ミレニアムは ”ここにスピーカがあるぞ”という自己主張をしません。そして音楽で部屋を満たしてくれます。

常識からすると大きすぎることもあるかと思いますが、オーディオに詳しくないお客様の中には、ミレニアムを最初スピーカだとは認識しない方もいらっしゃいます。

ここにも設計者のポリシーと自信の程がうかがえます。

http://cafe-blossom.blogspot.com/2009/08/7.html

-  脚、ベース(3点ピンポイント)

スピーカの設置場所で音が大きく変化することは良く知られています。
また、スピーカの音は時間とともに変化することも周知の事実です。
それに比べるとやや認知度が低いかと思われますが、私の経験では部屋の音も時間と共に変化します

 - 概して新築当初は良い音がしません。

これらを考慮すると新しい部屋に新しいスピーカを入れてから音が落ち着くまで少なくとも3〜5年はスピーカの位置を時々移動させ各々の時点での最良の設置場所を探すということことになります。

ところでタンノイの様な歴史(実績)のあるスピーカ - 15”Monitor Black"が誕生したのは1947年のことです - がうまく鳴らない場合は謙虚に

うまく鳴らないのは

自分の使い方が悪い -
部屋が悪い、
音が良くなるまで我慢できない、
設置が悪い -


と考えるのが妥当でしょう。 

もしスピーカが悪いのなら50年以上の永きにわたり、基本的構造を変えず常に改良を(たまには改悪も?)重ねてきたTANNOY DUAL CONCENTRIC が世界中のファンから支持され続けるわけがありません - 消えていってしまったスピーカの形式はたくさんあります。

大型スピーカはしっかりした床にぐらぐらしないように設置するのが基本でしょうから、当然3点支持ということになります


- オートグラフは三角形ですから3点支持に最適です。

さて、最良の設置場所を決めるのに100Kg以上もあるスピーカをどうやって移動しますか?

写真の赤の矢印で示したのはオートグラフミレニアムに付属のベースです(ピアノの固定に使うベースの様なもの-金属の様です)。このベースに乗る様にスピーカの底面の角、三か所にスピーカの脚がついています。

スピーカ位置を移動するときは、スピーカをちょっと持ち上げてベースを外すと(写真ではよく見えないかと思いますが)白の矢印で示したキャスターが有効となり、スピーカをゴロゴロと移動することができます-ピアノと同じです)。位置が決まったらスピーカをちょっと持ち上げて脚の下にベースを入れて固定するとキャスターが浮いた状態になります。

白の矢印で示したキャスターはスピーカが固定されて、床からキャスターがちょっと浮いているところです。

設置場所は当然スピーカの分解能に影響します。

タンノイはオートグラフ・ミレニアムのユーザは最良の設置場所を求めてスピーカの位置をあっち、こっちに移動すると考えているようです - 我慢強く使いこなしてくれれば、必ず良い音がするとのメッセージでしょう。

http://cafe-blossom.blogspot.com/2009/08/8.html

56 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/12/10(日) 00:55

さすがに、オリジナルのオートグラフは性能が古典的過ぎるんで、少しリファインして、現代的な音にしてるみたいね。

「オリジナルより分解能を向上させる為」と書いてあるね。

オリジナルは、音がまぜこぜで固まって鳴るからなあ。


・ドライバの駆動力向上
・エンクロージャー補強(重量増強・木材材質改善)
・ネットワーク改良

    等々・・・・・・ まあ、妥当なところだろうな。

オリジナルのネットワークは、たしかバイポーラとか使ってあったと思う。
今なら、もちろんフィルムを使うよね。これだけでも、だいぶ透明感が大幅アップするはずだね。

オリジナルを使っている人も、ネットワークの部品を現代風にすれば、多少はリファインできるかも。
でも、その前にウレタンエッジがとっくに死んでいるかなあ?
ウレタンの寿命が10年と言っていたから。

http://mimizun.com/2chlog/pav/ebi.2ch.net/pav/kako/974/974534537.html


339 名前:K :2001/07/15(日) 00:37

新しいオートグラフ・ミレニアムは、板が響いてくれません。ですから、私が旧オートグラフで培ったノウハウを発揮することが出来ません。ケーブルで音を整えるという手法が通用しないばかりか、最新のユニットだけあって、ケーブルの音の粗さまでも、キッチリ出して来るので、とてもやっかいです。

それに、ユニットは300時間としても、エンクロージャーまでエージング終了するのは、1000時間を超えるでしょう。なんともやっかいで気難しいスピーカーを購入したものです。

449 名前:K :2001/07/22(日) 15:15

タンノイスピーカーを鳴らすコツとヒントを徒然なるままに書き記してみました。

梅雨から夏場にかけては、かなり「もったり」した音になります。特に口径の大きいユニットは最悪で、38cmともなると、冬場の数倍水分を吸って重たくなったコーン紙がレスポンスの悪さを呈します。その点、古いモニターレッドは比較的薄くて硬いコーン紙でしたので、夏場でもそれほど音がダレることはないようです。また、エンクロージャーも水分を吸って振動しにくくなっていますので、夏場はしょっちゅう鳴らしてやらないと、みるみる音が悪くなっていきます。

鳴らす音量ですが、一日の中で時にはエンクロージャーの板が振動しているのが解るくらい、入力を入れてやった方が鳴りが良くなる様です。やはりエンクロージャー自体を鳴らさなければならないタンノイのスピーカーの宿命なのでしょう。

これは何もタンノイシステムに限ったことではないようですが、長時間小さな音量で鳴らしてやるより、いったん完全にみんな電源まで切ってやった方が、エージングが進みやすい様です。特に透明感がグッと上がってくる感じがします。

最新のHEモデルよりも前のユニットを搭載しているモデルでは、単線系のスピーカーケーブルが本当に相性良い様です。撚り線でも、あまり細いのではなく、太めのものを使用した、スペース&タイムのケーブルも相性が良いようです。これは切り売りで幾つか種類が出ています。安いものだと\1,300/mくらいです。

リスニングポイントは、ユニットの軸線上で正三角形を作って、部屋の広さにもよるでしょうが、それより20〜30cmくらい後方です。ちなみにウチではちょうど応接セットのテーブルの上なものですから、試聴に来た方々は、不思議にほとんど皆、テーブルの上に座って聴くようになります。

タンノイのの1970年代前半までのスピーカーユニットは、ハードエッジでしたが、エンクロージャーの板が柔らかくて、むしろエンクロージャーを鳴らして音造りをしていた感があります。

1981年以降から最新のHEより前のモデルは、むしろユニットの低域再生を改善させ、エンクロージャーの共鳴はそれ以前よりも控えめにして音造りをしていた様に思います。

そして最新のHEモデルですが、低域の再生よりも歯切れ良さ、シャープさを追求し、多少低域再生力が落ちても仕方がないというような作りのような気がします。

特にオートグラフ・ミレニアムでは、よっぽど大きな信号を入れてやらないと、箱が鳴り出しません。これはHEでユニットの低域が落ち始める周波数が上がったことと、使用している板が、実に硬く、オリジナルと違って、叩くと「カツン」という感じの音がするものに変更されているせいかと思われます。

「もったり」した低域にならない代わりに、確かにシャープで力強い鳴りっぷりなのですが、昔のオリジナル・オートグラフの様な大きなうねりのような低音に包まれる快感を味わうのは、よっぽど条件がそろわないと難しいでしょう。

>>447 の6)に挙げたお宅からEARのプリ(864B)とメイン(861)を借りてきました。

先日オリジナル・オートグラフで少し低域が持ち上がり気味かな、なんて思って聴いていたのですが、新しいミレニアムでは、これがピッタリ。もともと、EARのメインアンプは少し低域の出力が上がり、ゆったり目に聴こえるのですが、これが新しいオートグラフでは、ちょうど低域の再生が落ち始めるあたりに、アンプが補うような形でサポートする様です。しかも、俄然、板の響きが良くなりました。驚いたことに、解像度は是枝300Bプッシュプルに負けないくらい、しっかり描き出してくれます。
ただ、少し引っ込んだ感じがするので、個人的には是枝300Bの方が好みです。

でも、同席したEARのオーナーが仰るのには、「タンノイの場合、ステージとの距離感は、こんなものでしょう」とのこと。

「部屋のコーナーにスピーカーを置いて、聴くリスニングポイントは、たいていは部屋の中央やや奥、というふうになるかと思います。そうした場合、あまり音が前に出て来すぎると、演奏者の中に頭を突っ込んで聴いているような感じになり、演奏会場の椅子にゆっくり腰掛けてきいているという、タンノイらしい本来の音と違って来ます」

なるほど、と思いました。

http://mimizun.com/2chlog/pav/ebi.2ch.net/pav/kako/992/992992601.html

音楽カフェ Blossom :ブロッサム

埼玉県越谷市東大沢5丁目15番3

オーディオ装置

タンノイオートグラフミレニアム

レコードプレーヤはトーレンス TD520 に、SME3012トーンアームを取り付け、カートリッジはオルトフォン MC20Wを使用。.


プリアンプは、真空管式CRイコライザ+超低歪率フラットアンプを使用。

メインアンプは大型直熱真空管 845 を使用した三段直結アンプ。 モノラルアンプ 2台

http://www.cafe-blossom.jp/


ふとしたことで「音楽カフェ Blossom 」を見つけた。そこは家と同じタンノイスピーカーでこれも家と同じトーレンスの520でレコードを鳴らしているようだ。しかも球のアンプで…私にとっては夢のような場所である。

しかもスピーカーは何と「オートグラフ・ミレニアム」という。家のウェストミンスターをも上回るこの巨大スピーカーは、展示場では聴いた事はあるがちゃんとセッティングされた音は一度も聞いたことが無かった。

店主の笑顔を見て私は「この方は本物だ…」と直感した。球と音楽に命を捧げている方だろう。

私はピールと自家製パン。長男はケーキセットを注文して少し店主とお話したら早速店主は「何かリクエストは?」と聞いてきた。待ってました。

「管弦楽の大音量のものなら何でも…」と答えると店主は1枚のレコードを取り出し針を下ろした。

モーツァルトのピアノ協奏曲第25番が始まった。演奏は何とグルダ

これは紛れも無く伝統のタンノイの音である。アーデンやGRFの延長上で頂点を極めたオートグラフの音だった。私はミレニアムとして再生産されたこの近代的なオートグラフはもっとシャープで現代のCD再生にも間口を開いたものだと考えていたが、この音は違った。どちらかと言うとこもった昔ながらの音であった。これは真空管アンプの影響も強いのだろう。845という電球のような大きな球の温もりが相等出ているような懐かしい音だった。

思えば私も昔は頑なに球にこだわりマランツの♯7とmodel-9で球の世界にどっぷりつかっていたが、♯7が5年前に壊れマッキンのC-33に代わり、3年前遂にトラブル続きのmodel-9からジェフ・ローランドのmodel−8という大型トランジスタアンプに代えてしまい球から惜別した。そして2年前透明でハイスピードだかやや冷たいトランジスタの音をカバーする為にヤマハの音場処理アンプを入れて何とか満足するものになっているが、それでも球の持つ独特の味わいは決して出せない。

私はこの音を聴きながら2つのことを思った。「真空管はやはりいいな」と「トランジスタも悪くないな」という相反するようなことだ。

球の持つ「温もり」は掛け替えの無い素晴らしい世界だがあのグルダの演奏にはもっと細やかな響きの遊びがあったと思う。恐らくpianoforteの再生装置で同じ録音のCDを聴けば全く違った演奏になるのではないだろうか?

http://blog.goo.ne.jp/ensemble-arakawa/e/7e95adb1bfecea97d53628f5c907d861

                ./" ̄ ̄"''ヽ       _,, -‐- ,,_
        ./ ̄"ヽ    i        .|    ./
     / ̄'' b ,-、 d   ./¨ヽ {0}   .|   ./
     ,!-、b | `=' ',  i_,.ノ      |   /¨`ヽ  {0}
    ヽニ,  ,'  /´ \ `‐-    _,,,,..|  i__,,.ノ
     l´  >、_/    \__,>、,r'''"   |   `ー-
    . l   l /      /〈 ー'      ヽ   |
     l   ノ l .l    / /        l,r‐';"´〉  ,r'",r''"
    l,--、l / l     ,l     /     / 〈 /'-'フ" <
_,r=='  ノ`〉 l   / /    /      l   ヽl/"''''''''"
_,r‐'"  / 〈  l''''''フ´ l    /      ノ   l/ /
‐‐''''フ"  ,r''l_,.ノ/  .(    ./     /   / /
‐<ニ--‐‐''" /   /   /`''ヽ、,_ ノ   / /
_r=ニ>-==‐'フ   /  ,..ノ     >'   ,-ム、'


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4. タンノイはLPレコードの音をSPレコードの音に変える魔法のスピーカ


3 名前:タンノイっていいよねー :2001/06/20(水) 12:55

スターリング持ってます。聞いててほっとします。

タンノイファンクラブでマターリと語りましょうよ。

www.geocities.co.jp/Hollywood/4518/


116:Matt

タンノイはウーファーをホーンの延長として使うという発想で、これは大昔は他のメーカーもやっていたようです。

問題はタンノイのマグネットは大体弱く、ホーンドライバーもそのままでは弱いドライバーに特有の、山形の周波数特性になってしまいます。これを電気的に平坦にしています。 だからといって否定するものではありませんし、同軸であるというメリットも大いにあります。

ただ個人的には、パンチ力がなく、過渡的な信号への応答性が悪いと感じて、あまり好きではありません。

128:Matt

私は最終的にタンノイがだめだというのでは決してありません。実際に、販売店で音楽を聞いてさえ、感動することがありますが、JBLを販売店で聞いて感動することは余りありません。

結局、最終的に音が好きか嫌いかという問題とは関係ありませんし。ただ、タンノイは原音再生というところを目指していないという点はあると思います。

130:ビックリマスダ

結局は擬似的に、いかに本物の様に聴けるかと言う事だと思います

ソースに入っている音だけを聴きたいのならヘッドホンしか有りません、数メートル離れて、たかだか15インチのスピーカーのユニットだけでオーケストラを再現するのは無理です、そのための手段として箱も鳴らし床も揺すり壁の反射も利用して実際の音像を再現しようとしているのだと考えています。タンノイはこの考え方にマッチしたスピーカーだと思います。

原音再生がどんな物なのか解りませんがタンノイも実在感の無い音の再生は目指していないと思います。


871:RW-2

オートグラフ、ウエストミンスターやパラゴンらは'原音再生'という意味の音声変換機としては一番懸離れたところにあるSPシステムでしょね。

どちらかと言えばまやかしの音場創造機であって、律義な表現としてはクラシックには向かんでしょ。ただし'幻音創生'という趣向では無二の存在です。

クラシックを聴くうえで一番正確なのは密閉型のダイレクトラジエター式でしょか。ホーン型や共鳴型(バスレフ含)では必ず帯域にピーク、ディップが生まれますし、超低域はこうべを垂れやんす。音圧が落ちようとだらだらと超低域まで伸びている方がクラシックには宜しい。それがもたらす「気配」が出るかどうかでだいぶ音楽の表情に差が生まれやんすから。


131:カニ

擬似的に聴くのにスピーカーからしなくても部屋など周囲の環境で着色されてしまう。そのあたりが時代に合わなくて、輸入元も見捨てた理由じゃないですかね。


都会>地方>田舎>今では、伝説で売る始末。


と、各地の販売店で言ってますけどね。ただ脚色過多で元の情報が不明確になってしまう点が美点だといえば、納得もするんですけどね。

132:試聴などするつもりはない

バイアスという言葉がある。
電気店の店頭で試聴するときの心理状態と、自宅のリスニングルームで、深夜に音楽鑑賞をしているときの心理状態は、バイアスが違うのである。

深々とした夜の静寂と闇に身をゆだねる時・・・そんな時には、タンノイの古色ある音がしっくりくる。もっと言えば、現代的な「鮮明すぎる音は場違い」なのである。

これから精神活動のレベルを低下させていこうとする深夜、タンノイの控えめな音は場をわきまえた紳士の振る舞いなのだ。これは、もちろんレベル・ハイエンドの話。わかる人にしかわからない。

伝説だけで商売が出来る?
客はそんなに馬鹿ではない。

133:寝物語

印象派の絵画を見て、ボケているから価値がないと君は言うのか。
ボケ具合に価値があるのを知るのが教養だ。
ホーンツイーターの鮮明と、箱鳴りのたなびき。その絶妙の味わいが見事。これこそタンノイという絵描きの仕事だ。


137:ビックリマスダ
カニさんの様に部屋の着色を嫌うのでしたら無響室で聴けば良いですよ、部屋は音を着色するのではなくて、出ている音のどの部分を吸収しているか、反射しているかです、出ている音に他の音を附加する物では有りません、いかに自然な演奏環境を擬似的に再現出来るかです。

私は大規模なコンサートホールなんてとても良い空間とは思いませんが?
教会とかお城の部屋とかが好きですホールでも小型の物ですね・・・


138:ぽんさん
>>137
タンノイですと、どのソフトを聴いても教会とかお城の部屋になっちゃいませんか?
ビックリマスダさんの無響室は極端な話だと思うのですが、私もワンパターンで鳴ってしまうスピーカーは好みではありません。


145:タンノイはリアル

私は生録をした経験が有る。30年ほど前は、カセット・デンスケを持って地元の大ホールに通ったものだ。

ところが家にかえってその音を聴いて驚いた。ワンワン、唸ってばかりいるような、ボケボケのサウンドだったからだ。

私たちがコンサートに行って音楽を聴くとき、目から迫力のステージの模様が飛び込んでくるので、音も鮮明だと錯覚していることに気がついた。

大ホールで聴く本当の音は、録音したとおりのボケボケのサウンドだったのだ。
その経験が有るから、タンノイの音がいかにリアルなステージを再現しているか今では良く分かるのだ。

タンノイがボケているという人は、かぶりつきのライブハウスの音を基準にしている。
大ホールの音の再現性で言えば、タンノイは大変リアルである。ロックを聴いても、

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1110765266/

          ____
        /      \
       // ヽ      \
      / /    \     ヽ
     || へ  / ヾ_    |
     | イ●丶  ィ●ア|   |
     | |  ̄ )    ̄ |   |
.  |  | |  丶       |    | アホ日本人にはホーンが一番効くわね
.  Π  | 丶  ー→   ノ   リ
   | |   \ \___ /    /
   | |_   )ノリ )   ∠彡//
  /スノ   /  |_/ |\
  L_ノ   / >  | /  <   ヽ
   \ \ノ /ヽ │/ /  ィ  |
    \__ │   //  . │ |


135 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/13(水) 15:48:33 ID:E/VRBQ/c

バハハ、おまいらまだビンテージ痰乃胆なんかマンセーしてんの、バカだねぇw
エッジ崩壊、高音伸びてない、ダラダラ低音、ドロドロンな解像力、
原音超え林寛子ちゃんの美声が友近みたく変質するスピカの最大失敗作。

288 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/19(水) 11:08:21 ID:KsBLWdBN

低音ボアボア.これがホールトーンなんだそうだ。
クラシックにはタンノイ
わかる人にはわかる。

290 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/20(木) 14:49:23 ID:WK4A7s51

ぼあぼあの地を這うような低音、空気を揺るがす低音が魂に訴える。
そこが大好き。オールドタンノイよ永遠なれ。

291 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/21(金) 09:55:21 ID:CW9Sro5n

低音ボアボア=ホールトーン付加
これさえわかればオールドタンノイもナカナカいけるよ。


292 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/21(金) 18:39:13 ID:I3m+HUFS

演奏会場は当然にホールトーンだよね。日常的にきている音も残響付きだよね。
無音室ではないのだから。

よき時代の優秀録音のLPも教会とかの適度の残響で録音されたものが多い。
過度の残響音と思っている方は一度高級プレーヤー(特にアーム・モーター) 及び優秀な球アンプでしっかりした部屋で聞いてごらん。


202 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/04(木) 11:52:24 ID:dQv1kZH7

TW型のツイーターの構造というのは、普通のドーム型のツイーターに金属製のラッパ(ホーン)を取り付けただけの、簡単な構造に成っています。

ただし、Tannoyの場合、この金属製のラッパが入れ子になっており、外側から内側に掛けて小さな系のラッパが連なる、少し凝った仕組みのホーン型のツイーターとなっています。

そして結論ですが、ドーム型ツイーター+ホーンの音を旧来のコンプレッション型のホーンに近づけるのはムリだと思います。ユニットを取り外して、マルチで鳴らしてみれば解りますが、音が違いすぎます。コンプレッション型のホーンは、クロスが1kHzでも使えるぐらいレンジが広いものですので、中域での迫力も違ってきます。

TW型のツイーターは、そういう意味では、ホーン臭さかなり減っておりますので、昔のTannoyホーンが生理的に受け付けなかった人でも、聞けるような普遍さがあります。Tannoyのホーンは、アルテックやJBLよりもかなりキツイ(臭い)音のするものでしたから。また違った意味では、いぶし銀のTannoyの音は消え去り、KEFやTHIELと競合する普通の音になってしまったともいえるかと思います。


206 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/10(水) 11:15:36 ID:4pYjlRtE
>>202
ホーン自体クセの共振ピークがホーン臭い音の原因で、これを潰すために補正回路が必要。だがこれを入れるとさらに位相が回り、位相が徹底管理された海外製ハイエンド機のような広大音場とピンポイント定位が両立する臨場感は原理的に絶対得られない。

巨大なホーンを家で鳴らすマニアが廃れたのは家屋事情の他にこれがある。

タンノイはがウーファーが大径になる程に中抜けが酷い。
昔から指摘されていた事だが15インチより10インチの評価が高いのはこの理由だ。


307 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/29(土) 19:26:51 ID:B3rZE9/j

タンノイ好き(38p使用)ではあるが、ホーンツイーターより時々いやな音がでる。
タンノイの持病かなとも思う。

それとも30年もののぼやけた球アンプで鳴らせば気にならないのかな。
クオードですか。温かい切れこみのない音の様ですから。


397 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/07(月) 21:52:17 ID:Mt9QoSeY

タンノイは以前弦がすばらしいと誰かが言ったが繊細さはあるが、弦はあまり良く鳴らないと思う


398 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/08(火) 09:04:04 ID:JVJhFe6z

タンノイは弦が酷い
金管は良く鳴く
それが印象

http://toki.2ch.net/test/read.cgi/pav/1173758367/

4 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/06/20(水) 14:03

タンノイって、分解能が悪くって、音がブカブカ、モカモカでした。
今もそうですか。
素直なスカットした音が好きですが、今のタンノイならでるでしょうか。


5 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/06/20(水) 14:22

俺も10,20代の時は偉そうにそんな事言ってたけど最近良さが解かる様になってきたな-(女遊びが飽きてきたからか?)

おじん向きといえばそうなんだが(若い奴が惚れてたら不健康?)解かる様な時がいずれか来るよ。


6 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/06/20(水) 15:05
>>5
自分が好きになったのだから他の人もそうなるはず、というのはあなたの幻想です。タンノイに限らずそう思います。そもそも「解かる」という言葉は不適当で、「タンノイの音色を楽しむ」くらいに書いて欲しいのです。

あのマターリとしたサウンドが良いと感じる人はいると思いますが、音楽を選ぶんですよね。私は35歳で、ハイスピードな現代オーディオが苦手な人間ですが、タンノイは好きになれませんでした。

7 名前:ブロス :2001/06/20(水) 15:23

タンノイのどこが良いのか、理解に苦しむ、あの同軸SPの考え自体が間違っとる!。
理論的に、高域と中高域の位相が整合できない欠陥SP。

あんなSPをありがたがって使っている上杉研も落ちたものだ。
40年前の五味のオートグラフから進歩していない、化石SPだ。


33 名前:ブロス :2001/06/21(木) 10:33

タンノイの同軸SPは、ツィーターフォーンの延長上にウーファのコーンが有るため、丁度紙製のフォーンを付けたフォーンツィーターのように鳴きが凄いのです。シャーシャーパカパカ(あなたの様に・・・)

当然クロスオーバー付近での位相は滅茶苦茶で、整合なんてとても合わせられません。フォーンの一部であるウーファコーンが振動しているため、なおさら難しい。

ですから、30年くらい前には、パイオニアもPAX−38と言った同軸SPを作りましたが、今は止めています。ジェンセンもセンターポールくりぬきの同軸は、ウーファの磁界が取れない理由で止めております。

このように理論以前に、タンノイの同軸はすこぶる悪いのであります。

38 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/06/21(木) 18:09

TANNOYはハコを鳴らすスピーカーです。


39 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/06/21(木) 21:29
>>38
全くそのとおり。
金がかかった贅沢なエンクロージャーをふんだんに鳴らして初めてバランス取れるような音を、あの同軸ユニットは出してる。

ただ企業としてはそれだけではやってけないから、安物も出してるんで、TDシリーズとかじゃ、本当のタンノイは語れない。また、最近のマーキュリーとかはコストかけられないのを逆手にとって、同軸でない安いユニット使って、まったく違う音を出してるから、あれはあれでおもしろいけどね。


42 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/06/22(金) 06:29

タンノイらしさが味わえるのは最低でもGRFメモリー以上の機種、
それ以下は名前だけの単なる製品そろえで問題外。


44 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/06/22(金) 08:42

タンノイはタンナイ・スピーカー、特性をフラットにせよ。
癖をなくせ。ネットワークもドロドロ音の元凶。
眼を覚まさなければ、人生棒にふる。

45 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/06/22(金) 09:09
>>44
ちゃんと調整されたタンノイ上位機種でクラシック聴いてみな!
フラットでない特性も、癖も、さらにはボンボンの箱鳴りも、極めて音楽表現にプラスになってること分かるって!

でもそれは、クラシック聴く人で、しかも音のいいホールでのコンサートに行ったことのある人しか理解できないだろうから、今時、特性フラットとか逝ってるキミには分からないかもね。


46 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/06/22(金) 10:24

クラシックっていっても、それはタンノイに合うクラシックってことになるよね。あまりに守備範囲が狭い。


48 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/06/22(金) 10:40

「ボンボンの箱鳴りが音楽表現にプラスになる」てのが、私にはとても付いていけない世界なのです。

タンノイにあうクラシックてのはおそらくあなたが聴いているクラシックだろうね。それを聞いたほうが早いよ。


49 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/06/22(金) 10:55
>48
そりゃ、あんたのアンプがしょぼいから。(ぷ

50 名前:45 :2001/06/22(金) 11:15

タンノイのプレスティージシリーズは的確なセッティングの元で、制動力のあるアンプで鳴らしたとき、極めてクラシック向けの音楽表現ある音を出してくれる。
どうも45の意味が理解できていないようだからもう一度言うけど、クラシックのいいホールで聴く音というのは、オケの出す音とホール鳴りとが混然と混じり合って、マスとしてのいい音楽が鳴り響くのだよ。タンノイの箱鳴りはその感じを極めて良く出してくれる。

それに、聞こえてくるコントラバスやチェロの音というのは、かなりの部分が弦の出す音を胴体で共鳴させてる音、つまり箱鳴りであることを忘れてはいけない。

箱鳴りを再現するには箱鳴りをうまく利用するのが一番自然だ。
そこのノウハウがタンノイはすばらしいのだ。
日本人にはなかなかマネできないところだね。

まあ、「時代遅れ」と言われれば、それまでだが……。


52 名前:48 :2001/06/22(金) 12:49

箱鳴りによる疑似コンサートホール効果を、たとえそれがどんなに素敵なものであっても、音楽表現と呼ぶのには抵抗があるな、自分には、ということです。

別に箱鳴りに頼らなくても、ちょっとまともな録音だったら必要にして十分なアンビエント音響情報はソースに既に入っているから、それを素直に再生することで満足できてるんだな。


61 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/06/26(火) 22:37
>>48
激しく同意。
君のアンプはしょぼくないと思うよ。
俺のGOLDMUNDでも同じ感想だ。

ソースにプラスαの付けたしを行うSPを使うということは、ソースの情報を充分に引き出せていないからだよ。CDでもLPでも、良いソースには充分な情報が入っている。弦楽器の箱鳴りもソースに入っている。百歩譲ってSPが楽器と同じ機能を持つ必要があったとしても、何で箱鳴りだけSPで付け足して、弦の擦れる音を付け足さないのか? 

弦楽器の音のほとんどが箱鳴りだから、箱鳴りの音が最もソースに多く含まれているのではないか? なぜ箱鳴り「だけ」を付け足す?

生演奏を良く聴き、かつ生演奏の再現をオーディオに求める人は、絶対にタンノイを使わない。

タンノイは、所謂「オーディオの音」が好きな人向けのSP。タンノイのSPを何度か聴いたことがあるけど、リラックスできる音だと思った。でも生演奏とは全く違う音。「クラシック音楽」に向いているとは思うが、「クラシックコンサートの再現」には全く向いていないということ。

そこを勘違いすると、>>45のような典型的なタンノイバカになってしまうんだ。


85 名前:うーん :2001/06/28(木) 19:16
>>50

 50の文章読んでなんとなく納得させられる気がしないでもないのですが、でも
やっぱり納得できない。

 楽器やオーケストラが胴なりやホールの響きを加味して音楽が形成されるのはもっともことなんだけど、それとスピーカーの箱なりは別では?

 箱なりで固有の音色が加わったりしちゃうから、雰囲気は似ていてもまったく生とはかけ離れた音色(音楽)になってしまうんじゃないでしょうか?

 もちろん、50は生に忠実な再生を求めていらっしゃらないとは思いますけど。
だけど、

>箱鳴りを再現するには箱鳴りをうまく利用するのが一番自然だ。

 という理論は???です。


88 名前:50 :2001/06/28(木) 21:36
>>85
タンノイのオートグラフが開発された時代を考えてみて下さい。1950年半ばです。その時代のタンノイが持っていたオーディオ技術で無理なくオーケストラを再生するために作られたのがオートグラフです。

タンノイのユニット自体はキツイ音で鳴ります。DSPはもちろん、まともなトーンコントロール回路さえ無いに等しかった50年代半ばに、キツイ音のするユニットでオーケストラの響きを出すには、楽器的響きがするエンクロージャーに入れ、全体を鳴らして調和させるのが最も自然、かつ効果的方法だったわけです。

「割れ蓋に閉じ鍋」の最たるものですが、タンノイ社のノウハウが結果として素晴らしい響きのスピーカーシステムを作り上げたわけです。現在でもタンノイのスピーカーの存在理由はそこにあると思います。

特性とか理論を重視する人には、タンノイを使う理由はありません。もっとそう言う人向けのスピーカーがティールとかエグルトン・ワークスから出ているそうです(藁)。ちゃんと調整されたタンノイプレスティージシリーズの奏でる、耳をくすぐるようなバイオリンの響きや、浪々と鳴るチェロやコントラバスを聴いてみて下さい。そうすれば「正確ではないが、自然で美しい音」がどんなものか分かってもらえると思います。

もちろん、「それが好みでない」と感じるのはあなたの自由です。タンノイは「好き」・「嫌い」で語るべきスピーカーだと思います。


95 名前:うーむ :2001/06/28(木) 22:26
>>88

スターリングやエジンバラでは私には“自然”というよりもむしろ“不自然”(造られた低音)と感じました。

98 名前:通行人K :2001/06/28(木) 23:13
>>95
>スターリングやエジンバラでは私には“自然”というよりもむしろ“不自然”(造られた低音)と感じましたので。

この感じ方は正しいと思います。

タンノイは、ウェストミンスター・ロイヤルも、オートグラフ・ミレニアムも、みんな「創られた独特の低音」を持っています。ホーンロードのかかったウェストミンスターやオートグラフは、やはり独特の箱鳴りがあって、それがともすると耳に付きます。


116 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/06/29(金) 23:56

G.R.F聴きましたが、確かに木のホールの雰囲気を加えたような音がしますね。

でも、どの演奏でも同じホールに聞こえてしまうようで、私はダメです。ムジークフェラインで聴いた、あの鮮烈でダイナミックレンジの広い音が出てこないのです。

最近のスピーカーの方が、その辺りの雰囲気は良く出ます。


117 名前:50 :2001/06/30(土) 00:19
>>116
タンノイは独特の響きを元の音に加えてしまうスピーカーなのでどの演奏でも同じホールに聞こえてしまうのは仕方ないことです。確か菅野沖彦氏だったと思いますが

「タンノイホールで聴いている感じの音になる」

という意味の発言をされていますが、そのとおりだと思います。タンノイホールの響きがあなたにお気に召さないということならば、他のスピーカーを選ばれた方がいいと思います。

118 名前:116 :2001/06/30(土) 01:36

私はタンノイの音よりウィーンフィルの音が好きなので、別のスピーカーを選択した方が良さそうですね。


120 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/06/30(土) 02:16
>>117
タンノイホールって何だ? おまえアホか?

ウイーンフィルとベルリンフィルの音色の違いも出せないようなSPのどこがいいんだ?

121 名前:50 :2001/06/30(土) 02:24
>>120
誤読もいいかげんにしましょう。そんなこたあ、一言も書いておりません。

ウイーンフィルの音にタンノイの響きが付加され、
ベルリンフィルの音にタンノイの響きが付加される

と言っているのです。


122 名前:120 :2001/06/30(土) 02:43
>>121
バカもいいかげんにしましょう。

ウイーンフィルはムジークフェラインのホール鳴りを考慮して音作りをして、
ベルリンフィルはフィルハーモニーホールのホール鳴りを考慮して音作りをしてる

だから、ホール鳴りも表現できないSPは論外と逝ってるのです。


127 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/06/30(土) 04:15

タンノイはいいよ。DACを何にしようとアンプを何にしようと同じような音がするからね

CDPやアンプに金をかける必要がないよ。何しろタンノイの音しかしないから。
そういう意味ではすごくお買い得なスピーカーだね。


133 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/06/30(土) 21:05

深く深−いタンノイの世界。

俺もスタ−リング早く欲しい。。。置く場所が無い。。。。。
あれなら今流行の輸入物より長く深−いお付き合いが出来そうですが。


134 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/06/30(土) 21:14

タンノイに深さなんかないよ。
幻想だね、幻想。

167 名前:K :2001/07/02(月) 10:49

ホールの中で聴いているような、ふくよかで包まれるようなサウンドがお好きで、タンノイの音を聴いたことがあって、その傾向がお嫌いでないのなら、出来ればプレステージ・シリーズが良いかと思います。その上で、室内楽を聴くか、オーケストラ曲を聴くかで大きくシステム構築が分かれます。

次に出せるお金。やはり金額の高いものは、安いものより個性が強いのですが、良い点も多々持っていると思います。

室内楽がほとんどならば、資金的余裕があるなら現状ではターンベリーを選びます。

そこまでお金が出せないのなら、スターリングです。

プレステージ・シリーズ以外のモデルに関しては、ケースバイケースだと思います。

オーケストラ曲をお聴きになるのなら、やはりオートグラフが一番かと思います。

ただ、スペース的な問題、コーナーにちゃんと付けられるか等の理由で使用できない場合があり、その場合はウェストミンスター・ロイヤルが良いのですが、もっとワイドレンジで低音が出て欲しい、比較的いろんなジャンルを聴くという場合は、KINGDOM15をお奨めしています。

クラシックもジャズも比較的オールラウンドに聴けて、なおかつタンノイのプレステージ・シリーズらしい音をお求めの方には、G.R.F.Memoryをお奨めしています。

けっこうアンプを選ぶので、心配でしたら、アンプをお店に持参して、実際に聴いてからお決めになる方が良いかと思います。


170 名前:K :2001/07/02(月) 11:57

>スタ−リングが欲しい(多分買うと思いますが)僕はあのスピ−カ−でも>色んな音楽を聴きたいのですがやはり聴く音楽のジャンルは限定されてしまうのでしょうか?

プレステージ・シリーズの、あの独特のふくよかさと、響きの良いホールで聴いている感触、そしてチェロなどの胴鳴りの雰囲気を出すという点では、傾向が違ってきますので、スターリングに魅力を感じるなら、スターリングにすべきだと思います。

ちなみに友人に譲った初代スターリングが、今、エアータイトのATM300とJPSのケーブルで見違えるようにジャズからクラシックまで聴けるようになったので、もの凄く感謝されています(^^;

もし私が10年前、こういったノウハウを持っていたら、きっと手放さなかっただろうと思います。

177 名前:K :2001/07/02(月) 16:37

モノラル後期〜ステレオ初期の録音は、マルチマイクロフォンで音を鮮明にとってやる、比較的残響が少ない録音が主流で、マイクを充てたところが図抜けた感じで聴こえ、ホールの中で聴いている各楽器が溶け合ったバランスとはかけ離れたものでした。低域は録音直後のテープの状態ですら伸びが不足していて、当時のスピーカーのレヴェルが低かったせいもあり、オンマイクならではのスピード&ダイレクト感のある再生はある程度は出来たので、ジャズなどの再生はけっこうイケたのですが、クラシック音楽は、まだまだ、という状態でした。

クラシック音楽を愛するガイ・R・ファウンテンはホールの中でオーケストラを聴くようなスケール感と低域の量感、各楽器がブレンドされ、余韻に包まれるような聴き方したかったので、苦労の末、ああいったオールホーンの、しかも少し低域がモッコリ盛り上がり、少し遅れる欠点はあっても、「らしく聴かせる」スピーカーシステムを造ったわけです。

その後録音技術が進み、十分なダイナミックレンジと周波数特性、そして分解能を有するようになった現在では、たった2〜6本で、しかもオフマイク気味に録音しても十分演奏の細部までわかる様になってきました。むしろこの方が位相の問題からもベターであることが録音エンジニアの間でも一般概念となってきました。スピーカーも同軸2ウェイでないと位相合わせが出来ないということはなくなり、コンピューター解析を利用して、セパレートタイプでもビシッと位相のあった製品がどんどん出てくる様になりました。

そうなると、オートグラフのようなスピーカーの場合は、録音が最新のもので、音が良ければ良い程、スピーカー側での色づけがむしろ邪魔になってきます。

ですから、少ないマイクロフォンでちょっとオフマイク気味に録音した最新のデジタル録音を中心に聴く方には、タンノイのようなスピーカーは、その独特の響きが煩わしく感じるかと思います。その場合は、同じタンノイでも、キングダムや新しいディメンジョンシリーズなどが適切かと思います。あるいは録音時のモニターで使っているB&Wの方が良いかと思います。


一方、「名演奏家」と言われた方々のレコードを聴くことが中心な方には、まだまだ「タンノイらしいサウンド」と言われるプレステージ・シリーズが良いかと思います。

>聞く部屋の残響ってどの様に考えたらいいの?

基本的にはプレステージモデルは余計な響きを嫌いますから、少しデッドな方が良いかと思いますが、私が一番良いと感じたのは、九州の湯布院の方の所で、少し山小屋風。パインの板で周囲を囲み、天井はよく会議室などで見られる吸音素材、床は厚さ3cmの桜材で、ちょっとライブに響いていました。


196 名前:192 :2001/07/03(火) 18:05

さて、Kさんなら、TANNOYのBlack、Silver、REDの外観は見た事があると思います。(写真か実物か問わず)

Black、Silverの頃はのシンプルなフレームは、Goodmansのものと同じです。Goodmansは英国最大のスピーカーメーカーであり、他社へのOEMも非常に多く、生産台数は圧倒的です。

TANNOY製品もGoodmansにOEMを依頼していたか、部品の供給を受けていたと考えるのが自然です。他の例をあげれば、Goodmansは米国ラファイエットラジオ、Knightラジオ、英国VitavoxなどにOEMをしています。


197 名前:192 :2001/07/03(火) 18:18

タンノイ独自のウーファーとありますが、コーン紙の型って、めちゃくちゃお金がかかるんですよ。たとえば、JBLのD123というスピーカーがありますが、これと、JensenとWestrex(型番は知らないのですが)と、全く同じ形のコーンを使っているものがあります。型の共用かどこかのOEMですね。

古いGoodmansの業者向けの広告で、

「うちは、どんな形のコーンも、どんな配合の紙でも準備できます。」

というのが、あります。となると、Tannoyのウーファーというのも、タンノイ仕様のGoodmansの紙なのかもしれません。後に(HPDでしたっけ?)からドイツのクルトミュラーコーンに変わりますね。


198 名前:K :2001/07/03(火) 18:38

私は英国タンノイ社の営業担当者と直接話したことがありますが、

「あの火災が起こる前までは、すべて自社で生産していた。ユニットの紙の配合は、秘密だったからね。火災さえなければ、クルトミューラーにお願いすることはなかった。ハーマン・グループの傘下に入ることもなかった」

と言うようなことを言っていました。営業の方だから、東洋から来た私のような一見さんに真実を話す必要はないということで、嘘をついていたとも思えないのですが……。

もし、形状が似ているとすれば、型造りはグッドマンに依頼し、実際に自分の所で製造していた、ということは考えられませんか?


200 名前:K :2001/07/03(火) 18:55

「設計プランの幾つかを社長の所に持っていき、最終設計図は、社長自ら描いた」


と言っていたことを思い出しました。となると、コーン紙の金型が同じ、ということも考えにくい様な……。

でも、当時のコーン紙の金型がべらぼうに高価だったとしたら、グッドマンのをそのまま使い、フレームやボイスコイル等でオリジナリティーを出していた、とも考えらますね。ま、グッドマンに金型造りをお願いしていた可能性は、いずれにしてもありますね。


201 名前:K :2001/07/03(火) 19:11

>英国の会社は、お互いに部品のやり取りをしていますから、

真空管の製造なんて、もっと凄いですよね。フィリップスはOEMでMullardやテレフンケンなどにも造らせていますから。

もっとも、フィリップス・ブランドで「自社生産」をうたっていた真空管も、よくよく調べてみると、下請けの町工場で造っていた、なんていうのも、ザラでしたから、Mullardで造っている方が、マシだったのかも知れません。あのEL34の音、どんなに頑張っても、中国やロシア製では到達できないと思います。

そう言えば、誰だったか忘れちゃったのですが、映画館のアンプが壊れて、東洋ウエストレックス(でしたっけ(^^;)に修理依頼したところ、なんとMullardのEL34が、代用品として三極管結合で付けられていてビックリした、なんておっしゃっている方が居ましたね。

202 名前:192 :2001/07/03(火) 19:23

そうそう、球は凄いですね。EL34なんて、英国製だけでも、いったい何種類あることやら…

松下がPhilipsにOEMしていたのは、6BQ5でしたっけ?

凄い話ですね → 東洋Westrex。

まあ、あの会社は、勝手にWestern部品を国産メーカーに発注したりしていたようなので、かなりアヤシイですよ。

Goodmansの有名なOEM先で思い出しましたが、ESLを出す前のアコースティカル(すなわち、今のQUAD)にも出していました。

紙やダンパーの設定は違うのだと思いますが、外観は、まんまAxiom22だったりします^^;


216 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/07/06(金) 11:41

ヒノの親父が、今のタンノイはGoodmansの工場で生産している。といっていたけど、どうなんだろうね?

TEACあたりも金をだして、Harmanから株を買い戻したけど、工場に関しては、一度焼けちゃって、難しいだろうしね。

確かに、新生タンノイの工場として、TANNOYマークのついたビルの写真は見たことがあるけど、そんなもの、どうとでもなるしね。

TANNOYって、TANNOYとModaunt Shortと、あと何社かでグループを作っていましたよね?


217 名前:K :2001/07/06(金) 17:58
>>216
>ヒノの親父が、今のタンノイはGoodmansの工場で生産している。
>といっていたけど、どうなんだろうね?

まだそんなことを言っているんですねぇ。(^^;
ヒノ製オートグラフの音が悪いと言うと、必ず口にするのがそのセリフ(^^;;

私が更に、

「レッドを入れても、お宅のオートグラフじゃ、あんまり良い音しないねぇ」

とチャチャを入れたところ、烈火のごとく怒って、「ティアック製のエンクロージャーしか聴いたことのないヤツに何がわかるか!」と言われ、二度と敷居をまたげない身となってしまいました(^^;;;

確か、TDシリーズの時だったと思いますが、グッドマンの研究者と共同研究やっていますから、製造も部分的にお願いしちゃっているかも知れません。

タンノイがクルトミューラー社のコーン紙を使うようになってから堕落したと言う人に対して、

「そりゃぁ、あんたの様に1960年代のLPしか聴かん人間には、昔のモニターレッド以外はクズにうつるだろうさ。

でも、最新のデジタル録音のCDを昔のオートグラフと今のG.R.F.Memory、どちらで聴くと訊かれたら、俺は新しいMemoryにするね。それを堕落と言うなら、それでも構わない。どちらを選ぶかは俺自身だし、もしユーザーのことを考えないで製品開発していたとしたら、会社はつぶれちゃっているか、俺のようなユーザーは見向きもしなくなっているだろうね」

といいうようなことを申しておりました。

私も同感で、タンノイというメーカーが、このデジタルの時代に信念を持って製品作りをしていれば、たとえ組み立て工場がグッドマンでも、セレッションでも、はたまたバイタボックスの共同工場でも、どこでも構わないと思います。

ただ、オートグラフのようなプレステージシリーズの場合は、設計も大切ですし、組み立てる場合は、それなりに熟練した方達が携わっていないと困ります。だからと言って、タンノイの工場で組み立てたものでないとタンノイでない、なんて言うつもりは毛頭ありません。

出てきた音が、タンノイならではのサウンドを持ち、工作精度もかなり高くて私を満足させるものであったら、それは私にとって、やはり「タンノイ」だと思うのです。


>TEACあたりも金をだして、Harmanから株を買い戻したけど、
>工場に関しては、一度焼けちゃって、難しいだろうしね。

でも、「今度のはKEFにも負けない最新設備だ!」と、自信ありげでしたけど(^^;

>確かに、新生タンノイの工場として、TANNOYマークのついたビルの
>写真は見たことがあるけど、そんなもの、どうとでもなるしね。

叔父が申しておりましたけど、けっこう立派な工場だそうです。で、

「確かにそこで全部のユニットを製造するには、ちょっと足りないかもしれない。
JBLと共同で、東南アジアに低価格帯の製造拠点を持ったという噂もある」

と申しておりました(^^;


>TANNOYって、TANNOYとModaunt Shortと、あと何社かでグループを
>作っていましたよね?

セレッションの研究施設は素晴らしいそうで、傘下に収めてから、小型モデルをたくさ
ん出すようになりましたよね。それはそれで良いことだと思います。

218 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/07/06(金) 18:14

僕のIIILZ(英国から取り寄せた本物。日本で売られたIIILZの多くは国産箱らしい)の裏板の響きとか凄いですよ。

良いにせよ悪いにせよ、この響きがIIILZというシステムの音に大きな影響を与えているわけで、違う材料で箱を作っても、全然違う音になってしまう。もちろん、その「ちがう」が、より良いである可能性もあるわけだけどね。

219 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/07/06(金) 18:19

それにしても、ヒノの親父 健康なユニットの紙を変なオリジナルに交換してしまうのは、やめてくれないかなぁ…

鹿革エッジもそうだけど、数年後にはリセールバリューすらないゴミになっちゃうよ。


225 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/07/07(土) 00:26

タンノイプレステージシリーズには、同じモデルでも多くの種類(TW・TWW・HW・HEなど)ありますが、音的にはどう違うのですか?
一番初期のモデル(つまみでレベル調整するタイプ)が音の厚み等は優れているのでしょうか?

例えば、価格が同じなら初期とTWどちらが買いですか?


226 名前:K :2001/07/07(土) 01:12
>>225
>例えば、価格が同じなら初期とTWどちらが買いですか?

CDで比較的新しいデジタル録音をよくお聴きになる方には、新しいシリーズ、たとえばHEとかをお奨めします。初期モデルは、例えばスターリングではIIILZにどこか似た、箱鳴りをうまく使って響きを創っているところがありました。ですから、低域は少し締まりがなく、分解能もHEなどに較べたら、少々劣っています。分解能がない分、音が固まりになりやすく、そういった意味で厚みが増している様にきこえないでもないです。

初期とTWを較べても、TWの方が低域の締まりが良く、分解能も上がっている様に聴こえます。私はそれを飛び越して、初期の次はTWWを購入しました。

449 名前:K :2001/07/22(日) 15:15

タンノイスピーカーを鳴らすコツとヒントを徒然なるままに書き記してみました。

梅雨から夏場にかけては、かなり「もったり」した音になります。特に口径の大きいユニットは最悪で、38cmともなると、冬場の数倍水分を吸って重たくなったコーン紙がレスポンスの悪さを呈します。その点、古いモニターレッドは比較的薄くて硬いコーン紙でしたので、夏場でもそれほど音がダレることはないようです。また、エンクロージャーも水分を吸って振動しにくくなっていますので、夏場はしょっちゅう鳴らしてやらないと、みるみる音が悪くなっていきます。

鳴らす音量ですが、一日の中で時にはエンクロージャーの板が振動しているのが解るくらい、入力を入れてやった方が鳴りが良くなる様です。やはりエンクロージャー自体を鳴らさなければならないタンノイのスピーカーの宿命なのでしょう。

これは何もタンノイシステムに限ったことではないようですが、長時間小さな音量で鳴らしてやるより、いったん完全にみんな電源まで切ってやった方が、エージングが進みやすい様です。特に透明感がグッと上がってくる感じがします。

最新のHEモデルよりも前のユニットを搭載しているモデルでは、単線系のスピーカーケーブルが本当に相性良い様です。撚り線でも、あまり細いのではなく、太めのものを使用した、スペース&タイムのケーブルも相性が良いようです。これは切り売りで幾つか種類が出ています。安いものだと\1,300/mくらいです。

リスニングポイントは、ユニットの軸線上で正三角形を作って、部屋の広さにもよるでしょうが、それより20〜30cmくらい後方です。ちなみにウチではちょうど応接セットのテーブルの上なものですから、試聴に来た方々は、不思議にほとんど皆、テーブルの上に座って聴くようになります。

タンノイのの1970年代前半までのスピーカーユニットは、ハードエッジでしたが、エンクロージャーの板が柔らかくて、むしろエンクロージャーを鳴らして音造りをしていた感があります。

1981年以降から最新のHEより前のモデルは、むしろユニットの低域再生を改善させ、エンクロージャーの共鳴はそれ以前よりも控えめにして音造りをしていた様に思います。

そして最新のHEモデルですが、低域の再生よりも歯切れ良さ、シャープさを追求し、多少低域再生力が落ちても仕方がないというような作りのような気がします。
同席したEARのオーナーが仰るのには、「タンノイの場合、ステージとの距離感は、こんなものでしょう」とのこと。

「部屋のコーナーにスピーカーを置いて、聴くリスニングポイントは、たいていは部屋の中央やや奥、というふうになるかと思います。そうした場合、あまり音が前に出て来すぎると、演奏者の中に頭を突っ込んで聴いているような感じになり、演奏会場の椅子にゆっくり腰掛けてきいているという、タンノイらしい本来の音と違って来ます」

なるほど、と思いました。

http://mimizun.com/2chlog/pav/ebi.2ch.net/pav/kako/992/992992601.html


                                 lこんにちは、カエルの血だす!!
                                 ヽ、,,,__  ______ノ
                    _,, ィェ 、,,,,,__             ノノ
               _,, ィ ''"~壬丑圭圭圭~"''ャ 、,,_
           _,, ィ '"壬圭圭午丑圭圭圭圭圭圭圭~"''ャ 、,,_
       _,, ィ '"壬圭圭圭午圭丑圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭''ャ 、,_
    _,, ィ '壬壬壬壬壬午ヱヱヱヱエエエエヱヱヱヱヱヱヱヱヱヽ、
   イ壬方シン亠''''''""~'三(ハ,-、i! _,,-    ,,_ )ヽ≡ヽ≡ヽ≡ヽ≡ヽ~''-ヽ
  /-'''""≡/≡/≡/≡/≡_i`!、!.i! ィ_・ュ  ィ・シ三 \三\≡\三=--'''"
  `'''-==---------ー'フ''"⌒~"ヽi!     ィ、 j  i、   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            / ◆,,,,,,,,_◇入   ー=ァ ノ )
            〉' ◇  !、 ヽ、 ヽ、_____/゙/`┌──,──┐
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            人_ ◆ノ ノ ノ l ラー''::::\ノ .ノ
          ノ 个、 ̄""~ _ノ ノ) :::ノ::::::::::ト'"
       __,, -"ノノ人 `ー____,,,,ン((:::::::/:::::::::::ノ
       `'' ンノノ ヽ;:::::::::::::::::::::::::::::::ノ;;;;;;;;;ノ
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              | `''-ァ---''"ヽ   |
             /   /     ヽ  ~ー-.,,_,、
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5. タンノイはスピーカではなく色々なアンプの違いを愉しむ為のスピーカ


49 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/12/09(土) 06:03

オートグラフってのは、長大なバックロードホーンと薄い板を鳴らすことなんかで、わざと残響を作り出しているんだよね。ソースに含まれていないホールエコーみたいなのを、人工的に付加して鳴らすわけだ。だから何を鳴らしても、細かい音やソースによる録音の違いは出てこない。みんな、強いスピーカーのキャラクターで塗りつぶしたように鳴る。

今の情報量の多い周辺機器で、オートグラフを鳴らしたらどうなるか。

変な残響がいっぱいの、トンネルか洞窟で大勢がわめいているようなひどい音になるよ。その残響がオートグラフの本質だから当然だ。

こうしないためには、昔と同じような、情報量の少ないアンプを使えばいい。古典的な真空管アンプとかね。そうすれば、聞きやすくはなる。

http://mimizun.com/2chlog/pav/ebi.2ch.net/pav/kako/974/974534537.html


TANNOY(タンノイ) [Autograph]管球式アンプ 

1950年代タンノイも自社スピーカーシステムと組み合わせる為の管球式アンプ(プリアンプ・パワーアンプ)を製造していました。TANNOYとQUADが純正みたいに言っている方が多いですが、モニターレッド搭載システム辺りまでは、TANNOY社製アンプが、本来純正の組み合わせなのですよ。


 ・プリアンプ TYPE HF.C/VA/200 (1956〜1958年)【初期型】

 ・パワーアンプ TYPE HF/200AC/12L (1958〜1959年)


特に1950年代の英国製HiFi系アンプの能力(帯域特性・歪み特性・S/N特性)は非常に優れています。高級機になればなる程その傾向が強いのです。だから、かなりクリアーでシャープな音質になります。レストア直後は、音が硬すぎるという印象を持つ人も多いのです。ただ、それで正常なのです。レストア直後にも関わらず、まったりしたボケ気味の音質だった場合は、それは完全な修理が行われていない可能性もあります。各メーカーの音作りやシリーズ(グレード)により、若干の傾向の違いはありますが、概ねそんな感じになります。現在において、部品が劣化した状態のアンプの音を基準に考えたら駄目なのです。部品が劣化し特性が出ていないのですから、ボケボケの音質になって当然なのです。

今回のTANNOYのアンプも当時の英国系高級HiFiらしいサウンドです。派手な色付けない、極めて端正なサウンドです。

英国系の高級HiFi機材(アンプやスピーカー)って、高級機になればなる程色付けの少ないクリアーで端正なサウンドになっていきます。水を飲んでいるような感覚です。だから、コメントに苦労するんですよね。悪く言えば特徴的な音質ではないのです。HiFi(高忠実度)ですから・・・ね。機材に色が付いていては、ソースに対して高忠実度再生になりませんからね。

オーディオの音質の骨格はスピーカーとアンプによってほぼ決定されますが、これも高級機なればなる程、それぞれの相性を求めてきます。TANNOYのアンプは、TANNOYのスピーカーによくマッチします。どこがどうとかという話ではなく、ほんとスムーズに音が出てきます。バランスもいいのです。当然といえば当然ですね!これがTANNOYの考えていた音質なんですから・・・

今ここに試聴用として12インチシルバーが搭載された「Landsdown」があり、それで試聴していますが・・・LEAK TL-12Plusでは若干音の線が細くなり上ずった感じになるのですが、TANNOYのアンプではそれが全くありません。重心が下がり音に厚みが増した感じです。バランスが良くなりました。しかも、クリアーなサウンドで、J-pop等Vintage機材では苦手とされるソースも見事に朗々と鳴らしてくれます。てか、J-popが鳴らないVintage機材はどこか故障していますよ。

http://vintage-audio.jp/?p=650


オリジナルエンクロージュアのオートグラフを聴く機会が2度ほどあったが、うまく鳴らなかったのか、魅力を感じなかった。その後、何度かオートグラフ(モニター・ゴールドやレッド、ミレニアム)を聴いたが、一度として満足出来るほど、うまく鳴っている音を聴いたことがない。

ということは、初めて聴いたときと、マークレヴィンソンの組み合わせ(LNP2L+ML3)で聴いた2回しか、よそでいい音のオートグラフを聴いたことがないのだ。

20年以上使ってきて、今更その魅力はどこか?と自問自答しようにも、長く連れ添った奥さんのようなもんで、

 ほっとする。安心していられる。落ち着く。くらいしか思い浮かばない。

http://analo9love.seesaa.net/article/134092842.html


プリアンプは半導体を使用せず是非とも管球式のプリアンプを使っていただきたい、メインアンプが真空管ですから半導体のプリアンプは合いません、それでは半導体のメインアンプにすれば解決かと思われますが、はっきり言って半導体のアンプではタンノイが鳴りません。また半導体のプリアンプはツルンとした音でゾリゾリ感がなく奥行き感も乏しくなります。

http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-007.html

組合わせるパワーアンプは、QUADUではありませんよ。通常はLEAK TL-12plusあたりが適当です。

TANNOYにQUADUという組み合わせが国内では常識化されていますが、QUADUはESL専用アンプと考える方が普通でしょう。ESLはコンデンサー型スピーカーでその発音構造から考えても(勿論試聴しても)わかりますが、繊細ではあるけどダイナミック型スピーカーと比較すれば全くエネルギーバランスが異なります。

スピーカーとアンプの組み合わせでは、それぞれのメリットとデメリットを補いあいマッチングを取るのですが、ESLの過度な線の細さや押し出し感の無さをQUADUは補うような音質(バランス)で作られているのですから、TANNOYの様なダイナミック型スピーカーに組合わせるとボケ気味の音になって正常なのです。

しかも、TANNOYは当時の英国系の中でも、どちらかと言えば荒い音質のスピーカーに分類されるのですから・・・余計にボケて荒い音になります。

そこで、まぁ一般的に使えるのがLEAKとなります。こだわるならモニターシルバー時代であればTANNOYのアンプやその他HiFi系のアンプとなり、いろいろ選択肢はありますが、QUADUだけは違いますよ。どうしてもQUADと言われるなら、QUADT型が良いでしょう。QUADTは「コーナーリボン」というGoodmansの12インチウーファーにリボントィーターを組み合わせたアコースチィカル社(QUAD社)のオリジナルスピーカーシステム用のアンプで、こちらは通常のダイナミック型スピーカー使用なので良いのです。

Landsdown+LEAK TL-12plusでの組合わせは、やはり家庭用高級機の内容を伴ったサウンドです。ソースを選ばず、忠実度の高い鳴りをします。普通に聴けるいいシステムだと思いますよ。

http://vintage-audio.jp/?p=450

709 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/08/22(水) 13:12

タンノイをお持ちの方は大体真空管アンプをお使いのような気がします。
技術的、音響的、音楽的に観て何故真空管アンプが似合うのでしょうか?

710 名前:K :2001/08/22(水) 19:23
>>709

ハーマングループを離れてから出したプレステージ・シリーズは、石のアンプでもけっこううまく鳴ります。QUAD 606などはその最右翼かと思います。さらにALCHEMISTのAPD24A&25Aなども相性が良いアンプだと思います。KRELLはA級増幅でパワーもあり、ドライブ能力も凄いアンプを世に送り出していますが、初期のKSA50はけっこうG.R.F.Memoryとは相性は良かったのですが、Model 600は8Ωで600Wものパワーを誇るのに、寸詰まりの低域で、がっかりさせられてしまいました。

それで、ふと思いついたのですが、タンノイの特にプレステージ・シリーズは、オートグラフなどのヴィンテージオーディオから連綿と続く独特のサウンドを持っており、オートグラフやIII LZなどが開発された頃は、真空管アンプがまだまだ主流でした。ですから、ユニットは確かに新しくなったとはいえ、コンセプトとしては古くからのものをひきずっているわけですから、その当時、すでにほとんど完成の域に達していたタンノイのスピーカーシステムは、古い真空管アンプとの方が40年以上も経た現在でも、今もって相性が良いのだと思います。

石のアンプでも、ALCEMISTのAPD25Aの様にトランスがあるものはとても相性が良いことを考えると、出力トランスを搭載してダンピング・ファクターがあまり高くない(10以下のものがけっこうある)真空管アンプは、確かに低域の制動性が悪いのですが、適度にエンクロージャーを響かせて音作りしているタンノイのスピーカーには、むしろそれがメリットになっているのではないかと思っています。

これは、ダンピングファクターが確か1000くらいあったModel 600では相性がイマイチだったことの裏付けになっているようにも思えます。初期のKSA50は100は超えていたと思いますが(300〜400程度?)、Model 600程ではなかったので、そこそこ鳴ってくれたのではないかと思っています。

また、タンノイ・ファンは、基本的にはホールの中で響いている感じを大切にしますので、たとえ録音の上では直接音が鋭く刺激的に録音されていても、音にベールを被せてしまう、という批判があったにせよ、しなやかでみずみずしく、ふくよかな真空管サウンドの方が好みなんだと思います。

時にタンノイの同軸2ウェイのツィーターは、鋭く金属的な音になってしまうことがあり、そういう傾向を回避する意味でも、真空管アンプはタンノイ・スピーカーに寄与しているのではないかと思っています。

711 名前:月よりの使者?けっこう仮面 :2001/08/23(木) 20:37

 「音作り」というのが敵視されることがあり、タンノイのような箱を鳴らすスピーカやトランス/結合コンデンサを使いまくる管球アンプは過去の製品呼ばわりされることがあります。

「みずみずしい、というのは偶数次高調波歪がたれ流しになっているだけだろう」

てな具合に。 でも、音は収録した段階で既に色がついているんですよ。マイクの種類、位置により違う音がします。マイクアンプや録音でも変わりますし、それ以前に会場や(ライブなら)客の入りでもう変わります。K先生がタンノイと管球アンプを愛好するのも録音趣味・演奏趣味が背景にあるんじゃないかと勝手に分析している次第です。

714 名前:K :2001/08/23(木) 23:13

私が結局タンノイと真空管の組み合わせになるのは、ご指摘の通り、私が自ら演奏をし、録音もやるせいもあるかと思います。自分が演奏側に回ってみるとわかりますが、演奏している時に演奏者が耳にする自分の音って、ピークだらけの荒々しくてバランスもへったくれもなく、うるおいなんて皆無の音だったりします。しかしある程度離れた所で聴くと、ホールの残響がうまく丸みを与え、うるおいのある、美しいフルートの音色になってくれたりします。風呂場で歌うと、上手くなったように聴こえる様なものですね。

録音する場合には、再生側での劣化や解像度不足も考え、指揮者のポジションほどではありませんが、そこそこ分離も良く、かつ、あまりライブになりすぎないように、でも、ちゃんと綺麗に残響を録れる場所を選びます。そうすると、どうしてもマイクロフォンの周波数のピークの部分もあったりして、も高域がピーキーに聴こえたり、潤いのない荒っぽい音に聴こえたりします。そう言う時にタンノイ&真空管アンプは、本当にそういったアラを見事に隠してくれます。

ちなみにこれをJBLの4343で再生すると、とても聴いていられません(^^;
だから、けっこうオンマイクで録って、JBL4343でちゃんと聴ける演奏をするジャズプレーヤーって、ほんと凄いものだと感心したものでした。


730 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :01/08/27 17:06 ID:c1Z2OqvI

田舎にアーデン(アルニコ)が有る。問題はアンプ。何で鳴らそうか?
昔のラックスは相性が良かったけど、今のラックスはストレートになってしまって、必ずしもタンノイとは合わないような気がする。

731 名前:K :01/08/28 10:33 ID:sPyiG9wk
>>730
確かにSQ38Dを聴いた感じでは、少しストレートという感じがしないでもないですね。
ならば、中古で昔のラックスを手に入れるというのはいかが?
ヤフオクなどでけっこう出ていたりします。

新しいところでは、ユニゾン・リサーチのsimply 2(18万)はいかがでしょう?
昔のラックスを思わせる、ちょっと柳腰風の、美しいサウンドが特徴です。

個人的にはC.R.ディベロップメンツのRomulus 6L6PP(28万)などが、ちょっと耽美的と言われるかも知れませんが、浮遊感まで見事に再生してくれる、好きなアンプだったりします。


112 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/06/29(金) 08:32

タンノイファンには球アンプ使ってる人多いと思うけどそれら以外に良かった例外的なアンプを教えて下さい。

114 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/06/29(金) 21:59
>>112
ジェフで鳴らすとイヤな音がしなくなる。
ついでに低域も少しは締まる。
ホールトーンも、はにゃ〜んと聞こえる。

131 名前:Kさんおしえて :2001/06/30(土) 11:29
>>114
のジェフは合わないんでしょうか?
最新アンプでおすすめはあるのですか?

132 名前:居座っちゃった? K :2001/06/30(土) 17:10

ジェフの音は確かに綺麗だと思います。解像力もあって、ホールトーンも素晴らしい。
でも、特にプレステージ・モデルのG.R.F.Memoryより上の、38cmユニットを駆動するには、少し柳腰風。ただしこれはメインがModel 10、プリがSynergy IIでの感想。


ゴールドムンドのMimeisis 28はタンノイらしいふくよかですぅーっと弛緩する低域と異なり、私の感覚とは違う路線の緊張感のある中低域が特徴。 McIntoshに少し似ていなくもない、ビロードのような感じで、好きな人にはたまらない感触なんでしょうが、私の好みではありませんでしたので、販売店の方が超強力に推したものの、却下。


で、ステラヴォックスPW1。これがゴールドムンドと同じ所で作っている割に、意外にもシャープで力がみなぎっている感じがして、あまりクセがなく、良い感じでした。今、石のアンプで、価格もそこそこ(買値で42万円)となると、これかなぁ?


C.R.ディベロップメンツのWoodham 300Bは、美しさと伸びやかさで勝負するなら、ジェフを凌ぐと思います。浮遊感の美しさをこれくらい出すパワーアンプは他にないでしょう。組み合わせるプリは、同社のKaster Proがベスト。ただ、個人的にはやっぱり低域のドライブ感がもう少し欲しいです。

そういう意味では、ちょっと前のモデルのArtemisの方が良かった様に思います。
ちなみにその前のRemusは低域の締まりがイマイチでした。


FMアコースティックFM411は、あまり文句の付けようがないのですが、遊びの部分、弾ける感じがありません。でも、美しさと楽器の質感を脚色せずに出すという点では、最右翼かも知れません。しかし、いかんせん、価格が320万! 価格交渉しても286万でしたので、購入するには至りませんでした。

あとそうそう、何だか音がこじんまりしてしまったのが、購入意欲を減退させた一因でした。プリがFM155だったせいもあるかも知れません。


マークレビンソンNo.334Lも全体的には悪くはないのですが、低域が出ませんでした。
これは、ダンピングファクターが高くてスピーカーをしっかり止めるために、余計に響かず、聴感上、低域が出ていないように感じるからかも知れません。理論上はこちらが「正しい音」なのかも知れないのですが、個人的に「これで鳴らすなら、スピーカーはウィルソン・オーディオのSystem 6か、ATC SCM150Pslだな」と思ったので、却下。


パスラボのX600は、同社のプリ、X1プリと組むと俄然、本領発揮します。ちょっと低域は肥大気味かな、と思わないでもないのですが、不思議とタンノイの音を邪魔せず、みずみずしい高域も、プリがX2だと線の細さだけが目立ってしまいますが、X1なら良い感じです。

以上は、G.R.F.Memory、あるいはAutograph Millenniumと組み合わせて試聴した個人的
な感想です。

560 名前:中村主水 :2001/08/02(木) 02:17
 
 現在カンタベリー15(HEになる前の型)を使ってクラシック(オケもの中心)をよく聴きます。パワーアンプの買い替えを検討中なので、ご教授ください。

 タンノイの音楽を濃厚に聴かせる部分に惚れていますが、ここへいわゆるハイスピードアンプを組み合わせると、楽音の立ちあがりが改善され、より演奏者の意図が表現されるのではないかと考えるようになりました。ゴールドムンドあたりはどうかと思うのですが、いかがなものでしょう? 


562 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/08/02(木) 07:52
>>560中村主水様

タンノイに俗に言う”ハイスピ−ド”アンプを組み合わせるとの御意見ですが大阪日本橋の逸品館のオリジナルアンプで鳴らすと不思議な体験をされるでしょう。

アンプが”ハイスピ−ド”(?)過ぎるとエンクロ−ジャ−が鳴らないためタンノイの良さが完全に死んでしまいます。ユニットだけ鳴ってるタンノイは聞けませんね。


563 名前:K :2001/08/02(木) 13:26
>>560 中村主水 さん

>タンノイの音楽を濃厚に聴かせる部分に惚れていますが、ここへいわゆるハイス
>ピードアンプを組み合わせると、楽音の立ちあがりが改善され、より演奏者の意図
>が表現されるのではないかと考えるようになりました。

私もそう考え、10年ほど前、サイテーションというハーマンカードンのアンプを使ったことがありました。確かに、中高域のスピード感は増し、素晴らしいと思ったのですが、いかんせん、低域が出ませんでした。


私はMarantzの古いmodel 1&5が非常に相性が良いと思いました。たぶん、ダンピングファクターが適度に低い真空管アンプの中で、無帰還あんぷでなく、そこそこNFBがかかっているのが良いように思います。

479 名前:K :2001/07/26(木) 09:10

>プライマー200シリーズのブリ+パワー+CDが細身に調教してくれて、
>そこそこに鳴ってくれている様に思います。

プライマーですか!これなら低音が出過ぎることはないですね。スピーカーコントロールも良いようだし。
ただ、逆に、低音が出ない可能性があります。

石のアンプはダンピングファクターが良すぎるので、スピーカーを余計に振動させないという点では、最新のエンクロージャーが響かないタイプのスピーカーなら良いようなのですが、逆にタンノイのような、エンクロージャーを響かせて音造りをしているものでは、低域が出ないかも知れません。

私はかつて、サイテーション・シリーズという、ハーマンカードンのダンピングファクターがかなり高いアンプも使っていましたが、これがまったく低音が出ませんでした。

で、「黄金の組み合わせ」というウエスギアンプに換えたら低音が出るようになって、換えた当初は大喜びでした。ま、そのぬか喜びも一ヶ月程度で終焉し、今度は低音が出過ぎる弊害を味わうことになるのですが……。

いずれにしても、スピーカーを手に入れてからが勝負、ですね。


474 名前:K :2001/07/26(木) 00:16

>パワーアンプがU-BROS3に変わり、細かなセッティング変更を行いましたが、
>会社の独身寮の四畳半という事もあってか、ゆるんだ低音の制御が出来ず使いこなせませんでした。


私もウエスギアンプをいろいろ使ってみたのですが、結局ウエスギではその低域をコントロール出来ず、シェルターというメーカーに走ってしまいました。で、それでも満足が出来ず、いろんなお宅を訪問して、相性の良さそうなアンプを探し回ることになってしまいました。

ところが、たいていが「人に勧められたから」とか、「雑誌に載っていたから」ということで選ばれ、「まぁ、こんなものでしょう」ということで終わりにしている方がなんと多いことか。買ってみたものの納得せず、ショップに泣きついたら「こちらのアンプにしてみたら?」と言われてそれに換えても結局解決せず、買い換え買い換え、ローン地獄にはまって行った方もいらっしゃいました。

446 名前:K :2001/07/21(土) 23:46

タンノイのコクのある音がお好きならそれほど難しいことではないのですが、その独特のコクや懐の深さを生かしながら、キレを求めると、何だかビールの宣伝みたいになってしまいますけど、そういう場合は、私は真空管アンプの組み合わせをお奨めしています。

中でもMarantz model 7&8の組み合わせは、質感を出来るだけ正確に伝えながら、低域をしっかりコントロールしてくれるので、ダレが少なく、良い結果を導いてくれるかと思います。中古ならけっこう安く手に入りますし、本当はオリジナルが良いのですが、なかなか程度の良いものを探し当てることは難しく、レプリカの真空管を換えたりして使いこなすのが一番かと思います。

そして、エアータイトという日本のメーカーのATM300、これ、けっこうイケます。ラックスの方達が独立して創ったメーカーですが、ラックスの先入観をうち砕いてくれるほど、ストレートな鳴りっぷりが見事です。しかもCDダイレクト入力があり、便利です。ただ、300Bのシングルアンプですので、オートグラフの様に能率が98dBもあれば問題ないでしょうが、95dBを切るとちょっと厳しいかも知れません。


スピーカーケーブルは銀線ではなく、銅線の単線が相性が良く、CDプレーヤーはSTUDERなどの音が分厚くかつ前に出てくるタイプが良いかと思います。

タンノイの古いタイプで分解能と音場の描出能を求めるのは、ある程度までは可能かも知れませんが、プレステージシリーズで例をとるなら、一つ前のTWWですら、どんなに頑張っても、ウィルソン・オーディオのSystem 6には絶対に敵いません。ソナスファーベルのアマトールにすら勝てません。

もしあるレヴェルまで持っていこうと頑張るとするなら、CDにはリンのIKEMIやCD12、プリにはせめて石のアンプでコニサー、真空管ならソニックフロンティアかコンバージェントオーディオ、メインにはRed Rose Model 2 or 1もしくは特注になりますが是枝300Bプッシュプルアンプを持ってきて、しかもインターコネクトケーブルもスピーカーケーブルも銀線タイプ、特にスピーカーは単線の銀線か、キンバーケーブルの銀線タイプという具合に、超ド級システムとなってしまいます。

確かにこれだとそれなりに高分解能で鳴ってくれますが、スピーカーをSystem 6を持ってくれば、もっと良く鳴ってくれるでしょう。

これから新たに買おうと思っている場合は、昔のコッテリとした音が良ければ、中古を選ぶべきだと思います。新しいHEタイプは昔のようなコクのある鳴り方はしてくれません。かといって、System 6の様な完璧なビシッとした眼前に広がる音場を呈してもくれません。そういう意味では中途半端なんですけど、今我が家で鳴っているオートグラフ・ミレニアムは、「こいつ、本当にタンノイかよ!?」というくらい、弾けた鳴り方をしています。これは是枝300Bプッシュプルアンプのスピーカー制動力が見事なことと、我が家のモデルはワイヤリングがウェスタンのもの単線綿巻線を使用していること、バンディングは太番手包縛糸とワックスによる結線という、プラスチックを使わない方法を採っているお陰と思っています。プリのコニサーもS/Nの悪さを除けば、素晴らしいアンプかと思います。

最新のタンノイで高分解能で楽しみたい場合は、先に挙げた超ド級システムの中のスピーカーケーブルを単線でなく、撚線タイプのキンバーケーブルにすると良いみたいです。

317 名前:K :2001/07/13(金) 23:03

いや〜、本当にタンノイって気難しい、なかなかこちらの思うように鳴ってくれな
いスピーカーなのですよ。先日まで使っていた、Red Rose Music のModel 5は、「銀線の音が乗り過ぎじゃないの? おまけに蛍光灯のノイズに弱い様ね」と、蜜月はわずか1週間。

次のコニサー4.0は、みずみずしい音と楽器の質感の正しさでは群を抜いていますが、「S/Nの悪いプリね。私のような能率の良いスピーカーには合わないわ」と、たった1週間で足蹴にされる始末。

お気に入りはCD12と、メインアンプがなんと、是枝さんというオーディオ評論家が創った、300Bプッシュプルアンプ。これって、メチャクチャ高価なんですよねぇ。しかも是枝さんの一品ものだし。

プリはMarantz model7がかろうじて当確ラインすれすれ。あとはCRディベロップメンツのカスター・プロの結果待ちという状態。Red Roseから新しく出ると言う噂の石のプリアンプには少し興味があるけど…。

EARから出た新しいプロ用プリアンプならV20でS/Nの良さは魅せてくれたから良さそうな気がするが……。

スピーカーケーブルも、あんなにアルテック604-8Kでは素晴らしかったJPSも、「透明感の足りないケーブルね」と、そっぽを向かれる始末。長崎からφ2.5mm銀単線ケーブルを取り寄せてみたり、友人宅のハーベースで良かったS/A Labs High End Horse3.5を取り寄せる手配してみたり、もう、大変なんです(^^;

471 名前:K :2001/07/24(火) 22:07


RHRはオールホーンの欠点でもある、低域の伸びが不足します。コーナーで内振りを大きくすればある程度は解決するかも知れませんが、根本的にアンプで補ってやらないと、難しいかも知れません。

低域を制動させるには、ダンピングファクターの比較的高めな、NFBを少し多くかけているアンプを選ぶと良いかも知れません。Marantzのmodel 2,5,8,9はそれほど多くNFBをかけてはいませんが、それでも現在多くなりつつあるノンNFBタイプに較べれば多く、トランスの能力も加わり、低域が膨らみすぎる感じにはならず、OLD タンノイで、低域の膨らみに困っていらっしゃる方にはお奨めのアンプです。

それに較べてRHRやウェストミンスター・ロイヤルは、基本的にはコーナーに置きを考えたタイプではないので、根本的にオートグラフのような低域の伸びは望めないかと思います。ですから、アンプ側で補う必要があります。

NFBが少ないアンプで少しウーファーの制動は悪くなりますが、よく響かせてやるようにすれば、聴感上、低域が伸びているように感じることが出来、デメリットを差し引いても、十分、メリットがあるように思います。

あるいは、McIntoshのアンプのように、その素晴らしいトランスの性能を存分に生かし、低域が伸びやかで独特のコクのある、ビロードのようなサウンドがマッチする様に思います。

ちなみに、エアータイト(A&M)のATM300は、NFBを0〜6まで3段階に変更できる優れもので、スピーカーの特性に合った選択が出来、重宝しています。


129 名前:50 :2001/06/30(土) 08:54

マランツの真空管、マッキン、クオード等で鳴らしたり、鳴らしている人の音を聞いたりしたことがありますが、

マランツだと端正で標準的な音、
マッキンだと弦が耳をくすぐるような美音、

クオードだとかなりレンジは狭まってちょっとキツイところもあるが、シブくて聴き込むと何とも味のある音で鳴っていました。

この3種は好みもあるけど、定番的アンプだと思います。

130 名前:戻ってきたK :2001/06/30(土) 10:11
>>129

ちょっと追加するなら、McIntoshのアンプは低域が伸びるのですが、締りがないと感じるかも知れません。パンチ力を望むのも、少々無理。

Marantzはそっけないと感じるかも知れませんが、楽器の持つ質感を一番正確に表してくれますし、タンノイ独特の箱鳴りはあまり目立たず、引き締まった感じがしますので、私個人的には一番好きなサウンドです。

クォードは低域が寸詰まりに感じるかも知れませんが、一番エネルギッシュで古いモノラル録音盤を聴くのには一番かも。


138 名前:K :2001/06/30(土) 23:39

どのモデルか、組み合わせるCDプレーヤー、室内楽かオーケストラ曲かどうかで、違ってきます。

現行のスターリング(トールボーイ型)では、C.R.ディベロップメンツのKalypso 10th Anniversary(定価\198,000)か、ユニゾンリサーチのSR1(Hi-brid Stereo Integrated Amplifier MOS-FET/ECC82×2 80W+80W 定価\150、000)が価格的なバランスからも良いかと思います。

初期のスターリング、コルクをフロント・バッフルのタイプは、低域のコントロールを必要としますので、私はマランツの#7と#8の組み合わせをお奨めします。

G.R.F.Memoryになりますと、最初期のコルクを貼ったモデルでは、やはり#7と、友人が持ってきたマイケルソン&オースチンのTVA1がちょっと鳴りっぷりが良すぎる感じがなきにしもあらずですが、今のところベストと思っています。

以上はアナログプレーヤーはトーレンス126、CDがルボックスB225での組み合わせです。


オートグラフ・オリジナルを鳴らす場合は、今のところ、マランツ#1&#2を超えるものを知りません。
メインアンプが#5でもけっこうイケルのですが、イマイチそっけな気がします。#2のコクのある、しかしシッカリスピーカーをドライブするサウンドはさすがです。

五味康祐先生と同じシステムで鳴らしている方を4軒ほど回ったのですが、みな、低域のコントロールに苦慮されており、石神井の五味先生宅にお邪魔したときには既に先生は他界されていましたので、かつての音を偲ぶにとどまりました。


新しいオートグラフ・ミレニアムは、CDプレーヤーがSTUDER A730では良さが発揮出来ません。LINN の CD12を選ぶべきです。高解像度でクセが少なく、ステージがドーンと広がって聴こえるので、古いオリジナルとは違った楽しみ方があると思います。オリジナルオートグラフにはA730の方が良いように思います。

で、組み合わせるアンプですが、うすうす、お気づきになった方がいらっしゃるかも知れません。Red Rose MusicのModel 5が、今のところ、圧倒的に良い様です。しかも、真空管をMullardのEL34に交換したものが。

Model 1&3の組み合わせで鳴らすよりも、もっと空間が広がって、荒々しさがないのに力強く、浮遊感まで見事に再生してくれます。

アナログプレーヤーは、今のところEMT927とトーレンスのプレステージモデルくらいしか比較していませんが、かけるレコードが60〜70年代が中心なせいか、EMTの方が私には好みです。ちなみにRed Rose Musicにはプリがありませんので、マランツの#1のプリを流用しています。そういったことも多少関係しているかも知れません。

ウェストミンスター・ロイヤルを最高に素敵に鳴らしていらっしゃるのは、岩手県一関市(ジャズ喫茶ベイシーのある所)のジャズ喫茶、ROYCEだと思います。オリジナル・マランツ#7&是枝重治先生(管球王国で執筆されている方)お手製300Bプッシュプルアンプという組み合わせです。

ROYCE 岩手県一関市
http://www.geocities.co.jp/MusicHall/3707/royce.html
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2022/20090504/11719/

オリジナル・オートグラフを、あの箱鳴りを感じさせずに実に爽やかに、美しく、颯爽と鳴らしている最右翼は、長野県原村のペンション「ムジカ」です。

メインアンプは広島の音楽家のお手製で、WE-262B-349A-284Dのモノラル構成。ステレオプリアンプはカンノ・スーパーパーマロイ・トランス結合式タイプSPU、プレーヤはガラード401、カートリッジはオルトフォンSPU-G、昇圧トランスはカンノSPU30、CDプレーヤーはフィリップスLHH1000です。

先ほど挙げた#1&#2で鳴らすオートグラフと傾向は違いますし、古のオートグラフらしくなくて、物足りなく思われるかも知れません。でも、個人的にはこういう行き方もアリかと思っています。


334 名前:K :2001/07/14(土) 21:40


まず、すでに何回も私がその名前を出している、岩手県一関市山目十二神140-4 ROYCE 0191-23-4665 ここはジャズ喫茶です。ウェストミンスター・ロイヤルをMarantz#7と300Bプッシュプル、845
シングルアンプで鳴らしています。ここのお店の凄いところは、アンプをいろんな人から借りて、それでも満足いかず、アンプ製作者を呼んで、
「このアンプのこういう音と、そちらのアンプの、こんな感じの音が出るアンプを作ってほしい」
と、具体例を挙げてアンプを作らせ、
「このレコードにはこういう感じで音が入っている。それがまだ出ていない。直してくれ」
と、徹底的にパーツ、配線まで換えさせて理想の音に近づけて行ったのです。ですからオーナーのイメージ通りの音がしっかり出ていると思います。

クラシック音楽なら長野県原村のペンション・ムジカ。ここはHPがあります。
http://musica.maxnt.co.jp/
どんなシステム構築をされているか、細かく紹介されています。
ただ、ムジカはご主人を亡くされ、奥さんが今一人で頑張っていらっしゃいますから、忙しいシーズンには、オートグラフ聴き放題というわけにはいかないかも知れません。

ここの凄いところは、とにかくオートグラフの「ぼよよ〜ん」とした低域の響きが、本当にしないんです。寸前の所でかわしているんです。そしてさわやかでみずみずしい颯爽とした弦楽器の音が聴きものです。


それから、ちょっと誤解を招いているフシもありますので、ここで改めて申し上げておきますと、タンノイを購入したから良い音で鳴るとか、タンノイだったらみんな良い音で鳴っているわけではありません。
私が50軒以上のタンノイのスピーカー、オートグラフでも20軒以上鳴らしているお宅にお邪魔して聴かせていただいておりますが、私が本当に「凄い!」と思ったのは、タンノイ全体としても、5〜6軒です。

おっしゃるとおり、ぼわ〜ん、ぼよ〜んと箱が鳴って、ピントはボケているし、位相がズレて聴くに耐えないお宅がけっこうあったのは事実です。でも、「幸福なタンノイ」を目指して、お互い情報交換し、切磋琢磨していらっしゃる方の音は、やはり違います。

309 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/07/13(金) 16:25

タンノイではグラモフォンのペルゴレージ「スターバトマーテル」アバド盤のメゾソプラノとアルトの歌い手をきちんと分離して再生出来ないと思う。確かに音は美しいとは思うが、音楽の観賞用として、そういう再生力では問題があると思う。


311 名前:K :2001/07/13(金) 18:55
>>309
>タンノイではグラモフォンのペルゴレージ「スターバトマーテル」アバド盤のメゾソプラ
>ノとアルトの歌い手をきちんと分離して再生出来ないと思う。

ふぅむ、それは不幸なタンノイですね。ちゃんとしたアンプで、しっかり振り角までチェックしてチューニングされたタンノイなら、むしろもっと難しいと思われる、ジョスカン・デ・プレ作曲「ミサ・パン・リングァ」演奏:タリス・スコラーズ(Gimell CDGIM009)の、十数人中ソプラノの左の二人の声の微妙な違い、体を左右に揺れ動かしているその様子までわかるかと思います。

ま、私なんかよりも、岩手県一関市のウェストミンスター・ロイヤルでジャズを鳴らしている
ROYCEというジャズ喫茶で、Waltz for Debby Bill Evans Trio(RIVERSIDE VDJ-1536)を
お聴きになると良いですよ。

地下鉄の騒音が、左から右の奥に2回、その反対に抜けるのが1回、なんて具合に、本当に手
に取るようにわかるかと思います。


タンノイは、ある意味では、チューニングが非常に難しいスピーカーです。単にポンと置いたら鳴るスピーカーではありません。エンクロージャーをある程度響かせながら、同軸2ウェイは、90°のサービスエリア内で、シビアに定位させないといけないので、ちょっとした机や椅子の影響も受けやすいのです。
ましてやコーナータイプのオートグラフは、コーナー付けが基本ですから、最初から内振りの角度が決められているようなもの。

そういう困難を克服して、クープラン作曲「モッテト集」 演奏:Feldman,Poulenardら(Harmonia mundiHMC901150)の二人の女性の歌声の掛け合いが、時として顔を見合わせながら、またある時にはちょっと背伸びするように上向きに発声している様まで手に取るようにわかるようになった時の嬉しさというのは、また、格別なものがあります。

そもそも、私が最初のタンノイ製品、スターリングを購入するきっかけになったのが、
「秋葉原のとあるお店の前を通り過ぎた時にたまたま流れていたバイロイトのワーグナーの音楽。それがタンホイザーだったか何であったかは忘れたが、声のリアルさと、テノールの歌手がクルリと振り向いた様まで手にとるようにわかった時の衝撃は今でも忘れない。」

と言うような具合で、定位の良さと声質のリアルさに衝撃を受けて発作が起きて購入したくらいなんですから、ちゃんと追い込めば、ある程度までは到達することが可能だと思います。
もっとも、それが再現できるようになるまでの苦労を考えたら、確かにエンクロージャーが響かず、サービスエリア角度が広いウィルソン・オーディオのSystem 6の方が楽でしょうけどね。

447 名前:K :2001/07/22(日) 01:18
題:タンノイを鳴らしていて個人的に良いと思ったシステム


1)ESOTERIC P-1,D-1 → SHELTER Model 404-2
→ C.R.DEVELOPMENTS Artemis →カンタベリー15


アナログプレーヤー:トーレンス126 
カートリッジ:オルトフォンMC20 Super 
トランス不明
インターコネクトケーブル:モガミ(プリ・メイン間自作)

スピーカーケーブル:ベルデン(型番ちょっと不明)
 

和室に置かれたシステムで、これくらい見事になっている組み合わせはないかと思います。 スピーカーの下に厚さ3cm御影石の板を入れたのが正解だった様です。ボーカルも、カルテットも見事で、CDを中心に聴いているのに耳障りな高域がありません。解像力もかなりなもので、かといってちゃんとタンノイトーンを出している、不思議なシステムです。

2)REVOX C221Mk 2 → エアータイトATM-1 → スターリング TW

 インターコネクトケーブル:JPS Superconductor 2(プリ・メイン間)
 スピーカーケーブル:JPS Superconductor 2

 私がエアータイトというブランドのアンプを聴いて、これは良いかも知れない、と思ったお宅。
 CDしか聴きませんが、これが悔しいくらい、タンノイらしさを失わずに、見事な鳴りっぷりでした。ATM-1はCDダイレクトが可能なアンプなので、あえてプリを使っていないそうです。

 ケーブル類は私の音を聴いて、お気に召したらしく、速攻で注文されていました。2ヶ月後、再びお寄りしたところ、「いやぁ、ジャズも聴けるようになったんですよ」と、嬉しそうでした。
 繊細な室内楽も素晴らしかったと思います。

3)STUDER D730 → Marantz model 1 → Marantz model 5 → G.R.F.Memory TWW

アナログプレーヤー:EMT927 
カートリッジ:オルトフォンSPU A/E
昇圧トランス:Triad HS-1

インターコネクトケーブル:JPS Superconductor 2(すべて)
 
スピーカーケーブル:JPS Superconductor 2
 

これは私が2000年3月まで使っていたシステムです。クラシックからジャズまでオールマイティーに鳴らすにはこれしかない、という感じで組んでいます。ポピュラーやロックは聴きません。 ジャズは1960年代が中心なので、これで十分という感じでした。

4)トーレンス126&オルトフォンMC20 Super2 → Marantz model 7
→ 300Bプッシュプルアンプ& 845シングルアンプ


 ケーブル類はプリとメインの間がJPS Superconductorです。他はちょっと不明。

 改めて書くまでもない、岩手県一関市ジャズ喫茶ROYCEのシステムラインナップ。とにかく豪快にかつ高分解能に鳴ります。「アルテックA7を緻密にしたような感じ」とは、とあるジャズ評論家のお言葉。なるほど、と思いました。徹底的に手を入れた手作りメインアンプの勝利でしょう。

5)糸ドライブ自作砲金プレーヤー → アーム・カートリッジ EMT
→ 昇圧トランス UTC・WE
LPプレーヤー ガラード301 → プリアンプ マッキントッシュ C22
→ マッキントッシュMC60 →タンノイオートグラフ・モニターレッド・箱ユートピア

 ユートピア箱でなかなか良かった例です。1960年代もしくはそれ以前のモノラルを中心におかけになるシステムなので、現代のレコードをかけると、ちょっと低域が膨らみすぎの様な気がします。しかし、1960年代前半のオペラなどを聴くと、本当に素晴らしい印象でした。

6)EMT 927 オルトフォンSPU A → WE 618昇圧トランス
→ CONVERGENT AUDIO TECHNOLOGY SL1

Ultimate & EAR 864B → Marantz model 9 & EAR 861 
→ オリジナルオートグラフ・モニターレッド


 まぁ、よくぞここまで仕上げた、という感じの音です。豪快さと繊細さを併せ持ち、古いレコードから新しいレコードまで、堪能することができました。個人的にはベンツマイクロのカートリッジとフォノアンプで奏でたEARの美しくて精悍なサラブレッドの馬の様なサウンドが印象的で、今の私の求めるサウンドの方向性を決定づけたシステムでもあります。 

 

7)ペンション・ムジカ
 http://musica.maxnt.co.jp/ をご覧下さい。

 プレーヤはガラード401 オルトフォンSPU-G → 昇圧トランス:カンノSPU30
→ カンノ・スーパーパーマロイ・トランス結合式タイプSPU
→ WE-262B-349A-284Dのモノラルパワーアンプ

 CDプレーヤーはフィリップスLHH1000


 改めて言う必要もないかと思いますが、これほど清々しい弦楽器と膨らみすぎない低域を聴かせるオートグラフはないでしょう。もう、脱帽の一語に尽きます。 

  450 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/07/22(日) 21:08

お金の無い若者や初心者にこれいいよ!っていうお手ごろなアンプありませんか?


451 名前:K :2001/07/22(日) 22:43
>>450
まず、タンノイのスピーカーは何をお使いになるか、です。

タンノイのタンノイたる所以のスピーカー、プレステージシリーズをお使いいただけるとして、新型のトールボーイタイプのスターリングを念頭に入れて検討してみます。

で、アンプは価格を抑える意味合いからもプリメインタイプを選びます。となると、>>447 でお書きしたエアータイトのATM-1 (\360,000)がお奨めかと思います。

繊細さとパワー感を併せ持ち、スピーカーコントロールもかなりなものかと思います。何よりも、低域のダブツキがかなり抑えられつつ、低域の伸びが良いというのは、特筆すべき点でしょう。

もう少し価格を下げたいのなら、C.R.ディベロップメンツのKalypso 10th Anniversary(\198,000)か、ユニゾンリサーチのSR1(Hi-brid Stereo Integrated Amplifier MOS-FET/ECC82×2 80W+80W \150、000)あたりが良いかと思います。Kalypsoは小気味よく軽快で、繊細さも併せ持ったアンプです。
一方、SR1は、ちょっと線が細いかも知れませんが、スケールの大きさをちゃんと出してくれるので、スターリングに使用している友人は、けっこう気に入っているみたいです。

452 名前:K :2001/07/23(月) 02:14
タンノイ用システムを安くあげる方法を考えてみました。

タンノイにはなぜだか真空管アンプが合う様で、今までパスラボの方を除いて、どうも石のアンプでちゃんと鳴っていたのを耳にしたことがありません。あ、ユニゾンリサーチのSR1はプリ部が真空管で出力がMOS-FETですから、ハイブリッドでしたね。これは良い感じでした。

で、真空管アンプを使用することを大前提として、何とか安く上げる方法を考えてみました。


SOUNDというメーカーのValve 100(\80,000)は、6L6GCを使用した8Wのプリメインアンプです。ICLが値上げしてしまったので、唯一、10万を切るモデルです。

実際にはタンノイと組み合わせていないのですが、B&W 805と組み合わせてみた感じでは、タンノイを鳴らすには、ちょっと力不足になる可能性はあります。ただ、相手が能率の悪いB&Wでしたから、タンノイで93dBもあれば、けっこういけるかも知れません。雰囲気は非常に良かったので、もし機会があればお試しになってみると良いでしょう。

で、これも実際はタンノイでは試していなくて、アルテック604-8Gの友人宅で試してみたのですが、エアータイト(A&M)のキット・ブランドである、アコースティック・マスターピースのKT88シングル・ステレオパワーアンプM101が、けっこう合うかと思います。キットと言っても、半田付けが済んだ半完成品モデルが1万円プラスの\128,000ですから、ビス止めを数カ所行う必要がありますが、お手頃価格かと思います。定格出力は8Wですが、我が家のATM300も8Wながら、ユニゾンリサーチのSR1よりもパワー感があるほどですから、十分、いけると思います。

しかも有り難いことに、他の製品版と同様、CDダイレクトに対応でき、プリアンプも別売でC101(キット価格\98,000)が用意されていて、最初はメインアンプだけ、余裕が出来たらプリを購入してセパレートで使うと言うことも出来ます。


720 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/08/24(金) 20:22

是非タンノイで聞いてみたい想像しただけでウキウキするアンプってありますか?
僕が行きつけのお店にあったカウンタ−ポイントSA−4は良さそうでしたが。


721 名前:K :2001/08/24(金) 21:07
>>720
私は友人宅のG.R.F.Memoryでプリ、メインともカウンターポイントの組み合わせで聴きましたが、カウンターポイント、非常に良かったですよ。ジャズがあんなふうに鳴ってくれるとは、私も意外でした。

さて、タンノイと相性が良くて、ウキウキする様なサウンドで鳴ってくれるアンプの一つに、Marantzの
オリジナル#7と#8Bの組み合わせがあります。

これを聴くまでは、私はタンノイのスピーカーでジャズなんて絶対に聴けないと、盲信していたのですが、この組み合わせで聴いてからというもの、それは誤りであることが身にしみてわかりました。

また、カンタベリー15とEARのV20の、妖艶な組み合わせも捨てがたいものがあります。

他には最近聴いてビックリしてしまった、AIR TIGHT(A&M LIMITED)のATM-1というのもあります。これはCDダイレクトが付いているので、プリ無しで聴くことが出来ます。国際的にはATM-2の方が出力が片チャンネル80Wも出るので人気がありますが、個人的にはちょっと荒っぽくて、単調な気がするので、繊細で弾むような鳴り方をするATM-1の方が好きです。

さらに同社のATM-300は芯のある立ち上がりの鋭い低域と、みずみずしくてフレッシュな高域が見事。オートグラフ・ミレニアムだけでなく、アルテックの604-8Kにも相性が良くて、今、我が家ではそちらとの
組み合わせで使用しています。


485 名前:K :2001/07/27(金) 16:06

S/A Labs High End Horse3.5のケーブルをつなげるました(^^)v

そしてその成果ですが、大笑い。今まで、「鳴らない」と文句ばかり言っていたタンノイのオートグラフ・ミレニアムですが、なんと鳴りすぎるくらい、鳴る様になっちゃいました(^^;

確かにジャズなどを鳴らすには、JPSのSuper Blue 2は良かったし、低域が肥大せずに、高域まで
一本、ビシッと芯が通っていたのですが、クラシック音楽を聴く場合は、特にタンノイのスピーカ
ーを使って「高解像度」かつ「伸びやかな低域」で聴こうとしたら、S/A Labs High End Horse3.5
の方が、断然、気持ちよく聴くことが出来ます。

低域は伸びる伸びる、ホーンの板も、よく響きます。そして何よりも、LINNのCD12の、ステージにオーケストラの演奏者がビッシリ密集して並んでいる感じが出てくるようになり、「現代版・オートグラフ」ならではのサウンドを楽しむことが出来ます。

おそらくこの音は、旧タンノイ派からは、「ソナス・ファーベルじゃああるまいし、小綺麗で分解
能良く、色気たっぷりに鳴らしてどうする!」とお叱りを受けるかも知れません。また、ウィルソン・オーディオのSystem 6派からは、「分解能ではウチに敵わないんだし、高分解能で聴きたかったら、タンノイなんて問題外」と言われそうです。

でも、EARのV20で鳴らした時の音を聴いてしまうと、もう、後戻りは出来ません。

CD12のお陰もあるのでしょうが、凛として清々しく、透明感(これはSPケーブルのお陰?)
あふれるタンノイサウンド……。

どこかで聴いたことがあるようだと思ったら、なんとあの、長野県原村のペンション・ムジカの清
々しさに相通じるものがあるんです。もう少し、我が家の方が、低域は出ていますし、V20なら
曇らずに、スッと出てくれます。分解能では、圧倒的に我が家の勝ちです。

時代が変われば変わったで、オートグラフで鳴らす音楽の楽しみ方も、新たな展開を見せてくれる
ものだと、感心した次第です。

それにしても、V20で良いとなると、コニサーや是枝300Bプッシュプルアンプが、宙に浮い
てしまいます。コニサーが160万。是枝300Bが168万。合わせたものが、55万円少々のプリメインアンプに敗れてしまったと言うのは、なんとも皮肉な話です。

516 名前:K :2001/07/28(土) 14:55

現時点での我が家のシステムは、下記の通りです。

CD12 → Red Rose Music Silver 1(インターコネクトケーブル)
→ EAR V20 → S/A Labs High End Horse3.5(スピーカーケーブル)
→ オートグラフ・ミレニアム

http://mimizun.com/2chlog/pav/ebi.2ch.net/pav/kako/992/992992601.html

EAR V20プリメインアンプ
http://www.heinz-company.jp/earv20.html


916:薬漬け

レプリカのパワーで有名なのはマッキン(MC275)とマランツ(#8・#9)でしょうが、何れもレプリカを企画するに当たり、特にトランスの質を確保できるかが大問題となったようです。 で、両社ともご苦労されたようですが(トランス以外の回路では、マランツは非常にオリジナルに忠実、マッキンは多少デフォルメしています)、
ただ、当時と異なり、トランスの質を完全に往年のものと合わせることは、難しかったように仄聞します。

それが音にでているか(往年の音を再現できているか)…。残念ながら…、というのが大方の意見のように思います。


7. 942:RW-2

マランツ9はプロフェッショナルユースですから。

「あんなクリチカルなアンプは電源ポンと入れてレコード聴き始める家庭オーディオで使うと真価が発揮できない」

と、あるオーディオ界の重鎮が仰っておりやんしたよ。


8. 943:薬漬け
>>942

ナルホド。 ところで9は確かにプロフェッショナルユースタイプもあったようですが、あれは内部の部品や基盤が民生用と一部異なっていたように記憶しますが、違っていたでしょうか?
それとも9自体がプロフェッショナルユースを前提にしてましたっけ?
(確かに通常バージョンでレコーディングスタジオなどでも使われていたようですが。)

その重鎮の仰ることはよく分かります。まあ小型ドライバー片手に音楽聴いていて、「アレ?昨日より音が滲むぞ?」と思うや否や、ササーッとアンプに近づき、蓋外してシコシコとドライバーでバイアス調整して、「これでヨロシオマ」と定位置に戻る、というタイプが本当は一番相応しいのかも。
(要はお前さんがそこまでマメに出来るか??ハア、何とも…(大汗))

9. 847:薬漬け

今、借り物のマランツ7をチェックしてますが、フォノイコ部はやはり流石というか、聴かせます。

これだけならウエスギ(UTY−5)〜ウェストミンスターで十分なんですが、一方で、ライン段になると、他のアンプ(Rec Out扱い)やフォノイコを繋いだときに、7のフォノイコでドライブした場合に比べてやや不満が(少し音が眠たくなりますね)。
7のフォノイコは誰もが言うように妖艶かつ“危ない”一歩手前のテンションを聴かせるんですが、ライン段は“安全運転”のようです?

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1110765266/


401 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/10(木) 08:54:19 ID:pVCeh6Vb


アンプは定番?のマランツ#7、#9が良いですかね?


( 中川隆 注 : Marantz と McIntosh の管球式パワーアンプは音が固いので音楽を愉しむのには向きません。 Quad U の方が遥かにまともですね。 Marantz や McIntosh の管球式パワーアンプを推薦する評論家は音が全くわからないと考えた方がいいです。)

403 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/19(土) 20:31:01.11 ID:vL2Sa9nW

300Bが一番だよ

http://toki.2ch.net/test/read.cgi/pav/1173758367/

新藤ラボラトリー Western Electric 300B Limited
http://www.shindo-laboratory.co.jp/Power-Amp/300B-limited.html

WE.300Bシングルの最強パワー・アンプは?
http://logsoku.com/thread/hobby5.2ch.net/pav/1115035462/

世界の名球300Bを聞き比べる
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/387d7045b9fb7780f4b2a053fc7b72c8
http://emissionlab.net/300B.html
http://www.anc-tv.ne.jp/~suzuki3/amp_12AX7_300B_rofucin/World-excellent-tube300B.html
http://www.kit-ya.jp/blog/index.php?eid=994
http://www.kit-ya.jp/blog/index.php?eid=3116

まあ、スピーカが幾ら酷くても、マランツ#7 と 300B シングルアンプで鳴らせば、ゾクッとする程いい音になるもんね。 しかし、何が悲しくてタンノイなんか買うんだろうね。


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6. 聴感が麻痺するとタンノイの良さがわかる様になる


352:ビックリマスダ

オーディオの評価とか感想って難しいです。オーナーの好みで、決まりって感じですし、その状態で聴いてると、どんな音でも馴れてしまう?と言う人も居ます。
ビンテージのフルレンジの愛好家も知り合いに居るのですが?何回か聴きましたが、その音が良いとは思いませんが、本人は最高と言います、私には高域も低域も不足なのに、その人には高域は天井を突き破って延び、低域は私のミンスターよりも出ていると言います。

これってどう考えれば良い物なのか?なんでも良いのか?
なんかなーその人達は、その音質が好みなんだから仕方が無いってかんじですかね?


354:前期高齢者
>>352

ビックリマスダさん

古レンジファンのお友達のところで以下のディスクを再生してみてください。

MJ Technical Disc Vol.1 MJCD-1001「耳でわかるシステム診断」トラック50-65

案外「俺は全部聞こえる」と仰るかもしれませんが、そうなると最早オカルトの世界です。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1110765266/


308 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/29(土) 21:07:17 ID:B3rZE9/j

知人のオートグラフ持ちは常に不満を漏らし、日々格闘している。

「満足している」とか「弦の艶・・・・」なんて聞いたことがない。

謙虚であり、その態度からこれが真のマニアと尊敬する。

付記するが、その音は素晴らしい。だが現代的ではなく。残響音のきつい音であり、好みは分かれ、現代人向けではない。 特にB&W系の好きな人は気持ち悪くなるだろう。

345 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/02(水) 11:01:14 ID:5QWd9TB3

タンノイ15インチ20年鳴らしてるが、まだ高音がややきんきんし滑らかさに欠ける。

ひょっとして、高音の繊細な、まるで羽毛のような音がでるのは30年かかるのかな。

タンノイの良さは原音再生ではなく、適度な残響音のある(教会録音など)LPを適度な残響音を付加して再生するするところにある。 はまると、あなたの部屋(演奏会場ではなく)でも素晴らしい響きがする場合がある。 これがタンノイ好きの原点かな。

http://toki.2ch.net/test/read.cgi/pav/1173758367/


249:ビックリマスダ

最近感じているのはタンノイは箱に時間が掛かると思っています、
ユニットは一年も立てば調子が出て来ますが、箱は最低3年位からズーット良く成ってくる感じを受けていますがど

12:10年たって本音を聴く

新品のタンノイ買ってから、何年になるんだろう。 10・・・年?ぐらいになるような・・・気がしないでもない。

毎日1時間ぐらいBGMの様に音楽を鳴らしている。それで、やっと最近セクシーな音になってきた。

デリカシーがあって、とろける様な雰囲気を、サラリとこなせる様になってきた。それでいてソースの粗は今でも素直に出す。だからアンプやソースに手抜きは出来ない。タンノイは鋭敏で潜在能力が高い。

タンノイの真髄を味わう、ほんの入り口地点に、10年目にして、ようやく到達したらしい。

36:そのとおり

10年か・・・そうですよね。
タンノイはエージングに時間がかかる。
2年や3年でタンノイは語れません。


183:エージングという魔物

タンノイを買ったとき販売店は間違いを言った。
「3年でエージングができます」。

でも、10年以上たった今もエージングは進行中だ。
最近でもシンフォニーはまだ硬い。だからグレードアップなどと言うものは嫌いだ。
今買い換えたら、また、エージングに10年以上かかる。時間の損失が大きすぎる。
だから、スピーカーにはこれ以上金をかけずに、余生を送りたい。

逆に言えば、
良いスピーカーを早くから選択し、以後買い換えることなく一生を過ごす幸せ者になりたかった。


209:屋根裏のおっさん
>>183
貴方は非常によい体験をしました。タンノイでもJBLでもエージングは何時までも読くのです。50年前の気難しいシルバー大権現様に従えていますがまだまだ変わっています。

あるスピーカー修理のオジサンから聞いたのですが線香花火のように振動板が尽きる前が一番美味しいところだそうです。そうなるとこれから益々期待が持てるではないですか。

おっさんは田舎ですが屋根裏の5畳で聞いていますが38cmさんの言うとり部屋の影響は半分以上ありますね。定位、バランス等殆んどは其処を改善すれば向上します。其れにつけてもJBL並みの耐入力が欲しいね。


184:ひまじん
>>183
確かに、スピーカーのエージングには時間が掛かります。
JBLもタンノイも相当時間が掛かるのでしょうが、10年以上は掛かりすぎのようですね。

音が硬いのは、スピーカーの問題だけではないかもしれません。
私もクラシックの弦楽器が重なるところできつくなる(硬い感じ)のは、スピーカーかと思っていたんです。

つい、2〜3日前にプリアンプとパワーアンプの間に、CD用のライントランスを入れて見たのです。私自身もこんな事で音が良くなると思っていませんでしたし、邪道とすら思っていましたが、驚いた事に硬さがとれてしまったのです。

2種類のトランス、マランツLT−1とオーディオテクネLT−8310で試して見ましたが、どちらも効果がありました。
好みの問題もありますが、費用を掛けずに音質改善するには面白い試みだと思います。音色的には、LT−8310が良いと思いました

これから、幸せになれるかもしれません。お試しあれ!

189:ひまじん

38cmさん、スーパー・スーパー・パーマロイは聴いた事はありませんが、スーパー・パーマロイのライントランスは使用中です。オーディオテクネ LT−8310; USA 1インチ スーパーパーマロイコアー使用、15kΩ:3.75kΩ(2:1)、周波数特性 10〜50kHz±1dB以内、重量750g、外形寸法 W10.0×H5.0×H8.0cm

小型ですが、なかなか高性能です。いいトランスです。うるさい歪感がとれて、非常に滑らかになりました。よく出来た、真空管アンプの様な音になり、音楽を聴くのが楽しみになりました。

190:38cm

現実問題として、製品化してるメーカーは日本にあります。

http://www5b.biglobe.ne.jp/~chosho/ 
です。山形県です。超高性能は、近くに有るのです。聞けば解かります・・・


191:リキッド

私は球の音が嫌いなので、透明度が高く、滑らかな液体を思わせるような、球の音の様になるトランスは合いません。マランツのトランスは艶が乗らないので合いますが、気分によって入れたり外したりしています。
どちらかといえば入れない方が多いですが。

192:ビックリマスダ

なんか私は部屋のスピーカー後ろ壁を無垢のパインに張り替えてすべて解決した感じです

音がとにかく綺麗に成りました、スピーカーの後ろ壁の影響力はスゴイですよ。

一面の補強と張り替えで20万以下と思います、機器とかスピーカーの音がどうこう以前の問題だと思いました。スピーカーのエージングは一生物ですよね10年20年これも楽しみです。タンノイの様に箱を鳴らす物は特に乾燥とか音の振動によるエージングで可也変化していくと思っています。


193:38cm

部屋の問題

部屋は50%、スピーカーは25%、ソースは15%、アンプは残りのバランスでしょうか。かどがたちますがそんな所では無いでしょうか。
-諸問題をアンプで解決しようとすると、大変です。無駄に金もかかります。


194:ビックリマスダ

機器にいきなり何百万も掛けて、部屋は畳じきの6畳ですとか、結構有りますよね?
趣味なんですから、それでも良しなのでしょうが、それで、やれコードだイコライザーだSACDだと言われても、何とか部屋にもお金を掛けてくださいと言いたくなります。

オンガンが、それらしく響けばたいしたものですよ・・・・


212:屋根裏のおっさん

タンノイが鳴らしずらいのは偏にあのショートホーンにあるのです。

ホーンドライバーは本来皆多少はきつい音がするものです。ましてあの短さゆえ尚更です。では如何したら良いか。トランスを挿むのも方法ですが根本な解決にはなりません。システムにトランスなど無い方が好いとお思いの方もかなりおいでのようです。やはりバランスを下げるしかありません。いわゆるハイ上がりなのです。きつければさらにバランスを下げなければならないのです。

如何したら下がるのか。入り口から出口までハイ上がりになる原因を一つずつ解決していくのです。

高純度の線材、ステンレス、メツキ、金属インシュレーター、堅いラツク、等等。
更にアンプの種類、部品、内部定在波。

ハイ上がりには簡単になってしまいます。
常に其処を注意するだけでも相当聴き易くなります。お断りしておきますがその材料が悪いものだとは申してませんヨ。

213:黄金のアンコール

私もタンノイ使っていますが、出力トランスが無いアンプで、高純度の線材を使い、金属製のインシュレーターを多用していますが、音はきつく感じません。サランネット無しで、ネットワークのレベルコントロールはフラットの位置にしてあります。といいますか、フラットの位置できつさがなく、かつ充分に伸びきった高音を両立するように調整してきました。レベルコントロールがフラットの状態が、ネットワークが一番シンプルになり、スピーカーの性能を一番発揮できると思うからです。しかし、この方法は、部屋に手を入れることが必要になりますので、一番大変な方法です。

低域に関して、ボトムエンドまでしっかり出すように調教しないと高域がでしゃばります。低域の質感が良くない状態だと、高域を下げるようにバランスさせなければならないでしょうが、それだとバランスはとれても、スピーカーの潜在能力を充分に発揮した状態ではないのです。


214:黄金のアンコール

高域を下げてバランスをとるのは簡単ですが、ぶかぶかでない、しっかりした解像度を伴った低域が出るように、部屋でのスピーカーのセッティングを工夫し、組み合わせるアンプやプレーヤを選んでいくのです。

純度の低い線材、出力トランス、インシュレータに金属を避け木材を多用するのは、中域が膨らみますが、両端は必ず丸まりますし解像度は落ちます。ラックに軟らかいものを使うなんて、私には考えられないことです。かなり堅牢なラックを使っても、振動に関してはラック無しで、丈夫な床に直置きの方がずっと良くなります。床と機器の間に高硬度のインシュレーターを挟めばもっと良い。

215:黄金のアンコール

リジッドに追い込めば追い込むほど、アンプやプレーヤーなど、前に繋がれる機器のクオリティが低ければ、それが露見します。タンノイというのはボケボケだと思って誤解している人が多いですが、実際には何をやってもものすごく敏感です。

216:屋根裏のおっさん
>>214
一般的に申したことですょ。
貴方に私の装置の音が分かるのですか。ぶかぶかで中域の張り出した音だと。
桜の木のラツクとスピーカーは鉄のアングルの上に載せてますよ。
カートも最近のもの。アンプもそう。乾いた音でタイトに鳴ってますがね。

スピーカの内部も定在波減らすように改造し見る影も無いよ。アッテネーターなどと言う無粋な物は付いていませんわ。50年前のものの割にはがんばって最新のソフトもこなしてるがね。あんたに言われる筋合いないわ。

217:黄金のアンコール

高域がきつくなりやすいタンノイ。でもきつさが明らかに感じられるタンノイは、低域の再生に問題があってきつくなっている場合も結構多いのです。決して、高域のドライバーとホーンだけの問題だけではないということが言いたかったわけです。

その問題を解決しないでただ単純に高域のレベルを下げることで、せっかくの潜在能力を半ば殺しているようなタンノイを数多く聴いてきたから書いたまでで、あなたの装置のことを言っているのではありません。

218:屋根裏のおっさん

だからあんたは世間しらずなのよ。
低域よりにするのがバランスでしょう。低域の再生を伸ばす事とはちょっと違うでしょう。

金属を多様してプラスチツクの鏡みたいに歪めて伸ばしてスカスカの音聴いてももしょうがないでしょうが。

その様な音は散々きかされてきたわい。きついと言うから経験上申したまで。


220:タンノイ遣いの端くれ

屋根裏のおっさん様の言うことにも一理あります。
私のタンノイは中高域がキツメにでたのです。エージング不足かと思っていましたが、プリとメインを繋ぐピンコードを変えてみたのです。旧は太い高級コード、バーゲンで買ってきました。新は普通の太さの中級グレードの物です。
そうしたら、中域の不自然感が完全になくなりました。

旧タイプのコードは高級品でしたので、品質に疑いはまったく持っておらず、いっそ、タンノイの方を買い換えようかと思っていたぐらいです。でも、そのコードに問題があったのでした。その経験が有ってタンノイには癖の無い製品をまずは、あてがってみる。この姿勢になりました。個性的なアクセサリーや使いこなしは、それからでも、遅くありません。


221:屋根裏のおっさん

参考までに申し添えておきますが密度があるからきついのですよ。
皆それだから苦労しているんだわね。無理に伸ばして薄くなればきつさも和らぐ。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1110765266/


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7. タンノイは日本でしか売れない御上りさん向けボッタクリ・スピーカ

■Westminster ROYAL/SE 2,362,500円(1本・税込)
■Canterbury/SE 1,312,500円(1本・税込)
■Turnberry/SE 357,000円(1本・税込)
■Stirling/SE 315,000円(1本・税込)

http://www.esoteric.jp/products/tannoy/index.html

186 名前:K :2001/07/02(月) 23:41

タンノイのプレステージ・シリーズは、もう古い過去の遺物なのかも知れません。

先日、B&Wから新たなフラッグシップモデルを出すということで、親しくしている同社のエンジニアに電話で訊いてみた際、タンノイのオートグラフ・ミレニアムについて伺ってみたところ、

「It should be aware of going against a time.」

つまり「時代遅れなことを悟るべきだ」てな感じで、相手にすらしていないという様な雰囲気でした。

http://mimizun.com/2chlog/pav/ebi.2ch.net/pav/kako/992/992992601.html


294 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/26(水) 10:25:05 ID:d1GZxggf

残響は、今なら、エフェクターを使えば、自由に制御できるんだが、当時はそんなもの無かったから、擬似残響付加スピーカーは貴重な存在だったんだよねー。

エフェクターの普及とともに、姿を消していったんだ。

http://toki.2ch.net/test/read.cgi/pav/1173758367/

141:カニ

レキシコンという会社のエフェクターを使うとディレータイムやリバーブが自由自在なんです。

初期反射音の時間をずらすことによって、大きなホールから小さなホール、
高域減衰周波数を変えることによって内装材の変化もシュミレートできます。

レキシコンの製品があればタンノィのような固定エフェクトは不要です。

143:ビックリマスダ

カニさん私ヤマハのリバーブレーター持っています、
色々なホールのデーターが入っていてすきなリバーブが掛けられます、
自分の指揮しているアマオケの演奏のCDを作る時は使用します

今の売られているCDでもリバーブは可也使われています、
カニさんがどうしてタンノイにその様なイメージを持たれたのか解りませんがタンノイのスピーカーからはリバーブもエフェクトも有りませんが?

箱鳴りイコール、エフェクトでは無いですよ、それに状態の良い部屋が有ってこそそんな感じを受けるのだと思いますが?

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1110765266/

394名無しさん@お腹いっぱい。 02/11/24 21:40 ID:???

「日本でしか売れない海外製品」ってあるんでしょうか?


395名無しさん@お腹いっぱい。kk02/11/24 22:02 ID:???

TANNOY
JBL
McKINTOSH

それに、近い将来にはGoldmund

http://hifi.denpark.net/1030538393.html


:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/11(土) 12:07:41 ID:O2xA4jMI

オートグラフは、最初の頃はカタログモデルだけど、のちは、特注品扱いになったので、ゴールド時代でも、ゴールドの入ったオートグラフはメーカーに頼めば作ってくれたと思うけど。

私が、90年代にイギリスに行ったときは、所謂プレステージモデルは、全部、特注品扱いだった。日本はTEACが大量発注して英国と違う売り方をしているから、小売店の店頭に並んでいる。

http://mimizun.com/log/2ch/pav/1139323064/

タンノイオートグラフでオリジナルエンクロージュアの場合、アホみたいな高値が付く。

先日(今も?)、オートグラフのオリジナルがオークションに、出品されていたが、見ただけで悲しくなる状態だったのに、かなりの数入札されていた。

オリジナルが生産終了したのは、約40年前。

エンクロージュアの平均寿命はよく分からないが、オートグラフのような複雑な構造は、初期性能を維持することが難しく、案外寿命が短いような気がする。

ウチのオートグラフはTEAC製エンクロージュアでHPD385Aの入ったものなので、1976〜78年頃作られているが、それでも30年以上経っている。

このオートグラフのエンクロージュアもかなりガタがきていて、ネジが利かないところや、ネジ自体の酸化もチラホラある。その後登場するK3808入りのオートグラフも、かなり状態の悪いものを何台か見てきた。

そんな状態だからこそ、それ以上前のオリジナルで程度の良いものが、果たしてどれだけあるのか疑問になる。

実は悲惨な状態なのにオリジナルというだけで、神格化してしまい、それで”いい音”だと思い込んではいないだろうかと。

もしも五味康祐さんがあそこまでタンノイを支持しなかったら、オリジナル以外はダメだと言わなかったら、今ほどオートグラフのオリジナルが高価になったとは思えない。

同様にレプリカモデルが氾濫することもなかっただろう。


私自身、オリジナルのオートグラフが欲しいと常々思っていたが、とてもこのようなメンテは出来ない。

また、何度かオリジナルのオートグラフを聴いて、その音がいいと思った経験がなく、実はTEAC製の方が自分に合っているような気もしていた。

http://analo9love.seesaa.net/article/183851704.html

425:神々のたそがれ

よき時代の海外製品

テキトーすぎるところ。JBLタンノイ共に左右ユニット違いとか多すぎ。
銘板2405ツィターは077のアクリルスタビに黒塗装(2405はアルミ)
馬蹄用にフランジ付けたもの、一緒に注文したのに銘板形状違い

タンノイは左右フレーム形状違い。3回経験
切り替わり時期は混在する。無駄の無い合理的主義。


426:RW-2

 某国産。新規購入。悲惨な目の最大は片側アルニコマグ片側フェライトマグ。
 怒髪天衝きやんした。メーカーに文句垂れたら性能は同一と取り入ってもらえず即刻売り飛ばし。ナメとんのか〜。

 某J○L。新規購入。ネットワーク覘いてみたら片側酸金R、片側セメントR。
 怒髪天衝きやんした。購入店に文句垂れても取り入ってもらえず即刻売り飛ばし。
 おいこりゃ、ナメとんのか〜。

舶来品は同時期同工場生産でも生産ラインでパーツが違うことがままある。よってパーツによって音作りなんかはしていない。同規格同数値(容量)であればOKさ!
ラインにパーツ無くなったらどっかで安いパーツを工場長が仕入れてくる。安いほどピンハネ出来る。工務店(大工さん)が住宅新築中に釘が足りなくなったら慌てて近くのDIY店で釘買ってくるのと同じでやんす。見えないところはなんでもイイのさ。


428:ジークフリート

フレーム違いとかは舶来にはよくありますが、肝心な音だけは「不揃いなスピーカー達」じゃガックリきますね。バカ売れした頃のJBLがソレ?


429:神々のたそがれ

そうそう、舶来品ではホーンなんかも開口部の間口が目で見て左右が違うなんて言うこともありますね。スピーカー箱も左右で数センチ高さが違うこともありました。
国産では考えられません。良品の許容範囲が違うのでしょう。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1110765266/

69 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/28(木) 22:31:42 ID:fQc6TYoL

オリジナルオートグラフを図面起こしの為に進巧舎の職人が数セット バラしたところ、全機所々部材がまちまちで、品質管理といった部分では英国タンノイはかなりアバウトであったと言えそうだ。

オリジナルを神格化する向きもあるが、進巧舎の箱もそこそこ真面目に作られたものと思える。


202 :AutoG:2006/02/12(日) 11:39:33 ID:1dkv9qHJ

英国製オリジナルオートグラフは受注生産で職人がデッドコピーで製作。
図面がなく、百に余る寄木なども規格がまちまちで日本の職人が何台か分解してみたところ1台1台全部違っていたという。

生産管理などがおおらかな時代で、モノラルだから2本ペア(ステレオ)で同じ音がしなければ云々という時代ではなかった。工場の火災等がきっかけでハーマングループ傘下になった時点で途絶えていた同機を日本側(ティアック、進巧舎)が規格化し、音道等の寸法に狂いが出ぬように底板と天板にホゾ溝を設けて(強度にも貢献)レプリカの試作の段階で英国に送り、審査の後に『認証』添付を許された。ここで問題はf0の低いHPDはもともとバスレフに適した設計で(アーデン、バークレーに搭載)ある点、材質の一部にラワン(フィリッピンマホガニー、軽くて丈夫、おそら側板に使用したと思われる)を用いたた点、(後期同機は3808でfoが上がりより適したかたちになったが、フェライトに変更。さっぱりした音になった)以上2点はマイナス要素である。
前述したが自分のはゴールド(foはHよりやや高くレッドより低く、中間的)にして、箱鳴りは好まないので相当のデッドニングを繰り返し試聴しながら施した。

「オリジナルはオリジナルでなければ出ない音」があるという五味氏の記述はあるが、おそらく、当時の生産管理ではペアーで同じ音のオリジナルは1組もないのではなかと推測するのである。

 糞とか粗大ゴミとか、下駄箱とか、言葉を極めてオリジナルを神格化するのは如何なものか。オリジナルと比較にならぬ数のレプリカで楽しんでいる音楽愛好家が多数いるのである。

http://mimizun.com/log/2ch/pav/1139323064/

366 名前:K :2001/07/16(月) 20:58

タンノイの純正箱以外では、ティアック、ユートピア、ヒノのエンクロージャーによるオートグラフを聴いていますが、ティアックはあまり響かず、ユートピアは響きに独特のピークがあって、オリジナルより低域が持ち上がったように聴こえ、ヒノはその後は改善されたとききますが、私が聴いたのはバックロードホーンのこもった感じが一番凄くて、ちょっと買う気にはなれませんでした。

http://mimizun.com/2chlog/pav/ebi.2ch.net/pav/kako/992/992992601.html

タンノイの日本での人気の秘密

 
久しふりにオーディオをやりだして、何が売られているかわからないで、オーディオ雑誌を買ってみた。

それぞれの機種について、各2ページ程のコメットがついてついている。ところが読んでみると全て同文で(としか読めない)全てすばらしい音がして、全て特徴ばかりで欠点は一切ないとかいてある。

雑誌社と評論家は、飯を食って行くためにはメーカーを敵に回さないようにという配慮が強く働いた結果ではないかと思うが、プロなら何とかもう少し表現のやりようがないものだろうか。今までは雑誌以外何が売られているか情報源がなかったが、インターネットであらゆる情報が飛び交うようになり、こんなことをやっていたらオーディオ評論家は誰にも相手にされなくなって、インターネットで消滅する職種の最右翼ではないだろうか。

オーディオの盛んな、イギリスかアメリカの雑誌をインターネットで買ってどうやっているのか調べてみたい。

TNT-Audio - Internet HiFi magazine(英語)
http://www.tnt-audio.com/int.html

これはイタリア人がやっているインターネット・オーディオ・マガジン、スポンサーをつけると紐付きになるので、それをを防ぐ為全て自費でやっている。

いろいろ調べてみたが、どうも欧米には技術的な解説や新製品の技術的紹介をやる人はいるが、オーディオ評論家なる怪しげな人種はいないようである。なぜ日本だけこのような人種が幅を利かせているのか?考えてみると欧米のオーディオの全盛時代は1950年代、ひっぱても1960年代の前半まで。日本の全盛時代は1970年の末から1980年代初頭までという後進性に問題が有りそう。

つまり大部分の日本人は欧米の言語でかかれたものを読めないから(読みたがらないから)、日本語に翻訳されれた、いい加減な私見を混ぜたものが信じられて奇妙な権威を持つようになったということか?あるいは自分で判断しないで、有名な人の権威にすがりたがるという国民性が原因か?

http://www.asahi-net.or.jp/~zh7y-tkyn/comment.htm

392名無しさん@お腹いっぱい。sage02/11/24 20:53 ID:???

当時は店でアブソリュートとかステレオファイルを拾い読みしてたから、 日本のオーディオ・ジャーナリズムがいかに腐った物かは知っていた。 VTL、スフィンツ、スペクトラル、オーディオリサーチ、ミュージック・リファレンス 、コンラッド、マグネパンとか良いものでも、日本じゃみんな売れない。

393名無しさん@お腹いっぱい。kk02/11/24 21:21 ID:???

時々ヨーロッパのオーディオ雑誌見ていても向こうで評価の高い製品と こちら評価の高い製品ギャップは感じる。けど、オーディオの場合食べ物みたいな部分があってアメリカ人にうけて日本人に受けないものがあるのは仕方ない部分あるのでは。いちがいにジャーナリズムの問題だけでなく住宅環境もあるし。


405+-0sage02/11/25 01:59 ID:???
>>393
>いちがいにジャーナリズムの問題だけでなく住宅環境もあるし。

住宅環境はあるけど、上にあげた例はみんな、日本に輸入されて自分で聞いたり、所有してて、良いと思った物だよ。向こうの雑誌の鵜呑みじゃないよ。

日本のハイエンド雑誌は、ステサン1紙と言って良いが、輸入オーディオ協会に加盟している会社の製品が優先的に紹介されるのはなぜ?(協会加入以外は昔は広告は出ても製品紹介すらされなかった。)

コンポーネント・オブ・ザ・イヤー に突然登場して、消えていく製品は一体何?

どうしてパーペクチャルのP-3AよりST-2がベストバイなの?

カーグラは車の良いところ、悪いところちゃんと評論するでしょ。

ステサンはよいしょばっかり。それ見て客は買う、

オレが今住んでいるところは、田舎だから、いまだにマッキン・JBLよ、

こんなでかい機械が日本の住宅事情に合ってるのか?、

日本の住宅事情に合ってるのはイギリスとかヨーロッパの2ウェイSPだぜ

http://hifi.denpark.net/1030538393.html

22 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/12/06(水) 01:52

オートグラフやパラゴンやパトリシアンって1950年代、日本が貧しい時代、アメリカの金持ちのためのスピーカーだから。今、金ができて買う人を否定できんよ。

手巻のロレックスやライカなんかと同じ。
セイコーやEOSにしろ!とはいえない。


28 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/12/06(水) 02:49

オートグラフとかの家具調大型スピーカーに憧れるのって、数十年前からオーディオやってた、あるいは興味があったおじいさん達が殆どでしょう?
若い時分は高嶺の花だったが今は買えるようになったという。そういう人達は音場、イメージングなんて要素を重視してないだろうし。

20代30代でオートグラフやウェストミンスターロイヤルを本気で欲しいって思ってる人っているのかな? ごく少数でしょう。

でもMJとかSSは相変わらずそういう製品のオーナー紹介ばっかりでつまらんな〜。
インターネットがこんなに普及していなかった4〜5年前はそういう記事見て古典スピーカーが良いと信じ込んでしまった若い人も結構いたのかな。

29 名前:名無しさん :2000/12/06(水) 02:57

歳より、何処に住んでいるかの方が大きいかもね。
地方在住者の方がタンノイとか多そうではある。

31 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/12/06(水) 03:07

>地方在住者の方がタンノイとか多そうで

パーソナルに楽しむより、リビングに置いて来客者に自慢するのに分かりやすいから?
まあ、畳みの大きい部屋に似合いそうだけど。


32 名前:名無しさん :2000/12/06(水) 03:09

地方に住んでると、最新オーディオにお目にかかれない。
これホント。だから、地方ではJBL、タンノイが人気です。

34 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/12/06(水) 03:13
>29
地元の販売店の高級品コーナーは古典スピーカー中心、パソコンも英語も苦手でインターネットなんてつい最近まで縁がなかった、って人がSSの記事と販売店のオヤジに影響されて買っちゃってたケースが多そうですね。

36 名前:名無しさん :2000/12/07(木) 07:25

それは都市圏じゃ入れるべき家が狭いからじゃん。

38 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/12/07(木) 10:47

>それは都市圏じゃ入れるべき家が狭いからじゃん。

いくら大きいSPが置けたとしても、音質重視だったらオートグラフって選択はないんじゃないの? 音が古すぎるよ。古い音でも気に入っているんならいいけど、大きいから低音も出るはずだって頭から信じ込んでいて苦労している見当違いな人も多いみたい。

やっぱり地方では情報不足でJBLやタンノイ(オートグラフに限らず)を買う人は多いんじゃないかな。

http://mimizun.com/2chlog/pav/ebi.2ch.net/pav/kako/974/974534537.html


672 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/08/18(土) 08:57

タンノイの大型機種の中古価格相場は安い気がします。高級機を購入して売りに出すと値下りはかなりあるんでしょうか。 まぁタンノイは余程の事がないと売りには出さないでしょうが。


673 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/08/18(土) 09:02

そうですね。オリジナルオートグラフの様に既にヴィンテージの価値が認められている場合、逆に値段は上がっていっていますが、ウェストミンスターとか新世代の大型機はスターリングに較べ、値落ちが激しい様に思いますね。


674 名前:K :2001/08/18(土) 18:34
>>673

これは、最近の傾向として、小型でスペースを取らないスピーカーが主流となってきて、これだけ大きなスピーカーを置ける人が限られていることも関係しているかと思います。また、B&Wなどが新機種を出してけっこう人気が高く、それまではクラシック音楽ならタンノイと考えていた方々が、そちらへ流れて行っているようにも思えます。

そういった現状を鑑みて出したのがディメンション・シリーズなのですが、イマイチ、評判は良くないようですねぇ。

タンノイファンからは「タンノイらしからぬ音」と言われ、タンノイがあまりお好きでない方々からは、「やっぱり同軸2ウェイだから分解能が悪くてサービスエリアが狭いし、なんだかんだ言っても、独特のタンノイトーンがする」などと言われています(^^;

http://mimizun.com/2chlog/pav/ebi.2ch.net/pav/kako/992/992992601.html

オートグラフをステレオで聴くには、左右のスピーカーの間隔が3m程度では、おそらく設計者の意図した低域レスポンスは望めないだろう。

5mくらいは、低域の波長の長さからすると、最低でも必要とするであろう。

それだけの広さと、それに見合うだけの天井高さも求められる。そして、くり返すが、良質の材質による堅固な造りの部屋でなければならない。

http://audiosharing.com/blog/?p=807


210 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/12(日) 12:38:01 ID:fasqiE1a

オートグラフをいれる部屋は天井が高いほうが言いというのも同意。

バックロードの通り道からも推測できるし、オートグラフの場合、スピーカーの間に定位というより、スピーカー間のやや上空にオーケストラが並び、本来の劇場的音場効果がでる。

それを実現するには、広い部屋と高い天井があると良い。

http://mimizun.com/log/2ch/pav/1139323064/


460 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/07/24(火) 04:58

タンノイってSP間隔広くとるといい音出るよね

462 名前:K :2001/07/24(火) 08:37
>>460
>タンノイってSP間隔広くとるといい音出るよね

エンクロージャーを響かすスピーカーなので、その響きを互いに邪魔しない距離が必要になるのではないでしょうか?

また、ツィーターのサービスエリアが90°前後と狭いために、リスニングポイントはけっこう狭く、スピーカー間隔を広くとった場合は、内側に振ってやると、定位が良くなります。

http://mimizun.com/2chlog/pav/ebi.2ch.net/pav/kako/992/992992601.html

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         ゙、 ', | |   | `l'"´    ゙、|  |i   | まともな音で鳴らないのよ
         ヽ ヽ | |   レ'′      \ || /
           /ヽ \!  |  ̄ ``   r'´ ` ̄``ヽ
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        |     〉 V              |   |
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JBLとTANNOY


310:ビックリマスダ

最近JBLとTANNOYが良く売れているそうです、団塊の世代がオーディオを買う時に最近のスピーカーは知らないので、頭に浮かぶ憧れのスピーカーなんだと思います。

311:パルジファル

 現行品では「憧れのスピーカー」って言えるようなものがほとんど無いですしね。


661:たそがれ

オートグラフ人気は、当地再燃中のようです。
中古ショップでは入荷するとすぐ売り切れ、現在3台予約待ちだそうです。
予約って?所有者が逝くのを待つようなお察しの程!?

195:うさぎ小屋の住人

今は、皆が分相応になって、i−Podなんかで音楽聞くような時代になったんです。
いずれ、ピュアーオーディオ業界は、庶民を相手にしなくなり、金持ちだけで商売するようになります。もうなってますけれど。そう、格差社会の出現です。

貧しき者は、リサイクルショップのジャンク(ゴミ)をあさり、PSE法とやらで、ささやかな楽しみも潰されました。
金持ちは、捨てサンを読んで、庶民の手の届かないハイエンド機器を買いあさり、すぐに飽きて捨てる。貧乏人は、ステサンも買えないので本屋で立ち読みするそんな時代なんです。

タンノイとJBLは、貧しき者の憧れなんですね。

タンノイとJBLのオーナーは、音はともかくとして、この製品を大いに賛歌しなければなりません。

伝説を後世に語り継がなければなりません。いざ進め・・・・!


14:ひまじん

いまだに、JBLとTANNOYの迷信が語り継がれている。

JBLがジャズ向きと言うのは、古きジャズ喫茶で好んでオールドJBLのスピーカーを使ったイメージが今日まで語り継がれている。

TANNOYがクラシック向きと言うのは、五味康祐さんがオートグラフを好んで使ったことから語り継がれている。

オーディオマニアという方々は、実に保守的でなかなか考えを変えようとしない。

40:パルジファル

名器を作れるようなメーカーには、その叡智と技術を駆使した「夢を持てるような」物作りに励んでもらいたいですね。大衆に媚びを売るようなことはして欲しくない。 JBLなどは、会社が大きくなりすぎて、利益優先の大衆受けする安物が主力製品になってしまいました。残念です。

 かつての、ハーツフィールド(今聴いても素晴らしい!)に匹敵するようなものも作ってくれませんかねー。


41:>>40

JBLは残っているのはブランド名だけで、会社自体は消滅しています。
それにユニットは、ほとんど中華製。(他、タンノイや有名海外メーカーも同じ)

現在の老舗オーディオメーカーに期待する物は何ひとつありません。明日にでも、貴重で残り少ないヴィンテージ物を探しに行くことをお勧めします。

13:ビックリマスダ

タイノイファンですが、JBLとTANNOYが、そんなに人気が有るとは思っていません、結構マイナーでは?

とくにタンノイは日本でしか売れないとか聞いていますが・・・

3:いちぶ

昔、タンノイのブックシェルフを購入しました。しかしトランペットなどの高音がきつ過ぎて、すぐ手放してしまいました。今はヤマハNS1000Mを聞いています。


2:ばん

JBLのコントロール1を車で使ってます。音は正直大したことありません。
自分の世代ではJBLって異常な人気がありましたが・・・。今はどうなんでしょうか。
USAでは元々、日本ほど人気のあるブランドではないと聞いたこともありますが。

タンノイも神格化されてましたねぇ、昔は。
今は随分と安いシリーズもあるからそうでもないでしょうけど。英会話の先生がイギリス人だったんで聞いたけど全然知りませんでした。ダイソンはよく知ってましたけどね(^^)/。

個人的には、タンノイの古典的なタイプの方のSPは、箱鳴りのような付帯音が気になってあまり好きではありません。


4:koyama

イギリス人には、タンノイと言っても通じないでしょう。
向こうでは正確には「タノイ」と発音すれば通じます。

でもあまり向こうはハイファイオーディオ店が無いんですよね...。
それに比べたら、日本は世界一のオーディオ天国です。ハードオフを始めUSED市場も充実したますしね。日本人に生まれてよかった。

5:Fox

30年ほど前にJBL L-26というスピーカーを聴いていました。あの頃のJBLは確かにエネルギッシュな音を出していました。JAZZ喫茶はどこに行ってもJBL、自分では買うことが出来ない大型システムの音を聴きたくて新宿や吉祥寺によく通いました。


261:ひまじん

タンノイ伝説、JBL伝説で商売出来るのは、悪徳業者ぐらいでしょう。
タンノイもJBLもすでに伝説で飯が食えないから、製品も随分変わってきてますよ。

伝説をいまだに信じているのは、骨董品マニアであって、オーディオマニアとは違う人種なのでしょう。

でも聞いた話では、機器はもの凄く高価な物を集めているが、ソフトは少ししか持っていなかったそうです。

女性のブランドバックの収集と同じ心理なのかもしれません。ルイビトンとかエルメスとか言うのと同じ話なのかもしれません。

でも、偽物を本物といつわるのは、詐欺ということでしょう。

262:パルジファル

 JBLが近年多用している安物のホーン&ドライバーを聴くと全く哀しい限りだ。
 質を落としてまでそれを使用するのは、AV向けの単なるファッションか。

 その点、かつてのホーンドライバーは、今聴いても十分楽しめる。
 小生が使用しているのは、JBL創業の翌年、1947年に発表されたモデルだが、恐らく死ぬまで使えるのではないかと思う。


263:JBL ツール

私もジムランと言われた頃の「オールドJBL」の大ファンです。
D130,LE15Aや#375+HL88、LE85、#075等を現在メインで使用しています。
JBLのウーハーもドライバー、ネットワークも古いS/No程「音の品位・密度」が良いんですよ。

現在のJBLの製品にも良い物が有ります。メーカーが力を入れて作った物は良い出来です。ただ惜しむらくは、SPも過去50年間で普及していますので、往時程の需要がなく、また時代の移り変わりでニーズも変化していますので、企業である限り「存続」を意識せざるを得ない事だと思います。

自分の機器も古いものが多いですが、最新の機器に「サウンド」「音楽性」「再生レンジ」「ダイナミックレンジ」で負けているとは思いません。オーディオショーで最新の機器の片鱗を聴きますが、「古きよき時代」の商品は今では考えられない「コスト」をかけて作られています。良い筈です。

インフレの為往時の価格は現在たいした額では有りませんが、それこそ「往時」ではSP1セットで家1軒が替えてしまったのですから・・・。

これからもオールドJBLと付き合っていくと思います。これを越える物はす有りません。


568:へなちょこ

同軸ユニットの魅力って尽きないですよね〜、高音の延長線上に低音があると言う感覚
狭い部屋でも抜群な定位感

独特な音作りをしているのか?箱も一緒に鳴っているのか?
オーケストラで強い音になると弦の音がギューンと唸る瞬間があって鳥肌の立つほど心地良かったりまたタンノイに戻りたくなってる今日この頃、あの音はタンノイでしか聴けない音なのかも?

センターキャップの無くなった現在のタンノイの音はど〜かな〜?
網目の奥で渋く輝くホーンツィーターの佇まいが好きだったけど・・・

569:ジークフリート

現代タンノイと往年のタンノイでは、かなり音が違いますが・・・ユニットの作りや箱の違いはもちろんですが・・・

一番違うのは、「狙い」と「志し」かもしれませんね〜。


571:ビックリマスダ

同軸の良さって一番有ると感じます、
弦楽器の独奏で、どんな重音を弾いても同じ所から聴こえる気持ちよさですかね・・・
音質は好みの分かれ目か?箱鳴りの為かスケール感も広がりますし。


572:へなちょこ

タンノイの箱って粘土でチューニングしてあると聞いた事がありますが本当ですか?
古くなって砂の様にぽろぽろしたり、ボコッって剥がれ落ちたりしないんですかね〜?

576:へなちょこ

粘土は本当だったんですね
熟練した技術者が粘土を使って一台一台神業的にチューニングしているのでしょうね〜・・・
凄いな〜!(^^)!。

783:あらい

最近のJBLは自社開発でユニットを作るのをひかえてるのか商売にならないのだと思いますが。なんか魅力ある商品なくなった感ありますね。

パラゴンに絶頂な魅力と個性あるスピーカは、その後K2ではあまり魅力感じなくなりました。デジタルに変遷した頃。あれだったら、B&Wのノーチラスだと自分はおもいました。

マイナーな意見ですが、JBLタンノイのビンテージ品のよさを受け継ぐような個性的商品が出せなくなったのですかね。

787:薬漬け

2代目Kingdomは是非聴いてみたいですが、それ以外の現代品で、タンノイ、JBLともに惹かれる製品があるかというと…難しいですね。

私の場合、JBLは4333Aという、4343等と比べちとマイナーなモニターで普段聴いているのであまり多くは語れませんが、確かに最新鋭の機器とオーラを比べても、何とも言えないところに悩ましさを感じます。愛用機ということを差し引いても。

タンノイもご同様、プレステージ・シリーズの先駆のウェストミンスターを使っているものの、後継機のロイヤルに色気がでるかというと、そういう訳でもない。むしろ棲み分けではないですが、VLZ(モニターゴールド)に、個性と好感を感じてます。

喩えが変ですが、一戸建てがメーカーハウスが増えてそれぞれは綺麗になったものの、どちらかというと田舎の古民家の佇まいに惹かれるというか…。ちょっとひねくれてますかね。


832:ジークフリート

まぁ、タンノイ一つだけをずーっと聴いていると、フツウの音になってしまって、特徴も意識しなくなるという気持ちもわかりますが・・・なんだか寂しいといいましょうか、それじゃあタンノイじゃなくても同じなんじゃないの?とか考えてしまいますね〜。


834:薬漬け
>>832
まあ、タンノイらしさはあると思いますよ。ただ往年の“燻し銀”というレッテルがあまりに長きにわたりすぎた…ということでしょうか。(だから、今も「レッド」以前をお持ちの人にとっては“燻し銀”はそのまま現役の形容となるのでしょう。この辺は往年の黄金期がどうしても残像として残るのでしょうね。 オートグラフ、ハーツフィールド、ヴァイカウント…。)

872:前期高齢者

それにしても最近のJBLはまともとは言いがたいユニットも沢山作っていますね。
あそこも商売上手になったような・・・・


874:ジークフリート
>>872
現代JBLも洗練されて行ってるのでしょうけど、80年代にJBLを諦めた身としては、なんだかどんどん疎遠になって行くように思えます。

しかし、元祖JBL?を鳴らすようになって、メインシステムには無い楽しみ方も出来て、JBLも捨てたもんじゃないナ?と思えるようになってまいりましたョ〜。


875:世直し奉行

80年以降のJBLが洗練???

拙者は80年以前のJBLが好きだす。

JBL捨てません!!!ビバJBL!

同軸2WAYタンノイも同様だす・・・


876:前期高齢者

↑同感ですね。独断と偏見で言うと4343で「不毛のワイドレンジ」に走ったのがイケナカッタ?

最近また2way(+super tweeter)のコンセプトに戻りつつあるようですね。

オデオ・システムなんてものは上手くいかないワイドレンジレンジよりナロウレンジでその中の振幅歪を極小にする、

というのがAltecやJBL,Tannoyのもともとの思想じゃなかったでしょうかね?
どうしてもワイドレンジを狙うなら先般レポしたMgico "Q5"みたいなことをやらないと無理じゃないかと・・・・

878:ジークフリート
>>876
4ウェイの43シリーズというのは、広帯域化を図ったというよりも、プレイバックモニターとして必要な耐入力を確保するための4ウェイだと思いますョ。 JBLの歴史上で後世に大きな影響を及ぼした広帯域化は、LE(低感度)シリーズを作ったことでしょう。


880:前期高齢者

必用な耐入力の確保なら4wayではなくDouble Wooferにしないといけません。
Westlakeが先鞭をつけましたね。NHKでさえジャズ採りスタジオのモニタとして設置されている写真をみたことがありますので、そういうことかと。

ただまあ全体に最早JBLはモニタとしての使用からは遠ざかりつつあるようです。現実問題として録音スタジオや放送局でJBLをPlay back standardにしているところはないのではありませんか?

884:たそがれ

JBLスタジオモニターシリーズは、スタジオでのモニター使用と言うよりはホームユースでスタジオの音をといった感覚で流行したのかも知れません。あの時代のプレイバックモニターは天井近くにWウーハーでビルドインされていました。代表格はウエストレイク製アルテックユニット604+ウーハーです。

確かに昔は43シリーズは、スタジオでは持っていましたが主に某スタジオでは検聴室にありました。

ミッドバス2121系の受け持ち再生帯域は狭いので、出しゃばると違和感が出るので、ご遠慮がちに調整が良いです。

886:世直し奉行

4343Aと4343B、AとBの違いは大きい。 Bからオーディオの衰退が始まりました!?。

CD出現が追い討ち・・・・多分???

