★阿修羅♪ > 中川隆 koaQ7Jey > 100009
 
g検索 koaQ7Jey   g検索 3bF/xW6Ehzs4I
 前へ
中川隆 koaQ7Jey コメント履歴 No: 100009
http://www.asyura2.com/acpn/k/ko/koa/koaQ7Jey/100009.html
[リバイバル3] 苗場スキー場の元高級リゾートマンションが遂に10万円になった 中川隆
379. 中川隆[6565] koaQ7Jey 2017年2月06日 12:51:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7022]

ファミールヴィラ苗場タワーの掲示板


>購入検討中 投稿者:原田知子 投稿日:2017年 1月24日(火)11時37分53秒

>皆様はじめまして、皆様お住まいのタワーマンションを購入若しくはレント希望のものです。
>一応中に温泉施設がついていたほうがいいかともおもいますが外に温泉施設もある様ですし
>皆様実際に住まわれている方々の生の声をお寄せください。
http://8601.teacup.com/naebatower/bbs/1055

 
>またまたお久しぶりの・・・ 投稿者:たぬP
>温泉や大浴場の有無に関しては購入を考える際には大切なファクターだと考えます。
>私の物件選びの時は以下のようにしました。

>@友達などを連れて行くこともあるので大浴場があるのが必須。
>Aスキーシーズンは平日にも利用するし前泊で夜遅くに着くので平日も24Hで大浴場が営業しているのが望ましい。
>B温泉が引かれているに越したことはないが物件の価格が高かったり、腐食の問題等があるのは困る。(当時は草津や湯沢は高かった。 硫黄や酸化鉄の泉質は腐食・詰まりがおきやすいので注意が必要。)
>Cスキーシーズン以外も山歩きなどで使いたいので大浴場は毎日稼動してほしい。

>温泉に関しては湯沢地区マンションの所有者(同一世帯の人まで)は湯沢町に登録すれば町営の温泉の利用カードが発行され、回数券を利用すれば1回 ¥200で何箇所か利用できます。(田代やみつまたなど)
HREF="http://8601.teacup.com/naebatower/bbs/1059">http://8601.teacup.com/naebatower/bbs/1059

たぬPさんは温泉の事を何も知らないんだよ 投稿者:中川隆 投稿日:2017年 1月31日(火)07時58分21秒

たぬPさんはリゾートマンションの共同浴場がどういうものなのか全然わかっていない様なので、真実を書いておきます

1141 by 匿名さん 2017-02-03 06:03:10

 昨夏、町内のリゾマン理事長ら30人、田村正幸町長、町や警察、消防の担当者が集まって意見交換する「連絡会議」が開かれた。

 席上、ある理事長が説明した。

「うちには1人世帯の高齢者が18人いる。大浴場で汚物が見つかった。
3年前には高齢者がこの浴場で亡くなり、遺族は部屋の相続を放棄した」。


大浴場で気持ちよく失禁?
トイレが間に合わず風呂の中で失禁が無いとも考えがたい。

最近リゾート感が無いとの愚痴を、湯沢の飲み屋で話してたマンションオーナーが居たのも確か。
湯沢の安いマンションはこれから、社会の問題が押し寄せるのか、世の中より先に老後問題が始まるのか。

1142 by 匿名さん 2017-02-03 06:50:30

以前のスレにもあった

>158 by 買い換え検討中 2014-09-22 12:49:56
>プレジールは一番風呂に洗わず入る引きこもりがいて風呂が常に不潔に保たれているのが痛い。

こういう、人の話を全く聞かない住人(特に年配者は聞かないですから)が居ると嫌ですね。
https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/197545/


温泉や銭湯でマナーのない人
2件質問者:noname#7320 投稿日時:2003/11/12 16:52

私は20代女性ですので、女性の方しかわかりませんが、湯船にタオルを付けて入ったり、また、お風呂に入ってくるなり、お股もシャワーなり、おけで湯を取って洗わずに入ってくる子が最近多いので一緒に入るのが、きたなくて困っています。何かさりげなく言う方法などありましたらお願いします。

以前ツアーで行った時にも私らみたいな歳の子がいましてその子らは洗面のところで(シャワーのある所)で1人が

「トイレ行っとけば良かった」

と言い、その仲間も

「トイレまでもたないならシャワーで隠せば?」

と言ってその子はそこでおしっこしたみたいで、近くのおばさんに

「きたない!ここおしっこする所!」

と怒られていて次の日その子らはツアーにいませんでした。


回答者:ono_chan回答日時:2003/11/12 17:59
温泉でおしっこする女がいるなんて気持ち悪い!
アダルトビデオの世界ですね、まったく!
まともな人間は、風呂でおしっこしたくなったらいったん脱衣場かどこかのトイレに行きますよ!
我ら男でもそうです!
自宅の風呂ではすることあるけれど、他人が見てる前でおしっこするなんて、変質者ではないでしょうか?

あと、シャワーもかけ湯もしないで浴槽に入る人は、中年や年寄りにも多いです。以前通っていた下町の銭湯では、ほとんどの人間がそのまま湯船に入り、その中でお尻やお股をこするので、遅い時間になるとお湯が濁って異様な臭いが漂ってました。
すぐバス付きのアパートに引っ越しました。

______


でも、男の人もお風呂の湯船のなかで、お股やお尻を洗う人いるんですか?
ゾッとします。
女の人もそういえばマナーのないおばさんたちが湯船の中でタオルはつけてないけどお股を開いて前のお毛毛から女性のあの部分を洗っている人を見ました。女性は特におトイレの時も拭くぐらいなので菌をうつされるのが怖いです。


c-chan回答日時:2003/11/12 17:19
一人に対して3人くらいで言わないと聞いてもらえないでしょうからその場では無理です。
タオルをつけるのは明らかに旅番組の真似ですね。困りますが。
おしっこするのは家でもしてるからでしょう。家の風呂が下水道に繋がっている場合は流しさえすれば匂いもなく汚くないんです。汚い、と感じる人は家が下水でないせいかもしれません。


男性にもいると聞きびっくりしています。家のお風呂でもあの子らはしているんでしょうね。
女はおトイレの時にも拭くぐらいなので、一緒に湯船に入るのが怖いです。ひょっとして、湯船の中でしていることはないでしょうか?


回答者:Largo_sp回答日時:2003/11/12 17:17
男湯でも、よくいますよ……
若い子の方が、きれいにしてから入るんじゃないかなぁ
爺さんのほうが、湯船にタオルをつけたり、かけ湯をせずにはいったり多いと思います。
そういう人の数は、昔からかわらないのかなぁと

おしっこした子はちょっとかわいそうかなぁ
判らないようにすれば、わからないんですけどね……

男性にもいるのですね。汚いですね。
でも、なぜ、お風呂でおしっこした子がかわいそうなの?
女っておトイレでも拭くぐらいなのに
海水浴やプールでも長い事入って泳いでもいない子はおしっこしてるかもしれませんね?

あなたは、わからないようにするんですか?汚いよ。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/703894.html


お風呂でおしっこ

 先日、とあるBarで若い女性二人と飲んでいたときのことです。夜も更けてきて適度な酔いもまわって、話題は自然とシモネタへと移っていました。二人の女性は「野ション」の経験について、告白?しながら話は更に盛り上がってきました。シモネタはもとより、おしっこネタなら私は誰にも負けません。私も積極的に参加して3人の会話は宴たけなわとなりました。
「そうそう、そういえばオレの彼女、毎日お風呂の時にシャワーを浴びながらおしっこするんだよ!
何でも水道と紙の節約にもなって一石二鳥だそうだよ!」

「え〜〜、実は私もしちゃうよ〜〜!」
「あ〜!私も〜〜〜!」

 彼女達は、おしっこに対して「汚い」というイメージがまったくないようで、すごくアッケラカンとおしっこの話をしてくれました。

「シャワーを浴びながら立ったまましちゃう」

とか

「排水溝めがけてする〜!」

とか、なんだか一人だけ男の私が、ちょっと恥ずかしくなるような場面もありました。
http://www.d2.dion.ne.jp/~727as/ohuro.html

プールや温泉の塩素臭は おしっこ と塩素の化合物の匂い


金メダリストのフェルプス選手が衝撃告白!
プールの中では皆が「ゴールドラッシュ」! 2012/8/8 20:59


五輪史上最多の18個の金メダルを獲得した競泳米国代表のマイケル・フェルプス選手が、インタビューで衝撃的な事実を明かした。

「皆プールではオシッコすると思うよ。水泳選手の間では普通のこと。2時間も水の中にいて、オシッコするために外に出たりはしない。したくなったときにするんだ。塩素で消毒されるから大丈夫だ」

と語っている。果たしてオシッコは塩素で消毒されるのか?

社団法人日本プールアメニティ施設協会によると、プールは水質を保つために、循環ろ過と塩素消毒を行っているという。

プールの底からポンプで水を引いて、ろ過器に通して、汚れを濾し取る。

その後、塩素を注入し消毒してプールに戻すことを繰り返しているのだという。

厚生労働省の基準では、水の濁り具合を示す「濁度」は 「2度」以下と定められているそうで、これは水道水と同じ基準でかなり厳格なのだそうだ。


気になるオシッコだが、


「体から出る皮脂や尿は消毒薬の塩素を消費します。これらが多くなると塩素とアンモニアが結合して、いやな塩素臭がします。」


とのこと、消毒はできるようだが、余りに多くなると、みんなが経験している「プールの塩素臭」がしてくるようになる。


「プールに入る前はきちんと体をシャワーで洗いましょう。それと、プールに入る前は必ずトイレに行ってください。」

と注意を呼び掛けている。水質を維持するためにも、女性は化粧を落とし、男性は整髪料を流すことを奨励しているそうだ。

そういえば、小・中学校でのプールの授業後には、いつも体から「塩素臭」がしていた。やはりみんなプールでオシッコをしていたということか!
みんなプールでゴールドを争うようにしていたということなのか!?
私もそうなのだが…。
http://netallica.yahoo.co.jp/news/310637


特に、中国人オーナーが多い所には まともな大浴場は無いでしょうね:

1126 by 匿名さん 2017-01-30 11:20:54
湯沢町スキー場はこの一週間、中国経済に乗っ取られております。
飛び交うのは中国語ばかり。
今年は例年に無く多い。

マンションエレベーターもロッカールームも、コインランドリーも、、、夜遅くまで大きな声で。
今年の春節は特に異様な雰囲気ですね。
ルームシェア、民泊?いやオーナー?
https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/197545/


関西の温泉街にある某大型ホテルは、上階に大浴場と露天風呂がある。

「その風呂に中国人の親子が入ってきた。父親はデジカメを風呂に持ち込んで、子供が浴槽に飛び込む様子を撮っとるんや。"風呂で泳ぐな"と怒る客がおっても、一向にやめようとせん」(日本人旅行客)

ようやく、"撮影会"が終わったかと思うと、今度は湯船に浸かりながら歯磨きを始め、「2人とも、浴槽のお湯で口をゆすいで、そのまま湯船に出したんやで。アホか思うて注意したら、"温泉も濁っているのに"みたいな感じでな。ホンマに調子狂うわ」

「中国には、そもそも"マナー"という言葉がありません。いまの中国は経済発展の途中で、とにかく稼ぐことが重要。"カネさえ払えば何をやってもいい"と考えてしまうんですよ」
http://taishu.jp/detail/2237/

Question : nekokiti1118さん 2013/1/29
温泉宿やスーパー銭湯は お湯を替えてますか?

今日、近くのスーパー銭湯に入浴していると お湯がかなり汚い状態でした。
店員の女性が通りかかったので、どれぐらいの周期でお湯を替えているのか聞いたところ、あからさまに嫌な顔をされ、『わかりません!』と答え、話し終わってもいないのに逃げるように去って行きました・・・。

そこで教えて欲しいのですが、スーパー銭湯や温泉宿で働いた事が有る方、もしくは家族などがパートで働いてスーパー銭湯の内部的な情報を知ってる方居ましたら教えて欲しいのです。

お湯替えてますか?


Answer 1 toshigimaさん 2013/1/29
「温泉かけ流し」以外は循環し、濾過器を通して湯を再利用している
スーパー銭湯ならほぼ100%湯は循環、再利用しているよ


Answer 2 kaedechrさん 2013/2/20
良心的な施設でも週一回くらいしか交換していないでしょう。ひどいところになると月一回なんていうところも絶対あるはずです。レジオネラが見つかるような施設です。私は怖くてスーパー銭湯へはいけません。

Answer 3 angie0214girlさん 2013/1/31
スーパー銭湯などの温浴施設の設備管理をしているものです。
スーパー銭湯など大規模な温浴施設の場合、「源泉かけ流し」と明記してあるもの以外は、お湯を循環、加温、加水などして繰り返し使用しています。これは営業上しかたないことだと思いますが…
掃除の頻度は法律で決められていて、循環ろ過をしている場合は最低週1回のお湯と入れ替えと清掃が定められています。

Answer 4 ygfcp427さん 2013/1/30
私の働いた事のある温泉宿の浴槽清掃周期です。

源泉掛け流しの宿⇒毎日
源泉掛け流し・加熱・加水の宿⇒毎日
循環温泉・加熱・加水の宿⇒一週間に1回

スーパー銭湯は働いた事が無いので知りません。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12101108767

訪問整体で活躍する整体師のメッセージブログ


私は箱根で6年程、仕事をしていますが、実は温泉好きが高じて箱根で仕事をしているようなところがあります。そこで、宿泊施設で仕事をしていて発見したことがあります。それは、

日帰り施設の専門のところは、利用者が多いところで1日、およそ2千人ということを。 ということは、それだけ、温泉が汚れる!ということです。

いろいろと消毒したり、循環でろ過したりと、利用の際はとくに、問題はありませんが、やはり、温泉通としては、泉質にも少しこだわります。

そこで、お勧めなのが、旅館などで解放している日帰り温泉です。宿泊施設によってですが、小さいところは1日100人いません。ということは、日帰り専門の施設よりは汚れないことを意味しています。

故に、旅館やホテルの日帰りのほうがよいということです。
http://ameblo.jp/mentaruseitai/archive1-201205.html


____

湯沢町の共同湯にだけは入ってはいけない


温泉マニアの間での湯沢町の共同湯の評価は『山の湯』以外は日本国内の温泉の中で最低最悪です

その『山の湯』も近年は湧き出し量が減って、湯の花も無くなり、昔より泉質が随分落ちています

温泉目当てで湯沢や苗場のリゾートマンションを買うのは何も知らないアホだけですね:

うーん、これではなぁ・・・

湯沢と言うと、関東の人からすれば、スキーと温泉と言うイメージが非常に強くて、伊豆、熱海、箱根、鬼怒川、草津なんかと並ぶ、代表的な温泉地だと思うのですが・・・

これではちょっと・・・ 残念ですね。

友人が、隣で、 「浴感がまったく無いお湯と言うのも存在するんですねぇ」と、感心?していました。

正直な感想を言うと、入った直後に出たくなってしまいました。
地名に「湯」の文字を冠するのだから、もうちょっと良いお湯を提供して欲しかったです。
ちょっと悲しくなってしまった一湯でした。
http://jake.cc/onsen/niigata/yuzawa-komako/yuzawa-komako.html


湯沢町で発行している、共同浴場の湯めぐり手形。
1500円で、5箇所の施設に入る事が出来ます。
それにしても、湯沢町は一体何を考えているのでしょうね?
100歩譲って、塩素循環が絶対必要だとしたとします。
でも、そんなお風呂の湯巡り手形を作って、何がしたいのでしょう?
5箇所まわって、1勝4敗。

唯一山の湯は本当に素晴らしかったですが、次々に襲ってくる塩素循環のお湯達に、こんなに悲しい湯めぐり手形は、私の湯めぐりの経験の中で、他にありませんでした。

湯の町、湯沢。自らその名前を穢しているような気がするのは、私の気のせい?
仮に特徴の無い単純泉だったとしても、鮮度良くお湯を使えば、気持ちが良いのですけどねぇ・・・
http://jake.cc/onsen/niigata/yuzawa-iwa/yuzawa-iwa.html

越後湯沢温泉は、基本的に町が15本ある源泉を集中管理して各旅館・施設に分湯しています(ごく一部独自源泉を持つ旅館あり)。

上越新幹線の大清水トンネルの工事中に、越後湯沢温泉の一部源泉の湧出量が大きく減少したり枯渇したりといった現象が起きています。

町で源泉の集中管理を行なうようになったのは、この事件がきっかけなのですが、この一件を見てもこの温泉の湯脈が三国山中の地下水が基になっているのは明らかです。

この地下水は元をただせば、むかし三国山脈の山々に降った雨水(雪だけとは限らない)を起源としていますから、地下に潜ったかつての雪解け水も源泉の一部になっていると考えてよいと思います。

4ヶ所ある集中管理源泉(町温泉管理事業第1〜3配湯所源泉と湯沢温泉湯元源泉)の湧出量の合計は、毎分約1,800リットル。これは一つの温泉地の湧出量としては決して少なくはなく、絶対量だけ見れば湯量豊富と言ってもよいレベルなのですが。

しかし越後湯沢は、湯量に比し温泉地としての規模が大きくなりすぎました。

総湧出量が毎分1,800リットルあると言っても、これを巨大ホテルを含む50軒以上の宿泊施設、10ヶ所以上ある共同浴場と日帰り施設、さらに一部リゾートマンションなどに分配しているのですから、湯量が足りている、とは到底言いがたい状況です。

越後湯沢の多くの旅館・施設では掛け流しを維持できず、循環濾過併用や相当量の加水(水増し)を余儀なくされています。

越後湯沢温泉はもともとは三国山中のひっそりした湯治場だったのですが、昭和初期の清水トンネル開通・上越線全通を機に温泉地の性格が一変します。交通至便な東京の奥座敷として繁栄し、旅館・ホテルの大型化が進みます。

さらに上越新幹線と関越道の開通で温泉スキーリゾートとしてますます注目が集まり、バブル期には雪深い山間には不似合いな高層リゾートマンションが何棟も建設されました。バブル崩壊とスキー人口の減少で町内に林立する高層リゾートマンションは空室だらけとなり、今ではバブルの負の遺産を見たかったら越後湯沢へ行け、とまで言われる有り様です。

湯量不足も問題ですが、この時期の無秩序な開発で町に温泉街らしい風情が失われてしまったのも残念なところです。


越後湯沢で豊富な湯量の源泉掛け流しを楽しむには、鉄道開通以前から営業していた歴史があり、もともとは自家源泉を持っていたので集中管理源泉から配湯を多めに受ける権利を持っており、かつ巨大化に走らなかった老舗の割烹旅館を選ぶのがよいかと思います。敷地も広く、雪国の温泉らしい風情を楽しめます。箱根や伊豆あたりに比べれば宿代もかなり安めです。
http://chiebukuro.travel.yahoo.co.jp/detail/1180244276.html?p=%E8%B6%8A%E5%BE%8C%E6%B9%AF%E6%B2%A2%E6%B8%A9%E6%B3%89

No.67 by 湯沢のマンション住民 2013-06-21 19:39:26

聞いた話ですが温泉の湧き出てる湯量、濃度共に減少しているそうです。
町内の某有名旅館では数十年前では湯ノ花も浮いていましたが現在ではまったく見なくなりました・・・
硫黄臭もかなり減少したように感じます。
http://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/197545/all/

湯沢の弱点は源泉が枯れてきている事。

昔は湯ノ花が見れたそうですが、中越地震以降源泉が枯れてきたそうで

今では源泉かけ流しの入浴施設でも湯ノ花はほとんど見る事が出来ません。
Posted by 株投資家 at 2014年09月03日 22:42
http://hagefx.sblo.jp/article/102281283.html


「山の湯」 2004年7月再訪:

以前入湯したときは濃い印象だったものが、このときは大してインパクトを受けなかった。

お湯から硫黄臭はするが、肌触りはありきたり。なんだかお湯が薄くなったよう。
カランのお湯も透明になっていて残念。つくづく温泉は生き物である。
http://www.dokodemo-bessou.com/kenbetu_onsen/onsen13_niigata.htm#街道の湯

龍神温泉、有馬温泉、伊香保温泉、黒川温泉や関金温泉もそうですが、せいぜい旅館 2, 3軒分が湯量の限度だった山中の秘湯に何10軒も旅館を乱立させ、ボーリングしてお湯をジャンジャン汲み上げたのが越後湯沢温泉凋落の原因になったのです。

越後湯沢温泉がこれからも温泉地としてやっていく為には、また昭和初期と同じ様に、「山の湯」、「高半旅館」と「御湯宿 中屋」の3つの浴場だけに戻すしかないのですね。

温泉が目当てで別荘を買うのなら北軽井沢あたりにして、自動車で草津、万座、尻焼温泉、平治温泉、沢渡温泉、霧積温泉、大塚温泉、四万温泉、千古温泉、志賀高原の温泉等の日帰り温泉を毎日廻った方が絶対にいいです


苗場・湯沢の近くにも

新潟: 苗場温泉雪ささの湯、貝掛温泉、赤湯温泉、越後湯沢温泉 雪国の宿 高半・山の湯、大沢山温泉幽谷荘、上野鉱泉湯元奥の湯、清津峡湯元温泉清津館

群馬: 法師温泉、川古温泉、広河原温泉旅館峰、千葉高原村温泉、赤岩温泉誠法館、湯宿温泉松の湯共同浴場、漣温泉のぞみの湯

などのマニアに評価の高い温泉も一応あるのですが、日帰り料金が高かったり、日帰り入浴不可だったり、日帰り入浴の受け入れ時間が極端に短かったり、遠かったりしてわざわざ苗場・湯沢に住むメリットが全く無いのですね。

苗場から狭くて急な山道を降りて目的地まで行くより沼田か渋川にアパートを借りて車でスキー場や温泉を廻った方が楽だしお金もかかりません。


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/565.html#c379

[不安と不健康18] 権威発信の「脂質異常症」というイカサマ疾患で騙される愚かな人々! BRIAN ENO
2. 中川隆[6566] koaQ7Jey 2017年2月06日 15:01:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7023]
動脈硬化の主原因は劣化・酸化した脂質です! 人類の進化と実例に学ぶ

脳梗塞や心筋梗塞の原因は動脈硬化です。その動脈硬化の主原因は劣化・酸化脂質です。その劣化・酸化脂質は口から堂々と過食の結果として身体に侵入してきます。

食用油(オリーブ油・コーン油・ブドウ種油・菜種油・・など)や肉に付いている脂:コレステロールなどは、加熱すると劣化・酸化した脂質になります。

ウサギの実験によると・・・劣化・酸化したコレステロールを食べさせたウサギは、生で劣化・酸化していないピュアなコレステロール食を食べさせたウサギよりもより8倍も動脈壁内にプラーク(脂)が蓄積して動脈硬化そのものを生じさせ・進行させます(参照1)。

人類の歴史:40億年の間、人類の祖先は生の食べ物を食べていました。
植物油・動物脂を生で食べるようになったのは3〜4億年前。

植物油・動物脂を加熱して食べるようになったのは1〜3万年前から。

フライ物など、植物油・動物脂を高熱で調理しだしたのは60年前から

急速に進化した人類の食べ物に、身体の細胞の進化が追いつきません。

その証拠として、マクロファージ(異物貪食が役目)は劣化・酸化脂質を食べる・・つまり・・劣化・酸化脂質は・・我々体内の各種の細胞達にとっては栄養ではなく異物なのです。

身体各所で引き取り手がないので、劣化コレステロールは血管内に長く止まって流れていることは証明されているのです。


ライオンは肉食獣の代表ですが、遙か昔に人類と同じ祖先から枝分かれした人類の親戚です。ライオンは草食獣の生ホルモン、生ステーキを毎日食べていますが脳梗塞・心筋梗塞に滅多になりませんね・・・


それでは・・生肉を食べる伝統的食文化があるエスキモーの人達の場合を考えてみましょう。

肉食に偏り、野菜や穀物が極端に少ないグリーンランドに住むエスキモー(イヌイット)の研究では、彼らに糖尿病・高脂血症・動脈硬化などの現代病はなく、心筋梗塞・脳梗塞などの病気もほとんどないことが知られています。


その理由として、EPA(高脂血症薬:エパデールなど・の主成分)やDHAが多く含まれている魚を餌にしているアザラシなどの動物を食べているから・・・という説明がなされています・・・。
鯨やシロクマも食料です・

本当にEPAだけで説明可能でしょうか?・・それでは・・アザラシやシロクマの肉を焼くなどの調理をしても動脈硬化は防げるでしょうか?・・・
私はやはり動脈硬化になると思います。

伝統的イヌイットはアザラシを生で食べていたし・・鳥(アパリアス)も焼かないで、発酵させて生で食べています“キビヤック"・・・そうです、
EPAを含む食材も大切ですが・・キーワードは・・“生"・・要するに劣化・酸化コレステロールをあまり食べていないからではないでしょうか。

私の症例で検討してみました。
魚を大好きな人達を、肉大好き・肉好き・肉普通・肉嫌いな人達の4群に分けて、脳・心・血管イベントの発生率・T-max(動脈硬化の総合指標)などを調べました。
(表)

肉嫌いな人達は、肉由来の生のピュアなコレステロールのみならず、肉由来の劣化・酸化脂質をほとんど摂取していない人達です.
肉大好きな人達は、劣化・酸化脂質を沢山摂取している人達です。

いずれの群もEPAの血中濃度は高いはずなのに、劣化・酸化コレステロールを沢山摂取している人達の20%にイベントがすでに発生し、動脈硬化(T-max)も進行していました。

驚いたことに、魚を沢山摂取し、劣化コレステロールをほとんど摂取していない群はイベントの発生が0%でした。これはイヌイットの状況と同じです。

でも、肉嫌いだとなぜか?高血圧・糖尿病になりやすいという結果です(表)
ので、肉もバランスを考えていただきましょう。

もし、EPAが肉食での動脈硬化を強く予防するなら、魚大好き&肉大好きの群もイベントの発生が少ないはずですが・・そうではありませんでした。

私の私見ですが、劣化・酸化脂質の摂取量に動脈硬化は最も影響を受ける・・つまり、動脈硬化は、肉にEPAが多く含まれているかどうかではなく、加熱調理後の肉をたくさん食べていたか?・どうか・に最も左右されると思います。

肉の種類を細かく分類していませんが、食べる際は脂身(劣化・酸化脂質)
が極力少ない場所を冷静に考えて食べるように心がけましょう。

さらに、食物に含まれている分解酵素は加熱でその働きが失われます。
肉を生で食べることは、酵素入り肉を食べていることにもなっているのです。

でも・・・
動脈硬化になりにくいからといって、温暖な地域の日本で、家畜を生で食べてはO-157などの感染症や未知のウイルスに感染する恐れがありますので、肉の生食にはご注意下さい。

しかし
EPAが動脈硬化を抑制している証拠を示す動物実験が確かにあります。それは、マウスにバター食を13週間食べ続けさせた場合と、バターにEPAを混ぜて食べ続けさせた場合の大動脈〜頸動脈の“血管汚れ" =動脈硬化の程度を比較したものですが、バターにEPAを混ぜて食べさせていたマウスの“血管汚れ"が4分の一程度に抑えられていた・・でも動脈硬化は4分の一程度進んでいたのです。(Matsumoto, et al. Atherosclerosis 2008;197:524-33)

EPAが動脈硬化を抑制することは学びましたが、ではなぜEPAが存在するのでしょう?・・このEPAは青魚に多く含まれています。EPAは魚自身のためにEPAがあるのでしょうか?

EPAはその他の魚類やオットセイ・アザラシなどのほ乳類が健康でいられるためにEPAが存在しているのではないか・・と思います。

もっと昔に思いを巡らせば、地球の全ての生き物が海中にいる時代。蛋白源補給のためには、命つきた魚をも食べねばなりません。そのような魚は死の直後からゆっくりと酸化されます(海の中は,嫌気性細菌が好む酸素の少ない環境)・・でも・・魚自身にEPAがあると、その魚を食べた魚自身の血管が守られることになります・・・。

そういうことで・・魚にはEPAが備わっているのでは・・これも私の私見。

血管に“脂汚れ"が無いと・・“ガン"“感染症"で倒れさえしなければですが・・人間は誰でも、100歳以上も健康で生きていけます。120歳も夢ではありません。

健康のために高級・格安のサプリメント入りともいえるお魚を食べましょう。
EPAの多い魚は青魚です。さらに魚の皮にはコラーゲンが含まれていますので骨を丈夫にし、皮膚・血管をしなやかにしてくれます。

骨粗鬆症の方は、魚の頭・骨・魚皮の煮汁を努めて食し、屈伸運動などの骨に負荷となる運動を加味することで、骨密度の改善、美肌効果が期待されます。

魚の頭・骨・魚皮の煮汁を冷蔵庫に入れて冷却すると、煮汁がプリンプリンしたプリンに変貌します。これが魚のコラーゲンです。

スッポンなどの高級食材から製品化したサプリメントと同等の効果を期待できるでしょう。

最近、骨粗鬆症が増えているのは、魚を食べる習慣が薄れているからかもしれません。魚は皮まで、魚の味噌汁は汁を全部いただきましょう。
(血圧が高くない方は塩分を普通に摂取しても結構です)(参照2)

魚の白子には、髪の毛を黒く蘇らせる“核酸"も含まれていて、不眠症や花粉症などのアレルギーに効果が期待できます。

魚の内臓は“サプリメント"の倉庫なのです。

この記事を書いているときに、福岡県出身の有名な俳優・歌手の“武田鉄矢氏"が「大動脈弁狭窄症」の手術を受けられていたことがニュースで流れました。

手術が成功して幸いですが、それで病気が治ってハッピー・・と言うわけではありません。

動脈硬化による大動脈弁狭窄症なら(参照3)の全ての病気の危険性が潜んでいる・・ということになります。

当院の8カ所の血管エコーを受けていただければ、動脈硬化の程度を判定して差し上げられるのですが・・と・・同じ福岡県民として心配申し上げています。

追記:
高血圧や糖尿病・A1c高値や高脂血症(脂質異常症)や肥満や痛風や睡眠時無呼吸症候群などは、動脈硬化の原因として病院で扱われていますが、これらのほとんどは劣化脂質・糖分などの過食やアルコール多飲などの結果なのです。ですから、結果だけを短時間で改善・治療しても動脈硬化は進行していきます。高血圧のお薬は真面目に飲んでいたのに・・脳梗塞に・・とか、糖尿病の薬をちゃんと飲んで、運動もしていてA1cも低下していたのに・・心筋梗塞になった・・とか・・こんなことを多く耳にして、心が痛む思いです。

こんな状況が全国到る所で、おそらく毎日発生しているだろうと思うと、残念で・残念でなりません。

このような悲しいことが起こりうることは、医療の現場では密かに認識されていて、最近の米国における大規模臨床試験(ACCORD試験の5年成績の結果)でも確認されました。このことを不思議に思い悩んでいる先生もおられます。

私は2007年から血管プラークと食習慣や嗜好などの生の情報、家族歴、病歴などに接し、時間軸でデータを分析していく過程で「なぜ」・「どうして」という疑問を常に持つことで「医学の常識の誤りを見抜く」力を全身の血管エコーを武器として得たように思います。

セブンイレブンの創業者:鈴木敏文氏の2005年の著書「本当のようなウソを見抜く」の御陰で医学の常識に疑問を持ち「どうしてなのか?」と疑問を持ち追求することで真実にせまる「仮説」をたてる癖が出来たように思います。

病院をデパートに例えるなら、高血圧・糖尿病・高脂血症(脂質異常症)・肥満症・痛風・めまい・頭痛・睡眠時無呼吸症候群・狭心症・脳梗塞・心筋梗塞などの治療は「今日の顧客が求める商品」であって、“顧客のために"治療というサービスを提供しています。

“顧客の立場で"考えれば、そんな病気になる前になんとかしてもらいたい・・そんな病気の原因を改善したい・・・と思うはずです。私の小さな店舗には「今日の顧客が求める商品」はあまり置いていません。未来の「明日の顧客」が求める物を置いているつもりですが・・少しずつですが認知されてきたように思います。
http://majimaclinic22.webmedipr.jp/kanzenyobou/column2/12.html
http://www.asyura2.com/16/health18/msg/373.html#c2

[不安と不健康15] コンビニ弁当やお握りは辞めた方がいいです。『拡散』 (カズちゃんのブログ)  赤かぶ
188. 中川隆[6567] koaQ7Jey 2017年2月06日 15:04:20 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7024]
動脈硬化の主原因は劣化・酸化した脂質です! 人類の進化と実例に学ぶ

脳梗塞や心筋梗塞の原因は動脈硬化です。その動脈硬化の主原因は劣化・酸化脂質です。その劣化・酸化脂質は口から堂々と過食の結果として身体に侵入してきます。

食用油(オリーブ油・コーン油・ブドウ種油・菜種油・・など)や肉に付いている脂:コレステロールなどは、加熱すると劣化・酸化した脂質になります。

ウサギの実験によると・・・劣化・酸化したコレステロールを食べさせたウサギは、生で劣化・酸化していないピュアなコレステロール食を食べさせたウサギよりもより8倍も動脈壁内にプラーク(脂)が蓄積して動脈硬化そのものを生じさせ・進行させます(参照1)。

人類の歴史:40億年の間、人類の祖先は生の食べ物を食べていました。
植物油・動物脂を生で食べるようになったのは3〜4億年前。

植物油・動物脂を加熱して食べるようになったのは1〜3万年前から。

フライ物など、植物油・動物脂を高熱で調理しだしたのは60年前から

急速に進化した人類の食べ物に、身体の細胞の進化が追いつきません。

その証拠として、マクロファージ(異物貪食が役目)は劣化・酸化脂質を食べる・・つまり・・劣化・酸化脂質は・・我々体内の各種の細胞達にとっては栄養ではなく異物なのです。

身体各所で引き取り手がないので、劣化コレステロールは血管内に長く止まって流れていることは証明されているのです。


ライオンは肉食獣の代表ですが、遙か昔に人類と同じ祖先から枝分かれした人類の親戚です。ライオンは草食獣の生ホルモン、生ステーキを毎日食べていますが脳梗塞・心筋梗塞に滅多になりませんね・・・


それでは・・生肉を食べる伝統的食文化があるエスキモーの人達の場合を考えてみましょう。


肉食に偏り、野菜や穀物が極端に少ないグリーンランドに住むエスキモー(イヌイット)の研究では、彼らに糖尿病・高脂血症・動脈硬化などの現代病はなく、心筋梗塞・脳梗塞などの病気もほとんどないことが知られています。


その理由として、EPA(高脂血症薬:エパデールなど・の主成分)やDHAが多く含まれている魚を餌にしているアザラシなどの動物を食べているから・・・という説明がなされています・・・。
鯨やシロクマも食料です・

本当にEPAだけで説明可能でしょうか?・・それでは・・アザラシやシロクマの肉を焼くなどの調理をしても動脈硬化は防げるでしょうか?・・・
私はやはり動脈硬化になると思います。

伝統的イヌイットはアザラシを生で食べていたし・・鳥(アパリアス)も焼かないで、発酵させて生で食べています“キビヤック"・・・そうです、
EPAを含む食材も大切ですが・・キーワードは・・“生"・・要するに劣化・酸化コレステロールをあまり食べていないからではないでしょうか。

私の症例で検討してみました。
魚を大好きな人達を、肉大好き・肉好き・肉普通・肉嫌いな人達の4群に分けて、脳・心・血管イベントの発生率・T-max(動脈硬化の総合指標)などを調べました。
(表)

肉嫌いな人達は、肉由来の生のピュアなコレステロールのみならず、肉由来の劣化・酸化脂質をほとんど摂取していない人達です.
肉大好きな人達は、劣化・酸化脂質を沢山摂取している人達です。

いずれの群もEPAの血中濃度は高いはずなのに、劣化・酸化コレステロールを沢山摂取している人達の20%にイベントがすでに発生し、動脈硬化(T-max)も進行していました。

驚いたことに、魚を沢山摂取し、劣化コレステロールをほとんど摂取していない群はイベントの発生が0%でした。これはイヌイットの状況と同じです。

でも、肉嫌いだとなぜか?高血圧・糖尿病になりやすいという結果です(表)
ので、肉もバランスを考えていただきましょう。

もし、EPAが肉食での動脈硬化を強く予防するなら、魚大好き&肉大好きの群もイベントの発生が少ないはずですが・・そうではありませんでした。

私の私見ですが、劣化・酸化脂質の摂取量に動脈硬化は最も影響を受ける・・つまり、動脈硬化は、肉にEPAが多く含まれているかどうかではなく、加熱調理後の肉をたくさん食べていたか?・どうか・に最も左右されると思います。

肉の種類を細かく分類していませんが、食べる際は脂身(劣化・酸化脂質)
が極力少ない場所を冷静に考えて食べるように心がけましょう。

さらに、食物に含まれている分解酵素は加熱でその働きが失われます。
肉を生で食べることは、酵素入り肉を食べていることにもなっているのです。

でも・・・
動脈硬化になりにくいからといって、温暖な地域の日本で、家畜を生で食べてはO-157などの感染症や未知のウイルスに感染する恐れがありますので、肉の生食にはご注意下さい。

しかし
EPAが動脈硬化を抑制している証拠を示す動物実験が確かにあります。それは、マウスにバター食を13週間食べ続けさせた場合と、バターにEPAを混ぜて食べ続けさせた場合の大動脈〜頸動脈の“血管汚れ" =動脈硬化の程度を比較したものですが、バターにEPAを混ぜて食べさせていたマウスの“血管汚れ"が4分の一程度に抑えられていた・・でも動脈硬化は4分の一程度進んでいたのです。(Matsumoto, et al. Atherosclerosis 2008;197:524-33)

EPAが動脈硬化を抑制することは学びましたが、ではなぜEPAが存在するのでしょう?・・このEPAは青魚に多く含まれています。EPAは魚自身のためにEPAがあるのでしょうか?

EPAはその他の魚類やオットセイ・アザラシなどのほ乳類が健康でいられるためにEPAが存在しているのではないか・・と思います。

もっと昔に思いを巡らせば、地球の全ての生き物が海中にいる時代。蛋白源補給のためには、命つきた魚をも食べねばなりません。そのような魚は死の直後からゆっくりと酸化されます(海の中は,嫌気性細菌が好む酸素の少ない環境)・・でも・・魚自身にEPAがあると、その魚を食べた魚自身の血管が守られることになります・・・。

そういうことで・・魚にはEPAが備わっているのでは・・これも私の私見。

血管に“脂汚れ"が無いと・・“ガン"“感染症"で倒れさえしなければですが・・人間は誰でも、100歳以上も健康で生きていけます。120歳も夢ではありません。

健康のために高級・格安のサプリメント入りともいえるお魚を食べましょう。
EPAの多い魚は青魚です。さらに魚の皮にはコラーゲンが含まれていますので骨を丈夫にし、皮膚・血管をしなやかにしてくれます。

骨粗鬆症の方は、魚の頭・骨・魚皮の煮汁を努めて食し、屈伸運動などの骨に負荷となる運動を加味することで、骨密度の改善、美肌効果が期待されます。

魚の頭・骨・魚皮の煮汁を冷蔵庫に入れて冷却すると、煮汁がプリンプリンしたプリンに変貌します。これが魚のコラーゲンです。

スッポンなどの高級食材から製品化したサプリメントと同等の効果を期待できるでしょう。

最近、骨粗鬆症が増えているのは、魚を食べる習慣が薄れているからかもしれません。魚は皮まで、魚の味噌汁は汁を全部いただきましょう。
(血圧が高くない方は塩分を普通に摂取しても結構です)(参照2)

魚の白子には、髪の毛を黒く蘇らせる“核酸"も含まれていて、不眠症や花粉症などのアレルギーに効果が期待できます。

魚の内臓は“サプリメント"の倉庫なのです。

この記事を書いているときに、福岡県出身の有名な俳優・歌手の“武田鉄矢氏"が「大動脈弁狭窄症」の手術を受けられていたことがニュースで流れました。

手術が成功して幸いですが、それで病気が治ってハッピー・・と言うわけではありません。

動脈硬化による大動脈弁狭窄症なら(参照3)の全ての病気の危険性が潜んでいる・・ということになります。

当院の8カ所の血管エコーを受けていただければ、動脈硬化の程度を判定して差し上げられるのですが・・と・・同じ福岡県民として心配申し上げています。

追記:
高血圧や糖尿病・A1c高値や高脂血症(脂質異常症)や肥満や痛風や睡眠時無呼吸症候群などは、動脈硬化の原因として病院で扱われていますが、これらのほとんどは劣化脂質・糖分などの過食やアルコール多飲などの結果なのです。ですから、結果だけを短時間で改善・治療しても動脈硬化は進行していきます。高血圧のお薬は真面目に飲んでいたのに・・脳梗塞に・・とか、糖尿病の薬をちゃんと飲んで、運動もしていてA1cも低下していたのに・・心筋梗塞になった・・とか・・こんなことを多く耳にして、心が痛む思いです。

こんな状況が全国到る所で、おそらく毎日発生しているだろうと思うと、残念で・残念でなりません。

このような悲しいことが起こりうることは、医療の現場では密かに認識されていて、最近の米国における大規模臨床試験(ACCORD試験の5年成績の結果)でも確認されました。このことを不思議に思い悩んでいる先生もおられます。

私は2007年から血管プラークと食習慣や嗜好などの生の情報、家族歴、病歴などに接し、時間軸でデータを分析していく過程で「なぜ」・「どうして」という疑問を常に持つことで「医学の常識の誤りを見抜く」力を全身の血管エコーを武器として得たように思います。

セブンイレブンの創業者:鈴木敏文氏の2005年の著書「本当のようなウソを見抜く」の御陰で医学の常識に疑問を持ち「どうしてなのか?」と疑問を持ち追求することで真実にせまる「仮説」をたてる癖が出来たように思います。

病院をデパートに例えるなら、高血圧・糖尿病・高脂血症(脂質異常症)・肥満症・痛風・めまい・頭痛・睡眠時無呼吸症候群・狭心症・脳梗塞・心筋梗塞などの治療は「今日の顧客が求める商品」であって、“顧客のために"治療というサービスを提供しています。

“顧客の立場で"考えれば、そんな病気になる前になんとかしてもらいたい・・そんな病気の原因を改善したい・・・と思うはずです。私の小さな店舗には「今日の顧客が求める商品」はあまり置いていません。未来の「明日の顧客」が求める物を置いているつもりですが・・少しずつですが認知されてきたように思います。
http://majimaclinic22.webmedipr.jp/kanzenyobou/column2/12.html

http://www.asyura2.com/09/health15/msg/764.html#c188

[近代史02] プーチン大統領は神の申し子_____小沢一郎先生はこういう人になって欲しかった 中川隆
53. 中川隆[6568] koaQ7Jey 2017年2月06日 17:04:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7025]

2017.02.06
米露の関係修復を阻止するためにネオコン上院議員がウクライナ入りし、米欧州陸軍司令官は挑発


シリア制圧に失敗したネオコンなどアメリカの好戦派は矛先を再びウクライナに向けている。彼らが担いでいたヒラリー・クリントンが大統領選挙で敗北した翌月、ジョン・マケインとリンゼイ・グラハムのネオコン上院議員コンビはジョージア(グルジア)、バルト諸国、そしてウクライナを訪問、ウクライナではペトロ・ポロシェンコ大統領と会談している。その約1カ月後、1月下旬からウクライナ東部のドンバス(ドネツク、ルガンスク、ドネプロペトロフスク)に対するキエフ軍の攻撃が激化、2月4日にはルガンスクの軍司令官の自動車が爆破され、司令官は死亡した。言うまでもなく、キエフ軍の攻撃は停戦合意に違反している。

 その一方、アメリカ欧州陸軍のベン・ホッジス司令官はポーランドに送り込まれたアメリカ軍の戦車に一斉射撃させた。ホッジスによると、これはロシアに対する戦略的なメッセージなのだという。EUからロシアへ向かって勢力範囲を拡大させてきたのはアメリカ/NATOだが、ホッジスのような人びとはロシアが接近しているように見えるようだ。

 まだソ連が存在していた1990年、東西ドイツが統一されたのだが、その際、アメリカのジェームズ・ベイカー国務長官はソ連のエドゥアルド・シュワルナゼ外務大臣に対し、統一後もドイツはNATOにとどまるものの、東へ拡大させることはないと約束したことが記録に残っている。ミハイル・ゴルバチョフにしろシュワルナゼにしろ、そうしたアメリカの約束を信じるのはおめでたいのだが、ともかく信じた。

 その翌年、1991年7月にロンドンで開かれたG7の首脳会談でアメリカなど西側の首脳は新自由主義をロシアに強要する。これにゴルバチョフは難色を示したのは当然だが、その瞬間に西側はロシアのトップを挿げ替える工作を始める。新たな傀儡に選ばれたのがボリス・エリツィンだ。エリツィンはその月にロシア大統領に就任している。

 その期待に応え、エリツィンは12月にウクライナのレオニード・クラフチュクやベラルーシのスタニスラフ・シュシケビッチとベロベーシの森で秘密会議を開いてソ連からの離脱を決め、ソ連を消滅させた。それ以来、アメリカは東へ勢力範囲を広げ続けている。

 アメリカがヨーロッパを支配する仕組みのひとつ、NATOも東側の国々を呑み込み始めた。まず1999年にはチェコ、ハンガリー、ポーランド、そして2004年にはブルガリア、エストニア、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、スロバキア、スロベニア、2009年にアルバニア、クロアチアといった具合にNATOへ加盟していく。

 当然、NATO加盟国はロシアに接近していくことになるが、SACEUR(NATO欧州連合軍最高司令官)だったフィリップ・ブリードラブはロシアの脅威が増していると表現している。ホッジス司令官と同じことを言っているわけだ。そうした中でウクライナのクーデターは引き起こされた。

 クーデターが動き出したのは2013年11月。キエフのユーロマイダン(ユーロ広場、元の独立広場)へ約2000名の反ヤヌコビッチ派が集まったのが始まりだ。当初はカーニバル的なもので、人びとは膨らんでいく。

 規模が大きくなったところで登場してきたのがネオ・ナチのグループ。そのメンバーを西側は軍事訓練して準備していた。そのネオ・ナチのグループは2014年2月18日頃からチェーン、ナイフ、棍棒を手に、石や火炎瓶を投げ、ブルドーザーなどを持ち出し、中にはピストルやライフルを撃つ人間も出始める。その間、ウクライナ政府は西側の命令に従い、強硬手段には出ていない。

 2月21日にビクトル・ヤヌコビッチ大統領と反ヤヌコビッチ派は平和協定に調印するが、22日に狙撃で多くの死者が出始め、議会の議長を務めていたボロディミール・リバクは「EU派」の脅迫で辞任、アレクサンドル・トゥルチノフが後任になる。憲法の規定を無視して新議長を議会が大統領代行に任命したのはこの日だ。

 何度も書いてきたことだが、2月25日にキエフ入りして調査したエストニアのウルマス・パエト外相は翌日、キャサリン・アシュトンEU外務安全保障政策上級代表(外交部門の責任者)に対し、反政府側が実行したと強く示唆している:

 「全ての証拠が示していることは、スナイパーに殺された人びと、つまり警官や街に出ていた人たち双方、そうした人びとを同じスナイパーが殺している。同じ筆跡、同じ銃弾。実際に何が起こったかを新連合(暫定政権)が調査したがらないほど、本当に当惑させるものだ。スナイパーの背後にいるのはヤヌコビッチでなく、新連合の誰かだというきわめて強い理解がある。」

 ヤヌコビッチ排除はネオ・ナチが前面に出たクーデターだったことをEUは知っていたということだ。その上で西側はキエフ政権を支持、ネオ・ナチによるクーデターに反発して自立の道を歩み始めたクリミア、オデッサ、ドンバス(ドネツク、ルガンスク、ドネプロペトロフスク)の人びと、そしてロシアを罵ってきた。

 このクーデターを仕掛けたチームの中心にはアメリカのビクトリア・ヌランド国務次官補やジェオフリー・パイアット駐ウクライナ大使がいた。このふたりがヤヌコビッチ後の閣僚人事を話し合っている音声が2月4日の段階でYouTubeにアップロードされている。マケイン上院議員らはこのときもクーデターを扇動するためにウクライナへ乗り込んでいた。

 マケインたちがウクライナ入りした昨年12月、退任直前のバラク・オバマ大統領もロシアを挑発し、米露関係を少しでも悪化させようと努力していた。ロシアの外交官35名を含む96名のロシア人を国外へ追放したのだ。

 今年1月6日にはアブラムズM1A1戦車87輌を含む戦闘車両がドイツに陸揚げ、戦闘ヘリのブラック・ホーク50機、10機のCH-47、アパッチ24機なども送り込まれた。派兵されたアメリカ兵の人数は2200名。この派兵は演習のためではなくロシアに対する戦略的なメッセージだとホッジス司令官は語ったわけだ。

 相変わらずアメリカのメディアもロシア攻撃を続けているが、政治コメンテーターのビル・オライリーはドナルド・トランプ大統領にインタビューした際、ウラジミル・プーチンを「人殺し」と表現した。それに対してトランプは「われわれの国がそれほど罪がないとあなたは考えているのか?」と応じている。

 オバマ政権からトランプ政権へ移行しても西側では偽情報が蔓延、ロシアやプーチンを悪魔化するプロパガンダが続いているが、オライリーの発言はその一例だ。マケインやグラハムのような上院議員だけでなく、アメリカ欧州陸軍のホッジス司令官のような軍人もそうしたプロパガンダと連携している。トランプ政権は国務省だけでなく、軍も掌握できていない可能性が高い。
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201702060000/
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/297.html#c53

[番外地7] 「しょぼくれたアメリカ」への怒りが より過激なトランプ新大統領を生み出した 中川隆
14. 中川隆[6569] koaQ7Jey 2017年2月06日 17:11:29 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7026]

あと2年。短期決戦を目論むトランプ大統領が繰り出す「10の戦術」=藤井まり子 2017年2月5日
http://www.mag2.com/p/money/32643

トランプ政権の経済政策の中身が明らかになってきましたが、想像以上に優秀なのでビックリです。外交政策や支持率アップのための減税など想定される10の戦術を解説します。

経済ニュースだけではわからない、トランプ新政権「10の戦術」

投資家はトランプ大統領の暴言を真に受けてはいけない

トランプ新大統領は、人格的に問題のある人物です。ですが、頭はすこぶる良い人らしいです。デキるビジネスマンによく見られる傾向ですが、「信頼できる人の意見やアドバイス」もよく聞くらしい。「間違えた!」と思えば、意地を張らずに軌道修正ができる人でもあるようです。

「ディール(=ビジネス上の取り引き)」を好み、通商政策においても安全保障や外交においても、先手必勝で相手の一番痛いところを突きながら、相手をびびらせ驚かせ、その後に「落としどろを探る」といった手法を好むようです。

もっと具体的に分かりやすく説明すると、不動産取引などで「市場価格6,000万円」くらいの物件を、その物件をとても欲しがっている顧客に向かっては、不動産会社は最初に「1億円」くらいの高値をふっかけ、まずはその「欲しがっている顧客」をびびらせてから交渉をはじめるといった、例の「あれ」です。その後で徐々に値引きして、最終的には落としどころ「8,000万円」くらいで決着する。そうすると、顧客も2,000万円くらいは相手に譲歩してもらって得をしたような錯覚を得られるし、不動産会社の方はまるまる2,000万円は丸儲けできるわけです。

ですから、通商政策においても、トランプはTPPなどの多国間交渉を嫌います。ディールを使って、アメリカに有利には運べないからです。というわけで、彼は2国間交渉をとても好むわけです。

トランプがEUを嫌う理由は、「EUが官僚主義に陥っていて、機動性をまるっきり失っていること」が一番の理由でしょう。ですが、それとともに、EU相手だと多国間交渉をしなければならない「じれったさ」がトランプにはあるからでしょう。

今後もトランプは、彼のメイン支持層(プア・ホワイト、白人低所得者層。特徴としてプロレスファンが多い)が喜ぶような「意味不明の罵詈雑言」をツイッター上では続けることでしょう。けれども、それは彼の本心ではないでしょう。「大衆向けのリップサービス」ですから、私たち投資家はこれらの暴言を真に受けてはいけません。


トランプの狙いは「短期決戦」だ。これから想定される10の戦術を解説

トランプの本心は、「瓢箪(ひょうたん)から駒」で大統領になったので、目下は「短期決戦」にあります。トランプ新政権の目下の目標(=本心)は、「2年後の中間選挙でも民主党に圧勝する」こと。射程距離、以外と短いですね!彼は、この短期決戦(短期戦略)に勝つためには、どんな手(戦術)でも使ってくることでしょう。

戦術1

まず第一の戦術は、イエレンFRBに金融引き締めを思いとどまってもらって、金融緩和を継続させること。そのための、日英米の三国通貨同盟(詳細はメルマガバックナンバー)だったわけですね。

戦術2

できることならば、財源をなんとか捻出して、財政刺激的な財政出動をいくばくか行なうこと。

戦術3

(戦術1と戦術2の結果)インフレ目標を3〜4%に引き上げて、株高・不動産高の中で、なんとか向こう2年くらいはアメリカの高圧経済を維持する。

高圧経済では、アメリカ経済の実質GDPの大きなトレンドは変わらないでしょうが、株高・不動産高が維持できれば、資産効果でいくばくかアメリカの実質経済成長率を高められるかもしれません。高圧経済を維持すれば、労働参加率を高めることで、労働のスラッグ(たるみ)を減らせる。そして支持率が上昇します。

高圧経済を維持して「労働参加率の上昇」「労働スラッグの解消」を「落としどころ」とすれば、イエレンFRBの協力(=金融緩和策への大転換)がとても得やすいでしょう。

戦術4

ミクロで自動車産業などに国内で超近代的な工場を造らせる。雇用創出効果はとても少ないけれども、象徴的な意味で、地方都市の人々の支持率は上がるでしょう。

戦術5

中小零細企業の設備投資を増やす。後述するように、今現在の中小零細企業は、企業減税には大歓迎で、彼らのセンチメントはすこぶる良い、彼らが設備投資意欲を高めてくれるならば、実質経済成長率の上昇は、いくばくか可能になるかもしれません。そのための企業減税と所得減税。

さらに走りながら、「支持率アップ」のための手段、大衆受けするような対策を次々と打ってくることでしょう。


怪物トランプ流「支持率アップ」のための戦術6〜8

戦術6

折しも、人気に陰りに見えてきた行き過ぎたグローバリゼーションの流れを、一見は保護主義的と誤解されそうな政策で、一旦は止めること。

グローバリゼーションが行き過ぎてしまって「産業の空洞化」に苦しんでいるのは、アメリカばかりではありません。あの中国でも、労働集約的な軽産業では、バングラデシュやカンボジア、ベトナムと言った国々に追い上げられて、苦しんでいるんですね。ユニクロの中国工場は、中国国内の人件費が高くなったので中国からは出て行って、これら中国周辺国に工場進出しているのは有名ですよね。

自動車・電気などの付加価値の高い産業では、超近代的な人工知能やロボットを全面導入した「異常に生産性の高い工場」を建設したならば、今は先進国のどこで生産しても、国際競争力は十分に維持できるんです。

戦術7

大衆受けするように、行き過ぎたマネーゲームの流れを止めること。すなわち、ドル高政策をしない。アンチ・ウォールストリート戦術です。

「強いドルは国益」のもとで推進してきた金融立国には、もう重点を置かない。すなわち、ウォールストリートに厳しい政策を行なう。大手投資銀行に厳しい金融政策を行なって、そのかわり、中小の地場の貯蓄銀行などが貸し付けを行ないやすいような「簡素で分かりやすい金融規制」を行なう。トランプ政権というか共和党議員たちの「金融規制緩和」の中身は、大手投資銀行にはとても厳しい内容になりそうです。大手投資銀行は従来よりマネーゲームがしにくくなるかもしれません。

その代わり、地方の弱小の貯蓄銀行(日本で言えば、信用金庫とか弱小の地銀などなど)は、今よりもっと簡単に住宅ローンを貸し付けられるようにするようです。

アメリカの「普通に人々」にとっては、持ち家(マイホーム)こそが貯蓄の柱です。オバマ政権時代には、金融規制が厳しくって、信用が低いせいで住宅ローンを借りられなかった人々が、これからは借りられるようになるようです。これは、教育ローンやオートローンにも言えることかもしれません(将来は、1980年代にアメリカで巻き起きたような不動産バブルが巻き起こって「貯蓄銀行危機」が起きることでしょう)。

戦術8

国境税を導入すること。

国境税は、共和党が長らく温めてきた保護主義と誤解されそうな政策です。今のアメリカ株式市場は、「国境税が実現するようだ!」と、マーケットがそれを保護主義的な政策と誤解して嫌って調整し始めると、すかさずトランプ新政権が「円安はけしからん!ユーロ安はけしからん!」との批判を繰り返して下落を食い止めようとしています。

国境税は、『アメリカの輸入品には20%の「国境税という関税のようなもの」をかけるけれど、アメリカからの輸出品に20%の「国境税という関税のようなもの」をかけない』とするシステムです。

「保護主義的な政策」と言うことで、この国境税をマスコミは激しく批判しています。ですが、実はアメリカ以外の国(ユーロ圏や日本)では、付加価値税や消費税といった間接税を使って、すでに国境税と同じようなことをしています。EUや日本でも行なっていることなのです。ですから、国境税を導入することで「アメリカの輸出産業は、やっと他の国と同じ土俵に立った」ということになります。

中間層、富裕層に取り入るための「減税」戦術9〜10

戦術9

国境税からの税収で、中間層に優しい大型減税を行なうこと。

国境税導入では、新しくアメリカの国庫はおよそ1兆ドルの税収増しになるようです。この1兆ドルを使って、共和党議会は、企業減税・得減税などを行なうつもりのようです。大型減税の規模は、大方の予想を遙かに下回る1兆ドルちょっとではないでしょうか?

企業減税は、35%から20%へ引き下げるようです。国境をまたいでグローバルに活躍する大企業の場合は、すでにいろいろな「国際税法上の抜け穴」を使って、実行税率は20%前後に下がっています。ですから、グローバル企業にとってはこの企業減税の恩恵はほとんどありません。

一方、中小零細企業にとっては、この企業減税はすこぶる恩恵があります。その結果、今現在のアメリカでは、中小零細企業とその従業員たちのセンチメントがすこぶる良いんですね。中小零細企業の設備投資意欲が強くなっているんです。

所得減税においては、富裕層や超富裕層の場合は、減税と同時に様々な複雑怪奇な控除対象の数々がほとんど「廃止」になるようです。ですから、彼らの実効税率には、変化はなし。所得減税の一番恩恵にあずかれるのは、ここ20年近く「忘れ去られて見捨てられていた」中間所得層です。

戦術10

超富裕層や富裕層への懐柔策も念入りに行うこと。

新大統領は、収入格差は是正しても資産格差は固定します。マスメディアはあまり報道しませんが、トランプ大統領も共和党議会も、「相続税の廃止」を予定しています。

これはなにを意味しているかと言えば、超富裕層や富裕層に向けて、「資産格差は固定するから、安心してください。あなたがグローバル化時代に営々と築いた財産を国は奪いません。『ストックとしての富』の『階級社会』は、国家が固定・保証します。そのかわり『フローとしての所得』面では、これからは中間層に手厚い税制に切り替えます。ここらあたりは富裕層も協力してください」という意味です。

その他の戦術

さて、国境税は実現すると、アメリカ国内の物価を押し上げます。1〜2年のタイムラグを伴って、アメリカ経済を「物価高が原因で起きる消費不振(いくばくかの経済失速)」に落とし込む可能性があります。こういった事態が起きた場合、中央銀行であるFRBが利下げを行なえば、経済は失速しません。

共和党議会が打ち出す「数々の規制緩和」は、2年から3年後あたりから、アメリカ経済の生産性を上昇させてアメリカ経済の繁栄を導き出す可能性はあります。

かくして、トランプ新政権の経済政策の中身が、徐々に明らかになってきました。トラ様、想像以上に優秀なのでビックリポンよ♪

http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/105.html#c14

[不安と不健康15] コンビニ弁当やお握りは辞めた方がいいです。『拡散』 (カズちゃんのブログ)  赤かぶ
189. 中川隆[6570] koaQ7Jey 2017年2月06日 17:24:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7027]
>>170, >>171 に追記

「塩分は控えめに」−大嘘の常識が広がった「塩」の真実。


塩分はとりすぎに注意と刷り込まれていませんか?塩分とりすぎは なぜダメか、具体的な健康障害を明確に答えられますか?実際の真相を知らずにそう思い込んでいるのは洗脳です。

厚生労働省は食事摂取基準に食塩摂取量の目標値を前は13gだったのが、なぜか今では男性8g未満、女性は7g未満にまで下げるよう定めています。

その理由が、増え続ける高血圧患者の塩分摂取過多が原因とされているためです。国の指導に足並みをそろえ、多くの医療現場や栄養士、食品、飲食関連企業などが減塩を謳うようになります。

そして多くの人がそう思いこむ(洗脳される)のです。



塩の歴史でわかる『偽塩』の意味

よく砂糖と塩はとりすぎに注意というイメージがありませんか?これ、2つを同類にするなんてとんでもない話なんです。

そもそも人間の体に砂糖は百害あって一利なしですが、塩はないと死んでしまいます。なのに、塩のとりすぎは高血圧につながるから控えろと!?何ともバカらしい話になっています。

そこで歴史を遡ってみてみます。

http://shinhakken-blog.up.n.seesaa.net/shinhakken-blog/image/E5A1A9E794B0E5BEA9E58583.jpg?d=a2

分かっている記録からでも日本人は1600年前の古墳時代から海の水から塩を取り、時代の流れとともに塩田の工程を変えながら摂取し続けてきました。

古墳時代に塩に栄養分のミネラルが入っているから人間にとって必須などと知っているはずもなく、きっと本能的に体が欲していたんでしょうね。(もちろん砂糖はそんなことは起きていません)

特に日本人は日本食によく塩を使いますので塩は大変重宝されていたものです。

では、塩作りの大きな転換期を知っていますか?

http://shinhakken-blog.up.n.seesaa.net/shinhakken-blog/image/img_term01.jpg?d=a1

それは昭和46年に新しい製塩方法「イオン交換膜製塩法」が開発され、塩作りに劇的な変化が起きたことから始まります。

さあ、いよいよここからが真相です。

その転換期の昭和46年4月に塩業近代化臨時措置法という法令が施行されます。この内容は簡単に言うと民間企業が勝手に海水から塩を作らせない法律です。

何故か?国策として当時の大蔵省のお膝元で誕生した国営企業である日本専売公社(のちのJT)がこの「イオン交換膜製塩法」によって作られた塩を製造販売し国益を上げていくためです。

それは、日本人の健康を犠牲にするということだったのですが、当時はどこまで知っていたのかは分かりません。ただ、それによって純度99%でミネラル栄養分の無くなった単なるしょっぱいだけの塩化ナトリウムが日本の「食塩」として定着することになったのです。

そして、その約45年前のタイミングから日本人の体に変化が出てきました。


日本人の病気の原因を加速させた主犯「偽塩」

それは、今まで摂取していた食品から必須ミネラルが失われ、それによって日本人の本来持っていた免疫力が低下し、現代人の体質は変化し、感染症や高血圧などの生活習慣病になりやすくなってしまったのです。

昔の日本人のように普通に日本食で塩を使った食事から必要なミネラルを摂取できなくなったのが、そもそも慢性的な生活習慣病の原因につながるようになったのです。

ですので、ミネラルバランスを崩した食生活で偽塩である化学物の塩化ナトリウムだけ大量摂取してそれを控えようなどとバカげた指導は全く無意味なわけです。

幸い1997年に塩専売法が禁止され、今では『本物の塩』が手に入るようになってきました。表沙汰にはなっていませんが、国も偽物の塩の大量摂取が害を及ぼすことが分かり、本物の塩も流通させるようにしたのでしょう。

今まであまり意識していなかった方は是非、家にある塩の成分表記をみてみてください。食卓塩なんかは「塩化ナトリウム99%以上」と堂々と書いてあると思います。

ここまで日本国内で流通して大きなマーケットになった偽塩は、食品メーカーやレストランなどでも多く使われています。そして今後も経済優先の世の流れで主流商品となっていくでしょう。

ちなみに元・名古屋市立大学教授の青木 久三先生によって食塩摂取量と血圧の関係を大規模調査されました。その結果、食塩摂取量と高血圧症の関係はまったくなかったことが判明されています。

むしろ、減塩!減塩!と本物の塩の意味もわからず偽塩を塩の一括りとする専門家たちの指導によって、十分な本物の塩の摂取すらも控えてしまうミネラル不足のほうが生活習慣病の増大につながり深刻な問題になっているのです。

減塩など意識せず、本物の塩を使って普通にバランスのとれた日本食をとれば何も心配すること無いはずが、国で「塩分控えめ」を指導するとは全くおかしな世の健康常識になったと思いませんか?
http://shinhakken-blog.seesaa.net/article/445693977.html

[癌細胞の代謝スピードを上げない為に]

塩、禁止です。特に塩化ナトリウムは最悪です。

細胞の内と外のミネラルバランスの観察から癌のほとんどの方にみられるのはカリウムが少なくナトリウムが多い状態です。細胞内にカリウム、外にナトリウムというバランスが狂い細胞内にナトリウムが過剰になってしまうと、細胞分裂スピードが早くなります。

癌細胞の分裂スピードはなるべくゆっくりできれば止めてしまいたい訳です。その為には塩つまりナトリウムをとる事は禁止すべきです。そして反対にカリウムを多く食べる事が必要です。


生野菜・果物など無農薬の作物を毎日手に入れる事ができるアメリカ、南米諸国、ヨーロッパなどの人々はカリウムを安心してとり入れることができるので幸福です。

私は今日まで癌の方の食事相談は3千数百人の方にさせていただきましたが、この塩禁止!を守れる人程回復、延命率はとても高いと言えます。

時々、自然塩なら使ってもいいですか?という質問をいただきますが私はノーとお答えします。

体内の過剰なナトリウム少ないカリウムのバランスを逆転させるには少なくても1年から3年間位はカリウム優勢の食事をする事が必要だと感じます。その後癌も消え、腫マーカーも正常に戻ったならば自然塩を少々使い始めてもいいかな・・・と思います。

無農薬、有機栽培の作物を食べることが出来たならばその中に自然にナトリウムは存在します。塩気という味がしないだけです。


そもそも日本中がミネラル欠乏になりこの様に癌やさまざま難病が増えた原因の一つはこの専売公社によって売られた塩化ナトリウムであると私は思っています。

最初から自然塩を使い自然塩を使った味噌、しょう油、つけものという生活をしていたならば、これ程多くの癌患者さんに成ってはいないだろうと推測します。
http://www.npo-gancon.jp/rigi/index.html
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/764.html#c189

[中国10] なぜ日本では天皇が初代から現代まで途絶えずに続いているのか?―中国ネット 赤かぶ
2. 中川隆[6571] koaQ7Jey 2017年2月06日 17:30:15 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7028]
>>1
戦前も戦後も外交や開戦・降伏や重要事項はすべて昭和天皇が独断で決めていたのは有名な話だけどね


君はアジアを解放する為に立ち上がった昭和天皇のあの雄姿を知っているか?
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/312.html

昭和天皇が戦争狂になった訳
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/321.html

原爆投下が日本を救った_ ユダヤ人とトルーマンと昭和天皇に感謝
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/327.html

NHK特集「二・二六事件 消された真実 陸軍軍法会議秘録」_ 昭和天皇が2・26事件を起こさせた本当の理由
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/751.html#c1

こんな女に誰がした (天皇陛下を恨んでね)
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/332.html

戦争に行ったら こんな事もしてみたい あんな事もやってみたい__わくわく どきどき
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/313.html

悪質な嘘は止めようね _ 従軍慰安婦 吉田清治証言は虚構じゃない
http://www.asyura2.com/09/asia13/msg/822.html

語られ始めた皇太子「退位論」は説得力があるか・・天皇家の障害児をあげるのよ。おほほほほほ
http://www.asyura2.com/12/social9/msg/352.html

現代顔面考 美男美女は天然? _ 極端なブスや美人は近親相姦で生まれる
http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/833.html

皇室に伝わる秘儀
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/851.html

宮崎の山村に伝わる「百済王伝説」の謎
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/849.html

収奪と悪徳の限りを尽くした平安貴族 _ 朝鮮から渡って来た華僑は日本の支配階級となったが…
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/850.html
 
この人を見よ _ 人間の屑 福沢諭吉のした事
福沢諭吉「帝室論」: 天皇制は支配者が、バカな国民をだますための一つの詐欺的な手法である
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/485.html

経済ジャーナリスト・今田真人「従軍慰安婦・吉田証言否定論を検証するページ」
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/310.html

大和朝廷は漢民族?
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/451.html

大和朝廷のルーツ _ 古代朝鮮からの侵略部族が日本を支配してきた
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/849.html

唐古・鍵遺跡がナガスネヒコの居住地だった
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/473.html

神話は大和朝廷が自らの政治権力を正当化するための「政治宣伝文書」か?
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/651.html

日本を支配する漢民族は収奪と悪徳の限りを尽くした
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/850.html

被差別部落出身の有名人は?_ 氏姓制度は日本のカースト制
http://www.asyura2.com/11/lunchbreak45/msg/860.html#c91
http://www.asyura2.com/11/lunchbreak45/msg/860.html#c83

皇室に伝わる秘儀
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/851.html

弥生人の起源 _ 自称専門家の嘘に騙されない為に これ位は知っておこう
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/547.html
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/549.html

サルはなぜサルか _ タイ山岳民族は弥生人の親戚
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/396.html

日本語の母体のY-DNA「D」_ 縄文語がホモサピエンスの祖語かもしれない
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/450.html
 
http://www.asyura2.com/16/china10/msg/863.html#c2

[昼休み52] 日本人女性2人、リゾート地・セブ島で知り合った韓国人の男2人と飲酒→集団強姦される…フィリピン 中川隆
67. 中川隆[6572] koaQ7Jey 2017年2月06日 20:03:23 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7029]

2017年02月06日
韓国のブラック労働問題 輸出国家に共通

輸出企業は低賃金長時間労働者を必要とするので、企業が成長しても国と労働者は貧しくなる。
引用:https://si.wsj.net/public/resources/images/BN-MA492_CEScmo_G_20160108171909.jpg


輸出国の労働者には敗北しかない

日本では一部上場企業が月100時間以上のサービス残業を強いるなど、違法労働が問題になっています。

韓国でも景気悪化に伴い、労働環境の悪化や違法労働が表面化し社会問題になっています。

両国の共通点は「輸出国家」だったことで、日本は輸出を増やす為なら「欲しがりません勝つまでは」と低賃金重労働を国民に強いてきました。

  


日本の輸出がGDPに占める割合はいまや1割程度に過ぎないが、政府は相変わらず輸出を増やすことだけを経済目標にしている。

輸出は輸入国が購入してはじめて儲かるので、はっきり言えば輸入国より賃金を安くして、生活水準を下げないと成立しない。

もっと言えば競合する輸出国より賃金が安く、生活水準を低くするほど有利になります。


従って日本の輸出産業労働者は欧米の消費者より生活水準を低く抑え、ライバルの韓国や中国より賃金を下げたほうが良い。

実際には日本はロボットを導入したり、生産性を高めるなどして対抗しているが、賃金が高いので中韓に負けています。

中国や韓国から見ても同じ事で、ライバルより賃金を安く、生活水準を低く抑える必要があります。


輸出産業はこのように、一生懸命頑張って自分の賃金を下げる産業で、「欲しがりません勝つまでは」と言ったって、勝つ事なんか永遠にないのです。

輸出競争で勝ったら人件費が上昇し、自国通貨が高くなるので、勝った事によって輸出競争に負けるのです。

これが同じ先進国でありながら、貿易赤字国の欧米より日本の生活水準が劣っている原因で、輸出国に勝利なんかありません。

韓国では最低賃金が守られない

というわけで日本、韓国、中国ともに輸出国家を続ける限り、永遠に「3流」の生活水準や賃金を続けなくてはなりません。

トヨタやサムソンはメキシコに移転すれば半分の賃金しか払わずに済むので、留まってもらうには日本人や韓国人の給料を押さえ込むしかありません。

だから日本政府は違法なサービス残業を取り締まらないし、韓国や中国も労働法違反を野放しにしています。


韓国は経済発展のため財閥優遇政策を取ってきて、現代やサムソンは労働法を一切無視しても政府は取り締まりませんでした。

サムソンは韓国でも憧れの会社で、大学出の若者はみんなサムソンへの就職を望んでいます。

そのサムソンが労働法を守っていないので、韓国全体でも最低賃金などの法律が守られていません。


統計によると韓国企業の約12%が最低賃金(約6000ウォン=600円)を守っておらず、2002年の4.9%から大きく上昇しました。

韓国の最低賃金は意外に高く、日本全体の823円、高知県の715円より2割か3割低いだけで、もともと高めに設定されている可能性がある。

少し前まで韓国人の収入は日本の半分以下だったのに比べると急上昇したが、輸出国家は労働者の賃金が上昇しては困るのです。

憧れのサムソンも超ブラック企業

韓国の実態としては最低賃金が守られているのは「正社員」だけで、それも12%は最低賃金以下しか支払われていない。

最低賃金違反が発覚しても、未払いの給与を支払えば罰則はないので、払わないほうが得になっています。

非正規やバイトには事実上最低賃金はなく、有名コンビニの時給実態は300円から400円、つまり法律の半額から7割しか支払われていない。


非正規では最低賃金以下の雇用が4割に達していて、正社員と大きな格差があるのは日本と同じ。

そして輸出国家にはこのような低賃金の使い捨て労働者が大量に必要なのです。

韓国の労働者を悩ませているのは実質賃金が日本の3分の2や半額なのに、多くの物価が日本に近いことです。


スタバなど外資系の店は日本と同じで、国産品の価格も収入に比べてかなり高い印象を受ける。

さて全ての韓国人の憧れのサムソンだが、最近ではブラック企業として有名になり、日本企業と同じような事件を起こしている。

ノルマや罰金、人を人と思わない過酷な労働条件など、どれも輸出国家に共通する現象で、構造的な問題なのです。
http://thutmose.blog.jp/archives/69165493.html
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/334.html#c67

[近代史02] 株で儲ける方法教えてあげる(こっそり) 中川隆
335. 中川隆[6573] koaQ7Jey 2017年2月06日 22:54:39 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7030]
>>312, >>313, >>314 に追記

バフェットの遺言。億万長者を生む「インデックス投資」の秘密とは?=東条雅彦 2017年2月5日
http://www.mag2.com/p/money/32649


ウォーレン・バフェット氏が、自分の死後に備えて、妻に「資金の90%を S&P500に投資せよ」という言葉を残していることをご存じですか?

バフェットは、プロではない人々に「インデックス投資」を薦めています。
これは誰でも安全に億万長者になれる、最も合理的な投資手法と言えるでしょう

バフェット推薦!安全に億万長者になれる投資法のポイントを解説

『バフェットからの手紙』の1ページ目に書かれていること

ウォーレン・バフェットが毎年、自身が会長兼CEOを務める世界最大の持株会社、バークシャー・ハサウェイの株主宛てに送っている書簡(通称『バフェットからの手紙』)を読んだことはありますか?バークシャーのWebサイトでは、1977年から現在までの『バフェットからの手紙』が公開されています。

そして、2000年からの『バフェットからの手紙』では、必ず最初の1ページ目で、バークシャーとS&P500(配当込み)の投資成果を競い合わせています。

これは、1965年から2015年までの両者の成績を比較したものです。


1.バークシャー(BRK)の1株当たり純資産が年間何%変動したのか?
2.バークシャー(BRK)の株価が年間何%変動したのか?
3.S&P500(配当込み)の株価が年間何%変動したのか?
4.1965年から2015年までの51年間の平均年利
5.今までの合計リターン


バークシャー vs. S&P500 投資成果の比較(配当込み)
出典:Berkshire’s Performance vs. the S&P 500 (2015) [PDF]
http://www.mag2.com/p/money/32649


※『バフェットからの手紙』に記載されているリターンは名目リターンです。
そのため本稿でも名目リターンを元に話を進めます。
インフレ率を考慮した実質リターンについては次回以降のメルマガにて解説します。

投資資金が約15,983倍に!

バークシャーの1株当たり純資産と株価が、S&P500(配当込み)に対してどのような動きをしているのかを、わかりやすく提示していますね。


バフェットの生涯運用成績は年利20.8%です。


これを51年続けると、1,598,284%の資産上昇をもたらします。

1965年にバークシャー株に投資していた株主は、投資資金を51年間で約15,983倍に増やしているわけです。

100万円を投資していたら、約160億円に増えている計算です。

いかにバフェットの年利20.8%という成績が凄いのかを物語っています。

バークシャーの純資産も年利19.2%のペースで増えていて、過去51年間で798,981%のリターンを得ています。

(2)の株価だけではなく(1)の純資産(株主資本)を記載している理由は、これが株価の裏付けとなっているからです。この純資産の伸び率を記すことで、バフェットは、株価は企業の利益や資産からその価値を求めることができると、暗に伝えようとしているのでしょう。

さて、いっぽうで50年前に S&P500(配当込み)に投資していた場合でも、年利9.7%のペースで資産が増加します。過去51年間では11,355%のリターンを得られます。

1965年に S&P500に投資していた場合、2015年の終わりには資産が約114倍に増えます。
100万円を投資していた場合、約1億1400万円に増えている計算です。

バークシャーの成績と比べると、かなり見劣りはしますが、それでもかなり高い成績です。

※前回のメルマガでも触れたように、近年ではバークシャーの成績が大幅に落ちており、S&P500と良い勝負を繰り広げています。2001〜2015年の期間ではバークシャー:年利7%/S&P500:年利5%です。

なぜバフェットはS&P500と競争しているのか?

ここで、S&P500指数とインデックスファンド誕生の経緯を簡単に説明します。

S&P500とは、米国投資情報会社「スタンダード・アンド・プアーズ社(S&P)」が算出している米国の代表的な株価指数です。ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、NASDAQに上場している銘柄のうち、代表的な500銘柄の株価をもとに算出されます。

バンガード・グループの創設者であるジョン・C・ボーグル氏は1975年に、このS&P500と同じ成績を出す世界初のファンドを立ち上げました。「バンガード500インデックス・ファンド」というファンドで、今でも継続しています。

それまでのファンドは投資家から資金を集めて、ファンドマネージャーが選定した銘柄に投資していくスタイルでした。

いっぽう、「バンガード500インデックス・ファンド」は、S&P500を構成する500銘柄と同じ構成比で投資を行ない、ベンチマークである同指数に連動した投資成果を目指すものです。

やがて、このような市場平均に追従するファンドは「パッシブファンド」、そして市場平均以上のパフォーマンスを目指すファンドは「アクティブファンド」と呼ばれるようになりました。

それまでの常識では、「S&P500に追従するだけで良いリターンを出せるはずがない」という考えが大勢を占めていました。しかし統計を取ると、実際には次のような結果になっていたのです。

米国でインデックスファンドを下回ったアクティブファンドの比率(〜2005年)

1年間:48%
3年間:68%
5年間:68%
10年間:79%
20年間:82%

なんと、年数が経過すればするほど、アクティブファンドはインデックスファンドに負けてしまうという現実が明らかになったのです。

ボーグル氏の『インデックス・ファンドの時代』(2000年出版)は、これでもかというぐらいに過去の統計データを使用して、インデックスファンドの優位性を説いた本です。

『北斗の拳』の「お前はもう死んでいる」ならぬ、「お前(アクティブファンド)はもう負けている」状態を、広範なデータを使って証明しています。

手数料の多いアクティブファンドは、まず「負けている」ところからスタートするので、もともと不利な立場にあります。ボーグル氏によると、これは「信託報酬」「売買の際に生じる手数料と税金」の2つが主因だとしています。

この説明に感銘を受けたバフェットは、「よし、それならば、バークシャーとS&P500の成績を比較して提示することで、客観的にバークシャーのことを株主に評価してもらおう」と考えたのです。


バフェットが妻に託した遺言

2013年度の『バフェットからの手紙』で、バフェットは、S&P500に連動するインデックスファンドへの投資を薦めています。

以下に発言部分を引用します。


米国のビジネスは時代を超えて素晴らしい成果を上げてきたし、今後もそうでしょう。プロでない人々が目指すべきなのは、勝者を当てることではありません。自分だけではなく、助力者にもできません。代わりに幅広い領域にわたる企業を買えば、必ずうまくいきます。S&P500種株価指数に連動する低コストのインデックスファンド(指数連動型投信)を使えば目標を達成できます。

プロでない人はS&P500に投資するように呼びかけています。さらにバフェットは、自分の妻への相続のための信託で次のように述べています。


現金の10%を政府短期債で、残り90%はS&P500のインデックスファンドで運用するよう指示しました(超低コスト投信で知られるバンガード社の投信を勧めます)。こうした方針をとることにより、高額な手数料をとる運用者を抱えている他の投資家よりも、長期では優れた結果を残せると確信します。

まさに、インデックス投資を強力プッシュしていますね。

バフェットはインデックス投資について過去にも前向きな発言をしていましたが、ここまで明確に話したことはありませんでした。その意味でも、2013年度の「バフェットからの手紙」は異例で、示唆に富む内容だったと言えます。

株式投資にあと一歩を踏み出せない人の思考パターンと「利き手」の関係

バフェットは、プロではない普通の人に対して、資産の90%を株式に投入せよと薦めています。

バフェット推奨の資産配分率

政府短期債:10%
S&P500(株式):90%

このアドバイスを聞いて、「はい、わかりました。明日から銀行預金を辞めて、すぐさま資産の90%をS&P500に当てます」と実際に行動する人は、果たしてどのぐらいいるのでしょうか?

おそらく、100人中1人いれば良いほうではないでしょうか?

1965年から2015年までの51年間の計測では、S&P500(配当込み)への投資は平均年利9.7%のリターンをもたらします。

100万円を投資すれば、約1億1400万円、1000万円を投資すれば、約11億4000万円という大きな資産を築けます。

しかし、統計上のデータでは明らかでも、私たちは論理ではなく感情で行動します。

子どもの時、毎年もらうお年玉は勝手に銀行に預けられていた人が多いと思います(または私のようにいつの前にか「抹消されてしまった」人も多い!?)。また、親や学校の先生からは、お金は大切なものだから銀行に預金するのが正しい行動だ、と刷り込まれます。そうすると、思考に「くせ」ができてしまいます。

例えば、右利きの人が明日から「右手ではなく左手を中心に使ってください」と言われたとしましょう。

朝、起きて、洗面所の前に立って、左手で歯ブラシを持って歯を磨こうとするも、なかなかうまく磨けません。着替えをする時も、無意識のうちに右手の力に頼って、服を脱いだり着たりします。朝ごはんを食べる時も、左手で箸を持って茶碗にあるご飯を口まで運ぶのは、相当難しい作業になることが容易に想像できます。

元々、左利きの人は、左右を逆にして想像してみてくださいね。こんなことを実際にやっていたら、学校や会社に遅刻するし、スムーズに日常生活を送ることが困難になるはずです。

世間の多くの人は次のようなイメージになっています。


株式投資に疑心暗鬼な人の資産配分

右手(利き手):銀行預金(90%)
左手(非利き手):株式投資(10%)

人に利き手があるように、人の思考にもある種の「利き手」があります。急に利き手を変えるのは、難しいかもしれません。

2013年度の『バフェットの手紙』における普通の人へのアドバイスが、「資産の90%をS&P500に投入せよ!」という内容だったのは、実に衝撃をもって受け取られました。

バフェットが推奨している資産配分

右手(利き手)・・・・株式投資(90%)
左手(非利き手)・・・銀行預金(10%)

このバフェットの教えが正しいのなら(もちろん、正しいのですが)、自分の利き手を左右反対にする覚悟で、ゆっくりでもいいから、銀行預金から株式投資にシフトしていく必要があります。

インデックス投資は「社会の発展」を信じる超高勝率の投資法だ

インデックス投資とは、「社会の発展」「人類の発展」を信じる投資法です。

私たちは、株式会社の作った製品やサービスを利用して生活しています。また、会社に行って働いて、給料を得て生活しています。

インデックス投資では、「資金を株式に投入して、その会社が倒産してゼロ円になったらどうするの?」といった不安を感じる必要はありません。なぜなら、S&P500を構成する500社がすべて同時に倒産するような状況では、そもそも私たちはまともに社会生活を送れないからです。

今、この文章を読むのに使っているパソコン、スマホ、タブレットPCは、株式会社が作った製品ですね。また、インターネットを利用するための回線を施設したのも株式会社ですし、各種サービスを提供しているのも株式会社です。

今、着ている服も、座っている椅子も、洗面用具も浴槽で使う洗面器も、寝るベッドも…すべて株式会社から提供されているものです。

それでも「株式投資は怖くて危険だ」と見なすのなら、いったい私たちの普段の生活は、「恐怖」に囲まれているのでしょうか?いやいや、そんなことはないはずです。

冒頭で取り上げた『バフェットからの手紙』に記されている、1965年から2015年までの51年間には、S&P500が暴落する年も確かにありました。

しかしながら、1年間で値上がりする確率と値下がりする確率は、明らかに非対称の関係にあります。

値上がりした年を「◯」、値下がりした年を「×」として、1965年から2015年までの51年間を左端から記号にして並べると、次のようになります。


S&P500:値上がり=◯ 値下がり=×

1965年〜1974年:◯×◯◯×◯◯◯××
1975年〜1984年:◯◯×◯◯◯×◯◯◯
1985年〜1994年:◯◯◯◯◯×◯◯◯◯
1995年〜2004年:◯◯◯◯◯×××◯◯
2005年〜2015年:◯◯◯×◯◯◯◯◯◯◯
結果:51試合中40勝11敗

このように視覚的に見ると、S&P500の勝率がいかに高いのかが、はっきりとわかると思います。51試合中40勝11敗、勝率に直すと78.4%となり、概ね8割の確率で勝つ勝負なのです。

インデックス投資家が「無一文」になることはあり得ない

さらに、それでも「株価が大幅に下がって大損してしまったら、どうしよう」という不安を抱えている人のために、下落してしまった年(11年間分)だけをピックアップしてみます。

下落率が20%以上の年には、目印として先頭に「◎」印、連敗した年には後ろに「※連敗」印をつけています。

S&P500:下落した年

・1966年:−11.7%
・1969年:−8.4%
・1973年:−14.8% ※連敗
◎1974年:−26.4% ※連敗
・1977年:−7.4%
・1981年:−5%
・1990年:−3.1%
・2000年:−9.1% ※連敗
・2001年:−11.9% ※連敗
◎2002年:−22.1% ※連敗
◎2008年:−37.0%

人によっては「株式投資をすると、最悪は無一文になる」と思っている人もいるかもしれませんが、S&P500へのインデックス投資の場合、そういうことは絶対にあり得ません。

過去51年間の中で、20%以上の値下がりが発生した年はわずかに3回です。それ以外の8回の下落は、大きく下げても15%以内の値下がりに収まっています。

仮に100万円を投資していた場合、年によっては70万円ぐらいに下がる可能性もありますが、ずっと落ち続けるわけではありません。

しかも、連敗する可能性もとても低いことがわかります。連敗したのは、過去51年間の中でわずか2回(1973〜1974年、2000〜2002年)だけでした。

誰でも安全に億万長者になれる、最も合理的な投資手法

反対に勝った年を見ていきましょう。上昇率が20%以上の年には目印として先頭に「◎」印をつけています。

上昇率が20%以上の年(◎印)が、なんと17回もあります。前ページの「下落した年」と見比べてみると、視覚的にも「S&P500は上昇する確率がとても高い」ことは一目瞭然です。

S&P500:上昇した年

・1965年:+10.0%
◎1967年:+30.9%
・1968年:+11.0%
・1969年:+3.9%
・1971年:+14.6%
・1972年:+18.9%
◎1975年:+37.2%
◎1976年:+23.6%
・1978年:+6.4%
・1979年:+18.2%
◎1980年:+32.3%
◎1982年:+21.4%
◎1983年:+22.4%
・1984年:+6.1%
◎1985年:+31.6%
・1986年:+18.6%
・1987年:+5.1%
・1988年:+16.6%
◎1989年:+31.7%
◎1991年:+30.5%
・1992年:+7.6%
・1993年:+10.1%
・1994年:+1.3%
◎1995年:+37.6%
◎1996年:+23.0%
◎1997年:+33.4%
◎1998年:+28.6%
◎1999年:+21.0%
◎2003年:+28.7%
・2004年:+10.9%
・2005年:+4.9%
・2006年:+15.8%
・2007年:+5.5%
◎2009年:+26.5%
・2010年:+15.1%
・2011年:+2.1%
・2012年:+16.0%
◎2013年:+32.4%
・2014年:+13.7%
・2015年:+1.4%

ウォーレン・バフェットが妻に「資金の90%をS&P500に投資せよ!」という言葉を残している理由がよくわかります。

この約8割という圧倒的な高勝率が、社会の発展に賭けるインデックス投資の根本となります。インデックス投資は、誰でも安全に億万長者になれる、最も合理的な投資手法だと言えるのです。
http://www.mag2.com/p/money/32649
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/430.html#c335

[番外地6] バフェットの2面性 庶民を装う超富裕層の素顔 中川隆
8. 中川隆[6574] koaQ7Jey 2017年2月06日 23:07:21 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7031]

バフェットの遺言。億万長者を生む「インデックス投資」の秘密とは?=東条雅彦 2017年2月5日
http://www.mag2.com/p/money/32649


ウォーレン・バフェット氏が、自分の死後に備えて、妻に「資金の90%を S&P500に投資せよ」という言葉を残していることをご存じですか?

バフェットは、プロではない人々に「インデックス投資」を薦めています。
これは誰でも安全に億万長者になれる、最も合理的な投資手法と言えるでしょう


バフェット推薦!安全に億万長者になれる投資法のポイントを解説

『バフェットからの手紙』の1ページ目に書かれていること

ウォーレン・バフェットが毎年、自身が会長兼CEOを務める世界最大の持株会社、バークシャー・ハサウェイの株主宛てに送っている書簡(通称『バフェットからの手紙』)を読んだことはありますか?バークシャーのWebサイトでは、1977年から現在までの『バフェットからの手紙』が公開されています。


そして、2000年からの『バフェットからの手紙』では、必ず最初の1ページ目で、バークシャーとS&P500(配当込み)の投資成果を競い合わせています。

これは、1965年から2015年までの両者の成績を比較したものです。


1.バークシャー(BRK)の1株当たり純資産が年間何%変動したのか?
2.バークシャー(BRK)の株価が年間何%変動したのか?
3.S&P500(配当込み)の株価が年間何%変動したのか?
4.1965年から2015年までの51年間の平均年利
5.今までの合計リターン


バークシャー vs. S&P500 投資成果の比較(配当込み)
出典:Berkshire’s Performance vs. the S&P 500 (2015) [PDF]
http://www.mag2.com/p/money/32649


※『バフェットからの手紙』に記載されているリターンは名目リターンです。
そのため本稿でも名目リターンを元に話を進めます。
インフレ率を考慮した実質リターンについては次回以降のメルマガにて解説します。


投資資金が約15,983倍に!

バークシャーの1株当たり純資産と株価が、S&P500(配当込み)に対してどのような動きをしているのかを、わかりやすく提示していますね。


バフェットの生涯運用成績は年利20.8%です。


これを51年続けると、1,598,284%の資産上昇をもたらします。

1965年にバークシャー株に投資していた株主は、投資資金を51年間で約15,983倍に増やしているわけです。

100万円を投資していたら、約160億円に増えている計算です。

いかにバフェットの年利20.8%という成績が凄いのかを物語っています。

バークシャーの純資産も年利19.2%のペースで増えていて、過去51年間で798,981%のリターンを得ています。

(2)の株価だけではなく(1)の純資産(株主資本)を記載している理由は、これが株価の裏付けとなっているからです。この純資産の伸び率を記すことで、バフェットは、株価は企業の利益や資産からその価値を求めることができると、暗に伝えようとしているのでしょう。

さて、いっぽうで50年前に S&P500(配当込み)に投資していた場合でも、年利9.7%のペースで資産が増加します。過去51年間では11,355%のリターンを得られます。

1965年に S&P500に投資していた場合、2015年の終わりには資産が約114倍に増えます。
100万円を投資していた場合、約1億1400万円に増えている計算です。

バークシャーの成績と比べると、かなり見劣りはしますが、それでもかなり高い成績です。

※前回のメルマガでも触れたように、近年ではバークシャーの成績が大幅に落ちており、S&P500と良い勝負を繰り広げています。2001〜2015年の期間ではバークシャー:年利7%/S&P500:年利5%です。


なぜバフェットはS&P500と競争しているのか?

ここで、S&P500指数とインデックスファンド誕生の経緯を簡単に説明します。

S&P500とは、米国投資情報会社「スタンダード・アンド・プアーズ社(S&P)」が算出している米国の代表的な株価指数です。ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、NASDAQに上場している銘柄のうち、代表的な500銘柄の株価をもとに算出されます。

バンガード・グループの創設者であるジョン・C・ボーグル氏は1975年に、このS&P500と同じ成績を出す世界初のファンドを立ち上げました。「バンガード500インデックス・ファンド」というファンドで、今でも継続しています。

それまでのファンドは投資家から資金を集めて、ファンドマネージャーが選定した銘柄に投資していくスタイルでした。

いっぽう、「バンガード500インデックス・ファンド」は、S&P500を構成する500銘柄と同じ構成比で投資を行ない、ベンチマークである同指数に連動した投資成果を目指すものです。

やがて、このような市場平均に追従するファンドは「パッシブファンド」、そして市場平均以上のパフォーマンスを目指すファンドは「アクティブファンド」と呼ばれるようになりました。

それまでの常識では、「S&P500に追従するだけで良いリターンを出せるはずがない」という考えが大勢を占めていました。しかし統計を取ると、実際には次のような結果になっていたのです。


米国でインデックスファンドを下回ったアクティブファンドの比率(〜2005年)

1年間:48%
3年間:68%
5年間:68%
10年間:79%
20年間:82%

なんと、年数が経過すればするほど、アクティブファンドはインデックスファンドに負けてしまうという現実が明らかになったのです。

ボーグル氏の『インデックス・ファンドの時代』(2000年出版)は、これでもかというぐらいに過去の統計データを使用して、インデックスファンドの優位性を説いた本です。

『北斗の拳』の「お前はもう死んでいる」ならぬ、「お前(アクティブファンド)はもう負けている」状態を、広範なデータを使って証明しています。

手数料の多いアクティブファンドは、まず「負けている」ところからスタートするので、もともと不利な立場にあります。ボーグル氏によると、これは「信託報酬」「売買の際に生じる手数料と税金」の2つが主因だとしています。

この説明に感銘を受けたバフェットは、「よし、それならば、バークシャーとS&P500の成績を比較して提示することで、客観的にバークシャーのことを株主に評価してもらおう」と考えたのです。


バフェットが妻に託した遺言

2013年度の『バフェットからの手紙』で、バフェットは、S&P500に連動するインデックスファンドへの投資を薦めています。

以下に発言部分を引用します。


米国のビジネスは時代を超えて素晴らしい成果を上げてきたし、今後もそうでしょう。プロでない人々が目指すべきなのは、勝者を当てることではありません。自分だけではなく、助力者にもできません。代わりに幅広い領域にわたる企業を買えば、必ずうまくいきます。S&P500種株価指数に連動する低コストのインデックスファンド(指数連動型投信)を使えば目標を達成できます。

プロでない人はS&P500に投資するように呼びかけています。さらにバフェットは、自分の妻への相続のための信託で次のように述べています。


現金の10%を政府短期債で、残り90%はS&P500のインデックスファンドで運用するよう指示しました(超低コスト投信で知られるバンガード社の投信を勧めます)。こうした方針をとることにより、高額な手数料をとる運用者を抱えている他の投資家よりも、長期では優れた結果を残せると確信します。

まさに、インデックス投資を強力プッシュしていますね。

バフェットはインデックス投資について過去にも前向きな発言をしていましたが、ここまで明確に話したことはありませんでした。その意味でも、2013年度の「バフェットからの手紙」は異例で、示唆に富む内容だったと言えます。

株式投資にあと一歩を踏み出せない人の思考パターンと「利き手」の関係

バフェットは、プロではない普通の人に対して、資産の90%を株式に投入せよと薦めています。


バフェット推奨の資産配分率

政府短期債:10%
S&P500(株式):90%

このアドバイスを聞いて、「はい、わかりました。明日から銀行預金を辞めて、すぐさま資産の90%をS&P500に当てます」と実際に行動する人は、果たしてどのぐらいいるのでしょうか?

おそらく、100人中1人いれば良いほうではないでしょうか?

