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中川隆 koaQ7Jey コメント履歴 No: 100382
http://www.asyura2.com/acpn/k/ko/koa/koaQ7Jey/100382.html
[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
66. 中川隆[-14579] koaQ7Jey 2020年1月14日 11:59:04 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1505]
因みに、真空管パワーアンプのお薦めは

Western electric 124 amplifier _ すべてのアンプの中で最も艶やかな音の WE350B プッシュプルアンプ
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/133.html

英国の気品 PX4 シングルアンプ 
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/443.html

一番音が良いパワーアンプは VT-52 シングルアンプ?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/440.html

EAR の真空管アンプ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/947.html

新潟県 南魚沼市 チューブ・オーディオ・ラボ _ マイナー出力管を使った廉価な真空管アンプ製作
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/459.html

山中湖 ペンション すももの木 真空管アンプ「カトレア」_ 三極管名管を使った交流点火シングルアンプ
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/461.html



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c66

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
67. 中川隆[-14578] koaQ7Jey 2020年1月14日 12:04:54 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1504]
トランジスター パワーアンプのお薦めは

3万円のドイツ製プロ用パワーアンプ thomann S-75mk2 と数百万円のハイエンドアンプとでは電源ケーブルを変えた位の差しか出ない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/983.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c67

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
68. 中川隆[-14577] koaQ7Jey 2020年1月14日 12:10:02 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1503]

廉価で超高音質なスピーカーのお薦めは

天才 E.J.JORDAN のメタルコーン ユニットを引き継いだスウェーデン EAD社のドライバー
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1000.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c68

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
69. 中川隆[-14576] koaQ7Jey 2020年1月14日 12:31:36 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1502]

プリアンプ機能付き DAC のお薦め品


超高性能 DAC Topping【 D70 】55,000円
TOPPING社の新型DACでプリアンプ機能も持つ


ハイエンドDACは不要に? ( オーディオ ) - ゴルゴ平蔵のブログ 2019/6/15
https://blogs.yahoo.co.jp/tiromie/41311413.html


D10を始め定評のあるToppingからフラグシップデスクトップDACの【 D70 】が新登場!!

その魅力の一つとして旭化成エレクトロニクスのフラグシップモデルAK4497を採用しているところがあげられます。

VELVET SOUNDTMテクノロジーを採用した新世代のDACでそれを贅沢にも片チャンネルに1個ずつ使用。その他の細部にもこだわりがありフラグシップとメーカー担当者が絶賛したのも頷けます。

個人的には出力が2系統、RCAとXLRあるとこも使い勝手がよさそうで、多入力と相まって魅力的に感じます。
ワンランク上のサウンドをお求めの方はぜひお試しください!!
https://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=143303697

PC これ 1万2千円アンプ トーマン75 好きなスピーカーでオーディオは完結ですね。
スピーカーとPCを除けば、わずか62,000円です。

コメント

AK4497の相場が下がったのかな?
と思い、デジキーで価格を見てみましたが、やはり1チップ6000円以上していますね。
完成品でこの価格、確かに破格としか言いようがありません。
4497も良いチップですが、個人的にはAK4493の音を気に入りました。
もうすぐAK4499搭載品も出てくると思いますし、449〇sリーズ以降の旭化成のDACチップは本当に良いですよね。

[ audiofun ] 2019/6/15(土) 午後 6:46


> audiofunさん
おはようございます。
正直ブラウン管レベルの解像度のかつてのハイエンドDACを修理して愛でるくらいなら、こういった4Kレベルの最新チップのを適宜買い替えていくのが一番賢く、懐にも優しいですね。

ゴルゴ平蔵 2019/6/16(日) 午前 6:59


お手頃な価格ですね♪ 聴いてみたいです

SEED 2019/6/16(日) 午前 7:37


> SEEDさん
チップだけで7,000円ですからね。
ハッキリ、ブラウン管レベルの解像度の海外ハイエンドDACを10万円かけて修理して使い続けるくらいなら、4K解像度のこういうのに適宜買い替えて行くほうが賢いように思いますね(*^^*)

ゴルゴ平蔵 2019/6/16(日) 午前 7:41
https://blogs.yahoo.co.jp/tiromie/41311413.html


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Topping DAC D70
https://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=143303697


【フラグシップデスクトップDAC】
旭化成エレクトロニクスのフラグシップモデルAK4497を採用
 VELVET SOUNDTMテクノロジーを採用した新世代 32-bit 2ch Premium DAC ≪AK4497≫を各チャンネルに1個ずつ使用。ステレオで1個使うときよりも高品質なサウンドに!

メーカーHPはこちらから
http://www.tpdz.net/products_detail/productId=40.html

ドライバーインストールはこちらから
http://www.tpdz.net/wdzn_detail/newsId=88.html

・ 型番 D70
・ 定価 60,500円(内税)
・ 販売価格 55,000円(内税)

こちらの商品は送料無料でお届けします (※代引き手数料は別途頂きます)
https://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=143303697


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2019年06月13日
Toppingから新型DAC「D70」が登場。解説と購入用リンク。
http://analog-to-digital.seesaa.net/article/467081109.html

 TOPPING社から新型DAC『D70』が登場した。
今回は『D70』の特長と購入リンク。 便利な周辺機器を紹介します。

■ D70とは

 TOPPING社の新型DACでプリアンプ機能も持つ。日本では5月に発売された。
ヘッドフォンアンプを持たないDACでは、同社で最上級機になる。同社DACでは先行したD50、D7Xsに似た形状で、特徴はディスプレイ装備とバランス出力に対応する。

■ 特長と性能

  性能重視タイプで新たにバランス出力を備えた。ライバルSMSLのDAC M10からヘッドフォンアンプを抜いた構成に近くて価格も同クラス。


■ 外観と内容

 近年のTOPPING製DACに多い、センターに液晶画面を配するデザイン。操作系はシンプルで前面にボタンが4つあるのみ。

 大きさは同社製品ではやや大きめで、幅が25pあるハーフサイズコンポの大きさ。

 前面はディスプレイと電源、選択、音量の上下ボタンを備える。表示画面はOLED液晶を持ちソース・ビットや音量、周波数を表示。リモコンも付属しておりDX3 Pro、DX7、DX7Sと共用できる。

DACは旭化成の高級DACであるAK4497を2基搭載。対応ビットレートや周波数は広めで最大でPCM768kHz、DSD512にも対応する。

 USB受信部は第2世代XMOSであるXcore200 XU208を採用。S/P DIF受信部にはA44118を使用。入力はHDMI IISにも対応する。
クリスタルは2種搭載、OP-AMPはLMR49720を採用する。

入力
USB IN:44.1kHz〜768kHz / 16ビット〜32ビット。 DSD64-DSD512(ネイティブ)、DSD64-DSD256(DOP)
IIS IN:44.1kHz〜768kHz / 16Bit〜32Bit、DSD64〜DSD512
COAX / OPT / AES IN:44.1kHz-192kHz / 16Bit-24Bit

出力;ラインアウトRCA,XLR
電源は背面の3ピン端子から供給可能で115Vと230Vに対応する

色: 黒、銀


● お勧めポイント
 • 入出力が豊富
 • バランス出力に対応した

 X 弱点や気になる所
 ・価格はやや高め。
 

 ■ 感想

 TOPPINGらしい、良質な部品を盛り込んだやや高級なDACです。
 同社ではDACはESS製が多くて、旭化成は昨年末に出たDX3 proが使用しているのみ。D70はDACに旭化成を使っており、音質が気になる。
 DACとプリアンプのシンプルな構成で、入出力も多くてHDMI IISやバランス接続がしたい人に嬉しいモデルになりました。


■ 購入用リンク

 現在の所、amazonに取り扱い有り。
5月27日に入荷した。

TOPPING D70 2*AK4497 DACネイティブ DSD512 PCM32bit768kHz 高解像度デコーダ リモコン付き (シルバー&リモコン)
価格: ¥55,000
https://www.amazon.co.jp/TOPPING-D70-DAC%E3%83%8D%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96-PCM32bit768kHz-%E9%AB%98%E8%A7%A3%E5%83%8F%E5%BA%A6%E3%83%87%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%80/dp/B07S9WDX16


■ 周辺機器

 使う時に便利な用品

■ ケーブル
 ケーブルを変えて高音質に。
買いやすい価格で人気もあるケーブルを紹介します。

• Topping ラインケーブル TCR1
2017年9月日本入荷。
 純正のケーブル。
材質:金メッキ銅RCAヘッド+銀メッキ無酸素銅線
長さ: 25cm、75cm、1m、1.5m、2m
 


TOPPING TCR1 RCAケーブル オーディオケーブル DAC/アンプ/ヘッドホンアンプに対応
posted with カエレバ
TOPPING

Amazonで検索
楽天市場で検索
Yahooショッピングで検索

■ 注意
 * 文章を読みやすくするため、敬称は略させて頂いている場合があります。
 • 注意点
仕様は変更される場合が有ります。一部にリンク先データを参考もしくは引用しています。なお引用先の誤記の場合でもそのまま転載し、記事中で修正されない場合が有ります。また仕様変更や取り扱い店で本体や付属品が変更される場合が有ります。 リンク先記載や購入時の疑問や不明点は、リンク先や購入会社窓口にお問い合わせ下さい。

■ データ
 TOPPING(トッピング)はブランド名。中国は広東省の省都、广州市にある会社。 〜 ブランド名は”伸びる物、トップの品質である”から。 製品の品揃えは主に小型アンプとDAC。そして現在は高級機が主流となる。
中華アンプの中では高価格の部類で 品質や高性能を求める方にお勧め。販売傾向は、同型をまめに部品を更新し磨き上げる。小型機では珍しく長寿機が多い。

■ 更新情報
 2019年6月12日 作成

■ 関連SNS
■ 参考動画
■ 関連、参考サイト
・AK4497 Japanese Datasheet - AKM
https://www.akm.com/akm/jp/file/datasheet/AK4497EQ.pdf#search='AK4497'

■ 関連記事
・2018年版 TOPPING 全現行モデル紹介。特長と購入用リンク
http://analog-to-digital.seesaa.net/article/456765276.html


>電源は背面の3ピン端子から供給可能で115Vと230Vに対応する

7月14日 Topping DAC D70所感

ラズパイオーディオもこれで一段落か…DACとしての性能・音質は素晴らしいのひとこと AK4497のDualは伊達ではない‼️
これで55kのお値段はまさにコスパモンスター笑。
115Vの昇圧トランス噛ませたらさらに音に弾みが出ました。
I2S入力にも対応するのでいつかは試してみたい
https://twitter.com/nonby55

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AC100V→115V 昇圧トランスのススメ 2010-02-19
https://ameblo.jp/k46k46/entry-10463230949.html


私の真空管アンプが中国製である事はお話したのですが、
この機種を含め、中国製のアンプはオークションなどでも多く販売されており、
本格的で高価な国産アンプには手が出ない人からすると、非常に、気になる存在だと思います。

私も半分カケで買った経緯がありますので、ここでは使ってみた感想なども今後書いていきたいと思います。

まず今日は、電源についてです。
オークションでの販売説明を読むと

「日本用に100V仕様になっています」

とどの製品にも記載しているのですが、
実際にはアメリカ共通の110V仕様です。

電圧が低い分には故障はしませんので、気にならない方は当然使えるのですが、
オーディオ機器として考えた場合はこの10Vの差は非常に大きいものとなります。
特に真空管アンプの場合はヒーター電圧など考慮されて作られている訳ですから、
この電圧が不足している場合は、求めていた真空管の音が出ない事になります。

したがって、この電圧不足は対処する必要があります。

日本国内のコンセントの電圧は100V仕様が一般的です。
ただ、地域によっても差がありますし、時間によっても差があるのです。
95V〜105Vくらいを上下しているようです。

現在の壁コンセントの電圧をテスターで調べて見た所、105Vでした。
これはかなり高い方です。やはり深夜は需要が減るので高めなのですね。

高めのこの時間でも、中国製のアンプには若干不足です。

私は、この問題を解決する為に、昇圧トランスを購入しました。
ネット通販で5千円くらいで買いました。

真空管アンプと男遊び

買ったお店はここです。
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=656%5ESU6%5E%5E

安い割には作りもしっかりしており、うねり音など皆無です。
発熱もほとんど無く、大きさも大きめのアダプターだと思えば邪魔にもなりません。
安全回路などあり何かと不安要素の多い真空管アンプとしては、安心アップでもあります。

このトランスにより電圧が目標だった115V平均まで上昇しました。

アンプへの効果はまず、真空管のヒーターがしっかりと発熱しています。
トランス不使用の時は、たよりない位にしか灯っていなかったのは、やはり電圧不足だったのでしょう。

やっと普通の真空管の光具合になりました。
当然音にも変化が出てきました。
ボリュームアップは当然ですが、音のメリハリがしっかりとしてきて、
全体的に元気になりました。

他の方も体感している通り、やはり本物の100V仕様じゃない場合は、
ちゃんと整えてあげる必要があります。

電源ケーブルに異常に高価な品を投入する前に、まずはコレを試して頂きたいですね。
https://ameblo.jp/k46k46/entry-10463230949.html

▲△▽▼

SH ( サウンドハウス ) / SU6
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/69368/


輸入楽器用昇圧トランス。国内100V電圧を120Vに変換させる為の商品です。プロクテクター回路を内蔵し、過大負荷で発熱した場合自動的に電源を遮断し放熱後は自動復帰。100-120V、600VA。

■昇圧トランス、2芯(100V)-2芯110V/120V(115V設定)×2、600VA
■寸法・重量:7.5(W) x 9.2(H) x 12(D)cm、2.2kg
■ケーブル長さ:1.3m
■プロクテクター回路が内蔵。過大負荷で発熱した場合自動的に電源を遮断し放熱後は自動復帰。

※VAという表記について
使用機器の消費電力が容量の80%を目安にお選びください。

例) 80Wの商品の場合、100VA

※110V/120V(115V設定)
入力電圧100V→出力電圧115V、95V→110V、105V→120V

※SH/SUシリーズは、入力100Vの場合
無負荷時:出力117V、負荷時:115V、容量に近い負荷時:110V
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/69368/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c69

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
70. 中川隆[-14575] koaQ7Jey 2020年1月14日 12:33:09 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1501]
DAコンバーターの購入

アナログレコードと違って、デジタルオーディオのキモはDAコンバーター(DAC)にある。つまり「デジタル信号をアナログ信号に変換する機器」のことである。
我が家の現用中の2台とも今のところ不具合はないが随分昔の製品なので、そろそろ買い換え時が来た頃かなと思っている。

このところ安価で高性能のDACが中国製を含めて続々と発表されているので要注目だが、内部機能の主力としてデジタル信号をアナログ信号に変える良質のチップと良質のオペアンプが両立されていれば鬼に金棒だ。
今のところ、高額なDACを除いて両立は無理のようなので今しばらくの辛抱のようだ。
   
しかし、我が家で現用中の「エルガー・プラス」(英国:dCS)は発売当時の定価で250万円前後のものを中古で購入したものだが、今ではそれをはるかに上回る性能を持つDACが10万円そこそこで販売されているのだからデジタル機器はまさに日進月歩で隔世の感がある。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/53206e745fad6b9d50522319a730e6c7


▲△▽▼

中国発のデジタル機器の躍進ぶりはこのところ大いに気になっている。
なんと10万円前後でサンプリング周波数「192KHz×4=768KHz」の性能を持つ「DAコンバーター」(以下「DAC」)が発売されているのだから恐ろしい。

ちなみにCDのサンプリング周波数は周知のとおり、たったの「44.1KHz」である。

しかもこのDACは「デジタル音声 → アナログ音声」変換のチップには日本の旭化成の「AK4499」が4個も使ってある!

ちなみに、この「AK4499」はこれまで高級機しか使われていなかった代物で世界でもトップクラスのチップとされている。

この方面でも詳しい「北国の真空管博士」に概要を調べてもらったところ「このDACは惜しいことにオペアンプがちょっと・・」とのことだった。
それでもコスパは抜群なので、もし我が家の古いDAコンバーターが故障したら即買いである。

何とも手軽な価格でいい音質が手に入る時代になったと思う。
たしかにレコードの音はいい。それは分かるが本格的に取り組むとなると、DACに比べてはるかに桁の違う「お金」がかかるのは必定なので、(レコードに拘り続けるのは)何だか「時代錯誤」のような気がしてならないのは自分だけだろうか(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/775ee404da7225f058c693b06ff8c527
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c70

[リバイバル4] 真空管アンプ「カトレア」 _ 交流点火の 300B ・ PP5-400 コンパチブル モノラルアンプ 中川隆
7. 中川隆[-14574] koaQ7Jey 2020年1月14日 12:42:34 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1500]
オイロダイン完成 | 真空管アンプ「カトレア」
http://www.cattlea.jp/news/info.php?id=154

オイロダインを作りました。シーメンスのドライバーにホーンを付け、ウーハーは25cmのクラムフィルムユニット片チャンネル2本使用しステレオで計4本とかなり質感違います。ぜひに聞いて下さい。
クラムフィルム 6ruf-lsp-15g KL,L307

戦中に作られたクラムフィルムの25cmベークダンパー15g KL,L307を贅沢にダブルに使用して充実した量感が出ました。
シーメンスのドライバーKL-303

シーメンスのドライバーKL-303にLZ304ホーンを使用しました
ネットワークのこだわり

オイルコンデンサーにオリエントカットコアに銅箔でコイルを作り、トランスタップ式アッテネーターを使用しました。味付けでマイカコンデンサー足しました。
後面開放のボックス

ポプラの合板オイル仕上げで後面開放で麻の布を貼り後面の壁等の影響を排除しました。
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/113.html#c7

[番外地7] メモ帳 _ ユダヤ陰謀論 中川隆
2. 中川隆[-14573] koaQ7Jey 2020年1月14日 13:30:07 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1499]
秦氏の Y-DNA はO1 で長江稲作民だし
景教はペルシャ人が伝えたものだし
秦の政治体制はペルシャと同じだし
中国にはペルシャのソグド人やアーリア人(R1a)は入っていたけど、ユダヤ人(J2, E1b) は入っていません。

そもそも、農耕民のユダヤ人が何千キロも移動する筈がないんですね。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/349.html#c2

[近代史3] 平和主義者だったトランプがイラン革命防衛隊の精鋭組織コッズ部隊の司令官を殺害した理由 中川隆
39. 中川隆[-14572] koaQ7Jey 2020年1月14日 16:01:54 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1498]
戦争と破滅の淵へと出航する日本の自衛隊 ーアメリカのイラン挑発と自衛隊の中東派遣ー 千葉大学教授・栗田禎子(長周新聞)
http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/815.html
https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/15335
2020年1月14日 長周新聞


暴挙の背景−−トランプ政権のイラン敵視政策

 米トランプ政権によるバグダードでのイラン司令官殺害事件(1月3日)は、世界を震撼させた。現時点(1月10日)では、米=イラン間の大規模な軍事衝突は当面は回避されたという見方が広がっているが、トランプ政権の暴挙により中東、さらには世界全体が戦争の瀬戸際に立たされたという事実は変わらない。また、同様の危機は今後も繰り返される可能性が強い。

 

 トランプ政権は発足以来、「強いアメリカ」の復権を掲げ、軍拡路線を追求すると共に、特に中東に関してはイランをことさらに敵視し、アメリカ(および中東におけるアメリカのエージェント的国家であるイスラエル)にとっての最大の脅威はイランだとして、「イランの脅威」を口実に中東に介入しようとする方針をとってきた。オバマ政権末期に成立し、イラン=欧米間の関係改善につながった「核合意」(2015年)から一方的に離脱する(2018年)ことで、イランを挑発し、緊張を意図的に高めようとする政策が着手された。2019年には原子力空母派遣や米軍増派によってイランへの軍事圧力が強化され、さらにはタンカー攻撃事件等を口実に、「航行の自由」を守るためとしてペルシア湾周辺での米主導の「有志連合」が活動を開始することになる。

 今回の事件は突発的ではなくトランプ政権のこのような対イラン政策の延長線上に生じたものであるが、何の法的根拠もなく他国の要人を一方的に殺害するという暴挙、明白な国際法違反であり、国際秩序を破壊しかねない行為として世界に衝撃を与えた。また、作戦の舞台となったイラクの主権を公然と踏みにじる行為(それは同国が米占領下にあることを改めて思い起こさせるのだが)である点も重要である。

自衛隊の中東派遣

 こうした状況下、日本の安倍政権は「航行の安全確保」のため中東(オマーン湾、アラビア海、バーブル・マンデブ海峡等)に自衛隊を派遣するという政策(2019年12月の「閣議決定」)を強行しようとしているが、アメリカのイラン挑発の結果、世界が戦争の淵を覗きこんでいるとも言える今、これはきわめて恐ろしい政策である。ある意味では、2015年にいわゆる「安保法案」(戦争法)が強行された時、国民の多くが危惧したことが、今まさに現実のものとなりつつあると言えるのである。安保法案は「集団的自衛」の名のもと、日本が直接攻撃されていなくてもアメリカの戦争に参加できる仕組みを法制化したものだが、2015年当時、「集団的自衛権」が発動される「存立危機事態」の唯一の具体例として政府答弁等で挙げられたのは、中東で危機が生じ、「ホルムズ海峡が封鎖された場合」だった。中東危機によって「シーレーン」の安全が脅かされ、石油供給に影響が及ぶ場合は、自衛隊を海外派兵することが許される、という論法で、アメリカの戦争に日本が協力することが正当化されたのだが、「航行の安全」を名目に米主導の「有志連合」を補完する形で中東に派兵するという今回の決定は、まさにこのシナリオをなぞるものとなっている。(政府は今回の派遣は安保法制ではなく防衛省設置法に基づくもので、任務内容も「調査・研究」だと主張しているのであるが。)

 自衛隊の中東派遣が基本的にアメリカの要請に基づくものであり、「有志連合」を補完する性格のものであることは誰の目にも明らか(自衛隊が米軍との「情報共有」を行なうことは明言されている)なので、今後アメリカの対イラン挑発が再開され、軍事的緊張が激化した場合には、自衛隊はアメリカによるイラン包囲網の一翼を担う勢力、米主導の中東侵略軍のまぎれもない一員として、中東の民衆の前に立ち現われることになるだろう。


空爆から逃げるイラクの民衆

 だが、「冷戦」終結に伴う国際政治構造の変化により何ものにも牽制されなくなったアメリカが、自国資本にとって経済的・軍事的に重要な地域には直接戦争を仕掛けるという帝国主義的な姿勢を露わにし、その過程で従来の国際法・国際秩序を露骨に踏み破る行為を繰り返した(2003年のイラク戦争は国連決議の裏づけもなく強行された)ことは、アメリカの道義的威信を傷つけ、国際社会におけるその地位を低下させた。戦争はアメリカの社会・国民をも疲弊させた。さらにあいつぐ侵略・占領の対象となった中東では、アメリカによる経済的・政治的・軍事的支配に対する民衆の批判が高まり、これが2011年の中東革命(いわゆる「アラブの春」。中東を内側から民主化すると同時に、それにより外部からの介入をはねのけ、先進資本主義諸国による支配からの自立性を回復することをめざした)にもつながっていく。

 アメリカが中東に対して繰り返してきた一連の戦争は、実はアメリカの国力を弱め、そのヘゲモニーを−−世界全体においても中東においても−−掘り崩してきたのであり、今後、「イラン戦争」という形でもう一度中東での戦争に踏み出すことがあれば、それはアメリカという国自体の(「大国」としての)凋落を決定的なものにするだろう。

 バグダードで実行された米軍による今回の殺害事件は、イラクという国が2003年以来アメリカの占領下にあり、事実上主権を奪われていることを改めて暴露する結果となり、イランだけでなく、イラクの民衆の怒りを引き起こすに至っている。アメリカのイラク占領という事実自体が批判の対象となり、2003年のイラク戦争とそれが中東全体の社会・政治に及ぼした破壊的影響とが、改めて問い直されるという状況が生じているのである。

困難な状況に置かれるイラクの民衆

 米軍の存在がイラクの主権を侵害していることは既に述べたとおりだが、それに加えて今回の事件は、イラクの今後の国内政治に深刻な影響を与える可能性があることを指摘しておきたい。

 2003年以降のイラクは米軍占領下に置かれると同時に、植民地主義的「分割統治」政策が導入され、結果として「スンナ派」対「シーア派」、「アラブ」対「クルド」といった宗派的・民族的対立をことさらに煽り、操作する政治構造が作り出された。このような構造の中で成立した現在のイラク政府は、「シーア派」主体の政権(それゆえ宗派的には「親イラン」と目される)であると同時に、実は米占領体制を容認し、これに従属している存在である。こうした状況に対し、イラクでは2019年10月から、政府の腐敗、生活苦や物価高に抗議する民衆の自発的デモが始まり、全土に拡大して、「10月革命」とも言われる様相を呈していた。2003年のイラク戦争後はじめての革命状況とも言われるこの運動は宗派別分断を越えたものであり(シーア派の市民も積極的に参加)、「スンナ派」「シーア派」に関わらず、腐敗した政府に対し一丸となって立ち上がり、民主化と社会的公正を実現していこうとしていたのである。

 しかし、米軍によるバグダードでのイラン司令官殺害、それに伴う米=イラン対立の激化、「戦争」勃発の可能性、という展開は、イラク国内における民主化運動を一瞬で吹きとばす効果を持つ。イラクを舞台とする米=イラン戦争が差し迫っているような状況は、政府が「非常事態」を口実に市民の運動を窒息させることをきわめて容易にするだろう。米=イラン対立の激化は、また、イラク国内に「親イラン」か「反イラン」か(あるいは「シーア派」か「スンナ派」か)といった対立の軸を再び持ち込むことになり、民主化運動の過程で形成され始めた民衆の「市民」としての一体感にくさびを打ち込んで、「宗派対立」を再燃させる効果を持つ危険性もある。(米占領体制下での「宗派主義」政策が生み出した鬼子と言える、いわゆる「イスラム国(IS)」のような存在が再度勢力を拡大する可能性もあるのである。)

 その意味で、今回の事件の最大の被害者は実はイラク国民であり、事態はイラク情勢の混迷・深刻化につながっていく可能性もあることに注意すべきである。

 トランプ政権による暴挙は、さまざまな意味で「パンドラの箱」を開けた。中東・日本・世界が戦争と破壊の淵に引きずり込まれることがないよう、全世界の市民による自覚的運動が求められる。


千葉大学教授 栗田禎子 (くりた・よしこ 歴史学/中東研究)

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c39

[リバイバル3] 株で儲ける方法教えてあげる(こっそり) 新スレ 中川隆
254. 中川隆[-14571] koaQ7Jey 2020年1月14日 16:58:39 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1497]
エリオット波動マーケット分析 宮田 直彦

【ダウ工業株平均・S&P500】
(S&P500 は第(iii)波上昇トレンド)

S&P500 は 09 年安値(666)以来、サイクル第T波の上昇局面にあるとみている。第T波はプライマリー級の 5 波構成─(1)-(2)-(3)-(4)-(5)─となる。18 年 12 月 26 日安値(2346)以来プライマリー第(5)波が進行中。

(NY ダウの 3 万ドルは通過点に過ぎないだろう)

NY ダウは 6 月 3 日安値(24680 ドル)以来、プライマリー第(5)波における第(iii)波の上昇トレンドが進行中で ある。順当なら第(iii)波は 3 万ドルを目指すことになるだろう。さらにいえば、ダウ 3 万ドルはひとつの通過 点に過ぎないだろう。

1月10日、ダウ平均は初めて2万9千ドル台に一時乗せた。

ナスダック総合指数は昨年末に9200台を上回り、目先的にも 9300台が視野に入ってきている (1/13には一時 9274ま で 上 昇 )。


(懐疑の中で育つ強気相場)

今でも多くの投資家は、株高でも慎重姿勢を続けている。米投資信託協会(ICI)によると、MMF(マネー・マー ケット・ファンド、機関投資家などの待機資金)の残高は 2018 年 10 月末頃から増加ペースが上がった。当時 の残高は 310 兆円程度だったが、今年 1/3 時点では 390 兆円となっている。

投資家は株高に対して疑いの目を向けている。そのような投資家心理こそが、結局は株高を長引かせること になるだろう。2018 年末に悲観の中で生まれた強気相場は、今まさに懐疑の中で育っているとみられる。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/822.html#c254

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
71. 中川隆[-14570] koaQ7Jey 2020年1月14日 17:20:03 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1496]
ボリュームが付いていないパワーアンプは欠陥品


■パワーアンプから消えたボリューム・その異常性を大公開!!

最近のパワーアンプには、ボリュームが付いていないと聞いています。

いつからか、パワーアンプから、必需品であるはずのボリュームが消えてしまいました。そのようなアンプは、パワーアンプとしての機能を果たしきるとは言えません。ボリュームがパワーアンプから消えた、その日、メーカーの優れた技術者達は、嘆き悲しんだことと想像します。

中にはそれをきっかけに、退職を決意した技術者も出たはずのことだと、推測します。

そんなことでは、優秀な技術者が企業に残ってくれるはずがありません。往年の優秀な技術者が開発した、今では中古で1万円で買えるアンプより
使いにくく音も悪いはずのアンプばかり、今は高額に売られているのだろうと想像している次第です。

ですから、これもまた鬼門の中の鬼門の話で、誠に申し訳ありませんが、なぜ、重要なはずのボリュームがパワーアンプから消えてしまったのか、
その理由は、しっかりと、説明しておきます。

■ボリュームの機能

ボリュームというのは、音を絞る為にあります。音を上げるためにあるわけではありません。

電気的に抵抗を加えて、音を通過しにくくする、というのが、ボリュームの役割です。

まずは、そのボリュームの役割を理解されてください。音量を絞るためだけに、ボリュームは存在しています。

ボリュームには、高価なものと安価なもの、その二種類があります。

1)高価なボリューム(定インピーダンス型アッテネーター、又は、T型アッテネーターというタイプのものがそれです)

2)通常のボリュームです。


高価なT型アッテネーターは、一個5万円ほどでしょうか、非常に精度が高く、ラインレベルの信号であれば、100分の1に音量を絞っても、正確な位置を示します。
パワーアンプがステレオだった場合、ボリュームは左右二個必要になります。それだけで、10万円です。

T型アッテネーターを使いますと、左右の音量が全く同じ時、ボリュームの位置は、左右等しくなります。

これは、アッテネーター(ボリューム)として、位置が非常に正確であるということを意味しているだけで、
音が良いということを意味しているわけではありません。このことは、非常に重要です。

クラウンD45の商品説明では、WEのチームのかたがたの実態を書きました。WEのフィールドを鳴らされているかたも、事実、T型アッテネーターは
音が悪いと証言されています。安いアッテネーターのほうが、音が素直な場合が多いのです。

これは、たまたまそのT型アッテネーターの音が良くなかっただけなのでしょうが、音の悪いT型は、やはり多いのです。

とにかく用途として、T型は、パワーアンプに必要なものではありません。
スタジオモニター用の、クラウン(アムクロン)D45で説明しますと、目盛りは60刻まれています。-60dBまで落とせるということです。ライン信号は、
6dBで半分の音量ですので、計算すると、その目盛りの1の位置は、1000分の1の音量になります。25Wの1000分の1ですから、0.025Wになります。

クラウンD45に使われているアッテネーターは、もちろん安いものです。したがって、目盛りが左右ともに1の時、左右の音量は、必ずしも同じにはなりません。
それはほとんど奇跡に近いことです。1000分の1などという音量の位置は、双方の音が合うほうが、むしろ奇跡だと認識ください。T型アッテネーターですら、
同じ音量になるかどうか危うい位置です。

D45の元モデルであるD75Aの旧型は、もともとは、ロータリー式のボリュームでした。それが今では、60段階のクリック式のボリュームに変更されています。
おそらく時代のどこかで、安価なボリュームでも、比較的に精度の高い高性能なボリュームに変更されているのでしょう。それでクリック式に変更されたものと
思われますが、さすがにT型ではないのですから、目盛り1、1000分の1のボリューム位置までの正確さを求められることは、間違っています。

■ボリュームがパワーアンプから消えた本当の理由

上記の理由がパワーアンプからボリュームが失われた理由だと考えられるのは早計です。

実は、購入されたお客様から、そのことについての問い合わせが、必ずあるのです。10名に1名くらいでしょうか、5名に1名くらいでしょうか。その率で、
必ず問い合わせがあります。私も昔○○○○○、○○○○○というパワーアンプを使っていた頃、いづれも位置が全く合っていませんでしたので、近くの○○○店に、修理可能かどうか聞いたことがあります。

結果は、ボリュームを変えても同じことになりますし、音には全く影響ありませんから、そのままお使いくださいという、○○○本社の技術部門からの伝言でした。
この企業は誰もが知る業務用器材メーカーの技術部門ですので、回答に間違いありません。しかし自分自身が気になったのですから、お客様の気持ちは良く分かります。

ボリュームの位置が違うと、内部が大丈夫だろうか、音は本当に大丈夫だろうか、さらに電気知識がほとんどないかたなどは、アンプの回路が大丈夫だろうか、など、妄想的な不安に陥るものです。

しかし、アッテネーターなどというものは、単純なもので、抵抗をかけているだけ、つまり抵抗の度合いだけの問題なのですから、左右の位置が違っていても、
音に影響するものではありません。ヤマハの回答こそが、あくまでも正しいのです。これも非常に重要なことですので、記憶されておいてください。

我々は、とにかく知識不足です。メーカーもオーディオ雑誌も事実を隠してしまっており、知識を広めようとしていません。

昔はそれでも、ステレオパワーアンプには必ずボリュームが二つ付いていたものです。それは必需品なのですから当然のことです。また、昔は窓口が小売店でした。
今はインターネットの普及で、メーカー本社の技術部に、直接問い合わせが殺到するのです。10名のうちの1名から5名のうちの1名ですから、大手のメーカーにとっては大変な問い合わせの数です。

本来必需品であるはずのボリュームが、パワーアンプから消えてしまった本当の理由は、「接点を減らすと音が良い」などでは、全くありません。それは、真っ赤な、デ・タ・ラ・メ、です。

箇条書きにして、本当の理由を分かりやすくしておきます。


1)左右の位置で音量が違うなどという問い合わせの電話は誰も受けたくないだろうこと。

2)少々のガリ程度の事ですら修理などの依頼があること(パワーアンプのボリュームのガリ程度のものは、通常固定で使うものであるため、故障ではありません)。

3)人材不足で、きちんと説明できる者が、今や、誰もいないこと。

4)一個5万円、二個で10万円のボリュームなどを付けているより、その10万円を利益にしたいこと。500万円のアンプも同様です。

5)消費者を無知にさせておけば済む問題であること、それでプリメインアンプと同等の仕組みなのだから大きな問題ではないのだと、営業畑の人間など(+10万円の利益を望む人間)が、技術部門に、強い圧力をかけているであろうこと。

上記の5点です。

ボリュームについては、重要なことを再度書いておきますが、WEチームのかたの意見、T型の音が悪いという見解は、必ずしも正しいとは言えませんが、ほとんどの場合、それは正しい見解です。通常のアッテネーターの音は悪くない、T型より良いのだということです。そして、クラウンほどの超一流のメーカーであれば、必ず音を聞いてアッテネーターを選び抜いているということです。

例外としては、やはり卓です。レコーディング用のミキサー、つまり卓のフェーダーです。これだけは、正確さと音の良さを両立する必要がありますから、ニーブ、SSLなどの億単位の値段の卓のフェーダーは、音も良く位置も正確なT型である必要があります。それは、案の定、やはり一個5万円です。両社とも同じメーカーから、そのアッテネーター、フェーダーを買っています。ということは音も良いT型のアッテネーターは、容易に作れるものではないということでしょう。スチューダー社だけは、それでも納得できない部分があったとみえます。自社製で、さらに良いフェーダーを開発して使っています。

ならば、同じレコーディング用なのだから、パワーアンプは?という疑問を抱かれるかたも、おられるかもしれません。

パワーアンプというものは、一度セッティングを出して音量を固定してしまえば、ボリュームを動かすことはほとんどありません。音量調整は、プリ側(卓側)に移行します。したがって、T型アッテネーターの精度は、全く必要ありません。各楽器の音量調整を、瞬時にしなければならない中心的役割を担っている「フェーダー」とは、全く事情が違います。

もう一点、重要なことは、一億円の卓とて、マイク入力の音量調整部分のアッテネーター、エフェクトの音量のアッテネーターなど、フェーダー以外の音量調整のアッテネーターが、非常に多くの箇所に付いています。それらは、全て安いものばかりです。つまり、適材適所です。音が悪いわけではありませんから、固定できるところは安いものでいいというわけです。

それと、パワーアンプのコストは、卓に比べますとD45の値段通り、本当にしれているものです。卓が高額だからアンプも高額なものをという考え方は、根本的に間違っています。「無知」がもたらす弊害です。実際問題、D45は一億円の卓に接続するに理想的な、同等レベルの、ハイクオリティーのものです。

今レコーディング現場が本当に必要としているものは、いくら高額でもいいですから、本当に優れた、精度の高い、信頼できるモニタースピーカーと、本当に良いデジタル録音機材です(デジタル録音機材の欠陥につきましては、別の箇所で、後述します)。

■いづれにしても、パワーアンプを選ばれる時には、アッテネーター(ボリューム)の形式や値段はどうでもいいですから、必ずそれが付いたパワーアンプを選んでください。パワーアンプのボリュームの位置など左右バラバラでいいです。神経質になってはならない部分です。でなければプリメインアンプで十分です。その理由はクラウンD45の商品の説明部分に、分かりやすくまとめてありますので、そちらをご参照ください。
https://procable.jp/setting/14.html  


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皆さん、パワーアンプの使い方を間違えてみえるかたが、多々おられます。

パワーアンプの使用方法は、プリアンプのほうで、ボリュームを上げて、パワーアンプ側のボリュームは絞ってください。

それが、パワーアンプの使い方の基本です。

皆さんフルボリュームで使うことが多いことが、販売させていただいていて、分かりました。それは間違いです。

したがって、ボリュームの付いていないようなパワーアンプは、基本を無視している子供騙しの商品に過ぎませんので、買ってはなりません。ボリュームの付いていないパワーアンプなど、ばかばかしすぎて、話にもなりません。

これは、カセットテープデッキに録音するときに、0dBを針が振るように録音された経験のあられるかたは、それと同じと考えてください。

プリ側が0dBあたりを振るには、プリのボリュームを、およそ半分以上、上げたところです。するとD45のほうは、90dBのスピーカーで、10まである目盛りの3か4で適正になります。そのポイントが、SN比が最も高くなる位置です。

メーターが付いていないからやややこしいのですが、本来プリアンプには、それが高額なものであるならば、0dB管理のできるメーターくらい、付けておいてしかるべきことです。

いづれにしましても、パワーアンプ側のボリュームを絞って使うというのは、使い方の第一歩、基本中の基本で、特にパワーアンプ側には、ボリュームは必需品と、ご記憶ください。

今も、パワーアンプ側のボリュームを最大にして使っているかたがみえるようです。そのような異常な使い方は、絶対にしないで下さい。

それは理不尽な使い方であり、SN比を異常に悪くして、ノイズを増やすだけです。
なお、ボリュームの付いていないパワーアンプは、いくら高額であれ、すべて、この、おかしな使い方を強要されるボロアンプばかりです。
絶対に買わないで下さい!!!

パワーアンプのボリュームは絞って、音源側のボリュームを最大にする、又は、ミキサー側(プリアンプ側)のボリュームを、しっかり上げて使って下さい!!
https://procable.jp/crown/s_75.html



▲△▽▼


理想のパワーアンプ

自宅利用で、理想のパワーアンプは、スピーカーの能率さえ高ければ、25W〜50Wほどのアンプです。このS-75nk2は、45W×2(8Ω時)と、非常に理想的な出力を備えています。

真空管アンプをお使いのかたは、このあたりの事情は良く分かっておられると思います。

シングルエンド回路の3Wのアンプ、5Wのアンプ、プッシュプルでも8W程度のアンプこそが、最も音が良いことを、体で理解されてきておられることと思います。
アンプというものは、最大出力の60%ほどを出している時こそが、最も性能を発揮します。最大が5Wのアンプの、3Wを使えば(自宅ではせいぜい3Wくらいの使用です)最も良い音になるという事実、このことは、メーカーのエンジニア、電気に詳しいエンジニアのかたならば、誰でも知っている周知の事実です。


パワーが大きいほうが余裕がある・・・・、

そのような真っ赤なデタラメが、呪文のように繰り返されて、価格だけが、どんどん吊り上がっていったということです。

プロ用には、とことん大きなアンプも存在します。1000W×2などというものもありますが、それは、屋外ホール、野球ドームなどを鳴らさなければならないからであって、音の良さのためのものではありませんので、家庭使用には全く不向きです。レコーディングスタジオとて、それは全く無意味どころか逆効果で、最近の1000Wのアンプ内蔵モニターなどというものではいけません。

モニターにS-75以上のアンプは必要ありません。最高の音質を要求されるのならば、45W×2になります。

能率90dBのスピーカーで、爆音で鳴らして、約10W使用です。
それを基準にされてください。

その10Wの爆音は耳が痛いほどであり、近所の苦情が集中するほどであり、普段は、オーディオの場合、2Wか3Wしか出していないのが、実態です。

なお、S-75mk2、45W×2のアンプは、電源部には、コストがかかるトランスを積んでいます。アンプも大きくなり過ぎると、トランス電源ではコスト増しになるため、スイッチングレギュレーターという交流から直流へ変換する回路で直流へと変換しています。

音的にはトランス電源のほうが圧倒的に優位にあります。


★非常に大きいアンプにつきまして(クラウンのアンプを例に挙げます)
注:クラウンD45の上位機種、高級機種の、クラウン(アムクロン)K1(350W+350W)との比較記事が書かれたコメントが、とうとうお客様から来ました。

350W+350Wというのは、まさしくコンサートホール用です。


10)クラウンD45・クラウンD75A、32番さんからのコメント・・・アムクロンK1(クラウンK1)に関する密度の濃いコメントでした:

昨日D45が届きました早速ネットワークを通し聞いてみました。SN比が非常に良いこと、静かなアンプであること、トランスの唸りも殆ど気になる大きさでは無い(ダウントランスで115V使用時)。

ハイエンドメーカーの方が唸り方は大きいですよ、○○○○○○○とか○○○○〇〇○○等のリファレンスクラスの馬鹿デカイ電源トランスを積んだアンプ発熱も半端じゃないですよ、以前ネットでD45のトランスの唸り、発熱がひどいとクレームを拝見したこともあり、どんな物かと心配していましたが全然気になるレベルではないですね。

音の強弱を上手く表現すること、奥行き感に優れていること、何よりも驚いたのは狭い部屋にTADの2401モニターで聞いているので如何しても低域がボタ付く為にイコライザを通し低域の調整が不可欠であったのに対し、D45に替えるとイコライザーを通さなくとも低域がボタつかないでWウーハーをドライブしている。驚き・驚き・以前はアンプ「ハイエンドメーカー」を何度か替えてみたが低域のコントロール出切るアンプは正直いって無かったです。

オーディオ店に相談してもアンプを替えても駄目で結局は部屋の構造を問題にされ、評論家じみた言葉で片づけられて終わりでした。
しかしプロ用機材は使い方も肝心で、生半かにハイエンド機材との共存など無理と知りました。

以前私はハイエンドアンプでは本当の業務用モニターが鳴らず業務用アンプ・アムクロンK1を一時使用していましたが、音の繊細感は D45の方が上手く表現しますね家庭でのリニアモニターには D45が適しています、だけど本物を持ってこないとこのアンプは鳴りませんよ。

プロケーブル注:)
さて、クラウンD45の上位機種、アムクロンK1(クラウンK1)との比較がとうとう出てきたわけです。大きなアンプではダメですといくら申し上げても、大きなものが良かれ、高いものがよかれという人は、長年受けてきた「洗脳」もあります、なかなかそこから、抜け出せないものです。

これを読まれたかたは何を感じられますでしょうか。本物(のスピーカー)を持ってこないと鳴りませんよと、このかたは記述されています。それは、本物であってはじめて、その異常な底力が分かる、本物のスピーカーでないと、その本当の底の底の、底力までは分からないという意味に考えてください。安いスピーカーでも一気に音が変わるというのが、他のかたのコメントを読んでいただければ分かりますが、今まで、経験的に分かっていることです。クラウンD45は、あくまでも「岩」です。容易にはゆるぎません。

さて、さきほど本人様からお電話を受け、さらなるコメントをお電話でお聞きしました。アムクロンK1は、アクセルをかなり踏んでやらないと全くダメ、つまり、ボリュームをかなり上げてやらないと、全く鳴らなかったそうです。ところがD45は、アクセルとスピードのレスポンスが全くの別次元であって、ボリューム位置に応じてのリニアリティーが、不思議なほど素晴らしいとのことです。

なお、このかたのスピーカーは、片側だけで38センチウーファー二発のスピーカーだということも、分かりました。38センチウーファーが、左右合計四発のものですら、軽々と駆動する恐るべきアンプだと、お電話で驚嘆しておられました。
上位機種のほうがよかれというような考え方は、ねこそぎ捨て去ってください。私もこのお客様も、「家庭で使うには」という条件付きですが、K1よりD45のほうが圧倒して良いと、単に事実を述べているに過ぎません。
https://procable.jp/setting/10.html#2


このコメントが、アムクロン(クラウン)K1についての、密度の高い報告です。
大き過ぎるアンプが、それが例えアムクロン品質(超一流)のものだったとしても、自宅利用、通常利用に全く向かない理由は、それを読まれれば、誰にでも一目瞭然です。
https://procable.jp/crown/s_75.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c71

[近代史3] 在日韓国人が急速に減少 9割が日本人と結婚し子供は日本人になる 中川隆
2. 中川隆[-14569] koaQ7Jey 2020年1月14日 17:57:22 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1495]
2020年01月14日
在日が日本を支配しているという真偽 人口統計からはあり得ない


在日韓国人同士の結婚(青)は9%なので子供は韓国人にならない。
従って在日韓国人の若者が大量に居るのもあり得ない

画像引用:在日韓国・朝鮮人の歴史 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%A8%E6%97%A5%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%83%BB%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2

人口はウソをつかない

在日韓国人が日本のあらゆる組織を支配している、というのは嫌韓論者に多い主張だが、これには疑問がある。

在日の人口を見ても、帰化人の人数や出生数を見ても「帰化人が国会を支配している」などあり得ないからです。

愛国心だか何だか知らないがウソはウソに過ぎないので、自分の主張の信ぴょう性を低下させるだけです。


ある経済学者は「あらゆる経済統計はすべて嘘だが、人口統計だけは嘘をつかない」と言っていました。

例えば中国のGDPは自称10兆ドルだがアイドルの年齢とスリーサイズみたいなもので、真実は本人しか知らない。

だが中国の人口が13億人超なのは現実で、どれだけ中国に批判的な人でも人口は否定できません。


世界の人口は現在70億人で、2050年から遅くとも今世紀後半に100億人に達するのも、これまた疑う余地がありません。

日本を始めすべての先進国で今後人口が減少し、続いて中国インドを含む殆どのアジア諸国の人口も減少に転じます。

今世紀後半に人口が増えるのはアフリカだけなので、人類の人口増加は21世紀で止まる可能性が高い。


日本は現在少子化で年間40万人ほど人口が減っていて、年間出生数は90万人を割り込みました。

日本の出生数は1960年代から85年頃まで年150万人以上だったので、約6割以下に減少しました。

大変な減少率で原因は日本政府の失策ですが、在日の少子化はこれを遥かに上回るペースで進行しています。

”在日韓国人”の超高速少子化

日本に永住する在日韓国人の人数は減り続けていて、戦後のピークだった1991年には約69万人を記録していました。

翌1992年から急速な人口減が始まり、2019年は45万1千人になっています(法務省HP)

91年までの増加期は年数千人増だったのに、90年代を境に年1万人以上減少し始めました。


原因の一つは日本への帰化で、60年代頃は年2000人台だったのが90年代に1万人前後に増え、2010年代は5000人前後に減少しました。

日本政府は在日撲滅のため追い出そうとしたが、応じないので80年代頃から帰化を奨励し、批判が強まったので現在はやや厳格化した。

在日人口急減の最大理由は日本人との結婚で、民団によると在日が韓国籍(や朝鮮籍)と結婚した割合はたった9%でした。(2013年頃)


90%の在日韓国人は日本人と結婚していて、しかもその割合は年ごとに増加していました。(民団HPより)

9割の在日韓国人が日本人と結婚するので、生まれた子供は出生時に日本国籍を取得でき、帰化する必要すらありません。

レンホーのように22歳まで日韓の二重国籍でも良いが、子供の将来を考えてほとんどの場合日本国籍を選択するでしょう。


「在日特権」で知られている特別永住者は出生後60日以内に親が申請する必要があり、これを申請したら日本との二重国籍にはなれない。

日本人と結婚して子供を特別永住者にする親もほとんど居ない筈で、次の世代には絶滅しているでしょう。

2013年の場合は5,043人のうちが韓国人同士が結婚したのは450人、韓国人以外と結婚したのは4593人、そのうち4423人が日本人との結婚でした。


しかも上のグラフでは夫が日本人で妻が韓国人のパターンが多く、その分韓国籍男性は未婚が増えた筈です。

夫が日本人で妻が韓国人の場合、家を継ぐ必要も無いので、あえて子供を韓国籍にする夫婦は皆無でしょう。

左翼の正体は日本人

2016年時点の5歳刻み年齢構成で最も人口が多いのは45歳から49歳の約4万人で、0歳から4歳までは6,923人でした。

0歳から4歳までの年間出生数は1385人だが、これは二重国籍を含んでいるうえに毎年減少しています。

おそらく2020年の在日韓国人0歳児の人口は1000人を下回る筈で、22歳時に韓国籍を放棄する人も何割か含まれている。


という訳で「在日韓国人」は今後短期間に「出生数ゼロ」に近づき子供や若者がいなくなります。

日本政府によると戦後今まで帰化した韓国人は30万人超で、現在の在日人口と合計しても75万人、しかも帰化した人の多くは既になくなっています。

すると在日韓国人と帰化人の合計は60万人からせいぜい70万人なので、「日本を支配する」などできる筈がありません。


ネット上で流布されている「帰化政治家」のリストの殆どは適当に書いたウソだし、韓国人芸能人リストもウソです。

では韓国を支持したり擁護している有名人は何なのかというと、大半は「ただの日本人左翼」です。

日本では戦後占領軍が軍を倒すため共産主義者を優遇するばかりか育成し、中国は日本赤化戦略で共産主義者を大量生産しました。


特に赤化されたのが東大や京大、関東の有名大学で、まず教授を工作員にして学生を共産主義者に教育し、左翼をどんどん増やしていきました。

NHKやテレビ局のほとんどが在日というのもあり得ない話で、正体はこれも日本人左翼です。

在日韓国人のように見えているのは、実際には赤化された左翼日本人だったという事です。
http://www.thutmosev.com/archives/81940244.html

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/787.html#c2

[昼休み54] 日本の中枢は既に在日朝鮮人に乗っ取られている 中川隆
47. 中川隆[-14568] koaQ7Jey 2020年1月14日 17:57:54 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1494]
2020年01月14日
在日が日本を支配しているという真偽 人口統計からはあり得ない


在日韓国人同士の結婚(青)は9%なので子供は韓国人にならない。
従って在日韓国人の若者が大量に居るのもあり得ない

画像引用:在日韓国・朝鮮人の歴史 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%A8%E6%97%A5%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%83%BB%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2

人口はウソをつかない

在日韓国人が日本のあらゆる組織を支配している、というのは嫌韓論者に多い主張だが、これには疑問がある。

在日の人口を見ても、帰化人の人数や出生数を見ても「帰化人が国会を支配している」などあり得ないからです。

愛国心だか何だか知らないがウソはウソに過ぎないので、自分の主張の信ぴょう性を低下させるだけです。


ある経済学者は「あらゆる経済統計はすべて嘘だが、人口統計だけは嘘をつかない」と言っていました。

例えば中国のGDPは自称10兆ドルだがアイドルの年齢とスリーサイズみたいなもので、真実は本人しか知らない。

だが中国の人口が13億人超なのは現実で、どれだけ中国に批判的な人でも人口は否定できません。


世界の人口は現在70億人で、2050年から遅くとも今世紀後半に100億人に達するのも、これまた疑う余地がありません。

日本を始めすべての先進国で今後人口が減少し、続いて中国インドを含む殆どのアジア諸国の人口も減少に転じます。

今世紀後半に人口が増えるのはアフリカだけなので、人類の人口増加は21世紀で止まる可能性が高い。


日本は現在少子化で年間40万人ほど人口が減っていて、年間出生数は90万人を割り込みました。

日本の出生数は1960年代から85年頃まで年150万人以上だったので、約6割以下に減少しました。

大変な減少率で原因は日本政府の失策ですが、在日の少子化はこれを遥かに上回るペースで進行しています。

”在日韓国人”の超高速少子化

日本に永住する在日韓国人の人数は減り続けていて、戦後のピークだった1991年には約69万人を記録していました。

翌1992年から急速な人口減が始まり、2019年は45万1千人になっています(法務省HP)

91年までの増加期は年数千人増だったのに、90年代を境に年1万人以上減少し始めました。


原因の一つは日本への帰化で、60年代頃は年2000人台だったのが90年代に1万人前後に増え、2010年代は5000人前後に減少しました。

日本政府は在日撲滅のため追い出そうとしたが、応じないので80年代頃から帰化を奨励し、批判が強まったので現在はやや厳格化した。

在日人口急減の最大理由は日本人との結婚で、民団によると在日が韓国籍(や朝鮮籍)と結婚した割合はたった9%でした。(2013年頃)


90%の在日韓国人は日本人と結婚していて、しかもその割合は年ごとに増加していました。(民団HPより)

9割の在日韓国人が日本人と結婚するので、生まれた子供は出生時に日本国籍を取得でき、帰化する必要すらありません。

レンホーのように22歳まで日韓の二重国籍でも良いが、子供の将来を考えてほとんどの場合日本国籍を選択するでしょう。


「在日特権」で知られている特別永住者は出生後60日以内に親が申請する必要があり、これを申請したら日本との二重国籍にはなれない。

日本人と結婚して子供を特別永住者にする親もほとんど居ない筈で、次の世代には絶滅しているでしょう。

2013年の場合は5,043人のうちが韓国人同士が結婚したのは450人、韓国人以外と結婚したのは4593人、そのうち4423人が日本人との結婚でした。


しかも上のグラフでは夫が日本人で妻が韓国人のパターンが多く、その分韓国籍男性は未婚が増えた筈です。

夫が日本人で妻が韓国人の場合、家を継ぐ必要も無いので、あえて子供を韓国籍にする夫婦は皆無でしょう。

左翼の正体は日本人

2016年時点の5歳刻み年齢構成で最も人口が多いのは45歳から49歳の約4万人で、0歳から4歳までは6,923人でした。

0歳から4歳までの年間出生数は1385人だが、これは二重国籍を含んでいるうえに毎年減少しています。

おそらく2020年の在日韓国人0歳児の人口は1000人を下回る筈で、22歳時に韓国籍を放棄する人も何割か含まれている。


という訳で「在日韓国人」は今後短期間に「出生数ゼロ」に近づき子供や若者がいなくなります。

日本政府によると戦後今まで帰化した韓国人は30万人超で、現在の在日人口と合計しても75万人、しかも帰化した人の多くは既になくなっています。

すると在日韓国人と帰化人の合計は60万人からせいぜい70万人なので、「日本を支配する」などできる筈がありません。


ネット上で流布されている「帰化政治家」のリストの殆どは適当に書いたウソだし、韓国人芸能人リストもウソです。

では韓国を支持したり擁護している有名人は何なのかというと、大半は「ただの日本人左翼」です。

日本では戦後占領軍が軍を倒すため共産主義者を優遇するばかりか育成し、中国は日本赤化戦略で共産主義者を大量生産しました。


特に赤化されたのが東大や京大、関東の有名大学で、まず教授を工作員にして学生を共産主義者に教育し、左翼をどんどん増やしていきました。

NHKやテレビ局のほとんどが在日というのもあり得ない話で、正体はこれも日本人左翼です。

在日韓国人のように見えているのは、実際には赤化された左翼日本人だったという事です。
http://www.thutmosev.com/archives/81940244.html

http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/232.html#c47

[] 在日朝鮮人タレント
109. 中川隆[-14567] koaQ7Jey 2020年1月14日 17:58:32 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1493]
2020年01月14日
在日が日本を支配しているという真偽 人口統計からはあり得ない


在日韓国人同士の結婚(青)は9%なので子供は韓国人にならない。
従って在日韓国人の若者が大量に居るのもあり得ない

画像引用:在日韓国・朝鮮人の歴史 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%A8%E6%97%A5%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%83%BB%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2

人口はウソをつかない

在日韓国人が日本のあらゆる組織を支配している、というのは嫌韓論者に多い主張だが、これには疑問がある。

在日の人口を見ても、帰化人の人数や出生数を見ても「帰化人が国会を支配している」などあり得ないからです。

愛国心だか何だか知らないがウソはウソに過ぎないので、自分の主張の信ぴょう性を低下させるだけです。


ある経済学者は「あらゆる経済統計はすべて嘘だが、人口統計だけは嘘をつかない」と言っていました。

例えば中国のGDPは自称10兆ドルだがアイドルの年齢とスリーサイズみたいなもので、真実は本人しか知らない。

だが中国の人口が13億人超なのは現実で、どれだけ中国に批判的な人でも人口は否定できません。


世界の人口は現在70億人で、2050年から遅くとも今世紀後半に100億人に達するのも、これまた疑う余地がありません。

日本を始めすべての先進国で今後人口が減少し、続いて中国インドを含む殆どのアジア諸国の人口も減少に転じます。

今世紀後半に人口が増えるのはアフリカだけなので、人類の人口増加は21世紀で止まる可能性が高い。


日本は現在少子化で年間40万人ほど人口が減っていて、年間出生数は90万人を割り込みました。

日本の出生数は1960年代から85年頃まで年150万人以上だったので、約6割以下に減少しました。

大変な減少率で原因は日本政府の失策ですが、在日の少子化はこれを遥かに上回るペースで進行しています。

”在日韓国人”の超高速少子化

日本に永住する在日韓国人の人数は減り続けていて、戦後のピークだった1991年には約69万人を記録していました。

翌1992年から急速な人口減が始まり、2019年は45万1千人になっています(法務省HP)

91年までの増加期は年数千人増だったのに、90年代を境に年1万人以上減少し始めました。


原因の一つは日本への帰化で、60年代頃は年2000人台だったのが90年代に1万人前後に増え、2010年代は5000人前後に減少しました。

日本政府は在日撲滅のため追い出そうとしたが、応じないので80年代頃から帰化を奨励し、批判が強まったので現在はやや厳格化した。

在日人口急減の最大理由は日本人との結婚で、民団によると在日が韓国籍(や朝鮮籍)と結婚した割合はたった9%でした。(2013年頃)


90%の在日韓国人は日本人と結婚していて、しかもその割合は年ごとに増加していました。(民団HPより)

9割の在日韓国人が日本人と結婚するので、生まれた子供は出生時に日本国籍を取得でき、帰化する必要すらありません。

レンホーのように22歳まで日韓の二重国籍でも良いが、子供の将来を考えてほとんどの場合日本国籍を選択するでしょう。


「在日特権」で知られている特別永住者は出生後60日以内に親が申請する必要があり、これを申請したら日本との二重国籍にはなれない。

日本人と結婚して子供を特別永住者にする親もほとんど居ない筈で、次の世代には絶滅しているでしょう。

2013年の場合は5,043人のうちが韓国人同士が結婚したのは450人、韓国人以外と結婚したのは4593人、そのうち4423人が日本人との結婚でした。


しかも上のグラフでは夫が日本人で妻が韓国人のパターンが多く、その分韓国籍男性は未婚が増えた筈です。

夫が日本人で妻が韓国人の場合、家を継ぐ必要も無いので、あえて子供を韓国籍にする夫婦は皆無でしょう。

左翼の正体は日本人

2016年時点の5歳刻み年齢構成で最も人口が多いのは45歳から49歳の約4万人で、0歳から4歳までは6,923人でした。

0歳から4歳までの年間出生数は1385人だが、これは二重国籍を含んでいるうえに毎年減少しています。

おそらく2020年の在日韓国人0歳児の人口は1000人を下回る筈で、22歳時に韓国籍を放棄する人も何割か含まれている。


という訳で「在日韓国人」は今後短期間に「出生数ゼロ」に近づき子供や若者がいなくなります。

日本政府によると戦後今まで帰化した韓国人は30万人超で、現在の在日人口と合計しても75万人、しかも帰化した人の多くは既になくなっています。

すると在日韓国人と帰化人の合計は60万人からせいぜい70万人なので、「日本を支配する」などできる筈がありません。


ネット上で流布されている「帰化政治家」のリストの殆どは適当に書いたウソだし、韓国人芸能人リストもウソです。

では韓国を支持したり擁護している有名人は何なのかというと、大半は「ただの日本人左翼」です。

日本では戦後占領軍が軍を倒すため共産主義者を優遇するばかりか育成し、中国は日本赤化戦略で共産主義者を大量生産しました。


特に赤化されたのが東大や京大、関東の有名大学で、まず教授を工作員にして学生を共産主義者に教育し、左翼をどんどん増やしていきました。

NHKやテレビ局のほとんどが在日というのもあり得ない話で、正体はこれも日本人左翼です。

在日韓国人のように見えているのは、実際には赤化された左翼日本人だったという事です。
http://www.thutmosev.com/archives/81940244.html

http://www.asyura2.com/2002/dispute2/msg/515.html#c109

[リバイバル3] 朝鮮人認定された天才ジャーナリスト 本多勝一 vs. 詐欺師の似非学者 渡部昇一 中川隆
7. 中川隆[-14566] koaQ7Jey 2020年1月14日 18:10:47 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1492]
2020年01月14日
在日が日本を支配しているという真偽 人口統計からはあり得ない

在日韓国人同士の結婚(青)は9%なので子供は韓国人にならない。
従って在日韓国人の若者が大量に居るのもあり得ない
画像引用:在日韓国・朝鮮人の歴史 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%A8%E6%97%A5%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%83%BB%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2

人口はウソをつかない
在日韓国人が日本のあらゆる組織を支配している、というのは嫌韓論者に多い主張だが、これには疑問がある。
在日の人口を見ても、帰化人の人数や出生数を見ても「帰化人が国会を支配している」などあり得ないからです。
愛国心だか何だか知らないがウソはウソに過ぎないので、自分の主張の信ぴょう性を低下させるだけです。


ある経済学者は「あらゆる経済統計はすべて嘘だが、人口統計だけは嘘をつかない」と言っていました。
例えば中国のGDPは自称10兆ドルだがアイドルの年齢とスリーサイズみたいなもので、真実は本人しか知らない。
だが中国の人口が13億人超なのは現実で、どれだけ中国に批判的な人でも人口は否定できません。

世界の人口は現在70億人で、2050年から遅くとも今世紀後半に100億人に達するのも、これまた疑う余地がありません。
日本を始めすべての先進国で今後人口が減少し、続いて中国インドを含む殆どのアジア諸国の人口も減少に転じます。
今世紀後半に人口が増えるのはアフリカだけなので、人類の人口増加は21世紀で止まる可能性が高い。

日本は現在少子化で年間40万人ほど人口が減っていて、年間出生数は90万人を割り込みました。
日本の出生数は1960年代から85年頃まで年150万人以上だったので、約6割以下に減少しました。
大変な減少率で原因は日本政府の失策ですが、在日の少子化はこれを遥かに上回るペースで進行しています。

”在日韓国人”の超高速少子化
日本に永住する在日韓国人の人数は減り続けていて、戦後のピークだった1991年には約69万人を記録していました。
翌1992年から急速な人口減が始まり、2019年は45万1千人になっています(法務省HP)
91年までの増加期は年数千人増だったのに、90年代を境に年1万人以上減少し始めました。

原因の一つは日本への帰化で、60年代頃は年2000人台だったのが90年代に1万人前後に増え、2010年代は5000人前後に減少しました。
日本政府は在日撲滅のため追い出そうとしたが、応じないので80年代頃から帰化を奨励し、批判が強まったので現在はやや厳格化した。
在日人口急減の最大理由は日本人との結婚で、民団によると在日が韓国籍(や朝鮮籍)と結婚した割合はたった9%でした。(2013年頃)

90%の在日韓国人は日本人と結婚していて、しかもその割合は年ごとに増加していました。(民団HPより)
9割の在日韓国人が日本人と結婚するので、生まれた子供は出生時に日本国籍を取得でき、帰化する必要すらありません。
レンホーのように22歳まで日韓の二重国籍でも良いが、子供の将来を考えてほとんどの場合日本国籍を選択するでしょう。

「在日特権」で知られている特別永住者は出生後60日以内に親が申請する必要があり、これを申請したら日本との二重国籍にはなれない。
日本人と結婚して子供を特別永住者にする親もほとんど居ない筈で、次の世代には絶滅しているでしょう。
2013年の場合は5,043人のうちが韓国人同士が結婚したのは450人、韓国人以外と結婚したのは4593人、そのうち4423人が日本人との結婚でした。

しかも上のグラフでは夫が日本人で妻が韓国人のパターンが多く、その分韓国籍男性は未婚が増えた筈です。
夫が日本人で妻が韓国人の場合、家を継ぐ必要も無いので、あえて子供を韓国籍にする夫婦は皆無でしょう。

左翼の正体は日本人
2016年時点の5歳刻み年齢構成で最も人口が多いのは45歳から49歳の約4万人で、0歳から4歳までは6,923人でした。
0歳から4歳までの年間出生数は1385人だが、これは二重国籍を含んでいるうえに毎年減少しています。
おそらく2020年の在日韓国人0歳児の人口は1000人を下回る筈で、22歳時に韓国籍を放棄する人も何割か含まれている。

という訳で「在日韓国人」は今後短期間に「出生数ゼロ」に近づき子供や若者がいなくなります。
日本政府によると戦後今まで帰化した韓国人は30万人超で、現在の在日人口と合計しても75万人、しかも帰化した人の多くは既になくなっています。
すると在日韓国人と帰化人の合計は60万人からせいぜい70万人なので、「日本を支配する」などできる筈がありません。

ネット上で流布されている「帰化政治家」のリストの殆どは適当に書いたウソだし、韓国人芸能人リストもウソです。
では韓国を支持したり擁護している有名人は何なのかというと、大半は「ただの日本人左翼」です。
日本では戦後占領軍が軍を倒すため共産主義者を優遇するばかりか育成し、中国は日本赤化戦略で共産主義者を大量生産しました。

特に赤化されたのが東大や京大、関東の有名大学で、まず教授を工作員にして学生を共産主義者に教育し、左翼をどんどん増やしていきました。
NHKやテレビ局のほとんどが在日というのもあり得ない話で、正体はこれも日本人左翼です。
在日韓国人のように見えているのは、実際には赤化された左翼日本人だったという事です。
http://www.thutmosev.com/archives/81940244.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/705.html#c7

[近代史3] 朝鮮人認定された天才ジャーナリスト 本多勝一 vs. 詐欺師の似非学者 渡部昇一 中川隆
7. 中川隆[-14565] koaQ7Jey 2020年1月14日 18:13:34 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1491]
2020年01月14日
在日が日本を支配しているという真偽 人口統計からはあり得ない

在日韓国人同士の結婚(青)は9%なので子供は韓国人にならない。

従って在日韓国人の若者が大量に居るのもあり得ない

画像引用:在日韓国・朝鮮人の歴史 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%A8%E6%97%A5%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%83%BB%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2

人口はウソをつかない

在日韓国人が日本のあらゆる組織を支配している、というのは嫌韓論者に多い主張だが、これには疑問がある。

在日の人口を見ても、帰化人の人数や出生数を見ても「帰化人が国会を支配している」などあり得ないからです。

愛国心だか何だか知らないがウソはウソに過ぎないので、自分の主張の信ぴょう性を低下させるだけです。


ある経済学者は「あらゆる経済統計はすべて嘘だが、人口統計だけは嘘をつかない」と言っていました。

例えば中国のGDPは自称10兆ドルだがアイドルの年齢とスリーサイズみたいなもので、真実は本人しか知らない。

だが中国の人口が13億人超なのは現実で、どれだけ中国に批判的な人でも人口は否定できません。

世界の人口は現在70億人で、2050年から遅くとも今世紀後半に100億人に達するのも、これまた疑う余地がありません。

日本を始めすべての先進国で今後人口が減少し、続いて中国インドを含む殆どのアジア諸国の人口も減少に転じます。

今世紀後半に人口が増えるのはアフリカだけなので、人類の人口増加は21世紀で止まる可能性が高い。

日本は現在少子化で年間40万人ほど人口が減っていて、年間出生数は90万人を割り込みました。

日本の出生数は1960年代から85年頃まで年150万人以上だったので、約6割以下に減少しました。

大変な減少率で原因は日本政府の失策ですが、在日の少子化はこれを遥かに上回るペースで進行しています。


”在日韓国人”の超高速少子化

日本に永住する在日韓国人の人数は減り続けていて、戦後のピークだった1991年には約69万人を記録していました。

翌1992年から急速な人口減が始まり、2019年は45万1千人になっています(法務省HP)

91年までの増加期は年数千人増だったのに、90年代を境に年1万人以上減少し始めました。

原因の一つは日本への帰化で、60年代頃は年2000人台だったのが90年代に1万人前後に増え、2010年代は5000人前後に減少しました。

日本政府は在日撲滅のため追い出そうとしたが、応じないので80年代頃から帰化を奨励し、批判が強まったので現在はやや厳格化した。

在日人口急減の最大理由は日本人との結婚で、民団によると在日が韓国籍(や朝鮮籍)と結婚した割合はたった9%でした。(2013年頃)

90%の在日韓国人は日本人と結婚していて、しかもその割合は年ごとに増加していました。(民団HPより)

9割の在日韓国人が日本人と結婚するので、生まれた子供は出生時に日本国籍を取得でき、帰化する必要すらありません。

レンホーのように22歳まで日韓の二重国籍でも良いが、子供の将来を考えてほとんどの場合日本国籍を選択するでしょう。

「在日特権」で知られている特別永住者は出生後60日以内に親が申請する必要があり、これを申請したら日本との二重国籍にはなれない。

日本人と結婚して子供を特別永住者にする親もほとんど居ない筈で、次の世代には絶滅しているでしょう。

2013年の場合は5,043人のうちが韓国人同士が結婚したのは450人、韓国人以外と結婚したのは4593人、そのうち4423人が日本人との結婚でした。

しかも上のグラフでは夫が日本人で妻が韓国人のパターンが多く、その分韓国籍男性は未婚が増えた筈です。

夫が日本人で妻が韓国人の場合、家を継ぐ必要も無いので、あえて子供を韓国籍にする夫婦は皆無でしょう。

左翼の正体は日本人

2016年時点の5歳刻み年齢構成で最も人口が多いのは45歳から49歳の約4万人で、0歳から4歳までは6,923人でした。

0歳から4歳までの年間出生数は1385人だが、これは二重国籍を含んでいるうえに毎年減少しています。

おそらく2020年の在日韓国人0歳児の人口は1000人を下回る筈で、22歳時に韓国籍を放棄する人も何割か含まれている。

という訳で「在日韓国人」は今後短期間に「出生数ゼロ」に近づき子供や若者がいなくなります。

日本政府によると戦後今まで帰化した韓国人は30万人超で、現在の在日人口と合計しても75万人、しかも帰化した人の多くは既になくなっています。

すると在日韓国人と帰化人の合計は60万人からせいぜい70万人なので、「日本を支配する」などできる筈がありません。

ネット上で流布されている「帰化政治家」のリストの殆どは適当に書いたウソだし、韓国人芸能人リストもウソです。

では韓国を支持したり擁護している有名人は何なのかというと、大半は「ただの日本人左翼」です。

日本では戦後占領軍が軍を倒すため共産主義者を優遇するばかりか育成し、中国は日本赤化戦略で共産主義者を大量生産しました。

特に赤化されたのが東大や京大、関東の有名大学で、まず教授を工作員にして学生を共産主義者に教育し、左翼をどんどん増やしていきました。
NHKやテレビ局のほとんどが在日というのもあり得ない話で、正体はこれも日本人左翼です。

在日韓国人のように見えているのは、実際には赤化された左翼日本人だったという事です。
http://www.thutmosev.com/archives/81940244.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/130.html#c7

[近代史3] 平和主義者だったトランプがイラン革命防衛隊の精鋭組織コッズ部隊の司令官を殺害した理由 中川隆
40. 中川隆[-14564] koaQ7Jey 2020年1月14日 18:29:10 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1490]
ソレイマニ司令官殺害、7カ月前に承認か=イラン情勢悪化でトランプ氏―米報道
2020/01/14 15:31


 【ワシントン時事】米NBCニュースは13日、米当局者らの話として、トランプ大統領が7カ月前にイラン革命防衛隊コッズ部隊のソレイマニ司令官の殺害を承認していたと報じた。米国内では同司令官殺害の根拠をめぐり、政権が主張する「差し迫った脅威」に懐疑的な見方が広がっている。半年以上前から殺害を認めていたのであれば、政権側の根拠が崩れる可能性もある。

 当局者は「これまでに多くの選択肢が大統領に提示されてきた」と指摘。その上で、ソレイマニ司令官殺害も「ある程度前から」選択肢に加えられていたと指摘した。

 昨年6月に米軍の無人機が革命防衛隊によって撃墜された際、当時のボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)とポンペオ国務長官はトランプ氏にソレイマニ司令官殺害を進言。だが、トランプ氏は米国人が殺されない限り、殺害を承認しないと応じた。

 同月にはソレイマニ司令官殺害に関する大統領指令書が発出されたが、作戦は大統領の最終的な承認を必要とするという条件が付けられたという。 
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c40

[近代史02] 世界を席巻した回転寿司 _ どんな屑ネタでも気付かずに食べさせる魔法の技術 中川隆
59. 中川隆[-14563] koaQ7Jey 2020年1月14日 18:39:09 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1489]
スシローに客流れたくら寿司、客数減脱出は困難…“寿司がまずい”で苦境のかっぱ寿司の教訓
https://biz-journal.jp/2020/01/post_134489.html
2020.01.11 佐藤昌司/店舗経営コンサルタント Business Journal


くら寿司の店舗(「Wikipedia」より)


 回転ずし大手のくら寿司が、厳しい状況から抜け出せずにいる。12月12日発表の2019年10月期連結決算は、純利益が前期比27%減の37億円だった。減益は単独決算の時期も含めると8年ぶりとなる。売上高は3%増の1361億円にとどまり、営業利益は20%減の54億円だった。

 回転ずしは外食業界のなかでも有望市場とされている。そのため、大手の多くは業績が好調だ。大手5社では、不振が続く「かっぱ寿司」を展開するカッパ・クリエイトを除き、くら寿司を含めた4社が好調を保ち、他業界が羨むほどだ。だが、近年はこの構図が崩れている。くら寿司が脱落し始めたのだ。一方でほかの3社は依然として好調を保っている。

 ここで、くら寿司以外の各社の直近本決算の業績を見てみよう。

 まず、長らく不振が続くカッパ・クリエイトだが、19年3月期連結決算は、売上高が前期比3%減の761億円、純利益が82%減の1億4200万円だった。厳しい状況が続いている。

「スシロー」を展開するスシローグローバルホールディングス(HD)の19年9月期連結決算(国際会計基準)は、売上高が14%増の1990億円、純利益は25%増の99億円だった。絶好調といっていいだろう。唯一、2桁増の増収を達成している。

 外食大手のゼンショーHD傘下のはま寿司は、19年3月期の売上高は5%増の1242億円、純利益は30%増の36億円と増収増益だった。

 元気寿司の19年3月期連結決算は、売上高が5%増の420億円、純利益が3.6倍の18億円と増収増益だ。

 かっぱ寿司を除いた3社の業績はこのように好調だ。これらと比べると、くら寿司の苦戦のほどがよくわかる。

■バイトテロの余波

 くら寿司の全社業績の不振の背景には既存店の低迷がある。19年10月期の既存店売上高は前期比3.8%減とマイナスだった。客単価は2.5%増とプラスだったが、客数が6.3%減の大幅マイナスだったことが響いた。客数の前年割れは3年連続、既存店売上高の前年割れは2年ぶりとなる。

 客数は特に19年10月期が深刻で、12カ月すべての月が前年割れとなった。これは、今年2月に世間を騒がせた、アルバイト店員が業務中に悪ふざけした動画が交流サイト(SNS)で拡散する「バイトテロ」が大きく影響したと考えられる。

 動画には、ゴミ箱に捨てた魚をまな板に戻して調理しようとする様子が映っていた。この映像から「ゴミ箱に捨てた魚を客に提供したかもしれないすし店」というイメージが広まってしまった。それにより、客足が遠のくようになったと考えられる。

 このインパクトは決して小さくない。そのため、くら寿司の客数がプラスになるのにはもう少し時間が必要だろう。では、どれくらいの時間が必要なのか。それを考えるため、似たようなかたちで客離れが起きた企業を見ていきたい。そうすることで、くら寿司の客離れがどれくらい続くかが見えてくるかもしれない。

 まずは日本マクドナルドを見てみよう。マクドナルドは14年7月に発覚した鶏肉期限切れの問題を受けて、深刻な客離れが起きた。前年同月比で20%超のマイナスになる月もあった。その後、長らく客数減が続き、プラスに転じるのに1年半ほどかかった。くら寿司の客数がプラスに転じるようになるのは、少なくともこれくらいの時間が必要だろう。

 もちろん、くら寿司とマクドナルドでは状況が異なるので、同様に推移するとは限らない。問題の深刻さの度合いは、くら寿司のほうがマシだろう。ただ、くら寿司はマクドナルドよりも規模が小さく、ブランド力もマクドナルドほどではないので、立ち直るために必要な力はくら寿司のほうが小さいといえそうだ。

 だが、くら寿司の場合、スシローやはま寿司など同等の力を持つ同業の競合が複数存在するため、競合に流出した顧客を取り戻すことはマクドナルド以上に難しいと考えられる。マクドナルドはハンバーガー業界で圧倒的な規模とブランド力を有しているため、流出した顧客を取り戻すことは、くら寿司ほど難しくはないといえる。そのため、鶏肉問題にしても、時間の経過だけで戻ってきた顧客は少なくないのではないか。一方、くら寿司はそう簡単にはいかないと考えることができる。

■“すしがまずい”イメージ定着のかっぱ寿司

 くら寿司の客数が回復するのに時間がかかりそうなのは、かっぱ寿司の事例からも推測できる。

 かっぱ寿司のカッパ・クリエイトは減収が続いたり、幾度も最終赤字の計上を余儀なくされるなど、厳しい経営状況が続いている。かっぱ寿司が苦境に陥ったのは、“すしがまずい”とのイメージが定着してしまったためだ。それにより客離れが起きた。客数は19年3月期まで5期連続で前年割れとなっている。

 かっぱ寿司でこれだけ長期にわたって客数が減っているのは、スシローなど同等の力を持つ同業の競合が複数存在するためだ。すしを食べたい人がまずいイメージのすし店を選ばないのは当然だろう。多くの人がほかのすし店に行くようになったはずだ。同じようなことがくら寿司にも起こり得る。こうしたことを考えると、くら寿司の客離れはかっぱ寿司のように長期にわたる可能性が捨て切れない。

 いずれにせよ、くら寿司としては集客策を講じ続けなければならない。もちろん、これまでにも集客策は講じてきた。

 たとえば、3月に国産の天然魚を使ったフィッシュバーガーと合い挽き肉のミートバーガーの2種を発売して集客を図った。これらはお客からの評判は上々のようで、発売初月に100万食を売り上げたという。ただ、3月の客数は前年同月比5.2%減と大幅マイナスとなっており、ハンバーガーで全体の悪い流れを食い止めることはできなかったといえるだろう。

 ほかには、9月から販売を始めた、高級スイーツブランド「KURA ROYAL(クラロワイヤル)」が目新しい集客作といえそうだ。第1弾として「たっぷり完熟マンゴーパフェ」「黒糖タピオカミルクティー」「黒糖タピオカ抹茶ミルク」を、それぞれ480円(税別)で発売。くら寿司のスイーツとしては高額だ。その後も続々と新作を投入し続けている。

 ただ、客数の推移から、クラロワイヤルによる集客効果は限定的のようだ。9月の客数は6.6%減、10月は10.4%減、11月は6.2%減と、いずれの月も大幅マイナスとなっている。

■スシローに流出した客を呼び戻せるかがカギ

 くら寿司のスイーツ強化に関しては、スシローの二番煎じの印象が否めない。スシローは17年11月 にスイーツ開発プロジェクト「スシローカフェ部」を発足。商品開発にパティシエを起用するなどスイーツの強化を図ってきた。

 スシローカフェ部ではヒット商品が誕生している。台湾のタピオカドリンク店「Sharetea(シェアティー)」と共同開発したタピオカミルクティーを7月に発売したが、約3カ月で累計175万杯上を販売するヒット商品となった。カップの下からライトを当てると黄金色に光るのが特徴で、SNS映えするとして人気を集めた。

 こうしたヒット商品もあり、スシローの既存店業績は好調だ。19年9月期の既存店売上高は前期比7.4%増と大幅なプラスとなった。しかも、すべての月が前年を超えている。客数は4.2%増、客単価は3.1%増だった。既存店売上高、客数、客単価の前年超えはいずれも2期連続となる。

 スシローが好調なのは、くら寿司の客離れも関係している。くら寿司の利用客がスシローに流れた面があるだろう。くら寿司とスシローが競合するケースは少なくないからだ。たとえば、「くら寿司 江戸川店」(東京・江戸川)は「スシロー 一之江店」(同)と「スシロー 北葛西店」(同)に挟まれるかたちで立地しているが、それぞれからの距離はどちらもクルマで約10分と近く、明らかに商圏が大きく被っている。

 こうした状況でくら寿司はバイトテロに見舞われたわけだが、それを機にくら寿司からスシローに客が流れたケースは少なくないと考えるのが自然だ。こうしたかたちでくら寿司の客数が減り、スシローの客数が増えた面があるだろう。

 こうして流出した顧客を取り戻すことは簡単ではない。くら寿司の客離れは当面続く可能性が高い。
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/370.html#c59

[リバイバル3] 「地方より東京のほうが生活費がかかる」は幻想
「地方より東京のほうが生活費がかかる」は幻想


東京都で最低限の生活を送るために必要な「時給1700円」年収換算で300万。「貧乏は貧乏らしく」という歪んだ認識から脱却を
https://wezz-y.com/archives/71789
2020.01.12 wezzy


 2019年10月、最低賃金が全国平均901円に引き上げられ、東京都(1013円)と神奈川県(1011円)では1000円の大台に乗った。

 5年前の2014年の全国平均(780円)と比べ現在は100円以上も引き上げられ、一見すると国民の生活が豊かになっているように思える。しかし最低賃金1000円程度で、豊かな暮らしを送ることは出来るだろうか。

 東京地評と東京春闘共闘会議は12月18日、「東京都内に住む25歳単身世帯が最低限の生活をするためには時給1642〜1772円が必要」という試算結果を発表した。

 全国でもっとも最低賃金の高い東京都であっても、「最低限の生活」を送れると考えられる最低時給に約700円も届かない。にもかかわらず、経団連は来年の春闘で最低賃金引き上げを検討しつつも、議論の中心は従業員のモチベーションアップなどという方針のようだ。

 だが最低賃金の大幅アップは、日本中に立ち込める停滞ムードを取り去るための喫緊の課題だ。東京の調査で監修を務めた静岡県立大学短期大学部准教授の中澤秀一氏に、最低賃金引き上げの必要性と有効策について伺った。


中澤秀一/静岡県立大学短期大学部准教授
静岡県立大学短期大学部准教授。専門は、社会保障・社会政策。これまでに全国17道府県で最低生計費試算調査の監修を担当する。近著:『最低賃金1500円がつ くる仕事とくらし―「雇用破壊」を乗り越える』(共著、大月書店、2018年)、「ひとり親世帯の自立―最低生計費調査からの考察―」『経済学論纂』第59巻(共著、中央大学経済学研究会、2019年)。他に、座談会「最賃1500円」で暮らせる賃金・雇用をつくる (共著、『経済』2019年3月号)、「ひとり暮らし高齢者の生活実態と最低生計費」『社会政策』(共著、ミネルヴァ書房、2018年)

「健康で文化的な最低限度の生活」とは

 そもそも「最低限の生活」とはどういう生活なのだろうか。中澤氏は『衣食住に困らないけれど贅沢は一切できないカツカツの生活』とイメージする人が多いという。そして、それを「最低限の生活」と呼んではならないと警鐘を鳴らす。

中澤氏「憲法25条では『すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない』と定められており、これが『最低限の生活』と言えます。たとえば、今回の試算に盛り込んだのは、1年間で帰省や旅行ができる、月に2回ほど友達や同僚と飲みに行ける、好きなミュージシャンのコンサートに行ける、などです。むしろ、『普通の生活』と言い換えることができると思います。

 今回算出された東京都の単身世帯に必要な最低賃金『時給1642〜1772円』は、年収換算すると約300万円です。つまり、『最低限の生活』を送るためには、少なくとも年収300万円が必要ということになります。

 しかし、国税庁の『平成30年分 民間給与実態統計調査』を見ると、年収300万円以下の人の割合は37%。『最低限の生活』に達しない生活を余儀なくされている人は少なくありません」

「地方より東京のほうが生活費がかかる」は幻想

 最低賃金の地方格差も問題だ。中澤氏は「東京と他県の最低生計費の格差は、最低賃金ほど大きくはない」と見ている。東京での暮らしには地方よりも生活費が掛かるというイメージは根強いが、実態は。

中澤氏「東京都と地方では『出費先』に違いがありますが、『出費額』には大きな差がないことがわかりました。

 東京都は家賃が高いですが、その代わりに交通機関が整備されているので車を所持する必要がありません。一方、地方は家賃が低いですが、車がないと生活は難しいため、車の購入費や維持費などにコストを割かなければいけません。東京都在住者の家賃と地方在住者の車関連の費用が相殺され、地域間の出費にそれほど差がないのが現状なのです。

 現在、最低賃金が最も高い都道府県は東京都で1013円。最も低い地域は鹿児島県や島根県、愛媛県などで790円です。

 生活費に差がないにもかかわらず都市部と地方で最低時給にこれだけ差があると、都市部への人材流出が助長され、生活に困窮する地方在住者が生まれやすくなります。『東京都で生活するほうがお金がかかる』という勘違いを改め、最低賃金の地域間格差を解消しなければいけません」

2020年10月には最低3%アップ

 最低賃金は、徐々に上昇してはいる。楽観視はできないものの、さらなる増額に向け、議論は前向きに進んでいると中澤氏は分析する。

中澤氏「2019年夏に行われた参議院選挙で多くの政党が『最低賃金引き上げ』を公約に掲げており、国会で注目されるトピックの1つになりました。また、自民党内でも全国一律で最低賃金引上げを検討する議連が発足され、この1年間で風向きが大きく変わってきています。ここ4年間で最低賃金は毎年3%ずつ上昇していますが、今年の10月には最低でも3%アップは見込めます(本当はもっと大幅に引き上げるべきですが…)」

 中澤氏は最低賃金引き上げのために政府が講じるべき策を提案する。

中澤氏「最低賃金の引き上げに及び腰になっているのは中小企業がほとんどです。つまり、中小企業を対象にした社会保険料の減免が必要なのです。中小企業の経営者と話をしていると『社会保険料の労使折半分に苦しんでいる』と言います。社会保険料の減免措置は、最賃アップの有効策になるでしょう。この減免措置にどれくらいの財源が必要になるのか、そろそろ本格的に議論すべきです」

 同時に私たちも、「最低限の生活」についての理解を深める必要がある。貧困叩きをしている場合ではないということだ。

中澤氏「政府や企業の働きかけだけではなく、私たち国民が最低賃金引き上げに関心を持つことが重要です。来年以降も最低時給が1000円に達する地域がいくつか出てきますが、1000円という大台に達したことで満足してはいけません。

 よく考えてみましょう。時給1000円では、月22日・8時間働いても月収は20万円も貰えず、年収換算しても250万円にさえ届かないのです。

 まずは『すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利』が保障されていることを知り、この『最低限の生活』がどういう生活なのか知ってほしいと思います。

 現在の日本では、貧困層に対して非常に厳しい視線が向けられており、生活保護受給者が娯楽にお金を割いていることを知ると辛辣な批判が相次ぎますよね。

 数年前にNHKで貧困に苦しむ女子高生を特集したニュースが放送されましたが、彼女が1000円以上のランチを食べに行っていたことや好きな漫画のグッズを買っていたことが発覚すると、『こいつは貧困じゃない』といったバッシングが多く寄せられました。

 誰でも最低限の生活を営む権利があるのですから、『貧乏人は貧乏人らしく』といった捉え方から脱却しましょう。この認識を改めることができれば、最低賃金引き上げは加速します
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1031.html

[近代史3] 平和主義者だったトランプがイラン革命防衛隊の精鋭組織コッズ部隊の司令官を殺害した理由 中川隆
41. 中川隆[-14562] koaQ7Jey 2020年1月14日 18:57:16 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1487]
2020.01.14
中国との経済的なつながりを強めるイラク政府を恫喝する米国

 イランのイスラム革命防衛隊の特殊部隊コッズ軍を指揮してきたガーセム・ソレイマーニーとPMU(人民動員軍)のアブ・マフディ・ムハンディ副司令官をアメリカ軍がバグダッド空港で暗殺して以来、中東でアメリカの支配力が急速に低下している実態が明らかになってきた。

 ソレイマーニーがイラクを訪問したのは、イランと敵対関係にあったサウジアラビアとの関係改善を目指す交渉の一環だった。これはイラクのアディル・アブドゥル-マフディ首相が明らかにしている。

 昨年の10月上旬にサウジアラビアはイランと緊張緩和について話し合うことをイラク首相に約束しているが、そのサウジアラビアからの申し出に対する回答をソレイマーニーは持ってイラクを訪問したという。その10月にイスラエルの情報機関モサドのヨシ・コーエン長官は公然とソレイマーニー暗殺を口にしていた。

 殺人をアメリカが請け負ったように見えるが、アメリカにはイランだけでなくイラクを恫喝する必要にも迫られていた。昨年9月にアブドゥル-マフディ首相は中国を訪問、石油施設の建設など経済的な結びつきを強めることで合意している。2015年にも似た内容の合意があったのだが、これはアメリカの圧力で立ち消えになっていた。

 昨年9月の合意に対してもアメリカは圧力を加えてきたという。アメリカの命令を拒否すると、大規模な反政府デモを行わせ、アブドゥル-マフディを辞めさせると脅したという。実際、2019年10月にデモが始まる。リビアやウクライナと同じようにアメリカはスナイパーを配置、デモ隊と治安部隊を銃撃して双方を殺害して混乱を図った。アブドゥル-マフディは辞意を表明、次の首相が決まった段階で辞任することになる。

 現在、アメリカやイスラエルは手先としてスンニ派を使っている。2003年にスンニ派を基盤とするサダム・フセイン体制を倒したが、親イスラエル派の体制を樹立することに失敗、親イラン派が実権を握ってから方針を変更したと見られている。

 その方針変更を最初に指摘したのは調査ジャーナリストの​シーモア・ハーシュ。2007年にニューヨーカー誌に掲載された記事​の中で、ジョージ・W・ブッシュ政権はシリア、イラン、そしてレバノンのヒズボラを最大の敵だと定め、スンニ派と手を組むことにし、スンニ派であるフセイン体制の残党と手を組んだとしている。

 そうした情況のイラクだが、ソレイマーニー暗殺の2日後の1月5日、イラク議会は外国の軍隊はイラクから出るように求める決議を採択、アブドゥル-マフディ首相も賛成した。

 それに対し、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の匿名情報源によると、アメリカ軍を追い出そうとすればイラク政府の銀行口座を封鎖するとドナルド・トランプ大統領は警告したという。万一、日本がアメリカから独立しようとすれば、アメリカにアル資産は凍結され、食糧も供給されなくなるということだ。

 こうした恫喝で世界を震え上がらせ、屈服させようとしているのだろうが、そこまでしなければ世界はアメリカに従わなくなっているということでもある。

 支配できない国は破壊して「石器時代」にするというのがアメリカ支配層の基本スタンスだが、そうしたことが力さえなくなりつつある。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202001140000/
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c41

[近代史3] アメリカが No.2 になった国を潰した方法 中川隆
3. 中川隆[-14561] koaQ7Jey 2020年1月14日 19:20:17 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1486]
ソレイマーニー暗殺の2日後の1月5日、イラク議会は外国の軍隊はイラクから出るように求める決議を採択、アブドゥル-マフディ首相も賛成した。

 それに対し、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の匿名情報源によると、アメリカ軍を追い出そうとすればイラク政府の銀行口座を封鎖するとドナルド・トランプ大統領は警告したという。万一、日本がアメリカから独立しようとすれば、アメリカにドル資産は凍結され、食糧も供給されなくなるということだ。

 こうした恫喝で世界を震え上がらせ、屈服させようとしているのだろうが、そこまでしなければ世界はアメリカに従わなくなっているということでもある。

 支配できない国は破壊して「石器時代」にするというのがアメリカ支配層の基本スタンスだが、そうしたことが力さえなくなりつつある。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202001140000/
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/745.html#c3

[近代史3] 伊藤貫氏に聞く _ 日本人は何故アメリカの犬になりたがるのか 中川隆
22. 中川隆[-14560] koaQ7Jey 2020年1月14日 19:21:31 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1485]
ソレイマーニー暗殺の2日後の1月5日、イラク議会は外国の軍隊はイラクから出るように求める決議を採択、アブドゥル-マフディ首相も賛成した。

 それに対し、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の匿名情報源によると、アメリカ軍を追い出そうとすればイラク政府の銀行口座を封鎖するとドナルド・トランプ大統領は警告したという。万一、日本がアメリカから独立しようとすれば、アメリカにドル資産は凍結され、食糧も供給されなくなるということだ。

 こうした恫喝で世界を震え上がらせ、屈服させようとしているのだろうが、そこまでしなければ世界はアメリカに従わなくなっているということでもある。

 支配できない国は破壊して「石器時代」にするというのがアメリカ支配層の基本スタンスだが、そうしたことが力さえなくなりつつある。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202001140000/
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/125.html#c22

[近代史3] 米軍は何故日本に駐留しているのか? 日本は何故軍隊が持てないのか? 中川隆
13. 中川隆[-14559] koaQ7Jey 2020年1月14日 19:22:38 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1484]
ソレイマーニー暗殺の2日後の1月5日、イラク議会は外国の軍隊はイラクから出るように求める決議を採択、アブドゥル-マフディ首相も賛成した。

 それに対し、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の匿名情報源によると、アメリカ軍を追い出そうとすればイラク政府の銀行口座を封鎖するとドナルド・トランプ大統領は警告したという。万一、日本がアメリカから独立しようとすれば、アメリカにドル資産は凍結され、食糧も供給されなくなるということだ。

 こうした恫喝で世界を震え上がらせ、屈服させようとしているのだろうが、そこまでしなければ世界はアメリカに従わなくなっているということでもある。

 支配できない国は破壊して「石器時代」にするというのがアメリカ支配層の基本スタンスだが、そうしたことが力さえなくなりつつある。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202001140000/
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/575.html#c13

[番外地7] 日本人のアメリカ信仰を考える 中川隆
2. 中川隆[-14558] koaQ7Jey 2020年1月14日 19:23:37 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1483]
ソレイマーニー暗殺の2日後の1月5日、イラク議会は外国の軍隊はイラクから出るように求める決議を採択、アブドゥル-マフディ首相も賛成した。

 それに対し、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の匿名情報源によると、アメリカ軍を追い出そうとすればイラク政府の銀行口座を封鎖するとドナルド・トランプ大統領は警告したという。万一、日本がアメリカから独立しようとすれば、アメリカにドル資産は凍結され、食糧も供給されなくなるということだ。

 こうした恫喝で世界を震え上がらせ、屈服させようとしているのだろうが、そこまでしなければ世界はアメリカに従わなくなっているということでもある。

 支配できない国は破壊して「石器時代」にするというのがアメリカ支配層の基本スタンスだが、そうしたことが力さえなくなりつつある。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202001140000/
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/373.html#c2

[番外地7] アメリカは日本を滅ぼそうと画策してきた 中川隆
3. 中川隆[-14557] koaQ7Jey 2020年1月14日 19:24:05 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1482]
ソレイマーニー暗殺の2日後の1月5日、イラク議会は外国の軍隊はイラクから出るように求める決議を採択、アブドゥル-マフディ首相も賛成した。

 それに対し、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の匿名情報源によると、アメリカ軍を追い出そうとすればイラク政府の銀行口座を封鎖するとドナルド・トランプ大統領は警告したという。万一、日本がアメリカから独立しようとすれば、アメリカにドル資産は凍結され、食糧も供給されなくなるということだ。

 こうした恫喝で世界を震え上がらせ、屈服させようとしているのだろうが、そこまでしなければ世界はアメリカに従わなくなっているということでもある。

 支配できない国は破壊して「石器時代」にするというのがアメリカ支配層の基本スタンスだが、そうしたことが力さえなくなりつつある。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202001140000/
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/368.html#c3

[番外地7] メモ帳 _ アイヌ 中川隆
4. 中川隆[-14556] koaQ7Jey 2020年1月14日 19:35:04 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1481]
中国が今ウイグルでやってるのと同じ事を日本政府は100年前にアイヌに対して行った
アイヌ人が仇敵の和人の勝手に作った法律に従う必要はない
明治以降、アイヌ人がどれ位迫害されてきたかを思い出せ:
千島アイヌは日本政府の民族ジョウカ政策で絶滅した

日本政府は千島アイヌを集めてシコタン島に強制移住させて、強制労働させてほぼ絶滅させた

更に沖縄戦の最前線に残った千島アイヌを送り込んで玉砕させた

それで千島アイヌは絶滅して、民族浄化完了だ

中国が今ウイグルでやってるのと同じ事を100年前にやっていたんだ

千島アイヌの強制移住による民族絶滅

 移住後、生活の急変に加え風土の変化の為に、彼らの着島後、僅か20日も経たぬうち、3人の死者があり、更にその後も死亡者が続出し、これには彼らも愕然たらざるを得なかった。17年には6名、18年には11名、19年・2名、20年・17名、21年・10名の死亡者があり、出生11人を差し引くも33名の減少をきたし、ついに64名を数えるに過ぎなくなった。それは生活環境の急激な変化、ことに内地風に束縛された生活、肉食より穀食を主とした食物の急変等によるものであるとみられるが、移島当時は動物性食料の欠乏を補充する食物の貯蔵が少なく、冬期野菜類が切れて壊血病にかかり死亡したものとも言われている。事実そうであるとするならば、政府の不用意な強制移住がこの結果を招いたとも言えるであろう。

 明治18年2月22日付色丹戸長役場の日記を見ると、

「此の日土人等具情云、当島は如何にして斯く悪しき地なる哉。占守より当島へ着するや病症に罹る者陸続、加之(これにくわえ)死去する者実に多し。今暫く斯くの如き形勢続かば、アイヌの種尽きること年を越えず。畢竟(ひっきょう)是等の根元は、占守において極寒に至れば氷下に種々の魚類を捕らえ食す。故に死者の無きのみならず、患者も亦年中に幾度と屈指する位なり。然るに当島には患者皆々重く、軽症の者と言えば小児に至るまでなり。見よ一ヶ月に不相成(あいならざる)に死する者3名、実に不幸の極みとす−云々」

故に故郷占守島に帰還したいが、もしそれが不可能ならば得撫島にでも移りたいと嘆願している。

 根室から指呼の間にあるこの島に閉じ込められた彼らクリル人にとって、人口の減少は、この後も重い十字架として背負い続けなければならなかった。

2投稿者:2  投稿日:2019年11月28日(木) 21時48分06秒

中国が今ウイグルでやってるのと同じ事を日本政府は100年前にアイヌに対して行った

千島アイヌは日本政府の民族浄化政策で絶滅した

日本政府は千島アイヌを集めてシコタン島に強制移住させて、強制労働させてほぼ絶滅させた

更に沖縄戦の最前線に残った千島アイヌを送り込んで玉砕させた

それで千島アイヌは絶滅して、民族浄化は完了した

中国が今ウイグルでやってるのと同じ事を100年前にやっていたんだ

千島アイヌの強制移住による民族浄化

 移住後、生活の急変に加え風土の変化の為に、彼らの着島後、僅か20日も経たぬうち、3人の死者があり、更にその後も死亡者が続出し、これには彼らも愕然たらざるを得なかった。17年には6名、18年には11名、19年・2名、20年・17名、21年・10名の死亡者があり、出生11人を差し引くも33名の減少をきたし、ついに64名を数えるに過ぎなくなった。それは生活環境の急激な変化、ことに内地風に束縛された生活、肉食より穀食を主とした食物の急変等によるものであるとみられるが、移島当時は動物性食料の欠乏を補充する食物の貯蔵が少なく、冬期野菜類が切れて壊血病にかかり死亡したものとも言われている。事実そうであるとするならば、政府の不用意な強制移住がこの結果を招いたとも言えるであろう。

 明治18年2月22日付色丹戸長役場の日記を見ると、

「此の日土人等具情云、当島は如何にして斯く悪しき地なる哉。占守より当島へ着するや病症に罹る者陸続、加之(これにくわえ)死去する者実に多し。今暫く斯くの如き形勢続かば、アイヌの種尽きること年を越えず。畢竟(ひっきょう)是等の根元は、占守において極寒に至れば氷下に種々の魚類を捕らえ食す。故に死者の無きのみならず、患者も亦年中に幾度と屈指する位なり。然るに当島には患者皆々重く、軽症の者と言えば小児に至るまでなり。見よ一ヶ月に不相成(あいならざる)に死する者3名、実に不幸の極みとす−云々」

故に故郷占守島に帰還したいが、もしそれが不可能ならば得撫島にでも移りたいと嘆願している。

 根室から指呼の間にあるこの島に閉じ込められた彼らクリル人にとって、人口の減少は、この後も重い十字架として背負い続けなければならなかった。

アイヌ人が仇敵の和人の勝手に作った法律に従う必要はない

明治以降、アイヌ人がどれ位日本人に迫害されてきたかを思い出せ
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/340.html#c4

[近代史3] イランの歴史 中川隆
1. 中川隆[-14555] koaQ7Jey 2020年1月14日 19:41:39 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1480]
人類の歴史刻むイランの貴重な文化遺産 非文明の攻撃発言で脚光 2020年1月14日
https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/15347


 アメリカ政府がイラン革命防衛隊の司令官を空爆で殺害したことを契機にして国際的な緊張が高まっている。そのなかでトランプ大統領は、イランの文化遺産を攻撃することも辞さない考えを明らかにした。文化遺産は人類共有財産として国際法で守られており、アメリカとイランは共に、紛争中であっても文化遺産を保護するという国際条約に署名している。文化遺産を標的にした軍事攻撃は、国際法上では戦争犯罪であり、この発言に世界的な批判が起こっている。

 イランには22の世界文化遺産、2つの世界自然遺産がある。その数は世界で10番目に多い。人類最初の文明、メソポタミアと深く関連し、中東ではもっとも文化遺産の数が多い。世界遺産は文化遺産、自然遺産、複合遺産の3つに分類される。とくに文化遺産は、その国の地域またはコミュニティの歴史・伝統・文化を集約した象徴的な存在であり、人類の文化的活動によって生み出された遺産である。一方の自然遺産は、自然風景や動植物の生息地など自然が生み出したもので、文化遺産とは違った意味合いを持っている。イランの文化遺産の数は米国の倍の数があり、ペルシア帝国としての長い年月をかけて人類が形成してきた歴史の重みを感じさせるものだ。イランにどのような文化遺産があるのか、その概要を見てみた。


 イランは西アジアに位置し、北でカスピ海、南でペルシア湾に面し、西でイラク、トルコ、アルメニア、アゼルバイジャン、東でトルクメニスタン、アフガニスタン、パキスタンと国境を接する国である。面積は163万3188平方`bと日本本土の4・5倍もの国土を有している。イラン高原に象徴されるように標高1000bをこえる山地が多く、内陸は乾燥した砂漠が続く荒涼とした土地となっている。しかし過酷な自然環境にもかかわらず、その地理的条件によって古くから通商に開けた地域であり、かつてペルシア帝国が君臨した歴史を記録に留めている。イラン(ペルシア)はシルクロードの十字路に栄えた大帝国で紀元前3000年(4000〜5000年前)から文明が興り、イスラムの中心地となったことから貴重な遺跡が多いと考えられている。奈良時代には中国をとおしてペルシアの物資が運ばれ、東大寺の正倉院にはペルシア起源の美術品や楽器のかずかずが収められるなど、その文化は日本にも影響を与えた。

 隣の国イラクは、今から5500年ほど前、人類最初の文明といわれるメソポタミア文明が興った地域である【地図】。古代四大文明の一つメソポタミア文明は、文字をつくり、家や町をつくり、舟や道路、ダムなどもつくった。名前のメソポタミアという言葉は、ギリシャ語で、「二つの川に挟まれた地」という意味を持っており、チグリス川とユーフラテス川がある。栄養分をたくさん含んだ肥沃な土地で、農作物が良く育ち人人は定住を始めた。しかし洪水が多多起こる地で、干ばつとなるような乾いた土地もあり、ここに住んだネアンデルタール人は、ダムや用水路をつくった。文明が栄えた地は、ほぼ現在のイラクと同じ地域にあたる。そこでは農産物は豊富だったが、文明に必要な金属・石材・木材の多くはイラン高原から供給されており、イランの都市文明はメソポタミア文明と表裏一体で発展した。イランの代表的な文化遺産をいくつか紹介する。

 【ペルセポリス】イランのアケメネス朝は、紀元前559年から紀元前330年まで継続した王朝で、世界遺産のペルセポリスは、アケメネス朝の神殿、宮殿、葬祭殿があったところで、国の栄華を今に伝えている。ペルセポリスは、イラン南部のファールス地方、クーへ・ラフマト(慈悲の山)の麓にあり、ペルシアの首都パサルダカエから約50`離れた地点にある。紀元前522年頃、ダリウス1世が王位につくと同時に着工され、以後3代にわたり約60年の歳月を費やして建設された。

ペルセポリス
 【イスファハーンのイマーム広場】イランのイスファハーンは、イランを代表するイスラム建築のかずかずが集積していることで知られている。イスファハーンは、サファヴィー朝(1501〜1736年)が開いたイスラム都市で、「世界の半分がここにある」とも称されるほどの繁栄を謳歌した。世界遺産の「イマーム(シャー)の広場」にはイランを代表するモスク、バザール、宮殿、また神学校が建っている。

イスファハーンのイマーム広場のモスク
 【ペルシャ式庭園】ペルシャ式庭園は西はスペインから東はインドまで広大な範囲にわたって影響を及ぼした庭園様式で、その歴史は紀元前4000年にまで遡る。現存する庭園のうち、パサルガダエ庭園、エラム庭園、チェヘル・ソトゥーン庭園、ドーラト・アーバード庭園など9つの庭園が2011年、世界文化遺産に登録された。

ペルシャ式庭園
 【ビソトゥーン】先史時代(文字を使用する前の人類の歴史)からメディア王国時代、アケメネス朝時代、ササン朝ペルシア時代、イル・ハン朝時代までの遺跡。なかでも紀元前521年にアケメネス朝の王として即位したダレイオス1世のレリーフと、楔形文字が刻まれた碑銘が重要なものとされている。碑文は3言語で記されており、アケメネス朝時代の歴史的文書で現存する唯一のものとなっている。

 世界遺産に登録されていないものでも、イランの各地に散在する古代集落の丘の中には、新石器時代に始まるものがあり、初期の農耕・牧畜社会が営まれていたことがわかる。そこで出土する土器には、動物の姿をしたものや、ユニークな動物文様を施したものが多く、古代人の高い造形意識が見られる。

先史時代からの王朝や王国の遺跡が残るビソトゥーン

https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/15347
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/798.html#c1

[リバイバル3] チェロ AUDIO SUITE + Performance

チェロ AUDIO SUITE + Performance


cello AUDIO SUITE &cello AUDIO PALETTE 入荷
https://audiodripper.jp/cello-suite-palette


cello AUDIO SUITE &中古 cello AUDIO PALETTE&cello ENCORE 1MΩ Line 2019/11/15

photo by ANSNAM NAKANO
2019年11月15日更新

cello AUDIO SUITE 【チェロ スイート】×2セット
cello AUDIO PALETTE【チェロ パレット】
cello MASTER SUPPLY
cello Performance
cello ENCORE 1MΩ LINE【チェロ アンコール1MΩ】×3台【2018.10.20】

繊細……..だけではない。情熱と魂が宿った内部。Mark Levinsonの才能&センス、一流パーツの凄みが聴ける本物。現代ハイエンドプリアンプと比較ください。もちろん、優劣などの無粋な比較ではなく好き嫌いだけ^^

cello AUDIO SUITE & cello AUDIO PALETTE

cello ENCORE 1MΩプリアンプ の2nd、3rd、3rdレストア版

80年代後半から90年代……..Mark Levinsonがディレクションしていたハイエンドブランド【cello】チェロ。昨年このブランドに再注目したのはR-DACというDACから。独特なサウンドからその理由を見ていくと、P301というアナログステージにある事がわかりました。じつはAPOGEEのDACは過去に鳴らした事があったのでそのちがいに驚きました。ちがいはアナログステージのアウトプット系出力ボードの違いです。STUDERなども出力系基板の充実がカギです。同時代のNo.30.5LやGOLDMUNDなどのアナログステージが充実したDACともちがうものでした。

今回入荷分もまずは音出しの前に基板のチェックと部品のチェックからはじめました。cello AUDIO SUITE (チェロ スイート)もcello AUDIO PALETTE(チェロ パレット)もたいていの方が常時通電で使用されていますので、箱型ラック内に設置し使用された個体は筺体~熱が放熱できず、かなり内部部品がやられています。A級回路なので個体差がとてもあります。修理時に国産パーツがふんだんに使われていると音の質まで変わってしまっています。今回の入荷品はまずまず。音出し時のS/Nの良さは期待できるもの。

cello AUDIO PALETTE初期

下の写真はcello AUDIO SUITE の入荷チェック時ですが、向かって左側がP301アウトプットモジュールです。左右CHが完全にセパレート化されています。カップリングコンデンサーの量がハンパありません。余裕がある事がわかります。基板は片CHで2階建て。ボリュームは固定抵抗切替式。各パートでセパレートされた凄いもの。この左側のP301だけでML6やML7が1台分。

右側はPHONOモジュールとCDモジュール、RCAモジュールなど4モジュールが入った構成。今回は固定抵抗式ボリュームの分解OHや各モジュールを総点検する予定です。マスターパワーサプライも点検予定。フィッシャー⇒フィッシャーケーブルも製作予定(原価6万円^^;;)です。

このcello AUDIO SUITE はcello製品の整備スペシャリストに依頼。修理的なオーダーではなく当社独自のオーダーで依頼します。

cello AUDIO SUITE の一部モジュール

すでに明日から整備に入ります。この段階で音出しをしてサウンドがどうこうはありません。年代を経ているのでNG部分が必ずあります。現時点のサウンドでもTOP of TOP。整備が終わったら完全フィッシャー接続でじっくりセットします。

2019年11月15日現在の在庫
cello Reference シリーズ celloプリアンプ、パワーアンプ、スイート、パレット、パフォーマンスなどの在庫

cello PERFORMANCE U最終版

cello ENCORE 1MΩ 初期 MM/MC PHONO|外観もミント状態です

cello ENCORE 1MΩMK2のRefresh maintenance

cello ENCORE 1MΩ 初期 MM/MC 整備済、ボリューム分解整備

cello DUET350 V最終版【ご成約 ありがとうございます】

cello Stradivari premiere |チェロ・ストラディバリ・スピーカー 110s

ご成約済みのcello Reference シリーズ

cello AUDIO SUITE & cello AUDIO PALETTE & cello MASTER SUPPLY (1台)
cello AUDIO SUITE【P-200aux,P-200cd,B-200,P-301,P-100 phonoモジュール】、cello AUDIO PALETTE初期、cello MASTER SUPPLY (1台)

cello AUDIO SUITE

cello AUDIO SUITE 当時の価格表など

cello AUDIO SUITE リアパネル RCAモジュールも装備

cello AUDIO PALETTE 中古チェロ パレット
各機器の接続はFischerケーブルがマストです。可能ならcello純正ケーブルが良いですが、今ではUSEDでしか入手できません。cello AUDIO SUITEからXLR入力のパワーアンプの場合はケーブルを製作します。

cello AUDIO PALETTE 手前のパレットです(奥は見込み整備中のMI V)

シングル入力のcello AUDIO PALETTE。マルチ入力のMIV。

cello AUDIO PALETTE初期とMIV(マルチ・インプット・バージョン)

フィッシャーケーブルやCelloアクセサリー(別売)

Cello アクセサリー別途

●cello AUDIO PALETTE | チェロ・オーディオ・パレット 定価¥4,028,400.(税込)(最終版は電源込みで490万円)

●cello AUDIO SUITE | チェロ・オーディオ・スイート 定価¥4,244,400.(税込)
P-301アウトプットモジュール定価¥940,000
P-200cdモジュール 定価¥630,000
B-200モジュール ラインRCA 5入力 定価¥320,000
P-100 phono MMモジュール 定価¥680,000
メインシャーシ定価¥630,000
cello MASTER SUPPLY 定価¥730,000
cello AUDIO SUITE &PALETTE&MASTER SUPPLY セット【ご成約 ありがとうござました】

付属品:DCケーブル2本、cello AUDIO PALETTE取扱説明書、ACケーブル ※インターコネクトケーブル類は付属しません。

▼cello AUDIO SUITE&cello AUDIO PALETTE別途オプション(本セット専用販売)

・FM ACOUSTICS バランスケーブル CA25105使用 FISHER-XLR 1.8メートル 販売価格¥118,000.
・FM ACOUSTICS(特注) バランスケーブル CA25103使用 FISHER-XLR(メス) 1メートル 販売価格¥218,000.
・cello 純正 strings 1 FISHER⇔FISHER 販売価格¥128,000.
・FISHER⇔FISHER 販売価格¥88,000.
・フィッシャー⇒RCA変換ペア 販売価格¥40,000. 4ペアあり
celloリファレンスシリーズの詳細⇒

cello strings1 純正フィッシャー⇒フィッシャーケーブル

cello audio suite&cello audio palette by Mark Levinson
甲府ANNEXルームではcello AUDIO SUITEとcello Performance、cello AUDIO PALETTEで試聴が可能です。11月下旬からスピーカーはJBLDD66000やThiel cs7.2などを予定しています。

■初期cello AUDIO PERFORMANCE モノラル4BODY 正規品 定価¥3,980,000. 動作保証:6か月 販売価格¥1,988,000. 外観:+B【ご成約 ありがとうござました】

cello AUDIO PERFORMANCEパワーアンプ。右から2番目の筐体天板に傷があります。
昨年から2セット目のcello AUDIO PERFORMANCE【チェロパフォーマンス・パワーアンプ】です。分厚いサウンドで音色の濃さが際立つ初期型パフォーマンス。60WまではAクラス動作で8Ωから2Ω負荷まで完全リニアなパワー!