呼応するかの如く、懐古のSP(アルテック、JBL、タンノイ)が人気モノにS○誌が斜陽に・・・

887:ジークフリート

>>884 確かに昔は43シリーズは、スタジオで持っていました・・・

#43シリーズは80年頃に#44シリーズが発売されるとともに、本国の業務用カタログから外れました。

その時発売された#4344からは、日本のマニア向け企画商品ということなのでしょうねぇ。

しかし、#4343〜#4344〜#4344U〜#4348という流れのなかで、#4343の弱点(ミッドバスユニット、ユニットの工作精度、箱の剛性、ネットワーク等)がちゃんと改善されて行った辺りは、「流石JBL!解ってるねぇ」てなカンジですね。(ま、#4344てのは、#4343の後継機ではなく#4345のジュニア機として発売されたものですがね)


25:ひまじん

ビックリマスダさんは、名指揮者としても有名ですが、音楽における20Hzの必要性があるとお考えでしょうか。私は、楽譜は良く分かりませんが、超低音や超高音といわれる音符が書かれているのでしょうか。

私は、最近メインの38cmウファー3ウェイをほとんど聴かず、16cm2ウェイのスピーカーで聴いていますが、オーケストラを聴いても低音不足と思わないのです。 むしろ、超低音をカットしたいと思うのです。フジ子・へミング(p)のライブ録音のCDを掛けると、ペダルを踏む音が床を伝わる音が超低音として入っているのです。そして、少し聴いていると気持ち悪くなるんです。

ジャズにおけるドラムスの音やベースの音も超低音とは違うと思うのです。ベースの音階がハッキリ聴こえれば良いのではないのでしょうか。

26:ビックリマスダ

ひまじんさん
私は低域は必要と思います、聴こえないスーパーツイーターとは違います20Hz以下は聴こえないと言っても その帯域以下は身体で感じますからね。ベースの最低音は40Hz位ですが太鼓やピアノの振動は有りますしパイプオルガンも20Hzは有りますから。

そんなに低音は無くても音楽は楽しめると思います、楽音の音域はどのスピーカーでも押さえていると思いますから、とくにオーケストラだと低域はチェロとベースでオクターブ違いで厚いですから不足は感じないと思います。
低音好きってのが居るのですよね、先日来られまして色々話しました、これも面白いです。


29:am_fan

楽器をを忠実に再生する場合、パイプオルガン、大太鼓、コントラバス・・・
これらの楽器には必要な再生周波数(20hzh前後)として含まれています。

人間の感じられる音は耳だけではなく、皮膚や身体全体を含めた器官で音圧として感知され、耳からは電気信号として変換され大脳に伝わりで音像として認識されます。

つまり音は主感的で人に寄って感じ方が異なること。低域の音は音量を絞ると聴きづらくなり、歳ともに高域の信号が聞き取りにくくなります。低域音が人によっては不快と感ずる場合がありますが、楽器ではない音と認識される場合だと思います。

弦楽器のバイオリンは24Khz付近まで、再生されます。
しかし聴覚として認識できる周波数は17Khz前後で、20Kh以上の再生は不要かと問われても心理的な効果を問われると必要とも不要とも言いきれません。視覚に比較して音の脳で処理される情報量がすくないことです。また人間の聴覚程、曖昧で繊細なものもないと思います。

最近では余り見られませんがアンプのボリュームは対数表示されてるものがあります。つまり人間が感じる音の1倍、2倍、3倍はアンプ側では10倍、100倍、1000倍・・を意味しています。

sp選び(調整等)も人それぞれ自分自信が納得したものにすれば良いのではないでしょうか?

30:ビックリマスダ

うんうんなかなか共感いたします。大きな音を望むとアンプは大変なんですね・・・

59:パルジファル

 近くの専門店の常連は、JBLの音は「ワラジの裏」のようだと言います。その気持ち、解らなくもない。 しかし、その人たちは恐らく状態の良いJBLを聴いた事がないのでしょう。

 自称オーディオマニアのお金持ちが、名器といわれるようなスピーカーを買って「名器と言えども、こんな酷い音か!」と、次々と買い換える。 いい音は、カネのチカラだけでは手に入らない。雑誌やインターネットでその方法を教えてもらえるワケでもない。

 タンノイの高級機を買った人が、透明感のある自然な音が鳴らないと言って、オーディオを悟ったつもりでいる。 自分が求める音がどんなものかも解らないまま、その「名器」を選んだのは自分なのに。

 名器収集家に、「あなたは、どのスピーカーが一番好きですか?」と尋ねると、「どれもがそれぞれ魅力的で決められない。」と言う。 いろんなものの魅力を理解できるのも素晴らしいことではありますが、結局、自分の音を確立できていないのではないか思う。

 「お買い物の楽しさ」を「オーディオの楽しさ」と勘違いしているのではないかと思えるような人を少なからず見かける。 買い揃えた時点でもう終わり。それとも際限なくお買い物を続けるのでしょうか。

60:声

金が有れば、際限なく買い物を続けるね。
金が無いから、悟りを開くように努力する。
宗教も、人生がままならないからこそ、生まれたもの。
祈。


61:感謝

>>「お買い物の楽しさ」を「オーディオの楽しさ」と勘違いしているのではないかと
>>思えるような人を少なからず見かける

そう云う人がいなければ、業界の利益が上がらないはず。皆が無駄なく賢い買い物をする様であれば、オーディオ業界は衰退しオーディオなんて趣味は、とっくの昔に廃れていることでしょう。
その人々に我々は感謝しなければ、いけないのかもしれません。

62:名器好き

オーディオは音楽の手段が、目的化した趣味とも言いえますね。
だから、色々な楽しみ方が存在すると思います。

「良い音がわからない」といって次々買い換える人。でもそれも立派な趣味かも知れません。音楽と違い、いつも同じ”音”ではアキますから。

でも好みがはっきりしていて、装置を換えない人が、趣味的にレベルが高い人とは限りません。とんこつラーメンが世界一といわれても、異論のある人のほうが多いでしょう。

一度、名器というものを疑ってみることが大事です。名器の根拠は?たぶん、オーディオ雑誌で書かれているから、ベテランのオーディオマニアがそう言っているから、ということが多いでしょう。

JBLやタンノイの名器は、世界的に見て、日本や日本に影響された極東の一部の国だけに通用する不思議な現象です。(一部のコレクターは別として)

だから、粗大ゴミ化したそれらの「名器」を、独自のルートで欧米から仕入れ日本に持ち込み、かなりの差額で、かせぐブローカーもいます。もちろん、欧米のオーディオマニアにそれらの良さがわからないともいえますが、それならば、現地では有名で、それにより利益が上がらず日本に入ってきてない他のメーカーにも、たくさん「名器」が存在します。


http://jbbs.livedoor.jp/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1110765266/


 

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コメント
 
01. 中川隆 2011年5月29日 21:06:48: 3bF/xW6Ehzs4I : MiKEdq2F3Q

「オーディオの衰退とその行く末」


自分が若い頃はオーディオは「キング・オブ・ホビー」(趣味の王様)という言葉をよく聞いていた。オーディオ文化が衰退しているというのはひとりの熱心な愛好家として大変残念な限りだがそもそもこの原因は一体何だろうか?

1) 高価すぎるオーディオ製品


2) 未成熟なオーディオ関係者

まとまった出費に対してそれなりの対価として「いい音」に出会えれば満足感を覚えオーディオへの傾倒が持続するし深まっていくものだがこれまでの自分の経験では機器の選択において期待外れが多かった。オーディオ専門誌が適切なガイドの役割を果たしていないことにも一因がある。

取り分けオーディオ評論家の意見というのは実に無責任でいい加減、しかもメーカーからのリベートなんかは当たり前の世界でまず信頼するに足りない存在だと思ったほうがいい。彼らの製品紹介についてのコメントの鵜呑みは禁物である。


3) 素敵なオーディオ装置に巡り会う機会に恵まれない

4) 正しい音楽鑑賞とは?

「iPod」のイヤフォンなんかで聴く音楽はどんなにきれいな音質でも頭蓋骨の中で響いているだけでそれは正しい音楽鑑賞ではない。

もちろん自分も運動ジムなどでiPodを利用して大変重宝しているがそれもPopや歌謡曲まででとてもクラシックを聴く気にはなれないのもこれでお分かりいただけようか。


5) 「音楽とオーディオ」が両立した啓蒙家の不在

自分の音楽への開眼は五味康祐氏(作家:芥川賞受賞)の「西方の音」を読んでからで同時に同氏のタンノイ・オートグラフへの傾倒に圧倒されたことにもよる。日本でこんなにタンノイ(イギリス製のスピーカー)が広く普及したのも「タンノイの回し者」といわれた五味さんの宣伝効果に拠るところ大だと思う。

「音楽とオーディオの両立」はおろそかにできないテーマだが、当時はレコードの時代でありさすがにこの良本もCDの時代となるとオーディオ面でいささか古いという読後感は否めない。


これはクラシックに限っての話だがどうも


「音楽評論家はオーディオに弱い」
「オーディオ評論家は音楽に弱い」


のは歴然たる事実で「帯に短し、たすきに長し」、「五味康祐」氏や「瀬川冬樹」氏の急逝以来これまで両方を兼ね備えた評論家にはついぞ巡り会ったことがない。

これはオーデイオ業界にとってたいへん不幸なことで早く「商売っ気を抜きにした」人材を育成して広く啓蒙し、うまくリードしてくれればと思う。もっとも、結局のところ文章力がものをいう世界なので五味さんのような作家がいれば最適のような気がするが。

http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/935696d9f2ddcdcb9802047479f55a38

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福岡県にお住まいのKさんから電話があって、突然ですがお昼頃にお伺いして音を聞かせてもらえないかというお話。

「どうぞ〜」とひとつ返事。Kさんはまだ40歳前後の方で真空管アンプの自作派。とてもご熱心で自ら「音キチ」と自認され、各地のオーディオマニアを身軽く訪問されて耳を鍛えておられる。

丁度システムも全面的に改造した直後だし、いい機会だと今回はいろいろ比較しながら一緒に試聴してみた。

その前に現在の我が家の2系統のシステムについて確認。

第1システム

  低域用アンプ    → ケンウッド「01−A」2台
  低域用スピーカー  → フォステクスSLE20W〜3本
  中高域用アンプ  → 真空管PX25シングル
  中高域用スピーカー → アキシオム80


第2システム

  低域用アンプ   → ケンウッド「01ーA」
  中高域用アンプ  → 真空管PX25シングル〔別)
  スピーカー    → タンノイ・ウェストミンスター 


共通

CDトランスポート → ワディア270(クロックリンク)

DAコンバーター → ワディア27ixVer3.0

※ このDAコンバーターの出力を分配器で4つに分けてアンプ側へ供給している。

☆ 最初の試聴


第一システムと第二システムの聴き比べ。たまたま駆動するアンプが同機種になったのでまずはスピーカーの公正な比較といっていいだろう。


「ウェストミンスターのほうがまるでレコードの回転数が遅くなったみたいに聞えます。

音の反応スピードが違います。

単体で聴くと違和感がありませんが、アキシオムを聴いた後ではもうウェストミンスターに戻る気になりませんね。」

「ウ〜ン、そうだろうね。やっぱりエッジレスの威力はスゴイいよ。ウェストミンスターは現在、テレビを観るときぐらいしか使ってないんだ。」

(タンノイ・ファンさん、ゴメン〜)


☆ 二番目の比較


今度は第一システムに焦点を絞って、アキシオム80を駆動する真空管アンプの比較。

片やPX25シングル・ステレオアンプ

片やWE300Bシングル・モノアンプ×2台

「WE300Bのほうが断然いいです。高域のヌケが違います。

ヴァイオリンの音色に艶があってしなやかです。実にいい音ですね〜。

知り合いのHさんがこういう音が好きなので次回に是非連れてきます」

「そうかなあ。PX25も捨てがたい味があると思うけどなあ。
ステレオ・アンプとモノ×2台の物量の差が出たのかもしれないね。」

(PX25の真空管自体はWE300Bよりも上だと思うが、我が家のアンプのトランスが貧弱なので本来の魅力を発揮し切れていない)


☆ 三番目の比較


今度はWE300Bシングル・モノアンプに絞り込んで出力管同士の比較。

      

片や1950年代の「WE300B(オールド)」

片や近代管のゴールデンドラゴンの「4300BC」

     

「WE(ウェスタン)が300Bの再生産を止めたせいか、値段が高騰してます。オールドともなると途方もない値段がしてます。大切に使ったほうがいいですよ」


「エッ、再生産を中止したの?そりゃたいへん。これからは簡単にスペアが当てに出来ないなあ。それじゃあゴールデンドラゴン〔中国製)の4300BCを持ってるので比較してみようか」

両者では値段がまるっきり違っていて先入観が入るとまずいので、片チャンネルに4300BC,もう片方にはWE300を別々に挿し込んでKさんにブラインドテストで試してみた。

テスト盤(ソニーロリンズの「サキソフォン・コロッサス」モノラル)にじっと耳を澄ましていたKさんが軍配を上げたのは何と左チャンネルの4300BC!

「音の隈取りがひときわ鮮明です。右チャンネルの方は空間にフワっとした浮遊感があっていいのですがどちらをとるかと言われれば左チャンネルです」

「WE300Bのほうが奥ゆかしくて上品さがあるのでクラシック向き、

しかし音の鮮度は4300BCの方が一枚上なのでジャズ向きかな。

やっぱりオーディオは値段じゃないなあ〜」


オーディオの比較実験をやってると実に時間の経つのが早い。12時半頃にお見えになって16時半までの4時間、スリルと緊張感があってたいへん密度の濃い時間だった。

システムの大幅な改造以降、アキシオム80を駆動するアンプをいずれWE300Bアンプで試してみなければ、という思いがずっとアタマの片隅にあったのだがこういう機会でもないとなかなか思い切りがつかない。

今日は大収穫〜。 夜になってKさんから次のメールが届いた。


「今日は色々考えさせられました。

タンノイとグッドマン(アキシオム80)の音の立ち上がりの差には驚きました。

あの差はタンノイが可哀相ですね。

いゃ〜あグッドマンが良すぎるのでしょう、恐ろしいスピーカーです。

私もグッドマンが欲しいです。

ジャズもクラシックもイケてますが、特に弦楽器の音は素晴らしいです。

グッドマンの良さが解らないオーディオマニアは初心者か耳が悪いと断言してよいと思います。

低音の20cm3発ウーファシステムのエネルギーも凄いです。やはり低音には球アンプより石アンプの方が駆動力がありますね。

良い経験をさせて戴きありがとうございました。」

http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/774dcca9443f075290271542ee59e264

現在使っているアンプはWE(ウェスタン)300B

(1950年代の3桁番号、以下「オールド」)を使った真空管アンプ。
(中高域用:モノ×2台)。

            

このWE300Bという真空管は、周知のとおり音質と耐久性の両方を兼ね備えた出力菅の「王者」として、もう70年近くも君臨している。

しかし、10年以上前から中国とか東欧、ロシアなどから300Bと同規格の真空管が出回り始めた。

とにかく価格が大幅に安いのがメリットでオールドに比べるとおよそ10分の1程度だが、その割には結構使えるというのが自分の印象。

3年ほど前にGD4300B(中国製)を購入して実際に使っているが、テレビを試聴している限りオールドと何ら遜色なし。

つい先日、オーディオ仲間の湯布院のAさんがお見えになったので、CDの試聴にこの4300Bと「オールド」〔写真左)との比較実験をやってみた。

          

試聴盤はモーツァルトのヴァイオリン協奏曲4番の第二楽章。演奏はグリュミオーで指揮はコリン・デービス。かなり古い録音だが、いまだにこれを超える演奏はない。

始めに4300B,次にオールド、そしてまた4300Bの順番で差し替えた。

じっと目を瞑って聴いておられたAさん、やおら「分かりました」と一言。

「4300Bも大変な善戦ですが、明らかにオールドの方が一枚上です。

高域方向への抜けと情報量が違います。

4300Bは高域部分が華やかですが中域から高域にかけての部分がちょっと薄いですね。

一方のオールドはきちんとしたピラミッド型の音になっています。」

同様の感想を持ったが、これまで真空管をピンからキリまでいろいろ買い漁っての所見だが、近代の真空管ほど高域にクセがあって華やかに鳴るので”ちょっと聞き”はいい。

一方、1950年代前後の真空管は実に穏やかで、聴いた当初は物足りなさを覚えるが時間の経過とともに音の厚みでじわっと本領を発揮してきて長時間聴いても飽きがこない。

この傾向は例外なくそうで、はじめからハイ上がりの派手な音を出す真空管はとかく要注意である。とはいえ、これはあくまでも個人の好みの問題なので念のため。

http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/02345b76f919915734558da6b7565371

WE300B


出力管にWE300Bの真空管を使用したアンプ(mono×2)を使い始めて10年以上になる。その間、整流管のWE422Aを含めて故障が1回もない。製造されたのが1950年代後半にもかかわらず、あれだけ毎日使ってビクともしないのだからまさに、驚異的寿命だ。

知識の受け売りで恐縮だが、300Bは、当時アメリカの国策として軍事用の通信機器に流用されたこともあり、国の資金が相当投入されたと聞くが、人命がかかっていることからこれほど丁寧かつ頑丈に作られたものとみえる。

それにしても、当時のウェスタン社の技術力は並外れたもので、ノーベル賞級の研究者も相当居たというが、品質の信頼性はきわめて高く、当時の製品は真空管をはじめとして、トランス、コンデンサーなどオークションでいまだに高値で取引されているのも十分納得できる。

私の現用システムも300Bをはじめ、トランス、コイル、コンデンサー、SPコードなどあらゆる要所で恩恵を蒙っており、これらがなくなれば完全に崩壊する。一時、節約根性を出してセトロン社の300Bを購入したことがあるが、当たり外れがあったのだろうが、使用時間100時間前後で、アンプのスイッチを入れて管が温まり始めるとSPからバリバリと大きな雑音が出だしたのであわてて使用中止にした。安物買いの銭失いとはこのことだった。

しかし、「管球王国」によると近年は随分質のいい代用管が出現しているようで、KRの300B(バルーンタイプ)などは形もよく少し食指をそそられるが、なにぶん現用中の300Bが故障しないのでどうしようもない。いくら評判が良くてもオリジナルを超えることはないだろうと自分に言い聞かせて我慢している。

ところで、代用管としてCRCの4300BLXも所有しているが、WE300Bと入れ替えただけで1枚ベールがかかったような音になり、もう音楽を聴く気がしなくなる状態になる。価格がオリジナルと比べて6分の1なので、比較するのが酷なのだが、たかだか真空管1ペアでシステム全体が様変わりするので、オーディオとはまことにコワイ世界である。

http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/387d7045b9fb7780f4b2a053fc7b72c8


真空管にもいろんな種類があって音色も違うし寿命にも大きなバラツキがある。さらに、同じ型番の真空管でもメーカーによっても差がある。

寿命が長くて音質もいいということで真空管の王者として昔から君臨しているのはもちろんウェスタン社のWE300B。

一時製造が中断されていたものの近年の真空管ブームに乗って再開されたが、現在のものはペアで約8万円前後(ネット上)だが、これが1950年代製造のオールドものになると、戦争に実用されていた名残もあって入念に作られた高信頼菅(なにせ人の命がかかっている!)ということで20万円以上。しかし、これが実は音質もよくて一番安上がり。

この300Bオールドは20年使っても劣化しないといわれている。つまり極論すると無限の寿命といってもよい。とりあえずこの時点で1年当たりに換算するとわずか1万円となる。

拙宅の300Bオールドも生産後50年以上経過しているが、使い始めの時点で中古品だったにもかかわらず、以後約10年間ほとんど毎日使っているがビクともしないので驚いている。

これがあえて国名を外すが近年のアジア製の300Bになるとペアで3万円前後だが1〜3年前後で劣化するとなると1年当たりに換算すると同じ1万円。しかも音質には明らかに差がある。どちらが得かは明らかだろう。


マッキントッシュの有名なMC275アンプに使用されているKT88(4本)もたしかに音質は迫力があっていいのだが毎日使った場合、約2年ほどで劣化するそうで不経済なことこのうえない。

これから新たに真空管アンプに挑戦する方がもしいるとすれば、WE300Bアンプにしておくのが、あとあとスペア菅の入手などいろんな意味で無難だし音質もよくお薦めである。

ただし、オーディオの常道としては、まず好みのスピーカーを設置し、次にその駆動に適したアンプを選ぶのが順番だろう。真空管アンプは出力があまり出ないので、使用しているスピーカーの能率が低い時には不適である。

http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/1147661b0ccb82b9b993b4163b427127


現在所有している300Bの真空管は次のとおり。


1 WE(ウェスタン・エレクトりック社)300B
(1950年代中ごろ製造のオールド)

2 WE300B(1960年代製造)

3 ゴールデンドラゴン4ー300BC(中国製:近代菅)

4 CRー4300B(中国製:近代菅)

5 セトロン300B(アメリカ)

以上の5種類で、名菅として定評のある300BのオリジナルといえばもちろんWE社製。前日に両君に聴いてもらったのは3の真空管。日頃、併用して使っているのは1の真空管で1と3の比較では価格が4倍ほど違うが一長一短で簡単に優劣は決められない。

そこで今朝は名誉挽回と思い切って2の真空管を押入れの片隅から引っ張り出して挿してみた。ところが一聴してあまりの歴然とした違いにビックリ仰天。

音の余韻が深く響きが豊かで1とも違うし3ともまるで違う。まるでアンプを取り替えた以上の差で音楽全体から受ける印象度が月とすっぽん。

特にメーカーが違うのならまだしも1とは同じウェスタン・エレクトリック社製なのにまったく違うのがどうも腑に落ちない。

しかし、違うものは違うのでどうしようもない。

1は2に比べると蒸留水みたいでサッパリとしすぎている。


それにしても同じWE300Bの真空管でもこれほどの差があるとは想像だにできず購入ルートは大いに吟味する必要があると納得。1950年代製造のオールドといっても実際に聴いてみるのが大切で真空管に付いている表示マークだけでは信用出来ない。

M田さんによると、近年になって製造されたWEの真空管の表示をつけ変えてオールドに仕立て上げる輩がいるそうで、そうすると値段が10万円以上跳ね上がるわけだが自分の持っている1の真空管もその類ではないかとおっしゃる。どうやら世知辛い世の中になったもの。

したがってWE300Bといってもピンからキリまであるのでほんとうに良質のものを手に入れようと思えばゆめゆめオークションなどで安直に購入しようなどとは思わないほうがベター。信用のある業者から、それも出来ることなら一度自分のシステムで試し聞きをしたほうがいい。

しかし、たかだか真空管の出来が違うだけで音質全体がこんなに様変わりするとは驚きだが、逆にSP側から言わせると「アキシオム80」がそれだけ微妙な差を表現できる極めて忠実度の高い再生能力を持っていると言えるのだろう。

http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/eb042cfe86982d8a2dfa3577935ddd71

幻の真空管「テスラのPX25」〜2010年02月06日


我が家のオーディオ・システムのメインは何といってもスピーカーの「アキシオム80」。

そして、このSPを駆動しているのは真空管アンプ「PX25」。                       

先日、アンプともどもあの定評ある真空管WE300Bと入れ替えて聴いてみたが、やっぱりイギリスのSPには同じ国の真空管が相性がいいみたいで、音の繊細さが違う。 改めてこの真空管が失くなると我が家のシステムは根底から崩壊してしまうとつくづく思い知らされた。

「命よりも大切な」というとちょっと大げさだが、この真空管「PX25」は1950年代の製造なので現在出回っているのはごくわずか。そして我が家のストックはいまのところ使用中の2本を除いて1本。

真空管はどんなにいい音が出ても所詮は消耗品、いくつまで長生きできるかサッパリ見当がつかないが、せめて毎日安心して聴けるようにストックをもっと十分確保して安全圏に入っておきたいもの。


PX25の代替菅が現在でも作られているという:

「ご存じかも知れませんが、現行管で推薦できるのはチェコのKRのPX-25です。

値段はビンテージとあまり変わらない高価な真空管ですが、KRはベルリンの壁が崩壊する前は、TESLAの研究所でした。チェコとスロバキアが分離独立して後、真空管メーカーとして再生されましたから、KRのPX25はTESLAのPX25の発展型と言えます。」


すぐに教えてもらった「URL」へアクセスすると値段は65,000円〔ペア:半年間の保証付き)と近代菅にしてはちょっと高いがとにかく、これでどんなに長時間聴いても球の供給が途切れる心配はしなくてよいのが分かったのは非常に大きな収穫。

これからは「枕を高くして寝られる〜」。

http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/8f46df89e9e3c7d485e659928433f53d

幻の真空管「テスラのPX25」にすっかりトチ狂ってしまった自分。


左が「テスラRD27AS」で右がオークションで表示の「テスラRD25A」。形状が直筒型とナス型の違いがあり、製造年代もナス型の方が古い。PX25系で音が良いとされているのはもちろんナス型。

一般的に真空管は1950年代以前が全盛期で製造年代が古ければ古いほど音が良いとされているが、この場合はどうだろうか。


ネットを通じて出品者に質問。「RD25Aと型番にありますが、PX25A(DA30)とは違うのですね?」

「PX25」と「PX25A(別名DA30)」の両者は姿格好はよく似ているが、規格は大違いで似て非なるもの、バイアスが違うので差し替えが利かないし、もしPX25A同等菅だとアンプを根本から作り替えないといけないのでその点を確認。

すぐに返事が来て「RD25AはPX25と同等菅でRD27ASとも互換性があります、PX25Aとは違います」と明快な返事。

同じテスラなのに「ふくよかな余韻」とでも言うべきか、ウットリするようなピアノの音に思わず聴き惚れてしまった。明らかに今回購入したRD25Aナス菅の方が一枚上だった。

http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/b6363adf030de15223793e4928eec1f9


02. 2011年5月30日 00:36:19: MiKEdq2F3Q


欧州の真空管(PX25とDA30属)
http://www5b.biglobe.ne.jp/~tritium/px25.htm


英国版300Bとも言われる大変エレガントな球、PX25/VR40


300Bの中低域のはりだし感やケバの立った音触感とはまるで異なる超微粒子のカシミアタッチ。どこまでもキメ細やかで透明感のある、むしろVT-62的な煌びやかさが大変印象的です。

これでUSAのビッグウーハを鳴らそうとは全く思いませんが、

アキシオム,タンノイ,ソナス・ファベール,QUAD,アコラボ,B&W・・・

ひとことでいうとヨーロッパ系のSPを貴婦人のように鳴らしたくなります。

http://www.kit-ya.jp/blog/index.php?eid=2461

PX25は周知のとおり英国製で、およそ60年ほど前の古典菅。アメリカ生まれのWE300Bと並び称され、音がいいとされる三極管である。

一緒に試聴したMさんは、300BよりもPX25のほうが好きだとおっしゃる。いかにも英国風の奥ゆかしさがあって音楽性が豊かとのこと。

ただし、やや中低域が薄くてチェロの響きが今一歩とのことで、この辺は湯布院のAさんからもこれまで再三再四指摘を受けており、ず〜っと前から自分の悩みの種である。

繊細な表現力が特徴とされるPX25の場合、独特の色彩感を持つテスラの音楽的表現力はGECやオスラムの銘柄を凌ぐと評価されているが、まさにそれを実感している。

つい先日も、湯布院のAさんとPX25真空管の聴き比べをしたところ微妙な音色の肌合いなどで圧倒的にテスラに軍配が上がった。

http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/c/efca4d25974b323a3217e344a4edabfa

英国オーディオン社
http://www.soundbox.co.jp/Audion%20brochure1.pdf

Audion Silver Night PX25 Mk-II

シングル・エンド・ステレオ・パワー・アンプ

全高調波歪率(1KHz/1.0W) : 0.1 %以下

入力感度 :150mV RMS

周波数特性:15Hz-33KHz +/-3dB

負荷インピーダンス:8Ω(4-16Ωに対応)

使用真空管:PX25 2本,6922/E88CC 1本,5687 1本

消費電力:157 W

外形寸法:232(w) x 270(H) x 425(D)

重量:18Kg

ハード・ワイヤー・モデル  標準小売価格 \525,000(税込)


英国で生まれの真空管に磨きをかけた音ふたたび


PX25(直熱三極管)シングルパワーアンプがMk-IIとして生まれ変わりました

数ある出力管のなかで、米国における直熱三極管の王者がウェスタン・エレクトリック300Bとすれば欧州における直熱三極管の王様は英国で生まれたPX25でしょう。PX25はその性能・音質については一部のオーディオ・ファンには良く知られており、そのすばらしい再生音は一部の自作マニアの独占物でした。

オーディオン社では現在チェコKR社で製造されている英国生まれの高性能三極管PX25がその特性を余すところなく引き出すべく、最終段にシングル動作で配置、高いレベルのリニアリティを実現しました。特性よりも音質を重視する設計思想から音楽再生に最も適した純クラスA回路により、スーパーリニアドライブで直熱三極管PX25の特性を余すところなく引き出しています。

入力段から出力段の全てにわたってNFBを全くかけていません。

配線はプリント基板から、音質重視のハード・ワイヤ方式に変更、回路には様々な改良を加え、部品の選定に当たっては長時間にわたる試聴テストを行い、電源部には高品質のポリプロピレン・バイパスコンデンサ、ブラックゲート・コンデンサ、タンタル抵抗等を採用、さらに真空管アンプにとって最も重要な部品である出力トランスはよりコアの容量の大きなものとしています。繊細で豊かな音楽再生をお約束します。

http://www.soundbox.co.jp/Audion.htm


03. 2011年5月30日 23:21:41: MiKEdq2F3Q


菅野沖彦 02/01/30 12:56


さあ僕とレコ−ド演奏について語ろう。ただし


装置総額1000万以上

レコ−ド枚数10万枚以上、

年収5000万以上、

愛人5人以上

でなければ 書き込んじゃいけないよ。では始めよう!!

http://music.2ch.net/test/read.cgi/pav/1012362989


04. 2011年5月31日 07:30:18: MiKEdq2F3Q

菅野沖彦  

自動車評論家界の重鎮、徳大寺有恒との親交も厚いらしく、そのファッションセンスや時折紹介されるリスニングルームの様子から見ても他の評論家とは別次元にいる、名実共にハイエンドな方。ECMファンの間ではキース・ジャレット『サンベア・コンサート』の録音に携わったことでも知られている。

 独自の『レコード演奏家論』を発表以降、オーディオという趣味に一種の「ステイタス」を求める菅野の、評論家としての姿勢がより明確になったように感じられる。アンプ、スピーカーともにマッキントッシュを使用しているあたりも彼のステイタス指向の現れなのか。だから低価格機種の評価はほとんど行わないし、新興メーカーの機種を積極的の紹介したりもしない。あらゆる意味で長岡鉄男の対極にいる。(1997,10/23 記)

名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2008/01/03(木) 12:40:43 ID:BDsd3SLZ

評論家も人間ですので、そこんとこよろしくとの事です。(W
評論家も商売の1つです、そこんとこよろしくとの事です。(W
評論家は慈善事業ではありません、そこんとこよろしくとの事です。(W


http://2bangai.net/read/05ba12b399b8ea350fcbbec294a7977277fe6b10e0014ef46534d16d3dc2af87/701
http://unkar.org/r/pav/1199331643

http://audioidentity.blog.so-net.ne.jp/archive/c2301451014-1
http://2chnull.info/r/pav/1285411699/

オーディオ評論家・菅野沖彦氏の文章を公開しています。
http://www.audiosharing.com/people/sugano/sugano.htm
http://www.audiosharing.com/people/sugano/rashinban/rashinban.htm
http://www.audiosharing.com/people/sugano/audiolife/audiolife_1.htm

菅野沖彦 ピュアオーディオへの誘い - Phile-web
http://www.phileweb.com/magazine/sugano/
http://www.phileweb.com/magazine/sugano/index.php?p=2
http://www.phileweb.com/magazine/sugano/index.php?p=1


オーディオ評論家評論
http://www2.famille.ne.jp/~itoh/hyoron.html


05. 2011年6月01日 00:02:25: MiKEdq2F3Q


              /               \
          / / ∠三ミレ-- 、      ヽ
         / / //─'''´ ̄ ̄`ヽ      ゙i
        / /  //        ゙iヽ  ヽ  |
        ,' /  //          | ヽ  ', |
        | |  / l,、、,,_   -‐''" ̄`゙i. |   | |
        | | / ノ,.t-、    'Tッ'Tゝ ヽ|レ‐、| |
        ゙i |/ ,ィ`' _L.,!    ` ┴'  リ‐、 } |
        .!///゙!     ,         ノ__/ .!
         |/ | ',    ゙        /  |  |
          |! |  \   ゚       /  |  .!
          {  |  | | ゙ヽ、    /  |   |  | 菅野先生は
         ゙、 ', | |   | `l'"´    ゙、|  |i   | 外向的感覚型なのよ
         ヽ ヽ | |   レ'′      \ || /
           /ヽ \!  |  ̄ ``   r'´ ` ̄``ヽ
        /   ヽ ヽ ノ                   ヽ
        |     〉 V              |   |
        |    /  /       \       ヽ、 |
        |    / / /|       ヽ       \
        .!   / { ヽ|    ...     ゙、        ヽ
        |  {  ゙i   ヽ  ::r.;:.     l         ::_)
        .!  \ ト、 |   `゙"     /          /
         |    ト| | ∧       /           /
            |  / / /|| ゙ヽ、 __ ,. -'"    ` ーr┬ '′
          | / / | ヽ、               | /


マッキントッシュのアンプは老舗高級オーディオ雑誌の「ステレオサウンド」のボス的存在だった菅野沖彦が猛プッシュすることで、わが国での栄光を持続させてきた感がある。

菅野現役時は、この雑誌の「権威ある」とされるベストバイにおいてマッキンが常に上位にあった。しかし、菅野が一線を退き、ベストバイ選定委員から外れた途端にマッキンのアンプは上位から姿を消してしまった。

 菅野とマッキンの癒着構造に、どの程度の金銭が絡んでいたのかはわからないが、マッキンの実力が普遍的なものであれば、菅野引退後も上位ランキングを維持し続けたはずである。

 オーディオがオーディオジャーナリズムと不可分の関係にあり、たった一人の評論家がわが国におけるマッキンの「位置」を決定していたという事実。これはオーディオというもののあり方を知る上でも重要である。

http://yoshi-s.blog.so-net.ne.jp/2011-04-01-2


「百万円の音」  素敵なメカニズム

 レコーディング・ディレクターでオーディオ評論家の菅野沖彦は、オーディオには百万円以上のお金をかけないとダメだ、と何度も主張している。

「なぜならば百万円以下では音楽に対して失礼だから」

というのだが、どこから百万円という金額をはじき出したのか?については、説明がない。

誰か有名な作曲家が「わしの音楽は100万円以上のステレオで聴かなきゃダメ」と言ったのだろうか?


 そもそも芸術をお金に換算しようという性根が腐り果てているように思える。
 安物のトランジスターラジオから流れる音楽を聴いて感動している少年に「お前は失礼な奴だ!」と菅野は言うのだろうか?

 こんなことを言う人間がふんぞり返っているからオーディオという趣味が滅びてしまったのだと思う。

 わしの知り合いのオーディオ・マニアはバブルの頃は総額数千万円の機械を使っていたが、最近は生活もつつましいものになってしまったため、数万円のミニコンポで音楽を聴いている。しかし

「強がりではなく、こっちの方がいい音がしてるんだよね〜」

と本当に満足しているのである。

 わしは数千万円の音を何度か聞かせてもらっているのだが、確かに立派な音は出ているのだけれど、どうも札束で頬っぺたを叩かれているような不快感があったのだ。

 数万円のミニコンポの音は、全然堂々としてないんだけれど、着飾ったところがないためか、音楽の本質がストレートに伝わるようなそんな気にさせるわけだ。
やっぱり数千万の機械の圧倒的存在感を前にして音楽を聴くと、身構えてしまうんだよね。

 自然体で音楽に向き合えない。金に目が眩んだ、いや耳が眩んだ聞き方になってしまうんだなあ。

 もちろんオーディオの楽しみ方として、むやみに金をかけること自体を楽しむというのがあるのは認めるが、そんなことをしたからといって、音楽に対して礼儀を尽くしたなどとは考えない方がいいと思う。

追記:菅野沖彦は雑誌や講演会では「百万円」発言をしているが、プライベートでは「スピーカーなんて音が出ればいい」と言っているらしい。
凄い人だ。


________


投稿者:三一十四四二三2007/8/22 13:17


菅野沖彦の自宅でオールマッキントッシュのシステムを聞いたら、「聞き賃」として15万円を請求されるそうです。

(それでも予約待ちだそうです)

オーディオの秘訣も伝授してくれるそうで

「いい酒を飲み、いいものを食べ、いい車に乗り、健康に気をつけてよく寝る」
というのが一番大事だそうです。

投稿者:fziro2007/8/23 15:09はぁ、15万ですかぁ…。

昔は池田圭さんの音を聞かせてもらった後には、定収入のないあの方のために、黙っていくらか包んで置いてくるというのがシキタリだという伝説があって、それは一種の「美談」だと感じたんですが、菅野さんの場合は、なんかやっぱナマナマしくていや〜んですねぇ(w

投稿者:三一十四四二三2007/8/23 18:28


菅野沖彦の家で音を聞いた・・・というのが一部のオーディファイルの間ではステイタスになるらしいですね。

プラチナカードという「うちで聞きました証明書」が発行されるそうです。


 それから今もやっているかどうか知らないけれど、雑誌「ステレオ」に「菅野沖彦が自宅にやってくる」というコーナーがありましたね。

あれに出る人は皆「〜でございます」っていう喋り方をするんですよね。

菅野を崇め奉っている感じで気色が悪かった。

(あれに当たると税務署が来る!っていう噂が流れていて敬遠する人もいたらしい)

http://green.ap.teacup.com/31104423/450.html

967: 名無しさん@お腹いっぱい。 2010/01/30(土) 20:57:29 ID:opLpEqZA

昨年のSSベストバイでマッキンはほぼ0。

と思ったらこの方が選定者から外されてたんだ。
それまでは一人だけ☆☆☆で入ったのがあったような。

577 : 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/08/30(土) 03:01:55 ID:LLJjbw9W

菅野氏は、評論するオーディオ機器をすべて自腹で購入してるんでしょうか。
まあ、自分が役員を務める輸入商社の取り扱い製品はやすく購入できるんでしょうが、特定ブランドと利害関係のある人間の評論を信じろと言われてもねぇ


578: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/08/30(土) 03:50:59 ID:EtQT8TQ4
>>577
最近はマッキントッシュジャパンに移籍したみたいだよ。


579: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/08/30(土) 11:16:20 ID:LLJjbw9W
577 578

最近、日本法人を作ったんでしたっけ。

業界の内部事情はよく知りませんが、まあ、順当な移籍なのかな、

評論芸者に変わりはないし。なぁ〜んて言うと、本物の芸者さんに失礼かも。

521: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/06/26(木) 13:50:58 ID:FD7OGLbO

マッキントッシュジャパンの役員に就任したのかな?

717: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/11/10(月) 18:47:15 ID:HDGH0Sns

広くアジアにマッキントッシュの製品を普及させたのは大きな功績。

718: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/11/10(月) 19:33:34 ID:zC4Qvp6l

報酬や給与をもらっている所属会社の製品を普及させるのは、どこの営業マンもやってるあたりまえの仕事でしょ。 社内的な功績としても、オーディオの世界への功績ではない。

584 : 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/09/02(火) 01:21:57 ID:FcunW65t

芸者じゃない気骨ある「評論家」の存在は不可能だね、

生活あるしお金欲しい

だから芸者でも読みごたえのある文章書くならいいんじゃない?

岡とか瀬川とか

菅野は芸者にしては文章が美しくない、反吐が出る
菅野に限らず今美しい「評論芸者」っているの?


585: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/09/02(火) 01:38:02 ID:+ZMglQE/
>>584
何を求めているの?
それに岡氏と瀬川氏を芸者菅野と比較する意味が判らないな。


586: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/09/02(火) 14:59:39 ID:pTw7LeqE
>>584

今のオーディオ評論は、全体的としては感性評論だけど、元祖の小林秀雄のような
文才はあるはずもなく、意味が不明なところだけをまねているから読んでられない
んだよね。

医者崩れのなんとかっていうアマチュア評論家が典型例だと思う。中身の貧弱さを、哲学書等の引用で権威づけようとするので、いっそう惨めになる。

できるだけ客観的な印象(この表現自体、矛盾しているが)を語ろうと試みている点ではあれこれとしがらみの多い専門誌よりむしろ、AV REVIEWのオーディオ評のほうがよく書けていると思うけど、専門誌ほどカバーしている範囲は広くないし、価格レンジもお金持ちのマニアには物足りないでしょう。


619: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/09/13(土) 00:33:53 ID:tAA+MBj4

菅野とか野球の星野とか見てると自己演出というか自分を大きく見せる術は必要かなと思う。しかし謙譲を美徳としてしまう普通の多くの日本人にはなかなか難しい

ただ「俺ポルシェとフェラーリに乗ってるんだぜ」

とか自慢げにいいふらす奴もどうかと思うのは国産車乗りのヒガミか?

620 : 最強スピーカ作る1 2008/09/13(土) 02:03:49 ID:ar/lHfCu

そういや、911と12気筒フェラーリ持ってんだよなあ。

しかも911なんか5年置きに買い替えてんでしょ。

ええのう、富裕層は。


621 : 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/09/13(土) 02:45:57 ID:IAR+x+st
>>620
馬鹿貧乏の僻みだな。

マッキントッシュの売り上げが、ジジイの車に変わっているんだよ。


622: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/09/13(土) 02:57:56 ID:J7uCh8iG

評論家としての収入などたかが知れていると思うし、いくらマッキントッシュ・ジャパンの幹部だろうと、オーディオ関係の日本法人で5年おきにポルシェ買い換えるほどの収入はないだろうし、録音技術者というのが、それほどの財を成すことができた職業とも思えない。

元々、お金持ちなんじゃないの?
実業家って感じじゃないから、農家->地主->都内でマンション経営とか。

でも、本当の金持ちなら特定ブランドの紐付きになんかならないだろうから、小金持ち程度なんでしょ。


624: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/09/13(土) 13:35:06 ID:f+QTD0Pq

実家は金持ち。プラス賄賂という名のいろいろ。


688 : ディナ使い 2008/10/23(木) 21:19:14 ID:KY3/Wz7x

スガーノ先生はトヨタのエンジン部品作ってる会社の御曹司だと聞いたことがあるぞ。

ポルシェのパトカー東名パトロールに寄付して自分はスピード出し放題だとか何とか。

目立ちたがり,自己顕示欲満載ってのは間違いないと思うけど。

705: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/11/04(火) 00:21:17 ID:Vb36hSWb
>>688
センセイの父親 菅野健介氏は、キンダーブックの発売元フレーベル館の元社長だよ。


832 : 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/06/02(火) 20:28:26 ID:uxMLwIXv

弟の奥さんが、今の奥方。 彼は長男なのに録音なんかにうつつを抜かしていたので、勘当されていたんだ。

彼らの父親はキンダーブックを米国から導入してぼろ儲け、その関係で家に米国人が居候していたので英語ができる。

勘当が赦されたのちに父親が死んだのだが、彼は莫大な遺産を独り占め。

ついでに、最初の奥方と死別していたんで義理の妹を強奪
米国マッキンの役員を務めていたのも事実

さすがに子供たちは家を出て行った、いままで叔母さんと呼んでいた人をお母さんとは呼べないよな


833: 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/06/11(木) 22:15:13 ID:DuAP3a24
>>832
だめだよ、こんなところで真実を晒しちゃ!

834 : 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/06/12(金) 04:10:13 ID:asMrMieV
>>832
凄いね弟の嫁さんを妻にしてしまうとは、英雄色を好むをさらに上いってる。

菅野沖彦氏がマッキントッシュジャパンの役員って本当ですか?

それだと、マッキンが輸入代理店を務めるスネル社のスピーカーを誉めたのにも納得がいく。役員が工場に行けば、そりゃ歓待されるわな。誉めるわな。

ダンディズムを齢高貴高齢者でも、いまだ実践中なのがいいです。


836: 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/06/13(土) 11:48:47 ID:nV85hKfO
>>834
彼が役員を務めていたのは、米国マッキンだと書いてあるでしょう。

いまのマッキントッシュジャパンではないよ。

クラリオンが投資ファンドに売却した後に追い出されたから、「投資ファンドがオーディオ文化を潰す。」とかさんざん批判していたでしょ。

それは、自分の懐に入ってこなくなったことが本当の原因なのさ。

その後、マッキントッシュジャパンが設立され、なにがしかの手打ちが行われたから、またマッキン礼賛に戻っているんだよ。


68: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/01/19(土) 15:05:30 ID:vBQWT5ug

2chて人生の敗者のたまり場だから、菅野先生のように人生を謳歌している成功者へのねたみはすごいね。


802: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/12/21(日) 21:24:12 ID:wbaRM8Yj

なにこのルサンチマンの坩堝はw


71 : 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/01/19(土) 15:32:42 ID:phIbFVn6

スガーノは本当に成功者なのかな?

果たして人生を謳歌しているんだろうか?

一部の利権者に囲まれて言いたい事も言えず権威付けに奔走したがそれは情報化が進んだ今では砂上の楼閣でしかない

当然、墓場に持ちこんでいく言葉は相当あると思うが それは悔いのない人生といえるんだろうか

実は商業主義の先頭に立って踊らされた犠牲者の一人でしかないんじゃなかろうか

72: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/01/19(土) 15:38:09 ID:GoH7xbtY
>>71
圧倒的な美音を出せてるんだから成功者だろ

73 : 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/01/19(土) 15:41:13 ID:phIbFVn6

美音って何?
加工された捏造音のことかな?
それはそれで氏の生き方に相応しいかもしれないけど


79 : 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/01/19(土) 17:55:29 ID:gf0wRyBR

センス溢れる部屋って所か?


80: 舞の海 2008/01/19(土) 18:36:51 ID:0uc25avQ
>>79
あの部屋はひどいよね。
取り敢えず高価なもの買い足していったらこんなになりました…みたいな

裕福さは伝わるけど センスは???だね


81 : 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/01/19(土) 18:42:00 ID:D2mYO8JL

ってかさ、あんなに物がごちゃごちゃした部屋でかつ、老朽化した機器を使って、
良い音なわけがないでしょ。 普通に考えて。

お世辞でしょ。単に。

84: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/01/19(土) 19:44:22 ID:7b8KnprP

昔の人は部屋にいろいろ物を置きたがるんだよ。


92 : 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/01/20(日) 17:41:52 ID:brucSUOE

金を出さなければ貶めて出せば讃える
所詮はヤクザとたいしてかわらない
そうやってポルシェやフェラーリを手にして違法運転を自慢する

むしろアングラを自覚してないだけヤクザより性質が悪い

100 : 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/01/21(月) 00:48:52 ID:z5fGUas6

菅野先生はオーディオ界に大変な影響力を持っている大御所なんだから、もし先生を粗末に扱うメーカーがあるとしたら、そのメーカーには見識がないと思うよ。


101: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/01/21(月) 01:30:47 ID:05BXJpzQ

粗末にするって上納金を納めないってこと?
それで因縁付けて潰しにかかるなんかヤクザそのものだよね



103: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/01/21(月) 04:19:32 ID:S0bF/fIt

ステサンのグランプリ記事でも翁が何をおっしゃるか、他の評論家も戦々恐々、お伺い立てるみたいに言葉選んでるよね

あのメンバーですら降ろされる恐怖にさらされてるんだから。

メーカー(代理店)バックに付けるってのは強いよね。


137: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/02/13(水) 00:24:36 ID:jHco/u8S

長岡や江川は色々と考えたり作ったりして影響を与えたしそれなりに功績はあると思う

しかし菅野の場合は価格=価値という悪影響を与えてオーディオという趣味を逆に貶めただけとしか思えないのよね

入り口を狭くしたせいでオーディオが衰退した原因も作ったし

オーディオマニアという生き物が変な目で見られるようになったという点では菅野の功績は計り知れないものはあるのは間違いないところだけど

291: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/02/14(木) 15:36:29 ID:0LH+yVFE

スガーノが自動的に黙れば金銭面では多少は評論家が綺麗になるだろ
献金体制を作り上げた害も残るけどな

菅野は評論家じゃなくて政治家だから


821: 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/02/13(金) 00:05:58 ID:TVQJDDXX

ステサンだけでなく、クラ誌のMOSTLY CLASSICでも、「ライドー」のスピーカーを褒めてたぞ。


その中から抜粋

「このところ、本欄での紹介が続いていた超弩級のシステムではないし、特別な変わり種でもない。どちらかと言えば一見、オーソドックスなブックシェルフ型とトールボーイ型システムである。」

Ayra C-1 1,638,000円(ペア/税込)
Ayra C-2 2,478,000円(ペア/税込)
Ayra C-3 3,570,000円(ペア/税込)

オーヲタ以外の人も読むんだから、頭イカレてると思われても仕方ないだろうな!

822: 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/02/13(金) 19:54:24 ID:qKzwNDGd

ライドーより素晴らしいスピーカーを作る。外国に皆金持ちの金を持って行かれるのは悲しい。日本人の私がそれを見習う。


823: 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/02/14(土) 00:06:15 ID:1XC7Euez
>>821
タイムロード取り扱いだからなぁ・・・
エレクトリ・マッキントッシュジャパン・アキュフェーズ…

ジジイの場合は判りやすいよね。


862: 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/08/05(水) 09:31:24 ID:y9YvPESn

巻頭言に、乗ってきたフェラーリやポルシェのモデル名をすべて書き込んだ、
この意味を理解できない輩は大人じゃないのだ。



863: 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/08/05(水) 12:27:15 ID:zWRL2EYl

所詮、ブランドと値段でしか評価が書けないのさ。それが飯のネタだからね。


868: 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/08/06(木) 00:20:37 9jRzB11D

世の中、金だよ金。
老害は金さえ払えば何でもやってくれるんだよ。

889 : 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/08/26(水) 01:16:36 ID:z+3WM+jQ

世間に悪影響を与えた以外に、この人の一生に何の意味も持っていないことが面白いね。五味康祐、高城重躬、瀬川冬樹、長岡鉄男 皆、オーディオ誌に残る功績があったけれど、菅野の残した功績はと思って振り返ると、ステサンのまやかし記事の悪い記憶意外に何も無いね。


892: 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/08/26(水) 11:06:08 ID:Y+qRbnPx
>>889

五味康祐、高城重躬、瀬川冬樹、長岡鉄男・・・
菅野と同じだろw


934 : 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/10/24(土) 12:09:48 ID:SInMNS7Y

しかし、菅野先生も平均余命を過ぎ、失礼ながらいつお迎えが来てもおかしくないお歳だ。それなのに、あの世へ持っていけないお布施を今欲しがるのも変な話しだ。

棺桶に札束を入れても仕方なかろう。もう菅野先生なら、死ぬまで優雅にくらすだけの十分な資産はあるはず。

PionnerのTAD-R1が批判されたのは、菅野先生に非礼をしたからではないだろうか?

日本メーカーが旗艦モデルを作ったのだ。オーディオ評論家の大御所菅野先生の所へお布施などせずとも、まず挨拶へ行き、製品の概念や設計思想を説明し、菅野先生の好きな老舗の菓子折り一つ持っていけば、大絶賛だったかも知れないと思う。


953: 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/12/02(水) 01:29:27 ID:R906v4b0

最近エレクトリからの上納金が少なくてイラついているんだろうな。

881: 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/08/24(月) 10:37:54 ID:kjLGDxeQ

演奏家を訪問してワンパターンで褒めちぎる記事。
別の機会では「まともな演奏家に出会ったことがない」と本音。

関与する会社の製品はすべてよしと評価。

(友人の徳大寺さんは、どのメーカーでも車種ごとに「よくやった」とか「こんな車要らない」と判別)

収入源は大切にするまっとうな方です。


885: 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/08/24(月) 15:07:24 ID:gXFhpuhh

ステレオ誌のインタビューで、村井に菅野氏は訪問先でマトモに鳴っているところは2〜3割もないとか書いてた。 菅野氏はラ技やステレオ、レコ芸の方が面白い。

886: 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/08/24(月) 16:10:05 ID:NlHtaPNg
>>885
記事になるときは遠慮してるけど講演会だと 2、3%もないになりますよ。

SSだと全部合格です。

887: 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/08/24(月) 19:48:29 ID:13xIkpFt

演奏家訪問で部屋の広さとスピーカーでマトモに鳴ってるか想像つくよね。
まあ、お金持ちが多いんだろうけどステサンはインテリの宗教だね。

449: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/03/23(日) 17:32:25 ID:Wla7JK6e

「この数十年で、数百人の熱心なオーディオファイルを、日本列島の北から南まで訪ねることができました。 その中で半分の方が、何とかその所有する機器に見合った音を出しておられました。そして、残りの半分は、まだまだその機器の持つ可能性を発揮し得ていなかった...。

もちろん訪ねる前には、雑誌で紹介するに値する人であるかどうかを調べてから出かけるわけですが...。それでさえこれが現実です。

そこで得られた現実は、世評の高級なブランドの製品が、その実力に見合った凄い音を出している例は数少なく、皮肉にもその逆が多いということでした。」


     ∧_∧ ミ ギャーッハッハッハッ! 猫に小判!ブタに真珠!へっぽこ☆料理人!
 o/⌒(. ;´∀`)つ 
  と_)__つノ  ☆ バンバン


450: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/03/23(日) 17:37:43 ID:Wla7JK6e

高級ブランド品を自慢して見せびらかすオーヲタの50%は、装置一流、腕前三流という現実。大笑いの恥さらし者ですな。


792: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/12/16(火) 09:47:17 ID:Je7a/ZAZ

褒めるところがないと、まずは雑談から入るよな

「オーディオはいつ頃から始められましたか?」とかね

気に入ったところだと冒頭から「素晴らしい!」とか「いやぁ!」とか感嘆詞が出るからわかりやすいよな

http://2bangai.net/read/05ba12b399b8ea350fcbbec294a7977277fe6b10e0014ef46534d16d3dc2af87/all

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          {  |  | | ゙ヽ、    /  |   |  | 外向的感覚型は
         ゙、 ', | |   | `l'"´    ゙、|  |i   | メッキ人間なのよ
         ヽ ヽ | |   レ'′      \ || /
           /ヽ \!  |  ̄ ``   r'´ ` ̄``ヽ
        /   ヽ ヽ ノ                   ヽ
        |     〉 V              |   |
        |    /  /       \       ヽ、 |
        |    / / /|       ヽ       \
        .!   / { ヽ|    ...     ゙、        ヽ
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        .!  \ ト、 |   `゙"     /          /
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06. 中川隆 2011年6月01日 19:10:03: 3bF/xW6Ehzs4I : MiKEdq2F3Q


はじめにマッキンがあった。

マッキンはスガノと共にあった。

マッキンはスガノであった。

このマッキンは、初めはスガノと共にあった。

オーディオはマッキンによって成った。

成ったもので、マッキンによらないものは何一つなかった……。

http://d.hatena.ne.jp/mandana/20050119

音楽に感動する為に必要な“いい音”は知識さえ有れば大してお金を掛けなくても簡単に手に入ります。しかし、菅野先生好みの完璧な音響を達成するには莫大なお金と努力と才能が必要なのです。

菅野先生を見ていると、耳がいいというのと音が分かるというのは全然違う事だというのが良くわかります。

音感だけが人並み外れて優れていて、音楽や音は全くわからないというのが稼げるオーディオ評論家になる為の必須条件なんでしょうね。

それにしても、マッキントッシュのあのコレステロール過剰で翳が全く無い音を、平気で我慢して聴いていられるというのも凄い才能ですね。(感心)

______________


23 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/08/29(月) 22:32:06 ID:EPLJ9S6+

皆さん、菅野システムの実音を聞かれた方いますか〜?
ハッキリ言って、あまたいるオーディオ評論家の中でもズバ抜けて音いいですよ。
ほかの連中はまったく歯が立たない状態です。

やはり技術と年季と生音経験で、オーディオにバケさせる能力と感性が成せる職人芸なのですよ。まさに巨匠で、脱帽です。

26 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/08/29(月) 22:49:39 ID:wtjldv2X

俺は随分前になるが、仕事でオッキーの家に行き1時間位レコード(まだアナログの時代)を聞かせてもらった事ある。

感想は、う〜んん・・、俺は英国系の渋いオーディオが好きなので正直好みでは無かった。

例えばジュリア・ロバーツのような、誰でもわかりやすい綺麗さというか・・。

203 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/10/08(土) 21:30:38 ID:rVbL/wcN

で、お千ちゃんは、スガーノ氏宅にいったことはないの?

感じのいい奥さんが、お茶とお菓子(ハイソな高級品)で迎えてくれるよ

http://hifi.denpark.net/1125064884.html


89 名前:”本格”派の菅野沖彦 :2001/06/07(木) 01:08

実は私は今日、アメリカから成田に着いたばかりです。無論エレクトリのはからいであることは言うまでもないと思います。

残念ながら、江川君は「レコード演奏家」とは呼べません。言うなれば彼は、CD再生ガラクタ装置発明家、もしくは、”本格”オーディオ文化破壊者とも呼べるでしょうか。みなさん、これだけは是非守っていただきたいと思うのですが、今後オーディオを語る時は必ず、頭に ”本格” の2文字をつけて下さい。

無論、総価格300万以下の装置の方々は、全くその必要には及びません。そのような、言うなればオモチャのような装置を、江川君のように、砂に埋めようが、青汁に漬けようが、私の感知するところではありません。ただし、今後オーディオを語ることは許されないであろうことは想像にかたくありません。

レコード演奏という限りなく崇高な趣味の追求に際し、たかだか300万の投資の努力も出来ない、というような方は、残念ながら、情熱を持って、真摯な態度で音楽と向き合う「レコード演奏家」とは決して呼べないからです。

  先日、ヤスケンこと安原犬(ケン)君が、B&W 801を購入し、ついては装置総額300万を超え、私ども「レコード演奏家」の仲間入りを果たしました。これは真に持って歓迎すべきことです。8畳間に、B&W 801を導入した彼の努力は賞賛して余りあるものです。

今後恐らく、寝るスペースも殆どなく、低音はどこまでもブーミーになることは必須でしょうが、それでも いい音を引き出すべく日々研鑚する、真摯に向き合う、これこそが正に、「レコード演奏家」と呼べるものであり、今後新たにオーディオを趣味とする方々が歩むべき道だと信じて止みません。

112 名前:安サラリ−マン :2001/06/16(土) 07:02

’本格’派の先生に御報告したいのですが私も300万を突破致しました。
レコ−ド演奏家を高々に名乗ることをお許し頂けますか?


115 名前:菅野 :2001/06/18(月) 08:39
>112
装置は、マッキンかJBLだろうね?
それと、車は、ポルシェかフェラーリが必須だよ


65 名前:菅野 沖彦 :2001/03/16(金) 15:47

 あ〜親愛なる童貞諸君、マッキン買いなさいマッキン

5万円以下の製品は、点数つけないからねヨロシク
あ〜なんか暇だな。そうだ朝沼と秋葉にいこう。

68 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/03/23(金) 10:38

おめえ、マッキンより女だろ!

菅野の図式は

女>金>車>名誉

じゃねえかよ!老害撒き散らしやがって!

だから日本のオーディオ市場はメタメタになっちまったんだよ!


73 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/05/20(日) 21:30

菅野さん、自著の中でセクースする時はいつもベートーヴェン第7の終楽章が頭を駆け巡ると書いてたな。リズムの権化なのか。


74 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/05/21(月) 18:48

菅野先生はスイスウォッチにも凝っておられるようだね。

ステサンに出てくる「レコード演奏家訪問」の写真でも毎回ちがうね。パテックやバセロンあたり持ってそうね。知らない人はびっくりするだろうけど、1本2−3百万以上はするんだよ。

82 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/05/21(月) 20:10
>>74
最近はMen`s Exだったかなんかの時計特集(死ぬほど高いの)にも対談で顔出してたよ


76 名前:>74 :2001/05/21(月) 19:02

そうか。ボクのシステムの数倍の価値がある物がスガーノの左腕に何気なく巻かれているってことね。うーん、エレク鳥ってそんなに儲かるの?


77 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/05/21(月) 19:07

下らんね。今さらパテックフィリップスなんて。
今なら安くても見栄えの良いワイアードもあるから。精度は勿論クォーツだから上。
http://w-wired.com/

あと住宅地にフェラーリなんて五月蝿いだけだ。

本当に俗物なんだな。嫌になる。


79 名前:>77 :2001/05/21(月) 19:19

フェラーリのオーナー例(現在は知らないけど)


河村隆一・新庄剛志

要はヤンキー系・成り上がり系

菅野→毛並みの良い成金

http://mimizun.com/2chlog/pav/ebi.2ch.net/pav/kako/954/954891753.html


菅野さんは、車にも相当造詣が深くいらっしゃって、その上運転自体も楽しまれます。フェラーリとポルシェをお持ちなのは、雑誌などで紹介されているのですでにご存じかも知れませんが、菅野さんが今でもサーキットに出向かれること、そして過去には国内A級ライセンスをお持ちだったことはあまり知られていないように思います。

そんな菅野さんの姿勢から趣味というのは、コレクションとは違う。道具を通じて、またそれらを使いこなすことによって、自分自身の知識と経験を深め、感性を育み、己を高められる。そんな、一人の趣味人として一本筋の通った主張が強く感じられたのです。

http://www.ippinkan.com/mail-magazine/page_033.htm

412 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/11/19(土) 22:09:56 ID:YeVOrjah

嶋さんが書いてたように、耳のいい男ですな。ただ、それに尽きる。
日本のエンジニアとして、唯一、耳のいい男。

306 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/11/13(日) 00:22:26 ID:1QCYBMah

菅野先生。

ほんとにマツキントツシュの好きですか?

どうなんですか?

307 名前:オッキッヒッコ・スガーノ :2005/11/13(日) 01:22:48 ID:J7ce0PUt

まつきんとつしゅはおかねになるからすきですo

230 名前:ハーツフィールド :2005/11/02(水) 18:58:45 ID:40sfBqiX

マッキンからいくらもらってんねやろ・・


277 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/11/11(金) 22:24:24 ID:AsAU1B+F

マッキンからもらっていません
エレクトリから少しもらっています。

937 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/01/01(日) 20:20:51 ID:JBPgDYxv

オーディファイルに背徳行為を続ける輸入商社の社外取締役を早く辞任しなさい。


939 名前:sugano :2006/01/01(日) 20:42:15 ID:p7gOxgdq

今年も エレクトリの社外取締役 務めさせて頂きます
さっそく ATCプッシュしときました。


932 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/01/01(日) 13:17:01 ID:JBPgDYxv

長岡もオーディオ評論家として評価が高い。
菅野の評価が低いのは金にまつわる黒い噂だ。


933 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/01/01(日) 13:22:54 ID:51rTzRWQ

もう何年も前の話だが、某大手メーカーでは、厳しい評価をする評論家を、雑誌社に脅しをかけることで潰そうとしていた。

現在、それを主導していたやつが、会社で偉くなったりしてる。
評論家も、それと同じ人種ばかりが残ってしまった。。。


233 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/11/04(金) 20:18:10 ID:KUjf/IIY

新しいものが出たら、金を貰って、賛辞を書くのが評論家じゃねえか。

要するに評論家=メーカー・代理店の手先の営業マンだ。

ポリシーがあるなどと、ふんぞり返っても、金の奴隷には違いない。

239 名前:通りすがり :2005/11/05(土) 20:32:33 ID:V+wFqdoR
>>233
それじゃあ世界の営業マン、広告代理店はすべて悪者でつか。


942 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/01/01(日) 21:21:21 ID:JBPgDYxv

ヒューザー=エレクトリ
検査機関=評論蚊(菅野)

取締役が儲からないことを言ったら背任行為だから、消費者に損をさせて企業に利益をもたらすのが当然。結託して、悪銭稼ぎをするのは資本主義社会の当然の理なのに、おまえは馬鹿すぎ。


403 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/11/19(土) 17:35:56 ID:ONPiJz0I

スガーノに騙されて大金を積んでゴミを買わされるからこそオーディオ業界が衰退した。

都合のいい理論のすり替えはやめておけ、
海外のオーディオ市場が日本より健全なのはスガーノ始めSS誌のような存在がないからだ。

414 名前:にぼし :2005/11/19(土) 22:17:22 ID:r0ireKIL

評論家の言うとおりにして、あとで騙されたと騒ぐなんて、恥知らずもいいところ。 どだい趣味の世界で、人の意見を鵜呑みにするなんて、嫁さん選びを人に任せるようなもの。


417 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/11/20(日) 00:17:04 ID:rHI4vVs2

評価の高い高額機器買って騙されたのではない、それこそ言いがかりだよ。
音質はオデオルームや環境で大きく変わるのはご存知の通り・・・。

261 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/11/08(火) 17:08:26 ID:T4TBzMRo

勿論、オーディオ装置はいいものを使用するに越した事は無いけど、更に大切な事は「音を聴くリスニングルーム」

どんなにいい、高価なオーディオ装置を使ってもリスニングルームの音響が悪ければ、文字通り「宝の持ち腐れ」と言う事を忘れないように。

また、その逆もある、トータルバランスが大切。


419 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/11/20(日) 02:16:17 ID:ScxpBDOq

>評価の高い高額機器買って騙されたのではない、それこそ言いがかりだよ。
>音質はオデオルームや環境で大きく変わるのはご存知の通り・・・。

その言葉も言い掛かりじゃないかな?

SS誌はルームアコースティックに関して触れようとはしない、

またその道のプロが機器を知り尽くしておいてセッティングしたインターナショナルオーディオショウの音質の酷さは有名だ。 つまり機器以外に金を掛けるべきではないという刷り込みをしたのもSS誌だ。


420 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/11/20(日) 02:18:55 ID:/AkVMODC
>>419
というか、機器以外は自明の前提だろ。
それなりの住まいを持ってる人間だけがSSを読むんだろ。
4畳半の下宿住まいで読むかよ。


422 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/11/20(日) 02:33:44 ID:ScxpBDOq
>>420
実際販売店で聞いた話、SS誌片手に○百万の予算でどれくらいのシステムを組めるか聞いて来る人はかなりいるそうだ。

勿論広い部屋の持ち主の金持ちが多いそうだが出た音には一切無頓着、しかもそれを周囲に自慢しているとの事だ。

業界としては一時的に潤うからいいと言っているが長い目で見るとSS誌は業界を滅ぼすだろうと言っている。


423 名前:にぼし :2005/11/20(日) 03:22:43 ID:rOeTBY2B
>>422
それのどこにSS誌の責任が?ただ人間の品性が貧しいだけでは。

そういう人はどうせオーディオ続かないでしょ。
どうせ釣りだと思うが。

424 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/11/20(日) 03:40:35 ID:ScxpBDOq

別に釣りでも何でもない、数店舗親しい知人がいるだけだ。
趣味のオーディオとしては続かないだろうね、CD派が殆んどだそうだから。
ただ応接間に置いて酷い音を出して自慢しているから閉口しているそうだ、

「これが国内最高権威の評論家に選ばれた機器の出す最高の音だ」と。

そう言う意味で非常に憂う事態だし、業界の先行きを暗くしているのは事実だ。

490 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/11/30(水) 02:34:17 ID:wrlfszBu

名物のレコード演奏家に関しては、当の菅野翁が別の雑誌で、

「他誌でやっている連載でいろいろなシステムを聴く機会が多いが、本人は悦に入ってても実際には聴くに堪えないような装置も多い。」

ってことを語っており、 果たして今回は本当はどうなんだろうっていう目であの連載を読むと結構笑える。あそこに登場するのがステータスだと勘違いしてネットでも俺を取り上げろとばかり運動しているような人もいるが、登場即音の良さ、オーディオの腕のよさを示すとは、必ずしも言えないようだ。

502 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/01(木) 21:22:19 ID:c8yn/MDN

先日の大阪ハイエンドオーディオショウ2日目の特別イベントでした。
まだ、各社がイベント試聴用機器のセッティング中、マイクを持たれた先生が

「今まで数百人のレコード演奏家を訪問しましたが、いい音で鳴ってたのは一人も無かった・・・」

とおっしゃられたのには驚きました。 で、ステサンを見る限りけっこう先々号などではべた褒め? の方なんかおられたのに過大評価と言うか、どんぐりの背比べ的要素しかなかったのかと?・・・
意外な所で先生の本音? が聞けたような気がしました。

個人個人、性格がそれぞれ違う以上好みの音質も千差万別と言う事を思うとまぁ これも仕方ないでしょうね。 でも、確かな事は先生の音作りに関して言えば万人向き、多くの人がいい音と感じる音作りされてると言う事です。 装置も重要だけど、聴く環境は更に重要ですと最後におっしゃられてました。

音質と同じくらい重要なのが「音量」とも言ったおられました。
音楽再生の時のボリュームには特に神経を使っておられたようです。
ただ、ホテルの大広間と言う特殊な環境下での音量は難しく、なかないい音で聞いていただく分けには行きません、それを納得の上聴いてくださいとのことでした。

レコード演奏時、大切な事は「再生環境」「オーディオ装置」「音量」

ことに「再生環境」と「音量」は重要で高額な装置を導入しても宝の持ち腐れになる事が多々有ります、その間違った音質にならない為にも正しい音楽再生を聴いて耳を鍛えて慣らしてください、間違った音質で演奏されていた方が実に多い事に驚かれたそうです。

ライブ演奏や、他のオーディオでの再生音、いろいろな音を聴いてこそベストな音質でレコード演奏できると言っておられました。


507 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/01(木) 22:32:37 ID:0gbQMscP

例えば気配感が出たとしてもボリュームしぼれば、とたんにショボい音になるもんね。

523 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/02(金) 14:31:56 ID:uIinb7l/

まぁそういう意味では菅野センセは日常茶飯事で生の楽器の音を聴いているからなぁ
何せそれがお仕事なわけだから

昔自分もセンセの講演で 

「チェンバロやアコースティックギターを実演ではあり得ないほど大きな音で鳴らされる方もいるが、それはどうかと思う。」

的な発言を耳にしたことがある。

519 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/02(金) 13:28:30 ID:fOkozyFI

コンサートに頻繁に通い、その楽器毎に忠実な音を出すように調整を続けないと『普通の音』を出すのは不可能。

前のレスにある『レコード演奏家』とかの音が似ていないというのは「元の音」を知らないでいじくり倒しているからに他ならない。

そういう努力を最低でも5年以上は繰り返さないと『普通の音』は出せない、

“レコード演奏家=引き篭もり変態オーヲタ”

という証拠だろう。

425 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/11/20(日) 03:57:21 ID:HuTlDQCb
>>424
まあ、スガーノはルームチューニングを推奨しても一銭も儲からないだろう
そういう代理店やメーカーとは関わりがないからな・・

むしろ、まず部屋ありきと主張する評論家を追い込んで潰そうとする噂まである。


427 名前:もぐもぐ ◆x9IoVFUeJ2 :2005/11/20(日) 21:11:03 ID:HWD3sBlg

ステイタスシンボル的扱いを受けるよう仕向けているのは否定できないでしょう。


450 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/11/24(木) 02:13:50 ID:MnJ8AnHk

小柄で卑屈で、セコセコ情報を熱心に仕入れてはいるが、卑屈さが表面に見えるから、人に嫌われることも多いのがこのジジイ。万人受けする訳ではないから、大企業には嫌われる。

輸入商社とか、アキュフェーズみたいな、アングラオデオ族のおこぼれで、喰っているヤシだな。


452 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/11/24(木) 02:58:46 ID:MnJ8AnHk

信じるものが、輸入商社の手先商品だが、それで満足ならば良いであろう。


453 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/11/24(木) 03:15:58 ID:9OVf0/YI
>>452
何がそれで不満なわけ?


454 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/11/24(木) 03:32:36 ID:MnJ8AnHk

不当な利益を得ているという点が不満。



457 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/11/24(木) 03:41:08 ID:MnJ8AnHk

色々結託して、能力の無いものをあるようにいいふらして、おこぼれをもらうのが天命と思っている極悪評論家はあの世で、地獄針むしろ、餓鬼道に堕ちて苦しみもがくのが見えている。

459 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/11/24(木) 23:08:52 ID:uZS2z9Fc
>>454
スガーノ程度の不当な利益に嫉妬するより、世の巨悪はいっぱいあるだろう。



466 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/11/25(金) 00:47:42 ID:oVeF+RkT

スガーノには散々騙された、本当に散財もいいところだ。


469 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/11/25(金) 01:38:41 ID:NL1/80rA
>>466
つきあった女がひどかったからって、紹介してくれた奴のせいにするのかよ。

889 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/29(木) 10:22:20 ID:rYfKk6aH

五味康祐は、高城にさんざんな目にあったと、単行本を出して恨みを綴った。

菅野でさんざんな目に会ったヤツは、少ないのではないか?

散財させられた金持ちは沢山いると思うが、金持ちにとって大した額ではないし、高城に比べれば菅野のまやかしは、すぐに見破られるので、被害者も出にくいか?


890 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/30(金) 18:51:38 ID:Vk9zt6zX
>>889
>五味康祐は、高城にさんざんな目にあったと、単行本を出して恨みを綴った。

高城の方もことあるごとに「さる著述業者」とネチネチやってたね

五味はサウンドステージのような方向性に早くから向いていたし高城は「ホーンによる原音再生」というローカルな方向だったからはなっから正反対

それを分からず附いていって後から恨み言を言う五味の方が悪いっちゃあ悪いがただし当時は高城みたいな立場の方が絶対だったから仕方ないっちゃあない

891 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/31(土) 01:36:12 ID:Bo+mMbS7

結局、高城はNHKのレギュラーから下ろされたし、名声も薄れてしまった。
五味のネイムバリューの方がモノを言ったんだろうね。

技術的に高城は優れたものを持っていたかも知れないが、音楽性では、ダメ

菅野は、技術的には低レベル、音楽性でも低レベルだから、誰にも悪影響も良い影響も与えられない凡人だ。

893 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/31(土) 02:15:28 ID:+txa36Vu

ただね、五味康祐氏は選択制難聴だったんだよな。

難聴の人がオーディオを語ってもねえ。
健常者の参考にはならんな。

895 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/31(土) 07:23:26 ID:lXn0UjS9

眼鏡をかけた絵画評論家も画家も映画監督も映画評論家もいくらでもいるがな

903 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/31(土) 12:35:39 ID:+txa36Vu
>>895
五味は晩年は補聴器がないと会話が困難であったほどだと言われている。

眼鏡をかけた絵画評論家とは次元が違う。
色盲とか弱視の絵画評論家がいくらでもいるとも思えないが。


904 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/31(土) 14:36:31 ID:FIn7J34u

生前の五味宅の音を聴いた人物が「ある帯域にイコライザーがかかってフラットでなかった」と本に書いている。

ということは逆に言えば彼の耳にはフラットに聞こえていたということで、つまりメガネによる補正と何ら変わりないと思うが…。


905 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/31(土) 14:37:53 ID:xCKeQInq

すると、市販スピーカーを試聴、評価する時には、おかしな事になるわけですな。


908 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/31(土) 15:03:10 ID:Bo+mMbS7

自分なりに音を追求しただけで、技術的に高城氏のアドバイスを受けた結果が、自分の求めていたものとかけ離れたものになったということ。

高城氏は音楽家だから、まかせて大丈夫と思ったら、音楽的にとんでもない音になったということ。

菅野がレコーディング担当だから、音について任せたらとんでもない結果になるのと同じこと。

http://hifi.denpark.net/1125064884.html


              /               \
          / / ∠三ミレ-- 、      ヽ
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          |! |  \   ゚       /  |  .!
          {  |  | | ゙ヽ、    /  |   |  | 菅野先生は
         ゙、 ', | |   | `l'"´    ゙、|  |i   | メッキ人間なのよ
         ヽ ヽ | |   レ'′      \ || /
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        |     〉 V              |   |
        |    /  /       \       ヽ、 |
        |    / / /|       ヽ       \
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9. デッカ・デコラ


デッカ 「デコラ・ステレオ」 \2,500,000
http://www.soundbox.co.jp/newcoming.html#PHONOGRAPH


イギリスのデッカは、SP時代からLP時代にかけて、日本では神格化されたブランドだった。

デッカの名前はレコードでは知られていたが、オーディオ製品としてはタンノイやクォ−ドのように知名度はないものの、カートリッジは有名でその音を聞いたら忘れられないといわれていた。そのデッカに「デコラ」という電蓄があり、日本には数台しか輸入されていないという話を聞いたのはいつのことだったろう。

 その「デコラ」の音を聞くチャンスが訪れたのは、まったくの偶然だった。その音を聞いた場所は東京の「サウンド・ボックス」というオーディオ店。「デコラ」があるとは知らずに、久し振りでここを訪れたのだが、店主の箕口勝善さんから「いいところへ来ましたね。今、聞こうとしていたのです」と迎えられた。見ると、貫禄があって重厚な趣きが感じられる幅1.8メートル、高さ95センチ、奥行60センチほどのコンソール電蓄。箕口さんは、ゆっくりと上部のドアを開いて、ピックアップをレコード面に乗せる。

 聞き慣れているベートーヴェンの皇帝協奏曲。「楽師が並んでいるような気がするでしょう」と箕口さんが言う。うまいことを言う。そう、スピーカーとかアンプとかではなく、ピアノやバイオリンやチェロを演奏する人たちが眼の前にいるような錯覚を起こす。私は姿勢を正して「デコラ」の音に聞き入った。 

 では、ジャズはどうか? 箕口さんがかけたのはレスター・ヤングだった。実を言うと、最初は、わたしにとっては皇帝協奏曲ほどの感激は得られなかった。ジャズ特有の鋭い切れ味がない。ところが、その後でモザイク盤のジェリー・マリガン・カルテットを聞いてみると、テナーサックスやトランペットのライブの雰囲気をよく伝えることを認識した。

 次に、箕口さんは、SPレコードをかけてくれた。ビング・クロスビーやガイロンバードだが、78回転/分の SP はこんな音がしていたのか? 、と改めて感じ入った。 いかにも SP というレンジの狭さは感じるにしろ、スクラッチ・ノイズはあまり気にならない。

 中を見せてもらった。両側にあるスピーカーはウーファーが約30センチと20センチの楕円、これが幅50センチ X 高さ30センチ X 奥行50センチの無造作なバスレフに収まっており、高音部は9センチのコーン・スピーカーが片チャンネルに6個ずつ、微妙に異なる角度で取りつけられている。右側のスピーカーの上の半円形のふたを手前に引くと、25センチ X 4センチの正面パネルを持つプリアンプが現われる。左側の対象位置には同じサイズのチューナーがある。

 後へ回って、ベンチレーションのある裏板を外してみる。真ん中に整流管 GZ-34 の電源部があり、ヒーター用低電圧から直流 B 高電圧までを供給している。その両側にあるのがワン・チャンネルずつのメイン・アンプで、それぞれコバルト・ブルーのハンマートーン仕上げのシャーシーに EL-34 2本と EF-86 2本が見える。奥には、オーディオ・アンプにそぐわないような小さなアウトプット・トランスがある。

アメリカのマッキントッシュやマランツに見られるような真空管アンプの堂々たる風格はない。これは広々したキャビネットに、電源部、メインアンプ、プリアンプなどを余裕を持って配置しているので、シールドの必要がないことやアンプの外観に気を使う必要がないことなどがその理由だろう。

 それにしても、「デコラ」って、どうして、こんな音がするのか?

 メイン・アンプはチャンネルあたり10ワット前後だろうが、スピーカーの能率もあるが、30畳ぐらいの部屋でも充分実用になるだろう。レンジは、そんなに広く感じないが、デッカの技術者たちは、スピーカーの取り付け方や高音用スピーカーの一つひとつの角度を、実際に音を聞きながら行ったのだろう。

高音用スピーカーは同方向や左右や上下に向いており、その角度はトライ&エラーを繰り返しながら、じっくりと調整されたことだろう。そこには、良い音を追求する真心が見える。

当時のサウンドには、今のデジタル時代とは異なるそれなりの理想があった。その価値を認め、評価するオーディオ趣味人たちがいた。そうした様子も目の前に浮かんだ。音造りをするほうも音造りを受け止めるほうも、どちらにしても、それは豊かで幸せな体験だったろう。わたしは、これまでスイスのスチューダの音造りに脱帽していたのだが、イギリスのデッカの音造りに出会ったことで、オーディオの限りない奥行を発見して、とても嬉しかった。

http://web.mac.com/icookieparty/iWeb/icookie/Magazines/28630B6E-1FCA-419A-99DB-E26E1AD2A8AF.html


手放してしまった名機 デッカ・デコラ


私は何年か前まであの名機デッカ・デコラも所有していてオートグラフの間に置いて両方を鳴らしていました。このデッカ・デコラで聴いたリタ・シュトライヒの歌声の美しさとナマナマしさは生涯忘れることはできません。今でも耳に残っています。マジで陶酔させられました。デコラはほんとうにすばらしい電蓄です。

で、ある日デコラのプリ部分の修理をしていた時、大変興味深いことに気が付きました。

それはデコラのプリ部分はわざと電気的!に100ヘルツ以下をカットしているということです。


デッカの技術者は、フィデリティー(HiFi)を追及すれば十分にもっと下の帯域まで再生できる技術はあるのにもかかわらずあえてハイファイにしていないのです!
レコードにはffrr(full freqency range recording?とかかれているのに・・)

このことが意味するものはいったい何なのでしょうか?

ひとつ確実にいえることは聴感上のリアリティーとハイファイ再生は必ずしも一致しないということです。

そうです、優先されるべきは電気的なハイファイでなく聴感上のリアリティなのです。デッカの技術者はいくら入力波形と出力波形が同じでも聴く人にとってリアリティーが感じられなければ意味は全くないという本来当たり前のことを知って作っていたのです。

日本の音響機器のメーカーさん、オーディオマニアの皆さん、この当たり前のことが解っていますか?
音決めは個人の耳とハートでしてくださいネー。

デッカ・デコラは製造から50年近くも経った今日でも掛け値なしの名機です。保証します!

http://blog.livedoor.jp/lamblas/archives/53874771.html

僕の隠れ家にはこれ以上オーディオ機器が入らないのに「モアさん、聞いてみます?」との誘惑に負け、浅はかにもその人物の思惑通り、購入を決めてしまった(幻の機器)DECCA デコラ。

そして、今日、デコラが運ばれてきた。ポンと置いただけなのに、僕はこのデコラの音を文章に書けない・・・いや、表現する能力がない・・・

まるで色とりどりの宝石のような音としか表現できないし、デコラ自体まるで(音を聞いた後には)宝石箱のように感じる

デコラが来て以来、僕のオーディオ感が全く変わってしまった・・・

長年付き合ってきたオーディオたちの音が全てモノトーンに感じられる。オーディオでこんな衝撃的な経験は今まで無いので戸惑っている。 デコラを聞いた後レビンソンもマランツもBBCもJBLも困ったことにモノトーンになってしまった。デコラが来てから1週間。未だに最初の衝撃は消えない

http://more.main.jp/zakkichou03.html

いろいろとオーディオ遍歴を重ねて来られたモアさんが、「クラッシック音楽を聴くにはもうこれ一台あれば何もいらないと」思わしめたしろもの。かつて五味康祐氏が、その著書の中で「デコラの上にオーケストラが展開している」とその驚きを書き記した。日本には当時3台しか輸入されなかったという幻のコンソール。

正に拝聴という言葉が似合うが如く、鎮座して耳を傾けた。品位がある音とはこういう音のことを言うのだろう。そこはかとなく味わい深い飴色の響が綺麗に漂っている。コンソールの廻りを中心に波紋のように音が広がっていく。完結したシステムから流れ出る音楽は確かな一つの世界を構築している。モアさんが「上がり」を宣言したお気持ちが理解できる。

もともとは広いホールに置いてゆったりと音楽を楽しむために作られたものと思われるが、様々な設置環境でもその美しいホールトーンを満喫できると思った。少し高めの椅子に座って聴くと、コンサートホールの2階席最前列に座った様にフルオーケストラが展開する。座して聴くとコンソール中央の箱の中に人が立って演奏している様なリアリティがある。

部屋のどこで聴いても音の広がりを体感でき、その音色が変わらない。不思議に思っていると、モアさんがスピーカーのサランネットを外して中を見せてくれた。

おお!まるでボーズではないか。モアさん曰く「BOSEのスピーカーの原型ですよ、これは」  

仰る通り’60年代前半ステレオ黎明期に既に音の反射を計算して臨場感と広がりを出す技術が確立していたとは驚きである。

http://www.shu-ks.com/nikki/2005/nikki8-1.html

デコラの気品ある家具調仕立てのコンソールボックスには、2台の真空管パワーアンプ(EL34プッシュプル)が内蔵され、それを制御するプリアンプ、入力にFMレシーバー、レコードプレーヤーが納められている。

左右のスピーカーは4分の1のアールを描き、その前面を何とも渋いモスグリーンと云うよりも濃いターコイズのネットと格子上の真鍮で覆われている。

スピーカーボックスには、楕円形のウーハー、左右12個のツイターが方向を変えて配置されています。ステレオ用ですが、スピーカーの向きはセンターに向いておらず、聴衆に向かって扇形に開いた状態で配置されていたのです。

それはちょうど、扇形に開いた観客席に向かって音が拡散されていくのを想定された設計で、設計者が耳で聴き込んでスピーカー取り付け位置を微妙に変化させるものでした。

スピーカーと正面で正対する現在のオーディオとは異質の設計思想に思われます。このユニットが生産されたのは1961年。ステレオLPが発売されて4年ほどたった時代です。

初期のデコラはモノラル用に開発されたようですが、これはステレオ時代のLPを聴くために、レコード会社のメンツにかけて生産された特注品です。オーディオ・メーカーが、量産目的で作ったものではなく、専門メーカーに外注したものをデッカがアッセンブルしたものです。キャビネットは家具屋さん。スピーカーは英国EMI。ターンテーブルはCOLLARO。カートリッジとアームはデッカ。

イギリスのレコード界では、EMIと並ぶレコードメーカーのDECCAが、自社のレコードを聴かせるために作らせた家庭用オーディオの最高機種。それがデコラでした。

今のオーディオが求める方向とは異質な音です。高域も低域も伸びているわけではなく、SP時代の蓄音器の名機クレデンザの音域をふくよかに広げた感じ。腹に響くドスンドスンと云う音もなく、超音波に迫る高域を追及する野心もない。それでいてふわっと音像が空間に広がって漂う感じ。

ボリュームを上げなくても、なんとも心地良く響くよい音色・・・・デジタル時代のオーディオとは隔絶された音です。人の感性だけで作り上げたアナログの音が鳴っていました。

http://geocities.yahoo.co.jp/gl/rchpp904/view/20100707/1278456242

デッカ「デコラ」はBUDの宝物。古いSPから新しいレコードまで(但しモノ)なんでもよく鳴ります。

つい最近使われているスピーカーコードを古い単線に換えてみました。

ところがどうでしょう、高音がきつく、堅くてうるさい音になってしまいました。

換えた理由はオリジナルがビニール被膜だったからです。ビニール被膜のコードは音が良くない!と頭で決めた先入感があって、いつかは換えてみたいと思っていました。しかし結果は全く裏目に出ました。安心して音を聴いていられないのは、落ち着かないことこの上なしです。

さらに悪いことに、オリジナルのコードを捨ててしまったのです。ああなんということを、と思っても時既に遅し。覆水盆に返らずです。そんなこんなで居ても立ってもいられず、取り敢えず単線は外し、布被膜の撚り線にしてみましたが、多少の改善は見られたものの、「デコラ」オリジナルの音には復しません。

ビンティージ・オーディオはそれが創り出された当時の完成度が、コード一本によって歪められ、バランスが崩れてしまう、ということが本当によくわかりました。オーディオはトータルバランス。

http://bud-jazz.dreamlog.jp/archives/4989053.html

27:羊

デコラってモノラルなんですか?どこかでデコラ・ステレオって本に書いてありましたけど。


28:世直し奉行

拙者が隠匿しているのは、ステレオです。1956年製のデッカ・ステレオ・デコラです。

モノのデコラも有ります。横浜の著名な獄道さま御用達です。モノーラルのほうが古いです。


29:ジークフリート

SS誌に載ったデコラはサランネットの色がオリヂナルとは違いますね。
アンプ部分も保守が大変なのでは?(まさかコレも○枝大先生のお世話に?)

当方が時々聴いているステレオタイプはアンプが駄目になっていて、ラックス38で駆動してますけど、それでもあのふわ〜っと広がる音は格別ですね〜。

(EMIの安物であの音が出せないか画策中ですがやはりユニット配置がアレじゃないと駄目なんだろナ〜)


30:世直し奉行

デコラのAUXには、テク二クスのディスクマンを繋いでCDを聴いていますが,大概のお方はその音にビックリシマス。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1169875857/


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因みに、あらゆるオーディオ機器の中で一番音質が良いのは間違いなくこれです:


STAX Earspeakers SR-007A 


周波数特性 : 6-41,000 Hz
インピーダンス: 170 kOhm
能率: 100dB/100V rms @ 1kHz
バイアス: PRO-bias (580V)
重量: 365g
定価 210,000円(税込)

http://www.airy.co.jp/sub_stax.htm

Quad ESL57, ESL63
Goodmans AXIOM80
Decca Decora

どんな伝説のスピーカーを持ってきてもSTAXの静電型ヘッドフォンの音には敵いません。 何千万円 お金をかけてもSTAXに匹敵する音は出せないでしょうね。

(手回し蓄音器はそれ自体が楽器なので また話が別ですけど)

ただ、良い音というのは禁断の麻薬なのですね。

ずっと聴いていると必ず(?)内耳をやられて難聴や耳鳴りで一生苦しむ事になります。

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10. タンノイ オートグラフが目指した音とは…


手回し蓄音器より良い音は絶対に出せない

70歳以上のオーディオ・ファイルが口を揃えて言う言葉


「色々な高級機を聴いてきたけど、子供の頃聴いた手回し蓄音器が一番いい音だった」

どんな言葉を使ってもビクトローラ・クレデンザの素晴らしさを表現するのは難しい。 これまでどれほど多くの賛辞がこの蓄音機に贈られたことだろう。 傑作機、最高峰、耽美な音色、そして希代の名機等々。どれもこれもそのとおりであるのだけれど、それだけではこの名機を表現するのにはまだ足りない。

 試作回数は100回に及び、キャビネットに折りたたんで収納されたホーンの長さは1.8m。

当時の様々な工夫が詰め込まれたこの蓄音機は、その音色、音質、音量、どれをとっても文句のつけようがなく、リスナーに驚愕さえ与えてしまうのである。

 クレデンザに言葉は不要だ。 針を落とせばクレデンザが語ってくれるのだから。


メーカー: Victor Talking Machine

原産国:  米国

本体サイズ: H:1150 x W:800 x D:555 mm

1925年〜1928年 $275〜$405 VV8-30型U.S.A
1926年〜1927年 $650

http://www.enokiya.com/hanbai/files/519e1fb5282da5a97013ba75916e7a16-6.html
http://www.mycafeproject.com/162111.html
http://www.kanazawa-museum.jp/chikuonki/gaiyo/index.htm


クレデンザで聴くツィゴイネルワイゼン
http://www.youtube.com/watch?v=8ITR2n7yA78

蓄音機の最高峰、クレデンザで聴くシャンソン
http://www.youtube.com/watch?v=0pCuZt5jQe4

伊豆オルゴール館 クレデンザでシャルル・トレネの我が若かりし頃を演奏
http://www.youtube.com/watch?v=LAG5tVH6H34


蓄音器ビクトローラ・クレデンザによるアコースティック再生をマイクで収録

Lekeu Violin Sonata
http://www.youtube.com/watch?v=wrUJrKzm1mo
http://www.youtube.com/watch?v=8zbGsclG5EA&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=b-e1kRkYBhw&feature=fvwrel


Bach Violin Sonata No.4 in C minor Alfred Dubois
http://www.youtube.com/watch?v=YyMWnHJj9w0&playnext=1&list=PL8EF7D90A42256C76
http://www.youtube.com/watch?v=ySG0FUylltE&playnext=1&list=PL8EF7D90A42256C76
http://www.youtube.com/watch?v=XHpn-skwu9w
http://www.youtube.com/watch?v=vNGKq83sf3Q&feature=related


HANDEL "PRAYER" Dettingen Te Deum Carl Flesch EW67A
http://www.youtube.com/watch?v=AYOw1TdXvdc


Mozart Violin Concerto No.5 Thibaud DB5142A
http://www.youtube.com/watch?v=hHhCP18z2lY
http://www.youtube.com/watch?v=0q7PCaKdNaE
http://www.youtube.com/watch?v=SiSpqf4WS2A
http://www.youtube.com/watch?v=4pw15q5PbkA
http://www.youtube.com/watch?v=2Z81FotR6fE
http://www.youtube.com/watch?v=RAFCfm-CEVA

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蓄音器Victrola VV 1-90によるアコースティック再生をマイクで収録


Victrola VV 1-90

ビクターの傑作卓上型蓄音機です。日本で組み立てた時期のもので、オルソフォニック・サウンドボックスはアメリカ製です。木製折り曲げホーンに 良い音の秘密があります。キャビネットはマホガニーです


ショパン 夜想曲第2番変ホ長調作品9-2 A Alfred Cortot
http://www.youtube.com/watch?v=Ot46i1Jhpt8

夜想曲第2番変ホ長調作品9-2 Pablo Casals
http://www.youtube.com/watch?v=ETXpJXtUd_8


幻想即興曲 嬰ハ短調 OP 66 Wilhelm Backhaus
http://www.youtube.com/watch?v=NP2JI315Ikc

華麗なる大円舞曲 Wilhelm Backhaus 1929
http://www.youtube.com/watch?v=G1NXyM2IlkA&feature=related

ヘンデル Suite HWV 447 Edwin Fischer
http://www.youtube.com/watch?v=y8O0aFQh2AU
http://www.youtube.com/watch?v=UFsKIZ4xD1E


ピアノ協奏曲第1番 チャイコフスキー Vladimir Horowitz, Arturo Toscanini
http://www.youtube.com/watch?v=Pa2perm5Aow&feature=fvsr

大学祝典序曲 Bruno Walter  Vienna Philharmonic Orchestra
http://www.youtube.com/watch?v=oodXHQwY1i0

ライムライト
(ヴィクター・ヤング楽団)チャールズ・チャップリン監督・主演
http://www.youtube.com/watch?v=0zhAAMa_ut0


Love Is a Many Splendored Thing(慕情) David Rose
http://www.youtube.com/watch?v=cFpYxKPtzCE


禁じられた遊び ナルシソ・イエペス
http://www.youtube.com/watch?v=urZEU-qNAKI

サウンドボックス 蓄音機

HMV 101 ポータブル蓄音機、No.4サウンドボックス ¥84,000

HMV 193 極上 ¥1,995,000

HMV 192蓄音機 ¥630,000

HMV 102 ポータブル蓄音機, 極上、No.5Bサウンドボックス付 ¥136,500

ビクトローラ「クレデンザ・8-30」手巻き(スプリングモーター式) ¥1,050,000

ビクトローラ オルソフォニック・サウンドボックス  \105,000

ビクトロ−ラ クレデンザ(8-30)電動モーター仕様  \735,000

ビクトロ−ラ 8-12  \577,500

HMV 202(極上) ¥4,720,500

HMV 193(極上) ¥1,890,000

HMV 163(極上)  \735,000(税込)


英国製鉄針(1回用/100本入、S/M/L) 各\1,260

ソングスタ・SPレコード針(1回用/100本入、ラウド・トーン)\1,890

http://www.soundbox.co.jp/phonog.html
http://www.soundbox.co.jp/

蓄音機の梅屋
http://umeya.bz/

蓄音機博物館
http://www.audio-technica.co.jp/corp/gallery/index2.html
http://www.eniwa.co.jp/umeya/newgramo01.html
http://www.kanazawa-museum.jp/chikuonki/gaiyo/index.htm
http://www.kanazawa-museum.jp/chikuonki/
http://www6.atpages.jp/omat/pages/grammophon.html#Model_104

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手回し蓄音器を越える音が絶対に出せない理由


金沢蓄音器館では、「蓄音器聴き比べ」を1日3回行っている。

来館された方々にどちらからお越しになられたか、初めて蓄音器の音を聞かれるのか、また終りにはどの蓄音器の音色がお好きか、聴いた感想はいかがかとお尋ねすることにしている。皆さん、ニコニコと話していただける。

話もなく、ただSPレコードをかけているだけでは、寝てしまわれる方が多い。
あのシャーシャー(パチパチか?)という針とレコードが擦れる音が、眠気を誘うのである。

大阪から来たという産婦人科の医師が言っていたが、この音は人間が母親の羊水のなかにいたときの音だそうである。観光疲れで、椅子でゆっくりできるので、つい寝てしまうこともあるだろう。でも、その考えかたより、母の中に抱かれた安心感からリラックスできると思った方がずっと素敵だ。

実際、来館者の方でこのシャーシャー音がなんとも言えず心地いいと話す人は、一人や二人ではない。

同じ曲でも蓄音器を変えると、音色は異なる。

同曲、同蓄音器でも天候や湿度が違うと乾いて軽やかに感じられたり、しっとりとした落ち着いた感じで聞こえることがある。

こんな体験をすると蓄音器は正に楽器ではないかと思うのだ。

________

金沢蓄音器館での「聴き比べ」は、10台くらいの蓄音器の音色の違いを聞くことができる。その中の1台に、明治・大正時代につくられたラッパ型蓄音器を入れてある。

SPレコードをかけてから、わざとラッパを取り外してみる。すると、音がずっと小さくなる。また、ラッパを取りつけると音は大きくなる。

ラッパは、音を大きくする働きがあることがすぐ理解できる。


大きい音を得るにはラッパを大きくすればよいのだが、外づけではその重量を支えたり動かしたりするのがたいへんになる。そこで、ラッパを内蔵するようになった。

その代表格が「蓄音器の王様」と言われる米国ビクター社のビクトローラー・クレデンザ(大正14年〜昭和5年)である。 外からは見えないが、トーンアームの根元で二股にわかれ、中はじゃばらのようになっており、ラッパを大きくしてある。

これを1本にし、まっすぐ伸ばしてやるとなんと9フィート(約2m70cm)にもなるという。 6万7千台以上作られ、ビクターの名前を不動のものにした蓄音器である。

これによって中音、低音の響きと小さな音から大きな音までが素晴らしくよくなる。とても電気を使っていない音量とは思えない。王様と呼ばれる所以である。

初めてこの蓄音器の音を聞いた東京からの若い男性は、思わず「CDよりいい音だ!」と唸った。これも「聴きくらべ」られる。

http://www.kanazawa-museum.jp/chikuonki/hitorigoto.html

レーザーターンテーブルでのSPの再生はどうだったか


確か、まだエルプになる前のフィニアル・テクノロジーという名前の頃だった筈なので、おそらく現行の製品とは多少違うと思われるが、実際に78rpm盤をレーザーで聴いた時の印象をちょっと書いてみよう。

某レコード会社で78rpm盤から復刻する際に少しでもスクラッチノイズを拾わずに音源を作れないかということで、わざわざ編集スタジオまでデモに来て頂いた時に実際の音を聴かせて貰った。

どんな音が出るのか興味津々だったが、レコード盤をセットし再生ボタンを押した後にスタジオに設置されたモニタースピーカーから出てきた音は低域のボンついた、何かゴロでも拾っているような感じのものだった。盤の傷に関しても思った程の低減効果が無く全体的に芯のない甘い感じの音で、これなら針でトレースした方がよいという結論になり結局採用はされなかった。

あれから随分と時間が経ち光学技術やサーボ系も飛躍的に進歩した筈で、現在の製品は相当改良されているだろうから、改めてもう一度じっくりと聴いてみたいものである。

http://www6.atpages.jp/omat/pages/grammophon.html#Model_104


これは蓄音機の心臓部です。 サウンドボックスと言いますが、これはビクトローラー、クレデンザについている物です。

最初期型2枚ドアだけに付いている貴重なものなのです。

下の写真の機種は4枚ドアで初期のものですが、この機種に付いているサウンドボックスは、裏がアンチモニーで出来ているため80年の間には、膨れて割れたものが多いのです。

最初の物は真面目にブラス、銅で出来ているので今でもしっかりしています。僅かな期間だけ作られ、コスト削減のためかアンチモニーになったと思われます。

3年間でアメリカで6万7000台も造られています。

エジソンが蓄音機を発明したのは、1877年だったか、微かに錫箔に音が録音された瞬間だった。それから、物凄いスピードで改良されてきた。しかし、機械的に録音される「音の振動を直接、盤に刻む」も1920年代には終わろうとしていた。

ベル研究所の改良の結果、蓄音機史上、最高の音を再生できる機械が出来上がった。1925年ビクターは、クレデンザと言う名の名器を発表した。それがこの機械です。

電気で録音、再生できる、時代に入ったにも関わらず、この機械はその再生能力は抜群だった。いまでも、2007年現在でもその音には、感心するのです。

最近33回転のレコードが見直されてきましたが、その前の78回転ですから、知らないわけですよね。

どこに電気が入っているのと聞かれますが、動力は4本のゼンマイなのです。

http://plaza.rakuten.co.jp/chikuonki/7004

要するにクレデンザはオーディオ機器ではなく、楽器そのものなのですね。 通常の楽器との対応関係は


ヴァイオリンの弦 → サウンドボックス

ヴァイオリンの共鳴胴 → 長さ1.8m のホーン


オーディオ機器が手回し蓄音器を越える音を出せない理由はもう明らかですね。 サウンドボックスの振動音そのものを電気的に増幅させるより、サウンドボックスの振動を木のホーンで共鳴させた楽器音の方がいいに決まっていますから。

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クレデンザ:蓄音機の音と音楽


「蓄音機の音」は「電気再生の音」とは全く異なる。

前者はアコースティックな音「生の音」、後者は「電気の音」である。

何が異なるかというと、一言に言って、「生きた音」(実音)と「死んだ音」(虚音)である。「生きてる」か「死んでるか」か、この差は大違いである。

SP盤は米ヴィクトローラ、英HMVの大型の蓄音機で鳴らすと素晴らしい感動的な音と音楽が再生される。蓄音機で往年の名演奏を聴く音楽ファンはこのことをよく知っている。そして、名盤SPを収集する。

私は3台のヴィクトローラ「クレデンザ」を所有している。1台は4枚扉のトロント工場製、1台は4枚扉のキャムデン工場製、1台は2枚扉のキャムデン工場製、である。その他、米コロンビアのクレデンザ級の大きさの蓄音機「ヴィヴァトナール」(これも素晴らしい音が鳴る)を1台所有している。

クレデンザに限ると、部屋で常用しているのはトロント工場の「クレデンザ」である。サウンドボックスも最高の音が出るのを使っている。 並級のクレデンザ何十台と比較しても、太刀打ちできないだろう。まず、木材の材質の差はもとより、何と言ってもサウンドボックスの実力が並品とは丸で違うからだ。

1920年代のアメリカ民謡のSP名演奏を私のクレデンザで聴くと涙がでるほどの感動を覚える。生演奏のように生き生きした感動的な音と音楽が再生される。


しかし、SP盤そのものを電気再生しても決して、この「感動」は鳴らない。LP復刻盤、CD復刻盤、を電気再生したところで、クレデンザが鳴らす感動的な音と音楽は決して鳴らない。


特にCD復刻盤は致命的、クレデンザの音楽表現の片鱗さえも再生できない。

電気再生でクレデンザの音を再生することは「不可能」とされている。

オーディオ史上、誰も成功したことはない。

電気でそのような音を鳴らすオーディオ技術は在り得ないこととされている。

http://vitalsound.exblog.jp/4369786/


クレデンザで聴くSP原盤と「倍音」再生


電気オーディオを語る時、「倍音」を正しく理解しておかなければならない。

ここで、78回転SP盤、Gid Tanner and His Skillet Lickers(ギド・タナーとスキレット・リッカーズ) のストリング・バンドの名演奏、「Turkey in the Straw」(「藁の中の七面鳥」)を聴いてみよう。Colombia のオリジナル原盤を聴いてみよう。

1926年4月17日、ジョージア州アトランタでの録音である。一人一人の名人が構成するグループが奏でるもの凄い演奏だ。Gid Tanner のフィドル、 Riley Puckettのギターとリード・ヴォーカル、が奏でるオールド・タイム・マウンテン・ミュージックの素晴らしい感動の名演奏である。

この盤を私のクレデンザで再生させて聴くと、正に当時の生演奏を彷彿とさせる感動の音と音楽が再生される。聴き手である私の心に躍動のリズムが生まれ無我夢中の感動の連続の中で曲が終わる。

周波数はせいぜい上限5000ヘルツ程度の音である。しかし、その周波数の上限詰まりを感じることはまったくない。感動の音楽の世界へと引き込まれてしまう。

何故だろう? 

その原因は、倍音(ハーモニー)が充分に出ているからである。


今度は、オリジナル復刻CD盤で電気オーディオで聴いてみよう。バイタル化しないオーディオで聴いてみよう。


なんだ、一体どうした? 
駄目だ、さっぱり駄目だ。

出ない、出ない、倍音が無い。

もはや、音楽ではない、単なる音の世界だ。

いわゆる「虚音の世界」(電気の音)だ。

http://vitalsound.exblog.jp/4652767/

蓄音機の雄「ビクトローラ・クレデンザ」


 蓄音機というのは、その黎明期、あるいは電気録音以前にはユニークな形や機能を持った様々なタイプがあって、博物館などに行けば現在の私たちの眼や耳を楽しませてくれます。 そして当時のメーカーや技術者が、いかに良い音を再現しようかと努力していたことを知ることが出来ます。 その努力がやがて電気録音レコードを開発することになり(1925年)、外部で存在感を示していたホーンもケースに内蔵されるようになり、レコードも規格統一が進んで「ユニーク過ぎる」蓄音機というのは少なくなりますが、それでも見えないところで様々な工夫が重ねられていたのです。

 しかし…と、ある人が言いました。

 「蓄音機って、結局最高に音の好い1台を持ってればそれでよくなっちゃいますよね」と。

 そしてその最高の1台とは何か…。

 その多くの場合がビクトローラ・クレデンザなのです。


 この蓄音機に関しては様々な書物で取り上げられ、例えば「図説 世界の蓄音機」(三浦玄樹著:星雲社)などでは他の機種とは別に特集ページが組まれているほどです。 また


「傑作機」
「希代の名機」
「最高峰」
「耽美な音色」


等々の多くの讃辞も寄せられています。 実際、電気録音レコードへの対応として生まれたクレデンザは多くの工夫が詰め込まれていまて、その詳しくは前述の書を参考にしていただくこととしても、「100回にも及ぶ試作回数」「キャビネットに折りたたまれて収納されたホーンの長さ1.8メートル」と聞いただけでも「お〜凄いではないか」と思わされてしまいます。

 では実際に聴いてみるとどうなのか。

 まずプレーヤーの蓋を開けたときにすでに「お〜」なのです。

 蓋のステー(支え棒)が空気を使った「エア・サポート式」なので、バッコンとかガチャンとかで開くのではなく、フワ〜と持ち上がって行くからです。 そしてプレーヤー部の金属が金メッキされていて、これもまた「コレハコレハ」の楽しさです。

 そうそう、肝心なのは音ですがまずはその音量に驚かされます。 ホーン開口部の扉を全開にすると電気増幅をしているわけでもないのに、つまりアンプを使用しない生音なのに、人によっては耳を塞ぎたくなるほどの音の大きさです(開口部蓋を閉めれば音量は小さくなる)。ピアノの演奏レコードをかければ、その音量は実際のピアノに負けないでしょう。

 音質はレコードの録音状態にもよりますが、クリアで明瞭、それでいてまろみがあって柔らかです。女性ヴォーカルやヴァイオリン演奏でそれを強く感じるかもしれません。

 低音はさすがにアンプとスピーカーの威力はありません。しかしアコースティック・ベースなどは本来こちらが正しいのじゃないかい、といった音色です。

 音量、音質、音色、どれをとってもアナログの再生装置としては申し分ありません。

 そしてレコードが1曲を終えると(当時はシングル盤しかなかった)自動的に止まります。
 お〜、オートストップなのです。
 
 かようにビクター社(日本のではない)のビクトローラ・クレデンザは、実に多くの「お〜っ」があって、聴いてみれば多くの人たちが「最高の1台」に推す理由がわかります。 その理由については、針を落とせばクレデンザが語ってくれるでしょう。

http://blogs.yahoo.co.jp/dolittle1890/35334281.html


皆様「CREDENZA」という蓄音機をご存知ですか。

1920年代にアメリカのベル研究所が設計し、ビクトローラ社が製作致しました78回転盤レコード専用の蓄音機です。

この蓄音機は世界で最も再生音の美しい蓄音機と言われており、世界ではじめて逆三角関数の数式に基づいた理論によるホーンの設計がなされた蓄音機、と言われております。その図体は蓋をあけると背丈よりも大きなものでかの有名なウェスタンエレクトリック社のホーンの設計の原型となったモデルとも言われております。JBL社、ALTEC社などのホーンもこの蓄音機のホーンが原型となっているそうです。

またサウンド・ボックス内のアルミ製の振動板についてもすべての高級ドライバーと言われるものはこの形状を踏襲致しております。気品のある音色はこの振動板から出てくるのです。

  オーディオ界の最長老に君臨しておられました今は亡き「池田 圭」先生のスタジオにWestern Electric社製の巨大ホーンが左右に鎮座しており、その中央に「CREDENZA」が設置してありました。

私がたまたま先生とお会いし、お話をしていたところ、私が「CREDENZA」でSP盤を聴くのが趣味です、と申し上げたところ、先生は目を輝かせて君の「CREDENZA」はどんな音がするのかい、何年製のものかね、聴かせてもらえないだろうか、と言われました。そんな訳で池田先生とのお付き合いが始まり、何年もの間亡くなられるまで本当に親しいお付き合いをさせて頂きました。

私が「クレデンザ」を修理、調整するに当たりましては、私が持っております音色を改善するためのピアノのボディーの木工修復技術の手法を用いました。私の所有致しておりますクレデンザは他のクレデンザに比べ、「周波数特性」「音色のまろやかさ」「音量」「楽器が持っている旨みと香り」どれをとっても驚くほど秀でております。

マルセル・モイーズの演奏するフルートなどは息遣いまで聞こえてまいります。ヴァイオリン、声楽に至ってはまるでそこで演奏しているかの錯覚にとらわれるほどです。池田先生も私のクレデンザの音色には舌を巻いておられました。

長野県伊那市に於ける「クレデンザ」蓄音機によるSPレコード鑑賞会風景

旧型 前面すべての開閉型 1925年製 所蔵品

上記写真の鑑賞会を予告する記事が政治欄を押しのけ、第一面トップに掲載されました。「幻の名器」とは驚きました。「想像を絶する音」は事実です。

http://www1.odn.ne.jp/~cbz49420/credenza.htm

HMV蓄音機の魅力


アメリカのビクターとイギリスのHMV(正式にはグラモフォン社だが、HMVといくのが一般的)、 この2つがディスク型蓄音機を代表するブランドだ。

両社とも同じトレードマークを用い、ほとんど同じデザインの製品を発売していたこともあり、 また、共通する部品も多い(実際HMVはビクターからパーツを取り寄せていた時期もある)。 しかし出てくる音にははっきりとした違いがある。 今回は電気吹き込み時代のHMVの製品に焦点を当ててその特徴を述べてみたい。

 音の特徴

音の印象は主観的なものだということを承知でHMVの音にはある共通点があると 思っている。それは音に躍動感と新鮮さがあるということだ。 出てくる音の凛とした感じはHMVならではのものだと思う。

あとは大型になるに従って、音に余裕が生まれ、スケール感が増し、気品すら漂ってくる。

http://umeya.bz/miryoku.html


9 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/02/22(水) 10:44:33 ID:sd+h1Inl [1回発言]

まあオーディオの原点だ。音楽を保存するメディアの再生機器の原初的形態だ。
それで 結構バイオリンとか歌声とかのおいしい部分をいい具合に聴かせるのである。妙に現実感 があってぞくぞくっとするのであります。

とはいえ盤に刻まれた情報すべてを再生するにはちょいとつくりが荒っぽすぎる。

36 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/07/14(金) 02:49:43 ID:JvHTf9+b [1回発言]

蓄音機の音の反応(立ち上がり)のよさに注目している。伝えるのが機械と空気だから早いと思う。真空管だと風呂桶の水を焚き木温めているようなものだといわれ、確かに機械式の蓄音機の方がガリッと角がある音が出ている気がする。

CDも早い筈だけどその後に続く音は重厚さに欠けると思う。LPの音が丸っこい気がしています。ちなみにクラシック党です。

http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1140065288/

Victrola グレデンザを聴く


山村サロンさんで、「Victrola・グレデンザ」を聴かせていただいた。アルフレッド・コルトーによるオールショパンのプログラムで曲目は下記の通り。

ショパン:ワルツ 第1番、 第2番、第3番(日・ビクター盤)
ショパン:ポロネーズ 第6番「英雄」(英・HMV盤)
ショパン:ピアノ・ソナタ 第2番「葬送」(日・ビクター盤 以下、同じ)
ショパン:ノクターン 第2番 op.9-2
ショパン:バラード 第1番、第3番
ショパン:ワルツ 第17番、4番「華麗なワルツ」、第5番、第6番「小犬のワルツ」、第12番


再生装置で音楽を再生する場合に、最もセンスの出るのがその人のボリュームの設定である。言うまでもなくグレデンザは、手巻き式のモーターとサウンドボックスによるSPの再生機であるのでアンプによる電気的な増幅は無い。ボリュームはいわば固定である。しかし、この音量はどうだ。通常、われわれが聴く最も適切な音量が、ちゃんと出ているのにまずビックリさせられる。それは、音楽再生にあたって、これくらいの音量が適切だと教えてくれているようなものだ。

出てくる音は、日・ビクター盤と英・HMV盤とでは若干違うが、意外に日・ビクター盤が良かった。「葬送ソナタ」、「ノクターン変ホ長調」、「バラード」の美しさは比類が無く、グレデンザは、電気蓄音機のデコラより一枚上手である。

帰宅して、早速、「あらえびすSP名曲決定盤・第1集」からCDへの復刻の出来具合を聴き比べてみた。QUAD 67CDから送り出して、QUAD・QCII+QUADII経由、EMI711AとQUAD ESL-57での再生である。トーンコントロールを調整して耳の記憶からグレデンザに近づけてみる。同じコルトーのピアノで、曲はショパンの「ワルツ第7盤」、「ノクターン第7番」、それに当日は演奏されなかったが、シューマン「子供の情景」など。こちらのソースSPは英・HMV盤である。その特徴は、ポロネーズ 第6番「英雄」(英・HMV盤)と同じ傾向がはっきり出ていて、当日の日・ビクター盤の方がよい。そして全体として復刻はかなりいい線までいっているが、やはりグレデンザ特有の芯の強いホーンの音は本物でないと無理である。それに復刻版は、針音がかなり強い。

源流の音を聴くことは大切である。これで英デコラの音とグレデンザの音を掴んだので、自宅での音楽再生には計り知れない指針が得られた。次次回くらいには、シューマンの「子供の情景」のコンサートもあろうが、「あらえびすSP名曲決定盤・第1集」の同曲は、当日の音に近い状態で鳴っていて大変楽しめるのは嬉しいことだ。グレデンザの音は、中高域が鋼のように強く比類のない美しさで鳴る。また、左手のアタック音がズーンと下に響くのは、あのF氏宅で聴いたTANNOYと同じ体験であった。自宅でアンプを通ると低域は若干ふくらんで、よりLPに近い音とはなるが、やはり電気的なものを通さない方がずっとよい。

http://www2.nkansai.ne.jp/sch/kayo-net/av29.htm

CDの音を、蓄音器の音に

蓄音器は、レコードを回転させるため、演奏毎にゼンマイを巻かねばならない。また、針も減っていれば取り替える必要がある。音を出すためには、ちょっと面倒なのだ。そこで、「楽」が出来ないものかと思ったのがきっかけだった。

針は、レコードに刻まれた溝にそって、左右に振動して音を出している。だったらレコードを回転させなくても針さえズーッと左右に振動させておけば、音は出続けるのではないかと考えた。

音源はテープ、ラジオ、CDなど音が出るものなら何でもいい。そこから出る音を左右の振動に変換して、針に伝えてやれば、音を流し続けることが出来るのでは?

そう考えて「CD変換器」なるものを考案したら特許をもらえた。

さらにこの変換器をSP、LP、EPがかかる3スピードレコードプレーヤー付きラジカセに搭載し、大きなラッパを取りつけて「CD蓄音器」として販売したところ完売した。

「金沢蓄音器館でしか聴けない蓄音器です」

と言って、1台しか残っていないその蓄音器の音を来館者にきいてもらうと、予約したいといわれる方も多い。

国内の電機メーカーに作ってもらえないものかと相談すると、海外生産になるので最低ロット3000台はほしいとのこと。国内の工場を海外に移転したためである。

とてもそんなに多くの数は無理である。どうしたものかと今もって思案中だ。

http://www.kanazawa-museum.jp/chikuonki/hitorigoto.html

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蓄音器の音もそうですが、演奏そのものも今よりはSP時代の方が遥かに良かったんですね。

古式奏法なので楽器の出す音色が今とは全然違います:


EINE KLEINE NACHTMUSIK (MOZART) B.WALTER,VIENNA PHILHARMONIC
http://www.youtube.com/watch?v=3IaBdcsg5Q0


Schubert "Unfinished symphony" B.WALTER,VIENNA PHILHARMONIC
http://www.youtube.com/watch?v=kyY32OVwqYs&feature=fvwrel
http://www.youtube.com/watch?v=-snx_QsjIOE&feature=fvwrel
http://www.youtube.com/watch?v=pBJzWHnsNqo
http://www.youtube.com/watch?v=vneay2YZ1Pw
http://www.youtube.com/watch?v=UoSTdlDgoOY
http://www.youtube.com/watch?v=j-BjD6B9trA


Furtwangler: Hebrides Overture 1930
http://www.youtube.com/watch?v=NVt2Tmtv3gI
Wilhelm Furtwängler - Tristan und Isolde
http://www.youtube.com/watch?v=x0iZBReEtlI
http://www.youtube.com/watch?v=EJhmufLkuCs


WILLEM MENGELBERG--MAHLER-Adagietto Symphonie 5
http://www.youtube.com/watch?v=qdEAuw87XV4


Mengelberg: "Matthäus-Passion"
http://www.youtube.com/watch?v=xU2Ivcz-nKs
http://www.youtube.com/watch?v=10HEjbrW5UQ


Jacques Thibaud & Cortot Beethoven Violin Sonata No.9 Kreutzer
http://www.youtube.com/watch?v=GmdWOPAKCLY
http://www.youtube.com/watch?v=IXPquOgtjRg
http://www.youtube.com/watch?v=AnSr1Ml-alo


Jacques Thibaud- Franck Violin Sonata
http://www.youtube.com/watch?v=RI0N-3-cL0U
http://www.youtube.com/watch?v=V5uTJg--Ww0
http://www.youtube.com/watch?v=k0GbFN97Qwk
http://www.youtube.com/watch?v=fxegM220Y0o


Casals, Cortot, Thibaud Trio Mendelssohn
http://www.youtube.com/watch?v=Z8q_7QWqNT8
http://www.youtube.com/watch?v=-_7Qp6idFU4
http://www.youtube.com/watch?v=654RLmVxaws&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=y6_9AtgnanE

Beethoven's Piano Trio"Archduke" - Cortot,Thibaud,Casals
http://www.youtube.com/watch?v=8zOw_flPYNE&playnext=1&list=PLDDBFEA9ACD8607A7
http://www.youtube.com/watch?v=nOwvI3ZwNdU&playnext=1&list=PLDDBFEA9ACD8607A7
http://www.youtube.com/watch?v=N49m2R7itjM&playnext=1&list=PLDDBFEA9ACD8607A7
http://www.youtube.com/watch?v=ycT0M1ppmi8&playnext=1&list=PL24A0D5BE4D32606D

Beethoven op 131, Capet String Quartet
http://www.youtube.com/watch?v=Uk5KFHDJYqQ&feature=fvwrel
http://www.youtube.com/watch?v=6hCcxMYZ2Zg&feature=fvwrel
http://www.youtube.com/watch?v=UUjyejJur9k


Busch Quartet Beethoven "String Quartet No.15"
http://www.youtube.com/watch?v=YpyuCUtcYbY
http://www.youtube.com/watch?v=7c-GTnmQzzI
http://www.youtube.com/watch?v=JbSKzZXsnko
http://www.youtube.com/watch?v=X78RhxfrC6w
http://www.youtube.com/watch?v=hsQhAE3qD_s

Wilhelm Backhaus plays Brahms Rhapsodie op. 79 http://www.youtube.com/watch?v=accu2lo9TtI
http://www.youtube.com/watch?v=U-rXaeUPK3g


Brahms Intermezzo Op.117 Waltzes Op.39 1&2 Backhaus Rec 1930
http://www.youtube.com/watch?v=ONzB_BJO48w

Wilhelm Backhaus plays Brahms Paganini Variations Op. 35
http://www.youtube.com/watch?v=7slMrXTcUZk&playnext=1&list=PL0264DC3093851E36
http://www.youtube.com/watch?v=QzSHx-Cr2wA&playnext=1&list=PL0264DC3093851E36


W. Backhaus (1935) - Brahms - Klavierstücke op. 117 - Intermezzo n° 01

http://www.youtube.com/watch?v=oZJatUTgwL0



07. 2011年6月02日 00:01:49: MiKEdq2F3Q

Adolf Busch

Adolf Busch plays Bach's Sonata n°1
http://www.youtube.com/watch?v=BuHyNcBURSI
http://www.youtube.com/watch?v=azufHnSdHS4

Adolf Busch - Bach Partita 2
http://www.youtube.com/watch?v=kEX1RhsdE60&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=t8Im6z30nQo&feature=related

Adolf Busch (1851-1952) J.S.Bach sonata G BWV 1021 Rec.1929,10 24
http://www.youtube.com/watch?v=4xlyiL2MLZ8

Adolf Busch plays Bach sonata n°5 in F minor for violin and piano
http://www.youtube.com/watch?v=-Aq-1QBKxrM
http://www.youtube.com/watch?v=gaDK7OVZK-0
http://www.youtube.com/watch?v=Pqa7t-ab5sk
http://www.youtube.com/watch?v=K8_gnvzp8io

Adolf Busch plays Bach: Siciliano from Sonata no.4.wmv
http://www.youtube.com/watch?v=9K8XkFQ6DyU


Violin sonata n°5 in F major, Op.24 (spring)
http://www.youtube.com/watch?v=Y292j7ZFARw
http://www.youtube.com/watch?v=tJenhKKzgnc&feature=fvst
http://www.youtube.com/watch?v=u80GMsbBDTo
http://www.youtube.com/watch?v=wGV_ToNh1pU

Busch/Serkin play Schumann Sonata for Violin/Piano no. 1 opus 105
http://www.youtube.com/watch?v=V1NPDxi-XMk&playnext=1&list=PLEE181B8A44956F51
http://www.youtube.com/watch?v=MJ_Ssb4g-ls&playnext=1&list=PLEE181B8A44956F51


BRAHMS: Trio for piano, violin and horn
http://www.youtube.com/watch?v=FdoVtmGtXgA
http://www.youtube.com/watch?v=nFfqMOJWkHg&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=9VnXzfxf_DQ&feature=fvwrel
http://www.youtube.com/watch?v=WiTC3ozl6-s&feature=related


Brahms, Piano Quartet No 2 in A major op 26 (Busch, Doktor, Serkin) rec. 1932
http://www.youtube.com/watch?v=5szHtFXdg5s
http://www.youtube.com/watch?v=43f5reAyhEE
http://www.youtube.com/watch?v=djA7v4eTOXc&feature=channel_video_title

Adolf Busch- Sonata n°1 Brahms
http://www.youtube.com/watch?v=W2eCcKsYLeQ
http://www.youtube.com/watch?v=qFPwPu1hTT4
http://www.youtube.com/watch?v=vGoU3rRcsNY


Adolf Busch - Brahms Sonata No 2
http://www.youtube.com/watch?v=4zUlktSUl_w&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=4u1YxQc-3wg&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=dNkrCy9xJ7o


Busch-Serkin play Brahms Sonata #3
http://www.youtube.com/watch?v=u1jk3uvJjSs
http://www.youtube.com/watch?v=DpwY1Gw9DEE
http://www.youtube.com/watch?v=Q14a09QSVzw
http://www.youtube.com/watch?v=SwlaPX7KzXg


08. 2011年6月02日 11:14:36: MiKEdq2F3Q


Bach: 1rst mvt Brandenburg Concerto #1
http://www.youtube.com/watch?v=6FthipqPKjc&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=Q_R7LLu15Yw&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=1lyk1kbmi-s&feature=related

J.S.Bach Suite n.3 in D major (AIR).wmv
http://www.youtube.com/watch?v=om1p9Sg5SSs


Adolf Busch & Frances Magnes "Concerto for 2 Violins
http://www.youtube.com/watch?v=wB2lep1eTzw
http://www.youtube.com/watch?v=_KeIMxejnqg
http://www.youtube.com/watch?v=xhCB_c9DzUs

Handel Concerto grosso Op.6 No.1,2,3,4,5
http://www.youtube.com/watch?v=ScUJvIQprOg
http://www.youtube.com/watch?v=nb1_ricjBVQ
http://www.youtube.com/watch?v=3cDE5lmVZXk
http://www.youtube.com/watch?v=1ofWNlCi5SA
http://www.youtube.com/watch?v=EcltyIG2H6Y

Handel Concerto grosso Op.6 No.6
http://www.youtube.com/watch?v=M81PHIzSUwI
http://www.youtube.com/watch?v=LzpnvMsBSeI&feature=related


Handel Concerto grosso Op.6 No.7
http://www.youtube.com/watch?v=e7-pX96Wc1w
http://www.youtube.com/watch?v=e7-pX96Wc1w


Handel Concerto grosso Op.6 No.8
http://www.youtube.com/watch?v=6TMTGpgnp9M
http://www.youtube.com/watch?v=PBIteQ_6aLQ


Handel Concerto grosso Op.6 No.9
http://www.youtube.com/watch?v=Ck1m7zvMH64&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=luasi1EtFW0

Handel Concerto grosso Op.6 No.10
http://www.youtube.com/watch?v=9oBW_ecHKck
http://www.youtube.com/watch?v=3kBoOpcoLSk&feature=related

Handel Concerto grosso Op.6 No.11
http://www.youtube.com/watch?v=IMjO-LR5bNc&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=jSj3oVT_T0E

Handel Concerto grosso Op.6 No.12
http://www.youtube.com/watch?v=Nc8AZdxtQls&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=e3L-zVmqtiE

BEETHOVEN Violin Concerto ADOLF BUSCH NYPh FRITZ BUSCH cond. III-V 1942
http://www.youtube.com/watch?v=W-QmpVLqKlQ
http://www.youtube.com/watch?v=rDVNPitSDXE
http://www.youtube.com/watch?v=YvUqAsmGxYk
http://www.youtube.com/watch?v=YxKeG6hpcsk
http://www.youtube.com/watch?v=srmL6NKKDBk

Adolf Busch -Brahms Violin Concerto
http://www.youtube.com/watch?v=UgAMx-dkI00
http://www.youtube.com/watch?v=esBfNWFzIIw&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=81aQH1IlAr8


   >┴┬┴┬<       ワーイ
       J( 'ー`)し ('∀` )    いくら金を積んでも手に入れられない
        (  )\('∀`) )  美しい音
        ||  (_ _)||
;;⌒::.;;.⌒⌒/   /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /::. :; ;⌒⌒:.:⌒:;⌒;;⌒
..  ,::.;  /   /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /.., ,; .:   ,,。,.(◯)   ::
  : :::., /   /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /,,;  (◯)  ::: ヽ|〃  ;;:
.  ,:.; /   /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /.., ,; :ヽ|〃  ,,。,    ::;;,


09. 2011年6月02日 11:25:56: MiKEdq2F3Q


Busch quartet


Beethoven, String Quartet No 7 in F major op 59 No 1 "Rasumovsky"
http://www.youtube.com/watch?v=dtOfd7qpifk
http://www.youtube.com/watch?v=KXTDeXCUyaI
http://www.youtube.com/watch?v=TKoUcUzVAoQ
http://www.youtube.com/watch?v=TywqghiCaA4


Busch Quartet Beethoven "String Quartet No.11"
http://www.youtube.com/watch?v=7WOyzVrE4iw
http://www.youtube.com/watch?v=raPecw5XPKU
http://www.youtube.com/watch?v=ylQtuyq5vgo
http://www.youtube.com/watch?v=BKrPgYoQkeQ

Busch Quartet Beethoven "String Quartet No.12"
http://www.youtube.com/watch?v=f5V4_MneDCY
http://www.youtube.com/watch?v=laczqoXtRUM
http://www.youtube.com/watch?v=HsgYNH9qNFQ
http://www.youtube.com/watch?v=DIZD69k1CeE

Busch Quartet Beethoven "String Quartet No.13"
http://www.youtube.com/watch?v=bCibMfbkv9c
http://www.youtube.com/watch?v=KoqB57z0ZeE
http://www.youtube.com/watch?v=2eRo5IFZRSE
http://www.youtube.com/watch?v=4YLY9M44d-k
http://www.youtube.com/watch?v=ObINs2KUWbQ
http://www.youtube.com/watch?v=-Xz_cfVQZ3E

Busch Quartet Beethoven "String Quartet No.14"
http://www.youtube.com/watch?v=wQrwRkJu6Vk
http://www.youtube.com/watch?v=eudAKFeXxIc
http://www.youtube.com/watch?v=sSQHRGgdTLw
http://www.youtube.com/watch?v=0dhgu2YV5E0
http://www.youtube.com/watch?v=q6s9Qee4MBI

Busch Quartet Beethoven "String Quartet No.16"
http://www.youtube.com/watch?v=LEIBJrQF3po
http://www.youtube.com/watch?v=pCJRvPJd7sU
http://www.youtube.com/watch?v=AvtFJoLpUWI
http://www.youtube.com/watch?v=VyWdqyTTRVM

Schubert, String Quartet No 8 in B flat major D 112 (Busch Quartet)
http://www.youtube.com/watch?v=dcpL5G0imOE
http://www.youtube.com/watch?v=dRpABhiyw0E
http://www.youtube.com/watch?v=wciWErJtomo
http://www.youtube.com/watch?v=g3_7FxKywAc


Busch Quartet: Schubert Quartet no. 14 "Death and the Maiden"
http://www.youtube.com/watch?v=elZ29JBen4w
http://www.youtube.com/watch?v=idTjvfd20x4
http://www.youtube.com/watch?v=t5dLRxw0Vmw
http://www.youtube.com/watch?v=XvyEMGWfw0M

Busch Quartett "String Quartet No 15" Schubert
http://www.youtube.com/watch?v=bc7ymMqpVGU
http://www.youtube.com/watch?v=lx7jHLj-lqQ
http://www.youtube.com/watch?v=Ho61Wsu1pXY
http://www.youtube.com/watch?v=XVhgemWByzo


   )┴(   ⊂⊃
 -( ゚∀゚.)-        ⊂⊃    
   )┬(                
                            
 キコキコ  (,,・∀・) マテー       キコキコ  (,,・∀・) キャー
       .( O┬O                .( O┬O 
   .≡.◎-ヽJ┴◎           .≡.◎-ヽJ┴◎     
;;⌒::.;;.⌒⌒/   /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /::. :; ;⌒⌒:.:⌒:;⌒;;⌒
..  ,::.;  /   /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /.., ,; .:   ,,。,.(◯)   ::
  : :::., /   /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /,,;  (◯)  ::: ヽ|〃  ;;:
.  ,:.; /   /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /.., ,; :ヽ|〃  ,,。,    ::;;,

もう戻れない。楽しかったあのころ。


10. 2011年6月02日 15:02:45: MiKEdq2F3Q


Arturo Toscanini

Haendel Minuetto - Toscanini NBC – 1943
http://www.youtube.com/watch?v=QOwrBRMoRjY


Arturo Toscanini "Symphony No. 99" Haydn
http://www.youtube.com/watch?v=dVp-nuOPKlo
http://www.youtube.com/watch?v=8ifo2C1k9e8
http://www.youtube.com/watch?v=0qQxGK5ZtcE
http://www.youtube.com/watch?v=FFORYznRW0U

TOSCANINI-BEETHOVEN Symphonie 4
http://www.youtube.com/watch?v=8Gl2kMPJz1k
http://www.youtube.com/watch?v=so0bw8a1cbI
http://www.youtube.com/watch?v=Vke2hvxAsVU
http://www.youtube.com/watch?v=yNrz89seklU


Arturo Toscanini: Beethoven Symphony no. 5 (1939)
http://www.youtube.com/watch?v=zTzvXNs_I9o
http://www.youtube.com/watch?v=Iy186Bswl9s
http://www.youtube.com/watch?v=u8iQPC3mJCs
http://www.youtube.com/watch?v=0w9tpiH0czM

TOSCANINI 1937 - SYMPHONY 6 "PASTORAL" – BEETHOVEN
http://www.youtube.com/watch?v=eVH6XzM04OE
http://www.youtube.com/watch?v=VDkLlZL56dk
http://www.youtube.com/watch?v=y544rPKzQn8
http://www.youtube.com/watch?v=B-s6wU3-u74
http://www.youtube.com/watch?v=ppAR5IcnQoQ

Beethoven Symphony No. 7 Toscanini
http://www.youtube.com/watch?v=q6PvESQerLA
http://www.youtube.com/watch?v=MChjXxD6-lw
http://www.youtube.com/watch?v=W7TTHhkwbcA&playnext=1&list=PL9419B9E94247C6FA
http://www.youtube.com/watch?v=nr08TPKuUkA
http://www.youtube.com/watch?v=9HcCgXjp9zI


TOSCANINI - 1937 BEETHOVEN SYMPHONY 9 OP.125
http://www.youtube.com/watch?v=z5tS-8p6Lkk
http://www.youtube.com/watch?v=fqNMCft7vJs
http://www.youtube.com/watch?v=RmarxDw8IRk
http://www.youtube.com/watch?v=CHQ0aLeEEzg
http://www.youtube.com/watch?v=0viEGlcXdug
http://www.youtube.com/watch?v=QhaN9An2wDI
http://www.youtube.com/watch?v=8LCnZW3Hf6g
http://www.youtube.com/watch?v=N8VMHsfiaL4
http://www.youtube.com/watch?v=tsCnhDKbAVw

Arturo Toscanini Conducts Beethoven Missa Solemnis
http://www.youtube.com/watch?v=z5nyR-D9Bxs
http://www.youtube.com/watch?v=o6v557bqtdk
http://www.youtube.com/watch?v=eo0N2aSN7ag
http://www.youtube.com/watch?v=6XGG_leTuqM
http://www.youtube.com/watch?v=ioTJTBsLKq0
http://www.youtube.com/watch?v=C2bp3JGTbe0
http://www.youtube.com/watch?v=h0aYsYp8qqc
http://www.youtube.com/watch?v=VzKGBEkWO80
http://www.youtube.com/watch?v=wiSLvyTmWrQ


Arturo Toscanini "Missa Solemnis Beethoven 1935
http://www.youtube.com/watch?v=iwboMBOPo20
http://www.youtube.com/watch?v=E183xc4zHeA
http://www.youtube.com/watch?v=DFtYq7182_Y


TOSCANINI - BEETHOVEN - OVERTURE LEONORE NO. 1 - LONDON 1939
http://www.youtube.com/watch?v=_g1i_n15g_o

TOSCANINI--BEETHOVEN-The creatures of Prometheus op 43
http://www.youtube.com/watch?v=X74AMG-ddkM

TOSCANINI - ROSSINI - LA SCALA DI SETA – OVERTURE
http://www.youtube.com/watch?v=2xg-JKMUqNc

Toscanini dirige l' Ouverture de "La Gazza Ladra"
http://www.youtube.com/watch?v=OmG-d3dBKko

TOSCANINI--L'ITALIANA IN ALGERI—OVERTURE
http://www.youtube.com/watch?v=5p-tTWEGMoo

Weber Der Freischutz Toscanini & NBC Ouverture
http://www.youtube.com/watch?v=CfL7Kn4gnYg

WEBER - TOSCANINI - INVITATION TO THE DANCE
http://www.youtube.com/watch?v=TTCP-TvFFHY


Toscanini conducts Scherzo by Mendelssohn on Brunswick
http://www.youtube.com/watch?v=wjzKebQRyXM


ARTURO TOSCANINI - 1946 - MANFRED OVERTURE OP. 115 – SCHUMANN
http://www.youtube.com/watch?v=pz3JljyQVu8

LISZT Rapsodia ungherese n2 - Toscanini – NBC
http://www.youtube.com/watch?v=4pLF-Q8obtQ

Jerum! Jerum! Toscanini Meistersinger Live Finale Act II
http://www.youtube.com/watch?v=OJf_60M9wsc
http://www.youtube.com/watch?v=hTuIdsnX1iU
http://www.youtube.com/watch?v=kCgaVQeBdV8
http://www.youtube.com/watch?v=e1xSBhtQy40

Meistersinger Quintet Toscanini Live 1937
http://www.youtube.com/watch?v=Ct-gVrHAFaM

Tristan and Isolde Liebestod
http://www.youtube.com/watch?v=A-IKZRe26es

ARTURO TOSCANINI - 1936 - Götterdämmerung: Siegfried's Rhine Journey
http://www.youtube.com/watch?v=JUPlePCkKTY

Wagner Siegfried funeral music - Toscanini Wiener Philarmoniker – 1934
http://www.youtube.com/watch?v=4b1mIlCySrk

horowitz toscanini live brahms concerto #1 1935
http://www.youtube.com/watch?v=pfq4-Il4-dk&playnext=1&list=PLBD5D06348A5B4554
http://www.youtube.com/watch?v=PfFEOElrLz4
http://www.youtube.com/watch?v=m-xrOYT3-nc

Brahms Hungarian Dances (1, 2, 4, 17, 20, 21,.) Toscanini
http://www.youtube.com/watch?v=OhkdnACflJI


Verdi Aida Ouverture - Toscanini NBC – 1940
http://www.youtube.com/watch?v=rdCbYqiyk6A


Toscanini conducts the Nabucco Ouverture
http://www.youtube.com/watch?v=b4YeisSNthc

TOSCANINI--VERDI-Nabucco, Sinfonia
http://www.youtube.com/watch?v=txmg-m9T0-4

Arturo Toscanini conducts "Chorus of the Hebrew Slaves"
http://www.youtube.com/watch?v=TLkYfppYUwc

TOSCANINI--RIGOLETTO--ACT-3
http://www.youtube.com/watch?v=q5YW2V0esi0
http://www.youtube.com/watch?v=Iutn-uMIT7E
http://www.youtube.com/watch?v=k6MX_YaPIlM


Toscanini Rigoletto - Finale 1944
http://www.youtube.com/watch?v=VgLmIyqf8oo
http://www.youtube.com/watch?v=vJNE4paGO7E&playnext=1&list=PL3C409E453313B947
http://www.youtube.com/watch?v=5PmN30daK-Q&playnext=1&list=PLA57CC9B8C1ABF2A6


TOSCANINI--VERDI-Va pensiero sull'ali dorate
http://www.youtube.com/watch?v=ukaFLjmncKg

Verdi Luisa Miller Ouverture - Toscanini NBC – 1943
http://www.youtube.com/watch?v=qILfMocBbrI

Toscanini prova la Traviata - Coro di Zingarelle
http://www.youtube.com/watch?v=JY7Lk83O4Pc

ARTURO TOSCANINI CONDUCTS the Prelude to La Traviata
http://www.youtube.com/watch?v=InboIFwQrss

Tchaikovsky The Storm op.18 Toscanini & NBC SO
http://www.youtube.com/watch?v=uXqVbWCPK5c
http://www.youtube.com/watch?v=2qSFwzH790k
http://www.youtube.com/watch?v=5WwhUM4h32k

Nutcracker Toscanini and the NBC Symphony
http://www.youtube.com/watch?v=b9ek_huXSvw


Arturo Toscanini "La Damoiselle élue" Debussy

http://www.youtube.com/watch?v=OZ9U1KSPftA


Debussy Marche Ecosaisse - Toscanini - NBC - (1940)
http://www.youtube.com/watch?v=1ctYxuDaiCs

Debussy Prélude à l'après midi d'un faune - Toscanini NBC 1943
http://www.youtube.com/watch?v=BjPf2oLMMdA


Toscanini conducts Sibelius - Symphony No. 2 in D, Op. 43
http://www.youtube.com/watch?v=gQxbWgWMfoE&playnext=1&list=PL694E69A3720EFBCE


World Premiere Barber Adagio for Strings Toscanini
http://www.youtube.com/watch?v=hrTIJ3S9DLQ


Respighi Pina di Roma〜l Pini della Via Appia
http://www.youtube.com/watch?v=0c-58rQmenw&feature=fvst

R.STRAUSS Danza dei 7 veli da "Salomè" op.54 - Toscanini - NBC – 1939
http://www.youtube.com/watch?v=rNWQm2AuKSg

TOSCANINI--DON JUAN OP 20--RICHARD STRAUSS
http://www.youtube.com/watch?v=no_x-nIxE6U
http://www.youtube.com/watch?v=T2m2szeDf00


   )┴(   ⊂⊃
 -( ゚∀゚.)-        ⊂⊃    
   )┬(                
                            
 キコキコ  (,,・∀・) マテー       キコキコ  (,,・∀・) キャー
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もう戻れない。楽しかったあのころ。


11. 2011年6月02日 16:55:04: MiKEdq2F3Q

Felix Weingartner


Bach / Felix Weingartner, 1939 : Orchestral Suite No. 3, BWV 1068 - Paris Conservatory
http://www.youtube.com/watch?v=4OL5CdY0y-k

Toy Symphony -Felix Weingartner - British Symphony Orchestra
http://www.youtube.com/watch?v=f5yu5GzlDTo&feature=relmfu
http://www.youtube.com/watch?v=VrsPlUtTDUw&feature=channel_video_title


Weingartner - Fifth Symphony (Beethoven)
http://www.youtube.com/watch?v=-Y7GKcHQr4Q
http://www.youtube.com/watch?v=MuTs6NQ1Bg0&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=gujBuTwxUt4&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=Xeh_qpmyhIc&feature=related


Beethoven Symphony No 7 Weingartner Royal Philharmonic
http://www.youtube.com/watch?v=LgubQIf-i-0
http://www.youtube.com/watch?v=px27gSlt_sM
http://www.youtube.com/watch?v=MaZnLz3h9i4


Beethoven Symphony 7 – Weingartner
http://www.youtube.com/watch?v=ALgUSy5PMmU
http://www.youtube.com/watch?v=e0WUm42RGcU
http://www.youtube.com/watch?v=LTpEu7n-r2g
http://www.youtube.com/watch?v=vJ-D5dArm8w&playnext=1&list=PLA5A0610D53AEE1BB
http://www.youtube.com/watch?v=fWs9GUTIV9I&playnext=1&list=PLA5A0610D53AEE1BB

Beethoven: Symphony 8
http://www.youtube.com/watch?v=3VwC4p9zbLM


Weingartner - Beethoven - Symphony No.9
http://www.youtube.com/watch?v=FLq5fPIa4aU
http://www.youtube.com/watch?v=bRzsBxgXFFo
http://www.youtube.com/watch?v=JMN3eXC_B-M
http://www.youtube.com/watch?v=ckZOS8YSi88
http://www.youtube.com/watch?v=PeuE85kuNZk
http://www.youtube.com/watch?v=S5J0NLR-hZA
http://www.youtube.com/watch?v=6pplq84BI3A
http://www.youtube.com/watch?v=FrlJ77pNdn0
http://www.youtube.com/watch?v=VZ389kb1VHU
http://www.youtube.com/watch?v=NH5PWhlkFvY
http://www.youtube.com/watch?v=2bGnFTQkkQY
http://www.youtube.com/watch?v=wXG7rZRmnd8
http://www.youtube.com/watch?v=5vrE2Sw_44o
http://www.youtube.com/watch?v=ta29XdqZSWA
http://www.youtube.com/watch?v=V3qNoWFnmqI
http://www.youtube.com/watch?v=eb25vm3h8V8


Beethoven - Piano Sonata No. 29 Op. 106, "Hammerklavier" (orch. F. Weingartner)
http://www.youtube.com/watch?v=QJ-QP1WwlNw
http://www.youtube.com/watch?v=PPOrzrpP3mY
http://www.youtube.com/watch?v=S-u2n1wWa9k
http://www.youtube.com/watch?v=GyVMvQb8PM4
http://www.youtube.com/watch?v=Cp_hZlY1Ugg

Beethoven Prometheus - Overture - Felix Weingartner
http://www.youtube.com/watch?v=HT2cXqE2ibM

London Philharmonic Orchestra (Cond. Felix Weingartner) - Invitation to the Dance (1933)
http://www.youtube.com/watch?v=AiJu1unIBP8

Rosamunde - Entr'acte Act II (Schubert) Felix Weingartner
http://www.youtube.com/watch?v=_dn-zOp05hs

Emil von Sauer (1862-1942): Liszt - Piano Concerto #1
http://www.youtube.com/watch?v=LryBuwMKV-s
http://www.youtube.com/watch?v=Z7vPHknBarM
http://www.youtube.com/watch?v=2AF6ODnFhFg

Felix Weingartner conducts Brahms Symphony 1
http://www.youtube.com/watch?v=OKMBQ0Bba9c&playnext=1&list=PL2D98F924F870CAF0
http://www.youtube.com/watch?v=9pZrtLfhy3M
http://www.youtube.com/watch?v=YTaAMOEN6ZM
http://www.youtube.com/watch?v=Yen_GYnsOBY
http://www.youtube.com/watch?v=VFIo71LPunM


Felix Weingartner conducts Brahms Symphony 2
http://www.youtube.com/watch?v=YVKCirbrwBM
http://www.youtube.com/watch?v=jdnEQFyZR-c
http://www.youtube.com/watch?v=J6JNObzEVD0
http://www.youtube.com/watch?v=98yvndayhKI
http://www.youtube.com/watch?v=avctVZ2XyVU&playnext=1&list=PL534C0DD807421BC4


Felix Weingartner conducts Brahms Symphony 3
http://www.youtube.com/watch?v=J9CMwVqpQdA
http://www.youtube.com/watch?v=5rOSSjikshU
http://www.youtube.com/watch?v=pbab6FrKC1M
http://www.youtube.com/watch?v=2NdkrpUBhOw


Felix Weingartner conducts Brahms Symphony 4
http://www.youtube.com/watch?v=6Bdv0GaOcBg
http://www.youtube.com/watch?v=9pZrtLfhy3M
http://www.youtube.com/watch?v=u-o9_lE8_8k
http://www.youtube.com/watch?v=hhNsXu9GMU8
http://www.youtube.com/watch?v=jKmWvEWGcEY&playnext=1&list=PL2D98F924F870CAF0


            ,、-'''`'´ ̄ `フー- 、
          ,. ‐             ヽ
         ,.‐´               \
        /      ,l       \     ヽ
       /       l|, 、  、 |iヽ, ヽ \.   ヽ
       /     l  i ! | i  | |l'、ト ヽ iヽ ヽ  ',
       !     |  / | |. i  |.|| i.|ヽ |、 | ',   i  i
      !      ! / |,ャ、メ |i ト十i‐トi、! l  .i|  i
      ! i   ,.|!,.+‐'"| | | |i}  ' ュノェ|i,`i  l.| i
      l i l   l |/;:=ニ|i  l |   /rj:ヽ\ i  l i l
      | | |   ノ '/ iニ)ヽ,ヽ |!.   ' {::::::;、! 〉iー | | |
      | |i. |  !; 〈 !:::::::c!     'ー''(つ }i | i.| |
      | ! | |  ;: (つ`''"    、  //// /;:i | | !. |
       | i,  i. 、////      '     /,ノi,   i. |
       ! .|  | i 、,ゝ、     、─,    /   i |  |. i
       .! |  i |. | lヽ、      ̄   /  l  | i  | !
       ! |  i |i |l l| |`''‐ 、   , イ  |i | |i | i  |. !
       | |  i |i |i .| ノ    ` ''"  ヽ/l| l__,.、-|l l  ! i、
     ,. -'"゙ ゙̄'' ヽi |!l '           ,.--‐' |.i |i | |i ヽ
      /       ! l l ̄ `     、_        | /ノi i.!  |
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12. 2011年6月02日 20:16:44: MiKEdq2F3Q

Willem Mengelberg

Bach - Air (from Suite No.3 in D major,BWV1068)
http://www.youtube.com/watch?v=4Zk8w8QVaII

WILLEM MENGELBERG "CONCERTO IN D MINOR BWV 1043
http://www.youtube.com/watch?v=_qXRhWhkhRs
http://www.youtube.com/watch?v=3Jwp2_q--04
http://www.youtube.com/watch?v=_DtlpMCAhIM


MOZART ''MAGIC FLUTE''  mengelberg / NPO
http://www.youtube.com/watch?v=Q_V3I8dzhsw

Mozart: Eine Kleine Nachtmusik Mengelberg/Concertgebouw
http://www.youtube.com/watch?v=bhTZCYegkwo&playnext=1&list=PLEA5736CC842DAAE5
http://www.youtube.com/watch?v=sl6N3357HTk
http://www.youtube.com/watch?v=tCsylT93Nhw
http://www.youtube.com/watch?v=zvndwwFNVtg&NR=1