1965年から2015年までの51年間の計測では、S&P500(配当込み)への投資は平均年利9.7%のリターンをもたらします。

100万円を投資すれば、約1億1400万円、1000万円を投資すれば、約11億4000万円という大きな資産を築けます。

しかし、統計上のデータでは明らかでも、私たちは論理ではなく感情で行動します。

子どもの時、毎年もらうお年玉は勝手に銀行に預けられていた人が多いと思います(または私のようにいつの前にか「抹消されてしまった」人も多い!?)。また、親や学校の先生からは、お金は大切なものだから銀行に預金するのが正しい行動だ、と刷り込まれます。そうすると、思考に「くせ」ができてしまいます。

例えば、右利きの人が明日から「右手ではなく左手を中心に使ってください」と言われたとしましょう。

朝、起きて、洗面所の前に立って、左手で歯ブラシを持って歯を磨こうとするも、なかなかうまく磨けません。着替えをする時も、無意識のうちに右手の力に頼って、服を脱いだり着たりします。朝ごはんを食べる時も、左手で箸を持って茶碗にあるご飯を口まで運ぶのは、相当難しい作業になることが容易に想像できます。

元々、左利きの人は、左右を逆にして想像してみてくださいね。こんなことを実際にやっていたら、学校や会社に遅刻するし、スムーズに日常生活を送ることが困難になるはずです。

世間の多くの人は次のようなイメージになっています。

株式投資に疑心暗鬼な人の資産配分

右手(利き手):銀行預金(90%)
左手(非利き手):株式投資(10%)

人に利き手があるように、人の思考にもある種の「利き手」があります。急に利き手を変えるのは、難しいかもしれません。

2013年度の『バフェットの手紙』における普通の人へのアドバイスが、「資産の90%をS&P500に投入せよ!」という内容だったのは、実に衝撃をもって受け取られました。


バフェットが推奨している資産配分

右手(利き手)・・・・株式投資(90%)
左手(非利き手)・・・銀行預金(10%)

このバフェットの教えが正しいのなら(もちろん、正しいのですが)、自分の利き手を左右反対にする覚悟で、ゆっくりでもいいから、銀行預金から株式投資にシフトしていく必要があります。

インデックス投資は「社会の発展」を信じる超高勝率の投資法だ

インデックス投資とは、「社会の発展」「人類の発展」を信じる投資法です。

私たちは、株式会社の作った製品やサービスを利用して生活しています。また、会社に行って働いて、給料を得て生活しています。

インデックス投資では、「資金を株式に投入して、その会社が倒産してゼロ円になったらどうするの?」といった不安を感じる必要はありません。なぜなら、S&P500を構成する500社がすべて同時に倒産するような状況では、そもそも私たちはまともに社会生活を送れないからです。

今、この文章を読むのに使っているパソコン、スマホ、タブレットPCは、株式会社が作った製品ですね。また、インターネットを利用するための回線を施設したのも株式会社ですし、各種サービスを提供しているのも株式会社です。

今、着ている服も、座っている椅子も、洗面用具も浴槽で使う洗面器も、寝るベッドも…すべて株式会社から提供されているものです。

それでも「株式投資は怖くて危険だ」と見なすのなら、いったい私たちの普段の生活は、「恐怖」に囲まれているのでしょうか?いやいや、そんなことはないはずです。

冒頭で取り上げた『バフェットからの手紙』に記されている、1965年から2015年までの51年間には、S&P500が暴落する年も確かにありました。

しかしながら、1年間で値上がりする確率と値下がりする確率は、明らかに非対称の関係にあります。

値上がりした年を「◯」、値下がりした年を「×」として、1965年から2015年までの51年間を左端から記号にして並べると、次のようになります。

S&P500:値上がり=◯ 値下がり=×

1965年〜1974年:◯×◯◯×◯◯◯××
1975年〜1984年:◯◯×◯◯◯×◯◯◯
1985年〜1994年:◯◯◯◯◯×◯◯◯◯
1995年〜2004年:◯◯◯◯◯×××◯◯
2005年〜2015年:◯◯◯×◯◯◯◯◯◯◯
結果:51試合中40勝11敗

このように視覚的に見ると、S&P500の勝率がいかに高いのかが、はっきりとわかると思います。51試合中40勝11敗、勝率に直すと78.4%となり、概ね8割の確率で勝つ勝負なのです。

インデックス投資家が「無一文」になることはあり得ない

さらに、それでも「株価が大幅に下がって大損してしまったら、どうしよう」という不安を抱えている人のために、下落してしまった年(11年間分)だけをピックアップしてみます。

下落率が20%以上の年には、目印として先頭に「◎」印、連敗した年には後ろに「※連敗」印をつけています。


S&P500:下落した年

・1966年:−11.7%
・1969年:−8.4%
・1973年:−14.8% ※連敗
◎1974年:−26.4% ※連敗
・1977年:−7.4%
・1981年:−5%
・1990年:−3.1%
・2000年:−9.1% ※連敗
・2001年:−11.9% ※連敗
◎2002年:−22.1% ※連敗
◎2008年:−37.0%

人によっては「株式投資をすると、最悪は無一文になる」と思っている人もいるかもしれませんが、S&P500へのインデックス投資の場合、そういうことは絶対にあり得ません。

過去51年間の中で、20%以上の値下がりが発生した年はわずかに3回です。それ以外の8回の下落は、大きく下げても15%以内の値下がりに収まっています。

仮に100万円を投資していた場合、年によっては70万円ぐらいに下がる可能性もありますが、ずっと落ち続けるわけではありません。

しかも、連敗する可能性もとても低いことがわかります。連敗したのは、過去51年間の中でわずか2回(1973〜1974年、2000〜2002年)だけでした。


誰でも安全に億万長者になれる、最も合理的な投資手法

反対に勝った年を見ていきましょう。上昇率が20%以上の年には目印として先頭に「◎」印をつけています。

上昇率が20%以上の年(◎印)が、なんと17回もあります。前ページの「下落した年」と見比べてみると、視覚的にも「S&P500は上昇する確率がとても高い」ことは一目瞭然です。


S&P500:上昇した年

・1965年:+10.0%
◎1967年:+30.9%
・1968年:+11.0%
・1969年:+3.9%
・1971年:+14.6%
・1972年:+18.9%
◎1975年:+37.2%
◎1976年:+23.6%
・1978年:+6.4%
・1979年:+18.2%
◎1980年:+32.3%
◎1982年:+21.4%
◎1983年:+22.4%
・1984年:+6.1%
◎1985年:+31.6%
・1986年:+18.6%
・1987年:+5.1%
・1988年:+16.6%
◎1989年:+31.7%
◎1991年:+30.5%
・1992年:+7.6%
・1993年:+10.1%
・1994年:+1.3%
◎1995年:+37.6%
◎1996年:+23.0%
◎1997年:+33.4%
◎1998年:+28.6%
◎1999年:+21.0%
◎2003年:+28.7%
・2004年:+10.9%
・2005年:+4.9%
・2006年:+15.8%
・2007年:+5.5%
◎2009年:+26.5%
・2010年:+15.1%
・2011年:+2.1%
・2012年:+16.0%
◎2013年:+32.4%
・2014年:+13.7%
・2015年:+1.4%

ウォーレン・バフェットが妻に「資金の90%をS&P500に投資せよ!」という言葉を残している理由がよくわかります。

この約8割という圧倒的な高勝率が、社会の発展に賭けるインデックス投資の根本となります。インデックス投資は、誰でも安全に億万長者になれる、最も合理的な投資手法だと言えるのです。
http://www.mag2.com/p/money/32649

http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/715.html#c8

[番外地7] 「しょぼくれたアメリカ」への怒りが より過激なトランプ新大統領を生み出した 中川隆
15. 中川隆[6575] koaQ7Jey 2017年2月06日 23:24:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7032]

逆説の日本復活論。「トランプの関税」は我が国を再びバブルに導くか=児島康孝 2017年2月5日
http://www.mag2.com/p/money/32625

トランプの保護主義で日本は大変だ!という見方が広がっています。しかし対米輸出関税で国内販売が伸び、内需が拡大する可能性も。かつてのバブル景気がこのパターンでした。

トランプは正しい。日本は今こそ自国の消費市場を拡大すべきだ

対米輸出で儲けているのはグローバル企業

対米輸出で儲けているのは、グローバル企業。内部留保を拡大しています。メディアの相次ぐ報道では、トランプ政権の保護主義で「日本は大変だ」という印象ですね。

しかし、よく考えてみて下さい。これまでの日本は良かったのかというと、良いことはなく、デフレや貧困化で大変だったわけです。例えば、仮に対米輸出の関税が増えたとして困るのは、グローバル企業の経営陣の報酬の不安、グローバル企業の内部留保の拡大ペースの鈍化です。

逆に、関税がかけられると、対米輸出よりも自国(日本)で販売する必要性が高くなり、日本の内需拡大の機運が高まります。1980年代の日本が好況からバブルへと進んだのが、こうしたパターンです。

トランプ政権、驚異の新政策

トランプ政権の新政策は、非常によく考えられています。

つまり、こういうことです。今後の米国民の雇用回復と所得向上で、景気が上昇する。これはよくあるパターンですね。しかし、これまでのアメリカでは、この次の段階から経常赤字と貿易赤字の拡大に悩まされます。好景気で米国民が商品を大量に購入すると…貿易赤字が拡大する。米国の購買力が強く、国際的に自由な市場であるためです。

しかし、トランプ政権の政策は、この問題にも対応しています。アメリカで販売する企業には、アメリカで雇用し、アメリカで生産してもらうということです。

つまり、外国の企業がアメリカで生産すれば輸入の必要性はなく、アメリカでつくられたものを購入すれば良いのです。こうすれば、景気が回復して需要が拡大しても、アメリカ「国産品」を購入することになり、貿易赤字は抑制されます。さらに、雇用面でもプラスですから、好循環は驚異的です。例えば、トヨタにしても、アメリカでつくってアメリカで売っていれば「ウエルカム」というわけです。


トランプ大統領は、メラニア夫人もスロベニア出身ですし、大統領の戦略政策フォーラムに加わることになったテスラCEOのイーロン・マスク氏は南アフリカ出身。最近の不法移民対策で多くの批判ニュースが流れていますが、トランプ大統領にとって出身地は関係ない=能力重視という考えです。
※アメリカの不法移民の数(人口)は現状でも1000万人以上といわれ、主にメキシコ国境から、中米各国からの越境が大量に続いていました。

内需拡大を促した前川リポート

さて、日本の話に戻りましょう。1986年、前川リポートは、当時の日銀総裁「前川春雄氏」を座長としてまとめられました。中曽根政権のもとで、対米輸出問題(経常黒字問題)への対応が必要となり、まとめられたものです。

この前川リポートの評価には賛否両論があり、バブルの原因をつくったとか、いいや内需に注目した良いリポートだとか、評価は様々です。内容的には、内需拡大(経常収支の均衡)を目的として、日本の住宅建設の促進、国民の所得の増加、輸入の拡大、金融市場の自由化などを提言しています。この前川リポートの内容および内需重視の考え方は、現在でも十分通用するでしょう。

反面、当時「ウサギ小屋」と世界から嘲笑されていた「日本の住宅問題」に過度に対応して、住宅建設に大きな配分を置いている印象です。考え方は評価できる一方、住宅・不動産投資への偏重は「問題あり」と思います。

その後の日本のバブルは、おそらく対米配慮的な「数合わせ」の必要から住宅・不動産投資に拍車がかかり、不動産バブルへと向かうことになったのでしょう。

ブラザ合意の時代背景と似ているトランプ政権の主張

前川リポートの前年の1985年には、プラザ合意(9月)で1ドル=240円付近から、1985年末には200円付近へと大幅に円高ドル安に誘導されました。

会場となったニューヨークのプラザホテルは、セントラルパークのすぐ南側(東南側)にあり、ホワイト系の色の外壁にエメラルドグリーンの屋根が美しい歴史的な建造物です。セントラルパークをめぐる馬車が、このあたりから出ています。また、5番街のトランプタワーへも、南側に歩けば数分。

前川リポートは、そのプラザ合意でもなかなか減らない日本の経常黒字の是正と、それぞれの先進国の内需拡大への努力を反映したものです。おそらく、トランプ政権の言い分は当時と似ていて、「アメリカの景気が回復しても“タダ乗り”しないでいただきたい」「商品を売りたければ、アメリカでつくるか、自国の内需を拡大して自国で売ってください」ということです。

一言でいえば、トランプ政権の経済政策は、アメリカの内需拡大策。雇用が回復すれば、それがさらに国民の消費を呼び、驚異的な景気の上昇もあり得ます。中間層の回復や国民の消費拡大は、景気効果が強いのです。

ところが、アメリカがそうしても、他の先進国が内需拡大努力をせずにアメリカ市場が良いからと対米輸出をすると、その国にアメリカの努力を吸い上げられてしまいます。自国の内需拡大をせずにアメリカ市場で安易に儲けようとする、こういう国は許されない。こういうことです。ですから日本も、アメリカが作り出したアメリカ市場に安易に頼ることがないよう、自国の内需拡大を求められるでしょう。

保護主義が話題になると、日本製品の方がいいから売れるのはあたり前、という話になりがちです。しかし、ではその消費市場は誰が(どの国が)どういう努力で作り上げたものでしょうか? これは、重要な問いかけです。

日本は、「自国の消費市場を拡大すべきだ」とアメリカに言われても、それはそのとおりとしか言いようがありません。


トランプ大統領の政策

トランプ大統領の政策は、雇用創出+減税+申請などの手続き簡素化。オーソドックスな、共和党の伝統的な景気浮揚策です。

雇用創出の側面は一見すると保護主義的に思えますが、減税や申請事務の簡素化などはオープン化です。減税し、めんどうな手続きを簡素化し、アメリカの景気浮揚と活性化を図る。こういう考え方です。

閣僚の布陣は重厚で、本格政権。正統派側のユダヤ人脈、米英協調など、安定政権の要素を兼ね備えています。

人件費の「ピンハネ」は許さない

これまでのアメリカでは、グローバル化や人権を大義名分にした、「人件費のピンハネ」が横行していました。例えば、NAFTAを「悪用」して、国境すぐのメキシコで安い人件費で雇い、輸出はアメリカ。

何も、メキシコが単に悪いというわけではありません。メキシコでアメリカ人と同等の人件費を払い、しっかり雇えば、まっとうな企業活動での国際化です。しかし、現実はどうかというと、アメリカ人より安いメキシコ人で雇用を代替するもので、実際は「人件費のピンハネ」というわけです。

また、不法移民の問題。これも不法移民をアメリカ人と同等の給与で雇えば、問題は拡大しなかったでしょう。現実は、不法移民という立場につけこみ、安く雇う。アメリカ人にとっては、賃金デフレと雇用の喪失です。「人権」を大義名分にして、アメリカ人の正規雇用が直接・間接的に置き代わり、人件費をピンハネしていたというわけです。

トランプ大統領は、こうした人件費のピンハネは許さないという政策です。対外的には、自国民を保護。

これまでは「グローバル化」「人権」という大義名分のもとで、実際は人件費のピンハネが横行し、オバマ政権はこれを放置していました。難しい経済理論を言っても、実際は「人件費のピンハネ」が横行していたわけです。

人件費のピンハネは、当初は企業収益の拡大を生みます。しかし、ゆくゆくは所得低下による消費の低迷で、国力の衰退につながります。いわゆる亡国政策です。アメリカの繁栄には、国民所得の向上、中間層の回復が不可欠なわけです。

国民所得の向上による消費拡大は、GDPにも好影響です。そして、GDPのパイが大きくなれば、それは軍事力、研究開発力、技術力にも余力が生まれ、軍事面で世界をリードする力を持つことになります。

大手メディアによる異常なトランプ・バッシングが続いていますが、NYダウが2万ドルを超えたのは、まだ序章に過ぎないでしょう。

超長期のコンドラチェフサイクルが上昇へと転換していることもあり、これまではリーマンショックで見たことがない安い株価が出現しましたが、今後は逆に、見たことがない高い株価が出現する可能性があります。


トランプ大統領は時代に選ばれた「適任者」とも言える

トランプ大統領は、大手メディアの異常なバッシングの中で、大統領選挙を勝ち抜きました。もちろん本人のタフさもありますが、一方で、時代の大きな変化の中で「適任者」として時代に選ばれたという側面もあります。

そういえば、大統領就任式のパレ─ドを歩いた、メラニア夫人(46歳)のファッションも、好況の1980年代風。その1980年ごろには、スウェーデンの男女4人組、ABBA(アバ)のダンシング・クイーン(1976年リリース)が流行していました。YOU CAN DANCE〜♪という歌詞が印象的ですが、まさにメラニア夫人は、スロベニア(当時:ユーゴスラビア)出身で1970年生まれ、ミラノ・パリ・NYでモデル活動をして米国籍を取得。ABBAのダンシング・クイーンの歌詞の「体現者」でもあるのです。

現状の各国の動きをみますと、大半はまだトランプ大統領を理解できないようですが、時代は大きく変化しています。さすがに英国は、常に戦勝国側にいた過去の歴史のとおり、変化への対応が早い。常勝であり、情報収集力が強いのを実感します。英国は諜報活動が強いので、はずさないということなのでしょう。

http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/105.html#c15

[番外地6] グローバリズムの世界 中川隆
40. 中川隆[6576] koaQ7Jey 2017年2月06日 23:25:39 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7033]

逆説の日本復活論。「トランプの関税」は我が国を再びバブルに導くか=児島康孝 2017年2月5日
http://www.mag2.com/p/money/32625
トランプの保護主義で日本は大変だ!という見方が広がっています。しかし対米輸出関税で国内販売が伸び、内需が拡大する可能性も。かつてのバブル景気がこのパターンでした。

トランプは正しい。日本は今こそ自国の消費市場を拡大すべきだ

対米輸出で儲けているのはグローバル企業

対米輸出で儲けているのは、グローバル企業。内部留保を拡大しています。メディアの相次ぐ報道では、トランプ政権の保護主義で「日本は大変だ」という印象ですね。

しかし、よく考えてみて下さい。これまでの日本は良かったのかというと、良いことはなく、デフレや貧困化で大変だったわけです。例えば、仮に対米輸出の関税が増えたとして困るのは、グローバル企業の経営陣の報酬の不安、グローバル企業の内部留保の拡大ペースの鈍化です。

逆に、関税がかけられると、対米輸出よりも自国(日本)で販売する必要性が高くなり、日本の内需拡大の機運が高まります。1980年代の日本が好況からバブルへと進んだのが、こうしたパターンです。

トランプ政権、驚異の新政策

トランプ政権の新政策は、非常によく考えられています。

つまり、こういうことです。今後の米国民の雇用回復と所得向上で、景気が上昇する。これはよくあるパターンですね。しかし、これまでのアメリカでは、この次の段階から経常赤字と貿易赤字の拡大に悩まされます。好景気で米国民が商品を大量に購入すると…貿易赤字が拡大する。米国の購買力が強く、国際的に自由な市場であるためです。

しかし、トランプ政権の政策は、この問題にも対応しています。アメリカで販売する企業には、アメリカで雇用し、アメリカで生産してもらうということです。

つまり、外国の企業がアメリカで生産すれば輸入の必要性はなく、アメリカでつくられたものを購入すれば良いのです。こうすれば、景気が回復して需要が拡大しても、アメリカ「国産品」を購入することになり、貿易赤字は抑制されます。さらに、雇用面でもプラスですから、好循環は驚異的です。例えば、トヨタにしても、アメリカでつくってアメリカで売っていれば「ウエルカム」というわけです。


トランプ大統領は、メラニア夫人もスロベニア出身ですし、大統領の戦略政策フォーラムに加わることになったテスラCEOのイーロン・マスク氏は南アフリカ出身。最近の不法移民対策で多くの批判ニュースが流れていますが、トランプ大統領にとって出身地は関係ない=能力重視という考えです。
※アメリカの不法移民の数(人口)は現状でも1000万人以上といわれ、主にメキシコ国境から、中米各国からの越境が大量に続いていました。

内需拡大を促した前川リポート

さて、日本の話に戻りましょう。1986年、前川リポートは、当時の日銀総裁「前川春雄氏」を座長としてまとめられました。中曽根政権のもとで、対米輸出問題(経常黒字問題)への対応が必要となり、まとめられたものです。

この前川リポートの評価には賛否両論があり、バブルの原因をつくったとか、いいや内需に注目した良いリポートだとか、評価は様々です。内容的には、内需拡大(経常収支の均衡)を目的として、日本の住宅建設の促進、国民の所得の増加、輸入の拡大、金融市場の自由化などを提言しています。この前川リポートの内容および内需重視の考え方は、現在でも十分通用するでしょう。

反面、当時「ウサギ小屋」と世界から嘲笑されていた「日本の住宅問題」に過度に対応して、住宅建設に大きな配分を置いている印象です。考え方は評価できる一方、住宅・不動産投資への偏重は「問題あり」と思います。

その後の日本のバブルは、おそらく対米配慮的な「数合わせ」の必要から住宅・不動産投資に拍車がかかり、不動産バブルへと向かうことになったのでしょう。

ブラザ合意の時代背景と似ているトランプ政権の主張

前川リポートの前年の1985年には、プラザ合意(9月)で1ドル=240円付近から、1985年末には200円付近へと大幅に円高ドル安に誘導されました。

会場となったニューヨークのプラザホテルは、セントラルパークのすぐ南側(東南側)にあり、ホワイト系の色の外壁にエメラルドグリーンの屋根が美しい歴史的な建造物です。セントラルパークをめぐる馬車が、このあたりから出ています。また、5番街のトランプタワーへも、南側に歩けば数分。

前川リポートは、そのプラザ合意でもなかなか減らない日本の経常黒字の是正と、それぞれの先進国の内需拡大への努力を反映したものです。おそらく、トランプ政権の言い分は当時と似ていて、「アメリカの景気が回復しても“タダ乗り”しないでいただきたい」「商品を売りたければ、アメリカでつくるか、自国の内需を拡大して自国で売ってください」ということです。

一言でいえば、トランプ政権の経済政策は、アメリカの内需拡大策。雇用が回復すれば、それがさらに国民の消費を呼び、驚異的な景気の上昇もあり得ます。中間層の回復や国民の消費拡大は、景気効果が強いのです。

ところが、アメリカがそうしても、他の先進国が内需拡大努力をせずにアメリカ市場が良いからと対米輸出をすると、その国にアメリカの努力を吸い上げられてしまいます。自国の内需拡大をせずにアメリカ市場で安易に儲けようとする、こういう国は許されない。こういうことです。ですから日本も、アメリカが作り出したアメリカ市場に安易に頼ることがないよう、自国の内需拡大を求められるでしょう。

保護主義が話題になると、日本製品の方がいいから売れるのはあたり前、という話になりがちです。しかし、ではその消費市場は誰が(どの国が)どういう努力で作り上げたものでしょうか? これは、重要な問いかけです。

日本は、「自国の消費市場を拡大すべきだ」とアメリカに言われても、それはそのとおりとしか言いようがありません。


トランプ大統領の政策

トランプ大統領の政策は、雇用創出+減税+申請などの手続き簡素化。オーソドックスな、共和党の伝統的な景気浮揚策です。

雇用創出の側面は一見すると保護主義的に思えますが、減税や申請事務の簡素化などはオープン化です。減税し、めんどうな手続きを簡素化し、アメリカの景気浮揚と活性化を図る。こういう考え方です。

閣僚の布陣は重厚で、本格政権。正統派側のユダヤ人脈、米英協調など、安定政権の要素を兼ね備えています。

人件費の「ピンハネ」は許さない

これまでのアメリカでは、グローバル化や人権を大義名分にした、「人件費のピンハネ」が横行していました。例えば、NAFTAを「悪用」して、国境すぐのメキシコで安い人件費で雇い、輸出はアメリカ。

何も、メキシコが単に悪いというわけではありません。メキシコでアメリカ人と同等の人件費を払い、しっかり雇えば、まっとうな企業活動での国際化です。しかし、現実はどうかというと、アメリカ人より安いメキシコ人で雇用を代替するもので、実際は「人件費のピンハネ」というわけです。

また、不法移民の問題。これも不法移民をアメリカ人と同等の給与で雇えば、問題は拡大しなかったでしょう。現実は、不法移民という立場につけこみ、安く雇う。アメリカ人にとっては、賃金デフレと雇用の喪失です。「人権」を大義名分にして、アメリカ人の正規雇用が直接・間接的に置き代わり、人件費をピンハネしていたというわけです。

トランプ大統領は、こうした人件費のピンハネは許さないという政策です。対外的には、自国民を保護。

これまでは「グローバル化」「人権」という大義名分のもとで、実際は人件費のピンハネが横行し、オバマ政権はこれを放置していました。難しい経済理論を言っても、実際は「人件費のピンハネ」が横行していたわけです。

人件費のピンハネは、当初は企業収益の拡大を生みます。しかし、ゆくゆくは所得低下による消費の低迷で、国力の衰退につながります。いわゆる亡国政策です。アメリカの繁栄には、国民所得の向上、中間層の回復が不可欠なわけです。

国民所得の向上による消費拡大は、GDPにも好影響です。そして、GDPのパイが大きくなれば、それは軍事力、研究開発力、技術力にも余力が生まれ、軍事面で世界をリードする力を持つことになります。

大手メディアによる異常なトランプ・バッシングが続いていますが、NYダウが2万ドルを超えたのは、まだ序章に過ぎないでしょう。

超長期のコンドラチェフサイクルが上昇へと転換していることもあり、これまではリーマンショックで見たことがない安い株価が出現しましたが、今後は逆に、見たことがない高い株価が出現する可能性があります。

トランプ大統領は時代に選ばれた「適任者」とも言える

トランプ大統領は、大手メディアの異常なバッシングの中で、大統領選挙を勝ち抜きました。もちろん本人のタフさもありますが、一方で、時代の大きな変化の中で「適任者」として時代に選ばれたという側面もあります。

そういえば、大統領就任式のパレ─ドを歩いた、メラニア夫人(46歳)のファッションも、好況の1980年代風。その1980年ごろには、スウェーデンの男女4人組、ABBA(アバ)のダンシング・クイーン(1976年リリース)が流行していました。YOU CAN DANCE〜♪という歌詞が印象的ですが、まさにメラニア夫人は、スロベニア(当時:ユーゴスラビア)出身で1970年生まれ、ミラノ・パリ・NYでモデル活動をして米国籍を取得。ABBAのダンシング・クイーンの歌詞の「体現者」でもあるのです。

現状の各国の動きをみますと、大半はまだトランプ大統領を理解できないようですが、時代は大きく変化しています。さすがに英国は、常に戦勝国側にいた過去の歴史のとおり、変化への対応が早い。常勝であり、情報収集力が強いのを実感します。英国は諜報活動が強いので、はずさないということなのでしょう。

http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/711.html#c40

[不安と不健康18] 糖質と添加物 BRIAN ENO
1. 中川隆[6577] koaQ7Jey 2017年2月07日 09:47:46 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7034]
>添加物や農薬を排除しても、 糖質三昧であれば、 癌になるのである。


江戸時代は一升飯でも誰も癌にならなかったよ

タバコと酒と植物油と肉が癌の原因

糖質制限して肉や脂っこいものばかり食べてたら直ぐに癌になる
http://www.asyura2.com/16/health18/msg/377.html#c1

[不安と不健康18] 「しょうが」に驚きの効能…がんや脳梗塞などの病気予防、抗ウイルス作用や免疫力向上(Business Journal) 赤かぶ
2. 中川隆[6578] koaQ7Jey 2017年2月07日 09:55:39 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7035]

スーパーでは中国産ショウガが沢山売っています。

フジッコの惣菜に使われているショウガも中国産ですし、チューブに入ったショウガも中国産です。

中国ショウガ、致死量50ミリグラムの猛毒まみれ(日刊ゲンダイ)  2013年6月19日
 
 日本もすぐに全品検査を

 今年3月の全人代(国会)で、中国人民銀行総裁の有力候補だった改革派のエース、郭樹清・中国証券監督管理委員会主席が、山東省省長代理(6月に省長に昇格)に飛ばされた。習近平新主席とソリが合わなかったと見えるが、このとき、筆者は山東省で一波乱が起こる予感がした。郭樹清といえば、改革断行のためには、容赦なく腐敗幹部らを切り捨てる水戸黄門のような人なのだ。

 さっそく、予想にたがわず、郭氏は5月に毒ショウガの一斉摘発を行った。山東省といえばショウガの産地で、特に有名なのが人口22万の町、安丘である。その安丘ショウガが、何と50ミリグラムを摂取したら死亡するといわれる猛毒殺虫剤、アルディカーブを大量にまいて生産されていたことが発覚したのだ。

 一斉摘発を受けた後、地元のテレビ局が生産農家に、「取れたショウガは自分たちでも食べていたのか?」とインタビューしたところ、農民たちは「食べるわけないだろう!」と開き直っていた。

 ちなみに報道によれば、「ショウガは国内出荷用と国外出荷用に分けて生産しており、国内出荷用のみがアルディカーブ漬けだった」とのことである。

 だが、これは疑ってかかる必要がある。テレビ映像を見る限り、そんなに器用に内外用を振り分けて生産していたようには思えないからだ。アルディカーブ漬けショウガは、湖北省でも1トン分も発覚しており、日本に入ってくる中国産ショウガは「全品検査」するくらいの心構えが必要だろう。

 ちなみに、山東省はいまや、韓国人が食べるキムチの半分近くを生産していることでも知られる。ということは「韓国直輸入」として日本に入って来るキムチの中にも、山東省の猛毒ショウガが混入している危険性があるのだ。

 5月27日には、数々のスクープ記事で知られる北京の「新京報」が、250キログラムもの「硫黄漬けショウガ」の現場を盗撮して掲載した。北京市順義区のある倉庫で、腐りかけたショウガを硫黄漬けにして、純白の新品に見せかけて、市内の市場に出荷していたのだ。その後、こうした行為は他の倉庫でも日常茶飯事だったことが分かった。つまり2000万北京っ子たちは、アルディカーブ&硫黄漬けの凄まじい猛毒ショウガを日々、口にしていたのである。

 ちなみに「新京報」の見出しには、「これはもはや食品でなく化粧品だ」とあった。北京には1万人以上の日本人駐在員が住んでいることを思えば、笑い話では済まされない。
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/871.html
http://gendai.net/articles/view/kenko/143012

2014.01.11 危険な中国産ショウガ、なぜ日本で流通?検査率わずか1割、ずさんな食品検疫体制の問題点

中国食品の安全性に関して指摘されている問題は、残留農薬汚染、残留抗生物質・合成抗菌剤汚染、残留ホルモン汚染、重金属汚染、アフラトキシン(カビ毒)汚染、ウイルス汚染、違法食品添加物汚染などがある。

 残留農薬汚染は、農薬使用方法がずさんで残留値が高いだけでなく、日本では危険な農薬として使用禁止されている農薬が、中国ではヤミ流通などで使われている事例も報告されている。

現に、大阪のスーパーで販売されていた中国産ショウガから、日本では禁止されている農薬BHCが高濃度で検出されている。

この事案では、中国で依然として危険な農薬が流通し、かつ使用方法も農薬残留値が極めて高くなる収穫後の農薬散布、いわゆるポストハーベストとして使われていたことを証明している。
http://biz-journal.jp/2014/01/post_3830.html

吉野家のショウガ大好き

吉野家の紅ショウガは中国産ですか?


punkypunkyxさん

吉野家の紅ショウガは中国産ですか?
叉、回転寿司のガリは?


ベストアンサーに選ばれた回答
onlytheyoungunderstandさん

スーパーで見る限り、吉野家のような真っ赤なタイプの紅しょうがはすべて中国産です。

と云うより、中国産しかありません。

数少ないが、ややピンクがかっていて、お寿司屋さんの「ガリ」のように
少し透明感のあるしっとりタイプはタイ産です。味はこちらの方が「ガリ」に近く、より美味しくも感じられます。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1412963804


02. 中川隆 2013年6月21日 00:24:34 : 3bF/xW6Ehzs4I : W18zBTaIM6


中国産生姜の件、回答がそろいました。

2012-05-23 13:09:28
テーマ:あなたに毒をお届け

この件を牛丼チェーン各社にメールで問い合わせた結果が出揃いました。


吉野家
弊社使用の生姜は、はタイと中国より輸入し、国内で加工しております。

松屋
弊社の生姜は中国産ではございますが、きちんと安全確認をしておりますので、ご安心いただければと思います。
尚、様々な安全・品質管理の取り組んでおりますので、詳しくは弊社ホームページ http://www.matsuyafoods.co.jp/safety/quality.html をご覧下さいませ。


すき屋
当社の使用している紅生姜は中国産でございます。この生姜につきましては厳しい検査を合格したものであり、さらに当社でも検査を行っており、安全に万全を期して自信を持ってご提供させていただいております。

なか卯
生姜につきましては日本産と中国産を使用しています。
農薬の検査は実施し安全安心な物をお提供させています。

とりあえず全社中国産の物を使用しているとの事。
吉野家だけ品質管理に関して触れていないのが、気になるといえば気になる。
あとは、なか卯が日本産も含むってところが…どうせなら生姜も中国産と他国産で別容器にして店頭に置けばいいのに。
http://ameblo.jp/eccentricbear/entry-11258353852.html


日本人の絶滅の為に尽力するのが中国人の「愛国心」


日本では大量の中国野菜が安価で輸入されていますが、野菜類の47.5%から猛毒で発がん性もある有機リン系殺虫剤メタミドホスなどの高濃度の残留農薬が発見されるなどして2001年から輸入禁止が相次ぎ、大手のスーパーではあまり見かけなくなりました。しかしそういう野菜や畜産品はなくなった訳ではありません。生のままではなく、「加工」「業務用冷凍」されて日本に輸入されているのです。

これらの加工品の一部からは高濃度の水銀やダイオキシン、チクロやDDT、TBTO、BHC、クロラムフェニコール、クロルテトラサイクリン、マラカイド・グリーンといった毒性抗生物質などの使用の痕跡や高濃度の残留が認められています。もちろん中国産の食品の全てが危険な訳ではありませんが、これが一方の厳然とした現実でもあります。最近では中国産ビールの95%に発がん性物質ホルムアルデヒドが含まれているなどの衝撃的なニュースや、食品そのもの以外に、例えば中国製の食品包装袋の50%に発ガン性物質のベンゼンが残留しているとの報道もありました。

中国の食品を信頼するのは危険です。ましてや日本や日本人を「敵である」と明確にしている国なのですから、日本向けの食料品がまともである保障などあるはずがありません。かつて安価な白ゴマを高価な黒ゴマに見せかけるために、有害なタールで着色したタール黒ゴマ事件がありましたが、何らの教訓も得ず国が率先して「着色政策」を推進しているのは残念です。魚や肉、松茸に鉛を入れて重量をごまかした事件もありました。


国は違いますが、同じ反日の国、韓国で生ゴミを素材にした餃子が問題となった際は、摘発された業者は

「生ゴミを使った餃子は日本などに向けた輸出品だけなので、国内の消費者は安全である」

と開き直ったほどです。
http://blog.livedoor.jp/safe_food_of_asia/archives/50010839.html

現在中共が生産する野菜類の47.3%に危険な残留農薬が残存しているというデータがあるが、中共はとりわけこの危険性の高いものを主に日本へ向けて輸出している。

さらに中共ではそのほぼ全ての河や湖が工場から流された鉛や水銀入りの排水で汚染されており、中共産の野菜は全てこの水で育てられてもいる。

EUなどは残留農薬や有害物質が検出されると即座に全面禁輸措置を取るが、日本は中共に遠慮してなかなか禁輸に踏み切らないのだ。

この残留農薬には、きわめて発ガン性が高く20年以上前に国際的に使用禁止されたエンドリンやディルドリン、そしてシロアリ駆除薬なども検出されており中共産の野菜を食べることはまさに自殺行為なのだが、中共に媚びたい一心の日本政府が全面禁輸に踏み切れないことを良いことに、中共は今も大量の汚染野菜や汚染食品を日本に輸出している。

中共では工業化による環境汚染と健康被害の関連性を調査することさえも許可されておらず、英インデペンデント紙は中共でガン発生率が異常に上昇していることを指摘して、「(日本に対して)有毒排水で育てた野菜が大量に輸出されており、日本人のガン発生率も上昇していくであろう」と報じているものだ。

 また野菜のみならず寿司ネタとして中共から輸出されている養殖魚介類には、合成抗菌剤や抗生物質が大量に使用されており、中共の養殖ウナギからは水銀まで検出されている。

中共が工業廃液を垂れ流す沿岸でとれた天然魚介類もダイオキシンだらけで、中共からの輸入が急増して以降、日本人のダイオキシン総摂取量の過半は魚介類からの摂取となっている。

さらに中共産のハムやソーセージなんかは防腐剤代わりに安い殺虫剤が使用されており、病死した蓄肉も平気で使われている。

食品の漂白には化学肥料用の漂白剤が主に使われており、これらの大半が日本向けに輸出されていると言うことだ。

そして中共政府もまたそれを規制しようとすることはない。何故規制しないのか、その答えは明らかであり、つまり中共では日本人に毒まみれの食品を食べさせることもまた「愛国心」の発露なのだ。

そして自国民の健康など考慮しない拝金主義の日本企業が中共産の食品を多く輸入し、スーパーマーケットでもレストランでも安い価格で売られているが、命が惜しければ中共産の食品は決して口にしてはいけない
http://konn.seesaa.net/article/3821017.html


http://www.asyura2.com/16/health18/msg/376.html#c2

[リバイバル3] 中川隆 _ 医療・健康関係投稿リンク 中川隆
115. 中川隆[6579] koaQ7Jey 2017年2月07日 09:57:37 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7036]

「しょうが」に驚きの効能…がんや脳梗塞などの病気予防、抗ウイルス作用や免疫力向上(Business Journal)
へのコメント
http://www.asyura2.com/16/health18/msg/376.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/454.html#c115
[政治・選挙・NHK220] ビートたけしが安倍政権に吠えた!「軍国主義を狙ってると思うくらい」「拒否反応を示さない日本人はヤバい」(リテラ) 赤かぶ
1. 中川隆[6580] koaQ7Jey 2017年2月07日 13:21:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7037]
中国と朝鮮とアメリカは敵国なんだから当然だろ
おまいら、敵国が攻めてきた時に祖国を守る気も無いのか?


中国『開放雑誌』2004年意識調査。

25歳以下の青少年の82? %が、捕虜や婦女子の銃殺に「賛成」。

「日本人婦女は強姦して殺すべき」

「日本人の男は腸を開いて皮を剥ぎ、女は輪姦して殺すべき」

「日本人は嬰児から老人まで殺しつくすべき」

という回答が多数。


そもそも中国と北朝鮮は大昔からアメリカの同盟国だからね

中国もアメリカも日本の敵国なんだよ:

1972年2月、当時のニクソン米大統領とキッシンジャー補佐官が北京を訪問し、
周恩来首相と会談した時に、日本に対して三つの密約が交わされた。

米中密約の内容

1.日本に核武装そして単独防衛させない
2.これを防ぐために米軍は日本に駐留する(ビンの蓋論)
3.朝鮮半島および台湾問題で日本に発言権を与えない

http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/354.html#c1

[不安と不健康18] 動脈硬化から見えてくるもの・・ BRIAN ENO
1. 中川隆[6581] koaQ7Jey 2017年2月07日 13:54:05 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7038]

糖質制限すると動脈硬化になる:

糖質制限食は人体に危険! 動脈硬化、心筋梗塞のリスク増大…リノール酸過剰摂取

糖質制限食の落とし穴

糖質制限食は、文字通り糖質を摂らない食事法ですから、ご飯やパンのほか、うどん、パスタ、ラーメンなどの麺類(十割そばは除く)など、日本人が慣れ親しんでいる主食を断たなければいけません。そのほかにも、イモ類をはじめとした炭水化物、アボカド以外の果物など糖質を含む食品はNGで、砂糖の多い清涼飲料水や菓子類は論外です。

 一方、主食代わりのたんぱく質、脂質をメインにビタミン、ミネラルなどは、十分な量を摂らなければいけません。魚、牛、豚、鶏、卵、大豆製品(豆腐、納豆、枝豆)、ナッツ類、キノコ、葉野菜、大根、バター、乳製品などです。調味料は、トマトケチャップは不可ですが、マヨネーズは可。少量の醤油も良いようです。サラダ油やごま油、オリーブオイルなどの植物油もOKとなっています。

 こうしてみると、主食がないつらさはありますが、肉や大豆製品、ナッツ、マヨネーズなど、おなかも気持ちも満たされそうな食材も多いので、実践している人が多いのもうなずけます。


 しかし、こうして広まりつつある糖質制限食には大きな落とし穴があります。それは必須脂肪酸のひとつ、リノール酸の過剰摂取の問題です。糖質制限食の食材は高リノール酸が多いのです。本連載で繰り返し訴えているのは、オメガ6脂肪酸(ほとんどがリノール酸)の摂り過ぎと、オメガ3脂肪酸(DHA、EPA、アルファリノレン酸)不足による、必須脂肪酸バランスの崩壊がさまざまな病気の原因となることです。


 サラダ油をはじめ、肉類、大豆製品、ナッツ類、マヨネーズは糖質こそ少ない、もしくは含まないものの、どれも「高リノール酸食品」です。

 下の写真は、糖質制限食の夕飯の典型例です。それぞれの料理の<重量、リノール酸量、オメガ3脂肪酸量>を算出しました。


・鶏肉と野菜炒め、サラダ油使用…300g、5.2g、0.7g
・葉野菜のサラダ、マヨネーズ大さじ2…24g、5.6g、1.0g
・冷奴、絹ごし半丁…150g、1.9g、0.3g
・アーモンド…20g、1.3g、0g
・カシューナッツ…20g、1.6g、0.01g
計514g、15.6g、2.01g

 厚生労働省発行の「日本人の食事摂取基準2010年版」によると、成人の一日当たりのオメガ6脂肪酸の摂取目安量は9〜11g、オメガ3脂肪酸の摂取目標量は2.1g以上とされていますので、この一食だけでそれぞれの必須脂肪酸の量はほぼクリアできています。

 しかし、問題は必須脂肪酸の摂取率です。オメガ6脂肪酸:オメガ3脂肪酸の摂取比率は、厚労省は4:1と掲げ、油の研究をしている専門家は1:1を推奨しています。この食事は7.7:1となっており、明らかにリノール酸過剰です。

 糖質制限で予防または治療できるとされている糖尿病、花粉症、アトピーなどは、リノール酸の過剰摂取が原因で起こる病気でもあります。ほかにも、リノール酸の過剰摂取は、がん、心筋梗塞、脳卒中、うつ病、認知症などの原因にもなります。

 健康のための糖質制限食は病気リスクの大きい高リノール酸食でもあるのです。大勢の方が取り組んでいる糖質制限食には、こんな落とし穴があるのです。

 こうしたリノール酸の為害作用(体に害を及ぼすこと)を抑えるのは、オメガ3脂肪酸のDHA、EPA、アルファリノレン酸です。サバ、アジ、サンマ、ブリ、などのDHAやEPAを多く含む魚とエゴマ油、アマニ油などアルファリノレン酸の多い油を意識して摂り、必須脂肪酸バランスを整えることを基本としない糖質制限食は、かえって危険であるといわざるを得ません。

 また、糖質制限食に限らず、高温加熱したリノール酸は認知症の原因とされる神経毒ヒドロキシノネナールを発生しますので、製造過程で高温加熱されたリノール酸を多く含むサラダ油やマヨネーズは禁忌としたほうがよいでしょう。
(文=林裕之/植物油研究家、林葉子/知食料理研究家)
http://biz-journal.jp/2016/06/post_15437.html


動脈硬化の主原因は劣化・酸化した脂質です! 人類の進化と実例に学ぶ

脳梗塞や心筋梗塞の原因は動脈硬化です。その動脈硬化の主原因は劣化・酸化脂質です。その劣化・酸化脂質は口から堂々と過食の結果として身体に侵入してきます。

食用油(オリーブ油・コーン油・ブドウ種油・菜種油・・など)や肉に付いている脂:コレステロールなどは、加熱すると劣化・酸化した脂質になります。

ウサギの実験によると・・・劣化・酸化したコレステロールを食べさせたウサギは、生で劣化・酸化していないピュアなコレステロール食を食べさせたウサギよりもより8倍も動脈壁内にプラーク(脂)が蓄積して動脈硬化そのものを生じさせ・進行させます(参照1)。

人類の歴史:40億年の間、人類の祖先は生の食べ物を食べていました。
植物油・動物脂を生で食べるようになったのは3〜4億年前。

植物油・動物脂を加熱して食べるようになったのは1〜3万年前から。

フライ物など、植物油・動物脂を高熱で調理しだしたのは60年前から

急速に進化した人類の食べ物に、身体の細胞の進化が追いつきません。

その証拠として、マクロファージ(異物貪食が役目)は劣化・酸化脂質を食べる・・つまり・・劣化・酸化脂質は・・我々体内の各種の細胞達にとっては栄養ではなく異物なのです。

身体各所で引き取り手がないので、劣化コレステロールは血管内に長く止まって流れていることは証明されているのです。


ライオンは肉食獣の代表ですが、遙か昔に人類と同じ祖先から枝分かれした人類の親戚です。ライオンは草食獣の生ホルモン、生ステーキを毎日食べていますが脳梗塞・心筋梗塞に滅多になりませんね・・・


それでは・・生肉を食べる伝統的食文化があるエスキモーの人達の場合を考えてみましょう。


肉食に偏り、野菜や穀物が極端に少ないグリーンランドに住むエスキモー(イヌイット)の研究では、彼らに糖尿病・高脂血症・動脈硬化などの現代病はなく、心筋梗塞・脳梗塞などの病気もほとんどないことが知られています。


その理由として、EPA(高脂血症薬:エパデールなど・の主成分)やDHAが多く含まれている魚を餌にしているアザラシなどの動物を食べているから・・・という説明がなされています・・・。
鯨やシロクマも食料です・

本当にEPAだけで説明可能でしょうか?・・それでは・・アザラシやシロクマの肉を焼くなどの調理をしても動脈硬化は防げるでしょうか?・・・
私はやはり動脈硬化になると思います。

伝統的イヌイットはアザラシを生で食べていたし・・鳥(アパリアス)も焼かないで、発酵させて生で食べています“キビヤック"・・・そうです、
EPAを含む食材も大切ですが・・キーワードは・・“生"・・要するに劣化・酸化コレステロールをあまり食べていないからではないでしょうか。

私の症例で検討してみました。
魚を大好きな人達を、肉大好き・肉好き・肉普通・肉嫌いな人達の4群に分けて、脳・心・血管イベントの発生率・T-max(動脈硬化の総合指標)などを調べました。
(表)

肉嫌いな人達は、肉由来の生のピュアなコレステロールのみならず、肉由来の劣化・酸化脂質をほとんど摂取していない人達です.
肉大好きな人達は、劣化・酸化脂質を沢山摂取している人達です。

いずれの群もEPAの血中濃度は高いはずなのに、劣化・酸化コレステロールを沢山摂取している人達の20%にイベントがすでに発生し、動脈硬化(T-max)も進行していました。

驚いたことに、魚を沢山摂取し、劣化コレステロールをほとんど摂取していない群はイベントの発生が0%でした。これはイヌイットの状況と同じです。

でも、肉嫌いだとなぜか?高血圧・糖尿病になりやすいという結果です(表)
ので、肉もバランスを考えていただきましょう。

もし、EPAが肉食での動脈硬化を強く予防するなら、魚大好き&肉大好きの群もイベントの発生が少ないはずですが・・そうではありませんでした。

私の私見ですが、劣化・酸化脂質の摂取量に動脈硬化は最も影響を受ける・・つまり、動脈硬化は、肉にEPAが多く含まれているかどうかではなく、加熱調理後の肉をたくさん食べていたか?・どうか・に最も左右されると思います。

肉の種類を細かく分類していませんが、食べる際は脂身(劣化・酸化脂質)
が極力少ない場所を冷静に考えて食べるように心がけましょう。

さらに、食物に含まれている分解酵素は加熱でその働きが失われます。
肉を生で食べることは、酵素入り肉を食べていることにもなっているのです。

でも・・・
動脈硬化になりにくいからといって、温暖な地域の日本で、家畜を生で食べてはO-157などの感染症や未知のウイルスに感染する恐れがありますので、肉の生食にはご注意下さい。

しかし
EPAが動脈硬化を抑制している証拠を示す動物実験が確かにあります。それは、マウスにバター食を13週間食べ続けさせた場合と、バターにEPAを混ぜて食べ続けさせた場合の大動脈〜頸動脈の“血管汚れ" =動脈硬化の程度を比較したものですが、バターにEPAを混ぜて食べさせていたマウスの“血管汚れ"が4分の一程度に抑えられていた・・でも動脈硬化は4分の一程度進んでいたのです。(Matsumoto, et al. Atherosclerosis 2008;197:524-33)

EPAが動脈硬化を抑制することは学びましたが、ではなぜEPAが存在するのでしょう?・・このEPAは青魚に多く含まれています。EPAは魚自身のためにEPAがあるのでしょうか?

EPAはその他の魚類やオットセイ・アザラシなどのほ乳類が健康でいられるためにEPAが存在しているのではないか・・と思います。

もっと昔に思いを巡らせば、地球の全ての生き物が海中にいる時代。蛋白源補給のためには、命つきた魚をも食べねばなりません。そのような魚は死の直後からゆっくりと酸化されます(海の中は,嫌気性細菌が好む酸素の少ない環境)・・でも・・魚自身にEPAがあると、その魚を食べた魚自身の血管が守られることになります・・・。

そういうことで・・魚にはEPAが備わっているのでは・・これも私の私見。

血管に“脂汚れ"が無いと・・“ガン"“感染症"で倒れさえしなければですが・・人間は誰でも、100歳以上も健康で生きていけます。120歳も夢ではありません。

健康のために高級・格安のサプリメント入りともいえるお魚を食べましょう。
EPAの多い魚は青魚です。さらに魚の皮にはコラーゲンが含まれていますので骨を丈夫にし、皮膚・血管をしなやかにしてくれます。

骨粗鬆症の方は、魚の頭・骨・魚皮の煮汁を努めて食し、屈伸運動などの骨に負荷となる運動を加味することで、骨密度の改善、美肌効果が期待されます。

魚の頭・骨・魚皮の煮汁を冷蔵庫に入れて冷却すると、煮汁がプリンプリンしたプリンに変貌します。これが魚のコラーゲンです。

スッポンなどの高級食材から製品化したサプリメントと同等の効果を期待できるでしょう。

最近、骨粗鬆症が増えているのは、魚を食べる習慣が薄れているからかもしれません。魚は皮まで、魚の味噌汁は汁を全部いただきましょう。
(血圧が高くない方は塩分を普通に摂取しても結構です)(参照2)

魚の白子には、髪の毛を黒く蘇らせる“核酸"も含まれていて、不眠症や花粉症などのアレルギーに効果が期待できます。

魚の内臓は“サプリメント"の倉庫なのです。

この記事を書いているときに、福岡県出身の有名な俳優・歌手の“武田鉄矢氏"が「大動脈弁狭窄症」の手術を受けられていたことがニュースで流れました。

手術が成功して幸いですが、それで病気が治ってハッピー・・と言うわけではありません。

動脈硬化による大動脈弁狭窄症なら(参照3)の全ての病気の危険性が潜んでいる・・ということになります。

当院の8カ所の血管エコーを受けていただければ、動脈硬化の程度を判定して差し上げられるのですが・・と・・同じ福岡県民として心配申し上げています。

追記:
高血圧や糖尿病・A1c高値や高脂血症(脂質異常症)や肥満や痛風や睡眠時無呼吸症候群などは、動脈硬化の原因として病院で扱われていますが、これらのほとんどは劣化脂質・糖分などの過食やアルコール多飲などの結果なのです。ですから、結果だけを短時間で改善・治療しても動脈硬化は進行していきます。高血圧のお薬は真面目に飲んでいたのに・・脳梗塞に・・とか、糖尿病の薬をちゃんと飲んで、運動もしていてA1cも低下していたのに・・心筋梗塞になった・・とか・・こんなことを多く耳にして、心が痛む思いです。

こんな状況が全国到る所で、おそらく毎日発生しているだろうと思うと、残念で・残念でなりません。

このような悲しいことが起こりうることは、医療の現場では密かに認識されていて、最近の米国における大規模臨床試験(ACCORD試験の5年成績の結果)でも確認されました。このことを不思議に思い悩んでいる先生もおられます。

私は2007年から血管プラークと食習慣や嗜好などの生の情報、家族歴、病歴などに接し、時間軸でデータを分析していく過程で「なぜ」・「どうして」という疑問を常に持つことで「医学の常識の誤りを見抜く」力を全身の血管エコーを武器として得たように思います。

セブンイレブンの創業者:鈴木敏文氏の2005年の著書「本当のようなウソを見抜く」の御陰で医学の常識に疑問を持ち「どうしてなのか?」と疑問を持ち追求することで真実にせまる「仮説」をたてる癖が出来たように思います。

病院をデパートに例えるなら、高血圧・糖尿病・高脂血症(脂質異常症)・肥満症・痛風・めまい・頭痛・睡眠時無呼吸症候群・狭心症・脳梗塞・心筋梗塞などの治療は「今日の顧客が求める商品」であって、“顧客のために"治療というサービスを提供しています。

“顧客の立場で"考えれば、そんな病気になる前になんとかしてもらいたい・・そんな病気の原因を改善したい・・・と思うはずです。私の小さな店舗には「今日の顧客が求める商品」はあまり置いていません。未来の「明日の顧客」が求める物を置いているつもりですが・・少しずつですが認知されてきたように思います。
http://majimaclinic22.webmedipr.jp/kanzenyobou/column2/12.html


http://www.asyura2.com/16/health18/msg/378.html#c1

[番外地6] 米ネオコンとは? 中川隆
4. 中川隆[6582] koaQ7Jey 2017年2月07日 14:10:07 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7039]
2017.02.07
オバマ政権がイランと話し合っていたのは何らかの工作を進めるための時間稼ぎだという見方もある

ドナルド・トランプ政権がアメリカとイランとの関係を悪化させていると懸念する人が少なくない。国防長官のジェームズ・マティス退役海兵隊大将は東京で開かれた記者会見で、イランを「最大のテロリズム支援国家」と表現したというが、これが嘘だということは安全保障問題担当補佐官のマイケル・フリン退役陸軍中将が熟知しているはず。

 繰り返し書いてきたことだが、例えば、2009年12月30日にアメリカの国務省が出した通信文には、サウジアラビアの資金提供者が全世界に展開する「スンニ派テロリスト」への最も重要な資金源を構成していると書かれている。

 2014年9月にはトーマス・マッキナニー空軍中将がアメリカが組織する手助けをしたと発言、マーティン・デンプシー統合参謀本部議長(当時)はアラブの主要同盟国がダーイッシュに資金を提供していると議会で語った。同じ年の10月にはジョー・バイデン米副大統領(当時)がハーバーバード大学で中東におけるアメリカの主要な同盟国がダーイッシュの背後にいると述べ、2015年にはクラーク元欧州連合軍最高司令官もアメリカの友好国と同盟国がダーイッシュを作り上げたと語った。そしてフリン元DIA局長は2015年8月、アル・ジャジーラの番組へ出演した際にダーイッシュが勢力を拡大できたのはバラク・オバマ政権の政策があったからだと指摘している。

 こうしたアメリカの政治家や軍人の発言をマティス長官が知らないはずはなく、彼はバラク・オバマやヒラリー・クリントンに匹敵するほどのデマゴーグと言えるだろう。

 ヒラリー・クリントンを担いでいた勢力、つまりネオコンなど好戦派はイランを破壊しようとしてきた。核兵器を使おうとした疑いも持たれている。そのプランが消えているはずはない。時間の経過と共にネオコンの戦略に取り込まれたオバマ大統領も同じだ。そのオバマ政権がイランと核問題を話し合いで解決しようと考えていたとは思えない。そもそも、アメリカ政府は核兵器をそれほど脅威だと考えているのだろうか?

 現在、中東には世界有数の核兵器保有国が存在する。いうまでもなくイスラエルだ。内部告発者のモルデカイ・バヌヌが1986年に示した推計数は100発から200発、ジミー・カーター元大統領は2008年の時点で150発以上、2014年には300発以上としたうえで正確な数字は誰にもわからないとしている。コリン・パウエル元国務長官が2016年に示した数字は約200発だ。その大半はテヘランに向けられているとも言われている。

 アメリカがイスラエルに何らかの制裁を加える、まして攻撃するなどということはありえないだろう。ところが、核兵器を持っていなかったイラクを「大量破壊兵器」を口実にして先制攻撃、国を破壊し、国民を虐殺してきた。イスラエル/ネオコンは核兵器を開発していようがいまいがイランを破壊したがっている。それに同調しているのがサウジアラビアだ。

 こうして見ると、オバマ政権が真剣にイランと話し合っていたようには思えない。彼らの手口を考えると、話し合いは時間稼ぎである。ウクライナやシリアの「停戦」はそうした目的で実施されていた。態勢の立て直し、工作/作戦の準備だ。ロシアの経済界にはウォール街やシティにつながる勢力のネットワークが存在しているが、イランも同様。

 ひねくれた見方をするならば、「話し合い」の間にそうした勢力と何らかの準備を進めている可能性がある。イランを最も攻撃したがっている勢力はヒラリー・クリントンを担いでるネオコンだ。

 イランを攻撃すれば自動的にロシアとの戦争になる。ロシアがシリアに対する侵略を阻止しようとしたのはイランを守るという側面もあった。中国もロシア側につくだろう。イラン攻撃はイスラエルの情報機関や治安機関が反対する可能性も高い。トランプ大統領の言動から考えて、こうした方向へ進む可能性は小さい。

 戦争したがっているのはネオコンやロシアからイスラエルへ亡命したオリガルヒたちで、ウクライナのキエフ政権ともつながっている。アメリカとイランとの関係悪化はイランを破壊したがっているネオコンにとって良くない展開だという見方も成り立つ。問題はマティス長官やヨーロッパのアメリカ軍、NATO軍の暴走を止められるかどうかだろう。
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201702070000/
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/751.html#c4

[リバイバル3] お金とアレにしか興味が無い大川隆法先生を背後から操っているのは… 中川隆
8. 中川隆[6583] koaQ7Jey 2017年2月07日 18:02:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7040]

いきなりだが、エタの橋下徹や松井一郎ひきいるナチス日本維新の会のようなエタ政党やエセウヨで、

いじめと懲罰が大好きな弾左衛門系部落民団体の自由同和会や

奴等に金を提供している生長の家(教祖の谷口雅春やその孫で現代表の雅宣と弟の貴康には、汚い弾左衛門ヨツアシの血が流れている)や

幸福の科学(代表の大川隆法は徳島の弾左衛門系の部落地区出身のエタ)や

崇教真光(ここの開祖の岡田某も弾左衛門系部落地区のエタ)

のようなエタユダヤカルトが蔓延り、ナチスのように、ネトウヨを煽動し、精神病患者へのヘイトを煽動する。

部落解放同盟のような反日エタだけでなく、エセウヨ自由同和会のような弾左衛門系ヨツアシ同和団体も有害である。

右左問わず、エタをはじめとする部落民は日本から叩きだし、ヴァチカンやユダヤイスラエルに追放するべきである。

aki上級大将こと福島彰浩
2017/02/07 15:34
http://19730619.at.webry.info/201702/article_1.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/218.html#c8

[近代史02] 釈迦は何故日本に再誕したか 1__我は大川隆法であって、大川隆法ではない。 エル・カンターレであ-る!!! 中川隆
9. 中川隆[6584] koaQ7Jey 2017年2月07日 18:03:21 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7041]

いきなりだが、エタの橋下徹や松井一郎ひきいるナチス日本維新の会のようなエタ政党やエセウヨで、

いじめと懲罰が大好きな弾左衛門系部落民団体の自由同和会や

奴等に金を提供している生長の家(教祖の谷口雅春やその孫で現代表の雅宣と弟の貴康には、汚い弾左衛門ヨツアシの血が流れている)や

幸福の科学(代表の大川隆法は徳島の弾左衛門系の部落地区出身のエタ)や

崇教真光(ここの開祖の岡田某も弾左衛門系部落地区のエタ)

のようなエタユダヤカルトが蔓延り、ナチスのように、ネトウヨを煽動し、精神病患者へのヘイトを煽動する。

部落解放同盟のような反日エタだけでなく、エセウヨ自由同和会のような弾左衛門系ヨツアシ同和団体も有害である。

右左問わず、エタをはじめとする部落民は日本から叩きだし、ヴァチカンやユダヤイスラエルに追放するべきである。

aki上級大将こと福島彰浩
2017/02/07 15:34
http://19730619.at.webry.info/201702/article_1.html

http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/341.html#c9

[昼休み45] 被差別部落出身の有名人は?・yomi.mobi(部落出身者は、大和民族の誇りを思い出し、在日・米国と手を切るべきです) 小沢内閣待望論
406. 中川隆[6585] koaQ7Jey 2017年2月07日 18:22:29 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7042]

いきなりだが、エタの橋下徹や松井一郎ひきいるナチス日本維新の会のようなエタ政党やエセウヨで、
いじめと懲罰が大好きな弾左衛門系部落民団体の自由同和会や

奴等に金を提供している生長の家(教祖の谷口雅春やその孫で現代表の雅宣と弟の貴康には、汚い弾左衛門ヨツアシの血が流れている)や

幸福の科学(代表の大川隆法は徳島の弾左衛門系の部落地区出身のエタ)や

崇教真光(ここの開祖の岡田某も弾左衛門系部落地区のエタ)

のようなエタユダヤカルトが蔓延り、ナチスのように、ネトウヨを煽動し、精神病患者へのヘイトを煽動する。

部落解放同盟のような反日エタだけでなく、エセウヨ自由同和会のような弾左衛門系ヨツアシ同和団体も有害である。

右左問わず、エタをはじめとする部落民は日本から叩きだし、ヴァチカンやユダヤイスラエルに追放するべきである。

aki上級大将こと福島彰浩
2017/02/07 15:34
http://19730619.at.webry.info/201702/article_1.html

http://www.asyura2.com/11/lunchbreak45/msg/860.html#c406

[リバイバル3] 苗場スキー場の元高級リゾートマンションが遂に10万円になった 中川隆
380. 中川隆[6586] koaQ7Jey 2017年2月07日 19:35:26 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7043]
http://8601.teacup.com/naebatower/bbs/1066


ファミールヴィラ苗場タワーの掲示板 続き


>ご意見有用 投稿者:原田知子 投稿日:2017年 2月 7日(火)14時27分4秒

>栄枯盛衰は、世の常だとしてもやはり昔賑わっていた、苗場の面影はやはりないのが残念です。
>私の行ったことのある、スキー場の閉鎖の話もチョット寂しいですね。
>でも来シーズンからは賃貸にて様子をみるのも、在りかと考えております。
>近頃は雪下ろしなどの、重労働などを嫌って地元のご年配の方なども、住まわれていると聞きました。
>でも何処も定住用とは違いキッチンが狭く二口コンロ等も置けず料理が、しずらいのは仕方ない事なのかもしれませんね!?

>そこで、今度は皆様が現実的に購入するとしたら、マンション 戸建に限らず国内でしたらどの地方のどの場所を購入して住んでみたいでしょうか?
>皆様の貴重なご意見お待ちしております。
http://8601.teacup.com/naebatower/bbs/1074


Reご意見有用 投稿者:原田知子 投稿者:中川隆 投稿日:2017年 2月 7日(火)15時54分12秒

中古住宅で良いなら弟子屈町の温泉付き別荘が一番いいでしょうね:

投稿文のリンクは

http://8601.teacup.com/naebatower/bbs/1075

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/565.html#c380

[経世済民118] 黒田日銀の行き詰まり象徴 衝撃が走った2月3日の国債下落 金子勝の「天下の逆襲」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
1. 中川隆[6587] koaQ7Jey 2017年2月07日 20:21:58 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7044]
何か見当外れな事言ってるな

日銀が買い過ぎて国債が品不足になって来て年間80兆円の国債購入が不可能になったから長期金利維持を目標に変えたんだよ

買える国債が有れば日銀全部買ってもいいんだよ
http://www.asyura2.com/17/hasan118/msg/771.html#c1

[リバイバル3] プロパンガスの高すぎる料金の謎


2017年02月07日
プロパンガスの高すぎる料金の謎

アパートではどうせ大家がリベートを受け取って、高いガス会社に決めている

プロパンガスの料金

同じガスなのにプロパンガスの料金は都市ガスより高く、アパートではさらに高い料金が設定されています。

例えばあまり自炊せず風呂に入るだけだったとしても、都市ガスでは3500円だった人がプロパンで7,000円という場合もあります。

ちょっと田舎に引っ越しただけでガス代が2倍違うのは当たり前で、多くの人が言われた通りに支払っています。



電気料金については原発事故や太陽光発電で大問題になったが、基本的に田舎でも都会でも同じです。

使用条件によって違うが同じように電気を使用して北海道では約8100円、沖縄は約7900円、北陸は約6600円だそうです。

安いところと高いところは2割以上違うが、沖縄は離島だし北海道は人口密度が低いので、電線を引くにも一戸辺りのコストが掛かっています。


むしろ国の規制によって北海道と特に沖縄は電気料金を安くしていて、自由化したら沖縄の電気は数倍になるとも言われています。

対して都市ガス料金はというと、情報サイトによると群馬県は20立方m使用で5,080円、北海道は7860円でした。

同じ量のガスを使用して料金は1.5倍の差があり、電気料金の2割よりも差が大きいのが分かります。


プロパンガスはというと、別の情報サイトによると20立方m使用で最も安いのは、神奈川県の平均が約1万1500円でした。

最も高いのはやっぱり北海道の約1万6300円で、神奈川の4割近く高い。

群馬県の都市ガスと北海道のプロパンガスは3倍以上違うが、なぜプロパンガスはこんなにも高いのだろうか。

自由競争の罪

電気料金の論争で電力会社を自由化するべきだという議論があったが、とっくに自由化されているのがプロパンガス業界で、政府が統制していないのです。

自由化は業者同士が値下げ競争をすると安くなりますが、競争がなかったり談合すると逆に高くなります。

ガス会社の多くは地域ごとに住み分けしていて、設備も必要なことから、競争が活発ではありません。


例えば医薬品や治療費は政府が統制して安く抑えているが、自由化したら必ず値上がりします。

どの病院を選ぶか、どんな治療を受けるかは医師や病院が決めることで、殆どの場合患者に選択権がないからです。

ガス会社も病院と同じで、その地域に一社しかなければそこに依頼するしか仕方がありません。


プロパンガスが高い理由ですが、都市ガスは「ガスを売っている」のに対し、プロパンは家庭のボンベを交換するサービスを提供しています。

都市ガスはガス課などの役場が統制しているので値上げさせませんが、プロパンは自由競争なので価格が自由です。

競合する会社がなければ競争は起きないので、大抵は一社が独占したり数社で談合して価格を決めています。


さらにアパートやマンションでは業者を決めるのは大家か管理会社であり、ガス代を支払うのは入居者なので自分には関係ありません。

酷い大家だとプロパン会社からリベートを受け取っていて、わざと高すぎるガス料金で契約させて、見返りを受け取っています。

むしろ田舎ではこれが普通で、大家の収入源の一つにもなっている。

アパートの高すぎるガス料金

「プロパンガス料金消費者協会」という団体によるとプロパンガスの料金は適正化すると都市ガスと変わらなくなるそうです。

つまりプロパンガスが高い本当の理由は、政府の統制がないのを良い事に、業者がぼったくっているだけなのです。

ふざけるなと言いたくなる状況ですが、不思議とこれを問題視する人は居ないし、選挙の争点にもなりません。


全国殆ど一律の電気料金で大騒ぎするのに、3倍の格差があるガス代が問題にならないのが不思議です。

ガスは自由化ではなく電気のように統制して全国一律価格にするのが望ましく、やってできない事はないのです。

では現在アパートなどに住んでいて非常に高い料金の場合、言いなりに払うしかないのかというと、交渉によって安くする事ができます。


先ほど書いた「プロパンガス料金消費者センター(協会)」に連絡すると、安いガス会社を教えてくれるので、大家にガス代を安くするよう要求します。

どうせ大家は高いガス料金から賄賂を貰っているので渋るでしょうか、「ガス代が高すぎるから引っ越すかも知れない」と脅します。

大家は対処して安いガス会社に換えるか、入居者を失うかの選択を迫られ、空室ができるのを嫌えばガス会社を換えます。


もっとも「どうぞ出て行ってください」といわれる可能性もあるので、「引っ越す」とは言わず、「引越しも考える」と匂わす方が良いでしょう。

アパートのプロパンガスは個人では変更できないので、大家を脅して動かす必要があります。

入居募集でプロパンガスの料金は説明されなかった筈なので、入居者に落ち度はなく対処を要求してしかるべきものです。
http://thutmose.blog.jp/archives/69175462.html

北海道夫婦二人暮らし プロパンガス代がひどい
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2013/0418/587239.htm?g=01

北海道のプロパンガス料金ってこんなに高いんですか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1057799370
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1235920027
http://www.propane-gas.jp/area47/Zentodofuken/hokkaido.html
http://www.propane-npo.com/local_area/douoh.html

北海道のプロパンガス価格を考えるスレ

1 名前: ぷーこφ 投稿日: 2013/05/09(木) 00:09:30 ID:jOw6MRYQ

プロパンガスの価格が日本一高いと言われる北海道
プロパンガスは業者が自由に価格を決めています
住民が何も言わなければ、価格は上がる一方
それでいいのか?


北海道  16,200円(20m^3、基本料金込み)
関東平均 12,105円(同上)
全国平均 12,881円(同上)


4 名前: なまら名無し 投稿日: 2013/05/09(木) 05:49:19 ID:HKGLwVFg

就職して苫小牧のハイツまるいに入居した
最初の冬にアパート備え付けのガスストーブを使った
全然暖かくない上翌月に苫小牧プロパンより四万超のガス代の請求がきて目の前がまっくらになった

札幌の実家は全室ガス暖房、煮炊きや風呂もガスを使い一家4人で六千円ほどときいていたのでプロパンと都市ガスの差に驚いた

翌月速効で灯油ストーブを買った


9 名前: なまら名無し 投稿日: 2013/05/09(木) 18:55:14 ID:HKGLwVFg

新築アパートへのガス器具納入で不動産屋とガス屋の結託があるみたいね


10 名前: なまら名無し 投稿日: 2013/05/09(木) 19:28:44 ID:Jan2jNdg
>>9
不動産屋じゃなく大家とだよ
タダみたいな金で設置するかわりに契約は設置したガス会社とってこと

つか、ガスストーブなんて暖かくならん上、金がかかるってのは
結構知られてると思ったがそうではないんだな

11 名前: なまら名無し 投稿日: 2013/05/09(木) 21:09:15 ID:G/KLeuSA

湯沸かし器とかストーブとか大家は負担なしでガス会社に設置してもらい
設置費用かからなかった分、建築費も安く抑えられ入居者はその分安い家賃で借りれるけど
ガス会社も設備設置費用をガス代に転嫁し徐々に回収する

 プロパン物件は家賃が少々安くても毎月のガス代が高額となるため
避けたほうが無難、避けられない時はガスの利用契約前になるべく値切っておく
http://hokkaido.machi.to/bbs/read.cgi/hokkaidou/1368025770/

【激しく】北海道帰りてーVol.22【恋しい】

520 名前: なまら名無し 投稿日: 2012/02/04(土) 11:30:45 ID:n+hmuaEw [ p2138-ipbf1809sapodori.hokkaido.ocn.ne.jp ]

北海道は不動産安くてもプロパンガス代が異常に高く車の経費、暖房費考えると安いとはいえないよ。
賃金はアホみたく安いし


521 名前: なまら名無し 投稿日: 2012/02/04(土) 23:58:11 ID:jBmCCuZg [ p1048-ipad408sapodori.hokkaido.ocn.ne.jp ]

一見こじゃれてるが、断熱はスカスカ、住んでみて初めてわかる暖房費の高さ。
プロパンガスの基本料が二千円以上って・・・
家主とガス屋のマッチポンプ。


952 名前: なまら名無し 投稿日: 2013/12/11(水) 20:04:44 ID:WJwaL2Qw [ om126204049247.3.openmobile.ne.jp ]

それとプロパンガスはガス代高いよ。都市ガス物件ってあるのかな?


953 名前: なまら名無し 投稿日: 2013/12/14(土) 09:44:46 ID:U3fJTyow [ e0109-106-188-45-45.uqwimax.jp ]
>>952
プロパンガスのところは勿論避けるw
10年くらい前、学生の時に借りた初めての部屋がプロパン給湯・暖房の物件だったんだが、何も知らんで暖房ガンガン使って酷い目に遭ったからなww

ガス代払ったらマジで金無くなって、一冬の間ほとんど大学に寝泊まりしてたわ。辛かったけど懐かしいな。
今度はガス得MAXか灯油ボイラー付いてる部屋、あるといいんだけど。


963 名前: なまら名無し 投稿日: 2014/01/10(金) 01:22:33 ID:q8+wVUxw [ e0109-106-188-17-195.uqwimax.jp ]
>>952
プロパンガスは、店が顧客毎に価格を決めているから避けるに限る。

私の親戚もプロパン物件の賃貸をやっているけど、ガス燃料店と口裏合わせて、値段や数量を水増して入居者に請求するから月の家賃を低く設定しても、かなりの儲けが出るって言っていた。
支出を正しく見極められる人のために、北ガスの物件も沢山あるよ。
http://hokkaido.machi.to/bbs/read.cgi/hokkaidou/1280240156/


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/681.html

[文化2] 住宅は「所有」より「賃貸」がいい (リバイバル板へのリンク) 中川隆
2. 中川隆[6588] koaQ7Jey 2017年2月07日 23:19:40 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7045]

プロパンガスの高すぎる料金の謎
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/681.html

http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/829.html#c2
[リバイバル3] プロパンガスの高すぎる料金の謎 中川隆
1. 中川隆[6589] koaQ7Jey 2017年2月07日 23:23:00 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7046]

行政サービス比較 行政情報【生活ガイド.com】


東京都文京区と北海道釧路市の生活・公共料金に関する行政サービス比較
http://www.seikatsu-guide.com/area/compare_cities/?cid_1=690&cid_2=16&tub=3

大阪府大阪市と北海道釧路市の生活・公共料金に関する行政サービス比較
http://www.seikatsu-guide.com/area/compare_cities/?cid_1=1263&cid_2=16&tub=3

北海道札幌市と北海道釧路市の生活・公共料金に関する行政サービス比較
http://www.seikatsu-guide.com/area/compare_cities/?cid_1=1&cid_2=16&tub=3

北海道富良野市と北海道釧路市の生活・公共料金に関する行政サービス比較
http://www.seikatsu-guide.com/area/compare_cities/?cid_1=39&cid_2=16&tub=3

北海道網走市と北海道釧路市の生活・公共料金に関する行政サービス比較
http://www.seikatsu-guide.com/area/compare_cities/?cid_1=21&cid_2=16&tub=3


※ガス料金は都市ガスで、LPガスではない


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/681.html#c1

[リバイバル3] 屈斜路湖畔 三香温泉 その人気の秘密 中川隆
2. 中川隆[6590] koaQ7Jey 2017年2月08日 07:49:50 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7047]

「三香温泉」を営む名物おやじのつぶやき 屈斜路湖周辺の自然、温泉そして身辺雑記
http://blog.goo.ne.jp/wakkoti353
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/589.html#c2
[リバイバル3] プロパンガスの高すぎる料金の謎 中川隆
2. 中川隆[6591] koaQ7Jey 2017年2月08日 16:06:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7048]

水道料金(月額)比較

東京都 文京区 : 水道料金(口径20mmで20m3):2764円、下水道料金(20m3):2030円
大阪府 大阪市 : 水道料金(口径20mmで20m3):2073円、下水道料金(20m3):1252円

札幌市 : 水道料金(口径20mmで20m3):3585円、下水道料金(20m3):1371円
帯広市 : 水道料金(口径20mmで20m3):4654円、下水道料金(20m3):2916円
釧路市 : 水道料金(口径20mmで20m3):3225円、下水道料金(20m3):4421円
網走市 : 水道料金(口径20mmで20m3):4298円、下水道料金(20m3):4253円
http://www.seikatsu-guide.com/area/compare_cities/?cid_1=690&cid_2=1&tub=3

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/681.html#c2

[リバイバル3] プロパンガスの高すぎる料金の謎 中川隆
3. 中川隆[6592] koaQ7Jey 2017年2月08日 16:13:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7049]

都市ガス料金(月額)比較

東京都 文京区 : 都市ガス料金(22m3) : 3898円
大阪府 大阪市 : 都市ガス料金(22m3) : 4938円

札幌市 : 都市ガス料金(22m3) : 4871円
帯広市 : 都市ガス料金(22m3) : 6383円
釧路市 : 都市ガス料金(22m3) : 4430円
網走市 : 都市ガス ナシ
http://www.seikatsu-guide.com/area/compare_cities/?cid_1=690&cid_2=1&tub=3

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/681.html#c3

[近代史02] あの名画の舞台となった伊香保温泉は今… _2 中川隆
10. 中川隆[6593] koaQ7Jey 2017年2月08日 18:47:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7050]

2017/02/08 02:06
人身売買容疑で邦人逮捕 カンボジア女性を群馬の風俗店へ

 カンボジアの警察当局は7日までに、同国女性を違法に日本に売り渡したとして人身売買の容疑で、カンボジアでレストランを経営する日本人の男(52)と、男の妻らカンボジア人2人を逮捕した。

 調べによると、男らは「月に最大5000ドル(約56万円)稼げる」と勧誘して、カンボジアの女性10人を昨年11月に日本に売り渡した疑い。

女性らは群馬県・伊香保の風俗店で性的サービスを強要されたという。

 女性らは「売春を強要されている」と在日カンボジア大使館に通報。

大使館は日本の当局と協力して女性7人を救出し、群馬県警は今年1月、入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで群馬県の風俗店経営者ら3人を逮捕した。

【日時】2017年02月07日 21:26
【ソース】共同通信
http://bakusai.com/thr_res/acode=4/ctgid=137/bid=1098/tid=5346933/tp=1/rw=1/


カンボジアのプノンペンで飲食店を経営する福井進(ふくいすすむ)容疑者(52歳)ら3人が、人身売買の容疑で逮捕されました。

人身売買の疑いで逮捕されたのは、福井進容疑者、福井進容疑者のカンボジア人の妻(28歳)、飲食店の従業員の男(34歳)の3人です。

福井進容疑者らは、カンボジア人女性7人を「日本のレストランで働けば高い収入が得られる」などと勧誘して日本に渡航させ、業者に売り渡した疑いが持たれています。

カンボジア人女性を騙して人身売買した最悪の日本人、福井進容疑者。
http://ladybug000.com/fukui-susumu-52-taiho/
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/356.html#c10

[近代史02] あの名画の舞台となった伊香保温泉は今… _2 中川隆
11. 中川隆[6594] koaQ7Jey 2017年2月08日 18:51:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7051]

6 :名無しさん@おーぷん :2017/02/08(水)17:27:21 ID:QPJ ×

人身売買はほんと日本の恥。
先進国で日本だけだよ。

で、産経のサイトにも来てた。
さすが覚醒剤が買える群馬。

カンボジア7人不法就労助長容疑 逮捕の女3人から覚醒剤反応 暴力団関与の組織売春か?
http://www.sankei.com/region/news/170208/rgn1702080027-n1.html

 就労資格のないカンボジア国籍の女性7人に対する不法就労助長事件で、入管難民法違反(助長)容疑で逮捕されたチョンタパー・チュダーポン容疑者(44)らタイ国籍の女3人から覚醒剤の陽性反応が出ていたことが7日、捜査関係者への取材で分かった。

また、カンボジア現地紙によると、事件に関連し人身取引の疑いで現地ブローカー役の日本人の男ら3人がプノンペン市内で逮捕されており、事件は暴力団関係者が
関与した組織売春の疑いが高まった。

 覚醒剤反応が検出されたタイ人の女2人は、いずれもチュダーポン容疑者が経営し、売春を強要したとされる群馬県沼田市東倉内の飲食店「GOLD」の従業員とみられる。

捜査関係者によると、この店の実質的経営者は、沼田市を拠点にした広域暴力団組員で、チュダーポン容疑者と一時交際していたという。

 女2人は6日付で、同法違反と覚せい剤取締法違反(使用)の罪で起訴された。

 チュダーポン容疑者と同時に逮捕された渡辺久雄容疑者(44)が経営する渋川市伊香保の風俗店周辺でも、車で客を送迎する組関係者が目撃されていたほか、タイ人やカンボジア人の女性が沼田の店と行き来していたこともわかっている。
http://uni.open2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1486528539/l50
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/356.html#c11

[] 「覚醒剤」
65. 中川隆[6595] koaQ7Jey 2017年2月08日 19:03:18 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7052]

2017-02-07
ドラッグ・マネーを巡るメキシコの闇は叩き壊されるのか?

ドナルド・トランプ大統領はメキシコを「敵」と呼び、メキシコ人たちを「犯罪者や強姦犯」と呼んだ。そして、大統領に就任したら「国境に壁を作れ」と命令し、さらに移民取り締まりを強化せよと命令した。

その上に、ペニャニエト大統領との電話会談では「薬物取り締まりが不十分である」と不満をぶちまけ、メキシコ側がこの問題に対処できないのであれば、アメリカは軍を派遣するとも言った。

メキシコは残虐極まりない麻薬組織(ドラッグ・カルテル)が強大な力を持つ。そして、自国メキシコのみならずアメリカにも進出してドラッグと暴力をまき散らしている。

トランプ大統領が標的としているのは、言うまでもなくこのドラッグ組織である。「お前たちは出ていけ」というのがトランプ大統領のスタンスだ。

彼らは「移民」や「密入国者」として他のメキシコ人労働者と一緒に紛れ込んでくるので区分けが付かない。だからトランプ大統領は、「みんなまとめて出ていけ」とういスタンスでメキシコに接しているのである。

こうした動きの中で、メキシコと経済が分断されるアメリカを中心とした欧米の多国籍企業は激しく反発してトランプ大統領を批判している。

なぜ、政府は息の根を止めることができないのか?

「メキシコは放っておけ」というのが金融機関のスタンスである。それは、人道的なものから来ているのだろうか。あるいはアメリカの将来を考えたものなのだろうか。

それとも、そこに何か裏でもあるのだろうか。

メキシコではエンリケ・ペニャニエトが大統領になって、ドラッグ・カルテルを壊滅させるのをあきらめてしまった。そして、以前のようにむやみやたらとカルテルの壊滅戦争を仕掛けないようになっている。

そのため、メキシコ国内での死者は減って表面的には平静を保つようになったのだが、裏ではドラッグ・カルテルがますます勢力を拡大して生き延びる社会となっている。

組織間対立も激しい。ドラッグ・カルテル同士の闘争は、もはやいかに残虐に人間を殺して死体を見せつけるかの「残虐ショー」になっており、よけいに凄惨さを増しているのだ。

それにしても、これほどの常軌を逸した犯罪組織が、なぜ存続できるのか。なぜ、メキシコ政府は彼らの息の根を止めることができないのか。

それは、ドラッグ・カルテルが莫大な利益を計上して、人員獲得や警察・軍隊・司法の買収に手を回しているからだ。では、その利益はどこにプールされているのか。

2012年、HSBCのメキシコ部門は、アメリカで行われていたマネー・ロンダリングを放置した罰金として1900億円を米国の政府当局に支払っている。

この中で多くのメディアが注視していたのは、イランやテロリストがHSBCの口座を通して現金をプールしているという事実の方だった。

イランは経済封鎖されていたが、HSBCはイランがHSBCの口座を通して現金のやりとりをしているのを故意に見逃してアメリカ当局に報告する義務を果たさなかった。

実は、その陰でメキシコのドラッグ・カルテルにも同じことをしていたのである。マネー・ロンダリングに欧米の金融機関が関わっているというのが分かったのがこのHSBCマネー・ロンダリング事件だったのだ。

メキシコは残虐極まりない麻薬組織(ドラッグ・カルテル)が強大な力を持って、自国メキシコのみならずアメリカにも進出してドラッグと暴力をまき散らしている。


各国政府がトラフィック(追跡)することは不可能

ドラッグ・カルテルはHSBCだけでも約7000億円にものぼる現金を動かしていた。他にも、2012年8月にはスタンダート・チャータード銀行もマネー・ロンダリングでアメリカに糾弾されている。

イギリスという国は昔から全世界に植民地を持ち、諜報組織を充実させ、世界各国のアンダーグラウンドと密接につながっている国家であるのは周知の事実だ。

たとえば、アメリカが粉砕したリビアのカダフィ大佐も、その政権を支えて石油マネーを吸い上げていたのは、イギリスに他ならなかった。

(リビアの大虐殺の中で、イギリスの石油利権が吹っ飛びそうになっている)
http://www.bllackz.com/?m=c&c=20110223T2031000900

イギリスのグローバル銀行がメキシコのドラッグ・カルテルの資金を預かって資金洗浄を手伝っていたのは、偶然そうなったのではなくて、もともとイギリスは全世界のアンダーグラウンドに通じているからだと言うのが正しい。

実は大手の巨大グローバル銀行が裏でドラッグ・カルテルの莫大な資金を取り込んで稼いでいることは以前から何度も何度も噂にされている。

しかし、これらの事実は闇から闇へと消されて、グローバル・メディアが深追いすることはない。富裕層の資金移動が記されたパナマ文書もメディア追及は立ち消えになったが、本当の重大な事実は漏れても消されるのである。

HSBCメキシコ部門の資金洗浄の事件は、ちらりと現れた氷山の一角だった。

それでも「誰」がメキシコのドラッグ・カルテルの資金を守り、それによって誰がメキシコのドラッグ・カルテルを存続させていたのかが見えたはずだ。

先進国の巨大グローバル銀行が、犯罪組織の資金を預かり、守っているのである。彼らはメキシコのドラッグ・カルテルの資金を預かることで、間接的に麻薬ビジネスに関わり、利益を手に入れている。

メキシコのドラッグ・カルテルは年間約2兆円にものぼる取引をしていると推定されている。暴力組織が、分かっているだけでも2兆円を動かしている。

この2兆円は、先進国の巨大銀行には甘い汁だ。


唯一この資金の流れを把握できる存在がある

巨額の資金を生み出す組織は、当然のことながら運転資金を手元に置き、残りの資金は銀行に預けることを考える。そうすると、先進国の銀行がそれを引き受け、多くはそこを経由してさらにタックスヘイブンの銀行に流れていく。

こうした裏資金がブラックホールのようにタックスヘイブンになだれ込んでいる姿はパナマ文書が明らかにしたが、パナマ文書はパナマになだれ込んだ資金の「ほんの一部」が明らかになっただけに過ぎない。

大手銀行がタックスヘイブンに設立したプライベートバンク、オフショアバンクの子会社の情報はまったく漏れていない。そのため、この裏に誰の資金があるのかは、どこの政府も分からないのである。

オフショアバンクの口座保持者は、世界中のATMで引き出せるデビットカードが発行され、さらにインターネットによって一瞬にして別口座に移せる機動性を与えられる。

そのため、いったんオフショアバンクに入った資金は、もはや各国政府がトラフィック(追跡)することもできなくなってしまう。

しかし、政府は分からないが、唯一この資金の流れを把握できる存在がある。それが欧米のグローバル巨大銀行である。

オフショアバンクもその多くが欧米の多国籍銀行の子会社なので、結局は犯罪資金がどこに移されても「欧米の巨大銀行」の手の中にある。

裏社会の犯罪組織が非合法に稼いだ金は表社会の欧米の多国籍企業が吸い上げる。そんな仕組みができあがっている。メキシコのドラッグ・カルテルの資金も例外ではなかったということだ。

メキシコのドラッグ・カルテルは政府をもしのぐほどの資金力を持ち、軍隊並みの私兵を持ち、社会の富を麻薬からどんどん吸い上げる。そうやって得た不法資金はメキシコの銀行に預けられ、そこからアメリカに還元されていく。

大手銀行はそれを受け取り、そこからオフショアバンクの子会社に資金を流すと、資金は安全にプールされたまま、ドラッグ・カルテルはいつでもその資金にメキシコ国内からアクセスすることができるようになる。


アクセスのなくなった犯罪組織の巨大資金の行方

では、仮にドラッグ・カルテルの中で、巨額資金にアクセスできる人間が死んでしまった場合、その資金はどうなってしまうのだろうか。

オフショアバンクは、アクセスの消えた資金を親族に返したり、メキシコ政府に返還したりするのだろうか。

メキシコのドラッグ・カルテルは内部抗争が激しく、幹部であっても虐殺の対象から逃れることができない。また、しばしば逮捕されて消されていく。

巨大カルテルの中で君臨していたリーダーたちが逮捕・射殺された後、メキシコ政府が巨額の資金を全額取り返したという話を聞いたことがあるだろうか。

押収される現金は、ドラッグ・カルテルの規模からみると、ほんの一部に過ぎない。

残りはいったいどこに消えているのか?

その資金がマネーロンダリングされて欧米の巨大銀行やオフショアバンクにプールされていることは分かっている。しかし、そこから返還されたという話はない。

アクセスのなくなった犯罪組織の巨大資金は、そのまま巨大銀行のものになっていったとしても何ら不思議なことではない。

現金も、マネーロンダリングの材料として使われる無記名のゼロクーポン債も、誰の持ち物だといちいち名前が書いているわけではないのだ。

巨大銀行が闇の中で、犯罪組織にどんどん資金をプールさせて、あとは自滅するのを待つか、頃合いを見計らって政府に「叩き潰してもらう」と巨額の儲けが濡れ手に粟で儲かることになる。

かくして、メキシコに残虐な殺され方をした死体が積み上がり、巨大銀行はリスクを取らずに巨額資金を手に入れることになる。

このアンダーグラウンドを、ドナルド・トランプ大統領はいよいよ叩き壊そうとしている。メキシコを巡るアメリカ政府の豹変はアンダーグラウンドをも揺り動かす。


巨大カルテルの中で君臨していたリーダーたちが逮捕・射殺された後、メキシコ政府が巨額の資金を全額取り返したという話を聞いたことがあるだろうか。押収される現金は、ドラッグ・カルテルの規模からみると、ほんの一部に過ぎない。残りはいったいどこに消えているのか?
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20170207T0212010900.html
http://www.asyura2.com/0310/dispute13/msg/126.html#c65

[リバイバル3] 日本人は金髪美女に弱い _ 小布施からセーラ・カミングスの姿が消えた 中川隆
106. 中川隆[6596] koaQ7Jey 2017年2月08日 19:06:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7053]

科学も証明。日本の漢字教育が育む、子供の心と高い知能指数 2017/2/1

外国の方からよく「難易度が高い」と言われる日本語。その理由として漢字、ひらがな、カタカナの使い分けが挙げられますが、今回の無料メルマガ『Japan on the Globe−国際派日本人養成講座』で紹介されている小学校教師の石井勲氏は、あることをきっかけに「漢字」に子どもの能力を伸ばす不思議な力があることに気付き、「石井式漢字教育」を編み出したと言います。「幼児に漢字は難しい。まずはひらがなから」は誤りなのでしょうか。

子どもを伸ばす漢字教育

きっかけは偶然だった。小学校教師の石井勲氏が炬燵に入って「国語教育論」という本を読んでいた。そこに2歳の長男がよちよち歩いてきて、石井氏の膝の上に上がり込んできたので、氏は炬燵の上に本を伏せて置いた。

その時、この2歳の幼児が「国語教育論」の「教」という漢字を指して「きょう」と言ったのである。びっくりして、どうしてこんな難しい字が読めたんだろう、と考えていると、今度は隣の「育」の漢字を指して「いく」と言った。

石井氏が驚いて、奥さんに「この字を教えたのか?」と尋ねると、教えた覚えはないという。教えてもいないものが読めるわけはない、と思っていると、奥さんが「アッ! そう言えば一度だけ読んでやったことがある」と思い出した。奥さんは音楽の教師をしており、「教育音楽」という雑誌を定期購読していた。ある時、息子が雑誌のタイトルを指で押さえて、「これなあに?」と聞くので、一度だけ読んでやったような記憶がある、というのである。

そんなこともあるのか、と半信半疑ながら、ひょっとしたら、幼児にとって漢字はやさしいのかもしれない、と石井氏は思いついた。ひらがなは易しく漢字は難しい、幼児に教えるものではない、と思いこんでいたが、実はそうではないのかもしれな い。これが石井式漢字教育の始まりだった。

漢字学習で幼稚園児の知能が伸びた!

それから石井氏は昭和28年から15年にもわたって、小学校で漢字教育を実践してみた。当初は学年が上がるにつれて、子どもの学習能力が高まると信じ込んでいたが、実際に漢字を教えてみると、学年が下がるほど漢字を覚える能力が高いことが分かった。

そこで今度は1年生に教える漢字を増やしてみようと思った。当時の1年生の漢字の習得目標は30字ほどだったが、これを300字ほどに増やしてみると、子供たちは喜んでいくらでも吸収してしまう。それが500字になり、とうとう700字と、小学校6年間で覚える漢字の8割かたを覚えてしまった。

ひっとしたら就学前の幼児は、もっと漢字を覚える力があるのかもしれない。そう思って昭和43年からは3年間かけて、幼稚園児に漢字を教えてみた。すると幼児の漢字学習能力はさらに高いということが分かってきた。同時に漢字学習を始めてからは幼児の知能指数が100から110になり、120になり、ついには130までになった。漢字には幼児の能力や知能を大きく伸ばす秘密の力があるのではないか、と石井氏は考えるようになった。

複雑でも覚えやすい漢字

どんな子どもでも3歳ぐらいで急速に母国語を身につけ、幼稚園では先生の話を理解し、自分の考えを伝えることができる。この時期に言葉と同時に漢字を学べば、海綿が水を吸収するように漢字を習得していく、というのが石井氏の発見だった。漢字は難しいから上級生にならなければ覚えられない、というのは、何の根拠もない迷信だったわけである。

同時に簡単なものほど覚えやすい、というのも、誤った思いこみであることが判明した。複雑でも覚える手がかりがある方が覚えやすい。たとえば「耳」は実際の耳の形を表したもので、そうと知れば、簡単に覚えられる。「みみ」とひらがなで書くと画数は少ないが、何のてがかりもないのでかえって覚えにくい。

石井氏はカルタ大の漢字カードで教える方法を考案した。「机」「椅子」「冷蔵庫」「花瓶」などと漢字でカードに書いて、実物に貼っておく。すると幼児は必ず「これ、なあに?」と聞いてくる。そこではじめて読み方を教える。ポイントは、遊び感覚で幼児の興味を引き出す形で行うこと、そして読み方のみを教え、書かせないことである。漢字をまず意味と音を持つ記号として一緒に覚えさせるのである。

抽象化・概念化する能力を伸ばす

動物や自然など、漢字カードを貼れないものは、絵本を使う。幼児絵本のかな書きの上に、漢字を書いた紙を貼ってしまう。そして「鳩」「鴉」「鶏」など、なるべく具体的なものから教えていく。すると、これらの字には「鳥」という共通部分があることに気づく。幼児は「羽があって、嘴(くちばし)があって、足が2本ある」のが、「鳥」なのだな、と理解する。ここで始めて「鳥」という「概念」が理解できる。

これが分かると「鶯」や「鷲」など、知らない漢字を見ても、「鳥」の仲間だな、と推理できるようになる。こうして物事を概念化・抽象化する能力が養われる。

またたとえば「右」、「左」など、抽象的な漢字は「ナ」が「手」、「口」は「くち」、「工」は「物差し」と教えてやれば、食べ物を口に入れる方の手が「右」、物差しを持つ方の手が「左」とすぐ覚えられる。そう言えば、筆者は小学校低学年の時、右と左の字がそっくりなので、どっちがどっちだか、なかなか覚えられなかった記憶があるが、こう教わっていたら瞬時に習得できていただろう。

推理力と主体性を伸ばす

また一方的に教え込むのではなく、遊び感覚で漢字の意味を類推させると良い。石井式を実践している幼稚園でこんな事があった。先生が黒板に「悪魔」と書いて、「誰かこれ読めるかな」と聞いた。当然、誰も読めないので、「じゃあ、教えてあげようね」と言ったら、子供たちは「先生、待って。自分たちで考えるから」。

子供たちは相談を始めて、「魔」の字の下の方には「鬼」があるから、これは鬼の仲間だ…、こうしてだんだん詰めていた。

この逸話から窺われるのは、第一に、幼児にも立派な推理力がある、という事だ。こういう形で漢字の読みや意味を推理させるゲームで、子どもの論理的な思考能力はどんどん伸びていく。第二は、子どもには自分で考えたい、解決したい、という気持ちがあるということである。そういう気持ちを引き出すことで、子どもの主体的な学習意欲が高まる。そして自ら考えて理解できたことこそ、本当に自分自身のものになるのである。

漢字から広がる世界

石井式の漢字教育と比較してみると、従来のひらがなから教えていく方法がいかに非合理的か、よく見えてくる。たとえば、「しょうがっこう」などという表記は世の中に存在しない。校門には「○○小学校」などと漢字で書かれているのである。「小学校」という漢字熟語をそのまま覚えてしまえば、近くの「中学校」の側を通っても、おなじ「学校」の仲間であることがすぐに分かる。「小」と「中」の区別が分かれば、自分たちよりやや大きいお兄さん、お姉さんたちが行く学校だな、と分かる。

こうして子どもは、漢字をたくさん覚えることで、実際の社会の中で自分たちにも理解できる部分がどんどん広がっていくことを実感するだろう。石井氏の2歳の長男も、お父さんが読んでいる本の2つの文字だけでも自分が読みとれたのがとても嬉しかったはずだ。だから、僕も読めるよ、とお父さんに読んであげたのである。

このように漢字を学ぶことで外の世界に関する知識と興味とが増していく。本を読んだり、辞書を引けるようになれば、その世界はさらに大きく広がっていく。幼児の時から漢字を学ぶことで、抽象化・概念化する能力、推理力、主体性、読書力が一気に伸びていく。幼児の知能指数が漢字学習で100から130にも伸びたというのも当然であろう。

漢字学習を通じて、多くの言葉を知り、自己表現がスムーズに出来るようになると、情緒が安定し、感性や情操も豊かに育っていく。石井式を取り入れた幼稚園では、「漢字教育を始めて一ヶ月くらいしたら、園児たちの噛みつき癖がなくなりました」という報告がしばしばもたらされるという。子供たちのうちに湧き上がった思いが表現できないと、フラストレーションが溜まって噛みつきという行為に出るが、それを言葉で表現できると、心が安定し、落ち着いてくるようだ。最近の「学級崩壊」、「切れやすさ」というのも、子どもの国語力が落ちて、自己表現ができなくなっている事が一因かもしれない。

自閉症児が変わった

NTTと電気通信大学の共同研究では、「かな」を読むときには我々は左脳しか使わないが、漢字を読むときには左右の両方を使っているということを発見した。左脳は言語脳と呼ばれ、人間の話す声の理解など、論理的知的な処理を受け持つ。右脳は音楽脳とも呼ばれ、パターン認識が得意である。漢字は複雑な形状をしているので、右脳がパターンとして認識し、それを左脳が意味として解釈するらしい。

石井氏は自閉症や知的障害を持った子供にも漢字教育を施して、成果をあげている。これらの子どもは言語脳である左脳の働きが弱っているため、言葉が遅れがちであるが、漢字は右脳も使うので、受け入れられやすいのである。

石井氏が校長をしていた小学校にはS君という自閉症児がいた。授業中、机に座っていることができずに、廊下に出てはぐるぐると左回りを続けているという子どもだった。校長としてS君を引き取った石井氏は、彼が電車に関心を持っているのを見つけた。絵を描かせると、黄色い電車と新幹線を描く。「黄色いのは総武線で、東京に行くんでしょ」と言って電車のそばに「東京」と書いてやった。新幹線にほうにも「新幹線」と書いてやると、S君は本当に嬉しそうに笑った。

翌日、また絵を描かせると、今度は電車の絵に「東京」「新幹線」という文字に似た模様を書き付けていた。これを生かさない手はない、と思った石井氏は、S君のお母さんを呼んで夏休みの間、毎日5分でいいから「漢字カード」で遊んでやってください、と頼んだ。

休みが終わると、お母さんが200枚もの漢字カードを持って、「あまりにS君の反応が良いので、どんどんやっていったら、こんなにできた」という。

夏休み明けのS君にクラスの友だちは驚いた。「S君が授業中ずっと椅子に座れるようになった」「体育の時間に皆と一緒に駆け足をやった」そしてついに「S君が教科書を開いた。」

S君は家でお父さんと一緒にお風呂に入っている時、「学校で勉強、頑張るからね」と言った。父親は思わずS君を抱きしめて「頑張れよ」と励ましたそうである。

漢字かな交じり文の効率性

漢字が優れた表記法であることは、いろいろな科学的実験で検証されている。日本道路公団が、かつてどういう地名の標識を使ったら、ドライバーが早く正確に認識できるか、という実験を行った。「TOKYO」「とうきょう」「東京」の3種類の標識を作って、読み取るのにどれだけの時間がかかるかを測定したところ、「TOKYO」は1.5秒だったのに対し、「とうきょう」は約半分の0.7秒、そして「東京」はさらにその十分の一以下の0.06秒だった。

考えてみれば当然だ。ローマ字やひらがなは表音文字である。読んだ文字を音に変換し、さらに音から意味に変換する作業を脳の中でしなければならない。それに対し漢字は表意文字でそれ自体で意味を持つから、変換作業が少ないのである。

日本人はこの優れた、しかしまったく言語系統の異なる漢字を導入して、さらにそこから、ひらがな、カタカナという表意文字を発明した。その結果、数千の表意文字と2種類の表音文字を使うという、世界でも最も複雑な表記システムを発明した。たとえば、以下の3つの文章を比べてみよう。


朝聞道夕死可矣

あしたにみちをきかばゆうべにしすともかなり

朝に道を聞かば夕に死すとも可なり

漢字だけ、あるいは、ひらがなだけでは、いかにも平板で読みにくいが、漢字かな交じり文では名詞や動詞など重要な部分が漢字でくっきりと浮かび上がるので、文章の骨格が一目で分かる。漢字かな交じり文は書くのは大変だが、読むにはまことに効率的なシステムである。

情報化時代になって、書く方の苦労は、かな漢字変換などの技術的発達により、急速に軽減されつつあるが、読む方の効率化はそれほど進まないし、また情報の洪水で読み手の負担はますます増大しつつある。読む方では最高の効率を持つ漢字かな交じり文は情報化時代に適した表記システムであると言える。

漢字教育で逞しい子どもを育てよう

英国ケンブリッジ大学のリチャードソン博士が中心となって、日米英仏独の5カ国の学者が協力して、一つの共通知能テストを作り上げた。そのテストで5カ国の子ども知能を測定したところ、日本以外の4カ国の子どもは平均知能指数が100だったのに、日本の子どもは111だった。知能指数で11も差が出るのは大変なことだというので、イギリスの科学専門誌「ネイチャー」に発表された。

博士らがどうして日本の子どもは知能がずば抜けて高いのか、と考えた所、この5カ国のうち、日本だけが使っている漢字に行き着いたのである。この仮説は、石井式で知能指数が130にも伸びる、という結果と符合している。

戦後、占領軍の圧力や盲目的な欧米崇拝から漢字をやめてカタナカ書きやローマ字書きにしよう、あるいはせめて漢字の数を減らそうという「国語改革」が唱えられ、一部推進された。こうした科学的根拠のない「迷信」は事実に基づいた石井式漢字学習によって一掃されつつある。

国語力こそ子どもの心を大きく伸ばす基盤である。国語力の土壌の上に、思考力、表現力、知的興味、主体性などが花開いていく。そして国語を急速に習得する幼児期に、たくさんの漢字を覚えることで、子どもの国語力は豊かに造成されるのである。

石井式漢字学習によって、全国津々浦々の子供たちが楽しく漢字を学びつつ、明日を担う日本人としての逞しい知力と精神を育んでいくことを期待したい。

文責:伊勢雅臣
http://netallica.yahoo.co.jp/news/20170201-47736643-magmag
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/444.html#c106

[番外地6] 牧野田 彩(AYA)が AV に出演させられた理由とは 中川隆
27. 中川隆[6597] koaQ7Jey 2017年2月08日 19:54:48 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7054]

2017年 02月 8日 性的な撮影要求、4人に1人被害

 「モデルやアイドルにならないか」と勧誘を受けるなどして契約を結んだ10〜30代の女性197人中、4分の1に当たる53人(27%)が契約外の性的な行為の撮影を求められる経験をしていたことが8日、内閣府の調査で分かった。

うち17人は求められた行為をしたと回答。

多くの若い女性が、アダルトビデオ(AV)への出演強要など性暴力の危険にさらされる可能性があり、政府は調査結果を踏まえ予防・啓発活動を強化する方針だ。

 内閣府が若い女性を対象に、こうした実態調査を行うのは初めて。
担当者は「調査結果は氷山の一角。支援体制の充実や相談しやすい環境づくりを進めたい」としている。

http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/190.html#c27

[番外地6] 米ネオコンとは? 中川隆
5. 中川隆[6598] koaQ7Jey 2017年2月08日 21:25:00 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7055]
2017.02.07
ネオコンがイランを殲滅すると主張していたのは1991年で、その計画は続いている(その1)

イランの核問題に関してイランとP5+1(中国、フランス、ロシア、イギリス、アメリカの国連常任理事国とドイツ、EU)が合意、JCPOA(合同包括行動計画)に署名したのは2015年7月14日のことだった。

 しかし、これでイランに平和が約束されたわけではない。アメリカのネオコンはイランの核兵器でなく、存在そのものを問題にしているからだ。この点、サウジアラビアもネオコンと同じである。

 ネオコンのポール・ウォルフォウィッツ国防次官(当時)は1991年の段階でイラク、シリアと同じようにイランを殲滅すると主張していた。イラクの「大量破壊兵器」にしろ、シリアの「人権弾圧」にしろ、イランの「核」にしろ、殲滅のための口実にすぎない。実際、「イランの核」が大きな問題として取り上げられたのは2002年、イラクを先制攻撃しようとジョージ・W・ブッシュ政権がしゃかりきになっていた頃のことだ。

 ビル・クリントンが大統領だった2000年2月、CIAは買収済みのロシア人核科学者を介してイラン政府高官へ核兵器に関する欠陥設計図を渡したと言われている。「マーリン作戦」だ。イランを核兵器開発へ誘導して失敗させようとしたのか、核兵器開発を口実にして軍事侵略しようと目論んだと信じられている。(James Risen, “State of War : The Secret History of the CIA and the Bush Administration,” Free Press, 2006)

 設計図がイラン側へ渡された2年後、イランの反体制派が核兵器疑惑を公にする。その反体制派とはムジャヒディン・ハルクの政治部門だという「イラン国民抵抗評議会」。イスラエルの情報機関から情報をえたという。それ以降、核を口実にしてイランへ軍事侵略しようとアメリカは目論んでいたが、その流れが2013年に大きく変わった。

 変化の切っ掛けは国務長官の交代。2013年2月1日、国務長官がヒラリー・クリントンからジョン・ケリーに交代したのだ。長官に就任した翌月にケリーはウィリアム・バーンズ国務副長官やジェイク・サリバン国家安全保障担当副大統領補佐官を含むチームを軍用機でオマーンへ派遣、イラン側の代表と会談させ、ここからアメリカとイランの交渉は始まったと言われている。

 ケリーの前任者であるヒラリーは巨大金融資本の影響下にあり、投機家ジョージ・ソロスの指示に従って動いてことを示す電子メールがあきらかにされているが、上院議員時代は巨大軍需企業ロッキード・マーチンの代理人と呼ばれていた。

 彼女が国務長官を務めていた2011年春にアメリカはリビアやシリアに対する侵略を本格化、その年の10月にリビアのムアンマル・アル・カダフィ体制はNATO軍の空爆とアル・カイダ系武装集団LIFGを主力とする地上部隊の連係攻撃で倒され、その時にカダフィは惨殺された。それをCBSのインタビュー中に知らされたヒラリーは「来た、見た、死んだ」と口にし、喜んでいる。人が殺されたことを聞いてこれほど素直に喜ぶ人は多くないだろう。

 彼女が親しくしているグループの中にはユーゴスラビアを先制攻撃して破壊したマデリーン・オルブライトやネオコンとしてウクライナの合法政権をネオ・ナチで倒したビクトリア・ヌランド、父親がサウジアラビアの要職についていたことがあり、母親がムスリム同胞団(注)の幹部だというフーマ・アベディンが含まれている。

 アルブライトはズビグネフ・ブレジンスキーの弟子であると同時にスーザン・ライスの師でもある。ヌランドの結婚相手はネオコンの中枢グループにいるロバート・ケーガン。アベディンは一時期、ネオコンのアンソニー・ウェイナーと結婚していた。(その2へ続く)


(注)1929年にエジプトのハサン・アル・バンナーが創設したとされている。1954年にエジプトのガマール・アブデル・ナセルを暗殺しようとして失敗、非合法化されたが、このときに保護したのがサウジアラビア。その結果、ムスリム同胞団はサウジアラビアの国教であるワッハーブ派の影響を強く受けることになった。(Stephen Dorril, “MI6”, Fourth Estate, 2000)

 ワッハーブ派はサラフ主義に基づく運動で、18世紀にサウジアラビアを支配しているイブン・サウード家と結びつくことで勢力を拡大した。イブン・サウード家は破壊、殺戮、略奪を正当化するのに都合が良い宗派だということで手を組んだようだ。このコンビに目をつけ、利用したのが「大英帝国」である。ムスリム同胞団もイギリスとの関係が指摘されている。

 2012年8月にアメリカ軍の情報機関DIA(国防情報局)が作成、バラク・オバマ政権へ提出された文書によると、反シリア政府軍の主力はサラフ主義者/ワッハーブ派、ムスリム同胞団、そしてアル・カイダ系武装集団のAQI。シリアのアル・ヌスラはAQIの別名だともしている。
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201702070001/

2017.02.08
ネオコンがイランを殲滅すると主張していたのは1991年で、その計画は続いている(その2)


ところで、ジョン・ケリー国務長官がイラン側と秘密裏に接触しはじめた2013年3月、シリアのアレッポでは化学兵器が使われ、シリア政府派すぐに調査を要求するという事態になっていた。西側の政府やメディアは政府軍が使ったことにしようとしたが、イスラエルのハーレツ紙は状況から反政府軍が使ったと分析、国連独立調査委員会メンバーのカーラ・デル・ポンテも反政府軍が化学兵器を使用した疑いは濃厚だと発言している。ロシア政府も独自に試料を分析、サリンや砲弾は「家内工業的な施設」で製造されたもので、反政府軍が使ったとする推測を公表している。いずれも説得力があった。

 その5カ月後、8月21日にダマスカス郊外が化学兵器で攻撃され、西側の政府やメディアはシリア政府軍が使ったと宣伝、NATOを軍事介入させようとする。NATOが空爆し、アル・カイダ系武装集団などの傭兵部隊が地上で攻勢をかけるというリビア方式を目論んだと見られている。この攻撃は「偽旗作戦」だった可能性が高いということだ。

 攻撃の直後に現地を独自に調査したキリスト教の聖職者マザー・アグネス・マリアムはいくつかの疑問を明らかにしている。例えば、攻撃が深夜、つまり午前1時15分から3時頃(現地時間)にあったとされているにもかかわらず犠牲者がパジャマを着ていないのはなぜか、家で寝ていたなら誰かを特定することは容易なはずだが、明確になっていないのはなぜか、家族で寝ていたなら子どもだけが並べられているのは不自然ではないのか、親、特に母親はどこにいるのか、子どもたちの並べ方が不自然ではないか、同じ「遺体」が使い回されているのはなぜか、遺体をどこに埋葬したのか・・・・・また、国連のシリア化学兵器問題真相調査団で団長を務めたアケ・セルストロームは治療状況の調査から被害者数に疑問を持ったと語っている。(PDF)

 この攻撃が行われる10日ほど前、反シリア政府軍がラタキアを襲撃し、200名とも500名とも言われる住人が殺され、150名以上が拉致されたと言われている。化学兵器の犠牲者を撮影したとされる映像の中に、ラタキアから連れ去られた住民が含まれているとする証言もあった。

 また、ロシアのビタリー・チュルキン国連大使はアメリカ側の主張を否定する情報を国連で示して報告書も提出、その中で反シリア政府軍が支配しているドーマから2発のミサイルが発射され、ゴータに着弾していることを示す文書や衛星写真が示されたとジャーナリストがフェースブックに書き込んでいる。

 そのほか、化学兵器とサウジアラビアを結びつける記事も書かれ、10月に入ると「ロシア外交筋」からの情報として、ゴータで化学兵器を使ったのはサウジアラビアがヨルダン経由で送り込んだ秘密工作チームだという話が流れた。

 12月になると、調査ジャーナリストのシーモア・ハーシュもこの問題に関する記事を発表、反政府軍はサリンの製造能力を持ち、実際に使った可能性があるとしている。国連の元兵器査察官のリチャード・ロイドとマサチューセッツ工科大学のセオドール・ポストル教授も化学兵器をシリア政府軍が発射したとするアメリカ政府の主張を否定する報告書を公表している。ミサイルの性能を考えると、科学的に成り立たないという。

 こうした化学兵器の使用について、トルコの国会議員エレン・エルデムらは捜査記録などに基づき、トルコ政府の責任を追及している。化学兵器の材料になる物質はトルコからシリアへ運び込まれ、そこでIS(ISIS、ISIL、ダーイシュなどとも表記)が調合して使ったというのだ。この事実を公表した後、エルデム議員らは起訴の脅しをかけられている。

 この化学物質を供給したのはジョージア(グルジア)のトビリシにあるアメリカの兵器に関する研究施設だとする情報も流れている。この施設を設計したのはベクテルで、問題の物質を製造や輸送にはジョージアの情報機関、ウクライナのネオ・ナチ(ステファン・バンデラ派)、トルコの情報機関、NATO、そしてアル・カイダ系武装集団が関わっているというのだ。

 西側の政府や有力メディアの主張に対する反論が出てくる中、NATOが直接、軍事介入するという話が伝えられた。そして9月3日、地中海からシリアへ向かって2発のミサイルが発射された。

 このミサイル発射はロシアの早期警戒システムがすぐに探知、明らかにされるが、ミサイルは途中で海へ落下してしまっていた。イスラエル国防省はアメリカと合同で行ったミサイル発射実験だと発表しているが、事前に通告はなく、実際に攻撃は始めたのではないかと推測する人もいる。ジャミングなど何らかの手段で落とされたのではないかというのだ。

 つまり、アメリカ政府はロシアとの戦争を覚悟の上で直接的な武力行使に出たのだが、失敗したのではないかということ。この推測が正しいなら、ロシアとの通常兵器による戦争でアメリカは惨敗することを意味する。そうなると、必然的に全面核戦争へ移行せざるをえなくなる。

 その間、オバマ政権がサラフ主義者/ワッハーブ派などを支援していると指摘していたフリンDIA局長は2014年8月に職を解かれ、軍事力の行使に否定的だたチャック・ヘイゲル国防長官は15年2月に好戦派のアシュトン・カーターに交代、アル・カイダ系武装勢力やそこから派生したダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)を危険視していたマーチン・デンプシー統合参謀本部議長は好戦的なジョセフ・ダンフォードに交代した。

 オバマ政権は開戦用の陣容を整えたように見えたが、それは2015年9月末から始まったロシア軍の軍事作戦で粉砕される。ロシアは戦闘能力の高さを改めて見せつけたのだ。JCPOAにイランとP5+1が署名した2カ月後のことだ。イランを攻撃すれば、そのロシア軍と戦争になる。

 それでも戦争に突入したがっている人がいるとするならば、その人は世界の破滅を願っているのか、アメリカ軍を「神の軍隊」だと妄想しているのだろう。
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201702080000/
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/751.html#c5

[番外地6] 牧野田 彩(AYA)が AV に出演させられた理由とは 中川隆
28. 中川隆[6599] koaQ7Jey 2017年2月08日 21:34:26 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7056]

AV出演、モデル契約が… 相次ぐ強要被害、自殺女性も 2016年3月3日



 国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ(HRN)は3日、タレントやモデルとしてスカウトされた若い女性が、アダルトビデオ(AV)への出演を強要されている被害が国内で相次いでいるとする調査報告書を公表した。AV出演をめぐる相談が約3年で72件寄せられ、相談後に自殺した女性もいたという。

 調査では、支援団体「ポルノ被害と性暴力を考える会」に寄せられた相談内容を分析した。その結果、「モデルなどに勧誘されたのにAVに出演させられた」が21件、「過去の出演AVの流通を止めたい」20件、「出演を強要された」13件などの内容だった。

 ある女性は20歳の時、「グラビアモデル」の事務所と契約したつもりが、撮影直前にAVだったことが発覚。断ったが、「高額の違約金が発生する」などと脅されて出演を余儀なくされた。

その後も違約金で脅されて出演を続けることを強要され、避妊具なしで複数の人との性行為や、12リットル以上の水を飲まされたこともあった。

暴力的な撮影で性感染症や心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したという。

 別の女性はスカウトマンに説得されて出演したが、直後に悔やんだ。やめたかったが、半年にわたって複数のAVに出演させられた。販売が続いて耐えられず、首をつって自殺した。

http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/190.html#c28

[リバイバル3] 苗場スキー場の元高級リゾートマンションが遂に10万円になった 中川隆
381. 中川隆[6600] koaQ7Jey 2017年2月08日 22:37:08 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7057]

ファミールヴィラ苗場タワーの掲示板 続き2


>無題) 投稿者:5 投稿日:2017年 2月 8日(水)09時27分45秒

>関東住まいの人に、交通の便の悪い北海道とかさ、冷静に考えてどうかとおもわんのかねえ?