cello AUDIO PERFORMANCEパワーアンプ

こちらの個体は整備済から今回はじめて動作させる希少な個体です。左右バランスとも良好です。ファン・スポンジ新品。

昨年からPERFORMANCE 2セット、AUDIO PALETTE 2セット、AUDIO SUITE 2セット(内1台はMark Levinson氏の所有)、ENCORE Monoは2セット、ENCORE 1MΩ プリは初期、中期、後期合わせて5セット、合計13台扱いました。内10台は整備や見込整備、レストア整備後にご納品。

付属品:本体、ACケーブル2本、DCケーブル2本。別途:アナライズ&見込整備付でご納品も可能です(1年保証)

■cello Performance パワーアンプ 正規品 定価¥3,980,000. 外観:A【ご成約 ありがとうございます】


cello Performanceパワーアンプ


cello Performance
cello AUDIO SUITEとのセットで、ある種の頂点を感じさせるサウンド。60畳程のスペースを小さなブックシェルフスピーカーで満たすパワーハンドリングでありながら艶やかさや複雑な音色のグラデーションも随一。

フロント面に傷はありません。後方上部エッジに3o程の傷があります。


cello Performance モノラル・パワーアンプ(4筐体)
贅沢な基板や部品集積度が絶妙です。トランスはEIコアで電源部筐体の2/3を占めます。


cello Performance制御出力筐体と 電源部は別筐体。

付属品:DCケーブル、ACケーブル

cello ENCORE 1MΩ 3台そろいました!【2018.10.20】
1台目はフルレストア版、1台が整備後ご納品、1台が電源部コンデンサーなどを交換した整備品(2nd Ver.)です。

cello ENCORE 1MΩプリアンプ の2nd、3rd、3rdレストア版

■cello ENCORE 1MΩ LINE コントロールアンプ後期 ステラボックス正規品 定価¥1,688,000. 【ご成約 ありがとうございました】

わりと気軽に扱えるチェロ1MΩ LINEモデルです。外観はほぼ無傷です。内部はご購入者さまのご要望に応じて見込整備からレストア整備、UPグレード等が可能です。

cello 1MΩ Line | チェロ1MΩプリアンプ


チェロ・アンコールプリアンプ入荷。チェロのスタンダードプリアンプ。見込整備からレストア整備までいかなる整備も可能です。ステラボックス扱いの後期モデルです。付属品:電源ユニット、ACケーブル、DCケーブル、取扱説明書

ステラボックス扱いの後期モデル

2018.8.8更新 
cello AUDIO SUITE SVが1セットとcello ENCORE 1MΩ L2台入荷

■cello audio suite SV & cello Master Power Supply  定価4,240,000 販売価格¥2,100,000. 動作保証1年【ご成約ありがとうございます】
PHONOモジュール、CD、LINE、AUX各モジュール搭載。このモデルはcello AUDIO SUITE中でも、特に”特別”な個体でMark Levinson氏本人が使用されていた個体です。

動作保証は1年おつけします。動作保証期間内にボリューム分解整備や電源部コンデンサーの交換、各部の点検、見込整備も含みます。

cello AUDIO SUITE SV モジュールセット概要

P-301アウトプットモジュール定価¥940,000 
P-200cdモジュール 定価¥630,000 
P-100 phono モジュール 定価¥680,000
デジタルプロセッサーモジュール定価630,000
メインシャーシ定価¥630,000 
cello MASTER SUPPLY 定価¥730,000


cello Master power supply(cello純正スペシャルモデル)


cello AUDIO SUITE SV
CDモジュール、AUXモジュール、PHONOモジュール等4系統

cello AUDIO SUITE SV
付属品:本体、celloマスターパワーサプライ、DCケーブル、ACケーブル(純正)、日本語取扱説明書(コピー)

■cello ENCORE 1MΩ LINE コントロールアンプ 定価¥1,688,000. Audio Dripperレストア版 動作保証1年 外観:A


ccello ENCORE 1MΩ Lレストア版
2017年3月にレストアしたcello ENCORE 1MΩ Lです。本体から電源部など純正部品を主体に整備、ボリューム分解整備など行った個体です。DCケーブルは銀線で製作したものと純正DCケーブルの2種が付属します。通常USEDのcello ENCORE 1MΩ Lがありますので聴き比べも可能です。


ccello ENCORE 1MΩ Lレストア版と一般中古品の2台在庫


cello ENCORE 1MΩ L Power Suply
cello ENCORE 1MΩ Lのレストア概要 ⇒
付属品:電源サプライ、DCケーブル、ACケーブル、取扱説明書(コピー) 

■cello ENCORE 1MΩ LINE コントロールアンプ 定価¥1,688,000. 動作保証6か月【ご成約ありがとうございます】


cello ENCORE 1MΩ L

cello ENCORE 1MΩ Lらしいサウンドで固定抵抗切り替え式ボリュームにもガリノイズがない個体です。大容量の独EROメタライズドフィルムコンデンサー(カップリング)が贅沢に使われたプリアンプ。将来的な修理・整備はお任せください。ボリュームの分解整備・調整も行います。


cello ENCORE 1MΩLinecello ENCORE 1MΩ Line

付属品:電源サプライ、DCケーブル、ACケーブル、取扱説明書(コピー)
https://audiodripper.jp/cello-suite-palette
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html

[リバイバル3] チェロ AUDIO SUITE + Performance 中川隆
1. 中川隆[-14554] koaQ7Jey 2020年1月14日 20:42:01 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1478]
cello ENCORE シリーズ | 中古チェロアンコール1MΩプリアンプ&パワーアンプ2019/07/01
https://audiodripper.jp/cello-encore-preamp-poweramp


【中古チェロ・プリアンプ&パワーアンプ】cello ENCORE シリーズのプリアンプとパワーアンプ

アンコールという名の機械達。
cello ENCORE 1MΩプリアンプと
cello ENCORE パワーアンプ

cello ENCORE プリアンプ&パワーアンプ

現在、発熱対策の一環としてcelloのクローズドタイプの天板をアルミから造ろうとしています。まったく同一の素材で密度も同じ粗目の仕様で。そうすると国内でもなかなか製造できる工場がありません。

またネジ穴もインチ単位でネジ穴同士の遊びが極端にない設計・・・・イメージにあるアメリカ人の造りではないモノ。素っ気ないデザインのように見えてかなり緻密です。結果、JAXAの宇宙探査機の部品を造る工場で作業してます。


cello ENCORE 1MΩ(アンコール)プリアンプ

Mark LevinsonとTom Colangeloが手掛けたcello ENCORE シリーズ。リファレンスシリーズと変わらない部品をふんだんにデザインし大成功をおさめた80年代を代表するハイエンド機。製造から30年中古チェロはいよいよ整備次第でサウンドや機器の寿命が変わる境目になってきました。

このテキストはAudio Dripperで書いたものを適宜リネームします。(入荷時点でご商談になったものばかりですみません)今回の入荷cello ENCORE(チェロ・アンコール)PHONO付きの1MΩ初期版です。偶然にも2台入荷。この初期版は充実した本体基板回路と電源部もEIコアトランスやチョークコイルを用いたこだわり溢れる電源部。買取時には固定抵抗切替式のボリュームに若干のガリがありました。また本体電源部3500μのブロックコンデンサー2個も要交換です。


cello ENCORE 1MΩの固定抵抗切替式VRの分解

本体内部にも下記のような劣化電解コンデンサーが十数個ある状態でした。これら劣化電解コンデンサーは底が膨らみ破裂までわずかな状態。このコンデンサーは多くのcello製品に使われています。cello AUDIO SUITEにもcello AUDIO PALETTEの基板にも。過去に扱ったcelloのアンプのほとんどは下記同様の状態です。オリジナル部品云々以前に危ない状況。サウンドは当然ながら純正からはずれミッドレンジが薄い俗にいう『チェロの音』。本当はもっと艶やかで厚く、押し出しもあります。

cello ENCORE 1MΩ PNONOの劣化コンデンサーの一部(1989年製の電解コンデンサー)
下記は整備中の写真ですが基板などもとても綺麗な良い状態です。NGとなる劣化部品はコンデンサーを含めリレーなども交換していきます。製造から30年近く経つ個体としてはまずまずです。傷が多く基板損傷が激しい個体は買い取りませんので次にご購入される方も安心だと思います。


cello ENCORE 1MΩ初期PHONOの整備

整備が終わり各部全ての動作点検、スペック点検、音出しテストは約5日間です。現在は密度感が高いcello ENCORE 1MΩ初期ならではのサウンドだと思います。この時代のEIコアトランス&チョークコイルインプット式電源は多少唸りますが音楽のじゃまにはなりません。

下記はcello ENCORE 1MΩ初期の取扱説明書のフォノ抵抗のセットアップ資料です。

cello ENCORE 1MΩ初期の取扱説明書とPHONO設定シート。
ある程度、整備の手を入れたcello ENCORE 1MΩ初期はミッドレンジが充実した艶やかさがあります、線の細い上擦ったようなサウンドは微塵もありません。アンコールプリ初期と同様の傾向があります。

cello ENCORE(アンコール) パワーアンプ

cello ENCORE(チェロ・アンコール)初期パワーアンプは、モノラルパワーアンプ構造で天板とフロントパネルのみ共通で他は完全なセパレートです。電源供給も左右独立で2本のACケーブルが必要です。cello ENCORE パワー初期からcello ENCORE mono 3まで基本構造は変わりません。フィッシャー端子1系統の入力やブリッジ接続をするためのパラ配線がない妥協のない設計。

cello ENCORE パワー(電源供給は左右CH2本必要です)cello ENCORE powerのリアパネルのセンターは独立した筐体を留めているだけです。AC電源は2本必要でスピーカー端子はYラグ(横幅9.8 mm迄)のみです。入力端子もフィッシャーのみです。


cello ENCOREcell(アンコール) パワー整備中

出力トランジスタは片チャンネル当たり±2個だけのシングルプッシュ方式です。ここに音の秘密の一つがあります。また筐体がヒートシンクになっている事もわかりますね。ですので夏場などは筐体へ程よく冷却ファン充てることは有効です。そうすることで制御系のコンデンサーの劣化が抑制できます。
筐体を分解すると完全モノラルのパワーアンプの筐体を2台で一筐体になっています。cello ENCORE MONO版とのちがいは筐体が離れている事以外にもフィッシャー入力端子がブッリジにも対応している事です。

cello ENCORE の劣化コンデンサー

下記は電源部の8200μブロックコンデンサー(左右4個)は劣化していますので4本とも交換しました。

制御系の電解コンデンサーは製造から20年も経てばほとんど劣化して底部から破裂寸前のものも多数あります(過去のテキスト参照)。但し当時のオリジナル部品は既にありません。危ない容量抜けしたオリジナル部品で誤魔化すか、規定値の部品へ交換するか。当然、極力質感に差が出ないパーツ(VishayやWIMAなど)をチョイスをします。

劣化はプリアンプも同様です。cello AUDIO SUITEやcello AUDIO PALETTE、cello AUDIO PERFORMANCEなども同様に新品から交換していない場合は必ず劣化しています。音像の甘さやナローレンジになったりダイナミズムが出ません。要は聴きやすいだけの音。オーディオに限らずどんな機械もリフレッシュは必要です。

ちなみにチェロアンコールパワー1台で20畳程のリビング想定の試聴室のJBL DD66000を驚くほどかなり鳴らします。部屋が飽和するほどの音量でも音を上げない小さな巨人?かもしれません。

cello ENCORE プリアンプ&パワーアンプシリーズ


このページに映っているcello ENCORE プリアンプとパワーアンプ、cello リファレンスシリーズのAUDIO SUITE、AUDIO PALETTE、cello AUDIO PERFORMANCEはすべて整備した後にお客様のリスニングルームへご納品されます。お客様のご要望があれば本格的なレストア整備も可能です。

製造から30年ほど、いい部品が使用され設計回路の規定値と変わらない部品も多数ありますが、劣化が進んでいる部品もあるため、今後どういう整備するかかで寿命が変わってくる年代となりました。

▼cello ENCORE シリーズの販売情報
   cello ENCORE 1MΩ PHONO &cello ENCOREパワーアンプ
https://audiodripper.jp/used-audio/prepower-amplifier


https://audiodripper.jp/cello-encore-preamp-poweramp
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html#c1

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
72. 中川隆[-14553] koaQ7Jey 2020年1月14日 20:58:29 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1477]
プリアンプの伝説の名機については


オールド マランツ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/635.html

マッキントッシュ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/627.html

オールド QUAD の安物アンプは名機なのか?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/840.html

ジャズ喫茶「ベイシー」の選択 _ JBLーSG520
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/402.html

チェロ AUDIO SUITE + Performance
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html

CR Electronic Design _ Pre-Amplifier Kaster Pro (イギリス)
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/119.html

ゴールドムンド _ その奇跡の音色の秘密
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/948.html

コニサー (Lyra Connoisseur )
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/651.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c72

[リバイバル3] チェロ AUDIO SUITE + Performance 中川隆
2. 中川隆[-14552] koaQ7Jey 2020年1月14日 21:13:54 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1476]

5 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2001/06/24(日) 13:01

チェロはオーディオスィート、パレット、パフォーマンスが圧倒的に良くて、他はそれ程でもないと思う。アンコールシリーズは日本では売れたけど、音は今三。


61 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2001/08/08(水) 22:47
>>60
チェロはアンコールはそんなに良く無いよ。
スィートとは較べものにならないと思う。
どうせ買うなら、スィートだ。今ならヴィオラオーディオでアップグレードも出来る。
中古で見掛けたら即ゲットだね。


3 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/07 12:20 ID:8J/ZIr7M

リモコンは使えないが、スィートの音は今でも最高だろ。
アンコールは駄目だが。


39 :AI ◆4wBVGeQHPA :03/04/26 00:41 ID:???
>>38
何度も言っているけど、チェロの場合スィート以外のプリはダメだよ。
チェロの神髄はスィートを聴いて語ってね。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1049683747/



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html#c2

[リバイバル3] チェロ AUDIO SUITE + Performance 中川隆
3. 中川隆[-14551] koaQ7Jey 2020年1月14日 21:22:48 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1475]

レコードとオーディオの部屋 オーディオ雑記帳
http://more.main.jp/


初期レビンソンの音は20年前と変わらずに僕を魅了する。

レビンソンが発売された当時、JBLのアンプや管球マランツ、管球マッキンなどまだまだ元気だった。そのオーディオ黄金時代を知る人は少ない


Mark Levinson ML-1L

初期のプリアンプ JC-2 の後継機種だとか LNP2 の廉価版だとか LNP2 や ML-6 にはさまれて案外軽く見られ評価もそれほど高くないが、その実力は LNP や ML-6 と十分肩を並べられると感じている。

独特の陰影がある LNP2、その柔らかな表現力が素晴らしい ML6。

両方のプリアンプも完璧ではなく、フォノ部が弱い LNPと機能的にコントロールアンプとして弱い ML-6。

しかし LNP と ML-6 の良いところを持ったのが ML-1L であり、さすがに LNP や ML-6 までの表現力は持っていないが、その歯切れの良さ、力強さなどは LNP や ML-6 など遠く及ばない。

プリアンプとしての機能も十分で特にフォノ部の素晴らしさはこのアンプをいっそう際立てている。
初期のレヴィンソンを知れば知るほどこのアンプの実力が解る。
レビンソンの中では安価だが決して廉価版の手抜きのアンプではない。
LNP、ML6、ML1の中では一番元気のあるプリアンプだ。

発売当時よくレビンソンの音は冷たい音と評価されていたが現代アンプと比べると結構熱く聞こえる。

ジャズを表現するに JC2 の音質は?と思うことがあるが ML-1L には LNP, ML-6 以上ということが多々ある。

(比較するのは無理があるかもしれないが)発売当時定価が60前後、今現在同価格で20年以上魅力を放てるアンプはあるだろうか?
http://more.main.jp/zakkichou01.html


LNP-2(L)

愛用の最初期モデル、

マークレビンソンLNP2(L)発表後、熱狂的なオーディオ評論家により一躍有名になり、以来日本中のオーディオファンに愛され続けて30年近く経っている。

その魅力は依然衰えることなく、インターネットが普及するにつれ LNP の魅力について書かれると、ますます人気が出てきた感がある。リアルタイムで LNP を経験した人、憧れていた人、LNP を知らない人まで巻き込んで最近ではLNPが中古店で出ると殆ど同時に無くなってしまうらしい。

LNP だが20年以上経つと意外と個体差が出てきている。しかし独特の透明感、研ぎ澄まされた若きレビンソンの感性はどのLNPを聞いても健在である。

LNP はレコーディングのミキサー的な目的で開発されたと聞くが、なるほどテープ入力を使うと若干音の立ち上がりが良くなる気がする。以来フォノイコも CD もテープ入力を使っている。LNPの最大の魅力はトーンコントローラー(イコライザー)にあると感じている。

しかしJC2、ML1 や ML6 などでシンプルさが音質を良くしていると当時喧伝されたために LNP を使用している方でもoffにしている人が殆どではないか?
しかし使用してみると音質の劣化を感じることなくレコードやスピーカーが補正でき、個々の魅力を最大限に生かせる素晴らしい機能で後日チェロのオーディオパレットに受け継がれたものと確信している。

この小さなプリアンプの LNP の最大の魅力はこのトーン(EQ)を使い繋がれている機器の最大の魅力を100%引き出せるというもので、コレを使わない LNP所有者はじつに勿体ないことをしていると気づくべきだ。

しかし LNP でも欠点がある。LNPフォノイコは ML6 に比べるとその表現力に劣りLNP のトーンをうまく使おうが、おいそれとは追い抜けない。(間違って貰っては困るがLNPのフォノイコは優秀で当時から現在まで LNPフォノイコで描かれた世界を抜かせるものは僅かであろう。)

仕方なくフォノだけは ML-6 を使っているがコントロールアンプとしては、ほぼ完璧でLNPで描かれた世界はレビンソンの天才的な若い感性のまま詰め込まれ、その魅力は現在のハイエンドの音に慣れた人々も魅了する事は事実。

しかしレビンソンの世界を過信することは禁物である。繋がれる機器(パワーアンプなど)によってはレビンソンの世界を描ききれないことがあるからだ。よく店頭で一聴して「良い悪い」を判断するオーディオマニアがあるが僕はその人たちの言葉は信じない。レビンソンの世界は自分の部屋に持ってきて初めて知ることになるだろう。

25年前ちょうどオーディオと言えばレビンソン一色だった頃、待ちに待った LNP2L が届いた(こんな感じかもしれない)

ちょうどSS誌で瀬川氏が LNP、ML6 について熱くその魅力を語っているとき当時196万もした LNP2L を使えた人は一握りのお金持ちで、僕らは ML-1L や中古 JC-2 を長期月賦で購入しその音質にビックリ!
そして LNP、ML6 はさぞかし素晴らしいと憧れた。

LNP は日本でよく売れ、生産台数約1600台のうち半分以上は日本にあるのでは?


LD2、LD3、バウエン・・・LNPのことなど

侮れないのが LNP でこのプリアンプを自分のものにするのには一筋縄ではいかない。

手放す人の多くはその魅力を発揮できずに諦めた人が殆どであろうが、その潜在能力は無限で ML-1L、JC-2、ML-6 などとは扱い方が全く違うプリアンプである。
生かすも殺すも所有者の腕次第で、僕も未熟でまだまだ可能性を秘めていると感じている恐ろしいプリアンプである。

LNP といえば普通の人たちが出会うのは LD-2 搭載の LNP であろうが、初期には有名なバウエン・モジュール、さらに最後期には LD-3 が搭載されていてこの2種のモジュールは極端に少なく、音を経験した人もそんなに多くはないはずだ。

初期バウエンに関しても日本のコレクターに言わせると1036まで正規出荷とされているが7、80番前後まで飛び飛びに搭載されていた可能性が否定できない。ふたを開けたらバウエンだった。という話も多く、確かに正規代理店のものはバウエンは無かったかもしれないが、アメリカより個人輸入されたものに多く搭載されているみたいだ。僕のバウエンモデルも一台は3×番でもう一台は7×番に搭載されていたものを1400番の LNP2 にハーマンで移し替えてもらったものであるが、モジュールは3×番と同じようにキチンと揃っていた。

LD-3 はバウエンと同じように出荷台数が非常に少なく、こちらもおそらく聴いた人が少ないモデルであろう。製造は最終出荷までの1年数ヶ月間で100台に満たないのかもしれない。

しかし何故?レビンソンが初段にしか LD-3 を使わなかったのか疑問が残る。
LD-2搭載の LNP では初段に特にローノイズな LD-2 を選別して挿していたと言うが、それをより優秀な LD-3 に換えるのは解るが終段までは LD-2 のまま使われている・・・ここら辺に若きレビンソンの最終的な答えがありそうだ。


1400番台に移植した7×番のバウエン・モジュール。初期モジュールには色別の丸いシールが貼ってあることが多いが、これは選別などの意味があるらしく移植しても配置を動かしてはいけない。別項「レコード再生の機器たち」でのLNP・3×番の基盤とかなり変わっている。正規出荷と米ショップが差し替えたバウエンの音質の差はモジュールの選別にあるのかもしれない
http://more.main.jp/zakkichou02.html

2004/11/23
ネット掲示板で「LNP はただの伝説で評判だけが先走りしている」などと書かれていると寂しく思うが、LNP は ML-1 や ML-6 のように繋いだとたん、その世界が分かるというものでは無いと思う。じつは僕も最初は「これが評判高い LNP?」と思ったほどだ。

しかし LNP が他のレビンソンと違う100通りの顔を持つということを知ったのは購入から1年以上経ったころ。よほど感性の優れた人でないと LNP の奥の深さをすぐには理解できないと思われる。まして店頭や貸出機などで聞き「あれは駄目だ」と感じる人も多かったことだろう。けれども使い方次第では、LNP は高音質そのままで多彩な音質を得ることが出来る。

その人にあった最適ポイントを探し出せば、自分の感性に近づけることが出来る唯一のプリアンプ。 LNP、現代機と比べても劣らないばかりか、未だに LNP 以上の魅力あふれた現代機器が見つからない。LNP は必ず豹変する。それが1年後か5年後かは分からないが、あるレベルに達すると突然キバをむく! 
面白いことに豹変することはオールドJBLも同じで、僕が LNP、JBLから離れられない理由である。


予想通り LNP で聞く BBC5/1 は ML-6 よりも締まった音だが正確な音のように感じられる。イコライザーを少し弄るとちょっとエロティックな音となった。BBCモニターの反応の良さに驚いた

評判以前の問題かもしれないが、最近のLNPの高値は異常だ。リスクがありすぎる。
殆どが現状渡しで故障するとモジュール交換が30万!!
もっと冷静に考えるべきだと思う。


2004/12/6
LNP の奥の深さは長年使った人じゃないと分からないと思う。触った時間だけ発見がある

BBC5/1 を LNP と EAR で駆動すると素晴らしく色鮮やかな世界が・・・
レビンソンとの組み合わせは絶妙だと感じている。

ML-2L に換えると恐ろしく静かになる。初期レビンソンの音量を上げれば上げるほど静かになると言う表現は経験してみないと分からないだろう。

2004/1/2
LNPの比較

オールドレビンソンに興味のある人で一番多い質問は、バウエンモジュールの音質について。しかしSS誌で故岡氏が語っていたとおりレビンソンモジュールとは異質のアンプで比較する対象では無いのかもしれない。僕も LNP とは別物のアンプであると思うが、レビンソンの音には違いないという感想を持っている。

さて、BBCモニターに使用するための LNP をあれこれ繋ぎ換え選ぶ作業をしたついでに個人的に感じた音質を比較してみた。さて、レビンソンに関する評価は全てに於いて優秀な音質で評価が悪いからと言って決して悪いわけではなくレベルが全然違う物と判断して欲しい

音質的に大まかには LNP(バウエン)、LNP(LD2)、LNP(LD3)と大きく分けられる。細かく分けると LNP(LD2) は RCA(LNP-2)、レモ(LNP-2L)よりもシリアルで分けた方がハッキリと音質が変わるかもしれない。

1400〜1600、2000〜2200前後をピークにして少し音質が変化するようだ


バウエン:色が濃く一見普通のアンプのように聞こえるが見通しの良さや音場感はLD2 と比較しても劣らないだろう。LD2 と同時に比較してしまうと LD2 が「トランジスタっぽい」音に聞こえてしまうくらい自然に聞こえる。自然に聞こえるから普通のアンプっぽく聞こえるのだと思う

1400〜1600:透明度が上がるが決してやせている音ではない。それなりに太く音場感もバウエンと比較にならないくらい出てくる。しかし色が薄くなり高域がきつく感じるかもしれないが、妖艶なレビンソンの響きと言う点ではレビンソン中、一番濃いように感じる

2000〜2200:レビンソンが一番レビンソンらしい音である。透明感、音場感ともにグ〜ンと上がりピンポイントで音が出てくる感じ。しかし長時間聞いていて疲れる人が出てきてもおかしくないくらい身構えてしまうほどの緊張感がある。LNP を比較して選んだ場合1400〜1600、2000〜2200と選択する人が半分に分かれるのではないだろうか?

LD3:LD3 が使用されているのはフォノモジュールだけなのに LD2 とは違う音。不思議だ。各部分見直されている可能性があるがどちらかといえば ML-6L のような「柔らかさ」が入った音質で LNP 独特の堅さが無くなり完成度という点では一番高いと感じる

BBC5/1 に使用する LNP はバウエン以外無かったが、ロジャース510では最後までバウエンかLD3か迷った。ふと気づくと LD3 の色を少し濃く、太くするとバウエンに近くなる。この表現が一番合っているし最後まで迷った理由であり、結果、音場感よりも色の濃さ、太さを取った形でBBCスピーカー2台ともバウエンモジュールでドライブすることになったが、この比較の差はとんでもなく狭い範囲での差。

またLNPは個体差もあるので参考になるかどうかわからないが、(あくまでも私的感覚である)バウエンの音質が少しは文章でわかって頂ければ幸いである。

もちろん、(BBCモニターでは)ソフトによって選択するLNPが違うのは当然で、

ロック、ソウル系だと迷わずに後期のLD2かな?
クラシックだとスピーカーにもよるがLD3。
ジャズボーカル系だと前記のLD2と言うような僕的には感覚かな?
http://more.main.jp/zakkichou03.html


LNPについてもう少し・・・

RFが LNP のアクセサリーとして付けた(日本製の)ウッドケースについて

本体保護の目的で使うのだったら、そのままでよいと思うが、このウッドケース音質的にはあまりお奨めできない。マランツ7の場合はそれほど気にはならないが、LNPはなぜ?と言うほど音像がぼやけるように感じる。移動移動で仕方なくケースに入れていた僕も、ようやく位置が決まったので早速ケースを外した。LNPの付属の足は最初はプラスティック、後にゴム足になるがプラスティックの方が音質がよいようだ。高価なインシュレーターも試したがどれもイマイチで結局は初期プラスティックの足に戻ってしまった。

もしもウッドケースに入れてLNPを聞いている人がいれば、ケースから出して聞くだけの価値はあると思う

LNPについてもう少し・・・2

LNP の入力ゲインだが抵抗が少ない方が好ましいとする人が意外に多く、最大で使う人がいる。しかしこの入力ゲインでも音質が微妙に異なってくる。個体差もあるが入力ゲインを最小から最大の場合に音質は次のように変わるようだ。

最大では輪郭・力強さ・透明感は濃くなるが繊細さ・陰影感は薄れる。

つまり【最小→最大ゲイン】で【繊細さ・陰影感→輪郭・力強さ・透明感】の関係。

ちょうど良いポイントを見つけなければLNPの本領発揮とはなかなかいかない。
コツは独特の透明感の中にいかに陰影感を取り込むかであるが簡単にはポイントが定まらない。セッティングを変えるだけで微妙にポイントがずれるからだ。

LNP は評判通りじゃなくどうしようもないアンプだといっている人はショップなどでただ置いてある LNP を聞いてるか、憧れだけで購入し使い方がわからぬまま LNP の絶妙な陰影感を感じるセッティングで聞いたことが無いからだと思う。使い方次第では高価なオモチャにもなる LNP まだまだ奥が深い。
http://more.main.jp/zakkichou04.html

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MARK LEVINSON LNP-2 serial number 1001 & LNP-2L silver model
http://more.main.jp/levinson1001-silver.html


僕でいいんですか?

知人から電話が入った

LNP-2にシルバーフェイスがあることは知っていた

レビンソン輸入元社長・中西氏にマーク・レビンソン氏から送られたものだ

日本においてレビンソンという高級アンプを異例なくらい数多く売った社長に感謝し特別に作った silver model

確か中西氏の部屋の写真がオーディオ誌に掲載された同じくレビンソン氏から送られた 1001と共に写っていたと記憶している

電話では社長の関係者が所有していたが高齢で整理したいということらしく僕の所に電話が入った

偶然にも中西氏のNo.1001を所有している理由らしい

No.1001も偶然だった

あるショップの HPの新入荷に記載されていたので入手出来ずとも一度は見てみたいと電話したところ、複数人の予約が...

期待はしていなかったので売れる前に機会があれば見せてくださいと言う

軽いつもりで電話した

ところがショップから先約の数人が連絡してもグズグズしている

良かったら持って行っても良いよ

珍しいモデルに対して先約者の鈍い対応に頭にきたようだ

その日のうちに取りに行った次第

その後のことは以前書いたが いまだに僕の部屋に鎮座している

後10年オーディオが出来るかどうか?と言う年齢ですよと、いちよう断ったが、それでも所有していて欲しいとの事でコレクションに加わることとなった

中西氏の元から離れ離れになり何十年ぶりかに元に戻った

これは偶然なのだろうか

僕には分からないが理解の出来ないところで この2台は出会うことを求めていた

オーディオにそのようなロマンがあっても良いではないか

幸運にも今のところ、お金でオーディオやレコードを売ることはないから暫くは僕の部屋でゆっくりと休むが良い (2016/6/26 )


silver LNPの詳細を載せる前に電源を入れて聞いてみた

冷たく硬い ... 第一印象だ

前の持ち主が長い間電源を入れていない
直感でわかった

しかし適切な場所で保管をされていたようで不都合な箇所が見つからない

5〜6時間ほど次から次へと(CDではない)レコードを かけていたら、ほんのりと音に滑らかさが加わる

僕のLNPの中では一番音質が気に入っている No.1001

他のバウエンモデルとの音質の違いは1001に付いているウォーターズの(たぶん、レビンソン自身が選んだ)特別な選定?ボリュームの影響が大きいと思う

僕の部屋で一番オーディオを聞いているダイナミック・オーディオの A氏は 1001の絶妙な音質(良い、悪い点)を理解していると思うが A氏は silver LNP はまだ聞いていない

もしかすると silver LNP はレビンソン氏が何台か作り米国以外の懇意の輸入会社に送った可能性があるが パネルの“LNP−2L”の刻印は日本以外使われていないので中西氏のために1台だけ製作されたように思う

silver LNP も1001のように他の LD2 とは違うのか?

まずは部屋に溶け込むような音になるまで鳴らし続けよう

それからがスタートで silver LNP の音質が分かると思う

オーディオは音質を理解するまで時間がかかる

有名オーディオ誌の偉〜い大先生のように数時間のちょい聴きで全てが分かるような神の耳が欲しい ( 2016/7/1 )

(オーディオ評論家大先生の参照)
http://audiosharing.com/blog/?p=19744


さて、silver LNP の中身だが きちんと シリアルNo.“1929”が割り振られている
つまり、シャシー以外特別仕様ではなく製造された約1700台の1台なのであろうか?
今のところ分からない

モジュールはバッファー・アンプ付きのフル・モジュール

バッファー・アンプの有無については個人個人意見が違うと思うが これについては又の機会。

写真は撮らなかったが電源にもシリアルが割り振られている

このシリアルに一番近い“1958”の中身と比べたいが RFのシールでシールドされているので封を開ける勇気がない

次に近いシリアルは“2369”でモジュールのシールが全く違うので比較にならないし あとは1400番台と遡ってしまう

何かの機会になってしまうが silver LNP が特別仕様かどうか?
そのうちにじっくりと“1929”“1958”と比べてみたい ( 2016/7/3 )

余談だが少し部屋の整理をしている

色々な小物が出てくる

カートリッジが(Faiechild、EMT)数本
無くしてしまったと思ったアーム(FR-64S)

などは業者からメンテが終わり箱の状態のまま忘れていた

レビンソンの電源なども整理のため棚から出し清掃 (付箋は電源のシリアルNo)

この他、レビンソン電源は型番がない初期のモノも数台有る

まだまだ引っ越してから開けてない箱も多い
でも腰が弱いからオーディオ整理はなかなかはかどらない
年を取ってからのオーディオは大変だ

LNP2 のゲインは

最初期(0-10-20-30-40) → 初期(0-10-20) → 中期(0-10-20-30-40) → 後期(0-5-10-15-20)

と変わる

以前このHPで書いたことがあるが LNP2 とゲインの関係は


0dB(陰影・繊細さ) 〜 20dB(力強さ・透明感) 〜 20dB以上(力強いが微妙に粗雑感?が出てくる)


のように感じる

今まで LNP はゲインで性格(表現)が変わると積極的には活用していなかった

先月ある人がLNPはこのポジション(ゲイン)じゃなきゃダメなんだよなぁ と、使っている人の会に出て、初めて確信を持てた

陰影を求めるあまりゲインをあえて変えない事が多かったが再認識できる出来事だった

やはりゲインにより表現が変わる LNP を積極的に活用すべきだ

新たなLNPに出会えるように LNP使いは下記ページを参考にしてほしい ( 2016/7/9 )

参照ページ
http://audiosharing.com/blog/?cat=7


webを見ていて面白いことに気づいた

silver LNP のシリアルNo.は1929

この 1番前の No.1928 がハイファイ堂で売られていたのだ

dB GAINを見ると 0-10-20

1929のdB GAINは0-10-20-30-40

ということは

No.1001〜1010 dB GAIN 0-10-20-30-40
No.1011〜1928 dB GAIN 0-10-20
No.1929〜○○○○ dB GAIN 0-10-20-30-40
No.○○○○〜2667 dB GAIN 0-5-10-15-20

ということになる
○○○○が知りたいな


もう一点

No.1928の電源シリアルNo.1815 PLS-150

silverのーNo.1929の電源シリアルNo.1829 PLS−153L

売られている LNP の電源が購入時から変更されていなければ電源も gain と共に変更されていたことになる

あくまで想像だが

最初の10台はプロモーション用に作られ

それ以降はgainが簡素化され正規の生産体制に入る

何かの理由?があるのか分からないが 1929より gain が変わり電源が変更

その後、LD3 の搭載が理由で gain が変わった

ということだったのだろうか?


しかしwebにはいろいろな情報がある ( 2016/7/16 )

参照
http://www.hifido.co.jp/KW/G--/P/A10/J/60-15/S0/M0/C16-05691-94977-00/


Mark levinson 木枠のネジ

少し前まで純正の木枠に付いていた

丸皿タッピングネジが普通に売っていたが最近は(平)皿ネジになってしまい取り付けても何か雰囲気に合わない

僕も木枠を外したり付けたりしているうちにネジを紛失してしまい丸皿ネジを探し始めた

M4 のプラスティック・ワッシャーや飾りワッシャーは どこでも入手可能だが
丸皿ネジは東急ハンズやホームセンターへ行っても置いていない

ネットでヒットしたのは業務用のネジ
50個、100個単位だが仕方がない
高いものでもないので注文したが丸皿タッピングネジは需要がないらしい

大きさは M4・16mm

ネジ穴がバカになっている箇所もあったので木工ボンドを爪楊枝で軽く塗り乾燥させるときちんと閉まる

レビンソンには色々な意味でヒヤヒヤさせられる

しかし取り付けると遠目には分からないのだが微妙に飾りワッシャーと大きさが合わない

仕方がないのでゆっくりと探すことにしよう
 ( 2016/7/18 )
http://more.main.jp/levinson1001-silver.html

独特の美音を放つ EAR のアンプは熱狂的なファンが多く、僕もその一人かもしれない。

数年前になるが新宿のダイナミック・オーディオで数台の EAR を聞く機会があり EAR861 のその美音には驚いた。視聴スピーカーのヨーロッパ小型スピーカーとの相性もあったのだろうが、とにかく美しいの一言。

それ以来レビンソン LNP2 と合わせたらどうなるのだろう?と思っていたが過去に真空管パワーを使い失敗しているのですんなりと手が出なかった。

数ヶ月前、会社近くのオーディオショップに EAR861 があったので、相場よりも安いので失敗してもともと、と購入してしまった。サブとして置いてある


ガラード → ML6 → LNP2 → NO.29 →ロジャース LS5/9


に早速、NO.29 を EAR861 に換え視聴。


ロジャース LS5/9 1985年発売
チーク仕上げ:\330,000(1台、1988年頃)
ウォルナット仕上げ:\360,000(2台1組、1996年頃)
ローズウッド仕上げ: \400,000(2台1組、1996年頃)
http://audio-heritage.jp/ROGERS/speaker/ls5-9.html

いやぁ〜マイッタ。今までこのような絶品の LS5/9 を聞いたことがない。何とも繊細で甘く美しい音なのだろう。

一つ一つの音の密度感はこのパワー独特のものであり EAR のパワーの中では一番「濃い」音で、とてもトランジスタのアンプでは表現出来ないかもしれない。

EAR のプリアンプの組み合わせで過去何度か聞いた美音とは別物の美音で LNP と EAR の良いところが両方いい感じで出ている。

EAR は比較的聞く機会が多かったがスピーカーとの相性で時には独特の美音が消えてしまう組み合わせもあった。チョイ聞きでは判断できないアンプである
http://more.main.jp/zakkichou01.html  

僕が一番好きなオーディオ・・・ 2008/3/17

スピーカーではJBL L300(フロアー型)、Rogers LS-5/9(ブックシェルフ)、
アンプではマランツ#7(プリ)、EAR681(パワー)

となるけど、これらを組み合わせても好きな音にはならないのはSS誌のベストバイと同じ、不思議なモノである。

さて、PROJECT K2 のその後であるが、このスピーカー僕の好きな L-300と並ぶことの出来る唯一のスピーカーかも知れない。それほど魅力的なスピーカーは久々で、ほぼ毎日12時間以上事務所で歌い続けている。

もちろんハーツなどのヴィンテージなどは時として軽くこれらのスピーカーを追い抜くが、安定度が違う。こちらの体調にかかわらず、いつも同じように歌ってくれる。

音質安定度でいうとD-66000が一番かも知れないが、まるで日の丸写真で面白みに欠ける。そう言う意味ではJBL的な最後の魅力あるスピーカーであろう。

さて、最初はなかなか歌ってくれなく苦労したが、まず周りに吸収板を並べ低音の調整につづき、調子を見るために LNP の前に ML-6L と 2L で・・・

非常に音が堅く EAR681 で駆動すると、まるで別世界の色気が出てきて、しばらくプリは 6L でと決めたは良いが、さらに欲が出てきて、どうしてもパワーアンプをラックに収めたい・・・と言うことで CELLO のパワーを持ってきた次第。
ところが色気が無くなり困っているが CELLO の高域の細かな滑らかさは独特の魅力でもあり、本気で聞くときには 681 につなぎ換えて、ということになりそう。
http://more.main.jp/zakkichou05.html


僕は何故か他人の音に興味は無い。SS誌の「何とか訪問」を見ても聞いてみたいと衝動に駆られる部屋はずいぶんと前から全くなく、デコラで気品がある音質を手に入れからというもの、ますます他人の音が気にならなくなった。

もともと僕のメインアンプはマランツ#7 でレビンソンではない(勘違いしている人も多いと思いますが)
では、なぜ LNP について書いてばかりいるのだと思うだろうが、LNP での最上の音(可能性)を求めての挑戦が続いていて、その情熱が書き込みを多くさせているだと思う。そして、marantz#7 があるからこそ安心してLNPに打ち込める

marantz#7 の一体なにが凄いのだろう?と考えることがあるが、一番にあげられるのは音質に対して極端に不満が少ないことだろう。LNP には妖艶な濃い響きが魅力でもあるが、不安定で不満に感じる点も多く(marantz#7のように完成されていないからこそ)長い間取り組んでいる

オーディオ機器に何かしら不満が出てきるから、色々とアクセサリーなどで不満を解消しようとする人も多く、ついには機器自体を取り替えてしまうのでは無いだろうか? もちろん、もっと良い音がするのではないか?という気持ちも分かるが、それは逆の意味、知らないうちにそのものに対して不満を感じているからだと思う。

しかし marantz#7 は違う。逆にこれ以上触ると悪くなってしまうかもという不安が出てくる。なにも不満が無いのなら換える必要も無く僕の場合、marantz#7, #9, Hartsfild のラインは基本的にケーブルも含めて長い間変わらない。良い悪いという不安感も無く、ここがこうなったらという不満感も無い。音質で欲しい物が何も無く、そういう意味では完成されたアンプだと思う。しかし40年以上の前のアンプがそんな音がするとは信じられない人も多いはずだ


オリジナルのコンデンサーから40年以上経てまともに動くはずが無い。
当然な考えではあるが、不思議なことに未だ生きている。
しかもその劣化しているはずのパーツを使っていても不満が少ない。

有名な Stadio K'sにも2台の marantz#7 があるがカップリングはオリジナルのままであり、メインプリアンプとして採用され、その音に驚かれ人も多いと思うが、それが現実の#7である。

僕も含め marantz#7 を使っている人はその耳で選んでいる人ばかりだと思うが、中にはどうしようもなく修理され、ただ鳴るだけの marantz#7 を買わされている人も多いのも事実。

基本的にはカップリングやボリュームはオリジナルもしくはオリジナルに近い理想のパーツが使われているものを選ぶべきだと思うが、この点が難しく、技術屋に言わすとこのパーツがオリジナルに一番近い、いやこのパーツ以外駄目など marantz#7 に関しては「神様」と言われる人がずいぶんと居るらしい。僕は marantz#7 に不満を感じたとき初めてパーツ交換を考えるだろうが、それまでは今のままでメインの座から降りることは無い

さて現在、隠れ屋には4台の marantz#7 がありそれぞれ 109○○、14○○○,15○○○,17○○○ 多少好みはあるが基本的にはマランツの音から外れない。それぞれがメインになれる実力があり、音質的は僕的にはベストの状態の物である。

デッカのデコラも同じであろうが、これが40年前の音?と驚く人も多いと思う。
聞いてみないと絶対に信じられないだろう。
まぁ(オリジナル)レコードも同じではあるが・・・


中身は以下の通り

109○○番はさすがに初期の#7でカップリングをすべて160pで直してあるが考えられ得る限り最善の選択であると思う

14○○○番はワンオーナーから受け継いだ物で未だに手が入っていない#7
15○○○番はセレンが壊れ新しいセレンに交換フルメンテ
17○○○番はStadio K'sでセレンからダイオードに交換した#7聞き衝撃を受けダイオードに交換の#7を最近使い出した

メインは14○○○番。音質差はそれほど無いが109○○番とは良きライバル。好みの問題だが14○○○番が録音マイクの存在が微妙に分かるが109○○番はマイクの存在が消える。このニュアンスの違いは、カラーコードのバンブルビーと160pの違いであろうか? #7の独特の透明感、しなやかさは14○○○番が微妙だが上。

15○○○番は「神様」という人に見てもらいフルメンテを受けたどちらかというと#1に近い音質になった透明感は一番かもしれないが音が微妙に固くしなやかさに欠け戻ってきて僕の感性にあわない。ここら辺が技術屋独自の感性で、もう一度他の「神様」に見てもらうかもしれないが、しばらく様子見状態。

コスモスボリューム搭載の17○○○番はダイオードに交換。他のものと比べるとCDの音質が良く、セレンとは違う意味で魅力がある。もしもCDオンリーで言うとこちらがメインになる可能性がある。70年以降のアナログレコードも良くなるがこちらも様子見

しかし、どれも微妙な差ではあるがすべてに於いて不満は極端に少なく、音楽を楽しんでいる。

難しいのは、聞いたとたん気に入らなかったり、酷い音質だったりで、今まで何台もの #7 を売ってきたこと。まだ #7 が分からない時期に名前にあこがれ手に入れ失敗ばかりしていたことも事実で、大枚をどぶに捨てている。

魅力的なアンプだが LNP 以上に気軽にお薦めできないアンプでもある
http://more.main.jp/zakkichou04.html

2009/2/3
JBL K2 S9500 はすごいスピーカーで古いレコードから最近のCDまで不満なく再生してくれ、その潜在力は計り知れない。9500には LNP の1番を繋いでいるが相性の良さはピカイチで友人も驚いたと同時に大変に気に入ってくれたみたいだ。

友人が帰った後これだけ鳴るのだったら本格的に鳴らそうと Cello のオーディオ・パレットを追加して微妙なニュアンスを付加してみた。

これは期待以上の効果で、メインである Marantz#7、#2+Hartsfield に迫る迫力。

思った以上に CELLO は繊細な空気感を出す。まるで美しい女性を観ているみたいだ。

とくに教会での録音などではヒンヤリとした冷たさまで感じることが出来るが、ややホットになれず万能とはいかないようだ。

その点マランツ7は絶妙で女性的なのにホットな演奏も旨く表現できる素晴らしいプリだと思う。

LD-2 もどちらかというと女性的だと思うが自分自身を ML-1 のように強く押し出さないので相性によっては評価が全く異なってくる。うまく使うとマランツ7以上に繊細でかつ力強い素晴らしいプリだと思う。

神話化されたバウエンだが僕は普通のアンプだと思っている。
可もなく不可もなく、ただの普通のアンプの音。

あまりにも数が少なく LNP の名声とともに神話になってしまったが、使う人によってはただのアンプ。

今回運良く STUDIO K's で聞いた人は普通のアンプだと判ったと思うが、繋いですぐ判るような素晴らしい音ではないはずだ。

貴重品だとは思うがまぁ高価な値段では手を出さない方が良いだろう。殆どの人が失望するはずだ。

ではなぜレビンソンのなかでバウエンをメインで使っているのかというと時より見せる圧倒的な威厳。

これは短期間での判断は難しいと思うし、相性が激しくメイン以上にスピーカーも選ぶようだ。

CELLO は皆さんが想像しているとおり高域に特徴がありここが好みの分かれるところ、

サラサラの高域はすべて繊細に分解してしまい芯がないと言えばそれまでだが何か耳をくすぐるような感じで心地よいが、反面体調が悪いときには非常に耳障りな音になってしまう。

しばらくは CELLO で聞くが最終的には LNP+CELLO ENCORE POWER で聞くことになりそうだ。

CELLO はプリよりもパワーの方が気に入っている。どうもレビンソンのパワーは結構使ったつもりだが最後まで気に入らず全て手放してしまった。

そう、プリに比べ野暮ったいのだ。CELLO のパワーはそんな印象を取り除いてくれた素晴らしい質感を持っている。

小さな ENCORE POWER3 から大きな ENCORE POWER 150 に換えても全くと言っていいほど質感が変わらなく、非常に完成度が高いと感じている。

でもオーディオ的にはEAR861 の甘さを求めてしまうが・・・

しかし、レビンソンのように手放してしまうパワーアンプではなく、ボクがオーディオをする限り所有するアンプだと思う
http://more.main.jp/zakkichou06.html

僕が所有している最新兵器(ハイエンド?)が LNP と JBL K2 S9500である。

パワーは ML2 をはじめとするレビンソンの歴代パワーを試したがしっくりこなかった。

しかし CELLO の小さなパワーを持ってきたところ初めて心地よい音に落ち着いた。

しかしマニアの性で CELLO がこんなに良いのなら一度 CELLO で聞いてみようと LNP から ENCORE、PARETTE を加えて出した結論が「良くない」だった。

パワーはあんなに素晴らしいのに?と LNP に換える前に CELLO のフォノイコライザーの RMC を加えて聞いてみた。先々週付け加えたので良いか悪いか判断はつかぬがこれが面白い! 

全てのレコードがクリスタル色となった。
RMCの癖が強いのかシステム全体が僕が感じていた CELLO の色となった。

もちろん、全てのレコード再生においてクリスタル色は問題があろうが、この輝きは CELLO 以外では無理だろう。いずれは万能な LNP に換えると思うがこの RMC はLNP のフォノイコと切り替えて使用したい CELLO の中では色鮮やかで面白いフォノイコライザーである。

しかし今は浮気をしているのだが、やはり基本は LNP 中心のシステムで CELLO の音を楽しむオーディオよりも音楽が楽しめるシステムの方が僕に合っている。
LNP に合わせるパワーは ENCORE150 よりも小さな ENCORE MONO の方が僕の環境ではベストであると思う。(2009/10/27)


LNP の使い方の一つであるゲイン。
※(オーバーにならない)出力ゲインギリギリまで上げて LNP の特徴を目一杯出せるかが基本的な使い方であるが CELLO の場合は少し違うようだ。

半年以上 CELLO に相対しているがまだ結果が出せないでいる。※入力ゲインではない


事務所にある Cello と K2-S9500 の組み合わせ。
この音が気に喰わないので、いろいろとパレットなどで調整すると、ますますおかしな音となってしまう。そんな中で友人がぶらりと遊びにきて、一言「ずいぶんシャリシャリしてますね」・・・ハッと気づきこれじゃダメだと、もう一度 Cello に再挑戦。

まず全てのケーブルを Cello に揃えることから始めたが、最後まで入手できなかったのがスピーカーケーブル。ヤフオクで(ストリングス2や3はたまに見るのだが)ストリングス1と言うあまり見た事がないケーブルを入手した。全て Cello ケーブルとした段階で落ち着きついたしっとりとした音となる。


次はプリ。

アンコール(1MΩL2)を通すよりも Palette 単体の方が良い音となるが、MIV(マルチ・インプット・ヴァージョン)でないので入力の関係上 Encore プリを通していたが、先日 MIV が入りますよと連絡があり、翌日には交換。

Palette と Palette MIV の音の違いはほとんどはわからないが入力が4つあることと入出力が RCAにも対応しているので使い勝手は大違い。

まだ Encore プリは残してあるが希望のモジュールを積んだ Suite が出てくれば、ようやく LNP + Encore mono power との比較が出来る。
(2010/10/29)

事務所に設置してあるオーディオ機器をレビンソンに戻した。
Cello は約2年間頑張ってきたつもりだけれども、

LNP → Cello encore power → JBL S9500

で鳴るジャズは

EMT927 → marantz → ハーツフィールド

で鳴らすジャズとは別物だけど高い次元で別世界を魅せてくれる。

1年以上前から初期型 LNP を聴きたいと人に頼まれていて、ようやく Cello を片付け LNP を聞きなおすと素晴らしい。聞いた人しかわからないが、今の機器では絶対に表現できないジャズの音がある。

この音質が聴ける限り、何も触りたくない、というかケーブルさえも替えたくなくなるが、毎週のようにケーブルを交換しているオーディオマニアの人たちは一体どんな音で満足するのか?(ほとんどの人が、もっと良い音になるに違いないと思って交換するのだろうけど、自分では気づかないうちに今の音に不満があるからだと僕は思っている)僕には理解できない。(2010/12/15)
http://more.main.jp/zakkichou07.html


Cello Audio Suite

Cello のパワーアンプは歴代レビンソンの中でも抜群に優秀だと思う。

しかしプリアンプについては疑問が残った。

Encore プリは2台使用したが手元には残らなかった。

Audio Pallette も初期のものと MIV と使用したが、(グラフィックイコライザー・アンプなのに)予想していた以上にソースを選ぶので、僕にとっては使いづらいプリアンプとなっていて、手元には MIV しか残っていない。

Audio Suite は気になってはいたが、レビンソンの ML-1L からの印象が強いためか、その大きさが気に入らず全く使う気にはならなかった。

昨年8月に引っ越してからオーディオ機器を全て隠せるようになり、ようやく Audio Suite を使用する気になった。

いやぁ〜繋いだとたん、その音質の良さに驚いた。

しかも Marantz 7 や LNP と音質が違うのに繋ぎかえても全く違和感を感じないのだ。

今となっては Marantz 7 や LNP と同様に手放せないプリアンプとなってしまった。

もしも引っ越ししなかったら絶対に使わなかったアンプだと思うが偶然でこのような音質に出会えるとは・・・やはり何か縁があったのだろうか?

Cello を表現する”クリスタル”という音質に初めて出会えた感じである。

今後この部屋では Marantz 7、LNP、Audio Suite が代わる代わる主役となってゆく気がする。

よく『もう少し早く出会っていれば』とか後悔する記事を読むが、生理的に顔が嫌いなので Audio Suite については後悔はしていないが、その音質はパワー以上に優秀なプリアンプだと思う。プリアンプ道楽もこれで終わる?いや気になるプリアンプが他に全くないという方が正しいのかもしれない(2012/12/28)
http://more.main.jp/zakkichou08.html


妖艶 ...

あるきっかけでプリアンプを CELLO から LNP に替えて聞いている。

改めて思うが CELLO は貴婦人のようで素っ気なく、いつまでも僕と平行線。

LNP は娼婦、僕に寄り添うように唄ってくれる。

CELLO のようないつまでも憧れの歌手であるか LNP のように僕だけのために唄ってくれる歌手であるか…

どちらを選ぶかはその人の感性であろうがやはり LNP にはアナログがよく似合う。どこか怪しげな秘密を秘めた音。

やはり僕にはアナログと LNP には謎めいた、言葉に出してはいけないような妖艶で濡れている大人を感じる。

しかし何台もの LNP が僕を通り過ぎた。中には LNP を感じさせない酷い状態、音質である機器が多いのも現実、これらの機器が中古やヤフオクで出回り、いったい何人をガッカリさせたのであろうか?

残念。僕のところには LNP を感じさせる機器が数台残されているが40年以上経った今でもその妖艶な音は健在だと感じる。しかし、やがて他のLNPと同じ運命をたどるのに時間はかからないだろう。( 2014/2/14 )
http://more.main.jp/zakkichou09.html


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html#c3

[リバイバル3] チェロ AUDIO SUITE + Performance 中川隆
4. 中川隆[-14550] koaQ7Jey 2020年1月14日 21:27:36 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1474]

マーク・レヴィンソンとECMの不思議な関係


ここでの話題は現在マドリガル社(というか、今は更にハーマングループか?)に吸収されている「マーク・レビンソン」ブランドのことではない。同ブランドから撤退し、「チェロ」社を創設したマーク・レヴィンソン氏の経歴に関する謎だ。

で、そのレヴィンソンの経歴として

「1972年、当時レコーディングミキサーだったレヴィンソン氏が自らの名をつけたオーディオメーカーを設立。そもそもは自分用に作ったコントロールアンプ LNP2発表。」

といった辺りは知られていると思う。また、それ以前はミュージシャンだった、という話も知っている人は少なくないとも思う。しかし、何の楽器をやってたか、ということに関しては意外と知られていないようで、まぁ少なくとも石田善之氏は知らなかったようだ(笑)。いつだかの「オーディオアクセサリー」だったかな?間違って書いてたからね。


マーク・レヴィンソンはベーシストだった。

活動の場は主にフリージャズ、というよりもポール・ブレイのグループでよく演奏していたようだ。

このポール・ブレイ、知っている人は知ってると思うが(笑)、ちと妖しい音を繰り出す耽美系ピアニストで、ジャズゴシップ界ではゲイリー・ピーコックとアネット・ピーコック、カーラ・ブレイの間で結果的に夫婦交換みたいな形になってしまったことでも知られている。

そんな名実ともエロチックなピアノをドラムのバリー・アルトシュルと共に凛とした緊張感を保ったプレイで支えていたのがレヴィンソンだったわけだ。

そんなブレイ/レヴィンソン/アルトシュルの代表作は名曲「アイダ・ルピノ」を含む「RAMBLIN'」(1966)だと思う。一応外盤でならCDも出ているので「レビンソン/チェロ信者」の方は探してみるといかがかな。CD番号は RR 123117.2 。何故かイタリアの RED というレーベルから出てるぞ。

それに加えこのレヴィンソン、今やヨーロッパジャズ/現代音楽のトップレーベルとして、又「ステレオ」誌周辺では高音質レーベルとして知られるECMにも実は録音を残しているのだ。やはりポール・ブレイの「BALLADS」(ECM 1010)がそれ。但し彼がベースを担当しているのはB面のみで、A面でのベースはゲイリー・ピーコック。ちなみにECMの発足は1969年末、この「BALLADS」の発売は1971年なのだが、録音自体は1967年だったりする。

ここで一気に話はECM総帥のマンフレード・アイヒャーに跳んでしまう。この人はそもそもコントラバス奏者としてベルリンフィルに関わった後、ジャズベーシストとしても活動し、又同時にグラモフォンで録音の仕事にも携わったそうだ。何だかレヴィンソンと似てるね。

で、そのアイヒャーがベーシストとして参加したアルバムが一枚だけある。ボブ・ディーゲン・トリオ「CELEBRATIONS」(Calig-Verlag CAL 30 602)'68 。右の画像がそのジャケットだ。音の方は淡泊したポール・ブレイといった印象で、アイヒャーはあまりベースらしくない繊細な演奏をしている。

しかしそれより興味深いのは、A面2曲目の「Little garden」。作曲者は何とマーク・レヴィンソンなのだ。似たような道を歩んで理想を実現すべく自分の会社を作ったレヴィンソンとアイヒャー、この2人にどんな関係があってどんな付き合いがあったのか、とても気になるのはオレだけか?
http://www2.famille.ne.jp/~itoh/levinson.html


Mark Levinsonというブランドの特異性


マーク・レヴィンソン自身はアンプの技術者ではない。

だから、マークレビンソンのアンプには3人の男が関わっている。


ひとりめは、LNP1、LNP2 の初期ロットや LNC1(LNC2の前身)に採用されたモジュールの設計者、リチャード・S・バウエン(ディック・バウエン)だ。

ふたりめは LNP2 の自社製モジュールの設計、ヘッドアンプの JC1、薄型コントロールアンプの流行をつくった JC2 を手がけたジョン・カール。

最後のひとりは、ML7L の設計者として、はじめて名前が明かされたトム・コランジェロ。


マークレビンソン・ブランド初のパワーアンプ ML2L の設計者は、当初、マーク・レヴィンソンだと伝えられた。かなり後になり、ML2L は、トム・コランジェロを中心としたチームの設計だと訂正された。

だがジョン・カールは「ML2 は JC3 と呼ぶべきアンプ」だと主張する。


別冊FM fan に瀬川先生が、マーク・レヴィンソンは、このまま、どこまでも音の純度を追求していくと、狂ってしまうのではないか、という主旨のことを書かれていた。
実際には狂うことなく、むしろ経営者として面が強くなっていったようにも、私個人は感じているが……。

LNP2 が出たころ、マーク・レヴィンソンはアンプの技術者でもあり、LNP2 の新モジュールは、当初はレヴィンソンの設計によるものだと言われていたし、ほとんどの人がそう信じていた。もちろん私も信じ切っていた。

1984年に MLAS (Mark Levinson Audio Systems) を離れ Cello を興したころ、レヴィンソン自身が、「アンプの技術者ではなかった」と語っている。

彼がほんとうにアンプの技術者だったら、瀬川先生の心配が現実になったかもしれない。

ときどきバウエン製モジュール(UM201)とマークレビンソン自社製モジュール LD2 の音の違いについて聞かれることがある。どちらが良いのか、どんな違いなのか……と。

バウエン製モジュールの LNP2 は数が極端に少ないため、実際に聴いた人は少ないようだし、私もステレオサウンドにいたから、幸運にも試聴の機会にめぐまれた。岡先生所有の LNP2 と、ステレオサウンド試聴室で使っていた LNP2L との比較である。


2台の LNP2(岡先生の LNP2 とステレオサウンド常備の LNP2L)は、内部のモジュールが違い、外部電源の仕様もまったく違う。 そのモジュールも、設計者が同じならばまだしも、かたやリチャード・S・バウエン、もう片方はジョン・カールと、これもまた違う。つまりまったく別物のアンプと捉えるべきだ。なのに外観がまったく同じ。

こんな例はおそらく LNP2 が初めてだろうし、最後だろう。
どちらの LNP2 を良しとするかは、聴き手次第であり、私は、迷うことなく LNP2L をとる。
http://audiosharing.com/blog/?cat=18&paged=7

その当時のレヴィンソンは、音に狂い、アンプ作りに狂い、そうした狂気に近い鋭敏な感覚のみが嗅ぎ分け、聴き分け、そして仕上げたという感じが、LNP2 からも聴きとれた。そういう感じがまた私には魅力として聴こえたのにちがいない。

 そうであっても、若い鋭敏な聴感の作り出す音には、人生の深みや豊かさがもう一歩欠けている。

その後のレヴィンソンのアンプの足跡を聴けばわかることだが、彼は結局発狂せずに、むしろ歳を重ねてやや練達の経営者の才能をあらわしはじめたようで、その意味でレヴィンソンのアンプの音には、狂気すれすれのきわどい音が影をひそめ、代って、ML7L に代表されるような、欠落感のない、いわば物理特性完璧型の音に近づきはじめた。

かつてのマランツの音を今日的に再現しはじめたのがレヴィンソンの意図の一端であってみれば、それは当然の帰結なのかもしれないが、しかし一方、私のように、どこか一歩踏み外しかけた微妙なバランスポイントに魅力を感じとるタイプの人間にとってみれば、全き完成に近づくことは、聴き手として安心できる反面、ゾクゾク、ワクワクするような魅力の薄れることが、何となくものたりない。

いや、ゾクゾク、ワクワクは、録音の側の、ひいては音楽の演奏の側の問題で、それを、可及的に忠実に録音・再生できさえすれば、ワクワクは蘇る筈だ──という理屈はたしかにある。そうである筈だ、と自分に言い聞かせてみてもなお、しかし私はアンプに限らず、オーディオ機器の鳴らす音のどこか一ヵ所に、その製品でなくては聴けない魅力ないしは昂奮を、感じとりたいのだ。


     *

「その当時のレヴィンソン」とは、ジョン・カールを組んでいた頃のマーク・レヴィンソンだ。
http://audioidentity.blog.so-net.ne.jp/2010-12-13




http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html#c4

[リバイバル3] チェロ AUDIO SUITE + Performance 中川隆
5. 中川隆[-14549] koaQ7Jey 2020年1月14日 21:36:39 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1473]
金の亡者になった天才マーク・レビンソン


◇ RED ROSE MUSIC 鬼才マーク・レビンソン ◇


21 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/22 19:48 ID:FclfhP6e

昔の ML やチェロのようなカリスマが感じられないな、このブランド。


22 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/22 20:21 ID:???

そう、レビンソン年食ってマターリ屋になっちまったのかよ。


2 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/14 09:28 ID:???

もうすぐ無くなる。


410 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/19 18:48 ID:eVb9Ru4y

レッドローズはスタイリングが本当にダサイね。
まあ中国の会社にはデザイナー不在なんだろうけどさ。
オールドレビンソンやチェロと比べてカリスマに欠けるのはその辺が原因だな。


24 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/23 20:21 ID:???

レッドローズ
スピーカーもアンプも中国製の中国ブランドで中国で物凄く安く売ってるのをそのまま買ってレッドローズの名前付けて高値で売ってるだけって本当?

中国のサイト探せばレッドローズのものと全く同じ姿形の安物アンプやスピーカー が見れるらしいけど誰か探してくれない?


26 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/23 20:45 ID:???
>>24
見てくれはそのままでも、内部配線を弄ったり(銀線に変更)してるみたいよ。
それが適正価格かどうかは知らんが。


71 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/26 00:27 ID:???

米国価格と日本価格を比較して、代理店がボッてるってのは分かるんだけど、
中国他社で売ってるのと見てくれが一緒だからボッてるってのは、ちょっと違和感を感じるんだけど。
中を比較してとか、音を比較して同じなのにってなら分かるけど…。

72 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/26 01:16 ID:???
>>71
スピーカーはあの特徴的なリボントゥイーターも同じだしほとんど違わないモノだろ。
アンプは内部配線替えてると>>26が言っているが。


76 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/26 19:54 ID:???
>>72
内部配線変えてるって言っても、それも中国でレビンソン仕様としてやってるんだろ?
だったらコスト的には数十円の差
史上最大のボッタクリである事には違いはないね


27 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/23 21:35 ID:???

中国製をマーク印で売るってわけか。
利幅は大きそうですね。
音が良ければいいけど。


394 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/16 23:52 ID:y/lHMwDx

マーク・レビンソンプロデュースというだけで中国製の偽物をありがたがって買う日本人はヴィトンやロレックスの偽物を見破れずにありがたがって買うのと同じ

つーか

偽物と判っていても買ってありがたがる貧乏人と同じって事さ(ハッハッハ!高笑い

図星だろ?


402 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/17 03:09 ID:GodOxKlm
>>394
少し、意味が分からない。
「レッド・ローズ」が偽者なのか、中国製が偽者なのか、
どっちの立場だ?

偽者を買って喜んでる金持ちをねたむ貧乏人の高笑いになってるような・・・・・


403 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/17 21:00 ID:r3o9kUQF

中国製が本物(開発元)です。
マークレビンソンは誰をだまそうとしているのか?


404 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/18 07:42 ID:mQZMqHSQ
>>403
元の設計が中国のメーカーでも、レッドローズのはチューニング版。
元の中国メーカーよりも遥かに高音質だ。

あの違いが聞き分けられないのか?駄耳だと幸せだな。


高音質の秘密は主にエンブレムと価格にあるのだがな…

50 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/24 17:00 ID:???

Affirmation そっくりの一番高いアンプが約10万円。
Affirmation は約100万円。
レビンソンマジックが炸裂していますな。


51 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/24 19:00 ID:???

10万どころじゃないだろう
もっともっと安いよ
元は今日本円に換算するといくらになるの?


60 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/24 20:31 ID:???1

人民元は約14円


15 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/21 21:51 ID:???

マークレビンソンは金儲けが上手ですね。


16 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/21 22:21 ID:???

>マークレビンソンは金儲けが上手ですね

そんな人間がどうして会社を2つも潰してるの?

17 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/21 22:32 ID:???
>>16
会社を売っただけだぞ。

350 :上海狂人:04/03/29 10:11 ID:NluKiCf9

マークレビンソンにはもうオリジナリティはないよ。

どうせ中国製なら誰も知らないから、ロゴさえかえればわからないだろうって、魂胆だな。

アメリカのハイエンドなんて 7割以上は中国製だよ。
センスはないがローテクの技術力は白人の馬鹿でかい手なんて遥かに上だよ。
そんなことは連中はとっくにわかっているから企画、設計だけ欧米で、作るのは中国なんだよ。

RRM はそれさえも惜しんでロゴかえるだけなんだよ。
せいぜいネットワーク変更するだけさ。


351 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/29 11:10 ID:F90MapIh
>>351
センスっていうのも蓄積に依存するからな。
RRM みたいに丸投げのメーカーも増えてくるだろう。

74 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/26 15:50 ID:???

オーディオの「神話」をくずしたレビンソンは偉大なだ。

アサヒステレオセンターなど

「レビンソンはやり尽くしたから、こういう路線を歩んでいる」

とかいっていた。


77 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/26 19:57 ID:???
>>74
アサヒステレオもリファレンスインクの製品いっぱい扱ってるだろ
苦しい言い訳だなそりゃ

儲かるからやってると素直に言えばいいのに・・・無理かそりゃ

78 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/26 19:57 ID:???

中国の怪しげな町工場で内職でつくってるのか、レビンソンは。


80 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/26 20:09 ID:???
>>78
つくってるんじゃねえよ
買い付けてるだけ


30 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/23 21:45 ID:???

うわ、マジで中国製のOEMだったのか!


33 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/23 22:10 ID:???
>>30
OEMどころの騒ぎじゃないよ

これは中国で 1万円のアンプ買い付けてレッドローズミュージックのプレートを貼り付けマークレビンソンの名前を持ち出して何十倍の値付けをしてるという事

完璧な犯罪行為だなこれは


52 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/24 19:03 ID:???

問題は中国製の出来のいい(?)アンプやらスピーカーをそのまんま仕入れて高く売ってるって事だ

技術指導とかアイデア入れてるとかは全くないんだよ

金に汚いレビンソンだから出来ることだと思うが、日本の代理店もこのネット時代にこんな汚い商売がバレずに成立すると思ったのかね?


88 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/27 00:37 ID:???

中国で売ってるレッドローズと同じアンプはそもそもパソコンユーザー用なんだってさ
だったらあの値段(2万円未満)も納得
しかし、それを10倍で売るか普通〜

353 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/31 21:17 ID:NP7oGqqe

レッドローズは中国で売ってパソコン用アンプとはちょっとだけ違うよね。
それはレッドローズのエンブレムが付いているのとSP端子がカルダスに換わっている事。
でもそれで30倍の値段なんだよね(藁


165 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/30 00:43 ID:???

中国売値1万6千円のパソコン用オーディオを日本でピュアオーディオとして35万円で売っている

この事実はもっと大きな問題にしてもいいんじゃないか?

186 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/09/10 17:19 ID:InyVlS97

 アメリカ(?)でも気付いてるのがいるんだな。
Unfortunately だってさ。

ちょっとしたレビューも載ってるぞ。


189 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/09/15 22:53 ID:iX8i5ezG

Recently, there has been some confusion about the new integrated amplifier,
Rosette 1, offered by Red Rose Music and Mark Levinson.
Many people believe that the Rosette 1 is identical to a Chinese-made integrated amp,
the Korsun U2, which sells one-tenth of the price (to be exact, $2000 vs. $188).
I think it is your responsibility to find out the truth.
It is your responsibility to tell us if they are identical.
If not, what are the differences?

In my opinion, this event could be the biggest scandal in the industry of high-end audio.
If these two amps are identical or almost identical, what Mark Levinson has done is extremely unethical.
It will greatly damage the confidence of consumers of high-end audio.
Personally, I would also use your handling of this incident as my judgment to your professionalism.
Please don't let me down.
http://www.audioasylum.com/scripts/t.pl?f=amp&m=4107


190 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/09/15 23:18 ID:XiZpbCi9
>>189
相当お怒りの御様子。


89 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/27 11:16 ID:???

レビンソンはもうやり尽くしたからあとは金儲け、と。


102 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/30 15:51 ID:???

レビンソンって何やってるんだろね?
普通にオールドレビンソンのレプリカ作れば良いものを・・・


103 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/30 16:01 ID:???
>>102
契約とかで無理では?


104 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/30 17:57 ID:???

オーディオよりビジネスごっこが好きなんだよ。きっと。


38 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/23 22:31 ID:???

中国がサンスイをでっち上げるし、アメリカ人はレビンソンをでっち上げる。
オーディオヲタは、ボッタクリされるだけの小羊だな・・・


63 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/25 16:38 ID:???

アマゾンでも安く売ってんな!
http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/B000068V29/sitescraper-20/102-8045288-6070526


64 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/25 16:56 ID:???
>>63
あやや、なによこの値段。


65 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/25 16:57 ID:???

どっかのショプは 1$=300円か。


67 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/25 20:13 ID:???
>>65
spiritの方だから1j=200円位かと。
それでもボッタクリかw。


69 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/25 21:00 ID:???
>>67
定価ならそうかな。Amazonの値引き価格だと $=300円に相当


70 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/25 23:23 ID:???

そうすると
プリらしきのが¥17500
プリメインが¥21840になるね

日本でレッドローズミュージックブランドで売ってるパワーは値段伏せてあるが
プリやプリメインの価格からしてせいぜい¥30000くらいだろう

で実際レッドローズは日本で30万以上だろ?
どひゃあ!10倍以上かよ!!!

凄過ぎオーディオリファレンスINC


75 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/26 19:51 ID:???
>>70
パワーアンプは日本で売ってるのとはちょっと形が違うよ
全く同じなのはプリメイン

中国で2万円弱で売ってるのが日本では定価で25万円

ローズバドの小さいタイプのスピーカー(25万)とセットでは45万で売ってる

いずれにしても10倍以上の値段であることには変わりがない
現地価格の2〜3倍という話はよくあったが、さすがに10倍というのは前代未聞だな

この時代によくやるよと思う>リファレンスインク

まあレビンソンというだけで大枚はたくバカオーディオマニアがいるのが問題なんだけどな


79 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/26 20:07 ID:???
>>75
オーディオの新しい商売のやり方だって。

オーディオショップも儲からなくなってきたから利幅の大きな商品扱うしかなくなってきてるんだよ。

何しろ REDROSE は代理店からの卸しが定価の30%って噂もあるくらいだからね。

106 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/30 20:35 ID:???

埼玉のカマニもかなりの数が置いてあったが群馬のチャレンジャーのオーディオリファレンスインクの品数は半端じゃないなありゃ

レッドローズ全ラインアップの他はやはりクラッセ全ラインアップといった風で他代理店の製品など見つけるのが大変なほど
案の定、来た客には

「あのマーク・レビンソンが〜」

とほざきながらレッドローズを押し付けていたよ
よっぽど儲かるんだろうなきっと


197 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/09/21 13:33 ID:LJAOs2tl>>191

なんてったって儲かるんだからレッドローズは

どるふぃんだけじゃなくてかまに、ちゃれんじゃー音響、ノダヤ、せきもと特殊
なんと!仕入2〜3割のレッドローズ商品の特約店はこの程度しかないんだから

1台定価で売れば店員一人分の給料じゅうぶん払えちゃうからね〜

だいたいオーディオマニアなんてものは「マーク・レビンソン!」という名前出すだけで中国製の超安物の粗悪品だってよく聴こえちゃう駄目耳馬鹿しかいないんだから

こういった駄目耳馬鹿の成金をいかに捕まえるかがオーディオの商売のコツだって事を少しは勉強しないとな他の駄目オーディオショップは(w


203 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/09/22 23:37 ID:mSVMEr/H

レッドローズミュージックさえ売ってればうちの店は潤うし俺様の給料も上がるし
本当にいい仕事してくれたよレビンソンも輸入元のリファレンスINCも

昔 LNP2L なんか欲しくても高嶺の花のとても手が出せなかったショボクレ親父が

「これ、あのマーク・レビンソンの作品なんですよ!」

というだけで目の色変えて即買いなんだから仕事も楽でたまらない
腐れオーディオオタクがいかに馬鹿で駄目耳かがよ〜くわかるぜうちの店(爆笑

109 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/30 20:52 ID:???
>>107 106
そりゃ儲かるだろ 何しろ仕入れ定価の30%らしいからね
RED ROSEやってる店には騙されるな これ定説


110 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/30 23:30 ID:???

レッドローズ一台売れば店員の給料2ヶ月分払えるそうだ


459 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/28 11:38 ID:xVVKqVOG

そもそもレビンソンはいくつかの日本の販売店に直売のオファーをしてたらしい

ある販売店などはレビンソンと直取りなどと案内を出していたくらいだからね

結局、日本の販売店の支払いの悪さの問題が原因で諦めてリファレンスINC がやる事になったという事だ

で、今の卸値は定価の30%程度という話だし定価売りすれば70%の儲けという
凄まじさだ

これを悪質と言わずして何という?

524 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/02 15:11 ID:o7AxN9Gq

とある北関東のショップで見た客と店員のやり取りを再現

客「これはどこのメーカーだい?」

店員「こちらは、かのマーク・レビンソンが新しく興したレッド・ローズ・ミュージックと言いまして、アメリカ製です。」

客「ほ〜、レビンソンなんだ。音聴かせてくれる」

しばし試聴

店員「どうですか?この高域の艶、繊細さなんかはレビンソンじゃなきゃ出せないですよ。」

客「そうだね!これは確かにレビンソンの音だ。素晴らしい艶だよね!」

店員「しかもこのサイズとこの値段でレビンソンの音が手に入るのだから安いもんです。」

この店、何度か来てるが、いつもこんな調子でレッドローズをやたらと薦める接客をしてる。
おそらくだが、全国どこのレッドローズ扱い店でもこんな調子でやってるんだろうな。


94 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/28 19:30 ID:???

レビンソンってだけでいい音だと信じてる奴もいるんだろうなー
搾取されても本人が幸せならいいのかな。


354 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/01 01:37 ID:5JNsqLTX

だいたい今だにレッドローズミューザックを扱ってる店があるのが驚き

ドルフィン 関本特殊無線 カマニ チャレンジャー音響 アサヒステレオセンター

胡散臭い店ばっかだな
こういう悪質店が他にあれば一気に叩いて潰してしまえ

ちなみにレッドローズミュージックの仕入れは定価の10%という噂だ


31 :名無しさん@お腹いっぱい。 :03/07/23 21:57 ID:???

スピーカーはこちら
http://www.haihuang-audio.com/


35 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/23 22:18 ID:???

スピーカー見てみたぞ
こりゃローズバドそのものじゃねーか

しかし価格は伏せてあるな
これは日本のリファレンスインクの策略か?

これも中国売価 ¥10000程度なのか?

290 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/16 23:11 ID:lbOTkplP

Red Roseの新しい SPって、Classic ってやつ?

オフィシャルサイトでもスペック表示してないから確信ないけど、こりゃあオーラムの月亮河=ムーンリバー、っていう古い(多分 発売は99年??)そのものだね。

RR のリストプライスが 8000ドルってことは日本では 120万円位で売るんだろうけど、中国の値段は、1万元=13万円だよ。


45 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/24 11:37 ID:???

これはClassicだね
http://www.haihuang-audio.com/loudspeaker/hifi/moon/moon.htm

こっちには Mark Levinson 先生的合作って書いてある
http://www.haihuang-audio.com/loudspeaker/hifi/moon-mini/moon-mini.htm

偉大なる中華人民共和国とレビンソン先生の共作、
日本人もアメリカ人も大枚はたいて聴くよろし。


36 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/23 22:25 ID:???

ローズバドの音を評すなら粗悪な安物リボンの音、
滅茶苦茶な設計のバスレフポートの音、
やけに長くしてしまったエンクロージャーの箱鳴りの音、
そして安物の中国産ウーファーユニットの音、

これらが見事に分離して全く融合しない素晴らしい4wayの音だな

中国製をレビンソンがそのまんま買い付けたものと知ってあの音も納得したよ


331 :上海狂人:04/02/24 20:30 ID:/aqLPJC9

AURUMの代理店では REDROSE 向けに輸出しているものも売ってくれます。

ネットワークをアメリカから送ってくるのでそれに変えてるそうです。

オリジナルの中国製と輸出版を比べましたが たしかに輸出版のほうが音場も広く、見通しが上でした、が、オリジナルの音もぜんぜん悪くない。

むしろROCK系ならこちらのほうが音に勢いがあると思った。

以上、上海からの ROSEBUD 実況レポートでした。

333 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/24 23:02 ID:o4w/1dGn
>>331
お聞きになったスピーカーは ROSEBUD2 の方ですか?


334 :上海狂人:04/03/03 11:06 ID:ALhCNWkv

見かけは ROSEBUD1 とおなじ。

2はリボンにディンプル加工、箱にラウンドつけたりしているが SHOP の人の話では(信用するしないは別として)中身はまったく一緒だそうです。
おそらくそのままで売る事に気が引けたので ちょっとごまかしているのでしょう。

アンプに関しては中身見た限りでは一緒ですな。
でもアメリカではマークレビンソンも自身のオリジナルではないと認めているようです。(中身は違うと主張しているようですが)


342 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/24 03:49 ID:UEdGUCxU>

ネットワークが本国仕様(プリント基板を使っている)と違うんだな。
それだけのために実売で 2倍の金額を払う気になるかどうか。


343 :上海狂人:04/03/24 10:32 ID:vvHhnmOK

2倍じゃないですよ、3倍ですよ。


381 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/09 02:27 ID:GyJ58tZy

レッドローズのローズバド、実際に聴いてみたけどやっぱ変な音だよね

何しろリボンの音が強調され過ぎでシャカシャカうるさいよ

ポートの音や箱鳴りまでは判んないけどボコボコいう低音だし
それぞれのユニットがバラバラに主張して鳴ってる感じが否めない

傳ちゃんの言ってた事は正しかったと思うね


382 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/09 04:42 ID:kBJaXzP8

5万のスピーカーだと思えば優秀だぞ。


383 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/09 10:13 ID:idC6E21h

Leisure2(米国版)はペア6万円くらいで購入し、機内持込で持ち帰りました。

音質やビルド・クオリティの評価はその価格帯では破格といった程度のものです。

音はメインに使用中の nOrh9.0(大理石版)と比べればもちろん差はあります。

それにしても Rosebud は日本定価がペア 50万円だったから法外なマークアップです。

アパレルの世界では製造コストの何十倍の価格で販売するのは別に珍しくないけど 少なくとも企画・デザインなどの商品開発はオリジナルですから。

RRM の場合もし安価な既存の製品に僅かな変更を加えてオリジナル商品として販売しているとしたら問題は大きい。オーディオにデザイナーズ・ブランド流のマーケティング手法を持ち込んだレビンソン氏の発想は悪くないけど消費者をなめすぎました。


384 :上海狂人:04/04/09 21:06 ID:JfrykR4S

日本で売られているオーラムカンタスは ROSEBUD もどきのさらに上級版。

(そもそもオーラムカンタスのほうが先なのだが。
 オーラムカンタスの Leisure2 は 2000年末の発表。
 かたや REDROSE は ROSEBUD になるまえの R3 でさえ2001年 ころに売られている)

箱鳴きも抑えられているし、MJ 紙が評価するように日本価格でも安いと思う。
それより下のグレードのものを50万で売るから犯罪なんだな。

あれがペア12万くらいだったら、B&W705 よりは上だな。

32 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/23 22:06 ID:???

パワーアンプはさすがに値段消したんだろうね
しかしおそらくプリと同じくらいの値段のはず

という事は1200元〜1500元という事は日本円で1万円台後半くらという事で、レッドローズ、実際何十万円で売ってるんだっけ?


125 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/06 00:12 ID:???

でもスピリットセット結構いいな。これだけは、マークの音に近いな。
抜群の中国オーディオ選択技だな。真空管アンプはX。

23 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/23 18:59 ID:???

Passion 良かったよ。
Rose Bud2 はイマイチだったけど。


210 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/09/30 16:07 ID:/bUx2fjq

Korsun μ2 -----> Rossete1
Korsun μ3i -----> rosette2
AURUM CANTUS Leisure 2 -----> Spirit SP


5 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/14 10:28 ID:???

Spirit、アメリカで2000ドルなのに日本じゃ45万円。
ボッタクリにも程がある。


6 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/14 14:45 ID:???

しょうがないよ。
取引をしたいインポーターが沢山居れば、一番高い仕入れ値を提示したインポーターが特約を結ぶからね。

半年位、我慢して誰も買わなければインポーターが替わるかもしれない・・・


18 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/22 05:48 ID:???

spirit、サンフランのイベントでちらっと聴いたけど、あまりピンと来なかったけどなあ。$2000 ならまあって感じ。
でも漏れは胃らね。


82 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/26 21:41 ID:???

結局、中国の方の音が聴けない以上、真実は分からんわな。

外観見ただけじゃ、部品の選別基準の差や開発費等は分かりようがないし、もしかすると、中国の方が Levinson の名を利用してるだけかもしれんしね。

数万円で Levinson(Red Rose Music)の音が得られるなら、ボッタクリとは別に、普通に祭りになりそうだけど。


83 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/26 23:17 ID:???>>82

なによレビンソンの音って?

はっきり言っておくが初期のレビンソンと今のレビンソン(REDROSE)とは
全く別物だと思え

REDROSE の音聴いたことあるんか?

蚊の泣くような音だぞ

繊細でも凄みや切れ味があった昔のレビンソンの作品(というかプロデュースした作品) とは次元が違うって
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/pav/1058142484/

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html#c5

[リバイバル3] チェロ AUDIO SUITE + Performance 中川隆
6. 中川隆[-14548] koaQ7Jey 2020年1月14日 21:38:20 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1472]

世間の噂 天才マーク・レビンソンが金の亡者になった理由


385 :【霊感商法】次は壺売るぞw【女たらし】:04/04/10 16:07 ID:is7z6Iqm

で、マーク・レビンソンは このインチキ商売で儲けた金で、別れた愛人への慰謝料は払い終えたのかよ?


608 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/18 21:45:32 ID:NfIuqdoL

レヴィンソンって、SEX本の作者でしょ:

サティスファクション―究極の愛の芸術 大型本 – 2002/6
キム キャトラル (著), マーク レヴィンソン (著), Kim Cattrall (原著), & 4 その他

Satisfaction: The Art of the Female Orgasm
by Kim Cattrall, Fritz Drury, Mark Levinson

Mark Levinson was born in Oakland, California.
A professional jazz musician who has played with many jazz greats, he is the founder and CEO of Red Rose Music.

美しいイラストとシンプルな図がページを飾る『Satisfaction: The Art of the Female Orgasm』は、アメリカで人気のテレビ番組「Sex and the City」でサマンサ役を演じる女優キム・キャトラルと彼女の夫でジャズミュージシャンのマーク・レヴィンソンによって書かれた。

「Sex and the City」のセクシーなキャラクター、サマンサ・ジョーンズが執筆したというだけでも、この魅力あふれる絵本サイズの本が、売り上げを伸ばすことは想像できるが、それを抜きにしたとしても、非常に価値ある作品となっている。

オープンなコミュニケーション、信頼、愛、互いを喜ばせることへの興味、といったシンプルなことがセックスライフを豊かにし、カップルをより深い方向へ導くと本書は言う。しかし、多くの女性がセックスについて質問されたとき、不満を抱いていると告白しているのが現状だ。

性的な欲望を恋人に伝えるのは難しいが、2人でオープンにこの問題について話し続けることが、よりよい関係を保つためには必要である。そして、男性がほんの少し、知識を身につけることで、2人の関係はさらに良くなっていく。

本書で語られていることは、すべて基本的なことであり、セックスの経験がある人なら誰でも知っていることであろう。しかし一貫性や献身、そして忍耐を男性が保ち続けることは、なかなか難しい。キャトラルとレヴィンソンは男性の読者に問いかける。

「セックスの間はある程度気持ちいいが、クライマックスにたどり着けなかったらどんな気持ちがするだろう。きっとしばらくは、フラストレーションを感じるだろう。女性への変わらない献身は必要不可欠である」

こんな風に、セックスが具体的かつオープンに語られることは、これまでなかったのだ。読者の中にはキャトラルとレヴィンソンの取り組みをつまらないと感じる人もいるかもしれない。しかし本書が述べる感受性豊かで、満足した恋人になるために努力が必要だということは、医者もすすめていることである。
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048980866/
http://www.barnesandnoble.com/w/satisfaction-kim-cattrall/1100298344?ean=9780446530712#productInfoTabs

56 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/24 19:12 ID:???

レビンソンももはや以前のカリスマ性はなくし今では HOW TO SEX 本の著者

プリズムにも愛想つかされて次は中国に目をつけたってとこだろう。

チャイナガールとハーレムが今のレビンソンの目標で噂によればもう中国に住んでるそうじゃないか


92 :マーク・レビンソンお前もか?:03/07/27 21:43 ID:???

マーク・レビンソン氏は結局女癖が悪すぎて離婚され慰謝料を払う為に会社を手放したのは有名な話だが、香港の代理店のやつが言ってたけど

「香港に来た時も、とにかくそっち方面のアレンジが大変だった」そうだ。

英雄色を好むという範疇に入れて良いものやら悪いものやら。

93 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/28 01:22 ID:???

マークはあの HOWTO本、ホモじゃないって証明するために出したのかな?

だけど結局あの本でのかみさんとも別れたんだろ?

また慰謝料稼ぎで今度はボロ儲けの中国に目を向けたって訳か?
ついでにチャイナガールは食い放題だしな(w


123 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/03 00:02 ID:???

マークって今いくつになるの?
凄いなあ、それだけをとってもカリスマだよ。


124 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/05 23:41 ID:???
>>123
カリスマじゃなくて単なるカリブトだろ(w
HOW TO 本のサティスファクションの中で元かみさんに役立たずと暴露されてたぜ(ww
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/pav/1058142484/

33 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/14 22:26 ID:ndZyMTtm

★女性向けビニ本:発売以来1カ月半で30万部

・最近、書店で女性向けの「ビニ本」に気付いたことはないだろうか。女性がセックスで満足する方法をまとめたという、その「サティスファクション――究極の愛の芸術」は、6月29日の発売以来1カ月半で30万部が売れた。本家、アメリカをしのぐ勢いで売れ、男性にも受けているのは、なぜ――。

 同書は、100点以上のイラストも用いながら、女性が満足するためのテクニックを一見品よくしかし詳細に説明している。ビニールに包まれて売られ、買わないと中身を確かめられないのもミソ。著者はアメリカの女優、キム・キャトラルさんと夫のマーク・レビンソンさん。


34 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/14 23:02 ID:???

別人


35 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/14 23:20 ID:DZ5KVW/J>>34

わしは>>33とは別人なのだが、以下のリンクを見てもらいたい。

http://www.twbookmark.com/authors/36/2313/

の左の男の顔に見覚えはござらぬか?

また、あるネット本屋のサイトには上の本の著者を次のように紹介している。


About the Authors
(中略)
Mark Levinson was born in Oakland, California.
A professional jazz musician who has played with many jazz greats, he is the founder and CEO of Red Rose Music. Kim and Mark are married and live by the sea in New York.
http://search.barnesandnoble.com/bookSearch/isbnInquiry.asp?userid=6UXSMTYXTM&sourceid=&isbn=0446530719


36 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/14 23:36 ID:???

ホントだ! マークだ!!


50 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/20 11:28 ID:???

サイゾーで紹介されていたがかなりトンデモなマニュアル本
みたいだな。クリトリスの愛撫に32ページって、、、(w

54 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/02 18:53 ID:???

本はアマゾンのランキングで6位をキープ。売れてますな。

44 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/16 01:52 ID:???

いや、Sex and the City'sつうたら、本当に面白いTVドラマシリーズだよ。おすすめ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000065UOY

内容紹介 :ニューヨークに生きる男女の恋愛やセックスの本音を、『ビバリーヒルズ青春/高校白書』のヒットメーカー、ダーレン・スターが過激な映像と笑いで描きだした超話題の人気TVドラマが、ついに日本でもDVD化

そのドラマのSamantha役がマークのカミさんのKim Cattrallなわけね。
素晴らしい。 本もAmazonで売ってたよ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0446530719/


47 :46:02/08/19 23:13 ID:???

DVDは、めちゃ面白かった。*-2も注文したぞ。

ビニ本は、ある意味面白いが、まあ、当たり前のことしか書いてない。
マークがどうやってオーディオ機器をチューンしたり、客の好みを探って気に入るセッティングを見つけ客を満足させるか、その同じテクでキムを満足させてるのね。


53 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/02 18:51 ID:???

Sex and the City's-No.2が来た。めちゃ面白い。3枚組みでこの価格は良心的。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000066FWY/


52 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/21 02:01 ID:???

赤ばらアンプよりも大きな収入をレビンソン夫妻にもたらしたに違いない(藁


37 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/15 00:02 ID:/hskks+G

なんか、人前でマーク・レヴィンソンのアンプというのが
ちょっと恥ずかしくなったよな。


40 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/15 14:10 ID:???

これからは愛するパートナーに歓びと満足を与えるアンプってことにしときますか。
http://music.2ch.net/test/read.cgi/pav/1023161232/


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html#c6

[リバイバル3] チェロ AUDIO SUITE + Performance 中川隆
7. 中川隆[-14547] koaQ7Jey 2020年1月14日 21:40:22 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1471]

禁断の果実か! 魅惑のオールドレビンソン

ビンテージ系の機器は、ヤフオクによる個人売買ではリスキーのため、信頼の置ける専門ショップ、またはメンテナンス工房からの購入が妥当である。

ビンテージの名器、マランツの #7/#9 やマッキントッシュの C22/MC275、JBLの SG520/SE400S など、人によって、その音質評価に著しく差が出るのは、機器のコンディションによって、次元が異なるほど「良し悪し」に差が出るからである。

ビンテージを愛用するならば、きっちりとメンテナンスされた機器をチョイスするのが大前提だ。


ここで、オールドレビンソンと呼ばれるプリアンプについて、簡単にあげておこう。


・LNP−2、LNP−2L

MLAS 初のプリアンプ。オールドレビンソンにはまったならば一度は所有してみたい名器。
とくにバウエン・モジュールを搭載した LNP−2 は垂涎の的。


・JC−2

LNP よりトーンコントロールやメーター、常用しないコントロールを省き、必要最小限の増幅素子だけを搭載した薄型レビンソンの元祖。
ジョン・カール設計の代表作でもある。


・ML−1L

JC−2 をブラッシュアップ、コネクターに医療用の高性能 LEMO 端子を採用するなど、オールドレビンソンだ代名詞ともいえるプリアンプ。
エネルギッシュで図太い音色は、JAZZ オーディオ愛好家に根強い人気を持つ。


・ML−6L、6AL、6BL

使い勝手など一切無視、電源から筐体、ボリュームまで、完全にモノラル化したラボラトリー的プリアンプ。オールドレビンソン究極の逸品。


・ML−7L、7AL

ML−6 シリーズのクオリティを、現実的な1U薄型の形態で再現したプリアンプ。
モジュールシステムも大幅に見直したトム・コランジェロ設計の逸品。
人によっては、ML−7シリーズこそ、オールドレビンソンの最高峰、という方もいる。


・ML−10L

別電源だった ML−7L を更に凝縮、筐体内に電源を納め ML−7 をシンプル化したオールドレビンソン最後のプリアンプ。
マドリガルに移行して初のプリアンプ No.26L と、併売してた時期(87〜88年)がある。
No.26L の価格120万に対し、ML−10A が125万だった点が興味深い。


以上がオールドレビンソンの簡単な系譜。
他に廉価版で ML−12L という機器があるが、ここでは特に触れない。


さて、ここで今回入手した「ML−10A」とう型番が無いことにお気づきだろう。

どうやら、ML−10A は ML−10(10LのUS型番)の後継機で、国内では未発売モデルのようだある。
ML−7L と ML−7AL 同様、国内で発売されていれば ML−10AL という型番になっていたのだろう。

内容的には、ML−10 全般をブラッシュアップ、特に電源部分を強化したモデルのようだ。

MLAS 社最後期の ML−10L は、発売時期がマドリガルのベストセラープリアンプ、No.26L と重なったこともあってか、市場の話題は No.26L に集中し、オーディオ専門誌でも取り上げられることもほとんどなかった。

小生も、前述のオールドレビンソン各機種は、ひとおり全部聴いたことがあったが、ML−10L だけは未聴だった。
MLAS の総決算ともいえるレアな ML−10A も含め、一度は聴いておきたいプリアンプであった。

そんなこともあり、「リティルマネンジメント」より極上の ML−10A の出物があると知って、即、購入を決めた次第である。

さて、その音であるが・・・・・・・これが信じられず、なかなか記事にできないでいたのだ。

出たのである! 小生が追い求めてきた 「天上界の音」 が!!

拙宅で愛用の9台のプリアンプはもちろん、他のオールドレビンソンのいずれとも異なる音である。

プリアンプの音が違う、というよりはシステム全体の音の構成が一変した、と言える。
我の強い拙宅のスピーカーK2が、見事に飼いならされて ML−10A の支配下におさまってしまった。

全ての機器が、ML−10A の振るタクトのもと、一糸乱れぬバランスで美音を奏でているようである。
これは、ML−10A 単独の「音」というよりも、たまたま他の機器群との相性の良さから生まれた「美音」のように思える。

プリアンプを大別すると、以下2つの表現特性に分けられる


@ピアノの力強い打鍵音や、芯の強いバスドラの強打音など、“実音”のエネルギッシュな表現を得意とする「動」の表現力に長けたプリアンプ

Aピアニッシモでの繊細なピアノのタッチ、観客のざわめきなどホールの暗騒音のリアルな再現を得意とする「静」の表現力に長けたプリアンプ。

ML−10A は、そのどちらでなく、しいて言えば「動」と「静」の「はざ間」の表現力に長けたアンプと言えようか。

「動」から「静」へ、また、「静」から「動」へ・・・・これが実に巧みなのである。

たとえば、弦のオーバートーンが、切々と歌うヴォーカルの余韻が、有機的な空間に消えていく、その「瞬間」の音のグラデーションが、実にデリカシーにとんでいて多彩なのだ。

「動」のアンプのように、アクティブな表現や派手な演出で目立つ音色では無いので、一聴、「普通」の自然な音に聞こえ物足りないかもしれない。

しかし、聴き込んでいく内に、「音楽」そのものが実に生き生きと表現される素晴らしさに気づく。
まるで媚薬のような、一度聴いたら他のプリアンプには戻れない稀有の魅力をもったアンプだ。

小生、新しいアンプもいろいろと試聴はしているが、このような「はざ間」の表現力に頭抜けた能力を有したプリアンプは数少ない。

音色のベクトルは違うが、マークレビンソン No.32L、アキュフェーズ C−2810、エアー KX−R ぐらいか。
また、極上ミントコンディションのマランツ#7 からも、同様の香りを感じたことがる。

プリアンプについては、どうやら ML−10A でアガリのようである。

どうやら小生、もはや後戻りはできぬ「禁断の果実」を食してしまったのかも知れない。


コメント

「禁断の果実」・・危険です(笑
この時代のオーディオは実に危険です。
エンジニアの熱い魂がヒシヒシと迸っていますから・・・

学生時代を思い出します(汗
2008/10/27(月) 午前 10:35


さぶちゃんさん、こんにちは♪
確かに、コスト管理やマーケティングによる制約などにあまり影響されない時代のMLAS は、エンジニアが「自分で使いたい」機器を自由に設計することができたのでしょう。

不特定多数に媚を売る昨今の大量生産機器と違い、古きよき時代の機器は、そのエンジニアと感性がシンクロすれば、かけがえの無い機器と巡り合える可能性がありますね(^o^)v
2008/10/27(月) 午後 1:06


美しい。シンメトリカルな怪しい程の美しさ。世界遺産ですかね。
2008/10/27(月) 午後 5:50 [ le8t ]


le8tさん、こんばんは♪
鍛え抜かれたアスリートの肉体を彷彿とさせるような「機能美」ですかね。
無駄な贅肉を一切省いた筐体デザインは、「美しい」の一言。
その音も、「体は音をあらわす」 とでも言いましょうか・・・極楽浄土の涅槃音です。

オーディオ世界遺産、認定〜(^o^)v
2008/10/27(月) 午後 11:19


オールドレビンソン、素敵ですね。
無駄が無いというか、ストイックな格闘家のような面持ちにも見えます。
『「動」と「静」の「はざ間」の表現力』とは凄いレベルでのクオリティ〜究極でしょうか。確かに昇天してしまうかもしれません(笑)

2008/10/30(木) 午後 5:56 [ ジムラン21 ]


♯7 はこれまでに数台聞きましたが、本当に程度に差がありますぎですね。
記事内でビンテージは程度の差が激しいと書きましたが、特に「球」はその傾向が顕著です。

レンジが狭くボソボソ咳んでいるような個体もあれば、まさに「天上界」の美音を発する個体もあったり・・・
でも、コンディションが良いのは本当に稀ですね。

2008/10/31(金) 午前 0:45


>ストイックな格闘家のような面持ち
確かに、確かに! 何百戦無敗の格闘家のような・・・

車に例えるならば、虚飾やラグジュアリー性をかなぐり捨てたF1マシンのようなストイックさが感じられます。

不思議なのは、記事であげたオールドレビンソンの各プリアンプは、一通り全部聞いた経験があるのですが、今回の 10A のような感動は何故かありませんでした。
これは、プリのみならず、パワーやプレーヤー等、組み合わせの妙なんでしょうねぇ〜(^o^)v
2008/10/31(金) 午前 0:55

こんばんは〜
良い時代のレビンソンですね〜本人はここを辞めて
チェロを作って、、今は何をされているのでしょうv(^-^ )♪
2008/11/1(土) 午前 0:01

マーク・レビンソン氏、チェロを去られた後は、「レッドローズ・ミュージック」なるブランドを立ち上げたりしてましたが、現在は・・・・?
天才は、なかなか一所に落ち着かないのでしょうね(^o^)v
http://blogs.yahoo.co.jp/namechan999/18427393.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html#c7

[リバイバル3] チェロ AUDIO SUITE + Performance 中川隆
8. 中川隆[-14546] koaQ7Jey 2020年1月14日 21:42:03 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1470]
狂気×天才 = Mark Levinson JC-2、40年目の衝撃♪ 2014/3/5(水)


実は、昨年末の「Cello Encore Preamplifier」導入と相前後して、何台かのオデオニューフェースを拙宅に迎え入れていたのだ。

さて、それは何者ぞ!!!!


LNP−2 と並び、オールドレビンソン・プリアンプの始祖である「Mark Levinson JC−2」だ!

http://blogs.yahoo.co.jp/namechan9999/GALLERY/show_image.html?id=11204398&no=0
http://blogs.yahoo.co.jp/namechan9999/GALLERY/show_image.html?id=11204398&no=1


スタジオユースも念頭に設計された LNP−2 から徹底的に余分な贅肉をそぎ落とし、そのエッセンスを 1Uサイズの薄型筐体に凝縮したもので、後のマークレビンソン・プリアンプの基礎を構築した傑作プリである。


その筐体には、若かりし頃のマーク・レビンソンの狂気にも似たアンプ作りへの執念が詰め込まれている・・・そのブラックフェイス、そんなことさえ思わせるような只ならぬオーラを放っている。

拙宅では、ML−10A、ML−7A という 2台のオールドレビンソン・プリを愛用している。そのパネルフェイスは凝視しなければ分からないほど良く似ているのだが、その音質は全く別物である。


それは、やはり、マーク・レビンソンとタッグを組んだエンジニアの個性の違いがサウンドとなって表出しているようだ。

レビンソン最初期のプリ LNP−2 や MCヘッドアンプ JC−1、そして、この JC−2 は型番からも分かるように、稀代の天才エンジニア、ジョン・カールとマーク・レビンソンが手がけたものだ。


ML−10A と ML−7A は、ML−1 以降、長きに渡りマーク・レビンソンと蜜月を過ごしたエンジニア、トム・コランジェロとマーク・レビンソンが MLAS(マーク レビンソン・オーディオシステム)を去るに当たって、そのプリアンプ作りの集大成として作り上げたものである。


初期レビンソンでの、ジョン・カールとマーク・レビンソンの関係は、必ずしも仲睦まじくアンプ開発に当たっていたとは言い難く、また、まだまだ若く尖がったマーク・レビンソンの個性とジョン・カールの強烈な個性が交わることは難しかったようで、JC−2 を最後に袂を分かつことになる。

それに対し、トム・コランジェロとマーク・レビンソンは非常に相性が良かったようで、MLAS を去った後も、新たに興したブランド「Cello」にて数々の傑作を生み出すこととなる。

ちなみに、その後、Cello を去ったトム・コランジェロはポール・ジェイソンとともに2001年「VIOLA(ヴィオラ)」を興し数々の名アンプを輩出するも、2007年、トム・コランジェロは不慮の事故により早逝する。

http://blogs.yahoo.co.jp/namechan9999/GALLERY/show_image.html?id=11204398&no=4

LNP−2/JC−2 リリース当時のマーク・レビンソンについて、オデオ評論家の瀬川冬樹がステサン別冊で以下のような記事を書き記している。

「彼はマランツに心酔し、マランツを越えるアンプを作りたかったと語った。

その彼は若く、当時はとても純粋だった(近ごろ少し経営者ふうになってきてしまったが)。レヴィンソンが、初めて来日した折に彼に会った M氏という精神科の医師が、このままで行くと彼は発狂しかねない人間だ、と私に語ったことが印象に残っている。

たしかにその当時のレヴィンソンは、音に狂い、アンプ作りに狂い、そうした狂気に近い鋭敏な感覚のみが嗅ぎ分け、聴き分け、そして仕上げたという感じが、LNP2 からも聴きとれた。そういう感じがまた私には魅力として聴こえたのにちがいない。」


まさに、“MLの狂気”と“JCの天才”が見事な化学変化を起こして奇跡的に生まれたのが、LNP−2 であり、JC−2 であるように思える。

LNP−2 が、その主たる設計をマーク・レビンソンが手がけ創業時に発表した LNP1 をベースにしているため、よりレビンソンカラーが強いプリであるのに対し、JC−2 は、まさに両者がガチンコで激突して生まれたプリだ。


LNP−2 が、精緻の極みとも言えるほどの音像描写と雄大なスケール感を抱かせるサウンド基調なのに対し、JC−2 は、LNP−2 の持つ豊かな空気感や懐の深さはそのままに、キリリと引き締まった彫りの深い音像描写、トルクフルな中低域のエナジー感、様々な音粒が乱舞し弾けるような躍動感、等々のアクティブさが加味されたサウンド基調が特徴で、聴く者を、えも言われぬ極上のオデオ天国へと誘ってくれる。

JC−2 は、プロ機を想定した LNP−2 にはない、思い切りの良いサウンドが加味されており、LNP−2 が“音楽を作る”上での最高傑作であるならば、JC−2 は“音楽を聴く”というコンシュマーオデオにおいて、最上のサウンドを提供してくれるプリアンプだと思う。特にヴォーカル再生のダイナミズム、リアリティは、オールドレビンソンの中でも傑出している。


JC−2 と比較すると、ML−10A や ML−7A は、貴腐ワインを思わせるような濃厚な芳香を放つ音像描写、熟成を感じさせる深みあるサウンドで、より大人の雰囲気を思わせるサウンドステージだ。バランス感覚に優れ、安心して、その出音に身を任せることができる。


対して JC−2 は、もっとアグレッシヴというか、独特の押し出しの強さを持っている。その個性は、一歩間違えば音楽を破綻させてしまう危うさ秘めているように思う。しかし、その自己主張の激しさが、見事にサウンドのリアリティにつながっているのだから、やはり、ジョン・カールという男、“超”がつくほどの天才である!


40年も前に(JC−2:1974年発売)これほどのプリが作られていたとは・・・・俄かには信じがたいことである。


このように、強烈にエンジニアの顔が見えるプリが昨今見られなくなったのは寂しい限りだ。所謂現行ハイエンドは、皆一様にワイド&フラットなパーフェクト・サウンド、まるで、この世のモノとは思えぬほどの超絶美形アンドロイドを思わせるようなサウンドばかりである。小生としては、若干左右非対称のご面相でも、血の通った生身の美女が好みだ(笑)


オールドレビンソン三兄弟、顔は似てても、その出音は似て非なるものである。


さまざまな音楽に合わせチョイスして楽しむカートリッジのように、さまざまなプリアンプを介することで、音楽の持つ潜在的な魅力を引き出し味わうことができるのが、プリ道楽の、そしてオデオの醍醐味と言えるだろう。


当面は、

ジョン・カールのJC−2

トム・コランジェロの
ML−10A、ML−7A、Cello Encore Preamplifier

の 4台のプリアンプで、音楽のさまざまなエッセンスを引き出し、味わい、しゃぶり尽くそうと思う。

コメント
JC-2、ML-7A、ML-10A は Mark Levinson 三兄弟と言ってもいいほどデザインが揃っていますね。
インプレが楽しみです♪
2014/3/5(水) 午前 5:41 元新潟のU


74年の JC−2 登場から 87年 ML−7A で最後を飾るまで、MLAS 時代のマーレレビンソン・プリのデザインは不変不動のものでした。ヤマハC−2 をはじめ、国内外メーカーのプリデザインに影響を与えたのも頷けます。
2014/3/5(水) 午後 1:59 なめちゃん仙人


3台のマーク・レヴィンソンのプリ、壮観です。どれも究極の名機でしょうが、それぞれ微妙に味わいの違いがあるようですね。
1台を選ぶとすれば、JC−2 になりましょうか。
2014/3/5(水) 午前 7:04 [ リラ1890 ]


>それぞれ微妙に味わいの違いがあるようですね
はい!面構えは似てますが、各々の音質は、他社プリとの比較以上に違いを感じます。
牛肉、豚肉、羊肉、馬肉、鶏肉、魚肉・・・
・・・さまざまな味わいを持つ肉の違いにも似ております(笑)


>1台を選ぶとすれば、JC−2 になりましょうか

う〜む、、、難しいところです。まぁ、故に、3台鎮座しているのですが(笑)
ただ、使いこなしが一番面白いのは JC−2 でしょう。

左右のポテンションメーターのポジションと、ハイ/ローのゲイン切り替えで、実に多彩な表情を生み出すことができます。

ちなみに、左右を 0dbっでローゲインを選択すると、LNP−2 の音に限りなく近づきます。積極的な使いこなしをユーザーに要求するプリとも言えます。
2014/3/5(水) 午後 2:01 なめちゃん仙人


かつては、国内外ともに、熱き志を持ったオデオ人が数多いたので、キラ星のように名機の数々が生まれたわけですが・・・

昨今では、非凡な個性が表舞台には出難い環境故、 今後、オデオ界に衝撃を与えるような機器が生まれ難いかもしれませんね。

若いエンジニアの方々には、安易に他者に迎合することなく高い志をもって“ものづくり”にあたって欲しいですね!☆〜(^-゜)v
2014/3/5(水) 午後 2:02 なめちゃん仙人


この当時のプリは、本体のセッティッングに腐心するよりは、別筐体の電源部を出来るだけ離してセットすることを重視したほうが音質的向上につながるように思えます。

よく、何万もするような高価なオデオボードに電源部と並べてセットされている姿を見ますが、電源部を可能な限り話してカラーボックスの上に置いたほうが音質的には良好でしょうね(笑)☆〜(^-゜)v
2014/3/5(水) 午後 2:14 なめちゃん仙人


世間一般では、LNP−2(L)や ML−6 シリーズこそ、オールドレビンソンの頂点であると言われてますが、たしかにその一面もありますが、小生のように“音楽を聴く”比重の重い人間には、JC−2 のほうが、より魅力を感じます。

更に言うならば、オデオ的クオリティの点では、LNP−2L よりも ML−7A のほうが明らかに勝っているのですが、音楽的な満足度で LNP−2L を超えているかと言うと・・・これは、難しいですねぇ(笑)
2014/3/5(水) 午後 2:29 なめちゃん仙人

LNP‐2 が発売された時には、ショックでした(^_^;)。
音ではなくて、金額にです(笑)。プリだけで「百まんえ〜ん?」

当時、国産アンプで百万を超えるアンプは有ったかな?

マーク・レビンソンという名前も映画スターみたいでカッコ良く、ロゴが2段で、これまたカッコ良かったですね。

まだ、舶来コンプレックスの強い時でしたから(笑)。

薄いスタイルにも憧れました。そして、更に薄くて精悍な JC‐2 が出て欲しくて堪りませんでした。

が、

結局は、黒くて薄いツナガリで YAMAHA に行きました(爆。

で、

レビンソンは、常時通電しているらしい・・・を聞き、私も YAMAHA に常時通電していました。

コンデンサーがやられました(自爆。
2014/3/6(木) 午前 10:27 [ びーわん ]


>当時、国産アンプで百万を超えるアンプは有ったかな?

77年発売でテクニクス SU−A2 という化け物プリが 160万!!でありましたが、アレは受注生産だったので、レギュラー製品ではなかったでしょう!まぁ、LNP−2 も受注生産みたいなもんでしたが・・・確かに高かったですね!!


>コンデンサーがやられました(自爆。

C−2 シリーズはオールドレビンソンの一連のプリと比較すると、はるかに筐体が熱を持ちますからね!
その点、レビンソンは、電源部を別筐体としたので常時通電でも熱劣化は極少に抑えられているようです☆〜(^-゜)v
2014/3/7(金) 午前 1:20 なめちゃん仙人


シャーシーは共用なんですね レビンソンは案外そんなことをしますね
私のプロシードも初期のものと後期のものとは区別がつかないです
2014/3/6(木) 午前 9:14 SEED

私―{}@{}@{}-のような素人がみたらどれが、どれだか?、全く判別できません。(´ε`;)汗
でも、プリのレイアウトをまったく変えなかったのは、コストパフォーマンス上、良かったと思います。(≧∇≦)/爆♪
2014/3/6(木) 午後 0:22 ぶにゃ〜んと歌う猫♪

>シャーシーは共用なんですね

フロントパネルだけ見ると、共用のように見えるのですが・・・
実は、フロントパネルも微妙に異なり、さらに横から見ると一目瞭然、奥行きの長さがやパネルの厚み、ネジ止め手法が異なり、リアパネルでは JC−2 が所謂 RCA 端子に対し、ML−10A と ML−7A は LEMO 端子と、似て非なる構成をとっております!

それでも、全体のデザインコンセプトを変えなかったのは、マーク・レビンソンのインダストリアルデザインに対するこだわりだったのでしょうか!☆〜(^-゜)v
2014/3/7(金) 午前 0:48 なめちゃん仙人

>でも、プリのレイアウトをまったく変えなかったのは


実は、これが中身も外見もフロント以外はエライ変わってまして・・・
でも、基本的なデザインコンセプトを変えないのは“こだわり”なんでしょうね!

いずれ、横からや後からの写真も掲出したいと思います!
アラアラこんなに違うのか!!と驚かれると思いますよ(笑)☆〜(^-゜)v
2014/3/7(金) 午前 1:27 なめちゃん仙人


レビンソン 3段重ねは壮観です!
また、音も各々個性的のようで興味をそそりますね(^^;

我が家の ML-10A もやっと実力を発揮し始めたようで女性ヴォーカルを艶やかに奏でております♪

ML-7A は音に興味はもちろんですが入力が ML-10A より多いので使い勝手もよさそう〜なんて危険な妄想が膨らむ逸品であります(*^^*)
2014/3/6(木) 午前 3:32 [ ggくん ]


>ML-10Aもやっと実力を発揮し始めたようで女性ヴォーカルを艶やかに奏でております♪


ML−7A や JC−2、Cello Encore も、勿論サイコーなのですが、ML−10A もオンリーワンのサウンドがあるため手離すことができません!
拙宅の ML−10A が、換装した強化電源トランスが大分熟成してきたようで、これまでにも増してサイコー度が向上しております♪
2014/3/7(金) 午前 0:39 なめちゃん仙人

>ML−10Aもオンリーワンのサウンドがあるため手離すことができません!