EROICA - MENGELBERG – BEETHOVEN
http://www.youtube.com/watch?v=nkAddOvVt_M
http://www.youtube.com/watch?v=IYsS3xVs4IE
http://www.youtube.com/watch?v=Ocp0zIY2y2w
http://www.youtube.com/watch?v=APxYz89qw-g
http://www.youtube.com/watch?v=dyBdWXu27U4
http://www.youtube.com/watch?v=TATXp_C0cA4
http://www.youtube.com/watch?v=Rh3ZYPt7yE0


Symphony #4 Beethoven| Mengelberg
http://www.youtube.com/watch?v=gJ5Ml03yK6Y
http://www.youtube.com/watch?v=RvQHqCWPYTA
http://www.youtube.com/watch?v=RpevrdzaCAg
http://www.youtube.com/watch?v=VriWwH47yZA
http://www.youtube.com/watch?v=f4WqRPUfGYA
http://www.youtube.com/watch?v=odecj4h5YTg&feature=related


Willem Mengelberg - Beethoven Symphony No.5
http://www.youtube.com/watch?v=3JjKNLMS62I&feature=fvst

Mengelberg conducts Symphony #6 "Pastorale"
http://www.youtube.com/watch?v=B93BMW6TbmU
http://www.youtube.com/watch?v=RYP7DpGrMco
http://www.youtube.com/watch?v=X228kw_e8uk
http://www.youtube.com/watch?v=Qr2H0THb8nU
http://www.youtube.com/watch?v=zzWolUdcmow
http://www.youtube.com/watch?v=jnow64QvGvI

WILLEM MENGELBERG - BEETHOVEN, SYMPHONY No. 7, Op.92. (Live)
http://www.youtube.com/watch?v=-GFuoqnBg_w
http://www.youtube.com/watch?v=nin9MXJr1II
http://www.youtube.com/watch?v=ZNOC-b88Na4
http://www.youtube.com/watch?v=cDTFP0Fl8Y0

Mengelberg conducts Beethoven, Symphony No. 9
http://www.youtube.com/watch?v=Qlo1xgZlkM4
http://www.youtube.com/watch?v=9GVmKR4inKU
http://www.youtube.com/watch?v=kFBGenw-8v4
http://www.youtube.com/watch?v=YpRycgAjQGM
http://www.youtube.com/watch?v=YvWZsbm3pFM
http://www.youtube.com/watch?v=3SQda3107nk
http://www.youtube.com/watch?v=aSdYBZqD6n0
http://www.youtube.com/watch?v=ovovJ2dNCQc
http://www.youtube.com/watch?v=xiftLeYZI_I

WILLEM MENGELBERG--BEETHOVEN-CORIOLAN OVERTURE OP. 62
http://www.youtube.com/watch?v=yppED7bdnY0&feature=related

Willem Mengelberg conducts Egmont Overture
http://www.youtube.com/watch?v=KYB3-7Of58Q


WILLEM MENGELBERG--LEONORE OVERTURE No.1
http://www.youtube.com/watch?v=t8zOV5qUexA&playnext=1&list=PL0BCD7CA8D2094E57

WILLEM MENGELBERG--LEONORE OVERTURE NO 3 –BEETHOVEN
http://www.youtube.com/watch?v=j3ogNq4Oyq8&playnext=1&list=PL0BCD7CA8D2094E57
http://www.youtube.com/watch?v=MKMWh3bdmC8&feature=related


MENGELBERG- BEETHOVEN- THE CREATURES OF PROMETHEUS OP.43
http://www.youtube.com/watch?v=yLiPEIihWvc

WILLEM MENGELBERG--THE RUINS OF ATHENS, OP 113
http://www.youtube.com/watch?v=giLVH1WJAGg&feature=related


WILLEM MENGELBERG--DER FREISCHÜTZ-OVERTURE
http://www.youtube.com/watch?v=u7zvWCnUDOE

Mengelberg - Weber - Euryanthe-Overture
http://www.youtube.com/watch?v=ygXw-rMiTc4


Ouverture Oberon van/by C.M. von Webber
http://www.youtube.com/watch?v=oO0V3iPkEpI&playnext=1&list=PLF642CB77E4BB4C46


MENGELBERG: Schubert Symphony no. 8 "Unfinished"
http://www.youtube.com/watch?v=ECVlukOG7iI
http://www.youtube.com/watch?v=Bo9WcWfH6Rk


WILLEM MENGELBERG - 1940 - SCHUBERT, SYMPHONY No 9 (LIVE)
http://www.youtube.com/watch?v=4f_YBghMncg
http://www.youtube.com/watch?v=Gb8-2JhyzEs&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=g6gZDn1sIGc
http://www.youtube.com/watch?v=Iero2oXTyCU


WILLEM MENGELBERG--SCHUBERT--ROSAMUNDE OVERTURE (D 644)
http://www.youtube.com/watch?v=eH4CgK4jrUM&feature=related

Berlioz Mengelberg Philips-Miller opname 1937
http://www.youtube.com/watch?v=GBHLur7zcCE

Berlioz: Roman Carnival Overture - Mengelberg/Concertgebouw
http://www.youtube.com/watch?v=eT2kLWRi3sc

Richard Wagner - Ouverture "Tannhäuser" conducted by Mengelberg
http://www.youtube.com/watch?v=Q-sdKBYL6Pw
http://www.youtube.com/watch?v=hm5GVImsuJs


WILLEM MENGELBERG--WAGNER-Lohengrin prelude
http://www.youtube.com/watch?v=1VJEgdxK-bA&feature=related


WILLEM MENGELBERG--WAGNER-Siegfried-Murmures de la forest
http://www.youtube.com/watch?v=skpwA73UAGs&playnext=1&list=PLAFB7F8296A1A3B87


Willem Mengelberg - Symphony in D minor – Franck
http://www.youtube.com/watch?v=z2F7tzi_4RQ
http://www.youtube.com/watch?v=gTBDHYp4DTc&playnext=1&list=PLD26AA7E73CFF2E1B
http://www.youtube.com/watch?v=LoJXzJ4_tws
http://www.youtube.com/watch?v=qtZWVcuYP7g


Willem Mengelberg - Psyche et Eros (César Franck)
http://www.youtube.com/watch?v=kr5moELvqmw&feature=fvsr


WILLEM MENGELBERG - 1940 - BRAHMS, SYMPHONY No. 2, Op. 73
http://www.youtube.com/watch?v=0X02H-Rv-Cw&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=eKqubOoc1No
http://www.youtube.com/watch?v=PFYZAoOI4xo


MENGELBERG - 1932 - BRAHMS SYMPHONY NO 3 OP. 90
http://www.youtube.com/watch?v=9quLK3ySxOM
http://www.youtube.com/watch?v=qnXPyk7Iky4
http://www.youtube.com/watch?v=Hp8N4GNAJ3I
http://www.youtube.com/watch?v=3JIpQGHpF0s
http://www.youtube.com/watch?v=N8yT7_CuRXA


Mengelberg - Brahms: Academic Festival Overture
http://www.youtube.com/watch?v=ipBntK3f0jk&feature=fvst

Tchaikovsky - Symphony no. 6 "Pathétique" conducted by Mengelberg.
http://www.youtube.com/watch?v=nxWb12vEU8E
http://www.youtube.com/watch?v=7xkYrt6eEFw
http://www.youtube.com/watch?v=VUK9c7Ex28Q
http://www.youtube.com/watch?v=E5nhoBBRdY8

Willem Mengelberg "Piano Concerto No.1" Tchaikowsky
http://www.youtube.com/watch?v=RWSiuGtrW24&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=OoaQ1UUCXZY
http://www.youtube.com/watch?v=4sf565iGkxA

Mengelberg/Concertgebouw - Tchaikovsky's Serenade for Strings in C major, Op. 48
http://www.youtube.com/watch?v=jEVwilC7Zpw&playnext=1&list=PL7054599C91391E4F
http://www.youtube.com/watch?v=pmeZ54txDJ0&playnext=1&list=PL7054599C91391E4F
http://www.youtube.com/watch?v=nAKTwK3PfnY&playnext=1&list=PL7054599C91391E4F
http://www.youtube.com/watch?v=jc8wuj6SOQY


MENGELBERG-TCHAIKOVSKY..OUVERTURE 1812
http://www.youtube.com/watch?v=TJXfUH95HGE
http://www.youtube.com/watch?v=oyeRT3_mkSk

Mengelberg - Dvorak - Symphony No.9 – 1941
http://www.youtube.com/watch?v=q9mmwGsOWms
http://www.youtube.com/watch?v=i4h2M08Nb-M


Ravel: Boléro - Mengelberg/ACO (1930)
http://www.youtube.com/watch?v=8byHNu3R3IM

Mengelberg - Grieg - Two Elegiac Melodies for Orchestra, Op 34
http://www.youtube.com/watch?v=LZHdfDztWGA&feature=fvst

Willem Mengelberg conducts Mahler Symphony 4
http://www.youtube.com/watch?v=dYZzBYaFsgs&playnext=1&list=PL2452F651D5DD271E
http://www.youtube.com/watch?v=QEkaols6Iv8
http://www.youtube.com/watch?v=qRFnhvIu_5Q
http://www.youtube.com/watch?v=bWUcukNAiO4&playnext=1&list=PL02644EB8372CDECD
http://www.youtube.com/watch?v=G3_bx9_hVJs
http://www.youtube.com/watch?v=9q9KBfWXAkk

GUSTAV MAHLER ZUM 150. Geburtstag "Ich hab`ein glühend Messer"
http://www.youtube.com/watch?v=N9tIHwYYUNI

Bartok Violin Concerto Premiere – 2
http://www.youtube.com/watch?v=zDRhvgMWK3A&playnext=1&list=PLF14492D61B5B5927
http://www.youtube.com/watch?v=nBQaZ47A0D4
http://www.youtube.com/watch?v=kyOVCMdia4I
http://www.youtube.com/watch?v=XXHfYKvJArY
http://www.youtube.com/watch?v=Vfjlyj3sjqE


Rachmaninoff Piano Concerto no. 2 Gieseking/Mengelberg
http://www.youtube.com/watch?v=rX7p346umfs
http://www.youtube.com/watch?v=KL7Wjwcvclw
http://www.youtube.com/watch?v=YBdK1AukDI8
http://www.youtube.com/watch?v=m3BpAFacAns

Mengelberg conducts Richard Strauss' Don Juan
http://www.youtube.com/watch?v=SczsBIsUmxc
http://www.youtube.com/watch?v=KyQQ1Otpzis

WILLEM MENGELBERG "EINHELDENLEBEN"
http://www.youtube.com/watch?v=gVut2-Qpzok
http://www.youtube.com/watch?v=Wsk-BAJKaOU
http://www.youtube.com/watch?v=4CBM7X6QEVk
http://www.youtube.com/watch?v=UbQuqVTiItU
http://www.youtube.com/watch?v=0rnL7OI0qzA
http://www.youtube.com/watch?v=HdXLBuTeGVY


   )┴(   ⊂⊃
...-(・∀・)-         ⊂⊃    幸せだった日々
   )┬(       ワーイ
       J( 'ー`)し ('∀` )   いくらお金を積んでも手に入れられない
        (  )\('∀`) )  美しい音
        ||  (_ _)||
;;⌒::.;;.⌒⌒/   /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /::. :; ;⌒⌒:.:⌒:;⌒;;⌒
..  ,::.;  /   /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /.., ,; .:   ,,。,.(◯)   ::
  : :::., /   /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /,,;  (◯)  ::: ヽ|〃  ;;:
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13. 2011年6月02日 23:07:55: MiKEdq2F3Q


Wilhelm Backhaus

Backhaus plays Bach - The Well Tempered Clavier I, Prelude & Fugue in C sharp major (1908 rec.)
http://www.youtube.com/watch?v=f_C4P0RMpWk

Backhaus plays Mozart-Backhaus "Don Juan" Serenade (1928)
http://www.youtube.com/watch?v=_8h6vIeT6oY

Wilhelm Backhaus - Beethoven Piano Sonata No.14 "Moonlight"
http://www.youtube.com/watch?v=Kya8D1wR63E

Wilhelm Backhaus plays Beethoven "Piano Concerto No.5 In Eb, Op.73" ~ Emperor
http://www.youtube.com/watch?v=geSRIQQ_iZM
http://www.youtube.com/watch?v=j0WnpEhe6-g
http://www.youtube.com/watch?v=h1KZvYvya0I
http://www.youtube.com/watch?v=ddtBimqHU80


Mendelssohn-Hutcheson Midsummer Night's Dream (Backhaus)
http://www.youtube.com/watch?v=-auQ-X5AYAo


Backhaus:Liszt Widmung
http://www.youtube.com/watch?v=OcurAbB0X6E


Backhaus plays Schumann Fantasie op. 17
http://www.youtube.com/watch?v=BlB_eUhFUOc
http://www.youtube.com/watch?v=B-ASTad0__4
http://www.youtube.com/watch?v=9SHaFzZVF9k
http://www.youtube.com/watch?v=uBM-bCGUanQ


Backhaus plays Brahms Piano Concerto No. 1
http://www.youtube.com/watch?v=yFCvf0Tmyjg
http://www.youtube.com/watch?v=VZOnQhJol-E
http://www.youtube.com/watch?v=fBS7RUyU_hg
http://www.youtube.com/watch?v=IqVN2JlxZhw
http://www.youtube.com/watch?v=HucT66PrTSA

Backhaus plays Brahms Scherzo in E flat minor Op. 4
http://www.youtube.com/watch?v=eIsNUEIi-Rw


W. Backhaus (1933) - Brahms - Ballade op. 10
http://www.youtube.com/watch?v=74V77U8foxo&playnext=1&list=PL01273C8A7B50C8A9
http://www.youtube.com/watch?v=gmIecAC8BWU&playnext=1&list=PL01273C8A7B50C8A9


Backhaus plays Brahms Variations on an Original Theme opus 21 (1936 rec.)
http://www.youtube.com/watch?v=Jw4_ocxFSd0


Backhaus Wilhelm plays Brahms Waltz op. 39
http://www.youtube.com/watch?v=sVzk7KNCBJ0&playnext=1&list=PL9162E7A1FE480395
http://www.youtube.com/watch?v=0uBbVk5BWC8&playnext=1&list=PL9162E7A1FE480395
http://www.youtube.com/watch?v=u13poYFbOWs
http://www.youtube.com/watch?v=NQRFeR3DGnY
http://www.youtube.com/watch?v=KQ-HtqQu6uI
http://www.youtube.com/watch?v=Zjev7ohQ_JI
http://www.youtube.com/watch?v=aZFbJlZRA8Y
http://www.youtube.com/watch?v=EC6eduee0g8
http://www.youtube.com/watch?v=kOqJ5m1tA4g
http://www.youtube.com/watch?v=NVg53KEX5qw
http://www.youtube.com/watch?v=ynumKaGP9uo
http://www.youtube.com/watch?v=zEJrVW8eo8w
http://www.youtube.com/watch?v=nXUIwOmakSQ
http://www.youtube.com/watch?v=5mJNfEc2J1M
http://www.youtube.com/watch?v=3jIbqIyOP-Q
http://www.youtube.com/watch?v=4ZyedA2cGlU

Brahms Intermezzo Op.117 Waltzes Op.39 1&2 Backhaus Rec 1930
http://www.youtube.com/watch?v=ONzB_BJO48w

Backhaus (1935) - Brahms - Klavierstücke op. 117 - Intermezzo
http://www.youtube.com/watch?v=oZJatUTgwL0&playnext=1&list=PL96C42A1B0C881F40
http://www.youtube.com/watch?v=rSTuftbDhUg

W. Backhaus (1933) - Brahms - Klavierstücke op. 118
http://www.youtube.com/watch?v=JG66pQ9g4MY
http://www.youtube.com/watch?v=mkPkYLi3p4A
http://www.youtube.com/watch?v=waY-NZybK38
http://www.youtube.com/watch?v=cRirwoeYsdk


Chopin Etudes Op.10 1&2 Mazurka Op. 24 Backhaus
http://www.youtube.com/watch?v=v012NXlfqmw


Grieg Piano Concerto - Backhaus/Ronald (first and third mvmt. abridged, 1909)
http://www.youtube.com/watch?v=miweiJike-0


Two Grieg "Bridal Procession"s - Stockmarr and Backhaus
http://www.youtube.com/watch?v=rR1tESPlfaQ

Backhaus plays Albéniz Triana 1928 recording
http://www.youtube.com/watch?v=kzqn3SYwg3o


   )┴(   ⊂⊃
...-(・∀・)-         ⊂⊃    幸せだった日々
   )┬(       ワーイ
       J( 'ー`)し ('∀` )    いくら金を積んでも手に入れられない
        (  )\('∀`) )   美しい国土
        ||  (_ _)||
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14. 2011年6月03日 12:14:06: MiKEdq2F3Q


Alfred Cortot

Beethoven Piano Concerto One Cortot
http://www.youtube.com/watch?v=j9WeQJ_VNNc&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=BLwxLozEmdU

Cortot/Beethoven sonata op.101
http://www.youtube.com/watch?v=FuTRYrCaxBI&feature=related

Beethoven Scherzo from Sonata op.106 - A.Cortot (piano roll 1927)
http://www.youtube.com/watch?v=Stwy9mHgjOU&feature=related

Alfred Cortot - Beethoven sonate en mi majeur op.109 - rolls 1920
http://www.youtube.com/watch?v=AxZN1_E2Q-c
http://www.youtube.com/watch?v=YY1rIZ5D4tA


Cortot rare Beethoven Sonata excerpts
http://www.youtube.com/watch?v=lhfautOThho


Alfred Cortot plays Weber Grand Sonata No. 2 in Ab, op. 39
http://www.youtube.com/watch?v=pfFx5OdsOMM&playnext=1&list=PL538E4B53ABF71B33
http://www.youtube.com/watch?v=3MsAy9hbHuE&playnext=1&list=PL538E4B53ABF71B33
http://www.youtube.com/watch?v=EFMGLQCq9Ws&playnext=1&list=PL538E4B53ABF71B33
http://www.youtube.com/watch?v=JzhgV_NND8Q

Alfred cortot Schubert Litanei
http://www.youtube.com/watch?v=Du07TuqTL-8


Cortot plays Mendelssohn "Variations Sérieuses"
http://www.youtube.com/watch?v=Mrk1lYNPwHw&playnext=1&list=PL26F1BD8B8DEAAEA2
http://www.youtube.com/watch?v=oSvNioPOH_w&playnext=1&list=PL26F1BD8B8DEAAEA2

Alfred Cortot plays Schumann Concerto
http://www.youtube.com/watch?v=Fozmyk8odhw
http://www.youtube.com/watch?v=tMtGfe9nGLg
http://www.youtube.com/watch?v=T6mna_7zZ-w
http://www.youtube.com/watch?v=k7jrQVK-NLI

Alfred Cortot plays Schumann Sonata No.2 Op.22
http://www.youtube.com/watch?v=eiu649IYsxo
http://www.youtube.com/watch?v=t_SMo7zK_cU
http://www.youtube.com/watch?v=tASnjxk2VnQ

Alfred Cortot plays Schumann op.15
http://www.youtube.com/watch?v=pKtqKtoqzZM

Cortot plays Schumann "Vogel als Prophet"
http://www.youtube.com/watch?v=3HQ9yxiDLSM


Schumann - Alfred Cortot (1929) - Etudes symphoniques op.13
http://www.youtube.com/watch?v=tLwU26R9fDI&playnext=1&list=PL5754D5B7EA6E1794
http://www.youtube.com/watch?v=xLp35Gwpfv0&playnext=1&list=PL5754D5B7EA6E1794


Kinderszenen OP.15
http://www.youtube.com/watch?v=okefO-Iu8-M&playnext=1&list=PL4CEAF8EB67908D48
http://www.youtube.com/watch?v=TLkOcOvzIp4&playnext=1&list=PL4CEAF8EB67908D48

Souzay & Cortot: Schumann Dichterliebe, Op.48
http://www.youtube.com/watch?v=qH8JiaN9w6g
http://www.youtube.com/watch?v=V5QD3NoQwro
http://www.youtube.com/watch?v=y0WSemLdX7o

Alfred Cortot plays Liszt's Piano Sonata, S. 178
http://www.youtube.com/watch?v=wEKYRA55blo
http://www.youtube.com/watch?v=8aH0WsEUmcg
http://www.youtube.com/watch?v=I658fqmmL0g&feature=fvsr

Alfred Cortot plays Liszt: Hungarian Rhapsody No. 2
http://www.youtube.com/watch?v=qBsoCD94lPk

Alfred Cortot plays Liszt Etude "La leggierezza"
http://www.youtube.com/watch?v=MtS-1gCwTKg

Liszt St Francis Legend Cortot Rec 1935
http://www.youtube.com/watch?v=kJinrJPX_K4

Chopin Concerto 2 Larghetto Cortot Rec 1935
http://www.youtube.com/watch?v=vr0YufxTaQc


Alfred Cortot plays Chopin Sonata No. 2, Op. 35
http://www.youtube.com/watch?v=ldFzmdibjfQ&playnext=1&list=PLA862A142EADFA833
http://www.youtube.com/watch?v=vWa1bEobmxM&playnext=1&list=PLA862A142EADFA833


Cortot plays Chopin Piano Sonata No. 3 in B minor, Op. 58
http://www.youtube.com/watch?v=4v4Qng1wsxU
http://www.youtube.com/watch?v=4Z5E2R4wCfA
http://www.youtube.com/watch?v=nUB16G_VOUk
http://www.youtube.com/watch?v=LdctUEQb8gY


CHOPIN '' FANTASIE IMPROMPTU'' ALFRED CORTOT ON PIANO
http://www.youtube.com/watch?v=XpAVBHMAK8U

Alfred Cortot plays Chopin "Barcarolle" Op.60
http://www.youtube.com/watch?v=KZNSiYX3dRo

Alfred Cortot: Chopin Waltzes Op.69, Nr.1 ("Farewell Waltz"), Nr.2 (1943)
http://www.youtube.com/watch?v=e3ja7b-d6LQ

Alfred Cortot - Chopin Waltz in C Sharp Minor (1929)
http://www.youtube.com/watch?v=dMehaq72lLk


Chopin Etude and Prélude by Alfred Cortot
http://www.youtube.com/watch?v=Iaz93R9XMn4


Chopin's Preludes & Nocturne by Cortot
http://www.youtube.com/watch?v=W7cBWNkOReg&feature=related


Alfred Cortot - Chopin Préludes 1955
http://www.youtube.com/watch?v=vXYw6EkDuTg
http://www.youtube.com/watch?v=FesIlDIu3j8
http://www.youtube.com/watch?v=ronUfqgIIYA
http://www.youtube.com/watch?v=SaceukRHdVg&feature=channel_video_title


Chopin étude and 5 preludes op 28 Alfred Cortot
http://www.youtube.com/watch?v=gNDXIFJTrxo

Chopin préludes op 28 by Cortot http://www.youtube.com/watch?v=pZp39DQKRD8&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=LvQu9H5KSmY

蓄音機でコルトー Cortot Chopin - Prélude - 7.8.9.10
http://www.youtube.com/watch?v=gA3S9_oFhmI


蓄音機で  コルトー 「ショパン・24の前奏曲から22,23,24」
http://www.youtube.com/watch?v=Qd_X9Hc3urg&feature=related


Alfred Cortot performs Frédéric François Chopin : Étude in E major, Opus 10-3
http://www.youtube.com/watch?v=MIVjN4VIWLE


Alfred Cortot – IMPROMPTU
http://www.youtube.com/watch?v=yMM3xbjM5kk&playnext=1&list=PLE454CFEDA66449D9
http://www.youtube.com/watch?v=wjytajfXyJo

ALFRED CORTOT - Chopin Ballade
http://www.youtube.com/watch?v=tdmq2objNGE&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=e778c8Aoq8s&playnext=1&list=PL90DB01A73E18E829
http://www.youtube.com/watch?v=55VfHw9bpkI&playnext=1&list=PL90DB01A73E18E829
http://www.youtube.com/watch?v=IJnZ2BI-WWk

Chopin: Ballade no. 2 F major, Op 38 (Cortot 1929 version)
http://www.youtube.com/watch?v=mX3EbkjRA_Q


Alfred Cortot plays Chopin Fantasy in F minor, Op. 49
http://www.youtube.com/watch?v=hEoM3Lby8FQ


Frédéric Chopin - Wiosna - Alfred Cortot
http://www.youtube.com/watch?v=t778ejt1oMI


Alfred Cortot: Chopin Scherzo No.2 in B-flat minor, Op.31
http://www.youtube.com/watch?v=0RCfNiP0-GM


Alfred Cortot: Chopin Scherzo No.3 in C-sharp minor, Op.39
http://www.youtube.com/watch?v=lJs_pEpXkBk&playnext=1&list=PL6ECA9ADF880DD8C7


Cortot plays Chopin Nocturne. op.9 no.2
http://www.youtube.com/watch?v=TUcdCgRt5BQ


Alfred Cortot - Chopin Nocturne。op.15
http://www.youtube.com/watch?v=8Cgy_uUnA4U
http://www.youtube.com/watch?v=q6JmQwe6Cjs


Alfred Cortot - Chopin Nocturne in E Flat Major No.2 (1929)
http://www.youtube.com/watch?v=ta2-9f9KfzE


Alfred Cortot: Chopin Nocturne Nr.7, Op.27, Nr.1 (1951)
http://www.youtube.com/watch?v=XW7LTvH6POE

Cortot plays Chopin Nocturne No.15, op.55 no.1
http://www.youtube.com/watch?v=JrIgCFsr1Xs


Cortot: Grande Polonaise Chopin
http://www.youtube.com/watch?v=ED9H8RHDX1o
http://www.youtube.com/watch?v=Gn0zXQyyLq0


Saint Saens Concerto 4 C minor Andante,Allegro Cortot Rec 1935
http://www.youtube.com/watch?v=RjP52u4Y218&playnext=1&list=PL2D4E88A2DCAD7128
http://www.youtube.com/watch?v=ws5NKrvPtFY&playnext=1&list=PL2D4E88A2DCAD7128

Cortot: Saint-Saens étude and Chopin Andante
http://www.youtube.com/watch?v=sy9-sPDRA_0


Saint-Saens Etude en Forme d'une Valse Cortot Rec.1919
http://www.youtube.com/watch?v=QJot3tfsUBM

Saint-Saëns, Etude en forme de Valse (Cortot) rec. 1931
http://www.youtube.com/watch?v=yrcYcanf2tU


Alfred Cortot plays Prelude, Chorale and Fugue by César Franck
http://www.youtube.com/watch?v=iPRRZwnq-6E
http://www.youtube.com/watch?v=PshMjygz_p8
http://www.youtube.com/watch?v=gmNixJp7_Eo


César Franck Variations Symphoniques
http://www.youtube.com/watch?v=z1gH3G5LRSM&playnext=1&list=PL4CEAF8EB67908D48
http://www.youtube.com/watch?v=2mGQa1zcl3o


Alfred Cortot plays Franck Prélude, Aria et Finale
http://www.youtube.com/watch?v=ThSwy7Mald4
http://www.youtube.com/watch?v=AQOflVcVogI
http://www.youtube.com/watch?v=dt_jV8tUsug

Alfred Cortot - Cesar Franck: Quintette pour piano et cordes en fa mineur
http://www.youtube.com/watch?v=Oh1cqi_Od88&feature=fvst
http://www.youtube.com/watch?v=JNB4I6OR1w4&feature=relmfu
http://www.youtube.com/watch?v=pjbf2lW5Obo
http://www.youtube.com/watch?v=EjpSE-2vCJ0&feature=channel_video_title


Claude Debussy's preludes livre 1 " La fille aux cheveux de lin."
http://www.youtube.com/watch?v=nZDPyMvuOJs


Debussy Preludes No's 6 and 7 Cortot
http://www.youtube.com/watch?v=bB9XxGS0BGo
http://www.youtube.com/watch?v=bB9XxGS0BGo&feature=related

Debussy Preludes No's 8 and 11 Cortot
http://www.youtube.com/watch?v=_UWX0e_LQe8


Unveiled: Debussy, the 25th Grand Master of the Priory of Sion
http://www.youtube.com/watch?v=qQVVb4F9khQ


Debussy Les sons et les parfums tournent dans l'air du soir
http://www.youtube.com/watch?v=llol6KujYnA

Debussy Ce qu'a vu le vent d'Ouest - Alfred Cortot
http://www.youtube.com/watch?v=Oigf0iD012I


Alfred Cortot plays Debussy La sérénade interrompue
http://www.youtube.com/watch?v=ka-jAvkSfnA


Debussy Children´s Corner ALFRED CORTOT pt
http://www.youtube.com/watch?v=TwFJEYEOlOc
http://www.youtube.com/watch?v=5a3DU4afU8A

Alfred Cortot plays Debussy Children's Corner (rec. 1928)
http://www.youtube.com/watch?v=xin4P5UQgdQ


Alfred Cortot Plays Debussy "The Snow is Dancing" (1923 & 1953)
http://www.youtube.com/watch?v=TxKHFlavYoU


Cortot plays DEBUSSY
http://www.youtube.com/watch?v=_Z0trCq_yPc&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=Y3WOnhUb8Rk&feature=related


Debussy La Cathedrale engloutie Cortot
http://www.youtube.com/watch?v=bnUfSy-AUqQ


Debussy Minstrels - Alfred Cortot
http://www.youtube.com/watch?v=AYKi_fEKuxI


Debussy Des pas sur la neige - Alfred Cortot
http://www.youtube.com/watch?v=WQlHhS8cEx8

Debussy Le vent dans la plaine - Alfred Cortot
http://www.youtube.com/watch?v=sT6GAnJe4DE


Alfred Cortot plays Debussy "De pas sur la neige" (1937 & 1949)
http://www.youtube.com/watch?v=tl7bSFeJ454

Alfred Cortot plays Debussy Voiles
http://www.youtube.com/watch?v=milPGd2zCF8

Debussy - Fêtes Galantes - (Maggie Teyte, Alfred Cortot 1936) - 03 Clair De Lune
http://www.youtube.com/watch?v=5BT_-tntio4


Alfred Cortot plays Debussy Les Collines d'Anacapri
http://www.youtube.com/watch?v=sp9YAJ6blEo&feature=fvst


DEBUSSY - Sérénade de la poupée
http://www.youtube.com/watch?v=_Z0trCq_yPc

Alfred Denis Cortot plays Debussy in Cinephonie.
http://www.youtube.com/watch?v=a6NLpoFfGUg&playnext=1&list=PL03B56CACACA4FC34

Debussy Chansons de Bilitis - Cortot and Teyte
http://www.youtube.com/watch?v=y69C6Ysu0gY

Maggie Teyte & Alfred Cortot perform "Fêtes galantes" Sets I and II
http://www.youtube.com/watch?v=x-PwgMSnNDU


Maggie Teyte & Alfred Cortot perform Debussy songs
http://www.youtube.com/watch?v=twX81qk604

Alfred Cortot: Ravel, Concerto for the left hand
http://www.youtube.com/watch?v=dettFV4HDpk
http://www.youtube.com/watch?v=Xm_l5ai9siY
http://www.youtube.com/watch?v=a_3IhUYRwDk


CORTOT plays RAVEL SONATINE
http://www.youtube.com/watch?v=1PCaDpAcfeo&playnext=1&list=PL1C0D7FBC6D27E2B6
http://www.youtube.com/watch?v=YzjrpJzJfoQ&playnext=1&list=PL1C0D7FBC6D27E2B6
http://www.youtube.com/watch?v=cXRol4j-bKs&playnext=1&list=PL1C0D7FBC6D27E2B6

Ravel Sonatine Anime Cortot Rec 1931
http://www.youtube.com/watch?v=1j4Fg_t_fM8


Alfred Cortot-Maurice Ravel Jeux d´eau
http://www.youtube.com/watch?v=KPikgAdcjwk

Alfred Cortot plays Albéniz Malagueña & Seguidillas
http://www.youtube.com/watch?v=eXCalSPd2Qc


Alfred Cortot plays Fauré's Berceuse from 'Dolly'
http://www.youtube.com/watch?v=4TgXWjzYA70


            ,、-'''`'´ ̄ `フー- 、
          ,. ‐             ヽ
         ,.‐´               \
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     ,. -'"゙ ゙̄'' ヽi |!l '           ,.--‐' |.i |i | |i ヽ
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     ,'          ! |              ,|/ |/i'   |
    i         ` l             .ノ  ノ ' ヽ、 |
    |        ノ     ,...      ヽ、;          ヽ-,
    .!         |::     :..゚..::       i:        ゙゙''i
     |       l::        ゙゙"       |:          |
   @゙!         |::              !::        ノ


15. 2011年6月03日 14:22:47: MiKEdq2F3Q

vladimir horowitz

Horowitz plays Haydn Sonata no. 52 in E flat major (1932 rec.)
http://www.youtube.com/watch?v=DLlwVZnKCGY

Horowitz plays Beethoven Sonata No.7 Op.10 no.3
http://www.youtube.com/watch?v=ottZM-wAmJs
http://www.youtube.com/watch?v=ttc8pLpclJY&feature=fvst
http://www.youtube.com/watch?v=Ro62cCtixyQ

horowitz - unreleased beethoven 32 variations (1950)
http://www.youtube.com/watch?v=B-t513Q8LF0&playnext=1&list=PL6A7FE9A11C1BE294


Horowitz plays Schubert Sonata D.960 in B-flat
http://www.youtube.com/watch?v=RBlUfghIlms


Horowitz plays Schubert-Liszt Ständchen (Serenade)
http://www.youtube.com/watch?v=Ohtikwa64xo

Horowitz: Mendelssohn Variations Serieuses
http://www.youtube.com/watch?v=kfFtN6zRBJQ


Vladimir Horowitz plays Schumann Presto Passionato
http://www.youtube.com/watch?v=vwc9jtRolsk

Horowitz and Fischer-Diskau play Schumann Dichterliebe,Op.48
http://www.youtube.com/watch?v=TQaOa1Ja_h0
http://www.youtube.com/watch?v=WSq1qh_9fvM
http://www.youtube.com/watch?v=O9hwJGwaBpM

Vladimir Horowitz plays Legend No.2 by Liszt
http://www.youtube.com/watch?v=-5qAZSZ6-_M&playnext=1&list=PLF8DA3AA806B2E2C1

vladimir horowitz plays funerailles by franz liszt
http://www.youtube.com/watch?v=lRNy4pUTgWQ&playnext=1&list=PLBD5D06348A5B4554


Franz Liszt - Funérailles No. 7 (Vladimir Horowitz 1932)
http://www.youtube.com/watch?v=4MHTVvuVtVs


HOROWITZ - CHOPIN ballade no.1 (1947) RARE RECORDING
http://www.youtube.com/watch?v=2TrfQzwaOno&feature=related


Vladimir Horowitz - Ballade No. 1, Op. 23 In G Minor
http://www.youtube.com/watch?v=ItQFTNhUUgo


Horowitz plays Chopin Ballade 1
http://www.youtube.com/watch?v=XhnRIuGZ_dc&feature=related

horowitz (1949) plays chopin ballade #4
http://www.youtube.com/watch?v=uSROQ6FaDmE

Vladimir Horowitz plays Chopin: Ballade No.4
http://www.youtube.com/watch?v=YWW6uOG1Wzw


Vladimir Horowitz - Frédéric Chopin étude Op 25 n. 3, recorded 1934
http://www.youtube.com/watch?v=-gDxUVgb71g


Vladimir Horowitz plays Chopin Etude op 25 Nº12
http://www.youtube.com/watch?v=IRV3CowHsdc

Vladimir Horowitz, age 25, plays Two Chopin Etudes on Duo-Art Piano Roll
http://www.youtube.com/watch?v=F-OPTYpYuS8&playnext=1&list=PL3868ABFC00A09BFF

Vladimir Horowitz plays Chopin Fantasy Op.49
http://www.youtube.com/watch?v=lNmv_BXEEO0


Horowitz plays Chopin (1935) Mazurka in C-sharp minor,Op.50 No.3
http://www.youtube.com/watch?v=HdU3eMaRUko&feature=fvsr


horowitz plays brahms piano concerto #1
http://www.youtube.com/watch?v=WsoiJ-nlhP8
http://www.youtube.com/watch?v=dvBdiMfj83w
http://www.youtube.com/watch?v=FDvvCr4KQss
http://www.youtube.com/watch?v=Tnuf_nx51xI
http://www.youtube.com/watch?v=egWfN-aFv8k

Horowitz plays Brahms's Piano Concerto no.2 (Toscanini)
http://www.youtube.com/watch?v=TRp0w-eRvuk


Brahms Concerto No.2 in B minor, op.83
Orchestra of International Music Festival, Lucerne
Arturo Toscanini
http://www.youtube.com/watch?v=1fW8GH6MYd0
http://www.youtube.com/watch?v=mFqeH1oXiE8&playnext=1&list=PL3868ABFC00A09BFF
http://www.youtube.com/watch?v=3w9gf2Rsd18
http://www.youtube.com/watch?v=OBvZIo-uIbk&playnext=1&list=PL3868ABFC00A09BFF
http://www.youtube.com/watch?v=OiSGpRB-cGs&feature=related


Milstein/Horowitz - Brahms Violin Sonata No. 3 in D Minor, op. 108
http://www.youtube.com/watch?v=6ur6vzEolMI
http://www.youtube.com/watch?v=oZmMQ2GVQ6E&playnext=1&list=PL563FC0B9F8CA4FE5
http://www.youtube.com/watch?v=-bEW_HxKFas&playnext=1&list=PL563FC0B9F8CA4FE5

Brahms Intermezzo op 117 No 2 B flat Horowitz Rec 1951
http://www.youtube.com/watch?v=RooR3nsYWzw


Horowitz: Tchaikovsky Piano Concerto No. 1
http://www.youtube.com/watch?v=c4Zc8SonNBQ&feature=fvwrel
http://www.youtube.com/watch?v=8g6XFDpMSqg&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=sYiPVskOVNw&feature=fvwrel

Vladimir Horowitz-Tschaikowskij concerto for piano and orchestra no.1
http://www.youtube.com/watch?v=6jDJu1milV0
http://www.youtube.com/watch?v=x5iCtfpapGc
http://www.youtube.com/watch?v=B5LAhh8c2-g
http://www.youtube.com/watch?v=tIxRwaTbuHI


HOROWITZ TRANSCRIPTION of MUSSORGSKY Pictures at an Exhibition (1947)
http://www.youtube.com/watch?v=P2XH1rGBq8E
http://www.youtube.com/watch?v=q9COmZ4FZEs
http://www.youtube.com/watch?v=mTUoOZt-qUA
http://www.youtube.com/watch?v=gGGMERFPgR0

Vladimir Horowitz plays Balakirev´s Islamey
http://www.youtube.com/watch?v=yJAHIE272Wo&playnext=1&list=PLBD5D06348A5B4554


Vladimir Horowitz (pf.) Sergei Koussevitzky (cond.) - Rachmaninov Piano Concerto no.3 op.30
http://www.youtube.com/watch?v=CgfpSxJzTHo
http://www.youtube.com/watch?v=VEsxq3Ro9WI
http://www.youtube.com/watch?v=DUjPX2qLd80
http://www.youtube.com/watch?v=sPhsr0X3Mcs

vladimir horowitz plays rachmaninoff prelude op.23 n.5
http://www.youtube.com/watch?v=_CLYvsX88gU


Pianola Institute : Vladimir Horowitz : Prelude, Op 32/12 by Rachmaninov
http://www.youtube.com/watch?v=1TqvqqsBsv8

Serge Prokofieff, Toccata, op. 11 performed by Vladimir Horowitz
http://www.youtube.com/watch?v=SGD8ZPWb79o&playnext=1&list=PLFD6D1A8324948AF1


Vladimir Horowitz, age 25, plays Carmen Variations on Duo-Art Piano Roll
http://www.youtube.com/watch?v=eRNWt7oDJJs


摺醴霾醴髏蠶蠶鸛躔か                    ベ∃壮鎧醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
勺儲靄靄醴醴醴蠶體酌偵Auru山∴          ベヨ迢鋸醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
∃儲霾ヲ露繍蠶髏騾臥猶鬱h  ご笵此∴        ∃f謳廱躔騾蔑薺薺體髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶
ヨ儲諸隴躇醴蠶歎勺尓俎赴  f蠶蠶蠢レ      ∴f醴蠶鬪扠川ジ⊇氾衒鑵醴蠶蠶蠶蠶蠶  
ヨ鐘諸薩讒蠢欟厂  ベ状抃  傭蠶蠶髏厂      .ヨ繍蠶蠶臥べ泣澁価価櫑蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶   
f罐諸醴蠶蠶歎      マシ‥…ヲ冖        .∴瀦醴蠶襲jJ鶴門門攤蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶    
加罐讒蠶蠶欟厂        ヘ              ∴f醴醴蠶甑欄鬮°f蠢蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶    
溷霾醴蠶蠶勸                        ∴ヨ繍醴蠶蠶鬮狡圷し醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶     
醴蠶蠶蠶蠶髟                        ベ湖醴醴蠶蠶蠶庇⊇⊇體髏髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶     
蠶蠶蠶蠶欟                          f繍蠶蠶蠶蠶蠶曲三三巛憫髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶        
蠶蠶蠶蠶歉                  澁畄_迢艪蠶蠶蠶蠶蠶蠶甜川⊇川川衍捫軆髏髏蠶蠶蠶蠶        
蠶蠶蠶蠶髟                コ醴蠶奴繍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶齡辷シジ⊇川介堀醴醴蠶蠶蠶蠶       
蠶蠶蠶鬮か                .ベ苛ザベ繍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶醯己に⊇三介f繙醴蠶蠶蠶蠶蠶       
蠶蠶髏鬮シ                        尽慵蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶自辷三沿滋鐘醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶       
蠶蠶醴勸                            氾隅髏蠶蠶蠶蠶蠶靦鉱琺雄躍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶醴訃                      ∴∴∴沿滋溷醴髏蠶髏髏韲譴躇醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶髟              _山辷ムf蠡舐鑓躍醯罎體體體驩讎櫑蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶a            f躍蠶蠶J蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶醯註珀雄醴醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶廴          f醴蠶欟閇憊體醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶靦錐讒醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶欟シ          禰蠶蠶蠢螽螽蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶躍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶監シ          ∵ヴ門夢曠髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶a                ∴シ∃愬嚶髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶診            ベ沿u旦以迢u讒醴髏曠醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶髏蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶甑シ            .げ隅艪蠶蠶蠶蠶蠶蠢J蠶髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶鬮ヒ               ベ状隅髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠢テ∴              ベ川捍軆髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶ルシ              ∴∃氾据醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶蠢此            ∴⊇以f繙醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶蠶ル∠∴  .∴∴∠ヨ旦滋躍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶蠶蠶醢山ム沿当u錙躍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶



16. 2011年6月03日 14:48:15: MiKEdq2F3Q

Pablo Casals

Haydn trio no. 25 in G major - Cortot/Thibaud/Casals
http://www.youtube.com/watch?v=0W_rof5ynZ8
http://www.youtube.com/watch?v=EoirxAPDAXU


Beethoven, Sonata in C major op 102 No 1 (Casals, Serkin)
http://www.youtube.com/watch?v=3Jb913NXXII
http://www.youtube.com/watch?v=cdctFVl6XFw

Beethoven, Sonata in D major op 102 No 2 (Casals, Serkin)
http://www.youtube.com/watch?v=D7i-ehye5so
http://www.youtube.com/watch?v=DkuyIbANqvg
http://www.youtube.com/watch?v=RsM-GPUlWJ0


Thibaud-Casals-Cortot play Schubert Trio
http://www.youtube.com/watch?v=3K3GDgaJhgA
http://www.youtube.com/watch?v=cmg0fsI9j94&playnext=1&list=PL87E6A14EFEEACD7E
http://www.youtube.com/watch?v=aN5b7XKp1Gs
http://www.youtube.com/watch?v=RlT_qH9q7Aw&feature=related


Schubert-Quintet in C Major op. 163, D. 956 (Complete)
http://www.youtube.com/watch?v=S3tmFhrOgNk


Brahms: Sextet No. 1 in B-flat major - 2. Andante ma moderato
http://www.youtube.com/watch?v=h1AZ8FmIWcI


Pablo Casals plays Dvořák Cello Concerto in B Minor, Op. 104
http://www.youtube.com/watch?v=irtMQ8xIYsU&feature=fvst
http://www.youtube.com/watch?v=Ycv6q1TFNRg
http://www.youtube.com/watch?v=ON8WcB9LR0o
http://www.youtube.com/watch?v=i3HflctjpFQ
http://www.youtube.com/watch?v=pAIKQ_OZBi0


   )┴(   ⊂⊃
...-(・∀・)-         ⊂⊃    幸せだった日々
   )┬(       ワーイ
       J( 'ー`)し ('∀` )    いくら金を積んでも手に入れられない
        (  )\('∀`) )   美しい国土
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17. 2011年6月03日 15:57:36: MiKEdq2F3Q

Schumann Trio in D Minor, op. 63 Thibaud, Cortot, Casals
http://www.youtube.com/watch?v=d7hrp1zJpFk
http://www.youtube.com/watch?v=2X_4fnmlilk
http://www.youtube.com/watch?v=kxHErrVey3A
http://www.youtube.com/watch?v=zjWJRmlHyq0
http://www.youtube.com/watch?v=Ds1xJcSMee0


_______________

Jacques Thibaud

Thibaud plays Vitali "Chaconne"
http://www.youtube.com/watch?v=EPzbVcvb4qI&feature=related

Thibaud plays Veracini
http://www.youtube.com/watch?v=BQzdgeHPk3I&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=nnjItm6HF0w&feature=related

Jacques Thibaud Vivaldi-Bach Adagio
http://www.youtube.com/watch?v=kn-crgo9NX8&feature=related

Jacques Thibaud Bach Violin Concerto No.2 IN E MAJOR BWV1042
http://www.youtube.com/watch?v=eZrEJplzdOM&feature=fvst
http://www.youtube.com/watch?v=1t1tV8-qm3c
http://www.youtube.com/watch?v=WxOJLmF4AEE


Jacques Thibaud Bach Gavotte BWV 1006
http://www.youtube.com/watch?v=wJYDkLdwF-A&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=aKyGOJpM0lU&feature=related


Jacques Thibaud / Paradis - Siciliana (1930)
http://www.youtube.com/watch?v=EtIIvIH8KMo


Jacques Thibaud Mozart concerto n.3
http://www.youtube.com/watch?v=VoJETDZVnuk
http://www.youtube.com/watch?v=dSf5-e6drdA
http://www.youtube.com/watch?v=kqCAJQZvkAE

Mozart Violin Concerto No.5 Thibaud
http://www.youtube.com/watch?v=hHhCP18z2lY
http://www.youtube.com/watch?v=0q7PCaKdNaE
http://www.youtube.com/watch?v=SiSpqf4WS2A
http://www.youtube.com/watch?v=4pw15q5PbkA
http://www.youtube.com/watch?v=2Z81FotR6fE
http://www.youtube.com/watch?v=RAFCfm-CEVA


Thibaud plays Romance in F by Beethoven
http://www.youtube.com/watch?v=sGuhYwNEhOo


Thibaud plays Schubert and Rode
http://www.youtube.com/watch?v=914i_STtnio&feature=related

Thibaud plays Brahms Violin Concerto in D Major, op. 77
http://www.youtube.com/watch?v=h2muTDJZO1M
http://www.youtube.com/watch?v=cDsPNAGHFi8
http://www.youtube.com/watch?v=7Z4PJC-vhG8
http://www.youtube.com/watch?v=UxsaFKo-2qY
http://www.youtube.com/watch?v=j0ABKE-lOE8

Thibaud plays Valse by Brahms
http://www.youtube.com/watch?v=3ow-_9_rirA&feature=related

Debussy Violin Sonata - Thibaud/Cortot
http://www.youtube.com/watch?v=We4IeSyR1NM
http://www.youtube.com/watch?v=SE-txmJzUz8


Thibaud/Cortot play Debussy "Minstrels"
http://www.youtube.com/watch?v=V5xph_USGMI

Jacques Thibaud Debussy La Fils aux Cheveux de Lin
http://www.youtube.com/watch?v=G_2C6L-Bexs

Thibaud plays Prélude by Saint-Saëns
http://www.youtube.com/watch?v=mf3E79wtM0M

Jacques Thibaud Saint-Saens Le Cygne r.1924
http://www.youtube.com/watch?v=u0dijRoDtvs


Cortot/Thibaud - Chausson: Concerto in D-piano, violin & string quartet, Op. 21 - 1. Décidé
http://www.youtube.com/watch?v=iz9UnLJ-ckM
http://www.youtube.com/watch?v=u3rJ3jLOU3M
http://www.youtube.com/watch?v=dqFXvGmyjjU&playnext=1&list=PL1B7BD4CC77DE520A
http://www.youtube.com/watch?v=Qt2E_Z0TGUI&playnext=1&list=PL1B7BD4CC77DE520A


Chausson Poeme for violin & orchestra op.25 Jacques Thibaud
http://www.youtube.com/watch?v=l2M2oDUObLg
http://www.youtube.com/watch?v=Rd5SPsWeBJQ


Jacques Thibaud Faure son.1
http://www.youtube.com/watch?v=0PChBX9J1vo
http://www.youtube.com/watch?v=kVSSvms6mZY
http://www.youtube.com/watch?v=_QkS_DL50zE
http://www.youtube.com/watch?v=4cBfNJGhoNo

Thibaud plays Malagueña by Albéniz
http://www.youtube.com/watch?v=1ICdpzAXwGc&feature=related


Thibaud plays Tango by Albeniz
http://www.youtube.com/watch?v=yiW7MGPN_K0&feature=related

Jacques Thibaud / Granados (1927)
http://www.youtube.com/watch?v=rzmoKJfDKU8

Thibaud plays Andaluza by Granados
http://www.youtube.com/watch?v=avSS-hIl1XY

Jacques Thibaud plays Granados: Spanish Dance No. 4
http://www.youtube.com/watch?v=6LNjbdKGHi4

Thibaud plays Rondelia Aragonesa by Granados
http://www.youtube.com/watch?v=54yMouDNVX0

Thibaud-Cortot play Faure Berceuse from Dolly
http://www.youtube.com/watch?v=DkIkX6Auv_E

Jacques Thibaud Fauré - Romance sans Paroles Op 17, No 3 Pathé 1916
http://www.youtube.com/watch?v=L2yeaTIdGyI

   )┴(   ⊂⊃
 -( ゚∀゚.)-        ⊂⊃    
   )┬(                
                            
 キコキコ  (,,・∀・) マテー       キコキコ  (,,・∀・) キャー
       .( O┬O                .( O┬O 
   .≡.◎-ヽJ┴◎           .≡.◎-ヽJ┴◎     
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もう戻れない。楽しかったあのころ。


18. 2011年6月03日 19:35:41: MiKEdq2F3Q

Bronislaw Huberman

Bronislaw Hubermann Plays Bach Vln. Con. in E Major, Issay Dobrovin, V.P.O. 1934,
http://www.youtube.com/watch?v=GLpHuw_n2zs


Bronislaw Huberman - Bach Sarabande and Double from Partita No. 1
http://www.youtube.com/watch?v=y4vY37-z5JM&feature=fvwrel

Schubert, Ave Maria - Bronislaw Huberman
http://www.youtube.com/watch?v=YgNq0WOd9B4&feature=related


Bronislaw Huberman: Mendelssohn Violinkonzert Op. 64, 3. Satz (1924)
http://www.youtube.com/watch?v=LXIBVNK_4bs

Bronislaw Huberman -- Paganini: La campanella
http://www.youtube.com/watch?v=1Ouqa2L1OjM&feature=related


Bronislaw Huberman, Nocturne Op.9 No.2 (Chopin)
http://www.youtube.com/watch?v=ChJVhc285NU&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=ByhwHJ5nRv0&feature=related

Bronislaw Huberman Brahms HANGRIAN DANCE 1.wmv
http://www.youtube.com/watch?v=PMhWR9RgKjs&feature=related

Bronislaw Huberman - Tchaikovsky Concerto (1928)
http://www.youtube.com/watch?v=YuNC772n9f8
http://www.youtube.com/watch?v=xjccBBFRVWo
http://www.youtube.com/watch?v=rA5o9xKdu_0
http://www.youtube.com/watch?v=vtWsvQShgEI


Huberman on Brunswick Records 2 (Tchaikovsky, Paganini)
http://www.youtube.com/watch?v=rW_17K_Rkek&feature=related

Bronislaw Huberman - Tchaikovsky's Melody – 1928
http://www.youtube.com/watch?v=AfncYXxjwbc&feature=related


Bronislaw Huberman plays Lalo "Symphonie espagnole"
http://www.youtube.com/watch?v=fWKne0RaqCE&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=wXmsELbwb_s
http://www.youtube.com/watch?v=7gLPJpy2nfQ
http://www.youtube.com/watch?v=v7mSlpq3q-Y

Bronislaw Huberman - Max Bruch: Kol Nidrei, Op. 47
http://www.youtube.com/watch?v=pIrwaWojB78

Huberman plays Wieniawski: Waltz Caprice & Romance
http://www.youtube.com/watch?v=OQ9xI_CgK1Q&feature=related

Bronislaw Huberman - Zarzycki's Mazurka op. 26 (1929)
http://www.youtube.com/watch?v=z7LAk6JXFBo&feature=related

Bronislaw Huberman - Romanza Andaluza (1929)
http://www.youtube.com/watch?v=O9M3znlOA90&feature=related

   )┴(   ⊂⊃
...-(・∀・)-         ⊂⊃    幸せだった日々
   )┬(       ワーイ
       J( 'ー`)し ('∀` )    いくら金を積んでも手に入れられない
        (  )\('∀`) )   美しい国土
        ||  (_ _)||
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19. 2011年6月03日 21:31:50: MiKEdq2F3Q

Béla Bartók


BARTÓK BÉLA
http://www.youtube.com/watch?v=2Es88Z--QfY&feature=fvwrel

Béla Bartók plays Scarlatti
http://www.youtube.com/watch?v=k4fdmTqhORg&feature=related

Bela Bartok and Joseph Szigeti play Beethoven Kreutzer Sonata
http://www.youtube.com/watch?v=AZG2iKESTLk&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=QSflm15fKPs
http://www.youtube.com/watch?v=u3adLvwIm8Y

Bartók plays Liszt "Weinen, Klagen" (fragments)
http://www.youtube.com/watch?v=lX4WAPWP3gk&feature=related


Béla Bartók plays Chopin Nocturne opus 27 no. 1
http://www.youtube.com/watch?v=Ad_Zzh1CWwo&feature=related


Joseph Szigeti & Bela Bartok plays Debussy Vn Sonata
http://www.youtube.com/watch?v=P7ar8uM0ag8
http://www.youtube.com/watch?v=syCrW5k2tng
http://www.youtube.com/watch?v=ou_xZtloZZo

Béla Bartók at the piano Allegro Barbaro
http://www.youtube.com/watch?v=FpoTxL-uOco&feature=fvwrel


Bartok - Six romanian folkdances - Allegro Barbaro
http://www.youtube.com/watch?v=Ukp3noJEGdY&feature=related


Béla Bartók at the piano Sonatina
http://www.youtube.com/watch?v=dSCPWIsGGVI&feature=related

Josef Szigeti, Béla Bartok: Rhapsody n°1
http://www.youtube.com/watch?v=VuMTISOHRKg
http://www.youtube.com/watch?v=tqQZlbWzg7I&feature=related

Bartók plays Bartók Romanian Dance no. 1
http://www.youtube.com/watch?v=ibaWiMYYUnw&feature=related

Bartók plays Bartók Suite opus 14
http://www.youtube.com/watch?v=U0d-ZFSYMFg&feature=related

Bartók plays Bartók Mikrokosmos VI (excerpts, rec. 1940)
http://www.youtube.com/watch?v=P29GAqNNDT4&feature=related

Bartók plays Bartók Mikrokosmos Vol. 5 (selection)
http://www.youtube.com/watch?v=blXoltr90jw&feature=related

Bartók plays 15 Hungarian Peasant Songs No. 7-10, 12, 14-15
http://www.youtube.com/watch?v=yT1gLnu4oyQ&feature=related

Béla Bartók at the piano Five Hungarian Folk Tunes
http://www.youtube.com/watch?v=m-oUsGxiqjM&feature=related


Béla Bartók at the piano Rumanian Folk Dances
http://www.youtube.com/watch?v=cW4AHmTzyMo&feature=related

Béla Bartók at the piano Hungarian Folk Music Katie Kadar
http://www.youtube.com/watch?v=Q23nE-eGlag&feature=related

Béla Bartók at the piano Kodály: The Heartless Wife A rossz feleség
http://www.youtube.com/watch?v=WyOe_aUPFuI&feature=related


Bartók plays Bartók Transylvanian Evening (from Ten Easy Piano Pieces)
http://www.youtube.com/watch?v=1-vje8OUA2w&feature=fvwrel

Bartók plays 10 Easy Pieces/15 Hungarian Peasant Songs
http://www.youtube.com/watch?v=uE7Naw7AqtY&feature=related


Joseph Szigeti & Bela Bartok plays Bartok Vn Sonata No.2, Live
http://www.youtube.com/watch?v=YsSDYjXf5hk
http://www.youtube.com/watch?v=xKuHccuox40&playnext=1&list=PL2F0A0AECBE1202F5
http://www.youtube.com/watch?v=brn25slt7hU&playnext=1&list=PL2F0A0AECBE1202F5


Bartók "Contrasts" - Bartók/Szigeti/Goodman
http://www.youtube.com/watch?v=EZYSKKADagI&playnext=1&list=PL2F0A0AECBE1202F5
http://www.youtube.com/watch?v=YXceJjKDA1Q
http://www.youtube.com/watch?v=nhhErDZKOBo


            ,、-'''`'´ ̄ `フー- 、
          ,. ‐             ヽ
         ,.‐´               \
        /      ,l       \     ヽ
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       /     l  i ! | i  | |l'、ト ヽ iヽ ヽ  ',
       !     |  / | |. i  |.|| i.|ヽ |、 | ',   i  i
      !      ! / |,ャ、メ |i ト十i‐トi、! l  .i|  i
      ! i   ,.|!,.+‐'"| | | |i}  ' ュノェ|i,`i  l.| i
      l i l   l |/;:=ニ|i  l |   /rj:ヽ\ i  l i l
      | | |   ノ '/ iニ)ヽ,ヽ |!.   ' {::::::;、! 〉iー | | |
      | |i. |  !; 〈 !:::::::c!     'ー''(つ }i | i.| |
      | ! | |  ;: (つ`''"    、  //// /;:i | | !. |
       | i,  i. 、////      '     /,ノi,   i. |
       ! .|  | i 、,ゝ、     、─,    /   i |  |. i
       .! |  i |. | lヽ、      ̄   /  l  | i  | !
       ! |  i |i |l l| |`''‐ 、   , イ  |i | |i | i  |. !
       | |  i |i |i .| ノ    ` ''"  ヽ/l| l__,.、-|l l  ! i、
     ,. -'"゙ ゙̄'' ヽi |!l '           ,.--‐' |.i |i | |i ヽ
      /       ! l l ̄ `     、_        | /ノi i.!  |
     ,'          ! |              ,|/ |/i'   |
    i         ` l             .ノ  ノ ' ヽ、 |
    |        ノ     ,...      ヽ、;          ヽ-,
    .!         |::     :..゚..::       i:        ゙゙''i
     |       l::        ゙゙"       |:          |
   @゙!         |::              !::        ノ


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joseph szigeti


Corelli (arr.lenard)/La folia JOSEPH SZIGETI with Andor Farkas(piano)
http://www.youtube.com/watch?v=9C1WbBcfYyk
http://www.youtube.com/watch?v=hi4-p43cESk
http://www.youtube.com/watch?v=ZPArpw0sidY

Joseph Szigeti plays Haendel : Larghetto
http://www.youtube.com/watch?v=9cyHeNuYKLY

Joseph Szigeti & Carl Flesch - Bach Concerto for Two Violins
http://www.youtube.com/watch?v=QMGsRZiBhwU


Bach Violin concerto in D minor BWV 1052 Szigeti
http://www.youtube.com/watch?v=yIsle5hDVTU
http://www.youtube.com/watch?v=H8W0UqP33wU
http://www.youtube.com/watch?v=HCxKmq8Y8-Q


Joseph Szigeti plays J.S.Bach Sonata for Solo Violin No.1,
http://www.youtube.com/watch?v=7zXYQMcMKaU
http://www.youtube.com/watch?v=xwmGBwhNXeo
http://www.youtube.com/watch?v=Fv7jFl46Gxs


http://www.youtube.com/watch?v=YLaP9BQOffQ
http://www.youtube.com/watch?v=AJkEo9nWr0A&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=xrPKUZIqAlA&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=OsAenNpT-aE&feature=related

Joseph Szigeti - Bach Chaconne
http://www.youtube.com/watch?v=wWwzSPZA3lY&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=WqqCLA86h-c&feature=related

Joseph Szigeti plays J.S.Bach Sonata for Solo Violin No.2,
http://www.youtube.com/watch?v=X-zC0GT0VU8
http://www.youtube.com/watch?v=4qdrd_NYjyQ
http://www.youtube.com/watch?v=ElTLmeeciKM
http://www.youtube.com/watch?v=QjEWxKlqhrg


J-S Bach: Prelude in E from Partita 3.
http://www.youtube.com/watch?v=Xj1UzC-Trwo&feature=related

Joseph Szigeti plays J.S.Bach Arioso.wmv
http://www.youtube.com/watch?v=4hH_iUYxi1Y&feature=fvst

Joseph Szigeti(Vn) '1937 - - - Tartini - Violin Concert in D minor
http://www.youtube.com/watch?v=_rXmGCWc1E0


Szigeti & Schnabel play Beethove Vn Sonata no.5,"Spring"
http://www.youtube.com/watch?v=fNKs72SXCS0
http://www.youtube.com/watch?v=Y8N43RvevTI
http://www.youtube.com/watch?v=AijXrYHQm24&playnext=1&list=PLBE3B9071BE287F82

Arrau & Szigeti play Beethoven Violin Sonata op. 30 no. 2
http://www.youtube.com/watch?v=wOjNhqkzIzY&feature=related


Arrau & Szigeti play Beethoven Sonata No 9 in A, Op. 47
http://www.youtube.com/watch?v=EWAlPKyQoYk
http://www.youtube.com/watch?v=2gP3UcBnO3A&playnext=1&list=PL42EE9E6E8D7A1B8B
http://www.youtube.com/watch?v=tC3gIcrnrBU&playnext=1&list=PL42EE9E6E8D7A1B8B
http://www.youtube.com/watch?v=QKi_n7ojJR0&feature=channel_video_title

Joseph Szigeti plays Beethoven : Andante
http://www.youtube.com/watch?v=yz9xQ9fFFbM


Joseph Szigeti Schubert Rondo in D
http://www.youtube.com/watch?v=7aF3x-atIrw

Szigeti plays Schubert "The Bee"
http://www.youtube.com/watch?v=1Pm6kBXkqT4


Mendelssohn Violin Concerto - Joseph Szigeti
http://www.youtube.com/watch?v=HpQ0colhhoU
http://www.youtube.com/watch?v=Rj7FQyGME0Q
http://www.youtube.com/watch?v=vx6UuOLCGqI&feature=fvst


Paganini 24 Caprices for solo Violin No 9 - Joseph Szigeti
http://www.youtube.com/watch?v=4HSjLme1oVE&playnext=1&list=PL7B7DB2D297F5CB1E


Joseph Szigeti plays Berlioz Rêverie et caprice op.8
http://www.youtube.com/watch?v=Km7RrjNJYm0

Joseph Szigeti and Egon Petri plays Brahms Vn Sonata no.3
http://www.youtube.com/watch?v=LdniCl9vgIQ
http://www.youtube.com/watch?v=rcf5gQcT8Hc
http://www.youtube.com/watch?v=B_ZDbxWJT9k

Joseph Szigeti plays E.Bloch : Nigun I-II.
http://www.youtube.com/watch?v=4gC4ktE_fLY

Joseph szigeti plays Ernest Broch Vn Concerto a-moll
http://www.youtube.com/watch?v=rqfKFKzTZ-E
http://www.youtube.com/watch?v=84b1sOrOl4o
http://www.youtube.com/watch?v=0uaxIctqOGo

Berg Violin concerto "To the Memory of an Angel" Mitropoulos/Szigeti vln
http://www.youtube.com/watch?v=UrfoyyreUbE&playnext=1&list=PL3EC28BA39CEAF619
http://www.youtube.com/watch?v=LV9Rq4xHI7U&playnext=1&list=PL3EC28BA39CEAF619
http://www.youtube.com/watch?v=q3Fkm4bJ1cI&playnext=1&list=PL3EC28BA39CEAF619


Stravinsky/Russian Meiden's song JOSEPH SZIGETI and The composer's piano accompaniment
http://www.youtube.com/watch?v=OaEkinUUqgY


Kodály:Intermezzo from Háry János (Arr.Joseph Szigeti)
http://www.youtube.com/watch?v=fcfznN8A_6o


Joseph Szigeti - Prokofiev Violin Concerto #1 in D
http://www.youtube.com/watch?v=xD4LwgymJPU
http://www.youtube.com/watch?v=D94ScfTgeiM
http://www.youtube.com/watch?v=XR8LDR6RYwU


Joseph Szigeti - LE PRINTEMPS
http://www.youtube.com/watch?v=GWtRjmkBCDM


            ,、-'''`'´ ̄ `フー- 、
          ,. ‐             ヽ
         ,.‐´               \
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      !      ! / |,ャ、メ |i ト十i‐トi、! l  .i|  i
      ! i   ,.|!,.+‐'"| | | |i}  ' ュノェ|i,`i  l.| i
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20. 2011年6月04日 03:25:48: MiKEdq2F3Q

Fritz Kreisler


Fritz Kreisler - Adagio from Sonata #1 in G Major (Bach)
http://www.youtube.com/watch?v=Fxn2XXEIReU&playnext=1&list=PLAB568856F2D0815E


Kreisler plays "Menuet" by Boccherini. Acoustic
http://www.youtube.com/watch?v=zhQ4n08fyDA

Kreisler plays Hungarian Rondo
http://www.youtube.com/watch?v=nVYtJw-0zws


Fritz Kreisler - Mozart 4, D major, K. 218 (1936)
http://www.youtube.com/watch?v=RuitwGEG3tI


Fritz Kreisler plays Mozart Violin Concerto No 4
http://www.youtube.com/watch?v=bcK0chMu40M
http://www.youtube.com/watch?v=qf7tft6mPgQ&playnext=1&list=PL3D31302D4C40A44F

Kreisler plays Rondo by Mozart
http://www.youtube.com/watch?v=fwOWKyvPJGY


Beethoven / Fritz Kreisler, 1926: Violin Concerto in D, Op. 61
http://www.youtube.com/watch?v=u1BQR5ctQjU
http://www.youtube.com/watch?v=utIZcTW-O0I
http://www.youtube.com/watch?v=gTToJ_2srb4
http://www.youtube.com/watch?v=tDElcXyO6TA
http://www.youtube.com/watch?v=lltonLVNsDE
http://www.youtube.com/watch?v=isUpNQEhotA


http://www.youtube.com/watch?v=nU6nLMANbEc&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=SZU39963Dxs&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=hGd9uusqsd0&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=wgDaH0AT-7E&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=E8TLebeEC-o&feature=related


Fritz Kreisler playing Beethoven violin sonata no.5
http://www.youtube.com/watch?v=0qQoFm_dLJ4&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=57mHZ4hsvn4&feature=related

Beethoven Sonata for violin and piano No 10 Op 96 in G
http://www.youtube.com/watch?v=luYkquuKkQc
http://www.youtube.com/watch?v=K0g_za-AJsI

Kreisler plays Beethoven
http://www.youtube.com/watch?v=6tRCtSqy6dM&feature=related


Fritz Kreisler – Gavotte
http://www.youtube.com/watch?v=kMP0pQJkoWg


Rachmaninoff and Kreisler play Schubert Sonata for Violin and Piano D.574
http://www.youtube.com/watch?v=6GZJ2X8LPHs&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=mmODVn110Ps

Kreisler and Rachmaninoff play Schubert's Grand Duo
http://www.youtube.com/watch?v=0UsL2LcAzQs
http://www.youtube.com/watch?v=yvvvOBFcnYw
http://www.youtube.com/watch?v=-44A7qDV974&feature=related


Mendelssohn - Vn. Concerto - Kreisler /1926
http://www.youtube.com/watch?v=aj2B9PTUC_I
http://www.youtube.com/watch?v=Rz3YpPdFPQQ
http://www.youtube.com/watch?v=IzMKHtQmGg4

Fritz Kreisler-Mendelssohn Violin Concerto in E minor/1935
http://www.youtube.com/watch?v=tHu25l9SLTA
http://www.youtube.com/watch?v=pIWlSDFE4kY
http://www.youtube.com/watch?v=eFxeF_LRKaw&playnext=1&list=PLCB4B713310DBC0C5
http://www.youtube.com/watch?v=0mt7R1RK1zg&playnext=1&list=PLCB4B713310DBC0C5

Fritz Kreisler - Schumann Romance in A Major, Op. 94, #2
http://www.youtube.com/watch?v=GME9DHMTxcQ&feature=related


Kreisler plays "Mazurka" by Chopin. Acoustic
http://www.youtube.com/watch?v=93jMr7GyOcc&feature=related


Brahms Violin Concerto Kreisler/Blech
http://www.youtube.com/watch?v=cmstFzSl8eY
http://www.youtube.com/watch?v=wBvYuvlPKFc
http://www.youtube.com/watch?v=XIr6FiXHoIA
http://www.youtube.com/watch?v=vCCS56ev854

Brahms Violin Concerto Kreisler/ Barbirolli
http://www.youtube.com/watch?v=urMy1GtoS2I
http://www.youtube.com/watch?v=E9RnHv-MIoU
http://www.youtube.com/watch?v=_zAI7TwgiJ0
http://www.youtube.com/watch?v=Z4nkn5brSD4

Fritz Kreisler - Brahms' Hungarian Dance No.5 (1910)
http://www.youtube.com/watch?v=JzSLiRLQ60g


Kreisler plays "Hungarian Dance" by Brahms/Joachim. Acoustic
http://www.youtube.com/watch?v=0iCQjr1Ycxs


Kreisler plays Brahms' Hungarian Dance # 17, f minor
http://www.youtube.com/watch?v=FCeo0gFVYAA

Gramophone - Brahms Wartz Op39 No15 - Fritz Kreisler - Franz Rupp
http://www.youtube.com/watch?v=WvYtYNYcW4o


Tchaikovsky Violin Concerto - Fritz Kreisler
http://www.youtube.com/watch?v=1G1VVAY_F5M&playnext=1&list=PL69A69AA92E812A77
http://www.youtube.com/watch?v=PsuUbkyX4hM&playnext=1&list=PL69A69AA92E812A77
http://www.youtube.com/watch?v=-3XPwTQVM94&playnext=1&list=PLF769B568854FC13E
http://www.youtube.com/watch?v=W3uWYcoqFcs


Kreisler plays "Chanson san paroles"
http://www.youtube.com/watch?v=IxOfXz7irFU&feature=related


Fritz Kreisler plays Andante Cantabile
http://www.youtube.com/watch?v=pMt-NmkU8OY&playnext=1&list=PLAB568856F2D0815E


Kreisler plays Dvořák Humoresque
http://www.youtube.com/watch?v=UiiAUECbIaw
http://www.youtube.com/watch?v=3uOjtU8Y7PI

Fritz Kreisler plays Thaïs-Meditation
http://www.youtube.com/watch?v=6un_YIawX-E&playnext=1&list=PLAB568856F2D0815E

Grieg Violin Sonata no. 3 opus 45 in C minor (Kreisler/Rachmaninoff)
http://www.youtube.com/watch?v=7LREo_tFdE4&playnext=1&list=PLAE1EFE62F135615B
http://www.youtube.com/watch?v=eGCJuzKeF3E&playnext=1&list=PLAE1EFE62F135615B
http://www.youtube.com/watch?v=G_ave6MW7fg&playnext=1&list=PLAE1EFE62F135615B


Fritz and Hugo Kreisler play Intermezzo by Bizet
http://www.youtube.com/watch?v=JEYyaqFiVXM&feature=related

Fritz Kreisler plays Bruch violin concerto no.1 (III) - Finale: Allegro energico (Rec: 1924/25)
http://www.youtube.com/watch?v=Me5P_fZDLAI&playnext=1&list=PL3D31302D4C40A44F

Kreisler plays "Spanish Dance" Acoustic
http://www.youtube.com/watch?v=Ar1QZsY4hCo

Fritz Kreisler - de Falla: Danza Espanola (La Vida Breve)
http://www.youtube.com/watch?v=mUczcjnmWAk

Kreisler plays "Paderewsky's Melodie"
http://www.youtube.com/watch?v=1qJ9O2Z2jMA

Kreisler plays Kreisler-Liebesleid
http://www.youtube.com/watch?v=AqQ2_2qd-5Y&playnext=1&list=PLD675E4BAFD521782

Fritz Kreisler plays Kreisler "Liebesleid" in 1930 and 1942
http://www.youtube.com/watch?v=jniNETA36Us&feature=fvst

Kreisler – Liebesfreud
http://www.youtube.com/watch?v=SJFpwdxXwjk&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=SpPdXmWWbzE

Fritz Kreisler – Menuet
http://www.youtube.com/watch?v=G2PDZdjc1Ks&playnext=1&list=PL3B36C5D67DE1748A


Fritz Kreisler plays his Caprice Viennois Op# 2
http://www.youtube.com/watch?v=e0FE-hXG2d0&playnext=1&list=PLE04041875C41D797


Caprice Viennois by Kreisler
http://www.youtube.com/watch?v=ev0gx7LPKNw&feature=related


Kreisler plays "La Gitana" Acoustic
http://www.youtube.com/watch?v=QWM6KWWtls0&feature=related


Fritz Kreisler - The Old Refrain
http://www.youtube.com/watch?v=uTzes31YRYc&feature=related


Fritz Kreisler - Rondino (On a theme by Beethoven)
http://www.youtube.com/watch?v=NgG9JWHnJdk&feature=related


Kreisler plays Kreisler - Schön Rosmarin
http://www.youtube.com/watch?v=RTNeHzzF8i8&feature=related

            ̄~^ヽ、;ヽ;;;;ヽ;:ヽ
           '~" ̄ヽヽ;i;;;i;;;;i;;;;i   
              ノ:ノ::ノ;/;;;;;i;;i   あ…ん? ああ…あああ…いや? いや? ダメぇ!
        __,,,,,,,,,,,___/:/;/:/;;i::ノ/
  /^~"´ ̄-‐‐‐'''"´/:/;ノ;;;;ノ://
 /::::::/:::::::_,,,、---‐‐'''`~,、-''/::/
/:::/:-‐''''"~~::::::::;;;;-、,,,,、-,,、-‐ヽ,,_                 _、-、_
;/;;'`"~、-''''''~^'''''ー-、_,,i:i、  ヽ`ヽ、;ヽ、,,,ノ.   /"´ ̄~''ヽ. ,.. ‐"`'ー-''`''-、
;;;/~":、---、___/´ ,,i:'''  ::   ヽ. ヽ.`'''"´  /´    :::..,/        .:::ヽ
;;;;;'''''^~~~~^'''''/ー-  ';、 :::    `  ヽ`''ー-,,,i_    -‐''"          ::::::::;i、,
;;;、;;;`''ー-,,,,,,,,,,,,,,_,,,,,、_   ''       ',::::    `'ー            .:::::::::;/:: ヽ、
;;;ヽ、ー、;;ー-、,,,,,,,、-‐''"    .;´ ̄`,   ',::::,,,,、-    _、           ''~     ''ー
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:::ヽ、`''ー-、ー-、'ヽ"、i;.     ヽ /"     .::..   '::,,:ヽ.     i     :::::
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ヽ,,_::''‐、,,,,''ー-''ー-"''/~'"''"/:/::      ::、::: ::::..     ..:.::::::::"     :::::::::
  ヽ


21. 2011年6月04日 03:28:54: MiKEdq2F3Q


LENER QUARTET


Lener Quartet - Mozart Quintet in G Minor
http://www.youtube.com/watch?v=NH78bHVO8Qo
http://www.youtube.com/watch?v=Bd-OODuWeuY


Mozart Oboe Quartet Goossens/Lener
http://www.youtube.com/watch?v=7cyAxY1lZsI
http://www.youtube.com/watch?v=HXOEMFKWSG4


http://www.youtube.com/watch?v=oW4Zfo_q-n8
http://www.youtube.com/watch?v=uwCpe8ukdsg
http://www.youtube.com/watch?v=fhOJMTaNRLw


Léner Quartet - Rasoumoffsky No. 1
http://www.youtube.com/watch?v=5CdOQY5tF8o

Lener Quartet - Beethoven Quartet Op. 59, #2 – Rasoumowsky
http://www.youtube.com/watch?v=sQkVf2g1S1I&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=AUxq05zJ70k&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=CAX4f4FhWUA&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=UgfGt26beqc&feature=related

Lener Quartet - Beethoven Opus 130
http://www.youtube.com/watch?v=7Irot7Z87WI
http://www.youtube.com/watch?v=sgBY84ztuxE
http://www.youtube.com/watch?v=CkAhDI9OIvA
http://www.youtube.com/watch?v=00OVz1xrByo
http://www.youtube.com/watch?v=icuFcmr0kdo&feature=related


Léner Quartet - Op. 132
http://www.youtube.com/watch?v=qyMT2lX_L9o

Lener Quartet - Quartet in G Minor (Debussy)
http://www.youtube.com/watch?v=FNOSeZu_thQ
http://www.youtube.com/watch?v=-SJ3I6nwjz0
http://www.youtube.com/watch?v=SvmDlRxvPes
http://www.youtube.com/watch?v=QUk0u2p-OPs


Lener String Quartet playing Borodin: Nocturne (2nd Quartet)
http://www.youtube.com/watch?v=di9kw7cQYxQ


            ,、-'''`'´ ̄ `フー- 、
          ,. ‐             ヽ
         ,.‐´               \
        /      ,l       \     ヽ
       /       l|, 、  、 |iヽ, ヽ \.   ヽ
       /     l  i ! | i  | |l'、ト ヽ iヽ ヽ  ',
       !     |  / | |. i  |.|| i.|ヽ |、 | ',   i  i
      !      ! / |,ャ、メ |i ト十i‐トi、! l  .i|  i
      ! i   ,.|!,.+‐'"| | | |i}  ' ュノェ|i,`i  l.| i
      l i l   l |/;:=ニ|i  l |   /rj:ヽ\ i  l i l
      | | |   ノ '/ iニ)ヽ,ヽ |!.   ' {::::::;、! 〉iー | | |
      | |i. |  !; 〈 !:::::::c!     'ー''(つ }i | i.| |
      | ! | |  ;: (つ`''"    、  //// /;:i | | !. |
       | i,  i. 、////      '     /,ノi,   i. |
       ! .|  | i 、,ゝ、     、─,    /   i |  |. i
       .! |  i |. | lヽ、      ̄   /  l  | i  | !
       ! |  i |i |l l| |`''‐ 、   , イ  |i | |i | i  |. !
       | |  i |i |i .| ノ    ` ''"  ヽ/l| l__,.、-|l l  ! i、
     ,. -'"゙ ゙̄'' ヽi |!l '           ,.--‐' |.i |i | |i ヽ
      /       ! l l ̄ `     、_        | /ノi i.!  |
     ,'          ! |              ,|/ |/i'   |
    i         ` l             .ノ  ノ ' ヽ、 |
    |        ノ     ,...      ヽ、;          ヽ-,
    .!         |::     :..゚..::       i:        ゙゙''i
     |       l::        ゙゙"       |:          |
   @゙!         |::              !::        ノ


22. 2011年6月04日 12:33:28: MiKEdq2F3Q

クレデンザを聴くには


@ CAFE le VIOLON『名曲喫茶 ヴィオロン』

http://www.geocities.jp/violon_plikkkeenoo/violonhp.htm

●住所 東京都杉並区阿佐ヶ谷北2-9-5
    JR中央線阿佐ヶ谷駅北口 徒歩4分 
●電話 03-3336-6414
●時間 12:00〜23:00
●定休 火曜
●全席禁煙


名曲喫茶「ヴィオロン」の定例SPコンサート
http://zigsow.jp/portal/community/113/

 店の正面にあるのは世界最大級の蓄音機「クレデンザ」。

寺元さんの手で針が落とされると、まさに今、目の前で演奏されているかのような迫力で音が迫ってくる。

「蓄音機による空気の振動状態は、管楽器とほとんど同じ。だから、生演奏に似た音が出せるし、音質もすごくクリアなんです。でも日本では、SPレコードはノイズが多いもの、と誤解されていたのが悔しかった。せめて私が生きている間は、本物の音を残さなければ」

そんな思いを込めて、毎月第3日曜に「21世紀にこれだけは残したいSPの名演奏」と題した演奏会を開いている。海外のオークションを通して取り寄せたSPレコードを、寺元さんが選んだ針で演奏する。「針は2年に1度、フランスやドイツに出かけて直接買い付けています。演奏会の前日には、深夜遅くまでレコードと針のチューニングを行います。どんな世界でも、こちらが究極までやらないと相手には伝わらないから」

 毎夜、夕方6時頃になるとライブが始まる。琵琶やシャンソン、ピアノ、サックスなど、ジャンルはさまざま。店の使用料が無料ということもあり、ライブの予定は一年先までいっぱいだ。プロ・アマチュアを問わず1ドリンク付きで1000円のみ。「あまり音楽を知らない人でも、ふらりと店に入ってきて欲しい」という寺元さんの願いからだ。

 ドリンクはすべて350円。食べ物の持ち込みは自由で、同じ日なら店の出入りも自由だ。コーヒー1杯で何時間でも好きなように過ごせる、という贅沢。曲をリクエストして音楽に浸る人もいれば、一日中思案にふける人もいる。名曲喫茶が流行した昭和の時代そのままの空気が、今も息づいている。

http://e-days.cc/features/tokyo/spot/chuosen/dining/violon.php


_____


A 富士レコード社 東京都千代田区神田神保町2-3 古書センター9階


毎月第三土曜日に、神保町の老舗 富士レコード社が、
自由時間店内上島珈琲店でSPレコード※1コンサートを
おこなっているのを知ってますか?
SP盤コンサートは毎回ゲストに著名人をお迎えして、
お持ちいただいたSP盤を聴きながら、
上島珈琲を飲む大人な会です。
使用する手巻蓄音機はアメリカヴィクター1926年製 「クレデンザ」。

http://www.fuji-recordsha.co.jp/
http://radiodays.way-nifty.com/blog/2007/05/1926_5fca.html


_____


B クルミドコーヒー 蓄音機コンサート

http://profile.ameba.jp/kurumed/


【所在地】 東京都国分寺市泉町3-37-34 マージュ西国分寺1F
【営業時間】 10:30〜22:30
【定休日】 木曜日

http://kurumed.jp/


 店内に設置されたビクター・1923年製の大型蓄音機のハンドルを回すのは、40年に及ぶ活動の中で数多くの音楽や映画制作に携わってきたプロデューサーの野口眞一郎さん。以前から西国分寺駅前のロータリーで蓄音機の「まちかどコンサート」を行っていた野口さんが、同店が出店するビルに事務所を構えた縁がきっかけで昨年末に初開催された演奏会を、今年から毎月第4日曜日に定例化するという。

 「幼いころから蓄音機の音楽に親しんできたが、若くして飛行機事故で夭逝したバイオリニスト、ジネット・ヌヴーのレコードに20年ほど前に出会って衝撃を受け、彼女の素晴らしい演奏を多くの人に知ってもらいたいと思った」という野口さんは、1989年に「ジネット・ヌヴー協会ジャポン」を発起し、以来本国フランスと交流を深めるかたわら、日本各地で蓄音機の演奏を行ってきた。今回のコンサートは、今年で設立20周年となる同協会を記念する意味を込めて、ラヴェルの「ツィガーヌ」やブラームスの協奏曲など、ジネット・ヌヴーの名演奏を収録したSP盤も多く選曲した。
 
 11時から約2時間行われたコンサートには家族連れやカップルが訪れ、ジネット・ヌヴーのバイオリン演奏のほか、ドヴォルザーク作・クライスラー編曲の「ユーモレスク」、エディット・ピアフの「愛の讃歌」など、野口さんがかける往年の名曲をコーヒーやケーキとともに鑑賞した。「あまりかしこまり過ぎずに楽しんでいただきたいので、コンサート中でも注文や出入りは自由」というオーナーの影山さんの言葉通り、興味を示した人に野口さんが蓄音機やレコードについて説明したり、「音が鳴っているうちに」と演奏中に野口さんが自転車で自宅までレコードを取りに帰る場面があるなど、終始なごやかな雰囲気に。蓄音機にじっと見入る小さな子どもや、ハンドルを回させてもらう子どもの姿もあった。

 「デジタル社会の現代で、電気を一切使わない蓄音機は言わば失われた文化だが、本物はどれだけ年数が経っていてもやはり良いもの。湿気など気候も多分に影響するので、空気が乾燥していて天気の良い今日は最高の蓄音機日和。良い音が出ている」と野口さんは笑顔を見せた。

http://tachikawa.keizai.biz/headline/422/


_____

C シェルマン 蓄音機ミニコンサート

http://gramophone.exblog.jp/i7/
http://gramophone.exblog.jp/i4/

シェルマン:本店

東京都中央区銀座3-14-16
TEL.03-3543-4848 

営業時間10:00AM〜7:00PM
定休日:日曜・祝祭日
取扱い商品:蓄音器・SPレコード・オルゴール・その他

http://www.shellman.jp/Site/52F4851D-86B2-4768-B020-C129B8AEDBF9.html

_____

D蓄音機の名器「クレデンザ」で聞くSPレコードコンサート 

前橋シューベルトサロン(広瀬川美術館内)


前橋市千代田町3−3−10 広瀬川厩橋河畔
TEL 027−231−7825

http://www31.ocn.ne.jp/~hirosegawa/sp.html
http://www31.ocn.ne.jp/~hirosegawa/curedentsua.html
http://www31.ocn.ne.jp/~hirosegawa/index.html


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Eカフェ サンスーシ

鎌倉市 雪ノ下 3−10−23  (清泉小学校前)
http://sanssouci.cafe.coocan.jp/index.htm
http://sanssouci.cafe.coocan.jp/sansui-%20annnai.html

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F 芦屋 山村サロン - クレデンザ



芦屋市船戸町4-1-301 ラポルテ本館3階
TEL 0797-38-2585  FAX 0797-38-5252
e-mail yamamura@y-salon.com  毎週木曜・定休


米国ビクター・トーキング・マシン社が作った大型手巻き式蓄音機です。1925年〜1928年にかけて製造されたもので、比較的初期の物です。

山村サロンでは偶数月の20日以降の水曜日(午後2時〜4時ごろまで)に<クレデンザ・コンサート>を開き、SPレコードの美音を楽しんでします。

http://www.y-salon.com/credenza.htm

英国デッカ社のステレオ電蓄、デコラ・ステレオはSP・モノラルLP・ステレオLPと45回転・16回転の音盤を鳴らすことが出来ます。音盤100年を股にかけて検索していると非常に楽しい発見があります。

http://www.y-salon.com/deccadecola.htm
http://www.y-salon.com/credenza.htm


_____


G-+-+サロン・ド・あいり+-+-三宮・蓄音機・密造酒


エジソン倶楽部

当店が「ビクトローラ・クレデンザ(下の写真)」を使用して、 第2・4 木曜日に行うSPレコードコンサートです。

会費・・・¥1,000-(ワンドリンク付) 時間・・・1:30から4:00まで


サロン・ド・あいり

〒651-0096 
神戸市中央区雲井通4丁目1-23-207
TEL&FAX:078-241-1898

http://music.geocities.jp/kobeairi/html/egi.htm
http://music.geocities.jp/kobeairi/index.htm


_____


H 金沢蓄音器館

石川県金沢市尾張町2-11-21
TEL:(076)232−3066

http://www.kanazawa-museum.jp/chikuonki/kannai/index.htm



23. 2011年6月04日 14:35:38: MiKEdq2F3Q


I北海道恵庭市 ビジネスホテルSG 1F レストラン「ドルフィン」


蓄音機で聞くSPレコード鑑賞会のご案内

日時 毎月 第3日曜日PM1:00〜PM3:00

場 所 北海道恵庭市泉町11−1

電 話 0123−33−5611

参加費 無料(珈琲代500円お代わり自由)

主催  恵庭SPレコ−ド倶楽部

使用蓄音機 英国製EMG mark10  

http://gramophone.jp/


24. 2011年6月04日 15:05:38: MiKEdq2F3Q


J 熊本市立博物館

熊本市古京町3番2号
電話:096−324−3500


蓄音機でレコードを楽しむコンサート

毎月第4日曜日を原則(12月と1月は第3日曜日)

コンサートは午後1時半より、午後4時前を二部構成で進行します。

場所は熊本城裏手の三の丸駐車場前の熊本市立博物館。博物館には駐車スペースがありませんので、熊本城周遊バスを利用して細川刑部邸前で下車して下さい。博物館に自家用車で来られますと、会の進行に迷惑がかかりますので心得て下さい。


3月は熊本城の催しなどと重なったために、周遊バスは一便遅れ自家用車は駐車スペースが無い状況でした。4月は幾分良いかなと思いますが「熊本市議会議員一般選挙」投票日でもあるし、お天気がよければ行楽日和でしょうからゆとりを持って公共交通機関を使うことをお薦めします。

http://spconcert.posterous.com/


25. 2011年6月04日 20:39:36: MiKEdq2F3Q

K3丁目のカレー屋さん

東京都 中央区京橋3-9-9和ビルB1

電話番号:03-3567-6767

営業時間:
[月〜金]11:00〜16:00 
[第1・第3土曜]11:00〜16:00
定休日:第2・4・5土曜、日曜、祝日


都営地下鉄浅草線宝町駅A3出口より徒歩3分

http://blog.goo.ne.jp/romy-tokyo/e/d37bf60b2498879aa84544b39a4cac9f


東京の京橋で、クレデンザを聴ける店があります。3丁目のカレー屋さん、と言う店です。

ここは、アルテックのスピーカーに、ウェスタンの映画館用のすごいアンプで、モノラルのレコードをきかせてくれるのですが、クレデンザもあるんです。主人がいれば、頼めばきかせてくれます。

http://ameblo.jp/levinson-cello-freak/entry-10751028252.html


ここは、カレー屋をメインとしているとはとても思えない。まず、すごくレトロで落ち着く空間があり、アルテックとウェスタンの古典的オーディオ装置があり、なかなかレトロな響きが流れている。

カレーも味わい深いが、この空間、オーディオ好きにとっては、夢の国である。しばし時を忘れ、タイムスリップする。そういう幸せな空間である。この装置は、カーネギーホールにおいてあるのと同じものらしい。まあ、通常表には出ないものだ。

さて、肝心の音だが、ステレオをモノ再生しても、けっこう奥行きが感じられる。レンジは狭いが、不満はない。針音がまったく聞こえないのが不思議。ケーブルなんかも古色蒼然たるものだ。だから、今の音ではない。しかし、部品もすべて当時のものでないと、こういうバランスでは聴こえないのだろう。それは見識である。

真空管だが、けっこう固い音だ。これは、ジャズを聴いてみたい、と思った。

夜にも行ってみた。ヴィナリスの斜め向いにあるので、灯りがついていたので入ってみたのである。 しかし営業はしていない。 オーナーがいて、音楽をならしていた。 それで、いろいろ質問しながら、いろいろ聞かせてくれた。

プレーヤーがRCAのだ、というとそれだけで非常に喜んだ。 昼とはまた違う味わい。


クレデンザも聞かせてくれた。竹針だとやわらかい。フーベルマンのヴァイオリンでバッハ。クロスビーの歌。

また、メインの装置でもジャズを。

この機械は、出力管は211のプッシュプルで、160ワット。スピーカーは605だという。自宅ではA5をならしているらしい。この出力管は、1000Vくらいプレート電圧をかけているので、さわると危険。4本の真空管はやはりブリッジだという。

プリアンプのうち2つはステレオにしているが、プレーヤーはナショナル。RCAはアームが2本あるが、使っていない方は、ヴァーティカル用だという。これ用の音はきかなかったが。

http://ameblo.jp/levinson-cello-freak/entry-10806401476.html

ここは、本当はカレーが出ない夜にこそ訪れるべき場所だと思う。お店のご主人がその気になると、100年物など秘蔵のレコードを聞かせてくれるからだ。それも大正末期のプレーヤーや、50年物の米アルテック・ランシング製スピーカーで。音色を聞けば、誇張抜きで1950年以前の世界が目の前に現れたように感じる。

そんなオーディオ好きを惹きつけてやまないであろう場所が、ランチタイムには可愛らしい名前のカレー屋さんとなっている。メディアこそCDになってしまうけれど、BGMはやはりアルテックのスピーカーが奏でてくれる。


さて、メニューを見るといずれも欧風カレーらしい。僕は「焼きチーズカレー」(1300円)を注文した。説明文によると、20種類のスパイスを混ぜ合わせているんだそうで。辛さは中辛にしておいた。

焼きカレーは時間が掛かるけれど、アルテックの特徴である伸びやかな中域の音色に聞き惚れていればあっという間。ほら、アツアツの証拠である音を立てている焼きカレーがもう目の前にやってきた。

きれいにお焦げができたチーズの表面をスプーンで割り、一口食べてみた。

おや、意外とさっぱりしている。

見た目に濃厚な焼きカレーなので、濃厚な味を想像しつつ口に入れてみたのだけど、良い意味で裏切られたな。スパイスも突出しないように配合しているらしく、とがったところがない。全体に上品な仕上げ方と言える。

チーズの香ばしさをアクセントにしつつ、すいすいと食べ進める。主な具は牛肉で、ほかにナスも目に付いた。

安心して食べられた半面、味のメリハリが少なく感じる人もいるだろうな。通好みのカレーかもしれない。

おおお、行かれたのですね。
すごく独特の雰囲気のお店ですよね。
Posted by MIYOSHI at 2007年01月18日 08:20

http://love-curry.seesaa.net/article/31603009.html


蓄音器の音の素晴らしさを教えてくれたのは、京橋にある喫茶店「YOU」でした。

何れも劇場用のものという、アルテックの大型スピーカー、真空管アンプとイコ ライザーを備え、やや薄暗い店内には洒落たランプや古いリアドロの踊り子等が飾られて、店主の並々ならぬ拘りが感じられます。

早稲田実業の野球部出身という店主の大澤さんの好みはジャズが中心のようでしたが、クラシックから、シャンソン、タンゴと様々なレコードを入口の脇にある小部屋から出してくるのでした。 同じレコードをRCAの古いプレーヤーを出してきて聴かせてくれたり、バッフル板に取り付けたスピーカーで聴いたり、珈琲一杯で贅沢な音道楽の世界を味わう ことができました。ニューオルリンズのジャズ・クラリネットの名手、ジョー ジ・ルイスや英国の理髪師出身の歌手アル・ボウリーなどもそこで教えて貰ったものです。

 大型蓄音器「クレデンザ」もそこで初めて聴かせて貰ったのですが、その音の生々しさ、リアルさに驚いてしまいました。

最初に聴かせてくれたのが淡谷のり子 の「たそがれの小鳥」でした。淡谷のり子は元々好きな歌手でしたが、その直ぐ傍で唄ってくれているようなニュアンス豊かな美しい声に、蓄音器という百年近く前の再生装置の実力に、ただただ感嘆するほかありませんでした。 その後、銀座の「シェルマン」など蓄音器の店を何軒か見て歩き、やはり「クレデンザ」の音が格別だと判 断してアメリカから輸入してしまいました

 こうして蓄音器の銘器「クレデンザ」と出会い、オーディオの楽しみ方を教えて貰ったのも僅か十年程前のことですが、「赤レンガ」のマスターは既に亡く、懐かしき「YOU」も今では息子さんが経営する評判の良いカレーライスの店「3丁目のカレー屋さん」になってしまいました。

http://sanssouci.cafe.coocan.jp/sansui-%20kuredenza.html


26. 2011年6月04日 21:34:37: MiKEdq2F3Q

L ゆふいん音楽時代館


温泉で有名な大分県湯布院町に古き良き時代のロマン、蓄音機を集めた博物館「ゆふいん音楽時代館」

【所在地】 大分県由布市湯布院町川上無田1524の1

【問合せ先】 0977-28-2220

【営業時間】 9時〜17時

【定休日】 なし

【料金】 500円(コーヒー・プリンどら付き)

【駐車場】 湯の坪横丁共同駐車場利用(無料)

【JR】久大本線由布院駅よりタクシーで約5分。

【車】大分自動車道湯布院インターより約7分。

湯の坪横丁内にある、音楽ミュージアム。館内には音楽マニアもうなるほどの、珍しい蓄音機やSPレコード、それにビクターグッズが多数展示されている。ランプ型のものや、イスと一体になったチェスト型のものなど、ユニークな蓄音機がたくさん揃うので、音楽マニアでなくとももちろん見応えは抜群。

スタッフの方が実際にレコードをかけてくれるので、この古き良きものたちが奏でる優しい音色に、ゆっくりと癒されたい。また入館者にはコーヒーと、プリンとどら焼きが一緒になった“プリンどら”がサービスされるのも、嬉しい限り。この心地よい音楽が流れる癒しの空間で、コーヒー片手に極上の音色に酔いしれたい。

http://onpara.jp/share/around/QO005/757_index.html

湯布院 音楽時代館 


湯布院の音楽時代館の蓄音機の展示室とビクター犬のニッパー君です。

7〜8年前になるでしょうか、家内と家内の両親と湯布院に行きました。家内の実家の長崎から雄大な阿蘇を通ってレンタカーでドライブで行きました。温泉も旅館の料理も良かったのですが最も印象に残ったのが音楽時代館に立ち寄れたことです。

展示室を見た後喫茶室で珈琲を飲んでいたら、喫茶室にはウエスタンエレクトリックのトーキーシステムがBGMで鳴っているのに気がつきました。装置の中を覗いてみると出力管に本物のWE-300Bの真空管が2本ささっていました。お店の人に、これWE-300Bですよね。ということはこの装置は86-B型ですね。と尋ねただけでお店の人が目を丸くして、お客さんなんでそんなことまで知っているのですかと驚かれました。

こんなに詳しいお客さんは見たこと無いので、蓄音機も聴いて見ますかと展示室に案内してくれて、ガラス戸を開けて大型のコンソール型の蓄音機のセットをしてくれました。(普段は展示のみだそうです)

ひょっとして、これビクターのクレデンサーという蓄音機ですかと尋ねたら、またまた驚かれました。かけてくれたレコードはカザルスの無伴奏チェロ組曲でした。78回転のSP盤です。

今度は私が驚きました、初めて聴く蓄音機の名器クレデンサーから出てくるカザルスの演奏の音が帯域は狭いのですが素晴らしいのです。しかも朗々と鳴り渡ります。メカニカルなアコ−スティックな装置でレコードの音がこれほど再生されるとは思ってもみなかったです。当時のクラフトマンシップを感じます。
帰りに、瀬戸物のビクター犬のニッパー君を買って帰りました。ニッパー君は今でも我が家のスーパーウーハーの上にちょこんと座り首をかしげて私と一緒に音楽を聴いてくれます。

http://takoyakiongaku.blog.so-net.ne.jp/2008-04-22-1


27. 2011年6月04日 22:17:10: MiKEdq2F3Q

(参考)


湯布院 山荘無量塔(MURATA)Tan's bar (タンズバー)

http://www.sansou-murata.com/facilities/tans_bar/index.html


住所 大分県由布市湯布院町川上1264-2 山荘無量塔

TEL 0977-84-5000

由布院駅からタクシーで約7分 由布院駅から2,011m

営業時間

[Tea Time] 9:00〜18:00(L.O.17:30)

[Bar Time]※宿泊とお食事処利用の客専用 18:00〜23:00(L.O.22:30)

日曜営業 定休日 年2回不定休

ティータイムはクラシック、バータイムはJAZZを中心に1930年代のアメリカ製劇場用スピーカー、WE16Aホーンが奏でる重厚な音楽もお楽しみ下さい。

平均利用金額 最も多くの方が実際に使った金額です。

[夜] ¥1,000〜¥1,999 | [昼] ¥1,000〜¥1,999

http://r.tabelog.com/oita/A4402/A440201/44000143/

大分県湯布院 無量塔


大分県湯布院町 空想の森美術館の傍に山荘・無量塔はあり、昼はティールーム夜はバーとなるスペース。

タンズバーにWEが鎮座しています。小さな音量でも、浸透力のあるWEのスピーカーは、貴方を異次元の世界へと誘ってくれます。由布院へ行かれたら、WEを聴いてコーヒーを飲みましょう。充実感のある贅沢な時間をお約束します。

 
使用機器

ELTUS4181 WE555 16A 
KANNO K597
KANNO MU300N KP300 EMT927
MARANTZ CD95(Tuned)
VJ DAC9710+BAT9110
DENTEC ST-BASE SLC OF1

http://www.soundden.com/murata.html

Tan's bar '06/09/09 ('06/05 訪問)moon_and_spoon (128)


さすが1泊4〜5万円する宿のラウンジだけあって、雰囲気は最高。

宿泊客以外でも利用できるので、由布院に行くと必ずお茶に訪れる。門をくぐるとスタッフが丁寧に案内してくれる。

シックな造りでTEAコーナーは一番奥のソファー席。緑に囲まれた屋外に出ることもできる。

由布院ではお馴染みのB-speakのPロールやtheomurataのチョコレートとともにコーヒーを頂く。極上の休日だ。

________

オトナな午後3時。 '10/10/30 ('10/10 訪問)ミュミュー (13)


言わずと知れた、由布院「山荘 無量塔」のカフェ。レトロ感漂うソファに腰掛けると、暖炉の明かりに時が止まる。ゆったりと流れる心地よいジャズに乗せて香る珈琲。まさに非日常の空間です。

「キャラメルアイスクリーム」は、見た目からは想像できないほどオトナな逸品。ちょっぴり苦めのアイスは、後味にふわりとブランデーが香る。その上品なこと!オトナの特権、とも言うべき深い味わいが楽しめます。

一緒に注文した「ダージリンティ」も香りが濃い。自分へご褒美をあげたい日のティータイムに訪れたい場所です。


________


静寂の空間で至福の時を '10/09/28 ('10/09 訪問) singlemalt (1027)


柴扉堂での食事を終え会計を済ました後、食後のドリンクをいただきにTan's Barへ移動しました。今日も晴れ、日差しが強く窓越しに明るい光が入り込んで以前利用の際とはまた違った雰囲気を醸し出している店内風景でした。比較的空いていたので大スピーカー前のソファへ着席。食事直後のためさすがに定番のPロールは取りやめブレンドコーヒーのみ注文することに。

何気なく柔らかなソファに身を預けて頭上を見上げると、天井まで高く仕切られた構造。地元の知り合いによると建物自体も音響効果を考慮した設計との事。壁に設置されたWEの大スピーカーから出る音は館内全体の空間を音響空間としている事が分かりました。昼間はクラシックを流していますが、弦楽器が空間を利用してしっとりとした音色を奏でていました。


_______

スピーカー、ソファ、暖炉 '10/02/05 ('09/12 訪問) ねこちゃん (128)


ここは、湯布院へ行くと必ず寄るお店。 朝からカフェが始まり、夕方はBARへと変わります。

イギリス製の大きくて真っ赤な劇場用スピーカー(素直にかっこいい)

その下にめらめらと燃える暖炉。

そして選曲が良し。


朝のグレゴリオ聖歌、昼のモーツァルトのクラリネットコンツェルト、夜はジャズ。

(一度だけ、朝にviolinだったことがあって他にお客様もいなかったので こうるさい私は変更して頂きました・・・すみません けれど、とても丁寧で慣れた接客。)

演奏家も、誰もが持っているようなCDではなく、これ誰の演奏かなぁと友人達と話しながら、ジャケットを見せて頂いたことが何度も。

ゆったりとソファに座って、高い天井から降ってくる音を聴きながら珈琲を飲むときの幸福感といったら・・・・!!!


暖炉が大・大・大好きなわたし、ポイントが幾つも重なっている、大切な場所です。
カップはジノリのベッキオホワイトで、これも何年も変わっていません。

http://r.tabelog.com/oita/A4402/A440201/44000143/dtlrvwlst/


九州にもお気に入りの温泉があります。 それは湯布院です。


 毎年7月最後の週の木曜日から日曜日まで開催される「ミュージック・フェスティバル」や、8月最後の週の水曜日から日曜日まで行われる「湯布院映画祭」等、けっこう自分好みのイベントが多く、しかも車を飛ばせば2時間半程度(実際は2時間くらいで着いているようですが)で行くことの出来る、ちょっと軽井沢を思わせる素敵な街並。最近台頭してきた黒川温泉とは趣を異にし、温泉だけでなく、町自体を楽しむことが出来る温泉街は、なかなか他に類をみません。


 湯布院は昭和30年、由布院町と湯平村が合併して誕生した町です。お湯は弱アルカリ単純泉が主で、刺激が少なく優しいお湯のため、腰痛や神経痛のほか、疲労回復、術後保養などに良いとされています。


 当時は別府に押され、単なる山間のひなびた温泉地だったこの地を「町興し」した中心人物が、「亀の井別荘」社長の中谷健太郎氏と、従兄弟で「玉の湯」社長の溝口薫平氏でした。 中谷健太郎氏はかつて映画監督だったこともあり、映画祭の企画に一役買ったわけですが、その映画祭も今年で31回目となります。中谷氏との関係もあって湯布院は映画俳優に人気があり、俳優の山崎努がよく亀の井別荘に泊まっていたとか。

 ここは散策に良い金麟湖のすぐ傍にある由布院でも老舗中の老舗で、1万坪もの広大な敷地の中に離れや談話室、大浴場などが建ち、敷地の中には「鍵屋」と呼ばれるお土産屋や食事処の「湯の岳庵」、喫茶「天井棧敷」など、湯布院でも人気のお店があります。それでいて、宿泊客専用の萱葺きで造られた門をくぐると人気も無く、閑静な別世界が広がるのですから、なんとも不思議な宿です。


 湯布院の温泉宿御三家はと言うと、上記の「亀の井別荘」 「玉の湯」と、最近とても評判が良い、


「山荘 無量塔(むらた)」
(湯布院町川上1264-2 TEL:0977-94-5000 予約は電話のみ42,000円〜)


でしょうか。部屋は8室しかありませんが、創作山菜料理の「茶寮 柴(さい)扉(ひ)洞(どう)」と、オーディオマニア垂涎のアメリカ・ウェスタン・エレクトリック社製スピーカーが鎮座する「Tan's(たんず) bar」が併設され、まるで別世界です。

 確かにこれらのお宿は素晴らしいのですが、その宿泊料金も唸らせてくれるものがあります。湯布院の宿は基本的に宿泊は2名以上なので、無量塔のそれなりに良い部屋に泊まると、軽く2人で10万円は超えてしまいます。ましてや2泊以上となると、まだ山のように借金を抱えている私には、なかなか気安く利用出来るものではありません。

 そこで私が探し出したのが、「山荘わらび野」 (湯布院町川北952 TEL:0977-85-2100 FAX:0977-85-3618 23,250円〜 E-mail:warabino@qs-net.com 露天風呂あり)です。

 敷地は1,000坪とやや小振りですが、10室全て露天風呂付きの離れ数寄屋風木造となっていて風情もあり、特に秋は紅葉が見事です。交通手段としては湯布院インターに近く、車で行くにはとても便利です。近くには


「あーでん」
(TEL:0977-85-2530 定休日火曜日&第3水曜日 営業時間10:00〜17:00)
というクラシックはタンノイのスピーカーRHRで、ジャズはJBLのパラゴンで聴かせてくれる音楽喫茶もあり、音楽ファンにはうってつけです。

http://members.jcom.home.ne.jp/k.kusunoki/writing/onsen.htm


28. 2011年6月05日 00:21:53: MiKEdq2F3Q

パラゴンがさりげなくある喫茶店 あーでん

http://www.coara.or.jp/~arden/
http://www.coara.or.jp/~arden/garden/top.html

大分県由布市湯布院町川北918-32

今回はとても驚いたことがある。 湯布院の「あーでん」という喫茶店なんですが、JBLスピーカーの不朽の超名器パラゴンが置いてあるのです!! 


20年ほど前初めて本で見たとき、当時の高級車が買えるほどの値段がしていた名器です、今まで本物は見たことがありませんでした。 それがこのお店にさりげなくおいてあった。

おいしいカレーを食べながら、パラゴンでクラシックを聞いて、なかなかいい時間を過ごしました。なお、自分で持ち込みのCDを聞かせてくれると張り紙があったので、今度yanniのピアノ曲を持っていって聴かせていただこうと思っています。

このJBLのパラゴンというスピーカー、31年間ものロングランを続けた商品だそうで、ユニットの新旧交代はあったが、全体の構成はそのまま引き継がれたという。 今のように工業製品が数ヶ月単位でどんどん新旧交代していく時代には無い豊かさがありました。 もう、このような名器が登場する時代はやってこないのではないでしょうか....

そうそう、使っているアンプもただ者ではなかったです。マークレビンソン、マッキントッシュ、メインアンプは真空管式。いずれもそう簡単にお目にかかれないものばかり。

http://www.coara.or.jp/~sanken/beppudic/paragon.html

湯布院の夢と、ひとびとの消えゆくさま 2008年 04月 16日


湯布院って、温泉町(街じゃないな)があります。由布院とも書く。

東の横綱が草津、西の横綱は湯布院。

さて、アタイは、ひょんなことから湯布院に行くことになりまして、昨日帰ってきたんです。無量塔(むらた)という、湯布院御三家と呼ばれる旅館がある。

そこのBarというか喫茶室に、Western Electric 16aってデカイスピーカーがある。


WEというのはオーディオ界においては伝説の領域、ALTECもJBLも3極真空管300Bのハナシも、遡るとそこにいきつく。

WEの製品は、東京でも聴けるところはいくつかあるのでしょうが、無量塔のこの雰囲気がヨサゲでいってきたわけです。試聴用CDは例のEフリードマンのツゴイネル、そして亡くなった石野見幸(美幸の方がいいな)

真ん中に紅い16aがあって、低域のコーンが左右にみえる。小さくみえるラッパがツイーターです。

広い席には品のないオヤジ連中がタバコを吸っている。俺は、こーゆう人間が大嫌いなのよ。HiFiセットの前で音楽も聴かないでタバコを吸うなんて、典型的な
マヌケ人間。禁煙にしない無量塔も悪い、評価−1


露骨にイヤな顔をして、ここは禁煙の席はないの?って聞いてみたのよ^^

そーしたら11時から禁煙だと??

よく、わからないけど、外で5分くらい遊んでいたら、タコが帰ったので品のいいみっちゃんのご入場・・

ばははは、クラシックにしてくれというから、自分で焼いたVi特集のCDをだした、録音は最悪。このCDを再生できたら装置は一級品。

ところが、ウエイターがなにもわかっていない。

音が小さい!

大きくしてくれって言ったら、ほかのお客様がいるから、ほどほどでだと@@

おい、ここはWEの装置を売りにしている音楽場だろ。等身大の音を出さずに、なんで、音楽がわかるんだ、ふざけろコロッケ。。


社長は天才とかいわれているオトコのようですが、こんな営業姿勢じゃ
たいしたことない、評価−2


で、遠くからきこえる音を聴いていたんですが、うほほほ、音はいい。

諸君の駄耳じゃ、どこがいいかわかるはずもないけど、中低域の透明感と膨らみ、そしてウーハーとの繋がりがいい。高域も無理に伸ばしていない。オケの合奏部が厚みをともなって自然に再生される。

この装置で「運命」を全開にして聴きたかったのですが、望むべくもなく
柔らかいケーキみたいものを食べて帰ってきました。で、消化不良だから、アーデンという喫茶店にタクシーで直行。


装置は午前中はTANNOY、午後はパラゴン。

レビンソン、マッキン、WadiaのDACと、まあ、客を呼ぶ材料はそろっている。


で、音は悪い^^


品のいい女性がやってるから悪口を書く気は毛頭ない。ただ、俺は妥協はしない、そーゆうオトコ・


癒しの音楽だ、聴きやすい音楽だ、なんていうならBOSE301と90年代の国産アナログプリメインで充分。けれども、これだけの装置をそろえて、HPを開いて、東京在住のみっちゃんにまで宣伝をしてるってことは、それだけの自負心、気概、プライドがあると、俺は思う。

だとしたら、少なくとも無量塔あたりに足を運んで、他店の音をチェックすべきだろう。

石野の声はドーマ声だし、エリックドルフィーのバスクラは何の刺激も与えない木管奏。これではパラゴンが泣く。


パラゴンは70年代以前のソフト用、中高音が強いので、倍音を響かせた鳴らせ方をしないと聴くに耐えない音になる。だから、真空管マッキンとトーン回路が必需品。

ハイを微妙に調整する。

プリにレビンソンをもってきたら、高域がキツくなるからATTで絞るしかない。

高域がまったく出てない音を、まろやかと勘違いして聴くことになる。

あのダルイ音は、バックがコンクリか石だったので、低域がかぶっているのかもしれない。

TANNOYの下にはTAOCと思われる鉄の台が置いてあったようだが、あれもダメ。

TANNOYの低域はそもそもユルイ。

それを締めるために鉄の台を置くというのは、邪道、音が死んでしまう。

せめて置くなら堅い木か、銅板のカマシ。

アタイクラスになると、畳とか、ソファーを置く。

まあ、日本で10人もいないね、畳なんて天才的な発想は、ばははは・

俺が調整したら1週間で、西日本最高の音になるんだけど、仕方がない。

もし、このblogを読む機会があったら、怒る前にぜひ装置を再設定してちょーだい。また、聴きにいくから。。

http://sniperfon.exblog.jp/7719098/


29. 2011年6月05日 00:52:43: MiKEdq2F3Q


あの無量塔のシステムは、サウンドデンが調教していたんですね。
http://www.soundden.com/murata.html


これで音はいいけれども、使い方がわかっていないという謎が解けたわけだ。

藤本社長、WEの音は小さくても浸透力があるって無量塔のことをかばってますが、暗に音量が小さいことの不備を指摘しています。


今日は絵のことを少し書きますが、ここでも、音楽と同じようなことがおきている。由布院には小さな美術館というか、店が多い。シャガールやダリ、山下清、そして無量塔。

金鱗湖畔のシャガールは、サーカスシリーズのリトグラフ。
シャガールという人は多作で、どれも、ロバとかニワトリが顔出す^^
構図もヘンテコリン、しかし色調が素晴らしいですね。あの官能的なアンバランスさというのは、ナチとユダヤ(シャガール)の相克の結果生まれてきたような気がする。

この人の絵は、どれも似たような感じですが、飽きない。ただ観てまわるだけで楽しい。あたいは癒しという言葉はあまり好きではありませんが、シャガールの
絵をみているといつも心がなごむ。恋人同士の絵も多く、これは一番好きなもの。

客寄せにはシャガールはもってこいですから、日本中の美術館にだいたい何点かはあります。こーゆうところが日本文化の底の浅さを照射しているのですが、シャガールに限っては許せるような気がする。


無量塔は「アルテジオ」っていうスペースをもっている。で、期待していったのですが、あまり良くなかった・・

中国の現代画、音楽関係のオブジェ、なんかシックリいかない。アタイなら、ザン・ホンビンを飾る。

東京都現代美術館にいくとわかりますが、現代芸術なんてほとんどガラクタです^^
玉石混淆、1000点のなかに、ヒトツいいものがあればいい。退屈な作品に膨大な場所と時間、オカネを費やした結果、経済としての美術館全滅に繋がっている。大衆が愚かなのではなく、芸大を出ただけの凡人芸術家が多すぎるのです。

無量塔が、その作品を自前で選んだのか、外部の人間に任せたのか、それはアタイは知らない。けれども、アタイがみた作品は、まったくつまらないものでした。

無量塔がやるべきことは、これから述べる山下清の作品を蒐集することであって、つまらない現代絵画を飾ることではないと思うのですが、社長殿はいかがお考えか?

さて、由布院に、山下清の作品を並べているところがある。これがまた、つまらない土産屋の並びに建っていて、由布院文化の底の浅さを露呈している@@

なぜ由布院あげて、山下清美術館を保護育成しないのか。この薄幸の放浪画家は、多くの作品を残しているのですが、その全貌をなかなか拝めない。なぜかといえば、それはアナタ、差別でしょう@@

国立美術館の一角に、なぜこの国民的画家の作品を遇する場所がないのか。平山郁夫の絵より山下清の貼り絵のほうが数段素晴らしいと思うのですが、みなさまは、いかが?


で、山下清の作品は簡単明瞭であるから、何もない田舎の由布院にあっている。アタイはやはり無量塔に山下清をやって欲しかった。そーしないと、無量塔の方向性というのは松井証券のようなもの。いずれ衰退していくんじゃないかと思うのでありんす。

田舎でモダンを追うのは現象。現象を追うと現象にやられる。
普遍を追わなければ、普遍的に生きられない。

http://sniperfon.exblog.jp/7742026/


みなさまご承知のように、由布院御三家といえば亀の井別荘、玉の湯、山荘無量塔ってことになってる。だから宿を予約するときは新参者は悩む。

アタイは評判がよければどこでもいいんだけど、知り合いが玉の湯が一番だっていうから玉の湯にした。結論をいえば、あんなものでしょうし、ほかの旅館のレベルが低いからマトモにみえる。

内装は普通だし、料理だって、アタイが東京で食べてるものと大差ない。
いまどき、東京の料理が最高だなんて常識だ@@

ただサービスに心がこもっていた。あの従業員の心持ちに、みなさま感動するのでしょう。

昼飯は亀の井にいって食べたけど、料理は亀の井のほうが良かった。アタイの好みにあっていたのか。

鮎も亀の井は天然の子鮎、玉の湯は大きかったから天然じゃないな。いくら九州だからって、天然物があんなに大きく育ってるわけない。やたら牛肉のメニューが多かったけど、いまどき牛肉なんて食べてるのは田舎モノ。妹が佐賀牛の最高級ロースを送ってくれたが、あんなものアブラ臭くて喰えない@@

北海道にいくと、カニばかり。そんなものには何の魅力もないってことが、わかってないらしい。もっと、勉強しないとダメだね。

毎日スッポン鍋にしたけど、水がいいのかおいしかった。鯉こくも、玉の湯と亀の井、両方で食べたけど、これは引き分け。山菜はタラの芽だせば、いいってもんじゃねーだろ。山菜っていうのは、ふきのとうが一番。

東京ボーイのアタイが、こー言ってるのに、地方の人間が牛肉、カニだって言ってるんだからかみ合わないわけだ。天麩羅は揚げ方があまりうまくない、東京のほうが上。

無量塔は、例のオーディオを聴いてコーヒーを飲んだだけだけど、あまり泊まろうとは思わなかったね^^


むほほほ、田舎の建物を運んできて、風流をきどったところで、それは借り物でしょ。

無量塔はいまのところ偽物、アタイはそー思う。本物になるためには、もっと地に足をつけた営業努力を続けていかないとそのうちに飽きられるね。


由布院の復活は奇跡として語られてますし、本も何冊か出ている。ちょうど宴会型旅行が飽きられ、熱海、鬼怒川あたりが地盤沈下するころに、小さな手作りの斬新な旅館街として人気になっていった。

夏には原宿と化す軽井沢のような趣もありますが、リピーター人口は漸増傾向を維持しているようで、まあ、10年は安泰でしょう。アタイは、その後の由布院の将来は、決して明るいものだとは思わない。

九州の奥座敷としての地位を固めれば、箱根のような形で生きながらえることはできるかもしれないが、パイが少々大きくなりすぎた。


帰りがけによった、高級料亭風の店。客はひとりもいなかったし、出てきたオヤジ、「今日できる料理はこれだけです」と、3品くらい指さす。

とてもじゃないけど食べる気をなくして、じゃあ、けっこうですと出てきました。

相場でやられてパンク寸前なんだか、昼間からオンナに狂ったのかは知りませんが、あーゆう店の存在って町を腐らせていくんですね。敏感な経営者は、風の匂いが変わりつつある由布院に、なんとなく不安を感じ始めてることでしょう。

http://sniperfon.exblog.jp/7761986/


30. 2011年6月05日 01:27:05: MiKEdq2F3Q


大分や熊本の人気の温泉は素敵、素晴らしいという声はよく聞く。確かに、中九州の大分・熊本の温泉地は、旧来の温泉旅館のイメージを壊し、そこにあった欠点を全て払拭している。 団体旅行専用宿を排除し、かけ流しを基本とした小さな浴槽を用意し、個に籠もる客の意識に配慮して個室露天風呂をもうけている。

「カニ足、茶碗蒸し、天ぷら」という本倶楽部非お薦めの日本旅館三悪料理も極端に少ない。上等な田舎を意識した凝った内容に外観、始めていった客は誰もがあっと言う演出だ。

しかし、中九州に通い続けると急速に飽きてくるのも事実。よく見ると、どこも金太郎飴のように同じ。

黒く塗った木材に白い壁、焼き杉の内装材、掃いて捨てるほどの地鶏地鶏のオンパレードに創作懐石と銘打った茶道を無視した懐石、内湯を無視し体まで洗わなければいけない凝った露天風呂、売店で売る地元生ジャムや無農薬野菜・味噌。

何故こうなるかというと、由布院御三家などをのぞいて、かなり多くの宿に同一の温泉宿コンサルタントがついているからだ。

都会では、暴走族のごとき当て字漢字の創作懐石店が若い女性に流行っている。陳腐な安い素材を如何に「いい感じ」に見せるかは、全てお籠もり感の内装とメニュー造りによるが、これはほとんどがコンサルタントの知恵の結集。だから、どこも同じような中身になる。

http://www7a.biglobe.ne.jp/~umayu/page156.html
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/1109.html

_________


日本のオーディオファンは神経質だから、コードやリボンツイータなんて細かなことばかり書いているけど、室内音響というものを、ほとんど考えていない。

音楽というのはまず部屋、部屋がすべて。

こーゆう基本をわかってない人間と会話しても、永遠に解決しない。

和室のデッドとマンションのライブでは、低域のピークが10dB以上違うんですね。あるいは500Hzのピーク。そして空気抵抗の粘性、あるいは聴衆の吸音力。湿気で音なんか簡単に変わるんですよ。

コードなんか変えるまえに、部屋の音響を変えないとダメです。

そこまで踏み込んで、真摯に正道を歩んでいるのは、日本ではアキュフェーズだけです。BEHRINGERの製品はタダみたいに安いですから、いちど買って試してみるといいでしょう。

500万くらいのシステムじゃ、音質劣化なんて判断できない。ただ、アタイのように耳がいいとわかるから、マルチにして低域にのみ入れたほうがいいね。


アタイの事務所で150Hzあたりを−10dB、500Hzを−2dB。

これで、ほぼフラットですね。ほとんどの方は、音の変化に愕然とするでしょう。


そーゆう音をさして、平凡な音だとか、ジャズには向いてないという人間が、日本には多くて最高^^

ジャズ喫茶のイカレた音しか知らない人間が多すぎるのね。グラッペリのヴァイオリンを聴いたことあるのかね?

チェックはNHK-FMのヒトの声、録音の悪いヴァイオリン、ビートルズの初期アルバム、フルオケ、邦楽、美空ヒバリあたりが必要です。

録音のいいCDで装置をチェックしているアホがいますが、ナンセンスですね。録音のいいものは、そこそこの装置でも聴けてしまう。


あと名器9500について、全国のキチガイから問い合わせが殺到しましたが、これは鳴きがヒドイからダンプしないとダメです。

赤いのはゴムマット。

下に大理石を置くアホが多いですが、石は音が固くなってダメ。

アタイはしなる銅板、これが最近高くてまいった。。

あとアンプを立てているのわかります?

これは裏フタ取ってるのよ。放熱と内部チェックが容易なため。

4344の設置はね、大理石や固いものの上に置いてる方が多いですが、低音というのは本来、透明で柔らかいもんなんですよ。マンションだったら畳をひいて、その上に置いたほうが、よほどイイ音がするって、俺は思うね。

この話題は、むかし、ステレオサウンドに出てましてね。アタマが柔らかい人間って、いるんだと、いたく感心したものです。

http://sniperfon.exblog.jp/7514607/


31. 2011年6月05日 01:48:12: MiKEdq2F3Q

オーディオで一番大切なのは部屋、そしてアンプ、最後がSP、

これがあたいの結論です。

オーディオをやるならまず部屋を用意しなくてはいけない。

6畳にJBLのホーンをぶちこんで、ノーガキを言ってるアホがいますが、こんなのはカローラにのってベンツの悪口を言ってる輩と同じです。最低12畳以上の部屋を用意しないと、オーディオなんて語る資格もない。

そいでもって、アンプは音質を語りますが、SPは音楽を語る。

アンプが悪いと音楽を聴けない、しかしSPは安物でも音楽は聴けます。

ですから広い部屋を用意して、いいアンプを買えば、SPは何を買ってもいい。

長岡鉄男なんて奇人がいましたが、彼はそのことだけは充分に承知していた。ですから、自作したのはSPだけです。高音の勝った聴くに耐えない音ですが・・


で、アタイがいま考えているのが、ureiのSPってわけですが、これが重くてね。いちどセットしたら、もう死ぬまで動かすことなんかできないだろーてんで、いろいろアタマを悩ましているのよ。


SPはヤマのようにありまして、だいたいJBL、ALTEC、TANNOYときてティール、B&Wあたりまでは多くの方が聴いている。

ホンモノとニセモノっていうのは、結局、時間の選別のなかで冷酷に処理されていくもののようです。


ティールは90年代半ばにはステレオサウンドあたりで絶賛されておりましたが、160万した旗艦のCS7がヤフオクで30万くらいで投げ売りされてました。がははは、だれも入札していない@@

理由は簡単です、能率86dB、4オーム、

音は分析的かもしれませんが音楽が鳴らない。

周波数特性が滅茶苦茶なALTECに勝てないんですね^^


音楽は特性じゃない、ですからurei、いやureiは特性が素晴らしい・

日本にはダイヤトーン、YAMAHAの素晴らしいSPがあるのですが、見栄っぱりは、外国崇拝。

アタイはダイヤでもいいんですが、性格が誠実なのでモニター的なサウンドがいいんです。

70〜90年代の音楽を聴くなら、当時のSPで聴かないとダメあるね。

http://sniperfon.exblog.jp/7183718/


オーディオをやってる人間なんて、半分は精神がおかしいですからね@@

ばははは、アナタ、長岡鉄男、金田明彦、菅野沖彦、柳沢功力、古くは五味康祐あたりまで、みな奇人変人ですよ。

音の世界のことを言葉で伝播した。

大衆はカネがないから、すべての機器を聴くわけにいかない^^

よって、音の世界が言葉で支配され、必然的に熱狂的なシンパが形成されていく。

どこにでもあるハナシ、オーム麻原と同じね。


タンノイがクラシックに向いていて、JBLがJAZZ向きだなんていうのは、まあ、最低のプロパガンダなのでありまして、こんな事を書いている人間がいたら、相手にしないほうがいい。

ジャズにもヴァイオリンがありますし、クラシックにも強烈な打ち込み音はある。

最上のワインはすべてピュア、最高にセットされたシステムというのは、フルオケもヴォーカルも関係ありません。

HMA-9500なんて、アタイも持ってますが、あの低域と高域を誉めてるのは難聴な人間でしょう。相当にクセのある音で、使いこなすのは至難。あれで、バックロードの音など聴いているのは、まあ、大きな声じゃいえないが耳が溶けてる人間だわね。


100Hz以下をまともに再生出来ないSPに、音楽を再生出来るの?

9500の低域ゴンゴンが、バックロードでは消えてしまうんですね。中和されてるだけ。


あとですね、アンプの状態のいいのは5年目まで、あとはきちんとメンテしてないと真価などわかりません。

アタイだって、3年に1度はかならずハンダからコンデンサーの状態をチェックしている。

レビンソンだって5年たったら音は激変する、別にならしじゃなくて酸化。。

だから金持ちが、3年周期で機器を買い換えていくのは、根拠のないハナシじゃない。

マルチのハナシは聴衆が多いので、今日もヒントを書いておきますが、マルチの根幹はサブウーハ。そこに9500を入れなくちゃダメです。

9500の明晰な分解能力は、低音の倍音を再生するのに向いている。アタイは、そー思いますね。低域に入れたらゴンゴンして、まあ、マンションの一室じゃ聴くに耐えないでしょう。

高域は、たまに聴く方ならいいでしょうが、アタイのように毎日10時間音楽を聴いているものには耐えられない。

繊細さを追求するならシングルのほうがいいのですが、それでもクセのある日立のFETは柔らかい高域再生になじまない。

日本のマルチ党が全滅なのは、500〜1.3Kあたりで切って38とドライバーで繋ぐからですね。

これは永遠に無理ね。

38cmと25cmを250〜350くらいで繋ぐ。

JBLのドライバーはアルニコでも15Kまで出てますから、3wayでも38+25+ドライバーにする。

高域はcでカットするだけで、簡易4wayにすればいい。


Altecの20世紀ものが好きな方は、モルヒネ中毒だから関係ない。真空管でも眺めてて。


B&Wなんて買うと、10年後に後悔しまっせい。


がははは、今日も、●ユニオンに逝ったら、どこかのお父さんがB&Wとタンノイを切り替えて試聴していました。

B&Wになったとたんに、空気が死んでいましたね。

中域がカンカンして聴くに耐えない。

アタイは詩が萩原朔太郎をもって終わったように、ピュアオーディオは20世紀で終わったと思ってます。その意味は、20年前の音を超える場に出会ったことがない。むしろ映像の世紀としてAVに知恵が流れていくほうが自然に
思える。

http://sniperfon.exblog.jp/7395004/


長岡教の御本尊 ・・・Lo−D HMA−9500(パワーアンプ)

1976年発売 定価:270,000円


もはやアンプ界の伝説と化している、MOS−FETを世界で最初に採用したオーディオ用アンプがこのローディ HMA−9500である。

HMA−9500が発売されてから30年以上たつ現在も、なお根強い人気をほこるのは、やはり、オーディオ評論家の故・長岡鉄男氏が20年以上にもわたって愛用したことが大きいのは言うまでも無い。

http://blogs.yahoo.co.jp/namechan999/3018605.html


32. 2011年6月05日 04:55:27: MiKEdq2F3Q


アタイはJBLの資料をみながら、どーやってシステムを組もうか悩んでいるんですから、世の中大平。

UREIにしようかと思っていたら、JBL4344のマルチ使用ってやつを見つけましてね。4344の4WAYマルチならやりがいがあると思って、SPを買ってしまったんですよ。

マルチって、中音をベースにして、FMのアナウンスを聴きながら真ん中の音からチューニングしていく。

日本のオーディオをやる連中は、スーパーツイーターやウーハーのことばかり気にしている。

あるいはALTECのカンカン中域を真空管でごまかして、60年代JAZZを聴いている。

これ、よくないね。

もっとコンサートホールに足を運んで、音楽を聴かないとダメです。

http://sniperfon.exblog.jp/7228215/

音の細道

この箱がなにかというと、いわゆる金田式プリアンプってヤツですね。最新版をヤフオクで買ってみた。アタイはながらく金田式の初期のものを基準機としてきたんです。20年近く、いろんなプリアンプを使ってきましたが、最後は金田式で音楽をチェックしてきた。

アンプというのは、個別のネタで音質が左右されますが、音の濁りは接点と大気汚染に左右される。すなわち音質は真空管、FET、バイポーラ、IC、OPアンプと部品、回路によって左右されますが、それは好みの問題だからいい。しかし音の濁りというのは、排除しなくてはいけない。

金田式が圧倒的な支持を集めているのは、回路、金田氏の異様なコメントの影響もありますが、自作の利点としてムダな接点がない、回路が簡素化されているところにある。

このアンプも入力は1ケ、だから、CD、MD、FMを聴くたびに、電源を落として差し替えしなければならない。で、ヤフオクにいくと、がははは、新品を売ってる方がいる^^

部品代の4万円弱で即決というんだから、便利な世の中になったもの。

音?

まあ、わからないヤツになにを言っても、馬の耳に○○、ブタに●●、ネズミに××

アンプの上にのってるのはレンガ。 ケースが鉄だったので裸にして、上にレンガをのっけてるのです。

音はなめらかで鮮烈、JBLの38Cmをシッカリ制動しながら、柔らかく鳴らす。

アタイは低域のアンプにはサンスイの90年代のものを使っている。それはフルオケの最強音のときにダンダンという低音ではなく、バスンバスンという少し膨らみをもって鳴らすからです。

しかし、ときとして、響きすぎるときがある。だからアキュのEQを入れて、低域をアレンジしている。

ところが、今日ですね、ヒバリの「悲しい酒」を聴いていた。この曲のヒバリの声と裏低音を再現できたら、システムは一流だといわれている。で、アキュのEQをはずして聴いてみた。

ううう、BOSEあたりじゃ再生できない低弦をJBLは見事に再生するのですが、以前は膨らみすぎた。これが、アキュをはずしても、すばらしく繋がって、砂丘のウネリのような階調できこえる!

ウソだぴょーん@@
だははははは、そんな気がする^^


まあ、オーディオやってるヤツなんて、ほとんど病気。みな、テメーが、一番だと思っている。

ベイシーの音は、でかかっただけで、俺のシステムよりいいとは思わなかった。菅原氏の真摯な姿勢に、アタイは心から敬意を払った。

で、金田師はこーいっている・

「期待通り、予想を超えた音の革命だ、レコードに埋め込まれた音楽が次々に掘り起こされていく、楽音のコントラストと躍動感がものすごい。燦々と輝く音と暗く沈む音、はっとするほど美しい音と鳥肌がたつほど不気味な音。怒涛のごとく押し寄せる音と空気に溶け込むような淡い音。この強烈なコントラストが深い音楽的感動を呼び起こす。

ビブラートの微妙なずれから起こる弦楽器特有の漂う音、胸が締め付けられるように迫り来るソロバイオリン、空気に染め込むような木管の音、深く張り詰めて破裂するように轟く金管の音、これらすべてが限りない音楽の喜びを引き起こす。。。。。」


いや、これが、まだ延々と続くのです・ううう、自分の作品をここまでベタ褒めするというのは、通常の神経では考えられないのですが、天才は、そーゆうことは気(゚@゚)゚ニシナイ!!。

ましてや、信者は、その豊穣な言葉の渦巻きのなかでペニスに死す^^
がははは、人生ラッキョ・

http://sniperfon.exblog.jp/9218983/

オペラは「ばらの騎士」と「コジファントッティ」が、今年の残り予約。ばらの騎士なんていうのは、あなた、題名からしたって、オトコの観るもんじゃない。俺は、そー、思っていた。

お話は、ヒマをもてあました元帥閣下夫人がボーヤを抱っこして寵愛する。ボーヤも本気になる。

ところが、いろいろ、ヘンテコリンナ話しから、ボーヤに若いオンナの子ができる。それを知った元帥夫人、ボーヤと女の子を結びつけさせて、自分は静かに去っていくという、まったく陳腐で、くだらないハナシ。

がははは、オペラなんてだいたいこんなものだが、状況設定が上流階級の浮気、拝観料が数万円、言葉がドイツ語ってことになると、寄ってくる人間が見栄っ張りの好き者、お暇人間ばかりだから、一気に、芸術、ホンモノ指向、選民の趣味!

ということになる@@

で、俺たち、選ばれた者たちは、いそいそと、絨毯を踏みしめて、新国立に入っていくというわけよ。そんなこといったって、ドイツ語なんてほとんどわからないから、舞台を観ながら舞台両端の字幕を片眼で必死に追うじゃない・・目がレロレロ回って、あなた、オペラなんていうのは後ろのほうでみるものね。

アタイは金だけは不自由しないから、いつも前列三列目まで、ミエを張るのも大変なのよ、ばははは・

え、ドイツ語なんて、全部わかる?
あら、そー

で、本題の、肝心のオペラ、これが、ううう、うるるる、タラタラ、涙・涙・

元帥夫人がキリっと去っていく後ろ姿、年かと思っていたが、まだまだ、お若いようで、オシリはムッチリ、ウエストはきゅー、はふはふ、たまらない。

だいたい、若い愛人に女の子が出来たからといって、きのうまで、肉体をペロペロ(どーも、俺は品がない・・)してたのに、キッパリと縁を切れるか。立派!

興奮して体がカッカしてきて、最後は拍手をパチオアチパチ、こんな熱くなったのは久しぶり。ボレロを聴いて熱くなっていくでしょ、アレと同じ。ナナちゃんなんか興奮して、立ち上がって、手を振ってたわ@@


これはですね、チン想うに、まず、なによりも台詞、詩が素晴らしい。

元帥夫人は、ボーヤとの愛情関係にあった最初の場面から、時間とともに失われていく愛、そして溶けゆく時間というものにたいする恐れ、そーいった観念を情感の側に引き寄せて、しずかに表出する。だから、将来において決して結実しない(単なる不倫という)この愛を、観客はたいせつに哀しげに受けいれる。

元帥夫人、アンナ=カタリーナ・ベーンケという人は、本物の貴族出身なんじゃなかろーかと、それほどの気品を漂わせて、うたっておりました。

『ばらの騎士の三重唱』というのはよくいったもので、各人の揺れ動く心持ちを、切々と歌い上げる。愛の円舞曲といってもいいような、心模様の乱舞。

オペラの本質は、ある意味、華麗な舞台装置のなかでの、切り取られた言葉のキャッチボールにあるようですが、その言葉の漂いかたが絶妙。隔離された世界での耽美、それを、久しぶりに味わいました。

ブラボーの声が、ヤラセではなく、あちこちからあがっておりましたので、多くの方のからだと心も、熱くなったのでしょう。

http://sniperfon.exblog.jp/

ヴァイオリンだったら、ツィゴイネルワイゼンしかないでしょう。いつだったか佐藤 陽子がTVで熱演しておりましたが、まあ、情の深いオンナが感じる曲なんでしょう。

この曲は、どの本をみてもハイフェッツが最高だと書いてある。しかし、アタイは、どー聴いてもエリック・フリードマン(ハイフェッツの弟子)の演奏が数段素晴らしく感じる。

Heifetz plays Zigeunerweisen
http://www.youtube.com/watch?v=Fk2kfD5ZKls
http://www.youtube.com/watch?v=b8REbRtyTps


Erick Friedman performs Sarasate
http://www.youtube.com/watch?v=UDGO8uR-xuo
http://www.youtube.com/watch?v=MaxGTdZvu0k&feature=related

ハイフェッツはo.ピーターソンのようにテクに溺れたキライがある。何年も愛聴してきたフリードマンのCDは録音も悪く、出だしはYAMAHA1000Mやダイヤ、TANNOYで聴くと弦が濁って聴いてられない。

しかし4344のマルチで聴いたとき、はじめて、鑑賞に堪える音色をだした。

その出来映えは、がははは、荒削りですが、サラサーテの性的な息づかいを見事に弾ききったと、アタイには思われた。

音楽というのは音を楽しむと書きます。楽曲を解釈するうえで、音色というのは、まことに大切なものです。とくにヴァイオリンはそうですね。ですから億のカネを出しても、古今の名器を演奏家は所有する。チェロのザラつき感なんていうのは、その最たるもので、アタイがヨーヨーマをキライなのは、あの甘ったるい音色が許せないからです。無伴奏チェロというのは魂の演奏です。荒野に響かない音は演奏ではない。

で、ハナシを戻すと、いまは廃盤になってるらしい、フリードマンのツィゴイネルワイゼン・
もしヤフオクあたりに出てましたら、一度は聴いてください。

アタイはこの曲を聴いていると、ああ、このまま死んでもいい、じゃなかった、このまま死にたいといつも思うのです。もちろん、ナナちゃんの乳首をかみながらですが・・

http://sniperfon.exblog.jp/7371608/

ハイフェッツが女性にだけ人気が有る理由

556 :名無しの笛の踊り:2011/05/14(土) 01:30:23.70 ID:b6hYyA2o

だいたいハイフェッツなんかウンコじゃん


565 :名無しの笛の踊り:2011/05/14(土) 13:24:52.88 ID:NQ2v/gKh

ハイフェッツの身勝手な演奏聴いて感動したことは一度もないけどね

568 :名無しの笛の踊り:2011/05/14(土) 18:08:10.72 ID:WpzEbYei

ハイフェッツのバイオリンソナタあまり上手いとおもえないけどハイフェッツだから聴くというのはあるな

569 :名無しの笛の踊り:2011/05/14(土) 18:09:49.62 ID:oJa6u7Mp

アンチハイフェッツが日本にはどうしてこんなに多いんだろう。

570 :名無しの笛の踊り:2011/05/14(土) 19:45:40.76 ID:1ze+ZSZ6

ヴァイオリンをやったことのない俺からすると、よく言われる「ハイフェッツは完璧」という言葉の意味がよくわからない

驚異的に音程が完璧という感じもしないし、音も時々かすれるし・・・

あの世代なら、オイストラフの方がうまいなあという気がするんだが、どうなの?