>リゾートマンションには、管理人もいたり除雪等も楽だったりするメリットはあるし、戸建てだったら好き勝手できるし、いろいろあるはずなんだろうけどよ。

>特に湯沢・苗場の付近のマンションは全体的にみて 供給過剰でここまでお買い得な物件は日本国内見てもまずないとおもうけどな。使うのであれば買っちゃうのは悪くないと思うよ。

>このマンションに限らず、多くのマンションでは、ひまわりとか不動産屋に掲載されていない管理組合所有の部屋で売却できそうな部屋があったりするから、管理人室へ電話してみるといいことあるかもしれないよ。
http://8601.teacup.com/naebatower/bbs/1076

>関東住まいの人に、交通の便の悪い北海道とかさ、冷静に考えてどうかとおもわんのかねえ?
投稿者:中川隆 投稿日:2017年 2月 8日(水)09時42分50秒  


これからは賃貸住宅やリゾートマンション・別荘を何軒か持って


仕事は東京で

冬は沖縄で避寒 または ニセコ、富良野、白馬、妙高や志賀高原でスキー

それ以外は北海道か蓼科・八ヶ岳で自然を愉しむ

( 湯沢・苗場のスキー場は地球温暖化で雪質最悪だし、見るべき風景も まともな温泉も無いので NG )


という使い方が一般的になるからね。

それに今は

格安航空券
http://skyticket.jp/area_hokkaido
http://www.airtown.jp/

を使えば、東京-大阪を新幹線で通うより 東京-札幌を飛行機で通った方が交通費が安いし、時間も掛からないんだよ

まあ、沖縄は食べ物が不味いし、まともな温泉が一つも無いし、住んでる人も逝かれてるので 僕は行きたいとすら思わないけどね。

投稿文の続きのリンクは

http://8601.teacup.com/naebatower/bbs/1077



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/565.html#c381

[政治・選挙・NHK220] 小沢 一郎 「次の選挙はどんでん返しでまた逆になりますから,期待してください」(銅のはしご) 赤かぶ
1. 中川隆[6601] koaQ7Jey 2017年2月08日 23:26:34 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7058]
小沢は前は奥の院から民主党壊滅を指示されていた
今度は共産党壊滅を指示されてんだ

それで山本太郎に共産党が喜びそうな事を言わせたんだな

奥の院は一人にすべて任せないで、一つの任務が終わったら次の人間を総理に付けるんだ

小沢には湾岸戦争に大金を出させ、滅茶苦茶な財政出動をしてバブル経済にし、小選挙区制を導入させて自民党の派閥を壊滅、日本を超円高にして日本経済を崩壊、民主党の評判を落として反自民党勢力を壊滅させて任務完了

小泉・竹中には人材派遣制度を導入、累進課税を形骸化させ、企業間の株式持合いを止めさせ株価を大暴落させ、日本株を底値で外資に買い取らせる、郵政民営化させて任務完了

野田にはTPP推進、消費税増税の法律作らせて任務完了

安倍にはTPP締結、安保法案を導入させて任務完了予定


一人にすべてやらせるといくらアホ日本人でも背後の勢力の存在に気付いてしまうからね。

この中では小沢のやった事が一番酷かった、日本経済を壊滅させたのが小沢の業績だったんだ

小沢がごり押しした小選挙区制は自民党と第二自民党が交互に政権を取って、アメリカの犬を代わる代わる首相につける制度

誰が総理になっても奥の院の指示通りにしか動かないから同じ事なんだけど
阿修羅の住人みたいなアホ日本人の目眩ましにはなるからな


小沢一郎は毎年ロンドンやフランクフルトのロスチャの所に御用聞きに行ってる
つまり小沢せんせは奥の院の指示通りに動いているだけ

日本を中国小日本省にするのが小沢せんせの最終目標

こういう売国奴を放置しておくから日本が中国に乗っ取られるんだ


石原慎太郎都知事「アメリカの犬 小沢一郎の正体」を暴く
https://www.youtube.com/watch?v=MERTrcik8CU

50年後の日本地図 (日本人は放射能汚染された東日本に押し込められる)
http://blog.goo.ne.jp/hps777/e/ee6e8a91af4cf1c9b0adb452f1667b7e

小沢せんせの最後の御奉公が日本共産党の壊滅なんだな
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/416.html#c1

[近代史02] アメリカ・アングロサクソンの凶暴性・アメリカインディアンが絶滅寸前に追い込まれた仮説 sagakara
34. 中川隆[6602] koaQ7Jey 2017年2月09日 08:41:20 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7059]

2017.02.09
米支配層は支配の戦術として住民皆殺しを採用、ベトナム、中南米、中東/北アフリカなどでも実行


アメリカにはロシアや中国との戦争に向かっている勢力が存在する。アメリカが「自由で民主的で平和的」だということはない。これは歴史が示している。もしアメリカが中国やイランとの軍事的な緊張を今以上に高めたなら、ほんのチョットした切っ掛けで全面核戦争に発展するだろう。ドナルド・トランプが大統領になったからそうした事態になっているわけではない。ヒラリー・クリントンはトランプより遥かに危険な好戦派だ。

 タスによると、ロシア軍は必要ならイランの航空基地を利用するとイラン駐在ロシア大使は語ったという。すでに昨年8月にはロシア軍機がイランの基地を使っているが、この発言はアメリカがイランに対して圧力を強めていることに対する警告のようにも見える。

 そのアメリカだが、ロシアとの関係を改善したいというトランプ大統領の意思は変化していないようだ。前にも書いたように、Foxニュースの政治コメンテーターであるビル・オライリーはドナルド・トランプ大統領にインタビューした際、ウラジミル・プーチンを「人殺し」と表現、それに対してトランプは「人殺しはたくさんいる。われわれは多くの人殺しを抱えている。われわれの国がそれほど罪がないとあなたは考えているのか?」と応じた。勿論、トランプの主張は正しい。

 少なくとも第2次世界大戦後、アメリカは「人殺し」を戦術の軸に据えてきた。戦争の末期に編成されたジェドバラの人脈で極秘の破壊工作機関OPCが作られ、1951年にCIAへもぐ込んで計画局の核になった。この人脈がNATOの秘密部隊を編成、対キューバ工作を実行、ベトナムではフェニックス・プログラムで人びとを殺した。

 フェニックス・プログラムでは2万6000人から4万1000人が殺されたと言われ、その中には504名の村民が殺されたソンミ(ミライ)事件やボブ・ケリー元上院議員による非武装民の虐殺も含まれている。

 ケリーの場合、18名の女性や子どもを含む20名以上の武装していないタンフォンの村民を惨殺したのだが、報告では21名の南ベトナム解放民族戦線の兵士を殺したことになっていた。その「功績」で彼は青銅星章を授与されている。

 2001年にケリーが指揮していた部隊による虐殺が明るみに出ると彼を弁護する声が相次ぎ、その中には著名な「ジャーナリスト」のデイビッド・ハルバースタムはタンフォンを「最も純粋なゲリラ地域」で、1969年までそこに住む全員が第3世代の「ベトコン」だったと弁護している。アメリカは侵略軍にほかならず、その侵略軍を非戦闘員も敵視するのは当然。そうした感情を持つ人びとを殺すのは当然だとハルバースタムは主張しているのだ。

 村民皆殺しの目的はいくつか考えられる。まず共同体を破壊して組織的な抵抗を弱めること、ゲリラに対する食糧などの支援を断つこと、そして恐怖でアメリカに屈服させることなどだ。この戦術はラテン・アメリカでも使われ、「死の部隊」が編成されている。ズビグネフ・ブレジンスキーはサラフ主義者/ワッハーブ派やムスリム同胞団を中心に戦闘集団を組織、対戦車ミサイルTOWや携帯型地対空ミサイルのスティンガーを含む武器を供給し、戦闘員を訓練した。

 1997年から2001年までイギリスの外相を務めたロビン・クックによると、そうした戦闘員のコンピュータ・ファイルがアル・カイダである。アラビア語で「アル・カイダ」とは「ベース」を意味し、「データベース」の訳として使われる。

 2003年にアメリカはイラクを先制攻撃してサダム・フセイン体制を倒し、建造物を破壊、100万人とも推計されているイラク国民を殺した。その際、アメリカが投入した121機動部隊はフェニックス・プログラムの殺人部隊やラテン・アメリカの死の部隊と同じ役割を演じた。2011年春にアメリカはリビアやシリアの体制転覆に乗り出すが、ここで使われたアル・カイダ系武装集団やそこから派生したダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)も目的は同じ。だからこそ、こうした武装集団の危険性を訴えたマーティン・デンプシー統合参謀本部議長やマイケル・フリンDIA局長は任を解かれたわけだ。

 2001年9月11日の攻撃を利用してジョージ・W・ブッシュ政権は1992年にネオコンが作成した世界制覇プランを実行に移したが、1980年代から準備が進められていたCOGプロジェクトも始動している。COGとは「Continuity of Government」のイニシャル。

 核戦争が勃発した際、本来の政府の機能を秘密政府へ移す計画で、1979年に設立されたFEMA(連邦緊急事態庁)もその計画から生まれた。COGは1982年に創設され、88年には大統領令12656によって、その対象は核戦争から「国家安全保障上の緊急事態」に変更されている。この変更の結果、2001年9月11日にCOGは始動、「愛国者法」がすぐに施行され、憲法の機能が停止させられたわけだ。

 アメリカ国内のファシズム化や国外での侵略戦争は9/11を切っ掛けにして本格化、フェニックス的な作戦も実行しつつあるのではないかと言われている。その9/11は政府の自作自演だという指摘は納まる気配を見せていない。トランプ大統領もそうした疑問を口にしているひとりであり、安全保障担当補佐官に就任したフリンやジェームズ・マティス国防長官などはCOGにも反対していると言われている。トランプ政権にはさまざまな側面があるが、支配層、特に9/11を利用してきたグループにとって非常に危険な要素を持っていると言えるだろう。
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201702080000/
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/367.html#c34

[国際17] まさかが現実になる!? トランプの日本口撃が怖すぎる 驚くべき知的水準…(週刊現代) 赤かぶ
2. 中川隆[6603] koaQ7Jey 2017年2月09日 14:06:10 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7060]
国際金融資本が流したデマだろ

真実は:

あと2年。短期決戦を目論むトランプ大統領が繰り出す「10の戦術」=藤井まり子 2017年2月5日
http://www.mag2.com/p/money/32643

トランプ政権の経済政策の中身が明らかになってきましたが、想像以上に優秀なのでビックリです。外交政策や支持率アップのための減税など想定される10の戦術を解説します。


経済ニュースだけではわからない、トランプ新政権「10の戦術」

投資家はトランプ大統領の暴言を真に受けてはいけない

トランプ新大統領は、人格的に問題のある人物です。ですが、頭はすこぶる良い人らしいです。デキるビジネスマンによく見られる傾向ですが、「信頼できる人の意見やアドバイス」もよく聞くらしい。「間違えた!」と思えば、意地を張らずに軌道修正ができる人でもあるようです。

「ディール(=ビジネス上の取り引き)」を好み、通商政策においても安全保障や外交においても、先手必勝で相手の一番痛いところを突きながら、相手をびびらせ驚かせ、その後に「落としどろを探る」といった手法を好むようです。


もっと具体的に分かりやすく説明すると、不動産取引などで「市場価格6,000万円」くらいの物件を、その物件をとても欲しがっている顧客に向かっては、不動産会社は最初に「1億円」くらいの高値をふっかけ、まずはその「欲しがっている顧客」をびびらせてから交渉をはじめるといった、例の「あれ」です。その後で徐々に値引きして、最終的には落としどころ「8,000万円」くらいで決着する。そうすると、顧客も2,000万円くらいは相手に譲歩してもらって得をしたような錯覚を得られるし、不動産会社の方はまるまる2,000万円は丸儲けできるわけです。

ですから、通商政策においても、トランプはTPPなどの多国間交渉を嫌います。ディールを使って、アメリカに有利には運べないからです。というわけで、彼は2国間交渉をとても好むわけです。

トランプがEUを嫌う理由は、「EUが官僚主義に陥っていて、機動性をまるっきり失っていること」が一番の理由でしょう。ですが、それとともに、EU相手だと多国間交渉をしなければならない「じれったさ」がトランプにはあるからでしょう。

今後もトランプは、彼のメイン支持層(プア・ホワイト、白人低所得者層。特徴としてプロレスファンが多い)が喜ぶような「意味不明の罵詈雑言」をツイッター上では続けることでしょう。けれども、それは彼の本心ではないでしょう。「大衆向けのリップサービス」ですから、私たち投資家はこれらの暴言を真に受けてはいけません。


トランプの狙いは「短期決戦」だ。これから想定される10の戦術を解説

トランプの本心は、「瓢箪(ひょうたん)から駒」で大統領になったので、目下は「短期決戦」にあります。トランプ新政権の目下の目標(=本心)は、「2年後の中間選挙でも民主党に圧勝する」こと。射程距離、以外と短いですね!彼は、この短期決戦(短期戦略)に勝つためには、どんな手(戦術)でも使ってくることでしょう。

戦術1

まず第一の戦術は、イエレンFRBに金融引き締めを思いとどまってもらって、金融緩和を継続させること。そのための、日英米の三国通貨同盟(詳細はメルマガバックナンバー)だったわけですね。

戦術2

できることならば、財源をなんとか捻出して、財政刺激的な財政出動をいくばくか行なうこと。

戦術3

(戦術1と戦術2の結果)インフレ目標を3〜4%に引き上げて、株高・不動産高の中で、なんとか向こう2年くらいはアメリカの高圧経済を維持する。

高圧経済では、アメリカ経済の実質GDPの大きなトレンドは変わらないでしょうが、株高・不動産高が維持できれば、資産効果でいくばくかアメリカの実質経済成長率を高められるかもしれません。高圧経済を維持すれば、労働参加率を高めることで、労働のスラッグ(たるみ)を減らせる。そして支持率が上昇します。

高圧経済を維持して「労働参加率の上昇」「労働スラッグの解消」を「落としどころ」とすれば、イエレンFRBの協力(=金融緩和策への大転換)がとても得やすいでしょう。

戦術4

ミクロで自動車産業などに国内で超近代的な工場を造らせる。雇用創出効果はとても少ないけれども、象徴的な意味で、地方都市の人々の支持率は上がるでしょう。

戦術5

中小零細企業の設備投資を増やす。後述するように、今現在の中小零細企業は、企業減税には大歓迎で、彼らのセンチメントはすこぶる良い、彼らが設備投資意欲を高めてくれるならば、実質経済成長率の上昇は、いくばくか可能になるかもしれません。そのための企業減税と所得減税。

さらに走りながら、「支持率アップ」のための手段、大衆受けするような対策を次々と打ってくることでしょう。


怪物トランプ流「支持率アップ」のための戦術6〜8

戦術6

折しも、人気に陰りに見えてきた行き過ぎたグローバリゼーションの流れを、一見は保護主義的と誤解されそうな政策で、一旦は止めること。

グローバリゼーションが行き過ぎてしまって「産業の空洞化」に苦しんでいるのは、アメリカばかりではありません。あの中国でも、労働集約的な軽産業では、バングラデシュやカンボジア、ベトナムと言った国々に追い上げられて、苦しんでいるんですね。ユニクロの中国工場は、中国国内の人件費が高くなったので中国からは出て行って、これら中国周辺国に工場進出しているのは有名ですよね。

自動車・電気などの付加価値の高い産業では、超近代的な人工知能やロボットを全面導入した「異常に生産性の高い工場」を建設したならば、今は先進国のどこで生産しても、国際競争力は十分に維持できるんです。

戦術7

大衆受けするように、行き過ぎたマネーゲームの流れを止めること。すなわち、ドル高政策をしない。アンチ・ウォールストリート戦術です。

「強いドルは国益」のもとで推進してきた金融立国には、もう重点を置かない。すなわち、ウォールストリートに厳しい政策を行なう。大手投資銀行に厳しい金融政策を行なって、そのかわり、中小の地場の貯蓄銀行などが貸し付けを行ないやすいような「簡素で分かりやすい金融規制」を行なう。トランプ政権というか共和党議員たちの「金融規制緩和」の中身は、大手投資銀行にはとても厳しい内容になりそうです。大手投資銀行は従来よりマネーゲームがしにくくなるかもしれません。

その代わり、地方の弱小の貯蓄銀行(日本で言えば、信用金庫とか弱小の地銀などなど)は、今よりもっと簡単に住宅ローンを貸し付けられるようにするようです。

アメリカの「普通に人々」にとっては、持ち家(マイホーム)こそが貯蓄の柱です。オバマ政権時代には、金融規制が厳しくって、信用が低いせいで住宅ローンを借りられなかった人々が、これからは借りられるようになるようです。これは、教育ローンやオートローンにも言えることかもしれません(将来は、1980年代にアメリカで巻き起きたような不動産バブルが巻き起こって「貯蓄銀行危機」が起きることでしょう)。

戦術8

国境税を導入すること。

国境税は、共和党が長らく温めてきた保護主義と誤解されそうな政策です。今のアメリカ株式市場は、「国境税が実現するようだ!」と、マーケットがそれを保護主義的な政策と誤解して嫌って調整し始めると、すかさずトランプ新政権が「円安はけしからん!ユーロ安はけしからん!」との批判を繰り返して下落を食い止めようとしています。

国境税は、『アメリカの輸入品には20%の「国境税という関税のようなもの」をかけるけれど、アメリカからの輸出品に20%の「国境税という関税のようなもの」をかけない』とするシステムです。

「保護主義的な政策」と言うことで、この国境税をマスコミは激しく批判しています。ですが、実はアメリカ以外の国(ユーロ圏や日本)では、付加価値税や消費税といった間接税を使って、すでに国境税と同じようなことをしています。EUや日本でも行なっていることなのです。ですから、国境税を導入することで「アメリカの輸出産業は、やっと他の国と同じ土俵に立った」ということになります。

中間層、富裕層に取り入るための「減税」戦術9〜10

戦術9

国境税からの税収で、中間層に優しい大型減税を行なうこと。

国境税導入では、新しくアメリカの国庫はおよそ1兆ドルの税収増しになるようです。この1兆ドルを使って、共和党議会は、企業減税・得減税などを行なうつもりのようです。大型減税の規模は、大方の予想を遙かに下回る1兆ドルちょっとではないでしょうか?

企業減税は、35%から20%へ引き下げるようです。国境をまたいでグローバルに活躍する大企業の場合は、すでにいろいろな「国際税法上の抜け穴」を使って、実行税率は20%前後に下がっています。ですから、グローバル企業にとってはこの企業減税の恩恵はほとんどありません。

一方、中小零細企業にとっては、この企業減税はすこぶる恩恵があります。その結果、今現在のアメリカでは、中小零細企業とその従業員たちのセンチメントがすこぶる良いんですね。中小零細企業の設備投資意欲が強くなっているんです。

所得減税においては、富裕層や超富裕層の場合は、減税と同時に様々な複雑怪奇な控除対象の数々がほとんど「廃止」になるようです。ですから、彼らの実効税率には、変化はなし。所得減税の一番恩恵にあずかれるのは、ここ20年近く「忘れ去られて見捨てられていた」中間所得層です。

戦術10

超富裕層や富裕層への懐柔策も念入りに行うこと。

新大統領は、収入格差は是正しても資産格差は固定します。マスメディアはあまり報道しませんが、トランプ大統領も共和党議会も、「相続税の廃止」を予定しています。

これはなにを意味しているかと言えば、超富裕層や富裕層に向けて、「資産格差は固定するから、安心してください。あなたがグローバル化時代に営々と築いた財産を国は奪いません。『ストックとしての富』の『階級社会』は、国家が固定・保証します。そのかわり『フローとしての所得』面では、これからは中間層に手厚い税制に切り替えます。ここらあたりは富裕層も協力してください」という意味です。

その他の戦術

さて、国境税は実現すると、アメリカ国内の物価を押し上げます。1〜2年のタイムラグを伴って、アメリカ経済を「物価高が原因で起きる消費不振(いくばくかの経済失速)」に落とし込む可能性があります。こういった事態が起きた場合、中央銀行であるFRBが利下げを行なえば、経済は失速しません。

共和党議会が打ち出す「数々の規制緩和」は、2年から3年後あたりから、アメリカ経済の生産性を上昇させてアメリカ経済の繁栄を導き出す可能性はあります。

かくして、トランプ新政権の経済政策の中身が、徐々に明らかになってきました。トラ様、想像以上に優秀なのでビックリポンよ♪

http://www.asyura2.com/17/kokusai17/msg/878.html#c2

[不安と不健康18] 自律神経と癌のただならぬ関係(その1) BRIAN ENO
1. 中川隆[6604] koaQ7Jey 2017年2月09日 14:07:46 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7061]
デマはもういいよ
http://www.asyura2.com/16/health18/msg/386.html#c1
[政治・選挙・NHK220] 小沢一郎代表は、自民党、民進党の各派閥の領袖、公明党の半数を口説いて、「自由党」に吸収しようとしている(板垣 英憲) 笑坊
1. 中川隆[6605] koaQ7Jey 2017年2月09日 15:24:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7062]
トランプならどんな事が有っても絶対に公約を果たそうと努力するけど、小沢とか最初からそんな気が全く無いからね:

幹事長だった小沢のもとで作成されたマニフェストも、小沢自身によって破られる始末

「ガソリン値下げ隊」まで作り、ガソリン暫定税率廃止をマニフェストに記載してまで当時幹事長だった小沢一郎が国民に約束したにもかかわらず、マニフェストは反故にされました。

なんと小沢自身が官邸に乗り込んで、ガソリン暫定税率維持を首相に押し込んだのです。


そもそも小沢と民主党は、マニフェストを前面に打ち出して2009年に政権の座についたのに、そのマニフェストはまったく実行されなかった。「マニフェストは国民との契約」と言っていたにもっかかわらずそうなのである。

国債を発行しないも嘘だった。増税しないも嘘だった。高速道路無料化も嘘だった。最低賃金を上げるも嘘だった。埋蔵金を発掘して財源とするというのも嘘だった。天下りを許さないというのも嘘だった。暫定税率を廃止するというのも嘘だった。内需拡大して景気回復するというのも嘘だった。ガソリン税廃止するというのも嘘だった。

それでいて、朝鮮人学校無償化、人権侵害救済法案、外国人住民基本法、夫婦別姓、外国人地方参政権等には真剣に取り組み、野田佳彦に至っては福島復興をおざなりにしながら2011年10月19日には韓国との通貨スワップを5兆円に拡大していた。

小沢の様な日本をないがしろにして売国する政治家に国民は我慢の限界に達しており、2012年12月の解散総選挙で民主党は政権の座から転落した。


まあ、小沢の師匠は竹中平蔵なんだから当然だけどね


石原慎太郎都知事「アメリカの犬 小沢一郎の正体」を暴く
https://www.youtube.com/watch?v=MERTrcik8CU
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/440.html#c1

[番外地6] 起業家の半数が1年で廃業し収入はバイト以下

起業家の半数が1年で廃業し収入はバイト以下

平凡な会社ですら1%以下しか継続できない(ヴァージングループ会長)

起業家の厳しい実態

10年ほど前から日本政府は起業を奨励していて、起業すれば必ず成功するかのようなキャンペーンをやっていました。

ブームに乗って実際に起業した人たちがどうなったか検証してみると、政府が振りまいた夢とは正反対の現実があった。

中小企業白書によると個人事業主として開業した人の約3割が、1年以内に廃業し、2年で約半数、10年後には88%が廃業しています。

       

個人ではなく会社を設立した場合、1年以内で6割が廃業(倒産)し、5年後には85%が廃業、10年後に残っているのは6%でした。

個人事業主より会社設立の方が、より速いペースで廃業しているのが分かります。

理由は自分ひとりでやるよりも、他人に給料を払えば余計なコストが発生するからだと考えられます。


会社を設立する人はだいたい、会社員として仕事がデキる人で、自信満々で部下を引き抜いたりして開業する。

いわば人生のピークで勝負をかけて起業するのだが、統計からは例外を除いて失敗に終わっています。

「起業に成功する人、失敗する人」のような本は多く出ていますが、そもそも会社の数は足りているのです。


現在存在している会社だけで世の中は足りているのに、そこに割って入って仕事を奪うのが「起業」だと言えます。

既存の会社には目の敵にされるし、会社員として実績があっても、おそらく助けては貰えないでしょう。

それでも起業して数ヶ月の間は、会社員だった頃のツテやコネから仕事を得られる場合があるが、それも無くなります。

最先端のビジネスほど続かない

起業する人には何かアイディアがあり「これが世の中に必要とされる筈だ」というような構想があると思います。

ところが革新的なアイディアの99%は、短期間で社会から不要になる事が多いです。

インターネット関係の新しいアイディアは1年もたずに陳腐化してしまい、事業として続かない事が多いです。


自分が住んでいる地域で30年続いている会社は、不動産とか床屋とか食堂とか、平凡で代わり映えしない業種しかないと思います。

まわりで10年続いている会社を見ても、喫茶店とかコンビニとか薬局、設計事務所や大工など「パッとしない」業種ばかりだと思います。

これが意味するのは新しいアイディアほど早く陳腐化している事で、生き残ったのは平凡で「ダサい」ものだったのでした。


中でも手堅いのは食堂で、味が良くて固定客が多くついていたら、店主の体力が続くまで営業が続けられます。

人気食堂が閉店する理由の多くは、親父が病気になったとか代替わりで息子が継がなかったなどだと思います。

社会が変わっても人間はメシを食うので、30年後も家の近所で食べ物屋は存在している筈です。


日本政策金融公庫の調査で起業家の4割がが月商30万円未満だと発表されました。

月商はもちろん売上げであって、そこから様々な経費を差し引いたのが収入になります。

仮に月商の50%が利益になるとしても月収15万円未満な訳で、起業した人の家計が非常に苦しくなるのが分かります。

10年続いたら成功者

良く不動産ビジネスで「年商1億円」のように言う人が居ますが、不動産の利益は良くて年10%以下と言われています。

しかもこれは借金が無い場合なので、利子の支払いなどがあれば年商1億円でも「年収」は500万円以下かも知れません。

起業家の8割は1人で自宅で仕事をし、最近はネットで仕事をするネット企業家が増えています。


起業した人の多くは会社員時代より収入が減り、しかも労働時間が延びる傾向があります。

働いた分だけ収入になるのは、働かなければ収入がない事なので、特に時給に換算した収入が減少します。

会社では10人分の仕事を10人でやり、起業すると1人分の仕事を1人でやり、一見同じ事に思えるが効率が大幅に悪化します。


設計の仕事で起業したとしても、膨大な雑事が発生してやりたい仕事になかなか取り掛かれないでしょう。

顧客の獲得や対応、宣伝、値引き要求や代金不払い、理不尽なクレームなどありとあらゆるトラブルを1人で処理しなくてはならない。

一時的に成功しても、流行の業種ほどすぐに陳腐化して仕事と売上げが減るのが普通です。


時代の波を乗り越えて10年後に事業を続けていられる人は、10%前後というわけです。
http://thutmose.blog.jp/archives/69215505.html
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/763.html

[中国10] <中国人観光客が見た日本>同じ仏教でもこんなに違う!高野山で感じた真の清らかさと安らぎ 赤かぶ
1. 中川隆[6606] koaQ7Jey 2017年2月09日 16:32:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7065]

アホには高野山がどういう所か見当も付かないというだけさ


芥子の花


ふ〜しょう♪ふ〜めつ♪ふ〜くう〜♪ふ〜じょう♪〜

読経は続いている。焼香の煙が静かに漂い流れてくる。

私の実家は阿波の国、土佐との国境で、海底で堆積し褶曲された山々がある所では隆起しある所では黒潮が流れる青い海へと没した海辺に開けたのどかな土地にある。

宗派は真言、それで弘法大師いわれの話しがここかしこに言い伝えられている。


大師さんが休み、杖をついたところ、そこから清水が湧いてきたとか、ちょうど大石が落ちてきた時、弁当に使っていた箸を地面に突き刺すと忽ち箸は大木の杉の木になって大石の落下をくい止めたとか、小さな頃から法事がある度に先代のおじゅっさんから先祖の逸話を聞くと伴に大師さんにまつわる話しを数多く聞いてきた。

・・・ないし♪むろし♪やくむろしじん♪・・・


遠い声を聞く様に清んだ先代のおじゅっさんの話し声が重なって聞こえてくる。


裏山に住む狸の話をしてくれた事や椎の大木の陰に潜む天狗が夜な夜な空を飛ぶ話しとか、そんな幾つかの話しの中にあって、ことさら不思議と胸の内にわだかまった話し


「大きな声では言えないがね寺の裏山には終戦頃まで芥子の花が咲みだれていてね・・・」


何か咲きみだれる見知らない花々が秘密めいて思い出されてくる。

これは我が母校の校章となっているからだろうか?

焼香の匂いが一層強く漂い私はさらに静かにゆっくりと夢想の翼が開いていく様に感じられてきた。 月の青い光が降り注ぐ裏山に白い花びらの芥子の花が青白く濡れている。 これは梶井基次郎が書いた『櫻の木の下に死体が埋まっている』より尚妖艶ではないだろうか?

芥子の花の下には骨が埋まっているのに違い無いのでは。


空海さんはさすが博学やったんやな〜と思ってしまう。 真言密教の片田舎の末寺に芥子の花が咲き乱れていたと言う事は日本各地の数多くの寺々では芥子が植えられ使われていたのではないだろうか?

さても、古く真言密教の儀式において護摩火に芥子も焼香のひとつとして投げ入れる秘儀が常時おこなわられていたのでは?・・・

かの時代なら十分うなずけれることなのでは。


薄暗い堂内に掲げられた曼荼羅に昇る火と立ち込める煙、それと伴に強い香を焚けば祈りを捧げる人々、 みんな酩酊しないわけが無いのではないだろうか。

人々の眼前に現れるのは極楽浄土だったのではないだろうか。


夢想する私の耳には空海さんが唐国から船で帰るさい墨染めの衣の袖の下には身毒(インド)渡りの芥子坊主を忍ばせた・・・・

サラサラと芥子坊主の中の乾いた実の音が聞こえてくる。

そしてその音はサラサラ サラサラと木霊し流れ来て私の脳内の神経節の一部にエンドルフィン、エンケファリンとして反応し点滅している様に感じられてくる。

それはランニングハイのような高揚なのだろうか?

いやいやそれは今まさに私の脳内で芥子坊主から滲み出した黒く変色した果汁が翼を開ける様に広がっている高揚なのではないだろうか?


・・・ぎゃあ〜てい♪ぎゃあ〜てい♪はらさそ〜うぎゃあ〜てい♪・・・・


読経は尚も続いている。

ああ・・・またもや何処か人知れない廃寺の裏山でひっそりと月の光に濡れながら青白く咲く芥子の花と唄う様に揺れる芥子坊主の姿が私の頭の中で映像として結びだしてきた。
http://plaza.rakuten.co.jp/maeno7547/diary/200901310000/


真言密教立川流と後醍醐天皇の子沢山

文観弘真(もんかんこうしん)僧正の真言密教立川流に心酔した後醍醐天皇は、教義に添って多くの子を為すのだが、この「後醍醐天皇の子沢山」は、後の出来事を思うと「歴史の必然だった」のかも知しれない。

後醍醐天皇のお相手と成った女妾、女官も数多く、皇子・皇女と認められただけで十六人に及ぶ親王(しんのう/皇子)、内親王(ないしんのう/皇女)を設けられている。

正直、一頃の親王(しんのう/皇子)・内親王(ないしんのう/皇女)の誕生時期が重なるほど後醍醐帝の子創りがお盛んだった為、どなたが何番目のお子なのか不明なくらいだった。

南北朝期の初期、中央の畿内では北朝方・足利尊氏が南朝の本拠地・吉野山周辺を残してほぼ制圧を果たし、戦が義良親王(のりながしんのう /後村上天皇・ごむらかみてんのう )を頂いた東北地方と懐良(かねなが)親王を頂いた九州にその主戦場が移って居て居た。

その他に中国・四国を中心に活躍した第十一皇子・満良親王(みつながしんのう)、越後・越中・信濃で活躍した宗良親王(むねながしんのう)、新田義顕(にったよしあき)と共に戦い越前国金ヶ崎に散った尊良親王(たかながしんのう)など、帝の意を受けて戦った多くの皇子がいた。

千三百八十二年(元中九年/明徳三年)の「南北朝合一(明徳の和談)」まで南北朝の抗争が六十年間続いたのは、多くの親王が各地で抵抗したからである。

つまり真言密教立川流に心酔した後醍醐帝の「子沢山」が「歴史の必然だった」と思えるほど、南朝方は「皇統を繋ぐには親王(しんのう)が多いに越した事は無い」と言う事態に見舞われたのだ。
http://jiyodan.exblog.jp/18745248/

インドにおける密教は変容し、性欲崇拝の濃厚なものになり、やがてチベットに伝わり、ラマ教になるのだが、ラマ教は密教という点では空海が遺した真言密教との違いはないといっていいであろう。

しかしながら両者は神秘性の表現においてははなはだ異なっている。

ラマ教は、インドで衰弱段階に入った後の左道密教といわれるものに相似し、性交をもって宇宙的な原理を表現することに於いて強烈で得あるが、空海がもたらした密教はそういう思想を内蔵しつつも教義全体の論理的筋肉がまだ若々しく、活動がなお旺盛で、性欲崇拝へ傾斜するような傾向は外部からは窺いにくい。

しかし空海の没後、数百年を出ずして彼の密教も左道化した。

「真言立川流」 と呼ばれる密教解釈が、平安末期から室町期にかけて密教界に瀰漫し、とくに南北朝時代にはその宗の指導者である文観(もんかん) が後醍醐天皇の崇敬を受け、立川流が密教の正統であるかのような座を占めたことなどを見ても、空海の体系には、性欲崇拝を顕在化させる危険が十分内在したというべきであろう。
http://singetu.ddo.jp/kuukai_huukei/56.htm

ヨガの起源はインドにおける「尸林(しりん)の宗教」にあります。「尸林」とは中世インドの葬儀場のことで、大きな都市に隣接してこの尸林が存在していました。死者の遺骸は都市部から尸林に運ばれ、荼毘にふされるかそのまま放置されて鳥獣の貪り食うにまかせられました。しばしば尸林は処刑場を兼ねており、斬首されたり、串刺しにされた罪人の死骸が晒されていました。


これらはまともな神経の人間には実に恐ろしい場所であり、実際に野獣が跋扈する危険な場所であり、しばしば魑魅魍魎が徘徊する場所として恐れられていました。

 この尸林では、「尸林の宗教」といったものがあり、墓場に女神が祀られ、女神に仕える巫女が住み、死体や血液を用いる黒魔術的な秘儀を行なっていたのです。
尸林の土着の女神たちは、それぞれの尸林を管理する教団によって、ヒンドゥー教か仏教の女神として崇拝されていました。それぞれの尸林の女神の祠(ほこら)には巫女が仕え、女神を供養する傍ら、呪術を生業としていました。

その巫女は苦行母(茶吉尼・ダーキニー)または、瑜伽女(ヨーギニー)と言いました。シヴァ神の神妃サティーの暗黒面を表象するドゥルガー女神に彼女たちは侍女兼巫女として仕えていたのです。

その聖地(墓場)に土着の女性たちは、多くはアウト・カースト(日本で言う穢多非人)の出身で、昼間は牧畜や工芸等の底辺労働に従事し、夜間は(アウト・カーストの女性に特有の)妖術を使うとみなされていました。彼女等は1年の特定の祭日、又は月の特定の祭日に尸林に集まり、人肉や排泄物を含む反日常的な食物、つまりは聖なる食物として食し、酒を飲み、歌舞音曲を楽しむというオルギア(秘教的儀式)を行ないました。

 この尸林におけるオルギアの中核をなすのは、ガナチャクラと呼ばれる性魔術儀式です。ガナチャクラとは仏教行者の行なう修法の一種であり、修法を構成する儀礼は曼荼羅制作、護摩、観相(瞑想)法、飲食、歌舞、供犠、性瑜伽(ヨガ)などです。


 ガナチャクラの構成員は9名であり、破壊神シヴァの最も凶暴な姿を具現した神、パイラヴァを召喚した男性行者が1名がアジャリとなり、その周囲を円形に囲む女神を召喚した女性行者が8名の計9名で行なう儀礼です。


天体の運行を模す形で周囲の女性が位置を変え、順番に中央の男性と瑜伽(性行為・読み方はヨガ、ヨガのポーズはこの性行為の秘儀が元になっています。)します。この位置変換を「瑜伽(ヨガ)女の転移)(サンチャーラ)と言います。
女性行者が8名に臨時のメンバー(行者でない女性)を1名加えた9名と言う説もあります。その場合は中央の歓喜仏の姿勢で交合する男女1組に対して、円形に8名の女性が並び、曼荼羅が常時成立することになります。この結果、中央の男性行者はすべての女性行者と平等に和合することになります。

 この儀式はインドの古代神話世界において、ヴィシュヌ神が金輪剣(チャクラ)を用いてシヴァの神妃サティーをばらばらに切断し、地上に落としたあと、サティー女神が復活し、シヴァ神と再結合を果たした説話をかたどっています。ちなみに切断された女神の遺体が落下した場所が前出の聖地です。


星辰の回転を象徴しながら、都合8回(1対8)の性的和合により発生する宇宙的快楽は「大楽(マハースーカ)」と呼ばれ、子の大楽が行者を「梵我一如」の境地に連れ去ると言われているようです。 梵字はこの瑜伽(ヨガ)のポーズを記号化したものであることから、ヨガのポーズや梵字には多くの憑依霊や狐などの動物靈を呼び寄せる大変危険なものなのです。


 上記の尸林に集まる巫女の内、ダーキニーと呼ばれた人たちは、空海が日本に密教を持ち込んだ時に茶吉尼天(ダキニテン)という女神として現在の稲荷神社に祀ってしまいました。稲荷神社でキツネを眷族として祀っているのは、このダキニテンからきています。


 というのは、もともとダキニテンはインドの墓場、尸林で性行為を伴う黒魔術をおこなっていたダーキニーであり、インドでは人肉を食らいながら裸で踊り狂い、左手には人の腎臓(もしくは心臓)、右手には人からもぎ取った手足を持っている姿で描かれていますが、何と日本の稲荷神社で茶吉尼天となったダーキニーは優しい姿で左手には宝玉、右手には剣を持って描かれています。

 そして、何故キツネかと言えば、もともとダーキニーは夜になると死肉をあさるゴールデンジャッカルの変身した姿だと言われていたり、ゴールデンジャッカルを人食い女神の眷族(けんぞく・使いっ走り)として使っていた、と言うことから来ていますが、日本にはジャッカルが存在しないため、ダーキニーとジャッカルのコンビが茶吉尼天とキツネのコンビに変容してしてしまったようです。 
http://www2.tba.t-com.ne.jp/onmyoukai/newpage109.html

父母や先祖の髑髏に漆を塗って祭壇に祀る。

そしてへールカと呼ばれる中央の男性とダーキニーと呼ばれた女性行者が9名とその前で契りを交わし、その和合水を髑髏に塗り付ける。


髑髏の「建立」

髑髏をそのままにして、頤(おとがい)と舌をつくって髑髏にしつらえ、また歯をつけて、髑髏全体に生身の肉がついているかように見えるまで、何度も漆を念入りに塗ったあと、箱の中に納めておく。

続いて,地面に血を用いて曼荼羅を描き中心に指導者がそのパートナーと座し,その周囲に円形に8人の容姿端麗な美女を配置する. 天体の運行を模す形で周囲の女性が位置を変え、順番に中央の男性と和合を行なう。

中央の歓喜仏の姿勢で交合する男女1組に対して、円形に8名の女性が並び、曼荼羅が常時成立する様にする。 中央の男性行者はすべての女性行者と平等に和合し,それを5日間続ける.

そしてその和合水(淫水=男性の精液と女性の愛液)をこの髑髏に百二十回塗り重ねる。 それから毎夜子丑の刻(午前零時と午前二時)に反魂香を焚いて髑髏を薫染する。 反魂香を焚けば死者の姿が煙のなかに現れる。

その一方で反魂の真言を千回唱える。そうすれば死者の魂が戻る。

このような修法を行ったのち、髑髏の中に種々の相応物や秘密の符を書いて納め、頭頂に銀箔と金箔をそれぞれ三重につけ、その上に曼荼羅を書き、その上に金銀箔をおす。 さらにその上に曼荼羅を書き、銀箔と金箔をおし重ねてはりつける。


このような曼荼羅画を交えた箔おしの所作を略式では五重か六重、通式では十三重、最高では百二十重とする。曼荼羅を書く染料はすべて男女の交合の二H(和合水)を厳守する。

舌や唇には朱をさし、歯には銀箔をおし、目には絵の具で若々しく綺麗に彩色するが、義眼に用いる玉を入れてもよい。 顔にはお白いを塗り、紅をつけて、美女のように化粧する。

こうして髑髏が完成したら、それを壇上に祭り、山海の珍味を供え、反魂香を焚き、子、丑、寅の三刻に祭祀を行う。 そして卯の刻になったら、七重の錦の袋に入れる。

こうして、行者はその袋に入った髑髏本尊を、夜は行者が肌で抱いてあたため、昼は壇に据えて山海の珍味を備えて供養する。


これを7年間続けるのである。


 そして、8年目になると、髑髏本尊はその位階に応じて3種類の験力を現す。

下位ではあらゆる望みをかなえ、中位では夢でお告げを与え、上位のものでは言葉を発して三千世界の全ての真理を語る。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~occultyo/tachikawa/dokurohonzon.htm

髑髏の「建立」。

用意した髑髏を加工して組み立てる。 これには大頭、小頭、月輪形の三種類の制作法がある。

大頭とは、髑髏をそのままにして、頤(おとがい)と舌をつくって髑髏にしつらえ、また歯をつけて、髑髏全体に生身の肉がついているかように見えるまで、何度も漆を念入りに塗ったあと、箱の中に納めておく。

つづいてすでに訳知りの容姿端麗な美女と性交し、その和合水(淫水=男性の精液と女性の愛液)をこの髑髏に百二十回塗り重ねるのである。

髑髏を守っているという七魄(人間の魂は三魂七魄からなるとされる)に和合水(三魂の象徴)を三魂七魄の本尊としての準備が整うわけである。

それから毎夜子丑の刻(午前零時と午前二時)に反魂香を焚いて髑髏を薫染する。 反魂香とは、漢の孝武帝が李夫人の死後も恋しくてならず、方士に香を造らせ、それを焚いて夫人の面影を見たという故事にちなむもので、それを焚けば死者の姿が煙のなかに現れるとされる香である。

その一方で反魂の真言を千回唱える。そうすれば死者の魂が戻るというのである。

このようなず修法を行ったのち、髑髏の中に種々の相応物や秘密の符を書いて納め、頭頂に銀箔と金箔をそれぞれ三重につけ、その上に曼荼羅を書き、その上に金銀箔をおす。さらにその上に曼荼羅を書き、銀箔と金箔をおし重ねてはりつける。
このような曼荼羅画を交えた箔おしの所作を略式では五重か六重、通式では十三重、最高では百二十重とする。


曼荼羅を書く染料はすべて男女の交合の二H(和合水)を厳守する。舌や唇には朱をさし、歯には銀箔をおし、目には絵の具で若々しく綺麗に彩色するが、義眼に用いる玉を入れてもよい。

顔にはお白いを塗り、紅をつけて、美女か、童子(美少年)のように化粧する。
その際、表情は貧相にせず、笑みをたたえ、決して怒ったような顔つきにしないことが大切である。
http://park8.wakwak.com/~kasa/Religion/shingontatekawa.html

「真言立川流」を始めたのは見蓮と言う人物で、陰陽師を習得した真言宗の僧侶兼陰陽師だった。

北斗・北辰妙見信仰に始まる「交合に寄る歓喜行」は、日本の信仰史上に連綿と続いた呪詛巫女の神行であるから、真言宗の僧侶兼陰陽師だった見蓮が創始した八百万の神・陰陽修験と陀羅尼真言密教の習合教義である真言密教立川流に、その奥義が取り入れられていても「自然な流れ」と言える。

この真言立川流、今の時代ではとても理解されないが、当時、素朴な民衆を矛盾無く導く為に、性に対していたずらに禁欲をさせるより、「肯定した上で民意をリードしよう」と言う考え方があった。

真言密教立川流の始祖と言われ、立川流開祖見連に奥義を授けた仁寛僧正は、伊豆の大仁に住まいし真言宗の僧侶で、陰陽師だった見蓮に、真言密教の秘伝「歓喜法」を授けた者である。

仁寛に限らず高野山系の僧達の多くも、鎌倉時代末期近くまではこの男女交合の「秘術」を理念としていた。

仁寛は、鳥羽天皇の暗殺を謀ったとして、捕らえられて、「伊豆大仁」に流されていた。言わば、政治犯の流人である。 そこで陰陽師修行中の見蓮に出会い、醍醐三宝院流秘伝の奥義を伝授されたのだ。

現代人の宗教観とは合致しないであろうが、本来、いずれの宗教も「現世利益」が基本である。 つまり他人の事はどうでも良く、祈る者だけに「利を与える」のが元々の教義だった。 本来、信者の本音で言えば「現世利益」が無い信仰など魅力がある訳が無い。

近・現代に於いて「教えが改善された」と言えばその通りだが、元々の信仰はそんなに立派なものではなく、自分の「利」の為に祈るもので、呪詛的には「相手を呪い殺す願い」をも受け入れる事が「信仰(宗教)の実態」と言って良かったのである。 この辺りを理解すると、個人の「現世利益」の考え方から、極楽浄土に「性的な境地」が結び付く教義「真言密教立川流」に、現実感が出て来ても不思議ではないのである。


常識的に見て密教経典の意味解釈は、解釈する側の意志で加工が可能である。弘法大師(空海)が日本にもたらせた密教は、やがて日本で加工されて行ったが、その原点に近いものがインド・ジャンム・カシミール州最大の地方「ラダック(Ladakh)」に残っている。

このラダック地方の土着宗教がタントラ教の影響を受けた密教で、いわゆるチベット仏教である。 ラダックには多数の仏教寺院、ゴンパがあり、全人口が敬けんな仏教徒である。

釈迦生誕の地に近く、「真言・天台両宗の源流」とも言える「敬けんな仏教徒の地ラダック地方」には、つい近代の英領インド時代に禁止されるまで「一妻多夫」の習慣があり、一人の妻を兄弟で共有していたが、それはチベット仏教においては「けっして教えには背いては居ない」のである。

つまり密教において、性はかなり「おおらかな扱い」であり、現在の日本人が意識する厳しい戒律は「無かった」のである。

元来性行為と言うものは、単に「男女が交われば良い」と言う即物的なものではない。 そこには精神的感情が介在する。 それも複雑で、一口に「愛」とばかりにかたずけられない。

性交の本質は、想像力をたくましくして、被虐心、加虐心、羞恥心に触覚、聴覚、視覚を駆使して、初めて上等な性感を得る。 つまり【右脳域】の本能的無意識の境地に入る為の「行」として捉えるのである。

人間の感性は複雑で、あらゆる情報を脳で処理する事で、結論を導きだす。従って、性的快感も単純ではなく、それに拠る精神的癒し効果も認められる。

つまり、性と精神はリンクしていて、人格の形成にも関与する重大事項と言えるのだが、これを「無理やり離して考えよう」と言う間違った傾向がある。 喜怒哀楽は人間の基本的な感性で、【右脳域】の思考である。 その内の「喜」を以って「楽」を為すのが、密教における性交呪詛所謂「歓喜法」に拠る「極楽浄土」の境地である。


人間は、性行為や食事、音楽や映像鑑賞の際に「ベータ・エンドロフィン」と呼ばれる快感ホルモン物質を分泌させ快感を得る。 言うなれば、宗教行為と性行為、音楽の演奏などは、ある意味同質の目的、快感ホルモン物質の分泌を促す為にある。

宗教に陶酔したり、音楽に聞き惚れたり、視覚、嗅覚、五感の刺激がこの快感ホルモン物質の分泌を促すのなら、人は神の教えで救われても不思議はない。 それを経験的に学習しているから、いかなる宗教にも音楽や雰囲気創りの演出は付き物で、そのトリップ状態は、けして否定すべき物でもない。

言うなれば、宗教行為と性行為が合体した真言密教立川流は、「究極の奥義」だったのではないだろうか?

この快感ホルモン物質がモルヒネと同じ作用を持つ「脳内麻薬」で、精神的ストレスの解消と肉体的老化防止の特効薬であり、必要なホルモン物質なので、健康な性行為の抑制は必ずしも人間の為にはならない。 当然の事ながら、気の持ち様で「自然治癒力が増す」などの奇蹟は現に症例が多いから、宗教の奇蹟も存在する。 真言密教では、この生物反応的効能を肯定して、「修験道に活用しよう」と考えた。


快感ホルモン物質が大量に分泌されると、人間はトリップ状態になる。

従ってかがり火の燃え盛る呪詛の場で、陀羅尼・呪文(オンマニ・ペドフム)が流れる荘厳な雰囲気の中、激しい性行為を繰り返す事によって、常人には無い激しい反応を見せる。 それが呪詛の効果で、真言密教で言う所の「極楽浄土」である。

その状態が「呪術の効果をもたらす為に必要だ」としていたから、立川流は成立した。 それにしても、呪詛の為に身体を提供して「歓喜法」を体現する呪詛巫女の存在は、現在の感覚では理解が難しい。

しかし、密教の教えの詰まる所は「空」である。 空に私心は無い。

有にしても無にしても、そこには私心が介在するから、空に成れば、如何なる行を求められても、それを不条理と思う事は無い。 実は、「気」も、奇跡と扱うには「ペテン染みた」物理現象である。 言わば、思い込み(既成概念)と言う物差しを外した所に奇跡とも思えるパワー現象が生じる。 しかし、そこに到達するには、「空」が要求されるのである。 その「空」に、成りおおせないのがまた、人間である。


行を施され、呪詛巫女が空に及ぶには、その行の厳しさに相応の覚悟が要る。女性の身体は不思議なもので、縛り上げて三日ほど変わる変わる攻め立てれば「脳で考える気持ち」とは別に、身体が性交の快感を覚えてしまう。

つまりそちらの感性は【右脳域】の本能的無意識が覚醒するからである。 そうなればしめたもので、女性から呪詛(性交)に応じる様になり、滞りなく行える呪詛巫女が完成する。 当初の呪詛巫女の仕込み方は大方そんな処である。

呪詛巫女の確保については多くの方法がある。 その一つが、前述した律令制における被差別階級として賤民の利用である。

奴婢として地方の豪族が所有し、基本的に家畜と同じ所有物扱いの私奴婢と呼ばれる身分の者の中から「婢」の身分の女性奴隷を選び出し、執拗に性交を施して極楽浄土を体現させ、呪詛巫女に仕立て上げた。

八百六年(大同元年)、ちょうど桓武天皇が崩御し、第一皇子が平城天皇として即位(八百六年)の準備をしていた頃、唐から帰国した空海(弘法大師)は高野山(和歌山県伊都郡高野町)に真言宗・総本山金剛峰寺を開山する。

仏教の発祥はご存知インドであるが、実を言うとインドには「密教」と呼ぶ言葉や宗派はない。 金剛乗(ヴァジュラヤーナ)、或るいは大乗(マハーヤーナ)等が相当しそうだが、厳密には意味がかなり異なっていて「伝播の途中で変化したものと」考えられる。

大陸での修行を終えた空海(弘法大師)は、持ち帰った経典に重さを付ける為に「密教呪法」の存在を強調し、その呪法効果を期待させる事に成功する。 当時の日本の指導階層は血統を重んじる氏族で、世継ぎを得る為には多くの妾を抱える社会だったから凡そ禁欲的な教えでは受け入れられない。

空海(弘法大師)の教えは、その教義の中で「人の世界の理性的な原因の世界」を肯定し、然る後に

「密教呪法」に拠り身に印契を結び(両手の指を様々に組み合わせる)、
口に真言(真実の言葉)陀羅尼を唱え、
心に本尊(大日如来)を念ずる

事により、仏の不思議な力で「煩悩にまみれた生身のまま成仏(即身成仏)出切る」としている。 その教えを秘密仏教、即ち「密教」と称し、教理と行に呪術的かつ具象的表現を伴う教義を成立させ、「潅頂」と言う入門の密教儀式をしていない者に師の許しなく真言や行の内容を軽々しく教えを説き伝える事を禁止してこれに反する行為は大罪としてその自戒を三昧耶と呼んでいる。

密教とは、「深遠な秘密の教え」の意味で日本では主として真言宗(東密)、天台宗(台密)と結び付いて発展した。 手に印を結び(手の指で種々の形をつくること)、口に真言・陀羅尼を唱え、心に本尊(大日如来)を念ずる事によって、仏の不思議な力により「煩悩にまみれた生身のまま成仏(即身成仏)できる」とされている。つまり本能(煩悩)で汚れた人々を、「真言・陀羅尼を唱える事で救う」と言う教えである。

この真言宗の教えの中の密教と日本古来の山岳信仰・神道などが結びついて、修験者が生まれている。修験者とは、修験道を修行する人で、山伏とも言い、修験道とは高山などで修行し、呪術(呪詛・まじないの力)を体得しようとする宗教である。

当然の事ながら、陰陽修験は呪詛を使う。 呪詛の目的は、それを行なう事に拠ってあらゆるものを操ろうとするものである。

修験道には、役小角を祖とし天台宗の本山派(天台山伏)、真言宗の当山派(真言山伏)などがある。 弘法大師(空海)、伝教大師(最澄)達が、我が国にもたらした密教は、強力な「現世利益の秘法」であったのだ。 本来の仏教は祈りによる現世利益で、まずは手っ取り早く長生きや裕福と言った幸せを願う物だった。

この現世利益については、現在の中国式寺院にその面影を見る。 お金に見立てた寺院発行の紙の束を、供え物として火にくべ、金持ちに成る様、先祖に祈るのだ。 そうした教えが、真言宗の密教として伝えられ、日本古来の山岳信仰・神道などが結びついて、陰陽修験の呪詛を使う真言密教・立川流が成立した。


真言密教立川流は陰陽修験の呪詛を使い、あらゆるものを操ろうとしてその呪詛の手段に性交の行を採用した。 立川流の教義は、真言宗の


「即身成仏・即事而真(そくじにしん・物そのものが真実)」、

「当相即道(とうそうそくどう)」


の意味は、「ありがたちそのままが理想」と言うであり、つまり「自然の欲望(煩悩)は自然な事である」としている。


「本有平等(ほんぬびょうどう)」の意味は

「本来もっているものが皆同じく真実を宿す」という真言を、男女二根の交会、

淫欲成就の妙境をそのまま「即身成仏の意味」

に解したもので、ごく自然な人間の命の営みを、素直に容認したものである。


この教義の根拠として「首拐厳経」、「理趣経」などが用いられて、なかでも「理趣経」の十七清浄句の、「欲望は浄らかなり〈大楽の法門〉」と言うその教えは「一切の法は清浄なり」と言う句門であった。この時点で、愛欲に対する罪悪の考え方はまったく存在しない。

「一切の法(手段)は清浄なり」を「男女の性交も清浄なり」と解すれば、良いのである。


如来は十七の清浄なる菩薩の境地を挙げて、男女交合の「妙適なる恍惚境」も、
欲望、箭の飛ぶ様に速く激しく働くのも、男女の触れ合いも異性を愛し堅くい抱き、男女相抱いて「縛(しば)ごう」と満足するも世の一切に自由である。

男女相抱いて「縛(しば)ごう」と満足するも世の一切に自由とは、解釈の仕方では現代で言うSM的な行為まで性愛の形として肯定している。 つまり、欲望に身をゆだねて「恍惚境」に入る事を、真言密教は教義として肯定しているのである。

それはそうだろう。 禁欲主義は生き物としての最も基本的な「種の保存本能」に矛盾している。


「全ての主である様な心地となる事」、
「欲心をもって異性を見る事」

も、また、

男女交合して「適悦なる快感を味わう事」、男女の愛、これらの全てを身に受けて生ずる「自慢の心」も、ものを荘厳る事、全て思うにまかせ「意滋沢ばしき事」、
満ち足りて光明に輝く事も、身体の快楽も、この世の色も、香も、ものの味もまた清浄なる菩薩の境地である。


と、立川流では、全てのものをその本質において積極的に肯定している。つまり色欲の煩悩を含めて、人間の存在が完全に清浄なもの、菩薩のものとして肯定されており、性欲肯定の句として知られている処である。

何が故に、これらの欲望の全てが「清浄なる菩薩の境地」となるのであろうか。

それは、菩薩が人々の【右脳域】に存在し、これらの欲望を始め世の一切の法は、「その本性は清浄なものだからである」と、自然に存在する性的欲望を菩薩のものとして肯定しているからである。

故にもし、真実を見る智慧の眼を開いて、これら全てを「あるがままに眺める」ならば、人は真実なる智慧の境地に到達し、全てに於いて「清浄ならざるはない境地」に至るのである。


真言宗開祖・弘法大師(空海)は、仏教とは異教である儒教を廃してその禁欲思想に攻撃こそすれ認めてはいない。 現代人の感覚では理解し難いかも知れないが、弘法大師・空海が日本に持ち帰った経典の中にインド・ヒンドゥー教の影響を受けた経典が多数含まれていた事も事実で、日本の初期密教の成立にヒンドゥー教の生命への畏怖を根源とした性的な教義が混ざっていて当たり前である。

つまり真言密教・立川流に拠ると、弘法大師・空海が持ち帰った真言密教の教義解釈は「性交に拠って穢れが浄化される」 と言う解釈なのである。


儒教の抑制的な考え方は人間の本質と矛盾する教えであるから、現実に起こり得る様々な事象を闇に葬るばかりで結果的に「在る事」を「無い」と建前で覆い隠すに過ぎず、何ら解決には至らないからである。

ところが、後世の真言宗僧侶達は時の権力におもねり、開祖・弘法大師(空海)の教えを翻して儒教の抑制的な考え方を取り入れて真言密教の王道たる立川流を「淫邪教」と廃し始め、弾圧の挙句その存在まで闇に葬った。

愛欲は生きる事の一部であり、後世に血脈を引き継ぐ原点である。

開祖・弘法大師(空海)が「あるがままに眺める」とした真言宗の抑制的改宗は、信念とは別の御都合主義の為せる業で教義を変節したのであり、人間の本質として必ず「在る事」を「無い」と建前で覆い隠して対処を放置する事こそ、現実に正面から向き合わない「邪教」ではないのか?


___________


3) 立川流の呪詛様式


立川流の経典は理趣経を習している。 そして呪詛を使い、あらゆるものを操ろうとしてその呪詛の手段に性交の行「歓喜行」を採用した。 邪神とされる荼枳尼天(だきにてん)を拝し、特に髑髏を本尊とする為、世間から邪教と解される原因と成っている。

確かに、髑髏の存在は「死と言う現実」を見せ付けられるものであり、並みの人間で有ればそれだけでも不快に感じるのは事実である。また、髑髏には生前のその持ち主の魂が宿っていそうで、精神的には犯すべからぬ畏怖の対象であるから、その辺りの抵抗感が存在して、違和感が生じても不思議はない。

にも関わらず、真言立川流が髑髏を本尊としたには、こうした精神的な意識に元付く既成概念そのものを、共通して一気に変革させる狙いを試みていたのではないのだろうか?

真言密教立川流の髑髏本尊は大頭、小頭、月輪行などの種類があり、この建立に使われる髑髏は、王や親などの貴人の髑髏、縫合線の全く無い髑髏、千頂と一千人の髑髏の上部を集めたもの、「法界髏(ほうかいろ)」と言う儀式を行って選ばれた髑髏を用いなければならない。

その様に選ばれた髑髏の表面に、女人の協力を得て、性交の際の和合水(精液と愛液の混ざった液)を幾千回も塗り、それを糊として金箔や銀箔を貼り、更に髑髏の内部に呪符を入れ、曼荼羅を書き、肉付けし、山海の珍味を供える。

しかもその七日七晩に及ぶ壮絶な「歓喜行」の間絶え間なく本尊の前で性交し、真言を唱えていなければならない。 こうして約七年間もの歳月を「歓喜行」に費やして作られた立川流の髑髏本尊はその位階に応じて「三種類の験力を現す」と言う。

下位ではあらゆる望みをかなえ、中位では夢でお告げを与え、上位のものでは言葉を発して「三千世界の全ての真理を語る」と言う強烈な現世利益の本尊である。


真言密教立川流の真髄は性交によって男女が真言宗の本尊、「大日如来と一体になる事」である。 立川流の金剛杵は特殊な金剛杵であり、片方が三鈷杵(さんこしょ)、もう片方が二鈷杵(にこしょ)になっている。 この金剛杵を割五鈷杵(わりごこしょ)と言う。

本堂のお勤め場所の周りに星型の結界が、蝋燭としめ縄で張られる。 しめ縄はいわば神の「結界占地」を標示するもで、神域に張られる事になっている。

蝋燭の炎は、「歓喜行」の間絶やす事は無い。

反言真言を唱え、星形の結界(五芒星)は陰陽師家、安倍晴明の判紋である。

格子状のしめ縄の結界は、九字紋と同じ形状であり、九字紋は横五本縦四本の線からなる格子形(九字護身法によってできる図形)をしている。 九字結界は、「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」を星型に配置し、その間を結んで五芒星(晴明判紋)となす。 安倍晴明判紋は晴明桔梗とも呼ばれ、五芒星と同じ形をしている。五芒星(九字護身法に拠って出来る図形)の意味は、一筆書きで元の位置に戻る事から、「生きて帰ってくる」と言う意味でもある。


「歓喜行」はこのしめ縄の結界の中で全ての障害を排して執り行うのである。呪法に使う髑髏にも、それなりの確りした仕度がいる。

亡なって間もない人頭を、丁寧に洗い清めて、真言を唱えながら漆を塗る。朱色を出すには「辰砂(水銀)」を使う。水銀と硫黄からなる硫化水銀鉱が、「辰砂」であり、細かく砕くと水銀朱の朱が取れる。

この「辰砂(水銀)」、弘法大師(空海)が多用していた事で知られている。

真言密教立川流に取って、朱は血の色であり、活力と蘇生の呪術には欠かせない。 仕上がったら、よく乾燥させ、上等な桐箱に収めて置く。

そして七日七晩に及ぶ壮絶な「歓喜行」を行い、八日目の朝、「開眼供養を迎える」と言う荒行である。

この本格的な「歓喜行」は、真言密教立川流の僧正が呪詛を用いる為に強力な呪力を有する淫液に塗れた髑髏本尊を会得させる為の物だった。これが、「髑髏本尊・歓喜法」と言う秘術である。

立会いの僧正や男女の信者達は、願主が「歓喜行」を行うを、眼前にて見守りながら「反魂真言」を絶やさず唱える。 一度達しても、茶吉尼(だきに)天の妖力の色香は強烈で、男はすぐにまた活気を取り戻す。

願主は真言密教秘伝の強壮の秘薬と食べ物をとりながら、和合と髑髏に和合水の塗布を続けて、七日目の深夜「結願」を迎える。


いよいよ「結願」を迎えた八日目に入った深夜十二時を過ぎからは、「開眼供養」を夜明けまで行う。 和合水と反魂香にまみれた髑髏の頭部に、金箔を幾重にも重ねて張り、口に紅、歯に銀箔を施し、作り物の眼球を入れて、最後に化粧するのだ。 その後、錦の袋に入れて七年間、願主が毎夜抱いて寝る。 願主が歓喜行をする時は傍らに捧げ、仮本尊となす。

八年目に、ようやく「髑髏本尊」が完成する。 この本尊に妖力が宿り、「呪詛祈願の達成効果を保持する」としていた。 陀羅尼・呪文(オンマニ・ペドフム)や反魂真言を唱えて、性交を繰り返す「歓喜行」は多分に異様である。

しかしこの淫靡な儀式の奥には、別の真実が隠れている。

理趣経は、「本来男性と女性の真の陰陽があって初めて物事が成る」と説いている。 この儀式に七年もの歳月がかかるのは、その過程で僧侶とその伴侶の女性が「大日如来」の導きで、悟りを得る事がその目的だからであり、何の事は無い互いの情が移る年月である。 そうなれば髑髏本尊は、単なるシンボリックな物に成ってしまうのである。


何故こうした信仰が成立するのか、種明かしをして置く。

人間は「恐怖心や高揚心、羞恥心」と言った興奮を背景にすると、普段の判断とは全く違う感覚で物事を受け止める。こうした興奮の心理的な影響は極論理的なものであるが、当事者は意外と「興奮に影響されている」とは思い到らずに「自分の正常な判断」と結論着けてしまう。 その興奮に影響される判断が、興奮が覚めても「正常な判断」と確信されて残る所に所謂「洗脳状態」に陥る状態が、信仰などに利用される心理的な手段である。


真言密教立川流、その教義は、遠く印度の仏教に遡る。 印度の仏教の教えの中に、白い狐に乗り移った茶吉尼天と言う魔女が、大日如来の教えで、「仏法諸天の仲間入りをした」と言うのがある。

これが日本では、後に稲荷神社に成る。 財産や福徳をもたらすとして信仰され、老舗の商家の奥庭に、祭られたりしていた。

当時の商人の考え方は、「商は長くやるもの」であり、家業、商売を代々繁栄させるのが使命であるため、老舗跡の跡継ぎの確保は重要だった。 その為には跡継ぎに困らない様に妾を持つほどの艶福家で無ければならず、性的パワーのある稲荷の社を祭ったのである。

つまり、幸せにしてくれる神様で、その茶吉尼天が、真言立川流の御本尊である。 茶吉尼天の法力を高める秘法が、密教の儀式である。 茶吉尼天の法力を高める為には、男女和合の性エネルギーのパワーが必要で有る。

つまり初期の仏教は、信じればご利益があると言う「現世利益」の教えで有ったものが、時代とともに変遷して、道徳教育的な目的から「悪行を積むと地獄に落ちる」と言う死後の利益に変わって行った。

一方で修験道師が村々に分け入って布教し、植え付けて行った矛盾とも取れる「おおらかな性意識」は、庶民の中で生き続けていた。

真言密教立川流の本尊・荼枳尼天(だきに天)は、元々はインドのヒンドゥー教の女神で、「荼枳尼天」は梵語のダーキニー(英字:Dakini)を音訳したもので、ヒンドゥー教ではカーリー(インド神話の女神/仏教・大黒天女)の眷属とされる。

このヒンドゥー教の女神が仏教に取り入れられ、荼枳尼天は仏教の神となる。元々は農業神であったが、インドの後期密教においては、タントラやシャクティ信仰の影響で、 荼枳尼天は裸体像で髑髏などを抱えもつ女神の姿で描かれるようになって、後に性や愛欲を司る神とされ、さらには人肉、もしくは生きた人間の心臓を食らう夜叉神とされるようになった。


荼枳尼天は、自由自在の通力を有し、六ヶ月前に人の死を知り、その人の心臓をとってこれを食べると言われたが、その荼枳尼天が、大日如来が化身した大黒天によって調伏されて、仏教神となって「死者の心臓であれば食べる事を許された」とされる。

日本では鎌倉時代から南北朝時代にかけて、荼枳尼天は、性愛を司る神と解釈された為、その男女の和合で「法力を得る」とする真言密教立川流と言う密教の一派が形成され、荼枳尼天を祀り、髑髏を本尊とし性交の儀式を以って即身成仏を体現したとされる流派が興隆を極めた。


真言密教と陰陽道を究めた人物に仁海(じんかい)僧正がいる。醍醐寺隨心院は、九百九十一年(平安時代中期・正暦二年)に雨僧正と呼ばれていた仁海僧正によって建立され、千二百二十九に門跡寺院となった真言宗善通寺派の大本山である。「雨僧正」と呼ばれ、占術の祈祷で「祈雨祈願に成功した」とされる仁海僧正は和泉国の小豪族の家に生まれ、七歳で高野山に上る。 そこで、占星術を身につけ、学僧としても、知られるようになる。

仁海はしばしば五行の考えに基づく易を使う。安倍晴明より少し後の時代に活躍した仁海は、しばしば五行の考えに基づく易を使う。 このことは当時の僧侶が仏教の経典だけではなく、中国の「易経」のような中国特有の古典にも通じていたことを示している。 仁海僧正の私生活を「生臭坊主であった」とする評があるが、それは当時の僧を後世の常識感覚で評するからである。

そもそも、日本の神官や僧侶は、長い事氏族が武士や官僚と兼務していたもので、勢力争いもするし女性も抱く。 高僧と言えども例外ではないから、正妻を置いたかどうかを問わなければ、江戸期以前の僧侶は全て「生臭坊主」である。 と言うよりも、「女性との交わりを呪詛パワーの源」と言う解釈が、密教に於いては為されていたのである。


陰陽師の見蓮に、仁寛が密教の秘術を伝授して、かれこれ百年に成ろうとする頃、北条(平)政子が心血を注いで礎を作った流石の鎌倉幕府執権・北条得宗家も、代を重ねて落日を迎えようとしていた。 鎌倉幕府が弱体化していた頃、敵対していた勘解由小路(賀茂)家と土御門(安倍)家の両家は天皇の皇統護持の為に和解している。


◆真言密教立川流・南北朝との関わり

北条(平)政子が心血を注いで築きあげた「鎌倉幕府執権・北条得宗家」も、体制百三十年余りを数えて独裁への反感も膨れ上がり、流石に屋台骨が揺らぎ、「時節到来」と倒幕の機運も、静かに盛り上がりつつあった。

そんな時に、皇位に目覚めた後醍醐天皇(第九十六代)が、突如現れた。 それは取りも直さず、地に潜っていた「勘解由小路党」を、そして幕府御家人衆に甘んじていた「源氏の血筋」を目覚めさせる事となった。

この後醍醐天皇(第九十六代)、まさしく密教の申し子だったのである。

京都醍醐寺は、皇統・大覚寺統(後の南朝)を護持する為の寺であり、後醍醐天皇の支えだった。その醍醐寺は、真言密教の教義を支持していた。 従って後醍醐天皇は、真言密教を信奉していたのである。


本来、男女の交合は尊い物である。男女の陰陽を現世の基本として、人々の生活の向上、平和と幸福を願う呪詛(法力)の為のエネルギーの源が、男女交合の歓喜パワーであり、密教理念としていた。 この教義を後醍醐天皇が信奉した事は、彼がしごく「人間的であった」と言う事である。

真言密教の理念は、けして浮ついた邪教ではない。 至極まじめで、日本に入って来た初期の頃の真言宗の教えの一部として、間違いなく存在した。

それはそうだろう、武器を携えて破壊と殺戮に行くよりよほど良い。 精神的な愛に於いて、性交はあってもなくても良い。そして独占欲はそれも愛情で有るが、それが愛情の全てではない。 その違いが判らないと、大人の対応は出来ない。

全てに拘束を欲する愛情もあれば、全てを赦す愛情もある。 難しい所で有るが、愛し方はそれぞれで、自分と違うからと言って、愛が無いとも言いきれない。

空海(弘法大師)が唐から伝えた経典では、何よりも性に対する位置づけが「生命力パワー」と言う前向きな思想からなっている。 真言密教でも、その「生命力パワー」は認められていた。


京都醍醐寺に文観弘真と言う僧侶がいた。彼は先人で有る仁寛僧正を信奉し、その弟子が興した見蓮の真言密教立川流を継承していた。

勿論同じ醍醐寺に、文観弘真に対立する勢力もある。後醍醐天皇(第九十六代)と文観弘真僧正が結び付けば、当然反対派もまた結び付くのが世の習いである。


話は、鎌倉時代末期の事である。

後宇多上皇(第九一代)の皇子・尊治親王(後醍醐天皇)は宋学者の玄恵や文観から宋学の講義を受け、宋学の提唱する大義名分論に心酔し、鎌倉幕府の倒幕を目指し、宋の様な専制国家の樹立を志した。

千三百十七年の文保の御和談に於いて花園天皇から譲位され践祚(せんそ)した尊治親王(後醍醐天皇)は野心満々で、平安時代の聖代(延喜帝・醍醐天皇や天暦帝・村上天皇の政治)のような復古的天皇親政を行うべく、当時の醍醐天皇(第六十代)に肖って自ら後醍醐天皇(第九十六代)と名乗り、手初めに父である後宇多上皇が行っていた院政を停止させ、天皇としての実権を確立した。


鎌倉時代末期、北条寺の僧・道順から真言密教立川流の奥義を学んだ文観は、「験力無双の仁」との評判を得ていた。 これを耳にした後醍醐天皇は彼を召し抱え、自身の護持僧とした。 文観僧正は、後醍醐天皇に真言密教立川流を直伝する。

茶吉尼天のイメージが演出され、衣服の透ける様な美女姿を宮中に現し、天皇は絶倫になる。 退屈な宮中生活にあって、これが「楽しくない」筈はない。

若き天皇は好色でこの教えを痛く気に入り、自ら実践する事で極楽浄土を体感し、教義は宮中に広がった。 後醍醐天皇の相手と成った女妾、女官も数多く、皇子・皇女と認められただけで、十六人に及ぶ親王、内親王を設けている。

つまり、「皇統を繋ぐには親王が多いに越した事は無い」と言う事態に見舞われたのだ。 「勘解由小路党の女人(白拍子)」も天皇相手に、歓喜の行で大活躍したのかも知しれないが、詳しい記述はない。 唯、夜な夜な「おごそかな歓喜儀式が、宮中で盛大に執り行われた」と、想像にするに難くない。

「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」は、九字呪法である。 そして男女による「歓喜法」で「極楽浄土」を体現する。 その強烈なパワーを持って、四方に幸せをもたらす。

この教えに傾倒した後醍醐天皇は真言密教立川流を保護し、文観を政務の補佐役にする。 文観の権力は強くなり、一時、日本中に真言立川流は広がって行った。


この辺から、雲行きが怪しくなる。

真言立川流が、余りの隆盛を見せた事で、真言宗右派(禁欲派)が嫉妬し、文観の立川流(左派)から、宗派の最高権力を奪取すべく行動を起こす「きつかけ」と成った。 右派が、後醍醐天皇の対立相手、大覚寺(持明院統方)と組んだのである。 これは、宗教上の権力争いで、醍醐寺統(後醍醐天皇)と左派(真言立川流)連合が勝っていれば、その後の日本の宗教観は変わっていたかも知れない。 「菩薩の境地」が、精神的抵抗無く庶民のものに成っていたかも知れないのだ。

だが、醍醐党が破れ真言立川流は衰退して行った。 つまり、負けた方が「弾圧された」のである。 そこに至る経過が、南北朝並立の争いとリンクしていた。


文観は、当時としては珍しく、八十歳と言う長寿を全うしたそうである。 文観は死期を迎える僅か前まで、村娘を相手に日々のお勤めを欠かさず、真言密教立川流を守っていたのだ。

真言密教立川流(真言宗左派)は、対立する宗教勢力(真言宗右派)と結び付いた政治勢力(北朝方)が、南朝方に勝利すると、倫理観を前面に出して「淫邪教」の烙印を押されてしまった。

所が、本来の立川流の教義の形成経緯は、密教の命の持つ力(パワー)に対する純粋な信仰心と土着の呪術・占術を一体化した修験密教の教義を、誓約(うけい)の概念をも含めて理論武装し、再構築したもので、ただ単に淫蕩な目的の宗教では無いのである。

真言宗右派(反立川流禁欲派)と北朝(持明院統・光明天皇)、足利尊氏派が、真言宗左派(密教立川流・文観弘真僧正)と南朝(大覚寺統・後醍醐帝)、新田義貞・北畠顕家派に勝利し、文観僧正に拠って頂点を極めた真言密教立川流は、急速に衰えて行く。

元々、仏教と儒教は異なる宗教であるから、仏教・真言宗の開祖・弘法大師(空海)が儒教を否定した。 その開祖・弘法大師否定した儒教思想を、主流と成った真言宗右派は、チャッカリ教義に取り入れて真言密教立川流を邪教とし禁欲の教義を広めた為、安土地桃山期には立川流はほとんど無くなり、江戸初期には完全に消滅してしまった。

後醍醐天皇が吉野へ逃れ、足利氏と持明院統(北朝)が勢力を拡大すると、醍醐寺大覚寺統の「真言密教立川流」は徹底的に弾圧されて先細りと成り、やがて衰退して消滅している。

弘法大師(空海)がもたらした真言密教の、鎌倉初期に封印された教えには、性は「生きる為の活力の元」と書いてある経典も数多くあった。真言密教に大きく影響を及ぼした理趣経の経典は、その基礎に大陸での「妙見信仰」がある。

実はこの妙見信仰は弘法大師・空海が経典として持ち帰る前に、既に大陸からの移住者(渡来人)達に拠って先行して伝来し普及していた。 そして列島独自の原始宗教と習合し、陰陽修験道として集成していたのである。 そうした経緯から、弘法大師・空海の真言密教は陰陽修験道とは一体化の道を辿り、総本山金剛峰寺は修験道の修行の地と成るのである。

さて妙見信仰の伝来当初は、渡来人の多い南河内など辺りでの信仰であった様だが、次第に畿内などに広まって行った。 しかし朝廷の統制下にない信仰であった為、統治者としての統制が取れない。 神の威光で統治する朝廷にとって、庶民の間で勝手に広がった「妙見信仰」は危険な存在だった。

七百九十六年(延暦十五年・平安遷都直後)に妙見信仰最大の行事「北辰祭(妙見祭)」を禁止した。表だった理由は「風紀の乱れ」であった。

これは何を意味するのか?

庶民の間に、男女の交わりを指す隠語として「お祭りをする。」と言う用法がある。 本来、信心深いはずの庶民の間で、神の罰当たりも恐れず使われていたこの言葉の意味は、何故なのだろうか?

命を繋ぐこの行為を、「ふしだらなもの」ではなく、「神聖なもの」と捉えられていたからに他ならない。 元々「生み出す」と言う行為は神の成せる業で、それを願う行為が「お祭り(性交)」なのである。

気が付くと、神前で挙げる結婚の原点が此処に垣間見れる。 日本における所謂庶民参加の祭り行事のルーツは、北斗妙見(明星)信仰が源であり、陰陽修験の犬神信仰の影響を受けているから大抵その本質は「乱交闇祭り文化」である。

つまり、建前(本音はただの性欲のはけ口かも知れないが?)子供(命)を授かる事が豊作を祈る神事であるからだ。

例えば、京都・宇治の「暗闇祭り」、今でこそ暗闇で御輿を担ぐ程度であるが、昔は暗闇で、相手構わず男女が情を通ずる為の場だった。 京都府宇治の県神社の「くらやみ祭り」は、明治維新まで無礼講の祭りだったのである。

こうした事例は何も珍しい事ではなく、日本全国で普通に存在する事である。


◆【私の愛した日本の性文化】


当時の庶民感覚は、元々「性」に対しておおらかだった。 信仰が庶民に浸透して行くには、それなりの現世利益が必要で、「北辰祭(妙見祭)」は、当時の庶民が日頃の憂さをおおっぴらに晴らす有り難い行事として、「大いに支持された」と言う事だろう。 そこまで行かなくても、若い男女がめぐり合う数少ないチャンスが、「祭り」の闇で有った事は否定出来ない。


朝廷の「北辰祭(妙見祭)」禁止から十年、八百六年(大同元年)唐から帰国した空海(弘法大師)は高野山(和歌山県伊都郡高野町)に真言宗・総本山金剛峰寺を開山する。 空海(弘法大師)が信徒獲得の為に目を付けたのが、北辰祭(妙見祭)禁止に対する「庶民の不満」である。


空海の教えは、

身に印契を結び(両手の指を様々に組み合わせる事)、
口に真(真実の言葉)を唱え、心に本尊(大日如来)を念ずる事

により「即身成仏(煩悩にまみれた生身のままでも救われる)に成る事が出来る。」として「性」を積極的に肯定している。

この妙見信仰や、修験道と結び付いた弘法大師(空海)の真言密教は庶民にも浸透して行った。

そもそも密教には、人間は「汚れたものではない」と言う「自性清浄(本覚思想)」と言う考えがある。 真言立川流が弘法大師(空海)の「東密(真言密教)の流れを汲む」とされるのに対し、
伝教大師(最澄)の台密(天台宗の密教)でも男女の性交を以って成仏とし、摩多羅神を本尊とする「玄旨帰命壇」と言う一派があった事からも、性交を通じて即身成仏に至ろうとする解釈が密教中に存在したのは確かである。
http://jiyodan.exblog.jp/7936468/

http://www.asyura2.com/16/china10/msg/883.html#c1

[近代史02] 株で儲ける方法教えてあげる(こっそり) 中川隆
336. 中川隆[6607] koaQ7Jey 2017年2月10日 07:25:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7066]

個人投資家は今のマーケットに参加する必要なし
市場は「晴れ、ときどき台風」晴れ間があってもいまは「冬」
2017年2月10日 居林 通

トランプ米大統領の登場を、市場はまずは前向きに受け止めました。それを受けて前回(「投資は“トランプ旋風”に乗るか、逃げるか?」)お話をお聞きしたのですが、居林さんは「乗らない。風は吹いているが、北風だ」とおっしゃいました。

 国内最優先の路線が支持されて大統領になるトランプ氏は、世界が不景気になっても自国の景気を優先するでしょう。具体的にはドル安政策であり、自国製品優先主義になると見ます。
居林:はい。「ここまで言って外したら大恥ですけどね。恥をかくリスクはあるけれど、言わないのは罪だと思うので」申し上げました。

 今回お話ししたいことは2つ。「市場を一つの見方だけで見るのは危険だ」ということ、そして「個人投資家の方は、株式市場に参加しなくてよい時がある」ということです。

ダウ平均株価が2万ドルを超えて、市場はまだまだ強気のように見えます。「理屈ではおかしい。けれど、ここで買わないのはもったいないのでは」と、投資家ならば考えたくなる局面では。

居林:2つの理由から、個人投資家の人は今のマーケットに参加する必要がないと思います。第1は、前回にも指摘しましたが、現在の日本株マーケットは「トランプ大統領がアメリカの景気を良くするので、円安になる」という期待値でできていることです。

 トランプ大統領の政策がアメリカ経済にとって良いことだとしても、日本経済、日本の企業収益に良いことかどうかは大いに疑問が残ります。つまり、株価が上がるシナリオに疑念を持っています。第二に、これが今回のメインポイントですが、マーケットが良いニュースをフルに織り込んでいる(PERが16倍程度になっている)時に、さらなる上値を追いかける必要はないのではないかと思う点です。

PERが16倍、ということは、居林さんのセオリー(PERは13〜14倍が適正、詳しくは「或るプライベートバンカーの株価の読み方」)からいくと、かなり上回ってきた。

居林:はい。ということは、多くの投資家が期待していることは、すでに株価に織り込まれているのではないでしょうか? そうなると、リスクとリターンを考えると、リスクが大きいのではないでしょうか? そんな風に私は考えます。

 一方、個人投資家には休む自由があるのです。機関投資家と個人投資家の一番の違いはここです。個人投資家が情報量で勝る機関投資家に勝つためには、無駄な勝負をしないことです。

上昇局面ではどう考える?

 去年はマーケットに参加するタイミングが2、3回ありました。年初の原油の急落時、BREXIT(ブリクジット、英国が国民投票でEU離脱を決定)の時、そして102円まで円高に振れた時です。まさに、「本当に株価は戻るのか?」と、胃薬を飲みながらがんばって買う状況でした。

 今はみなさん「もう大丈夫だよね」と胃薬を薬箱にしまって、喜んでいるところでしょうか。でも、こういう時こそ、少なくともトレーディングのポジションは利益を確定して、マーケットのセンチメントの変化を注視するときなのだと思います。ここは胃薬ではなく、投資哲学が必要なところです。

「相場が高すぎたら売り、低すぎたら買う」の前者の局面にいると。

居林:「株価は企業業績の関数で、適正水準はPERで判断できる」というのが私の考えで、そこから上でも下でも大きく離れたときは、投資のチャンスです。ブリクジットやトランプ政権誕生などで株価は大きく動きますが、政治が株価に与えるインパクトはどんなに大きくても一時的です。誰かが悲鳴を上げたら、利益が期待できるチャンスと考えるべき。「パニックで株価が下がった時はリスク対リターンのコストパフォーマンスがいい。頑張って買おう。胃薬を握りしめて」です。

現状のような、上昇相場の局面ではどう考えますか。

居林:今は大切な時期です。市場がユーフォリア(多幸感)の中にいる。そういうときにはどうするか。株価が上がる可能性があれば買いたくなりますよね。しかし、市場に影響を及ぼすリスク要因は引き続き存在しているのです。

あ。そりゃそうか。

居林:リスクが無くなったから株価が上がっている、というわけではなく、市場参加者がリスクが減ったと「感じている」だけなのです。よって株価もPERが上がっていくわけですが、もし上がったとしても、その株価上昇から得られるリターンはリスクを多めに負担していることになります。私の見方では「コスパが悪い投資」ということになります。

 休むも投資なのだと思います。株式投資というのはスポーツと違って、全員勝者になる時期もあれば、全員敗者にもなり得ます。上値があって下値が少ないのが良い投資環境であって、下値があって上値が少ない投資環境だと思ったら引き下がることも必要だと思います。

なるほど。

上がる週と下がる週の数は同じ

居林:ひとつ図を見て頂きましょう。

過去10年間の日経平均(週次)のプラスマイナスの分布

居林:上の図は過去10年間の日経平均の週次のプラスマイナスを示したものです。プラスの週とマイナスの週は見事に半分ずつ、なおかつきれいに正規分布しています。

本当だ。上がる週と下がる週の数は対象形なんですね。

居林:しかし、我々投資家は、下がり続けると「もう上がらないのではないか」とか、上がり続けていると「来週も上がるだろう」とか考えてしまいがちです。結局は上がる週と下がる週の数が同じ、という事実を受け入れて、下がりすぎなのか、上がりすぎなのかを自分で判断するツールを用意すべきなのです。それが、投資哲学であり、胃薬と同時に投資家には必要不可欠なものだと思います。

 ただ、投資哲学(と胃薬)を持つ上でいちばん難しいのは、投資は詰まるところ行動だ、という点にあります。

え?

居林:人間はいつも目先のものごとを大きく捉えます。そして、それに基づいて行動したくなるんです。今、相場が上昇局面にある。理屈ではおかしい。でも、自分もその波に乗りたくてたまらない。まさしく「わかっちゃいるけど、やめられない」です。

 でも、投資を趣味ではなく仕事として行うのであれば、目先ではなく、自分の哲学、信念、意思を優先させねばなりません。そして、自分の行動を、自分の信念や意思と同一にできるのは偉大な人です。これがどんなに難しいのかは、ダイエット、マラソン、英語学習などなどを考えてみればわかります。 これらを達成するために、ほかの人が何をやっているのかは、あまり、いやほとんど関係がありません。 

わかっちゃいるけどやってしまう

…たしかに、意思は現実に負けやすい。投資もそうだとは思いませんでした。

居林:株式投資も一緒ですよ。「わかっちゃいるけど、やめられない」を、やめなければいけない。

 今は皆さん株式を買いたくなっていますよね。株価はまだ上がりそうだと。でも、企業業績が好調だったにも関わらず、ブリクジットで安くなった時はなかなか手が出なかった。原油もそうです。一時は1バレルあたり26ドルでした。今は55ドルになっています。26ドルのころも、平均採掘コストは40ドルだったのに。利益を期待するなら、そういう時、つまり「リスクが安く買えるとき」に買うべきです。

リスクが安く買える、ですか。それが「コスパがいい時」ですね。

居林:そうです。ついでに言いますと、株式を買うことに「所有する喜び」はありません。

仕事柄、買ったことがないので分かりませんが、そういうものなんですか。

居林:「クルマを持っていると、コスパが悪い」といわれて「所有する喜びがあるじゃないか」という反論がありますよね。でも、投資家ならば問うべきなのです。「そう? では、所有する喜びはいくらになるの? 例えばレンタル料金よりいくら上乗せするの?」と。

あああ。なるほど。

株は「リスクを買う」ものだ

居林:REIT(不動産投資信託)はちょっと別かもしれませんけれど、基本的に私は、株を買うとは「リスクを買う」ことだと思います。投資家にとって、株式投資で得るものは「リスク」と「リターン」の可能性です。ほとんどの個人投資家にとつて株価は「リスク」「将来のリターン」の値段であって、会社の一部を所有することの対価ではありませんよね。損するかもしれないリスクを負って、リターンを得ようと参戦する。そこに「所有する喜び」のような定性的な意味を持ち込むと、理屈で割り切れず、迷いが生じます。

 投資家は、まず自分の行動原理を決める。それは自分の哲学によって決める。私の場合はそれが「株価は企業業績の関数で、それ以外は中長期的には一時的な作用」というわけです。

 今の市場環境について私と同じ意見でなくてもまったく構いません。しかし、せっかくこの連載を読んで下さっている方には、「周りの人がみんな買いだと言っているから、私も株を買う」という行動はとってほしくないのです。

「リスクを買う」とのことですが、株価は変動しますが、リスクの量も増減するんじゃないでしょうか。先ほどおっしゃった、「政治リスクは一時的」というのは「本当かな」と思うんですが。

居林:「投資リスクは常にある。そして、その量はほぼ一定」くらいに考えた方がいいと思います。歴史を振り返れば、同じようなリスクを前にも経験し、吸収していることがほとんどだからです。例えば英国のEU離脱(=ブリクジット)の際の経緯と市場の反応は、1998年のEU創設のためのマーストリヒト条約への、英国の批准をめぐる騒ぎとそっくりです。

「買わない=幸せを逃がしている」

面白いですね。ということは「史上初だ」とみんなが思っている出来事には、ちょっと眉唾だと見たほうがいいのかな。

居林:でも、乗せられてしまうのですよ。

 たとえば今日は冬にしては暖かい、気温が20度になりそうな日ですね。ジャケット一枚で外を歩ける。「じゃ、明日はもっと温かくなるな」と、Tシャツで出社しますか?

風邪を引きます。

居林:そう。誰もそんな馬鹿なことはしない。「たまたま温かくなっただけ」と判断する。季節が冬だと理解しているからですね。「2月に夏は来ない」と。ところが、季節が目に見えない相場では、暖かい日が数日続くと「夏が来るのか!」と、Tシャツを着る人が出てくる。株価は(何度も申し上げているように)意外に少数の市場参加者の動向で動くので、「あれ? Tシャツを着たほうがいいのかな?」とダウンジャケットを脱ぐ人が出てきた。

吹雪がきたら全員風邪を引く、と。じゃあ、いまは「夏気分」の人がTシャツになって、それを「どうしようかな」と様子見している人が現れている、そんな感じでしょうか。

居林:ためらい、それでも「このまま夏になったらどうしよう」と思うわけです。

居林:天気ならば分かりやすくても、相場は、みんながハッピーになっていると「自分だけ乗り遅れているのではないか?」となって、自らの哲学で決めた通りに行動するのが難しい。

 それに、株価が上がっていると売り急がない。なぜか。幸せな気分が続き、そこに「所有する喜び」が生まれてしまうんです。これが下げ始めてから売るときは逆になって、「こんな株、持っていなければよかった」となって、一部の人が売ると、他の人が引っ張られ「人より先に売ろう」になるのですけれどね。

そこから解脱して、哲学で判断するには。

居林:繰り返しになりますけど、株式は、「リスクという代金を払って将来のリターンを買う」ゲームに参加するためのチケットだと考えることでしょうか。なぜ参加したのかと言えば「この程度のリスクを負うが、ここまでのリターンが期待できるから」ですよね。

リスクまで計算して買うのが正しい

あっ、「儲かるから」じゃダメなんですか?

居林:買うときに、リスクとリターンがどの程度なのか考えないのは、「真冬にTシャツ」ですよ。

 「XX%のリターンを期待できる、なぜならばこれらの理由が」ということはみんな言えるのです。でも、「それにどんなリスクがあるの? うまくいかないとどの程度の損になるの?」を言う人はまずいない。たとえば「配当があるから株価が下がってもマイナスXX%で済みます」などと言えれば、これは「下値がなくて上値がある」よい投資なんです。リスクとリターンを買う、というのは、上値だけでなく下値まで考えて買うことです。

なるほど…。ところで、いまの市場は春夏秋冬のどこでしょう?

居林:要するに、その時期の下値と上値が分かれば季節が分かります。もちろんどこかに書いてあるわけではなくて、そこを自分の哲学、私の場合は、企業業績をみて季節を予測するわけですが。

 今は、冬に向かっていると思います。企業業績のトレンドに大きな変化がない状況で、トランプ政権による米国自国主義の台頭は世界経済にとってマイナス要素にもなりかねない、と私は考えているからです。従って、いかに暖かい日があっても、ダウンを脱いでTシャツになってはダメです。

 前回の繰り返しになりますが、トランプ氏は米国の景気を最優先する、いや、せざるを得ない大統領です。たしかに米国景気はよくなるだろうけれど、そのために世界経済は大きなダメージを受け可能性がある。米国金利上昇による円安を期待する方もいますけれど、金利を上げれば米国の景気が冷えますから、トランプ政権はそちらには向きにくい。

 いまダウンを脱いでいる方は、トランプ政権が(米国の)景気を良くすることを過剰評価し、それしか目に入っていないんです。もっと大きな視点で見れば、米国は景気回復が10年つづくスーパーサイクルの中にあります。結構なことですが、株価が上がっているということは、リスクの値段が高くなり続けている、とも言えますね。

じゃ、下がる前に売れば?

つい、上昇局面だと悪いことが起きないような気がしますが…。

居林:みんながハッピーになっているときにこそ、起こり得るリスクを見なければいけません。「起こり得るリスクの可能性は大きく変わらない」のです。低下しているように見えるのは感覚によるマジック、簡単に言えば慣れです。

 聞いた話ですが、釣り堀で釣られたお魚は、元に戻してもしばらくは懲りて餌を食べないそうです。ところが、2週間もするとまた釣られるんだとか。

ああ、よく分かります。

居林:というわけで、現在の市場では少数派になりますが、私の判断は「利益確定」。少なくとも買いではない。

ひとつお聞きしたいのですが、ここまで聴いて「下がるから買うな、というけれど、下がる前に売ればいいじゃないか」と思う方も多いのではないでしょうか。

居林:おっしゃるとおりです。高いときに買って、もっと高いところで売る短期トレーダー的な手法ももちろんあります。長年この世界にいますので、信じられないくらいの才能を持つ、まさに天才を何人か目にしました。「株価が上昇し始めたところで乗って、天井につく前に降りればいい」という理屈も正しい。できる、と思うならどうぞ、わたしにはそういう才能がないのでやれません、他の方にも勧めません、というお話です。

 私のようなバリュー投資か、グロースか。「長期的に生き残れるのは全員バリュービレッジの出身だ」とウォーレン・バフェットが言ってまして、私の好きな言葉なんです(笑)。

 別の分け方をすると、投資哲学として、コントラリアン(逆張り)、波乗り(順張り)、両方(スイッチ)という分け方もあります。運用会社で25年の経験がありますが、長い目で見ると、私はコントラリアンですね。それも、強い馬のオッズがいいときに賭けている。懐かしの「クイズダービー」で言えば、はらたいらさんがたまたま調子が悪くて、倍率が上がったときに賭ける、みたいな。

篠沢教授が20倍、には?

居林:絶対行きません。冷静に考えれば当然ですよね。でも、「投資は行動」なので、目の前の20倍に釣られるのです。そこで釣られないために哲学がいる。

投資は10年単位の勝ち残り戦

なるほど。ところで「長期的に生き残れるのは」という、長期とは何年くらいですか?

居林:私は、長期というのは10年単位だと思っています。株式投資を仕事としてやるなら10年勝ち続けねばならない勝ち残り戦。参戦自体にコストがかかるので、それを上回る利益を上げられるかどうか。10年平均して勝ち続けないと意味がない。

 先ほど見て頂きましたが、日経平均のヒストグラムを長期で取ると、きれいに正規分布になるんですよ。過去10年、266週でプラスマイナス。きれいに対象形になります。もちろん、時には行きすぎたブラックスワンの日もあり、そこだけをみんなが覚えている。1998年に破綻したLTCMもその点では正しかった。

ロシア通貨危機が短期で収まると見越して投資したんでしたっけ。

居林:はい、長期的には正しい予測でしたが、レバレッジをかけ過ぎて予測が実現する前に破綻してしまいました。統計的異常値に注意し、逆張りしてもいいが全力でかけず、アベレージの世界に住んでいることを忘れずに、というのが教訓でしょうか。マーケットは明日もある。「今日は撤退でいい」と決めるのが大切です。

そういえば、居林さんの「撤退」についてのお話はまだお聞きしていませんね。

居林:撤退、利食い、損切りをどうするのか、は大きなテーマです。昨年は、いつマーケットに入るのか、の話を良くしました。この後は出方ですね。どう出口戦略を執行すべきか、そして我慢するべきか。次回にお話ししましょうか。最後に一言。売った後も上がるともう一回買い直したくなるんだけど、そこはぐっとこらえてください。


このコラムについて

市場は「晴れ、ときどき台風」
いわゆる「アナリスト」や「経済評論家」ではなく、「実際に売買の現場にいる人」が書く、市場の動きと未来予測です。筆者はUBS証券ウェルス・マネジメント本部日本株リサーチヘッドの居林通さん。そのときそのときの相場の動きと、金融市場全体に通底する考え方の両面から、「パニックに流されず、パニックを利用する」手法を学んでいきましょう。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/16/020500004/020900010/?P=1 

http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/430.html#c336

[お知らせ・管理21] 2017年2月 削除依頼・削除報告・投稿制限連絡場所。突然投稿できなくなった方は見てください。2重投稿削除依頼もこちら 管理人さん
16. 中川隆[6608] koaQ7Jey 2017年2月10日 07:45:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7067]
中川隆です。 何時もお世話になります。

私のオーディオ関係の投稿で引用元からクレームが付きました:

2. Re:無題

>阿修羅掲示板 中川隆さん

削除依頼はしましたが

なんとかして消して下さい

なんとかして消してください。勝手に乗せられたら困ります。訴訟も考えています

irony 2017-02-10 00:07:21
http://ameblo.jp/507576/entry-12246149673.html#cbox


つきましては、以下のスレをスレごと削除して頂けないでしょうか:


JBL や マッキントッシュ を使っていると音楽も音もわからなくなる
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/449.html

old JBL の世界 _ JBL に憧れるのは日本人だけ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/421.html

90dB以下の低能率スピーカーを使っていると音楽も音もわからなくなる
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/436.html

高級アンプの世界 _ 元祖オーディオ・オタク マーク・レヴィンソン
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/491.html

オールド マークレビンソン (Mark Levinson)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/653.html

カウンターポイント (COUNTER POINT )
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/652.html


宜しくお願い致します
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/476.html#c16

[お知らせ・管理21] 2017年2月 削除依頼・削除報告・投稿制限連絡場所。突然投稿できなくなった方は見てください。2重投稿削除依頼もこちら 管理人さん
17. 中川隆[6609] koaQ7Jey 2017年2月10日 08:11:30 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7068]

追記

これも削除して下さい:

ティム デ パラビッチーニの世界  
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/404.html


色々お手数をお掛けして申し訳ございません

http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/476.html#c17

[お知らせ・管理21] 2017年2月 削除依頼・削除報告・投稿制限連絡場所。突然投稿できなくなった方は見てください。2重投稿削除依頼もこちら 管理人さん
18. 中川隆[6610] koaQ7Jey 2017年2月10日 08:17:27 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7069]

再追記


現在・過去を通して、原音を遥かに上回る霊妙な音を奏でたスピーカーは QUAD ESL63 だけだが…
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/216.html


も削除して下さい
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/476.html#c18

[お知らせ・管理21] 2017年2月 削除依頼・削除報告・投稿制限連絡場所。突然投稿できなくなった方は見てください。2重投稿削除依頼もこちら 管理人さん
19. 中川隆[6611] koaQ7Jey 2017年2月10日 08:24:46 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7070]

大昔の伝説のプリアンプは絶対に買ってはいけない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/626.html

プリアンプは必要か?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/625.html

も削除して下さい
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/476.html#c19

[お知らせ・管理21] 2017年2月 削除依頼・削除報告・投稿制限連絡場所。突然投稿できなくなった方は見てください。2重投稿削除依頼もこちら 管理人さん
20. 中川隆[6612] koaQ7Jey 2017年2月10日 09:49:05 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7071]

アンティーク オーディオの世界 _ オーディオ・メーカはなぜ堕落してゆくのか?
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/483.html

スピーカの最高峰 B&W Original Nautilus _ 音響は完璧でも…
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/202.html

B&W は音楽を聴く為のスピーカーではない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/206.html


も完全削除して下さい


>>16, >>17, >>18, >>19 の削除理由は以下の通りだそうです:


6. Re:このスレも阿修羅掲示板に削除依頼を出しておきました

>阿修羅掲示板 中川隆さん

いや、最近色々とまずいことになっているんですよ。

正直リンク先とリンク先のブログ名の引用がないならそれほど問題ではないのですが、後になって問題になってはまずいから消している記事が多いのですが、ずっと残ると逆に困るんです。引用先など書かないでおいてくれた方が良かったんです。
irony 2017-02-10 08:50:45
http://ameblo.jp/507576/entry-12246149673.html#cbox



http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/476.html#c20

[お知らせ・管理21] 2017年2月 削除依頼・削除報告・投稿制限連絡場所。突然投稿できなくなった方は見てください。2重投稿削除依頼もこちら 管理人さん
21. 中川隆[6613] koaQ7Jey 2017年2月10日 10:13:10 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7072]

次の二つも完全削除して下さい

真空管聴きくらべ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/442.html

山中湖 ペンション すももの木 _ 3極管シングルアンプの世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/425.html


お手数お掛けして申し訳ありません



http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/476.html#c21

[リバイバル3] 「住宅は資産」という幻想で誰があなたをカモにするのか? 中川隆
71. 中川隆[6614] koaQ7Jey 2017年2月10日 14:35:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7073]

2017年02月10日
サラリーマン大家の9割は赤字 成功者はセミプロ

頑張って経営して、数年後に計算したら赤字という事がよくある

サラリーマン大家の9割は赤字で終える

2011年の地震で底値をつけた不動産価格は上昇し続け、素人オーナーブームで多くの人が参入しました。

だが結局、そうした素人オーナーやサラリーマン大家の9割が赤字を抱えているという。

複数のアパートを経営し、家賃収入数千万円を誇示する人が多く居ますが、彼らも利益を得ているかは分からない。


不動産投資を現金でする人はおらず、土地の値上がり率を除けばアパート経営は利益率が低いビジネスだからです。

ほとんどの賃貸アパートやマンションの利益率は、税金や手数料や経費を差し引くと5%以下で、プラスなら御の字というところです。

赤字になる原因の大きな部分が建物で、土地は腐らないが建物は日々腐っていきます。


日本の税制評価ではどんな建物も20年で無価値になり、取り壊し費用分を差し引かないと売れなくなります。

賃貸物件だと入居者に貸し出せる状態なら価値が出るが、年々家賃を下げないと空室率が上昇していきます。

家賃を下げると入居者は集まるが、そうすると「ガラが悪い人」や面倒くさい人が集まってきます。


古くなるにつれて修繕が必要になり、みすぼらしいままだと入居者がつかず、空室率が増えていきます。

入居者を集める為には、入居時の敷金礼金保証金手数料などを思い切って下げるが、さらに利益率を下げる。

それでも不動産会社が「捨てた」物件を一般の人が購入して素人オーナーになっているが、重要な要素を見逃す事が多い。

不動産で成功する人は1割

アパート経営には定期的に巡回したり交渉したり、何かと手間が掛かり、管理会社に丸投げすると高い管理費を取られます。

プロの不動産業者は自分の人件費が出ない物件を手放すが、一般の人はそこまでは考えない。

入居者トラブル、設備の故障、資金繰りなどアパートオーナーは意外に苦労が絶えない。


一念発起してアパート経営者になり、数年後にローンを払い終わって計算したら、結局赤字だったという例が非常に多い。

アパートの建物は老朽化するので、手放すときの価格は購入価格よりもかなり低いはずで、売買手数料を含めると儲かるとは限りません。

だから本職の不動産屋が買わなかった訳で、もし自分の人件費を時給で含めたら確実に赤字になるでしょう。


一般の人の不動産投資は、実に9割が失敗に終わり、成功する人は1割だとされています。

株式投資などでも、結局生涯通算してプラスで終える人は1割程度だといわれていて、ほとんどボランティア活動です。

不動産投資は値下がりしていく物件の価値や経費や税金を、家賃収入で補って利益をえるモデルで、最終的にはオバケ屋敷になって終わります。


金融庁によると不動産融資は過剰融資になっていて、物件の供給数もこれからは過剰になっていくと考えられています。

正確にいうと「良い場所のマンション」は今後も不足するが、「不便なアパート」は既に飽和状態になっています。

「サラリーマン大家」で誰でも何もせず儲かると投資を煽ったが、そんな上手い話はどこにも無かった筈でした。


成功した人は居るものの、彼らはセミプロのように取り組んでいて、交渉やリフォームなど簡単に真似出来ないような武器を持っていました。
http://thutmose.blog.jp/archives/69236981.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/615.html#c71

[政治・選挙・NHK220] 小沢 一郎 「次の選挙はどんでん返しでまた逆になりますから,期待してください」(銅のはしご) 赤かぶ
32. 中川隆[6615] koaQ7Jey 2017年2月10日 14:46:08 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7074]
>>31

トランプ氏を担ぎだした、米国を裏で仕切る新勢力の正体

トランプ氏の政治的背景


今週は、いよいよ本命視されてきたドナルド・トランプ共和党大統領候補の政治的背景につきまして、お話ししたいと思います。

政策もほとんど語らず、その場しのぎのポピュリストであると言われているドナルド・トランプの政治母体は、選挙対策本部のほとんどが、AFP出身者であることから、実は明確です。AFPは、「アメリカン・フォー・プロスペリティ」という草の根団体ですが、実際は違います。このAFPを事実上運営しているのは、全世界最大の非公開企業コーク一族(いちぞく)なのです。

コーク一族は、反ホワイトハウス、反ワシントン・システムを掲げるリバタリアンで、近年では、ティーパーティー運動の仕掛け人としても、名前が大きく挙がりました。コーク一族は非公開企業であるゆえ(兄弟で10兆円を超える資産を保有しています)、ウォール街との関係も大きくなく、反ウォール街的な意味合いも強く持っています。

そして、コーク一族は今までに何度もハッキリと「共和党を乗っ取る」と公言していました。そのコーク一族による「共和党乗っ取り計画」の神輿がドナルド・トランプだ、と言いたいところですが、事実はもう少し複雑です。

ここで、近年の米国共和党主流派の変遷を見直したいと思います。2001年時点での米国共和党は、ブッシュ政権で保守エスタブリッシュメント+宗教右派でしたが、そこをネオコンが乗っ取り、戦争へと突入しました。その後、2010年を前後してティーパーティが乗っ取りを試み、ここで共和党は多様化しました。この時点の共和党は、保守エスタブリッシュメント=やや衰退、宗教右派=変わらず、ネオコン(軍産複合体)=かなり衰退、そしてティーパーティ=大きく勢力拡大と、かなり複雑化することになり、新旧勢力の交代も行われることになります。

同じように米国共和党と呼応する日本の自民党は、ブッシュの保守エスタブリッシュメント+ネオコンのブッシュ=小泉政権、そして遅れてきたネオコンの安倍政権と引き継がれますが、現在、主力になりつつあるティーパーティや新興リバタリアン勢力に呼応する政権がありません。ティーパーティは、その存在意義からしても日本の呼応を求めていないものとも考えられますが、もちろん、米国民主党と呼応する日本の政権もないのが現状ですので、今後日米関係が良くなるわけがありません。

さて、2016年共和党大統領候補は、旧主力派だった保守エスタブリッシュメントからジェブ・ブッシュ、宗教右派からテッド・クルーズ、ネオコンからマルコ・ルビオ、リバタリアンからスコット・ウォーカーと候補が立ちましたが、現在、共和党の新主力派であるティーパーティーが、ふたつに分派しました。そのひとつの勢力で、コーク兄弟と袂を分かち合った一群が担ぎ出したのが、ドナルド・トランプなのです。

それゆえ、元々ティーパーティーの基盤だったAFPから、トランプの選挙対策チームが形成されることになりました。ここには、「大金を投じて草の根を演出する」別名「人工芝」チームが多くいます。この「人工芝」チームが、現在のトランプ旋風を全米で巻き起こしているのです。

彼らの戦術は実に巧みで、最新のテクノロジーを駆使し、常に市場を分析しています。特に相手候補を打ち負かす広告投入手法は見事で、2014年の中間選挙では、AFPが資金投じた候補の95%を当選させました。現在のトランプは、AFP同様反ワシントン・システム、反ウォール街、反エスタブリッシュメントであり、それゆえ選対幹部にはエスタブリッシュメントの基盤であるアイビーリーグ出身者がひとりもいません。この点では、民主党から出馬しているサンダースと近いものがあります。これを日本に置き換えれば、東大法学部が作った霞が関システムに対して、トランプもサンダースも大きく反対の狼煙を上げていると言えるでしょう。

もし、今年の2016年米国大統領選挙でトランプが勝たなくとも、4年後まで、このままのウォール街とエスタブリッシュメントによる「アメリカ式システム」が維持できるとは考えられません。

米国は、言うならばOSを、全面的に入れ替えようとしているのです。それゆえ米国に近しい国家、または個人は、米国同様にOSを入れ替えるか、大きなアップデートが今後急速に必要だと思われます。なぜなら、もし今回の選挙でトランプが負けるとしても、4年後に必ず大きなチェンジに直面するからです。それは、「政治家による政治」の終焉を意味するのです。

なるほどティーパーティーの裏には反ウォール街、反エスタブリッシュメントのコーク一族がいた。
そしてそこから枝分かれした人工芝チーム。
人工知能などのテクノロジーを駆使する一派がトランプさんを支えてる。

しかし、ワタスはかなり前から奴らの一族は研究してる方ですが、コーク一族など知りませんでした。

こんな本も出てるようです。

アメリカの真の支配者 コーク一族

posted with カエレバ

ダニエル・シュルマン 講談社 2015-12-09


Amazon

現代版ロックフェラー、アメリカの真の支配者?

以下、世界の長者番付(フォーブス誌2016年版)です。
http://memorva.jp/ranking/forbes/forbes_world_billionaires_2016_world.php

世界
順位 名前 名前(読み) 関連 国籍 年齢 資産
(10億$) 資産
(兆円)
1 Bill Gates ビル・ゲイツ マイクロソフト アメリカ 60 75.0 8.48
2 Amancio Ortega アマンシオ・オルテガ ザラ スペイン 79 67.0 7.57
3 Warren Buffett ウォーレン・バフェット バークシャー・ハサウェイ アメリカ 85 60.8 6.87
4 Carlos Slim Helu カルロス・スリム テレフォノス・デ・メヒコ メキシコ 76 50.0 5.65
5 Jeff Bezos ジェフ・ベゾス アマゾン アメリカ 52 45.2 5.11
6 Mark Zuckerberg マーク・ザッカーバーグ フェイスブック アメリカ 31 44.6 5.04
7 Larry Ellison ラリー・エリソン オラクル アメリカ 71 43.6 4.93
8 Michael Bloomberg マイケル・ブルームバーグ ブルームバーグ アメリカ 74 40.0 4.52
9 Charles Koch チャールズ・コーク コーク・インダストリーズ アメリカ 80 39.6 4.47
9 David Koch デイヴィッド・コーク コーク・インダストリーズ アメリカ 75 39.6 4.47
11 Liliane Bettencourt リリアンヌ・ベッタンクール ロレアル フランス 93 36.1 4.08
12 Larry Page ラリー・ペイジ グーグル アメリカ 42 35.2 3.98

これを見ると9位にコーク兄弟が入ってます。

ただ兄弟合わせて資産10兆円。
ビルゲイツさんよりは上ですが、ロスチャイルドとかロックフェラーさんなどに比べれば吹けば飛ぶレベルです。

調べるとコークさんはあの化学会社デュポンを買収したりしてますが、
真の支配者というには規模が小さ過ぎます。

以下はコーク一族のネットワーク図のようです。

このネットワーク図にはケイトー研究所というのがあります。

これはコーク一族が作ったリバタリアン系シンクタンクですね。
で、他に関係するシンクタンクがないか見たら、上のネットワーク図にHeritage Foundation(ヘリテージ財団)が入ってます。

ヘリテージ財団か。
と思って、いろいろ調べたところどうもコーク一族の裏は、メロン財閥がいるようです。

なるほど。コーク一族=メロン財閥。

メロン財閥というのはアメリカ4大財閥の一つです。
アメリカ4大財閥とは、メロン財閥、デュポン財閥、モルガン財閥、ロックフェラー財閥です。

メロン財閥はあのカーネーギー・メロン大学を作り、
銀行で言うとバンク・オブ・ニューヨーク・メロンがあり軍需産業でいうとグラマン等々があります。

日本の陰謀論者はなぜかロックフェラーばかり取り上げるのですが、
メロン財閥はロックフェラーも上回ると言われているのです。

で、以下は、メロン財閥当主のリチャード・メロン・スカイフさんです。


ただ、この人は2014年に癌で死亡してます。
なんと、あのロックフェラー財閥のリチャード・ロックフェラーさん(飛行機の墜落事故で死亡)と同時期に死んでます。
なぜ時期が一緒なのか。
もしかしてロックフェラーVSメロンで潰しあった?

