26. 秘密のアッコちゃん[1819] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2025年8月17日 07:25:42 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[1257]
1609年の島津氏による琉球侵攻の結果薩摩藩および江戸幕府によって外交権と貿易権に大幅な制限が加えられ(「掟十五条」)事実上日本の保護国となった。
これ以降統治権の制限に加えて琉球国王は即位や新将軍への慶賀など事あるごとに江戸へ赴き将軍に拝謁させられることになった(謝恩使・慶賀使)。
琉球侵攻(1/2)薩摩・島津氏が琉球を支配下に
https://www.tabi-samurai-japan.com/story/event/562/
オール沖縄崩壊の真実 八重山日報論説主幹 仲新城誠 産経新聞出版
沖縄県はホームページに掲載した
「辺野古新基地建設問題Q&A」
で
「沖縄県は、日米安全保障体制や自衛隊の必要性を理解する立場です」
と一見、抑止力を肯定するような姿勢を示す。
だが辺野古移設に反対する理由を
「安全保障は我が国全体の問題です」
「安全保障が重要であるならば、その負担の在り方も我が国全体で考え、分かち合う必要があります」
「沖縄の過重な基地負担は軽減される必要があり、沖縄にこれ以上新たな米軍基地は必要ないと考えています」
と説明する。
こちらは抑止力論ではなく、辺野古移設が
「新基地建設」
であるという前提で移設反対を正当化している。
「抑止力は必要だろう」
と突っ込まれても別の反論ができるよう、巧妙に逃げ道を用意しているのである。
一般的な本土の住民から辺野古移設問題を見ると
「沖縄の人たちにこれ以上の基地負担を押し付けるのは間違いだ」
「反対の民意も出ているのだから、新基地建設はやめるべきだ」
と単純に思ってしまっても、おかしくない。
辺野古移設に反対する一方、抑止力に理解を示す立場であれば、本来なら玉城デニーは沖縄の自衛隊増強や防衛力の充実には進んで協力すべきだが、実際には妨害すらしている。
いくら
「自衛隊の必要性を理解する立場です」
と言っても、行動が伴っていない。
米軍基地の県内移設反対運動が保守思想と相容れない、と言っているのではない。
例えば自主防衛を説く保守主義者が、米軍基地の県外移設を訴えても矛盾はないだろう。
「オール沖縄」運動が保守思想と相容れないのは、県内移設反対とセットになっている抑止力否定論の方である。
米軍基地が県外へと撤去された後、沖縄は誰が、どう守るのか。
肝心な点に「オール沖縄」勢力は答えていない。
「オール沖縄」勢力から返って来る言葉は
「抑止力という考え方自体が間違い」
「抑止力の存在は認めるが、米軍基地はそもそも抑止力ではない」
というものがほとんだ。
ちなみに翁長雄志は2015年、来沖した菅義偉官房長官との会談で
「自ら(土地を)奪って県民に苦しみを与えておいて、普天間基地は世界一危険だから、その危険性除去のために沖縄が負担しろ、お前たち代替案は持っているのか、こういった話をすること自体、日本の政治の堕落ではないか」
と述べている。
つまり沖縄に
「抑止力をどう考えるんだ」
と問いかけること自体が
「政治の堕落」
だと言うのである。
大事なのは辺野古移設を止めることだけで、日本の安全保障に沖縄は関係ないよ、と言わんばかりだ。
ここまで来ると「オール沖縄」の辺野古移設反対運動とは一種の沖縄民族主義、原理主義運動であり、思想的には
「琉球独立論」
へと発展してもおかしくない。
いずれにせよ、沖縄と日本の分離を志向する考え方だ。
参考
沖縄の場合は元々、普天間の基地があって、その普天間の基地の周りに住宅を作っちゃったんすよね。
普天間の周りって元々何もなかった所だったんですけど、基地の需要があったり、米兵だったりとか、基地で働く人の需要があったりして、結果として住宅街ができてしまった。
玉城デニーの演説直前国連で沖縄の基地反対派に反論する活動に携わった経験を持つ沖縄県東村の農業依田啓示に那覇市で話を聞いた。
国連人権理事会では翁長雄志に続き2017年にも基地反対派で沖縄平和運動センター議長の山城博治が演説し辺野古移設反対を訴えたのだ。
当時、山城博治に対抗し沖縄の民意が移設反対だけではないことを訴えようと名護市民の我那覇真子が国連人権理事会に出向き演説で反論した。
我那覇真子は2015年の翁長雄志演説の際も国連で演説し沖縄県民の1人として翁長雄志を批判している。
依田啓示は2017年我那覇真子の通訳や演説作成のサポート役としてスイスに同行した。
ハワイでの留学経験で培った英語力が生きた。