571 :名無しの笛の踊り:2011/05/14(土) 22:50:42.39 ID:8ZXwNn4C

ハイフェッツは音に色気がある
そしてかっこいいーって思う
他にいないんだよな

http://toki.2ch.net/test/read.cgi/classical/1278071669/l100

6. Posted by 和田 2008年02月02日 20:01

ハルトナック著『ニ十世紀の名ヴァイオリニスト』(白水社、松本道介訳)は、いまは知る機会のない往年の大ヴァイオリニストたちの素顔や芸風を我々に教えてくれるじつに有難い著作。ハイフェッツのページに印象的な一節がある。

「ミルスタインをオイストラフと比べることはできよう。グリュミオーはコーガンと、フランチェスカッティはスターンと(中略)。しかしハイフェッツに関しては、あらゆる比較が不可能なのである」


それほどまでに、ハイフェッツのテクニックは完璧であり、音色の輝かしさは他の追随を許さず、しかも好不調の波も僅かで、いかなるときも破綻をきたすことはなかったのである。

ハイフェッツのヴュータン「ヴァイオリン協奏曲第5番」を聴いてみてくれたまえ。凄味だけではない。音色と節回しにゾッとするような色気がある。

http://classicalmusic.livedoor.biz/archives/50898184.html

戦前のハイフェッツは妖艶で肉感のある音を聴かせてゐたが、戦後は洗練され過ぎ、都会的なと形容したい音に変はつて仕舞つた。機械的な印象を持たれるハイフェッツだが、当盤の演奏から立ち上る煽情こそが本来の凄みである。

http://www.h6.dion.ne.jp/~socrates/violin.html

要するにハイフェッツの色気は女性でないとわからない色気で、男には嫌悪を感じさせるものなのですね。


Jascha Heifetzas

Heifetz & Heifetz play Bach Double Violin Concerto
http://www.youtube.com/watch?v=ojKltaF_ViA
http://www.youtube.com/watch?v=qLPwkgW2_UA
http://www.youtube.com/watch?v=FOu8dEujvVA

Heifetz - Primrose - Handel - Halvorsen's Passacaglia
http://www.youtube.com/watch?v=ZclNQK9B7bY

Jascha Heifetz plays Bach Chaconne
http://www.youtube.com/watch?v=iRhSUXf_7aI&feature=fvst
http://www.youtube.com/watch?v=84wjmbrE0pg

Bach / Jascha Heifetz, 1935: Partita No. 2 in D minor, BWV 1004 - Chaconne
http://www.youtube.com/watch?v=TNs4HaSn8Sc
http://www.youtube.com/watch?v=eLZIGQFvJI8
http://www.youtube.com/watch?v=v1cKI2uck8M

Jascha Heifetz plays Bach Partita No.3 http://www.youtube.com/watch?v=tAVXJQDXItI&playnext=1&list=PL296D0203D5A691F0
http://www.youtube.com/watch?v=zo7WAJNoxtU
http://www.youtube.com/watch?v=t1_7PznZDAc

Jascha Heifetz plays Melodie by Gluck
http://www.youtube.com/watch?v=tenI_FyFeZ0


Heifetz plays Mozart violin concerto No.5
http://www.youtube.com/watch?v=nSF_4gGItHo
http://www.youtube.com/watch?v=IDQHw9OnxpE
http://www.youtube.com/watch?v=7XZTpf6MyBE

Jascha Heifetz plays Rondo by Mozart
http://www.youtube.com/watch?v=fVSgx7gKc_k


J. Heifetz Plays "Figaro" (Rossini "Largo al Factotum" Paraphrase)
http://www.youtube.com/watch?v=ommYtyOrbU4

Jascha Heifetz, Beethoven Violin Concerto In D, Op 61
http://www.youtube.com/watch?v=dBv077dSO5A
http://www.youtube.com/watch?v=W4-szrxQs5M&playnext=1&list=PLAB568856F2D0815E
http://www.youtube.com/watch?v=eLyOBRS3wyE
http://www.youtube.com/watch?v=kVzjh4XGrZ0

Heifetz plays Beethoven Violin Sonata No. 7
http://www.youtube.com/watch?v=ZV1qcv3giDA&playnext=1&list=PLC2ED27CB8A22E39D
http://www.youtube.com/watch?v=9thVXCxhIBw


Moiseiwitsch and Heifetz play Beethoven Kreutzer Sonata
http://www.youtube.com/watch?v=s5DsEB5I6xc
http://www.youtube.com/watch?v=vDnKV0RydDM
http://www.youtube.com/watch?v=YMnPccvaz-4
http://www.youtube.com/watch?v=trG2oqD_Upg


Heifetz-Rubinstein-Piatigorsky Schubert trio No. 1
http://www.youtube.com/watch?v=zdT7y5p4Y3o

Heifetz-Mendelssohn Violin Concerto E Minor (Op. 64)
http://www.youtube.com/watch?v=27n4rQ-VIT8
http://www.youtube.com/watch?v=HO032oAasec

Rubinstein, Heifetz and Piatigorsky – Mendelssohn
http://www.youtube.com/watch?v=vL2ftX-xC4w
http://www.youtube.com/watch?v=YTQr3d7DsYQ

Heifetz, Primrose, Piatigorsky... play Mendelssohn Octet
http://www.youtube.com/watch?v=7A8WORYVF44&playnext=1&list=PL1D2A2F498898EF0B
http://www.youtube.com/watch?v=3BcDd9m9ToM&playnext=1&list=PL1D2A2F498898EF0B
http://www.youtube.com/watch?v=9pq3DX6EBX4
http://www.youtube.com/watch?v=eGrDL0XM-XA
http://www.youtube.com/watch?v=w2iSrTU219s

J. Heifetz Plays "Of Wings of Song" No. 2 (Mendelssohn)
http://www.youtube.com/watch?v=5UtH3sYN4oc

Jascha Heifetz plays Paganini Caprice #13
http://www.youtube.com/watch?v=BHrCyuoUASk

Jascha Heifetz plays Paganini Caprice No. 24
http://www.youtube.com/watch?v=vPcnGrie__M

Heifetz: Brahms Violin Concerto (1939)
http://www.youtube.com/watch?v=9WPxlWPacw0
http://www.youtube.com/watch?v=P0sTWv8-iw8
http://www.youtube.com/watch?v=O2ZHXp1_Pwg
http://www.youtube.com/watch?v=jNTqFvrRJDY


Heifetz: Brahms Violin Concerto
http://www.youtube.com/watch?v=nWjilAe6Leo
http://www.youtube.com/watch?v=NjuYBw8TaAI&feature=fvst
http://www.youtube.com/watch?v=qOenuJ4grWQ
http://www.youtube.com/watch?v=0n7tcw6VCaA


Brahms "Double" concert - Heifetz Feurmann
http://www.youtube.com/watch?v=z8y57qApPrk&playnext=1&list=PLFE9EB2BF36E2A2A1
http://www.youtube.com/watch?v=hGZNIcAKP2o
http://www.youtube.com/watch?v=FfKT7i0FE-w
http://www.youtube.com/watch?v=Uu4ysCCD6A0

Heifetz playing Brahms Sonata 1
http://www.youtube.com/watch?v=NJyniDgygWY
http://www.youtube.com/watch?v=kvhC-vCaUYE&playnext=1&list=PL83C1F704AC7B0B15
http://www.youtube.com/watch?v=6Dhb1pnmsZI


Brahms Sonate n°3 op 108 ,Heifetz
http://www.youtube.com/watch?v=RokJ38IUIoA
http://www.youtube.com/watch?v=QMSr-xf9eLA
http://www.youtube.com/watch?v=pLc6-N-GYA4
http://www.youtube.com/watch?v=PfL9QWVBUVw

Jascha Heifetz plays Brahms Hungarian Dance #7
http://www.youtube.com/watch?v=AfDXZ4RCm6U

Jascha Heifetz plays Brahms Sonatensatz
http://www.youtube.com/watch?v=ignmffZ5_ho

Jascha Heifetz plays Tchaikovsky Violin Concerto
http://www.youtube.com/watch?v=JM8erHpNJ2Q
http://www.youtube.com/watch?v=H7_5mFHbkuY
http://www.youtube.com/watch?v=TcOmfPDtblA
http://www.youtube.com/watch?v=r1MxvCw1zJU

Tchaikovsky Trio: Heifetz, Rubinstein, Piatigorsky
http://www.youtube.com/watch?v=5Hkp7NFwPwk
http://www.youtube.com/watch?v=Qmqc37-e0sY
http://www.youtube.com/watch?v=M2IiH7e9t54
http://www.youtube.com/watch?v=CBwX0LLFhb4


Jascha Heifetz plays Tchaikovsky Serenade Melancolique
http://www.youtube.com/watch?v=KT7m31MZBk8

Jascha Heifetz plays Tchaikovsky Waltz
http://www.youtube.com/watch?v=hEUxsihr4j4

Jascha Heifetz plays Saint-Saens
http://www.youtube.com/watch?v=-nTttqAdkeI


.Heifetz-Bruch Scottish Fantasy-1(Grave;Adagio cantabile)
http://www.youtube.com/watch?v=jbFrMBl1qjU


Heifetz in Performance Video 5: Max Bruch Scottish Fantasy Second movement; Scherzo: Allegro
http://www.youtube.com/watch?v=HcAzzatNlbI


Heifetz in Performance Video 6: Max Bruch Scottish Fantasy Third movement; Andante sostenuto
http://www.youtube.com/watch?v=7P6H3Ycg_KA


Jascha Heifetz Plays Debussy
http://www.youtube.com/watch?v=3vcH6Lgs5M0


Jascha Heifetz-Debussy-The girl with the flaxen hair
http://www.youtube.com/watch?v=KqcXpHSHUXk


Heifetz plays Tzigane by Ravel
http://www.youtube.com/watch?v=GFEJkhyPNfE&playnext=1&list=PLF2DDD92F860FC9B5


Heifetz playing Grieg Sonata 3
http://www.youtube.com/watch?v=deurwQVud6g
http://www.youtube.com/watch?v=JxvNsmP2PtI
http://www.youtube.com/watch?v=V83EkGXPS3k

Heifetz plays Sibelius violin concerto
http://www.youtube.com/watch?v=do-R0CJYU5c
http://www.youtube.com/watch?v=Ja1co-T4pEc
http://www.youtube.com/watch?v=9mHrak7oROc
http://www.youtube.com/watch?v=BAxXr-LgGIs

Jascha Heifetz - Elgar Violin Concerto in b
http://www.youtube.com/watch?v=n6Os6cko-mY
http://www.youtube.com/watch?v=DHSc8iwCbAQ&playnext=1&list=PL979555DE1A2989FF
http://www.youtube.com/watch?v=e99IJBxxg40&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=8ObXFs5ascE&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=GFK13gNlbUU&feature=related


Fauré Sonata for violin & piano Heifetz Bay
http://www.youtube.com/watch?v=RbgKxtn_Ss8&playnext=1&list=PLC2ED27CB8A22E39D
http://www.youtube.com/watch?v=KF5Co6kkRBU
http://www.youtube.com/watch?v=S8LlBnxD-3M&playnext=1&list=PL232E53745768E13A
http://www.youtube.com/watch?v=eLhl8XM1Fmw&playnext=1&list=PL78513AB0D28B68F3

Jascha Heifetz - A04-Rachmaninoff-Daisies,Op 38,No 3
http://www.youtube.com/watch?v=fpiuxB8_Ylc

Handel-Halvorsen - Passacaglia - Jascha Heifetz, Gregor Piatigorsky
http://www.youtube.com/watch?v=bRfWGujoCf8


Heifetz Plays Albeniz (Sevilla)
http://www.youtube.com/watch?v=JtvNbzRDH14


33. 2011年6月05日 15:20:49: MiKEdq2F3Q

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  ヽ

由布院で価値が有るのは蓄音器だけ _ 懐かしの音は強し


由布院温泉のデータ

所在地  :大分県大分郡湯布院町
宿泊施設数:約120軒
日帰り施設:約10軒
泉質   :単純泉など(41〜98℃)
温泉湧出量:41,242L/min(国内第2位)
源泉数  :814本(国内第2位)(2002年(社)日本温泉協会調べ)

M由布院「亀の井別荘」談話室

http://www.kamenoi-bessou.jp/index.html
http://blogs.yahoo.co.jp/concerto_96/59364577.html


SPレコード鑑賞会

大分県由布院温泉の旅館「亀の井別荘」の談話室で夜9時からひらかれている、蓄音機を使ったSPレコードの鑑賞会。 今晩は今年生誕200年のショパンの曲を幾つか。 映像はアルトゥール・ルービンシュタイン演奏による「ノクターン(夜想曲) 第二番」。

http://www.youtube.com/watch?v=FSudMP8HUfY
http://www.youtube.com/watch?v=zT4iJ88j3p8

「離れのお客様をご案内するときは、この場所で立ち止まって談話室の窓を見て頂くんです。」

そこには、離れになっている談話室の2階の窓に、ほのかに雪化粧をした由布岳がきれいに映りこんでいた。

「四季折々の由布岳の姿が観ることができるんですよ」と亀の井別荘の甲斐支配人。レンガ造りの暖炉がある亀の井別荘の談話室。

お泊りの旅客にゆったりしてもらうためのスペースで2階の天井まで高さのある本棚があり、やさしく降り注ぐ陽の光。黒電話や蓄音機、昭和の香りが漂い、穏やかな時間が流れている。

亀の井別荘は、大正10年に別府の油屋熊八翁の別荘として建てられた歴史ある御宿。金鱗湖のほとりに位置し本館6室と民家風離れ15室。お部屋ごとに御風呂が付いていて、庭を眺めながら季節の移ろいを感じることができる。庭内には露天風呂の付いた大浴場。自然に囲まれ、傘型のガラス張りの屋根から光が降り注ぎ、開放的な気分で由布院のお湯を贅沢に楽しむ事ができる。

http://www.kanko-map.jp/special/danro/kamenoi/

湯布院 亀の井別荘


かれこれ20年も前からあこがれ続けていた湯布院亀の井別荘についに行ってきました。

雑誌や写真集で見る亀の井別荘は他の旅館、ホテルと何かが決定的に違っていました。写真から立ち上る静謐で上質な空気。

食事の後、ロビーの蓄音機でSP盤レコードをお聞かせしますが、宜しかったらどうぞというお誘いがありました。七人ほど集まったところで支配人の尾崎さんが竹の針を付けて手回しでレコードをかけて下さいました。

流れてきたのはまろやかな調べのエディット・ピアフが歌う懐かしいシャンソンでした。それからクライスラー演奏の「ロンドンデリーの歌」やフーベルマンの演奏の「G線上のアリア」の懐かしく柔らかいバイオリンの調べに外の虫の音が混ります。

皆が部屋に戻った後も去りがたく、二人残った私達に尾崎さんは「クライスラー演奏のヘンデルのラルゴを聞きませんか?」と言ってまた手回しで蓄音機のネジを巻いてくれました。

8000枚のSPレコードと膨大な本は社長のコレクションと聞きました。いとしそうに蓄音機と古いレコードと音楽について語る尾崎さんの話を聞きながら、由布院の夜はふけてゆきました。

亀の井別荘の魅力の意味を知りました。人が本当に豊かに生きるためには何が必要か。それを追い続けた先代の社長とそれを引きつぐ亀の井別荘のスタッフ。美しい木々に守られた旅館の魅力は何なのか、蓄音機から流れる調べでようやく理解しました。

帰ってきてから、ヘンデルのラルゴは「懐かしい木陰」と呼ばれている曲と知りました。この穏やかな曲を耳にするたびに亀の井別荘のあのみごとな銀杏と山モミジの大木を思い出すことでしょう。

http://koajirosan.exblog.jp/9820850/


ほたるの季節に・・・ yoshi (309) '10/07/05 ('10/06 訪問)


ラウンジで蓄音機を使って、レコード鑑賞です。セルフサービスでコーヒーや紅茶などの用意があります。

蓄音機は、手巻き型のアンティークのものなどが置いてあり、レコードのリストが用意されており、その中から好きな曲を流してくださいます。知識のない人でもわかるよう、レコードにあてる針が、鉄や竹があることやその違いなども含め教えてくださいます。歴史ある宿に宿泊させていただいたからの特権だと感じました。

_____


古き良き日本の味、やすらぎの時間 '09/11/12 ('09/11 訪問) + mikan


ここでのすごし方。

私は是非宿の外に出ずに談話室やお風呂をゆっくりと楽しんでもらいたいです。

薪の香りがほんのり漂う部屋で暖炉にともる炎を見ながら、ただただゆっくりと流れる時間、思い出すだけでも疲れが吹き飛びそうです。

幸運な事に蓄音機のレコード鑑賞会を聴かせていただいたのですが、日本に2台しかないという蓄音機で聴くノイズの入った枯れた音、胸の痛くなるメロディー、泣いてしまう人も居るそうですが気持ちが分かります。あのレコード鑑賞会だけでも充分すぎる価値がありました。

http://r.tabelog.com/oita/A4402/A440201/44000068/dtlrvwlst/

3度目の湯布院行きで憧れの宿に


 憧れているホテル、旅館は今でもたくさんある。「いつか・」と夢見ている。その中でも由布院「亀の井別荘」は最優先グループに位置していた。憧れていた理由は何だろう。

豪華・高級という点では、他に目の玉が飛び出そうな高額な宿はいくらでもある。
では美食か? 地の食材を中心に据えた食事であることは知っているから、それでもなさそうだ。

伝統と格式?ま、そんな大仰なことではない。


金鱗湖の隣に何とも独得のほんわかした暖かさと凛とした気品が漂っている宿。正体はわからぬ、その暖かさと気品が私の憧れだったのかもしれない。

巨大な別府温泉の陰で、大分の山間にひっそりとあった湯布院が、街興しの成功で全国に知名度を上げて来た話は、つとに有名だ。昭和30年、由布院町と湯平村が合併して湯布院町が誕生した。「街興し」「町つくり」の中心的役割を果たしたのが、ここ「亀の井別荘」の社長である中谷健太郎氏と、従姉妹のご主人である由布院「玉の湯」社長の溝口薫平氏であることもまた知る人は多い。泊まるからには、中谷健太郎さんと直にお目にかかって、いろんなお話を聞いてみたい。そう思っていた。

 昨夜の酒が未だ幾分残ってはいたが、早く目が覚めたので起きることにする。中2階の洋室から1階に下り、Uターンする形で更に下に下りて行くと、そこにはこの部屋専用の浴室がある。寒い。身震いする程寒い。寒いハズだ。今朝雪が降ったらしく、小さな中庭の木々にも雪が薄く積もっている。ザブザブと露天風呂に身を沈めると、昨夜から流れ込んでいた湯船の湯が盛大にこぼれ落ちていく。温泉の暖かさで緩む身体と、首から上が感じる寒さの対照。紅葉真っ盛りの雪景色を見たい!湯から上がって、金鱗湖まで散歩することにした。   

透明のアクリルの板が雪で真っ白になり、挟まれたもみじが押し花のように張り付いている。昨日到着した時は、カラリとした秋の空に紅葉が美しく映えていたが、今朝の雪をまとった木々は、一晩で大人びたようなシットリとした美しさを帯びていた。美しさの中にやがて果てることを知った哀感を秘めているようにも思える。朝餉の準備をしている宿の人以外、起き出していない静かな敷地を抜けて、金鱗湖に行く。途中の木々の紅葉はコワイ程に美しい。真正面に見える由布岳は白く化粧をしている。やがて見えて来た金鱗湖は、湖面には白い蒸気が濛々と、一方から逆の一方へ烈しく流れている。湖に温泉が流れ込んでいる所から蒸気が盛んに上がっている。昔「岳下の池」と呼ばれていたが、明治17年鶴崎の儒学者毛利空桑が「飛び跳ねた魚の鱗が、夕陽に映えて金色に輝くから金鱗湖」と名付けたそうな。

湯布院に観光で訪れる人は年間に300数十万人。たいがいの人は金鱗湖に足を伸ばし、そして隣接する「亀の井別荘」を憧れの目で見つめる。

人気の17番館に宿泊


 「亀の井別荘」は、敷地面積1万坪。その敷地に客室は、本館の洋室6室と民家風離れ15室があるばかりだ。一つひとつ趣きを変えた離れの中でも、17番館はことに人気があると聞いていた。もう長い間「亀の井別荘」に通い続けている友人ご夫妻が、今回の滞在で、お気に入りの17番館を譲って下さり、ご自分達は本館の洋室に移られた。

そんなことで、初の 「亀の井別荘」は、1番人気のある部屋に宿泊と結構づくめで始まった。萱葺き屋根の門をくぐる。奥の方に本館が見えて来る。フロントとラウンジの小さな灯りがやさしく誘うようだ。右には紅葉した美しい木々。17番館は、正面の庭を挟んで本館の真向かいにある。大きな独立した家屋の右側は16番館、左が17番館で入り口は新聞受けもある普通の民家の玄関のようだ。

 ガラリとガラス戸を開けて、中に入ると3畳の踏み込み部屋、左に広い和室がある。和室の右手には広い濡れ縁、奥は書斎コーナーのような2畳がある。濡れ縁の向こうは、芝生の庭になっていて、湯上りらしき客が散歩している姿も見える。部屋の突き当たりに開き戸の押入れがあり、テレビや冷蔵庫が収納されている。特段、飾り立てたところもないが、清潔で清々しい部屋である。文机の上に油屋熊八翁について書いた栞があった。平成14年の2月、3月新橋演舞場で「別府温泉地獄めぐり」の舞台公演があり、私は2度も見に行ったのだが、その主人公が油屋熊八で、この亀の井別荘は熊八の別荘として大正10年に建てられたものである。中村勘九郎扮する油屋熊八、別府で小さな宿を営む女性に藤山直美。すっからかんになって別府に泳ぎついた熊八が、持ち前のアイディアと行動力で、別府温泉に観光バスを導入、地獄めぐりの観光ルートを開設、別府温泉の看板を全国あちこちに立てて宣伝と八面六臂の活躍で、別府温泉を日本一の温泉地に仕立てる基礎を作った人物として描かれていた。

プログラムを読むとそれまで大人気を博して来た「浅草パラダイス」シリーズが一旦終了し、亀の井別荘に滞在していた中村勘九郎さんが、中谷健太郎さんから「面白い縁」の人物として油屋熊八の話を聞いたことが、「別府温泉地獄めぐり」公演のきっかけになったとあった。舞台出演者全員に自分の好きな温泉宿のアンケートがあり、勘九郎さん、波乃久里子さん始め多くの舞台人が、この亀の井別荘を上げていた。お茶と一緒に頂くお茶受けは「巳次郎柿」。中谷健太郎氏の祖父で、金沢からこの地に来て亀の井別荘を創設した中谷巳次郎氏の名前に因んでいる。無類の柿好きで、柿のある季節は、柿をむさぼるように召し上がったとか。柿の産地・耶麻渓の「渓月堂」と組んで作り上げたのがこの「巳次郎柿」と言う。

和室の左側には、広い板の間があり、正面が洗面、左奥にトイレがある。大きな布が下がっているだけでいきなり男性トイレなのでちょっとびっくりする。トイレと逆側に上る階段、下る階段。階段を下がっていけば、部屋専用の風呂と露天風呂があり、階段を上がれば、ヒミツの小部屋のような洋室がある。部屋に入ってすぐ気がつくのは、天井が高いこと。漆喰に剥き出しの梁とのコントラストが鮮やかだ。骨董品を集めたようなシックな家具と深い色のカバーで覆われたツインベッド。既にストーブで部屋は温められ、居心地の良さが嬉しい部屋だ。17番館の人気の秘密は、どうやらこの部屋にありそうだ。今晩は私がこの部屋を使い、男性陣には階下の和室で寝て貰おう。


  

南国風の大風呂


 17番館から出て右手に行くと、すぐ大風呂がある。右が男子風呂、左が女子風呂。湯船は真中に蘇鉄だろうか、南国風の木が生えた小島のような岩があり、それを取り囲むようにしてお湯に浸かる。何だかここだけ宮崎っぽい。温泉は透明でさらさらとした湯だ。洗い場も床も、石が1つ1つ張ってあり、冬場の石が足の裏に冷たい。大風呂の外には、桧作りの露天風呂があり、静かに湯を溜めていた。風呂から上がると、バスタオルも歯ブラシもたっぷり用意された脱衣場で寛ぐ。体重を知りたければ測ればいい。マッサージをしたい人はマッサージチェアに横たわればいい。温泉の薬効を更に高めたければ、温泉水を飲めばいい。洗面台も広い。良い温泉宿の条件には、風呂場の脱衣場も大事だ。


1万坪に建物が点在


 敷地の中をざっと説明する。まず客室部分だが、フロント、ガーデンレストラン「蛍火園」や洋室6室のある本館、中庭を挟んで私が泊まっている17番館と16番館、右手の渡り廊下を進むと、1番から14番までの和室の離れがある。その一角にはレンガ作りの談話室。渡り廊下のところどころにオリエンタル調の象の焼物がさり気なく置かれて道しるべとなっている。フロントはこじんまりとしていて、客に威圧感を与えない。フロントの前のラウンジには、ふんだんに飲み物が用意されて「お帰りなさい」「いらっしゃいませ」という温かい宿の気持ちが感じられる。本館から左手方向の先には、大風呂と宴会も出来る建物がある。

 客室部分から門をくぐって外に出ても、まだ敷地は亀の井別荘だ。1階が雑貨や食品を販売する「鍵屋」、その2階は茶房の「天井桟敷」、その奥の建物は、山家料理を出すレストラン「湯の岳庵」がある。今回の宿泊の前にも、ここまでは2度来たことがある。「天井桟敷」も「湯の岳庵」も大変な人気で入ることが出来なかった。亀の井別荘は、湯布院を訪れる人みなの憧れの宿なのである。「湯の岳庵」の奥の「雪安居」では、陶芸家の藤ノ木土平氏の展示即売会もやっていた。幾つかある古い建物には、今まで多くの芸術家達が寝泊りをして来たのだと言う。大分中部大地震で大きな被害を受けた湯布院は、そのピンチを辻馬車を走らせたり、音楽祭、映画祭などを開催して復興のチャンスに代えて来た。

映画祭に集まる映画人は金が無い。

「いいよ、いいよ、俺のとこに泊まっていけ。面倒は見ないから勝手に寝泊まりしろ」と、敷地にある建物を開放したそうだ。宿の経営をするまで東京の撮影所で助監督をやっていらした中谷健太郎氏の、映画人の後輩に対する愛情だったのだろう。敷地がただ広いというだけでなく、経営者の懐の深さまで感じる亀の井別荘ではある。    

 高級旅館では1人客は敬遠される。私なぞ、たいがいは1人旅だから何度断られて不愉快な思いをしたことか。以前、質問したところでは、亀の井別荘では1人客も歓迎しますよ、とのことだった。1人の場合は、本館の洋室に泊まる。今回、17番館を譲って洋室に泊まられた友人夫妻の部屋を見せてもらうことにした。本館の2階に上がる。骨董らしい家具のある落ち着いた洋室。風呂は桧作りで温泉が溢れている。洋室全室に温泉の風呂だとか。食事は、1階のレストランで取る。温泉に居ながら、ホテルのような「放っておいてくれる気楽さ」を味わうには、絶好の洋室である。今度は1人でここに泊まろう。

   

さてさて楽しみの食事は


 和室の離れは部屋出しである。17番館の和室で、5人の賑やかな夕食となった。料理長の自筆の献立があり、たくさん食べられるぞ、と期待が膨らむ。笹茸、自然薯、酒肴盛り合わせ、お造り(平目、エンガワ、地鶏の笹身、砂ずり)、ハモ土瓶蒸し、ハモの骨と自然薯の唐揚げ、合鴨薬研掘焼き、蕪のクリーム煮、鯖の馴れ鮨、(私の持ち込みの小豆島の生オリーブ塩漬け)、山女魚昆布押し、手打ち蕎麦、雑穀米、味噌汁、漬物、デザート。豪華という食事ではない。

地元の食材を中心にした丁寧な料理を頂いた。食事の前に出た手打ち蕎麦にしても、蕎麦畑を持って栽培した蕎麦を使うという手間を掛けたお料理だった。常連の友人夫妻に前回は何をお出ししたのか調理長は覚えている。重ならないようなメニューを考える。部屋付きの仲居さんも、I夫妻とは長いお付き合いらしい。客と宿の関係と言うより、親しい友人の家に滞在するといった雰囲気だ。食事の途中から中谷健太郎さんも座に加わって、冷酒(宇吉郎)をグビグビ頂きながら、楽しい夜は更けていった。

朝食は、部屋出しもして貰えるのだが、本館のガーデンレストラン「蛍火園」で頂くことにした。紅葉した庭を見る清々しいレストランだ。洋朝食と和朝食があり、好きな方を選ぶ。私は和朝食にする。湯豆腐、ぐじの塩焼き、大根おろし、ほうれん草のお浸し、厚焼き玉子、きゃら蕗、漬物、梅干し、海苔、味噌汁、五穀米、デザート。五穀米が美味しく、同行の男性陣は3杯も食べた。売店の「鍵屋」で五穀米を買い求めた。

   

至福の時は談話室で


 どこも寛げる亀の井別荘だが、極上の場所は談話室である。

朝7時から夜の11時まで。暖炉では薪がパチパチ燃えて、煎れ立てのコーヒーが用意されている。

たくさんの蔵書、膨大なSPレコード。

犬が小首を傾げていそうな大きなスピーカー。

ゆったりした椅子。


宿のパンフレットには「退屈の折には談話室をご利用ください」とあったが、ここでなら何時間でも退屈を凌げる。美味しく楽しい夕食を終えた後、みんなで談話室に移った。中谷健太郎さんの話の続きを聞きたかった。健太郎さんの著書も読み、この亀の井別荘、湯布院の街を作って来られた人生を少しは知っているつもりではいるが、やはりご本人のお話に優るものは無い。

溢れる温泉と自然だけは豊かだが、寂れた山村の1つだった湯布院を、岩男町長、溝口薫平さんと一緒になって、全国有数の人気観光地にして来られた。

「明日の湯布院を考える会」を代表し、大借金をして北欧9ヶ国を回られた。真の意味の豊かさに遭遇して、カルチャーショックを味わわれたそうだ。

高い目標を掲げ、高い志を以って、努力した結果が湯布院という街だ。今や年間300数十万人の人が入り込む街になった。街は繁栄しているが、一方で自然は失われる。湯布院が湯布院の良さを残したままで、これからも発展して欲しいものだ。それを確認するためにも、これからもせっせと亀の井別荘に通うと思う。


談話室に収録されたSPレコードのコレクションが素晴らしい。昔の音を聞きながら、これからの湯布院を考えるのは至福の時だろう。

http://www.yumeko-club.com/hotel/kamenoi.htm


_______________

44 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2008/04/08(火) 23:28:11 ID:uEY4LYrt

湯布院人気があるのが不思議な気がする。

くだらんネコキャラ土産専門店やつくってもないのに外側だけ醤油蔵とか わざわざ東京から行くところじゃない。 あれなら、浅草のほうが地に足ついてるしミッドタウンや表参道ヒルズのほうが実がある。 もう終わるね。


47 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2008/04/26(土) 10:41:11 ID:d/JBSrwq

御三家かせめてその次クラスの宿に泊まらないと良さはわからんだろ。
観光バスで乗り付けて数時間で帰る観光客と二極化してるね。

48 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2008/04/26(土) 23:07:57 ID:86Q4/kSg

御三家泊まって来たんだが、全然良くなかったんだが・・
風呂も飯もダメすぎだろ・・期待すると損するよ。

296 :名無しさん@いい湯だな:2009/01/28(水) 22:46:54 ID:l3gohmY+

御三家なんかねえよ由布院に 

勝手に連中や周りが御三家とか言ってるだけ 
高かろう悪かろうの恥さらし

489 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2009/10/17(土) 11:42:32 ID:Oy54tZKT

各旅館のHP見ましたが、1人4万以上するので一生行くことはないと思いました。 黒川に比べて全体的に高い所が多いですね。

490 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2009/10/17(土) 12:35:24 ID:yiSyq1AI

俺の感覚では、黒川は湯布院の二番煎じというか二匹目のドジョウを狙ったというか、そんな感じなので全体的に湯布院のトップクラスよりはグレードが落ちる印象

しかし、先達がある分、工夫されている部分もある

430 :広島⇒九州:2009/04/15(水) 12:25:14 ID:cEtG7Yp3

去年行ったけど、駅前のプチ原宿化には驚いた!
あんなふうになるように仕向けたのか?
湯布院に来る人のほとんどがこんな状況を望んでいないと思うのですが・・・

431 :名無しさん@いい湯だな:2009/04/15(水) 13:10:15 ID:q1vacTcp
>>430
俺もそう思った。西部劇の街のような安っぽい建物が建ち並んで侘しくなった。
もう少ししっとりした街づくりをしたほうが、温泉地として長持すると思うんだが。


435 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2009/04/15(水) 23:18:45 ID:RnkjHrqa

まあ駅前だけが由布院じゃないし、嫌いな人は行かなきゃいいだけじゃない?
長逗留すると田舎風景ばかりじゃ飽きるから自分はたまに湯の坪も観光客見に散歩行くけどね。
ああいうにぎやかな通りもあり、雄大な由布岳の景色と静かな田園風景や落ち着いた宿やおいしいレストランなど色々楽しめるが由布院の魅力じゃない?

436 :名無しさん@いい湯だな:2009/04/16(木) 00:26:42 ID:XMnenjGS
>>435
駅前だけじゃなくて、金鱗湖に近い方でも同じ街並というかもっと酷いな。
いい旅館はあると思ったが、店の街並は何とも安っぽくてダサイ。


438 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2009/04/16(木) 02:47:40 ID:norA5Um/

でも何だかんだ批判しても湯の坪街道は平日から人が溢れて賑わってるけどここで評判のよい?湯平は閑古鳥が鳴いている。 観光客としてはああいう安っぽくてちょっとダサイぐらいのほうが非日常的で盛り上がるんだと思う。

普段ジブリや鬼太郎ショップなんて絶対行こうと思わないけど観光地で彼女と入ると童心に戻って意外に盛り上がれるw

285 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2009/01/15(木) 12:49:04 ID:AMYbn6aC

レベルの低い、輸入雑貨スーベニアショップ乱立で萎える。 俺は高尚だから、南青山3丁目の路地裏のカフェかむしろ銀座や浅草の佃煮屋だね。わざわざ東京から行くところじゃない。

若いモンはいいさ。けっこうな年寄りが「かわいーい!」なんて集っているのがナサケネー。

っーか、湯布院好きってかつてのクロワッサン愛読者だった層だろ。
「○○のフードディレクターをなさっている○○さんの、輝いている日々をレポしましたぁ」
なんて、まだそんな絵から抜け切れないのが集ってきているんだと実感したよ。


458 :名無しさん@いい湯だな:2009/07/14(火) 20:26:12 ID:NNPJ78Bt

九州人はともかく東京からわざわざ行くところでないね。由布院。
箱根、伊豆経験者は失望する。
ひと昔前の清里メルヒェンから抜けられないオバちゃんなら煎ってよし。
それに甲斐駒と由布岳じゃー。清里の勝ち。

600 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2010/02/06(土) 00:17:59 ID:wLtDLWcV

湯布院ってまさにスィーツ温泉だと思った。
いかず後家ananのさいごのたまり場


49 :列島縦断名無しさん:2005/09/24(土) 02:39:49 ID:g/7AVt5NO

湯布院なんもねーばい。
地元人より。


439 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2009/04/18(土) 17:21:23 ID:5IY69RH9

湯布院に1度観光に来てみて、もう1回来たいと思う人このスレにどれくらいいるんですか?
前にTVか何かでリピート率が高いと聞いたけど、湯布院なんて1度来たら飽きません?

あるのは山と温泉くらい、妙な店ばかり立ち並んでるだけの町の良さが分からん

と、地元のガキが申しているんですがどうなんでしょうか?



477 :名無しさん@いい湯だな:2009/09/22(火) 20:20:08 ID:LkxHsDaV

由布院人だけど、この連休中に箱根湯元と芦ノ湖いってきたよ。
湯平を抜いて考えると、箱根のが勝ちかもしれんね。
湯元駅降りてすぐの通りは湯の坪通りと比較にならんわ。
やっぱ湯布院は湯平と塚原がいいな。


510 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2009/10/18(日) 22:53:51 ID:STzQxA76
>>477
>湯平を抜いて考えると、箱根のが勝ちかもしれんね。

ようこそ。由布院人さん。あなたと同意見です。
こっちは神奈川人。でも箱根湯本は湯の坪通りとは比べることはできないかも。湯本は街だけど
湯の坪通りは観光用にしつらえたそれ用のコースですね。テーマパークでしょう。

東京では各駅に、「由布院&黒川」のセット旅行が多くて 大分空港から2つの温泉を直通でバスが結ぶプランが隆盛です。由布院パスして湯平泊まろうとしても、宿代込みだから身動きできない……


257 :名無しさん@いい湯だな:2008/12/13(土) 16:08:20 ID:hKYaIFNS

湯布院好きは、県外の人々だけなんだけどねW


259 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2008/12/14(日) 23:07:28 ID:G8LNhUbH

青年団のお陰やろ?
ここまで有名になったのは?
温泉なんて大分にはいっぱいあるし、、昔の湯布院はホントに良かったのに


260 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2008/12/15(月) 10:49:25 ID:qnyoTeQA

あの安っぽいお土産ショップが並んでいるのが情けないな。

558 :名無しさん@いい湯だな:2009/11/24(火) 22:34:08 ID:3dJItc0c

行ってびっくり金鱗湖。 池だよね。
あれを湖と呼ぶ湯布院が悲しいぜ。


559 :名無しさん@いい湯だな:2009/11/25(水) 01:22:03 ID:PRNKM/Xr

ぶっちゃけ湯布院って行く価値ある温泉なのでしょうか?
初心者なので良く解らないのですが・・


560 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2009/11/25(水) 01:55:50 ID:HEj/2mEy

初心者でよく分からない人にはうってつけのような気がする。

561 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2009/11/26(木) 17:10:37 ID:N5LUOAq8

湯布院って最初に行くにはいいかもな。
観光地化されてて、人大杉なのがどうも好きではないが。


563 :名無しさん@いい湯だな:2009/11/26(木) 19:51:16 ID:kLemFItz

30年前行ってた頃は、本当に寂れて風情があってよかったよ!
今の湯布院って、田んぼだったとこに巨大モールが建設され、突然賑わうって状況に似てる・・・


564 :名無しさん@いい湯だな:2009/11/26(木) 20:14:51 ID:TjjyuIwV
>>563
県外資本が入ってきたからね。地元もなんとか景観などを守ろうと努力してるみたいだが、
県外資本は言うこと聞いてくれないみたい。


566 :名無しさん@いい湯だな:2009/11/26(木) 22:57:33 ID:/1zI5IZq

あの土産物屋通りの街並が何とも言えず安っぽい。

571 :名無しさん@いい湯だな:2009/12/10(木) 00:43:51 ID:PPV/yiTN

テディベア、オルゴール、訳わからん美術館等々ができた時点でオシマイ!

91 :名無しさん@いい湯だな:2008/07/10(木) 16:19:50 ID:4ONjJCms

テレビで持ち上げ過ぎ・湯布院など別府のついでに・行こう!
大分県民に評判悪い

92 :名無しさん@いい湯だな:2008/07/11(金) 06:25:52 ID:Lh3MRG+S

そりゃ田舎者だから、田舎にゃ興味ないわな。

93 :名無しさん@いい湯だな:2008/07/11(金) 16:21:49 ID:NeEPnxEv

24時間営業で田舎に住んでる奴がわざわざ金払って田舎に行くわけないもんねw

134 :名無しさん@いい湯だな:2008/08/21(木) 14:16:20 ID:VksUruBG

いまだにフランス風文化の香りを地方から発信する湯布院に釣られる香具師が絶えないのでバリバリ盛業中ですがなにか?

136 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2008/08/22(金) 01:18:41 ID:WTmG5I53

湯布院にフランス風文化の香りを感じるとは、感受性の強いお方ですなw

101 :名無しさん@いい湯だな:2008/07/30(水) 22:30:18 ID:XpVMcPRH

5年ほど、毎年湯布院に行っていますが今年はあまりに雰囲気が変わってがっかりでした。 湯布院も終わりなのかなとちょっと残念です。

今に始まったことではないかもしれませんが、アルテジオはうさんくさいダブルのスーツを着たおじさんが「会社」で借りていて中には入れず。 展示会か販売会でもするところに成り下がってしまったのかな。

すれちがう観光客は様子のおかしい韓国人ばっかり。
次は湯平にでも行ってみようかな。

103 :列島縦断名無しさん:2007/02/20(火) 20:40:39 ID:EFVNtVv3O

湯布院ってなんか勘違いしてる宿多いよね


137 :列島縦断名無しさん:2007/12/18(火) 14:20:36 ID:KC9TpCCCO

土日に初めて行って来た湯布院って寂れる前の清里だと思った

144 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2008/09/01(月) 21:08:17 ID:xXB8K/gj

なぜ人気あるのかわからない観光地。古い新しいじゃない。イマジネーションのかけらもない。

145 :名無しさん@いい湯だな:2008/09/02(火) 00:32:41 ID:CmYlvmuC

あちこち観光慣れした方々が惚れ込む場所らしいからね。
シモジモの者には解らない何かがあるんだろうねぇ。

もっとも地元の者も分からないんだってw


84 :名無しさん@いい湯だな:2008/06/04(水) 06:09:43 ID:OitJ4zQy

自分は由布院より湯平が好きです。

先日も行ってきたが雨で石畳が濡れてまた良かった。 事前に調べて行ったゆのひらんアイスどれも美味だった。入口の土産物屋で買ったが店員さんが美しかった。

旅館も安いのに料理は腹一杯。女将さんの優しさも身に染みる。山頭火の気持ちもよくわかる。

歳を取って湯平の良さがやっとわかるようになった。次で共同浴場全制覇できるな。

85 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2008/06/07(土) 17:16:44 ID:pQ1KlGwk

湯平はほんとにひなびてて、昔の湯布院みたい。
金の湯とか、はいりました。


147 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2008/09/02(火) 23:05:10 ID:rEd11Mnj

価値のあるのは一部の宿だけだな。 街はすっかり変わってしまった。


148 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2008/09/02(火) 23:32:03 ID:6KTo4Yp1
>>147
去年は湯平泊まって、翌日湯布院で5時間時間とったんだけど正直、1時間で飽きてしまった。湯平で時間つぶしたほうがどれだけ価値が高かったか。電車なんで自由がきかなくて残念。

昔は良かった………のか……。

2007年のあの状況だと、清里にも劣る。
湯布岳と八ヶ岳では後者に軍配。
ガラス工芸館だとか、○○博物館とか安易なヤツ
あんなのしかないのかよ。

149 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2008/09/02(火) 23:41:22 ID:rEd11Mnj

毎年御三家を中心に2、3泊で行くが、もう街は素通りだね。
なじみの宿でゆっくりするだけが目的になってしまった。
街をちょっとはずれたところから見る由布岳の姿は変わらないのに…


150 :名無しさん@いい湯だな:2008/09/03(水) 07:07:54 ID:tjD6AGQi

街をちょっとはずれたところから見る由布岳の姿は変わらないのに…

禿同、金の亡者が増えたってことでしょね。
町で観光客相手の商売してる人は、もう一度何もなかった頃の昔の素直な心で、由布岳を見てみて欲しいですね。

それと、良くある3番煎じの聞き飽きた都市田舎文化論はもうやめて欲しいです。そんなモン聴きに行く訳じゃないです。 昔はバンダナ・ヒゲ・ジーンズという定番スタイルの親父からこんな話を吹きかけられて辟易しましたが…

156 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2008/09/03(水) 21:12:58 ID:6LeXAmrC

うん、だって湯布院ならではのものなんかひとつもないもん。
高級旅館は、赤坂の料亭みたぃなものか。
閉ざされた空間だったら他にいいとこいくらでもあるでな。


158 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2008/09/04(木) 08:59:01 ID:A97Iwlok

亀の井旅館は、様々なアイデアで別府を有名にした 油屋熊八が別府で経営していた旅館で、今の亀の井ホテルの前身。

熊八が中谷巳次郎とともに、由布院の金鱗湖畔に建てたのは亀の井別荘。

天井桟敷や鍵屋はオープンだけど、湯の坪で満足する人たちが押し寄せるのは迷惑だな。


160 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2008/09/07(日) 07:34:34 ID:SODst/Z7
>>158
その中谷巳次郎の甥が物理学者寺田寅彦の弟子にあたり、「雪に関する研究」で有名な中谷宇吉郎。

その中谷の随筆「由布院行」で由布院の原風景とも言える当時の姿が描かれている。

甥の目から見た伯父の闊達な様子が活き活きと描き出され、名随筆だと思う。
ちなみに中谷巳次郎の孫が現亀の井別荘の当主中谷健太郎氏である。

昭和初期の由布院や別府早創期のことを下調べしておけば、由布院散策にも味わいが深まるものだと思う。 もっとも、逆に落胆が深まるのかも知れないが。

165 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2008/09/19(金) 19:36:06 ID:NOeKpDYS

亀の井別荘も玉の湯も、それなりに雰囲気があって悪くはない。 しかし、最高だとは思わない。食事も、質より量という感じだ。

170 :名無しさん@いい湯だな:2008/09/21(日) 10:54:51 ID:DbA0V6zT
>>165
どちらも田舎料理を食わせるところなんだからあれで良い訳で、最高の食事を求めるのなら別の施設を選べよな。

180 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2008/09/27(土) 22:08:23 ID:BLK1TkvQ

玉の湯の料理も美味しいと思うけどなぁ。
豪華!って感じじゃないんだけど、素材の旨みというか何というか。
とにかく日本酒が進むし、滋味あふれる感じで好き。
腹一杯になるまでリクエストすれば持ってきてくれるし。
また食べたいなぁ。


182 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2008/09/28(日) 23:27:15 ID:H6LNxW6B
>>180
あれは究極の田舎料理だな。もてなしも含めて、実に旨い。
滋養という言葉がよく似合う。
形で料理を評価するようなやつにはわからんだろう。


594 :名無しさん@いい湯だな:2010/01/16(土) 15:38:17 ID:azyBD8/z

1月4日に玉の湯、5日亀の井別荘、6日に山荘無量塔に夫婦2人で泊まってきたけど、
温泉でのんびりなら亀の井別荘かな。料理も1番良かったと思います。
大分空港からレンタカーで行ったんですが、スタッドレスタイヤにしておいて正解でした。

581 :む〜みん:2009/12/18(金) 21:32:07 ID:HsIysM2n

由布院の玉の湯、期待しすぎていたのかもしれないけど、がっかりした。。。
絶賛する人間が理解できない。
一流の旅館に泊まったことのない人間が言ってるんじゃないのかと疑いたくなる。
値段だけは一流だけど、料理も建物もサービスも満足いくものじゃなかった!!!
おかみはもっと勉強しなきゃいけないと思いますよ。

55 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2008/05/01(木) 04:56:35 ID:70VMRo4Q

玉の湯に行ってきた。対応がものすごくちぐはぐだった。 いったい何なんだろう。できる人と、ぜんぜんできない人がいる。

客室清掃の人と動線上よくすれ違うんだけど、なんか非常によそよそしくもじろじろとこっちを見る。
フロントのスーツを着た若い人は近場の見所を聞いても全くホスピタリティーのかけらもなく、壁に向かって話してひとりで笑ってるみたいで変だった。 で、同じくフロントではバーバリーのシャツを着た見習いのおばちゃんが清算をしてた。チェックアウト時、ミニバーの清算のタイミングで、夕食時の飲み物までごちゃ混ぜにして言ってきて訳がわかんない状態に一度なった。 こちらがミニバーは瓶ビール2本と言ったら「熱燗2本も召し上がってますよね?」という感じで。

サポート係の人はすぐに全額ゼロにしろと指示を出してたが、こちらからゆっくりと説明しなおしてきちんと清算はした。 ミニバーが完全申告制だからって、夕食時にオーダーした飲み物まで申告させられるとは思ってもいない。後味が悪かった。

夕食は名物のレストランがオーバーブッキングしたということで部屋食を勧められた。 こんなことは他ではいままで一度もない。部屋数が少ないこの旅館でこういうことを言われるのはなぜだろう。とにかくレストランは人気があるから、宿泊客をどけてでも食事のみの予約を受けようとしたんじゃないかと勘ぐってしまう。チェックインが早かったので、きっと最初に回ってきたんだろう。

仲居さんはものすごく忙しそうで、ほどんど会話はできなかった。(部屋食のオファーを受けた)
料理と料理の間も、ものすごく開いた。 部屋数が少ない旅館なのに、ぜんぜん手が行き届かないというのは、これは現状、極端に人を削っているんじゃないだろうか。

仲居さんは心付けをあっさりと受け取り、その領収書を渡してはくれなかった。高級旅館はたいてい領収書をくれると思っていたが、ここは違うらしい。 たしか「うちはみんな分けるんです」と言ってた気がするがこれは別のところかもしれん。

結論として、ここって「最近経営者変わったんじゃないの?」って印象でした。
なにかとよそよそしい。ギスギスした雰囲気。地元のことに無知なスタッフが多い。
高いお値段には、今は釣り合ってないね。

よい面はというと、できる人はいて、その人が対応してる限りは高級旅館という感じ。

料理はおいしい。細かいリクエストを聞いてくるのが面倒に感じる反面、満足はさせてくれるし、満足させようという心意気がものすごくあるとおもう。

「普通の煮物で申し訳ないんですが、これがすごく人気があるんです」と言って持ってきた煮物はすごく美味しかった。
夕食のメインディッシュ、一人がステーキ、一人が鍋を選んだんだけど、結果的にはそれぞれ二人前ずつ持ってきた。 仲居さんもそういう注文を積極的に勧めてきた。 部屋は広くてきれいで、風呂も温泉で、縁側も庭も落ち着けて、いい感じでした。

落ち着いたらまた行ってみたい。そんな玉の湯。
前に一度行った夢想園は今と比べて結構安い値段で行ったんだけど、期待せずに行った分かなり好印象が残っていて、また期待せずに行きたいなと思っています。 私的には夢想園のほうが落ち着く。

玉の湯も、由布院同様ミーハーにならずにいい面をしっかり残して生き残ってほしいですね。


57 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2008/05/01(木) 05:43:28 ID:70VMRo4Q

追記です。

夕食のメニューには載っていない生ハムが出たんですけど、(レストラン辞退の埋め合わせ?)
かなり美味しい生ハムでした。九州地元産って事だったんですが、以前イベリコ豚の足一本買ったときと
ほとんど遜色ないお味でした。きっとあれはバーのメニューで、そこで注文したら高いもんなんだろうと思いました。

そのあたりはやっぱり気が利いているなと思った次第です。

63 :名無しさん@いい湯だな[sage]:2008/05/04(日) 15:22:37 ID:qW3LiEcR

私は玉の湯はいわゆる「高級旅館」ではないと思ってます。
なんて言えばいいのかな。田舎のもてなしのすごくいいヤツみたいな感じ。
悪い意味じゃなくて、それが玉の湯の存在価値だと思う。

http://unkar.org/r/onsen/1195590472

全国の高級宿の価格帯は4万円〜5万円と同じなのだが、性格が大きく異なる。たとえば、由布院御三家を中心にした由布院・黒川近辺には高価格帯を支える人口はほとんどいない。そのため、わざわざ遠くから客に来てもらうために、一生懸命の工夫と努力がかいま見られる。

たとえば、玉の湯。

旅館だけでなく、レストラン、カフェ、農産物販売所・・・・・。


無量塔も旅館以外に、ロールケーキ販売所、チョコレートショップ、蕎麦屋、美術館・・・・・・。

由布院や黒川など、誰が始めたのか、従業員は土間にも板間にも跪いて客と細心の注意を払って客と話す。まさに、女王様対応。そのどれもが悪いとは言わない。一つ一つは大変良い努力だと思う。

 しかし、残念ながら、その一生懸命さが無理に無理に無理に無理をしているようにしか見えない、、、、いわば息が詰まるようなときもある。素敵な家具の後ろは、綺麗だが合板ボード・・・・・なんていうことも多い。

 西日本各地と東京では、推定でも平均年収は1.5倍から2倍違う。高額収入者は、比較にならない。そのため、毎日高級宿に泊まり歩いても、全く問題ない階層の人も多くいる。それが現実です。だから、東京から一番近く、高品質な湯河原の宿には、そこまで努力しなくても客は来る。むしろ、目立たず、小粋で、本質的に上質な宿であればいいのだ。西日本の宿も良いが、時々はこのあたりの高品質な宿に泊まらないと、本当の意味での上質な宿は分からないだろう。

http://www7a.biglobe.ne.jp/~umayu/page028.html


湯河原・熱海・箱根の高品質旅館と最近伸してきた由布院御三家(玉の湯、亀の井、無量塔)などを泊まり歩いて比較すると全く違うことが分かる。

奥湯河原の最深部に建つのが旅館「指月」。別荘に囲まれ、何か普通の上質な家か別荘にしか見えない。小さな看板があるのみ。この奥ゆかさこそが、この近辺の宿の真骨頂。大抵はお忍びで来るのである。五足のくつのようにずらっと出迎えられてはたまらない客が多いはずだ。玄関先に客が止めたゲレンデヴァーゲンがいかにも様になっている。


客室係も女将も、意外にほどにサッパリして、最近のおかしなバカ丁寧日本語は決して使わない。ここぞと言うときはガハハと笑うし、対応も「ドスコイ、ドスコイ」。客もあまり部屋から出てこないので、パブリックスペースもなく、もちろん土産物なんて・・・・ない。まさに、お忍びで来る宿だから。

別荘時代の建物を生かし、この宿の来し方を静かに楽しんでいるような日本の風情や季節の移ろいを大切にした洗練された古き空間は、由布院御三家や黒川に代表される九州の新興勢力には逆立ちしてもかなわない贅があります。そう言う見た目に新しく創作に走った料理を求める方には関東の高級宿は理解できないでしょう。

温泉旅館が好きな方、九州の旅館が好きな方も、一度でよいから、この宿やあさば、蓬莱、指月に泊まってみていただきたいと思います。本当の贅沢とは何か、いちいち誰から指図をされなくとも、この国に生まれて良かったと思える瞬間があるはずです。

読者は「こんな宿は関係ない」と言われるかも知れない。しかし、帰りのタクシーの運転手さんは、プライベートで2度この宿に泊まったことがあるらしい。遊び方を知っている客も関東に多いと言うことか。数年お金を貯めて、この宿に泊まる。それが粋というものだろう。

http://www7a.biglobe.ne.jp/~umayu/page028.html
http://www7a.biglobe.ne.jp/~umayu/page219.html



34. 2011年6月05日 20:46:19: MiKEdq2F3Q

因みに、由布院御三家の純粋に温泉だけの客観的な評価は


亀の井別荘 : 中の下

玉の湯 : 下の中

山荘無量塔 : 中の上


といった所でしょうか:

26 : 列島縦断名無しさん : 03/02/11 22:29 ID:V/Ye4Amv [1回発言]

由布院の高級旅館は、殆どが循環式。

掃除の手間や衛生面を考えると、循環にするのはやむを得ない。

ただ、湯量は豊富だから、循環させている湯は僅かだろうけどね。

由布院の3大名旅館では、山荘無量塔だけが純粋な掛け流し(但し、露天風呂は楽しめない罠)。


27 : 列島縦断名無しさん : 03/02/11 23:46 ID:to8xXDsc [1回発言]
>>26
>ただ、湯量は豊富だから、循環させている湯は僅かだろうけどね。

(゚Д゚)ハァ?

28 : 列島縦断名無しさん : 03/02/12 10:12 ID:K9qJk0FG [2回発言]
>>27
一口に循環と言っても、循環させている湯の量が どこの宿も同じ訳じゃないよ。
新鮮な湯をどんどん入れながら、一部だけを循環させてる宿もある。
ほんの一部でも循環させていると「純粋な掛け流し」とは呼べない。

31 : 列島縦断名無しさん : 03/02/12 22:23 ID:n9LtYZQv [1回発言]
>>28
そ-そ-循環させてる湯が少ない場合「ウチは掛け流しです」なんて宣うところも結構あるから困る罠(w

46 : 45 : 03/02/16 13:30 ID:93q3adX3 [2回発言]

そうだ掛け流しでも掃除は重要ですよ。掃除しなかったら、汚くて入っていられるものでない(w

むしろ掛け流しの方が念入りに掃除する必要があります。循環よりも。


47 : 列島縦断名無しさん : 03/02/16 15:55 ID:i0koZX/m [2回発言]
>>45
その通り。

だからこそ、由布院の多くの高級旅館は、湯量豊富にも拘わらず一部循環させているのです。

清掃の行き届いた源泉掛け流しを維持するのは大変な作業です。

http://logsoku.com/thread/travel.2ch.net/travel/1044547088/

亀の井別荘


温泉教授で有名な松田忠徳著の温泉旅館格付けガイドに、

「浴槽の利用状況:半循環」

と書いてあったので有名な宿なのに循環??と空き状況を聞く為の電話ついでに温泉について尋ねてみた。

源泉の温度が高いので、適温にする為にパイプ内を循環させているだけで、お客様が使用されたお湯を循環利用しているわけではないとの事。「部屋付の内湯も大浴場も全て源泉かけ流しです」と言われた。

http://onsenguide.blog76.fc2.com/?mode=m&no=16

投稿日:2008年9月6日

無難な旅館 (亀の井別荘) 隠者さん

亀の井別荘には家族旅行で過去に二回宿泊しました。そして、最近友人と宿泊しました。 毎回宿泊する度に感じますが、亀の井別荘は無難な旅館ですね。

接客も嫌味なく無難ですし、お料理も大絶賛するほどでもなく無難。

お湯ははっきり言って、由布院ですしね、大して期待はしないほうが良いでしょうね。

お湯を求めるのであれば、由布院よりももっともっと良質な温泉はあります。

お湯、お料理を求めるのなら別の地域や別の旅館に行くほうがいいかもしれません。

亀の井別荘は誰を連れていっても間違いはない旅館だと思いますが、決して面白みのある旅館ではないと思います。 人それぞれ旅館に何を求めるか違うわけですから、私は大絶賛もしたくないし、けなしたくもありません。

私にとっては無難な旅館。そんな印象でしょうか?


_______


投稿日:2008年7月20日

高い割には・・・
(亀の井別荘) ohishiさん


...何番館かはわすれましたが、離れに宿泊

離れのつくりは昭和、それも高度成長期時代の家といった感じ

つまり安っぽい建材です。

ベットがある寝室の壁に小便を引っ掛けたような染みがあったことには驚いた。


大浴場は循環式、

そのせいだろうか、湯質はイマイチ、


朝、大浴場に入りにいったら、水面に小さな虫が目立つ、

掛け流しで水面のゴミをながしつつ循環したほうがいいと思った。


それが気持ち悪かったので、部屋つきの風呂に入る、ここは掛け流し式のお風呂、

ふと、シャンプーなどのアメニティーをみると白いポンプ容器に内容物を示した印刷した紙を水よけの透明テープで止めてあり、貧乏くさい。 しかも、容器とテープの間に黒いカビらしきものが・・・


仲居のレベルはかなり低くかった、なにを聞いてもいまいちな反応、お客に対する心遣いはなく、おもてなし、とはかけ離れた対応、サ料が最初から含まれている日本の料金システムじゃなければ、一銭のチップも払わなかっただろう。

夕食ははコレといって記憶に残るものもないが、まずくはない。 朝食は和、洋と別々なものをオーダーしたが、和食の方がおとくかな?洋食は量も少なかったし、それほど美味しくなかった。

コレで4万越えの料金では再訪しようとは思えない

仕事柄、海外のお客さんを接待することもありますが
こんな宿を日本を代表する宿とは
とうてい紹介できません。

http://onsen.nifty.com/cs/kuchikomi/onsen_255/list/aid_onsen007050/1.htm


___________

玉の湯

50 : 玉の湯好き : 03/02/19 19:37 ID:7UdnLao2 [1回発言]

2月15日に湯布院玉の湯に行ってきました。

部屋風呂は完全に掛け流しでしたが、大浴場の露天風呂は循環でした。
でも、塩素のにおいは全然していませんでしたよ。

http://logsoku.com/thread/travel.2ch.net/travel/1044547088/


玉の湯は高級旅館でしられ、泊まりたい宿で必ずランキングの中に入る程の宿です。整えられた日本庭園の庭を歩き宿へ入ると、まさにくつろぐ為の宿といえる癒しの空間が広がります。中庭でお客さんと従業員の方が楽しそうにおしゃべりしている姿が印象に残った宿でした。


玉の湯の温泉:循環式


湯布院は全国2位の湯出量を誇るといわれている。

ここへ入った時、あれ?循環?と思った。

温泉を使う量が定められ、簡単に掘る事もできないのはわかるが、全国2位といったら相当なものだと思う。なのになんで・・・。

これには結構残念でした。

http://www.hikyou.jp/ooita/yufuin/tamanoyu/tamanoyu.htm

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山荘無量塔

山荘無量塔の人気の理由は、

客室が全て離れになっていること、

掛け流しの温泉がお部屋に付いていること、

料理が美味しい、


この3つがポイントではないでしょうか。

http://ryokou.spawn.jp/article/30391260.html

独立した建物が点在する離れが12棟。いろいろなタイプがあるのですが、今回は、モダンアートな雰囲気の「汲」。

フローリングのリビング、手前には和の小上がりがあって、湯あがりに幸せ♪なお昼寝セットが置かれています。

この和空間の中央部分は、秘密の仕掛けが…!

お食事の時間になると、リモコンでテーブルがせりあがってきて、掘りごたつスタイルでゆったりお食事ができました。さらに、森に抱かれるような大きな窓に囲まれたベッドルーム。


その奥には…、大きなマイ温泉があります。

3本の源泉を使い分けていて、フレッシュな源泉がかけ流しにされています。

さらにかけ流しの湯口の隣にもうひとつの湯口。

温泉と水の蛇口がついていて、いつでもマイ温泉を自分好みにカスタマイズ可能。

とろみを感じるほどのまろやかな肌ざわり。お肌しっとりツルツルの美肌湯です。泉質は弱アルカリ性単純温泉ながら、塩化物、硫酸塩、炭酸水素塩などのさまざまな温泉成分をバランスよく含有。

http://onlyfor.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post-95eb.html


投稿日:2008年4月27日

個人的な感想です。
(山荘 無量塔) けろんぱすさん

...私の誕生日と結婚記念日が同じ月にあり、主人に誕生日プレゼントと記念日を兼ねて連れて行ってもらいました。私達が宿泊したのは『明治』のお部屋です。

2人だけなのに、定員8名のお部屋はさすがに広過ぎましたが、カッシーナのソファやアンティークの家具がセンス良く配置され、さすがは由布院御三家、部屋に関しては非の打ち所がありませんでした。

しかしアメニティに関してはあまり好きではありませんでした。 MARKS&WEBは決して悪いブランドではありませんが、アロマ系はあう・あわないがある為、旅館などで使用するのはどうなのでしょう。 好きな方には良いのでしょうが・・・。


こちらの旅館には大浴場や家族風呂といったものがありません。

各部屋のお風呂のみとなります。

私達の部屋のお風呂は5,6人が入れる程ゆったりとしたお風呂で、露天ではないものの陽が差し込みとても気持ちの良いお風呂でした。

24時間いつでも入浴可能なので、ゆったり湯浴みを楽しむことができます。

食事は『紫扉洞』というお食事処(個室)でいただくのですが、個人的にはあれだけ広い部屋なのですから部屋食でも良いのでは・・・と思いました。
明治の部屋はリビングだけでもかなりの広さです。
ちょっともったいない気がしました。

食事の際、少々不愉快になる事がありました。というのも、川魚が苦手な私は事前に伝えていたのですが普通に運ばれてきました。 伝えた際には「かしこまりました」と言っていただいたはずなのに忘れられていたのでしょうか・・・ちょっとがっかりしてしまいました。

そして、食事に時間がかかり過ぎです。一品運んできては15分ほど間があくのです。

さすがにイライラしてきて、係りの方に「もう少し持ってくるスピードを早くして下さい」と伝えたところ、「本日は込み合っておりまして・・・」とのこと。

結局、紫扉洞に3時間近くもいました。

ゆっくり食事を楽しむのは良いのですが、3時間はかかり過ぎじゃないでしょうか・・・。 美味しいはずの食事が途中からどうでもいい感じになり、メインがくる頃にはお腹いっぱいの状態に・・・。

何となく微妙な雰囲気で部屋に戻り、和室にお布団を敷いて就寝。

ベッドルームは2部屋もあるのですが、自宅ではベッドを使用しているのでお布団を選択しました。 全体的に広過ぎる部屋なので、和室のこじんまりした雰囲気が落ち着きぐっすりと眠ることが出来ました。

由布院で最も高級な旅館です。
センスの良いインテリアに快適な空間。
とても素晴らしいと思います。

しかし、素晴らしさが際立つとどうしても悪い部分が目だってしまうものだと思います。 食事の際の間の悪さも気になりましたし、苦手な食べ物も伝えておいたはずです。これが、それなりのお値段であれば『それくらいのこと』で済まされるのかも知れません。

しかし、お支払いした金額は今まで宿泊したどの旅館よりも高額でした。
お値段を考えるとどうしても『完璧』を求めてしまうものです。

こちら側の勝手な意見にはなりますが、誕生日・結婚記念日という事も電話予約の際伝えていたのですが、当日「おめでとうございます」と言う言葉は言ってもらえませんでした。 無量塔を出た後、他の旅館へ向かったのですが、そちらの旅館ではわざわざ私の為にケーキのサービスが。

仲居さんからも「奥様、お誕生日だそうで、おめでとうございます」と言っていただきました。 決して高級な旅館ではないけれど、温かい言葉やおもてなしが心に染みました。今後に期待しています。

http://onsen.nifty.com/cs/kuchikomi/onsen_255/list/aid_onsen007018/1.htm

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結局, 由布院は雰囲気を愉しむ為に行く所で、温泉はおまけだと思った方がいいですね。

僕は蓄音機でSPレコードを聴かせて貰える亀の井別荘以外はいいと思わないな。


35. 2011年6月06日 21:15:26: MiKEdq2F3Q

もう一軒、ここも評判がいいですね:


山荘 わらび野

http://www.warabino.net/

大分県由布市湯布院町川北952
電話:0977-85-2100


山荘わらび野のお湯は無色透明で、源泉100%かけ流し。泉質は単純温泉

レトロな雰囲気でいただける喫茶('08/12 訪問) singlemalt (1027)


3日目の午後、雪が降りしきる中初めてこちらの宿の喫茶を利用することにしました、道路から宿敷地内の駐車場に車を停めてフロント棟に向かったところ、宿のスタッフが傘を指してのお出迎えと丁寧な対応にはさすがに旅館だなと感心。

玄関を入ると靴を脱いで板張りの廊下を進んで談話室に案内されました。外来利用ができるものの本来は宿泊客向けの談話室のため、専門の喫茶店とは違った雰囲気。

全体的にレトロ調の造りで、高い天井と大きなテーブルが2つ、中心部に暖炉、歴史を感じる大きな柱時計、側面に専用オーディオセットが置いてあったり宿泊の夕食後のんびりと時間を過ごすには良い雰囲気だと思います。

メニューはコーヒー、紅茶、ハーブティーなど10種類くらい、単価は420円〜600円
程の内容でした。器にも凝った焼き物を使用しているようで、素朴ながら味わいのある入れ物でした。時間がある際には町の中心部からは離れているものの、その分ゆったりと利用できるので車利用の人にはお薦めできるかと思います。

http://r.tabelog.com/oita/A4402/A440201/44000614/dtlrvwlst/


談話室には暖炉もあり、タンノイのスピーカーからはクラシックが
http://ameblo.jp/rosepetalblog/entry-10477229884.html

真空管アンプ+オーディオファン憧れの tannoy
http://www.mountaintrad.co.jp/ooita/yufu/warabino/data.html

店内のオーディオセット ('08/12/23 登録)
http://r.tabelog.com/oita/A4402/A440201/44000614/dtlrvwlst/785436/1034282/


由布院温泉といえば「亀の井別荘」「由布院 玉の湯」「山荘 無量塔」が御三家として知られているが、実はこの3軒には、以前所属していた雑誌の取材で由布院を訪れたときに幸運にもすべて宿泊させていただいた。三者三様のよさのある御三家はいずれも素晴らしい宿なのだが、当時宿泊しなかったものの取材で訪れて、次回由布院に来たらぜひ泊まってみたいと思っていたのが、今回投宿した「わらび野」なのだ。

部屋付きの赤土の露天風呂は源泉かけ流しでいつでも入浴可能。滞在中4回も入ってしまった。

今回、4年ぶりの訪問となったわけだが、「わらび野」の印象は少しも変わっていなかった。林の中にひっそりと佇む和のしつらえの離れ。じっとしていれば、鳥のさえずりと風に揺れる樹々の葉音しか聞こえてこない。なんという贅沢な時間。

夕刻、宿に到着して通された部屋は「ひいらぎ」。まず玄関を開けると目に飛び込んで着るのが、正面の窓越しの庭に咲いている真っ赤なミヤマキリシマだ。この時期が見頃のこの花、まさにベストタイミングの訪問となったわけだ。

お茶をいただき、早速家族で部屋付きの露天風呂に入る。小さな子ども2人の4人家族なら十分の広さの、風情のある赤土風呂。暗めの風呂の水面に木漏れ日が差し込んで揺れ、アルカリ性のぬるっとしたお湯が肌にしみ込んでいく。なんという至福の時間。

雪見障子の下から木漏れ日が部屋の畳をゆらゆらと揺らす。部屋ではひとつひとつの調度や生けられた花のセンスのよさを実感できる。雪見障子の下から漏れてくる光など、光と影の演出が絶妙。まさに日本の心、「陰影礼賛」の世界である。

部屋でいただく夕食も、豊後牛のステーキをはじめ、地元の素材を使って丁寧につくられた品々がとても美味。器や盛りつけも美しく、五感においしい。よくある「これでもか」という豪勢さや華美さもなく、抑制の効いたちょうどいいボリュームにも好感がもてる。ワインクーラーが磁器というのも和の食卓にふさわしい。

夕食のメイン、豊後牛のステーキ。器、盛り付けも美しい。


そんなゆったりとした時間を満喫させていただいた「わらび野」での滞在。とにかく、チェックアウト時に見送りをしてくれた女将さんの繊細なセンスが随所に行き届いた素晴らしい宿だった。浅い経験で言わせてもらえば、御三家の


「亀の井別荘」(離れ)はまがうかたなき和の正統や幽玄を、

「玉の湯」は究極の優しさとおもてなしの心を、

「無量塔」は男性的カルチャーコンシャスな和モダンのセンスを


堪能するのに最適と三者三様だが、ここ


「わらび野」は女性的な侘び寂び、繊細さを実感できるオリジナリティをもつ


という意味で、御三家に比肩する宿であると実感した。それにしてもこの九州の山間の盆地にこれだけの名宿がひしめく由布院温泉。またいつか訪れて、それぞれの宿を再訪してみたいものである。

http://blog.gqjapan.jp/takeuchi/2011/05/10/%E4%B9%9D%E5%B7%9E%E3%81%AE%E6%97%85%E3%80%80%E3%80%9C%E3%82%86%E3%81%B5%E3%81%84%E3%82%93-%E5%B1%B1%E8%8D%98-%E3%82%8F%E3%82%89%E3%81%B3%E9%87%8E%E3%80%9C/

投稿日:2007年3月30日

ステキなお宿でした (山荘 わらび野) とくとくさん


...秋に宿泊したのですが、紅葉がそれはそれはきれいで最高でした!今までこじんまりした宿に多く泊まっていて奥行きがないため寂しいなと感じることが多かったのですが、ここは雑木林が広がっているため散歩ができてステキです。

部屋の露天風呂もお湯がきれいで清潔感があり満足でした。仲居のお兄さんもとても親切でした。露天風呂も大きくはないのですがお湯の質がとてもよくて何度も入りたくなる温泉でした。

食事はあと少しボリュームがあればいいなというかんじですが味はおいしかったです。宿の敷地内にガラス細工のギャラリー(おみやげ屋)があるのですが、とてもきれいで自分へのおみやげとして花瓶を買いました。由布院にはおみやげ屋さんがたくさんあるので、あえてガラス細工を置いていると宿の方がいっていましたがいいアイディアだなと感じました。

今までいろんなお宿に泊まりましたが、ここは家族を連れてきてあげたいなと思うお宿です。秋がオススメですが、夏も青々とした紅葉が涼しげでいいかもしれません。

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投稿日:2007年3月14日

何度 訪れても (山荘 わらび野) アミーゴさん

...わらび野は今回で6回目の訪問。

行く度に「あー、わらび野は落ち着くなぁー」と思う。普通2度目に行くと1回目の良さを感じずに 「次はもう行かないぞ」、と思うのですが、わらび野だけは何故か今回も選んで正解だったといつも思う。

料理も美味しく、自然の中の露天風呂も気持ちよく 仲居さんの気遣い 


そしてサロンでコーヒーを飲みながら聴くクラッシック 


本当に日常から離れた空間は最高。湯布院はよく行き 「草庵秋桜」「月燈庵(新館)」「ゆふいん花由」「夢想園」「今昔庵」「ゆふいん泰葉」「冨季の舎」といろいろと宿泊したけど どの宿もそれなりに良いのだけど やはり「わらび野」とはどこか違い 次はやはり「わらび野」にしようと思わせられるくらい 個人的には1番の宿です。

全ての部屋に露天風呂又は半露天風呂が付いている為か 意外と共同の露天風呂は人がいつも居なく、あの広い風呂を満喫できるのは最高。いつも3時チェックインし11時チェックアウト。時間の限り 宿でくつろいでいます。本当の贅沢って何もしなくてボーとしている時間があることかな?

http://onsen.nifty.com/cs/kuchikomi/onsen_255/list/aid_onsen006158/1.htm


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824 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/01/25(水) 18:48:12 ID:NvHRybLF

TannoyのRHR、湯布院近郊の「アーデン」という喫茶店でパラゴンの両脇
で鳴っていたという。今でも健在だろうか。春になったら湯布院温泉に行く
ついでに寄りたいと思う。情報下さい。

826 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/01/25(水) 21:37:22 ID:pC+kegM0

>>824
湯布院に行くなら是非宿泊は亀の井別荘へ。

主人の中谷さんと仲良くなり、SPを聴いてみましょう。エキスパート・ジュニアで聴くSPはすごいよ。 他にもウエスタン・エレクトリックやヴァイタボックスCN-191もあるよ。

レコード持って行くと蓄音機でかけてくれるよ。っていうか亀の井は有名だから知ってるか。

825 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/01/25(水) 20:18:29 ID:dXo1pgo9

RHRって音イイの?


828 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/01/25(水) 22:01:34 ID:WLW7L+pW

RHRはオートグラフ等から較べると、少し低域が寸詰まりの音で、個人的には
あまり好きなスピーカーではありません。

最近では「アーデン」はパラゴンをよく鳴らしています。


ちなみに湯布院でお奨めの宿は以下の通り。



「亀の井別荘」一泊二食付 31,650円〜 2名より
http://onsen.nifty.com/cs/catalog/onsen_255/catalog_onsen007050_1.htm

「玉の湯」一泊二食付 34,650円〜 露天風呂あり
http://onsen.nifty.com/cs/catalog/onsen_255/catalog_onsen005005_1.htm

「山荘 無量塔」一泊二食付 48,450円〜

ウェスタン・エレクトリック社製スピーカーが鎮座する「Tan's(たんず) bar」併設
http://onsen.nifty.com/cs/catalog/onsen_255/catalog_onsen007018_1.htm

アーデンに近くて、比較的値段も安いのが、こちら。↓

「山荘わらび野」 一泊二食付 23,250円〜 露天風呂あり
http://onsen.nifty.com/cs/catalog/onsen_255/catalog_onsen006158_1.htm


829 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/01/25(水) 22:29:29 ID:OQhnByuk
>>826.828
有難う。宿は「無量搭」にします。

一昨々年、訪れて気に入りました。Tans barというところににウェスタンエレクトリックのオールホーンシステムがあり、システムの詳細を訊ねたら即座にファイルを見せてくれました。

部屋は離れでハイヴィジョンTVがあり、ベッドルームには「ウェイブレイディオ」、CDも備えてあって、感心しました。少なくとも関東にはない宿です。

当方も30年来のタンノイユーザーですが(697)、HRHは短命なSPでし
たが今日みえたクライアントが「かつて使いこなせなくて手放した」との話で
気になったものですから、ユーザーがおられたら情報を頂き、「アーデン」へ
も訪ねてみたいと思った次第です。

836 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/01/26(木) 00:35:26 ID:g8UL1SRG

RHR、見かけはともかく音悪いよ。

以前一目惚れして、聴かせてもらったとたんに目が覚めた。
同年代の製品なら、GRFメモリーの方がずっと良い。

837 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/01/26(木) 00:54:53 ID:rEFftM17

>>836

RHRは、GRFメモリー/HWとユニットは同じでしたっけ?

だとしたら、メモリーのほうがユニットの素性が素直に出そうですね。

838 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/01/26(木) 01:15:04 ID:LEEDKIgb

RHRとGRFメモリーは同年代じゃないでしよう。
GRFメモリーのほうが5,6年は古いんじゃないかな。

839 名前:829 :2006/01/26(木) 10:18:42 ID:nHfW+1eq

>>838
その通り

76年 A〜Eシリーズ                 
79  スーパーレッドモニター クラシックモニター    
81  GRFメモリー
82  ウエストミンスター   エジンバラ
83  スターリング
86 *RHR
88  カンタベリー
89  ウエストミンスターロイヤル 

841 名前:しょるてー :2006/01/26(木) 13:36:03 ID:o46unTRk

ウエスタン・エレクトリックは、モノラルのオールホーンシステムを聴いた事が
ありますが、モノラルの筈なのに、拡がり・厚み共に素晴らしい音響でした。素直な音で、自然に音楽にのめりこめ大らかで、


反対にロンドン・ウエスタンも聴いた事があるのですが、こっちはかなり渋めで良い意味で上品な音でした。

このロンドン・ウエスタン、オリジナルのオートグラフより高いとかで、驚きです。

シーメンスのオイロダインは、生で見たことがありますが、とても偉大で貫禄がありました。これは見るだけでも十分満足です。音の方は、繊細な感じで、少し荒々しい音でしたが、視覚的に納得してしまいます。

オートグラフはまだ一回も見たことも勿論聴いた事もありませんが、デッカのスタ
ジオで使ってた無限バッフルにTANNOYのユニットを入れてた頃のを、家庭用にバッ
フルを折りたたんだのがオートグラフらしいですが…

でも、色々と昔の銘機といわれるモノを聴いてきましたが、TANNOYが私はシックリ
来ました。

ついでに一言。ウエスタン・エレクトリックは、アメリカ仕様とロンドン仕様
を聴いた事あるとは上で書きましたが、ユニットや箱など基本的な考え方は一
緒の筈なのに、音が全く違うのには驚きでした。

アメリカ人とイギリス人の感性の違いがとても興味深く面白いです。

846 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/01/26(木) 23:10:30 ID:NFSw7RDj

838を見るとこの頃からタンノイは悩み始めたみたいだね。

このなかで私のお勧めはクラシックモニター(20年以上使ってもあきが来ないいい音です)とエジンバラ(12インチのよさがある)

848 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/01/27(金) 00:01:18 ID:vwllzf+7

>>846
悩み始めたんじゃなくて、オーナーが変わって、ハーマンの意向が音にも反映
されるようになったんだと思うんだよね。ハーマンというと、JBLなんかも出しているし。


http://hifi.denpark.net/1131366691.html


36. 2011年6月06日 22:01:12: MiKEdq2F3Q

まあ、本物がわかる人は循環温泉には絶対に入らないし、タンノイやマッキントッシュやJBLを聴く事も無いんですけどね:

日曜日、友人のBさんを通して、湯布院のO院長より、K画伯を紹介していただいたので、夫婦で訪問しました。K画伯は、湯布院を愛し60年間もの間、由布岳に魅せられキャンバスに由布岳を描き続けてきました。若いときより、音楽を友として生きてこられた、素晴らしい人物ということです。そういう方なので、簡単には会ってもらえず、今回は特別にO先生の紹介ということで、連絡をとっていただき、私にとってとても心に残る訪問となりました。

K画伯のアトリエは、湯布院の金鱗湖のほとりに、自然にとけ込んで立っていました。アトリエに通されると、私は、あっとびっくりしました。K画伯の多くの絵に囲まれ、愛情こめて調整されたオーディオが静かに置いてありました。


まず一番に感動したのは、百才にならんとする画伯が、まさに年齢を感じさせず、きびきびと自分の主張を私達に話され、特に頭は百才になっても、ますます冴えてきているという堂々たる人生観を持っておられることです。この画伯の生き方を拝見し、まだ画伯の半分も生きていない自分に、50才では、まだまだこれからである。今後迷わず前向きに人生を生きようと、強く勇気ずけられました。

そして、絵についての話題になり、今このアトリエの正面にかかっている絵は、私の99才の時の作品である。絵は絵の具の上に絵の具を塗りつけていったら困る。色を重ねては、本物の色は出てこない。考え抜いた上で重ねる場合は良い。ゴッホは100年に一人しか出てこない。ゴッホ以後ゴッホを超える画家は今も出てきていない。

天才は、努力してできるものではない。それは、その人物のもって生まれたものである。ものを見る目とはそういうものである。次に音楽をお願いすると、自分でレコードをかけられ、そして静かに話された。イギリスは素晴らしい。音楽に関しては、100年の歴史がある。日本やアメリカでは、わずか半分であろう。それでは、本物の音楽は生まれない。

そしてイギリスのグッドマンのアキシオム80で、ウィンフィルのモーツアルトを聴かせていただきました。


K画伯の音はまさに、西欧の香りを伴い、聴く者に深いものを与えました。最後に、

SPで名器クレザンデを聴かせようと、

自分でゼンマイをまかれ、SPを置き、針をおろされると、このアトリエが、何と雄大で、かつ電気で色づけされず、こころの中に音楽の感動が溢れてきました。まさに画伯と共に生きてきた音の歴史を感じました。

http://www.geocities.jp/fuku25252/012.html


壱岐海桜(日本画家 笠青峰さん) 


アトリエの地下にコンサートホールを作り、国内の一流の音楽家をはじめ、世界最高峰のオーケストラ.ウィーンフィルのメンバーも一年に数回訪れ、そこでコンサートを開くというほどのクラシック愛好家で、今回も、取材に訪ねた前日、その会場で演奏会が催され大盛況だったという。

http://www.sesshuukai.com/HTML/Iki_Yamasakura.htm

昨日は「ちえの輪研修所」の地鎮祭が終わって笠画伯のアトリエに寄ってきました。湯布院は雪がまだ残っていて別世界でした。

笠(りゅう)画伯のアトリエの天井です

建物は正八角形で湯布院の町が一望できるパノラマです

地下の音楽ホールの窓越しに、風にふかれた雪がつららになっていました

地下の音楽ホールです。ワイン頂きながらクラッシック・・・イイッスねぇ

木をライトアップするアッパーライトの廻りの雪が解けて、雪の下から新しい生命体が誕生する、そんな、御伽噺のような光景でした

笠画伯のアトリエです。正八角形の建物の窓から小さな盆地の底にある湯布院の町が一望できます。

http://diversst.exblog.jp/15788322/
http://diversst.exblog.jp/15802465/
http://diversst.exblog.jp/15817236/


37. 2011年6月06日 22:29:06: MiKEdq2F3Q

336 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/28(木) 10:15:51 ID:KW/t5XaF

湯布院の画伯、AXIOM80大好き爺ちゃんって今でもお元気なの?
湯布院はカンノアンプを置いた名曲喫茶もあるそうだし、是非行きたいと
おもっているんだけれど。
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/pav/1154772264/l50


上のK画伯と笠画伯は別人です。失礼。


笠画伯は地下にバカでかい専用コンサートホールを作って、タンノイ ウエストミンスターを置いているんですね。 ウエストミンスターはこれ位大きなホールでないとまともな音にならないんです。


38. 2011年6月06日 22:36:44: MiKEdq2F3Q

クォードの響き


久しぶりに家族そろって、大分の由布院に出かけました。女房の友人のB夫妻に誘われての、日曜日の日帰りの旅です。由布院にはいると、すぐ目の前に薄く雪化粧をした由布岳がそびえて、私達を出迎えてくれました。


竹細工作家であるNさんの仕事場を見学に行くことになりました。仕事場は空想の森の手前にあり、山々に囲まれた自然の中にありました。

その仕事場の前方の一番良い場所にクォードのスピーカーが置いてあり、自作の木枠に二段スタックになっており、渋く金色に輝いています。

真空管アンプに灯がともり静かにレコードがプレイヤーの上にのり、バッハの音楽の捧げものがクォードのスピーカーから鳴りだした。


この由布院の冬の激しさの中にそびえる由布岳のようにきりりとした中に、さわやかな香りを帯びた音楽の響きに心が震えた。久しぶりのバッハである。この由布院にも偶然にもイギリスのスピーカーであるクォードに出会い、そして私の好きなバッハに巡り会いました。

曲はフルートの調べからチェンバロにかわった。実に雰囲気が出ている。ヨーロッパの雰囲気が出ている。聴きながら今度の旅は、この音楽に出会っただけで、大きな収穫であった。Nさんの作る味わいのある竹と和紙で作った照明の作品には、繊細でかつ雄大な響きを併せ持つ、クォードと共通するやさしさとデリケートさが感じられ、とても豊かな気持ちになった。

この、由布院に来てはじめて、しみじみと日本の美しさを発見し、私達家族にとっても、この由布院は、これからも必ず大切な心のよりどころになる場所になる「予感がしています。

http://www.geocities.jp/fuku25252/013.html


39. 2011年6月06日 23:44:45: MiKEdq2F3Q

上の笠画伯もそうですが、タンノイ ウエストミンスターとかマルチアンプでバカでかい音を聴きたがる人は循環温泉でも平気で入る人と重なる様な気がするんですよね:

湯布院町のA氏のお宅の音も、実にスケールの大きい音を出しておられる。

日本でも有数のオーディオ愛好家といっても過言ではないA氏は、オーディオ専門誌の「無線と実験」2001年2月号の巻頭を飾る記事「リスニング・ルーム」にもとびっきりのハード派として登場されている。

私にネットワークのイロハを教えていただいたのもA氏だが、とにかくご熱心でスピーカー、アンプの研究には言うに及ばず東奔西走されて様々な愛好家の音を実際に試聴され豊富な場数(ばかず)を踏まれて聴覚を磨き上げられているのが通常の愛好家に見られない大きな強みである。

そのご自宅の音は「推して知るべし」、私も少なくとも年に2〜3回はお伺いして自分の耳を洗い直す契機にしているが、先日訪問する機会があったのでその超ど級システムを紹介しよう。

システムの概要


CDトランスポート・DAコンバーター → アキュフェーズ

プリアンプ → 西部音響の特注品

パワーアンプ → WE300B菅球アンプ特注品


スピーカー

低域 → エルタスTA−4181+自作の低音用ショート・ホーン

中域 → WE−555ドライバー+17Aホーン

高域 → カンノ597ツィーター

【ポイント1】

いまや伝説の域に達したウェスタンの555ドライバーと巨大な17Aホーンの組み合わせは通常のオーディオという概念の枠内では表現できない音質である。1930年代当時のアメリカの巨大な映画館で使用されることを念頭に置いたこのシステムは人間の声をことのほかリアルに響かせピアノが目の前で演奏されているような錯覚に陥らせる。オーディオ愛好家であれば一度は聴いておくべき音だろう。

【ポイント2】

トランスの専門家が作った特注のWE300Bのパワーアンプ(モノ×2台)はありきたりのアンプではない。特別に電源部を強化し別固体としたアンプは独自のトランス(オールパーマロイで木材で包装)の仕様とあいまって底知れない力強さを秘めている。この音を聴くとアンプの本質は出力ではなくて電源部だと改めて目を覚まされる。また、音質を決める重要なポイントとしてスピーカーに近接するネットワークも独自のトランスを使用するなどことのほか重視されている。因みに、アンプとネットワーク込みのお値段はクラウン1台分とのこと!


【ポイント3】

いわゆる”音キチ”と呼ばれる通常のマニアにありがちな”音だけに拘泥する”タイプではなく、、音楽優先で”オーディオは音楽を聴くための手段”とはっきり割り切っておられる。大きな棚に収まったCD盤のコレクションには思わずたじろぐが、録音状態よりも演奏の良し悪しを優先される本当の音楽好きである。とりわけ、クラシック音楽それもオイストラフ、トスカニーニなど往年の名演奏家・指揮者を愛聴されている。

なお、A氏は西洋型の温泉保養地である湯布院町の高台にある老舗旅館「山のホテル夢想園」の総支配人をされており、この旅館はJTBが実施した恒例のお客様アンケートで2003年度と2006年度の2回、全国1位の栄冠を獲得している。

広大な敷地に点在し極めて眺望に秀でた露天風呂(5箇所)とサービスの良さは折り紙つき。宿泊のみならず日中のお風呂だけの利用も可能であり高速道路の湯布院インターチェンジからも近いので福岡あたりからお客さんが引きもきらないとのこと。

A氏(秋永さん)はとても気さくで交流の輪を広げることを厭わない方なので、音楽やオーディオ好きの方で、もし「夢想園」に立ち寄られた方は是非気軽に声を掛けていただければよいと思う。

喫茶室には名器タンノイのオートグラフが鎮座して優雅な音質で毎日観光客を慰めている。


http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/b12123ef5c3f602ee57fae2fe09cd74d/?cid=efca4d25974b323a3217e344a4edabfa&st=1


因みに、


湯布院 山のホテル 夢想園

http://www.musouen.co.jp/furo/

 
夢想園はお風呂自慢のお宿です。

園内には9つのお風呂がありますが、中でも女性専用露天風呂「空海の湯」は約150畳の広さがあり、真正面には由布岳を展望できる絶景の大露天風呂です。


一部掛け流しまたは掛け流し・循環式併用

______

多くの浴槽のため循環になっていますが毎日、順番で湯を入れ替えていて全ての湯舟は清潔感溢れていました。

http://blogs.yahoo.co.jp/yamano0305/51923189.html

一般大衆の山のホテル夢想園に対する評価


以前、何かの本で「山のホテル夢想園」の大きくて由布岳を眺められる露天風呂を見て、それ以来、由布院へ行くのなら是非「夢想園」へと思っていました。

由布院には二日滞在する予定で、由布院にはいい旅館も多く、その二日で旅館を替える手もあったのですが、どうせなら一箇所でゆっくりしたいということで、夢想園に連泊することにしました。初日は本館、二日目は離れの「湯山亭」に泊まることになりました。本館の部屋は昔ながらの古い部屋です。8畳と広縁という小ぢんまりした部屋です。夢想園は高台にあるので、窓からは由布院の街並みを見下ろす感じで由布岳も見えます。この本館は眺めはいいと言えます。


さて、お風呂ですが、ここは内湯のみが24時間で、外の風呂はすべて夜の10時までという厳しい時間制限がされています。夢想園の露天は女性上位にできています。

男性の「御夢想の湯」は広くて由布岳も望めるいい露天なのですが、女性の「空海の湯」はさらにそれよりも広く、同じように由布岳も望めるようです。

また、女性にはその他に「弘法の湯」という露天風呂まで一つよけいにあります。

露天はややぬるめですが、広大な湯舟の中に何箇所か湯の湧き出し口があり、その近くに行けば温度は高くなります。

家族風呂も充実していて、露天が二つ、内湯のタイプが二つあります。部屋数はそれほど多くないので、お風呂に関してはかなり充実しているといっていいと思います。


ただ、ぼくが見た限り、なぜか、どのお風呂も浴槽の外からの一般的な流し込み式ではなく、浴槽の中からの湧き出し型なんですよね。したがって、お湯を口に含んで味わおうとすると、湯船のお湯を掬って口に入れるしかなく、それは抵抗があったので、残念ながら味はわかりませんでした。

そんな状態なので、循環では?という疑問も湧いてくると思うんですが、たまたまお風呂の掃除係りの人と話をする機会があって、ここには源泉が四つあるということを聞きました。それをタンクで水道と隣り合わせにして温度を下げているということでした。


ですから、循環ではないと思います。

(中川隆注:75.8℃の源泉を冷やすのに加水していないというだけで、循環に限りなく近い半循環ですね。こんなにバカでかい浴槽をかけ流しにできる筈もないですしね。ここの人気の秘密は本物がわかる人間が殆どいない事かな)

男性用の「御夢想の湯」は脱衣所が茅葺屋根の非常に雰囲気のあるお風呂でした(写真1)。露天自体は周りが岩などでかなり高く作られており、空以外に見えるものはあまりないんですが、360度の開放感はあります。

見えるものがあまりないと言いましたが、とにかく由布岳のツインピークスがはっきりと見えますので、これさえ見えれば文句はないでしょう(写真2)。

3時を過ぎて立ち寄り客がいなくなってしまうと、あとは少ない宿泊客だけですからゆっくり入れます。この広い露天風呂を独占することすら難しくありません。

僕は二日間で計3時間くらいは独占できたと思います。独占しなくても、このひろいお風呂に多くても5・6人しか入っていませんからとにかくいつでものんびりと入っていることができます。

初日は小雨、二日目は快晴と、それぞれに表情が違うこの露天風呂の二つの顔をみることができたのもかえって良かったと思います。ちなみに、立ち寄りは600円で3時まで。(何時からかは確認しませんでした。)炭シャンプー、桧泥炭石、シェービングフォームなどいいものが備え付けられてあり、露天風呂にも洗い場がいくつかあってそれらが使い放題。

また、家族風呂も含めてすべてのお風呂に入れるらしいので、この立ち寄りはかなりお得ではないでしょうか。内湯はあまり広くはありません。雰囲気はあるのですが、浴槽の中に石がごろごろしており歩きにくく、露天に洗い場があることもあり、内湯に入ろうという気はあまり起こりませんでした。

http://www7a.biglobe.ne.jp/~okies/tayu3.htm


本物がわかる人の山のホテル夢想園に対する評価


山のホテル 夢想園は由布院盆地の南側の高台に位置し、秀峰由布岳と、由布院盆地を一望の立地条件にあります。その立地条件を生かし、露天風呂からの眺めが絶景な事で人気のお宿です。敷地は約4500坪ととても広く、散歩しているだけでも気持ちのいい空間が広がっています。


この日、女性用の展望露天風呂はお休み・・という事で彼だけ由布岳を望める露天風呂へ入った。景色は確かに良かったらしい。


しかしカルキ臭がひどく、循環っぽい・・・。

特に展望もなかった私には満足度の大変低い温泉だった。


しかし脱衣所の雰囲気もいいし、暖房がきいていてとてもあたたかい。隅々まで清潔な感じは女性受けする事間違いないと思う。

http://www.hikyou.jp/ooita/yufuin/yamanohotel/musouen.htm

投稿日:2007年1月24日

うーん (山のホテル夢想園)ひろさん


...北海道民ですが、湯布院が好きで何度かお邪魔してます

夢想園さんの大浴場は、確かに大きいですがなんだか記憶に残るものがありませんでした。

北海道の温泉と同じく「大きいだけ・・・」と感じてしまいました。

料理も普通で、なぜか印象に残るものが少ない宿でした。

http://onsen.nifty.com/cs/kuchikomi/onsen_255/list/aid_onsen004531/1.htm

”確かに大きいですがなんだか記憶に残るものがありませんでした”という言葉が前記のオーディオ・オタクの笠画伯や山のホテル 夢想園総支配人さんの姿と重なって見えてくるんですよね。


世の中には夢想園の風呂の様に景色が良くてバカでかければ循環温泉でも喜んで入る人が多いのと同じで、

タンノイやマッキントッシュやJBLの酷い音をいい音だと思って平気で聴いている人が殆どなんですね。

世の中には本物がわかる人が殆ど居ないから あの QUAD でも簡単に潰れてしまったんですね。


40. 中川隆 2011年6月07日 11:42:20: 3bF/xW6Ehzs4I : MiKEdq2F3Q

前記の Axiom80 と クレデンザ を愛したK画伯の話を見つけました:

小松先生 湯布院に隠棲する百歳の画家 2007-09-01-Sat


東海大学の学長をしておられた 松前重義氏の名前がでた(松前武道センター)ので 松前氏の熊本大学の大先輩(松前氏も畏怖されていた)小松先生についての思い出を.....

十数年前のことであるが、湯布院の玉の湯の昔の敷地ないに 山重という小さな温泉宿があった。何日か逗留しているうちに 宿の主人 山重氏と親しくなった僕は彼につれられて すぐ近くにお住まいだった 湯布院の伝説の画家小松誠二先生のお宅にお伺いした。

九州のある大きな会社の経営者の一族であられた小松先生は仕事をリタイアされたあと確か66歳から絵を始められた。すぐに二科に入選されたが その後絵を発表されることもなく三十余年描き続けておられた。

僕は小学高高学年のころから 書画骨董を見るのが好きで 審美眼にはいささかの自負心を持っている。

由布岳 静物 を描かれる先生は (私が画家として認めるのはゴッホとセザンヌ だけだね) と言っておられたが。。。。

宝石のようにきらきら輝く先生の絵は 僕から見て 決して セザンヌ・ゴッホ に見劣りするものではなく、品格では彼らの絵を超えていたようにすら思う。


(死ぬ前に すべての絵を焼き捨ててしぬつもりだよ)

お茶を飲みながら言っておられた先生はもう鬼籍にはいられた。先生のことだから実行されたに違いない。あの宝石のような絵画は全て由布岳の煙のように空に消えてしまった。

http://kafuka36.blog104.fc2.com/blog-entry-31.html


41. 2011年6月07日 13:02:10: MiKEdq2F3Q

関連投稿


まともな人間に芸術は理解できない _ ゴッホは何故ゴッホになれたのか?
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/481.html

あの名画の舞台となった伊香保温泉は今…
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/355.html
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/356.html


42. 2011年6月07日 20:07:48: MiKEdq2F3Q

由布院にも一応良い温泉もある様ですので、最後に紹介しておきます:

大分県由布院温泉ゆふいん泰葉

http://www.yasuha.co.jp/

日帰り入浴=男女別浴場500円

貸切露天風呂(50分)=山側1,500円、川側2,000円

宿泊=1泊2食18,000円〜
http://onsen.nifty.com/cs/catalog/onsen_255/catalog_onsen004647_1.htm

エメラルドブルーの湯に大感激、料理も素晴らしい由布院のお勧め宿

 由布院の中心部の温泉は、成分の薄い単純泉が多い。しかも、陽イオンに鉄やカルシウムが多く、ヌルヌルもしないので、まさに「お湯」という感じ。倶楽部の会員は「泉質こだわり派」が多く、「なにかねー」ともの足らなくなる。由布院の旅で相談を受ける場合も、「湯が個性がなくつまらない」と多くの温泉マニアから聞く。確かに、温泉中毒にかかってガツンという湯を求めるなら、無味無臭無色透明・サラサラの単純泉ばかりの由布院はつまらないだろう。

 そんな中、一押しの注目の場所は、由布岳の麓で、国道の山手側にある自衛隊駐屯地の脇の別荘地に湧く湯。地熱地帯なのか、ボーリングすると大量の蒸気とともに湯が吹き上がってくる噴泉があちこちにある。そして、その噴泉塔にびっしりこびりつくキラキラした二酸化珪素。これはと期待できる。

 小さな宿ばかりだが、おすすめは「庄屋の館」「ゆふいん泰葉」「山翠荘」。とにかく、溶存する二酸化珪素がものすごい量で、湯に浸かっている石や金属部分が石室物でコーティングされ、真っ白に合っている。そして、珪素は光化学反応でマリンブルーやエメラルドグリーンの色に湯を変える。そのため、内湯は単なる透明な湯になるが、露天は驚愕の色に変化する。

 さて、泉源は同じなので、色の変化はいずれも見事だが、当倶楽部は「ゆふいん泰葉」を勧める。

 新しい宿だが、雄大な暖炉を中心にした伸びやかな西洋建築のロビー、和洋折衷の創作料理は、最近の”エセ創作料理”の様な軽々しさはなく、旨みがしっかりしている。ダシ醤油をゼリーで固め、刺身と合わせるなど最近の流行をうまく取り入れている。

 そして、ここのメインは間違いなく湯。内湯もあるが、まっすぐ露天に出てみたい。できれば晴れている日中に入ろう。塩化物泉であるが、翠、白、青と時間とともに刻々と湯の色が変化し、底にはびっしり二酸化珪素が白くコーティングされている。エメラルドグリーンに輝いたときのすばらしさは、まずほかに代え難い。湯にもとろみがあり、ローション湯の状態。

 露天のロケーションもよく、山紫水明、ああ生きててよかったなと思える。ここにはいると当分声も出ないほどだ。 温泉中毒のあなたにも、そして温泉の初心者も満足がいくことだろう。きっとあなたも虜になる。  とにもかくにも大感激の綺麗な湯だ。

http://www7a.biglobe.ne.jp/~umayu/page036.html


________

由布院温泉 庄屋の館

http://www2.ocn.ne.jp/~syouya/


宿泊:1泊2食付26,000円〜

日帰り入浴:大人700円
http://onsen.nifty.com/cs/catalog/onsen_255/catalog_onsen004558_1.htm


大分県で「青い湯」といえば、海地獄、鉄輪温泉 神和苑がある。

それよりは薄い青色ではあるがコバルトブルーに彩られた負けず劣らずに綺麗なのはここ庄屋の館だ。湯布院の温泉と言えばどちらかというと無色透明の特徴はあまりなく循環の湯が多いところだがここは別、極上湯だ。

湯布院という土地柄のせいか比較的若い人が多かった。宿は高級感いっぱいで格式の高さが伺える。畳張りの館内に胡蝶蘭が飾ってあったりとやはり由布院のイメージそのままだ。


 白い析出で引立つコバルトブルーの湯


大露天風呂 男性用 青い湯と析出物の白というコントラストがすばらしく綺麗!

源泉温度が97度と高いので湯船に対しては投入量少なめかもしれない。

やはり100人風呂というだけあり、入浴客は多い、その為しかたのないことではあるが髪の毛などが浮いていたのがちょっと気になった。

温度は場所によって熱めからぬるめまで選んで入浴する事ができる。

湯の味はほとんどなく少し甘い香りがする。浴感は多少ヌルっとする感じだったと思う。

女性用の露天風呂は上のような大きなのが一つだけだが、男性用はもう一つ一段上に上がった場所に小さめの露天風呂がある。女性用の露天風呂はというと源泉が一箇所から入れられ、その周辺は析出物で真っ白。

あまりに熱い湯が投入されている為、半径1メートル以内には近づくことができなく、源泉周辺だけ誰もいない状態だった。熱すぎて近づけないのは男湯も同じだったそうだ。


男性用露天風呂

さて、こちらが名物の析出物。

男性用の方は源泉温度を下げる為か岩の上から源泉が落ちている。そのせいで岩は真っ白となり芸術品のような見事なもの。女性用の方はここまでのものはないが十分な見ごたえがある析出物が見れる。

湯あがりの休憩所は2箇所あり、一つは足元に湯がはられ足湯としての機能もある。湯あがりで身体ポカポカの時に果たして足湯へ入る人がいるのかとも思うが相手を待ちすぎて身体が冷えちゃったという事はなさそうだ。


宿の入り口へは飲泉所がある。こちらへも見事な析出物が付き、綺麗な白に染まっている。とても飲みやすい湯なのでグビグビ飲める。

ここへ来る前に調べた事前情報の中に塩素臭いという話もあったが、今回来てみてそれはまったくなかった。分析表には塩素イオンが含まれているのでそのことかな・・?何てことも思ったが一応宿の方へ聞いてみるとやはり塩素なんていれていません。とのこと。とにかくいい湯に大満足した温泉だった。

http://www.hikyou.jp/ooita/yufuin/shouyanoyakata/shouyanoyakata.htm


投稿日:2007年11月10日

比較してしまうと・・・ (庄屋の館) オフロンさん


...4点は付けましたが同じ青い湯として比較すると、別府のいちのいで会館、神和苑と比べてしまうと正直一枚落ちますね ま、それでもここが良い湯って事には変わりはないんですが 

http://onsen.nifty.com/cs/kuchikomi/onsen_255/list/aid_onsen004558/1.htm


43. 2011年6月07日 20:40:39: MiKEdq2F3Q

由布院温泉 御宿一禅
http://www.oyado-ichizen.com/ofuro.html


お風呂のみご利用 (13時〜20時)

露天風呂 500円(入湯税込)
 
家族風呂 1,000円(入湯税込)

 湯布院は由布岳の斜面から自噴している単純泉がほとんどで、金隣湖に流れる川はなんと適温の40度ほどの川であった。湧出量日本第2位の実力があり、隣の別府と1、2位である。この地域がいかに温熱地帯であることが分かるであろう。ここに繋がる九重、玖珠、庄内などの町々の温泉群もその余韻であると言っても良いであろう。



白木造りの玄関


由布院から塚原に抜ける道には高温の源泉が集まっており、鉄輪のような噴気が見られる一帯である。このあたりは由布院でも個性のある湯が湧出している地域である。



青が出始めた頃の湯の色


山荘無量田や庄屋の館などの有名旅館のほか、新築ながら和風の宿が多数集まり、高原の観光地を思わせる発展振りである。この中で庄屋の館が強い青い湯で超個性的であった。近くの一禅という宿も青い湯であるということで今回訪問した。



青色がだんだんと濃くなってきた浴槽


湯量豊富なのか、数多くの浴槽で使っている温泉をまず見学させていただいた。青というよりも熱い湯を少量掛け流ししているので、青になる前の底光りの状態の浴槽が多くあった。


男女別の内湯のほかに貸切湯など各種の浴槽があるが、源泉を入れ始めてからの時間によって青さが違い、時間が経っていないものはほぼ透明であるが妙に明るい湯である。



この綺麗な青色に感動した


その次は微妙に青くなっており、これを紫色と言うのは難しいであろう。しかし高貴な色で、青に成り立ての湯である。その後青白濁する。御主人に御案内いただき各浴室を見学させていただいたが、一番青く、ほぼ青白濁になっている家族湯に入浴した。



湯口はメタ珪酸の析出物が付いている


湯の色が非常に個性的なだけでなく、入浴してみるとはっきりとした塩エグ味で一の出温泉と似ている。そして匂いが鉄輪臭と呼んでいる。噴気臭で湯口から漂っている。そして転倒しそうなほどのつるつる感がある。分析表を見てみるとCO3 84.3mgと全国屈指の炭酸イオン含有量であった。つるつるやや強しである。湯は総計1725mgの食塩泉で96.4度の源泉である。



やや白濁したときが一番青い


宿の建築は派手な感じを一切押えた、正統派和風造りである。民芸調ではなく、書院調である。落ち着いた宿で次回泊まりたいと思った。湯も強力で個性もあり、宿のレベルも良いと思われた。

http://allabout.co.jp/gm/gc/80555/3/
http://allabout.co.jp/gm/gc/80555/4/


44. 2011年6月07日 22:17:44: MiKEdq2F3Q

純粋に温泉だけの評価だと、湯布院ではここが一番良いみたいですね:


湯布院秘湯の宿 奥湯の郷
http://www.okuyunosato.com/


大分県由布市湯布院町川西2044
 
宿泊:1泊2食付8,550円〜

入浴料 500円 
男女別に内湯と露天風呂がある。家族湯としても利用可能


秘湯の宿 奥湯の郷
http://www.youtube.com/watch?v=rX6gvVxHSAo
http://www.youtube.com/watch?v=2qkK_X1Zf40

湯布院から車で20分の一軒宿

奥湯の郷温泉は、湯布院からやまなみハイウェイを阿蘇方面に少し走って、途中の山の中に入ったところにある一軒宿です。

目印の看板が出ていますので、道を間違えることはないと思いますが、山の中に入ってからは道も細いので、気をつけて進みます。途中の分岐点を右折し、少し走ると右手に奥江温泉の廃墟があり、さらに少し先を左手におりたところにあります。


以前は無色透明のお湯だったのですが、新源泉になってからは、きれいな青い温泉で、日によっては白濁するとても魅力的な温泉になりました。

96度という源泉は、写真にあるような竹の冷却装置を通すことで適温に冷まされ、水を加えることなく適温で湯船にかけ流されています。

浴室は左右に2つあり、いずれも内湯と風呂の対になっていて、貸切で入ることができます。

客室数が6室ということもあって、また、温泉には一晩中入れるので、朝の混雑時を除けばほとんど好きな時間に貸切で温泉を楽しむことができます。

お湯の肌ざわりもつるつるで本当に1日に何度でも入りたくなる最高の温泉のひとつです。

http://onsenguide.org/oita/yufushi/o0047.html

 
青い湯、飲泉場は白い析出物あり。庄屋の館やいちのいでと同じ泉質



瀟洒な和風外観


奥湯の郷温泉は「やまなみハイウェイ」の近くで小さな民宿の温泉である。湯平に行こうとしてずいぶん寄り道をしてしまったが、この温泉は非常に素晴らしい泉質であった。木造平屋の宿と離れの浴舎がある施設で入り口に湯が流れ、飲泉場となっている。ここで鉱物的な噴気臭と白い析出物が付着しているのが見えた。


石積みの露天風呂


いちのいで温泉や庄屋の館でも同様な析出物がある。浴室に行き湯を見ると、果たして想像通りの青い色の透明感のある湯が掛け流しになっていた。綺麗な色であるが薄く白濁しており完全な青色透明ではない。さらにメタ珪酸によるつるつるが強く、色と匂い、味覚、感触ともに存在感があり素晴らしい温泉となっていた。


青い湯の美しい露天風呂


青紫透明、鉱物少塩苦味、噴気鉱物臭、つるつるやや強しと記録した。宿も木造の簡素な造りながら立派で泊まりたくなる宿であった。写真が現像されて来たが、記憶よりも青が強く素晴らしい青い湯に入浴している写真となった。湯が熱い時があるので気をつけよう。

http://allabout.co.jp/gm/gc/80451/

色、香り、肌触り…にごり湯の至福の存在感


大分県の一軒宿奥湯の郷を訪れたときのことです。

夜、露天風呂に入ろうとした私の目に入ってきたのは、月の光に反射して、青白く、底光りするようにボーッと青色に光る湯の姿でした。

湯自体が怪しく発光しているように見えます。たとえるなら、ブルーキュラソーをパイナップルとレモンのジュースと合わせたさわやかなカクテル、「ブルーハワイ」のような色とでも言えば伝わるでしょうか?

入浴するのがためらわれるような、高貴な雰囲気を漂わせる神秘のブルーです。
奥湯の郷温泉の湯が自ら光を発するように青く輝く秘密は、この湯がメタ珪酸を大量に含んでいることにあります。メタ珪酸とは、ガラスにも含まれている成分で、湧出後にだんだんと凝集してコロイドが大きくなり、このコロイドがある大きさ以上になると空の青色を映しこみ、湯が青く色づき始めます。まずは薄い青色透明になり、やがて紫色透明へ、そして青白くにごってゆきます。

以前、東北大学の教授が、コップにいれても青いこの液体を遠心分離機にかける実験をしたことがありました。実験後、メタ珪酸を除去された温泉は、確かに透明になりましたが、不思議なことに、透明になった液体に再びメタ珪酸をいれても、青くはならなかったといいます。つまりこの青い温泉は、100度近い高温で湧出後、露天風呂の湯船の中で、奥湯の郷の気候や、環境に触れながら、ゆっくりと熟成されることによって生まれた、奇跡的な自然の産物と言えるのです。

http://www.okuyunosato.com/cgi-bin/okuyu/sitemaker.cgi?mode=page&page=page1&category=0


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湯布院御三家がタンノイ・オートグラフ だとすると、奥湯の郷はジョーダン・ワッツの『ステレオラ』みたいなものですね。

JORDAN WATTS

今日紹介するのはジョーダン・ワッツです。


原 産 国   : イギリス

口  径    : 100mm

再生周波数特性 : 30Hz - 20kHz

インピーダンス : 8 Ω

最大 入力   : 20W(rms)

出力音圧レベル : 91dB W/m

外形 寸法   : 172(W)x155(H)x65(D)mm

重  量    : 3.6kg(マグネット2.7kg

このユニットはとにかくマニアックで、10cmのアルミの振動版をゴムウレタンの複合エッジ、3本のベリリウムのカンチレバーサスペンションで支えているという特徴的なユニットです。


ジョーダン博士は昔グッドマンで名機『AXIOM 80』を開発した人物で、その後ジョーダン・ワッツを設立し数々の名機を残しています。

代表作は『ステレオラ』、『フラゴン』です。

ステレオラはこのユニットが8個使用されており、左右4個ずつで驚くことに一つのエンクロージュアでステレオにしています。

それだけではなく直接の音は一つもなく、すべてが間接音という変わった設計になっています。

フラゴンはエンクロージュアが陶器で出来ていて、このユニットが中に入っています。

このユニットはバイオリンなどのソロの曲が本当によくなります。
近年聞いたスピーカーでバイオリンのサウンドは別格に良い音でこれほど美しい音がするユニットは聞いたことがありません。

このユニットで初めて聴いた曲がハイフェッツの『シャコンヌ』でしたが人生観のある音に感動して涙が出るほど良い音でした。けして大げさではないと思います。


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フラゴンを所有してますが本当に楽器的なスピーカーだと思います。

お書きになっているようにバイオリン、チェロなどの「コスリモノ」の音は原音とは違うでしょうがなんともいえない良い音で歌ってくれますね。


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本当に珍しい物なのに凄いです。フラゴン数も出ないし価格も現在25万〜位ですよね。

チェロも本当に最高です。

このユニットで聞く音は確かに原音とは違いますよね。しかし何故かそれがとても心地良い音なんです。

巨匠アンドレ・ナヴァラ氏のバッハの無伴奏チェロ組曲は本当に感動してしまいました。


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ジョーダンワッツはなんといっても弓系の弦楽器がとても美しいですからきっと音楽ライフをよりいっそう楽しませてくれると思いますよ☆


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私は70リットルのバスレフにモジュール1発で使ってます。モーツァルトの交響曲なんか最高です。他のスピーカーでは得られない安らぎがあります。

写真にある初期型がいいですね。MK3に交換して、音の密度が小さくなりました。エッジの違いだと思います。それで、初期型を再度入手して、戻しました。素晴らしい私の宝物です。


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ジョーダンワッツはクラシックの鳴り具合はとても素晴しいと思います。大型のタンノイやグッドマンなどを所有していますが弓系の美しさは他のスピーカーでは表現できないと思います。私も一生大切に使用したいと思っています。

http://blogs.yahoo.co.jp/rio_de_carnival1978/12479700.html


ステレオラの方がオートグラフより値段も遥かに安く、音もずっと素晴らしかったんですけど、全然売れなかったんですね。


45. 2011年6月07日 22:24:16: MiKEdq2F3Q

JORDAN WATTS ステレオラ 


珍しい陶器製のエンクロージャーのフラゴンで有名なジョーダンワッツ社の フラッグシップモデルが、このステレオラです。

ステレオラには、いくつかのシリーズがあり、私が所有するタイプは、DPS-100という型番のようです。


アンサンブル型(左右一体型)のキャビネットに高価なモジュールユニットを8本使用し、そのすべてを天板と側面に配し、リスナーには反射音を聞かせるという風変わりなシステムです。キャビネットはバスレフ。バスレフダクトは底に配置されています。古い資料を調べてみたところ、1969年に輸入された時の定価は36万円と、かなり高価なシステムです。

ステレオラのシリーズで、このフルレンジ8本版のDPS-100のほかに、フルレンジ4本+ツィータのタイプがあったようです。そちらは、前面のモジュール2本と、側面のモジュール2本+ツィータのシステムでした。

反射音を利用するシステムなので、設置位置近くは空間を広く空ける必要があり、設置には充分なスペースの確保が必須です。キャビネットも幅があるので、普通に2本スピーカーをおくよりは場所をとり、私も設置位置の確保には苦労し、未だに充分な活躍の場を与えられずにいます。

ソースも相当選びます。再生レンジもかまぼこ型です。万人向けではないが、はまった時には魅力的なふわっとした音場が広がる… 天井からの反射音は、一種独特のよさがあります。

私は、音場再生型のスピーカーには興味がありましたが、視聴会などで聞くそれらの音は、音像定位が不明確で違和感を感じることも多かったのです。

ところが、ステレオラはアンサンブル型のスピーカーで、中央に全帯域用ユニットを配置しているため、センターに明確な定位があります。ステレオでありながら、モノラル的な音の出し方をするスピーカーです。その点が私に好ましかったのかもしれません。

現在はNAIM NAIT2と繋いでいますが、押入れで眠っているQUAD44+405あたりと組み合わせるのが、ベストかな?などと考えています。

http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2004-11-28


46. 2011年6月08日 00:45:07: MiKEdq2F3Q

JORDAN WATTS ステレオラ DPS-100は、MODULARスピーカーユニットを片チャンネル4発ずつ合計8発を左右共通のキャビネットに納め、すべての音を反射音と回折音で聞くと言う、非常に変わったシステムです。

4個のスピーカーユニットはフルレンジ駆動ではなく、すべて異なるネットワークに接続されています。

このスピーカーは、リビングでBGM的に音楽を聴くときに活躍しています。BSのクラッシック音楽番組とも絶大な相性の良さを誇ります。その、独特なモノーラル的な音の広がり方から、スピーカーに集中しなくても、音楽が耳に入ってきて、とてもよいのです。


我が家のリビングは天井高が3m以上あり、傾斜しているので、上に音を放射するステレオラには相性が良いのでしょう。大げさに言えば、西洋の協会の音響効果のイメージです。

一般的なスピーカーに対する評価方法とは全く異なった魅力を持つスピーカーで、好き嫌いはあると思います。また、見識の低い人には評価は難しいと思います。

現在、組み合わせている装置は、QUADの77CDと77Integrated Amplifierです。

http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2009-06-23


モジュールユニット自体は強力な磁気回路をもっていることもあり、室内楽など見かけによらずいい音がする。弦楽の描写は見事で大型スピーカの必要性を感じさせない。


私はモジュールユニットを2本並列で使っていたが干渉による濁りもなくいろんなバロックを聴いていた。

チェンバロのジャックの引っ掻き音までも再現、弦楽の松脂のこすれる感じまでよく再現できており10cmのユニットにしては驚異的な再生能力を持っていた。

http://audioagent.wordpress.com/2005/11/29/jordanwatts-flagon/



47. 2011年6月08日 11:42:51: MiKEdq2F3Q


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日本の家屋に合うのは タンノイや B&W ではなく こういうスピーカ−なんだけど、本物がわかる人は殆ど居ないから…:


JORDAN WATTS社のこと(今井商事株式会社1989年10月のカタログ) 


 「ジョーダン・ワッツ社は、独創的発想をするLeslie.WattsとEdward.J.Jordanによって1963年に設立された、英国の個性的なスピーカー・メーカー。

英国人らしいインスピレーションに満ち溢れた二人のエンジニアの設計したスピーカーは、聞く人を唸らせる、巧みなアイデアが随所に生かされています。

彼等の考えたスピーカーの独創的な点は、そのユニット自身にあります。

一般に、スピーカーのコーンは寸法が大きくなると、高音の再生が難しくなると同時に、混変調歪を発生し易くなります。普通のスピーカー・システムでは、口径の異なる幾種類かのスピーカー・ユニットに、それぞれの再生帯域を分割して受け持たせる、マルチウエイ方式によってこの問題を解決していますが、帯域によって違うスピーカー・ユニットを使うため、全体の音質が一貫しない。各ユニットに入力信号を分割して供給するネットワークシステムによって音質が損なわれる等、別の面で問題が生じます。

振動板の放射特性や音質、混変調歪など音質を考慮した結果、10cm口径のフルレンジ・ユニットがベストであるとの結論に達し、考える限りの可能性をユニットに与えたのです。それが、ジョーダン・ワッツ製品すべての基本を構成する、独創のモジュールユニットなのです。」


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Jordan Watts Module Unit \17,000(1台、1970年代前半頃?)


E.Jジョーダン氏が開発したフルレンジスピーカーユニット。

振動板には口径10cmのアルミ合金ダイアフラムを採用しており、エッジ及びセンターに特殊な設計を施すことで有害な共振を防止しています。

ダイアフラムのダンパーには3本のベリリウム銅線を用いたカンチレバー・サスペンション・システムを採用しています。また、重低音再生時の大きな振幅に対しても軽量なボイスコイルがマグネット・ギャップ内に細くされるよう設計されています。

スピーカーフレームには独自の構造を採用しており、内部に音響抵抗を施す事で、エンクロージャーに2本以上のユニットを納めた場合に起きる相互干渉を防いでいます。

http://audio-heritage.jp/JORDANWATTS/unit/moduleunit.html

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Jordan Watts GT \48,000(1台、1970年代前半頃?)


2ウェイ構成のブックシェルフ型スピーカーシステム。

全帯域用には10cmコーン型フルレンジであるModule Unitを搭載しています。また、高域用としてドーム型トゥイーターを搭載しています。

後面のレベルコントロールでバランスを調整が可能です。エンクロージャーはジョーダン・ワッツ独特の変形バスレフ構造を採用しています。また、外観の仕上げはチーク仕上げとローズウッド仕上げの2種類のバリエーションがありました。

http://audio-heritage.jp/JORDANWATTS/speaker/gt.html

ジョーダン・ワッツ GT 瀬川冬樹


ステレオサウンド 29号(1973年12月発行)


 男声の音域、オーケストラの内声部の音域、つまり音楽の最も大切な支えになる中低音域が抜群に滑らかで豊かで、おっとりと穏やかな鳴り方をする。燻んだ渋い響きが実に快く上質で、聴けば聴くほどに、そしてこの独特の音質になじむにつれて、いつまでもこの音に身をまかせていたいような本当に心のなごむ雰囲気に包まれる。

こういう音質こそ、近ごろめったに聴くことのできなくなったヨーロッパの上質のグラモフォンの伝統を汲むひとつの素晴らしい虚構の美学だという気持になってくる。言いかえればこの音には近ごろのハイファイ・スピーカーを評価する尺度があてはまらない。

音域も決して広くない。背面を壁にぴったりつけて低音を補強してもいわゆる重低音は必ずしも充分出ないし、高域のレインジもそう広いようには思えないが、ガサついたりざわついたところのない安定な鳴り方。音の芯がほんとうにしっかりしているから、耳当りは柔らかくともごまかしがない。いわば力で支えるのでなく質の良さで音楽を確かに支える音質といえる。パワーはあまり入らない。特性も音色も個性が強いが、独特の魅力が欠点を上まわる。

http://audiosharing.com/review/2011/03/-gt.html


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Jordan Watts JUPITER TLS \120,000(1台、1970年代前半頃?)


バックロードホーン方式を採用したブックシェルフ型スピーカーシステム。

全帯域用として10cmコーン型ユニット Module Unitの16Ωタイプを2個搭載しています。また、高域にはドーム型トゥイーターを搭載しています。

エンクロージャーは、ジョーダン・ワッツ社のチーフエンジニアDavid Lyth氏が、ウェンブリーにあるHayes & Hist Research Labo.で開発した特殊バックロードホーン方式を採用しています。また、エンクロージャー内部の各面には鉛板が張られており、内部での共振を低減しています。外観はチーク仕上げが施されています。

http://audio-heritage.jp/JORDANWATTS/speaker/jupitertls.html

ジョーダン・ワッツ Jupiter TLS 瀬川冬樹

ステレオサウンド 36号(1975年9月発行)


 抑制の利いた端正な鳴り方。低音から高音まで、でしゃばらず、しかし独特の魅力的な渋い光沢で聴かせる。周波数レインジも相当に広く、明らかにイギリスの新しい、フラットネスとワイドレンジを目ざした作り方だ。箱鳴りを完璧なまでに抑えてパワーを上げても低音をやや増強しても、低音楽器の音階が明瞭で、オルガンのペダルトーンも、ファンダメンタルが気持よく聴ける。

あらゆる音に、イギリス紳士のような節度があって、しかしそこによく練り上げられた周到なバランスが作り上げられ、オーケストラからソロものまで、さらにジャズ系まで、ほどよい張りと明瞭度の高い自然な響きをともなって、こころよく聴き込むことができ、テストであることをつい忘れさせる。ハードな現代のプログラムもけっこうこなせるだけの力を持っているし、

カートリッジやアンプもEMT、マークレビンソンといった緻密で新鮮な傾向がよく合う。壁にぴったりつける方がよさそうだ。バルバラのインティメイトな声が忘れがたい。

http://audiosharing.com/review/2011/02/-jupiter-tls-1.html

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JORDAN WATTS FLAGON 「おしゃれなワインボトルの様なスピーカー」


 ワインボトルをアレンジしたエンクロージャーにモジュールユニットを組み込んだスピーカーらしからぬスピーカーそれがフラゴンです。

 昔〃から気になっていて欲しかったのですが、円(縁)が無く, 今回ようやく見つかり、縁あって購入することが出来ました。これは初期の陶器製のタイプでは無く、アルミダイキャストで出来ています。程度もとても良くて、持って見ると思ったより随分重く感じます。

 以前(10年程前)に知人にこのモジュールユニットを勧めて、小さな素敵なBOXの制作を業者に依頼し組み込みました。これに6L6(GAY)PPの専用アンプを2台制作しました。この一台を使い、今回ようやく巡り合えたフラゴンを鳴らします。

 メインのヴァイタボックスもフラゴンと同じく英国製です。

 再生音色は素晴らしく、10cmのユニットが鳴っているなんて、とても信じられません。メタルコーンだからなのか信号に対して反応が良く、チェンバロの音色再生もなかなかです。

声はもちろんすばらしく、小編成の曲から交響曲までも旨く再生してくれます。ネットワークを使わないフルレンジ1本と、単純な構造の利点が出ています。音像定位も素晴らしく、何より感心したのは雰囲気を旨く出していることです。この音楽の雰囲気が出せると言うことは、特に重要でこれさえあれば楽しく聞くことができます。大入力は無理ですが小入力でも部屋中を浪々と鳴らします。

 うっかりすると、あれ!どっちが鳴っているのかな?(ちょっと大げさですが) 
http://www.h5.dion.ne.jp/~asobi/streo/flagon.htm

ジョーダン・ワッツ Flagon 瀬川冬樹

ステレオサウンド 35号(1975年6月発行)


 いわゆるハイファイ用の範疇で評価すべきでない、遊びの要素の強いおもしろいスピーカー。アンプ、プレーヤーを棚に隠してしまえば、純和室に置いてもおかしくない。

http://audiosharing.com/review/2011/01/-flagon.html

ジョーダンのようなスピーカー 2009/09/19


このスピーカ、ジョーダンワッツというメーカーのフラゴンと名づけられた、珍しい陶器をエンクロージャーに使用したスピーカシステムです。


システムといっても、10Cmのメタルコーンのシングルウェイ。


しかも、スピーカケーブルは直だしなので、今のように、オーディオ用と銘打ったスピーカケーブルを使うことが出来ません。

このメタルコーンは、どうもアルミ製のようですが、出てくる音はしなやかで弾力のある音が印象的です。

実はこのスピーカ、メインのJBL4311の上において、たまにクラッシック音楽などを聴いておりました。 この駆動するアンプは、メインのJBLと同じ、トランジスタのAB級アンプ。 電圧増幅段はなんとICを使っています。 


ところが出てくる音は、JBLとは正反対の音でした。


JAZZはメインのJBL4311がすばらしいスピード感と芯がしっかりした音を聞かせるにもかかわらず、しっかりと柔らか味のある余韻が印象的です。

そして、この冗談のような格好をした、ジョーダンワッツのフラゴン。このスピーカの音は、どう表現したらよいのでしょう。


一番印象に残っているのは、バイオリンソナタを聴いたときです。

リードのバイオリンが奏でる音、弓が弦を引く音と同時にでるヤニにの音、その余韻が程よく分離して、まさにそこでバイオリンを弾いている。


こんな表現がぴったりなスピーカシステムです。


とても10cmのメタルコーンをフルレンジで使っているスピーカの音ではありません。 もちろん、オーケストラなどの音楽をこれできこうとは思っていませんが、4重奏程度の少人数でのクラッシックには、最適なシステムです。


現在は、真空管のアンプで駆動しています。真空管のまろやかで張りのある中域の音は、このジョーダンワッツのフラゴンに、まさにぴったり組み合わせです。

この組み合わせで聴く、弦楽器の奏では普通のスピーカではとても出せない音をだしてくれます。 今は、友人宅でサブシステムとして貸し出し中ですが、そのうちに自宅に戻して、ゆったりとした真空管アンプとフラゴンの組み合わせでクラッシックなどを聴くのが本当に楽しみです。


そう言えば、このフラゴンを購入してから、某有名オーディオメーカーのスピーカ技術者が、ウチにフラゴンを聴きにきました。その技術者の言葉、

「いやぁー、こんなスピーカからとんでもない音がでますねぇー、これはスピーカもたいしたものだけど、アンプの音のバランスもすばらしい」

とお褒めの言葉をいただいたことも印象的でした。

http://akihabara.areablog.jp/blog/1000007946/p10140046c.html

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JORDAN WATTS MODULE / MODULAR UNIT 


ジョーダンワッツ社は1963年にGoodmansのエンジニアのEdward James Jordan氏と営業系のLeslie.Watts氏が独立して作った小さなスピーカーメーカーです。

MODULE もしくは MODULARと名づけられた、12cm口径のアルミ振動板のシングルコーンのスピーカーユニットが主力商品で、このユニットの単体発売と、このユニットを使用したシステムの販売をしていました。DIYも推奨しており、当時のカタログには、推奨キャビネットの図面と、自作を推奨する言葉が載っています。

モジュールユニットの初期型は、マグネットカバー部分が円柱形をしていたそうですが、これは生産量もすくなかったようで、すぐにフレーム部分も真四角に変更されます。これが、mk2と呼ばれるタイプです。


これが、一般的に良く見られるMODULAR mk2です。

インピーダンスで、4オーム、8オーム、16オームの3種類。メタルコーンの色がゴールド、シルバー、ブラックの3種類と、多種の仕様がありました。(シルバー以外はスペシャルモデルかもしれない。)上にツィータを追加し、MODULARをミッドレンジユニットとしてつかったJupiter TLS(トランスミッションライン)では、樹脂状のものをメタルコーンの上に塗布して高域の特性をコントロールしています。

ゴムエッジに変更されたmk3の時代は、コーンの色はシルバー、インピーダンスも8オームに統一されたようです。

金属振動板というと、再生音に金属の固有音が乗る事を想像される方が多いと思いますが、実際には響きが制御されていて非常にナチュラルな再生音を奏でてくれます。確かに、一部の弦楽器などの再生で、金属コーンの微妙なキャラクターがプラスにはたらいていると思われる事はありますが、逆にボーカル再生で、声に金属音が付帯するような事はありません。

高域も低域もそれほどレンジは広くありませんが、バランスよく、ナチュラルな再生音が楽しめます。コーンの形状や表面処理、フレーム内に吸音材を入れて、ユニット単体で背圧を制御。ベリリウムダンパーによる支持、など、数々のノウハウが活きているのでしょう。

とりたてて高能率ではありませんが、駆動するアンプは真空管アンプでもトランジスタアンプでも組み合わせ可能です。

Jordan氏はGoodmans以前にGECのスピーカー開発部門に在籍したことがありうます。当時、GECではすでに金属コーンのスピーカーの開発を行っていました。8吋口径のそれは、フルレンジと呼ぶには高域の帯域が狭く、CelestionのHF1300型ツィータのGEC仕様のモノと組み合わせて同軸として使うものでした。

JORDAN氏は、この開発に関わっていたようで、色づけはあるが活気ある音として、スピーカーの振動板としての金属素材の利用に興味を持ったようです。ただ、このメタルコーンというテーマは次の在籍先のGOODMANSでは実現できませんでした。おそらく彼はメタルコーンスピーカーの製品化のために、自社を立ち上げたのではないでしょうか?

JORDAN WATTSの製品で、このMODULARを使ったシステムは、壷のFLAGON、最小サイズのJUMBO、フラッグシップモデルのSTEREOLA DSP-100、タイル張りのQUBIC等が有名です。


5リットル程度の密閉から使用可能で、小型バスレフや、ユニットを2本使ったJUPITORやJUNO等の制作例もあります。複数ユニットを自在に組み合わせるのは、まさしく、モジュールの考え方。これは、Jordan氏がGoodmans在籍当時にAXIOM80を複数個組み合わせたシステムを開発していたのに、端を発するといわれています。

Jordan氏は後に独立し自分の会社で新型メタルコーンスピーカーのJXシリーズを立ち上げます。その後はWatts氏が会社を運営していましたが、数年前に引退したようで、Jordan Watts社は、その40年ほどの歴史の幕を閉じている。(Wattsは亡くなったそうです)

秋葉原の専門店にいけば、定番商品でいつでも手に入ると思っていたスピーカーが、何時の間にか、入手難になってしまうというのは、寂しい事ですが、仕方ないのでしょう。

なお、JXシリーズと聞き比べたMODULE UNITは、音の明瞭度、高域、低域のレンジ感では、JXに劣りますが、音色の暖かさ、音の柔らかさと中域の充実度では上回ります。どちらも、私のお気に入りのスピーカーユニットです。

http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2005-07-11


Edward James Jordan(通称テッド)


E.J.Jordan氏は有名なスピーカーデザイナーですが、日本ではあまりよく知られていないようです。個人的には、最後の伝説的スピーカービルダーではないかと思っているので、これを機会にまとめてみようと思います。


氏の経歴については、TNT-Audio のインタビューが詳しいので、英語が得意な方は是非原文にあたってください。
http://www.tnt-audio.com/intervis/jordan_e.html


経歴は


GEC → Goodmans → JORDAN WATTS → E.J.Jordan Design / ALR JORDAN GEC

Goodmansは巨大メーカーですが、JORDAN WATTSとE.J.Jordanは家内制手工業のような小さな会社です。ALR Jordanは、ドイツのALR社との合弁会社です。小さい会社のほうが自由に作りたいものが作れたのでしょう。

GEC在籍時代に、スピーカーの開発に携わります。多分、工業高校とか専門学校を出て、GECに就職したものと思われます。音楽好きな家族だったとのことなので、教育水準は高い家庭だったのでしょう。

GECには当時としては非常に珍しい、先進的なメタルコーンスピーカーがありました。これをきっかけに、メタルコーン振動版スピーカーの音質に興味を持ったようです。(ちなみに、このGECのメタルコーンスピーカーはフルレンジとして使うには少々高域が不足しており、セレッションのHF1300型ツィータのGEC向けOEM版と組み合わせて同軸化されたバージョンがあります。)


その後、Goodmansに入社し、コーン型スピーカーの再生レンジの拡大についての研究に携わります。その成果がAxiette型8インチフルレンジスピーカー(AXIOMは10インチ以上に使われた名前)で、これは本当の意味で全帯域スピーカーと呼べる高性能のものであったようです。これは、GECのメタルコーンより、色付けの少ない音でしたが、Jordan氏には、メタルコーンの音にあった、活気/生命 のようなものがかけている点が、不満だったそうです。ですが、Jordan氏は、Goodmans在籍中には、メタルコーンのスピーカーの開発をすることは出来ませんでした。Goodmansはメタルコーンのスピーカーを発売していないので、会社の方針だったのでしょう。

他の大きな実績として、Goodmans社のキャビネットに採用された音響抵抗ARUユニットや、(QUADのピーターウォーカーとほぼ同時期に)ESL型スピーカーの開発等、多岐に及んでいます。ARUについては、発明者の中にJordan氏の名前を含むパテントが4件残っています。

なお、発売当時、AXIOM80は戦前のスピーカーユニットの復刻版のような位置づけのもので、当時のGoodmans社のカタログをみても、値段、サイズ、仕様すべてをとって、かなり特殊な位置づけのスピーカーです。戦時中は軍用通信のモニター用に使われていたという話もあるようです。声の帯域がよく通り、低域が出ない。というつくりとも一致します。

従って、AXIOM80はJordan氏の設計ではなく、ARUを用いたAXIOM80のシステム化がJordan氏の実績です。(上記、TNT AudioのインタビューにもAXIOM80の話題は出てきません。また、数年前に秋葉原のヒノオーディオの招待で来日した時にも、日向野社長にそのように話したそうです。あまりにも誤解が広まっているので、訂正するのも面倒だとか。)


彼のGoodmansでの最後の仕事は、Goodmans MAXIMという小型スピーカーシステムの開発と言われています。4〜5インチのウーファーと同じく4インチ程度のコーン型ツィータの組み合わせの超小型密閉箱。ユニット、キャビネットを別々に購入してユーザーがスピーカーシステムを作るのが常識だった時代に、初めて登場したシステム化済のスピーカーといわれている。また、これが、小型高性能スピーカーの先鞭をつけたともいわれています。1964年発売ということなので、JORDAN WATTS社の設立1963年とほぼ一致しています。 ちなみに、このMAXIMのツィータは非常に飛びやすかったそうです。アンプが真空管からトランジスタに切り替わった時期の製品だったことも関係しているのでしょう。私も海外、国内のオークションや販売店で探したことがありますが、中古市場で売られているものの多くが、ツィータがオリジナルから交換されているか、ツィータ断線状態の但し書きがあり、手に入れることができませんでした。ユニットの仕様も複数存在するようです。

Blog MasterはDouble MAXIMというスピーカーシステムを所有しています。これは、高分子系のドーム型ツィータと5インチ程度の高分子系ウーファー 2発からなる小型密閉システムです。1972年の発売なので、Tedの設計ではないでしょう。

1963 Jordan-Watts Ltd設立。

Goodmans社の同僚であるWatts氏と独立し、Jordan-Watts社を設立します。Watts氏は、営業畑の方だったようです。後にJordan氏が独立した後も、Jordan-Watts社を続けますが、数年前に、Watts氏の逝去によって会社の歴史を閉じたそうです。また、当時の代理店の今井商事さんも、ながらくスピーカーのメンテナンスをされていましたが、補修部品が無くなったため、メンテナンスを終了しました(2010年12月追記)


Jordan氏は、JW社でかねてからの念願であった、金属振動板のスピーカーの開発に着手します。それが、MODULE UNIT(MODULARともいう)mk2です。以後、Jordan氏の開発したスピーカーユニットは、すべてメタルコーン系です。MODULE mk1は、紙コーン&丸型ケースのモデルだったようで、ごくわずかしか製造されなかったのでしょう。私も中古市場ですら流通しているのを見たことがありません。


同社のスピーカーユニットは、基本的にMODULAR一種類で、これを1個〜複数本エンクロージャーに組み込み、システム化したものを販売していました。(システム用にはツィータがついたものがありますが、GOODMANS等からのOEMだったようです)

また、DIY市場向けにユニット単体を積極的に販売していたようで、カタログには複数の推奨箱の図面が掲載されています。(中には、完成品として市販されなかった寸法比のモデルもあります。)


これは、ちょっと珍しい振動板が金色のアルマイト処理されたモデル。(ほかに黒色や樹脂コーティングモデルがあります) MODULEは個々のユニットに音響負荷を組み込むことにより、同一キャビネットに複数ユニットを使用するしても相互干渉が少ない点が特徴のひとつです。それが、MODULEの名前の所以でしょう。


Jordan氏は、Goodmans在籍当時、AXIOM 80 4本を使用したバックローデッドホーンキャビネットの設計などをしており、Goodmans時代より、複数ユニットを使用したスピーカーシステムの研究もしていたようです。

1975年 E.J.Jordan設立すでに、Jordan-Watts社から独立していたのか、別途会社を立ち上げていたのか?その点は良く判りません。Jordan Watts社のJH200という製品は、E.J.JordanのJX92に似たスピーカーユニットを採用しています。 TNT Audioのインタビュー記事に出てくるJordan 50mm moduleというのは、後のJX53やJR6HDの原型になるユニットです。ブリティッシュ・テレコムで電話機のテスト用途にも使用されていたそうです。同社は、1995年に日本でE.J.Jordanのユニットが扱われるようになった時点で、フルレンジとして、JX53, JX62, JX92, ウーファーのJX125, JX150を販売していました、現在はJX53の後継モデルのJR6HDとJX92S(防磁タイプ)の2種類のみがラインナップされています。

現在は、Jordan氏はユニットの権利をEsoteric Audio Design社に譲り、スピーカー設計の活動からは離れているようです。(2010年12月追記)


JORDAN社のWEB SITEより、JX92, JX92S用のトランスミッション(transmission line)型エンクロージャーの図面です。この図面を元に、システム化したものを販売している販売店やメーカー(海外)もあるようです。 余談ですが、1984年にBandorという会社が出来ます。Jordan氏の元夫人であるドロシー女史の会社で、最初はBANDOR版の50mm MODULEを生産していました。

現在は、Bandor-50, 100, 150, 300の4種類の口径のメタルコーンスピーカーを製造しているようです。日本でもラジオ技術社が、50mmの50ADW8(8オーム仕様)と100ADW8を販売していました。


ひとりの設計者が作ったスピーカーユニットを年代別に並べ、音を出してみると、なかなか面白いです。

私の手元には、前述のGEC同軸(これはJordan氏設計ではないが、影響を与えたものとして)、GoodmansのAXIETTE-8や、AXIOMシリーズの幾つか, JORDAN WATTS MODULAR, E.J.JORDAN JX53, 62, 92, 125があります。


時代の要求に合わせてなのか、新しい設計のものほど、高域方向にワイドレンジになっていくのがわかります。

MODULARとJXを比べると、後者の方がベールが1〜2枚はがれたようなクリアな音がします。

一方、中域の厚みや音の柔らかさはMODULARのほうが心地よい様に思います。

どちらが優れているというのではなく、どちらが好きな音か、そのとき聴きたい音か?で、判断すると良いでしょう。

http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2005-06-02


48. 2012年1月05日 09:08:50 : MiKEdq2F3Q

           / 乃了   `ヽ  ヽ∨∧ヽ \`、
              //_/7 ′     ハ `、〈〈_ノ ノ   ヽヽ
       r,ニY/」 ′〃   , ' l| ト、 l l ̄l「`、   | ハ
       __〉イ〃 ,  /, l   / ,イ!} |リ 八 ヽ |ハ
       〈 rク// ,′ ,'/l‖ ,' /厶‐十ナ/}小、ヽ ∨/  、
    , -ァ7イ {  l   |l ハ ト、 { l /ィ乏f千ァ l |ヽ}_ノ   、、 `、
  // 〃l ハ  、 レイ下丶、j′'ヾ゙ジ  // rヘ川 U ヽ ヽ
//   {l { い、、\V,ィf赤       //  ,ィ|l |  ト、 \
{_/    ヾ \/ ヽ\ヾ`ー'′       { !  仆//  ,′ | ヽ  ヽ
         ノ{ {  八_〉、   ` , - ァ  ゝ, ' V ハl /   ハ }   \
      , -‐'´/ハ 、 { |lヽ、      ∠ニ-V リ / /  ∨
  ,.|ヽ .ヽヽ、ヽ| ,'  ,..-,, `ヽ''-''-'、 __ヾ  ,,. -‐ V"´ __ `ヽ、_ ,
r''".| ヽヽ _,.´,, ',´´        `ヽ、'   ,.. - ''"´   ``ヽ 、`ヽ、ィ
|  ,|  川ヽ、/ /ト-;:::、        u丶 '´         .....ヽ、 i  /l
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   ヽヽヽ .、 i   : : : : : : : : : : : : u: :/   、: 。: : . . .  . : : : : : ': : : :|    k   
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http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/205.html

中川隆_音楽・オーディオ関係投稿リンク
http://www.asyura2.com/11/lunchbreak50/msg/217.html


 


49. 2012年1月09日 23:29:26 : MiKEdq2F3Q

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湯河原温泉の「指月」は何故山を下りたのか?
http://www.asyura2.com/10/yoi1/msg/190.html

修善寺温泉「あさば」 _日本最高の旅館だけど、客によって扱いがガラッと変わるのは何故?
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/1109.html

あの伝説の山代温泉 白銀屋は今…
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/930.html

あの名画の舞台となった伊香保温泉は今…
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/355.html
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/356.html

いい日旅立ち _ 山の向こう側にいるのは…
http://www.asyura2.com/10/yoi1/msg/191.html

中川隆_温泉・健康関係投稿リンク
http://www.asyura2.com/11/lunchbreak50/msg/159.html

温泉情報リンク
http://www.asyura2.com/11/lunchbreak50/msg/130.html


50. 2012年1月23日 18:02:08 : MiKEdq2F3Q


              /  / _
            . /   ノ /   `丶      _ .. ,
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        /l       /  i   /   ,、    |ハ  !
      ; l     l  | /,. '"     /ヽ.l_, |
      ||   ′i|   l  ,ニ、    /}、/ } |
      |     {   !   lィ、_ ノ    /イノ!イ  ;
      |、 !  、 ヽ  l 代 ソ     じ' ハ/
      l Y|  i \   | l ::::::    ' :::/  }
       ; ノ!|   ゝ-‐`ー .l、ゝ   r ァ /  /
      〃 リ /    ヽl >  _ ィ'}ヽ  /
     /  / /      マ!|   // ハ /
     / ,  ,′       i }l !  // / l
    / /   !       リ l l // /   |
    / /    |  i      ヽl ∨/ /  |
   ノ /     : l       ヽ./  }   l
  ( イ       l l        {   /   |
   ヽ!       ‖       、 : /   |
    人       l        ヽV      |
   ん、ヽ.     |          }     )

生より悪かったら、なんでオーディオやるの? _ 佐久間 駿 _ 失われた音を求めて
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/210.html

アンティーク・オーディオが聴ける店 _ 長野県 _ JAZZ喫茶 BUD
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/209.html


51. 2012年2月10日 22:51:42 : MiKEdq2F3Q

オートグラフが聴ける宿 _ 原村 _ ペンション・ムジカ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/213.html

ウェストミンスター・ロイヤルが聴ける店 _ 一関市 _ ジャズ喫茶 ROYCE
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/212.html

蓄音器が聴ける店 _ 阿佐ヶ谷 『名曲喫茶 ヴィオロン』
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/211.html


52. 2012年3月16日 06:30:49 : MiKEdq2F3Q

QUAD ESL57 が似合う店 _ 喫茶店 荻窪邪宗門 _ ESL57 と QUADU の世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/214.html

現在・過去を通して、原音を遥かに上回る霊妙な音を奏でたスピーカーは QUAD ESL63 だけだが…
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/216.html


53. 2012年3月26日 21:06:03 : MiKEdq2F3Q

こんな温泉に泊まってみたい _ 手白沢温泉
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/221.html

こんな温泉に泊まってみたい _ 長野県 奥山田温泉 満山荘
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/227.html

こんな温泉に泊まってみたい _ 北海道 八雲町 銀婚湯
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/226.html

こんな温泉に泊まってみたい _ 妙見温泉 石原荘
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/223.html

妙見温泉 どさんこ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/224.html

安楽温泉 鶴の湯・朱峰
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/225.html

オートグラフが聴ける宿 _ ペンション・ムジカ _ 毒沢鉱泉
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/213.html


54. 2012年4月01日 20:21:20 : MiKEdq2F3Q

超絶人気の仙仁温泉 岩の湯 _ 温泉の泉質も宿からの景観も料理もすべて一流半なのに何故?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/229.html

55. 2012年4月15日 09:01:06 : MiKEdq2F3Q

京都の「おもてなしの文化」 とは _ わかる人にはわかる日本一ハイ・センスな京都 俵屋旅館
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/231.html

56. 2012年5月07日 13:48:14 : MiKEdq2F3Q

天才料理長を失った嵐山_吉兆と雲仙_半水盧のその後 _ 湯布院御三家の評価は?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/276.html


57. 中川隆 2012年8月14日 18:53:02 : 3bF/xW6Ehzs4I : HNPlrBDYLM

超絶人気の名曲喫茶ネルケンのマダム _ クラシック・ファンが本当に求めているのは…
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/281.html

箱根の日帰り温泉 _ 箱根湯本温泉 大和館(大和旅館)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/295.html

ディープ世界への入り口 _ 箱根湯本 平賀敬美術館
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/297.html

ディープ世界とは何か _ つげ義春が見たもの
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/300.html

わかる人にしかわからない 箱根湯本温泉 萬寿福
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/298.html

箱根で泊まってみたい温泉はここだけだったんだけど… _ 箱根底倉温泉 函嶺
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/301.html

恐怖の強アルカリ泉 厚木七沢温泉 _ 入ればお肌つるんつるんになるんだけど…
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/304.html

恐怖の温泉 _ 女は何をやるかわからない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/296.html


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郡司勇は何故 湯布院御三家の泉質について何故何も語らないのか?


 
湯布院の御三家  2012/08/12

10 湯布院温泉 玉の湯

玉の湯は泊まらないと良さがわからないのだろうか?

普通の旅館に思われた。特に立派な外観でもなく、ただ広さはあるので平屋の建築で落ち着くであろう。

広報の担当者は私を良く知っており親切で対応が良く好感した。浴槽はやや小さめで一般的であった。明るいティールーム「ニコル」がある。

修善寺の「あさば」のラウンジも同じような家具で明るい雰囲気であった。山里料理の葡萄屋という食事処もある。きっと食事がおいしいのであろう。

私はいままで一番と思ったのは仙仁温泉「岩の湯」の食事で10年以上それ以上に感動した料理が無かったものである。

岩佐氏の絶賛する修善寺「あさば」の料理も数多く出てくるが、特に感動までには至らなかった。きっと玉の湯は料理が良いのかなあと推測した。


11湯布院温泉 無量塔

湯布院の坂の上にある高級旅館、庄屋の館の上に位置する、その噴気がすぐ下に見える。しかしこちらの温泉は60度台の単純温泉で個性は無い。

この旅館は一棟を一組で使う、ベットルームのほかに4.5室あり、広すぎて2人では落ち着かないであろう。大浴場はなく、客室専用の浴槽しかないのは残念。

しかし建築は太い柱と大きな梁で豪放で素晴らしい。しかし黒川温泉でもたまに感じる、「演出」を大きく感じてディズニーランドを連想してしまった私である。「タンズ」バーというところに音楽が流れていてスピーカーはJBLのパラゴンがあった。

無量塔の白眉だと思われた、明治館を見せてもらったが綺麗に移築されていて新築のようである。ここも5室ほどある大きな1棟であった。
茅葺きの屋根で総玄関の前にある。この宿は古民家の移築ながら雰囲気が出るのはまだ時間がかかりそうである。新潟の龍言も古民家移築ながら、奇麗過ぎて、無量塔と同じく新築のように感じた。

玄関は時代劇に出てくる居酒屋のような小さな障子の出入り口で、横に薪が積んであり演出された雰囲気が分かってしまう。支配人が丁寧に対応してくれた。

12湯布院温泉 亀の井別荘

前にも訪問しているが、ここが御三家では一番好きである。エントランスにある小さな門構えが絶妙である。これほどの結界を造り出す門を私はここしか知らない。
以前冬枯れのときも凛としたその門から、ここから中が亀の井別荘の別世界があるのだなあと思わせてくれた。このたび夏ながら気品の高さは同じであった。門の手前に彫刻の凝った物置があり、茅葺きの屋根で雰囲気を盛り上げていることも忘れてはいけない。

雑貨屋の「鍵屋」と料理処の「湯の岳庵」は結界の門の外にあり、観光客も入れる。以前も寄ったが天井の高い民家の造りで梁がむき出しの湯の岳庵で5千円ほどのコース料理を食べた。

少量であるが染み渡るように美味く、満足した。食べ終わるまで1時間半掛かる、前菜3品(アスパラの焼き物、おひたし、もう一つ)からしいたけの焼き物、肉料理(冷しゃぶ)、トマトとチーズの茶碗蒸し、ご飯、汁、デザートで生ビール2杯は満足であった。

隣の席は有名建築家の磯崎新氏だった。昼間の大浴場は私のために清掃を遅らせ独占させてくれた。支配人が対応してくれた。
http://www.gunjion1000.com/?cat=3


58. 2012年11月21日 15:05:33 : HNPlrBDYLM

恐怖の玉川温泉 _ 本当に怖いのは強酸性のお湯ではなく玉川温泉信仰
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/308.html

『見張りの湯』 から玉川源流へ _ 温泉三昧・釣り三昧・キノコ三昧
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/314.html

八幡平の温泉 _ 失われゆく湯治文化
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/2812.html

長野県 真田町 千古温泉 _ 足腰の痛み・運動麻痺に効く名湯
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/228.html

群馬県 大塚温泉 _ 何時間でも続けてずっと浸かっていられるのが本物の湯治温泉
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/326.html

天国に一番近かった(過去形) 甲州の温泉
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/2813.html

ジャズ喫茶「ベイシー」の選択 _ 本当のJBLの音とは
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/2811.html

英国の音とは何か? _ 40年前の安物スピーカー スペンドール BCUの今も衰えない人気の秘密
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/2810.html


59. 中川隆 2012年12月19日 18:33:11 : 3bF/xW6Ehzs4I : HNPlrBDYLM

宇野功芳 樂に寄す _ 宇野功芳が語るSPの世界
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/2852.html

60. 中川隆 2013年2月19日 19:03:26 : 3bF/xW6Ehzs4I : W18zBTaIM6

nametoroku板の投稿は下記へ移動しました:


作曲家フルトヴェングラーとは何であったのか?_宇野功芳 樂に寄す
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/482.html

原音を遥かに上回る霊妙な音を奏でたスピーカーは QUAD ESL63 だけだが _ 英国の音とは何か? _ 40年前の安物スピーカー スペンドール BCUの今も衰えない人気の秘密
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/216.html

ジャズ喫茶「ベイシー」の選択 _ JBLの本当の音とは
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/402.html

湯河原温泉の「指月」は何故山を下りたのか _ あさば・蓬莱・白銀屋
http://www.asyura2.com/10/yoi1/msg/190.html

『見張りの湯』 から玉川源流へ _ 八幡平の温泉 _ 失われゆく湯治文化
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/314.html

癌に効く温泉・・アトピーに効く温泉 _ 不動湯・甲州の温泉1
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/357.html

恐怖の強アルカリ泉 厚木七沢温泉 _ 甲州の温泉2・千葉の温泉・小日向の湯・都幾川温泉
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/304.html

大阪 飛田遊郭 _ 山梨県石和温泉 ピンク・コンパニオンの世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/328.html


________

jazz オーディオ 魔境の旅 
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/405.html

old JBL の世界 _ JBL に憧れるのは日本人だけ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/421.html

吉祥寺 ジャズ喫茶 Meg _ ジャズ喫茶は音楽がわからないアホが道楽でやるもの
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/403.html

虚構世界の忘れ人 _ 大人気だったジャズ喫茶 LOST AND FOUND は何故潰れたのか?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/419.html

高崎 倉賀野 ジャズ喫茶 蔵人
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/406.html


61. 中川隆 2013年3月23日 17:50:00 : 3bF/xW6Ehzs4I : W18zBTaIM6

天才ピアニスト ヴァン・クライバーンとは何だったのか? _ アメリカ人には音楽は理解できない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/430.html

62. 中川隆 2013年5月16日 11:19:24 : 3bF/xW6Ehzs4I : W18zBTaIM6

アイリーン・ジョイス _ エロい美女は天才でも評価されない?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/431.html

イグナツィ・ヤン・パデレフスキ _ 才能はともかくオーラだけは凄い
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/432.html

ヨウラ・ギュラーを発見 _ 運命の出会い? それとも…
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/433.html

ブラームス最晩年のクラリネット曲に秘められたメッセージとは
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/434.html

山中湖 ペンション すももの木 _ 91Bタイプの音が WE91Bと全く違う理由
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/425.html


63. 中川隆 2013年6月23日 13:41:52 : 3bF/xW6Ehzs4I : W18zBTaIM6

神戸元町 ジャズ喫茶 jamjam _ 消えて行った超一流メーカー UREI
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/417.html

90dB以下の低能率スピーカーを使っていると音楽も音もわからなくなる
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/436.html

ブラームス最晩年のクラリネット曲に秘められたメッセージとは
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/434.html

ラジカセでクラシックを聴いている清貧の音楽ファンには音楽はわからない _ フランス人だけがヤマハ・ピアノから美しい音色を出せる理由
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/435.html



64. 2013年6月28日 19:57:02 : W18zBTaIM6


タンノイ ホーンシステム

480 :たぬきくん:2009/04/21(火) 19:10:59 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp

オートグラフは、エンクロージャーも含めて全体がspなんですね。
本当に素晴らしい構造ですね。
昔、図面を見せて頂きましたが、本当に素晴らしいspの芸術品のように感じます。

482 :前期高齢者:2009/04/22(水) 20:52:32 HOST:h219-110-52-025.catv02.itscom.jp

オートグラフ、いいでしょうね。ひとつの憧れです。
4m 近い天井の大広間で暖炉の両脇にあるタンノイをゆったり鳴らす、

夢物語です。私自身そういう生活を夢見てきましたが、宝くじにでも当らない限り到底不可能であることを悟りました。でもカネはなくてもやりようはあるだろうと悪あがきしているのが実態です。


484 :たぬきくん:2009/04/22(水) 22:37:04 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp

タンノイのオートグラフ
オールホーン
フロントロードホーンと箱の中に見事に納められたバックロードホーン
私も昔からの憧れです。

487 :ジークフリート:2009/04/23(木) 02:31:27 HOST:wb56proxy08.ezweb.ne.jp

天井高 6m 程の部屋でモニターレッドのオートグラフやモニターシルバーのGRFなんかを時々聴いていますが、オートグラフより音道の長いGRFも面白いですよ。(案外かっちり)
自作で「燻し銀」が再現できるとイイですね。


490 :前期高齢者:2009/04/23(木) 10:56:29 HOST:h219-110-52-

天井高 6m ですか、そりゃいい音するでしょう。
音が伸びるし妙なクセがでないでしょうから。羨ましいの一言です。


491 :ジークフリート:2009/04/23(木) 19:27:45 HOST:wb56proxy18.ezweb.ne.jp

イヤ〜、天井高6mと言うのは、リスニングルームを二度建て替えた大先輩の家でして
当方なんぞは狭小タンス部屋でこぢんまりとアキショム80を鳴らしているだけで、自慢出来るよなもんぢゃ御座いません。

前期高齢者さんのおっしゃるように、当方も大枚叩かなくとも・・・という思いから、この度もEMIの安物スピーカーを入手いたしまして、どーにか前出の大先輩宅で聴いたデコラの雰囲気だけでも味わえないかと画策しているところであります。


451 :たぬきくん:2009/03/20(金) 23:28:40 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp

オールホーンタイプのspは、スピード感がある気がします。
3wayでも宜しいんですが、ネットワークを使うと音が濁る気がして仕方ありません。
ローパスフィルター、ハイパスフィルターがクロスーオーバー周波数のところで使用されていますが、−6db、−12dbのレベルで受け渡しされている(記憶だけ)ようですが、完全に音圧が0と言う訳ではないので、耳が良い人には何かの悪い影響も否定できないと思うんです。(すべて感だけです。)
で、フルレンジのホーンの作製であれば、そのような心配は無用なので、これからはフルレンジなんでしょうか?
「松に始まり、松に終わる」(盆栽)
spは、フルレンジに始まり、フルレンジに戻るなんでしょうか?