2014年2月頃というのは銀行家が大量死している時期でした。
その昔、ワタスはこんな記事を書いてました。


銀行家が大勢死んでいるようです
http://golden-tamatama.com/blog-entry-1366.html

リチャード・メロン・スカイフさんはどうも暗殺されてしまったようですた。

で、ティーパーティーが分派しはじめてるのもどうもその頃からのようです。
メロン財閥がコントロールできなくなってティーパーティーが分派した。
で、コーク兄弟と袂を分かち合った一群がドナルド・トランプさんを担ぎだしているように見える。

確かにトランプさんを担いでるのはロックフェラーでもないし、メロンでもないように見える。
なにか、アメリカでは既存の財閥と全然関係ないグループが出てきているように見えます。
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/416.html#c32

[番外地6] 米ネオコンとは? 中川隆
6. 中川隆[6616] koaQ7Jey 2017年2月10日 15:38:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7075]
2017.02.10
トランプ政権の国務副長官候補として名前の挙がっているエイブラムズは犯罪に手を染めたネオコン


ロシアとの関係改善を嫌う勢力、つまりヒラリー・クリントンを担いでいた人びとはドナルド・トランプ政権の国務副長官にネオコンのエリオット・エイブラムズを押し込もうとしているとする情報が流れている。

 若い頃、エイブラムズはネオコンのゆりかご的な存在だったヘンリー・スクープ・ジャクソン上院議員の事務所で働いているが、その事務所の顧問だった人物がCIAの内部でソ連に関する偽情報を発信していたチームBを率いていたハーバード大学のリチャード・パイプス教授。そこにはリチャード・パール、ダグラス・フェイス、エイブラム・シュルスキーなど、後にネオコンの中核メンバーを形成する人びとも所属していた。

 ロナルド・レーガン政権になるとエイブラムズは国務次官補に就任、イラン・コントラ事件(イランへの武器密輸とニカラグアの反政府ゲリラに対する違法な支援)に連座することになった。次のジョージ・H・W・ブッシュ政権では大統領特別補佐官、その息子のジョージ・W・ブッシュ政権では中東問題担当の主席顧問を務めている。レーガン政権でエイブラムズはロバート・ケーガンらと一緒に情報操作のテクニックを学んでいるが、その師にあたる人物がCIAのウォルター・レイモンド。

 ビル・クリントン政権ではネオコンの影響力が低下、戦争にも消極的になる。その中で好戦的な姿勢を維持していたマデリン・オルブライト(ズビグネフ・ブレジンスキーの教え子)やネオコンのビクトリア・ヌランド(ロバート・ケーガンの妻)を政権内へ引き入れ、大統領を戦争へと導く役割を果たしたと言われているのがビルの妻、ヒラリーだ。

 クリントン政権が戦争へと傾く切っ掛けは国務長官の交代。1997年にウォーレン・クリストファーからオルブライトへ替わり、好戦的な雰囲気が強まった。その翌年、ネオコン系シンクタンクのPNACはイラクが大量破壊兵器を使えないようにし、サダム・フセインを排除するべきだとする内容の手紙をクリントン大統領へ送っている。その手紙にサインしたひとりがエイブラムズだ。

 ブッシュ・ジュニアが大統領になり、ニューヨークの世界貿易センターやバージニア州アーリントンにある国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃された翌年、2002年にベネズエラのウゴ・チャベス大統領を排除することを目的としたクーデターが試みられた。

 そのクーデターの黒幕として名前が挙がっているのは、オットー・ライク、ジョン・ネグロポンテ、そしてエイブラムズだ。アメリカの武官、例えばジェームズ・ロジャーズ中佐の関与も指摘されている。クーデターの際、アメリカ海軍がベネズエラ沖で待機、新政権は実業家のペドロ・カルモナを中心に組閣されることになっていたという。

 エイブラムズをどのように扱うかは、トランプ政権がどの程度ネオコンに浸食されているかを判断する材料になる。
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201702100000/
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/751.html#c6

[お知らせ・管理21] 2017年2月 削除依頼・削除報告・投稿制限連絡場所。突然投稿できなくなった方は見てください。2重投稿削除依頼もこちら 管理人さん
24. 中川隆[6617] koaQ7Jey 2017年2月10日 17:15:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7076]
阿修羅管理人様

中川隆です。

>>16, >>17, >>18, >>19,>>20, >>21 の削除依頼、早速の対応ありがとうございました

今後共宜しくお願い致します。
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/476.html#c24

[近代史02] 中国人のこういう所が大好き 中川隆
73. 中川隆[6618] koaQ7Jey 2017年2月10日 19:27:21 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7077]

2017年02月10日
中国造船業 赤字で生産し輸出世界一

共産主義は最大限の生産をするシステムで、減産はできないようになっている
20160920-06260670
引用:http://img.recordchina.co.jp/thumbs/m720/201609/20160920-06260670.jpg


日中韓造船業の苦戦振り

かつて日中韓が造船大国世界一の座をかけて争っていたが、この1年で様相が激変しています。

2016年9月に韓国最大のの韓進(ハンジン)海運が経営破たんし、海運業の苦境が表面化しました。

2016年にジェトロが発表した世界貿易統計では、2015年の貿易額は12.7%減の16兆ドルでした。

          


2016年の世界貿易はまだ出ていないものの、中国の貿易総額が6.8%減、アメリカも4%減(推定)、日本は11%減などとなっている。

世界経済の悪化を背景に貿易額が減少している上に、物の貿易が減少しサービスの割合が増えている。

石油や自動車は減少し、ソフトウェアやアニメなど輸送する必要がない商品の取引金額が増加した。


韓国の造船業はサムスン、大宇、ヒュンダイの「御三家」が安い人件費を背景に日本から受注を奪ったが、今では倒産や合併が囁かれている。

国家破綻して通貨のウォンが暴落したのを良い事に、低価格を武器に1999年から日本を受注額で上回っていました。

だが2016年末の受注残高は日本は2006万4千トン(835隻)、韓国1989万トン(473隻)で日本が上回りました。


受注残高は受注したがまだ引き渡していない数で、今後の業績を予想でき、2017年以降は日本の総受注数が韓国を上回る可能性が高い。

2016年の総受注数は中国351万3千トン、韓国157万2千トン、日本111万5千トンという順位になった。

だが世界一の順位競争より重要なのは3カ国の大手造船企業がどれも赤字経営な事で、大赤字を出して世界一を取っても意味がない。

共産主義の造船所とは

韓国は3位の大宇造船が倒産寸前、ヒュンダイは親会社の現代グループは既に存在せず、支援を受けられない。

サムスンもスマホの出火騒動などで今後の情勢が厳しくなると予想され、造船部門は赤字経営を続けています。

韓国の造船会社は経費削減のためにリストラや設備縮小、賃金の未払いなどを行っていて、韓国の雇用悪化に一役買っている。


その韓国を倒して世界一になった中国の造船業だが、他の産業と同じく過剰設備、過剰生産、過剰輸出で市場を崩壊させました。

共産主義制度では「増産」だけが評価され「減産」するとマイナスどころか犯罪行為で、工場長が共産党に無断で減産したら逮捕されます。

北朝鮮の工場を連想すると分かるが、増産は表彰され減産は処罰されるので、何でも最大限過剰生産します。


この国家体制は世界大戦の時には機能し、ソ連はドイツを物量で圧倒したが、増やしたものを減産する制度は存在しないのです。

だから中国は必ず船でも鉄鋼でも自動車でも何でも、限界まで生産して市場が崩壊し、工場が破綻するまで増産し続けます。

レアアースは今でも中国が世界の9割を生産しているのに、減産ができないので密輸品が世界に溢れて価格が暴落したままです。


中国の大手造船所は全て国営か元国営、あるいは共産党が経営に関与する準国営企業になっています。

他に小さい造船所が無数に存在し、過剰生産の原因になっていて、政府は生産調整を奨励している。

2015年のピーク時から生産能力を半減させる予定だが、実現してもまだ生産能力が余りまくっています。
http://thutmose.blog.jp/archives/69249929.html
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/289.html#c73

[リバイバル3] 伝説の静電型スピーカー QUAD ESL57・ESL63

オーディオの部屋(議論・難しい話) - QUAD ESLの話
http://audiofan.net/board/data/audio/log/tree_130.htm

■題名 : QUAD ESLの話
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/11/13(木) 0:44
 -------------------------------------------------------------------------

ESLは、英国のアコースティカル・マニュファクチュリング社のピート・ウオーカー氏が開発製造した、フルレンジ対応の静電型スピーカーで、この種のものとしては最も商業的に成功した製品でした。


QUAD/ESLの美点は、静電型スピーカーとして最低限度必要な補機を非常にコンパクトにまとめて、家庭用として違和感のない製品に仕上げたピート・ウオーカーの感覚です。メッシュのバックカバーをはずすとほとんど全部の機構が丸見えになりますが、実にシンプルです。これだけ簡素にすべての機構をパッケージにした静電型スピーカーは、空前絶後といって構わないと思います。


わたしがQUAD/ESLを気にし始めたのは、それまで使用していたテク二クスのスピーカーの出す音に不満を感じて、次のステップをどの方向に踏み出すべきか悩んでいた頃です。もはや30年近く昔の話です。当時はシュリロ貿易が輸入代理店で、メンテナンスサービスも自社で行っていました。今でも当時担当の方は、ハーマンインターナショナルでお勤めと聞きますし、当時の部長であった長谷川洋一氏とは後に知り合いました。何度かメンテナンスのためにシュリロへESLを送り出すたびにどうなることかと気をもんだことが、昨日のことのように思い浮かびます。


さて、QUAD/ESLの最大の弱点であり、特徴のひとつはその構造強度の脆弱さです。普通にパワーアンプをつなぐと、低音部の強調される演奏では、低音用パネルがビンビンと共振を始めます。これはもともと薄板と金網でできた構造に振動を加えることになるので、止めようがありません。またこれと原因を同じくするのですが、振動板が電極に触れて焼け焦げ穴が開くことがあります。要するに不整振動と低音信号による大振幅動作が原因で電極に振動板が触れた際に、電極間に加圧されている5,000Vの電圧が振動板を焼いてしまうのです。


逆の見方をすれば、この強力な電圧が大きな、しかも薄い振動板を強力に支え、全面均一に近い振動モードを実現できるわけです。振動方向は正確に軸方向になり、大きな平面波を発生させます。


基本的にはその他の静電型スピーカーも共通の弱点を持っており、そのために使用条件を制限して、これを欠点にしないような方策が採られていました。帯域を狭めて高音部のみを入力する(要するにツイーターとして使う)ような製品が多く開発されました。


ピート・ウオーカー自身も自社のパワーアンプでは、ESLの振動板を焼きつかせるような高電圧が供給されないように、パワーリミッターを組み込めるようにするなどの対策を施しました。


しかしながらいろいろな方策も問題の根本的解決にはならず、これがQUAD/ESLと静電型スピーカーの評価を偏らせることになりました。即ち:


1)    大入力に弱い

2)    振動板の致命的損傷が、容易におきる

3)    ジャズ・ポップス・大編成オーケストラ演奏などには使えない


そのため静電型スピーカーといえば小編成室内楽専用といわれた時期もあります。私の下宿で向こう三軒両隣から苦情が来るようになったのは、これらの問題の対策を実行し、見事にそれを解決してからのことになります。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/11/13(木) 1:12
 -------------------------------------------------------------------------
▼志賀さん:


先にお話しておきますが、ESLを諦めたわけではありません。ただ新居に移るたびに書斎が狭くなるので設置が困難になったためと、さすがに12年間使用して根本的オーバーホールが必要になったため(当時既にESLは製造打ち切りになって、ESL63がカタログに残っておりました。そのため新品としてESLは入手不能でした。)売却のやむなき状況になっただけです。


ESL63に関しては大いに疑問があったので入手にいたらず、暫くステレオ装置なしで海外で過ごした後、SEQUERRA氏と話す機会を得て、彼のスピーカーに興味を持ったのです。現在稼動している彼のリボンツイーターは300Hzから使用しております。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : QUAD ESLの謎
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/11/13(木) 23:11
 -------------------------------------------------------------------------
ESLのことは全て判ったつもりでしたが、雑事にかまけて聞きそびれたことが有ります。


ESLは後ろに18度程、傾斜が付けられております。それはフロア直置きであったため、音響軸が聴取者の耳位置に掛かるように考案されたものと考えておりました。ところが、落ち着いて考えてみると、座高90cm位の人が40cm程度の椅子に座ると、音響軸が聴取者の耳位置に掛かるためには、5m近くスピーカーから離れなければなりません。


住宅事情の許す欧米でも、5m離れると相当な音響出力が必要となり、これまたESLの負担になってしまうのです。第三者の供給するスタンドなどを使用しない限り、スピーカーに近付くには、聴取者も床に直に座るしかないのです。(ローライフ?)


一体ピート・ウオーカーがESLの設置方法をどのように考えていたのか、今となっては、一つの謎です。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの謎
 ■名前 : 石井 aishii@mac.com>
 ■日付 : 03/11/13(木) 23:45
 -------------------------------------------------------------------------
▼APPLE ONEさん:

>ESLのことは全て判ったつもりでしたが、雑事にかまけて聞きそびれたことが有ります。

>

>ESLは後ろに18度程、傾斜が付けられております。それはフロア直置きであったため、音響軸が聴取者の耳位置に掛かるように考案されたものと考えておりました。ところが、落ち着いて考えてみると、座高90cm位の人が40cm程度の椅子に座ると、音響軸が聴取者の耳位置に掛かるためには、5m近くスピーカーから離れなければなりません。

>

>住宅事情の許す欧米でも、5m離れると相当な音響出力が必要となり、これまたESLの負担になってしまうのです。第三者の供給するスタンドなどを使用しない限り、スピーカーに近付くには、聴取者も床に直に座るしかないのです。(ローライフ?)


故朝沼予史宏氏が小学館の編集者をやっている頃、クォードのESLをdBシステムズで鳴らしていましたが、その際、傾斜を立てる特製の台に載せて使っていました。


>一体ピート・ウオーカーがESLの設置方法をどのように考えていたのか、今となっては、一つの謎です。


ESLは奥の深いスピーカだった様で、故朝沼氏は「ピーターとチェスを指している様だ」と雑誌に書いていました。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの謎
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/11/14(金) 22:38
 -------------------------------------------------------------------------
▼石井さん


>故朝沼予史宏氏が小学館の編集者をやっている頃、クォードのESLをdBシステムズで鳴らしていましたが、その際、傾斜を立てる特製の台に載せて使っていました。


ステレオサウンドの古い記事ですね。


朝沼氏のESL用スタンドを用意したのは、元シュリロ貿易営業部長の長谷川氏であったと思います。ところがわたしの見た限り、御世辞にもESL本体の外観に合っているといえない代物であったので、ついに御両人に確認しないままになっておりました。お二方とも既に鬼籍の人です。朝沼氏はその後評論家活動に成功し、金回りも良くなった様でQUAD ESLやDBシステムズなどのローバジェット・ハイエンドからすぐに遠ざかって行きました。以降の活動は皆さん御存知のとおりです。


>ESLは奥の深いスピーカだった様で、故朝沼氏は「ピーターとチェスを指している様だ」と雑誌に書いていました。


ピート・ウオーカーの勝ちであったと思います。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの謎
 ■名前 : 石井 aishii@mac.com>
 ■日付 : 03/11/15(土) 0:09
 -------------------------------------------------------------------------
▼APPLE ONEさん:

>朝沼氏のESL用スタンドを用意したのは、元シュリロ貿易営業部長の長谷川氏であったと思います。ところがわたしの見た限り、御世辞にもESL本体の外観に合っているといえない代物であったので、ついに御両人に確認しないままになっておりました。お二方とも既に鬼籍の人です。朝沼氏はその後評論家活動に成功し、金回りも良くなった様でQUAD ESLやDBシステムズなどのローバジェット・ハイエンドからすぐに遠ざかって行きました。以降の活動は皆さん御存知のとおりです。


故朝沼氏はローバジェット・ハイエンドの頃がオーディオ評論家としては輝いていた様に感じます。

今でもセレッションのSL-600にクレルKSA-50をブリッジにして、dBシステムズのプリ、オラクルのターンテーブルという朝沼氏推薦の組み合わせは、自分の中では憧れで、機会があれば手に入れてみたい、と考えています。


それ以降はオーディオ評論家というよりAV評論家と言った方が相応しい活動だったかと思います。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの謎
 ■名前 : アガサ
 ■日付 : 03/11/14(金) 2:20
 -------------------------------------------------------------------------
▼APPLE ONEさん:

>ESLは後ろに18度程、傾斜が付けられております。それはフロア直置きであったため、音響軸が聴取者の耳位置に掛かるように考案されたものと考えておりました。ところが、落ち着いて考えてみると、座高90cm位の人が40cm程度の椅子に座ると、音響軸が聴取者の耳位置に掛かるためには、5m近くスピーカーから離れなければなりません。

>

>一体ピート・ウオーカーがESLの設置方法をどのように考えていたのか、今となっては、一つの謎です。


ESL57は水平方向の指向性は狭かったですが

上下方向の方が比較するとブロードだったように記憶しております。

1960年代には 目線より結構低いタイプのフロア型SPが

多いので 例えばランサー101やパラゴンなど・・・

それほど気にしていなかったのかもしれません。

あの角度は床や天井の反射を考えると 結構良い角度だったのかも

しれません。何よりデザイン的にも美しい角度でした。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの謎
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/11/14(金) 22:35
 -------------------------------------------------------------------------
▼アガサさん:


>ESL57は水平方向の指向性は狭かったですが

>上下方向の方が比較するとブロードだったように記憶しております。

>1960年代には 目線より結構低いタイプのフロア型SPが

>多いので 例えばランサー101やパラゴンなど・・・

>それほど気にしていなかったのかもしれません。

>あの角度は床や天井の反射を考えると 結構良い角度だったのかも

>しれません。何よりデザイン的にも美しい角度でした。


まさにそのとおりです。わたしがESLを見つけることが出来たのも、その美しさのためです。でも考えてみるとローライフ用のステレオ音響装置はとても贅沢なものではないか、と思い当たります。ちなみにわたしは、JBLパラゴンも大好きです。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの謎
 ■名前 : 舘野洋一郎 VK2YT tateno@nectar.com.au>
 ■日付 : 03/11/24(月) 11:54
 -------------------------------------------------------------------------
>ESL57は水平方向の指向性は狭かったですが

>上下方向の方が比較するとブロードだったように記憶しております。


高音用のセルの形状を見ると分かりますが、上下方向の指向性は左右方向よりも更に鋭いはずです。上下に長いセルを採用したのは左右の志向性をいくらかでも改善しようとしてのことです。それでも実用上は二人並んで聞くことの出来ない程の鋭い指向性です。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの謎
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/11/24(月) 18:07
 -------------------------------------------------------------------------
▼舘野洋一郎 VK2YTさん:


>高音用のセルの形状を見ると分かりますが、上下方向の指向性は左右方向よりも更に鋭いはずです。上下に長いセルを採用したのは左右の指向性をいくらかでも改善しようとしてのことです。それでも実用上は二人並んで聞くことの出来ない程の鋭い指向性です。


やはり、二人並んで聴くことも必要なのですかね?

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの謎
 ■名前 : 舘野洋一郎 VK2YT tateno@nectar.com.au>
 ■日付 : 03/11/25(火) 11:25
 -------------------------------------------------------------------------
▼APPLE ONEさん:

>▼舘野洋一郎 VK2YTさん:

>

>>高音用のセルの形状を見ると分かりますが、上下方向の指向性は左右方向よりも更に鋭いはずです。上下に長いセルを採用したのは左右の指向性をいくらかでも改善しようとしてのことです。それでも実用上は二人並んで聞くことの出来ない程の鋭い指向性です。

>

>やはり、二人並んで聴くことも必要なのですかね?


いいえ、私は一人で聞ければ十分です。ただ、鋭い指向性があることを強調しただけです。私にとってはこのことは問題ではありません。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 志賀
 ■日付 : 03/11/13(木) 23:41
 ■Web : http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm
 -------------------------------------------------------------------------
▼APPLE ONEさん:


早速レスを付けさせていただきます。かなり空想も交えた話しなのでそのつもりで。


>さて、QUAD/ESLの最大の弱点であり、特徴のひとつはその構造強度の脆弱さです。普通にパワーアンプをつなぐと、低音部の強調される演奏では、低音用パネルがビンビンと共振を始めます。これはもともと薄板と金網でできた構造に振動を加えることになるので、止めようがありません。またこれと原因を同じくするのですが、振動板が電極に触れて焼け焦げ穴が開くことがあります。要するに不整振動と低音信号による大振幅動作が原因で電極に振動板が触れた際に、電極間に加圧されている5,000Vの電圧が振動板を焼いてしまうのです。

>

私も、コンデンサーSPが全面駆動型であり、そのため振動板に強度が要求されずいくらでも軽く出来、また、機械的支持力(スチフネス)も小さく出来るので理論的には、理想的なSPだと思っています。


実際、トゥイターとしては大昔私も使ったことがあり、その透明な音に驚かされた覚えがあります。


しかし、おっしゃるような弱点がありなかなか普及しないのでしょうね。低音再生能力については、QUAD の製品を写真で見ただけで、この構造では、低音の衝撃音を発生する時(空気を前(後)へ押し出す時)に発生する、強力な反作用力をとても押さえ込めないとういう感じを持ちました。実際、私のHPを見てお便りを頂いたQUAD ユーザーの方(A氏)も、低音の迫力だけは諦めざるを得ないとのことでした。さらにA氏は、背圧の回り込みによる低音の減衰を避けるため、至近距離で聴いているとのことでした。がしかし、その魅力から逃れられないとか。これは、どの様なジャンルの音楽を好んで聴くかにも依るでしょうね。

>逆の見方をすれば、この強力な電圧が大きな、しかも薄い振動板を強力に支え、全面均一に近い振動モードを実現できるわけです。振動方向は正確に軸方向になり、大きな平面波を発生させます。

>

>基本的にはその他の静電型スピーカーも共通の弱点を持っており、そのために使用条件を制限して、これを欠点にしないような方策が採られていました。帯域を狭めて高音部のみを入力する(要するにツイーターとして使う)ような製品が多く開発されました。

>

ところで、平面波の場合は高域の指向性がすこぶる鋭くなると思いますが?A氏のSPは同心円状に電気的ディレイを加えて擬似的半球面波を発生しているとのことでしたが、その点どうなのでしょうか?


>しかしながらいろいろな方策も問題の根本的解決にはならず、これがQUAD/ESLと静電型スピーカーの評価を偏らせることになりました。即ち:

>

>1)    大入力に弱い

>2)    振動板の致命的損傷が、容易におきる

>3)    ジャズ・ポップス・大編成オーケストラ演奏などには使えない

>

>そのため静電型スピーカーといえば小編成室内楽専用といわれた時期もあります。私の下宿で向こう三軒両隣から苦情が来るようになったのは、これらの問題の対策を実行し、見事にそれを解決してからのことになります。


すみません、ここの所が良くわからないのですが? これは、貴兄がメンテの際に改良された(してもらった)ということでしょうか? それとも、そのような製品がすでに出ているということなのでしょうか?


さしつかえなければ、どの様な対策をとられたのでしょうか?

特に、低音の問題は容易に解決出来ないと思うのですが?

どこかで、サブウーファーを使用されているように書いておられるのを見たのですが?

間違って折れば失礼。


実は、私が頭に描く理想(空想?)のSPシステムは中低音以上は全面駆動型(メンテ、指向性の点でリボン型が望ましい)を使い、低音はやむ終えず、MFB(出来れば位置検出型)をタイプのサブウーファーを使うというものですが、どんなものでしょう?


後ろのレスでリボン型で300Hzまで使えるのがあるというのはかなりその理想に近づいているように思いますが。もっとも、巨大な磁気回路が必要でとてつもなく高価でしょうね。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/11/14(金) 22:28
 -------------------------------------------------------------------------
▼志賀さん:


>しかし、おっしゃるような弱点がありなかなか普及しないのでしょうね。低音再生能力については、QUADの製品を写真で見ただけで、この構造では、低音の衝撃音を発生する時(空気を前(後)へ押し出す時)に発生する、強力な反作用力をとても押さえ込めないとういう感じを持ちました。実際、私のHPを見てお便りを頂いたQUADユーザーの方(A氏)も、低音の迫力だけは諦めざるを得ないとのことでした。さらにA氏は、背圧の回り込みによる低音の減衰を避けるため、至近距離で聴いているとのことでした。がしかし、その魅力から逃れられないとか。これは、どの様なジャンルの音楽を好んで聴くかにも依るでしょうね。


如何なるジャンルの音楽にも、実は対応できます。ただA氏の場合はESL63のようなので、いくつかの問題を含んでいると考えます。


>ところで、平面波の場合は高域の指向性がすこぶる鋭くなると思いますが?A氏のSPは同心円状に電気的ディレイを加えて擬似的半球面波を発生しているとのことでしたが、その点どうなのでしょうか?


これが実は、大きな問題を孕んでいるのです。ESL63は、本当は球面波などは発生させません。一種のドーナツ状の奇妙な音波を創成します。そのため聴取位置が極めて取りにくくなります。


>すみません、ここの所が良くわからないのですが? これは、貴兄がメンテの際に改良された(してもらった)ということでしょうか? それとも、そのような製品がすでに出ているということなのでしょうか?

>

>さしつかえなければ、どの様な対策をとられたのでしょうか?

>特に、低音の問題は容易に解決出来ないと思うのですが?

>どこかで、サブウーファーを使用されているように書いておられるのを見たのですが?

>間違って折れば失礼。


わたしはESL本体には何の改装も変更も施しませんでした。何故なら内部は高電圧要注意の機器ばかりで、半可通がいたずらできる余地などなかったことと、それ以上にあまりにも構造が整理されていて、そもそも手を入れることが不可能だったのです。


わたしが講じた対策で、最も効果が上がったのは次の一点です:


エレクトロニッククロスオーバーを使用して、ESLへの入力信号から低音を排除すること


但しクロスオーバー周波数とスロープの選択に関しては、資料集めと実験に結構な時間を費やしました。周波数特性は、アコースティカルマニュファクチュリング社から公開されていたものと、ステレオサウンドに掲載されていた実測値(昔はステレオサウンドにも使える記事がありました。)を参考に、スロープを24dB/oct.として三種類の周波数を試した結果、70Hzでぴたりとさまざまな問題が解消しました。これ以上の詳細は、機器の具体的名称などが必要なので長くなるのを避けて割愛しますが、かなり持続的なピークでクラスAパワーアンプ200W(メーター直読、多少サバ有りか?)入力時にも何の破損・異常も起こさなくなりました。それからは、お楽しみです。


>実は、私が頭に描く理想(空想?)のSPシステムは中低音以上は全面駆動型(メンテ、指向性の点でリボン型が望ましい)を使い、低音はやむ終えず、MFB(出来れば位置検出型)をタイプのサブウーファーを使うというものですが、どんなものでしょう?


そこでサブ・ウーファーの件ですが、上記のように必要帯域は20Hzから70Hz前後です。わたしの場合、ESLもサブ・ウーファーも同一のパワーアンプでドライヴするようにしたので機材による違和感はかなり軽減されていました。MFBを装備したスピーカーは1970年代後半にも商品化されましたが、あまり人気が出ないまま、その後製品としては市場に現れておりません。個人的には大きな可能性があると考えますが、それは所謂ダイナミック型スピーカーに対してのMFB回路ではなくなるのではないかと考えます。


またもっと過激なサブ・ウーファーとして1980年代中盤にマーチン・ローガン社が試作したエレクトロスタティック・サブウーファーがありました。実物を聴く機会はついにありませんでしたが、当時日本代理店であった会社の社長の感想では、「この世のものとは思われない」低音が得られたようです。おそらく電極間には数万ボルトの電圧がかけられていると思われます。残念ながら市場に出ることなく今に至っておりますが。原因は価格以外に、安全策をとると技術的に所期のスペックが出せなくなるためのようです。


>後ろのレスでリボン型で300Hzまで使えるのがあるというのはかなりその理想に近づいているように思いますが。もっとも、巨大な磁気回路が必要でとてつもなく高価でしょうね。


リボンスピーカーについては、テク二クスが発売したリーフツイーターが、最も進んだ型式であったのではないかと常々考えております。ところが、あっさり製造が打ち切られたところを見ると、やはり需要の少なさが問題であったのではないかと考えます。そこへいくとパイオニアのリボンスピーカーは立派なもので、連綿と生き続けて跡切れがありません。


わたしの使用しているリボンスピーカーは、RICHARD SEQUERRA氏の開発になる、彼の会社で製造したものです。現在の価格は、確かまだUS$4,000であったと思います。スペックは、www.sequerra.comで見ることができます。またわたしのメインスピーカーも、そこに公開されているMODEL7とほぼ同等です。外観が知りたければ、このスレッドにご希望いただければ、画像の掲示板に乗せてみましょう。わたしは未完成品のような外観のユニットを、そのまま既製のスピーカーの上に放り出しておくような使い方は好みません。SEQUERRAのT-1/mk4は、本来ラボラトリ仕様なので、外観も見事です。それ以上の御興味があれば、出来るだけの協力は惜しまないつもりです。御連絡ください。また氏は新しい会社を設立し、空前絶後のリボンマイクロフォンとマイクアンプを世に問うております。こちらも興味があれば見てみてください。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 志賀
 ■日付 : 03/11/15(土) 22:04
 ■Web : http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm
 -------------------------------------------------------------------------
▼APPLE ONEさん:

>>ところで、平面波の場合は高域の指向性がすこぶる鋭くなると思いますが?A氏のSPは同心円状に電気的ディレイを加えて擬似的半球面波を発生しているとのことでしたが、その点どうなのでしょうか?

>

>これが実は、大きな問題を孕んでいるのです。ESL63は、本当は球面波などは発生させません。一種のドーナツ状の奇妙な音波を創成します。そのため聴取位置が極めて取りにくくなります。

>

そうなのですか。A氏の説明では同心円状に中心から1μsec毎に7μsec delay をかけ、半球面状放射を実現しているとのことで、計算すると確かにそうなるので納得していたのですが。


ところで、お使いのESL は指向性についてはどう処理しているのでしょうか?

上の、レスで書かれていた、設置角度が腑に落ちないという点と関連しているのではないでしょうか?


>わたしが講じた対策で、最も効果が上がったのは次の一点です:

>

>エレクトロニッククロスオーバーを使用して、ESLへの入力信号から低音を排除すること

>

>但しクロスオーバー周波数とスロープの選択に関しては、資料集めと実験に結構な時間を費やしました。周波数特性は、アコースティカルマニュファクチュリング社から公開されていたものと、ステレオサウンドに掲載されていた実測値(昔はステレオサウンドにも使える記事がありました。)を参考に、スロープを24dB/oct.として三種類の周波数を試した結果、70Hzでぴたりとさまざまな問題が解消しました。これ以上の詳細は、機器の具体的名称などが必要なので長くなるのを避けて割愛しますが、かなり持続的なピークでクラスAパワーアンプ200W(メーター直読、多少サバ有りか?)入力時にも何の破損・異常も起こさなくなりました。それからは、お楽しみです。


なるほど、巧みな方法ですね。良くわかりました。

>

>わたしの使用しているリボンスピーカーは、RICHARD SEQUERRA氏の開発になる、彼の会社で製造したものです。現在の価格は、確かまだUS$4,000であったと思います。スペックは、www.sequerra.comで見ることができます。またわたしのメインスピーカーも、そこに公開されているMODEL7とほぼ同等です。外観が知りたければ、このスレッドにご希望いただければ、画像の掲示板に乗せてみましょう。わたしは未完成品のような外観のユニットを、そのまま既製のスピーカーの上に放り出しておくような使い方は好みません。SEQUERRAのT-1/mk4は、本来ラボラトリ仕様なので、外観も見事です。それ以上の御興味があれば、出来るだけの協力は惜しまないつもりです。御連絡ください。また氏は新しい会社を設立し、空前絶後のリボンマイクロフォンとマイクアンプを世に問うております。こちらも興味があれば見てみてください。


sequerra 社のサイト覗いてみました。全音域リボンスピーカー(と言ってもやはり最低域はダイナミック型のようですね)は凄いですね。MFBかかっているかどうかわからないのですが、正に私が空想した通りのシステムのようです。しかし、お値段も凄い。正に空想の世界です。


情報についてはとりあえずこれで十分です。有難うございました。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/11/15(土) 22:31
 -------------------------------------------------------------------------
▼志賀さん:


>そうなのですか。A氏の説明では同心円状に中心から1μsec毎に7μsec delay をかけ、半球面状放射を実現しているとのことで、計算すると確かにそうなるので納得していたのですが。


米国のクロスビーオーディオワークスで、デミアン・マーチン氏がディレイを取り除いたESL63を発表したのは、このためです。


>ところで、お使いのESL は指向性についてはどう処理しているのでしょうか?

>上の、レスで書かれていた、設置角度が腑に落ちないという点と関連しているのではないでしょうか?


わたしの場合、実際には問題にならなかったのです。椅子を低くしましたから。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 横から失礼します
 ■日付 : 03/11/22(土) 8:45
 -------------------------------------------------------------------------
>米国のクロスビーオーディオワークスで、デミアン・マーチン氏がディレイを

>取り除いたESL63を発表したのは、このためです。


デイレイを取り除いた63は、どのような音になるのでしょう?

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/11/22(土) 9:16
 -------------------------------------------------------------------------
▼横から失礼しますさん:


>デイレイを取り除いた63は、どのような音になるのでしょう?


残念ながら、実物を前にしたことがないので経験はお話できませんが、ESL57によく似た定位感が得られると考えます。即ち平面振動板型スピーカーに共通した、明瞭で見通しの良い(TRANSPARENCY)音場感です。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 横から失礼しますさん
 ■日付 : 03/11/22(土) 11:59
 -------------------------------------------------------------------------
>>デイレイを取り除いた63は、どのような音になるのでしょう?

>

>明瞭で見通しの良い(TRANSPARENCY)音場感


うーーん。

悪魔の囁きに聞こえる。どうしよう・・・・

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/11/22(土) 23:41
 -------------------------------------------------------------------------
▼横から失礼しますさんさん:


>うーーん。

>悪魔の囁きに聞こえる。どうしよう・・・・


もし、ESL63をお使いであれば気になることでしょうが、既にクロスビーオーディオワークスは活動していないようですから、後の祭りです。


それに現在平面振動板型スピーカーが下火になっているのは、無理をしてこれを選択しなくても、コンベンショナルなダイナミック型(コーン型)スピーカーで充分に音場感が得られるようになってきているためです。


一時期、高級機には絶対と見えた平面振動板型スピーカーですが、技術者の努力で コンベンショナルなダイナミック型(コーン型)スピーカーの方の音が質的に近付いてきたため(或いは平面振動板型スピーカーの音を目指したため?)に存在意義が薄れてきたと考えます。


やはり静電型を含む平面振動板型スピーカーの取扱いは、ダイナミック型(コーン型)スピーカーに比べて厄介です。それと引き換えに得られるもの次第で、流行ったり廃れたりするわけです。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 横から失礼します
 ■日付 : 03/11/23(日) 23:11
 -------------------------------------------------------------------------
63PRO使ってます。

数年前に保護回路が壊れたので、全面的に保護回路を取りました。

インピーダンスがあばれているので、そのままだと

低域不足でハイ上がりです。

低域と高域のインピーダンス補正を行うことで、

再生周波数帯域は上下に伸びたようです。


新製品の989では、トロダルトランスも使っているようですが、

63PROでも電源コードを極太にすると、低域に影響大です。


残った対策は、遅延回路のパスかなと・・・・これが悪魔の囁き

これだけは、作ったPeter Walkerに敬意を払わないといけないかな・・・

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/11/24(月) 21:30
 -------------------------------------------------------------------------
▼横から失礼しますさん:

>63PRO使ってます。

>数年前に保護回路が壊れたので、全面的に保護回路を取りました。

>インピーダンスがあばれているので、そのままだと

>低域不足でハイ上がりです。

>低域と高域のインピーダンス補正を行うことで、

>再生周波数帯域は上下に伸びたようです。

>

>新製品の989では、トロダルトランスも使っているようですが、

>63PROでも電源コードを極太にすると、低域に影響大です。

>

>残った対策は、遅延回路のパスかなと・・・・これが悪魔の囁き

>これだけは、作ったPeter Walkerに敬意を払わないといけないかな・・・


どんな機材でも同じですが、物理的改造は修理保証の対象外になってしまいます。わたしも過去に様々な改造を機材に施しましたが、基本的に自分で修復撤去可能な範囲に止めました。内部ケーブル変更、アッテネータ−追加、接続端子変更等など改造したまま納得づくで売却するなら問題ないですが、買い取り拒否もありました。


ESL63もおそらく15年がメンテナンスの目処ですから、再後期のものでも時期が近付いてきていると考えます。


回路バイパスだけなら意外とハーマンで受けてくれるかも知れません。一度問い合わせてみては如何ですか?

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : ESL57
 ■名前 : 舘野洋一郎 VK2YT tateno@nectar.com.au>
 ■日付 : 03/11/24(月) 11:42
 -------------------------------------------------------------------------
>ESLは、英国のアコースティカル・マニュファクチュリング社のピート・ウオーカー氏が開発製造した、フルレンジ対応の静電型スピーカーで、この種のものとしては最も商業的に成功した製品でした。

>

そうですね、数万台を売ったとどこかで読んだことがあります。

その成功に欠かせなかったのは、デュポン社の開発したマイラーフィルムにあった事実を忘れることはできないでしょう。


>QUAD/ESLの美点は、静電型スピーカーとして最低限度必要な補機を非常にコンパクトにまとめて、家庭用として違和感のない製品に仕上げたピート・ウオーカーの感覚です。メッシュのバックカバーをはずすとほとんど全部の機構が丸見えになりますが、実にシンプルです。これだけ簡素にすべての機構をパッケージにした静電型スピーカーは、空前絶後といって構わないと思います。

>

それでもマグネティック・コーンスピーカーと比べると、高圧バイアス、穴がたくさんあいた電極、スペーサー、ダイアフラム、そしてインピーダンス変換トランス等多くの部品から出来ています。


>さて、QUAD/ESLの最大の弱点であり、特徴のひとつはその構造強度の脆弱さです。普通にパワーアンプをつなぐと、低音部の強調される演奏では、低音用パネルがビンビンと共振を始めます。これはもともと薄板と金網でできた構造に振動を加えることになるので、止めようがありません。またこれと原因を同じくするのですが、振動板が電極に触れて焼け焦げ穴が開くことがあります。要するに不整振動と低音信号による大振幅動作が原因で電極に振動板が触れた際に、電極間に加圧されている5,000Vの電圧が振動板を焼いてしまうのです。

>

この問題は殆どが高域用のダイアフラムで起こっています。低域用はコンダクティブペイントを電極板の外側に塗っているため、ダイアフラムを焼いてしまうことはなかったようです。インターネットの修理記事の殆どすべてが、高音用のセルの修理に終始していることからもわかるでしょう。


>逆の見方をすれば、この強力な電圧が大きな、しかも薄い振動板を強力に支え、全面均一に近い振動モードを実現できるわけです。振動方向は正確に軸方向になり、大きな平面波を発生させます。

>

高音の指向性はあまりにも鋭くなりすぎ、二人が並んで座って聞くことが出来ないようです。

>ピート・ウオーカー自身も自社のパワーアンプでは、ESLの振動板を焼きつかせるような高電圧が供給されないように、パワーリミッターを組み込めるようにするなどの対策を施しました。

>

>しかしながらいろいろな方策も問題の根本的解決にはならず、これがQUAD/ESLと静電型スピーカーの評価を偏らせることになりました。即ち:

>

>1)    大入力に弱い

>2)    振動板の致命的損傷が、容易におきる

>3)    ジャズ・ポップス・大編成オーケストラ演奏などには使えない

>

>そのため静電型スピーカーといえば小編成室内楽専用といわれた時期もあります。私の下宿で向こう三軒両隣から苦情が来るようになったのは、これらの問題の対策を実行し、見事にそれを解決してからのことになります。


しかし、多くのファンを引き付けた理由は、音の透明性と従来の箱入りのスピーカーで必ず起こる低音の共振がないことのようですが。

どのようにこれらの問題を解決したのでしょうか。

よろしかったら、お話下さい。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:ESL57
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/11/24(月) 17:10
 -------------------------------------------------------------------------
▼舘野洋一郎 VK2YTさん:


>そうですね、数万台を売ったとどこかで読んだことがあります。

>その成功に欠かせなかったのは、デュポン社の開発したマイラーフィルムにあった事実を忘れることはできないでしょう。


その通りです。オーディオ技術と素材は、デュポンに多くを負っております。


>それでもマグネティック・コーンスピーカーと比べると、高圧バイアス、穴がたくさんあいた電極、スペーサー、ダイアフラム、そしてインピーダンス変換トランス等多くの部品から出来ています。


実際、複雑な構造です。ただESLの場合、これらが非常に安定して動作していた点が卓越しておりました。


>この問題は殆どが高域用のダイアフラムで起こっています。低域用はコンダクティブペイントを電極板の外側に塗っているため、ダイアフラムを焼いてしまうことはなかったようです。インターネットの修理記事の殆どすべてが、高音用のセルの修理に終始していることからもわかるでしょう。


確かに中高域ユニットの破損が多かったと思います。これも不思議な感じがしますが、不整ノイズを出すのは低音ユニットの場合が多いようです。


>高音の指向性はあまりにも鋭くなりすぎ、二人が並んで座って聞くことが出来ないようです。


実際、聴取位置許容範囲は、ほとんど中高域ユニットの幅だけでありました。


>しかし、多くのファンを引き付けた理由は、音の透明性と従来の箱入りのスピーカーで必ず起こる低音の共振がないことのようですが。

>どのようにこれらの問題を解決したのでしょうか。

>よろしかったら、お話下さい。


志賀氏へのREPにも説明しておきましたが、基本的には適切なクロスオーバー周波数でESLへの入力信号のうち低音部を取り除き、最低音部はサブウーファーを使用することです。ESLの周波数特性とインピーダンス特性を見ると、意外に中低音部に暴れが有ります(高域は気が遠くなる程インピーダンスが低いですが)。この原因が低域ユニットの振動と構造全体の共振によるものと考え、共振が起らなくなるまで クロスオーバー周波数を下げていったのです。この時使用した機材は、下記の通りです。


チャンネルデバイダー: DBシステムズ DB3-24(24dB/oct., 70Hz)

サブウーファー:    ACOUSTIC RESEARCH AR3a

パワ−アンプ:     THRESHOLD STASIS2


これは、ESL(57)であったから上手くいった特殊な例です。通常24dB/oct のフィルターを使うと、クロスオーバー周波数付近に-3dBの大きなディップが生じます。


サブウーファーにAR3aを使ったのは、JOSEPH GRADO氏のほうが先であったと、その後友人から聞きました。


余談ですが、このあとスーパーツイータ−を投入してみたところ、如何なる型式のツイーターも結局ESLとの違和感が無くならず、断念しました。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:ESL57
 ■名前 : 舘野洋一郎 VK2YT tateno@nectar.com.au>
 ■日付 : 03/11/25(火) 11:47
 -------------------------------------------------------------------------
▼APPLE ONEさん:

>▼舘野洋一郎 VK2YTさん:

>

>>しかし、多くのファンを引き付けた理由は、音の透明性と従来の箱入りのスピーカーで必ず起こる低音の共振がないことのようですが。

>>どのようにこれらの問題を解決したのでしょうか。

>>よろしかったら、お話下さい。

>

>志賀氏へのREPにも説明しておきましたが、基本的には適切なクロスオーバー周波数でESLへの入力信号のうち低音部を取り除き、最低音部はサブウーファーを使用することです。ESLの周波数特性とインピーダンス特性を見ると、意外に中低音部に暴れが有ります(高域は気が遠くなる程インピーダンスが低いですが)。この原因が低域ユニットの振動と構造全体の共振によるものと考え、共振が起らなくなるまで クロスオーバー周波数を下げていったのです。この時使用した機材は、下記の通りです。

>

> チャンネルデバイダー: DBシステムズ DB3-24(24dB/oct., 70Hz)

> サブウーファー:    ACOUSTIC RESEARCH AR3a

> パワ−アンプ:     THRESHOLD STASIS2

>

>これは、ESL(57)であったから上手くいった特殊な例です。通常24dB/oct のフィルターを使うと、クロスオーバー周波数付近に-3dBの大きなディップが生じます。

>

>サブウーファーにAR3aを使ったのは、JOSEPH GRADO氏のほうが先であったと、その後友人から聞きました。

>

>余談ですが、このあとスーパーツイータ−を投入してみたところ、如何なる型式のツイーターも結局ESLとの違和感が無くならず、断念しました。


エレクトロスタティック・スピーカーには必ず、30−80Hzあたりにセルの共振周波数が生じ、これをうまく解決しないと、この周波数に音のあるソースを聞く時に問題がおこります。ESL63の場合はダイアフラムを引きちぎれる直前まで強くはって、共振周波数を持ち上げ、音の回り込みによる、1500Hzあたりからの音圧低下との合成がフラットになるようにしているようです。ESL57の時はこのような考えがなかったようです。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 初心A
 ■日付 : 03/12/21(日) 18:20
 -------------------------------------------------------------------------
 「聞くは一時の恥、聞かぬは一生・・・・」ですので思い切って書き込みます。(スレッドテーマとは直接関係ないのですがコンデンサー型SPに適したアンプのことですので宜しくお願いします。)


 「コンデンサー型スピーカーはエネルギーそのものはあまり必要としないものの、電力というよりむしろ電圧で動くので、電流増幅を基本としている一般的なソリッドステート式アンプだと、電流が流れすぎて動作が苦しくなる。・・・略・・・・真空管式アンプは電圧増幅を基本としているので、コンデンサー型を鳴らしても苦しくはならない。」


 いい音が聴きたい(実用以上のマニア未満のオーディオ入門)

 岩波アクティブ新書 岩波書店

 97ページより転記


 この文は正しい説明なのでしょうか。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/12/21(日) 23:13
 -------------------------------------------------------------------------
▼初心Aさん:

> 「聞くは一時の恥、聞かぬは一生・・・・」ですので思い切って書き込みます。(スレッドテーマとは直接関係ないのですがコンデンサー型SPに適したアンプのことですので宜しくお願いします。)

>

> 「コンデンサー型スピーカーはエネルギーそのものはあまり必要としないものの、電力というよりむしろ電圧で動くので、電流増幅を基本としている一般的なソリッドステート式アンプだと、電流が流れすぎて動作が苦しくなる。・・・略・・・・真空管式アンプは電圧増幅を基本としているので、コンデンサー型を鳴らしても苦しくはならない。」

>

> いい音が聴きたい(実用以上のマニア未満のオーディオ入門)

> 岩波アクティブ新書 岩波書店

> 97ページより転記

>

> この文は正しい説明なのでしょうか。


寡聞にして未だ本書を読んでおりませんので、前後の文脈と著者のテーマを良く理解しておりません。


そのため短絡的な意見は差し控えますが、コンデンサー型スピーカーのインピーダンスが極めて低くなることがあるのは周知の事実です。そのため出力トランスを搭載したアンプならばコンデンサー型スピーカーをドライブしても、トランジスタアンプのように大電流に耐えかねて出力段でトラブルを生ずることは少ないと思われます。現実にQUADで用意していたモデル50Eは、トランジスタアンプにもかかわらず出力トランスを積んでいました。もっともこれはBBCなどの局用であったと考えられます。


何れにしろESLにトランジスタアンプが安心して接続できるようになったのは1970年末期のことで、それまではある種の覚悟が必要だったことは事実です。


ではESLに真空管アンプを使えば完璧かというと、なぜ出力トランスを追放するためにエンジニアが躍起になったのかという技術的歴史的事実と、真空管アンプであればすべての点で満足が得られる結果となるかどうかという点で、大いに疑問があります。


本書を読んでみないと、著者の趣旨には何とも判断つきませんが、今どき「ソリッドステート」という言葉を使われているということは、注目に価するのではないかと感じます。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 初心A
 ■日付 : 03/12/23(火) 20:52
 -------------------------------------------------------------------------
▼APPLE ONEさん:

こんばんは。


>コンデンサー型スピーカーのインピーダンスが極めて低くなることがあるのは周知の事

>実です。


 コーン型やホーン型スピーカのインピーダンス・カーブは飽きるほど見ていますが、コンデンサー型スピーカの方は記憶にありません。(汗)

コンデンサ型のインピーダンスが極めて低くなるのであれば、この著者が普及型のトランジスタ・アンプでの使用を懸念していることは分かりました。

 

 ただ、この説明でトランジスタ(ソリッドステート)は電流増幅、真空管が電圧増幅の

話が出てくるのか理解できません。著者に直接聞かないと分からないことかも知れません。


 この本は2002年5月初版で同年12月の5刷を購入しました。 

目を通す機会がありましたら、また教えてください。

いろいろ、ご説明頂き有り難うございました。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/12/23(火) 21:49
 -------------------------------------------------------------------------
▼初心Aさん:

 コーン型やホーン型スピーカのインピーダンス・カーブは飽きるほど見ていますが、コンデンサー型スピーカの方は記憶にありません。(汗)

>コンデンサ型のインピーダンスが極めて低くなるのであれば、この著者が普及型のトランジスタ・アンプでの使用を懸念していることは分かりました。

> 

> ただ、この説明でトランジスタ(ソリッドステート)は電流増幅、真空管が電圧増幅の

>話が出てくるのか理解できません。著者に直接聞かないと分からないことかも知れません。

>

> この本は2002年5月初版で同年12月の5刷を購入しました。 

>目を通す機会がありましたら、また教えてください。

>いろいろ、ご説明頂き有り難うございました。


基本的に出力段までは、トランジスタアンプも真空管アンプも電圧増幅のものが多数を占めます。ただ真空管アンプは出力インピーダンスが高くなりがちなので、そこを出力トランスで切り抜けているわけです。著者の見解がこの一点にあるとすれば、あさはかな理解であると判断せざるを得ません。


また、志賀氏の意見にあるようにスピーカーという機材の原理を誤解していることにもなります。


貴殿の御質問の動機が、ESL(コンデンサー型スピーカー)に挑戦してみたいというものであれば、この本の内容は杞憂に過ぎないと感じます。また1980年以降に設計された真空管アンプは、それ以前のものと比べてかなり違った観点からデザインされており、本書の内容にある「真空管アンプ」とは根本的に違ったものであります。


結論としては、本書を気にせず思ったとおり行動されては如何かと思料します。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : 有り難うございます
 ■名前 : 初心A
 ■日付 : 03/12/26(金) 20:34
 -------------------------------------------------------------------------
▼APPLE ONEさん:


 こんばんは。


>貴殿の御質問の動機が、ESL(コンデンサー型スピーカー)に挑戦してみたいというもの

であれば、この本の内容は杞憂に過ぎないと感じます。


 ご親切に有り難うございます。

ホーン・スピーカの道、未だ半ばですので。


 入門書は結構好きで衝動買いすることが多いです。

 

 引用した書籍には「電源ケーブルやテーブルタップを高級品に交換すると音は激変する。」と記載されています。個人的には「高級品」と「激変」の文言が不満ですが・・・・オーバーな表現をしないとオーディオの面白さが伝わらないから、致し方ないのかも知れません。


 今回、APPLE ONEさんと志賀さんにコンデンサ型スピーカのことを教えて頂きました。

トランジスタの電流増幅率や真空管の増幅率については少し分かりますので、後は自分で

少し考えてみます。

  

 この書籍を批判しているわけではありませんが、入門書の技術的な解説は特に正確に

お願いしたいものです。


 志賀さんも含め、有り難うございました。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 志賀
 ■日付 : 03/12/22(月) 6:35
 ■Web : http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm
 -------------------------------------------------------------------------
▼初心Aさん:

>

第三者の発言についてあれこれ言うのは気が進まないのですが一般論として、


> 「コンデンサー型スピーカーはエネルギーそのものはあまり必要としないものの、電力というよりむしろ電圧で動くので、電流増幅を基本としている一般的なソリッドステート式アンプだと、電流が流れすぎて動作が苦しくなる。・・・略・・・・真空管式アンプは電圧増幅を基本としているので、コンデンサー型を鳴らしても苦しくはならない。」


> この文は正しい説明なのでしょうか。


エネルギーを必要としないと言うのは変ですね。スピーカーとは電気エネルギーを音のエネルギーに変換する装置なので、同じ音量で聴くならほぼ同じエネルギーを消費するはずです。効率に差はありますがコンデンサーSP(ESL)が特に効率がいいとは聞いたことがありません。『電流が流れすぎて・・・』も何のことかわけが分かりません。


ちなみに、最近再発売されたQUADのESL-988 というのは、入力インピーダンス8オームだそうです。つまり、電流の流れ方はほぼ同じだと思います。また、出力音圧レベルは86dBとありました。つまり、能率もどちらかというとダイナミック型より少し悪いといった所ですね。


ただ、コンデンサーSPは空気制動がよく効き電磁制動力をほとんど必要としないので、真空管アンプのディメリットの一つ、制動係数が小さい点が欠点とならないということは言えますね。しかし、もう一つの欠点である非直線歪が大きい点は克服されるわけではないので、せっかくのESL の低歪を生かすにはいい半導体アンプを使ったほうが良いと思いますが。


ところで、実際の製品に詳しくないので間違っているかの知れませんが、ESLは昇圧トランスを使っている思います。真空管アンプもOTLでなければトランス(この場合は降圧)を使うので歪の原因であるトランスを2重に使うことになり、トランス嫌いの私としてはやはり真空管アンプは避けたいところですね。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 初心A
 ■日付 : 03/12/23(火) 21:27
 -------------------------------------------------------------------------
▼志賀さん:


 こんばんは、ご説明を頂き有り難うございました。


>第三者の発言についてあれこれ言うのは気が進まないのですが一般論として、


 ここでこの書籍のことを書きますと本スレッド・テーマと大きく離れてしまいます。

また、告げ口のようで気が引けます。


 志賀さんにもこの本を読んで頂ければと思います。

サブ・タイトルで分かるようにオーディオの入門書です。そして、発行は

「広辞苑」「岩波理化学事典」の岩波書店です。


 それと、志賀さんのサイトを(こっそりと)お邪魔している隠れファンです。

(当然、オーディオに対する趣向は違いますが・・・。)

今後の新テーマを楽しみにしています。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 志賀
 ■日付 : 03/12/23(火) 22:55
 ■Web : http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm
 -------------------------------------------------------------------------
▼初心Aさん:

>

> 志賀さんにもこの本を読んで頂ければと思います。

>サブ・タイトルで分かるようにオーディオの入門書です。そして、発行は

>「広辞苑」「岩波理化学事典」の岩波書店です。

>

実は、この本、HPを作るのに参考にと、読んだことがあります。

全体としてバランスの取れた考えで、共感する所も多々あります。

ただ、技術的な説明となると???という所も多々あり参考にはなりませんでした。


これ以上は陰口になるのでやめておきます。


> それと、志賀さんのサイトを(こっそりと)お邪魔している隠れファンです。

>(当然、オーディオに対する趣向は違いますが・・・。)

>今後の新テーマを楽しみにしています。


有難うございます。スピーカーのことを取り上げたいのですが、なかなか奥が深く

うかつには書けません。目下構想中といったところです。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 舘野洋一郎 VK2YT tateno@nectar.com.au>
 ■日付 : 04/1/9(金) 10:06
 -------------------------------------------------------------------------
▼志賀さん:

>ところで、実際の製品に詳しくないので間違っているかの知れませんが、ESLは昇圧トランスを使っている思います。真空管アンプもOTLでなければトランス(この場合は降圧)を使うので歪の原因であるトランスを2重に使うことになり、トランス嫌いの私としてはやはり真空管アンプは避けたいところですね。


4オームや8オームのスピーカーをドライブするための真空管アンプは避けたい、つまり現在のトランジスターアンプの方がすべての点でESLをドライブするのに都合の良いことは確かですが、一部のESLマニアが言っている真空管アンプとはESLの昇圧トランスを取り外して、真空管の高インピーダンスをESLに直接つなぐ真空管アンプのことを言っています。ただ、パーツの調達とメインテナンスが大変なようです。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 志賀
 ■日付 : 04/1/9(金) 11:40
 ■Web : http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm
 -------------------------------------------------------------------------
▼舘野洋一郎 VK2YTさん:


>4オームや8オームのスピーカーをドライブするための真空管アンプは避けたい、つまり現在のトランジスターアンプの方がすべての点でESLをドライブするのに都合の良いことは確かですが、一部のESLマニアが言っている真空管アンプとはESLの昇圧トランスを取り外して、真空管の高インピーダンスをESLに直接つなぐ真空管アンプのことを言っています。ただ、パーツの調達とメインテナンスが大変なようです。

そのようですね。

etrt99 さんのレス(1月4日)にもOTL アンプを使う製作記事のことが紹介してありました。


確かに大変そうですね。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : etrt99
 ■日付 : 04/1/2(金) 23:28
 -------------------------------------------------------------------------
▼初心Aさん:

> 「聞くは一時の恥、聞かぬは一生・・・・」ですので思い切って書き込みます。(スレッドテーマとは直接関係ないのですがコンデンサー型SPに適したアンプのことですので宜しくお願いします。)


少し前のテーマに何をいまさらの感はありますが、上記質問に対する参考になればと

投稿します。

国産コンデンサーSPメーカーでSTAX社のアンプをかなり昔に使用していましたが

そのアンプの取説にコンデンサーSPを使用する場合の注意として下記の記述がありました.


コンデンサーSPはDCにおいて1オーム程度になる為、レコードの偏心/ソリ、

あるいは外部からの震動のようにDCに近い成分が加わった時、ショート回路が働いて

ポツポツという音が発生する場合もあります。万一、こういう状態に成った場合は

1〜2オーム(30W型)の抵抗を本機出力端子とスピーカーの間に挿入し、AC/

DCスイッチをACにして下さい。


(このSTAX社アンプは石A級90W 負荷2オーム以上で同社のコンデンサーSP

 の使用を想定されていると思います。AC/DCスイッチとはAC側において、

 超低域をカットするコンデンサーが入力回路に入っています。)

 又、このアンプ及び下記の記載はCDが発売される前のものです。


余談ながら、池袋奥の雑司が谷のSTAX視聴室にSPとアンプを購入する予定で

最終決断の為、行った結果、コンデンサーSPは後面に音が出る為、壁から1M離して

欲しいとアドバイスされたので、狭い我が家には設置出来ないと諦め、後日アンプと

イヤースピーカーのみ購入して、幽霊が出そうで怖かった墓地の中に有った洋館の

視聴室から逃げ帰った記憶があります。


クオードESLの記述を紹介します。

(文部省認定通信教育オーデイオ講座テキストより)


コンデンサスピーカーは振動膜が非常に軽いことと、放射面積が広いために、ダンピング

が非常に良くて、過渡特性が抜群によく、繊細な音をよく再生するという長所が有ります

その為、弦楽四重奏といったデリケートなものの再生には絶対的な強みを示しますが

一方、腹にズシンとくるような馬力には多少欠けるところがあります。

商品となっているものでは、クワドのコンデンサー.スピーカーが最も有名で、これは

わが国でもかなりの人に使われています。このスピーカーはうまく作ってあって、特に

このスピーカー用のアンプというものを必要としません。

(以上 原文のまま)


私の推測ですが、クオードESLは公称インピーダンスが8オーム以上で一般のSP

と変わらないので(特にこのスピーカー用のアンプというものを必要としません)

と著者の方が書いているのだと思っています。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 初心A
 ■日付 : 04/1/3(土) 16:34
 -------------------------------------------------------------------------
▼etrt99さん:

 今晩は。


>少し前のテーマに何をいまさらの感はありますが、上記質問に対する参考になればと

>投稿します。


 いえいえ、大変興味深いお話です。有り難うございます。


 スタックス社のコンデンサSPのお話ですが、インピーダンスが1Ωですか、

これではドライブが難しそうです。ユーザ側に1−2Ωの抵抗の挿入を要求するのであれば、メーカ側でマッチング・トランスを用意するのが正解だったのかな?と思います。


 これに比較して、クオード社のコンデンサSPは普通のSPのように使えるように

配慮をしているわけですね。日本メーカと英国メーカの違いなんでしょうか。


 また、何かありましたら教えてください。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : ishi
 ■日付 : 04/1/4(日) 12:17
 -------------------------------------------------------------------------
▼皆さん初めまして:

STAXを使っていますishiと申します。横レスで失礼致します。


「負荷が1オーム以下になぜなるか」の補足ですが


私のコンデンサSPが長持ちしている説明にもなるのですが、子育て時代はGECKT-88

2ペァ代金が捻出できずクリスキットP-35を組み立てて鳴らしてきましたが、とにかく

ヒューズが飛ぶのです。スイッチONで飛び、1日鳴らないこともあり翌日は飛ばないな

どなど。もしかして、と球AMPで鳴らしてからP-35に接続換えするとOKなのです。


ユニットは細かい網に包まれていますが、より細かいチリが静電気で吸い寄せられアース

に落ちてショート状態にあると思われます。駆動力の強いAMPで鳴らすとスパーク発生

を伴っていると考えられます。


現在、etrt99さんが昔使われていたものと同じDA-80Mで鳴らしています。この時代のカ

ートリッジは球検波のCP-Xで低域のノイズが多く、とても入力切り替えスイッチでは対応

出来ずCP-Y開発へ進まれたと思います。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : etrt99
 ■日付 : 04/1/3(土) 16:21
 -------------------------------------------------------------------------
横レスで大変失礼いたします。正月休みで暇で投稿致します。

▼初心Aさん:

 「コンデンサー型スピーカーはエネルギーそのものはあまり必要としないものの、電力というよりむしろ電圧で動くので、電流増幅を基本としている一般的なソリッドステート式アンプだと、電流が流れすぎて動作が苦しくなる。・・・略・・・・真空管式アンプは電圧増幅を基本としているので、コンデンサー型を鳴らしても苦しくはならない。

>

> この文は正しい説明なのでしょうか。


古いMJ誌に記載された森川忠勇さんのコンデンサー型SP用AMP製作記事を紹介します。

コンデンサー型ではその名の通り抵抗値は無限大で、直流は全く流れません、コンデンサーとしても200〜500pf程度の容量ですから、交流信号電流もほとんど流れません

。その代わり電極間の静電力によって振動するので電圧としては非常に高電圧を必要と

します。用いるスピーカーにもよりますが大体1kv〜3kv(RMS)の信号電圧を

必要とします。アンプの負荷としては、出力電力としては全く考える必要は無く、出力

電圧のみに着目していかに高電圧を出させるかを考えればよいのです。アンプの出力電圧

の大小はアンプの電源電圧によってほとんど決定されますから、その点で電源電圧の低い

トランジスターアンプはコンデンサースピーカーのドライブには適当でないことが判ると

思います。


(参考:森忠さんの試作されたアンプはEL34PP−BTLでした)


STAX社のSPのインピーダンス特性が電波科学83年11月号、月刊オーデイオ

83年11月号、ラジオ技術83年10月号等に記載されています。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 志賀
 ■日付 : 04/1/3(土) 21:45
 ■Web : http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm
 -------------------------------------------------------------------------
▼etrt99さん:


横レスの横レスですが、

>

>古いMJ誌に記載された森川忠勇さんのコンデンサー型SP用AMP製作記事を紹介します。

>コンデンサー型ではその名の通り抵抗値は無限大で、直流は全く流れません、コンデンサーとしても200〜500pf程度の容量ですから、交流信号電流もほとんど流れません

>。その代わり電極間の静電力によって振動するので電圧としては非常に高電圧を必要と

>します。用いるスピーカーにもよりますが大体1kv〜3kv(RMS)の信号電圧を

>必要とします。アンプの負荷としては、出力電力としては全く考える必要は無く、出力

>電圧のみに着目していかに高電圧を出させるかを考えればよいのです。アンプの出力電圧

>の大小はアンプの電源電圧によってほとんど決定されますから、その点で電源電圧の低い

>トランジスターアンプはコンデンサースピーカーのドライブには適当でないことが判ると

>思います。

>


この方の話しも、やはりおかしいですよ。


スピーカーから音を出すのに例えコンデンサーSPであろうと電力(=電気エネルギー)がいらないというのは物理の基本法則のエネルギー保存則に反します。ということは、どこかに誤りがあるということです。


何故このような誤解が生ずるかといえば、ESLをコンデンサーと考えるからだと思います。

確かに純粋コンデンサー負荷だと電流が流れても力率が 0(電圧との位相差が90度)なので電力は消費しません。しかし、ESLの場合は極板が動くため電流の位相がずれ、力率が有限になりそれ相応の電力を消費します。すなわち、そのSPの能率に応じた電力が必要です。もちろん、昇圧しているので電流値そのものは小さいですが電圧が大きいので、昇圧トランスの1次側、つまりアンプから見れば定格インピーダンスの前後の負荷で駆動することになると思います。


なお、ESLのインピーダンスは高域でかなり小さくなるようですが、これはコンデンサーのリアクタンス成分の低下によるもので、電流は流れても力率は0に近いのでアンプの負担にはならないと思います。


ただ、古いESLで、真空管アンプで駆動することを前提として設計されていた場合は、その頃の半導体アンプで駆動すると何か問題が生じたのかもしれません。


なお、QUADのデータは


http://www.stereophile.com/loudspeakerreviews/720/index7.html


にあります。


かなり意外なインピーダンス周波数特性を示すのに驚きました。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : etrt99
 ■日付 : 04/1/4(日) 1:06
 -------------------------------------------------------------------------
▼志賀さん:初心Aさん

MJ誌コンデンサーSP用アンプ製作記事で紹介不足が有りましたので追記いたします。


>>コンデンサー型ではその名の通り抵抗値は無限大で、直流は全く流れません、コンデンサーとしても200〜500pf程度の容量ですから、交流信号電流もほとんど流れません

>>。その代わり電極間の静電力によって振動するので電圧としては非常に高電圧を必要と

>>します。用いるスピーカーにもよりますが大体1kv〜3kv(RMS)の信号電圧を

>>必要とします。アンプの負荷としては、出力電力としては全く考える必要は無く、出力

>>電圧のみに着目していかに高電圧を出させるかを考えればよいのです。アンプの出力電圧

>>の大小はアンプの電源電圧によってほとんど決定されますから、その点で電源電圧の低い

>>トランジスターアンプはコンデンサースピーカーのドライブには適当でないことが判ると

>>思います。

>>

森忠さんの製作記事はEL34をBTLで4本使用し、OPT無し及びSP側にマッチングトランス無しで、(バイアス用電源回路は別途有る)EL34のプレートから取り出した高電圧でSTAX社のフルレンジユニットを直接駆動するものです。マッチングトランス無しですから、電圧の高い真空管の方が適していると私も思います。(但し、EL34

のプレート電圧で直接駆動して元々出力音圧レベルが低いコンデンサー型を鳴らせたか

どうか?はMJ誌の次号に記載されていて、自宅で発見出来ませんでした。)


森忠さんが製作記事で使用したSTAX社のユニットは公称インピーダンスが20〜5k

Hzが16オーム以上で5KHz〜20KHz間は4オーム以上で、その為か?

記事の中で、(コンデンサースピーカーはアンプの負荷としては非常に軽いものと言える)と記述されています。

>

>なお、QUADのデータは

>

>http://www.stereophile.com/loudspeakerreviews/720/index7.html

>

>にあります。

>

>かなり意外なインピーダンス周波数特性を示すのに驚きました。


サイトのインピーダンス周波数特性は100Hzと10KHzにかなりのピークが有り

20KHz付近では2オームを示し、ラジオ技術に記載されたSTAX社のユニットの

特性とかなり異なることが判りました。(STAX社のEK−1ユニットは低域から超高域へなだらかに下がり、ピークは無く最高/最低値は同じ位)


アドバイス有難う御座います。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 初心A
 ■日付 : 04/1/4(日) 9:42
 -------------------------------------------------------------------------
▼etrt99さん:

 お早うございます。

 

 森川さんが製作されたアンプはスタックス社製コンデンサ型SPのカスタム用ということで分かりました。より深くはこの製作記を読まないと理解できないだろうし・・・

読んでも私には意味ぷーかもしれません。(^_^;)


 有り難うございました。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 志賀
 ■日付 : 04/1/4(日) 10:31
 ■Web : http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm
 -------------------------------------------------------------------------
▼etrt99さん,初心Aさん:


>森忠さんの製作記事はEL34をBTLで4本使用し、OPT無し及びSP側にマッチングトランス無しで、(バイアス用電源回路は別途有る)EL34のプレートから取り出した高電圧でSTAX社のフルレンジユニットを直接駆動するものです。マッチングトランス無しですから、電圧の高い真空管の方が適していると私も思います。(但し、EL34


なるほど。ダイレクト駆動ならOTLアンプが最適なんでしょうね。


実はこのスレッドにあえて発言したのは、真空管駆動がいいか、半導体駆動がいいかということより、初心者Aさん、etrt99さんが引用された文面に、ESLは電力(エネルギー)を必要としないと書いているのが気になったからです。


何度も言いますように、同じ音量で聴くなら能率の点で劣るESLのほうがむしろ大きい電力を必要とすると言いたかったわけです。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : etrt99
 ■日付 : 04/1/4(日) 23:12
 -------------------------------------------------------------------------
▼志賀さん:

>

>実はこのスレッドにあえて発言したのは、真空管駆動がいいか、半導体駆動がいいかということより、初心者Aさん、etrt99さんが引用された文面に、ESLは電力(エネルギー)を必要としないと書いているのが気になったからです。

>

>何度も言いますように、同じ音量で聴くなら能率の点で劣るESLのほうがむしろ大きい電力を必要とすると言いたかったわけです。


判りました。有難う御座います。(電気の国家資格を10コ近く所有し、長年仕事で

電気工事の設計及び工事監督をしている割には力率・相のことを今だよく理解出来て

いないのですが。)


昔、ホテル グランドパレスで開催されていた時に、故 山中敬三さんの解説でESL

63がマーク.レビンソンのアンプに接続されてバロックのオルガン曲を聴きましたが、

アンプの天板が火傷しそうな位、熱くなっていたことを思い出します。ESLはサブウーハやアンプの選択及びセッテイングまで含めて、難しいSPであることを再認識致しました。


追伸

昭和50年代のAA誌もしくはSTEREO誌のどちらかに、当時国内に有るクオード

ESLで一番良く鳴っているESLを所有している(と書かれていた)評論家の江川三郎さん宅にピートウオーカー(だったと思う)が来日の際に訪問した時の記事が有ったことを思い出しました。

正月休みの間に、発見できれば(クオードESLの謎)の一部が判明するかも知れません

全力で探して、発見出来たら紹介します。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 舘野洋一郎 VK2YT tateno@nectar.com.au>
 ■日付 : 04/1/9(金) 9:43
 -------------------------------------------------------------------------
▼志賀さん:

>何度も言いますように、同じ音量で聴くなら能率の点で劣るESLのほうがむしろ大きい電力を必要とすると言いたかったわけです。


全くそのとうりです。大出力のアンプが必要です。

以前、トランジスターアンプよりも真空管アンプが合うといわれたのは、エレクトロスタティック・スピーカーの高域インピーダンスが極端に低くなる、確か1オーム以下、になるため、当時のトランジスター・アンプにはきつかったのではなかったかと思います。

志賀さんの投稿でESL989のインピーダンス特性を初めて見ましたが、驚きました、高域のインピーダンスが高くなっていますね。このモデル、ESL989、では高域でのインピーダンスをあげるために何か手を打っているのかもしれません。ESL988も同じでしょうが。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 志賀
 ■日付 : 04/1/9(金) 11:45
 ■Web : http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm
 -------------------------------------------------------------------------
▼舘野洋一郎 VK2YTさん:


>志賀さんの投稿でESL989のインピーダンス特性を初めて見ましたが、驚きました、高域のインピーダンスが高くなっていますね。このモデル、ESL989、では高域でのインピーダンスをあげるために何か手を打っているのかもしれません。ESL988も同じでしょうが。


以前のモデル ESL-63 にも高域に鋭いピークがあります。


http://www.stereophile.com/loudspeakerreviews/416/index11.html


評者は、原因は良くわからないが、プラスッティックグリッドのヘルムホルツ共鳴

でなないかと言っていますが、私には、構造のディテールを知らないので、よくわかりません。


ただ、ESLで高域インピーダンスが低くなるのは、静電容量(約 500pF 位?)

のリアクタンスの低下によるものでパワーを消費しないのではないでしょうか?


500pF で 1:200 位の昇圧トランスを使っているなら20kHz 位になれば

確かに1次側では1オーム以下になるはずです。


つまり、高域インピーダンスの上昇は故意というより構造上そうなってしまった

のかもしれません。


それより、気になるのは低域の鋭いピークです。


この鋭さからみると、可動極板(膜)の共鳴とは思えません。


具体的な構造を知らないので全くの想像ですが、固定極板が共鳴を起しているような気がします。


いかがでしょうか?

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 舘野洋一郎 VK2YT tateno@nectar.com.au>
 ■日付 : 04/1/9(金) 12:47
 -------------------------------------------------------------------------
▼志賀さん:

>▼舘野洋一郎 VK2YTさん:

>

>>志賀さんの投稿でESL989のインピーダンス特性を初めて見ましたが、驚きました、高域のインピーダンスが高くなっていますね。このモデル、ESL989、では高域でのインピーダンスをあげるために何か手を打っているのかもしれません。ESL988も同じでしょうが。

>

>以前のモデル ESL-63 にも高域に鋭いピークがあります。

>

>http://www.stereophile.com/loudspeakerreviews/416/index11.html

>


これは驚きです。私が見たESL63のデータでは高域のインピーダンスは下がっていると記憶しています。もういちどチェックしてみます。


>評者は、原因は良くわからないが、プラスッティックグリッドのヘルムホルツ共鳴

>でなないかと言っていますが、私には、構造のディテールを知らないので、よくわかりません。


両方の電極を格子上のプラスチックで電極の外側から支えています。電極が薄いプラスチックで出来ているためです。


>ただ、ESLで高域インピーダンスが低くなるのは、静電容量(約 500pF 位?)

>のリアクタンスの低下によるものでパワーを消費しないのではないでしょうか?

>

>500pF で 1:200 位の昇圧トランスを使っているなら20kHz 位になれば

>確かに1次側では1オーム以下になるはずです。

>


それが私のみた、記憶に在るインピーダンス特性です。


>つまり、高域インピーダンスの上昇は故意というより構造上そうなってしまった

>のかもしれません。

>

>それより、気になるのは低域の鋭いピークです。

>

>この鋭さからみると、可動極板(膜)の共鳴とは思えません。

>

>具体的な構造を知らないので全くの想像ですが、固定極板が共鳴を起しているような気がします。

>

>いかがでしょうか?


低域の共振はESLには必ずあります。セルのサイズ、ダイアフラムの張りの強さにもよりますが20−100Hzの間にでてきます。これはダイアフラムの共振ですが、固定極板が共振している可能性もありますね。ただし、その場合は音が少し違うのではないかと思います。私にはそれを聞き分けたことはありませんが。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 初心A
 ■日付 : 04/1/3(土) 22:53
 -------------------------------------------------------------------------
▼etrt99さん:


 今晩は。再度のレス有り難うございます。


 コンデンサ型SPのことは良く分からないのですが、一般的には高い直流電圧を固定電極と振動膜間に掛けておき、それにマッチング・トランスを介してオーディオ信号を重畳

させて加えるものかなと・・・思っています。

 ですから、アンプはこのトランスを駆動すれば良いわけで、トランジスタも真空管も

関係ないと思っています。コンデンサ型SPのインピーダンスが小さくなるのであれば

それに耐えるトランジスタアンプを使えば良いわけです。かなり高価なアンプになるでしょうが・・・・。


 と言うわけで、折角ご紹介頂いた森川さんの下記説明は私には理解ができません。 


 

>。その代わり電極間の静電力によって振動するので電圧としては非常に高電圧を必要と

>します。用いるスピーカーにもよりますが大体1kv〜3kv(RMS)の信号電圧を

>必要とします。アンプの負荷としては、出力電力としては全く考える必要は無く、出力

>電圧のみに着目していかに高電圧を出させるかを考えればよいのです。アンプの出力電圧

>の大小はアンプの電源電圧によってほとんど決定されますから、その点で電源電圧の低い

>トランジスターアンプはコンデンサースピーカーのドライブには適当でないことが判ると

>思います。

>

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : ESLに適したアンプ
 ■名前 : 舘野洋一郎 VK2YT tateno@nectar.com.au>
 ■日付 : 04/1/9(金) 9:20
 -------------------------------------------------------------------------
>古いMJ誌に記載された森川忠勇さんのコンデンサー型SP用AMP製作記事を紹介します。

>コンデンサー型ではその名の通り抵抗値は無限大で、直流は全く流れません、コンデンサーとしても200〜500pf程度の容量ですから、交流信号電流もほとんど流れません

>。その代わり電極間の静電力によって振動するので電圧としては非常に高電圧を必要と

>します。用いるスピーカーにもよりますが大体1kv〜3kv(RMS)の信号電圧を

>必要とします。アンプの負荷としては、出力電力としては全く考える必要は無く、出力

>電圧のみに着目していかに高電圧を出させるかを考えればよいのです。アンプの出力電圧

>の大小はアンプの電源電圧によってほとんど決定されますから、その点で電源電圧の低い

>トランジスターアンプはコンデンサースピーカーのドライブには適当でないことが判ると

>思います。

トランジスターアンプでも駆動できますが、電源電圧が高い方が有利です。現在のQUADはステップアップ・トランスとして250:1のものを使っています。(ESL57の時は110:1でした。)トランスの出力端では数千Vから1万Vが出ているといわれています。一般にエレクトロスタティック・スピーカーは能率が低いので、高出力のアンプが必要です。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:ESLに適したアンプ
 ■名前 : 初心A
 ■日付 : 04/1/9(金) 20:08
 -------------------------------------------------------------------------
▼舘野洋一郎 VK2YTさん:


今晩は。


>トランジスターアンプでも駆動できますが、電源電圧が高い方が有利です。


 アンプの出力を大きくするため電源電圧が高い方が有利と理解して良いのですか。


 負荷は現在のQUADはステップアップ・トランスとして250:1のもの。

 アンプは通常よくあるトランジスタアンプとします。


 お手数をお掛けします。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:ESLに適したアンプ
 ■名前 : 舘野洋一郎 VK2YT tateno@nectar.com.au>
 ■日付 : 04/1/12(月) 8:23
 -------------------------------------------------------------------------
>>トランジスターアンプでも駆動できますが、電源電圧が高い方が有利です。

>

> アンプの出力を大きくするため電源電圧が高い方が有利と理解して良いのですか。


アンプの出力を大きくすると言うよりも、ESLは電圧でダイアフラムを駆動するからです。


> 負荷は現在のQUADはステップアップ・トランスとして250:1のもの。

> アンプは通常よくあるトランジスタアンプとします。

>

> お手数をお掛けします。


もし、ステップアップ・トランスが50:1で、他の条件(ESLの構造)が同じだとしたら、より電源電圧の高い高出力のトランジスタアンプが必要です。250:1はその点で駆動し安くしてあります。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:ESLに適したアンプ
 ■名前 : 初心A
 ■日付 : 04/1/12(月) 22:43
 -------------------------------------------------------------------------
▼舘野洋一郎 VK2YTさん:


今晩は。レス有り難うございます。


>>>トランジスターアンプでも駆動できますが、電源電圧が高い方が有利です。

>> アンプの出力を大きくするため電源電圧が高い方が有利と理解して良いのですか。


>アンプの出力を大きくすると言うよりも、ESLは電圧でダイアフラムを駆動するからです。


 「トランジスタアンプの電源電圧は何ボルトか?」はカタログには書いてないし、

 ショップの人も分からない。メーカの営業の人も分からない?(多分)


 トランジスタアンプの主流はSEPPでしょうから、その出力の近似は確か


 Po max = 電源電圧*電源電圧/8*負荷抵抗


 電源電圧の高いトランジスタアンプは、出力が大きいトランジスタアンプと同じことか

 と思ったしだいです。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:ESLに適したアンプ
 ■名前 : 舘野洋一郎 VK2YT tateno@nectar.com.au>
 ■日付 : 04/1/13(火) 7:32
 -------------------------------------------------------------------------
>>>>トランジスターアンプでも駆動できますが、電源電圧が高い方が有利です。

>>> アンプの出力を大きくするため電源電圧が高い方が有利と理解して良いのですか。

>

>>アンプの出力を大きくすると言うよりも、ESLは電圧でダイアフラムを駆動するからです。

>

> 「トランジスタアンプの電源電圧は何ボルトか?」はカタログには書いてないし、

> ショップの人も分からない。メーカの営業の人も分からない?(多分)

>

> トランジスタアンプの主流はSEPPでしょうから、その出力の近似は確か

>

> Po max = 電源電圧*電源電圧/8*負荷抵抗

>

> 電源電圧の高いトランジスタアンプは、出力が大きいトランジスタアンプと同じことか

> と思ったしだいです。


大まかに言うと、そういう傾向にあると思います。

上の式の8はどこから来るのでしょうか?

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:ESLに適したアンプ
 ■名前 : 初心A
 ■日付 : 04/1/14(水) 23:10
 -------------------------------------------------------------------------
▼舘野洋一郎 VK2YTさん:


今晩は。

式の定義が不明確で失礼しました。


>> トランジスタアンプの主流はSEPPでしょうから、その出力の近似は確か

>> Po max = 電源電圧*電源電圧/8*負荷抵抗


>大まかに言うと、そういう傾向にあると思います。

>上の式の8はどこから来るのでしょうか?


 私が引用した上記の式は、

A:電源電圧Vcc(+電源のみ)の出力コンデンサー付のSEPP回路。

B:電源電圧+Vcc/2、−Vcc/2(2電源)として出力コンデンサを

  なくしたSEPP回路。

  のものです。


 最大出力電力は実効最大出力電圧と実効最大出力電流の積ですから


 Po max = {Vcc/(2*1.41)}*{Vcc/(2*1.41*Rl)} 


        =  Vcc*Vcc/(8*Rl)


          (1.41はルート2です。)


B’:電原電圧 +Vcc −Vcc(2電源)として出力コンデンサをなくした

   SEPP回路で


 Po max=Vcc*Vcc/(2*Rl) と記述したものもあります。


 上の式も、下の式も同じことです。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


 参考文献 ソリッドステートアンプの設計 CQ出販社

      実験で学ぶ最新トランジスタ・アンプの設計法(黒田 徹)ラジオ技術社

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:ESLに適したアンプ
 ■名前 : 舘野洋一郎 VK2YT tateno@nectar.com.au>
 ■日付 : 04/1/16(金) 10:04
 -------------------------------------------------------------------------
どうもありがとうございました。

良く分かりました。

> 私が引用した上記の式は、

>A:電源電圧Vcc(+電源のみ)の出力コンデンサー付のSEPP回路。

>B:電源電圧+Vcc/2、−Vcc/2(2電源)として出力コンデンサを

>  なくしたSEPP回路。

>  のものです。

>

> 最大出力電力は実効最大出力電圧と実効最大出力電流の積ですから

>

> Po max = {Vcc/(2*1.41)}*{Vcc/(2*1.41*Rl)} 

>

>        =  Vcc*Vcc/(8*Rl)

>

>          (1.41はルート2です。)

>

>B’:電原電圧 +Vcc −Vcc(2電源)として出力コンデンサをなくした

>   SEPP回路で

>

> Po max=Vcc*Vcc/(2*Rl) と記述したものもあります。

>

> 上の式も、下の式も同じことです。

>

>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

>

> 参考文献 ソリッドステートアンプの設計 CQ出販社

>      実験で学ぶ最新トランジスタ・アンプの設計法(黒田 徹)ラジオ技術社

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:ESLに適したアンプ
 ■名前 : 志賀
 ■日付 : 04/1/13(火) 21:35
 ■Web : http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm
 -------------------------------------------------------------------------
▼初心Aさん:


またまた横から失礼します。

>

> 「トランジスタアンプの電源電圧は何ボルトか?」はカタログには書いてないし、

> ショップの人も分からない。メーカの営業の人も分からない?(多分)

>

> トランジスタアンプの主流はSEPPでしょうから、その出力の近似は確か

>

> Po max = 電源電圧*電源電圧/8*負荷抵抗

>

> 電源電圧の高いトランジスタアンプは、出力が大きいトランジスタアンプと同じことか

> と思ったしだいです。

上に書かれた式は、


Po max = 電源電圧*電源電圧/8(負荷抵抗)


という意味ではないですか? つまり、8は8オーム負荷の場合。

ただし、電圧は電源電圧でなく、負荷にかかる実効交流電圧でピーク値はこれの1.4倍です。


ということにして、私のアンプには結構データが載っているので調べてみました。


負荷インピーダンスと出力の関係は

 140W(4オーム負荷)、 120W (6オーム)、100W(8オーム)となっています。

上式で単純に計算しますと、それぞれにつき、23.7V、27V、28.3V となり一定値となりません。これは、アンプの内部インピーダンスの影響です。内部インピーダンスの影響が少ない8オームの値+αとして、実行出力電圧を30Vとすればピーク電圧は42V となります。ただし、上の出力は無歪出力なので、さらにかなり大幅なマージン電圧が必要です。で実際のパワーTRにかかる電源電圧は±68V となっています。


つまり、必要な電源電圧は大雑把には上の式の電圧の2, 3倍は必要ということのようです。


それに見合った、耐電圧、電流容量の半導体、電源の電流容量が必要なのは言うまでもないことですが。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:ESLに適したアンプ
 ■名前 : 初心A
 ■日付 : 04/1/13(火) 22:44
 -------------------------------------------------------------------------
▼志賀さん:


今晩は。


>またまた横から失礼します。


いえいえ、ご指摘有り難うございます。

舘野洋一郎 VK2YT さんの方に詳細に書きますのでそちらをご覧ください。

(おかしい箇所がありましたらご指摘ください。)

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:ESLに適したアンプ
 ■名前 : 志賀
 ■日付 : 04/1/14(水) 11:06
 ■Web : http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm
 -------------------------------------------------------------------------
▼初心Aさん:


>舘野洋一郎 VK2YT さんの方に詳細に書きますのでそちらをご覧ください。

>(おかしい箇所がありましたらご指摘ください。)


早とちり失礼しました。引用された式の負荷抵抗は掛けるのではなく、分母に入るのですね。


私のアンプで計算すると、最大出力を与える 4オーム負荷の場合 Vcc=67 V となり、確かに、実際の電源電圧68 Vとほぼ一致します。


負荷抵抗を大きくした時の出力は、この式で求まるより大きくなるのですが、この場合どのように計算出来るのか、何か分かれば教えて下さい。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:ESLに適したアンプ
 ■名前 : 初心A
 ■日付 : 04/1/16(金) 19:46
 -------------------------------------------------------------------------
▼志賀さん:


今晩は


>早とちり失礼しました。引用された式の負荷抵抗は掛けるのではなく、分母に

>入るのですね。


 いえいえ、ご指摘有り難うございました。お陰様で修正できました。


下記項目ですが「オーディオの科学」の管理者さんには腰が引けますが、

参考にしてください。

実はTRアンプの自作や設計の経験はありません。(汗)


>私のアンプで計算すると、最大出力を与える 4オーム負荷の場合 Vcc=67 V

> となり、確かに、実際>の電源電圧68 Vとほぼ一致します。

>負荷抵抗を大きくした時の出力は、この式で求まるより大きくなるのですが、

>この場合どのように計算出>来るのか、何か分かれば教えて下さい。


 私ならば考える前に最大出力時(4オーム、8オーム)の各部の電圧を測定

します。


使用測定器:低周波発振器、オシロスコープ、4オームと8オームのダミー負荷


測定場所: Vcc、 Vce(sat){トランジスタのコレクタ・エミッタ

       間飽和電圧、}

      Re {エミッタ抵抗} その他(出力リレーの接触抵抗、など)

       Rl{負荷}


これらの電圧値が分かれば,要因は分かりやすいと思います。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : 弔報
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 04/2/14(土) 14:51
 -------------------------------------------------------------------------
最近PRESSに無頓着になっていたため、迂闊にも重大なニュースを見落としていました。


現QUAD社の創始者であり、ESL及びESL63その他多くの同社製品の開発者であり、稀代の名エンジニアであったピーター・ジェームス・ウオーカー氏が、昨年12月12日に死去されました。


私はあなたの送り出した製品を通して、音楽の愉しみとはどんなに素晴らしいものであるかを学びました。ここに心からの感謝と哀悼の意を表します。


私は、決してあなたを忘れません。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:弔報
 ■名前 : あらら。
 ■日付 : 04/2/15(日) 18:41
 -------------------------------------------------------------------------
悲しいことですね。

QUAD製品は金銭的に使用できなかったけれど若い頃からいつも憧れ

の的でした。そうでしたか...世界中の多くの方に幸せを提供されて...。

ご冥福をお祈りいたします
http://audiofan.net/board/data/audio/log/tree_130.htm



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/682.html

[文化2] アンティーク オーディオの世界 _ オーディオ・メーカはなぜ堕落してゆくのか? 中川隆
6. 中川隆[6619] koaQ7Jey 2017年2月10日 20:29:53 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7078]

上記スレの大部分は削除して新スレを建てる事にしました。


最初はスピーカー史上で最高の音質を誇る奇跡のスピーカー


伝説の静電型スピーカー QUAD ESL57・ESL63
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/682.html

http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/745.html#c6

[リバイバル3] 伝説のデッカ デコラ

【デッカ デコラ】

「倉庫として使っているので、ただ置いてあるだけ。人にお聞かせできる状態ではありません」とおっしゃるモアさんに「隠れ家」繋がりでお邪魔した。


レコードとオーディオの部屋
http://more.main.jp/


ただ置いてあるだけとはいうものの、よだれが垂れそうな機器類は全て結線されており、6セットのスピーカーはいつでも音が出せるようにスタンバっていた。

中でもひときわ異彩を放って目を惹かれたのがデッカ デコラ。
数ある機器の中でも孤高の存在感がある。

いろいろとオーディオ遍歴を重ねて来られたモアさんが、

「クラッシック音楽を聴くにはもうこれ一台あれば何もいらないと」思わしめたしろもの。

かつて五味康祐氏が、その著書の中で「デコラの上にオーケストラが展開している」とその驚きを書き記した。日本には当時3台しか輸入されなかったという幻のコンソール。

正に拝聴という言葉が似合うが如く、鎮座して耳を傾けた。

品位がある音とはこういう音のことを言うのだろう。そこはかとなく味わい深い飴色の響が綺麗に漂っている。コンソールの廻りを中心に波紋のように音が広がっていく。完結したシステムから流れ出る音楽は確かな一つの世界を構築している。モアさんが「上がり」を宣言したお気持ちが理解できる。

もともとは広いホールに置いてゆったりと音楽を楽しむために作られたものと思われるが、様々な設置環境でもその美しいホールトーンを満喫できると思った。少し高めの椅子に座って聴くと、コンサートホールの2階席最前列に座った様にフルオーケストラが展開する。座して聴くとコンソール中央の箱の中に人が立って演奏している様なリアリティがある。

部屋のどこで聴いても音の広がりを体感でき、その音色が変わらない。不思議に思っていると、モアさんがスピーカーのサランネットを外して中を見せてくれた。おお!まるでボーズではないか。モアさん曰く「BOSEのスピーカーの原型ですよ、これは」  仰る通り’60年代前半ステレオ黎明期に既に音の反射を計算して臨場感と広がりを出す技術が確立していたとは驚きである。


「モアさんの隠れ家」へ
http://www.shu-ks.com/zakki/0moresan.html


他のシステムはただ繋いだだけと仰るが、そこはオーディオマニアでもあるモアさん、与えられた条件の中でもベストを尽くすべく、BBCの銀箱モニター5/1や3/1からはJAZZ向きにチューンされたエネルギー感のある音が出ていた。こちらのシステムは先日行われたStudiok'sのイベントで山本さんが出していた音に触発されたご様子で、かなり煮詰めた調整をされていらした。まだ発展途上の段階と謙遜されていらしたが、どうしてどうして解像度の高い澄んだ音が聴こえたきた。この先どうなってしまうのか。


デコラとは違う意味で、古くて新しい音に耳が反応した。JBLのハーツフィールド。実力の半分も出し切っていないとのこと。以前自宅ではぶ厚い土壁でできた部屋のコーナーにぴったりとくっつけて置いていたそうだ。その時の目の覚めるような鮮烈な音はここでは聴くことができないと仰る。確かにここは倉庫代わりに使っているので、ハーツフィールドの実力は出し切れていないのかもしれない。しかし私の耳には亡くなる直前のチェット・ベイカーの奏でる憂いに満ちた深く柔らかな音色が耳から離れなかった。音楽の表現力は今もって一流である。ハーツフィールドの実力の片鱗を垣間見た。
http://www.shu-ks.com/nikki/2005/nikki8-1.html


オーディオ雑記帳 3
http://more.main.jp/zakkichou03.html


2005/1/12
僕の隠れ家にはこれ以上オーディオ機器が入らないのに

「モアさん、聞いてみます?」

との誘惑に負け、浅はかにもその人物の思惑通り、購入を決めてしまった(幻の機器)DECCA デコラ。

そして、今日、デコラが運ばれてきた。

ポンと置いただけなのに、僕はこのデコラの音を文章に書けない・・・いや、表現する能力がない・・・

まるで色とりどりの宝石のような音としか表現できないし、デコラ自体まるで(音を聞いた後には)宝石箱のように感じる

ブリッジ接続のお手伝いをしていただいた百戦錬磨のA氏も黙って聞き入っていたので何か感じるものがあったのかもしれない

2005/1/15
デコラが来て以来、僕のオーディオ感が全く変わってしまった・・・

長年付き合ってきたオーディオたちの音が全てモノトーンに感じられる。オーディオでこんな衝撃的な経験は今まで無いので戸惑っている

デコラを聞いた後レビンソンもマランツもBBCもJBLも困ったことにモノトーンになってしまった

使いこなしとかケーブルとか今までの努力は???自分がバカに思えて笑いがこみ上げてくる

もう少し早く会えば音楽だけを楽しめたのに・・・でも、出会えたことに感謝しなければ

今はデコラにあった書斎が欲しい


デコラは僕に言う

僕と付き合うのなら、音楽は僕が聞かせてあげるから、僕の側でもっと知性を付けなさいと


2005/1/18
デコラについてもう少し・・・

オーディオ雑誌のようにオーディオ評論は聞いてもいないのに誰か有名な人が絶賛すると如何にもよい音が出ていると感じてしまうものだ。デコラも例外ではなく古い雑誌での評価は高い。

しかし他のオーディオ機器でも同じだが、所有者のみなさんが(全ての音楽を)最高の音で聞けるわけではない。

それには電蓄といえどもノウハウが必要で、長年にわたっての経験がありデッカ・カートリッジの性格やこれに合うレコードを一瞬でチョイスできる事が出来なければ簡単にはこの音質を手に入れられない。

アナログレコードを表面でしか知らない人やデッカ・カートリッジの激しい性格を熟知していない人がポンと置いても(そよ風のような、空気のような)空間に漂う音楽を得ることは難しいと思う。

僕のデコラがデッカのアームではなくデコラの高級仕様のガラードのターンテーブル・アームが付いていたならば購入したかどうか分からない。音楽を鳴らす自信がないからだ。


デコラのネットにはグリーンとブラウンがあり発売当時チョイスできたのか分からないがグリーンネットは初期型に使用されたものではないか?と言う人もいる。シリアルは101×で1001からの製造番号だと1×番目となるが詳しくは分からない。

この他AUX 端子もあるのでCDも聞けるが何か場違いな感じがして繋ぐ気にならない。

またツィーター用の外部補助端子も付いているが高音に関しては全く不満を感じないし、使用するとかえって音質を悪くするような気がしてならない。

チューナーの音質は音楽観賞用としては多少不満がのこるが立派なもの。

電源はこの頃のイギリス仕様らしく世界で使用可能な100〜240V

「生きている!」

そう、デコラは生きている! と書いて殆どの人が笑うであろう。しかし、そのように書く以外書きようがないのだ。まるでこちらの気持ちを知っているようにデコラは音楽を奏でてくれる。

オーディオ機器がその日の気分、天気、湿度によって音質の感じ方が違う経験を持っている人も多いと思うが、デコラにはそれがないのだ。こちらの気持ちに合わせて最良の音質を聞かせてくれる。

面白いことに同じ感じ方をしている人が同じようなことをSS誌別冊「サウンド・コニサー」に書いている。・・・まさか「生きている」とはさすがに書けなかっただろうが、僕が著者と同じ感覚を持ったことはほぼ間違えがないと思う。ここに書いてあることはデコラを所有した今、頷くこと以外僕には出来ない。デコラを知らなかったら笑いながら読むだけだっただろう。

デコラを言葉でなにか慎重に選ぶとすると、「風景」という言葉を使いたいですね。ぼくは聴いていて「風景」が見えるような感じがするんですよ。

---中略 ---

冬に聴いていますと、夜など、雪がしんしんと降り積もっている様子が頭にうかびます。夏に聴けば、風がすーっと川面をわたっていくような感じ、春に聴けば春うららっていうような感じ。自分の気持ちのもちようとか四季のうつりかわりに、わりに反応するような気がする。池田圭氏も夏に聴きにこられて「庭をあけてたら景色とよく合う、こんなのはめずらしい」といわれてましたんで、ぼくだけがそう感じるというのじゃないと思います。レコードを聴きながら、いつも風景を見させてもらっている。逆にいうと音から季節感のようなものが感じとれる、それがデコラのよさでしょうね。

---中略 ---

「風景がみえる」というのが、やはりぼくは最もふさわしい表現だと思います。

最後にSS誌別冊「サウンド・コニサー」写真の説明文がデコラの全てを語っている

これぞ幻の名器、デッカ・デコラ。伝統的な英国家具調の仕上げは優美そのものである。ずば抜けて深みのある再生音は、英国の叡智の結晶とも称すべきもの


2005/1/19
デコラが来てから1週間。未だに最初の衝撃は消えない

これ以上デコラについて書くことはないが、最後に僕がデコラにしてあげたことはコンセントを入れたこと以外無い

幸いしたのは多少レコードの知識が僕にあったことぐらいで、それが全てである


2005/1/29
全ての機器に火が点くようになった。あとはケーブルをうまく纏めなければならない。といってもデコラ以外の音は・・・笑っちゃうほど全然駄目である。部屋の問題は大きいなぁ
http://more.main.jp/zakkichou03.html


オーディオ雑記帳 4
http://more.main.jp/zakkichou04.html


ハーツフィールドはプレーヤーにガラードとフィアチャイルドのカートを持ってきて以来、気持ちよく「歌う」ようになった。借り部屋なのでハーツにパワーを入れられないが、小〜中音量でこれほど「歌う」ハーツは経験がない。

デコラをハーツのような表現で言うと「奏でる」で、この言葉がデコラの全てを表現している。

最新の機器は綺麗な音、美しい音、凄い音で鳴るのは認めているが「歌う」や「奏でる」という表現はうまく出せない気がする

コンクリートに囲まれて部屋的には条件が悪いと思うが、それでも「歌う」「奏でる」ヴィンテージ機器は面白い。音質的には最新機器の方が圧倒的に凄いのだが表現での何かが欠けている?と思うのはヴィンテージ機器を使っている誰でもが感じていることかもしれない(8/18)


僕は何故か他人の音に興味は無い。SS誌の「何とか訪問」を見ても聞いてみたいと衝動に駆られる部屋はずいぶんと前から全くなく、デコラで気品がある音質を手に入れからというもの、ますます他人の音が気にならなくなった。

これが40年前の音?と驚く人も多いと思う。聞いてみないと絶対に信じられないだろう。
http://more.main.jp/zakkichou04.html


オーディオ雑記帳 6
http://more.main.jp/zakkichou06.html

自宅では1日中デコラを鳴らしている。

蓄音機と言っている僕の母がデコラの音を非常に気に入っていて、Mac に繋げてエンドレスで流している。最近驚いたことだが、耳が少し遠い母が音の善し悪しを判断出来るのだ。

一度デコラではなくロジャースで鳴らしていると台所にいた母が、いつもの音で聞かせてと言ってきたのだ。

人間は可聴範囲が狭くなってきても音質の判断は出来るらしいことが分かった。
これなら、あと30年は音楽が楽しめそうだ。


SG520の下の段がPCオーディオ心臓部で、Macminiから無線でデコラと繋いでいる。

Mac → AirExpress → CELLO DAC → DECOLA・・・

この音は麻薬的な音である(2008/10/21)


再びデコラ

ムラードの真空管EL34が逝ってしまった。

2、3日前から電源を入れるとバキバキといやな音。そう、真空管が駄目になるときの特有の音。購入してから2年間もの間、逆に言うとよく持ったものである。購入したときに確認したが、このムラード後どのくらい使えるのだろう?と思いつつも2年間過酷な使用によく耐えた。

しかし現在では良質のムラードを4本集めるのは至難の業。
きっとそれだけで数年費やしてしまうだろう。

EL34はある時期の東欧テレフンケンの音が気に入って同ロットを一気に70本購入し在庫してあるが、ムラードのような音はでない。

きりっと締まったデコラから優しい音のデコラに変わってしまった。

残念であるが、これはこれで母も気に入ってくれているので今後デコラを所有する限り、この音で聞くこととなる。

まぁゆっくりと探して良質のムラードが手に入ったならばもう一度デコラを蘇らせることも出来るので、それまではオーディオは引退できないかもしれない。

真空管といえばダイナミック・オーディオのA氏に EL34 を5、60本引き取ってもらったことがあるが、所有するテレフンケンの前に持っていたロシア製の真空管で、当時売られている中ではまともな音質だったので、やはり同ロットを一気に購入したものだが、同ロットで購入しないと安定して一生同じ音で楽しめない危うさがある現在の真空管。

こういう意味でも真空管アンプ保持には人知れず努力している人は多いと思う。

A氏、・・・現在入手できうる良質の真空管で機器を調教し自分に合わせていく・・・という言葉が身にしみて分かるような気がする(2008/11/19)

贅沢を言うと夜に思いっきり雰囲気のある部屋で音楽を聴きたい。・・・

そして旨い酒と極上の女性
http://more.main.jp/zakkichou06.html


オーディオ雑記帳 7
http://more.main.jp/zakkichou07.html


オーディオ近況(僕の身勝手なオーディオ・アクセサリー論)

EMT927を設置してから5ヶ月、昨日(湿気の関係もあるだろうが)はじめてステレオレコードがこのような音で聴けるのか!と言うような感動できる再生が出来た、まだ良くなるような予感がする

僕は前述したとおり、設置したときに、ある程度満足した音が出たならそれ以上機器をいじらない。そして良い音が出るまで鳴らし続け熟成させる。30年以上?オーディオを続けてきた経験からそのようにしている。

そして、熟成させたオーディオとは、逆に今現在の音を高価なアクセサリーやケーブルなどで壊されるのが怖い、と言うくらいまで満足のいく音が聞ける事であると思う。

僕はレコードコレクターである。毎日のようにレコード店を回り良い音の素晴らしい演奏を探し続けている。自宅に保管している大量のレコードをオーディオマニアが毎週のようにアクセサリーなどで音を追求している暇はなく、一枚でも多く良い演奏を聴きたい。

趣味は趣味、オーディオで音の変化を楽しんでいる人もいれば、僕のように一枚でも多くの演奏を聴こうとする趣味の人もいる。いろいろな人がいる中で、HPでアクセサリーなどを絶賛するのだったら少なくとも絶賛する人が一生使い続けていく自信のあるもの、そのような価値のあるものだけにしてほしい、僕みたいなアクセサリー初心者には大変に迷惑なのだ。毎週、毎月、毎年のように、このカーボンが良い、このケーブルが良いと言っているオーディオマニアが、とても満足できる音を出しているとは思えない。

と、言う僕も過去に雑誌などに踊らされて高価なケーブルなどを購入した経験があるがその殆どが使い物にならず、ゴミケースの中へ。そして得た結論は、その場で音の変化が判るようなアクセサリー、ケーブルには手を出すなと言うこと。

とてもアクセサリー評論など当てになるものはない。しかし現実は高価なケーブル・アクセサリーは癖が強い(強くなきゃ売れないわけだが)


僕が満足するケーブルは結構、癖のない安価なものに多く、ケーブルでは細い方が多く感じる。

さらに5年以上使い続けると他のものに代替えがきかぬほど熟成が進むのも安価なケーブルに多い。

そして何より、僕にとっては何年かに一度する端子磨き、これがどんなアクセサリーよりも効く!!

完成されたオーディオとしてはアクセサリーの入る隙のないデッカ・デコラが一つの答えだろう。

この品位ある音を聞いてしまうと何一つ改造(付け加えても、引いても)してはならないと直感して判る

実現不可能だが、以前Studio K'sで音楽喫茶をやるのだったらデコラで行いたいと山本氏に言ったことがある。そしてレコード演奏には古楽の権威であるA氏に頼みたい。移動に十万円以上掛かると思うが、費用が解決できても、たぶんStudio K'sにはクレーンを使っても入らないと思う。(2009/11/6)


デコラとLNP

自宅にいる時には8割くらいはデコラが鳴っている。

しかもデコラから流れるのはバロック音楽。

Macmini ~ USB ~ NU FORCE Icon uDAC~ 同軸 ~ Cello DAC

に流していて、これらをiPadで遠隔操作している。

デコラできくレコードのように100%満足するわけではないけれど、かなり心地よい音が常時部屋を充満するあたり、便利な世の中になったものだ。

事務所に設置してあるオーディオ機器をレビンソンに戻した。Cello は約2年間頑張ってきたつもりだけれども、

LNP ~ Cello encore power ~ JBL S9500

で鳴るジャズは

EMT927 ~ marantz ~ ハーツフィールド

で鳴らすジャズとは別物だけど高い次元で別世界を魅せてくれる。1年以上前から初期型LNPを聴きたいと人に頼まれていて、ようやくCelloを片付けLNPを聞きなおすと素晴らしい。聞いた人しかわからないが、今の機器では絶対に表現できないジャズの音がある。

この音質が聴ける限り、何も触りたくない、というかケーブルさえも替えたくなくなるが、毎週のようにケーブルを交換しているオーディオマニアの人たちは一体どんな音で満足するのか?

(ほとんどの人が、もっと良い音になるに違いないと思って交換するのだろうけど、自分では気づかないうちに今の音に不満があるからだと僕は思っている)僕には理解できない。(2010/12/15)
http://more.main.jp/zakkichou07.html


オーディオ雑記帳 8
http://more.main.jp/zakkichou08.html

僕が考える理想のオーディオ部屋

ステレオサウンド誌がいつ頃かは分からないが『音楽が聞こえない部屋の写真』が載るようになった。マニア紹介でも訪問でも、皆揃ったように誇らしげに高価な機器を並べ立てた部屋で、まるでオーディオショップのようなリビング。最近ではよく恥ずかしくもなく、いい親父が自慢げに載るよとあきれ顔。

オーディオ評論家が音を伝えられない文章を書き始めたのも同時期のような気がする。評論の総括は決まって曖昧な和製英語で語られ、結局何を読者に伝えたいのか?

しばらくして、一流のオーディオ専門誌が二流のオーディオ広告雑誌にみごとに変貌を遂げた。それからというものオーディオ評論家と名刺でも出されると大笑いしてしまう自分がいる


僕は一枚の写真・・・暖炉のそばにデコラが他の家具と一緒に、最初からそこにあったような自然な感じで置かれていた・・・

それは多分イギリスの貴族の部屋だと思うが、こんな部屋で音楽を楽しみたいと長年思っていた。

時の流れを忘れさせてくれる部屋、それが僕の理想となった。

再開発の話が出たときにチャンスだと思った。そしてまだまだ家具などは揃わないが、時間を忘れられるような部屋が出来つつある。

先日、母といっても84歳だが友人を連れてきて部屋を貸してくれというので、デコラから小さな音で音楽を流して部屋を出たら、普段30分もしない間に帰るのに、その日は2時間部屋にいたらしい。

そしてまた遊びにきていい?と友人にとっては非常に心地の良い部屋であったらしい。
すこしは記憶の写真に近づいたかな?と理想の部屋作りは始まったばかりだ。(2012/12/10)
http://more.main.jp/zakkichou08.html


オーディオ雑記帳 10
http://more.main.jp/zakkichou10.html


ジャズ再生の間にdecolaでクラシックを聞く機会が多くなった

というのも、sony music unlimited というネット配信サービスを使い一日中バロックを decola に送り込んでいるのだ。

今まで長い間 decola に Mac miniを繋いで HDD にリップした AIFF を再生するも、もちろん music unlimited を再生するもレコードに比べ不満が残り本格的に聞く気がおこらなかった。

ところが半年前使っていないオヤイデの銀線USBケーブルを遊び半分に繋いでみるとレコードの時のような decola の音が…

この銀線USB、他の組み合わせでは全く使い物にならなかったのにオーディオとは不思議なものである。

慌てて他の銀線も試したくなり早速ダイナミックのA氏に連絡してオーグラインのUSBとRCAを注文。

decola のオーディオインターフェイスには apogee DUET2 を使っている。

見た目だけで購入したが decola に触らず、音量は DUET からで使い勝手がよい。

そういえば、オーディオ中古専門業者で decola が売られていたがテレフンケンの球が刺さっていた。僕もこの球で一回試してみたが全然ダメで直ぐに mullard に直したが、この業者で扱っている decola は本来の?良い音が出ているのであるのか?一回聞いてみたい気もする

A氏に銀線を頼み2ヶ月経ったがオヤイデとオーグラインの差は大きくはかわらなかった。どちらかと言えばオーグラインの方が安定感があるクッキリとした音だが、オヤイデを選択した。

オヤイデの少し暗く不安定な音(?)が僕の decola には合っているように感じたからだ。しかし何故僕の decola は銅線がダメなのであろう?不思議だ。 ( 2014/9/28 )
http://more.main.jp/zakkichou10.html


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/683.html

[文化2] アンティーク オーディオの世界 _ オーディオ・メーカはなぜ堕落してゆくのか? 中川隆
7. 中川隆[6620] koaQ7Jey 2017年2月10日 21:45:07 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7079]

伝説のデッカ デコラ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/683.html

http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/745.html#c7
[リバイバル3] 伝説の ソナス ファベール ガルネリ・オマージュ

Guarneri Homage(ガルネリ・オマージュ)という名のミクロコスモス 2012-08-31

もし小学生の時にスタインウェイと出会っていなかったら、間違いなく今、私はピアノでなくヴァイオリンを弾いているだろう。「あの頃の貴方はピアノがオモチャだったからね」と母は云うが、縁というか出会いというものは別に人同士だけではない。モノとヒトも縁によって結ばれる、いや、そう考えないと説明がつかない事が多すぎる。

XRTでヴァイオリンを聴くと、まるでプライベートホールで演奏者と対面して聴いているような錯覚に陥るので、こんなにヴァイオリンの音が好きなのにどうしてピアノしか弾けないんだろうと思い悩むことが最近になって増えた。実際、贅沢な悩みなのかもしれないが、とは言え、悩みには違いない。私の悩みに限らず、そもそもオーディオファイル達の悩みなんて、普通の人達?!からすると「狂気の沙汰」であることは皆様否定されないと思う。もっとも、それを楽しんでいるから、楽しめるから、狂人とはならず、一趣味として理解!?されるのだろうが。


今思い出すと、あの日もそうだった。


(15年以上保管してあった2種類のガルネリオマージュのカタログ)


どちらかと言うと息苦しくなることが多い、いつもの部屋。

所狭しと置いてあるアンプ達、こちらに倒れてくるのではないかと思えるほど林立したスピーカー達。


そんな「機械の群れ」の中に、ただひとつ、そう、まるでハイエナが群がる魔の園の中でひっそり咲くコスモスとも見えた、ただ一対、静かにそこに置いてあった。


それが偶然か、必然か。
そんなことはどうでも良かった。

そうして、流れてきたのは聞き慣れたバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ。

すっと、辺りが消えていき、やわらかな潤いが私を包んだ。いやもっと言うと、その潤いが私を包んでくれていることすら自覚したのはしばらく後になってからだ。
この音は、一体何なのか。

電気で録音された「偽物」を鳴らすことでは絶対生を超えること何で出来るわけがないと、若さの至りで決め込んでいた当時の私のプライドを、自信を、一気に壊してくれた。しかも、やさしく、ゆっくりと。「それは違うのよ」と。

かなり昔だが、祖父の友人であったプロのヴァイオリニストが、私の目の前で、私だけのためにヴァイオリンを弾いてくれたことがあった。

そう、まさにあの音だ。生きている音。

キキキッと瑞々しいが、時に極めてキツイ音色すら出すヴァイオリンの音色。
ただそのキツサは決して耳に突かない。

いやしかし正直言ってあの音でも無い。本物のヴァイオリンの音はこんなんじゃない。でもこの音は生きている。有機的という言葉を使うのが空しくなるほど生き生きしている。どうしてなんだ。たかが電気が振動板を動かしているだけなのに。どうしてこれほどまでに「神経質でたまらない音」がスピーカーから出てくるんだ。


涙が止めどもなく流れてきた。絶対に圧倒されない音なのに、時には汚く、そして時には偽善的でもあるのに、どうしてこんなに生きているのだろう。
涙が止まらない。

こんな馬鹿な。スピーカーがこんな音を出せるわけがない。


ウソだ
夢だ
マンガだ
SFだ

そう叫んだ。

でも、目の前に置いてあった彼女は、物静かに、凜として私を見つめていた。
彼女はなにも言わなかった。

Guarneri Homage 
ガルネリ・オマージュ


「美しい女は、男に対して、見るよりも見られる形に慣れているであろう」

と言ったのは山田洋次監督だが、まさにこのスピーカーのことを言っているとも思えた。他のスピーカー達なら

「オイ、そこの青年君。私を見たまえ。そうして私の完成された語り口を理解するよう努めたまえ」

と上から目線で喋りまくってくる。大抵は圧倒され、そうしてぐったり疲れる。いい音で音楽をたくさん聴いたのに、その後で自分でピアノを弾くとミスタッチが増える。私の指は嘘をつけない。


Guarneri Homage 
ガルネリ・オマージュ

これは楽器だ。そうだ楽器なんだ。そう考えないと落ち着けない。

ピアノはヴァイオリンの音を出せない。
ヴァイオリンはクラリネットの音を出せない。

至極当然のこと。どうして今まで「このスピーカーだけしか出せない音」を出すスピーカーが無いに近かったのか、上位モデル、下位モデルばかりの世界であったのかが不思議で仕方がない。

ガルネリの音はガルネリでしか出せない。
これが「いわゆるスピーカー」と思うから駄目なんだ。楽器なんだ。

財布に入っていた3万円を差し出し「これを、頭金にして・・・」と言った時の店員がした顔が忘れられない。口惜しくて、とうとう真逆の音世界に生きている父を説得し、無理矢理試聴させたこと十数回。

「惚れ込んでいるのはよく分かるんだけれど、そもそも、ピアノを弾く君が、ピアノの音さえ満足に聞けないスピーカーなんて問題外だよ」

と首を横に振る父に、

「そうじゃないんだ。これは「ガルネリ」の音なんだ。ピアノの音でもヴァイオリンの音でも無い。それに似せようと無駄な馬鹿げた頑張りをやめて、楽器「ガルネリ」の音楽を素直に歌わせるんだよ、お父さん!」と懸命に言う私。


その後、父から逆に説得されてしまい、縁無く十数年が経った。

しかし、どのスピーカーの音を聴いても、あの「美しさ」が耳から離れない。たとえそれが嘘であっても、虚像であっても、偽善であっても。全くもって、私は恋をしてしまったのだ。そう、人が一機械に恋をしたのだから、なんと滑稽なことだ。かの『火の鳥』を描いた手塚治虫も微笑むだろう。

その後、好みの女性は数多く目の前に現れた。

JBLのアクリルホーンの音に完全にノックアウトを喰らい数日寝込んだり

アルティックの「音に温度を感じざるを得ないようなウォームさ」に打ち拉がれたり

その後のオマージュシリーズの音に鳥肌が立ち、幾度も涙したりもした。

そうして時が経ち、ふと気がつくと愛する連れ合いがいた。

一世一代、私が最も尊敬するオーディオ評論家と同じスピーカーを使うんだという20年来の念願は叶った。

そのXRTの圧倒的なホール感、音のプラネタリウムに日々包まれても・・・


重量感がある低域ではなく、透き通った水のような低域
天井から降り注ぎ、こちらへスッと真っ直ぐのびてくる中高域
そして想像をはるかに絶する高解像度

もっともっと優しく、大らかな音しか出なかった思っていたが、拙宅で鳴ったそのサウンドたるや、その名、その姿に反して消えゆく小さな響きも決して逃さない。

何にしても、オークションを含めて、今まで買いそびれたこと実に14回に上る。
縁は無いかと諦めたことも数限りない。たかがスピーカーとの縁、されどスピーカーとの縁。オーバーに聞こえるかもしれないが、それは人の知るところではない。

しがないオーディオファイルの一人として、このスピーカーと会えた幸運を神仏に深く感謝する。
http://mcintosh.exblog.jp/18910022/


ガルネリ・オマージュはスピーカーではない。楽器だ!