当時の国連人権理事会を振り返り
「極左団体のメンバーなどが盛んに国連で演説しており自分たちの主張を権威付けしようとしていると感じた」
と話す。
翁長雄志に続き玉城デニーも同じ戦略に打って出ようとしていることに危機感を露わにした。
「紛争があるとすれば相手方と協議すべきで、無関係の他国を巻き込んで米軍基地問題をアピールする姿勢は、日米両政府の不信感を招く」
「問題解決を遠ざけるだけだ」
玉城デニーが国連で発信する内容によっては、沖縄の将来が危うくなる可能性がある、と不安視した。
「知事が移設反対を強調するあまり
『沖縄が日本政府に弾圧されている』
『沖縄の自主性を回復すべき』
などというメッセージを出すと、中国が沖縄に介入する誘い水になりかねない」
「ロシアも
『ウクライナのロシア系住民を守る』
という口実でウクライナに侵略した」
と釘を指す。
玉城デニーはジュネーブ入りし、2023年9月18日(日本時間同19日)、国連人権理事会の「国際秩序」をテーマにした会議で演説した。
そう長くないので、全文を紹介する。
ありがとうございます。議長。はいさい、ぐすーよ。私は、日本国沖縄県の知事、玉城デニーです。米軍基地が集中し、平和が脅かされ、意思決定への平等な参加が阻害されている沖縄の状況を世界中から関心を持って見てください。
日本全体の国土面積の0.6%しかない沖縄には、在日米軍基地の約7割が集中しています。更に、日本政府は、貴重な海域を埋め立てて、新基地建設を強行しています。
県民投票という民主主義の手続きにより埋め立て反対という民意が示されたにもかかわらずです。軍事力の増強は日本の周辺地域の緊張を高めることが懸念されるため、沖縄県民の平和を希求する思いとは全く相容れません。
私たちは、2016年国連総会で採択された「平和への権利」を私たちの地域において具体化するよう、関係政府による外交努力の強化を要請します。ありがとうございました。にふぇーでーびたん。
「はいさい、ぐすーよ」は沖縄本島方言の「こんにちは」、「にふぇーでーびたん」は同じく「ありがとう」という意味である。
玉城デニーの発言を受け、日本政府の在ジュネーブ国際機関政府代表部の塩田宗弘公使参事官は直ちに反論し
「辺野古移設工事の着実な実施が普天間飛行場の早期返還を可能にする」
と述べた。
玉城デニーの演説を翁長雄志のそれに比べると
「日本は民主主義国ではない」
と言わんばかりの、自国への行き過ぎた批判は影を潜めた。
その意味では、前任者の演説よりはましと感じた。
ただ辺野古移設が
「軍事力の増強」
「周辺地域の緊張を高めることが懸念される」
「県民の平和を希求する思いとは全く相容れません」
と断言しているのは、相変わらずいただけない。
普天間飛行場の危険性除去という辺野古移設の目的が、故意に覆い隠されているからだ。
玉城デニーが国連人権理事会で演説した後、不気味な動きが顕在化した。
中国の検索サイト「百度百科」で演説と「琉球独立派」を関連付ける記事が頻繁にヒットするようになったのだ。
「演説をきっかけに中国政府の主導で、沖縄独立を支持する国内の世論工作が始まったのではないか」
そう推測するのは、「百度百科」で長年、沖縄に関するトピックを検索している一般社団法人日本沖縄政策研究フォーラム理事長の仲村覚だ。
仲村覚は玉城デニーの国連演説後「百度百科」でこのトピックを検索すると、タイトルに「琉球独立」と記された記事が多数ヒットすることを発見した。
典型的な記事では、知事が「はいさい、ぐすーよ」という沖縄方言の挨拶で演説を開始したことについて
「琉球知事は母国語で挨拶し、琉球独立を宣言した」
と記されている。
その他、玉城デニーの演説が琉球独立を目指した行動の一環であるとして
「中国は琉球を助けるべき」
と主張する記事、明治維新後に日本政府が琉球に侵攻し、先住民を虐殺したという虚偽の内容を流布する記事もあった。
仲村覚によると、琉球独立運動に関するトピックは2010年に起きた尖閣諸島沖の中国魚船衝突事件直後と、2013年の琉球独立学会設立後に一定数掲載された。
しかし2023年4月下旬、玉城デニーの訪中予定が発表されると、これまでと比較にならない膨大な数の動画と記事が発信され始めたという。
「中国の大手メディアは知事の国連演説の事実を伝えているだけだが『百度百科』でヒットする記事を見ると、琉球独立とその歴史的な根拠を解説しているものばかり」
「大手メディアとは別に国内向けのブログなどを使い、琉球独立を支持する宣伝戦が強化されているようだ」
中国は「これ幸い」と玉城デニーの演説を早速沖縄と本土の分断に利用し始めたのではないか。
http://www.asyura2.com/25/warb26/msg/262.html#c26