452:ジークフリート 2009/03/21(土) 02:15:40HOST:wb56proxy18.ezweb.ne.jp

フルレンジSPてのは理想的なようでいて、現実的には我慢しなくてよいものはまず存在しないでしょうから?、無理にフルレンジに戻らなくても、マルチウェイと両刀使いでも良いでしょう。

ホーンは、一発で全帯域に使えるタイプ?てのはチト無理があるかナ?
ホーンならスピードが速いてのも・・・聴感上勢いよく思えても、長い音道の低音用なんかは逆に遅れる方向ですよね。(「らしく」聴かせるためにワザと遅れて出るのを想定して設計されたホーンも有りますね。)

453:たぬきくん 2009/03/21(土) 09:15:12HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp

ホーンは、spのゲインが増加するための錯覚があるんでしょうか。
オールホーンタイプは、私の古き良き時代の憧れでした。
タンノイのフルレンジを使用して、フロントロードホーンとバックロードホーンで、オートグラフのようにやりたかったんですが、オートグラフには手が届かない、38フルレンジユニットにも手が届かない、箱を自作するには自分の技術不足でした。
で、ミニ、ミニを作り遊んでました。

454:たぬきくん 2009/03/21(土) 10:09:46HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp
ああ、
>オールホーンタイプのspは、スピード感がある気がします。

確かに、ホーンは、バックロードの場合なんかは、音の道が長いので音の遅れ時間は、確かにホーンの長さ分は遅れる感じがしますが、音の遅れと スピード感は別物だと思うんです。
音圧が増えれば、スピード感(スピードとは別)は、場合により増加するような気がします。(音圧が低い時よりも)


458 :たぬきくん:2009/03/21(土) 20:58:29 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp

タンノイのフルレンジとかパイオニアのPAXーA20あたりは、フルレンジとしては完成度が高い感じがしています。
最近の性能の良い38cm当たりのフルレンジが欲しくなりました。
spの中心にTWがついてるタイプが欲しいです。
欲を言えば、スコーカーとTWの両方が中心についてるのが欲しいです。


460 :ジークフリート:2009/03/21(土) 22:28:56 HOST:wb56proxy18.ezweb.ne.jp

シングルボイスコイルでも同軸マルチウェイでも、結構無理してるとこがケナゲといいましょうか、面白いとこですね。

個人的には同軸マルチはフルレンジとは呼びたくないんですが・・・
統一性の無さと言う面では私が使ってるダブルコーンも、ま、似たよなもんかナ?(しかし、耐入力僅か6Wてぇのはマルチウェイには完全に負けておりまするが・・・)


463 :ジークフリート:2009/03/22(日) 22:00:21 HOST:wb56proxy17.ezweb.ne.jp

タンノイと言っても現代タンノイとオールドタンノイじゃかなり違うんですよね。今や「燻し銀」ではないんですよ、残念ながら。
それに同軸と言ってもマルチウェイですから、シングルボイスコイルほど、ある種の鋭い描写力も無いし。
旧型ローサーやアキショム80辺りを上手く鳴らせば、今の百万や二百万のタンノイより良かったりもするんですが・・・

ま、しかし、一度タンノイのねっとりとした中域?に慣れてしまうとあの音無しではいられないかも・・・
当方は、VLZの後継機HPD295inキャビネットを数ヶ月使って、
「これならクラシックはアキショムだけでイイや!」
と、手放してしまったんですが・・・実はまたオールドタンノイのテキトーなの探してるとこなんですョ。(シルバー入りGRFやレッド入りオートグラフも経験してしまいましたので、果たしてどの辺りでガマン出来るか・・・)


469 :たぬきくん:2009/04/18(土) 00:31:59 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp

これからは、フルレンジのバックロードホーンですね。

470 :ジークフリート:2009/04/18(土) 03:34:43 HOST:wb56proxy15.ezweb.ne.jp

点音源が売りのスピーカーをバックロードホーンに入れるナンセンス・・・
結構少なくないケースですが・・・
個人的には音場?がこぢんまりし過ぎるのを避ける意味でもバックロードホーンは好ましいと思います。(その個性が許容範囲内であればの話しですが)

472 :RW-2:2009/04/18(土) 11:56:33 HOST:57.166.145.122.ap.yournet.ne.jp

BHは科学的検地からHi−Fi用として考えれば一番ダメな方式でしょね。
しかし実際に聴いてみるとすこぶる宜しい。人間の耳とは良くできてるもんで物凄いディップとかあっても、気がつかないのか補正してしまってるのか。

なによりBHはエコ時代・今の時代にゃ最高のシロモノでしょう。
前から出た音も後ろから出た音もみな使う。無駄なし。小さなエネルギーでデカイ音が出る。

473 :たぬきくん:2009/04/19(日) 08:30:20 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp

バックロードホーン
高級スピーカーは、BLHとFLHの組み合わせで成立しているように思います。
SPから発生した振動をそのまま使用せずに、ホーンと言う増幅器(ベール)を通した音で表現するため、一部の高級オーディオファンに好まれているなかなあなんで勝手に思っています。
もう少し、BLHをローコストにすれば、この世にBLH方式が溢れそうな気がします。

493 :もみじ饅頭@広島:2009/04/25(土) 12:44:18

 オートグラフは、モノラル再生時代に設計されたもの、その良さはフロントホーンとバックホーン両者のエネルギーバランスと時間差を巧みに混ぜ合わせたところにある。
料理で言えば、美味しいデミグラスソースかな。欠点は、どんな素材もデミグラスソースの味にしてしまうことか。


474 :ジークフリート:2009/04/19(日) 19:57:38 HOST:wb56proxy18.ezweb.ne.jp

原音再生を夢見る方はバックロードホーンなんて使わないでしょう。
(原音再生とまで言わなくても、無味無臭スピーカーを理想とする人は多い)

箱鳴りと時間の遅れ・・・音楽再生にどう活かすか?
上手く鳴らすの結構難しいと思いますヨ。

475 :RW-2:2009/04/19(日) 23:27:43 HOST:57.166.145.122.ap.yournet.ne.jp

>>」ツ」フ」ネをローコストにすれば、この世にBLH方式が溢れそうな気がします・・・

 まァ無理でしょね。箱のほうがユニットより金が経かるし、だいいち今時の 家、マンションにゃ置き場所がないし。家族からヒンシュクでしょね。


481 :RW-2:2009/04/22(水) 14:42:03 HOST:57.166.145.122.ap.yournet.ne.jp

タンノイもある程度の音量で鳴らさないと箱鳴きでのボリューム感が出ませんし、FHおよびBHのヌケが悪いんですよ。気流抵抗もありますから。
オートグラフやウエストミンスター級であれば大ホール〜小劇場程度まで賄う実力がありますから大きな音量を出した方が宜しいようで。

米タンノイやアーデン、ヨークあたりは普通のバスレフですので一般的です。
タンノイ=クラシック=上品というイメージがありますが、スターリングあたりでもパワーぶち込めばジャズロックでも中々気持ち良く聴けますよ。

489 :ビックリマスダ:2009/04/23(木) 10:56:23 HOST:p3035-

タンノイのジャズって、可也良いですよ、一度聴いて見て下さい、バックロードが遅れるとか、そんなことは無いです。ベースのスピードなんかは他のスピーカーには出せないスピードと思います。ロングストロークのスピーカーではドラムやベースのスピードは出せないと最近感じてます、しかしそれらのスピーカーでのジャズの音質の方が一般的なのかも知れませんが?
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1186306900/


65. 2013年6月28日 21:29:41 : W18zBTaIM6

88:RW-2 2010/04/23(金) 10:43:25HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp

くだんの平面バフルは開口φ185mmフランジざぐりφ205mmに空けておりやんすのでたいがいの古い8インチ(20cm)ユニットは装着できます。
今回は試しにビクターの20cmを装着してみやんした。

コーン紙の質感から見てKDU(クルトミューラー)でしょうか。
シーメンスに比べると能率は低くメリハリには欠けますが、ビクターらしい分別をわきまえた落ち着いた音がします。
遠方からシンシンと鳴るような様はシーメンスとはまた違った趣がありやんす。

30:RW-2 2010/03/25(木) 23:28:34HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp

300年の邂逅から解放されて現生に噴出されたやんした松ヤニ。抜群の
板目の美しさではありやんすが、やはり樹木とは生き物でありますねェ。

シーラーで抑えれば簡単なんでやんすが、その後のオイル仕上げが出来ません。
ここはじっくりと丹念にアルコールで松ヤニをふき取っておりやんす。

JBLもALTECもタンノイも板材はチップボード(ホモゲン)/合板なのは判っておりやんす。今更そんなものはパスだす。肥松の無垢材なぞ無駄に贅沢したわけでありますが、再度またこの手の物を造り直す時間は年齢的にありやせんからイッテン豪華主義でやんす。

そうでなければフラッグシップのイントラ直3シングル無帰還アンプが泣きやんす。
近所の塗料店に仕上げ用のオイルも今日取り寄せ頼みやんした。こう御期待でっせ(だはは)

90:ビックリマスダ 2010/04/23(金) 15:55:16HOST:p1243-

RW-2 さんクルトミュラーのコーン、使ってますぜ・・・


91:ジークフリート 2010/04/23(金) 16:59:49HOST:wb56proxy17.ezweb.ne.jp

タンノイってHPD以降が自社製コーンじゃないんですよね。
HPD295使ってた頃には意識しませんでしたが、あれがクルトミューラーの音だったのか〜。
(今も自社製じゃないんでしょうかね?
最上電機製辺りなら喜ばしいが、まさか中国製とか?
#4312D辺りになるとユニットも箱もメキシコ製ですからコーン紙も、とんがりコーンとかイメージしちゃったり?
ま、米国代表青目アンプも中国で作る時代ですから、なんでもアリの世界ですね。)
てなことで、ウェストミンスターのコーンがクルトミューラーだったとは初めて知りましたョ。

92:RW-2 2010/04/23(金) 18:34:32HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp

あのちょいと紫がかった色のコーン紙。昔のタンノイやビクターのSXシリーズ。
あとシーメンスやテレフンケンにも紫がかったコーン紙のユニットがありやんすが
あれらもおそらくクルトミューラーが卸してた可能性がありますね。

93:ジークフリート 2010/04/23(金) 23:44:44HOST:wb56proxy06.ezweb.ne.jp

RW−2さんの20cmユニットもそのコーンなんですね〜。
(金色の紋章入れれば、タンノイの・・・なんちゃって?)
オーディオ用に単売されたものなんですかね?(当方のテレフンケンなんかは型番もメーカーが想定した使途もわかりませんから、寂しい限りです。)

98:ビックリマスダ 2010/04/26(月) 08:48:22HOST:p6064-

ジークフリート さん、ミンスターのコーンがクルトミューラーですよ、
なぜか時々コーンの裏に補強を入れたユニットを出しますタンノイは、それで何時もこれが不評?


99:ジークフリート 2010/04/26(月) 12:16:52HOST:wb56proxy15.ezweb.ne.jp

ビックリさん。ミンスターのユニットが例のリブ付きとは・・・
またまた初耳です。
当方のATCは、英国の自社製ユニットですが、コーン紙まではどうなのか判りませんので、チト寂しいです。


100:RW-2 2010/04/26(月) 16:00:41HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp

コーンを補強するのは分割振動の制御とパワーを入れたさいにコーンがヨタらないようにするためでしょね。
fo下げるためだったり。
タンノイだけぢゃなくて各社裏でコソコソやってますよ(だはは)


101:ビックリマスダ 2010/04/26(月) 16:51:59HOST:p6064-

ジークフリート さん私のミンスターは補強は付いてません、
最近知ったのですがロイヤルの二代目?からか付いてるみたいです、
これ知らない人多いですよ。


102:ジークフリート 2010/04/26(月) 21:35:02HOST:wb56proxy12.ezweb.ne.jp

ロイヤル二代目もコソコソですか?。
RCAのタンコブ付きは名機でも、リブ付きHPDの15〜12インチは不人気ですから・・・
コーンの強度を取るか軽さを取るか・・・どちらも辛い選択のようです。
(当方のATCは能率が犠牲・・・ボリューム位置11時で適量に。コレも辛い。)


103:ビックリマスダ 2010/04/27(火) 10:58:13HOST:p3250-

なんか補強つけてシッカリするよりも補強無しで歪みが有る方が人の好みの音がするのかなー?
補強が有る方が低域でないみたいに感じますし・・・

105:RW-2 2010/04/27(火) 18:01:19HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp

裏リブ付いたのはティアックが采配しだしたHPD385からでしょ。
レクタンヨークとかはリブ付き。不評だったのでまた戻した。
しかし3839や3808はペケで385の方が評価高い。
どうなっとるのか(だははは)

106:usagi 2010/04/27(火) 18:50:00HOST:210.148.235.149

所詮、オーディオとは ディフォルメや歪みを楽しむものと悟ったり。
忠実再生では、いっとき目からウロコが落ちたように感激するが、すこしたつと面白くもなんともなし。


108:USAGI 2010/04/27(火) 20:14:34HOST:j210148235149.nct9.ne.jp

リブ付きとリブなしのSPを同じ装置で聞き比べての評価かしら?
それに評価は、好み優先?それとも忠実度優先?。。。
重箱の隅つついてしまったかな。


110:ジークフリート 2010/04/27(火) 22:25:06HOST:wb56proxy15.ezweb.ne.jp

高忠実度再生を謳ったスピーカーが無味無臭に聞こえるのは、実は無味無臭を感じさせる「個性」なのかもしれませんョ〜。
コーン紙にリブが付いたくらいじゃ、返って振動系が重くなる(反応が鈍る)くらいなもんで、高忠実度なんてそんなに簡単なもんじゃないでしょうね。


111:RW-2 2010/04/28(水) 12:07:36HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp

レコーディングモニターに狭帯域かつ音も個性的なアルテックの同軸やらJBLの4320が多用されたのは、音がつかみやすいからなんだそうで。

TADのバーチカルツインがモニターとしてその後席巻しましたが、広帯域で逆に音がつかめず時間ばかり喰ったというお話。まぁ、慣れなんでしょけど。

もっと面白い話はレコーディングにタンノイのスーパーレッドモニターを使用しているクラシックの録音屋さん。
家でのリスニングにゃBOSEの901。これの方が自然なんだそうです。
ホールは直接音よっか反射音が勝ってますからね。

158:ビックリマスダ 2010/06/08(火) 10:59:14HOST:p3137-

(元々、部屋の響きも利用してエンターテイメント的に鳴らすようになっている)
タンノイ劇場と知り合いが表現しますが、そんな感じです。


159:RW-2 2010/06/08(火) 14:49:40HOST:65.173.150.119.ap.yournet.ne.jp

タンノイ劇場は痩せ録音、プアな録音を再生するとバツグンですよね。
逆にバツグンの録音盤は音場過多というか何かが付き纏う。
ここが好き嫌いの分かれ目でしょね。オンマイクで録ったジャズなんかは現場より音場が拡がってスケール(スペース)感が出ますね。

184:甘木 2010/06/19(土) 22:03:12HOST:s199108.dynamic.ppp.asahi-net.or.jp

そもそもタンノイやKEFの製品の一部は同軸フルレンジと表現できる。

188:家庭菜園 2010/06/20(日) 20:11:06HOST:softbank221095086177.bbtec.net

小生ずっとタンノイVLZを国産箱で使っていますがVLZはフルレンジの仲間ではありませんね


189:ジークフリート 2010/06/20(日) 21:46:49HOST:wb56proxy12.ezweb.ne.jp

VLZは、同軸とは言えボイスコイルは別ですし、振動板の材質も違いますから、一緒くたにはしたくないですね〜。
シングルボイスコイルでも、シングルコーンとダブルコーンもやはり別物。
それにしても、ゴールデン8Tが羨ましい!


354:RW-2 2010/10/29(金) 01:13:12HOST:113.223.1.110.ap.yournet.ne.jp

厳密に申せば「フルレンジユニット」とは1ボイスコイルによって駆動するオールレンジ(全帯域)スピーカーユニットでしょね。一般的なシングルコーン、ダブルコーンがこれにあたりやんす。
コーラルがダブルコーンのBETA8および10を売り出した時に2ウェイユニットと表記したので紛らわしくなりやんした。

ロイーネが昔作ってたよなサブコーン用に独立したボイスコイルを持ったダブルコーン(マグネットは共通)はネットワークも持っていますから2ウェイユニットでしょね。

タンノイのユニットはこのサブコーンがホーン型になってるタイプと見なせます。
そのような意味では604系や拙者が使ってるホーン貫通型の同軸ユニット↓は完全に2ウェイユニットとなりやんす。
bbs8.fc2.com//bbs/img/_344600/344586/full/344586_1288281260.jpg


ただし「ユニット」ではなくて箱に入れた「システム」と捉えた場合にゃどうなるのかと申せば「同軸2ウェイシステム」もしくは「同軸フルレンジシステム」という言い方となるでしょうね。


746:RW-2 2011/08/02(火) 17:20:16HOST:239.165.145.122.ap.yournet.ne.jp

基本的にはフルレンジとは1ボイスコイル駆動による全帯域用ユニットでしょね。
しかしながらWコーン型やボイスコイルボビン直結のセンターダイヤフラム付きをメーカーによっては、2ウェイもしくはメカニカル2ウェイと称しています。
2ウェイと言ったほうが高級感およびワイドレンジ感があるからだと思います。

同軸型は厳密に言えば全帯域用2ウェイユニットとなるでしょうね。
しかしボイスコイルの数ではなく、ユニットを1固体と見てフルレンジと言っているわけです。丸穴1個空けて取り付けられる全帯域用はみなフルレンジという解釈なのでしょう。

ロイーネのWコーンは見かけは普通のWコーンなのですが、低域用と高域用の専用ボイスコイルを持っています。見た目はただのフルレンジですが実態は2ウェイです。
タンノイは磁気回路を巧く共用していますがボイスコイルは独立しています。

191:ビックリマスダ 2010/06/21(月) 08:46:44HOST:p3253-

タンノイも昔の12インチまではフルレンジにツイーターを付けた感じの物も有りますね。


192:ジークフリート 2010/06/21(月) 18:20:22HOST:wb56proxy08.ezweb.ne.jp

下がフルレンヂ動作でも、フルレンヂとマルチウェイのいいとこ取りってな感じに上手い具合にはナカナカいきませんねぇ。
やはり接ぎ木です。

195:ビックリマスダ 2010/06/22(火) 11:20:36HOST:p5113-

フルレンジ使ってる人でもSPの上にST乗せている人が多いですよ、これも接木の一種ですけど。
タンノイのレッドは10インチはフルレンジです
ハイカット無しでツイーターを付けてます。


239:前期高齢者 2010/07/01(木) 20:51:23HOST:h219-110-201-

低域が出ないほうがいいと小生は思っています。
但し口径は最低でも15インチ必用だと勝手に信じています。


240:MT 2010/07/01(木) 21:08:33HOST:PPPpf485.aichi-ip.dti.ne.jp

低域が出るか出ないかは、コントラバスやチューバの音程が下までハッキリ聞こえるかどうかです。15インチはどうしてもドラムのスネアーやタムの音への反応が遅いですね。


241:RW-2 2010/07/02(金) 02:28:10HOST:109.170.203.61.ap.yournet.ne.jp

>>15インチはどうしてもドラムのスネアーやタムの音への反応が遅い・・・

そのような意味で拙者は604Gに見限りをツケたと・・・。
あのクロスオーバー。気になるともうイタダケない。せいぜい1KHzでしょ。

タンノイも然りですけど中域のスピード感が恐ろしく弱い。
タンノイはドンシャリっぽいわりに高域が弱いし
604Gはクロス付近の喘ぎ声が気にかかりやんす。
Hは所有したことが無いので。

この辺の感覚は気になるとどうしようもない。気付かない方はまったく問題ないんでしょけどねェ。フルレンジでのカーカーコーコーいうヤツとまた違った苦悩だす。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1267522956/


66. 中川隆 2014年5月21日 23:32:59 : 3bF/xW6Ehzs4I : 3cdYZYbVIc

貸別荘 あーでん庵
http://www.cafe-arden.com/cottage/
http://www.jalan.net/yad394516/

大分県由布市湯布院町川北918−32

ご予約お問合せ:0977-85-2530

1名様8,000円×1人= 8,000円
2名様6,000円×2人=12,000円


※ JR由布院駅より、タクシーで7分。徒歩25分。

※ 湯布院IC出口交差点を右折(大分庄内方面)、トンネルの手前の細い道へ左折、丁字路を右折、急な下り坂を下って、白心荘を通り過ぎたら、すぐ左折。5件目の家になります。


地図
http://www.jalan.net/uw/uwp0400/uww0401init.do?yadNo=394516


あーでんの隣の小さな一戸建て(旧玄米料理 さぼり)が、貸別荘「あーでん庵」になりました。


静かな森の中の二階建て別荘、cafeあーでんのとなりです。

ゆふいん盆地の西側に位置し、静かな別荘地にあります。二階ベッドルームからの朝の風景は格別です。
フロントは隣接する「あーでん」(喫茶店)です。ご到着の際はあーでんへお越しください。


1階は、キッチン、バス、トイレがあります。
*温泉ではありません。

2階は、ベット2つと畳2畳があります。


あーでんHP
http://www.cafe-arden.com/

リビング・カフェ あーでん
【常訪】オーディオファンにはたまらない音楽喫茶。今年より貸し別荘を併設。

(2014.03)
昨年4月以来の訪問、滞在中3度おじゃましました。
元来こちらのお店兼住まいの建物は隣に存在した食事処「SABORI」を含め
こちらのオーナーの親御さんが所有する建物だったそうで、そのお店が閉店後貸し
子の別荘を開始したそうです。(宿泊予約はじゃらんのサイトを参照ください。)

今回もブレンドコーヒーをはじめ、苦み、ストレートのマンデリンなどとシフォン
ケーキをいただいてきました。春の息吹を僅かながら周辺の木々を通じて感じられ
ましたが、その風景に囲まれて彼岸の連休直前の静かな午後のひと時を過ごして
きました。
http://tabelog.com/oita/A4402/A440201/44000155/dtlrvwlst/111224/


67. 中川隆 2014年5月24日 19:28:36 : 3bF/xW6Ehzs4I : 3cdYZYbVIc

Art Space アートに包まれた空間

湯布院町川北にあるLiving Cafe あーでん、そして、隣接した貸し別荘のあーでん庵、どちらもどっぷりとアートに包まれる空間となっている。

Cafeに入ると、目に入るのがマニアックなアンプ、スピーカー群である。パラゴンは音響を考慮した造詣を持つ空間に設置され、レトロな中にも洗練されたオーディオ空間となっている。

又、壁にかかったフォトグラフ、コンクリートの質感、すべてが絶妙なバランスをもって、アート空間を作り上げている。

Rental Villa (貸し別荘) あーでん庵

●現代によみがえるたたずまいもアート

昔の学校を思い出すような外観は いつまでも見入ってしまう。玄関の木製の囲いや、ドアにもほれぼれしてしまう。

特筆すべきは玄関の内側にある。入り口から奥へと細長い形状の玄関土間がつづく、左側の建具に配置された

さまざまなアイテムもセンスが良い。筆者の「ここに行ってみたい」という想いを決定つけたのはこの玄関の写真を見たからである。

是非、見て、感じて欲しい空間である。


●ゆっくりと流れる時間を楽しむ

1階はキッチンとバス・トイレがあり、寝室は2階となっている。外からはそんなに感じないが、中から見ると大きめの窓で、実に気持ちが良い。屋根裏風に天井のハリが出ているのも味わい深い。日常の喧騒から解き放たれ、ゆっくりと動く時間。

寝てしまうのがもったいないぐらいである。

一人になりたい時や、執筆活動などなど、好きな書物を持ち込んで、1日中読書をするなどという贅沢な時間を持つのも良い。

とにかく、日常から離れた時間を存分に味わえる空間である。
http://art.x0.com/arden/arden.html


まあ、オーディオの方はこういう感じなんで期待しない方が:


2010-03-31 湯布院に行きました

■[JAZZ喫茶] あーでん 19:57CommentsAdd Star


PARAGONが置いてある、という事だったので、最も楽しみにしていました。

閑静な集落の中にその店はありました。

普通の住居を思わせる店構え。

音楽を聴きたいということで座った席は・・・

目の前2m以内に鎮座するPARAGON。近すぎて全容が撮れません!

http://f.hatena.ne.jp/ducati750s/20100329115200

Paragonの後ろはコンクリートで、天井は傾斜がParagonから上がり方向に

傾斜が付いています。

音響的にはよさそうな部屋です。


最初からかかってたClassicとリクエストのJazzの2枚のCDを聴きました。

音の方ですが、

緩ぅ〜い、締りのない音、昔大阪の街中にあったBAMBIを思い出します。(綴り合ってますか?)

並べただけではなかなか良い音が出にくいようです。

(ネットワークもお手製でしたが)

HPによると、OHもきちんとされているようですが、だめですねこの音は。


CDリクエスト2枚目からは400円!


女性が切り盛りするお店ということでいろいろあったんでしょうけど、

珍しい料金体系です。客をナメてるとも思えてきます。

「くつろいでくださいね」、というより、

「どう?Paragonよ?見た?聴いた?わかった?じゃ、さっさと帰って」


わざわざ、400円払って続けて聴くほどのものではないので

早々に退散しました。


(後日、Just In Timeで150-4C付を久々に聴きましたが、やっぱりParagonはいいです。)

続いては、

無量塔 TAN’S BAR

駐車場に数人のお宿の方々。

今日は催し物でもあるのだろうか?

何人の人に「いらっしゃいませ」とか、声をかけられたか。

店の造りもすごいし、おもてなしもすごい。


喫茶室に入るとむっと、いや、ほわっと暖かさが押し寄せてくる。

暖炉の暖かさってこーなんだ。すばらしい室内。

こ、これは何というスピーカー?

http://f.hatena.ne.jp/ducati750s/20100329155621

巨大なホーンはウエスタン、ウーハーとツィータはKannoらしい。

まぁ、私にとってはKannoも相当珍しいが、ウエスタンとは・・・・初めて聴いた。(恥


でも、音的には小さくて、何のことやら。

ホーンはさておいて、

あのウーファーに付いていたフロントロードホーンで良い音が出るようにも思えないのだが。。。。

残念でした。

おばちゃんが会話してました。会話を妨げないようにするにはあの程度の音量しか無理ですね。


はい、次、


天井桟敷

http://f.hatena.ne.jp/ducati750s/20100330100844

こ、これは昔、月刊STEREOの広告で見たスピーカー。

ヴァイタヴォックスだったか、クリプッシュだったか・・・

どうでもいいや。


http://f.hatena.ne.jp/ducati750s/20100330101542

こ、これは、

WE350BのP.P.電源が入ってません。


嫁は温泉を堪能したようですが、私にとっては不完全燃焼の由布院でした。


コメント


ポンポコ所長ポンポコ所長 2010/04/03 23:14
パラゴンは昔,山水のショールームで,AU111駆動で聴いたことがありますが,
JBLにしては柔らかい感じがしたと記憶しています.
同時に聴いたのがオリンパスだったからでしょうか.

WE は私も聴いたことがないので,一度くらい聴いてみたいものです.
出来ればよいコンディションで.

さらに,ヴァイタボックス!!!
私のあこがれのSPです.10mx10m,高さ3〜4m 以上の
部屋を要求する
ため,絶対に所有できないことが明らかなため,
写真の世界で見るだけでした.

でも,これだけ見てきたのですから,良しとすべきかも.

ducati750sducati750s 2010/04/04 14:11
ヴァイタの方は良くわからないですが、
PARAGONは北からHALF_NOTE, BAMBI×梅田,戎橋,
CORNER_POCKET,JUST_IN_TIMEといろいろ聴いた事があります。

一番良かったのは、ニノミヤ5(ファイブ)@日本橋。電気屋です。

学生の頃、
4343がフェライトとなって全く魅力のない音で鳴るのを聴いていると、下の階からまるで油絵を思わせるような濃厚でのたうち回るようなM.ジャクソン(Mをマイケルは読まないですよね?)のヴァイヴ。

こ、この音だ、俺が愛していた音は!
と、飛んで降りたら階段の踊り場で下取品のPARAGONが鳴っていたのでした。

あの容姿に圧倒されて音に眼が眩む、いや耳が眩むという場合もあるでしょうが、その時私は確信しました。

PARAGONは良い!!

というわけで、今PARAGONをかなり良い音で鳴らしているのは、神戸元町のJUST IN TIMEだと思います。アンプは211だったか、巨大な送信管です。


SEEDSEED 2010/04/28 08:39
こんにちは、無量塔懐かしいですね♪
このスピーカーはボワっとした音でイマイチよさがわかりませんでしたね。珍しいスピーカーですが、広島のショップにもありますね。


SEEDSEED 2010/05/03 15:01
天井桟敷のスピーカー ヴァイタボックスCN191コーナーホーン 2ウエイ ウーハーはクリプッシュホーン 高域はホーン+ドライバーですね 私の思い入れの強いスピーカー 一度エンクロージャを手に入れたことがありますが、あまりにも大きすぎ階段をあげることが出来ず、やむなく転売しました。あれが入ればアルテックのユニットを入れて鳴らしていたでしょうね♪
http://d.hatena.ne.jp/ducati750s/20100331/1270292230


68. 中川隆 2014年5月24日 19:36:22 : 3bF/xW6Ehzs4I : 3cdYZYbVIc

音楽喫茶 あーでん
http://www.youtube.com/watch?v=fsrUe30LSIE

Tan's bar/山荘無量塔
http://www.youtube.com/watch?v=igXbcw4wIZ0

茶房 天井桟敷/亀の井別荘
http://www.youtube.com/watch?v=WTlgOLiKtdw
http://www.youtube.com/watch?v=mnUSXOU0aeU

ティールームNicol(ニコル)/玉の湯『絶品スイーツ・アップルパイ』
http://www.youtube.com/watch?v=hsw2HBGFPCQ


69. 中川隆 2014年6月18日 23:05:38 : 3bF/xW6Ehzs4I : 3cdYZYbVIc
>>66 が何故か削除されてしまいました。
『削除コメント表示切り替え』を押して表示して下さい。

70. 中川隆 2014年6月23日 20:35:18 : 3bF/xW6Ehzs4I : 3cdYZYbVIc

楠薫さんがタンノイを見限った理由


以前私が使っていたタンノイのスピーカーは、「タンノイ・ホール」と称されるほど、特徴のあるホール感タップリの音を聴かせてくれます。どんな音源を持ってきても、 タンノイの音に染めてしまうので、ある意味では安心して聴いていられるメリットがある反面、ウィーンフィルのムジークフェラインならではの音を楽しみたいと思った時、 あるいはアナログ・レコードではなく、CDならではの空間分解能に優れた、広がりのある音場を楽しみたい場合には、この「タンノイ・ホール」が邪魔してしまうことが ありました。

 デジタル録音以前のアナログ録音の時代は、各楽器の音を明瞭に収録するため、マイクロフォンを多数使用する「マルチマイク・セッティング」が中心でした。 しかしこれはともすると、トランペットとフルート、ヴァイオリンが、別々の場所からニョキッと顔を出し、本来、ホールで聴くことの出来る、見事に融け合った、 美しい響き、とはいきません。そこで特にスピーカーではユニットの持つ固有の音だけではなく、エンクロージャーの響きを上手に引き出すことによって音をブレンド・ 再構築し、あたかもホールの中で聴いているような雰囲気を醸し出す必要があったのです。

 言い方を変えれば、クラシック音楽を中心にアナログレコードを主にお聴きになる方には、それが媚薬のように効いてくるわけで、「CDの音が堅くて嫌だ」 「CDはキンキンしている」と感じていらっしゃる場合には、うってつけのスピーカーと言えましょう。  しかし、タンノイのスピーカーの特徴である同軸2ウェイ(デュアルコンセントリック)ユニットは1947年、ロナルド・H・ラッカムらが開発、 1953年、ニューヨーク・オーディオショーに発表されたAutograph(オートグラフ)に搭載、同時に発売された、50年以上も前の技術です。

新しいCD時代ならではの良さを楽しむには、一つのスピーカー・ユニットに低域を担当するウーファーと、高域を担当するツィーターを組み込むのは、 歪みの点でも不利です。そして不足する低域をエンクロージャーを共鳴させることで補う手法は、音像がどうしても大きくなりがちで、 ピンポイントの音像で音場描写を得意とするCDには、その良さが活きてきません。
http://k-d.jpn.com/audio/Sonus_Faber/Sonus_Faber_Stradivari/Sonus_Faber_Stradivari.html


71. 中川隆 2014年7月19日 08:22:24 : 3bF/xW6Ehzs4I : 3cdYZYbVIc

さて、メインシステムですが、

オートグラフ・ミレニアム
http://k-d.jpn.com/audio/TANNOY/Autograph_Millennium/Autograph.html

を石のアンプで動かしたらどうなるか、 ということで

VIOLAのBravo
http://k-d.jpn.com/audio/VIOLA/Bravo/VIOLA_Bravo.html

を試聴。 その頃使っていた、

ユニゾンリサーチのS6
http://k-d.jpn.com/audio/Unisonreserch/S6/Unisonreserch_S6.html

のコクと色気、それに躍動感が及ばない様に思ったのですが、実はこれはLINNのLINN Klimax Kontrolとの相性が悪かったためで、

VIOLA Cadenza
http://k-d.jpn.com/audio/VIOLA/CADENZA/VIOLA_CADENZA.htm



VIOLA Symphony
http://k-d.jpn.com/audio/VIOLA/SYMPHONY/VIOLA_SYMPHONY.htm

の組み合わせでは、Klimax KontrolよりもさらにS/Nが良く、 チェロのアンプを手がけていた方々によるアンプだけあって、高域の少し線は細いものの、美しくみずみずしいサウンドは、 他に類を見ないほど。

 発作が起きて、二つともセットで購入してしまうことになりました。

 このアンプ、現代最高峰のアンプと言っても良く、オートグラフ・ミレニアムの欠点をも露呈することになってしまいました。

 これは設置した部屋のせいもあるのですが、オートグラフ・ミレニアムはコーナーにちゃんと ぴったり付けるようにしないと、十分な低域が出ません。しかも同軸2ウェイでは、高域が歪っぽくなり、澄んだ美しい透明な高域が出ないことがあります。

 これが逆に弦楽器では、眩のこすれる際の、生々しさをうまく出してくれるのですが、ジャズを 鳴らした際の、シンバルの「シャーン」と余韻を伴い、超高域まで伸びていく美しい音色や、デジタル録音のS/N が良く、ホールの余韻をふんだんに取り入れた優秀な録音を再生となると、どうも最新の スピーカーの方に分があります。

 もちろん、下手な録音の場合は、最新のスピーカーでは、録音のまずさも露呈してしまいますので、 ある一定レベルのサウンドを保証する意味では、タンノイのスピーカーは素晴らしいものがあります。  タンノイのスピーカーは、ユニットだけでなく、そのエンクロージャーの独特の響きでもって 音を再構築し、スピーカーで新たなライブの音を作り出す、と言うのが特徴です。ですから、 タンノイ・ホールと称されるほどの個性的な独特の響きは、そのサウンドを好きになれるかどうかが、 一番の問題でしょう。

 個人的な好みを申し上げるのなら、タンノイの音は「凄く好き」です。しかし、もう少し色彩感を 出して欲しい。セッティングの問題ではあるのですが、低域ももっと出て欲しい。

 こんなかなり贅沢な望みを満足させてくれたスピーカーが、Sonus FaberのStradivari Homageでした。現代のスピーカーの中で、クラシック音楽を中心に、ジャズなどの最新デジタル録音を楽しく 聴くことが出来るスピーカーは、他にもいろいろあるかと思いますが、VIOLAのアンプが生きてくる組み合わせで、となると、このスピーカーをおいて他にないように思います。
http://k-d.jpn.com/audio/audiohistory/AudioSystem2005/history2005.html


72. 中川隆 2014年7月19日 08:26:20 : 3bF/xW6Ehzs4I : 3cdYZYbVIc
・クラシックの核心 [単行本]
片山 杜秀 (著)
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%AE%E6%A0%B8%E5%BF%83-%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%81%BE%E3%81%A7-%E7%89%87%E5%B1%B1-%E6%9D%9C%E7%A7%80/dp/4309274781

「フルトヴェングラー」の章では「音は悪くてかまわない」と、小見出しがあって次のような記述があった。(137頁)

「1970年代以降、マーラーの人気を押し上げた要因の一つは音響機器の発展があずかって大きいが、フルトヴェングラーに限っては解像度の低い音、つまり『音がだんごになって』聴こえることが重要だ。

フルトヴェングラーの求めていたサウンドは、解析可能な音ではなくて分離不能な有機的な音、いわばオーケストラのすべての楽器が溶け合って、一つの音の塊りとなって聴こえる、いわばドイツの森のような鬱蒼としたサウンドだ。したがって彼にはSP時代の音質が合っている。」

オーディオ的にみて興味のある話で、そういえば明晰な音を出すのが得意の我が家のJBLシステムでフルトヴェングラーをまったく聴く気にならないのもそういうところに原因があるのかもしれない。

通常「いい音」とされているのは、端的に言えば「分解能があって奥行き感のある音」が通り相場だが、指揮者や演奏家によっては、そういう音が必ずしもベストとは限らないわけで、そういう意味ではその昔、中低音域の「ぼやけた音」が不満で遠ざけたタンノイさんだが、逆に捨てがたい味があるのかもしれないと思った。

「いい音とは」について、改めて考えさせられた。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/9426791e31fc7636d184b63f894b6d3f


73. 中川隆 2014年10月18日 09:03:35 : 3bF/xW6Ehzs4I : b5JdkWvGxs

「Classic音楽会のお知らせ」

日時 :9月14日(日) pm1時30分〜pm5時45分頃まで

ところ :〇〇寺・本堂にて(大分市)pm16:30〜17:45 

TANNOYウェストミンスターRでクラシック試聴会

使用機器

TANNOY ウェストミンスター/R 
 
マランツ SA−11S3(SACD)
 
カンノ KP−300プリ 300BMNパワー/モノ×2台) 

オラクルDelphi mkV(プレイヤー)+Grado トーンアーム  

パイオニア ミュージックサーバー N−50
(ネットオーディオ使用機器)


主催は大分県内で唯一の専門オーディオ・ショップ

「オーディオムジーク」さん。
http://www.oct-net.ne.jp/~musik/http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/be50fe025b78f172fa044afc3b8ceaa4


まず会場の全景を再掲しておこう。それなりによく考えられたシステム配置である。

両端のスピーカー(タンノイ・ウェストミンスターR)の真ん中に反響機器を置いて音の中抜けを防止しているし、それぞれ両脇には厚い板を補強している。

会場に着いたときにはすでにレコードによる音楽が再生されていたが久しぶりに聴くウェストミンスターの同軸2ウェイの音が懐かしかった。我が家のは「TWシリーズ」だが、これはそのひとつ前の「Rシリーズ」。

しかし、音の良し悪しは別にして個人的な意見を言わせてもらうと、(日頃「AXIOM80」ばかり聴いているのでそれとの比較になるが)

タンノイ独特のやや硬質な中高音域、大きな図体の割にローエンドまでスッキリ伸びきらない低音域に「やっぱりなあ〜」と落胆。

これが嫌で自分は「TW」を改造してJBLシステムとの混成旅団に再編成したのだが、改めて「正解だった」と確認した。

ちなみに、同じタンノイの最高級システムでも「オートグラフ」と「ウェストミンスター」ではまったく別物で、前者には欠点をさらけだしながらも逆に居直って、「これでどうだ、文句あっか!」という独特の“ふてぶてしさ”が見られるのが一流の役者たる所以。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/c6ba87730a1217ed025fb2e657e2e60d

つい先日(14日)、お寺の大きな本堂で開催された「クラシック音楽会」。

あの大きな本堂で聴かせてもらったときの豊かな音響空間の拡がりには到底かないっこなく、それに比べると我が家の音はまるで箱庭で聴くみたい(笑)。

俗に「(女性の)色の白さは七難隠す」という言葉があるが、広大な音響空間に恵まれるとシステムのアラはすべて覆い隠されるといっても過言ではあるまい。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/ce9505abbb6fa854f9e16d04f17f346e

要するに、「オートグラフ」や「ウェストミンスター」を上手く鳴らすには40畳以上の広大な音響空間が必要だという事でしょう。

まあ、それだけ大きな部屋が有るならウェスタン WE555 にした方が絶対にいいですけどね。


74. 中川隆 2014年10月18日 11:56:33 : 3bF/xW6Ehzs4I : b5JdkWvGxs

オーディオ訪問記 2014年09月02日


このたびの試聴会は、つい最近我が家にお見えになったNさん(福岡)の「音のいい三極管の中でもWE300Bと並んで最高峰とされるPP5/400真空管の音を是非聴いてみたい」とのご要望で実現したもので、同行者はNさんのほかにKさん、Mさんの計4名、自分にとってSさん宅はこれで3度目だった。
             

Sさんは圧倒的な「ブリティッシュ・サウンド」党で、使ってあるスピーカーは


「タンノイ・コーナーヨーク・シルバー」

「AXIOM80」

の2系統のシステム。


老舗ブランドのタンノイのユニットは自分のおぼろげな記憶によると

(モニター)ブラック、シルバー、レッド、ゴールド、HPD

へと変遷を遂げており、初期のブラック、シルバーはまずお目にかかることがない珍品だが、

Sさんは知人のイギリスのディーラーを通じてようやくこのシルバーを手に入れられたそうだ。当時はモノラルの時代だからステレオ方式として程度の揃った2本を手に入れるのは至難の業だったろう。

製造のロットナンバーがN0.4(写真右)、片方が200番台とのことで非常に珍しい初期タイプのシルバーである。

これらスピーカーを駆動しているのは、これまた世界に2セットしかない珍しいアンプ。      

BBC放送局の技術者が個人的な趣味で作ったアンプだそうで、製作当時ヨーロッパのアンプ選手権で「グランプリ」の栄誉に輝いたもの。

出力管は前述したように「PX25」真空管の親分筋に当たる「PP5/400」で(現在オークションでは35万円で出品されている!)トランスはパートリッジ(イギリス)を使用。

なおCDプレイヤーはつい最近手に入れられたフィリップスの「LHH2000」。これはマニアの間で名器として知られているものの、何せ古い製品なのでピックアップが“へたっている”ものが多いが、今回の購入に当たって別途に程度のいい一式に入れ替えられたそうで念が入っている。


はじめに「タンノイ・シルバー」を聴かせていただいたが、「AXIOM80」と音質がそっくりなので、

「AXIOM80にしてはえらい低音が出てますね」

「いいえ、鳴っているのはシルバーです」

とのご返事に思わず赤面(笑)。

同じタンノイといいながら、ユニットが違うとまったく別物との感を深くした。
あのタンノイ独特の鈍重な音(もちろん、それがいいという人も沢山いるが!)がすっかり影を潜めてメチャ繊細な音がするのに驚いた。


滅多に聴けない音を聴かせていただき大満足だったが、実は今回の試聴会で我が家からアンプを持参させてもらった。

26日(火)の試聴会で好評だった「刻印付き2A3」シングルアンプ。

         

Sさん宅の「AXIOM80」は最初期のオリジナルユニットで我が家の復刻版と違ってどういう鳴り方をするのか大いに興味があったのでSさんのご了解のもとに持参したわけだが、さすがに「PP5/400」には位(くらい)負けするものの期待以上の善戦だった。

同行したKさん(福岡)が持参されていた「2A3の1枚プレート」(アクチュラス)、「4ピラー」(レイセオン)ともそれぞれ差し換えて比較試聴したが、個人的にはやはり「2A3の1枚プレート」に一日の長があるように思った。

オークションにも滅多に出ることがない球だが、今後手に入れたい真空管の筆頭である。

およそ4時間ほど、心ゆくまで“品のいいイギリスの音”を堪能させていただいて一同帰途についたが。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/4106b665a971050732f538d2b01e12d4

>あのタンノイ独特の鈍重な音(もちろん、それがいいという人も沢山いるが!)がすっかり影を潜めてメチャ繊細な音がするのに驚いた。


つまり

(モニター)ブラック、シルバー はAXIOM80そっくりのメチャ繊細な音がするのに


(モニター)レッド、ゴールド、HPD はタンノイ独特の鈍重な音


という事ですね。


音楽がわからない一般大衆には今のタンノイみたいな鈍重だけど柔らかい音にしないと売れないという事かな。


75. 中川隆 2014年11月30日 16:45:12 : 3bF/xW6Ehzs4I : b5JdkWvGxs

英国ヴィンテージスピーカー グッドマン、タンノイ、ヴァイタボックスの音色と音質


今回はグッドマンスピーカーと私が愛蔵しています英国ヴィンテージスピーカーの全容を写真付きで公開したいと思います。

グッドマンを鳴らす真空管アンプ

 グッドマン3Wayを鳴らすには現代の半導体アンプでは鳴らない、このようなヴィンテージスピーカーは真空管アンプで駆動するのがベストである。

このスピーカーに合わせて試作した出力管はチェコで生産されていたKRのPX−25ナス管を清水の舞台から飛び降りる気持で大奮発して購入したのはよいがこのPX−25は古典球ではなく現代の技術で製作されたらしいから鳴らすまでは未知数である。

 いよいよグッドマン3Wayシステムのユニットを実装しました、

ネットワークは予め製作しておきましたのでスピーカーシステムは完成、

さぁ?英国のスピーカーはどんな音色と音質なのか未体験ゾーンに突入であるが試聴する音源は安物のCDプレーヤーで出力をダイレクトにメインアンプに接続しての試聴方法です。


スピーカーは自分の個性が主張できる


今まで色んなマニアの能書きを聞かされて耳にタコが出来たがよ〜く話を聞いていくと単なる個人の主義主張にしかならない、世のオーディオマニアは能書きは一流、音は三流になっているのが多い、もっと素直な気持ちになれば音も素直な音になるのにと思うこともある。

オーディオの世界は不思議なもので20年30年経っても良い音がでなければ死ぬまで出ないと思う、どこかで方向を転換すれば道が開けるはずだが・・・・良い音を出そうと思ったら耳より性格を治す事と言いたい

 又スピーカーに限らずオーディオもそうだが他人まかせの評価を鵜呑みにせずにじっくり聴きこんで決めないと必ず後悔する。


グッドマンスピーカーの音

 グッドマンスピーカーとアンプを接続して少しづつ音量を上げてみる、

出てきた音は言葉では言い表わせない音である。

アメリカのスピーカーとはまったく違う音である、

一言で言うと地味な多少暗さを伴った響きで個性の強い音色でもある。

ホーンスピーカーなのにホーン臭さがなくアルテックのA5、A7とは明らかに音作りが違う、

この答えではグッドマンスピーカーは理解できない、ここで比較対照できるスピーカーがなければ答えにならない、

 皆さんがお持ちのタンノイスピーカーと比較してみた、

比較対照は私の友人が愛用しているタンノイのオートグラフで内蔵ユニットはモニターシルバーである


 タンノイのモニターシルバーの音は上質な木作りのコンサートホールの響きでゆったりとして雰囲気を大切にした音、

それに対してグッドマンは宮殿のホールで聴くエレガントな響きになる、

タンノイもグッドマンも同じヴィンテージスピーカーである以上は音の傾向として似たような色感だ、どちらも優劣を付けられないレアなスピーカーでもある。

タンノイもグッドマンも音の共通点は品位があり中域に厚みとコクをプラスした音になっている。(これが英国の伝統あるサウンドなのか?)

現代のタンノイスピーカーはこれに多少繊細感がプラスされ上も下も伸ばした音になっているが人によっては中域がうすいと言う人もいる
(この部分が日本人好みかも)

音のコクとか味は少なめな感じで料理で言えば薄味的な印象と感じとれるがタンノイが好きなマニアなら気にもならない、

タンノイもグッドマンも同じ英国製ですから極端には音の方向性は違わない、なぜだろう?

ヴィンテージマニアにこの点を指摘したら

「タンノイはグッドマンにOEMで作らせていたから似たような音」

「タンノイもグッドマンも同じである」

と言われる「やっぱり」昔も今も同じなのか、そう考えると必死にタンノイを探さなくてもグッドマンでも十分ではないか、


 同じグッドマンでもAXIOM−80を聴いたことがあるが多少高域が煌びやかになるぐらいで大きな差はないが過去に聴いた記憶を紐解いてこちらの3Wayタイプと比較すると中音ホーンの抜けの良さや緻密さではAXIOM−80とは異なる音色です。


 グッドマンはもう過去の古いスピーカーになってしまったが、今このスピーカーを聴くと現代のスピーカーとは見劣りは感じられないぐらい良いユニットなのだが一般的には手に入りにくいのとユニットを実装して音楽を楽しむマニアが減少したのも原因ではなかろうか、

中古ショップに出ているグッドマンもあってもAXIOM−301か80ぐらいでその他のユニットはあまり見かけない、売れた本数が少なかったかも知れない、

VITAVOX,DU−120


VITAVOX(ヴァイタボックス)は戦前からある有名なスピーカーでロンドンウェスタン直系のスピーカーメーカーと聞いている。

シアター用が専門ですが家庭用にも素晴らしいシステムも出していました、

特に有名なのはVITAVOX191コーナーホーンとバイトンメィジャーがあります。

191コーナーホーンはタンノイのオートグラフと二分するぐらい素晴らしいのが特徴で家具の調度品にはピッタリ当てはまるデザインでもあります。

昔私がエレクトロボイスの3Wayでオーディオを楽しんだ時に京都のジャズ喫茶「ヤマトヤ」にこの191コーナーホーンが鎮座してあった、

音は芳醇な響きで非常に奥ゆかしく鳴っていたのを記憶しています。

この音を初めて聴いた時「オーディオは聴かせてくれる音」これこそ自分が求めていた音だったのかも知れません、その夢は30数年経っても忘れられないぐらい私に強烈なインパクトを与えてた、

VITAVOXと聞くだけで私にとっては未体験な音に感じる不思議と謎の多いスピーカーである。

今回ご紹介するDU−120はVITAVOXではコアキシャルスピーカーユニットでこのタイプ以外にDU−121もあるがこちらはフェライトのマグネットの2本しか発売されなかった、

このスピーカーの詳細を少しご説明します。

ユニットは多分1950年の後半から1960年の前半に発売されたものでマグネットは大型のアルニコマグネットを搭載、ツィーターは特殊なポリエステルフィルムの振動板になっておりツィーターの音だし部分はアルミのパンチングで保護されている。

クロスオーバーは2000HZで低域側をカットせずにそのままスルーになっている、

ネットワークはコンデンサー1本だけで高域のみのカットになっています。

この時代の同軸はネットワークを使用せずにコンデンサーのみでのカットが結構ありましたが私に言わせればケチな方法と思う、本格的に使うならネットワークもアッティネーターも必要ではないだろうか、

その点タンノイのユニットは高いだけあってしっかりしているがあのネットワークを収容してあるケースがプラモデルのイメージと重なるので少しマイナスだ、


 ヴァイタボックス12インチのコアキシャルスピーカーでフレームをよ〜く見ますとタンノイのモニターレッドによく似ています。マグネットは強力なアルニコマグネット


 スピーカーユニットの中心にツィーターが飛び出している。
ツィーターの振動板はポリエステルフィルムで珍しい振動板でもある。

 マグネットカバーにVITAVOX−DU120のシールが貼ってある。
スピーカーからの引出し線は私が一部改造した部分です。

ヴァイタボックスの音

 グッドマンのウーファーを外してこのユニットを実装しての試聴になりました、

出てきた音は「何んだ!こりゃ〜」

こんなスピーカーの音は今まで聴いたことがない!

ひどいのも限度がある、低音がまるでなく中高音はカミソリを振り回したような鋭い響きで音楽を聴くには耐えないスピーカーではないか、

これがVITAVOXの音なのか!

今回の購入は大失敗かも?言葉が出ない絶句である。

昔はエレボイのスピーカーで苦汁を味わされて泣かされた経験が蘇ってきた、

このスピーカーこそ名器ではなく迷器であるが考えようによっては良いスピーカーこそテクニックと苦労が必要ではないだろうか、上手く鳴らせば感動ものであるが今の時点では落胆の言葉がぴったりだ、

DU−120の改造

 このスピーカーを宿らせるにはこのままの状態では不可能のなで大手術が必要だ、病院に行ってユニットに点滴を打てば治る問題ではない、手術をすればきっと当時の音が必ず宿るはずの気持ちで早速改造に取り組んだ、

改造はこれに合わせたネットワークを自作するのとボックスを新たに特注で作ってもらう事、吸音材の量を調整しながら耳で確認する方法しかない、

ボックスはグッドマンは米松合板を使用していたから今回はフィンランドバーチで作っていただくことに決定した、

改造後のVITAVOX.DU−120

 ボックスが完成してユニットを取り付けて音だしで固唾を飲んでヴァイタの音を待った、

出てきた音は最初に聴いた音とは似ても似つかない実に渋い音である。

この時代のスピーカーの開発者は多分この世にはいないと思う、このスピーカーの本当の音などは私にもわからない、知っているのはスピーカーの開発者と当時携わった方だけだと思う、

何十年も前のスピーカーに使用してあるカットオフ用のオイルコンデンサーははっきり言って塵である、オイルコンデンサーが当時の状態を維持しているはずはない、

こんな塵コンデンサーでもオリジナル崇拝者は使っていると聞く、はっきり言って良い音を出す以前の問題では・・・・


これはアンプにも言える、私に言わせればビンテージアンプもそうですが今の時代からすればパーツはすべて当時の状態ではないのにマニアはオリジナルを尊重している、これは一種の宗教のようなもので不思議なマニアが沢山いる、


グッドマンスピーカーとの比較

 同じ英国の伝統あるスピーカーなのに音の傾向はずいぶんと違う、

グッドマンはどちらかと言えばふくよかさが前面に出していたがこのヴァイタボックスはより古典的なドライな音色を持っているがボックスの材質も違えば容積も違うから「これがヴァイタの音だ!」とは断言できない、

クレデンザ、HMV,ウェスタンと発展してきた音響技術の延長線上にあるような大変地味な音でかの有名な191コーナーホーンの音に似た奥ゆかしく暗い響きを伴っている、

大橋氏が日記に書かれた「石作りの教会で聴く音」と表現されていますが的を得た答えだと思う
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-012.html


76. 中川隆 2014年11月30日 17:12:11 : 3bF/xW6Ehzs4I : b5JdkWvGxs


なぜ?ヴィンテージスピーカーを選んだのか


 グッドマンスピーカーは当時は一世を風靡した有名なスピーカーで高校生の頃は憧れのスピーカーであった、ただそれだけの理由で英国のグッドマンのユニットを選んだ、それが巷で言うヴィンテージスピーカーとは知らず何の拘りもなかった、

英国のグッドマンの音を聴き込んで行くと不思議と魅了された、

それ以外の当時の英国のスピーカーにも不思議と興味を持つようになってきた、

ワーフェデールスピーカーの由来

 ステレオに興味を持つようになった時、当時のオーディオ技術誌にワーフェデールの特集が写真入りで紹介してあった、

このスピーカーはイギリスの片田舎にワーフェ村とデール村がありこの名前を取ってワーフェデールになったと説明してあり当時の写真におばちゃんが手作りでスピーカーユニットを組み立てているのが載っていたのを記憶の片隅にある。


小池レコード店のスピーカー

 Y下のコラムに第4回に小池レコード店のエピソードを書かせていただきました、中部地区では大変ユニークなレコード店でしたがそこで聴く音は確かに一般的なサウンドとはかけ離れた音でもあった、またコラムでも小池レコード店のスピーカーは謎であると書きましたが事実色んなマニアに聞いてもわからないの答えが返ってくる、小池レコードのスピーカーとは?

 このワーフェデールスピーカーユニットをゆずって頂いた西山氏も小池レコード店に通った一人で「ヴィンテージスピーカーのことなら俺に聞け!」と言える豊富な知識を持ち合わせた私よりレベルの高い先輩でワーフェデールのユニットも沢山お持ちで私の愛用しているステントリアンも持っているヴィンテージスピーカーのご本尊です。

 今回写真もお借りしてご紹介しますこのユニットが小池レコード店で聴かされたスピーカーユニットで英国のワーフェデール製、ユニット名はSuper12/RS/DD(30pダブルコーン)です。

このスピーカーこそ謎であった小池レコード店が使っていたスピーカーである。(小池レコード店のタイプはこれのアルニコ版)


ワーフェデールSuper12/RS/DD

 このスピーカーはダブルコーンのタイプでボイスコイルにアルミリボン線を採用した当時としては珍しいスピーカーで周波数特性も30HZ〜18000HZまでこれ1本でカバーします。

エッジは布製のロールエッジタイプで非常に敏感なユニットでもある、

ワーフェデールは私にとっては懐かしいスピーカーの一つでもあり今回分けて頂いたユニットは1966年製の貴重なユニットでコーン紙はほとんど新品同様で40年以上も経過したこんなワーフェデールスピーカーがあるのかと思えるぐらいの素晴らしい保存状態の良いユニットです。

グリーンのフェルトが鮮やかなスピーカーで実装して音を聴くより見て楽しみたいスピーカーだ、


マグネットはフェライトタイプですが17000LINESの超強力マグネットを使っている。フレームはワーフェデールの独特な構造のアルミダイキャスト製を採用、重量は1本が約6kgもある。


正面から見たSuper12/RS/DDです。中心部にサブコーンのあるダブルコーンタイプのスピーカーでこれに良く似たスピーカーはグッドマンのAXIOM−301になりますが音色、音質とも鳴り方も響きも異なります。


ワーフェデールの音

 ユニットをタンノイのGRFタイプのフィンランドバーチで製作したボックスにこのユニットの取り付けることになった、

このスピーカーはネットワークやアッティネーターも要らないから気分的に楽で鼻歌まじりの取り付けであるが一抹の不安があるとすればユニットの補正がきかないから手の施しようもない、どうせ上手くならなければ「何とかなるさ」の考えでタカをくくっていた、

心の中で

「ダブルコーンのスピーカーは全体的に無理があり2Way、3Wayのスピーカーシステムのが音は良い」

これはオーディオの世界では定説であるが今持っているコアキシャルや3Wayのグッドマンより良い音がする道理がないし期待すること自体間違っている、


最初に出てきた音

 ワーフェデールスピーカーをRチャンネル側のみ実装して音出しになった、

(使用アンプは店主日記でも紹介されたPP5−400)

Lチャンネル側はヴァイタボックスDU−120である。

最初はヴァイタボックスのみをマイスキーのバッハの無伴奏のチェロで試聴、中々渋い音で心地よく聴こえてくる

「さすがにヴァイタだけあって落ち着いた響きだ」

音のバランスはピラミッドバランスであまり不満もなく悪くもない、


 自分でうなずきながらプリアンプのバランスコントロールをR側に回して再度同じトラックをスタートさせた、出てきた音はダブルコーンとは思えない繊細かつ定位の良い渋い響きである。

欲を言えばもう少し低域が丸まったふくよかな品位の高い音と豊かな響きを期待したのだがボックスの容積が小さいのでこのような音になるのか、

ヴァイタボックスに比べて多少甲高な音になっている、

スピーカーは適当にボックスに取り付けて即良い音を期待するのが間違いでもっと追い込む必要がある。勿論ユニットが古いので時間をかけてエージングをしないと本来の良さが出てこない、

このスピーカーに関してはアンプのDF値が高いとスピーカーが追従できないのではないか、

また手元にある米松合板とフィンランドバーチの違いもテストしてみたい、西山氏は400リットルぐらいの容積のあるスピーカーボックスだと低域が豊かになるのではないかとアドバイスして頂いた、

再度挑戦

 ワーフェデールを使いこなすには私なりに考えた、

1. グッドマンのボックスのウーファを外してワーフェデールに交換して見る

2. PP5−400のシングルアンプのDF値を下げてテストしてみる。
  ※ワーフェデールは振動板が敏感であるのでDF値が高いと追従できない

3. 吸音材をもう少し多めに投入するか少なくするかは聴きながら補正してみる。


フルレンジスピーカーを侮るな!

 早速、西山氏のアドバイスで作業に取り掛かり期待と不安で手直し完了になり音出しを待った、いつも聴くマイスキーのバッハの無伴奏チェロからの試聴になった、ボリュームをいつものポジションに合わせて全神経をスピーカーに集中した、

 出てきた音は今まで聴いたことのない素晴らしいの一言、マイスキーが眼前で演奏をしているような錯覚に捉われ臨場感あふれるサウンドで音楽のシャワーが部屋全体を包み込む響きである、

次にかけたバッハのゴールドベルグ変奏曲のピアノ盤はピアノの音色、響きは感動もので演奏者の指先の動きまで伝わってくる。

「アンプも楽器ならスピーカーも楽器だ」と叫んだ!

私が持っている3つの英国スピーカーも個性があるがこのワーフェデールは特別な存在になりつつあり残り3つのスピーカーも自分の子供のように愛着があるから手放せない、

 じっくり聴いて行くとこの音は何処かで聴いたことのあるサウンドだ、

そうだ!思い出したぞ、この音は昔高校生のころ通った小池レコード店で良く聴かされた音だ、

「小池レコードのスピーカーはこれだったのか」

西山氏にこの件を問いかけると

「小池さんのスピーカーはワーフェデールですよ」

と教えてくれた、

たった30センチのダブルコーンのフルレンジが下手な2Way,3Wayスピーカーに負けないぐらい凄い浸透力で鳴るとは、

このワーフェデールを一言で言えば「琥珀色のサウンド」という形容詞がピッタリ当てはまる。それだけ素晴らしいユニットだ、


難しいスピーカーこそ挑戦のしがいがある。

 スピーカーは自分が使えないからお蔵入りでは可哀そうだ、上手く鳴らないからと言って駄目スピーカーと烙印を押してしまうのは簡単だ、

スピーカーは奥が深いし良いスピーカーこそ鳴らすのが非常に難しいと痛感した、まだまだ問題は山積みであるが時間をかけて解決するしかない、

ワーフェデールSuper12RS/DD,グッドマンのAXIOM−80、タンノイのスピーカーも難しさにかけては天下逸品で自分の技量を棚に上げて簡単にこれは駄目だと決めつけるのは考えものである。

 良いユニットを上手く鳴らせばスピーカー同士の優劣はない、また価格が安いからと言ってそのスピーカーを見下すのは如何なものか、価格でそのスピーカーの価値観は決まらない、自分の好みに合えば価格など問題ではない、スピーカーこそ上手くならないから挑戦のしがいがあるのではないだろうか、

理屈はそうだが正直に言ってスピーカーは神経衰弱になる。心の中で「もうスピーカーは買わんぞ!」と呟いた、このコラムを読む方なら「もうスピーカーの浮気は止めろ!」と聞こえてきそうだ、
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-013.html


77. 中川隆 2014年11月30日 17:34:20 : 3bF/xW6Ehzs4I : b5JdkWvGxs

オーディオのパラレルワールド
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-028.html


パラレルワールドとは今の世界と平行したもう一つの世界をパラレルワールドと云います。

オーディオで云うならば皆さんが使っているアルテック、タンノイ、JBLや現代の代表的なスピーカーは一般的な(A)の世界の音ですが(B)の世界はこのようなスピーカーとは隔絶したもう一つの世界の音である。


 私が聴いた限り上手く鳴らされていたウェスタンエレクトリックのカールホーンを使ったホーンシステム、オイロダインやロンドンウェスタン及び直系の音こそ現代のサウンドとは異なる次元の違う(B)の世界と云えよう、

では私が体験したもう一つのパラレルワールドの音の世界をご紹介します。
 
 

ウェスタン13B 隣りにあるのはウェスタンの25Aホーンシステム
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/28-001.jpg
 

ウェスタン15Bシステムと25Aホーンシステム
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/28-002.jpg
 

正面に設置してあるのが有名なシーメンスオイロダインシステム、
このサウンドもWEやロンドンウェスタンとは少し系統が違うが見事なサウンドを聴かせて頂いた、
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/28-003.jpg


三上先生宅のウェスタン15Bサウンド

 今迄沢山のウェスタンシステムを拝聴させて頂きましたがすべてウェスタンだから良い音とは云えない酷い音も沢山ありますが三上先生宅で聴くウェスタンのシステムは石川県小松市にお住まいの中さんと双璧のお見事としか云いようの無いパラレルワールドの音がしている。

勿論スピーカーだけでこのようなサウンドが出るのではない、

15Bを鳴らすアンプはWE−300BPPウェスタンの86Bのオリジナルと昇圧トランスは618Bがこの音作りに寄与しているのは云うまでも無い、

 私は人様のシステムの音を褒めるタイプではないが三上先生宅で聴かせて頂いたチェロの響きと音色は実態感を伴った電気臭くなく木の香りが漂う素晴らしいの一言に尽きる、

このサウンドをじっくり聴くと低域がどうだとか高域がどうだとか講釈を垂れる音ではない、また大型のホーンシステムなのに音像は大きくならずホーン臭さも無い、最近のテカテカした派手な喧しいサウンドとは違いこれぞ大人のサウンドと云える。多分低域用のユニットがエルタスの4181を使用しているからこそこのようなバランスの取れたサウンドになるのではないか、

 ウェスタンを上手く鳴らすにはやはり4181を使わないとその良さが出てこないのではないだろうか、このウェスタンを試聴すると現代のサウンドは電気臭い音が蔓延していて何となく人工サウンドに聞こえてくる。

 三上先生宅へは沢山のオーディオ評論家が訪れたり雑誌の取材で紹介されたりもしているがこの音作りこそ三上先生のご自身の「自分の音」と思うがただ高価な機器を接続しただけではこのような音にはならない、暗中模索で大変苦労をされたのではないだろうか、
 
 

正面に鎮座しているWE−15Bホーンで聴くチェロは現代のサウンドとは全く異なるこれこそパラレルワールドのサウンドであった、
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/28-004.jpg


ウェスタン25Aホーン+4181スピーカー

 二つ目のウェスタンは25Aホーンシステムで低域用は4181になります。

先程の15Bとは多少音が異なるのがわかる。

音は勿論ウェスタンサウンドであるが音の抜けを比較すると好みとしては15Bのが好きかも、

このホーンシステムは福井県の万月氏や石川県小松市の中さん宅でいつも聴いていますからそれ程ビックリしないがパラレルワールドのAの世界の音しか知らないマニアが聴けばおそらく言葉が出なく度肝を抜かれびっくりするだろう、25Aホーンを聴くと大変浸透力のある心地よいサウンドだ、

 特に素晴らしかったのは女性ボーカルの歌声が目の前で歌っているような錯覚に捉われた、この25Aの音は小松の中さんと良い音での双璧であるがこのシステムも低域用の4181が寄与している、

 贅沢な注文であるが私の好みからすると後ほど聴かせて頂いたロンドンウェスタンが好みに合うのとこのようなシステムは一般家庭では置けないのが残念だがこの25Aのサウンドもパラレルワールドの音である。

 
タンノイブラック

 今迄沢山のタンノイシステムを聴いてきましたがこのモニターブラックこそ本来のタンノイサウンドと痛切に感じた、

三上先生がおっしゃるにはタンノイはブラックとシルバーがタンノイの音であると云っていましたが私も同感です。

シルバーは他で聴くことがありましたがブラックになるとまず聴くことも見ることもできない超が付くレアなユニットになる。


 最近のタンノイのサウンドはこのモニターブラックと比較するとドンシャリ傾向の音になっているのが多い、

タンノイのブラック、シルバーのユニットは低域も高域も欲張らず中域から音作りをしているのではないだろうか、

特にあの中域の厚みのある心地よい響きと特徴のある音色は最近のタンノイでは聴いたことがない特筆すべき音であった、

タンノイブラックを試聴すると現代のタンノイは低域も高域も伸ばしたため中域の薄い(中抜け)不自然な音に感じるがこの音が好みだと云われれば返す言葉も無いが一度でもよいからブラックやシルバーを聴いてみれば私の云っていることが理解できると思う、

 又このモニターブラックも私が愛用しているロンドンウェスタン直系の音と非常に似通った音色が印象に残った、ボックスは多分オリジナルボックスのランカスターを流用されたと思うがユニットとボックスが大変マッチしているからこそ本来のタンノイの響きが出ているのではないだろうか、
 
 

手前に見えるのがタンノイのモニターブラックで後方のシステムは珍しい
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/28-005.jpg


テレフンケンの085aモニタースピーカーでこのシステムは私も始めて見るシステムで音質、音色はカチッと締まった大変心地よいサウンドであった、
 

 

タンノイブラックのボックス内部の写真でユニット自体も大変状態の良いもので強力なアルニコマグネットを採用した初代ディアルコンセットリックスピーカーになる。タンノイファンなら一度は聴く価値はある。
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/28-006.jpg

 

家庭用のシステムに収めたロンドンウェスタン2080A、2090Aの2Wayシステムでこの音を聴くと米国ウェスタンとはベクトルが若干異なるが貴賓と渋さがプラスされた品位の高い音である。音質は一言で云うならば巷でよく耳にする枯れたサウンドとはこの音である。
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ロンドンウェスタンの2080A、2090Aボックス内部の写真でスピーカーは強力なアルニコマグネットが使われている。ボックス内部と可愛いワンちゃんのツーショット写真
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ロンドンウェスタン2080A、2090A

 最後に拝聴させて頂いたのは幻のスピーカーシステムでロンドンウェスタンだ、

私が持参したいつもリファレンスで聴いているビバルディのヴァイオリンソナタのレコードが果たして私のシステムの音とどう違うのか本家の音とはどのような音なのだろうか、不安と期待が入り混じっていたのは間違いない、

 自分のシステムと比較した場合まったく異質な音であれば私のユニットはニセモノになってしまうか上手く鳴らせない力量不足になってしまう、

 早速聴かせて頂くと先程聴いたウェスタンの音とは多少音色も異なるのとスケール感も違う、

目を瞑ってビバルディのヴァイオリンソナタをじっくりと聴くと音質、音色が同じイメージに重なり自分の家で聴いているような錯覚を覚えた、

このロンドンウェスタンの音は言葉では云えない一種独特のサウンドで現代の一般的なHiFiサウンドとは異なりこれこそパラレルワールドの音だ、


 ヴァイオリンの響きは電気臭くない木の香りすら漂ってくるのがわかる。オーディオを追求していくと最後はこの音に魅了されるのは私だけではないはず、

 このロンドンウェスタンのサウンドを聴くと現代のHiFiサウンドは申し訳ないが長く聴いていると時間の経過と共につまらなくなり飽きが来てしまうがロンドンウェスタン系はオーディオマニア、音楽マニアを引き付ける魅力たっぷりのスピーカーと云えよう、

ただこのような音を出すには相当レベルの高いアンプと高度なテクニックと肥えた耳を持っていないと上手く鳴らないのではないか、
 

三上先生に想う

 今回はオーディオのパラレルワールドをご紹介しましたが現代のシステムは駄目とは云わないが(B)の世界の音を聴くとオーディオ観も音楽観も変わるような気がする。私もヴィンテージ愛好家ですから先生とは大変意気投合出来たのではと思う、

 三上先生はもうお亡くなりになりました伊藤喜多男先生や池田圭先生と長年交流があったと云われています。またステレオサウンド誌、管球王国などに先生のシステムが紹介されオーディオ評論家も先生宅へ訪問されている。

 三上先生は私より三つ年が上ですが大変(懐の深い)方で私はこの方こそオーディオの師匠、先生、教授と云える「器」を兼ね添えている方だと思う、

 よくネットなどを拝見すると達人とか師匠、教授、先生と呼び名がついているコラム、ブログを時々見ますがこの方たちは本当に音がわかってそのような呼び名でやり取りしているのだろうか疑問に思うこともある。オーディオに関してはレベルの高い方が沢山いますからそのような方が読まれたら馬鹿にされるか笑い者になるだけですからその辺を弁えないと恥ずかしい思いをするのではないだろうか、

 また真空管アンプ等は自由自在に設計製作が出来てオーディオのすべてを知り尽くしてその呼び名が付いているのなら納得する。

 私は小さな「器」しか持ち合わせていないマニアです。先生、師匠、達人、教授と云われている方達がどれ程の「器」なのか見せて頂きたいものである。
 


あとがき

 三上先生宅で特に良かったのは可愛い3匹のワンちゃんが私になつき傍で音楽を聴きながら居眠りをしていたのが音よりも印象に残りました、ワンちゃんも良い音はわかるんですね、

 今回はオーディオのパラレルワールドを題材にしましたが皆さんも是非このパラレルワールドのサウンドを体験されると面白い、

 ヴィンテージショップなどでウェスタンやその他ヴィンテージスピーカーを鳴らして店主は能書きばかりでまともに良い音で鳴っていないのが多いのとすべてヴィンテージスピーカーだからパラレルワールドのサウンドと思ったら大間違いである。やはりマニア宅で上手く鳴らされているのを聴くのがベスト、「百聞は一聴にしかず!」

 確かにオーディオは進歩しているが最終的に判断するのは聴く人の感性と鳴らし方ではなかろうか、またパラレルワールドのサウンドは装置を忘れてじっくりと音楽が聴ける。
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-028.html


78. 2014年12月13日 22:24:13 : b5JdkWvGxs

私もヴァイタボックスのコアキシャルを持っていますがコーナーホーンとよく似た響きと音色を持ち合わせてはいるがホーンタイプは中域の密度とコクと押し出し感があります。

その点私が所有しているヴァイタボックスのコアキシャルタイプはタンノイ同様どうしても中域の密度が薄くなりがちですがこれはコアキシャルスピーカーの宿命かも知れません。
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-031.html


79. 中川隆 2014年12月13日 23:07:44 : 3bF/xW6Ehzs4I : b5JdkWvGxs

小池レコード店にタンノイのオートグラフを持っているオーディオマニアが訪れた、

小池氏は口論になるとタンノイマニアに一枚のレコードを聴かせた、

小池氏は強い口調で「タンノイでこの音が出るか!」と一喝したらしい、

タンノイマニアは黙って店を出て行ったと後から聞かされた、

多分あのサウンドとレコードを聴かされて頭の中が真っ白になったかも(このタンノイマニアは私のオーディオ仲間でもあった)
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-033.html

小池レコード店の思い出、オーディオよもやま話
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-004.html

ワーフェデールスピーカー _ 小池レコード店のスピーカー
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-013.html

亡き友のオーディオの遺品 _ このサウンドは小池レコード店と同じだ
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-033.html
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-034.html


80. 中川隆 2015年4月09日 08:00:25 : 3bF/xW6Ehzs4I : b5JdkWvGxs

136 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2001/06/30(土) 22:05

タンノイはレッド>シルバ>ゴルド で良いのですか。

141 名前: おなかすいた 投稿日: 2001/07/01(日) 00:37

ブラック>シルバー>レッド>ゴールド だべ

143 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2001/07/01(日) 00:55
>>141
あたり!

144 名前: K 投稿日: 2001/07/01(日) 00:56
>>141
>ブラック>シルバー>レッド>ゴールドだべ

ををっ、「ブラック」とは、1947年に発表された1号機のことですね?
残念ながら私はまだ聴いたことがありません。
どこかで聴けませんかねぇ。
シルバーなら、京都の老舗旅館のオーナーのを聴いたことがありますが……。

93 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2001/06/28(木) 22:16

タンノイのSPはロンドンウエスタンの血が流れているのではないかと、妄想しているのですが、タンノイの出発点はなんなんでしょ。

146 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2001/07/01(日) 02:24
>>93
ロンドン・ウエストレックスつながりならバイタボックスだろう。

97 名前: 通行人K 投稿日: 2001/06/28(木) 22:55
>>93
1944年にオーディオショー(どこのかは失念)に出品されたALTEC 604です。

ちなみにタンノイはこれにヒントを得て1947年に同軸2ウェイを開発して、1953年にニューヨークのオーディオショーに発表しています。


100 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2001/06/28(木) 23:35
>>97
おおっ!ありがとうございます。妄想がはずれていたのは残念ですが。

604をヒントにしたら605みたいになっちゃったと言うことですね。
うーん。ロンドンウエスタンつながりならすごいと思ったのに。

106 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2001/06/29(金) 00:30

タンノイ好きな人は、他の同軸をどう思っているのかな。

109 名前: 通行人K 投稿日: 2001/06/29(金) 00:37
>>106
ちなみに私はアルテックの604-8K、604-Gも持っております。

で、8Kは山本音響工芸のエンクロージャーBX280に入れて聴いておりますが、ジャズがとても素晴らしいのは勿論、クラシック音楽、特にオケもののパワフルなサウンドは気に入っています。


147 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2001/07/01(日) 10:54

ブラックはアルテックを黒くペイントした物かアルテックのOEMと思うけど
タンノイはもともと、SP屋ではなく電気屋なので突然、同軸SPが出来るとは
考えにくい。

同軸SPは、ウエスタンとジェンセンが共同で開発した物です。


148 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2001/07/01(日) 12:18

製品化された最初の同軸は ALTEC 在籍中のランシングが作った 604 だって本に掲載されていたよ。

604が入れられた銀箱は、ALTEC に吸収される前のランシング社のもの。

吸収された時に権利が ALTEC に移ったもの。
つまり、604入り銀箱は基本的にランシングの作品。

ちなみに、ALTECの515も、288も、旧A-7箱もランシングの設計。

192 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2001/07/03(火) 16:38
>>93
152でKさんが紹介している中に、最初のウーファーは米マグナのウーファーを
使っているとありますね。

最初の同軸は、明らかに Goodmans のOEMです。
フレームやマグネットの形状が Goodmans のAudiom系のウーファーと同じです。


193 名前: K 投稿日: 2001/07/03(火) 17:20
>>192
最初の2ウェイ・スピーカーは、文献によると同軸ではなく、ウーファーとツィーター別々だった様です。1933年当初はアメリカマグナボックス社製のウーファーを搭載していて、タンノイオリジナルのウーファーを搭載するようになったのは、1936年からですから、ひょっとすると、その間、グッドマンなどにOEM依頼していた、ということは考えられないでしょうか?

また、自分が見たわけでないので何とも言えないのですが、世界初の同軸はアルテック604ですが、イギリスではひょっとしたらグッドマンの方がタンノイより同軸タイプの開発は早かったかも知れません。ですから、タンノイが1947年までに同軸タイプを自社生産する までの間、OEMだった可能性は、否定できないと思います。

194 名前: K 投稿日: 2001/07/03(火) 17:30
>>193
それにしても、グッドマンとタンノイ、スピーカーに関しては、ひょっとしたらグッドマンの方がユニット開発に関しては、先を行っていたのかも知れませんね。


196 名前: 192 投稿日: 2001/07/03(火) 18:05

Kさんなら、TANNOYのBlack、Silver、REDの外観は見た事があると思います。(写真か実物か問わず)

Black、Silverの頃はのシンプルなフレームは、Goodmans のものと同じです。Goodmansは英国最大のスピーカーメーカーであり、他社へのOEMも非常に多く、生産台数は圧倒的です。

TANNOY製品も Goodmans にOEMを依頼していたか、部品の供給を受けていたと考えるのが自然です。他の例をあげれば、Goodmans は米国ラファイエットラジオ、Knightラジオ、英国VitavoxなどにOEMをしています。

私は、TANNOY も Goodmans も好きで両方持っていますが、その当時、PA屋であった TANNOY と古くからのHiFi Speaker専業メーカーの Goodmans を比べて、

> ひょっとしたらグッドマン
> の方がユニット開発に関しては、先を行っていたのかも知れませんね

というのは、ちょっと…

197 名前: 192 投稿日: 2001/07/03(火) 18:18

タンノイ独自のウーファーとありますが、コーン紙の型って、めちゃくちゃお金がかかるんですよ。
たとえば、JBL の D123 というスピーカーがありますが、これと、Jensen と Westrex(型番は知らないのですが)と、全く同じ形のコーンを使っているものがあります。型の共用かどこかの OEM ですね。

古い Goodmans の業者向けの広告で、

「うちは、どんな形のコーンも、どんな配合の紙でも準備できます。」

というのが、あります。

となると、Tannoy のウーファーというのも、タンノイ仕様の Goodmans の紙なのかもしれません。後に(HPDでしたっけ?) からドイツのクルトミュラーコーンに変わりますね。


198 名前: K 投稿日: 2001/07/03(火) 18:38

>コーン紙の型って、めちゃくちゃお金がかかるんですよ。

コーン紙だけでなく、型って、なんでも高価ですからねぇ。

現在は金型の技術は、日本が世界最高だと、日立のICチップ製造責任者が申して
おりましたっけ。

>となると、Tannoyのウーファーというのも、タンノイ仕様の
>Goodmansの紙なのかもしれません。後に(HPDでしたっけ?)
>からドイツのクルトミュラーコーンに変わりますね。

私は英国タンノイ社の営業担当者と直接話したことがありますが、

「あの火災が起こる前までは、すべて自社で生産していた。ユニットの紙の配合は、 秘密だったからね。火災さえなければ、クルトミューラーにお願いすることはなかった。ハーマン・グループの傘下に入ることもなかった」

と言うようなことを言っていました。

営業の方だから、東洋から来た私のような一見さんに真実を話す必要はないという
ことで、嘘をついていたとも思えないのですが……。

もし、形状が似ているとすれば、型造りはグッドマンに依頼し、実際に自分の所で
製造していた、ということは考えられませんか?

アッセンブリ工場の元担当者に訊いてみようと、当時の資料を探してみたのですが、残念ながら見あたりません。私が調べられるのは、ここまでの様です。

199 名前: 192 投稿日: 2001/07/03(火) 18:46

英国の会社は、お互いに部品のやり取りをしていますから、Kさんの仰るような話があったのかもしれませんね。


200 名前: K 投稿日: 2001/07/03(火) 18:55
>>198
>もし、形状が似ているとすれば、型造りはグッドマンに依頼し、実際に自分の所で製造していた、ということは考えられませんか?

と書いた後、

「設計プランの幾つかを社長の所に持っていき、最終設計図は、社長自ら描いた」

と言っていたことを思い出しました。

となると、コーン紙の金型が同じ、ということも考えにくい様な……。

でも、当時のコーン紙の金型がべらぼうに高価だったとしたら、グッドマンのをそ
のまま使い、フレームやボイスコイル等でオリジナリティーを出していた、とも考
えらますね。

ま、グッドマンに金型造りをお願いしていた可能性は、いずれにしてもありますね。


215 名前: K 投稿日: 2001/07/06(金) 10:06

ハーマンの傘下に入ってからというもの、いくら経営体質改善のため、とはいっても、クラフマンシップを持っていた老練なエンジニア達もみんなクビを切ってしまったのはどうかと思います。

安くて手のかからない収益性の良い製品を中心に作っていって、ブランドイメー
ジだけで聴かせるのは無理があることを N.J.クロッカーや T.B.リビングソトンな
どの、かつてのタンノイ生え抜きの方達が気付いて、タンノイを復活させてくれ
て本当に良かったと思います。


216 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2001/07/06(金) 11:41

ヒノの親父が、今のタンノイは Goodmans の工場で生産している。
といっていたけど、どうなんだろうね?

TEAC あたりも金をだして、Harmanから株を買い戻したけど、工場に関しては、一度焼けちゃって、難しいだろうしね。

確かに、新生タンノイの工場として、TANNOYマークのついたビルの写真は見たことがあるけど、そんなもの、どうとでもなるしね。

TANNOYって、TANNOY と Modaunt Short と、あと何社かでグループを
作っていましたよね?

217 名前: K 投稿日: 2001/07/06(金) 17:58
>>216
>ヒノの親父が、今のタンノイはGoodmansの工場で生産している。
>といっていたけど、どうなんだろうね?

まだそんなことを言っているんですねぇ。(^^;

ヒノ製オートグラフの音が悪いと言うと、必ず口にするのがそのセリフ(^^;;

私が更に、

「レッドを入れても、お宅のオートグラフじゃ、あんまり良い音しないねぇ」

とチャチャを入れたところ、烈火のごとく怒って、

「ティアック製のエンクロージャーしか聴いたことのないヤツに何がわかるか!」

と言われ、二度と敷居をまたげない身となってしまいました(^^;;;

確か、TDシリーズの時だったと思いますが、グッドマンの研究者と共同研究やっていますから、製造も部分的にお願いしちゃっているかも知れません。

タンノイがクルトミューラー社のコーン紙を使うようになってから堕落したと言う人に対して、

「そりゃぁ、あんたの様に1960年代のLPしか聴かん人間には、昔のモニターレッド以外はクズにうつるだろうさ。でも、最新のデジタル録音のCDを昔のオートグラフと今の G.R.F.Memory、どちらで聴くと訊かれたら、俺は新しい Memory にするね。

それを堕落と言うなら、それでも構わない。どちらを選ぶかは俺自身だし、もしユーザーのことを考えないで製品開発していたとしたら、会社はつぶれちゃってい
るか、俺のようなユーザーは見向きもしなくなっているだろうね」

といいうようなことを申しておりました。

私も同感で、タンノイというメーカーが、このデジタルの時代に信念を持って製品作りをしていれば、たとえ組み立て工場がグッドマンでも、セレッションでも、はたまたバイタボックスの共同工場でも、どこでも構わないと思います。

ただ、オートグラフのようなプレステージシリーズの場合は、設計も大切ですし、組み立てる場合は、それなりに熟練した方達が携わっていないと困ります。
だからと言って、タンノイの工場で組み立てたものでないとタンノイでない、なんて言うつもりは毛頭ありません。

出てきた音が、タンノイならではのサウンドを持ち、工作精度もかなり高くて私を満足させるものであったら、それは私にとって、やはり「タンノイ」だと思うのです。

>TEACあたりも金をだして、Harmanから株を買い戻したけど、
>工場に関しては、一度焼けちゃって、難しいだろうしね。


でも、「今度のはKEFにも負けない最新設備だ!」と、自信ありげでしたけど(^^;

>確かに、新生タンノイの工場として、TANNOYマークのついたビルの
>写真は見たことがあるけど、そんなもの、どうとでもなるしね。

叔父が申しておりましたけど、けっこう立派な工場だそうです。
で、「確かにそこで全部のユニットを製造するには、ちょっと足りないかもしれない。
JBLと共同で、東南アジアに低価格帯の製造拠点を持ったという噂もある」と申しておりました(^^;

>TANNOYって、TANNOYとModaunt Shortと、あと何社かでグループを
>作っていましたよね?

セレッションの研究施設は素晴らしいそうで、傘下に収めてから、小型モデルをたくさ ん出すようになりましたよね。それはそれで良いことだと思います。


218 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2001/07/06(金) 18:14

基本的にKさんの考えには同意できるんだけど、僕のIIILZ(英国から取り寄せた本物。日本で売られたIIILZの多くは国産箱らしい)の裏板の響きとか凄いですよ。

良いにせよ悪いにせよ、この響きが IIILZ というシステムの音に大きな影響を与えているわけで、違う材料で箱を作っても、全然違う音になってしまう。

もちろん、その「ちがう」が、より良いである可能性もあるわけだけどね。

あと、オートグラフは、モノラル時代に、モノラルで音の広がりを作る為の設計。あれをステレオで使うというのが、根本的に間違っています。

(そりゃ、アンチタンノイが言うように、音が散漫になるよね。もともと音を広げているんだから)


219 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2001/07/06(金) 18:19

それにしても、ヒノの親父
健康なユニットの紙を変なオリジナルに交換してしまうのは、やめてくれないかなぁ…

鹿革エッジもそうだけど、数年後にはリセールバリューすらないゴミになっちゃうよ。


222 名前: K 投稿日: 2001/07/06(金) 22:20
>>218
IIILZですか! いやぁ、懐かしい。

私は友人がIIILZが欲しいと言うことで、かけずり回って、やっと手に入れ、我が家で1週間、エージングとチェックをしたことがあります。あれは、もう、ヴァイ
オリンそのもの、という感じですね。

いかに板を響かせて美しい音色をつくるか、その極意のようながあるように思いました。

>あと、オートグラフは、モノラル時代に、モノラルで音の広がりを作る為の設計。あれをステレオで使うというのが、根本的に間違っています。(そりゃ、アンチタンノイが言うように、音が散漫になるよね。もともと音を広げているんだから)

オリジナルはモノラルが主なシルバーの時代と、ステレオがメインになってくるレッド以降は、私は比較試聴したことがないのですが、板の響かせ方が違っているそうです。

ま、「ユニットが違うんだから、響きが違って当然じゃないの?」と私は答えましたが(^^;

オートグラフは低域のホーンでまるで音に包まれているような感じを出しながら、フロントのホーンのおかげもあって、実はけっこうシャープな音像を結びます。

特に新しいミレニアムなどは、もの凄くシャープに音像を結びます。

G.R.F.Memoryよりも音像は小さいくらいです。


321 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2001/07/14(土) 01:46

ウエスタンのSPの良さは材質によるところが大きいと聞きますが(例えばヨークの鉄やホーンなど)しかしアルテックには、ほとんど採用されていません。

タンノイも1号機から半世紀が経っていますがやはり、古い物の方がコストが掛かっているのでしょうか?

初期のユニットと今のユニットを比べて材質的、構造的に良くなっているところ悪くなっているところなど、Kさんの思うところが聞いてみたいのですが。

324 名前: K 投稿日: 2001/07/14(土) 08:52
>>321
>やはり、古い物の方がコストが掛かっているのでしょうか?


アルニコマグネットは、高価だとききます。
超初期のブラック・モニターについては、ちょっとどうだったかは存じません。

>初期のユニットと今のユニットを比べて材質的、構造的に良くなっているところ悪くなっているところなど、


モニターレッドと較べて、ユニットを叩いてみた時の変な共鳴は無くなっています。
コーン紙もガシッとしていて厚みがあり、叩いた時にレッドだと少し高めの「コーン」という響きですが、G.R.F.Memory やウェストミンスター・ロイヤルでは、「ドス」と低めで余計な響きが付いてきません。

おそらくは耐入力UPと、特に低域再生の改善を図ったら、こういうふうになったのではないかと思います。

ただ、タンノイの場合、ユニットの「余計な響き」というのも計算に入れて、たとえばオートグラフなどは設計されているように思えるので、特性的には最新機種が良いのかも知れませんが、再生したときのタンノイ独特の味わいとかは、昔の機種の方があるのではないでしょうか?

411 名前: K 投稿日: 2001/07/19(木) 13:44

オートグラフは確かにモノラル時代に開発され、ステレオとして発売した後、ガイ・R・ファウンテン氏自身、

「ステレオの時代に(オートグラフが)生き残れないかと思っていたが、同軸2ウェイのお陰で、他の(その頃の)スピーカーよりも定位が良く、むしろステレオ時代になって世の中に認められた気がする」

というような記事を1960年代半ばのイギリスの雑誌(雑誌名失念)に載せていたそうですから、よくよくそこのところはわかっていたのでしょう。

ちなみにモニター・レッドは当時の最高のモニタースピーカーを目指してモニター・シルバーをベースに開発されたものですが、当初は録音スタジオなどに小型のエンクロージャーに納めて納入されていたそうです。ですから、オートグラフ専用のスピーカーではありませんでした。

しかしその性能を生かして音楽を楽しむスピーカーシステムにするべく、ガイ・R・ファウンテン氏は、オートグラフにこだわったところが、また、素晴らしいと思います。

モニター・ゴールドの時にもコーナータイプを止めようと言う話もあったそうなんですが、オールホーンにこだわり、低域が出ないというホーンシステムの欠点を補う意味でも、コーナータイプの方が良いのだ、と力説したそうです。

ガイ・R・ファウンテン氏にとって、ピンポイントの音場表現よりも、ホーンロードに木を多用して共鳴させ、音像はやや大きくなっても豪快に鳴るスピーカーシステムが「音楽的に良い」と感じたんだと思います。その上、当時の技術では、なかなか20Hz再生が難しかったわけですから、20Hz再生が出来るというだけでも、オートグラフは存在価値があるモデルだったのだと思います。

1981年、タンノイがハーマングループから独立、復活を遂げますが、その際にもどういう商品構成でいくか、だいぶ議論があったそうです。

当時はBBCモニターが躍進してきていて、ロジャース、スペンドール、ハーベースの御三家に加え、KEFなどもコンピューター解析を利用した、位相管理を重視した製品作りが行われていました。

タンノイの営業担当者はそういった時流に乗った製品開発を望んだそうですが、社長をはじめとするメインスタッフは、「タンノイという看板がある限りは、ガイ・R・ファウンテンの遺志を継ぐ製品作りをしていく」との意見だったとのこと。

ただ、オートグラフを作るには、それなりの高度な木工加工技術を有するエンジニアが必要で、ガイ・R・ファウンテン時代からのスタッフとして一人は居たそうですが、商品として作り続けるには熟練工一人だけでは駄目だ、ということで、急造チームでも製造可能な、G.R.F.Memory になったといういきさつがある様です。

これには、3ウェイのスピーカーの商品開発を新たにすると、膨大な開発費用と、最低2年以上の開発期間が必要ということで、「KEFと同じ路線で勝負しては、後塵を拝し続けるばかりだ」という副社長の意見も影響していたのかも知れません。

それにしてもこの頃のタンノイは、何故だかKEFを最大のライバル視していた様です。おそらく1977年発表、翌年発売のModel 105がよほど衝撃的だったんでしょうね。(^^;

ま、いろんな意味で、タンノイのスタッフ達は自分たちのアイデンティティーというものを、しっかり理解していたのだと言えましょう。


415 名前: K 投稿日: 2001/07/19(木) 16:26

タンノイとKEF(BBCモニター)の関係について、面白いことを聞きましたので、書きます。

1950年代より、BBCのD・E・L・ショーターを中心に、1960年のFM放送に向け、モニタースピーカーの開発が行われておりました。

この開発に協力し、製造を担当したのがKEFの社長レイモンド・クック。

LS5/1Aと言う、EL34プッシュプルの専用アンプが付属した、2ウェイ3スピーカーシステムを1960年に完成させています。その後、微細なモデルチェンジをして、完成度を高めて行きます。

1967年にモニターゴールドを搭載、モニタースピーカーを発売したタンノイ社でしたが、モニター・レッドで好評を博したタンノイのモニタースピーカーも、このLS5/1Aには及ばなかったのか、次々と取って代わられたそうです。

英デッカのモニタースピーカーも、1965年頃にはモニター・レッドから、LS5/1Aにとって代わられたそうで、さすがに心中穏やかではなかったでしょうね。

そういうわけで、モニターレッドはけっこうモニタースピーカーとして活躍したのですが、モニターゴールドは、どちらかと言うと、オートグラフなどタンノイのコンシューマー用スピーカーとして活躍したモデルだったそうです。

そうそう、BBCモニター御三家と言う場合は、ロジャース、スペンドールは正しかったのですが、あと一つがハーベースではなく、「チャートウェル」を入れなければならないそうです。

1963年にBBC技研に入社した、ハーウッドの弟子のデイヴィッド・W・ステビングスが1974年にBBCを辞して創設したのが、チャートウェル・エレクトロ・アコースティック・リミッテッド社で、1976年にLS5/8を完成。これはロジャースのOEMで製造されることになり、さらにこれからアンプ部を取り除いたモデルが、PM510として1980年、ロジャースから発売されることになります。

この1980年は実は大変な年で、1966年設立のB&W社が銘機801を発売している年なんですね。

よくよく見ると801は、KEF105にそっくりですね(^^;

私はこの形を見ていると、「親亀の背中に小亀を載せて、さらに(?)その上に孫亀載せて〜」って歌(?)を思い出してしまいます。

またこの年は、ショーターの後を受けてBBC技術研究所の主任研究員だったH・D・ハーウッドがBBCを辞してハーベース社を設立、Monitor HLを発売した年でもあります。

1981年にハーマンから独立したタンノイって、本当に大変な時期に新たな出発をしなければならなかったんですね。

ちなみに1971年、最初のBBCモニターの称号を手に入れたのは、上記のKEF社。

更にスペンドール(BC IIが有名)、ロジャースと続きます。

ロジャースは1978年発売の小さなBBCモニターLS3/5Aが有名。

これはBBCのピーター・デンビーにジム・ロジャースが協力、開発したものだそうです。
http://ebi.2ch.net/pav/kako/992/992992601.html



81. 中川隆 2015年4月15日 13:42:47 : 3bF/xW6Ehzs4I : b5JdkWvGxs

エコーサウンド − オーディオとの関連  9. 29. '07


"鈍感力"なんて言葉がはやるようになって、敏感派は肩身のせまい思いをしているみたいだ。

もっとも、オーディオの世界はそんな言葉がはやるずっと以前から鈍感派は巾を利かせている。

高城重みのオールホーン5ウェイとか、五味康祐推奨のタンノイのオートグラフなどは、鈍感か敏感かという尺度ではかれば当然前者であろう。

ただ当時オールホーンの5ウェイも、タンノイのオートグラフも殆どの音楽愛好家にとっては手の届かないものであったから、実害のあった人もごく僅かなものであった筈だ。

鈍感なオーディオシステムがオーディオの主流として完全に定着したのは70年代であった。

当時売れっ子のオーディオ評論家であった長岡鉄男はプレーヤーもアンプもスピーカーも重たければ重たいほど良いのだと繰り返し説いていた。

アマチュアの自作派ばかりでなく、多くのオーディオメーカーもこれに追随し、"アンプは目方で買え"なんてことさえ言われていた位である。

鈍感なオーディオシステムがなぜあれほどまで急速に普及していったのか考えてみる と、当時のLP録音の主流になっていた"エコーサウンド"ソフトに起因していたと思い当たる。

ロンドン盤でアシュケナージ、メータ、ショルティなどのレコードを聴く場合これらのソフトにはそもそも"敏感な音"は入っていないのだから、装置の側の敏感に反応するかしないかは全く問題にはならなかった。

又、リパッティ、ギーゼキング、カサドジュ、ルービンスタイン、フランチェスカッティ、グリュミオーなどの50年代の優れたソフトを適切に再現出来ないとしても、"こういう古いものだからダメなのだ"として片づけられて、装置の欠陥として問われることはなかったのだ。

かくして、モノラル時代のソフトは一部の伝説的なアーティストを除いた多くのものが愛好家の視野から消えていったのである。

音に対するテイストというものは食べ物の嗜好と同様に生活習慣によって決定付けられる。

子供時代にテレビで宣伝しているスナック菓子で育てばそういう味覚になるようにエコーサウンドを重たい再生音で再現された音を"高級感あふれる重厚なサウンド"だと一旦思いこんでしまえば、そこから抜け出すことは非常に難しい。

実際、モノラルLPの音を絶対受け付けない、と言う人も少なくないのである。

モノラルLPを聴いている人の中にも、そういうテイストの人はいない訳ではなくて、そういう人は再生装置の影響力によってモノラルLPの音を無理矢理に"高級感あふれる重厚なサウンド"の方へ、持っていこうとしたがる、ということをある人から聴いたことがある。


考えてみれば"高級感あふれる重厚なサウンド"というのも奇妙なものではないだろうか。

音源に入っているものが"重厚"ならスピーカーから出てくる音が重厚なのは当たり前で、あえて装置の能力として"重厚さ"を強調するのは本来は重厚でないものを重厚にしてしまう、というニュアンスがある。

高級感という言葉も、再現性の高さ、確かさといった具体的な評価基準ではなくて、なんとなく、高級っぽく聴こえる、或いは高級っぽく見えるというようなことを意味しているように思われる。

現在のオーディオマーケットは高額の商品を売るためにいまだにこのような訳の解らない言葉に引きずられ、ますます混迷を深めているようだ。

家ではレコードを聴けない、ということを多くの人たちが言う。現代のソフトやハードの条件は多くの人たちから自宅で音楽を聴く楽しみを遠ざけてしまった。
エコーサウンドを高級オーディオで聴くとしたら、かなりの音量を出さなければ音楽的充足感は得られにくい。

其れに対して先に述べたような50年代のソフトであれば近所の迷惑にならない範囲で充分音楽を楽しむ事か出来る。

このような現実的な面からも、ノンエコーサウンドとエコーサウンドとどちらが良いか、議論の余地がないように思われる。
http://www.ne.jp/asahi/amadeo/lp/donnkann.html

最新オーディオ事情     3.12.’05


"LPを聴く、ということに関して言えば今のオーディオ製品は高級、低級に関わりなく、大体駄目なのだ"と私が言うと、"おかしいじゃないか、技術は進歩している筈じゃないのか"と、反問する人は多い。

確かに、その疑問は尤もなのだが、現在のオーディオシステムがLPを適切に再現出来ていない、というのは事実のようなのだ。

"LPを聴いている"と言う人に、その人が持っているのと同じレコードを聴いてもらうと、余りに違うのにびっくりする。そしてそれは好みの問題というような事ではなくて、正しく再生されているか否かの問題なのだということに、大体の人は気付く。

しかし、ご当人にしてみれば大枚はたいて買った装置がLPを正しく再生出来ないのだというようなことは、受け入れがたい部分があるのは当然だから、素直に納得しない人も多い。

オーディオ技術というものは、様々なレヴェルで与えられる二つ、あるいはそれ以上の選択肢のうちのどちらを、或いはどれを選ぶかの判断の積み重ねの問題なのだと要約できるのだが、ある種の人達はそのプリミティヴな作業を軽視して、何か"究極の型紙"が存在するかのように錯覚していて、それによって自動的に"高級機"が出来るかのように考えているのかも知れない。


オーディオの世界には、様々な誤解が存在しているが、その一つは相性補正という考え方である。

権威あるオーディオ評論家が

"タンノイは鳴らすのが難しいスピーカーだ、並のアンプじゃ鳴らない"

と、つぶやくと、私だったらそんな難しいスピーカーは使いたくないと考えるのだが、逆に余程高級なスピーカーに違いないと言う風に考える人も沢山いる。

一流の詐欺師顔負けのだましのテクニックのようだが、それがタンノイ神話を支えているといえるかもしれない。


10年以上前、ステレオのプリンシプルを発売して間もない頃、当店を訪れた中年の紳士の方が"このアンプでタンノイは鳴るかね"と聞くので、私は"鳴りますよ、但しタンノイの音がするだけですけどね"と答えたことがある。その人はそれきり当店に来られないので運良く"タンノイを鳴らしてくれるアンプ"を入手されたのかどうか私は知らない。

私たちがアンプを作る際、前提としてスピーカーは理想的にバランスの取れたものである、という認識から出発する。正しくバランスのとれていないスピーカーをアンプで補正する、なんてことは考えたこともない。


バランスの取れていないスピーカーをアンプで補正する、なんてことは本来出来ないことだし、万一、それを可能にするアンプを作れたとしてもそれは、多分正しいバランスのスピーカーに対して有効性を失うであろうと考えるからである。

しかし、多くのアンプメーカーは"当社のアンプで満足すべき結果が得られないとすれば、それは我々の責任ではなくて、スピーカーが悪いのだ"と言い切る自信と勇気がないためにきりもなく妥協してしまう、ということらしい

そして、当然、"正しい状態に補正する"なんてことが出来る筈がないから、混乱をさらに増幅してしまうということになる。

それがボタンの掛け違いのようにオーディオ全体に及んでいったのだと思う。その掛け違いの第一ボタンの役割を果たしたのがタンノイの存在であったように思われる。

ソフトに対するハードの相性というものも基本的には存在しない。クラシックだろうとジャズだろうと、4管編成の大オーケストラであろうと、無伴奏のヴァイオリンやチェロのソロであろうと再現性の難しさは同じである。

但し、再現性が不充分であるときにそのことに気付き易いかどうかの差はジャンルによって多少はある。一番気付き易いのはオペラであろう。

60年代の頃、未だ普通の人々は高級スピーカーなど買えない時代にタンノイのオートグラフを使用していた五味康祐のことを知らない人はいないだろうが、その彼は

"イタリアオペラはアホが聴くものだ"

という考えを持って居た人だ、という事は知る人が少ないと思う。


イタリアオペラはアホが聴く音楽だと考えていたとすれば、イタリアオペラを聴いて好ましい結果を得られなくても、それは"欠点"ではない。そういう意味で、そういう考えは、装置の選択に、影響をあたえる。

そして、そういう風にして選んだ装置がその"考え"を更に助長する事になるとしても不思議ではない。勿論、イタリアオペラを聴くかどうかはその人の自由である。しかし、それがアホが聴く音楽のように思えるとしたら、シンフォニーや、室内楽も正しく再生されていないかも知れないということは考えてみる必要があるということなのだ。

タンノイを使用しておられる方々はよく

"私はタンノイの音が好きなのだ"

とか、

"どうせ生ではないのだから"


というようなことを口にする。LPというものは一般に考えられている以上に"生に近い音"を再現する事が出来る。ただもしそれを実現したいなら"好きな音"という考え方は捨てる必要がある。

20世紀に生み出された工業製品の中で後世に残したいと思われるものはそう沢山はないと思うがLPはそういうものの一つだと思う。

しかし、正しく再現される手段が失われるとすればただのゴミと化すのは当然であろう。
http://www.ne.jp/asahi/amadeo/lp/newpage1.html


エコーサウンドが再生機器に与えた影響      2. 28. '06


 回路技術として"無帰還"が原理的に優れているということは、アンプを作る人間なら誰でも知っていることである。

しかし現実に多くの人たちに使われているアンプのほとんどは"負帰還"であって、無帰還アンプはむしろ特殊なものとみなされている。

電気の伝わる速度は非常に速いものだから帰還をかけたことによる影響は"普通の人"には解らない程度のもので現実的には、大きな問題ではない、と考えるからであろう。

しかし、無帰還と負帰還の差は特に優れた耳の持ち主でなくてもごく普通の人にもイキの良さ、悪さという尺度で解るのだ。

魚屋が仕入れた日の魚と、店頭と冷蔵庫と何度も行ったり来たりした魚の違いが解る人だったら当然解る筈のものである。

但し、それは音源に鮮度の良い音が入っていればの話である。

エコーサウンドのように実際の音と録音された音のそれぞれの時間軸が基本的に同期していない場合は無帰還ということの意味はなくなる。

出回っている録音ソフトの大部分のソフトがエコーサウンドだということになれば、なにも無帰還にこだわる事はないではないかということになるだろう。

あるユーザーが負帰還アンプを使っているとすれば、折角鮮度の良いソフトを手に入れたとしてもそれを充分に楽しめない、ということになる。ソフトメーカー側から見れば、殆どのユーザーが使っているアンプが負帰還だということになれば折角鮮度の良いソフトを提供しても、ユーザーにその価値を正しく評価してもらえないことになる。

ソフトとハードの性能は相互的に作用する。

再生機器の性能の維持、向上は入力に対して出来る限り敏感に反応するということなのだが、エコーサウンドというものはそれを根底的に無意味なものにしてしまったのである。

先に述べたのは、アンプについて、しかも帰還をかけるか、かけないかということだけに限って説明しただけだが、アンプについてのその他の要素、プレーヤーやスピーカーについても同様の問題が存在していたのである。

最近、若い頃オーディオメーカーにいてアンプの開発に携わっていた、という人の話を伺った事があるが、その人によると、当時同業他社の若い技術者たちと語らって、開発の手がかりを得るためにオーケストラを聴きに行ったことがあるそうだ。レコードに納められている音がどんな音なのかということを素通りして、いきなり生のオーケストラの音を再現しようとしても、仮にレコードに生の音に近い音が入っていなければ無理なのは当然であろう。

どのレーベルのLPが生のオーケストラの感じを正しく伝えているかを判断する手がかりを得るためにコンサートを聴く、というのなら理解出来るががどうもそうは考えなかったようである。そのような事態は40年以上たった現在でも改善されてはいない。

多くのオーディオメーカーは、再生機器の性能を計るモノサシとなるべきソフトについての確信がない。

それならそれで、ソフトがどうであれ我々の機器はそれをありのまま再現するだけだ、と言えるほどの再現性能がない。結局漠然とした"いい音"というイメージだけで作っているだけなのではないだろうか。

LPというものは一般に考えられている以上に、"生にかなり近い音"が入っているものである。

勿論其れは一部の優れたものについて言えるだけでしかも何が優れた録音であるかについてのオーディオ界の評価に問題が大ありなのだ。

今は既に故人となっているある高名なオーディオ評論家はカラオケサウンドの元祖とでも言うべきカルーショウ−ショルティの指輪のことをLP史上に打ち立てた不滅の金字塔とまで言ったのだ。

LPの潜在的な可能性についての正しい認識が、30年に亘るデジタルオーディオの時代で大幅に崩れてしまった、という事なのであろう。


※ NFB、ネガティブフィードバック(負帰還)はアンプの出力信号の一部を反転させ入力部に戻し加えることにより、アンプ内部で発生した歪みを見掛け上低減させる回路手法です。

アンプによって歪んだ反対の=(逆位相の)信号を入力に戻し加えるとで、入力波形に、より相似な出力波形を得ようとするものです。

この工学手法は現代ではこれなしで飛行機も飛ばないほどあらゆる工業分野で使われていますが、真に音楽のハイフィデリティを追及する時=変位する音楽信号を時間軸に対して何処まで正確に増幅できるか、が最重要であるオーディオアンプにおいて、その手法は限界があり、使えないといえます。

電気回路のアンプといえども入力と出力では時間の差がありこれらを加減算することは、不可能であるだけでなく様々な新たな問題

(個性の在るアンプ=生より良い音のアンプ=世界の名器?)

も出てきてしまうのです。(荒井 淳一  ラッフェルオーディオラボ)
http://www.ne.jp/asahi/amadeo/lp/echo.html


エコーサウンド再説 9. 2. '07


エコーサウンドは素人がタイル張りの風呂場で歌うと上手になったように錯覚する、という事例に由来するということから解るように"事実誤認"をその本質とする。

(具体的には遅延信号を元の信号に張り付けるという操作による)


素人が自己陶酔に浸る分には問題はないが、下手な歌手を上手だと錯覚させて売るのはカタギの商売というより"サギ"に近い。

現代ではこの程度のことは普通になってしまったから誰も目くじらを立てることはないものの決して誉められるべき事ではないだろう。


最近この問題に関してして、非常に興味深い文章に出会った。

それは、"展覧会の絵"の管弦楽版(L.A.フィル メータ)とピアノ版(アシュケナージ)の演奏がカップルされたレコード(キングSLC1813)のライナーノートで、それによると

第一回の録音セッション(オーケストラ版)に居合わせたレコード雑誌の編集長は、デッカのチームはホールの選択を誤った、と感じていた。

指揮者のメータはそれまでの分を全部録り直すようだろうと感じていたそうだ。

ところがそのあとプレイバックを聴いてみると、彼等が感じていたこととちがって、"素晴らしい"ものだったそうで、もちろんそれが商品として、世に出ることになった訳だ。


現代最高の録音ともてはやされたデッカサウンドの正体は実は指揮者が"録り直しだな"と感じていたものが録音技術によって化けたものだった、ということなのだ。

レコードの音として、結果が良ければいいじゃないか(私には素晴らしいものと思えないが)と言う人もいるかも知れないが、演奏家という人たちは実際にその空間に響いている音を基準に音楽を作っていくのだろうから、その様な状況で正しい音楽作りが出来るとは考えられないのだ。


このライナーノートを読んだ後、私は以前に読んだ、聖書の英訳についての話を思い出した。それによると

ジェームス一世の欽定英訳聖書には、万単位の誤訳がある、

そしてそれは訳者の語学能力の不足に由来するものではなくて国民大衆には間違ったことを信じさせておけばよいとするエリート支配層の考え方に基づいて意図的に誤訳されているのだという。


先のメータの展覧会の絵のあと、デッカはショルティの指揮でベートーヴェンのミサソレムニスを録音している(1978年)。

この作品のスコアのの冒頭には"心より出ずる。願わくば心に至らんことを"という有名な言葉が記されている。

この作品をショルティ盤によって初めて知った人の中で"私はベートーヴェンの心を確かに受け取った"と認識できた人が何人いたのか私は知りたいと思う。

有り体に言えば、このレコードは聴く者に"これが本当に偉大なベートーヴェンなのか"という疑惑をもたらしただけなのではないだろうか。

我が国の高度成長の時代に"英国病"ということがしばしば語られていた。

しかし、実はその時代に英国はイスラム世界を除く国々の殆ど全てを支配していたのだという。(今はロシアが英国の支配を離脱しているらしい)。

お人好しの日本人は"英国病"というシャミセンにまんまと引っかかって騙された。そして今でも騙され続けてている。

彼等の支配の手口は昔も今も金融と情報、はっきり言えばペテンで、毎日の新聞を読んでも何が何だか解らないのはそのせいであろう。

彼等はそれぞれの国々の伝統的な価値をなし崩し的に崩壊させることで実質的な支配権を手に入れてきた。


デッカサウンドというのも、西欧の伝統的文化を根底から崩すためのペテンの様々な仕掛けの内の一つなのかも知れない。

ショルティ盤によって始めてミサソレムニスを聴いた人が、これがベートーヴェンなら私はベートーヴェンはいらないな、と感じたとしても不思議ではない、不思議ではないどころか至極頷ける反応のように思えるからである。
http://www.ne.jp/asahi/amadeo/lp/eko-2.html

英デッカのSXLサウンドとは何だったのか   1. 31. '06


ステレオレコードが登場したのは、私の学生時代の終わりの頃の事であった。

当時は、ステレオというものが、好ましからざる要素を含んでいるということを知る由もなかったので、行きつけの名曲喫茶のご主人に"早くステレオにして下さいよ"などと言っていたものである。

その頃の都内の有名な名曲喫茶の中でいち早くステレオにしたのは、お茶の水の"ウィーン"ではなかったかと思う。私はそこで当時の最新録音のクナッパーツブッシュのワルキューレ第一幕、ショルティの同第三幕を聴いた。

それがデッカのSXLサウンドとの初めての出会いであったのだが、それは、金魚鉢の中で泳いでいる金魚を見ているような、奇妙で現実離れした見世物として、強く印象を受けたことを記憶している。

それから何年も後で、私自身オーディオに時間とおカネをかけていろいろ試して見た結果、"金魚鉢の中にいるような"という印象が当時の"名曲喫茶ウィーン"の音響設備のせいではなく、ステレオというものの基本的な特質という訳でもなく、現実のウィーンフィルの音に由来するものでもない、英デッカの個有のサウンドに基づいているらしい、ということが解ってきた。

モノラル時代に優れたレコードを残した演奏家の多くはステレオ時代に入って、再録音を行った。

それらの全てが歓迎されたという訳ではなくて、むしろ概してモノラル程には行かないと言うのが一般的な評価ではなかったかと思う。

当時はステレオそのものは"福音"だと考えられていたから、− 今でも多くの人はそう考えている − 好ましからざる結果が出たとすれば、それは演奏家がその"責め"を負わされることになった。

ベートーヴェン、ブラームスなどのリメークを行ったブルーノ・ワルターの場合は、コロンビア響が所詮映画音楽の人達だから、ということで納得して、ワルター自身の名声にキズがつくことはなかったが、LPになって登場してきた人達の場合はそうではなかった。

バドウラ−スコダとウィーンコンツェルトハウス四重奏団によるシューベルトの"鱒"はウェストミンスターの最初期のベストセラーの一枚でいまだに人気の高いLPだが、ステレオのリメーク(弦はバリリ四重奏団に変わっていた)はそういうことにはならなかった。モノラル盤の出来が余りに良かったためにリメーク盤は高い評価を得られなかったのである。現在ではこのステレオ録音が存在したことを知らない人も沢山いると思う。

バドウラ−スコダ以外にも、イエルク・デムス、ゲザ・アンダ、レーヌ・ジアノーリ、ジャン・ドワイアン、ジネット・ドワイアンなど、モノラル時代にいいレコードを残した人ほど、ステレオ時代になってからはメジャーな存在ではなくなって行くようになってしまった。

多くのアーティストに於いて、ステレオのリメークはモノラル盤ほどの評価を得られなかったのだが、その場合のステレオ録音は今の水準で言えばステレオとしてかなり良好なものであったということは注目されなければならない。

つまり、モノラル時代の経験をふまえた上での良心的な2チャンネルの録音であったからこそ、逆に現実に音楽が聴き映えしないというステレオの欠点がはっきり出てしまった、という訳なのだ。

60年代の前半のころ、同じアーティストのモノラル録音とステレオのリメークとを、双方について理想的な再生で較べて見れば、ステレオというものが必ずしも"福音"ではないことに気が付いた筈なのだが、本来その役割を果たすべきレコードジャーナリズムが業界べったりだったためにその様なことにはならずに、モノラル時代に達成されたハイフィデリティの成果を捨てて、現実の音とは全く別の人工的なサウンドに引きづられて行くということになってしまったのだ。結局大衆がそれを喜んだ、ということである。


 当時"カルショウサウンド"と呼ばれていたSXLシリーズの録音は、イコライザーアンプにより濃厚に色づけられたエコーサウンドであって、モノラル時代に養われてきたハイフィデリティの実績のすべてをご破算にしてしまうようなものであった。

多くのレーベルがこのエコーサウンドに引きずられて行く事で、アーティストの世代交替が進み、レパートリーの選択においても歌曲、ヴァイオリン曲、ピアノ曲、室内楽など地味な作品は、レコードのレパートリーの中心ではなくなっていった。
エコーサウンドというものは本来の録音に電気的に遅延信号を加える、ということである。音楽が時間の秩序に関する芸術であることを考えて見れば、それは極めて致命的なことなのだ。

人それぞれ好みが有るのだと言うことで納得している人が多いのだろうが、それは絵画の場合に例えて見ればラファエルやボッティチェルリの名画の複製に"シャ"をかけるようなものなのだ。仮にそれを"美しい"と思う人が何万人いようとも、それがいかに馬鹿げた事か解る筈であろう。

私の店が、モノラル盤及びノン・エコーのステレオ盤しか置かないのは以上のような考え方に基づいているのだが、それは必ずしも私の独自な見解という訳ではなくて、多くの中古LP店におおむね共通する判断基準であるように思われる。

エコーサウンドのステレオ盤を受け入れた人達の殆どは当然デジタルサウンドも受け入れた筈で、その人達にとってはLPは用のないものだからである。

時間的秩序の破壊という意味に於いて、エコーサウンドはデジタルサウンドを先取りしていたのだ、というように考えられるかも知れない。

但し、以上は、LPを音楽を聴くための手段として考えての話で、オーディオ的な興味で聴かれる場合は又別である。

外国の頭の良い中古のデイラーは、エコーサウンドをオーディオファイル用として売れば良いのだと考えた。その目論見が成功してイギリス、アメリカではデッカのSXLシリーズなどが結構高い値段で取引きされているらしい。特にイギリス人は蝋人形館的テイストの持ち主が多いらしく、異常と言えるような価格で売られているようだ。

イギリスと反対にLP時代の最後までノン・エコーの方針を堅持したのはイタリアであった。アンジェリクム、リコルディ、アルコフォン、PDUなどのイタリアのレーベルの中にはステレオ嫌いの私でも手放せないレコードが沢山ある。ステレオとは思えないようなリアルな音の出方をするものであるが、イギリスオーディオによって代表される現代の高級オーディオで聴いている人だったら、こんなレコードの何処がいいんだろうと多分言うだろう。

オーディオメーカーが開発に際してリファレンスとしてこれらのLPを使用するようになれば、オーディオ製品も少しはましなものになる筈なのだが、そのようなことは期待しても無理というものだろう。
http://www.ne.jp/asahi/amadeo/lp/decca.html


82. 中川隆 2015年4月17日 00:59:45 : 3bF/xW6Ehzs4I : b5JdkWvGxs

タンノイの1号機モニター・ブラックが聴ける店


Cricket Record
http://www.cricket-record.jp/

サウンド・コーディネーター 「札幌音蔵 」
http://www.cricket-record.jp/page/36


クラシック中心にジャズ、歌謡曲まで販売しています。
初版盤、輸入盤、日本盤、10吋、EP、CDと種類も豊富。
店舗にはネット掲載以外のレコードも揃えています。 

試聴用のスピーカーはタンノイの1号機モニター・ブラックをタンノイ製のアンプで鳴らしています。

営業時間:12:00〜19:00定休日:毎週水曜日

札幌市白石区栄通8丁目1−34 (東北通り沿いです。)

【クリケットレコード】 ☎:011-867-0130 
【札幌音蔵】 ☎:011-855-1214

地下鉄 東西線南郷7丁目下車 徒歩7分

AUDIO札幌音蔵の隣りの店舗です。駐車場3台有り。


地図
http://www.mapion.co.jp/m2/43.035695618854334,141.40972916666666,16/v=m1:%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E5%B8%82%E7%99%BD%E7%9F%B3%E5%8C%BA%E6%A0%84%E9%80%9A8%E4%B8%81%E7%9B%AE1-34
https://www.google.co.jp/maps/place/%E3%80%92003-0021+%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E5%B8%82%E7%99%BD%E7%9F%B3%E5%8C%BA%E6%A0%84%E9%80%9A%EF%BC%98%E4%B8%81%E7%9B%AE%EF%BC%91%E2%88%92%EF%BC%93%EF%BC%94/data=!4m2!3m1!1s0x5f0b2baeb850b57d:0x912aa2e9826660e7?sa=X&ei=ytovVaO6H6HGmAWyg4DwCA&ved=0CGMQ8gEwCg

タンノイ・ユニットの選び方 Cricket Record
http://www.cricket-record.jp/page/31


83. 中川隆 2015年4月22日 22:42:10 : 3bF/xW6Ehzs4I : b5JdkWvGxs


TANNOYのスピーカー GRFのある部屋 2009年 06月 22日
http://tannoy.exblog.jp/11361244

 タンノイのスピーカーがエンクロージャーで音が変わるのは、皆さんご存知でしょう。ほかのSPでもそうですがエンクロージャーを含めてのサウンドがタンノイの特徴です。

1974年の火事でオリジナルのコーン紙が製造できなくなり、ドイツ製のコーン紙に変わってから、コーンの薄さをカバーする為に裏側にリブが貼付けられました。それ以降のタンノイはタンノイでは無いと言われる方々もおります。確かに音の傾向は変わりました。より近代的なサウンドに変身したとも言えますが、一方で何かを失ったようにも思えます。

 私自身の経験で言えば、HPDとモニターシリーズでは明らかに音質に違いがあると言えましょう。モニターシリーズもシルバー・レッド・ゴールドでは、おのおのに明らかな特徴が見られます。初期のブラック・シルバーはSPからLPにようやく変わった頃の製品です。モノラルで音の豊かさと広がりを出すように作られました。レッドの時代になってようやくステレオ時代に入った訳です。レッドの特徴は、延びのある高音です。少しきつめですが、ヴァイオリンや女性の声を魅力的に再現します。

 モニターゴールドは、1967年からです。ステレオの黄金期ですね。レコードの全盛期に作られました。まだSX68に代表される圧縮技術の出現前ですから、音楽がのびのびと収録されています。現在でも名盤と言われる大部分のアナログレコードはこの時代に生まれています。ゴールドの時代になって帯域も素直に伸びました。私のGRFを実測したところ17,000HZまでクリアーしていました。低い方も伸びており、HPDの様に無理していない所為か、屈託の無い音がします。私自身はモニターゴールドの音が私が育った時代に一番マッチして聴こえます。

 そのモニターゴールドを使ったSPシステムとして、10インチのユニットを密閉箱に入れたIIILZ、同じコンセプトで密閉箱で作られた、12インチ用のチャトワース、15インチ用のランカスターがあります。これらは密閉箱特有の低音の自然な減衰により素直な音が特徴ですし、エンクロージャーを積極的にならしています。キャビネットはランバーコアーをチークの付き板でサンドイッチにした構造です。いずれも作られてから40年以上経ちますから充分に乾燥して、屈託の無い音が特徴ですね。レッドの時代とは同じ材質で作られています。

 同じレクタンギュラー(方形)のランカスターでも、12インチのユニットを使ったものは、バスレフの開口が開けられており、バスレフ特有の豊かな低音が特徴です。15インチに比べては、でない低音をおぎなっているのでしょう。バスレフと言えば。ランカスターより一回り大きなヨークシリーズはバスレフ式です。より低い低音の再生を目指して、スリットも小さめに遠くの位置に設定されているのが特徴です。重い豊かな低音が再生できます。逆にランカスターの密閉箱に比べると音にキャラクターが乗ってきます。この辺が好みの分かれるところですね。

 ランカスターもヨークも四角形のレクタンギュラーと三角形のコーナー型の二種類が用意されています。コーナー型の特徴である面積を取らない配置が、音質的にもキャビネットの共鳴が押さえられて、すっきりした音が特徴です。具体的にはレクタンギュラータイプをコーナーに置く時の面積は大きな差が出来ます。レクタンギュラーの後ろに出来る三角形にコーナー型はほぼ入ります。部屋を大きく使う事が出来るのが最大のメリットです。そして45度配置によるサウンドはステレオ録音、特にオペラには大変優位に働きます。

 コーナー型の歴史は、1953年に最初のオートグラフが作られたときにまで遡ります。大変大きな容積をもつオートグラフですが、あの容積を四角形で作ると部屋の中で大変大きな面積を必要としますし、平行配置の置き方では後方に壁からの距離が必要になり、ますます部屋を小さくしてしまいます。イギリスの一般家庭の部屋は小さくほぼ日本と同じような大きさです。また部屋の中央には暖炉が作られている部屋も多く、コーナーに置ける三角形のコーナー型は、部屋の花瓶置きにも使える有効な手段だった訳です。

 1955年に作られたGRFはオートグラフの特徴的なフロントホーンを廃止してよりフラットな音作りをしています。反対に低音のバックロードホーンは長くなり、より低いところまで再現します。家のGRFでは有効な低音は45Hzまで伸びています。すなわち45Hz~17,000Hzまで再現する大変広帯域のSPです。ご近所のA氏の持ち帰ってきたオリジナルGRFは、モノラル時代のものですから、左右では、多少年代の差による違いが見られますが、レッドの時代と大きく異なるのは、エンクロージャーの材質とフロントネットです。後年の一般的なチーク仕上げではなく、マホガニーに近い仕上げです。

 色の差ばかりではなく、材質もより重い木を使っており重厚です。先日も一般公開された有名な五味康祐氏のレッドのオートグラフは、材質的にはもうゴールド時代と変わりません。ブラック・シルバー時代の造りとは変わっていました。またフロントネットも金属製で、触ると音がします。QUADのESLの金属ネットまでは行きませんがそれでも特徴的な残響音が乗ってきます。グッドマンの音のような響きがします。材質も硬く叩くとバーンと音がして、これが幾分高音の足りないユニットに特徴ある音を付加しているのでしょう。その頃のオートグラフはまだ確認していませんが、普通のネットのようです。

 A氏のシルバーGRFは何時も聴かせていただいていますから、特徴をよく把握しているつもりです。日本やイギリスで後年作られたレプリカは、レッド・ゴールド時代をモデルに作られています。TEACが作っていたレプリカは、JBLのエンクロージャーを作っていた進工舎製だと思われます。私はその進工舎製の山水から出ていたSP-505Jという、オリンパスやランサー101の組み格子と同じ造りのキャビネットを持っており、当初のJBLの替わりにゴールドのIIILZを入れて鳴らしています。レプリカとはいえしっかりとした職人が作った本格派で、ゴールド時代のオリジナルGRFやオートグラフと比べても造りはむしろしっかりしています。同じ意味で、横浜のユートピア製のエンクロージャーも定評がありますが、塗装がしっかりしすぎていて、音を殺しているのが少し残念です。ポリウレタン塗装はしっかりしていますが、共鳴する目的には固すぎますね。

 よく、タンノイはエンクロージャーを鳴らしての音作りだから、オリジナル以外のエンクロージャーは認めないという人もおられます。心情的には良く判りますが、だからといって、オリジナルキャビネットにこだわりすぎるのも、もったいないと思います。タンノイは箱によって全く違う次元に音が変わります。私自身、40年タンノイとつき合ってきて解ってきた事が沢山あります。ただエンクロージャーを鳴らすタイプのIIILZからランカスターまでは、やはり材質と造りの影響が出ますので出来ればオリジナルをお勧めします。モニターゴールドのランカスターは現在でもEbayに必ず乗っています。大量に生産されていましたから。オリジナルエンクロージャーとオリジナルネットにこだわってください。その上のバスレフタイプのヨークは、国産でも充分行けます。特にコーナー型は差が少ないようです。バックロードホーン式のGRFとオートグラフは、しっかり製造されたものであれば、国産でも英国のレプリカでも構わないと思います。バックロードホーン式が違いを生むからです。オリジナルでも後期は、造りが相当変わってきています。材質的にもオリジナルの頃とは変わるのはレコードの二版以降と同じ現象ですね。

 モニターゴールドをお持ちなら、そして部屋が八畳以上なら、迷わずGRFかオートグラフにグレードアップされる事をお勧めします。クラシックファンなら、それもオペラファンならオートグラフに、より低音や高音の延びを望まれるHiFiファンの方には、GRFをおすすめします。あなたが真空管ファンならGRFにはマランツが、オートグラフにはマッキントッシュかウェスタンを奨めます。もっとも私自身はNFBの無いデジタルアンプを使っていますが、、、。その理由はデジタルだからではないのです。NFBが無いからです。その差は、皆さんの思われている差より遥かに影響が大きいからです。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/index.asp?s=11361244&i=200906/22/99/f0108399_2255291.jpg


 以前も書きましたが、タンノイを使い始めてから40年間の間に、IIILZ RED、IIILZ GOLD、Coner Chatsworth RED、Corner Lancaster 12"RED、Corner Lancaster 15" GOLD、Rectangular Lancaster 15"GOLD、Rectangular York 15"GOLD、Corner York 15"RED、GRF SILVER、GRF RED、Rectangular GRF RED、GRF GOLD、そして、Autograph RED、Autograph GOLDのオリジナルを聴く事が出来ました。そして、自分でも、HPD385 barclay/Arden,IIILZ GOLD、Coner Chatsworth RED、Corner Lancaster 15" GOLD、Rectangular Lancaster 15" GOLDを使用してきました。でも常用は、ゴールドの入った国産のGRFです。

 現代のタンノイは、いい音ですが、私には優等生過ぎるように思えます。でもその方の年齢・世代、お聴きになられる音楽によって替わってきます。私より若い世代の人が、昔のタンノイでなければ、言い切られるのには少しばかり抵抗があります。ましてや、生まれてもいない頃のウェスタンでなければ言われるのは、疑問符が付きます。我々の世代まででしょう、本当にウェスターンのトーキーサウンドで育った世代は。あたまで考えるオーディオではなく、身体が気持ちよく鳴るサウンドを求めれば良いのです。それには育った時代/場所/世代が大きく関係するのは止むを得ないことです。

Commented by GRFの部屋 at 2009-06-23 14:54 x

『SX68に代表される圧縮技術』というのは、後年の『SX74』はもっと、細かいカッティングが出来るようになりました。収録時間も長くなり、高音の伸びも増して、良い事尽くめですが、実際にはカッティング幅の減少は低音部の幅が減ることになりました。帯域は20HZkら20Khz近くまで伸びて広くなったのですが、音の振幅が小さくなり、迫力がなくなりました。ロンドンレコードでは、イコライザーでその点をカバーしていますが、日本盤では、低域の振幅の減少が相対的に高音を上昇させてうるさい音になったのも事実です。

オリジナルレコードファンの間では、SX68以降は昔の音がしないと言われています。

ESLは金属パネルで特徴的な音作りをしています。私は好きですが、大音量で鳴らすとパネルが鳴っているのに気がつきます。それも含めた音作りですね。

SX68以前は殆ど真空管によるカッティングでした。ソリッドステートになったのは、このSX68以降ですね。
フリッツライナー指揮のバルトーク弦チェレはレコードでも、テープでも、はたまたCDでも良い音がします。
録音がシンプルであるのが効いていると思います。
http://tannoy.exblog.jp/11361244


84. 2015年5月28日 06:24:25 : b5JdkWvGxs

今回の試聴会の最終目的となるSさん宅の音である。

スピーカーは「AXIOM80」とタンノイ「シルヴァー」のコーナーヨーク。

周知のとおりタンノイの38センチ口径のユニットは巷間、称されるところの


「ブラック」 → 「シルヴァー」 → 「レッド」 → 「ゴールド」 → 「HPD」


という変遷を遂げている。そして、残念なことにこの順番に手に入れるのが難しくなり、また音の方は次第に悪くなっていく(笑)。

このシルヴァーはイギリスからの直輸入とかでロットナンバーは3というから最初期のもの。

素晴らしい音だった。一同絶賛!

「通常のタンノイのイメージとはまったく異なる音ですね。驚きました。まるでアクロス・ホール(福岡)で聴いているみたいです。日頃タンノイを聴いている方にはぜひ一度この音を聴いていただきたいものですねえ。」とGさん。

自分も驚いた。

「この前聴かせていただいたときとは随分違う印象を受けました。細かい音の粒子が部屋いっぱいに広がって音響空間をふわっと漂っている感じです。それかといって音の芯もしっかり出ています。

これまでいろんなお宅でタンノイを聴かせていただきましたが、間違いなくベストだと思います。どこがどう変わったんでしょう?」

「AXIOM80」と「タンノイ・シルヴァー」と交互に聴かせていただいたが、どちらに軍配を上げるか非常に難しい(笑)。

強いて言えば、全体的な“ゆとり”という点で「タンノイ・シルヴァー」かなあ・・・。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/f42c1cfd4c25fa845a6501e70cf88936


85. 中川隆 2015年6月28日 10:04:51 : 3bF/xW6Ehzs4I : b5JdkWvGxs

シンプルな響きの心地よさ 2015年06月28日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi

20cm口径のフルレンジSPユニット「リチャード・アレン」を取り付けたボックスを作ってから早くも2週間あまり。

我が家の第三システムとして活躍中だが、これまで主流としてきたやや大掛かりなシステムと、こうした小さくてシンプルなシステムとの対比の妙が実に新鮮で、我が家のオーディオにこれまでにない新鮮な空気を吹き込んでいる。

アンプとスピーカーとを合わせてもわずか10万円足らずのシステムが何倍以上もするシステムと張り合うのだからほんとうにオーディオは面白い。

もちろん、それぞれに音楽のジャンルによって得手・不得手があるわけだが、低音域の量が少ないことによって得られる全体的な(音の)「清澄感」はなかなか捨てがたいものがあって、喩えて言えば、ヘッドフォンで聴く「音」のピュア感といったものに通じており、我が家での存在感が増す一方である。

ここで改めて「フルレンジ・タイプ」のメリットを述べておくと、先ず低域と中域のクロスオーバー付近に生じる「音の濁り」が存在しないこと、第二に口径の大きなユニットはそのコーン紙の重さによって音声信号への追従性が悪くなって音が鈍くなるが、その点小さな口径の場合はシャープな音が期待できること。

低音域の処理についてはこれまで散々悩んでいろんな対策を講じてきたが、いまだに解決できていないので我が家では最大の課題となっている。

と、ここまで書いてきてふと思い出したことがある。


タンノイ(イギリス)の創設者の「ガイ・R・ファウンテン」氏が一番小さなスピーカーシステムの「イートン」を愛用していたという話。

オーデイオ評論家「瀬川冬樹」氏(故人)がタンノイの生き字引といわれた「T・B・リビングストン」氏に「わがタンノイを語る」と題して行ったインタビューの中に出てくる逸話。


ちなみにタンノイにはG・R・Fという高級システムがあるが、それはガイ・R・ファウンテン氏の頭文字をとったものである。

タンノイの創設者ともあろうお方が「最高級システムのオートグラフではなくてイートンを使っているなんて」と、その時はたいへん奇異に感じたものだった。

総じてイギリス人はケチで、いったん使い出した”もの”は徹底的に大切にすると聞いているので「この人はたいへんな節約家だ」と思ったわけだが、ようやく今にして分かるのである。

何も大掛かりなシステムが全てに亘って”いい”というわけではなく「シンプルな響き」が「重厚長大な響き」に勝る場合があるということが・・。


ガイ・R・ファウンテン氏が「イートン」を愛されていた理由を、リビングストン氏は次のように述べられている。

「彼は家ではほんとうに音楽を愛した人で、クラシック、ライトミュージック、ライトオペラが好きだったようです。システムユニットとしてはイートンが二つ、ニッコーのレシーバー、それとティアックのカセットです。(笑)」

(そういえば「ニッコー」とかいうブランドのアンプもあったよね〜。懐かしい!)

「てっきり私たちはオートグラフをお使いになっていたと思っていたのですが、そうではなかったのですか・・・・」と瀬川氏。

「これはファウンテン氏の人柄を示す良い例だと思うのですが、彼はステータスシンボル的なものはけっして愛さなかったんですね。その代り、自分が好きだと思ったものはとことん愛したわけで、そのためある時には非常に豪華なヨットを手に入れたり、またある時にはタンノイの最小のスピーカーを使ったりしました。」

「つまり、気に入ったかどうかが問題なのであって、けっして高価なもの、上等そうにみえるものということは問題にしなかったようです。〜以下、略」

ファウンテン氏のこうした嗜好はオーディオの世界に”とかく”蔓延している「ステータスへの盲信」の貴重なアンチテーゼとも受け取れるが、30年以上も前からこういうことが指摘されていたなんて今も昔もちっとも状況は変わっていないようだ。

同じタンノイの「VLZ」とか「スターリング」とかの比較的小さなSPをいまだに愛用されている方が後を絶たないのもよく分かる。おそらく自分とは違って背伸びすることなく良識があってバランスがとれた方なのだろう(笑)。


86. 2015年6月30日 13:14:22 : b5JdkWvGxs

20代の頃に五味康祐さん(故人、作家)の著作「西方の音」に多大の影響を受けて以降、しばらくはタンノイ一辺倒だった。もちろんクラシックが好きだったこともその一因。

最初に購入したのがあの有名な「VLZ」(オリジナル・イン・キャビ:25センチ口径)で、それで満足しておれば良かったものの、ついつまらぬ「欲」を出してしまい「インパルス」(38センチ口径)、そして「ウェストミンスター」へと手を広げてしまった。

実際に音を聴いて惚れ込んで購入したのなら納得もし長続きもしたのだろうが、多分に空想に耽った夢物語の延長だったものだからいわば「砂上の楼閣」みたいなもので、早晩描いていたイメージが崩れ去るのは時間の問題だった。

何と言ってもあの中低音域のぼんやりとした音に我慢がならなくなった。もちろんそれが“いい”という人も沢山いるので、あくまでも好みの問題に帰するのだが自分なりにもっと量感と分解能が両立して欲しいと切実に願った。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/3599142c61255810420996c4a3fe0724


87. 2015年8月14日 18:45:56 : b5JdkWvGxs

「AXIOM80」愛好家三人組の例会〜第3回〜 2015年07月28日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/6b09390fa41dd3cc6898c0baf2307804


三日前の25日(土)は「AXIOM80」愛好家によるオーディオの試聴会だった。


まずKさん宅で「AXIOM80」とラウザーの「PM6」を聴かせていただいたが、「いったいどちらが鳴っているんですか?」と戸惑うほど似通っている音だった。

同じイギリス系のユニットなので共通した音色があるのは分かるが、たった16センチ口径のラウザーから信じられないような低音が出ているのには驚いた。

駆動しているアンプは1925年頃に製造された古典管「210」(トリウムタングステン)のシングルアンプで「これはいい球ですなあ!」。

「ええ、もっとエージングを重ねるとさらに良くなると思います。210は稀少管ですが十分ストックがありますので安心して鳴らせます。」

Kさんの古典管のコレクションはマニアにとっては喉から手が出るほどの逸品がズラリで、「どうせ死ぬまでには使い切れないでしょうから少しばかり譲ってくださいよ」と、いつも冗談交じりに“からかう”のだが頑として首を縦に振ろうとはされない(笑)。

何年もかかって苦労して集められたのでそれぞれ愛着があり、どうやら命尽きるまでの縁として大切にされる方針のようだ。ま、オーディオに限らずほんとうに良い物とは持ち主が亡くなってからじゃないと市場に出回らないのが普通というものだろう。

二度と製造が利かない貴重な文化遺産だから、心ある人が手に入れて次代に引き継いでもらいたいものだが、近年は、ほんとうの価値が分からない海外の投資家によって買い漁られているようで残念。


1時間半ほど聴かせていただいて、いよいよ本命のSさん宅へ向けて出発。

今回の「例会」でのハイライトは我が家から持参した「71A」シングルアンプとSさん宅の「PP5/400」アンプの聴き比べである。「一騎打ち」と言いたいところだが、あまりにも格が違い過ぎるので「チャレンジ」という言葉が正しいだろう。

天下の銘管とされる「PP5/400」に対して「71A」がどのくらい善戦できるのか、まあ、価格からすると幕下が横綱に挑むようなものだが興味は尽きない(笑)。

           

左側の銅版シャーシのアンプが「71A」シングルで、入力トランス、ドライバートランス、出力トランスはすべて「UTC」(アメリカ)で固めている。真空管はすべて1920年代製造のナス管。

右側の「PP5/400」アンプは、イギリスのエンジニアの手になるもので、ヨーロッパのアンプコンテストで「グランプリ」」を取った逸品、世界で2セットしかない極上品の輸入物。トランス類はすべてパートリッジ。


スピーカーは「AXIOM80」とタンノイの「コーナーヨーク」の使い分け。

後者にはロットナンバー4の「シルヴァー」が入っている。

タンノイのユニットはその長い歴史を通じて「ブラック」〜「シルヴァー」〜「レッド」〜「ゴールド」〜「HPD」と変遷を遂げているが、段々と音が悪くなっているのはマニアなら周知の事実(笑)。

ちなみにSさんが随分と購入を迷われていた最初期の「ブラック」(東京のショップで480万円!)がとうとう売れたそうで、心残りというか何やら複雑なご心境のご様子だった。

         

左側のスピーカーが「AXIOM80」、右側がタンノイの「コーナーヨーク」。

はじめに「コーナーヨーク」の方を聴かせていただいたが「いつ聴いてもいい音ですねえ!」と一同、感嘆の声を上げた。タンノイといいながら、あの鈍重さはいっさい影を潜めて音抜けの良さや音色は「AXIOM80」と極めて似通ったところがあり、ブラインド(目隠し)で聴かされるとどちらが鳴っているのかおそらく誰も分からないだろう。

Kさん宅の音もそうだったが、どんなに違うSPユニットを使っても持ち主の調教によって音が似通ってくるのは否めない事実のようだ。我が家の「AXIOM301」(ウェストミンスターの箱入り)と「AXIOM80」の音もこのところ随分似通ってきた気がする。

余談はさておき1時間ほど聴かせていただいてから、いよいよ本番の「71A」アンプに繋ぎ替え。さあ、と一同固唾を呑んで耳を澄ませた。

テスト盤は「ワーグナー」でスピーカーの方は「タンノイ・シルヴァー」。


結論から言うと大善戦だった。「71A」がありのままの誇張のない個人的に楽しむワーグナーだとすると「PP5/400」の方は演出付きで聴衆向けの楽劇に仕上がっている。

好みが分かれるところだが、たかだか出力1ワットにも満たないアンプが、ワーグナーを結構スケール感豊かに鳴らすのだから一同驚いた。どうやら、いいスピーカーともなるとアンプから実力以上のものを引き出すようだ(笑)。

帰宅後にいただいたSさんのメール(抜粋)にこうあった。

「正直、ワーグナーをあそこまで鳴らし切る真空管アンプには久しぶりに出会いました。もちろんPP5/400は素晴らしいのですが、〇〇さんの71Aアンプは凄いと思います。ブルックナー辺りも聴いてみたいと思わせる素晴らしいアンプです。大切にしてください。」


アンプはパワーが全てではありませんねえ。ハイエンドのマニアが高出力・高価格のTRアンプを使っている例を雑誌などでよく見かけるが「真空管(古典管)じゃないと絶対に出ない音があるのに勿体ないことするなあ。」といつも思うが、まあ、趣味というものは人それぞれなので謗るのはこの辺で止めておこう(笑)。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/6b09390fa41dd3cc6898c0baf2307804


88. 中川隆[1094] koaQ7Jey 2015年12月17日 08:45:47 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[306]


タンノイさんを敬遠する理由 2015年12月17日 | オーディオ談義

「AXIOM80」愛好家による試聴会も一段と佳境に入って、いよいよタンノイ・ウェストミンスターの箱に入れた「フォリップスのユニット」の試聴に入った。

その結果を述べる前に、オリジナルのタンノイさんのユニット(HPD385:口径38センチ、同軸2ウェイ)をなぜ外したかという理由を述べておかないと「画竜点睛を欠く」というものだろう(笑)。

ジャズを聴くのならJBL、クラシックを聴くのならタンノイとおおかたの相場は決まっているが、どうして世のタンノイファンの顰蹙をかうような行為を仕出かしたのか。

元はといえば熱心なタンノイファンだった。「VLZ」(オリジナル・イン・キャビ)から始まって「インパルス15」そして「ウェストミンスター」とグレードアップしてきたが、そのタンノイさんの音にいつしか就いていけないようになってしまった。今となってみると、「VLZ」が一番まともな音で鳴っていたような気がする。

「いい音」と「好きな音」は違うので、あくまでも好みの違いという観点からその理由を述べてみよう。また、これは我が家の「ウェストミンスターTW」という型式に限られた話なので念のため。

まず、弦の音色がちょっと硬すぎる。もっと余韻たっぷりに、ふわっと柔らかい響きが出てくれないと困る。我が家のシステムは「弦の音色」が第一優先事項である。次に中低音域がぼんやりしていて音階がはっきりしない。ネットワークに使ってある部品(特にコイル)がイマイチのようでそのせいかもしれない。総じて全体的な「雰囲気」で聴かせようとするスピーカーだが、自分のポリシーとは相容れない。

もちろん、この雰囲気の世界が好きという方も沢山いるだろうから、それはそれで良しということになる。

まあ、そういうわけでHPD385の代わりにJBLのD130ユニットや「AXIOM80」(復刻版)など入れ替わり立ち代わり変遷してきたわけだが、どうやら現在のフィリップスのユニット(アルニコ・マグネット)に落ち着いた。

この箱にはやはりフルレンジのユニットが合っているようだ。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/8f2471a499d6695863c10fc377090dec


SPユニット「AXIOM300」の到着 2015年12月04日 | オーディオ談義

「ネット・オークション」に英国のヴィンテージ・スピーカーの名門グッドマン社の「AXIOM300」がようやく登場した!