中学生時のカタログ収集からはじまり、私のオーディオ遍歴は20年を超える。
その中で、決して忘れることが出来ない「あの音」がある。

Sonus faber社の「ガルネリ・オマージュ」


実にピンきりで多くのスピーカーの音を試聴室で盗み聞きしてきたが、このスピーカーの音は今でも忘れられない。デザインも素晴らしいがその音となると、、

まさに、弦の音を聴くためのスピーカーであった。
弦楽四重奏、ヴァイオリンソナタ、無伴奏チェロ等々、弦楽器の音を「限りなく美しく」聴けるスピーカだった。

しかし、ジャズやマーラーなどの大編成、武満などの現代音楽、ポップス等は「全く」と言えるほど駄目だった。低域がまるで駄目。スカスカだった。父を説得して買わせようとしたとき、(実際父とは数回にわたってこのスピーカーを試聴した。歴代最高記録である(笑))父が持ってきた試聴CDの中でイーグルスのホテルカリフォルニアがあったが、それをかけた瞬間「うわー、音悪い!」と売り場の全員が漏らしたのを覚えている。「確かに弦の音は最高!。あんなに美しく聞こえるなんて生を越えるかもね。でも僕たち毎日毎日、弦の音ばかり聴く訳じゃないからね。いろんなジャンルの音楽が楽しく聴けないと飽きるよ」と父が試聴後言っていたのも覚えている。

当時高校生であった私は140万もするスピーカーなんて当然購入できない。しかしもう色褪せたが、今でも手元に当時売り場で作ってもらった「ガルネリ・オマージュ」のローン計算書が残っている(笑)。それほど、私を感動させてくれた音色だった。現在極希に中古で安く出ることがあるようだが状態があまり良くないようだ。つまり「ガルネリ・オマージュ」は本物のヴァイオリンと同じ製法を用いて作られているので、楽器同様湿度を嫌うのだろう。15年前のスピーカーでしかも完全天然製法で作られた故にスピーカーグリルのゴム、エンクロージャーの木や接着剤のニカワなどが劣化してきているだろう。

「ガルネリ・オマージュ」はガルネリ・メメントと進化し現在も販売されているらしい。価格は非常に高価であるし、再生ジャンルが限られる。


しかし、「あの音」は決して忘れられない。
http://mcintosh.exblog.jp/15412961

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/684.html

[文化2] アンティーク オーディオの世界 _ オーディオ・メーカはなぜ堕落してゆくのか? 中川隆
8. 中川隆[6621] koaQ7Jey 2017年2月10日 22:06:00 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7080]

伝説の ソナス ファベール ガルネリ・オマージュ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/684.html

http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/745.html#c8
[リバイバル3] 伝説のデッカ デコラ 中川隆
1. 中川隆[6622] koaQ7Jey 2017年2月10日 22:35:24 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7081]

オーディオ・マエストロ デコラと電蓄 2009年9月記
http://www.audio-maestro.com/luochi_sui_shii.html

2ウェイ、3ウェイスピーカではウーハやツィータそれぞれに適した信号を入れる必要があります。これをマルチウェイスピーカシステムといいますがこの方式は古くから存在したようです。

おそくても1930年までにはあったようでイギリス時代のハートレーは一般家庭用として1931年には46センチウーハと25センチウーハによる2ウェイスピーカを発表していました。ウエスタンに代表されるトーキーサウンド用途には無論それ以前から取り入れられていました。


マルチウェイスピーカは一台のアンプの信号をネットワークで分離するのですがそれにはコイル(L)とコンデンサー(C)を使うのです。コイルは低音域では抵抗値が少なく高音域では増えるという性質があります。コンデンサはその逆の性質をもちます。コイルとコンデンサーを用いたLCネットワークではその性質を利用して高音域と低音域をわけるのです。


Lを一つ、Cを一つ使ってスピーカーと組み合わせた場合を考えましょう。スピーカに直列にLを入れると高音になるに従ってLの抵抗値は増えていきます。するとスピーカに加わる電圧は高音になればなるほど下がるので音量は低下します。Cを入れれば低音ではCの抵抗値は高いので音量は少なく、高音になればなるほど増大します。


LをウーハにつなぎCをツィータにつなぐとこれでマルチウェイスピーカとして動作するわけですが、LやCの素子が一つだと1オクターブで6dBの変化が生じるわけです。


1オクターブの変化量は6dB 、12dB 、18dBが普通ですが稀に24dB 型も存在します。例えばケリ−のリボンツィータは24dB型ですし一部のスーパーウーハなどにもあります。不要な帯域を鋭く遮断するには変化量を大きくすればいいのですがそのためにはLやCの数を増やさないといけません。それは音質劣化に繋がることが多いのです。でもそうしないと帯域外の音が悪影響を及ぼしたりスピーカそのものが破損する可能性が高いので、やむをえずそうしないといけない時もあります。たとえばリボンツィータでは遮断カーブを緩やかにすると遮断周波数を高くしないかぎり直ちにリボンが破損するのです。


さてクロスオーバ周波数という言葉は御存知でしょう。ウーハやツィータをクロスさせる周波数をそういうのですがそれぞれのレベルが3dB下がったところを一致させて、そこをクロスオーバポイントといいます。そこから以降をオクターブ6dBで変化させるものを6db型、18dBで変化させるものを18dB型といいます。前述のように英ワイアレスワールドをはじめ戦前の「無線と実験」などにも以上のことは出ていますし一部の超マニアの間やWE などではこれは常識でもあったようです。


日本でも一部のスーパマニアは1930年代から楽しんでいたようです。一般書の記述としては白州正子氏の青山二郎伝記書が目を引きます。氏によると太平洋戦争前にすでに青山二郎は伊豆にあった別邸で低音高音に多数(おそらく10個程度)のスピーカを並べた大型システムを聴いていたようです。

白州正子が指摘しているように戦後書かれた小林秀雄のモオツァルトはこの壮大なマルチウエイの青山電蓄を聴いてその音に触発されたことが切っ掛けの一つになったことは間違いありません。小林秀雄は戦前からのオーディオファンであり五味康祐や瀬川冬樹に多大な影響を与えたことは良く知られています。

小林秀雄全集にも収録されている評論「蓄音機」では五味の狂人ぶりを優しくからかっており、そのことを五味は大層光栄に思ったようです。小林は五味のことをバスタオルと渾名し「この種の狂人は嫌いではない」と書いていて、戦中戦後のある時期骨董に狂った自分に五味を重ねて見ていたようです。大先生に誉められたことがよほど五味は嬉しかったのでしょうかSS誌に書かれた文章には時折そのことに触れておられます。その経緯を知らないと気付きにくく読んでも何のことか分からない書き方ではありますが。


瀬川冬樹は創刊まもない頃のSS誌で、ゴッホ美術館で手持ちの複製画の本物を見た時その本物は所蔵の複製画の複製に見えた、という小林秀雄の有名な一文を引いてオーディオ論を展開していました。今日眺めても極めて優れたオーディオ論で、瀬川畢生の名論文だとおもいます。

蛇足ながら小林秀雄は評論「蓄音機」でオーディオ趣味が壊滅しつつある50数年後の今を、途中の隆盛の時期を含めてほぼ正確に予想していてその鋭い推論推察に全く脱帽せずは居られません。瀬川冬樹も五味康祐も自分が滅んだ後にはいずれそうなると分かっていたとおもいます。


脇道にそれると思いますが瀬川冬樹氏の名論文は1960年頃のラジオ技術誌の「私のリスニングルーム」、しばらくあとの「M夫人のクレオさん」(クレデンザのこと、M夫人は福岡で御健在)、1960年代半ばのラ技連載の一連の「これからのステレオ装置」などであり、個人的には1970年代の瀬川さんは抜け殻としか思えないのです。それは瀬川さんも分かっていたようです。

お亡くなりになる直前のことですが倉敷在住のIさんに、ぼくはもうだめなんだ、体もだめだしオーデイオも堕落してしまったんだ、今一度昔に帰りたい、45とアキシオム80に戻りたい、そのために80は8本用意しているんだが、、、と述懐されたそうです。

瀬川さんのピークはJBLの蜂の巣ホーンをお使いになられたマルチアンプ時代の頃まででしょう。Iさんからその話を伺った時、なぜか太宰治を想いました。氏が癌に侵されていることはそのころは既に衆知のことでした。しばらくしてお亡くなりになったのですが大村一郎としてはS字状結腸にできた腫瘍で亡くなったとしても瀬川冬樹としてはそうではないと思ったものです。


五味康祐もそうかもしれません。五味のオーディオのピークは1950年代半ばの芸術新潮連載「五味康祐LP帳」のころです。その時代に散々し尽したからこそ1963年に始まったあの「西方の音」(これは西方浄土からきてきるのでサイホウと読む)では達観の境地に達しているわけです。

オートグラフが最高と仰るのは散々道楽をして来たから言えることでオートグラフはいわば釣り道楽の「ふな釣り」に相当するのではありませんか。「西方の音」P21にある京都「四明岳」での詩人Yさんの話は、「五味康祐LP帳」では自分のこととしてもっと生々しく赤裸々にお書きになられていました。東大泉のリスニングルームの「浄」という書はむろん浄土からきているものですが、LP帳からの10年ほどの歳月がいかほどのものかが偲ばれます。あのリスニングルームは五味にとって西方浄土の地であったのでしょう。

連載が始まってしばらく経った頃あの不幸な交通事故があったのです。その頃中学生だった私はなぜかそれを伝えるニュースを覚えています。たしか日曜日の昼のNHKニュースでした。氏愛用のいすゞヒルマンミンクスのブレーキはとても効きにくいという後日談もなぜか記憶にあります。あの事故で連載は一時中断されました。そして事故前と事故後は明らかに変わってきています。事故前はオーディオ的であり事故後は音楽的哲学的であるのです。

単行本「西方の音」は芸術新潮に数年に渡り連載されたものを要約してまとめたもので巻頭はあの「シュワンのカタログ」であります。でも芸術新潮連載第一回目はテレフンケンS8のことでした。そのことでもお分かりのように単行本では再編集や要約はかなり為されています。連載の初期はオーディオの側面が強く、単行本では文学的に昇華しているようです。ですから1963年から65年までの芸術新潮を図書館などで御覧になられたらオーディオ的には新たな大きな発見があるのではと思います。LP帳は単行本化されていません。


「西方の音」で一番どこが五味さんらしいところか、別の言い方をすると、どこが「バスタオル」的かといえばここでしょう。こういう五味のひたむきで純粋な打ち込み方を小林秀雄はするどく見抜き、評価していたのだと思います。P178


ー白状すると、あの交通事故以来、私の経済状態でアンプに四十万円の出費は苦しい。売るものは蔵書しかない。文学を売るにひとしい。それでも格段に音が良ければ買わざるを得ないのだ。そういう打ち込み方を、つまり、生き方を今日まで私はして来た人間だ。文学に音楽が必要ないなら、そういう文学は私に必要なかったまでのことだ。ー


お亡くなりになる数年前に某青年のことを、気になる点がないではないがと評されたことがあります。文学に音楽が必要ないなら、そういう文学は私に必要なかったまでのことだ。ぼくはそういう生き方をしてきた。君にそういう覚悟はあるのか と言いたかったのでしょう。音楽を捨てて文学に走る人だと見たに違いありません。某人の部屋の写真をみると文庫本が山のごとく写っていました。

誤解してほしくはありませんが文庫本を否定するものではありません。私も大抵は文庫本ですが、でもこれは人に見せるものではありません。取材時は隠すものです。文庫本を売ってもジーメンスは買えませんがジーメンスを売ると本物の本は買えます。でもジーメンスを売ったお金で彼は優れた文学が書けたのでしょうか。日本文学、つきつめれば純文学というものは生半可なことでは書けないことを教えたかったのでしょう。


ほとんど最晩年になりますが、芸術新潮に太宰治のことを書いた文が一部の太宰ファンの間でおおきな問題になったことがあります。同情と愛情を込めた文であることは明らかですが、神聖視するファンにとってはこれは許し難いことだったのかもしれません。

わたくしは文士達の文学修行の厳しさをそこに見ました。今でもそういう苦労をされている方は多いようです。もう20年近く前になりますがSS社でライターの仕事をしておられた方が見事に芥川賞を取られたことがあります。HiVi編集人だったある人がことのほか喜ばれ、とても新潮社には及ばないが我が社も一流出版社のハシクレになったと言っていたことが印象に残りました。芥川賞をとってそれで終わりとなる作家は多いのですがその人は社会現象を捉えた本が大ベストセラーになり流行語にもなって隆々と御活躍です。


さて小林秀雄は1950年代末にはパイオニアの無指向性スピーカと思われるものを使っていてその後はテレフンケンの電蓄(S8ではなくオーパス)を買い、晩年にはタンノイ3LZをQUADとEMTで鳴らされていました。

小林がテレフンケン電蓄を買った時、文学仲間の大岡昇平が負けじと同じものを買い1963年頃の芸術新潮に「わがテレフンケン」というエッセイを書いていました。

蛇足ながら白州正子氏は女性ながらデッカステレオデコラをお持ちになられていました。入手にあたっては奔走したそうで、青山が付けた渾名の「韋駄天お正」にふさわしいものでしょう。今それは湘南にお住まいのエンスージャストの手元にあります。

女性ではチェンバリストK女史もお持ちだったそうです。これはアメリカから運んできたそうで送料が高かったと聞き及びますがコラーロは60Hz仕様だったのでしょうか?。

60Hz用コラーロはわたくしも所蔵していますから多分そうだったと思いますが。新潮社の重鎮S氏が数年前にお亡くなりになられたとき芸術新潮の追悼記事に伝説のそのデコラの全貌が出ていたので実機の様子や部屋の光景を御覧の方も多いでしょう。プレーヤは相当以前にコラーロから別のものに代わっているのが残念です。

この辺りの芸術新潮はまだ古書店でも入手が容易ですし大抵の図書館でも閲覧可能です。五味の骨折りでS氏入手の後、新品のデコラは5台入ったようです。コラーロ装備のものは全100台製造ですが白州正子所蔵のものはコラーロ付きです。でもこれがその五台の中の一台かどうかは知りません。

ずいぶん古いSS誌別冊には五十嵐さんが「デコラに御辞儀をする」を書かれています。これがデコラをさらに有名にしたのでしょう。でも記事中の写真の機械は五十嵐さん所有のものではありません。これは記事用にSS社が入手したものですがプレーヤは除外されています。

デッカは100台製造したあとにも少し作ったのでこれはその時期のものです。でも100台外のものではプレーヤはコラーロ以外のものが多いようでガラード301やガラードオートチェンジャがついているようでした。それでは純正デコラとはいい難いので外して撮影した、と聞き及びます。これは数年前までSS社の倉庫にあったそうですがいまは某人の手元にあると聞きます。

五十嵐所蔵品だったデッカステレオデコラ。新品として到来した最初の5台の中の1台

デッカステレオデコラの弱点はコラーロの耐久性とプリアンプ初段の真空管8D8にあります。

8D8をEF-86や6267で代用することは大いに問題があります。どうしてかといいますとヒータが6.3V/0.15Aの8D8をEF-86(6.3V/0.2A)で置き換えると出力管EL34のバイアス回路が適切に動かないからです。

デコラではヒータの直流点火回路はEL-34のバイアス回路と共用になっているのです。そこでバイアス回路の都合にあわせるとこんどは EF-86のヒータ電圧が不足するので本来のデコラの音はしません。

8D8は英STC社(ブランド名ブライマ)だけが作った真空管でもはや市場では入手が極めて困難です。五十嵐さんは英ベントレーエレクトリックに100本特注したことがあるそうですがノイズの点などで全数使えなかったそうでした。でもそのベントレー社の8D8は、そのことを聞き付けた東京大学宇宙航空研究所が欣喜雀躍として全部持っていったそうでした。プリアンプ初段部用途以外では使えたのです。

基準を緩めればあるいは全数良品の部類に入っていたのかも知れません。白州正子由来のステレオデコラは今はヒータ電源部を別にしているそうです。そうするとEF-86でもなんとか使用できます。

音色はどうしても異なるのですがいくら8D8でもノイズが出ると使うことは出来ませんからこればかりは仕方がありません。

カメラ研究家としても高名なオーナはラジオ技術誌でも活躍した方ですのでこの辺りの工夫はお手のものだったと思います。この先達もデコラ以前はオールホーンシステムでした。

それぞれ時期が異なる3つの8D8。ブライマのカタログから消えたのは1970年代初期。


左側は最後期だが右側の最初期と比べてもプリント文字以外はほとんど差はない。


でも同時期のムラードEF-86と比較すると内部構造は相当異なる。本来の用途はわからないが極めて低雑音なのが特徴。音質はまったく無類。お勧めしないがQUAD22には挿して使うことが出来る。

五十嵐さんはSさんを中心とした五味さん、小林さん、西条卓夫さん、などの交流の生き証人であります。また大村一郎氏の上司でもありました。つまり瀬川冬樹の育ての親です。

1950年代初頭に横浜在住の英国人銀行家がデッカデコラを日本に持ち込んだ時それを取材してラジオ技術誌で紹介しておられました。これは新潮社のS氏と盛んに交流していた時期でもあります。

知られていないことですが、氏によれば五味さんはS家の住込み書生だった時期があったそうです。そういえばSS誌などにも、輸入LPをいち早く聴ける環境にいたことは幸せだった、との記述があったと思います。五十嵐君、LPがきたから一緒に聴かないかと誘われて家に行くと、うやうやしく五味さんが斉藤さんを出迎えたそうでした。ずうっと後になっても、Sさんのことに話が及ぶと、斉藤家は、というのが五味さんの口癖だったそうです。

モノラルデコラを日本人として初めて聞いた人の一人が五十嵐さんですがその話はリアルタイムにSさんや五味さんの耳に入ったことは想像に難くありません。五十嵐さんはデコラを入手するまでマルチアンプ駆動のオールホーンスピーカでした。NHKの「美の壺」というテレビ番組で紹介されていましたからHMVロイヤルという機械式蓄音機を御存知の方も居られるでしょう。

クレデンザなどは下々のものでいわば大衆機、HMV202や203こそがSP再生の極致であるとは某エンスージャストの言ですがロイヤルは203や202とは全く比較にならない名器だそうです。

英王室に一台、EMIに一台の世界にたった二つの品です。

そのどちらかが20年以上前に銀座某社経由で日本にもたらされ、五十嵐所蔵品になりました。いまどなたが御所有かは知りません。五十嵐さんはさまざまなペンネームを駆使されておられます。またそれすらもペンネームでもありますがS氏同様に表には全然出てこられません。御健在の間にさまざまなお話を語られたら、と切に願います。

蛇足ながら日本オーディオ協会の初代会長はフランス文学者の中島健蔵です。中島健蔵は東大仏文で小林秀雄と同期(あるいは前後していたかもしれない)で音楽仲間、オーディオ仲間であったようです。JASの設立時のくわしい経緯を御存知なのはいまでは五十嵐さんくらいではないでしょうか。

さて高城重躬、藤田不二共著(オーディオは高城、LPは藤田)の「LP辞典」1953年)などをみると昭和28年にはアンプやスピーカなどほとんど今日と同じオーディオ環境が出来ていたことが見て取れます。特にスピーカはウエスタンやタンノイ、アルテック、JBL、ワ−フデール、グッドマン等、今日と何一つ変りません。


部品定価表は壮観です。ウエスタンに例を取ると下記の様になっています。


728B--12インチ---30W--4Ω--60〜10000--35.7ドル


756A--10インチ---20W--4Ω--60〜10000--38.55ドル


755A--8インチ---8W--4Ω--70〜13000--24.6ドル


713C--トゥイータドライバー--25W--4Ω--800〜15000--97.2ドル


KS-12027--ホーン--67.62ドル


702A-ネットワーク--97.46ドル


757A スピーカシステム  275.09ドル


JBLでは


D130--15インチ---25W--16Ω--50〜12000--70.4ドル


途中機種は省略


175DLH--トゥイータ--25W--16Ω--1200〜  --114ドル


N1200--ネットワーク--16Ω-33ドル


になっていてこれがすべてのメーカに渡って詳述されています。WEがJBLと比較して意外に安価なのが驚きです。


さて戦後マルチアンプという方式が登場してきました。LやCを使ってパワーアンプの出力信号を分離するのではなくパワーアンプに入る前に分けてしまう方法です。むろん戦前から知られていたやり方なのですが広く一般化されるのは第二次世界大戦の終結を待たねばならなかったのです。

これは主としてアメリカで発達してきました。米マランツは1950年代にマルチチャンネルデバイダ-モデル3を発売していますし日本でも1960年代始めには「NF回路設計ブロック」社が製品化しました。これはGTソケットを利用したプラグイン型で周波数の変更はユニットの差し換え交換で行うものです。

高名なオーディオ研究家、加藤秀夫氏などは1950年台半ばには自作オールホーンスピーカシステムをマルチアンプで駆動されていて来日したマッキントッシュ社のマッキントッシュ氏が驚嘆したことは有名な話であります。


ホーンスピーカをマルチアンプで駆動することはまことに理にかなったことです。ホーンスピーカはホーンで適切な負荷が掛かった帯域以外はできるだけ急峻に遮断することが大事ですから正確な遮断特性が得られにくいLCネットワークは問題を生じやすいのです。


1960年代半ばにはこの方式は絶頂期を迎えました。各社からチャンネルデバイダーアンプが発売され普通のステレオ電蓄にも搭載されたことがあります。それに伴い理論的にもいろいろ研究が進みました。

なかでも山根/山中(当時、東京工大機械工学科の学生だった山中文吉氏のこと)論争は有名です。伝達関数1という命題を巡っての論争でした。デバイダで分けられた信号をスピーカで再生し、もとの波形に戻るかどうかという論争です。

むろんLCネットワークでもこの問題は発生するのですが、もともといい加減で杜撰なカーブのLC型では論争の対象にすらならない論題でした。伝達関数は一素子の6dB型では1になりますがそれ以外ではなかなか難しいことで、特にホーン型スピーカでは諸問題を円満に満たすことが困難で、結局そのことは決着をみなかったのです。


さてマルチチャンネルアンプの究極の形はトリオサプリーム1アンプに見ることができます。プリアンプとデバイダアンプ、それに3組のパワーアンプを組み込んだ3チャンネルマルチアンプでした。音はともかくとしても形は秀逸で瀬川冬樹デザインの最高傑作だと考えます。

私はトリオの営業所でボザークスピーカと組み合わせた音しかしりません。厚手のビロードカーテンで吸音された環境で能率が低いボザークですから幾らマルチアンプとはいえ出力不足でした。低中高それぞれ30W20W10Wですから仕方がありません。これと相性が良いと思われるJBLはサンスイが輸入していました。これは1967年発売ですが理念としてはこの時点でほとんどいきなり終着点が示されていたわけです。思想的にこれがなぜ到達点なのかは別項の一体型マルチチャンネルアンプの試作の稿でお話したいと思います。


当時はトリオに限らずソニーにはプリメンアンプTA-1120を中心として大規模なマルチシステムがありましたし、山水電気にも管球機CA303、BA303、BA202を組み合わせた大掛かりなシステムがあったほどです。でも問題は各社ともチャネルフィルタにありました。


チャンネルデバイダは大きく二つに分類されます。パッシブ型とアクティブ型です。


増幅部を持たないパッシブ型にはCR型とLC型があります。

CR型は抵抗とコンデンサーだけで構成するもので遮断カーブはふつう6dBで、12dBが限度です。

インダクタを用いたLC型では12dBになります。それを使うためにはプリアンプはできる限り低インピーダンスで低負荷に耐える強力なものが必要です。

またパワーアンプはできれば500KΩ以上の入力インピーダンスが必要でしょう。つまり半導体プリアンプと真空管パワーアンプの組み合わせが適するのです。


遮断カーブを急峻にするとスピーカのためには良い場合が多く、また不要な音がかぶりにくいので好まれるのですが遮断点付近で鋭いピークが出やすいので一筋縄ではいきません。ピーク発生は負帰還型などのアクティブ形式だけの現象と思われがちですがそうではありません。LC型でも発生するのです。


増幅素子を使ったアクティブ形はCR型と負帰還を利用したNF型にわかれますがそれぞれに増幅素子に真空管と半導体を使ったものがあります。

1 CR型


真空管回路CR型は出力インピーダンスが低く入力インピーダンスが高いカソードフォロア回路などでCR回路を駆動するのですがこれを2つ重ねれば12dBカーブが得られます。どうようにこれを半導体に置き換えれば半導体形CR型デバイダになります。


2 NF型


真空管カソードホロア回路の信号ループ内に2素子で構成されたCRを入れると12dBカーブで急峻な遮断特性が得られます。またこれにパッシブ回路でCR素子を追加すると18dBカーブが実現できるので真空管を使用したチャンネルフィルターは主にこの形式を持つものが多く、古くはラックスやオーディオリサーチなどから発売されていました。


またトランジスタ回路ではエミッタフォロア回路内にCRを挿入し同様に12dBカーブや18dBカーブを持たせていました。


こういう構成をNF型というのですが遮断点近辺でピークが出やすくまた12dBカーブでの最大減衰量は素子自体の利得で決まるので真空管回路では問題が出やすいものでした。


さてアキュフェーズ社は連綿とマルチアンプ思想を受け継いでいてPA機器メーカ以外ではほとんど唯一といってよいものです。近年に至ってすべてデジタル処理したフィルターアンプを発売しています。デジタルフィルタこそマルチチャンネルアンプの理想でしょう。いかなるデジタル嫌いの人間でもデバイダーアンプに限っていえばデジタルを拒絶することは出来ません。


そのことはデバイダアンプを作ってその実体を見れば理解できることなのです。アナログ回路にとってフィルター回路は困難を極めた鬼門であり遮断特性は無論のこと低雑音低歪み高音質というオーディオアンプに求められる性能を満足させることが大変難しいのです。

特にシンプルイズベストという命題は絶対に実現不可能でありマルチチャンネルシステムの進歩発達が1970年あたりで止まったことが納得できます。世のオーディオシステムの主流からゴトーユニットやYLが外れ、マルチシステムに適したJBLユニット群もやがて廃れていきました。

今のオーディオ文化は自力でシステムを作り上げる、あるいはどこかに依頼して自分の理想のシステムを作り上げることをすっかり忘れているようで、かろうじてWE趣味にその残照があるのみです。


高城氏のオールホーンシステムはデジタルチャンネルフィルタで、やっとその本来の性能が発揮できるでしょう。またYLの、超大型ドライバを用いた8m、10mホーンは時間遅延が自由に設定できるデジタルフィルタでないとその片鱗すら垣間見ることは不可能です。それらの性能が十分に発揮できる今日それに適したユニットがないとはまことに皮肉なことで先人達の不幸に思いを馳せずに居られません。

たとえば五味康祐に例を取るとまだモノラルだった1950年代末頃の芸術新潮にこんな話がでています。高城さんの指導でコンクリートホーンを作ったが低音が全然でない、部屋の片隅のホーンの近くに行くと盛大な低音が聞こえるが普段聴く位置では出ない、こんな阿呆な話があるか、と。また私が30年以上前にはじめて小倉の菅野邸で音を聞かせていただいた時、10mホーンから低音がまったく出ていないのです。

菅野さんのお話では低音ホーンだけ鳴らすと凄い音がするが555や597を鳴らすと消えてしまうとのことでした。次にお伺いした時4181ウーハにされていましたが、イスの近くに置かれた4181は素晴らしく朗々とした音を響かせていたものです。低音は近くで鳴らした方が良いとも仰っていました。

普通どの装置でも低音は少し早めに鳴らした方が良く、とりわけ長い低音ホーンを使った装置では中高音を低音ホーンの長さ分遅らせることが大事なのです。10mホーンでは1/34秒ほど遅らせないといけません。これは伝達関数以前の問題であります。このことを実現するにはデジタルチャンネルデバイダの出現を待つ以外に方法はありませんでした。


デジタル方式の利点は時間遅延の自由度のほかにカミソリで切るがごとき急峻な遮断特性が得られることに尽きます。伝達関数のことは実際の音響空間ではほとんど意味をなさないことかもしれません。


50年のあいだにオーデイオ文化が変化変質していくことは仕方がないでしょう。小林秀雄の指摘通り極限まで便利になり意識せずとも良い音が手に入る時代になると失うものが多いのでしょう。大事な視点を見落としていてもそれなりの音はでるものです。

そういう思いに至ったのは最近ハートレーユニットをマルチアンプで鳴らすようになったためです。これは今までなにをやっていたのかと思う素晴らしさで1970年代中頃にマークレビンソンがHQDシステム(ハートレー、クワード、デッカ)を完成させ、これを自社のフラグシップシステムとしていたことが痛切に理解できました。それと併用するLNC-2チャンネルデバイダもたいそう魅力がありました。いかにも理想主義者マークレビンソンです。でも特性はそれなりのものでしょう。


さて今どきのオーディオマニアの楽しみ方の一つにケーブル交換があります。確かに本質的な改善も期待できますが単に音のバランスを変えるために大枚を注ぎ込んでされる方も多くて、なんと無駄なことかと思うことが多いものです。

アンプ交換もそうでしょう。低音不足や高域の過剰感を修正するためだけにアンプを変えるかたも多いのです。本質的な改善ではなく単に音のバランスを変えるためにアンプを交換することくらい馬鹿げたことはありません。

マルチアンプシステムはセンスがよいオーディオフアンが取り組むもので、アンプ交換100万円、ケーブル交換10万円くらいの変化はボリウム一つで簡単に出来るのです。反面で音楽や理論が良く分からない初心者が不用意に取り組むと無残なことになるでしょう。

ここ30年ほどはマルチアンプシステムは下火でありますが、それはネコも杓子もマルチアンプに走った過去の反動でしょうか。グラフィックイコライザの活用も最近一部で見直されていますが本当に良いものは皆無だと言うことを肝に銘ずるべきです。グラフィックイコライザの使用はパワーアンプにとって大きな負担になることもあるので乱用はいけません。でも個人的には、音質にダメージを与えることは明らかですがチェロ社のパレットには別の意味で魅力があります。


デジタルデバイダを使うことが前提ですが、オーディオ趣味に法外な出費が掛かるいまこそオーディオ趣味の本質を取り戻すために再びマルチチャンネルアンプシステムに取り組むことをお勧めするのです。小林秀雄いうところの「歴史を取り戻す」取り組みの一つであることは間違いありません。
http://www.audio-maestro.com/luochi_sui_shii.html


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/683.html#c1

[リバイバル3] 伝説の静電型スピーカー QUAD ESL57・ESL63 中川隆
1. 中川隆[6623] koaQ7Jey 2017年2月10日 22:53:46 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7082]

クラシックファンの大多数を占める(筈?)の音場ファンの為にお話したいのですが、いろいろな常識を自ら覆さないと面白い世界には到達できないようです。

今週末に京都人さんとご一緒に来られるkikiさんのブログを拝見していて驚くべき写真を見つけました。

よく見ると、ESL57が対向に置かれています。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26492781&i=201610%2F20%2F99%2Ff0108399_12195555.jpg


そして、この状態だと平面スピーカー特有のフラットな音場、というより音質主義用のSPから、三次元的な音場が出現すると書かれていました。

今までやった事はなかったので想像もつきません。ESL57は茅野の家においてあります。
昨日は、大阪にいましたが、夕方から意を決して、茅野まで戻ってきました。
ぐっすり寝て、少し元気になったので早速実験してみました。

これは新鮮な音です。角度によって全く音が変わります。

音が至る所に広がり、部屋の右置くに行くと左側のヴァイオリンが反射して鳴っています。

コンサートホールの様にホログラム的になるのです。

平面スピーカーでこのような音が出るなんて、実験をした事が無くわかりませんでした。面白いですね〜。

いろいろ角度を測ったり、部屋のどこに置くとどのようになるかを実験して行きました。

三角関数表をインターネットで探し、角度と置き方を探って行きます。
75度〜85度の範囲で変化させて見ました。
これはと思ったところで、精密に音をあわせて行くと、SPが消えて行きます。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26492781&i=201610%2F20%2F99%2Ff0108399_12524767.jpg


ホログラフィな音が出てきました。

驚きです。周辺で再度調整して行きました。

モノラルにして厳密にあわせます。部屋の三分の一が演奏会場に鳴りました。

音が上に向いているのがコツのようです。
音は、SPの回りに漂い始め、部屋の上方にあがって行きます。
後ろへまわると、P席の上のような音です
http://tannoy.exblog.jp/26492781/

再度、ESL57の対向法に挑戦です。
左右の間隔を170ミリに合わせ、角度の調整と前後の位置も厳密に合わせました。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26821055&i=201611%2F11%2F99%2Ff0108399_1053228.jpg


モノラル音源で中央に正確に来るのを確認してから、ステレオ音源にすると、様々なところから音が聞こえてきます。まだ完全な音場には鳴っていないのでしょうが、片鱗は出て来ています。

今週末に発案者のkikiさんのところで、実際の音を聴かせていただくつもりです。
http://tannoy.exblog.jp/26821055/



Commented by 京都人 at 2016-11-11 22:20 x
kiki氏のESLは電源部の劣化によるものかパネルの劣化によるものかノイズが出ているようです。
一応音は鳴るようですが万全の状態とは言えません。

Commented by I love HH & LL at 2016-11-12 15:06 x
SS誌 80 1986 にフィリップスのモニタールームサウンドで聴く という記事があり、ここでは、QUAD のESL63PROをフィリップス社モニタールームの置き方で使っています。

これがかなりの内向き配置で、壁から1m離し、スピーカー間が概略 外側前で2.2m、内側後ろが3.5mです。

そこでは、スピーカーの奥に音場、ステージが展開すると書かれています。


Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-13 00:47
ESL63はユニットが同心円上に配置され、タイムディレーが掛かっていて、奥行き感を出しています。その場合は、交差法です。

ESL57は平面スピーカーです。そこで音場が出るのが、わくわくですね。


Commented by 京都人 at 2016-11-13 10:01 x
私もスキャンダイナ A-25、 ロジャーズ LS3/5A、 スペンドール BCU、タンノイ スーパーレッドモニター、Apogee Caliper signatureおよび Diva などを使ってきましたし、シロクマも手に入れています。何か驚くほど共通部分が多いですね。

ご紹介のフィリップスのモニター室のセッティングは承知しておりましたのでうちの ESL63pro でやってみたことがあります。

確かに奥に音場が展開します。ただ、クラシック以外のソースでは平行法の方が鮮度が出ますのでそのセッティングでも十分に楽しめます。

我々が言っている3D音場(真の音場)は Apogee が出してくる音場とは少し違います。Apogee でもセンターの一点で聴いていると立体感は出てきますが、部屋のどこから聴いても音場音像が崩れないというのが真の音場であると解釈しております。


Commented by ミーハー at 2016-11-14 09:16 x
私も8年くらい前まで ESL57 を愛用していました。
オーディオバブルの後、久しくオーディオも休んでいた頃、何の気なしに覗いた
h○○○フに置いてあり、懐かしさで衝動買いしてしまいました。
GRFさんが言われる通り、アンプの違いにも敏感で聞けば聞くほど音楽ジャンルを問わず無限の可能性を実感しました。
その後、程度が悪化した為に手放してしまいましたが、あの佇まいは忘れられません。


Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-14 14:37
ESLは比較的安価で音楽が楽しめるSPです。
また縁があったらぜひ手に入れてください。まだまだ知らない世界が開けてきます。
http://tannoy.exblog.jp/26821055/

kikiさんの『真の音場』を体験 GRFのある部屋 2016年 11月 13日

日曜日は、いよいよkikiさんのお宅に『真の音場』を聴きに行く日です。『真の音場』というと、どこか誤解されそうですが、通常の場合は、本当の音場がでていないので、それと区別するために使われているようです。それらは、本当の「音場」ではないので、『真』をとってただの「音場」で良いと思います(笑)。

『音場』がでないソースも沢山ありますから、SP のセッティングが合って「再生時に一番ロスの少ない音」と説明した方が解りやすいかも知れません。

元の音が完全に再生されないから、微少な信号である音場の情報が欠落して、音場が再現出来無いのです。

狭い部屋では、音の反射が大きくある程度以上の音量では音が飽和してしまいます。

kikiさんは、部屋の中の音の行方を解析して、一番部屋の中で自然に音が減衰する点を探しておられました。その結果、思いもしなかった角度でSPを置くと、部屋の影響を一番受けないことを発見しました。

部屋のは、主にクラシックを聴かれる ESL57 とジャズを楽しまれるアンサンブル社のアニマータが置かれていました。BGM用には、Brilon1.0 がテレビの横に置かれています。

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26864372&i=201611%2F14%2F99%2Ff0108399_1135248.jpg


部屋は、六畳強です。

そこに永年使って来た様々なアンプ類も置かれています。部屋の長手方向の真ん中にテレビが置かれ、それを囲むようにESLが平行に対峙しています。

これが驚きですね。このお話を聴いて、茅野の家でもいろいろと向きを変えて実験しましたが、後方からでている逆相の音の処理はどうされているのだろうと思っていました。

kikiさんお宅では、その後方の音を塞いで、前方だけに出しておられました。
普通のSPと同じ感じですね。幾分、ESL57の自由度が無くなる気もしましたが、これはこれで追試験が必要でしょう。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26864372&i=201611%2F13%2F99%2Ff0108399_23213886.jpg


メインのSPはアニマータだそうです。

対向して、上を向いています。そうすると、どこで聴いてもぶれない音場が現れます。壁も無くなくなってきます。6畳間で充分という福音ですね。

正面を向かないと不安でしょうが、実際の生の音を知っていれば、納得される音です。
聴きながら、そわそわしました。家に帰って実験をしようと思ったからです。


戻って来て、すぐにT4を持ち出し早速実験です。

調整は微妙です。私は音場の音になれていましたから、すぐに出ましたが、なれないと少し手間取るかも知れませんね。勇気が要るでしょうが、でも、音場がでると6畳で充分だと言い切りましょう(爆)。

 
kikiさんが、来られた時驚かれたユニコーンで再生されている音場感と同じ音がしてきます。

音場がでるとどのような SPを使っていても同じ音がします。
元の音が同じだからでしょう。
本当の意味のHiFi(ハイ・フィデリティー/高忠実度)ですね。

どのようなSPでも同じ様に鳴るかは、追実験が必要ですが、これは面白いです。


Commented by S.Y at 2016-11-14 11:52 x
ハハハ。なんか教科書に書かれている、やっちゃいけないことのてんこ盛りですね。(爆)
我が家のスピーカーのウーハーも半分は45度後ろ向きに出ているという変則的なものですね。
色々と面白いことになってきましたね。果敢な挑戦で常識を打破、でしょうか。

先日、サラウンドで上映されている映画を観ました。サントラの一部で手拍子が客席の真ん中から聞こえてきて困りました。
どうしても無粋なお客が曲に合わせて手拍子を打っているように聞こえるのです。
「やめろよ!」と声を出しそうになりました。
音場を知っている者の悲劇でしょうか。(笑)

Commented by 京都人 at 2016-11-14 19:02 x
kiki氏のメインスピーカーはアマティ(これであればまた別の意味で楽しいですが)ではなく、アンサンブル社のアニマータです。ドイツグーリッヒ社製の独自のウーファユニットが特徴です。

kiki氏の真骨頂はこれを使用した時の音場の精度ですが、現状は片側のユニットの調子が悪く、同じものを調達準備中でしたが今回は間に合わなかったようです。


Commented by Bellwood at 2016-11-14 23:53 x
面白い試みですね。GRFさんの既成概念に囚われない貪欲な好奇心もすごいです。
音がよくなれば何でもありで、いろいろな実験のアリですし、方法もアリだと思います。
ただ「真の」というのが何なのかが気になります。他はみんな「ニセの」と言うわけですからね。「真」と「偽」の音場の違いはどんなものでしたか?

Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-15 16:27
Bellwoodさんが引っかかっているのはその『真』という言葉だと思います。
その反対語は『偽』になりますからね。

私の解釈では、ステレオの中央に座らなければ、見えない舞台の紙に書いた薄っぺらい背景が、前後に重なるように見えてい情景ではなく、どこから聴いても音像がぶれない音場を、区別するために『真』という言葉を使っているのだと思われます。

ですから、我々の聴いている「音場」はその『真の音場」ですから『真」をとっても差し支えないのではと思いました。でも言葉はともかく、実際の音を聴かなければその音場は解りませんね。


Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-15 17:02
昨日は、雨の中、茅野の家まで行きました。
その後、ESL57の対向法をいろいろ実験しましたが、アニマーターのような小型のSPの方が向いていると思いました。


Commented by kiki at 2016-11-15 18:01 x
360deg放射でないSPは、パラメータが多く最良点を見つけるのが困難な分、楽しめます^_^


Commented by kiki at 2016-11-15 18:11 x
また、ESLの音場は背面を開放した状態で完成させています。

ANIMATAのようなはらに突き刺さるドラムを再現しようとして、昨年に色々と施した結果ですが、この部屋では音場には影響ない様にしてあります。


Commented by GRF at 2016-11-15 18:53 x
昨日は三時間ほど、ESLの調整に費やしました。
近くで聞く場合は、そこそこ良いのですが、3~4メートル離れると、後ろの音がまとまりません。時間切れでした。また挑戦しますね。

Commented by kiki at 2016-11-15 21:57 x
ESLは、とにかくやりにくい相手です。初めにそれを制することができたので、ANIMATAは早くに高得点を得て、更に上を目指せたのかと思います。
しかし、上手くいった時の音は格別なものがあるので、止められませんね。

Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-16 15:57
和室でのT4は大変うまくいっています。後ろのユニコーンと同じ間隔に並べて、引けを取っていません。そちらはいいのですが、、ESL はまた次回の挑戦です。
次回は、アンプを QUAD からいろいろ変えて挑戦です。

Commented by kiki at 2016-11-16 20:02 x
和室でT4が UNICORN に肉薄しているとのこと。楽しみでもあり複雑な気持ちでは。
成功すれば、UNICORN の存在はいかに。

Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-16 21:14
kikiさんご心配なく。低音は肉薄していてもやはり音の質は違います。
今日も、T4の制作者が来られて、二人で首をかしげました。オーディオは面白いですね。二つのいいとこ取りを考えています。


Commented by kki at 2016-11-16 22:14 x
以前、ESL と BRILON の両方を鳴らす良いとこ取りの SYSTEM X というのをやっていたことがあります。音場が成立しているとそういう合成が成り立つのです。過去記事にアップしたのを、捜してみます。

Commented by リウー at 2016-11-17 00:59 x
写真を参考に、ESLを壁まで寄せてみました。
かなり良い感じがしますが、40cmほど前に出していた時との違いが、わかるかというと、微妙です。

実際、この辺が、私の耳の限界かもしれません。
部屋が広くないので、平行法で、目前に壁があるのに比べると、圧迫感がないのは、良いです。


Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-17 09:34
ESLは大変微妙ですが、音場が出るのは驚きでした。

kikiさんは垂直に立てられていましたが、私は、仰角のある方がより広い部屋に対応すると思いました。

昨晩、大山さんに来ていただき、T4での実験を重ねてみました。いろいろなことが解ってきました。Troubadour40 にこの経験を活かそうと思います。
http://tannoy.exblog.jp/26864372/

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/682.html#c1

[リバイバル3] 伝説の静電型スピーカー QUAD ESL57・ESL63 中川隆
2. 中川隆[6624] koaQ7Jey 2017年2月10日 23:13:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7083]

Der Klang vom Theater (ドイツ〜劇場の音と音楽)


我が家のローレゾ・デジタルシステム(恥)2013年05月22日

もう長いことスピーカーは1台でおりましたが、昨年の秋口に何を思ったのか突然数年ぶりに新しいスピーカーを購入しました。

CDを聴くに際して、あちこちの電源を入れて回らなければ音の出ないEuropaを使うのがめんどくさいと思ったことと、状態の良いQUAD-ESLがあったので一念発起してCD専用のシステムを組もうと思ったのです。

ESLを選んだのにはもう一つ理由があって、使う予定のアンプがESLにはマッチするだろうと踏んでいたからです。

ESLはP・ウォーカーさんの個人的な想いから出発して1954年に開発され発売に際してはわざわざ専用のアンプQUADU型まで開発してこの荒唐無稽なスピーカーを世に問うたのです。

私は以前Vitavoxの可搬モニターをQUADU型で使っていた時に手持ちのアンプと特性が似ているなあと思っていました。それが上の写真の隙間から覗いています、Zeiss Ikonのドミナールと言うアンプです。

VitavoxとQUADU型は手放してしまいましたがZeissのアンプは残っていたのでESLを買ってみる気になりました。

お店で一昼夜ESLのコンデンサーをチャージしておいてもらいノイズ等の不具合がないことを確認し契約成立です。
この状態で音楽信号は入力できないのでその後、五昼夜ほどかけてチャージを続けました。

購入決定から1週間ほど後に初めての音だしですが、はじめから高いクオリティを発揮し以来半年ほど経ちますがコーンやホーンのスピーカーほどいわゆるエイジングによる変化は大きくありませんでした。

やはり、エッジらしきものは無い極軽量の膜構造の特徴かと思います。
http://community.phileweb.com/mypage/entry/1805/20130522/

「すぴーかー」買ったった。 2012/09/21

新しい時代のホンモノに触れたおかげで、まさに「触発」されて新しいスピーカーが欲しくなった。ということを前回の記事に書いてからアチコチと探してみていた。

しかし、色々な条件=当然ながら金額であったり大きさや内容であったり。が、ぴりりとフィットする物件はそんなに簡単に見つかる訳も無く・・・
少し前の記事で

「今から新規にセットを組むなら」
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-323.html


という文を書いていたから本来的にはそのまま実現させるのがブログ主としての「良心」なんだけれど、QUADの新品は高すぎるし、中古のESLやESL-63は不良続出らしくて流石に腰が引ける。

そんな訳で、Europaの邪魔にならない大きさでEuropaに聴き劣りしないスピーカーを探すなんてミッションは殆ど頓挫して今回は諦めよう。気配が濃厚になったある日、昔なじみの元オーディオ店・今別業種の店舗に顔を出してみた。


そして、それはそこにあった。

これまで見てきたどの個体よりも状態が良く、心配なノイズ不良も現在のところ皆無だそうだ。

ただし、さすがに完動・美品ともなるとしゃれにならない値段が付いてる。
その場は早々に退散して帰宅後、メンテの方法や部品の手配についてググッてみたら何とか成りそうな気配。

次の日に、なじみの看板娘に冗談ぽく聞いて見た。

「これ買うときには、少しは手心加えてくれる?」
「○○○○○○○○○」(ご迷惑がかかるといけないので伏字)

「・・・(なんと)・・・悪いけど今からチャージしておいてくれる?
明日また来るからね。問題無ければ買うね」

といって数分で商談成立。
一晩たってノイズの確認に行ったら、大丈夫だったのでお支払いをして持って帰った。

http://blog-imgs-55.fc2.com/k/a/o/kaorin27/PICT1592.jpg

と言うことで、現在我が家でチャージ続行中。今日の夜には、音出しができそうだ。
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-367.html

QUAD ESL スノビッシュな気分 2012/09/26

一言で申して変わったスピーカーである。
まずは見た目が変だ。
イームズだかバウハウスとかの高度成長時代ぽい外見だ。実のところこの機械の持つややスノビッシュな空気感があまり好きではなかった。

がっつりオーディオに向き合わずに「すかしてやんな」って思っていたから。
でも、その成り立ちなどを知る内に、これは充分肉食なスピーカーだと知って気持ちに変化がでてきたわけ。

このESL57はその名前からも伝わるように、まだモノラルレコードが全盛の時代に産み落とされた「異相の木」であり何十年間も時代を先取りした「ぶっ飛んだ」スピーカーだったことと思う。そのせいだろう、いにしえの時代より数々の逸話を身にまとっている。

風説はそれこそ山のように語られているけれど、他人の話と言うのは実際に見てみないことにはどうにも信用のおけないものだ。そこで、雑誌などで伝え聞いた逸話が我が家でもその通りだったのか当って見ようと思う。

ただし、まだ3日目だし、自分自身何も掴んではいないので初見の印象と言うことで(今後手のひらを返すかもしれないが)ご勘弁頂きたい。


まずは違った事・その1

まず始めにESLタイプは、チリチリと繊細な音をたてて小編成やギター、チェンバロの音がきれい。ってやつ。よく見聞きしますね。

今日現在我が家で聴ける音は、ビックリのピラミッドバランス!
逞しいマッチョな音なんです。
今はZeissのアンプ(周波数特性はかなりフラット)を使ってCDを聴いているのでこれはスピーカーの性格が強いと考えられる。

しかし、聴き始めた直後は世評通りの印象も無きにしも非ずだった。
その後、簡単にだけどメンテっぽい事をしたり、電源の取り方を考えたりした末にマッチョな感想につながる音になってきた。したがってこの世に存在する全てのESLにはマッチョという印象は当てはまらないかも知れない。


http://blog-imgs-55.fc2.com/k/a/o/kaorin27/PICT1595.jpg
見事な意匠の前面パネル。ストーブと揶揄される由縁だ。


違った事・その2

駆動するパワーアンプに厳しい!・・・・ちっとも!!

ESL57のマニュアルにある接続図のイラストには、ハッキリそれと分かるQUADU型パワーアンプに繋がっている様子が書かれている。U型はKT-66ppで15W 程の出力を持つかわいらしい真空管アンプだ。

現用のZeissも14W(CP)程で、またAD1シングル(4W弱)でも特段問題なく使用できる。

実はこの点が初代ESL-57を特徴付け、ESL-63を始めとして他のメーカーのも含めた後続のコンデンサー型と決定的に異なる点であり、最終的にESL-57を選択した最大の理由。能率が96dB/mwもあるんです。これを知った時には本当にビックリした。

しかもZ=15Ωだから相当数の現行スピーカーよりアンプにとって(スペック上)はイージィな条件なのである。

ちょうど同郷のWestrex.Londonのトランジスタ型があったので凄く期待して繋いでみたが、負荷の変化に敏感なようで磐石な相性とはならなかった。
やはり出力トランスを背負ったアンプの方があきらかにマッチするようだ。
(言葉足らずなのでちょっと追加。QUADの50型や303型で使われている環境は多いと思うがこれは実験していない。できたらその実験もしたいと思っている)

(OPT付きの)U型のアンプに繋ぐ前提で96dB が担保できる設計だとすると実に巧妙だし英知を感じると共に、スピーカーとパワーはセットで考えるべき。という持論を支持されたような気がしてうれしくもあった。

http://blog-imgs-55.fc2.com/k/a/o/kaorin27/PICT1599.jpg


コメント

へ〜
部屋の中に粗野で大きなスピ=カーを入れる事に抵抗があります。すかしたスピーカーにずっと憧れて来ました。ブリブリと言うよりは弦の奇麗な華奢な音と思い込んでいました。

何より驚いたのは96dbの能率です。何度か見かけましたが、金色のグリルがへこんでいたり、ブツブツ音がしたりでした。外観と音が揃ってミントコンディションとは羨ましい。色んなご報告楽しみにしています。
2012/09/27(木) 23:49 | URL | kawa #EnGitwzo[ 編集]


>粗野で大きなスピ=カーを入れる事に抵抗があります。

自分もそんな気分は良く分かるんです。音の出る家具はDeccaのデコラとか、このESLと蓄音器だけ置いてあとはお気に入りの家具を揃えてもう少し内装を徹底したい・・・
でも、結果は「D-51」機関車みたいな黒くてゴツイのが幅を利かせている・・・涙・・・お互いに(笑)

それはさておき、「ブリブリ」もソースに入っていいれば出します。
そんなことは実は当たり前ですが、この姿を見ていると「そよそよ」した音がでるだろうと勝手にイメージを付けて聴いてきたんでしょうね。世評とはそんな感じがします。

昔のSF映画でタコみたいな火星人は地球侵略を狙う悪者面だけど実は友好的で。
絶世の美女の姿をした金星人は歓迎されるけど実はこっちが悪かった。 人類の性ですね・・・再び涙


Author:kaorin27
今から70年も前のスピーカーを使って、当時の音を再現しようというのがライフワークになってしまいました。
数多のオーディオファイルからすると「ひどい音だなあ」ということになりましょうが、当人はいたってどこ吹く風。これがいいんだからしようがあんめえ!と、わが道を行っているわけです。
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-368.html

QUAD ESL 雄弁なジョンブル 2012/09/28

ESL-57ともう一週間ほど付き合ってみて、前記事の世評と異なる見解に引き続き今回は「やっぱりそうか」という項目について書いていこう。

世評通りだったこと その1

たぶん、だけれど使い方は難しいと言うのか、要素の変化に過敏な為に自分をしっかり持って取り組まなければふんわりとした音の印象に終始してしまうかも知れない。

先年惜しまれつつ夭逝された評論家の浅沼予史宏先生は編集子時代にこのESL-57をお使いになっていた時期があり、その当時のことを後年振り返って

「ESLを使うという事は、まるでMr.ピーター・ウォーカーとチェスをしているようだった」という名言と共に語られたそうだ。

こうしたら・・・そうくるか・・・おっとこう来やがったな・・・これでどうだ!


ちょっと使っただけなので決して偉そうなことは言えないが、けだし名言だと思う。

現在はマニュアルに沿って一辺2.5mの正三角形の一方の頂点に自分を置き、後の壁からは4mほど離している。(途中にEuropaあり)
そんな「フリースタンディング」丸出しの設置環境なのに1cmの前後で驚異的に印象が変わる。

詳細は後述するが、波形の特質で指向性が悪いので設置角度のわずかなズレが再生音の品位にダイレクトに悪影響を及ぼす。

また、スピーカー自体では響きが少ない(箱無いし)のは当然として、少しでも室内全体に響を行渡らせようと思ってちょっと上げてみたらテキメンに豊かに唄いだした。もう少し何とか成るかな?

http://blog-imgs-55.fc2.com/k/a/o/kaorin27/PICT1648.jpg


世評通りだったこと、その2

ブレナー型スピーカーはそよそよとスピーカーの奥深くに音像が定位して・・・云々かんぬん・・・まあ、こんなイメージだろうか。
しかし、昔からESL-57は音が前に出るよ!と言われていた。>>これは、全くその通り!!

一説には平面フィルムから放出される音波は「平面波」であり、これは奥行きを表現し難い(出来ない?)んだそうだ。
QUADもその点は気にかけていたようで次期作のESL-63からはなんだか難しいディレイ回路を入れて電気的に球面波を作り出すことに腐心した跡が伺える。

これまでの記事の通り、奥行きを表現する事に狂信的?に取組んできた僕としては、知識はあったけれどさすがにこんな近くでステージを感じる事は稀なので大層面食らった。

こんな性格も、器楽曲や室内楽に向いているという世評の根拠かもしれない。
確かにチェンバロの軽々しく発音する様や、ヴォーカルの唇の内側までの湿度を感じるような表情は評判通りだった。

一方、演者が多く音の重なりが複雑で、かつ発音エリアの広大なオペラは苦手なのではと思っていたが・・・
Europaでは楽しく再生できなかった名演が実によく聴こえる。

http://blog-imgs-55.fc2.com/k/a/o/kaorin27/PICT1649.jpg

我らがチュートン期待のティーレマンが2009年のバイロイトで振ったリング。
たしかにステージまでの距離は近い事は近いんだけど会場のほの暗さ、ステージ上の明るさの対比までも感じられるよう。


大好きな「ジークフリート」のDisc4まで来た。スピーカーの個性が増えることで愛聴盤が増えたなあ。

ありがたいことだ。


コメント

Re: タイトルなし
ESLには噂はたくさんありますが、使ってみてなるほどと思うことはあまりなかった ですね。
Jazz(っぽいもの)がCDで少しあります、はEuropaではカーネギーホールで聞くようでまったく「っぽく」ありません。

その点ESLは音が前に出ていい感じです。(いわゆる程度問題ですが・・・)
2012/10/05(金) 09:13 | URL | kaorin27
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-369.html


CDを聴くためのシステム 2013/02/15

現在CDを聴いているスピーカーは昨年購入したQUADのESL型です。

ESLを買う以前はEuropa1台だけだったのでCDも繋いでいました。購入後聴いてみて、これならいいだろうとCDは現在のラインに独立させました。

皆さんご存知の通り、QUADの創業者であるピーター・ウォーカーさんは1950年ころ、当時のスピーカーに満足せず密かに?静電型スピーカーを開発してこのESLを商品化し、合わせてこれに組み合わせるアンプを刷新しました。

QC-U型プリアンプとU型パワーアンプです。時は未だモノラル時代でした。

ESLを使うなら本来フィッティングされたU型アンプであれば文句なしですが、先立つものも寂しい状況です。

しかし自分としてはESLの購入を検討した段階でZeissのアンプを使うと決めていました。むしろ、手元にこのアンプがあったからESLを買う決断をしたと言えます。
と言うのもZeissのアンプがU型アンプと近しい特徴を持ち合わせていたからです。

その結果は大変に満足しています。1950年代の大英帝国の威光は減じたかもしれませんが広いレンジとダイナミズムを獲得しより広範囲なソースに対応できるように思います。

http://blog-imgs-42.fc2.com/k/a/o/kaorin27/PICT2077_convert_20130214164518.jpg

少し脇にそれますが、ESLに関する世評は賛美と否定が相半ばのように感じます。

古い世代の英国のスピーカーは全ての音をはっきり、くっきり描くことは苦手と言っていいでしょう。楽器で言うと現代ギターの音ではなくリュートのようにくすんだ表現を得意とします。そんな癖?特徴?美点?をどのように感じるかで賛否相分かれるということでしょうね。

http://blog-imgs-42.fc2.com/k/a/o/kaorin27/PICT2078_convert_20130214164617.jpg

CDPは変わりなく
EMT 981
外部クロックはMUTECだったと思います。

981の出力は600Ωなので、ZeissIkonのフェーダーでゲインをセットした後、Zeissと同郷のVBEの入力トランスでステップアップした信号をパワーアンプに入れています。

今後はLP再生も視野に入れてQC-Uプリアンプを2台買ってあります。前後してDeccaの針とGarrardも来ましたので順次組み上げて行こうと考えて居るところです。
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-396.html

Logeさんのマイルーム

小劇場のような空間を目指してます

スピーカーは Klangfilm Kl-43006 の1台だけです。

コメント

はじめまして、まさに劇場ですね。
シーメンス クラングフィルム オイロダイン憧れます。
byVOTTA7 at2013-04-11 00:31

オイロダインは昔、会社で処分品があり欲しかったのですが、当時置き場所も無く断念。(後悔してます)
 
手前はQUADでしょうか?  

静電型は(ホーン型と似て)リアルで繊細なので、前回の輸入オーディオショーでも別次元の音に聞き惚れました。所で、(日本で問題となる)湿気とかは大丈夫ですか? 
byナショナルキッド at2013-05-15 06:52

QUADのESLは世間で最も誤解を受けている物の一つではないかと思っています。

能率は高く鳴らし易いですし、機械の事情を分かってあげて使う分には耐久性も例えばウレタンエッジなどに比べても相当丈夫だと思います。

ただし、長野は比較的高地の気候なので海岸沿いなどでは若干変わるかもしれませんね。
by Loge at2013-05-15 15:09
http://community.phileweb.com/mypage/entry/1805/20130411/


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/682.html#c2

[リバイバル3] 伝説の静電型スピーカー QUAD ESL57・ESL63 中川隆
3. 中川隆[6624] koaQ7Jey 2017年2月10日 23:28:24 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7083]

2009/5/30 ティム デ パラビッチーニ  


 CEC TL-3・・・ベルトドライブ駆動という独自の方式を採用するCDトランスポート。そのデザインも異次元的。

 MUSICAL FIDELITY TUBAROG・・・真空管式のDAコンバーター。ティム デ パラビッチーニの設計である。

 EAR 859・・・鬼才ティム デ パラビッチーニの設計で、EARを代表するプリメインアンプ。クロームと金メッキを使い独自の質感表現がなされている。
出力 13W+13W


 QUAD ESL57・・・コンデンサー式のスピーカー。ピーター・ウォーカーの設計による孤高の存在である。

許容入力:定格15W

出力音圧レベル:100dB−70〜7,000Hz
         93dB−50〜10,000Hz

 これらはK氏のお宅のオーディオ・ラインナップ。その顔ぶれを一瞥しただけで何かしら一筋縄ではいかない「こだわり」を感じさせてくれる。構成メンバーの全てが一癖あるのである。

 K氏のお宅に着いたのは夕方の5時を少しばかりまわっていた。まずはESLが目に入る。なんとパネルの色はブラック。一般的なブロンズとは違い、この色はかなりめずらしいのでは・・・受ける印象も結構違う。

 そして駆動系は上記のような独自のラインナップ。この駆動系でESLがどのように鳴るのか、興味深々である。

 さて、その音の印象は・・・自然な質感の音像であるが、我が家のESLと比べるとより鮮明でその実体感が高い。

 真空管アンプらしい音の表面の滑らかさや艶やかさはあるが、音の土台が実にしっかりしている。「やわ」な感じはない。その土台の堅牢さは「ソリッドステート」をも感じさせる。何かしら両者の良いとこ取りをしたような音の質感である。EARは当然ティム デ パラビッチーニの設計。ティム デ パラビッチーニの指向する音がこのEAR859には端的に表れているような気がした。

 ティム デ パラビッチーニは自宅ではQUAD ESL57 を使っているという。そして、雑誌のインタビューでもEARの製品と組み合わせる推奨スピーカーとしてQUAD ESL57をあげている。EARとQUADはなかなか良い組合せのようである。

 この組合せによると、中高域の鮮度感は損なわれることなくクリアで透明度も充分。それでいて音像に不自然な隈取がない。

 EAR & QUADのコンビ・・・真空管アンプとコンデンサー型スピーカーとの組合せからイメージする幽玄な雰囲気よりもより地に足の着いた正確さが印象的な組合せであった。
http://moon.ap.teacup.com/tao7637/1182.html

55 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2007/03/19(月) 07:44:59 ID:/QjZ7nym [1/2回発言]

ESLはアンプ次第っていう話ですが、玉系はどうなんでしょうか?
純正は玉ですが、話題のトライオードとかユニゾンRとかの相性が気になります


56 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2007/03/19(月) 14:34:35 ID:TSlv/83K [1/1回発言]
>>55
 EARのパラビッチーニはアンプ設計で想定しているスピーカーとして、
 ESLの初期型をあげていたのを見たとおもう。
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1171701565/


投稿者:K 2009/5/11 23:58

 うちにもQUAD ESL57がありますが、EAR859, EAR864L+QUAD405-2 を使用しています。

 ご存知かもしれませんが、EAR のパラビッチーニは、以前 QUAD ESL57 を良く鳴るスピーカーと管球王国のインタビューに答えていました。 859は10年以上に渡り、トラブルフリーですので、試聴されてみてはどうでしょうか?
http://moon.ap.teacup.com/tao7637/1162.html

Q: papageno1121さん 2009/8/11 18:29:11

英国のティム・デ・パラヴィチーニの設計した EAR 8L6 というプリメインで QUAD の静電型 スピーカー ESL57 を鳴らしてます。これに EAR のプリ、834Lを繋いだら音質向上しますか?

EAR アンプの濃厚、芳醇、メロウでクリーミーな方向が大変気に入っていますが、EAR8L6は切換えスイッチでプリメインにもパワーアンプにもなるので、今はプリメインとして使っています。

ただ一般的に、別のプリを噛ませると表現に繊細さ、緻密さが加わるのは他で経験済みなので、これがEARのケースにも当てはまるのかどうか? 経験豊富なオーディオ愛好家諸氏の見解をお聞かせください。


ベストアンサーに選ばれた回答
kazumyclassさん

間違いなくワンランクあがりますね。音像が一回り大きくクッキリなり低〜高域迄の伸びが変わります。個人的には EAR のプリはシンプル過ぎて他メーカーの方が真空管らしさが出るような気がしますが EAR の音が気に入ってるなら満足すると思いますよ。
回答日時:2009/8/11 21:56:48
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1029316630


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/682.html#c3

[リバイバル3] 伝説の静電型スピーカー QUAD ESL57・ESL63 中川隆
4. 中川隆[6623] koaQ7Jey 2017年2月10日 23:46:16 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7082]

QUAD ESL57 + パラビッチーニ EAR


狭い部屋でなってます。
直ぐ後ろは壁です。

劣悪な環境下でも裏切ることなく素直な音を奏でます。

以前から気になっている ESL57 の SPジャックの緩みガタを直すべく分解を決意しました。

ディープなマニアが2段にして使っていた上の段に使われていた個体です。
足などは自作です、今回少し強化しました。

今回の問題のガタは黒い方です。

多くの木ビスを外して大事になっちゃいました。
左側樹脂部が割れています、もう駄目じゃん、樹脂で固められたコードも危なかった。
お店を広げて何日も置いておく場所もないので早急に頭働かせて直す事にします。

ひらめいたっとロシアの2ピンソケットの半分を切断して押し込んで使う事にしました。
ほんの気持ち穴が小さいのでリーマーで一なめします。

半分にバチンと切断ヤスリで成型も早々に持っている助手の手もしびれてきたようで・・
グルーガンで固定して一件落着ちょっと形が違うのはご愛敬

そんな事より。。。。フィルムが裂けてるジャン!!!!!

裏側のフィルムは電極にホコリが混入しないようにしているような物なのでテープで修復してホコリが入らないようにペタペタと幅広テープを貼り見なかった事に・
3本の足のメンテをして後ろの1本足の強化をしてネットを付けて終わりました。

音出しも正常何も変わりませんが気分もスッキリです。

普段は自作の布カバー(シーツ改造)をかぶせてタバコ吸っています。

狭い部屋に20畳対応の空気清浄機もフル稼働しています。

ESL 動作時は禁煙です、まぁ ESL がスイングしているとそれだけで楽しくタバコを吸う暇もないくらい充実した時間を過ごせます。

軽く聴きたいときは秘密の自作平面バッフル2ウエイSPを使っています。

50年代初期の速度系高効率SPです。

パラビッチーニ EAR V20
ハンチングトン Yoshino Ltd


エンハンスドトライオード回路とか使ってる。

そんな事よりパラビッチーニデザインのトランスが EARワールドを築いている感じ
おいおい! 未だビニールがかぶってるじゃん! びりびりっと剥がしてね。
エージングとか講釈抜きで直ぐ音出しましょう。

何でも地べたで作業するので敷いてある安物じゅうたんが写り込んじゃってます。
EAR V20 サウンドを堪能するためにプリとか入れません
効率が良く速度型のビンテージ平面バッフルスピーカーで鳴らします。

ピカピカの厚みのあるクロームメッキでしょうか?つまみはゴールド全く傷など有りません。

トランスを止めているネジ類も金メッキされています、とても厚いメッキなのか
組み立て時のスレなども全くありません。

ずらっと並んだ可愛い見た事有る球達のヒーターが点灯しています。
放熱、発熱がとても少なく頬ずりできます。

ソロボーカルからメジャーなJazz、モノ収録のピアノやバイオリン
そして冨田でしょ!

完璧な明るい明瞭系、解像度も高く速度感も良い、全ての音が完璧に出ているその上に・・・・
パラビッチーニが薄笑いしている音です。

美音系なのでしょうかね?? 
解像度を上げるだけ上げてクッキリ系にしたら味も素っ気も無い

だからといって美音を加えるとオペアンプの音が前に出てきてホームセンターで売っているコンポの音になっちゃいます、安い日本製コンポを批判しているわけでは有りません。

表現出来ない域を美音と味で誤魔化していないんです、全て出して更にその上にパラビッチーニが脳を刺激し無限の広がりといつまでも聴いていたい味付け?何かを加えています。

120%の音なんです、20%がパラビッチーノの腕なんですね。
トランスは自分で巻いているという噂も本当だね。

何かが加味された音って病みつきになります、マークレビンソンの音を聞いたときと同じ感動です

決してブランド信仰じゃないんですが偶然体質に合う音でした。
球は音とは関係無しにブランド信仰が先走りしていますけどね。


相も変わらず全く表現力に欠けます、そんな球露屋は自己満足です。
理論や計算は詳しい方にお任せします。

自分が楽しければそれでオーライ そんな調子で迷走中です。
計算や理論など好きな方には鳥肌が立つほど不快なページです。
ココまで見てしまったそんな方にはお詫び致します。
楽しくオーディオしちゃってる余裕な貴殿に見て笑ってもらえれば嬉しいです!
http://www.tamaroya.com/sugoude/V20/EAR_V20.html


無限の宇宙感(観)に腰を抜かす EAR V20 Amp

パラビッチーニの世界を注入


EAR834L がやってきた


EAR V20でパラビッチーニの世界を知ってしまった。
ESL57 をフル制動させる KRELL とパラビッチーニのコラボが目的

バイアンプ仕様の出力も有るのでピオニールアンプも 834L を使えるようにしました。

回路は3段構成の真空管プリ、12AU7 は某有名先生が大推薦大推奨する師と球露屋で探し当てた超優れ球に換装済みピアノの音が研ぎ澄まされてます、数秒でわかるもの凄さ

先生も感動した球だけ有りました。

情報が漏れて一時期某ショップが売ってたけど実際に音出ししてなきゃ格好悪いですね。

球露屋は実際愛用アンプに最高の状態でその球が使われています。
師と球露屋で調査入手した球と同じロット品を 834L に使いました。
ビューグルボーイの12AX7にも換装しましたが全然音は変わらす馬鹿に高いだけ
美音を聞いていない証拠かな、球の響きは不要です。


大げさに高低音を強調することなく繊細な伸びる高音は間違いなく Paravicini

強力な KRELL で駆動される ESL57 からは目を瞑っても Paravicini とわかる高音に高精度な低音から湧き出る音は間違いなく初期 KRELL サウンドだった、目論み通りな感じ

強力な制動力で締まる音を ESL から出す事には成功かな

簡単な構成のプリだけど何か秘密があるのでしょう、繊細でいてボリューム感もあり情報量の欠落どころか増えてるような・・

ピオニールも平面バッフルから出る音に更に締まりが出てタバコ噴かしながら繊細な中高音を楽しむお気楽セットとなりました。

聞き入るのも束の間・・こいつの出番で VR移植改造を行いました。
音が悪ければ戻しますけどね。

結果は見えてるんですね、クリアーさが更にさえました。
パラビッチーニサウンドを消さないために抵抗、コンデンサは変えません。

無限の宇宙感?宇宙観?を感じるパラビッチーニを消さないためです。

マイクロフォニクス対策も何気に施されています、ブチルテープで元に戻して完了です。

今後は球自体のマイクロフォニクス対策をする予定。
その予定は後にしてコンデンサ交換改造が先になりました。

その前に色々球を変えて検聴してからの作業になります。

シンプルなのに皆が認める音がする・・

デ・チューンにならないように注意して・・

左からイギリス製MKP、ロシア製の緑と白のポリコン

以前から素な音を出すロシアのミリタリコンデンサ、気持ちウエット感があり素晴らしいとプロからも評価をもらっているコンデンサ達

猿まねではないのですが。。本当に艶やかに奥行きも更に増し一皮むけたEAR834Lになりました。

もう修理も不可能かな?でも部品パーツは分けてくれるでしょ!
そんな事怖がっていてはパイロットランプ割ったり出来ません(汗)

こんな滅茶苦茶重い一枚物のパネルにも秘密有るかな?
ツマミも削り出しのずっしりした物でした。


気休めお呪いアップグレード

業務用プロ仕様のシリコン製真空管ダンパーを付けました。
音が落ち着いてるのか?換えたコンデンサが正解だったのか??
つけて置いても適度な力で止まっているダンパーは良い事はあっても悪さはしないと思い付けておく事にしました。

大きなMKPをグルーガンで付けちゃいました・・

ついでにダブルクラウンを付けたDACの音も聴きました。

ダブル王冠は伊達じゃないですね、王冠無しでも全く不満はありませんが聴いてしまうと繊細な所が出ている事に気が付き全体的に静寂感が増しています。
でも次期DACは違う物で照準は合っていますロックオン。
検聴が済み愛用の OPAMP無しの DACに戻して

球露屋にはあわないって・・それはないでしょ!
デュトワ指揮 ラ・メール(読み方わからん)を聴いちゃいましょう。
ドビュッシーの再起をかけた威信作見事ですね・あっそうだ

8パラDAC の音も聴いてみました。

全部の楽器が一同に前に迫り出しています、特に低音が凄いです。
好きな人にはたまらない迫力です。

自分にはポスターを連想させるような音で何となく綺麗にペターッという感じ
音達が水彩画していないんです?
引くところは引いて出る時は出てと言う感じが欲しいです。

そんなわけで元の DACに戻して再検聴

まだ余熱で熱いグルーガンの上でわざわざ寝なくても良いでしょ!
結構な音量で聞き比べしていても良い音が出てるとそこで寝ちゃいます
これ以上の邪魔は無いと言うところでゴロゴロ言いながら寝てしまいます。
良い検聴スタッフです。
音にうるさい球露屋のロゴにもなっている超老猫は元気です。

どこにでもあるDACだと思い置いてあったDACもEAR834Lが調子が良いので
聞き比べする事にしました。

何だかなぁ〜 艶っぽくて独特な。。。好きな音

IVをトランス処理した奴じゃんタムラの小型トランスが付いています。
良い部品使ってるし音いいわけね。

続いて LITEの真空管バッファー付き DACは球露屋スペシャル!
と言っても球露屋の球にしただけど・・・音の違いが凄すぎです。
十分高級機に迫る繊細な音に”使える”感触

球露屋の球で一皮剥けた可愛い奴になりました。

オペアンプが見えませんね(秘)

フルエンシーDAC FN1242を搭載した"EMISUKE"氏デザインのDACの音を聴いてみました。
EMISUKEさんって凄いね! 数多くの楽しい完成度の高いPCBの配布本当にありがたかったですね。

今は配布を止めている様で残念です、何かあったのでしょうね?何となくわかる気もします。

フルエンシー理論とかそれに準じたデジタルフィルター回路等々
20Kcから上の所を補正している感じなんでしょうかね? 
レコード耳をお持ちの方に良いとか言われていた様な記憶があります。
講釈は技術のある方にお任せして先へ

おなじみのケースにギッシリとレイアウトされてます。
勿論フタもあり放熱フィン一体型のようなしっかりしたケースに収められています。
同軸入力か光り入力かは基盤上のSWで切り換えます

音は、重厚でウエット感があり艶やかとかそんな感じではなく軽快です。
軽やかで爽快な音でした。
音の違いがしっかり出るDACですね。
好き嫌いはあるでしょうが機会が有れば聞いてみても楽しいDACですよ。

つづいては”お気楽DAC”とか何かそんな愛称が付いている可愛い奴
TDA1545が2発付いたコンパクトなDACです。

EMISUKEさんの物とは違う作りのケースに収められています。

光りは無しの同軸入力のみです。

電源は小型でも電流が流せるスイッチング電源です。
全くノイズとか有りませんよ。

TDA1545のパラとオペアンプはOPA2134のシングルですね。

球露屋のメインDACと少しOUTレベルが低くてあわないのですが聞いた感じは軽い音です。
明瞭感は有りますが奥行き感とか重厚さは余り感じませんがデッキから直接出した
アナログ信号より断然解像度は上だと思います。
正しく愛称通りのお気楽DACでした。

偉そうな事言わせて頂くとDACから出た信号の処理がどれも同じようなんですね。
音の傾向が同じようなのはそんなところからも来ているのかも知れません。
完成度の高い音を出す役目をOPAMPに委ねた事で再現性が格段にアップし手軽に
上質な音を楽しめる様になった事は本当に感謝と敬意を表したいと思います。


アンプとスピーカーが接近してても100円均一の RCAケーブルでも良いじゃないですか
楽しければそれでオーライ
大会に出るわけでもないし・自分も楽しく装置も楽しく喜ぶそんな使い方をすれば
性能以上の音を出してくれますよ。
理論もあるでしょうが球露屋には到底分かりません!

理屈抜きで遊んでいます理屈好きな方理論的な方には不向きな球露屋ページです。
http://www.tamaroya.com/sugoude/EAR834L/EAR834L.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/682.html#c4

[リバイバル3] 魔性の歌姫 Lowther


歌姫 Lowther の思い出


フルレンジユニットは、随分とたくさんのスピーカーを使用したが、WE755Aを使用する前のフルレンジの主役の座には、この Lowther があった。このスピーカーは、WE755A同様スピーカー作りの要諦を見事に押さえてあり、非常に良く造られている。しかしその最大の特徴は独特のデュアル・コーンにある。

ボーカルやバイオリンのソースなどで、驚くほどに美しい音色を創出する。他のどのような装置でいくら聴いても、このような音が入っているはずがないという音を奏でる。この美しさは、魔性めいている。ひとたびその魅力にとりつかるれば、その虜になってしまう。このスピーカーは十年近くフルレンジ部門のメイン・スピーカーとして使用したが、歌姫という言葉がふさわしいと思うのは私だけであろうか?

WE755A との鳴き合わせ
 
  Lowtherの持つ魅力に比肩できるフルレンジは、私の所蔵ではWE755Aしかない。あきらかにLawtherは、実際のソースにはない音を精妙に付加している。しかしその音は、魔法的な美しさがある。原音では存在したかも知れないが再生の過程あるいは録音の過程で失われた輝きを精妙に付加しているという感がある。

WE755A は、これに対して、あるがままの音を忠実に繊細に引き出し、媚びずに明るく歌い上げる。ウエスタンのサウンド・ポリシーは貫かれているが、過度の色づけは断固として廃している。両者に共通する点は、低音を出すのが苦手であるというところか。
 
  手許におきたいスピーカーではあったが、倉庫や部屋の都合上、残念ながらこの歌姫は嫁入りとなった。爾来フルレンジの主役の座には、WE755Aが鎮座する。WE755Aはやはり品格が一枚上と思うのは私だけであろうか。されどこの歌姫には、今でも初恋の人のようないとおしさがあり、忘れ得ない思いがある。  
http://mikami.a.la9.jp/audio/lowther/lowther.htm


1930年代に企画され、1950年来より継続生産されている唯一のスピーカーユニットでマグネットの磁束密度が強力でダイヤフラム挿入溝のクリアランスが細いため3ウェイスピーカ以上に低、中、高音をリアルに再生します。

コーンペーパは長年の研究により音色の変化のない特殊コーン紙で中音の密度を最高に再生します。又、デザインもバックロード仕様として開発され、コーン紙後部の音圧抵抗を最小限に留めるためマグネットと口径フレームを細い2本棧で接続設計されています。


Lowther PM6A

英国が誇る銘スピーカ。ぬけの良さ、まるで死人に魂を吹き込んだような生々しい高域の艶が魅力。低音とのバランスをとった再生が難しい。

伊藤喜多男氏が自書で801Aアンプを評して、”別れた恋人のように美点だけしか残らないのは結構なことである”、書いているのを読むとき、Lowtherのことを思い出す。
http://kazkobayashi.jugem.jp/?cid=18

Lowther(ローサー、ラウザー)の真空管アンプ
http://www.lowthervoigtmuseum.org.uk/lowtheramps.html


ゾクッとする音、Lowther PM6 2008-11-27 23:55:00

Coral BETA8 vs Lowther PM6


このCoral BETA8 は実際、音を聴いてみるとバランスもよく普通に良い音です。
残念ながらLowtherのような”ゾクッ!”とするような感じはありません。

Lowtherが特殊なスピーカーともいえますが、両者は形や特性が近くても音は別物です。
http://ameblo.jp/sp3/entry-10170565409.html


LOWTHER TP-1 2010年 01月 08日


世の中にスピーカーは数あれど、このスピーカーほどユニークなものは恐らくないと思います。

TP−1の構造です。PM3が、下向きにマウントされてます。
高域は、ショートホーンになっておりエンクロージャーの前面から出てきます。
低域は、バックロードホーンになっており、エンクロージャーの下から出てきます。
PM3は、最初からバックロードホーン用に設計されてます。


Commented by アノニマ at 2010-01-10 20:32 x

ラウザーTP-1とクレデンザ、どちらも素晴らしいですね。私も以前TP-1を使った時期があったのですが、ある事情から手放してしまいました。音そのものも魅力的でしたが、音場再現に特に優れ、歌劇のライブ録音では舞台の左右だけでなく奥行きや上下の感覚まで再現してくれる稀有なスピーカーですね。

Commented by Y下です。 at 2011-12-02 22:24 x

LOWTHERのスピーカーはいいですねぇ、私も探していますが良い物が有りませんね、写真に写っているのはPM-6A角フレームですか?最近のLOWTHERは魅力がなくこの角フレームまでが本当のLOWTEHRの魅力かも。


Commented by garrard301 at 2011-12-03 19:32

さて、当方のPM6ですが、初期タイプの角フレームです。よく見ると、コーン紙の形状が通常のものとは異なっているようです。この辺がローサーの面白いところですね。今後ともよろしくお願いいたします。

Commented by Y下です。 at 2011-12-04 19:19 x

ローサは館山の佐久間さんの所で聴きました、渋い音と枯れた音が良かったかな、
ローサは古いタイプですとほとんどリコーンされています。タンノイに限らずリコーンされたユニットは本来の音とは違いますね、ユニットの名器程難しいものはありません、

特にGOODMASのAXIOM-80はどうされました?
以前にARUの付いたタイプを聴きましたが高域が暴れていて駄目でしたがアンプとボックスを追求すれば素晴らしく変貌しますね、

ワーフェデールも苦労しましたが今は極上サウンドで鳴るようになりましたがスピーカーほど悩ますものはありません。 何時かはLOWTHERに挑戦しようと思っています。

Commented by いだてん at 2011-12-05 00:29 x

ローサと言えば館山の佐久間さんが有名ですね。私の仲間にもコンコルドまで聴きに行った方がいます。

ご指摘のとおり、ユニットをいかすも殺すも、アンプとボックスですね。

私見では、axiom80もpm6も quadでドライブすると割とよい結果が得られました。axiom80のboxは、未だに出来あっがて来ません。多分、pm6の方が鳴らし易いと思います。

Commented by Y下です at 2011-12-05 21:15 x

館山の佐久間さんと私とは音の求める方向性は同じですからお互い仲が良いです。
コンコルドのローサは私が所属している豊橋のクラブの会長が製作したものですが良い作りです。

名古屋にもローサのユニットを実装して販売している所がありますが価格がとてつもなく高い、

ローサは良いユニットですから本当の英国サウンドが楽しめますが一つ間違えると哀れな音になってしまう、英国スピーカーが一番音楽を聴かせてくれますが最近の英国スピーカーは魅力に欠けますね。

http://garrard301.exblog.jp/9605392/

LOWTHER CORNER ACOUSTA 2011年 12月 01日


ローサー(ラウザー)のこのスピーカーは、「The Dual-Position Acoust」という名称で1966年に発売されたようです。

特徴は、ユニットがキャビネットの後方、斜め45度の角度で取り付けられていることです。

それから、キャビネットはバックロードホーンになっており、その開口部も後ろ側にあります。前面から見た限りでは、スピーカーであるとは理解できないと思います。

また、中高域は壁から、低域は床からの間接音を聞くように設計されいるようです。

したがって、このスピーカーをうまく鳴らすためには、後ろに頑丈な壁があることが必要です。さらに、壁からの設置距離により低域の量感が異なって聞こえます。壁に近づけるほど量感が増しますが、近づけ過ぎるとブーミーな音になります。

実にユニークな、私の好みのスピーカーです。


こちらが正面デス
こちらが後面デス
PM6はこんな感じで付いてます

http://garrard301.exblog.jp/14101103/

LOWTHER バックロードホーン(デュアルポジション、ミニアクスタ)


バックロードホーンの原点が、そして極点がここにある。


昨今再びバックロードホーン・スピーカー・システムが多くのオーディオ・ファンの関心を集めているようです。バックロードホーンについて語るとき、ラウザーのスピーカー・システムは忘れることのできない存在です。

ラウザー・スピーカー・システムの驚異的なリアリティの秘密は、同社が世界に先がけて採用したエンクロージャー内圧力によって駆動される折り返しホーンにあるのです。この技術は低音域での弦の再生において完全な追随性をもち、自由な広い再生を保証します。この追随性は前面に設けられたスタビライザーによって、さらに高い水準に達しています。それ故、一般のスピーカー・システムで生じる指向性が原因の耳の疲れがありません。

もうひとつのラウザーの設計上の特長は、世界最強の高磁束マグネットとハイコンプライアンスとをもった駆動回路です。これによって全オーディオ周波数帯域にわたって最小歪、かつ最適な能率が得られるのです。

この、他に例を見ないメリットにより、各エンクロージャーにただ一つのスピーカーユニットを使用するシングル・スピーカー・システムが可能となり、マルチ・スピーカー・システムでは避けられない、クロスオーバーマッチングについての全てのトラブルを取り去ることができました。

また、普通のスピーカー・システムでは、高域と低域の相対関係がボリュームセットによって変化しますが、ラウザーの高能率システムなら、これらのレスポンスのバランスを損なうことなく、望み通りのボリュームセッティングを可能にします。

ラウザーのスピーカー・システムなら、中央部の音抜けがまったく感じられないだけでなく、同時にその再生の広がりは、リスニングルームの広さをはるかに越えたものとして感じられることでしょう。

いまこそ、バックロードホーンの原点、ラウザーをバックロードホーンの極点として、ラウザーを。

−CMより引用−
http://speaker.kir.jp/cm-sp/lowther1.htm


 LOWTHER TP-1 スピーカーシステム 1953年発売


イギリスのオーディオ製品の質的性格は、この国のレコードの歴史的伝統と密接な関係をもっているといえるだろう。

SP時代、イギリスは名実ともに世界最高のレコード王国であった。生産量や技術的水準においてはアメリカやドイツにけっしておとるものではなく、あるいはそれ以上であったといえるかもしれないが、HMVに代表されるレコードの音と盤質のよさは、工芸品的な品格をもっていた。

音だけとってみても、いまGRシリーズなどに復元されているSPの音がレンジの狭さは至しかたないとして、音楽的なバランスのよさということに、つくずく感心させられる。そういう伝統は、たとえば今日のデッカ=ロンドンのffSSの音に伝えられているだろう。ffSSの音が特性的にどうのこうのということになれば、また別な問題が生じてくるだろうが、音楽的なセンスを感じさせるという点では、やはりイギリスの音だと痛感させられる。

イギリスのオーディオ製品は、多かれすくなかれ、そういう音楽的な個性を感じさせるものが多い。とくに、カートリッジとスピーカー−−−つまり、トランスデューサーと称される分野ではその感をふかくする。トランスデューサーは機械的な伝送系を電気的なものにかえる(カートリッジ)か、あるいはその反対(スピーカー)の役割をうけもっている。

純電気的伝送系のアンプリファイアーでさえいろいろと問題があるだけに、系統のちがった伝送系の変換を行うトランスデューサーというものにフラットな性格をもたせるということはたいへん至難な業であり、とくにスピーカーではむずかしいことは、現在われわれのつかっているスピーカーの特性を見れば容易に納得されるだろう。スピーカーを2ウェイや3ウェイのシステムにしてつかおうというのも、できるだけ特性のよいものにしようという考えの現われにほかならないわけである。

しかし、フラット化したスピーカーがよい音色をもっているかどうかということはまた別な問題である。フラットとはおよそ縁どおい特性でありながら、実に魅力的な音色をもっているスピーカーもある。こういうタイプのよいスピーカーは、よい音色をもった楽器に通ずるような性格がある。イギリスにはそういうスピーカーがたくさんうまれている。

ローサーという会社はイギリスでは戦前からハイ・フィデリティの追及をコツコツと行っていた会社だが、一般のレコード再生を主とする愛用者にはあまりおなじみがなかった。世界的に知られる、「グラモフォン」にもほとんど広告を出したことがなく、わずかに同社の製品を扱っている専門店の広告にその名前をたまに見かけたことがあったぐらいである。

しかし、ローサーは長年、バック・ローディングのホーン・システム・エンクロージュアとそれに適合するスピーカーの研究では知られており、その自慢の製品が1953年に発表されたTP−1である。

このスピーカー・システムは1950年代の後半、アメリカでも発売されたが一ばん驚異の的になったのは20センチという小口径のユニットをたった1個つかいながら、再生帯域はオーディオ・レンジをカバーし、かつ能率が50%という素晴しさをもっていたことである。

ローサーのスピーカー・ユニットは現在、PM−2/3/4/6と合計四種類発売されているが、コーンの材質と形状は全部同一である。ちがうのは磁気回路と、コーンの中心部につけられたデフューザー(イコライザー)がちがっているだけである。このことはローサーがともかくひとつの音を追及するための基本方針というものをはっきり打ち出していることがよくわかる。現在一ばん普及しているアコースター(PM−6をレクタンギュラーのホーン・ロード・エンクロージュアに収めたもの)によく反映しているところだが、TP−1はローサーの音というものをもっとも端的に表明しているといえるだろう。

TP−1はユニットとエンクロージュアの両方に特色がある。現在、世界のスピーカー・システムでちょっと類のないものだといってよいタイプだが、タンノイのGRFなどと同様、能率がよくかつ歯切れのよい豊かで明快な低音を得るための、昔ながらのホーン・ロードーエンクロージュアの理論を追及した結果うまれた産物だということができる。

コーナー設置型で、ユニットはエンクロージュアに下むきにとりつけられている。

スピーカー・ユニットからの直接音は、反射器から正面に拡散されてくる。

ユニットの背面から出る音は迷路のような隔壁で仕切られたホーンをとおって、エンクロージュアの下部にぬける。これが、コーナーの壁と床がホーンの延長の役目をなすとともに、折まげホーンとしての実効長が長いので、ユニッ卜のダイアフラムが小さいにもかかわらず、おどろくほどの低音が出る。

PM−3のユニットのロ径は20センチだが、有効径は16センチでフォーム・ラバーのエッジ・サスペンショシで超低域までのストロークが充分にとれるようになっており、かつ強力なマグネット(磁気密度22,000ガウス、総磁束35万マクスウェルというのは、市販スピーカーではもっとも強力なものである)によって充分に制動が利かされることにもなっている。

ダイアフラムはダブル・コーン型で(ローサーのユニットはすべてそうである)メカニカル・クロスオーバーは約4キロヘルツ、ホーンは150ヘルツ以上の再生をうけもつ。能率がよいので連続許容入力はわずか6Wだが音量不足の感じはまったく与えないし、ピーク入力は60Wまでたえるので、ダイナミック・レンジのカバーもまったく問題はない。

TP−1の再生特性をとってみるとかなりデコボコしている。しかし、ユニットを下むきにおいているので高域のピーク感はへっているし、その独得の豊かでつやのある音は類のないものでもある。今日のフラットなハイ・ファイ再生のありかたからみると、クセの多い音ではあるが、それがよく出来た楽器のような魅力をもつ。そのへんに名器に値いするゆえんがあるといえよう。

−月刊stereo誌 世界の名器(1969.9)より引用−
http://speaker.kir.jp/cm-sp/low-tp-1.htm


LOWTHER New ACOUSTA (PM6A ALNICO STANDARD/LR Pair)
【中古品】価格:294,000 円

本製品が搭載するのは20センチフルレンジとしてあまりに有名なPM6Aです。PM6Aのオリジナルは当方の生まれた1950年発売とのことですから、60年近くの長きに渡り現役を続ける唯一の小口径フルレンジユニットといえるでしょう。

LOWTHER(ローサー、またはラウザー)ではこの代表的フルレンジユニットを1本、または2本搭載したモデルを大小併せて過去に数多く発売しており、なかでもACOUSTAに代表されるバックロードホーンに潔く1本だけユニット搭載したシステム構成はある意味で最も音楽性の高い玄人受けするモデルであると思っています。

さて豊かな音楽性や趣味性といった観点から本製品にアプローチする場合、面白いことに内外のハイエンドと称される高価なアンプやオーディオ機器が必ずしも最高というわけではないと考えます。

PM6Aフルレンジユニットは基本設計が非常に良く考えられたスピーカーではありますが、繊細でナイーブな側面も併せ持っており、それが使い方によっては時として荒さや神経質さにつながる場面を過去に数多く目撃しております。セッティング方法も含めてベストを追求しますと、結果として広い場所に大勢のリスナーを集めて景気よくバンバン鳴らすような使い方よりも、一人か二人で、それもそこそこのスペースで至高の音楽再現性を愉しむのに最もフィットするスピーカーであるといえるでしょう。
すなわち純然たるパーソナルユースを前提に導入を考えていただきたいスピーカーなのです。

過去のこの様な経験を再検証するために、今回は

A = 国産老舗ハイエンドA社ソリッドステートアンプ(125W/8Ω)と
B = 300Bシングル構成真空管アンプ(6W)

の両者で鳴らしてみることにいたしました。ソースはアナログ、デジタルのそれぞれで、クラシックからジャズ、70〜80年代のポップス・ロック、それにお気に入りのフォークやラテンといった類です。


まずはA。

多くのハイエンドユーザー間で定評あるアンプですが、その再現性は大変構造的でしっかりしており音そのものは優等生のような安定感を生み出すものの、どの音楽ジャンルを再生してもパターンは一緒であり、音楽の明るさや暗さといった内面への踏み込みが今ひとつ物足りません。この事は同じ20センチフルレンジの名機JBL/LE-8Tでは、ユニットのキャラクターの強さが作用してその様な平面的な喰い足り無さを感じさせないものの、LOWTHERではハイエンドアンプをもってしても表現上の突っ込み不足を露呈してしまうのです。

ところが、です。

Bに接続し直した途端、実に伸び伸びと自由奔放に朗々と歌い出すではありませんか! 
パワー感だってむしろこちらの方が上です。
アンプのカタログスペックって一体何なのだろう?とあらためて思い知らされる場面です。

いやそれ以上にこのスピーカーの潜在能力の凄さを身に染みて感じたのです。アンプをたとえ何に変えてみてもスピーカーに本来ないものは表現できないからです。


古今東西、アンプの性格(性能ではない)の差がこんなに如実に出てくるスピーカーも少ないのではないでしょうか。
では使いにくいのか?と考える御仁もいらっしゃると思います。しかし逆に考えればこんなにフィットしやすいアンプを見つけやすいスピーカーも数少ないでしょう。

フィットするアンプで鳴らしさえすれば、それはまた他のオーディオシステムでは得難い

何とも妖艶極まりないボーカル、
生演奏以上に艶やかで心惹かれる弦楽器、
弾力性や伸びやかさに富んだ現実感あふれる打楽器、
まるで天使が舞い降りて弾き始めたかのようなピアノや木管・・・

本当に止めどなく自由自在に音楽表現が懇々とわき出てくる印象なのです。当方、柄にもなくいつ果てることなく何枚も何枚もレコードを取り替えて聞き惚れてしまう羽目になってしまいました。

スピーカーって昔から殆ど進歩していないという方もあれば、いや最近のものは断然進歩しているという方もいます。一体どちらが真実なのか、LOWTHERを聴いてみた結果、当方も少し混乱しております。あらためて頭の中をよく整理したいと思います。

少し冷静になってよく考えてみますと、LOWTHERが人の心を惹きつける魅力は、必ずしも現実音的生々しさとは少し意味が異なるのだと思います。ある意味で現実音離れした理想郷や桃源郷のような美しさ(から来る生々しさ)といえば判っていただけるでしょうか。

LOWTHERを聴く者としては、たとえそれが分かっていてもそこから離れられない魔力を秘めている様な気がいたします。考えてみれば100年以上前の大作曲家にしても、ドラッグや麻薬で短い生涯を駆け抜けた名ジャスプレイヤーにしても、彼らの脳裏にあったのは現実にはあり得ない音楽による理想郷の追求であったのではないでしょうか。

生音は一期一会で刹那的であり、しかも録音した時点で生音はディフォルメされてしまう以上、人の心をつかむものであればオーディオ再生ではどのようなサウンドも許されるのですから、オーディオ再生を追求する上で現実音的生々しさの追求以上に心を豊かにする生々しさが(今この時代だからこそ)大切であるような気がいたします。

それにしてもあらためてグッド・コンディションのLOWTHERを聴くと、実に良く謳うなあ!と惚れ惚れします。真空管アンプでドライブした場合CDでも十分すぎるほど楽しく聴けるのですが、やはりアナログ再生との相性の良さは言うまでもありません。

その昔例のTANNOYは『スピーカーの女王』の称号を与えられましたが、LOWTHERをしいて呼ぶなら『スピーカーの歌姫』ではないでしょうか。『天使のスピーカー』というのもありかな、と思います。威厳や荘厳さより、常に身近にあって人々に音楽の夢を与え続ける・・・そんな立場が相応しいのかも知れません。

なお参考までにローサーの箱の価値をお知らせいたします。
本製品と同じバックロードの箱をオリジナル通りに特注したら幾ら位か?

2008年にあるお客様からの見積もり依頼により、有名な箱屋さんのタテマツ音工さん(愛知)に見積もってもらったところ、1台あたり約25万円とのご回答でした。新しい箱を特注いただくのも結構ですが、ならば LOWTHER 認証の本製品がお買い得ではないかと思います。


◆現品に搭載するPM6Aは2009年4月に弊社が調達した新品です。
(元箱・付属品完備・ユートピア正規輸入品)

◆現品(New ACOUSTA)はLOWTHER代理店がヒノ・オーディオ時代の製品です。現在同社から発売されている同社製バックロードホーン・ボックス(ACOUSTA-115)より一回り大きなサイズで材質も異なります。

◆現品(キャビネット)には小キズは多数ありますが、目立つキズや腐食・変色・潰れ・凹み等はございません。箱はしっかりしております。

◆内部配線材はOyaide製PC-OCC-A導体に交換済です。

◆付属品:サランネット(黒色)状態は綺麗です。

◆中古保証:キャビネットは無し。PM6Aユニットは新品保証。

【スピーカーユニット】

●形式:ダブルコーンフルレンジ(アルニコマグネット)
●口径:20cm
●総磁束密度:17,500gauss
●再生周波数帯域:30〜20,000Hz
●インピーダンス:8 or 15Ω(現品は8Ω)
●出力音圧レベル:98dB
●許容入力:20W
●重量:3.0kg

希望小売価格:¥86,000(税込)/1本

【エンクロージュア】

●形式:折り曲げ式バックローディングホーン
●材質:パーチクルボード/チーク付板張り仕上げ
●サイズ:W475×H920×D390
●重量:約40kg/台

希望小売価格:\480,000(発売時、税別、PM6A込み完成品)
http://www.kensaudio.co.jp/cgi-bin/goods.cgi?goods=2590

ローサー(Lowther)スピーカーがやって来た! 2006/4/10(月) 午後 9:50


 昨日、待ちに待ったローサー(Lowther)デュアルポジション・アクースタが我が家にやって来ました。本当は昨夜中につないで鳴らしたかったのですが、接続に手間取り、先ほどようやく鳴らしたところでした。

 ローサーというメーカーは、直径20cmフルレンジのドライバーユニットを一風変わった箱に組み込んだスピーカーを数種類発売していますが、その中でもデュアルポジション・アクースタは、ドライバーユニットが斜め後ろ向きに付いているという変り種です。したがって音は斜め後ろ上方に放射され、壁や天井に跳ね返った間接音を主に聴くことになります。(写真左は正面斜め側から、右は斜め後方から撮ったものです。背面は仕上もしていないところが、いかにもローサーらしさを感じさせます)

 ローサーの箱は全てバックロードホーン(箱の中が折り曲げホーンになっており、ドライバーユニットの背面から出た低音が増幅される)形式ですが、デュアルポジションはホーンの開口部が狭く、本格的なホーンというよりはむしろラビリンス型(箱の中が迷路のように仕切られている)に近い特性ではないかと思われます。そのせいか、大変素直で伸びやかな低音です。(なお、通常のデュアルポジションはホーン開口部が真後ろに開いているのですが、このスピーカーはホーンの出口が斜めに仕切られ、箱の左右から低音が出るようになっています)

 ローサーは一般に弦の音色が魅惑的と言われていますが、デュアルポジションの場合なんといっても素晴らしいのはオペラ、その中でもライブ録音は絶品です。その音場は舞台の左右だけでなく、前後の奥行きや上下の感覚まで再現され、二つのスピーカーの後方にあたかも舞台のミニチュアが再現されたかのように聴こえます。

 実際に、たとえばクナッパーツブッシュ指揮のワーグナー「パルジファル」(1962年バイロイト音楽祭ライブ)第1幕第2場「アンフォルタスの苦悩と聖餐の場」を聴いてみると、舞台奥のティトゥレルの声はまさに墓の中から聞こえるよう、聖杯の周りで歌う騎士たちのコーラスと舞台後方の高所で歌う少年たちの歌声も鮮やかに描き出され、舞台正面手前のアンフォルタスの嘆きの声は目の前で歌っているかのような実在感があり、さらにオーケストラの厚いうねりがそれらを包み...

 まるっきりべた褒めになってしまっていささか気恥ずかしいですが、本当に魅力的なスピーカーに巡り合えたものだと、しみじみ感じてしまいました。

http://blogs.yahoo.co.jp/anonymat_21/2309336.html

それでもローサーが欲しい方へ


 なかなか良い品物が手に入らないローサーだが、佐久間アンプを造ったうえは、ぜひ、ローサーで鳴らしたいと言う方も多いと思う。もし、これからローサーを買おうという方は、くれぐれ もお店を選んだほうがいい。

 壊れたPM3のいれもの(PM3はTP1専用で、アルミで作られたいれものと一体になっている。ユニット自体がすでに、ホーンのはじまりになる構造である)だけを取り出し、PM6のフェライトを強引にビスで付けてのPM3といつわって売っていたりする、とんでもないところもあるようだ。

 ただ、どの時点でPM6が3に化けたかは分からないのでお店ばかりを責めることはもちろんできないが。

 私のオーディオベクター新型(現在は旧型を所有)はMJの「ゆずります」のコーナーで譲っていただいたものだが、ローサーのロゴが金色のマジックで塗られていた。

 前の持ち主によれば、店にあったときはどうもなかったのに、家に配達されたときには、全色に塗ってあったと嘆いておられた。私はおおさわぎをして、もとのホワイトに戻したのだが、オーディオショップにはくれぐれも用心しなくてはいけない。

  ここで、イギリスでの値段を紹介すると、PM6アルニコで65ポンド、PM2で145ポンド、PM4で295ポンドである⊃(4年前)1ポンド260円くらいとしてPM4で76000円。大体、日本では3倍くらいの値段で売られているのではなかろうか。

 こういうことを書くとオーディオ店からよい顔はされないだろうが、真空管でも、どこか別の会社の製品にRCAのスタンプを押したり、刻印を打ったりして高く販売するのが当たり前のようになってしまった今日、オーディオファンがスピーカーの原価を知っておく必要があるかもしれない。

 話がそれたが、お店が3倍の値段で売るのは暴利だと思われる方は、イギリスで買って来るか、個人で輸人するか、ということになる。旅行ついでにイギリスにいっても買うのなら、あらかじめローサーを売っているオーディオショップを見つけておかなくてはいけないだろう。

 イギリスにも秋葉原のような通りがあるが、ここでは現在日本製品が反乱している。電話帖で調べてもロンドンにはLOWTHERはなかった。私はイギリスの友人に、売っている店を探してもらっているのだが、末だに発見できないでいるようだ。パック旅行のついでに、などというのはほとんど不可能に近いようである。

 なお、最近はカナダ等を経由して入ってくるローサーもあるようだが、私は詳しいことを知らない。

意地でもローサーが欲しい方へ


 日本でもイギリスでも手に入らないのなら、直接木社から買うしかない。いわゆる個人輸入だが、私は今まで直接買ったことが二回ある。

 一回目はPM6を注文したのだが、送金しても1年近く昔沙汰がなく、送金の確認、間い合わせの手紙を数度書いて送ってもらちがあかず、あげくの果てにイギリス領事館に手紙を書いてもらったが、結局これも無視された。

 あきらめて、さらに1年以上たったころ、やっと届いた。宛先はまるでむちゃくちゃで、よく届いたもの、と感心してしまった。もしかすると、地球上をあちこち巡っていたのかもしれない。薄いダンボールの箱に入れられており箱の中の発泡スチロールは粉々に砕けていたが、ユニットは無事であった。

 普通ならこれにこりるところだが、運が悪かったんだということにして、もう一度注文した。

 PM2とPM4を佐久間さんの分もあわせて、合計4個である。

 なんのことはない、二回目も同様で1年以上音沙汰なし。手紙を書いても、前回とまったく同じこと、送金するまではものすごく丁寧な返事が返ってくるのに、送金をしたとたん音沙汰なしである。ローサー社が詐欺をやっているのでなかったら、品物を送る部署がとんでもない連中の巣窟ということになるだろう。

 しかし、最近、イギリスのヒースロー空港で、日本からの膨大な量の郵便物が配達されないまま発見されたとの新聞報道があったが、このようなことになっていたのかもしれない。なにもローサー社だけが悪いとは言えないだろうが。
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:yXHcTT4M9dIJ:www10.big.or.jp/~dh/magazine/lowther/l4.html+%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC&cd=9&hl=ja&ct=clnk&gl=jp


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/685.html

[政治・選挙・NHK220] <小沢自由党代表>共産を除く野党「都議選全滅も」 赤かぶ
1. 中川隆[6624] koaQ7Jey 2017年2月11日 00:44:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7084]
小沢は前は奥の院から民主党壊滅を指示されていた
今度は共産党壊滅を指示されてんだ
それで山本太郎に共産党が喜びそうな事を言わせたんだな

奥の院は一人にすべて任せないで、一つの任務が終わったら次の人間を総理に付けるんだ

小沢には湾岸戦争に大金を出させ、滅茶苦茶な財政出動をしてバブル経済にし、小選挙区制を導入させて自民党の派閥を壊滅、日本を超円高にして日本経済を崩壊、民主党の評判を落として反自民党勢力を壊滅させて任務完了

小泉・竹中には人材派遣制度を導入、累進課税を形骸化させ、企業間の株式持合いを止めさせ株価を大暴落させ、日本株を底値で外資に買い取らせる、郵政民営化させて任務完了

野田にはTPP推進、消費税増税の法律作らせて任務完了

安倍にはTPP締結、移民受入れ・英語の公用語化の準備、安保法案を導入させて任務完了予定


一人にすべてやらせるといくらアホ日本人でも背後の勢力の存在に気付いてしまうからね。

この中では小沢のやった事が一番酷かった、日本経済を壊滅させたのが小沢の業績だったんだ

小沢がごり押しした小選挙区制は自民党と第二自民党が交互に政権を取って、アメリカの犬を代わる代わる首相につける制度

誰が総理になっても奥の院の指示通りにしか動かないから同じ事なんだけど
阿修羅の住人みたいなアホ日本人の目眩ましにはなるからな
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/512.html#c1

[お知らせ・管理21] 2017年2月 削除依頼・削除報告・投稿制限連絡場所。突然投稿できなくなった方は見てください。2重投稿削除依頼もこちら 管理人さん
28. 中川隆[6625] koaQ7Jey 2017年2月11日 09:48:10 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7085]

阿修羅管理人様

中川隆です。

何度も申し訳ございません。

このスレも完全削除して下さい:

90dB以下の低能率スピーカーを使っていると音楽も音もわからなくなる 2
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/437.html
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/476.html#c28

[近代史02] 株で儲ける方法教えてあげる(こっそり) 中川隆
337. 中川隆[6626] koaQ7Jey 2017年2月11日 10:16:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7086]

2017年02月09日
最近、少し気になる動きはトランプ政権に出身者を多くおくりだすゴールドマンサックスが、やたらTOPIX先物を買い溜めている点です。

2月のマイナーSQ前のポジション整理、とは思えない。明晩の日米首脳会談で、何かでてくるとの期待なのか。それとも現物のポジションを落とし、先物を買う動きなのか、日銀の指値オペをうけての債券絡みの動きなのか、ポジションをもつことがリスクとされる中なので、やや気になる部分ではあります。

しかもこのゴールドマンサックス、トレーディング部門はもう人手いらず、600人いた従業員はすでに2人、とされます。つまりもうAIが取引の主体であり、完全AIの投資ファンドが話題になりましたが、すでに市場はアルゴリズム取引が大半を占めている、といってもよいのかもしれません。

そのアルゴリズム取引で、日本では円売り、株買いを仕掛けてきた。そのヘッジがどう利いているのか? もし失敗していたら、反動売買の動きも大きくなる。それは安倍ノミクスへの失望が広がっていた、昨年11月までの動きにもどるのかもしれません。


2017年02月10日
昨日、ゴールドマンサックスがTOPIX先物を買い溜めていると書きましたが、なるほどトランプ米大統領が昨晩に減税について言及、市場は爆騰しました。

ゴールドマンサックスは米政府にも人を送り込んでいることから、官製証券会社ともいわれ、米政府の動きを逐一くみとっている、とされます。

予算教書もでてくる折ではありますが、わざわざ2、3週間のうちにだす情報を昨晩だしてきたところをみても、市場が織りこむ前に仕込んでおき、利益を得るという動きだったのでしょう。今後もこうしたことが増えるのかもしれません。
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/

http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/430.html#c337

[リバイバル3] 伝説の静電型スピーカー QUAD ESL57・ESL63 中川隆
5. 中川隆[6627] koaQ7Jey 2017年2月11日 10:29:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7087]

QUADU は ESL専用アンプ

TANNOY(タンノイ) スピーカーに組合わせるパワーアンプは、QUADUではありませんよ。

通常は LEAK TL-12plus あたりが適当です。

TANNOY に QUADU という組み合わせが国内では常識化されていますが、QUADU は ESL専用アンプと考える方が普通でしょう。

ESLはコンデンサー型スピーカーでその発音構造から考えても(勿論試聴しても)わかりますが、繊細ではあるけどダイナミック型スピーカーと比較すれば全くエネルギーバランスが異なります。

スピーカーとアンプの組み合わせでは、それぞれのメリットとデメリットを補いあいマッチングを取るのですが、ESL の過度な線の細さや押し出し感の無さをQUADUは補うような音質(バランス)で作られているのですから、TANNOY の様なダイナミック型スピーカーに組合わせるとボケ気味の音になって正常なのです。

しかも、TANNOYは当時の英国系の中でも、どちらかと言えば荒い音質のスピーカーに分類されるのですから・・・余計にボケて荒い音になります。

そこで、まぁ一般的に使えるのがLEAKとなります。こだわるならモニターシルバー時代であればTANNOYのアンプやその他HiFi系のアンプとなり、いろいろ選択肢はありますが、QUADUだけは違いますよ。

どうしてもQUADと言われるなら、QUADT型が良いでしょう。

QUADTは「コーナーリボン」というGoodmansの12インチウーファーにリボントィーターを組み合わせたアコースチィカル社(QUAD社)のオリジナルスピーカーシステム用のアンプで、こちらは通常のダイナミック型スピーカー使用なので良いのです。
http://vintage-audio.jp/?p=450

QUAD(クォード) ESL-57 静電型スピーカーシステムを上手く使用するには、一般的な広さのライブな部屋でスピーカーの背面を壁から適度に離し、リスナーはスピーカーに極めて近い距離で小音量で限定的なソースを楽しむということになります。

組合わせるアンプは ESL53、ESL-57 では管球式の QUADU が最もマッチングが取れています。

スピーカーの過度に敏感な所をアンプ側でぼかす事でマッチングが取れます。

LEAK等のHiFi系のアンプを組合わせると、繊細さばかりが強調されたサウンドになり、コンデンサー型ヘッドホンで聴いているようなサウンドになってしまいます。

オーディオサウンドは機材のマッチング(纏め上げ)が重要なのです。
http://vintage-audio.jp/?p=499


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/682.html#c5

[リバイバル3] 伝説の静電型スピーカー QUAD ESL57・ESL63 中川隆
6. 中川隆[6628] koaQ7Jey 2017年2月11日 10:33:54 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7088]

Vintage Audio(ヴィンテージ オーディオ) 1950年代のHiFi Audio販売・修理・レコード販売

QUAD(クォード) ESL-57 静電型スピーカーシステム2010年5月5日


■ESL-57の規格
———————————-
周波数特性:45Hz〜18,000Hz

全高調波歪   
100Hz:0.5%
1kHz:0.4%
6.3kHz:0.4%

インピーダンス 
100Hz:28Ω
1kHz:12Ω
6.3kHz:10Ω

指向特性:水平70° 垂直15°

電源:100〜250V

電源周波数:50Hz/60Hz

外形寸法:W×880 D×265 H×790mm

重量:18Kg
———————————-

皆さん勘違いされている方も多いようですが、よくESL-57 は 1957年に世界で初めてフルレンジの静電型(Electro Static Loudspeaker)として発売されたとありますが、実は ESL-57は 1957年にマイナーチェンジを受け、ESL-57 になっただけであって原型のモデルはそれ以前に存在していますので、「57が世界で初めて・・・」ではありません。

原型は ESL-53 まで遡ります。つまり1950年頃に「コーナーリボン+QUADT(1953年生産終了)」のセットがモデルチェンジされ「ESL-53+QUADU(1953年発売)」となり、ダイナミック型スピーカーシステムから静電型(ESL)スピーカーシステムにアコースティカル社(現QUAD社)は舵をきる訳です。


アコースティカル社 コーナーリボン

確かにESLは理論的に言えば理想的な構造のスピーカーだろうと思いますが、理想を簡単に具現化出来るほど甘くはないというのが現実です。BBC技術研究所の主任研究員だったD.E.Lショーターの論文中にも「全帯域 ESL はまだ開発されたばかりだから、最大再生音圧レベルの制限など、いろいろ問題はあるが、モニタースピーカーとしての可能性は大いに持っている」と記しているようです。小音量時の分解能や独特の透明感のある音色はまさにそれですね。ソースも限定しますが、上手くソースとマッチしたESLは魅力的なサウンドを聴かせてくれます。

ESLを上手く使用するには、一般的な広さのライブな部屋でスピーカーの背面を壁から適度に離し、リスナーはスピーカーに極めて近い距離で小音量で限定的なソースを楽しむということになります。組合わせるアンプは ESL53、ESL-57 では管球式のQUADU が最もマッチングが取れています。スピーカーの過度に敏感な所をアンプ側でぼかす事でマッチングが取れます。LEAK等の HiFi系のアンプを組合わせると、繊細さばかりが強調されたサウンドになり、コンデンサー型ヘッドホンで聴いているようなサウンドになってしまいます。オーディオサウンドは機材のマッチング(纏め上げ)が重要なのです。

それから、話しはそれますが。。。QUADU は出力段に KT66 を使用しています。このアンプはオリジナルの回路定数であれば、出力管をオーバーロードの状態で使用しており出力管に厳しい動作をさせています。その為、出力管をセレクトせずに使用すると故障の原因になりますので、ご注意下さい。KT66の製造期やコンディション等十分にセレクトしなければ使えないのです。
http://vintage-audio.jp/?p=499
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/682.html#c6

[リバイバル3] 伝説の静電型スピーカー QUAD ESL57・ESL63 中川隆
7. 中川隆[6629] koaQ7Jey 2017年2月11日 10:50:53 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7089]

Q: 最高に音の良いスピーカー教えて下さい。 2012/2/15 rollingcyukunさん

最高に音の良いスピーカー教えて下さい。
音の良し悪しは個人差があると思いますがあなた様が良いと思うスピーカーを教えて下さい

A: papageno_eulenspiegelさん
クラシックを聴く場合に限定すれば、QUADのコンデンサー型を超えるものはまだ存在しないと思っています。

数ミクロンという極薄の振動膜に数千ボルトの高電圧をかけたうえ、それを挟む形の電極板に+と―の音楽信号を与えて振動膜を震わせ音を発生させる仕組みで、一般的な、ラッパを箱に取り付ける形式と違って、音楽信号に固有音の色付けがされる要素を極限まで排除したスピーカーです。

拙宅では現在、旧いタンノイのGRF(モニターゴールド)、最近導入したハーベスのHL-P3ESRを含めて3種類をおいていますが、結局、ほとんどQUADのESL57しか使わなくなってしまいました。

ESL57は1957年頃に発売され、’80年代半ばごろに生産終了となったいわば骨董品ですが、世界中に根強いファンがいて、リストアして使い続けている人たちが大勢います。

ドイツの QUAD代理店では、振動膜を枠に張る機械を英国のQUADから買取って、「新品」を供給しているので(金属製のグリルだけは中古品を塗りなおしたものですが)、ドイツに住んでいたころにわざわざコブレンツに近いQUAD代理店まで行って買ってきました。外観のデザインも大変気が利いていますので、グリルをくすんだ緑色に塗装してもらった我が家のセットは私の最も愛するオーディオ・コンポーネントです。

ドイツQUADでは、ESL57 の改良型である ESL63 の新品も、さらに現在も QUAD本社が量産している ESL2805/2905 も販売していましたが、じっくり聴き比べたところ、音そのものの魅力ではやはり原点である ESL57を超えられていないと思います。改良型では音像の定位や空間表現を改善する措置が加えられているのですが、やはりそのために音質への影響が避けられなかったのでしょう。

QUAD のコンデンサー・スピーカーの唯一の問題点は、その発音方式に必然的に起因する低音の不足と言われてきました(私自身は、主に聴く音楽の種類からあまりそう感じていませんでしたが)。ところがドイツ QUAD では最近、ESL63、ESL57 向けにそれぞれ専用のサブウーファーを独自に開発したとのこと。従来は、既存のサブウーファーをQUADのコンデンサー・スピーカーとうまくマッチさせる事は不可能と言われてきましたが、このESL57専用サブウーファーをドイツに注文してみようかと、近頃悩ましい日々を送っております(きっと近々注文しちゃうんだろうなァ〜〜)。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1181575751

QUAD
http://www.quad-hifi.co.uk/

QUAD 代理店 ROCKY international
http://www.rocky-international.co.jp/quad_index.html

ドイツ QUAD (QUAD Musikwiedergabe by Manfred Stein)
http://www.audiencejapan.com/QUADMusikwiedergabebyManfredStein.html
http://www.soundbox.co.jp/QUAD/japanese_1.htm

ドイツ QUAD の代理店 サウンドボックス
http://www.soundbox.co.jp/

QUAD ESLスピーカーの修理で定評あるサウンドポイント55
http://www.geocities.jp/soundpoint55/index.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/682.html#c7

[リバイバル3] 伝説の静電型スピーカー QUAD ESL57・ESL63 中川隆
8. 中川隆[6630] koaQ7Jey 2017年2月11日 10:58:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7090]

387 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/21(金) 12:00:54.26 ID:I5mBnGRd

ESL はドイツ製?と旧いイギリス製では音がちがうの?