はいはい、あの音の事ですね。
最近の私は、しばじゅんは ML-10A でジャズは No.26 で固定です。
私にとって、ML-10A はしばじゅんの声のためのアンプで永久固定です。
2014/3/7(金) 午後 0:30 [ S2KML7 ]


>ML-10A はしばじゅんの声のためのアンプで永久固定です。


ML−10A が奏でる女性ヴォーカルは独特のエロさ加減がありますからねぇ♪
JC−2 は、さらに淫らで麻薬的なヴォーカルです!(爆)━(*≧∇≦*)━☆★

2014/3/8(土) 午前 1:31 なめちゃん仙人
http://blogs.yahoo.co.jp/namechan9999/11204398.html


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html#c8

[リバイバル3] チェロ AUDIO SUITE + Performance 中川隆
9. 中川隆[-14545] koaQ7Jey 2020年1月14日 21:47:06 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1469]

オーディオ製品は絶対にオリジナルで無ければならない

これは私の信念だ

だから初期型のレビンソンのアンプも自宅で何台も聴き比べた

JC2も何台も、ML1、ML6、LNP2L もいろいろ聴き比べてきた


オーディオ製品は世に出て最初の製品が一番

後はだんだん・・・手抜きが増えてくる

勿論改良されよくなる場合もたまにはあるのだが・・・・・


昔々、クレルの KSA50 と言うアンプがあった

当時我が家のプリは AGI511B だったがこの組み合わせは非常によく鳴った


これは前にも書いたが衝撃的な出会いがあり購入したものだが、すぐ購入を決めて本当に良かった


私の家でクレルを聴いて、これは良い俺も買おうと言って買った知人がいるのだが


私に言わせると、KSA50 は繊細さと密度の詰まった空気感、鮮度それを支えるまとまりの良いパンチの利いた低音

兄貴分の KSA100 だと腹のあたりに体脂肪が付くというか少しメタボぎみ

私はスリムな KSA50 が好きだった


友達の購入した KSA50 はパネルの色も違い、トランスも EIコアからトロイダルトランスに代わっていた


わずか半年で

もちろん販売店は「効率的に優れてるし、さらに音が良くなりましたよ」


音は綺麗になったと言えば聞こえはいいがサッパリし過ぎ、力が無い、キレが悪い


”えッつ”もうダメになっちゃったの


これが当時の感想であった


当時新進気鋭のメーカーさんが沢山あって、db システムズの初期なんかもホントに良かった

本当に初期の製品はその個性の主張が明確であった

あまりの音の追及のために安全装置をパスしたり

確かにオーディオ製品としては改良された後期方が良いのは分かるが


私はこういう性格なので製品としては未完成でも音の主張の明確なものが良い


これが私の考え方だった


だからオーディオはオリジナルが一番


音が気にいったオリジナル製品、それに手を加えず楽しむ


これが最高と考えていた
http://blog.goo.ne.jp/8417chiharu/e/093c3ebb349b0d4dcf46dd70a46b92ec

モア 03/5/18(日) 6:40

僕はプリ重視派ですが、店頭では往年の名機が持っている実力は殆どわからないと思います。是非貸し出し可能なお店があれば自宅で視聴してください


マーク・レビンソンはトランジスタアンプの夜明けとなった作品で現在のハイファイとは違いますが今でも十分に魅力のあるプリです

LNP-2L、ML-6L、ML-1L などがありますが、お勧めは ML-1L です


僕はこの古いプリに管球パワーアンプを組み合わすのが好きです

30年経った今でもドキドキする音が出てきます
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:ByWWI3vix8UJ:audiofan.net/board/log/tree_184.htm+&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&lr=lang_ja

モア 03/5/18(日) 15:26

プリアンプは非常に使えるものが少なく、プリを入れたために音質がわるくなりダイレクトにパワーに入れるという人も多いですが、優秀なプリアンプに巡り会うとたちまちそのような考えはなくなると思います


私が満足したプリアンプはやはりわずかな数でした

その中でも ML-1L はマークレビンソンの中でも価格は低いですが満足のいく音質だと思います

tack 03/5/18(日) 17:14

古いアンプには欠点もあります。

部品の劣化と、修理の際に当時と同じ部品が無いことです。

前述したようなオールドレビンソンは、どんなにあがいても初期と同じ特性を維持できているものは存在しないでしょうし、特性を維持しようとするとコンデンサ等の交換は避けられないと思われます。

ハーマンはメンテしてくれますが、レビンソンの場合はコンデンサもボリュームも代替品ですので、音は変わってしまいます。(しかも安くないです!)

同様の事はクレルや他のプリにも言えます。


カメ 03/5/18(日) 17:13
往年の名機、自分自身も大変興味を持っています。発売当時はとても手が出なかったものが今ではなんとか手が届くところにあるとなると、これは人ごとではありません。

しかし、疑問に思う点もあるのです。それは経年変化によるパーツの劣化です。
ボリューム等の接点の酸化の問題、コンデンサーの容量抜けがないか等いろいろ心配なのです。

自分の経験では、古い機種は何らかの問題を抱えていました。

これに気が付かないで、これがこの器機の実力と思っている方もおられるかもしれません。

「名馬といえども歳を取れば駄馬にも劣る」との例えもあります。

往年の名機はその状態により玉石混交だと思います。苦労して入手した名機が果たして往年の実力を保持しているどうかと言うことです。


それはそれとして、もし、往年の名機を入手する場合の留意点ですが、

元の所有者が愛用していたものの、放置され長く使っていないと言うものに怪しいものが多い感じがします。器機のコンデンサーは常に充電されていることが必要なのかもしれません。


 石井 03/5/18(日) 19:32
 私も同意見を持っています。

確かに LNP-2 は今聴いても現代アンプと変わらないクォリティのある個体もありますが、私が聴いたのは偶々程度の良い個体だったのかもしれません。


実際、クレルの PAM2 や KSA-50 の様に現代にもなかなか無い美しい仕上げや、素晴らしい音質の製品がある訳で、この辺は極めて悩みますけどね(笑)


で、現代アンプでも Ayre の K-5x やゴールドムンドの SR シリーズ、或いは JOB やステラボックスなどの比較的、手に入れやすい値段帯のアンプを買った方が安全で、且つ音質も高い次元だと思います。


ビートチエイサー 03/5/20(火) 6:45
 
そうなんです、昔のクレルかっこいいです。

デザインだけで決めるなら昔のクレル。

しかし経年劣化、経年劣化と言われると..。

最近の安めのアンプの方が安全なのは間違いないのですが..。


 

モア 03/5/18(日) 19:17

発売されてから 30年経つとさすがのレビンソンも初期性能を維持できないのでは?

ということを良く聞かれます


レビンソン初期の頃から長期月賦で購入して初期のレビンソンだけで 10台以上自宅で使ってきたように思いますが中古で購入したものを含めてひどいものには当たったことがありませんし、どれもレビンソンの香りを残していました


さすがに昔は電源を入れてすぐにレビンソンらしい音が出ていましたが所有しているレビンソンは満足のする音まで 1週間以上かかります


以前ハーマンに接点だけ洗って貰いましたが見違えるほど良くなりました

最近の LD5 のモジュールも LD2 と交換したが殆どわからないとまで知り合いが言ってましたのでレビンソンもまだまだ現役で使用できると信じていますし、現在まで20年以上つき合っていますがレビンソンに関しては不満はありません


カメ 03/5/18(日) 22:04
もしかすると、自分の「低年式の器機は問題多し」が不要な波紋を広げたんではないかと思い、補足説明をします。

自分は真空管派です。
古い器機は真空管の交換はもとより、コンデンサーの劣化、真空管ソケットの接点の酸化のための交換等が必要な場合も少なくないのです。この辺の説明が不足していました。

自分にとってマークレビンソン(型番は LNP−2 だったと思いました)は全くの高嶺の花でした。今も初恋の人的存在です。

ゴールドムンドのプリは中身を開けるとスカスカのようですが、マークレビンソンももう何十年も前に既にそうでした。「え、これでこの価格」と絶句したものでした。それから遠巻きに見るだけです。

マークレビンソンは主要部分がユニット化しており、シールドされているのだと思います。この点、露出している接点は少なく、酸化による問題も他のメーカーと比べれば少ないと思います。所有者も丁寧に使っていると考えますから、初期性能を維持しているものも多いのだろうと推定できます。

そのマークレビンソンでさえも、古い機種の場合、電源投入後、本来の性能が発揮出来ないとのこと、これはコンデンサー等のパーツの劣化の影響もあるのかもしれません。


新たに購入する方に取って、故障した場合、それが修理できるのか、また、修理代はどの程度なのかと言うことも大いに気になるところだと思います。

メーカーによっては、製造後何年経ったものは、(それを見ることもしないで、機械的に)修理不能と言うところもあるのです。


 石井 03/5/18(日) 21:28


当時のクレル(PAM2 + KSA-50) を最近ステレオサウンドの増刊で評論家の方々が聴いた感想を書いています。

三浦「これ良かった」

櫻井「意欲みたいなものが音に出ていましたよ。力もあるし若々しい」
「瑞々しい」

柳沢「初々しい」

和田「それから音色に色気があるんです、官能性というか、ハートに届くものがあった。しかも初々しい」
「パワーが、スピーカを強制的に動かしてやる、って感じではなくて、ひとつの優しさがあるでしょう。」


ステレオサウンド No.87 で PAM7 の解説が載っています。当時は35万円でした。

井上卓也

技術解説は、

「PAM7 は、クレルのコンロトールアンプとしての位置づけは、従来の PAM5 を受け継ぐモデルと考えられる。注目すべきポイントは、上級機種 PAM3 採用の、左右チャンネル独立型の2個の電源部をそのまま使った強力な電源部にあり、しかもクレルとしてはひじょうに魅力的な価格設定である。

コントロールアンプとしての増幅系の基本構成は、PAM5 に準じたもので、クレル独自のアナログ系プログラムソース、デジタル系プログラムソースに対する考え方が、明瞭に現れている。

アナログ系のフォノイコライザー部は、MM/MC 切り替え型であり、MC 入力の負荷抵抗が、8個のディップスィッチにより、5Ω から 47KΩ の範囲で、10種類の選択が可能であり、かなり MC型カートリッジを重視した設計である。

一般的には、チューナーやAUXなどと共通な条件のハイレベルインプットして扱われる CD 入力は、デジタル系プログラムソースに対する独自の考え方により、専用の高域フィルターを持つバッファーアンプ部に入力される設計である。

この部分の高域フィルターは、一般のりんぎんぐキャンセラー的な意味あいのものであるらしく、いわゆるデジタル臭い音をクリアーする為に効果がありそうである。

など、フィルター特性は、7個のディップスィッチで微調整が可能であり、出荷時には7盤のディップスィッチが ON のフィルター無しの状態である、とのことだ。

別シャーシの電源部は、電源トランスと整流回路の構成であり、定電圧電源は、本体シャーシ内部に備えた設計である。またボリュームコントロールは、PAM シリーズ初期にはP&G社製であったが、現在ではスペクトロール社製の個性的な感触のタイプに変わっている。このあたりは、つねに使う部分であるだけに、アンプ全体の印象を変えかねない大切な部分である。」

音質評価は、

「PAM7 を加える。誇張感がなく、素直で、ほどよい鮮度感もある音だ。へんな個性がなく、良い音だと誰にも好まれそうな音だ。」


 

ビートチエイサー 03/5/20(火) 5:55
 
クレルって、癒し系、女性系なんですね。

全く知らない私は以外に思ってしまいました。

KBL、KSL もそういう傾向なんでしょうか?

経年劣化という側面では ML-1 より 15年新しいし、悩みどころですね..。


 

石井 03/5/21(水) 23:53
初期クレルはそういう音だった様に記憶します。仕上げも極めて美しいもので、当時は学生でしたが、買える訳は無いですが(笑)、何時かは欲しいアンプでした。


で、結局手に入れたのは KSA-80B という迫力のあるデザインのアンプで、これは女性的というより極めて迫力のある音で、ちょっと荒削りな音色が魅力でした。

この音の路線は今も続いており、クレルといえば、今は熱い音色が魅力のアンプですね。


>KBL、KSLもそういう傾向なんでしょうか?


KBL 辺りになると、初期クレルとは違う音だと思いますよ。


 石井 03/5/22(木) 0:15

LNP-2 などマーク・レヴィンソンのプリアンプは、現代アンプの嚆矢となっただけあって、今のアンプの音に近い、音場が広く透明な音が得られるかと思います。古さは余り感じません。

とは言え、マーク・レヴィンソン以降の例えばスペクトラルやエアー、サザーランドの様な異常なまでの自然さを追求したアンプの音を要求すると少々肩すかしを食らいます。

これらのアンプはちょっと聴きでは力が無い様に感じますが、実際のところクラシックのコンサートの様に距離を持った演奏会の自然な雰囲気を、在来のアンプには無い次元で再現します。

この辺はオーディオの進歩だから仕方がないかと思います。
クレルに関しては、初期とそれ以降とでは全く音が違います。


 ビートチエイサー 03/5/27(火) 7:02

みなさまの意見を伺い、どうしても往年の名器の姿を見たくなり KSP 7B,KSL,ML-1この3種を中古屋さんで比較視聴してきたのですが、結局 マークレビンソン ML-1を買いました。

カウンターポイント SA-5000 があればよかったのですが..。中古市場ですから..。

お店での試聴は、パワーは KSA-80、SP は VIENNA ACOUSTICS の MAHLER の組み合わせ。

デザインの好みはやはりクレルだったのですが、音楽的表現の方では、試聴曲が多分 ML-1 には苦手のはず?のクラシックでしたが ML-1 の方に魅力的を感じました。

中古としての程度も大変よく、それも購入決定の要素でした。

(LOT#4296、ML-1でも後期?)

ワクワク心を躍らせつつ早速持って帰り、家の装置に組み込み試聴したところ、どう聴いても自作バッファーの方が上。少々当惑しましたが、中古はエージングが少なくとも1日は必要という経験があり、小信号を送りながら24時間エージング。

そして翌日。

化けました、それまでは音がガチガチでしたが、パーッと音が自由に飛び交います。

ややナロウながらも独特の繊細感のあるいい音です。

#ということは比較試聴したクレルも本調子でなかったということですね..。

#十分にエージングした状態で比較したかった..。

これと比較すると手作りバッファーアンプ、やわらかく純度は高いのですが音楽としてまとめきれていないのがわかります、何か表現がもたついています。

なるほどプリとは音を音楽としてまとめる役割があるのだなと気づかせてくれました。

しかしこの音楽のまとめ方、なんと表現すればいいのでしょう、

自然な肌合い自然な音色というよりも、危うい繊細さをともないながら、どこか熱い。

そんな音の出方をします。

ピュアオーディオの方向ではないのでしょうが、私には感激です。

#しかしレモ端子..困った。ケーブルが大変そう、いっそうのことRCAに換える?

 でもそんなことしたら ML-1 でなくなってしまいそう。

 #もうひとつの感激。ML-1 のロゴ、マドリガルではなくウッドブリッジ,コネチカットと書いてありました、

初期は地名を入れていたんですね。
http://audiofan.net/board/log/tree_184.htm


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html#c9

[リバイバル3] チェロ AUDIO SUITE + Performance 中川隆
10. 中川隆[-14544] koaQ7Jey 2020年1月14日 21:50:05 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1468]

MARK LEVINSON ・ CELLO の記事(81件)|禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/theme-10043815384.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html#c10
[リバイバル3] チェロ AUDIO SUITE + Performance 中川隆
11. 中川隆[-14543] koaQ7Jey 2020年1月14日 21:54:06 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1467]

マークレビンソン・カウンターポイントのアンプのリペア

株式会社リザイエ
http://www.risaie.co.jp/repair/amp_player/index.html
https://www.facebook.com/risaie.co.ltd/

〒110-0005 東京都台東区上野5-7-7公徳堂ビル4F
 03-5817-4182
 info@risaie.co.jp

リザイエのエンジニア

林田 孝一
ハーマンインターナショナルにて約30年、オーディオ・メンテナンス業務に携わる。 JBL・Mark Levinson・SME等、歴代の銘機に深い造詣を持ち、あらゆる場面を器用に乗り切る頭脳派エンジニア。

井手 彩樹
シュリロ貿易〜ハーマンインターナショナルにて約40年、オーディオ・メンテナンス業務に携わる。 Mark Levinson・QUAD・SME・REVOX・TANNOY・MERIDIAN・AKG等、手掛けたブランドの数はリザイエの匠の中で最も多い。 修理困難時、持ち前の粘りと高い経験値で難局を打破するベテランエンジニア。

宇佐見 敏夫
ハーマンインターナショナルにて約45年、オーディオ・メンテナンス業務に携わる。 手掛けたブランドはMark Levinson・JBL・SME・QUAD・ortofon等。 特にMLAS時代における銘機のメンテナンスについて右に出る者はいない。

吉田 茂
山水電気〜ハーマンインターナショナルにて約45年、JBLメンテナンスの匠としてブランドを支え続けた。豊富な経験と卓越した感覚は、他の追従を許さない。

田中 雅人
ヘビームーン〜現在に至るまで約25年、Westlake・PMC・Bryston・BARCO等オーディオ・ビジュアルのメンテナンス業務に携わる。 的確かつ迅速な対応を求められるプロの現場実績も豊富で特にWestlake Audioで採用されたJBLユニットに造詣が深い。

須田 晃
山水電気〜ハーマンインターナショナルにて約45年、オーディオメンテナンスに携わる。
JBL・Mark Levinson・QUAD・harman kardon・Mcintosh等、手掛けたブランドは幅広い。
熟練の技と知識が頼もしい。

落合 謙一
ラックスマン・サンスイ・クレル等のオーディオ機器修理業務に約30年携わるベテランエンジニア。数多くの修理経験と豊富な知識で愛機を蘇らせる。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html#c11

[リバイバル3] チェロ AUDIO SUITE + Performance 中川隆
12. 中川隆[-14542] koaQ7Jey 2020年1月14日 21:55:02 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1466]

チェロのアンプのリペア
有限会社エイブル
http://eiburu.kataranna.com/

熊本県天草市本渡町広瀬2497-6

電話番号 0969-22-8220
E-mail eiburu@royal.ocn.ne.jp

代表取締役 塩田直人
社員数 4名
業務内容 オーディオ機器の修理・メンテナンス

海外ハイエンドの修理に定評をいただいております!

当社の修理依頼の80%〜90%が海外メーカー製のオーディオ機器です。これまで培ってきたキャリアから、真空管アンプやプレイヤー、デッキといったアナログ機器、海外ハイエンドの修理に定評をいただいております。

海外メーカーのMaIntosh(マッキントッシュ)、Marantz(マランツ)、CELLO(チェロ)、EМT、MARK LEVINSON(マークレビンソン)、STUDER(スチューダー)、REVOX(ルボックス)、QUAD(クオード)なども修理できる可能性がありますのでご相談ください。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html#c12

[リバイバル3] チェロ AUDIO SUITE + Performance 中川隆
13. 中川隆[-14541] koaQ7Jey 2020年1月14日 21:56:22 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1465]
保証期間切れのアンプの修理
(有)アクアオーディオラボ (aqua-audiolab.)
http://www.aqua-audiolab.com/

〒358-0011 埼玉県入間市下藤沢379
phone:042-966-5789

長年に渡り、サンスイのオーディオアンプを開発してきた企画、開発の中枢メンバーで構成するラボです。サンスイアンプの修理でお困りの場合は、最後の修理の機会と思います。
山水アンプの修理は国内で販売されたモデル総てを対象とした修理、また、長年愛用した思いでのあるモデルや、今では手にはいらない海外、国内の名器の修理、オーバーホールも受付けています。

旧モデルのリニュアール例、
専門メーカー開発経験技術者により行ないます
ブランドを持った一流のメーカーであれば、まして、趣味としてのオーディオ機器ならば、単に定められた保証期間内のものだけを保証するとの考えは、改められなければならないと考える。
また、新しい世代に地球環境の破壊を防止し、微力でもリサイクル的な考えから、現在でも充分に実用に耐え更に商品的な魅力、性能を持っている製品群を開発して来た自負から、ユーザー様とのコンセンサスを得、且つコンテンツを理解された上で、アンプのリニュアールオーディオ(Renewal audio )を実施します。

保証期間切れのモデルを修理する。
海外ブランドの国内で販売されたモデルで、修理経路が分からなくなっている。また国内で販売されたサンスイのアンプはすべてを対象とする、真空管、ステレオレシーバ、修理可能であれば、修理保証期間の切れた製品であっても、ユーザーのお気に入りである以上、可能な限りの修復を行う。写真は、現在では生産中止になり、サービス事体を行なっていないTO-3タイプのトランジスターで在庫もなくなっていますが、音質面ではこの前にも後にも、超えるのは有りません。
従い、このトランジスタで作られたアンプは、非常に魅力的なサウンドが生まれます。ブラックフェイスのあのアンプです、ぜひ、復活させて音の魅力にはまって下さい。
http://www.aqua-audiolab.com/model/contents3.html


GOLDMUND MIMESIS SR5故障/修理 2013年11月07日
少し前の話ですがパワーアンプのGOLDMUND MIMESIS SR5の音が突然でなくなりました。
「ついに来たか」と言う感じですが、どうにもなりません。
つまらないトラブルかもしれませんので、まずケースを開けテスターで通電を確認しました。トランス、アウトプットあたりは断線はしていません。素人ながらも電源の入り口当たりが怪しいという感触です。
ムンドは最近、扱いがステラからゴールドムンドジャパンに代わりました。SR5はステラの扱いでしたのでどうしたものかと、まずはGMJに問い合わせの電話をしてみました。
修理対応は可能と言うことですのでひとまず安心したのですが、自社販売でないためか上目目線の物言いで、ムッとしながらも話を聞くと、修理代金は基本料金+時間当たりの工賃+部品代とのこと。基本料金と最初の時間工賃で5万円〜とのことです。
高いです。私はこれまで、国内外の製品でアンプ2回、プレーヤー2回、スピーカー1回、DAコンバーター1回と故障経験もそれなりあります。
初期費用が既に高額、電話対応からも信頼感は沸きません。
ひとまず、修理依頼は保留にしネットで修理してくれるところがあるか探すことにしました。
で、見つけたのが埼玉入間市にある(有)アクアオーディオラボ。
修理対応可能と言うことですが、「一度見せてくれ」とのことで、家から来るまで1時間くらいのこともありひとまず持ち込んでみました。
数日後が、電源スイッチの破損が原因とのことで、修理を正式に依頼しました。
ただこの時点でスイス製のオリジナルの部品が入手可能かは不明。
私の方でもGMJに問い合わせてみると、「部品の販売のみはしない」とけんもほろろの対応。
スイッチなんか小さなアッセンブリ交換なのですから臨機応変に対応してくれても良さそうなものなのに・・・・。
以前スピーカーの故障でアクシスに問い合わせたときなど、部品が既になく、「中古品ならあるかも」と部品提供してくれたとき(二カ所の半田取り付けでしたので自分で交換したため、中古部品の代金だけです)とは大違いです。
で、結局オリジナルの部品は難しそうで、そこに強いこだわりもありませんでしたの代替え品で修理続行です。
修理は一ヶ月強かかり「部品交換にずいぶん時間がかかるな」と思っていましたが、アクアオーディオラボさんでは「いくつか部品を入手後、取付け計測=テストを繰り返し、最終的な使用部品を決めた」との説明で「そこまでやってくれたのか」と感激しました。
肝心の音は、私の駄耳ではその前後でその違いが分かりませんでした。既にエージングも終わったであろう今でも快調に鳴っています。
さらに費用のGMJの初期費用の1/3程度で済み、アクアオーディオラボさんに修理依頼して大満足です。
アンプを引き取りに行ったときも、参考になるアンプの話も聞け勉強にもなりました。
アクアオーディオラボさんは山水の古いアンプが得意なようですが、国内外のアンプ修理実績もあるので、古いアンプで修理対象終了品でお困りの時(最近のアンプでも)は、問い合わせる価値があるのではないでしょうか。
http://community.phileweb.com/mypage/entry/3854/20131107/39880/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html#c13

[リバイバル3] チェロ AUDIO SUITE + Performance 中川隆
14. 中川隆[-14540] koaQ7Jey 2020年1月14日 21:57:58 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1464]
オーディオユニオン お茶の水 ハイエンド中古館
修理相談窓口
http://www.audiounion.jp/ct/news/article/1000006539/

オーディオユニオン お茶の水 ハイエンド中古館
http://www.audiounion.jp/shop/hi-endused.html
http://blog-hi-endused.audiounion.jp/
https://twitter.com/hiendused

受付時間 11:00 〜 17:00

〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台 2-2-1 2F

TEL:03-3293-5311
Eメール syuri_soudan@audiounion.jp

どこに修理に出していいか分からないどこに修理に出していいか分からないどこに修理を依頼したらいいか分からない???
もう無くなったメーカーだけど、修理は可能だろうか???
修理に関するお困りの件のご相談承ります。
※全てのオーディオ製品の修理が可能ではございませんので、ご了承ください。
※Mark Levinson、KRELL、Cello、JBL、WADIA等々
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html#c14

[リバイバル3] チェロ AUDIO SUITE + Performance 中川隆
15. 中川隆[-14539] koaQ7Jey 2020年1月14日 22:01:28 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1463]
AMP修理工房 田中勝夫
http://amp8.com/index.htm
http://amp8.com/ja1mdn/index.htm

〒371-0805 群馬県 前橋市 南町2町目68-6

アクセス
上越線新前橋駅から2.5Km、両毛線前橋駅2Km
関越道前橋インターから3Km
来工房の時は、事前予約の事。
 FAX  027-221-1920(9時〜18時迄)
 電話  027-221-1920(9時〜18時迄)

地図
http://amp8.com/etc/annai/mdn-tiz.htm

測定機器 修理者履歴
http://amp8.com/etc/annai/lja1mdn.htm

AMP修理工房の詳細・修理の御案内
http://amp8.jp/etc/annai/annai.htm

現在までの修理機器一覧(製造メーカー・機種別)
http://amp8.jp/etc/annai/listamp.htm

外国製AMP修理記録
◆Acoustic Research
◆AGI
◆Aura
◆BGW
◆BRYSTON
◆CounterPoint
◆FmAcoustics
◆GAS
◆JBL
◆QUAD
◆MarkLevinson
◆McIntosh
◆MissionElectronicsCyrus
◆Musical Fidelity
◆PROCEED
◆SAE
◆Spectral
◆SUMO
◆ETC


AMP修理工房 基本的修理方針
http://amp8.com/etc/annai/makeamp.htm

下記を熟読の上、右のアイコンをクリックして、修理機器のメールをお送り下さい。
問い合わせが多く「氏名+修理機器名」で管理していますので、質問は実名でお願いします。
 
又、スパムメール対策をしておりますので、安全の為、メールの「件名」には、必ず「機種名」+「修理」+「お名前」等を入れ、長めでお願いします。 amp@amp8.net
それでも返事が無い場合は右記のフリーメールを試して下さい。 amp8com@yahoo.co.jp
初めての方の「通常修理」は原則受け付けません。

修理の流れ

1.A.貴方より修理機器の明細+故障内容のメール。
又、この修理品の思い出や、思う所も、差し支えない範囲でお送り下さい。
小生、それらを謙虚に受け止め、修理方法の提示に使用致します。

2.当方よりの、通常修理概算修理費用、オーバーホール修理概算費用を御連絡致します。

3.貴方より修理機器を当方へ送る。輸送料は貴方持ちです。 荷作り方法は此方
宅配便の場合、取次店や営業所に持ち込まなくても、電話1本で取りに来ます。
大きい声で言いませんが、持ち込むと、100円負けるらしいですが、ドライバーが取りに来ると、1格下の料金にしてくれる事も有るそうです。但し、負けなくても小生責任は取りません。
保険等の使用で修理する場合で、交換(不良)部品の返還が必要な場合は、事前に連絡下さい。普通は、取り外す前に、壊してしまいます。交換(不良)部品は修理時、壊して基板から取る方が、楽な場合が多いい為、です。

4.当方、修理機器の状態を調べます。不良部品、修理時間等を考慮し、通常修理修理費用、オーバーホール修理修理費用、及び修理期間を御連絡致します。
又、既に部品/互換部品/上位互換部品が製造中止の場合、代替え品の提示致します。
代替え品の場合、改造が伴う場合が有ります。この時、出来るだけ、点検時の様子をデジカメで取り、メールで付随して、送ります。 画像なのでファイルのバイト数が大きいので、ブロバイダーのサーバーからは出来るだけ早く削除してください。 又、小生のHPに乗せる場合がありますのでご了承下さい。 但し、出所は出しません。

5.貴方よりの返事を待ちます。
修理しない場合は、見積もり費用=15,000円〜50,000円を請求させて頂きます。
最低見積もり費用は15,000円です
見積もり時バラック修理等を行いますので、不良部品は取り外し時、破棄する場合が、有ります
返却時に、出来るだけ現況に回復しますが、戻せない場合があります。
   −1.回路図が入手可能な国内AMP製品=出力100W/100WまでのAMP=1.5万円円                           出力150W/150WまでのAMP(重量25Kg以内)=2万円
                          それ以上のAMP(重量25Kg越える物)=3万円〜
   −2.海外AMP製品、回路図が入手不可な国内AMP製品=出力100W/100WまでのAMP=2万円                           出力150W/150WまでのAMP(重量25Kg以内)=3万円                           それ以上のAMP(重量25Kg越える物)=4万円〜
   −3.真空管使用製品に付きましては、付随真空管の試験費用が追加されます
               測定真空管10本まで=無料
               測定真空管20本まで=1万円
               測定真空管40本まで=2万円
   −3.CD/チュ−ナ−/ラジオ/無線機器/テ−プデッキ/VTR等は1.5万円〜です
                  重量15Kg以上=2万円 重量20Kg以上=3万円〜
   −4.製品重量35Kgを越える物は個別に打ち合わせに成ります。
       但し、B-2302、B-1、等 分解して軽くなる製品は除く。
   −5.修理せず返却する場合は、入金確認後、送料着払いで返送致します。
       この時、修理品が不要な場合、部品取りとして当方で買取りも致しますのでお申し出下さい。
        買い取り価格は、殆ど見積もり料とチャラです。但し、買い取れない機器もあります。
物によっては後日修理し、YAHOO等に売りに出します、その時は、出来る限り、旧持ち主にメール送ります。

6.修理をする場合は見積もり料は不要です。
修理する場合は出来るだけ早く、修理を開始します。又は部品の手配を始めます。
海外製品や回路図の入手等、又部品等の検索で、修理期間が伸びる場合が有りますが、ご了承下さい。 又、小生の状態により修理期間が伸びる場合も有ります。
修理の様子、調整・測定データーをデジカメで取り、HPに乗せ、アドレスを送ります。写真(画像)は表示よりも、実サイズは大きいです。よって、細かい所を見たい場合は画像をダウンロードして見てください。

7.修理完成し最終修理金額をメールします。
貴方よりの、最終修理金額の入金を待ち、送料着払いで、返送します。
余程のことが無い限り、見積もり金額=最終修理金額です、現在まで100%同じです
御家族様へのご配慮で、返送するときに、元払いを希望される時は、最終修理金額に、お送り頂いた時の送料を上乗せしてお送り下さい。
但し、此方から送るとき差額が出ても返送致しません。
又、各運送業者の支店・営業所や郵便局に留め置くことも出来ます。そこに取りに行く必要が有ります。

8.修理品は最低30分以上の定格実働動作試験をして、引き続きエージングは24時間以上、行います。
http://amp8.com/etc/annai/makeamp.htm
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html#c15

[リバイバル3] チェロ AUDIO SUITE + Performance 中川隆
16. 中川隆[-14538] koaQ7Jey 2020年1月14日 22:06:11 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1462]
ハイファイ堂は修理も手数料取って商売でやってるから、古いdCSとかは本社とパイプがあり英国本国に送って直してくれる。
一般に知られていない複数の工房を抱えている。


ハイファイ堂
http://www.hifido.co.jp/

中古オーディオ 高価買取・販売 ハイファイ堂
営業時間11:00〜20:00
年中無休(丸の内店は土日、祝日定休 福岡店は水曜定休)

大須本店 〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須3-14-37 (052)249-2600
ハイファイ堂レコード店 〒460-0011 名古屋市中区大須3-11-29 (052)261-2481
秋葉原店 〒101-0021 東京都千代田区外神田5-3-12清和ビル1F 3F (03)5818-4751
日本橋店 〒556-0005 大阪市浪速区日本橋 4-6-9 (06)4396-7611
福岡店 〒810-0041 福岡市中央区大名2-6-40 文學の森ビル1F (092)724-3681
丸の内店 〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル1F (03)6269-9491

地図
http://www.hifido.co.jp/docs/company.html

海外製スピーカーメンテナンスのご案内 2015/05/28改訂
日本製スピーカーメンテナンスのご案内 2017/11/07改訂
プリメインアンプ・リフレッシュメンテナンスのご案内 2014/05/14改訂
http://www.hifido.co.jp/docs/mente2.html


特殊修理のご案内 
http://www.hifido.co.jp/merumaga/osu/100402/index.html

※修理取引先との連携により難しい修理品をお受けしています。

レビンソン・チェロ・ワディア・dcs・マッキントッシュ・マランツなどメーカーに断られた商品を得意にしています。パーツにもこだわり出来るだけオリジナルの音質に近くなる様努力しています。

※音質改善チューンや改造はお受けしておりません。

旧型mark levinson(マークレビンソン)本体修理・モジュール修理します。

元々付いているオリジナル故障モジュールを解体・修理・復元します。

LD2 LD3モジュール修理・・・54,000円/1個 
ボリューム解体研磨・・・54,000円前後
本体まるごと修理・・・162,000円前後(故障モジュール2個の場合)
電源部の新規製作・・・118,800円前後
対応機種 LNP-2L/JC-2/ML-1L/ML-6L/JC-1AC/LNC-2L
http://www.hifido.co.jp/merumaga/osu/090213/index.html

※モジュール修理はモールド(外箱)ごと解体しますので同じようなプラスチック複製品に変わります。ラベルはコピーになりますのでご了承下さい。
※LNC-2Lクロスオーバーモジュールは97,200円/1個になります。

cello(チェロ)修理 ※下記金額は目安です。

Audio Palette/MIV・・・160,000円
ENCORE 1MΩ・・・130,000円
Audio suite・・・140,000円
DUET 350・・・80,000〜220,000円
PAFORMANCE・・・220,000〜430,000円

ヌケが悪い、音が出ない、ハムノイズ、ガリ等を修理します。ほぼオーバーホール状態でお返ししています。オリジナルに近いコンデンサーやトランジスターパーツにこだわり丁寧に仕上げます。
http://www.hifido.co.jp/merumaga/osu/060811/index.html
http://www.hifido.co.jp/merumaga/osu/070119/index.html
http://www.hifido.co.jp/merumaga/osu/100618/index.html
http://www.hifido.co.jp/merumaga/osu/060414/index.html

フィッシャー〜フィッシャーバランスケーブル作成・・・75,000円
チェロ同士を繋ぐケーブルです。端子は純正のスイス・フィッシャー社のコネクター、ケーブルはモガミ・ネグレックス2534を使用しています。写真の長さは2mペアです。長さはご要望に応じます。


WADIA(ワディア)ピックアップ交換・トレイ修理・リモコン複製品
ピックアップ交換
wadia 6・・・110,000円
wadia 21・・・70,000円
WT-2000・・・110,000円
トレイ修理
wadia6 wadia21・・・31,000円
リモコン複製品
wadia6・・・11,000円

対応機種 wadia6 wadia6i wadia7 wadia8 wadia21 wadia16 wt-2000S
http://www.hifido.co.jp/merumaga/osu/090710/index.html

音飛びでお悩みの方ご相談下さい。
ノアで修理を断られた物でも一度お問い合わせ下さい。

並行品dcsの修理(イギリス本国修理です)

dcs delius・・・100,000円〜
dcs elgar・・・200,000円〜
dcs 972/2・・・200,000円〜
dcs 954/2・・・200,000円〜

商品をお預かり後、イギリス本社でメンテナンスします。不良箇所によっては基板交換を行います。往復送料など諸経費がかかりますので事前に100,000円を頂きます。

ヴィンテージmarantz(マランツ)Mcintosh(マッキントッシュ)修理
marantz 7(オリジナル)・・・200,000円〜
Mcintosh MC275(オリジナル)・・・150,000円〜

対応機種
Mcintosh C22/C20/MC240/MC60等
marantz model 8/model 9/model 1/model 2

※真空管交換を含む場合は増額になります。
※コンデンサーはオリジナル通りアメリカ製オイルペーパーコンデンサーを使用します。

お問い合わせ

ハイファイ堂 大須本店 越濱(こしはま)まで

460-0011
愛知県名古屋市中区大須3-14-37

052-249-2600
052-249-2577(FAX)
http://www.hifido.co.jp/merumaga/osu/100402/index.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html#c16

[リバイバル3] チェロ AUDIO SUITE + Performance 中川隆
17. 中川隆[-14537] koaQ7Jey 2020年1月14日 22:07:46 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1461]

ハイファイ堂メールマガジン第758号 大須本店
Mark Levinson ML-1LとJC-2の考察、モジュールの話
大須本店 越濱 靖人
http://www.hifido.co.jp/merumaga/osu/180810/index.html


久々にJC-2を触り、マークレビンソンの良さを再認識しましたので、今週はJC-2とML-1Lの特集をお届けしたいと思います。

私が最初にレビンソンに出会ったのは入社したての頃、ML-10Lでした。当時はEXCLUSIVE model 2301という2Wayホーンスピーカーを使っていました。マルチアンプでチャンデバと格闘していた日々を思い出します。良いプリアンプがないだろうかと思っていたところ、レビンソンが入荷し、試聴した時に強く感動したことがレビンソン教に入るきっかけとなりました。

その時には、私にはML-10Lを買うほどの財力がなく、他のお客様にオススメし購入頂いたのを覚えています。その後JC-2が入荷し、翌朝目覚めた時に「今日レビンソンを買いなさい」と神様のお告げがあり、即買いしました(笑)。現在は手元にありません。別のモデルを使用しています。未だレビンソンの魅力に取り憑かれ、現在も大好きでいます。


最初の写真がJC-2、次の写真がML-1Lです。


外観

顔はほとんど一緒です。一番左がインプットセレクター、次にテープモニタースイッチ、テープセレクターと続きます。真ん中に付いているのはバランス調整つまみで左右独立型、-4〜+5までクリック調節可能です。少し音を前に出したい時や大人しくしたい時にも使用します。次はモノラル・ステレオ切り替えスイッチ、ゲイン調節スイッチ、アウトプットボリュームとなります。初期JC-2はつまみが小さいです。JC-2後期モデルはML-1Lと同様、大型のつまみに変更されています。


音質

どちらも似たようなモデルですが、音は違う印象です。JC-2はキレ味とパンチがあり、アグレッシブな印象です。アメリカンサウンドを象徴する乾いた元気の良いサウンドが印象的です。ML-1Lは中域の厚いふくよかな印象。全体的に厚みがあり太めに感じます。ただボケているわけではなく、ヌケよく乾いた音色は健在です。どちらのプリにも言えるのは音の精度が高いところ。ボリュームが非常に正確で、小さな音量でもギャングエラー(左右音量差)が出ません。しかも緻密で突き抜けて鋭い。私はこのイメージを「爪の先まで音が出る」と表現しています。どちらのプリアンプでもこの印象を感じることができます。この辺がマークレビンソンファンの多い所以だと思います。


ボリュームの隣にはHIGH/LOWスイッチが付いています。レビンソンのゲインが非常に高く、少し回すだけで急激に音量が上がってしまうため、ゲインを下げるよう調節できるスイッチです。通常HIGHで使用すると普通の家庭の環境では恐らくゼロから1目盛り上げるのがせいぜいだと思います。とてもゲインが高いです。ただコレがアグレッシブで情熱的サウンドを生み出しています。

音量が高すぎてスイッチをLOWにすると音量は下がります。ただ音の印象も弱くなり大人しくなってしまいます。音楽の活き活きした感じがなくなり、情熱的な感じも失われてしまうため、使いにくくてもHIGHで使っている人は多いかと思います。

初期のJC-2電源です。最近ではあまり見かけなくなりました。というのもモジュール化された古い電源は修理が出来ないため、新しい電源を作るしかない事が多いのです。さすがに30年前のものですので動作していても本来の性能を発揮しているか疑問です。音はやや中低域の少ないキレの良い音質だったと記憶しています。

JC-2後期モデル、ML-1L初期モデルに付属しているPLS-150電源です。このモデルからモジュールではなくオープン基盤に変更になり、修理が出来るようになりました。大型のトロイダルトランス、大型キャパシタを搭載し安定した電源供給が可能になっています。音は初期同様キレのある音質をそのままに中低域までバランス良く聞こえます。

ML-1L後期モデルに使われているPLS-153電源です。前作のPLS-150に加え大型のレギュレーターが搭載されています。これにより音に滑らかさが追加し、今まで以上にキメの細かな表現が可能になりました。ただ、ザックリとしたキレ味が後退し、ややマイルドになっています。


内部について

上がJC-2の内部、下がML-1Lの内部になります。構成はほぼ変わっていません。一番右の正方形のモジュールはウルトラローノイズフィルターで主にフォノ回路の整流に使われています。通常は電源部で整流したものを使いますがレビンソンは更に念押しでフォノ専用フィルターモジュールを使い超高精度な直流をフォノモジュールに流しています。恐らく電源部からケーブルを伝って来る間に乗ってしまうノイズを更に消したかったのだと思います。ラインモジュールには使用されていません。
次に右から2番目と3番目のモジュールがラインモジュールです。通常CDやチューナー、テープなどの入力はこのモジュールのみを通って音が出ます。このモジュールがレビンソンの音を決定付けています。通常のプリアンプより遥かに高い電流が流れ、熱い音を生み出しています。この情熱的なサウンドは残念ながらサードパーティー製モジュール(他社製)では得られることがなく、オリジナルモジュールでしか感じることが出来ません。最近では偽物も多く、知らずに使われていることが多いです。今回は簡単な見分け方を後に記しますので、一度調べてみることをおすすめします。

最後に右から4番目と5番目のモジュールがフォノモジュールです。主にレコード再生に使用します。ラインモジュールと形は似ていますがピン配置が全く異なるため差し替えることが出来ません。後に発売されるLNP-2はLD2モジュールをライン・フォノどちらにも使用しているため差し替え可能ですが、JC-2やML-1Lでは差し替えが出来ません。通常はMM仕様になっています。モジュールの間に出来た空間にもう一つオプションモジュールを追加することでMCカートリッジも対応出来るように設計されています。音はラインモジュール同様にキレが良く鮮度の高いモジュールです。ハッとする音が出ること請け合いです。


ボリュームはJC-2がウォーターズ、ML-1Lはスペクトロール製が付いています。どちらも巻線ボリュームでシャコシャコとした軽い感触です。とても精度か高くスパッと調整出来ます。ウォーターズの方が少々荒削り、スペクトロールの方が整っていてやや端正といった印象でしょうか。

中についている黄色いフィルムコンデンサーがJC-2とML-1Lでは違いがあります。JC-2は細長いものが2連で付いていますが、ML-1Lでは大型のものが1個、ボンッと付いています。容量・耐圧が同じかはわかりませんが、この辺が音質に違いを生み出しているのかもしれません。


少し前にスケルトンタイプのML-1Lがありました。こんなモデルが世に存在したことは驚きです。これを購入したお客様に教えて頂いたのですが、なんとML-1LはJC-2と同じ基盤を使っていると言われました。確かに底面(下の写真)を見るとJC-2と書いてありました。

違った型番なので当然ML-1Lの基板だと思っていました。JC-2のカラッとした音質と対照的に太く深みのあるML-1L。同じ基板なのにガラッと音質が違う所が、またレビンソンの奥深いところです。


偽モジュールについて

下の写真2枚は偽のモジュールです。本物そっくりです。ただプラスチックモールド(外ケース)はよく見ると家にある電話の分配器のケースをそのまま流用しています。裏面を見ると、オリジナルには必ず調整用ボリュームが2個付いていますが、写真のものはありません。恐らく全く違うアンプが中に埋め込まれていると想像出来ます。これでは本来の音が出ません。

下の写真
左が偽モジュール、右が本物モジュール(修理してモールドを交換しています)そもそもオリジナルはサイズが違います。


偽モジュール(左)は角が丸いです。オリジナル(右)のモールドは角が鋭角です。


JC-2モジュールの裏面。修理していますのでエポキシ封入がフラットになっていませんが調整用ボリュームが2個付いています。


LNP-2のLD2モジュール裏面。これも同様に調整用ボリュームが2個付いています。
余談になりますが、JC-2とML-1Lは同じモジュールですがLNP-2に使用されているLD2モジュールとは互換性がありません。LD2モジュールはゲインが低くJC-2やML-1Lのモジュールはゲインが高く設計されています。もし間違って使用していた場合、本来の音になりません。

今まで修理した中でLNP-2にML-1Lのモジュールが付いている事がありました。ML-1LモジュールとLD2モジュールはピン配置が同じなのでストレートに搭載出来ますが、危険ですので絶対おやめ下さい。


モジュールはハンダ付けされておらず、上に抜くとスポッと引き抜くことが出来ます(下の写真はフォノモジュールを抜いたところ)。基盤の穴にピンをはめるだけになっています。簡単に確認出来ますので、一度見てみてはいかがでしょうか。


コレを書いているうちに、ついついレビンソン熱が入ってしまいました。とりとめもない記事になってしまいましたが、やはりマークレビンソンは今でも一級品です。特に古いものは今にはない情熱と感動を与えてくれます。お持ちでない方は一度手にしてみて下さい。

なお、ハイファイ堂ではオールドレビンソンの修理を得意としております。お困りのことがあれば是非一度お電話下さい。モジュールの修理も受け付けております。
http://www.hifido.co.jp/merumaga/osu/100402/index.html

http://www.hifido.co.jp/merumaga/osu/180810/index.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html#c17

[リバイバル3] チェロ AUDIO SUITE + Performance 中川隆
18. 中川隆[-14536] koaQ7Jey 2020年1月14日 22:11:02 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1460]
22名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/09(火) 08:45:07.22ID:ywXRNFFY

ハイファイ堂は真空管アンプをメンテナンスして売ってるけど、
アフロは修理や技術的サポートはできないよ。
ただ単に高く売るだけ。


23名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/09(火) 09:15:53.68ID:IPQPomSa

まあ一応音出しチェックはしてるけどねえ
オーディオは音さえ出ればオケというものではないからねえ


24名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/09(火) 10:45:04.47ID:iZVkld7M

ハイファイ堂は高価なビンテージスピーカーを安い汎用パーツで修理して美品で売ってたのを聞いて無理だと思った


25名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/09(火) 11:41:53.10ID:W9JY+MO9

ハイファイ堂、そんな事してるの?
二度と使わないわ。
中古もショップ自体が増えて信頼性が薄れたねぇ。
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/pav/1554549814/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html#c18

[リバイバル3] チェロ AUDIO SUITE + Performance 中川隆
19. 中川隆[-14535] koaQ7Jey 2020年1月14日 22:12:57 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1459]

マーク・レヴィンソン、チェロについては以下の記事が詳しいです:


MARK LEVINSON ・ CELLO の記事(81件)|禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/theme-10043815384.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html#c19

[番外地7] メモ帳 _ ユダヤ陰謀論 中川隆
3. 中川隆[-14534] koaQ7Jey 2020年1月14日 22:32:11 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1458]
流浪の民になったユダヤ人は一部だけで、大部分はユダヤ教を捨ててパレスチナに留まったのです。 つまり、今のパレスチナ人も昔のユダヤ人の子孫です。

それから、アシュケナージはヨーロッパ人との混血が非常に進んでいて、本来のユダヤ人とは大分違ってしまったのですね。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/349.html#c3

[リバイバル3] チェロ AUDIO SUITE + Performance 中川隆
21. 中川隆[-14532] koaQ7Jey 2020年1月14日 23:07:37 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1456]
さらば,【LNP-2】さん・・・。
お疲れさま・・・。

僕には君の能力を全て出し切ることができなかった,そして君が故障しても大丈夫という財力も何もなかった。
ごめんね・・・。

レヴィンソンの狂気と言われる音を聴きたくて随分と背伸びをして手に入れたけれど,それを聴くことができたのかどうか・・・。

まだまだ聴くことができなかったような気がします。
また新しい人の下で素晴らしい「音楽」を奏でてください。


ようこそ,【FM155】さん。
どうぞよろしく!

あなたは素晴らしい能力(音)を持っています。
そして家に連れて帰って,ポンと置くだけで素晴らしい「音楽」を奏でてくれました。
“For Music and Acoustics”という社名そのままに,私の大好きなアコースティック・ジャズを何の調整も必要としないで聴かせてくれる,レヴィンソンが狂気ならばあなたは天才です。

ということでコントロールアンプを入れ替えてしまいました。それも突然に・・・。

FMアコースティックスの【FM155】,超シンプルなコントロールアンプ。
この音にはCFRP(ドライカーボン)のインシュや天板は必要ありません!

そんな素人考えの対策をしてしまうのは設計者に対して失礼の極みです。

何でこんな音がするのだろう?そしてどうしてこんなに高価なの?(笑)
でも【LNP-2】を随分と高く下取りしていただいたおかげで,手に入れることができました。

この音には参ってしまいました。
ピチピチなんです。

それにウエスタンのパワーアンプと相性バッチリなんです。
今までは「音像」のみ聴いてきたような気がします。

でもこのアンプ,楽器の周りの空気感も綺麗に提示してくれます。
ふんわりとした「音場感」もジムランから出てくるとは思いませんでした。


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html#c21

[リバイバル3] チェロ AUDIO SUITE + Performance 中川隆
22. 中川隆[-14531] koaQ7Jey 2020年1月14日 23:13:54 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1455]
FMアコースティックスは最高ですね。

高い対価を払ったことに満足できる事は期待が大きい分そんなにないんですが、これは素晴らしい。音楽の感動がとにかく素晴らしい。

光り輝く夢のような世界で我々を魅了してくれます。とにかく最高の感動です。
オーディオマニアなら「この音を自分のモノとせず死ねるか?」というくらいいいものです。

アンプはFMがダントツの差で最高だった。

オールドレビンソンとかチェロとクレルは色付けがあり、チェロ以外は青臭い音だから
ずっと変わらず真空管の音色とドライバビリティとダイナミクスを並立している
FMは気に入ると思う。

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html#c22

[リバイバル3] チェロ AUDIO SUITE + Performance 中川隆
23. 中川隆[-14530] koaQ7Jey 2020年1月14日 23:16:56 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1454]
筆者が思う、もっとも良かったセパレートアンプ。

ここではプリアンプ中心に語りましょうか。

やはりジャズならオールド(マーク)レビンソンでしょう。

最近のレビンソンは良し悪しは別として全くの別物です。

具体的には ML-6L と ML-6BL を双璧として頂点に君臨していますが、それらは高価ですから、JC-2 ML-1L前期でジョン・カールとレビンソンの狂気に迫るのも良いし

ML-7L や ML-10A でコストを下げ、トップクオリティのモデルとほとんど差がないサウンドを楽しんで頂くのも良い。

LNP-2Lは自家用ミキサーアンプを出自としているので基本的にはプロ用です。

つまり正確に音楽モニターしなければならないので脚色が有ると困る。
したがって色付けをしない面白みのないサウンドと取られるかも知れない、

このプリの長所は実はフルハンドメイドと厳選パーツ、MI規格の特殊パーツと徹底的なヒアリングによって生み出された非常に高い性能のよさにある。

他のプリと比較すると位相精度が飛躍的に高く、ドライヴァビリティに優れている。

1974年に登場した、最初の現代の音がするプリアンプです。


CELLO の AUDIO SUITE(プレミアムモジュールのもの)
クラシック(オーケストラ)と声楽向けとなるがこれも大変素晴らしい(!)


CELLO の AUDIO PALETE はレビンソン氏本人の発言を注意深く辿って行けば一目瞭然ですが、彼自身が認める44年のキャリアの中でももっともプライドを持っている最高傑作であり、まさに芸術作品といえるが、本質を極める玄人音楽ファン向け(クラシック音楽)でこのモデルは典型的なオーディオマニアや万人に向けにお薦めできるものではない。


クラシック、声楽をエンジョイしたいなら(聞いてすぐに分かる魅力的な表現で)
個人的に一桁番台のゴールドムンドのプリが最もお薦めです。

最初期型の WBTのRCAプラグタイプの Mimesis2 を頂点としますが、MM7 や MM SRの初代モデルでも一桁ムンドのよさは十二分に満喫できるでしょう。

パワーアンプは二桁番台で2000年以降のモデルの方が好きでした。
クラシックと声楽向けで躍動感だとか低音はあまりありませんがそれはあくまでレビンソンとの比較です。モジュールの故障は10万までで直せるそうですよ。(三年くらい前に聞きましたが)


そして一桁ムンドと双璧を成すのが、真空管とソリッドステートのハイブリッドの
カウンターポイントの SA-5000 と SA-3000です。

こちらも穏やかで優しい感じの音なので、クラシックと声楽向きです。

あまりジャズ向けではありませんね。


つまり

JC-2 ML-1L前期モデルでジャズを聴く、

MM2 か CELLO SUITE、カウンターポイント SA-3000 か SA-5000 でクラシックと声楽を聴く

というのがぼくの経験でもっともお勧めだと思います。


そして、そう思っていたぼくに強力なインパクトとなって、全てのブランドを過去のモノにしたのが、FM155 と FM255 です。


FMアコースティックスのプリはこれらのどのプリよりも上だと確信します。

FM のファンだけが、「FMこそが世界最高!」 と堂々と確信を持って断言しますが、確かに最高ですね!


FM155 を使っている筆者が、並行しても所有していると仮定して、時々鳴らしそうだなと思えるのが・・・・


カウンターポイントのプリとゴールドムンド MM2 くらいですかね。

これらは音に独特の個性と魅力があって「時々こっちも聴きたい」という気持ちにさせてくれる逸品なプリアンプです。


つまり真空管の魅力と、一桁ムンドの独特の魅力は残しておきたいのです。


最近のアンプはどうなのか?
良いものも結構ありますが、価格が非常に高くなっているので手が出しづらいですね・・・・

あと、最近のアンプは音が薄いものが多くてなんだか味気ない。

「最近のアンプには色気が足りないですよ!」 もっと濃い音のアンプが欲しい。


「だから、現在でもオールドレビンソンから離れられないんだ」


FMアコースティックはそういう人にピッタリの世界一のプリアンプです。



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html#c23

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
73. 中川隆[-14529] koaQ7Jey 2020年1月14日 23:21:59 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1453]
FMアコースティックスは最高ですね。

高い対価を払ったことに満足できる事は期待が大きい分そんなにないんですが、これは素晴らしい。音楽の感動がとにかく素晴らしい。

光り輝く夢のような世界で我々を魅了してくれます。とにかく最高の感動です。
オーディオマニアなら「この音を自分のモノとせず死ねるか?」というくらいいいものです。

アンプはFMがダントツの差で最高だった。

オールドレビンソンとかチェロとクレルは色付けがあり、チェロ以外は青臭い音だから
ずっと変わらず真空管の音色とドライバビリティとダイナミクスを並立している
FMは気に入ると思う。


▲△▽▼


筆者が思う、もっとも良かったセパレートアンプ。
ここではプリアンプ中心に語りましょうか。

やはりジャズならオールド(マーク)レビンソンでしょう。
最近のレビンソンは良し悪しは別として全くの別物です。

具体的には ML-6L と ML-6BL を双璧として頂点に君臨していますが、それらは高価ですから、JC-2 ML-1L前期でジョン・カールとレビンソンの狂気に迫るのも良いし
ML-7L や ML-10A でコストを下げ、トップクオリティのモデルとほとんど差がないサウンドを楽しんで頂くのも良い。

LNP-2Lは自家用ミキサーアンプを出自としているので基本的にはプロ用です。
つまり正確に音楽モニターしなければならないので脚色が有ると困る。
したがって色付けをしない面白みのないサウンドと取られるかも知れない、
このプリの長所は実はフルハンドメイドと厳選パーツ、MI規格の特殊パーツと徹底的なヒアリングによって生み出された非常に高い性能のよさにある。
他のプリと比較すると位相精度が飛躍的に高く、ドライヴァビリティに優れている。
1974年に登場した、最初の現代の音がするプリアンプです。

CELLO の AUDIO SUITE(プレミアムモジュールのもの)
クラシック(オーケストラ)と声楽向けとなるがこれも大変素晴らしい(!)

CELLO の AUDIO PALETE はレビンソン氏本人の発言を注意深く辿って行けば一目瞭然ですが、彼自身が認める44年のキャリアの中でももっともプライドを持っている最高傑作であり、まさに芸術作品といえるが、本質を極める玄人音楽ファン向け(クラシック音楽)でこのモデルは典型的なオーディオマニアや万人に向けにお薦めできるものではない。

クラシック、声楽をエンジョイしたいなら(聞いてすぐに分かる魅力的な表現で)
個人的に一桁番台のゴールドムンドのプリが最もお薦めです。
最初期型の WBTのRCAプラグタイプの Mimesis2 を頂点としますが、MM7 や MM SRの初代モデルでも一桁ムンドのよさは十二分に満喫できるでしょう。

パワーアンプは二桁番台で2000年以降のモデルの方が好きでした。
クラシックと声楽向けで躍動感だとか低音はあまりありませんがそれはあくまでレビンソンとの比較です。モジュールの故障は10万までで直せるそうですよ。(三年くらい前に聞きましたが)

そして一桁ムンドと双璧を成すのが、真空管とソリッドステートのハイブリッドの
カウンターポイントの SA-5000 と SA-3000です。
こちらも穏やかで優しい感じの音なので、クラシックと声楽向きです。
あまりジャズ向けではありませんね。

つまり

JC-2 ML-1L前期モデルでジャズを聴く、

MM2 か CELLO SUITE、カウンターポイント SA-3000 か SA-5000 でクラシックと声楽を聴く

というのがぼくの経験でもっともお勧めだと思います。

そして、そう思っていたぼくに強力なインパクトとなって、全てのブランドを過去のモノにしたのが、FM155 と FM255 です。

FMアコースティックスのプリはこれらのどのプリよりも上だと確信します。
FM のファンだけが、「FMこそが世界最高!」 と堂々と確信を持って断言しますが、確かに最高ですね!

FM155 を使っている筆者が、並行しても所有していると仮定して、時々鳴らしそうだなと思えるのが・・・・

カウンターポイントのプリとゴールドムンド MM2 くらいですかね。
これらは音に独特の個性と魅力があって「時々こっちも聴きたい」という気持ちにさせてくれる逸品なプリアンプです。

つまり真空管の魅力と、一桁ムンドの独特の魅力は残しておきたいのです。

最近のアンプはどうなのか?
良いものも結構ありますが、価格が非常に高くなっているので手が出しづらいですね・・・・
あと、最近のアンプは音が薄いものが多くてなんだか味気ない。
「最近のアンプには色気が足りないですよ!」 もっと濃い音のアンプが欲しい。

「だから、現在でもオールドレビンソンから離れられないんだ」

FMアコースティックはそういう人にピッタリの世界一のプリアンプです。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c73

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
74. 中川隆[-14528] koaQ7Jey 2020年1月14日 23:32:50 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1452]
「FMは、最高!」


RCA・アンバランス接続環境において世界最高峰トランジスタープリアンプですね。

まさに脱帽です。
圧巻です。

これは次元が違う、聴いた瞬間に分かる。

他とはレベルが全然違う。

一瞬にして総毛立ち、思わず仰け反りました。

このプリアンプ、相次ぐ値上がりで実売は¥170万を越えていますが、ハッキリ言って安いですね。

まさに別格プリ、別次元の存在です。

麻薬のような隔絶美音!

FM155 は強烈な美音で、一桁ムンドのような、まるで天国にいるかのような、「天上界のサウンド」 ではなく、虚空にただ一つ、天高く輝く、孤高の星のように、

他者とは隔絶した次元に到達した 「至高の音楽世界」 であります。

FM はほとんどクセもなく高精度な音という人もいれば、独特の強い主張を持った濃厚な美音という人もいますが、どちらの言い分も分かります。

プログラムソースや FM の機種によっても違うからです、
ボーカル(バラード)を聴けば数秒で分かりますね。


前者の方はちょっと短時間聴いただけなのでしょう。

非常に色気の有る濃厚な音です。

濃厚なサウンドなのに、なぜか透明感にも優れている!


非常に強い音、かなりハリが強く、非常にテンションが張ったサウンドで聴き疲れする要素はあるかも知れません。

FM の音には浸透力があり、強烈なエネルギー感に全身が包み込まれるような感覚が有りますが、位相特性の驚異的な高さ (各帯域のスピードの揃い) が広大な空間を生み出すのです。


拙宅のシステム下においてですが、非常に硬質な音でやや緊張感を強いるところが、真空管と好みを別けるところでしょうか。


FMの創始者エマニュエル・フーバーはまだ四十代らしいですね。

まさに天才ですね。

音楽ジャンルはオールジャンルに対応、特に得意なのはジャズ、ボーカル、打ち込み系ですね。

なにしろ正確さに掛けては議論の余地のない世界最高の精度ですから。電子音源は得意中の得意ですよ。

MLAS 時代のマークレビンソン、LNP-2L JC-2 ML-1L ML-7L などから「次に買い替えるアテがなくってねぇ」 と嘆いている人はこのプリに乗り換えると間違いないです。


LNP-2L ML-6L Cello Encore1MΩ などは方向性が似ているので、存在価値がなくなってしまった。

FM にはオールドレビンソンのような熱さや狂気はないが、同じような研ぎ澄まされた音がしますから。

このプリアンプ以上の音は聴いたことがない。(除く上位機種)

セパレートアンプに関してはプリアンプ65%、パワーアンプ35%の割合で重要だと思いますが、FMのプリに限って言えば、プリアンプが音質の"95%"を支配しているような感覚にさせられますね。

とにかく音質の精度の高さが比類ないレベル。位相特性の高さが驚異的!

したがって音場空間は広大で、レンジ感も非常に広く、音は前に前に出てくる!

FM155 の最大の印象は超強力なパワーアンプドライバー!圧巻のドライバビリティを誇っています。

元気いっぱいの大迫力サウンド。壮大な低音は切れ味鋭く、音質は濃く、艶やかさがあり、鋭利な刃物のように一音、一音の輪郭を際立たせ、強固な実態感で立体的に空間描写するさまは凄まじい!

ただの高性能・高精度なプリではない、高次元の音楽性においても間違いなく最高峰!


FM155 ゲインが極めて高く、9時〜10時で爆音になります。ボリューム操作の質感は極上だが、かなり重いと感じる。あまりのゲインの高さによる爆音対策でしょうか。

ゲインが高い機器は元気が有りますよね。

独特の主張を持った音楽性、音の魅力もまさに世界最高のものでしょう。


MLASマークレビンソンやチェロ、一桁ムンドのプリアンプが特Aランクだとしたら、

FMのプリは SSSランク。

これまでの一流とされたプリアンプと比較して 「どっちがいいか?」

迷うレベルではありません。

勝負は一瞬でケリが付きます。

レベル違い過ぎ!
試聴でも凄音でしたが、自宅に入れてみるとここまでか!と実感させられました。

世界最高の超高精度な、世界最高の音楽性を放つ孤高のプリアンプです。

FM のパワーアンプは拙宅のJBLのような4Ωスピーカーでフルパワー連続で入れると
パワートランジスターが飛ぶそうなので FMのパワーアンプには行けないのが悩みどころですね。

高域よりのハイ上がりなパワーアンプや、JBLのホーンが相手だと高域がキツくなりがちなのが唯一の欠点かなあ。


高域のキツさはスピーカーから距離を取ることで対応しました。

はぁー、とにかく凄いです。
FM ACOUSTICS FM155 と CAT SL-1sigVの二大巨頭にてプリアンプの旅は終着駅に到達しました。


このプリアンプは、買い替えることはないですね。

_____

終焉の隔絶美音

RCA・アンバランス接続環境において世界最高峰トランジスタープリアンプ。


FM155はFMのプリアンプ、パワーアンプの中でも、エントリークラスに位置しながら
傑作機として広く知られている。姿形は小さいが、持てる力は極めて強大。

非常に鮮度感が高く、Fレンジ感は一聴して広帯域である、

位相特性精度の高さは随一、比類ない超高精度、

超高性能を誇っており、空間表現は広大で、強大なエネルギー感と相まって、体ごと音の壁に包みこまれる感覚がある。

音像の強靭な実態感の高さでFMは間違いなく最強である。

凛然とした格調高い世界観を構築していて、硬質で非常にハリがあり、テンションの張った厳格なサウンドである。

「世界一のサウンド」をブランド愛好者に納得させるだけの肩肘を張った音、とも言えるのだが、For Music and Acoustics Ltd. 創設者 Manuel Huber氏 独自の感性で徹底的に作り込まれ、磨き抜かれた高次元の音楽性の高さは、麻薬のような危い魅力を放っていて、その魔力に憑りつかれたら、金銭感覚を狂わされ、破綻した人間に堕してしまうでしょう。

気が付けばそうした危険な世界に獲り込まれてしまうのだ。まさに脱帽、圧巻である。

FMの誇る隔絶美音には神通力を思わせる浸透力が有る。

第一音が鳴った瞬間から、一瞬にして総毛立ち、思わず仰け反ってしまう。

これは次元が違う、聴いた瞬間に分かる。


全ての音楽ジャンルを愉しむことができるが、ジャズやボーカル好きに好まれ、持前の世界最高の精度の高さはアコースティックのみならず、シンセサイザーによる打ち込みの音楽にも最適である。


まるで磨きこまれたクリスタルのようなクオリティの高さがあり、限界にまで研ぎ澄まされた鋭利な刃物のような輪郭の切れ味で、一音、一音の輪郭を際立たせて、視覚化できるような立体感で深々と空間描写する。

真空管のように色合いが濃厚で艶やかな音である、FM155 のサウンドを聴いていると俄然気持ちが盛り上がってくる。心が高揚する!


ただ世界一なだけではない、別格に世界一の半導体プリアンプなのだ。


「もぎたての果実のようなフレッシュな音」 とは評論家の朝沼予史宏氏の弁である。

他社のプリとはまるで土俵違いです。

FMのプリは別格の存在です。

これまで世界の一流品とされるプリアンプを使ってきたが、こーーーんなに (両手をいっぱい広げて)甚だしい大差を付けられるプリがあるのだ。

FMはレゾリューションシリーズのペアをお店で聴いても一瞬で凄さが分かりますが、やはりFMの本当の真価は自分で買わないと分からない。


オールドレビンソン、チェロの信奉者の方に買い替えをお薦めします。

不見転でなんら問題ありません。


濃厚な美音、甘美な倍音成分や、研ぎ澄まされた鋭敏さなど、FMはレビンソンサウンドと(特にCelloとの) 共通点が多い音です。

レビンソンJC-2 の様な熱気や狂気とは少し違います。

これは、おそらく人生最後の半導体アンプとなるでしょう。


_____


FM155と他社との比較


FM155を自宅に導入したときはビックリしましたねぇ、

ホームグラウンドで、自分の物差しで比較できるからね。
このプリアンプで聴いたあと、他の全てのプリアンプの音が凄く鈍く聴こえちゃって・・・・


茫然となってしまった。


本当ですよ。


パーツの厳選ってこんなに音質の純度が上がるの?


「うわあああああ・・・・・・」 って思った。


これ本当よ。


音像の描き方が似ている、MarkLevinson の過去44年間の全製品が全て過去の物になった。どのブランドの製品と比べても、圧倒的に性能が優れている。

位相特性が圧倒的に優れているので、ピシリと音像が決まり、揺らぎがない。

つまり高音から低音までスピード感が揃うので、バラバラに鳴っていた 4WAYスピーカーがまるでフルレンジのようにビシッ!と鳴る。

S/N比も非常に高くFレンジ感も広く、音の精細度、精密さは聴いたことがないほどの表現力。

加えて圧倒的なドライバビリティである。

FM のプリは音楽性でもナンバーワンだと思う。
音色は若干暗めで、凄みを帯びた感じ。FM のプリは非常に色付けが濃く、脚色の強さでも最も濃い部類だ。ただ、とても濃厚なのに、透明感も感じられる。

オールドレビンソンのような熱気はないかな。JC-2 のような狂気は当然ない。


LNP-2Lはゴミになった。

あのプリアンプ自体はミキシングアンプという出自もあり、ニュートラルな音で固有の音色をさほど強く主張しない。そして、LNP-2L の最大のよさである精度の高さとドライバビリティの差が圧倒的だった。


そしてジャズやボーカルの重要ポイントである音像の実態感は最強、
その上、上手く使えば音場感も広大。


FM155 の低音は大変好みだ。強大なのに締っていて切れもある。

FM255 だとさらに低音が出るが、低音が出るだけなら他にも候補は沢山ある。
PASS の X0 とか KRELL KBL とか。


FM155 のあまりのよさに一瞬、一生の宝物と思えた CAT SL-1sigV を売りに出そうかと思ったけど、お気に入りの歌曲の中にはこれじゃないとダメなものがあって、考え直した。


あとひとつ、強く思い出に残っていて、もう一度使いたい音色がある。

それは一桁番台のゴールドムンドのプリアンプである。

荘厳な音色があり、まるで自分が天国にいるかのような 「天上界のサウンド」 がするのだ。

聖歌は絶妙だし、ボーイソプラノなど抜群にハマる。宗教音楽で一桁ムンドに勝るものはないと思う。

FM のような厳しさは全くなく、夢見心地の優しい音色がする。
ただ、性能的には全く敵わない。


______


FMアコースティックスのリゾリューションシリーズですが、これは手放さない方が良い。

音像の実体感の強さ、音の浸透力(ドライバビリティ)でそれぞれ世界最高、魔力を帯びた至高の音楽性、世界最高の位相特性。

かなり濃い音で、演出感のある個性的な音ですが、扇情的な所とか、エモーショナルという意味ではさらに上手の表現力のあるものも世の中にはありますけど、上記のような特徴はFMにしかないことを忘れてはいけません。


FM のプリから他のプリに切り替えると雑に聴こえます。あきらかにボケた音に聴こえるんです。

精度の高さ、音の精密さも抜群ですね。


FMは、とくに FM155、FM255、FM611、FM611X、FM411、FM811、FM711辺りを持ってる人はウッカリ一時の気の迷いで手放してはいけません。


FM810 はハイリゾリューションシリーズの一号機モデルで、業務用機の流れが残っていて色付けが少ないのですが、FM810 以降の、つまり FM611 以降のFMは霞が掛かったような音なので、つまり真空管アンプのような濃い音なのでバイアンプ・マルチに発展させてもコストに見合った良い結果が得られない気がします。

(高域にピークがあるなどクセがありマルチに向かない)


なにがなんでもマルチ、という気持ちも分かりますが、こういう例もあるということです。

レビンソン、CELLO、VIOLA の一連の流れがありますが、機種によっても違いますけどドンシャリ気味で音像の彫りが深く、実体感が強い、

これをレビンソン氏はダイナミクスが余所よりあるよとアピールしていますが、FMはこれが比較にならない程上です。


音像の彫りの深さ、実体感の強さ、これはジャズファンの大好物です。

FM611X とか FM811 があれば JAZZ再生では"アガリ"状態になりますよ。


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c74

[リバイバル3] チェロ AUDIO SUITE + Performance 中川隆
24. 中川隆[-14527] koaQ7Jey 2020年1月14日 23:33:41 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1451]
「FMは、最高!」


RCA・アンバランス接続環境において世界最高峰トランジスタープリアンプですね。

まさに脱帽です。
圧巻です。

これは次元が違う、聴いた瞬間に分かる。

他とはレベルが全然違う。

一瞬にして総毛立ち、思わず仰け反りました。

このプリアンプ、相次ぐ値上がりで実売は¥170万を越えていますが、ハッキリ言って安いですね。

まさに別格プリ、別次元の存在です。

麻薬のような隔絶美音!

FM155 は強烈な美音で、一桁ムンドのような、まるで天国にいるかのような、「天上界のサウンド」 ではなく、虚空にただ一つ、天高く輝く、孤高の星のように、

他者とは隔絶した次元に到達した 「至高の音楽世界」 であります。

FM はほとんどクセもなく高精度な音という人もいれば、独特の強い主張を持った濃厚な美音という人もいますが、どちらの言い分も分かります。

プログラムソースや FM の機種によっても違うからです、
ボーカル(バラード)を聴けば数秒で分かりますね。


前者の方はちょっと短時間聴いただけなのでしょう。

非常に色気の有る濃厚な音です。

濃厚なサウンドなのに、なぜか透明感にも優れている!


非常に強い音、かなりハリが強く、非常にテンションが張ったサウンドで聴き疲れする要素はあるかも知れません。

FM の音には浸透力があり、強烈なエネルギー感に全身が包み込まれるような感覚が有りますが、位相特性の驚異的な高さ (各帯域のスピードの揃い) が広大な空間を生み出すのです。


拙宅のシステム下においてですが、非常に硬質な音でやや緊張感を強いるところが、真空管と好みを別けるところでしょうか。


FMの創始者エマニュエル・フーバーはまだ四十代らしいですね。

まさに天才ですね。

音楽ジャンルはオールジャンルに対応、特に得意なのはジャズ、ボーカル、打ち込み系ですね。

なにしろ正確さに掛けては議論の余地のない世界最高の精度ですから。電子音源は得意中の得意ですよ。

MLAS 時代のマークレビンソン、LNP-2L JC-2 ML-1L ML-7L などから「次に買い替えるアテがなくってねぇ」 と嘆いている人はこのプリに乗り換えると間違いないです。


LNP-2L ML-6L Cello Encore1MΩ などは方向性が似ているので、存在価値がなくなってしまった。

FM にはオールドレビンソンのような熱さや狂気はないが、同じような研ぎ澄まされた音がしますから。

このプリアンプ以上の音は聴いたことがない。(除く上位機種)

セパレートアンプに関してはプリアンプ65%、パワーアンプ35%の割合で重要だと思いますが、FMのプリに限って言えば、プリアンプが音質の"95%"を支配しているような感覚にさせられますね。

とにかく音質の精度の高さが比類ないレベル。位相特性の高さが驚異的!

したがって音場空間は広大で、レンジ感も非常に広く、音は前に前に出てくる!

FM155 の最大の印象は超強力なパワーアンプドライバー!圧巻のドライバビリティを誇っています。

元気いっぱいの大迫力サウンド。壮大な低音は切れ味鋭く、音質は濃く、艶やかさがあり、鋭利な刃物のように一音、一音の輪郭を際立たせ、強固な実態感で立体的に空間描写するさまは凄まじい!

ただの高性能・高精度なプリではない、高次元の音楽性においても間違いなく最高峰!


FM155 ゲインが極めて高く、9時〜10時で爆音になります。ボリューム操作の質感は極上だが、かなり重いと感じる。あまりのゲインの高さによる爆音対策でしょうか。

ゲインが高い機器は元気が有りますよね。

独特の主張を持った音楽性、音の魅力もまさに世界最高のものでしょう。


MLASマークレビンソンやチェロ、一桁ムンドのプリアンプが特Aランクだとしたら、

FMのプリは SSSランク。

これまでの一流とされたプリアンプと比較して 「どっちがいいか?」

迷うレベルではありません。

勝負は一瞬でケリが付きます。

レベル違い過ぎ!
試聴でも凄音でしたが、自宅に入れてみるとここまでか!と実感させられました。

世界最高の超高精度な、世界最高の音楽性を放つ孤高のプリアンプです。

FM のパワーアンプは拙宅のJBLのような4Ωスピーカーでフルパワー連続で入れると
パワートランジスターが飛ぶそうなので FMのパワーアンプには行けないのが悩みどころですね。

高域よりのハイ上がりなパワーアンプや、JBLのホーンが相手だと高域がキツくなりがちなのが唯一の欠点かなあ。


高域のキツさはスピーカーから距離を取ることで対応しました。

はぁー、とにかく凄いです。
FM ACOUSTICS FM155 と CAT SL-1sigVの二大巨頭にてプリアンプの旅は終着駅に到達しました。


このプリアンプは、買い替えることはないですね。

_____

終焉の隔絶美音

RCA・アンバランス接続環境において世界最高峰トランジスタープリアンプ。


FM155はFMのプリアンプ、パワーアンプの中でも、エントリークラスに位置しながら
傑作機として広く知られている。姿形は小さいが、持てる力は極めて強大。

非常に鮮度感が高く、Fレンジ感は一聴して広帯域である、

位相特性精度の高さは随一、比類ない超高精度、

超高性能を誇っており、空間表現は広大で、強大なエネルギー感と相まって、体ごと音の壁に包みこまれる感覚がある。

音像の強靭な実態感の高さでFMは間違いなく最強である。

凛然とした格調高い世界観を構築していて、硬質で非常にハリがあり、テンションの張った厳格なサウンドである。

「世界一のサウンド」をブランド愛好者に納得させるだけの肩肘を張った音、とも言えるのだが、For Music and Acoustics Ltd. 創設者 Manuel Huber氏 独自の感性で徹底的に作り込まれ、磨き抜かれた高次元の音楽性の高さは、麻薬のような危い魅力を放っていて、その魔力に憑りつかれたら、金銭感覚を狂わされ、破綻した人間に堕してしまうでしょう。

気が付けばそうした危険な世界に獲り込まれてしまうのだ。まさに脱帽、圧巻である。

FMの誇る隔絶美音には神通力を思わせる浸透力が有る。

第一音が鳴った瞬間から、一瞬にして総毛立ち、思わず仰け反ってしまう。

これは次元が違う、聴いた瞬間に分かる。


全ての音楽ジャンルを愉しむことができるが、ジャズやボーカル好きに好まれ、持前の世界最高の精度の高さはアコースティックのみならず、シンセサイザーによる打ち込みの音楽にも最適である。


まるで磨きこまれたクリスタルのようなクオリティの高さがあり、限界にまで研ぎ澄まされた鋭利な刃物のような輪郭の切れ味で、一音、一音の輪郭を際立たせて、視覚化できるような立体感で深々と空間描写する。

真空管のように色合いが濃厚で艶やかな音である、FM155 のサウンドを聴いていると俄然気持ちが盛り上がってくる。心が高揚する!


ただ世界一なだけではない、別格に世界一の半導体プリアンプなのだ。


「もぎたての果実のようなフレッシュな音」 とは評論家の朝沼予史宏氏の弁である。

他社のプリとはまるで土俵違いです。

FMのプリは別格の存在です。

これまで世界の一流品とされるプリアンプを使ってきたが、こーーーんなに (両手をいっぱい広げて)甚だしい大差を付けられるプリがあるのだ。

FMはレゾリューションシリーズのペアをお店で聴いても一瞬で凄さが分かりますが、やはりFMの本当の真価は自分で買わないと分からない。


オールドレビンソン、チェロの信奉者の方に買い替えをお薦めします。

不見転でなんら問題ありません。


濃厚な美音、甘美な倍音成分や、研ぎ澄まされた鋭敏さなど、FMはレビンソンサウンドと(特にCelloとの) 共通点が多い音です。

レビンソンJC-2 の様な熱気や狂気とは少し違います。

これは、おそらく人生最後の半導体アンプとなるでしょう。


_____


FM155と他社との比較


FM155を自宅に導入したときはビックリしましたねぇ、

ホームグラウンドで、自分の物差しで比較できるからね。
このプリアンプで聴いたあと、他の全てのプリアンプの音が凄く鈍く聴こえちゃって・・・・


茫然となってしまった。


本当ですよ。


パーツの厳選ってこんなに音質の純度が上がるの?


「うわあああああ・・・・・・」 って思った。


これ本当よ。


音像の描き方が似ている、MarkLevinson の過去44年間の全製品が全て過去の物になった。どのブランドの製品と比べても、圧倒的に性能が優れている。

位相特性が圧倒的に優れているので、ピシリと音像が決まり、揺らぎがない。

つまり高音から低音までスピード感が揃うので、バラバラに鳴っていた 4WAYスピーカーがまるでフルレンジのようにビシッ!と鳴る。

S/N比も非常に高くFレンジ感も広く、音の精細度、精密さは聴いたことがないほどの表現力。

加えて圧倒的なドライバビリティである。

FM のプリは音楽性でもナンバーワンだと思う。
音色は若干暗めで、凄みを帯びた感じ。FM のプリは非常に色付けが濃く、脚色の強さでも最も濃い部類だ。ただ、とても濃厚なのに、透明感も感じられる。

オールドレビンソンのような熱気はないかな。JC-2 のような狂気は当然ない。


LNP-2Lはゴミになった。

あのプリアンプ自体はミキシングアンプという出自もあり、ニュートラルな音で固有の音色をさほど強く主張しない。そして、LNP-2L の最大のよさである精度の高さとドライバビリティの差が圧倒的だった。


そしてジャズやボーカルの重要ポイントである音像の実態感は最強、
その上、上手く使えば音場感も広大。


FM155 の低音は大変好みだ。強大なのに締っていて切れもある。

FM255 だとさらに低音が出るが、低音が出るだけなら他にも候補は沢山ある。
PASS の X0 とか KRELL KBL とか。


FM155 のあまりのよさに一瞬、一生の宝物と思えた CAT SL-1sigV を売りに出そうかと思ったけど、お気に入りの歌曲の中にはこれじゃないとダメなものがあって、考え直した。


あとひとつ、強く思い出に残っていて、もう一度使いたい音色がある。

それは一桁番台のゴールドムンドのプリアンプである。

荘厳な音色があり、まるで自分が天国にいるかのような 「天上界のサウンド」 がするのだ。

聖歌は絶妙だし、ボーイソプラノなど抜群にハマる。宗教音楽で一桁ムンドに勝るものはないと思う。

FM のような厳しさは全くなく、夢見心地の優しい音色がする。
ただ、性能的には全く敵わない。


______


FMアコースティックスのリゾリューションシリーズですが、これは手放さない方が良い。

音像の実体感の強さ、音の浸透力(ドライバビリティ)でそれぞれ世界最高、魔力を帯びた至高の音楽性、世界最高の位相特性。

かなり濃い音で、演出感のある個性的な音ですが、扇情的な所とか、エモーショナルという意味ではさらに上手の表現力のあるものも世の中にはありますけど、上記のような特徴はFMにしかないことを忘れてはいけません。


FM のプリから他のプリに切り替えると雑に聴こえます。あきらかにボケた音に聴こえるんです。

精度の高さ、音の精密さも抜群ですね。


FMは、とくに FM155、FM255、FM611、FM611X、FM411、FM811、FM711辺りを持ってる人はウッカリ一時の気の迷いで手放してはいけません。


FM810 はハイリゾリューションシリーズの一号機モデルで、業務用機の流れが残っていて色付けが少ないのですが、FM810 以降の、つまり FM611 以降のFMは霞が掛かったような音なので、つまり真空管アンプのような濃い音なのでバイアンプ・マルチに発展させてもコストに見合った良い結果が得られない気がします。

(高域にピークがあるなどクセがありマルチに向かない)


なにがなんでもマルチ、という気持ちも分かりますが、こういう例もあるということです。

レビンソン、CELLO、VIOLA の一連の流れがありますが、機種によっても違いますけどドンシャリ気味で音像の彫りが深く、実体感が強い、

これをレビンソン氏はダイナミクスが余所よりあるよとアピールしていますが、FMはこれが比較にならない程上です。


音像の彫りの深さ、実体感の強さ、これはジャズファンの大好物です。

FM611X とか FM811 があれば JAZZ再生では"アガリ"状態になりますよ。


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html#c24

[リバイバル3] チェロ AUDIO SUITE + Performance 中川隆
25. 中川隆[-14526] koaQ7Jey 2020年1月14日 23:48:34 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1450]

ショップでは、嬉しいことに"FM Acoustics祭り"を開催中。
SPは JM Lab Alto Utopia Beのセッティングをお願いした。


 最初の機器構成は次のとおり。

 AntelopeAudio OCX (176.4kHz)
  ↓
 Esoteric P-03 (DSDコンバート)
  ↓
 Esoteric D-03 (DSD DA変換)
  ↓
 FM Acoustics FM266
  ↓
 FM Acoustics FM115
  ↓
 JM Lab Alto Utopia Be

 この構成からプリをVK-51SE、Cadenzaと換えていく。チェックCDはいつもの「LaShell Griffin / Free」。


●FM Acoustics FM266
 FM Acousticsは、今年2005年のインターナショナル・オーディオ・ショーでlumen white diamond lightとのセットでの実演を聴いた。甘ったるい音という印象だった。ディテールまで分析的に聴かなかったし、それがFM Acousticsの音なのかlumen whiteの音なのかも分からなかったが、とにかく甘ったるい音という強い印象を持った。思えば贅沢なセットであった。

 ヌルッとしたあま〜い音。この日の試聴も先入観が手伝ってか、第一印象は同じような音に聴こえた。そうかこの甘さはFM Acousticsの音だったのか、そう思った。何がどう甘いのかよく聴いてみる。

 まず、それぞれの音の出だしがエッジのないヌルッとした出かた、そしてそのままヌルヌルッと長く尾を引く。楽器にローションを塗ったかのようだ。音にアタック感がなく、切れが悪く、そのせいかテンポがゆっくりと聴こえる。まるで別アレンジの曲を聴いているような気になる。体の力が抜け、けだるくなるような音。寝る前に聴くにはいいかもしれないが、朝一番には聴きたくない音。

 しかし、しばらく聴いて慣れてくると、悪い印象は薄れ、なんとも艶やかに聴こえてきた。ヴァイオリンの弦の響きなどは、まるで光沢を放っているかのようにツヤツヤと美しく心地よい。コーラスの声も若々しく張りがありツルツルだ。だんだん聴き惚れてくる。

 ヌルヌル、ツヤツヤ、ツルツルといった印象だが、何かごまかしているということではなく、解像度もあり、微弱音の表現もしっかりしていて、密度が高い。

 場がにぎやかな感じがするのだが、Metronome PA1 Signatureと比較すると分かりやすいだろうか。PA1は、倍音成分の響きが多く、霧のように場全体を満たす。FMは主音に伴う倍音よりもむしろ残響音が長く尾を引く。霧のような感じではなく、いく筋もの水の流れがそこにあるよう。音と無音がはっきりとしてノイズフロアは低い。かえって分かりにくい比較かな?

 ここで頭に入れておきたいのは、マスタークロックOCXの設定が176.4kHzであることと、P-03がPCMをDSDにコンバートし、D-03にてDSDをDA変換している点だ。つまり、音が高密度になり、ツルツル感が倍増されていると考えられる。その分は割り引いて聴かないといけない、けどそんなこと難しいか。

 とにかくFMはハマると抜け出せなくなるような麻薬的な魅力、ということがよく分かった。自分はお金持ちじゃない、という意識をしっかり持っていれば大丈夫なハズだ!
http://hei30per.blog34.fc2.com/blog-entry-27.html


FM Acoustics FM266 2005-12-27

 FM Acousticsは、今年2005年のインターナショナル・オーディオ・ショーでlumen white diamond lightとのセットでの実演を聴いた。甘ったるい音という印象だった。ディテールまで分析的に聴かなかったし、それがFM Acousticsの音なのかlumen whiteの音なのかも分からなかったが、とにかく甘ったるい音という強い印象を持った。思えば贅沢なセットであった。

 ヌルッとしたあま〜い音。この日の試聴も先入観が手伝ってか、第一印象は同じような音に聴こえた。そうかこの甘さはFM Acousticsの音だったのか、そう思った。何がどう甘いのかよく聴いてみる。

 まず、それぞれの音の出だしがエッジのないヌルッとした出かた、そしてそのままヌルヌルッと長く尾を引く。楽器にローションを塗ったかのようだ。音にアタック感がなく、切れが悪く、そのせいかテンポがゆっくりと聴こえる。まるで別アレンジの曲を聴いているような気になる。体の力が抜け、けだるくなるような音。寝る前に聴くにはいいかもしれないが、朝一番には聴きたくない音。

 しかし、しばらく聴いて慣れてくると、悪い印象は薄れ、なんとも艶やかに聴こえてきた。ヴァイオリンの弦の響きなどは、まるで光沢を放っているかのようにツヤツヤと美しく心地よい。コーラスの声も若々しく張りがありツルツルだ。だんだん聴き惚れてくる。

 ヌルヌル、ツヤツヤ、ツルツルといった印象だが、何かごまかしているということではなく、解像度もあり、微弱音の表現もしっかりしていて、密度が高い。

 場がにぎやかな感じがするのだが、Metronome PA1 Signatureと比較すると分かりやすいだろうか。PA1は、倍音成分の響きが多く、霧のように場全体を満たす。FMは主音に伴う倍音よりもむしろ残響音が長く尾を引く。霧のような感じではなく、いく筋もの水の流れがそこにあるよう。音と無音がはっきりとしてノイズフロアは低い。かえって分かりにくい比較かな?

 ここで頭に入れておきたいのは、マスタークロックOCXの設定が176.4kHzであることと、P-03がPCMをDSDにコンバートし、D-03にてDSDをDA変換している点だ。つまり、音が高密度になり、ツルツル感が倍増されていると考えられる。その分は割り引いて聴かないといけない、けどそんなこと難しいか。

 とにかくFMはハマると抜け出せなくなるような麻薬的な魅力、ということがよく分かった。自分はお金持ちじゃない、という意識をしっかり持っていれば大丈夫なハズだ!

 エキシビションのFM Acousticsにちょっと力が入ってしまったが、いよいよ本戦に望もう。

 その前にちょいと余談。最初、JM Lab Altoは久しぶりの音出しで、SPがまだ硬いとのことであった。確かにウーファーの動きが鈍いようで、低域の音がボワボワ。それを指摘すると、ちょっと待てとのことで、ベースを強調した曲を1曲、相当な大音量で再生し始めた。見ているとウーファーが2〜3cmほども動いている。すごい。こんな大音量、うちのマンションでは到底出せない。

 1曲終わった後試聴に戻ったが、驚くほど低域のスピードが速く軽やかに変わっていた。低域ばかりか高域も引っかかりが取れスムーズ。エイジングとか暖機運転とか大切なんだなぁ。新品のSPで早く音出しをしたいときは、指でエッジをマッサージすると効果があるなどと教えていただいた。へぇ〜。
http://hei30per.blog34.fc2.com/blog-entry-27.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html#c25

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
75. 中川隆[-14525] koaQ7Jey 2020年1月14日 23:49:01 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1449]

ショップでは、嬉しいことに"FM Acoustics祭り"を開催中。
SPは JM Lab Alto Utopia Beのセッティングをお願いした。


 最初の機器構成は次のとおり。

 AntelopeAudio OCX (176.4kHz)
  ↓
 Esoteric P-03 (DSDコンバート)
  ↓
 Esoteric D-03 (DSD DA変換)
  ↓
 FM Acoustics FM266
  ↓
 FM Acoustics FM115
  ↓
 JM Lab Alto Utopia Be

 この構成からプリをVK-51SE、Cadenzaと換えていく。チェックCDはいつもの「LaShell Griffin / Free」。


●FM Acoustics FM266
 FM Acousticsは、今年2005年のインターナショナル・オーディオ・ショーでlumen white diamond lightとのセットでの実演を聴いた。甘ったるい音という印象だった。ディテールまで分析的に聴かなかったし、それがFM Acousticsの音なのかlumen whiteの音なのかも分からなかったが、とにかく甘ったるい音という強い印象を持った。思えば贅沢なセットであった。

 ヌルッとしたあま〜い音。この日の試聴も先入観が手伝ってか、第一印象は同じような音に聴こえた。そうかこの甘さはFM Acousticsの音だったのか、そう思った。何がどう甘いのかよく聴いてみる。

 まず、それぞれの音の出だしがエッジのないヌルッとした出かた、そしてそのままヌルヌルッと長く尾を引く。楽器にローションを塗ったかのようだ。音にアタック感がなく、切れが悪く、そのせいかテンポがゆっくりと聴こえる。まるで別アレンジの曲を聴いているような気になる。体の力が抜け、けだるくなるような音。寝る前に聴くにはいいかもしれないが、朝一番には聴きたくない音。

 しかし、しばらく聴いて慣れてくると、悪い印象は薄れ、なんとも艶やかに聴こえてきた。ヴァイオリンの弦の響きなどは、まるで光沢を放っているかのようにツヤツヤと美しく心地よい。コーラスの声も若々しく張りがありツルツルだ。だんだん聴き惚れてくる。

 ヌルヌル、ツヤツヤ、ツルツルといった印象だが、何かごまかしているということではなく、解像度もあり、微弱音の表現もしっかりしていて、密度が高い。

 場がにぎやかな感じがするのだが、Metronome PA1 Signatureと比較すると分かりやすいだろうか。PA1は、倍音成分の響きが多く、霧のように場全体を満たす。FMは主音に伴う倍音よりもむしろ残響音が長く尾を引く。霧のような感じではなく、いく筋もの水の流れがそこにあるよう。音と無音がはっきりとしてノイズフロアは低い。かえって分かりにくい比較かな?

 ここで頭に入れておきたいのは、マスタークロックOCXの設定が176.4kHzであることと、P-03がPCMをDSDにコンバートし、D-03にてDSDをDA変換している点だ。つまり、音が高密度になり、ツルツル感が倍増されていると考えられる。その分は割り引いて聴かないといけない、けどそんなこと難しいか。

 とにかくFMはハマると抜け出せなくなるような麻薬的な魅力、ということがよく分かった。自分はお金持ちじゃない、という意識をしっかり持っていれば大丈夫なハズだ!
http://hei30per.blog34.fc2.com/blog-entry-27.html


FM Acoustics FM266 2005-12-27

 FM Acousticsは、今年2005年のインターナショナル・オーディオ・ショーでlumen white diamond lightとのセットでの実演を聴いた。甘ったるい音という印象だった。ディテールまで分析的に聴かなかったし、それがFM Acousticsの音なのかlumen whiteの音なのかも分からなかったが、とにかく甘ったるい音という強い印象を持った。思えば贅沢なセットであった。

 ヌルッとしたあま〜い音。この日の試聴も先入観が手伝ってか、第一印象は同じような音に聴こえた。そうかこの甘さはFM Acousticsの音だったのか、そう思った。何がどう甘いのかよく聴いてみる。

 まず、それぞれの音の出だしがエッジのないヌルッとした出かた、そしてそのままヌルヌルッと長く尾を引く。楽器にローションを塗ったかのようだ。音にアタック感がなく、切れが悪く、そのせいかテンポがゆっくりと聴こえる。まるで別アレンジの曲を聴いているような気になる。体の力が抜け、けだるくなるような音。寝る前に聴くにはいいかもしれないが、朝一番には聴きたくない音。

 しかし、しばらく聴いて慣れてくると、悪い印象は薄れ、なんとも艶やかに聴こえてきた。ヴァイオリンの弦の響きなどは、まるで光沢を放っているかのようにツヤツヤと美しく心地よい。コーラスの声も若々しく張りがありツルツルだ。だんだん聴き惚れてくる。

 ヌルヌル、ツヤツヤ、ツルツルといった印象だが、何かごまかしているということではなく、解像度もあり、微弱音の表現もしっかりしていて、密度が高い。

 場がにぎやかな感じがするのだが、Metronome PA1 Signatureと比較すると分かりやすいだろうか。PA1は、倍音成分の響きが多く、霧のように場全体を満たす。FMは主音に伴う倍音よりもむしろ残響音が長く尾を引く。霧のような感じではなく、いく筋もの水の流れがそこにあるよう。音と無音がはっきりとしてノイズフロアは低い。かえって分かりにくい比較かな?

 ここで頭に入れておきたいのは、マスタークロックOCXの設定が176.4kHzであることと、P-03がPCMをDSDにコンバートし、D-03にてDSDをDA変換している点だ。つまり、音が高密度になり、ツルツル感が倍増されていると考えられる。その分は割り引いて聴かないといけない、けどそんなこと難しいか。

 とにかくFMはハマると抜け出せなくなるような麻薬的な魅力、ということがよく分かった。自分はお金持ちじゃない、という意識をしっかり持っていれば大丈夫なハズだ!

 エキシビションのFM Acousticsにちょっと力が入ってしまったが、いよいよ本戦に望もう。

 その前にちょいと余談。最初、JM Lab Altoは久しぶりの音出しで、SPがまだ硬いとのことであった。確かにウーファーの動きが鈍いようで、低域の音がボワボワ。それを指摘すると、ちょっと待てとのことで、ベースを強調した曲を1曲、相当な大音量で再生し始めた。見ているとウーファーが2〜3cmほども動いている。すごい。こんな大音量、うちのマンションでは到底出せない。

 1曲終わった後試聴に戻ったが、驚くほど低域のスピードが速く軽やかに変わっていた。低域ばかりか高域も引っかかりが取れスムーズ。エイジングとか暖機運転とか大切なんだなぁ。新品のSPで早く音出しをしたいときは、指でエッジをマッサージすると効果があるなどと教えていただいた。へぇ〜。
http://hei30per.blog34.fc2.com/blog-entry-27.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c75

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
76. 中川隆[-14524] koaQ7Jey 2020年1月14日 23:49:54 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1448]

FM Acoustics については

ボッタクリ アンプ _ FM Acoustics の世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/754.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c76

[リバイバル3] チェロ AUDIO SUITE + Performance 中川隆
26. 中川隆[-14523] koaQ7Jey 2020年1月14日 23:50:42 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1447]

FM Acoustics については

ボッタクリ アンプ _ FM Acoustics の世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/754.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html#c26

[リバイバル3] 株で儲ける方法教えてあげる(こっそり) 新スレ 中川隆
255. 中川隆[-14522] koaQ7Jey 2020年1月15日 09:32:03 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1446]
平野憲一の株のお話 2020.01.15 ゆっくり見守りましょう。
http://kasset.blog.fc2.com/


 14日のNY株。
 ダウは32.62ドル高の2万8939.67ドル、ナスダックは22.60ポイント安の9251.33ポイントとマチマチの動き。NYSE出来高は9億5835万株。

ダウ、ナスダックとも一時取引時間中の史上最高値を更新しました。

昨日話したバフェット指数は米国1.6倍に対し日本は1.23倍(東証1部661兆円、2部8兆円、JQ10兆円、マザーズ6兆円、名目GDP 557兆円)で、割安です。

ここにも、2020年相場は「米国株より日本株」が見えます。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/822.html#c255

[近代史02] 幻の柴田罫線 中川隆
126. 中川隆[-14521] koaQ7Jey 2020年1月15日 09:36:15 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1445]

相場の予測はこういう様にやるもの:


平野憲一の株のお話 2020.01.14 壁を抜けるか。

 週明け13日のNY株。
ダウは83.28ドル高の2万8907.05ドル、ナスダックも95.07ポイント高の9273.93ポイントと反発。ナスダックは先週末の下げを取り返し、再び史上最高値を更新しました。 
昨日機関投資家の強気観が高まっていると言う話をしましたが、
名目GDPに対する米国株の時価総額の倍率(バフェット指数)が、過去最高を超えました。
それに合わせてバフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイの資産の現金比率が過去最高になり、株安に備えていると言われています。


平野憲一の株のお話 2020.01.15 ゆっくり見守りましょう。
http://kasset.blog.fc2.com/

 14日のNY株。
 ダウは32.62ドル高の2万8939.67ドル、ナスダックは22.60ポイント安の9251.33ポイントとマチマチの動き。NYSE出来高は9億5835万株。
ダウ、ナスダックとも一時取引時間中の史上最高値を更新しました。

昨日話したバフェット指数は米国1.6倍に対し日本は1.23倍(東証1部661兆円、2部8兆円、JQ10兆円、マザーズ6兆円、名目GDP 557兆円)で、割安です。
ここにも、2020年相場は「米国株より日本株」が見えます。


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エリオット波動マーケット分析 宮田 直彦

【ダウ工業株平均・S&P500】

(S&P500 は第(iii)波上昇トレンド)

S&P500 は 09 年安値(666)以来、サイクル第T波の上昇局面にあるとみている。

第T波はプライマリー級の 5 波構成─(1)-(2)-(3)-(4)-(5)─となる。

18 年 12 月 26 日安値(2346)以来プライマリー第(5)波が進行中。
(NY ダウの 3 万ドルは通過点に過ぎないだろう)

NY ダウは 6 月 3 日安値(24680 ドル)以来、プライマリー第(5)波における第(iii)波の上昇トレンドが進行中である。

順当なら第(iii)波は 3 万ドルを目指すことになるだろう。さらにいえば、ダウ 3 万ドルはひとつの通過 点に過ぎないだろう。


1月10日、ダウ平均は初めて2万9千ドル台に一時乗せた。
ナスダック総合指数は昨年末に9200台を上回り、目先的にも 9300台が視野に入ってきている (1/13には一時 9274ま で 上 昇 )。


(懐疑の中で育つ強気相場)
今でも多くの投資家は、株高でも慎重姿勢を続けている。米投資信託協会(ICI)によると、MMF(マネー・マー ケット・ファンド、機関投資家などの待機資金)の残高は 2018 年 10 月末頃から増加ペースが上がった。当時 の残高は 310 兆円程度だったが、今年 1/3 時点では 390 兆円となっている。

投資家は株高に対して疑いの目を向けている。そのような投資家心理こそが、結局は株高を長引かせること になるだろう。2018 年末に悲観の中で生まれた強気相場は、今まさに懐疑の中で育っているとみられる。
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/429.html#c126

[リバイバル3] 不可触民(ダリット)の世界 _ 釈迦が見た地獄とは何だったのか 中川隆
8. 中川隆[-14520] koaQ7Jey 2020年1月15日 09:53:54 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1444]
レイプ大国インド。標的になるのは貧しい女性、そして抵抗力が弱い少女 2020.01.15


インドが恐るべき「レイプ大国」であることを知らない人は日本人くらいだ。毎年、表沙汰になるレイプ事件だけでも2万件から4万件になる国。1日に100件以上のレイプ事件が起きる国、生まれたばかりの乳児ですらもレイプされる国。


アルジャジーラも「女性にとって最も危険な国のひとつ」と呼ぶ国。それがインドの現状である。


インドでは2012年のバス内レイプの事件が国際的に広く報道されて世界中がインドのレイプの残虐さに驚いた。ジョティ・シンという女性がバス内で集団レイプされて鉄パイプを膣に突き刺され、その2週間後に死亡した。


この事件は6人の男が関わったのだが、そのうちの4人は死刑が確定している。2020年1月22日に死刑は執行される予定だ。


この事件の後にインドでは「日常的に起きているレイプを何とかせよ」と女性たちが立ち上がったのだが、それから7年経っても現状はまったく何も変わっていない。日本では想像もできないような凄まじいレイプが次々と起きて止まらない。


私は2003年頃からインドに向かうようになってインドの売春地帯の惨状に驚いたものだったが、さらにインド国内の女性の置かれている立場の劣悪さにも気づかざるを得なかった。(ブラックアジア:売春地帯をさまよい歩いた日々:インド・バングラ編)


インドの状況が変わっていない。それならば、凄まじいレイプ犯罪はこれからも繰り返し起きると書いた。(ブラックアジア:これから何度でも残虐非道なレイプ犯罪がインドで発生する)


実際、その通りになっている。
https://blackasia.net/?p=16743
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/707.html#c8

[昼休み52] インド大好き _ 信心深い人々が暮らす理想の社会とは 富山誠
10. 中川隆[-14519] koaQ7Jey 2020年1月15日 09:54:51 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1443]
レイプ大国インド。標的になるのは貧しい女性、そして抵抗力が弱い少女 2020.01.15


インドが恐るべき「レイプ大国」であることを知らない人は日本人くらいだ。毎年、表沙汰になるレイプ事件だけでも2万件から4万件になる国。1日に100件以上のレイプ事件が起きる国、生まれたばかりの乳児ですらもレイプされる国。


アルジャジーラも「女性にとって最も危険な国のひとつ」と呼ぶ国。それがインドの現状である。


インドでは2012年のバス内レイプの事件が国際的に広く報道されて世界中がインドのレイプの残虐さに驚いた。ジョティ・シンという女性がバス内で集団レイプされて鉄パイプを膣に突き刺され、その2週間後に死亡した。


この事件は6人の男が関わったのだが、そのうちの4人は死刑が確定している。2020年1月22日に死刑は執行される予定だ。


この事件の後にインドでは「日常的に起きているレイプを何とかせよ」と女性たちが立ち上がったのだが、それから7年経っても現状はまったく何も変わっていない。日本では想像もできないような凄まじいレイプが次々と起きて止まらない。


私は2003年頃からインドに向かうようになってインドの売春地帯の惨状に驚いたものだったが、さらにインド国内の女性の置かれている立場の劣悪さにも気づかざるを得なかった。(ブラックアジア:売春地帯をさまよい歩いた日々:インド・バングラ編)


インドの状況が変わっていない。それならば、凄まじいレイプ犯罪はこれからも繰り返し起きると書いた。(ブラックアジア:これから何度でも残虐非道なレイプ犯罪がインドで発生する)


実際、その通りになっている。
https://blackasia.net/?p=16743
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/678.html#c10

[昼休み52] インド人とは何か? 富山誠
25. 中川隆[-14518] koaQ7Jey 2020年1月15日 09:55:16 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1442]
レイプ大国インド。標的になるのは貧しい女性、そして抵抗力が弱い少女 2020.01.15


インドが恐るべき「レイプ大国」であることを知らない人は日本人くらいだ。毎年、表沙汰になるレイプ事件だけでも2万件から4万件になる国。1日に100件以上のレイプ事件が起きる国、生まれたばかりの乳児ですらもレイプされる国。


アルジャジーラも「女性にとって最も危険な国のひとつ」と呼ぶ国。それがインドの現状である。


インドでは2012年のバス内レイプの事件が国際的に広く報道されて世界中がインドのレイプの残虐さに驚いた。ジョティ・シンという女性がバス内で集団レイプされて鉄パイプを膣に突き刺され、その2週間後に死亡した。


この事件は6人の男が関わったのだが、そのうちの4人は死刑が確定している。2020年1月22日に死刑は執行される予定だ。


この事件の後にインドでは「日常的に起きているレイプを何とかせよ」と女性たちが立ち上がったのだが、それから7年経っても現状はまったく何も変わっていない。日本では想像もできないような凄まじいレイプが次々と起きて止まらない。


私は2003年頃からインドに向かうようになってインドの売春地帯の惨状に驚いたものだったが、さらにインド国内の女性の置かれている立場の劣悪さにも気づかざるを得なかった。(ブラックアジア:売春地帯をさまよい歩いた日々:インド・バングラ編)


インドの状況が変わっていない。それならば、凄まじいレイプ犯罪はこれからも繰り返し起きると書いた。(ブラックアジア:これから何度でも残虐非道なレイプ犯罪がインドで発生する)


実際、その通りになっている。
https://blackasia.net/?p=16743
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/680.html#c25

[リバイバル3] チャンネル・デバイダ―は使ってはいけない 中川隆
2. 中川隆[-14517] koaQ7Jey 2020年1月15日 10:04:27 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1441]

新年早々のオーディオ実験 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2020年01月15日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/6c2c8fe81a931c8f6de5f55b97f9369a


我が家には現在4系統のスピーカーがあって、毎日楽しませてもらっているが、そのうち実験用として重宝しているのが「ウェストミンスター」(改)だ。

とりわけ昨年(2019年)の12月に購入した「大型楕円形ユニット」(グッドマン)によって、飛躍的に応用の幅が広がったのはうれしい限り。

   

何しろこの楕円形ユニットはフルレンジタイプなので低音域から高音域まであらゆる周波数帯域で使えるのが頼もしい。

これまでのところは、1000ヘルツ前後から上の周波数を担当させてきたが、ぐっと下げて500ヘルツから上を担当させてみたくなった。

いったいどんな音がするんだろう!

幸い我が家には2ウェイと3ウェイ兼用のネットワークがある。

2ウェイのときはクロスオーヴァー(以下、「クロス」)は「4000ヘルツ」、3ウェイの場合のクロスは「500ヘルツ」と「4000ヘルツ」となっている。

ちなみに、このクロス「4000ヘルツ」というのには科学的な根拠があって、実はこの辺りが人間の耳にとって一番鈍感な周波数とされており、これはいつぞやのブログでも述べたようにオーディオ誌の実験でも証明されている。

違うユニット同士の音が交差するクロス付近は必然的に音の濁りが発生するが、それを出来るだけ耳に鈍感な周波数付近に持ってきて目立たなくしようという狙いがこのクロス「4000ヘルツ」の設定に読み取れる。

このネットワークはウェストミンスターにはちょっと役不足の感があるので、あくまでも実験用として一つトライしてみようかという軽い気持ちでやってみた。

もし、うまくいったら本格的な3ウェイネットワークを買おうという魂胆である。

ひどい画像ですねえ(笑)。

バナナプラグが使用できないのでこういうことになる。青い線は繋ぎ用として音の劣化を防ぐために「銀線」を2本束ねたものである。

作業には小1時間ほどかかっただろうか。

いつもどおり、ドキドキ、ワクワクしながら音出しをしてみると第一印象としては「悪くないなあ」(笑)。
これまでと比べて予想どおり「スッキリ」した音が出てきた。

箱に容れていたワーフェデール「スーパー12」の守備範囲が1200ヘルツから500ヘルツに減り、その一方、グッドマンの裸の「楕円形ユニットの守備範囲が同じ範囲で増えたのだから全体の響きが変わるのは当然だ。

従前の音が「ハーモニーを重視した音」だとすると今回は「分解能を優先した音」ともいえる。

クロスオーヴァーを換えるだけで、まるでアンプやSPユニットを換えたような音になるのだから非常に面白い。

そして結局、この3ウェイは2日ほど聴いた後で元に戻した。

このウェストミンスターのフロントのショートホーンはクロス1000ヘルツ用に作られているせいもあって、聴いているうちにハーモニーに何がしかの違和感を感じ出したのがその理由。

どうも落ち着かない。

やっぱり最後は「長時間聴いても疲れない音」になるんですよねえ(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/6c2c8fe81a931c8f6de5f55b97f9369a
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1025.html#c2

[リバイバル3] ブラームス最晩年のクラリネット曲に秘められたメッセージとは 富山誠
111. 中川隆[-14516] koaQ7Jey 2020年1月15日 10:12:14 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1440]
クララ・シューマン ピアノ三重奏曲ト短調 Op.17
2020 JAN 14 by 東 賢太郎
https://sonarmc.com/wordpress/site01/2020/01/14/クララ・シューマン-ピアノ三重奏曲ト短調-op-17/

廣津留すみれさんからメールとビデオをいただいた。

「クララ・シューマンのトリオを追加しましたのでよろしければお聴きください。昨年夏に演奏したもので、Chamber Music Society of Lincoln Centerで活躍するチェリストとピアニストとの3人です。」


話の成り行きは「好きなピアニストは?」からクラウディオ・アラウに、そしてハンマークラヴィール・ソナタに行き、「これ、ベートーベンの死後しばらくは弾ける人はフランツ・リストとクララ・シューマンだけだったんだよね」となった所、「ところでクララのピアノ・トリオご存知ですか?わたし弾いたビデオがあります、いい曲ですよ」ということになった。

すみれさん、いいですねえ。このトリオ、知りませんでしたがクララ27才の作品です、貴女がいま弾くにふさわしい。何回も聴いてしまいました。

これはクララがピアノ、声楽以外のために書いた初めての作品のようだがVn、Vcの扱いに何らの違和感もない。シューマンはこのトリオに触発されて自身のピアノ・トリオ(1番、op.63)を書いたらしいが、クララのOp.17の方にもシューマネスクなものがあって、和声の天才的独創性はロベルトにしかないけれど、彼にはクララからもらったものが多くあるんじゃないかと思えてしまう。

さらに言えば、第1楽章の第1主題などそのままブラームスになっちゃう。何やら深い、恐るべしだ。

こう書いてメールを返信した。

第1楽章ですが、 ベートーベンのピアノ協奏曲第3番の 第1楽章がちらっと出てくるね。どこかわかりますか? 提示部の最後と、もっとはっきりと10分42秒からです。クララは3番、4番が愛奏曲でカデンツァを残してます。ついでに、6分49秒からのパッセージは魔笛のパミーナのアリア(これもト短調)です。モーツァルト、ベートーベンがどれだけドイツロマン派の底流にあるかわかりますね。

そう、わかる。クララが若くしてドイツ保守本流の古典音楽をすでに自家薬籠中の物としていたインテリ、教養人であったことが。そのうえでハンマークラヴィール・ソナタを弾ける当代1,2を争う技巧を持っていたわけで、この人とファニー・メンデルスゾーンは作曲も一流だった女流演奏家として音楽史上双璧である。

トリオを聴きながら、そこに「女流」という形容詞をつけるナンセンスを考えていた。ファニーは弟フェリックス・メンデルスゾーンより才能があると記した同時代人もおり、18,9世紀の欧州ではまだ厳然と立ちはだかっていたジェンダーの壁は多くの傑作を闇に葬ったのではないかということを。
https://sonarmc.com/wordpress/site01/2020/01/14/クララ・シューマン-ピアノ三重奏曲ト短調-op-17/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/434.html#c111

[近代史3] 平和主義者だったトランプがイラン革命防衛隊の精鋭組織コッズ部隊の司令官を殺害した理由 中川隆
42. 中川隆[-14515] koaQ7Jey 2020年1月15日 10:56:39 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1439]

「トランプの独断」は嘘? 日本では報道されないイラン情勢の真実と次なる標的=高島康司 2020年1月15日
https://www.mag2.com/p/money/879711


ソレイマニ司令官の殺害について、日本では「気まぐれなトランプの独断」であるかのような報道が多い。果たしてそうだろうか。報道されない真実を解説したい。

本当に気まぐれなトランプの独断か?事前に存在していた計画とは
イランとの全面戦争になるのか?