グッドマンはユニットだけで肝心の箱を作らなかったので、日本ではそれほど著名ではないが、本国イギリスではタンノイさんより格上と位置付けられているメーカーである。

稀少なアルニコ・マグネットで口径30センチのダブルコーンのフルレンジ・スピーカー。

オーディオ仲間からも「滅多にオークションに出ることはありませんが、もしAXIOM300が出たら絶対に買いですよ。」と、耳にタコができるほど散々聞かされてきたほど(笑)。

迷うことなく落札。競争相手もおらず、入札者は自分だけだったので出品価格でゲットできた。

「AXIOM300」の後継機種となる「AXIOM301」を持っているが、これはフェライト・マグネットでコーン紙が厚くててやや重たいのでどうしても音のスピード感がイマイチである。まあ、悪くはないんだが・・・。


現物を見てみると、想像以上に傷みが激しかった。エッジの外周にもところどころ綻びが見える。これでは誰も入札しなかったはずだと納得(笑)。

それにしてもコーン紙が薄くて実に軽い。明らかに音声信号に対する応答性の素性の良さが窺い知れる。そして重たい。アルニコマグネットの重量感はいい音質の保証みたいなものである。

さっそく、修繕に取り掛かって1時間ほどでどうにか完了。まあ、言ってみれば応急措置でいずれはSP修理専門店に出すことになるだろう。

とにかく雑音がするかどうかが最大のポイントなので、裸のユニットのままで真空管アンプに繋いでしばらくテレビの音を聴いてみた。

まったく異常なしだったのでこれなら大丈夫とばかり、ためらうことなくウェストミンスターの箱に入れているフィリップスのユニットとの交換作業に取り掛かった。

いつもの手慣れた作業で2時間ばかりで終了。             

胸をワクワクさせながら本格的な試聴に入った。先ず歌謡曲をかけてみた。「ええ音やなあ!」と感心した。

音がこなれているというのが第一印象でこれまで使ってきたフィリップスが「うら若き乙女の音」だとすると、これはお色気たっぷりの熟女の音といえるだろう。しかも上品さも兼ね備えている。さすがにグッドマンで「AXIOM80」と、どこか似たところがある。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/5277e68eaee4217d53b8191e6e8fe4ab

☆ グッドマンのユニットとタンノイの箱は相性が悪い

今回の試聴会はウェストミンスターの箱に入れたばかりのグッドマンのユニット「AXIOM300」(口径30センチ:ダブルコーン、アルニコマグネット付き)がハイライトだったが、クラシック音楽向きでとても品が良くていい音なのだが、一緒に聴いていると、ちょっとおとなし過ぎる印象を受けた。

前回のブログで、この音について熟女のお色気といった表現をしたが、もっと「元気はつらつ」さが欲しい気がする。熟女は熟女でもいろんな年代があるのでねえ(笑)。

よく考えてみると、グッドマンのユニットは「ARU」(ユニットの背圧を調整する器具)付きで鳴らすのが前提になっており、非常にクリチカルな鳴らし方が求められるが、それをタンノイさんの箱に入れて鳴らそうなんて考えるのが土台無理だったかもしれない。

そもそもイギリス本国で強力なライバル関係だった両社だが、グッドマンにしてみると自社のユニットをタンノイの箱に入れてうまく鳴らそうなんてつゆほども考えなかったに違いない。

やはりグッドマンのユニットは同社指定のこじんまりとした箱に容れてやるに限るようだ。同社のポリシーそのものがスケール感ではなく、緻密な再生の方を求めているように思える。

こういうことは、はじめに気が付いておけば「無駄な作業をしなくて済んだものを」だが、実際に試行錯誤してみないと思いつかない。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/54c6a03947cba3cf284eacf58d624265


去る7日(月)に半日かけて入れ替えた我が家のSPユニットたち。      

これがフィリップスの口径30センチのアルニコ・マグネットタイプだが、これをウェストミンスターの箱に取り付けてみた。          

次に、SPユニット「AXIOM300」ユニットをグッドマン指定の箱に取り付けて、両者の完成後の画像がこれ。
            

今日(11日)が金曜日だから早くも5日目になるが、ようやく「こなれた音」が出てくれて各ユニットが落ち着くところに落ち着いたという感じ。

一番変わったのが「AXIOM300」でウェストミンスターの箱に入れていた時よりももっと奥行き感があって豊かな音が出てきたのにはほんとうに感激。

やはりグッドマンとタンノイさんは水と油だ。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/8adf3b2733f6d6f8c62d297df6b62ffa


89. 中川隆[1450] koaQ7Jey 2016年2月09日 23:22:37 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[1305]

Analog親爺とTANNOY Autograph
http://sankanti.exblog.jp/

スピーカー Analog親爺とTANNOY Autograph
http://sankanti.exblog.jp/i2/


90. 中川隆[1485] koaQ7Jey 2016年2月11日 23:47:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[1350]

SILVER 
http://sankanti.exblog.jp/iv/detail/index.asp?s=20952725&i=201311/26/30/f0319330_14171785.jpg


千里の馬

 世に伯楽有りて、然る後に千里の馬有り。千里の馬は常に有れども、伯楽は常には有らず。

 故に名馬有りと雖も、祇だ奴隷人の手に辱められ、槽櫪の間に駢死して、千里を以て称せられざるなり。
「雑説」(韓愈)

 縁あって、昭和54年(1979年)8月、在京の御仁に

TANNOY AUTOGRAPH ORIGINAL(M/Gold入 SP端子が裏面の最下部)

を譲って戴きました。

 爾来、33年余モニターゴールドにお世話になりました。

 その間、ネットワークの不具合(主にケミコンの容量抜け)が何度かあり、オーバーホール等してきましたが、昨秋とうとう左右のバランスが微妙にとりずらくなり、従前のような球の交換では対応しきれなくなってしまいました。

専門店に相談すると再着磁を薦められましたが、またぞろ、慣らし運転等に苦労するのは、老い先の見えてきた我が身を想うとしんどいかなーということで、他のユニットを当たってみようと探し始めました。

 ふと寄った八王子のお店で、SILVERをレプリカ箱に入れた物を聞くことが出来ました。

ごちゃごちゃした店内での試聴でしたので、条件が悪かったこともあり、そのときは何枚か聞いたLP盤もそんなものかくらいでした。

家に帰って同じLP(のオリジナル盤)を聞いてみると、「なんと薄味なのか!」という思いが湧いて、いつものようには聴く気にもなれず・・・。

 それから1週間ほどは、自宅のAUTOGRAPHを聞く気がおきませんでした。

 知人はM/Goldの方がレンジも広いし、等々慰留してくれますが、古いレコード盤を愛聴している小生には、

「SILVERの方が再生される音楽が楽しいなあー」

という気持ちが強くなってきました。もう戻れません。

それから、しばらくSILVERを探す日々が続きました。
http://sankanti.exblog.jp/20952725/


SILVER U
http://sankanti.exblog.jp/iv/detail/index.asp?s=20967272&i=201311/26/30/f0319330_14185833.jpg


 最初に聞かせて戴いたお店に伺いましたが、買いたい旨申し上げると、前回より◯十万円の値上がり(小生ポーカーファイスが苦手で)、足許を見られたと思い、後々のメンテナンスのことも考えて引き下がりました。

 次は、ネットで探しましたが、実際に買いたいというと下取り条件等が変更になるなど、ヴィンテージ製品は骨董品と同じように価格表示がなく、そのときの店主の腹づもり次第なのかと諦め半分でした。

 横須賀と目黒のお店は、大層、紳士的で対応が誠実でしたが、時間がかかるとのこと。

また、横須賀の店主は、

「先ずSILVERは左右が揃わない、と承知していなくては買えませんよ。」

と教えてくれました。

 ネット販売が主体の川崎のお店が、我が家で聞かせてくれるというので、音楽室(家人はそう呼ぶ)で実際に触ったり、聞かせてもらったりして、左右揃った極上品(本物を目の当たりにして、逆上せ上がり、冷静な判断など無理か?)と云うことで購入しました。

半月ほどで、左右のバランスが微妙(アンプ等では対応が難しい)になり、ピアノとオーボエの所でサチル様になりました。

自宅視聴の後購入したのですから、今更ですし、先達にご意見を伺うと

「ユニットの天地を逆にしてみよ」

と教えてくれました。そうすると左右のバランスも、球の交換等で調整すると許容範囲に収まる様になり、サチリもかなり減りました。

 これで行くかと、ネットワークにMC−DA(シルバードマイカ)をパラって見たり、30Ωの抵抗をVISHAYのVAR(100Ωを3パラ)にしてみたりして3ヶ月ほど過ごしましたが、大好きなモーツアルトのレクイエム(ベームVPO・DG内溝盤)の再生が今一透明感が出ずに、また、サチリも若干残っているような気がします。

 高齢者の保険証を戴く様になった我が身を想うと、何をわざわざ我慢してまで、本来楽しいはずの音楽を、聴かなければならないのか?という疑問が押さえきれず、再度、探すことになりました。

 秋葉原にお店があった頃、PE6000sや604E等を購入したお店が、数年前相模原に集約すべく新規開店しました。

前述のM/Goldが不調になったとき、相談のTELはしましたが、SILVERやM/REDの話はとんとでず、置いてないのかな?とは思いましたが、念のため店長に再度電話しました。

 「ああ、SILVERもM/REDも有りますよ、それも幾つも」

 「え!それって聞いて選べるのですか?」

 「いいですよ、当店にて聞き比べて、気に入ったら買って下さい。」


http://sankanti.exblog.jp/iv/detail/index.asp?s=20967272&i=201311/26/30/f0319330_13134180.jpg
        奥がM/Gold、手前がSILVERです。

http://sankanti.exblog.jp/20967272/

SILVER V
http://sankanti.exblog.jp/iv/detail/?s=20995867&i=201311%2F26%2F30%2Ff0319330_15592427.jpg
http://sankanti.exblog.jp/iv/detail/?s=20995867&i=201311%2F26%2F30%2Ff0319330_15590889.jpg


 普段音決めに使用しているLPを数枚持参して、相模原のお店へと何度か伺いました。そこで結局、SILVER 8つを聴き比べて、声(アメリンク、金子由香利)、ピアノ(フランソワ、ツメルマン)、弦(ズスケ)等のよく鳴るのを選びました。

 8つのSILVER、横須賀の店主ではありませんが、どれ一つとして同じモノはありませんでした。

店長のアドバイスも参考にしながら、高域の綺麗に伸びているモノ、低弦の鳴りの良いモノ等を検証して、お気に入りの2つを選び出すことが出来ました。


 現在、相模原のSILVERを導入して8ヶ月程、ほとんど毎日鳴らし込んで5ヶ月くらいから、抜けの良い、スピーカーの存在を意識させないで、音楽が鳴り始めました。

一方、ネットワーク等にも手を加えること無く、全くそのまま繋いでおりますが、不満はありません。アンプの球を始めとするパーツの交換に鋭敏に反応するので大変な面もありますが、調整しがいが有り、また楽しみです。

 
 とまれ、終生のスピーカーに邂逅することが出来ました。部屋の中で、場所を特定しなくても音楽を楽しめます(すれば、更に静謐な音場が奥深く再現されます)。

あの時、念のためTELをして本当に良かったと思います。
「Ask,and it shall be given you. 」ということでしょうか・・・・・。
http://sankanti.exblog.jp/20995867/


91. 中川隆[2166] koaQ7Jey 2016年3月30日 06:35:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[2149]

AXIOM80愛好家の集い〜第11回〜 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2016年03月29日


オーディオ界では旧くて新しい話として次の2説が根強く存在している。

「ほんとうにいいシステムならクラシックにもジャズにも両方対応できてうまく鳴ってくれるはずだ。」

その一方では

「クラシックは教会やコンサートホールで直接音と壁や床などに反射した間接音が微妙にブレンドされた音を鑑賞するもの。

しかし、それとは違ってジャズは直接音を聴くように出来ている音楽だからこの二つはまったく別物。

したがってシステムも分けてそれぞれ専用にして聴く方がいい。」

どちらの説に与(くみ)しても一向に構わないし、いいも悪いもないが、いったいこの両説のどちらが正しいのか、その妥当性に一つの示唆を与えるのがスピーカーのタンノイ・オートグラフの存在ではないかと思う。

音が膨らみ過ぎてジャズはからっきし聴けないスピーカーだが、クラシックとなるとオーディオルームがたちまちコンサートホールに変身するという逸品である。

わざと寝ぼけたような音を出して雰囲気感をことさらに強調するのだから、ここまで徹底するともう降参するしかない(笑)。


ただし、国内に出回っているオートグラフは大半がティアックなどの国産品の箱なのがちょっと物足りない。やはりオリジナルで聴いてみたい・・・。

オリジナルのオートグラフといえばすぐに思い浮かぶのが五味康祐さん(故人)だが、内蔵されているユニットは「レッド」だ。

ところが、このたび「レッド」よりも1世代前の稀少な「シルヴァー」が内蔵されているオリジナルのオートグラフがはるばるイギリスから、とあるオーディオショップに入荷されたというのだ。


お客のSさんから伺った情報によると、オリジナルの「タンノイ・オートグラフ」(ユニットはモニター・シルヴァー)のお値段のスタート価格は850万円とのこと。

「高いことは高いですけど、お得な買い物になるでしょうね」と申し上げた。なにしろ世界遺産に匹敵するほどの代物だから年数が経てば経つほど値上がりするのは間違いない。仮に20〜30年愛用して持ち主が亡くなるときはおそらく倍以上の値段になっていることだろう。そのときは遺族へのいいプレゼントになる(笑)。

S財閥なら不可能な話でもないので「どうですか」とお薦めすると、「いやあ、そんなことをすると家庭崩壊ですよ」と仰ったが、もしかしたら・・・。

いずれにしろ、「一生に一度しか聴く機会が無いでしょうから、近々聴きに行ってみます。」とのことだった。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/864b6d961ddfe9109d927e67b3eb2db2
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/cbc8fdee11e091090bf2f265e55a3db8



92. 中川隆[2167] koaQ7Jey 2016年3月30日 07:02:30 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[2150]

16 : でしべる 2015/02/24(火) 12:03:07

HPD−385とHPD−385Aの相違点ご存知の方いらっしゃいませんでしょうか。


19 : 薬漬け 2015/02/24(火) 18:02:23
>>16 
本体には差はなく(両機種ともマグネットはAlcomax5の筈です)、主にネットワークの改良によるものと思われます。

両者のメルクマールは、

オリジナルの385ではスピーカーターミナルがモニターゴールド後期型のようにネットワークと一体となっているのに対し(色以外は見た目そっくりです)、

385Aではスピーカーターミナルがネットワークから独立しています。

このユニットはどうもいい印象がないのですが、ユニットに責任があるのか、それとも試聴時に着いていたエンクロージャー(もちろんタンノイ純正のレクタンギュラーヨークとかですが)が悪かったのかは定かではありません。

(モニターゴールドもこのいわゆるオイル仕上げのチーク材による後期オリジナル箱ではいい印象がありません…。)
おそらくはポテンシャルのあるユニットだとは思うのですが。


20 : でしべる 2015/02/24(火) 20:17:25

HPD−385Aは付属の専用ネットワーク改良版でスピーカーユニットの違いは無いのでしょうね^^

付属の専用ネットワークを含んだ型番と考えると納得できます。

HPD−385いい印象が無いけど、悪い印象も無いでしょうかね。
なんてったって泣く子も黙る?クルトミューラーコーン紙ですから〜
世界のタンノイ、腐ってもタイノイ^^;


21 : 薬漬け 2015/02/25(水) 09:35:48
>>20 
もちろん悪い印象は無いですよ。
非常にオーソドックスな鳴り方をするユニットだという認識は持っています。

ただ、先先代のモニターレッドのシャープさ、先代のモニターゴールドの煌びやかさに比して、少々地味なところが損をしているのかも知れませんね。

それと、エンクロージャーのシリーズがハーマン傘下での“簡易型”に代わったところも、このユニットの運の悪いところだったのかも知れません。


23 : RW-2 sage 2015/02/25(水) 15:44:29

>世界のタンノイ、腐ってもタイノイ^^;

TR時代の大パワーにマッチするような設計になってますね。補強リブを入れたり。

クルトミューラーのコーン紙は薄いですからね。

ビクターも表や裏にコブコブを付けてましたでしょ。
コーン紙が補強されますとエッジやボイスコイルもロングトラベル型が使えるわけです。
代償として能率が下がったのは仕方ありません。


24 : 薬漬け 2015/02/25(水) 18:14:07
>>23 
能率は悩ましいですねえ。

モニターブラックが92dB、シルバーも同様の92dBのようで、

レッドになった時に94dBに上がりますが、ゴールドになって92dBに戻るようですね。
(出力はブラック20W、シルバー25W、レッド50Wですが、ゴールドは50Wで同じです。)

で、HPDですが、資料により 91dBか 92dBか混乱がありますが(出力は85W)、これはどうも HPD385aから新JIS法に依ったため測定ベースが変わったのが原因のようです。

それを踏まえて、HPD385 は 92dB で HPD385a が 91dB となりましょうか。

これで行くと、レッドは真空管全盛期を反映して高能率とは言えそうですが、それ以外はそう大きくは変わらないような気がしますが…。
(もちろん対数ですから1dBでも大きいといえば大きいですが…。)


25 : RW-2 sage 2015/02/25(水) 18:40:11

あらら、能率は低かったのですね〜。聴感上シルバーはもう少し高いと思ってました。


26 : VOH 2015/02/26(木) 23:43:23

HPDですが初期のネットワークがスピーカーターミナルと一緒のタイプはツイーターのボイスコイルが白っぽい絹巻き線と言われている物が使われています。

HPDのAタイプになるとその後一般的に使われている赤いボイスコイルの物になるようです。

ゴールド以前のタンノイは絹巻き線が使われています。

タンノイのユニットは個人の感想としましてマグネットカバーの色と同じような
音質傾向を感じます。


シルバー・・・元祖いぶし銀。

レッド・・・スパイシーなピリッとした味がある。

ゴールド・・・うるおいがあり個人的にはゴールデンバランス。

HPD・・・ベージュやグレーっぽいカバーもありますが正にそのような落ち着いた音色で逆に色々な要素含んでいるともいえます。


ゴールド以前は中域から上の反応が良く楽しい音で HPDは逆に中低域の音色が出やすいので音の陰影は勝る傾向にあると思います。

アメリカのハイエンドアンプのメーカーでも HPDをモニタースピーカーとして使っているメーカーもありますのでトランジスタの色々なアンプで使いごなしの楽しみがあるのは案外HPDかもしれません。

以上はまったく個人的な感想ですので人により感じどころは違うと思います。


27 : でしべる 2015/02/27(金) 08:34:48

ツィーターの仕様が違うのですね、耐入力向上の為でしょうか。

マグネットカバーの色と音質傾向が似ているのは面白いです。
HPD−385Aは、落ち着いた味のある音なのですね^^
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1423704997/


93. 中川隆[2168] koaQ7Jey 2016年3月30日 08:09:54 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[2151]

155 : ディラン 2015/05/25(月) 21:09:10

昨日の視聴のスピーカーはケンジントンだったのですが無垢のウオルナッットの美しいキャビネットでした。
ユニットの周りにバスレフポートが上下に数本開いていて珍しく思いました。
音は本当に変わってしまって居ました。オートグラフミニを進化させた様な。

家のモニターレッドが逆立ちしてもあの音は出ません逆もまた。

カタログを頂いたのですがウエストミンスターなんか惚れ惚れしますね〜。

158 : 薬漬け 2015/05/26(火) 00:54:17
>>155

あの音は新・アルコマックスになってから共通するトーンのように思えます…。
古臭い言い方ながら、正調HiFi 調といいますか。

少し高域がぎらついた質感に感じます。
凄く綺麗なんだけど、ある意味音に“翳り”が乏しい…。
眩しすぎるというか。

往年のアルニコ(チコナル)の質感ともまた違いますね。

上にも書いたように旧・モニターシリーズ、なかんずくレッドとゴールドには独特の艶がありますが、一方で翳りがある。

どこか眩しいけれども眩しすぎはしない。そこはやはり「燻し銀」です。

ウエストミンスターを挟んでかなりの差があります。

かなり昔、ウエストミンスター・ロイヤルが出たとき、試聴に行きました。そして出てきた音に凄い違和感を覚えたことを覚えています。
(オートグラフ初体験の時は「違うな」とは思っても違和感迄は感じませんでした。)

いま、試聴に行ったらどんな感慨が待っているのか…。今は怖じ気づいて行く気になれません。


146 : 薬漬け 2015/05/24(日) 22:09:40

モニターレッドは渋いとは言うものの、何がしか音は輝かしい側面を持っているように思えます。

この辺が、ある意味ウエストミンスターと違うところ…。

ウエストミンスターはどこまでも渋いですから。

今のタンノイ、特にアルコマックスに戻った機種(最近のは聴いていませんが)も記憶ではやはり輝かしさに特徴を持っているように思えますので、ウエストミンスターはその意味では新旧にはさまれた希少種かも知れません。

特にブラームスを聴く時…。

誰かが

「オートグラフはベートーヴェン、ウエストミンスターはブラームス」

と喩えた趣意が分かります。オートグラフではやや眩しすぎるところがある。


今日は、アバド=BPO のブラームス交響曲第二番。

オートグラフに定番、U-BROS1と11、SPU-G オールド。

このディスクに関してはウエストミンスターに分があるかな、と思いながら聴いていました。


147 : 薬漬け 2015/05/24(日) 22:42:59

最近オートグラフに関してちょっと調べたいことがあり、直接タンノイ社に問い合わせてみました。

タンノイ社の回答は何時も結構早く、今回もそうでしたが、少しがっかりでした。

「オートグラフは如何せん年月の経ちすぎた機種なので、当社にも極めて限られたデータしか残っていない。構造体に細部の変遷はないはずだ。」

「オートグラフに使用されたサランネットも特殊なものと思うが?」

「サランネットはそれ自体は音に有害な影響を与えるものではない。それが多孔性のものである限り、貴方はオリジナルに拘るアドバンテージは無い」。

確かに時が経ちすぎたのでしょうか。(それとも邪魔くさかった?!(汗))
かつて金属の混編ネット(オートグラフ)や、パンチングメタル(RHR)など、凝りに凝ったサランネットを考案してきたタンノイの回答としては、寂しいものでした。

それにサイトが少し変わったのでしょうか、前はデュアル・コンセントリックの「先祖」のコーナーが TANNOY Professional の処にあったのですが、どうも見つけられない…。
時代は変わる、でしょうか。

148 : 前期 2015/05/25(月) 10:02:48
>>147
そうですね、会社が存続しているだけでも立派なことでタンノイも含めて各社経営系列も変わっているようですし。
ビンテージ機器の価値がますます高くなるかもしれません。


162 : ジークフリート 2015/05/28(木) 20:21:08

昔、無人島へ一組だけ持って行けるならハークネスだ!と言ったのは、喫茶「ジャズオーディオ」をやっていた頃の岩崎千明ですが・・・


163 : 薬漬け 2015/05/28(木) 22:50:50

ハークネスは「無人島」人気?があるんですね。確かベ○シーの店主氏も同じようなことを書いておられたような記憶が。


167 : ジークフリート 2015/05/30(土) 12:57:13
〉163
ベイなんとかて喫茶店のオヤジは、「ジャズオーディオ」に入り浸っていたくらいで、岩崎千明の弟子みたいなもんですからねぇ。

しかし、かく言う岩崎千明自身、ハークネスの175ドライバーに飽き足らず、LE85に替えたりとかして・・・無人島で一生ハークネスだけだと、さぞかし退屈したんだろうナ?と。

往年のタンノイでは、別格のオートグラフを除くと、GRF が代表機種だと言う説もあり、名前からして「確かに!」てな感じもするワケですが、タンノイ党の薬漬け先輩が、そんなGRFを所有していないのが、ドーモ不思議です。
(レクタンギュラーGRFの方がシブいかも)

169 : 薬漬け 2015/05/30(土) 14:52:48
>>167 
やはり「系譜」は「系譜」なんですねえ。ジャズは特にそうなのでしょうかね。

ところで GRFですが、意外に“縁が無い”機種なんですよ。
オリジナル個体はあまり見かけないし(ちなみに私はあまり喫茶店に行く性癖がありません)、自分でもあまり関心が向かない。ウエストミンスターとオートグラフを比べていた状態からは仕方なかったとも言えますかね。

ただ唯一、大先輩がシブイと仰ったレクタンギュラー GRFは、近所のお店でよく遭遇します。
(何を隠そう今も委託品があります(笑)。けっこう持っていた方はいたようで。)

一度聴かせていただいたものはレッドのオレンジキャップでしたが、渋いというよりちょっと濃密に過ぎた…

箱(アメリカタンノイ)の個体の癖か、はたまたアンプの個性だったのか、
ものすごくメロウな音に戸惑ったことはありました。

第二号機にはちょいとシャープ目の感じを…と思っていた耳にはミスマッチだったですね。

いずれにせよ、コーナー型正調GRFとなると今のオートグラフを押しのけないと無理な訳で、どうせそうするくらいなら…(略)

170 : ジークフリート 2015/05/31(日) 23:32:15
〉169
アメリカタンノイの?

GRFと言ってもネットの取り付けも違うし、箱の材質も違うみたいですねぇ。
(なぜか下駄箱並みな作りのジェンセンを連想)

171 : 薬漬け 2015/06/01(月) 00:40:47
>>170 
アメリカタンノイの箱は余り鳴かないようですね。

ただし製作は英国でなされたようで、それを米国の代理店が売っていた代物のようです。程なくして無くなったようですが。
ジャズには好ましいとのコメントを見たことがあります。
(近所のお店のくだんの GRF も、ジャズやヴォーカルで本領を発揮するような感じはありました。)

それにしても、やはりフロントホーンのない正調 GRFと、ダブルホーンのオートグラフ。

同じバックロードホーンタイプとはいえ、かなり鳴り方の性格はちがうのかな、と。


172 : RW-2 sage 2015/06/01(月) 11:26:01

>バックロードホーンタイプとはいえ、かなり鳴り方の性格はちがうのかな


そこを考えるならオートグラフ/GRF VS ウエストミンスターじゃないでしょか。

片やコーナー型。ミンスターは一般型。

コーナー型は文字通り部屋コーナーに設置すると壁がホーンロードの延長になってのワイドレンジ方式。

ミンスターは超低域は出ませんが、その上の低域量感型。
時代とともに変遷したわけですね。

197 : 薬漬け 2015/06/15(月) 01:10:53

昨日某所で、モニターシルバー入り米GRFを聴く機会がありました。

ところがどうも精彩がない。

最近私もオートグラフ(モニターレッド)をたまに聴く程度で、あまりシルバーの相手をしていなかったので、こんな音だったか?と一瞬戸惑いましたが、やっぱりどうも違う。

ラインナップはオーソドックスです。

トーレンス124にSPU-Gold-GE、マランツ7+8B。

もう少し高域が出ていてもいいのに、余りに渋すぎる。ハテ。

私はたまたま、コーガンのチャイコフスキーVn協奏曲と、路線を変えてイーグルスの HellFreezes Overを持って行っていて、後者からは例により Hotel Californiaでしたが、前者はまだマシだったものの(同席のオジサンは「演奏に」いたく感動)、Hotel〜はやはり精彩を欠いていました。

どうも気になるので本日は休養日と決めていたものを、シェルターを抜け出し実家へ。
ちょっとラインを構築中のため、ReferenceにTitan、EAR834〜Mimesis2aと、まあ7に近い切れ味は出せる前段にマランツ9で、気になった Hotel California を。

一応はホッとしました。4333A のような鋭さよりは、ややゴリッとした、艶消しのような渋い艶のかかった、それでいて結構 Hi-Fiな音が音場を満たしました。

確かに箱(当方はコーナーヨーク)は違えど…。

またパワーも 8Bか 9かの差はあるものの、どこからあの音の差(性格的な差に近いと言いますか)が出てきたのか…。

結構、線材やセッティングその他、細かいことの積み重ねがもたらした結果かもしれませんが。


200 : ジークフリート 2015/06/15(月) 11:35:39
>>197
ラインナップはオーソドックス

他所でシックリ来る良い音が聴けるなんてのは、まず無いでしょう。

まともな装置が揃っていても、せいぜい可能性の片鱗が聞ければマシな方だと思いますよ。
(ましてや、シーラカンス揃いの場合は、ホントに生きているかも怪しいとか)


219 : 薬漬け 2015/07/18(土) 20:42:14

ある場所で、オートグラフのオリジナルを聴かせていただきました。

“因縁の”モニターゴールド・ヴァージョン。かつてこれを聴いて熱が冷め、ミンスターに寝返ったときと同じ構成ですが、しげしげ見せてもらうと、前回のものとちょいと違う。

一番の違いは「箱」でした。

いわゆる中期型の、あまり「響かない」箱…叩くとコツコツと、乾いた音がするタイプです。

その音の質感から拙宅のコーナーヨーク、レクタンと同時期のようでした。

鳴りだすと間違いなく前回のオリジナルと印象が異なります。

これを最初から聴いていたらその後の機器は相当違っていたのかも知れません。

結構歌います。ただしゴールドの弱点も分かっているので、そのソフトをかけたら、案の定それは歌ってはくれませんでしたが…。しかし総評はいい感じ。

流石にオリジナル、か。面白いなあと思い、晩に悪友に興味津々だな、と話をしたら彼

「ふーん、お前も面白くねえ奴だなあ。もっと逆らえよ」。

「逆らえとはなんだ?」

「大体、オリジナルの音って何だ?
それぞれの設置環境の違い、組立てからして手作業だから同じ音など一個体としてある筈もなし。お前が一番よく判っているだろ。

オリジナルが鳴っているからオリジナルの音だと思っているお目出度い御仁ならともかく。

お前すでにレクタンとヨークのオリジナルがあるんだろ。だったら今度は、お前のオートグラフからそのオリジナルに“匹敵”ないし“凌駕”する音を出してやってこそ、オーディオ冥利だろ。

俺の周りにもオリジナル至上主義はいる。
お前と違うのは後期オートグラフと中期の区別が出来ていないこと。だから


『中期までがまともな音、後期は材料をケチったせいで響き過ぎ。

筐体がやや小ぶりなGRFが後期版で往々に高評価になるのはオートグラフほど鳴かないから。

むしろ国産のエンクロージャー、S社やU社は構造体は後期に倣っているが、材質は中期のものに準じている。だからさほど鳴かない。

「箱が鳴かないから国産はダメ」といっているお前らは中期を知らないだけ』


と言ってやっている。

オリジナルに興味があるなら探してやってもいいけど、遊びとしては面白くないんじゃない?
どうせやるなら、今のオートグラフからオリジナル真っ青の朗朗とした音楽が鳴った方が、達成感があって面白いだろ。だから、世間並みのことを考えずに逆らえと言ったんだ」。

彼は私より使い方の個性が強いのは分かっているので、この位は言うのは驚きませんが、しかしこれはこれで面白い意見でした。

また、国産の板材が中期を模範としていたのもお恥ずかしい話、気が付きませんでした。(確かに叩いた音の質感は似ています。)

言われるとやはり虫が起きます。「よーし、また報告する」と勇ましく電話は切ったものの…。

まだ片付けの途上とは流石に言えませんでした(略)


220 : 前期 2015/07/18(土) 21:00:26
>>219
なるほど、オートグラフほどの名機ともなると一台一台手作りに近く個体差も大きいかもしれませんね。何やら乗り手に合わせて作るf1マシーンのような感じでしょうか。
こりゃ使い方も半端じゃないですね。


221 : 薬漬け 2015/07/18(土) 22:06:40
>>220
やはり大型システムは唯々諾々とは鳴ってはくれませんね。(苦笑)

ウエストミンスターも、何だかんだで数年かかりました。(家を建て替えたこともありましたが。)

オートグラフの方も、程々に鳴られて「これでよござんしょ」てな顔をされるようなことにならないように、気を付けたいです。(汗)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1423704997/


94. 2016年3月30日 12:36:53 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[2157]

236 : 薬漬け 2015/08/23(日) 22:46:55

某所で聴いたオートグラフは、モニターゴールドでしたが、それゆえというべきか、非常に音の回り込む、臨場感のある鳴り方を呈しました。

あの「音の洪水」的な低域の奔流は拙宅のモニターレッドではなかなか聴けない音でした。

一方、ある店主が語ったところ、

「オートグラフのユニットをゴールドにすると、ゴージャスでたっぷりと鳴るが、緻密さには欠ける。

レッドにするとシャープで緻密綿密には鳴るが開放的な鳴り方にはならない。

いろいろ試してきたが、遂に例外は無かった」と。


例外を追ってみたくなりました。

ちょっと部屋が体をなしてきたのを機に、今までIIILZ専門だったマイケルソン&オースチン TVA-1を移動。

カウンターポイント SA-5000 にオルトフォン SPU-Referenceでヨッフム=バンベルクsoのジュピター第4楽章。

TVA-1 は高域がやや硬質ですが低域は結構たっぷりしていて、これがモニターレッドの緻密さにやや芳醇な響きを付加してくれるかな、SA-5000も音場型だし…というわけです。

試聴してみたところ、「…」感想はこんな感じ。うーむ、音がイマイチ。

レッドの精彩もあまりないし、ゴールドのゴージャスさも出ているとは言えない。結局のところ、二兎を追うものは…にハマってしまったようです。(苦笑)

TVA-1の相性が良くなかったのか(あまり大型タンノイをKT88で鳴らしたことはありません)、コードのアクが強かったか、それとも他に?サテ。

とまれ、やはり先人のトライアルは貴重でした。


241 : ジークフリート 2015/08/25(火) 20:31:51
>>236
薬漬け先輩が書いておられるレッドとゴールドの違いは、再生帯域の広さの違いが当然のように表れているように思います。

そもそも、想定のアンプも異なるところですが・・・エンクロージャーの方は、どちらのユニット想定とかはなかったのでしょうかね。


237 : 前期 2015/08/24(月) 10:03:00
>>236
確かに同じSPでもアンプによって音は変わりますね。

拙宅にもたまにマニア達が聞きに来ますが 4320(もどき)の音の感想は球派と
石派に二分されるのが面白いところです。

いずれも若いころは楽器を演奏していた実力派で

ポピュラー系は球派、クラ系は石派

で例外がないのが不思議ですが、結局音のどういう部分に注目して聴くかで評価は違ってくるようです。

239 : 薬漬け 2015/08/25(火) 01:01:57
>>237 
クラ系が石というのは、なんとなく分りますね。
細かい音まで聞き分ける…オケの団員などでしたらそうなるのでしょうか。

ポップスが球派というのは…。

しかしそういえば、ギター小僧は最近は球アンプ派が多いと聞きます。

(おかげで私たちのアンプ用のヴィンテージ球が枯渇しているのですが…とほほ(略))


240 : 前期 2015/08/25(火) 18:00:43
>>239
>アンプ間で大ゲンカ・・・・・

これってあるんですよね!

石アンプ「どや、ワテのほうが正確な音やろ」

球アンプ「アンタの音は色気がない。皆アタシのほうが魅力的と言うの」
???????


244 : 薬漬け 2015/08/26(水) 08:24:20
>>240 
モニターレッドは、音が緻密な分、結構石のアンプも合いますね。

今はもっぱらExclusive M5 で試しています。
(石の場合は、です。相対的には球がやはり多いですが。)


片やモニターゴールド…。
あの音の豊潤な広がりを活かすには、やはり球でしょうか。

それぞれユニットにも言い分があるでしょうから。(笑)

245 : 薬漬け 2015/08/26(水) 08:30:39

ユニットの性格は、まさにお示しの通りで、まあドン・キホーテをやらかしたと言いますか(汗)。

確かに拙宅のオートグラフはレッド前提ですから、苦しかったのは事実でしょう。

片や TVA-1 は IIILZ でベストマッチに鳴るように、そちら向きですし。

敢えて合わせましたが、やはり水と油とは言わないまでも、得手不得手は出たようです。



95. 中川隆[2176] koaQ7Jey 2016年3月30日 14:05:22 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[2160]

276 : 薬漬け 2015/09/05(土) 23:20:56

先日、行きつけのお店でモニターシルバー(米GRF)を、WE124で鳴らしました。

球はデフォルト 274Bのところが 5U4G、348Aのところが RCAの 6J7。出力球は 350Bです。

LP12 とマッキン C22 オリジナルを経由。これで聴くと、入力トランス 618C のキャラクターも乗ってなかなか艶っぽいのですが、微妙に音色が古い。

(因みにHi-Inputはトランスは関係ないと諸兄に教えられてきましたが、お店のエンジニアで 124 現物と Western Electric の回路図を持つ方は

「実はハイ入力も入力トランスと繋がっている。1次か2次に入れているかは個体によるが、繋がれているのは確か。当初見たとき何故こんな面倒臭い配線をかけているのか理解ができなかった」

と教えていただきました。しかしこれで、ハイ入力も入力トランスの違いで音の性格が変わることが腑に落ちました。)

そこで 5U4G を 274B 刻印球に。

理屈からいえばより一層古い球ですが、これが不思議に現代的な清明な響きに変化。

「これだと前段も変えると?」

私「まさか 348A?」

店主笑って「 348Aはそう変わらないな。無理にWEで揃える必要はない」。

エンジニア「 6J7G のST管もいいかも」。

で、後日私が探してきたのが Brimarの Foreign Made。

メッシュで精密な造り。欧州製か?

これに換装して、カートリッジをハイエンド系に替えたら、出た音に全員オッタマゲ。

現代型ハイエンドシステムを持っている方いわく

「自分の現代システムと違和感のない音だ」。

鳴っているのはシルバーなのに。

私の耳にも、およそ古色蒼然とは対極の音が出たのにはいささか驚きました。

因みにレッド(コーナーヨーク)に替えてデュトワ=モントリオールの幻想(Digital録音)をかけてみると、これも違和感なし。

RCA の 6J7 を Brimar?の 6J7G に替えてからはホルンの響きも丸くなった感じ。

ヴォーカルでは最初はキツかったドリス・ディの声がキツさが後退して滑らかさがでてきました。

古い機器も、使い方で古色蒼然にも鳴れば現代的にも鳴る。潜在能力の高さかもしれません。


277 : ジークフリート 2015/09/06(日) 08:20:57
〉276 現代的にも鳴る

昔のスピーカーで現代的な鳴り方(情報量(SN比)、再生帯域の広さ、忠実度、空間再現力など)って相当無理があるんですが、現代的鳴り方というよりも、今でも通用する(ある程度の情報量と表現力、昔のスピーカーならではの創意工夫による空間演出(再現ではなく)、しかし歪曲し過ぎないなど)かどうかということでしたら、まだ通用するものも残っていて、その創意工夫の部分などが現代的スピーカーにない味わいも楽しませてくれるものと思いますよ。

当時、性能的に限界があった部分を、この創意工夫でなんとか補おうとした・・・この辺りの巧妙さやセンス、努力が音にもちゃんと反映され、それが今でも魅力的に音楽を楽しませる・・・そんな装置であれば、まぁ今でも使う価値は十分有るんじゃないかナ?と思います。


278 : 薬漬け 2015/09/06(日) 10:14:29
>>277 
ちょっと私の表現が舌足らずでしたね。失礼しました。

「現代ハイエンド機を聴いている人」が「聴いていて自分のシステムと違和感が無い」≒「現代的な」

という表現をさせていただきましたが、ただモニターシルバーに、――あのF特でも――リアリティを迫真で表現できる能力があることは、見えたような気がします。

もちろん、本当の現代スピーカーとではF特は言うに及ばず、音場感の現出の仕方その他も作法は違う訳ですが、タヌキさ加減でいえば現代スピーカーより役者が上手といいますか。

実に巧妙に私たちをダマクラかしてくれるような感じですね。

現代スピーカーの、ダマし代が少ないタイプとはその意味でも作法が違います。

その世界では第一級の能力を有していると。
仰せの通りと思います。

ちなみに、今回の再生では Western Electric124 が結構大きな役割を果たしてくれたような。

つい音色の色香に先に幻惑されますが、(ちなみにあのアンプは電話交換用が多かったようですが、あの媚薬的な音の個性は交換手の女性の年齢詐称に役立ったかも。(ええ加減にせいと?ハイ))

まずもって業務用として実に高い能力を有しているな、と感じた次第です。

現代に通ずる能力。

何せシルバーが他のアンプで、こういう鳴りかたをしたのを聴いたことがなかったですから。

ただ知らない人が見ずに「どこからか新製品でたんですか?教えて」と言ったのには…(苦笑)

279 : ジークフリート 2015/09/06(日) 10:27:53
〉278
女性の年齢詐称

薬漬け先輩。女性に限らず、上手いこと詐称してくれれば、ゲンジツよりも魅力的とか。

電話交換手も、どんなお姉さんか、下手に確認して夢破れ・・・てぇのは有りがちだったりしますよねぇ。


280 : 前期 2015/09/06(日) 17:55:55
>>276
またまた凄いアンプを試聴されましたね。

手許にある回路図では OPT 二次側からは負帰還をかけていませんのでトランスそのものが相当に立派なのでしょう。

出力菅のプレートから前段に負帰還をかけているのは恐らく動作の安定性を重視した設計なのではないかと思います。

それにしてもこんな古いアンプが保存されているそのお店というのも超一流ですね。

281 : 薬漬け 2015/09/06(日) 23:32:34
>>280 
WE124はかなり以前になりますが、私がタンノイに似合ったパワーアンプをいろいろと見ていた頃、店主が「こんなのもあるよ」と、前期型のレクタンギュラーヨークでマーラーの三番のイントロを聴かせてくれたのが初体験でした。

レクタンのモニターゴールドが、何時にも増して煌びやかに響いた衝撃は新鮮でした。

これが Western Electric の音か、と。 

その個体は、ある人が長きにわたり預けてあるものらしく、店の基準機の一つになっています。

今回私が聴いていたのは、別の人の蔵の中から、様々な機器といっしょにガラクタ同然に(!)出てきたもので、最初一目では 124 と判りませんでした。

ウェスタンと判る位で表面の文字もろくに読めない(汗)。
これでもマシな方でそれ以外の名機は「抜けば錆散るイワシの刃」(汗)。
サビだらけ。

「どういう保管していたんだ?!」お店のサービスルームで私も目にして絶句。

「どうするんです?」

「ウェスタンは幸い中はコンディション良好のようだから、まあ磨くよ。124だ」。

それにしてもバチ当りな。

数日後行くと、店主とエンジニアが丹精込めて整備した甲斐あり見られるように。銀シャーシの初期型でした。(だからトランスもKSナンバーでなくウェスタン純正。戦前の製造でしょうか。)

エンジニアに先のハイ入力を聞くと

「メンテされている中には2次に入れているものもあるが、これは配線図通り抵抗を介して1次に入れている」とのこと。

ちょっと目が覚めるのが遅い傾向はありますが、好調になると先述のような音です。

仰る通り、やはり「トランスが只者ではない」のでしょう。

回路が古い分、素材だけで勝負する要素が強いでしょうから。

問題は、元“飼い主”が「とにかく全て処分して!」とのことらしく、他のサビ刀はメンテが大変な様子。

で、くだんのウェスタンは店主「半端な扱いをする客には預けられないしなあ」と、ジッと私の目を…何が仰りたい?!(大汗)


282 : 薬漬け 2015/09/06(日) 23:51:36
>>279
>>上手いこと詐称してくれれば、ゲンジツよりも魅力的

昔のスピーカーには、そういう「やり手」?が多かったりしますね。

タンノイもその一つでしょうけど。大先輩の STCはストレート美人ですかね。

かつてタンノイ技術部長だったリビングストンが語った言葉は、その意味で示唆深いです。

「スピーカーを作る場合の基本的理念というものを考えてみると、感度とか周波数特性とか歪みなどの数字だけを追求していけば、本当の意味でのスピーカーの製造、開発という理念からはほど遠くなってしまうのではないかと思います。

スピーカーとしては、原音を100%忠実に伝えることは無理にしても、いかに最も近い音を伝えるかというのが、その重要な役割だと思います。…

ある人が先月、あるいは先週コンサートへ行った時の音が耳から離れないという時、まさにその音を再現できるようなものでなければいけないと思うのです。…

コンサートホールで聴き、オペラ劇場で聴いた音に近い、リアルな音楽を再現したいというのが、私どもの理想です。

一種のイリュージョン(幻想)というか、まさに真実のように思えるものを音楽の面でいかにより多く与えられるかということが、最も大事なことだと思うのです。…

本当の意味での音楽、音楽の奥深く潜んでいるものを引き出してくる。それがタンノイの追求している一つの理念でもあるのです。」
(ステレオサウンド「TANNOY」旧版76〜77頁)


もっとも、女性は声を聴いて実際に逢ってみたら…という状態は(略)


284 : RW-2 sage 2015/09/07(月) 12:20:23

>コンサートホールで聴き、オペラ劇場で聴いた音に近い、リアルな音楽を
>再現したいというのが

スピーカーシステムより部屋の大きさでしょね。空間が一番高価。

拙者の拙い経験と感覚では

10cmシステムで10帖。30cmシステムなら20帖。38cmシステムなら40帖は必要です。

システムの後方、LRの壁方向も大きく空けて、且つ試聴距離を取って、後方の空間も必要です。高さもあったほうが宜し。

試聴距離5m〜8m離れて最大120dBの音圧を得るとなると、システムが 90dB程度ですと耐入力も 100〜300wクラスが必要。パワーアンプも大がかりに。

まともにオーディオやりたいならやはり専用ルームが欲しい。

実際、

某ライブハウス(満席100席)に置かれてある A7、

某レストランフロア(50帖)に置かれていた2000年製 GRFのスケールは凄かったです。

天井は吹き抜けですし。

家庭じゃ1000万円のコンポを用意してもあの音は無理でしょね。


288 : 薬漬け 2015/09/07(月) 20:14:32
>>284 
確かにそれなりのスケール感を求めようとすると、その位のエアボリュームは要りそうですね。
(英国では総じてスピーカーシステムが小さいのは、それもあるのでしょう。)

一方で、そんなに大音量でなく、空間に立体画を描くような再生の場合には、総じてシステムは大型が有利なような気もしますが。

加えて、「響きの文化」の象徴である英国の石造りサロンなら反響で、さほど大きなシステムでなくとも十全に鳴るでしょうが、「直接音の文化」の権化?であるデッドな日本家屋だと、あまりこじんまりに纏めてはパワー感(パワー自体でなく)不足を来すのではないかな、とも考えたりしています。

まあ英国屋敷を知らないので(笑)、厳密な比較は出来ませんが。


289 : ジークフリート 2015/09/07(月) 22:27:42
〉282 ATCはストレート美人ですかね?

当方は、年齢詐称も演出も求めておりませんので、美人は美人に、そうでない方はそれなりにてな感じで伝えてくれればそれでイイんですよ。それがリアルというものでしょう。

我々が聴くのは、そこら辺の交換手のオバちゃんのおしゃべりじゃなくて、日頃から如何に良い音を聴かせるかに人生かけている演奏家が発する音なんですから、ちゃんと録音されてりゃレコードにはそもそも良い音が入っているはずなんですよね。


291 : 薬漬け 2015/09/08(火) 00:38:22
>>289 
確かにそれは仰せのとおりです。

レコードがまともなら情報はそこに入っている。
そしてそれが(付帯音は別にして)再生できる全ての音。

ところが、大先輩には釈迦に説法、失礼もいいところながら、再生装置がニュートラルではありえないのも事実。程度問題はありますけれどもね。

アンプビルダーのパラピッチーニが言ったそうですが

「モニターの作者はすべからく『自然な音、原音を目指す』という。
しかしいつの間にか“彼の音”になってしまっている」と。


ある意味、モニターの限界を示した言葉とも言えますが、そこで

「いや、100%は無理でも、99%なら」と思う派と、

「95%でいいが、あと5%は楽しみたいな」と思う派が出てきたりする。

そしてそれぞれ異なるアプローチと手管を駆使して自らにとっての好ましい音を創造する。

要は他人でなく聴く本人にとって「原音」たりえるかどうかが一番重要な処ですから。
この辺に、各人の方法論の差がでて、それがまた妙味があるということなのでしょうか。


293 : 前期 2015/09/08(火) 13:17:20
>>291
>しかしいつの間にか“彼の音”になってしまっている

スガーノ先生もクライン・ウント・フンメルの音を個性的と評しておられますね。
そして個性のないモニターなんて存在しない、その個性を受け入れるかどうかで
評価は違ってくる、と。
名言でしょう。


294 : ジークフリート 2015/09/08(火) 20:49:51
〉291 要は・・本人とって原音たりえるか

もしや薬漬け先輩も、そういう意味での原音狙いなんですか?いや〜驚きです。(コチらこそ失礼!)

当方、冗談システムでは、かくあるべし!てな鳴らし方(これが薬漬け先輩がおっしゃる原音かも)ですが、ATCの方では「こんな音だったの?」てな予想を超える表現に、日々勉強中てな感じです。

295 : 薬漬け 2015/09/08(火) 21:20:07
>>294
うーん、以前にも書いた「原音不可知論」の延長ですよ。

好き嫌いは別にしても、原音は物理的にはありえても、生理的にそれを捉えた段階ですでに原音ではない。その人の聴覚というフィルターがかかっているわけですから。
(もちろん、ある一定以上の水準を超えた上での話です。)

そうなると、何が原音か?を問い続け、99%の小数点以下をひたすら掘り下げるのも一つであれば、「気持ちのいい原音」を求めるもまた一つの道かな、と。

ただ音楽を聴くという意味での原音には、生でも発音体と聴者との間の距離感で性格が変わってくるように、何をもって「原音」とするかは難しいですよね。

私がタンノイに惹かれたのは、「我は原音なり」(そんなハズはないんだが)と自信満々に奏している風情、そして出てくる音が気に入っている(自分がホールで聴いている原音に近い)という理由からでしょうかね。


300 : RW-2 sage 2015/09/10(木) 12:29:20

>何をもって「原音」とするかは難しい

ざっと考えるだけでも10ケースはあるでしょう。
なぜそんなにあるのかと言いますと、それぞれ原音に対する立ち位置が違いますから。

大雑把に別けると次の感じでしょか。


@ ホールやライブハウスで聴いた音
A マイクが拾った音
B カッティングされた音
C カートリッジ出力の音


@はもうその場で消えていく二度と再現されない音ですし、聴く位置、耳の調子、
 精神状態に大きく左右されますので一般性がない音。いわゆる個々の幻音です。

Aは個人の思い入れや聴き方、体調に左右されない、耳より確かなマイク出力を原音とする考え方で、これは音楽家やレコーディングエンジニアに多いでしょう。

Bなんだかんだ言っても、媒体物質として誰にでも再現できる普遍性、抽象的な
 モノを原音と見なすという考え方で、カートリッジメーカーならここでしょう。

Cカートリッジ出力を原音と見なさなければ、アンプ設計者やスピーカー開発等は
 意味がなくなってやってられないワケですから多くのメーカーはここでしょか。


てなことを30年近くも前から唱えておりましたが、今のデジタル、ハイレゾ時代と
なっては考え直す必要があるやもしれません。面倒くさいので考えませんけど (略)


原音再生の困難さの大きさは@>A>B>Cとなりますでしょう。@を原音説と
した場合は200%不可能でしょう。

ABCと来るうちに可能性は少しづつ上がっていくのは、原音から耳までの媒体が減ってきてますから想像通りと思います。

タンノイの大型スピーカーは科学的/物理的に見た場合には不正確な音の代表格で
しょうが、@を原音と想像して聴いた場合にそれらしさを発揮。

原音再生は無理でも幻音創生に真骨頂。長けている。

元来オーディオとはそんなものでしたでしょうし、原音よりホンモノらしい音を求めるのです。

生演奏は意外にツマラナかったりします。


301 : 前期 2015/09/10(木) 14:17:30

まあ原音を言い出すとキリがないでしょうね。再生音は原音じゃりませんから。

大方のマニア氏は「それらしく」聞こえればよしとしているのでしょう。
もっと達観すればまさに「幻音」を追い求めることになり松し、そこにこそオーディオの醍醐味ありと割りきっているのが小生でつ。


96. 2016年3月30日 16:54:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[2162]


348 : ジークフリート 2015/09/23(水) 07:43:35
>>343
オートグラフの製造方法や、その後の待遇など考えると、個体差ももちろんあるのでしょうけど、果たしてホントにどんだけ違うのか

(部屋、セッティング、その他のキカイなどによる違いが大きいのではないかな?という疑いがありますよねぇ)・・・

出来ることなら、同じ場所・同じセッティングで比べてみたいもんですねぇ。

(かく言う私めも、ATC買う前にオリンパス買いに行って
「ヤケに音色が明る過ぎる!」とか文句たれたことがありますけど)


349 : 薬漬け 2015/09/23(水) 11:33:56
>>348 
オートグラフは、先達諸氏の言葉からどうも言えそうなことは

「モニターゴールド中〜後期と、それ以前のとではエンクロージャーの材質が違う」

ということでした。これは自分自身でも経験していて、若い頃(どヒラで見ただけ(汗))に某所で見た個体と、先般音を聴いて、おっと思ったものとでは、エンクロージャーをこづいた音が違うんです。

おそらく上記に対応していたのでしょう。

レッドの頃だと、もっと「鳴かない」そうで、TEAC やユートピアはこちらを手本にしているとも仄聞します。

自宅のユートピアグラフを見ていると、さもありなんと思います。

だからオリジナルでも、ゴールドの箱は絢爛な響きがあるけど曖昧模糊、レッドは定位がビシッと決まるけど芳醇さに欠ける。

これは以前から言われていたようです。

もっとも、先の区分けで「ゴールド前期」については、レッド時代の箱が継承されているようで、両者の中間的性格を併せ持つところがあるようです。(先般聴いたのがこれでした。)

個体差はある業界重鎮から伺った話で、おそらく環境的な要素もさりながら、手作りの品ゆえ職人の作業上のバイアスが大きく影響しているのかな、という気がします。
(一説にユニット毎に細部が違うという説も聞きますが、これは確認していません。)

確かに拙宅の個体と聴き比べはしてみたいものの…どうやって並べる??(大汗)

いずれにせよ、個体そのものが出てくるのをじーっと待つしかないようです。
それまで命があることやら。(苦笑)


350 : ディラン 2015/09/25(金) 10:48:14
>>349
箱の材質が音に影響する、何だか阿漕〔アコギ〕に似ていると思って読ませて頂いています。

スプル−ス、マホガニ−、ブラジリアンローズウッド〔ハカランダ〕等素材で音が変わります。

コンコンと叩いて見たりして響きや欠陥を調べてみます。

弦に依っても違いが出ますのでイロイロ試して気に入ったブランド、ゲージを使います。

似ていますよね。
タンノイオ−トグラフも様々なんですね、
更にアンプ選び、お金では買えないようですね。良い出会いが有るといいですね。


351 : RW-2 sage 2015/09/25(金) 11:21:24

タンノイのような箱で聴かせるタイプは、家屋が鉄筋コンクリートなのか、木造和室なのかで大きく音が変わるでしょうね。

さらにコーナータイプは部屋の両隅にきっちり設置できるかどうかの問題もあってなかなか難しいんじゃないかと思いますね〜。

354 : RW-2 sage 2015/09/25(金) 16:27:43

>タンノイオ−トグラフも様々

コイルも手巻き、振動板も手延ばし、箱も手造りとなりますと、同じシステムを
作ったつもりでも、個々で違う音になったんでしょね。

モノラル時代は部屋隅に1台設置ですから、個々に違いがあっても 1台購入なら問題はなかったわけで (略)

355 : ディラン 2015/09/26(土) 08:29:52
>>354
その点、現代スピーカーは違う物は出来ない、均しく造られますからね。
それでも、ユニットの取り付けと言うか締め付け具合等と仰せの方もおられます。

515C を 828 に付ける時は私が付けようとしたら店の人は此処が肝心ですと取り付けて下さいました。(笑)


356 : 薬漬け 2015/09/26(土) 10:33:43
 
オートグラフに限らず、ヴィンテージタンノイはモニターゴールドのある時期から箱の素材が変わり、かなり音が変わったことは否めないと思います。

(影響が少なかったのは内容積の小さいVLZくらいでしょうか。)

とにかく現物を聴くまでは安心ならずで…それより現物が再度出てくるかが問題ですが(涙)

当面は、124が拙宅のどのタンノイに合うか、ということになりそうです。

印象的には、古いゴールドのレクタンで、昔聴いたマーラー3番の冒頭をまた聴いてみたいような。

358 : 弦堂 2015/09/26(土) 18:44:27

明日まで東京インターナショナルオーディオショウのエソテリックブースで昨年発売の Kingdom Royal Carbon Blackがエソテリックブースでデモを行っていた。

 TANNOY もやっと JAZZ も聴ける広帯域でバランスの良いスピーカの出現です。
評判が良いので、試聴室はいつも満員です。

359 : 前期 2015/09/26(土) 19:57:11

Kingdom Royal は新発売とも言えないような?

偉く重たいスピーカで純正(?)組み合わせのエソではドライブしきれずこのところ引っ込めてましたね。
エソも新しいアンプを出しましたから漸く上手く鳴らせるようになったんでしょうね。

362 : 薬漬け 2015/09/27(日) 11:55:27

新 Kingdom Royal、聴いてみたいですね。
もちろん現在最新鋭の音作りになっているでしょうが、同時にその他の「現在最新鋭のSP」と一味違うところを持っているのか、その辺をどう表出しているのかは興味があります。

364 : 薬漬け 2015/09/27(日) 15:09:21

Kingdom Royal Carbon Black は、両サイドをカーボンにしたことで何か音質上のメリットがあったんでしょうか。

しかし、30cmデュアルコンセントリックと聞いて私の古〜い頭には、エジンバラを思い出していました。

当時の評価の減点法として、

「30cmにしては容積が小さい」と言われてエンクロージャを大きくし、

「どうも低域が寂しい」と言われてスーパーウーファーを付け、

「も少し高域が伸びればな」と言われて、別売だったスーパートゥイーターを付けたら、Kingdom Royal になっていた…

なんて言ったらタンノイ技術陣に袋叩きに(汗)


365 : 前期 2015/09/27(日) 19:14:50

Kingdom Royal はユニットが大杉の印象でつ。
ユニットが多いほど混変調歪がでそうでつしね。

Tannoy もそろそろ手持ちユニットを活用して誤魔化す商売から足を洗い、ついでに同軸型もやめて A5 みたいに立派なユニットで勝負したらイイと思い松がそれじゃ丹野胃じゃなくなる?

HO


366 : くろねき sage 2015/09/27(日) 19:47:57


>「30cmにしては容積が小さい」と言われて…

 「大きいことはいいことだ('60年代末)」→ エンクロージャー大型化


 「今('70年代中頃)はパワーの時代」→ スーパーウーファー追加

 「今('00年代初め)はSACDの(略)」→ スーパートゥイーターST-50発売(その後同等ユニット内蔵)

丹野胃は世につれ、世も丹野胃には…つれない?


367 : RW-2 sage 2015/09/27(日) 23:05:07

>カーボンにしたことで何か音質上のメリットがあったんでしょうか

ウォルナットとローズウッドとメイプルでは音が違います。

また同じ材質であってもオープンボア仕上げとラッカー仕上げでは音質が変わります。

最初は木目調で市販した後に剛性を高めたピアノブラック、カーボンブラック仕上げを出すというのは昨今の風潮なんですね。

タンノイばかりではなくFostexもそうです。海外メーカーにも多い。
ヤマハの新作も剛性ブラックです。


372 : RW-2 sage 2015/09/29(火) 12:03:23

昔のタンノイは合理的なユニットを使いながらも箱や設計におおらかさがあって、ナチュラルな美音を醸し出していたと思うんですよ。ですから音にロマンがあった。

某社と某社が先導(扇動か)してからは何か仰々しいというかコケオドシっぽく也候。

昨今は他社の科学的ハイエンド機に負けじといろいろ手を打ってはいるのですが、
良き時代のタンノイから遠ざかるばかり。

こんな見解は良くないのでしょうけどね。


373 : 薬漬け 2015/10/09(金) 22:28:23

週末は気晴らしにと、どうにか結線した IIILZ を マランツ7とマイケルソン&オースチンTVA-1で。

ソースはズボラにマランツ10B をオン、そしたらたまたま国営放送がマーラーの5番をやっていました。(ルツェルン祝祭のライブだとか。指揮者の名前は失念しました(汗))

しかしマラ5に縁の深いこと…。

如何せん余り鳴らしてやっていないため音に精彩を欠くこと甚だし

7の高域をすこしブーストし、プリ〜パワー間をゴッサム2111 にして、やっとこさバランスしました。

演奏自体はクーベリックとレヴァインが混ざったような演奏でしたが、余り個性的では無かったような。

むしろ、その後のアナウンサーの声にふと癒やされてました。これではマズい。
全ての結線が完了したら、当面全ての機器は同時並行、鳴らしっぱなしになりそうです。

375 : くろねき sage 2015/10/09(金) 23:01:06

とある中古の石アンプで、内部の配線を取り替えたらしつこいハムがだいぶ収まった、みたいな話を聞きました。
こーゆーのも絡んでると怖いとゆーか七面倒くさいとゆーか(略)


376 : 薬漬け 2015/10/09(金) 23:53:00
>>375 
コード、ケーブルはけっこう奥が深いですよね。

巷では値段の高低ばかりが強調されますが、アクセサリーとして見た場合、いいスパイスというか調整役の役割を果たしてくれますしね。

配線材また然り…。適材適所、様々なノウハウがありますし。
メンドクサイ一方で、これまた楽しみの一つというか。


381 : 薬漬け 2015/10/10(土) 15:52:23

こないだがVLZだったので、今日はレクタンギュラーヨーク。

マランツ7〜カンノ300Bシングル(型番なし、メーカー表示もない珍品?)。

ソースはプレーヤーが調整過程ゆえズボラのマランツ10B で。

ちょっと無理な置き方をしたので心配していましたが、結構鳴ってくれています。どうやら杞憂。

ただ、ちょっとセンターラインから外れると、やや音場はシフトするようです。

極性は全て合わせてありますし、同条件ではウエストミンスターだと何処で聴いても音場はブレることはないのですが、この辺はやはり役者が違うということなのか、単なるバスレフとバックロードホーンの差なのか、ちょっと判然としません。



97. 2016年3月30日 20:04:26 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[2166]

512 : 薬漬け 2015/12/12(土) 21:02:58

しかし考えてみると、バックロードホーンとフロントロードホーンのハイブリッド型ゆえ、小さくしたくても出来なかったというのが実情でしょうね。

オートグラフ以外でも、GRF(フロントロードホーンが無い分小ぶりということか?)、Vitavox:CN191、あるいはハーツフィールドでも、どうしてもあれ以上には小さくしようがなかっただろうかと。

ただオートグラフの場合、コーナー型ですから意外と床面積はとらないんですね。(この点はミンスターの方が場所取りです)。

ちなみに、オートグラフなどバックロードホーン型の悲劇は、ステレオ時代になって左右に然るべき「部屋角」をとれなくなったことだとよく言われますが、考えてみるとレクタンギュラー形であっても、左右で対称条件であることは稀なわけで、そこまでinferiorityになるかな、と。

(確かに壁をイメージホーンとして使うという意味からは、レクタン型にない要素を要求されますが、そう神経質でもないように思えます。)

とはいえ、両方とも正面向いたオートグラフはどうもサマにはなりませんが。(汗)


98. 2016年3月30日 20:20:12 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[2167]


531 : 薬漬け 2015/12/27(日) 00:33:07

Tannoyのユニットも、まだまだ判らないことは多いものです。

ちょっとモニターゴールド(15)の、製造時期による音の推移について調べてみているのですが…。

モニターレッドは、比較的シリアルナンバーによる時期と、これに伴う外形上の差異が伴うのですね。

2万番台の最初期はいわゆるダークグレーのフレームに緋色マグネットカバー、飴色キャップ。

4万番台終盤から外形上はキャップだけが黒になりますが、音は一挙に変化します。

この後、6万番台にはマグネットのカバー色が明るくなり「モニターピンク」とでも言いたい色調に。

フレームもダークグレーから黄褐色に変化しています。
音も黒の最初期ほどのキレはないとか。

ネットワークも当初は薄水色のメタルケース入りだったものが、最終期にはモニターゴールドのそれと変わらない黄色の例のケースに入ったものとなります。

聴いたことはありませんが、ネットワークで音を作っているタンノイのこと、元のレッドとはもはや同一線上で語れないのでしょう。

これに対して、モニターゴールドはどうもこうした差がわからないのですね。

6万台後半と目される生産開始シリアルから、13万台中盤と目される生産終了まで、あまり顕著な変化が判らない。

この両者でどう音が変わるのかも、レッドほどには明確ではないようです。

(せいぜい判るのは、12万台後半あたりから、スピーカーターミナルがネットワークに付くようになるということぐらいのようです。)

何せ音を比較しようにも、箱の個性の強いSP。個体差も大きいとなれば、ユニット裸で聴く以外にはないのですが、これも案外容易ではありません。(外すのがとにかく面倒くさい(汗))

海外サイトの有名どころも、案外この辺の記述は冷淡で、なかなか参考になるものに行き当たりません。

何を見れば判るか、サテ。

534 : 薬漬け 2015/12/27(日) 13:12:40
>>532 
考古学なんて大それたものではありませんが(汗)、ちょっとゴールドの新旧モデルで考えなきゃならないことが出てきまして。

ところが、これが案外ワカラナイのですよ。

古いシルバーやレッドは比較的いろいろな方がいろいろと調べたものが結構あるのですが。

歴史が近くなるほどワカラナクなる…なにやら皮肉ですね。(苦笑)

ただ、裏を返すとゴールドは暗黙のうちに「シルバー、レッドの後回し」という扱いなのでしょうか。

外国では意外とゴールドマニアがいたりとか、日本でもゴールドを「現代のステレオ録音に最も親和性のあるユニット」と積極評価する方もいらっしゃいますが、声は大きくないようですね。

私は?

それぞれの味があるから、それぞれの出番があると思っているのですが…。

536 : RW-2 sage 2015/12/27(日) 16:13:26

>それぞれの出番がある

ユニット変遷の理由は2つあって、球アンプから石アンプに移行したため許容入力の拡大と、電気電子楽器の再生におけるワイドレンジ化でしょう。

エッジを含む振動系が強化されるに伴って能率が落ちたの仕方ないので、どのユニットを選ぶのかは聴くジャンル/ソフトと再生する最大音量で決まってくるんでしょね。


537 : ジークフリート 2015/12/30(水) 02:42:18
〉531,534
薬漬けさんの場合、新旧ユニットの違いを、クオリティや性能の差ではなく、味わいの違いという視点で捉えるところが、先輩らしいところですね〜。


538 : 薬漬け 2015/12/30(水) 09:58:25
>>537
性能を犠牲にするというわけではないのですが、それであっても「正確な音より好きな音」のタイプということなのでしょうね。

性能面は他の機器で頑張ってもらうことにして、スピーカーはどうしても個々の癖(モニターですらも、畢竟個性からは逃れられませんから)からは乖離して考えられませんから、それを如何に自分の好きな音に仕上げていくかが問題ですね。

タンノイも、タンノイという大枠は変わらないまでも、ユニット同士、あるいは製造年の差でそれこそ様々なバリエーションがありますから、どれがベストチョイスかを選び出すのは結構難儀です。(苦笑)


544 : ジークフリート 2015/12/30(水) 23:02:40
〉538
タンノイの新旧ユニットの話しで、まさか「正確な音」とは?
タンノイとは無縁の領域まで、えらく飛躍されましたね。


545 : 薬漬け 2015/12/31(木) 12:26:51
>>544
いやー、タンノイが「正確な音」と無縁とは、ユニットに関する限り思いませんが、これがオートグラフとなると、確かに演出が勝ちすぎますから、大先輩仰せの通りでしょうね。

オートグラフにせよ、レクタンギュラーヨークにせよ、あるいは VLZも、ある意味「原音より美しく感動的に」といった要素がありますね。

「原音を再生するというより、原音を聴いたときの感動を再生する」

とは確かタンノイ技術者の言ですが、私としてはこうした「原音再生」ならぬ「原体験再生」というような聴き方に共鳴してタンノイを使い続けているようです。

シルバー、レッド、ゴールド、それぞれの“筆致”の違いはありますが。

もちろん、こうしたアプローチを是としない方々も多いと思います。あくまで「原音」ありきと。

それはそれで、オーディオの方法論での各人の違いであり、健全なことだと思います。

一方で、スピーカーがそういうキャラだから、中間にあるアンプや入口はどうすべきなのか…?

本当はここだけはニュートラルにしたい気もしますが、所詮オーディオは入口から出口までが体系化された音響機。これらも結局は自らの色に染めてしまうのでしょうね。(笑)


548 : 薬漬け 2016/01/03(日) 00:04:58

新年一曲目はベートーヴェンの第7というのが定番でしたが、今年はマーラーの復活をオートグラフで。(大野和士=ベルギー王立歌劇場o)
続けてスメタナ「売られた花嫁」overture(ケルテス=イスラエルpo)。

この辺はオートグラフなら当たり前なので、久しぶりにピンク・フロイドの狂気を全曲。

最初の心臓拍動から低域のトランジェント良し。
「虚空のスキャット」の女性ヴォーカルが生々しい。

低域がより出る分、ウエストミンスターより迫力が出ます。

それから、ドリカム「決戦は金曜日」でも一度チェック。
この曲、低音の塊のような曲なのでチェックにはうってつけ。ベースの細かな音階が見えるか、キックドラムの迫力が切れ味よく出るか。それでいてヴォーカルが自然か。結果としては結構イケたなという感触です。

JBL4333A とは全く表現作法は違えど、音楽として実に“ノレる”鳴り方でした。

551 : RW-2 sage 2016/01/04(月) 06:05:15

ブリティッシュ・インダストリアル・ヒストリーというページがあります。
http://www.gracesguide.co.uk/Main_Page

検索欄(Search欄)に Tannoy ProductsとかGoodmans Industriesとか入れて
まったりしてくださいまし。貴重な当時の広告が見れますよ〜。


552 : 薬漬け 2016/01/05(火) 00:49:17
>>551 
このようなサイトがあったのですね。
往年の雰囲気が伝わってきます。ほっこりですね。

また、格子模様のTANNOYのロゴが入った広告は、初めて見ました。エンクロージャーでは既知でしたが。

ただ、Autographでは流石に検索できませんでした。やはり英国でも特別な存在だったのでしょうね。



99. 2016年3月30日 20:26:44 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[2168]

732 : 薬漬け 2016/03/25(金) 11:38:58

昨今、オートグラフやウエストミンスターを聴くにつけ、タンノイ「オリジナル」の音にもかなりの変遷があるのかな、という思いを改めて強くしております。

この思いは、以前某 SS誌の社員であられた方がブログを書いておられますが(ご存知の方も多いと思いますが)、この中で大意、

タンノイが一時期ハーマンに買収されたことをネガティブに見る人がいるが、私にはそう思えない。むしろそのことでタンノイは復活することができたのではないか、と書いておられたかと記憶します。

つまりタンノイは買収直前(例のコーンアッセンブリー工場火災の前後)には、会社の体力は相当程度弱っていた、だからハーマン時代に財務体質が改善したことで、復活することができたということを仰っておられると解せますが、この一文を読んでより一層 inspire された思いです。

実際このことはそう言われてみると、私自身、体験的に理解できます。

若い時にオートグラフに憧れ、知人のオリジナル(製作年代は後期)を聴かせてもらってアレッと思い、その後オートグラフを選ばずにウエストミンスターに走ったこと。

レクタンギュラーヨークではつと書いてきましたが、前期型と後期型では構造材が明らかに異なり、後期の構造材はある意味音の品格を下げていたと思えること。

それでもタンノイはそういう材しかもう使えなくなってしまっていたのかな、と。

(ちなみにVLZの様な小型エンクロージャーになると、この辺の影響は少なくなりますが、比べたことはありませんが初期のモニターレッドが入った箱と比べると、これまた差が歴然とするのではないでしょうか。)

こうしてみると、やはりタンノイ・オリジナルは「オリジナル」との一言で片付けられない複雑な要素を内包しているように思えます。

もし仮に私が、若い頃のオートグラフを「オリジナルだから」という理由で導入し、後に今のバッタグラフを聴いたら「一体オリジナルとは何だったんだ?!」と
慟哭していたかもしれません。

「オリジナルはオリジナルであるがゆえにオリジナルである」

とは単純に言えない側面が、特にタンノイのオールドエンクロージャーには言えるように思えます。

もちろん音の嗜好とは別次元の話ですが、タンノイ=いぶし銀といったイメージは、やはり初期のタイプのエンクロージャーを基準にしているのではないかな、と。


100. 中川隆[2527] koaQ7Jey 2016年5月21日 07:52:55 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[2788]

タンノイ・オートグラフを聴く - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2016年05月17日


つい先日、同じ「AXIOM80」仲間のSさん(福岡)からメールが入った。

「東京出張の折りに、シルバー in オートグラフを聴いて来ます。
はてさて、あのモヤっとした音のオートグラフでもモニターシルバーが入れば締まった音がするのでしょうか?」


以前のブログで話題にしたように、オリジナルのタンノイ・オートグラフにシルヴァーのユニットが入ったものが、本国(イギリス)から入荷され、お値段の方も1000万円近いとの声も上がるなか、このヴィンテージ品を聴いてこられるというわけ。

こういうチャンスはおそらく一生に一度だろうが、実にうらやましい(笑)。

国産箱のオートグラフはこれまで何度も聴かせてもらったので音の傾向はだいたいアタマに入っているが、改めて確認の意味でもう一度聴きたくなった。

オートグラフを身近に愛好されている方といえば、Mさん(大分市)なのでいそいそと出掛けてみた。

         

Mさんは圧倒的なレコード派で3台のプレイヤーを駆使し、2系統のスピーカーでクラシックからジャズまで幅広く鑑賞されている。システムの流れを紹介すると、

クラシック系

レコードプレイヤー 
→ MCトランス(カンノ) 
→ イコライザーアンプ(カンノ) 
→ プリアンプ「出力管ウェスタン310A:整流管付き」 
→ パワーアンプ「KT88(GEC)プッシュプル」(新藤ラボラトリ:モノ×2台) 
→ スピーカー「タンノイ・オートグラフ」

ジャズ系

レコードプレイヤー 
→ イコライザーアンプ(ピッカリング) 
→ プリアンプ(同上) 
→ パワーアンプ「マランツ8B」 
→ スピーカー「クリプッシュ」(アメリカ)


周知のとおり、音の入り口に当たるカートリッジ(プレイヤー)と音の出口に当たるスピーカーはアンプなどの増幅系とは違って変換系なので替えてやるだけで音が激変するが、Mさんはたいへんな「アームとカートリッジ」狂である。


ちなみに、真空管式プリアンプはつい最近導入されたばかりで、オーディオ仲間のNさん(大分市)の製作。これまではTR式のマッキントッシュの「C28」を使ってあったが、このプリアンプを聴いてすぐにオークションに放逐された由(笑)。

はじめに、オートグラフから試聴開始。

けっして周波数レンジの広さを感じさせないものの、音像定位が良くて品はいいし奥行き感があってホール感たっぷりの音でこれこそオートグラフの世界なんだろう。しかも、良くも悪くもあの「モヤっとした感じ」の印象を受けないのはひとえにMさんのセンスを物語るところだろう。

ひとしきり聴かせていただいてから、今度はジャズへ移行。          

モノラル盤のレコードが圧倒的に多いなか、女声ボーカルを聴かせてもらったが、とてもクリヤで音の鮮度が素晴らしかった。

Mさんは低音をドスンとかボ〜ンとか迫力でもって鳴らすのがとてもお嫌いのようで、ボリュームもかなり絞った状態のもとオートグラフにしてもクリプッシュにしても大型システムなのに程良いバランスを心がけておられるのがよくわかった。

KT88のプッシュプルという大出力のアンプだから「ドスン・オーディオ」も可能なのにこういう鳴らし方だから、そのオーディオ哲学が偲ばれる。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/ceaadaf261f66872829c0a95c2d55056

エクセレント! - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2016年05月21日


「今週、東京出張の折にオリジナルの<シルヴァー イン タンノイ・オートグラフ>を試聴してきます」とのことだったので、一日千秋の思いで結果のメールを待っていたところ、19日(木)にようやく到着。しかも画像付き。

タイトルは「エクセレント!」

「東京でシルバーinオートグラフを聴いて来ました。感想を一言で言い表すならば「欲しい!」です。

あれが本来のオートグラフの音だったのですね。

オートグラフに対する私の偏見は吹き飛びました。

中高域はユニットがモニターシルバーなので我が家の音そのものなのですが、低域の豊かさが全く違います。

まあそれは物がオートグラフなので当たり前の事なのでしょうが、これまでに沢山聴いた事があるゴールドやレッドが入ったものと同じ響きを想像していると驚かされます。

オートグラフ特有の低音のボンツキは全然なくて、豊な低音がスピード感を伴って出てきます。ゴールドオートグラフの様な位相がズレたモヤっと感やレッドオートグラフの様な低音と高音のアンバランス感は皆無です。

オペラを聴くと当に眼前にリアルなステージが広がっていました。
いや〜欲しいです。毎日あれで音楽が聴けたなら本当に幸せですよ。」
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/610c76b347445ed7b20c9b18393e36be


101. 中川隆[6503] koaQ7Jey 2017年1月31日 12:15:53 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[6957]

上杉アンプだけは絶対に買ってはいけない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/626.html#c30
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/626.html#c31
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/626.html#c32
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/626.html#c33
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/626.html#c25
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/626.html#c26
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/626.html#c27
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/626.html#c28
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/626.html#c29

真空管アンプの上杉研究所 UESUGI
http://www.uesugilab.co.jp/


102. 中川隆[6667] koaQ7Jey 2017年2月12日 15:15:57 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7127]

上杉アンプだけは絶対に買ってはいけない

真空管アンプの上杉研究所 UESUGI
http://www.uesugilab.co.jp/


マッキントッシュのボロいパワーアンプや、上杉のボロいプリアンプこそが、アルテックを鳴らせない原因であった!

この度は、t.amps.S-75mk2、アレン&ヒースのxone:62、重鉄タップ、ベルデンのspコード購入させていただきました三重の○です。


まずt.amp、S-75mk2を注文し、届いてすぐ聴いた所、クセのないフラットな音にビックリ。思わずイナバウアーしてしまいました。

A7からこんな音が出る今までの音はなんやったんやろ。

もうオーバーホールなんかしてる場合と違うと思い、今まで使っていた上杉のプリアンプ、マッキントッシュパワーを買取に出した金額の半値で xone62 を購入しました。

上杉のプリでは、まったく分からななかった奥行き感、ピアノのタッチ感、そしてヴォーカル盤を聴くと目の前で歌っているようです。
http://www.procable.jp/setting/pa_speaker.html

300Bってそんなに音がいいとは _ 上杉アンプ

63 名無しさん@お腹いっぱい。 02/11/05 20:21 ID:???

プッシュプルの出力管の一方を抜くと、劇的に音が良くなることがあるらしい?!


64 名無しさん@お腹いっぱい。age02/11/05 21:56 ID:???
>>63
おいおい、ネタもいいかげんにしないと玉ヲタクはドキュソが多いから本気でやっちゃう奴が湧いて出てきちゃうゾ(w


66帝都電蓄堂sage02/11/06 00:09 ID:???
>>64
 確かに球アンプ、というか自作派は、えてして電気の知識がない方が多いですな。

 某管球**の上杉などはその典型例かと。まぁ、**は地獄とでも入れておくか。

 ああいう方には去って頂いて、正しい知識のある方に色々と記事を書いていただきたい。  
あんな不逞な輩が記事を書いているから、自作派は、インチキ呼ばわりされつづける。


68 名無しさん@お腹いっぱい。sage02/11/06 03:12 ID:???

上杉などはその典型例とは?本当にそんなでたらめ記事書いてんの?


69帝都電蓄堂sage02/11/07 22:30 ID:???
>>68
 定格を無視し、時代背景を無視し、安全性を無視し、読者に誤った知識をすりこんでゆく。

 これらを無視することは、最後には製作した方の財産や安全を危険にさらすことになります。
電気の知識を与えないで、またその知識を学ぶ必要を明示しないで製作記事を載せ、「初心者にも楽に作れる」とは言語道断であります。

 この電気の知識を軽視した態度は、ゆくゆくは音質改善の知識を失わせ、読者に不利益を与えるものであります。 きちんと正しい知識を普及啓蒙するべき出版社・執筆者が、この有様とはまったくもって情けない。

 まぁ、正しい知識をもたれると、何かとまずいことでもあるのでしょう。

 まず、あのような古典的な球にはそれなりの使い方があるのです。時代時代の回路の変遷があるのです。これをまずはできるだけ正確に理解せねばなりません。

 また、その回路で組まれた機械の使用部品にも、配線方法にも、配置にも、全て意味があります。

 それらの真意を汲み取り、設計に活かさないことには、いい結果が取り出せるわけがありません。

 技術は積み重ねです。基礎が出来ないうちに応用をやるのは無理です。デッサンが出来ない人にきちんとした絵がかけないのも同様です。きちんと理解したらあとは自分の解釈というのがあります。これには何十年も掛かることでしょう。

 私は、あえて上杉のアンプが好きな人を否定しません。主観が入りますから。

 その人は「今」その音色が好きなだけであって、その機械が好きなだけであって、世界の一級品に触れれば、一回正しい整備状況の音を聞けば、固定観念や妄想にとらわれ、あるいは余程に音楽センスがない方でない限り、私の言っていることが判ると考えるからです。
http://hifi.denpark.net/1033302255.html


もう故人となられた某管球アンプメーカーのアンプの内部配線を自分なりに考えて見ると、材料(ケーブル・半田材等)については全くのど素人だと感じました。

「何も疑問を持たない電気技術者」を地で行っている様に感じた。

具体的に、アンプ内部の「グランドライン」は綺麗に見せる為に、むき出しの単線を多用されている。

しかし、材料や方法の分野ではほとんどど素人状態である。

何も実験をしなかったのか?疑問に思わなかったのか?・・・技術者の基本が出来ていないと感じる。

そんな方の作ったアンプが雑誌でもてはやされ、高額な値段で取引されている。

名も無い方の非常に考えて作られたアンプの方がよっぽどましだと「管球アンプ」を触っていた時に思った。

一つの機械を作る時は、4M(マン・マシン・メソード・マテリアル)で考えるのが鉄則である。その鉄則を守らない技術者がいくら見かけの良いモノを作っても「本質」は良く成らない。

オーディオの本質は「音質」である。「音質」に目標グレードを置いて開発しなければ無意味な機器を生産する事になる。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/8daa45309d2187061973c9c764ceb058


上杉佳郎さんは全然気付いていなかった様ですけど、ビンティージ・オーディオは半田やリード線も徹底的に吟味して選んでいるので、コード 1本で音ががらっと変わってしまうのですね:

デッカ「デコラ」は BUD の宝物。古いSPから新しいレコードまで(但しモノ)なんでもよく鳴ります。

つい最近使われているスピーカーコードを古い単線に換えてみました。

ところがどうでしょう、高音がきつく、堅くてうるさい音になってしまいました。

換えた理由はオリジナルがビニール被膜だったからです。ビニール被膜のコードは音が良くない!と頭で決めた先入感があって、いつかは換えてみたいと思っていました。しかし結果は全く裏目に出ました。安心して音を聴いていられないのは、落ち着かないことこの上なしです。

さらに悪いことに、オリジナルのコードを捨ててしまったのです。ああなんということを、と思っても時既に遅し。覆水盆に返らずです。そんなこんなで居ても立ってもいられず、取り敢えず単線は外し、布被膜の撚り線にしてみましたが、多少の改善は見られたものの、「デコラ」オリジナルの音には復しません。

ビンティージ・オーディオはそれが創り出された当時の完成度が、コード一本によって歪められ、バランスが崩れてしまう、ということが本当によくわかりました。オーディオはトータルバランス。
http://bud-jazz.dreamlog.jp/archives/4989053.html

ウエスタンのシステムをオリジナルの状態のコンビネーションで使用するというのは、ある意味で正解である。ウエスタンは、まさにその状態でバランスをとっている。

ウエスタンのスピーカーのリード線などを見ても、こんなところに細くて純度の低い銅線を何故使用するのだろうかと思うが、実はそれでもってバランスをとっている。6Nや7Nを使用すると破綻することがある。594Aのダイヤフラムのリード線も細い。オリジナルのWE755Aのリードも初期は細い。

アルテック以降の 755A では、"良い"銅線が使用されている。バランスというものの本質が分かっていない後期の設計者が、抵抗値が低ければよい音になるだろうと思って、変えてしまったものかも知れない。

いずれにしろ、ALTEC 755Aは、外見も仕様も全く同じだが、Western 755A の音はしないのである。
http://homepage3.nifty.com/western/audio/nazo2/nazo2.htm


以前古いウェスタン製のアンプを修繕したことがありますがソックリそのまま復元したのに肝心の音の方が蘇りません。

原因は使うハンダにありました。 NASSAU です。

もう市販はされていませんので昔買い込んだものを大切に使っています。古いアンプでも回路はそのままで結線の箇所をこの NASSAU ハンダに入れ替えるだけで音が激変しますよ。


爾来、古いアンプを修繕するときは可能な限り使用されているハンダを吸い取ってそのまま使用することにしています。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/268f28bacb0f04cf1c580a3ace03d11e

WE のものは真空管は当然のこととして配線材からコンデンサ,トランス類まで全て『WE の音』というものを持っています。

配線の仕方や部品の配置ひとつ取ってみましても,WE と WE を真似たものでは音が全然違うのです!

真空管に WE のものを使用して,回路を真似たからといっても WE の音は絶対に出ません。

星の数ほどある WE 風のアンプとは違うのです。

オリジナルのみが持つこの音に魅せられたら最後,他のどんなアンプを持ってきても満足することはできなくなってしまうでしょう。

【Western Electricのオリジナル】以外では絶対に聴くことができない音があります。
新旧アンプの全てを持ってきてもこんなに魅力的な音を出してくれるアンプは見つからないのではないでしょうか。
http://homepage2.nifty.com/jazz_audio/audio-5.html


オーディオ雑誌について


オーディオ教でも述べたが,最近のオーディオ雑誌は,単なる「怪しい読み物」と化している.

清く正しいマニアは,決して記事をそのまま,まねをすべきではない.

鵜呑みにすると,膨大で無駄な出費と,その後に来る無力感と怒りに打ちのめされることになる.ほとんど信ずるに足りぬ記事が結構多い.

また,現存するオーディオ用の球がどんどん無くなっているため,なぜ「こんな駄球」を記事にするのか?と疑問が生ずるようなものが多々見受けられる.どこかの業者が大量に駄球を輸入したため,その販売を手助けし,手数料を貰うための目的で,読者を騙しているのかと勘ぐりたくなる.

とは言っても,何か参考にしたい資料が欲しい.そこで,信ずるに足ると思われる製作例の著者を極私的に示したい.


球に対する深い愛情がにじみ出ていて,示されたデータも全く妥当と思われるのは,武末数馬氏と浅野勇氏である.

このご両人の製作例は,そのままコピー機を作れば,まず間違いなく,記事と同じ性能・特性のアンプが造れる.

所長も,いくつかはコピーしたが,公表データとほぼ同じであった.ご両人の設計方針は全く異なると言っても良い.どちらを選択するかは,自らの好みで決めればよい.


このご両人に続く著者では,安斉勝太郎氏,上杉佳郎氏や森川忠勇氏も,その発表データは信頼できるが,如何せん,商売気がプンプン感じられて,今ひとつと言った感じである.

最も,これらの人にも生活があるから仕方ないとも言えるが.


とにかく,オーディオ以外に生業を持っていて,趣味で製作記事を書いていた昔の人は,信じても良いようである.

国内で大量に真空管が製造されていた時期,1965年以前の製作例も,理論は別として,大いに役立つ.


この時期の著者は正直である.それに引き替え,最近の常連の雑誌執筆者,特に専門的に書いている連中はひどい!

明らかに間違った,あるいはとても推奨できないと思われる内容まであるのではないだろうか.

真空管回路は,もはや出尽くしていると言っても良い.後は,基本的な諸注意に気をつければ,アンプ製作の問題は起こらない.

しかし,シカシ,しかし,最近の著者は,何を考えてんの???
気は確かですか!
http://triodeamp.web5.jp/talk/magazine.html

uesugi ウエスギ上杉★★★★

15 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/19 23:05:45 ID:qP/oaMos

上杉って、大昔のエロイカ電子工業時代から技術的進歩はあるのだろうか。
全然変わっていないように思うのは私だけか?


19 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/21 16:41:53 ID:T8UNgCuH

上杉さんのアンプ、

@壊れない
AとにかくSNだけは良い

この2点のみが長所と聞いていましたが・・・


81 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/05 23:49:58 ID:6/8ktWJg

植えすぎさんはまじめ過ぎて、作り込みすぎて結果音の勢いが生ぬるくなるんだな


85 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/12 11:35:46 ID:7Uro4r0d

上杉さんのアンプって以外に物理的特性がよくないんですよね・・・。


129 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/26(火) 20:17:07 ID:024uct7

上杉は音がきついと聞くがどうか?


130 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/26(火) 20:44:57 ID:d5pNIPw/

部品が安物だから仕方ないだろう


134 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/05(木) 01:38:43 ID:OasfY9Yx
>>129
きついというより、エージングに時間がかかる。

時間が経てばたつ程よくなるが、それまではちょっとつらい。
使っている部品が安物とはいえ精度が高いものを使っているからだと思う。
海外製のものの音の良さって、腐る寸前の部品を使った絶妙な味という気がする。


136 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/06(金) 21:28:41 ID:x3I2SSKq
>>134
ウエスギのフイルムコンは松下のポリエステルフイルムのECQEですよね、
これって市販のものは鉄リードなんですが、
ウエスギアンプで使ってるのは、やはり銅線リードで特注してるのかな?
ウエスギアンプ持ってる人、磁石で検証してみてほしいな。


137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/08(日) 15:07:21 ID:FpcjhoaX
>>136
飢えすぎさんは、かつて管球王国で「場所によっては鉄線を使っている」と書いていた。
ひょっとしたら、このことカモ。


138 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/11(水) 19:44:47 ID:R5cDOONB

それだと、安物の一般産業用部品を使ってるのに、利益優先をカムフラージュする為、 「あえて使っている」と無理やり正当化しようとしているだけにしか思えんな。

音質チューニングに鉄線を使用するなら、CやR同様にパーツの一つとして実装すべきだよな。

140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/11(水) 22:38:31 ID:R5cDOONB

何故か信者が多いウエスギの音にはそれほど魅せられるものがあるのか気になったので、 教祖が絶賛する 6CA7 を使った U-BROS 24 を以前買ったことがあったけど、信者になれなかった。

残留ノイズが低い以外に取り分け優れた特徴は無くつまらなかったので直ぐに手放した。
売る前に鉄線の検証しとけばよかったと後悔してます。

しかし、実際のところ、鉄線使うと音質はどう変化するのかな?
キツイ音になるという人もいるみたいだけど、
漏れは、むしろモワッとすると思うんだけど。
電気的に考えても抵抗が大きい素材なので音の鈍る方向に傾くと考えるのが自然だよね。

ウエスギは安いパーツのキツイ音を鉄線で鈍らして相殺してるのかな?
「塩入れすぎ→砂糖入れとけ」みたいな酷い料理。


147 :MJエロオヤジ ◆0iPjWE.9no :2005/05/12(木) 22:34:14 ID:UWnhMNZ0
マイド
↑杉ampの鉄線って、パーツのリードはともかく、
アースなんかに使用している錫メッキ線のことを示すのでは?。

40 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/26 17:22:52 ID:pnl4Dewn

SNは回路と猛烈に関係するな。
それと、部品配置や配線の取り回しにも影響を受ける。

57 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 15:31:11 ID:7SsuKWhr

上杉アンプの配線の美しさはもう芸術の域に行っている。
あれ見ちゃうと、高くてもしかたなかんべと思う。


59 :名無しさん@お腹いっぱい:05/01/30 16:52:55 ID:0J7f5XMZ

uesugiの製品は少なくても抵抗とカップリングコン及び端子、ワイヤー
セレクターSW & ボリュームはオデオ用高級品とは思えんけど。(多分 CR類は松下製品でひょ?。)

60 :最強スピーカ作る1:05/01/30 16:59:13 ID:ZoXQaf4u

uesugiと比較するとオーデオ戦禍の方が高級部品。


オーディオ専科
http://www.audiopro.co.jp/

森川忠勇 著書一覧
https://www.amazon.co.jp/森川-忠勇/e/B004LT22CK/ref=sr_ntt_srch_lnk_1?qid=1485761362&sr=1-1

61 :名無しさん@お腹いっぱい:05/01/30 17:16:18 ID:0J7f5XMZ

但し、オデオ戦火のampはDEAD COPY出来ないように
真空管1本は必ず入手出来難い物を使用している。

56 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 14:47:27 ID:8i/ikYKx

UESUGIのアンプのトランス タムラ製でしょ
しかも市販モデルと同じですよ
ケースと塗装が違うだけですよー

64 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 22:53:59 ID:CdXyu+1O>>56

「 UESUGIのアンプのトランス タムラ製でしょ
しかも市販モデルと同じですよ 」 

は正確に言えば市販品ではない。
殆どの出力トランスは市販トランスにはないインピーダンスを特注している。

植過は昔から特注品が好きだった。
昔私が学生だった頃友人がオーディオ店の社長と植過邸に挨拶に行ったとき
発表回路に特注品が多い理由を聞いたとき 

「 簡単に回路を真似して製作し、記事の発表通りの性能に成らないとかいった電話が多く特注品を使用することにより素人が製作しにくくしている。 」

と聞いてきたといっていた。

配線技術は上手な方だが、森川社長の方が数段上ですよ。


67 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/31 08:32:00 ID:yX6nf5Fu

だから全部市販モデルだって
F700シリーズですよ
EL34 6L6系など在り来たりな6.6k
まー6.6Kだったら 8Kでも使えるし5Kでも使えるユニバーサル型ですから


69 :名無しさん@お腹いっぱい:05/01/31 12:35:52 ID:GmrKBdY1

↑杉ampのPT,CH,OPTの外観は
TAMURAのアモルフアスシリーズの物
ではないか?。


113 :300B:2005/03/21(月) 11:32:51 ID:Hg/rAmrM
>>67さん
上杉は市販品と同じコア、巻き線ではありません。全て特注です。
ケースは異常にでかいですが100Wクラスに見えても中のコアは35Wクラスです。
(これは想像ですが見栄え重視でしょうか。)

以上はタムラの設計者から私が直接聞きましたので間違いないです。
ちなみに20年以上前は個人でもタムラに10個ロットで特注できましたので特注は特殊なことではありません。


114 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/03/21(月) 11:51:17 ID:y2o1BF7b
>>113
飢えすぎさんは、出力トランスには、出力に見合った適正な大きさのコアボリュームがある、というのが持論じゃなかったっけ。
ケースが大きいのは、デザイン上の都合かな。それを「見栄え重視」と言っても同じだろうけど。


70 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/31 22:54:38 ID:t/10JILG

新忠篤センセは回路はともかく配線はいけません
人様に見せられた物ではありません
WE信者の作例の少ないお金持ちが作ったアンプの様です

最近のアンプ製作者は、伊藤・浅野・安西が居なくなり
森川センセもお年で往年の迫力がなくお店に引きこもってしまい、
苦言を言う先達が居ないせいか雑な作りの作例が多いのは悲しい限りです

最近はデザイン・回路・配線の参考例が少ないですね

氏家さんは若い頃の植杉さんと同じで商業的になってきましたね
デザイン・配線は綺麗です。参考になります


71 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/01 09:10:50 ID:0ysybbP

+森川先生・・・・。
確かに、引きこもっている。
なにやら、店の奥で(秋葉原店じゃないよ)
勝手なことやっているみたい。

でも、元気だよ。
ビデオを録画してくれたり、
配線見て「うーん、半田が足りないな・・・」
「ほら、これ見なよ!」とか言って
教えてくれるよ。

私が言うと失礼になりますが・・・
森川先生の秋葉原店の息子さんは、配線上手ですよ。
先生と二人の息子さんの中で一番うまい。

それから、「オーディオ真空管アンプ製作テクニックという本」に
掲載されている写真は、ほとんど別の人が作ったと思われます。

72 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/01 11:14:31 ID:sL8byZ4Q

ティアックとのコラボアンプってどうなの?


75 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/02 17:31:32 ID:Rxd5JtKI
>>72
ティアックコラボは植の6L6PPの事だよね
過去のMJの記事に内部の写真がありますよ
電源コンデンサーがショボイし配線が髪の毛の様にほそい

でもMJのライターの評価は高い ・・・・・・・ ベテラン管球製作者(植杉)に気兼ねしているのがありあり

植杉信者と金持ちの素人しか買わんだろう 音は聞いたことはないがあの程度に30数万は打線!


87 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/12 12:25:32 ID:4mmQQIAJ

飢え過ぎのカクカク配線ってうまいのか。


88 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/12 14:01:40 ID:ZOXXysdy
>>87
ヘタではないが、青一色の配線では点検時面倒臭い

 昔(三〇年ほど前)は、五色・十色配線を先輩からきつく言われた

 一度、偶々手に入った配線のしやすい黄色の高級線材で製作した KT88PPアンプを
 見せたら、裏蓋を開ける成り何も言わずにそのまま裏蓋を締められてしまった事がある

 少なくとも、電源・ヒーター・音声信号系・その他ぐらいは分けたいね・・・・

 上杉さんは昔から商売が絡むと、回路・デザインを回路図も読めないアマチュア(ユーザー)に真似をされるのを嫌います。

 管球王国のアンプキット作例の単色配線は上記の様にど素人に真似され、挙げ句に問い合わせの電話を受けたくないからだと思います。

 早い話がキットを買え・ついでに球も自分のところから買えと言っております。
 
上杉さんから買わなくてもソブテックやスベトラーナはどこから買っても五十歩百歩。全てエージング不足。
 購入したら定格の70%ぐらいで2〜3日成らし運転すればOK

95 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/22 20:25:11 ID:pNRzVTlo

タンノイも録に売れていないから、そろそろクローズも近いんじゃ?
まあ充分に儲けたろうから、いいんじゃないの。


96 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/25 09:44:34 ID:YrJp+Vnv

儲け杉


97 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/26 09:11:50 ID:pFZv+lZe

森川先生にはまだまだ達者でいてほしい。あそこのアンプは何故だか初段SRPPで無帰還or低帰還設計のものが多い。

前者は特性稼ぎとユニット余し防止のためなのかな。

無帰還or低帰還はOPTの性能が高帰還に追いつかないためなんだろか。

専科印のニチコンゴールドがディスコンになったけど、これからどうするのかな。

OPTはいつアイエスオーに乗り換えるのだろうか。もしOPTの銘柄が変ったら、もういちどキットを組んでみようと思ってる。


98 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/26 09:27:15 ID:pFZv+lZe

専科のマニュアルは大胆そうに見えて結構実直だ。
傑作なのは同社のキットはほとんどパワーアンプなんだが、MT管のセンターピンは抜いてしまえ、という指導。

実際アースも取っての比較で、抜いても変化なしというのが現実だそうだ。
ここの設計はSRPPとかムラード型反転とか、ソケット上をジャンパー線が
行き交うから、もっともだけどね。

99 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/26 10:54:18 ID:fjocHcd8

専科の昔のキットは直結二段差動型回路が多かったけれど、初段SRPPムラード型が多くなったのは、現在容易に手に入る双三極管の両ユニットのアンバランスが大きいこともあるだろう。

昔に比べて両ユニットの特性が揃った球が入手しにくくなっているからね。 

自分のアンプ1台作るだけなら、球を選別すればいいだけだが、商売としてキット化するとなると選別による手間と球のロスが大きいからやってられんのだろう。

昔のムラード型の初段には12AX7とかEF86のようなμの大きな球を用いてゲインを稼ぎ、NFBを深くかける設計のものが多かった。またその場合初段の球の内部抵抗が高く高インピーダンス回路になるので、高域ポールは、初段が一番低い周波数となる。

現在の専科の初段SRPPムラード型キットは、最初から低帰還で良い音になるように設計されているみたい。

最近良く使っているECC84などはもμはそれほど大きくなくNFマージンを大きく稼ぐことは出来ないし内部抵抗も低い球なので、初段の高域特性はSRPPになっていれば相当に上の帯域まで伸びているだろうから、一番低い高域ポールは出力段になるだろうね。

だから>>97がいう

>無帰還or低帰還はOPTの性能が高帰還に追いつかないため

じゃないというのが漏れの見解。
http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/pav/1103364906/


最高の真空管アンプを語るスレ

308 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/23(木) 00:18:09 ID:u0wcCxZc

とりあえず日本で3強は、ウエスギ、エアータイト、ラックスで決まりだろ。

ウエスギ おそらく耐久性は世界最高。音はまったり。

エアータイト コロコロモデルチェンジしない完成度の高さ。音は現代的。

ラックス 生産、販売共にダントツの一位。修理、トラブルなど、あらゆる情報が蓄積されている。音は上品。


309 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/23(木) 01:13:20 ID:9AHbaVf

>ウエスギ おそらく耐久性は世界最高。音はまったり。


本当かね。部品が超安物なのは間違いないけどね


313 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/23(木) 12:33:14 ID:q9z1qFES

Leben は?


315 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/23(木) 14:07:24 ID:oArlS2g1
>>309
>本当かね。部品が超安物なのは間違いないけどね

オレが使った限り20年ノーメンテでほったらかし、ノートラブル。ガリも何もなかった。
真空管はビンテージデッド物、高価なもの使ってたよ。

>>313
>Leben は?

レーベン、やまもと、かんの、はらだ、トライ、あたりは第2グループかな。
だいたい一人でやってるから、音がワンマン。けどどこもまあまあちゃんとした音。

エアータイトが成功したのは、技術と営業二人いたから、
やっぱりダメだしする人いないと、すごいワンマンな音になる。

ラックスなんか技術の抜群の自身作がボロクソけなされたりする。

自作派はダメだしする人いないからすごい独特の音。
まあ楽しそうだしそれはそれでいい。


316 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/23(木) 14:57:14 ID:oArlS2g1
>>315
レーベン、エアータイト共、元ラックス。
後、マックトンとグヤトーンあったね。


310 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/23(木) 09:08:53 ID:uER1urlF

日本の3強は音悪いね

141 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/18(月) 03:42:05 ID:P7zVLo8u

上杉は聞いたけど何となく古くさい音ですね。

144 :筋肉質:2006/09/18(月) 09:10:24 ID:rNINiZVV

上杉アンプは派手な音はしないんだよね。球が温まらないと古臭い音がします。

音は中庸でおだやかです。オーディオ店では目立ち(耳立ち)ません:でも周りの条件が揃えば結構ゴージャスな音もします。
それに壊れない。

マッキンは一口に言えば、米国の金持ち用、と思っています。
でもあのガラスの装飾は見事ですよ。


145 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/18(月) 11:27:00 ID:vpwQcf0j

上杉の部品をよく見てみよう
中庸というより安物の音だわ
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/pav/1144560573/


103. 中川隆[6913] koaQ7Jey 2017年3月02日 14:25:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7375]

121 : 名無しさん@お腹いっぱい。2017/03/02(木) 13:58:13.09 ID:rskAVQ3S

上杉氏もケーブルで音が変わるのは認めてるんだが
ステサンの対談で言ってる


126 : 名無しさん@お腹いっぱい。2017/03/02(木) 14:16:19.85 ID:cE64HZ0f
>>121
上杉佳郎が一番嫌ったのは自社のアンプのRCA端子を太くて重い電線で壊されること
ウエスギの端子は脆弱だから

必ず接点トラブルが出るIECコネクターも嫌った

何よりもケーブルによる音の変化が極力出ない設計にしていたし、こう言っては申し訳ないが音の違いがはっきりと分かる程の部品を使っていない

トランスは立派だが CR類が萎える程安物

「木を見て森を見ず」は氏の好きな台詞だったが、木を疎かにして美しい森はないと俺は思う
http://mint.2ch.net/test/read.cgi/pav/1486390425/l50


104. 中川隆[6914] koaQ7Jey 2017年3月02日 14:28:50 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7376]

127 : 名無しさん@お腹いっぱい。2017/03/02(木) 14:21:42.42 ID:rskAVQ3S

上杉佳郎

「抵抗、容量、そしてできればインダクタンスが少なければそれでよしと考えています。

ケーブルで音が変わるのは事実ですが、それはぼくから言わせると、アンプの安定度が低いからじゃないかと思うんですよ。

例えばキャパシタンスの多いスピーカーケーブルを使うと安定度の低い NFアンプでは高域の特性が変わってしまっていわゆるハイ上がりの音になることがあります」

「ともかく、ケーブルというのは、あくまで、その試聴条件での評価しか下せないようなものに思えるんですね。

ぼくはよく言うのですが、例えば鉄線というのは一番悪いものとされているのですが、これを部分的に効果的に使うと輝くように美しい音になることがあるんですよ。

逆に高価な線をすべてに使うと今度はつまらん音にもなったりもする、という経験をしています」

ステレオサウンド147号


128 : 名無しさん@お腹いっぱい。2017/03/02(木) 14:24:07.30 ID:rskAVQ3S

上杉氏は取捨選択をしてるだけでケーブルの音がわからないわけではない
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/pav/1144560573/


105. 中川隆[-7931] koaQ7Jey 2017年4月30日 18:23:14 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

阿修羅管理人に投稿・コメント禁止にされましたので、本日をもってこのスレは閉鎖します

106. 中川隆[-7843] koaQ7Jey 2017年5月01日 13:16:42 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

参考に、僕が阿修羅原発板で反原発派の嘘とデマを明らかにした為に、阿修羅で投稿・コメント禁止にされた経緯を纏めました:

これが阿修羅に巣食う電通工作員
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/603.html#c73


107. 中川隆[-7577] koaQ7Jey 2017年5月20日 13:33:23 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

137 名無しさん@お腹いっぱい。2011/05/04(水) 21:28:50.98ID:0lZlV25P

マランツ#7 のイミテーションは昔ラジオ技術誌で大いに流行った。

138 私の息子はEL34 2011/05/05(木) 00:58:47.93ID:WI0YDEx1

上杉氏や森忠氏もラジヲ技術で回路/部品及び構造を解説し
シンプル化に徹したイミテーション版を MJ誌や FM-fun別冊他に発表した。

上杉氏が存命なら、いずれ管球王国にシンプル化した #7 型イコライザーを発表したかも知れない。


139 名無しさん@お腹いっぱい。2011/05/05(木) 01:52:09.10ID:Liv5HTD/

上杉の技術力では無理

141 私の息子はEL34 2011/05/05(木) 20:27:40.76ID:dif4jjeS

上杉氏の自作記事は自作初級者を対象とした物が多いから
組み立て後、電圧測定のみで可変抵抗で調整する様な箇所が全く無いし
MT 管は ECC80 系で出力管も入手し易い球のみを採用していたのは
彼の見識と言うかポリシーだったんじゃねぇ〜の?。
6DJ8 や 6C33C-B 等の球には全く手を出さなかったし...


142 名無しさん@お腹いっぱい。2011/05/05(木) 23:08:01.94ID:V7gUr+ek
>>141
>上杉氏の自作記事は自作初級者を対象とした物が多いから

それはもう新しい実験しなくても、それなりの音を現実に出せた人だから
冒険は、しなくなっていたと思う
五味康祐とか、すごいうるさい人も納得させていたが
管球王国の KIT は、もうそういう実験の品ではないのです

144 名無しさん@お腹いっぱい。2011/05/06(金) 00:25:13.62ID:k6FRWPQk

上杉の昔の設計は兄貴のだよ。

エロイカ当時から兄貴が全て設計し弟が造る。

兄貴が死んだら何にも難しい事は解りませんてのが上杉の実態だよ。
http://mint.2ch.net/test/read.cgi/pav/1296269023


108. 中川隆[-7606] koaQ7Jey 2017年5月29日 10:34:24 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

タンノイ オートグラフ ミレニアム を聴ける店

音楽カフェ Blossom :ブロッサム
http://www.cafe-blossom.jp/
https://www.facebook.com/cafeblossom1
http://cafe-blossom.blogspot.jp/

埼玉県 越谷市 東大沢5丁目15番3

TEL048-954-9005

営業時間:
午後2時30分〜8時30分(ラストオーダー) 午後9時30分閉店

貸切りランチは午後12時〜2時(要予約)
貸切ディナー(時間は相談、要予約)

定休日:火曜日・水曜日


アクセス

東武伊勢崎線「北越谷」駅東口より徒歩約11分。

バスご利用の場合は、「北越谷」駅東口2のりば:老人福祉センター(くすのき荘)行きにて キャンベルタウン公園入口(二つ目)下車徒歩3分。

1. 店の裏に2台分の駐車場があります。
 ご利用に際しては、事前に、お問合せ、御予約をお願い致します。

2. 徒歩5分の処にコインパーキングがあります。
 詳細は
https://www.repark.jp/parking_user/time/result/detail/?park=REP0009809&p=1&st=4&lat=35.8910841&lon=139.7909377&word=%25E5%259F%25BC%25E7%258E%2589%25E7%259C%258C%25E8%25B6%258A%25E8%25B0%25B7%25E5%25B8%2582&plc=%25E5%259F%25BC%25E7%258E%2589%25E7%259C%258C%25E8%25B6%258A%25E8%25B0%25B7%25E5%25B8%2582&pref=11&city=222&


地図
http://www.cafe-blossom.jp/map/index.html
https://www.google.co.jp/maps/place/%E3%80%92343-0022+%E5%9F%BC%E7%8E%89%E7%9C%8C%E8%B6%8A%E8%B0%B7%E5%B8%82%E6%9D%B1%E5%A4%A7%E6%B2%A2%EF%BC%95%E4%B8%81%E7%9B%AE%EF%BC%91%EF%BC%95%E2%88%92%EF%BC%93/@35.9052375,139.787693,17z/data=!3m1!4b1!4m5!3m4!1s0x60189617136c57bb:0x7f00d794d925d164!8m2!3d35.9052375!4d139.7898817?hl=ja


ブレンドコーヒー 500円
紅茶 500円
http://www.cafe-blossom.jp/menu/index.html


(1) 建物はカナダより輸入。 イギリス風外観

(2) 音楽を楽しむために、遮音、内装材、床構造に配慮しました。 コンクリートベース+構造用合板+遮音マットの上に、直接ブラックウォルナットの無垢床材を貼っております。
床材床の鉄筋.

(3) 建物は2x6工法を採用し、外部との遮音を行うため壁の厚みは20cm程度と十分確保しました。壁材はスピーカ背面はオーク他の面は吸音壁と腰板の組み合わせ、音響を配慮した天井材を使用しています。

(4) 室内面積は、約30畳(50m2)。天井高さは 5.5m と充分確保しました。

オーディオ装置


英国製大型スピーカ、タンノイオートグラフミレニアム

レコードプレーヤはトーレンス TD520 に、SME3012トーンアームを取り付け、カートリッジはオルトフォン MC20Wを使用。


真空管式CRイコライザ+超低歪率フラットアンプ

プリアンプ : 真空管式CRイコライザ+超低歪率フラットアンプ

メインアンプ : 大型直熱真空管 845 を使用した三段直結アンプ。 
モノラルアンプ 2台 (上田順筰氏 特製)

レコード盤(1) 店主が長年にわたり収集したしたレコード盤。 管弦楽曲、ジャズバラード 等、約3,000枚のコレクションがあります。


お出しするパンは、全て当日焼いた自家製のパンです。
http://www.cafe-blossom.jp/owner/index.html

『音楽カフェBlossom』さんをお訪ねして丸2日が経つが、あの音体験は強烈である。

音楽カフェ Blossom BLOG
タンノイ オートグラフ ミレニアム 845シングル/EL156PP真空管メインアンプ
http://cafe-blossom.blogspot.com/2009/08/8.html


いや、音自体はクラシックでは包み込むようなおおらかさで、一方、録音の良いポピュラー系のディスクでは大型モニターを起源とするスピーカーらしい鮮やかさを見せはするが、「鮮烈で耳について離れない」という類の音ではない。音楽の好きな方が、気持ちよく、かつ音楽の生命感を失わずにという方向で、機器と空間との調和をはかってたどりついた音だ。

つまり、聴き手に押し付けをせず、心地よくくつろいでいただこうというホスピタリティーに富んだ音で、カフェというお店の性格に合った音である。記事の通り、機器のというより空間の次元が違いすぎて、我が家の装置と音を比べようとか、どのくらい差があるかなどという下心は最初から持ちようがないのだが、しかし、自宅で聴く音の聴こえ方が変わってしまっていることは否定できない。

今はスペンドールBCUで聴いているが、ステージがやはり縮尺モデルである。このスピーカーは、中型ながらオーケストラの響きをそれらしく聴かせると言われたもので、私自身もイメージで補いつつ擬似演奏会を楽しんでいたが、オートグラフ・ショック以来、ミニチュア・スケールのイメージがぬぐいきれない。この点は、隣家からの苦情を覚悟してボリュームを上げれば、幾分かは改善されるが、それにしても本質的な差は埋めようがない。

もう一点、高音、とくに弦の音に艶が乗りすぎる。この点も、「BCUは、実際以上に美しく聴かせるので、モニターには向かない」などと評する人も多かった元々の特徴なのであるが、これが少々邪魔になるのだ。(一昨日までは、これがたまらない魅力だったのに)

スターリングに戻せば、艶めきは控え目になり、縮尺が1/5から1/3くらいには修正できるかもしれないが、今はそうせずに、この艶をもう少し部屋の響きと調和させる方向を探ってみようと思う。

試みにいつもより聴取位置をギリギリまで後ろに下げて、キッチンの中に半分体を入れて聴いてみた。“空間が鳴っている”感じが出て、オートグラフの試聴感に近づいた。しかし、微細な繊維で織り込んだような、きめ細かな高音は聴き取りにくくなる。この、顕微鏡を覗くような“粒子の細かな、絹のようにやわらかな高音”は、オートグラフにないBCUの持ち味である。私の好きな、英国のスピーカーにしか聴けない美点である。これを捨ててはなるまい。
http://blogs.yahoo.co.jp/tatupulin/55747793.html


109. 中川隆[-7618] koaQ7Jey 2017年6月03日 06:57:29 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

モニターレッド入りタンノイ オートグラフを聴ける店


タンノイ博物館
http://www.forest-energy.com/tannoy/
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/matikado/da/detail?kan_id=835614


三重県 津市 白山町伊勢見 150-195 青山高原保健休養地

電話
090-2685-1673
059-264-2223


館長 松橋 健(まつはし けん)

開館時間 10:00〜17:00

土曜・日曜・祝日開館

要予約(平日希望の場合も)


アクセス

国道165号線青山高原入口から車で5分

駐車場 9台

地図
https://www.google.com/maps/place/34%C2%B039'14.2%22N+136%C2%B015'58.3%22E/@34.65395,136.266193,14z/data=!4m5!3m4!1s0x0:0x0!8m2!3d34.653942!4d136.266201?hl=ja-JP

入館料
一人 2,000円 (2時間以内) 2時間超えの場合、一律 3、000円。
※日本茶/紅茶/珈琲の内一品付

※2時間超えの場合、終了迄時間の制限はありませんので充分お楽しみ下さい。
※近くに食事する処がありません。ご希望でしたら館長オリジナル料理(スパゲッティー等500円/人)で可能。


現在の視聴可能 Loudspeaker


Tannoy Autograph 15 ‘’Monitor Red Tannoy社承認箱

VLZ origina110’’MonitorGold・Lockwood Major HPD385 Small Autograph 12"Monitor Gold(U-topia箱)

Quad  ESL63

JBL Everest DD-55000

50年前の名機ですが柔らかくて力強い音質は最近の高級機器にも負けません。

Autograph 15" MR は断突に素晴らしいですが、Small Autograph 12"MG も魅力的。箱がオリジナルと同じ構造のバックロード・ホーン採用。更に10"MG の入った VLZ が光り輝きます。ヴァイオリンの再生では、これに優るSPは無いのでは?JAZZも聴かれる方はLockwood Major(GB)の力強よい響きの虜になるかも?ESL63は、他とは違うコンデンサーSPの響きが味わい深い。

Everest は JBL の旗艦(Flag Ship)SP。眼前で JAZZ の Live が炸裂。意外と Classicも聴かせます。


MARATS #7 Original

AIR TIGHT ATM-2 KT-88×4本


現在 AIR・TIGHT 社の ATM-2・ KT-88×4 アンプで再生中。
MC275 は故障中で、近日修理予定。

LPプレイヤーはEMT-948(DD)・カートリッジTSD-15導入。
LPの魅力を再認識させてくれます。

タンノイ博物館 Museum of TANNOY
能楽堂の構造及びヨーロッパの音楽Hall
http://www.forest-energy.com/tannoy/

故五味康祐氏が生前に「わがタンノイオートグラフ」で「貴婦人(Autograph)の為に理想のリスニング・ルームを造らねばならない。」と計画されていましたたが残念ながら実現する事はありませんでした。無念だったと思います。そこで、「日本の伝統木構造」・「能舞台の構造」・「ヨーロッパの音楽Hallの構造」等を研究して、当館は青山高原に「理想のリスニング・ルーム(Hall)」を完成させました。

Hallの概要は、間口7.25M・奥行8.5M、天井高さSP設置側4.5M・客席最深部7.5Mを確保し、容積は余裕の450M3です。当初、左右SPユニット中心間が6.3Mもありましたので、音の中抜けを心配していましたが杞憂に終わりました。

其の道の専門家の方・音楽マニアの方の一致した評価は

「素晴らしい!!」
「Autographからこんな凄い音が!?」
「CDには無限の音楽が入っている事を実感。
「自分の弾く楽器の響きに驚いた。」
「CD録音の為に調整が不必要で、Hallはどのようにして設計されたのですか?」

等の有り難いお言葉を頂戴しています。

もし、当館Hallより響きが良いと自慢のリスニングルームを所有の方は是非、当館へお越し下さい。

データがどんなに良くても、ヒアリング(聴感)がポイントですから。

※ホールのレンタルも承っております

皆様の眼前で演奏家が歌い・弾き・語ります。演奏会の成功は演奏者と皆様が一体になって創り出されます。

スタジオ録音よりライブ録音の方に名演が多い事はその事を証明しています。

タンノイ博物館内 Shoko Hall 概要


床面積
62u(18.7坪・37.5帖)
間口7.25m×奥行8.5m
空間容積 450㎥

天井高さ
ステージ側4.5m(最低)
客席側7.5m(最高)

仕上材&下地材&
防音断熱材
-

床材
東紀州産ヒノキ無垢板30mm
壁・材・竹小舞下地 土壁厚さ80mm

柱材
ヒノキ(東紀州産)7寸(21cm)・5寸(15cm)・4寸(12cm)
杉(吉野産) 5寸(15cm)・4寸(12cm)

梁材
杉(東紀州産) 背 1尺3寸(40cm)〜8寸(24cm)・(吉野産)
背1尺(30cm)

天井材
杉(東紀州産) 厚さ30mm ニュージーランド産ウール断熱材70mm

野地板
ヒノキ(東紀州産) 厚さ30mm(瓦下地板)

響きの素晴らしいShoko-Hall 62u(18.7坪・37.5帖)お貸しします

写真のように上部吹き抜けの設計で、響き(音質)の素晴らしさが最大の売りで、

「自分のピアノの音がこんなに綺麗に響いたのは初めて。」
「ここで、CD録音をしてみたい。」

等の評価を頂戴しています。 100席(一階65席・二階35席)の収容が可能です。

音楽仲間の定期演奏会等に最適です。

青山高原保健休養地管理事務所が隣接.駐車場は50台以上OKです。

演奏会(半日) \30,000円

練習(半日) \10,000 Piano(ヤマハC5)使用料込み
http://www.forest-energy.com/tannoy/

キット屋コラム「私のオーディオ人生」第14回 by Y下
第14回 これがタンノイだ!
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-014.html


オーディオマニアのみならずタンノイマニア、タンノイファンの憧れであるタンノイ、このタンノイに拘った「ヴィンテージ・タンノイ博物館」をご紹介します。

日本でこのような歴代のタンノイスピーカーを展示してあるタンノイ博物館を私は今まで見たことも聞いたこともありません、今回は沢山写真を撮らせていただきましたのでここで聴くタンノイとホールの作りの良さを皆さんに見て頂きたいためにコラムでご紹介させて頂きます。では早速ご案内しましょう、


ヴィンテージタンノイ博物館

 このタンノイ博物館の建物は総ヒノキ作りの注文住宅のモデルルームになっており外観は日本建築の良さを余すところなく作られております。建物は最近出上がったばかりなのか室内に入りますとヒノキの匂いがプンプン漂ってきます。「これぞ木の香りだ!」

 一般的な試聴室とは違う一軒の建物の中が一つのホールになっており部屋の広さがビックな36畳で天井高が何と7メートルもある吹き抜けになっています。オーナーの松橋氏はここを「ヴィンテージ・タンノイ博物館」と言っています。では写真を見ながらご紹介させて頂きます。

タンノイ博物館の試聴の部屋


 先ほども書きました広さは36畳で左右にタンノイのオートグラフが鎮座しています。部屋が広すぎるのでオートグラフが小さく見えてきます。オートグラフの横にはジャズファンが聴くためのJBLのエベレストが置いてあります。

 オートグラフの左右の間隔は約6メートルで音楽を聴く最適ポジションはスピーカーから約8メートル離れた場所になります。左側には生演奏用のグランドピアノがあり此処のホールで月に1〜2回はクラッシックの定期演奏会が行われておりこのホールを別名でSHOKO−HALLとも呼びます。またこのホールは2階もあり1階、2階を合わせて70名程の客席がご用意できるそうです。


 このスピーカーはタンノイのオートグラフで実装していますユニットはモニターレッドになります。タンノイのモニターレッドとマッキントッシュMC−275の組み合わせは有名な剣豪作家の五味氏も愛用していました。オートグラフの横はJBLのエベレストですが何となく存在感が薄れてくるほどオートグラフの偉大さを痛感させられます。「何時かはオートグラフ」オーディオマニア、音楽マニアの夢ですね、


JBLのエベレストが小さく見えるほどオートグラフの偉大さを痛感させられます。


ホールの左右にオートグラフの小型版のオートグラフミニです。このエンクロージャーはユートピア製ですが一般家庭で聴くのならこれで十分、その横にはオートグラフの後継機と評価の高かったウェストミンスターが展示してあります。ウェストミンスターの上には10インチのモニターレッドが入ったVLZがさり気なく置いてあります。

ホールの2階から下を見下ろす写真になります。ここのホールは2階席もあり2階からもタンノイを見下ろしながら聴けるようになっています。この2階席で美味しいコーヒーを飲みながらオートグラフを聴けば加山雄三の歌のセリフで「僕は幸せだなぁ〜」の心境にもなる。

別室の2階の12畳の試聴室には有名なタンノイGRFメモリーが整然と置かれている。


同じ部屋にはタンノイランカスターとゴールドが入ったVLZも置いてある。隣の写真はタンノイのプロ用のロックウッド・メジャーになります。このスピーカーは放送局用のモニタースピーカーで移動がしやすいようにボックスの横に取手が付いているのとキャスターも付いています。

ランカスターの内部写真です。ボックスの周りに吸音材がびっしりと貼ってあります。ユニットはゴールドになります。


左側のスピーカーはタンノイでも非常に珍しい無指向性のスピーカーシステムで名前は忘れました。右の写真はユートピア製のタンノイGRFになります。

2階の廊下にこれまた有名なレキュタングラーヨークがさり気なく展示してありました。

2階から客席側の写真になります。試聴させて頂いた翌日はここでコンサートが予定されているので補助椅子が沢山並べられていました。

1階の右後方からのホールの全景です。オートグラフがホールを引き締めているのが手に取るように分かります。


タンノイを鳴らす真空管アンプ、マッキントッシュのMC−275とプリアンプはマランツ#7の組み合わせです。音源はレコードではなくCDになります。


一階ホールから見上げた天井で高さ7メートルの吹き抜けですが光熱費がかかりそうのような気がしますがこれだけの空間があればオートグラフが芳醇な響きで謳歌するのが良くわかりますね、

ここのタンノイ博物館の館長で松橋氏です。非常に温和な優しい方で初対面でも気さくな人柄で人情味の厚い好感の持てる方で年齢は団塊の世代で私より一つ若い館長です。この松橋館長は昔からスピーカーの浮気もせずにタンノイ一筋の超が付くタンノイマニア、いやタンノイコレクターと呼ぶのが相応しいかな?同じ英国党でも私とは正反対の性格「もっと見習わなければ」、タンノイを使っているマニアは本当に優しい方ばかりです。その点私は浮気者でひねくれ男ですから・・・・
 

タンノイ博物館のオートグラフの音

 これだけの広さがあればオートグラフも水を得た鯉のような気がしてくる。事実その音は想像を遥かに超えた素晴らしい音で館長の人柄が反映された雄大かつ緻密な響きです。このホールの木の香りと木造りのコンサートホールはベストマッチングではなかろうか、私が持参したコジェナーが歌うヘンデルのアリア集は雄大かつ緻密な音で「これがタンノイだ!」と唸らせた音楽性の高い音であった、クラッシックファンがタンノイを望むのは理解できる。その後に館長のお気に入りでワーグナーの歌劇を聞かさせて頂いたが大編成にも関わらず音に圧迫感がありません。家庭で聴くタンノイとは世界が違っていた、
 


あとがき

 タンノイを写真付きでご紹介させて頂きましたが、このタンノイ博物館は最近オープンしたばかりで4月からは入場料として一人1,000円だそうですがコーヒーとお茶菓子付きですから音楽喫茶に行くよりも安いのではないでしょうか、

 松橋館長と音楽談義、オーディオ談義に華を咲かせるのも良いのではないか、いつかはオーディオ雑誌などに取り上げられるのではないかと思います。是非一度、日本では此処にしかないヴィンテージタンノイ博物館を見学して下さい。場所は三重県になります、キット屋のコラムを見たと言えば暖かく迎えてくれますから気楽に訪問して下さい。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-014.html


TANNOY博物館(三重)に行ってきました。2012年03月27日
http://blog.goo.ne.jp/4g1g4g0/e/ae352e804e93568bf674a08d390695a4

TANNOYというと、現在はエソテリックが輸入をしているイメージですが、
この博物館で扱っているのは1950年代〜80年代のものです。

故五味康祐氏が愛用したことでも有名な名機
「オートグラフ」を聴くことができるということで、行ってきました!


場所は、三重県の津市。

電車で行く場合は「西青山」が最寄り駅になり、大阪から1時間半、名古屋から2時間程で行ける場所になります。

ちなみに、駅舎はこんな感じ。


Wikipediaによると、乗降人員は 11人/日程度。
ハイキングコースがあるのですが、その看板も…

なお、電車は30分に一本あるので、アクセスは容易です。


館長の松橋さんに相談したところ、駅まで車で迎えに来てくださいました。
松橋さんは、この博物館以外のお仕事もお忙しいようで、来館時は事前に電話をしておくと良いでしょう。


自動車で来る場合は、この看板が目印ですね。


TANNOY博物館に到着すると、意外にも普通の住宅っぽい外観です。
住宅設計工房の展示場を兼ねているとのことでした。

中に入ると、あっと驚く大空間。
オートグラフに、JBL DD-55000に、グランドピアノが余裕で納まっています。

そして、圧巻の二階吹き抜け構造。

この二階にも椅子が多数あり、
ここに演奏家を招いて行う音楽コンサートでは、ここも満席になるとか。

西洋の某ホールを思い出す作りですねw

お伺いした時は、KT88を使った真空管アンプが修理中で、
代わりにEL34を使ったAIR・TIGHTの真空管アンプで「オートグラフ」を聞かせて頂きました。

↑間近で見ると、ド迫力の巨漢スピーカー。


広大なリスニングルーム全体が楽器のように鳴り響き、
「音楽の波の中にいる」といった感じの不思議な感覚でした。

床板も盛大に振動しているなど、従来のオーディオルームと違うイメージでしたが、それがこの音に結びついているのでしょう。欠点を探し出す聴き方ではなく、音楽に浸る感覚で聴くと満足度が高いと感じるはずです。

天井の高さも非常に効果的なようで、
コンサートホールで体感する「管楽器が斜め上方から聞こえてくる」が見事に再現できていました。

お目当ての「オートグラフ」ですが、この部屋に溶け込んでいるようで、
以前、秋葉原の「ヒノオーディオ」で聴いた復刻版とはちょっと違う感じでした。

ヒノオーディオverの方は、雄大で重厚な感じで、いかにもクラッシック専用な雰囲気だったのに対し、こちらの TANNOY博物館で聴いた音は、小気味良く張り出してくる感じでした。JAZZにもマッチする感じですが、金属的な硬さは皆無です。ユニットが「Monitor-Red」だったのもポイントかもしれません。


松橋さんの陽気な人柄もあって、滞在していた二時間があっという間に過ぎてしまいました。オートグラフ以外の大型SPも5機種程度(視聴可能かは不明)あるようでしたし、特にクラッシック好きな方であれば、3時間以上の長居をしたくなるでしょう!

この博物館は高台にあり、平地より気温が7℃程度低いとのこと。
これからの季節、日帰りの避暑気分で訪れても良さそうですね!
http://blog.goo.ne.jp/4g1g4g0/e/ae352e804e93568bf674a08d390695a4


110. 中川隆[-6462] koaQ7Jey 2017年9月10日 14:36:44 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

オークション情報〜2017.9.10〜

☆ TANNOY タンノイスピーカー VLZペア
          

上記の「AXIOM80」と同じ中古専門業者による出品なので、スタート価格は1000円なり!

個人の出品ならとてもリスクが大きくて狂気の沙汰だが、大量に荷を捌く専門業者ならではの設定価格だ。

つい1000円に釣られて色気を出すのだが、今や鵜の目鷹の目のオークションなので、やっぱり落札価格がそれ相応に落ち着いてしまうのが何とも忌々しい(笑)。

今回の「VLZ」の落札価格は「138,000円」だった。

ひところは20万円以上していたのでこれもお買い得品になるのだろうが、説明文の中に「音は出るがスイッチ類が不能」とのことなので完品ではなく、それが(落札価格が)伸び悩んだ理由だろう。

自分であれば、このスイッチ類は「百害あって一利なし」で、音を悪くするだけなので配線を切断してハンダ付けで直結にしてしまうが、「それもタンノイの音づくりの一環だ」と言われればそれまでだし、完品を尊ぶ方々にはきっと大切な存在に違いない。

日本人の潔癖性にも通じる話だろうし、オーディオは気分的なものが影響することもたしかなので、その気持ちは分からないでもないが、別にオリジナルや見かけに拘らない実利主義の自分には無縁な話だ。

なお、この「VLZ」は以前所有していたことがあり、40年ほど前に「下取り品」の露と消えたがいまだに手放したことを後悔している逸品である。

振り返ってみると、何よりも音に気品があったし、典型的なブリティッシュ・サウンドだったという気がする。

若気の至りで、ただ、ひたすら低音域のパワー感を求めていたあの頃は、ほんとうに未熟だった。

「後悔先に立たず」とは、このことだ(笑)。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi


TANNOY スピーカー IIILZ ペア ♪ 4E534-1
出品者: toomookaanaa

現在の価格: 138,000円(税込149,040円)
残り時間: 終了 (詳細な残り時間)
入札件数: 74 (入札履歴)

開始時の価格: 1,000 円
開始日時: 8月 27日(日) 18時 33分
終了日時: 9月 3日(日) 23時 1分


メーカー:TANNOY
型番:IIILZ
生産国:ENGLAND

型式 2ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
使用ユニット 10inch同軸2ウェイ(IIILZ Monitor Gold)

周波数特性 30Hz?20kHz
クロスオーバー周波数 1.3kHz(メカニカル)
最大入力 15W
インピーダンス 8Ω

外形寸法 幅380×高さ583×奥行240mm
重量 13kg


[動作]
出力:正常
レベルノブ:動作していませんでした。
ターミナル:正常

※ジャンク品での出品になります。記載内容をご理解の上ご入札をお願い致します。

※音質に関しまして、測定器等での正確な数値等の計測は行っておりません。
中古品となりますので、シビアなセッティングでの使用の場合は調整が必要な商品になります。
予めご了承の上、ご入札をお願い致します。


[状態]
キズ、擦れ、さび、汚れ等使用感が強めでございます。

※レベルノブが動作していない為、ジャンク品として出品させて頂きます。
ジャンク品の為、ノークレームノーリターンでお願いします。

ランク:J
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h279819537


111. 中川隆[-6433] koaQ7Jey 2017年9月11日 20:58:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

楠 薫のオーディオ三昧 2016年8月のオーディオシステム System3
http://www.kusunoki.jp.net/audio/audiohistory/AudioSystem2016/audiohistory20160812.html


私の原点とも言うべき、タンノイのスピーカーの中でも、最も欲しかった スーパーレッドモニターのお目見えです!

アンプはプリがEAR864、パワーがEAR861。

クラシック音楽はもちろん、ジャズも実に気持ちよく鳴らしてくれます。

タンノイではジャズは鳴らない、タンノイはクラシック音楽専用、ましてや畳の へやではジャズは絶対無理、などと言って憚らない方々にお聴かせすると、 目が点になって、絶句するのが楽しくて、ついつい、やり過ぎてしまいます。

スピーカーケーブルはAET Evidence SP 2.7mです。
電源ケーブルも、インターコネクトケーブルも、皆、AET Evidence Evidenceシリーズで 固めているせいか、実にワイドレンジでスケール感抜群で切れ味もあり、拙宅には 欠かせないケーブルです。


■ タンノイ・スピーカーシステム ■
http://www.kusunoki.jp.net/audio/TANNOY/TANNOY.html


112. 中川隆[-5862] koaQ7Jey 2018年3月27日 10:37:37 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9058]

黄金の組み合わせ - 「音楽&オーディオ」の小部屋


タイトルの「黄金の組み合わせ」と聞いてピンとくる方はきっと年配のオーディオ愛好家に違いない。

50年ほど前のオーディオ専門誌「ステレオサウンド」で見かけた言葉だが、スピーカーが「タンノイVLZ」、アンプは「ラックスの38F」アンプの組み合わせがそうだった。たしか、五味康介さんがこの組み合わせを強力に後押しされていたと記憶している。

当時は大のタンノイ・ファンだったので、我が家でもこの組み合わせを導入して大いに楽しませてもらったが、そのうち「あさはか」にもオーディオ評論家の口車に乗せられて「VLZ」(イン・オリジナル・キャビネット)を下取りに出しヤマハの「1000モニター」を購入してしまった。

今となっては、とんでもないことを仕出かしたわけだが、これはいまだに後悔していることの一つである。

たとえば、昨年(2017年)の12月にオークションに出品されていた「VLZ」(箱付きのモニターレッド)は落札価格が35万円前後だったが、片や「1000モニター」の今の相場は2万円前後だから月とスッポンだ(笑)。

振り返ってみるとタンノイの中ではこの「VLZ」(口径25センチ)が一番バランスが取れていた。

その後、口径38センチに換えてから、あのスピード感のない「ぼんやりした低音域」が嫌になって、いつのまにか「タンノイ嫌い」になってしまったが、もしかしてあのまま「VLZ」を使っていたら、こうも迷路を彷徨しなかったかもしれない。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/32dbdc93ac28ca05dc04a9cfc6d96235


113. 中川隆[-10472] koaQ7Jey 2018年4月19日 08:28:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-11230]
2018九州ハイエンド・オーディオ・フェア - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2018年04月19日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/0c186ce30301a4edc1cab900c1fb40ab


去る15日(日)、「2018九州ハイエンド・オーディオ・フェア」(会場:福岡市、「マックス・オーデイオ」主催)に行ってきた。         

タンノイさんの「カンタベリー」(356万円)だが、これも感心できなかった。やたらに高音域がうるさく何だか金属的な響きがするし、低音域の沈み込みも明らかに足りない。

昔のタンノイは良くも悪くも「いぶし銀のような音」に特徴があったのだが、まさに隔世の感がある。

クラシック再生に限らずジャズの再生も併せて狙ったような音だったがどうも周波数レンジを広げ過ぎて音の密度を薄くしたような印象で、このスピーカーもただでくれるといっても要らない。

   

モニターオーディオ(イギリス)の「PLー300U」(160万円)だが、これが一番気に入った。日本のイギリス大使館に収めてあるそうだが、とてもバランスが良く品のいい音で感心した。

低音域の沈み込み、独特のツィーターによる高音域の自然な佇まいなど非の打ちどころがなく、これは欲しいなあ、一瞬、我が家のウェストミンスターを叩き売ろうかと思ったほど(笑)。


114. 中川隆[-11463] koaQ7Jey 2018年4月29日 08:40:25 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-12511]

量産品に関しては、

ファーストロッドが物としては一番立派に造られていて
ロットが降るほど「予告なき改良」と言う名のコストダウンと手抜きが重ねられて行くのは周知の事実です

なのに、最新製品や後継機種に買い換える人が居るのは全く有り難いことです
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-516.html


115. 中川隆[-12155] koaQ7Jey 2018年5月10日 08:29:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13558]


タンノイが変わった
http://bestmusic.seesaa.net/article/184575378.html 02月06日


2010年8月、タンノイ社は KINGDOM ROYAL というスピーカーを発売した。

このスピーカーの発売によって、タンノイは伝統のスピーカー、音をわずかに残しながら、大きくこれまでの方向を変えたと言える。

従来のタンノイは家具調で、エンクロージャーは弦楽器の胴のように積極的に鳴らしてきた。

壁や床を利用し低音を稼ぐという設計であったとも言える。

しかし、近代的なスピーカーはむしろ壁から離し、床から離すか振動を伝えないという方向である。

それは、トランジスタアンプになってから、アンプの駆動力は大きくなり、壁や床を利用することなく、スピーカー単体でアンプ強力な駆動力を背景に低音再生も可能になったからだと言える。

オーディオファンには様々な傾向の人がいるが、昔の音を懐古的に楽しむ人から、より生音に近くという人までいる中で、生音、リアル感を求める人が多くなってきたと思う。

それは、メーカーの主力製品をみることでもわかる。

タンノイやJBLは日本人のファンに受け入れられ、一時代を作ってきたと思うが、タンノイはクラシック向きでジャズを聴くスピーカーではないとか、JBLは反対にジャズ向きで、クラシックには向かないとされてきたのが大多数の人が認めるところであろう。

しかし、近代的なスピーカーはジャズ向き、クラシック向きではなく、何でもソースを忠実に再現するという方向に変わってきた。

JBLはエヴェレストというスピーカーを発売し、タンノイはKINGDOM ROYALによって何でも忠実にこなすスピーカーに舵を切ったと思う。
http://bestmusic.seesaa.net/article/184575378.html


116. 中川隆[-12154] koaQ7Jey 2018年5月10日 08:35:12 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13558]

Tannoy Kingdom Royal @ 2010 High End Munich - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=dStBwz9BqCk

耳に馴染んだ音 2011年10月13日
http://bestmusic.seesaa.net/article/230252960.html


俗に「おふくろの味」という、それぞれの家庭の料理の味があるように、これと似たような「馴染みの音」があると思う。

私がはじめてFIFI用スピーカーを手にしたのが、PIONEERのPAX-20Aだったということは、前に述べた。

pax20a1.gifこのスピーカーを手に入れた時、私は裸のままで使っていた。
それは、スピーカーのボックス(エンクロージャー)まで用意する余裕がなかったからである。

どんなに良いスピーカーでも、指定箱に入れないと真価を発揮しないということは、雑誌で知った。
それからは、何か適当な箱はないかと探しまわった。

タダで手に入るのは、八百屋さんでもらえるリンゴ箱だった。
それでも裸での使用とは違う。

密閉するのがよいらしいとわかったので、空気の漏れないように、隙間を塞ぐということはやってみた。

リンゴ箱だから薄っぺらいものだから、箱自体が振動する。
でも、スピーカーの箱は振動するものだと思っていた。
友人も、多分そう思っていただろう。
だから、スピーカーの振動が箱に伝わって、響きが止まらないようにしなければならないと思っていた。

ところが、オーディオの雑誌を読むと、板は重く厚いほうが良いとあった。
そりゃあ、振動しにくいのではと思った。

やっとの思いで、ラワンの20mmほどの1枚板が手に入った。

苦労して、糸鋸でスピカー穴を切り抜いた。

期待を込めて、スピーカーを取り付けて鳴らしてみた。

これが、さっぱり良くなかった。
なんだか寂しい音になったようだ。

ガッカリしたものの、やっと手に入れたものだからと思って、そのままにした。

ある日、またなんとなく鳴らしてみた。

「まてよ、これはいい音ではないのか?」

という気がした。

そういえば、ヴァイオリンの音はきれいだ。
現実の弓で弾いたような音がする。

中音が出ないのは、・・・もともと音源に音がないのだ。
と次第に聴き方が変わっていった。

「いやいや、これがいい音なのだ」

と気がつき始めた。
これが正直なところだ。

インスタントラーメンに慣れていて、有名なラーメン店の味がわからないようなものと言えるか。
そういえば、ある親から

「うちの子ども、ラーメン店に連れて行ってやったら、インスタントラーメンの方がいいと言うんですよ」

という話を聞いたことがある。

■その人の馴染んでいる音からは離れにくい

オーディオに関心のある人の装置の音を聴かせてもらうと、それぞれである。
「いい音」と言うのだが、私としてはちっともそうは感じないということがある。
レンジが狭くて古臭いまどろっこしい音。

そういう人の性格をみると、やはり古い骨董的なものに関心が高いように思う。

やさしい性格の人は、刺激のない音を好む。

というようなことで、それぞれの趣向で、装置は、どんなソースであろうとその人好みの音にしてしまうような傾向がある。

これが、私から言うと「おふくろの味」ならぬ「馴染みの音」ということになる。

■私の求める音の方向

オーディオの評価で「いい音」というのは誤解を生むおそれがある。
それを考慮して言うなら、私の求める音は「ソースに忠実な音」である。

だから、振動は抑える方向である。

私のスピーカーは黒いピアノの塗装と同じ塗装がしてある。
それを知ったある人は「ピアノ塗装すると、音が響かなくなってしまいます」と言った。

「いや、塗装することによって共鳴を防いでいるのです」

と言ったら、その人は沈黙してしまった。

今の装置は、かけるCDによってみな違う音になるという方向になってしまったので、どれがこの装置の音(キャラクター)なのかわからなくなってきた。

あるCDをかけた時

「あれ、装置のどこか具合が悪いのか」

と思ったりすることもある。

だいたい、どのメーカーも共振を止めることに工夫を凝らしているようだが、例外としてはタンノイがある。

タンノイは箱がまるで楽器のようで、弦楽器の胴を想像させるところがある。

ある、タンノイの所有者は

「タンノイは良いも悪いも、すべての音をタンノイ色に染めてしまう」

誠に、短い言葉でタンノイの特徴を表していると思う。
そのタンノイも KINGDOM ROYAL を最近発売して、従来のタンノイの音から脱却しつつあると感じた。
http://bestmusic.seesaa.net/article/230252960.html


117. 中川隆[-12237] koaQ7Jey 2018年5月11日 07:20:30 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13669]

TANNOY - Canterbury-GR
http://www.esoteric.jp/products/tannoy/canterburygr/index.html

希望小売価格 1,650,000円/台(税抜) 2015年5月1日より
[受注生産]
2013年10月中旬発売


音楽芸術を司る神ミューズは、美の女神でもありました。妙なる調べと豊潤な響き、そして職人技を尽くした美術工芸の輝き。その音楽と美は、カンタベリーの中に分かち難く結晶しています。

クルトミューラー社製ハードエッジ・ウーハーを搭載した15インチ口径デュアルコンセントリック・ドライバー。

その圧倒的な音響を引き出すのが、容積235リットルの堂々たるエンクロージャーです。

そして従来のアルニコの3倍の磁気エネルギーを放つアルニコマグネットALCOMAX-Vが、雄大な音像に鮮烈な実在感を与えます。

4年の歳月を掛けたキングダムロイヤルの開発成果を取り入れ、現代に復権したモニターゴールド=ゴールドリファレンス・デュアルコンセントリック。伝説的な15インチドライバーの類稀なる音楽表現力を、余すところなくバスレフエンクロージャーに収めたカンタベリーは、あらゆる環境で音楽の美を堪能することができます。

美しい調度品を思わせる天然ウォルナット無垢材の佇まいの中に、さりげなく隠された究極のテクノロジーとマテリアル。極上の音楽美を求めるリスナー諸氏の尽きぬ想いが、カンタベリーに結実しました。

推奨アンプ出力 20〜300W

連続許容入力(RMS) 150W
最大許容入力(瞬間) 600W

能率(2.83V/1m) 96dB

インピーダンス 8Ω

周波数特性(-6dB) 28Hz〜27kHz


デュアルコンセントリックドライバー

LF(ウーハー) 380mm(15インチ)
マルチファイバーペーパーコーン、ツインロールハードエッジ、52mm(2インチ)ラウンドワイヤーボイスコイル

HF(ツイーター) 52mm(2インチ)
アルミマグネシウム合金ドーム、ラウンドボイスコイル


クロスオーバー周波数 1.1kHz

キャビネット エンクロージャータイプ バスレフ(VDPS:Variable Distributed Port System)

容積 235ℓ
本体寸法(W×H×D)サランネット含む 680mmx1100mmx480mm
質量/台 63kg


118. 中川隆[-12236] koaQ7Jey 2018年5月11日 07:29:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13669]

TANNOY - Kingdom Royal
http://www.esoteric.jp/products/tannoy/kingdomroyal/index.html

Kingdom Royal mkII
希望小売価格 4,800,000円/台(税抜)
[受注発注]
2016年1月5日発売

Kingdom Royal Carbon Black
希望小売価格 5,100,000円/台(税抜)
[受注生産]
2014年1月上旬発売

・デュアルコンセントリック(同軸)ドライバー
300mm(12インチ)デュアル・コンセントリック・ドライバー
ミッドレンジ・ドライバー: 52mm(2インチ)
ツイーター: 75mm(3インチ)

・スーパーツイーター 25mm(1インチ)

・サブウーハー 380mm(15インチ)


エンクロージャー容積 160リットル
エンクロージャー形式 密閉型(デュアルコンセントリック、スーパーツイーター)+バスレフ(サブウーハー)

外形寸法(W×H×D)(突起部を除く) 585mm×1275mm×600mm
質量 約132kg

推奨アンプ出力 20W/ch〜600W/ch

連続許容入力(RMS) 300W
最大許容入力(瞬間) 1200W

能率 96dB(2.83V/1m)

インピーダンス 8Ω

周波数特性 24Hz〜61kHz(-6dB)


クロスオーバー周波数
120Hz(サブウーハー〜デュアル・コンセントリック・ミッドレンジ)
700Hz (デュアル・コンセントリック・ミッドレンジ〜コンプレッション・ツイーター)
17kHz (デュアル・コンセントリック・ツイーター〜スーパー・ツイーター)


119. 中川隆[-12456] koaQ7Jey 2018年5月14日 08:21:17 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13960]


タンノイ同軸型ユニット
https://www.cricket-record.jp/page/31


モニター・ブラック(1号機)【販売:1947‐1953 】

SP盤時代に製造されたSP盤に合う音です。
1号機では、クラシック、ジャズも素晴らしい音で鳴ります。
タンノイのユニットの中では最も質感の高い音です。
箱はオートグラフではありません。(下記画像参照)
現在では超入手困難なユニットです。



モニター・ シルバー 15Ω 【販売:1953‐1957】

モノラルのレコードの出始めに製造され、モノラル盤がうまく鳴るユニットです。

【前期タイプ】
全体が黒い布ですっぽりと覆われています。この布のために音のヌケが少し悪い感じがあります。現在ではボロボロになっているものがほとんどですが、外せばよくなります。
※前期はセンターキャップがないので、布で覆われてました。

【後期タイプ】
布で覆われてはいません。音は前期、後期タイプで違いはほとんどありません。
※モニターレッドと比べて、上下の伸びはイマイチですが、それを補って余りある音の質感、そして何よりも渋い音が魅力。この音に慣れるとレッドは聞けないという方もいます。
中域の質感の高い充実度は特筆ものです。



モニター・ レッド 15Ω 【販売:1957-1967】

ステレオ盤と同時期に製造されたユニット。ステレオ盤によくマッチした音で鳴ります。
初期VLZに搭載(1961年から10吋のレッドを使用)

【前期タイプ】
コーン紙のところのセンターキャップが飴色になります。

【後期タイプ】
センターキャップは黒色です。


音の違いは、後期タイプは上がさらに伸びて、少しにぎやかな音になります。

五味康祐氏で有名なレッド搭載のオートグラフはオーケストラ再生でその本領が発揮されます。シルバーにはない、上下の伸び(レンジ感)がクラシック・ファンには高評価のユニットです。ヴァイオリンの高音の伸びは魅惑の響きを奏でます。


モニター・ ゴールド 8Ω 【販売:1967‐1974】

トランジスタの登場で、これに対応するため8Ωのインピーダンスに変更されたユニット。後期VLZに採用。国内ではシュリロ貿易が総代理店として輸入を開始。
低域がやや膨れて、分解能が少々落ちた感じの音になりますが、現代の音楽に向いている傾向の音作りです。

VLZの中でお薦めできるのはこのゴールドから以前のタイプです。十分にタンノイらしい魅力的な音がします。
これで大人のジャズを楽しむことも可能です。


HPD 8Ω 【販売:1974‐1979】

アーデン、バークレー、チェビオット、デボォン、イートンに採用される。
国内はTEACが代理店となる。
VLZ(チャーヴェニング)に採用される。

HPD315はタンノイ最後のアルニコ仕様です。


【前期タイプ】
左画像のようなマグネットのカバーの色。

【後期タイプ】
マグネットカバーがゴールドに近い色合いになります。
ネットワークの形状も違ってきます。アッテネーターとターミナルが別々。


DC386 8Ω 【販売:1979〜

アーデンMkU、バークリーMkUに採用される。

※この時期からアルニコからフェライトへ変更になる。


K3808 8Ω 【販売:1979〜

スーパー・モニター・レッドに採用される。


【モニター・レッド前期タイプ:飴色センターキャップ】
https://www.cricket-record.jp/page/31

【 TANNOYのユニットの選び方について】−同軸型2wayユニット

●ブラックからゴールドまではフィクスドエッジです。ゆえにゴールドまでは低域の切れがあります。

●ゴールド以前のユニットはより音楽性豊かな表現力があります。

●音の質感、密度、表現力においてはブラックに近くなるほど高まります。

●高域、低域の伸びはレッド、ゴールドにあります。オーケストラの雰囲気はレッドが得意とするところです。

●音を聞くならゴールド、音楽を聞くならシルバー、レッドといったところでしょうか。

●HPD以降はコーン紙の重量が重くなり、音の反応がやや劣りますが、新しい録音はうまく鳴らします。


・シルバー、レッド、ゴールドは現在、品薄で入手困難な状況になっているのが現状です。

・特にシルバーと初期レッドの極上品は希少、貴重品です。

・ゴールドも良い状態のものが容易には見つからなくなってきています。

・タンノイユニットは一生ものとしてご使用され、愛機とされるお客様が多いユニットです。

・良い状態のユニットを選択し、価格だけで選ばずに入手されることをお奨めいたします。

   
♦タンノイ1号機(オリジナル) 38cmモニター・ブラック 
・タンノイ1号機(オリジナル) 30cmシルバー・ユニット入り 
※ブラック30cmは極めて少ない。

      
♦オートグラフ:1953〜1974                   
♦ミニ・オートグラフ(日本製)ユートピア製品

♦GRF:1955〜1974 
♦べェルヴェデーレ (米国タンノイ)


レクタンギュラーG.R.F (英国製オリジナル)モニターレッド(飴キャップ)  

   
♦VLZ (モニター・レッド入り初期型)          
♦VLZ (モニター・ゴールド入り後期型)


♦VLZ (モニター・ゴールド・ラージ・フレーム)
ゴールドの中でもフレームの幅が広いタイプです。
普通のタイプよりも音が優れており、希少なVLZで入手困難なスピーカーです。

   
♦スターリングSE (VLZの後継機、25cm同軸2wayユニット、8Ω、フェライト)
https://www.cricket-record.jp/page/31

・Tannoy Monitor Black (1947〜53)
・Tannoy Monitor Silver (1953〜57)
・Tannoy Monitor Red (1957〜67)
・Tannoy Monitor Gold (1967〜74)
・Tannoy HPD315 (1974〜79)
・Tannoy HPD385 (1974〜76)
・Tannoy HPD385A (1976〜79)


・Tannoy Corner York (1950)
・Tannoy Autograph (1953)
・Tannoy V-LZ in Cabinet (1961)
・Tannoy Arden (1976)
・Tannoy Westminster (1982)
・Tannoy Stirling (1983)


現行品のハイエンド
・Tannoy Kingdom Royal
・Tannoy Westminster Royal-GR
http://www.esoteric.jp/products/tannoy/kingdomroyal/


   


120. 中川隆[-12455] koaQ7Jey 2018年5月14日 08:27:25 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13960]

クラシック向きのスピーカー?
http://home.att.ne.jp/delta/myrobalan/tannoyquad.html

素人の自負と偏見 で、オーディオ用スピーカーについて良かったものなど、感じてきたことをいくつか述べてみたいと思います。

聞く音楽 は色々ですが、機器の音を決めるときにはクラシックばかりで、主にヴァイオリンの倍音とホールの響きを見ますので、 アルテックなどに代表される軽い振動板のウーファーにホーンを乗せたような、主にジャズの演奏などを眼前に繰り広げるタイプのものは取り上げません。

コンサート会場で生の楽器を聞いたときのやわらかくて繊細な音を理想として、 なるべくそれに近いバランスで鳴るものを求めてきました。


 わが国でクラシックに向いたスピーカーというと、ヨーロッパの、た いていは英国のものをイメージする人が多いよう です。伝統的にはクォード(QUAD)の静電型ESLとタンノイ(TANNOY)が両雄でしょうか。

タンノイ・オートグラフ (Tannoy Autograph 1953)
38センチのユニットを使い、フロントロードホーンと複雑なバック ロードホーンを組み合わせ、ツイータもホーンという凝った構造の 大型のコーナー型フロア・スピーカー。

   
タ ンノイ VLZ (3LZ in Cabinet 1961)
25センチのユニットを使った小型の密閉型スピーカー。

タンノイ(Tannoy)

ガイ・ルパート・ファウンテンが創立したタンノイはコーン型のウーファーの中心にホーンの高音ユニットを同軸で 配する、いわゆる点音源のユニットを使って いますが、日本での人気は剣豪小説家の五味康祐氏が褒め倒したバックロードホーンのオートグラフあたりからでしょう か。

といっても一般の人がそうやすやすと買える代物ではありませんでした。同じ時代には小型のVLZ(初期型) も評判が良かったようです。

いぶし銀と評されたその音は独特のもので、一種の色付けと言っても良かったと思います。 ユニットであるモニターゴールド系のホーン部の癖なのか、高域にややざりっとした輝かしさが乗り、オーケストラな どの 複数台の弦楽器合奏部などでは、その不透明さゆえのある種のリアリティを感じさせました。



タンノイ・アーデン (Tannoy Arden 1976) HPD385を使用

 しかし私はそれらいわゆるタンノイらしい伝統のタンノイよりも、工場が火事で焼けた 後に新しく生まれ変わったHPD385というユニットを使った新生シリーズの一番大きなスピーカー、アーデン (Arden)が好きです。

HPDのシリーズは一つ前のモニターゴールドのユニットよりもバランスのせいか倍音 が素直に聞こえます。385は38センチの2ウェイということで中音が抜けてしまうかというとさにあらずで、朗々と 濃密 な音を響かせていました。

その下のバークレーがやや痩せたバランスに感じたのに対して、低音が出るせいか安定し、む しろ中域が豊かに聞こえます。組み合わせる機器に敏感に反応して細部を描きだすという方向ではないかもしれません が、大づかみにオーケストラの響きを再現していて、艶の乗ったきれいな音に聞き惚れてしまいます。

ラックスの SQ38(F)あたりの管球アンプと組合せると中古オーディオ店の看板商品のようでハマり過ぎな感じですが、定番を 買っておいて他に浮気せずにクラシック音楽を楽しみたい人には最適なのではないでしょうか。敏感過ぎないという ことは、 何を聞いてもきれいに聞こえるということでもあります。


モニター・ゴールドに代 わって出て来た38センチ同軸の新型ユニット、HPD385

              
 しかしそのアーデンもこの後ユニットのマグネットがフェライトに変わってしまい、タンノイ自体の会社運営も変わっ てハーマン・カードンの資本が入り、さらにスピーカー・システム全体が別のシリーズへと展開して行きます。

それらは 今あちこちで耳にする機会がありますが、新しいものについてはあえて言わないでおきます。

そんなわけで、懐古趣味で はけっしてないですが、私にとってタンノイと言えばアーデンなのです。

デザイン的には同じHPD385で旧型のチーク細工の箱に入っているレクタンギュラー・ヨークの方がいいんですけどね。
http://home.att.ne.jp/delta/myrobalan/tannoyquad.html


121. 中川隆[-12454] koaQ7Jey 2018年5月14日 08:32:40 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13960]

JAZZをいい感じに鳴らすヴィンテージ・タンノイの名品 レクタンギュラー・ヨーク (38cm モニターゴールド) 2017/9/3
https://blogs.yahoo.co.jp/tetsn/66289735.html


イメージ
https://blogs.yahoo.co.jp/tetsn/GALLERY/show_image.html?id=66289735&no=2

今年の1月から3月にかけてこの先の自分の人生を豊かなものにしたいとの思いで、かなり大きな投資を断行する決断をしました。


クルマ好きが高じ、3年ほどで乗り継いでは散財していた若い頃以来となる大きな投資でした、、、(汗)

運命の糸に導かれるようにして、JBL4310と出会ってしまったことがきっかけで、すっかりヴィンテージ・オーディオの魅力の虜になってしまった自分の欲求は、この素晴らしいブックシェルフ型のスピーカー導入だけでは飽き足らず、一気にオールド・タンノイを3セット購入するという暴挙に出てしまいました(大汗、、、)。


それぞれ、滅多に市場には出回ることがない希少な製品ではありますが、決して安い買い物ではありません。ショップに何度も訪問しては試聴してみてどれを選ぶか慎重に検討するべきでした。


しかし、希少なヴィンテージが一気に目の前に飛び込んで来くると、、、こういう時は、もうまともな判断ができません。


この機会を逃すと、二度と手に入れる事が出来ないかもしれない、、、焦りました。


そして、まさに清水の舞台から飛び降りる覚悟で決断していました。


時系列で正確に言うとチャッツワースとレクタンギュラー・ヨークを即決で決めて、その後、ずっと気にかかっていたレクタンギュラーGRFも入手可能な事がわかり、「それもお願いします。」と言ってしまいました、、、


アンティーク時計もそうなのですが、好きなこと、好きなものはとことん研究したり、集めたりするのが自分の悪いクセ。つまり、とことん極めるまで納得できない性分なのです。

後日、想像以上にデカい3つのスピーカーが届き、家の中を占拠した様子を見るにつれ、だんだんと後悔の念が、、、(大汗、、、)。


特に、GRFと同じ38cmユニットのヨークは、GRFがあれば必要なかったんじゃないのか??