388 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/23(日) 00:53:00.64 ID:wNJTbXdg

違いますね。 変な音になっちゃいました。

イギリス製の頃は JAZZ でも思いのほかHOTに聴けたけど今のドイツのは
冷めちゃいます。

全部ドイツ製で新貼りの 57 も聴いたけどハイが出るようになっただけで、ただの細みな煩いSPになってた。

本来 ESL-57 の持ってる熱気みたいな物が全く無くってただ綺麗に鳴ってったよ。
その代わり直ぐに音圧は出るよ。


389 :387:2014/03/23(日) 11:43:55.55 ID:sqsJIrls

足の長いドイツ製は、格好良い感じなんですが。イギリス製を大事にしよう。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1303158619/l50


48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/09(日) 03:27:48.81 ID:J6r5nMxk

大きな音を出せないコンデンサー型だけど、家庭で聴く分には十分すぎる。

日本人には人気が無いため、新製品が出ず、買い替えせずに10年以上たった。
恒例のハイエンド行ってるけど、我が家のコンデンサー型の優秀さを確認することになってしまう。


49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/09(日) 18:38:38.53 ID:cRlGP+CH

QUAD の ESL2805 は繊細感がないように感じた

安くて薄っぺらい ESL988 の方がコンデンサー型らしい爽快な音だった

51 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/13(木) 00:11:34.23 ID:ZwGdLKL0
>>48
そのとおりですね。

>>49
ESL-63PRO の方がよりいいよ。
ドイツのは何か違う。


52 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/13(木) 09:15:56.33 ID:ib4724v3

ドイツ QUADの ESL57 はどうよ


53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/13(木) 16:18:21.89 ID:FdAhO73j

直接の再生産品は聴いたこと無いけど全ユニットをサウンドボックスでドイツのに交換した奴なら聴いたよ。

6枚全部ユニット交換して約¥50万だと。

出て来た音はオリジナルとは似ても似つかないやたらハイだけ良く出る
煩いSPになってたよ。
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1412663235/l50

79 : ジークフリート 2014/08/01(金) 18:02:17 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp

明日は ESL57(ブロンズ)を聴きに行く予定。
ステレオラより良かったらどーしよう?(なぁーんて、実はジョーダンワッツ ステレオラに使われているパンチングメタルと「ブロンズ」のパンチングメタルの質感の比較をしたいだけとか)

80 : 薬漬け 2014/08/01(金) 19:28:07 HOST:west22-p165.eaccess.hi-ho.ne.jp

ブロンズは確か希少種ですね。音の質感が通常のものと違うのでしょうかね。

81 : ジークフリート 2014/08/01(金) 21:28:10 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp
>>80
希少種
薬漬け先輩。初期のブロンズの後は塗装仕上げでブロンズほどキレイじゃないんですよね。

ただ、塗装ものでも既に健全な個体が少なさそうですから、今となっちゃ「ブロンズじゃなきゃ・・・」てなこと言ってる場合じゃないかもしれません。

今回の個体は、まだとりあえず振動幕は大丈夫みたいですけど、ESLのように磁性体を振動幕に塗装しただけではないマーチンローガン(磁性体は打ち込み)でさえ既にヤバイ状態ですから・・・

82 : すってんてん 2014/08/01(金) 21:34:28 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp

英国の音響製品(ラジオ含む)に使われているパンチングメタルは
量産品、普通に流通しているものでつ。

86 : ジークフリート 2014/08/02(土) 17:47:45 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp
>>81
ESL57 を見て来ました。ブロンズ未だ色褪せず!

ジョーダンワッツ ステレオラのパンチングメタルと並べると網目のパターンは同じデザインですが、目の大きさが違いました。
そして、ステレオラはブロンズじゃなく、もう少しゴールドに近い色。

87 : すってんてん 2014/08/02(土) 19:24:44 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp

約30年昔の記憶が確かなら ESL もゴールドに近かった、

ふと、そんな気がすて。でつ。

ゴールドムンド・・・・・ヤッパシ

179 : ジークフリート 2014/09/07(日) 20:09:40 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp

本日はESL57ブロンズの試聴。

右チャンネルの音圧が低くて左右のバランスを調節してみたものの、やはり右側の抜けは悪いわ高域は出ないわで、もはやジャンク品。

暇つぶしに・・・元ソニー技術者が発売する5wアンプとかシンプルなUSBダックが良いらしいとか・・・◯枝クンの本音やらアンプやらについて地元ならではの考察とかで話しに花が咲く。

ESL57 を防塵フィルム無しで聴いてみたい願望が叶うのはいつの日か?

ESL63 の防塵フィルム無しは、一度だけ聴きましたか、やはりこれも草臥れていて却下。
(あ〜、マーチンローガンが在ったらなぁー、と今更後悔ではありませんが・・)

180 : くろねき 2014/09/07(日) 20:28:39 HOST:wb92proxy10.ezweb.ne.jp

>ESL57ブロンズ・・・やはり右側の抜けは悪いわ高域は出ないわ


不調の右側は振動膜が弛んでいるか、
あるいは汚れでも付いてるのかもしれませんね。

ESL型では、電極板と振動膜の間に塵があるとノイズが出るのは知られていると思いますが、 膜の表面に油脂などが付いていると静電気が弱まって、音が小さくなることがあるようです。

ESL型は、空気のキレイなところで使ったほうが良いのかも?

181 : くろねき 2014/09/07(日) 20:45:02 HOST:wb92proxy09.ezweb.ne.jp

↑あ、それと振動膜のバイアス電源関係にも怪しい箇所があるかもしれませんね。


183 : 薬漬け 2014/09/08(月) 19:28:22 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp
>>179
ESL57の防塵フィルムは“とるべき”ものなのでしょうかね?

日本のスピーカーは確かにユニットストレートの状態で「音作り」がなされていますが、海外製は概ねサランネットを介した状態で音作りをしていると仄聞します。

してみると、ESL57の音は「防塵フィルム込みの音」ではないのかな、と…。

188 : ジークフリート 2014/09/13(土) 15:41:18 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp
>>180 ゴミでもついて

あのESL57は電気系に問題があるようですが、よくあるケースは、振動膜に塗布した磁性体の剥離とか、絶縁不良とか。

マーチンローガンなら、ゴミがついても電極ごと水洗いできますけど、ESL57じゃ、そんな乱暴なことは無理でしょうねぇ。

189 : ジークフリート 2014/09/13(土) 16:02:58 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp
>>183 フィルムはとるべきか?

個人的にはフツウのスピーカーでもサランネットは外したくない方でして・・・

しかし、クオードESLの場合、サランネットどころか、ビニールハウスの中で振動膜が鳴っているような状態で、直接音は全く聴けない。

キレイな言い方をすれば?、オブラートで包んだ音を聴いてるようなもの。
(これもESLらしさの基になっているハズですが)

折角の繊細さがオブラートに包まれている?・・・と、一旦オツムにこびりついてしまうと、一度はあのベールを剥がしてみたいという願望がフツフツと。
(ビニールハウスがヘロヘロしてるのが視覚的にも気になりますし)

(クロスビー オーディオワークスというところが、ESL63のビニールハウスを取り除いたものを販売していたことがあって、実際聴いて見ましたけど、残念ながら不調で、その実力は未だ味わえず。)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1405668065/



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/682.html#c8

[リバイバル3] 伝説の静電型スピーカー QUAD ESL57・ESL63 中川隆
9. 中川隆[6631] koaQ7Jey 2017年2月11日 11:22:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7091]

クウォードのESL スピーカー - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2016年08月17日


私が20歳頃の思い出話。当時マイクロ#711+グレース8L・サンスイ:AU-9500・JBL:L-100(センチュリー)のラインナップで初めて、コンポを組んで悦に行っていた頃、このシステムをプランニングしてくれたオーディオ販売店のKさんの自宅「オーディオルーム」に呼んでいただいた。

お使いのSPはタンノイ:レクタンギュラ― GRFとクウォード:ESL。

どちらも当時初めて聴いたSPです。

ご実家の離れを「オーディオ専用」の部屋にされて居られ、寮住まいの私からは信じられないくらい「うらやましい」環境でした。レクタンギュラ―GRFは当時国産アンプの最高峰で有ったケンソニックの C200+P300 で鳴らされていた。素晴らしいSN比と力強く、厚みのある音に非常に感銘を受けました。

また ESLは LUXの MB88を使った管球アンプでドライブされていた。
その「フワーッとした柔らかい」サウンドには「麻薬の響き」みたいなものを感じました。

以来、この2種のSPは常に頭の隅に有りました。しかし、現実的には「大きな部屋の確保」が未だできず、入手する事は出来ていません。

クウォードの「静電型SP」は非常に魅力の有るサウンドがします。「質感」は非常に好ましく思っています。

現在自分が鳴らしているシステム(メイン×3セット・サブ1セット)の音は、メインユニットとして JBLを使っているけれど、質感はクウォードの静電型 SPの質感によく似ていると思います。

数年前に同じクウォードの#2805?だったと記憶しているが、オーディオショップの開いたオーディオフェアで DD66000 や B&W#801 等と一緒にクウォードの最新の静電型 SP を聴いた。当日の収穫はこのクウォードの静電型 SPのみに「食指」が動いた。

個人的には是非クウォードの静電型 SP、それも最新型の SPの出来が非常に良いと感じているので、手元で鳴らして見たいのだが、既に SPやシステムは十分に持っているし、似た様な「質感」を出しているのでどうしても躊躇ってしまう。チャンスが有ればぜひ自分の部屋で使って見たいSPで有る。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/2362e0439d716d4359502510d8cc2e02?fm=entry_awp


まだ手を出せないでいるSPが有る - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2017年01月21日

沢山のSP遍歴をして来たが、まだ「音は聴いた事が有る」が手を出せないでいるSPが有る。それは「コンデンサー型SP」。

20歳頃クウォードの ESL-57 を聴いた時「なんて柔らかい音がするSPが有るもんだ」と感心した事が有る。当時のオーディオの師匠であるオーディオ販売店の方のお宅訪問で聴かせていただいた。それ以来気にかかっていたSPである。

その後、スタックスやKLH、マーチンローガン等の静電型SPも聴く機会もなく、久しぶりにクウォード社の比較的新しい ESL-2805 を聴く機会が有った。ESL-57 のサウンドから遥かに進化していて「自分好み」のサウンドで有った。肌理が細かくて、みずみずしくて艶やかで、それでいて押しつけがましくなくて・・・。

オリンパスシステムの中高域はその様なイメージで作って来た。それがそのまますぐに手に入る様なSPなのだから「気になるSP」である事は間違いない。

しかし、コンデンサー型SPを入れるにはもっと大きな部屋が要る。それに「もっと落ち着いて音楽を聴く心境」にならないと手を出せないと思っている。何時かは手に入れたいSPである。金銭面でいえば買えない訳ではないが、今一つ躊躇してしまう処が有る。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/818b5b2e1f75f9f7d710b25f5a48875e


QUAD の新い静電スピーカESL2805/ESL2905 はあれはダメだとおもいます。

えらくひずんで waltsu for debeu がクリップしていたが?なんで、こんなんけ?
というもの

説明員は、それがわかって、「CDが悪いとか?」

うそつくな

静電は正直に音が出るので、ひずみまで再現しすぎる??とか、

「置き場所によってシステムの音は変わるものと考えてください?」

でたらめな説明には、閉口。直ぐに出る。
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1301612344/


ESL ファンESL ファン 2014/01/20 23:06

世の中にはESLファンがやっぱりいるんですね。

僕も57を8組持ってます、仕事場、住宅などに。それは故障品を自分でレストアしました。レストアからいろいろ学びました。

この会社の事を。1950年代によくぞこうい物を設計して売ろうとした英国人に感服しました。

レストアの過程で設計問題がわかりそれを改善しましたので放電問題はもう起きません。

使えば使うほどに、このESLの音の良さがわかります、先人に感謝です。

kk 2014/02/12 23:06

ESLファンさん。私も、ESL57を使っていますが、

低音ユニットから、パチパチ音がするようになりました。

やはり、湿気によって、パチパチの頻度が変わりますが、もし、よろしければ、改善点を御教示ください。

ESLファンESLファン 2014/03/03 01:10

音がパチパチと乾いた音か、あるいはボツボツとかポツポツ音で故障の原因が違います。

前者ですと、振動膜の破れです。

後者ですと固定電極が固定枠から外れて浮いています。

ともに4分割されたパネルの不良です。

日本の修理代行店にたのんでも直らないです、修理代だけが高くて。

lotuscalifornialotuscalifornia 2014/03/04 21:15

ESLファンさん、もっとはやくにお会いできていたら良かったのにと思います。
いつかまた手に入れたときにはいろいろ教えてくださいね。

僕は、もう少し広い家が手に入ったら(夢ですが)10帖くらいの寝室のベッドの足下にポンとESLをおいて、朝おきたらそのやさしい音でゆっくりと目を覚ましたいと夢みていますW

ESLファンESLファン 2014/03/05 03:02

もう一点重要なポイントです。

ESL57は床から50cm以上あげて聞くともっと素直な低音〜高音が聴けます。

高さのポイントは、ご自身の耳の高さまでESLを上げることです。

私の場合はやく65cmにしました。

ちなみにオランダ・フィリップス社、英国BBCでは、いまだこのESLをモニターで使ってます。

ESLファンESLファン 2014/03/05 03:23
http://community.phileweb.com/mypage/2796/


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/682.html#c9

[リバイバル3] 伝説の静電型スピーカー QUAD ESL57・ESL63 中川隆
10. 中川隆[6632] koaQ7Jey 2017年2月11日 11:36:37 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7092]

QUAD トランジスター・アンプ : 抵抗を一本入れないとスピーカーを壊す


9 :お尋ねします:2006/11/09(木) 14:53:00 HOST:i220-109-7-124.s02.a020.ap.plala.or.jp

ESL57 と別れたあと直ぐ ESL63 が発売され試聴したが繊細さもなく緩くてヒドイかったなぁ。

やはり孤高の ESL57 と言いたいね。


12 :フォックス:2006/12/10(日) 00:45:53 HOST:server12.janis.or.jp

ESL57、今でも使っています。購入してから 30年はたっていますが、今でも時々ならしていますが、独特の音には魅了されますね。

このスピーカーはセッティングやアンプをかなり選びますので使いこなしは難しい事がありますが、きちんとしたセッティングで定位置で聞くと引き込まれてしまいます。

まずアンプですが、QUADでは当時405を推奨していました、このアンプは通常100WですがESL57を使用する時には抵抗を一本入れて50Wにして使うように指示しています。

これはオーバーパワーを防いでESL57を壊さないための使い方です。

現在は 405が不調のため LUXの BM88で鳴らしていますがオーバーパワーには神経を使います。

これで聞く音楽は小編成の室内楽などが最高です。ESL57 購入当時は JBLのL26でJAZZを中心に聞いていましたが、2セット置くには部屋が狭かったので JBLは友人の家に、、、

このスピーカーで聞く弦の音やボーカルは最高です。


15 :お尋ねします:2006/12/10(日) 18:08:36 HOST:i220-109-5-215.s02.a020.ap.plala.or.jp

ESL-2805 が賞を取ったと書き込みがありましたが ちょっと聴いて来ましたがパワーも入りレンジも広く殆んど皆さん良くなったと言ってましたが過去に使用していた時の音とは違います。
現代的になっちゃいましたよ。

今ESL独特な可憐さが非常に懐かしく思い起こされます。


16 :フォックス:2006/12/11(月) 00:48:54 HOST:server12.janis.or.jp

ESL は平面放射で背面にも同じに放射しているのでバックスペースをかなり必要としますので場所を工夫するのが大変ですね。後ろから出る音をうまくコントロールして定位が合うと音に包まれるような音場感が得られます。ボーカルも結構聞けるようです。


19 :タンノイおやじ:2006/12/26(火) 00:01:06 HOST:softbank219015152123.bbtec.net

15年以上前ですが使用していました。片方がバチバチ音がして時たま火花ばみえましたので怖いので処分しました。
特にチェンバロがいい音で鳴っていたのを思い出します。ときたまヤフオクで見かけますが本当に音が出るのかどうかアヤシイので入札はしません。

20 :フォックス:2006/12/27(水) 20:50:58 HOST:server12.janis.or.jp

>片方がバチバチ音がして時たま火花ばみえました。

これは過大入力のためフィルム(ここがコンデンサースピーカーのコンデンサーの由来ですが)ショートしたためです。ショートするとフィルムが接着して火花が出ます。


私が購入した頃は ESL推奨のアンプは405でしたが、405は100W出ますので ESLを使用する時は抵抗を1本入れて50Wに抑えて使うよう指示されていました。


ESLはデリケートなので過大入力は絶対に禁物です。もし修理が必要な場合は「サウンドボックス」で出来るそうですので検索して下さい。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/11602/1162875343/l50


2008/11/24 KM氏邸訪問記 (迎えてくれたQUAD達)


さて、昨日は、KM氏のオーディオルームに到着したところまでお話しましたが、いよいよ、たくさんのQUAD達と対面のときがやってきました。 階段を上がり、めっちゃ広いオーディオルームに入ると、KM氏が、この上なく暖かい満面の笑顔で迎えてくださいました。 まずは、本日の主役・・・・

【QUAD ESL(57)】

続いては、本日ESLをサポートしてくれるアンプたちです・・・・

まずは、プリ君


【QUADの歴代プリアンプと66CD】

手前から、前回も登場の送り出し標準機のQUAD 66CD、次の上のが22モノ、下が22のステレオ、奥後ろが33、手前が44と、歴代のQUADのプリアンプが勢揃いです。 なお、44だけは、AcousticTaoさんがお持ちいただいたものです。

何れも、非常に個性のある、粋なデザインですね。 持つなら、さりげなくリビングに、22モノのデザインが好みですね。


続いては、同じくパワーアンプ君たち

【QUADの歴代パワーアンプ】

手前から、QUAD II(16Ω)、真ん中のベージュ系のが303、その奥隣がQUAD II(8Ω)、一列奥のヒートシンクつきのが405−2となります。やはりIIのチャーミングなデザインが秀逸に思えます。

で、これらを全て240Xにて駆動します。(404のみ100V)

画像上部に2台と一番手前に1台の青いボックスが、電源の要、240Vへのステップアップトランスです。 そして、いきなり、本日のメイン構成での試聴です。

1) 66CD→22→II→ESL57の試聴から・・・・・・

何とやわらかく、暖かく、濃い音がするのでしょうか!!

すんごく、熱く、濃い音です!!

下も上も十分出ているのですが、それとは比べ物にならない中音域の充実感、艶かしさは、たまらん物がありそうです。

HiFiって何?そんなのいるの?という声が聞こえてきそうです。(^^;


2) 続いて、66CD→33→303→ESL57の試聴から・・・・・・

非常に繊細な感じが強くなり、同時に何となくカチッとした印象

ホールエコーも良く聞こえ、ボーカルやピアノの艶がなんとも言えません。自然な空間感が感じられ、ポット音が浮かぶ感じがします。

3) 続きましては、66CD→44→405−2→ESL57の試聴から・・・・・・

何となく、ハイファイ的になってきたような気がします。これまでのアンプと比べると、なんかCDみたいな感じで、艶っぽさや響きのようなものが、少し後退した感じがします。

さて、ここまで、最初からの印象では、57の表現は、一種独特の広がり感、空間感を出し、何ともやわらかに広がる印象が中心でしたが、それを改善してみましょうという事になりました。

っと、おもむろに、KM氏が引き出しから何やら取り出してきた。

【黒檀の延長足】

そして、後方にスラントした57を、おもむろに直立に起し、後ろの足の下に黒檀の延長足をかませた。 そして、試聴。

何と、何と!JAZZが前に飛んでくる!!

素晴らしく、ダイナミックに前に押し出してくる!

凄い!
これは、まさしく言いたい放題だが・・・・・・この熱い音は強烈でした!

いやはや、こんなにも違うものか!!

さて、これで、一応、一通りのアンプ郡を聞いてきたのですが、いかがでしたでしょうか。

バランスの素晴らしさからすると、σ(^^;は、33と303に惹かれますが、じっくり聞き込むには、その音の熱さを感じた44と405−2が、オーディオ的快感が感じられていいかなあ?と言ったところでしょうか。

でも、何といっても、22とIIの組み合わせは、現代の製品にはない独特の音で、その中域の濃さと艶が何とも言えませんでした。
http://mtt2.blog60.fc2.com/blog-entry-147.html


5 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/10/13(月) 14:41:05.32 ID:QfHp18yI

静電型では高域にかけて1Ωぐらいにインピーダンスが下がる。

応答性が高い、歪率がアンプ並みに低い、後ろに音が放射される。

この問題を避けるため、スピーカーケーブルをモノアンプを使って実質なくすとか。

低インダクタンスのものを出来るだけ短くステレオアンプにつなぐとか。
くそ馬力のあるクレルとかマークレビンソンのアンプを使うとか。

部屋は最低でも10畳は要るとか。


9 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/10/15(水) 19:17:43.67 ID:huguTXA
>>5
クォードは球アンの22とUでESLの開発をしたんじゃなかったのか?
あれ、30Wもでないだろ


11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/10/16(木) 02:05:30.39 ID:IiDRjUM+
>>9
57 はね。
Uは12W。
あれに 405とか繋いでみんな高域ユニット焦がしてるよ。

57スタックで使ってたレビンソンは ML-2(8Ω時25W)を造ったわけだ。
2台パラに25Wね。


63は違うよ。
保護回路も付いたしピークで50V入る。
何Wかって? 計算してみろよ。

高域でインピーダンス下がるからOTLのトラアンプだと盛大にハイ上がりになる。

この辺が評価の分かれる所と言うかクラ向けとか室内楽向けとか誤解される所以。

だからプロはアウトプットトランス使ったトラアンプで鳴らしてる。

BBCもフィリップスも。

球で100Wオーバーって結構厳しいからね。
63は鳴らしきるアンプが無いってのもこの辺の問題。
SPの歪率無茶苦茶低いからアンプの性能もろだしね。
QUADはHiFi過ぎるんだ。

マーティンローガンなんか分厚い振動板使ってハイ出ないようにして
アンプで持ち上がって行って来いにしてる。
ゆえにQUADほどセンシティブに追従しない。
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1412663235/l50

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/682.html#c10

[リバイバル3] 伝説の静電型スピーカー QUAD ESL57・ESL63 中川隆
11. 中川隆[6633] koaQ7Jey 2017年2月11日 11:59:22 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7093]

440 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 01:09:40 ID:WX1pFLhH

OUADU買っちゃいました。 パワーがどうかなとか思ってたんですが繋いだとたんにそんな事どうでも良くなりました。

低音緩いのかなって想像してたのも全く問題なし。
オーディオの進歩って何なのでしょう?

流石にBCUに繋ぐと低音気持ち緩いかなって思いますけどそんな事どうでもいいくらいこっちでも見通しのいい音になります。 405じゃ絶対に出なかった音です。 正直おんなじクォードこんなに音が違うとは・・・

OUADUってESL用だと思ってましたが ESL-63にもばっちりです。
流石に22までは手を出す気にはなれませんがOUADUは凄いです。

ピン入力に改造したのを買いました。 今までセットでしか見た事がなく単品では使えないものと思ってましたがこれはいけます。 何よりESL-63の音の凄いところであるリアリティーに磨きが掛かります。気持ち悪いくらいにリアルな立体感ある音像が浮かび上がります。 トランジスターじゃこういう音って出ないのかな?

ここまでくれば ESL-57 聴いてみたくなりました。


446 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 00:16:43 ID:GI5HCua7

22+U×2の純正組み合わせのも試聴させて頂いたんですが正直22は今一でした。
CDではボケます。同時に比較したリピーターにパッシブアッテネーター入れた物に比べると鮮度がドンと落ちました。
イコライザーも箱庭的になりました。

基本的にセットで使われるアンプですのでUの評価が不当に低いって店の人は言ってましたね。私もそう思います。

451 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 10:09:03 ID:E+V0bXeB

コンデンサSP は真空管というよりOPTとの相性が良い。

コンデンサSP を通常の TR AMP で鳴らすのはかなり難しく米国のアンプは、コンデンサSP をターゲットにしだしてからモンスター化が進行したがさすがに QUAD は小型AMPでも十分に駆動力があるのは凄い。

オリジナル22はコンストラクションの問題からコンデンサがほぼ確実に劣化しているので問題がなさそうなものでも本来の音質ではないので注意が必要。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1171701565/

579 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/10(水) 21:33:55 ID:VqM32ILC [1/1回発言]

QUAD は英国製じゃないんだよね、もはや


861 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/03(木) 00:38:44 ID:osrmmdbQ

会社自体は息子が売っちゃってるんで全く別物になってるよ。
要は名前が同じってだけ。

862 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/03(木) 07:04:28 ID:of8YDidE

それを言ったらマランツだってJBLだって
タンノイだってデノンだってレヴィンソンだって
昔とは全く別の会社で名前が同じだけ。
どうしてクオードだけそんなにそれにこだわるのか。


864 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/09(水) 04:20:09 ID:SxnK4tz0

別にクオードだけに拘ってるわけじゃない。
マランツは日本製に成り下がってるし、タンノイも昔の面影は無くゴールドで終わってるし、レビンソンはただのマドリガルのブランドになっちゃってる。

どれも名前だけの会社だよ。 その証拠にこれらのメーカー品でマニアに評価されるのは昔のオリジナルの頃のだけだよ。

QUADも同様ってだけ。


520 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/19(金) 16:25:19 ID:ZvsFF3+G [1/3回発言]

QUADがブランド売って別の会社になってるって知らない人が居るんだ。

ESL も海外の修理サイト(業者)とかを見ると分かるけど、評価、修理等されてるのは本国製の63PROまでだよ。
以降の物は話にも出てこない。

ESL の製造機材もドイツに売られて現在修理もドイツだしね。
ESL2905 に高額出して買う意味があるとは思えないなぁ。

521 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/19(金) 22:58:53 ID:oUeACMTE [1/1回発言]

ドイツの QUAD Musikwiedergabe が独自にやってるビジネスと QUAD本社の仕事を混同していると思う。

ESLの修理は今でもハンチンドンでできる。
ドイツの修理とどっちを選ぶかは趣味の問題
たしかに事業はIAGに買収されたがサービス部門の信頼性は前とそれほど変わらない。
いまでも33や44のパーツは普通に用立ててくれる。


522 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/19(金) 23:02:44 ID:ZvsFF3+G [2/3回発言]

今の QUAD は QUAD に有らず、ブランド売った先が勝手に作ってる。
QUAD社は ALTEC同様既に潰れてます。


523 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/19(金) 23:15:26 ID:ZvsFF3+G [3/3回発言]

ストックの修理パーツも全部QUAD Musikwiedergabeに売却してます。
今はブランド維持の為新会社が修理再開してるだけ。
昔のESLの製造機はドイツに有ります。

中華製のスピーカー売ってる会社が本家クオード?
一時アメリカに身売りしブランド買い戻して再出発してるTANNOYと似たようなもの。
今のTANNOYとかQUADを認めるかどうかは???


526 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/20(土) 10:40:30 ID:cGB8ZMme [1/1回発言]

中国資本になっても、雲散霧消してしまうより遥かにいいとおも。
で、新品のESL2905なんかはどこで作ってるんだろう。やっぱ中国か?


527 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/20(土) 16:07:33 ID:UaZC8H/I [2/2回発言]

買収されようが中国になろうが,現に33や44のパーツを送れと言えば送ってくれる。
本体を送れば修理もしてくれる。

ずっと同族でやってるくせに修理も受け付けない国内メーカーよりは格段にまし。


528 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/21(日) 05:41:06 ID:RhM0w8Hy [1/1回発言]

オリジナルと全然違うパーツが来るね。

「英国QUAD社ではこのESLの部品供給をやめてしまいました」

とサウンドボックスのホームページにあるが?

ハンチンドンでもQUAD Musikwiedergabeのリビルトパーツを使うって事かな?

529 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/21(日) 19:11:37 ID:tXZl2xHi [1/1回発言]

もともとQUADには「オリジナルと全く同じパーツでなければダメ」という発想はない。ロスの時代(買収される前)でもごく当たり前に互換パーツを送ってきたし,そもそも新品のアンプでもロットによって全然違うパーツを使っていたりする。

「定数が同じで品質が良ければ出てくる音は同じ」というのがウォーカー爺の考え方だったと思う。

530 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/22(月) 05:58:51 ID:cHL9uLBS [1/2回発言]

本当にそうなら国産パーツで直せばいいんだけど、実際には違うよね。
それにステサンだったか管球王国だったかの試聴で絶賛されたのはオリジナルパーツをいいとこどりで完全復刻されたサウンドパーツの試聴用だよね。 リビルトとは全く違うアンプって事だったと思うが。

ESL の修理にしたってハーマンで直したとこ、他のユニットより先にまた壊れるって有名なんだけど。 ロッキーはどうなんだろう?


532 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/22(月) 23:45:43 ID:cHL9uLBS [2/2回発言]

ごめん、トラの QUADに興味無いんだ。
でも音が悪くなった理由が解るね。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1171701565/


764 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/01/08(金) 23:30:06 ID:A95vB/0V [1/1回発言]

QUAD llの歴史をおしえてくれ

765 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/01/12(火) 05:04:54 ID:EHATOM0j [1/1回発言]

1953年発売、1967年没。

766 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/09(火) 19:58:30 ID:PxqJ3L48 [1/1回発言]

今度のプリメインなんかいい。80万は高いけど

767 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/09(火) 21:26:21 ID:WqLA/L0B [1/1回発言]

 最近、QUADはパラビッチーニへ委託してるみたいだけど、音の傾向は、QUADらしいの?それとも、EARに似てるの?

768 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/10(水) 10:49:44 ID:cyGYtjUF [1/3回発言]

英国のQUADは実際にはもう潰れて無い会社だし、今は名前を使って再編した会社が有るだけだから何でもいいんじゃないの。


769 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/10(水) 21:24:31 ID:JYFNJnIF [1/1回発言]

QUADは潰れたこともなくなったこともない。ただ会社ごとIAGに売却されただけ。
会社も工場も昔と同じハンティンドンにあるし古い製品の補修部品もきちんと持っている。 昔と同じ純正修理もできる。


770 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/10(水) 22:57:11 ID:cyGYtjUF [2/3回発言]

会社ごとIAGに売却された段階で昔のユニットの製造機等も海外流出して従業員も辞めてる。

社屋と名前が売られただけ。 昔のQUADは存在しないよ。
それ以降の製品(部品)は殆ど中華製に成り下がってる。

774 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/11(木) 10:31:18 ID:A7Y0Wtn5 [1/2回発言]
>>770
実際に連絡取ってみるとサービス部門には20年前と同じ人も働いている。
50年前の22の修理だってちゃんとできる。

従業員は年を取るわけだし会社が売却されればリストラもあっただろうけど,社名と社屋が同じ町にそのまま存在して,同じブランドのオーディオ製品の製造販売や旧製品のサポートが継続しているなら「潰れてなくなった」とは言わないだろうという話。

あなたの論だとラックスもケンウッドもデンオンもコロムビアも「潰れてなくなった」ことになる。


771 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/10(水) 23:05:16 ID:PMQVup95 [1/1回発言]

流出した機材を使っているのがドイツの例の会社なのですか?


772 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/10(水) 23:30:25 ID:cyGYtjUF [3/3回発言]

ドイツとスエーデンに売られました。

775 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/11(木) 10:53:50 ID:r30YqZht [1/1回発言]

LUXもDENONも身売りしてるね。 昔とは違う。
QUADを含め少なくともそのメーカーの音決めをしていたブレーンや設計者は残ってないよ。


780 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/12(金) 13:51:25 ID:lHvPL1xd [1/1回発言]

LUXもサンスイも中華系資本にブランド名、一回売ってるよね。
LUXの設計者はその次点でトップはリタイアし下はみんな独立した。

QUADもESLの製造機売ってしまってる段階でほり出したって事でしょ。
一時期何年か修理不能の時期があったし。

ブランド名継承した以上はアンプなんか回路図有るわけだから部品供給も修理も同等品でなら可能だけど、ESLの新型はドイツからの逆輸入だったし。 最近また自社用にもまた設備したのかな?

特にSPなんかESLしか造らなかった会社が身売り後中国製のユニットでただのブックシェルフSP作ってブランドイメージ落としてる。 明らかに志向の違う別会社だってわかるだろう。


776 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/11(木) 12:11:05 ID:18eNO1K1 [1/1回発言]

旧製品のサポートを続けてくれるのはありがたいことだよ。


782 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/13(土) 15:30:08 ID:jiuGcNfm [1/1回発言]

 QUADは出来た頃から、かなり完成度が高いものを出していて、結局、 買い替えよりも、修理等で維持するユーザーが多くなり、売上げが減った。  というのが、問題だったのでは?

 ユーザーとしては、非常に良いのだけれど、企業としては、厳しかったと。
 で、身売りする前の製品を使っている者が多い気がする。


 
783 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/13(土) 17:53:51 ID:jHHd070y [1/1回発言]

修理でちゃんと収益の出るビジネスモデルってありえないのかねえ。


784 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/13(土) 22:44:28 ID:Uo9TDfYH [1/1回発言]

修理部門を維持するだけで莫大な費用がかかります。
結局その分だけ製品に上乗せせねばならず買う人がそれを評価するかどうかにかかってきます。


785 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/14(日) 11:42:28 ID:DhxGFWGs [1/1回発言]

つか、かかるコストを修理代で回収できるかどうかだろ。
他人の修理代まで新品の価格に上乗せされたんじゃかなわん。
そんな価格の付け方したら競争力があるわけない。


787 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/14(日) 12:46:44 ID:gOLiX8+y [1/1回発言]
>>785
>他人の修理代まで新品の価格に上乗せされたんじゃかなわん。

実際昔はそうやって価格設定してたんだよ。 だから何年経っても修理ができた。


>そんな価格の付け方したら競争力があるわけない。

だからすべて使い捨てになった。 そういう時代にはそもそも趣味のオーディオなど成り立たない。

みんな古い製品を探して買うようになってオーディオ業界はますます衰退。
他の業界もそうだけど,価格破壊は蟻地獄だよ。


788 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/14(日) 17:24:43 ID:LVU9YlAt [1/1回発言]

大メーカーがコスト削減できたのは主要機能部品の供給を製造終了後8年と法律で制限をつけてくれたおかげで

つまり8年もてばあとは後は諦めろと言える様になった事が大きい。実際部品も保有をミニマムに押さえ8年経過後は破棄される場合もけっこうある。 それ以上でも修理してくれるという場合も可能なのは汎用部品に問題がある場合だけで特殊部品に問題が発生した場合は修理不可能となる。

これでも日本はまだましなほうで価格競争で新興国に負けているがこれらの国では専用部品を交換しなければならない修理可能期間はもっと短くクレームをつけてくる客には新製品を割安で売ることで代替としているケースが多い。 (この場合でも卸売り価格以上の値段を付けているのでメーカーとしては逆に儲けが増える)

一度購入すれば修理を行いつつ数十年使い続ける方がユーザーとすれば得なのだがそういう発想は薄れとにかく1円でも安ければ良いという風潮が強くなっている。 あらゆる条件が同じでただ安いだけのものなど滅多になく
安い物にはそれなりに理由がある場合が多いのでそれをしっかり弁えた上でなにを購入するか考える必要がある。

781 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/13(土) 14:49:02 ID:PMazBJ6O [1/1回発言]

ブックシェルフでイメージ落ちたか?


789 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/24(水) 00:14:00 ID:tFEbWIB1 [1/1回発言]
>>781
思いっきり落ちたね。

昔は1機種ずつしか造らなかった会社だったのに(新しいの出した時しばらくのみ被って2機種存続)、並みのメーカーに成り下がった。


790 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/24(水) 00:49:43 ID:t2IZhUdb [1/2回発言]
>>789
成り下がったはちょっと酷い言い方。

時間をかけて開発し丁寧に作り寿命が長くしかも価格も一般の人が買える範囲に収まる。 まさに家庭の中で使って本当に価値あるオーディオ製品を目指し努力を続け本当に良い製品を生み出してきたが それだからこそ経営が破綻した。

かってのQUADになんらミスは無くただそんな存在を市場が拒絶したから破綻した。 市場が求めるのは壊れたら使い捨てでもかまわないからひたすら安い製品か普通の人が買えないような無意味に金をかけた無茶苦茶高価な製品で適度な値段で寿命の長いオーディオなど求めなかった。

いまやっている安いSP路線も加味して企業を存続させながら99シリーズのように本来のQUADらしい製品を維持し続けている事は賞賛こそすれ非難するのはあまりに酷いと思う。


793 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/24(水) 06:19:06 ID:5zLo/gTm [2/2回発言]
>>790
>それだからこそ経営が破綻した。

QUADは経営破綻して身売りしたわけではない。
創業者の息子が会社を高値で売却して悠々自適の生活に入ったというお話。

794 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/24(水) 12:11:24 ID:t2IZhUdb [2/2回発言]
>>793
売却したのは事実だが売れ行きが思わしくなく身売りか破綻の択一だった。

リペアパーツ製造用の機械や保有していたリペア用部品を高値でドイツのディーラーに売ったのも赤字削減および経費圧縮を迫られたからで身売り当時の英国の論調でも仕方ないが一般的だった。


795 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/28(日) 22:41:24 ID:4HJDHxUA [1/1回発言]

昔のQUADを知ってる者にとって今の QUADは QUADであって QUADじゃない。

そういう意味では QUADの理念は LINNが引き継いでるのかも知れない。
英国風シスコン(高級)という意味ではね。

かつてのQUAD社は斬新な技術を形にして他に無い物を完璧な形で自社提供してきた。 今のQUADは良くも悪くも普通のオーディオメーカーになった。

良い物を求めるのに中古を求めて悪い事は無いでしょう。
残念ながら99シリーズも含めて後世に残るような物は現行品には全く無いと思います。

797 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/03/04(木) 00:02:39 ID:Q+CRLdkz [1/1回発言]

ま、今も悪くはないのかも知れんが、昔が素晴らしすぎたのかもな。。
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1171701565/701-800


443 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 12:34:53 ID:WP8hNXpH

質問! 復刻版のII-classicとオリジナルでは音は違うんでしょうか。


444 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 13:12:31 ID:xyLcv8Wh

オリジナルの程度のよいのが22とセットでももっと安く買えるのに classicを買う理由は
「なにがなんでも新品でないとイヤ」以外ない。


446 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 00:16:43 ID:GI5HCua7

22+U×2の純正組み合わせのも同時試聴させて頂いたんですが正直22は今一でした。

CDではボケます。同時に比較したリピーターにパッシブアッテネーター入れた物に比べると鮮度がドンと落ちました。
イコライザーも箱庭的になりました。

基本的にセットで使われるアンプですのでUの評価が不当に低いって店の人は言ってましたね。私もそう思います。

U-classicは中国製でしょ。付いてる球も酷い。

昔金ぴかのありましたよね。それ聴いた時は何だこんな物かと思ってました。
それがUに出会うのが遅れた原因の一つですね。


451 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 10:09:03 ID:E+V0bXeB

コンデンサSPは真空管というよりOPTとの相性が良い。

コンデンサSPを通常のTRAMPで鳴らすのはかなり難しく米国のアンプは、コンデンサSPをターゲットにしだしてからモンスター化が進行したがさすがにQUADは小型AMPでも十分に駆動力があるのは凄い。

オリジナル22はコンストラクションの問題からコンデンサがほぼ確実に劣化しているので問題がなさそうなものでも本来の音質ではないので注意が必要。

ステレオサウンドが輸入しているリビルド版22は、本来QUAD本社が保有していた保守用設備及びパーツを使用しているので チャンスがあったら一度聴いてみる事をお勧めする。

(QUADの経営体制が変わった時に手放したものをその国の輸入総代理店が一括して購入した)

453 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 23:23:27 ID:cGCJ21Qs

クオードはコンデンサーよりも抵抗の数値変質の方が大きいよ。
でもリビルト22でオリジナルのコンデションの良い奴の音は出ないぞ。
肝のパーツが違うんだろ。


461 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 09:39:01 ID:9zuVFJ93
>>453
いくらベストコンディションでも40年以上使われたものと未使用パーツで作られたものが同じ音がする方がおかしい。
現代のわれわれはむしろ劣化したパーツの音を22の音だと思ってる可能性だってある。


462 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 02:34:56 ID:9elmHkoV

未使用パーツって違うパーツって事だろ。 昔のパーツは殆ど無いよ。 あくまで修理用の代替え品。
それにドイツで造られたのとイギリスで造られたのが同じ音がする筈もなく。
特に新造のUは酷いよ。 どう違うのかは内部写真見りゃ一目瞭然。

ESLの修理もMusikwiedergabe GmbHは下手だよ。
ハーマンの63の修理なんてすぐまた壊れる。

同じく旧クオードの製造器買った北欧の会社の方が上手くって安い。

今までに好きで22を5台程とQCUを7台レストアーしたけど音質の個体差はそんなに無いよ。もちろん悪い所を直しての話だけど。

ま、22なんてどうでもいいよ。QCU×2が良いな。
リビルト22が良いならせいぜいサウンドボックスに御奉仕してくれ。
おおっと、関係者かな? 箕口氏に儲け過ぎだと言っといてくれ。


463 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 07:31:09 ID:nq5hEeFf
>>462
クオードはパーツでコロコロ音が変わったりしないのが美点なんだと思うけどな。実際あなたも

>音質の個体差はそんなに無いよ。

と書いてるのがそういうことだと思うしウオーカー爺さんも「パーツの定数が同じなら音も同じ」と喝破してたでしょう(まあこれは自分の設計を自慢してるので文字通りは受け取れないとは思うが)。

いろいろ使うと差に敏感になるのはしかたないけど全然違う,こっちはすごい,あっちは糞というのだけが「わかってる」ということではないでしょう。


464 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 10:34:22 ID:9elmHkoV

わかってるのはリビルトの22がオリジナルの22とは音が違うって事。
それで十分なんじゃない。

確かに多少修理で違うコンデンサーや抵抗が入ってもそんなには変わらないって意味で書いたんだがすっくりパーツの違うリビルト物は直ぐにわかる。

Uはトランスも違うし音に多大な影響をする電界コンが違う。 全く別のアンプとして買えばいい。
でもあの値段出して買う香具師の気は知れん。


466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 20:37:55 ID:uCw8WfRM

今本屋に出ている「往年の真空管アンプ大研究」でQUADの歴代真空管アンプの比較試聴があるけど、発売された雑誌の文章では、編集と再構成によりあまり気づかないけど、現行機種は評者3人とも全くお気に召さなかったらしい。

あの試聴で使用したQUAD22とQUADUはSOUNDBOXが用意し、ドイツの再整備ではなく、良く手入れされたオリジナルらしいが、別格の音の良さだったそうで、QUAD22とUを何台も聴いている某氏も驚いたらしい。

467 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 21:05:41 ID:K4X5n+Gu

22とUが、最高でつ!!!


468 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 02:08:55 ID:GG+1IdFs

QCU×2+U×2の方が断然いいって。

結局よく整備されたオリジナルが良いって販売元も認めてるって事だろ。
程度の良いオリジナル持って来て目を旧型機に行かせてリビルトの方が安心して使えますしオリジナルのミントコンディションと同等ですよって売るわけだ。 でなきゃ幾ら程度が良いって言っても中古にリビルトの値段以上付けて売るのは難しいものな。


469 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 21:08:38 ID:w8cl5Ri/
>>462
同じく旧クオードの製造器買った北欧の会社の方が上手くって安い。

これってどこですか。教えて欲しいです。


470 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/31(木) 04:32:43 ID:Sn1nHb7A

よい修理屋はむやみに他人に教えない,が基本だ。
素人客が増えると必ずトラブルが増えて技術レベルが下がったり最悪の場合廃業しちゃったりするから。


474 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/01(金) 23:32:09 ID:dFm0FSBf
>>469
教えてもいいけどスエーデンまで送るの?

日本でちゃんと治してくれるところもあるぞ。
そこの供給パーツ使って。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1171701565/


124 名前:くわど :03/10/15 20:13 ID:GH30dikf

再生品のクオードはオリジナルに比べてかなり音がシャープでふくよかさに欠ける
真空管がチャイナのせいかもしれない。

タマを英国製に替えると結構いいかもしれない。
http://hifi.denpark.net/1065539700.html

571 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/07(日) 22:00:14 ID:OGDhD9Uf [1/1回発言]

QUADUクラシックを買おうと思ってるんだが、持ってる人レポよろ

本当は往年のQUADUのオリジナルが欲しいけど、ないモノねだりしても仕方ない
それともクラシック買うくらいならまだレプリカの方がいいのか・・・?


572 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/07(日) 22:24:37 ID:zXsPj041 [2/2回発言]
>>571
クラッシックとフォーティと復刻記念版と有るが昔のQUAD IIにはかなわないらしいとさ。中古も20〜30万円台でQUAD22付きで買えて幸せになれるよ。

てか、目的もなくTwentyfour持ってる漏れは馬鹿だが(w
いや、逸品館にQUAD II Gold復刻記念版があるんでそれ買おうと思い先にPre買ったら、株暴落で買えなくなっちゃった(w(w(w orz...


603 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/08(木) 06:46:36 ID:X+MQ8PqI
>>571
クラッシックとフォーティと復刻記念版と有るが昔のQUAD IIには かなわないらしいとさ。中古も20〜30万円台でQUAD22付きで買えて幸せになれるよ。

それはオリジナルのGEC KT66、ムラードがついての話ですか?
オリジナルは高いし、KT66を新品で探すのであれば何もいまさら、QUADにこだわる必要はないかなあと思ってます。

真空管を新しい代替品に変えて聴いている人どうですか?


604 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/08(木) 07:03:31 ID:FAT86ynP

今の人は実際に聴いてみる前にネット情報とかで頭がいっぱいになっちゃってるからかわいそうだね。

ロシア管で鳴らしたってちゃんとQUADはQUADの音がするよ。


605 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/08(木) 12:27:59 ID:tyv4jNol
>>603
そもそも、単にKT66アンプが欲しいだけならワザワザこのスレには来ないと思うが?
QUADの音が好きだから買うんじゃないの


>>604
前半はその通りだと思うが、後半は賛同しかねる

606 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/16(金) 23:30:50 ID:z9tlAk4O

QUADが好きとか言うよりもKT-66(6L6系の球アンプ)の中で対コストが抜群にリーズナブルなのがQUADUの魅力。
クラッシックとフォーティと復刻記念版じゃ対コスト悪過ぎ。

でもなんでオリジナルのQUADUが高い?なんて言ってるの?
GECやマルコーニのKT66の新品なんてまだいっぱい有るし、、、わからん???


573 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/07(日) 23:46:35 ID:EV85Wj8O [1/1回発言]

レプリカもやめた方がいいよ。 パーツの品質が悪過ぎ。


574 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/08(月) 00:10:05 ID:PrAiliH2 [1/1回発言]
>>572-573
 やっぱオクしかないか・・・数万程度なら泣き寝入りですむレベルだけど、
数十万でオクはさすがに怖いんだよなぁ・・・レプリカ買うくらいならclassicの方がいいんかね


575 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/08(月) 06:40:49 ID:cVNSoOI8 [1/2回発言]

まだレプリカの方がましじゃない。


576 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/08(月) 08:07:02 ID:61lqE7pD [1/1回発言]
>>574
オクなんかで買うよりオーディオショップや中古販売店であるって。ググるとハイハイ堂とか引っ掛かるし。

577 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/08(月) 12:19:10 ID:DGo7rNQf [1/1回発言]
>>575
故障すると数ヵ月放置で、数十万の出費だよ。 新品買い直すのと同じくらいかかるから。

578 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/08(月) 22:14:56 ID:cVNSoOI8 [2/2回発言]

甘いなぁ。
クラシックだって中国製でトランス切れたら法外な値段と時間掛かるって以前にレス有ったでしょ。
トランス切れで¥17万だっけ。

まだオリジナルの方が部品取りやリビルトパーツ扱ってる店が多いので早く安く直るよ。

数ヵ月放置で、数十万の出費ってよっぽどまともな店知らないんだね。
ボッタのサウンドボックスでもそんなにや取らないし時間も掛からないよ。

ついでに、ハイハイ堂の商品がヤフオクよりまともとはとっても思えないけど一応保障らしきものは有るんだろうね。
物はどっこいでしょ。

売るだけの中古店より球アンプの修理とかしてるとこで買った方が良いんじゃない。
ヤフオクで買ってレストアに持って行っても知れてるでしょ。
ちゃんと診断して本当に必要な場合のみ直してくれる店も有るよ。
オリジナルならアウト切れたって¥5万も掛からず交換修理してくれるよ。
みんなよっぽど酷い店に騙されてるんだ。
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1171701565/501-600


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/682.html#c11

[番外地7] 「しょぼくれたアメリカ」への怒りが より過激なトランプ新大統領を生み出した 中川隆
16. 中川隆[6634] koaQ7Jey 2017年2月11日 12:38:25 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7094]

2017年02月11日
習近平に「謝罪外交」したトランプの腰抜けぶり

強そうに振る舞っていたが習近平との電話で簡単に謝罪した。
この男は信用できない。
引用:http://i2.cdn.cnn.com/cnnnext/dam/assets/161215111807-trump-xi-jinping-slipt-getty-live-video.jpg

腰抜けほど強そうに振る舞う?

2月8日に南シナ海で米海軍の哨戒機にKJ-200早期警戒機が異常接近し、新大統領になって始めての挑発行為が発生した。

2日後の2月10日にトランプと習近平は初の電話会談を行い、トランプは「一つの中国」を尊重すると伝えた。

トランプは就任前の12月2日に台湾の蔡英文総統と電話会談し、「米国は一つの中国には縛られない」と正反対の事をいっていた。

          スポンサー リンク


要するにトランプは南シナ海の中国軍が挑発し、「アメリカが挑発を止めないと戦争になる」といういつもの中国の主張に対して、事実上謝罪した。

トランプは選挙中から中国を倒すとか色々言っていたのだが、中国から「ワン」と吼えられたら簡単に腹を見せて従う姿勢を見せた。

これで習近平とトランプの力関係は決定し、今後中国が主導権を握る事になるでしょう。


その見掛け倒しのライオン(トランプ)と会いに訪米しているのが安倍首相で、日米同盟の親密さを再確認したいとしている。

トランプ政権では中国に強硬策を取るという見方もあったが、最初の電話会談から子犬のように尻尾を振られては同盟相手としても不安がある。

日中対立していざ戦争という時になって、またトランプの腰が抜けて「中国に謝罪するから許してください」などと言い出したら、日本は両側から挟み撃ちにされてしまう。


強そうに振る舞うが、いざという時に手のひらを返す親分についていくと、子分は裏切られて孤立してしまいます。

メキシコ相手には居丈高に振る舞えるが、相手が中国だとおしっこちびって逃げ出す大統領では、日本としては信用できない。

その程度の相手なら、日本としてもその程度に相手をする必要が出てくる。

トランプはライオンか猫か

トランプはライオンか子猫かはもう少し様子を観察する必要があるが、今のところたてがみを生やした猫の可能性が高い。

安倍首相はトランプが所有するフロリダの別荘に招待され、ゴルフをしたり親交を深めるようです。

日本としてはトランプの口から直接、「尖閣諸島は日米安保に含まれる」という発言をどうしても引き出したい。


新政権の国防長官は既に「尖閣諸島は日米安保に含まれる」と発言しているが、新大統領が発言する事で中国をけん制できる。

日本が米軍から守ってもらうには「貢ぎ物」や「お土産」が必要なので、安倍首相からこうした発言が出てくるでしょう。

トランプがオバマから引き継いだアメリカ合衆国は、世界のあらゆる国から狙われています。


中国とロシアは隙あらばアメリカに代わる超大国にならんとしているし、ドイツもアメリカに代わる西側のリーダーになりたいと考えている。

北朝鮮とイランは核ミサイルを開発してアメリカと対等になろうとしているし、韓国やフィリピンも「アメリカより中国に従おう」と言っています。

日本は自民党政権が続く限り日米同盟に依存し、米軍の核の傘の中に居たいと考えている。


アメリカは中国とロシア、日本と中国のような隣国同士を競争させて有利な条件を引き出す外交を得意としています。

日本と日米安保を結ぶ一方で、中国と国交を結び常任理事国にしたことなどが代表例で、天秤に掛けて両方を操ります。

日米貿易摩擦が起きるとアメリカは中国に味方して「南京事件や中国侵略で日本は謝罪しなさい」と突然言い出すのです。


同じ事を日韓や日露、中露などでも行って、裏切ってはアメリカの利益になるようにもって行きます。

こういう事をするので日本はアメリカ一辺倒にはなれず、いつ裏切られても良いように、逃げ道を確保しておく必要があります。

トランプが「一緒に中国と戦おう」と言ったとしても、実は中国と密約があり、日本を売るかも知れないのです。
http://thutmose.blog.jp/archives/69257403.html
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/105.html#c16

[リバイバル3] 伝説の静電型スピーカー QUAD ESL57・ESL63 中川隆
12. 中川隆[6635] koaQ7Jey 2017年2月11日 13:13:15 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7095]

GRFのある部屋 2017年 01月 14日

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=27443534&i=201701%2F14%2F99%2Ff0108399_1074684.jpg

ESL57は何時聴いても良い音です。

すがすがしく、ひょっとしたらCDを一番自然に聴かせてくれるSPかも知れません。

外連味のない爽やかな空間がSPのところが窓になって出現します。

狭い部屋ではなく大きめの部屋で小さな音量で聴くと雰囲気も最高です。

この音でハードディスクと小さなMacを持って来て、テープのファイルをDSDで聴けるようにしたいです。
http://tannoy.exblog.jp/27443534/


茅野の朝 2015年 08月 19日

日本では、真空管のアンプの方が、有名だし人気もあるのですが、ESL57やタンノイのSPを使われるのなら、断然、44 + 405II の組み合わせをお薦めします。

もちろん、66 + 605も音が柔らかく良いのですが、価格が倍ぐらいしています。市場に出回っている量が違うからでしょうね。


QUAD System の完成 2010年 10月 22日
http://tannoy.exblog.jp/14831189/

三十数年前、QUADを購入する筈が途中でGRFに出会った話は、当ブログを初めた頃書きましたが、
http://tannoy.exblog.jp/1642502/


昨年、クオードの愛好会に呼ばれて久しぶりに57と63を聴かせていただき、当初の思いが甦ってきました。

私のGRFの音を聴いてクオード的な音がすると何人の方からも指摘を受けていました。

最初にDYNAUDIOに出会った時も、ドーム型なのにとてもQuad的な響きに驚いた事を思い出します。

この音が、イギリス的な音の原点なのかもしれません。
いや、イギリス人が好む音を、ピーター・ウォーカーが実現したのでしょう。

Consequenceが戻ってきてから、寂しい思いをしていたのは ESL-57 です。

音場型のSPと同じ部屋に置くと微妙な音場情報をフィルムが共振して吸い取ってしまいます。見事に細かい音が無くなるのです。それで、T4を聴く場合は、同じ部屋には置けないので隣の和室に置くことになります。

畳6枚の部屋に置くと、ESLは思ったより大きいのに驚きます。後ろに傾斜している分奥行きを取るのです。二枚重ねておくと畳み半分は埋まってしまいます。六畳の入り口を塞いでしまい、困っていました。

Quadといえば、茅野の家には、44と405IIが、JBLの箱に入ったタンノイIIILZ/ 10inch Monitor Goldを鳴らしています。

405では力があり過ぎて、タンノイと組み合わせると低音過剰になってしまい、低域を減らして鳴らしているのです。

このIIILZは友人から預かったまま40年以上経ちます。さすがに寄る年波には勝てないのか、高域が若干落ちてきました。分解して直せば問題なく動くはずなのですが、、、。JBL用の樺桜製の格子の付いた美しい箱は、若干タンノイには重い音になるようです。


そのQuadのコンビで鳴らしたいと願っていましたので、置き場所を兼ねて茅野まで運んでみました。しばらく鳴らしていない装置ですから、接点の掃除等入念に行い、新しいSPケーブル(量販店の5m一組で800円)に繋ぎ変えて早速音出しです。CDはバーンスタイン・NYフィルのマーラー3番を聴いてみました。

いや〜驚きました。さすがに純正の組み合わせです。家では230Vにf圧しなければ弱かったESLが水を得た魚のように水みずしく、また力強くなったのです。後ろもそんなに空けていません。それでまったく過不足のない音がするのです。


送り出しのMaranz 80は少しだけ手が入っていますが、今となっては20年以上前のプレーヤーですが、まったく不満は有りません。なぜ、このようなCDサウンドが普通しないのでしょうか?レコードとの両立を考えないで、CDに特化して考えた方が良いのでしょう。

この組み合わせで良くなる理由として第一に考えられるのは、振動系の軽さでしょう。Quadのフィルムは軽いのですが、面積は大きいです。その大面積から充分以上な低音が聴こえています。405のワイルドな音が組合わさると平面スピーカーがまったく違う次元の音になるのです。

バーンスタインが最後に録音したタングルウッドでのボストンシンフォニーのベートーヴェンの7番も聴いてみました。

すごい低音です。会場いっぱいに広がっていくのが手を取る様にわかります。

今なら、このシステムは全部で30万ぐらいで買えるでしょう。seiboさんにぜひお聞かせしたいと思いました。少なくとも音楽を聴くのに何の不足も感じません。東京からCDだけを持ってきても一夏、いや一冬過ごせるだけの素晴らしい音です。何よりも私のどの装置より低音がゆたかですから。


Commented by seibo at 2010-10-23 00:14 x

私もLOWTHERの時に33と405を使ったことがあります。

ちょっと重くてズンズンするような気がしてすぐやめました。

ESLファンの方が以前言っていましたが、ダイナコのパワーアンプとも相性が良いそうです。ある程度元気のあるパワーアンプが合うのですね、

きっと。ESLの音は間違いなく私好みなのですが、(TAOさんのESLもとても良い音がしていました)なんと言っても場所を取ること、壊れやすいこと(我が家は夏でもほとんどクーラー無しです、湿気に弱いと聞いてます)などで、はなから諦めてます。


Commented by UNICORN at 2010-10-23 10:13
最近さる方がMIXI日記にかって保有していたESL63の思い出話をかいていました・・・

もう少し低い領域とダイナミックレンジが稼げれば・・・。

小生が過去1年間に経験した複数のESL57の再生音は全くそのような不満を感じさせなかったものでした、やはり過去のマスコミの記事に洗脳されが、初めから諦めているような気がします。

惚れたら、途中でおっ放り出すような事をしたら終わりですね。


Commented by TANNOY-GRF at 2010-10-23 18:19
今までの家の傾向の音ではなく、オーケストラが轟然と鳴ります!
驚きました。その分細かい音は少なくなりますが、オーケストラ好きの私にとっては本当に驚きでした。

Commented by TANNOY-GRF at 2010-10-24 20:14
CDプレーヤーはあの時代には無かったので、今なっている音を、ほとんどの方が聴いておられないのではと思います。皆さん、最初からCDは鳴らないと思われているようで残念ですね。

GRFの部屋にあった時とはまったく正反対の音がするのも、57がいかにHiFIかを証明しています。
問題は、入力の質と部屋との相性なのです。


Commented by SEED at 2010-10-25 20:18
東京にいるころはよく聴きました そのころはフィリップスが新盤紹介のためにイベントを組んでおり、そこのメインでした。新宿の珈琲屋でも火事の前にはこれを使っていました。
スタックで使って力強く シングルで使って品のいい音 凄いスピーカーですね でもこの時代なかなか要求には答えてくれないですね 
このような個性的なスピーカー もう出ないでしょうね
宝物ですね♪


Commented by GRFの部屋 at 2010-10-26 02:24
>>問題は、入力の質と部屋との相性なのです。
>ここに総ての鍵が有りそうですね。

オーディオのすべてがここにあるといえますね。
入力の質は、最後まで良くなるという事は有りませんから、そこが一番大事です。また、部屋との相性は、部屋の中でならす以上切っても切れない宿命です。
高いアクセサリーを買うまえにどうして、動かしてみないのでしょう?
動かせないという声もありますが、そんなに大きなSPを持ち込むことがそもそもおかしいと気がつくべきです。

Commented by (Y) at 2010-10-26 13:27
>そんなに大きなSPを持ち込むことがそもそもおかしいと気がつくべきです。

うちのことですね、すみません(笑)。
でも大きなSPにはあらがえない魅力が有るんですよねー。
特に能率の良い大型SPは反応もシビアだし、取り扱いが極めて難しいのですが、音の軽さ(特に低音)が魅力なんです。

Commented by GRFの部屋 at 2010-10-26 19:34
>そんなに大きなSPを持ち込むことがそもそもおかしいと気がつくべきです。
これは家の事です(笑)
>取り扱いが極めて難しいのですが、音の軽さ(特に低音)が魅力なんです。


そうですね、高能率のSPは音のでの軽さが信条です。
低音が重くないと低音だと思わない重症患者(私でした)が多いので、オーディオ産業が成り立っているのでしょう(爆)
http://tannoy.exblog.jp/14831189/

アンプが暖まってきたので、久しぶりに Quad の ESL57 を繋いで見ました。

最初から良い音がします。私の装置は TANNOYやユニコーンでさえ、Quad的な音がするとゴローさんに言われました。この音を聴くと、私の装置は、皆、このESL的な音がしているなと改めて思いました。

このSPは何時も言っていますが、左右のSPの前後をピッタリ合わせると、途端に目覚めます。眠い音がしていたら、ただSPの位置がずれていると思って下さい。

T4でも、SPのコーン紙の厚みの差で、音の焦点が合うか合わないかが解ります。ラップと同じ厚さの膜が少しでもずれているとその音の差はすぐ解るのが怖いし、合うときの喜びも大きいですね。

狭い部屋でも広い部屋でも、位置が合ってしまえばどこで聴いていてもバランスは合います。狭い部屋では、真ん中で聴かないで、端の方で聴いた方が、実在感が増すこともあります。

でも、まずは位置調整です。ちなみに、大体目分量で位置を水平にして、どちらでも良いですから、1mmぐらい前後に動かしてみて下さい。ピントが合うという実感が解ると思います。ESL57は、軽いから移動が楽です。実験をされるには格好のSPなのです。

まだ朝なので、小さな音でカラヤンのシェーンベルグを聴いています。小さな音でも、低弦が押し寄せてきます。そこがESL57の良いところですね。
http://tannoy.exblog.jp/24379608/


2016年 09月 11日
特徴ある音と言えば、やはり QUAD の ESL-57 の音場です。

平面スピーカー特有の余裕のある低音再現能力と、軽い振動板から送り出されるスピード早い音。

スピードの速い音というと、切れ味が鋭い音というイメージを持たれる方もおられるでしょうが、空気の振動に忠実なスピードの速い音は自然で柔らかい音がするのです。ESL-57をいかにも、切れ味良くチェンバロの再生音を得意にされている方は、やはりどこかで音が変質しているのだと思います。

茅野の家で、タンノイのR.GRFとならしていましたが、どちらがなっているのか解らないほど深々として、ダイナミックな音がするのが、このスピーカーの身上です。

問題は、振動板が前後に鳴っていて、位相が反対の音が前後に放射されています。
その為、後方に音場は展開せず、質は高いけれど、コンサートホールの奥行きは再現しないのです。

それを改善したのが、ESL-63です。

57と63はコンセプトがまったく違います。

音場の再現には点音源の音をディレーで再現した63でなければ鳴りません。

57はあくまでも音の質の追求です。その意味では、Hartleyと似ているのかも知れません。

ESL57の音は、振動板が楽器の音の発生源のようになります。

勿論、収録された音には残響も録音されていますから、会場で聞くような音には似かよるのですが、音場が出ているわけではありません。音が忠実ですから会場の雰囲気は出るのです。そこが難しいところですね。

平面型のスピーカーは、振動板の面積が大きいので、低音は比較的楽に出て来ます。ところが、振動板の位置が揃ってるが故に音場の再生は難しさが出て来ます。アポジーやマーティン・ローガンもその傾向にあります。平面スピーカーの良いところはその自然な低音の出方にあると思います。
http://tannoy.exblog.jp/25784731/


2016年 09月 14日
京都人さんの日記から

『先日のGRFさんとの語らいの中でいろいろ考えさせられることがありました。

私の個人的な考えですが、音像音場再現にはいろいろな段階があると思っております。


第一段階は、適当に置かれたペアスピーカーによるもので、確かに左右から別々の音が鳴ったり、音の広がりのようなものも感じさせますが、空間再生を語るレベルではありません。


第二段階は、指向性のあるスピーカーをある程度きちんと(cmレベルの精度)セットして鳴らしたもので、いわゆる世間で言われているような音像定位(5点定位のようなもの)は問題なくクリアしますが、音像の前後上下などの再現には問題が残されていることが多いです。


第三段階は、フルレンジコンデンサースピーカーを厳密な精度でセッティングした場合の音場で、まるで立体写真を見るように音像音場が展開されてきます。

しかしながら、音像が平面的でボディ感を感じ取りにくいのと、頭を少しでも動かすと音像音場が崩れてしまうと言う欠点があります。これは立体写真の場合においても、画像の中の人物などがそれぞれの空間的前後関係はわかるものの、個々の像そのものは切り紙細工のように平面的であること、また視線を少しでも変えると立体感が失われてしまうことと通じています。

第四段階は、スピーカーから出る音波が部屋の中につくりだしてくる疎密波の分布を整えることで、元音源の音像音場をそのままの形で部屋の中に再現させようというものです。

これが私が言っている所の「真の音場」というもので、立体ホログラフィーのようにどの位置から聴いても音像音場の形は崩れませんし、音像そのものの立体感も出てきます。ここにいたって初めて演奏会場で鳴っている音がそのままの形で生々しく自分の部屋に再現されるようになります。

ただし、このレベルを実現させるためには、スピーカー同士の位置関係を本当に厳密に合わせていく必要があります。これは映像の世界で3管式のプロジェクターのRGBの各ビームのコンバージェンスをきちんと合わせなければピントが合った画像が得られないのと同じで、ほんのわずかのズレが出来上がりを大きく左右するため、よほどの根気がない限り実現させることは極めて困難です。

特に指向性の強いスピーカーでこれを行うことは困難の極みで、特に2つのスピーカーのなす角度の調整に気の遠くなるような微妙な取り組みを続けなくてはなりません。そのような理由からこの状態の再生音はなかなか体験する機会がなく、そのような音像音場があることを知っている人も極めてわずかでしかありませんでした。

ここにDDDユニットをはじめとする360度水平方向無指向性のスピーカーがいろいろ出現し、この角度調整をスキップすることが可能になりました。通常のスピーカーの場合ですと数ヶ月かかっていたセッティングの手間暇が随分省略できるため、わずかの調整で「真の音場」の一端に触れることが可能になってきたと感じています。』


* * * * * * * * * * * * * * * * * * *


さすがに音場の再現を追求されてきた方のご説明は、解りやすく整理されておられると感心致しました。

第三段階のフルレンジ型のコンデンサースピーカーというところですが、後面から逆相で音が出ている平面スピーカーの再生は、やはり大きな部屋を必要とします。

また、全くの同じ位置から低音と高音が出ているESL-57では、この様に聞こえたことはありません。ESL57は音場が出ないSPだと認識しています。

この経験に一番近いのは、Hartley の後面開放型と密閉型の中音・高音SPの水平配置です。

SPの中央に座った人だけが、書き割りで書かれた平面の背景が前後に並んで見える、昔のディズニーの映画の奥行き感に近い感覚です。昔のステレオ写真の様ですね。

しかし、ESL57もHartleyもその立体感は出なくとも、音質は抜群です。


京都人さんが仰る第四段階の音場が、私も目指すところです。

それは、よほどの偶然でもなければ、なかなかその音場は出現しません。
角度を持たした配置ですと、ますます難しくなりますし、壁に近いセッティングからは、三次元の立体音響は出ないからです。

その45度配置の GRFは、部屋のコーナーに置かれます。その為、前方には音は立体的に展開しますが、後方の音は、壁に反射されますから後方には奥行きを持って展開しません。私が簡単に音場を出す方法で推奨しているのは、部屋の中央になるべく出してきた、平行法の配置です。厳密に平行を出し、モノラル音源で、左右のズレを微妙に調整しますと、ある瞬間、大空間が出現します。それは、魔法のような瞬間です。

京都人さんのお宅では、50畳は有ろうかと思われる大空間の中央に、45度配置された小型SPが理想的な音場を構成しています。音場情報が入っている音源でしたら、そこは、コンサートホールにワープするのです。交差法の部屋の中央配置が、前ではなく、元のソースに入っている後方展開の音場を出している初めての経験でした。この様な大空間でなければ出現しない音だとおどろき感心致しました。

小型SPですから、低音の迫力は有りませんが、この様な音場が交差法(クロス方法)で出現する事が驚きです。出現した音像定位は、聞く場所を変えても変わりません。家でGerman PhysiksのDDDユニットが動かない定位を再現しているのと同じです。360度放射のユニットは、最初から角度の調整をする必要はなく、行うのは、SPの間隔を合わせる調整だけです。左右の間隔を、本当に0.1mm単位で動かしても音はガラガラ変わります。1mm動いたら全く別なバランスになるのです。トントン、コツコツといわれている微調整が、その音場の入り口を発見する手段なのです。


今回の訪問は、はじめてピッタリと調整された音に出会いました。 ユニコーンを導入されたプー博士のお宅ででたあの驚きの音場です。それが、三次元の音響空間=3Dステレオの世界です。勿論、装置の質やクロストークの少なさも影響されますが、どこの部屋でも出ると言っても過言ではないのです。ほとんどの場合は、制約を自分に課しているだけです。オーディオを趣味されるのなら、京都人さんの様に徹底してやらなければ、ゴールにたどり着けないとの思いを新たにしました。

Commented by ボロトレーン at 2016-09-14 21:09

私は4段階をまったく逆のスピーカーで実現しています。

細密再生の出来るホーンスピーカーでしかも指向性の狭いホーンを使い、全てのホーンを左のホーンは左の耳に向け、右のホーンは右の耳に向け、出来るだけ左右の音が混じらない様に工夫し、ホーンのそれぞれの位相も調整して、初めて、音場が出現します。

少し、皆さんとは違う手法ですが鮮明で確かな音場が出ています。

Commented by 京都人 at 2016-09-14 22:07 x

いやあ、このようなことを本音で語り合える方がおられるということはまことに嬉しい限りです。
来月のGRFさん宅への訪問が本当に楽しみです。

共にお邪魔するkiki氏も、ある意味私よりもしつこくこのテーマに取り組んでいる人間です。

彼は水平面の角度のみならず仰角の調整というファクターを加えて、狭い6畳間の部屋をある時はコンサートホール、ある時は録音スタジオ、ある時は鳥が飛び交う高原、ある時は夏の夜の田園風景に変えてしまいます。

彼の執念はついにあの ESL57 を第四段階のステージに引き上げてしまいました。

ご存知のように ESL57 は裏側にフェルトや植物の繊維のようなものがぎっしりと貼り詰められていて振動板の前後の条件が全く異なっています。
コンデンサー型スピーカーとしては極めて例外的です。

この理由としてはモノーラル時代に開発された製品であって部屋のコーナーあるいは壁際に置かれることが多かったことから、裏から出てくる逆相の音を何とか減らそうとしたのではないかと考えられます。

しかしながらステレオ時代になってその後各社から出された製品では振動板の前後の条件はかなり揃えられたものになっています。(裏の吸音はしなくても低音は十分に出るということが分かってきたのだと思います。)

私は例えばクラブサンの音の余韻が伸びやかに最後の最後まで減衰していく感じを重視して、裏の吸音材を全て除去してしまいました。この音の違いは絶大で、その後手に入れたSTAXの製品でも振動板の裏側の固定極に貼り付けられていた薄い吸音材を我慢できずに除去して聴いております。
kiki氏も私の勧めでそのように改変を加えています。

Commented by 京都人 at 2016-09-14 22:08 x

ESL57 の欠点は古い製品であるためか寸法精度が大らかなことです。3本の足なども左右できちんと角度が揃っておりません。

またスピーカー本体にちょっと力を加えたりするときしみ音と共に簡単に仰角が変わってしまいます。

これを使って三次元音場作りのために角度の微調整に取り組んでいると精度が出せないためイライラさせられることが多く、私は途中で放り出してしまいました。

しかしながらkiki氏は所有スピーカーがこれだけだったこともあり、10年以上かけてこつこつと角度、仰角の調整に取り組んだ結果、狭い部屋の中についに三次元音場を出現させたのでした。

彼の部屋では ESL57 が一般の常識からはとんでもない角度でほぼ向かい合わせとなるように設置されています。

こんなことに長く取り組んでいる人間が4人も一同に会して実際の音を聴きながらいろいろ語り合えるというのは得がたい体験になりそうです。

Commented by 京都人 at 2016-09-14 22:19 x

ボロトレーンさんに一言

我々が言っている第四段階の空間表現では、リスナーが部屋の中を動き回っても部屋の中央付近に出来上がった音像音場は崩れないという特徴があります。

仰っておられる手法は部屋の空間というオープンフィールドの中で良質のヘッドフォン聴取と同じものをつくりあげようというものと察しますが、恐らく頭を動かしてしまうと音像音場は崩れるのではありませんか。

Commented by ボロトレーン at 2016-09-14 22:47 x

京都人さん、こんばんは。

おっしゃる通りです、
リスニングポジションの1点のみの空間が出来ます。

リスナーが部屋の中を動き回っても変わらない、との対局に有ります。

でも、明らかに情報量は多いです、
左右のセンターから外れた場所では、左右の位相差が出来ます、
その位相差が容認出来れば幸せです。
http://tannoy.exblog.jp/25898145/

2016年 09月 18日
ESL57用のパワーアンプ QUAD405II の聞き比べを行いました。
当然ながら、個体の違いや、使っている電源コンデンサーの音の差も出て来ます。

しかし、ESL57 の場合は、振動板のフィルム一枚の位置の差が音に出て来ます。

また、足の精度によるのでしょうか、仰角の差も左右の音が合わない原因になります。

モノラル音源をつかって厳密に合わせるのは、使い方のコツですね。

そして合った時の音の深さ、細かさ、低音の雄大さは素晴らしい音が出て来ます。

近くで、聞くのではなく、4〜5メートル離れて聞かれると良いと思います。
http://tannoy.exblog.jp/25940674/

オーディオが趣味ならば GRFのある部屋 2016年 10月 21日

長年オーディオをやってきてわかった事があります。それは、聞く方によって千差万別のゴールがあるという事です。だから人にこの聞き方が正しいとは言い切れないのでのですが、あえて言いましょう!オーディオをするなら専用の部屋を確保する事です。

地方にお住まいの方は問題は無いでしょう。都会にお住まいの方で、お子さんがおられる方はやはり困難だとおもいます。しかし、お子さん達はいつかは巣立って行きます。すると、部屋の中に子供部屋が余ってきますね。つなぎの部屋が二つ余ったような場合は、チャンスです。二つつなげてリスニングルームができます。リヴィングルームではありませんよ!そこで妥協したら永遠に理想にはたどり着きません。甲斐性の見せ所です(爆)。長年、家族の為にがんばってきたご主人(なんと言う響きのいい言葉だろう)の為に、余っている部屋の一つや二つは使ってもいいはずです。

オーディオは千差万別と言いましたが、大別すると、音色主義と音場主義の二つに分かれると思います。私は、音場主義になってきましたが、最初は音色主義でした。HiFiサウンドですね。クラシックファンで、それも良くコンサートホールに行かれる人以外は、ほとんど、音色主義と行ってもいいでしょう。大迫力で、低音から高音まで再生するのを生き甲斐にしています。ひずみの少ない音を求めて、オールホーン型にした時も、若い頃は全盛でした。低音ホーンや中音ホーンが家から突き出ていたものです。

それに比べると、昨今のマニアは、楽になったものです。大多数のオーディオファンは、依然として音色・音質ファンアのです。最近は、アナログレコードの復刻が多くなってきました。CDの音が面白くないから、アナログに戻る、アナログの方が音が絶対良いと言われる若い方も増えてきました。政治と同じでまた戦前への道をさかのぼっているような感じがするもします。レコードは、音場を聞いているのではありません。聞きやすく調整されたアナログサウンドがわかりやすく、再生してくれるのです。レコードには必要なRIAAのイコライザーも音色に貢献しています。何よりも、アナログの面白さ、または難しさは、その調整方法にあります。CDはほとんど触れませんから、アームの調整やカートリッジの交換等、楽しみが沢山あります。CDではインシュレーターを触るぐらいしか楽しみが無いのです。

もちろん、アナログレコードでも、リニアトラッキングのアームを使ったり昨今のトラッキングエラーの無いアームを使えば、左右のクロストークが少なくなり、今まで聞こえていなかった音場情報も拾えて新しい音の展開になります。しかし、我々のような、数十年もその進化の道とともに歩んできたものには、アナログレコードの枠の中だけではなく、クロストークも内周の音の劣化も無いテープの世界に行くのは必然です。そして、そのマスターテープの大容量を飲み込める情報量を持ったDSDへと移行している時代なのです。

オーディオが音楽を聴く手段ならば、それらの発展とともにメディアも進化して行くべきなのですが、そこには、古いものへの愛着と言う歴史を捨てられない、もったいない意識も当然生まれてきます。また遅れて生まれてきたという意識が常にどこかにあり、数十年目のプロ用の道具に憧れたりしている訳です。確かに昔のプロ用の道具は、精度や正確さと何よりも耐久性を求めて、膨大な時間と費用をかけて開発されています。そして、本質的なものを求めていますから、年月が経っても色あせないのです。映画館の装置を部屋の持ち込んだいる方も全国的には沢山おられます。そしてみないい音がしているのです。

しかし、都会の普通の部屋の大きさでは、それらは持ち込めません。普通の大きさとはどのくらいの事をさすのでしょう。私の考えでは六畳強から、十八畳ぐらいが最適だと思います。それより大きな部屋になりますと、やはり大型の装置が必要となります。体積ですから少しだけ大きくとも容積はがらりと変わります。アンプの出力やSPの効率を問われるのです。

音質派であれ、音場派であれ、部屋の三分の一ぐらいまでSPを出して設置できればどれほど音の追求が楽になるでしょう。普通の家庭内だと家族の反対があります。特に奥さんの追求が一番です。私のように家庭内別居?をできる年齢になれば、楽なのですが。昨今は自立する前に定年が来て、チャンスをつかみ損なう方もおられます。でも、オーディオがその方の本当の趣味ならば、一生の趣味ならば、究極は、やはり専用のオーディオルームを持つ事が一生の夢ですね!

Boys be ambitious!


それはさておき、クラシックファンの大多数を占める(筈?)の音場ファンの為にお話したいのですが、いろいろな常識を自ら覆さないと面白い世界には到達できないようです。今週末に京都人さんとご一緒に来られるkikiさんのブログを拝見していて驚くべき写真を見つけました。

よく見ると、ESL57が対向に置かれています。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26492781&i=201610%2F20%2F99%2Ff0108399_12195555.jpg


そして、この状態だと平面スピーカー特有のフラットな音場、というより音質主義用のSPから、三次元的な音場が出現すると書かれていました。

今までやった事はなかったので想像もつきません。ESL57は茅野の家においてあります。
昨日は、大阪にいましたが、夕方から意を決して、茅野まで戻ってきました。
ぐっすり寝て、少し元気になったので早速実験してみました。

これは新鮮な音です。角度によって全く音が変わります。

音が至る所に広がり、部屋の右置くに行くと左側のヴァイオリンが反射して鳴っています。

コンサートホールの様にホログラム的になるのです。

平面スピーカーでこのような音が出るなんて、実験をした事が無くわかりませんでした。面白いですね〜。

いろいろ角度を測ったり、部屋のどこに置くとどのようになるかを実験して行きました。

三角関数表をインターネットで探し、角度と置き方を探って行きます。
75度〜85度の範囲で変化させて見ました。
これはと思ったところで、精密に音をあわせて行くと、SPが消えて行きます。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26492781&i=201610%2F20%2F99%2Ff0108399_12524767.jpg


ホログラフィな音が出てきました。

驚きです。周辺で再度調整して行きました。

モノラルにして厳密にあわせます。部屋の三分の一が演奏会場に鳴りました。

音が上に向いているのがコツのようです。
音は、SPの回りに漂い始め、部屋の上方にあがって行きます。
後ろへまわると、P席の上のような音です
http://tannoy.exblog.jp/26492781/


2016年 11月 11日
再度、ESL57の対向法に挑戦です。
左右の間隔を170ミリに合わせ、角度の調整と前後の位置も厳密に合わせました。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26821055&i=201611%2F11%2F99%2Ff0108399_1053228.jpg


モノラル音源で中央に正確に来るのを確認してから、ステレオ音源にすると、様々なところから音が聞こえてきます。まだ完全な音場には鳴っていないのでしょうが、片鱗は出て来ています。

今週末に発案者のkikiさんのところで、実際の音を聴かせていただくつもりです。
http://tannoy.exblog.jp/26821055/

Commented by 京都人 at 2016-11-11 22:20 x
kiki氏のESLは電源部の劣化によるものかパネルの劣化によるものかノイズが出ているようです。
一応音は鳴るようですが万全の状態とは言えません。


Commented by I love HH & LL at 2016-11-12 15:06 x
SS誌 80 1986 にフィリップスのモニタールームサウンドで聴く という記事があり、ここでは、QUAD のESL63PROをフィリップス社モニタールームの置き方で使っています。

これがかなりの内向き配置で、壁から1m離し、スピーカー間が概略 外側前で2.2m、内側後ろが3.5mです。

そこでは、スピーカーの奥に音場、ステージが展開すると書かれています。

Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-13 00:47
ESL63はユニットが同心円上に配置され、タイムディレーが掛かっていて、奥行き感を出しています。その場合は、交差法です。

ESL57は平面スピーカーです。そこで音場が出るのが、わくわくですね。


Commented by 京都人 at 2016-11-13 10:01 x
私もスキャンダイナ A-25、 ロジャーズ LS3/5A、 スペンドール BCU、タンノイ スーパーレッドモニター、Apogee Caliper signatureおよび Diva などを使ってきましたし、シロクマも手に入れています。何か驚くほど共通部分が多いですね。

ご紹介のフィリップスのモニター室のセッティングは承知しておりましたのでうちの ESL63pro でやってみたことがあります。

確かに奥に音場が展開します。ただ、クラシック以外のソースでは平行法の方が鮮度が出ますのでそのセッティングでも十分に楽しめます。

我々が言っている3D音場(真の音場)は Apogee が出してくる音場とは少し違います。Apogee でもセンターの一点で聴いていると立体感は出てきますが、部屋のどこから聴いても音場音像が崩れないというのが真の音場であると解釈しております。


Commented by ミーハー at 2016-11-14 09:16 x
私も8年くらい前まで ESL57 を愛用していました。
オーディオバブルの後、久しくオーディオも休んでいた頃、何の気なしに覗いた
h○○○フに置いてあり、懐かしさで衝動買いしてしまいました。
GRFさんが言われる通り、アンプの違いにも敏感で聞けば聞くほど音楽ジャンルを問わず無限の可能性を実感しました。
その後、程度が悪化した為に手放してしまいましたが、あの佇まいは忘れられません。


Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-14 14:37
ESLは比較的安価で音楽が楽しめるSPです。
また縁があったらぜひ手に入れてください。まだまだ知らない世界が開けてきます。
http://tannoy.exblog.jp/26821055/


kikiさんの『真の音場』を体験 GRFのある部屋 2016年 11月 13日

日曜日は、いよいよkikiさんのお宅に『真の音場』を聴きに行く日です。『真の音場』というと、どこか誤解されそうですが、通常の場合は、本当の音場がでていないので、それと区別するために使われているようです。それらは、本当の「音場」ではないので、『真』をとってただの「音場」で良いと思います(笑)。

『音場』がでないソースも沢山ありますから、SP のセッティングが合って「再生時に一番ロスの少ない音」と説明した方が解りやすいかも知れません。

元の音が完全に再生されないから、微少な信号である音場の情報が欠落して、音場が再現出来無いのです。

狭い部屋では、音の反射が大きくある程度以上の音量では音が飽和してしまいます。

kikiさんは、部屋の中の音の行方を解析して、一番部屋の中で自然に音が減衰する点を探しておられました。その結果、思いもしなかった角度でSPを置くと、部屋の影響を一番受けないことを発見しました。

部屋のは、主にクラシックを聴かれる ESL57 とジャズを楽しまれるアンサンブル社のアニマータが置かれていました。BGM用には、Brilon1.0 がテレビの横に置かれています。

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26864372&i=201611%2F14%2F99%2Ff0108399_1135248.jpg


部屋は、六畳強です。

そこに永年使って来た様々なアンプ類も置かれています。部屋の長手方向の真ん中にテレビが置かれ、それを囲むようにESLが平行に対峙しています。

これが驚きですね。このお話を聴いて、茅野の家でもいろいろと向きを変えて実験しましたが、後方からでている逆相の音の処理はどうされているのだろうと思っていました。

kikiさんお宅では、その後方の音を塞いで、前方だけに出しておられました。
普通のSPと同じ感じですね。幾分、ESL57の自由度が無くなる気もしましたが、これはこれで追試験が必要でしょう。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26864372&i=201611%2F13%2F99%2Ff0108399_23213886.jpg


メインのSPはアニマータだそうです。

対向して、上を向いています。そうすると、どこで聴いてもぶれない音場が現れます。壁も無くなくなってきます。6畳間で充分という福音ですね。

正面を向かないと不安でしょうが、実際の生の音を知っていれば、納得される音です。
聴きながら、そわそわしました。家に帰って実験をしようと思ったからです。


戻って来て、すぐにT4を持ち出し早速実験です。

調整は微妙です。私は音場の音になれていましたから、すぐに出ましたが、なれないと少し手間取るかも知れませんね。勇気が要るでしょうが、でも、音場がでると6畳で充分だと言い切りましょう(爆)。

 
kikiさんが、来られた時驚かれたユニコーンで再生されている音場感と同じ音がしてきます。

音場がでるとどのような SPを使っていても同じ音がします。
元の音が同じだからでしょう。
本当の意味のHiFi(ハイ・フィデリティー/高忠実度)ですね。

どのようなSPでも同じ様に鳴るかは、追実験が必要ですが、これは面白いです。

Commented by S.Y at 2016-11-14 11:52 x
ハハハ。なんか教科書に書かれている、やっちゃいけないことのてんこ盛りですね。(爆)
我が家のスピーカーのウーハーも半分は45度後ろ向きに出ているという変則的なものですね。
色々と面白いことになってきましたね。果敢な挑戦で常識を打破、でしょうか。

先日、サラウンドで上映されている映画を観ました。サントラの一部で手拍子が客席の真ん中から聞こえてきて困りました。
どうしても無粋なお客が曲に合わせて手拍子を打っているように聞こえるのです。
「やめろよ!」と声を出しそうになりました。
音場を知っている者の悲劇でしょうか。(笑)


Commented by 京都人 at 2016-11-14 19:02 x
kiki氏のメインスピーカーはアマティ(これであればまた別の意味で楽しいですが)ではなく、アンサンブル社のアニマータです。ドイツグーリッヒ社製の独自のウーファユニットが特徴です。

kiki氏の真骨頂はこれを使用した時の音場の精度ですが、現状は片側のユニットの調子が悪く、同じものを調達準備中でしたが今回は間に合わなかったようです。


Commented by Bellwood at 2016-11-14 23:53 x
面白い試みですね。GRFさんの既成概念に囚われない貪欲な好奇心もすごいです。
音がよくなれば何でもありで、いろいろな実験のアリですし、方法もアリだと思います。
ただ「真の」というのが何なのかが気になります。他はみんな「ニセの」と言うわけですからね。「真」と「偽」の音場の違いはどんなものでしたか?


Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-15 16:27
Bellwoodさんが引っかかっているのはその『真』という言葉だと思います。
その反対語は『偽』になりますからね。

私の解釈では、ステレオの中央に座らなければ、見えない舞台の紙に書いた薄っぺらい背景が、前後に重なるように見えてい情景ではなく、どこから聴いても音像がぶれない音場を、区別するために『真』という言葉を使っているのだと思われます。

ですから、我々の聴いている「音場」はその『真の音場」ですから『真」をとっても差し支えないのではと思いました。でも言葉はともかく、実際の音を聴かなければその音場は解りませんね。

Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-15 17:02
昨日は、雨の中、茅野の家まで行きました。
その後、ESL57の対向法をいろいろ実験しましたが、アニマーターのような小型のSPの方が向いていると思いました。


Commented by kiki at 2016-11-15 18:01 x
360deg放射でないSPは、パラメータが多く最良点を見つけるのが困難な分、楽しめます^_^


Commented by kiki at 2016-11-15 18:11 x
また、ESLの音場は背面を開放した状態で完成させています。

ANIMATAのようなはらに突き刺さるドラムを再現しようとして、昨年に色々と施した結果ですが、この部屋では音場には影響ない様にしてあります。


Commented by GRF at 2016-11-15 18:53 x
昨日は三時間ほど、ESLの調整に費やしました。
近くで聞く場合は、そこそこ良いのですが、3~4メートル離れると、後ろの音がまとまりません。時間切れでした。また挑戦しますね。


Commented by kiki at 2016-11-15 21:57 x
ESLは、とにかくやりにくい相手です。初めにそれを制することができたので、ANIMATAは早くに高得点を得て、更に上を目指せたのかと思います。
しかし、上手くいった時の音は格別なものがあるので、止められませんね。


Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-16 15:57
和室でのT4は大変うまくいっています。後ろのユニコーンと同じ間隔に並べて、引けを取っていません。そちらはいいのですが、、ESL はまた次回の挑戦です。
次回は、アンプを QUAD からいろいろ変えて挑戦です。


Commented by kiki at 2016-11-16 20:02 x
和室でT4が UNICORN に肉薄しているとのこと。楽しみでもあり複雑な気持ちでは。
成功すれば、UNICORN の存在はいかに。


Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-16 21:14
kikiさんご心配なく。低音は肉薄していてもやはり音の質は違います。
今日も、T4の制作者が来られて、二人で首をかしげました。オーディオは面白いですね。二つのいいとこ取りを考えています。


Commented by kki at 2016-11-16 22:14 x
以前、ESL と BRILON の両方を鳴らす良いとこ取りの SYSTEM X というのをやっていたことがあります。音場が成立しているとそういう合成が成り立つのです。過去記事にアップしたのを、捜してみます。


Commented by リウー at 2016-11-17 00:59 x
写真を参考に、ESLを壁まで寄せてみました。
かなり良い感じがしますが、40cmほど前に出していた時との違いが、わかるかというと、微妙です。

実際、この辺が、私の耳の限界かもしれません。
部屋が広くないので、平行法で、目前に壁があるのに比べると、圧迫感がないのは、良いです。


Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-17 09:34
ESLは大変微妙ですが、音場が出るのは驚きでした。

kikiさんは垂直に立てられていましたが、私は、仰角のある方がより広い部屋に対応すると思いました。

昨晩、大山さんに来ていただき、T4での実験を重ねてみました。いろいろなことが解ってきました。Troubadour40 にこの経験を活かそうと思います。
http://tannoy.exblog.jp/26864372/


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/682.html#c12

[リバイバル3] 伝説の静電型スピーカー QUAD ESL57・ESL63 中川隆
13. 中川隆[6636] koaQ7Jey 2017年2月11日 13:26:08 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7096]

QUAD ESL 989 988の購入


1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/25(金) 23:53:14.27 ID:x57tBlxX

QUAD ESL 989 988の購入を考えています。
室内楽、アンビエント、民族音楽、クラブミュージックもこれで聴くつもりといったらみなさんに怒られると思いますが。
アンプ、プレーヤー等これに合うものはありますか?

6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/26(土) 09:45:14.80 ID:pUtZwChL

海外のサイトだとペアで30万の時ありますよ。 新品で。
日本だと100万越え。

ぜひお知恵を貸してください。
オーディオを揃えるのは初めての初心者ですが、
旧モデルを試聴してあまりにも感動したもので、
QUADありきで組み立てようと思っています。


11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/21(木) 13:10:21.22 ID:ONVz/aUT
>>1>>6
旧モデルを試聴して感動したのならどうして旧モデル買わないのですか?

ESLは新でも旧でも中身はほぼ同じで現在のはドイツで造られてる。
違ってるのは保護回路とかマッチングトランス。
マッチングトランスが違うのが結構大きいのよね。

英国とドイツ、音違うよ。

整備した物売ってる店も有るんで63買った方が賢いと思いますよ。

アンプはアウトプットトランス積んだ物がいいです。
でないと負荷に対応出来ないのもあるけど通常の電流駆動アンプだと
ハイ上がりな特性になっちゃいます。

12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/27(水) 01:15:49.95 ID:Yp/X5J0B

旧quadは57に尽きる。63じゃ話にならない。いまのは知らん( ー`дー´)

13 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/27(水) 17:53:06.53 ID:o8S4VYLo

そりゃ、まともに63聴いた事ない人の思い込みだろ。

57 は丈夫で独特のプレゼンスあるけど技術的にも音質的にも63の方が明らかに進歩してるよ。
57で6μと12μだった振動板も3μに進歩してる。

反応シビアー過ぎてドライブしきれるアンプが大変だってのはあるけどね。
だから現行品も中身のユニット全く同じだし。
ある意味完成形。

でも57も好きだけどね。
サービスエリアが限定され巨大ヘッドホーンみたいなパーソナル的な
使い方しなけりゃならないけどね。
性格違うんで比べて優劣付けるような物じゃないと思うよ。

14 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/20(金) 21:24:16.05 ID:DAB0PPtD

63proと989を比べると、低域の伸びが圧倒的に違う

スピーカー背面壁の吸音は重要
弦、ピアノ、ロックのいずれも充分
アンプ、ケーブル全体に低域の駆動力が大切

15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/17(金) 02:49:57.28 ID:IQ8odzaX
989は低音ユニットが4枚だからってだけでしょ。
低音6枚にした63スタック聴いたらぶっ飛ぶよ。


16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/25(火) 14:12:20.01 ID:P4nhk6lb
>>12
Quad57は電蓄みたいな音だったぞ。

Quad63も普通タイプには?が付いた。
Quad63Proは非常に良い音だったが、湿気の高い日本ではパチパチノイズが出る。

日本にはコンデンサー型スピーカは合わないんじゃないか、と感じる。


17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/25(火) 18:13:04.50 ID:+AmDmDaC

まず、Quad57はサービスエリアの凄く狭いSPです。
正面で聴かないと高音は聴こえません。
低音は現存の多くが高圧電源不良で電圧が下がり低音が出ないのが殆どです。

それ故に小編成のクラシック用などと言われますが本当は凄く低音も出ます。
当然ちょい聴きでは電蓄みたいに聴こえるでしょうね。

Quad63とQuad63Proは中身全くいっしょ。
網の形状以外差異はありません。
同条件で聴いてますか?

パチパチノイズは湿気で出るもんじゃありません。
あくまで不良(故障)です。
湿気で出るのは耳をユニットに近付けてほんの小さなサワサワかピーという
空中放電の音だけです。昼は分からないような本当に小さな小さな音です。

湿気の多い環境でユニット内に湿気の多い空気が充満した時や冬に結露状態の
時に起こる程度です。

パチパチ音は電極や振動板が外れて近付いた時に起こるスポット放電音。
もしくはダストカバーが破れ埃が入ってそれが放電で焼ける音です。

ジャーは電極と振動板が接触した放電音です。

全て不良品です。

ESLは英国のSPです。
霧のロンドン、日本と変わらぬ湿気の多い国のSPです。
正常状態であれば全く日本での使用に差し支えあるものではないですよ。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1337957594/l50

QUAD ESL63 の故障時の処理


QUAD ESLスピーカーの修理で定評あるサウンドポイント55
http://www.geocities.jp/soundpoint55/index.html


「サウンドポイント55」の三村さんからアドバイス


使用上の注意点はあまり頻繁な移動は厳禁で、デリケートな扱いが求められる。
二人で筐体にひねりを加えないように扱うのが良い。

注意点は再生音に異常が出たら即座に使用を中止して修理工房に連絡すること、
これだと修理代は2万〜3万程度で済む、

「音は出ているから、そのうち直るだろう」とそのまま使い続けると致命的な故障に発展し、高額な費用がかかることになる。

したがって、何十年も放置していたものは大抵の場合修理費用がかさむわけである。

「正しく使い続ければメンテナンスフリーで使い続けられるのか?」

と問われますと、そういうわけにはいかず、内部の接着剤の剥離などの小さな補修が必要である。

10年間単位でみると、途中で1回前後、2〜3万円程度の補修(片側)が必要になる
だろうという目安です。

クォード ESL63 と 63PRO の修理価格ですが、過去の修理歴とかノイズが出だしてからの使用状況等により様々のようです。

ESLの取り扱いに力を入れているサウンドポイント55さんでお聞きしたところ、過去に依頼された修理品の平均という事で言いますと、大体ペアーで10万から12万円位というのが一番多いそうです。ですから、単純に片方ですと5〜6万という事になるようです。

最大となりますとまず無いケースですが、多分片方15万円位という事になると思います。サウンドポイントさんでレストアした物であればノイズが出だして直ぐに連絡すれば、普通掛かっても2〜3万円以内で直るものと言っておられました。先の見積もりはあくまで放ったらかし、または過去幾度かのメーカー修理の場合のケースなのだそうです。


寒い時期に移送した場合、到着後暖かい部屋で直ぐにスイッチを入れると結露で壊れる可能性があるので、冬場は機械が冷え切って届くと思うので、部屋の温度に馴染んでからの電源投入を厳守すること。

これが使用に当たっての唯一の注意点です。

部屋の寒いところに放置されがちな日本では急な部屋の暖気による結露が一番ESLには問題となります。冬場のご使用にだけ御注意下さい。


それから ESL-63 は ESL57 と違いSWオンですぐに最大音圧が得られます。

通電時 5000V掛かっていますので、空気清浄機の如く部屋の埃を吸い寄せます。
試聴中以外の通電は百害有って一理無しとご理解下さい。

Q:   ESL63ですが、連続通電24時間で壊れると聞きましたが、連続通電時間は
何時間程度までがよろしいですか?また、長時間の連続通電後は、何時間休ませれば、再度の使用がスピーカーに負担なく可能ですか?