「イラン革命防衛隊」、「コッズ軍」のソレイマニ司令官が米軍のドローンによって、バグダッド国際空港近くで攻撃され、殺害された。これに対して怒ったイランは、かならず報復すると宣言した。中東にあるすべての米軍施設が攻撃対象になる可能性もある。

情勢は緊張した。もしこれに対して、イランを標的にしたアメリカの本格的な報復攻撃があれば、大規模な戦争に突入する可能性もある。さらに、イラン系シーア派の民兵組織、「ヒズボラ」は、もしアメリカの報復があれば、イスラエルも標的にするとしている。

そして1月8日、報復は行われた。イラク北西部の「アイン・アサド基地」と「エブリル基地」という2つの有志連合の基地に対し、イランから22発のミサイル攻撃があった。同基地にはイラク軍のほか、米軍も駐留している。

しかし、米兵のみならず、イラク軍や有志連合の兵士にも死者は出ていない。「イラン革命防衛隊」は22発の短距離ミサイルを発射し、17発が「アイン・アサド基地」、5発が「エブリル基地」を標的にした。だが、17発は着弾したものの不発だったか、または標的に到達する前に落下した。「エブリル基地」を標的にした5発だけが爆発した。

一方、2つの基地は空軍基地なので迎撃システムが配備されている。だが、それが作動し、ミサイルを迎撃した形跡がない。人員は早期警戒システムの警告で数時間前には避難していた。

全面戦争を回避したいイランとアメリカの絶妙な共同作業?
もしこの攻撃に対して、アメリカが規模の大きい報復攻撃を行うと、泥沼の報復の連鎖になる可能性があり緊張したが、危機はぎりぎりで回避された。
日本時間の9日早朝、米トランプ大統領はホワイトハウスで声明を発表し、軍事的な報復はしないことを明言した。厳しい経済制裁を発動して、報復するとした。またイランに「IS」の掃討での共闘を呼びかけ、歩み寄る姿勢をも見せた。

このように。イランとアメリカが衝突する危機は当面は回避された。

イランの報復は、一切の死者が出ないように意図的に調整されたものであり、また攻撃の標的になったアメリカも、あえてミサイルを迎撃せずに報復を成功させ、イランの面目を立てた可能性が高い。

全面戦争を回避したいイランとアメリカの絶妙な共同作業であった可能性は否定できない。

しかし、そうではあっても依然として情勢は緊張している。イランや親イラン系の武装組織から新たな報復があるかもしれない。

経緯の確認

情勢が複雑になっているので、状況を理解するために、これまでの経緯を簡単に整理しよう。

昨年の12月27日、イラク北部キルクークで、イラク軍の基地のロケット弾による攻撃があり、民間の契約業者のアメリカ人1人が死亡し、アメリカとイラクの複数の軍人が負傷した。

12月29日、アメリカはこれの報復として、イラクとシリアでイランを後ろ盾として活動するシーア派組織、「カタイブ・ヒズボラ」の拠点5カ所を空爆した。25名程度の死者が出た。
12月31日、この報復に抗議し、イラクの首都バグダッドで米大使館の敷地内に群衆が乱入する事件が発生した。米大使館の警備員が催涙ガスや銃を使用し、抗議活動は直ちに沈静化したが、数十人は大使館周辺に設置したテントに立てこもった。
これに対してエスパー米国防長官は、約750名の米軍部隊を同地域に「直ちに展開する」との声明を出した。派遣される部隊は、即応部隊である第82空挺師団の一部であるという。
そして、2020年1月3日、イラン国外で特殊作戦に従事する「コッズ部隊」の司令官、ソレイマニ将軍が暗殺された。

ソレイマニ司令官は車列でバグダード国際空港そばを走行中に米軍の無人攻撃機の「MQ-9 リーパー」による攻撃を受け、「カタイブ・ヒズボラ」の最高指導者であり、シーア派武装民兵組織の「人民動員隊(PMF)」の副司令官でもあったアブー・マフディー・アル=ムハンディスを含む4人とともに死亡した。
ソレイマニ司令官は、シリアやイラクに展開する多くの親イラン系武装勢力を全面的に統括する「イラン革命防衛隊」、「コッズ軍」の司令官だ。少将である。イランでは「イランのチェ・ゲバラ」として尊敬され、人気が非常に高い。そのためソレイマニ司令官の死は、アメリカへの報復を誓う大きなうねりをイラン国内に作り出した。
ハメネイ師をはじめイランの最高指導部は、30カ所以上の米軍事施設に対して攻撃を実施すると宣言した。これに対してトランプ大統領は、アメリカはイランの文化施設を含めた52カ所を攻撃すると反応した。するとさらにイランは、300カ所を攻撃すると声明し、これから報復の連鎖が続くことを示唆した。
そして1月8日、イラク北西部にある2つの有志連合基地への「イラン革命防衛隊」による攻撃になった。これに対し、トランプ政権がどのように反応するのか関心が集まった。
また1月5日に招集されたイラク議会は、同国に駐留する米軍やその他の外国部隊の撤退を求める決議を可決した。トランプ政権は撤退はしないとしているが、これが実現した場合、アメリカは中東における重要な軍事拠点を失うことになる。
報道されていない事実、ソレイマニ司令官とは?
これが、日本や欧米の主要メディアで報道されている内容だ。しかし、報道されていない情報があまりに多いのも事実だ。
まずソレイマニ司令官殺害の理由だが、欧米や日本の報道では、ソレイマニ司令官がイラク国内の米軍基地や関連施設の一斉攻撃を計画していたからだとしている。その可能性は否定できないものの、それとは異なる情報も多い。
1月8日、イラクのマハディ首相は、1月3日の午前にバクダッドでソレイマニ司令官と会談する予定になっていたことを明かした。マハディ首相によると、イラクはトランプ政権の要請によって、イランとサウジアラビアの緊張緩和に向けた対話を仲介していたという。サウジアラビアからイランになんらかの働きかけがあり、ソレイマニ司令官はそれに対するイラン政府の返答をマハディ首相に伝えるために、バクダッドを訪問した。
ソレイマニ司令官はこのような外交的な役割を担っていたため、イラン政府が発行する外交官用のパスポートでイラクに入国した。アメリカがイランとサウジアラビアの緊張緩和を働きかけたにもかかわらず。

トランプはそれを知ってか知らずかこれを無視し、ソレイマニ司令官を殺害した。
アメリカのポンペオ国務長官はこれを完全否定したものの、マハディ首相が明かにしたこうした経緯は、イラン国民の怒りにさらに油を注ぐ結果になった。
それというのも、ソレイマニ司令官が外交官用のパスポートを携帯し、イラン政府の文書を携えていたとするなら、ソレイマニ司令官はイラン政府の正式な代表として活動していたことになる。

そうした人物を殺害したことは、国家としてのイランに対する最大限の屈辱であることになる。

気まぐれなトランプの独断

もしこうした情報が事実であるなら、これは日本や欧米の報道を確証することにもなる。
それらの報道では、今回のソレイマニ司令官の殺害は、側近や国防総省の強い反対を押し切って、トランプが独断で決定したとされている。経緯をまったく知らないトランプの気まぐれの決定だったことになる。

ブッシュとオバマ政権の過去20年間、ソレイマニ司令官の殺害計画は存在していた。しかし、どの政権もソレイマニ殺害が引き起こす報復の連鎖と、それによって中東が制御不能な混乱に陥ることを恐れ、殺害が断念された人物である。
またオバマ政権からは、「国民動員隊(PMF)」などソレイマニ司令官の指揮下にあるシーア派系武装民兵組織はイラクから「IS」を掃討する作戦では非常に大きな力を発揮し、やはり「IS」の掃討を行っているアメリカを中心とした有志連合とは共闘する関係にあった。アメリカから見てソレイマニ司令官は、明白な敵とは言い難い存在であった。これもソレイマニ司令官の殺害が実行されない理由のひとつだった。
しかし、気まぐれで即物的に反応するトランプは、こうした背景をすべて無視し、殺害の影響を一切考慮することなく実行してまった。要するに今回の殺害は、トランプが周囲の反対を押し切って実行した気まぐれの決断だった、という報道だ。
事前に存在していた計画
しかし、最初の出来事が起こる20日近く前の昨年の12月9日、イランとの戦争が近いとする情報が方々からあった。

そのひとつは、イギリスの元外交官で、いまは中東専門の調査ジャーナリストとして活躍しているアラスティア・クルックの記事である。
それによると、昨年の11月末に米国防総省の高官がイスラエルを訪れ、「アメリカーイスラエル安全保障条約」の締結に向けて、合意したとのことだった。この条約は以前から提案されていたものの、アメリカとイスラエルの両国で、双方の戦争に巻き込まれる可能性が高いとして反対意見が多かったものだ。
だが今回は、ある条件を加えることで安全保障条約の締結が合意されたという。
その条件とは、安全保障条約の適用範囲をイランに限定するというものだ。つまり、イスラエルかアメリカのどちらかがイランの攻撃を受けた場合、一方の国もイラン攻撃に共同で対処するということだ。
こうした内容の「アメリカーイスラエル安全保障条約」の締結に向けて動き出したことは、ロイターなどの主要メディアの報道でも確認できる。そして、昨年の12月4日から5日にかけてポンペオ国務長官はポルトガルの首都、リスボンでネタニヤフ首相と会談を行い、「アメリカーイスラエル安全保障条約」の締結を目指することで合意したという。

アラスティア・クルックの記事では、ネタニヤフ首相の側近の1人が「これはイランを攻撃する絶好の機会となる」と発言したことを紹介し、半年以内にイランとの戦争が始まる可能性が非常に高いとして、注意を喚起した。

失敗した政権転覆とイランの体制転換

もし今回のソレイマニ司令官の殺害でイラン攻撃が始まるとすれば、それは気まぐれなトランプの後先考えない決定が原因ではなく、事前に存在してい計画を実行したことになる。
それではなぜいまの時期に、こうした計画が実行されたのだろうか?

上のアラスティア・クルックの記事によると、イスラエルの関係筋の情報として、それはイランの体制転換の計画が失敗したからだという。
イスラエルはかなり以前からイランの体制転換を計画し、そのための要員を養成し訓練していた。このいわば体制転換のためのクーデターは、今年の春ころに実行される予定だった。
しかし昨年の11月、イラン政府がガソリン価格を2倍に引き上げたことに反発して、イラン全土で広範囲の抗議運動が起こった。イランでは2009年以来何度か激しい抗議運動が起こっているが、それはテヘランなどの大都市圏の中間層に限定され、地方の抵所得層はむしろイランの現体制を支持していた。
ところが今回は、地方の低所得層を含めた全国的な抗議運動に拡大した。これをイランの体制転換を実現する絶好の機会と捉えたイスラエルは、計画を前倒しして、準備が十分に整わないまま、体制転換のための行動を開始した。抗議運動の暴力化を扇動し、それを利用して全国的に反政府運動を拡大させる計画だった。

しかし、計算通りには進まなかった。ガソリン価格の上昇への抗議として始まった運動は、基本的の平和的なものであり、暴力化することなく、11月中には終結する方向に向かった。
体制転換を目的に活動していたイスラエルは、いわば梯子を外された格好になった。その結果、自分たちだけで体制転換の反政府運動を引き起こそうと、一か八かの破壊的な賭けに出た。
しかし、平和的なデモの後に始まった新たな暴力的な反政府運動はイラン治安部隊の標的となり、徹底して鎮圧され、大勢の死傷者が出た。イスラエルが計画したイランの体制転換は完全に失敗した。
「アメリカーイスラエル安全保障条約」がテコ
これが、調査ジャーナリストのアラスティア・クルックや、ブラジルの著名なジャーナリスト、ペペ・エスコバルなどの人々がイスラエルの関係筋から得た情報として紹介しているものである。
そして、この計画が失敗したイスラエルは、「アメリカーイスラエル安全保障条約」の締結をテコにして、アメリカを引き込んでイランと戦争状態になり、イランの本格的な体制転換を実施するという方向に転換した。
すでに前述のアラスティア・クルックの記事が出た12月9日の段階で、ネタニヤフ首相側近の関係筋の話として、今後半年以内に戦争が始まるとしていた。その後に掲載されたアラスティア・クルックとペペ・エスコバルの対談では、イラン戦争が迫っている可能性が高いとしていた。
だが、イランとの戦争が始まれば、かつてのイラク侵略戦争以上の泥沼になる可能性は大きい。
しかし、「アメリカーイスラエル安全保障条約」を推進しているイスラエルと米国防総省の強硬派は、そのようには考えてはいない。イラン国内にある8カ所の核関連施設、及び軍事施設を、地下まで届く爆弾、「バンカーバスター」で攻撃すればイランは軍事的に無力化できると見ているようだ。かなり簡単に考えている。
もちろん、このように簡単にことが進むとは到底考えられないが、「アメリカーイスラエル安全保障条約」をテコにしながら戦争を始める計画は、実際に存在しているようだ。
ということでは、この条約が締結されると、イスラエルは自国の軍事施設を自作自演で攻撃し、これをイランの仕業として攻撃を始めることも考えられる。この条約の元では、アメリカも自動的にこの戦争に引き込まれる。

将来このようなことが、本当に起こるのかもしれない。

ソレイマニ司令官の殺害の意味と今後の動き

さて、このように見ると、「イラン革命防衛隊」、「コッズ軍」のソレイマニ司令官の殺害は国防総省の反対を押し切って、事情を知らない気まぐれなトランプが勝手に下した決定という、日本や欧米の主要メディアの報道とは、かなり異なっている可能性が高い。
12月初旬に出たアラスティア・クルックやペペ・エスコバルなどの記事が事実だとすれば、イランとの戦争はすでに計画されていたと見た方が妥当だ。

すると、ソレイマニ司令官の殺害は、戦争に向かう最初のスイッチだった可能性が高い。
ただ、おそらく今回のスイッチは全面戦争を意図したものではないだろう。もし全面戦争が目標なら、トランプ政権はイランの報復に対して、大規模に報復して、一気に戦争へと突入していたはずだ。
そうではなく、今回のソレイマニ司令官の殺害は、イランとの緊張を最大限に高めるねらいがあったと思われる。司令官の殺害で、イランとアメリカ、そしてイスラエルとの関係は、最高度に緊張する。いつ、なにが起こってもおかしくない状態になるだろう。
そのような状況で、「アメリカーイスラエル安全保障条約」が締結されたとしよう。高度な緊張状態にあるので、イランによるイスラエルやアメリカの基地に対する攻撃はいつ起こってもおかしくない。

国際社会はイランの攻撃があっても、不自然だとは思わないだろう。反撃を自然の成り行きとして見ることだろう。もし安全保障条約があった場合、イスラエルとアメリカはこの条約に基づき、共同でイラン攻撃に踏み切ることが自然にできるようになる。もちろん、攻撃はイスラエルによる自作自演であってもかまわない。イランの責任だと主張し、報復するだろう。
もちろんこれは仮説である。このような仮説から見るならば、「アメリカーイスラエル安全保障条約」の締結がこれから行われるかどうかが焦点になる。
それが実現するなら、今度は本格的なイラン攻撃も視野に入ってくる。これは注目しなければならない。
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c42

[近代史3] ニセコは既に外人に乗っ取られ日本語も通じなくなった 中川隆
8. 中川隆[-14514] koaQ7Jey 2020年1月15日 11:00:39 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1438]
ニセコの豪州客離れで見えた「残念な観光地」の法則。富裕層以外お呼びでない?
2020年1月14日
https://www.mag2.com/p/money/880355


さらさらのパウダースノーで知られる北海道のニセコ。スノーシーズンになると世界中からスキーヤーやスノーボーダーがこぞって訪れる北海道有数のリゾート地に変化が訪れているという。ニセコ人気に火をつけたオーストラリア人の観光客離れが進んでいるのだ。

ニセコを有する北海道の地元紙北海道新聞 によると、冬場にニセコ地域を訪れる観光客を取り込むため、昨年末に新千歳空港とオーストラリアを結ぶ直行便が就航したが、オーストラリア人の観光客が2015年から2割以上も減少しているのだという。

後志管内倶知安町の統計によると、同町の2018年度の外国人延べ宿泊者数は約46万5千人と依然増加しているが、その増加観光客のほとんどが香港やシンガポールなどからの訪問客。シドニーにある旅行会社の社長も「ここ数年の主力は長野や新潟」と取材に対して答えている。

その背景にあるのが、ニセコの物価高騰だ。「宿泊料金が3年前と比べて1.5倍になり、富裕層以外は生きづらい場所になった」とは、旅行会社社長の談。
Twitterでも、一般的なスーパーのように見える店内に「うに5万円、キャビア3万円」の値段が貼られたパックが並んでいる写真や「お昼のラーメン1500円」「ハンバーガーセット2000円」といった衝撃的なモノの価格が並んでいる。

いくら魅力的な雪質を持つ観光地でも、これではリピーターも足が向きづらくなるだろう。アジア人富裕層だけを相手にするリゾート地としてこのまま突き進んでいくのか、それとも他の施策を講じるのか、ニセコの今後に注目だ。

H.S. Kim
@xcvbnm67890


「豪州客ニセコ離れ 15年度から2割減 宿泊料高騰で本州へ」
https://www.
hokkaido-np.co.jp/article/382838


全体では増えているので、オーストラリア人が減った分を華僑が補っている。どちらがよりお金を使うか分からないが、雰囲気的にはあまり良い傾向には思えない。

豪州客「ニセコ離れ」 15年度から2割減 宿泊料高騰で本州へ:北海道新聞 どうしん電子版
hokkaido-np.co.jp


14:56 - 2020年1月14日
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/184.html#c8

[近代史3] ニセコは既に外人に乗っ取られ日本語も通じなくなった 中川隆
9. 中川隆[-14513] koaQ7Jey 2020年1月15日 11:04:00 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1437]



http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/184.html#c9
[近代史3] ニセコは既に外人に乗っ取られ日本語も通じなくなった 中川隆
10. 中川隆[-14512] koaQ7Jey 2020年1月15日 11:07:34 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1436]



http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/184.html#c10
[近代史3] ニセコは既に外人に乗っ取られ日本語も通じなくなった 中川隆
11. 中川隆[-14511] koaQ7Jey 2020年1月15日 11:09:20 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1435]



http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/184.html#c11
[近代史3] ニセコは既に外人に乗っ取られ日本語も通じなくなった 中川隆
12. 中川隆[-14510] koaQ7Jey 2020年1月15日 11:10:16 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1434]



http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/184.html#c12
[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
77. 中川隆[-14509] koaQ7Jey 2020年1月15日 11:40:26 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1433]
FM Acoustics の様なハイエンドのトランジスタ・プリアンプは過度に甘ったるい音が多いのですね


KRELL PAM-3 〜アメリカンはロマンチスト?
Nally 2012年 05月 24日

 私は、今、PC Audioに傾注していますが、オーディオシステムの中で「どの機器が好き?」と問われれば間違いなく「アンプ」と答えます。

中でも「プリアンプ」が好きです。

 何故、プリアンプが好きか…それは、システムに対する影響度が大きいからだと思います。

プリアンプ不要論もありますが「音量調整」「ソース機器切替」の意味で私にプリアンプはなくてはならない存在です。

 今まで入手したプリは

EAR 834L、サンバレー SV-722(C22)、エレキット TU-875、ONKYO P-308、AIR THIGT ATC-3、MUSICAL FIDELITY P173/MVX-2、YAMAHA C-2X、PROCEED pav

と真空管プリ4台、残りは全て半導体プリです。

手元に残っているのは、MUSICAL FIDELITY MVX-2、YAMAHA C-2X だけになってしまいました…。

 借用した機器は、サンバレー SV-310、そしてブログの大先輩である なめ仙人よりお借りした、MARKLEVINSON ML-10A、YAMAHA C-2(改)、ACCUPHASE C-280、そして現在 KRELL PAM-3 といずれも個性豊かな機器ばかりです。


1台、1台に個性があります。

デザイン、ガジェット感、言葉では、語りつくせない音色…

今夜の PAM-3 も PCトランスポート + ソフトンMODEL7 + APOGEE では出し切れなかった個性がTANNOY RHRシステムの前では違った言葉を語ってくれるのではないかと…

そんな一夜なのです。


 今夜の PAM-3 の試聴ですが、PAM-3 に経緯を評してレガシーオーディオで組んでみようと思います。

CDPはESOTERIC P-2S、DACも同じくESOTERIC D-3のコンビです、接続はSTとAES/EBUをD-3のセレクターで切替て試聴します。

D-3のSTは非常に暖かく柔らかい音色がするので好きです、AES/EBUは、STよりクリアーになり情報量が多いので「すっきり」聴きたい場合によく使います。

 試聴ソフトは、十八番のMALTA、女性ボーカルもの、溝口肇のチェロと言ったところです。


さぁ出てくる音なのですが…

今夜は言いきり調で…(笑)

甘い…本当に甘い音色だ…STだからだろうか?

AES/EBU にしても、その甘さは変わらない…

どこかスモーキーなところがあって PROCEED pav もそうだったけどアメリカンは、こんな音色が好きなんだろうか?

BGM的で対決する音色ではない

フォーカスも甘めで焦点もピンポイントではなく、レンズ的にはライカのようにわざと収差を残したような味わい

APOGEEの写実的表現ではなく絵画的味わい

フォーカスは、ぼけぼけ

これも一つのハイエンドの形なのか…

サックスが金属的に伸びない

ピアノのエッジが明確に立たない

太い線で描いたのか、線のエッジが滲むのか…

アコースティクギターのピッキングが線でなく面で部屋を満たす


この甘さを日本製で追いかけた場合、特性を追いかけるので…

もう少し透明度が増してしまい甘さが薄くなる気がする…

甘いメイプルシロップが薄い砂糖水のように…

甘くするなら徹底して甘くする決断を日本人の設計者は、評価者は許せるだろうか?


よくこんな評価と設計をやるもんだ…

この甘さに身を包むと必ず寝てしまうだろう(笑)

RHR はゆるゆるとしたスケール感が身上だが、PAM-3 のそれは英国製システムで組んだゆるゆる感と違うゆるゆる感を演出してしまう

アメリカのシステムは個性的でなんてロマンチストなんだろう?

このアンプには、バラードがよく似合う…

透明度の高い薬師丸ひろ子や太田裕美と言うより…森口博子でもなく…甘いマスクの女性がいいなぁ…デビューした頃の斉藤由貴を思い出すけど声は…


「そんなに肩肘張らずに音楽を聴けよ」

「いつも勝負するみたいに聴くなよ」


と PAM-3 に説得されているようで…

ボーカルもRHRの同軸2WAYのピンポイントフォーカスを生かして定位はシビアだけどエッジが立たない…

ピンポイントの人物が僅かに滲んでいく、口は大きめかな…

このアンプは、女性ボーカルがよく似合う…なめ仙人らしい(笑)


とこんなところでしょうか?

 MARKLEVINSON ML-10A もボーカルが似合いますが、あちらは「濃厚」こちらは「甘い」そんな感じです。

PROCEED Pav もそうでしたが、アメリカの方はこんな音色が好きなんですね…

日本の折り目正した音色とは大違いです。

テクニクスのプリも甘く柔らかいと聞きますが、この甘さとは違う甘さだと思います

 また英国を代表するアンプの音色とも違う…

英国のアンプには「濃さ」はありますが、こんなお菓子のような甘さはないような…まだ生真面目ですね…。


いや、本当にKRELLの設計者は、こんな個性を許したんですね…

アメリカンって野暮と思いましたがロマンチストなんですね…

ところが…


Commented by ハウル at 2012-05-26 10:29
オーディオを甘口に仕上げると、それはそれでぜいたく気分にひたれますね。
「真空管のあたたかい音色…」という常套句にも、その指向が感じられますが、本当はちがうようですね。

Commented by rhr_nally at 2012-05-26 21:12
そうですね…甘い音色を作るのも実は難しそうですね^^;

「真空管のあたたかい音色」と言うのは、私も賛成しません。

現代の真空管アンプは、「暖かい音色」もあるとは思いますが、多くは、外観から来るイメージとか、実体験したこともないのに自分の言葉で語らない方たちの思い込みだと思います。


Commented by なめちゃん仙人 at 2012-05-28 00:32
ほうほう、“甘く切ない香り”がしましたか(笑)

確かに、ML−10Aから比べれば、甘口かもしれませんね。

10Aのほうが甘辛な濃厚さ〜ドロソースみたいなコクがありますからねぇ(爆)
10Aは、甘さと辛さを兼ね備えてます。

PAM−3は、もっとしっとりと湿りけのあるトロミ、
瑞々しく、とろけるような“スゥイート”さが身上です!

フュージョン系の切れ味のシャープなサウンドを好まれる Nally さんには、
少々“キレ”が“甘く”感じられるのかもしれませんね。

聴くサウンド(ジャンル)によっては、“コク”や“キレ”が適度な
PAM−3のサウンドは“緩く”感じるのかもしれません。


Commented by rhr_nally at 2012-05-28 22:00
そうですね…これは、もう組合せ次第だと思います。

我が家の APOGEE と TANNOY では、KRELL とベストパートナーと言えなかったのかもしれませんね。

特に TANNOY は「ゆるゆる」ですが、サウンドは決して甘くなくて、どちらかと言うと「渋い」です。

この渋みを取るには、ML10A あたりがベストではないかと思います。

それか、無着色の真空管プリなんかが合いそうです。
いい経験になりましたm(__)m


Commented by きゃーる at 2012-06-03 13:01
RHRを聴く機会が減りましたか(T_T)

甘い音ですか^^
適度に角がとれてゆったりした音も良いもんですよね^^

最近マルチっぽいことやってますが、設定にもよりますが
非常に厳しい音もでるのでネットワークでゆるゆる聴くのもいいなあと思うようになりました
http://rhrsp.exblog.jp/18030564/

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c77

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
78. 中川隆[-14508] koaQ7Jey 2020年1月15日 12:00:11 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1432]
FM Acoustics の様なハイエンドのトランジスタ・プリアンプは過度に甘ったるい音が多いのは 使うスピーカーは低能率で色付けが無いハイエンド・スピーカーだからなのですね。

スピーカーが原音再生型で無個性だとプリアンプで甘く色付けしないととても聴けないのです。

それに対して、真空管アンプの最高峰のウェスタンエレクトリックのアンプは非常に厳しい音で、甘さなんか全く無いのです:

現代真空管アンプ考 2009年 12月 04日


 みなさん、真空管アンプにどんなイメージをお持ちなのでしょうか?

真空管アンプとは、目の前に広がる真空管の「暖かな灯り」を見て「優しい」とか「ゆったりした」とか言う感情・感覚が先に立つんじゃぁないでしょうか?

 本当にそうなのでしょうか?

真空管アンプの中でもOTLアンプについては、この形容詞はあまり当てはまらないようです。
どうやら、答えは「トランス」の中にあるのかもしれませんね。

 今夜、素直に今私が手持ちの真空管アンプを聴いて感じる「現代真空管アンプ」について語らせて頂こうかなと。


贅沢な、WE300B 88年もの…ワインじゃぁあるまいし… (RICHO CX2)


「真空管の暖かな灯かりが、あなたを優しい音楽の調べへといざなってくれる…」

なんて感じで真空管アンプは語られてきたように思います。2A3や300Bの微妙な曲線を描く真空管を見るとそんな思いを馳せてしまうのでしょうね。

「300Bシングルで聴くTANNOY」

なんて、もう誘い言葉の最前列のような気がします(笑)

そんな300Bシングルでも最も低価格な部類に入る、サンバレーさん(元トライオードさん)のVP-mini300MKUてのを私は所有しています。このアンプ、まず一聴して半導体アンプにどぶ付けで悩んでいる人には、快感的音を響かせると思います、

但し、官能的ではないんですよ(笑)

その澄んだ透明な音色、どこまでも飛ぶ音、放射状に広がる音…

これを初体験されますと

「なんて透明で澄んだ音なんだ!」

となってしまいます、これにどこかで聴いたバロックなんか「ポチッ」とPLAYされると、もう行ったことはないけど「英国のサロン」ってこんな感じじゃぁないの?とセレブな気持ちになります。

 こんな具合に入門しますと、真空管の世界一直線となるわけです。


「ウエスタン300Bって伝説の存在だよなぁ…
きっととんでもない音がするんだよ、きっと…」


なんて妄想が爆発する訳です。そこで実際にウエスタン300Bを手にしてみますと、そこに「甘い調べ」はなく予想外に端正でタイトで厳格な音が響き渡る訳です、

いやぁ、これはもう本当に厳格な音です。

どこかのWEBサイトで読みましたがWE300Bのもっとも優秀なところは、設計スペック通りの動作をすることだと。すなわち物理特性に優れていると言うことだと思います。

意外です、ロマンで語られそうな真空管が「物理特性を極めた」と言われては…。


巨大真空管845を使用した

サンバレー SV-2(2007)
http://www.kit-ya.jp/product_info.php?cPath=86_87&products_id=216

を聴きます。

このアンプの何が凄まじいって、それはもう「トランス」に尽きます。

巨大で重量のあるトランスが林立しています、そしてこのトランスは、音楽を聴き終えて電源を切った後もいつまでも熱いのです。そう、このトランスがこのアンプの全てと言っても過言ではないのかもしれません。トランスの進化も相当なものだと思います。

線種の改良、線材の改良、自動巻線の高密度整列巻き、バインディグするエポキシ類の進化(有害物質なので置き換えられたと思います)、コアの鋼材の材質の進化と真空管全盛の頃からするととんでもない進化を遂げたと思うのです。

実際、SV-2(2007)の音に甘さはありません、まさに送信管を使用した音を送信するような放出感、音が散乱します。この特性を厳密にトランスがサポートしているように思えてなりません。

 またこの感覚は、サンバレーさんの商品だけかな?と思い、オーディオウインズさんの真空管アンプなどを借りて聴き、その感想がどうやら間違いではないようだと確信した次第です。

 そうなんです、現代の真空管アンプとは、「甘さ」や「こく」には少々遠いように思えます。

ダンピングファクター自身は、半導体に負けると思いますが「高解像度」「ハイスピード」を感じずにはいられません。

逆に部品そのものの見た目になんの透明感も暖かさもないレジンで封入された半導体の方が「甘さ」や「コク」の演出は現代の真空管アンプより得意だと感じずにはいられません。

前述のVP-mini300MKUが我が家でお蔵入りしたのは、音の透明度と拡散性、瑞々しさはあるのですが「サラダ」のような存在で確かに葉っぱの表面に丸く球になった水分がトマトやレタスをテラテラ照らしているような感覚はあるのですが、それは「あっさり」感が強く

「ああん…」(スンマセン!)

と言うような「官能的」なサウンドではないのです。私が良く言う「透明水彩絵の具」や「パステルカラー」であって「油絵」ではない感じを受けます。

「官能的な色合いやコクを求めるのは結局半導体アンプなのか?
バイポーラよりMOS FETあたりがいいのか?」

なんて、半導体アンプのA1を聴き、半導体プリのM8をつないで感じている今日この頃なのです。

誤解のないように言いますが、私は真空管アンプの透明度と意外とハイスピードで高解像度な音が嫌いではありません。これは、これで極めたいと思っているのです。でも「真空管アンプは見た目と違うよ」と言いたい今日この頃です。

Commented by たっちん at 2009-12-04 23:46 x
>「300Bシングルで聴くTANNOY」

この誘惑に見事にとらわれてしまった未熟者です。(笑)

しかーし、EL34×4の、それなりに重量級アンプを使い、次に、思いっきり軽量級の6BQ5×2を聴いて、かつて真空管アンプに抱いていたイメージを修正する必要を感じており、300Bはいまだ足踏みを続けております。

そのポイントはまさに「音のコク」で、Nallyさんの指摘と共通の部分が多く、「コクなら古い石のラックスか、マッキン(味わいがちょっと違っちゃうけど)」などと、たわけた妄想を抱いておるわけでございます。


>「真空管アンプは見た目と違うよ」

したがいまして、このご意見に一票入れさせていただきます。(笑)

Commented by きゃーる at 2009-12-05 01:25
真空管アンプはOTLでなければ、出力をトランス経由で変換して出しているので、
影響は大きいでしょうね^^
理屈はわからないのですが、特にシングルはトランスの出来がかなり影響するそうです^^
でも、マッキン等は半導体でも出力トランス積んでたりして面白いですよね^^

私もエレキットで真空管アンプを体験して、繊細で煌びやかな高域で予想外だったのですが、オーディオウインズさんの6V6アンプはスピード感はありませんが張り出し感があって、とても濃い音がします^^
最初は低域がボンついて気になっていたのですが、最近違和感がなくなってきてサックス、ボーカル等最高です^^*
聴けば聴くほど気に入って、これ買って良かったと思ってます^^


Commented by rhr_nally at 2009-12-05 08:09
真空管アンプ難しいものがありそうですね。
と言うのは、下のきゃーるさんのコメントです。
同じアンプを聴いてもずいぶん印象が違うみたいです。
うーん…ひとつは、お互いの評価の軸足「リファレンス」を何においているかもありそうですね。
真空管にふれて半導体の良さを感じている私でした(笑)

Commented by rhr_nally at 2009-12-05 08:14
この記事でOTLのことに触れなかったのですが、実はOTLこそ真空管と言うデバイスそのものの味かなぁと思います。
ただ、SV-18Dは6C41と意うメジャーじゃぁない真空管なので戸惑うのかもしれません(単なるブランド志向です(笑))
でも、個人的には気に入ってますよ。

このあたりまでのサンバレーさんがプロデュースする真空管は良かったかなと全く個人的見解ですけどね。
6V6の件、私と正反対な感想を聞かせて頂いてとても嬉しいです。
嬉しいと言う表現も少し違うかもしれませんが、この驚きが楽しい。
オーディオウインズさんを紹介した手前ホットしてます(笑)

Commented by きゃーる at 2009-12-05 14:13 x
OTLは出力がトランスを経由しないので、より球の出音を味わえそうですね^^
理屈がわからなくて言ってますが、OTLって使用できる球が限定されるのか、
あまり有名な球を使っているのみかけませんよね・・・


>6V6の件、私と正反対な感想を聞かせて頂いてとても嬉しいです。

オーディオウインズさんを紹介していただき感謝しています((__)>
最初はハムの件もあって、アチャーって感じだったのですが、特に何もしてないのに次第に音にまとまりがでてきました^^;
エージングを兼ねて、BGM的に音を鳴らしていて、背中で聴きながらPCをパチパチやっていたら、ある日、はっと後ろを振り返るような音がでるようになりました^^;

「オイオイ、今のところすげーいいじゃん・・・」てな感じで^^;

当方の耳エージングが進んだのと、合うソースしか鳴らさなくなったのが大きな原因かもしれませんが(汗)

使っているSPが違うのと、当方、球、OPTを変えているので、rhr_nallyさんとだいぶ感覚が違うのかもしれませんね^^
低域がちょっと雑に鳴る等粗もみられるのですが、全体的に聴かせるフィーリングはジャズ等にとてもマッチします^^
これが無帰還アンプの良さなのかなあと。
その反面、低能率のKitLSやD-112Eでは生気を失うというか鳴らす気も起きせんが^^;

Commented by 欄太郎 at 2009-12-05 17:22
rhr_nallyさんが言われる通りなのか、私は真空管アンプは中高域がにぎやかで、前後には深く展開するが、広がりと言うか包み込まれる様な音は苦手の様に思います、私は真空管のアンプの最大の欠点は、1時間2時間3時間と音の印象が結構違う事に有ります、結論を急いでいる時の真空管アンプは全て否定されてしまうのではないでしょうか、きゃーるさんが言われる様に耳がエージングされるのかもしれませんが(笑)、

最近手に入れたスピーカーSX-500DUもそうです、鳴らし始めは結構にぎやかで、2時間程鳴らし続けるとNS-1と間違えてしまう程です

石のプリに、球のパワーが良いかも、
KT66,6V6はハイスピードですが、6L6はまったりしていますね、

デジタルアンプは大きいパワーを入れたとき真空管アンプとの違いは歴然です、あまり大きい音で聴かないんですけどね。

Commented by rhr_nally at 2009-12-06 17:00
確かに暖機が完了するまで、本来の能力を出さないのはもどかしく
暖機をする時間、時間で違った一面を見せるのもじれったいですね。
うーん、オーディオってのは、目に見えないのでその時のコンディション、精神状態と様々なパラメーターで評価が変わりますね。
まぁ、それが良いのかもしれませんが、もし再現性がないのなら一期一会で真剣勝負で音を聴く必要があるなら…しんどいですね(笑)

「石のプリに球のパワー」我が家の現状ですね(笑)
デジタルアンプはチャンスがあったら武者修行してみます。
http://rhrsp.exblog.jp/11713787/

真空管アンプの”ロマン”と言えば、この真空管でしょう 2009年9月26日


 真空管アンプを始めますと、必ずぶつかるのが「300B」だと思うのです。

どんな真空管より絶大「王」もしくは「女王」のような存在だと思います。

「いつかは、300B…」

なんて、どこかの有名な王冠の名前の車のCMみたいですが(笑)

それほど、憧れの存在ではないでしょうか?

まず、その大きさと形状が「真空管らしい」のだと思います。
絶妙なアールを描く形状は、コークボトルラインのようで存在感も大きいです。

「いつかは俺も、300BのシングルアンプでTANNOYを鳴らすんだ…」


「今日も激務に追われた一日だった…
食事もそこそこに、リスニングルームに移動して…
今日はどのアルバムを聴こうか…

部屋の灯りを消してお気に入りの300Bシングルアンプに灯を灯す…

琥珀色のウイスキーを飲みながら音楽に身を沈める…

300Bの灯りを見つめながら…

いかん、気がつけばいつの間にか寝てしまった…
レコードは演奏を終わり針が空走のリピートを繰り返している…」


なんて男のロマンといきたいところです。

 ましてや、「生産再開」すると言いながら全くその気配も見せない孤高のNOS球超高級ブランド「Western(WE)」とくれば、もう妄想はブレーキを解除して地平の彼方まで走るはずです(笑)


「俺は、300Bのシングルアンプを購入して球は『いっかはWE』にするんだ!

きっといい音、空前絶後な音がするに違いない」


と思いたい訳です。

 ところがですね、私は日本茶をすすりながらWE300Bの音を聴いているのですが、まず見た目でWE300Bは真空管らしさがないんですよ。

いえ、形状はそりゃぁもう、最高です、チャイナお嬢と違いガラスも薄肉で「製造技術が高い」なんて思いますが、いかんせん通電した時に「灯り」が見えないのです。

今日は、300Bを堪能するためにサンバレーさんのVP-mini300MKUで聴いているのですが、前段の12AX7の方が光ります。真空管を真上から覗きますと、ぼんやり光っているのが見えますけどね。

これでは、真空管の灯りで妄想に入りたくても入れない…「うーん、残念」。

 出てくる音はですね…

私が聴いているVPやSV-2(2007)では微塵も「色気」「艶やかさ」はないです。

意外とタイトで「正確無比」な音がします。
結構高音なんか耳に突き刺さりますよ。

意外と300BシングルアンプにWE300Bを装着すると言うのは、「真剣勝負」な色合いが濃いかもしれません。俗に言う「余分な付帯音」がないと言ったところでしょうか。

私の真空管国別イメージでは


「チャイナ嬢:柔らかく甘い、ほわわーん」

「ヨーロッパ嬢:ゴージャス、どんしゃり(悪い意味ではないです)」

「大和撫子:一生懸命、きびきび」

「アメリカ嬢:元気ハツラツ、ダイナミックバディ」

「ロシア嬢:シャープ、つーん」


て感じだったのですが、このWEのアメリカ嬢は「厳しい」音がします。
いえ「厳しい」と言うのは、「耳が痛い」と言うより「厳格」「正確」と言ったところです。

 でもここまであれこれ想いを巡らせてみますと、この「厳格」なところが「WE300B」のゆえんと言いますか、なかなか真空管の中でも珍しいユニーク(唯一無二)な存在なのかもしれませんね。

…やはり聴けば聴く程その思いは強くなりますね…

なるほどWE300Bとは、こんな真空管なのですね。
弦やラッパが余分な音を出さず正確に鳴りますね…
ただボーカルになるとこの演出のなさに好き嫌いが分かれそうです。

Commented by 103 岡山 at 2009-09-26 21:41

今度は国産の300Bが出ますね。
 http://www.takatsuki-denki.co.jp/press_release/index.html

どういう音が出るのか楽しみです。トライオードさんの製品はTRV-A88(S)を使っていますが、色気は少ないように感じます。

300BはずっとWEばかり使っていますが、整流管で随分音が違います。
私の91Bでの整流管イメージは


「GD274B:粒立ちが粗、メリハリ調」、

「STC5R4GY:気品あり」、

「CETRON5R4WGB:中庸、聴きやすい」、

「RCA5R4GY:印象薄い、陰影感弱い」、

「WE274B:濃い、粘る、ねっとり


です。石アンプは作り手の「良し」とする音を聴き続けることになりますが、球は整流管・ドライバ管・出力管といずれも交換することにより好みの音を探せる魅力があると思います。ブランド(価格)に拘ることなく、好みの音を探すのもまたオーディオの楽しみではないでしょうか?

これから涼しくなる秋の夜長、球アンプに灯を入れ、好きな音楽を聴きながら お茶(コーヒー)・酒を傾ける

想像するだけでも贅沢な時間でしょ?! 


Commented by きゃーる at 2009-09-26 23:23 x
流石WE、私が持ってるチャイナ300B(TU-873初期装備品)とは違って造りが綺麗ですね^^
私のは管が斜めに傾いてるし、ガラス面にキズがあります(汗)
片側のフィラメントだけやけに明るいし・・・

WE300Bは経済的に無理だけど、一度は聴いてみたいですね^^
エレキットじゃ勿体無いといわれそうですが・・・
今はナス300Bで我慢です
ナス300Bの音は結構気に入ってたりしますけど^^

Commented by digicamek at 2009-09-26 23:44
今晩は!私は真空管を聴き始めてまだ半年です。
なにも判らず暗中模索状態ですが、やはりいつかはWE300Bと思っています。
ところでサンバレーのPrime 300B ver.4は凄くゴージャスなグローが出ましたがWE300Bはいかがでしょうか?


Commented by グローにつきまして at 2011-07-05 22:46
WE復刻版やチャイナ、ロシア球は蛍光現象(グローではないです)が良く現れますが、あれは管内に不純物が残っている為です
古いWE300Bは真空度も良く不純物による汚染が無いので蛍光現象が殆ど無いですよ。

Commented by rhr_nally at 2009-09-27 08:29
いやぁ、残念なことにWE300Bは味も素っ気もない真空管ですよ(笑)
何も起こりません(笑)

サンバレーさんのPrime 300B ver.4が最初の真空管ならば、WE300Bを高額で手に入れて灯を灯した時、「えっ?」と拍子抜けするかもしれませんよ。

でも青いグローなんて素敵ですねぇ…見たいなぁ…。
真空管なんだから、真空管らしい「灯り」が欲しいところですが、私のもつ300Bはいずれも(Prime Ver.2か3とWE)はメッシュでないのでやはり「灯り」は見えにくいです。「灯り」だけなら、845で大満足しています(笑)

Commented by なめちゃん at 2009-09-27 15:04
小生もタマに凝っていた頃、タマの一つの憧れ、目標が “WE300B” でした。

むか〜し、愛用したことがあるWE300Bを搭載した新藤ラボの300B Singleというモノラル・パワーアンプは、8Wという小出力にもかかわらず、堂々としたドライブ力で瑞々しい艶やかな響きを聴くことができました。

弦楽に限っていえばOLDのWE300Bは最高のタマのひとつと思っております。

Commented by rhr_nally at 2009-09-27 17:49
復刻版WE300Bは、入れ物も凄くて「どこにコストをかけているのかな?」なんて心配になります。サンバレーの店主さんに

「○×でWE300B出ていましたよ?」

と言うと眉をひそめて

「○×ですか?B級品ですよ!」

と厳しい口調で話されていたのを思い出します。
WE300Bは結構キワモノが市場に出回っていたみたいですよ。

 私も6SN7の高信頼管を某オークションでRCA5692てやつを買ったのですが、構造から6SN7なんですよ。質問すると「RCA5692です」と一辺倒な答え…唖然としました。
ブランド品ほど、目利きな人に選んでもらう必要があるかもしれませんね。
WE300Bもウエストレックさん、狼少年にならずに生産再開して欲しいものです。
http://rhrsp.exblog.jp/11223372/


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c78

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
79. 中川隆[-14507] koaQ7Jey 2020年1月15日 12:04:48 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1431]
ウェスタンサウンドは人の声が良い

 今まで沢山のウェスタンサウンドを聴いてきましたがどのサウンドも一つの共通点がありました、

ウェスタンの音は一言で云うなら音にコクと味が少なくしかも奥に展開するサウンドにはならない、

聴いていると味のない食パンを食べているようなサウンドだ、

また劇場用のサウンドは観客席に攻めてくるサウンドが特徴ですが、以前有名な方がウェスタンの594を持ち込んで試聴会を開いたことがありましたが、ウェスタン特有の音の浸透力に乏しくこのサウンドには魅力を感じなかったのが残念であったが人の声だけは良かった、

 ウェスタンのシステムを採用した劇場を調べますとピンク映画館が多いのがわかった、

なぜならピンク映画館の女性の声は生々しく聞こえないとしらけますね、
特に人気のあった日活ロマンポルノあれは良かった!

 ウェスタンで聴かされる大事な場面での彼女達の声に色気があった、
今思うとウェスタンサウンドは人の声は素晴らしい!
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-036.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c79

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
80. 中川隆[-14506] koaQ7Jey 2020年1月15日 12:27:22 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1430]

Western Electric 755A
WE755A についてのさまざまなお話
http://mikami.a.la9.jp/audio/we755a/we755a.htm 

プロローグ  

私の書斎にWestern Electric 755Aがやってきた日のことは、忘れられない。東京都内の文人宅から、そろそろと自家用車で、品川の自宅まで運んだ。システムに繋いで、そろそろと音出しをしてみる。

  聴きなれたレコードを何枚かかけてみると、愕然としてしまった。当然のことではあるが、愛聴盤というものは、どこにどんな音が入っているかを暗記しているものであるが、このスピーカーで聴くそれは、まったく別物であった。今迄聴こえていなかった音が、豪華絢爛に再現されてくるのであった。  

それはあたかも、澱んだ東京の空に浮かぶ見慣れた星空から、一転して空気の澄み切った山の頂きから仰ぎ観る天空の星星の情景そのままに、天空一面、星、星、星のショーの大星夜を目の当たりにしたようなものだった。

  星星が煌く音となり、その微粒子が壮大な音楽を構築しているかのようであった。今迄、自分は一体、何を聴いてきたのだろうという悔しさと、まだレコードにもCDにもいくらでも秘められた音が入っているのだという嬉しさが頭の中を過ぎった。  
     
  755シリーズの伝説


管球王国の特集などで、さまざまな755シリーズのスピーカーが紹介されて以来、WE755Aは、多くの人の知るところとなった。
WE755Aを入手後も、KS-14703、ALTEC 755A,755Cと結構な数の755シリーズのスピーカーを聴きまくった。その結果は、尋常なものではなかった。
755シリーズのスピーカーは、一本一本音がちがうのだ。
一般には、WE755A,KS-14703,ALTEC 755A,755Cの順で音が良いと信じられており、値段もその順番になっている。
しかしその実態は、シリーズの差よりも固体差のほうが大きいのだ。特定個体の比較でWE755Aよりも音の良いKS-14703個体もあった。755Aは、製造後50年を経ており、オリジナルでも経年変化が多く、さらにはこの高名さの故に修復の加えられたものもかなりある。修復の程度も製造後20年目で一度、さらに40年目で二度目といった複数の修復が加えられたものもある。私が入手したユニットは、外見はかなりみすぼらしかったが、偶然にもまったくのオリジナルで、音質的にも優れたものだった。

     
 
755Aの音について  


Western Electric 755Aは、非常に高い分解能と忠実な再現力を目指して設計されたスピーカーで、高音域には、このスピーカーに特徴的な独特の音色が色づけされている。
スピーカーでは、高い分解能や描写力を追求すると、音楽再生上のバランスが崩れたり、過度に妖艶な音を発したり、はたまたピュアすぎても蒸留水のような味気ない音になることがあるが、WE755Aの場合は、非常に高い分解能と忠実な再現力に、たぐいまれなバランスと音楽性を実現している。高音域の音色も音楽性を高めることはあっても、いささか品格を貶めるものではない。おそらくは、マグネット型フルレンジコーン型のスピーカーの最高傑作のひとつにまちがいないだろう。

     
  どのように鳴らすか  


専門誌の特集などに、WE755Aは、鳴らすのが難しいと書かれてある。これはこのスピーカーが、非常に繊細かつ敏感に、そのシステムの音を実に忠実に出してしまうからだと思う。だからシステムの悪いところはより悪く、よいところはよりよく再現してしまうのではないかと思う。うまく鳴らないのは、途中の問題個所を直せばよろしいということだ。システム全体を高度にバランスさせれば、驚くほど素晴らしい音で鳴る。反面、これはとても興味深いことだが、このスピーカーの固有の魅力的な高音域の音色は、これらの一切に関係なく美しく歌う。かなりいい加減なシステムでも、このスピーカーを繋ぐと、おやっと思わず振り返るような音が聴かれる。

     
  755Aのペア組み  

もともとWE755Aは、個体差が非常に大きく、製造時の歩留まりも非常に悪かったものと思われる。またすでに製造後50年以上も経過しているので、使用状況による経年変化も大きく、個別のユニットの音色の相違は、非常に著しく、音色的にペアをとるのは至難の業と言える。ショップの話では、20から30本くらいでやっと何本かのペア取りができるとのこと。私としては、モノラルで追い込んで使用するか、音の違う2本をステレオの左右の音を聴き比べて、相性のあうほうに繋げば、それでよいと思う。しかし、これではステレオ再生時にうまく定位させるのが難しい。

     
  低音が出ない  

JBLの075というツイーターは、すばらしい音がする。この音そのままで低いほう迄、全部カバーしてくれないかという欲求にかられることがあった。WE755Aの場合もこのバランスのままもう少し低音が出てくれないものかと泣きたくなる思いをしている人も多いのではと思う。低音に関して云えば、ユニットの個体差によって、高音は若干弱いが低音が少しは出るというものがある。これは初期に製造されたものなどで、アルニコ磁石の減磁がすすんだことによるものだろう。またエッジに塗られているビスコロイドは硬化が進む。
一般に755Aは、低音が出ないといわれているが、これは、50年以上かけてエッジのビスコロイドが硬化して、f0(最低共振周波数)が高くなり、低音でにくくなるためだ。この意味で現存する755Aは、製造時の状態とはまったく違った音になっていると思われる。どうしても低音という場合には、箱で出すか、音色的に合うユニットで低音を補うことになるが、どちらも試練が待ち構えている。私の場合は、魔法箱と称する箱を使用して楽器として鳴らしている。あとは平面バッフルがよいだろう。

     
  追い込みと試練  

とても高い分解能と高度な再現力のあるスピーカーだから、鳴らすために追い込むときには、覚悟と注意が必要になる。私の場合、モノラルレコードで追い込んでいく段階で、困った経験をした。たとえばクラシックの二重奏や四重層を聴くと、個別の演奏パートの楽器の音がはっきり分離して聴こえてくる。バイオリンの演奏も指の動きが見えるような錯覚すら覚える。演奏家の呼吸のスーハー音も当然ごとく聴こえ、レコーディングの音の色づけまでもわかる。こうなってくると、ピアノのミスタッチや演奏のテンポの乱れや伴奏が合わずに必死で追いかけたり、はたまた追いつくのを待っていたりが手にとるように分かるようになってしまう。今まで、とても気にいっていた愛聴盤の演奏が実はあまりに下手糞だったというのが分かってしまうと、もう騙されていたような気分になって、この盤から遠ざかることになってしまう。このようにして、再び聴けなくなった"過去の愛聴盤"がたくさん出来上がってしまった。


反面、今までわけのわからなかったように聴こえるような演奏が、理解できるようになり、名演の名演とされる所以が分かってくる。また、今までに聴こえてこなかった音が聴こえてくるため、レコード・ライブラリのもう一度聴きなおすことになり、これはまた、今までにない発見になる。

 

 
  15ミリ厚のベイ松合板製のWE指定箱がひとつと、研究中の共振タイコ原理箱(通称魔法箱)がひとつ、そしてカラ松合板の 900X900ミリの平面バッフル、ラワンかまぼこ状態反りの 900X900ミリの平面バッフル、20x30ミリのバッフル(壁面共振用)などなど。

 
5/9/2003(3/4/2005 写真追加)
http://mikami.a.la9.jp/audio/we755a/we755a.htm


▲△▽▼


歌姫 Lowther の思い出

フルレンジユニットは、随分とたくさんのスピーカーを使用したが、WE755Aを使用する前のフルレンジの主役の座には、この Lowther があった。このスピーカーは、WE755A同様スピーカー作りの要諦を見事に押さえてあり、非常に良く造られている。しかしその最大の特徴は独特のデュアル・コーンにある。

ボーカルやバイオリンのソースなどで、驚くほどに美しい音色を創出する。他のどのような装置でいくら聴いても、このような音が入っているはずがないという音を奏でる。この美しさは、魔性めいている。ひとたびその魅力にとりつかるれば、その虜になってしまう。このスピーカーは十年近くフルレンジ部門のメイン・スピーカーとして使用したが、歌姫という言葉がふさわしいと思うのは私だけであろうか?

WE755A との鳴き合わせ
 
  Lowtherの持つ魅力に比肩できるフルレンジは、私の所蔵ではWE755Aしかない。あきらかにLawtherは、実際のソースにはない音を精妙に付加している。しかしその音は、魔法的な美しさがある。原音では存在したかも知れないが再生の過程あるいは録音の過程で失われた輝きを精妙に付加しているという感がある。

WE755A は、これに対して、あるがままの音を忠実に繊細に引き出し、媚びずに明るく歌い上げる。ウエスタンのサウンド・ポリシーは貫かれているが、過度の色づけは断固として廃している。両者に共通する点は、低音を出すのが苦手であるというところか。
 
  手許におきたいスピーカーではあったが、倉庫や部屋の都合上、残念ながらこの歌姫は嫁入りとなった。爾来フルレンジの主役の座には、WE755Aが鎮座する。WE755Aはやはり品格が一枚上と思うのは私だけであろうか。されどこの歌姫には、今でも初恋の人のようないとおしさがあり、忘れ得ない思いがある。  
http://mikami.a.la9.jp/audio/lowther/lowther.htm

詳細は

G.I.P Laboratory _ Western Electric スピーカーシステムのレプリカ製造・販売
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/964.html

Western Electric 20cm フィックスドエッジ・フィールド型フルレンジスピーカーユニット TA-4189
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/971.html

魔性の歌姫 Lowther
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/685.html

Lowther ユートピア輸入製品一覧 
http://www.utopianet.co.jp/product/import.html


LOWTHER

1930年代に企画され、1950年来より継続生産されている唯一のスピーカーユニットでマグネットの磁束密度が強力でダイヤフラム挿入溝のクリアランスが細いため3ウェイスピーカ以上に低、中、高音をリアルに再生します。コーンペーパは長年の研究により音色の変化のない特殊コーン紙で中音の密度を最高に再生します。又、デザインもバックロード仕様として開発され、コーン紙後部の音圧抵抗を最小限に留めるためマグネットと口径フレームを細い2本棧で接続設計されています。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c80

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
81. 中川隆[-14505] koaQ7Jey 2020年1月15日 12:46:17 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1429]
- 記憶に残る人(重体患者からのメール)-

記憶に残る人を1名あげてくださいと言われれば、私は次のかたをあげます。
個性的なかたがオーディオには不思議と多く、印象に残っている人ばかりなのですが、このケースだけは、少し事情が違っていました。
あまりにも、おそろしい余韻が、今も残っています。

氏名も定かではありません。住所も、何も知りません。たった2通、舞い込んできたメールでした。私が全く知らないかただからこそ、書けることです。それはそれは、今思い出しても、おそろしい内容だったと思います。それ以上おそろしい状況に陥っていたかたは、他には知りません。

ある日、メールが来ました。次のようなメールでした。

「ウェスタンエレクトリック(WE)のフィールドスピーカーを鳴らしていますが、困った状態になってしまっていますので、アドバイスしてくださいますでしょうか。」

短いメールでした。私の返答は、下記の短い内容でした。

「ウェスタンエレクトリック(WE)のフィールドスピーカーを鳴らされているほどのかたでしたら、私のアドバイスなど必要ないでしょう。私のサイトをくまなく読まれて、もしヒントがあれば、それを生かしていただいて、あとは、ご自分でセッティングされていかれればいいのではないでしょうか。」

二週間ほどして、再度、短いメールが来ました。

「本当に困っているのです。オーディオで、良いと言われるものを、次から次へと買い集めた結果、どうにもならない状態になってしまったのです。どうしていいか、全く分かりません。お願いします。」

これで状況の全貌がつかめました。想像以上に、深い「オーディオ地獄」に陥っておられるかただということが、分かりました。ウェスタンエレクトリック(WE)のフィールドスピーカーは、尋常な価格ではありません。それだけでも相当の金額ですが、そのレベルと同等の金銭感覚で、良いというものを次々に買い漁ってきたとなると、およそ我々には想像できないほどの、大金が動いていたと思われます。
私はそのとき、純粋に、まったく「音」のことしか、考えていませんでした。
そして、次のようなメールを送ってしまったのです。

「了解しました。事情は分かりました。機材はあとでいいですから、まずは、今、持っておられるオーディオ屋で勧められて買われたケーブル、または、ご自分で買われた高額なケーブル類を、全部、ゴミ箱に捨ててください。または、売却されてください。とにかく一本残らず処分されてください。それからでしたら、本格的に、ご相談に乗ります。その後、再度メールください。」

でした。その後、二度とメールは来ませんでした。
私の書いたことの意味が、分からなかったのでしょうか。

今にして思うに、私はうかつだったのかもしれません。相手は、おそらく重症の患者だったのです。自分自身で身動きすら全く不可能なほどの、緊急の大手術が必要なほどの、救急車で搬送しなくてはならないほどの、重体の患者だったのです。

「一体全体、どれくらいの大金を、ゴミにつぎ込んだんだ!!」

今思い出しても、はらわたが煮えくり返るほどの、気持ちにかられます。

ウェスタンエレクトリック(WE)のフィールドスピーカーに、お金をつぎ込むほどのかたは、尋常ではありません。

どこでそんな大それたものの知識を得てきたのかも、定かではありません。
普通の中古オーディオ屋さんは、いくらなんでも、そこまでのものは、勧めないものです。
つぎ込んだお金の総額は、五千万円なのか、七千万円なのか、一億円なのか、家族は? 家庭は崩壊していないのか? その後、破産してはいないのか?

次から次へと、疑問が沸いてきます。

「ケーブルを全部ゴミ箱に捨てろ。」などではなく、もっと徐々に、正常な軌道に戻してあげることは、自分にあの時、出来なかったのだろうかと、今も、ふと思うことがあります。あまりにも短いメールでしたので、そのかたの状況、その奥の奥まで見通すことが、そのときには、出来なかったのです。
今にして思うと、このかたの声は「肥溜め」から発せられていた「救助」を求めるSOSの声だったのです。肥溜めに落ちてしまい、どうあがいても這い上がれず体中をウジ虫が這い回り、死を待つしかないという状況、あれこそは悲痛なる「うめき声」だったことが、今でこそ分かるのです。

■これを読まれるかたは、はっきりと、認識されておいてください。私は断言します。

ウェスタンエレクトリック(WE)のフィールドスピーカーなど、本物のF1マシンです。
クラウンD45の商品説明で記述している通りの、本当に、戦国時代の「妖刀」そのものです。

100万円の、ゴミケーブルごときレベルのもので、鳴らせるわけがありません。
500万円の、ゴミアンプごときレベルのもので、鳴らせるわけがありません。

スピーカーとアンプ、又は、ケーブルとの相性が合うだの合わないだの、低いレベルの話を、いつまでも言っていてはダメです。
F1のレベルは、「品質と技術の絶対的な高さ」だけです。ただそれだけです。徹頭徹尾、それが要求されています。F1レースの世界と全く同じです。
そして・・、
例えケーブル類が全て、第一級品のプロ用であって、健全なものだったとしても・・・、
アンプは? 
ウェスタンエレクトリック(WE)のフィールドスピーカーの設置角度、高さ、奥行き、場所は?、
一ミリ単位で、全てその音から逆算していって、本能的に計算できるでしょうか?、
部屋の音響処理は?、
そして、たった一個のプラグが音に与える影響まで、この箇所は金か銀か、全ての箇所を、一つも間違えずに、音から、一つの前後の狂いもなく、全プラグの正解を逆算できますでしょうか?

音響処理グッヅなど、さらに混乱を招いてしまうだけに終わり、ウェスタンエレクトリック(WE)のフィールドスピーカーの前では、害悪になるのみで、これもまたゴミに過ぎません。全く役にも立たないどころか、足を引っ張る程度のものばかりなのです。
自分の耳で、目で、肌で、部屋の中を徘徊している音の複雑なルート、それが全て明瞭に見えているだけの「能力」がなくてはなりません。同時に、周波数特性の計測装置より正確に、全てのケーブルと機材の特性が、耳で把握できなくてはなりません。
ウェスタンエレクトリック(WE)のフィールドスピーカーとは、それほどまでに恐ろしいものだと認識されてください。
そこまでは無理だと、誰でも思われるでしょう。そう思われるのであれば、「妖刀」には、絶対に近づいてはならないという「印」です。
それが、し・る・し、です。

又は、音の修行僧として、一生涯を送るかです。
選択は、二つに一つです。例外はあり得ません。

もう一種、同程度に恐ろしいものを書いておきます。アルテック612Aモニター(銀箱)のオリジナルです。別の箱に604ユニットが入ったものは、その限りではありません。612A(銀箱)オリジナルには、WE同様、絶対に近づかないでください。612A(銀箱)オリジナルも、上記の能力が全く同レベルで必要な「妖刀」、「化け物」です。鳴らしきれるはずがありません。

あのメールのかたが、ご家族のかたと、今も幸せに暮らしておられることを、心から祈っている次第です。
http://www.procable.jp/setting/17.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c81

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
82. 中川隆[-14504] koaQ7Jey 2020年1月15日 12:50:21 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1428]
エジソンが出た直後から米国には、「WE」(ウェスタン・エレクトリック)という会社が登場しています。途中で社名をルーセント・テクノロジーに変えており、米国では、一種の謎めいた、帝国的な存在になってしまいましたが、今もそれは伝説的に、「WE」(ウェスタン・エレクトリック)と呼ばれています。

50年も60年も前の「WE」(ウェスタン・エレクトリック)の真空管アンプは、とてもタフで、今も映画館などで現役で使用されており、それが放出されると、200万円だの、状態の良いものですと、それ以上の値段で取引されている代物です。勿論、音が素晴らしく良いから、その値段が付くものですが、60年前の骨董品のようなプロ用アンプに、民生用のどれを持って来ても、到底かなわないという事実が、面白いと思います。それは、スピーカーケーブル一つとっても、全く同じ現象が起きています。
http://www.procable.jp/products/replica_we18.html


■WE(ウェスタンエレクトリック)の、最高峰の真空管アンプにつきまして

60年から70年前の、WEの真空管アンプが、今でも、どのような民生用アンプをも越えていることは事実です。なぜそうなのかは、それが往年のプロ用のアンプだったからに他なりませんが、その後トランジスタアンプが出現し、最初にそれを使ったプロのかたがたは、トランジスタのものは使えないと、結論づけてしまいました。
「WE」(ウェスタン・エレクトリック)の音とはなんぞや、ということについては、実態が良く分からないかたもおられると思います。

それは、ハイエンドオーディオの世界とは全く別の次元の世界であり、レースで言えば、F1級の世界であり、そこにおられるかたがたは、まさしく「僧侶の修行」というような様子を呈しておられるかたがたが多いと、証言させていただきます。それは悟りにも近い世界であるがゆえ、我々凡人では、まかり間違うと、人格さえ崩壊しかねない世界ですので、その種の次元のかたにしか存在できない世界であると言えます。したがって、おおざっぱではありますが、どなたにでも、こう言えます。

「WEの世界には近づかないほうがいいです。」。

それは刀で言えば、戦国時代の妖刀さながらの危険なものです。「妖刀」は、使い手次第では、己自身を斬ってしまいます。

「フィールドスピーカー」というWEの1930年頃のスピーカーは骨董品どころか、現代のスピーカーなど、おもちゃ同然で全く問題にもならないほどの、F1級のものです。スピーカーだけは、昔のもののほうが圧倒して優れていて、能力が、「月とすっぽん」というほどに、高いのです。このことは、どなたも知っておかれたほうがいい事実です。ただしそれはスピーカーだけです。

アルテックのオールドスピーカーあたりから先が「F1」の世界であり、それを鳴らすには、とんでもないレベルのアンプが必要です。

オーディオ界で名機と呼ばれているアンプはいくらでもあります。プレミアムが付いているほど、非常に高額なものもあります。しかし、「名機」では、妖刀クラスのスピーカーは扱いきれません。力不足もはなはだしいのです。このことこそが、アルテックやWEのスピーカーを(アルテックはWEの技術部門が独立して出来たメーカーですのでWEの一部と言えます)、一生涯かけてもオーディオマニアのかたが鳴らしきれず、「泥沼」に陥ってしまわれる最大の理由です。

「名機」と、それらのアンプとでは、実力があまりにも遠く、隔たっています。その距離感、隔たりの度合いが分かりにくいです。「名機」のアンプを使って「化け物」を鳴らすことが、どういうことを意味しているのか、分かりやすく、極めて正確に表現するよう、言葉を選びます。

「F1マシンに、ゴーカートのエンジンを乗せて、無理矢理走らせようとする、愚行」

驚かれるかたもみえるかもしれません。「実態」は、その表現で、適正です。
ですから、生涯にわたってそれを続けても、得られるものは何もないことは明らかです。それどころか、F1マシンが走らない理由も分からず、次々に高額でぼろい「名機」ばかり買い集めなくてはなりません。それは泥沼です。

これは「オーディオ地獄」の最も代表的なものであり、あちこちで、非常に多く見受けられるパターンの一つです。悩み抜いても打つ手が分からなければ、巷で聞く噂、デタラメの真似ごとに終始するしかなく、それこそ「フランケンシュタイン症候群」の重度障害になってしまいます。

したがって、WEチームのかたがWEレベルのアンプを必要とされているのは当たり前のことであって、いたって自然なことです。

そうかといって、それでは、F1のエンジンを乗せたF1マシンが、ここにあるとします。そんな大それた代物を、誰がいったい操れましょうか。それができるのはプロフェッショナルだけです。

アンプがいかに優れていても、いや、優れていればこそ、それは本物のF1になってしまいますから、我々は、やはりそのような化け物には、近づかないほうがいいのです。

さて、「化け物」「妖刀」などという表現をしなくてはならない種類のスピーカーとはうってかわって、WEのアンプのほうは、全く違う顔を持っています。とても優しい顔をしているうえ、高性能スピーカーが秘めている危険性とは180度違って、非常に安全です。それは文字通り「刀」ではありません。

■理想のパワーアンプ

自宅利用で、理想のパワーアンプは、スピーカーの能率さえ高ければ、25W〜50Wほどのアンプです。真空管アンプをお使いのかたは、このあたりの事情は良く分かっておられると思います。

シングルエンド回路の3Wのアンプ、5Wのアンプ、プッシュプルでも8W 程度のアンプこそが、最も音が良いことを、体で理解されてきておられることと思います。
アンプというものは、最大出力の60%ほどを出している時こそが、最も性能を発揮します。最大が5Wのアンプの、3Wを使えば(自宅ではせいぜい3Wくらいの使用です)最も良い音になるという事実、このことは、メーカーのエンジニア、電気に詳しいエンジニアのかたならば、誰でも知っている周知の事実です。

パワーが大きいほうが余裕がある・・・・、そのような真っ赤なデタラメが、呪文のように繰り返されて、価格だけが、どんどん吊り上がっていったということです。

プロ用には、とことん大きなアンプも存在します。1000W×2などというものもありますが、それは、屋外ホール、野球ドームなどを鳴らさなければならないからであって、音の良さのためのものではありませんので、家庭使用には全く不向きです。レコーディングスタジオとて、それは全く無意味どころか逆効果で、最近の1000Wのアンプ内蔵モニターなどというものではいけません。

能率90dBのスピーカーで、爆音で鳴らして、約10W使用です。それを基準にされてください。その10Wの爆音は耳が痛いほどであり、近所の苦情が集中するほどであり、普段は、オーディオの場合、2Wか3Wしか出していないのが、実態です。
http://www.procable.jp/products/s_75.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c82

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
83. 中川隆[-14503] koaQ7Jey 2020年1月15日 12:55:41 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1427]

低能率スピーカーと高出力パワーアンプは使ってはいけない

高出力パワーアンプに合わせたトランジスタ・プリアンプも NG

スピーカーの能率

■能率の低いスピーカーは鈍感でボロいものしかありませんから、騙されてはなりません。

■80dB台の低能率の「ボロい」スピーカーなどに数十万円も支払っていてはなりません!

■高能率スピーカーはレンジが狭いなどというデタラメがあちこちに書き込まれています(要注意!)。

■スピーカーの能率(最重要・基本中の基本)

スピーカーの能率は、オーディオの最も重要な基本事項であって、まず最初に知るべきことです。スピーカーには、「能率」という表示がされています。それは、「dB」という単位で表示されています。

ごく普通の能率のスピーカーは、その能率は、90dBくらいでしょう。ヤマハのNS1000MやNS10Mあたりのスピーカーで、能率90dBです。

年齢50代以上の経験豊かなマニアのかたの大半は、スピーカーの能率につきましては、知っておられます。30代以下のかたのほどんどは、その逆で、何も知らないことが大半であることが分かりました。ごく初歩の基本すら知らないということは、非常に危険です。


■スピーカーの能率の計算方法(最重要)

能率が3dB違いますと、音量が、2倍違います。87dBの能率のスピーカーは、能率90dBの、NS1000Mに比べて、同じワット数を入れても半分の音量しか出ません。逆に、能率93dBのスピーカーは、同じワット数を入れても、能率90dBのYAMAHA NS1000Mあたりのスピーカーの、2倍の音量が出ます。

さて、ここから先が重要です。能率が6dB違っていますと、2×2=4倍違います。9dB違いますと、2×2×2=8倍の音量の差になります。

アルテック(Altec)A7、A5というような往年のプロ用スピーカーを例にします。世界中のコンサートホール、映画館用のスピーカーで、今も、あちこちのホールで使われているものです。アルテックA7、A5の能率は、105dBにも及びます。90dBと比較すると、15dBも違いますから、3dBが5回分です。能率90dBのスピーカーとの音量差は、32倍です。能率の計算は、2×2×2×2×2です。

32倍も音量が違うということは、能率90dBのスピーカー、YAMAHA NS1000Mで、100Wのアンプを使わなければ鳴らせなかった場所でも、能率105dBのスピーカーさえあれば、たったの3W程度で、同じ音量で鳴るということを意味します。
スピーカーの品質、能率は、時代とともに、どんどん落ちているかのようです。ひどいスピーカーですと、能率がたったの84dBしかない小さなスピーカーが、50万円や100万円近い値段であったりします。その84dBという能率と、105dBという能率で、再計算してみます。

2×2×2×2×2×2×2=128倍の音量差です。

能率84dBのスピーカーで普通に聞くのに、50Wのアンプが必要だとします。能率105dBのアルテック A7、A5というようなスピーカーには、たったの、0.4Wのアンプがあれば十分です。1Wもいらないです。

さて、この話には先があって、さらに面白くなります。1930年代頃のWE(ウェスタンエレクトリック)の38センチや46センチ口径などのフィールドスピーカーというような類のスピーカーの能率は、実に、115dBもあります。こればかりは、あまり知られていません。

115dBー84dB=31dBの能率差です。

2を10回かけた数字より上ですから、1024倍よりも上で、1200倍くらいでしょうか。仮に、3万ワット×2のステレオアンプがなければ、84dBのスピーカーでは、武道館でのコンサートは出来なかったとします。しかし、能率115dBのフィールドスピーカーを持ってくれば、たったの25W×2のステレオアンプで、つまり、クラウンD45で、武道館ですら鳴らせるということを意味しています。コンサートホールだから大きなアンプが必要なわけではなく、スピーカー次第、全くもって、スピーカーの能率次第です。

数字が大きすぎて分かりにくいかもしれません。能率84dBのスピーカーに100Wのアンプをあてがうとします。115dBのフィールドスピーカーに、0.083Wのアンプをあてがうのと、全く同じ音量です。0.1Wもいらないことになります。

このことを知っているか知らないかによって、アンプの選択は、根底から変わってしまうと思います。スピーカー次第で音量が簡単に100倍以上、場合によっては、1000倍以上も違ってしまうのですから、50Wのアンプか100Wのアンプかなどという選択など、まったく無意味であることは、誰にでも分かることです。

また、能率90dBのスピーカー、ヤマハのNS1000Mなどで10Wもあれば十分過ぎるほど十分な爆音が出ます。したがって家庭での使用に300Wや500Wなどのアンプなどは、全く不要であり、音も悪いので、使う意味があるとは思えません。

ただし、能率115dBというような、WE(ウェスタンエレクトリック)のフィールドスピーカーの本物は、あまりにも高性能過ぎて、非常に危険なものであるうえ、非常に高額です(誰が本物のF1マシンを運転できましょうか?)。絶対に近づかないでください。あまりにも鋭く敏感であるゆえ、セッティングできるはずがありません。この種のものを使い切るには、クラウンD45など、プロ用の中でも、小型の、超高性能アンプが、まず第一に必要ですが、それだけでうまくいくとは思えません。近づかないほうが無難です。

オーディオやスタジオモニターには、100dBくらいの超高性能ではあるが、危険というほどでもないという程度のスピーカー、100dBというのは、そのギリギリのラインですが、そのあたりこそが理想的でしょう。

ボロくて高額というようでは、お話にならないのです!!

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これより先は、「お客様の声」とします。
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Aさんのコメント: WE社の本当の技術力! 
Subject: WE社の技術力

貴社のサイト上にて度々紹介されている「ウエスタン・エレクトリック」という会社がいかなるものか、非常に興味が出て来た為に調べてみましたら○○○○○○○で以下の様な記述を発見致しました。

「1929年ごろ、ウェスタン・エレクトリックは映画館の音響システムの製造も行っていた。ウェスタン・エレクトリックの Universal Base は、サイレントの映写機しかない映画館でトーキーを上映できるようにするシステムであった。また、映画館用広音域ホーン・スピーカーも設計している。これは効率が高く、3ワットのアンプで映画館全体に音を響かせることができた。当時、高出力のオーディオ用真空管はほとんどなかったため、この開発は重要だった。」

・・・ハッとしました。
「3ワットのアンプで、映画館全体に音を響かせることができた」

ウエスタン・エレクトリック社のスピーカーの能率がいかに高かったものか、心底思い知らされました。また、それと共にプロケーブル様がおっしゃる「スピーカーの能率の重要性」が「基本中の基本」であるかも再認識致しました。「まったくもってスピーカーの能率次第」・・・まさにおっしゃる通りです。

現状のオーディオメーカー各社のホームページにてどのスピーカーを調べても、せいぜい高くて能率は90dB程度にとどまっています。

それに対し、貴社のサイト上で見かける記述では「ウエスタン・エレクトリックのスピーカー能率は115dB」(アルテック?間違いでしたらすいません)音量差は500倍以上です。

アンプの増幅デバイスが真空管からトランジスタへと変わり出力ワット数が飛躍的に高まりました。本来それはそれとしてスピーカーの能率は下げるべきでは無かった所を、アンプの高出力化=アンプの高性能化という「勘違い」もしくは「メーカーにとっての、都合の良い解釈」により、コストダウンの為スピーカーの能率は下げられてしまったとしか考えられません。

結果、高額なだけの「ボロいゴミスピーカー」ばかりが溢れかえってしまっているのが現代なのでしょうね。

「デジタルは音質劣化が無い」という文句と同等に、「アンプは出力が高ければ高いほど性能が良い」という様な文句もオーディオメーカー内では「邪教の念仏」としてはびこってしまっているのではないかと推測している次第です。

「アンプのワット数の違い=使用用途の違い」であり、アンプのクオリティの差では無いという事をメーカー各社は再認識すべきではないかと考えます。
耳に届く音量は能率の高い低い関係無く同じにする事は出来るかと思いますが、その出音の「内容」はやはり能率が高い方が有利なのでしょうね。

プロケーブル注:)素晴らしいコメントをいただきました。まさにこの通りです。
90dBと115dB、この数字はおそらく300倍くらいと思います。

80と115ですと、もうとんでもない事になって、3000倍!くらいの違いになります。

1Wのアンプと3000Wのアンプで同じ音量?? 

誰だって、「ふざけるな!!」とまで言いたくなるような、そこまでの事でしょう。

しかし同時に他のページでも書かせていただいている通り、能率の高過ぎるスピーカーは扱うのが非常に危険でデリケートです。そこまで高くては普通は扱えませんので、多くとも100dB前後を限度にしたほうが安全と感じています。アルテックともなると100を完全に越えますので、すでに完全なる危険領域です。

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Aさん再登場!:
Subject: サイト掲載御礼

我々の世代は、自分で金銭を稼いで自分でオーディオ機材を買える様になった頃、アンプの増幅デバイスは既にトランジスタ全盛。アンプの高出力化をいい事に民生オーディオメーカーがスピーカーの性能を既に下げてしまった時代です。
私個人の見解としては真空管はごく一部のもの好き(失敬)な人向けの物くらいの認識でした。

またアンプの出力は2ケタワットで当たり前、スピーカーの性能は再生可能な周波数範囲で決まる、という価値基準でした。それらを高らかに謳っているオーディオメーカーのカタログしか見た事なければ、誰もが間違いなく同じ様な認識となって しまう事は無理の無い事かと。これがまさしく、知識のない消費者へのメーカーによる「洗脳」ですね。

プロケーブル様が推奨される「SR用スピーカー」ですが、以前お伝えした様に私は かつてバンド活動を盛んに行っておりまして、ライブハウスなんかではその類のスピーカーを良く目にしており、また、その出音も知っていたつもりでした。

「音楽を流していない時は常に「サー」という音がする、ノイズの多いスピーカー」

と捉えていました。 今にして思えば、スピーカーの個体差もあったかも知れませんが、この様なノイズは

「感度が高い故に、わずかな電気信号のノイズまでも耳に届くレベルにまで拡大していた」

という事なのでしょうね。もちろん、その他の機材のアナログケーブル・電源ケーブルから伝わってくるノイズなど複合的要因の結果が「サー」音の原因と思われますが。

だからこそ、オーディオにはまずもって「電源」「電源ケーブル」が大事という事であると今では認識しております。電源類の重要性は「電気信号を忠実に再生する、性能の高いスピーカー(言わば、スピーカーとしての本来あるべき役割を果たせるスピーカー)」・・・高額なだけのオモチャではない「真のスピーカー」に対してこそ、 活きてくる事でありましょう。

能率の低いスピーカーでは「わずかな」電気信号のノイズを感知する事自体が夢の また夢で至難の業=音声信号に対しても鈍感、なのですね。

プロケーブル注:)ミキサーの使い方を一つ間違えると、コンサートホールやライブハウスなど大音量で鳴らす場所では、このかたの言われるような「サーッ」というノイズが入ります。結局、SN比が悪い場合です。このかたの言われている要因もあるでしょうが、まずは、SN比です。

これはミキサーの0dB管理を徹底して行う事により、かなり静かになります。
が、家庭ではそこまで大音量にしませんので、SN比が悪くとも気付かないケースが多いのです。で、最良の音になっていないケースが発生します。ミキサーを購入されたかたは、まずは説明書を読まれて、0dB管理、つまりミキサーに付いているメーターの使い方をしっかり覚えられてください。

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プロの中のプロのレコーディングエンジニアが低能率スピーカーを斬る!

これは鬼門コーナー61番、マイクの使い方の最終回答(検証中に)登場してこられた熟練のレコーディングエンジニア、関井さんというかたから低能率スピーカーをモニターに使った際の現象などの実例を報告いただいたものです。

プロケーブル様
○○○のスピーカーはモニターには不適切です。
音の輪郭は出ていますが音楽の表現が薄い状態です。

理由は簡単で能率が88dbのスピーカーでは音楽の微妙なニュアンスは表現出来ておりません。

その具体的な例を書きます。

高能率のスピーカーでは例えばリバーブの消えて行く様子が最後まで聞き取れますが、低能率のSPではあるレベルまで小さく成るとストンと消えてしまいます。
そうとう大きな音で再生しなければ繊細で微妙な弱音まで聴こえず、大きな音は部屋の影響も大きく、多くのその他の問題が生じます。

○○○の持ち主は皆さん大きな音で聴いています。

決して悪い物ではありませんが、値段を考えると、全面的に無条件に相談を受けた場合に推薦するとは限りません

個人的な意見としては私はモニターとして使用しません

ただニアフィールドモニターはあまり能率にこだわる必要はありません、距離が近いので解像力が高ければ能率が低くても上記の問題は生じません。

今回、貴殿に送ったCD「b-flat」高能率のSPと低能率のSPでは聴こえ方が全く違います。ぜひ同じ音量で聞き比べして下さい。
Moon Cold Studio 関井久夫
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Bさんのコメント: 能率88dBのスピーかーでは、本当にダメだった!

メールのタイトル:「能率の違い」これほどとは…。
実は、小型スピーカーを「○○○○sch ○○-51?」に買い替えまして能率の違いに驚いているところです。

今までは88dbでしたが、今度は92db。
その差は4db。

音量の差もさることながら音の濃さが全然違う。
88dbでは「リバーブが消える。」と書いてあった記憶がありましたが、まさにそうですね。

ネットで見た「スピーかーの能率の差」という事で面白かったのが、低能率のスピーカーでは「さっきの音は無かった事にしておこう。」とありました。
つまり、その情報に音として反応出来ない。
低能率スピーカーはまさに鬼門ですね。

聞き比べると、全く面白くない。全然音楽じゃないです。ゴミというのがよくわかります。

スピーカーの能率が90dbを超えないとアンプの性能の比較は出来ないんじゃないでしょうか?

88dbという低い能率のスピーカーですと音が薄くて判別が難しい。92dbあると細かい音がよく出ます。

非常にリアルで、分解能力にアンプの限界すら感じます。
個人的には「○○○○sch ○○-51?」は良いスピーカーのように思えます。
と言うのも、慣らし(エージング)が2.3時間も鳴らせば十分だからです。とにかくウーファーが軽い。

とにかく、出てくる音が段違いで楽しいです。
これは非常に貴重な体験でした。
○○ ○○

プロケーブル注:)当店もスピーカーの性能差を分ける基準は、90dB以上か、未満か、というところで、ラインを引いています。そのあたりが、高性能とゴミとを分ける基準でしょう。

ただ、小型スピーかーのところで、当店が記述している通り、音楽というのは、ラジカセ的、AMラジオ的に楽しむということが、本当に貴重な体験として、貴重な趣味として、あるのです。むしろそのほうが良かったりもするくらいですので、分かっていたうえで、88dBのスピーかーを使われるには、それでいいでしょう。
http://www.procable.jp/setting/03.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c83

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
84. 中川隆[-14502] koaQ7Jey 2020年1月15日 13:31:06 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1426]
>>9, >>12, >>15, >>44, >>66, >>67, >>68, >>69

推奨製品まとめ


スピーカー 推奨品

Western Electric 20cm フィックスドエッジ・フィールド型フルレンジスピーカーユニット TA-4189
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/971.html

魔性の歌姫 Lowther
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/685.html

Lowther ユートピア輸入製品一覧 
http://www.utopianet.co.jp/product/import.html

天才 E.J.JORDAN のメタルコーン ユニットを引き継いだスウェーデン EAD社のドライバー
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1000.html


▲△▽▼


真空管パワーアンプ 推奨品

Western electric 124 amplifier _ すべてのアンプの中で最も艶やかな音の WE350B プッシュプルアンプ
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/133.html

英国の気品 PX4 シングルアンプ 
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/443.html

一番音が良いパワーアンプは VT-52 シングルアンプ?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/440.html

EAR の真空管アンプ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/947.html

新潟県 南魚沼市 チューブ・オーディオ・ラボ _ マイナー出力管を使った廉価な真空管アンプ製作
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/459.html

山中湖 ペンション すももの木 真空管アンプ「カトレア」_ 三極管名管を使った交流点火シングルアンプ
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/461.html


▲△▽▼

トランジスター パワーアンプ 推奨品

3万円のドイツ製プロ用パワーアンプ thomann S-75mk2 と数百万円のハイエンドアンプとでは電源ケーブルを変えた位の差しか出ない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/983.html


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プリアンプ機能付き DAC 推奨品

超高性能 DAC Topping【 D70 】55,000円
TOPPING社の新型DACでプリアンプ機能も持つ

Topping DAC D70
https://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=143303697

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CD 専用プレーヤー EAR Acute Classic
メーカー希望小売価格 890,000円(クロム仕上げ・税別)・798,000円(ブラック仕上げ・税別)
https://www.yoshinotrading.jp/products/ear/cd-player-1/

CD 専用プレーヤー EAR Acute Classic _ ティム・デ・パラヴィチーニの世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/853.html


▲△▽▼


パッシブプリアンプ 推奨品


MASTERSブランド - オーディオのイシノラボどっとこむ
トランス式パッシブプリアンプ
https://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/index.html

超お買い得 イシノラボのトランス式パッシブ・プリアンプ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/689.html

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プリアンプ 推奨品

EAR 912 Professional Tube Control Centre
https://www.yoshinotrading.jp/ear-yoshino-page/912/

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FM Acoustics FM155MKUR
定価(税込) ¥2732400 販売価格 (税込)
https://blog.goo.ne.jp/audiospacecore/e/79ed8cfc02d002ead920b1c98ba1f454

FM ACOUSTICS|禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/theme-10078694024.html

FM Acoustics FM155 | 禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-12118358341.html

FM ACOUSTICS FM255 FM155比較 | 禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-12251147114.html


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c84

[リバイバル3] 株で儲ける方法教えてあげる(こっそり) 新スレ 中川隆
256. 中川隆[-14501] koaQ7Jey 2020年1月15日 14:55:00 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1425]
AIでも5Gでもない。2020年に投資家が注目すべき業界と5銘柄はこれだ=栫井駿介
2019年12月27日
https://www.mag2.com/p/money/876244


2020年の株式相場はどうなるのか?私がいま注目している分野は、実はAIでも5Gでもありません。2019年を振り返りながら、2020年の展望を考えてみましょう。


需要はさらに拡大? 2020年にプロ投資家が注目するセクターとは
「たくさん投資する年」と宣言した2019年の実績


私は毎年このマネーボイスに翌年の相場について寄稿しています。今年はまず2019年の振り返りから始めようと思います。

2018年末といえば、「クリスマス・ショック」で株価が大きく下落したタイミングでした。いよいよ「リーマン・ショックの再来か」とも言われたほどです。

私自身景気後退を懸念していましたが、一方で個別を見れば買いたくて仕方がない銘柄で溢れていました。記事にも以下のように書いています。

”株価の下落は怖くもありますが、ここで勇気を持って投資できるかどうかが今後10年の投資パフォーマンスを分けると言えるでしょう。2019年は割安になった銘柄をたくさん探し、たくさん投資する年になりそうです。”


結果的に大発会(年内最初の取引日)を底に、特に年末にかけて大きく上昇し、日経平均株価は約20%の上昇となりました。クリスマス・ショックで投資できた人は良好なパフォーマンスを残せたことと思います。

日経平均株価 週足(SBI証券提供)
https://www.mag2.com/p/money/876244

かく言う私も自ら資金を投じて実践している「パイロット運用」で+40%近い実績を残すことができました。株価が大きく下がったときに過度に恐れることなく果敢に投資を行った結果だと考えます。

2019年展望で紹介した銘柄はすべて上昇

2019年展望の記事では「中小型株」「中国関連」「高配当銘柄」に分類し、注目する6銘柄を挙げました。以下はそれぞれ昨年末からの変化率です(パフォーマンスはいずれも12月24日終値時点)。

【中小型株】
WDBホールディングス<2475> +14.0%
シュッピン<3179> +65.1%

【中国関連】
アリババ<BABA> +56.3%
コマツ<6301> +11.9%

【高配当銘柄】
みらかホールディングス<4544> +7.3%
AT&T<T> +36.5%

このようにすべての銘柄が上昇しました。平均上昇率は31.9%と、これも日経平均を上回ることになりほっとしています。

相場のおかげという側面が強いので、これを実力と勘違いするわけではありませんが、おかしな銘柄を選んだわけではないということはおわかりいただけると思います。


イケイケの銘柄に資金が集中した1年

相場全体の体感としては、勢いのある銘柄に資金が集中したということです。
例えば、成長銘柄の代表格であるエムスリー<2413>は、2018年後半に2500円から1500円まで下がり、そこから反転してこの1年で3000円超まで上がりました。

エムスリー<2413> 週足(SBI証券提供)
https://www.mag2.com/p/money/876244

この間PERは2018年のピークで80倍、クリスマス・ショックで40倍まで下がり、現在では100倍を超えています。この会社が超優良企業なのは間違いありませんが、100倍を超えるPERは果たして正当化されるでしょうか。


https://www.mag2.com/p/money/876244
出典:バフェット・コード


逆に言えば、再び昨年のクリスマス・ショックのようなことが起これば、株価は半分になってもおかしくないということです。半分になったところでPERは50倍ですから、なお割高感があります。

イケイケの銘柄には資金が集まりやすく、相場の上昇局面では上がりやすいものですが、PERが高くなるほど下がり方も急になります。だからこそ、バリュー株投資家は上昇局面で高PER銘柄に手を出すことを避けるのです。

エムスリーは喉から手が出るほど欲しい銘柄です。しかし、慎重なバリュー株投資家としては上がっているときにはじっと我慢し、下がったときにしたたかに買うことで「いい株を安く買う」を実現できます。


バフェットの投資手法とはまさにこのようなものです。


相場はトランプの手のひらの上

2019年の相場は、年間を通じてトランプ大統領の発言に右往左往させられることになりました。

その1つがFRBへの利下げ圧力です。クリスマス・ショックを受けて、景気後退を避けるためにと、TwitterでFRBに利下げを迫る圧力をかけ続けました。これを受け、利下げに対する市場の期待感が高まり、年前半の上昇が起こります。

しかし、元はと言えば昨年までトランプ大統領自らが仕掛けた米中貿易戦争により中国経済が減速し、株価が急落したのです。大統領としては自らの手腕で株価を上げたように発言していますが、見れば見るほど自作自演、マッチポンプなのです。
市場が利下げを織り込むと、夏頃には再び勢いがなくなってきます。そこで大統領は米中貿易戦争の和解をちらつかせ、投資家の心をくすぐったのです。すると、秋頃から年末にかけて、株価は見事に上昇しました。

米国株は史上最高値を更新し続け、大統領はご満悦です。Twitterを使った「株価操作」に関して彼の右に出る人はいないように思えます。

なぜトランプ大統領がここまで株価にこだわるのかと言えば、2020年11月3日には2期目をかけた大統領選挙が行われるからです。米国では大多数の国民が何かしらの形で株式を持っていますから、株価の上げ下げは支持率に直結します。

これから大統領選挙にかけてトランプ大統領の思い通りになるとすれば、株価はもう下がりようがないという気さえします。私のメインシナリオもここからのさらなる上昇を見込んでいます。

しかし、もう少し先のことまで考えると、トランプが再選するかしないかにかかわらず、大統領選挙後はいよいよ「弾切れ」になるのではと考えています。米大統領に3期目はありませんから、再選されれば株価への関心も失われてくるでしょう。
そうなると、2020年後半、大統領選挙後はいよいよ株価の動向が怪しくなると私は考えています。

https://www.mag2.com/p/money/876244/2
2019年8月31日 つばめ投資顧問作成


逆イールドは景気後退のサイン?今回は違う?

もう1つ気になるのが、今年8月に発生した「逆イールド」です。逆イールドとは、長短金利が逆転することで、投資家心理が慎重になっている時に起こるとされます。

歴史を振り返ると、逆イールドが発生してから約1年半で景気後退が起きると言われています。それを当てはめると、やはり2020年の後半が怪しくなってくるのです。
一方では、逆イールド発生後の景気後退に関し、様々な理由を挙げて否定する記事も目立っています。足元で株価が上昇していることから、ますますその論調が強くなっているように思えます。

これこそが危険な徴候です。確かに、過去の逆イールド発生時とは金利の絶対水準も異なり、まったく同じ状況とは言えないでしょう。それでも、過去数度にわたって結果として景気後退に陥っている事実は無視すべきではありません。
そもそも、景気は好不調を繰り返すものです。リーマン・ショック後の景気回復はすでに11年と過去に例を見ないほどの長さになっています。単純に長さによって区切られるべきではありませんが、いつか景気後退が起きることを忘れてはいけません。

株式投資で最も危険な言葉は「今回だけは違う」です。特に景気サイクルの終盤では歴史を無視した挙げ句、無残にも敗れ去った投資家は少なくありません。私たちが肝に銘じるべきは「歴史は繰り返す」という言葉でしょう。

足元で株価は大きく上昇しています。これを「グレートローテーションのはじまり」と言う人がいますが、私はそうは思いません。ろうそくは消える前が一番良く燃えるのです。


投資とは「ギャンブル的要素を消すこと」

ここまで相場見通しについて論じてきましたが、実は私はそれが当たるとは思っていません。なぜなら、投資家がすべきことは予想を当てることではなく、外れても大丈夫なように手を打つことだからです。

35億円を運用する個人投資家のテスタさんも「株で勝つというのは、いかにしてギャンブル的要素を消していくかということ。」だと言います。これが多くの人が見逃しがちな真実です。

その点、私たちバリュー株投資家がすべきことはシンプルです。相場環境にかかわらず、「いい株を安く買う」ことを徹底すれば、長い目で見ればどんな相場でも生き残っていくことができます。

AIでも5Gでもない。私が2020年に注目するセクター

私が今注目しているのは、実はAIでも5Gでもありません。どこにでもありそうな「トラック輸送」です。

トラック輸送と言えば、誰でも参入できることから小規模業者が乱立し、これまで投資に向いているとは思えない業界でした。

しかし、近年はインターネット通販の拡大で需要の拡大が続いています。一方で、人手不足が深刻化しているため、需要はあるのに捌ききれないという切実な状況が生まれています。

そこで台頭してきたのが、3PL(サード・パーティ・ロジスティクス)というビジネスモデルです。これは、運送会社が企業の物流システムを一手に引き受け、効率化を成し遂げるものです。

委託した企業はアウトソースによりコスト削減ができ、一方で引き受けた運送会社は規模の拡大とノウハウの蓄積により、利益を出しやすい体質となります。一度アウトソースされたら業者を変更される心配の少ない「ストックビジネス」でもあるのです。

何より注目すべきは、これらを担う会社がとにかく「安い」ということです。具体的な銘柄を見てみましょう。


【銘柄<コード>:PER】

丸全昭和運輸<9068>:8.0倍
トナミHD<9070>:9.5倍
ハマキョウレックス<9037>:11.0倍
遠州トラック<9057>:11.5倍
センコー<9069>:11.6倍
(※PERは2019年12月25日時点)

PERが低い理由としては、利益率が低いこと、そして何より「地味」な点が挙げられます。このような銘柄こそお宝が眠っているものです。

各社とも業績を着実に伸ばし、利益率も向上しています。ぜひ四季報や有価証券報告書を見てチェックしてみてください。それで「良い」と思えたら買ってみてください。筋は悪くないと思います。

安くなった時に買い続ければ、数年後には必ず実を結ぶ
株価はどうしても相場に左右されるため、結果はすぐには出ないかも知れません。
しかし、粘り強く良い銘柄を探し、安くなった時に買い続けていれば数年後には必ず良い結果が出ています。

これを少しでも早く始めることが、投資家として成功するための最も確実な道です。

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/822.html#c256

[リバイバル3] 起業するより多国籍企業に投資する(現物株を買う)方がギャンブル度は遥かに低い 中川隆
27. 中川隆[-14500] koaQ7Jey 2020年1月15日 14:59:14 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1424]
セブンイレブン、業績好調なのに大量閉店の闇〜月収26万円で疲弊するオーナーたち=栫井駿介
2019年10月24日
https://www.mag2.com/p/money/798181

セブン-イレブンが約1,000店舗を閉鎖すると発表しました。さぞ業績が悪いのかと思いきや、増収増益が続いていて、業績改善のためではないことがわかります。その根本にはフランチャイズシステムの難しさがありました。

絶対に本部は損をしない? オーナーだけが苦しいコンビニ経営


業績好調なのに店舗閉鎖?問題は人手不足にあり

10月10日、セブン-イレブンは不採算店約1,000店舗を閉鎖または移転すると発表しました。

セブン&アイ・ホールディングスは10月10日、傘下のセブン-イレブン・ジャパンで不採算店の閉鎖を加速すると発表した。2019年下期以降、約1000店舗を閉鎖または移転する。

出典:セブンイレブン、1000店舗を閉鎖・移転、既存店の収益力を強化 – ダイヤモンド・チェーンストアオンライン(2019年10月11日配信)

「不採算店の閉鎖を加速」となっていることから、業績改善が図られているように思えます。

しかし、決算では必ずしも業績は悪化していません。2019年2月期の国内コンビニエンスストア事業は増収増益、直近の第2四半期も増収増益が継続しています。数字だけ見るとどちらかと言えば好調なのです。

一方で、問題となっているのが人手不足です。現場の人手不足は深刻で、本部の方針に反し24時間営業を取りやめる店舗も現れました。本部でも、24時間営業を行わない「実証実験」が行われています。

この人手不足問題こそが、店舗を閉鎖しなければならない理由になっているのです。その現実は、フランチャイズの仕組みを見るとよくわかります。

深夜におにぎり1個でも売れれば本部は儲かる

フランチャイズに加盟すると、個人事業主であるオーナーはセブン-イレブンの店舗を開くことができます。その代わりに、本部に対して「ロイヤリティ」を支払わなければなりません。

ロイヤリティは、各店舗における「売上総利益(粗利益)」に対する比率で計算されます。数字は公表されていませんが、他社の水準等から推測すると60%程度とみられます。

例えば、100円のおにぎりの原価が60円だとしたら、売上総利益は40円です。ロイヤリティはこの60%ですから、24円がロイヤリティ、残りの16円がオーナーの取り分ということになります。

ただし、問題はロイヤリティの基準が売上「総」利益であることです。ここにはバイトなどの人件費は考慮されません。おにぎりの例で言えば、オーナーは残りの16円からさらに人件費を捻出しなければならないのです。

裏を返せば、本部はいくら人件費が高騰しようと、受け取るロイヤリティに変化はありません。極端な話、深夜営業をして人件費がどれだけかかったとしても、その間におにぎり1個でも売れれば、本部としては懐をまったく痛めることなく「利益」を出すことができるのです。

フランチャイズの仕組みとは、本部が損をしないようにできているのです。

もちろん、こうなるとオーナー側は大赤字です。だからこそ、24時間営業に反対するオーナーが出てくるのです。これは間違いなく、本部とオーナーの間に生じる利益相反と言えます。

オーナーの手取りは月26万円!? フランチャイズの実情

それでは、実際に店舗の月間収支がどのようになっているか推定してみましょう。
開示資料によると、セブン-イレブンの日販(1日あたりの売上高)は平均65.6万円です。1ヶ月を30日としたときの売上高は1,968万円となります。これだけ見ると「めっちゃ儲かってるじゃん」という気になりますね。

しかし、これはあくまで売上高です。商品には原価がかかります。原価率はおよそ70%と言われ、1ヶ月の売上高を2,000万円とすると、1,400万円が原価となり、残りの600万円が「売上高総利益」です。

以下のサイトを参考にすると、売上高総利益が600万円なら、ロイヤリティが384万円(平均64%)、オーナーの取り分が216万円となります。

※参考:大手コンビニ3社の加盟料・ロイヤリティ徹底比較 – フランチャイズ007
無事オーナーにも216万円が残り、めでたしめでたし……とはいきません。ここから、オーナーにとって鬼門となる人件費を支払わなければならないのです。

バイトの時給を1,000円としましょう。2人体制で24時間回したとして、1日あたりの人件費は4.8万円、30日間で144万円となります。これで、オーナーに残る金額は72万円となりました。

まだ終わりません。オーナーは売れ残って賞味期限が切れた食品などの廃棄を負担しなければなりません。これがおよそ40万円とします。さらに、24時間営業の電気代も馬鹿にならず、約30万円(うち8割は本部負担)かかるとされます。
さて、オーナーには最終的にいくら残ったかというと、

72 – 40 -( 30 × 20% )= 26万円

何とオーナーの月収は26万円という計算になります!仮にも「経営者」とされる人が、わずかこれだけの金額で働いているのです。普通の会社員と比較してまったく割に合わないことがわかります。

コンビニのフランチャイズオーナーになろうとしている人は、これを読んでじっくり考え直したほうが良いでしょう。


深夜の人手不足を担っているのは「オーナー」

都市部ではアルバイトの時給が高騰しています。

上記試算では時給を1,000円としましたが、これが1,100円になったとすれば、毎月の人件費は14.4万円上昇します。すると、オーナーの利益は11.6万円という、大卒初任給すら下回る結果となってしまいました!

この結果を見れば、人件費の高騰がいかに深刻で、オーナーがいかに苦しんでいるか、おわかりいただけるでしょう。

現実としては、バイトの時給を上げても人が集まらないので、オーナー自ら店頭に立って働いていると想定されます。

例えば、1日8時間店頭に立てば、時給1,000円換算でも月間24万円の人件費が浮きます。これはそのままオーナーの利益になるのです。

このように、多くのオーナーは自ら店頭に立って働くことによって生計を立てているのです。もっとも、それなら自らコンビニのバイトをするのと変わりません。
金額もさることながら、深夜に店頭に立つのは身体的に辛いものがあります。近所のセブン-イレブンオーナーのおじさんも、朝方口調がおぼつかない感じでレジに入っています。

だからと言って、バイトに深夜勤務を無理強いするのも時代の流れに反しています。私も大学時代にコンビニでバイトしていたときは深夜勤務を強く要望されました。結局それが嫌で辞めたということもあり、人のいいオーナーほど自ら泥をかぶることになるでしょう。

24時間営業をやめることは、何よりオーナーにとっての働き方改革に他ならないのです。


本部は「システム」を再構築しなければならない


セブン-イレブンの本部はどうすべきでしょうか。

単純に利益だけを考えれば、このまま24時間営業を何としてでも続けさせ、コンビニの数も増やし続ける必要があります。少しでも売上が増えるようならそれは全て利益に直結するからです。

しかし、あまりにオーナーをないがしろにし続けると、反旗を翻す人は日ごとに増えていくでしょう。もし裁判となり、本部に不利な判決となればビジネスモデルに穴があきかねません。

今回1,000店を閉鎖するのは、予防措置でしょう。不採算店のオーナーほど不満を抱きやすいでしょうから、これを機に「閉店」してもらえば、不満分子を取り除けるということになります。

ただし、これは対症療法にすぎないと思います。人件費高騰は全てのオーナーを苦しめていて、そこから逃れるためにはロイヤリティか人件費を下げることが最も効果的です。

ロイヤリティを下げることは、そのまま本部の減収につながりますから、簡単には受け入れられないでしょう。そうなると、人件費を削る策を考えなければなりません。

現在も実験を行っているようですが、省人化店舗の導入はその解決策になります。ユニクロで使用が始まったRFIDタグによる無人レジやAI監視カメラによって1人体制が可能になれば、人件費が相当抑えられるはずです。

※参考:ユニクロのセルフレジを体験し、その圧倒的優位性に驚く – GASKET(2019年7月1日配信)

本部としても、これらを加盟店に売れば、自らの利益にもつながります。まさにWin-Winの関係になるのです。

フランチャイズは本来「システム」を加盟店に売ることで利益をあげる仕組みです。すなわち、本当の「顧客」は「オーナー」ということになります。今、そのシステムに大きなほころびが見えています。これを根本的に解決しない限り、次の成長に踏み出すことは難しいでしょう。


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/826.html#c27

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
85. 中川隆[-14499] koaQ7Jey 2020年1月15日 15:42:06 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1423]

プリアンプに関しては FM Acoustics も含めて結局. マランツ♯7 に匹敵するものはひとつも現れなかった様ですね:

GRFのある部屋 2019年 12月 09日
German Physiks 友の会 第四回例会 チューバホーンさんのご感想
https://tannoy.exblog.jp/30954265/


Mさんのパラゴンは、以前も拝聴したことはあるのですが、久しぶりに見ても、やはり大きい!