GRFと引き換えにヨークをキャンセルすれば良かったんじゃないか、、、


急にこのヨークが図体のデカい邪魔な厄介者に思えてきたのでした、、、


しかし、その後、3つのスピーカーを聞き比べるうちに、その鳴りっぷりの良さとそれぞれの際立った個性に惹かれるようになっていきました。


やがて、38cmのデュアルコンセントリック モニターゴールドにバックロードホーンという成り立ちの「レクタンギュラーGRF」、同じく、38cmモニターゴールドの「レクタンギュラー・ヨーク」、30cmモニターゴールドの「チャットワース」と揃えてみて、聴き比べてみると、これらは全くキャラクターの異なるスピーカーであることがわかりました。


つまり結論から言うと、経緯は無謀きわまりないものであったにもかかわらず、この投資は決して意味のない、無駄なものではなかったということです。


タンノイの音作りとして、同じユニットを採用しながら、エンクロージャーの容量から、その材質、それに内部の構造まで、さまざな仕様のバリエーションに設計を変えることで、異なる音質にしていくところがその真骨頂なんだとよく耳にしますが、さらに同じモデルでも英国のオリジナルと国産箱でも違いがあると聞きます。


実際、自分が入手したこれらのタンノイの音は確かに違います。ほぼ同じサイズのエンクロージャーに38cmのデュアルコンセントリック モニターゴールドを搭載したレクタンギュラーGRFとレクタンギュラー・ヨークでは随分と音質は異なります。


いや、もう少し正確に言うとコンプレッションドライバーがもたらす圧倒的なヴォーカルの出方の素晴らしい部分など同軸のユニットであるデュアルコンセントリックのモニターゴールドに共通点は確かにあります。


英国製のオーディオは、とりわけ人の声を再現することをとても重視するということを聞いたことがありますが、やはりタンノイはまさに英国生まれのスピーカーなんだなぁと感じさせるものが確かにあるように思います。


しかし、音場の広がりや、どの帯域の音がよく出るかなど、それでも、モデルごとに、ブラインドで聴いてもはっきりと違いがわかるくらい、それぞれが強烈な個性を持っており、それぞれ非常によくマッチするジャンルの音楽があることがわかってきました。


個性の異なる3つのタンノイはきっと、これからの自分の人生を豊かなものにしてくれるでしょう。

今回、紹介するのはレクタンギュラー・ヨークですが、雑誌に掲載された記事を見て自分も気がついていたように、ジャズバーなどで多く採用されているようです。


一般的には、古いタンノイというと、オートグラフに代表されるように、フルオーケストラのクラシックを聴くスピーカーという印象があったのですが、必ずしもそうではないと実感しています。


そのことがわかってきたのは、実は購入した後になるのですが、実際に聴いてみると、まさにレクタンギュラー・ヨークは、オールド・タンノイの中で、もっとも上手にジャズを鳴らしてくれるスピーカーではないかと感じます。

イメージ 1
https://blogs.yahoo.co.jp/tetsn/GALLERY/show_image.html?id=66289735&no=1

画像はお世話になった札幌音蔵の武内さんが推奨してくれたチェット・ベイカー。

ヴォーカルの入った「CHET BAKER SINGS」のCDも持っていますが、やはりこのレコードの出来は秀逸です。


1950年代の録音で、おそらく盤起こしのレコードだと思うのですが、聴いてみるととても音のまとまり感が良くて、トランペットの音が染み入るように、心地よく耳に入ってきます。


レクタンギュラー・ヨークが鳴り出して、目を閉じるとリビングからまるでジャズバーに瞬間移動したような気分にさせてくれます。


また、このヴィンテージ・タンノイが持つ佇まい、そしてデザインもジャズにマッチしているように思えてきます。


デザインというのは、そのモノのもたらす役割や価値との整合性が取れていることが重要ですが、長年かかって熟成してきたからこそ、一見武骨に見えるレクタンギュラー・ヨークにそのような雰囲気が宿るようになってきたのかも知れません。


このスピーカーのように、これだけ大きく部屋の中のスペースを取るオーディオ機器はやはりインテリアとしての要素も大きく、部屋全体との調和は大事だと思います。

ただ長く生きることを目指すのではなく、生き方そのものがヴィンテージのようでありたいと、このブログを再開しましたが、自分の生き方を象徴するようなスピーカーと言えるかもしれません。


いや、まだ自分がその域に達しているとは到底思えませんが、そうありたいと願っています。
https://blogs.yahoo.co.jp/tetsn/66289735.html


122. 中川隆[-12453] koaQ7Jey 2018年5月14日 08:41:30 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13960]

因みに、イギリスではオートグラフとかウェストミンスターみたいな高額なものは全く売れません。

元来、イギリス人はケチ(倹約家)なので高価なオーディオ機器を買わない。
TANNOYや B&W の大型スピーカは日本向けに特別に作っているものなんですね。

あの手のものはすべて日本のアホ成金を騙して売りつける為に作っているのです:


イギリス人に特有のSP盤への愛着

EMIがLPを発売するのは1952年からで、それ以前は78rpm盤でのリリースとなり、多くのイギリス人は1960年代前半まで78rpm盤を愛聴していた。

五味康祐「オーディオ巡礼」には、1963年にイギリスを訪れたときのこととして

「英国というところは、電蓄に対しては大変保守的でケチンボな国である。

アメリカや日本でステレオ全盛の今日でさえ、イギリスのレコード愛好家はまだ七十八回転のSP(LPのモノーラル盤ではない!)で聴いている。
市販のカートリッジも、SP・LP両用でなければ売れないという。

ロンドンにも現在シュアーのカートリッジは市販されているが、V15のU型はおろか、V15すら部品カタログに載っていない。高価なV15など誰も買わないからだ。

それほどケチンボな国だ。

オルトフォンはさすがに出廻っている。しかし殆ど月賦販売用である。SPU/GTが二十三ポンド――邦貨にして二万四、五千円見当だろう――それを十ヵ月払いの月賦にしなければ誰も買ってくれない。そういう国民だ。」

と記してある。この点を考慮して、Decca社の高級ステレオ・コンソール Decola が78回転盤でも見事な音を奏でると賞賛している。

 このことは何を示しているかと言えば、百花繚乱にみえる英国オーディオ機器のほとんどは、一部の上流階級か海外向けの特産物であり、イギリス国民のお茶の間に届くことは稀であったということ。

そして多くの人が電蓄(Radiogram)を愛し、RIAAになった後も78rpm盤を大切に聴いていたのである。

QUADでさえ、1967年発売の33型プリアンプ(トランジスター式)に5kHzのハイカットフィルターを装備していたくらいである。

こうしたこともEMIのサウンドについて「霧の向こうのような音」と誤解を生む原因となっていると思う。

イギリス製のオーディオだから英国プレスのレコードを最高の音で鳴らしてくれるだろうと誰もが考えるが、多くのイギリス国民が聴いたサウンドは、SP録音の延長線ともとれる特性が好まれたといえよう。それでも英国プレスが珍重されるのは、既にEMIの魔の手に墜ちているのである。
http://quwa.fc2web.com/Audio-107.html

▲△▽▼


イギリスの戦後のオーディオの歴史

1945年:
Decca ffrr規格発表
LEAK  TL/12 "Point One"アンプ

1946年: EMI  Electrogram 3000 高級電蓄(モノラル)

1947年:
TANNOY  Monitor 15" デュアル・コンセントリック型同軸 2wayスピーカー
Willamson  Williamson回路アンプをWireless World誌で発表
BBC  LSU/10 モニターシステム
Decca  Decola 高級電蓄(モノラル)

1948年: VITAVOX  CN-191 スピーカーシステム

1950年: Decca LP発売開始

1952年:
EMI LP発売開始
Goodmann  AXIOM 80 スピーカーユニット

1953年:
Garrard  301 3スピード対応ターンテーブル
TANNOY  Autograph スピーカーシステム
QUAD  II型アンプ

1954年:
Mullard  5-10 アンプ(EL84使用)
Lowther  TP1 スピーカーシステム

1955年:
BBC FM放送開始
EMI ステレオ・テープを量販

1956年:
GEC  KT88 真空管
Wharfedale  SFB/3 スピーカーシステム

1957年:
QUAD  ESL 静電型フルレンジスピーカー

1958年:
EMI ステレオLP発売
BBC ステレオ試験放送開始(AM2波)
KEF  LS5/1 モニターシステム

1959年:
SME  3009/3012 トーンアーム
Decca  Decola 高級電蓄(ステレオ)
http://quwa.fc2web.com/Audio-107.html



123. 中川隆[-12452] koaQ7Jey 2018年5月14日 08:49:34 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13960]

イギリスで売れるオーディオ製品は ARCAM みたいな安いけど上品な音のものだけなのですね:


オーディオの足跡 ARCAM アンプ機器一覧
http://audio-heritage.jp/ARCAM/amp/index.html


ARCAM は一時デノンが販売を取り扱っていましたが、現在は中止しています。


March 10, 2005
"ARCAM"アーカム ブリティッシュサウンドのスタンダード
http://www.audiostyle.net/archives/cat_arcam.html

ARCAM(アーカム)は1972年に英国ケンブリッジに誕生したイギリスで最もメジャーなオーディオ・ビジュアル機器専業メーカーです。エントリークラスからミドルクラスにかけてアンプとCDプレーヤーを中心に多くの機種を抱え、英国内で売れるCDプレーヤーの2台に1台はARCAMと呼ばれる程、本国ではコンシューマ向けオーディオ市場に於いて確固たる地位を築いています。日本国内でも数年前から大手オーディオメーカー"DENON"が輸入代理店を努めることで本国との価格差が縮まり、近年では家電量販店などの店頭でも時折見かけるようになりました。

アーカム_ピュアオーディオアーカム製品の魅力は何と言ってもオーディオ機器としての機械的な自己主張が少ない点です。家具としてスムーズに部屋に溶け込みやすいシンプルでモダンなスタイリングと誰にでも使いやすい快適な操作感、国産機とも肩を並べる手ごろな価格でありながら、ミニコンポでは無く、あくまでピュアオーディオとしての十分なクオリティを感じさせる音質と、優れた感性に裏付けられた音楽性の高さが高い次元でバランスしているのがARCAMの魅力です。

ホワイトシルバーを基調にした現行デザインのアーカムは、オーディオ的な作為を感じさせないプレーンで素直な音質が持ち味。個々のCDに録音されている情報を、多くのピュアオーディオ機器にありがちな機器の作り手側の思い入れという色付けや個性的なバイアスをかける事無く、ありのままの姿を素直に引き出してくれる点が特徴と云えるでしょう。

それ故に表面的な音質面でどうかとなると、格別ワイドレンジ・高情報量といったハイファイ性を強調するタイプではなく、分解能・実体感・パワーハンドリング・レンジ感など全てが程々にまとまっていて、虫眼鏡でえぐり出すかの如くオーディオマニア的な聴き方をした場合はやや食い足りない印象が残るかも知れません。

筐体の薄さや軽さも、全体に薄味で穏やかさを伴うやや軽い傾向の音質に拍車をかけているきらいがあり(低価格機種になる程この傾向が目立ってきます)、この点は代理店であるDENON製品の日本的でワイドレンジで重い音調とは180度異なるのが興味深いところです。

しかし、押しつけがましさのない穏やかで豊かな音場の広がり方や、長時間聴き続けても違和感を感じない耳当たりの優しさ、CDに刻まれた情報を過不足無く引き出す自然なバランス感覚は、オーディオマニアとしてではなく音楽ファンの再生装置として捉えた場合、これ以上他に何か必要でしょうか?と思わせてしまう懐の深さがあるのも事実です。

こういった書き方をすると、アーカムの音質は悪いと誤解されるかも知れません。しかしそれは大きな間違いです。高音質を強調しない=低音質ではありません。多くの人々が高音質を楽しめるようローエンドにもラインナップを広げている分、音質面で他社上位クラスと比較されて低い評価を受ける傾向があるようですが、ARCAM本来のリファレンスモデルであるFMJシリーズに目を向けてみると、実はミドルクラスの英国系箱庭システムの中でもトップクラスの音質を備えています。FMJの広い音場感を伴う現代的な再現性は、管理人が使っているTAG McLaren F3とも互角以上の音質で良いライバル関係にあると感じます。

特に、現行CDプレーヤー FMJ CD33Tの先代機種にあたるFMJ CD23Tは、ハイエンド製品で名高い dCS と共同開発した24bit Ring DACを搭載し、その音楽性豊かで暖かみのある音色は、イギリス製品の質を理解する音楽愛好家の間で根強いファンを獲得しています。(2008/1追記:最新の後継モデルは FMJ-CD36T になります。)

dcs SACD/CDプレーヤー P-8I
¥1,500,000(税抜) 発売:2005年2月16日

●メカニズム:Dual laser、2channel、CD/SACD compatible
●クロックジェネレーション:Precision VCXO
●PCMデジタル出力:AES3、SPDIF(on RCA)
●PCMデジタル入力:AES3×1、RCA(現在は使用不可)
●ワードクロック入力:BNC×1(現在は使用不可)
●ワードクロック出力:BNC×1
●外形寸法:430W×95H×395Dmm
●質量:12kg
●カラー:シルバー、ブラック
https://www.phileweb.com/ec/index.php?p=11981


アーカムは音楽の持つ楽しさ、表現をスポイルしません。音質を誇張してリスナーの耳を機器の"音質"に向けさせるのではなく、聞き手がいつのまにか音楽に聴き入ってしまう誠実な質感です。その意味で、オーディオ機器は"音楽再生"の黒衣に徹すべきという、本来再生装置がそうあってしかるべき姿に忠実なのです。

ARCAMは音楽性をスポイルしないより上質で血の通った再生機を、オーディオマニアに限らず音楽ファン一般に向けて、広く普及させることをポリシーとしているように感じます。ですから音質がどうとかオーディオ的にどう?やれケーブルだアクセサリだといったマニアックな視点ではなく、ライフスタイルの中に真のポリシーや美学を求める上質で洗練された価値観を持つ人々に向けてお薦めしたいブランド、それがARCAMなのです。


ARCAM Solo ¥230,000(2005年発売)

スリムボディにアンプ、CD、FM/AMチューナーを一体化したCDチューナーアンプ。
CDプレイヤーのD/A変換部にはWolfson製 D/Aコンバーターを採用しています。
前面にミニジャックの入力端子を搭載しており、デジタルオーディオプレイヤーを簡単に接続できます。

デジタル出力 オプティカル:1系統
アナログ入力 RCA:4系統
ミニジャック:1系統
外形寸法 幅430x高さ79x奥行355mm
重量 6.7kg
http://audio-heritage.jp/ARCAM/amp/solo.html


ARCAM SOLO(ソロ)を店頭で試聴してみましたが、近年のアーカムサウンドを踏襲するあっさりとしたクセのない大人しめの音色で、音場がふわりと素直に出るタイプです。一体型システムで若干アンプのドライブ力に若干不安はありますが、クセのあるスピーカーと組み合わせるよりも、能率が高めで素直な音色のスピーカーと組み合わせて程々の音量で楽しむのに向いたシステムです。音楽に変な味付けをしないので広く音楽ファンに使ってもらいたい逸品です♪

私が最初にARCAMの製品を手にしたのは10年程前に遡ります。Alpha5plus(α5plus)という、当時アーカムがこだわっていたマルチビットと1ビットのハイブリット型DAコンバーターと、PHILIPSのダイキャスト製スイングアームメカ"CDM9"を搭載したCDプレーヤーです。

この当時のARCAMのサウンドは現行アーカムとはまるで音調が異なり、とにかく元気が良く、音像がクリアに描かれ、ともすると下世話な感じで、ブリティッシュロックのライブ再現の為だけにあるといっても過言ではないような独特の歌い回しと再現性は、正直クラシック聴きには手に負えないシロモノでした(笑) 逆に言えば、この音質を気に入った人には他では絶対代用出来ないリアリティと存在感のあるCDプレーヤーだったと思います。

このメーカーは、80年代、90年代、2000年と外観変更の度に音調がガラリと変わっており、現代アーカムの万人受けする個性の少なさは、当時を考えるとずいぶんと様変わりした様に感じます。《2009/03リンク本文修正》
http://www.audiostyle.net/archives/cat_arcam.html


124. 中川隆[-12451] koaQ7Jey 2018年5月14日 09:21:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13960]

タンノイ(イギリス)の創設者の「ガイ・R・ファウンテン」氏が一番小さなスピーカーシステムの「イートン」を愛用していたという話。


タンノイの創設者ともあろう方が、最高級システムの「オートグラフ」ではなくて「イートン」を使っているなんてと、その時はたいへん奇異に感じたものだった。

総じてイギリス人はケチで、いったん使い出した”もの”は徹底的に大切にすると聞いているので「この人はたいへんな節約家だ」と思ったわけだが、ようやく今にして分かるのである。

何も大掛かりなシステムが全てに亘って”いい”というわけではなく「シンプルな響き」が「重厚長大な響き」に勝る場合があるということを。

さて、「このイートンの話はどの本に書いてあったっけ」と記憶をたどってみると、「ステレオサウンド」の別冊「世界のオーディオ〜タンノイ〜」(昭和54年4月発行)ではないかと、およそ想像がついた。

                    

手元の書棚から引っ張り出して頁をめくってみると、あった、あった〜。

本書の75頁〜90頁にわたってオーデイオ評論家「瀬川冬樹」氏(故人)がタンノイの生き字引といわれた「T・B・リビングストン」氏に「わがタンノイを語る」と題して行ったインタビューの中に出てくる逸話。

ちなみに、この瀬川冬樹さんがもっと長生きさえしてくれたら日本のオーディオ業界も今とは随分と様変わりしていたことだろうと実に惜しまれる方である。

話は戻ってガイ・R・ファウンテン氏が「イートン」を愛されていた理由を、リビングストン氏は次のように述べられている。

「彼は家ではほんとうに音楽を愛した人で、クラシック、ライトミュージック、ライトオペラが好きだったようです。システムユニットとしてはイートンが二つ、ニッコーのレシーバー、それとティアックのカセットです。(笑)」

(そういえば「ニッコー」とかいうブランドのアンプもあったよね〜。懐かしい!)

「てっきり私たちはオートグラフをお使いになっていたと思っていたのですが、そうではなかったのですか・・・・」と瀬川氏。

「これはファウンテン氏の人柄を示す良い例だと思うのですが、彼はステータスシンボル的なものはけっして愛さなかったんですね。その代り、自分が好きだと思ったものはとことん愛したわけで、そのためある時には非常に豪華なヨットを手に入れたり、またある時にはタンノイの最小のスピーカーを使ったりしました。」

「つまり、気に入ったかどうかが問題なのであって、けっして高価なもの、上等そうにみえるものということは問題にしなかったようです。〜以下、略」

ファウンテン氏のこうした嗜好はオーディオの世界に”とかく”蔓延している「ステータスへの盲信」の貴重なアンチテーゼとも受け取れるが、30年以上も前からこういうことが指摘されていたなんて、今も昔もちっとも状況は変わっていない。

同じタンノイの「3LZ」とか「スターリング」とかの比較的小さなSPをいまだに愛用されている方が後を絶たないのもよく分かる。「音は人なり」とすれば、きっと良識があってバランスがとれた方なのだろう。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/41192536b1fd39025c0efbf8c17521d9

結構勘違いされている方が多いと思うのですが、通常英国では家庭用スピーカーシステムとしては大型でも12インチ搭載モデルを使用していました。

Tannoy Autograph や GRF などはある意味特殊用途で大きな広間などにおく場合に使われていました。その場合はキャビネットの構造もバックロードホーン型を採用しています。

一般的な部屋の広さでスピーカーシステムからリスナーまでの距離が近い場合は、低域がリニアに出る、バスレフ型か密閉型なのです。

モニター(検聴用)スピーカーにバックロードホーン型なんて存在しないのです。
低音域のリニアリティを求めるなら、バスレフ型か密閉型なんです。

Tannoy Autograph や GRF などバックロードホーン型は家庭用PA に位置付けられます。

スケール感や音場感には優れますが、リニアリティは無理な要求なのです。

Tannoy Autograph や GRF はメーカーのフラッグシップモデルだから良いと言うのは間違いです。リスナーの用途に応じて機材は選択するべきです。
http://vintage-audio.jp/?p=450


125. 中川隆[-13426] koaQ7Jey 2018年7月09日 16:53:41 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16399]

タンノイに合うケーブルは


アナログ ラインケーブル(インターコネクトケーブル) neumannケーブル
ドイツ・グラモフォン等のヨーロッパ録音の再生用
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/880.html

アナログ ラインケーブル(インターコネクトケーブル) VITAL VAM-265 
デッカ、EMI等のイギリス録音の再生用 
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/879.html

スピーカケーブル BELDEN 8460 (撚線, 18GA, 0.823mm2):推奨距離 片側2m前後
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/885.html

スピーカケーブル BELDEN 8470 (撚線, 16GA, 1.309mm2):推奨距離 片側3m〜4m
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/886.html


でしょうか。


詳細は


音がわからないアホ・オーディオマニアが良く引用する「オーディオの科学」の何処がおかしいか
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/881.html

アナログ ラインケーブル(インターコネクトケーブル) BELDEN 8412 
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/878.html

アナログ ラインケーブル(インターコネクトケーブル) VITAL VAM-265   
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/879.html

アナログ ラインケーブル(インターコネクトケーブル) neumann ケーブル
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/880.html

スピーカケーブル BELDEN 8460 (撚線, 18GA, 0.823mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/885.html

スピーカケーブル BELDEN 8470 (撚線, 16GA, 1.309mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/886.html

スピーカケーブル BELDEN 8473 (撚線, 14GA, 2.081mm2) 
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/887.html

スピーカケーブル ウェスタンエレクトリック WE 18GA (撚線、 0.823mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/882.html

スピーカケーブル ウェスタンエレクトリック WE 16GA (撚線, 1.309 mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/883.html

スピーカケーブル ウェスタンエレクトリック WE 14GA (撚線, 2.081 mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/884.html


126. 中川隆[-13428] koaQ7Jey 2018年7月10日 09:24:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16429]

スピーカー・パワーアンプ切り替えにはノイトリック社 スピコンを使おう
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/888.html

127. 中川隆[-11105] koaQ7Jey 2019年3月29日 10:33:16 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[914] 報告
「私とタンノイ」1979年3月30日 瀬川冬樹
http://audiosharing.com/review/?p=802


ステレオサウンド別冊「世界のオーディオ・タンノイ」(1979年春発行)
「タンノイ論 私とタンノイ」より

 日本酒やウイスキィの味が、何となく「わかる」ような気に、ようやく近頃なってきた。そう、ある友人に話をしたら、それが齢をとったということさ、と一言で片づけられた。なるほど、若い頃はただもう、飲むという行為に没入しているだけで、酒の量が次第に減ってくるにつれて、ようやく、その微妙な味わいの違いを楽しむ余裕ができる――といえば聞こえはいいがその実、もはや量を過ごすほどの体力が失われかけているからこそ、仕方なしに味そのものに注意が向けられるようになる――のだそうだ。実をいえばこれはもう三年ほど前の話なのだが、つい先夜のこと、連れて行かれた小さな、しかしとても気持の良い小料理屋で、品書に出ている四つの銘柄とも初めて目にする酒だったので、試みに銚子の代るたびに酒を変えてもらったところ、酒の違いが何とも微妙によくわかった気がして、ふと、先の友人の話が頭に浮かんで、そうか、俺はまた齢をとったのか、と、変に淋しいような妙な気分に襲われた。それにしても、あの晩の、「窓の梅」という名の佐賀の酒は、さっぱりした口あたりで、なかなかのものだった。

     *

 レコードを聴きはじめたのは、酒を飲みはじめたのよりもはるかに古い。だが、味にしても音色にしても、それがほんとうに「わかる」というのは、年季の長さではなく、結局のところ、若さを失った故に酒の味がわかってくると同じような、ある年齢に達することが必要なのではないのだろうか。いまになってそんな気がしてくる。つまり、酒の味が何となくわかるような気がしてきたと同じその頃以前に、果して、本当の意味で自分に音がわかっていたのだろうか、ということを、いまにして思う。むろん、長いこと音を聴き分ける訓練を重ねてきた。周波数レインジの広さや、その帯域の中での音のバランスや音色のつながりや、ひずみの多少や……を聴き分ける訓練は積んできた。けれど、それはいわば酒のアルコール度数を判定するのに似て、耳を測定器のように働かせていたにすぎないのではなかったか。音の味わい、そのニュアンスの微妙さや美しさを、ほんとうの意味で聴きとっていなかったのではないか。それだからこそ、ブラインドテストや環境の変化で簡単にひっかかるような失敗をしてきたのではないか。そういうことに気づかずに、メーカーのエンジニアに向かって、あなたがたは耳を測定器的に働かせるから本当の音がわからないのではないか、などと、もったいぶって説教していた自分が、全く恥ずかしいような気になっている。

     *

 おまえにとってのタンノイを書け、と言われて、右のようなことをまず思い浮かべた。私自身、いくつものタンノイを聴いてきた。デュアル・コンセントリック・ユニットやレクタンギュラーG・R・Fに身銭を切りもした。だが、ほんとうにタンノイの音を知っているのだろうか――。ふりかえってみると、さまざまなタンノイの音が思い起こされてくる。

タンノイ初体験

 はじめてタンノイの音に感激したときのことはよく憶えている。それは、五味康祐氏の「西方の音」の中にもたびたび出てくる(だから私も五味氏にならって頭文字で書くが)S氏のお宅で聴かせて頂いたタンノイだ。

 昭和28年か29年か、季節の記憶もないが、当時の私は夜間高校に通いながら、昼間は、雑誌「ラジオ技術」の編集の仕事をしていた。垢で光った学生服を着ていたか、それとも、一着しかなかったボロのジャンパーを着て行ったのか、いずれにしても、二人の先輩のお供をする形でついて行ったのだか、S氏はとても怖い方だと聞かされていて、リスニングルームに通されても私は隅の方で小さくなっていた。ビールのつまみに厚く切ったチーズが出たのをはっきり憶えているのは、そんなものが当時の私には珍しく、しかもひと口齧ったその味が、まるで天国の食べもののように美味で、いちどに食べてしまうのがもったいなくて、少しずつ少しずつ、半分も口にしないうちに、女中さんがさっと下げてしまったので、しまった! と腹の中でひどく口惜しんだが後の祭り。だがそれほどの美味を、一瞬に忘れさせたほど、鳴りはじめたタンノイは私を驚嘆させるに十分だった。

 そのときのS氏のタンノイは、コーナー型の相当に大きなフロントロードホーン・バッフルで、さらに低音を補うためにワーフェデイルの15インチ・ウーファーがパラレルに収められていた。そのどっしりと重厚な響きは、私がそれまで一度も耳にしたことのない渋い美しさだった。雑誌の編集という仕事の性質上、一般の愛好家よりもはるかに多く、有名、無名の人たちの装置を聴く機会はあった。それでなくとも、若さゆえの世間知らずともちまえの厚かましさで、少しでも音のよい装置があると聞けば、押しかけて行って聴かせて頂く毎日だったから、それまでにも相当数の再生装置の音は耳にしていた筈だが、S氏邸のタンノイの音は、それらの体験とは全く隔絶した本ものの音がした。それまで聴いた装置のすべては、高音がいかにもはっきりと耳につく反面、低音の支えがまるで無に等しい。S家のタンノイでそのことを教えられた。一聴すると、まるで高音が出ていないかのようにやわらかい。だがそれは、十分に厚みと力のある、だが決してその持てる力をあからさまに誇示しない渋い、だが堂々とした響きの中に、高音はしっかりと包まれて、高音自体がむき出しにシャリシャリ鳴るようなことが全くない。いわゆるピラミッド型の音のバランス、というのは誰が言い出したのか、うまい形容だと思うが、ほんとうにそれは美しく堂々とした、そしてわずかにほの暗い、つまり陽をまともに受けてギラギラと輝くのではなく、夕闇の迫る空にどっしりとシルエットで浮かび上がって見る者を圧倒するピラミッドだった。部屋の明りがとても暗かったことや、鳴っていたレコードがシベリウスのシンフォニイ(第二番)であったことも、そういう印象をいっそう強めているのかもしれない。

 こうして私は、ほとんど生まれて初めて聴いたといえる本もののレコード音楽の凄さにすっかり打ちのめされて、S氏邸を辞して大泉学園の駅まで、星の光る畑道を歩きながらすっかり考え込んでいた。その私の耳に、前を歩いてゆく二人の先輩の会話がきこえてきた。

「やっぱりタンノイでもコロムビアの高音はキンキンするんだね」

「どうもありゃ、レンジが狭いような気がするな。やっぱり毛唐のスピーカーはダメなんじゃないかな」

 二人の先輩も、タンノイを初めて聴いた筈だ。私の耳にも、シベリウスの最終楽章の金管は、たしかにキンキンと聴こえた。だがそんなことはほんの僅かの庇にすぎないと私には思えた。少なくともその全体の美しさとバランスのよさは、先輩たちにもわかっているだろうに、それを措いて欠点を話題にしながら歩く二人に、私は何となく抵抗をおぼえて、下を向いてふくれっ面をしながら、暗いあぜ道を、できるだけ遅れてついて歩いた。

     *

 古い記憶は、いつしか美化される。S家の音を聴かせて頂いたのは、後にも先にもそれ一度きりだから、かえってその音のイメージが神格化されている――のかもしれない。だが反面、数えきれないほどの音を聴いた中で、いまでもはっきり印象に残っている音というものは、やはり只者ではないと言える。こうして記憶をたどりながら書いているたった今、S家に匹敵する音としてすぐに思い浮かぶ音といったら、画家の岡鹿之介氏の広いアトリエで鳴ったフォーレのレクイエムだけといえる。少しばかり分析的な言い方をするなら、S氏邸の音はタンノイそのものに、そして岡邸の場合は部屋の響きに、それぞれびっくりしたと言えようか。

 そう思い返してみて、たしかに私のレコード体験はタンノイから本当の意味ではじまった、と言えそうだ。とはいうものの、S氏のタンノイの充実した響きの美しさには及ばないにしても、あのピラミッド型のバランスのよい音を、私はどうもまだ物心つく以前に、いつも耳にしていたような気がしてならない。そのことは、S氏邸で音を聴いている最中にも、もやもやとはっきりした形をとらなかったものの何か漠然と心の隅で感じていて、どこか懐かしさの混じった気持にとらわれていたように思う。そしていまとなって考えてみると、やはりあれは、まだ幼い頃、母の実家であった深川・木場のあの大きな陽当りの良い二階の部屋で、叔父たちが鳴らしていた電気蓄音器の音と共通の響きであったように思えてならない。だとすると、結局のところタンノイは、私の記憶の底に眠っていた幼い日の感覚を呼び覚ましたということになるのか。


モニター・レッド

 S氏邸のタンノイからそれほどの感銘を受けたにかかわらず、それから永いあいだ、タンノイは私にとって無縁の存在だった。なにしろ高価だった。「西方の音」によれば当時神田で17万円で売っていたらしいが、給料が8千円、社内原稿の稿料がせいぜい4〜5千円。それでも私の若さでは悪いほうではなかったが、その金で母と妹を食べさせなくてはならなかったから、17万円というのは、殆ど別の宇宙の出来事に等しかった。そんなものを、ウインドウで探そうとも思わなかった。グッドマンのAXIOM―80が2万5千円で、それか欲しくてたまらずに、二年間の貯金をしたと憶えている。このグッドマンは、私のオーディオの歴史の中で最も大きな部分なのだが、それは飛ばして私にとってタンノイが身近な存在になったのは、昭和三十年代の終り近くになってからの話だ。その頃は、工業デザインを職として、あるメーカーの嘱託をしていたので、少しは暮しが楽になっていた。デザインが一生の仕事になりそうに思えて、もうこの辺で、アンプの自作から足を洗おうと考えた。部屋は畳のすり切れた古い六畳和室だったが、当分のあいだ装置に手を加える気を起さないためには、ある程度以上のセットが必要だと考え、マランツ・セブンと、QUADのII型(管球式モノーラル・パワーアンプ)を二台という組合せに決めた。プレーヤーはガラードの301にSMEを持っていた。そこでスピーカーだが、これは迷うことなくタンノイのDC15にきめた。その頃、秋葉原で7万5千円になっていた。青みを帯びたメタリックのハンマートーン塗装のフレームに、磁極のカヴァーがワインレッドの同じくメタリック・ハンマートーン塗装。いわゆる「モニター・レッド」の時代であった。ただ、エンクロージュアまではとうてい手が出せない。G・R・Fやオートグラフは、まだほとんど知られていなかった。まして、怪しげなエンクロージュアに収めればせっかくのタンノイがどんなにひどい音で鳴るか、こんにちほど知られていない。グッドマンのAXIOM―80で、エンクロージュアの重要性を思い知らされていた筈なのに、タンノイの場合にそのことにまだ思い至っていなかったという点が、我ながらどうにも妙だが、要するところそこまででもう貯金をはたき尽くしたというのが真相だ。そして、このタンノイが、ごく貧弱ながらもエンクロージュアと名のつくものに収まるのは、もっとずっと後のことになる。

デュアル・コンセントリック・モニター15

 イギリス人は概して節倹の精神に富んでいると云われる。悪くいえばケチ。ツイードの服も靴も、ひどく長持ちするように出来ている。それか機械作りにもあらわれて、彼らは常に、必要最小限のことしかしない。たとえばクォードのアンプ。その設計者ピーター・ウォーカーは言う。「我々にはもっと大がかりなアンプを作る技術は十分にある。が、一般の家庭で、ごくふつうの常識的な愛好家がレコードやFMを楽しもうとするかぎり、いまのアンプやチューナー以上に大規模なものがなぜ必要だろうか。むしろ我々はいまの製品でさえ必要以上のクォリティをもっているとさえ思っている」と。

 タンノイのDC15――正確に書けばデュアル・コンセントリック・モニター15 Dual-Concentric Monitor 15 (同軸型15インチ2ウェイユニット)――は、よく知られているように、15インチのウーファーの中央、ウーファーの磁極の中心部を高音用のホーンが突き抜けて、磁極の背面にホーン・ドライヴァーユニットのダイアフラムとイクォライザーを持っている。そのことだけをみれば、アルテックの604シリーズと全く同じで、その基本は遠く1930年代に、ウエスターン・エレクトリックの設計にさかのぼる。

 だがそこから先が違っている。アルテック604は、トゥイーター用にウーファーと別の全く独立した磁極を持っていて、トゥイーターの開口部にはこれもまたウーファーとは全く切離された6セルのマルチセラーホーンがついている。つまり604では、ウーファーとホーントゥイーターは、材料も構造も完全に別個に独立していて、それを同軸型に収めるために、まるでやむをえずと言いたい程度に、ウーファーの磁極(センターポール)の中を、トゥイーターのホーンが貫通しているだけだ。

 ところがタンノイは違う。第一にトゥイーターのマグネットとウーファーのそれとが、完全に共通で、ただ一個の磁石で兼用させている。第二に、トゥイーターのホーンの先端の半分は、ウーファーのダイアフラムのカーヴにそのまま兼用させている。この設計は、おそろしく絶妙といえる反面、見方をかえればひどくしみったれた、まさにジョンブル精神丸出しの構造、にほかならない。クォードII型パワーアンプのネームプレートを止めている4本のビスが、シャーシの裏をかえすとそのまま、電解コンデンサーの足を止めるネジを兼ねていることがわかるが、このあたりの発想こそ、イギリスのメカニズムに共通の、おそるべき合理精神のあらわれだといえそうだ。

 しかもタンノイは、この同じ構造のまま、サイズを12インチ、10インチと増やしはしたものの、アメリカ・ハーマンの資本下に入る以前までは、ほとんど20年間以上、この3種類のユニットだけで、あとはエンクロージュアのヴァリエイションによって、製品の種類を保っていた。

 そう考えてみれば、タンノイの名声は、その半分以上はエンクロージュアの、つまり木工の技術に負うところが多いと、いまにして気がつく道理だ。
 オートグラフやG・R・Fの例を上げるまでもなく、中味のユニットよりもエンクロージュアのほうが高価、というスピーカーシステムは、タンノイ以外にも、またアメリカでもイギリスでも、モノーラル時代にはそれほど珍しいことではなかった。たとえばJBLハーツフィールド、EVのパトリシアン、ヴァイタヴォックスCN191クリプシュホーン……。だがしかし、ユニットの価格とエンクロージュアの価格との比率という点で、オートグラフ以上のスピーカーシステムは、かつて誰もが作り得なかった。イギリスで入手できるオーディオ製品のカタログ集ともいえるハイファイ・イヤーブック(HiFi year book)によれば、オートグラフはかなり永いこと英貨165ポンドだが、その中でDC15の占める価格はわずかに38ポンド。ユニットの3・3倍の価格がエンクロージュアだ。しかも図体がおそろしく大きいから、日本に輸入されたときにはこの比率はもっと大きくなる。ユニットが7万5千円の当時、オートグラフは45万円近かった筈だ。

 いまでこそ、エンクロージュアは単にスピーカーの容れ物ではなく、スピーカーシステム全体の音色を大きく支配していることを、たいていの人が知っている。その違いの大きさについて、心底驚いた体験をしたことのない人でも、少なくとも知識として知っている。

 けれど、昭和30年代から40年代にかけて、まだ日本全体が本当に豊かといえない時代に、スピーカーユニットにペアで15万円は支出できても、それを収めるエンクロージュアにあと80万円近く(オートグラフでないG・R・Fでさえ、ユニットごとのペアだとざっと60万円)を追加するというのは、よほどの人でなくては苦しい。そして、エンクロージュアは容れ物、という観念がどこかに残っているし、そうでなくとも、図面を入手して家具屋にでも作らせれば、ひとかどの音は出る筈だと、殆どの人が信じこんでいる。タンノイの真価の知られるのが、ことに日本でひどく遅れたのも仕方なかったことだろう。そのタンノイの真価を本当に一般の人に説得したのは、オーディオやレコードの専門誌ではなく、五味康祐氏が《芸術新潮》に連載していた「西方の音」であったのは、何と皮肉なことだったろう。そうしてやがて、西方……を孫引きするような形で、わけ知り顔のタンノイ評論が、オーディオ専門誌にも載るようになってくる……などと書くと、これはどうも薮蛇になりそうだが。


レクタンギュラーG・R・F

 あれはたぶん、昭和43年だったか。当時、音楽之友社が、我々オーディオ関係の執筆者たちに、お前たちも一度、アメリカやヨーロッパのオーディオや音楽事情を目のあたりにみてくる必要がある、といって、渡航資金に原稿料をプールしていてくれたことがあった。それは一応の額に達していた。

 ところで、前述の私のDC15は、その後、内容積が約100リッター足らずという、ごく小さな(ただし材質だけはやや吟味した)位相反転型のエンクロージュアに収まっていたが、これではどうにも音がまとまらない。かといって、レクタンギュラー・ヨークのクラスでは、わざわざ購入するのはおもしろくない。私の部屋は六畳のひと間に机から来客用のイスまでつめこんで、足のふみ場もない狭さだったが、それでもオーディオにはかなり狂っていて、JBLのユニットを自分流にまとめた3ウェイをメインとして、数機種のスピーカーシステムがひしめいていた。その頃、オートグラフの素晴らしさはすでによく知っていたが、どうやりくりしても私の部屋におさまる大きさではない。G・R・Fでもまだむずかしい。ところが、大きさはレクタンギュラーヨークと殆ど同じの、レクタンギュラーG・R・Fというのがあることを知って私の虫が突然頭をもたげて、矢も楯もたまらずに、前記の音楽之友社の積立金を無理矢理下ろしてもらって、あの飴色の美しいG・R・Fを、狭い六畳に押し込んでしまった。おかげでアメリカ・ヨーロッパゆきは私だけおジャンになったが、さてあのとき、どちらがよかったのかは、いまでもよくわからない。

 しかし皮肉なことに、このころを境にして次第に、自分の求めている音が自分自身に明確になってくるにつれて、ホーンバッフルの音は私の求めている音ではない、という確信に支配されるようになった。良いホーンロードの音は、たしかに、昔の良質の蓄音器から脈々と受け次がれてきたレコードの世界をみごとに構築する説得力はあったが、私自身はむしろ、そういう世界から少しでも遠いところに脱皮したかった。ホーンロード特有の、中〜低音域がかたまりのように鳴りがちの傾向――それはことに部屋の条件の整わない場合に耳ざわりになりやすい――が、私の求める方向と違っていたし、高音域もまた、へたに鳴らしたタンノイ特有の、ときとして耳を刺すような金属室の音が、それがときたまであってもレコードを聴いていて酔わせてくれない。

 お断りしておくが、オートグラフを、少なくともG・R・Fを、最良のコンディションに整えたときのタンノイが、どれほど素晴らしい世界を展いてくれるか、については、何度も引き合いに出した「西方の音」その他の五味氏の名文がつぶさに物語っている。私もその片鱗を、何度か耳にして、タンノイの真価を、多少は理解しているつもりでいる。

 だが、デッカの「デコラ」の素晴らしさを知りながら、それがS氏の愛蔵であるが故に、「今さら同じものを取り寄せることは(中略)

私の気持がゆるさない」(「西方の音」より)五味氏が未知のオートグラフに挑んだと同じ意味で、すでにこれほど周知の名器になってしまったオートグラフを、いまさら、手許に置くことは、私として何ともおもしろくない。つまらない意地の張り合いかもしれないが、これもまた、オーディオ・マニアに共通の心理だろう。

 そんなわけで、タンノイはついに私の家に落ちつくことなしに、レクタンギュラーG・R・Fは、いま、愛好家I氏の手に渡って二年あまりを経た。ほんの数日まえの夜、久しぶりにI氏の来訪を受けた。二年に及ぶI氏の愛情込めた調整で、レクタンギュラーG・R・Fは、いま、とても良い音色を奏ではじめたそうだ。私の家の音を久しぶりに聴いて頂いたI氏の表情に、少しの翳りも浮かばなかったところをみると、タンノイはほんとうに良い音で鳴っているのだろうと、私も安心して、うれしい気持になった。
http://audiosharing.com/review/?p=802

128. 中川隆[-10735] koaQ7Jey 2019年4月09日 13:56:02 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1303] 報告
tannoy とタンノイ [音楽と英語]


このところ取り上げている小説「ファウンデーション」 Foundation には First Speaker という肩書で呼ばれる人物が出てくるが、今回はこの speaker から連想した tannoy について触れてみたい。

私は音楽が好きなので、イギリスのスピーカー (loudspeaker) のブランド「タンノイ」のことは以前から知っていたが、この単語に一般名詞や動詞としての意味があることを最近知ったからだ。

音楽好きの間で人気のある外国のスピーカーはいくつかあるが、イギリスの Tannoy はクラシック音楽を聞く人なら多くが手に入れたいと思う高級ブランドである。残念ながら私は指をくわえて見ているだけだ。価格の高さもあるが、ある程度以上の広い部屋でないと意味がない。いつかタンノイを鳴らすことができる生活ができるだろうか、と長年思いつつ、狭い部屋に置いた小型スピーカーでずっと音楽を聞いている。

それはともかく、この単語を辞書で引くと、イギリス英語の用法であるが、スピーカーの名前にとどまらない意味があることがわかる。なお発音は「タノイ」のようになり、強勢は最初の音節にある。


- n. 1. <英><商標>タンノイ:スピーカーの商品名 2. <英>(一般に、劇場・映画館などの)場内放送システム、拡声装置
v.t. <英>(人を)場内放送で呼び出す
v.i. <英>場内放送をする
(ランダムハウス英和大辞典)

- (Brit.)
noun a type of public address system.
verb [with obj.] transmit or announce over a tannoy
the news was tannoyed one afternoon
ORIGIN 1920s: contraction of tantalum alloy, which is used as a rectifier in the system.
(OED)

- (BrE) a system with loudspeakers used for giving information in a public place
to make an announcement over the Tannoy
(OALD)

- The name Tannoy is a syllabic abbreviation of tantalum alloy, which was the material used in a type of electrolytic rectifier developed by the company.
(中略)
The term 'tannoy' is often used generically in colloquial English throughout the British Commonwealth to mean any public-address system, particularly those used for announcements in public places;(以下略)
( http://en.wikipedia.org/wiki/Tannoy )

ついでだが、日本語の文でもしばしば目にする略語 PA は、上記の辞書の定義にも出てくる public address のことだが、私は長らく public announcement だと誤って思い込んでいた。

さて tannoy の実例として、1982年のフォークランド紛争で攻撃を受けたイギリスの軍艦についてのネット上の記事に、次のようなくだりがあった。


The only warning given to the crew was a Tannoyed shout: "Missile attack - hit the deck".
( http://www.guardian.co.uk/uk/2000/sep/26/falklands.world )

次は記事の見出しで、annoy に引っかけてあるようだ。


Don't get tannoyed
( http://www.guardian.co.uk/theobserver/2007/apr/15/features.magazine7 )

Tannoy の名称は、システムに使われているタンタル合金 tantalum alloy からつけられたというのが面白い。クラシックファンのあこがれのスピーカーがタンノイなら、ジャズファンのそれはJBLだろうが、こちらは創業者の James Bullough Lansing から取られている。
https://eigo-kobako.blog.so-net.ne.jp/2010-06-28

129. 中川隆[-10219] koaQ7Jey 2019年5月23日 08:01:26 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2120] 報告

「地震情報」が取り持った新しい真空管アンプ -
「音楽&オーディオ」の小部屋 2019年05月21日
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/688.html#cbtm


あれは2週間ほど前のことだったろうか。

「東北地方に地震」とのテロップがテレビに流れたのでさっそく「北国の真空管博士」に電話して安否をご確認。

「御無事でしたか?」「ハイ、それほど揺れた感じはありませんでしたよ」

「貴重な真空管は大丈夫でしたかね?」「アハハ、被害はありませんでした」

笑われたところをみると、ホンネがバレたかな(笑)。

博士の所蔵される古典管は極めて珍しい希少管ばかりだし程度のいいものが”わんさ”とあるので地震と聞くと気になって仕方がない。

ものはついでと「何か目新しい情報はありませんか」とお訊ねすると、

「はい、このところ古典管が品薄になってきているので、比較的手に入りやすい球で代用できるものがないか、もっぱらチェックしています。

アッ、そうそう、チューブ・オーディオ・ラボさんが新しいアンプを作られたそうですよ。出力管は6AR6です。

〇〇さんにはなじみの薄い球でしょうが、3極管接続にすると「PP3/250=PX4」そっくりの特性になります。あなたが大好きなブリティッシュサウンドに変身しますよ。」

「ほう、それはぜひ試聴してみたいですね!」「それなら連絡をとってみましょう」

そして、すぐに博士から出力管「6AR6」についてメールが届いた。

「6AR6は1945年にベル研究所(WE)によってWE350Bの後継管として開発されたようです。 当時WE350Bはその信頼性の高さからレーダーの掃引用として使われていました。

しかしWE350Bは大型のため機器の小型化には問題が有りバルブを小型化した特殊なWE350B互換球を使用していたようです。

そこでレーダーに最適なコンパクトかつ信頼性の高い球として6AR6が開発されたわけです。 6AR6は極初期にWEが少量生産したのみでその後はTungsolに引き継がれました。

数社が製造したようですが圧倒的にTungsol製が多いです。 ビーム管として極めて優秀な6AR6ですが、私が検証したところ三極管接続にすると英国を代表する古典管の銘管PP3/250とほぼ同じ動作をするのです。

今回のチューブ・オーディオ・ラボさんによる6AR6シングルアンプは6FD7アンプ同様極力シンプルな構成として6AR6の素顔を存分に堪能できる内容となっています。

良質なインターステージトランスを使用して古典に倣った回路構成とすれば米系出力管でありながらブリティッシュ・サウンドが聴けるかもしれませんので今後の発展が楽しみです。」

とのことだった。

文中の「PP3/250」(英国マツダ)だが、めったにオークションに出てくることも無く古典管マニア垂涎の球としてつとに知られている希少管である。

我が家では英国系の出力管として「PX25=PP5/400」を愛用しているが、人によっては「PP3/250=PX4」の方が好きという方もいるほどで実力伯仲といったところだろう。

古典管の泰山北斗「博士」折り紙付きの「6AR6」アンプなので期待に胸を膨らませていたところ、昨日(20日)になって新アンプが我が家に到着した。

   

構成は初段管が「6SL7」、出力管が「6AR6」、整流管が「6BY5GA」。出力トランスは今どき珍しい「手巻き」で知られる「TSM Products」製。

さっそくスピーカーをJBLの「D123+075」で聴いてみたところ、ウ〜ン、これは素晴らしい!(笑)

パワー感、情報量、透明感、分解能など何ら不足を感じない。欠点のないアンプとはこういうアンプを指すのだろうか。

取り分け「PP3/250」と同じ動作をするという「6AR6」の中高音域の艶は流石で、アメリカ球なのにイギリス系のほのかな色香を感じさせるのが不思議。

これまで「PP3/250」アンプを聴いたことがないが、おそらく同等か、いやもしかしてそれ以上ではなかろうかと思わず夢が膨らんだ。

次にスピーカーを「AXIOM80」にして聴いてみた。

すると中高音域の情報量が多いせいかやや暴れ気味の感じがしたので取り付けている「AXIOM80」(復刻版)から「最初期版」への変更の必要性を感じたが、念のためにと前段管(6SL7)を「シルヴァニア」から手持ちの「STC」の「CV569=ECC35=6SL7」に代えてみたところ見事に暴れが収まって心地よい響きになったのには驚いた。

   

左がシルヴァニア(アメリカ)、右がSTC(英国)。

いずれにしても、JBLシステムもAXIOM80も気が遠くなるほどうまく鳴ってくれる!(我が家の試聴環境ではという条件付きです)

さあ、あとは購入するかどうか大いに心が揺れ動くが決め手は「懐」次第といったところですね。とりあえず「予約1号」として登録しておくことにしよう(笑)。

最後に、出来るだけ多くの方に聴いていただきたい(製作者)とのことなので、貸出しOKのようですよ。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/688.html#cbtm


▲△▽▼


チューブオーディオラボ
http://shinkuukan2.web.fc2.com/

「チューブオーディオラボ」の真空管アンプ販売代理店 理想のオーディオ研究所
http://www.arisan58.com/


チューブオーディオラボ 6AV5GAシングルステレオアンプの製作 

【更新 5/6】紆余曲折・・・完成です。

さて、紆余曲折・・・6AV5GAから6AR6WAアンプに・・・

6AV5GAでのトラブルは、球個体が原因かも知れません。
変更は正解か・・・ご視聴いただき評価を頂きたいと思います。
当工房としては、よい選択(管球交換)だったと思います。
http://shinkuukan2.web.fc2.com/2019/11/2019_11.html#NEW



武者修行の旅〜タンノイ・オートグラフ〜 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2019年05月23日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/7934a92e2749eaf1f95735b28092329d


前回からの続きです。

   

正直言って「期待度7割ぐらい」の気持ちで待ち受けていた新しい「6AR6」アンプだったが、想像以上に我が家のシステムにピッタリくるアンプだった。

北国の真空管博士に「とても素晴らしいアンプですね!とりわけ低音域が充実していますよ」と情報交換するうちにこのアンプ開発の全貌が見えてきた。

希少化し、高騰の一途を辿る古典管の代わりに比較的手に入りやすい球で「古典管の音を再現する」というのが今回の新アンプの狙いだったそうだ。

また非常にシンプルな構成になっているのは「素性のいい真空管」だからこそあまり弄らずに素材を素直に生かしたい。逆の言い方をすれば真空管の素性が悪ければ回路が余計に複雑になる(笑)。

さらに低音域が充実している理由は画像をご覧のとおり「大型の電源トランス」と、しっかりとした能力を持つ「整流管」の効果によるものだそうだ。なんやかや言ってみても真空管アンプの低音域はこの二つで運命がおおかた決まるみたいですよ。

なお、初めは出力管 6AV5GA を予定していたがどうしてもうまく鳴ってくれず、博士のご提案で「6AR6」の三極管接続で最終的に功を奏したとのこと。

これまで幾多の真空管が生産されてきたが、まだまだ「音のいい球」って使い方次第でどこに転がっているかわかりませんねえ。

真空管の世界はとても奥が深いです。有名ではないけれど、こういう埋もれた球が次々に発掘されて古典管の優雅な世界を楽しめるのはとてもいいことです!

じっくりと腰を据えて半日ほど聴かせてもらううちにこのアンプをぜひ「タンノイ・オートグラフ」で聴いてみたい衝動にかられた。

そこでオーディオ仲間のMさん(大分市)に電話してみた。

「試聴用の新しい真空管アンプが来ましたので鳴らしてみたところとてもいい具合です。力強くて豊かな音を出すのでオートグラフで聴いてみたくなりました。よろしかったらアンプを持参しますので聴かせてもらえませんか?」

「ハイ、明日(21日)は午後3時から運動ジムに行きますのでそれまでならいいですよ。」と一つ返事だった。

Mさんは市内中心部で旅館業を営まれており比較的自由時間も豊富なので話が早い。

ご自宅には2種類のスピーカーがあって「オートグラフ」と「クリプッシュホーン」。

大のレコード党で3台のプレイヤーを駆使されておりイコライザーアンプもカンノのアンプをはじめ数知れず。

21日(火)は前日までの梅雨を思わせるような雨がすっかり上がってからりとした好天気に恵まれた。

クルマで30分ほどできっかり13時に到着。

持ち運びに便利な比較的小型のアンプなので実に助かる。この歳になるとどんなに音がいいアンプでも「大きくて重たい」アンプは「使う気になれないっ!」。

どこかのCMで「字が小さすぎて読めないっ!」というのがありましたね(笑)。

   

さっそく新藤ラボの「KT88プッシュプル」(モノ×2台)を外してセッティング完了。

システムの概要はカートリッジがEMT、イコライザーアンプは「カンノ」プリアンプはマランツ7、スピーカーはオートグラフ。

レコードばかりでバッハをはじめとしてピアノ、バイオリンソロ、ボーカルを次々と聴かせてもらった。

   

オートグラフの持ち味は何といっても豊かなホールトーンだろう。低音域を深々と、しかも締りよくしっかりと出せるアンプが必須だが見事に期待に応えてくれた。

「なかなかパワー感がありますね」とMさん。

取り分けピアノの豊かな響きは流石にオートグラフの世界で、我が家ではまず聴けない音だった。その反面、高音域の抜けとなるとこればかりは無い物ねだりかなあ〜。まあ、クラシック向きのスピーカーだからこれでいいんでしょう。

次に向きを変えて部屋の横に置いてある「クリプッシュホーン」の試聴に移った。

今度は「マランツ8B」アンプを外しての試聴となった。レコードプレイヤーのカートリッジとイコライザーアンプは「ピッカリング」。

   

主にジャズ用として使用されているスピーカーだが、これも過不足なく鳴ってくれたが、欲を言えばシンバルの繊細さと輝きがもっと欲しい気がした。

我が家ではまったく不足を感じなかったのでもうこればかりは「相性」としか言いようがないが、まあ、いきなりのセッティングだから相性のいいカートリッジなどの選択など、もっとチューニングが進めば解決できる問題だろう。

わずか2時間ほどの試聴だったが好評のうちに試聴会が完了した。

「6AR6」アンプの出力は5ワット程度だそうだが、オートグラフの低音域をあれだけたっぷり鳴らすことができればまずは合格でしょう(笑)。

https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/7934a92e2749eaf1f95735b28092329d

130. 中川隆[-9940] koaQ7Jey 2019年5月30日 16:05:43 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2413] 報告

「オーディオ巡礼」(五味康祐)2015年09月03日
https://community.phileweb.com/mypage/entry/2408/20150903/

以前にあるSNSにアップした読後感想です。最近、ふとしたことでこれを引用しようと思ったところ、このコミュではアップしていなかったことに気づきました。ちょうど、あの大地震の直後でこちらでの活動を休止していた頃だったのです。

アップしたSNSのほうでは、ずいぶんと沢山のコメントをいただきました。こちらでもあらためてあの時の読後感想を再掲し、若干の補足をさせていただきます。

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「オーディオ巡礼」(五味康祐)
                        (2011年07月08日)


80年初版の本書が、最近になって復刻された。もともとは67年に創刊された「季刊ステレオサウンド」誌に連載されたもの。70年代のまさにオーディオ黄金期そのものの時期に執筆されていた。

五味康祐のオーディオ狂ぶりは有名。昔からハイエンドオーディオ誌は読まなかったし、ましてや高価な「ステレオサウンド」誌など読んだこともないが、何となく当時が懐かしくなって手にとってみた。

読んでみると面白い。

ひとつには、デッカ社「デコラ」、「グッドマン」、「タンノイ・オートグラフ」、「マッキンMC275」…などなどのブランドが懐かしい。私なんぞは夢のまた夢だったが、いまだにそういうブランドを有りがたがるヴィンテージファンの原点はこのあたりにあったのかとも合点がいった。特に、「タンノイオートグラフ」を崇め奉る風潮は五味康祐だったのかと、今さらながら再認識した。

とはいえ、五味のオーディオ談義には今に通ずるものも多い。

高価な機器を渉猟しつくし、愛好家の音をくまなく聴き歩いたた五味だが、満足に鳴らすことは容易ではなく「高級機ほど鳴らすのが難しい」という。常に「自分は本当に正しい音を聴いているのだろうか」と疑ってしまう。そういう不満、自問自答の格闘が貴いのであって、「金にあかせて高価な部品をそろえ、碌な曲を鳴らしていない」成金趣味のオーディオ・マニアには手厳しい。

「同じ装置でも部屋が違えば別物の音がする。部屋がオーディオを鳴らす。」とも言う。「タンノイ」についても、満足に鳴らせるようになるまで10年以上を要した。そのうえでステレオ時代になってから「オートグラフ」を導入した。そういう格闘の末の「オートグラフ」だという。

その舌鋒はレコードコレクターに向けられ「碌でもないレコードを何百枚も持つ手合いは、余程の暇人かアホウ」と一刀両断。「選択は、かくて教養そのものを語ってゆく」とまで言い切っている。「私は最近、音楽ではなく音質を聴いているような気がする」という一文にもはっとして我が身を振り返ってしまった。

「倍音の美しさを抜きにしてオーディオで音の美を論じようとは私は思わぬ」というのもずしりとくる。迫力とか「分解能や、音の細部の鮮明度」でまさっても「倍音の美しさや余韻というもの」がなければだめだという。

その他、現代に通ずる見識がいくつもある。

読んでみてよかった。

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上掲の拙文は当時そのままですが、実は、この読後感想文、ずいぶんと書くのに苦労しました。いまでもすっきりしているわけではありません。

というのも、五味のオーディオ狂ぶりや文士気取りの音楽評は、若い頃はずいぶんと反発していたのです。だから、ずっと長いこと読もうという気すら持ったことはありませんでした。この本をあらためて買い求めたのは長年の時を隔てた心境の変化としか言いようがありません。

そもそも五味康祐のオーディオ評論というのは、まさに『文学』であって毒気に満ちています。当時のあこがれのハイエンド機器の所有者をこてんぱんにやっつけるようなところがあって、高城重躬氏などさんざんにこきおろしています。コンクリートホーンやゴトウユニットについてはボロクソに言っています。そういう文をハイエンド誌に載せてオーディオファンの心理をさらにくすぐる。人気作家の売文にオーディオの楽しみが翻弄され、時として見下される…。

それでいて、読んでみると共感する部分も随分とあって面白い。こんなことを言っていたのか、という発見もありました。

そういう五味の矛盾や嫌味に、自分自身の矛盾と反抗心がごちゃまぜになってしまうのです。

五味は、「オーディオ愛好家の5条件」という一章で、その5条件のひとつに「真空管を愛すること」を挙げています。

「真空管を差し替えればかならず音は変わるものだ。」「倍音の音のふくらみ方が(真空管1本1本で)違う。」「オーディオの醍醐味とはついにこうした倍音の微妙な差異を聴きわける瞬間にあるのではなかろうか」とあり、最後は「真空管のよさを愛したことのない人にオーディオの何たるかを語ろうとは、私は思わない。」でこの一節が結ばれています。

五味の趣旨は、「倍音の美しさや余韻」を聴きわけられるかどうかという点にあるように思います。ところが、このあと、トランジスターは倍音が人工的で、「倍音の美しさや余韻というものが」ないので「石のアンプは結局は、使いものにならない。」のだと切り捨てています。こういうところが五味の挑発的なレトリック(『文学』)なのではないでしょうか。

五味は芥川賞作家でしたが純文学を書く力量はなく、剣術小説などの流行作家として荒稼ぎした売文家で、手相学でも大家などと称して大人気でした。毛相学というのまでありましたか。あの当時は、野末ちんぺいとかいろいろ出て来て、東大教授までが負けじと「おんなへん」の教授とか、体位学者とかが登場しました。生半可な教養主義者や権威に弱い俗物が標的となって「学」が仇花に堕するのは今も同じです。

実は、私のこの感想文に、《五味は難聴を患っていてKT88の差し換え比較試聴する際には(石=ゲルマニウムの)補聴器をかけていた。その五味が「石」を一刀両断するとは片腹痛い》という趣旨のコメントが寄せられました。その方は、アマチュアですがジャズLP収集家で著書があるほどの方です。五味の難聴はよく知られた話しでこの人物のオーディオ論の毀誉褒貶のひとつでした(*)。

(*)参考までにこんなブログがあったのでご紹介しておきます。↓
     http://audiosharing.com/blog/?p=427

私も「倍音」というのは健常な聴覚でなければとらえられないと思います。また、生音(生のコンサートや自然音)を聴いていないと鍛えられない、それを聞きわける感性が鈍化してしまうのです。高域が耳につく(ハイ上がりに聞こえる)から高域をカットしてしまえ…というのはオーディオ論議としてあまりにも安易ですし、耳に心地よい人工音ばかりを聴いていては感性が鈍化するどころか、破壊されてしまう。そう思うのです。

この時にも、同じような趣旨のコメントをいただきました。

《タンノイ・オートグラフを手に入れ、もう生演奏は不要なんて思ったのは若気の至りだった。》《現代の最新鋭のシステムでも、一流のオケの音には敵わない。音質で較べるのは無粋なこと。》といったコメントです。《(一流の生演奏に触れられなかった)当時の日本は貧しかったのだ》とも。

また、《ウィーンまで行けとは言わずとも、地方のオケやアマチュアでも良い、ジャズコンボでも良い、生演奏を聴くべき》とのコメントもありました。《生演奏は素晴らしい》のだから。 そしてこの方は、長野県・松本で小澤征爾とサイトウ・キネン・オーケストラでバルトーク「弦・打楽器・チェレスタの為の音楽」を初めて生で聴いたときの衝撃を語っていました。弦パートが6つ位に別れて演奏されている事をこの時初めて知った》《耳のせいなのか、オーディオ装置がだめなのか分からないが、CDを聴いていては分からない事だった》と。

私も、実はこの同じコンサートの現場にいて、同じような体験をしていました。弦を2グループに分けているのは知っていましたが、実に細かく他の各楽器とともにその配置がスコアに指定されていたのです。この曲の、最後の最後でチェレスタ奏者がピアノに移動して2台のピアノが演奏されるのです。スコアを確認してみると、その通りなので、あっと驚いたのです。

こういうディテールがCDなどには入っていないと言っているのではありません。体験や知識不足で、それらが入っていても聴き取れない、システムがそれを再現できるようにチューニングされていないということなのです。ディテールばかりではありません。音色の変化や陰影、フレージング、音程、和声、テンポの揺らぎなど音楽の様々な要素、作曲家や演奏家の霊感にまで波及することです。それを感じ取り情感豊かに受け止める感受性の問題。そういうことが《音楽性》ということなのではないでしょうか。



レス一覧

高度成長の時代に文学とオーディオと麻雀(そういえば〜放浪記のルーツは阿佐田哲也でした)と、まさに享楽の極地を生き抜いた先人・奇人の代表の一人でありますね。
いつの時代も遊び人は本質を知ってますから、麻薬的エンターテナー的フレーズを上手に切り取って今でも面白がるスタンスはとても楽しいですが、盲信してしまうのは危険ですね。肝心のアーチスト本人ですら変人が多いですし。

byにら at2015-09-03 22:13


にらさん

やっぱりこういうのは、例え半ば真実を言い当てているとはいえカリスマのご託宣みたいなところがありますね。マインドコントロールに引っかかってしまってはいけません。

オートグラフが本来の音が鳴るようにするには10年かかるというような話しはまるで精神修養みたいな話しです。3日ぐらいでちゃんと鳴らすことができるようにコツを教えるのが「評論家」じゃないですかねぇ(笑)。

まあ「時代」のようなものを楽しみつつ、趣味の楽しみ方のヒントを得る。読んで大いに楽しむところもあります。まさに「文学」ではないでしょうか(笑)。

byベルウッド at2015-09-03 22:35


ベルウッド さん、こんばんわ。

30数年前オーディオに目覚めた?頃この本を購入。

オーディオは難しい物だなと思った記憶があります。
始めた頃だったので、知らないメーカーの名前が並び又音楽を聴く
に当たり精神的と言うか、ただただボンヤリ音楽を聴いている事が
悪く感じたりしました。

でもその当時知らないメーカーでも雑誌とかで調べ到底手に入れる
ことの出来ない(経済的)機種に憧れタンノイとは、オートグラフ
とはどんな音がするんだろうと想像してましたね。
 
 

bytomochin at2015-09-05 00:14


学生の頃か社会人になりたての頃?にこの本を読んだ記憶がありますが、当時は学生オケの中で演奏を楽しんでいる時期でしたので、正直なところ文士の自慢話を書き綴ったエッセイの類に思えて余り感銘を受ける事もなく、古本屋で売り払ってしまいました。

当時の小生のオーディオ再生レベルが、演奏者としてステージ上で聴こえる音と、聴衆として2階席で聴こえる音とは全くかけ離れたものだったのもあるでしょう。

でも、日本にはタンノイファンが数多く居るのは、この本が憧れを掻き立てたこともあるでしょう。

by椀方 at2015-09-05 08:50


tomochinさん

懐かしいですよね。こういう雑誌や本が、ある種日本独特のオーディオ・ジャーナリズムとでもいう文化を創り上げたのでしょうね。クラシックの一種鼻持ちならない「教養主義」をオーディオにまで持ち込んだ五味の功罪ですね。中味は『教養』としてはかなり空疎ですが…(笑)。

これで分厚いカタログみたいな雑誌を眺め、こんな精神学的オーディオ本を読んでため息ばかりという珍妙な「オーディオ趣味」がいまだにはびこっています。おいおい、本ばかり読んで聴いてんのかよ!?…みたいな(爆)

byベルウッド at2015-09-05 09:37


椀方さん

タンノイのブランドイメージを造ったのは間違いなくこの五味でしょうね。

英国人の義弟に「タンノイはどうよ?」と聞いたことがあるのですが、タンノイにはハイエンドオーディオというイメージはないそうです。英国人にとってタンノイとは、駅構内とか学校放送用のスピーカーなんです。だから高級感が持てないし、人気もない。

それだけに人声をよく伝える中低音の魅力はあります。スタジオモニター用といっても放送局のアナウンサーモニターなんでしょう。けっして録音スタジオのモニターではないようです。基音域に焦点をあてて帯域をうまく作っていますね。そこが魅力の歴史的名器がモニターレッドなどなんだと感じます。現代にも通用するJBLやアルテックとは明らかに違います。

byベルウッド at2015-09-05 09:48


ベルウッドさん、ご無沙汰です。
 私もこの本と出会いました。
そもそも、私はオートグラフとの出会いが最初で、当時、1982年ごろだったか、大阪阪急百貨店でイングスで、 オートグラフから奏でる、そこにいるかのような不思議な表現に戸惑った。それから、オートグラフの音が頭から離れず何回出向いた事か? これが自分の本当に好きなものとの最初の出会いだったように思う。
  
 この時、悪夢のオーディオ人生が始まりました。 その後、直ぐにタンノイスピーカーBarmoralを経てEdinburghを購入する。そして、五味康祐の記事に出会い、この本とも出会った。

 五味氏のあの表現する音が自分の頭の中で具現化する。次に、M&A TVA-1導入、続いてLINNSONDEK LP-12 ,UESUGI U-BROSS-1ととにかく揃えたが、音が無茶苦茶だ。悪戦苦闘の連日だった。体調も大幅に崩したのは、丁度その頃だった。
それ以来、自分だけを信じて理想の五味康祐の云うあの表現を目指した。タンノイにしか表現できないあの音を。あの時のオートグラフとの出逢いがなければ今の自分は無い。また違った生き方をしているだろうと思います。

 五味康祐  音を知る ← 長い文章ですが、 
http://www.audiosharing.com/people/gomi/kyositu/kyou_01_1.htm

byavidoso at2016-02-21 13:03


avidosoさん

レスありがとうございます。

五味康佑氏のこういう評論は70年代〜80年代前半にかけてのものですね。そういう時代を懐かしく思い出されますね。

byベルウッド at2016-02-21 23:33
https://community.phileweb.com/mypage/entry/2408/20150903/

131. 中川隆[-9854] koaQ7Jey 2019年6月05日 10:35:10 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2581] 報告

ヴィンテージ・TANNOY IIILZの歴史を調べる、本当に見事な胴鳴きがするのか? 2016年10月16日
https://blog.goo.ne.jp/yk1231yk/e/3b52c16929d1552cfaf229a2a3e1871c?fm=entry_awp


さて筆者の所有するTANNOY III-LZ in Cabinet(Chevening)についてまとめておきます。

TANNOY V-LZ in Cabinet mkII \87,500(1台、1961年発売)

III-LZ Monitor Goldを組み込んだ密閉型スピーカーシステム。

実はこのIIILZのタイプが音はタンノイ独特の音がでて好ましいと言われ、評価も高いそうである。

発売当初は密閉箱からエンクロージャーはバスレフ型となっています。当時のエンクロジャーの図面もあります。

此の図面はIII-LZ in Cabinet(Chevening) 以前の密閉型の図面です。

筆者の所有するものは最後のものでバスレフタイプでインピーダンスも8Ωとなり以前のものとは異なっています。

TANNOY III-LZ in Cabinet(Chevening) \134,000(1台、1974年発売)

III-LZ(V-LZ in Cabinet 、1961年発売)今から55年前のものです 最後のオールドタンノイです。

当初の使用ユニットは当初V-LZだったが 1974年HPD295に変わり、チャーヴェニング(Chevening)

と命名された。

現在筆者のところで眠っているものはTANNOY V-LZ in Cabinet(Chevening)ものはであります。

有名な初代のオールドタンノイV-LZタンノイはラックスのSQ38Fとは黄金の組合わせと評された。

最初のタンノイV-LZタンノイは55年前のスピーカーである。

やはりこのV-LZ in Cabinet(Chevening)もヴィンテージ・タンノイと名乗るが最適でしょう。

最初の頃のIII-LZ Monitor Goldは日本製の箱で鳴らしている方も多く、10吋のスピーカーとしては

相当高額のようでした。

やはり良い音が聴けるのは、TANNOY社オリジナルのIII-LZが断然音は優れていたようです。

タンノイは1926年の創立。セレッションに次いでイギリスで最も長い歴史を有する。

といっても、創業時のタンノイは、整流器の開発に成功して、その製造から始まった。

タンノイの名の由来は、整流器に使用されたタンタル合金から名付けられたという。

創立者は、かのオートグラフの開発者ガイ・R・ファウンテン氏である。

第二次大戦時は、軍のPAシステムや通信機器の優秀性で名を高めた。

そして、大戦後の1947年、今現在も基本構造の変わらぬユニットの誕生となるのである。

その卓抜した構造は改めて触れる必要もあるまい。

日本においてステレオが普及しだした1960年頃、我が国に輸入されるイギリスのスピーカー

ユニットというと、ワーフデルやグッドマンが主流で、タンノイのユニットといえば、さほど

目立つ存在ではなかった。それもその筈で、邦貨で78,000円ともなれば、そうたやすく手に

することは叶わなかったのである。

当時大学生初任給が一万円程度などで約一年間飲まず食わずで暮らさないと購入出来ない?

このシステムをクラシック好きの音キチに知らしめたのは、やはり、オームさんこと、瀬川

冬樹氏であったろうか。

ステレオサウンド誌16号における氏の解説が面白いので紹介しよう。  

『このスピーカーぐらい品の良い響きを聴かせる製品はめったいにない。

透明で彫りが深くて、知性的な色気をもった音が、どうしてタンノイ以外のメーカーにつくれないのか。

毎度べたほめという結果で申しわけありせん』

ステレオサウンド誌のオーデ巡礼の中に五味康祐氏も掲載しています。

この「V-LZ」とラックス「SQ-38F」とのカップリングを黄金の組合わせと評して、

度々、取り上げることになった。 有名なヴィンテージ・タンノイは、

筆者の所有のヴィンテージ・タンノイTANNOY V-LZ in Cabinetが最後の物です。

しかし中古市場ではV-LZ相場では、古いものほど高額で取引されたいるようです。

現在ヴィンテージ・タンノイの中で、一番入手しやすいものが、25cm同軸のV-LZでしょう。

勿論価格的にも

タンノイの同軸スピーカーは、BLACK → SILVER → RED →GOLD → HPDとモデルチェンジ

していきますが、RED, GOLD期の25cm(10インチ)同軸の名称がVLZです。

又最近のパワーアンプ『サンバレーSV-SE』300Bシングルパワーアンプで鳴らすのが良いとも

教えて頂いたが、未だ聴いていませんが300Bの真空管は定評がありますので、一度は聴きたい

ものです。

300Bの球については現在オリジナルのWEを初め日本製、ロシア製、中国製等があるようです、

WEオリジナルの火屋は高額で品物も少なく、今は上記の様な、品質も良いものもあるそうです。

HIFI 300b真空管のチューブアンプの工場テスト& Matched(価格はペアで7万程だそうです)

筆者は貧困老人のためとても購入は出来ませんが、気になるアンプのようです。

勘違いをしている人が多いですが、V-LZはスピーカーユニットの名前で、スピーカーシステム

の名前ではありません。

MONITOR RED時代のVLZの正式名称はLSU/HF/VLZ, MONITOR GOLD時代がLSU/HF/V

LZ/8で、型番の8から判るようにGOLDからトランジスタアンプと組み合わせるように

インピーダンスが8オーム化されているのがもっとも大きな変更点です。

一般的な密閉箱入りのVLZは、V-LZ in Cabinetと呼ばれるモデルで、1961年に発売された

タンノイ初のバスレフスピーカーです。

1958年のステレオ時代到来にあわせて、TANNOY社でも小型のスピーカーの要求に答えた

のでしょう。確かに密閉箱より中低域がバスレフ型のがほんの少し響くようになったようです。

このように、V-LZはバックローデッドホーン用のスピーカーユニットではありません。

V-LZの後継にあたるHPD295を搭載した小型バスレフスピーカーは

英国ではCHEVENINGの名前で発売されましたが、 日本では何故かV-LZの名前で販売されていました。

古いタンノイというと、真空管アンプとの組み合わせを連想する人が多いかと思いますが、

MONITOR GOLDは上記の様に、 トランジスタアンプとの組み合わせを意識した

インピーダンスのスピーカーユニットなので、物によってはトランジスタアンプとの相性も良好です。

以前と音が変化したのは、スイングジャズあたりまで気分よく聴けるようになったとおもう

英国内でも時期的にLEAKのSTEREO30やQUADの303, 405との組み合わせが多かったのではないでしょうか?

V-LZのユーザーで、トランジスタアンプとの組み合わせを試したことがない人は、実験してみては如何でしょう?

また違った世界が聴こえると思いますよ。意外とJAZZがある程度気分良く聴けるようになったようです。

現在筆者はトランジスターアンプで鳴らしていますが、火屋の300Bのアンプでも今後是非

試聴したいと思っております。

現在WEの300Bの価格がかなり高額で入手困難を思いますので、代用品でJJ 300Bなども

検討するがでも高額です。

スピーカーユニットの口径の割りに小型のキャビネットだからでしょうか。V-LZの箱は非常

に鳴りが大きいのです。

筆者の所有するV-LZ(GOLD)は、もちろん、英国から取り寄せた英国製キャビですが、

極小音量で鳴らしているのに、裏板に手を触れると、かなり振動しているのがわかります。

タンノイの音作りと知っているから安心できるのであって、

もし、自作スピーカーがこんなに振動したら、不安になって箱を補強することでしょう。

同様に箱鳴りを利用していると言われたHarbethのHL-Compact等と比べても、

はるかに箱が振動しているのに驚きます。

1960年代の基本設計のスピーカーとしては小型ですが、聴感上の中低域の量感が、

比較的しっかり出ているのは、 箱鳴りを音作りに利用した効果です。

箱の素材や造りが異なる国産箱からは、残念ながらこの音質は期待できません。

という方が多い。所有するならオリジナルです。やはり少しでも“いい音”を聴きたい!

(この時代のタンノイは、システム販売したスピーカーと単品売りしたものでは、

ネットワークの設定が異なっていたと言う説もあるようです。)

スピーカーのマニュアルなんてものはたいがい簡単なことしか書いてないので、

理想の響きをめざして、 自分の部屋に合わせて、それこそ死にもの狂いで格闘しなければならない。

スピーカーのケーブルには何を使うか、スピーカーの高さはどのくらいの位置にするか、

基本的に、このエンクロージャーが一体型なので耳の高さに合わせるとかなり高いスピーカー

を乗せる台が必要です。リスニングの位置から見て2つのスピーカーの向き(角度)をどのく

らいにするかなどなど悪戦苦闘が続くのである。そこでピタリと焦点が合うと、其処には素

晴らしい音楽が鳴ります。特に木管楽器、ヴァイオリン等の弦の音は言葉で表現出来ない。

V-LZは中に入っているスピーカー・ユニットによって初期のものから順に、モニター・レッド

(クロスオーバーユニット付き、ボイスコイルは15Ω)、モニター・ゴールド(クロスオー

バーネットワークの他に、高域のレベルコントロール、ロールオフが付いている。

ボイスコイルは8Ωになった。)

と呼ばれているが、1967年から1974年にかけて製造されたらしい。

当然ヴィンテージ市場でしか見つからないし、

見つかっても当然どこかが経年変化を起こしているだろうから、思い通りに鳴るかは分からない。

アンプとのマッチングも考えなければならないし、 小動物などの生き物を飼うのと同じで、

愛情を持って接しないと決していい音では鳴ってはくれない。

兎に角このヴィンテージものは簡単には鳴ってくらなく、

散々苦労さいたやっと少しずつ本来の音が現れるようです。

だから、メンテナンスをふくめてクラシックカーのようにそれなりの知識と経験が要求されるだろう。

また、楽器は弾き込まないといけないように、スピーカーも聴き込まないといい音にはならないし

(エージングといっている)、 ついているトーンコントロール(エナジーとロールオフ)

の調整やなによりも部屋の環境が大きく影響する。

いい音になるには何年もかかる場合もあるだろう。V-LZは10吋のユニットだから、

12吋のユニットの入ったCHATSWORTHなどと比べると一回り小さい、

筆者はこの10吋のユニットが好きで

昔から弦楽器の再生が素晴らしいといわれたスピーカーであるが、大音量でなければ、

他のタンノイの機種同様、

特にピアノはTANNOY V-LZ in Cabinet(Chevening)がよくなったそうである。

昔今は亡き先輩に薦められタンノイに憧れやっとVLZを入手したが、先輩と一緒に10吋・12吋

・15吋をオリジナルタンノイを比べて聴いたことがありその時12吋は少し音がクリヤーではなく、

タンノイらしさが無かった様に記憶します。先輩には特に12吋は注意してとアドバイス頂いた記

憶があります。

不思議なことに、その後音響関係で私の知り合った周りの友人たちもオーディオの話になると、

結局タンノイファンも多い、オーディオマニアと称する方はTANNOYとJBLファンが多いようです。

筆者のV-LZのニスを塗り直し3回を施す。すっかり綺麗になりました外観です。

サランの裏側は片方は黒で塗装してあり、片方は塗装していなかった為黒の塗装もした。

此処でタンノイの歴史について 1956年 - ユニットの設計が変更され、

磁束密度の向上と最大入力向上が図られた。またこれまでも存在した15インチユニットに加え、

一回り小型の直径を12インチに縮小したユニットが併売されるようになった。

正式名称はそれぞれモニター15とモニター12、形式名はそれぞれLSU/HF15とLSU/HF12であるが、

ユニットの磁気回路カバーの色が赤に変わったため「モニターレッド」と通称された。     

同時に、III-LZというモニター12をさらに縮小した10吋ユニットも発売された。

1958年 - シュリロ・トレーディングが日本輸入代理店となる。

1967年 - トランジスタアンプ対応として、各ユニットの入力インピーダンスが

16Ωから8Ωに変更された。     

形式名は15インチユニットがLSU/HF15G、12吋ユニットがLSU/HF12Gであるが、     

ユニットの磁気回路カバーの色が金に変わったため「モニターゴールド」と通称された。     

モニターゴールドの10吋版とも言えるV-LZGも発売された。

1974年 - 工場で火災が発生、音質の要であったコーン紙工場が全焼。

再起不能かと言われたが、薄手の西ドイツ・クルトミューラー社製コーン紙を使用できる

ように再設計された新型ユニットHPD(High Performance Dual concentric)シリーズを開発。

この頃、社主であるガイ・ルパート・ファウンテンが心臓を患い引退を決意、     

JBLを傘下に持つアメリカのハーマン・インターナショナルに会社を売却した。     

その後、1977年頃発売された通称ABCDEシリーズの商業的成功で持ち直した。     

70年代には工場をロンドンからコートブリッジへと移転している。

1976年 - ティアックが日本輸入代理店となり大々的に輸入が開始される。

1979年 - ザイールの内戦でアルニコマグネットの主原料であるコバルトの国際価格が急騰、

入手難となり、マグネットをアルニコからフェライトに変更した。

2002年 - デンマークのTCグループの傘下となる

音への嗜好性、音楽の好みなどがはっきりと現われてくることになろう。

スピーカーがソフトウエアーとしての濃い製品だというのはこのような意味であって、

スピーカーほど、この点で厄介な、しかし、面白いものはないのである。

音への好みは単純ではない。年令、体質、教養、性格などの綜合されたものが音の嗜好性を形成する。

当然、人種の差、文化水準の差、伝統といった条件も必らずまつわりついてくるものだ。

そこで、英国系のスピーカーには、どうしてもクラシック音楽のイメージが強いとされてきた理由も

なんとなくわかるのではあるが、 今や、英国も、ビートルズを生み、

ツイギー(少し古いが)等がミニスカートをつくる現代国家であるし、

特に輸出によってお金を嫁ぐことに熱心なことはよく知ってる通りである。

英国がその古い伝統と、高度な産業技術を、クラフトマンシップを生かしてつくり上げた製品は、

筋金入りの名品が多く、 しかもお客の望みを十分に叶えてくれるサービス精神にもとんでいる。

タンノイはいぶし銀のような艶をもつスピーカーだと評されていたが、

このIII-LZのニュータイプのIII-LZMKIIは、さらに明るさが加ってきた。

重厚明媚を兼備えた憎い音を出す。

これで60年台のJAZZを聞くと、実に新鮮な迫力に満ちた音だ。

MPSのジャズのように、最近はジャズの音も多様性をもってきた。

拙宅のIII-LZも外観を塗装しすっかり綺麗になりスピーカーエッジも張替新しいモノに生まれ変わった。

取り敢えず音を出すがエージングも去れてないので、

音は荒削り、アンプも石のアンプなので今後に期待。

アメリカ録音に馴れていた耳には大変新鮮な音のするヨーロッパ録音ではある。

再生系も、英国スピーカーはクラシック向と決めこまないでチャンスがあったら耳を傾けて

みてほしい。タンノイ III-LZ MKII 瀬川冬樹ステレオサウンド 10号(1969年3月発行)

特集・「スピーカーシステムブラインド試聴 純粋聴感で選ぶベストシステム」より 特選

機種の中では、

『このスピーカーが最もクセが強く、ずいぶん考えたのだが、何よりも音の素性の良さが、

ただものではないので、あえて推した。

相当にムラ気のある製品らしく、四日間を通じて、 その日によって三重丸と二の間を行ったり来たりする。

休憩時など、 立会いの編集氏がパチパチ切替えているのを隣室で聴いていると、

中に二つ三つ、 ハッとするほど美しい再生するスピーカーがあって、No.14もそういう製品のひとつだった。

中低音の音質から想像して、キャビネットをもっと上等なものに作りかえたら

(経験上だが、どうもこの音は安もののベニアの音だ)、総体的にすばらしいシステムになると思う。

わたくしの採点で、室内楽に三重丸をつけた唯一のスピーカーである。』

タンノイ IIIーLZ MKII 

菅野沖彦 ステレオサウンド 10号(1969年3月発行) 特集・「スピーカーシステムブラインド試聴」

より 大変ソリッドでしまった音である。軽やかさや繊細さという点で、

室内楽のデリカシーをもったソースには欲をいう余地はあるが、

このまとまりとクオリティの高さは立派である。かなり品位の高いスピーカーだと思う。

オーケストラとジャズにもっとも安定した再生を聴かせ危なげない。

欲をいうと高域の解像力というかデリカシーというか、 そうしたキメの細かさが加わって欲しいとこで、

そうなれば文句 さて此のように評価の高いヴィンテージ・タンノイは何が上手く鳴ってくれるでしょう。

筆者が大好きなヴィオラ・ダ・ガンバガンバの名手であったアウグスト・ヴェンツィンガーが演奏する

アルフィーフ盤のLPが上手く鳴ると良いのですが・・・・・?

筆者は特にバッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第3番 

BWV1029特にを良く聴きますが聴きますが・・・ バッハにもヴィオールのためのソナタがある。

チェンバロとの落ち着いた対話が良い。

第一楽章 ヴィヴァーチェ 主題はブランデンブルグ協奏曲第3番BWV1048に似ており、楽章の展開も同様。

第二楽章 アダージョ 気品ある叙情楽章。ガンバとチェンバロが自分の歌を歌いながら絡み合う。

第3楽章 アレグロ 活気に満ちた秋楽章。途中のカンタービレな旋律が印象的。

バッハ(1685-1750)は、ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロ(ハープシコード)のソナタを三曲書いている。

その後モーツァルトやベートーヴェンは、ガンバ自体を知らないので、

バッハがガンバについて作曲した最後ではないかと思う。 いつ書かれたかは不明。

しかしケーテン時代(1717-1723)ではないかと言われている。

ケーテン宮廷は複雑な教会音楽を禁じていたため、バッハの活躍は主として室内楽に限られていた。

最近購入したズザナ・ルージチコヴァー、ピエール・フルニエがの使用楽器はチェロの演奏も楽しめます。

実に品の良い演奏が心地よくバッハファンにはありがたい。

ヴィオラ・ダ・ガンバをチェロに持ち替えて演奏する品の良いピエール・フルニエも十分楽しめます。

Bach Sonata for Cello and Harpsichord BWV 1029, Fournier / Růžičková

筆者のスピーカー選びは昔はJBL-LT8を聴き、驚き憧れその後タンノイを聴きだしてからは、その後は英国の音が多い、

当時ダイナコのモノーラルアンプを用意しTANNOY Rectangular York(15吋)を注文するとが、

その2ヶ月後販売店が英国の1974年工場火災で購入を断念する、その後にV-LZ in Cabinetが再度現れた。

フェログラフS-1と言うBBCモニタースピーカを鳴らし、KEFの楕円形のウーハーにグットマンの12センチの

スコーカーに高域にはドーム型トゥイーターの混合チームの組み合わせ,これにキャスター付のスタンドを取り付け

当時としてはかなりモダンな出で立ちで、音もイギリスの音がしたが、中々気難しいスピーカーでした。

其処にTANNOY V-LZ in Cabinet(Chevening)が入荷たがフェログラフS-1を鳴らし、

TANNOYは押し入れにしまってしまった。その後この製品も処分してしまった。

最近再びオーディオの虫が出たきた貧困老人ですが、V-LZを再生して徐々に音楽を模索してるのが現状です。

アンプは勿論石のアンプにて楽しんでいますが、格安の程度の良い300Bが入手できれば火屋のアンプは欲しい処です.

確かに此のTANNOY III-LZ in Cabinet(Chevening)というスピーカーは名作品なのかも知れません。

特に良く鳴るのは小さなアンサンブル弦楽四重奏等はお得意です、ピアノ・ソロなどは良いと思います。

但しオペラ、交響曲をお好みの方は例えばセンターに中低音を別途に3Dにして聴くのが良いかも知れません。

現在はTEAC MA-7(TEACとTANNOYが共同開発したArmoniaシリーズのパワーアンプ)をメインに

III-LZ in Cabinet(Chevening)を鳴らしています、小編成の音楽には・・・実に優れものです。

又最近はプリアンプは使っていません、ダイレクトにパワーアンプから鳴らすと素直な音が出ます。

良いパワーアンプがあればプリアンプは音質を低下させる、でも微妙な音質の修正がほしければ筆者は

PCで修正しますが、なるべくノーマルで聴いています。

それと以前塗装しましたが、艶出しにニスを塗って少し自然な家具の感じの

アンテークの風貌にしたい、この前購入したワトコオイルエボニー W-10 1Lが余っているので

以前塗装した塗料をペーパーでこすり落として見た

この作業は意外と時間がかかります。

ホコリが入らないようにウットラックで保護して養生してサンドペーパー作業をする

今回は装備品は全て取り外し、穴の空いたところは全てウットラックで塞ぎ作業しました。

サンドペーパーも仕上げは1000番で再度にわたり仕上げると表面はツルツルになる。

それと以前塗装した全面も今回は黒のつや消しで塗り直す。

それとサランネット部分のマジックテープは新しいのもに交換する。やはり黒のマットは落ち着きます。

そしてワトコオイルエボニー W-10を塗る。

そして15分程経過させて水ペーパーで磨きながら塗料を落とし、更に薄く塗装してから拭き取る

今回は裏面も十分サンドペーパーをかけてから塗装をしてみました。

購入した当時の色合いにもどり、風格も出てくる。1日放置して匂いが無くなったあと室内へ

最後にレモンオイルを数滴たらしから拭きして終了します。

最後にサランネットを装着して終了します。

偶にはレモンオイル数滴を垂らしから拭きすることはエンクロージャーが

何時までも綺麗になって重宝します、楽器店で購入出来ます。

室内に持ち込み撮影するととてもシックに写ります。此れで此の箱もお蔵入となります。

最近は手軽で簡単に塗装もあり、箱が古くなった場合は塗り直しをお薦めします。

やはり、音も大切ですが、見た目もアンテーク家具のように見れるなら聴くのが楽しめます。

面倒な方はレモンオイルを数滴たらしから拭きも効果あるようです、ブラボー!
https://blog.goo.ne.jp/yk1231yk/e/3b52c16929d1552cfaf229a2a3e1871c?fm=entry_awp

132. 中川隆[-9853] koaQ7Jey 2019年6月05日 10:43:19 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2582] 報告

私のオーディオ人生-第3回 - SUNVALLEY AUDIO(旧キット屋) by Y下
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-003


私のオーディオ人生、第3回は当時の懐かしきオーディオ仲間、コンコルド訪問記の2つのストーリーで進行します。コンコルド訪問記は写真も沢山撮りましたので参考にしていただければ、今回は私の真面目な性格がにじみ出ているコラムになりましたが、退屈せずにお読みください。 

当時の懐かしきオーディオ仲間


 1971年〜1974年の4年間が私のオーディオに対しての集大生でもありました。この時代はステレオブームであり、真空管アンプの絶頂期でもあった、当時は神戸にありましたサンセイエンタープライズから欧州の真空管が紹介され珍しいのも手伝って自作マニアは欧州の真空管を使用したアンプを必死になって製作したのを覚えています。

 当時のオーディオ雑誌で無線と実験、ラジオ技術には必ず欧州の真空管を使用したアンプの製作記事が紹介されており人気を得ていた、欧州の真空管と言えば、KT−88,KT−66,DA−30,PX−25A,PX−4等は非常に興味を抱く出力管であったと記憶しています。

 自作マニア同士での情報交換もありお互い珍しい球が手に入ると自慢話に華が咲いた、本当に素朴な時代でもありました、オーディオショップやパーツショップに顔を出せば、お互い初対面でも同じ仲間意識で意気投合してオーディオ談義になります。

 ここで知り合った懐かしき当時のオーディオ仲間達は、もう故人になられた方もお見えと思いますが、年齢や職業など関係なくオーディオの情熱を語ったのであります。


I藤氏のオートグラフ


 I藤氏は愛知県の北部にお住まいの紡績会社を営む方で年齢は40代後半の非常に人当たりの良い中年紳士といったところです。当時の私は22歳で自分より年上の方でしたが、オーディオに関しては年齢に関係なく対等にお話したのを覚えています。

 最初にお会いしたとき、I藤氏が私にどんなシステムで音楽を聴いておられるのかと話かけて来ました、私は「プレーヤーはOO社を使用して、アンプは真空管の自作でスピーカーはエレクトロボイスで聴いている」と言いましたらI藤氏は「エレクトロボイスは一度も聴いたことがない」と興味があったのを覚えています。

I藤氏は「私は現在真空管アンプのDA−30とプリアンプはオンライフのU−22でタンノイのオートグラフで鳴らしておられ、もし宜しかったら聴きにきてください。」とご招待して下さいました。

タンノイのオートグラフはオーディオショップなどによく置いてあり私としては珍しいとは思わなかった、お誘いを受けた以上聴きに行かないと失礼にもあたると思い、軽はずみに「今度の日曜日に行きます」と言ってしまった。

I藤氏のオートグラフ


I藤氏のリスニングルームは会社の事務所が音楽を聴く場所で広さは約30畳もあろうかと思うぐらい広い場所にタンノイのオートグラフが鎮座してあった、リスニングポイントはスピーカーから約5mの場所での試聴がベストポジションであった。

 聴くソースは主にクラッシックがメインで、当時はビバルディーのレコードがリファレンスになっていた、I藤氏も最初の音出しはイム・ジッチの演奏でビバルディーの合奏協奏曲である。

タンノイのオートグラフは部屋の大きさから見れば小さく感じますが、近くに寄るとその存在感には圧倒されてしまいます。

メインアンプはパーツショップが製作したDA−30プッシュブルアンプです。この球はナス管と新型管の二種類がありますが、今回はGEC製の新型のDA−30です。この球は私も製作した経験がありますが、英国の球は米国とは多少ニアンスが違います。

予備機はL社のMQ−36をお持ちですが、ほとんど使用しないと言っていました。MQ−36は6336AのOTLアンプで、巷では有名なアンプです。 タンノイにはDA−30との相性があるらしくほとんど聴かないと言っていました。

I藤氏のオートグラフの音


タンノイのオートグラフと言えばタンノイのスピーカーシステムの中では、最上級に属するシステムですが、当時はこの下にGRF、レクタンギュラーヨーク、VLZがあったのを覚えています。
 
I藤氏のオートグラフはモニターゴールドでエンクロージャーはオリジナルではなくU社のボックスですが、音を聴きますとタンノイらしい響きでクラッシック音楽を聴くにはぴったりと思えるぐらい表現力のある力強い音であったと記憶しています。

タンノイはどちらかと言うと繊細感のある音色ですが、この音が日本人好みの音作りかも知れませんが、英国のスピーカーはどちらかと言うとじつくりと聴くスピーカーで、米国のスピーカーはダンスホールで聴くようなスピーカーに感じた。

タンノイで聴くクラッシック音楽は上品な英国の貴婦人のような優しい音に聴こえてくるのですが、私の好みとは多少違う音でもあった、私も当時は年齢も若かったせいでもあるため、貴婦人の音より野生的な音の方が好みではあったが、年を取るとこのような音が好みになるかも。

音楽のソースにもよるが年齢と共に音楽の聴き方も変わってくるはずである、20代は癒し系よりパンチ力のある(かぶりつきの音)を好む傾向があると思うが、音楽の聴き方も世代によって違うから一概にどちらが良い悪いは言えない。

オーディオも大音量で鳴らせば部屋の響きもプラスされて以外と大味な傾向になるが、適量以下の音量で聴く場合は耳が全身のアンテナになり細かいところの音まで聴き取ろうとする。

I藤氏には悪いがオートグラフは確かにスケール感があって圧倒されるが細かく音を聴くと、多少荒い部分が見られる、まだ入荷して日が浅いからそのように聴こえてくるのか、何となく誤魔化されて聴いているような音に聴こえた。

I藤氏が「同じタンノイで上手く鳴らしている友人がいるから今度一緒に聴きにいきましょう」と誘ってくれました。

同じタンノイでも人が変われば違うタンノイの音になる。

人それぞれのタンノイトーンがあるから同一スピーカーでも興味がそそる。タンノイのシステムでどれが一番かを競うのはナンセンスだ。ただオートグラフだけは4畳半や6畳の部屋では鳴らない。

スピーカーシステムは部屋とのバランスも重要ではないか、大型テレビをかぶりつきで見ているようなものだ。

元海軍特攻隊のK藤氏


2週間後に再びI藤氏の自宅にお伺いした、今日はタンノイを上手く鳴らしている方への初めての訪問である。

I藤氏の自宅から車で15分ぐらいのところに友人宅がありました。名前はK藤氏で年齢は50代後半のかっぷくの良い紳士といったところです。

ご挨拶が済んだところで早速オーディオルームに案内していただきました。部屋は12畳の洋室で正面にタンノイV/LZとその横に三菱の2S−305モニタースピーカーが設置してあり左側にプレーヤーとアンプラックが整理されていました。

使用アンプは真空管の2A3シングルアンプ、プリアンプはラックスのCL−35です。プレーヤーはガラードの301、カートリッジは確かオルトフォンのSPU−Gであったような記憶がある。

音出しする前にK藤氏は一枚の写真を取り出して、「Y下さん私は昔、海軍の特攻隊の生き残りです、」とオーディオより戦争中の話が話題になり「全員で写っている写真の右側の人は全員特攻で亡くなってしまった。私も鹿児島の鹿屋基地からゼロ戦で出撃する予定だったが、終戦になり出撃が出来なくなった」と悲しそうな表情で特攻の悲話を話してくれました。

余談ですが、私の親父も軍隊に行きましたからK藤氏のお話をお聞かせいただくと、何となく自分の親父とオーバーラップしてきます。

特攻隊の悲話の話が終わり、早速タンノイから試聴開始です、レコードはイム・ジッチのビバルディーの四季からの音出しとなった。

I藤氏のオートグラフとは違うタンノイV/LZだ、果たしてどんな音で聴かせてくれるのか、固唾を飲んで音楽が鳴るのを待った。

 アーヨのバイオリンが鳴り出したとたん、素晴らしい響きで今まで聴いたことのないタンノイを聴かされた、音のバランスが絶妙である、音がピラミッドバランスになっている。

しかもバイオリンの音色が心地よく聞こえてくる、タンノイのV/LZを最初はバカにしていたけど、この音は英国の皇室のような音だ。

米国のエレクトロボイスとは品位が違う。この違いは何だろう、お国柄が違うと言えばそれまでだが。

 オーディオで他人のシステムの音を初めて聴かせていただくときは、必ず音のピラミッドバランスを重要視して試聴します。

 このバランスが崩れていると音楽が不自然になってくる。オーディオをやられている皆さんもこのピラミッドバランスを重要視してセッティングしてください。

 音にうるさいマニアが聴きにきてもピラミッドバランスになっていれば決して悪いとは、言わないはずです。

 これは大切な音決めの最初の基本ではないだろうか、
 
 I藤氏のオートグラフとV/LZと比較するとスケール感こそないが、絶妙なバランスはさすがとしか言いようがないぐらい素晴らしい。オーディオショップで聴くV/LZは、ただ鳴っているだけだ。

三菱2S−305の音


タンノイを聴かせて頂いて感服している後に今度は三菱のモニタースピーカーの音出しとなった。

タンノイの余韻が残っている後の三菱の2S−305モニタースピーカーはどんな響きで鳴り出すのだろう?

レコードはクラッシックから一転して流行歌に変わった、私個人としては、はっきり言って興味がない。しかも美空ひばりと青江三奈だ。戦前派のK藤氏はこんなのが好きなのか、しかもオーディオ装置でこんな歌謡曲を聴くなんて、オーディオマニアはクラッシックかジャズが通り相場なのだが。

三菱のスピーカーからどんな音が聴けるのか、目を閉じてスピーカーに一点を集中しながら美空ひばりの歌が聞こえてくるまで固唾を呑んで鳴り出すのを待った。
最初のイントロから始まり美空ひばりの歌が流れ始めたとき、こんな切ない美空ひばりの歌は聴いたことがない。

低音がどうの高音がどうのと言う次元ではない。歌謡曲なんかバカにしていたけれど感動してしまう。

次は青江三奈の伊勢崎町ブルースだ。

イントロから始まり(あなた知ってる〜港ヨコハマ〜)この歌声を聴くと青江三奈はすごく魅力のある女性と感じた。
お色気ムンムンである。

「俺も青江三奈のファンになっておっかけでもやろうかなぁ」
それぐらい魅力のある歌声だ

良い音で聴く流行歌には本当に感動した。音が良いと歌まで上手く聞こえてくる。今まで色んなスピーカーを聴いてきたがこの三菱の2S−305は、さすがに日本が誇るスピーカーの名機だ、歌謡曲を鳴らしたらこのスピーカーの右に出るものはないぐらい素晴らしい。

この雰囲気はタンノイやエレクトロボイスでは出ない。K藤氏の音には魂がこもっている。

こんな音を聴いてしまうとオーディオとはいったい何だろうと考えさせられた。

(追記)テレビやラジオで青江三奈の伊勢崎町ブルースが流れると、K藤氏のことを思い出して昔を懐かしんでいます。


I藤氏との帰りの車中での会話


 「Y下さんK藤氏の音はどうでした?」この質問には答えようがなかった。井の中の蛙と言うことわざがありますが、それを実感したのが正直な感想であった。I藤氏は「今度はタンノイのオートグラフのオリジナルを鳴らしている友人がいるから一緒に行きましょう」と次の仲間への誘いがありました。

 オーディオへの音作りに対して良い耳を育てるには色んなシステムの音を聴かせていただくのが一番です。

 色んな音を聴くことで、おのずと耳は肥えてきますし自分のシステムの欠点が露出することもあります。また仲間同士でお互いのシステムを聴くことで音への向上心が出てきますから(井の中の蛙)にならないため、是非いろんな音を聴いてください。

 必ず自分が気づかなかった部分が見えてくるはずです。

同世代のO本氏のウェスタンエレクトリックの音


オーディオをやっていますとすべてが年上とは限りません、私の同世代の方も沢山いました。その同世代のオーディオ仲間の一人であるO本氏とオーディオショップで知り合いました。

彼は店舗などの構想図案を書いている方で彼とは大変意気投合してお互いに行ったり来たりの間柄であった。

彼のシステムはプレーヤーが松下製でカートリッジがデンオンのDL−103、メインアンプは自作でWE−205Dシングルアンプ、プリアンプも自作です。

スピーカーはウェスタンエレクトリックのドライバー、555を特注の12Aのカールホーンで音楽を聴いていました。

このウェスタンだけは家庭で聴く気が起こらない。

部屋の中に排気口のダクトのようなものを2つ設置して、かぶりつきでスピーカーの前で聴く、こんな不自然な聴き方がウェスタンなのか?本来はウェスタンのスピーカーは劇場の銀幕の後ろに置いて鳴らすスピーカーなのに、一般家庭に持ち込んで聴くスピーカーとは思えない。

ウェスタンのスピーカーを聴かせるときは決まってドリス・ディーのレコードが定番になっている。

クラッシックのバイオリンなどの弦楽器を鳴らすと振動板がアルミのせいなのか高い音が冷たい響きになる。

どうもコスル音は苦手なのかも、ただし映画のサウンドトラックのレコードをかけると確かにその魅力に惹かれるものはある。

ウェスタンの555の音は中域が少し喧しく聞こえる、このスピーカーを上手く鳴らすのは至難の業だと思う。

それより音を聴く前にあの排気口のようなダクトが気になって音楽どころではなかった記憶がある。

O本氏のウェスタンを聴くと世間で大騒ぎするような特別な音ではなかった、鳴らし方が悪いと言えばそれまでだけど、ウェスタンはもっと大きな部屋で鳴らさないとその良さが出ない、劇場のスピーカーを家庭に持ち込んで聴くのは、どだい無理のような気がした。

タンノイオートグラフのオリジナルの音


 1973年ごろのオーディオ仲間は同じメーカーのスピーカーを鳴らしている方は少なかったのですが、タンノイだけは現代とおなじでクラッシックはタンノイで決まりみたいな風潮があります。

 I藤氏が知っているタンノイのオートグラフのオリジナル持っている方は私もよく知っている方で年齢は40代後半で名前はA野氏と言います。

 A野氏のシステムはタンノイオートグラフとジェンセンの610Bの2本を所有して主にクラッシック音楽を聴いている、アンプはメインアンプが森川忠勇氏の製作した2A3プッシュブルアンプでプリアンプとプレーヤーは忘れましたが、カートリッジはオルトフォンであったと思います。

 早速、オートグラフの音を聴かせていただいた。

 I藤氏のオートグラフとは多少音の響きが違う、勿論部屋も違えばアンプも違うのだが、A野氏のオートグラフは音が横に広がる、しかも楽器の響きが甘い音である。

 音が平面にならずに奥行き感が増している。

 I藤氏のオートグラフとは一味違っていた。
 やはり箱の違いで鳴り方まで変わってしまうのがタンノイなのか。

 タンノイのスピーカーだけは箱に入って(なんぼ)の世界だ、ユニットだけ購入して自作の箱に入れてもタンノイの音にはならない。

 あの箱の響きと一体になってこそタンノイトーンである。
 タンノイだけは本当に神経質になるぐらい難しいスピーカーだ。

 当時は、まだ沢山のオーディオ仲間がいましたけど、まだ現役でやっている方もお見えと思います。

 一度オーディオに首を突っ込んだら死ぬまで抜け出せない、それがオーディオかも?良く言えば生涯現役の趣味だ。

 オーディオをやっている限り頭がボケないと言われている、死ぬまで付き合うことができるのはオーディオしかないと思う。

コンコルド訪問記


 真空管アンプを製作されている方で、千葉県の館山にありますコンコルドの佐久間駿氏をご存知ない方はあまりいないと思います。

 雑誌のMJ誌やラジオなどでエッセイを披露されている方です。

 佐久間駿氏は真空管アンプ界では国内はもとより海外でもその知名度をお持ちの66歳になられる方で直熱3極管アンプのオーソリティーで、佐久間トーンの愛好家が全国に沢山お見えです。

 レストラン・コンコルドで佐久間氏製作のアンプ試聴会もたびたび行なわれているようで、このコラムをお読みの方で実際に行かれた方もいると思いますが、写真も沢山撮らせて頂きましたので、今一度写真を見ながらこの訪問記を読んでいただければ幸いです。

 6月の後半に所用で千葉県に行ったおり館山のコンコルドに寄る機会が出来ましたので皆様にはコンコルドのすべてとはいきませんが、私が訪問して佐久間トーンの音を聴かせて頂きましたから、その報告と内容をコラムでご紹介します。

 佐久間氏は初対面にも関わらず、にこやかに私を向かい入れて下さいました、私は名古屋から来ましたY下と自己紹介しましたら大変嬉しそうな顔をして「遠方から来ていただける方は本当に嬉しい、今日はゆっくりとコンコルドの音を聴いてください。」と人柄の良さを感じる佐久間氏です。

 佐久間氏の愛用のスピーカーは、アルテックのA−5、クリプッシュホーン、ローサ、ウェスタンエレクトリックの4つのスピーカーがあり、この中で佐久間氏のお気に入りのローサとウェスタンを音量を上げて試聴させて頂いた。

 ウェスタンの555から奏でる音は芳醇な密度のある音質でこれがウェスタンとは思えない大人しくて優しい音です。

 レンジはナローレンジですが音のまとめ方は素晴らしいの一言で、これぞ匠のワザです。このウェスタンで聴いたチェンバロの音はウェスタンらしからぬ音で、今まで沢山のウェスタンを聴いて来ましたが、ここのウェスタンだけは他には無い、シットリ感のある癒し系の音です。

 次に聴かせて頂いたのは、一つのボックスに入った英国のローサの4発入りのスピーカーです。

 このローサのユニットはすべてビンテージ物で、私も初めて見るユニットです。
この4つのユニットは大変ユニークな取り付けになっています。

 アンプ側のスイッチの設定で同時に4つを鳴らすことも出来、個々でも鳴らすことの出来る面白い発想のシステムです。同じローサでも年代が違えば音も違う大変遊び心のあるスピーカーで、私も始めて体験した。

 私個人も英国のスピーカー党ですが、このローサも魅力のある音で大変捨てがたい渋みのある音色です。

 私も現在、グッドマン、ヴァイタボックス、ステントリアンの3種類を愛用していますが、やはり英国のスピーカーは音質より音楽を聴かせてくれる音楽性のあるスピーカーと思います。

 先程のウェスタンとローサを比較しますと不思議と同じような音になっています。

 オーディオは不思議なものでスピーカーを変えれば音は変わるはずですが、その人の感性でチューニングしますと同じような音になってしまう。

 佐久間氏にはオーディオマニアのファンもいれば、演奏家の方も沢山支持している方もいると聞かされましたが、この音を聴きますとうなずける部分もあります。

 佐久間氏のウェスタン、ローサを845のアンプでじっくりと聴かせて頂くと、現代のスピーカーとは一線を引いた音ですがこの音には好みが分かれると思う、私のビンテージスピーカーとウェスタン、ローサと比較しますと共通点のある部分があります。その共通点は中域の響きを大事にして音楽を美味しく聴かせてくれるです。

 コンコルドには2時間程いましたが大変勉強になりました。

 帰り際に佐久間氏が「Y下さん車で名古屋に帰るなら綺麗なネェちゃんばかり見ていると事故になるから」この一言だけがコンコルドの音やアンプより印象に残りました。(笑)

レストラン・コンコルドの店内の様子



アルテックの低音用とウェスタンのSPウェスタンは上向きに付いている テーブルの上には製作されたアンプ郡がいっぱい置いてある

コンコルドに入って右側に佐久間アンプが山ほど置いてある 後方にはアルテックのA−5右側にはクリプッシュが設置してある

電蓄に似たウェスタン555のドライバ―とアルテックのホーン 非常にユニークなローサの4発入りスピーカー

ローサのPM−6角フレームタイプが見える 佐久間駿氏と私のツーショット写真


後書き


当時も今もオーディオマニアの情熱は変わらない。

変わるとすれば当時のマニアは横のつながりが強かった。

マニア同士は世代を超えてすべて友達感覚で交流が盛んであったが、現代のマニアは他人とは接触を避けて自分だけで密かに楽しみ、自分の音を他人に聴かせない。
また自ら同じマニアの人の音を聞きに行こうともしない。

これはこれで良いのだが良い音を追求しようと思ったら沢山の音を聴かないと、何時まで経っても「井の中の蛙」だ。

そうならないためには是非サンバレーさんの試聴会等に参加して新しい仲間を見つけてほしい。

きっと大橋さまも協力してくれるはずだ。

オーディオは自分が求める音ではなく、自分が出したい音に目標を建てれば暗中模索にならない「自分が出したい音」を早く決めれば遠回りせずに済むのではないか。

そのためには、沢山の音を聴く必要がある。

とかくオーディオマニアは偏屈で頑固一徹のポリシーを持った方が多い。
私より遥かに素晴らしい音で音楽を聴いている方は星の数ほどいます。
そのような方たちの音を聴かせて頂いて良い音を知る。

 オーディオの聖地と言われる、乗鞍高原のペンション・ウインズ、山中湖のペンション・すももの木、レストラン・コンコルドに行ってオーナーのお話や音を聴かせて頂いたが、すべてプラスになることばかりで新しい発見でもあった。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-003

133. 中川隆[-9852] koaQ7Jey 2019年6月05日 10:51:13 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2583] 報告
キット屋コラム「私のオーディオ人生」第28回 オーディオのパラレルワールド
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-028


 今回はオーディオのパラレルワールドになります。テレビで大人気であったドラマ「仁」の中で南方医師が江戸にタイムスリップして現代に戻って来た時にパラレルワールドと云うセリフが出てきました、パラレルワールドとは今の世界と平行したもう一つの世界をパラレルワールドと云います。

オーディオで云うならば皆さんが使っているアルテック、タンノイ、JBLや現代の代表的なスピーカーは一般的な(A)の世界の音ですが(B)の世界はこのようなスピーカーとは隔絶したもう一つの世界の音である。


 私が聴いた限り上手く鳴らされていたウェスタンエレクトリックのカールホーンを使ったホーンシステム、オイロダインやロンドンウェスタン及び直系の音こそ現代のサウンドとは異なる次元の違う(B)の世界と云えよう、

では私が体験したもう一つのパラレルワールドの音の世界をご紹介します。


 

ウェスタン13B 隣りにあるのはウェスタンの25Aホーンシステム
ウェスタン15Bシステムと25Aホーンシステム
正面に設置してあるのが有名なシーメンスオイロダインシステム、
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-028


このサウンドもWEやロンドンウェスタンとは少し系統が違うが見事なサウンドを聴かせて頂いた、


三上先生宅のウェスタン15Bサウンド

 今迄沢山のウェスタンシステムを拝聴させて頂きましたがすべてウェスタンだから良い音とは云えない酷い音も沢山ありますが三上先生宅で聴くウェスタンのシステムは石川県小松市にお住まいの中さんと双璧のお見事としか云いようの無いパラレルワールドの音がしている。

勿論スピーカーだけでこのようなサウンドが出るのではない、15Bを鳴らすアンプはWE−300BPPウェスタンの86Bのオリジナルと昇圧トランスは618Bがこの音作りに寄与しているのは云うまでも無い、

 私は人様のシステムの音を褒めるタイプではないが三上先生宅で聴かせて頂いたチェロの響きと音色は実態感を伴った電気臭くなく木の香りが漂う素晴らしいの一言に尽きる、このサウンドをじっくり聴くと低域がどうだとか高域がどうだとか講釈を垂れる音ではない、また大型のホーンシステムなのに音像は大きくならずホーン臭さも無い、最近のテカテカした派手な喧しいサウンドとは違いこれぞ大人のサウンドと云える。多分低域用のユニットがエルタスの4181を使用しているからこそこのようなバランスの取れたサウンドになるのではないか、

 ウェスタンを上手く鳴らすにはやはり4181を使わないとその良さが出てこないのではないだろうか、このウェスタンを試聴すると現代のサウンドは電気臭い音が蔓延していて何となく人工サウンドに聞こえてくる。

 三上先生宅へは沢山のオーディオ評論家が訪れたり雑誌の取材で紹介されたりもしているがこの音作りこそ三上先生のご自身の「自分の音」と思うがただ高価な機器を接続しただけではこのような音にはならない、暗中模索で大変苦労をされたのではないだろうか、
 
 

正面に鎮座しているWE−15Bホーン
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で聴くチェロは現代のサウンドとは全く異なるこれこそパラレルワールドのサウンドであった、


ウェスタン25Aホーン+4181スピーカー

 二つ目のウェスタンは25Aホーンシステムで低域用は4181になります。先程の15Bとは多少音が異なるのがわかる。音は勿論ウェスタンサウンドであるが音の抜けを比較すると好みとしては15Bのが好きかも、このホーンシステムは福井県の万月氏や石川県小松市の中さん宅でいつも聴いていますからそれ程ビックリしないがパラレルワールドのAの世界の音しか知らないマニアが聴けばおそらく言葉が出なく度肝を抜かれびっくりするだろう、25Aホーンを聴くと大変浸透力のある心地よいサウンドだ、

 特に素晴らしかったのは女性ボーカルの歌声が目の前で歌っているような錯覚に捉われた、この25Aの音は小松の中さんと良い音での双璧であるがこのシステムも低域用の4181が寄与している、

 贅沢な注文であるが私の好みからすると後ほど聴かせて頂いたロンドンウェスタンが好みに合うのとこのようなシステムは一般家庭では置けないのが残念だがこの25Aのサウンドもパラレルワールドの音である。


 
タンノイブラック

 今迄沢山のタンノイシステムを聴いてきましたがこのモニターブラックこそ本来のタンノイサウンドと痛切に感じた、三上先生がおっしゃるにはタンノイはブラックとシルバーがタンノイの音であると云っていましたが私も同感です。シルバーは他で聴くことがありましたがブラックになるとまず聴くことも見ることもできない超が付くレアなユニットになる。

 最近のタンノイのサウンドはこのモニターブラックと比較するとドンシャリ傾向の音になっているのが多い、タンノイのブラック、シルバーのユニットは低域も高域も欲張らず中域から音作りをしているのではないだろうか、特にあの中域の厚みのある心地よい響きと特徴のある音色は最近のタンノイでは聴いたことがない特筆すべき音であった、タンノイブラックを試聴すると現代のタンノイは低域も高域も伸ばしたため中域の薄い(中抜け)不自然な音に感じるがこの音が好みだと云われれば返す言葉も無いが一度でもよいからブラックやシルバーを聴いてみれば私の云っていることが理解できると思う、

 又このモニターブラックも私が愛用しているロンドンウェスタン直系の音と非常に似通った音色が印象に残った、ボックスは多分オリジナルボックスのランカスターを流用されたと思うがユニットとボックスが大変マッチしているからこそ本来のタンノイの響きが出ているのではないだろうか、
 
 

手前に見えるのがタンノイのモニターブラック
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で後方のシステムは珍しいテレフンケンの085aモニタースピーカーでこのシステムは私も始めて見るシステムで音質、音色はカチッと締まった大変心地よいサウンドであった、
 

 

タンノイブラックのボックス内部の写真
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でユニット自体も大変状態の良いもので強力なアルニコマグネットを採用した初代ディアルコンセットリックスピーカーになる。タンノイファンなら一度は聴く価値はある。


 

家庭用のシステムに収めたロンドンウェスタン2080A、2090Aの2Wayシステム
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でこの音を聴くと米国ウェスタンとはベクトルが若干異なるが貴賓と渋さがプラスされた品位の高い音である。音質は一言で云うならば巷でよく耳にする枯れたサウンドとはこの音である。
 

 

ロンドンウェスタンの2080A、2090Aボックス内部の写真でスピーカーは強力なアルニコマグネットが使われている。ボックス内部と可愛いワンちゃんのツーショット写真
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-028


ロンドンウェスタン2080A、2090A

 最後に拝聴させて頂いたのは幻のスピーカーシステムでロンドンウェスタンだ、私が持参したいつもリファレンスで聴いているビバルディのヴァイオリンソナタのレコードが果たして私のシステムの音とどう違うのか本家の音とはどのような音なのだろうか、不安と期待が入り混じっていたのは間違いない、

 自分のシステムと比較した場合まったく異質な音であれば私のユニットはニセモノになってしまうか上手く鳴らせない力量不足になってしまう、

 早速聴かせて頂くと先程聴いたウェスタンの音とは多少音色も異なるのとスケール感も違う、目を瞑ってビバルディのヴァイオリンソナタをじっくりと聴くと音質、音色が同じイメージに重なり自分の家で聴いているような錯覚を覚えた、このロンドンウェスタンの音は言葉では云えない一種独特のサウンドで現代の一般的なHiFiサウンドとは異なりこれこそパラレルワールドの音だ、

 ヴァイオリンの響きは電気臭くない木の香りすら漂ってくるのがわかる。オーディオを追求していくと最後はこの音に魅了されるのは私だけではないはず、

    このロンドンウェスタンのサウンドを聴くと現代のHiFiサウンドは申し訳ないが長く聴いていると時間の経過と共につまらなくなり飽きが来てしまうがロンドンウェスタン系はオーディオマニア、音楽マニアを引き付ける魅力たっぷりのスピーカーと云えよう、ただこのような音を出すには相当レベルの高いアンプと高度なテクニックと肥えた耳を持っていないと上手く鳴らないのではないか、
 


三上先生に想う

 今回はオーディオのパラレルワールドをご紹介しましたが現代のシステムは駄目とは云わないが(B)の世界の音を聴くとオーディオ観も音楽観も変わるような気がする。私もヴィンテージ愛好家ですから先生とは大変意気投合出来たのではと思う、

 三上先生はもうお亡くなりになりました伊藤喜多男先生や池田圭先生と長年交流があったと云われています。またステレオサウンド誌、管球王国などに先生のシステムが紹介されオーディオ評論家も先生宅へ訪問されている。

 三上先生は私より三つ年が上ですが大変(懐の深い)方で私はこの方こそオーディオの師匠、先生、教授と云える「器」を兼ね添えている方だと思う、

 よくネットなどを拝見すると達人とか師匠、教授、先生と呼び名がついているコラム、ブログを時々見ますがこの方たちは本当に音がわかってそのような呼び名でやり取りしているのだろうか疑問に思うこともある。オーディオに関してはレベルの高い方が沢山いますからそのような方が読まれたら馬鹿にされるか笑い者になるだけですからその辺を弁えないと恥ずかしい思いをするのではないだろうか、

 また真空管アンプ等は自由自在に設計製作が出来てオーディオのすべてを知り尽くしてその呼び名が付いているのなら納得する。

 私は小さな「器」しか持ち合わせていないマニアです。先生、師匠、達人、教授と云われている方達がどれ程の「器」なのか見せて頂きたいものである。
 


あとがき

 三上先生宅で特に良かったのは可愛い3匹のワンちゃんが私になつき傍で音楽を聴きながら居眠りをしていたのが音よりも印象に残りました、ワンちゃんも良い音はわかるんですね、

 今回はオーディオのパラレルワールドを題材にしましたが皆さんも是非このパラレルワールドのサウンドを体験されると面白い、

 ヴィンテージショップなどでウェスタンやその他ヴィンテージスピーカーを鳴らして店主は能書きばかりでまともに良い音で鳴っていないのが多いのとすべてヴィンテージスピーカーだからパラレルワールドのサウンドと思ったら大間違いである。やはりマニア宅で上手く鳴らされているのを聴くのがベスト、「百聞は一聴にしかず!」

 確かにオーディオは進歩しているが最終的に判断するのは聴く人の感性と鳴らし方ではなかろうか、またパラレルワールドのサウンドは装置を忘れてじっくりと音楽が聴ける。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-028

134. 中川隆[-9823] koaQ7Jey 2019年6月06日 13:43:01 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2617] 報告

最近疑問に感じる事、タンノイのSPを駆動するのは真空管が勝るが、一番相性の良い真空管は何れか? 2019年05月05日
https://blog.goo.ne.jp/yk1231yk/e/f9b4c644cda1475c83ae443b59a5eeeb


平成から令和に無事新しい年号になったが、個人的には全く変わりなく過ごしてます。

今回10日間の大型連休は日本民族として初めての長期的な休みであるが、高齢者には余り影響は

なく、強いて言えば何時もより大型店舗が混み合い高速の渋滞がニュースになるのが普段と違う程

度か?連休前半は予定した仕事で5月に入り身体を休めています。4月はオーバーワークで齢を感じ

る様になった。

こんな時にはWilhelm Richard Wagner,のParsifalを聴き直して見よう

『パルジファル』の題材となった聖杯伝説は、キリスト教に基づく伝説である。だが、『パルジフ

ァル』は、誘惑に負けたアンフォルタスの救済が、単に純潔というだけでは達成されず、共に苦し

んで知を得る愚者によってなされる、という「神託」の実現が物語の中核をなしており、キリスト

教的というより、むしろ独自の宗教色を示しているといえる。言わずと知れたフィリップス版のデ

ジタル化です。ワーグナーに関してはCDのありがたみを感じます。最終楽章の美しさはいうことあ

りません。

筆者が好きな本モーストリークラシックのバックナンバーのワグナーの真髄が見つかり早速注文す

る、この本は以外と参考になります。今回はバッハ特集で見直して見るには良い本だと思う。

最近不思議に思うは、何故五味康祐氏は数ある真空管アンプの中よりマッキントッシュを代表する

真空管ステレオパワーアンプ MC275定格出力:75W+75W(4/8/16Ω)150W(2/4/8Ω)を選

んだか?TANNOY Monitor 15"は能率悪いSPともおもわないが?TANNOYと言えばやはり、五味

康祐氏の話に触れないと、お座なりなの気分になる。これまで、氏は、原稿料を前借りしては、音

に心血を注いできた。その氏が、オートグラフの存在を知ったのは、確か、ヨーロッパ旅行のおり、

スイスの音キチ青年にカタログを見せられたのがきっかけであったらしい。帰国後、そのカタログ

の情報だけを頼りに、タンノイ社にエアメールで注文を出した。注文を受けたタンノイの担当者は、

さぞかし驚いたにちがいない。あの敗戦国の日本にそんな御仁がいようとは、と・・・。1964年

(昭和39)のことである。この年の秋から芸術新潮で「西方の音」の連載が始まった。そして氏のオ

ートグラフへの求道は、多くの信者を惹き寄せたのである。

そして購入された物は1964年にユニットには15inchの同軸2ウェイユニットが採用されており、

初期はMonitor Silverで、その後Monitor 15"(Monitor Red)、15" Monitor Goldと搭載ユニッ

トが変更されています。オートグラフも改良を加えた15"のMonitor Red第2世代の物のようです。

駆動するアンプはマッキントッシュを選び聴いていた様ですが、QUAD AD-22+U×2またはWE社

WE300Bを使用したシングルアンプはWE91Bなどより何故マッキントッシュを好んだのかが今も

不思議に感じます。タンノイ社の推奨ではアンプはQUADカートリッジはDECCAを推奨している、

何故たのメーカーを選んだのかが疑問である、出力は小さいがWE300BのWE91Bも当然候補に上

がると思うのだが、何故かMC275を使用したかが疑問です。

でも一つ納得出来るのはマッキントッシュが一番出力が大きく、オーケストラ演奏にも不満はない

が通常自分の部屋で聴くには2〜3Wで十分とおもうがオートグラフにはマッキントッシュが相性が

良かったのか不思議に思う。実は私もマッキントッシュのC-29を使用していましたが、私の目指す

音質とは違い2年程で終焉を迎えた。現在TANNOYオートグラフを300Bで鳴らしている方も多いよ

うですのでその辺りは解明してみたいですネ♪

因みに筆者ははAXIOM80 TANNOY(VLZ)で300Bのアンプで聴いていますが、粗満足しています

調べるとVLZにはQUAD AD-22+U×2が良いそうだが現在は程度の良い物は少ないようです。

以前音楽の友の社のおまけのプリメインアンプ2W☓2で聴いたときは音質は問題はないが、流石オ

ケのフォルテの部分は力不足を感じたが普通に聴くには全くストレスは感じなかった、もしKT-66

またKT-88が優れているなら今後の問題として考えていきたい?

今春号の管球王国はEL34の特集なので今回の答えが書かれているのかも知れない。早速注文し本日

到着した、後よく読んで見るつもりです。

又最近魔界より誘惑がある、現在筆者の手元にある松下製の6BM8を愛聴しているが、今回は松下

製輸出用製品があり、松下製品との違いは或るのか?の疑問から証拠にもなく、気になるコメント

に乗り初段管に使用の6BM8/PCL82を購入して見た。その中に下記のようなコメントがあった。

「この球は、AWAの自社生産品ではなく、製造元は「松下製」でして、 AWA社ブランドで販売さ

れたOEM品です。製造元が顧客(AWAのこと)の要望基準に沿って、生産した中からの、選別品の

ため、バラツキがすごく少ないようです。どの1本を抜き出してもピタリと入ってきます。」

勿論、新品のNOS管で一応測定データー付きです。

松下製は筆者も1セット持っているが輸入用と聞けば一応試聴したくなり、予備も含め2セットも

のを購入した。其のときにおまけにと言ってロシア製真空管 6F3P (6BM8) SVETLANA スベト

ラーナをいただくSvetlana真空管はロシアのサンクトペテルブルクにある世界最大級の電子管工

場で生産されています。

スヴェトラーナ工場は冷戦時代に世界最大級の出力を誇った送信管(ICBM探知OTHレーダー用送

信管 2.2MW)の製造実績があります。また、オーディオやギターアンプなどに使われているガラ

ス管の真空管は1928年から製造しています。スヴェトラーナ工場は世界の真空管メーカーの中で

最も大きいメーカーのひとつとして、かつ、技術力の高い工場として知られています。

1本しか無いので方チャンネルに交換して聴くが意外と良さそうである、だがこのプリ管は数多出回

っているので簡単に入手できるのが良い、将来1セット購入しても良く感じる・・・?正直ロシア、

支那製品には敬遠してきたが、見直さなければ成らない時代になったのかもしれないコピー物を作る

技術は低価格で安定してきたようだ。製品を良く吟味する事は肝心である。

ここで今回はOEM品松下製の試聴を試みる、エージングも全くしてないので音質は不明点も多いが、

オリジナル(松下製)が断然良い。実際は10日間程度使いエージングをしなければ評価は出来ない

が、全体的にはオリジナルに近い音なのが当初は微妙に高域の伸びが無いように聴こえる当然この

真空管と言う代物は同じ種類でも微妙に音色が変わる物なので五味康祐氏がナス管を沢山購入し入

れ替わり視聴して真空管を選んだというがまんざら嘘でも或るまい。

そしてOEM品に差し替え4日目は音質が変化してきた、勿論良い音に変化する・・・ピアノの立ち

上がり、ドラムの音、特に女性の声等は使うほど、紛れもなく松下製の音になった。勿論東芝管も

良いが松下管のダイナミックでなおかつ緻密な音に魅力を感じる。

当然先日購入したPSVANE 300B Hifi 真空管もエージングが進み300Bの本領発揮してきたようだ、

例えばピアノ演奏の音は研ぎ澄まされ透明度が増した、以前より数段上手く鳴る様になったBach:

Goldberg Variationsの最後のアリアでGlenn Gouldがゆったりと奏でる音に混じり、なにかつぶ

やきが?ハミングが聴こえ実にライブ感を味わえる、このあたりの表現が真空管の表現が良い。

連休も終盤に近く今回購入のAWA社ブランドの6BM8/PCL82を辛抱して聴き続け多少のエージング

効果が出た感じがするようになった、今後エージング効果が進めば益々期待はできそうである。

でもこれだけは言える、・・・・・

我が家のTANNOYは歌曲等人の声を聴くなら断然真空管が勝るようだ、ブラボー!

6 コメント


五味康祐氏 (WE22)2019-05-06 23:10:16
五味さんは91を知らなかったと思います。本人の実家は戦前、映画館を経営していてWEの555を使ったホーンシステムは聞いた記憶があるといっておりましたが、アンプ関係はほとんど知識がなかったと思います。

WEのアンプはレコード再生用には作られていないのと、当時はそれらはまったく一般的ではなかったようです。

WEが世に出だしたのは八島誠さんがS55年頃これらの紹介と販売を始め手からです。「MJの八島誠コレクション」参照。ラボにしてもサウンドインクにしても素人でしたのでそれらを家庭用として改造できる技術者の指導で徐々に浸透していきました。現在でもなかなかまともに使えているところは少ないようです。まして五味さんのころはまったく一般には知られてもおりませんし、仮に存在は知っていたとしてもそのままでは使えませんので不可能です。当然の帰結としてマッキンかマランツとなるでしょう。300Bは進駐軍の米人が小遣い稼ぎに持ち出して売っていたので決行早くに知られていました。300Aは戦前の2年足らずで生産停止したので知っている人はまれでした。

ありがとうございました、 (金ちゃん)2019-05-07 08:15:06
五味康祐氏の実家の事は本で知りましたが
300Bの事は知りませんでした。
でもクオードのアンプは当時から
有ったんでしょう、
まあ、当事者以外は解らないことなのでしょう。
参考になりました、今後共ご指導ください。

QUADU (WE22)2019-05-07 11:09:20
言葉足らずで失礼しました。おっしゃるとおり、QUADUは1953年に生産が開始され18年間名声を保ったクオードの主力で歴史的なアンプだったようです。

WE22さんありがとうございます。 (金ちゃん)2019-05-07 11:21:26

TANNOY指定は確かQUADUを提示してようです。

此の問題は本人で無いと解らないようです。
でも私はPSVANE 300Bで聴いていますが、
徐々に音が馴染んで行く様に感じます。


音しかわかりませんが (高井孝祐)2019-05-09 22:18:22
貴殿の仰るように私は音楽の分からない輩です、オリジナル91Bとレッドの入ったオートグラフの組合は知人が行っています。

WE91Bはご存知だと思いますが音を遠くへ飛ばすことを考慮して作られた劇場用アンプです、飛ばすために敢えてか、結果なのか私にはわかりませんがWE91Bではホールトーンと言われているコクのある重低音は出ません、パリンと輪郭のはっきりした音を力強く押し出しますこの辺が86などと大きく違う点だと思います。WEでも劇場用の91Bや86などと、124等のアンプでは音の傾向は全く違うと思います、タンノイのブラックは論外としてレッド以降の反応の鈍いユニットでホール感を出そうと思うと、シングルアンプではなくプッシュ駆動のクオード22やマッキン275やMC30、WEでは124等のアンプが似合うことは貴殿に音楽を知らないと言われた無知な私でも安易に想像できます、五味氏なら感覚でわかっておられたのではないでしょうか?
因みにタンノイモニターブラックとWE91Bの組み合わせが奏でるサウンドは私は素晴らしい音楽を奏でると感じました、

音楽のわからない私はWE91BとALL励磁ユニットで「音」を楽しんでいます。


コメントありがとうございます。 (金ちゃん)2019-05-10 11:03:03
素晴らしい組み合わせですね、

本物のWE91Bの音は未だ聴いたことありませんが、
以前展示されたSV-91Bを聴き確かに良い音で聞こえました。
現在の書斎には大型のSPはスペースの問題で据付られませんので
VLZを改良して聴いています。勿論ジャズも愛聴しましが
これでもオケもオペラも略満足して聴いています。
因みにSV-91Bを聴いたときのSPはアルテックでしたが
気持ちの良い音で鳴っていた記憶があります。
「角を矯めて牛を殺す」の例えのように
音楽を楽しみたいと思っています。
https://blog.goo.ne.jp/yk1231yk/e/f9b4c644cda1475c83ae443b59a5eeeb

135. 中川隆[-9817] koaQ7Jey 2019年6月06日 16:32:28 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2623] 報告

オーディオ懐古録掲示板 - したらば掲示板
タンノイVLZと38年
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1169287259/


1: V-LZ :2007/01/20(土) 19:00:59 ID:???

私は団塊の者です。今オーディオ熱が再度高まりつつある事を喜んでいます。
高校時代から秋葉に通いフォスターの103と出会い私の耳はエージングされ
もう少し大きいスピーカーを探してタンノイVLZに行き着きました。
その後バークレイもJBL4333Aなど持つていますが弦楽四重奏曲を聴くときは
VLZになります。本当に良好なときはBOXが浮き上がるかのようにきこえます。

ヴァイオリンの胴鳴りは何にも変えがたい音です。
バークレイではとても出ません。モニターSPの4333−Aでも出ないと言うことは
即ち本当の音色では無いのです。
しかし私はVLZのこの音色が好きなのです。
イ・ムジチの演奏会に行った時VLZの音を聞いたように思いました。
この様に音は想い込みにエージングされるのではないでしょうか?



2: ISHI :2007/01/21(日) 10:07:39 ID:RqAEa1fk

V-LZさんはじめまして。
私も団塊一員です。同じ頃に買ったのですが、改めて聴き直したのは50才過ぎて
からです。長男が自立して6畳部屋が空いたのでセットしました。もう1セット
はディナSP25+SWですが、どちらもMAINのように聴いてます。弦楽器は静電型SP
とばかり思って来たのにタンノイの音には固定観念が崩れてます。6畳板張り
横置きで部屋を鳴らしきる能力に感心するこの頃です。


3: V-LZ :2007/01/21(日) 11:50:10 ID:???