A:   連続通電24時間で壊れるというのは全くのデタラメです。
24時間通電(常時点けっぱなし)だと壊れるというのが間違って伝えられてるだけだと思います。人によっては数年点けっ放しでお使いの方も居られます。

でもそういう使い方だと空気清浄機として働いて部屋の埃を吸い寄せ続けるので内部に埃が入ってスポット放電し振動板を破るリスクが上がるという事です。

電気的には点けっ放しでも何ら問題ないです。消費電力も5Wほどです。

ダストカバーは付いておりますが、63 の場合完全密閉というわけではないので多少空気の行き来はありますのでリスクが上がるわけです。
(57はテープによるユニットごとの完全密閉です)

何らかのショックや経年でダストカバーが破れたり隙間が出来た時にはよりそのリスクは上がります。そういった事もあり常時通電は避け、鳴らす時だけ通電して下さいという事を申し上げている次第です。

当方でも普通に2〜3日の点けっ放しはしょっちゅう致しております。
ですから、再度の使用もいつでも出来ます。SPに負担など一切ありません。

本体の高さは92.5cm、日本には輸入されなかった鉄フレームの専用台は高さが21.5cmある。ネジ止めで強固にセッティングが可能であり、転倒防止にもなる。

合計すると全高は114cmとなり椅子に座った状態でリスニングに最適な高さが得られる。


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/682.html#c13

[リバイバル3] 伝説の静電型スピーカー QUAD ESL57・ESL63 中川隆
14. 中川隆[6637] koaQ7Jey 2017年2月11日 13:37:31 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7097]

2012年 01月 15日
QUAD修理で判明したとんでもない新事実

ESL-63につきものの、ボツボツ音がするトラブルに見舞われたが、修理費用がべらぼうなので躊躇し、休眠状態になっていたが、よさそうな修理工房を見つけて、ようやく修理が終わり、後は到着を待つだけとなった。

年末ギリギリに運び込んでから約2週間と、修理期間もすごく短いし、何しろ今まで知り得なかったことをご教示頂き、かなり勉強にもなった。

将来の予防的メンテを含めての修理総額は、今ある2つの修理店の4分の1位だと思う。
ここではその修理メンテ内容の詳細はお示ししないが、2台共にカナリ細かくチェックした上で修理していただいたことだけ申し述べておくことにする。

後は到着し、エージングをしながら音の状態をレポートしていく予定だ。
何故エージングが必要かということも含め、この間において意外な、そして空恐ろしいことが明らかになった。

これを書くか書くまいか相当迷ったのだが、こういうことが闇から闇に消えて行くのは良くないと思い切った。

小生がこのESL-を購入したのは1984か5年、発売開始してから数年後のことで、名古屋の大須にある棒オーディオ店だった。

この店の店長と思しきS浦という人は、ESL-63の音に惚れて、店のハイエンドオーディオ客に、かなり積極的に薦めていたから、おそらく全国的にも一番多くESL-63を販売したのではないだろうか。

店にはその頃の輸入代理店「ハーマンインターナショナル」の人間がいつも出入りしていた記億がある。

小生はハイエンドオーディオ人間では全くないが、店内で音を聴いてから家で聞くYAMAHA NS1000の音と、あまりにも・・次元の違う音なので驚き、そして使ってみたいという気持ちが強くなってきた。

しばらくしていざ購入という時に、アンプは何を使っているかと聽かれ、その頃小生はLUXのB-12という方チャン150Wモノラルアンプを2台で使用していたから、そのように告げると、それではダメ、よく鳴らないと無気な言葉を返し、このアンプならまだ良く鳴るといって示したのが、ハーマンカードンのhk-870だった。

およそデザイン感覚があるとは言えない全身黒尽くめの箱が、良い音で鳴るとは思ってなかったので、出力を訊くと100W×2だという。
それなら所有のLUXのほうが性能が良いのではというと、何やら難しげなことを説明したがよく分からなかったが、今思えば低インピーダンス負荷時の供給能力が問われるということだ。

それでも問題ないだろうと購入したESL-63をつないで聴き始めたが、音量が高くなると、アンプのヒューズが飛びまくってしまい、聴きものにならなくなった。

それで仕方なく入手する羽目になったのが先のhk-870。
これでそうやすやすとアンプがクラッシュすることは少なくなったが、それでもたまにあるので、今度はもう1台追加し、擬似ブリッジ仕様にした。
こうすると供給能力は約3倍ほどに増えるから、今度はアンプも十分耐えてはくれたが、通常ではあまり目立つことのなかったものも増幅されるから、1台の時のほうが良い音がした。

それからアンプ遍歴が始まり、ひょっとしたことで今の、インナーサウンド社のE-300に落ち着いたのだが、このアンプは堀出しもので、静電型SPを鳴らすための工夫がいたるところで、されているアンプであった。

しかし我が家にやってきたESL-63は、どうも因縁のSPのようで、こんな話からスタートする。

丁度マイナーチェンジを控えた時に購入したから、小生に届けられるものは、SPコード接続端子が従来の差込式からバナナプラグ兼用になったものが運ばれる予定で、店のS浦氏もハッキリそう言っていた。
しかし到着したものは従来のタイプだった。

どちらでも大して差はないのだと思うが、予定の商品とは違うものが到着したからには、クレームを入れると、数日後にNEWタイプが届いた。
しかし届いたのは良いのだけれど、次の朝片方のSPからボツボツ音が出ているではないか。

新商品、しかも相当高額で購入した次の朝にはもうトラブルだから、そして最初に搬入されたものが旧機種だったこともあり、相当頭に来たが、音に惚れていたからには仕方なく、再度機械交換(したと思っていた)することになった。

そしてその後は先に書いたようにアンプ選定に力を注いできたというわけだが、使用して4年経った時また片方からノイズが出るようになった。

実はその前からどうも音の調子が良くないので、ハーマンに点検させようと送ったことがあったが、何をどういじったかは説明なしに戻され、おまけにSPサイドのカバーが破れていたので、電話するとはじめから破れていましたという。

自然に破れるわけはなく、相当無理してSPを持ちあげない限り破れることは絶対ないはずだ。
(今回の修理で判明したが、裏側で2ヶ所補修テープで止めた後があったが、収縮しなかったため、たるみが生じているとのこと)

新品を購入し、まだ1年経ってないものが、自然にカバーが破れるはずがないが、確固とした原因が不明なため仕方なくほつれ破れの補修をすることになった。(補修の仕方がプロの仕事とは思えない)

これがけちの付き始めの2番目いや3番目になる。
1番は旧タイプ搬入。2番は交換したSPが翌朝にトラブル。3番はなんだか出てくる音がにごり気味、4番は点検に出すもカバー破損し戻ったこと。
点検の結果問題なしということだったが、以前音がにごり気味。

アンプのせいだということにして、アンプを探すことに専念することになった。

結果インナーサウンドのE-300というアンプを見つけ持込テストの結果、現状より数段良好だったから、購入することにした。

この結果静電型SPがダイナミックSPのように鳴ってくれることになり、音楽を選ばずに済むことにつながった。
以前より相当良くなてはいたが、あのESL-63の音は美しものとは決して言えなかったが、そうこうするうちに片方のSPの音量が少し小さいことに気づいた。

点検の結果問題なしということなので、セッティングの問題だろうと思い、バランサーで調整して聴いているうちに、今度は違う片方から、あのノイズが発生。

2001年の事、修理業者を当たるが、ハーマンはすでに撤退していて、見知らぬオーディオ販売店が修理を引き受けることを知った。

リビルト品を使うから安くできるというのでお願いすることにした。
ユニット交換料金は1つ60000万円、ESL-63は全部で4枚のユニットがあり、全て交換となると24万円プラス工賃で30万以上になる。

もう少しで新品が入手できる価格だから躊躇したが、まずは見積もりを取るためにSPを修理工場のある静岡に送ることにした。

そんなに遠くでもないから車で運ぼうとしたが、運送屋に頼んで運んでくれという。
そして両方運ぶからチェックして欲しいというと、ブツブツ音が出ている側だけで良いと、オーディオエンジニアとしては信じられないようなことを言うではないか。
何故だろうと思ったが、仕方なく運送屋に依頼するために元箱が必要となり、購入先のオーディオ店で箱を借りた。

送ってしばらくし、見積もりの連絡があり、その時電話に出て応対したのは社長という人物。
見積もり額は15万以内だから思ったよりは少額であったが、問題はその時の電話である。

オーディオ店から借りた元箱には送り状が貼られていて、送り主はハーマン、送り先には借りたオーディオ店の名前が貼ってあったのだ。(これは通常のことだ)

東京の店にいるその社長は、静岡の工房の誰かからその話を聴き、小生をてっきりオーディオ店の人間だと思い込んだらしい。

全国でおそらくトップのESL-63の実績の箱の持ち主の店に対して、よく思っていなかったのか、「売るだけ売っておいて、修理は他の業者に任せるとは・・・」と凄い剣幕で罵られてしまい、違うと何度説明しても嘘をつくなの一点張りだった。

30分以上も文句を言われ電話を切った3日後、その社長から電話があって、あの時はどうもすみませんでした、そばで聴いていた女性の事務員からたしなめられました、苦労して修理技術を会得し、資格を取得したもので、思わず興奮してしまいました・・・そんなお詫びの電話であった。

このことが静岡に伝わった・・・元は静岡からの連絡が発端だったろうから、お詫びの印なのか、ユニット3枚交換したが、2枚分の修理代を請求してきたので10数万円で良いことになった。
(最後に記述するが、ところがこれが、あってはならない凄い結果を生むことになるのだ)

修理の時に、小生はもう1台のSPも点検して欲しいというと、雑音が出rてなければ問題ないから必要なしと言われてしまい、多分忙しいからだろうとおもっていた。
使用して15年近く立つSP、両方点検したほうが良いだろうとは、誰しも考えることなのだが、この工房では必要なしという。

戻ってきた修理品と問題無の方では音質の違いが散見されたが、他の要因だと解釈していた。
しかしたまたま遊びに来たオーディオに無知な若い女性から、左右の音がだいぶ違いますね、それに音の大きさも違う・・・と言われ、やはりそうなのか、SP自体の原因ではないか、そう思い始めたが、時は流れ3年前の2009年片方からノイズが出るようになったのを切っ掛けに、修理費も更に高額になっていることもあって、ESL-63とお去らばすることにし、部屋の片隅におしやったが、どうしてもあの音が忘れられずにいたところ、偶然今回の修理工房にめぐり合ったというわけだった。

ここから本日の核心となる。
今回面倒を見てもらった工房の主人が言うには
このシリアルナンバーの機械は旧製品:すなわちSP接続が差込式のはず、それが何故バナナプラグ兼用タイプになっているのか不思議なことだというコメントがあった。

このことから推測できることは、最初搬入された旧機種が返品されたので、SP接続部分だけを交換し、ニュータイプに仕立て上げた。このためシリアルナンバーが旧タイプの番号のままになっていた。

あるいはSPの上部だけをソックリ入れ替えた可能性も否定できない。
調子がおかしいとハーマンに送ったときに、SPの下部はそのままにし、上部だけを交換した可能性があり、というのはこのSP修理交換の実績も知らされてないのに、今回の修理点検で、ユニットが2枚交換してあったことが判明し、新旧でユニットの幅が若干違うから、必ず見合ったものにしなければならないのに、規格でないものが無理やり取り付けられていて、その結果フレームが反り返っていて電極が剥がれていたということでしたから、ハーマンが実施した隠れメンテナンスと言うより機械交換したものがそういう状態の傷物であったということになる。

古い機械でろくに状態を確かめもせずに販売するという姿勢は、あり得ることだし、こっそりと交換してしまうことも十分あり得ること。新製品販売前に旧製品の在庫を何としても履きたかったのだろう。

いずれもが絶対にばれない、そう思って実施した行為、本来ならば企業生命をおびやかすほど大問題となるだろうがもう時遅し。

誰が小生等の購買者を騙す結果にしたのかは定かではないが、旧製品の在庫をなくすことが至上命令だった可能性は否定できない。
残れば永久に売れ残るか、安く買い叩かれるかどちらかで、高級外車同様高額商品であるが故に、モデルチェンジの時には苦労するようだ。

このような行為に及んだのがハーマンの営業そしてエンジニアだとすると、知見のないままにやってしまったという事になるが、この頃は・・・今でもまだソウなのだが海外製品に対するメンテ知見は相当厳しい物があったようで、ESL-63のような非ポピュラーな機械では特にそういう傾向が強かったと思われる。

音は確かに良いからオーディオを職業にしていた人間は、こぞって絶賛し、推奨したが、まさか経年で接着剤の劣化が起こりそれが主な原因で様々なトラブルが出ることなど、イfギリス本国でも情報がなかったのだろうから致し方ないことでもあった。

使用してから15年ぐらい経つとそれが起こるから、最近では富にトラブルが増えていて修理代がべらぼうだから、手放す人が多くなってきた。
オークションではまともな機械が出品された試しがなく、リビルトし、保証も有るものだと新品購入価格に近い値段がしてしまう。

因縁の話はこれで終わりだと思われるかも知れないが、更に続きがある。
先ほどのことは修理が必要なボツボツ音の出る方からのもので、中を開けて見ることによって驚くべき過去の経緯が明らかになってしまった。

一方正常と思っていたほうだが、小生が音量が少し小さいと感じていた理由がハッキリした。
このSPは静岡の工房に運んだもので、ユニット3枚交換して帰ってきたものだった。

しかし中を点検チェックしてもらうと、またもやとんでもないことが発覚したのであった。
全パネルユニット4枚中、生きているのは交換してない1枚だけで、交換した3枚は死んだ状態だという。

パネルには導電塗料を塗布するのだが、それを忘れたのか、あるいは57という別の機械のものを塗布したのか、全く導電体として機能してないから音がでない状態であったらしい。
修理交換してない1枚だけが生きていて音が出ていたから、道理で音量が小さかったわけだ。

塗装しなおしし、導電リボンを交換、更に電源ユニット交換でようやく正常な状態になったらしい。
しかしこれは明らかに手術ミスであり、訴訟されても仕方がない事例である。
小生も音が少し小さいと思っただけで、通常の3分の1しか出てなかったことは気が付かなかった。

というのはのこのSPは構造上、裏側からも音が出て、ソレが混合すると、3分の1の音量なのに少しという感覚認識となってしまったからだ。
SPが4つ有るのとほぼ同じ状態で音が混合されて聴こえてくるから、両方いっぺんに聴くと、ほんの些細な事のようにしか聴こえて来なかった。

音など感覚の世界は実に恐ろしいものだ。

修理に出したもbのが、以前より悪くなって戻ってくることは、医療の世界と同じような頻度があるかも知れない。
だからユーザーはひたすら良い医者を見つけることが必要とされる。

今回そのような過去の事実があからさまになって、これで今まで漠然と抱えていたこのSPに対するマイナスイメージが現実となり、今回それに対してできる限りの手を打っていただいた。
まだ音を聞いてないが、これで30年かかってようやくまともな音に返り咲いたのではないかと期待している。

更に今回の徹底修理メンテで、過去からまとわりついてきたこのSPの亡霊たちがいなくなる禊ができたのではないかとも期待する。
そして10年以上通電されなかった、動いていないパネルが3枚あるということは、今後のエージングの楽しみもある。

目の玉が飛び出すような修理代金を請求しながら、改悪されていたという悲劇はあってはならないことだ。
輸入代理店、販売店、メンテナンスサイド、雑誌や評論はもちろん、更にはユーザー自体が知見を持つことが必要なことと改めて認識した。

今回の総点検および修理で初めて分かったことにも仰天したが、30年経ってようやくこのSPから厄が消え禊となったたような気持ちになれた。

最初音を聞いたときに「何かおかしい」と思ったのは事実であった。
その原因も複数であることも今回でようやくわかった。

それにしても、今まで修理点検に携わった人たち、いったい何をしていたのか、機械だからまさに機械的なことしかやらなかったのか。

SPは音楽を聴くための道具という基本概念をすっかり忘れてしまったのか、実に嘆かわしい。
問題大有りのものを問題なし・・・・テスターなどで測ればすぐに判明するものをやらずに問題なしといったと推測されることなど。

思い出したのが今の家に移るとき、TV・FMアンテナ工事もあわせてお願いした。
電波状態があまりよくないと聴いていたので、業者の担当者に、結果はどうだったか訊くと、バッチリ写ってますから大丈夫ですという答え。
引越し後TV設置し、電源を入れるも雑音だけで何も映らない。
ちゃんと映ると言っていたから、アンテナは大丈夫という前提で、TVのチェックを始め様々時間を欠けてやったがダメだったので、最寄りの電気屋に来てもらうと、一発でアンテナが死んでいるとのこと。

屋根に上がってチェックすると、なんとあり得ない初歩的ミスが発覚。
同軸ケーブルが皮膜を剥がさずにそのまま接続されていた。

あり得ないことであるし、見もせずにチャント映っていると言い切った奴もやつ。
集団で猿芝居をされてしまったことがあった。(業者もまさかこんなミスが有るとは夢にも思わなかっただろう)

これからもそういう直感、熟成された感性、そして勘を大事にしていこうと強く思っている。
http://dracdrac.exblog.jp/15273611/

2012年 01月 17日
ESL-63復活

もう使うことはないだろうと諦めていたESL-63が修理を終えて無事帰ってきた。
京都は八瀬のオーディオ職人の手であらゆる問題がクリアになった。

過去の病歴までわかってしまうのはさすがに名医である。
QUADからライセンスを得たという業者の1つに10年ほど前依頼したが、個々は散々であった。

交換はされていたが交換したものが動いてないという診断で、そういえば戻ってきた後どうもおかしいので、サイド見てもらったが、問題なしで戻された経緯があったが、この時小生の耳は確かで、なにかおかしいと感じたのだったが、2度のチェックデ問題なしと言われ、他の要因があるのかとおもっていたのだった。

しかし4つ有るユニットのうち交換した3つが全く動いていないのだから、おかしいに決まっている。
業者は本当にチェックしたのだろうかと非常に疑わしい。

原因は前回修理業者の導電塗料の塗り忘れ、あるいは前任機種ESL-57の塗料を流用してしまったかどちらかのミスであるということが今回の診断で判明した。

このSPは因縁がついていたのか、その他にも修理のミスによる影響をまともに受け続けたのであった。
このあたりは前回書いたが、どうしてもまだ脳裏から消えないのでまた書いてしまった。

一番不可思議なことは、初期のモデルのシリアルナンバーであるにもかかわらず、シリアルナンバーはそのままで、マイナーチェンジサれたものになっていたということだった。
色々なことが考えられるが、これは衝撃の事実であった。

しかし今回の外科的内科的大手術で、過去の信じられないような多くの不幸な因縁も多分消えてくれたと思う。

先ほど到着し、厳重な梱包を解いてしばらく通電、3時間ほどたってから、バナナプラグ接続しようとしたが、この日のために取っておいた物が見つからず、やむなく通常接続にした。

最初の音を確認しなければならないので、切り替えスイッチを使わずに、NS-1000のケーブルを外し繋ぎかえることにした。

NS-1000の欠点はSPケーブル入力端子がプアーで、細いコードか、ターミネートしたものしか入らないことだ。

最初だからどうしても動作が慎重になる。
音楽を聞く前にしばらく通電するなんていうことは金輪際したことがないのに。

取り出したCDは最近の愛聴盤、シモーネのERAT録音でマンドリン協奏曲ヴァイオリン協奏曲集である。
2つのマンドリンの音色の違いと位置、そして奏法の若干の違い、奏者の息遣いのようなものの雰囲気が出ているかなどチェックポイントは多い。

心配事はルームチューニングをNS-1000に徹底して合わせたこと、本来ライブナ部屋だが、相当デッドになっているから、ESL-63がどのように反応するか。

後方を片付けなくてはならないが・・・

昔と少しセッティングを変えてESLのバックにカナリ余裕をもたせ、コーナーからの対角線距離1.8mを確保することにしたのと、SPの角度を鋭角にして内向きのしたこと。多分45度はある思う。
これですぐにベストポジションとは行かないのはわかっているが、調整のための基本としておかねばならない。床に目印をつけることにした。

さて初めての音はどうだったか。

弦楽器が明るい。
繊細な演奏の雰囲気がよく出ている。
音が拡散するためか、定在波の影響がない。

当たり前だが低音はNS-1000に比べ強くでない。
マンドリンの強弱の奏法がとても良く掴めるし、等身大だ。
バックのオケの弦が少しきつく思って接続を調べると逆相接続になっていて低音が拡散されたのか、中域に影響があったようだ。

接続を正規にすると落ち着いた音になった。(通常のダイナミックSPでは位相が違っても大した音の違いはなかったようだ)
CDだがLPの持つ音が出る予感が漂いそして音が消えるときの余韻がすごく出るのには驚いた。
(こういう所が静電型SPを愛好する人の共感を呼ぶのではないか)
新品同様のユニットが3つ内蔵されているので、しばらくはエージングが必要だが、そのうち更に音が変化してくると思われる。

ファーストインプレッションは非常に高いレベルの満足度である。
音圧も以前よりは相当高くなっていて、アンプのヴォリュームは2目盛ほど少なくて済むのはオドロp機だが、多分これは電源ユニットを2台ともソックリ交換したことによるのかも知れない。

また片方のSPが交換した3枚が働いてなあ買ったから、音圧が出なくて当たりませなのだが、ESL-63は後方にも音を放出するからどちらのSPが良くないのか1台づつ切り離して聴かないとわからないことと知った。

さあて、明日から調整だ。
今月末には相当素晴らしい音色を聴かせてくれることだろう。

ESL-63を久しぶりに聞いて、面白い事に気がついた。
調整してきたNS-1000の音がESL-63にかなり近い音になっていたということだ。
やはりESL-63の音が染み付いていたのだろうか。
http://dracdrac.exblog.jp/15285906/
http://dracdrac.exblog.jp/15293509/


2012年 01月 23日
ESL調整中:美しい音になりつつ有るようです

調整中のESLでああるが、耳の高さより中心部がやや低いから、やはり少し持ちあげたい。
台になるものを物色したが、多分一番良くマッチングすると考えられる木製の、しかも黒檀、紫檀のブロックの適当なものがない。

10p角だと相当の金額を投資しなければならないことになるが、もし失敗するととんでもなくもったいない。
それでもう現有品ではなくなったが、二種類あった専用台のいずれかがオークションか中古で出たらあてがおうと決めた。

何時の事になるかわからないので、繋ぎとしてやれることをやってみようと思い、手始めにSPを仰角設置することを思いついて実行にうつした。

どのくらいの角度が良いのかは志向作顔、と言うよりあまり上げ過ぎるとSPが後ろに倒れる危険性があるから、ほんの少し、という訳で角度は不明である。

SPの前2つの脚に昔のTAOC製のインシュレーターを挟み込ムのだが、平面SPのため一人の作業は結構難しい。

それでもようやく仰角に設置ができ、只今慣らし運転中。
それと付属の電源ケーブルを、太くて短いものに交換してみた。

極端に変化があるものではなかったが、(壁の中の電気ケーブルには現状で使える1番太いものを使用してあり、壁コンセントから電源供給していたから、多分もともと電源の影響は受けにくかったのかも知れない)

結果として、以前よりボリューム感が出て低音が締まってきた。
中音域に艶が乗ってきた。
反面音の定位感は少し甘くなったような気がする。
左右の角度は変えてないので何れコレもベストを捜さねばならない。
コニサーソサエティ録音のワンダ・ウィウコミルスカがバイオリンを弾いたブラームスのソナタが以前とは違う趣を見せ、テクニックの未熟さをがまともに見えてくる反面、バイオリンノ音色はクレモナの銘器を彷彿とさせる音で聞こえてきた。

古いDECCA録音、カラヤン/VPOのドヴォ8はVPOの弦の美音がとてもよくわかる。
今まで音の影に隠れてしまっていた音楽以外の様々な音(つぶやく、うなり、掛け声、楽譜をめくる音、息継ぎの音、呼吸音などなど)がよく聞こえ、一層の雰囲気を出すことにつながってる。

こういう所がESLにのめり込む要素の1つであることは間違い無いだろう。
音がリアリティがありライブ感がある、ソレがESLだといって過言ではないと思う。

まだまだどんどん日がな良くなっていくことを期待するものである。
http://dracdrac.exblog.jp/15316802/

227 :ESL-63が欲すぃ。:2012/03/05(月) 21:59:18.44 ID:+Fl1b7w+QUAD 
ESL-63の振動板フイルムに穴が開き雑音が発生し、修理は振動板フイルム交換〜1枚何万円とか書き込みが有るけど、穴が開いた個所に上から穴より大きいフイルムを接着剤で張り付けて導電性塗料を塗れば元に戻らないのかしらん?。


228 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/06(火) 22:52:52.07 ID:X3kY/voQ
>>227
程度問題ですが小さな穴ならセメダインででも直せます。
あまりに酷いとその重量も関係するので音に変化出るでしょうが低音ユニットならまず判別不可能。

でも穴開いた原因から直さないと。
穴が開いたから雑音が発生するんじゃなくって、電極や振動板の剥がれで放電して穴が開いてしまったんだから。


229 :ESL-63が欲すぃ。:2012/03/06(火) 23:36:57.11 ID:nlUPqEST

ESL-63の振動板寿命がQUADのサイトで云々されていますが
一部の人は振動板の寿命が短いので無く、接着剤の寿命が短いのだと
発言していますた。これは本当でせうか?。


238 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/09(金) 22:50:12.34 ID:vRGgudel
>>229
本当だよ。
ちなみに張り替えてないもしくは補強して無い限り100%ESL-63のユニットは壊れてます。もしくは風前の灯状態。
1ユニット逝かれてれば他の3ユニットもほぼ同じ。
嘘だと思うなら自分で開けて指で押してごらん。
セメダインなんて全く用を成してないから。

245 :ESL-63が欲すぃ。:2012/03/16(金) 09:35:38.74 ID:fQM5Y+FM

ESL-63が欲すぃ〜 とゅ〜訳で念願のESL63PRO購入しますた。
漏れのオデヲライフの中でアンポ製作以上の最大のチャレンジングが始まります。
先ずは漏れの所有しているアンポを接続してどのアンポが適合するのか見極める必要が有りますが、SP本体は多分長い間使用されて無いと放電していて電極に電荷が無い状態だと思われます。
コンデンサー型イヤースピカの経験は有りますが、スピカは初めてです。
ESL63のチャージングにはどの位時間が必要なのでせうか?。


256 :ESL-63が欲すぃ。:2012/03/17(土) 22:17:10.02 ID:OK8QVNTu

ESL-63PROに約6時間LOVE注入後、国産純A級動作のアンポを接続しCD再生しますた。
このスピカ前後共サランネットが有り前後に音が出る。
ブラインドで聴くと入出力端子/電源コネクターが有る方を前に向けても判らない
こんなスピカ初めてです。
願わくば漏れが逝く時まで今のコンデイションを維持して欲すぃのです。

247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/16(金) 23:06:38.29 ID:zVWW0+Jh

ほら、その知識じゃ無理だって。
63は57と違うんでユニットにチャージは必要ないし電極に電荷なんか57でも貯まらんよ。


248 :ESL-63が欲すぃ。:2012/03/16(金) 23:16:50.89 ID:fQM5Y+FM

んな馬鹿な!?。
故Mr.山中氏はステサンで消費電力なんて微々たるモンだから常時通電を推奨してましたけど。
それではAC電源は何の為?。
漏れの知る限りコンデンサー型でAC電源が不要なモンはSTAXのELS-8XBB位じゃないの?。

249 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/17(土) 11:58:07.84 ID:k/ZwLNro

私の経験では、ESL63は静電気を利用しているためか、電源を切ってから長時間経過すると自然放電で振動膜が緩んでしまうようです。
このため、休止の後は通電して一週間くらい経たないと元のように本領を発揮してくれません。
これは、永年愛用し「改造版」まで作ったアコースタットの「M3」も同じでした。
恐らく振動膜と固定極の間に電荷が溜まり安定するのに時間が掛かるのでしょう。

257 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/18(日) 01:15:49.06 ID:5Nzn/k+w
>>248
全く言ってる事が理解出来てないようですね。


AC電源じゃなくDC電圧ですが勿論要りますよ。
電位を得る為です。電荷は必要ない。
振動板を5000Vに帯電するためです。
音楽信号は振動板に流れるんじゃなく前後の電極にPPで印加されます。
帯電した振動板がそれに引っ張られて動くから発音するんです。

57は導電塗料じゃなく逐電塗料のため振動板が正規電圧になるのに
逐電時間が掛かる。
63では通電即5000Vになるだけです。

>>249の言う「自然放電で振動膜が緩んでしまうようです。」
全くありえません。構造を全く把握してないのでは?
放電しようが帯電しようが振動板のテンションは同じです。

長期通電のメリットは内部の湿気が飛んでほんの少し空中放電が減る事です。
長期間通電お休みだと保管状況にによりますが一番怖いのは結露です。
結露も含めた内部の湿気が飛ぶのに時間が掛かりそれまでは本調子とは
いかないという事はあります。


342 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/05/27(月) 12:30:31.48 ID:+qQaPHAN

ESLは分割振動しているのか、していなのか気になる。


343 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/06/06(木) 16:07:41.18 ID:0sG87qPU

振動板に強度が無いから分割振動はしてないよ。
動作原理自体が全面駆動だしね。


344 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/06/07(金) 17:20:15.63 ID:bflPLV+4

高域の指向性の狭さは、分割振動が原因かと思ったけど、
してないなら、いつか買う。


345 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/06/07(金) 18:56:02.02 ID:Okdv42iR ?

2BP(3)高域の指向性の "狭さ" と言うより "高さ" だが,単に駆動面積が広いからでは?


346 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/06/11(火) 21:29:33.26 ID:3/coXle3

いや、57の方なら平面駆動で平面派しか出ないからユニットの正面でないと高音は聴こえないよ。
振動板が縦に長いから横幅以上の波長の信号は多少志向性あるけど、縦方向の志向性は全く無いに等しいよ。

つまり、あいつは巨大ヘッドホーン。
パーソナルSPさ。

63は遅延回路で球面派造ってるからずいぶん普通のSPに近づいてると思うよ。
それでも作用点は無いんで分割振動って物は無いよ。


320 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/02/16(土) 01:39:06.90 ID:F468iNUN

Quad33ユーザーです。フォノイコが故障したので、ロッキーに電話すると近くに代理店がないという理由で東京のオーディオショップを紹介してもらい修理してもらいました。
抵抗の交換と劣化ハンダの修理で約2万円でした。
到着が楽しみです。


325 :320:2013/02/22(金) 00:06:06.32 ID:P/atlX47

Quad33が修理から無事に帰ってきました。快調に動作してます。古いアンプなので定期的にメンテナンスしてもらいながら大切に長く使いたいです。


234 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/08(木) 01:48:40.14 ID:58QLIRVC

ちなみに33と405は昨年しかるべきところでちゃんとしたメンテをしてもらいました。
スッキリした現代的な音になって感激したのですが、何か本質的なものが失われてしまったのも事実で、それでも・・・・。


どーしよー!!!

235 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/08(木) 13:31:36.77 ID:Il6XSo5i
>>234
>ちなみに33と405は昨年しかるべきところでちゃんとしたメンテをしてもらいました。
>スッキリした現代的な音になって >何か本質的なものが失われてしまったのも事実

しかるべきところってどこ?
開けてみてオーディオ用コンデンサが入ってたらダウトだと思うけど


237 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/09(金) 01:29:54.48 ID:a3eo0FHQ
>>235
>オーディオ用コンデンサが入ってたらダウト

あるある
ブラックゲートのオーディオグレードに交換、とか奥で値段上げようとして
悪徳リサイクルオーディオ屋の常套手段

ついこないだまでオリジナルだったが、ついに606はスイッチを交換してしまった。
まだ44, 66, もう一台の606はオリジナルのまま。

347 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/07/05(金) NY:AN:NY.AN ID:JEL7pCkf

22とQC-2の修理を徹夜でやってしまいました。
古いんで色んなとこが逝かれてますね。
いざやってみると結構大変。
これだと売ってるのでちゃんとメンテしてあるのなんてないんだろうなと
思います。
QUADのパーツは経年変化が物凄く大きいですね。
熱持つ抵抗はみんな大きく変異してました。

354 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/03(木) 07:39:38.33 ID:1yNSiqQp

QUADは、買うところ気をつけないとね。


355 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/03(木) 21:42:53.89 ID:ba5zOFtV

あ、言えてる。


356 :351:2013/10/03(木) 21:49:16.22 ID:3uMNwYNH

ちゃんとショップでメンテナンスしてある、もしくは動作保証のある機体を買いましょうという事ですね?


357 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/03(木) 23:29:07.94 ID:XVFaU/7P

ショップって言っても色々有るからね。
まず自分のところで直せないようなところだとヤフオク以下の商品のとこ一杯有るよ。
リサイクル系の中古屋は全く駄目だよ。


358 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/04(金) 08:30:13.75 ID:nwhQmpta

ヴィンテージの33や44がいまだに愛用する人間が多いが
これらを超えるアンプをつくらないQUADの責任は大きいな

308 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/01/15(火) 22:00:27.89 ID:WHH0gn+h

最近この店ではこの手の中古44が増えてきた
この値段じゃ出自や修理明細を確認しないと怖くて買えない
2年保証だが正直高すぎ

http://www.hifido.co.jp/KW/G--/P/A10/J/0-10/S0/M0/C11-58353-08032-00/

359 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/04(金) 21:46:09.92 ID:Tong212F

ハイファイ堂のメンテは本当に酷い。
音出りゃいいって感じ。

QUADはすでに一回潰れた(身売りした)会社でブランド継承してるだけの
会社だじゃらしょうがないよ。

127 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/04(火) 02:34:43.36 ID:RNKLwGLf

専門店というのが眉唾ですね。
電気知識の無い売るだけど店が多いですからね。
関西なら何度も修理に出しても直らないビンテージの駆け込み寺みたいなところが一軒ありますよ。
部品だけも分けてくれますし修理のしかたも教ええくれます。
簡単な故障は自分で直せって言われます。
ご迷惑になりますから名前は伏せておきます。

でも購入4ヶ月なら買ったとこでクレーム効きません?


129 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/04(火) 09:12:34.64 ID:oO//gC7w
>127
困ったことに保証一ヶ月で……。
他所のビンテージ専門店で買うつもりが一向に連絡が返って来ず、飛びついたのが運の尽き。
今を思えば保証一ヶ月はリスキー過ぎる。
一部の部品交換はしてあったけど、QUAD22の方でQUADIIはあまり手が入っている印象は無かった。
球系のヴィンテージは初めてなもので、適切な対応が出来ず情けない。

128 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/04(火) 07:23:19.03 ID:WBKvpKy8

スマイルオーディオ. 042-497-1533. 東京都清瀬市中里5丁目2-8-709

これがQUADの正規の修理業者です。


129 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/04(火) 09:12:34.64 ID:oO//gC7w
>128
ライフプラネットからそちらに変わったとか。
QUADII以前の物はサウンドボックス等の方がいいのかな?


132 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/05(水) 02:56:37.74 ID:5j/5PVZ7
>>129
サウンドボックスは自分のところでは出来ず修理丸投げだから高いよ。


339 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/04/13(土) 23:22:14.95 ID:WwR1rIGr

サウンドボックスは酷い修理が叩かれてるんでお困りでしょうね。


361 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 12:25:01.63 ID:dxeVlkft

現行QUADの修理委託業者に旧製品がまともに直せる保障は無いよ。
一応正規って気休めにはなるけどね。


362 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 12:26:18.45 ID:dxeVlkft

ESLの修理なんかハーマンとかロッキーとか酷かったもの。

363 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 12:30:34.38 ID:ArIkkEy4
>>361
そうは言ってもマニュアルと純正部品を持ってるし、群馬の某よりはるかにいい


364 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 22:30:16.79 ID:IiDA1Y9k

そこそこ新しい製品ならね。
22とか33の時代の純正品ってもう無いよ。

367 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/17(木) 00:49:33.97 ID:qKHdG2eY

QUADに限らず海外製品や国産の旧製品の修理にみんな正規の代理店って言うけど正直これほどいい加減なものは無いよ。

海外製品の日本代理店の修理って殆どが修理業者に丸投げで現行であってもオリジナルのパーツが使われる事の方が稀だよ。
国産メーカーの修理だってちょっと古いとパーツは代わってしまって直した方と直さない方の部品が違って左右の音が違うようになって帰ってくるって極々当たり前なんだよね。

だから修理帰りの機器が直ぐにオクとかに良く出てるわけ。
私も過去に何度もこういう経験しました。
それ以来修理後修理箇所を検証し変わってる部品をオリジナルに近い物に改めて置き換えるようになりました。

無い場合は少なくとも左右で同じ物に交換してます。
日本におけるオーディオ製品の修理って鳴る様になりさえすればOKって事だと
思います。

ただ救いは稀に機器により無茶苦茶精通してるお店もあるってことです。
どれもなんて無理ですので偶々自分の使ってる物に精通してるとこに巡り合えるのは奇跡に近いですけど。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1303158619/l50


548 :私の息子はEL34:2012/09/06(木) 15:14:18.94 ID:05BCOqMe

今年の春に5万5千円で買った漏れのQUAD ESL-63PROが今年の梅雨を無事過ごすことが出来ますた。


549 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/17(月) 22:40:12.16 ID:Iycz899N

ESLに梅雨は関係ないですって。
一度開けて電極の具合を見てみる事です。
剥がれてからでは遅いです。


550 :私の息子はEL34:2012/09/18(火) 08:20:03.67 ID:MrMyx9Rb

漏れのESL63-PROは未だ大丈夫ですが、その時に備えて補修パーツを準備しています。
オリジナルより少し薄い振動膜は入手出来ますた。
接着剤と導電性塗料は入手出来ませんか?

以前、京都のSHOPに自身でリペアするので譲ってくれないか?と問い合わせると断られますた。


551 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/18(火) 19:47:13.32 ID:aT0kPyDf

当たり外れがあるのではないでしょうか
昔63PRO買った当初からチリチリいってまして、クレームつけて交換してもらいました
鳴るのが仕様だとかふざけたこといってましたが
担当はハーマンの久間だったかな
交換後は7〜8年問題ありませんでした
あとDCIは微かに鳴っていましたね

552 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/18(火) 20:34:16.72 ID:GIQTSLtN

ハーマンで売った新品に結構修理品ユニットが入っていたのも事実ですね。
57のように密閉してるわけではないので湿気が多き時は微かなノイズは出る事も有りますがそれで故障には至りません。

埃っぽい部屋だと空気清浄機として働く懸念はあるでしょうけど。
最初からのチリチリは修理時のセメダインの塗り過ぎ?

>>550
そりゃ余剰分が無い時に聞いたんじゃない?
待てば取り寄せてくれるけど貴方には張替え出来そうもないと思いますが。
まず、振動板の前に電極のセメダインの劣化具合の確認ですって。
でないと本当に張り替える必要に迫られます。
壊れぬ前の対処ですって。


553 :私の息子はEL34:2012/09/18(火) 20:52:55.36 ID:MrMyx9Rb

中古で購入した63だから、接着剤の劣化確認する為にバラしたらいっそのこと張り替えた方が良いのでは?。
それに自身で張り替えを行なっても1度や2度で成功するとは思っても御座いません・・・・。


557 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/18(火) 22:04:19.63 ID:GIQTSLtN
>>553
そういう覚悟があるならやってみてもいいでしょうね。
ブログで情報開示されてるのは一番簡単な故障の部分とか肝心の部分は伏せての失敗誘導のようなものだけです。

でも通常振動板は全く劣化なんかしてません。
鳴ってる物を張り替えるのは全くの無駄です。

埃が入ってスポット放電で焦げたり小穴は開いてるかも知れませんが、それを確認する為に前後を外そうとした段階で経年でへばり付いてるので振動板を破ってしまうでしょう。

接着剤の劣化は初期段階なら補強で済みますから触らぬ神に祟り無しです。
それから埃が入らないように保護幕の破れと剥がれの確認です。

両面テープで貼ってあるだけですのでパリパリになってたりネチャネチャになって剥がれて隙間が出来てる場合が殆どです。

埃が入ると放電で破れの原因となります。

ユニット自体の分解はノイズが出てからにした方が良いと思います。
もしも貴方が本当にSPのコーン紙の張替えなど朝飯前の器用な方なら表ユニットに振動板が接着してありますからその境目に振動板自体の剥がれ防止の為に超低粘度の接着剤をぐるり一周流し込んでおく事です。
ユニット外して空中で回しながらしか出来ない作業ですが。


558 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/18(火) 22:08:09.17 ID:T2UuwSmZ
>>552
質問だがQUADはセメダイン使っているって本当?
(アジアだけだと思っていたが・・・)


559 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/18(火) 22:22:50.38 ID:GIQTSLtN

QUADに限らずSPユニットには接着剤多用されてますが?
残念ながらQUADの使っていた接着剤は寿命が短かったんです。
紙を貼るんじゃなくプラスチックとプリント基板を貼ってるから接着剤の種類に限りがあったんでしょう。

まあある程度の時期で壊れるようにコントロールしていたのかも知れません。

ちなみに57も振動板はセメダインで止めてありますが電極はベークに塗った塗料ですので剥がれはしません。 その代わり木枠がビニールの粘着テープで密封してある信じられないようなレトロな構造です。
パリパリに乾いて効用をなしてない物があります。


566 :私の息子はEL34:2012/09/19(水) 07:23:19.53 ID:mEG3cAQL

ESL63に用いられている接着剤は透明の液体で準速乾性ですよね。


567 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/19(水) 11:32:55.90 ID:JL7FG2wg

茶色い色してると思うけど??
ボンドG-17みたいな色ね。
一杯はみ出てるから見りゃ直ぐ分かるよ。

触るとポロポロ取れるので効用を成してないのが良く分かると思いますよ。
逆に取れない奴はまだ効用有りで大丈夫って事ですね。
振動板をとめてるのは別の種類です。も少し透明に近いかな?
同じQUADでも年代で少し違うみたい。


568 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/22(土) 15:22:17.29 ID:hPOqoekY

クヲードに限らずアポジーなんかも結構手作りでひどいと何処かのブログで読んだな。
大量生産品とは言い難いから、パートのおばちゃん集めて作ったんだろうな、当時は。


387 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/05(月) 16:57:38.80 ID:oTS0oKFp

セメダイン劣化して直ぐボイスコイル剥がれますけど?
開けてみるとパリパリだよ。
折り返しのカーブでボイスコイル腐食して粉吹いてて良く切れるし。

まあ寿命10年ちょいかな?
QUADもマグネパンもセメダインの寿命に尽きるね。


390 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/07(水) 02:00:29.52 ID:rHzSAtjH
>>387
今の接着剤って昔のと比べて凄く進歩してるけどそれでも駄目なの?
15年程は持って欲しい。


391 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/07(水) 08:16:15.22 ID:oDZwm6sW
>>390
最新構造の奴なら耐久性全然違うと思う。


579 :私の息子はEL34:2012/10/17(水) 22:16:37.82 ID:zPOYcs2u

今日漏れのQUAD ESL-63PROの電源SWをONすると一瞬振動フイルムが動く様な音が出ていることに気付きますた。
これは振動フイルムが剥げ掛かっている(一部剥げている)証拠でせうか?。
漏れは小音量派なので通常の視聴時にはビビリ音やバリバリノイズは聴き取れまへん。

580 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/10/19(金) 20:23:18.39 ID:jkPnbOKh

多分ダストカバーが緩々なんでしょうね。
多分代理店のいい加減な修理がしてあってユニット交換後にダストカバーの熱収縮してない奴でしょう。
天板外してネット捲って見ればすぐに確認出来ます。


振動フイルムが剥げ掛かっている(一部剥げている)場合はポツポツ音になります。

電極が端から剥げてる場合はジャージャー音。

電極の一部が剥がれてる場合もポツポツ音。

バリバリは振動板と電極の接触。多分破れてます。

416 :私の電極は5000ボルト:2012/03/24(土) 09:32:30.97 ID:EC8LkWsn

QUAD ESL-63PROのオーナーに成りますた。
コンデンサー型スピカの使いこなしのアドバイスお願い致します。


1)付属の長く貧弱なSPケーブルは高品質な物に換え、適正な長さに切り詰める。

2)付属の長く貧弱な電源ケーブルは高品質な物に換え、適正な長さに切り詰める。

3)常時通電する。

4)大音量で再生しない。

5)再生する音楽のジャンルを吟味する。

6)雨の日や湿度の高い時はエアコンを入れる。

7)SPベースを設置し床から持ち上げる。

8)SPの転倒防止処置(正面側)を講ずる。

9)SPの背後は充分なスペースを確保する。

10)駆動するアンポは馬鹿デカイ出力の物は敬遠する。


他に何か注意すべき点が有れば御教授願います。


417 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/24(土) 16:14:08.80 ID:hCN6RETm
>>416
嫁、子供、ネコを部屋に入れない

418 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/25(日) 00:06:52.33 ID:ji8+evKz

ネコに倒されてお釈迦だぜ


419 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/25(日) 08:51:08.03 ID:1OYYUbPZ
音を出さず飾り物か弄ってジャンクゴミのどちらかだな。


805 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/11/24(日) 22:47:56.72 ID:KgbA6b1H

俺なら嫁とネコ捨てるけどな


420 :私の電極は5000ボルト:2012/03/25(日) 08:52:32.42 ID:hMUqRFYH

>>417 セフレは3人扶養していますが嫁、ネコ/子供はいませんから大丈夫です。
>>418 前側に転倒し易いので広いベースにESLを固定し後にパワーアンポを乗せ
   重量バランスに配慮しています。


421 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/25(日) 10:00:12.66 ID:Sr6nTEDQ

30年ぶりかでモデルチェンジしたのに、なんで古いモデルの導入話になるのかが分からん。湿気に弱い割に長持ちするのかね?
>>ESL-63PRO


425 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/27(火) 16:01:01.67 ID:BdCVkcDc

ESL-63は現行モデルも中身の構造全くは同じ、トランスがドイツ製になったくらい。
それ故にESL-63は整備がしてあれば無茶苦茶コストパーフォーマンスは高いよ。
それに湿気には弱くはないですよ。
元々イギリス製。霧のロンドンでも大丈夫。

426 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/27(火) 16:20:03.65 ID:BdCVkcDc

>>私の電極は5000ボルト


1)付属の長く貧弱なSPケーブルは高品質な物に換え、適正な長さに切り詰める。

2)付属の長く貧弱な電源ケーブルは高品質な物に換え、適正な長さに切り詰める。

3)常時通電する。

4)大音量で再生しない。

5)再生する音楽のジャンルを吟味する。

6)雨の日や湿度の高い時はエアコンを入れる。

7)SPベースを設置し床から持ち上げる。

8)SPの転倒防止処置(正面側)を講ずる。

9)SPの背後は充分なスペースを確保する。

10)駆動するアンポは馬鹿デカイ出力の物は敬遠する。

1)は元々付いてないでしょ。

2)意味無しです。

3)必要なし。

4)保護回路でクリップします。

5)これこそ必要なし。

6)気休めです。

7)試聴位置にもよりますが持ち上げると低音が減ります。

8)そんなに倒れやすくはないので普通のSP同様でOKでは?
 マグネパンみたいに倒れやすくないです。

9)スペースも必要ですが如何に反射を抑えるかです。
 後ろの吸音処理で音が変わります。

10)100W以上のアンプは繋いでも意味ないって書いてありますが保護回路が
 入力制限するので別に壊れる事はないです。


インピーダンスカーブが通常のダイナミック型SPと違うのでアウトプットトランスを積んだアンプの方が相性はいいです。 BBCでもフィリップスでもESL-63PROにはアウトプット付きのトラアンプを
使ってました。


427 :私の電極は5000ボルト :2012/03/27(火) 21:12:37.68 ID:A2xppK2M
>>426


1)付属の長く貧弱なSPケーブルは高品質な物に換え、適正な長さに切り詰める。

2)付属の長く貧弱な電源ケーブルは高品質な物に換え、適正な長さに切り詰める。

3)常時通電する。

4)大音量で再生しない。

5)再生する音楽のジャンルを吟味する。

6)雨の日や湿度の高い時はエアコンを入れる。

7)SPベースを設置し床から持ち上げる。

8)SPの転倒防止処置(正面側)を講ずる。

9)SPの背後は充分なスペースを確保する。

10)駆動するアンポは馬鹿デカイ出力の物は敬遠する。

1)漏れの63PROはSP端子がスピコン端子とデイバイデイングポストでは無く何故か4ピンのキャノンジャックとバナナジャックで。バナナプラグ付きSPケーブル(4m)と予備のバナナプラクが2組付属していましたので手持ちのSPケーブルを適正な長さでバナナプラグに接続し使用しています。

2)漏れの63PROを駆動するアンポはモノラルアンポでスピカの脇に設置していて、そのアンポのサービスコンセントからESL63PROに給電していますので電源ケーブルが長杉なのです。

3)評論家の故Mr.山中敬三氏はESLの消費電力なんぞ僅かなモンだから常時電源ONに汁!とSS誌に貝鳥ますた。

4)大音量で再生しないと優香、電極タッチが怖くてヴォリューム揚げられまへん。

5)打楽器/ベースをフイチャーした音楽は再生を避けています。

6)別スレでESLの最大の敵は結露とカキコしていた香具師がいましたが・・・

7)ESL63純正?のスタンドはかなり持ち上げているようですが・・・

8)漏れのESL63PROは和室の畳なので、ベースの上に角材を置きその上に設置していますが特に手前に倒れ易いのです。

9)SPの背後は窓ですので音場パネルは設置出来まへん。背後は60cm位です。

10)コンデンサー型スピカは超高域でインピーダンスが1Ω程度に下がる物が有るのでDC成分が発生した時は保護回路が働くので漏れのパワーアンポのメーカーはAC/DC切替SWをAC側(コンデンサーが挿入されている)にしてアンポとスピカの間に1〜2Ω(30W型)を挿入汁!とインストラクションマニュアルに書いて有りますが、音質劣化を招くので信号系統に直列にLC等を挿入したく無いのです。
 後OPTを搭載した真空管アンポが2種類有るので、後日テストする予定です。


431 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/28(水) 22:05:02.00 ID:/k9spGsG
>>私の電極は5000ボルト


1)付属の長く貧弱なSPケーブルは高品質な物に換え、適正な長さに切り詰める。

2)付属の長く貧弱な電源ケーブルは高品質な物に換え、適正な長さに切り詰める。

3)常時通電する。

4)大音量で再生しない。

5)再生する音楽のジャンルを吟味する。

6)雨の日や湿度の高い時はエアコンを入れる。

7)SPベースを設置し床から持ち上げる。

8)SPの転倒防止処置(正面側)を講ずる。

9)SPの背後は充分なスペースを確保する。

10)駆動するアンポは馬鹿デカイ出力の物は敬遠する。


1)63PROの初期(半数)はそのコネクターです。ケーブルは後付け品。純正はありません。

2)短くするのはいいですが、太くしても意味無しという事です。

3)ESL57の場合でしょ。
 5000V掛かると下手な空気清浄機より埃を吸い付けます。
 常時通電は中にゴミの入る危険度が増します。
 直に立ち上がりますから長持ちさせたいなら63では常時通電はお勧め出来ません。

4)だから保護回路が働いて頭打ちで電極タッチは絶対に起こりえません。

5)OTLのトラアンプを繋ぐから低音が出ないと思うんです。
 電源が劣化してない限り63はパルシブな低音も楽に出ます。
 結構量的にも出ます。
 トランジェントが良いので低能率な小型SPの重い音に慣れた耳には軽く感じるかも知れないですが、実際には凄く立ち上がりの早い低音が出ます。
 打楽器/ベース共凄く得意というか一番正確な音が出るはずです。


6)私です。
 結露は大敵ですが通電してても関係ないです。
 部屋の温度が問題なんです。冬に急に部屋を暖めた時に結露します。
 部屋の温度に本体が馴染むまで通電してはいけません。
 梅雨に湿気が多いくらいはチリチリ空中放電音がする事はあっても壊れたりはしません。

7)純正は22cm持ち上げますがこれを使うと低音が減ります。
 社外品でチルト出来るベースが出てましたがこちらの方がいいです。

8)下が軟いと低音が出ないですね。振動板面積が広く本体が重くないので逃げますね。
 固定すべきでしょう。

9)音場パネルは余計悪くなるので要らないでしょうが、何かで吸音もしくは拡散等をするように考えた方が良いかと思います。
 少なくとも壁と並行には置かない事です。


10)確かに安物のアンプだと音量上げるとリレーが働く物があります。
 そういうアンプは使わない事です。
 球アンプはちゃんとした物でないとボケますよ。
 誤魔化しの利かないSPですのでアンプの音もろに出します。

ちなみに63はUでは上手く鳴りません。
 


434 :私の電極は5000ボルト :2012/03/28(水) 23:17:32.84 ID:imbcmc1A
>>432様 有難う御座居ます。

1)私の製品は初期型なのですね。因みにシリアルはNo.23741/23742です。
 箱に'88年2月3日TOKYOの手書きサインが有りますた。

2)既にオーデイオデバイス社のPCOCCの電源ケーブルに交換しますた。オデヲは見栄えが一番ですw。

3)いいえ、ESL63です。漏れはSTAX社のコンデンサー型のヘッドフオンを使用し鳥ますが、新品で箱を開けて電源投入中に電荷が全く無い状態から〜電荷が溜まる迄に音質が激変する経験をしますた。雑誌STEREOでも編集部に届いた視聴用の ESL63が全くの新品で電源投入中に同じ症状を示したとの記事を読んだ記憶が有ります。  
 ESL63にはビニールのダストカバーが有る筈ですが、塵をシャットアウト出来ないのでしょうか?。

4)判りますた。でも振動膜(Melinex3.5μ)と電極の隙間がたった2.5mmは狭いですね。

5)漏れは昼間大音量や打楽器/ベースをフイチャーした音楽の再生はコーン/コンプレッションドライバーのシステムに任せて、ESLは夜間にストリングス/ボーカル再生を慎ましく聴くことにしています。

6)何処かのブログでESLユーザーが梅雨時に不調になったとのカキコを複数みましたので・・・。

7)8)9)何処かのブログでESLの前側ベースの下にスペーサーを挟んで後方にスラントしている香具師を見ますた。
ヒントに成りますが、転倒防止策が漏れの急務です。

10)今ESLに接続しているのはコンセントの関係で石の純A級動作の90W出力モノラルアンポですが、ほぼ同じ出力の3極管PPと自作の3極管接続PPのアンポが有りますので選択する予定です。


436 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/30(金) 22:38:08.40 ID:UA8reOcl

3)止めませんがダストカバーはモールで嵌め込んであるだけで57のようにテープで封印してあるわけでは無いので四隅が隙間だらです。
湿気も空気が出入り出来るので梅雨は湿気るわけです。
57では密封されてるので破れや剥がれが起こって無い限りユニットの中に外気は入りません。
63では外気が入ります。ダストカバーが有るおかげで逆に中の湿気や結露がなかなか解消され難いんです。
初期に音が極端に変わるのは電子部品や振動板自体のエージングの所為の方が大です。
電位だけですが多少は空中放電で熱も発生するので湿気も抜けて音も全く変わらないという事はないですが通常聴いても解らない程度です。
30分もすれば全く問題無しです。
空気清浄機としての長時間運転はあまりにリスクが高過ぎます。
壊れても寿命が短くなっても良いというならどうぞ常時通電で使って下さい。


5)多分メインシステムより低音もいいはずです。
打楽器のインパクト音とかベースのピッチカートの切れとか。
ドーンと尾を引かないのは振動板が軽く前面駆動で正確に止まるからです。
フィールドマグネットの軽量コーンの低音がかなり近い感じですね。


437 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/30(金) 22:53:54.98 ID:UA8reOcl

6)電極が端から剥がれかけている状態で湿気が多いとノイズが出だすからです。
一度スポット放電すると穴が開き、破れに至ります。
ユニットが正常であればチリチリという空中放電の音はしてもスポット放電はしません。

9)スラントすると後ろの壁面と上下も平行でなくなるのでよりいいです。
前に倒れ難くもなります。

10)球のアンプは低音の緩くなる物が多いです。
今のアンプにマッチングトランス付けるのがベストではないでしょうか?

438 :私の電極は5000ボルト :2012/03/31(土) 19:49:09.18 ID:eX0b/QPb
>>437様 毎度有難う御座居ます。

3)明日から4月です前半の2週間を使用時のみ電源ON、後半の2週間を常時電源ONにして比較致します。

5)昨夜BEATLESのCD3枚再生してこのスピカがバーサタイルな性能を持っていることに驚きますた。

6)SPを設置している部屋は常時人が居ることは無いのでエアコンのON-OFF位しか急激な温度変化は起こらないと思いますが、ESLの電源投入は部屋の温度が安定してからと言うことで了解致しました。

9)アンポ〜SP間に挿入するマッチングトランスは過去の雑誌を調べるとTANGO社にFT-200やFU-60等が有ったことが判りますた。入手出来るか問題ですが探します。


439 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/31(土) 20:51:42.92 ID:qkF0Ptjd

6)逆にリビングとかの方がいつも人が生活してるので温度変化が少ないのです。
偶に人が入るオーディオルームの方が冬場に良く結露を起こすのでご用心を。


10)TANGOは使い物になら無いでしょう。
 別にマッチングトランスと銘打って発売されてる物でなくとも球用のアウトプットの2時側だけ使ってもいいですしALTECやRCA他業務用のマッチングトランスも多数発売されてました。70Vライン用のマッチングトランスの2時側使用でもOKです。
 マッキンのガラクタから流用って手もあります。
 球アンプお持ちなら一度そのアウトで実験されてみては?

この辺肝ですし、アンプが良くなれば幾らでも追従するSPです。
それ故に活かすも殺すもアンプ次第。
前にどなたかの引用サイトに100%ドライブ出来るアンプが無いって行がありましたがまさにそうかもしれません。
頑張って伴侶を見つけてやって下さい。


440 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/02(月) 22:27:01.37 ID:xmj9hQpa

イシイラボのアウトプットトランス、お勧め。


572 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/25(火) 00:12:33.31 ID:+AmDmDaC

マグネパン3機種、アポジーのカリシグ持ってましたけど結局QUADになっちゃいました。
アポジーは一時期でかいの買おうかとしたんだけど音像のでかさに腰引けちゃった。
うちのカリシグリボン無傷の良品だったけど18万にしか売れなかった。
この傷もん高いと思うんだけど最近また人気出て来てるの?


573 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/25(火) 21:40:17.79 ID:u3VKTphf

両方やってみて、MG3.7にしてますがカリパーシグの程度良しは、鳴らしずらかったけど、一度なるとたまらん音を出してたように思う。
小音量時はQUADに勝るものはないでしょう〜。
夜中にQUADで弦聴くと別世界になるのは、わかります。


453 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/17(火) 22:52:51.64 ID:NLzal3Pv

マグネパンも丸線の旧型の方が明らかに音良いよ。 切れの良い音も出せた。
ティンパニーとか凄かったよ。
現行で20年前のモデルの音出ないでしょうね。
ここでは業者さんの売り込みレスが多いので新しい物しか買わないってレス多いんだけど、マグネパンですら旧型の方が良い。
当然QUADも。


456 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/18(水) 00:48:44.64 ID:FJ/zv6qa

若かった20年前の方が耳が良かったってオチじゃね?


457 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/18(水) 00:58:55.71 ID:lw+7v/OK
>>456
あーそれマジで思いますねえ ずっとそうじゃないかと思いながら聴いてる


458 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/19(木) 01:20:06.55 ID:ZYvJWa8j

昔のものの方が音が良いと感じるのは幻想。
平面型のスピーカーとゴールドムントの音は全く合わないから気を付けろ、
ただでさえ低音が出ないのに、すっかすかにぎゃんぎゃんになると思う。
アポジーも低音がダメ、リボンがぐしゃぐしゃいうだけだから買うな

459 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/19(木) 13:58:52.18 ID:2rp6zxKw

マグネパンは各年代持ってるけど明らかに昔のモデルの方が独特の味がある。
オーディオリサーチが売ってた頃のが一番いい。
ムンドで鳴らないのは元々ムンドがそういう傾向の音だから。
普通のSP鳴らしても大した事ないアンプだよ。
低音鈍重いB&Wとかに合わせて音作りしてるんだろ。
同じスイスでもFMとかとはレベルが違うよ。


460 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/20(金) 22:49:39.87 ID:SH0MHJVq

ムンドで低音出ないって感じるのはのは耳が悪いだけ。カリパー使ってたけど出まくる。
超低音の入ったテストCDとかかけると確かにぐしゃる。音楽ソフトでそうなることはない。
ムンドの空気感は他のアンプで代用できない。FMは聞いたことはあるが所有したことないから知らん。


461 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/21(土) 21:06:39.63 ID:Wse2ynJ+
>>460
ムンドの空気感とは?
嫌味ではなく
2万円を140万円で売るメーカーでしょ?
例え金があったとしても怖くて買えないな


462 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/22(日) 01:38:54.89 ID:f380dXVu
πはもっと高く売らないとダメなのに2万円で売るから会社が傾いたんだろ。


464 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/24(火) 03:45:42.42 ID:XV0It2ga
>>460
ムンド、ジェッフ、B&Wは初心者受けはするけど直ぐに卒業すると思うな。


465 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/26(木) 17:57:21.73 ID:uTqRFP4c

すごい初心者だなw


466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/27(金) 02:02:41.46 ID:27Tue0+1

雑誌の評判しか情報が無くって踊らされてる初心者ね。
まあみんな一度は評論家に騙されるんだけどね。
奴らは金の出る現行品しか褒めないからね。


444 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/14(土) 13:31:59.51 ID:MQFF+KINMagnepan

MG1.7 先日到着、いま馴らし中です
20年前アメリカでここの平面スピーカ聞いて高音のきれいさでずっとほしかったんですが、ちょっと広いスペースが確保できたので思い切った。
いままでは HarbethHLcompact 使用、むかしの riverside の JAZZ は Harbeth のほうが向いてるようなw


445 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/14(土) 16:22:49.28 ID:g3eefD79

仮に高音が綺麗にでてもHLコンパクトにかなう訳がない。
ジャズ聴きたいならCDとかアンプ替えるのではなくアポジーのカリパーシグネチュア以上のものを買ったほうがいいよ。


470 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/28(土) 16:42:23.42 ID:IYV4Dgzh

いや、あらためてHLコンパクトはいいスピーカやなあと思ってますよ。
なによりも、すごく「楽しげに」鳴る。
プレーナースピーカのスレで何書いてるんだという感じですが。


471 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/28(土) 21:21:46.83 ID:KfsSSxm7

ESL-63にしなかったのが間違いですね。
HLコンパクトもHL5もお払い箱に出来たのにね。


472 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/28(土) 22:40:56.37 ID:N/vcHxbx

やっぱりeslー63が王様ですか?

473 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/28(土) 22:49:57.19 ID:l90OL/CI

王様はAPOGEEだろ。


474 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/29(日) 03:03:25.26 ID:ag75wi8f

APOGEEは持ってたけど特別どうとか言う物では無かったですよ。
マグネパン、マーティンローガンに比べるとずっと対応範囲の広い鮮明な鳴り方をする普通のSPだったですけどね。
音像がでかくって迫力はあるんだけどかなりの口お化けで歌物は頂けなかったですね。
私の持ってたカリシグですらですからもっとでかいのはミニシアターサイズの音像でした。
それをリアルと思われる方も居られるのでしょうが私にはちょっと辛かった。

ESL-63は聴いた事ある人なら解るだろうけど見た目よりずっと普通の音します。
球面波のおかげでピンスポットに定位もします。
反応の速さ正確さでは他の追従を許さない王様と言えると思います。
ただし壊れなければです。

趣味的には57の方が面白いですが並べて聴けば進化の凄さが理解出来ると思います。
57も大好きではあるんですがあくまで巨大コンデンサーヘッドホーンと言う感じですね。


475 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/30(月) 00:14:32.19 ID:3Kqr+tb4

昔何気に入ったオーディオ屋さんでマーチンローガンが鳴っていた。
初プレーナーだったのだが、聞こえた瞬間まさに目を見開いてしまった。

空中にポッカリ浮かぶ音像
ゆったり、ゆっくり流れるのだけどすごい緻密感
エロい声

今思い出しても衝撃的な経験だった。
最近箱型スピーカーに疲れてきた。。。

買い替えたい。金欲しい。。。


477 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/01(火) 09:24:38.57 ID:3aIdCCU4
>>471
だからせめて現行商品で書いてくれとw
ESLシリーズの現行品、ヨドのHPにも出てるけど、あれ1本の値段ですよね。
まあ手前にゃ無理な代物と。

830 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/12/16(月) 20:35:24.36 ID:dq6uz5Wz

ハイエンドショウでquad聞いてきたけどよくなかった。
八畳位の部屋で演奏してたけどセッティングが悪かったのかな?


847 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/22(水) 20:04:35.14 ID:5PXz/ERd

年末のハイエンドショー行ったけどpiegaが狭い部屋にも関わらず一番いい音だしてたよ。
quadは酷かった。


849 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/26(日) 11:02:48.52 ID:T1u0yphp
>>847
クオードはいつも変な音な気がする


831 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/12/20(金) 00:41:18.37 ID:RgQDCkZ7

ロッキーじゃなー
今のQUADのアンプじゃESLは上手く鳴らんでしょ。


478 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/01(火) 10:54:19.99 ID:YNqq6Juv
>>476
私も持ってたのはカリパーシグネイチャーでした。
マーティンの方はCLSU。
どちらも去年処分しましたが。

確かにCLSUに比べればカリパーシグネイチャーはずっとまとも。
怖いほどの音像。壁の向こうに歌姫は我が家ではメインのホーンシステムの方が上でした。
比べればカリパーシグネイチャーは全体からウワーッと音が出てきて散漫な印象でしたね。
同じ包まれる感じならマグネパンのティンパニーの方がよりエネルギッシュ。

>>477
ESLは基本中身全く変わって無いんで現行品には何の魅力も感じませんし、高過ぎて馬鹿かと思います。
ドイツ製になってマッチングトランスの違いか色合いも減ってます。
お店の方で無い限りESLの現行推す意味は全くないと思います。

479 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/01(火) 18:13:26.85 ID:brWvhAdz

カリパーって入門機みたいな物だからね、低音はでないしダイナミックレンジもいまいち。
あれを聞いてアポジーを判断してもらっては困る。

やはりデュエッタ〜ビッグアポジーが凄いのよ、とくにシンティラ!
今は亡き黒田恭一氏が死ぬまでべた惚れだったディーバも凄いけど。

アンプにも死ぬ程お金をかけないと本領を発揮しない。駆動力の無いアンプで鳴らすと、定位もわるく、リボン全体がワ〜ンと鳴いてしまうので、なおさら誤解を受けやすいSPなんだよ。


480 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/01(火) 19:47:06.92 ID:YNqq6Juv
持っていたのはカリシグですがシンテイラは友人が持ってましたので良く聴いてましたがそんなに言うほどの差は無かったですよ。
確かに音量は上がりますがどだいうちではこの手のSPに音量求めませんでしたので。
アンプは当時パネル物にはスレッショルドとFMでした。
それと金田。
駆動力不足はなかっと思います。


481 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/01(火) 20:23:01.65 ID:4iewrrKX

金田は知らないけど、スレッショルドは低インピーダンス駆動は苦手ですよ。
つまりアポジーとは良くないです。
FMって駆動力があるイメージじゃないけどなあ
やはり、当時純正とも言えるクレルあたりで聞いて欲しいです。

482 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/02(水) 22:37:09.87 ID:Hjqf8vXj

クレルはKSA-50なら同時に持ってましたが一番低音が緩くってパネル物には合わせてませんでした。当然パワー感も不足で。
スレッショルドが1オクターブ下まで出るような鳴り方をします。
低インピーダンス駆動は苦手??
出力トラ18パラとかの奴ですよ?
FMに比べれば表情のやさしい鳴り方ですが低音の駆動力は私の所有したアンプの中では歴代1番です。
まだ現役で今も有ります。

ちなみにシンテイラはジェフローランドの#7だったと思います。
鳴き比べした時スレッショルドの1オクターブ延びるような音を聴いて友人はしばらくしてアンプ変えてましたが直ぐにシテイラも首になってました。


483 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/02(水) 23:12:32.64 ID:xjF6W7Lm
ほう、なかなか経験豊富な方ですね。
スレッショルドはアポジーとの組み合わせで何度か事件を起こしています。
駆動力というよりは保護回路の問題かもしれませんね。
で、シンティラを首にしたスピーカーってなんなんですか?そっちが気になるな〜


486 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/03(木) 16:22:58.53 ID:QMF/XcB2

確かにスレッショルドは出力段アホほどパラってますので経年でトラブルも起こったって話は良く聞きますし、丈夫とは言えないのかもませんね。
それでもFMに比べればトラブル少ないので我が家では述べ6台使いましたが1台電解の容量抜け起こしたのとパワーSWが焼けたの位です。
RFでコンデンサー変えたら見事に腐った音になった経験はあります。

シンテイラの後は何だったかな?
ウイルソンだったかレッドロース何とかだったか?
今は宗旨替えしてクラングフィルムですね。
うちがWE系なんで。


487 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/03(木) 17:47:54.25 ID:89ot+Xed

オイロダインですか!これはまあ・・・
しかし貴方はよっぽど凝り性な人ですねw
でもアポジーからオイロダインとかA5に変える人って意外と多いんじゃないかな?
アポジーって低音の音質だけなら世界最高なんだけど、さきの定位の問題やダイナミックレンジの問題でみんな手放してしまうんですよね、かといって4343みたいな重苦しい低音や、無駄に大口径のダブルウーファーの愚鈍な低音には耐えきれず、結局5〜60年代の軽いコーン紙から出てくる軽やかな低音に魅了される。
洗練されたホーンは音離れも良いし聞いてて楽しい。


488 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/03(木) 18:03:49.86 ID:QMF/XcB2

クラングフィルムは友人の方です。


590 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/11/03(土) 18:23:43.78 ID:wm5AHfpD

自分はリボン型はどちらかと言えば弦楽器だと思っている
コーン&ドーム型は打楽器 ホーンは木管金管楽器
コンデンサ型はスピーカー理想だと思うけど、現実大音量にできないし、ゴミがたまる。


593 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/11/03(土) 19:33:23.42 ID:AEDYnzVz
>>590
女性ボーカルは?
A7で聴いてるけどもっと良いのある?


596 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/11/03(土) 20:07:19.06 ID:FTi348us
>>593
我が家もメインはWE系のホーンシステムなんだけど、A-7クラスの声は通りはいいとは思うけどQUADにゃ逆立ちしても勝てないよ。
QUADの情報量は半端ないよ。

特にボーカル系のピンスポットな定位と口の中の唾まで見えるような繊細さは WEを持ってしてもそんなに簡単には出せないですね。
真逆なSPだと思われるかも知れませんがリッファレンスになる存在ですよ。
ただしソースやアンプ類の粗も見事に出しますのでA-7みたいにごまかしは効かないと思います。


591 :おっぱいゴルフア〜:2012/11/03(土) 18:25:38.23 ID:AkBCqYYl

下記の漏れの貧弱アンポでESL63-PROに合うのはどれでせぅ?。

1)純A級80WのコンデンサーSPメーカーの石アンポ
2)3極管接続の自作6CA7/EL34PPの10Wアンポ
3)3極管80WのPPのLUX社製アンポ
4)雑誌付録の5W?デジアンポ(このアンポでESL63を駆動したことは未だ一度も無い)

因みにESLの電源は今迄CDPやD/Aコンに使用していたCSEの電源装置から給電し聴きますた。


594 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/11/03(土) 19:45:20.77 ID:FTi348us

ESL-63って能率86dBだから今のSPと比べてそんなに変わらんはずだけど?
もっとも50Wまでしか入らないしそれ以上は繋いでも無駄ってカタログにも書いてたと思うよ。 もしももっと大きな最大音圧が欲しいならダブルとかスタックとかにするかあっさりべつの物にすべきなんじゃない。


1はスタックスだよね。

2,3は前に見せてもらったがLUXのアウトプット積んだ奴だよね。

正直どれも駄目。

コンデンサー型ってインピーダンスカーブが高域で下がるから普通の電流駆動型のアンプじゃハイ上がりになる。
アウトプット積んだ電圧駆動が良いんだけどLUXじゃ緩過ぎる。
一度マッキンのアンプでもどこかで借りて繋いでみれば?
マッキンが良いって言ってるんじゃないよ。
アウトプット載ってるってだけ。

良質のマッチングトランスをトラアンプに付けるかパワーの出る良質な球アンプ探すべき。
そういう意味じゃQUADの50D,Eがコストパーフォーマンスいいよ。

そんからコンデンサー型の電源て倍倍倍倍、、整流で電位得てるだけだからクリーン電源の意味分からんのだけど?
CSEって何に入れても音貧相になるよね。
http://www.hibino-intersound.co.jp/bryston/



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/682.html#c14

[リバイバル3] 酷い音のインチキ・レプリカを量産して伝説の評価を落とした Goodmans Axiom80

「このスピーカーを持つ者はあまねく人生を過つ」

とまで言われた往年の銘機であり、私にとっては忘れることの出来ないスピーカーである。 このスピーカーにさえ出会わなければ、おそらくここまでオーディオに深入りすることもなかっただろうし、ましてアンプの発売元になるなどと言う事は想像さえ出来なかった。

ともかく最初に見たときの強烈な印象は忘れることが出来ない。独特のフォルムに魅せられ「これはいい音がする」と直感し惚れ込んだのだった。

最近友人のG氏がその「AXIOM 80」を手に入れたそうである。このSPの反応の速さと来たら現代SPもかなわないだろう。ともかく何をいじっても音が変わるし底知れぬ可能性を感じさせ、それがまたマニアを虜にさせるのだ。

SPの魅力はともかくとして、G氏が私みたいな運命を辿らないことを願うのみである。今回のことは彼のために喜ぶべきかはたまた同情すべきか大いに迷うところなのだ。
http://www.allion.jp/blog/audio_roman/2002/07/10/52.html


初期はオリジナルですが、次からは復刻版になります。復刻版、は二度出ていますが、いずれも補修部品で復刻されています。

ただ、中期と後期ではコーン紙が大きく異なっています。

中期はオリジナルと同等ですが、後期は再生産品となります。

この点に注目すれば、初期と中期はそれ程変わらないと言えるのではないでしょうか。当方が入手したユニットは中期のようです。ユニットを仰向けにして上から息をふっと吹きかけるとコーン紙がぐっと下がり、レスポンスの良さが見て取れます。

それが、後期ユニットになる少し事情が違うようです。アンプの高出力対策でしょうか、カンチレバーの材質(ベークライト)が変更されているようです。

因みに、アキシオム80のコーン紙には、はじめからカンチレバーが付いていたようです。

1. 初期(1960年代)

オリジナル。お尻の形状とロゴマークに注目。


2. 中期(1970年代)

補修部品で復刻。オリジナルと同等のコーン紙を使用している。


3. 後期(1984)

オーディオ・ニックスにて復刻(約1000本)。補修部品を使用して復刻しているが、コーン紙は再生産品。
http://garrard301.exblog.jp/11138738/


一番長く使ったスピーカはグッドマンの AXIOM-80 でした。いろいろな動機が重なって私は1968年10月に最初の80を2本買ったのです。1987年までの20年間は自家用スピーカと言えばアクシオム-80でありました。 アンプ設計に手を染めた最大の理由はアクシオム-80を鳴らすためであったのです。そういう方は何人もおられるようです。今日、一家を成したアンプ設計家のその多くはこのスピーカになんらかの啓示を受けたものと拝察しております。

蛇足ながら20年ほど前に突如として現れた復刻板アクシオム-80はオリジナルとはフレームの材質、コーンの構造が全く異なっていてこれは似て非なるものでありましょう。

このスピーカには様々な顔があります。80の愛好者にはスコーンと抜けるリアルな音をもってこのスピーカの本領とみなす流派と、真綿で弦を擦るがごとき耽美的音調をその本質と見なす流派があります。私はその中間でありますがいずれにせよ人の様々な音への思いをすべて受け入れる深遠なる懐の深さがこのスピーカにはあります。

トランジスタアンプは不可と言う人もおられますが一概にそうでもありません。BBCモニタでありますが英国内での評価のほどは良く知りません。原設計は戦時中だと聞き及んでおります。ボイト、ラウザーとはかなり性格が異なるようで日本には1950年代半ばから入っています。

良く知られているように故瀬川冬樹氏は45シングルで鳴らされたこのスピーカを生涯理想の音とされておられたようです。このスピーカの設計者がその後作ったスピーカは多々ありますがそのどれもが一聴して柔らかな音を出しますから本来の方向はリアル派とは異なるのでしょう。低域共振点は20ヘルツ台で大変に低く、エッジ、ダンパのコンプライアンスが高い割には最大振幅に制限があるためにアナログ時代は極めて使いにくいユニットでした。ピックアップ系の共振が問題にならないデジタル時代の環境では大変使いやすくなっています。

いろいろな使い方がありますが一番無難なのは低域に別途大型ウーファを追加した2ウエイでありましょう。適切なウーファーの選択は困難ですが今日の水準でも十二分に満足できるレベルになります。150〜200Hzで繋げばよろしい。1本使用ARU箱の音と2本ARU箱や4本ARU箱とは全然音が異なります。

箱にユニットを取り付ける際には決して締め過ぎないことが肝要です。むろんフレームは大変頑丈ですからどんなに締め過ぎても変形することはありませんがバッフル面に軽くついている程度にする方が音がよろしいのです。

アンプも同様で、あまり締め付けトルクを与えない方が良い箇所は沢山あります。かつてアンプ研究家の辰口肇氏はウーファーのエッジ、ダンパーを糸吊りに変更した理由を精密秤に例えて説明しておられましたが正しく同感でそれは80にも言えることでありました。

長い音道をもつホーンスピーカでもそうかもしれませんが、アクシオム-80を使っていると空気の持つ一筋縄では行かないさまざまな性質に気付いて森羅万象の本質に思いを巡らすのです。 ことは空気に限りません。電流の流れ方もそうでしょう。常識的にはスピーカケーブルの抵抗値は低い方が良いのですがそうでもないことが多いことは皆さんもよく御承知のことと存じます。とくにこの80はその最たるものでしょう。ラウザーユニットとは異なってインピーダンス変動が大きく、常識が通用しないことは驚くべきものがあります。

単発使用では定電流駆動に近い特性のアンプがベストなのですが2発、4発ではそうではありません。近いうちに指定4発箱に入れたシステムをつくる予定ですがアンプは新たに作る必要があるでしょう。

ドイツの業務システムにはトーンゾイレ型という形式があります。もう撤去されましたが近くにある陸上競技場には長らくドイツテレフンケン社のメタルコーンをいくつも縦にならべた全高10m以上の柱のような全天候型スピーカがありました。あの「永田秀一」さんがJRC日本無線の音響部門の顧問をされておられた時に全国何ケ所かにテレフンケンのこのシステムが導入されました。

さてトーンゾイレ形式は昔RCA社にもあったようですが多数のスピーカを並列使用する際には一番合理的な方法でしょう。80を多数使用する時には普通はトーンゾイレタイプが思い浮かぶものです。でも今回はオリジナルの設計に従いました。2発指定箱の経験からいってもステレオイメージは劣ると思いますが音場再現性がすべてではありません。今はなぜか音場再現性が重視されすぎています。かく言う私も音場再生大好き人間ですが、心のどこかで手に取るように音源の位置が分かることはむしろ不自然ではないかと思うことがあります。実際の演奏会場では目をつぶって楽器の位置を当てることは困難ですから。
http://www.audio-maestro.com/su_dina_zhuang_zhi_2.html

フルレンジ好きの人ならば、一度は憧れたであろう「GOODMANS AXIOM80」という英国製の特異なスピーカーが手元にございます。愛好者には古くは 故瀬川冬樹氏や是枝重治氏などが有名でしょう。私も数年前より80年代に発売された復刻版を数セット取り扱いました。旧タイプとは、コーン紙の形状や厚さが大きく異なっています。

旧タイプのコーン紙は、薄くて張りがあり、外周部分に折り返しを付けてコーン紙全体の強度を上げる構造でした。それに対して復刻版はポテッと厚めで、その外周部分は切りっ放しでありました。

カンチレバーも、旧タイプでは薄くしなやかなモノでしたが、厚めのものに変わっていました。旧タイプより耐入力が増している事から想像するとそれらと関係があるのかも知れません。復刻版は現在手元にはありませんが、オークションなどで手に入れることが出来る様です。価格は上がっていますが・・。

旧タイプも稀に目にしますが入手は絶望的かもしれません。


AXIOM80は、コーン紙が「フラフラ」して扱い難いと云う定説が昔からありました。アナログ時代には確かにレコードの反りなどの理由によりコーン紙が揺さぶられ、ボイスコイルが底打ちする可能性があり、狭帯域のシングルエンドの真空管アンプが有利でした。故瀬川冬樹氏は無帰還でトランス結合の「UX-45シングル」で鳴らしていたようです。能率が高く、2W程度の出力でも充分に楽しめました。

メーカー製の専用箱は私の知る限りは昔から存在せず、付属の図面を元に家具屋へ注文するか自作でした。通称「ヤマハ箱(ヤマハで製作されたもの)」も見たことが有ります。何れにしろ「専用 ARU」との組み合わせが一般的でした。

現在 AXIOM80 を駆動するアンプは「6BM8/ECL82 超3極菅接続」を私は使用しています。小型の出力トランスを持つエレキット製品の改造品です。見た目は非力なのですが、音の広がりや奥行き感などに優れ、安価で簡単に改造出来て、とても満足しています。
http://rmuk.exblog.jp/


先日、AXIOM80のスピーカーを復刻品からオリジナルに替えました。

オリジナルのコーン紙のよく動くのには驚きました。フッと息を吹きかけるとオリジナルはグッと動きます。それと比べると復刻品は同じようにしても動きません。

このよく動くコーン紙のおかげでよく弾み繊細で密度の高い音が聴けるのでしょうか

しかしながらこのスピーカーにその本来の能力を発揮させるのはかなり難しいらしく、まずエンクロージャーを選ぶのとアンプも選ぶ必要があるようです。僕は6RA8のシングル・アンプで鳴らしていますが、その相性には非常に満足しています。オリジナルのAXIOM80の箱の中に説明書が入っていて、その内容の一部にエンクロジャーの図面が3つが掲載されていましたが、実際はその図面どおりのモノを制作しても思うように鳴らないと聞きました。どうも低音がうまく出ないようです。僕のエンクロージャはその図面とは全く違う設計となっています。

これにツイターをつけるとまた別世界の音になるという話を聞いてモノは試しとつけてみました。上に2つ乗っているのがそのツイターですが両方を聴き比べてみて右側のツイターの方が音がやわらかく自然な感じをうけたのでそれを繋いでいます。そのツイターはドーム型ツイターですがメーカー名が分からないという代物ですがドイツ製という事は聞きました。ツイターを付け足した再生音は高域が広がり、不思議なことに低域も以前よりしっかりした印象を受けましたが、その分中域がすこし痩せたように思え、これも一長一短じゃないかと感じます。
http://blog.goo.ne.jp/kuiren/e/0456de7031bd22c3e17d4345bb6de382

銚子の散歩道 2010年11月22日

先月スウェーデンのエンジニアが所持していた、AXIOM80 が2台届いた

フレーム裏側に製造週/年のゴム印がある。 1949年製、最初期モデルだ。
 
GOODSELL社製ステレオアンプに二本結線してテストしてみた。
 
予想していたのと違い、妖精のような高域再生で、低域はグーッと下まで延びている。 思わずT氏と顔を見合わせた。 上質な妖気が漂う。


初期モデルの特長はあとで詳しく述べるが、フレームの型離れがキレイであり、そのためか一層精悍さが増して見える。
http://blog.livedoor.jp/thorens/archives/51732846.html

銚子の散歩道 2010年12月12日 AXIOM 80 スピーカーシステム

AXIOM80 がオフィスに運ばれてきた。 僕が遊び呆けている間も、T氏はせっせと響きを確かめながら、英DECCA社のラボラトリで試作されていたキャビネットを忠実に再現していて(かたち・寸法だけでなく音の響きも含めて)、1949年製と1958年製 AXIOM 80を取り付けてある。 音を出してみる。

間違いなく、これはAXIOM80 絞りたてのエッセンスがそのまま空間を満たしている。

潤いたっぷりにレコードに反応するように再生している。 音そのものでしあわせにしてくれる音。 

趣があって、現実にはありえない妖精のような艶が音の色を滑らかに吹いていく。

 ヤミツキになる音のタチのようで、あっという間に何時間も聴きこんでしまった。 
ただ雰囲気をかもし出すだけではなく、音のかたちを立体として克明に穿っていき、その周りの透明な音場を水晶質にしている。 そこから演奏家の伝えたい気持ちが、何にもさえぎられずにみえているのは快楽だ。 堂々と実際にはありえない快楽質の再生をしている。 

高音がどうの、低音がどうのというのを気にせずに、湧き上がる音楽の色気にそのまま入っていってしまった。 能率は高く、8~12畳前後のリスニングルームの空間に最適だと思う。 後方の壁面に反射させて再生するも可能なので、近いうちに試してみる予定。 取りあえず、聴いた直感をそのまま書いた。
http://blog.livedoor.jp/thorens/archives/51742326.html


第35回 GOODMANS AXIOM−80を鳴らす。

 このコラムももう35回目になりました、35回の節目としてマニアの間では究極のユニットとか伝説のユニットと云われているGOODMANS社のAXIOM−80フルレンジスピーカーを取り上げます。

 今回ご紹介するユニットはレプリカではなく1950年製の最初期オリジナルユニットになります。

巷ではAXIOM−80はマニアを引き付ける麻薬的なサウンドで魅力的な音だとかこのスピーカーで聴く弦楽器の再生はこれ以上ない!とか云われ一度このスピーカーの虜になるとタンノイ、アルテック、JBL等では味わうことの出来ないスピーカーと云われていますが果たしてどれ程のユニットなのか実験を行いながら試聴しましたので興味がおありの方は最後までお付き合いください。


http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img35_01.jpg

1950年前後の超レアなユニット、状態も大変よくコーン紙の補修もありません。

AXIOM−80


 AXIOM−80をネットで検索しますと色々な方が評価していますからあえて私が詳しく述べる必要はないのとAXIOM−80に関して自分はそれ程詳しくはありませんが使われた方のコメントを読みますとAXIOM−80は大変気難しく簡単には鳴らないと云われている、

 私のコラムでも以前に書きましたが故瀬川冬樹氏がこのユニットを使っていたと紹介しましたが

このユニットはオリジナルと復刻(レプリカ)があり

その今はないヒノオーディオでヒノ製のボックスに入ったレプリカのAXIM−80を聴いたことがあります。

その時の印象として大変指向性が強よくて高域は耳に付くきつい音でこれが噂のAXIOM−80の音かとがっかりした覚えがある。

 皆さんもAXIOM−80を聴かれた方はオーディオショップがほとんどと思われますがショップの場合は適当にセッティングして展示してあるアンプを繋いでの音出しがほとんどですから本来の実力は見えてこないのとこのような簡易的な鳴らし方ではAXIOM−80が可哀そうに思える。

ショップで鳴らすAXIOM−80は魅力が乏しく他のスピーカーのが良く聴こえて来る。

残念ながら適当に接続してセッティングしたAXIOM80は本来の音とは程遠いサウンドでこれがAXIOM−80の実力かと思われるとこのユニットは哀れである。

AXIOM−80のオリジナルBOXは存在しない!


 色んな方のAXIOM−80のコラムを読みますとAXIOM−80をオリジナルボックスに入れて楽しんでいる方が沢山いますが、GOODMANS社はユニットを装着したオリジナルボックスは存在しません。

当時GOODMANSはシュロリ貿易が輸入元でこのユニットをヤマハがGOODMANS社からライセンスを受けて製作されたと聞いています。

 ヤマハボックスはAXIOM−80の図面を元に後面がコーナーになっていて前面にARUを取り付けて販売されていた、

時々写真で見るオリジナルボックスはすべてヤマハが製作したものですがこのボックスは評判が悪く本来のAXIOM−80の良さが出ないボックスと云われている、


もう一度はっきり云わせて頂くと

AXIOM−80のオリジナルボックスは存在しません。

仮にオリジナルと称して本国からユニットを装着した物が入荷したのであれば英国の箱屋が作ってユニットを入れたものと思われる。

 タンノイの様なオリジナルボックス付きの場合100%失敗はしないがグッドマンズ社の場合はユニットだけの販売では一部マニアでしか使えない欠点がある。

 私が高校生の頃名古屋の納屋橋にありましたヤマハビルのオーディオ売り場にこのAXIOM80がヤマハボックスに収納されて展示してあったのを覚えています。

またシュロリ貿易が出していたGOODMANSの総合カタログがありこれを目に通すと一風変わったユニットが載っていました、これが現代でも幻の名器と云われるAXIOM80で真っ赤なマグネットを装備した見た目にも高級感があったのを覚えています。

当時の販売価格は1本26,000円ぐらいだったと記憶しています。またこのユニットを装着したヤマハボックスに入れたのを聴いていますが当時の耳のレベルでは凄いとは思わなかったが国産品しか知らない私でしたから外国製と云うことで魅力はありました。


http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img35_02.jpg

センターのサブコーンは薄いベークライトのような素材を使ってあるのが本来のオリジナルになります。

AXIOM−80のレプリカ


 オリジナルとレプリカ、確か真空管の名器でマッキントッシュのC−22、マランツ#7もレプリカがありましたね、良質なオリジナルが無い為やむを得ずレプリカを購入された方が沢山いますが、ルックスは同じでも音質的にオリジナルとは似ても似つかない音ですがこれは仕方がないかも知れません。

 AXIOM−80もオリジナルとレプリカタイプが存在しますが、今の時代良質なオリジナルを手に入れることは至難の業かも、

ヤフオクで時々AXIOM−80が出品されていますが、ユニット単体で30〜40万ぐらいで落札されているのを見ますといかにこのユニットの人気があるのか伺えます。

良質なオリジナルが手に入らなければレプリカになりますがこのレプリカも曲者で、外観はAXIOM−80と同じ作りですが音質的にはまったく違います。

またオリジナルの場合も初期型、後期型が存在する事がわかりました、

私が所有していますAXIOM−80は1950年代の初めのユニットですから完全な初期型になります。

AXIOM−80の使いこなし


 今までステントリアン、ワーフェデール、グッドマン、パイオニア、コーラル、ヴァイタボックスなどのフルレンジユニットを使ってきましたが、スピーカー遊びはフルレンジが一番面白いのとボックスに入れれば即鳴るのが魅力でしたが、フルレンジ程上手く鳴らせないユニットはありません。

オーディオはフルレンジ派もいればマルチ派もいます。あるマニアが云っていた事ですがマルチを追求して鳴らしている時に俺は音を聴いているのか楽を聴いているのか自己不信に落ちいって最終的にフルレンジに戻したと云っていましたが、確かに3Way、4Wayの大型ホーンを使ったスピーカーの音を聴いていますと歪感の少ない良い音に聴こえますがじっくり聴きますと音の定位がバラバラで一つにならないのと楽器や人の声を聴きますと音像が大くなり不自然感は拭えません。

音楽を楽しむと考えたらフルレンジ型やコアキシャルスピーカーが自然体で音楽が楽しめる。どちらも一長一短があるからオーディオは面白いのではないだろうか、


 早速ですが私なりにAXIOM−80の使いこなしになりますが、良いスピーカーほど簡単には鳴らない、特にこのユニットは箱を選びアンプを選ぶ傾向があるのがわかった、

ヤマハが販売したGOODMANSの指定箱では正直低域の量感が乏しくバランスがすべて上に行ってしまい高域がきつく疲れる傾向の音になってしまう、

 また解決策として低域の量感を増やす為ウーファを追加して2Wayでやられている方がいますが、理論的には正しいのですがウーファとAXIOM−80の繋がりに問題があるはずです。

AXIOM−80はフルレンジですからこのユニットを低域のみカットして使えば何処かの部分でディップが生じるのと音色が同じでない為不自然になってしまう、

では同じGOODMANSのユニットを低域で使用すれば解決するのかと云えばこれは難しくカット&トライで挑戦するしかない、GOODMANSでもAXIOM−80は特別な音色を持ち合わせていますから音色は一致しない、

 今回は私の所有しているタンノイGRFタイプのボックスにこのユニットを実装して試聴しました、このボックスの容積は約250?、ボックスの材質はフィンランドパーチで板厚は19mmでバスレフタイプなります。

他の方が書かれたブログを読みますと

AXIOM−80はバスレフ、バックロードではスピード感がなく付帯音がくっ付いて鳴らない

と書いてありましたがそれは本当なのか実証してみたいと思いますが、その辺はカット&トライでやって見たいと考えています。


http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img35_03.jpg


マグネットは17000ガウスもある強力マグネットで現代のスピーカーでは考えられない強力なアルニコマグネットを採用しているのは脅威でもある。

AXIOM−80音出し


 早速このユニットを実装しての音出しですが、取りあえずユニットのみ裸の状態で音出ししてみました、

最初に出てきた音はどこにでもある特別な音ではなかったがこれをボックスに実装したらどんな音になるのか胸がわくわくしてくるのがわかる。

世界の名器と云われたユニットが果たしてどんなサウンドを奏でてくれるのかスピーカーマニアならこの気持ちは理解していただけるのではないだろうか、折角鳴らす以上比較対照するものがなければ評価のしようがない、

ここで片側の左側はAXIOM80を装着し右側をVITAVOXのDU−120コアキシャルを取り付けての比較試聴なら私の様な阿呆耳でもはっきりわかるはずだが未知の体験であるがため試聴には慎重にならないといい加減なレポートでは参考にならないとお叱りを受ける。

またこのAXIOM80は真空管アンプを選ぶらしいがWE−300Bを使えばきっと鳴るはずだが果たしてどうなのか、

早速であるが巷では最高の球と云われているWE−300Bシングルで試聴開始した、


試聴のシステム

プレーヤー ヤマハGT−1000
トンアーム GRACE G−565ロングアーム
カートリッジ オルトフォンSPU−GとSL−15E
昇圧トランス ゼンハイザー 1950年代のヴィンテージトランス

ブリアンプ マランツ#7

WE−300Bシングルアンプ、メトロアンプ

試聴レコードとCD ビバルディのバイオリンソナタその他


以上のシステムでの試聴になります。


全体で聴くAXIOM80は高域の透明感は見事なのだがいかんせん低域の量感が薄くバランスが上に持ち上げた音になる。

シングルアンプの場合はトランスの磁化の影響で低音が出にくいのかも
これは300Bアンプが悪いとは思えない、


 答えはこのスピーカーにはシングルアンプは合わないではないか、

250リッターのボックスを使っても低域不足は不満が残るが、中高域の音色はロンドンウェスタン系の特徴のある個性のある音で巷ではこのスピーカーの虜になるのがわかる。

音色を一言で云うならセピアカラーの音とHMVの蓄音器に近い一種独特のサウンドと云える。

特にバイオリン、ピアノの響きと音色は特筆すべき良さが感じ取れる。

ケフェレックのバッハのピアノ曲はスピード感のある付帯音の付かない切れ味の鋭い日本刀のようなサウンドだが長い時間聴いていると低域不足の不満が見え隠れしてくる。


 次にVAITAVOXのDU−120に切り換えると、中高域はほとんど同じ音質と音色だが低域から中低域にかけてAXIOM80では出なかったふくよかさが出て品位の高さで差が出た、

低域の量感は25pユニットでは難しいかも知れないが、AXIOM80はVAITAVOXに劣らず品位の高い音でタンノイ、アルテックでは味合う事のできないマニアを虜にするサウンドだが、大編成のオーケストラの場合は口径が小さい分無理の様な気がするがジャズトリオをかけるとあのクソ喧しい一般的なジャズサウンドとは違うしっとりとしたコクのあるサウンドに変身する、

ジャズもボーカルもグッドだが低域がもう少し出れば文句なしだ、

またバッハなどの室内楽、器楽曲を聴くとこれ以上望む必要がないぐらい味のあるサウンドになる。


サブバッフルを取り付けての試聴


メトロアンプで鳴らすAXIOM80


 WE−300Bシングルアンプで鳴らしたAXIOM80だが、このユニットを使っている方は良質のアンプを繋いで鳴らされていると思うが、プッシュプルアンプを使うとどんな音になるのか、早速アンプを交換して再度試聴を試みた、

 このメトロアンプは前回のコラムで紹介したトランスは

米国製のシカゴ・スタンダード(スタンコア)トランス
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-034.html


を使った自分では最高のアンプと思っているが、AXIOM80はアンプを選びトランスまでも選ぶスピーカーでこんな気難しいユニットは聞いた事が無い、今回は出力管はGECのKT−66に交換しての試聴になる。

接続後最初に出てきた音はWE−300Bでは出なかった低域の量感が豊かになり中高域は刺激のない味のあるサウンドでピラミッドバランスに変身したのは驚きであった、

やはりこのユニットはシングルアンプでは簡単には鳴らないことを痛切に感じた、


多分このサウンドこそ本来のAXIOM80のサウンドかも知れない、

AXIOM80はダブルコーンのため高域がきつくなるのが当たり前ですがこのメトロアンプではトランスの影響で長時間聴いていてもまったくきつくならずに疲れない、

その後VAITAVOXに切り換えて試聴したが、好みとしてはVAITAVOXのが自分には合うように思えるのとVAITAVOXのDU−120は日本には10セットぐらいしか入って来なかったスピーカーですからある意味AXIOM80より貴重に感じる。

 最後に色々切り換えて試聴したがどちらがVAITAかAXIOM80かわからなくなってきた、どちらも特徴のあるロンドンウェスタン系のサウンドでよく似た音には間違いない、


 最後にAXIOM80を上手く鳴らすには

容積の大きなボックスで

材質はフィンランドパーチ、米松合板辺りを使い

吸音材を調整しながらバスレフでの使用がベスト、


またアンプはプッシュブルが適合で出力トランスは有名なトライアッド、ウェスタン、シカゴ、スタンコア辺りを使用すれば本来のAXIOM80の良さが出てくるような気がしますが

国産のトランスを使ったマニアが作った自作のアンプではまずは簡単にならないことをご報告しよう、

名ばかりの国産のトランスではAXIOM80の良さを十分に引き出すのは難しいのと世界の名器に対して失礼である。

あとがき


 今回はAXIOM80を取り上げての試聴でしたが私個人に云わせると巷で云う名器とは思わないのと、このユニットは価格がべらぼうに高くなってしまったがそれだけの価値は無いと思うがAXIOM80に恋こがれた方なら価格の問題ではない、

AXIOM80もそうだが長年英国スピーカー遊びをしてきた私ですから特別凄いとは感じなかったが一般的に見ればこのユニットも名器の一つかも、
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-035.html

Axiom80 レプリカ vs. オリジナル


オークションに出品された「AXIOM80」4本 2014年05月29日

現在「AXIOM80」を2セット所有しているが、両方とも復刻版なのがやや残念なところ。出来ることなら「オリジナルユニット」をせめて1セット欲しい〜。なぜならオーディオの世界では、復刻版がオリジナル製品を上回る例は一度も聞かないから(笑)。

しかし、「AXIOM80」(オリジナル)愛好者のKさん(福岡)は次のように言って慰めてくれる。

「な〜に、気にするほどの違いはありませんよ。むしろ低音域などは逆にしっかりした音が出ているくらいです。」

とのことだが、持たざる者の僻みは根が深い(笑)。

そこで、日頃の思い断ちがたく、1週間に1度くらいの割合でオークションで「AXIOM80」で検索していたところ、努力の甲斐あって何と「AXIOM80」が4本まとめて出品されているのを発見!しかも1952年物というからマニア垂涎の「オリジナル」に間違いない。
   
ちなみに上記が最初期の「AXIOM80」である。(このオークションの現物写真ではない)

このところ、オークションで乗り気になった商品は必ず事前にKさんに相談することにしている。Kさんは間違いなく真空管に関しては日本有数といってもいいくらいの詳しい方だし、旧式のSPユニットにも実に薀蓄が深い。

朝一の携帯で「AXIOM80が4本も出品されてますね」と、報告すると「知ってますよ。しかし、ちょっと程度が悪そうですね。長期間、陽の当たるところに放っておかれたみたいです。大阪の修理専門店で手に負えるかどうかがカギでしょう。」

さすがにKさん、ちゃんとアンテナを張って承知しておられたが、オリジナルをもう1セット欲しいと言っておられた割にはあまり乗り気が無さそうなご様子。

「う〜ん、入札に参加しようか、どうしようか?」実に迷うところである。

出品元が九州管内なら程度を調べるために現物確認に行ってもいいくらいの価値があるが、神奈川となるとちょっと遠すぎる。まあ、「のるかそるか」の覚悟で、価格の上がり具合で判断することにした。ちなみに、価格の方は今のところ67500円なり。

オリジナルで程度のいいものなら、4本で軽く50〜60万円が相場といったところだが、このユニットの魅力に心から惚れ込んだ人ならこれ以上の値段がつくことも十分あり得る。このユニットでないと出ない音があるというのは、凄い魅力である。

説明文を熟読すると「AXIOM80」についてのこれまで知らなかった情報が沢山記載されていた:

名器解説:Goodman AXIOM-80

スピーカーの概念を根底から覆えされたAXIOM-80、これにより初めて瞬間(表現)を体験、以後、バスレフ(共振)とホーン(残響)に決別した。

高速応答の速さは比類がない。この様な高性能は未来の未知の形態であって然るべきだが、古い時代のフルレンジというに似つかわしくない機構に驚く。 性質は振動系の動作が速度形であり、通常の使用方法は通用しない。駆動するアンプは内部抵抗の低い高性能でないと真の価値は引き出せない。

構造的にはフリーエッジ、フリーダンパーであり、エッジ&ダンパー部分にはそれぞれ3点のベーグライト製カンチレバーで吊られている。そのカンチレバーは板バネ状にセットされ、前後ストローク方向にバイアスがかかっており、バイアスは中点位置でバランスが保たれる構造になっている。現在開発中の超伝導スピーカーとも一脈通じる設計思想であり「エッジ、ダンパー」レス構造の元祖と言える。

磁束密度は強力で17,000ガウスを誇り、当時としては製造可能な最大限の値であろう。振動系のコーン紙は軽量かつ硬質であり、その先端は強度アップのためR状に整形されており、その特異な構造のため軽量コーンにもかかわらず共振周波数(f0 )は20Hzと低い。

このスピーカーの異例とも言える特徴は、約800Hzより低い周波数は−6db/octで降下している事だ。また800Hzより高い周波数特性はピークディップの連続でやや高域上昇の傾向にある。

この特異な特性はお世辞にも良いとは言えない。このままではあたかもLPレコードのRIAA補正無しの如く、低音の全く出ない状態で、歴代このスピーカーのオーナーを最も悩ませた要因である。

低域不足を補うため、誰しも考える事はバスレフの様に共鳴箱を用いたり、ホーンロードを低い周波数までかけレベルアップを行ったりしたが、ことごとく無残な結果となった。

実はこの800Hzより低い周波数の−6db/oct領域、この帯域は振動系の動作は速度型であり、過渡特性はたいへん優秀である。したがって800Hzより降下しているというより、速度型が800Hzの高い周波数までカバーできている、と解釈するのが適切だ。これが実現できているスピーカーはまさに恐るべき高性能といっていいだろう。

AXIOM-80をベストに鳴らすためには、この良質の速度型領域をバスレフ(共振箱)やホーン(残響)で劣化させてはいけない。エンクロージャーは共振がなく、振動系に空気負荷がかからない状態でなければいけない。具体的には無限大バッフル、次いでJIS箱の様に超大型の箱、になる。低音が出ないからといってアコースティクな小技は最終的に最悪の結果となる。

AXIOM-80の指定エンクロージャーに、Goodman社は有限エンクロージャーにARU(アコースティク・レジスター・ユニット)を装備した物がある。このARU 設計者は当時Goodman社の E・J・ジョーダンだ。動作はあまり知られていない様なので解説しよう。

前面に開口があり一見バスレスの変形の様に見えるが、動作はバスレフの要素は無く、仮想無限大バッフルもしくは背圧のかからない仮想大型密閉箱となっている。開口に付けた ARU はその開口が共振周波数を持たない構造となっており、インピーダンスもfoのピーク1つのみになっている。

具体的な構造は前面に全体に金網に覆われ、中央部分は金網そのままだ、このままでは共振してしまうが、その淵には通気性のある繊維が貼られていて、開口であってもそれはおぼろげな開口で共振を上手に逃げている。

かって【ラジオ技術誌】で発表された「フェルト箱」とも一脈通じるところがあり、こちらは箱自身が共振点を持たない。試聴結果はさすがに良く似た音色だ。

結果、有限の箱でありながら、振動系から見るとあたかも無限大バッフルの如くの動作となる。ただしバスレフの要素がないから低域の増加は全く期待できない。800Hzより−6db/octの下降そのままだ。

私流の鳴らし方

さて、ここまではAXIOM-80の解説だったが、これからは私流の鳴らし方をご披露しよう。ただし、この試みは約30年以上も前で、未だ音楽ソースの主流はLPだった頃で現在ではサブソニック等の配慮は軽度でよろしいだろう。
以下、続く。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/b158e5faac8b1985deb4140fdcb4222a

「AXIOM80」鳴らし方の一考察 2014年05月31日

前回の解説の中で「AXIOM80によって初めて瞬間(表現)を体験し、以後、バスレフ(共振)とホーン(残響)に決別した。」との記載があり、「瞬間(表現)」とは耳に馴染みのない言葉だし、実際に「AXIOM80」をきいたことのない人はピンとこないだろうが、このユニットの高速応答ぶりについてまことに“言い得て妙”である。

スピーカーがすっかり消えて無くなってその存在を意識させず「ただ音楽だけに浸れる」それが「AXIOM80」である。

解説者の実体験に基づいた詳細な説明がさらに続く:


私流の鳴らし方

まず速度型領域の補正を行う。スピーカーが800Hzより−6db/octで降下しているから、RIAAの様に−6db/octの補正回路を挿入しイコライジングを行う。これで初めてフラットな再生が可能となる。

このままでは超低域まで補正が効いているから、50Hz近辺よりoct/-18dBのサブソニックフィルターを設ける。AXIOM-80は電気信号の追従性が群を抜いて優れている。

カートリッジの数Hzの揺らぎも完全に追従するので、これを避けるためにフィルターは不可欠。50Hz以下の信号は補正の+6db/octとフィルターの-18dB/octで最終的にスピーカーは50Hzよりoct/-12dBで降下する、現在はデジタル時代であるためサブソニックは極少であり-6dB/octでも大きな問題にはならないだろう。

この状態で初めてバランスの取れた音質となる。速度型領域に共振も残響もない。あれだけヒステリックだった音質も、透明度の高い澄んだ音質の中での高速応答の小気味良さは比類がない。


AXIOM-80 その生い立ち

AXIOM-80、その生い立ち、詳細は不明である。文献によると第二次世界大戦中にはすでに存在していたが、やがて終戦となりGoodman社より販売される様になった訳だが、このAXIOM-80 だけが Goodman の製品群の中でも異質な存在で、したがって設計製作社は全く記録がない。昔の大戦中にこれだけ立派な製品が完成されていた事が脅威である。

実は私の推測で確かな証拠は無いが、このスピーカー用途は潜水艦のソナーのモニター用ではなかったか?、っと思う節がある。と言うのも、二アフィールド的に耳元にセットし、真空管アンプの電源を入れると、真空管のヒーターが温まり、真空管内部の電極が熱膨張で伸びてゆく金属音が克明に聞こえる。それもかすかにでは無く、自分があたかも真空管の内部に居るが如く明瞭に聞こえる。もしソナーのモニターが用途ならば、特異な周波数特性も高速高感度も納得がいく。

AXIOM-80 迷信?

AXIOM-80 は誕生が古いが、決して骨董品の類ではない。現在でも通用するのは勿論の事、なかなかこれを凌ぐ代物にはお目にかかれない。比較的類似の物を探すと、次項の ESL-57 とかリボン型スピーカーの様に付帯音が着かない構造の物が似ていて、それだけ高性能である。

ところが世評では駆動するアンプに、WE300B 等直熱三極管シングル無帰還の様なアンプがベスト、という評価となっている。確かに嫌な音のしないこれ等のアンプは聴き易い音質となるのは確かが、内部抵抗の高いアンプは低音が膨らみ気味でよく響くのが、AXIOM-80 の優秀な電磁制動を妨げる方向にあるので AXIOM-80 に関する限り心情的なノスタルチックは捨てなければならない。

小手先の誤魔化しは総て白日のもとに音として表現してしまう。


その後のAXIOM-80

AXIOM-80 は1970年末期再生産のレプリカが発売された、しかしこのレプリカはオリジナルと比べ相当異なった製品となってしまった。

最も異なる部分は速度型領域の周波数が800Hz近辺まで確保されていたものが200Hzまで低下した事だ。考えられる原因として、第一に磁束密度の低下、第二に支持系の抵抗増大、第三に振動系質量の増大、等で AXIOM-80 が持っていた大きな特徴が著しく損なわれている。

実際現物を調べたところ、ベーグライトのカンチレバーも厚みの大きなボテッとした材料に変わり、デリケートなフリーエッジ・ダンパーの特徴は損なわれている。振動系のコーン紙も周辺の一体R形成では無く円錐状の切りぱなしとなっており、磁束密度の差はこの時期未だガウスメーターを持っていなかったので不明だが、その他の手抜きを見る限り怪しいものだ。

その変わりと言っては何だが、裸のままの特性は速度型領域が 800Hz が 200Hz に低下したため、一寸聴きには聴き易くなった、要するに極普通のスピーカーに近くなり、あの高速高感度の特徴は大部分失われている。

AXIOM−80を我が物とし、鳴らし方も満足し安定した状態を保っている。
もうこれ以上を望んでも一般市販のスピーカーではいくらお金を出してもこれに敵うものはない。

そんな時、良からぬ考えが頭をよぎる。この驚異的ともいえる速度型領域である800ヘルツの周波数をさらに高い周波数まで上げ、さらに高速度に対応したらどうなるのか?ここから先は前人未到の領域である。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/18813f52fedf348c5aef9b4ad60700a1

意外な展開で終わったオークションの顛末 2014年06月02日

前回からの続きです。

「AXIOM80は潜水艦ソナーのモニター用として開発された」という説には驚くが、その可能性十分ありと思わせるところにこのユニットの凄さがある。そういえばdCSの製品も潜水艦のソナーの解析技術が民生用に転用されたという話を聞いたことがある。WE300BやVT25真空管もそうだし、名器と言われるものの出自をたどると軍事用に開発されたものがかなりある。

「人間の命がかかった製品の開発」と「人間の単なる満足感を目指した製品の開発」とでは、まず国策としての位置づけからして違うし、設備環境の充実度に伴う工作の精密さなどまるっきり次元が違って当たり前で、たとえ民生用として転用されてもその緻密さは十分に生かされている。

さて、全国津々浦々のお宅で「AXIOM80」がそれなりにいろんな方法で鳴らされており、そして「我が家の音が一番いい」という方が、さぞや沢山おられることだろう(笑)。

しかし、敢えて言わせてもらうと、自分もたしかに「AXIOM80」に惚れきってはいるが、それかといって手放しで絶賛かというとそうでもない。

私は自分の持ち物を100%信用するほど単純な人間ではありましぇ〜ん(笑)。

やっぱり大オーケストラのスケール感豊かな音となると、程度の差こそあれ(我が家の場合)JBL3ウェイシステムに一日の長がある。

ホンネを言わせてもらうと「AXIOM80」を使う場合には、その弱点を補完するシステムが別途必要ではなかろうかと思っている。

演奏家の息遣いがリズムとなって伝わってくるかのような「AXIOM80」。
その一方、ピーク(山)とかディップ(谷)が微塵も感じられない広大なレンジを持ち、管楽器の咆哮をきくだけで元気が出てきて奮い立たせてくれる「JBL特に375ドライバー」。
この二つは我が家ではまったくクルマの両輪といっていいくらいの存在感がある。

ただし、「お前はAXIOM80を完璧に鳴らしきっていないから、そんなことをほざくのだ」と言われれば甘んじて受け入れるしかない(笑)。たしかに、現状では駆動するアンプをはじめ補正回路など十全とはとても言い難いし、まだまだ道半ばの研究途上というのが正確だろう。

それに加えて、(AXIOM80の)オリジナルユニットと(我が家の)復刻版との違いもあり、前回の解説でも如実に分かるようにその違いは大きそうだ。

やはりオリジナルユニットを我が家のシステムで一度鳴らしてみたい気がする。これをうまく鳴らさない限り、「AXIOM80について語る資格がない」と言われればそれまで(笑)。

ウ〜ン、あれやこれやでオークションの対応をどうしようか、程度の悪い4本のうち2本でも使えれば正解かなと、随分迷った挙句、入札額が11万円に上がったところでまあ「15万円」くらいならいいかと、こらえきれずに入札したところあっけなくフラれてしまった。

つまりそれ以上の高額入札者がいたということだが、これできっぱり諦めがついて「この額以上はいっさい追いかけません」と珍しく毅然とした態度を取った(笑)。

そして、落札翌日のメールによると最終的な落札結果は「229,888円」(4本分)だった。う〜ん、明らかに別途修繕代がかかることを思えば何とも言いようのない微妙な価格。

実は、物語はこれで終わらなかった。当日の夜になって出品者から当方宛てに次のようなメールが届いた。

「はじめまして、 グットマン スピーカー AXIOM80 を出品致しました〇〇〇と申します。

実は先ほど落札者様より連絡をいただいたのですが、ご本人様のご都合により、急きょキャンセルさせて欲しいとの事でした。

何度かお話した所、悪意があったとは思えませんでしたから表面上は処理することに致しました。最終の入札額でお譲りできればと思っております。

無理な相談とは思いますが、もし宜しければ前向きにご検討お願いします。また失礼ながら他の入札者のかたにも連絡させて頂いておりますので今回は連絡が先にとれた方にお譲りしたいと思っております。連絡お待ちしております。」

こりゃ、まるで一度ソデにされた女性から「相手が悪かったのでもう一度ヨリを戻そうよ」と言われたようなものだなあ(笑)。

普通は意地とプライドでもってアッサリ「ダメです」と拒絶するところだが、そこは「ストレイ・シープ」で正直いってやはり未練がある。つい、「ダメ元」の気持ちでチョッピリ値下げして「〇〇万円ならOKですよ」と返信メールを出したところ、アッと驚くメールが返ってきた。

「ご返信ありがとうございます。仕事でメールの返信が遅くなってしまいました。お取引となりました場合〇〇様からのお問合わせをいちばん最初にいただいておりますので金額は入札いただいた金額〇〇万円(送料無料)で大丈夫です。

お振込みの確認後の発送となります。発送の準備もございますのでお返事の際にお届け先のご住所又はお届けの時間帯指定などのご希望があれば一緒にお願いします。確認できましたら折り返し振込先のご案内をお送りいたします。どうぞよろしくお願いいたします。」という望外の返事。

そこで、当方宛ての住所を急いで連絡したところ、“あにはからんや”その後はいっこうに返信なし。2回ほど催促のメールを出すもまったく応答なし。期待させておいて、あっさり肩すかしをくらってしまった。

ヤレ、ヤレ、どうやら出品者の心変わりがあった模様だが考えられる理由は二つ。

1 色よい返事をしたものの、〇〇万円以上の価格で引き取り手が新たに現れたので、利益優先で鞍替えした。

2 落札後にときどきこういうメールが来ることがあって詐欺のケースがよくあるという。そこで警戒してこちらから「代引きで送付してください」と注文を付けたわけだが、そこで騙すのをあきらめた。

どうも1の理由が可能性が大きいように思うが、元々出品者は中古専門の洋服屋さんでオーディオ屋さんではなかったので、「AXIOM80」の相場がサッパリ分からなかったに違いない。こちらが変に値切ったばかりに何だか可哀想なことをしてしまった。

届いたメールに知らん顔をするのはさぞや心苦しかったことだろう。「罪を憎んで人を憎まず」(笑)。

なお、この件を仲間のKさんにも報告したところ「それが顔の見えない取引の怖さですよ。品物の程度が悪そうだったので、結果オーライだったかもしれませんね。」と慰めてもらった。

まあ、縁がなかったというべきだろうが、「逃がした魚は大きかったかもしれない」と今でもチラッと脳裡をよぎる〜(笑)。

また、31日(土)の午前中、東京ご在住のSさん(オリジナルのAXIOM80愛好家)から珍しくお電話があって、「ブログを拝見しました。結局、落札できたんですか?」と、問い合わせがあったので「実は、かくかく、しかじか」と、申し上げたところ「もし、どうしてもオリジナルが欲しければ別途提案がありますよ。」と、ほんとうにありがたい申し出があった。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/5b2009da8b3e01a0f0826d0ff67f62fb

「AXIOM80」のネガティブ・キャンペーン? 2014年07月14日

日頃から愛用しているSPユニット「AXIOM80」(以下、「80」)だが、残念なことに2ペアとも1970年代に復刻されたもの。

1950年代初頭に発売されたオリジナル・ユニット(以下、「オリジナル」)は別格の存在という話をよく聞くので、どれほどの違いがあるのか、一度自宅のシステムの中に組み入れて鳴らしてみたいとの思いは尽きない。

先日のことだが「オリジナル」の愛好者のSさん(東京在住)から、次のようなメールが入った。

「R形状マグネットエッジの最初期型オリジナル80がペアでヤフオクに出てます!
〇〇で整備済とのことで状態良さそうです。
片方のコーン紙に補修がしてあるようですが、左右で特性が合っているのなら問題ないでしょう。補修の有り無しよりも、折り返し形状エッジのオリジナル軽量コーン紙がついている事が最重要ですから。

破れたからといって後期の重いコーン紙に取り替えられていたら、オリジナルの最大の美点が失われてしまうところでした。

今回の物件は、ウェンブリー工場製造であることは勿論のこと、ベークライト製カンチレバーの厚さが薄いこと、マグネットカバーのエッジ部にRがついていること、サブコーンの色が焦げ茶色であること、どこをとっても1950年代末頃から1960年代前半にかけて製造された第T期バージョンです。

その中でも最初期の製造と判定できるAXIOM80でしょう。この先、完動品がペアで出てくることは相当稀だと思います。30万円までで落ちるなら間違いなく買いでしょう。既に結構な数の入札者が居るのが気になりますが、頑張ってください。」
          

久しぶりに“血湧き肉躍る”話(笑)。

とはいっても、メールにあるように(入札額が)30万円以上の勝負をするつもりはない。いくら「音楽=オーディオ=命」といっても、それで飯が食えるわけでもない。

また“お金優先”と言われるかもしれないが、オーディオに限らず何ごとにつけ「性能 ⇔ 対価 ⇔ 満足度」の相互の兼ね合いをはかるクセをつけておくことは「頭の体操 → ボケ防止」にとっても非常にいいと思う(笑)。

冗談はさておき、すぐにウォッチリストに登録して注意深く見守っていると、中古専門のストアからの出品なので例によって「1000円」スタートながら、あっという間に21万円まで跳ね上がってそこから小康状態に入り、いよいよ落札当日になった。

夕食を終えて、就寝前になってからいよいよおもむろに始動開始。これで結着だといわんばかりに「299000円」でいきなり入札したところ、何とその額以上のもっと高値をつけた入札者が既にいたのには驚いた!