本日のイベントのスケールの大きさを、最初から実感することに。

ただ、ちょっとだけうれしかったのは、Mさんのシステムが、マランツ♯7とfirst wattという組み合わせで、スケールこそ違私と同じ組み合わせゆえ、出音にわくわくしながら待つこと15分。

その音は、見た目以上のスケールで、音楽が部屋いっぱいに満たされた。


第二部は会場をレストランに移し、6人掛けテーブルの皆さんは初対面の方で、あいさつ、お話をしながらの会食がスタート。

話をしていくと、結構共通項があるもので、なんと6人中4人がマランツ♯7のオーナーだった。

今度はマランツ♯7友の会やりましょう!なんて話になりました。
https://tannoy.exblog.jp/30954265/


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オーディオ雑記帳 4 marantz#7 (2006/7/3)
http://more.main.jp/zakkichou04.html

もともと僕のメインアンプはマランツ#7 でレビンソンではない(勘違いしている人も多いと思いますが)

では、なぜ LNP について書いてばかりいるのだと思うだろうが、LNP での最上の音(可能性)を求めての挑戦が続いていて、その情熱が書き込みを多くさせているだと思う。そして、marantz#7 があるからこそ安心してLNPに打ち込める

marantz#7 の一体なにが凄いのだろう?と考えることがあるが、一番にあげられるのは音質に対して極端に不満が少ないことだろう。LNP には妖艶な濃い響きが魅力でもあるが、不安定で不満に感じる点も多く(marantz#7のように完成されていないからこそ)長い間取り組んでいる

オーディオ機器に何かしら不満が出てきるから、色々とアクセサリーなどで不満を解消しようとする人も多く、ついには機器自体を取り替えてしまうのでは無いだろうか? もちろん、もっと良い音がするのではないか?という気持ちも分かるが、それは逆の意味、知らないうちにそのものに対して不満を感じているからだと思う。

しかし marantz#7 は違う。逆にこれ以上触ると悪くなってしまうかもという不安が出てくる。なにも不満が無いのなら換える必要も無く僕の場合、marantz#7, #9, Hartsfild のラインは基本的にケーブルも含めて長い間変わらない。良い悪いという不安感も無く、ここがこうなったらという不満感も無い。音質で欲しい物が何も無く、そういう意味では完成されたアンプだと思う。しかし40年以上の前のアンプがそんな音がするとは信じられない人も多いはずだ

オリジナルのコンデンサーから40年以上経てまともに動くはずが無い。
当然な考えではあるが、不思議なことに未だ生きている。
しかもその劣化しているはずのパーツを使っていても不満が少ない。

有名な Stadio K'sにも2台の marantz#7 があるがカップリングはオリジナルのままであり、メインプリアンプとして採用され、その音に驚かれ人も多いと思うが、それが現実の#7である。

僕も含め marantz#7 を使っている人はその耳で選んでいる人ばかりだと思うが、中にはどうしようもなく修理され、ただ鳴るだけの marantz#7 を買わされている人も多いのも事実。

基本的にはカップリングやボリュームはオリジナルもしくはオリジナルに近い理想のパーツが使われているものを選ぶべきだと思うが、この点が難しく、技術屋に言わすとこのパーツがオリジナルに一番近い、いやこのパーツ以外駄目など marantz#7 に関しては「神様」と言われる人がずいぶんと居るらしい。僕は marantz#7 に不満を感じたとき初めてパーツ交換を考えるだろうが、それまでは今のままでメインの座から降りることは無い

さて現在、隠れ屋には4台の marantz#7 がありそれぞれ 109○○、14○○○,15○○○,17○○○ 多少好みはあるが基本的にはマランツの音から外れない。それぞれがメインになれる実力があり、音質的は僕的にはベストの状態の物である。

デッカのデコラも同じであろうが、これが40年前の音?と驚く人も多いと思う。
聞いてみないと絶対に信じられないだろう。
まぁ(オリジナル)レコードも同じではあるが・・・


中身は以下の通り

109○○番はさすがに初期の#7でカップリングをすべて160pで直してあるが考えられ得る限り最善の選択であると思う
14○○○番はワンオーナーから受け継いだ物で未だに手が入っていない#7
15○○○番はセレンが壊れ新しいセレンに交換フルメンテ
17○○○番はStadio K'sでセレンからダイオードに交換した#7聞き衝撃を受けダイオードに交換の#7を最近使い出した

メインは14○○○番。音質差はそれほど無いが109○○番とは良きライバル。好みの問題だが14○○○番が録音マイクの存在が微妙に分かるが109○○番はマイクの存在が消える。このニュアンスの違いは、カラーコードのバンブルビーと160pの違いであろうか? #7の独特の透明感、しなやかさは14○○○番が微妙だが上。

15○○○番は「神様」という人に見てもらいフルメンテを受けたどちらかというと#1に近い音質になった透明感は一番かもしれないが音が微妙に固くしなやかさに欠け戻ってきて僕の感性にあわない。ここら辺が技術屋独自の感性で、もう一度他の「神様」に見てもらうかもしれないが、しばらく様子見状態。

コスモスボリューム搭載の17○○○番はダイオードに交換。他のものと比べるとCDの音質が良く、セレンとは違う意味で魅力がある。もしもCDオンリーで言うとこちらがメインになる可能性がある。70年以降のアナログレコードも良くなるがこちらも様子見

しかし、どれも微妙な差ではあるがすべてに於いて不満は極端に少なく、音楽を楽しんでいる。

難しいのは、聞いたとたん気に入らなかったり、酷い音質だったりで、今まで何台もの #7 を売ってきたこと。まだ #7 が分からない時期に名前にあこがれ手に入れ失敗ばかりしていたことも事実で、大枚をどぶに捨てている。
魅力的なアンプだが LNP 以上に気軽にお薦めできないアンプでもある
http://more.main.jp/zakkichou04.html


2009/2/3
JBL K2 S9500 はすごいスピーカーで古いレコードから最近のCDまで不満なく再生してくれ、その潜在力は計り知れない。9500には LNP の1番を繋いでいるが相性の良さはピカイチで友人も驚いたと同時に大変に気に入ってくれたみたいだ。
友人が帰った後これだけ鳴るのだったら本格的に鳴らそうと Cello のオーディオ・パレットを追加して微妙なニュアンスを付加してみた。

これは期待以上の効果で、メインである Marantz#7、#2+Hartsfield に迫る迫力。
思った以上に CELLO は繊細な空気感を出す。まるで美しい女性を観ているみたいだ。

とくに教会での録音などではヒンヤリとした冷たさまで感じることが出来るが、ややホットになれず万能とはいかないようだ。

その点マランツ7は絶妙で女性的なのにホットな演奏も旨く表現できる素晴らしいプリだと思う。

LD-2 もどちらかというと女性的だと思うが自分自身を ML-1 のように強く押し出さないので相性によっては評価が全く異なってくる。うまく使うとマランツ7以上に繊細でかつ力強い素晴らしいプリだと思う。

神話化されたバウエンだが僕は普通のアンプだと思っている。
可もなく不可もなく、ただの普通のアンプの音。

あまりにも数が少なく LNP の名声とともに神話になってしまったが、使う人によってはただのアンプ。

今回運良く STUDIO K's で聞いた人は普通のアンプだと判ったと思うが、繋いですぐ判るような素晴らしい音ではないはずだ。

貴重品だとは思うがまぁ高価な値段では手を出さない方が良いだろう。殆どの人が失望するはずだ。

ではなぜレビンソンのなかでバウエンをメインで使っているのかというと時より見せる圧倒的な威厳。

これは短期間での判断は難しいと思うし、相性が激しくメイン以上にスピーカーも選ぶようだ。

CELLO は皆さんが想像しているとおり高域に特徴がありここが好みの分かれるところ、

サラサラの高域はすべて繊細に分解してしまい芯がないと言えばそれまでだが何か耳をくすぐるような感じで心地よいが、反面体調が悪いときには非常に耳障りな音になってしまう。

しばらくは CELLO で聞くが最終的には LNP+CELLO ENCORE POWER で聞くことになりそうだ。

CELLO はプリよりもパワーの方が気に入っている。どうもレビンソンのパワーは結構使ったつもりだが最後まで気に入らず全て手放してしまった。
そう、プリに比べ野暮ったいのだ。CELLO のパワーはそんな印象を取り除いてくれた素晴らしい質感を持っている。

小さな ENCORE POWER3 から大きな ENCORE POWER 150 に換えても全くと言っていいほど質感が変わらなく、非常に完成度が高いと感じている。

でもオーディオ的にはEAR861 の甘さを求めてしまうが・・・

しかし、レビンソンのように手放してしまうパワーアンプではなく、ボクがオーディオをする限り所有するアンプだと思う
http://more.main.jp/zakkichou06.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c85

[リバイバル3] カウンターポイント SA-5000 + SA4

カウンターポイント SA-5000 + SA4


Ccounterpoint SA 5000 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=Counterpoint+SA+5000

Counterpoint SA-4 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=Counterpoint++SA-4

CounterPoint 製品一覧 カウンターポイント
http://audio-heritage.jp/COUNTERPOINT/index.html


ヤフオク! -「counterpoint」の落札相場・落札価格
https://auctions.yahoo.co.jp/closedsearch/closedsearch?auccat=&tab_ex=commerce&ei=utf-8&aq=-1&oq=&sc_i=&exflg=&p=counterpoint&x=0&y=0


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COUNTERPOINT SA-5000

マイケル・エリオットが生み出した真空管+半導体の傑作プリアンプ。
微小レベル電圧増幅を真空管で、負荷ドライブを半導体で行っていいるハイブリット方式、真空管らしい自然で繊細な表現とトランジスターらしい立ち上がりの早さのいいとこ取り。マークレビンソンのLNP-2と並び称されるその音は力強さとしなやかさが両立され、聴き手の心を虜にします。


COUNTERPOINT SA-5000
¥1,000,000(1990年頃)

ハイブリッド技術の集大成として開発されたカウンターポイント最高峰のプリアンプ。

プリアンプでは、容量や誘導特性のまちまちなケーブルが接続されたり、音量やバランスコントロールなどの抵抗負荷をかけられるなどの信号純度を曇らせる要素をかかえています。また、RIAA復調ネットワーク回路も過酷な対応を要求する要素といえます。SA-5000はこれらの負荷条件と真空管との間に緩衝をも受けることで真空管の負担軽減を図り、真空管のパフォーマンスを維持しています。

具体的にはFET/バイポーラトランジスタで構成される広帯域電流アンプを全真空管段にバッファーとして採用しており、これに信号増幅以外の役割を持たせることで負担を軽減しています。これにより真空管の真価を発揮できるだけでなく、様々な歪の低減や反応の高速化も実現しています。

一般的な真空管による信号増幅はグリッド側を入力としていましたが、SA-5000のPhonoとLineの電圧増幅段では信号移送の維持と歪の低減を期して、カソード入力を使用しています。
真空管のマッチングを完璧にとるとともに一方の真空管のカソード入力ともう一方の真空管のカソード出力とのコンプリメンタリーな性質を利用することでグローバルフィードバックを用いずに歪をキャンセルしています。

出力部はダイレクトとバッファーの2種類が選択できるよう設計されています。
ダイレクトでは出力管から出力コンデンサーのみを経由して出力され、バッファーではラインドライバーのバッファーアンプを経由して出力されます。バッファー出力はダイレクト出力より低インピーダンスとなっており、パワーアンプへのケーブルを長く引き回す場合でも安定した伝送特性を発揮できます。

真空管には微小信号の増幅に秀でた3極管6DJ8をはじめとして、合計7本が使用されています。

これらの真空管は一本一本に対してカウンターポイントオリジナルのチェックボード上で160時間に及ぶエージングが施されています。さらにオーディオプレシジョン社のコンピューターによってマイクロフォニック雑音等をチェックし、さらにマウントした状態でもう一度ノイズや歪、増幅能力をチェックされ、合計200時間のエージングを経て使用しています。

電源部は別ユニット構造となっており、電源部との緩衝を排除しています。
電源ユニットは6CA4整流管や定電圧レギュレーター等から構成されており、本体と同一のシャーシ素材で作られています。

本体のレディスイッチをオンにすると、このユニットにDC電源が供給されます。本体はヒーターの高電圧サプライを除いて常に通電状態となる設計になっており、真空管へのストレスを軽減し、長寿命化を図っています。
電源部に使用されたトロイダルトランスはカリフォルニア州サンディエゴの自社工場で設計・製造されたもので、ハンドワインディングされたオリジナル品となっています。

基板のマウント方法まで徹底したシャーシ構造を採用しています。
メインオーディオ基板は250x400mm、3mm厚の冷間圧延スチールに銅メッキを施したサブシャーシへビス13個でしっかりと固定するフローティング構造となっており、これによってあらゆる物理的振動から信号経路をアイソレートしています。また、振動を伴う部品は基板の外に置き、スイッチやリレーに起因するマイクロフォニックノイズを排除しています。

メインシャーシはフロントパネルと同じアルミニウム無垢材を採用しています。また、サブシャーシの銅メッキスチール材は10Hz以下からギガヘルツ帯域の広範囲にわたって電磁干渉をシールディングすることが可能です。

オーディオ基板には合計16個の緑色LED、コントロール基板に赤色LED1個を備えており、各部の動作状態が一目で確認できます。

バッファー出力用に3段切換式のレベルコントロールを搭載しており、高効率なホーンスピーカーによる大音量再生においてノイズレベルを抑えたり、ボリューム調整に先立って総音量を絞る場合に使用できます。
また、左右チャンネル独立したバランストリマーを搭載しており、左右チャンネルのバランスを精密に調整できます。

MC負荷セレクターを搭載しており、100Ω、300Ω、47kΩの他、抵抗を基板上へプラグインして好みの抵抗値を選択することができます。
MMとMCの切換は内部スイッチで行います。

機種の定格

ステレオコントロールアンプ

入力感度
Phono MC:31μV
Phono MM:1.3mV
Line:37mV

入力インピーダンス
Phono MC:47kΩ、300Ω、100Ω、ユーザー設定値
Phono MM:47kΩ
Line:15kΩ

最大入力レベル
Phono MC:10mV
Phono MM:400mV
Line:12V

出力インピーダンス
ダイレクト出力:3.5kΩ
バッファー出力:75Ω
テープ出力:10Ω

最大出力レベル 32Vp-p(THD 1%、20Hz〜20kHz)
ゲイン(1kHz) Phono MC:84dB
Phono MM:52dB
Line:23dB

SN比(10Hz〜500kHz) Phono MC:80dB(0.5mV基準、EIA-WTD、ノイズ55μV)
Phono MM:76dB(5.0mV基準、EIA-WTD、ノイズ30μV)
Line:90dB(0.5V基準、EIA-WTD、ノイズ15μV)

使用真空管
オーディオ増幅用 6DJ8x4本
高電圧レギュレーター用 6DJ8x2本
高電圧レギュレーター・エラーアンプ用 12AX7x1
整流用 6CA4x1

推奨ヒューズ 電源:2-1/2A AGC 3AGサイズ・ファストブロータイプ
高電圧:1A 8AGサイズ・ファストブロータイプ

電源 AC88V〜133V、50Hz/60Hz

消費電力
55W(スタンバイ時)
80W(動作時)

外形寸法 本体:幅483x高さ130x奥行322mm
電源:幅148x高さ130x奥行315mm
重量 本体:12.7kg
電源:5.5kg
http://audio-heritage.jp/COUNTERPOINT/amp/sa-5000.html


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COUNTERPOINT SA-4
¥1,000,000(1台、1984年発売)

最新のエレクトロ技術を投入して開発された管球式モノラルパワーアンプ。

SA-4は一般的な管球式パワーアンプで用いられているアウトプットトランスを搭載していないOTL(アウトプットトランスレス)パワーアンプとなっています。

OTLアンプには、1電源のSEPP型とSRPP型、正負2電源を供給するSEPP型、さらに出力コンデンサーを省略し正負2電源を供給して中点をゼロ電位に保つOCL(アウトプット・コンデンサー・レス)タイプがあります。SA-4では、出力管とスピーカーをダイレクトカップリングしたOCL構成を採用しており、アウトプットトランスだけでなく出力コンデンサも搭載していません。

これにより、アウトプットトランスによる捲線抵抗や漏洩インダクタンス、捲線の浮遊容量などの悪影響を排除しています。

出力コンデンサに代ってスピーカーにDC成分が流れ込むのを防ぐため、SA-4独自のサーボアンプシステムを搭載しています。これは、ICが記憶した30mV〜90mVの許容レベルを超えてDCが流れた場合に、このサーボアンプが動作して瞬時にSA-4とスピーカーを遮断するというもので、スピーカーの破損を未然に防止しています。

16Hz以下をカットするコンデンサーをカップリングした補助系統も搭載しています。

出力段は8本の6LF6で構成されています。

電源部には1kWを安定供給できる強力電源を搭載しています。

フロントパネルには、バイアス調整用の電流計及びメーターセレクター、半固定トリマーポテンションメーターを搭載しており、各出力管の電流バイアスやアイドル電流のチェックが行えます。

シルバーモデルの他にブラックモデルもありました。

機種の定格

型式 管球式モノラルパワーアンプ

出力
140W(8Ω)
280W(16Ω)

周波数帯域幅 0.1Hz〜50kHz
歪率 0.1%以下(最大出力時)
0.02%(20W出力時)

使用真空管
ECC83
6LF6x8
6FS5x2

電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 200W(通常使用時)
外形寸法 幅480x高さ170x奥行480mm
重量 26kg
https://audio-heritage.jp/COUNTERPOINT/amp/sa-4.html


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Counter pointの記事(6件)|禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/theme-10097864426.html


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COUNTERPOINT(カウンターポイント) SA-5000 プリアンプレビュー 2013年10月05日
https://ameblo.jp/pure-audio-blog/entry-11628749867.html


COUNTERPOINT(カウンターポイント) SA-5000 プリアンプレビュー
喰らうオーディオ!!!-fl all
CP(中古)   ★★★
デザイン    ☆☆☆☆
手放せない度 ☆☆☆


カウンターポイントことSA-5000が遂に
我が家にやって来ました。

中古の出物も多いので割と有名だと思いますが、
COUNTERPOINT(カウンターポイント)とは
1978年に設立されたオーディオメーカーで、マイケル・エリオットがエンジニアです。

ソリッドステートと真空管の長所を活かした設計が特長で、ハイブリッド設計の機器を多く製造していました。
90年代後半に廃業しており、マイケル・エリオットは現在自前のブランドとカウンターポイントの
メンテナンスおよびアップグレードサービスを提供している会社を運営しています。

カウンターポイントのデザインの雰囲気とか、一貫したハイブリッド設計あたりが
私の興味をぐいぐい惹きつけて止まないので今回導入となりました。


しかも!!!今回導入したのは
名器と誉高い同社のプリのフラッグシップ『SA-5000』です!
喰らうオーディオ!!!-fl 001

90年代冒頭に発売されたモデルで、
定価100万円と当時としてはハイエンドモデルです。

この価格帯のコンポとしては珍しく黒と
シルバーと色違いで発売されております。


デザインとしては初期のレビンソンにも似た、
「作られた」デザインというより
ある種の機能性や設計に基づいたデザイン性を感じます。

電源は別筐体で、こちらにも真空管が利用されております。
この如何にも真空管なデザインはいいですね。

喰らうオーディオ!!!-op02

喰らうオーディオ!!!-op01

構成としては、バランスなしのRCA入出力のみです。
喰らうオーディオ!!!-bk
バッファー有り無しもあり結構機能豊富です。


中身を空けてみると。
喰らうオーディオ!!!-in all
海外製品としては、やたらに部品数があるように思えます。

目につく主要なパーツは赤いWIMAのコンデンサーと
白のWONDER CAPです。
喰らうオーディオ!!!-in parts
WIMAは日本ではあまり使われませんが、
音が良くて有名な部品らしいです。

見にくいですが手前の黒く四角いやつがボリュームです。
調べていませんが、そこまで特殊なものではなかったはず。
喰らうオーディオ!!!-in volume
感触も普通です。
やすっぽいことはありませんが、高級感もないですね。

セレクターはリレーの模様。
喰らうオーディオ!!!-in selector
基盤が背面にくっついてるという不思議な配置です。

フォノはMCとMMに対応していますが、
本体内部のトグルスイッチを変更する必要があります。
喰らうオーディオ!!!-in phone
天板のネジがやたら多いし、
これ設計上もう少し使いやすくならなかったものか。

で、肝心の音ですが。

音が出た瞬間に空気感が今まで違う。
空間に音がほのかに漂っているイメージ。

反面出てくる音の線は細いが、音に芯があって鋭い。
その空間描写とのギャップが面白い。

好き嫌いではなく、
「これがハイエンドの音作りか」と
「これがマイケル・エリオットの音なんだと」
まざまざと見せつけられた印象。


こうなると、この機器じゃないと出せない世界が明確にありますね。


まぁ、私には期待の高さとは裏腹に
「思ってたんと違うっ!」て感じでソッコーで手放しましたけどw

以前寺島さんが「美音過ぎて駄目だった」とおっしゃってましたけど、
そういうことなんでしょうね。私も。
https://ameblo.jp/pure-audio-blog/entry-11628749867.html


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CounterPoint SA-4との再会 2013年12月16日
https://community.phileweb.com/mypage/entry/1292/20131216/40454/


CounterPoint SA-4 に出会ったのは約6ヶ月程前なのですが、購入後2ヶ月程で片側のSPより共振音が出る様になりました。

中古購入ですので此のリスクは承知の上で、かつ購入後完全オーバーホールに出そうと思っていましたのでそれほどショックは感じませんでした。

ただ古い機種なので何処にオーバーホールをお願いするかが問題でした。

丁度、小生の知り合いがOTLアンプを自作しておりましたので、其の方に相談すると快諾していてだきました。

ただいかんせん相当古い機種なので配線図が手に入るか心配でしたが、SA-4の修理を数台手がけておられる方のサイトを偶然見つけ、其の方にお願いして配線図を公開して頂き、それを元に知人は配線図を一ヶ月ほどかけて完成させたとの事です。


加えて、この機種に使用されている水平管6FL6が手に入るかが問題でしたが、オークションで偶然にも GE NOS管が32本手に入り、また6FS5も2本が懇意にしているオーディオ仲間から譲って頂きました。

これら、数十本から特性のそろった真空管を探し出すために6FL6,6FS5,12AX7用の測定器兼エージング器も作製して頂きました。

また、拙宅のプリからSA-4までは5m程の距離があり、RCA接続では心配なのでXLR-RCA変換器も作製して頂きRCAの長さを1mにする事が出来ました。


本日知人がオーバーホール済みの機器を持って来て頂いたのですが、知人云く、ここまで持った事が不思議なくらいの状態だったそうです。

途中経過でじゃじゃ馬娘ぶりには手こずっているとは聞いていたのですが。コンデンサーは総入れ替え、6FL6真空管ソケットは焼き付けの為に総入れ替え、電源制御用のトランジスターは劣化が激しく交換の必要はあるものの、何せ古いトランジスターでネットでやっと見つけて入れ替えたとの事でした。


アンプの配線もアメリカ製らしく相当大雑把でこれも良く今までもった事が不思議なくらいだったそうです。

拙宅のSA-4はブループリント基盤の後期型ではなく、グレイ基盤の前期型である事が部品調達を難しくしていたみたいですね。

じゃじゃ馬娘から淑女に生まれ変わったSA-4、部品が相当数入れ替わっているので音色の変化が心配でしたが、取り越し苦労でした。

一聴して以前の音楽を奏でてくれています。

スピード感ある低域、解像度の高い高域、張り出し感のある中域、どれをとっても満足する音です。これは多分に全段直結方式による御陰なのかも知れません。
全段直結方式ゆえプリ管12AX7,6FS5交換時にも調整が必要みたいですが。
エージングを重ねていけばもっと艶が乗ってくるのでは無いかと思っています。

これからの夕べ、音楽鑑賞の時間が増えそうです。



レス一覧

無事に戻った来た様で良かったですね。
古い機器はリスクが有りますがそれ以上に今の機器には無いあじわいがあります。
回路図までおこすとは完璧ですね。オーバーホールは当時のパーツが入らない特のリスクや音の変化がありますがクリアできた様で良かったです。
またお聴かせ下さいね。

bytoyocrim at2013-12-16 06:42


toyocrimさん お早うございます

>古い機器はリスクが有りますがそれ以上に今の機器には無いあじわいがあります。
まさにおっしゃる通りで、以前OCTAVEのモノアンプを試聴した時に、拙宅のSPが30年程前のものなので、現代の最新アンプにはSPがついていかないのではと思わされました。
そこで其の当時のアンプを探しSA-4に行き着きました。此のアンプから流れてくる音楽には惚れ込んでいます。

>回路図までおこすとは完璧ですね。
そうですね。この方はOTLアンプを回路図からおこし製作されています。
其のアンプのできばえは市販品より良いかなと思うくらいです。
回路図をおこして、全段直結の方式である事に驚いておられました。今では市販品としては到底考えられない方式の様です。
約二ヶ月の悪戦苦闘された結果が形として表れてきました。
時間がある時に、いつでもお越し下さいね。

byRay at2013-12-16 09:16


ストラさん お早うございます。

このOTLアンプのオーバーホールは知人に大いに迷惑をかけました。そして、このアンプ回路の斬新さに驚かれていました。
当時の、アメリカの自由なもの作りが生み出したようなアンプの様です。

今週お越しになるとの事で、無理を言って昨日持って来て頂きました。
部品の殆どが新品(真空管を含め)ですので本来の艶が生まれてくるのは一ヶ月くらいかかると思いますがその一端にでも触れて頂いたらと思います。

今週を楽しみにしています。お気を付けてお越し下さいね。

byRay at2013-12-16 09:22


Rayさん今日は。
何とか間に合ったようですね。良かったです。
一連の修理日記がブログでアップされています。正直良くやったなと、関心するばかりです。
私なら絶体に手を着けない、着けたくないアンプです。

アンプの製作が古いこともありますが、やはり発熱の多さ(消費電力が無負荷で480W)なので、これが部品寿命に大きく影響していると思います。

通気性を良くするために、あちこち穴だらけなので、中に金属片が入ったり埃が溜まらない様に、使わないときは何か覆いが必要なようですね。マメな掃除も必要ですね。

周波数特性的には、やはり低域が特に力強く、それが最大の特徴になっていますね。アンプがこなれてきたら、その特性がいかんなく発揮されてくると思います。デュ・プレのチェロの再生は楽しみです。

by山田野案山子 at2013-12-16 11:04


Rayさん  こんにちヮ!  アコスです。

 豪華なRay邸に 新たなお仲間が加わったんですね。

SA-4の音は記憶の彼方ですが(p_-) あの当時カウンターポイントは勢いがありましたよね。 しかし良き友人をお持ちで・・ ココまで完璧にメンテナンスを施される方をご友人に持つこと自体が素晴らしいですね。 この方の存在があるからこそ 蘇ったSA-4ですから・・。

 ウルトラ高性能・高効率な Exclusive2402は SA-4でご機嫌に吠えていますか? とっても温かでブッとい音が聴こえて来そうです・・  

 お楽しみください・・  アコス。

byアコスの住人 at2013-12-16 12:05


これだけ手をかけてなおRayさんがシステムに入れようとされるという事は、相当「身悶えするような」音質に違いない!
アンプもSPも喜んでいることでしょう。いいなぁ。
今週訪問予定の「艶ジャケ好き」さんが羨ましいです。

今後もよろしくお願いいたします。

byakahanamizuki at2013-12-16 15:34


山田野案山子さん こんにちは、レス有り難うございます。

>何とか間に合ったようですね。良かったです。
ハイ有り難うございます。SA-4の特徴の一端でもお聞き下さればと思っています。


>一連の修理日記がブログでアップされています。<
「私の斜めオーディオ』のプログ主さんに厚かましくもメールをさせて頂きいろいろご指南頂きました。回路図の基本はそのプログ主さんにアップして頂き、これを基本に今回のオーバーホールを手がけて頂いた知人が約一ヶ月かけて仕上げ、今回の修理につながりました。

>アンプの製作が古いこともありますが、やはり発熱の多さ(消費電力が無負荷で480W)なので、これが部品寿命に大きく影響していると思います。<
アンプが古い為にトランジスターにしても当時のものを入手するのに相当ご苦労されたみたいです。発熱に関しても然りで、今回、熱による基盤の焼き付けがひどく、基盤からおこすかも知れないような事をおっしゃっておられました。今回は追い配線を施して事なきを得たとの事です。

>通気性を良くするために、あちこち穴だらけなので、中に金属片が入ったり埃が溜まらない様に、使わないときは何か覆いが必要なようですね。<
発熱量を考えるて使用時には天板を取り払っています。使わないときの埃対策も必要ですね。有り難うございます。

>周波数特性的には、やはり低域が特に力強く、それが最大の特徴になっていますね。アンプがこなれてきたら、その特性がいかんなく発揮されてくると思います。デュ・プレのチェロの再生は楽しみです。<
此のアンプの特徴は何と言っても全段直結仕様にある様で、此の事により低域から高域まで非常に素晴らしい音を奏でてくれているものと思っています。今の考え方すれば到底製品として出来ないアンプの様ですね。
デュ・プレのチェロ再生が気に入って頂ければ良いのですが。

今度お越しになられる時にも忌憚の無いご意見を賜れればと思っています。

PS:USBですがあと一週間程ご猶予を下さいね。

byRay at2013-12-16 16:45


アコスさん お久しぶりです。大画面作戦、順調に推移しているでしょうか。

>SA-4の音は記憶の彼方ですが(p_-) あの当時カウンターポイントは勢いがありましたよね。<
勢いと言うか自由奔放な姿勢で出来上がったのがこのSA-4と思っています。今では到底製品としては出せないようなものの様です。
しかし、この発想があればこそ、麻薬的な音楽を奏でてくれるのではと思っています。

>しかし良き友人をお持ちで・・ ココまで完璧にメンテナンスを施される方をご友人に持つこと自体が素晴らしいですね。<
このような友人を持つ事自体が素晴らしいと言うよりは、我が事の様に努力して頂いた友人に感謝!感謝あるのみです。古い部品をネット検索で集め回り、どうしても手に入らないものは特性の一番近いもので代用する等の結果、オーバーホール前の音色と変わらない音楽を醸し出してくれているのではと思っています。それに、前述しましたが、一面識も無い小生にいろいろご指南して下さった「私の斜めオーディオ」のプログ主さんにも感謝いたしております。
このお二人のご協力を持ってこのアンプが蘇りました。
此の場をお借りして御礼申し上げます。

>ウルトラ高性能・高効率な Exclusive 2402は SA-4でご機嫌に吠えていますか? とっても温かでブッとい音が聴こえて来そうです・・<
ハイ!以前OCTAVEのモノアンプを自宅試聴した時に、古いSPには古い、其の当時のAMPで再生するのがベストと感じました。
2402からは、非常に高解像度で、それでいて暖色系の音楽が聴こえてきます。此のアンプの発熱量を考えると冬場にはピッタリのアンプと思っています。

byRay at2013-12-16 16:59


akahanamizuki さん今晩は レス有り難うございます。

このSA-4は一説では麻薬的な音楽を奏でるAMPと言われている様です。
その音楽にはスピードの早い低域と、高域の解像度が見事にマッチしていると思っています。
現在小生が使用しているSONY TA-NR1とMcIntosh 2102のいいとこ取りをしたようなAMPと感じています。
拙宅のSPが年代物なのでこの頃のAMPとの組み合わせが丁度良いのかも知れません。

「艶ジャケ好き」さんが来られる時に間に合って良かった思っています。
艶ジャケでお迎えしたいと思っています。

来年京都での学会時にはお会いしたいですね。
今後ともよろしくお願いいたします。

byRay at2013-12-16 17:06


Rayさん、ご無沙汰してます。
とうとうSA-4が帰って来たようですね。
小生の方は未だに修理が完了しておりません。まぁ、ゆっくりオーディオを楽しめる状態ではないのが救いです。拙宅のシステムが直りましたら、是非とも聴いて頂ければと思っています。また、連続しますから宜しくお願いしますね。

bynaskor at2013-12-16 22:05


Rayさん、こんばんは。

Rayさんが惚れ込まれている位ですから、SA-4は相当な逸品とお見受けします。恥ずかしながら私は聴いたことがありませんが、いつの日か体験してみたいです。

それが見事に蘇られたとのこと、おめでとうございます。それを担われた素晴らしいお仲間に恵まれて幸いですね・・・それもRayさんのお人柄故だと思います。

近々お邪魔されるお江戸のうるさい?方がうらやましいです(笑)

byKYLYN(キリン) at2013-12-16 22:23


EVAさん こんばんは いつもながらのレス有り難うございます。
EVAさんに対しての日頃の失礼をお許し頂ければ幸いです。

>スーパーアンプが蘇ったのですね。<
有り難うございます。小生にとってはこのSA-4はスパーアンプと独りよがりと感じ入っています。

>私は今日もモノラル盤を少々ゲットし、チマチマと楽しんでいます。<
いえいえ、飽くなき音楽に対する探究心には頭が下がる思いです。

>と言うことで遅レスとなりました。<
とんでもございません。少しでも気にかけていただいている事に感謝申し上げます。
我々の年代になれば好きな事が出来ている間が一番幸せな時かも知れませんね。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

byRay at2013-12-16 23:32


nasukor さん、ご無沙汰いたしております。お仕事、お忙しそうですね。

>とうとうSA-4が帰って来たようですね。<
ハイ、今年中は無理かなと思っていたのですがM氏の御陰を持って今年中に淑女に再会出来ました。繰り返しになりますがM氏には本当に感謝しております。

>拙宅のシステムが直りましたら、是非とも聴いて頂ければと思っています。<
其の時が来れば、ご一報に対して馳せ参じるつもりです。
その節にはよろしくお願い申し上げます。
ご一報を心待ちにしています。

byRay at2013-12-16 23:41


KYLYNさん こんばんは レス、誠に有り難うございます。

>SA-4は相当な逸品とお見受けします。<
ハイ、小生、勝手ながらまさに逸品と感じています。
全段直結のこのAMP は他に変え難いAMP と思っています。まさに自己満足ですね。

>いつの日か体験してみたいです。<
機会があれば是非お聞き下さい。今の時流のAMPとは一味違った世界が待っていると思っています。

>それが見事に蘇られたとのこと、おめでとうございます。それを担われた素晴らしいお仲間に恵まれて幸いですね<
ありがとうございます。今回はこの修理を快く引き受けて下さった方に感謝する事以外考えられません。
まさに親身になって修理をして頂き小生の希望をかなえて頂きました。
持つべきものは真の友達かなとつくづく思っています。
既述の如く、全く見も知らずの小生に対しても真摯に応えて下さった「私の斜めオーディオ」のプログ主さんにも感謝、感謝です。
かような方々に包まれている小生は本当に幸せものと実感している所です。
お江戸のうるさい?方だけでなく、KYLYNさんをはじめいろいろな方々にこのAMPの素晴らしい所を体験して頂ければと思っています。

byRay at2013-12-17 00:02


akazuさん お早うございます。レスを有り難うございます。

このOTL AMPはメンテに手がかかりますが低域の厚さ、スピード感には目を見張るものがあると感じています。
小生がこのSA=4に注目したのは、とあるお宅でロンドンウエスタンウーファーを片ch8発、計16発を軽々と駆動しているのを目にしたときでした。それからなんとかこのAMPが手に入らないかとネットサーフィンをしたのですがなかなか手に入れるのが難しかった記憶があります。
加えて、使用している真空管、6FL6も片Ch8本、及び増幅管6FS5の良品も手に入る事が至難の事と解り、半ば諦めていた時にオークションで6FL6真空管32本、それもNOS管が手にはいり、6FS5も2本オーディオ友達から手に入れる事ができ、また、本体も偶然にも、懇意にしているオーディオショップから売りに出されていましたのですぐさま手に入れた次第です。
本当に偶然の出来事が重なった結果でした。

使用してみて、2402のウーファーを軽々と駆動し、そのスピード感に圧倒されました。加えて高域の解像度も素晴らしく一目惚れの感がありました。

こちらにお越しになられる時には是非ご連絡下さいね。
貴邸オーディオ棟のお披露目もよろしくお願いいたします。

byRay at2013-12-17 09:09


こんばんは

ご無沙汰しております 前オーナーの愛情の深さに疲れてしまっていたところをご友人をはじめとする多くの方々のお力が結集した優しいデトックスによって甦った奇跡のアンプなんですネ でも奇跡は起こったのではなくこれもRay様の彼女に対する愛情が中心にあったればこそ偶然という名の必然が重なり合って能動的に奇跡を起こしたと思われてなりません Ray様宅の機器達は幸せですね〜
拙宅では 定年退職に伴う業務引継ぎを終えた8月以降ほぼ毎日鳴らしてあげていましたが 7年近く経過した機器達がこの5ヶ月間の鳴らし込みでようやく本領(の一部?)を発揮し始めてくれた感じが致します 愛情をもって環境を整えて鳴らしてあげれば機器達は応えてくれるんだな〜と思う今日この頃です

byそねさん at2013-12-18 21:49


そねさん こんばんは こちらこそご無沙汰いたしております。

今回手にしたSA-4は、前オーナーさんに愛され過ぎてなかなか酷使されていたみたいです。今時々目にするブルー基盤の後期型では無く、グレイ基盤の前期型と言う事もあり部品の劣化が激しかったみたいですね。

”偶然という名の必然”
流石にそねさん、美味い言い回しですね。
確かにこのAMPに初めてあった時に一目惚れしました。手に入れたいと言う強い気持ちが偶然を生んだのかも知れません。
オーディオ機器は使ってなんぼと言う感がありますので、酷使されても堪えているのでしょうね。

定年退職を迎えられたとは驚きです。前回お会いした時のあの若々しさからは想像出来ません。悠々自適の生活も良いものでしょうね。
小生と言えば貧乏暇無し、まだまだオーディオに全愛情を注げる日はほど遠そうです。
それまではほそぼそとオーディオライフを送るつもりです。

今後ともよろしくお願いいたします。

byRay at2013-12-18 23:25

https://community.phileweb.com/mypage/entry/1292/20131216/40454/

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1033.html

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
86. 中川隆[-14498] koaQ7Jey 2020年1月15日 16:34:28 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1421]

プリアンプ 伝説の名機 まとめ


オールド マランツ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/635.html

マッキントッシュ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/627.html

オールド QUAD の安物アンプは名機なのか?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/840.html

ジャズ喫茶「ベイシー」の選択 _ JBLーSG520
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/402.html

チェロ AUDIO SUITE + Performance
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1032.html

CR Electronic Design _ Pre-Amplifier Kaster Pro (イギリス)
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/119.html

カウンターポイント SA-5000 + SA4
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1033.html

ゴールドムンド _ その奇跡の音色の秘密
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/948.html

コニサー (Lyra Connoisseur )
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/651.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c86

[近代史3] 韓国の高すぎるGDP _ 韓国で生産しても日本やフランスより少し安い程度で、中国の3倍、ベトナムの10倍以上になる 中川隆
3. 中川隆[-14497] koaQ7Jey 2020年1月15日 17:48:34 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1420]
2020年01月15日
膨らみすぎた”韓国”の縮小が始まっている


韓国の家計債務はGDPを超えた

画像引用:https://blog-imgs-133.fc2.com/m/o/n/monma5376/2020-01-12-k003.jpg

韓国の魔法のステッキ

韓国人は自分を大きく見せかけるのが好きで、大衆から小役人、大統領までこの法則は一貫している。

例えば韓国大統領が外訪するとき最も重視するのが「誰が空港に迎えに来るか、赤いじゅうたんが敷かれているか、国旗の生演奏があるか」などです。

これらがあると韓国人は満足し、無い場合は自分が軽んじられたと言って激怒し、相手に謝罪を要求します。


経済でも同じで内容が伴わないのに売り上げや世界シェア、GDPといった外見の数字を膨らまし、威張り散らします。

2019年に日本は韓国への半導体素材など優遇措置を撤回したが、これで分かったのは韓国で作っている物は、実は何もなかったことでした。

アメリカが作った規格を元に日本から原材料や重要部品を輸入し、韓国国内で組み立てて韓国製品だと言っていました。


こうして韓国企業は規模を拡大し韓国のGDPが増えたが、GDPが増えた事で人件費などコストが増大し、韓国国内で製造しても赤字になった。

自動車や半導体やスマホなど、韓国の急成長を支えた製品の多くが、東南アジアなど国外に生産移転しています。

すると韓国はアメリカ人が設計した規格に基づき、日本から購入した原材料や部品を、東南アジアで組み立てている事になる。


自然な流れとして韓国や韓国企業は不要になり、東南アジアの企業や韓国以外の企業も同じことをします。

こうして韓国の魔法のステッキは効果がなくなってしまい、GDPの縮小が起きようとしています。

膨らみすぎた風船

ここで韓国という国がいかに身分不相応に膨らみすぎたか検証してみたい。

韓国の一人当たりGDPは約3万3千ドルで4万ドルの日本と変わらず、3万ドルのスペインよりも多い。

韓国は1997年に国家破産しているが98年のGDP総額は3742億ドル、2017年は1.53兆ドルと約4倍になった。


日本は1995年の5.4兆ドルをピークに2015年は4.4兆ドル、現在(2020年1月)は約5.1兆円まで戻しているが95年より低いままです。

日本がマイナス成長の間、世界は年平均4%経済成長していたが、中でも韓国の成長率は中国に次いで高かった。

日本と中韓の差は緊縮政策を取った日本と、富国強兵にまい進する中韓の差で、日本政府の政策失敗によるものです。


言うまでも無く「軍隊が巨大な国ほどGDPが大きく、軍隊が小さい国ほどGDPも小さい」が日本人の99%はこれを理解しようとしません。

軍隊も事業体なので企業と同じくGDPに貢献するから、軍が巨大な国ほどGDPも大きくなります。

トヨタの売り上げは30兆円だが国内販売は2割なので6兆円、防衛予算は5.3兆円なので、今でも自衛隊はトヨタに匹敵する「巨大企業」です。


アメリカの国防予算は80兆円以上でNASAや兵士の福利厚生を含めると約100兆円、アップル売上高の全世界2500億ドル(約30兆円)の4倍も巨大です。

日本以外全世界のどの国でも最大の企業は軍隊なので、軍隊の大きさがその国のGDPに大きな影響を与えます。

中国の軍事予算は約20兆円だが国内向けの軍隊である治安部隊も10兆円ほど、宇宙予算もあるので実質35兆円は使っているでしょう。

浪費する事でGDPを増やした韓国

韓国の軍事予算は約4兆円で、韓国は軍事費をGDP比3%以上にする計画を立てているので、数年後に日本の防衛予算を上回ります。

最先端の科学技術は必ず軍事産業から生まれるので、日本の科学技術は中国から周回遅れになり、韓国にも確実に抜かれます。

だが今回のテーマはそれではなく、韓国の経済規模は身分不相応に膨らみすぎたという事でした。


軍事費増は明らかに経済拡大に貢献するが、際限なく軍事費を増やすとやがて軍事費に経済が圧迫されるようになります。

戦時中の日本は軍事費のために国民生活を切り詰めたり、兵器製造のために寺の鐘を差し押さえたりしました。

こんな事をしたら日本の経済力が縮小してしまい、軍事力を拡大するために国を縮小する結果になります。


旧ソ連や旧ドイツも同じ間違いをおかし、おそらく現在の中国も同じ間違いをおかしつつあります。

韓国人は「見栄を張る」のがとても好きで、身分不相応な支出をしては自分を金持ちに見せかけます。

日本に旅行しに来る韓国人の若者はみんな韓流みたいな恰好をしているが、韓国に帰るとバラックや地下室に住んでいます。


韓国では家計債務が急増中で、家計債務の可処分所得比率は186%、日本の107%やOECD平均を大きく上回っている。

韓国政府の公的債務はGDP比40%だが、IMFによるとこれは年金や社会保障などを含まない数値で、実際はGDP比100%を大きく上回っている。

韓国政府は「今払う借金」だけを政府債務とし、年金を払うのは将来だから「現在の借金に含まれない」などと言っています。


韓国流に計算すると日本の公的債務もGDP比率40%以下になるでしょう。

韓国は政府も個人もお金がないのに在るようなふりをして豪遊し、豪遊する事で経済を拡大した。

韓国の家計債務上昇率は年30%で、毎年3割借金を増やし、収入以上のお金を浪費しています。


ここがGDPという数字の面白い部分で、GDPはお金を浪費すればするほど増える数字です。

逆に節約や緊縮すればするほどGDPは縮小するので、安倍首相が節約や緊縮する限り日本のGDPは絶対に増えません。

中国や韓国は収入以上の借金をして浪費し、浪費する行為そのものがGDPを増やしています。

だが中韓両国はすこし浪費しすぎたようで、浪費する事で無限にGDPを増やせるわけではないのです。
http://www.thutmosev.com/archives/81948695.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/604.html#c3

[近代史3] 平和主義者だったトランプがイラン革命防衛隊の精鋭組織コッズ部隊の司令官を殺害した理由 中川隆
43. 中川隆[-14496] koaQ7Jey 2020年1月15日 18:09:22 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1419]
2020.01.15
ポンペオ国務長官はトランプ政権がネオコンの戦略を継承していることを明らかに

 マイク・ポンペオ国務長官は1月13日にスタンフォード大学のフーバー研究所で講演、​ガーセム・ソレイマーニーの暗殺はアメリカへの挑戦を抑止することが目的​だと語った。ドナルド・トランプ大統領はソレイマーニーの存在がアメリカにとって差し迫った脅威であるように説明していたが、そうしたおとぎ話に執着すると自らを追い込むことになるので、軌道修正を図っているのかもしれない。

 ネオコンはライバルだったソ連が1991年12月に消滅した直後、政界制覇にとって邪魔な存在を潰し、支配力の源泉になるエネルギー資源を支配する政策を国防総省のDPG(国防計画指針)草案という形で打ち出した。ポンペオの発言はこの方針に沿っている。

 DPG草案は国防次官だったポール・ウォルフォウィッツが中心になって作成されたことから「ウォルフォウィッツ・ドクトリン」とも呼ばれている。この政策が作成された当時の大統領はジョージ・H・W・ブッシュ。DPG草案作成の最高責任者は国防長官のリチャード・チェイニーだ。

 この政策のアイデアを考えたのは国防総省内部のONA(ネット評価室)で室長を務めていたアンドリュー・マーシャルだと言われている。

 マーシャルは親イスラエル派で、冷戦時代にソ連の脅威を誇張した情報を流し、CIAの分析部門と対立していた人物として知られている。マーシャルのソ連脅威論を広める役割を負っていたCIAのチームBの中にウォルフォウィッツも参加してた。マーシャルは中国脅威論の発信源でもある。

 バラク・オバマ政権のネオコンはロシアとEUを分断し、ロシアへの軍事的な圧力と強めるためにウクライナでネオ・ナチを使ったクーデターを実行した。2014年2月のことだ。それを見たロシアと中国は急接近し、今では戦略的な同盟関係を結んでいる。

 オバマ政権は2010年の終わりからムスリム同胞団を使い、中東から北アフリカにかけての地域で「カラー革命」を仕掛けた。いわゆる「アラブの春」だ。

 その一環で2011年春にはリビアやシリアでムスリム同胞団やサラフィ主義者(ワッハーブ派、タクフィール主義者)を中心とするジハード傭兵に軍事侵略を始めた。その実態を誤魔化すため、西側ではこの戦争を「内戦」と呼ぶ。

 リビアでの戦闘でアメリカ/NATOがアル・カイダ系武装集団と連携している事実を知る人が増え、2014年には新しいタグ「ダーイッシュ(IS、ISIS、ISIL、イスラム国とも表記)」をつけた武装集団を売り出している。

 ダーイッシュを含むジハード傭兵の武装集団は2015年9月にシリア政府の要請で介入したロシア軍によって壊滅状態になるが、地上でダーイッシュと戦っていたのがソレイマーニーの率いる部隊。アメリカ軍がソレイマーニーを暗殺した後、ダーイッシュは「神の御業」だと賞賛しているのだが、この暗殺によってアメリカは中東での孤立を深めている。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202001150000/

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/786.html#c43

[番外地7] トランプは反グローバリストではなくネオコンだった

トランプは反グローバリストではなくネオコンだった

2020.01.15
ポンペオ国務長官はトランプ政権がネオコンの戦略を継承していることを明らかに


 マイク・ポンペオ国務長官は1月13日にスタンフォード大学のフーバー研究所で講演、​ガーセム・ソレイマーニーの暗殺はアメリカへの挑戦を抑止することが目的​だと語った。ドナルド・トランプ大統領はソレイマーニーの存在がアメリカにとって差し迫った脅威であるように説明していたが、そうしたおとぎ話に執着すると自らを追い込むことになるので、軌道修正を図っているのかもしれない。

 ネオコンはライバルだったソ連が1991年12月に消滅した直後、政界制覇にとって邪魔な存在を潰し、支配力の源泉になるエネルギー資源を支配する政策を国防総省のDPG(国防計画指針)草案という形で打ち出した。ポンペオの発言はこの方針に沿っている。

 DPG草案は国防次官だったポール・ウォルフォウィッツが中心になって作成されたことから「ウォルフォウィッツ・ドクトリン」とも呼ばれている。この政策が作成された当時の大統領はジョージ・H・W・ブッシュ。DPG草案作成の最高責任者は国防長官のリチャード・チェイニーだ。

 この政策のアイデアを考えたのは国防総省内部のONA(ネット評価室)で室長を務めていたアンドリュー・マーシャルだと言われている。

 マーシャルは親イスラエル派で、冷戦時代にソ連の脅威を誇張した情報を流し、CIAの分析部門と対立していた人物として知られている。マーシャルのソ連脅威論を広める役割を負っていたCIAのチームBの中にウォルフォウィッツも参加してた。マーシャルは中国脅威論の発信源でもある。

 バラク・オバマ政権のネオコンはロシアとEUを分断し、ロシアへの軍事的な圧力と強めるためにウクライナでネオ・ナチを使ったクーデターを実行した。2014年2月のことだ。それを見たロシアと中国は急接近し、今では戦略的な同盟関係を結んでいる。

 オバマ政権は2010年の終わりからムスリム同胞団を使い、中東から北アフリカにかけての地域で「カラー革命」を仕掛けた。いわゆる「アラブの春」だ。

 その一環で2011年春にはリビアやシリアでムスリム同胞団やサラフィ主義者(ワッハーブ派、タクフィール主義者)を中心とするジハード傭兵に軍事侵略を始めた。その実態を誤魔化すため、西側ではこの戦争を「内戦」と呼ぶ。

 リビアでの戦闘でアメリカ/NATOがアル・カイダ系武装集団と連携している事実を知る人が増え、2014年には新しいタグ「ダーイッシュ(IS、ISIS、ISIL、イスラム国とも表記)」をつけた武装集団を売り出している。

 ダーイッシュを含むジハード傭兵の武装集団は2015年9月にシリア政府の要請で介入したロシア軍によって壊滅状態になるが、地上でダーイッシュと戦っていたのがソレイマーニーの率いる部隊。アメリカ軍がソレイマーニーを暗殺した後、ダーイッシュは「神の御業」だと賞賛しているのだが、この暗殺によってアメリカは中東での孤立を深めている。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202001150000/
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/427.html

[番外地7] トランプは反グローバリストではなくネオコンだった 中川隆
1. 中川隆[-14495] koaQ7Jey 2020年1月15日 18:47:37 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1418]
2020.01.04
イラクでイスラム革命防衛隊の幹部を暗殺した米軍は続いてPMUの幹部を殺害
 アメリカ軍はイスラム革命防衛隊のコッズ軍を指揮してきたガーセム・ソレイマーニーとPMU(人民動員軍)のアブ・マフディ・ムハンディ副司令官を暗殺した後、PMUの幹部が乗った車列を空爆して6名を殺害したと伝えられている。
 シリアの東部からイラクの西部にかけて、つまりダーイッシュ(IS、ISIS、ISIL、イスラム国とも表記)が一時期支配していた地域にアメリカは軍隊を配備し、ジハード傭兵の部隊を再編していた。そうしたジハード傭兵を殲滅したのがPMUだ。
 一連の攻撃の背後にはイスラエルの意思があると言われているが、イラクで1960年代からイスラエルの手先として活動してきたのはバルザニ親子が率いてきたクルドの一派。父親のムスタファはイスラエルの情報機関モサドのオフィサーだったと言われている。その息子がマスードだ。
 2003年にアメリカはイラクを先制攻撃、サダム・フセイン体制を倒したが、その後に親イスラエル派の体制を築くことに失敗した。今の政権は親イラン派だ。
 そこで2007年までにジョージ・W・ブッシュ政権はフセインを支えていた軍人と再び手を組む。ダーイッシュにはそうした軍人が合流したと言われている。
 また、かつてはマルクス主義の影響を受けたイランの武装組織だったムジャヒディン・ハルク(MEKまたはMKO)はイスラム革命後に力を失ってイラクへ逃れ、それまでのイデオロギーを放棄してカルト化してアメリカやイスラエルの影響下に入ったと言われている。アメリカがこの組織を「テロリスト」のリストから外したのはそのためである。
 そうした勢力をアメリカは使っているが、そうした作戦の前に立ちはだかってきたのがPMUと言えるだろう。PMUが新たなヒズボラになることを恐れているとも言われている。
 ソレイマーニーを暗殺したかったのはイスラエルだろうが、アメリカ軍が代行した。その結果、軍事的な緊張が高まっているわけだが、それに対処するためにアメリカ軍は緊急展開部隊の第82空挺師団から750名をイラクへ派遣、さらに3000名を増派すると言われている。
 全面戦争の可能性は小さいと言われているものの、アメリカに対してイランが何らかの報復をすることは予想されている。ただ、予想外の展開になることは珍しくない。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202001030000/
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/427.html#c1
[番外地7] トランプは反グローバリストではなくネオコンだった 中川隆
2. 中川隆[-14494] koaQ7Jey 2020年1月15日 18:49:04 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1417]
2020.01.07
米軍による革命防衛隊幹部の暗殺にサウジとイランの関係修復の動きが関係
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202001060000/
 イラクのバグダッド空港はアメリカ軍が安全に責任を負っている。その空港でアメリカ軍はイランの要人を暗殺した。その要人とはイスラム革命防衛隊の特殊部隊とも言われているコッズ軍を指揮してきたガーセム・ソレイマーニーだ。この暗殺によってイランでアメリカに対する怒りが噴出しているが、それだけでなく、イラクでもアメリカへの反発が高まっている。

 その暗殺でイスラエルの果たした役割とサウジアラビアのイランとの関係修復の動きが話題になっている。

 ソレイマーニーと一緒にPMU(人民動員軍)のアブ・マフディ・ムハンディ副司令官も殺された。そのPMUの施設をアメリカ軍は12月29日に空爆、25名以上の戦闘員を殺したと伝えられているが、この攻撃にもイスラエルが関与していたと言われている。

 アメリカやイスラエルがPMUを憎悪する理由のひとつは、この2カ国が手先として使ってきたダーイッシュ(イスラム国、IS、ISIS、ISILとも表記)を殲滅する上で重要な役割を果たしたからだという。

 今回の暗殺でサウジアラビアも注目されている。その切っ掛けはイラク首相のアディル・アブドゥル-マフディの発言。昨年の10月上旬にサウジアラビアはイランと緊張緩和について話し合うことをイラク首相に約束しているが、そのサウジアラビアからの申し出に対する回答をソレイマーニーは持ってイラクを訪問したというのだ。中東の緊張緩和をアメリカとイスラエルは嫌ったということになる。

 サウジアラビアはアメリカやイスラエルと手を組み、新自由主義的な経済政策を推進、シリアやリビアへの侵略を支援、イエメンへ軍事侵攻してきた。そうした政策の中心にはモハメド・ビン・サルマン皇太子がいたのだが、そうした政策はことごとく失敗、サウジアラビアを苦境に追い込んだ。そこで皇太子は父親である国王のサルマン・ビン・アブドラジズ・アル・サウドからの信頼も失ったと言われている。

 そのサルマン国王が最も信頼していた警護責任者のアブドル・アジズ・アル・ファガム少将が9月28日に射殺された。ジェッダにある友人の家で個人的な諍いから殺されたとされているが、宮殿で殺されたとする情報がある。その殺害に皇太子が関係していたとしても不思議ではない。イランとの関係修復にサウジアラビアが動いたということは、皇太子の力が衰えたことを意味するのだろうが、そうなるとアメリカ政府やイスラエル政府にとっては好ましくない展開だ。

 本ブログでは繰り返し書いてきたが、アメリカの親イスラエル派に属すネオコンは1980年代からイラク、シリア、イランを制圧する計画を持っていた。まずイラクのサダム・フセイン政権を倒して親イスラエル体制を築き、トルコ、イラク、ヨルダンの親イスラエル国帯でシリアとイランを分断、その上で両国を破壊するというものだった。

 ウェズリー・クラーク元欧州連合軍(現在のNATO作戦連合軍)最高司令官によると、ネオコンの中心グループを形成するひとりのポール・ウォルフォウィッツは、1991年の段階でイラク、シリア、イランを殲滅すると語っている。(​3月​、​10月​)

 イスラエルに中東全域を制圧させようというわけだが、それが実現できればイスラエルが中東のエネルギー資源を握ることになる。必然的にイスラエルは圧倒的な支配力を手に入れることになるが、そうした野望は崩れ、ウォルフォウィッツの世界制覇プランは破綻した。アメリカ政治の表舞台で主役を演じてきた民主党と共和党の芝居は幕が下り始めている。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202001060000/
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/427.html#c2

[番外地7] トランプは反グローバリストではなくネオコンだった 中川隆
3. 中川隆[-14493] koaQ7Jey 2020年1月15日 18:50:33 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1416]
2020年01月09日
イラン攻撃の背後にイスラエル
黒木 頼景
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68795151.html

外国の軍事指揮官を暗殺
Qassem Soleimani 3Qassim Suleimani viecle in Baghdad
(左 : カシム・ソレイマニ / 右 : ドローン攻撃を受けた車輌の残骸)
  今月3日、アメリカ軍はイランのコッズ部隊を率いるカシム・ソレイマニ(Qassem Soleimani)司令官を殺害した。これはアクショク映画でもお馴染みの軍事ドローン(MQ Reaper)を使っての暗殺だ。イラン側としては、外国のイラクで革命防衛隊の指揮官を“いとも簡単”に殺されたから面目丸つぶれである。自国の重要人物をあっけなく殺されたんじゃ、いくら慎重なロウハニ大統領だって、重い腰を上げざるを得ない。米国に報復するのも当然だ。もし、それを躊躇(ためら)えば、自分の身が危うくなるから、武力攻撃に出てもおかしくはない。また、今年は再選を控えているから、トランプ大統領が大胆な軍事活動に着手ても、「やはりなぁ〜」と頷けることが多い。おそらく、アメリカ軍はイランに居た頃からソレイマニをずっと追跡し、絶交の機会だからバグダッドでソレイマニを殺そうと考えたに違いない。しかも、この暗殺計画にはイスラエルが全面的に協力していたはずだ。
Yossi Cohen 5( 左 / ヨシ・コーエン )
  中東情勢に疎い一般の日本国民は、こうした暗殺劇を耳にすると目を丸くして「エッ !」と驚くが、イスラエルとアメリカは前々から殺そうと準備していたのである。イスラエルの諜報機関「モサド(Mossad)」を率いるヨシ・コーエン(Yossi Cohen)長官は、去年の10月にソレイマニの暗殺を仄めかしていた。当時、ソレイマニはイスラエルの暗殺計画に言及し、「第二次レバノン戦争が行われた2006年、イスラエルの攻撃機はベイルートにいた自分とヒズボラの指導者ハッサン・ナスララを標的にしていたんだ」と非難していたのである。超保守派のユダヤ・メディアである「ミシュパチャ」紙から、この発言の真相を訊かれたコーエン長官は、暗殺計画のことを全面否定せず、「奴(ソレイマニ)は暗殺も不可能じゃない、有り得ると考えていたんだ」と語っていた。("Mossad chief : Iran's Soleimani knows his assassination is not impossible", The Times of Israel, 11 October 2019.)
  国際報道に関心のある日本人なら、イスラエルがイランを目の敵(かたき)にし、ペルシア人の核開発を何としても阻止しようと謀っていた事くらい知っていよう。ブッシュ政権により、サダム・フセインが倒された後、イスラエルにとっての脅威といえば、隠然たる存在感を醸し出すイランだけである。サウジ・アラビアには米軍が駐留しているから、何か怪しい事をしようとすれば、ワシントンが真っ先に王族の首根っこを押さえる。隣国のシリアとエジプトは、少々厄介だけど、もはやイスラエルを脅かす程の大国じゃない。したがって、残る脅威はシーア派を輸出するイランのみ。ベンヤミン・ネタニヤフ首相が率いる「リクード(Likud)」(シオニストの右派政党)にしてみれば、イランの核武装なんて言語道断。空爆を用いての核施設破壊も視野に入れているくらいだ。こうした強硬路線は単なる“掛け声”じゃなく、「リクード」の連中は本気で考えていた。
Tamir Pardo 3(左 / タミール・パルドー )
  2016年までモサドの長官を務めていたタミール・パルドー(Tamir Pardo)は、対イラン攻撃の可能性があったと暴露している。2011年、イスラエル軍はネタニヤフ首相からの命令を受ければ、15日以内にイランを攻撃する準備ができていたのた。(Ilan Ben Zion, "Ex-Israeli spy chief : Netanyahu planned Iran strike in 2011", Associated Press, May 31, 2018.) まぁ、「イランの核兵器開発は絶対に赦さない」と豪語するネタニヤフが、速攻の戦争計画を練っていたとしても不思議じゃない。日本のマスコミは強調しないが、「リクーード」の歴代党首を目にすれば分かるじゃないか。初代のメナヘム・ベギンは筋金入りのテロリスだったし、イツハク・シャミールやアリエル・シャロンも虐殺部隊の親分で、軍事行動を決して躊躇わぬ武闘派だ。
  ちなみに、ベンヤミン・ネタニアフはイスラエル国防軍(IDF)の元陸軍大尉である。彼は特殊部隊「サイェレット・マトカル(Sayeret Matkal)」に属していた、というから凄い。この組織は参謀本部に所属し、偵察や対テロ活動を主な任務とする斥候部隊で、「Unit 269」と呼ばれている。ベンヤミンの父親ベンジオン(Benzion)はコーネル大学の名誉教授で文民だけど、その息子達は皆軍人になっていた。(ついでに言うと、この父親は2012年4月、何と102歳で亡くなっている。) ベンヤミンの兄ヨナタン(Yonatan)とイド(Iddo)も「サイェット・マトカル」のエリート隊員で、三男のイドは異色の人物だ。この弟は退役後、大学に進んで医師免許を取得し、時たま医療活動に従事するが、本業は劇作家であるという。彼は数冊の著作を出しており、エンテベ作戦におけるサイェレット・マトカルについて本を書いている。結婚して子供をもうけたイドは、イェルサレムじゃなく米国のニューヨークに住んでいるそうだ。
Benzion Netanyahu & BenjaminIddo Netanyahu 2


(左 : ベンジオン・ネタニヤフと息子のベンヤミン / 右 : イド・ネタニヤフ )
Yonatan Netanyahu 1(左 / ヨナタン・ネタニヤフ)
  長兄のヨナタンは家族に取って英雄となっている。というのも、彼はサンダーボルト作戦(別名 / エンテベ作戦)」に参加し、唯一の戦死者となっていたからだ。1976年、パレスチナ系テロ集団(PFLP-EO)および西ドイツのテロリスト四名が、エールフランスの旅客機をハイジャックし、服役中のテロリストを釈放するよう要求した。そこで、イスラエルのイツァク・レヴィン首相とシモン・ペレス国防相は人質を救出すべく、旅客機が強行着陸したウガンダのエンテベ国際空港に特殊部隊を派遣。この作戦を遂行する中でヨナタン・ネタニヤフ中佐が死亡したのだ。彼の遺体はマウント・ヘルツェルにある軍人墓地に埋葬されている。弟のイドがこの作戦について本を書いたのは、亡くなった兄を慕ってのことだろう。国防軍が存在しないから仕方ないけど、日本の首相ときたら、軍事音痴の“赤いボンクラ”か、お花畑で育った“お坊ちゃま”くらい。もう情けなくて溜息が出てくる。
  脱線したので話を戻す。筆者はアメリカによるイラン攻撃には驚かない。なぜなら、イスラエルの衛星国であるアメリカ合衆国は、以前からイランを標的にしていたからだ。9/11事件の後、対テロ戦争を決意したジョージ・W・ブッシュ大統領は、演説の中でイラン、イラク、北朝鮮を名指しして、「悪の枢軸(Axis of Evil)」と呼んだのは周知の通り。ついでに言えば、このフレーズを考案したのは、ホワイトハウスのスピーチ・ライター、デイヴッド・フラム(David Frum)である。彼はカナダ生まれのポーランド系ユダヤ人であるが、イェール大学で学士号を取り、ハーヴァード大学のロースクールで法学位を取ったそうだ。その後は、カナダの雑誌『サタデー・ナイト』で編集員を務め、出世を重ねると、アメリカにある有名な保守派シンク・タンク、「マンハッタン研究所(Manhattan Institute for Policy Research)」の上級研究員になった。
David FRum 3Bill Kristol 1PAul Krugman 1


(左 : デイヴィッド・フラム / 中央 : ビル・クリストル / 右 : ポール・クルーグマン )
 
  また、ユダヤ人ネオコンのビル・クリストル(William Kristol)が運営する『The Weekly Standard』誌にも記事を寄稿していたから、ブッシュ政権に雇われても不思議ではない。日本人にはちょっと意外だが、フラムは外国籍のまま、ホワイトハウスで働く数少ないスタッフの一人だった。彼は元々カナダ人ジャーナリストで、アメリカに帰化したのは2007年であったというから驚く。つまり、外国人のスピーチライターが大統領の演説を書いていたということだ。ちなみに、フラムは有名なユダヤ人経済学者、ポール・クルーグマン(Paul Krugman)の遠い親戚なんだって。ホント、ユダヤ人は色々な血筋で繋がっているものだ。
  ネオコンに守られたブッシュ大統領は、イスラエルの国益を推進することに熱心だった。イラクに大量破壊兵器があると言いふらして、サダム・フセイン政権を倒したが、ついに探していた兵器は見つからなかった。しかし、本当の狙いはイランで、北朝鮮は目くらまし用の添え物。イスラエルの安全を確保し、その権力を増大させるには、ペルシア人の国家は邪魔だ。(当ブログでは既に「大イスラエル構想」について紹介したから、まだ知らない人は参考として読んでください。)
Bernard Lewis 2(左 / バーナード・ルイス )
  イスラエルはイスラム教の周辺諸国を叩き潰し、中東アジアの覇者になろうと目論んでいる。しかし、イスラエル単独で中原の覇者となるのは難しい。そこで、シオニストの重鎮達は、歐米諸国を利用しようと考えた。特に、アメリカは一番頼りとなる相棒だ。何しろ、アメリカ国内にはお金持ちのユダヤ人がごまんといる。巨万の富を築いたビジネスマンは、共和・民衆の両党に大金を注ぎ込み、知識人やジャーナリストはイスラエル擁護の世論操作を行う。ハリウッドを牛耳る業界人やテレビ局にはびこる藝人だって、意識的・無意識的を問わず、自然とユダヤ人に有利な思想を吹き込んでいる。一方、ユダの金貨で買収された異教徒は、更なる「御褒美」を求めてユダヤ人の手下になるからチョロい。外政を司る国務省はシオニストの巣窟で、中東問題を扱うのはユダヤ人ばかり。普通に育った西歐系アメリカ人だと、いくら優秀でも暗号みたいなアラビア語じゃ厭になる。日本語みたいに複雑な言語をマスターする奴なんて滅多にいないから、中東アジアの専門家は自ずとユダヤ人ばかりとなってしまうのだ。日本でも有名なバーナード・ルイス(Bernard Lewis)を思い出せば分かるじゃないか。
  とにかく、アメリカ軍を利用してイスラム諸国を潰して行くのが得策だ。それには合衆国の政治家を動かさねばならない。手っ取り早いのは札束ビンダ。これは強力な媚薬で、強面(こわもて)の議員でも股を開く。SMプレーじゃないけど、緑の紙幣で頬を殴られると、「もっと頂戴!」とせがんでしまう。日本人は歐米人に恐怖感を抱いているが、お金の威力を知っているユダヤ人にしたら仔犬ていど。ヨボヨボの老人でも勝てるから、マモン(銭の神)の腕力はテーミス(正義の女神)の剣を凌駕する。事実、共和党の大口献金者を見れば、ズラリとユダヤ人が控えているじゃないか。
Paul Singer 1(左 / ポール・エリオット・シンガー)
  以前にも紹介したけど、ヘッジファンドの帝王で、「エリオット・マネージメント社(Elliott Management Corporation)」を創業したポール・エリオット・シンガー(Paul Elliott Singer)は、大量の資金を共和党に流していた。ミット・ロムニーが大統領選挙に出たときは、彼の資金管理団体「Restore the Future)」に百万ドル以上の献金を行っていたし、先ほど紹介した「マンハッタン研究所」の会長にもなっていたのだ。ユダヤ人というのは、白人から馬鹿にされても、それにめげずコツコツとお金を貯め、ある程度の富を蓄えると、政治活動に乗り出し、様々な人脈を築いて更に儲けようとする。彼らは互いに助け合いながら、みんなで豊かになろうとするからズル賢い。
  共和党への大口献金でシンガーと双璧をなすのは、カジノ王のシェルドン・アデルソン(Sheldon Adelson)だ。このユダヤ人については、当ブログで何度も紹介したから、覚えている読者も多いだろう。(記事A、記事B、記事C) このエデルソンは大のイスラエル贔屓で、前々から「ガツンと一発、イランを攻撃してやれ!」と主張し、飼い犬の政治家どもに発破(はっぱ)を掛けていた。北米や歐洲に住むユダヤ人は、祖国のイスラエルに移住せず、異教徒の国家に住み着いて快適な生活を送っているから、本国の同胞に対して「すまない!」という気持ちが強い。やはり、物質的に豊で憧れのヨーロッパ人と離れて暮らすことはできないので、せめてお金だけでも使って、イスラエルの同胞に尽くしたいと考える。だから、やたらとイスラエルを支援する在米ユダヤ人が多い。
Sheldon AdelsonGene Simmons 4(左: シェルドン・アデルソン / 右 : ジーン・シモンズ )
  ここでは関係ないけど、人気ロック・バンド「キッス(KISS)」でベース・ギターを担当するジーン・シモンズ(Gene Simmons / 本名 : ハイム・ウィッツ)も、熱心なシオニスト系ユダヤ人。彼はイスラエルのハイファ生まれで、8歳の時に米国に移住し、ニューヨークで育ちながら、ユダヤ人学校に通った経歴を持つ。(後に、ジーンは母親の旧姓を用いて、ユージン・クラインと改名したそうだ。本当にユダヤ人は、よく名前を変える癖がある。) ユダヤ人のミュージシャンには民衆党支持者か左翼が普通なんだけど、ジーンは他の同胞とは違い、ジョージ・W・ブッシュを讃える共和党支持者だった。(とはいえ、彼は西歐世界のキリスト教伝統を守りたい「保守派」ではない。) 熱烈なイスラエル支援者のジーンは、イラクを侵攻したことでブッシュを褒めていた。ブッシュのイラク戦争を咎めていたユダヤ人俳優とは大違いだ。
Bernard Marcus 1(左 / バーナード・マーカス )
  もう一人、ユダヤ人の有力者と言えば、大富豪のバーナード・マーカス(Bernard Marcus)を挙げねばなるまい。彼は有名な「ホーム・デポ(Home Depot)」を創業したビジネスマンで、この会社はアトランタに本部を置く大手の小売りチェーン店。主に住宅リフォームを手掛け、調理器具や建設資材の販売、建築サービスなどを扱っている。別に保守派を好きな訳じゃないが、イスラエルを祖国のように思っているから、このユダヤ商人はトランプ大統領を支援し、アデルソンに次ぐ大口献金者となっていた。総資産約45億ドルを有するマーカスは、経営の第一線を退き、慈善活動かとなって、300くらいの団体に20億円ほど寄附したそうだ。(Hayley Peterson, "Billionaire Home Depot co-founder reveals plans to give away up to 90% of his wealth, with most going to philanthropy and some President Trump", Business Insider, July 1, 2019.) とはいっても、そこには下心があるから、マーカスが持つ資産の80%ないし90%は、「マーカス財団(The Marcus Foundation)」に流れている。(Debra Nussbaum Cohen, "Home Depot founder Bernie Marcus on sunsetting his foundation", Jewish Insider, December 20, 2019.) マーカスは天使になって慈善団体にお金を渡していたが、話題がイスラエルとなれば別。急に豹変して鬼の顔になる。しかも、イランを悪魔呼ばわり。こんな輩が“ケツ持ち”なんだから、トランプ大統領が話し合いでイランと交渉なんて無理だろう。棍棒外政しかない。
  ユダヤ人の大富豪は慈善家となって、各業界にお金を配るけど、そこには必ず何らかの「魂胆」が隠れていた。マーカスも気前よくお金をバラ撒いていたが、それはネオコン風の保守派団体がメインで、親イスラエルという特質を兼ね備えている。彼が資金を流した組織を幾つか挙げてみよう。例えば、
  アメリカン・エンタープライズ研究所(American Enterprise Institute)、イスラエルの為に団結するキリスト教徒(Christians United for Israel)、イスラエル軍の友人(Friends of the IDF)、フーバー研究所(Hoover Institute)、ハドソン研究所(Hudson Institute)、イスラエル・プロジェクト(Israel Project)、ユダヤ国家安全保障研究所(Jewish Institute for National Security Affairs)、マンハッタン研究所(Manhattan Institute)、中東問題研究所(Middle East Media Research Institute)、司法ウォッチ(Judicial Watch)、慈善活動円卓会議(Philanthropy Roundtable)など、専門家でない日本人でも、ちょっとは耳にしたことがあるくらい有名な研究機関がズラリと並んでいる。ジョージ・ソロスもそうだけど、ユダヤ人の有力者は様々な方面に餌を播いてネットワークを広げているから、本当に大したもんだ。
Richard Goldberg 2(左 / リチャード・ゴールドバーグ)
  ユダヤ人というのは、異国に根を張ってお金を稼ぎ、色々なロビー団体を作って、政治を牛耳ろうとする。巨大なロビイスト団体、「AIPAC(米国イスラエル公共問題委員会)」にはよく知られているけど、イスラエルを支援するシンク・タンク、「デモクラシー擁護財団(Foundation for Defense of Democracy / FDD)」も忘れてはならない。この研究機関はトランプ政権に対し、様々な提言を示し、情報分析の手助けをしているという。とりわけ、トランプ政権のタカ派で、リチャード・ゴールドバーグ(Richard Goldberg)というユダヤ人は特筆に値する。彼はホワイトハウスで安全保障を担当する補佐官で、親イスラエルのイデオローグ。アメリカ兵よりもイスラエル兵の方が大切だから、トランプ大統領に強硬なイラン対策を進言していたそうだ。(Philip Weiss, "Israel figured in US decision to assassinate Iranian generals", Mondoweiss, January 4, 2011)
  でも、彼をこの地位に就けたのは、イスラエルの盟友で前国家安全保障担当補佐官のジョン・ボルトン(John Bolton)であった。異教徒のボルトンが、なぜあのように重用されるのかと言えば、ボルトンが米国のネオコンと昵懇で、イスラエルとの太いパイプを持っているからだ。ボルトンがシオニストに肩入れしているのは有名だけど、ゴールドバーグはもっとタチが悪かった。ブルムバーグ紙によれば、ゴールドバーグは国家安全保障会議で働いていた時も、FDDから給料を貰っていたそうだ。(Nick Wadhams, "U.S. Official Central to Hawkish Iran Politics Departs NSC", Bloomberg, January 4, 2020.) 普通の日本人だと、「えっっ ! そんな民間団体から給料を貰っていてもいいのか!!」と驚いてしまうが、ユダヤ人がユダヤ人組織と癒着していても、ユダヤ人天下のアメリカではOKだ。だいいち、ユダヤ・マネーを否定したら、ほとんどの政治家が有罪となるし、選挙資金が枯渇して泣き出す。それに、どんな法律が存在しても、直ぐに抜け穴を見つけてしまうのがアメリカ人。日本だと、ブチャラティのスタンド、「スティッキィ・フィンガーズ」を呼んでこないと無理だけど、アメリカには腐るほど悪徳弁護士がいるから大丈夫。どんな場所にもジッパーを附けて、あっという間に隙間を作ってしまうんだから。(「ブチャラティ」を知らない人は、荒木飛呂彦先生の『ジョジョの奇妙な冒険 /黄金の風』を読んでね。)
John Bolton 2John Bolton 4

(左 : ジョン・ボルトン / 右 : ボルトンとネタニヤフ)
  脳天気な日本人と違って、狡猾なユダヤ人は自国の安全保障に敏感だ。イスラエル生存の為なら手段を選ばない。アメリカもそうだけど、イスラエルによる暗殺なんて日常茶飯事。アメリカのCIAは共犯を拒んだが、イスラエルは何としてもイランの核開発を阻止したかったので、主要研究者15名を“排除”すべく、モサドに「抹殺リスト」を作らせたという。(Ronen Bergman, "When Israel Hatched a Secret Plan to Assassinate Iranian Scientists", Politico, March 5, 2018.) 例えば、2007年1月14日、核物理学者のアーデシール・ホセンプール(Ardeshir Hosseinpour)博士は「ガス漏れ」で窒息死。2010年1月12日、核物理学を専攻する大学講師のマスード・アリモハマディ(Masoud Alimohammadi)は、自分のクルマに乗ろうとしてドアを開けた瞬間、隣にあったバイクが大爆発して即死。2010年11月29日、マジド・シャリアリ(Majid Shahriari)がフランス産の自動車「プジョー」に乗っていると、二台のバイクが近づいてきて、車体に吸着爆弾を貼り付けて走り去ったという。この爆発により彼は即死。まるで映画『ミッション・インポシブル』の暗殺シーンみたいだけど、イスラエルの工作機関にとったら「いつもの仕事」にだ。
  我が国の一般人は、「えぇぇぇ〜、イスラエルはヒットマン・チームを作ったのか !」と驚くが、中東アジアの民族は日本人のような平和なペンギンじゃない。必要とあらば、「ゴルゴ13」とか「ファブル」みたいな殺し屋を派遣する。こうした極秘作戦の為に、イスラエル政府は軍や諜報機関に対し、約20億ドルの予算を渡したらしい。安倍総理も少しはイスラエルを見習えよ。ただ、日本だと国内の政治家を先ず粛清しないとね・・・。
  日本のマスコミや評論家は、アメリカとイランとの軍事衝突に怯えて、「第三次世界大戦になるのかなぁ〜」と心配しているが、抜け目のないペルシア人は何処かで妥協点を持ち出してくるだろう。老獪なペルシア人は「一億玉砕」みたいな発想はしないから、全面対決なんてあり得ない。それよりも心配なのは、今後、イスラエルがどのような手段で戦争やテロ事件を仕掛けてくるかだ。あくまでも「仮」の話だよ。もし、筆者がイスラエル政府の政策担当者なら、西歐や北米で更なるテロ事件を画策するだろう。例えば、ISみたいなテロ組織に資金を流し、ロンドンやニューヨーク、パリ、アムステルダム、アントワープ、ミラノなどで爆破テロを実行させ、西歐人の感情と世論を「反イスラム」に仕向ける。
Middle Eaast 11Middle East 2


  もちろん、実行犯は自発的に聖戦を遂行する現地のイスラム教徒だ。こうしたジハード戦士を勧誘し、訓練して命令を下すのもイスラム教徒。中東アジアに本部を持つテロ組織も、イラク人やシリア人のイスラム教徒で、モスクの指導者も混じっている。だが、その活動資金をずっと辿って行くと、怪しげなアラブ人に出くわすが、これがモサドの工作員だったりするから興味深い。つまり、熱狂的なムスリム・テロリストに大金を渡して扇動すれば、後は勝手に殺人テロを起こしてくれるから、ユダヤ人の工作員は高みの見物を決め込んでいればいい。だいたい、中東や歐洲にいる極悪スポンサーなんて、どんな人物なのか判らない。仲介人が暗躍すれば、出資者は謎の人物のままだ。しかし、テロリストにとったら、資金をくれる奴の正体なんてどうでもいい。憎い西歐白人を殺せればスッキリする。
  中東アジアの勢力図や紛争状態などは、日本人ばかりか、歐米人にとっても複雑怪奇だ。よくCNNやBBCなどが特派員を送って現地レポートをさせているが、特派員が集めた情報なんて我々が「裏」が取れる代物じゃないし、どんな「筋」からのネタなのか判らない。だいいち、特派員が接触した現地人や情報屋なんて信用できないし、誰が背後にいるのか、どんな動機で「内情」を暴露するのか、その真意が分からないので、騙される危険性が非常に高い。例えば、特ダネを提供するアラブ人が、実はイスラエルの手下である場合もあるし、元ネタの出所がモサドからの情報とも知らずに、西歐人レポーターに話しているケース、あるいは、ガセネタと知りながら、まんまと小銭を騙し取っている奴もいるから、我々はテレビや新聞で流れるニュースが正確な情報なのか、それとも巧妙に仕組まれたプロパガンダ、あるいは単なる噂話なのか判断できない。モサドは現地のイラク人やペルシア人に扮して歐米の特派員に接近するし、作戦によっては、彼らを騙して罠に嵌めることもある。中には、最初から共犯という場合だってあるのだ。
Qassem Soleimani & Ali Khamenei & Hassan NasrallahTrump & Netanyahu 1


(左 : 司令官のソレイマニとハメネイ師、「ヒズボラ」の議長ハッサン・ナスルッラーフ / 右 : トランプ大統領とネタニヤフ首相)
  中東アジアは得体の知れない化け物が跋扈する魑魅魍魎(ちみもうりょう)の世界だ。何千年も血みどろの殺戮が繰り返されてきた地域では、誰が「善」で誰が「悪」なのかという「正義」の区別は無い。イランのシーア派にとったらソレイマニ司令官は英雄だけど、イスラエルのユダヤ人にとったらテロリストの親玉だ。イラン国内でも彼を極悪人と思うペルシア人がいるくらいだから、殺害された指揮官を「立派な人」と褒める朝日新聞は、底抜けのアホとしか言い様がない。とにかく、ユダヤ人というのは、アメリカで「国民」となっていようが、イスラエルで「兵隊」となっていようが、アラブ人やシリア人、ペルシア人と共存することはなく、妥協なき「天敵」と思っている。しかも、ユダヤ人は他人(ゴイム)を利用して目的を達成しようとするから狡猾だ。ネタニヤフ首相が紛争の矢面に立たず、米軍を全面に押し上げて、「アメリカ対イラン」という構図にしている。つまり、ネタニヤフは「イスラエルvsペルシア」という民族対決にしたくないのだ。
  結局、血を流すのはアメリカ兵とペルシア兵だけ。イスラエルは漁夫の利を得ればいい。イラン国民にしてみれば、「イスラエルの核兵器は容認なのに、どうしてイランの核開発は駄目なのか?」と憤慨するけど、歐米社会はユダヤ人に洗脳されているから、反論しても無駄である。パキスタンやインド、北朝鮮の核武装は黙認するけど、イランは「許さない」とくれば、彼らの怒る気持ちも分かるけど、イスラエルが「断固反対」なんだからしょうがいない。デモクラシーではお金が輿論と政策を決定する。アメリカ兵は「祖国のため」と思って戦うが、実質的には「イスラエルのため」に戦い、場合によっては傷つき亡くなって行く。哀しいけど、これが現実だ。日本は国益のためアメリカに附くしかない。それが厭なら、核武装して国防軍を持つべきだ。独立しないと発言権は無い。自分の運命は自分で決めるのが鉄則。これを忘れた日本人が滅んで行くのも当然じゃないか。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68795151.html
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/427.html#c3

[番外地7] トランプは反グローバリストではなくネオコンだった 中川隆
4. 中川隆[-14492] koaQ7Jey 2020年1月15日 18:51:06 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1415]
2015年01月20日
知られざるイスラエル計画 裏で糸を引くユダヤ人(2)
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68299577.html
大イスラエル構想
  第20世紀の西歐はある意味、ユダヤ人のせいで混乱したとも言える。歐洲に寄生していたユダヤ人が二千年ぶりにパレスチナへ戻ろうとしたから、アラブ人たちが激怒した。そりゃそうだ。カナンの地で日常生活を送るパレスチナ人を無理矢理退去させて、ヨーロッパ人に後押しされたユダヤ人が流入してきたのである。そうして、欧米人をお金で操ったシオニスト・ユダヤ人がまんまとイスラエルを建国してしまった。そのユダヤ人らが今度は「大イスラエル(Greater Israel)」を目指しいるのだ。この大イスラエル・プロジェクトとは、ナイル渓谷からユーフラテス川に跨るイスラエル帝國建設の構想である。まさか馬鹿な、と日本人なら思うだろう。しかし、アラブ人に囲まれて暮らすシオニスト・ユダヤ人にとっては、イスラエルを強大な国家に育てて絶対的安全を確保したい。
  イスラエルにオデッド・イオン(OdedYion)というジャーナリストがいて、1982年にイスラエルの外務省に関与していた。彼はシオニストが描く大戦略を『Kivunim』という世界シオニスト機関誌に掲載したのである。このヘブライ語で書かれた論文をイスラエル・シャハク(Israel Shahak)というヘブライ大学の化学教授が英訳して世界に発信してしまった。この人物はとても興味深いが、別の機械に紹介したい。少しだけ触れると、彼は元シオニストでイスラエル国防軍のエリート部隊に所属していたり、イスラエルの原子力委員会議長のエルンスト・デイヴッド・ベルグマンに仕えていた異色の経歴を持つ。決して怪しい人物ではなく、ただイスラエル政府の対外政策に反対する左翼イスラエル人であった。こういうイスラエル政治の内部を知る左翼は我々にとって有り難い。(Israel Shahak, “Greater Israel”: The Zionist Plan for the Middle East, GlobalResearch, April 29, 2013を参照)
Greater Israel map 2

(上 / 「大イスラエル」構想の地図 )
  ではオデッド・イオンが披露する「大イスラエル」構想とは如何なるものか。それはイスラエルの勢力圏を中東アジアに広げようとする戦略である。西はナイル川に沿ってカイロからサウジ・アラビア北部を横断し、イラクのペルシア湾にまで達する線を東に引く。イラクの半分とヨルダン、シリア、レバノンを丸ご勢力圏に入れてしまう計画だ。ラビ(ユダヤ教の指導的立場の教師)のフィシュマン(Rabbi Fischmann)は天主からの約束の地は、エジプトのナイル川からシリアやレバノンを含むユーフラテス川にまで広がる、と述べていた。イスラエル建国の父テオドール・ヘルツェル(Theodor Herzl)も、イスラエルはエジプトの川からユーフラテス川に跨る国家である、と謳っていたのである。彼らの頭には旧約聖書の世界が浮かんでいて、諸々の民族の頂点に立つ選民という思想がその根底にあるのだ。
  これを誇大妄想と考えてはならない。強烈な宗教を持たない日本人には理解しがたいが、毎週会堂に集まって礼拝を行い、宗教指導者から説教を受け、毎日戒律に沿った生活を送る中東アジアの民は根本的に違うのだ。信仰のためには命懸けで戦うし、民族抹殺だって躊躇しない。戦で負ければ虐殺、掠奪、強姦、奴隷の人生が待っている。勝利者は異教徒に対して容赦ない支配者として振る舞い、改宗を拒む敗者には悲惨な運命が訪れるのだ。アジア大陸の民族は底知れぬ深い闇を心に秘めているから、執念深く残酷で冷酷無情の性格を有する。花鳥風月を眺めて和歌を詠む呑気な日本人とは、月とスッポン、陽子と太陽との違いがあることを忘れずに。
アラブ世界を細切れにせよ
  イオンらシオニスト・ユダヤ人にとって、イスラエルの優位を確保するにはどうしたらいいのか。ユダヤ人の地政学では、中東のイスラム世界が“バルカン化”することで、イスラエルを取り囲むアラブ諸国が細分化され弱小国となる。なるほど、うまい策だ。巨額の軍事費を投入してイスラエルを強国とするよりも、隣接するアラブ諸国を小さくすることで、相対的にイスラエルが優位を保つわけだ。それに、この奸計はヨーロッパ人が昔使っていた手口、「分断して支配せよ(Divid and Rule)」という手口と似ている。ライバル国の内紛や訌争を煽って内ゲバを起こせばよい。日本でも戦国武将がよく使った策略である。
  イオン・プランを見ていきたい。アラブ・イスラム世界はイスラエルにとって不倶戴天の敵であるが、西歐列強によって形成された一時的なトランプの館(temporary house of cards)」である。イギリス人やフランス人は現地人の要望や利益を無視して19ほどの国家を建設してしまった。そんな西欧人の勝手な思惑で国境線を引いたものだから、当然少数民族や遊牧民族の不満が爆発するし部族対立が絶えない。ゆえに、一見するとイスラム諸国は強国に思えるが、その内部に異分子対立を抱えた脆い構造をもつ。マグレブ諸国を見ても分かるだろう。アルジェリアではカビル山脈地域で二つの部族が対立して争っているし、モロッコとはスペイン領サハラを巡って揉めている。リビアはカダフィーのような独裁者がいて秩序が保たれていた。欧米の工作員に操られた反逆者がカダフィーを処刑したことを想い出せば、リビアの内部対立が激しいことが理解できるであろう。
  アラブ世界の雄藩エジプトだって例外ではない。確かにナセルとかサダト、ムバラクといった強力な大統領がエジプトを治めていた。しかし、その内部では少数派のスンニ派ムスリムが、大勢の非アラブ系アフリカ人と少数民族たるキリスト教のコプト派を支配しているのだ。エジプトはアフリカ大陸にあるから当然である。六日戦争などの中東戦争では、エジプトがイスラエルの宿敵で、空軍力ではイスラエル軍が優勢であったが、エジプトの陸軍は厄介であった。東にイラクが聳え立つから、西のエジプトを叩いておかねばならない。我々にもそれは理解できる。ちょうど、東から武田軍に攻め込まれた織田信長が、西国の毛利軍から背後を突かれたらようなものだ。強敵を前にして焦った信長なら、どうにかして信玄を毒殺できないものか、と考えたくなるだろう。 
  比較的安定しているトルコは、他のイスラム諸国と違って宗教色が薄くなって世俗的政治色が強い。しかし、そんなトルコも、啓蒙主義的政策に反発するイスラム過激派の台頭に悩む。スンニ派のムスリム国民が多数派を形成するが、アラウィー派のシーア信徒やスンニ派のクルド人を抱えているので、何らかの宗教・民族対立が勃発してしまうのだ。アフガニスタンやパキスタンはムスリム・テロリストの温床になっているから、これからも安定することなく政治が混沌とし、永久に貧乏国のままだろう。
  アメリカを初めとする西歐のグローバリストによって、「中東アジアの民主化」はどんどん推し進められている。リビアのカダフィー大佐は、波乱軍によって文字通り血祭りにされ、虐殺されてしまった。チュニジアのジャスミン革命だって、混乱を招いて終わり。ベン・アリー大統領が失脚して、モハメド・ガンヌーシ(Mohamed Ghannouchi)首相が大統領になった。しかし、そのガンヌーシも政権を追われて、フランスに亡命しようとしたが、サルコジ大統領が拒否したのである。しょうがないから、サウジ・アラビアに向かって亡命生活をする羽目になった。次にフアド・メバザ(Fouad Mebazaa)が大統領に納まったが、内紛によりまたもや失脚。「ジャスミン」なんて耳障りの良い言葉を掲げても、結局、政府転覆と暴徒による掠奪が頻発しただけの、「異臭」革命に終わった。ジャスミン革命を契機としたアラブの春はエジプトにも波及し、ムバラク大統領も失脚して裁判に掛けられた。カダフィーのようになぶり殺しにされなかったが、車椅子に乗って法廷に現れるムバラク前大統領は惨めである。
  一番悲惨なのはイラクであろう。圧倒的な軍事力を誇る米国によって徹底的に破壊されてしまった。かつて栄華を誇ったサダム・フセインは穴蔵に隠れていたところを発見され、生け捕りにされたうえに裁判に掛けられてしまった。もっとも、どれが本当のサダムなのか我々には分からない。影武者も居ただろうから、本物が誰なのか不明のまま2006年、米国で縛り首の死刑に処せられた。イオンたちイスラエルのシオニストが1980年代に計画した通り、イラクは分割の道を歩んでいる。彼らの思惑では、イラクにシーア派とスンニ派の二国をつくり、クルド人のためにもう一つ国を用意して、三分割する予定であった。イスラエルはアメリカ軍を利用して、イラク国家の破壊と分断を実現させたのである。知らぬが仏。アメリカ兵は本当に「仏様」になってしまった。アメリカを牛耳るユダヤ人とイスラエルのシオニストの共同作業が実ったのである。
  イスラエル軍は1982年にレバノン侵攻を果たしているから、次の標的はシリアとヨルダンである。ヨルダンのハシミテ王室は今のところ安泰だから、先にシリアを狙ったのではないか。シリアは昔からロシアから軍事支援を受けているし、タルトゥス(Tartus)にはロシアの海軍基地もある。地中海を航行するロシアの潜水艦には、シリアの軍事拠点は欠かせない。だから、ロシアはシリアを見捨てることが出来ない。ロシアのプーチンを打倒しようとしているユダヤ人からすれば、アサドとプーチンを一緒に葬ろうと考えたのではないか。シリアの海岸地域にはアラウィー派がいて、アレッポ周辺にはスンニ派が多数いる。そして首都ダマスカスにはシーア派がいるのだ。異なった宗派に立脚するアサド政権を、反政府軍や外国人テロリスト、ムスリム・ゲリラが乱入して揺さぶりをかけている。当然、テロリストの中にはイスラエルのモサドやアメリカのCIAに操られた勢力がいるだろう。信仰に酔った馬鹿なイスラム教徒を焚きつければ、彼らは欧米諸国で暴力沙汰を起こすから、反イスラム討伐戦争を提案しやすくなる。シリアは紛争でボロボロになるだろう。フランスのみならず、英国や米国でもイスラム過激派のテロ事件が多発すれば、西歐諸国の国民もその重い腰を上げてくれるんじゃないか。戦争が始まれば景気が良くなるから、軍需産業や金融投資家はまた一儲けできる。「頑張れ、テロリスト諸君 !」と内心でつぶやいているのでは?
  日本には自由な報道があるようで、実際は情報鎖国のままだ。テレビや新聞は日々の事件をせわしく報道するだけで、事件の背後にある巨大な闇を伝えようとはしない。現在の大衆社会は情報が氾濫しているので、かえって物事の本質が掴みづらい。特にイスラエルの戦略や欧米に潜む狡猾なユダヤ系住民の情報は全く報道されない。大富豪のユダヤ人が誰にいくら献金したのかとか、どの政治家のパトロンになっているか、日本人は知らないのだ。たとえば、米国のユダヤ人大富豪は政治家を子分にしている。カジノ王のシェルドン・エイデルソン(Sheldon Adelson)は共和党に巨額献金を行い、オバマ大統領の尻さえ叩ける。メディア界の大御所ハイム・サバン(Haim Saban)は、民衆党に金をばらまき、ヒラリー・クリントンもゴマ擦りに忙しい。ユダヤ人は民衆・共和の両党を区別しないで支配している。ユダヤ人の利益が優先課題なのだ。アメリカ兵が何万人死のうが知ったことではない。エイデルソンもサバンも共に熱心なシオニスト。サバンときたらイスラエエルとアメリカの二重国籍者である。こんなユダヤ系人物は他にもたくさんいるのだ。しかし、日本人のほとんどは彼らの名前を聞いたことがない。知っているユダヤ人大富豪はジョージ・ソロスくらいだろう。
  日本のメディアは危険な領域に近づかない。一般人なら、毒舌の漫才師やベテラン俳優でも芸能事務所の大御所には言及しないことを知っている。本当にヤバイことには触れないのだ。覚醒剤や大麻を使用しても芸能界に復帰できるが、有力な芸能事務所の内情を暴露すると抹殺されて永久追放になる。命さえ危ないかも知れない。暴力団と癒着している事務所もあるくらいだ。外国の政界だって、本当に危険で報道できない暗部がある。もともと日本の民度は高いから、本当の事が分かれば日本人は、賢く行動できると思う。筆者の意見が信じられない人は独自に勉強してもらいたい。日本人が愚かな行動を取るのは、嘘や誤報を伝える奴がいるからだ。常識を持って判断すれば日本人はまともな選択をする。ユダヤ人の暗躍については、また別の機会に述べたいと思う。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68299577.html
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/427.html#c4

[番外地7] トランプは反グローバリストではなくネオコンだった 中川隆
5. 中川隆[-14491] koaQ7Jey 2020年1月15日 18:52:43 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1414]
「トランプの独断」は嘘? 日本では報道されないイラン情勢の真実と次なる標的=高島康司 2020年1月15日
https://www.mag2.com/p/money/879711

ソレイマニ司令官の殺害について、日本では「気まぐれなトランプの独断」であるかのような報道が多い。果たしてそうだろうか。報道されない真実を解説したい。
本当に気まぐれなトランプの独断か?事前に存在していた計画とは
イランとの全面戦争になるのか?
「イラン革命防衛隊」、「コッズ軍」のソレイマニ司令官が米軍のドローンによって、バグダッド国際空港近くで攻撃され、殺害された。これに対して怒ったイランは、かならず報復すると宣言した。中東にあるすべての米軍施設が攻撃対象になる可能性もある。
情勢は緊張した。もしこれに対して、イランを標的にしたアメリカの本格的な報復攻撃があれば、大規模な戦争に突入する可能性もある。さらに、イラン系シーア派の民兵組織、「ヒズボラ」は、もしアメリカの報復があれば、イスラエルも標的にするとしている。
そして1月8日、報復は行われた。イラク北西部の「アイン・アサド基地」と「エブリル基地」という2つの有志連合の基地に対し、イランから22発のミサイル攻撃があった。同基地にはイラク軍のほか、米軍も駐留している。
しかし、米兵のみならず、イラク軍や有志連合の兵士にも死者は出ていない。「イラン革命防衛隊」は22発の短距離ミサイルを発射し、17発が「アイン・アサド基地」、5発が「エブリル基地」を標的にした。だが、17発は着弾したものの不発だったか、または標的に到達する前に落下した。「エブリル基地」を標的にした5発だけが爆発した。
一方、2つの基地は空軍基地なので迎撃システムが配備されている。だが、それが作動し、ミサイルを迎撃した形跡がない。人員は早期警戒システムの警告で数時間前には避難していた。
全面戦争を回避したいイランとアメリカの絶妙な共同作業?
もしこの攻撃に対して、アメリカが規模の大きい報復攻撃を行うと、泥沼の報復の連鎖になる可能性があり緊張したが、危機はぎりぎりで回避された。
日本時間の9日早朝、米トランプ大統領はホワイトハウスで声明を発表し、軍事的な報復はしないことを明言した。厳しい経済制裁を発動して、報復するとした。またイランに「IS」の掃討での共闘を呼びかけ、歩み寄る姿勢をも見せた。
このように。イランとアメリカが衝突する危機は当面は回避された。
イランの報復は、一切の死者が出ないように意図的に調整されたものであり、また攻撃の標的になったアメリカも、あえてミサイルを迎撃せずに報復を成功させ、イランの面目を立てた可能性が高い。
全面戦争を回避したいイランとアメリカの絶妙な共同作業であった可能性は否定できない。
しかし、そうではあっても依然として情勢は緊張している。イランや親イラン系の武装組織から新たな報復があるかもしれない。

経緯の確認
情勢が複雑になっているので、状況を理解するために、これまでの経緯を簡単に整理しよう。
昨年の12月27日、イラク北部キルクークで、イラク軍の基地のロケット弾による攻撃があり、民間の契約業者のアメリカ人1人が死亡し、アメリカとイラクの複数の軍人が負傷した。
12月29日、アメリカはこれの報復として、イラクとシリアでイランを後ろ盾として活動するシーア派組織、「カタイブ・ヒズボラ」の拠点5カ所を空爆した。25名程度の死者が出た。
12月31日、この報復に抗議し、イラクの首都バグダッドで米大使館の敷地内に群衆が乱入する事件が発生した。米大使館の警備員が催涙ガスや銃を使用し、抗議活動は直ちに沈静化したが、数十人は大使館周辺に設置したテントに立てこもった。
これに対してエスパー米国防長官は、約750名の米軍部隊を同地域に「直ちに展開する」との声明を出した。派遣される部隊は、即応部隊である第82空挺師団の一部であるという。
そして、2020年1月3日、イラン国外で特殊作戦に従事する「コッズ部隊」の司令官、ソレイマニ将軍が暗殺された。
ソレイマニ司令官は車列でバグダード国際空港そばを走行中に米軍の無人攻撃機の「MQ-9 リーパー」による攻撃を受け、「カタイブ・ヒズボラ」の最高指導者であり、シーア派武装民兵組織の「人民動員隊(PMF)」の副司令官でもあったアブー・マフディー・アル=ムハンディスを含む4人とともに死亡した。
ソレイマニ司令官は、シリアやイラクに展開する多くの親イラン系武装勢力を全面的に統括する「イラン革命防衛隊」、「コッズ軍」の司令官だ。少将である。イランでは「イランのチェ・ゲバラ」として尊敬され、人気が非常に高い。そのためソレイマニ司令官の死は、アメリカへの報復を誓う大きなうねりをイラン国内に作り出した。
ハメネイ師をはじめイランの最高指導部は、30カ所以上の米軍事施設に対して攻撃を実施すると宣言した。これに対してトランプ大統領は、アメリカはイランの文化施設を含めた52カ所を攻撃すると反応した。するとさらにイランは、300カ所を攻撃すると声明し、これから報復の連鎖が続くことを示唆した。
そして1月8日、イラク北西部にある2つの有志連合基地への「イラン革命防衛隊」による攻撃になった。これに対し、トランプ政権がどのように反応するのか関心が集まった。
また1月5日に招集されたイラク議会は、同国に駐留する米軍やその他の外国部隊の撤退を求める決議を可決した。トランプ政権は撤退はしないとしているが、これが実現した場合、アメリカは中東における重要な軍事拠点を失うことになる。
報道されていない事実、ソレイマニ司令官とは?
これが、日本や欧米の主要メディアで報道されている内容だ。しかし、報道されていない情報があまりに多いのも事実だ。
まずソレイマニ司令官殺害の理由だが、欧米や日本の報道では、ソレイマニ司令官がイラク国内の米軍基地や関連施設の一斉攻撃を計画していたからだとしている。その可能性は否定できないものの、それとは異なる情報も多い。
1月8日、イラクのマハディ首相は、1月3日の午前にバクダッドでソレイマニ司令官と会談する予定になっていたことを明かした。マハディ首相によると、イラクはトランプ政権の要請によって、イランとサウジアラビアの緊張緩和に向けた対話を仲介していたという。サウジアラビアからイランになんらかの働きかけがあり、ソレイマニ司令官はそれに対するイラン政府の返答をマハディ首相に伝えるために、バクダッドを訪問した。
ソレイマニ司令官はこのような外交的な役割を担っていたため、イラン政府が発行する外交官用のパスポートでイラクに入国した。アメリカがイランとサウジアラビアの緊張緩和を働きかけたにもかかわらず。
トランプはそれを知ってか知らずかこれを無視し、ソレイマニ司令官を殺害した。
アメリカのポンペオ国務長官はこれを完全否定したものの、マハディ首相が明かにしたこうした経緯は、イラン国民の怒りにさらに油を注ぐ結果になった。
それというのも、ソレイマニ司令官が外交官用のパスポートを携帯し、イラン政府の文書を携えていたとするなら、ソレイマニ司令官はイラン政府の正式な代表として活動していたことになる。
そうした人物を殺害したことは、国家としてのイランに対する最大限の屈辱であることになる。

気まぐれなトランプの独断
もしこうした情報が事実であるなら、これは日本や欧米の報道を確証することにもなる。
それらの報道では、今回のソレイマニ司令官の殺害は、側近や国防総省の強い反対を押し切って、トランプが独断で決定したとされている。経緯をまったく知らないトランプの気まぐれの決定だったことになる。
ブッシュとオバマ政権の過去20年間、ソレイマニ司令官の殺害計画は存在していた。しかし、どの政権もソレイマニ殺害が引き起こす報復の連鎖と、それによって中東が制御不能な混乱に陥ることを恐れ、殺害が断念された人物である。
またオバマ政権からは、「国民動員隊(PMF)」などソレイマニ司令官の指揮下にあるシーア派系武装民兵組織はイラクから「IS」を掃討する作戦では非常に大きな力を発揮し、やはり「IS」の掃討を行っているアメリカを中心とした有志連合とは共闘する関係にあった。アメリカから見てソレイマニ司令官は、明白な敵とは言い難い存在であった。これもソレイマニ司令官の殺害が実行されない理由のひとつだった。
しかし、気まぐれで即物的に反応するトランプは、こうした背景をすべて無視し、殺害の影響を一切考慮することなく実行してまった。要するに今回の殺害は、トランプが周囲の反対を押し切って実行した気まぐれの決断だった、という報道だ。
事前に存在していた計画
しかし、最初の出来事が起こる20日近く前の昨年の12月9日、イランとの戦争が近いとする情報が方々からあった。
そのひとつは、イギリスの元外交官で、いまは中東専門の調査ジャーナリストとして活躍しているアラスティア・クルックの記事である。
それによると、昨年の11月末に米国防総省の高官がイスラエルを訪れ、「アメリカーイスラエル安全保障条約」の締結に向けて、合意したとのことだった。この条約は以前から提案されていたものの、アメリカとイスラエルの両国で、双方の戦争に巻き込まれる可能性が高いとして反対意見が多かったものだ。
だが今回は、ある条件を加えることで安全保障条約の締結が合意されたという。
その条件とは、安全保障条約の適用範囲をイランに限定するというものだ。つまり、イスラエルかアメリカのどちらかがイランの攻撃を受けた場合、一方の国もイラン攻撃に共同で対処するということだ。
こうした内容の「アメリカーイスラエル安全保障条約」の締結に向けて動き出したことは、ロイターなどの主要メディアの報道でも確認できる。そして、昨年の12月4日から5日にかけてポンペオ国務長官はポルトガルの首都、リスボンでネタニヤフ首相と会談を行い、「アメリカーイスラエル安全保障条約」の締結を目指することで合意したという。
アラスティア・クルックの記事では、ネタニヤフ首相の側近の1人が「これはイランを攻撃する絶好の機会となる」と発言したことを紹介し、半年以内にイランとの戦争が始まる可能性が非常に高いとして、注意を喚起した。

失敗した政権転覆とイランの体制転換
もし今回のソレイマニ司令官の殺害でイラン攻撃が始まるとすれば、それは気まぐれなトランプの後先考えない決定が原因ではなく、事前に存在してい計画を実行したことになる。
それではなぜいまの時期に、こうした計画が実行されたのだろうか?
上のアラスティア・クルックの記事によると、イスラエルの関係筋の情報として、それはイランの体制転換の計画が失敗したからだという。
イスラエルはかなり以前からイランの体制転換を計画し、そのための要員を養成し訓練していた。このいわば体制転換のためのクーデターは、今年の春ころに実行される予定だった。
しかし昨年の11月、イラン政府がガソリン価格を2倍に引き上げたことに反発して、イラン全土で広範囲の抗議運動が起こった。イランでは2009年以来何度か激しい抗議運動が起こっているが、それはテヘランなどの大都市圏の中間層に限定され、地方の抵所得層はむしろイランの現体制を支持していた。
ところが今回は、地方の低所得層を含めた全国的な抗議運動に拡大した。これをイランの体制転換を実現する絶好の機会と捉えたイスラエルは、計画を前倒しして、準備が十分に整わないまま、体制転換のための行動を開始した。抗議運動の暴力化を扇動し、それを利用して全国的に反政府運動を拡大させる計画だった。
しかし、計算通りには進まなかった。ガソリン価格の上昇への抗議として始まった運動は、基本的の平和的なものであり、暴力化することなく、11月中には終結する方向に向かった。
体制転換を目的に活動していたイスラエルは、いわば梯子を外された格好になった。その結果、自分たちだけで体制転換の反政府運動を引き起こそうと、一か八かの破壊的な賭けに出た。
しかし、平和的なデモの後に始まった新たな暴力的な反政府運動はイラン治安部隊の標的となり、徹底して鎮圧され、大勢の死傷者が出た。イスラエルが計画したイランの体制転換は完全に失敗した。
「アメリカーイスラエル安全保障条約」がテコ
これが、調査ジャーナリストのアラスティア・クルックや、ブラジルの著名なジャーナリスト、ペペ・エスコバルなどの人々がイスラエルの関係筋から得た情報として紹介しているものである。
そして、この計画が失敗したイスラエルは、「アメリカーイスラエル安全保障条約」の締結をテコにして、アメリカを引き込んでイランと戦争状態になり、イランの本格的な体制転換を実施するという方向に転換した。
すでに前述のアラスティア・クルックの記事が出た12月9日の段階で、ネタニヤフ首相側近の関係筋の話として、今後半年以内に戦争が始まるとしていた。その後に掲載されたアラスティア・クルックとペペ・エスコバルの対談では、イラン戦争が迫っている可能性が高いとしていた。
だが、イランとの戦争が始まれば、かつてのイラク侵略戦争以上の泥沼になる可能性は大きい。
しかし、「アメリカーイスラエル安全保障条約」を推進しているイスラエルと米国防総省の強硬派は、そのようには考えてはいない。イラン国内にある8カ所の核関連施設、及び軍事施設を、地下まで届く爆弾、「バンカーバスター」で攻撃すればイランは軍事的に無力化できると見ているようだ。かなり簡単に考えている。
もちろん、このように簡単にことが進むとは到底考えられないが、「アメリカーイスラエル安全保障条約」をテコにしながら戦争を始める計画は、実際に存在しているようだ。
ということでは、この条約が締結されると、イスラエルは自国の軍事施設を自作自演で攻撃し、これをイランの仕業として攻撃を始めることも考えられる。この条約の元では、アメリカも自動的にこの戦争に引き込まれる。
将来このようなことが、本当に起こるのかもしれない。

ソレイマニ司令官の殺害の意味と今後の動き
さて、このように見ると、「イラン革命防衛隊」、「コッズ軍」のソレイマニ司令官の殺害は国防総省の反対を押し切って、事情を知らない気まぐれなトランプが勝手に下した決定という、日本や欧米の主要メディアの報道とは、かなり異なっている可能性が高い。
12月初旬に出たアラスティア・クルックやペペ・エスコバルなどの記事が事実だとすれば、イランとの戦争はすでに計画されていたと見た方が妥当だ。
すると、ソレイマニ司令官の殺害は、戦争に向かう最初のスイッチだった可能性が高い。
ただ、おそらく今回のスイッチは全面戦争を意図したものではないだろう。もし全面戦争が目標なら、トランプ政権はイランの報復に対して、大規模に報復して、一気に戦争へと突入していたはずだ。
そうではなく、今回のソレイマニ司令官の殺害は、イランとの緊張を最大限に高めるねらいがあったと思われる。司令官の殺害で、イランとアメリカ、そしてイスラエルとの関係は、最高度に緊張する。いつ、なにが起こってもおかしくない状態になるだろう。
そのような状況で、「アメリカーイスラエル安全保障条約」が締結されたとしよう。高度な緊張状態にあるので、イランによるイスラエルやアメリカの基地に対する攻撃はいつ起こってもおかしくない。
国際社会はイランの攻撃があっても、不自然だとは思わないだろう。反撃を自然の成り行きとして見ることだろう。もし安全保障条約があった場合、イスラエルとアメリカはこの条約に基づき、共同でイラン攻撃に踏み切ることが自然にできるようになる。もちろん、攻撃はイスラエルによる自作自演であってもかまわない。イランの責任だと主張し、報復するだろう。
もちろんこれは仮説である。このような仮説から見るならば、「アメリカーイスラエル安全保障条約」の締結がこれから行われるかどうかが焦点になる。
それが実現するなら、今度は本格的なイラン攻撃も視野に入ってくる。これは注目しなければならない。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/427.html#c5

[番外地7] トランプは反グローバリストではなくネオコンだった 中川隆
6. 中川隆[-14490] koaQ7Jey 2020年1月15日 18:53:16 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1413]
ソレイマニ司令官殺害、7カ月前に承認か=イラン情勢悪化でトランプ氏―米報道
2020/01/14 15:31

 【ワシントン時事】米NBCニュースは13日、米当局者らの話として、トランプ大統領が7カ月前にイラン革命防衛隊コッズ部隊のソレイマニ司令官の殺害を承認していたと報じた。米国内では同司令官殺害の根拠をめぐり、政権が主張する「差し迫った脅威」に懐疑的な見方が広がっている。半年以上前から殺害を認めていたのであれば、政権側の根拠が崩れる可能性もある。
 当局者は「これまでに多くの選択肢が大統領に提示されてきた」と指摘。その上で、ソレイマニ司令官殺害も「ある程度前から」選択肢に加えられていたと指摘した。
 昨年6月に米軍の無人機が革命防衛隊によって撃墜された際、当時のボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)とポンペオ国務長官はトランプ氏にソレイマニ司令官殺害を進言。だが、トランプ氏は米国人が殺されない限り、殺害を承認しないと応じた。
 同月にはソレイマニ司令官殺害に関する大統領指令書が発出されたが、作戦は大統領の最終的な承認を必要とするという条件が付けられたという。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/427.html#c6

[番外地7] トランプは反グローバリストではなくネオコンだった 中川隆
7. 中川隆[-14489] koaQ7Jey 2020年1月15日 18:55:43 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1412]
中東情勢巡る記者座談会 自衛隊派遣しアラブの恨みを買うな 米国の侵略が問題の根源 2020年1月12日
https://www.chosyu-journal.jp/shakai/15297

 米軍がイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害したことに端を発して、世界中が第三次世界大戦突入を懸念するような緊張した局面が続いている。あからさまなトランプの挑発に対して、イランだけでなく中東全域で戦争放火魔ともいえるアメリカへの怒りが高まり、この地域に寄生して戦火をメシの種にしてきた侵略者からアラブ世界を防衛し、叩き出す闘争がくり広げられている。このなかで、中東情勢にどのような立場をとり対応していくのか、各国が問われている。日本政府は11日にも「調査研究」を名目として自衛隊(哨戒機。護衛艦は2月)を中東に派遣することを閣議決定しているが、それはタイミングとしてもまぎれもなく「アメリカの味方」、すなわち「アラブの敵」として名乗りを上げる行為であり、長年にわたってアラブ世界で築いてきた親日感情を覆し、みずから恨まれ、標的となることを意味する。記者座談会で情勢について論議してみた。

 A 新年早早から慌ただしい展開を見せてきた。世界中が「WW3」、つまり第三次世界大戦に突入するのではないかと重大な関心を注いできた。影響はイランとアメリカの全面戦争というだけにとどまらないからだ。中東政策に失敗し泥沼状況でアメリカが力を失っているなかで、逆に影響力を強めてきたイランに牙を向けている。欧州各国はどのような態度をとるのか、さらにイラン支持を表明した中国、ロシアも含めて世界覇権を巡る力関係はどのように動いていくのか、目先の動きだけでなくさまざまな角度から見ていくことが必要になっている。国際世論や米国内での世論、中東地域での力関係など、すべてが複雑に絡み合いながら事態は動いている。
ソレイマニ司令官の出身地であるイラン南東部ケルマーン州でおこなわれた埋葬式(7日)
 B 発端は、イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を米軍が無人機で殺害したことだった。ある日突然、トランプが思いついて他国の軍隊の司令官を遠隔操作の無人機によってピンポイントで斬首するのだから、国際秩序もなにもあったものではない。これが逆にイランなり他国が米軍の司令官をピンポイントで斬首したらどうなるだろうか? アメリカだけがなぜこのような横暴な軍事作戦を世界で展開することが許されるのか? だ。まさに世界一の軍事大国の傲慢さをあらわしている。トランプの一存で実行し、米国議会にも「ツイッターで知らせれば事足りる」などといっている始末だ。後に撤回したとはいえ、イランの歴史的文化財も攻撃対象として公言するなど、国際法とか世界的な約束事、建前なども二の次で、極めて野蛮なものが戦争の指揮棒を振るっている。そのことによってソレイマニに限らず生身の人間が死に、世界が巻き込まれようとしている。愚かにも程がある。

 C イランでのソレイマニの葬列の空撮がユーチューブにアップされていたが、見たことがないような大群衆の海で、「アメリカに死を!」と叫んでいた。イラン国民に限らない侵略者へのアラブ世界の積年の怒りを映し出していたように思う。ソレイマニ殺害はきっかけであって、それ以前から中東地域は長きにわたって欧米列強の侵略・分断支配とたたかってきた。フセインが斬首されたイラクにしても統治がズタズタに破壊され、国土はミサイル攻撃によって無惨に荒廃させられた。そのもとで民衆は逃げ惑った。宗派の矛盾につけこんで敵対させたり、あるときはアルカイダみたいなテロ組織をアメリカが支援して利用し、あるいはISみたいなものが台頭してきたわけだが、米軍産複合体をはじめとした戦争狂いが世界最大の武器市場にして暗躍し、米メジャーは石油利権を握り、破壊した後は復興利権でチェイニー率いるハリバートンのような米ゼネコンが乗り込んでくるなど、中東地域の戦火を玩具にして懐を肥やしてきた関係は既に広く暴露されている。

 「大量破壊兵器」等等は侵攻の口実であり、「テロだ!」とレッテル貼りをするのも常套手段。現実にはアメリカこそが世界最大のテロ国家といっても過言ではないほど、世界中で戦争を引き起こしてきた。軍事力や核の脅威が世界覇権の裏付けとなり、それに対抗する側も核開発に乗りだし、しのぎを削ってきた。

 D サウジアラビアやイスラエルがアメリカの支柱となってきたが、イラク戦争からこの方の混乱のなかでその収拾に尽力してきたイランが影響力を強め、IS掃討でもイラク国内の民兵組織や人民動員隊とも連携してイラン革命防衛隊が力を発揮していた。

 ところが米軍はIS掃討のためにイラクに駐屯している建前になっているが、そのIS掃討作戦で各民兵組織に影響力を持ち、指揮を振るって尊敬を集めていたソレイマニを殺害した。中東地域の安定のために駐留しているのではなく、目的が別であることを自己暴露している。イラクには5200人の米軍が駐屯しているというが、中東地域にはのべ7万人の米兵が配置され、これらは要するに中東全域に睨みを効かせると同時にイラン包囲網でもある。
司令官殺害の背景 力失う米とイスラエル

 B イラクの首相が国会で重要なことを暴露していたが、ソレイマニはサウジアラビアとイランとの和平に向けた使者としてイラクに向かっていたという。サウジアラビアからイラクを仲介して示された和平案に対して、イランからの回答を持って来ようとしていた矢先に空爆されたのだと−−。ぎくしゃくしていたサウジとイランの和平が成立すれば、中東は安定化に向かうはずなのに、逆にアメリカがこれをつぶしたということになる。ソレイマニをなぜ殺害したのか? の重要な解だ。それは同時にサウジへの恫喝という意味あいも持つ。

 イスラエルとアメリカが中東地域で相対的に影響力を失い、逆にアラブで中心的な存在として影響力を強めるイランに攻撃を加えて恫喝し、その出方を見ながら揺さぶっている。強気に出られるのは世界一の軍事力があるからというただそれだけ。後先がどうなるか心配はなにもしていない風だ。拳を振り上げたり、下ろしてみたりして、要するに米国の軍門に降るか否かを迫っている。核開発云云もそもそもが米国の侵略支配に対抗した産物にほかならないものだ。

 一方のイランとしてもここは感情的に出るのではなく、やられたことに対して報復はするが、全面戦争は避けたいという対応だ。しかし、防衛のためのたたかいについては何ら遠慮しないという立場を表明している。アラブ各国と連携しつつ、戦火の拡大ではなく米軍の撤退を求める方向に進んでいる。「戦争ではなくアメリカは出て行け!」が中心問題なのだ。この矛盾はイランvs米国という単純な代物ではなく、侵略者アメリカvsそれと抗うアラブ地域全体という構図のなかにある。分断され、切り裂かれた地域において、米国と対抗するまとまった存在としてイランがおり、譲れないものを持って対峙している。人種や宗派の違いこそあるが、アメリカの侵略支配に対抗するアラブの矛盾が根底にある。

 C イラク国内でも、この間のIS掃討などを経て武装組織や民兵組織のなかで親イラン勢力が増えているという。イラクの人民動員隊の副司令官をソレイマニと共に殺害したことから、反米感情も高まっているようだ。イラク国内の93%が反米感情を抱いているといい、そのなかに5200人の米軍が包囲されている関係だ。イランが2カ所の米軍基地の倉庫だけを狙って人的被害が出なかったというが、その後の全面衝突を望んでいないから「人命を狙わなかった」というメッセージに過ぎない。状況を客観視したとき、まさに宮田律氏が指摘するように米軍こそが“袋のネズミ”なのだ。

 A 目下、8日のイラク国内2カ所にある米軍基地への十数発のミサイル攻撃で、1人の死者も出なかったということで、トランプとしては「(軍事力は)使いたくない」といい、少し緊張は緩和しているかに見える。しかし、イランも屈服しているわけではない。引き続き緊張関係は続いている。ソレイマニ殺害で米国が挑発したものの、イランも無謀な全面衝突には乗らなかったといえるのではないか。8000万人の国民もおり、国土を戦場にさらすような事態は避けたいと思うのが当然だ。ひとまず「平手打ち」で報復しつつ、中心問題の侵略支配をやめろという本質に迫って「米軍は出て行け!」と求めている。

 D トランプが強気な根拠は世界最強の軍事力だけだが、仮に全面衝突になったとして、イランを侵略支配して統治することなど到底不可能だ。後先を考えたらアメリカとしてもイランとの全面衝突にのめり込めるほどの体力もなく、むしろアラブ全体の恨みをかってますます孤立する道をたどるほかない。ソレイマニ殺害もアラブ全体の結束を強める効果となった。欧州各国も核合意に留まるフランスやドイツなどは「アメリカは自制すべき」と引き気味で足並みは揃っていない。さらにイラン支持を表明する中国、ロシアも含めたパワーバランスが動くことになり、イランとて経済制裁に苦しんではいるものの世界的に孤立しているわけでもない。

 B イラク戦争でも空爆はできるが、地上軍をいくら送り込んでも統治はできなかった。その国や民衆が屈服しない限り反乱、反抗は続き、侵略支配・統治などできないことを教えている。シリアやパレスチナなどを見てもひどい攻撃を受けてきたが、どこも屈服していない。従って、イランを米国が攻撃しても中東情勢は余計に泥沼化に拍車がかかり、一層アラブ全体の憤激を呼び覚ますことになる。米軍を何十万人投入しようが完全統治などできる代物ではないのだ。今おこなわれているのはピンポイントで要人を斬首し、ショック療法によって為政者を揺さぶるという手口で、経済制裁とも併せて体制に屈服を迫る意図が丸出しだ。

根深い対米従属構造 日本の属国の姿浮彫り

 A イラク戦争でブッシュが「日本モデル」を目指すのだとのべて日本人としてはハッとするものがあったが、それは支配機構が身も心も屈服して従属構造のもとにひれ伏すことを意味している。世界中を見渡しても、日本ほど「綺麗」に占領支配され、戦後70年以上経ちながら他国の属国に成り下がっている国などない。銃声一発すら飛び交うことなく占領軍が乗り込んで支配できたのは、天皇をはじめとした軍国主義の統治機構が丸ごとアメリカに傀儡(かいらい)として抱えられ、みずから武装解除して国を売り飛ばしたからにほかならない。そして、戦後は国民に塗炭の苦しみを味わわせた罪で処分されて然るべき官僚機構も、大本営発表をやりまくった大手新聞の幹部連中も丸ごと支配機構としての身分を保障され、戦犯の岸信介まで使い勝手が認められてCIAのエージェントとして息を吹き返し、今度は鬼畜米英からアメリカ万歳へと乗り換えて今日に至っている。侵略したアジア諸国へは居直り、アメリカには頭が上がらないという今日の日本政治のルーツがそこにある。アラブの民衆が不屈の抵抗をしているのを見るにつけ、考えさせられるものがある。この違いは何なのだろうかと。

 C 日本社会にとっても中東情勢は決して無関係ではおれない。石油の8割は中東依存で、この地域が戦争状態になれば経済的にも影響は直撃する。なにより、今後の展開如何によっては、イランは米国の同盟国としてイラン攻撃に加担した国や地域を攻撃の標的にすると宣言している。沖縄をはじめとした日本国内の米軍基地から出撃したら、日本列島も「イランを攻撃した敵」として標的になり得るし、ましてや自衛隊が「調査・研究のため」などといって戦闘に加わるなら確実に標的になる。自衛隊員もなぜアメリカの侵略戦争のために鉄砲玉となって死ななければならないのか? 米軍の弾よけにならないといけないのか? と考えるのが当たり前だ。アメリカが挑発しなければタンカーはこれまで同様にペルシャ湾やホルムズ海峡を平和的に航行できるわけで、自衛艦が戦闘力を備えて向かう必要などない。なにが「日本のタンカーを守るため」かだ。自衛隊の中東派遣は何としてもやめさせなければならない。イランは親日国として歴史的に関係を切り結んできた国であり、この信頼を裏切って米国に加担し、アラブの敵になる道を選択することは国益にも反する。

 D 年初からの日本国内の報道を見ていると呑気なもので、ワシントンの発表の追随記事みたいなものばかりだったことに愕然とする。11日にも自衛隊を中東派遣しようかというのに、主体性とか当事者意識みたいなものがまるで乏しいことに特徴がある。世界でツイッターのトレンドが「WW3」なのに対して、国内のトレンドは「嵐(アイドル)」がどうとかなのだ。愚民化も大概にしなければならない。そして、安倍晋三はゴルフ三昧な日日を過ごし、ようやく「エスカレーションは避けなければならない」の官僚作文を棒読みしている始末だ。1月の中東歴訪をとりやめたとか、いややっぱり本人の強い意志で行くのだとかやっていたが、一方で自衛隊の中東派遣は強行する姿勢を見せている。しかも、このような愚行を閣議決定のみで実行しようとしている。安保法制はじめ、この間にやってきたことはアメリカの戦争に引きずり込む体制づくりであり、アメリカから要求されてきたことを丸呑みしてきたものだ。そして、自衛隊は米軍の指揮系統で動くようになり、下請軍隊の配置となった。それが、とうとう最前線に駆り出すところまできた。決して一線を踏みこえてはならないし、アメリカと心中する道に進ませてはならない重大局面だ。

 A イランに対して恨みなどないのに、アメリカに求められるままに引きずり込まれ、おかげで「敵国」と見なされるバカげた道を進むのか、独自外交を展開して和平に尽力するのかでは、日本社会はまるで異なる未来に行き着く。アラブの苦難の根源はアメリカの侵略行為にあり、それこそイランが主張しているように米軍の撤退、謀略を駆使した政治介入の排除こそが血なまぐさい紛争を終息させる唯一の選択だ。アメリカが世界覇権の座から転落を始め、世界が多極化しているなかで事態は動いており、何でもかんでも米国一辺倒では世界的にも孤立するほかない。対米従属の脳天気、平和ボケで世界情勢からとり残されるのではなく、日本はいかなる国とも敵対ではなく友好平和を求めていくことが重要だ。それが「お花畑」などと呼称されるのであれば、後先考えずに戦争に首を突っ込む者のほうがよほど脳味噌が弛緩しており、「血みどろ畑よりはマシだろうが!」と思う。
https://www.chosyu-journal.jp/shakai/15297
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/427.html#c7

[番外地7] トランプは反グローバリストではなくネオコンだった 中川隆
8. 中川隆[-14488] koaQ7Jey 2020年1月15日 18:56:36 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1411]
戦争と破滅の淵へと出航する日本の自衛隊 ーアメリカのイラン挑発と自衛隊の中東派遣ー 千葉大学教授・栗田禎子(長周新聞)
http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/815.html
https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/15335
2020年1月14日 長周新聞

暴挙の背景−−トランプ政権のイラン敵視政策
 米トランプ政権によるバグダードでのイラン司令官殺害事件(1月3日)は、世界を震撼させた。現時点(1月10日)では、米=イラン間の大規模な軍事衝突は当面は回避されたという見方が広がっているが、トランプ政権の暴挙により中東、さらには世界全体が戦争の瀬戸際に立たされたという事実は変わらない。また、同様の危機は今後も繰り返される可能性が強い。
 