ISHIさん書き込み有り難う御座います。
私も長男が自立したところです。私も子供たちも鈴木メソードでヴァイオリンを
やらせて頂き(趣味的に)ました。長男が教室卒業旅行でザルツブルクとウイーンに
行きその感想を聞いたところ家は石作りで天井が高くなければよい音はしないね。
と言いました。彼はそのような家で演奏をしてエクスタシーを感じて帰りました。
その音色がVーLZには有ると思います。G線の低音も体で感じとれるまでにはなかなか
行き着きませんが時として感じます。私はイタリア四重奏団が特に好きでモーツアルトより
とバッハのピアノ(グレングールド)の平均律クラビア曲集などを聴いております。
スタンウエイとベーゼンドルファーの違いなども楽しんでおります。

4: 野菜大好き :2007/01/21(日) 21:45:15 ID:wvUz6h0o はじめまして。
私も団塊人間です。就職してから、VLZを聞くために会社が終わってからオーディオ店へよく通いました。
昨年、バークレーの中古を購入しましたが、弦の艶がなく直ぐ手ばなしてしまいました。
VLZでは低域がいまいちなので、バークレーならよいだろうと思ったわけですが、
低音は出ますが、弦の艶はやはり違いますね。
編成の大きな曲を聞くためにもう少し大きなVLZがあれば・・・と思っています。

5: V-LZ :2007/01/23(火) 19:44:36 ID:??? 野菜大好きさん書き込み有り難うございます。
私ももう少し大きなVLZをと25年ほど前に探したところ(幻のコーネッタ)在りました。
しかし、単にSPだけを取り出してフロントバックロードホーン箱にいれており、
これで低音も十分でるとの商品でした。
当時はキット販売でした。今は製品として有るようです。その前に幻のコーネッタの音を
聴いてみたいと思っております。かなり高額でしたので忘れておりました。
先日秋葉に久しぶりに行きました。管球アンプをあれこれ聴かせて頂いて参りました。
H.Oの社長さんと4時間もお付き合いさせて頂きタンノイの場合もJBLも昔のSPの方が
原料と作りが良かったと言っておりました。現に旧品と現在の商品の比較もして頂きなるほど
と思い帰りました。(貴方のVLZは今では宝物でなかなか中古でも出ないよ)と言われ気持ちよく
かえりました。しかしアンプのほうは、管球アンプも研究されているので希望を出せばどのようにもお作りします。
とおっしゃっていました。以前伊藤喜多雄氏の設計されたWE300Bのアンプを友人より借りて聴いた事がございます。
この音色が忘れられずに今泥沼にはまっております。同じ物が手に入りませんのでーーー。
そこに使われたトランスを作られた方が高齢の為に。
幻のコーネッタを使わなくても十分低音が出ておりました。

6: V-LZ :2007/02/01(木) 19:41:28 ID:??? 最近タンノイのスターリングが人気ですね。VLZ に比べて確かに低音が出るのですがボーッとしておりまして
私の好む低音とは少し異なり購入しません。アンプの組み合わせでどうにかなるのであれば試してみたいと思います。

7: 野菜好き :2007/02/02(金) 10:16:17 ID:QckNIOPQ 4〜5前ターンベリを購入しましたが、一応タンノイの音らしいのですが、音が硬くて1年間鳴らしましたが、うまく鳴らすことができなく、サヨナラしました。

8: 野菜好き :2007/02/02(金) 12:06:12 ID:QckNIOPQ 私、けっこうSPの浮気をしています。

9: ビックリマスダ :2007/02/02(金) 16:41:21 ID:lzosVT7U V-LZさん、このスピーカーは人気も有りますが、ユニットと箱の組み合わせも
色々有って音質も違います、それも面白いところですね。

10: ISHI :2007/02/02(金) 21:06:52 ID:m1JYSwa2 和室で使ってた時は言われるように低音不足感がありましたね。SWを追加すると
高域が足りなくなってAMPや線をいじってました。板張りの部屋にセットした途端
良く鳴りはじめVLZのみにしてます。もう一つの装置に比べると低音は出ていない
のに不足感はありませんので6畳に合ってると思われます。

11: V-LZ :2007/02/11(日) 18:22:27 ID:??? 私は日常で心浮き浮きの時やその反対のとき無性にVLZを聴きます。団塊時代の
方なら多分理解できると思いますが父や母をおくる経験をされて居ると思います。
夕焼けを見ながら西日の入る部屋で心に沁みる音楽を聴く事は本当に癒されました。
どの様な薬もこの比ではありませんでした。38年も浮気せずに暮らして居ると想い出
が多すぎてこの先どうなるか?

12: 野菜好き :2007/02/11(日) 20:14:53 ID:8q2N/nE2 38年間も・・・。頭がさがります。
それに比べて私なんか、すぐ気にいらなくてどれだけ機器を入れ替えたことやら。
60歳になり、何が原因かハッキリしませんがジャズを聞くようになりました。
ボーカルやPトリオが中心です。SPもJBLの中古を手に入れました。
浮気しないように大切に聞きたいと思います。
昔懐かしいサンスイの箱505JにD123と075を入れたSPです。

13: 名無しさんお腹いっぱい :2007/02/12(月) 23:54:48 ID:fVeGNdAA 漏れも38年とはいきませんが、
VLZはロンドンの工場が焼けたころから使ってますよ。
30年くらいでしょうかね?
いい買い物をしたとおもいます。

14: ビックリマスダ :2007/02/13(火) 10:07:38 ID:VuuC6AtU VLZ一つは欲しいですねー、もっても仲間も多いので結構聴いていますが、楽しめますね
パワー入れても頑張りますし、箱は破裂しそうに成りますが。

15: V-LZ :2007/02/13(火) 19:35:50 ID:??? 昔からVLZにこだわり過ぎて変人扱いされて居るのに好きな方が現れほっとしています。
今後VLZ クラブなる物を作りたいと思いますがどうでしょうか?
私の周りでVLZをラックスの管球アンプで鳴らしていた老人は天国に行き寂しい限りです。
VLZの話で温泉で1泊なんて出来たら最高なんですが---

16: 名無しさんお腹いっぱい :2007/02/14(水) 00:48:46 ID:fVeGNdAA VLZ仲間で温泉もよいですね〜。

わたし個人あまり忙しいわけでもないのですが、というか暇はあるのですが
仕事の関係上、拘束される時間がやや不定期断続的で成り行き任せのため、
計画を立ててもお会いできるのかが確実ではありません。

ということなので残念ですが、
当面の間掲示板でお会い出来るかとおもいます。m(._.)m

17: アーデン :2007/02/14(水) 22:02:50 ID:XZ5ElZcM タンノイにはオルトフォンと管球アンプが昔の定石でしたが、皆さんはどんなふうにCD再生しておられますか?

18: ビックリマスダ :2007/02/15(木) 11:50:21 ID:/PHdmb1. フルデジタルアンプにアナログを外したCDPです。私・・・

19: V-LZ :2007/02/18(日) 16:54:51 ID:/CS8D4n6 皆さん御存知の方がいれば教えて下さい。
ボックスの裏面についているロールオフなど2個のボリュームは厳密にはどの様な
役割なのかわかりません。高音と低音の強い弱いだけの調節だけなのか?
今になってこの質問かと笑われそうですが---

20: 名無しさんお腹いっぱい :2007/02/18(日) 19:03:38 ID:fVeGNdAA こんにちわ、トピ主様。先日は失礼しました。

さて、ロールオフなどに関してですが、
下のサイトに調整による周波数特性の変化がありました。
ttp://www.hilberink.nl/codehans/tannoy2.htm

21: ビックリマスダ :2007/02/19(月) 08:24:31 ID:IG8FvjJc V-LZ さん、現在のプレステージに付いている物は、エナジーとロールオフ
です、これはどちらもツイーターの調節です、エナジーはツイーターの全域を
調整します、ロールオフは一定の周波数から上を曲線的に上げ下げします。

22: V-LZ :2007/03/18(日) 16:23:18 ID:/CS8D4n6 タンノイVLZの音はよくイブシ銀の音とか枯れた音とか言われておりますが皆様はどの様にお思いでしょうか?
私が初めて聴いて感動したタンノイはアメリカンタンノイでしたが(サイズは同じくらいの物)当時の販売店では手に入らなくて
オリジナルタンノイVLZ にした経緯がありますが今になってオリジナルの方が正解だと思っております。
話に聞くとアメリカンタンノイはあまり成功しなかったようですね。でも私は今でも欲しいと思っています。
これは裏話でオリジナルタンノイはアンプを選ぶのでお金のない若者には無理であるとのことらしいのです。
アメリカンの方はトランジスターアンプでもOKとの事でした。又外観も格子柄で好きでした。
何方かアメリカンタンノイをお持ちの方おりませんか?

23: 角ゲツタ :2007/03/18(日) 17:33:36 ID:n2iQQvUs ゴールド入りのアメタンはあまり見ないね。
レツドの時が隆盛だったんじゃない。

後のスーパーレツドはアメ製だね。
アメタンは音が締まるがクラに関しては英製がいいね。

24: JBL :2007/03/18(日) 21:56:32 ID:lRhb9AlA 国によって多少の違いはありますが、アメリカでは絶対に肩書きだけでは通用しませんよ。
とても厳正なるオーディションが待っています。
「オレは○○のソリストだ」て言ったて笑われるだけです。

25: 角ゲツタ :2007/03/18(日) 22:13:14 ID:n2iQQvUs 元の出所は一緒なのに相手を見下してるとこあるね。

26: ぢゃんく王子 :2007/04/02(月) 22:05:33 ID:7nmp3qQY 所詮アメリカなんだ
野蛮人にタンノイは理解出来ない

27: 角ゲツタ :2007/04/03(火) 15:53:16 ID:oeBE0ht6 それでもアメリカにも知られてない良いSPが沢山あるよ。

先日手に入れたアズテツクと言う密閉の2ウェイ(デンバー)は
ウーファー、ツイター共コーンですが穏やかで密度がありクラもバツチし
パワーはどんどん入るし当然Jazzもお得意。

広い部屋の棚の上に置いて聞いてるがこれで十分だなって思うよ。

28: ビックリマスダ :2007/04/03(火) 17:39:00 ID:JQ59PZJc オートグラフ・プロってアメリカタンノイは聴いたこと有ります、15インチが二発
でかくて思い、音はおおらかでスケールがデカイ。日本に何セット有るのか?

29: V-LZ :2007/04/22(日) 16:48:47 HOST:server12.janis.or.jp 私は6年ほど前からV-LZ用にA社でプリメインアンプを特注して製作していただき
使用しております。可もなく不可もない状態でしてBGM用で聴いております。
たまに深夜フルボリュームにして聴きますが弦楽曲は鳥肌が立つくらい良い音がして
一人楽しんでおります。
最近管球アンプ(845+300B)を手に入れましたので近ヽつなごうと思います。
以前WE300で鳴らした音が懐かしくて忘れられない為WE300アンプを吟味して30年目にして
決心して購入しました。

30: 大昔のVLZ使い :2007/05/13(日) 18:10:36 HOST:softbank221080156008.bbtec.net 3LZオリジナルを8万円で25年前に購入し、10年近く使っていました
オケとピアノに不満を覚え、フォスのSW400?を左右2個接続(パッシブ)置き
その上に3LZを横置きしていました。

アンプは自作で、211S、2A3S、801AパラS等
211が一番パワー有るのだけど、一番小音量時最高
深夜に聴くホリガーのアルビノーニではスピーカーが消えて音が浮遊する
濃密さでは801AパラSの武末先生設計が最高

プリもマランツ型、マッキン型、CR型、当時市販品のSY-Λ88、C2a等色々聴きましたが
マッキンC22のホノイコのみでメインアンプへ接続で安定していました。

参LZ今でも欲しいけど、生活が苦しくて涙流して(本当です)売った記憶を思いだ出すのが辛くて・・・



31: V-LZ :2007/05/13(日) 19:00:37 HOST:server12.janis.or.jp 大昔のVLZ使い様
お金は天下の周り者。また直ぐに手に入ることをお祈りします。お仕事ガンバッテ下さい。
生きていれば何とかなります。
以前友人から借りて聴いたWE300B伊藤きたおさん製作の音が忘れられずに30年ーー
845シングルパワーアンプ(6SN7GT+300B+845CR結合)が手に入りマランツ7型プリアンプにて
聴き始めました。カートリッジデンオン103です。VLZが中に浮いたように感じこんなにも低音が出るSPか?
と思うほどバランスが整って聴こえています。

32: JBL :2007/06/13(水) 21:00:41 HOST:020214147058user.viplt.ne.jp VーLZ様
騙されたと思って針をデンオン103からオルトフォンのSPUに交換してみてください。

33: USAGI :2007/06/14(木) 11:03:42 HOST:usr167.g016.nabic.jp 横から失礼します。 騙されついでにSPUゴールドを針圧3.75gにして、ヴァーチカルアングルを微調整して試してみてください。
タンノイのスピーカーが喜びますよ。

34: 幸福の水先案内人 :2007/07/13(金) 13:56:31 HOST:61.196.220.131 ビックリマスダさま
アメリカン・タンノイ・オートグラフ・プロは我国には東京を中心に多分50SETは在るでしょう。
小生も、近々所有予定です。韓国や台湾、上海、香港にもかなり出回っていると推測します。
オリジナルGRF(RED入り)も欲しいナ〜・・・・

35: ビックリマスダ :2007/07/13(金) 14:40:43 HOST:p3102-ipad202niho.hiroshima.ocn.ne.jp そんなに有りますか?15インチが2発、どでかいスピーカーですよね。

36: 幸福の水先案内人 :2007/07/17(火) 12:14:01 HOST:61.196.220.131 ビックリマスダさま

小生、アメリカンタンノイ・オートグラフは関西で3SETは確認済みです。
ここ10年はオーディオは休業?していましたので、推測で50SETとみました。
名器の稀高い、英国のオリジナル・オートグラフと比べれば、こんなもんでしょう。
確かな根拠は定かで有りません。

37: iichi :2007/08/04(土) 23:49:23 ID:??? 一年程前、VLZの箱鳴りを抑えたエンクロージャーを製作依頼したと、書き込みしました。
やっと、完成したので、試聴してきました。
板厚25mm、タモ、集成材です。
低音が、引き締まって、良い感じに仕上がっておりました。

38: V-LZ :2007/08/19(日) 15:36:46 HOST:server12.janis.or.jp 最初V-LZを手に入れラックスCL-35(改)+ダイナコマークVでしばらく聴きました。
アナログPLも4〜5種類ほど取替えカートリッジもトランスもイコライザーアンプも数種試しましたが
満足できずに専門家に希望を入れて特別製作して頂きました。その後はトランス+イコライザーアンプは固定のままで
カートリッジのみでの変化を楽しんでいたのですがある時EMTのカートリッジの低音が気に入りましたがやはりEMTのPLで
聴いてこそその真価が楽しめるとの事でしたので諦めました。その後伊藤300Bアンプを友人が購入したのを半年借りまして聴きその時の音が
現在まで目指している音なんです。
タンノイV-LZでもこんなにも低音が響きその上にいぶし銀のごとき高音がバランスよく鳴るのかと驚いてしまいました。
伊藤300Bアンプはその後2年程してトランス職人が不在となり再度販売はされませんでしたので幻となりました。
あれから30年近くなりますが不思議なことに真空管アンプの再来となり喜ばしいことと思います。
尚V-LZのオリジナル箱は箱なりをも含めた音をアンプで合わせるとこに妙技があろうかとおもいます。
私の最初に欲しかったアメリカンは分厚い箱に入れアンプを選ばない(気難しくない)ようでした。

39: iichi :2007/08/20(月) 20:45:32 HOST:p02b7cc.aicint01.ap.so-net.ne.jp 言葉足らずなら、すいません。
箱なりの音の良さも、重々、認めております。
実際、オートグラフをC−22とMC−240で聴ける環境にありますから。

モニター・ゴールド・ユニットを、箱鳴りを抑えたアプローチで、どう鳴るか、
聴きたかったものですから。

これは、これで、タンノイの特徴を保ちつつ、モニター的な音も出て良いと思うのですが。

40: V-LZ :2007/08/26(日) 16:19:36 HOST:server12.janis.or.jp 箱鳴りを抑えて製作されたのがアメリカンタンノイではと思いますがーー
私が初めて聴いたタンノイで感激したのがこの音でした。ピアノコンチェルトでの
ピアノの音が際立って聴こえてとても快感を覚えたものです。今から43年も前ですが。

41: iichi :2007/08/28(火) 18:05:47 HOST:p02b7cc.aicint01.ap.so-net.ne.jp VLZの上に、ESSのハイルドライバーを乗せました。
フルレンジ1発のオリジナルな音を大切にしたかったので、迷いましたが、
試しに乗せて、どちらが良いか、聴き比べたら、俄然、あった方が良いです。
三味線や、琴の切れ込みが心地良いです。

42: V-LZ :2007/09/01(土) 18:26:15 HOST:server12.janis.or.jp iichiさま;貴重なご意見有り難うございます。私はギターとヴァイオリンの二重奏をこよなく愛しておりますので
試したいと思います。具体的にどの様に結線すればよいか教えて下さい。

43: iichi :2007/09/02(日) 08:34:40 HOST:p02b7cc.aicint01.ap.so-net.ne.jp ギター、バイオリンに、とても合うと思います。
試しということで、3uF(1uF×3)のコンデンサーをESSと直列にして、VLZのSP端子に並列につなぎました。
タンノイ側で、エネルギーレベルを1(MIN1位置)下げ、ロールオフを2(2位置)下げました。
アッテネーターは、必要ない様に思いますが、今度、箱の製作者や、オフ会仲間に聞いてもらって判断します。
以前、ダイヤトーン・DS−25Bの箱にスモール・ハイルとGAUSSをいれ、良い感じでした。
それで、グレート・ハイルとGAUSSにするつもりでしたが、必要なさそうです。

44: パルジファル :2007/09/02(日) 19:48:08 HOST:wacc3s4.ezweb.ne.jp お邪魔します。
当方も小柄な2ウェイ(ランサー101)を使っておりますが、広帯域化?は他のシステムで頑張って、こちらでは「これならではの中域」を追求しようという考えでオリジナルのまま調整を続けていますが、近頃は調整すればするほど他のシステムと似たような傾向になってしまって、ツイーターもハイパスフィルターも余ってるので試してみても良かったかも?などと何度か考えていた矢先にichii様の書き込みを見てしまいました。

ま、しかし、当方は、スピーカーの個性を活かす方向で、暫くはこのまま頑張ってみようと思います。

45: iichi :2007/09/03(月) 21:00:57 HOST:p02b7cc.aicint01.ap.so-net.ne.jp ランサー101、オフ会仲間で、使ってみえる人が居ますので、
色々なジャンルの曲を聞かしてもらいましたが、元気の良いスピーカーとしう印象でしたね。
名機だと思います。
自分好みの音にしてしまうか、SPの個性を活かすか難しいところですね。
ESS装着の試しで、鼓童のくゆらげという曲を聞きました。
前奏に自然音というか効果音が入ってるんですが、これが妙に生々しく聞こえてきました。
他の曲も色々、聴いてみたのですが、あった方が良いです。

46: パルジファル :2007/09/04(火) 08:25:48 HOST:wacc3s1.ezweb.ne.jp 実は、他の2ウェイシステムでも、+ツイーターの時期を経て3ウェイ化してますので、どのように変化するかだいたい予測がつくんですが、そうしますと益々似たもの同士になっちゃうな〜というのが敬遠している本音でして・・・

ところで、iichiさんのハーツフィールドは、075付きの3ウェイですか?

47: iichi :2007/09/05(水) 20:46:30 HOST:p02b7cc.aicint01.ap.so-net.ne.jp 2402を使用した3ウェイですよ。
サラン・ネット裏側、ホーンロードの補強用・桟の上に乗せてます。
聴取する耳の高さ位置となると、ここになりました。
ツィーターが、ウイングの上に置いてあるのを見かけます。
音の出る位置としては、縦に並びますが、この位置に耳を持ってこようとすると、相当高い椅子に座らないと合いません。

48: パルジファル :2007/09/05(水) 23:54:19 HOST:wacc1s4.ezweb.ne.jp そ〜ですか。3ウェイ化されたとなると、例のゴールドウイングの鳴き具合も調整しておられるのでしょうか。
高忠実度な方向に振るか、適度に味わいを残すか、悩ましいところです。

タンノイの場合も、同軸ユニットの高域側にどの程度フィルターをかけるか迷いそうですね。(そう言えば、4ウェイのシステムは短命でしたっけ?)

49: iichi :2007/09/06(木) 23:37:37 HOST:p02b7cc.aicint01.ap.so-net.ne.jp ゴールドウイング自体は、何もしておりませんが、何か良い手があるのでしょうか?

タンノイ側、ロール・オフは、こんな程度かなぐらいです。
(あまり厳密には、しておりません)
タンノイは、HPD、DCあたりまでのユニットしか知りませんので、、、。

50: パルジファル :2007/09/07(金) 08:17:05 HOST:wacc2s1.ezweb.ne.jp iichiさん。当方は、ツイーター代わりという意味でのゴールドウイングの「鳴き」が、ツイーター有りの場合、普通なら不要なのでは?ってことで、興味深いな〜と読ませていただいてるだけでして、何らかのノウハウを持っているワケではありません。
それにしても、iichiさんのシステムで、鳴きが幾分抑えられた?ブラックウイングになるとど〜なんだろ?って、益々興味深いですね。



51: HPD-315 :2007/09/19(水) 08:14:20 HOST:202-41-211-170.dc.ctc.ad.jp はじめまして、昨年キットの300Bシングルアンプを購入してタンノイにはまりました。30年前アルバイトでオーデイオ売り場でVLZの音が聞こえていました。忘れていた音でした。今は、自作の箱にHPD−315を入れて聴いています。VLZほしいですね。
今探しています。団塊ちょいあと世代です。JAZZに凝っていますが、タンノイ聴き始めモーツアルトだけは聴きこんでいます。それと、500枚のLPをもう一度聴きたいと思ってオーデイオを再開したのですが、今はCD一本です。趣味も考え方も変化するのですね。

52: iichi :2007/09/20(木) 19:53:08 HOST:p02b7cc.aicint01.ap.so-net.ne.jp 自分も、HPD−315とHPD−295を持ってますが、良いユニットだと思ってますよ。
VLZを狙うのも手ですが、その資金で、HPD−315を無垢の板で作った箱に入れたらどうでしょうか?
別物の鳴り方をすると思いますよ。

53: ビックリマスダ :2007/09/21(金) 14:11:17 HOST:p4065-ipad207niho.hiroshima.ocn.ne.jp HPD-315さんLP再生は楽しいですよ・・・CDP位の投資をすればCD以上の
音質で聴けるかも?

54: HPD-315 :2007/09/22(土) 07:51:51 HOST:ntszok171206.szok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp そうですか。やはり、箱鳴りですか。「ゴールド」「レッド」というのは魔法のようなものですね。決してHPDが気に入らないわけではないのですが。
上を見るときりがないですね。
LPは、挑戦しようとしましたが、イコライザー、針、ターンテーブル、やはりCDよりもお金がかかるような気がします。
しかし、今もっているLPの全てをCDに焼きなおす気力もありません。

55: 角ゲツタ :2007/09/22(土) 09:34:53 HOST:i60-34-206-75.s02.a020.ap.plala.or.jp >39
オリジナルの箱鳴りを抑える改造して聞いております
其のままでは忠実度ではとても耐えられません又吸音材も多すぎます
オペラなど真中は良いのですが左右はメガホンです、低域も少し明瞭アップ
古典的味わいは減りますがジャンルを問わず聞く事が出来ます
レンジは広くないけれど精密な再現力は相当あります(ちなみにシルバー)
京都の国産箱を使ったことがありますがやや剛直な方向です

56: HPD-315 :2007/09/24(月) 10:59:33 HOST:202-41-211-170.dc.ctc.ad.jp 今HPD-315にJBLの077を乗せています。ありあわせのネットワークなので5000Hzでカットしていますが、ツーイターの使い方教えていただけますか?
やはり高域不足の感があったので鳴らしてみると、低域から広域まで音が膨らんだような感じで気に入っています。
以前は、D-123と077で聴いていました。300Bシングルアンプにして期待しましたが、D-123はいまいちだったのです。

57: パルジファル :2007/09/24(月) 17:26:30 HOST:wacc1s2.ezweb.ne.jp 077に支配されるのをなるべく避けて、25Khz〜30Khz辺りでクロスさせてはいかがでしょうか。
カットした裾の部分のみをうっすらと乗せるって感じです。

58: HPD-315 :2007/09/26(水) 08:09:49 HOST:202-41-211-170.dc.ctc.ad.jp >57
ありがとうございます。HPDはせいぜい20Khzくらいまでかと思いましたが、25khzですか?
試してみます。

59: HPD-315 :2007/09/28(金) 16:25:32 HOST:202-41-211-170.dc.ctc.ad.jp ローカットフィルターは、コンデンサーをどのように選べばよいのでしょうか。
仮に15Khz、20khz、25khzの場合。全くしろうとなのでご教授ください。

60: ビックリマスダ :2007/09/28(金) 16:38:15 HOST:p4034-ipad212niho.hiroshima.ocn.ne.jp HPDはせいぜい20Khzくらいまでかと・・・私もそうだと思いますよ?クロスオーバーが
1kHzですから、ツイーターで1kHzから20kHzまで、カバーしてますから、いっぱいだと
思います・・・

61: ビックリマスダ :2007/09/28(金) 16:39:29 HOST:p4034-ipad212niho.hiroshima.ocn.ne.jp 10インチのスピーカーだとクロスはもう少し高いかも1.5kHz位か?

62: パルジファル :2007/09/28(金) 20:20:17 HOST:wacc2s2.ezweb.ne.jp >59

077も高域側上限は20Khz位までですから、HPD-315様の場合は当然ながら「広帯域化」が目的ではなく「周波数バランス」とか「質感」の改善が目的で077ツイーターを追加していらしゃるのではないかと、勝手な想像をしておりますが・・・

HPDの能率が100db弱?、077の能率が約105dbですから、20Khz超からコンデンサーで077の低域側をカットしますと、クロスオーバーを25Khzに設定するか30Khzは、ボリューム(全体の周波数バランス)の問題だけで、再生帯域の上限はさほど変わらないですから、後はカットアンドトライで適当なコンデンサーを選択されると良いのではないかと思います。

なので、もし周波数帯域を拡張されたい場合は、話しは全く別でして、077以外のツイーターをご検討なさる方が良いでしょう。

63: iichi :2007/09/28(金) 21:04:27 HOST:p02b7cc.aicint01.ap.so-net.ne.jp HPD−315さんは、HPD−315のエネルギー・レベルとロールオフは、どの位置にしておられますか?

64: HPD-315 :2007/09/29(土) 07:28:44 HOST:ntszok177130.szok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp ↑HPDを聴きだして半年です。当初高域の不足感がありましたのでいずれもMaxで設定しています。
正直、高域の音が分かりません。ギターやピアノ、バイオリンのきれいな音は明らかですが、シンバルや高域のインパクトが欲しいと思いましたので。
「両ねらい」は無理かも知れませんね。

65: パルジファル :2007/09/29(土) 08:48:08 HOST:wacc3s3.ezweb.ne.jp シンバルの音色がよく聴こえないということは、10Khz辺りから上に問題があるのではないでしょうか。
部屋の問題か、アンプの問題か、SPの問題か、先ずは原因を特定されることが改善への近道でしょうね。

「両ねらい」は、「バイオリンもシンバルも」という意味では可能だと思いますが、「装置の個性を活かしながら・・・」という意味ではナカナカ難しいところですね。

66: V-LZ :2007/09/29(土) 17:35:51 HOST:server12.janis.or.jp iichi様;タンノイのシルバー、レッド、ゴールド、HPD、のそれぞれの音の特徴は
どの様でしょうか?又タンノイの場合はサランネットも大変重要だと思いますがどうでしょうか?
ぶしつけの質問ですがーー。

67: iichi :2007/09/30(日) 05:57:29 HOST:p02b7cc.aicint01.ap.so-net.ne.jp >64
両方MAXですか。
自分もパルジファルさんと同意見で、システム自体に問題があるような?
(ちなみに、ロールオフは、ツマミ、左側が通常レベルで、右に1→2→3と回す程、5Kzあたりから、
 高域側が減衰していく率が高くなりますよ。 エネルギーレベルは、真ん中位置が通常ですよ。)

>66
自分は、シルバー、レッドは、使用した事がないので、分かりません。
又、ゴールドとHPDを並べて比較した事がないので、音の特徴は、良くわかりませんが
どちらもタンノイらしくて、良いスピーカーだと思います。
サランネットは、無い方が澄んだ様に聞こえますね。

先日、ESS + TANNOYを皆さんに聴いてもらいました。
(ロールオフ2、エネルギーレベルMIN2、コンデンサー3uF)
聴くソフトに寄って高域に角がある様に感じられましたが、その時は、音量を通常より上げてたので
自分の聴く音量なら問題なしとの判断でした。
自分を含めて7人になってしまい、試聴というより、雑談会で終わってしまった様な。
メンバーの中で、もっとじっくり聴いてみたいと言う方がおみえで、今日、聴いてもらいます

68: HPD-315 :2007/10/02(火) 18:24:18 HOST:202-41-211-170.dc.ctc.ad.jp >66
 シルバー、レッド、ゴールド 聴き比べたいですね。
 お店では、シルバー以外聴いたことありますが、やはりじっくりと聴かないと結局分かりませんでした。
○ノオーデイオで「プラチナ」を入れたGRFというのも聴かせてもらったんですが、どうでしょうか?
いろいろ聴きたくて、東京へ行くときには必ず秋葉原へ行きます。名古屋まで車で行ったこともあります。
オフ会なんぞあって聴けるといいかな、と思います。
何かのサイトで教えてくれた、長野県原村のMUsicaのオートグラフは最高だとか。

69: ビックリマスダ :2007/10/03(水) 15:59:29 HOST:p1009-ipad211niho.hiroshima.ocn.ne.jp HPD-315さん、それらの聴き比べは、大変難しいと思いますよ、同じ部屋での
聞き比べで無いと意味ないし、そうなるとVLZ位しか可能性が無いと思います
、これでもオリジナル箱、国産箱とか色々ですしね?MUsicaのオートグラフ聴いてみたい
ですねー。上手く鳴っているオートグラフは素晴らしいですよね・・・

70: 角ゲツタ :2007/10/03(水) 16:24:49 HOST:i220-109-71-11.s02.a020.ap.plala.or.jp 最近あちこちでハイエンドオーディオを売却
皆さん古典機器にお戻りになられるようで・・・・

71: ビックリマスダ :2007/10/03(水) 16:29:24 HOST:p1009-ipad211niho.hiroshima.ocn.ne.jp 角ゲツタさん、そうなんですかー、又ビンテージが高くなるかも?私も使ってみたい
けど、なかなか良い状態の物は少ないと聞いてますし、高いし・・・

72: 角ゲツタ :2007/10/03(水) 16:37:44 HOST:i220-109-71-11.s02.a020.ap.plala.or.jp そのような方々はすでにお持ちですから・・・・
アンプもスピーカーも50年以上前から確立されてます
最近のはSN比ばかり良くて実体感がないので飽きるのでしょう

73: ビックリマスダ :2007/10/03(水) 17:15:44 HOST:p1009-ipad211niho.hiroshima.ocn.ne.jp それとハイエンドでも、お金が有れば買えるけどビンテージはなかなか買えない、
所有する満足感も高いのでは無いでしょうか?

74: V-LZ :2007/10/06(土) 17:46:47 HOST:server12.janis.or.jp ビンテージは少々勉強しなければ買う結心がつきません。勉強を教えてくれる先輩が
徐々に少なくなり寂しい此の頃です。ボリュームをしぼった時のブーというハム音はこの機械は血がかよって居るかのごとき
暖かい感じがしてとても落ち着きます。

75: SX3NW :2007/10/06(土) 18:43:41 HOST:28.19.87.61.ap.yournet.ne.jp 就職してアパート住まいしていた頃、近所行き付けのレコードショップが店をたたむ
ことになりました。店のご主人が高齢となって後継ぎもいない。またレコードのCD化、
ビデオやレーザーディスク等の映像主体となってしまったのも原因らしかったです。
ということで外盤投売りセールに出動。

その際仲良しだったご主人が店内のSPを2本5万円で引き取ってくれないかと・・・
当時、ロータリーエンジン車の経費・維持費に大枚使っていたので5万円は大金。
それより幅60cm高さ1m以上もあるSP2箱なんて狭いアパートに持ち込め
ない。さらにブルースやロックにゃ似合わない地味なルックスのSPでした。

あとで勉強したらあれは古い古いレクタンギュラーヨーク・・・
JBLなら無理して背負ってでも奪取したでしょうが、タンノイにゃ興味がなかった。
あちゃ〜ぁぁぁ。モニターゴールド入ってたんや(惜)
後々、ネットに張られてたくすんだ金バッチ(ロゴ)思い出して何度も嗚咽(爆)

76: 素人 :2007/10/07(日) 23:14:22 HOST:proxy3102.docomo.ne.jp HPDですが、アキュE-305って合いますか?
ロックが聞きたくなりました。ご助言お願いします。

77: パルジファル :2007/10/08(月) 09:49:11 HOST:wacc1s5.ezweb.ne.jp 低音が膨らみ過ぎずハギレが良く、中域のエネルギーが充実したスピーカーを追加されるのが手っ取り早いのではないでしょうか。

78: iichi :2007/10/08(月) 14:18:14 HOST:p02b7cc.aicint01.ap.so-net.ne.jp HPDは、クラシックや女性ボーカル向きでないでしょうか。
自分は、ロックは、JBL4301や、ボーズの301Uで、聞いてました。

79: HPD-315 :2007/10/09(火) 19:14:59 HOST:ntszok188228.szok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp V−LZさん、ハムはなくならないのでしょうか?
確かに生きている鼓動のようですが、クラシックの静寂と怒涛のような音響の間でハムが気になるのです。
機械のことがまったくしろうとですが、アンプにボリュームを入れてもハムは消えません。
まったくの無音状態を保つのは無理なのでしょうか?

80: ビックリマスダ :2007/10/10(水) 11:51:14 HOST:p5010-ipad206niho.hiroshima.ocn.ne.jp SX3NW さん、ゴールド入りのレクタンが5万でしたかー?それは超残念ですねー
ユニットだけでも30万は下らないですぜ・・・

HPD-315 さん、そのハムってアンプからですよね?電源のノイズかアンプ自体が悪いのか?

81: SX3NW :2007/10/11(木) 01:54:19 HOST:28.19.87.61.ap.yournet.ne.jp げげっ・・・・ゴールド30万・・・(泣)
実はその後、レクタンと同じような体積のボザーク入手して部屋狭!

82: V-LZ :2007/10/11(木) 19:27:45 HOST:server12.janis.or.jp 79>私どもの経験ですとトランジスターのアンプが管球アンプに変わるときの時代を
経験した物ですからこのような表現をしました。それまでは常にブーっというハム音がしているのが普通で
無音のアンプはなかったと思います。トランジスターアンプの優れた点としてハム音のなさを
PRしていたとおもいます。20年程はトランジスターアンプ全盛でハム音などは論外でしたが此処に来て
再び管球アンプがチラホラと登場しております。ハム音も昔のアンプよりは静かですが気になる方は管球アンプは使えませんね?
ハム音がするのを承知して真空管の音の好みを優先して使用しております。
最近購入したデジタルアンプはぜんぜんハム音はしませんがなにか物足りなさを感じます。

83: 黄金のアンコール :2007/10/11(木) 20:11:56 HOST:x014116.ppp.asahi-net.or.jp 今の真空管アンプは、まともなものならハムが出るようなものは無いと思います。
素人の自作のアンプでも100dB位の高能率スピーカーに繋ぎ、深夜に至近距離
で聴いてハム音が気になるようであれば、私的には失格なアンプです。タンノイ
は能率90dB強ですから、ハムが気になるようであれば、今の真空管アンプであれ
ばやはりどこかおかしいと思います。

84: 角ゲツタ :2007/10/11(木) 22:38:14 HOST:i125-202-73-53.s02.a020.ap.plala.or.jp 残留ノイズはなかなか取れない・・・

聴感でバイアスを調整しながら音決めできれば一人前

85: 黄金のアンコール :2007/10/12(金) 09:01:41 HOST:softbank219048165034.bbtec.net 残留ノイズは、最低でも0.7mVまでに抑えたい。出来ることなら直熱管であっても
0.3mV台以下したいですし、現在の技術水準ではそれほど困難ではありません。こ
のくらいになれば、アルテックのような高能率スピーカーでも非常に静かです。

>聴感でバイアスを調整しながら音決めできれば一人前
一応、先にロードラインを引いて、設計に近似させたバイアスにするんですが、最後
は自分の耳で一番良くなるバイアスに追い込みます。でも、自分でアンプを設計して
作る人はみんなそういうふうにしていると思いますけど。

86: 角ゲツタ :2007/10/12(金) 10:10:28 HOST:i60-34-206-214.s02.a020.ap.plala.or.jp そうですか?
音の立つところが一ヶ所だけあるんですよ
ただし時々合わせ直さないとずれますが・・・

87: 黄金のアンコール :2007/10/12(金) 11:57:26 HOST:softbank219048165034.bbtec.net 私の知り合いのアンプビルダーが、そういうポイントの事をスィート・スポット
と言っています。厳密に合わせるとなると、同じ球でも特性の違いやメーカー、
製造時期の違いでも変ってきますし、時々あわせなおさなくてはいけない状態に
なる場合もあるでしょうね。

88: V-LZ :2007/10/13(土) 19:48:08 HOST:server12.janis.or.jp 大変貴重な御意見有り難うございます。スィート・スポットをさがすにはどの様にすれば
よいのか教えて下さい。ド素人なものでして!

89: 黄金のアンコール :2007/10/15(月) 10:50:38 HOST:softbank219048165034.bbtec.net スィート・スポットをさがすのは、基本的にアンプの設計者です。自己バイアスなら、
カソード抵抗やプレート抵抗を変えていき、音質の一番良くなるバイアスの深さやプ
レート負荷を見つけ出します。このポイントは机上での設計値どおりにならないこと
も多いですので、実際にヒアリングしながら試行錯誤するしかありません。

90: SX3NW :2007/10/15(月) 14:01:22 HOST:28.19.87.61.ap.yournet.ne.jp 小生はハムやノイズにゃあまり頓着してません。SPに耳傍立ててリップルが
出てるなんてほざく輩は球アンプなんざ使わなきゃイイんです(だははは)
もっとも程度の問題で試聴位置で聴こえたらたまりませんけどね(笑)

イントラ直3シングルですから無音というわけにはいかない。NF掛けりゃイイ
んでしょうが音がつまらなくなる。スウィートスポット?の件もAC電圧の変動も
あるからあまりシビアに追求するのも難しい・・・。
定電圧・定電流回路使うとまた平面的な音になるしねぇ。

電源も簡単なチョークインプットが躍動感ある音がするし。

91: 黄金のアンコール :2007/10/15(月) 14:38:38 HOST:softbank219048165034.bbtec.net 残留雑音ですが、
無帰還直熱三極管シングルでも、私のSG−50のアンプでは、Lch0.26mV 
Rch 0.35mVにおさまりました。このくらいだとアルテックでも非常に静か
ですし、タンノイ・スターリングだとスピーカーに耳をつけてもノイズは何も聴
こえません。フィラメントを直流点火して慎重にセオリーどおりのアースラインの
配線を行えば、B電源のコンデンサ容量がさほど大きくなくても現代のソリッドス
テートアンプと同等のノイズレベルには出来ます。私のSG−50の場合には、グ
リッドチョークを使っています。仮にイントラを使ったとしてもノイズレベルに関
しては一緒でしょう。

私のEL34三結シングルの場合、出力段のスィート・スポットは管の銘柄によって
大きく異なります。現状は、手持ちのムラード(xf1)のNOS球に合わせてあり、
プレート375V、カソード25V、プレート電流69mAとしてあります。ほとん
どテクニカル・マニュアルにある推奨動作例に近似していますが、プレート電流を今
と同じ69mAにした場合、現行の廉価球エレハモEL34使用の場合では、プレート
電圧を20V程度下げた355Vくらいでないとしっとりとした美しい響きが得られ
ません。ムラード(xf1)は今や希少でとんでもない価格になってしまっていますが、
アンプの動作点を変えずに1本¥1600程度のエレハモに交換した場合、音ががさつで
がっかりします。が、エレハモに合わせて動作点を変えてやると、実勢価格に10倍
以上の開きがあるほどの音質差はなく、かなり気持ちよく聴けるようになります。

真空管を差し換えれば音は変りますし、同じEL34でも良い音のする球、良くない
銘柄の球が出てきますが、評価の良くない球のスィート・スポットに合わせて比較する
と、その差がびっくりするほど縮まります。つまり差し換えたときの球の評価は、使用
したアンプ固有のものであり、他のアンプではそれほど差が出なかったり、違うアンプ
で比較した場合、評価が逆転する場合もあります。

92: SX3NW :2007/10/15(月) 15:26:49 HOST:28.19.87.61.ap.yournet.ne.jp 松下の6CA7/EL34を大量に持っていたんで買いませんでしたけど、昔はシーメンスでも
テレフンケンでも@1500円で山盛りに積んでありましたね。今じゃ陰形もない。
あっても無茶高い。VT62だって@2500円。今は@1万円ですからね〜。

先日試しにJJのEL84を6BQ5(3結pp)アンプに使ってみましたが十分使えました(嬉)

93: HPD-315 :2007/10/15(月) 19:00:55 HOST:202-41-211-170.dc.ctc.ad.jp ハムのこといろいろ勉強させていただきました。回路のことが分からないのでこれからこつこつ直せるところをやっていきます。
初任者はやたらと手を付けたがる、という傾向が自分を見ていて分かります。なかなかじっくり待てないです。
例を挙げると、プリをつけたらいい音になると思い安い管球プリを買ってしまい後悔しました。
なんやかやで10万円くらい使ってしまいました。(けっこう良いプリが買えたかも)

94: バークレー :2007/10/25(木) 18:03:28 HOST:i60-35-46-160.s02.a001.ap.plala.or.jp すみません。質問です。HPD385バークレーですが、
左右で音量が違います。ユニットは先日修理して戻ってきたのですが、
ネットワークの故障でしょうか?またユニットからネットーワークは
4ピンのコネクターでしたが、ネットーワークを外すのにスピーカーターミナル
からネットワークは4ピンになっていますか?お願い致します。

95: V-LZ :2008/06/08(日) 15:33:33 HOST:server121.janis.or.jp 94)メーカーで御相談ください。私もバークレーを持っておりましたが手放しました。
やはりタンノイの場合はV-LZまでがタンノイの音だとおもいます。

96: iichi :2008/06/09(月) 07:42:57 HOST:p026062.aicint01.ap.so-net.ne.jp 自分の経験からですが、思い込みで、スビーカーの故障と思ってて、実は、別場所だったりしますよ。
スビーカー、スビーカーコードなんかを、散々、いじったりしてたら、バワーアンプ以前の問題だったりして、、、。

97: 銀 :2008/06/10(火) 17:06:28 HOST:i220-109-7-254.s02.a020.ap.plala.or.jp
ネットワーク部品のハンダを再ハンダすると直る場合あり(低域も出るようになる)

98: Mechanical :2008/06/10(火) 17:44:37 HOST:softbank219056080051.bbtec.net >94
スピーカーが悪いのかどうか分からないのなら、
アンプのほうを変えてみてはどうですか?
スピーカーなんてそうスッ飛ぶものでもないし、中身を覗くのは難しいですから。
プレーヤーも変えたりして探るといいです。
結局スピーカーが原因ということもあるかもしれないですけど。

99: 冬の川 :2008/06/10(火) 20:05:03 HOST:p2065-ipbf01kanazawa.ishikawa.ocn.ne.jp スピーカーの端子とスピーカーコードの結合を、左右入れ替えてみても、音量差が逆転しなければ、スピーカーが原因でしょうね。

100: Mechanical :2008/06/10(火) 20:17:19 HOST:softbank219056080051.bbtec.net あ、その方法があったか。
全然気づかなかった…。




101: Mechanical :2008/06/10(火) 20:17:50 HOST:softbank219056080051.bbtec.net あ、その方法があったか。
全然気づかなかった…。

102: Mechanical :2008/06/10(火) 20:18:33 HOST:softbank219056080051.bbtec.net >101
すみません、間違えました。

103: V-LZ :2009/09/21(月) 14:48:34 HOST:server121.janis.or.jp 幻のコーネッタの情報をお持ちの方いませんか?お使いの方がいたらなお嬉しいのですが!

104: JBL :2009/09/21(月) 17:19:35 HOST:p4188-ipad13kanazawa.ishikawa.ocn.ne.jp 金沢市にある某オーディオ店にコーネッタありますよ。

105: ジークフリート :2009/09/21(月) 22:11:23 HOST:wb56proxy02.ezweb.ne.jp 「幻の」と言われながらコーネッタのタマ数が結構あるのは、本来HPD295A用にSS誌が企画した桜材のキットだったものを、箱のメーカーなんかが勝手に作った「コーネッタタイプ」が有るからなんでしょうね〜。

私の知り合いは、赤坂工芸社でVLZ用に米松合板のコーネッタタイプを作りました。
これにHPDなんか入れてもたぶん似合わんでしょうナ。

106: ii :2009/09/23(水) 02:08:45 HOST:p02666e.aicint01.ap.so-net.ne.jp コーネッタって、フロントロードになったタイプですね。
コーナーヨークは、よかったですか?
この辺、音の差が、どの様に、出てくるのですか?

107: ジークフリート :2009/09/26(土) 09:45:31 HOST:wb56proxy07.ezweb.ne.jp HPD295はゴールドやレッドより中域が薄いですから、そこへフロントロードをかけたのは上手いと思います。

iichiさんのタンノイもフロントロードが付いてますから、「飛び方」は似ているんじゃないでしょうか。

108: iichi :2009/09/28(月) 03:21:09 HOST:p02666e.aicint01.ap.so-net.ne.jp すいません。前のレス、名前、内容、チンプンカンプンで。
そうですか、中域の薄さをおぎなうには、良い方法ですよね。
自分のVLZは、左右にスリットを持つダブルバスレフです。
箱鳴りを極力、抑える方向で、25ミリ厚の無垢材を使用しております。

109: V-LZ :2009/10/11(日) 14:09:00 HOST:server121.janis.or.jp 私のV−LZはオリジナルですが少し加工してバイワイヤリング仕様にしてあります。
低音も不足なく出ておりますしバランスよく聴けていると思いますがアンプの性格をストレートの出しますので
特にパワーアンプは常に3種類接続しており聴くジャンルにより使い分けております。
プリもトランジスターと官球式2種接続しワンタッチセレクターで瞬時切り替えできる方式が完成し楽しんでおります。
V−LZのきめ細かい音は他では味わえないと思います。
コーネッタはSS誌で取り上げられまして(25年ほど前)ユニットを移し替えてのキット形式のものでこれならば
ジャンルにとらわれずにオールマイティーに聴けるのではと思っておりましたがどうなんでしょう?
明日コーネッタを聴けるチャンスに恵まれたので行こうとおもいます。
ちなみにTRパワーはマッキンMC-2300、球は211出力、と300B出力です。
もしかしてプリがポイントかもしれないと最近思っています。

110: 世直し奉行 :2009/10/11(日) 16:23:33 HOST:p1156-ipbfp701kobeminato.hyogo.ocn.ne.jp ワンタッチセレクター、欲しい!Pアンプもそれ用に欲しい!!

拙者もプリが音質、音色のキメテ?キーポイントと常々思っています。

111: SATIN派 :2009/10/11(日) 17:33:59 HOST:br1031.jig.jp オーディオの不思議
接続機器を弄ってそれぞれに音作りしプリに通せば、その音はする。
プリを弄ってそれらを通せばプリの音がする。
球プリでメインが石でも球の良さは出る。
プリ(或は接続機器)が石でもメインが球なら球の良さが出る。
球プリで出力して石で録音再生しても球の良さは解る。

かといって必ずしも球だから良いわけでもない。

112: 世直し奉行 :2009/10/11(日) 18:09:02 HOST:p1156-ipbfp701kobeminato.hyogo.ocn.ne.jp 納得!左様で御座います。全く同感、異議なし。薀蓄大変意義がありました・

113: V-LZ :2009/10/25(日) 17:06:09 HOST:server121.janis.or.jp コーネッタ風コーナー型SP聴いてまいりました。かなり大きく我が家では無理です。
これを導入するにはまず部屋の確保が必要になり今は諦めます。
その音は高音部はそのままに豊かな低音はV-LZではとても及ばずストレスを感じない音質でした。
これならばジャズも楽しめそうですがーーーアンプの性質もモロに出しそうなのでまずは空間(部屋)の確保ができなければ先に
進めません。

114: まるちゃん :2010/11/04(木) 18:55:26 HOST:p8146-ipngn1801marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp タンノイ使いの皆さんにお伺いします。
モニターゴールド時代のタンノイに標準で付いていた、もしくは使用していたスピーカーケーブルについて何か上方をお持ちのほうがあれば、ご教授いただけませんか?

115: ビックリマスダ :2010/11/05(金) 14:59:07 HOST:p1195-ipad207niho.hiroshima.ocn.ne.jp もうその時代も内部配線はバンデンハルではなかったでしょうか?
OFCにシルバーメッキした撚り線だと思います。

TFCに書き込んだほうが良いかも?

116: まるちゃん :2010/11/05(金) 20:30:50 HOST:p8146-ipngn1801marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp  ビックリマスダさん、ありがとうございます。
バンデンハルですか?この時代のケーブルを販売しているようなところはご存じないですか?

117: 大昔のVLZ使い :2012/08/21(火) 14:45:44 HOST:softbank126090224139.bbtec.net ご無沙汰して居ります

>>30で書きこした大昔の・・・です。

昨日の8/20偶然にもVLZ再入手しました
住居の前、道を挟んでリサイクル店のバックヤードが有ります
昨日は多くの荷物をトラックから降ろしていて、賑やかな声に窓から覗いて見ました

ピアノ椅子に、安オーディオラック、OTTOらしき3wayスピーカー
「ボロばっかりやなー」
暫らくしてトラックが出ると見覚えの有る6角形が2個
「まさか」と思い急いで3階から降りて見ると・・・正にタンノイ
それもVLZが付いているでは有りませんか、

箱は残念ながらコーネッタでは有りません
4Pコネクターをクリーニングの為にユニット外しました。

DC-R測った所LFは5,OΩと5,1Ω、HFは2本共に9,1Ω
HFのダイヤフラムはレッド時代の15Ωを継承しているのだろうか?
ご存知の方居られましたら御教授下さいませ。

購入金額は、ロングピース1カートン程
オーディオジャンク王様のHPに写真ウプしています。

118: たそがれ :2012/08/21(火) 21:55:54 HOST:FL1-118-110-104-100.myg.mesh.ad.jp ボロ儲けですね。もちろんネットワークも付いているかと思います。
ユニットいじってねいのがいいですねぇ〜
あの金色のカバーがきれいです。大事になされてください。
ちなみにユニットはモニターゴールドです。
VLZと言う似ていますが、華奢なユニットが別にあります。

119: 大昔のVLZ使い :2012/08/22(水) 20:17:27 HOST:softbank126090224139.bbtec.net たそがれ様
角フレームのゴールド、LSU/HF/VLZ/8です
ロールオフとエナジーのスイッチをフラックスクリーナーで洗浄後
接点には和光チタンOILを薄く塗布
シャフトとクリックボールには白色モリコートを塗布し、
接点の抵抗値を確認して本日の作業終了です。

お約束の25μFと8μFも発注しました。

120: 大昔のVLZ使い :2012/08/22(水) 20:31:35 HOST:softbank126090224139.bbtec.net このコーナー箱は大した音は出ないと思います
知人がAXIOM-80のARU付き箱で鳴らしていましたが、
VLZの魅力は薄れています(低音は出ますが)、
オリヂナルVLZの箱だけ出ないかなぁ〜

121: たそがれ :2012/08/22(水) 23:07:33 HOST:FL1-118-110-104-100.myg.mesh.ad.jp 整備お疲れ様です。
何かとジャンクは良い人の手に渡るようです。転売して儲けようと考えていると
人には渡りにくくなっているように思えます。

よく見ますと薄いアルミのフレームのVLZのようですね。
このユニットの注意点エッジが紙なのですり減っていたりひび割れがありましたら
早めにビスコロイド代替品等でお手当を!
光にかざしてみてください。

122: 大昔のVLZ使い :2012/08/23(木) 04:54:21 HOST:softbank126090224139.bbtec.net


>>121
おはようございます
還暦過ぎた5人が三交代勤務の職場ですので
休日でも今の時間に起きてしまいます(笑)。

ビスコロイド無塗布の独逸製ユニットのメンテナンスに
救急箱に合ったコロスキンを使った事が有ります。

LSU・・・の方はエッジ大丈夫なやうです
コーン紙を均等に押して見ましたが、異音も出ず2体共ストロークの手応えはOKで、
退色以外は問題無い「当たり」かと思います。

123: 大昔のVLZ使い :2012/08/23(木) 11:23:27 HOST:softbank126090224139.bbtec.net アルヌコ磁石の減磁が心配ですが・・・
某ショップでスカスカ音のランカスター(10吋GOLD)聴いただけに心配(--;;
数日中にネットワークのCが着きますので交換後に音出しします
硬質な音が出れば一安心ですが。

124: 大昔のVLZ使い :2012/08/23(木) 13:28:05 HOST:softbank126090224139.bbtec.net ランカスターは12吋でした(恥)

125: VーLZ :2012/08/26(日) 14:20:46 HOST:server121.janis.or.jp 大昔のVLZ使いさま
現役復帰おめでとうございます。
VLZの奥深さをお互いに楽しんでいきたいと思いますので何か特別の事が
あればお教えください。

126: 大昔のVLZ使い :2012/09/06(木) 15:22:33 HOST:softbank126090224139.bbtec.net 特別の情報でも無いのですが
ネットワークの25μFと8μFは高確率で不良です
無極性電解コンデンサーで欧州製、現在では性能維持まず無理
最初SOLENに8,1μFが有るので調べましたが在庫が有る店無し、
横浜ベイサイドネット オンラインショップで
デイトン8,2μFと25μF見付けました
4個で送料込み\3,690
25μはネットワークカバーにピタリ
あと1mm長くてもカバーが付きません。

127: RW-2 :2012/09/06(木) 18:09:08 HOST:126.114.150.220.ap.yournet.ne.jp >>無極性電解コンデンサーで欧州製

タンノイは英国ですからプレッシー社製でしょか。40年経ってますから仰る通りまずアウトでしょね。

耐圧の高いフィルムコンを精々数V〜20V程度のSPネットワークに使いますと調子が出るまでに数年も
掛かかったり。アンプの電源部や球アンプのカソードにぶら下げて促進という荒業もあります (略)

128: 大昔のV・・・改名、ぢゃんく王子 :2012/09/14(金) 18:39:59 HOST:softbank126090224139.bbtec.net RW-2様
なるほど、思い付かない技
カソードパスコンに持って行ったら、その間は・・・・・
多分85歳位までは生きると思ふので、このまま(^^

思い掛けない音楽が琴線に触れるVLZ
歌謡曲でもぽっぷすでも。

129: 大昔のV・・・改名、ぢゃんく王子 :2012/09/14(金) 18:41:18 HOST:softbank126090224139.bbtec.net RW-2様
なるほど、思い付かない技
カソードパスコンに持って行ったら、その間は・・・・・
多分85歳位までは生きると思ふので、このまま(^^

思い掛けない音楽が琴線に触れるVLZ
歌謡曲でもぽっぷすでも。

130: RW-2 :2012/09/16(日) 11:36:13 HOST:126.114.150.220.ap.yournet.ne.jp 拙者には荒業テクが数多くあり、それらを駆使しますとHPDユニットでもレッドやゴールドの音が出せます (略)

131: 大昔の・・・・・ :2012/09/20(木) 19:09:50 HOST:softbank126090224139.bbtec.net ほんまかいな、そうかいな、え〜

132: 大昔の :2012/10/24(水) 10:13:36 HOST:softbank126090224139.bbtec.net RW-2様 「ほんまかいな・・・」このギャグはご存知?
そうで無ければ大変失礼しました(^^;

VLzが来て2ヶ月
昔、涙で手放したオリジナルエンクロージャの「スピーカーが消える浮遊感」
は有りませんが、益々音色に魅力を増す日々です。

133: RW-2 :2012/10/24(水) 10:54:29 HOST:201.77.112.219.ap.yournet.ne.jp >>ほんまかいな

コーン裏の補強リブをカッターで削ぎ、ロールエッジをフィックスドエッジに。
高域補正を外した単純なNWにします。よするにコーンストロークを抑え、かつ
コーンの分割振動をしやすいようにしツイーター帯にかぶせ中域を厚くします。

所有者の意向でエッジが朽ちたさいに荒業でいにしえ化処方しました。見事に
成功し所有者(球アンプ使用)も満足しています。拙者はHPDの方が好きなんですけどね(略)

134: 大昔の :2012/10/24(水) 13:48:36 HOST:softbank126090224139.bbtec.net むぅ〜ぅぅぅ

たしかにあのリブはエッジ張替えには難物ですね
リブを削除とは考えも及びませんでした。

VLzでDITTON66のような含みの有るボーカルが聴ければ・・・
ZARD、いずみちゃんファン(爆)

135: タノキチ :2015/07/26(日) 02:55:51 HOST:KD106158177201.ppp-bb.dion.ne.jp タンノイの3lz父の遺品にあるんですが いくら位で売れますかね?

136: 玉の井(処方箋漬け) :2016/04/15(金) 12:34:12 HOST:ai126174075011.26.access-internet.ne.jp
売るなんてもったいない。レストアして末永く使っていきましょう。
小さくて場所もとらないですし。

137: アラン・ドロン :2016/04/16(土) 17:21:44 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
お父様の遺品を売るなんて、止めたほうがいいと思います。
VLZをネットで見ました。中型位で、密閉型ですね。
改造するのは、いいと思いますが-----。
1970年代初頭の発売ですね。


RW-2さんのおっしゃるとおり、ネットで見るとコンデンサーは、
ぷれっしーと書いてありました。英語で。そしてTCCとも
書いてありました。緑色のコンデンサーでした。

中古市場でも見かけないですね。あまり売れなかったのでしょうか。

138: 玉の井(処方箋漬け) :2016/04/22(金) 10:34:27 HOST:ai126166165154.48.access-internet.ne.jp
いやあ、これは売れたでしょう。

139: 影なびく星 :2016/10/03(月) 10:32:34 HOST:ZL156116.ppp.dion.ne.jp 3LZ(レッド)をコーネッタで聴いております
苦節3年、求めていた音、再生が可能となりました

140: 玉の井(処方箋漬) :2016/10/04(火) 07:15:59 HOST:ai126170025225.41.access-internet.ne.jp クラシック or ジャズ or ALL

141: 影なびく星 :2016/10/07(金) 18:24:32 HOST:ZL156116.ppp.dion.ne.jp クラシックです

142: ジークフリート :2016/10/08(土) 17:50:13 HOST:p187089-ipngn200205okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 〉139
「幻のコーネッタ」と呼ばれるくらいですから、まだモノホンにお目にかかったことが御座いませんが、想定のユニット(HPD295)は短期間使用したことがありまして、甘酸っぱい思い出?というか・・・
前にも書きましたが、どうも近所に潜伏しているらしいインペリアル工芸社製のコーネッタ(レッド入り)でもいいから早く出てこないかな?と長年待ち侘びているところです。

143: アラン・ドロン :2016/10/09(日) 08:30:46 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
アーデンが、近くのオフに置いてあります。

私としては、同軸型のユニットはどうも---

144: 影なびく星 :2016/10/09(日) 08:43:39 HOST:ZL156116.ppp.dion.ne.jp >142
一応ステレオサウンドオリジナルということで落札ました
確かに13層の合板ですが真偽のほどはわかりません
レッドの不具合にずいぶん泣かされました
結局レッド入りのSP(VLZ風)をさらに一セット落札して、ユニット
だけ流用しました
インペリアル工芸のコーネッタ、ゲットできるといいですね

145: ジークフリート :2016/10/09(日) 10:22:31 HOST:p187089-ipngn200205okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 〉144

瀬川冬樹さんが設計に関わったSS誌オリジナルのコーネッタでしたらHPDユニット前提ですが、もちろんそんなことはご承知で、苦労も覚悟された上でのレッドユニット搭載と思います。
それが、3年で思いどおりに鳴らせるとは、影なびく星さんの努力の賜物でなのでしょうね。(既製品でも3年ではなかなか・・)

因みに当方は、ゲットするつもりはなくて(二組の装置で二部屋使っておりまして、新たな部屋でも確保出来ない限りスピーカーの増設は無理なので)、いままで聴いたオートグラフ(レッド・ゴールド)やGRF(シルバー)やVLZ(タンノイのオリジナルと称する硬い箱でレッド入り)などと、どう違うのかナ?という、野次馬根性のみで御座いまして、お恥ずかしい限り。

146: 影なびく星 :2016/10/10(月) 10:03:30 HOST:ZL156116.ppp.dion.ne.jp ジークフリートさん、ゲットではなく試聴が目的なんですね
失礼いたしました、コーネッタには随分苦労しましたし散財もしました
しかしそれだけの価値はありました、ただ私が勝手にいい音だと
騒いでいるでけで、ジークフリートさんがお聴きになれば、首をかしげる
こと必定かもしれません

147: ジークフリート :2016/10/10(月) 13:39:55 HOST:p187089-ipngn200205okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 〉146
愛着あるスピーカーと出逢えて、イイ音で楽しく音楽が聴ける・・・もし、独り善がりだとしてもそれで十分幸せじゃないですか。(当方なんか、不幸にも、未だにコレゾ!と言えるようなスピーカーに出逢えていませんし、我が家でもイイ音だなぁ〜と思える瞬間はごく僅か。)

それにしても・・過去に聴いたVLZ(赤)は、硬くてちっちゃな箱に入っていたり、よくある?国産インキャビネットだったりで、カッチリ若しくは率直という印象でしたが・・・それが十分な容量の箱を得たらどれ程の深い陰影が聴けるのか?とか、一番に聴くとすればリヒターかアーノンクールか?とか・・・聴いてみたいもんですねぇ。

148: 玉の井(処方箋漬) :2016/10/11(火) 06:59:45 HOST:ai126244092139.61.access-internet.ne.jp >147 (当方なんか、不幸にも、未だにコレゾ!と言えるようなスピーカーに出逢えていませんし、我が家でもイイ音だなぁ〜と思える瞬間はごく僅か。)

 なんかいつも何かにつけて結論はそこに行くわけで、毎回毎回おもしろくありません。
 超マンネリ。
 少し発展性のある書き込みにしましょう。

149: 影なびく星 :2016/10/11(火) 11:13:29 HOST:ZL156116.ppp.dion.ne.jp >147
リヒター私も好きです、イートンも短期間聴いておりましたが、コーネッタは大きな箱
ですから再生にも少し余裕がでます、私はSN比、ワイドレンジ、やれ
高域が、中低域がなどとは無縁の人間ですからそれなりの音、音場が鳴っています
ジークフリートさん、可能であれば一度聴いてみてくださいな

150: ディラン :2016/10/12(水) 10:26:06 HOST:nptky302.jp-t.ne.jp VLZ国産箱入りは母に買ったのですが、お話を伺っているとマイスペースに持って来たく為ります。でもそうすれば箱が気になるのは必定なので我慢。確かに10インチは箱の容量や構造、材質で出音が大きく変わるのは他のユニットと同じでしょうしタンノイ同軸ならば更にと思います。
今はメインの方に係っきりですからその余裕は有りません。

151: センモニフェチ :2016/10/14(金) 08:44:02 HOST:113x32x15x182.ap113.ftth.ucom.ne.jp 箱はもういい固体がないよ。
手作りも無理。
しかしもし良品がてにはいるならVLZに100万はだしてもいい。
連絡乞う。

152: アラン・ドロン :2016/10/16(日) 09:00:00 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
私は以前は自作派でした。

153: センモニフエチ :2016/10/18(火) 22:04:04 HOST:FLA1Aba192.fko.mesh.ad.jp HEY GUYS

151の書き込みは漏れの名前を騙ったニセ者です。
漏れはタンタルアロイの製品は触ったことも聴いたことも有りません。

COMING SOON。

154: アラン・ドロン :2016/10/20(木) 16:54:11 HOST:softbank219168067040.bbtec.net 字体の大きさが違いますね。

155: 初心者 :2017/10/29(日) 12:24:58 HOST:131.252.149.210.rev.vmobile.jp ゴールド入りタンノイ純正3lzインキャビネットについて、どなたかご存じでしたらお教え頂きたいことがあります。
前期、後期でスピーカー端子、ユニットのフランジ形状、ネットワークなどに違いが認められますが、キャビネットの材質、造りに変更あるでしょうか?
後期はバッフル、裏板が合板、それ以外はパーチクルボードというのは確認しました。
前期は全て合板という記述を見た記憶があるのです。
これだけ異なれば、前期もコレクションする価値があるのでは、と妄想しているタンノイ愛好家です。

156: 薬漬け :2017/10/29(日) 15:46:51 HOST:west23-p203.eaccess.hi-ho.ne.jp

>>155 初心者さん、はじめまして。

仰るところはよくわかります。
あいにく、私のIIILZも後期型なので参考にはならないのですが……。

ただ、レクタンギュラーヨークで何度か書いたのですが、このシリーズは前期と後期とでは
材質が異なります。
なのでIIILZも、モニターレッドがビルトインされていた時代まで遡ると「?」となるかも
知れませんね。

因みにSS誌16号でのIIILZ解説のところで、エンクロージャーは「ランバーコア使用」と
いう記載があります。これが全体を指しているのかどうかは不分明です。

あまりお力になれずにすみません。

157: アラン・ドロン :2017/10/29(日) 16:01:53 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
私が20年位前まで、よく自作していた時に、ホームセンターで
買って、カットしてもらったのが、シナ・ランバーコア材でした。

これは、中の角材がぴったりくっついているかどうか判らないそうです。
確かな事は私にも判りませんが、隙間があると(ほんの何ミリかだと
思いますが)両方の突き板の厚み分しか板厚がないという事に
なりますね。

また、中の心材(角材)も軟らかく、あまりスピーカー用には適していない
そうです。

気乾比重は0.45近辺です。やはり、軟いです。

スピーカー用の箱としては、0.6から0.7位の間が良いそうです。
硬すぎず軟すぎず、重すぎず、軽すぎずです。

158: RW-2 :2017/10/29(日) 18:12:34 HOST:65.231.241.49.ap.yournet.ne.jp >後期はバッフル、裏板が合板、それ以外はパーチクルボード

初期モノで全パーチクルボードの物も見たことがあります。レッド入りもバッフル、裏板も
パーチクルボードのもあれば合板もあります。補強が入らない箱ですべて合板だと軽過ぎて
音のためにも良くないので、天地左右はパーチクルボードにしてるんじゃないでしょか。

もっとも海外製品は意外に無頓着で、あるものを使う、入手できたものを使うという大らか
さですからいろんなタイプがあったと思います。

>エンクロージャーは「ランバーコア使用」

パーチクルボードのことじゃないでしょか。チップボードとかホモゲンと書きたくなかった?
今、ランバーコアと聞いたらヤスモノのイメージしかありません。集成材とは別物ですからね。

159: 初心者 :2017/10/29(日) 19:48:16 HOST:115.208.49.163.rev.vmobile.jp 休日とはいえ、尊敬する皆様のご丁寧かつ迅速なレスに感激です。

薬漬けさま
まさに以前、薬漬けさまのレクタン前期後期の違いという文章拝見して、それなら10インチにも何かあるのではと考えました。

アランドロン様
古今を問わず、タンノイにランバーコア使用した実例があればお教えください。私にとっては新しい知見です。

RW2さま
当時は現代と異なり、タンノイは創業者が健在で個人商店、職人気質、品質管理も時代的におおらかで前期だからこうであると、確定は難しいというのが実態なのでしょうね。

結論はいずれにせよ、現代では失われた音楽性、物として真の価値を持ったスピーカーを私のような庶民ができる範囲で動体保存して、次世代に引き継げたらと思っています。高価で大型のは無理ですが、大好きなタンノイの10インチならと。
終活の一環ですかね。因みにls35aは皆集めているので、インフィニテシマルとか、ロイドに注目しております。

160: アラン・ドロン :2017/10/30(月) 17:10:14 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
私は、判りませんです。
板の説明のみで、タンノイの事は殆ど知りません。

外国の物で尚且つ古い物が良いとは限りませんと思います。

161: 薬漬け :2017/10/30(月) 20:52:03 HOST:zaqdb72e5ad.zaq.ne.jp

>>159

いやはや、私の文章がきっかけとは恐れ入りました。
レクタンはある程度数を見てきましたので、ああいうことを書いたのですが、IIILZに関しては
あまり数にあたっていませんで、確たることが書けないのが残念です。

それにしても、半世紀以上も前に誕生して、未だに至高の音楽性を体験しうるまさに稀有な存在。
私も終活の際には心して引き継いで行こうと思います。

162: アラン・ドロン :2017/11/01(水) 16:49:46 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
初代のGRFメモリーが好きです。堂々たる風格です。

札幌市のオーディオ中古ショップのジャストフレンズにありました。
行った事はありませんが、ネット販売で見ました。

ペアで、432000円でした。もう、売れました。
金持ちがいるのですね。

163: 玉の井 :2017/11/02(木) 10:17:23 HOST:ai126170000100.41.access-internet.ne.jp
>>ペアで、432000円でした。もう、売れました。

中古ショップはいくらで仕入れているんでしょうかね。

一体50,000円がいいところでしょうか。いや30,000円かな。

164: アラン・ドロン :2017/11/02(木) 17:11:29 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
そんなに安く仕入れているのですか。ぼろ儲けじゃないですか。
こんなに、仕入れ原価の安い商品はないですよね。
今は薄利多売の時代なのに。

上手く経営すれば、そのような事が出来るのでしょうね。

165: AD :2017/11/02(木) 21:22:53 HOST:210.227.19.67 一般的な商品は査定して買い取る場合、店頭販売予定価格の1割からよくて3割がいいところです。
業者間取引価格でも販売設定価格の5割までです。
買取商品がジャンク扱いをうけると販売設定価格の1000分の1なんてこともあります。
(ジャンク扱いをうけると・・・←ジャンクでなくても買い叩かれることがあります)
そのへんが、ぼろ儲けに感じるところなんでしょうね。
個人売買で仕入れて転売っつうことしたらぼろ儲けなのかもしれません。
でもお店の買い取りですからね。
保管やメンテ費用もあるでしょうし、いつ売れるかもわからないのですからぼろ儲けかは?ですね。

マニアックな商品になればなるほど、なかなか買い手が見つからないのでお店の買い取り価格はシブイです。
なのでオークションなどが流行るのでしょう。

166: アラン・ドロン :2017/11/03(金) 09:23:39 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
そうですか。友人で、古物商の免許を取った人がいます。

もう、その人と会う事はないので、聴けないのでここで質問があります。

この免許を取ると開業したりする予定がなくても、物流センター
みたいなところがありますよね。そういうところに出入りして、物を安く
買えるのでしょうかね。

もし、買えるなら、リサイクルショップで物を買うより遥かに安く手に
出来ますが。

167: AD :2017/11/03(金) 13:29:03 HOST:210.227.19.69 ↑ できるみたいです。

私は古物商ではありませんのでよくはわかりませんが、古物商があると自動車税などが
格安になるそうです。開業するには古物商のカンサツ(プレート)が必要ですが自宅を
店舗として登録できるそうです。また、行商する届けをしていないと出先で売買行為が
できないとのことです。

リサイクルショップなどで買取りなどしてもらうときには店舗内を探してみてください。
必ず古物商のプレートがあるはずです。また、自宅に出張買取りに来てもらったときでも
怪しげな業者には古物商免許と行商用のカンサツの提示を求めてもいいのではと思います。
これは自動車を運転するとき運転免許証を携帯しなければならないのと同様のことです。

ただし、犯罪歴のある人や自宅が持ち家(例外はあるが)でないとか事務所を用意できない場合とか
これらの許可・免許は取得できません。
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1169287259/

136. 中川隆[-9815] koaQ7Jey 2019年6月06日 17:10:09 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2625] 報告

オーディオ懐古録掲示板 - したらば掲示板
TANNOY Autograph
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1295264289/l50


1: サウンドオーディオ :2011/01/17(月) 20:38:09 HOST:p18188-ipngn100105osakachuo.osaka.ocn.ne.jp

英国オリジナルの箱とそうでない箱の判別は可能でしょうか?
オリジナルの特徴など分かる方いらっしゃいましたら教えて下さい。



5: 哲人 :2011/01/18(火) 19:26:10 HOST:p3176-ipbfp1304kyoto.kyoto.ocn.ne.jp

サウンドオーディオさん
オリジナルのオートグラフをお探しなのでしょうか?
私、2年前に、ジークフリートさんのご紹介でオーナーのご自宅に聞きに行った
事があります。個人的には好みの音でした。
記憶が確かではないのですが、Monitor Silverではなかったかと思います。
Redだったかもしれません。
ただ、手に入れるにはそうとな金額が必要だと、その時案内してくれました
オーディオショップの方が言っておりました。
私も欲しいスピーカーではありますが、おき場所が現在ありません。
頭の中だけで想像しております。

6: ジークフリート :2011/01/18(火) 19:55:02 HOST:wb56proxy12.ezweb.ne.jp 哲人さん。あの時のオートグラフはモニターゴールド入りのオリジナルなんですョ。(そのうち手放すみたいです)

別の場所でレッド入りやGRFのシルバー入りも聴きましたが‥‥部屋や使い方でかなり違いが出ますから、オリジナルにこだわるより、もっと重要なことがあるかもしれませんねぇ。

7: サウンドオーディオ :2011/01/19(水) 20:31:44 HOST:p18188-ipngn100105osakachuo.osaka.ocn.ne.jp >>4 薬漬けさん
やはり確定するには少し難しいということですかね。
購入するにも確証なしでは悩みます。
英国箱オリジナルは台数的にもかなり少ないものですしね。
私の考えているそれはご指摘とおりのAutographなんですが、タグ、ロゴシール共にありますし。
箱に5桁のシリアルが入ってますが、それもやはり確証する決定的なものではないですしね。
やはり鑑定は難しいですか。。。

8: 薬漬け :2011/01/21(金) 09:49:54 HOST:zaq3a551983.zaq.ne.jp
>>7
所有者の方が分かっていて、かつタグとロゴシールが確認できておられるのでしたら、あとはできれば
その所有者の方に、購入当時の資料を見せていただくのが(できるのであれば)ベストでしょうね。
(ただオリジナルも古い物だけに「流れ者」であるケースも多く、当初資料は難しいケースが多いです。)
後は、私の場合でしたら「信じるものは救われる」式の考え方ですが、あまり人様にご推奨していいやら…?

9: 哲人 :2011/01/21(金) 12:40:50 HOST:p3176-ipbfp1304kyoto.kyoto.ocn.ne.jp ジークフリートさん
その節はお世話になりました。
オートグラフのオーナーはお元気でしょうか?
齢を重ね、好きなシステムを愛でる生活に、行く良くは私もと思ってしまいました。

また、機会がございましたら、お誘いいただければと思います。

10: ジークフリート :2011/01/21(金) 15:12:07 HOST:wb56proxy06.ezweb.ne.jp


>>9 哲人さん、こんにちは。

あの先生、お元気ですョ!
あの時の光悦が気に入らず、ずっとフォノカートリッヂを探されてたんですが、結局、私と同じものを選ばれまして、もう一度聴いてみたいもんですが‥‥次は、哲人さんのオートグラフが完成したら、聴かせていただきたいですね〜。

11: 哲人 :2011/01/21(金) 15:46:00 HOST:p3176-ipbfp1304kyoto.kyoto.ocn.ne.jp ジークフリートさん
オートグラフを手に入れるなんて滅相もございません。
人様のを聞かせていただくのが最高です。

オートグラフが完成<
で思い出したのですが、確かオートグラフの図面持っていますね。
35年ほど前、自作マニアの間で往年の名機を自作するのがはやり、
FMレコパルだったと思うのですが、特集で木取り図とかを全て載せて降りました。
その本は大切に保管しております。
いつか自分で作りたいと思っていたのですが。思い出してしまいました。

本気で自作してみようかな?

12: SAT-IN :2011/01/21(金) 17:29:33 HOST:re0204.pfst.jig.jp オートグラフ自作なら此処が参考になると思います。
ttp://shinshu.fm/MHz/44.04/

13: ジークフリート :2011/01/21(金) 22:21:16 HOST:wb56proxy03.ezweb.ne.jp 哲人さん、こんばんは。材料が揃って、後は組み立てるだけとお聞きしていますから、楽しみにしてるんですョ〜。

ま、しかしパラゴン他が買えるくらいですから、モノホンオートグラフも買えるんじゃないですか?
ポケットマネーが寂しい場合は、会社の必要経費で!

でも、そろそろ「自分ちの音が最高!」て思えるようになるでしょう?

14: 哲人 :2011/01/22(土) 10:38:30 HOST:zaqb4dc08e8.zaq.ne.jp SAT−INさん
参考になりました。全て読んでしまいました。
ただ、1年以上かかりそうで、現状では手を付けることはかなり無理がありそうです。

ジークフリートさん
材料が揃って>はたぶんどなたかと間違えられていると思います。
オートグラフに興味はあるのですが、現状では物理的にも、金銭的にも無理があります。
最近、経理が厳しく、必要経費も削られていますし、監視の目が厳しいです。

僕の理想は、大型のシステムを、草原で鳴らすことですね。
建築の仕事をしていますと、リスニングルームの限界みたいなものを感じてしまい
何も無いだだっ広いところで聞くのが最高ではないかと思っています。

夢は夢として置いておいて、現状で十分満足しています。

15: ジークフリート :2011/01/22(土) 14:22:37 HOST:wb56proxy16.ezweb.ne.jp >現状で十分‥

哲人さん、羨ましい!
当方なんか三流スピーカー使ってるせいか?人間が下品なのか?もっともっと‥と餓鬼みたいなもんです。

また良い機会でもありましたら、オリンパスかハーツフィールドでも聴きましょう。

16: SAT-IN :2011/01/22(土) 16:28:21 HOST:re0204.pfst.jig.jp 哲人さま
どう致しまして、ただ貼っただけですから…

けもの道もヨロシク^^と言いたいところですが道を踏み外さず王道を歩んで行って下さい。

17: 哲人 :2011/01/24(月) 17:42:20 HOST:p3176-ipbfp1304kyoto.kyoto.ocn.ne.jp 本日、Yahooオークションを見ましたら、オートグラフオリジナルが
出てますね。現在40万円ですが、どこまで上るか楽しみです。
当然私は買えません。

18: 薬漬け :2011/01/24(月) 18:39:35 HOST:west50-p214.eaccess.hi-ho.ne.jp RESERVE(最低制限価格)がかかっているから、そう簡単には落ちないのでは。
モニターゴールド仕様ですか…。

19: 哲人 :2011/01/26(水) 16:00:15 HOST:p3176-ipbfp1304kyoto.kyoto.ocn.ne.jp オートグラフをこんな値では落とせないだろうと高をくくり
150万円で入れてみたら、140万円で最高落札者になってしまいました。
最低制限価格も越えたみたいです。
まさかと思いますが落ちたらどうしよう。
今から置き場所を考え出しました。
結果を乞うご期待。後2日もありますし、300万円近くまで上ると思います。

20: ジークフリート :2011/01/26(水) 20:49:40 HOST:wb56proxy19.ezweb.ne.jp 哲人さん。案外場所をとらないんじゃないですか?

壁や床の材質が肝心なところですがね。

21: 哲人 :2011/01/26(水) 21:17:21 HOST:p3176-ipbfp1304kyoto.kyoto.ocn.ne.jp ジークフリートさん
落ちたら落ちたで何とかします。
一時的に友人に預けるとか考えます。
壁や床等は本職ですので、問題なくできます。

でも、本当にこんな金額で落ちるんだろうか?
半信半疑です。
結果値が上ってホットするやらガッカリするやら。
現在自分自身と戦っております。

多分回りから白い目で見られるんだろうな。

手に入ったらベンツ売ります。

22: たそがれ :2011/01/26(水) 21:36:10 HOST:FLA1Aaj151.myg.mesh.ad.jp 140で最高入札者となって、150万で入れていると言うことは、149万まで
いたずら【吊り上げ】入札可能と言っているようなものです。
手の内は明かさない方がよろしいかと、思います。
書いてしまったので安全のため140万で再入札された方が賢明です。

23: 哲人 :2011/01/27(木) 08:04:52 HOST:p3176-ipbfp1304kyoto.kyoto.ocn.ne.jp たそがれさん
おかげさまで、150万円を越えました。
もう入札はしません。
本当にどこに置くか真剣に考えてしまいました。
今の自分には、手に余ってしまいます。

いろいろ悩んで楽しいひと時でした。

24: 哲人 :2011/01/27(木) 16:33:14 HOST:p3176-ipbfp1304kyoto.kyoto.ocn.ne.jp オークションのオートグラフ出品が取り消されて、再出品となりました。
今回の最低落札価格は600万円です。
これでは落札する人はいないのではと思われますね。
しばらく様子を見てみます。

真剣に考えて損した気分です。

25: 玉の井(処方箋漬け) :2016/04/08(金) 12:24:27 HOST:ai126174075011.26.access-internet.ne.jp
関東でオリジナルを聞けるお店・・・オーディオ屋さんではなく昔で言うところの名曲喫茶は
ありますでしょうか。シルバー、レッド、ゴールド関係なく。

26: アラン・ドロン :2016/04/08(金) 19:41:03 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
オフ札幌伏古店でオートグラフあります。972000円です。
馬鹿でかいです。買う人いるのかなです。

その他、JBL4343、4344マーク2、アルテックの同軸型の大きいの
(型番は見ませんでした。)

いつも、4344マーク2が鳴っております。

27: 玉の井(処方箋漬け) :2016/04/11(月) 10:33:57 HOST:ai126174075011.26.access-internet.ne.jp
ドロンさん

HP見ました。売り場は広そうですね。AGのユニットは何なのでしょうね。

28: アラン・ドロン :2016/04/11(月) 17:27:05 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
以前は、ひとつだけユニットが外されて裏面に伏せて(マグネット側)
が見えました。金色のフレームでしたが。

売り場は広いです。札幌では他店は、ブックオフ、若しくは、オフハウス
、ホビーオフ等とくっついていますが、伏古店は、ハードオフのみ
です。

なので、大型のスピーカーも余裕を持って置けます。
オフの中で日本一の広さかどうかは判りませんが。

多分、売り場のホームページは、新品ぽい店の置き方をした、大型の
スピーカーばかりのコーナーだと思います。

29: 玉の井(処方箋漬け) :2016/04/14(木) 10:47:18 HOST:ai126174075011.26.access-internet.ne.jp
オートグラフ、ヤフオ○に3点入ってますね。オリジナル箱はないですね。

30: アラン・ドロン :2016/04/14(木) 12:58:02 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
ユートピアとかですか。

31: 玉の井(処方箋漬け) :2016/04/14(木) 15:40:39 HOST:ai126174075011.26.access-internet.ne.jp
ドロンさん

特に記載はないです。

オリジナルが出てくることはあるんでしょうか。
一度オリジナルに触れてみたいです。恐る恐る。

32: アラン・ドロン :2016/04/16(土) 08:42:04 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
私には判らないですよ。間近で見てもオリジナルかそうでないか。
五味康祐氏のオートグラフは、今は、練馬区役所にあるそうですが。

あれは、間違いなくオリジナルですね。
年に2回、部屋を開放して鳴らしているそうです。

33: TM :2016/04/16(土) 16:41:29 HOST:191.206.170.210.ap.yournet.ne.jp 五味氏のオートグラフは石神井公園内のふるさと文化館分室で1回/月、試聴会を開いて
いる様です。練馬区役所のふるさと文化館で調べれば詳しい事が判ります。



34: 山間の自遊人 :2016/04/19(火) 21:04:09 HOST:fla01-120.wind.ne.jp 31、玉の井さん、水道橋駅近くの「マツシタハイファイ」で、ゴールドのオリジナルが置いてありました。(10日まで試聴出来ました)。
今は、レッド入りのオリジナルになった様です。HP&TEL情報、因みに価格は1千万とか!(ゴールドは640万で売れたそうな)。試聴も出来るし、許可を得れば触れるそうです。
参考までに。

35: 玉の井(処方箋漬け) :2016/04/20(水) 08:22:32 HOST:ai126166165154.48.access-internet.ne.jp
山間の自遊人さん、情報ありがとうございます。
ヘルニアの痺れが薄れてきたら早速触りに行ってきます。

36: 前期 :2016/04/20(水) 11:37:24 HOST:h219-110-132-208.catv02.itscom.jp オリジナルは聴いたことありませんが神戸瓦斯神田支店にあったレプリカは
一体この音のどこがイイの?という感じでした。まるで雑音拡大器。検聴に
は重宝したかもしれません。

37: すってんてん(借金漬け) :2016/04/20(水) 22:22:59 HOST:zaqdadcbfc4.zaq.ne.jp わかり松。

シルバー入りのブツでつね

38: 玉の井(処方箋漬け) :2016/04/21(木) 07:45:19 HOST:ai126166165154.48.access-internet.ne.jp
12inchRED入りコーナーランカスターなんていくらくらいするのでしょうね。

39: 前期 :2016/04/21(木) 10:32:51 HOST:h219-110-132-208.catv02.itscom.jp

>>37 すってんてんさん

よくご存じでアノ店潰れちゃいました。当方が何を言っても「これが本店
から指示されていることです」の一点張り。文字通り聞く耳持たずでした!

40: すってんてん(借金漬け) :2016/04/21(木) 15:10:14 HOST:zaqdadcbfc4.zaq.ne.jp ↑
御茶ノ水だけに・・・・・ヤッパシ

41: 古参 :2016/04/22(金) 01:11:25 HOST:i118-20-66-57.s61.a027.ap.plala.or.jp オートグラフのオリジナルってそんなに人気があるんだ。
知らなかった。
知人が自宅の居間に普通に置いてあるので、数多あるクラシックスピーカーのひとつくらいの認識しかなかったけど。
みなさん、あの箱鳴りして濁った低音がゴリゴリする音が好きなんですかね。
現在の綺麗な間接音がたなびくハイファイなスピーカーとは対極だと思いますけどね。
何を聞いてもオートグラフ色に染めるところがあるので、それが好きな人には好適かも。
正確に言うと、間接音がたなびかないということはなく、ふわっと音は広がりますがそれ以上に他の要素があるということですか。
件の主は、これもやはりオリジナルの7を中心にマランツの真空管とスチューダーのAとリムドライブのEMTで揃えていますから、やはりブランド志向はあるんですけどね。
人それぞれです。

正直な話、オリジナルが気になる人は、オリジナルしかないと思いますね。
レプリカとは音が全く違いますよ。
良し悪しではなく。

42: 古参 :2016/04/22(金) 01:23:03 HOST:i118-20-66-57.s61.a027.ap.plala.or.jp 大型スピーカーには共通事項かもしれないですが、
電源は、200Vのほうが良いですね。そこのオートグラフもそうでしたが。
海外のアンプならダイレクトに電源トランスに繋げられるので効率も良くなることでしょう。
オークグラフを聞いて自宅に戻ると古いJBLでもめっちゃハイファイに聞こえて困ります。
普段は、最新のものより線が太いなあと感じているのに。

43: すってんてん(借金漬け) :2016/04/22(金) 11:27:26 HOST:zaqdadcbfc4.zaq.ne.jp >普段は、最新のものより線が太いなあと感じているのに。

わかり松。

最新のものは滋養失調、下半身デブでつね
色白の・・・・・・・

44: くろねき :2016/04/22(金) 11:44:31 HOST:wb92proxy02.ezweb.ne.jp 皆さんこんにちは。

>>42
> オートグラフのオリジナルってそんなに人気があるんだ

探してらっしゃる方もおいでかもしれませんが、
そういえばヴァイタボックスやボザークではそういう話はあまり聞かないような。

やはりあの同軸マルチウェイユニットが同時代のものの中では独特であり、
しかも現代まで受け継がれているものだからでしょうか。
原点を聴いて確かめる、というのもあると思います。
やはりオリジナルが珍重され、年代区分などについて
マニアックに研究されているJBLのパラゴンなども
こうしたところがあるのかもしれません。

薬漬けさんのように、よく整備されたオリジナルには中々行き当たらない、
というのも興味を掻き立てるのかもしれませんね。
格式というのはそういうものだとも言われます。

> ブランド志向

というより、骨董的価値観もあるのでは?

骨董というと生臭くなりますが、言い換えれば産業考古学的価値観というか。
崇拝に走るとおかしくなりますが、来た道を切り開いてきた存在への敬意というか。
それで泡銭つかんだりヘンなの掴まされたりということも
あるやもしれませんがそれはそれです。

機械が無いと始まらない趣味なので、そういう切り口もあって然るべきと思います。
ちなみにこの掲示板自体も、基本的にはそういう切り口だったりしまつ。
どうかひとつお忘れなきよう(略)

45: 古参 :2016/04/22(金) 20:28:07 HOST:i118-20-66-57.s61.a027.ap.plala.or.jp >というより、骨董的価値観もあるのでは?

なんとか鑑定団の番組が大人気であるように、骨董というのは、薀蓄と一緒に珍重されるのは分かります。
そして法外な評価額が付けられると更に人気が高騰する。
ああいうのは、お小遣いでやりくりできる程度の値段が安いのは駄目なんですよね。
門外漢にとっては、掛け軸もブリキのおもちゃも理解できない世界ですが、彼らのプールに入っていると心地よいのでしょう。
たとえば、床柱。
これも薀蓄の塊で、日光杉の樹齢何百年のものが一本数百万します。
別のところに育った杉では駄目なんです。そして機械乾燥したものも駄目で、江戸川の水に10年漬けてヤニとりをしっかりしないといけない。
確かに、実際にその木を眺めると、確かに凄い気を発しているように気分になるので大切にしないといけないなと思います。

そういう意味で、アメリカ産の針葉樹の箱鳴りしやすい積層板で製作されたウェスタンエレクトリックや初期JBLの音は、
その箱で無いとオリジナルの音は出ないです。良し悪しではなく。
塗装やオイルフィニッシュもその当時の塗装で無いと音が変わってしまう。
きちんと丁寧に造ると返って強い癖が現れて、適度にルーズな納まりが良いことさえある。
パーティクルボードは一概に否定はできないものです。

海外の個性的なキャビネットは物凄く沢山あって、日本製の商品ように型番を消したらどのメーカーは分からないということは少ないくらい面白いですよね。
ただ、それらはそんなに法外な値段で取引されている訳ではなく、年式を考えると順当な印象を受けます。
日本国内だと特定のブランドに集中する傾向があるので、個人的には、ブローカーの見え透いた手には乗らないぞといつも思っているだけです。
海外で入手した数百円の品物がオークションに出すと物凄い値段になったりしているので。
そこまでしたくないな、といつも思いますね。
海外のオークションのほうがずっとリーズナブルな価格で調達できます。
今は、大陸の国の人たちの転売屋が凄いのでそうでもなくなりつつありますけどね。

46: d150 :2016/04/22(金) 23:37:57 HOST:zaqdadc7814.zaq.ne.jp 小生も瓦斯屋でレプリカを聴きましたが拙者の駄耳では辛い音でした。
音に潤いがない。 
知人の違う種類のオリジナルのタンノイ2機種は好ましい音に聞こえる。
楽器的な箱は凄く難しいと思った。

47: くろねき :2016/04/23(土) 00:19:46 HOST:wb92proxy07.ezweb.ne.jp そういえば、米国でホットロッドという特殊なクラシックカー趣味がありますが、
限界を知った上でどこまで鳴るか、という趣味的関心もあるのかもしれませんね。
タンノイをホットロッドにされてる訳じゃありませんが(汗)、
薬漬けさんのレスを拝見するとそう思います。

前にも書いたかもしれませんが、

>>44を書きながら
何とは無しに思い出していたのは、あれは小学校の頃だったか、
国語の教科書で読んだ「アクロポリスと石ころ」という随筆。

 book.asahi.com/reviews/reviewer/2011072700961.html

その収録書籍のレビュー↑。
実はつい先日、新装版が出たそうなので紹介してみますた。

内容はこうです。
ある美術家がギリシャ旅行の折、アクロポリスで拾ってきた石。
遠い昔、アクロポリスの一部を構成していたかもしれない石。
その石を手に取り眺めながら、遥か古代に想いを馳せる
日々が続いていたある日、書斎からその石が消えた。

なんと掃除に入った奥さんが、「何この汚らしい石」
と思って駐車場に棄てちゃったのだという。
「この馬鹿者が!」と激怒した美術家(随筆の筆者)、
駐車場の敷石の中にアクロポリスの石を探すも見つからない。
見つけようが無い。単なる石ころに紛れる大事な石。

しかし、そのときハタと気付いた。
考えてみれば、アクロポリスで拾ってきたあの石だって、
あくまでアクロポリスの一部を構成していた
“かもしれない”という程度の石なのであって、
当地にあってもそういう云われの無い“ただの石ころ”だったのかもしれない。
それを愛でて、やれギリシャの栄華よ、とか悦に入ってた自分って一体…?

そう思って内心苦笑したとき、駐車場の石が、
古代の歴史とかロマンとか大層なものをおっかぶせられていない
ただの石ころが、陽を浴びてイキイキと輝いて見えたとか。

拾った石ころとオデオでは直接比べられませんが、
「石ころを愛でるイタい人」にならないように注意したいでつし、
またこういう視点に立てば、マニア様が見向きもしない、
何のステータスも無いオデオ機器が実にイキイキして見えるかも?

48: 薬漬け :2016/04/23(土) 19:15:35 HOST:west61-p100.eaccess.hi-ho.ne.jp

>>41 >>あの箱鳴りして濁った低音がゴリゴリする音が好きなんですかね

おそらくですが…。そのオートグラフは「タガが外れている」まで行かずとも、筐体が相当くたびれて
いるのではないかと拝察します。

皆さんオートグラフは低域がダブダブで明瞭を欠くと思っておられる方が多いようですが、逆です。
低域はそれほどありませんので何らかのreinforce手段が必要ですし、然るべく鳴らした時の低域は
非常に明晰です。(上記の通り、元々がダブついていませんから)。低音楽器の音階は言うに及ばず、
気配までも余すところなく描写します。
比較するものがみな古い、ということであれば、オートグラフ・ミレニアムと比較するという手も
あります。完全に同一ではありませんが、バックロードと箱鳴りのミックスでタンノイはどういう音の
あり方(音そのものというより)を企図していたか、その片鱗には触れられると思います。

もし「箱鳴り=不明瞭」とお考えなら、ヴァイオリンとかを考えてみて下さい。あれなど「胴鳴り」の
塊であり、もしそれが不明瞭であるなら聴けたものではありません。
それに現在では振動を抑える一辺倒でなく、Kiso Acousticのように敢えて箱鳴りさせながら精緻な音を
演出するシステムも存在します。

ただ、ヴィンテージ・システムの場合は、時間の経過とともに何らかの措置が必要になるものです。
アンプは公知ですが、スピーカーエンクロージャーとてガチガチのシステムでない限り、一定の補正が
必要となる時期が来る場合はあります。
知人の方のオートグラフも、そういう時期に来ているのかも知れません。

49: 薬漬け :2016/04/23(土) 19:38:44 HOST:west61-p100.eaccess.hi-ho.ne.jp

>>47 くろねきさん、こんばんは。

そんなに大それた鳴らし方は、私にはできませんので、念のため…(汗)

それにしても、興味深いエッセイですね。例によりヘソまがりな誰かさんのこと(大汗)、ちょっと違う
視点で読ませていただきました。

やはり、「アクロポリスの石」であるかないかより、そう思えることにロマンを感じますね。
かつて大阪万博の時、米国パビリオンでは月の石を見ようと長蛇の列でしたが(エライ目に遭いました)、
あれとてそれ自体は何の変哲もない石。それが月から持って帰ったというだけであれほど注目された
訳ですが、それはやはりどこかに夢やロマンを感じさせるものがあったからでしょう。

オートグラフも、そういう意味では「作品」なのだと思います。ただの木材やビスが、一定の設計図の
もとに、かつ然るべき職人の手により組み上げられた時、それは素材を超越した存在となります。
そうなると、今度はオートグラフに使用された諸部品が気になったりする。こうした憧憬は、原対象に
よってア・ポステリオリにもたらされる普遍的現象だと思います。

むしろ、視点は「自分が純粋にそれに感動したか」どうかなのでしょう。そうであれば、それが例え
アクロポリスの石であっても、あるいは路傍の一つの石であっても、当人にはかけがえのない存在で
あるだろうと思います。その尺度はその人の内的な価値観に由来するものであり、傍が忖度する
ことでもないだろうと。
むしろ自分には興味がないのに、人の拾った石だからと気にして拾い直す愚は避けたいなと思います。
憧憬や感動は、どこまでも主体的なものなのですから。

50: 古参 :2016/04/23(土) 21:50:43 HOST:i118-20-66-57.s61.a027.ap.plala.or.jp >然るべく鳴らした時の低域は非常に明晰です。

そこのオートグラフの低音は明瞭ですよ。
それで、「ゴリゴリ」という表現をしたつもりでしたが。(笑)
ことほど左様に、人が違うと受取り方・感受性は違うという例かもしれません。

確かに明瞭ですが、本来はない不必要な音が加わっているので更に硬い音に聞こえます。
余韻が加わってぼやけるとか、モコモコするということは無いわけです。
硬質な音なので。

かの長岡式のバックロードホーンも、私にはホーン臭い、音程の分からない硬質な音にしか聞こえないけれども、そうではないという人も沢山いました。
でも、確かにあれでSLの音を再生すると、すぐそばに蒸気機関車があたかもリアルに通過しているように聞こえる。
密閉型の低能率スピーカーでは逆立ちしても再生できないリアル感はありました。
そういう音が好きだ。と言われたらよく分かります。

逆にAR-3aのどんよりしたうす曇の暗ーい音で聞くバイオリンが良いといのも分かります。
低音が重く引きずるようになるのは当時のアンプの能力のせいですが、当時はそういうアンプしかなかったので、それで音つくりをしていたのでしょう。
JBLのフロントロードホーン、あるいはバックロードホーンもやっぱりホーン臭さが加わるので、音程が分かりやすいとは言いがたかったですね。
確かに渡辺さんの言うとおり、コントロールできていない音なのです。
だから悪いと言っている訳ではないですよ。
好むか好まないかだけです。
私はウェスタンエレクトリックのシアタースピーカーの音は好きですし、パラゴンの箱鳴りのような音のスピーカーも嫌いではないですよ。
しかし、そのどれもとてもでないですが、低音の音程の明瞭な音とは感じられないです。

ヴァイオリンの話を持ち出すのは、話をすり替えて論理を破綻させるだけなので、やめたほうが良いと思います。
ぜんぜん違うカテゴリーの話です。
本来は音というのは、音速で伝わって一秒間に300メートルの速度で広がるので、
今聞いている音は、部屋の反射音を何回も繰り返してスピーカーから出た音と合成された固有の音でしかないです。
床の響きや壁の響きも加わります。照明器具の反射音も加わります。
スピーカーの箱の単品の音「だけ」合成されると考えるのは片手落ちです。

51: くろねき :2016/04/23(土) 22:08:55 HOST:wb92proxy04.ezweb.ne.jp 「本来はない」からといって一概に「不必要な音」と
断じられないのもこの趣味の奥深さですね。

> ヴァイオリンの話を持ち出すのは、話をすり替えて論理を破綻させるだけなので、やめたほうが良いと思います。
> ぜんぜん違うカテゴリーの話です。

↑ん???
何やらくの字の飛翔体が(略)

52: くろねき :2016/04/23(土) 22:23:14 HOST:wb92proxy05.ezweb.ne.jp そういえば、バイオリンの胴にユニットを仕込んだ
スピーカーシステムがありましたね。
数年前に発売されたものですが、やはりバイオリンの音が超リアルだったとか(略)

53: 古参 :2016/04/23(土) 23:25:21 HOST:i118-20-66-57.s61.a027.ap.plala.or.jp >「本来はない」からといって一概に「不必要な音」と
断じられないのもこの趣味の奥深さですね。

奥深いかどうかは別として(笑)、不必要な音と考えていない人の方が多いでしょうね。
そうでなければ、古いビンテージ品のスピーカーユニットとか箱をコレクションする人はいないはずですし。
なんとか○○のように、「自分のところは正当だ、他のは邪教だ」と言って排除するから話が複雑になります。
でも、そういう○○教に入信している信者が一番多いのがオーディオの世界だと感じます。
特に紐系(笑)。
まあ、他のカテゴリーにもいっぱいありますが。

個人的に興味があっても未だ使ったことがないのが、Klipsch La Scala
40年前のスイングジャーナルのページのはじっこに広告が載っていて気になっていました。
音は、ホーン臭さ満開なんだろうけど、形が面白いのでとても気になっていましたね。

54: アラン・ドロン :2016/04/24(日) 08:51:15 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
ただいま、ブックオフオンラインショップで、ステレオサウンド別冊
大型スピーカーの至宝U---があります。

1150円です。たまにしかありませんので、欲しい方はお早めに。
2016.4.24 8時50分現在 在庫有り。
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1295264289/l50

137. 中川隆[-9814] koaQ7Jey 2019年6月06日 17:12:44 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2626] 報告

オーディオ懐古録掲示板 - したらば掲示板
タンノイがフルレンジ・ファンに与える至福
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1116629073/l50


1: ホンホン :2005/05/21(土) 07:44:33 HOST:ACCA1Aad131.aic.mesh.ad.jp

永遠の老舗、JBLとタンノイ。

JBLに8インチ・フルレンジの名作LE-8T(H)があるのなら、タンノイにも使いやすい10インチの同軸2ウエイがあります。
こちらはフルレンジではありませんが、フルレンジ感覚で楽しめる名作です。

私は20代にLE-8T(H)に恋をしました。
今でも彼女とは別れていませんが、中年になり、10インチ・タンノイの落ち着いた魅力も分かる様になりました。
ここでは10インチ以下のタンノイ(同軸2ウエイ)を中心に語ってみませんか。
フルレンジ感覚で眺めたタンノイは、いつもとは違った世界を感じさせてくれるかもしれません。



2: 名無しさん :2005/05/21(土) 09:48:16 HOST:ACCA1Aae132.aic.mesh.ad.jp

タンノイには多くの求道者の方がいらっしゃいますが、肩の力を抜いてBGM的に音楽を聴くのにも、タンノイは案外合うのだと思います。一日中静かに背後で音楽を流していても、仕事に支障がでないのです。これはタンノイ独特の「遠くで鳴っている」という鳴り方のメリットだと思います。LE-8Tなどはもう少し演奏者までの距離感が近く感じますね。かぶりつきで楽しみたい時には嬉しいスピーカーです。

3: C40 :2005/05/21(土) 14:41:29 HOST:FLH1Aai154.oky.mesh.ad.jp  タンノイというと、昔は「いぶし銀」ともてはやされましたが、JBL派のワタクシにはどーも馴染めないところがありました。
 それは、低音の膨らみと、案外硬い高音域なんですが・・・最近「サンドリンガム」というプレステージシリーズ中で最も安価なシステムを聴いて、これなら導入しても何とかなるかな?という感触がありました。
 ナンダカ、高域が爽やかなんですよ。ま、これはタンノイ本来の同軸タイプとは違い、ホーンが付いてるとは言っても、バックプレッシャータイプのドライバーではない、ドームツイーターの前面にラッパが付いてるだけなので、これが爽やかさの原因だと思うのです。
 それにしても、この程度のサイズの方が、タンノイ特有のあの低音をどうにか自分なりにコントロールできるのではないかという甘い考えが頭をもたげてしまいまして、サブシステムとして導入するならちょうど良いかなあと考えています。

4: 名無しさん :2005/05/21(土) 21:57:02 HOST:ACCA1Aag183.aic.mesh.ad.jp 皆さんこんにちは。
C40さん、私はスターリングTwwを使っています。昔のタンノイに比べて、このモデルは中高域が優しいと感じて購入しました。しかし、もう何年にもなるのに、夜間静かにしか聴かないせいか、なかなかエージングが進みません。今でも毎年の様に少しずつ滑らかになっていくのが分かります。昔のタンノイは逆ドームタイプのツイーター振動板でしたが、今は殆んどのタンノイがドーム型の振動板のツイーターを採用しているので、ドーム型だから一律にダメだとはならないと思っています。タンノイを刺激無く鳴らすコツは、ソフトな質感で、中低域にエネルギーが集まっているアンプを使用することだと思います。高域まで冴え冴えと鳴る、ワイドでフラットな高分解能アンプでは高域がきつめに感じられるかもしれません。昔からタンノイとはマッキンとかラックスマンとかが相性が良いと言われていたのにはそんな理由があるのかもしれませんね。アンプを変えられないのならスピーカー・コードなどで音調がある程度調整できるかもしれませんね。最後に6BM8のシングル・アンプで聴くのも、昔のラジオの様なレトロな音がして面白いです。

5: フルレンジ好き :2005/05/29(日) 10:01:24 HOST:ACCA1Aad025.aic.mesh.ad.jp たとえば、過去に好きになった女性を想い出してみると、多くはタイプが似いていた、
なんて経験がありました。べつに意識して選んだわけでもないのに、気が付くと
そうなっていたのです。

「潜在意識」という言葉が有りますが、潜在意識の領域で、知らず知らずに、同じタイプの女性を選んでいたのだと思います。

それを思い出すと、タンノイの「スピーカーが一発」というシンプルなデザインに
好感をもっている人のうち何割かは、心のどこかで「フル・レンジを愛でる様な気分」を感じて
いるのではないかと思います。本人も気づかぬままに。

しかも、こちらは2ウエイなのでフル・レンジよりはワイドで、ホーン・ツイーターで
高域も繊細、また箱も豪華です。しかも最大15インチまで用意されています。

さらにタンノイって夜間に極小音量で聴いても低音が痩せないんですね。
ちゃんと低音、高音のバランスがとれていて、トーン・コントロールもいらないぐらいです。
また同軸ですから「各ユニットからバラバラに鳴って、音楽に成らない」、何てこともありません。これは貴重です。
フル・レンジの名作でも、極小音量では低音が出にくいものはあります。

ですから、ひそかにフル・レンジ・ファンの潜在意識をくすぐるのに充分な魅力にあふれています。

そんな事を想いながら、昨日の夜もビル・エヴァンスをタンノイで楽しみました。
タンノイで聴くジャズも良いものです。
ちょっと控えめで、憩いのひと時をじゃましませんから。

6: ジークフリート :2008/08/25(月) 16:48:09 HOST:wb56proxy12.ezweb.ne.jp 近頃、英国製フルレンジ+リアローディングホーンでクラシックにハマってしまいましたが、数ヶ月前にはオートグラフ赤入りやGRF銀入りのダブルパンチを食らい、JBL党でジャズファンの当方ですが、タンノイ党入りも時間の問題かも?と、ちょっとヤバイくなって参りました。

7: ビックリマスダ :2008/08/25(月) 17:54:02 HOST:p5023-ipad29niho.hiroshima.ocn.ne.jp まータンノイはフルレンジにツイーター付けた様な物と言った人もいました、
とくに12インチのレッドはウーハーはフルレンジです、高域のカットが無い。
これはボーカル向きかも?

8: ジークフリート :2008/08/26(火) 08:07:29 HOST:wb56proxy02.ezweb.ne.jp ウェストミンスターとターンベリーの使い分けも楽しそうですね。

9: ジークフリート :2008/09/06(土) 15:22:45 HOST:wb56proxy06.ezweb.ne.jp 名もないタンノイに出逢いました。
VLZ同様の箱(本国製)にHPD295入りです。名機マニアの知人に尋ねても、そんなの知らないと冷たいお言葉。

近頃ツルツルピカピカのスピーカーが多い中で、粗末な箱に入っているとなんだか身近に思えますが・・・音の方も、落ち着いた可もなく不可もなくといいましょうか、若干渋い高音域に明るめ中低音・・・ま、ヘンな癖も無さそうだし。ま、使ってるうちに面白くなるカモ?

10: ジークフリート :2008/09/08(月) 22:55:06 HOST:wb56proxy12.ezweb.ne.jp 私が確保したタンノイって、どうやら、74年に発売されて74年に製造中止になった、最後のVLZのようです。

しかし・・・かねてからレストア中だった、ちっちゃいJBLを放棄するはめに・・・。

ま、それにしてもタンノイファンには不人気なHPDユニット、その上ゴムエッジですから・・・どこまで楽しませてくれるのか?さほど期待はしておりませんが・・・田舎のボロ屋に淑女を受け入れる準備を急がねば。

11: Audrey :2008/09/09(火) 10:04:18 HOST:i220-108-217-176.s02.a013.ap.plala.or.jp ゴムエッジ?
HPDシリーズはウレタンエッジじゃなかったでしたっけ?

12: ジークフリート :2008/09/09(火) 22:04:36 HOST:wb56proxy18.ezweb.ne.jp HPDユニットのエッジは、当時「タノプラスサラウンド」と呼ばれた高分子系のものでしたが、ウレタンエッジみたいに経年劣化があったようですね。

JBLの黄金時代に「ランサプラス」や「ランサロイ」があったことをご存知の方は、この名称のダサさに思わずニンマリされるかもしれませんが・・・

13: ジークフリート :2008/09/13(土) 23:04:59 HOST:wb56proxy12.ezweb.ne.jp 薄汚れた10インチのタンノイが鳴り始めました。
背中のラベルには75年6月3日の記載あり、タンノイ本社火災後のものと判りました。
ヤワな端子板も塗りの剥げたエンブレムもプラスチック製、ユニットのフレームは荒削りで、作りが良いとはとても言えませんが、渋く優しい鳴り方が弦楽器を楽しませてくれます。

で、このオンボロスピーカーに何を期待したかと申しますと、ドイツものが上手く鳴らせるのではないかということ。特にワーグナーなんですが・・・
とりあえず聴いてみた「リング」のダイジェスト版は、まずまずの出来。
ついでに、今まで良いと思ったことのなかった17才のデュプレが弾く小品集も、やっと聴けるようになった気がします。

14: 名無し :2008/12/31(水) 19:38:07 HOST:P061198249094.ppp.prin.ne.jp ジークフリート様へ。10インチHPDを聴いていると装置にこだわることが馬鹿らしく感じるようになりませんか?自宅で圧迫感なく、ほどほどの音量で細かいことは気にせずに音楽を聴けばよいという悟り?の境地が見えてこないでしょうか?ちなみに私はクラシックは10インチHPDで、ジャズはケンウッドのシスコンのスピーカーにソニーの3万円台のアンプできいてますが、なんの不自由も感じません。

15: ジークフリート :2009/01/01(木) 00:44:46 HOST:wb56proxy01.ezweb.ne.jp 名無し様。
残念ながら当方のHPD295はワケあって手放してしまいました。
「タンノイホール」?の音は心地よかったんですが・・・また良い条件でも整えば、もう一度挑戦したいナと思います。
従って?悟りの境地もまだまだで御座います。

16: iichi :2009/01/03(土) 23:57:24 HOST:p03f4ba.aicint01.ap.so-net.ne.jp ESSハイルドラバー + モニターゴールド(linfof製エンクロージャー)、これにて、1年前から、
変化無しです。今のところ、これ以上の音に巡り会っておりません。

17: ジークフリート :2009/01/04(日) 09:42:01 HOST:wb56proxy18.ezweb.ne.jp ハイルドライバーて、昔々聴いたような聴いてないような・・・
そういえば最近デッカのツイーター(スコーカー:アキショム80、ウーハー:アキショム301)を聴きましたが、フツーのリボンみたくペチャペチャせず、チョット感心しましたヨ。

18: iichi :2009/01/04(日) 10:09:16 HOST:p03f4ba.aicint01.ap.so-net.ne.jp 昔、2ウェイのamt1というスピーカーが、あったのを、ご記憶でないでしょうか?
その高域に使われていたユニットです。最近、同方式の小型が、エラックで採用されてますね。
興味おありの方は、「ess amt1」で、グーグルなどで、検索してみてください。

19: ジークフリート :2009/01/04(日) 13:56:49 HOST:wb56proxy08.ezweb.ne.jp atm1、懐かしいですね〜。(懐かしいといえば、昨年セクエラのスピーカーに出逢った!現行品ですが。)

タンノイホールの響き?を残しながら、切れ込みの良いハイルドライバーの高域を乗っけるカンジですかね。面白そうです。

20: ハイル党 :2009/12/15(火) 22:02:44 HOST:cm065.cavy1.catvnet.ne.jp メインにモニターゴールド入りのランカスターとESSのLS-4を聴いています。(別々に)
ハイルドライバーは清々しく透明感が有っていいですね。
他のスピーカーからベールを1枚取った感じです。
iichiさん、タンノイとESSの結合はどうやってるんですか?

21: iichi :2009/12/16(水) 01:51:48 HOST:p03349e.aicint01.ap.so-net.ne.jp ハイル党さま
始めまして、よろしく、お願い致します。
モニターゴールドにESSを並列接続してます。
ハイル側は、10uFぐらいのコンデンサーをかませて、アッテネターで、出力を調整してます(おおよそ2kHz以下カット)。
で、モニターゴールド側の広域レベルを絞る方向で聞いてます。
最近、ハイルドライバーの後方に石板を立てて、後ろへ向かう音も反射させております。

22: ハイル党 :2009/12/16(水) 18:20:22 HOST:p3034-ipbfp405takamatu.kagawa.ocn.ne.jp iichi様、早速ありがとうございます。
なるほど、ツィーター的に使う訳ですか。
LS-4のツイーターならレベルは合うかも知れませんね。
LS-4から外すのももったいないので、もう一個ハイルドライバーを探しているところです。

23: ハーゲン :2009/12/16(水) 19:41:29 HOST:84.209.3.110.ap.yournet.ne.jp >ジークフリードさん
>特にワーグナーなんですが・・・
>「リング」のダイジェスト版は、まずまずの出来。

私はタンノイは自分で使ったことはないのですが、そうなんですか!!
ためしてみないといけないですね。(タンノイはVLZインキャビMRを
熟成しています。)

>iichiさん
え? ハイルドライバーと組み合わせるのですか!そりゃ考えていなかった
組み合わせです。

>昨年セクエラのスピーカーに出逢った!
あの7万5000ドルもするというリボンのシステムですか!?
今でもピラミッドのリボンツィータを持っています。Jordan-Wattsの
モジュールと組み合わせてみようかなともくろんでいます。

年が明けたらすぐに金環食に行かなくてはいけないし、トウキョウリング
の後半が始まるので忙しいのですが・・・・

24: iichi :2009/12/16(水) 22:00:41 HOST:p03349e.aicint01.ap.so-net.ne.jp もともと、弦関係の再生は、タンノイの得意とするところですよね。
ESSの採用で、さらに、つややかになる感じです。
大音量のド迫力も、おもしろいですが、深夜に、小音量で、音色を楽しむのも、良いものですね。

25: ジークフリート :2009/12/17(木) 00:08:43 HOST:wb56proxy06.ezweb.ne.jp ハーゲンさん、昔のセクエラのスピーカーは2ウェイの基本システムに上下を追加したものだったと思いますが、当方が出会ったと申しますのはその基本システムの現行品でして、日本には正規輸入されていないものの本国ではモデルチェンジしながらも生き延びているんですョ。

現在もリニアフェイズタイプで20cmウーハー+5cm紙ツイーターですがフロントバッフルに例の囲い?は無く、ユニットの性格からして真空管アンプで優しく駆動するのが良いみたいです。

27: 玉の井(処方箋漬け) :2016/04/20(水) 12:59:43 HOST:ai126166165154.48.access-internet.ne.jp

>>5 タンノイで聴くジャズも良いものです。
ちょっと控えめで、憩いのひと時をじゃましませんから。

最近ピアソラに嵌っているんですが、タンゴにも邪魔しませんよ。

28: すってんてん(借金漬け) :2016/04/20(水) 22:18:53 HOST:zaqdadcbfc4.zaq.ne.jp >タンノイで聴くジャズも良いものです。

わかり松。

但し、スイング・ジャズまでに限定。

バップはJBL&アルテックが王道と鑑み松。

個人的戯言に付きNC/NRでお願いでつ。

29: アラン・ドロン :2016/04/21(木) 17:54:47 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
タンノイなら、アーデンが好きです。
マーク2は、一作目と、どの位音が違うのでしょうかね。

30: すってんてん(借金漬け) :2016/04/21(木) 18:54:50 HOST:zaqdadcbfc4.zaq.ne.jp 2000GTとカローラの差は有松。

31: アラン・ドロン :2016/04/23(土) 07:27:53 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
車の歴史を見ると、一部のスポーツカー、スペシャリティカーを
除いて、トヨタ車の圧勝となりました。

昔は、販売のトヨタ、技術の日産と言われていましたが、
これは、車自体は日産が良いと言っているようなものですね。

そんな事はなく、車種によりけりでしょうけど。

32: 古参 :2016/04/23(土) 08:39:47 HOST:i118-20-66-57.s61.a027.ap.plala.or.jp ずっと昔、行っていた学校に何故か映画論みたいな授業があった。
荻昌弘氏が講師で、学校の視聴覚室の左右に備品のアーデンが置いてあり、そのスピーカーがモニターだった。
途中で菅野沖彦氏とアーデンの話になったけど、さらっと流したので、どんな内容だったか思い出せない。
当時はまだ、4341が現役の頃で、オーディオ界は物凄く賑やかだった。
今から思うと、当時の国産アンプの力では、とても大型スピーカーの逆起電力に耐えられるものはなかったと思う。
どの大型スピーカーを聞いても低音を持続的にしっかりとは出せなかったし、密閉型だとなおさら。
トランジスタでもA型とかトランス出力を使った真空管アンプあたりで「ようやく」という感じに聞こえた印象だった。
そんな中で、教室のタンノイのアーデンは中庸という感じで悪くなかったように思ったけど、本当のところはどうだったか思い出せない。
80年代になってコアキシャルフルレンジのモニタースピーカーがタンノイから出ていて、買うか買うまいか迷っているうちにどうでも良くなってしまった。
仕事が忙しくてオーディオどころではなくなってしまったから。

33: くろねき :2016/04/23(土) 15:37:00 HOST:wb92proxy04.ezweb.ne.jp 皆さんこんにちは。

> 途中で菅野沖彦氏とアーデンの話になったけど

ステレオサウンド誌43号(1977年)に、
菅野沖彦氏によるアーデンのレビューが載っているようです。

その後のプレステージ・シリーズのレビューと似た論調で、
癖が無くなり穏やかになったがタンノイの風格がある、という評価でした。

 audiosharing.com/review/%3Fp%3D327

ステレオ別冊「あなたのステレオ設計 ’77」にも菅野氏のレビューがあり、
アーデンには往年の伝統が生きていて、豊かな格調高い音は
タンノイのそれである、と評価されています。

 audiosharing.com/review/%3Fp%3D4598

34: アラン・ドロン :2016/04/24(日) 09:00:04 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
アーデンは、良さそうですね。札幌市のジャストフレンズと言う
店舗を構えた中古店でも、マーク2がありました。

マーク2はユニットがHPD-385ではないですが。

箱のデザインも良いと思います。
独特の風格があります。音は、知らないですけれど。

35: 玉の井(処方箋漬け) :2016/05/11(水) 08:15:51 HOST:ai126249020062.22.access-internet.ne.jp
GrandSlamの平林直哉氏は現在もアーデンを現役で使用中だと本に書いて
ありましたね。

36: ディラン :2016/05/11(水) 09:43:32 HOST:nptky302.jp-t.ne.jp フルレンヂの至福と聞くと少しの痩せ我慢と潔い諦めを思ってしまいます。
しかし、最近は以前は不足していた上下も伸びたユニット、システムが出て来ている様ですが聴く機会はありません。
諦めと達観が至福に至る鍵かとぼんやり考えました。
フルレンヂの不足を補うのが500HZでクロスさせた2WAYと昔誰かが仰せでした。
タンノイ10インチの至福、未だ解りません。残念ながら。

37: アラン・ドロン :2016/05/14(土) 06:24:46 HOST:softbank219168067040.bbtec.net タンノイ10インチの至福、未だ解りません。残念ながら。

=25センチ口径が日本の家屋ではベストでしょうかね。
2ウエイで済みますし、クロスオーバー周波数も無理なくスムーズ
そうですが。

しかし、本格的な製品は昔から少ないですね。
安物的な位置づけしかしてこなかったのでしょうかね。

NS-1000M位の大きさの箱に60リットル位の箱に、
25センチ2ウエイ、又は、同軸型2ウエイを入れて聴く-----

これぞ至福の音ですか?

38: つづき :2016/05/29(日) 12:54:10 HOST:d-117-74-18-130.d-cable.katch.ne.jp >25センチ2ウエイ、又は、同軸型2ウエイを入れて聴く-----

25センチ2ウェイでは一番重要な中音域に不安が残ります。
やはりスコーカーを足して3ウェイにしたほうが良いと思います。
20センチなら2ウェイで良いと思いますが・・・個人の主観です
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1116629073/l50

138. 中川隆[-9815] koaQ7Jey 2019年6月06日 19:53:27 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2625] 報告

ヴィンテージ・タンノイ、PartU TANNOY IIILZを五味康祐氏が、語る?やはり球のアンプがいいのか? 2016年10月18日
https://blog.goo.ne.jp/yk1231yk/e/9a471ceaa1c816230340b02689b57f68


久しぶりに印旛沼の近くを通り、水際に近づいて撮影したが、顔の表情も可愛らしいですよ!

白鳥が遊ぶ姿を見つけ 200mmの望遠で撮ってみました。

此のレンズはかなり前からあるレンズで機能的には古さを感じますが、未だ現役です、笑!

意外と近づくも逃げずに遊んでいた。

ゆったり水に浮かぶ姿は良い感じに撮れます。優雅さも感じられます。スワンボートか?

そんな時に頭の中には白鳥が・・・・・・鳴っていました、笑!

やはりこの曲はチャイコフスキー バレエ音楽「白鳥の湖」指揮:ピエール・モントゥーが良いです。

チャイコフスキー バレエ「白鳥の湖」より3曲 モントゥー指揮ロンドン響

そこで、今回は再度やはりタンノイのスピーカーの事については、

骨の髄まで追求した方の言葉を聴く事が一番のようです。

オーディオ巡礼より、

五味康祐曰く、「スピーカーの命はエンクロージァにある かつてヴァイオリニストの

W氏のお宅を訪れたとき、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタを聴かせてもらった

ことがある。そのあと、オーケストラを聴いてみたいと私は言い、メンデルスゾーンの

第四交響曲が鳴り出したが、 まことにどうもうまい具合に鳴る。

わが家で聴くオートグラフそっくりである。タンノイIIILZは何人か私の知人が持っ

ているし、聴いてきたが、これほどナイーブに鳴ったのを知らない。

「オリジナルですか?」とたずねた。そうだという。友人のは皆、和製のエンクロー

ジァにおさめたもので、箱の寸法など寸分違いはないのに、キャビネットがオリジナ

ルと国産とではこうまで音は変わるものか。スピーカーだけは、ユニットで買ったの

では意味がない。 エンクロージァごとオリジナルを購入すべきだと、かねて私自身は

強調してきたが、その当人が、 歴然たる音の違いに驚いたのだから世話はあるまい。

私は確信を持って言うが、スピーカーというものを別個に売るのは罪悪だ。

スピーカーだけを売るから世間の人はスピーカーを替えれば音が変わると思ってしまう。

スピーカーというのは要するに紙を振動させるものなので、キャビネットが音を鳴

らすのである。スピーカー・エンクロージァとはそういうものだ。 でも本当に、わ

が耳を疑うほどよい響きで鳴った。W氏にアンプは何かとたずねるとラックスのS

Q38Fだという。「タンノイIIILZとラックス38Fは、オーディオ誌のヒアリング

・テストでも折紙つきでした。黄金の組合わせでしょう」と傍から誰かが言った。黄

金の組合わせとはうまいこと言うもので、こういうキャッチフレーズには眉唾モノが

多く、めったに私は信じないことにしているが、この場合だけは別だ。なんとこころ

よい響きであろう。 家庭でレコードを楽しむのに、この程度以上の何が必要だろう、

と私は思った。友人宅のIIILZでは、 たとえばボリュームをあげると欠陥があらわ

れるが、Wさんのところのはそれがない。カートリッジはエンパイアの九九九VEだ

そうで、〈三位一体〉とでも称すべきか、じつに調和のとれた過不足のないよい音で

ある。 出費は一時、鑑賞は一生読者諸賢に言っておきたい。三十年にわたる私のオー

ディオ体験で、 タンノイIIILZとラックス38Fは、もっとも好ましい組合わせのひ

とつである、と。

音イジリを楽しむなら別だが、音楽を――家庭で、レコードによるそれを――楽しむなら、

何十万円もの高価なエンクロージァやアンプは必要ない。IIILZとラックス程度で十分だ。

ただし、 多少値は張ってもかならずキャビネットはオリジナルを購めるべきである。

出費は一時のものだが鑑賞は何年間もの歳月にわたるのだ。わずかな出費ではかえられぬ

豊かなものをあなたは入手するのである。だから各パーツの組合わせで、何を主体に考え

るべきかと問われたら、これも言いふるされた言葉だが、まずスピーカー・エンクロージ

ァに意を注ぎなさいと私はすすめる。経済事情のいかんを問わず、音を決定づけるものは

スピーカーである。スピーカー・エンクロージァだけは許されるかぎり、いいものを購め

なさい、と。」

昔は音楽愛好家も大変な苦労をしていたようです。情報は 「シュワンのカタログ」だけの

ようです。

西方の音の中にて、当時の日本では、クラシック音楽、ジャズなど(洋楽と呼ばれた)の

演奏家たちは失礼ながらまだあまりレベルが高くありませんでした。 また、海外の演奏家

たちの来日もそれほど多くなかった上にそれらのコンサートの入場料が当時の生活水準か

らは非常に高額だったので、一般の音楽ファンはそう簡単にはレベルの高い生演奏を聴く

ことはできませんでした。シュワンのカタログ それで当時の洋楽のファンたちは、LP

レコードを通して海外の演奏家の名演を聴くほかなかったのです。熱心な音楽ファンは、

海外のLPレコードカタログを調べて、お気に入りの演奏家のLPレコード「新譜」をレ

コード店経由で発注しました。前記のように五味がLPレコードを聴かせてもらった新潮

社の編集者齋藤十一氏は、このようにして海外のLPレコードを多数収集していたのでしょう。

当時の海外LPレコードカタログの代表が、五味のエッセイ集 『西方の音』 にも出てくる

「シュワンのカタログ」でした。 シュワンは世界各国で出版されましたが、当時日本では

アメリカで出版されたものが広く読まれていたようです。

筆者もヴィンテージ・タンノイTANNOY IIILZで音楽愛好家として泥沼にはまるつもりで

工夫します。カートリッジ等はやはり、一度聴きたいのはDECCAの針で聴きたいが、落ち

着けばオールド・オルトフォンGEで聴きたい、筆者所有のVLZ in Cabinetは8Ωになり石

のアンプでも対応するようです、アンプはやはり態度の良い真空管アンプも含め色々聴い

て見て考えましょうかね。五味先生はラックス38との相性を推奨しているようだが、拙宅

のタンノイはVLZ in Cabinet(Chevening)昔はMacintoshやラックスのMQ60のパワー

アンプで聴いてた筆者には、どうもあのMacintoshやラックスのウォームトーンが最近苦

手になり最近は違うアンプでテストしているが、石のアンプも使用できるため、今後色々

聴き比べて見ます。但しトランジスターアンプを使用する場合は左右チャンネルの相互干

渉を防ぐため、ダブルモノラルのような構成で出来ればモノラルで音出ししたのが色付け

の少ない自然な音を手にすることが出来るようです。

素直なパワーアンプの音を聴きたいため、プリアンプ接続は無く直接パワーアンプから音

出しします。 ブラボー!
https://blog.goo.ne.jp/yk1231yk/e/9a471ceaa1c816230340b02689b57f68

139. 中川隆[-14967] koaQ7Jey 2019年11月13日 12:32:14 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-2060] 報告
どうも気になる「タンノイ」さんのオークション - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2019年11月13日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/df629ef2aeef7672918cc942f559d86a


「タンノイ」といえば英国を代表するクラシック向きのスピーカーとしてよく知られていますよね。

もし知らない方がいるとすれば、それはこの世界では「潜(もぐ)り」です(笑)。

日本でも根強い人気があって、クラシック・ファンであれば購入時に候補として一度は俎上に乗せると言っても過言ではあるまい。

自分もその例に漏れない。しかし、実際に購入してはみたものの、そのタンノイさんに不満を感じだしたのにそれほど時間はかからなかった。

なにしろ低音域はボンヤリしているし、グッドマン系に比べると中高音域はやたらに硬いしヴァイオリンの音色もイマイチ。

まあ、人それぞれだけどね(笑)。

オーディオに限っては思い切った「行動派」なので、ボックスだけは少しの改良に留めてそのまま活用することにし、中身のユニットについてはそっくり入れ替えた。

ただし、黙っておけばいいものをときどきブログでタンノイさんの否定的な面を強調したりするもんだから、途端に該当記事の「共感バナー」のアクセスが減少気味になるのに気付いている(笑)。

このブログの読者の中には「タンノイ使用者」が多い現実に改めて気付かされるが、何といっても(このブログの)取り柄は「自分の思ったままに書く」ことだけなので怯むつもりはまったくない。

とはいえ、「雉も鳴かずば撃たれまいに」の感はたしかにある(笑)。

そういう状況のもとで、ずっと昔のタンノイさんのモデルについてはある種の憧憬をいまだに持っている。

たとえばユニットにとって一番大切な「マグネット」でいえば「シルヴァー」「レッド」「ゴールド」あたりのもので、とても透明感に優れ、しなやかな中低音域に恵まれているのが素敵。

お値段次第によって”あわよくば手に入れたい”という色気はまだ捨て切れていない。

そういう中、このほど興味深い出品物が二つあった。

まずは、箱の方から。

解説には、「タンノイ 12インチ用 オートグラフエンクロージャ Utopia製 ペア の出品です。同時出品しておりますモニターシルバーを取り付けていたエンクロージャです。ユートピア社により、オリジナルを忠実に12インチ用にスケールダウンされたものです。」

素人の工作ではまず無理ともいえる豪華な箱に大いに食指をそそられる。

そして、中に容れる肝心のユニットはもはや幻の存在とも言っていい「モニター・シルヴァー」である。

   

解説では、「タンノイ モニターシルバー 12インチ LSU/HF/12L ペア の出品です。センターキャップが装着されていないので、おそらく希少な初期型のユニットかと思います。

コーン紙の状態は、撚れやピンホールも無く良い状態かと思います。出品に当たり、音出し確認を行いましたが、ビビリも無く問題の無いことを確認しました。ネットワークはおそらくオリジナルと思われます(購入時に販売店より聞いています)が、カバーの欠品と当方の浅学のため断言出来ません。」

ちなみに、口径38センチの「モニターシルヴァー」と「コーナーヨーク」(オリジナル)の箱のセットを持っている知人の話によるとペアで「180万円」で手に入れたとのことだった。

   

今回は口径「12インチ」(30センチ)だから、やや小ぶりになるが自分の好みでは「38センチ」よりも「口径30センチ」の方がスケール感では劣るものの音声信号に対する応答性に関しては上。

したがって願ったりかなったりの出品物だが、スペースの関係で箱の方はちょっと厳しい。

問題はユニットである。最後まで注目していたところ、最終落札価格は「601、000円」(10日夜)なり。

ちなみに箱の方は「102,000円」だった。合計すると「703,00円」になる。安ッ!

「ウェストミンスター」を持ってなければ参戦したんだけどなあ(笑)。

https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/df629ef2aeef7672918cc942f559d86a

140. 中川隆[-14829] koaQ7Jey 2019年11月19日 17:24:30 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1916] 報告
ときどきメールをいただくタンノイ愛好家の「I」さん(東日本)からも次のようなコメントが寄せられた。ご本人のご同意のもとに、以下のとおり掲載させていただこう。

「タンノイは、ボワンボワン・キーキーという定説的な評価がありますが(これがお好きな方もいますが)、私は決してこれがタンノイの真実ではないと思います。

私自身は、Hpd385A、モニターゴールド15を通じて16年間タンノイと格闘(笑)していますが、そういった縁で個人宅で様々なタンノイを聴かせていただく機会に恵まれました 。

どのお宅のいずれも、定説的な音で鳴っているところはなく、タンノイの使いこなしについて様々なご教示を頂くことが出来ました。

アンプやケーブルの選択に気を使われていることはもちろんなんですが、ある法則があることに気が付きました。

@ モノラルパワーアンプを使用している。

A 機材は、スピーカーの間に置かない。

B spは、mm単位で調整

C タンノイ以外のスピーカーは置かない。

私がここまでタンノイへの興味が尽きないのは、十数年前に聞かせていただいた定説的な音とは真逆のタンノイを聴いてしまったからなんです。

部屋いっぱいに展開するオーケストラ、立体的な音像、風のように静かに流れて来る低弦楽器、これが本当のタンノイと知ったゆえなんです。

〇〇さんにも、本当のタンノイの音を知って欲しい。そうすればもう「タンノイさん」なんて揶揄するような言い方をしなくなるんじゃないかと(笑)。

機会があれば、拙宅の音もぜひ聴きにいらしてください。ヒントは惜しみなく公開しますので(笑)。」

実は、これまでオートグラフを主体に幾多のお宅の「タンノイ」を聴かせていただきましたが、オーケストラはともかく、総じて「ボーカル」「ヴァイオリン独奏」「金管楽器の咆哮」にやや憾みが残ったのは残念です。ジャズはもちろん論外でした。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/9568e8f5f2b4af0e31e792af48c096aa

141. 中川隆[-13812] koaQ7Jey 2020年2月13日 12:12:59 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-437] 報告
723名無しの笛の踊り2020/02/13(木) 10:32:58.10ID:FsSQFsv+

湯布院の喫茶店とかタンノイばかりだからね

日本のクラシックファンがみんなタンノイ信者なのは何故かな?
上杉佳郎がクラシックでは世界一だとか言ったからかな?
イギリスではタンノイなんか誰も買わないよ


724名無しの笛の踊り2020/02/13(木) 10:58:12.18ID:r7RaLX3k

タンノイは駅ホームのPA


725名無しの笛の踊り2020/02/13(木) 12:09:06.78ID:FsSQFsv+

日本人を騙したダメ・オーディオ

1.JBL
2.タンノイ
3.B&W
4.アキュフェーズ
5.ラックス
6.上杉アンプ

https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/classical/1476003942/l50

142. 中川隆[-13451] koaQ7Jey 2020年3月24日 07:33:30 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1453] 報告

オークション情報〜栄枯盛衰〜 2020年03月24日 | オークション情報
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/70420e03632f1746d78da3010bf63f7c


今や多くのオーディオ愛好家にとってなくてはならないものがネットオークションだろう。

若い頃に欲しくて欲しくてたまらなかった憧れの機器が、ごく身近な存在になり手が届く範囲にあるという喜びは何物にも代えがたいが、その一方で「落ちた偶像」のようにあまり落ちぶれた姿を見たくないという複雑な思いも先に立つ。

たとえていえば容色の衰えた女優をテレビで観るようなものかな(笑)。

つい「平家物語」の冒頭の一節が蘇る。

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、偏ひとへに風の前の塵におなじ。」

今回は最近のオークションで気になった物件を3件ほどメモしておこう。

言わずと知れたタンノイのウェストミンスターだが、今どきどのくらいの値段で落札されるんだろうと野次馬根性でウォッチリストに入れていたところ、落札額は「50万7千円」だった。

ユニットのエッジが風化していたので要修理品だったがそれにしても安っ。今昔の感がありますなあ。

我が家で購入したのは今から30年ほど前になるが、購入することを妻に言いそびれてしまい実際に運び込む前夜になって告白、そして1週間ほど口を聞いてもらえなかった苦〜い記憶がある(笑)。

今となっては少々「持て余し気味」という皮肉な結果に終わっているが、まあ、腐れ縁というところですかね。

図体が大きいし重たいしで都会のマンション向きではないことも人気が無い原因の一つだろう。

個人的にはオーディオで一番難しいのは「低音対策」だと思っているが、それこそいろんなアプローチがあるものの、箱の力(バックロードホーン)を利用したものとしてはこれが最右翼でしょう。

小さな箱からは絶対に出ない低音を味わえるが、歳を取るにつれ「こじんまりとした音」に傾いていくのはいったいどうしたことか(笑)。


3件目は「AXIOM80」。

かなり希少なユニットなのに、常に途切れることなくオークションに出品されているのはいったいどういうわけか?。

いったん手に入れたものの、とても神経質で鳴らし方が難しいので手放す方が多いような気がする。

このユニットと付き合うには「根気との勝負」に尽きますね。このくらいオーディオを勉強させてくれるユニットはないと思う。

たとえば、ユニットの後ろ側に放出される逆相の音の処理の仕方に伴う「箱のツクリ」方、相性のいいアンプの選択、コード類から電源対策などありとあらゆる知識と行動を総動員しないとうまく鳴ってくれないし、我が家だって未だに進行形の状態で山の頂さえも見えてこない状況にある。

おそらく命尽きるまで果てしない模索が続くことだろうと覚悟を決めている。

余談はさておき、程度の良さそうなこの復刻版の「AXIOM80」はどのくらいの価格で落ちるんだろうと見守っていたところ、結果は「242,000円」なり。

高くつくかどうかはひとえに落札者の「汗と涙」にかかっているが、はたして・・(笑)。

https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/70420e03632f1746d78da3010bf63f7c

143. 2020年6月08日 06:38:49 : Nyj8sfUoGw : SnJiY0VVaVpJMVU=[2] 報告

オークション情報〜タンノイ・コーネッタ〜 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2020年06月08日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/84f3f8c63940901db0d50f05d579347f

オークションの画像を観ただけで「これは欲しいなあ!」と、思わずつぶやいてしまった。

解説にはこうある。
今回のTANNOY cornetta コーネッタは、1976年のステレオサウンド誌の企画によって、タンノイ・オートグラフを模して誕生しました。
又、2008年12月にステレオサウンド誌のタンノイ特集号にて、コーネッタ製作記事などの復刻版が出ました。

今回のコーネッタのサイズは、横幅830mm×奥行き540mm×高さ1,050mmです、オートグラフの高さは1,500mm以上あり、横幅が1,080、奥行き730mmですので、小型化設計・企画され、国内でキャビネット作成されましたのが、ステレオサウンド版のタンノイ Cornettaです。

タンノイの10インチ 希少なラージ・フレームのモニターゴールドを搭載しております。
型番は、IIILZ,ユニット:MONITOR GOLD LSU/HF/III.LZ/8/Uです。

タンノイの同軸スピーカーは、BLACK → SILVER → RED →GOLD → HPDとモデルチェンジして行きますが、RED、 GOLD期の10インチ・ユニットの名称が III-LZです。

過去に、TANNOY III-LZとして、オリジナルや国産キャビネットでのシステムを、数回紹介させて頂いておりますがスピーカーシステムの名称では無く、正式にはユニットの名称です。

タンノイ MONITOR GOLD III LZ 搭載のコーネッタをLUXMAN SQ38FDと繋ぎ、レコード、CDで試聴致しました...
音像定位の素晴らしさは、さすがにTANNOYです....

楽器の細やかな表情、繊細な響きと綺麗な余韻、多楽器でのスケール感と広がり.... 
低域の力感と豊かな量感があり、クラシック楽曲だけでなく、JAZZやポップス等々....様々な楽曲を堪能できました。

♪音楽に浸り癒される....優雅で素晴らしいシステムです♪

元々、タンノイでコーネッタ名のモデルはありますが、アメリカ市場用のシステムで、四角型キャビネットのバックロードホーンで、デザイン・音質共にまったく違うシステムです。

今回のコーネッタは、ステレオサウンド誌の企画でオートグラフを模して誕生した、オールド・タンノイの風格と気品のある銘システムです。」

とまあ、以上のとおり。

所詮は叶わぬ夢だと分かっている。現在4つのスピーカーがあってそれほど広くもない部屋に”たむろ”しているのでこれ以上増やすのは無理だと分かっていてもそれでも欲しい〜(笑)。

タンノイは我がオーディオの歴史においても無視できない存在となっている。もちろん「五味康祐」さんから多大の影響を受けているのだが、「VLZ・イン・オリジナルキャビネット」→「インパルス15」→「ウェストミンスター」という系譜を辿ってから、同じ英国のワーフェデール・グッドマンへと展開していった。

その中で現在一番後悔しているのが「VLZ」を手放してしまったことで、当時は無知だったなあとつくづく思う。今振り返ってみるとタンノイの中で一番バランスのいいユニットだった。

逆の言い方をすればタンノイの「15インチ」(口径38センチ)は自分には合わなかった。インパルス15は友人にそっくり進呈したし、ウェストミンスターのユニットはワーフェデールのユニットに入れ替えている。

なぜ合わなかったのかはあえて言わない。いちいち欠点を羅列すると愛用者を不愉快にするだけだから(笑)。

それだけに、今回のコーネッタは過去の汚点を覆すチャンスだったのだが、どうせ40万円以上はするだろうと思っていたら、なんと落札価格を見たら、「246,000円」だった。安いッ!

まったく手が出ない価格ではなかった!

結果論だが、この価格なら参戦して落札した暁には知人の広い(およそ80坪)部屋の片隅にでも置かせてもらう手もあったのにと臍を噛んだ。

まあ、結局「縁」が無かったんでしょうね〜。(涙)

https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/84f3f8c63940901db0d50f05d579347f

144. 中川隆[-11806] koaQ7Jey 2020年8月17日 08:18:23 : UukSvsLRRY : UC9xWVR5VDVyMkU=[12] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
ALTEC 612Aでクラシック音楽を聴いて見る 2010年05月15日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/b8170394b2b1cb1f426cc6bac6cb027c

#612Aがほぼ完成し、テストCDとして澤野工房のJAZZCDをメインに今まで聴いて来ました。今朝は初めてクラシックの「弦楽合奏」を聴いています。

612a2

ALTECのSPでは「クラシックは聴けない」、「弦楽器のゴーイングが不得手」とか雑誌では書かれていますが「Trail仕様のALTEC」ではその様な事は有りません。瑞々しく艶やかな音色で鳴ってくれます。イタリア合奏団の「コレルリ:弦楽合奏協奏曲」をかけていますが音のヌケやキレが素晴らしい上に艶やかな弦楽器に響きを出しています。

クラシックはタンノイ、弦楽器の再現はタンノイが良いと云われていますが、私はタンノイのSPは避ける様にしています。ALTECの同軸とタンノイの同軸は双璧の様に云われていますが、個人的にタンノイも使って来ましたが「潜在能力を引き出す」と云う点ではALTECに軍配を上げます。タンノイのユニットはコーン紙をホーンの延長に使っていますので「コーン紙の強度」がネックとなって来る点(コーン裏面にリブを取り付けている点)で大音量再生しますと「モタツキ」や不要共振を発生する構造になっている事が私の選択から外れます。またユニットへの接続で4Pソケットを使っている事やネットワーク基板の強度のない事も興味の対象から外れます。タンノイはイニシャル時点でそれなりのグレードで聴かせてくれますが私の望む音質には届かないユニットなのです。

その点アルテックの同軸ユニットは低域と高域が完全に分離していますし、SP端子も別個に有り、高域のダイアフラムにも手を入れる事が出来ます。30年前の販売時点で無かった技術をALTEC同軸のユニットに手を入れますとその「潜在能力の高さ」に驚かされます。

個人的には「最強のフルレンジユニット」だと思っています。とにかくヌケ切ってなっているサウンドにご機嫌で幸せな気分になれます。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/b8170394b2b1cb1f426cc6bac6cb027c

▲△▽▼


史上最高のモニタースピーカー アルテック 612A(銀箱)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1072.html

145. 中川隆[-11805] koaQ7Jey 2020年8月17日 08:21:43 : UukSvsLRRY : UC9xWVR5VDVyMkU=[13] 報告
Trail仕様 ALTEC#612A
Mr.トレイルのオーディオ回り道
昨夜は定例のオフ会 2010年05月23日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/97e2c521b47d8299abc82dd7d9c3e568


昨夜は30年来のオーディオ仲間の例会を私の事務所で行いました。出来たばかりのTrail仕様ALTEC#612Aのお披露目を致しました。

612a1

仲間の方の印象はすこぶる「好印象」だったようで皆さん興味津々だった様です。以前612Cを使われた方もいらっしゃいますので「ALTECでこんなサウンドも出るのか?」と驚かれていました。また初めてALTECのサウンドも聴かれた方も「ALTECとはこんな音も出せるのか!!」と驚いていらっしゃいました。

612a2

軽く反応する低音とキラ星の様な輝きと艶の有る高音のサウンドが出ますので、他のシステムを聴かせても612Aに戻してくれとの要望で、612Aオンリーのオフ会になりました。チョッと今までにない反応で皆さん#612Aにクギ付けになられた様でした。

小音量から大音量まで楽々とこなしてくれます。クラシックの弦楽合奏も聴いていただきましたがタンノイのサウンドを軽く超えています。

音の粒立ちや音数の多さ、艶やかな質感等タンノイでは出せていない弦楽器のしなやかさまで出して来ます。

Trail仕様ですので小音量にしてもほとんど「音痩せ」が有りませんので安心して使えます。いつになく「ALTEC談義」まで出て来ました。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/97e2c521b47d8299abc82dd7d9c3e568

146. 中川隆[-9134] koaQ7Jey 2020年12月21日 18:00:08 : 3zP1R1s2bc : MG41NHJjem1sTW8=[52] 報告
オーディオ懐古録掲示板
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/subject.cgi/music/11602/


TANNOY総合スレ(Part1)
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1296285912/l50
TANNOY総合スレ Part2
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1320146185/l50
TANNOY総合スレ Part3
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1345360476/l50
TANNOY総合スレ Part4
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1359120136/l50
TANNOY総合スレ Part5
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1379074819/l50
TANNOY総合スレ Part6
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1397950538/l50
TANNOY総合スレ Part7
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1423704997/l50
TANNOY総合スレ Part8
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1471674499/l50
TANNOY総合スレ Part9
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1515328289/l50
TANNOY総合スレ Part10
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1553521581/l50
TANNOY総合スレ Part11
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1596031365/l50

タンノイがフルレンジ・ファンに与える至福
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1116629073/l50

TANNOY Autograph
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1295264289/l50

タンノイVLZと38年
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1169287259/l50

タンノイ アーデン
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1162729400/l50

JBLとTANNOY
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1110765266/l50

147. 中川隆[-8787] koaQ7Jey 2020年12月30日 10:52:11 : wwip1cR3BF : OGYwQ28xSnhaUVk=[8] 報告
「音楽&オーディオ」の小部屋 2020年12月30日
たった1枚のCD再生から始まったオーディオ改革
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi
このCDの第二トラック「タラント〜ソンソンセラ」のフラメンコ・ダンサーの床を踏み締める「ドスン・ガツン」の音の再生がオーディオシステムの改革へと繋がったのだから「音楽ソフト」の重要性に改めて思いを深くした次第。

これをきっかけに、スピーカー「ウェストミンスター」(改)の低音域を「280ヘルツ」から「150ヘルツ」(−6db/oct)にして、サブウアーファー化したところ驚くべきサウンドが登場したのである。

まあ、自分独りでかってに「粋(いき)」がっていれば世話はないですけどね(笑)。

ところで、先日のNHKのBS放送で「ヒューマニエンス〜40億年のたくらみ・聴覚〜」という番組を観た。

人間の五感のうち、聴覚に焦点を当てて長い人類の歴史の中でどう発展してきたかという興味深い番組だったが、出席されていた指揮者の「佐渡 裕」さんが述べておられたのは人間の耳にとって一番重要な周波数帯域は声の再生と密接に関係する「200〜4千ヘルツ」だそうだ。

敷衍するとオーディオシステムだってこの帯域を何ら違和感なく自然な音に聴こえるように再生するのが基本であり、これがいわば「基礎編」というべきものだろう。

そして「200ヘルツ以下」と「4000ヘルツ以上」の再生が「応用編」と位置付けられても何ら異論はないと思う。

ただし、この「応用編」ともなると「基礎編」の何倍もの「血(お金)と汗(手間)と涙」が要るのがオーディオ愛好家の宿命ですね(笑)。

そこでの話だが、この基幹となる「200〜4000ヘルツ」の周波数帯域には「音が濁るのでマグネットの違うSPユニットをコイルやコンデンサーあるいはチャンデバなどのネットワークを使って混ぜ合わせないほうがいい」というのが私の個人的な意見です。

言い換えると、クロスオーヴァーの設定に当たっては、200ヘルツ以下、あるいは4000ヘルツ以上とするのが理に適っているはず。

ただし、ジャズの再生は「何でもあり」なので特にこだわる必要なし。

問題はクラシックの再生で「ハーモニー」が命なのでこの「200〜4000ヘルツ」の帯域に少しでも音を濁らせる要素があるとちょっと拙い!

たとえば、ここで俎上に載せるのがあの「タンノイ」である。クラシック向きのスピーカーとして愛用されている方も多いと思うが自分はどうしてもこの音に馴染めなかった。どこか不自然なのである。

そして、ようやくその原因の一つがクロスが1000ヘルツに設定されていることに思い至った次第。

まあ、音は好き好きなので気に入ってさえいればそれでいいのだが、タンノイの中古品がオークションで溢れかえっている現状を鑑みると、その辺に一因があるような気がしてならない。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi


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