 トランプ政権は発足以来、「強いアメリカ」の復権を掲げ、軍拡路線を追求すると共に、特に中東に関してはイランをことさらに敵視し、アメリカ(および中東におけるアメリカのエージェント的国家であるイスラエル)にとっての最大の脅威はイランだとして、「イランの脅威」を口実に中東に介入しようとする方針をとってきた。オバマ政権末期に成立し、イラン=欧米間の関係改善につながった「核合意」(2015年)から一方的に離脱する(2018年)ことで、イランを挑発し、緊張を意図的に高めようとする政策が着手された。2019年には原子力空母派遣や米軍増派によってイランへの軍事圧力が強化され、さらにはタンカー攻撃事件等を口実に、「航行の自由」を守るためとしてペルシア湾周辺での米主導の「有志連合」が活動を開始することになる。
 今回の事件は突発的ではなくトランプ政権のこのような対イラン政策の延長線上に生じたものであるが、何の法的根拠もなく他国の要人を一方的に殺害するという暴挙、明白な国際法違反であり、国際秩序を破壊しかねない行為として世界に衝撃を与えた。また、作戦の舞台となったイラクの主権を公然と踏みにじる行為(それは同国が米占領下にあることを改めて思い起こさせるのだが)である点も重要である。
自衛隊の中東派遣
 こうした状況下、日本の安倍政権は「航行の安全確保」のため中東(オマーン湾、アラビア海、バーブル・マンデブ海峡等)に自衛隊を派遣するという政策(2019年12月の「閣議決定」)を強行しようとしているが、アメリカのイラン挑発の結果、世界が戦争の淵を覗きこんでいるとも言える今、これはきわめて恐ろしい政策である。ある意味では、2015年にいわゆる「安保法案」(戦争法)が強行された時、国民の多くが危惧したことが、今まさに現実のものとなりつつあると言えるのである。安保法案は「集団的自衛」の名のもと、日本が直接攻撃されていなくてもアメリカの戦争に参加できる仕組みを法制化したものだが、2015年当時、「集団的自衛権」が発動される「存立危機事態」の唯一の具体例として政府答弁等で挙げられたのは、中東で危機が生じ、「ホルムズ海峡が封鎖された場合」だった。中東危機によって「シーレーン」の安全が脅かされ、石油供給に影響が及ぶ場合は、自衛隊を海外派兵することが許される、という論法で、アメリカの戦争に日本が協力することが正当化されたのだが、「航行の安全」を名目に米主導の「有志連合」を補完する形で中東に派兵するという今回の決定は、まさにこのシナリオをなぞるものとなっている。(政府は今回の派遣は安保法制ではなく防衛省設置法に基づくもので、任務内容も「調査・研究」だと主張しているのであるが。)
 自衛隊の中東派遣が基本的にアメリカの要請に基づくものであり、「有志連合」を補完する性格のものであることは誰の目にも明らか(自衛隊が米軍との「情報共有」を行なうことは明言されている)なので、今後アメリカの対イラン挑発が再開され、軍事的緊張が激化した場合には、自衛隊はアメリカによるイラン包囲網の一翼を担う勢力、米主導の中東侵略軍のまぎれもない一員として、中東の民衆の前に立ち現われることになるだろう。

空爆から逃げるイラクの民衆
 だが、「冷戦」終結に伴う国際政治構造の変化により何ものにも牽制されなくなったアメリカが、自国資本にとって経済的・軍事的に重要な地域には直接戦争を仕掛けるという帝国主義的な姿勢を露わにし、その過程で従来の国際法・国際秩序を露骨に踏み破る行為を繰り返した(2003年のイラク戦争は国連決議の裏づけもなく強行された)ことは、アメリカの道義的威信を傷つけ、国際社会におけるその地位を低下させた。戦争はアメリカの社会・国民をも疲弊させた。さらにあいつぐ侵略・占領の対象となった中東では、アメリカによる経済的・政治的・軍事的支配に対する民衆の批判が高まり、これが2011年の中東革命(いわゆる「アラブの春」。中東を内側から民主化すると同時に、それにより外部からの介入をはねのけ、先進資本主義諸国による支配からの自立性を回復することをめざした)にもつながっていく。
 アメリカが中東に対して繰り返してきた一連の戦争は、実はアメリカの国力を弱め、そのヘゲモニーを−−世界全体においても中東においても−−掘り崩してきたのであり、今後、「イラン戦争」という形でもう一度中東での戦争に踏み出すことがあれば、それはアメリカという国自体の(「大国」としての)凋落を決定的なものにするだろう。
 バグダードで実行された米軍による今回の殺害事件は、イラクという国が2003年以来アメリカの占領下にあり、事実上主権を奪われていることを改めて暴露する結果となり、イランだけでなく、イラクの民衆の怒りを引き起こすに至っている。アメリカのイラク占領という事実自体が批判の対象となり、2003年のイラク戦争とそれが中東全体の社会・政治に及ぼした破壊的影響とが、改めて問い直されるという状況が生じているのである。
困難な状況に置かれるイラクの民衆
 米軍の存在がイラクの主権を侵害していることは既に述べたとおりだが、それに加えて今回の事件は、イラクの今後の国内政治に深刻な影響を与える可能性があることを指摘しておきたい。
 2003年以降のイラクは米軍占領下に置かれると同時に、植民地主義的「分割統治」政策が導入され、結果として「スンナ派」対「シーア派」、「アラブ」対「クルド」といった宗派的・民族的対立をことさらに煽り、操作する政治構造が作り出された。このような構造の中で成立した現在のイラク政府は、「シーア派」主体の政権(それゆえ宗派的には「親イラン」と目される)であると同時に、実は米占領体制を容認し、これに従属している存在である。こうした状況に対し、イラクでは2019年10月から、政府の腐敗、生活苦や物価高に抗議する民衆の自発的デモが始まり、全土に拡大して、「10月革命」とも言われる様相を呈していた。2003年のイラク戦争後はじめての革命状況とも言われるこの運動は宗派別分断を越えたものであり(シーア派の市民も積極的に参加)、「スンナ派」「シーア派」に関わらず、腐敗した政府に対し一丸となって立ち上がり、民主化と社会的公正を実現していこうとしていたのである。
 しかし、米軍によるバグダードでのイラン司令官殺害、それに伴う米=イラン対立の激化、「戦争」勃発の可能性、という展開は、イラク国内における民主化運動を一瞬で吹きとばす効果を持つ。イラクを舞台とする米=イラン戦争が差し迫っているような状況は、政府が「非常事態」を口実に市民の運動を窒息させることをきわめて容易にするだろう。米=イラン対立の激化は、また、イラク国内に「親イラン」か「反イラン」か(あるいは「シーア派」か「スンナ派」か)といった対立の軸を再び持ち込むことになり、民主化運動の過程で形成され始めた民衆の「市民」としての一体感にくさびを打ち込んで、「宗派対立」を再燃させる効果を持つ危険性もある。(米占領体制下での「宗派主義」政策が生み出した鬼子と言える、いわゆる「イスラム国(IS)」のような存在が再度勢力を拡大する可能性もあるのである。)
 その意味で、今回の事件の最大の被害者は実はイラク国民であり、事態はイラク情勢の混迷・深刻化につながっていく可能性もあることに注意すべきである。
 トランプ政権による暴挙は、さまざまな意味で「パンドラの箱」を開けた。中東・日本・世界が戦争と破壊の淵に引きずり込まれることがないよう、全世界の市民による自覚的運動が求められる。

千葉大学教授 栗田禎子 (くりた・よしこ 歴史学/中東研究)
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/427.html#c8

[リバイバル3] カウンターポイント SA-5000 + SA4 中川隆
1. 中川隆[-14487] koaQ7Jey 2020年1月15日 19:44:41 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1410]
CounterPoint SA-4 真空管OTLパワーアンプ
http://www.auduo-1.com/newgoods/C-D/CounterPoint/SA-4/SA-4.html

カウンターポイント SA-4 真空管OTLパワーアンプ モノ 2台です。

ノア正規物です。
定価\200万です。
中古です。

最終の出力段に6FL(TV用大型水平出力管)を使用した、
出力トランスを介入させないOTLアンプです。
電流ドリフトに悩まされるため、
特殊なICを使用した電流サーボ回路が組み込んであります。

前所有者によって完全にOH済みです。
これはあくまで本機の管財人の話ですが、
このOHの為に前所有者は、
修理業者に\70万近くを支払ったそうです。

内部コンデンサー、半固定VRまで交換し、
RIFAなどの高音質コンデサ類に交換してあります。
OTLアンプ故に曲芸の様な?調整を行い、
現回路を維持しています。
音はかなり変わります。
良い品です。

問題は発熱です。
扇風機の使用をお勧めします。
天板を外すのも方策の一つです。

音は、16オームのSPに合うようにも思いますが、
前所有者はEXCLUSIVE 2401 TWINに使用し、
十分な低音を出していました。
これはコンデンサー類の交換による影響と感じます。
外形寸法は、幅480×高さ170×奥行480mm、重量26kgです。
http://www.auduo-1.com/newgoods/C-D/CounterPoint/SA-4/SA-4.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1033.html#c1

[リバイバル3] カウンターポイント SA-5000 + SA4 中川隆
2. 中川隆[-14486] koaQ7Jey 2020年1月15日 19:48:33 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1409]
カウンターポイント SA-4
Posted by audio sharing on 1986年6月15日
菅野沖彦
ステレオサウンド 79号(1986年6月発行)
特集・「最新パワーアンプはスピーカーの魅力をどう抽きだしたか 推奨パワーアンプ39×代表スピーカー16 80通りのサウンドリポート」より
(マッキントッシュ XRT18での試聴)

 一度鳴らしてみたかった組合せである。当たった。実に魅力的なコンビネーションである。クレーメルのヴァイオリンはやや美化され過ぎるが、輝きと粘りのある質感で、ボーイングの力感が感じられるようにリアルであった。ピアノの音色の透明感と冴えは見事なものだ。弦合奏のなんとも魅力的な動きの実感と音色の美しさ。ふっくらとした弦の弓の弾力性が感じられるかの如きであった。アンプがスピーカーによって魅力を引き出された感じであった。


カウンターポイント SA-4
Posted by audio sharing on 1986年6月15日
菅野沖彦
ステレオサウンド 79号(1986年6月発行)
特集・「CDプレーヤー・ダイレクト接続で聴く最新パワーアンプ48機種の実力テスト」より

 全体に肌ざわりの滑らかで、抜けのよい立体的なふくらみを感じる音の感触を持ち、しかも、ディテールの再現に優れ、細かい音の粒子が明解に豊かに聴きとれる。つまり、優れた物理特性に基づけられた高品位な音である。また、情緒的にも、このアンプのもっている鮮やかでいて、これみよがしな派手な演出のない豊かな音楽表現は満足感の高いものだ。肌ざわりの滑らかさに加え、この暖かさと、彫琢の深い音の陰影は、ブライトな華麗さと相俟って圧倒的な表現力をもっている。

音質:9.8
価格を考慮した魅力度:9.5


カウンターポイント SA-4
Posted by audio sharing on 1986年6月15日
井上卓也
ステレオサウンド 79号(1986年6月発行)
特集・「CDプレーヤー・ダイレクト接続で聴く最新パワーアンプ48機種の実力テスト」より

 最初の試聴時には、しなやかで、素直な音ではあるが、本来の鮮度感が薄れ、聴きやすさが目立つだけの音であったが、真空管を交換してからの試聴では、音もリフレッシュされ、適度のプレゼンスをもつクォリティの高い音が聴かれた。聴感上のレスポンスは広帯域型で、低域は柔らかく、しなやかであり、高域はスムーズに伸びるが、中域は少し薄い。音場感はナチュラルに拡がり、音像定位は小さくまとまる。使いこなしは、中域を充実させ、リアリティを重視したセッティングが要点。

音質:9.3
価格を考慮した魅力度:9.0
http://audiosharing.com/review/?cat=274
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1033.html#c2

[リバイバル3] カウンターポイント SA-5000 + SA4 中川隆
3. 中川隆[-14485] koaQ7Jey 2020年1月15日 19:52:40 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1408]
y Archives: カウンターポイント
カウンターポイント SA-5000
Posted by audio sharing on 1994年4月30日
井上卓也
オーディオ世界の一流品(ステレオサウンド別冊・1994年春発行)
「世界の一流品 アンプリファイアー篇」より

 管球アンプの高級モデルを作り、アメリカのハイエンドオーディオの分野で高い評価が与えられているカウンターポイントの、管球とソリッドステートデバイスをハイブリッド構成としたステレオアンプである。現代の管球アンプは古典的な管球アンプとは異なり、電源系を中心としたソリッドステート技術のバックアップが不可欠な設計が基本であり、電源の整流回路に整流管を採用する設計は、異例中の異例といってよい。

 真空管は、素子として優れた基本特性をもちながら単純な構成でアンプが設計できるメリットがある。その一方で、真空管自体がメカニズムをもつだけに、高SN比が要求されるMCカートリッジやマイクロフォン用ヘッドアンプには、マイクロフォニックノイズに代表されるノイズが高く不向きである。そこで真空管とソリッドステート素子を組み合せることで入力インピーダンスを高くでき、ハイスピードという特徴が積極的に活かせる優れたアンプが実現する。

 このように、管球とソリッドステートの長所を併せ持たせることは考えとしては素晴らしいが、往々にして両者の短所を併せもつことにもなりやすく、そのため優れたハイブリッドアンプは少ない。そんな中にあって、本機は見事というか巧みにというか、両者の特徴を両立させた開発者の感性により実に素晴らしい成果を上げている。

 筐体構造はかつては弱点であったが、自社内生産となり精度が向上。振動対策も向上し銅メッキ処理のシャーシの採用という、海外製品として異例の配慮が見られるのは、よりよきものを積極的に採り入れるメーカーの誠意として受け取りたい。
 ナチュラルにのびたレスポンスと、音の粒子が滑らかに磨かれ、スムーズでしなやかにレスポンスするソフィステイケイトされたカウンターポイントの音は、これならではの独特の音の世界を展開するようだ。


使いこなしポイント

 組み合せるパワーアンプは同社の管球式OTLアンプ、SA4をおいてない。

カウンターポイント SA-5000 + Natural Progression Monaural Power Amplifier(JBL S9500との組合せ)
Posted by audio sharing on 1993年3月30日
井上卓也
ステレオサウンド別冊「JBLのすべて」(1993年3月発行)
「ハイエンドアンプでProject K2 S9500を堪能する」より

 この組合せは、ふところの深い、格調が高く、雰囲気のよい、サロン風の音を求めての選択である。

 プリアンプのSA5000は、ハイブリッドタイプならではの、ソリッドステートと管球方式の魅力を併せもたせる、という至難な技を実現した稀有の存在ともいうべき見事なモデルである。

 ペアとしたパワーアンプNPAは、ナチュラル・プログレッション・モノーラル・パワーアンプの頭文字をモデルナンバーとした新製品で、入力段に真空管、出力段にバイポーラトランジスターとMOS−FETの両方の特徴を備えるという、IGBTを採用したモノーラルパワーアンプだ。

 結線は、不平衡である。

 標準的なプリアンプ出力(ダイレクト出力)からの結線では外乱によるノイズ発生があり、バッファーアンプ出力からパワーアンプに送るが、許容限度のノイズは残っており、高域のディフィニッションが低下した音になるだろう。

 最初の音は柔らかく、モヤッとした音だ。

 ウォームアップは、NPAではかなりな時間はさして大きな変化を示さず、その後比較的短い時間で、音質、喜色の変化がステップ的に変る傾向があるようである。

 初期段階の20〜30分間あたりのウォームアップで聴けば、柔らかさの内側にかなり硬質なコントラストの強い部分があり、そのどちらを重視するかで、音の印象度は大きく変る。

 しかし、2時間ほど鳴らし込めば、雰囲気がよく上品で耽美的ともいわれるカウンターポイントの音に、反応の速さ、鮮食感、ソリッドな表現、といった新しい魅力が加わった音が聴かれるようになる。

 かなりの音を整理し、音楽の聴かせどころを巧みに摘んで聴かせるような、スケールはやや小さいが、ほどよく音楽に反応をし、サラッと雰囲気よく空間の拡がりを感じさせる鳴り方は、これならではの魅力がある、ひとつの世界だ。

 予想よりも、細部のディテールの描き方や表情のみずみずしさが音として出しきれていないが、起強力なTV電波が7波もある立地条件下での高周波妨害にょるマスキングと、CDプレーヤー系の長時間使用での、ある種の音のニジミ、ベール感が相乗効果的に働いているようで、ここでの結果は、かなりハンディキャップを背負ったものではあるが、それなりにカウンターポイントらしさのある音でS9500を鳴らしたあたりは、カウンターポイントのポリシーの根強さを知る、ひとつの尺度のように思われる。
http://audiosharing.com/review/?cat=274
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1033.html#c3

[リバイバル3] カウンターポイント SA-5000 + SA4 中川隆
4. 中川隆[-14484] koaQ7Jey 2020年1月15日 19:55:13 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1407]

JBL S5500(組合せ)カウンターポイント SA5000+SA220
Posted by audio sharing on 1993年3月30日
井上卓也
ステレオサウンド別冊「JBLのすべて」(1993年3月発行)
「Project K2 S5500 ベストアンプセレクション」より


 旧来のJBLを象徴する製品が43、44のモニターシリーズならば、現代の同社を象徴するのは、コンシューマーモデルであるプロジェクトK2シリーズだ。S5500は、このプロジェクトK2シリーズの最新作で、4ピース構造の上級機S9500の設計思想を受け継ぎワンピース構造とした製品である。この結果、セッティングやハンドリングがよりしやすくなったのは当然だが、使用機器の特徴をあかちさまに出すという点では、本機も決して扱いやすい製品ではない。エンクロージュアや使用ユニットこそ小型化されたものの、S9500の魅力を継承しながらも、より音楽に寄り添った、音楽を楽しむ方向で開発された本機の魅力は大きい。
 
    *

 JBLが’92年の末に発表したプロジェクトK2シリーズの最新作が、S5500である。プロジェクトK2とは、’89年にセンセーショナルなデビューを飾ったS9500 (7500)に始まる同社のコンシューマー向けの最高峰シリーズで、本機は、上級機S9500の設計思想を受け継いだワンピース構造のシステムである。S9500が35cmウーファーと4インチダイアフラム・ドライバーを搭載していたのに対し、本機は30cmウーファーと1・75インチドライバーを搭載しているのが特徴である。また、S9500で同一だったウーファーボックスの内容積が、本機では、下部のそれの内容積がやや大きい。ここに、IETと呼ばれる新方式を採用することで、反応の速い位相特性の優れた低域再生を実現している。また、チャージドカップルド・リニア・デフィニションと呼ばれる新開発のネットワークの採用にも注目したい。ネットワークのコンデンサーには、9Vバッテリーでバイアス電圧を与え、過渡特性の改善を図っている。

 本機は、S9500譲りの姿形はしているものの、実際に聴かせる音の傾向はかなり異なり、アンプによって送りこまれたエネルギーをすべて音に変換するのではなく、どちらかというと気持ち良く鳴らすという方向のスピーカーである。
 こうした音質傾向を踏まえたうえで、ここでは、ホーン型スピーカーならではのダイナミックな表現と仮想同軸型ならではの解像度の高い音場再現をスポイルせずに最大限引き出すためのアンプを3ペア選択した。

マッキントッシュ C40+MC7300

 まず最初に聴いたのは、マッキントッシュのC40+MC7300の組合せである。C40は、C34Vの後継機として発売されたマッキントッシュの最新プリアンプで、C34VのAV対応機能を廃したピュアオーディオ機である。サイズもフルサイズとなり、同社のプリアンプとしては初のバランス端子を装備している。これとMC7300といういわばスタンダードな組合せで、S5500のキャラクターを探りながら、可能性を見出すのが狙いだ。

 可能性を見出すというのは、C40に付属する5バンド・イコライザーやラウドネス、エキスパンダー、コンプレッサー機能などを使用して、スピーカーのパワーハンドリングの力量を知ることである(現在、マッキントッシュのプリアンプほどコントロール機能を装備したモデルはきわめて少ない)。また、マッキントッシュの音は、いわゆるハイファイサウンドとは異なる次元で、音楽を楽しく聴かせようという傾向があるが、この傾向はS5500と共通のものに感じられたためこのアンプを選択した。

 S5500+マッキントッシュの音は、安定感のある、非常に明るく伸びやかなものである。古い録音はあまり古く感じさせず、最新録音に多い無機的な響きをそれなりに再現するのは、マッキントッシュならではの魅力だ。これは、ピュアオーディオ路線からは若干ずれるが、多彩なコントロール機能を自分なりに使いこなせば、その世界はさらに広がる。

 その意味で、このアンプが聴かせてくれた音は、ユーザーがいかようにもコントロール可能な中庸を得たものである。ウォームアップには比較的左右されずに、いつでも安心して音楽が楽しめ、オーディオをオーディオ・オーディオしないで楽しませてくれる点では、私自身も非常に好きなアンプである。

カウンターポイント SA5000+SA220

 S5500のみならずJBLのスピーカーが本来目指しているのは、重厚な音ではなく一種のさわやかな響きと軽くて反応の速い音だと思う。この線をS5500から引き出すのが、このカウンターポイントSA5000+SA220である。

 結果は、音楽に対して非常にフレキシビリティのある、小気味よい再生音だった。カウンターポイントの良さは、それらの良さをあからさまに出さずに、品良く聴かせてくれることで、音場感的には、先のマッキントッシュに比べて、やや引きを伴った佇まいである。

美化された音楽でありながら、機敏さもあり、非常に魅力的である。たとえるなら、マッキントッシュの濃厚な響きは、秋向きで、このカウンターポイントのさわやかな響きは、春から夏にかけて付き合いたい。

ゴールドムンド ミメイシス2a+ミメイシス8・2

 次は、S5500をオーディオ的に突きつめて、そのポテンシャルを最大限引き出すためには、このあたりのアンプが最低限必要であるという考えの基に選択したのが、ゴールドムンドのミメイシス2a+ミメイシス8・2である。

 結果は、ゴールドムンドならではの品位の高い響きのなかで、ある種の硬質な音の魅力を聴かせる見事なものであった。

 モノーラルアンプならではの拡がりあるプレゼンス感も、圧倒的である。オーディオ的快感の味わえるきわめて心地の良い音ではあるが、反面、アンプなどのセッティングで、音は千変万化するため使いこなしの高度なテクニックを要するであろう。ここをつめていく過程は、まさにオーディオの醍醐味だろう。

 S5500がバッシヴで穏やかな性格をもった、音楽を気持ちよく鳴らそうという方向の製品であることは、前記した通りである。しかし、これは、本機が決して取り組みがい≠フない製品であることを示すものではない。一言取り組みがい≠ニいってもランクがあり、手に負えないほどのものと、比較的扱いやすい程度のものと2タイプあるのだ。本機は、後者のタイプで、そのポテンシャルをどう引き出すかは、使い手の腕次第であることを意味している
http://audiosharing.com/review/?cat=274
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1033.html#c4

[リバイバル3] カウンターポイント SA-5000 + SA4 中川隆
5. 中川隆[-14483] koaQ7Jey 2020年1月15日 19:58:12 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1406]
カウンターポイント SA-4 [ 2015-06 -26 ]
https://hal4550.exblog.jp/i23/

SA-4あれこれ

SA-4も最終段階になって来た。海外のカウンターポイントのQ&Aを読んでいると色んな発見がある。


中国語の記事でSA-4Platinumと云う記事が目に止まった。マイケルの改造品である特徴的なコンデンサーへの交換、こんなものまであるんだぁと驚いた。後日SA-4の回路図の手配を頼んだホームページで世界で唯一のSA-4Platinum upgradeを見た。記事を読むと新品のSA-4が買えるほどの費用がかかるそうだ。どんな音がするのだろうか、一回聴いて見たいと願う。中国語の写真を良く見ると同じ日付の写真をコピーしたもので本当に世界唯一かも知れない。

希少なSA-4 Platium upgrade

セミ改造版SA-4(コンデンサーが赤いDynami-cap E)

こちらが一般的なSA-4(黄色いコンデンサーWonder-cap)

赤いコンデンサーDynami-cap E

それから個別にバイアスを調整できるオプションもあると書いてあった(2007年2月の記事)。いろんなことをやってくれたマイケル・エリオット、もう少し早くこれに興味を持っていたなら素晴らしかったのにと思うのである。


SA-4三連ファンの配置替え(2015/6/20記)

暑さも本格的になってきて日中25℃を軽々と越える、それに追い討ちを掛けるのが湿気である。お陰で除湿機はフル稼働であるが中々追付かない。

SA-4の背面の温度が急激に上がり出した、室温が20℃近辺だと背面の温度は上がらないがやはり工夫が必要である。考えた結果背面に近い処から排気する必要がある。SA-4の機械加工をせずに行うにはファンのレイアウトを変更するしかない。試行錯誤の結果エル型配置が良いようである、背面の温度はさほど上昇しない。もしも背面開きのSA-4が手に入ればそれにファンを取り付け問題は解決するかも知れない。茨城辺りのSA-4が余っていないかなぁと密かに願うばかりである。


SA-4熱暴走について(2015/4/22記)

出力管6LF6のプレート及びスクリーン・グリッドが赤熱化して過電流が流れ真空管が破壊されるか電源回路が破壊され、その前に保護回路でスピーカは遮断されるだろうが、ユーザはただ煙が出るのを見るしかない。本当に大変な事態である。一見アンプ内の温度が上がると熱暴走が始まるように思われるだろうが、実際には関係ない。熱暴走は出力管のグリッドに与えられるバイアス電圧にある。バイアス電圧はメータを時計回しに最右にセットすると読める、この電圧は八本共通に成っている。そして時計逆周りにV1-V8に流れる電流が各々読める。

Marantz9やMcintosh MC3500でもプレート電流はカソード電圧を測定し変換している、SA-4も同じである。バイアスが規定値より浅くなると過電流が流れプレートが部分的に赤熱して更に過電流が増えてプレート全体が赤熱して間も無くダウンする。赤熱化し易い真空管があり、EL34やKT88はその代表であるが6550は比較的強いと経験的に思う。6LF6については経験は無いが障害が多いことを鑑みると熱暴走が起こりやすい真空管なんだろうと思う。MarantzやMcintoshはパラレルプッシュでも個々にバイアス電圧が調整できる仕様になっているがSA-4は共通で個々の電圧は調整できない、その代わり6LF6を選別して125-150mAになる真空管を使うように指示されている。個々に調整するより精神衛生上良いかも知れない。

さて、SA-4の熱暴走対策であるがグリッドバイアスの管理にある。正規のSA-4回路図は米国に注文したがマイケルは閉鎖したので何時届くか分らない。ネットのメモを見るとプレート電圧は±140Vでグリッドバイアスは-46Vとなっている。先に書いたように個々の電圧は調整できないので真空管の選別で近いものを合わせるしか方法は無い。

個々の電圧の調整法についてはネットに日本語で詳しく書かれているのでそれを参考にされると良いだろう。わたしは面識がないので勝手にリンクを貼る訳には行かないからYahoo検索で「SA-4調整マニュアル - Yahoo!ブログ」は簡単に見つかる。とても良くできたマニュアルである。リンク先は失念したが海外のQ&Aやフォーラムでも同様のことが書かれている。ポイントは6LF6のバイアス調整をするとき、前面のVRを時計回りにMAXにしてV1-V8の値を読み100-150mAの範囲か、可能なら110-130mAであればなお良い。多少揃わなくても良く肝心なことは使うときVRを反時計回りに最小値、わたしは100mAにしているがこれくらいであれば赤熱暴走を引き起こす事はなく音質劣化も無いように思う。

温度が高くなるから熱暴走を引き起こす訳ではない、バイアスが浅くなり入力信号の大きさで動作点を超えてグリッド電位が浅くなり過電流が流れ、赤熱したプレート部分から急激に過電流が流れる事になる。一旦赤熱化したプレートは元に戻ることは無く過電流が流れ易い組成になるので以後使用できない。熱でプレート赤熱化と過電流が引き起こされる訳ではないことをご理解戴けただろうか。6LF6のカソードやプレートは電子放出のために内部は数百度の熱環境で動作している訳で熱による損傷は無い。勿論熱対策をする理由は基盤が熱による変形損傷や真空管ソケットの損傷と最も熱影響を受けるコンデンサーの劣化を防ぐためである。グリッドのコンデンサー劣化でバイアスが浅くなり過電流の原因になるので熱対策はやはり必然だろう。


三連ファンと吸気口を開けたパネル

SA-4三連ファン (2015/4/20記)

日曜日は日がな一日パラゴンを聴き続けた。結構なレベルまで追着いて来たように思う。パラゴンもSA-4も捨てた物ではない、長く付き合えるような気がする。


SA-4改造の追加を行った、二連ファンを三連ファンにバージョンアップした。これは最初から計画していたことで六個のファンを全部使うことになる。二連ファンでも冷却能力に問題はないが風量が強いために耳を澄ますと風切音がする、気になる訳ではなかったが上蓋のパネルには一台分の余スペースがあるので改造も含めてやることにした。改造は100Vのファンを直列につなぐと50Vで動くと考えるが実際は回転初速のタイミングやインピーダンスの問題で両方が同速度で回転することは有得ない、つまり回転速度が偏ってしまうことがある。これを防ぐためにファンに等電圧が掛るようにブリーダ抵抗を挟む、これにより回転は安定する。三連ファンにするために5KΩを三本つける、すると各ファンには33Vの電圧が供給され低速で安定した回転が得られる。

電圧が下がったので風量は減り風切音は全くなくなった、しかし冷却能力に問題が出て来そうである。背面側が少し熱くなっている、実用上は問題ないのであるが熱暴走に気を付けているので少しでも不安要素は取り除きたい、風量設計を考え直す必要がある。そこでテストでファン排出口と出力管上部の吸入口を除いて全部塞いでみた。すると温度は見る見るうちに下がり全く熱を感じさせない温度になった。あとはアルミ板を貼り恰好よく見せるだけである。


後期SA-4の背面パネルの写真を見つけた、これが一番穴開きになっているものであるがこんなものでは熱対策とは云えない。やはり低速ファンを付ける必要があるだろう。


昼間のんびり遊んでいた付けが夜に回ってきた。ソフトのバージョンアップをしないと月曜日に障害が出る可能性がある、いつかはやらなければならないと思っていたので今晩やることにした。簡単な作業の筈だったが旨く行かなかった、とうとう三時までかかって終了、丁度パラゴンルームで作業をしていたので引き続き五時までCDを聴いた。アンプは昼間が電源を入れていたので深夜の綺麗な電気で音楽も美しく聴こえる。菅野邦彦のピアノは良い、諸行無常とはこのような事かと気づかされる、だから今を留めて擱きたい気持ちになるのであろう、と菅野のピアノが教えてくれる。

SA-4改造(2015/4/18記)

日本橋の行ったついでにSA-4の部品を買った。部品屋には私が思っているような冷却ファンは無かったので中国製を買わなければ仕方ないかとレジに持って行った。レジ前で突然閃いた、昔よく買っていたあそこなら有るかも知れないと思い、レジには取り置きを頼んで、昔よく行った塚口勇商店を訪ねた。

店先に中古部品が沢山並べてある、12cmのAC100Vファンを聞くと店先にあるという。新品のファンが六個あったので全部買った。店の奥で回転のテストをしてくれるというから100Vを二台直列に接続して半分の電圧で試すと問題なく回転し音も静かで風量も相当ある、これなら使えそうである。

昨日は朝からSA-4を開けて改造に取り掛かった。最初は背面パネルを作りかえるつもりで居たが天板パネルをそのまま使うテストをしたら効果は絶大であった。ファン二基でも静かで6LF6の上部でも殆ど熱くない、吸気口を工夫したら冷却の問題は全く無くなった。


最初はJAZZを聴き、次いでドンカルロを四時間かかって聴いた、最後は女房の部屋で見つけた竹内まりやのCDを聴いた。ほぼ一日聴いていたことになる、竹内まりやは自分の好みではない、むしろ嫌いな部類である。大滝詠一や山下達郎のアンニュイさが堪らなく嫌である、我慢して聴いていると判った事が有る。歌詞が或る層のオンナにぴったり来る、歌詞を聴きながら分るような気がする。しかし、一方では夫婦だからと云って必ずしも全部解り合う必要は無いのだ、夫々が自立して生きて行くのだから全部解り合う必要は無いと云うことである。


SA-4(2015/4/13記)

きのうSA-4が届いた。開梱して真空管をセット、出かける予定があったので続きは夜にしようと暫くお預けして出掛けた。


疲れて帰りアンプを触る気もせず風呂に入り寝てしまった。日曜日午前中なかなかアンプを触る気がしなかったので放置、散々トラブルの情報を見ている。素晴らしいアンプだが手放したと言う紹介で殆ど少々食傷気味、それがアンプを触るのを妨げているのだろう。

意を決して中古品を向かい入れる儀式をした。骨董品を使い始める前には必ずキッチンハイターを入れたお湯に一晩浸して消毒してから拭いて写真を撮ってから使う、口にするものを入れるから当然の事だが、アンプはハイターで消毒する訳に行かないので無水アルコールで全体を拭き、銅真ちゅうステンレスクリーナでパネル表面の酸化錆を落としツマミを磨いて薄化粧して(冗談)電源を入れる。


儀式を済ませパラゴンルームへ運ぶ、重量は一台26Kgと重たいが見た目が大きい分もっと重たく感じる。出力トランスが付いていれば軽く30Kgを超えるだろう。ネットで調べると輸入元ノアで以下の通り紹介されている。


SA-4は一般的な管球式パワーアンプで用いられているアウトプットトランスを搭載していないOTL(アウトプットトランスレス)パワーアンプとなっています。SA-4はOTLアンプで正負2電源を供給するSEPP型、出力コンデンサーを省略し正負2電源を供給して中点をゼロ電位に保ち、出力管とスピーカーをダイレクトカップリングしたOCL構成を採用しており、アウトプットトランスだけでなく出力コンデンサも搭載していません。これによりアウトプットトランスによる捲線抵抗や漏洩インダクタンス捲線の浮遊容量などの悪影響を排除しています。

出力コンデンサに代ってスピーカーにDC成分が流れ込むのを防ぐため、SA-4独自のサーボアンプシステムを搭載しています。これは、ICが記憶した30mV〜90mVの許容レベルを超えてDCが流れた場合に、このサーボアンプが動作して瞬時にSA-4とスピーカーを遮断するというものでスピーカーの破損を未然に防止しています。

16Hz以下をカットするコンデンサーをカップリングした補助系統も搭載しています。出力段は8本の6LF6で構成され、電源部には1kWを安定供給できる強力電源を搭載しています。

フロントパネルにはバイアス調整用の電流計及びメーターセレクター、半固定トリマーポテンションメーターを搭載しており、各出力管の電流バイアスやアイドル電流のチェックが行えます。


主な仕様は

出力      140W(8Ω) 280W(16Ω)
周波数帯域  0.1Hz〜50KHz
歪率      0.1%以下(最大出力) 0.02%(20W)
真空管     ECC83x1 6FS5x2 6LF6x8
電源      AC100V 消費電力200W(アイドリング時)
寸法      480W170H480D 重量26Kg


接続するスピーカは初期パラゴンであるから間違っても150-4Cは絶対に飛ばせないので神経質になる。先ずスピーカを接続せずに電源を入れる、リレーがガチャガチャしてLEDが黄色から緑に変わり電流計の針がゆっくり上がり始める。150mA付近で止まるが時間とともに少しだけ変化する、V1〜V8までの電流を見ると100mAから150mAでUper側とDown側の差異が50mA程度ある。一本一本の電流調整が出来ないのでUperとDown(SEPPだから上と下の表現)の6LF6を相互交換して電流値を概ね合わせる必要がある。これは面倒なので真空管試験機で測定して簡便に合わせる。

測定はメータ横のVRを右一杯に上げてバイアスを浅く電流値を最大にしてから内部のVR2トリーマで一本当り150mAに調整する、ピッタリに合わせることは不可能なので100mAから150mAの範囲に収めれば良い、ベストは120mAから130mAに収める事である。しかし、150mAで使い続ければ熱暴走を引き起こすので使用時にはバイアスを深くして100mAで使うのが最良である。150mAで使い続けるのはファン装着機に限られると謂う記事を見つけた。やはりそうかと合点が行った。ビーム管を150mAで使い続ければプレートが赤熱して熱暴走を引き起こすのは当たり前である。

SA-4の写真を色々調べてみると後期製品はバックパネルもスリットが開いている、最終製品はバックパネルの殆どに大きなスリットが切ってある、熱暴走を防ぐために空冷を意識したものだろう。トラブルが多いのでこのような改良を余儀なくされた結果であろう。ついでなら冷却ファンを付ければ良いものをと思った、その考えを裏付けるのが150mAで使用するのはファン装着時という記事である。近い内に冷却ファンを取り付けようと思っている。

肝心の音であるが思ったよりも大したことは無かった、低域の量感が凄いと云う評判であったが、マッキントッシュの真空管アンプを使っているので比べると大したことはないと言わざろう得ない。しかし他のアンプよりは力がある、マイケルが出力トランスを嫌う理由も分る気がするがMC75やMC3500と比べるのは無理と言うものだ。ホーンスピーカよりコーン系やドーム系ではしっかりした音がするのだろうがドライバーでは少々物足りない印象である。しかし、三時間もすれば気に成らなくなった。安くて良いアンプであるからバックパネル穴開きがあと3セットあれば買うかも知れない。

ハワイでDardaさんにSA-4を買ったと云ったら、多分そうじゃないかと思ったと云われた、そうじゃないにしても買って欲しいと思ったらしく嬉しかった。ニューヨークでドンカルロを見て翌日ダラス空港からSA-4購入の連絡を取った。随分昔のことのように思い出すのであるが。そのDardaさんの夢はマイケル特別仕様のSA3000とSA-4と初期パラゴンを鳴らす事であると聞いた、リップサービスにしても嬉しい事である。まだ細かく詰めることがあるにしてもほぼ完成形であるから残りの仕事は音楽を楽しむだけである。


SA-4(2015/4/12記)

パラゴンがやって来て一年遅れでSA-4が届いた。

カウンターポイントのアンプはトラブルが多いと聞くが自力で修理できるのも強味かも知れない、兎に角、初対面した。ネットでマニュアルを探し可能な限り対策を施そうと思っている。先ずは熱対策からだが、取敢えずフルオープンで鳴らしてみる。

https://hal4550.exblog.jp/i23/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1033.html#c5

[リバイバル3] カウンターポイント SA-5000 + SA4 中川隆
6. 中川隆[-14482] koaQ7Jey 2020年1月15日 20:09:35 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1405]
Aria Club Union JP

本サイトは元Counterpointの社長 兼 チーフデザイナーであったMike Elliott公認です。

Counterpoint製品の修理アップグレードサービスと情報提供, 詳細は是非お問合わせください。

このサイトは元々私もMike Elliottの顧客でしたが 音作りに惚れ込みのめり込みましていつのまにやら普及活動まで行うようになり 趣味の延長で約18年行ってまいりましたが本年セミリタイヤしましたので多少暇も出来今までよりは対応は良くなる見込みです。

しかしながら余暇を利用して行なっていることは変わらず専門業者さんのような迅速な対応はできません。タイミングが合えば修理は即日完了というようなこともありますが対応が遅れることもあると思います。あらかじめお含みおきください。

プリアンプ SA3, SA3.1, SA-7, SA7.1,SA5, SA5.1,SA7.1,SA-1000, SA-2000,SA-3000, SA5000、

パワーアンプ SA12, SA100、DA CONVERTER DA-10の修理アップグレードは可能です.

なお、SA220, SA-4など重量があるものは腰が悪いため取り回しができないので修理はお受けしておりません。

またDA-10のULTRA ANALOGバージョンのみはDACボードが基盤ごと樹脂でモールドされており部品交換などが出来ないため出来ません。

また最近Plitronよりトランスの受注は最小単位4個以上との打診がまいりましたのでトランスが故障した際にPlitronへの交換とアップグレードは 在庫がなくなり次第一旦打ち切らせていただきます。

SA5000, SA3000、SA5.1用は以前万が一のために予備で購入していた在庫が少量あります。---> SA5.1 用 Plitron のみ一台あり その他は完売しました。
http://ariajp.cocolog-nifty.com/aria_ltd_jp/

2009年1月22日
Counterpointの アンプの修理、アップグレードについて
http://ariajp.cocolog-nifty.com/aria_ltd_jp/2009/01/counterpoint-63.html


Counterpointの アンプの修理、アップグレードについてお問い合わせを頂く事が多いので 修理をさせて頂いた場合どのくらいの費用がかかるか大まかに
書かせて頂きました。

以下は国内で私が行わせて頂く場合です。
SA3.1, SA5.1, SA7.1など 使えるように修理する作業そのものは概ね一律1万円くらいです。

D/AコンバーターのDA10も修理可能です、ただしDAC

基盤そのものが故障の場合は修理出来ない場合が有ります,特にUltra Analog DAC基盤はモジュールになっており樹脂でモールドされているので修理不可能です。知り合いにAD,UAとも基盤を持っている人がいますので数台は何とか なるかもしれませんが,在庫がなくなり次第修理も不可能となります。DAC基盤以外の箇所は修理可能です。これも修理は基本的に1万円くらいです。

SA3000, SA5000は構造がやや複雑であるためまた、作業のための分解と組み立てに時間がかかるので2万円くらいです。

基本的に最低限正常に使えるようにするまでとご理解ください。

実際のところ工数は結構かかりますが最初の修理は趣味価格というところです。安いですから納期などはお約束出来ません。趣味ですから納期は私の都合で伸び たりもします。笑 その分お安く協力させていただいているつもりです。部品交換が必要な場合、まずは拙宅に有る中古の在庫を使います。かかっても 1000ー2000円位でほとんどの場合はすむと思います。新品やアップグレードで使う部品をご希望の場合は別途 実費が発生し、交換箇所や、交換部品の 数などにより費用が別途発生します。

それでも修理のみでしたらどんなにかかっても概ね3万円(SA3000, SA5000は4万円以下程度)を超える事は無いでしょう。ただしトランスや真空管はこれらには含まれません。トランス交換の場合はPlitronしか選択肢が無いので4−5万円かかってしまいます。

真空管は拙宅在庫のものでしたらSOVTEK, ELECTRO HARMONICS, RCAその他 テスト済の中古品を一本1000−3000円くらいの中から選択いただけます。

Vintageのいわゆる高級球は個人的に集めてはおります が おわけする事は基本的に行っていません,ご要望により余っている球が有れば相場よりお安く提供させて頂く事も可能です。アップグレードは オーバー ホールもかねており基本的にほとんどの部品を総入れ替えしますので費用はそれなりにかかります。性能も向上すると思います。ご予算に応じて部品のグレード は選択可です。またご希望の部品を搭載、もしくは部品を支給いただいて取り付けも可能です。

SA12, SA100, SA20, SA220などの
パワーアンプは重く場所を取るため、あまりやりたくないんですが^^;
基本的に故障を検査するばあい不良箇所特定まで5000円です.

そのまま簡単な部品交換で直る場合はプラス1万円と部品代(かかっても5000円以内でしょう)

出来るだけコストを抑えたい場合は拙宅に有る中古部品を使います。費用は若干下がります。

電源コンデンサーやトランスは新品を使います。コンデンサーは1個2000−3000円くらいからトランスはPlitronしか選択しがないので5万円くらいからその限りでは有りません。

MOS FETのアウトプットステージが飛んでいる場合は修理キット(中古の選別品)もしくは拙宅在庫の中古MOS FET のセットを使いますが、数に限りが有り在庫がなくなった時点で終了です。

トランスやコンデンサー交換が不要ならドンアにかかっても5万円くらいまでで直す事は可能です。使えるが劣化している部品交換まで行うのでしたら音質と信 頼性向上のためにもNP100, NP220のキットをお勧めします。いずれにしましてもわかりにくいと思いますので詳細はお問い合わせください。

尚,現在はプリアンプの修理のみ受け付けています。パワーアンプも修理の相談は可能ですが

余暇を利用して趣味で協力させて頂いており、とくに重量物で,場所を取るため、作業場の確保がままなりません。ということで 現在のところ私がお受けする ことができません。。。。。修理をお待ち頂いている方がまだ数名おられますので,それらが完了したら可能になるかもしれませんが。。。

尚,NP100, NP220へのアップグレードは受け付けております。これは修理ではなく完成した検査済の基盤に入れ替えるだけですから作業も楽で,時間もそれほどかかりませんので。


コメント


本当にご苦労様です、孤児カウンターポイントの慈父ですね。
そろそろ私のSA3000もマイクに送って修理してもらわなければ・・・と思いつつ改造してもらったSA3が比肩するパフォーマンスなのでほったらかしになってます。
投稿: だーだ | 2009年1月22日 (木) 18時44分


いえいえ,メーカーでもないですし 一個人が趣味でやっていますから高いお金は頂けないですよ。できれば慈青年と言って頂けると尚 Happy.笑
おかげで Counterpointの ほとんどのアンプはいろいろ勉強させて頂く事もでき、知識になりました。。。 笑 

SA3000の修理は はまだだったんですか?笑 是非お早めに修理してやって下さい. SA3000は良いアンプだと思います,最近聴くたびにに見直す事が多いです。
SA3は 改造の効果というより 部品が新しくなって、もともと持っているポテンシャルを発揮しているだけだと思います。。なかなか侮れない良いアンプだと思いますね。。。。笑 余裕が有れば私も一台持ってたいくらいです。^^
投稿: vin | 2009年1月23日 (金) 01時22分


sa-12の修理のご相談をさせて下さい。右チャンネルのスピーカーケーブルをショートさせてしまい、いやな匂いと共に小さなガリ交じりの音になってしまいました。蓋を開けて眺めていたらN-タイプ側のFETについている抵抗が煙を出しました(上下段共)。ほぼ同じ値の抵抗に交換したのですが、やはり右チャンネルはガリ交じりの音しか出ないため検索をしていたところSA−20のショートの記事を拝見いたしました。やはりMOS−FETを壊してしまったのでしょうか。現状ですが焼けた抵抗と少し被覆が狐色になったコンデンサーも合わせて交換し、電源をいれたまま1時間ほど様子を見ております。左チャンネルはN型、P型共に熱を帯びていますが、右チャンネルは冷たいままです。こんな状況なのですが、修理して頂けるとしたら幾らぐらいかかりますでしょうか。
投稿: moriyama | 2009年3月24日 (火) 18時54分

遅くなってすみません。
Zenner Diode も道ずれですか?
おそらくPower MOS FETが逝ってしまった可能性大です。
冷たいのはバイアスがかかってないのと、その素子自体が働いていないということですから多分逝っていると思います。私は他のMOS FETなどを流用して修理する方法はやっていませんのでオリジナルPower MOS FET の中古選別品を使って修理のみです。SA12は4個なので比較的安いかもしれないです。私が行わせて頂く場合はどんなにかかっても部品代と作業で4−5万円以内じゃないでしょうか?それ以下の可能性は十分ありますが。現状は何とも。部品は1−2万円くらいだろうと思います。ただ向う半年以降まで予約で埋まっており(趣味でやっているため一ヶ月に一件出来るかどうかと言うペースですから)まことにすみませんが 私は手が付けられないので、元輸入代理店のノアに部品支給で修理出来るかどうか?聴いてみてはいかがでしょうか? 部品は拙宅にも少量ありますし知り合いもいくつか持っているので、当方で出来るだけ安い方法にてなんとか出来るかもしれません。最悪Mike Elliottから購入することになりますが。。
よろしくお願い致します。
投稿: vin | 2009年3月26日 (木) 00時22分


こんにちは。
別のブログの方でコメントさせていただいたひぃ〜と申します。
縁あってSA-1000を入手しました。現状問題無いのですが、メンテと回路の勉強の為、回路図(のコピーorPDF等)を譲って頂きたいのですが可能でしょうか?
もちろん有償でお願い致します。
投稿: ひぃ〜 | 2009年3月26日 (木) 14時26分


こんにちは、回路図だけと言うのはないんですがSA1000のサービスマニュアルをMike Elliottから購入して頂く事になります。私には情報の所有権がなく有償、無償にかかわらず私が複製を配布する事はできませんので、

マニュアルは75jで日本への送料が26ドルで合計101ドルです、ご自分でALTA VISTA AUDIO に直接オーダーいただきましてもかまいません。私が仲介する場合は送金手数料実費 約4jと手数料1000円を別途頂きますが。詳細は本ページ左上のメール送信から直接問い合わせ下さい。
投稿: vin | 2009年3月26日 (木) 17時43分


お答え頂きありがとう御座います。
マニュアルの様なモノが同梱されていたはずなのですが、現在見あたらないので確認します。
ではまた。
投稿: ひぃ〜 | 2009年3月27日 (金) 10時00分


こんにちは。随分以前にDA10のアップグレードのことでお世話になりました名古屋の三輪隆裕です。

今回は、SA5000のトラブルです。Line input selecter と Buffered outputs level のつまみが、強い力で回しすぎた為に、くるくる回る状態になっています。交換することのできる部品をお持ちでしたら分けて頂きたいのです。そちらで交換して頂ければなお嬉しいです。もちろんお礼はさせて頂きます。なお、このSA5000はオリジナルのままです。
投稿: 三輪隆裕 | 2009年7月 8日 (水) 13時41分


三輪様、ご無沙汰しています。多分ロックネジが緩んでいるだけで締めれば治ると推察しますが。Buffered は基板直付けのロータリーセレクターで ライン
セレクターは長いシャフトを経由してセレクターに行っており本体内部のセレクターの根元のシャフトの連結部分が緩む事が一番良く有りますが,それは確認されましたか?まずはつまみや連結用カップリングについているシャフトを固定している2個の小さい固定ネジ 6角レンチで締めるタイプがしっかりしまっているかどうか確認して頂けないでしょうか?インチネジでサイズは1/16です。。ほぼ同じ巾の細いマイナスドライバーを突っ込んでこじるように回しても多少は締まりますので、緩んでいるかどうかは分かると思います。もしネジがしっかり締まっているか あるいは,つまみを外してから手でシャフトを回してもくるくる回る場合はスイッチが故障かもしれません。しかしスイッチは相当丈夫ですので、つまみのゆるみを疑った方がいいと思います。先ずは、そこを確認してみてからお返事を頂けましたらもうすこし詳しく判断出来ると思います。づ一致そのものが壊れている場合は交換するシカ有りませんが大替え品は持っていませんので適当な大替え品を取り付けなくてはならないと思います。この部品はMikeも持ってないと思います。
投稿: vin | 2009年7月 8日 (水) 14時08分


初めてお問い合わせします。
日本で購入したDA10にRaptureボードを取り付けて使用していました。本日電源ケーブルの抜き差しをしたことろ、アナログ出力から信号がでなくなりました。現象を書きます。全面の各ランプは点灯する。デジタル入力端子のうち、CD,DAB,LDおよびTapeについてケーブルの差し替えを行ったがアナログ出力せず。念のために、デジタル出力機器も2台試してみした。またDA10のアナログ出力も2台試してみました。どちらもダメでした。この障害とは別にかなり前から、右アナログチャネルのボリュームを上げると(プリアンプ)、サーというノイズが出ていましたが、大音量で聴くことは多くないのでそのままにしていました。vin様のことろで修理いただくことは可能でしょうか。どうぞよろしくお願いします。
投稿: Masa | 2010年4月18日 (日) 22時25分


Masaさん,はじめまして、修理は可能です。お送り頂ければ見てみますので詳細は左上のメール送信からお問い合わせ下さい。よろしくおねがいいたします。
投稿: vin | 2010年4月19日 (月) 13時13分

こんにちは、あつかましいご相談で申し訳ありませんがSA-100に使われているFETはSA-20FETに使用できますか? データーが無く耐圧が判らないものですから、、よろしくお願いいたします。
投稿: haruellen | 2011年10月14日 (金) 22時44分


初めまして.全く同じMOS FET です。
よろしくお願い致します。
投稿: vin | 2011年10月15日 (土) 07時13分


カウンターポイントのSA20を修理していただきたいのですが、症状は少しの雨に濡れてFETがこわれてしまってます。修理可能かどうか、在庫の状況はいかがでしょうか。またNP220へのアップグレードは受け付けていただけるのでしょうか。費用はどのくらいかかるでしょうか。おしえてください。
投稿: debudebuyamato | 2011年12月22日 (木) 11時22分


お問い合わせありがとう御座います.現在タイの水害関係のリカバリーのため タイにおりまして、年末まで帰国出来ず(年末に帰国できるかも怪しいのですが)またかなり切迫した状況のため、詳細は左上のメール送信からお問い合わせ下さい。
今後も、しばらく忙しいためMOSFETの修理はお受け出来ないと思います。MOS FETはMikeが在庫を持っているので部品供給のみでしたら可能です。NP220へのアップグレードは修理ではないので可能です。

費用はベーシックの場合 送料や,送金時手数料,輸入税金などふくめインストールまで全てですと235000円程度です。その他のバージョンは別途詳細はメールでお問い合わせください。

ただし、上記の事情から速くても着手出来るのは来年3月以降になると存じます。
よろしくお願い致します。
投稿: | 2011年12月22日 (木) 21時59分

SA-5000のBチャンネルから音がわずかに出る程度となっており、なんとか修理しようと思っています。原因不明のままです。状態は、@電源スイッチを入れstandbyからinitiaizingの点滅と同時にプッ、プッ、プッとノイズ発生点滅ランプがブルーに変わる時ブーと言うノイズが1秒位そしてプルーランプ点灯しノイズが消える。AすべてB側の出力端子はわずかな音しか出ていません。中を開くとLED209とLED501のランプが消えています。BA側の出力端子からはきちんと音は出ています。何かアドバイス頂けたら幸いです。宜しくお願いいたします。
投稿: saito | 2012年4月15日 (日) 23時41分


現在海外におりまして おそくなってすみません。
とりあえず ラインステージの左右の真空管を入れ替えてみて頂き,それでもならないようなら本体内部の電源部の6DJ82本手前からみて一本目と2本目を入れ替えて症状が左右入れ替わるかどうか確認してみてください。3本目は見た目は同じ用に見えますが違う真空管ですので入れ替えないようにしてください。(間違って入れ替えると壊れますので)これで症状がいれかわれば該当真空管を交換すれば直ると思います。わからなければ本ページ左上のメール送信から直接ご質問ください。
投稿: vin | 2012年4月20日 (金) 00時53分


カウンターポイントのパワーアンプSA-20を中古で入手しようと考えておりますが、気になるのはこのメーカーのアンプは壊れやすいという評価をよく聞きますが、ある程度脆弱性を覚悟しなければならない製品なのでしょうか?身近にこのメーカーのアンプを使っている知り合いがおらずもしご解答願えれば幸いです。
投稿: 佐藤冬樹 | 2012年10月11日 (木) 12時26分

はじめまして。
「COUNTERPOINT」でネット検索していたところ、
貴HPに辿り着いた次第です。

実は「COUNTERPOINT Solid-M8」の中古を譲り受けたのですが、
パイロットランプが赤のままで、緑に変わらないのです。
通常の動作ではミュートの状態で電源をオンにすれば赤が点灯し、
数分後には、それが緑になって、ミュートスイッチをオペレートに切り替えて音出し。
という流れだと思うのですが、
ミュートの状態で数時間待っても、赤から緑に変わらないのです。
また、この状態で、ミュートからオペレートに切りかえると、
ランプは消えてしまいますが、音は出るのです。
そこで、素人の私の推測になりますが、
緑のランプが切れているだけであれば、
ミュート状態の赤ランプが、数分後には消えてしまうだけあり、
ずっと何時間も赤が点灯したままというのであれば、
音は出ても、球切れ以外に、何らかのトラブルが発生しているのではないかと考えています。
もしよろしければ、
管理人様のお考えをお聞きしたいのと、
おおよその修理費用がわかれば、教えていただきたいと思います。
お忙しいとは存じますが、
ご回答いただけると助かります。
よろしくお願いいたします。
投稿: M8 | 2012年11月 5日 (月) 15時39分

佐藤冬樹様,遅くなり恐縮です。海外に修理用のキットを作っている人がいますので故障しても対応は出来ますが、どちらかと言えば故障しやすいアンプである事は確かです。壊れない場合はずーっと壊れないのですが、壊れる場合はすぐ壊れるというような。よろしくお願い致します。
投稿: VIN | 2012年11月 5日 (月) 15時51分

M8様,断定は出来ませんが、単にLEDのドライバ−トランジスターの故障か?その回路のコンデンサーの容量抜けか?タイマーICの故障か?そんな所だとお思います。LED回路は信号系統とは全く別系統なので、ミュートを解除すれば音が出でるのでしたら機能的には問題有りません。気にならなければそのままお使いになっても良いと思いますし修理の場合はかかっても1万円以内だと思います。
よろしくお願い致します。
投稿: | 2012年11月 5日 (月) 15時55分

Webで拝見し、すがる思いで書かせていただきます。SA3000E+SA100で主にジャズを楽しんでおりますが、チャンネルBが出なくなりました。MONOでは出るのですが修理お願いできるのでしょうか?急なメールで申し訳ありません。宜しくお願いします。
投稿: Akamatsu | 2013年5月 2日 (木) 11時21分

カウンターポイント SA5000の修理中です。
回路図がありましたら一部コピー戴けないでしょうか
勿論有償を考えています。
投稿: 古賀 一義 | 2013年6月 2日 (日) 17時29分

始めまして。カウンターポイントのSA139stですが、整備は可能でしょうか?音は出ていますが、以前と比べてずいぶん音が痩せてきた気がするのです。。。コンデンサー点検交換ぐらいで大丈夫かもしれません。よろしくお願いいたします。
投稿: TT | 2013年6月13日 (木) 16時36分

Akamatsu 様、遅くなりましてすみません。
修理は可能ですが、まだバックオーダーが10件近くあります。MONOで音が出ているのでしたら簡単に自力解決出来るかもしれませんので左上のメール送信から症状をおおしえください。

古賀様、
回路図は当方に知的財産の所有権が無いため有償、無償に限らずコピーをお渡しすることが出来ません。Mike Elliottが未だに販売だけは行っておりますので必要でしたら仲介は可能です。

サービスマニュアルと鳴りますが、Pdf版でしたら8000円前後です。
TT 様、 ST139ですが、メンテナンスは可能です。詳細は左上のメール送信からお問い合わせください。\
投稿: vin | 2013年6月21日 (金) 00時14分


少し時間ができたとの事、良かったです。
せっかく余裕ができたのに全く恐縮ですが、sa-220のFETが壊れて困ってしまいました。

altavistaのベーシックアップグレードキットを供給してくれる人にコンタクトをとったのですが、、体調不良で対応できないといわれました。
何とか打開策は無いものでしょうか?
すがるような気持ちで、お願いします。
投稿: tintin | 2013年8月13日 (火) 08時38分

こんにちは、遅くなり恐縮です。 NP220ではなく
SA220ですか?知り合いに聞いてみます。
投稿: vin | 2013年9月 1日 (日) 12時58分


tintin様、お問い合わせ件数が多く私も良く覚えていないのですが 以前 NP220ベーシックキットをご自分で手配された方でしょうか?お名前のイニシャルはYI様、ではなおかと思いまして。

もしそうでしたら左上のメール送信からお問い合わせください。何とかなると思います。もし SA220の出力段が故障ということでしたら代換えMOSFET(日立製の新品)は入手可能ですので修理は可能です。当時と同じ物ではないのですが特性そのものは当時の物より向上しています。しかし音質に関してはユーザー様ごとに見解の違いがあるため何とも言えないところです。個人的には良くなっていると思いますが。。取り急ぎこのような状況です。
よろしくお願いいたします。
投稿: Vin | 2013年9月 1日 (日) 16時31分


vin様、SA-5000のボリュームガリ修理依頼をしています、AIです。
ベーシックキットを手配はしていません。
SA-220の片チャンネルのFETが壊れました。
日立のが使えるとなると、両チャンネル変えた方が良いでしょうね?
型番等教えていただけますでしょうか?
そしてそれは単純につなぎ変えれば良いのでしょうか?

もうひとつ、ALTA VISTA 亡き後NP化という道は閉ざされてしまったのでしょうか?とても気になります。
投稿: 石田厚 | 2013年9月 1日 (日) 22時53分

失礼しました。SA5000の件、誠に申し訳ありませんがもう少々お待ちください。
MOSFETの件はメールでご連絡いたします。

方法はオリジナルと同じかそれに近い物の市場在庫がありそれを流用する方法でこれはそのまま付け替えるのみ(もちろん周辺回路の修理も同時に必要です)

もう一つは現行の製品を利用する方法ですがこれはメタルケースTO-3のパッケージのものではなくモールドタイプ(東芝や日立やRenesasなど)になるため少々加工が必要になるでしょう。どちらもそれほど難易度が高い物でもないため、DIYで出来ると思います。知り合いの情報によりますと新しい素子を使うと音質は向上したという話もあるので。。。

NP220は既に事情在庫が無いため中古で出るなどを探すしかないと思います。
投稿: Vin | 2013年9月 2日 (月) 15時50分


前略 貴社益々ご隆盛の段お慶び申し上げます。

扨カウンターポイントプリアンプ SA5.1の件ですが、「ザーというノイズ」と「ハム音」が発生するので「ノア」に修理依頼をいたしましたところ「電源トランス」が不具合のため「電源トランス」の修理が必要だが交換部品がないため修理・点検共に出来ないとの回答がありました

貴社ご多忙中のところ誠に申し訳ありませんが、出来れば貴社にて修理をしていただきたく修理可能か否かのご連絡をしていただけないでしょうか、
何卒 宜しくお願い申し上げます。        敬具
投稿: 石橋 | 2013年10月24日 (木) 14時52分


石橋様、初めまして、修理は可能です。
当方にSa-5.1のトランスの在庫がまだあったと思います。詳細は左上のメール送信からお問い合わせください。よろしくお願いいたします。トランス交換だけでしたらビックリする程費用がかさむことは無いと思います。トランスでない可能性も若干思い当たりますのでよろしければ一度見させていただけましたら幸いです。ハムはトランスか、どこかのコンデンサの容量抜けも考えられますが、サーというノイズは別のところかもしれませんがこれはもし交換するとしても抵抗も合わせて部品代は数千円以内です。よろしくお願いいたします。
投稿: Vin | 2013年10月24日 (木) 15時41分

はじめまして、山谷と申します。SA3000を20年使用しておりましたが、だんだん色んな不具合が生じ、勝手に真空管を交換したりして騙し騙しやってきたら、とうとう・・・発振するようになり、あるショップの方に修理をお願いしたら、経年したパーツは全部交換したものの、「石」が見つからず断念、という結果になりました。現在、phonoが使用不可(ザー、というノイズのみ聞こえます)。 さらに、LINEはスピーカーのユニットが吹っ飛びそうなほどの発振を起こす状態で、もはや怖くてチェックすることもできない状態です。 ただ、あまりに愛着があり、どうしても諦めきれず投稿させていただきました。 幸いにもようやく、新たなプリアンプを購入しましたので、時間的にはかなり余裕があります。一度診断していただけますでしょうか?
投稿: 山谷 | 2013年11月18日 (月) 13時07分

山谷様、取り急ぎ修理は可能ですがバックオーダーの関係で半年待ちくらいになってしまいます。メールを送っておきました。よろしく願い致します。
投稿: Vin | 2013年11月18日 (月) 18時29分

はじめまして星野と申します。SA3000を手に入れ、真空管を交換して使っていたのですが、ザー、というノイズがひどくなってきたのと、セレクターのシャフトの根元が削れてしまい、締め付けが効かず切り替えが出来ない状態です。このアンプの音に魅了されております。
ぜひ一度診断していただけますでしょうか。
投稿: 星野 | 2013年11月26日 (火) 22時56分

星野様、最近ブログを余り見ておらず遅くなりまして誠にすみません。
取り急ぎ左側の上から少し下がったところにありますメール送信クリックしていただけますとメールを送れますのでそちらから からお問い合わせいただけないでしょうか?症状から判断し修理は問題ございません。また故障という訳でもなさそうですのでそれほど費用もかからないと思います。
投稿: vin | 2013年12月18日 (水) 02時43分

カウンターポイントの修理を手がけていますが手間取っています。現在電源部の赤色LEDのか電流表示が点灯しますTRが加熱します。
基盤のパターンが読みにくく回路図があればと思います。
有償でも欲しいのですが可能でしょうか?
投稿: コガ カズヨシ | 2014年11月10日 (月) 20時22分

SA-20を使用してきましたが、出力のFETの破損により故障となりました。 部品が生産終了で入手が出来ません。在庫をお持ちの様であればお譲りいただけますようお願い申し上げます。

 お手数をおかけいたしますが宜しくお願い申し上げます。
メールにて状況のご連絡頂ければ幸いです。
投稿: 富部裕一(トンベヒロカズ) | 2015年3月 6日 (金) 13時40分

はじめまして。角岡かどおかと申します。14年ほど前に中古でSA-4を入手しました。最初はうまく作動していたのですが、電源スイッチを入れててからヒートアップ時間があり、パワーメーターが振れるのですが、使っているうちに2台(モノラル2台)ともパワーオン即ち、電源スイッチは有効だが、パワーオンしない状態です。素人目にはリレーがうまく作動してないような症状です。修理を含め、診断をお願いできますでしょうか。よろしくお願い申し上げます。
投稿: 角岡繁慶 | 2017年4月 4日 (火) 19時15分

SA7.1を最近購入しました。動作確認はできておりますが、オーバーホールをお願いしたく、何卒お願いします。
投稿: Sean | 2017年5月 8日 (月) 17時37分

SA220の左チャンネル音が出ません。中を開けて見ましたら
ヒューズが2本切れていました。修理出来ますでしょうか
よろしくお願いいたします。 藤本
投稿: 藤本光雄 | 2018年12月15日 (土) 12時48分


カウンターポイントSA-139stのメンテナンスをしたいのですがどのくらいの費用でお願いできますか?MONO、ステレオ切り替え時にガリが出るようになり気になってます。
投稿: | 2019年11月17日 (日) 10時20分


お世話になります。
スイッチの不良でガリが出ているだけなら1万円程度でしょうけれども現物を見てみないとなんとも言えませんのでまずはお送りいただいてみさせていただきそれで修理可能かどうか、可能な場合部品価格と作業費用の見積もりをお送りし合意した場合に着手する方式とさせていただいれいます。。

切り替え時にガリではなくポップノイズが出る場合はスイッチより電源系の可能性が高いと思います。

なお、作業再開は12月からを予定していますがすでにお待ちいただいているお客様が数名おられますので通常は3ヶ月−5ヶ月後あたりに可能と思っていますが、軽作業(1−2日)で完了できる場合はこの限りではりませんのでお送りただけましたら不良箇所の特定までは比較的早くできると思います。よろしくお願いいたします。
投稿: vin | 2019年11月17日 (日) 15時09分

http://ariajp.cocolog-nifty.com/aria_ltd_jp/2009/01/counterpoint-63.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1033.html#c6

[リバイバル3] カウンターポイント SA-5000 + SA4 中川隆
7. 中川隆[-14481] koaQ7Jey 2020年1月15日 20:12:33 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1404]
マークレビンソン・カウンターポイントのアンプのリペア

株式会社リザイエ
http://www.risaie.co.jp/repair/amp_player/index.html
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〒110-0005 東京都台東区上野5-7-7公徳堂ビル4F
 03-5817-4182
 info@risaie.co.jp

リザイエのエンジニア

林田 孝一
ハーマンインターナショナルにて約30年、オーディオ・メンテナンス業務に携わる。 JBL・Mark Levinson・SME等、歴代の銘機に深い造詣を持ち、あらゆる場面を器用に乗り切る頭脳派エンジニア。

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宇佐見 敏夫
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田中 雅人
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須田 晃
山水電気〜ハーマンインターナショナルにて約45年、オーディオメンテナンスに携わる。
JBL・Mark Levinson・QUAD・harman kardon・Mcintosh等、手掛けたブランドは幅広い。
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落合 謙一
ラックスマン・サンスイ・クレル等のオーディオ機器修理業務に約30年携わるベテランエンジニア。数多くの修理経験と豊富な知識で愛機を蘇らせる。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1033.html#c7

[リバイバル3] カウンターポイント SA-5000 + SA4 中川隆
8. 中川隆[-14480] koaQ7Jey 2020年1月15日 20:15:31 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1403]
AMP修理工房 田中勝夫
http://amp8.com/index.htm
http://amp8.com/ja1mdn/index.htm
〒371-0805 群馬県 前橋市 南町2町目68-6
アクセス
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関越道前橋インターから3Km
来工房の時は、事前予約の事。
 FAX  027-221-1920(9時〜18時迄)
 電話  027-221-1920(9時〜18時迄)

地図
http://amp8.com/etc/annai/mdn-tiz.htm
測定機器 修理者履歴
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AMP修理工房の詳細・修理の御案内
http://amp8.jp/etc/annai/annai.htm

現在までの修理機器一覧(製造メーカー・機種別)
http://amp8.jp/etc/annai/listamp.htm

外国製AMP修理記録
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AMP修理工房 基本的修理方針
http://amp8.com/etc/annai/makeamp.htm
下記を熟読の上、右のアイコンをクリックして、修理機器のメールをお送り下さい。
問い合わせが多く「氏名+修理機器名」で管理していますので、質問は実名でお願いします。
 又、スパムメール対策をしておりますので、安全の為、メールの「件名」には、必ず「機種名」+「修理」+「お名前」等を入れ、長めでお願いします。 amp@amp8.net
それでも返事が無い場合は右記のフリーメールを試して下さい。 amp8com@yahoo.co.jp
初めての方の「通常修理」は原則受け付けません。

修理の流れ

1.A.貴方より修理機器の明細+故障内容のメール。
又、この修理品の思い出や、思う所も、差し支えない範囲でお送り下さい。
小生、それらを謙虚に受け止め、修理方法の提示に使用致します。

2.当方よりの、通常修理概算修理費用、オーバーホール修理概算費用を御連絡致します。

3.貴方より修理機器を当方へ送る。輸送料は貴方持ちです。 荷作り方法は此方
宅配便の場合、取次店や営業所に持ち込まなくても、電話1本で取りに来ます。
大きい声で言いませんが、持ち込むと、100円負けるらしいですが、ドライバーが取りに来ると、1格下の料金にしてくれる事も有るそうです。但し、負けなくても小生責任は取りません。
保険等の使用で修理する場合で、交換(不良)部品の返還が必要な場合は、事前に連絡下さい。普通は、取り外す前に、壊してしまいます。交換(不良)部品は修理時、壊して基板から取る方が、楽な場合が多いい為、です。

4.当方、修理機器の状態を調べます。不良部品、修理時間等を考慮し、通常修理修理費用、オーバーホール修理修理費用、及び修理期間を御連絡致します。
又、既に部品/互換部品/上位互換部品が製造中止の場合、代替え品の提示致します。
代替え品の場合、改造が伴う場合が有ります。この時、出来るだけ、点検時の様子をデジカメで取り、メールで付随して、送ります。 画像なのでファイルのバイト数が大きいので、ブロバイダーのサーバーからは出来るだけ早く削除してください。 又、小生のHPに乗せる場合がありますのでご了承下さい。 但し、出所は出しません。

5.貴方よりの返事を待ちます。
修理しない場合は、見積もり費用=15,000円〜50,000円を請求させて頂きます。
最低見積もり費用は15,000円です
見積もり時バラック修理等を行いますので、不良部品は取り外し時、破棄する場合が、有ります
返却時に、出来るだけ現況に回復しますが、戻せない場合があります。
   −1.回路図が入手可能な国内AMP製品=出力100W/100WまでのAMP=1.5万円円                           出力150W/150WまでのAMP(重量25Kg以内)=2万円
                          それ以上のAMP(重量25Kg越える物)=3万円〜
   −2.海外AMP製品、回路図が入手不可な国内AMP製品=出力100W/100WまでのAMP=2万円                           出力150W/150WまでのAMP(重量25Kg以内)=3万円                           それ以上のAMP(重量25Kg越える物)=4万円〜
   −3.真空管使用製品に付きましては、付随真空管の試験費用が追加されます
               測定真空管10本まで=無料
               測定真空管20本まで=1万円
               測定真空管40本まで=2万円
   −3.CD/チュ−ナ−/ラジオ/無線機器/テ−プデッキ/VTR等は1.5万円〜です
                  重量15Kg以上=2万円 重量20Kg以上=3万円〜
   −4.製品重量35Kgを越える物は個別に打ち合わせに成ります。
       但し、B-2302、B-1、等 分解して軽くなる製品は除く。
   −5.修理せず返却する場合は、入金確認後、送料着払いで返送致します。
       この時、修理品が不要な場合、部品取りとして当方で買取りも致しますのでお申し出下さい。
        買い取り価格は、殆ど見積もり料とチャラです。但し、買い取れない機器もあります。
物によっては後日修理し、YAHOO等に売りに出します、その時は、出来る限り、旧持ち主にメール送ります。

6.修理をする場合は見積もり料は不要です。
修理する場合は出来るだけ早く、修理を開始します。又は部品の手配を始めます。
海外製品や回路図の入手等、又部品等の検索で、修理期間が伸びる場合が有りますが、ご了承下さい。 又、小生の状態により修理期間が伸びる場合も有ります。
修理の様子、調整・測定データーをデジカメで取り、HPに乗せ、アドレスを送ります。写真(画像)は表示よりも、実サイズは大きいです。よって、細かい所を見たい場合は画像をダウンロードして見てください。

7.修理完成し最終修理金額をメールします。
貴方よりの、最終修理金額の入金を待ち、送料着払いで、返送します。
余程のことが無い限り、見積もり金額=最終修理金額です、現在まで100%同じです
御家族様へのご配慮で、返送するときに、元払いを希望される時は、最終修理金額に、お送り頂いた時の送料を上乗せしてお送り下さい。
但し、此方から送るとき差額が出ても返送致しません。
又、各運送業者の支店・営業所や郵便局に留め置くことも出来ます。そこに取りに行く必要が有ります。

8.修理品は最低30分以上の定格実働動作試験をして、引き続きエージングは24時間以上、行います。
http://amp8.com/etc/annai/makeamp.htm
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1033.html#c8

[リバイバル3] カウンターポイント SA-5000 + SA4 中川隆
9. 中川隆[-14479] koaQ7Jey 2020年1月15日 20:19:08 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1402]
>>6 に追記

Aria Club Union JP
"For Counterpoint users, music cults and natural sound lovers"
http://ariajp.cocolog-nifty.com/aria_ltd_jp/

本サイトは元Counterpointの社長 兼 チーフデザイナーであった Mike Elliott公認です。

-Aria製品個人輸入サポート、Counterpoint製品の修理アップグレードサポート、情報提供. 詳細は是非お問合わせください。

-Ariaは生涯保障(Limited life time warranty) 付きですから基本的に何年経っても故障の修理は全て無料です。 お問い合せは下のメール送信からご遠慮なくどうぞ。このサイトは趣味で行っているため対応が遅れることがあることをあらかじめお含みおきください。

最近米国の Counterpoint Userからメールを頂く事も多くブログ全体をもう少しオーディオに特化する事にしました。ほとんど変わらないような気もしますが。。。
Since some US Conterpointers have been contacted to me. Then I have decided accepting comments in English. Probably the guys who browse this site are using Web translator and that would be so so ok in mind even would not be like Human does. So Now, English comments are welcomed! Sorry but any posts are in Japanese only so far.

_______

2012-05-25-Fri
■[雑記] Counterpointの終焉

Counterpointのアンプはメーカーの倒産後も人気があり、
薄型のプリアンプ SA-5.0、SA-5.1
http://audio-heritage.jp/COUNTERPOINT/amp/sa-5.html
はデザインの秀逸さもあって特に人気が高い。

真空管アンプであるため、定期的な部品交換で長く使え、かつ、真空管やフィルムコンデンサーの交換で音質の改善の楽しみがある。
メーカーが無くなった後も、設計者の Elliott氏が Counterpoint のアンプの保守とアップグレードを個人ビジネス"Alta Vista Audio"として継続しておこなってきた。アップグレード費用は正直に言ってかなりの高額ではあるが、そこは趣味の世界である。
日本では

”Aria Club Union JP”
http://ariajp.cocolog-nifty.com/aria_ltd_jp/

がアップグレードの取次などもやっておられるようである。
今日、6DJ8で検索しているとAria Club Unionにヒットし、そこでElliott氏が商売を閉じることを知った。

Aria Club Unionさんでリンク紹介されているElliott氏の個人blogにこの数年の経緯が語られている。

Elliott氏はアンプデザイナーではあるが実際の作業はできない人らしく、部品交換などの実作業は雇用している職人さんが行っていたが、現在の場所に移って雇った職人は手が遅く、ようやく熟練して作業速度も速くなり、順調に受注が処理できるようになったとき、この職人さんは事故で亡くなり、急遽Counterpoint時代の職人さんに助けてもらって事業を継続してきたが、この職人さんもパニック障害に罹り仕事が出来なくなった。それにより事業を閉じて引退生活にはいるとのことだ。
このblogが本当なら、今度こそCounterpointの終焉となる。私もいつか程度の良いSA-5.0/5.1が欲しいなあと思っていた。残念。
http://d.hatena.ne.jp/platycerus/20120525/p1
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1033.html#c9

[番外地7] アイヌ人の起源 中川隆
2. 中川隆[-14478] koaQ7Jey 2020年1月15日 21:00:49 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1400]
アイヌ語が縄文語だというのは定説、日本語が話される様になったのは弥生時代からの可能性が高い
7世紀の蝦夷(エミシ)はアイヌ語を話していた
現代の東北のマタギの言葉もアイヌ語
島根や九州にはアイヌ語地名が沢山ある

神も語源はアイヌ語のカムイ

藤村久和

アイヌ語で神あるいは霊をあらわす言葉,カムイ,ピト,ラマト,タマ,イノツ,クルの6語が,日本古代における同じ種類の言葉,カミあるいはカム,ヒト,ラマ,タマ,イノチ,クルなどと同じ発音と同じ意味をもつ

アイヌの聖山の名前 モイワ山は東北ではモワ山、畿内では三輪山に変わるから モイワ山が本来の言葉

縄文語ではモイワ山だったんですね。

アイヌ語=縄文語

はほぼ確定しています

1万年以上の歴史を持つ人類最古の言葉 アイヌ語=縄文語 はどんな事が有っても守れ
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/416.html#c2

[番外地7] アイヌ人の起源 中川隆
3. 中川隆[-14477] koaQ7Jey 2020年1月15日 21:01:50 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1399]
日本に外来民族が来ていないというのは悪質なデマですね:
日本語自体が弥生時代以降話された言葉で、それ以前はアイヌ語を話していた:
アイヌ人の起源
国立科学博物館の神沢秀明研究員らは、縄文人の全ゲノム(遺伝情報)を解析
東京でサンプルを取った本州の人々では縄文人のゲノムを約10%受け継ぐ一方、
北海道のアイヌの人たちでは割合が約7割、沖縄県の人たちで約3割だった。
_

縄文人のDNAがアイヌ、沖縄の人たち、本土日本人(ヤマト人)の順に多く受け継がれ、アイヌと沖縄の人たちが遺伝的に近いことが確かめられた。ヤマト人が縄文人から受け継いだ遺伝情報は約12%だった。

斎藤教授

「その後、核DNAを解析した北海道・礼文島の船泊ふなどまり遺跡の縄文人骨(後期)でも同じような値が出ているので、東日本の縄文人に関してはそんなにずれることはないと思う」。アイヌと沖縄の人たちの遺伝情報の割合についてはヤマト人ほどくわしく調べていないとしたうえで、「アイヌは縄文人のDNAの50%以上を受け継いでいるのではないかと思う。沖縄の人たちは、それより低い20%前後ではないでしょうか」と推測する。

 以前から、アイヌと沖縄の人たちとの遺伝的な類似性が指摘されていたが、なぜ北のアイヌと南の沖縄の人たちに縄文人のDNAが、より濃く受け継がれているのだろうか。

 日本人の成り立ちに関する有力な仮説として、東大教授や国際日本文化研究センター教授を歴任した自然人類学者・埴原はにはら和郎かずろう(1927〜2004)が1980年代に提唱した「二重構造モデル」がある。弥生時代に大陸からやってきた渡来人が日本列島に移住し、縄文人と混血したが、列島の両端に住むアイヌと沖縄の人たちは渡来人との混血が少なかったために縄文人の遺伝的要素を強く残した、という学説だ。斎藤教授は「今回のDNA解析で、この『二重構造モデル』がほぼ裏付けられたと言っていい」という。

遺伝的に近かった出雲人と東北人

 日本人のDNAをめぐって、もう一つ、意外性のある分析結果がある。

 数年前、島根県の出雲地方出身者でつくる「東京いずもふるさと会」から国立遺伝学研究所にDNAの調査依頼があり、斎藤教授の研究室が担当した。21人から血液を採取してDNAを抽出、データ解析した。その結果、関東地方の人たちのほうが出雲地方の人たちよりも大陸の人びとに遺伝的に近く、出雲地方の人たちは東北地方の人たちと似ていることがわかった。

 「衝撃的な結果でした。出雲の人たちと東北の人たちが、遺伝的に少し似ていたのです。すぐに、東北弁とよく似た出雲方言が事件解明のカギを握る松本清張の小説『砂の器』を思い出しました。DNAでも、出雲と東北の類似がある可能性が出てきた。昔から中央軸(九州北部から山陽、近畿、東海、関東を結ぶ地域)に人が集まり、それに沿って人が動いている。日本列島人の中にも周辺と中央があるのは否定できない」と指摘。出雲も東北地方も同じ周辺部であり、斎藤教授は「うちなる二重構造」と呼んで、注目している。その後、新たに45人の出雲地方人のDNAを調べたが、ほぼ同じ結果が得られたという。

__

2019年06月04日
愛知県の「縄文人」のゲノム解析

愛知県田原市伊川津町の2500年前頃の「縄文人」個体(IK002)に 41264ヶ所の一塩基多型を用いると、IK002は現代の北海道アイヌと強い遺伝的類似性を示し、アイヌは縄文人の直接的子孫という以前からの説が支持されます。

IK002は現代の北海道アイヌを除いて、ユーラシア東部および日本列島の現代人集団とはわずかに異なります。IK002系統は、アジア東部系統とアメリカ大陸先住民系統とが分岐する前に、これらの共通祖先系統から分岐したと推測されます。

これらの知見は、縄文人と弥生時代以降にユーラシア東部から日本列島に到来した集団との融合により「本土日本人」が形成され、アイヌは「本土日本人」よりも縄文人の遺伝的影響を強く受けている、との古典的仮説を強く支持します
https://sicambre.at.webry.info/201906/article_9.html


本論文は、北海道の礼文島の船泊貝塚で1998年に発見された人類遺骸のうち2個体(F5およびF23)のDNA解析結果を報告しています。放射性炭素年代測定法による推定年代は3800〜3500年前頃です。この2人のミトコンドリアDNA(mtDNA)と核DNAが解析され、mtDNAハプログループ(mtHg)とY染色体DNAハプログループ(YHg)が決定されるとともに、F23の高品質なゲノム配列が得られました。

現代日本人起源論との関連では、縄文人とアイヌ・本土・琉球という現代日本の3集団との関係が注目されます。船泊縄文人(F23)のゲノムデータは、アイヌ集団と琉球集団が本土集団より縄文人系統の遺伝的影響を強く保持している、というじゅうらいの見解を改めて支持します。F23で観察されたヒト白血球型抗原(HLA)アレルも、本土集団よりアイヌ集団と琉球集団において高頻度で見られました。縄文人の現代日本人の各集団への遺伝的影響の推定は難しく、本論文もある程度の幅を想定しているのですが、アイヌ集団では66%、本土日本人では9〜15%、琉球集団では27%です。

 従来の諸研究は、アイヌ集団は縄文人を基盤に、その後のオホーツク文化集団やその他のシベリア北東部集団の遺伝的影響を受けて成立した、と指摘します。

アイヌ集団に関して、北海道の縄文人との遺伝的継続性を否定し、12世紀頃に樺太から北海道に渡来した、という認識さえネットでは見られますが、本論文により、そうした認識は与太話にすぎないと改めて示された、と言えるでしょう。
https://sicambre.at.webry.info/201906/article_2.html
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/416.html#c3

[番外地7] アイヌ人の起源 中川隆
4. 中川隆[-14476] koaQ7Jey 2020年1月15日 21:04:18 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1398]
山正之さんの話はすべて悪質な嘘です。そもそも梅原隆さんはアイヌ語=縄文語 だと言っていたのです:
アイヌ語が縄文語だというのは定説、日本語が話される様になったのは弥生時代からの可能性が高い
7世紀の蝦夷(エミシ)はアイヌ語を話していた
現代の東北のマタギの言葉もアイヌ語
島根や九州にはアイヌ語地名が沢山ある

神も語源はアイヌ語のカムイ

藤村久和

アイヌ語で神あるいは霊をあらわす言葉,カムイ,ピト,ラマト,タマ,イノツ,クルの6語が,日本古代における同じ種類の言葉,カミあるいはカム,ヒト,ラマ,タマ,イノチ,クルなどと同じ発音と同じ意味をもつ

アイヌの聖山の名前 モイワ山は東北ではモワ山、畿内では三輪山に変わるから モイワ山が本来の言葉

縄文語ではモイワ山だったんですね。

アイヌ語=縄文語

はほぼ確定しています

1万年以上の歴史を持つ人類最古の言葉 アイヌ語=縄文語 はどんな事が有っても守れ
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/416.html#c4

[番外地7] アイヌ人の起源 中川隆
5. 中川隆[-14475] koaQ7Jey 2020年1月15日 21:13:01 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1397]
日本に外来民族が来ていないというのは悪質なデマですね:
アイヌ人=縄文人 だというのは最新のDNA解析で証明されています
国立科学博物館の神沢秀明研究員らは、縄文人の全ゲノム(遺伝情報)を解析
東京でサンプルを取った本州の人々では縄文人のゲノムを約10%受け継ぐ一方、
北海道のアイヌの人たちでは割合が約7割、沖縄県の人たちで約3割だった。
_
縄文人のDNAがアイヌ、沖縄の人たち、本土日本人(ヤマト人)の順に多く受け継がれ、アイヌと沖縄の人たちが遺伝的に近いことが確かめられた。ヤマト人が縄文人から受け継いだ遺伝情報は約12%だった。
斎藤教授
「その後、核DNAを解析した北海道・礼文島の船泊ふなどまり遺跡の縄文人骨(後期)でも同じような値が出ているので、東日本の縄文人に関してはそんなにずれることはないと思う」。アイヌと沖縄の人たちの遺伝情報の割合についてはヤマト人ほどくわしく調べていないとしたうえで、「アイヌは縄文人のDNAの50%以上を受け継いでいるのではないかと思う。沖縄の人たちは、それより低い20%前後ではないでしょうか」と推測する。
 以前から、アイヌと沖縄の人たちとの遺伝的な類似性が指摘されていたが、なぜ北のアイヌと南の沖縄の人たちに縄文人のDNAが、より濃く受け継がれているのだろうか。
 日本人の成り立ちに関する有力な仮説として、東大教授や国際日本文化研究センター教授を歴任した自然人類学者・埴原はにはら和郎かずろう(1927〜2004)が1980年代に提唱した「二重構造モデル」がある。弥生時代に大陸からやってきた渡来人が日本列島に移住し、縄文人と混血したが、列島の両端に住むアイヌと沖縄の人たちは渡来人との混血が少なかったために縄文人の遺伝的要素を強く残した、という学説だ。斎藤教授は「今回のDNA解析で、この『二重構造モデル』がほぼ裏付けられたと言っていい」という。

遺伝的に近かった出雲人と東北人
 日本人のDNAをめぐって、もう一つ、意外性のある分析結果がある。
 数年前、島根県の出雲地方出身者でつくる「東京いずもふるさと会」から国立遺伝学研究所にDNAの調査依頼があり、斎藤教授の研究室が担当した。21人から血液を採取してDNAを抽出、データ解析した。その結果、関東地方の人たちのほうが出雲地方の人たちよりも大陸の人びとに遺伝的に近く、出雲地方の人たちは東北地方の人たちと似ていることがわかった。
 「衝撃的な結果でした。出雲の人たちと東北の人たちが、遺伝的に少し似ていたのです。すぐに、東北弁とよく似た出雲方言が事件解明のカギを握る松本清張の小説『砂の器』を思い出しました。DNAでも、出雲と東北の類似がある可能性が出てきた。昔から中央軸(九州北部から山陽、近畿、東海、関東を結ぶ地域)に人が集まり、それに沿って人が動いている。日本列島人の中にも周辺と中央があるのは否定できない」と指摘。出雲も東北地方も同じ周辺部であり、斎藤教授は「うちなる二重構造」と呼んで、注目している。その後、新たに45人の出雲地方人のDNAを調べたが、ほぼ同じ結果が得られたという。
__
2019年06月04日
愛知県の「縄文人」のゲノム解析
愛知県田原市伊川津町の2500年前頃の「縄文人」個体(IK002)に 41264ヶ所の一塩基多型を用いると、IK002は現代の北海道アイヌと強い遺伝的類似性を示し、アイヌは縄文人の直接的子孫という以前からの説が支持されます。
IK002は現代の北海道アイヌを除いて、ユーラシア東部および日本列島の現代人集団とはわずかに異なります。IK002系統は、アジア東部系統とアメリカ大陸先住民系統とが分岐する前に、これらの共通祖先系統から分岐したと推測されます。
これらの知見は、縄文人と弥生時代以降にユーラシア東部から日本列島に到来した集団との融合により「本土日本人」が形成され、アイヌは「本土日本人」よりも縄文人の遺伝的影響を強く受けている、との古典的仮説を強く支持します
https://sicambre.at.webry.info/201906/article_9.html

本論文は、北海道の礼文島の船泊貝塚で1998年に発見された人類遺骸のうち2個体(F5およびF23)のDNA解析結果を報告しています。放射性炭素年代測定法による推定年代は3800〜3500年前頃です。この2人のミトコンドリアDNA(mtDNA)と核DNAが解析され、mtDNAハプログループ(mtHg)とY染色体DNAハプログループ(YHg)が決定されるとともに、F23の高品質なゲノム配列が得られました。
現代日本人起源論との関連では、縄文人とアイヌ・本土・琉球という現代日本の3集団との関係が注目されます。船泊縄文人(F23)のゲノムデータは、アイヌ集団と琉球集団が本土集団より縄文人系統の遺伝的影響を強く保持している、というじゅうらいの見解を改めて支持します。F23で観察されたヒト白血球型抗原(HLA)アレルも、本土集団よりアイヌ集団と琉球集団において高頻度で見られました。縄文人の現代日本人の各集団への遺伝的影響の推定は難しく、本論文もある程度の幅を想定しているのですが、アイヌ集団では66%、本土日本人では9〜15%、琉球集団では27%です。
 従来の諸研究は、アイヌ集団は縄文人を基盤に、その後のオホーツク文化集団やその他のシベリア北東部集団の遺伝的影響を受けて成立した、と指摘します。
アイヌ集団に関して、北海道の縄文人との遺伝的継続性を否定し、12世紀頃に樺太から北海道に渡来した、という認識さえネットでは見られますが、本論文により、そうした認識は与太話にすぎないと改めて示された、と言えるでしょう。
https://sicambre.at.webry.info/201906/article_2.html
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/416.html#c5

[番外地7] メモ帳 _ ユダヤ陰謀論 中川隆
4. 中川隆[-14474] koaQ7Jey 2020年1月15日 22:17:36 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1396]
>アシュケナージは本来のユダヤ人とは血が繋がってないだろ。 ウクライナ南部辺りを根城にしていて、ユダヤ教だけを受け入れた元々白人の人達だよ。

宇野正美という人物が、自著の本で「アシュケナジーは本当のユダヤ人ではなく、カザール人というユダヤ教改宗者の子孫である」ということを主張しています。


 しかし、彼の主張がいかに誤りであるか、ここでの説明を見ていただければお分かりだと思います。少しユダヤ人の歴史の知識があれば、いかに虚偽で事実を曲げているかすぐ分かりますが、何も知らない日本人にはもっともらしく聞こえます。念のため、間違いを正しましょう。(氏の本にはその他たくさん誤謬がありますが、ここでは省略します。)


 第1に、アシュケナジーが古代ユダヤ人の流れを汲むことは、歴史的事実です。例えば、ドイツにローマ帝国時代のユダヤ人居住区(例えば、コロニア、つまり現在のケルン)があったことなど、ことさら無視しています。古代以来、ヨーロッパの諸都市にユダヤ人が居住していたことは言うまでもありません。


 第2に、カザール人とは、カスピ海とヴォルガ川沿いにあった国で、8世紀頃その王がユダヤ教に改宗したと伝えられる人々です。その国が10世紀に滅んだのち子孫がどうなったかは歴史に照らして検証される必要がありますが、ユダヤ人は改宗者であってもユダヤ人なのです。本当のユダヤ人でないとは、その点からも言えません。


 シュロモー・ザンド・テルアビブ大学教授が著した『ユダヤ人はいつ、どうやって発明されたか』という書(ヘブライ語原著、日本語訳はなし)も、このカザール人を論拠としたものです。これに関しては、隔月刊誌「みるとす」2008年8月号にてイスラエル人識者が論破しています。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/349.html#c4

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
87. 中川隆[-14476] koaQ7Jey 2020年1月16日 06:48:08 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1395]
プリアンプは必要か?


1. バッファアンプとパッシブプリアンプ


音量調整ボリュームについて考える

パッシブタイプのラインレベルコントローラー(俗に言うパッシブプリアンプ)

音量調整機能としてはボリュームやアッテネッター単体だけでも、用は足りる場合が多いですね。

最近パッシブプリアンプと呼ばれるものがありますが、まさにボリュームだけの調整機能です。

意味的にはアンプでない、受動素子だけで構成するコントローラーをパッシブプリアンプと呼ぶ人(中小メーカー)も少なくありません。

さすがに大手メーカー、ラックスやマランツはそうは呼びません。
増幅しないものをアンプと称して販売しても問題にならないのは、カルトなオーディオの世界ならではのものです。

その造語をあえてわかっていて呼ぶ方(その意味を刺がないように説明)と、コントロール=プリアンプと思っている方、アンプと呼ばずパッシブプリという方など、さまざまです。

昔はパッシブミキサーというボリュームだけの、簡易マイクミキサー(下段写真)がありました。

それを誰も、パッシブミキサーアンプとは呼びませんでした。

ボリュームはもともと、部品単品では可変抵抗=バリアブルオーム=バリオームと呼んでいましたが、アンプ的にはその部分をメーカーでボリュームと言っているので、ボリュームと言うようになったのでしょう?

まあ古い世代しか、バリオームなんて呼びません。類似のものでバリコン、バリL などがありますが、今ではバリコンは死語でしょうか?
面白いことにガリガリに接触不良になったボリュームはガリオームと今でも呼ばれます。

現在のラインレベル(CDプレーヤー等)からすると、プリアンプの必要性はあまり感じられなくなってきました。

遡って、思い出すと’70年代後半の中級プリメインアンプは(下図参照)トーンデフィートスイッチを入れるとトーン回路とフラットアンプが外れて入力から直接ボリュームを介して、パワーアンプにつながるような製品も多くありました。

少年向け電子工作雑誌でさえも、パワーアンプに直接つなぐと音質向上することは、理論的に説明していました。

'80年代のCD(DAD)が出たばかりのころは、入力にCDダイレクトというものがあり、CDに限ってはプリアンプ部を通さずボリュームだけで出力する機能まで搭載されていました。

それだけメーカーでも多数の接点、増幅回路を通すことは、どんな優秀な回路であっても音の鮮度が落ちることを認識していた訳です。

いわゆる現在パッシブプリアンプという名称で、売っているものは、それらを外部に持ってきただけ(下図B)で特に優れたものではありません。

むしろプリメインアンプの内部に入っている場合、後段のパワーアンプまで考慮されていますのでいいのですが、外部にその回路を持ってきた場合は、繋がれるピンコードや、繋がれるパワーアンプにも左右されます。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yapsys/vrsystem.html


「バッファアンプ」とは、インピーダンス整合と電圧増幅(voltage amplification)の複合体。

厳密に答えると、このようになります。


アンプは増幅器
バッファはインピーダンス整合器
バッファアンプは、増幅器+インピーダンス整合器

「アンプは増幅器。」その通り
「バッファアンプは増幅しない、あるいは増幅率1」。間違い。
「バッファは増幅しない、あるいは増幅率1。」概ね正解。

「概ね」の理由は、トランスのように減衰するバッファがあるから。
減衰分をアンプで増幅してトータル増幅率1にした物も、バッファとアンプの組み合わせなのでバッファアンプという事になります。
http://okwave.jp/qa/q9007424.html

1) バッファ

簡単に一言で説明するとインピーダンスを下げることです。

ギターやベースから出ている信号は通常インピーダンスが高い状態です。
この状態だと外部からの影響を受けやすく、さらに言えば抜けない音になります。

そこでバッファを使ってやるとインピーダンスが下がり、外部からの影響を受けにくく、抜ける音になります。

つまり、ノイズが少なく、エフェクトが乗りやすく、音が埋もれないってことになりますね。

ちなみにいいバッファほど音質(というか実際に聞く音)の変化が少ないので、高いものほど音に変化がないように感じるという初心者にはわけの分からないエフェクターです。

わりかしエフェクターの中にはこのバッファは入っています。
バッファバイパスとトゥルーバイパスってやつですね。

エフェクターをオフにしてても音が変わるのがバッファバイパス、変わらない(というか通過する)のがトゥルーバイパスです。

トゥルーバイパスの方が高級品に使われてたりして、単純にトゥルーバイパスの方がいいと思っている人もいますが、バッファしてくれるわけだからそれもそれでメリットがあるわけです。

特に何台もエフェクターを並べる人だったらバッファバイパスの方がいいと思います。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13105003328


オーディオで意味するところは、「インピーダンス整合器」に当たる。

一般的に高インピーダンス入力/低インピーダンス出力です。

バッファ無しで接続すると、前後互いの干渉で特性や音質が損なわれるところを、できるだけ干渉を無くして本来の特性が発揮できるようにするのがバッファの役目です。
http://okwave.jp/qa/q9007424.html

例えば、5Vの電圧出力のセンサーが有ったとして、このセンサーが反応した時に5V 駆動のブザーを鳴らしたいけれども、センサーの出力では力不足でブザーが鳴りません。
そこで、電圧は5V のままで、電流を多く供給したいという場合に使うのがバッファアンプです。

回路的にはボルテージフォロワと言います。
http://aldeban.com/faq/0053/faq_0053.html


電圧増幅はせず、出力インピーダンスの高い素子の出力を低インピーダンスにして出力します。電圧の振幅は変えないままで、消費電流の大きい負荷を駆動したい場合に利用します。
http://okwave.jp/qa/q9007424.html

1)トランスを使ったバッファアンプの市販品

ドイツの直熱三極管Bas「プルメリア」
http://www.cattlea.jp/product/?no=64

アンプ3台 スピーカー2組の切り替えが出来ます 入力は5系統
トランスはファインメットコアトランスのダブルカットコアです


回路図
http://www.cattlea.jp/up_img/amp/64/f_01.pdf

価 格 200,000円

回路構成 球一段トランスアウト

出 力 入力の3倍

使用真空管 Cas

NFB回路 なし

_____

2) バッファ無しのボリューム付きセレクター(パッシブプリアンプ)の市販品


パッシブプリアンプの探索
http://yoneharu.sakura.ne.jp/etc/passive.html


@ エーワイ電子 パッシブ型プリアンプ
https://ay-denshi.com/item-asyuracom-22/


B ソフトン Model5 セレクタ & アッテネータ
金属皮膜抵抗器使用モデル \34,000(税込\35,700)送料別
カーボンソリッド抵抗器使用モデル \38,000(税込\39,900)送料別
http://softone.a.la9.jp/Model5/m5-1.htm
http://softone.a.la9.jp/Model5/M5-2.htm


Cコスモウェーブ・パッシブプリアンプ 4回路切替 AST-VR4GU
\17,000(税別)  \18,360(税込み)
https://www.cosmowave.net/?pid=138195745
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%96-AST-VR4GII-%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%96%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97/dp/B00OEQ8P3K


   

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c87

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
88. 中川隆[-14475] koaQ7Jey 2020年1月16日 06:50:56 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1394]

インピーダンス・マッチング と ロー出しハイ受け


電子回路 解説
http://eman-physics.net/circuit/contents.html
http://members3.jcom.home.ne.jp/zakii/transmission_line/0contents.htm

インピーダンス 解説
http://eman-physics.net/circuit/impedance.html
http://www.tritech.tv/column/600ld.html
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/43281.html
http://www.geocities.jp/rfpagejp/tokusei-z.htm#hansya

インピーダンス・マッチング 解説
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Tachibana/9059/otasuke/impi_match.htm
http://www.tdk.co.jp/techmag/inductive/201110/index2.htm
http://eman-physics.net/circuit/matching.html

http://wista.jp/Z-Match1.htm
http://wista.jp/Z-Match2.htm
http://wista.jp/Z-Match3.htm


技術解説-製品技術 - プリアンプ
http://www.audiodesign.co.jp/Commentary-PreAmpTop.htm


インピーダンス・マッチング

インピーダンスマッチングとは、出力抵抗と入力抵抗をマッチングさせることを指します。要するに、等価にしてしまう、ということです。

ごく簡単なDC回路では、抵抗値を合わせるだけです。

出力抵抗とは、真の信号供給源に対して直列に繋がっている抵抗のことです。

教科書理論でいくと0Ωですが、現実の信号出力端子には必ず数Ω以上の抵抗が存在し、除去することは非常に困難です(現実的には無理)。

入力抵抗とは、負荷が持っている抵抗のことです。

回路図で示すと、以下のようになります。


図中の記号の意味は、

Vout : 真の信号源
R1 : 出力抵抗
R2 : 負荷抵抗(入力抵抗)


インピーダンスマッチングがとれていると(R1 = R2 の状態だと) R2で消費される電力は最大になります。最大の電力が消費されるということは、その回路でできる限り最大の仕事をしているということです。

R2 で最大の電力が消費されるということは、電力の伝達効率が一番よくなるということになります。

電力の伝達効率が良くなるということはすなわち、接続相手先での仕事率が最大になるということです。

インピーダンスマッチングを考えないと、R1が大きな負荷になってしまい、R2側で十分な電力が得られません。

スピーカーなどの電力型デバイスを駆動する際はこの辺りがかなり重要で、きちんとマッチングがとれていないと駆動側が壊れてしまうこともあります。

負荷を電流でドライブする時は、インピーダンスマッチングはとくに重要になります。
たとえば最近流行のLVDS(Low Voltage Differential Signalling)の伝送方式は電流駆動型ですが、負荷となるインピーダンスがうまくマッチングしないと、十分な電圧振幅が取り出せなくなったり、伝達される波形の位相がズレたりしてとんでもないことになります。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Tachibana/9059/otasuke/impi_match.htm

インピーダンスとは交流回路における電気抵抗成分を意味します。

直流回路における電気抵抗はレジスタンス(R)といいますが、交流回路ではレジスタンスに加えて、インダクタ(インダクション・コイル)やコンデンサも抵抗成分として作用するため、これらをまとめてインピーダンス(Z)と表します。

交流とくに高周波においては、伝送路がもつインピーダンスが回路特性に大きな影響を与えるようになります。これを特性インピーダンスといいます。


インピーダンスマッチングには2つの意味があります。
 
最大電力を負荷に供給するということと、高周波での反射をなくすということです。

インピーダンスマッチングされていない場合、最大出力を取り出せないだけでなく、高周波回路では伝送路に反射波を生じ進行波と重畳して定在波となって不都合が生じます。

回路と回路を伝送路で結ぶとき、回路のインピーダンスが異なると、信号電流の一部が反射されてノイズとなったり、出力が低下したりします。この不マッチングを解消するのがインピーダンス・マッチングです。

ドライバ回路の出力インピーダンスとレシーバ回路の入力インピーダンス、それらを結ぶ伝送路の特性インピーダンスがそろっていると、信号は反射することなくスムーズに流れ、出力も最大になります。

しかし、現実にはそれぞれのインピーダンスには差があるため、伝送路にインピーダンス・マッチング回路を挿入して、インピーダンスをそろえます。

 インピーダンス・マッチングにはトランスなども使われますが、簡便で効果的なのはインダクタ(インダクション・コイル)L とコンデンサ C を組み合わせた LC 回路の挿入です。

これは LCフィルタの1種で、ある周波数帯を抵抗成分として作用させることで、適切なインピーダンス・マッチングを図るのです。
http://www.tdk.co.jp/techmag/inductive/201110/index2.htm

インピーダンス・マッチング _ 大切だが、いつも必要だとは限らない。
http://eman-physics.net/circuit/matching.html

ロー出し、ハイ受け

 ちょっと大きめの電子回路は、あるモジュールの出力を別のモジュールの入力へと繋いでやって、次々と信号を加工して望みの結果を得る構成になっている
このときに注意すべきことについて話しておこう。

 出力と入力の関係をごく単純化して表すと、次のようになっている。
 二つのモジュールを繋いだ様子を表したものである。 

電源はこれとは別に要ることもあるし要らないこともあるのでこの図では省略されている。 

左側の抵抗 r は、信号を出力する側のモジュールの内部抵抗のようなものであり、「出力インピーダンス」と呼ばれる。 

これは単純な抵抗器ではなく、電流を妨げる様々な要因をひっくるめて抵抗の記号で表してみただけのことである。 信号の周波数によって抵抗の大きさに違いが出たり、位相にずれが生じたりする場合もあるので、抵抗よりも広い意味を含む言葉を使った方がいい。 それで「出力抵抗」ではなく「出力インピーダンス」という表現を使っているのだ。


 右側にある抵抗 R は信号を受け取る側のモジュールの、入力端子側から見た時の「回路内部の抵抗的な要素」をひっくるめて表したものである。 

これもやはりインピーダンスと呼んだ方がいい。 こちらは「入力インピーダンス」と呼ばれる。 

もしこの R がスピーカーやモーターや LED や豆電球などであって、これに電気を流すことが回路の最終的な目的である場合には、この R のことを「負荷抵抗」などと表現することも多い。

 いくつかの例外はあるのだが、基本的には、出力インピーダンス r は小さければ小さいほど良くて、入力インピーダンス R は大きければ大きいほど良い。 

どうしてなのかを今からざっと説明しよう。

 左側に描かれている信号源は、信号の波形を電圧の変化で表現している何らかの回路をたとえたものである。 もし電流がほとんど流れていなければ出力抵抗 r での電圧降下はほとんど起きないので、接続端子間にはこの信号源とほとんど同じ電圧が来ることになる。 それはすなわち、負荷である抵抗 R の両端に、ちゃんと波形の電圧が正確に伝わることを意味する。

 しかし電流 i が流れていれば、この出力インピーダンス r の部分で ir だけの電圧降下が起き、その分だけ差し引いた電圧が負荷 R の両端に現れることになる。

 この r がただの抵抗だったならまだマシな方だ。 信号電圧が上がろうが下がろうが、同じ割合で少々下がるだけだからである。 

しかしインピーダンスが周波数によって違っていたりすると、色んな周波数成分が混じった複雑な出力の波形は、元の信号とはかなり違った、崩れた形になってしまうだろう。

  r が小さければその影響はかなり抑えられるのである。

 さて、電流が流れるほど内部抵抗 r のせいで電圧が下がるというのだから、右側に繋ぐ回路は電流をなるべく食わないようなものが望ましい。 

抵抗 R が大きければ大きいほど、入力端子は電流を吸い込まないようになる。 
電圧で表現された信号波形を受け取るために、電流が流れることは必ずしも必要ではない。 

電流がほとんど流れなくとも、電圧の変化をきちんと受け止められる回路が喜ばれるのである。

 この図では簡略化しすぎて、 r と R が直列になっているため、結局、合計のインピーダンスは r + R であるように見えるし、それが大きければいいのか小さければいいのか一体どっちだ、と言いたくなってしまう。 しかしその見方は重要ではない。 

ここでは、信号源の電圧が抵抗 R の両端にどれほど忠実に伝達されるかが重要なのである。 だから、 r はなるべく小さく、 R はなるべく大きく、だ。

 要するに、左側(出力側)は、たとえ電流が多く流れても、容易に息切れを起こしたりせず、信号波形が乱れないようなものが望まれており、右側(入力側)は不必要に電流を要求しないような回路が望まれているというわけである。

 信号を出す側は低いインピーダンスで、受ける側は高いインピーダンスで。 このことを短く表現して、「ロー出し、ハイ受け」などと言われる。

一旦まとめ

 今のような文脈で話される場合、出力インピーダンス r というのは、出力波形を崩したり電圧を下げたりすることがないままで、電流がどれだけ多く取り出せるかという出力装置の能力を示すものである。 

出力インピーダンスが小さいほど、その能力が高いということである。 
電池の話をした時の内部抵抗と同じようなもので、色んな影響をひっくるめた仮想的な概念である。

 一方、入力インピーダンス R は、どれだけ電流を食わない装置であるかを表すバロメーターのようなものである。


インピーダンス整合

 ここからが今回の本題である。
 
上で話したのは、電圧の変化を使って信号をやりとりする場合の話だ。 
無駄に電力を消費しないように、電流をなるべく流さないことを理想としていたのだった。

 ところがスピーカーなどを動かそうとする場合にはまるで話が違う。 
スピーカーから大音量を得るためには、スピーカーの部分で「なるべく電力を消費して欲しい」のである。 電圧だけではだめで、電力を伝達したいのだ。

 負荷の部分でなるべく電力を消費してもらうためにはどうしたらいいかを考えよう。 直感に反することだが、負荷抵抗 R が小さいほど「重い負荷」だと表現される。 なぜなら、電圧が同じなら、抵抗が小さいほど電流が多く流れるからだ。 電力というのは電圧と電流の積で決まるから、電流が多いほど電力をバカ食いすることになるというわけだ。

 100 W 電球と 10 W 電球とでは、どちらが抵抗が大きいでしょう? というクイズが良くある。
 
100 W 電球は 100 V に繋いだ時に 1 A 流れて欲しいのだから、100 Ω だ。  
10 W 電球は 100 V に繋いだ時に 100 mA 流れて欲しいのだから、1 kΩ だ。  
このように、電圧が同じならば抵抗が小さい方が激しくエネルギーを消費するのである。  

電球というのは抵抗の部分で電気エネルギーが熱エネルギーに変わることを利用しているのだが、 抵抗が小さいほど消費が激しいというのは少し意外な感じがする。

 では R が小さければ小さいほど良いかといえば、そうではない。 

あまり小さいと電流が多く流れ、そのせいで出力インピーダンス r の側での電圧降下の方がずっと大きくなってしまって、肝心な R の両端の電圧が下がってしまうからだ。 結局、どうなるとちょうど良いのか、最良点を探すことにしよう。

 式を立ててグラフを描けば一目瞭然だが、微分を知っていればグラフを描かなくても、グラフの極大点を割り出すことができる。 

 信号電圧が V だとすると、回路を流れる電流は

I = V/(R+r)

であり、それにより、負荷 R の両端の電圧 V′は

V′ = RI = R・V/(R+r)

となるから、そこで消費される電力は

P = V’・I

によって求められて、

P = V^2・R /(R+r)^2

となる。
 
V や r が固定された条件で、 R がどれくらいの時、一番大きな電力が消費されるかを考えたいので、縦軸を電力 P 、横軸を R にしたグラフを描くことになる。

 これが最大になる点は微分して 0 になるところである。 つまり、

dP/dR = −V^2・(R−r)/(R+r)^3

が 0 になるところだから、

R=r

のときが最大だということが分かる。 つまり、

出力インピーダンスと入力インピーダンスとが等しくなっている時に、もっとも多くの電力を次の段に伝えられるのである。 

このような目的で出力側と入力側のインピーダンスを合わせる設計にすることを「インピーダンス整合」あるいは「インピーダンス・マッチング」と呼ぶ。

 グラフで分かるように、負荷抵抗 R が r よりも小さくなると急激に電力の伝達効率が落ちるので、量産の際には部品のバラつきを考慮して負荷抵抗 R の側が少し大きめになるように調整しておいた方が問題が起きにくいかも知れない。

 回路のマッチングが取れているとき、すなわちピッタリ r = R のとき、
r での消費電力と R での消費電力は等しい。 

例えば、スピーカーを鳴らすためのアンプ(増幅器)と、スピーカー本体を例にして考えると、スピーカーが音や熱として消費したのと同じエネルギーを、アンプの内部でも熱として無駄に消費することになる。 

50 W の出力のスピーカーなら、同時にアンプの内部でも 50 W を消費しており、合計 100 W を消費していることになる。 これは避けられない。 大きな出力を持つアンプに巨大な放熱板が取り付けられているのはそういう理由だ。 

(実際のスピーカーシステムはこれほど単純な構造ではないので成り立たないという指摘がありました)

特性インピーダンス

 インピーダンスマッチングが重要になる別の場面がある。 
高周波の信号を長距離の電線で繋いで伝える場合だ。 

アンテナで捕まえた電波の信号を長いアンテナ線を通して引っ張ってきて装置に引き込む場合に、このようなことが重要になる。
 
この時、インピーダンスが合っていないと接続部分で反射が起こって装置内に引き込めないという現象が起きる。

 信号を受信する場合だけではない。 送信時にも同様のことが起こる。 

電波を送信するためにケーブルを介して信号をアンテナに送るのだが、効率よく送信されず、信号が戻ってきてしまったりして送信機に大きな負担がかかったりするのである。 
出て行くはずの電力が出て行かずに戻るので、過剰な発熱を起こしたりする。

 これは極めて高周波の信号を扱う時だけに関係する話であり、 音声信号のような低周波ではほとんど気にしなくて良い。 にもかかわらず心配してこだわる人を割りと良く見かけるので、ちょっと情報不足のせいで混乱してしまっているのだろう。

 周波数が低い交流の場合には一本の電線の端から端までほとんど同じ電圧だと考えていれば良い。 しかし周波数が高くなってくると、同じ一本の電線上でも場所によって電圧が違ってきてしまうことになる。 まずはそれがなぜなのかを説明しよう。

 電線の中を電圧の変化が伝わるのは、物質中を伝わる電磁波と同じことである。

 それは大体光の速さと同じくらいだと考えていい。
 
真空中の光速よりは数十パーセントほど遅いくらいである。 例えば 300 MHz くらいの電磁波だと、その波長は 1 m くらいになる。 

それくらいの信号を電線を使って伝えようとすると、25 cm もあれば 0 から最大まで変化するのである。 このように、どれくらいの電線を長距離と呼ぶのかは周波数によって違ってくるわけだ。

 音声信号の周波数は 10 kHz 程度であって、電線中での波長は 30 km ほどである。  
それほどまでに長いケーブルを使うような場合にだけ気にすればいい話だということになる。  例えば、昔のアナログ方式の電話線などがそうだ。  

しかしそれほど線が長いと、むしろ電線自体の抵抗による電力の損失の方が気にすべき問題になる。  末端の負荷抵抗をそれなりに大きくしておかないと、 電線に掛かる電圧の方が大きくなって、肝心の末端のスピーカーにはちっとも電圧が掛からず、 信号がうまく伝わらないのである。

 このことによってなぜ信号の反射が起こるのかというのを説明するのは少し難しくなるので、別のもっと理論重視の記事で詳しく話そう。

 ごくごく簡単に説明すると、電線が持つ「特性インピーダンス」という量とアンプの持つインピーダンスが一致していないといけないのである。 

この特性インピーダンスというのは、電線の長さに比例するわけではない。 
電線の構造によって決まるものであって、電線が長くても短くてもその大きさは変わらないという不思議な概念だ。 特に、ケーブルの抵抗成分や漏れ電流が小さな場合には信号の周波数にも関係ない値になる。

 このようにちょっと変わった概念であるが、電線を伝わる交流の電圧と電流の比を意味しており、単位は Ω(オーム)で表されるような量なのである。 この辺りの話は無線工学をやると重要になってくる。

 このように、色んな場面で複数の理由でインピーダンスマッチングが重要になっている。 

必要以上にこだわる人もよく見かけるのだが、それほどこだわる必要のない場面も多い。 そこは理論的に正しく見極めよう。

 さて、インピーダンスマッチングが大事だと言われても、一体どのように両者を合わせたらいいだろうか? 

調整する手段は幾つかある。 トランジスタ回路を使う場合もあるし、トランスを使う場合もある。 
http://eman-physics.net/circuit/matching.html

ロー出しハイ受け

機器間の接続でインピーダンスのマッチングを取らず、出力側のインピーダンスを低くし、受け側の入力インピーダンスを高くする事を表す。

近年の民生音響機器のラインレベルの入出力などはこの形を取るのが一般的である。

出力端子の「インピーダンスが低い」と言う意味は駆動するパワーが大きい事であり、入力端子の「インピーダンスが高い(Hi-Z)」と言う意味は駆動するパワーが少なくて済む事を表す。

即ち、「ロー出しハイ受け」の組み合わせは入力に対して十分なパワーがある出力を接続する、という組み合わせになる。

「ロー出しハイ受け」以外の組み合わせには例えば600Ωなどの決まったインピーダンスで出力と入力のマッチングを取る方法がある。

逆に出力側のインピーダンスの方が高い「ハイ出しロー受け」は正常な信号伝達ができず、やってはいけない組み合わせである。

マッチングを取る方法に比べて「ロー出しハイ受け」は無駄に信号電圧を分圧せず効率が良い、受け側のインピーダンスが十分高ければ出力側のインピーダンスについてはそれほど気を使わなくて良い、信号の分配が容易などのメリットがある。

逆にマッチングを取る場合に比べてノイズに弱いため、長距離の伝送などには向かない。
http://www.g200kg.com/jp/docs/dic/lodashihiuke.html

インピーダンス
http://www.g200kg.com/jp/docs/dic/impedance.html

機器の入出力端子などにもそれぞれ決まったインピーダンスがあり、機器間の接続を行う時にはインピーダンスを合わせるか、「ロー出しハイ受け」と呼ばれる組み合わせにしないと正常に動作しない。

業務用音響機器の入出力端子では600Ωが使用される事が多い。

出力側と入力側のインピーダンスを合わせる事を「マッチングを取る」、と言い、マッチングを取る事により伝送される「電力」が最大になるという意味があり、伝送効率と耐ノイズ性で有利になる。

ただし、入力側の端子には敢えてマッチングを取らなくても正常動作できるようにするためインピーダンスが非常に高くなっている場合もある。これを「ハイインピーダンス」、「ハイインピー」、「Hi-Z」などと言う。

ハイインピーダンスの入力端子に低いインピーダンスの出力を接続する組み合わせが「ロー出しハイ受け」であり、入力側のインピーダンスが充分に高ければ組み合わせをそれほど気にせずに接続する事ができるため、民生用オーディオ機器などは通常このような設計になっている。

逆の組み合わせでハイインピーダンスの出力端子からローインピーダンスの入力端子に接続した場合は信号の伝達が正常に行われず、歪みが発生するなどの障害が発生する。
http://www.g200kg.com/jp/docs/dic/impedance.html

インピーダンスの話
http://www.tritech.tv/column/600ld.html


インピーダンス(Impedance)とは、『交流に対する抵抗値』のことです。

普通の抵抗器では直流でも交流でも示す抵抗値はほとんど同じですが、コンデンサやコイルなどの部品は、周波数が変わると交流の通りにくさが変化します。

コンデンサは直流抵抗は ∞Ωですが、音声信号は通りますね。

逆にコイルは、直流抵抗はほとんど0Ωですが、周波数の高い交流信号はほとんど通しません。

抵抗とコンデンサ、コイルを組み合わせた回路では、回路全体の抵抗値は周波数によって複雑に変化します。

交流に対するコイルやコンデンサの抵抗分をリアクタンスといい、それぞれインダクタンスや静電容量から計算できます。


 600Ωとハイ・インピーダンス

音響機器では、入力インピーダンスがどうとか、負荷インピーダンスがいくらかという問題が起こることがあります。

例えば入力インピーダンスが 600Ωとは、とりあえずその機器の入力コネクタが 600Ωの抵抗(R2)でグラウンドに落ちていると思えばいいのです。

その先(機器の内部)にどのような回路がつながっているかはわからなくてもとりあえず無視します。入力コネクタが不平衡(アンバランス)であれば、ホットとグラウンドの間に、平衡(バランス)であればホットとコールドの間に 600Ωの抵抗が付いているわけです。インピーダンスですから本来は周波数によって値が変わりますが、とりあえずこのように考えます。

逆に出力インピーダンス 600Ωというのは、例えばアンプの出力であれば、出力端子に 600Ωの抵抗(R1)が直列にくっついているわけです。

いま出力インピーダンス R1 = 600Ωのプリ・アンプ出力を、入力インピーダンス R2 = 600Ωのパワー・アンプの入力につないだとします。

プリ・アンプ内部で生じた 2v の信号は、直列の 600Ω(R1)を通って、パワー・アンプの入力の 600Ω(R2)でグラウンドに落ちます。パワー・アンプ内部には、入力の 600Ω(R2)の両端に生じた電圧が送られます。つまりプリ・アンプ内部で生じた 2vは、2本の 600Ω(R1,R2)で 1/2に分圧され、1v だけがパワー・アンプ内部に送られるということになります。

* 1vp-p : p-p は peak-to-peak のことで、最大値から最小値までの電圧値。

 電力伝送と電圧伝送

昔の放送機器は入出力ともインピーダンス 600Ωというのが基本でした。

そこから +4dBm という規準レベルも作られたのですが、現在では出力インピーダンス (R1) が数Ω〜数 10Ωと低く、入力インピーダンス (R2) が 10kΩ以上と高い、いわゆる「ロー出し/ハイ受け」の機器が主流になっています。

0dBm という値は、『600Ωの負荷に 1mW を生じさせる電圧値』です。

つまり電力伝送という考え方で、オーディオ帯域において(というかもともと電話の規格なのですが)もっとも電力損失(ロス)が少なくなるように線路インピーダンスから考慮して作られた基準です。

今は電圧伝送で、もっとも電圧ロスが少なくなるようにと考えます。

例えば出力インピーダンス (R1) が 20Ωのプリ・アンプを、入力インピーダンス (R2)が 50kΩのパワー・アンプにつないだとします。

プリ・アンプ内部で生じた 10v の信号は、20Ωと 50kΩで分圧されてパワー・アンプ内部に入っていきます。計算すれば 9.996v、つまりほぼ 10vですから、600Ωラインのように電圧レベルが半分になってしまうような無駄がありません。

 軽い負荷、重い負荷

さらに、ここが重要なのですが、回路設計者にとっては、ロー出し・ハイ受けはプリ・アンプの出力回路が小規模で済む、回路設計の自由度が上がるということもあります。

プリ・アンプ内部で生じた +10v は、約 50kΩ ( 50kΩ + 20Ω) の抵抗に流れることになります。流れる電流は 2mA(ミリ・アンペア)です。従ってプリ・アンプの出力回路では 2mW(ワット)の電力を考えればよいので、使用する抵抗も普通の 1/4w( = 250mW)タイプで十分ということになります。

ちなみに +4dBm 規準のアンプで、最大出力が +20dBm 程度とすると、そのときの電圧値は約 +12v。ここで引用した +10vという数値はそうありえない数値ではありません。

さてこれが 600Ω機器であったらどうでしょうか?
パワー・アンプに +10v 供給するために、プリ・アンプ内部では +20v を発生させています。

プリ・アンプの出力回路から見た負荷は 600Ω+600Ωですから、流れる電流は 約16.7mAです。出力回路は 300mW 以上の消費を考えなくてはなりませんから、放熱器や1/2wの抵抗器が必要になってきます。

このように入力インピーダンスが高いと、前段の機器の負担が小さくて済むので、現在のようなオペアンプ全盛の機器では一般的になっています。

負荷インピーダンスが高いことを「負荷が軽い」といいます。
逆に 600Ωのようにインピーダンスが低いと「負荷が重い」といいます。

負荷インピーダンスが高いと、出力回路にあまり電流を流さなくて済むので「軽い」と表現します。

逆に負荷インピーダンスが低いと、出力回路に多くの電流を流さなくてはなりません。
電流が多く流れるほど多くの熱を発生しますから、素子の放熱も考えなくてはなりません。

また出力段に電流ドライブ回路を追加したり、、あるいは電源回路から強化しなくてはなりません。「重い」と表現するのもわかると思います。

オペアンプは回路設計が楽で良いのですが、出力段が貧弱であまり大きな電流をとれないのが普通です。

一般的な 4558タイプのオペアンプでは、負荷は 2kΩ以上になっています。

つまり 4558の出力を 600Ω機器に直接つなぐわけにはいかないということです。
600Ω負荷をドライブするには、それ用に出力回路を強化したタイプ( 5532/ 5534など)を使う必要があります。

音質的に気に入ったオペアンプでも、600Ω負荷の回路には使えない、という場合、それでもということならオペアンプの先にトランジスタで電流ブースター回路を足すという手もありますが、今度はトランジスタの音質が・・・となりかねません。部品選択の悩みどころです。

 ハイ・インピーダンスのデメリット

ロー出し/ハイ受け は良いところだらけのようにも見えますが、実はそうでもありません。

600Ω受け渡しというのも、インピーダンス・マッチングという点では理想的であり、長距離伝送をしても信号の劣化が少ない、外来ノイズを拾いにくいなどのメリットもあります。

またある程度電流が流れるので信号のやり取りが電力に近い形になり、いっそう劣化やノイズに強くなります。
また接続が必ず 1:1 なので、接続がわかりやすい、受け渡しレベルの計算が楽、といったこともあります。

逆にインピーダンスが高いとノイズを引きやすくなります。

600Ωの抵抗を指でつまんでもほとんど影響がありませんが、1MΩの抵抗を指でつまむと盛大にハムを引きます。これはオームの法則そのままに、抵抗値が大きいほど小さなノイズ電流でも大きな電圧を生じるためです。

600Ωの抵抗に 1μAのノイズ電流が流れたとしても、生じるノイズ電圧は 600μvですが、1MΩの抵抗では 1vという、無視するにはあまりに大きい値になります。

プリアンプとパワーアンプが接続された状態では、線路インピーダンスそのものが下がるので、そこにノイズが飛び込むというのは少ないのですが、それでも 「ケーブルがアンテナになっている」 というトラブルが起こることがあります。

600Ωラインではあまり聞いたことがありません。またインピーダンスが高い回路ほどグラウンドまわりの処理が難しくなり、それを誤るとノイズを拾いやすくなります。

オーディオ機器の場合、入力インピーダンスは 10kΩ〜 50kΩというのが相場ですがそれなりの理由があるわけです。

実生活の環境では空中にはテレビやラジオの電波が飛び交い、室内では電灯線のハムや照明器具の調光ノイズなどがあふれている状態です。それらがどうやって機器に飛び込んでくるかわかりません。

ノイズ対策としては、インピーダンスはなるべく低いほうが有利なのです。

インピーダンス値は 1kHzに対する値を使います。いままで述べてきたインピーダンスはすべて 1kHzに対する値です。

ただ一般の電子機器ではマイクロフォンほど周波数の影響を受けないので(可聴周波数範囲程度ではほとんど変化しない)、あまり問題にならず、実用上は無視してもかまいません。
http://www.tritech.tv/column/600ld.html

インピーダンスマッチングの方法

@ トランスによるマッチング

トランス(変圧器)は、交流電圧を増減する目的だけではなく、インピーダンスマッチングに使われる。この目的の場合、変成器と呼ぶ。代表的な例が、真空管アンプの出力にスピーカーを接続する際に用いられる出力トランスである。

真空管の直線動作範囲に適合する負荷線のインピーダンスは極めて高く、スピーカーのインピーダンスは4〜32Ω程度と低いので、トランスによるマッチングが必要である。2次インピーダンスを1次側からみると巻数比nの2乗分の1に見える。
入力側においても変成器(入力トランス)を用いることがある。


A インダクタ(インダクション・コイル)C とコンデンサ L によるマッチング

高周波回路にて、狭帯域でのみマッチングが取れれば十分な場合は、コイルとコンデンサの組み合わせによるマッチング回路が用いられることが多い。
コンデンサやコイルの比率を調整することで電源側と負荷側のマッチングを図る


B 抵抗器によるマッチング

低周波の場合簡易的に、あるいは広帯域にインピーダンスをマッチングさせる方法として抵抗器を用いる方法がある。

高周波の場合 LC のみでマッチングを取ると、マッチング回路自体がフィルタ回路として動作してしまうため、特定の周波数でしかマッチングが取れない問題が生じる。

また、LC を用いてマッチングをとることで必要以上にゲインが取れてしまったり、インピーダンスが周波数特性を持ってしまい回路が不安定になることもある。

そのような場合、抵抗でマッチングを取ることがおこなわれる。
低周波と同様に直列抵抗を挿入する他、抵抗で構成した減衰器を用いることもできる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%B3%E3%82%B9%E6%95%B4%E5%90%88

ロー出しハイ受け

オーディオのラインでは一般に「ロー出しハイ受け」と言われる、インピーダンス整合をしない接続がおこなわれる。

多種多様な機器をあれこれつなぎかえる場合はそのほうが簡便であるためである。
このため、たとえばアンプの入力インピーダンスは 数kΩ〜数十kΩ と、ラインの標準である600Ωに比べ高めにするのが一般的である。

真空管アンプや、現代のアンプでも FETを工夫して使えば100kΩ〜1MΩといった非常に高い入力インピーダンスも可能だが、ノイズに弱くなるので、程々とする。

(ハイ受け一般の傾向として、電力ではなく電圧として信号を受けるために、電力としては小さいノイズであっても、それを信号と混じって拾ってしまう)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A5%E5%8A%9B%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%B3%E3%82%B9


インピーダンスって何でしょう? ロー出しハイ受け?
http://info.shimamura.co.jp/digital/knowledge/2014/01/16805

同じ10Wの電力を送る場合でもいろいろな方法が考えられます。


A)100V(ボルト)、0.1A(アンペア)で転送する場合 (100V✕0.1A=10W)
この時のインピーダンスは:1000Ω

B)10V、1Aで転送する場合 (10V✕1A=10W)
この時のインピーダンスは:10Ω


音響機器を使用する場合、電圧が高いほうが効率が良いので、上記の例ではA)・・・すなわちインピーダンスが高いほど電圧が高く取れるのです。
ところがインピーダンスが大きくなればなるほど今度は「ノイズを拾いやすい」という特性があるのですね。

つまり

ハイインピーダンスは効率的だがノイズに弱い

ということになります。

インピーダンスが

◾高いと:ノイズに弱い
◾低いと:ノイズに強い


インピーダンスのマッチングが重要なわけ

出力側と入力側のインピーダンスが一致した場合に、最も効率よく信号のエネルギーを伝達できます、これをインピーダンス・マッチングといいます。


1)出力側のインピーダンス = 入力側のインピーダンス 

インピーダンスのマッチングが行われている場合は効率が良いですね。

実際にプロ用の機器では入出力を600Ωで信号の受け渡しを行っています。

では「出力側と入力側のインピーダンスが異なる場合」はどんなことが起きるのでしょうか?

パターンとしては2通りありますね。

2) 出力側のインピーダンス < 入力側のインピーダンス 「ロー出しハイ受け」

3) 出力側のインピーダンス > 入力側のインピーダンス 「ハイからロー」

3)の「ハイからロー」では「正しく信号を受け渡すことができなくなる」のです・・・

このようにベストは「出力=入力」ですが、接続する機種の出力インピーダンスが特定できない場合に備え、楽器等の入力側はハイインピーダンスで受けられるような設計になっています。

というわけで鉄則「ロー出しハイ受け」


インピーダンスのマッチング実験

それでは「ロー出しハイ受け」の掟を守らないとどーゆーことになるか、実際にギターをオーディオ・インターフェースに接続して録音してみましょう。

なお、ギターのボディーからの出力インピーダンスは「250kΩ〜500kΩ」(機種や部品により異なります)というかなり高めのインピーダンス。
使用したオーディオ・インターフェースはSteinberg「UR-824」。UR-824のMIC/LINEインプットは「4kΩ」です。


実験1
ギター(出力インピーダンス250kΩ~)をオーディオ・インターフェースのLINE入力(4kΩ)につなぐ
「ハイからロー」という掟破りの状態ですね。
・・うーん・・なんだか違和感が・・・


実験2
ギター(出力インピーダンス250kΩ〜)をオーディオ・インターフェースの「HI-Z」入力(1MΩ)につなぐ
「ロー出しハイ受け」という正しい状態です。

いかがでしょう「ハイからロー」は明らかに高域が欠損し、こもった感じの音になっているのがお分かりいただけたと思います。
ギターの出力は周波数が高い(=音程が高い)ほどインピーダンスも高くなりますので、その結果が顕著に現れたのです。

一般的なギターアンプやエフェクターの入力インピーダンスは「500k〜1MΩ」となっていますが、これはギターのハイインピーダンスに対応できるようにするためです。
http://info.shimamura.co.jp/digital/knowledge/2014/01/16805


高周波回路でインピーダンスマッチングが問題とされる理由は2つあります。

一つは信号源から負荷に供給する電力を最大にする事、
もう一つは伝送線路と負荷のインピーダンスがマッチングしていないと周波数特性が平坦にならないのでこれを避けるためです。

ですから、上記2点を気にしないのであればインピーダンスマッチングを気にする必要はありません。

受信機ではアンテナで受けた電波の電力を無駄にしないためにインピーダンスマッチングを行います。

ただし、一番重要なことは信号とノイズの比の S/N ですが、インピーダンスマッチング最良と S/N 比最良の条件が一致しない場合もあり、その時は S/N比最良を選ぶこともあります。

送信機では電力を無駄にしないためにインピーダンスマッチングを行います。

広帯域の信号伝送では周波数特性の平坦さが最重要問題となるので伝送線路の入出力でインピーダンスマッチングを行います。
そのような例は高周波の測定器やビデオ回路です。

ビデオ回路用のアンプの出力インピーダンスは非常に小さい値ですが
ビデオ用の同軸ケーブル(特性インピーダンス75Ω)に接続するため
あえて75Ωの抵抗を挿入してからケーブルに繋ぐようにしています。

信号の受信側では75Ωの抵抗で終端しておいてハイインピーダンスのアンプで受け取るようにしています。

電力的には無駄になりますがビデオ帯域では S/N が十分に得られるので実用になります。

電力を無駄に出来ない回路ではこのような方法は使えません。

低周波回路では電力に余裕が有るので電力の為のインピーダンスマッチングを行う事はあまりありません。

また、出来るだけ高い電圧で受けたほうが S/N をよくできる為、ロー出力ハイ受信が都合がよいのです。

伝送線路において周波数特性が問題になるのは線路の電気長が信号の波長と比べて無視できなくなった時です。

線路の長さが信号の1波長のおよそ 1/20以下であれば伝送線路の影響は考えなくても大きな影響は無いでしょう。

オーディオスタジオ用の音声ケーブルでは特性インピーダンス 600Ωのケーブルを使用しています。

送電線では周波数が 50、60Hzと低いのですが距離が長いので伝送線路として取り扱う必要があります。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/5419318.html


「入力インピーダンスが高いほど良い」、「出力インピーダンスが低いほど良い」
と言うのは、

扱っている電力が回路のノイズよりずっと大きくて、
機器を結ぶ信号線の長さが扱う信号の波長(周波数の逆数)よりずっと短い場合

だけです。

テレビ放送などの放送電波を受信する時にアンテナから得られる電力はごくわずかです。
例えば、BSアンテナから得られる電圧は数10uV(75Ω)です。
例えば、40uV(75Ω)電力に換算すると0.021nWです。

一方で、放送を受信する受信回路はそれ自身でノイズを発生しています。
(アナログテレビで放送終了後に見える砂の嵐や、AM放送の同調ズレ時のザーという音がノイズ)

アンテナからの電力が回路のノイズより十分大きくなければノイズに負けてしまいます。
そこで、アンテナからの電力を残らず回路に取り込む必要が有ります。
その為に必要なのが第1の「インピーダンスマッチング」です。

例えば、電圧が2Vで内部抵抗が10Ωの電池が有ったとして、

100Ωの抵抗をつないだ時に抵抗に流れる電流は2/110=0.0182A
なので消費電力は(2/110)^2×100=0.033W

1Ωの抵抗をつないだ時に抵抗に流れる電流は2/11=0.182A
なので消費電力は(2/11)^2×1=0.033W

10Ωの抵抗をつないだ時に抵抗に流れる電流は2/20=0.100A
なので消費電力は(2/20)^2×20=0.1W

電池の内部抵抗と同じ10Ωの抵抗を付けた時に負荷抵抗での電力が最大になります。

機器を結ぶ信号線の長さが扱う信号の波長(周波数の逆数)よりずっと短かくない場合です。

地上デジタルTVは470〜770MHzの周波数を使用しています。
波長に直すと0.638〜0.390メートルです。当然、アンテナとテレビの距離は波長より長くなります。

この場合、適当な電線を使う訳にはいきません。
その為、特性インピーダンス75Ωの同軸ケーブルを使います。

このケーブルの75Ωと言うのはテスターでは測定できません。
ネットワークアナライザ等の測定器を使用します。

この様なケーブルを使用する場合、ケーブルに接続する機器の入力/出力インピーダンスをケーブルの特性インピーダンスに合わせる必要が有ります。
(第2のインピーダンスマッチング)


オーディオ機器などでは、取り扱う周波数は通常最大20kHzなので波長は15メートルです。

家庭で使用する場合は第2のインピーダンスマッチングは重要では有りません。

ただし、音楽スタジオや放送局などではケーブルの長さが数10メートルになる事が有ります。

その為、プロ用のオーディオ機器には特性インピーダンス600Ωのケーブルが使用されています。

600Ωなのは損失を最小にする必要が無いのと、回路の使いやすさが理由です。

オーディオ機器での第1のインピーダンスマッチングについては、普通は機器が出力する電力に余裕があるので気にする必要が無いのです。

昔のレコードプレーヤーの MC(ムービング・コイル)ピックアップは発生する電力がごくわずかでインピーダンスも極めて低い為、トランスを使ってインピーダンスを上げていました。
(第1のインピーダンスマッチング)
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8246026.html?from=recommend


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c88

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
89. 中川隆[-14474] koaQ7Jey 2020年1月16日 06:52:34 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1393]

パッシブプリアンプの問題


セレクターと固定抵抗式アッテネーターを搭載したパッシブプリアンプ

プリアンプ/コントロールアンプと入れ替えて、入力切替と音量調節だけを行います。
CDからの情報量をそのままパワーアンプに導きたい方に最適なパッシブプリアンプです。
パッシブプリアンプはアッテネーターのみにより音量調節を行います。

したがって良質のアッテネーターを用いた場合音質が劣化しにくいのが特長です。 実際に通常のプリアンプをパッシブアンプに交換してみると、解像度があがった、音が生々しくなった、音が前に出てくるようになったという声を多く頂きます。

通常のプリアンプでは(それが数十万円の製品でも)音質が劣化していたという状況になっている事が多いといえるでしょう。


パッシブプリの欠点は出力インピーダンスが高いことです。

減衰量によって異なりますが、弊社の10KΩのアッテネーターの場合出力インピーダンスは0〜2.5KΩになります。

設計の古い Trパワーアンプ、貧弱なOPアンプを入力段に用いているパワーアンプなどでは入力段のキャパシタンスの非直線性によって高域の歪率が悪化することがあります。この場合音が高域でにぎやかに聴こえたり、かすかにきつく聴こえたりすると思います。
またこの理由で抵抗値が100KΩ以上のボリュームやアッテネーターを Tr式アンプに使用することはお勧めできません。

入力インピーダンスが大きいものはパワーアンプの歪率を悪化させます

パッシブプリの場合、その原理上、出力インピーダンスが大きくなります。

たとえば10KΩの入力インピーダンスのアテニュエーター(又はボリューム)を用いた場合、出力インピーダンスは 0-2.5Kオームの間で変化します。

最大と最小の時に0、-6dBの時に2.5KΩになります。

ここで問題になるのは出力インピーダンス大きいと高域で無視できない歪を発生するアンプが多いことです。

アンプの入力段は差動増幅回路ですが、この入力段の容量の非直線的な電圧依存性のために、多大の歪を発生してしまうのです。

出力インピーダンスが2.5KΩ位ならそれほどでもないのですが、これが50KΩとなるとオーディオ用のOPアンプでも10KHzで0.1%を超える歪が発生します。

この辺を十分意識した設計がアンプになされていれば問題は少ないのですが、考慮されてないアンプの方が多いと思います。かといって入力インピーダンスがあまり小さいもの(たとえば600Ω)を使用するとプリアンプの負荷として重すぎて、プリアンプのほうで歪を発生します。弊社のパッシブプリアンプは半導体アンプとして最適な10KΩを採用しています。
http://www.audiodesign.co.jp/PPA.htm


 出力インピーダンスの問題と影響

一般に機器から機器への音楽信号の受け渡しは、「ロー出し、ハイ受け」が原則とされている。

「ロー出し、ハイ受け」とは、

信号を出す側の出力インピーダンスを低くし、
信号を受け取る側の入力インピーダンスを高くする事である。

一般に出力インピーダンスは10Ω〜600Ω、入力インピーダンスは20kΩ〜50kΩに設定されている場合が多い。

効果として、低い電圧で受け渡すためケーブルを通過するときにノイズに強い。ケーブルによる減衰が起きる周波数の値が高い。電流が低くなり、送り出し側機器の負担が小さい。

短所として、伝送ロスが大きくなるが、近年の機器ではあまり問題にならない。

アクティブ型プリアンプは、自分で電源を持っており電圧電流を増幅できるため、入出力のインピーダンスは自由に設定できる。

パッシブ型プリアンプは、構造上ボリュームの調節位置により変化し、高い出力インピーダンスを持つ場合がある。50kΩのアッテネータであれば、最小0kΩ、最大12.5kΩの出力インピーダンスを持つ。

パッシブ型プリアンプを使用する上で問題となるのは、「高い出力インピーダンスが、音質にどの程度影響するのか」である。

一般に言われている高い出力インピーダンスによる問題を検証すると、


■高音の損失が生じる。

出力インピーダンスが大きい場合、ケーブル長が長くなると、高音領域の損失が生じる。

例えば、出力インピーダンス 12.5kΩであれば、ケーブル長1.9mで100kHzの音域が半分になる。
どの程度の高音を有効にさせるかで、音質に影響のないケーブルの限界長さが異なり、長すぎるケーブルを使用すると影響が出てくる。


■入力インピーダンスより出力インピーダンスが小さくなれば、歪みが生じる場合がある。

パワーアンプの入力インピーダンスより低い出力インピーダンスのパッシブ型プリアンプを選べば、問題なし。


■出力インピーダンが高いと電流が大きく流れ、送り側の機器の負担が大きくなる。

電流が大きくなることは大きくなるが、機器がどの程度耐えられるのか分からないため、影響は不明。
http://www015.upp.so-net.ne.jp/yoneharu/etc/passive.html

3つの条件でプリより高音質? パッシブアッテネーター

ムジカは2種のパッシブアッテネーター

att30
http://www.musika.jp/30.html

iris-att
http://www.musika.jp/iris.html

をラインナップしています。これが意外に隠れたヒット商品なのです。

かつては数社から出ていましたが現在ではほとんど目にすることはありません。
なぜでしょう?

それは不適切な使用方法によって『パッシブアッテネーターは音が悪い』という間違った情報が流れたからかもしれません。

おそらく、パッシブアッテネーターは使用条件によって一番大きく音質が変わるオーディオ機器です。

良い音のための条件は3つ。

A.設置場所
B.出力ケーブルとの相性
C.パワーアンプとの相性

この3つの条件が整ったとき、電源ノイズと無縁のパッシブアッテネーターは

とてもクリアーな音を出してくれます。

そもそも、パッシブアッテネーターとは何でしょう?

機能は入力選択と音量調節。これはプリアンプと同じ。

乱暴な言い方をすれば、

プリアンプからバッファ回路を外すとパッシブアッテネーターになります。

『アクティブ』なバッファ回路がなくなりましたので、『パッシブ』なのです。

では、バッファ回路とは何なのでしょう?

バッファ回路は緩衝増幅器とも言われ、

前の回路と後の回路がお互いに影響することをなくす目的で使用されます。

パワーアンプによってプリアンプに悪影響が出ないようにするのがバッファ回路。

ならば、悪影響がでないパワーアンプをプリアンプに接続すれば、バッファ回路は必要ないのです。 余分な回路がなくなれば、ノイズが減って、クリアな音に。

このあたりがパッシブアッテネーターの使いこなしになります。


@ 良い音のための条件、その1 設置場所。

ここでは、プリアンプ(又はパッシブアッテネーター)とパワーアンプの関係について考えてみます。

パッシブアッテネーターとプリアンプの大きな違いは出力インピーダンス。

出力インピーダンスは高いほど、他の機器の悪影響を受けやすくなります。
空中を飛んでくる外来ノイズの影響も同様です。

一般的なプリアンプの出力インピーダンスは 1KΩ以下。
パッシブアッテネーターは 2.5KΩ。

パッシブアッテネーターは2.5倍ノイズの影響を受けやすくなると考えられます。

ノイズの影響を受けにくくする方法はないのでしょうか?

出力インピーダンスに起因する外来ノイズは主にパッシブアッテネーターとパワーアンプ間のピンケーブルから混入します。

ならば、ピンケーブルの長さを 1/2.5 にすれば外来ノイズの影響は同じ。

通常ピンケーブルは1.5m程のものがよく使われますので、これと同等にするには、60cm以下のピンケーブルを使用すれば良いことがわかります。

そうなると、パッシブアッテネーターの設置場所はパワーアンプの隣が基本。

そのためアイリスでは、横幅300mmのパワーアンプに対して、パッシブアッテネーターの横幅は100mm。
2台並べてもオーディオラック1段に収まる寸法に設計されています。

A 良い音のための条件、その2 出力ケーブルとの相性。

パッシブアッテネーターとパワーアンプを接続するピンケーブルは60cm以下が望ましいというお話をしましたが、このケーブルは質も重要です。

ノイズが入りこまないためには、シールド部分(網の部分)の目が細かい必要があります。

周波数が高いノイズほど、この網の隙間から入り込んできます。

写真をご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/musica-corporation/e/dd3ab2b0f48887dfcb1630e7badaed87


シース(外側のビニールの部分)は同じようなケーブルですが、ケーブルAはシールドの目が荒く、ケーブルBはシールドの目が細かく、しかも2重になっています。

パッシブアッテネーターに使用する場合は下側のケーブルが適しています。

オーディオでは一般的に硬いケーブルが好まれますが、これはシールドがしっかりしているという一面もあります。

B 良い音のための条件、その3 パワーアンプとの相性。

パッシブアッテネーターとパワーアンプの関係は機関車と客車の関係に似ています。

プリアンプは駆動力のある大型機関車
パッシブアッテネーターは小型機関車
パワーアンプは客車です。

機関車が客車を引いて走る場合、 大型機関車であれば高速で走ることは簡単でしょう。

同じ客車を引いたとき、小型機関車ではスピードが上がらないかもしれません。

では、スピードを上げるには?

1つの方法として、軽量な客車に変更することが考えられます。

パワーアンプの入力インピーダンスが高ければパッシブアッテネーターでもプリアンプと同じ駆動力でパワーアンプをドライブできるのです。

一般的なパワーアンプの入力インピーダンスは47KΩですが、
ムジカのアイリスでは入力インピーダンス100KΩとし、
パッシブアッテネーターと相性が良いパワーアンプになっています。

出力インピーダンスと入力インピーダンスの関係は相対的な比の問題でありその絶対値は重要ではありません。
http://blog.goo.ne.jp/musica-corporation/e/06b9ade4e2573a2e5010c23cbef5367b


音量調整ボリュームについて考える
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yapsys/vrsystem.html

回路構成から考える

パッシブ回路のボリュームにピンコードを長々と接続することはおすすめできません。
ピンコードを変えると、音が変わるといいますが、パッシブタイプで長々と引きまわしては悪影響が出ているだけです。

ここで考えてみたいのが、使い勝手と音質をどのようにバランスするかです。
良質なボリュームが入手できなくなってきた昨今、自作ではどうするか考えてみました。

電線=コード 電纜=ケーブル コードの上に被服があればケーブルでしょうか?コード=安物、ケーブル=高級品のように思われているようですが、電線を減らすことは音質が向上しますが増やすことは低下します
売り文句に乗らないようにしたいものです。


間違ったパッシブプリの使い方

最近バイアンプ駆動でパッシブプリを並列にしてパワーアンプを駆動することが一部で行われています。

並列にすることで、接続される CDなどの負荷が重くなり場合によっては、低音域の特性低下を招きます。

そして出力ピンコードの寄生容量で高音域劣化。
それでは音がやせてしまいます。

上の図で説明しているように中にあるべき回路を外に持ってきただけの弊害です。
プリアンプ不要論はアンプ内にボリュームがある場合の話で外部に持ってきた場合は必ずしもそうではありません。

パッシブプリの後ろに緩衝アンプがあるだけでケーブルの影響を抑えることが出来ます。
ケーブルは意図的に音が変わるように作ってある物も少なくありません。

プリではあまり故障まで発展するようなケーブルはありませんが、大蛇のようなケーブルの容量負荷で故障するパワーアンプさえあるのです。
音が変われば何でも良しと言うのはいかがなものでしょう?。


ボリュームの例

接点を多くしたり不要な配線引きまわし、余計なシールド処理や信仰的な電線屑、または●×処理等、それでは、わざわざパッシブコントローラーを作っても、効果は望めない。

70年代プリメインアンプのボリュームを外部に引き出したのと同じようなもの。
音質低下を招く余計なコードを引き延ばしたに過ぎない。

左写真はロータリースイッチで製作した固定抵抗のアッテネッター、音の劣化は少ない。
一応私の、リファレンス用として、残してある一台だ。

多段ロータリースイッチで使い勝手は、すこぶる悪いものの。
機器組込で使用して多数の方から好評をいただいている。

機器組込は、的を得た使用方法だ。
100本もの抵抗を狭いスイッチに半田するわけだから相当、難儀なものだ。
音質最優先だと、操作性が犠牲になる。

音量調整だけならボリューム単品、フェーダー又は抵抗式アッテネーターで、用は足りるのでプリアンプは不要論も納得の事実。

ここで一般に高級プリメインアンプに用いられるボリューム RK27 ならまだしも、それ以下のもので、パッシブコントロールボリュームを構成しても、効果は少ない。
かと言って23段程度のアッテネッターでは使い勝手を考えると、全ての人が満足できるものではない。

連続可変は使い勝手がとても良い。RK27 は高級プリアンプにさえ採用されているので、決して悪いボリュームではない。後段にしかるべきプリアンプ回路が使われて、性能を発揮している場合も少なくない。 
 
写真上左端 アルプスRK27(容易に秋葉で市販品購入出来る又は電即納で直販)
写真上右 アルプスRK40(機器取り外し品)
写真下左 市販4回路23接点ロータリースイッチで自作したアッテネーター
写真下右 アルプスKフェーダーで製作中のもの、色々な物を作って比較してみるた。

アッテネッターは音が良い評判があり、廉価品のプリメインアンプにさえボリュームにクリックが付いた時代があった。ボリュームの後ろに溝付きの板が追加されそこに板ばねが摺動して良好なクリック感覚を醸し出すものであった。

メーカー製高級アンプから外したアッテネッター(左)、
固定抵抗アッテネッター(中)、
フェーダーBOX製作例。

この後ろに短いシールドコードでパワーアンプとつなげば好結果が得られるかも知れませんが、これには、ボリュームの抵抗値、コードの容量、などさまざまな影響が出ます。
長く引きまわすには、出力アンプが必要と考えます。

コードで音が変わると思っている人もいますが、音が変わる事実はその通りでも、その影響を抑えるのが出力アンプです。

カフタイプで製作したフェーダーは実に使いやすい。
卓上で音量が自由に調整できる。私のようなリモコンが嫌いな人には良い。

手持ちのピンコードは 1mで実測で 100PF位の寄生容量がありました。
高級なものでも低容量な訳ではありません。それにアンプ側の入力にもCはある。
ケーブルに容量は付きまとうものです。

ここのところは結構隠している部分でしょう。
パッシブタイプの音量調整器は使い方次第です。
素材に走る前に良く考えてみましょう。


ケーブル(シールド線)のお話

’70年代には飽き飽き語られて来たことなのですが、最近は語られません。
素材重視というか、売り手の言葉に騙されているようにさえ思えます。
線材は短く、出来れば無い方が良いのです。

短ければ短いほど良いし、ピンジャック(RCA)は構造的にどう思います?
安いので使うほうは、良いのですが、XLRに比べたらどうでしょう?
答えはご自分でどうぞ!

さて、本題です。

シールド線は構造から静電容量を持っています。
寄生容量と言われるように無用のものです。
小さいもので 1mで数100PFはざらです。

もし大きいもので1000PFあったとします。2mで2000PF
これで計算してみましょう。

f=1/(2πCoRo)Hz

で求めることが出来ます。

これは-3dB落ちる周波数でそこから6dB(*1)オクターブで減衰します。

(*1)オクターブ:その基準周波数の2倍をオクターブ上と言います。
10KHzのオクターブ上は20KHzになります。オクターブ下は半分の5KHzです。

そのオクターブ下の周波数までがフラットということと考えると、容易く音に影響が出るのではと考えてしまいます。

超高域を減衰させて落ち着いた音のケーブルと言っているのかも知れません。
計算結果は何と約32KHz(-3dB)になります。
この他にアンプの入力に1000PFの容量があったとしましょう。
3000PFで21KHzとなります。

一般的な25Kオームの出力インピーダンスとしての計算です。

だからパッシブで使う場合は短い線が必要なのです。
高いパッシブプリアンプを売りつけ、今度はケーブルを売りつけるそんな商法とはおさらばしましょう。

もっと賢明な方は出力アンプで、出力コードの影響を抑えることを考えますね。
古い電線屑でシールド構造なしでピンコードを作って音が良くなったのは、電線屑によるものだけでしょうか?

もうお分かりですね。

半田付けを覚えて自分で実験するのが一番です。
市販の高級ケーブル1本にも満たない安い費用で実験出来ます。

自作で音量調整器としている分には、何も構いませんが、デメリットを隠しパッシブの良いことだけを言うのはいかがなものでしょう。電線の影響は隠せません。


1、録音もしないし、聞くだけなので音量調整ができればよい場合

@パワーアンプの入力にボリュームを付けて使う(真空管アンプに多い例)。
この場、都度パワーアンプのボリュームを廻すので、特に床に置いてあるパワーアンプの場合すこぶる操作性が悪い。


ACDとパワーアンプの間に減衰器(ボリューム又はアッテネーター)を入れる

市販のボリュームやアッテネーター(パッシブプリアンプという増幅しないアンプ???を購入する)を自作する。

600Ωやそれ以下の超低インピーダンスのアッテネーターでの入力アンプなしで使ってはダメ。
自作では、過負荷なのに単純にやる方もいる。


2、録音も、したいし多数の機器を持っているので切替操作も、したいし操作性重視で聴きたい場合

@市販のコントロールアンプを購入(今ではいわゆるハイエンド機しかない)

A切替機能や、音質を考慮したパッシブコントローラーを購入又は自作する

Bまともに、増幅機能の付いたプリアンプを購入又は自作する。


3、いわゆるフルデジタルの将来に希望して待つ


ボリューム通過で音の劣化が気になり出したら、固定抵抗式アッテネッターを考えてみましょう

さて、本当にボリュームを入れると音が悪くなるのでしょうか?
答えはイエスと言えます。

これは古くから言われて来たことですが、多くの方がはっきりとした違いを感じてもらえる部分です。

もしご使用のCDプレーヤーに出力を下げられる機能(手で回すボリュームはダメ)電子アッテネッターが付いていたら出力を絞りコントロールアンプのボリュームを最大にしましょう。音質変化がわかります。

ボリュームを最大にすると入力出力がほぼダイレクトにつながる構造です。
下図1(B)の出力の矢印が入力につながるわけです。


1図(A)は固定抵抗による切替方式の回路です。
この組み合わせをロータリースイッチで切り替えて行けば良い。


有利な点

1)音の変化が少ない。最小限の2本だけの抵抗使用
2) 抵抗が少ないことは抵抗の線の引き出しキャップ(鉄)による音質低下を僅少に抑えられる(非磁性体キャップは音響用抵抗で高価)


不利な点

1)多段ロータリースイッチを、使用するので、重くて操作性が悪い。
2)ロータリースイッチの接点不良が悪環境下では起きやすい。
3)配線が面倒でお休み状態の抵抗が多いので損な気がする。


1図(B)は直列型のアッテネッター例で、多数の固定抵抗を1つの接点だけで切換えるもの、

有利な点
1)接点は1個で直列で立体配線もしやすい。


不利な点
1)抵抗直列数が多いことは、抵抗のキャップ(鉄)による音質低下が気になるところ高品位抵抗は、全体的なコストアップにつながる。

2)1本の抵抗の音質劣化はわからないが多くなればわかる。


この説明で、わかっていただけたと思いますが、いくら音の良いと一般に言われる固定抵抗でも直列に大量に使えば1本に付き2か所さらにはんだの接合部2か所合計4か所にもなるのです。

これのn倍の接点通過、これが許せますか?

ボリュームでは印刷抵抗を摺動子が移動し連続的に抵抗比が変わる。
これがステップに変わるだけで操作的な動作は同じである。

抵抗2本の分圧方式が、いかに優れているかがおわかりいただけると思います。
ただしこの直列型も本数増加しないように考慮した回路もあります。
ボリュームだと印刷した抵抗面をブラシが摺動摺るわけですからあまり良いことはありません。

かつてはセラミック印刷した、厚膜抵抗にトリミングして正確なアッテネッター構成で多数タップが出いて、そのタップから金メッキ接点があり実質図1(B)のようなタイプでありながら RK40の外観、操作性の真のクリック付きボリュームがありました。日本も本当に音質を追及していた時代でした。


パッシブ派ではありません。
今まで述べてきたことで私はパッシブ派と思われるかも知れません。
パッシブタイプは影響を受けやすいものです。

出力にバッファアンプを入れることにより、ピンコードの影響を抑えることができると考えています。

この度合いとパッシブタイプにして音質劣化を抑えるかの選択になります。

いくつもアッテネッターBOXやフェーダーBOXを製作して実験したため、パッシブタイプのものが出来上がっただけです。単体の音質比較用です。
実際にはこれらのBOXの後にアンプ回路を付けて実験用としています。

その他に使い勝手も重要な要素と考えています。
言葉尻をとらえているだけの、アンチパッシブ派とは思わないでください。
プリアンプでないことを分かってもらえることに越したことはありません。
それゆえに弊害もあることを理解してケーブル交換という泥沼から抜け出してください。


パッシブ関連は、ネット上で沢山検索できるますが、正しい見解で立証しているページは、非常に少ないです。
下記URLは全て計算して検証して、この方式を理解してやられている方です。
頭が下がる思いです。
http://www.vlsi.iis.u-tokyo.ac.jp/~majima/html/e/component/preamp.html


ボリュームの入手が難しくなってきた中での案

ボリュームという使い勝手の良さに重点を置きたい方のために!

最近は、ミニデテントRK 27型は入手できてもデテントRK 40型は入手出来ません。
まさかその上の RK50 真鍮削り出しケースに入ったものを 3万以上出して買うのには躊躇します。

ここで比較的安いもので、アルプスのKフェーダーというものがあります。
これはストロークが100oもあり大変使いやすいものです。

2本並べることによりバランス調整的な使い方も出来るボリュームとなります。
単連の回転ボリュームでは、並べても2つ一緒に回せませんが、スライドタイプでは可能です。

機械的なバランス機能も可能と相まってがあって、バランスボリューム排除まさに一石二鳥です。

何より内部の印刷抵抗と構造に安定性があります。電即納で入手可能なのもうれしいです。


Kフェーダー内部。卓用途なので構造が素晴らしい。
ストローク100oは細かく音量調整できます。
数年前に思いついて準備していたが、直線穴加工が面倒で放置していた。
新品の保管品なので全くすり減っていない。いわゆるガリと呼ばれる摺動雑音もない。


RK501 がこれ、

4連タイプ、パッシブタイプに使う気は全くないバランス(平衡)プリアンプ製作に使用する予定。
軸が一般的な6ミリだったのでノブで悩む必要はない。

これが最高峰のボリュームと言われている。

RK501で実機製作しましたご参照ください。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yapsys/hifipri.html


おまけ、直列構造のアッテネッターの等価回路(抵抗直列本数の増加が抑えられている回路)
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yapsys/vrsystem.html

定インピーダンス型アッテネーター

シンプルイズベストな、アッテネーター。
切替えにリレーを使うので電源が必要ですが、増幅機能は一切ありません。


定インピーダンス型アッテネーターをお安く作ってみる。

オーディオアンプには音量を調整するという機能が必要です。
この機能を実現する方法としては、大まか、

・アンプそのものの増幅率を可変にするもの
・アンプの増幅率は一定のまま、入力する信号の大きさを変えるもの

に分けられます。

一般的には後者のものが大多数を占めており、我が家の現役アンプも全てこの可変入力固定ゲイン型の音量調整機能を持っています。

更に、この入力信号の大きさを変えるために、一般にはボリュームと呼ばれる可変抵抗器を使うのですが、例によって音声信号が直に流れますので、ボリュームの品質は音に大きく影響する。と言われています。

ちなみに、我が家のバッテリードライブアンプはアルプスのミニデテント(RK27)ボリュームを使っています。
メーカー製高級アンプでも採用例の多い、いわば定番品です。

更に超高級品やワンオフ品、レベルズレを嫌うプロ用、こだわりの自作品などでは、固定の減衰レベルを段階的に切替えて使う「アッテネーター」を使用したものがあります。

と言うことで、今回は固定抵抗を使ったアッテネーターを作ってみたお話です。

アッテネーターと言いましてもいろいろありまして、実は個人的にはトランス式が欲しかったりするのですが、目ン玉飛び出る二桁万円。予算の都合上、固定抵抗式でいきます。

まず、ここは外せないと言う最低スペックを決めます。

・組合せ実験が可能なのように入力端子と出力端子を持つ単体のアッテネーターにする。
・入出力バランス20kΩ、アンバランス10kΩの定インピーダンス型とする。(ターゲットアンプの入力インピーダンスに合わせます。)

・バランス、アンバランス両用
・調整幅は0〜-60dB以上
・20ステップ以上の切替
・左右連動

あとは、お財布と相談しながら高品質なものを目指します。

今回は、特に「入出力インピーダンス一定のアッテネーター」というのがこだわりポイントです。

単純にコストだけで考えればラダー抵抗やパッド式が選択肢になりますが、それでは連続可変のミニデテントを固定抵抗に置き換えて切替え式にしただけで、電気的にはほとんど変わりがないので、どうせ作るなら。というチャレンジでもあります。

インピーダンスは、アンプの入力インピーダンスに合わせてアンバランス10kΩ/バランス20kΩとしたのは、アッテネーター有無や減衰量に関わらず、ソースから見たパワーアンプの入力インピーダンス(負荷インピーダンス)が一定になり、ボリューム使用時に発生するインピーダンス変動に伴う音色変化を抑制する狙いがあります。


なお、世の中には「パッシブプリ」と呼ばれる、アクティブな増幅機能(プリアンプ、バッファアンプ)を持たない、言ってしまえば「入力切替え機能付きアッテネーター」が、極一部で熱い支持を得ているようです。


今回作るのは単体のアッテネーターですから、機能的には「入力切替機能のないパッシブプリ」な訳ですが、

抵抗を使った単体アッテネーター(パッシブプリ)には、忘れてはならない、とんでもない欠点がある

にも関わらず、パッシブプリを信奉される方々の多くはそのことをあまり気にしてない様に見受けられるため「パッシブプリ」は少々ミスリードを誘いそうな言葉と感じたので、しつこく「アッテネーター」と呼ぶことにします。

その欠点とは出力インピーダンスが高いことに起因しており、

・ノイズを拾いやすい。
・出力側ケーブルの浮遊容量(線間の静電容量)によって、高域の周波数特性に変化が生じる。


というものです。
具体的に、私のバランス接続アンプを例に高域減衰を計算してみましょう。

条件として、


・アッテネーターのHOT-COLD間出力インピーダンス20kΩ

・アンプのHOT-COLD間入力インピーダンス20kΩ

・機器内部配線やコネクタの合計浮遊容量を50pF

・接続ケーブルの浮遊容量を150pF/m


とします。


合計浮遊容量と20kHzの減衰量をセットで表すと、

・150pF(ケーブル60p)で20kHzの減衰量は約0.15dB
・200pF(ケーブル1m)で20kHzの減衰量は約0.25dB
・350pF(ケーブル2m)で20kHzの減衰量は約0.8dB
・800pF(ケーブル5m)で20kHzの減衰量は約3dB

になります。

これを大きいとみるか、小さいとみるかは、回路と人それぞれのポリシーもあろうかと思いますが、私的にはここは伸ばしても 1m に抑えたいところです。

ちなみに、

出力インピーダンス600Ωのごく一般的なプリアンプの場合、
200pF(ケーブル1m)で20kHzの減衰量0.001dB。

20kHzで3dB減衰させるには、100m以上ケーブルを引っ張りまわす必要があります。

グラフでざっくり比較するとこんな感じです。
下の方の曲線が出力20kΩ、上の方が1200Ω(受け側は共に20kΩ)の特性です。

ケーブルが長くなるほど高域特性が悪化することや、同じケーブルでも出力インピーダンスが変わると大きく特性が変わることがお分かりいただけると思います。

この事から、周波数特性の劣化やケーブルが伸ばせない欠点を回避すべく、「入出力600Ωのパッシブプリ」を作られている方もいらっしゃいますが、マイク用ならいざ知らず、ラインレベルの入力インピーダンスは 20kΩ以上というのが基準となっているのに600Ωで受けることになり、ソース側機器にとっては相当重い負荷となります。

また、ソース側出力にカップリングコンデンサーが使われている場合、低域のレベル低下を引き起こします。

明示的に600Ω受けが OKなソース(ほぼプロ用)を繋ぐ場合を除きバッファアンプが必要で、これをパッシブ素子だけで構成するのは少々無理があります。

余談ですが、同じような単体アッテネーター(パッシブプリ)でも、音量調整機能がトランス式の場合は、

ソース側から見たときの負荷インピーダンスが負荷側アンプの入力インピーダンス以上に保たれ、逆にアンプ側から見たソース側インピーダンスは接続するソースの出力インピーダンス以下になり、加えて低レベル時ほどその傾向が顕著に出るので、長いケーブルも利用可能という逆の特性を持っています。

ああ。。いつか欲しいなぁ。。(笑)

さて、話を戻して回路の検討です。

バランス、アンバランス両対応の定インピーダンス型アッテネーターとなると、回路の形式は平衡O型か平衡H型か平衡ブリッジ H型がありますが、ブリッジタイプは主に可変抵抗を使う場合の回路なので、固定抵抗を使う場合の選択肢は平衡 O型か平衡 H型になります。

無線の世界では高周波(電波の周波数)領域でのインピーダンス特性が良い O型が主流ですが、同じ入出力インピーダンスと同じ減衰量なら通過する抵抗の抵抗値が大きくなるというのが引っかかります。

ということで、今回は平衡H型を第一候補としたいと思います。

続いて切替方式をどうするか。

普通に考えれば、多段多回路の23接点ロータリースイッチを使います。

この場合、H型でもO型でも、1ch あたり 4回路が必要ですが、これで左右連動(同軸)を実現するには、8段8回路23接点というお化けのようなスイッチが必要です。

そうでなくともお高い多段ロータリースイッチ。
8段の物なんて特注しかありませんし、一体いくらになるのか想像もつきません。。
それならばと、1段1回路スイッチでリレーを駆動して切替えるという方法を使っていらっしゃる方もお見受けしました。

これだとスイッチの費用を抑えることが出来ますが、一般的な2回路6接点リレーを使った場合1ch1ステップあたり2個必要ですので、2ch23ステップ分で92個必要となり、却って費用が掛かりかねませんし、何よりも場所を食います。

また、抵抗で23ステップ分のアッテネーター回路を作るのだけでも結構な出費となります。
ということで、ここから工夫の世界。

減衰ステップは小さく(出来れば最小1dB刻み)、減衰幅は大きく、回路の数は少なくしたい。

こういう場合、小さい減衰ステップのアッテネーターと大きな減衰ステップのアッテネーターを組み合わせれば、少ない回路で必要な減衰量のセットを組むことが出来ます。
しかも、今回使う回路は入出力インピーダンス一定なので、何段重ねてもインピーダンスも減衰特性も変化しません。
無線ではよく使う手です。

さて、ここで問題です。

1dB 刻みで 0〜-60dBの減衰量を一番少ない回路数で構成するにはどうすればよいでしょうか?

ロジック回路をかじった人ならピンとくるかもしれませんね。
答えは。。

-1dB, -2dB, -4dB, -8dB, -16dB, -32dB の6回路を直列につなぎ、それぞれスルー(0dB)と切替出来るようにすることで実現出来ます。


あわせてもう一段、-∞(カットオフ)も加えれば、0〜-63dB(1dBステップ)+全ミュートのステップアッテネーターが構成できます。

23ステップを全部切り替え式にするより、リレーも抵抗も7割以上削減でき、かつ細かい刻みで制御が可能です。

23箇所のスイッチ接点情報を6bitバイナリに変換するデコーダーが要りますが、100本いくらのダイオードがあれば簡単に構成できます。

しかも、スイッチのどの位置を何dBにするのかはこのデコーダーで決めるので、減衰量を変えるのにアッテネーター自体を作り直す必要がありません。また、減衰量がバイナリで表現出来るということは、いわゆる電子制御にも応用可能です。

で、作ったのがこんなアッテネーターボックス。
抵抗は1%金皮、リレーは秋月の100円、ロータリースイッチは2段2回路23接点の激安品です。
スイッチ1段を電源とミュート解除に使い、もう1段で-62dB〜0dBを22ステップで切替えます。

シールドもへったくれもないバラック組みなこととバランス20kΩというインピーダンスから、案の定ノイズを拾いやすく、音声信号と電源は直接関係ないにもかかわらず、動作確認にACアダプターを使ったら残念なことになってしまいました。

例によってバッテリー給電でスッキリ解決。(笑)
ツマミを絞りきるとOFFになるのも何気に便利です。

もちろん欠点もあります。

上の方にも書いた通り、出力インピーダンスが高いので、外来ノイズを拾いやすく、ケーブルの浮遊容量によって周波数特性が変わってしまう事から、パワーアンプ直近でしか使えません。

また、各段アッテネーターとスルーをリレーで切替えており、切替タイミングでOFF(どこにも繋がっていない)状態が存在する事から、切替わり時にプチっというノイズが乗りやすいです。

更に、今回使った23接点スイッチの感触がイマイチな事と、中でリレーがガチャガチャ言うのとで、動作フィーリングが雑で、いかにも安っぽい。
まあ、売り物にはなりそうにありません。(苦笑)

サウンドは(固定抵抗らしく?)ソリッドな感じです。
ミニデテントが少しぼやけて感じるほど、スッキリしていて、抜けと見通しが良いです。
苦労した甲斐があるもので、現状、我が家では一番いい感じのサウンドを提供しています。当初はDACで使っていましたが、今はフォノイコライザーに使っています。
http://ezto.info/ezhome/blog/entori/2015/5/15_dinginpidansu_xingattenetawoo_anku_zuottemiru.html

デジタル系にプリアンプは必要? アッテネーター? フェーダー? マッチングトランスはいいね

かつてCDで5Vもの出力が得られるようになって、数ボルトでマキシマムのパワーアンプにプリアンプは必要なのか?が大々的に議論された。

結局、好みで終わったように記憶している。

他方で、マランツやマッキンのヴィンテージ真空管プリアンプと、現代トランジスターパワーアンプの相性の悪さ。


プリアンプなく、CDら アッテネーター パワーアンプでは音が痩せて聞こえる、低音が薄くなるなどのクレームも起きた。

これは拙宅でも経験している。

長野オーディオ倶楽部仲間の長年の実験からはこれらはある意味真実のよう。

ならプリアンプが必要かというとそうではない。

フォノはともかくラインはこの方法で解決することが発見された。


なお、かつて CDとアンプの間にライントランスを入れることが流行ったことがある。
とげとげしい CDの音が和らいで聞きやすくなるetc
これをアッテネーターとパワーアンプの間に入れるのも一考だが、インピーダンスマッチングの悪さは解消できない。 なぜなら

一次600Ω:二次600Ω

の1:1トランスだからだ。

プリアンプの効能は、ハイ受けのロー送りだしと言われるように、ハイインピーダンスの上流からの機器の信号を受けて、ローインピーダンスで送り出す、インピーダンス整合機としてのメリットとされる。

これをトランスにさせるには、数十kΩの出力インピーダンスを持つ CDプレーヤー DACらのラインアウトを、

マッチングトランス(ライントランス ラインアウトトランス)
一次 数kΩ〜数十kΩ
で受けて 
二次 600Ω前後
で送り出せば、ハイ受け ロー送りだしが実現される。

600Ω送り出しは業務用の出力インピーダンスの約束毎ですよね。


拙宅の Western Electricの WE49アンプのラインアウトトランスの
WE127Cトランスは 一次23kΩ:二次500Ω

今日完成したのがこれ
中は単純です。
このUTCのLS-55トランスは、センタータップがあって、一次3.5kΩだからWE300Bプッシュプルアンプらの出力トランスに使える。

この時代の出力トランスは業務用使用を意識して、二次には普通のスピーカー用の4Ω 8Ω 16Ωのほかに500Ωが出ている。

この後に業務用機器が接続されるパターンも意識されているトランスの500Ω巻き線を用いた。

UTCトランスのタップに抵抗が入っているのは、さらに聴きながらこの値でインピーダンス調整をして音質を最適化したものだ。
この抵抗のクオリティーがこの機器の音質を左右するので高品質なものを用いたい。

ここでは今はなきアメリカIRC社のカーボン抵抗を用いている。

比較試聴中です。

Western Electric の WE127C がUTCに比べれば帯域は狭いものの、それを感じさせない何とも言えない音楽性があってあらためてその良さを認識した。


他方 UTCは現代トランスだけに 20Hz〜2万Hz までは保証されているとおり、聴感上でもワイドレンジかつ微細表現もよく現代的だ。

どちらが上ということもなく、名だたるトランスなりの音質は確保されている。

好みなんで、パワーアンプ以下の相性 ソースとの相性 その日の気分で使い分けていこうと思っている。

日本製のトランスにはあまりハイ受け ロー送りだしのラインアウトトランスは少なかったからか、この方法が雑誌らで見かけたことは知る限りない。

是非プレーヤーと、パワーアンプはこの方法でマッチングすることもご記憶いただければ幸いです。


コメント

mixiユーザー2013年11月27日 08:27
実は写真を見て気づかれた方も少なくないと思いますが、さらにノウハウがあります。
2連のステレオボリュームをパラって、モノラルボリュームで使う作法です。
これも仲間の実験から編み出された高音質方法で、正直ダーバンあたりの VOLより高音質です。このVOLの製造会社も閉鎖してしまいました。


mixiユーザー2013年11月27日 12:21
金田さんはパッシブプリは音が痩せると言うパッシブプリ否定派ですが、金田さんの言う事だから間違いないだろうと、金田式DCラインアンプの出来合い物を買いました。
聴いてダメだこりゃと、すぐパッシブプリに戻しました。
ラインケーブルのドライブ力が無いと言いますが、増幅素子を通すと音の繊細さが無くなる。

まあ、装置に寄りますが、人それぞれです。
パッシブプリは低域が痩せると言いますが、それが本当の信号かも知れない。
痩せるのは膨らます方向に調整できますが、繊細さが欠けたら戻す方法が無い。


mixiユーザー2013年11月27日 12:22
うちではプリアンプを使うと、これとは違う fat な付帯音みたいになります。
余計な増幅段を入れる代わりに、ボリュームでその分のゲインを絞るというナンセンスさからオサラバできます。


mixiユーザー2013年11月27日 12:48
私はセイデンロータリーSWに今は手に入らない抵抗器が沢山くっ付いたタイプだけのパッシブプリですが、トランス+VR式 にはかなわないです。
今トランスタップ切り替え式のLUXの製品を借りていて、近々比較してみます。

mixiユーザー2013年11月27日 12:56
LUX のならフィーストレックスさんのところのファインメットが良さそうですが、
トランス式 ATTでは impedance の整合化は困難です。
一度ご家庭で上流との impedance マッチングが取れた音を聞いていただきたいものです。


mixiユーザー2013年11月27日 23:14
ほかにヤフオクで STC4212 らのアンプを聴いたことがあるハットオーディオラボさんもファインメットコアのものを出されていますね。 
トランス式 よい評判は聞きませんが、追試レポ願います。


mixiユーザー2013年11月27日 23:52
すみません、教えてください。
アッテネータはトランスの1次側ですか?
また、アッテネータのインピーダンスはどのくらいが良いのでしょうか。


mixiユーザー2013年11月27日 23:56
入り口か出口に可変抵抗かですが、アッテネーターはワニ口で机上実験してみてください。入り口に入れました。
トランスは 数KΩから数十kΩ、二次に300Ω〜600Ωくらいが出ていれば後は本分のとおり、固定抵抗で調整できます。


mixiユーザー2013年11月28日 00:25
アッテネータは定インピーダンス型が良いのでしょうか?


mixiユーザー2013年11月28日 00:27
いいえ。普通の入力VOL型で足ります。
10KΩを2連にして5kΩです。 
当初50kΩ2連をパラレルで25kΩよりこちらがよかったです。


mixiユーザー2013年11月28日 06:36
だいたい12時くらいが常用音量となると使いやすいし、音も良いように思います。
http://open.mixi.jp/user/8290003/diary/1916790097

14 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/12/30(日) 16:52:01.54 ID:C+faVvPO

プリなんか3万のパッシブで充分
パワーもそんなに違わん
sp と dac に注力すべき


15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/12/30(日) 18:00:10.08 ID:HyxhwMiM

パッシブプリは、東京光音やらアルプスの高い可変 ATTとか、固定抵抗切り替え式の奴を買えば、音はきれいだが、やはり音痩せするな
プリアンプを使うと音痩せしない豊かな音がでてきて安心する


64 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/01/15(火) 08:28:57.11 ID:1Mv41vsQ

音痩せでは無い付帯音が無いクリアサウンドに近づくだけです。


65 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/01/15(火) 13:07:07.73 ID:GhKte38k

出力インピーダンスが高くなるから高域は減衰するし
パワーアンプ側の負荷も増えるのに?


143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/03/15(金) 12:46:25.45 ID:pTMip3zl

パッシブはプリ パワー間を出来るだけ短くしないと理論的におかしくなる。
(アンプ理論の基礎の基礎 インピーダンスの問題)


436 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/26(月) 23:38:23.96 ID:p+xEZDtp

スピーカーの能率が高いとプリアンプのボリュームを絞り切る寸前で使わなければならない。
そうなると、プリアンプにゲイン(増幅)は必要ない。
パッシブプリだと増幅しないので0dB(1倍)となるが、出力インピーダンスを低くできないのでパワーアンプとの接続で問題が生ずる。


439 :1:2014/05/27(火) 11:10:29.66 ID:zPt+HCCg
>>436
パッシブ+バッファにするなら
最初から普通のプリでよさそうだが。


144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/03/15(金) 12:59:31.01 ID:EdSHSb4b

音痩せやインピーダンスの問題は、設計の古いTrパワーアンプや貧弱なOPアンプの入力段のパワーアンプで問題が起きる。
原因は、入力段のキャパシタンスの非直線性によって高域の歪み率の悪化がある。


145 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/03/15(金) 14:14:06.68 ID:FsaSRnla

そういわれても、現実にパッシブプリで音痩せする事実はかわらん
固定抵抗切り替え式ATTにバッファアンプをつけたようなプリがいちばん良い


422 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/24(土) 18:41:58.42 ID:APM1ar4T

プリは、音量調整とインピーダンス変換のために入れる。
さらに、ピュアオーディオでは積極的にプリが持つ音色の変化を利用する。

音量調整だけならパッシブプリで良い。
セレクターとボリュームで構成されシンプルで音の鮮度が高い方式だがインピーダンスの問題がある。
インピーダンスは、高く受けて低く出すが原則で、接続コードの容量(キャパシタンス)の影響で周波数特性が変化する。
また、音痩せがすると言われる場合も多い。

プリにトーンコントロールの必要が無ければボリューム+バッファーアンプの構成がシンプルで音が良い。
最近は、高級機でもオペアンプが使われていてアマチュアでも自作プリが簡単に組める。
http://jisaku.155cm.com/src/1400956625_82ddd1bf766d38133687b7f090f49cefc6c58405.jpg

セレクター→ボリューム→バッファーアンプの構成でシンプルに作った。
オーディオ用オペアンプを差し替えて音色の変化を楽しむこともできる。


524 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/14(日) 21:29:22.13 ID:GL0wW6zM

いつもの繰り返しになるが、パッシブじゃいくら逆立ち立っても
インピーダンス変換できないからなぁ。
ユニティゲインの効力はやはりでかい。


525 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 18:17:12.56 ID:r1YXykwO

パッシブは、音が痩せたりケーブルの静電容量で周波数特性が不安定になる。
そこで、>>524氏の言うようにインピーダンス変換の効果は大きい。
(インピーダンスは、高く受けて低く出す。)

ゲイン(利得)は必要ないので増幅度1倍で安定なバッファーアンプを構成する。
(ユニティ・ゲイン・ステーブル)
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1356822460/


92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/06/22(日) 21:02:11.11 ID:2bDBJ3qP

入力が digital だけなら,音量調節ができる DAC でプリ不要.
プリ買わずに DAC に回す.そろそろD-70替えたい.


93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/06/23(月) 19:35:19.58 ID:0Vt26Dvp

回路を減らせば音が良くなる(と自分が感じる)と思ってるうちは何も分かってないよ


137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/08/12(火) 02:48:50.32 ID:TJkWH0HS

物にもよるんじゃね?
俺はほぼ素人だが、プリなしの直結は音がきれいだが厚みが無いと思う
プリ入れるとフィルターかけたような音になるが面白みは出る
刺身と煮付けみたいなもんじゃね


18 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/26(土) 19:10:04.63 ID:0aovYKIy

俺はプリ推奨派。
ボリューム付きのDA/Cアンテロープ・ゾディアックゴールドを使ってるが、ナグラのプリを通してパワーに入れてるよ。
単純にその方がいい音なんだよね。
解像度は若干落ちる気もするんだけど、まあ、ほとんど解んないレベル。
だけど低域の伸びとか広域の美しさはプリがあると無いとじゃ段違い。
要するに、音楽性が高まる感じ。
色づけって言っちゃえばそれまでだが、それ言い出すとホールの音とオーディオの音は全く違うしな。
プリは原音再生機ではなく、オーディオとしていい音を出す道具。
それがプリの価値なんじゃないかな。


101 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/07/15(火) 18:03:29.87 ID:AkdS9SDp

プリ入れないとつまらん音になる
DACの後に-12dBのアッテネータ入れるとプリ無しDACボリュームでも満足出来る音になるから試してみ

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/27(日) 11:26:35.89 ID:vR+kkjxq

劣化を認めた上で音の変化を良しとする例は当然あってもいいよ。

低域の伸びとかに差が有るなら DACの送りのインピーダンスとパワーアンプの入力インピーダンスにミスマッチが有るか、DACのボリュームがナグラの物より劣化が著しいんだろうね。
絞るとハイ落ちとか情報量欠落するボリュームっていっぱい有るから。


22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/27(日) 18:26:08.19 ID:wusfLoz3

実際聞いて感動する音になっていても「劣化」なんだろうかね
だいたい、多くのオーディオの高級機は様々な回路を駆使して いい音になるように「調整」している
そういう調整を劣化という人は、オーディオに何を求めているのか
どんな音に感動する人なのか聞いてみたいね


23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/27(日) 20:23:39.97 ID:iXNkJYT0

どんな音に感動って言われたら
ソースに入ってる気配のような物までスポイルする事無く、気持ちの悪いくらいのリアル感を持って再生された音に触れた時でしょうね。
演奏者、アーティストの存在、気合までが感じ取れた時でしょうね。
人の声なら口の中の唾の音とか声の途切れる瞬間の声帯の震えまで聴こえた時でしょうね。
上手い歌手っていうのは声の止め方が上手い。

いい音を出す道具とか言ってるうちは餓鬼のお遊びです。
いい音はソースに入ってるんです。
それがどれだけ再現出来るかがオーディオの価値。


26 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/28(月) 19:31:29.95 ID:ULDNt83s
>>23
俺の経験則だと、
そこまでリアルな音を求めなら、拘るべきは機材ではなく部屋だろうね。

もともと、収録ってのは非日常の空間で行われるから録音自体が非日常な音なんだよ。
それを普通のリビングで再生して同じ者が出来る訳が無い。
もし、出来たとすればそれは、原音再生したのではなく機器が「それっぽく」作った音だという事。


27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/28(月) 19:41:13.92 ID:ULDNt83s

俺はクラ派なので、サントリーホールと新国はしょっちゅう行く。
で、実のところ、解像度だとかS/Nなんて現実じゃあり得ない。
どの席で聞いても音は全部ごっちゃだし、トゥッティなんてもう、ただの音の氾濫になる。
それを解ってない人ほど、分離が良くないね〜とか、原音再生とか口にする傾向がある。

もうね、ほんとにリアルにしたいなら機器の性能はこれ以上いらないのよ。
むしろ現代機はどれもオーバースペックで、作られた音。

だから俺はそう割り切って、コンサートは雰囲気と音の波を体で楽しむ。
オーディオはオーディオの音を耳で楽しむ。


28 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/28(月) 19:51:13.07 ID:ULDNt83s

ホールだと、絶対に反響ノイズってのがあるんだよ。
もわ〜んだったりキンキンだったり、ホールや席の位置で全く違う。
隣の席に移動しただけで弦楽器が異様に奇麗に聞こえたりね。
でもそれが普通で、それが原音。
市販されてる音源は、全部それを編集で取っちゃってる。


54 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/16(金) 22:52:14.06 ID:L2D0s/2V

プリが必要ないって金がかからなくて幸せな耳をお持ちですね
音はプリで決まる、パワアンプは直結は鮮度は高いかもしれんが すっきりした無機質な音でしょ
音の艶や広がり、暖かみ、音楽性等は得られにくいですよ


88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/06/22(日) 15:29:46.71 ID:8jMy4r89

LPからCDへの移行期、入力切替スイッチとボリュームだけのパッシブタイプが雨後の竹の子のように多く生まれた。
けど数年で全て消えた。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1379603306/


3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/12/30(日) 08:44:21.74 ID:EqSaj9ER

いままでパワーアンプの評価をしているつもりでしたが実はプリアンプの音を聞いていただけでしたという体験をしました。
プリで劣化した音はパワーアンプとスピーカーがどんなに がんばっても回復しません。


7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/12/30(日) 14:01:45.40 ID:

私も、ブリアンプのシステム支配力は、かなり高いと感じています。
他の機器を何も替えず、プリを入替えただけでシステムの表現する世界が変わってしまう程ですね。


16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/12/30(日) 18:44:18.95 ID:PKSnLDaw

昔からLNP-2や marantz 7 みたいな名品を長く使うのが、この趣味の王道で あったかと想います。
自分はCOHERENCEを中心に、パワーに石と球を使い分けているかんじです。
No32の方もいるでしょうし他にも良いプリはあるのでしょう。何れにしても良いプリとSPを中心に据えて、求める表現のニュアンスを、他の器具の繋ぎ替えで展開していくのが良いだろう、というのが今の自分の結論です。


539 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/01/13(火) 13:23:37.91 ID:KAyV0g5P

プリを変えると音は激変するよ。
ケーブルよりインシュより明確に変化が判る。
俺はプリをグレードアップして大正解だと思った。


514 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/09/07(日) 21:06:00.02 ID:DMka7Op+

50万程度のプリは何か足りない物が在る
やはり100万位からだね


国産
QUALIA INDIGO Line Amplifier 510万円
http://qualia-highend.com/jp/index.php/products/line-amplifier/

TAD-C600 300万円
http://tad-labs.com/jp/consumer/c600/

TECHNICAL BRAIN TBC-Zero/EX 298万円
http://www.technicalbrain.co.jp/products_tbc_zero_ex.html

エソテリック Grandioso C1 250万円
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/c1/

アキュフェーズ C-3800 170万円
https://www.accuphase.co.jp/model/c-3800.html

ラックスマン C-900u 110万円
http://www.luxman.co.jp/product/c-900u


海外製
FM Acoustics FM 268C
http://www.fmacoustics.com/products/line-stages/fm-268c/

Constellation Audio ALTAIR II plus 980万円
http://www.stella-inc.com/001constellation/page/AltairIIplus.html

GOLDMUND Mimesis 22 History 970万円
http://www.goldmund.com/jp/products/mimesis_22h

VIOLA SPIRITO II 890万円
http://www.zephyrn.com/products/viola/01_spirito2.html

TIDAL Presencio
http://www.tidal-audio.de/english/startprodukteverstaerker1.htm

Burmester 808 MK5 500万円
http://www.noahcorporation.com/burmester/pre808.html

PASS Xs-Preamp 480万円
http://www.electori.co.jp/PASS/Xspreamp.pdf

CH Precision L1
http://www.theabsolutesound.com/articles/ch-precision-releases-l1-dual-monaural-line-preamplifier/

soulution 725
http://www.soulution-audio.com/en/serie7/725/index.php

OCTAVE Audio Jubilee Preamp 400万円
http://www.fuhlen.jp/octave/products/jubileepreamp.html

Ayre KX-R Twenty 390万円
http://www.axiss.co.jp/brand/ayre/ayre-reference/kx-r-twenty/

darTZeel NHB-18NS 380万円
http://naspecaudio.com/dartzeel/nhb-18-ns/

Mark Levinson No.52 330万円
http://marklev.harman-japan.co.jp/product.php?id=no52

Jeff Rowland Corus 212万円
http://www.taiyo-international.com/products/jrdg/corus/

mbl 6010 D 210万円
http://www.mbl-japan.com/6010D.htm

Spectral Audio DMC-30SS series2 188万円
http://spectralaudio.com/dmc-30ss.htm


572 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/07/30(木) 03:04:22.29 ID:jfrinoir

ドイツ製プリアンプ

TIDAL Presencio
http://www.tidal-audio.de/english/presencio.htm

Burmester 808 MK5
http://www.noahcorporation.com/burmester/pre808.html

mbl 6010 D
http://www.mbl-japan.com/6010D.htm

577 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/07/30(木) 20:04:50.30 ID:jfrinoir

スイス製プリアンプ

FM Acoustics FM 268C
http://www.fmacoustics.com/products/line-stages/fm-268c/

Goldmund Mimesis 22 History
http://www.goldmund.com/jp/products/mimesis_22h

CH Precision L1
http://www.zephyrn.com/chprecision/page/L1.html

soulution 725 preamplifier
http://www.soulution-audio.com/en/serie7/725/index.php

darTZeel NHB-18NS
http://naspecaudio.com/dartzeel/nhb-18-ns/


578 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/08/11(火) 01:26:09.96 ID:CI12d15c
まったく…「時価」とか○千万円とか…完全に狂ってるだろw


580 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/08/23(日) 12:41:47.90 ID:oZo3Vk2p

フォノイコもトンコンも無くボリュームとセレクターだけのが殆どなのに何故にこんなに馬鹿高いのか。さすがにメーカーも騙しきれないと悟ったのか せいぜい20万どまりのパッシブプリが出て来てる。

17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/12/30(日) 19:07:52.12 ID:HyxhwMiM

いま使われてるプリアンプの方式は、

・可変抵抗
 いちばん主流な方式だったが、ハイエンドが電子ボリューム化していって少なくなってきた

・固定抵抗切り替え式
 小メーカー・ガレージメーカーがよく採用、キットとかでも多い

・電子ボリューム
 ハイエンドプリの多くは電子ボリュームになった

・CDSセルを使ったATT
 ごく一部のハイエンドやガレージメーカーに使われてる


599 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/10/28(水) 14:23:20.41 ID:6OFSdJKE

プリ音質は駆動電圧の影響が大きい
オレは+−30V以下で稼働してるプリは使わない
そういう意味ではOPアンプ使っている機種は全て却下
高電圧で利得1かせいぜい1.5倍程度のプリに入力アテネータなしのパワーAMP
SPネットワークの安物ボリュームも撤去 トランス式か固定抵抗に置き換え
これで音がスピーカにへばりつかない 目の覚めるような音場が出現する


526 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 19:16:52.88 ID:QobAx8Oh

全体的に引き締まったハイスピードなプリアンプおしえれ


527 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 19:54:05.40 ID:r1YXykwO
>>526
ソウルノートのファンダメンタルLA-10(100万円)かな。個人的には。
100万円も出さなくてもオペアンプ使って自作すれば数万円で出来ると思う。
高級ボリュームやアッテネーターに最新オペアンプ使えば簡単に出来る。
ボリューム1個1万円〜5万円ぐらいで、ケースに1万円ぐらいかければ作れる。

ちなみに、代表的なオペアンプのスペック

LME49710 High-Performance, High-Fidelity Audio Operational Amplifier
http://www.ti.com/lit/ds/symlink/lme49710.pdf

歪み率0.00003%周波数特性55MHzも出せれば引き締まったハイスピードなプリアンプなんてアマチュアで簡単に作れるよ。
好みとしては、

回路入オーディオ用HiFiオペアンプ OPA2134PA
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-03743/


これらのオペアンプは高性能でありながらユニティ・ゲイン・ステーブルだから発振せずに安定動作が可能。
ハイスピードなんて幻想だよ。音速が秒速340mより速くなるのか?
オペアンプの方が遥かにハイスピードだからね。


528 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/20(土) 11:56:52.23 ID:XtC8BAgM

アンプの周波数特性に暴れがあるとハイスピードに感じる。
波形で見ると矩形波の角がオーバーシュートおよびリンギングでギザギザしている。
本当のハイスピードとは、静かにさり気なく立ち上がるのでハイスピードなどと感じる前に立ち上がっている。

アキュフェーズの最高機種C-3800も NJM4580DD や NJM5532DD などの JRCの1個50円程度のオペアンプで作られている。
大きなトランスや汎用コンデンサーを沢山使って中身が詰まっているように見せている。
物欲主義のオーディオマニアは中身が詰まっていないと買わない。

アマチュアは、極限まで性能を引き出すが中身ガラガラで売り物にはならない。
しかし、性能は部品点数が少ない分高性能。


531 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/21(日) 09:58:23.80 ID:GZwJ9o+o

自作でプリアンプを作ってオペアンプを取っ替え引っ替えしてみると微妙に音が変化する。
僅か数百円のオペアンプを替えるだけでプリアンプを買え替えるぐらいの変化をするわけで面白い。
マークレビンソンやマッキントッシュだってオペアンプを使っていると言う有名な話がある。

オペアンプとオーディオのはなし
http://www.wisetech.co.jp/opampdou/story/04/

ガレージメーカー立ち上げても数百万円は金取れないし、 自分による自分のための自作プリアンプは、最高ですな。


532 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/21(日) 10:19:08.36 ID:Cp+MgQJ

CDで聴いてもわかると思うけど、いろんな年代の録音聴くと必ずしも新しいものが音が良いとは限らない、それどころか古いものに驚くような録音の物がある
当然オペアンプどころかトランジスタすら使われていない
色々聴いてるうちに、そんなことを自然に疑問に思うようになる
そしてヴィンテージに走るようになるんだろうなw


533 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/21(日) 11:40:12.49 ID:GZwJ9o+o

ヴィンテージの独特の音色は否定しないけど、厳選したオペアンプを使ったストレートな音も魅力的。

オペアンプ、トランジスターも使わないというと真空管だろうけど真空管アンプは通信機にも使われる広帯域の素子なんだよね。
オペアンプやトランジスターより遥かに広帯域なのが実は真空管なんだよね。
良くできた真空管アンプは、トランスに金が掛かるので高価なんだよね。
適当に音色を作り出して誤魔化して売っているだけなんだな。

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/12/31(月) 07:54:46.10 ID:oEm+kF8j

真空管バッファの固定抵抗切り替えが最強
プリは真空管が良いね
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1356822460/


                    ___________

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c89

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
90. 中川隆[-14473] koaQ7Jey 2020年1月16日 06:57:19 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1392]

プリアンプの意義 2013年9月28日 (土)


高級機では、プリアンプとパワーアンプが分かれているセパレートタイプのアンプが常識となっています。 プリアンプとパワーアンプを分ける意義、そもそもプリアンプが必要かどうか。 
 
今日は、そのあたりについて個人的な意見を少し書こうと思います。
   
プリアンプの機能の一つとしてフォノアンプがあるのですが、レコードが廃れてしまった現在、このフォノアンプがないプリアンプも沢山あります。 一応、その違いを明確にするために、ラインアンプなんて呼んだりしているメーカーもあります。 
 
先日、掲示板で教えて頂いたものは、パッシブ・プリといって、セレクタスイッチと27型ボリュームやアッテネータが入っているだけのBOXまであるようです。 
 
すでに「プリアンプ」を名乗ってはいけないような気がしますが・・・
 
 
さてさて、

プリとパワーを分ける意義としては、プリ部で扱う微小信号をパワー部の大電力ブロックからの影響を受けにくくしたいというのがあると思います。 レイアウト的にも巨大トランスからのリーケージフラックスの影響を出来るだけ小さくしたいという点で有利になります。
 
モノラルパワーアンプを2台という構成もとれるので、大電力ブロックが左右で影響することなく独立できるというメリットはかなり大きいです。
ただし、通常、プリアンプからの出力電圧はとても小さくなりますから、プリとパワー間のケーブルは気をつけなければなりません。
 
次に、プリアンプ自体が必要か否か。

上記パッシブBOX、もしくはパワーアンプにボリュームが内蔵されている場合は、いわゆる「プリアンプ」がなくても、音量調整が可能です。
 
では、プリは本当に要らないのか。 これは意外と難しい問題です。

何故ならば、パワーアンプも低インピーダンスで駆動されている方が条件的には良いからです。 
ところがプリを入れるとアンプが1つ余分に入る事になり、余計な音の付加(歪やノイズの付加)となる可能性も捨て切れません。 
 
また、そのプリアンプだって低インピーダンスで駆動してもらいたい訳です。 じゃぁ、プリをドライブするプリプリアンプを・・・と、信号を通すアンプの数か増えているだけという解釈もあります。パッシブBOXの存在意義は、この辺りにあると思います。
 
  実際、市販のプリメインアンプでは、

プリ部をちゃんと作っていたメーカー、
逆にプリ部を省いてシンプルにしていたメーカー、
オペアンプでお手軽にプリを作っていたメーカーがありました。 

プリ部も1段だけでトーンコントロールを実現しているものから、フラットアンプとトーンアンプを別々に用意して、トーンアンプをバイパスできるようにしているものなど形態はさまざまです。 

90年代のプリメインにあったダイレクトスイッチなどは、このようなトーン部、バランスボリューム等をバイパスするものが多かったと思います。
個人的にはシンプル&ダイレクトな構成の方が好きですが、音質的な観点からすると何とも言えません。 

プリを挿入することで、明らかに音に色が付き、躍動感が増すようなことが起きるからです。 
無色透明で何も足さない、何も引かない。 という増幅は現実問題、難しいと思います。

配線、コネクタひとつで音が変わるので、きっと基板の銅箔でも音が付いているんだと思うからです。 PC-OCC銅箔基板とか、99.9999OFC基板とかがあれば面白いのですが・・・
   
結局は好みで、プリを入れるか、パワーアンプダイレクトかを選択するしかないのでしょう。プリを多機能にしてオーディオ機器のHUBのように使い、パワーアンプには真空管アンプを棚の上に飾っておくような配置で使うなんていうのにも憧れますね。
 
いや、むしろ、プリを真空管で組んで、パワーアンプはDクラスアンプにするなんていうのが現代の正しいオーディオの姿なのかもしれません。
 

コメント

私もできるだけダイレクトでシンプルな構成が良いと思います。
以前使っていたプリアンプからパッシブプリに変更したときに、情報量の違いに驚いたことがあります。
これは、悪い例だと思いますが。

また、LP 時代はフォノイコライザーが必要だったので、プリアンプの意味はそこにもあったと思います。
デジタルオーディオ時代になって、セレクター機能はデジタル信号部で切り替えることができるようになったので、プリアンプの意義は次第に薄れていっているように思います。


>いや、むしろ、プリを真空管で組んで、パワーアンプはDクラスアンプにするなんていう
>のが現代の正しいオーディオの姿なのかもしれません。

この発想おもしろいですよね。
ディスクリート、真空管、オペアンプ、これらがハイブリッドな構成として組める時代ですから。
真空管のプリは個人的に興味があります。
投稿: mr_osamin | 2013年9月28日 (土) 14時42分

>いや、むしろ、プリを真空管で組んで、パワーアンプはDクラスアンプにするなんていう
>のが現代の正しいオーディオの姿なのかもしれません。


私はPCオーディオというか、雑誌付録 USB-DACから戻ってきたために、まさにその構成です。
プリは真空管(12AU7)で音に色を付ける、ラインセレクトとして使う、アッテネータを使用するため、の3点を目的に使用しています。
パワー部にはTA2020系を色々やりくりしながら使っています。パーツなどで音をいじろうとしても、真空管より遙かに安く交換できますし。
安くおもしろく遊べるようになり、いい時代だなぁと感じております。
投稿: 降霜 | 2013年9月28日 (土) 17時33分

真空管プリは、良さそうですよね。 古くはマランツ モデル7などが有名ですが、程度の良い個体は、いまだに活躍しているようです。 

TA2020も、上手に使うと結構よくなるみたいですね。  デジタルアンプなんて言っているけど、とてもアナログ的な要素の多いアンプだと思います。 
パーツを代えるとそれに答えてくれるように音が変化するというのは、とても楽しいですね。
投稿: たかじん | 2013年10月20日 (日) 18時16分

ハイブリッドではなく、「トライブリッド」が面白い気がしています。
HyCAA+TA2020とか。
あれ?ディスクリートはどこへ行った?w
投稿: mr_osamin | 2013年10月20日 (日) 18時53分


パッシブプリは、あると便利です。
ケース込みで二千円あれば作れますし・・・。
380000円のパッシブプリとか、私には良く分かりません。
パッシブプリなのに、ダイレクトスイッチがついてるものとかも、良く分かりません・・・。
投稿: 若輩者 | 2013年10月20日 (日) 19時01分

mr_osamin さん

>HyCAA+TA2020とか。
真空管部分がディスクリートですよ。 大丈夫。大丈夫。

若輩者さん
>380000円のパッシブプリとか、私には良く分かりません。

何でしょうね・・・
そういえば、信号トランス式アッテネータなんてのを、どこかのwebサイトで見ました。
抵抗のようにロスらないのでイイって書いてました。
なるほどなぁ って思ったのですが、どこで見たのか・・・ 不明です。

ちなみに東京光音電波あたりのアッテネーターも、単体で5万円くらいするらしいですから、そういうパーツを組み合わせていけば、売価30万円になるかもしれません。
投稿: たかじん | 2013年10月20日 (日) 20時46分

名前を失念していたのですが、検索しました。

CELLO ETUDE 定価\378,000です。
http://soundlee.com/item/item_244.html
http://audio.anhona.com/global/cello/702.html
http://afuroyan.exblog.jp/4877039

ここに中身の写真があったのですが、確かに抵抗式のアッテネータが入っているみたいです。
別に詰まっている必要はないとは言え、殆ど空っぽ。もっと小型化しても良いのではないかな、と思いました。重い必要があるなら、錘入れれば良いと思いますし・・・。
投稿: 若輩者 | 2013年10月20日 (日) 21時17分

こ これは。 ひどい。 ぼっ○くりだ。  
ケースにもアッテネータにもお金がかかっている様子がないですね。 こういう製品があるから、オーディオは白い目で見られるのかもしれません。

スピーカーケーブル3mが247万円とか・・・ ありえない。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20131004_618170.html

川越シェフのレストランの水 1杯800円がかわいく思えてきます。
投稿: たかじん | 2013年10月20日 (日) 23時11分

私が持っているエルサウンドのパッシブプリはかなり良心的ですね。

エーワイ電子 Web Shop-商品一覧ページ
http://sv50.wadax.ne.jp/~ay-denshi-com//articles/html/products/list.php?category_id=6

同じものをケース含め、自作しようとすると定価の七割くらい占めますから。
投稿: mr_osamin | 2013年10月21日 (月) 08時24分


EL-SOUNDは、アルプス電気のとんでもないボリュームを使っているみたいですね。私の自作パッシブプリは RK27なので・・・

先の38万円は、評判が良いみたいですが、たかじんさんがぼっ○くりと判断したということは、価格の大部分はブランド料金なのでしょう。

最近は、ケース代が高いアンプが増えている気がします。所有満足度に重きが置かれているのでしょうか。良い風潮とは思いません。
投稿: 若輩者 | 2013年10月21日 (月) 14時34分

>EL-SOUNDは、アルプス電気のとんでもないボリュームを使っているみたいですね。

RK50ですね。メーカー直販でも結構なお値段です。
私の持っているプリはRK27(4連)がついています。
投稿: mr_osamin | 2013年10月21日 (月) 16時33分

>EL-SOUNDは、アルプス電気のとんでもないボリュームを使っているみたいですね。

アルプス50型を使っていて、この値段なら良心的のように思います。

27型も、それだけを使っていると満足なのですが、40型と聞き比べると、あれって なります。  50型は聴いたことありません。  
確かサンスイの昔の607は40型を使っています。 
その後の907では27型へとコストダウンしています。
投稿: たかじん | 2013年10月21日 (月) 20時51分

40型無き今となると、27型は貴重ですね。
しかし、50型は今も製造中のようです。

50型4連でたしか、6.5万・・・

VOL-12のほうがイイですw
投稿: mr_osamin | 2013年10月21日 (月) 21時49分

確かに。 40型とMUSES72320とでは、思っていた以上に差がありました。
電子ボリュームが高級機で使われる訳ですね。
投稿: たかじん | 2013年10月22日 (火) 08時01分
http://nw-electric.way-nifty.com/blog/2013/09/post-cfaa.html

プリアンプの必要性 2010年08月29日

プレイヤーとして使う機材から、パワーアンプへの直結では不便なので、プリアンプとして使える機材を導入しようと思いましたが、色々と迷っています。以下調べたことをまとめてみました。

音楽ソースの主流がアナログレコードからCDに移行することで、プリアンプの必要性が議論されるようになりました。CDの場合、プレイヤーの出力レベルが大きいため、プリアンプによる増幅の必要性は薄れました。

音質に関しては、通る回路が少ない分プリがない方が鮮度が確保され好ましいといわれる一方で、パワー直結では音の厚みが落ちるとされることも。
また、パワー直結にすると、今度はCDPの可変出力を使うなり、パワーアンプの入力ボリュームを下げるという手段で音量を調節することになりますが、それはそれでアッテネーターによって音が劣化する原因になるとも考えられます。

CDPのデジタルボリュームは絞ると情報の欠落が生じやすく、パワーアンプのボリュームは、そこで主に調整することを想定していない分グレードが低いことが多いそうです。

一部ではパッシブアッテネーターといって、増幅回路を持たず、ボリュームのみ、もしくはボリューム+セレクターのプリアンプに近い機械がありますが、ボリューム位置による特性の変化が大きいことで音痩せしやすく、パッシブアッテネーターではあまりボリュームを絞るわけにいかないことが多いとか。

上流で絞っても劣化するという問題は、普通のプリアンプではパッシブほど顕著ではないといっても避けられないため、パワーアンプにはボリュームが必要不可欠という主張も。

信号が微弱になると、より劣化しやすくなるため、パワーアンプに到達するまでに絞るとそれはそれで音質を落とす要因になるそうです。

前述の、パワーアンプのボリュームの質についての問題もあるため、パワーアンプのボリュームは11時〜3時がベストポジションという意見も見られました。

プリであまり絞るわけにいかず、パワーアンプのボリュームも大抵は質が良くないとなると、パワーアンプの内蔵ボリュームを自力で交換するのも有効かもw

ますます混乱してきましたw

うちの環境だと、スピーカーの能率が高いため、プリアンプを適切なボリューム位置で使うには、あまり出力が大きくないアンプの方が好ましいということはわかりました。


コメント

私も今、同じ問題にぶつかっています。
情報の落ちない電子ボリュームを使うか光ボリュームを使うのが現実的かなと思うのですが、高価だったりセレクタ機能が無かったりとなかなかに良い製品が見つかりません。
by cloe at2010-08-30 00:43


試してみるのが一番だと思います。 その昔、同じことを考えましたが、プリを省くとどうにも痩せた音になってしまい、楽しい鑑賞にはなりませんでした。 

役割として、音色の調整、ステージの形成、品位の決定など肝心なことの多くを担っているよう窺われ、パワーアンプを身体だとすると、プリは頭脳にあたるかもしれません。 

CD時代においても引き続き決定的な役割があり、良い音を聴くためにも、私は使用をお勧めいたします。 でもプリを省くと、音はある意味トンガるので、面白さは否定しません。その人それぞれで、いろんな楽しみ方をすれば良いと思います。楽しく悩んでみて下さい。
by manbanzakuro at2010-08-30 01:09


プリメインアンプのボリュームを最大にしてパッシブアッテネータでボリューム調整するのが一番好きな音がしちゃいます。
by cloe at2010-08-30 01:17


>cloeさん
ボリュームの音質への影響は気になりますね。

プリメインアンプ+パッシブアッテネーター で音質が良くなることがあるのですか。
パワーアンプとして使うよりも良いとは。やはり信号経路が単純ならいいとは言い切れないようですね。
byオタ麻呂 at2010-08-30 10:40


プリの存在(=価値)は、高出力のデジタル機器が主力である今、微妙な立場ですよね。   
CDプレーヤーもしくは、DACにヴォリューム機能を搭載しているモデルも最近は多くなってきています。  
セレクターが不要(=プレーヤーが一台とか・・)な場合や、DAC自体にセレクトを任せられる場合、あえて「プリアンプ」は要らないと思いますよ。  
そのクラスのCDPもしくは、DACであれば、世間で言われている様な、プリを使わない「負の部分」は払拭されている筈ですから。

個人的な感想では、デジタルボリュームは「新しいものに限る!」って事でしょうかね。   聴感上の「欠落」などは、デジタル機器の改善でドンドン良くなって来ていると実感しています。  

セレクトの必要が無い環境での視聴であれば・・・  CDPのヴォリューム操作で十分でしたが・・・ ワタシは、SACDを導入したかったりや・・・ ADもまともに聴いて上げないとね (^o^)丿 と、言う事で プリアンプの復活がありました。

 最低でも、CDPのヴォリュームと同等が条件でしたが・・・  何台かの試聴の結果、使い勝手も含めて今のプリアンプ(C-03 ;ESOTERIC)を迎い入れる事と致しました。

 まァ−  違いも含めて楽しむ(苦しむ)事が、オーディオですから・・・  試行錯誤で 良い音を見つけて下さい。
byアコスの住人 at2010-08-30 14:22


下記URLの日記を書いた時はXLR接続の場合でしたが、最近RCA接続を行った時も個人的には

プリメイン+パッシブアッテネーター > パワー+パッシブアッテネーター

だと思えました。
理屈や経験によるノウハウで判断することは正しいですが、それらに反していても得られた結果を信じることも必要なのかなと思っています。
この辺はちょっと勉強してみます。
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2664/20100717/19627/
by cloe at2010-08-30 23:48


プリの問題は悩ましいですね。でも、こんなことを書くと嫌われるんですけど、高性能なプリだと、VRを絞っても音が全然と言っていいほど劣化しませんですよ。

いろいろ試してみた結果ですが、よくできた自作品とかアキュフェーズの最高価格帯のプリを使えば、フェーダーを使う必要はないです。ただし、アキュフェーズの製品でも最高級品に限り、その下の製品ではガクンと性能が落ちる可能性があります。例えば、中古だとC-290以降のメンテ品ならお奨めですね。
by kitatanuki at2010-09-03 19:24


>cloeさん
パッシブアッテネーターだとボリューム位置によって特性が変化しやすいとされることもありますが、cloeさんが導入された物だと、プリメインのボリュームよりも絞ったときの劣化は少なかったということですか。NANO PATCHも気になりますw
byオタ麻呂 at2010-09-04 11:18
http://community.phileweb.com/mypage/entry/828/20100829/20296/



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c90

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
91. 中川隆[-14472] koaQ7Jey 2020年1月16日 06:59:45 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1391]

音質低下の少ないプリアンプ(音量調整)への挑戦 アルプスRK501の実力検証
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yapsys/hifipri.html

高音質・高精度ボリューム RK501□□型の性能を出しきるために

アルプス電気 可変抵抗器 ロータリボリューム RK501シリーズ
http://www.alps.com/prod/info/J/HTML/Potentiometer/RotaryPotentiometers/RK501/RK501_list.html

はじめに

 余計な増幅回路が入れば、そこで音質低下が発生することは、良く知られていることです。

どんな優秀な増幅回路であっても同じことが言えます。

デスクリート回路であっても、モノリシックIC(オペアンプ)回路であっても音質低下には、同じことが言えます。

そこで増幅回路を省いたパッシブボリュームやパッシブアッテネッターという考えが生まれて、ご使用の方も少なくはありません。

今回は、出来るだけ音質低下が少なく、ケーブル等の影響も受けにくい増幅回路入りボリューム(プリアンプ)を製作してみました。試聴結果は下の方にあります。物理的特性に表れない音質差は不思議であり面白いものです。メーカー品を音質で凌駕出来る可能性が見えてきました。

RK501 ボリュームをせっかく入手しても、まだ使われていない方、これからご検討する方のご参考になればと思います。
この当方製作ラインバッファアンプ基板は、他のボリュームやアッテネッターの後ろに入れても効果はあります。パッシブプリ愛用の方も追加して音質改善されています。

プリアンプとは何でしょうか?

 音量可変、音質調整(トーンコントロール)入出力の選択、古くはレコード再生のイコライザー、テープ再生のヘッドアンプ様々な役割がありました。
それらは微少電圧を扱うのでプリアンプの性能は大変重要でした。
現在はCDを筆頭に出力電圧も大きくその時代のようなゲインのアンプは不要となりました。
しかし過去のものとばかりも言えません。
ボリュームの後ろに性能の良いアンプが付くと断然、音に元気が出ます。
こればかりは聴いてみないと判りませんが。

まず古い年代の市販のプリアンプを見てみましょう。あえて型番は記載しません。ご想像ください。いずれも著名な銘機です。

評判が良かったもの程、シンプルな構成です。
そしてオペアンプの採用が目立つことがお解りいただけるでしょう。
配線の手法もご覧ください。
現在の高級プリアンプの中身は、ラインレベルアンプになり、回路構成的にもバランス型となっているものが多いです。


まずは市販のプリアンプの中身を見てください。


@ ハイエンド向けのプリアンプ(海外製品)。
ボリュームはアルプス RK40が、採用されていた。
増幅回路はオペアンプ NE5534ANのみ。

写真は最新のものにICが交換されているが、元のICにはシールが貼ってあり名前が見えないようになっていた。ICソケットなので自己責任で差替えして遊べる。
この上位機種も同じでグライコ分の回路が多いだけでオール NE5534。
まさにオペアンププリだ。

自作プリで5534が入っていると、なんだと笑われるが、このメーカーだと笑われない。
ブランド名のご加護というものだ。そういう先入観を持つのは良くありません。
しかしこのメーカー好きの方々は、このICは一般のものと違うなどとなぜそんなにもかばうのだろう?


A 国産中級プリアンプ
回路部分はプラスチックで覆われている。
入力はDUAL FETでまともなデスクート回路なのに、DCサーボにICが入っているだけでなんら問題ないはず、引け目があったのだろうか?それともSS誌対策か?
いずれにしろ評論家の無責任発言対策だろう。

メーカーは、振動に対する音質対策と言っていたはず。
ボリュームはもちろんアルプス RK40。
入力の切替は長くならないように青いスイッチの延長板で判る。
実は、昭和40年代からメーカーアンプはロータリースイッチは後ろの方にあり軸が丸棒で延長されていた。
遡れば1950年代の製品にも見ることが出来る。
そういえば、ネットで検索すると、某国内ハイエンドメーカーの製品に NJM45○○が入っていたなどと得意げに晒しているのを見るが、DCサーボなどに汎用オペアンプが使われるのは当たり前のこと。


B 国産昭和42年製プリアンプ、
デスクリート回路シリコントランジスタ32石。7バンドグライコ(SEA)付き。
手前のシールドボックスがインダクタの入った箱。
まだまだ球やゲルマニュームトランジスタ主流の時代にシリコントランジスタの採用


C ハイエンド向けのプリアンプ(海外製品)。
入力切替はアナログスイッチ(FET)
ここでもボリュームはアルプス RK40が、採用されていた。
増幅回路はオペアンプ。
5バンドイコライザー付き。
面白いのはコンパンダー/エクスパンダー機能まで付いている。
説明書には規格から外れる場合は返品にも応じると書くくらいのプレシジョンアンプ。
ただし0.02%以下のひずみと20Hz〜20KHzの帯域特性。


Dトランジスタ構成の33.3V外部電源方式プリアンプ海外製品。
ボリュームはアルプス RK27に交換されている。
NE5534 がこれにも入っているが、バランス調整を単連ボリュームで行っているのでパンポット回路のようなところに採用している。
端子部までシールド線の配線がない。

入力切り替えスイッチまではプリントパターンで引かれている。
バックパネルまで全部プリント基板。シールド線はここでも使われていない。
シールド配線は使いようによっては音が悪くなるのは確かだ。しかしアマチュアのパッシブプリ自作はシールド線を使うと音が良くなるとばかりに、太い最上川音頭などが、これ見よがしに使われているのを見かける。

内部配線は両端シールド落としではなく片側落としも重要だ。
このようにメーカーアンプは、配線の合理化意外に音質を考慮してのこと。
わずか数センチの配線に太いシールド線は不要、普通のコードでOK。


E 当時マークレビンソンが買えない人が買ったと言われたこともあるそうな、ハイスピードプリアンプ。
本機は初期型で、これまたIC(オペアンプ LM318)
確かにハイスピード汎用オペアンプです。
のちに LF357の採用となる。
A&BのVRが使われているがこの個体には東京コスモスの60dBATT(1977製)が入っていた。

推測だが当時の連動誤差は日本人には、許せなかったはず、それで交換されたのかも知れない。詳しくは知る由もない。
入出力の配線はアースサンドイッチのフラットケーブル。


F 国産管球式プリアンプ。
いわゆるマランツ#7型EQ回路。
フォノを使わない場合、電源不要。
パッシブATT構成(東京光音製ATT採用)
写真では判りにくいが入出力はいわゆるフラットケーブルと一部にシールドコード。


G ハイエンド向けのプリアンプ(海外製品)
この時代はまだボリュームは、海外製
日本製部品は見当たらない。ハイブリットICが採用されている。
ICと言っても複合部品と言った方が良いかも知れない。


H LUXMAN プリアンプ。
値段分きちんとお金をかけて作ってある。これだけ日本は、真面目である。
ライン専用でバランスにも対応している機種である。


I 参考写真 
一番上がRK-501試聴用に今回製作した音量調整器(バランス対応型)試聴用に製作したので外観意匠に関しては、イマイチいただけません。
高級ケースに納めないのがかえって試聴では良い。視聴となると外観も影響する。所有欲をそそる外観にすると、このまま持っていかれる可能性が高いことも・・・。


中身を見ないで音で評価されていた時代

一通り往年の銘機の中身を拝見した訳ですが、70年代からオペアンプが採用されていたことがお解りいただけます。

そして採用ボリュームは、やはりアルプスです。
長らく音質が良いと絶賛されて来た訳であります。

オペアンプだからダメとかデスクリ構成だから良いという訳ではないことが分かります。
それでは、最新オペアンプで作れば良いということになりそうですが、オペアンプ交換して(装換と言うらしい)変わる差は、そんなに大したことはありません。

誰が聴いても音質が向上したと分かるくらいの物を製作しなくては、面白くありません。
私はオペアンプ回路を超える奇抜な回路は、そんなに無いと思っています。
しかし音質向上のためには、回路、実装的試行錯誤と試聴も重要な項目です。


最高クラスのボリュームの性能を生かすために

これに採用したフラットアンプは、製作試聴を繰り返し、オペアンプを使いながらも工夫によりデスクリート回路の良いところを併せ持つ、音質劣化の少ないものです。
それを使いアナログ音量調整装置として製作してみました。

そもそもの始まりは色々な VR による音質差の確認から始まっています。
ボリューム単体での比較では、どうしても接続機器の影響が出ます。
まずは、比較検証用ラインアンプの製作でした。
(パッシブ音量調整器参照)
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yapsys/vrsystem.html


今回は最終確認として最高峰のボリューム RK501 の採用のラインアンプです。
このRK501を使う(実験)には、本当に勇気が要ります。
失敗したら製品価格からショックは大きいです。

このボリュームの性能をいかすには、それ以上のラインバッファアンプが必要なのは言うまでもありません。このボリュームの性能を生かせないラインバッファアンプでは意味がありません。

パッシブで使うより音質的影響が出ないようにすることが目標でした。
結果、高級プリアンプをも凌ぐ音質に仕上がっています。
最終的には心配を大きく裏切ってくれました。


これが RK501 10KΩ4連。
はたして希望の音は出るのだろうか?
特注で6万3千円也。通常は2連で済むのでおおよそ半額。

基板用の端子で1ミリ幅のピンだ!
パッシブ派の人はこんな高価なボリュームの根元に極太のシールドを使う。
熱と機械的ストレスが相当かかるだから中古は、使えない。
未使用の物でヤフオクに出たら絶対買いだ!


これが今回採用のフラットアンプ基板。
私としては、音質的に気に入っている。聴感上の評判も良い。
滅多に使わないガラエポ基板(賞味期限が切れそうだったので今回は採用しただけ)バランス対応なので実機では2枚使用した。
フラットアンプの挿入は、とにかく力強い音になる。
部品をまとめて購入したのである程度まとまってペア組部品が取れました
お安く基板は提供できます。15,000円

全く同じ回路のフェノール基板。音は同じです。
人によっては違いが判るのでしょうが・・・・
普通のアンバランスでの使用は、これ一枚でOK。
何枚も製作して、試行錯誤の上、完成したものです。
回路図は下記ブロック図をご参照ください。
FET OPAMP TRでの構成です。
写真で見ると高い基板と思う人もいるが相当安いつもり。
部品代は相当かかっている。拘りで全て日本のメーカーの部品を採用している。


ご予算的なお話(ここが一番の問題か?)
2チャンネル アンバランスの場合 (試聴実機は2チャンネルバランス)
ボリューム           3,6000円位
ツマミ              2,000円
基板セット特価期間限定 20,000 この基板のみは18,000円
ケース            5,000〜20,000  適宜
入出力雑材、電源トランス   5,000
ご自分の労力含まず


6万6千円〜で作れる訳です。
昭和の時代の中古を買って、ノスタルジーに浸るのも良いですが、音を聴くともう戻れないと思う方が多いです。
騙すつもりは全くありませんが、騙されたと思って製作してみると真実がお解りいただけます。
何しろRK501採用機種は100万もするのですから中古でもまだまだ高額です。


音量調整器の基本構成
上図のように、RK501 高音質ボリュームの性能を接続される機器での影響を受けないようにするのがフラットバッファアンプの役割です。
ボリュームが良くてもフラットアンプが良くても片方だけではだめです。
相乗効果で高音質が期待されます。
ボリュームの性能以下のフラットアンプでは意味がありません。

プリアンプ(フラットバッファアンプ基板ブロック図

試聴実機の構成
せっかくの4連ボリュームなので、バランス対応とした。
アンバラでは、ホット側を使えば良いだけだ。
アンプ基板は写真では分かりにくいが2階建で構成。
電源はハムが出なければどうでも良い。こんな汎用電源トランスでも実用になる。
2009/10/14製作


完成機試聴(個人による感想なのであまり意味がありませんが)
ほとんどの方が同じことを言うので傾向は判ります。

自分で聴いて、サイコーと言っていたのでは某誌ライターと同じですが、音を出した瞬間。これは大変なことだと実感しました。
この違いをわからない人はまずいないという自信を持ちました。
解像度が高く余韻がとても良いのです。

そのため定位感が増し、楽器の位置やボーカルのセンター定位などを実感できました。
またボリュームを絞っても音痩せしないので、一人で夜中に、にやけてしまいました。
これに入力セレクタを付ければプリアンプの実用品となるわけです。

注意しなくてはならないのが、あまり一人で同じ曲で試聴を繰り返すとゲシュタルト崩壊してしまう可能性があります。


第3者による拙宅での試聴
恐る恐る感想を聞くと、答えは私が夜中に聞いたのと全く同じ。
言い方こそ違うが同じ意味でした「スカッとする、音が伸びる」。
偶然の一致もあるので、別の友人を呼んでも同じ、やはり解像度の向上が一番なのかも知れません。

それを繰り返すこと4人、全く同じ内容の結果となりました。
さらにオーディオに興味のない人に聴いてもらっても、余韻による臨場感があり、聞こえない音がはっきり聞こえると、同じ意見をもらいました。


こうなったら怖いがお宅訪問他流試合

金田式製作愛用者。仙台市 AYさん 
これは勇気がいる。解像度では中々勝てない金田式です。
相当先入観があるし、無名なこのプリに勝ち目があるのか?差が出るのか?
ここでもはっきりした差が出ました。
解像度が高い1枚ベールが取れるといった結果です。
金田派も RK501ボリュームを買おうか悩んでいます。


スーパーハイエンドなお宅訪問 仙台市Mさん
20畳以上はある大きな部屋、ハーツフィールドが鎮座し、43シリーズやJBLオリンパスがとても小さく見えます。
あれだけのシステムをお持ちですから、相当数の著名器機をご使用になっています。
そんな方でさえ唸ってしまいました。
感想はやはり同じ、音階が聴き取れると好評。
アキュフェーズのDC-300の後ろにつないでも、劣化は感じません。


マッキン C22+MC275 3台使用マルチ宅訪問 石巻市Tさん
音像が広く、音の密度が甘いとダメだしを受ける。
規模の小さいシステムなら良いだろうとのこと。
もちろんこのような評価になることもあります。
しかし、これは正しい評価と受けることもできます。
解像度が高い音は分離が良く、そういう表現もありでしょう。


ラックスC7 プリ 3ウェイマルチ宅 石巻市Hさん
今まで聞こえない音が聞こえる。分解能が高い。
ラックスプリのこの VRの入った上位機種を買っておけば良かった。
アナログレコード主体の方ですが、CDにもこれだけの音が入っていたと驚いていた。


3ウェイ超大型オリジナルマルチアンプシステム(オーディオ専門店) Nさん
規模的には怒涛のマルチと言えます。 
パイプオルガンの超低域で破鍵しない独自システムをご使用。
解像度の高い音とやはり同じ感想をいただく。
話を伺うと RK501 の開発時、エンドユーザー評価に近い聴感特性追及のために、設計者が訪れアドバイスしたとのこと。


東京都Yさん(現品発送の試聴です)
実家のマルチシステムに組み入れでの試聴結果ですが、私室での試聴結果と おおよそ傾向は似ており、やはりオペラの歌声は RK501プリの方が質感がよかったで す。
もっと端的にいうと厚みがありまろやかな声に聞こえました。
他の楽曲でも、重心が低く低音が豊かな厚みのある傾向の音質で、いわゆる高級機器音質です。
それらの音質差は驚く程大きいものではありませんが、差異は明確にわかりました。 
また、決して双方に優劣が判定できるグレード差はありませんでした。 
それにしても、ボリウムの違いはマルチシステム再生音にて違いがわかる結果でした。


電気的特性を表示します。
(試聴テストには関係ありません)機器内部と特性を先に見ると視聴テストになってしまいます。
出力2V時の歪率データー(ボリューム+専用アンプ通過のデータ) 

Ch/周波数 100Hz 1KHz 10KHz 備考
LEFT (%) 0.0001 0.0011 0.0011 (A)補正
RIGHT(%) 0.0001 0.0011 0.0011 (A)補正


S/N比(A) L 100dB R 99dB

周波数特性
10Hz〜90KHzフラット値 -3db 170KHz


アルプス電気 PRODUCTS INFORMATIONからの引用
≪高性能を凝縮して、ピュア・サウンドを追及≫
高音質・高精度ボリューム RK501□□型

製品の概要
デジタルソースの普及により、ダイナミックレンジや周波数特性などの高音質化を実現できる情報ソースが身近に得られるようになった。
このためオーディオ機器では、これらの情報を忠実に再現できる内部回路や高音質部品のニーズが高まっている。

特に音量コントロール用のボリュームにおいてはその注目度も高く、重要な部品の一つに位置づけられる。

これらの要求に応えるべく、要素技術を根本から見直すことにより、評価手段として従来の物理特性だけではなく、エンドユーザーの評価により近い聴感特性をも重視し、材料から形状まで幅広い開発をおこない、

@高音質 A高特性 B高品位

を実現した高音質・高精度ボリューム RK501□□型を開発した。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yapsys/hifipri.html



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c91

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
92. 中川隆[-14471] koaQ7Jey 2020年1月16日 07:03:31 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1390]

good or bad, but thinking makes it so 良いも悪いも捉え方次第 Der Klang vom Theater (ドイツ〜劇場の音と音楽)
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-464.html

約3年前、大きな決意をしてラインアンプの受注を受けましたが、作業を完遂してお届けすることは叶いませんでした。

ざっくりと言えば、こちらからのご提案と使用者様のご希望との乖離を最後まで埋めることができなかったためです。

この一件は、私自身にとって(そして、ユーザーたろうと楽しみにされていた発注者さんにとっても)精神的な痛手となりました。

半年以上お待たせして、その上に破談となったわけですから大変なご迷惑をおかけしてしまったわけです。

しばらくは外からの依頼を全てお断りをして、状況の把握と反省する時間が必要でした。


こうした反省を踏まえもう一度頑張ろうと思えたのは辛くも貴重な経験があったからで、今は感謝しています。

そして、今後このような悲劇を繰り返さないようにしようと、改めて「自分のすべきこと」を見直す良いきっかけになりました。


そのチャンスは今年の春にやってきました、実に2年と半年ぶりの事でした。


http://blog-imgs-72.fc2.com/k/a/o/kaorin27/PICT3451.jpg


使い勝手につながる入出力の端子形状や選択数については、今回も全面的にオーナーの意向を反映させました。

古い録音を聞くために STEREO ↔︎ MONO の切変えも供えました。

別の方からモノラル・プレスのCD(左右チャンネルは電気的に同一)をかけるのに、なぜわざわざMONOスイッチが必要なのか?

と、聞かれましたが「必要だから」という以外明確な答えはありません。
それしか答えはないんです。

前回の反省を生かして、作業に掛かる前にまず電気的、機械的な中身については私が一番良いと思った方法を受け入れて使って頂くしかない。と申し上げて納得をいただいてから製作にかかりました。

どんな物を作るにしろ、私が作ったという事実は未来永劫消える事はないんです。
いくらオーナーからのご希望とはいえ(外見やファンクションに関してはどうぞご自由に、ですが)私自身が納得の出来ない機械を世に出す事こそ、私が第一番に避けるべき事だったのです。

以上が前回の失敗から得た教訓でした。

前回のご依頼者様が悪いわけではもちろんありません。
一番悪かったのは「出来うる限りご希望に添って作ります」と曖昧な投げかけをした私です。
ご希望に添う部分と、納得頂くべきところをしっかりと最初から分けてスタートするべきでした。

各ステージ間のインピーダンス整合とゲインセットはオーディオ・システムのクオリティを決定付ける最も影響力の強い要件ですが、それを一般の方に納得のいただけるように説明することは「音の良いアンプ」を製作するよりもずっと困難な作業です。


結局、誰が善で誰が悪だという話ではなかったのです。
沢山売るという事が善である大きなメーカーならば、要望の多い方面へ舵を切ってしかるべきでしょう。
私はそのような立派な立場ではなかっただけの事。

ならばきっと、私のやろうとする事を待っていて下さる酔狂な方も(数はよっぽど少ないけれど)見えるだろうからそちらの世界への期待に答える事が、小ならばこその役割だろうと思い至ったわけです。

http://blog-imgs-72.fc2.com/k/a/o/kaorin27/PICT3447.jpg


これは仮組み中の写真ですが、オーナーさんの思いと自分のすべき事を練り上げた上で形にして、良いアンプができたと思います。

外装デザインはオーナーさんのご希望通り
Klangfilmの専用電源と重ねてキャビネットに納めました


http://blog-imgs-72.fc2.com/k/a/o/kaorin27/PICT3468.jpg


このラインアンプは5極管の1球仕様で、この次の世代になると3極管の2段NF付きになり、音味が変わります。
そういった意味では貴重ではあるのです

もちろん、だから「良い」とか「悪い」という話ではありません。


There is nothing either good or bad, but thinking makes it so.

ー 物事(オーディオ機器)に良いも悪いもない。考え方(捉え方)によって良くも悪くもなる。 ー


と、綺麗にまとまりました、お後がよろしいようで
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-464.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c92

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
93. 中川隆[-14470] koaQ7Jey 2020年1月16日 07:04:16 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1389]

プリアンプは導入してみると音楽の世界が変わると思います。


私は最初、デジタルプリメインアンプの前段へ入れましたが、解像度が増したような感じと音のしまり具合から音質向上したと感じました。

その後、アナログパワーアンプ、AVアンプの前段にも入れていましたが、そのままの状態よりプリアンプを入れたほうが良いです。

パワーアンプ部にも音質的な特徴はあると思うので、プリアンプが完全に支配するというわけではないですが、プリメインアンプのプリ部がいかに貧弱だったかが分かります。

パワーアンプは搭載している電源部によって瞬発力とかが変わってくると思います。

プリアンプはCDPからの音声信号を整理して、音楽としてより聴きやすくしてパワーアンプへ送ります。

CDPとパワーアンプ直結だと、パッと聴いた感じでは音の鮮度がものすごく上がったように聴こえるので音質が上がったと感じると思いますが、プリアンプで聴いた後で聴くと荒削りだということも感じると思います。

直結はMIXし終わったばかりでマスタリングをする前の状態という感じです。

プリアンプはプリメインアンプを持っていても前段に導入したほうが良いです。

この際のプリメインアンプが安価なものでも、プリアンプを前段に入れるとかなりグレードアップした音質になります。

プリアンプをどのメーカーで選ぶかの基準は、普段聞いている音楽がどこの国のものかということに合わせたほうが良いかもしれません。

私の場合、95%がアメリカとヨーロッパのアーティストですので、アメリカ産・ヨーロッパ産のオーディオ機器しか持っていません。

真空管プリアンプを導入して、パワーアンプは普通のアナログアンプで良いと思います。

私は真空管のプリとパワーは導入していませんが、真空管のアウトボードを導入しています。

真空管は正常に動いている時は良いですが、球のどれかが切れ始めるとノイズが混入しはじめたりして大変です。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14107860119

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c93

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
94. 中川隆[-14469] koaQ7Jey 2020年1月16日 07:12:05 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1388]
EAR 912 \1,980,000(税別)
https://www.yoshinotrading.jp/ear-yoshino-page/912/

EAR社の創立25周年を記念し、またEARのチューブ・テクノロジーの集大成として作られたプリアンプが912です。最高級プロ仕様のMCヘッドトランス付フォノイコライザーを搭載しLINE入力PHONE入力の双方で、最高の真空管サウンドを実現します。


試聴機が届けられる前と届けられたとき、正直これが「198万円」という印象がぬぐえませんでした。

しかし、その音を聞いた後ではその価格が「高い」とは思えなくなってしまいました。

今回のテストではCDプレーヤーとトランジスター・プリメインアンプの間に繋いで音質をチェックした(プリアンプのテストでは、音質がどの程度"失われるか?”を確認するため、必ずこのチェックを行います)のですが、驚いたことにCDプレーヤーの価格が一桁上がった!?のではないかと思えるくらい音が良くなったからです。

単なる音量/音質調整器としてのプリアンプを超えた、「音を良くできる(失われた音を復元できる)」プリアンプ(アナログコンピューター)としての能力を兼ね備えプリアンプが EAR 912です。


912を通すと音が浄化されます。

デジタルとトランジスターの組み合わせでは、避けられない「粉っぽさ」や「とげとげしさ」が完全に消え、高域が透き通ってバイオリンの倍音が美しく伸びてゆきます。響きに潤いが出て、部屋の天井を取り払ったように大きく音が上に広がります。

電気的に感じられた倍音の硬さが取れ、弦楽器の高音がまるで生演奏のようにスムースでスィートになります。

どうすればこんな音が出せるのか?全く理解できませんが、アンプやスピーカーが消えて演奏会場に居合わせているような雰囲気です。

過去に数多くの真空管プリアンプを聴きました。驚くほど音が良い製品も沢山ありましたが、これほど「色づけを感じさせないプリアンプ」は今までに聴いたことがありません。優しく透明で、スムースな音。解像度感も抜群です。


濁っていた響きが整理され、各々の楽器の音がクッキリします。ボーカルの定位が改善し、口元が引き締まります。

ボーカルと伴奏の前後関係が改善し、立体感が増しています。

中でもボーカルの明瞭感の改善は驚くほどで、CDをSACDに変えたくらい音が良くなります。最高の電源ケーブルとラインケーブルを奢っても、これほどまで音質が改善するか?俄には信じられないほど、音が良くなりました。

極端な例えではなく、20万円のCDプレーヤーを200万円のCDプレーヤーに変えたくらい、音が良くなります。

シンバルの切れ味や響きのリアルだけではなく、すべての音の実在感とリアルさが大きく向上します。クラスの違うシステムを聴いているようです。プリアンプだけでこれほど音が良くなるのは、驚きを通り越して衝撃ですらあります。


響きの長さ、演奏会場のサイズがまるで変わります。

楽器の織りなすポリフォニックの構造の精度、大きさ、美しさは912を使う前とまるで別物です。現在使っているCDプレーヤーは58万円のX05/Ultimateですが、このプレーヤーをトップモデルのUX1SE/Limited+Antelope OCXの組み合わせにしても、ここまで音は良くならないかも知れません。

CDで聞き比べましたが、912の音質改善をたとえるなら「CDがSACDになったよう」ではなく、「CDが高音質レコードになったよう」という例えが正しいと思います。すべてにおいて改善が著しいので、どこがどうなどと個別に音を評価できません。

外観は素っ気なく少々安っぽい感じも受けますがその音は素晴らしく、メーカー希望小売価格を遙かに超える価値を感じます。真空管プリアンプでこれほど感動したのは、10年以上前に中古で入荷した Audio Research SP10を聞いて以来かも知れません。

同価格帯あるいは遙かに高額なトランジスター・プリアンプを聴きましたが 912と比べれば、私にはそれがただの「音量調節器」としか思えないほど 912が素晴らしい音に感じられました。


プリアンプはパワーアンプには欠かせない「音量調節器」なので、一般には「音を良くできる」という認識はないと思います。また、CDとパワーアンプの「間に入る」のに「情報量が増える」というのは、理解しにくいことだと思います。しかし、今までの経験から良いプリアンプは確実に音を良くすることがわかっています。

電気的には、プリアンプを使うことで信号のインピーダンスが下がり伝達能力が増すため「伝わりきらなかった細かい信号が消えずに伝わり」情報量が増えると説明されます。実際聞いた感じも説明のイメージに近く、良いプリアンプを使うことで細かい音が出てレンジが広くなります。しかし、 私は、ちょっと違う考え方をしています。それを説明しましょう。

プリアンプではなくケーブルでも音が良くなりますが、プリアンプと同じように電気的に説明すると「ケーブルによって消えていた(損なわれた音)が、良質なケーブルを使うことで伝わるようになる」となります。しかし、それでは「測定器のケーブルを変えると得られるデーターが良くなる(改善する)」という矛盾を抱えることになります。測定器ではケーブルの良否を判断できない、聴感上はあれほど音が変わるケーブルを測定できない。測定器に使われているケーブルは、オーディオ用よりも遙かにお粗末なのに得られるデーターは正しい。この矛盾をどのように解釈すればよいのでしょう。私は電気的な説明と違うことが起きているに違いないと思いました。

聞こえる音が変わるのは、電気的な情報損失ではなく人間側(聴覚)の問題だと考えています。人間の聴覚は類似する音に非常に敏感です。関連がある音の「あるなし」の聞き取りでは、測定器を遙かに超える感度を持っています。しかし、物理的に耳殻の構造を調べても、それほど小さな感度の音を拾えるようには思えません。そこで人間の驚くべき聴覚の秘密は、耳ではなく脳にあると考えました。耳が電気信号に置き換えた「音」が脳の中を広がるとき、信号の強い弱いで伝達速度が変わるはずです。また、類似する信号は重なって強まるはずです。つまり、細胞内を伝わってゆく電気信号の形は、音の大小ではなく「神経刺激の伝達パターン」に大きく左右されると考えられるからです。

ケーブルやプリアンプの中を音楽信号が通過すると、その振動(エネルギー)により、響き(付加振動)が発生します。それによって「特定の音響(神経刺激)パターンが強化される」ということは十分考えられます。つまり電気的な情報の変化よりも、「音響パターンの変化」に注目することで、些細なことで音が大きく変わって聞こえることを説明できると思うのです。

真空管プリアンプ(真空管アンプ)は、真空管という「物理的な響きを伴う増幅素子の存在」によって、物理的に信号に響きを付加します。エコーチャンバーやエフェクターのような働きです。EARはこの「響き」を見事に味方に付けて、失われた音楽信号の「パターン」を復元し、人間がいい音と感じる「パターン」を作り出す(強化する)に違いありません。 そう考えると912の素晴らしい音質を理解できますし、失われた音を復元できる装置(つまり非常に高度なアナログコンピューター)と考えれば、その価格も十分納得できると思うのです。

912は単なるプリアンプではなく、最高の音楽復元装置でした。 以前高価な真空管プリアンプとしてEMT JPA66を聴きましたが、さすがにレコードは超高価な昇圧トランスを搭載するJPA66に敵いませんでしたが、CDの音質に関してEAR 912はJPA66を足下にも寄せ付けないくらい素晴らしい音を出しました。

オーディオ機器を単純な「増幅装置」と考えるのは間違っています。それは失われた「音と音楽」を復元できる非常に高度な装置なのですから。
http://www.ippinkan.com/ear_912.htm


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c94

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
95. 中川隆[-14468] koaQ7Jey 2020年1月16日 07:37:05 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1387]

マランツやマッキントッシュのヴィンテージ真空管プリアンプと現代トランジスターパワーアンプとは相性が悪い。

改造して戻ってきたプリアンプ - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2013年01月12日

以前、名器とされる「マランツ7」(復刻版)を持っていたが、音質自体は気に入っていたもののレコードを聴かなくなったし、図体が比較的大きいし、12AX7(真空管)を6本も使ってあったり、トーンやバランスコントロールもあったりなので2年ほど前にあっさり知人に譲ってしまった。

「マランツ7」を使っていたときの記憶に低音域にプリアンプを使うと「ボワ〜ン」といったふくらみが過剰になって、量感はともかく分解能に問題があった。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/ce6f49b84a2fe64a4e34b576c86990eb


「プリアンプはもう要らない?」 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2010年06月22日

以前、低域用のユニットとしてJBLの130Aユニット(口径38cm)を使っていた頃に、プリアンプとして「マランツ7」を使用していた。

まあ、真空管プリの往年の名器としてよく知られたものだがこのときはメインアンプも真空管でなにぶん小出力のため、プリアンプで味付けしてやると適度に低域が膨らんでうまく聴けたものだった。したがって当時は絶対の必需品。

ところが、低域用のアンプをトランジスター(Lー01A:4Ω時出力140ワット)に取替え、SPを片チャンネル4本にしたときに「マランツ7」を入れてみると、パッシブプリと比べて低域がボワ〜ンとなって締りがなくなりとても聴けたものではなかった。

つまり、メインアンプとスピーカーが充実するとプリアンプの効果が如実に薄くなったというわけ。もちろんケース・バイ・ケースだろうがこれで自分は完全にプリアンプ不要論に傾いてしまった。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/dec430d10a98efbf08b2291285bfdd28


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c95

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
96. 中川隆[-14467] koaQ7Jey 2020年1月16日 07:41:57 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1386]
「音楽&オーディオ」の小部屋 2017年01月03日

先日の記事で掲載していた「71Aプッシュプル」アンプの画像。

https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/ebc8869f903352efb2e757b604a7ed84
       

この画像を見て「アレッ、おかしいな」と気付いた方はとても「観察力が鋭い方」であることを保証しよう。

もったいぶらずに種明かしをすると画像右側のボリュームつまみの位置(黒線)が午前9時になっている!

通常、パワーアンプのボリュームは絞らずに全開にして聴くのが当たり前なのでこれはいったいどうしたことか。

というわけで、この間の事情を述べてみよう。

システムにおけるパワーアンプの繋ぎ方は泣いても笑っても次の3系統しかない。(レコードを利用しない場合だが、もう一つ「マッチング・トランス」を経由する手があるがここでは省略。)


1 プリアンプから繋ぐ(パワーアンプのボリュームは全開)

2 アッテネーターから繋ぐ(パワーアンプのボリュームは全開)

3 DAコンバーターから直接繋ぐ

  (1) DAコンバーターのボリューム調整をしながら聴く(パワーアンプのボリュームは全開)

  (2) DAコンバーターのボリュームは全開にし、パワーアンプ付属のボリュームで調整しながら聴く

以下、逐次、解説してみよう。

1 我が家のシステムでは「プリアンプ」を入れて聴くと、力感は出てくるが繊細な音となるとイマイチだ。音の奥行き感、(それぞれの楽器の前後の位置関係)にちょっと不満が出てくる。結局どちらを採るかはプラス・マイナスがあって総合的な判断になるが、自分の場合は繊細さを優先するのでプリアンプはなるべく使いたくない。

と、ここまで記したところで、いくら「無責任で書きたい放題のブログ」といっても、わずかながらも良心は残っている(?)積もりなので念のためプリアンプを再度実験してみた。

使われている真空管は「12AU7」が4本あってうち2本は新品のムラード(イギリス)、残り2本は中古のテレフンケン(ドイツ)だったが、試しにテレフンケンをRCA(アメリカ:クリヤトップ)に変更してみたところ、アッと驚くほどの変わり様。

これほどの繊細さを表現できるのだから我が家のプリアンプは十分使える!使う球次第で豹変するので、やっぱり“うかつ”なことは書けない(笑)。

2 プリアンプの代わりにアッテネーターを使う方法もある。これも随分試してきたが、音が痩せて妙に神経質になるし、結局うまくいかなかった。アッテネーターに対する印象は目下のところ最悪だ。

3 こうなるとプリアンプを使わないときの残された手段はDAコンバーターからの直結しかない。当然(1)の方法が一般的だし、これまでずっとそうしてきたが、つい最近「物は試し」とばかりに(2)の方法で鳴らしてみたところ、音の力感はやや後退したが繊細さは明らかに向上した。

意外だった。

とりあえずパワーアンプ側からの言い分を聞いてみようと歴戦のアンプビルダーさんにご意見を訊いてみた。すると「普通はパワーアンプのボリュームを全開にして聴きますが、スピーカーも含めて機器同士の相性もありますのでボリュームを絞って聴いてみて、そちらの方が良ければ別にこだわる必要はありませんよ。」

「ボリュームを全開にしておかないとパワーアンプの能力がフルに発揮できないとずっと思ってきましたが、そうとは限らないんですねえ〜。」

けっして既成概念にとらわれることなく、スピーカーを部屋の真ん中近くに置いたりするなど「オーディオは何でもあり」なのだ(笑)。

結局パワーアンプのボリュームを絞ることはけっして好ましいことではないものの、DAコンバーターのボリュームを絞るよりはまだマシということもあり得ることが分かった、少なくとも我が家では。

そういうわけで自分の好みを優先し、このところ一系統だけだが、パワーアンプのボリュームを絞って聴いているのが真相だ。

最後に、いつもクルクル変わるので後日の記憶のため現在のシステムの接続状況を記しておくと次のとおり(2017.1.3現在)

CDトランスポート「ヴェルディ・ラ・スカラ」(dCS)は共通。


第1系統

DAコンバーター「NA11−S1」(マランツ) 
→ プリアンプ「大西式プリ」 
→ パワーアンプ「71Aプッシュプル」 
→ スピーカー「AXIOM150マークU・イン・ウェストミンスター」

主に聴くのはインターネットラジオで「モーツァルトの専門チャンネル」


第二系統

DAコンバーター「エルガー プラス」(ボリューム全開) 
→ パワーアンプ「171シングル」(ボリューム絞る) 
→ スピーカー「フィリップス」(口径30センチ:アルニコ・マグネットタイプ」)


主に聴くのは「ボーカル」と「小編成」の音楽


第三系統

DAコンバーター「27ixVer3.0」(ワディア)(ボリューム絞る) 
→ パワーアンプ「PX25シングル」(ボリューム全開) 
→ スピーカー「AXIOM300」(AXIOM80と共用)

主に聴くのはオーケストラやジャズそしてテレビ番組
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/ebc8869f903352efb2e757b604a7ed84


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c96

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
97. 中川隆[-14466] koaQ7Jey 2020年1月16日 07:55:00 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1385]
「音楽&オーディオ」の小部屋2016年05月15日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/e5b52b75fce84ff2021b96cda7829052

オーディオ仲間のU君(福岡)がリン(イギリス)のSACDを4枚送ってくれた。

クラシックからジャズまで、オムニバス形式でアトランダムに曲目が収録されているが、リンのことだから音像定位にものすごくこだわった録音だろうと察しはつくのだが、一聴すると何の変哲もない普通のCDの鳴り方である。

「リンほどのメーカーにしては大した録音でもないなあ」というのが正直な感想だったが、もしかしてオーディオシステムの方に問題があるのかもしれないと思い至った。何せ相手はリンなんだから〜(笑)。

これまでプリアンプ、パワーアンプ、スピーカーは八方手を尽くしてそれぞれ吟味してきてやり尽くした感があるので、これ以上替える手段は持たない。
そこで「押してもダメなら、引いてみな」とばかりに、プリアンプを外してDAコンバーターから直結でパワーアンプに繋いでみた。

使っているDAコンバーターは「dCS」(エルガー プラス)にしろ、「ワディア」(27ixVer3.0)にしろボリュームコントロールが付いているのでプリアンプもアッテネーターも要らない。

いやあ、驚きました。スケール感などはやや落ちるものの、楽器の位置の前後感などが克明にくっきりと再生してくれるではないか。精緻極まる音楽に変身とでも言えばいいのだろうか。さすがはリン。

レコードをやらずCDオンリーの我が家に限ってのことだろうが「プリアンプを介在させた方がいいのか、どうか」は永遠のテーマである。まあ「功罪相半ばする」といったところだろう。

そして、プリアンプを使っていた時は幾分冴えなかったアンプが、DAコンバーターと直結にしてやるとがぜん息を吹き返してくるのだからたまらない。逆も真なりで、プリアンプ使用時はエース的存在だったアンプが途端に色褪せるのだからオーディオは本当に面白い。

いつ何どき出番があるのか分からないので、使っていないアンプでも簡単に放逐してはいけないと、肝に銘じたことだった。

最後に、今回の騒動でものの見事に息を吹き返してエース級の座を射止めたアンプは「71Aシングルアンプ」(インターステージトランス入り)だった。ドライバー管は「MHL4」、出力管は「171」(トリタン仕様)、整流管は「180」(ARCTURAS)。
         
71系の真空管よ、永遠なれ
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/e5b52b75fce84ff2021b96cda7829052

「高音域不足」騒動記 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2016年04月30日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/bd38aba7def5beea9aec33ffc12dafdb

先日、音楽にもオーディオにもたいへん造詣が深くて、とても信頼のおける方からメールが届いた。

「最近のあなたのブログにはツィーターユニットの内容が多いのですが、もしかしてプリアンプの高域不足に原因があるのではないですか?」という趣旨だった。

「そうかもしれませんね〜。ちょっと実験してみましょう。」と返信。
さっそく取り掛かった。

現在使用している真空管式プリアンプには2系統の出力端子があり、それぞれ別個の真空管パワー・アンプを繋いでいる。

「PX25シングル」(以下「PX25」)と「71Aプッシュプル」(以下「71A」)である。

そこで、実験1。
第一系統のシステムの流れを替えてみた。

CDトランスポート「ヴェルディ・ラ・スカラ」(dCS) 
→ DAコンバーター「ワディア27ixVer3.0」 
→ パワーアンプ「PX25」 
→ スピーカー「AXIOM300+コーン型ツィター」

ワディアのDAコンバーターからプリアンプを介さずダイレクトに「PX25」に繋いでみたところ、スッキリ爽やかな音質へと大変身。
やっぱりねえと感激。

プリアンプは相性次第でパワーアンプを生かしも殺しもするが、これで「北国の真空管博士」の入魂の作品「PX25」の魅力全開となって実験大成功。

実験2
同様に第二系統のシステムの流れは次のとおりだが、プリアンプをいろいろ取り換えてみた。

CDトランスポート「ヴェルディ・ラ・スカラ」(dCS) 
→ DAコンバーター「エルガー プラス」(dCS:SACD用)
→ 「プリアンプ」 
→ パワーアンプ「71A」 
→ スピーカー「ウェストミンスター箱使用の2ウェイ方式」

旧来のプリアンプを含めて3台、それぞれ交互に繋ぎ替えて実験したところ、いずれも甲乙つけ難しだったが、強いて言えば現用中のプリアンプが一番安定感があるようだ。

つまり高音域不足がさほど気にならなかったのだが、ふと、面白いことに気が付いた。

プリアンプにパワーアンプを2台繋いでいた時よりも1台だけにした方が全体的に音に躍動感が出てきて低音域も高音域も充実したのだった。

ボリュームの目盛も通常10時の位置だったのが9時半ぐらいに収まったのには驚いた。

プリアンプに2台のパワーアンプを繋ぐのはご法度で、どうやら1台限りにしておいた方が良さそうだ。

もちろん、同時に両方の2台を鳴らさなくてもただ繋いでおくだけでもプリアンプには負担がかかるとみえる。

まあ、これは真空管アンプに限っての話だろうが、とにかくMさんのおかげで前進出来たので謝、謝。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/bd38aba7def5beea9aec33ffc12dafdb

グッドマン「AXIOM80」の魅力全開 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2017年02月14日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/da1fc3359ae6997c28b096edb9e74a3e

前々回に記したようにAXIOM80用に作った新たなエンクロージャーは、これまでとはまるっきり違う魅力を引き出してくれた。         

当日のシステムは次のとおり。
CDトランスポート(dCS) 
→ DAコンバーター(dCS) 
→ プリアンプ「大西式真空管プリ」 
→ パワーアンプ「171シングル」 
→ スピーカー「AXIOM80」

当然のことながら例によっていろいろ実験を試みた。

まずアンプを「171シングル」から話題沸騰中の「6FD7」アンプに交換して鳴らしてみたところ、悪くはないのだが「171」アンプのリアル感にはとても追い付かない感じ。

そこでプリアンプと相性が悪いのかもしれないのでDAコンバーターと直結して聴いてみたところ、俄然、音に生々しさが出てきた。

我が家で鳴らすときは「6FD7」アンプにプリアンプを繋ぐのはご法度である。
ちなみに、この「6FD7」アンプはSさんも注文されており、もうすぐ完成するとのことで「この音なら満足です。とても楽しみです。」とのことだった。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/da1fc3359ae6997c28b096edb9e74a3e
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c97

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
98. 中川隆[-14465] koaQ7Jey 2020年1月16日 08:05:14 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1384]
「音楽&オーディオ」の小部屋 2016年10月25日

レコードと違ってCDオンリーの愛好家の場合「プリアンプ不要論」は延々と続く「古くて新しいテーマ」である。

何ごとも「シンプル・イズ・ベスト」なので、プリアンプ無しでいい音が出ればそれに越したことはない。

「プリアンプは必要悪だ」という思いはずっと変わらない。
このテーマに対する(現時点の)じぶんの結論は「結局、相性の問題に尽きる」と考えている。

つまりDAコンバーター、メインアンプ、スピーカーがそれぞれの長所と欠点を補い合い「三位一体」として、うまく調和してくれればそれでヨシ、もし、そうじゃないときはプリアンプを介入させた方がマシ。

もちろんDAコンバーターにボリューム調整機能が付いていることが前提条件である。

プリアンプの代わりにアッテネーターを使うなんてのは論外だ(笑)。

今回の実験では

DAコンバーターに「27ixVer3.0」(ワディア)
メインアンプに「6FD7シングル」
スピーカーに「AXIOM110」(グッドマン:箱はウェストミンスター)

という組み合わせだった。

ちなみにこのDAコンバーターは初めからプリアンプを使用しなくてもいいような仕様になっており、出力インピーダンスは「1Ω以下」となっている。
胸をワクワクさせながら聴いてみたところ、これぞこれまで聴いた中でベストのサウンドだと唸ったねえ!(笑)。

周波数レンジの広さ、音の立ち上がりの早さ、低音域の力感と制動力も申し分なし。しかもDAコンバーターのボリュームが「60/100」あたりで十分な音量が確保できるのでエネルギー感にも余裕がある。

さらにプリアンプを入れていた時よりも明らかに高音域が素直になっている!
これなら「WE300B」アンプや「PX25」アンプの出番はもうないと一瞬思ったが、瞬間風速での感想は危険だし、後々ブログが書きづらくなるので、断言するのは止めておこう(笑)。

このアンプの生みの親の「北国の博士」にこの状況をぶつけてみると
「ケース・バイ・ケースですがプリアンプを入れると、どうしてもレンジが狭くなりがちです。その点この6FD7アンプは低音域から高音域までレンジの広さが持ち味なのでたしかに直結の方がいいかもしれませんね。」

そういうわけで、これからこのアンプを持っていって他流試合をする場合、プリアンプを使わなくて済むように予備のワディアのDAコンバーターも携帯してセットにして試聴しようと決めた。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/8869b0b4de316e64d7cfb05ee27048e4

「音楽&オーディオ」の小部屋 2016年11月01日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/53675333c7f218bf6cb681177029cc3c

新たに導入を決定したデモ用アンプ「6FD7」の試聴

チューブ オーディオ ラボ 6FD7シングルステレオアンプ
http://shinkuukan2.web.fc2.com/2016/Audiofair2016_2/fair2016_2.html
http://shinkuukan2.web.fc2.com/


システムの構成は次のとおり。

CDトランスポート「ラ ヴェルディ スカラ」(dCS) 
→ DAコンバーター「エルガー プラス」(dCS) 
→ プリアンプ「大西式プリ」 
→ パワーアンプ「6FD7シングル」 
→ スピーカー「AXIOM110+ワーフェデールのコーン型ユニット+JBL075ツィーター」3ウェイシステム


はじめに、女性ボーカルを聴いていただいたが、Sさんの第一声は
「低音域のエネルギー感は目を見張るものがありますが、中高音域の透明感というか抜けは今一つですね〜。」

「プリアンプを外してDAコンバーターのエルガー・プラスから直結にして聴かせていただけませんか。」

そういえば、ワディアとの直結はしょっちゅうやっているが、エルガーとの直結は滅多に試したことがない。これもボリューム調整機能が付いているので可能だ。RCAコードを差し替えるだけだから簡単そのもので1分で完了。

「いやあ、これは素晴らしい!何よりも気になっていた中高音域に透明感が出てきました。

やっぱりプリアンプが邪魔していたんですねえ。
この音はわたしの大好きなブリティッシュ・サウンドそのものです。

6FD7アンプは私も是非欲しいですね。それに出力管もさることながら出力トランスの優秀性が際立っていると思います。」
広い帯域を身上とするこの出力トランスに目を付けられたSさんの慧眼には驚いた。

「市販されている機械巻きのトランスと違って個人の丁寧な手巻きによる出力トランスですからその効果は歴然としています。それこそ製作者は福岡市近郊の方だそうですよ。北国の博士が優秀性に着目され実際に使用されていますので折り紙つきです。このトランスの存在なしに、この音は語れないでしょう。」と、自分。

それにしても、Sさんは絶対的なプリアンプ使用派だと思っていたので「プリアンプを外す」というご提案は意外だった。

「ケースバイケースでプリアンプの程度次第ですよ。
中途半端なものなら入れない方がいいです。

この6FD7の特徴は無色透明なところにあるようですからスピーカーの個性をそっくり活かすならプリアンプ無しの方がいいと思いました。」
さあ、ここから我が家の手持ちのアンプテストに入った。このDAコンバーター直結状態のもとで次々にアンプを取り代えて試聴した。何しろアンプの個性が一目瞭然に分かるのだからこたえられない。

そして「171シングル」「71Aシングル」「71Aプッシュプル」「2A3シングル」がいずれも枕を並べて討ち死に〜。何も比較してやらなければ誇り高く生き残れたものを・・・、無念(笑)。

それにしても、このチビちゃんアンプ「6FD7」は出力トランスが出力管を生かしているのか、出力管が出力トランスを生かしているのか、どうも両者の主従関係がよく分からない。いい真空管アンプとはそういうものだろう。もちろん、独特の回路も良質な整流管も陰の主役だ。

なお、併せて2のテストもしたわけだが、この“にわか作り”の3ウェイシステムは十分鑑賞に耐え得るものだった。自画自賛になるがフルレンジのときよりもずっと広帯域になってハーモニーにも違和感はない。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/53675333c7f218bf6cb681177029cc3c
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c98

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
99. 中川隆[-14464] koaQ7Jey 2020年1月16日 08:14:04 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1383]

プリアンプ機能付き DAC 推奨品

>>69
超高性能 DAC Topping【 D70 】55,000円

TOPPING社の新型DACでプリアンプ機能も持つ
Topping DAC D70
https://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=143303697

____


>>12
CD 専用プレーヤー EAR Acute Classic
メーカー希望小売価格 890,000円(クロム仕上げ・税別)・798,000円(ブラック仕上げ・税別)
https://www.yoshinotrading.jp/products/ear/cd-player-1/

CD 専用プレーヤー EAR Acute Classic _ ティム・デ・パラヴィチーニの世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/853.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c99

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
100. 中川隆[-14463] koaQ7Jey 2020年1月16日 08:22:43 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1382]
2012年8月 3日デジタルボリュームとアナログボリューム
https://nw-electric.way-nifty.com/blog/2012/08/post-5cf7.html


名前だけ見るといかにもデジタルで処理したボリュームの方が性能が良さそうに思います。

では実態を見て行きましょう。

ここでは、分かりやすく表現するために、若干大げさな設定で比較していきます。
DACは16bitです。

   16bit DAC 2^16 = 65536ステップ   96dB
これが表現できる電圧のステップ数になります。 
ステップ数が少ないと階段状になり、ステップ数が多いと滑らかに波形を表現することができます。
 
 

■デジタルボリュームの場合のブロック図
           D-Data         D-Data  
  デジタルソース−−−>ボリューム−−−−>
 
             10mV         50mV
        DAC−−−−>HPA 5倍−−−−>HEADPHONE 
  ※) D-Data:デジタルデータの略


■アナログボリュームの場合のブロック図
           D-Data      2.0V  
  デジタルソース−−−>DAC−−−−>
 
                10mV         50mV
        ボリューム−−−−>HPA 5倍−−−−>HEADPHONE 
 
 
どちらも、ボリュームで必要な電圧に調整してヘッドホンへ届けることが出来ます。

ボリュームの減衰量は、2V÷10mV= 1/200倍です。 約-46dBです。
アナログの場合2Vの信号を10mVまでそのまま小さくすることができます。ステップ数も減りません。

ボリュームを通った信号はインピーダンスが上がり、ノイズ混入やチャンネルセパレーション悪化などの悪影響があります。部品や配線の工夫などでその影響は無視できるほど小さく出来ます。 極小ボリュームだと接点(摺動子)に電流が沢山流れるとそこで歪が発生すると言われていますので、ある程度サイズの大きなボリュームが望ましいです。 16型程度が許せる最低ラインと思います。

デジタルの場合は96dBあるダイナミックレンジを-46dB減衰。つまり50dBまでダイナミックレンジが狭くなります。 ステップ数でいいますと、316ステップ。 bitに換算すると8.3bit程度。

さすがに音声信号で300ステップというのは、粗さが目立って汚い音になることが想像できます。
      どちらのボリュームが良いか、一目瞭然ですね。
 
表現を分かりやすくするため、少し大げさな条件での比較となりましたが、30Ωのヘッドホンで50mVというと、0.1mWくらいになりますので能率が高めのヘッドホンなら普通に聞ける音量でもあります。 特に高精度なボリュームではなくても、16型(300円程度)ボリュームで十分に勝てます。

  
ちなみに、デジタルスケーリングされた音は、20bitDACで-1〜-2dBの減衰でも、アンプやスピーカーの表現力が豊かだと音場が違ってくるのが認識できます。 
(このくらいでは劣化したというほどではありませんが、聞き分けられるということです。 )
 

 
 
これはWolfsonのWM8711LというDAC-ICのブロック図なのですが、内部DACの後にアナログボリュームがあって、ヘッドホンドライバへと繋がっているのが分かります。 
この構成はデジタル領域で一切情報を欠落させず、DACをフルレンジで使用していて音量調整はアナログ領域で減衰さるという仕組みです。
DACメーカーもそれなりに考えて製品を作っていますね。   
 
やっぱりDACはフルレンジ使用が基本です。 たとえ20bitDACでも24bitDACでもです。
  
 
 

※正確な理論ダイナミックレンジは 6.02xbit数+1.78 [dB] です。 
  16bitの場合98dBとなります。
  この1.78dBというのは量子化ノイズ(ノコギリ波)の実効値です。
  上の説明では、量子化ノイズを除いて表現しています。


コメント

>ちなみに、デジタルスケーリングされた音は、20bitDACで-1〜-2dBの減衰でも、アンプやスピーカーの表現力が豊かだと音場が違ってくるのが認識できます。
では、(−1〜−2dB)デジタルスケーリングされた音と、アナログにより(−1〜−2dB)減衰した音を実際に比べた事がありますか?


私はあります。細心の注意を払って作った実験用アナログプリ・ATT、更には大枚はたいて超々高級プリアンプを導入したり、いろいろやりましたが(減衰量は−20〜28dB)、「圧倒的に」デジタル式が高音質でした。

これらの実験から、アナログボリュームの限界は意外に低く、一般的に言われるデジタル式とアナログ式の比較論は現実的では無いと思います。
投稿: K.K | 2019年3月 8日 (金) 17時06分

K.Kさん
おっしゃる通りですね。
デジタル処理は日々進化しており、デジタル領域でのスケーリングの方が劣化するとは言えないと思います。

私が試聴したのは、ずいぶん昔のことで、モデルはマランツのProject D-1です。 0dBとそれ以外(-1dBなど)とで音の印象がガラっと変わっていました。

後段のアンプの(アナログ)ボリュームを弄るまでもなく変化を感じました。

0dBでは鮮烈かつパワフルな「キレ」があるのに、スケーリングをかけた途端、やわらかく、まろやかになったと記憶しております。抵抗による(アナログ)ボリュームをちょっと回転させても、ああいう音の変化を感じたことはありません。

アキュフェーズやLUX、TAD、マッキン、Jeff、NAGRAなど、アナログ式を継続しているメーカーがありますが、アナログ式とデジタルスケーリングのどちらが良いかは、もう一概に言えないですね。
投稿: たかじん | 2019年3月 8日 (金) 20時46分
https://nw-electric.way-nifty.com/blog/2012/08/post-5cf7.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c100

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
101. 中川隆[-14462] koaQ7Jey 2020年1月16日 08:37:50 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1381]
電子ボリュームの巻き

ハムさんの日記にもあったように電子ボリュームを搭載されたアンプの新製品がでるようです。
ハムさんの日記 → http://d.hatena.ne.jp/hamtaro/20060825
メーカサイト   →  http://www.marantz.jp/ce/news/press/2006/20060725sc7s2.html

価格はなんと70万円以上もします。私のオーディオシステムが丸ごと買えそうな値段でしょうか(笑)。

このような値段のアンプには全然触手が動かないですね。え、なぜかって?
だって4000万円もするようなフェラーリをみても物欲が全然沸かないのと同じことですよ。私の守備範囲外です(爆)。


電子ボリュームを使うきっかけ

さて、電子ボリュームは私も以前に色々と試したことがあります。
もともと、いわゆる普通の2連のボリュームのギャンギングエラーを避けるために採用したのがきっかけです。

というのも日頃は小さい音量で使うので、ボリュームをほとんどまわさないのですが、
最初につかったコスモの通信用VRは最初に左から音がでて、次に右から音がでてといった感じです。

音そのものはよいとしても、音量差には我慢できないものがありました。

最初の電子ボリューム(VCAタイプ)

最初につかった電子ボリュームは三菱のもので、電圧コントロールタイプ(VCA)のものです。

もともとの用途は廉価オーディオ用でしょう。音はそれなりでした。
ただ問題は電源を切ると制御電圧がゼロに近くなりボリュームが最大になってしまいます。

そのため音楽をならしながらアンプの電源を切ろうものなら音が突然大きくなって(烈しい騒音)、びっくりしてしまいます。
MUTE回路なしでは使えない状態でした。まあ、これについては音があまりよくなかったのですぐにやめました。

    三菱M5241L。VCAタイプの電子ボリュームで廉価でした。

 電圧−減衰特性。電圧ゼロでボリューム最大になるなんて、つかいにいぞ!

次なる電子ボリューム(アナログSW+抵抗アッテネータ方式)
市販の電子ボリュームは諦めて、次に取り組んだのがアナログスイッチと抵抗で組んだディスクリートの電子ボリュームです。

アッテネータを2段に分けて、前段を8dBステップの8段階、後段を1dBステップの8段階にして8×8=64ステップとしました。

マイコン制御は面倒だったので、12BitのAD変換器の下位6ビット出力をそのままアナログスイッチのデコードとして入力しています。
これでー63dB〜0dBまで1dBステップにて調整できる優れものの完成です。

とくに不自由な点はなかったのですが、なにぶんAD変換器の出力を直接つないでいるのでビット境界になると1dBの差で音量が変わります。
音量が変わるだけなら大丈夫ですが、切り替わるときのグリッジ音がノイズのように発生してしまいます。

ほんのすこしボリュームを動かせばノイズは消えますが、やはり面倒です。
それにつかったアナログスイッチが悪かったのか、音にすこし劣化を感じました。
まあ、機会があれば部品の交換でもみようとは思っていましたが、グリッジノイズだけはどうしようもありません。

これは一時期にヘッドホン用のボリュームとして使っていましたが、しばらくして使わなくなってしまいました。

自作のディスクリート電子ボリューム。部品を奢れば、もっと高音質がねらえたかな?

やっぱり普通のボリュームに戻る(抵抗アッテーネータ方式)
この時点で電子ボリュームはやや諦めモード。で次に取り組んだのは原点復帰というか、

23接点のロータリースイッチと固定抵抗を組み合わせた抵抗アッテネータです。
これは、音の劣化もなく音質面ではよかったのですが、いかんせん操作フィーリングが悪いのです。

とにかくスイッチが硬い。ボリュームをまわすににしっかりとつまみを握らないといけないなんて・・・・。

スイッチの板バネの強度等を調整しましたが、やわらかくしすぎると、逆にスイッチの接点の摩擦する感じがつまみに伝わってきて、
これまた雰囲気がよくありません。

最後はこれかな?(普通のボリュームに戻る)

そうこういいながら、秋葉原でアルプスの標準サイズのデテントボリュームをみつけそれに交換して、
今にいたってます。このボリュームで特段不満はありません。


これはミニデテント。標準サイズは生産中止の様子。


最近の電子ボリュームは高機能

さて、話がそれましたが電子ボリュームのよいところはなんといっても、ギャンギングエラーがない(厳密にはあるが、無視できるレベル)点と、
設計に自由度がでる点でしょう。とくに後者は重要な点です。

通常のボリュームをつかうと、どうしてもシャフトを延長したり、あるいはアンプ基板から配線を伸ばして全面パネルまでもってこなくてはいけません。

とくに配線を伸ばすとS/N劣化の要因になってしまいます。電子ボリュームならアンプ基板の入力から最短位置におけますから、S/Nの点でも有利です。

それにICの内部で音量変化時にノイズがでないように、入力信号のゼロクロス時に音量が変わるような工夫もしてあります。

また、ホームシアターなどをしようものなら6連くらいのVRが必要ですが、電子ボリュームなら複数チャンネルの同時調整もいとも簡単にできます。
音質については、色々な意見があるので省略しますが、カタログ値はすばらしいものがあります(PGA2310でD-rageが120dB)。

HiFi用にも十分に、というより実装のメリットから考えると普通のVRよりも高性能かもしれません。

それと電子ボリュームの最大のメリットとして、オーディオにはあまり関係ないかもしれませんが、ゲインの設定が定量化でき、
同じ数値に再設定できるます。そしてPGA2310のゲインエラーはなんと0.05dBです。
ちなみに普通のAカーブのボリュームをつかって同じ出力値に再設定するのはほとんど不可能です。

すこしのつまみのずれでも出力が10%程度は簡単に変わってしまいます。

まあこのようにメリットの多い電子ボリュームですが、難点といえばマイコンが必要になる点でしょうか・・・・

PGA2310をつかってみた

PGA2310はDigiKeyで容易に入手できます。使い方はマイコンと3線シリアルで接続すれば、C言語で10数行のプログラムで動作可能です。

周波数帯域も1MHzくらいまで延びていますから、前述のようにD-rangeおよび歪率の点からも、低周波数の計測器にも十分につかえます。
とくに電子ボリュームの特徴である、「同じゲインに再設定ができる」という利点が大きいです。

これをロータリースイッチで組もうと思ったら出来ないことはないのですが、抵抗値選びや配線が大変です。
それに配線が複雑になればなるほど外来ノイズに弱くなってしまいます。

で、実際に作った計測器のプロトタイプ(これは趣味で作ったもの)はこれです。

用途が判らないようにしています(ごめんなさい)。


一応中味は公開します。でも主要なICは判らないようにしています。

この計測器の中には3個のPGA2310が入っています。1つはセンサ信号を増幅するメインの役割。

残りの2つは、勿体ないつかいかたですが、ヘッドホンのボリュームとアラーム音のボリュームとしてつかっています。

とくにヘッドホンやアラーム音のボリュームは普通のAカーブのボリュームでよかったのですが、

パネルの配線数を極力減らすことを目的として、あえて高価なPGA2310をつかっています。信頼性重視です。


真ん中のPGA2310がセンサ信号増幅用。右のPGA2310はアラーム音量の調整用。


PGA2310のプリには高性能なOPA627を使用。ここでのゲインは60dB

PGA2310はゲインがおおよそ-90dB〜30dBですが、1以上の増幅率とするため0〜30dBの範囲をつかっています。

そして2ch分をカスコード接続することによって0〜60dBの増幅器としてつかっています。

ゲインはロータリーエンコーダをつなげて0.5dB単位で調整できるようになっています。

Gはセンサゲイン。SPはアラーム音レベル。HPはヘッドホンレベル。
とくにアラーム音の調整にPGA2310をつかうのは、完全なオーバークオリティです。
LCDは秋月のドットマトリクスタイプです。バーグラフを書くのが便利です。

計測器という用途からわかるように、その前段にはプリとしてオペアンプがはいっています。PGA2310自体の入力インピーダンスが高くないので、
バッファーは必要なわけですが、初段でゲインを稼ぎたかったので前段のオペアンプで60dBのゲインを得ています。

ちなみに、そのオペアンプはOPA627をつかっています。

最初はもっと安いものをつかっていたのですが、さすがに総合ゲイン120dBにすると、ちょっと粗がでてきたのでOPA627をつかいました。

これはとても安心して使えるICです。お値段はすこし高いのですが、計測器の心臓部だと思えば納得できるC/Pです。

(オーディオ用にはもったいない気がいつもしています・・・・)

話はオーディオとは関係ない話になってしまいましたが、PGA2310は高性能で計測用途にも十分につかえます。

いづれオーディオ用にもつかってみようかと思っていますが、マイコンプログラム(PICアセンブラなど)が下手なのでなかなか取り組むきっかけがありません。
H8くらいのマイコンならC言語をつかって組めるのですが、それではオーディオ用としてはたいそうですからね。
http://www.easyaudiokit.com/Annex/memorandom/volume.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c101

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
102. 中川隆[-14461] koaQ7Jey 2020年1月16日 08:45:18 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1380]

プリメインアンプ マランツ(marantz) PM8006

電子ボリュームについて 2018/09/27
keromasaさん

購入して約2ヶ月が経過し、音質や機能などは大変満足しています。
ですが新搭載されたデジタル制御ボリュームについて違和感があり、質問の形で投稿しました。

ボリューム最小の状態から、適切な音量まで上げていくと、音量の上がり方が段階的に上がります。

アナログボリュームではないのである程度段階的に変化するのはしょうがないと思いますが、ちょっと極端に変わる感じがします。
個人的な感覚の問題もあると思いますが、自分にとって、丁度よい音量を通り越してしまう感じです。

集合住宅のため、あまり大きな音量にはできない事情もあり、余計にそのように感じている可能性もあります。(ボリュームノブの位置は時計の針の9時程度です)
皆様方のPM8006はどのような感じでしょうか?
ちなみに当方の個体は2017年製造品で、割と初期のロット品と思われます。

以上よろしくお願い致します。

blackbird1212さん
2019/05/02 01:15

keromasaさん、みなさん、こんばんは。
古い質問ですが、浮上していたのでちょっとだけ。

なんか、本質的な事実を知らないので、
このような誤解と間違った回答が繰り返されるようですね。

keromasaさんの直面した問題というものは、
現実に簡単に起こることです。
あっ君。さんのものが支障なく操作できているのは、
単に当たりを引いただけです。

現在使われている主流の電子ボリュームというものは、
IC化されたアナログ抵抗を電子スイッチで切り替えて
抵抗値を変化させることで音量調整しているアナログボリュームです。

問題は、その制御信号(デジタル信号です)をどうやって作るか、です。
この機種は、モーター付きの単連可変抵抗器を動かすことで、
抵抗値の変化(実際には電圧の変化)を読み取って、
その値をアナログ→デジタル変換することで制御信号を作っています。

このようなシステムにすることで、従来と同じ手で回す感触が得られ、
ロータリーエンコーダーを使った、くるくる回って止まらない違和感から逃れ、
リモコン操作でモーターを動かして音量調整することが出来ます。
つまり、従来と同じように使えるわけです。

しかし、使っている可変抵抗器に抵抗の塗りムラがあった場合、
可変抵抗器を直接使った場合のギャングエラーによる左右の音のばらつき、
これと同じ現象が起きるわけです。

2連の場合、片側が正常でもう片側にムラがある場合に、
左右で音量変化に違いが出てしまうわけです。
つまり、正常なものと正常ではないものが組み合わされることで
ギャングエラーによって左右の音のバランスに狂いが出るわけです。

実際、どのくらいの確率で正常ではないものが混じるのかはわかりませんが、
2連のアナログボリュームを使ってもギャングエラーが必ず起きるわけではありませんが、
1個しか使わないとしても、当たり外れの問題からは逃れられるわけではありません。

デジタル信号の生成にアナログの可変抵抗器を使っている以上、
抵抗のムラによる不正規な音量変化というものは、
電子ボリュームでも起こってしまうということです。
これを避けるには、ロータリーエンコーダーを使うしかないわけですが、
リモコンでの音量変化には別回路をもうけなくてはならないなど、
コストアップにつながるので、難しいのかもしれません。

こういう現象を避けたかったら、
リモコンで音量調整が出来る場合、
本体のノブが連動して動かないもの、
を選ぶくらいでしょうか。

keromasaさん 2019/05/02

blackbird1212さん
書込みありがとうございました。真の原因について理解することができました。
本器は、確かにロータリーエンコーダーは使用されてないですね。(コストの問題でしょう)

結局、コントロール用電圧を生成する可変抵抗器の精度の問題なので、私のように当たりはずれ問題となりますね。
ボリュームノブが時計の9時以降であればスムースなのも合点が行きます。
私は2台連続で外れました。(*_*;

現状、15dB程度のATTケーブルを自作し、プレイヤー側のゲインを落とし、問題を回避してますが、本体の保証が切れたら、内部に手を入れてみます。
VRが電圧生成なら、いくつか方法は考えられますが、自分で何とかできそうです。

ご助言ありがとうござました。
https://bbs.kakaku.com/bbs/K0001007524/SortID=22142156/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c102

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
103. 中川隆[-14460] koaQ7Jey 2020年1月16日 08:53:54 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1379]
電子ボリュームを使ってみた
http://www.maroon.dti.ne.jp/jyaku9/koneta/koneta6/koneta.html


秋月で安価(\300)に手に入るナショセミの LM1972 を使って、ヘッドホンアンプを製作します。 まあ、アンプはおまけですよw  ただ、そのまま作っても面白くないので、フォトカプラでデジタル回路と絶縁してみます。 (これがよけいだったかもしれない・・・w)


(1) 電子ボリューム
世間一般的に電子ボリュームの利点は、

・ボリュームのギャングエラー(左右で音量が異なる現象)がない。
・ボリュームによる音質劣化(まあ、俺は気にならないがw)がない。

など言われています。

要するに、秋月で売っているような2連ボリュームで満足している人には、必要のないものでしょう。

え? 私ですか? ぜんぜんOKですよ。秋月でw

じゃ、なんで作ってみることにしたのか?
技術的な興味ですねw


(2) ヘッドホンアンプで試してみる
さっそく設計・・・

図1 回路図
http://www.maroon.dti.ne.jp/jyaku9/koneta/koneta6/datas/circuit.pdf


で、こんな感じに製作しました。


図2 実際に製作した回路


・電子ボリューム部分は LM1972、制御には AVRマイコンの TINY13A を使用しました。

マイコンの ADC でボリューム VR1 の値を読込み、一定値以上の変化があった場合、電子ボリュームの音量設定を変更するようにしています。 今回はマイコンのノイズ対策として、フォトカプラによる絶縁を行っています。 これで、マイコンからのノイズ混入を恐れる必要がほぼなくなりますね。 また、1 ピン余りましたので電源LED D4 を PWM で音量に合わせて明るさを変えるようにしました。

* TINY13A 用のソースは TINY13A_LM1972.zip です。よかったらどうぞ。

・今回もお手軽な単電源仕様です。
仮想 GND の生成に OPA277 と LME49600 を使用しています。今まで作った中で一番高級ですw

・アンプ部分は LME49720 と LME49600 を使用しています。
LME49720 と LME49600 の組み合わせは結構評判なので、私も試してみたくなりましたw

(3) 測定結果
まずは、アンプ部分の特性をはかって見ました。

・歪み率測定結果

図3 歪み率(30Ω負荷)

0.003〜0.005[%] 程度ですか・・・期待してたほど良くないですね。 歪み率だけ見ると以前作ったお手軽ディスクリートアンプ程度の性能で少しがっかりです。 というのも、LME49720 のカタログスペックでの歪み率は 0.000009[%] と記載されており、 ものすごく低い歪み率になるかな? と期待していたところもあったのです。 ま、そもそも私の測定環境では 0.003[%] が測定限界なので測定できませんが・・・w

・30[Ω]負荷での方形波応答
リンキングもなく綺麗なものですね(図4参照)。

図4 方形波応答(30Ω負荷)

・0.1[uF]負荷での方形波応答

0.1[uF] でも発振はしませんでした。これならば発振対策は不要でしょう(図5参照)。

図5 方形波応答(0.1uF負荷)

・DCオフセット電圧

アンプのオフセット電圧は 1.5[mV] 程度でした(図6参照)。 この程度なら、データシートになるような”DCサーボ”までは必要ないと判断します。 たまたま当たりを引きましたかね?

図6 無信号時の出力(DCオフセット)

・RMAA(RightMark Audio Analyzer) の結果

詳細は こちら です。
http://www.maroon.dti.ne.jp/jyaku9/koneta/koneta6/rmaa.htm


測定結果から見てわかるとおり、音質には不満はありません。 気になっていたマイコンのノイズもオシロスコープでは観測できませんでした。 もちろん聴覚上も問題ありません(くそ耳ですがw)。 とりあえず、ヘッドホンアンプとしては合格点です。

補足 : 毎度のことですが、クロストークが若干悪いのは GND 共通なので妥協ですね。 改善したい場合は、LR で 回路と電源を独立すればよいでしょう。 どのみち普通のヘッドホンでは最終的に共通になっちゃいますがw
* 注意ポイントは、電源 OFF の時のノイズがものすごいです。

 「ポッ!」とか言う生やさしい物ではなく、「バリバリバリッ!!!」という感じでかなり大きい音でなるので、 精神衛生上よろしくありません。 OPアンプを OPA2134 に変更しても一緒なので、LME49600 が犯人っぽいですね。 まあ、しょうが無いのでリレーを追加しました。

 ちなみに、今回はちょっと変わったリレーの接続をしてみました。 電源 OFF で瞬断したいのですから、ダイオードを大容量コンデンサの前に入れればOKかな?  と思ったら案外うまくいきましたw 結果的に電源 ON 時のポップ音まで消えて全くなくなりましたが、なぜ消えたんだろ?

・・・わずかでも負荷への接続が遅れることで、アンプが早く安定するのでしょう・・・と予想w

(4) 電子ボリュームのノイズ
さて、電子ボリュームの話にうつります。

ボリュームを変更したときに僅かですがノイズが発生します。 ”グリッチノイズ”っていうんですか? 「チチチ・・・」という感じです (再生時にはまったくわかりませんが、無音時であれば僅かに聞こえるレベル)。

感覚で言ってもあれなので、そのノイズを WaveSpectra で測定したものを図7に示します。 WaveSpectra の設定を「ピーク」に設定し連続でボリュームを変化させました。

データを見てみると、全体的にレベルが上がってますけど 75[Hz] にピーク、次いでその2次高調波かな? 150[Hz] にピークが見て取れます。 うーん、何の周波数でしょうか? LM1972 のクロックにしては遅いし、ボリュームの変更間隔でもないし、60[Hz] のハムでもないですしね・・・ ちなみに、大きさは -90[dB] 弱です。 なんか数字だけ見ると聞こえるの? というような微妙なラインですが実際聞こえるんですよ! 気のせいではないと思います。

図7 グリッチノイズ?


(5) 電源のせいか?

DCオフセットがあるとグリッチノイズが出とあったので、確認のために LM1972 のオフセットを調べてみましたが 1.4[mV] 程度と、 まず問題ない値でした

(LME49720 のバイアス電流からオフセットを見積もっても正常範囲です)。 また、「FET 入力の OPアンプを使用するべし!」とありましたので、LME49720 から OPA2134 へ変更してみましたが変わらずです。

DCオフセットが原因でないとすると電源でしょうか?  そこで電源ラインを調べてみると、ボリューム変更時に電子ボリュームのボリューム変更に同期した変動がありました。

図8 ボリューム変更時の +6[V] 電源ライン

図8は +6[V] 電源ラインですが、1回の音量変更につき 60[mV] 程度の比較的大きな変動があります。

図9 ボリューム変更時の -6[V] 電源ライン

図9は -6[V] 電源ラインですが、+6[V]ラインと比較すると小さく ±10[mV] 程度の変動でした。

フォトカプラにはボリューム変更時に、8〜10[mA] 程度のパルス状の電流が流れますので、 これが +6[V] ラインを揺さぶっていると考えられます。 ちなみに、-6[V] ラインのほうが小さい理由は、フォトカプラの負荷側の電源を +6[V] と GND から取っているためと思われます。

というわけで、電子ボリュームのデジタル電源を別途外部から供給しても見たのですが、 結果グリッチノイズは消えませんでした。

まあ、変動は大きいですが周波数が遅いので、この程度の電源ラインの変動は OPアンプが吸収してしまっているはずです。 やはり、原因はフォトカプラのスイッチングによる電源変動ではないのか? 正直ちょっとお手上げですなぁ・・・(´・ω・`)


(6) まとめ
というわけで、まとめです。


・今回の方法でマイコンのクロックノイズは観測できませんでした。
というか、マイコンからのノイズが相当小さいので、絶縁までは必要なかったんですかね?  とりあえず言えることは、「マイコンを混在させても電源さえきちんと処理すれば影響はほとんどない」って事ですね。


・しかし、電子ボリュームのグリッチノイズに対しては相当神経質になる必要がある。

音量変更しなければノイズは乗らないわけですが、 完成度を高めるためには”グリッチノイズをどこまで小さくできるか?”が肝でしょうね。 少なくとも私の回路構成では完全無音というわけには行かないようです。

・・・といっても、そんなに手抜きしたつもりもないので、 「そもそも LM1972 は ”完全無音” でボリューム変更できるのか?」という疑念も生まれ・・・ うわぁ、最悪だ!責任転嫁とか!! ううう、私が屑なだけです。ナショセミさんごめんなさいw


補足 : 残ってる対策ですが、「きちんとした±の両電源を使用して、さらにデジタル電源を強化する」事くらいですねぇ?  でもねぇ・・・単電源仕様でアンプ自体はまともに動作するのに、 ”たかだか数百円の電子ボリューム” のためにそこまでするのも何か変ですw

また、今回の記事の全否定ですが、”フォトカプラとか使用しない”方が逆にいいのかもしれませんねw。 あいつらは結構電流食いますので・・・

(7) 感想
最後に感想ですが・・・

正直、普通のボリュームでもいいんじゃないでしょうか?w

 べ、別に俺が LM1972 使いこなせなかったって言う、いいわけじゃないんだからね!(サーセンw)

まあ、今回 ”しっかりと電源対策すれば、マイコンを使用してもアナログ回路に影響は出ない。” ということがわかっただけでもめっけもんでした。 オーディオミキサーとかセレクタを作るためにマイコンを使用してもぜんぜんOKなわけですもんね。

さてさて、最終的には満足良く仕上がりではありませんでしたが、 これから LM1972 を使用しようかな? という人のために、少しでもこの記事がお役に立てたらと思います。
http://www.maroon.dti.ne.jp/jyaku9/koneta/koneta6/koneta.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c103

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
104. 中川隆[-14459] koaQ7Jey 2020年1月16日 08:59:54 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1378]
トランス式アッテネーターを導入・・・(2016/4/5)
    
SIC-MOSFETアンプにアップデートしてからは、プリアンプを使用せず、DAC(カプリース)のラインアンプを使用してきた。シンプルで具合はいいのだが、ネット記事によると、このラインアンプはあまり音質が良くないらしい。そこで、SNSで知り合ったM氏にお願いして、トランス式式アッテネータを製作していただいた。出力を2系統とし、ひと回り大きいケースを使用。トランスを極厚アルミ板にしっかりマウントした上でシャーシに取り付けたため音質がかなり改善した、とのことである。
プリアンプは相応の高級機でないと、アッテネータに敵わない。また、抵抗式アッテネータは絞る度合いによって音質も変化するらしい。そこでトランス式が廉価で効果も見込めると判断した。

使用後は明らかに音の鮮度が上がり、ドームミッドのトランジェントも向上、極めて満足できるサウンドとなった。ウェスタンの555Aが欲しいとは今後とも思わないだろう。
http://audio.nomaki.jp/#att

プリアンプ不要の時代 2015年 01月 10日

プリアンプには、

@音量調節機能
Aフォノイコライザー機能
Bトーンコントロール機能

があるが、最近はAやBを全く使わない人が多い。@はDACの可変出力に繋げば済むのである。しかも最近のUSB-DACはリモコンで音量調整もできる。ならばプリアンプは要らないのではないか。

かく言う私もDACの音量調整機能で十分満足している。ケーブルは十分遍歴を繰り返して、ローブースト傾向の好みのバランスで落ち着いているので、トーンコントロール機能は要らない。LPは大して聴かないので、単品の廉価フォノイコを買って、DACのAUX端子に繋げている。

もし単体プリアンプを買うなら、今後はトーンコントロールを使う人が、トーンコントロール機能つきのプリアンプを買う、とかLPも再生する人がフォノイコライザーつきを買う、でないと意味のない時代になったように思う。遅ればせながら、ようやくそういう認識に至った。

今は昔、クリスキットというアンプブランドがあった。かなり変人の桝谷という方の製品で、私も一度毒づかれたことがある。「プリアンプを変えるだけで音が変わる」が売りだったが、今繋いだらやっぱり音質が向上するだろうか。やってみないとなんとも言えないが。

このプリアンプにはトーンコントロール機能はないが、ローブーストSWがあるのはいい。クラシック音楽ファンならぜひ欲しい機能である。シンプルなデザインにも好感が持てる。

上は故上杉氏のメモリアルプリアンプのBROS-2011P。たいへん美しいデザインである。フォノイコ内蔵、トーンコントロールなし、リモコンなし、なのだが、こうした魅力的な製品も我が家ではあまり意味がないということになる。

最後はすでに生産完了となったラックスマンの旗艦プリアンプC-1000fである。トーンコントロールもフォノイコライザーもはなく、巨大な音量調節器の趣だ。価格は100万円を超えるが、DACの音量調整機能とどう違い、どう違って聴こえるのか、私はわかっているとは言えない。
http://compact.exblog.jp/23990827/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c104

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
105. 中川隆[-14458] koaQ7Jey 2020年1月16日 09:05:48 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1377]
>>44, >>45
トランス式パッシブプリアンプ 推奨品

MASTERSブランド - オーディオのイシノラボどっとこむ
トランス式パッシブプリアンプ
https://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/index.html

超お買い得 イシノラボのトランス式パッシブ・プリアンプ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/689.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c105

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
106. 中川隆[-14457] koaQ7Jey 2020年1月16日 09:09:16 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1376]

パッシブプリ(IN・OUT1系統)のシンプルさ - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2018年02月16日
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/1c2e238a03297d9b83d5d863be5179a2

パッシブプリを入手しました。早速自宅システムでプリアンプ(自作管球プリ)とパワーアンプ(Exclusive M4)の間に入れ「音出し確認」をしました。内部配線が一般品なので「曇った」音ですね。でもシンプルに減衰している様なので使い勝手が良いです。

内部配線がこれでは当たり前です。音出し確認で使いましたが、早急に内部配線を交換してやらないと「管球プリ」の実力が出て来ません。

元々Exclusive M4パワーアンプにゲインコントロールが有れば不要な代物。実際に自宅にM4を据え置くかはまだ迷っている。もう1台A級アンプを用意している。LUXMAN M-06αをD208システムで鳴らして使っている。こちらにはパワーアンプ側にゲインコントロールが有るので、こちらを使う場合はパッシブプリは不要となる。今度の日曜日にM4とM-6αを入れ替えて使ってみようと思っている。どちらが残ることになるか?楽しみにしている。M4用のフルテックヒューズも入荷した。同じ条件に近い状態が作り出せる。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/1c2e238a03297d9b83d5d863be5179a2

パッシブプリの内部配線交換(追加配線) - Mr.トレイルのオーディオ回り道
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/b73173db4bcb4afe6e0d4b907638bd4f

昨日到着したパッシブプリを一晩使いました。内部配線が一般の配線なので「曇った」様なサウンドに感じました。普通の方が聴いたら「普通」なのかも知れませんが、音質に拘る方が聴いたら一発で判るでしょう。

交換前の内部配線の状態。

内部配線を自分仕様の「最高級グレード」のケーブルに「内部配線」を追加配線しました。ボリュームの処のグランド端子や1・2の+端子の電極が小さい上に、間隔が狭いのでショートしない様に事前に形を作って、その形を保ったまま半田付けしました。オリジナルの配線は残したまま、追加で配線を加えたようにしました。(電気は抵抗の少ない方に多く流れます・・・おそらくオリジナル配線の方にはほんの少ししか流れないと思います)

出てきたサウンドは「ストレート」です。プリの出力をそのままスルーした様な表現力のあるサウンドです。線の細かった音が自然な音に近くなりました。出力を持ったプリアンプの2台使いより、こちらのパッシブプリの方が音量調整域が広く音質も良いです。24クリップのボリュームが心地よいです。しかし、このボリュームはMAXとMINの間隔が1クリップ分と殆ど有りません。MAXの処だけマークして使っています。これだけシンプルだと「内部配線」も楽です。それでも2時間ほど所要しました。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/b73173db4bcb4afe6e0d4b907638bd4f
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c106

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
107. 中川隆[-14456] koaQ7Jey 2020年1月16日 09:14:48 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1375]
MUSES72320 プリにチャレンジ - Innocent Key
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=1219

以前に電子ボリュームのチャレンジでは2度失敗しているのですがDACでかなりの飛躍を遂げたため、ノウハウを再投入して性懲りもなくまたチャレンジです。
今回の設計の特徴は次のとおりです。

•MUSES72320を使う。とりあえずアンバランスで。

•入力と出力にはアンプを入れる。それぞれディスクリートアンプにする。入力アンプは見かけ上の可変抵抗による劣化を防ぐため。

•レギュレータは今までの最高のものを投入する(アナログJung2000、デジタルJung95)

•ディスクリートアンプ用にDCサーボを入れる。


結論

明らかに失敗作です。ダラダラ書いても仕方ないのでズバッと書きます。結構頑張って作ったのですが。

まず設計の問題として電子ボリュームの入り口でディスクリートアンプを使うとDCが出るのでボリュームの切り替えノイズが出ます。

ゼロクロスポイントを検出しますが微小音量時にDCが残っていると検出できずにプチノイズの原因となります。

ディスクリートアンプ上でDCを調整してもすべての条件で安定するわけじゃないのでプチノイズは完全にはなくなりません。これは入り口のアンプをICに変えれば改善できますが、わざわざディスクリート用に設計にした意味があまりなくなってしまいます。

次に音質ですがやっぱりダメです。MUSE72320はこれで完全に見切りをつけました。
このプリをDACの出力に接続すると明らかに劣化をします。

試聴がスピーカだろうがヘッドフォンだろうが同じです。

もちろん電子ボリュームの電源は別供給にして理想状態に近づけていますが、それでも音質的には MUSES72320 を通過するとかなりの劣化があります。

もちろん以前作成したものよりはずっと音がいいのですが、やはりアッテネータや高級プリには完敗です。

それどころか間違いなくデジタルボリューム以下です。
コストと物量をこのようなところに掛ける価値はないと思いました。
結局これを使うならデジタルボリュームのほうが音はいいです。

どういう音質の違いかというと、DACダイレクトのデジタルボリュームの音質はアッテネータや高級プリを通すよりもさらに分離はよくストレートな音でした。
奥行が深いとか減衰がどこまでも伸びるとかそういう方向性です。

アナログのボリュームではまっさきに失われる部分です。
質の悪い抵抗や高い抵抗値もそうですね。

決して音色とかニュアンスがどうとかの問題ではありません。
音が消えるかどうかです。消えた音は戻りません。

アナログボリュームは悪いと言っても確かに高級な製品であればやはりメーカーのカラーという意味でプリを通すのも味があって良いものですが、単純な品質、忠実度だけならデジタルボリュームのほうが優れています。

よく言われるデジタルボリュームのビット欠けについては最新の DAC は内部処理が24bit以上なので16bit音源の再生ならば極端に音量を絞らなければ実用上問題にはなりません。

少なくとも自作 DAC のケースに限って言えばデジタルボリュームのほうが音は良いということです。
そしてアナログでデジタルボリュームを超えるのは本当に容易ではないということです。

このようになった原因として考えられる理由などは後述します。

高級プリってこれです
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=1219

たまたま比較する機会があったのですが、高級プリとは LINN の Klimax Kontrol です。


ラインレベルプリアンプ LINN Klimax Kontrol SE 
¥1,400,000(税別)
※生産完了(2015年6月時点)

SEへとバージョンアップをはたし、音楽ファンを一気に興奮状態に導いたリファレンスプリアンプKLIMAX KONTROL SE。 リファレンスと呼ぶに相応しい圧倒的な性能と、素材の持つ特質を活かした印象的な意匠をそなえたKLIMAX KONTROL(クライマックスコントロール)。

アルミ合金を削り出して仕上げられた2ピースからなる筐体内部には、高音質を実現するために表面実装で仕上げられた左右対称のパターンレイアウトの音声回路とスイッチモード電源等が整然と配置されています。音楽の生命を表現するカギとなるプリアンプの重要性を実感させるシステムの核。

カラーラインナップ:Silver/Black
◾入力端子:RCAフォノ3系統・XLR(2番ホット)1系統・KNEKT IN
◾入力インピーダンス:10kΩ(アンバラ)・7.8kΩ(バランス)
◾利得幅:−95.5dB〜+19.5dB
◾出力端子:RCAフォノ1系統・XLR(2番ホット)1系統
◾出力インピーダンス:300Ω(アンバラ)・600Ω(バランス)
◾サイズ:W350mm x D355mm x H60mm
◾重量:9kg
http://linn.jp/products/pre-amplifiers/klimax-kontrol/
https://note.mu/onojima/n/n5f65b2e18dee
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2960/20131226/40621/

ヤフオク! - オーディオ機器 - 「LINN klimax kontrol」の検索結果
https://auctions.yahoo.co.jp/search/search;_ylt=A7dPFljt3exaejcA3iBAPDh8?p=LINN+klimax+kontrol&aq=-1&oq=&fixed=0&ei=UTF-8&slider=0&tab_ex=commerce&auccat=23764&x=27&y=27


まぁこれに勝とうというのは無謀というものかもしれませんが、当然ながら音質、音色、魅力、全てにおいて MUSES72320 単発では勝負になりませんでした。
でも DAC直のデジタルボリュームは音質とかクオリティだけならこれよりいいんですよ。

それだとLinnの強いカラーや個性がないだけです。

重要なところはこのクラスの機材を持ってきても分離重視ならば DAC のデジタルボリュームのほうが良いってことです。

しかしだからこの機材に意味が無いってことじゃありません。
音楽はそれだけでは語れない要素があります。

この機材の特徴はそういうクオリティ本意の部分じゃなくて、最大の魅力はやっぱり音色でしょう。美音系で聞いていて癒やされる方向性だと思います。
音は明らかにソースから変わるのですがその方向性が決して嫌な音じゃなくていわゆる良い音になります。すごく上品さを感じる音色です。

このあたりはやっぱりメーカーの強いカラーと思います。高水準のクオリティを維持しながらわかりやすいメーカー独自のカラーと魅力をしっかりと出してくるわけです。

これはいいです。ハイエンドブランドの条件はこういうところだと思います。
制作サイドの言い方に変えると、上質なアナログアウトボードでソースに音楽的ニュアンスを付加するようなイメージでしょうか。

大抵そういう機材は高いもんです。
Manley、Neve、Avalon等でしょうか。
このプリも例に漏れずということだと思います。

その機材でなければならない理由がある。
それがなければ…単なる特性やクオリティ勝負だけでは、後発でより上位なものが登場した時にその機材は存在意義を失います。

Linnのチューニング方法

ではどうやってこのようなカラーを作り出しているのでしょうか。
所有者の方にお許しをもらってちょっとだけ内部を確認したのですが、いやー詳細はさすがに書けませんが面白いです。
セオリーに反したことをやっています。

電源なのですが電源で普通は Aのことが Linn では Bでした。

市販製品で Bになっているものはちょっと想像できません。というか存在しないと思います。こういうところが独自性なのだと思います。確かに音は変わると思います。

この単純なハイクオリティを実現するだけにとどまらず最後にウソというかありえないことをやるわけですね。

真面目なだけじゃ面白くない、どこか不安定だったり核心的な嘘が魅力を出す
このへん実は音楽制作と同じじゃないかと思いました。人間だってそうかもしれません。

そして音楽ではそういう意図的なタイミングや仕込みで思い通りにリスナーの心理をコントロールする、それで初めてプロと呼べるレベルと思いますので、Linn はそういう意味ではオーディオのプロでしょうね?

ハイエンドブランドのやり方が一つ分かりました。

でもそれは音楽制作と繋がる部分でした。面白いですね。

デジタルボリュームが優位になる条件
書き忘れていたので追記です。

アナログボリュームよりもデジタルボリュームが音質的に優位となるには条件があります。何でもデジタルボリュームがいいわけじゃないです。

そういえばお気楽 WM8741 を作った時はデジタルボリュームは悪くはないが圧倒的に優位とは思いませんでした。当時はボリュームを絞るとやっぱり劣化があるなと思ったものです。なのでデジタルボリュームが優位になったきっかけは基板設計をやり直して DAC 出力の SN特性が優秀になってからの話になります。

これは要するに DAC出力のノイズフロアが全帯域で十分に低く安定していて、データシート通りの SN を実現できていることがデジタルボリュームの高音質化の条件になると思います。

最近のハイエンド DAC になってようやくデジタルボリュームの優位性が出てきたのかもしれません。

なのでデジタルボリュームが優れているという事実は DAC のスペックが上がったことによる新しい法則だと思われます。

古い世代の DAC ならばアナログボリュームのほうが良いというのは正しいと思われます。

例えば当方の作成している DAC のノイズフロアは FFT観測で-150dB付近でリップルもありません。測定データのうち代表的な実測データを見せるとこんな感じです。
このような測定が実現できている場合は大抵のアナログボリュームよりもデジタルボリュームが良いはずです。
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=1219

アナログボリュームの減衰はこの DAC 由来のノイズフロア自体を押し下げる効果があります。

よく言われるアナログボリュームの優位性の一つです。
もう一つがビット欠けがないことです。

しかしアナログボリュームによる抵抗由来のノイズは DAC 出力に対して付加されるので、アナログボリュームが DAC のノイズフロアを下げる効果よりも抵抗ノイズが大きい場合には、アナログボリュームが音質的に劣る結果となるはずです。
逆にアナログボリューム由来のノイズが DAC のノイズフロアより低く出来る場合にはアナログボリュームがより優れた結果となるはずです。

デジタルボリュームの場合は DAC そのもののノイズ量は一定ですからデジタルボリュームで音質を絞ることは SN の悪化となります。

デジタルであっても減衰が大きすぎるとノイズフロアの上昇とともにビット欠け(16bit音源なら-48db以上の減衰)も起きますので、あまりにデジタルボリューム頼りになるのも考えものです。

なので実用領域でデジタル減衰量が出来るだけ少なくすること。
要はむやみに出力側のアンプでゲインを稼ぎ過ぎないことでしょうか。

これもデジタルボリュームが優位になる条件となりそうです。
10kΩのアッテネータから発生する雑音はどれくらいでしょうか。
こちらでも試算してみました。まずこちらの表を引用します。
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=1219

以前乗っていた計算が間違っていたので修正します。(2014/12/04)

音声帯域幅を 0-22kHzとした場合、10kΩの抵抗が音声帯域で生じるノイズが約1.9μVrms、DACのノイズはどれくらいかというと現代の平均的なハイエンド DAC では聴感フィルタなしだと SN は-120dB位がデータシートでは主流です。とりあえず-120dBで想定するとして、振 2Vrmsで SN-120dBならノイズは 2μVです。
大体現代の DAC の SN と10kΩの抵抗のノイズが同じくらいの量ですね。

そのまま抵抗のノイズが乗ってきた場合 DAC の S/N は-114dB位に悪化するということになるかとおもわれます。

これではアナログボリュームで信号レベルを減少させたときにノイズフロアが減少するというメリットがあっても抵抗由来のノイズで台無しです。

過去に何度もチャレンジしてきた内部抵抗が 10k〜20kの電子ボリューム(デジタルスイッチのアナログボリューム、デジタルボリュームではない)を通した時に DAC直よりも劣化してしまうのはこの抵抗由来のノイズが DAC のノイズに加算されることが原因だということはこの結果から判断できそうです。

大幅な劣化ではないにしろ DAC のスペックよりも S/N は悪化してしまうわけです。

最新のDACの真のスペックならば普通にアナログボリュームとして使われる代表的な抵抗値のノイズよりも低いわけです。

実際に MUSES72320 のデータシートを見ると最悪の場合 10uVものノイズを発生するようです。これは DAC の残留ノイズよりもずっと大きな値です。
ここから考えるとデジタルボリュームの音が悪く聞こえる DAC というのは、その DAC のノイズ特性が悪いということと同義だと思われます。

大体実測 SN が 110dB以上出ていればアナログボリュームの劣化も徐々にはっきりしてくると思われます。このあたりがデジタルボリューム優位となるかどうかの運命の分かれ道と言えそうです。

ところで AIT labo、SAYA のプリアンプで採用されている 300オームのアッテネータのノイズは 0.33uV ですから DAC の理論 SN よりもずっと低い数字です。
現代の最新 DAC でアナログボリュームの劣化を最大限に抑えつつ現実的な負荷の大きさで検討するとこれくらいの抵抗値を採用することが求められるのかもしれません。

最後にResonessence社のこちらの資料です。
http://resonessencelabs.com/wp-content/uploads/2012/05/invicta_analog_vs_digital_volume.pdf

DAC の SN とデジタルボリュームの性能についての数値データが有ります。

ただしこの表のアナログボリュームの SN の表記で 132dB という数字があるので熱雑音を含めていない理論値での計算だと思います。
132dB 出すには抵抗値 100Ω以下が求められますので DAC の負荷としてはあまり現実的ではありません。

例え理想アナログボリュームでの計算だとしても 16bitなら-40dBまではデジタルとアナログの差はないようです。
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=1219
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c107

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
108. 中川隆[-14455] koaQ7Jey 2020年1月16日 09:15:50 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1374]

抵抗、コンデンサの音質比較 - Innocent Key
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=1039

実験
前回の記事のヘッドフォン兼プリアンプで殆どの部品は試しています。下の写真です。
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=1039

一部は違う基板で実験したものもありますが、できるだけ他の部品と相対的に判断しているので概ね相対順位の位置づけ判断はできていると思います。ただし個人の主観による聴き比べが中心になっていますのである程度の限界はあります。人によって聞こえ方や印象が異なる可能性も十分に考えられます。そのため参考程度としてもらえるようお願いします。
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=1039

抵抗の比較
一応出来る範囲で世間で音質が良いとされているものを集めました。残念ながら写真はやや見にくくなってしまいました。主観じゃない測定による情報ならばこちら↓の抵抗ノイズ測定データを参考にしてもらえると良いと思います。
https://dcc.ligo.org/public/0002/T0900200/001/current_noise.pdf


resistor
1位 Vishay VAR
圧倒的な透明度と自然さです。透明感は高級な抵抗でないと絶対に出ないので他の音質的要素よりも抵抗の評価では優先されるべき点だとおもうのですが、この VAR は透明感以外の部分でも全てが最も優秀に聞こえます。レンジが広く、ナチュラルで柔らかい音なのです。これと比べると VSR も大分癖があります。試した限りこれ以上の抵抗はありませんでした。

2位 Vishay VSR
透明度は VAR と比べても相変わらず高いですが音質の自然さでは VAR に劣っています。ただし力みのある固い音なのでうまく音楽にハマれば VSR がより良い場合もあります。

3位 アルファ抵抗
ここまで 1-3位は全部金属箔抵抗です。
これも悪くはないのですが VSR のほうが全体的に良いですね。
他の抵抗よりはいいのですが実際に VSR 等と比較してしまうと、あえてこちらを選ぶ理由はなさそうです。安ければありかもしれません。

4位 Mills Resistor
ここから巻線抵抗になります。
この抵抗は透明度では巻線で一番でした。
VSR には及びませんがなかなか頑張っています。NS-2B と比べると大げさな音じゃなくておとなしい感じなのですが、それが逆に癖がなく扱いやすい音にも思います。
とはいえ金属箔抵抗と比べてしまうとインダクタンスのせいか高い音が少し濁っているように聞こえるのが難点です。巻線なので使い方によっては発振リスクも有ります。

5位 Dale NS-2B
低域が張り出したような量感のある音です。巻線らしい透明感も持ち合わせているのでこれはほとんどの方に好まれる音質だと思います。無誘導巻きですが NFB 抵抗では発振する場合もありますので使い方に注意がいります。

6位 Dale RS-2B
音質を優先するなら 5位までの抵抗を選びたいです。
これより下位はコストの為に何か妥協するときにしか選ぶ理由はありません。
巻線の透明感はあるのですが無誘導巻きではないので高域に結構癖があるのと、NFB抵抗に使うと簡単に発振してしまうため使える場所が限られます。
この抵抗を選ぶ最大の理由はコストが安いのに巻線の透明感があるからです。
これ以下の価格でこの透明感を出すことは知る限り不可能なので価値があります。
当時海外では1本80円くらいで買えたので 5位までの抵抗と比べると圧倒的に安い割にいい部分も残っているというわけです。高域の癖も音作りと割り切れるかどうかでしょう。

7位 マルツ LMFQ
自作オーディオの nabeさんがオススメしていた抵抗です。
金属皮膜はいろいろ試したのですが、透明感があるとは決していえなくなるのはここからです。
金属皮膜は上位の抵抗と比べるとどうしても音が固い、高域が刺激的で痛い、分離が悪い等の特徴があります。
しかしこのLMFQは20円と安い割にかなり良い音出してます。金属皮膜で選ぶなら今のところこれが一番良さそうです。

8位 Vishay TNPW、SUSUMU RG等
薄膜チップ抵抗です。
ソケットでの比較だとチップ抵抗は振動が乗りやすいのでフェアではないのですが、それでも分離の良さは感じます。面実装出来る場合には本当の良さが出ます。
大抵の金属皮膜よりも透明感があって大量に買うと安いのでコストパフォーマンスが非常に高いです。たくさん使うならベストではないでしょうか。
音はサイズを反映してかやや細身で神経質です。ソケットにつけたりして固定が甘いと高域がかなり荒くなってしまいます。面実装チップ抵抗の最大の利点は内部インダクタンスの低さです。リードタイプの金属皮膜抵抗では発振してしまう回路でもこの抵抗なら安定する組み合わせが存在します。

9位 その他巻線 OHMITE、Sfernice、Dale CWシリーズ等
OHMITE は無誘導巻きですが巻線の良さがありません。金属皮膜に近いレベルで透明感が低い。
Sfernice は音質を覚えてないので中途半端かあまり良くなかったのだと思います。CW は Dale製で NSや RSとは別のシリーズの巻線抵抗ですが安いだけで全然良くなかったです。
これなら RSを使ったほうがずっとましです。
というわけでこの項目はコスト、音質的に買う価値がないと思った抵抗をまとめました。OHMITEは高評価も見かけるので買った型番が違うものかもしれません。

10位 その他金属皮膜 PRP抵抗、Dale CMF60
金属皮膜は借りて比較した抵抗もあるので詳細はわすれましたが比較した当時はどれも LMFQ のほうが良かったです。
CMF60 は低音だけは多いですが音は濁りすぎです。PRP はこれといって特徴がない音でした。悪くはないのですが LMFQ のほうが上です。
そして普通のカーボン抵抗はこれより下です。
アムトランスのアッテネータもカーボンなのでいいものもあるのかもしれませんが、この時点で比較したものはこの位置以下でした。
カーボンが最高に良いと言っている人もいますが、私とは評価軸が根本的に違うだけだと思います。そういうところは主観評価の難しさでしょう。


カップリングコンデンサの比較
cap
色々買いましたが超高級品は試していません。有名なコンデンサの比較はこちらを参考にお願いします。
http://www.humblehomemadehifi.com/Cap.html
個人的な印象ではカップリングコンデンサの音質差は材質と形による音質変化が中心だと感じました。特徴や印象があった部品だけ書きます。

1位 ポリプロピレンフィルムコンデンサ
安い価格帯のコンデンサだと素材による音質差が重要のようです。
ポリプロピレンは比較した中では音質が一番良く高域が荒れないのが良いです。
カップリングコンデンサによる音質劣化はまず高域が荒れてガサガサする、繊細な部分が潰れて消えてしまう、そして情報量が減るなどの特徴があります。
ですがポリプロピレンは割りとどっしりとした音で荒れにくいですね。
それでも直繋ぎと比べてしまうと大分違いますのでカップリングコンデンサは使わないように極力設計上の工夫をして減らしたいものです。

ポリプロピレンが高音質の理由は実は形が大きいことが最大の理由のような気がします。
どうも実験を終えたあとの印象としてはカップリングコンデンサは見た目の形状や大きさからくる振動の影響がそのまま音質につながっているような気がしてなりません。固定方法を変えたら音も変わりそうですね。よくメーカーでコンデンサが基板に接着剤で付けてありますがあれも音質対策の可能性が高いです。

1位(2014/12/27追加) PMLCAP
最近ようやくテストしました。テスト環境は違うのですが、面実装セラミックと比較してこの順位です。
頂上決戦はポリプロピレンと対決が難しいのでどちらも 1位に設定していますので PMLCAP>ポリプロピレンってわけじゃないです。しかし確実にこれは面実装セラミックより上ですね。
PMLCAP はフィルムコンとほぼ同じ特性でありながら面実装なので振動にも強く、その結果すごく引き締まっていて癖のない透明感のある音がします。
特に素晴らしいのが10uFなどのカップリングコンデンサ用の定数がありながら、超小型でセラミックコンデンサのような基板へのガッチリ固定が出来る点です。
従来のフィルムコンの形状制約とかサイズの弱点がないです。
というわけでこれは絶対にいいだろうっていう先入観もあったのは認めますが、実際に比較した感じでも良さそうです。今はセラミックコンと言っても特性でそれほど問題なく音質もいいものもあるのは確かですが、ものによってはノイズを出したり歪率に影響しやすいのも確かなので、ここはコストを掛けて PMLCAP を選んだほうが安全ですね。
実測特性も直結と比較して劣化なし(測定限界以下)でした。これは良いです。


2位 面実装タイプセラミックコンデンサ
試したのは TDK の X7Rタイプの 10uF、1210サイズです。
信じられないかもしれませんがカップリングコンデンサに使った場合にはポリエステルフィルムコンデンサより良いです。引き締まっていて音質の荒れが少なく、ポリプロピレンまでは行きませんが近い音質です。世間で言われているセラミックコンデンサの音質と全然違います!
良い理由は面実装タイプはガッチリ付くので振動特性が良いからだと思います。
他の例としてはカップリングコンデンサじゃないのですがディスク型のセラミックを位相補償コンデンサに使った時は音質が最悪だったので、昔から言われているセラミックコンデンサの評価ってリード部品の時代の話じゃないでしょうか。面実装だと音は全く違うと思います。
このタイプは価格も安く、スペース効率もいいので、実は実用面では最も優れているのではないかと思います。C0Gっていう電圧による容量変化が無いタイプもありますので特性面でもちゃんと選べば実は問題ないです。
実際に DAC出力にセラミックコンデンサをカップリングコンデンサに使用して歪率を測定しても大幅な悪化はなく、1kでTHD+N0.0009%、THDなら0.0004%程度で観測できました。

3位 ラジアル型ポリエステルフィルム
わかりにくい書き方ですが、上の画像で言うと濃赤のツルッとした外見の Π形のものです。このタイプはどのメーカーも型式も同じような音がしました。
この形のものはポリエステルフィルムでは一番しっかりした音がします。
でもこのあたりから音は大分荒れてくるので常用したくないレベルになってしまいます。
値段もそんなに安くないので余り選びたくはありません。

4位 ラジアル型ポリエステルフィルム
3位と同じじゃないか!と思われるかもしれませんが、こちらは箱型のものです。
箱形は見た目は好きなんですけど音質ではやや劣ります。
このなかではWIMAがワイドレンジというかメリハリを効かせたような音がしていて、オーディオでよく使われる理由に納得しました。
ロックとかと相性が良さそうです。やや大げさなサウンドです。

5位 アキシャル型ポリエステルフィルム
この形は一番音質は良くないですね。かなり音が荒れます。
ですがここまでくるとかなり派手になってくるので音作りにはむしろちょうどいいんじゃないかと思います。
実際上の画像の黄色と緑の MKT1813 は良く見かける気がします。
GOLDMUND の CDプレイヤーでも SPDIFラインに 1813 が入っていたような気がします。多分音作りのためですね。
1813 はこの中では WIMA以上に大げさで派手な音がしますので音を変えることを目的に割りきってしまえばありです。
でもクオリティが高いわけじゃなくて派手に荒れているだけなのは注意が必要です。
センスに自信のある方は適材適所で活かすと面白い音が作れると思います。
このタイプ以外は個性もなく荒れるだけという中途半端な音質でした。


可変抵抗ボリュームの比較
画像を引用して紹介します。
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=1039
可変抵抗は結構早い段階で見限っていたため、あまり高い部品は試していません。なので最高音質の追求の参考にはならないかもしれませんが安くて割にいいものは紹介できます。定数はどれも 10kだったと思うので比較条件は同じはずです。


アルプス ミニデテント RK27
これは結構有名でカプリースのプリ出力もこれだと思うのですがよく使われている割に音は全然良くありません!
なんでこのような部品が評価されているのか全然わかりませんでした。
曇るし濁るし音が消えます。確かに嫌な音は出さないのですが大事な音も出ていません。
あえていいところを評価するなら高域が優しく、低音はしっかり出ているので特定の音楽ジャンルや古い録音には合うかもしれないです。
解像度とか分離重視なら選んではいけません。
カプリースの劣化の最大の要因はこれでしょう。でも良かった部分は一つだけあって、つまみを付けた時の感触はこの中では重みがあって一番良かったです。使いませんけど。

Linkman R1610G
LMFQ を紹介していた nabe さんのところにあったものです。安いので買ってみました。
個人的にはこれは欠点がハッキリしていてあまり好ましくありませんでした。ちょっと音が荒すぎました。解像度も高域がうるさいから高いように感じるだけで、本当の繊細な部分は消えてしまっているように感じます。
とにかく派手目でハイがキツ目という意味ではミニデテントよりわかりやすい音だとは思いましたが、この音質は合う合わないが決定的にあります。
繊細なジャンルの音楽はまるで駄目でしょう。
ただし値段は圧倒的に安いのでコストパフォーマンスは割と良いです。


東京光音 CP600
コンダクティブプラスチックを使ったボリュームで、上の2つとは格が違う音質です。
大分クリアです。解像度が高く細かい音が失われにくいのが特徴だと思います。
パッと聞いても余りわかりにくい部分なのですけど。とはいえやはり直繋ぎと比べるとかなり厳しい音質です。マシってだけで確実に劣化はあります。
あと問題は価格で2500円もします。正直この価格は高い。この価格だと国産の農産物を応援するために買うような気分になります。
そうじゃなくて安くても音質を求めたいなら下の Vishay の同等品を買ったほうが良いでしょう。
さらに言えば値段が高いのにギャングエラーが気になるレベルで残っていた外れを引いたのが残念です。もうちょっと品質を頑張って欲しいところ。


Vishay Sfernice P9シリーズ
CP600 が良かったのでやすい同じ素材の物を探してみました。
こちらもCP600と同じくコンダクティブプラスチック製で価格は当時 800円くらいでした。
音質はCP600とくらべて余り変わらないので最後はやっぱり材質がものをいう世界なのだと感じます。
問題は回すときの手触りが軽くて安っぽいのと、サイズが小さすぎてなんとなく不安になるところでしょうか。でも音質がいいので許せます。
たまたまかもしれませんがギャングエラーがそれほど気になりませんでした。
これは結構安いのでオススメできます。RSで買えます。国産を応援しない方はこちらでしょう。

(友人の使っている)アッテネータ
アムトランスのカーボン抵抗を使った本格アッテネータです。
これも似たような設計回路で音質を比較しましたがコンダクティブプラスチックの可変抵抗よりもっといいです。
うーん、これを聞いてしまうとやっぱりアッテネータがいいなと思うのですが、切り替えがガチャガチャして滑らかじゃない点と、コストが高過ぎるのが難点です。これだけで万単位を覚悟しなければならないので・・・。
でも音は抵抗をアップデートすることでもっと拘れるので音質最優先ならやっぱりこれだなと思います。
超低抵抗でアッテネータというのがオーディオでは最終回答じゃないでしょうか。
そういえばAITもプリは 300Ωのリレー切り替え式ですし、
SAYAも300Ωのリードリレー式だったような気がします。
どこかのハイエンド機も特注の600Ω電子ボリューム(これ欲しい!)を使っていたような・・・。
これは偶然じゃなくて大いに正しいアプローチ方法だと思います。自分もやりたいです。

ということで
まとめると個人的には次のような感じです。
電子ボリュームの試験もやっているので合わせて書きます。
同じ10kΩでの比較です。抵抗値が変わると正しく評価できないので注意してください。

アッテネータ > コンダクティブプラスチック可変抵抗 > MUSES72320 > PGA2320 > R1610G > RK27
という感じです。
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=1039
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c108

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
109. 中川隆[-14454] koaQ7Jey 2020年1月16日 09:19:44 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1373]

AIT LABO の超高性能 DAC, プリ、パワーアンプ
http://aitlabo.net/

AIT LABO の ESS社製DACチップ ES9038PRO を 2ケ使用の 超高性能 DAC
http://aitlabo.net/ES9038shiyou.pdf
http://aitlabo.net/ES9038compe.pdf

AIT LABO の DACプリパワーアンプ一体型
http://aitlabo.net/DPPshiyou.pdf

AIT LABO の超高性能 プリアンプ
http://aitlabo.net/pre_shiyou.pdf

AIT LABO の超高性能 パワーアンプ
http://aitlabo.net/ma_shiyou.pdf

AIT LABO ユーザーの声
http://aitlabo.net/blog/?c=005

AIT Labo - 5ちゃんねるスレタイ検索
https://www.google.co.jp/search?hl=ja&source=hp&ei=TxVbW4G8FdqqoATywLqQBw&q=AIT+Labo++5%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%81%AD%E3%82%8B&oq=AIT+Labo++5%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%81%AD%E3%82%8B&gs_l=psy-ab.3...2126.4822.0.5656.2.2.0.0.0.0.119.208.1j1.2.0....0...1c.1.64.psy-ab..0.0.0....0.dV_iItk9IwE

ヤフオク! - 「AIT Labo」の検索結果
https://auctions.yahoo.co.jp/search/search?p=AIT+labo&b=1&slider=undefined

AIT DACを導入して以来ESS信者。

でも最初に買ったAIT DACが一番音質は良かったと思う。
AITは音作りを一切していない、回路設計のみで勝負する。
音楽性はゼロどころかマイナスでした。工業製品みたいな味気ない音。

性能的には

AIT DAC > INVICTA > Sonica >> HA-1

日本のガレージメーカー恐るべし!

▲△▽▼

Aitlabo製プリアンプの試聴! 2018年 04月03日
http://sankyohou1.blog14.fc2.com/blog-entry-357.html

昨年末からspeakerと共に「preamp」を追加すべきか否か検討していました。
私の場合PC audioを始めてからずっと「DAC → poweramp(stereo型)」直結での再生方法をやって来ました。

この接続方式でも全く問題なく音質的にも充分満足出来るレベルです。
ただこの先将来もずっとこの方式で行くという事ではなく将来的には「バイアンプ & ブリッジ」方式も選択肢として入っています。

という理由でspeakerのchoiceと合わせてpreampの機種選びを行って来ました。
sonas speakerの試聴時に合わせてpreamp類も何機種か試聴させてもらいましたが何れも「帯に短し襷に長し」でなかなか決まりませんでした。

強いて上げれば個人的にはLuxmanのwarm soundが気に入っているのですがいかんせん拙宅のsystemに接続しての試聴が出来ない為最終的に購入迄踏み切れませんでした。

しかし拙宅のsystemを見れば「DAC,power amp」共Aitlabo製で統一していますのでここは試聴機の貸し出しを行っているAitlaboの角田氏にpreampの貸し出しをお願いしました。

*現在のmain system構成は以下の如く

(1) apu2c4 x 2台 lightmpd/upnpgwのイーサーネット分離方式。
(2) Nasはsynology製をリニア電源に変更。
(3) DACはaitlabo製(ESS9018S)にてDDCはUSDA_mini基板を内部でI2S接続。
(4) power ampはaitlabo製(stereo型)x1基。
(5)speakerはQuad11L2_mk2

音質
* 音の粒子密度がpower amp単体に比較して一層細かく音数が増えた印象。
* 音の鮮度感が際だつ。
* 音場感が上下左右に一層拡がります。
* 音質が際だって柔らかく長時間聴いていても耳障りが殆ど無くずっと聴いていられる。
* 音質に色づけがなく原音再生に特化している様に感じます。

Aitlabo製のpre ampには「電圧伝送 & 電流伝送」方式があるとの事ですが試聴機は電圧伝送方式に固定されているという事でした。

電流伝送の場合は「pre amp 〜 power amp」間のXLRケーブルには300Ωの抵抗を入れる必要性があるとの事らしいです。

これを使わないと下手をするとamp,speakerが壊れるという事で実際その様なトラブルがあったみたいです。

今回このpre ampを通した時の音質の変化を確認したのですが上記に記載している様にこれ程変化するとは予想出来ませんでした。

特にDSD再生時の音場感では音が立体的に感じられてそれが恰も三次元的な鳴り方もする音源等もあり少々驚きました。

そして特筆すべきは音質が柔らかく音の粒子が細かい為に非常に心地良くそして音膜が厚い。

何も色付けされていない為に面白みがないという方もおられるかと思いますがもともと音質のpure soundを目指している当方としては非常に満足しています。
恐らくpower ampは他機種でもpre ampをこのait製に変えても同様の結果が得られそうな感じがします。

その位技術的にもhigh Levelのpre ampと思います。

*上段部がpreamp試聴機です。
http://sankyohou1.blog14.fc2.com/blog-entry-357.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c109

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
110. 中川隆[-14453] koaQ7Jey 2020年1月16日 09:20:49 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1372]

AIT Pre Amp 試作機試聴【第二段】2013年06月30日
http://blog.livedoor.jp/johnny_trio_lsr/archives/1948052.html

GWから一月半、いよいよAITプリアンプの量産機種が出来上がった、
ということで、再度試聴と相成りました。
今回はエントリーとして

・RA-870BX(改)プリ部
・Acustic Research Limited Model2(以降AR)
・AIT pre(リレー切り替え式)

の3機種で比較。

AIT Preは、この一月半の間に、
前回あったDAC電子ボリューム式が数箇所の試聴で思わしくなかった
(どうもリレー切り替え式に比べ解像感、拡がりに劣る印象があった)ため、
製品版としてはリレー切り替え式に集約したようでした。

接続環境は、ROTELはアンバランス入出力、
ARとAITはバランス入力→アンバランス出力で試聴しました。
(前回アンバランス入力時にバランス端子のピンショートを忘れるミスをしたため、
今度はしっかりバランスで入力。。)
トランスポートはSofton Model3改(同時期出力)、
DACはAIT ES9018 DSD出力(256MHz)です。

さて、DACボリューム式に勝ち残り、AITのプリアンプとして正式に発売が決まった
リレー切り替え式プリアンプ。正しい使い方をするとどんな音がしたかというと、、、
一言でいうと”有機的でとにかく自然な音”に尽きると感じました。
まず第一声は前回歪みっぽかった印象を払拭するような、大変ゆがみの少ない音。
解像度がとても高く、それでいてどこかの帯域を強調したかのような感触がなく、
ウルトラスムースでありながらとにかく自然。
この辺の”自然さ”は、ES9018DualのAIT DACにも通じるもので、
とにかく丁寧にジッタを排除し歪み成分を取り除いていったら純水になった、
というような印象で、音色をゴテゴテ作る前にまず問題の対策・解決からしていく、というアプローチのように感じます。
で、このプリアンプ何が凄かったのかというと、とにかく音の生命感が半端なかった。
それは極めて広いレンジ感と、空間の広がりからもたらされているんですが、
音の出方と質感が”有機的”で生命感が溢れていました。
具体的にはDCアンプのため、レンジ感がその他のプリメインに比べ一段広く、
特に低域が深く重く沈みこみます。
これに比べるといつも聴いてるRA870プリは量感はあるけど膨らみ気味で重量感不足、
ARは締まりと力感ががあるものの、やはり比べると低域は中量級という按配。
その低域をベースにして、有機的と感じさせる中高域の質感が素晴らしい。
空間表現が優れており、横方向と奥行き方向の空気感が良く出ます。
しかもその空間が、濡れたような透明感と実在感のある質感を伴っているのです。
音に艶がある、といえばそうなのかもしれないけど、オーディオ機器に良くある、
レンジが伸びなかったり帯域を強調した結果出来てしまった”艶”のような
レベルの低いものではなくて、とにかく帯域的にどこにも強調した感がなく、
それでいて超ワイドレンジ高解像でありながら音に濡れたような質感があるんです。
これは正直たまりません。
FusionのDave GrusinのDrive(良録音)やRippington Wednesday's Childなどの
フュージョン系ソースでは音がプリプリしていて、ベースやドラムは弾けるような弾力感と力感、
サックスとピアノは活き活きと伸びきります。演奏者がより力強く表現しようとすれば
際限なくそれに応えて抑揚を表現してくれそうな余裕の雰囲気

Lindsey Stirling
エレクトリックバイオリンのソースですが、
バイオリンの豊かな余韻を艶をもって再現しながら、低域の沈み込みとのコントラストが
見事でまさに”濡れたような空間”が出てきます。
製作側のパートによるエコーの掛け具合や、バイオリンの駆け上がるパートと低音の
空間表現のうまみが最高に気持ちいい。

Andrea Marcon Vivaldi concerto
現代の良録音らしく、弦楽器のキレと余韻が素晴らしく繊細で、弦の擦れるような音が聞こえつつも、
とにかくあとに引く余韻が美しく、低音楽器の拡がり感と合わせて、
スピーカーの能力にもよると思いますが演奏空間そのものが表れるような快感があります。

正直このプリアンプを聴いた後だと、
ARでさえも、空間の拡がりと低域の力感で一段小さくまとまっているような印象を受けました。

AR独特のシルキーな粉末を散らすような高域表現も、
サラリと音楽の抑揚を表現していて好印象ですが、
どうしても比べるとオーディオ的な表現だと感じます。
(聴いていて面白いし気持ちいいんですけどね)
AITは濡れたような、有機的な音の拡がり感を伴い、艶やかなソースはより艶やかに
なるような印象。つい何度も聴きたくなる音です。

これまでプリアンプは何度か比較試聴したり、ショップでもプリを変えることで
結構な違いが音につくことも体験してきていましたが、どうも価格や、それに見合った効果が得られるか分かりづらく、その他の部分にばかり投資が行っていました。

が、AITからのDACを聴いて、今後オーディオを続けて、
またスピーカーを調整する意味でも、新しい標準機としてこのAIT Preは導入することに決めました。

また他の良いプリアンプが出てきたときも、比較できるしね。
http://blog.livedoor.jp/johnny_trio_lsr/archives/1948052.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c110

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
111. 中川隆[-14452] koaQ7Jey 2020年1月16日 09:21:33 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1371]
AIT LABO DACのこと 2015/12/8
https://blogs.yahoo.co.jp/ta_syumi/65550470.html

メインDACとして使用中のAIT LABO製 ES9018S ですが、知る人ぞ知るDACだと思います。
それなりに高価だとは思いますが、一聴の価値はあるDACです。

こちらを導入してから随分時間は立つのですが、未だにこのDACを超える音質を聞いていません。(私個人の感想です)

出て来る音色は どっかのCMみたいに、何も足さない、何も引かないと言うイメージがピッタリだと思います。


例えば、CDプレーヤーと接続する 光ファイバーケーブル音質の違いなども笑っちゃうくらい、ハッキリと違いを聞かせます。
まるで高精度測定器のような感じといったところでしょうか。


なので このDACと比較して聞いてみると、他のDACには 必ず音色に個性が感じられてしまいます。(個性 = 悪では無い)


再生音源の良い部分もワザとらしい音作りも、聞き分けられてしまうので
ソースを選ぶようになってしまいました。小細工していない古めのCDなどはレンジは狭いですが良く聞こえます。


ESS社のES9018Sの性能を大きく超える、DACチップはまだ出てきていないようですが、 AIT LABOでは 同じESS社の ES9018K2M というDACチップを使用したDAC基盤を出しています。こちらはES9018Sでは設定できなかった、NOBANDWIDHTに設定可能で更にジッターの影響を排除しているらしいです。

私はまだ視聴機を借りて聞いていないのですが、自分で聞いて確認したいですね。


コメント(3)
はじめまして。AIT DAC持ちで立ち寄りました。
MOJOもお持ちで且つAITを基準にされてるとのこと、私はHUGOを試聴会で聞いたのですが、CHORDの音作りに比してAITは少しだけノリがほしいかなと最近感じています。
その絶対性能はすばらしいの一言ですが。Sより勢いがあると聞くK2Mを年明けお借りしようかとも考えています。
最近ですが逢瀬というDACも試聴しました。もう一つAITに及ばないところがありましたが勢い良く楽しく聞けたので対決予定です。
CHORDのFPGAの音ですが私には中高音にきれいに響く中に少しですが粉っぽさみたいな音色を感じてしまい、大きさなど魅力、所有欲は十分なのですが手が止まっています。
最期にAIT DACはおっしゃられるとおりです。私の感想はコミュニティに書いていますが、暫くぶりに更新しようと思っています。
2015/12/29(火) 午後 10:07 [ kao**00000 ]


私の所は田舎なので、HUGOなどの高級品は視聴できないため
少しだけうらやましいですね。
個人的にはAIT DACのSについては更に音質改善は可能だとは
思っていますが、角田さんはやらないでしょうね。
MOJOはモバイル用として視聴もせずに予約購入したのですが、
価格とサイズの割に良かったので書いてみました。
2016/1/5(火) 午後 6:08
https://blogs.yahoo.co.jp/ta_syumi/65550470.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c111

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
112. 中川隆[-14451] koaQ7Jey 2020年1月16日 09:22:05 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1370]
AIT LABO の DACプリパワーアンプ一体型
http://aitlabo.net/DPPshiyou.pdf


AIT DAC・プリ・パワー一体型アンプのコストパフォーマンスは過去最高
https://kimama2audio.com/classic/ittaigata/

この一体型アンプは、一応キットで購入したものですが、実際にはほぼ組み立て済みで届きましたので、すぐに音出しができてラッキーでした。

・AIT一体型アンプの仕様
私が購入したこの一体型アンプの仕様は以下のようになっています。

デジタル入力
同軸デジタル × 1
光デジタル × 1
USB × 1
HDMI × 1
プリアンプ入力
XLR × 1
スピーカー出力 × 1

USB 入力はDDC(combo384)を通って、DACに入力されます。
DAC部はES9018K2Mチップを使っており、FPGAによるAIT独自の高性能ジッター抑圧方式の採用でNBWモードでK2Mチップを安定動作させています。
また、FPGAにより、PCM -> DSD リアルタイム変換を実現しており、変換OFF、DSD128、256、512、DSD1024が切り替えできます。
この機能により、CD音源もCDからリッピングした音源もDSD1024に変換できるので、より滑らかな再生音が得られるようになりました。
DAC出力からパワーアンプ出力まで差動アンプとなっていますので、外来の電気ノイズに強く、S/N的にも有利です。
パワーアンプ出力の電源にリモートセンシングを使うことにより、電源に起因するノイズの影響が抑制されています。
さらに、スピーカーからのリモートセンシング機能も搭載できるようになっており、この機能を搭載することでダンピングファクターが改善され、スピーカーケーブルの違いによる影響をほとんど受けなくでき、再生音が改善されるということです。
私のアンプは当初はスピーカーからのリモートセンシング機能は搭載されていませんでしたが、改造でこの機能を追加したところ、非常に効果がありました。詳細は別記事を参照してください。
プリアンプ部はリモコンによる音量調整機能があり、結構便利です。

・AIT製一体型アンプの音
S/Nが非常に良く、細かな音や静かな音の品質はすばらしいものです。
特に、クラシック音楽ではDSDリアルタイム変換でPCM -> DSD1024とするのがベストだと思います。
DSD1024に変換することにより、音が一段と滑らかになり、楽器の質感やホールの響きもより自然になって心地良く鳴ってくれます。
これだけの音を出せるDACとプリメインアンプが一体になって、30万円程度で購入できるので、コストパフォーマンスが非常に高いと言えます。少なくとも、私がこれまでに使用してきたDACとアンプの組合せの中では最高だと考えています。

・AIT製ES9038PRO DAC
AITでは、ES9018K2Mより高性能なES9038PROチップを採用したDACもリリースされており、気になるところですが、当分の間は予算の都合でES9018K2Mを採用したこの一体型アンプを使用していこうと思います。
https://kimama2audio.com/classic/ittaigata/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c112

[リバイバル3] プリアンプに金をかけなさい 中川隆
113. 中川隆[-14450] koaQ7Jey 2020年1月16日 09:49:02 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1369]
平野紘一さんとウエストリバーアンプ


WestRiver ウエストリバー アンプ (クラシック向きで JBL には合わない)
https://west.wramp.jp/

ウエストリバーアンプ 2ch.net
http://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/pav/1436608366/

ウエストリバーのアンプについて語ろう
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/pav/1098454830/

WEST RIVER〜ウエストリバー〜その1
http://hifi.denpark.net/1138024363.html


Ε-5H、Ε-10Hに最適なプリアンプ WRP-α9(ヘッドホン端子付)を新発売します。
最高レベルのプリに昇華可能なカスタム化(WR掲示板1717、1772、1820を参照)ができます!

WRP-α9:\69,120(税込み) 330Wx230Dx75H


安定化電源搭載5W+5Wの最新型高帰還パワーアンプ E-5H(H:ハイブリッド型)を
価値ある価格\54,000(税込み)で大好評発売中です!

10WのモノーラルパワーアンプE-5H/Mも製作可能です。


WRアンプの事を詳しくお知りになりたい方々へ

WRアンプの事を詳しくお知りになりたい方は、WRアンプのすべてが分かるWR掲示板を是非お読みになって下さい。WR掲示板には1999年から今日までのWRアンプの歴史がすべて書かれています。

WRアンプ開発者のその時々のWRアンプに対する考え方が書かれています。過去のユーザーの貴重な声が漏らさず記録されています。最初は斜め読みでも結構ですから、是非、お目をお通しになって見て下さい。これは開発者からのたってのお願いです。

ウエストリバー 製品開発者   川西 哲夫 
 

コレクタホロワ化された、WRプリとWRパワーアンプをセットで貸し出し致します。
ご自宅でWRアンプを聴いてみませんか?以下の5点セットでお貸しいたします。


1.スピーカーケーブル:マッチング抵抗付きMITSUBOSHIスターソフト2mm スケア 2.4m
  (スピーカー側は4cm 程被覆を剥いて半田がもってあります。アンプ側は Y端子です)

2.バランス接続ケーブル:2.4m

3.WR式RCAピン接続ケーブル:1.2m

4.電源ケーブル:プリ及びパワーアンプ用 計2本

5.プリ電源部と本体間の接続ケーブル:約50cm

WestRiver オーディオアンプの特徴

高周波ノイズ対策によりCDがよリ音楽的に。

一般的なアンプでCDを再生すると、音が硬い、ひきつるなどの問題がありました。これはデジタル機器の普及に伴い電磁環境が悪化し、その影響を受げてアンプがダメージを受けていたのです。

WRアンプはこの点に着目し、理論的な解析により高周波ノイズに強いアンプを設計しました。さらにWRではコレクタホロワ型パワーアンプの製品化に成功。このコレクタホロワ型は従来のエミッタホロワ型より高周波に於ける動作が安定で、WRの特許技術との相乗効果によって、ピアノやホルンなどの再生に付き纏う異常音が殆どなく、耳に優しいアンプに仕上がっています。そういう意味では真空管アンプに慣れた方にも十分にご満足頂けるものと思います。

自分用のオリジナルアンプはいかがですか?

お客様の使用する環境や好みに合わせカスタムアンプを作ることができます。デザインや機能など既存のアンプとは違った「カスタムオーディオアンプ」をご希望のお客様はどうぞお気軽にご相談ください!
https://west.wramp.jp/


普及型プリアンプ

WR初の普及型プリアンプです。高性能ヘッドホンアンプとしても使えます。

 i-Pod等の携帯プレーヤーにつなぐと直接聴くよりいい音で音楽が楽しめます。
またCDプレーヤーを使って手持ちのCDを質の高いBGMとして楽しむ事ができます。

 高S/N比なのでニアフィールドでも十分使えます。E-5H等と接続して、
音楽を気楽にお楽しみ下さい。癒しサウンドでありながら必要にして十分な情報量があります。

 プリ機能に優れていますので、プリのない方はパワーアンプの音をより引き立てることが可能です。

型番:WRP-α9

入力切替:3(RCA入力)

ヘッドホン端子:1
残留ノイズ:15uV(DIN AUDIO)以下

ゲイン:12.3dB

プリアンプ出力:2

寸法:330(W) 230(D) 75(H)

価格 \69,120

____


型番:WRP-α9/BAL

入力切替:2(バランス入力とRCA入力の切替)
ヘッドホン端子:1

残留ノイズ:15uV(DIN AUDIO)以下
ゲイン:12.3dB

プリアンプ出力:2

寸法:330(W) 230(D) 75(H)

価格\79,920


▲△▽▼


プリアンプ 高帰還アンバランス型

高帰還プリアンプΕHシリーズのラインナップは

ΕC-1H:\129,600(税込み)(390WX332DX70H)
ΕC-2H:\126,900(税込み)(340WX332DX70H)

となっています。

高帰還アンバランス型プリアンプ ΕC-1H
E-10H、E-30H、E-50H にベストマッチングなプリアンプ

ΕC-1H:\129,600(税込み)

一体型高帰還アンバランス・プリアンプ ΕC-1H の仕様

ゲイン:前段:6dB+後段:12.3dB → 綜合ゲイン:18.3dB
        (前段アンプと後段アンプ間にマスターボリウム)

入力:RCA:3系統、PHONO:オプション(RCAの1系統使用)
        (入力インピーダンス:20KΩ)

出力:RCA:2系統(並列出力)、HP端子:オプション
        (出力インピーダンス:75Ω)

周波数特性:20〜20KHz(-0.2dB以内/1V出力)
ひずみ率:0.02%以下(1KHz/1V)
最大出力:8.4V(1KHz/THD:0.05%以下)
残留ノイズ:30uV以下(LPF:30KHzにおいて)
サイズ:390(W)×80(H)×330(D):突起物含まず
重さ:4.2Kg
消費電力:7W(電気用品安全法)
備考:標準納期30日

___


高帰還アンバランス型プリアンプ ΕC-2H
ΕC-2H:\126,900(税込み)

横幅340mmのコンパクトなプリアンプΕC-2H(H:ハイブリッド型)を新発売します。
横幅350mmが限度のラックに最適!

ただし、基板の増設は不可なのでEQオプションはお選び頂けません。

フォノイコ搭載をご希望の方はΕC-1Hをどうぞ。

シャーシ寸法以外の仕様はΕC-1Hと同等です。詳細はWR掲示板の項番1593をご参照下さい。


ΕC-2H:\126,900(税込み)(340WX332DX70H)



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