な〜んだと、一気に冷めてしまった。物事にはすべて“のり”(法、則、典、範、矩)というものがあるように思う。いくら「オリジナル」といってもこれ以上追いかけるつもりはないので、いつものとおり「足の裏叩き」を終えてご就寝(笑)。

翌朝、いったいいくらで落札されたんだろうとパソコンを開いてみたら「301000円」で落札されていた。

ウーム、2000円差かあ!ただし、本気で自分が勝負を仕掛けたらおそらく競り合いになってもっと値上がりしたことだろう。

というわけで、今回も「オリジナル」とは縁がなくてとうとう涙を呑みました(笑)。

しかし、改めて考えてみるのに「AXIOM80」はそもそも30万円に匹敵するような性能を持っているんだろうか?

オリジナルを使っているオーディオ仲間のKさん(福岡)によると「とても30万円以上の値打ちはありませんよ。」と、はっきり仰る。Kさんは歴戦の強者で、アルテック、JBL、タンノイなどを経て「80」に至った方で、しかも無数のアンプを使いこなしてきた方である。

これに勇気を得て、今回はいつもとは違って「80」をマイナスの視点からいくつか列挙してみよう。

いわばネガティブ・キャンペーン(笑)

☆ 「80」はけっして万能型のユニットではない。たとえば、弦楽器群のファンダメンタルな響きはとうてい望むべくもないし、あの雄大なワーグナーやマーラーなどの音楽には向かない。線が細すぎる。したがって、せいぜいボーカルやヴァイオリン・ソロを聴くぐらいが関の山でとてもメインのシステムとなる資格はない。

☆ とにかく中低音域が物足りない。その辺も含めてうまく鳴らそうと思うとメチャ手間がかかるユニットである。そもそも完璧に鳴るかどうかも定かではない。実際にいろんな方々の「80」を聴いてみても、自分も含めて“あと、ひとひねり必要”という印象を受けるばかり。

☆ とても気難しいユニットなので全体的なシステムの構成にも配慮しなければならず一か所でも手を抜くとすぐに反応する。取り分けパワーアンプの選択が難しくてとても一筋縄ではいかない。

我が家の例では、WE300Bアンプ(1950年代オールド)、PX25アンプ(ナス管)、刻印付き2A3(1940年代)アンプなど一般的に定評のあるものを使ってみたがいずれも「帯に短し、たすきに長し」で決め手に欠けており、いまだに「ああでもない、こうでもない」と迷路を彷徨っている。

実際に「80」の紹介記事が掲載されている「いまだからフルレンジ」(別冊ステレオサウンド)にも次のような箇所がある。(115頁)

「このユニットの本領を発揮させるには相当の力量が必要で、当時としても独特の繊細で、ふっくらした艶やかな響きを堪能していた人は稀だったと思う。」とある。

おそらく筆者は「瀬川冬樹さん」(伝説のオーディオ評論家、故人)に違いない。瀬川さんほどの方が後になって「80」から「JBLシステム」へ転向されたが、今ではその気持ちが分かるような気がしている。

とまあ、以上のとおりで結論から言えば“うかつに手を出さないほうがいい”ユニットである。

ところで、今回の例にもみられるとおり「80」の近年になっての高騰ぶりは目に余るものがあるようだ。

原因はいろいろあろうが、実をいうと「80が異常に値上がりしたのはあなたのブログにも一因がある」と、一部の方から責め立てられている。
http://blog.livedoor.jp/alargaret/archives/9710962.html

オリジナル版と復刻版〜その1〜 2014年10月21日

現在愛用しているSPユニット「AXIOM80」(以下「80」)はスペアも含めて残念なことに2セットとも復刻版。オリジナル版と比べて音質が落ちるという話をよく聞くが、実をいうと「もうこの音で十分」という気持ちをずっと持っていた。

しかし、同じ「80」仲間のSさん(東京)から「〇〇さんは80の伝道師だと思っていますので、ぜひオリジナル版を所有して欲しいと願ってます。」という言葉には正直言って心を揺り動かされた。

別に稀代の名ユニット「80」にふさわしい繊細な耳を持っているわけでもなし、愛着とか“こだわり”にしても自分よりもずっと熱心な方々が全国に沢山いらっしゃるので、伝道師とはちょっとおこがましい気もするが、こうしてブログでその魅力をこまめに発信するという意味では少しはその資格があるのかもしれない(笑)。

そのSさんから10日ほど前にメールが入った。

「ヤフオクに第一期版80がペアで出てます。今回のはコーン紙もカンチレバーも間違いなくオリジナルです。マグネットエッジがR形状かつサブコーンが茶色ですから完璧に最初期のものです。」

ずっと以前のブログに掲載したことがあるが、「80」は製造年代によっていろんな変遷を遂げている。大まかに分けるとT〜W期ぐらいに分かれていて、マグネットの磁束、カンチレバーの薄さ、コーン紙の厚さの違いなどが指摘されている。

いずれも音質を左右する重要な箇所になるが、最初期のものはマグネットがもっとも強力、カンチレバー(下記の画像で白い線で囲んだ部分)がもっとも薄い、コーン紙がもっとも軽いとされており、音声信号に対する反応がもっとも敏感で繊細とされている。

これまで沢山の「80」がオークションに出品されてきたが、いずれも「帯に短し、たすきに長し」で何らかのキズがある物ばかりだったので、今回ばかりはSさんの言葉をしっかり受け止めて大きな期待を持ってパソコンを開いた。

該当する「80」の解説文にはこうあった。

「オーディオマニアの叔父が使っていたもので定かではありませんが1940年代終わりか1950年の初めごろ購入されたと聞いております。GOODMANS社のAXIOM80の最初期タイプ保管品の出品です。目視チェックしたところコーン紙の状態は非常に良く破れや補修跡がない美品状態です。

1本のみボイスコイルタッチがありましたので大阪の専門業者に修理して頂きました。65年ぐらい前のアンティークなユニットですが長期保管のため多少コーン紙など埃や汚れはあります。1本はコーン紙が少し茶色に変色していますが動作、機能に関してはまったく問題なく両方とも低域、高域ともビリ付きもなく正常に動作しました。


このような極上ユニットは今後出品されることはまずないと思います。


バイオリン、ピアノ、ボーカル、ジャズのピアノトリオはスピード感のあるこれ以上ないサウンドを聴かせてくれます。またaxiom80のレプリカユニットもありますが外観は同じでもオリジナルとは似ても似つかないサウンドですからレプリカをお持ちの方は是非最初期タイプのオリジナルユニットを落札して聴いて使ってください。


2本で一セットになります。テスト試聴では2本とも問題ありませんでした、65年前のユニットですから写真を参考にしてノークレームノーリターンでお願いします。」

こんな文章を読むと、つい「乃公(だいこう)出でずんば蒼生を如何せん」という気になろうというものだが(笑)、文面から推測すると、おそらくオーディオマニアだった叔父さんの遺品なのだろう。なぜならマニアが存命中にオリジナルの「80」を手放すはずがないから。

「名品を手に入れようと思えば所有者が亡くなったときが狙い目」とはよくいったもので、これから最初期の「80」の所有者の寿命がボチボチ尽きる頃なので世に出回る確率が高くなるかもしれない。

それはともかく、Sさんに次のような短いメールを返信した。

「いかにも程度が良さそうですね。今度こそは内心、秘かに期するものがあります(笑)。情報提供ありがとうございます。」

ようやく本物に巡り会えた気分で今回のオークションには珍しく気合が入った。

落札期日は10月13日(月)の夜。
結果から言えば、123件もの競争をくぐり抜けて見事に落札。

今回は極上の逸品とあって通常の2割増しほどの落札価格だったが、「鵜の目鷹の目」とはよくいったもので入札参加者の皆さんホントによくご存知でホトホト感心する。

待望の現物が到着したのは、16日(木)の午後だった。じっくりと検分したが、まさに65年間にわたって注ぎ込まれてきた愛情と熱意が伝わってくるかのような程度の良さだった。   

さあ〜、いよいよ10時過ぎからオリジナルの「80」の取り付け作業開始。

なにせ精密機器なので、ネジ回しのときに手が滑ってドライバーでコーン紙を突き破ろうものなら、もう自殺ものである。「半田ごて」の取り扱いにしても、細心の注意が要る。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/90e3b1297bfa6be1c342f3d85153000c


オリジナル版と復刻版〜その2〜 2014年10月24日

前回からの続きです。
ようやく手に入れたオリジナルのSPユニット「AXIOM80」だから、グッドマン指定のエンクロージャーに取り付けるときはハラハラドキドキで緊張の連続だった。

結果的には滞りなく進んだが、作業のポイントはバッフル面への取り付けネジ(4か所)を均等に締め上げること、そしてやや軽めにしておくこと。

(SPユニットの)取り付けネジの締め付け具合はとても微妙である。以前、JBLの38センチ口径ユニットをタンノイ・ウェストミンスターに取りつけたときに、1か所のネジが緩すぎたばっかりに弱音のときに音が歪んでしまったことがあるので要注意。

これが取り付け終了後の画像だが、ご覧のようにSPコードは極細の単線(プラス側はクラングフィルム製、マイナス側はウェスタン製でいずれもヴィンテージ品)を使用している。撚り線を使ったこともあるがどうも音が滲むような気がしてならない。

またエンクロージャーの生命線とでもいうべき「ARU」(アコースティック レジスタンス ユニット)の部分については名設計者E・J・ジョーダン氏に逆らうようでまことに申し訳ないが、こればかりは我が儘を許してもらって、余分に極細目のステンレスの金網を上から張り付けている。

周りを赤いテープで囲んだ箇所がそうだが、この1枚で低音域がより豊かに鳴るような気がして仕方がない(笑)。

片チャンネルの作業におよそ20分、計40分でようやく無事に取りつけ完了。

さあ、いよいよ試聴である。長いことオーディオをやっているが最初の音出しのときほど緊張し、胸が高まることはない。とても最初から元気よくガンガン鳴るCDをかける度胸は持ち合わせていないので、まず可憐なソプラノ歌手「有山麻衣子」さんを聴いてみた。

実をいうと、あまりうまく鳴って欲しくないという心理もチラリと働いていた。その奥底には長年愛用してきた「復刻版」に肩入れする気持ちが明らかにあり、音質に大きな差が出るのはちょっと困るというような心境・・・。

「オリジナルと復刻版とは音質に雲泥の差がある」と散々、耳にタコができるほど聞かされてきたので、それに対する反発心ももちろん否定できない。

マニアの心理はとても複雑なのである(笑)。

そういうわけで、誰よりも両者の音質の差があまりないことを願っていたのは“ほかならぬ”この自分なのだが、実際に試聴してみると「明らかに違う!」。

低音や高音が“どうのこうの”というよりも、「音の佇まい」がごく自然で柔らかいのである。これに比べると、復刻版はやや肩肘張った強面(こわもて)という印象がする。こればかりは、片方だけ聴いている分にはなかなか分かりづらいポイントである。

日頃から“音の好き嫌い”を判断する要素のひとつとして「作為のない自然な柔らかさ」は必須だと思っているので「さすがにオリジナル!」と満足。

ようやく安心してお気に入りのCDを片っ端から引っ張り出してきて聴くとともに5台の真空管アンプとの相性を改めて探った。

「71A」、「WE300Bオールド」、「PX25」1号機と2号機、「刻印付き2A3」のそれぞれ直熱三極管シングルアンプ。

いずれも甲乙つけ難しだったが、これまでやや“くすんだ”存在だった「WE300B」と「PX25」が見事に息を吹き返したのが印象的だった。両アンプとも高域方向にややクセがあったのだがオリジナルによって見事に調教された感がある。

アンプの個性はスピーカー次第で生きもすれば死にもするので、早々に見切りをつけることなく簡単に手放さないほうがいいというのが自分の経験則。比較的容易に改造できるし、「球転がし」が出来る真空管アンプの場合、特にそうだ。

ひとしきり試聴した後にSさん(東京)に「オリジナルのあまりの音の良さに茫然としています!」とメールを打ったところ、次のような返信があった。

「遂にやりましたね!第一期バージョンの中でも最初期ロット版は数多くの80の中でも別格なのだと思います。私が手に入れたLHH2000もそうですが、最初期物は使ってある部品に手抜きが無いというのもあるのでしょうが、技術者が製品を世に問う為の気概が篭っているのでしょうか?

何故かその後で量産される物とは別物になってしまいます。設計は同じなのにオーディオ製品には間違いなくこの法則が当て嵌まるのが不思議です。サブコーンが茶色の最初期ロットは、いったい何台製造されたのでしょうか?まず市場で見掛ける事はないので、〇〇さんが今回手に入れられたのは奇跡に近いのかも知れません。それではどうぞ復刻版とは違う高音の伸びをお楽しみください。ソースはお選びになって低域は望まずフルレンジでお使いになる事をお勧めします(笑)。」

オーディオ機器の場合、メーカー側が改良と称して何代にもわたって製作するものが多いが、ほんとうに改良に値するのかどうか疑問に思うことが多い。単なる目先を変更するだけで値上げする口実になっているのでは?

古典管だって、「71A」、「WE300B(刻印)」「2A3の1枚プレート」「PP5/400」など最初期版がいまだにベストとされているので、「大量生産への移行 →コストダウン →品質劣化」の流れは残念なことに古くて新しい課題ともいえる。Sさんが仰る通り。

さて、“念には念を”で、生き証人(?)としてクルマで10分ほどの所にお住いのYさんに連絡して来てもらった。このところ、2週連続で我が家にお見えになっているので復刻版の音を熟知しておられ、オリジナルとの違いがたちどころに分かるはず。

試聴後のご感想は、やはり自分と同じだった。「明らかに違いますね。オリジナルに比べると復刻版の方が何か作られた人工的な音のように感じます。」

どうやらこれで「オリジナルとレプリカ論争」はひとまず終止符を打ってよさそうだ(笑)。

そして20日(月)の午後には大分から3名のマニアが集結。

改めてオリジナルの音を確認してもらったが「これはレコードの音と変わりませんね!」にはつい、うれしくなった。

そして後半に「JBL3ウェイマルチシステム」を聴いていただいたところ、「ジャズを聴くならやはりこれぐらいのスケール感がないと・・・」と、圧倒的な好評を博した。

日頃から大型システムを聴き慣れている向きには、小編成用の「AXIOM80」の世界に対してどうも違和感を持たれるようで、そういう意味ではとても万人向きのユニットではないことを再確認した。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/f15ce559f50be6b15eeddd325e35bd07

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/686.html

[文化2] アンティーク オーディオの世界 _ オーディオ・メーカはなぜ堕落してゆくのか? 中川隆
10. 中川隆[6638] koaQ7Jey 2017年2月11日 15:21:00 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7098]

酷い音のインチキ・レプリカを量産して伝説の評価を落とした Goodmans Axiom80
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/686.html

http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/745.html#c10
[リバイバル3] 酷い音のインチキ・レプリカを量産して伝説の評価を落とした Goodmans Axiom80 中川隆
1. 中川隆[6639] koaQ7Jey 2017年2月11日 15:45:39 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7099]

Goodman AXIOM-80  2013 12/19  

 スピーカーの概念を根底から覆えされたAXIOM-80
 (1970年台中期)

 スピーカーより初めて瞬間を体験、
 以後、バスレフ(共振)とホーン(残響)に決別。


 高速応答の速さは比類がない

 この様な高性能は未来の未知の形態であって然るべきであるが、古い時代のフルレンジという似つかわしくない機構に驚く。

 性質は振動系の動作が速度形であり、通常の使用方法は通用しない、駆動するアンプは内部抵抗の低い高性能でないと真の価値は引き出せない。


 
 構造的にはフリーエッジ、フリーダンパー、であり、エッジ&ダンパー部分にはそれぞれ3点のベーグライト製カンチレバーで吊られている、そのカンチレバーは板バネ状にセットされ、前後ストローク方向にバイアスがかかっている、バイアスは中点位置でバランスが保たれる構造。

 磁束密度は強力で17,000ガウスを誇り、当時としては製造可能な最大限の値であろう、振動系のコーン紙は軽量かつ硬質であり、その先端は強度アップのためR状に整形されている、その特異な構造のため軽量コーンにもかかわらず共振周波数(f0 )は20Hzと低い。
 

 このスピーカーの異例とも言える特徴は、約800Hzより低い周波数はoct/-6dBで降下している事です、また800Hzより高い周波数特性はピークディプの連続でやや高域上昇の傾向にあります。

 この特異な特性はお世辞にも良いとは言えません、このままではあたかもLPレコードのRIAA補正無しの如く、低音の全く出ない状態です、歴代このスピーカーのオーナーを最も悩ませた要因であります。

 低域不足を補うため、誰しも考える事はバスレフの様に共鳴箱を用いたり、ホーンロードを低い周波数までかけレベルアップを行ったり致しましたが、ことごとく無残な結果となっております。

 実はこの800Hzより低い周波数のoct/-6dB領域、この帯域は振動系の動作は速度型であり、過度特性は大変優秀であります、したがって800Hzより降下していると言うより、速度型が800Hzの高い周波数までカバーできている、っと解釈するのが適切です、これが実現できているスピーカーはまさに恐るべき高性能と言っていいでしょう。

 AXIOM-80をベストに鳴らすためには、この良質の速度型領域をバスレフ(共振箱)やホーン(残響)で劣化させてはいけません、エンクロージャーは共振がなく、振動系に空気負荷がかからない状態でなければなりません、具体的には無限大バッフル、次いでJIS箱の様に超大型の箱、になります、低音が出ないといってアコースティクな小技は最終的に最悪の結果となります。

 AXIOM-80の指定エンクロージャーに、Goodman社は有限エンクロージャーにARU(アコースティク・レジスター・ユニット)を装備した物があります。

 このARU、設計は当時Goodman社の E・J・ジョーダンです、動作はあまり知られていない様なので解説いたします。

 前面に開口があり一見バスレスの変形の様に見えますが、動作はバスレフの要素は無く、仮想無限大バッフルもしくは背圧のかからない仮想大型密閉箱となっております、開口に付けたARUはその開口が共振周波数を持たない構造となっております、インピーダンスもfoのピーク1つのみであります、具体的な構造は前面に全体に金網に覆われ、中央部分は金網そのままです、このままでは共振してしまいますが、その淵には通気性のある繊維が貼られていて、開口であってもそれはおぼろげな開口で共振を上手に逃げております。

 かって【ラジオ技術誌】で発表された「フェルト箱」とも一脈通じるところがあり、こちらは箱自身が共振点を持ちません、試聴結果はさすがに良く似た音色です。

 結果有限の箱でありながら、振動系から見るとあたかも無限大バッフルの如くの動作となります、ただしバスレフの要素がありませんから低域の増加は全く期待できません、800Hzよりoct/-6dBの下降そのままであります。

  速度型領域の補正

 さて、ここまではAXIOM-80の解説で御座いましたが、これよりは私流の鳴らし方をご披露いたします、ただし、この試みは約30年以上以前で、未だ音楽ソースの主流はLPだった頃で現在ではサブソニック等の配慮は軽度でよろしいでしょう。

 まず速度型領域の補正を行います、スピーカーが800Hzよりoct/-6dBで降下しておりますから、RIAAの様にoct/+6dBの補正回路を挿入しイコライジングを行います、これで初めてフラットな再生が可能となります。

 このままでは超低域まで補正が効いておりますから、50Hz近辺よりoct/-18dBのサブソニックフィルターを設けます、AXIOM-80は電気信号の追従性群を抜いて優れております、カートリッジの数Hzの揺らぎも完全に追従いたします、これを避けるためにフィルターは不可欠です、50Hz以下の信号は補正のoct/+6dBとフィルターのoct/-18dBで最終的にスピーカーは■色の通り50Hzよりoct/-12dBで降下いたします、現在はデジタル時代であるためサブソニックは極少でありoct/-6dBでも大きな問題にはならないでしょう。

 この状態で初めてバランスの取れた音質となります、速度型領域に共振も残響もありません、あれだけヒステリックだった音質も、透明度の高い澄んだ音質の中での高速応答の小気味良さは比類がありません。

--------------------------------------------------------------------------------

AXIOM-80 その生い立ち

 AXIOM-80、その生い立ち、詳細は不明であります、文献によると第二次世界大戦中にはすでに存在しておりました、やがて終戦となりGoodman社より販売される様になった訳ですが、このAXIOM-80だけがGoodmanの製品群の中でも異質な存在です、したがって設計製作社は全く記録がありません、昔の大戦中にこれだけ立派な製品が完成されていた事が脅威であります。

 実は私の推測で確かな証拠は無いのですが、このスピーカー用途は潜水艦のソナーのモニター用ではなかったか?、っと思う節があります、と言いますのも、二アフィールド的に耳元にセットし、真空管アンプの電源を入れますと、真空管のヒーターが温まり、真空管内部の電極が熱膨張で伸びてゆく金属音が克明に聞こえます、それもかすかにでは無く、自分があたかも真空管の内部に居るが如く明瞭に聞こえるのです、もしソナーのモニターが用途ならば、特異な周波数特性も高速高感度も納得ゆきます。

--------------------------------------------------------------------------------

AXIOM-80 迷信?


 AXIOM-80は誕生が古いのですが、決して骨董品の類ではありません、現在でも通用するのは勿論の事、なかなかこれを凌ぐ代物にはお目にかかれません、比較的類似の物を探しますと、次項のESL-57とかリボン型スピーカーの様に付帯音が着かない構造の物が似ております、それだけ高性能であります。

 ところが世評では駆動するアンプに、WE300B等直熱三極管シングル無帰還の様なアンプがベスト、という評価となっております、確かに嫌な音のしないこれ等のアンプは聴き易い音質となるのは確かです、しかし内部抵抗の高いアンプは低音が膨らみ気味でよく響くのですが、AXIOM-80の優秀な電磁制動を妨げる方向にあります、AXIOM-80に関する限り心情的なノスタルチックは捨てなければなりません。

 小手先の誤魔化しは総て白日のもとに音として表現してしまいます。


--------------------------------------------------------------------------------

その後のAXIOM-80

 AXIOM-80は1970年末期再生産のレプリカが発売されました、しかしこのレプリカはオリジナルと比べ相当異なった製品となってしまいました。

 最も異なる部分は速度型領域の周波数が800Hz近辺まで確保されていたものが200Hzまで低下した事です、考えられる原因として、第一に磁束密度の低下、第二に支持系の抵抗増大、第三に振動系質量の増大、等でAXIOM-80が持っていた大きな特徴が著しく損なわれております、実際現物を調べたところ、ベーグライトのカンチレバーも厚みの大きなボテッとした材料に変わり、デリケートなフリーエッジ・ダンパーの特徴は損なわれております、振動系のコーン紙も周辺の一体R形成では無く円錐状の切りぱなしとなっております、磁束密度の差はこの時期未だガウスメーターを持っていなかったので不明ですが、その他の手抜きを見る限り怪しいものです。

 その変わりと言っては何ですが、裸のままの特性は速度型領域が800Hzが200Hzに低下したため、一寸聴きには聴き易くなりました、要するに極普通のスピーカー近くなり、あの高速高感度の特徴は大部分失われております。

 AXIOM-80を我が物とし、鳴らし方も満足し、安定した状態を保っておりました、もうこれ以上を望んでも一般市販のスピーカーではいくらお金を出してもこれに適う物はありません。

 そんな時良からぬ考えが頭をよぎります、この驚異的ともいえる速度型領域である800Hzの周波数を更に高い周波数まで上げ、更に高速度に対応したらどうなるのか?、ここから先は前人未踏の領域であります、


  
QUAD ESL-57

 コンデンサスピーカの古典です。
 英QUAD社 ESL-57

 大音量は不可能ですが写実的な音像は貴重
 過度特性が優秀で固有の付帯音極少

 能率は極めて悪く、まことに贅沢なスピーカー
 AXIOM-80が上手く鳴らせた場合、音質は酷似してくる。

 性質は周波数が高くなる程インピーダンスが下がり、最終は短絡状態となる、駆動するアンプ泣かせの代物で、真空管アンプでこのスピーカーが鳴らせれば合格でしょう。

 かってマークレビンソンが3パラとしスコーカーとして使用(HQDシステム)したのは有名  
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/b158e5faac8b1985deb4140fdcb4222a 
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/18813f52fedf348c5aef9b4ad60700a1
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/5b2009da8b3e01a0f0826d0ff67f62fb

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/686.html#c1

[リバイバル3] 酷い音のインチキ・レプリカを量産して伝説の評価を落とした Goodmans Axiom80 中川隆
2. 中川隆[6640] koaQ7Jey 2017年2月11日 16:48:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7100]

銚子の散歩道 2011年05月09日
http://blog.livedoor.jp/thorens/archives/51882378.html

こんなの作っちゃいました 壱

英デッカ・アーク型エンクロージャー・アキシオム80用
http://livedoor.blogimg.jp/thorens/imgs/e/9/e9c81cfe.jpg


この英デッカ社のラボラトリで制作されたエンクロージャーを以前紹介したことがありました。 今回のものはこのエンクロージャーをたたき台として、これを製作した技術者の意図を私なりに押し画って作り直したものです。 オリジナル品はプロトタイプそのもので、あちらこちら音響的に未処理な部位があり、それを新たに設計した人が目指したであろう所を、私なりに推測し完成したものです。 

このオリジナルエンクロージャーに関しては、直接これを買い付けた(正確に言えば押し売りされた!!)阿部氏によれば、このエンクロージャーにアキシオム80を入れると素晴らしい音がする等と英国人がのたもうたそうですが、アキシオム80どころか、エッジを不当に改悪されたラウザーPM6がついていたのは何故か、本当にそうなら何故入れていないのか、私としては「何故だ!!」と突っ込みを入れたくなります。 

しかし英国人の話もあながちウソッパチではなく、グッドマン社のアキシオム80用のエンクロージャーは、このアーク型をモデファイしたと思われる型をしています。 

異なる所は、アーク型が1回折り返しのバックロードホーンであるのに対して、グッドマン社のものは、ARUを用いている所とユニットの取り付け位置が逆であること、又バッフル面が傾斜していないことであります。 

だが読者の皆様は当然、アキシオム80を、オリジナルアーク型エンクロージャーに入れた方が良いのではと、考えられると思いますが、私がこのエンクロージャーをつぶさに調べた所、これは無理であると判断を下しました。 

これはプロトタイプであり、実験的な作品で、必ずしもアキシオム80専用というものではなく、ワーフェデール Super 8又は、現在入っているグッドマンの20cmフルレンジ又は、他社のユニットを入れてテストしてみようと思って作られたものであると考えられるからです。 

更にこちらの方がもっと重要なのですが、このエンクロージャー自体作られてから 50年以上経っており、既にかなりヤレていて、アキシオム80の強力なエネルギーを受け止めるだけの強度は既に失われているのが明らかでしたので、新たにアキシオム80用に作り直すことにしたのです。 

このエンクロージャーの真の目的とは何だったのでしょう。 

内部の空気を共鳴させて、エンクロージャー自体を全共振させ、音圧レベルと音楽的再現力を上げるということにつきます。 

すなわち内も外も全共振させることは、アキシオム80に何らストレスを与えないことになるのです。 

単純に考えてみると、キャビネット内部の空気そのものが、空気柱となって共鳴するのです。 当然その空気柱の総容量はかなりのものになります。


 全体の量としては、ヴァイタヴォックス社製コーナーホーンの開口面積に匹敵するでしょう。 ということはアキシオム80に、15インチウーファーがプラスされていると思ってもらえれば良いのですが、振動するのが空気そのものなので、大口径ウーファーにありがちな小出力におけるボケ音は皆無で、ピックアップ性に優れています。 

このエンクロージャー自体、CWホーン(通称バックロードホーン)型式を採用しています。 特有の癖やポンつきが発生しやすいのが弱点なのは当然考えられます。 
この問題を英デッカ・ラボラトリのエンジニアたちは絶妙なアイデアで解決していました。 

エンクロージャー内部の空気を極力動かさないという手法です。

これは本機の開口部を見れば直ちに理解でき、通常のバックロード型は、ホーン開口(フレアー)を音楽的にも理論的な面からも、問題が無い様にする為、自然な形で外部の空気と馴染むようなだらかに作りますが、本機の場合、この開口部に背板と直角に一枚板を設けており、音道からの音圧を一端ためて、それからユニット側にぶつけております。 

こうすると音圧は直接床にぶつからず拡散するようになります。 

従って床からのキャビネット本体の高さと言うのが重要になってきます。 
オリジナルの場合は6cmのキャスターが付けられていますが、これはワーフェデールSuper 8用であり、アキシオム80の場合はSuper 8に比べてエネルギーが強い為、もう少し開けた方が良いと思い、10cm程持ち上げてあります。 

これに高さ調整用の足が付くので、実際は12.5cmほど床から上がっていることになります。 この高さは重要で、あまり空間が無いとここの部分の空気の動きが制限されてしまい、音が圧縮されたままのような聴感に悩まされるはずです。 

ワーフェデール創業者、ブリックス氏の本にもこれと似たようなエンクロージャーの図面が載っています。 

こちらの方は前面に音が放出するように設計されています。
従ってエンクロージャーは床に直置されています。 

これは9mmという比較的薄手の合板を指定しているので、CWホーン特有のポンつきが更に強まってしまうはずです。 こうした問題を防止しているのが本機の基本設計であるエンクロージャーの完全モノコック思想で、ポンつきを発生させる共振(板と空気圧)を六角形という形で防いでいます。 

無論、ただエンクロージャーが変則形だからといって、定在波や空気圧による放射インピータンスの乱れが防げるものではありません。 これを可能にしているのが効果的に配置された補強材で(各板の連結)で、寸法は長さ6cm×25mmの三角形をしています。 


http://livedoor.blogimg.jp/thorens/imgs/d/4/d437b6fa.jpg

何かしらの角材(四角形)を用いるより格段に空気圧の抵抗値が上がることにより、エンクロージャー内部の空気圧をコントロールすることが可能になります。 

三角材は響棒も兼ねているので、使用する木材は吟味しなくてはなりません。 

本機に使用したのは、レッドシーダー材の柾目を使いました(板目だと音が止まってしまう)さらに注目すべきは本機の下部において、エンクロージャー自体の板材がそのまま伸ばされていることです。 

これによりエンクロージャーの板すべての響きが何の障害も無く、ストレートに音場空間へと放出されていきます。


つづく  以上T氏

英国製のスピーカーキャビネットはオリジナルに限るという方も多い。 

僕も其の通りだと思っている一人だが、T氏によれば、ほとんどのキャビネットはもう寿命が来ているという(合板の場合)。

事実、彼の作ったキャビネットに古いスピーカーを取り付けて聴くと、音が活きている。

この違いはなんなんだろう。 

オリジナル崇拝も、英国のスピーカーキャビネットに限って言えば、当てはまらないケースが実に多い。 まして音色やハーモニクス、それに色気を再生してしまうユニットに、朽ちかけたキャビネットでは可哀相な音しか出ないのはたしかだと、この頃は思い知らされている。
http://blog.livedoor.jp/thorens/archives/51882378.html

銚子の散歩道 2011年05月12日 こんなの作っちゃいました 弐

アーク型エンクロージャーのモノコック構造

本機のモノコック構造の真の意味する所、それは過去から現在に到る、エンクロージャーの設計思想の全否定であります。 

読者の皆様はスピーカーエンクロージャーとは、全てがっちりと強固に作るべきだと思われているかもしれませんが、世に言われる、名器といわれるスピーカーユニットを使う場合、この思想は過ちです。 

この思想が流布した理由は簡単です。 

がっちりと強固に作った方が作りやすいからです。 本機の例を上げれば9mmと言う板厚は、釘もネジも効きません。


幸いフィニッシュという便利な機械があるので作り上げることが出来ましたが、当時は大変な作業だったろうと思います。 これがこのエンクローシャーがあまり作られなかった理由でもあるのです。 

製作の面倒くささと難易度はかなりのもので、GRFやオートグラフの方がずっと作りやすいとも言えるほどです。 何しろ組み上げているにしても、頼るべき骨格が無く、板を空中で組み上げなければならないのですから。 従って製作中は全力で手を抜くという、相反する技術が要求されます。 

さてエンクロージャーも完成し、いよいよユニットを組み込む段に行く前に、本機に入れるアキシオム80の云われについて述べておくことに致します。 

一個は1948年〜9年に発売された最初のモデルであり、これは前の持ち主がブリッグス氏の勧めにより購入したもの、

もう一個はステレオ時代1958年にステレオ化するため買ったもの、

これら二個は夏のバカンスのためのスウェーデンのサマーハウスに置かれていたそうです。 

いずれも状態の良いもので、個々10年間の開きがありますが、初期型の方がやや音が低音に寄っている位のもので、この位はユニットの個体差の許容範囲にあります。 

再生音について

本機の再生音は、天衣無放の一言です。 何処にもストレスが掛らず、伸びやかに軽々となり刺激的な音が全く出ません。

特にパイプオルガンは室内全体の空気を揺する位のエネルギーを持ち合わせています。 パイプオルガンとオーケストラ、合唱という、オーディオ装置にとって最も手ごわい宗教曲を再生すると、濁らず明確かつ精澄な音が出るのには驚かされます。 ボーカルの立体感からソリストの人間性や音楽に対する取り組み方まであらわにしてしまいます。 

ジャズを再生してみると、品格という言葉が最も形となって現れたかのような再生音が得られますが、この様な曲の場合、ユニット開発者の若さが出てきて、リズムの弾みが推進力を生み、重さを感じさせません。 

ガーシュウィンのラプソディインブルー等の生命力あふれる表現力は大変素晴らしいものです。 

この様な再生音が可能なのは、ひとえにエンクロージャー内の空気が共鳴しているからで、その振動面積は、エレクトロボイスの30w(76cmウーファ)に匹敵するのではと私は思いました。 

さらに本機の再生音を聴いて気付くことは、時々クォードのコンデンサー型スピーカーと似た音が出ると言うことです。 

だがこの様な音の傾向は、後述する英サウンドセールス社のスピーカーユニットや、バーカー・デュオドでも聴くことが出来ます。 

そうすると我々がコンデンサースピーカーに対する認識が、改められなければならないかもしれません。 すなわちクォードのコンデンサースピーカーを固有のものと認識するのが定説でしたが、実はこうした音の好みは古き英国人の中に脈々とながれていたように思えるのです。 

クォード社はそうした好みを明確に表すため、コンデンサースピーカーを開発したのではないか? こう考えればアキシム80や、サウンドセールス社やデュオド、或いはプレッシー社のユニットがきちんとした英国風の流儀にのっとって再生すると、上質なコンデンサースピーカーと共通項にある再生音として出現する理由も判ります。 

アキシオム80の都市伝説

アキシオム80は以前に高名な評論家が、一生苦労したければ使えとか、キャンつくキーキー言ってまるで音にならず、昔はこんな音を良いとしつつ聴いていた等と述べておられるが、こうした記述については兼ねてより私は疑問に思っていました。

 これらの方々の言われるように、本当にアキシオム80はその様な品であるか? 

そうではないはずです。 

まずアキシオム80は他のスピーカーユニットと形はやや異なっているけれど、サウンドセールス社のユニットやデュオド程にはヘンテコリンな形状ではありません。
 いや、それらと比べるとオーソドクスにさえ見えてきます。 

繰り返しますが、アキシオム80はただのダイナミック型フルレンジスピーカーであります。 

強固な磁気回路とフラフラコーンを採用してはいるが、これが理由で鳴らないと言うのであれば、JBLやアルテックのコンプレッションドライバーはさらに鳴らないことになる。

そんなはずは無い。 

原因としてはどうしようもないコンディションのアキシオム80を掴まされたか、又はレコードプレイヤーやアンプリファイアがひっかからないものを使っていたからです。 

おそらく後者が原因ではないかと私は考えておりますが、アキシオム80を鳴らすには、まず最上級のレコードプレイヤーを用いなければなりません。 

EMT等を持ってきたら、アキシオム80はとたんに機嫌を損ねます。 

ベルトドライブやダイレクトドライブも不的確で、TD124 又は英国コニサー社のプレイヤーを持ってこなければ実力を発揮させることは出来ません。 

アンプリファイアも又然りで、アメリカ製のマッキントッシュやマランツではアキシオム80 はひきつけを起こしてしまいます。 

6L6 や KT88等の球を作ったアンプリファイアも出力的にも音楽的にもマッチしません。 

英国のしかるべき小出力アンプでドライブするのがベストであります。 

良いプレイヤーとアンプリファイア(欧州製)があれば、アキシオム80 は勝手に鳴ってくれます。 

アキシオム80は、繊細なユニットですが決してエキセントリックではなく、大変自然な音色を持つスピーカーユニットなのです。 

以上T氏
http://blog.livedoor.jp/thorens/tag/AXIOM80

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/686.html#c2

[リバイバル3] 酷い音のインチキ・レプリカを量産して伝説の評価を落とした Goodmans Axiom80 中川隆
3. 中川隆[6641] koaQ7Jey 2017年2月11日 16:56:52 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7101]

銚子の散歩道 2010年12月06日 AXIOM 80 エンクロージャ
http://blog.livedoor.jp/thorens/archives/51736304.html

先週、T氏が作業場からオフィスに運んできた。 

http://livedoor.blogimg.jp/thorens/imgs/e/0/e08beb04.jpg

これから、あと数回塗料を塗り重ねる。 かたちは以前紹介したこともある英 DECCAのラボラトリにあったアーク型エンクロージャの試作品をそのまま複製している。 

何しろ、二十年ほど前の英国で、この試作品を買う羽目になったとき、彼の地の老オーディオ狂が

『これにAXIOM 80 を組み込めば、君はミューズのヘヴンに降りられるぞ』

と脅すように売りつけられたのを思い出す。 

T氏は板を慎重に吟味して半年近く、やっと良い合板を見つけ、作業場にこもること1週間、複雑な内部構造や板の合わせの微妙な具合まで入念に仕上げている。 T氏は『オートグラフよりも面倒くさい』と音を上げながらも、熱中してとうとうこしらえてしまった。 英DECCA社が本格的に製品化できなかったのも、複雑な作業工程のせいか。 何しろ日本の職人でさえ、難儀したのだから。

『厚い板で頑丈にするなら、誰でも出来るけれど、それでは AXIOM が死ぬ。 響きのたちの良い薄い板でこさえるから難しい。』


http://livedoor.blogimg.jp/thorens/imgs/0/b/0b077fb5.jpg


10インチユニットにしては、やたら重いので、サブ・バッフルに取り付けてから、本体に据える予定。
http://blog.livedoor.jp/thorens/archives/51736304.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/686.html#c3

[リバイバル3] 酷い音のインチキ・レプリカを量産して伝説の評価を落とした Goodmans Axiom80 中川隆
4. 中川隆[6642] koaQ7Jey 2017年2月11日 17:06:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7102]
フルレンジSPに戻った方!!!

1) Axiom80 レプリカは紛い物

691 :ジークフリート:2009/12/13(日) 07:52:16 HOST:wb56proxy03.ezweb.ne.jp

どこかの4本システムとは!?・・・アンプ製作の大先生?がやってるアレですかね?

あの先生にかかると、当方のアキショムなんぞは、復刻版だしARU使ってないし、ケチョンケチョンにやられそうです。(実は近所!)


Audio Maestro.com 是枝重治
http://www.audio-maestro.com/su_dina_zhuang_zhi_2.html


575:elmarit9 2011/02/28(月) 20:46:47HOST:p2244-

先日、復刻版(in1本指定箱)を300で鳴らしているものを試聴しました。弦は評判通り?と思わせるところありましたが、ピアノの音が手持ちのものと差が無いようで、期待し過ぎだったかと思った次第です。

オリジナルでないと80の音は出ないのでしょうか?

山本の45で鳴らすには高能率のフルレンジを、と探して、80のことを知らず、アメリカのオメガという小さなところから4.5インチ (93dB) を勧められそれを輸入して1年くらい聴いております。最近調子が良くなってきましたが、小さなアパートの一室で聞くには”あの”80が丁度良いかと思いまして、できれば入手したかったのですが。。

576:ジークフリート 2011/02/28(月) 21:24:39HOST:wb56proxy01.ezweb.ne.jp

アキショム80は、先ずは箱が命ですね〜。
(指定箱よりもバックロードホーン等で低音域を補いたい。)

私が試したのは、845シングル、45シングル、245シングル、山水AU9500、スペクトラルDMA80ですが…
80一本に僅か 2W の45シングルでは若干パワー不足でした。

577:elmarit9 2011/02/28(月) 21:56:32HOST:p2244-

45ではパワー不足ですか。。パワーとは単純に音量だけをおっしゃっているのではないと拝察しますが、何しろ都会の小さなアパートなので、小音量でもバランスが崩れないというAXIOMの惹句は魅力的に聞こえました。
秋葉原のヒノ・オーディオにある2本入りも聴かせていただいたことあるのですが、これが神格化された音?とぴんときませんでした。
指定箱に入れれば良いというものではない、との意見も時に目にしますが、そうなるとぽっと出には敷居が高くなるばかりです。。

578:ジークフリート 2011/02/28(月) 22:38:33HOST:wb56proxy05.ezweb.ne.jp
>>577
80ユニットは右肩上がりの周波数特性になっていますから、箱で低音域を補うのが前提の設計です。
(いわゆる指定箱はスペースの都合でバックロードが使えない時にと考えられたもののようです)

それから、指向特性も、真面目から30度くらいそれた辺りが周波数バランスが良くなる作りになっています。
80の複数使用か3ウェイのスコーカーに使うのも余裕があって楽しいと思いますが、古レンヂファンとしては、左右一発づつで勝負したいところですねぇ。

579:elmarit9 2011/02/28(月) 23:15:13HOST:p2244-

そうですか、できればバックロードで組むのが良いのですね。
兎小屋では条件が厳しいかもしれません。
ユートピアの箱は多少そんな設計でしたでしょうか。いずれ労力をかけずに出来合いの物で間に合わせようという怠け者向きではないのでしょうね。ここに棲息していらっしゃるようような彼岸の方々でないと手に負えないというところでしょか。


581:ジークフリート 2011/03/01(火) 22:59:38HOST:wb56proxy08.ezweb.ne.jp
>>579
私は出来合いの箱を使いましたョ。


582:elmarit9 2011/03/01(火) 23:19:52HOST:p2244-

ジークフリートさん、そうですか。あきらめず、もう少し探してみます。
オリジナルもたまには出てくるようですね。
可能なら聴いてみたいと思います。

607:薬漬け 2011/06/02(木) 16:33:29HOST:proxybg063.docomo.ne.jp

前からチビチビと画策してはいまして…いつかは、と思っていたんですが。
ついに入ってきちゃいました。AXIOM80。

二段ロケット計画でして、いま入ってるのは、エンクロージャー(トラック?オーディオ製)にレプリカユニット。これを、オリジナルユニットに換装しようという魂胆。
やはり「麻薬・魔性」はオリジナルにあり…。
程なく着くはずです。(SPターミナルが貧相なので半田づけがコワイ…(汗))

608:ジークフリート 2011/06/02(木) 21:52:28HOST:wb56proxy10.ezweb.ne.jp
>>607
片チャン2本て手も?
耐入力6Wというのも、米国表示ならその2倍ですから、案外音量は出ますけど、音像・音場サイズが1本ではややこぢんまりしがち‥‥ただ、箱の御利益がどの程度かによるのでしょうけど。

609:薬漬け 2011/06/02(木) 22:29:32HOST:zaq3a5517f5.zaq.ne.jp

一つの箱に2ユニットとして、耐入力を上げるということですね。
手法としてはあるみたいですが(グッドマンの指定もありますし、東京のヒノ・オーディオさんも別の形で製作しておられますね。そういえばご近所に、4ユニットの強者がおられたかと…)、
音が、どうも変わるみたいですね。

実はヒノ・オーディオさんの縦配列の個体が近所のお店にあったことがあり(ただユニットが上がレプリカ、下がオリジナルの混成部隊だったか?)、音を聴いていますと、どうも昔聴いたAXIOM80の風情じゃないんですよね。

端的には音が普通っぽい。
逆に、昔よくAXIOM80を聴いたオーディオ喫茶が、場所を変えて営業しておられて、そこで今もAXIOM80の1本バージョン(ユニットはオリジナル)を聴くことができますが、結構出力も出ますし(マスターは昔、80シングル箱で鬼太鼓座(!)を演奏してましたから…)、何より音色が、あの魔性的な要素をたたえていました。結構スケール感も出ますし。
(ちなみにそのとき聴いたのは、ショルティの「神々の黄昏」のフィナーレでした。)
こうしてみると、シングル箱でトライしてみたいなーというのが現状です。サテどうなるか。


音楽Cafe と audio販売 サワダオーディオ
大阪府富田林市須賀1−24−9
Tel & Fax 0721-28-1617
http://archive.fo/bJZta
http://sawada-audio.jugem.jp/


610:ジークフリート 2011/06/02(木) 23:01:03HOST:wb56proxy06.ezweb.ne.jp
>>609
まぁ、古レンヂの楽しみは、制約の(限られた)範囲内で如何に上手くやるかだと思いますから、片チャン2本も既に邪道かもしれませんね。
4本だと、邪道も二倍とか?


621:ゴルフ13 2011/06/21(火) 12:09:09HOST:OFSfb-01p4-77.ppp11.odn.ad.jp

フルレンジ複数ユニットの使い方で気を付けなければイケナイことは
コイルを並列接続にすると、各ユニットの個性がそれぞれ主張され音の纏まりが悪くなる。
直列接続ではこの影響が少なくなる。

纏まりのない音になっているだけなのに、困ったことに音場が広がったと喜ぶマニアが大多数です。この様な事を、単に好みで括ることは避けましょう。


617:薬漬け 2011/06/20(月) 10:14:19HOST:proxy20042.docomo.ne.jp

先般来、AXIOM80を何とか鳴らすべく、夜も寝ずに(昼寝して)調整してますが、やはりというべきか、そう易々とは言うことを聞いてはくれません。

セッティングとか、オーソドックスな詰め方でまずは攻めてますが…(といいつつ、現状の置き方がそもそも無茶苦茶ではあるのですが…(汗))

救いは、現状がそうワヤクチャな音ではないこと。これで高域がもう少し透明に抜けてくれ、そしてあの“独特な”質感が載ってくれれば面白くなってくるんですが…。ある意味、ここが一番難しいところかも。

唯一構造で気になっているのは、ARUが純正でないこと。これがタタっているのか?!
それとも大勢に影響はないのか…?ハテ。

618:ハーゲン 2011/06/20(月) 21:09:39HOST:KD106159066206.au-net.ne.jp
>薬さま
Axiom80ってそんなにスケール感が出るのですか!
ショルティの黄昏ってニルソンの熱唱と、SEとサンダーマシーンのぐるんぐるんなサウンドですよね。
あのスケール感がでるとは、、、、
レプリカなら物置に買い置きがあったはずだが、、、


619:薬漬け 2011/06/20(月) 23:46:21HOST:zaq3a551c80.zaq.ne.jp

出ます、というか、出てました。私のところのではありません。(涙)
上にありますとおり、拙宅から比較的近くの「オーディオ喫茶」というか…。最近は生演奏もよくやりますが、昔、堺市内で営業していた時には相当有名だったと思います。
某SS誌の広告常連でもありましたし…。(これ以上言うとマスターに叱られそうなので。)

こちらのマスターが80の達人でして、あのK枝さんのHPにもイニシャルが登場します。
今は同じオーディオでも別のことに大変でして(何かは企業秘密)、なかなか80の面倒とはいかないようですが、前に何曲か聴かせてもらった中に、「神々の黄昏」がありました。
今は少し模様替えしておられますが、当時そこにはタンノイの自作箱システムと、くだんの80(ユニットはオリジナル)がありまして、タンノイはエジンバラ級?の大きさでしたが、この両者が十分にスケール感で競演するのですね。タンノイは押しで、80は空間を満たすプレゼンスで、それぞれ聴かせました。特に80の清明かつ妖艶な、あの音空間…。
もちろんあのユニットのこと、腹にズン!とくる低音がでる訳ではないのですが、何と言うか…。
“力感を押し出すことなく、スケール感を出す”と申し上げたら、イメージしていただけるでしょうか。
「いいですねー!SACD?」
「いえ、これはウン百円の雑誌についてた付録のCDですよ。」
泣きたくなりました。(涙)

この音を何とか出したい!と思っているのですが、名人とトーシロの違いは大きすぎた…。
白旗あげて、今度体調のいい時に、教えを請いに行こうと思ってます。
ちなみにマスターは

「オリジナルにも、レプリカにも、それぞれいい面はあるんですよ」

と仰っておられますが、拙宅のレプリカはキャンついて往生したのでお蔵入りです。(汗)
…出来る人には、出来るんですねえ。(大涙)

620:D-150 2011/06/21(火) 11:45:58HOST:p3113-

一流メーカーの自社レプリカは全く同じではないとしても悪い物はないと思います。
悪ければそのメーカの技術力に対する信用がなくなります。
一度、レプリカのユニットを裸で超近接(ニアヘッドフォン)で聴いてみたらいかがでしょうか? 凄くスッキリして良かったり?

しかし、今ではレプリカを発売することすら遠い昔の話になってしまった。
残念なことです。

623:RW-2 2011/06/21(火) 14:56:32HOST:239.165.145.122.ap.yournet.ne.jp

>>オリジナルにも、レプリカにも、それぞれいい面はある
>>レプリカは全く同じではないとしても悪い物はない

仰る通りでしょう。ただしオリジナルを堪能した方はどうしても勝ち負けをつけたがる。
マランツ#7あたりはかなり違うようですけどね。
パイオニアのユニット(PE-16AやPE-101A)は復刻モデルと称した(実態的に再生産に近い)ので賞賛あれど嘆きや苦情はあまり聞きません。

627:薬漬け 2011/06/22(水) 00:42:27HOST:zaq3a551c80.zaq.ne.jp

AXIOM80に関する限り、オリジナルとレプリカとは、勝った負けた、良い悪いではなくて、少し路線が違っていると思うのですよ。是枝氏の「似て非さるもの」とまでは言いませんが…。

まず間違いなく変わっているのは、コーン紙の材質、そしてサスペンション(ベークライト)の厚みですね。これだけで結構キャラクターが変化しています。

端的には、サスペンションが強化されたことに伴い、レプリカの方が耐入力が上がっていること。
その結果かどうか、オリジナルは中高域寄りの中でも中域が充実しているのに対し、レプリカは中域は薄く、代わりにワイドレンジ化されていると。なので知人等の曰くは

「使用するアンプも、シングルでもオリジナルなら2A3、レプリカなら300B がそれぞれ適性になる」と。

兄弟ではなく二卵性双生児みたいですね。実際、付け替えて、「ここまで変化するか」と呆れましたから。

これらの特徴を活かすとなると、どうしても先ずは、使用者としてどちらの音を採用するか?というところから始まります。ここから、オリジナルになるのか、レプリカの方が有利かが分かれることになるのでしょう。最後は「好き好き」となるのでしょうね。

それにしても諸要素にシビアなユニットです。試しに
マランツ7からQUADUにダイレクトに繋ぎ、これを80に繋いでみたら…!
それまでは音に“紙っぽさ”が少々混じっていたのが、「らしい音」になってきました。ある種豹変。
ただシビアな音です。もうすこし丸みとコク、妖艶さが欲しい。
でも、どうやら箱をいじる前にアンプで悩む余地はあることが判明した次第。


748:RW-2 2011/08/05(金) 23:58:13HOST:239.165.145.122.ap.yournet.ne.jp

ローサーでしょうか。あれもAXIOM80同様、今のモノは昔のモノとだいぶ違いますね。
25年くらい前はP&Cさんにオリジナルがゴロゴロ転がってましたよ。
当時は大鑑巨砲
主義だったので見向きもしてませんでした。

750:ジークフリート 2011/08/06(土) 09:59:40HOST:wb56proxy08.ezweb.ne.jp

>>748 昔の四角いフレームのユニットがイイですね。

ボイスコイルがビビり易いとか‥使い難さはありますが、上手く鳴らせば大鑑巨砲よりまともな音がします。もしかしてコーラル辺りがもっとまともとか‥(その気になって聞いてないので判りませんけど)

842:薬漬け 2011/11/20(日) 01:19:52HOST:zaq77189016.zaq.ne.jp

昔行っていた80の達人の喫茶店は、80シングルで「鬼太鼓座」(!)までかけてましたが(なにせ、ベークライトがしなって?コーンがフレームに当たってましたから(汗)。マスターは涼しい顔で曰く
「だーいじょうぶですよ」。
されど、ちょっと私にはそこまでやる度胸はありません。

しかし、ワーグナーあたりならちょうどいいかも?
(「ブリュンヒルデの自己犠牲」から終曲までとか。明日やってみよっと。)

847:薬漬け 2011/11/20(日) 21:28:45HOST:zaqdb734c9b.zaq.ne.jp

80でワーグナーはやはり無茶な部類に入りますかね?
ちなみに、上記のマスターは所を代えて今もオーディオ喫茶をしていて、タンノイと共に80もドライブしていますが、一昨年でしたか、まだ私が体調不良の折、ちょっと除いた時に、80 でショルティ=VPOのワーグナーのスペシャル盤を、“しかるべき音量で”聴かせてもらいましたが、それが私の80への思いに改めて火をつけて、そして今に至っています。あれは凄かった…。
やはりこれは腕の違いとして、諦めたほうがいいのやらどうやら…ハテ。

855:薬漬け 2011/11/23(水) 02:08:44HOST:zaq7ac411ba.zaq.ne.jp

80で大編成の誘惑に耐えられず、ワーグナーは置いておくとして、マーラーならどうかと。
(影の声:大差あるかい!!)で、5番を、夜遅いこととてそこそこの音量で再生してみました。

ニアフィールドリスニングはあまりしたことはないですが、ある程度距離を置いて、やや小ぶりのスケール感で聴くとの前提なら、これはと思える綺麗な5番でした。(もともと微弱に逆オルソンに置くような間隔なので、音は中抜けにはなりません)。高域が冴えた独特の弦の質感が、やはり唸るに足りるものでした。まだまだ調整途上ではありますけど、先が楽しみになってきました。

でも、皆さんのせっかくのご助言。過大入力を放り込んで、ベークライトを吹っ飛ばしたらそれこそ百叩きになりそうな(汗)。それだけは気をつけないと…。


858:ジークフリート 2011/11/23(水) 21:16:01HOST:wb56proxy05.ezweb.ne.jp

>>855 アキショム80の許容入力6Wというのは英国表示で、米国表示なら12Wですから、あまり遠慮しながら使わなきゃならないほどではありませんが‥‥80の魅力というのは音色と緻密さなんですよねぇ。

ワーグナーが堂々と鳴らなくたって、80の魅力が活きる聴き方で聴ければ、それでよろしいんじゃないでしょうか。

個人的には、当時フランスものが好きで、クリュイタンスやミュンシュのラベルとかドビュッシーを80で聴きますと、万華鏡を覗いたような楽しさでした。こういうのって、あまり音量関係ないんですよね。

859:薬漬け 2011/11/23(水) 23:46:31HOST:zaqdb7346ea.zaq.ne.jp
>>858
ジークさん、まさにそうなんですが、若い頃から80でワーグナーでもブルックナーでも第9でも、80の名人に機嫌よく聴かせてもらってたものですから、どうもその癖が…。(汗)
本当は、ウィーン・コンツェルトハウスSQの「アイネクライネ」やブダペストSQのモツ・クインテット6番あたりを、それなりの音量で楽しむぐらいが一番相応しいとは思うんですが…。
でも、音は確かに「万華鏡」…言い得て妙ですね。そしてあの独特の高域。80で聴いてしまうと、同じ曲がウエストミンスターはともかく、4333でも地味に聴こえますから。


865:薬漬け 2011/11/25(金) 01:19:36HOST:zaq7ac41512.zaq.ne.jp

昔、マスターのAXIOM80で一番聴いたのがブルックナー、特に4・7・8・9番でした。
4番の、力感を押し出すことなしに、空間を全て音場に変えてしまう、あの魔術…。そして7番の、第一楽章の気が遠くなるような美しさ…。これだけを担当してくれるだけでも、以て瞑すべし、というべきでしょうか。(全てベーム盤での印象記です。)

こういう、力感より弦のユニゾンの美が主体の曲には、相性がいいようです。
金管は、力感を求めると難しくなるのでしょうが、上に書いたように、ちょっと力感を抑えて、プレゼンスを中心に聴くようにするならば、ワーグナーもありかなと。

867:sat-in 2011/12/01(木)

AXIOM80でテナーでもバリトンでもサックス聴くと良いんですけどね。
クリフォードブラウンのペットも突き刺さります。
唾がかかりそうなほどリアルに鳴らす数少ないユニットです。


869:ジークフリート 2011/12/04(日) 08:49:16HOST:wb56proxy03.ezweb.ne.jp

80でサックス…ゲッツ等のクール系とかチャリパカ辺りを聴きたいですねぇ。
トランペットなら…チェットかアート辺りの柔らかく広がるタイプ?
ブロウ系はD130にお任せを。(いずれにせよフュージョン系サックスは遠慮したい。ロリンズよ、お前もか!)


870:SAT-IN 2011/12/04(日

要するに楽器の持つ帯域が80の美味しいところにスクイズするのでしょうね。

871:薬漬け 2011/12/04(日) 15:24:29HOST:zaqdb7345ce.zaq.ne.jp

金管の帯域が、80の“得意帯域”にちょうど重なるのかも知れませんね。
マーラーの第5の、第5楽章の金管の咆哮合戦など、非常に感動的な音が聴けます。
(皆さんのご警告に関わらず、ワーグナーのフィナーレが聴きたくてウズウズしている私…。)
Sat-inさん、やはり80は、「リアル」を語りえる数少ないユニットだと思いますよ。

873:RW-2 2011/12/06(火) 16:01:53HOST:138.116.150.220.ap.yournet.ne.jp
>>。ヨリアル」を語りえる数少ないユニット

その「リアルさ」を科学的物理的に申せば'分割振動と非直線歪の発生器'なんですけどね(略)


874:SAT-IN 2011/12/06(火) 19:59:53HOST:s1408145.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp
>'分割振動と非直線歪の発生器'

秘孔を突いてきましたね。\(__)"/アヒッ!!

930:薬漬け 2012/05/24(木) 15:28:44HOST:proxybg049.docomo.ne.jp

SPユニットで、プロダクトデザインとして見てて飽きないのがAXIOM80。
合理性とケッタイさのバランスが実にいいです。(何のコッチャ)

その80、最近はランカスターに忙しくて相手してなかったので、久方にワーグナーを。
(前に「80にワーグナーはご法度」と言われてますが…やっぱ魔力には勝てない(汗))
ベーム=バイロイトの「神々の黄昏」の最終面、ブリュンヒルデの自己犠牲〜終曲。
ただスピーカー間隔がまるで無いので、割り切って軽い逆オルソン設置にしてます。

これで聴くブリュンヒルデ(ソプラノ)は、最初こそ80の高域のテンションが聴きたくてそのままにしていましたが、流石に延々聴くにはちと厳しい。もう少し丸くならないか?
SP移動は無理、コード交換も不調で、次に試したのがパワーアンプ(ATC:AM1047)のRCA:6LS7をムラードCV1985にチェンジ。(ちなみに出力球はこれも店長の勘で?6L6GからSTC:CV1947に代わってます)。

さて鳴らしてみると、これが結構イケる。やや高域にアクセントを置きつつも、ソプラノに“らしさ”が出てきました。流石にトータルバランスのとれたウエストミンスターとはまだまだ比較する訳にはいきませんが、私的にはちと面白くなってきました。
これならワーグナーもブルックナーもイケるんではないかと。(低域セッションの分厚いマーラーはご遠慮申し上げるとして?(大汗))


931:前期高齢者 2012/05/24(木) 19:26:45HOST:h220-215-168-

蜂丸は魅力的なルックスですね。でも音を聴くと・・・・・
箱だけでなくアンプも含めてあれほど気難しい代物は他になさそうです。

932:薬漬け 2012/05/24(木) 21:04:49HOST:proxy20011.docomo.ne.jp
>>931
80の高域がピーキーなのは原型が軍用(命令を明瞭に伝達するため)だったからというのは前に書いたような気がしますが、考えてみると、そんな帯域的に不均衡で、オリジンが音楽再生用でもないユニットを、皆さんが(私もだった(汗))愛用しているというのは、何やら不思議な気がしますね。

それとも英国にもヘソ曲がりがいて、「鳴らぬなら鳴らしてみしょう何とやら」で悪戦苦闘するうちに、ウイリアムソン・アンプよろしく「俺なら鳴らせるもんね」という手合いが続出?!その様子を見た日本人が「そんなに凄いユニットか?!」と手を出したのが始まり…かどうか全く知りませんが。(大汗)

936:RW-2 2012/05/26(土) 10:23:25HOST:253.69.134.27.ap.yournet.ne.jp

>80の高域がピーキーなのは原型が軍用
※(Hi-Fiの進歩はたいがい軍事技術の利用・対Uボートのソナー聴音、伝令etc)
開発目的がはっきりしている分、音楽用としてはソフトを選ぶのは仕方ないでしょね。


937:ジークフリート 2012/05/26(土)

〉930 ハチマル逆オルソンでワーグナー?

近頃ワーグナーしか聴かないと言う例の大先生のやぶにらみな四つ目スピーカーと何だか似た雰囲気じゃア〜リマセンカ?
(もう作れないとかいうアノ箱は、そこら辺の家具屋に作らせたもの。おおかた家具屋にヘソでも曲げられたんでしょうが・・)
それにしても、青木周三氏がその解説の中で、45度方向で周波数特性が整うと書いていたくらいですから、45度の逆オルソンのつもりがホントはちょうど真正面とか?


938:前期高齢者 2012/05/26(土) 16:56:19HOST:h116-0-245-218.catv02.itscom.jp

蜂丸は一つ目小僧にしか会ったことありませんが、日本製の古レンジでも複数個使用すると低音が豊かになってバランスがよくなりますから大先生の四つ目小僧はいい音しそうですね。一度聴いてみたいがいかんせん遠すぎます。


939:薬漬け 2012/05/27(日) 18:27:02HOST:proxy20050.docomo.ne.jp
>>937 >>938
いやー、45度とかそこまでのダイナミックな逆オルソンにはしていないんですよ。
もう真正面からほんの数度、外向きにしているだけ…。
(それでも、その数度が1度変わるかどうかのレベルでスピーカーを動かしても、低域の質感が敏感に変わりますから。げに厄介なSPではあります。(汗))

例の是枝大先生の箱も確かグッドマン社の公式マニュアルに載っていたものだと思いますが、マルチユニットによる低域改善もでしょうし、あの鋭い指向性を分散させる構造なのかも知れませんね。ご近所の家具屋さん御謹製のキャビネットの具合は知るところではありませんが…。


940:前期高齢者 2012/05/27(日) 19:03:10HOST:h116-0-245-218.catv02.itscom.jp
>>939
まさに充実したオーディオ(音楽)生活のようで羨ましい限りです。
是枝先生は天才だと思います。単に技術力があるだけでなく芸術に高い造詣があると理解します。
彼が作られた全段PPで負帰還なしの300B-pp ampぐらい見事な音のアンプを聞いたことはありません。市販品であれに匹敵する音は「猫」ぐらいでしょう。


941:薬漬け 2012/05/27(日) 20:43:41HOST:west11-p7.eaccess.hi-ho.ne.jp
>>940
是枝先生は特にQUAD22+Uにお詳しいようで、利用者としてはいろいろとご高説を紙上でですが拝聴しています。
先生のご自作のアンプは拝聴する機会に未だ恵まれていませんが、興味はありますね。
80についても現用されているだけに、かなりの一家言はおもちで、先生はオリジナルに対して、レプリカを「似て非ざるもの」としておられるようですね。(ちなみに私の近所の80の名人…
この人、是枝先生のブログにもちょこっと出てきますが、この名人は「オリジナルもレプリカも各々いいところがあるよ」との立場。オーソリティ同士でもなかなか難しいものです。)


942:前期高齢者 2012/05/27(日) 21:01:42HOST:h116-0-245-218.catv02.itscom.jp
>>941
あの音は同じ真空管アンプでも西部の対極にあるように感じました。
かたや深いNFBをかけて安定動作、どんなスピーカでも自分の支配下におくような音。一方はスピーカの持てる力をとことん発揮させてやるような自由奔放な響き。是枝アンプで蜂○を駆動したらどんな音がするのか?


943:薬漬け 2012/05/28(月) 10:16:01HOST:proxy20019.docomo.ne.jp
>>942 
古レンジをうまくドライブしてくれるアンプは、意外に難しいのかも知れませんね。
「西部」電気だと古いタイプ… WE86B とか WE91B になるのでしょうが(といいつつ、この両者、相当音の傾向は違うらしいですが)、なかなか個体がないですねえ…。

これと是枝アンプとなら…?どんな対決になるのか、聴いてみたい気はしますね。

80は、あのフラフラなコーンがきちんと音を出せるように、レスポンスの優れた
アンプが良いような気がします。
なので、今はIPC(STC1947シングル)をつないでますが、一度レビンソンML-2Lで鳴らしてやったらどうなるか?!などと画策中です。
(陰の声:過大入力でベークライト飛ばしたりして?!
アノネ、縁起でもないこと言わないの!(汗))

804:薬漬け 2011/10/28(金) 12:27:40HOST:proxy20002.docomo.ne.jp

“古”レンヂはおニューでない分、体調不良になるのも早いようです。(汗)

アキシオム80の片方の音が、僅か「はてな…」と思い出したのが一週間前。
ネットを開けて、恐る恐るコーン紙を押してみると、マグネット部あたりで「ザリ!」(大汗)。接触か、何か金属性ゴミでも吸着したか。

何れにせよ、トーシロの私の触れるユニットでなし、あっさりドック入りを決意。
ただ、これがまた外すのが一苦労で…(汗)。
ランカスターばかりいじっていたら、古レンヂ同士スネ合ったかな?

805:ゴルフ13 2011/10/29(土) 10:01:00HOST:OFSfb-21p2-217.ppp11.odn.ad.jp

80の様なベークダンパーは長期間同じ姿勢にしていると、変形してコイルタッチを起こしやすいのです。
保存しておくときも、上向きや伏せた状態では致命的ですね。
一度変形したら元に戻すのは至難の業です。

824:薬漬け 2011/11/12(土) 02:30:07HOST:zaq7ac4185a.zaq.ne.jp
>>804
でちょっと書きました、片方のザリザリ言っているアキシオム80をどうにかスベエと、思いつつも、当人がガス欠で(汗)、なかなかできずにいたら段々とズボラになってきまして。
再度コーン紙を動かしてみると、マグネットをこするポイントとそうでないポイントがある。ハテ。悪友曰く

「それは微妙にセンターがずれているんだろ。しかし神経質なユニットだから、あんまりあちこち旅をさせるのもどうかと思うから、ここはニュートンの出番と言うことでどうだ?」

つまり、隙間の狭い箇所を上にして、地球の重力で補正しようというわけです。
ズボラな私はすぐのりました(大汗)。ユニットをボードから外し、左90度回して、とりあえず固定。
音を鳴らしてみると、何とか艶やかに鳴ってくれました。当面はこれで様子見ようかなと。
まさに>>805でゴルフ13さんが仰ったように、こまめにテンションのかかり方を変えていく必要があるようですね。

80はダブルコーンだから、セミマルチウェイになりますかね??

829:ゴルフ13 2011/11/12(土) 21:31:54HOST:softbank126114227069.bbtec.net

このユニットの磁気回路のギャップは0.2〜3ミリで、ほんの少しのダンパーの変形で、コイルタッチを起こします。

AX80のコイルコイルタッチを起こします。ダンパーのネジ調整で直りますが、またそのうちに症状が再発します。1〜2回調整してダメなときはお先が暗い・・・

ダンパーがベークライトなのでギッチりと締め付けると割れます。

構造的にみても大きな音を出すユニットではないでしょうね。再生産品はまだ良いのですがオリジナルはコーンがフラフラ。フッと吹いただけでコーン紙が行ったり来たりストロークしましたから。


832:ジークフリート 2011/11/13(日) 08:32:17HOST:wb56proxy18.ezweb.ne.jp
>>831
アレがタイヘンなのはユニットごとの振動板のテンションを揃えること。 複数使用だと往生しまっせ〜。タッチを調整する荒業です。
タッチしていると思われるボビンに近いダンパーを止めているネジを緩め動く範囲でずらし、ネジを軽く締めタッチの有無を確認します。
ユニットによっては、2本有るネジの1本のネジを緩ませるとタッチが無くなることも有ります。
この辺りはケースバイケースです。ネジは1本がしっかり締まっていれば調整後にタッチはしません。
コーンの変形によりボビンが変形した場合、この荒業は使えません。


830:薬漬け 2011/11/12(土) 22:30:08HOST:west71-p2.eaccess.hi-ho.ne.jp
>>829 
まさに荒技ですね。手先の不器用を通り越して「無器用」な私には、到底度胸がありません。(汗)
あのベークライトだけは、触ろうという気になりませんね。(知り合いのお店に言わせても、
「あれだけは触ったが最後、そこからが地獄の始まり」。

元に戻すのにノイローゼになるよ、との意だったような。)

831:RW-2 2011/11/13(日) 04:57:32HOST:138.116.150.220.ap.yournet.ne.jp

オーディオニックスが販売した再生産品はTRアンプも可仕様ですからそうとう大きな音が出せます。ので、鳴らし運転しているうちに、早くもベークライトダンパーがヨタって


833:たそがれ 2011/11/13(日) 09:39:07HOST:FL1-110-233-56-230.myg.mesh.ad.jp
>>830
割れたベークを瞬間接着剤で貼りつけたり、そうこうしているうちに、収拾がつかなくなったり、触らぬ神に祟りなし、お店も触りたく無いのが本音かも?
失敗している人は少なくありません。
角度変えは正解かも、他のウーハーでもその手でOKの場合もあるので良い方法です。

840:薬漬け 2011/11/19(土) 01:24:46HOST:zaqdb735405.zaq.ne.jp

一週間前に、マグネットタッチを起こして取り付け位置を90度回転させたアキシオム80。
しばし放置してましたが、さてニュートンの法則の具合はいかに??というわけで、今日、ちょっと駆動してみました。

サブソニックフィルターが要らないように、とりあえずCD。時節柄…というには少し早いけど、山下達郎の「クリスマス・イブ」で。
甘酸っぱい音色がユニットから。重力とのコラボ?は、まあ何とかなってくれているようです。
そういえば今日は寒かった…。もう冬…。


302:ジークフリート 2010/08/14(土) 12:32:55HOST:wb56proxy08.ezweb.ne.jp

以前、SAT−INさんが触れておられたアキショム80のカンチレバー先端のビスですが・・・

昔、左右で計4発使用していた人が、ある日振動系のコンプライアンスが4発まちまちなことに気付いてしまいまして、調整しようと弄りましたら、収拾がつかなくなってしまいました。

結局、某オーディオ店主が1日がかりでコンプライアンスだけは揃えたんですが、アノ二股カンチレバーてのはワザワザ左右でテンション変えてありますから、果たして所定のテンションが得られたのかどうか?

そー言えば、故井上卓也氏も

「テンション調整は熟練を要すので不用意に触ってはならない」

と書いておられました。 今時、熟練者なんていないのではないでしょうかね。

303:SATーIN 2010/08/14(土) 13:43:46HOST:re0414.pfst.jig.jp

関係者から聞いた話では当時の代理店が輸入したものは輸送状態が悪かったのかズレた物が多く、販売にあたって再調整に熟練者も居ない為難儀したそうです。
それを某オーディオが引き取り自分のところで調整し直して売ったという話です。

304:ジークフリート 2010/08/14(土) 14:16:18HOST:wb56proxy08.ezweb.ne.jp

SAT−INさん。当時といいますと、オーディオニックスの頃ですか?
オリジナルをヤマハが輸入していた頃には、交換用振動系も輸入されていましたから・・・まさか、ブツはありますが、交換は出来ません!てな商売だったとか・・・

305:SATーIN 2010/08/14(土) 14:48:28HOST:re0414.pfst.jig.jp

ジークフリートさん 復刻版の頃です。
「交換は出来ません」は流石にないでしょうから、なんとかやってたんじゃないですか?多分!
選別して良品だけ売るにしても歩留まりが悪かったのでしょうかね。
時計やカメラでも代理店で修理せず本国送りの例もありますけど、効率良いのか悪いのか?…

306:ジークフリート 2010/08/15(日) 08:38:38HOST:wb56proxy10.ezweb.ne.jp

振動系交換のサービス体制を整えると、JBLのように、新品ユニットが買えるくらいの値段になってしまうのでしょうね〜。
(機械式時計の分解清掃代しかり。
十数本持っていた腕時計も、3針式4本のみに整理しました!)

_________

2)周波数レンジを伸ばすと音に こくが無くなる


80:もみじ饅頭@広島 2008/01/12(土) 11:37:15HOST:74.43.183.58.megaegg.ne.jp

 フルレンジでも帯域が100〜10000Hz程度で、中域の情報伝達が優れているものでしたら、どんなジャンルの音楽でもそつ無く再生できると思いますよ。
ボイスコイル径は1インチ(25ミリ)のものが濃厚な音が出て真空管アンプと合いますが、耐入力が小さいので大きい音は出せません。
手元の SIEMENS 6W はボイスコイル径は22ミリのため、許容入力は僅か6Wしかありませんが大変濃厚な音がします。
 
 つまり、JBL−8TなどVCの大きいユニットの場合、耐入力は大きいものの、ツイーターが必須となりフルレンジとしての魅力に欠けますね。

519:ジークフリート 2009/05/03(日) 13:47:10HOST:wb56proxy03.ezweb.ne.jp

能率が高ければ耐入力5wは許せますが、ワイドレンジを狙うと濃厚な音色は期待できないかもしれませんね。


212:愚か者 2008/06/29(日) 07:06:36HOST:wacc3s2.ezweb.ne.jp

高域側を制限して、使用帯域を欲張らないことで、より濃厚な音が得られるというメリットもあるんですね。


273:ジークフリート 2008/08/25(月) 13:48:27HOST:wb56proxy05.ezweb.ne.jp

ウーハーの高域側・・・フルレンジ的に使うとヴォーカルやサックスなんかが濃厚で味わい深くなるんですよね。
反面、透明感が幾分犠牲になったり、聴き手の好みと合う合わないなんてあたりで随分違いが出て来てますけど・・・面白さと危うさを兼ね備えているといいましょうか、まあ、そこら辺りが非常に面白いんではないでしょうか。

614:ジークフリート 2009/10/08(木) 12:51:16HOST:wb56proxy06.ezweb.ne.jp

古レンヂも帯域が広いと濃厚さが薄らぐんですョ。
ローサーPM−6やアキショム80辺りなら個人的に不足は感じませんが、パンケーキほどの味わい深さはナカナカ得られません。(ウチではヴォーカル聴くならランサー101、クラシックならアキショム80がメインスピーカーです)
エラ・フィッツジェラルド用にパンケーキ欲しいんですがね〜。

515:ジークフリート 2009/05/02(土) 08:08:59HOST:wb56proxy17.ezweb.ne.jp

ローサーPM6やアキショム80辺りでしたら左右一発で十分メインシステムたり得る音楽を聴かせてくれますが、悲しいかな、そんな音を奏でているのを聴いたことがある人は多くなさそうですね〜。

個人的には、ローサーもウレタンエッヂ+ウレタンダンパーじゃなきゃ手に入れたいところですが・・・ま、しかし、「ドライブユニット」て言うくらいですから、ホーンロードかけるのが所定の使い方で、どんな箱と組み合わせるかも悩ましい。

メインシステムたり得るフルレンジスピーカー(シングルボイスコイル)て、外にもあるんでしょうが、未だ良い出逢いがありません。(一時期憧れたWE755Aも、もう少し高域に余裕があれば・・・しかし、50万と言う相場は異常としか思えんネ。)


716 :RW-2:2009/12/24(木) 22:06:53 HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp

アキショムは感度グンバツですので2Wあればベートーベンの交響曲をエレキジャズ聴かないかぎり十分でしょね。グレンミラーも愉しめやんす。
拙者はPA稼業おやってましたんで爆音派ではありますが家内ぢゃ能率高いSPですと0.03〜1Wくらいでやんすよ。85dBなら100W喰いますけど。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1186306900/


447:あらい 2010/12/05(日) 09:45:16HOST:p135.net219126028.tnc.ne.jp

フルレンジは、それにあった設計がなされているのでレンジを伸ばしても返って音色が薄まったように感じるのはその為ではないですかね。
ジャズのハイハットのなり方が出てきても、なんか不自然に変わってしまったりするならそのままで聴くほうが良いと思えました。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1267522956/


________________

2) フルレンジ・スピーカーには後面開放箱・平面バッフルがベスト

678 :551:2009/12/10(木) 17:57:14

最近、アルテック604Aをお蔵入りにし、ステレオはすべてアキシオム80(旧型)で聴いてます。ネットワークの入ってないスピーカーは聴いてて気持ちいいもんです。その中でアキシオム80とラウザーPM4は格別ではないかと思っております。

ただ、PM4は新型を1本TP-1Dの箱に入れ、モノーラルで鳴らしていただけですが、20センチ前後の口径でアキシオムに勝てるユニットがあるとすれば、これだけかなぁなんて思っております
(角フレーム旧ユニットを十分乾いたホーンシステムエンクロージャーに入れた場合)。

PM6Aは旧タイプでも新タイプでも、ダブルコーンのクセがあるし、雰囲気はいいですが、ディテールの生々しさがアキシオム80にはっきり劣ると私は感じております。
(ちなみに、PM6AはバックロードじゃなくてVoigt pipeという三角の箱に入れた方が素直な音がすると思ってます。)

687 :551:2009/12/12(土) 17:37:07 HOST:pc27102.amigo2.ne.jp

それから、アキシオム80の設計者のあのジョーダンさんが作った「モジュールユニット」ってやつ。学生時代、アキシオムが買えないので、代わりに使っていたのですが、神経質じゃないけど面白いユニットの一つです。

裸で鳴らしたり、ハコに入れると、アルミ臭い不鮮明な悪い音ですが、ジョーダンさんが意図していた通り、壁に埋め込んだり、平面バッフルに取り付けると、アルミ臭さが消え、印象がガラリと変わります。

たいていの所謂BBCモニター系より良い音です。チェロなんかが力強く、すばらしいです。もちろん、アキシオムにはかないませんが。


545:ハーゲン 2011/01/10(月) 21:56:41HOST:97.26.112.219.ap.yournet.ne.jp

アルペアは、香港のマークオーディオのものですが、ジョーダン氏と親交があり、JX92Sなんかの発展形ときいています。
拙宅ではJX92Sを使っていますが、小さいわりに低音もよく出るバランスのいいユニットです。メタルということはほとんど意識しません。
ふるいジョーダンワッツのモジュ–ルのほうが高域は伸びないのですが、中音域は濃いように思います。
モジュールの上をリボンで補ったシステムも試してみたいですね。確かジョーダンワッツのオリジナルはソフトドームだったような気がしますが、、、

553:ハーゲン 2011/01/12(水) 21:15:49HOST:97.26.112.219.ap.yournet.ne.jp

最初WATTを聴いた時には
「なんて高価なスピーカーだろう。でもユニットはたいしたことなさそう」
という印象でした。その後実際届いた時はいろいろビックリすることがありました。
とんでもなく重く、あの小さなWATTでも木箱から一人で取り出すのはかなりたいへんでした。
ネットワークもお弁当箱のように全体をアラルダイトで固めてあるのです。兎も角も偏執狂のようになんでもカチカチです。WATTはもう30年以上まえの設計ですから回顧録に出てもいいと思うのですが、いまでもある意味では最先端というイメージですね。

「正確ではあるけど味も素っ気もない」
という感じです。拙宅ではオールドレビンソンと組み合わせており、少し味付けを意識しています。
ヒラメの刺身は美味いのですが、安いカレイのほうが少し味があってこれのほうが美味いと感じる時もある、とか、越の寒梅や上善水の如しは淡麗すぎ、麒麟山とか〆張鶴あたりのほうが少し味があってこのほうが優しい感じがする、、そんな感じを目指しています。


573:ジークフリート 2009/08/30(日) 09:48:03HOST:wb56proxy03.ezweb.ne.jp
箱に入れない低音は開放的で気持ちいいですからね。
B&Wなんかは、箱の中の不要な音が洩れないようにとウーハーのコーンの厚みが1cmもあったりしますが、平面バッフルや後面開放箱ですとユニットが発する音を全てしゃぶり尽くすって感じでしょうかね。


575:RW-2 2009/10/01(木) 11:18:14HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp
>>場所はありませんが・・・
 小さな平面バッフルに取り付けて至近距離(卓上)で聴けば宜しいんだす。
 近距離で聴くとけっこう低域も感じられますからね。

471:ジークフリート 2010/12/15(水) 00:49:28HOST:wb56proxy16.ezweb.ne.jp

しかし、今時WE755Aが70万超で売られてたりしますから・・・
(管球キングダムと結託か)

473:RW-2 2010/12/15(水) 02:41:48HOST:215.96.0.110.ap.yournet.ne.jp

755については、元来スピーチレンジでしょ。駅とかの構内壁埋め込み用。
ユニットが浅いのはユニット設置の際の制限によるもの。
コーンが浅いと指向性も良くなりやんす。

あのユニットを良く見るとフレーム形状も特殊でやんしょ。
コーン裏のフレーム開口部が取り付けのために開けられた壁の穴との空隙でスリットが出来る。そのスリットにて生まれた気流抵抗が生コーンをダンプするようになってるんぢゃないかと。

WEはベル研究所も持ってましたから、何から何まで実験して解ってたんだと思いやんすよ。

だとするとバッフル裏からユニットを取りつけたんぢゃ本来の使い方にはならない。皆さんたいがい裏から付けてやんすね。755はホントはコンプレッションユニットぢゃないのかなんて考えたりしておりまっせ。

474:SAT-IN 2010/12/15(水) 11:55:06HOST:re0201.pfst.jig.jp

最近755用にセンタードーム(ボイスコイルも)の無いリコーン紙が出品されてたりしますが、オリジナルコーンは一体プレスの筈。
オリジナルから切り取って貼付けるんでしょうかね?
どうすんのかちょっと不思議です。

476:SAT-IN 2010/12/15(水) 13:14:40HOST:re0201.pfst.jig.jp

おそらく穴はセンタードームがスッポリ嵌まる径なのでしょうね。
オリジナルのドームの縁を少し残したまま古いコーンを切り取り、その上から被せる!?
そうするとコイルもダンパーに付いたままなので調整の必要がないという算段ですね。

475:ジークフリート 2010/12/15(水) 12:51:29HOST:wb56proxy12.ezweb.ne.jp

故伊藤喜多男氏が、755は客船や列車でお客様を慰めるためのものと言っておられましたから、ごく僅かなバックキャビティ想定の設計かもしれませんね。その方がコーンの暴れも抑制できそうです。

しかし、一体プレスのあのコーン紙・・・
センタードームの縁の折り返し(ちょうどヴォイスコイルがハマっている)の再現が難しいんでしょうね〜。
(最上電機に頼めば出来るかナ?)


688:ジークフリート 2009/12/12(土) 19:26:27HOST:wb56proxy14.ezweb.ne.jp

755は後面開放にすれば気持ち良い低音が得られるますが、総合的には英国勢に及びませんね。

689 :551:2009/12/12(土) 21:04:48 HOST:pc24003.amigo2.ne.jp

私もベストの状態のアキシオム80やローサーPM4(4にこだわってすみません)はベストの状態の755に勝つと思います。
アキシオム80だって、どこかでやっている4本システムにしたらどうなるか?なんて考えるとやはり恐いですが。
http://www.audio-maestro.com/su_dina_zhuang_zhi_2.html

384:RW-2 2010/11/11(木) 10:14:46HOST:113.223.1.110.ap.yournet.ne.jp

ホテルのロビーとか病院の待合室とかの天井のSP。びっくりするくらい音が良かったりしやんすね。BGMは小音量ですが素晴らしい音ですし、アナウンスはきわめて明瞭。

TOAとかの業務用フルレンジが内蔵されてると思いますが、いわば無限大バフル状態ですので低域も宜しいのだす。

64:RW-2 2010/04/20(火) 16:03:50HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp

能率の低いダイレクトラジエター型は、どう転んでもどうやってもホーン型のようにグッと溜めてバッと吐き出すよな音風情にゃなりやせんからね。
音が180度に展開しやんすからコンプレッションが掛からない。だから逆に音波が正確だともいえるわけで。まぁ能率が低いと音ヌケが悪く感じるのは事実だすね。

今また平面バフルいろいろやっております。94dBのユニットをパラで使うと97dB。さらに背面の音も加わりますから100dBに近くなりやんす。
SX−3あたりで程よく聴いてて、こっちに切り替えますと爆音でひっくり返りやんすよ。音のデカもさることながら浸透力がまるで違う。それでいてあっちもHi−Fiスピーカー、こっちもHi−Fiスピーカー(だははは)


199:甘木 2010/06/22(火) 21:45:01HOST:s199108.dynamic.ppp.asahi-net.or.jp

箱で言えば、フルレンジ愛好家にもピンキリありますわな。
箱が小さい方はほぼNG.
ロクハン程度のフルレンジでもまともに鳴らそうとするとやっぱり箱は60〜100リッター程度は必要ですからな。


392:RW-2 2010/11/13(土) 03:56:48HOST:113.223.1.110.ap.yournet.ne.jp

アンプ出力に忠実な音という観点から言えばダイレクトラジエターでしょね。
=コーン型(ソフトドーム、リボン系を含む)。ぢゃァホーン型はどうなのと申せば、視聴エリアを限定して音を遠くまで飛ばすのが本来の目的でしょう。
校庭備え付けや選挙カーのトランペット型と一緒にするのは気が退けやんすが、エリアを狭めればその範囲では音がデカくなるのは応援メガホンでも一緒だす。

百円ライタァをカチカチ鳴らしながらホーンを被せるとカチカチがコチコチに変わりやんす。そういう意味ではオールホーン型というのは原音再生にゃ一番遠いところにあるとも言えるわけです。!様に怒られやんすね(だははは)

部屋が4畳半や6畳間なら6半か8インチフルレンジでイイだろと思われますが、まともな音で鳴らそうと思えば箱がデカくなるんですよね。三菱の推奨箱は60L。
LE-8Tを鳴らすにゃ80L。FLAT8で40Hzまで再生させるにゃ90L必要でやんした。

拙者の平面バフルなんざ底面積と高さにて箱換算すれば180Lでっせ。
上記のディナウディオの2ウェイは25Lくらいですからねェ。

フルレンジちゅうのは取っ付きやすい割にはなかなか鳴らし難い面もあるんですョ。

393:ジークフリート 2010/11/13(土) 08:31:00HOST:wb56proxy16.ezweb.ne.jp
>>392
ホーンと言っても80年代頃から中高域用としては、コンスタントダイレクティビティホーンの類が増えて、「飛ばすため」と言うよりも「均等に広げる」目的が強くなってきておりますが・・・まぁ、囲い込んでることに違い無し・・・

それから、ラッパ問題とは別に、「コンプレッションドライバーを使わない爽やかさ」なんてのもありますねぇ。(私はアキショム80を聴いてTADを棄てました)

412:ジークフリート 2010/11/22(月) 12:51:19HOST:wb56proxy11.ezweb.ne.jp

後面開放箱では低音域は爽やかで開放的な鳴り方にはなりますが、制動が効かないと言いましょうか、「張り」が減退するんですね。

紙エッヂ等のローコンプライアンスタイプでしたら、振動系自体元々制動が効いてますから、後面開放も結構イケますが、ハイコンプライアンスタイプではより制動が効き難いのでしょうね。
バスドラのキレ具合もですが、ジャズではスネアがパッカーンと弾けないと、致命的かもしれません。
JBL社製のLE8T入りシステムでは、箱の奥行きが浅くなっていますが、それはキレ味を稼ぐための対策だと思いますョ。(この場合のデメリットは低音の深みが出難い)

12:ジークフリート 2010/03/07(日) 09:41:37HOST:wb56proxy09.ezweb.ne.jp

今、我が家で鳴っているのは、45シングルで駆動する箱無しスピーカーでして、この爽やかさに慣れてしまうと箱入りに戻れるかナ?と心配になってまいりました。(家具職人に依頼した後面開放箱が届くまでのつもりですが・・・)

23:ジークフリート 2010/03/20(土) 14:49:17HOST:wb56proxy12.ezweb.ne.jp

テレフンケン用の箱が届きまして、ちょっと鳴らしてみましたら、低音が籠もり気味。如何にも箱の音!
とりあえず側面に補強でも入れてみようと思います。固め過ぎないように。

24:RW-2 2010/03/20(土) 15:16:46HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp

左右側面をハの字型に開きやんしたか。
上手くいかんかったら側面板取りはらって平面バッフルだす(がはは)

26:ジークフリート 2010/03/21(日) 17:35:47HOST:wb56proxy17.ezweb.ne.jp

後面開放箱入りテレフンケンの古レンヂをパラゴン風に横長にセッティング(テレゴン?なんちゃって)してみましたら、スケール感タップリ!周波数帯域の広さもまずまず。
僅か2Wの45シングルアンプでも朗々と鳴ってくれます・・・しかし、このアンプではかなりカマボコ特性になるのと、高域が暴れ気味になってしまいます。
RW−2さんに教わったVT−52への換装を検討してみます!

45:ジークフリート 2010/04/04(日) 16:20:21HOST:wb56proxy06.ezweb.ne.jp

テレフンケンの古レンヂをラジオ並みの簡単な箱に入れて、ラジオ球?の45シングルで駆動してみようと始めた今回のプロジェクト?・・・どんな音楽が似合うかナといろいろ聴いてみましたが、案外聴けたのがカンターテドミノ(音の広がりが楽しい)。
一番似合ったのは、昔の白人向け低俗流行歌。(アン・リチャーズ「アン,マン!」とかジョニ・ジェームス「ジョニ・スゥイングス・スイート」辺り)
スピーカーが繊細過ぎないところが、流行歌でも当たり障り無く、テキトーに聴かせてくれているのでしょう。

ほわ〜んとした懐かしい音で、聴き疲れなさそうですが、元JBL党の私には似合わないみたい。
聴き終わった後の達成感が無いといいましょうか、「それで?」という残尿感みたいな感じが・・・これにて本プロジェクトを終了し、45シングルをまた16Ω仕様(アキショム用)に戻して、ナス管でも試食してみようかと思います。


46:ジークフリート 2010/04/05(月) 01:22:36HOST:wb56proxy19.ezweb.ne.jp

早速ナス管セット(カニンガム245+280)が届きました!
RCA/カニンガム45+ナショナルユニオン80よりも濃厚で、テレフンケンの古レンヂもちょっとイイ感じになりました。


54:RW-2 2010/04/14(水) 01:30:13HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp

アキシオム80 なんかは音を聴くメカニック。もともと検聴用ですし。
テレフンケンやシーメンスのシングルコーンは実用品であって放送用。

オーディオマニアが細部漏らさず音を聴くなら前者。音楽を愉しむなら後者
なんて言えるのかも知れやせんね。

55:ジークフリート 2010/04/17(土) 00:10:35HOST:wb56proxy09.ezweb.ne.jp

ハチマルは・・・シングルボイスコイル3ウェイの音なんすョ。
シングルコーンと同じ「フルレンジ」に分類したくないんですが・・・

10:ジークフリート 2010/03/03(水) 19:44:44HOST:wb56proxy07.ezweb.ne.jp

まぁ、フルレンジ一発でも、サブコーンやメタルドーム付きのものなんかは、昔はメカニカル2ウェイと言ったくらいですから。
ダブルコーンなんかは、サブコーンの音があからさまに聞こえると、やはりシングルコーンが本流かナ?って感じもしますョ。


11:世直し奉行 2010/03/04(木) 14:47:55HOST:p2147-

↑ダブルコーンは裏ワザ!です。

13:RW-2 2010/03/08(月) 11:52:56HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp

拙者発注のバフル。未だ連絡無し。
カンナ掛け過ぎて鰹節のようになってたりして(だはは)

15:RW-2 2010/03/08(月) 18:24:52HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp

φ丸穴だけじゃなくて、フレーム部の落し込み用ザグリまでお願いしたんでやんす。
ザグリ径でぶち抜いてしまって・・・。
「おおっ、ヤベェ。間違えた。同じような板を探さにゃならん」
な〜んてことになってなきゃ宜しいのだすが(だははは)


16:ジークフリート 2010/03/10(水) 08:24:00HOST:wb56proxy11.ezweb.ne.jp

RW−2さんの平面バッフルって高級な作りみたいですね〜。
足や補強も厳重なんですかね?
(当方の安普請の箱はテレフンケンのスピーカーシステムに習ってオンボロに)


17:RW-2 2010/03/10(水) 15:15:22HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp

厚い無垢一枚板ですのでヘタな補強はせずに響きを愉しむ所存で御座いやす。
脚は松かスプルース角材に少し斜めにホゾを切って差し込むだけの予定だす。

ユニット穴2個はバフル板の中心かつ上下1/3の場所に開けやんす。上下左右対称。
これで縦置きでの上下逆転も横置きでの左右逆転でもまったくシンメトリカルに
ステレオ配置できやんす。手ぐすね引いて待っとるんですが音沙汰無し(でへへ)


27:RW-2 2010/03/23(火) 17:22:38HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp

彫刻所から電話が入りやんした。ついに拙者のバフルの工作が終わったようです。
削いだらエラく素晴らしい肥松の一枚板(樹齢300年の和赤松)だったようで、
入手先を何度も訊かれやんした。教えやせん(だははは)


28:RW-2 2010/03/24(水) 15:47:02HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp

バフルを引き取ってまいりやんした。
厚さ3cm。寸法は60cm×75cm。
もっとデカく切り出せたのだすが設置場所との兼ね合いでこのサイズに決定。

高々骨董の8インチフルレンジ用に豪華なバフル。ちと豪勢過ぎやんした。
さすがプロの工作。裁断やらフランジ落とし込み用ザグリやら完璧だす。


29:ジークフリート 2010/03/25(木) 02:50:33HOST:wb56proxy10.ezweb.ne.jp

立派な平面バッフルですね〜。塗装等で誤魔化さずとも、そのままイケますね!
入力端子も一工夫されるんでしょう。
当方なんかユニットから出た電線に端子がぶら下がった状態でござんす。
(飴色キャップだけに?モニターレッドを見習いました!なんちゃって。)

30:RW-2 2010/03/25(木) 23:28:34HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp

300年の邂逅から解放されて現生に噴出されたやんした松ヤニ。
抜群の板目の美しさではありやんすが、やはり樹木とは生き物でありますねェ。
シーラーで抑えれば簡単なんでやんすが、その後のオイル仕上げが出来ません。
ここはじっくりと丹念にアルコールで松ヤニをふき取っておりやんす。

JBLもALTECもタンノイも板材はチップボード(ホモゲン)/合板なのは判っておりやんす。今更そんなものはパスだす。肥松の無垢材なぞ無駄に贅沢したわけでありますが、再度またこの手の物を造り直す時間は年齢的にありやせんからイッテン豪華主義でやんす。
そうでなければフラッグシップのイントラ直3シングル無帰還アンプが泣きやんす。

近所の塗料店に仕上げ用のオイルも今日取り寄せ頼みやんした。こう御期待でっせ(だはは)

31:ジークフリート 2010/03/26(金) 07:59:27HOST:wb56proxy17.ezweb.ne.jp

松脂が出たスピーカーでレスピーギでも聴きながら、琥珀色の液体をクイッとヤリたいもんですな〜。
当方の後面開放箱は見栄えがよろしくありませんから、そろそろラッカースプレーにてコテコテに塗ろうかナと考えておりますョ。

32:RW-2 2010/03/26(金) 22:52:52HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp

白木のままですと煙草のヤニやら手垢やら猫のシッコやらで、後々悲惨な状態になりやんすのでオイル仕上げといたします。ラッカーやニス系は天然木の板目を塞いでしまいますので木をコロします。スティン着色も無しの呼吸仕上げだす。

ワトコのナチュラルにちょこっとマホガニーを混ぜてみやんした。木目を生かすも殺すもこの配合塩梅で決まります。板表面はあまり滑沢にしますと仕上げ後テカりますのでほどほどが宜しい。とかイイながらすべてテキトーでやんす(がははは)


33:RW-2 2010/03/28(日) 13:17:54HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp

あっという間に完成しやんした。脚は角材一本。定在波防止と耳の位置に合わせて若干傾斜をつけました。オイルはナチュラル:マホガニーで4:1の割合だす。

userimg.teacup.com/userimg/535.teacup.com/knisi/img/bbs/0004572.jpg


非常に高能率。小さな細かい音も明瞭です。危惧した低音は2発使ったためか大変良く出ております。重圧で音場感抜群だす。この辺は平面型の真骨頂でしょ。
音量上げても西海岸勢のようにパッピーイケイケにならないのはお国柄でありましょう。ビバルディの四季「夏」楽章を聴いてみやんしたが、スリリングでスピード感があります。音源はピンポイントで定まりますが音場は広々と出現しやんす。

アンプは#7と無帰還シングル。1枚板ですからSPシステムというよりも楽器に近い。50年以上前のブリキのユニットであっても素晴らしい美音が聴けやした。


34:ジークフリート 2010/03/28(日) 16:49:30HOST:wb56proxy19.ezweb.ne.jp

完成早いですね〜。オイル仕上げ後はヤニも出にくくなるんでしょうか。
メインスピーカーになるほど完成度が高くなるといいですね。

当方のテレフンケンは、古レンヂにしては低音もよく出てバランス良いナ〜と感心はするもののアキショムほどの品位は感じられませんし、音の完成度30点といったところ。
ポテンシャルや聴く意味がありそうなら、仕上げもちゃんとしてやろうかなと思います。(駄目ならテレビ用又は処分か?)


35:前期高齢者 2010/03/28(日) 18:54:49HOST:h219-110-201-

RW-2さん 素晴らしい出来栄えですね!
音を聴かなくても見るだけでいい音がすると感じます。
たいそうなチャンデバかましたマルチアンプの 4Way の一方で、こういう素朴(?)なシステムが凄い音を出すことがあるんですよね。
この歳(年齢は内緒!)になってオーディオの本質とは何か?と思うことがあります。

44:RW-2 2010/04/03(土) 15:05:32HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp

2〜3日連続して鳴らし続けていたら大変イイ感じになってきやんしたよ。
ガシャガシャとこうるさいユニットと思っておりましたが、さすがに3cm厚のバフルに縋り付いたためか、板と一体で揺らぎますので裸単体よりかなり聴きやすく余韻も綺麗に出やんす。大音響は無理ですがスモールコンボや小編成のクラシック/弦楽等に長がありやんすね。しばらくは聴き続けてみやんす。

Qoの高い8インチユニットは手元に数種ありますので今後の愉しみだす。
PE−20を2発もしくはPE−20とPIM−20の2連も可能です。


47:RW-2 2010/04/11(日) 00:21:32HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp

シーメンスフルレンジ2発の平面バフル。思いがけない場面でも活躍だす。
まず映画。セリフがまったく自然でSPの存在が消えます。
それに縦に2発のため音像が移動しやせん。マルチの3ウェイなどになると音像が上下移動して画面と違和感が出ます。

野球中継。後面が解放されているためエセ臨場感で音場が広々〜。サラウンド効果?抜群。レコードやCDのライブ盤も広さが出やんすし、小編成の弦楽も雰囲気グンバツだす。
この平面。今や完全に自分の場所を確保。居座っております(だははは)

48:ジークフリート 2010/04/11(日) 08:09:08HOST:wb56proxy19.ezweb.ne.jp

スピーカー自体に吸音材を使わないところも良いみたいですね。
吸音材を使うと美味しいとこまで吸い取られるように思います。

49:前期高齢者 2010/04/11(日) 12:00:30HOST:h219-110-201-

RW-2さん 古錬地システム成功おめでとうございます。
2way 3way マルチアンプと経験されてたどり着いた枯淡(?)の境地!
この場合板の材質が良いのでしょうね。
DIYショップでベニヤ板買って真似しても上手くいかないかと。


50:RW-2 2010/04/11(日) 14:13:22HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp

>>枯淡(?)の境地

まさに。男50にしてなんとやら(だははは)
球シングルにてシミジミと。とは言っても能率が高いのでそうとうな音量も出やんす。

寡黙過ぎず多弁過ぎない。緘黙過ぎず饒舌過ぎない。また、原音再生などというものの正反対に位置する機械ですが、分相応をわきまえた鳴り方でありやんして、こんな機械であっても音楽のエッセンスは十分伝達してくれるもんだすね。


51:RW-2 2010/04/11(日) 14:59:24HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp

合板、ランバーコア、集成材等は接着剤が入りますが、一枚板は潔し。
松の古木は反り割れにも強いらしいです。厚さを30mmに取りましたし、油分が多いので重量もありますが、上手い具合に鳴いて(振動して)おりやんす。
今回の組み立てにはネジ・釘を一本も使っておりやせん。板に対する敬意だす。

88:RW-2 2010/04/23(金) 10:43:25HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp

くだんの平面バフルは開口φ185mmフランジざぐりφ205mmに空けておりやんすのでたいがいの古い8インチ(20cm)ユニットは装着できます。

162:RW-2 2010/06/09(水) 02:34:45HOST:65.173.150.119.ap.yournet.ne.jp

球アンプにて平面バフルのフルレンジでカザルスの無伴奏チェロなんかしみじみ聴くとイイっす。一枚板のバフルなんてそれこそ楽器みたいなもんだすからねぇ。

163:ビックリマスダ 2010/06/09(水) 11:25:05HOST:p5218-

良さそうですねー、スピーカーは8インチ位が良いですかね?

164:RW-2 2010/06/09(水) 15:56:02HOST:65.173.150.119.ap.yournet.ne.jp

シングルコーン、Wコーンなら8インチか10インチでしょうね。
6半ですと低域が弱いので楽器の胴鳴りとかの感じが出ませんし、12インチですと高域が物足りない。アンプのトーンで多少増強は出来ますが。

ユニットのQoが小さいと逆に低音が出にくくなるので球アンプ時代に設計されたものが宜しいようで。昔リチャード・アレンの10Tを平面バッフルに付けて聴いてましたがジャズなんかゴキゲンでやんしたよ。


314:RW-2 2010/08/26(木) 14:56:32HOST:113.223.1.110.ap.yournet.ne.

くだんの平面システム
userimg.teacup.com/userimg/535.teacup.com/knisi/img/bbs/0004572_3.jpg

SPの存在を消し去ることに成功しやんした〜。
存在が消えたどころか超絶的サラウンド風情に成功。こりゃスゴいっす。顛末は↓

315:RW-2 2010/08/26(木) 14:57:06HOST:113.223.1.110.ap.yournet.ne.jp

平面バフルを視聴位置に向かって逆ハノ字に設置します。上から見ると\ /
ってな感じですね。バフル左右に別のSPシステムを置きます。□ \ / □
ってな感じ。□までは各1m。□のさらに左右1m外側に部屋壁があります。

まず平面バフルシステムの直接音。
両バフルの間からモノラル合成化した後面放射音。
□システムの箱に当たった反射音。2次音源。
壁、床、天井に当たった反射音。3次、4次・・・音源。

これらが入り混じってなんとまあ広大な音場が出現します。まるでセンターSPを置いたサラウンドのような効果があります。SPの存在が消え、どこから音が出ているのか不思議な感覚でやんすがちゃんとステレオ感は残ります。

このシステムのツボは、バフルが10度ばかり傾斜しているのとユニットが縦に2発なのが効いておりやんすね。壁との反射距離(時間差)が膨大に発生するんでやんしょ。
直立衝立のユニット1発の一般的な平面システムではおそらくこの感じは出ないでしょね。

316:RW-2 2010/08/26(木) 15:06:46HOST:113.223.1.110.ap.yournet.ne.jp

といってもソフトは選びやんす。クラシックはバツグンだす。
あとハードロック。グランド・ファンク・レイルロードあたりはLIVE感覚100%!
スペクタクル映画も宜しい。大戦モノなんかは戦場にいるような感覚(怖ろしや)

317:RW-2 2010/08/28(土) 22:46:22HOST:113.223.1.110.ap.yournet.ne.jp

けふは↑の平面バフルにて映画「硫黄島からの手紙」堪能しやんした。
音響効果バツグンだす。SP5本も6本も要りません。2本で十分。
イイ映画ですね。ジャーニーズのなんとか君だけがキャストミス?お察しを。

次いで「クリムゾンキングの宮殿」聴きやんしたよ〜。スゴいっす。音の洪水。
ホールトーン効果の中でめまぐるしく展開。幻想的だす。お香でも焚いて聴きまするとまるでハイミナール喰らったがごとし。マサカ!(だはは)

281:RW-2 2010/07/25(日) 14:03:42HOST:109.170.203.61.ap.yournet.ne.jp

くだんの平面バッフル。このところ毎夜、BSのスター・ウォーズで大活躍しやんした。
セリフの明瞭度と定位、効果音の左右上下、縦横無尽。音場は宇宙のごとく果てなく広い。
5.1チャンネルなんて必要ありやせん。

「エニグマ」にてパッと箱スピーカーに切換えやんすと宇宙の広さが体育館くらいに(ありゃりゃ)


342:RW-2 2010/10/28(木) 03:16:54HOST:113.223.1.110.ap.yournet.ne.jp

くだんのミニワイドアングル(平面バッフル)ますます好調でっせ。
パラ駆動でやんすから能率2倍。
板の響きに、背面の音も捨ててませんからさらに能率UP。
100dBあるでしょ。定位は決まるし音場もグンバツ。
一般の2ウェイ、3ウェイ機ぢゃ再現できない大らかさ伸びやかさが吉だす。


344:ジークフリート 2010/10/28(木) 12:12:54HOST:wb56proxy11.ezweb.ne.jp

RW−2さんのドイツ製古レンヂは、どんなガスケットが付いてるんですか?
バッフル鳴きやユニット間の干渉をある程度加減しようという思いなのか、ガッツリ鳴らそうという考えなのか、ガスケットだけ見てもメーカーの狙いが判るようで面白いですね〜。

346:RW-2 2010/10/28(木) 13:17:50HOST:113.223.1.110.ap.yournet.ne.jp

お決まりの貧弱なフェルトでやんすよ。ユニットは板の裏側からギリギリに削った落し込み穴にねじ込んでやんすので貧弱なフレームの鳴きがまんまバッフルに伝わりやんす。ほぼ楽器だす(だはは)

349:ジークフリート 2010/10/28(木) 18:10:41HOST:wb56proxy03.ezweb.ne.jp

RW−2さん。
フェルト等で浮かせた状態にすると、音はキレイになりますが、上澄みを聴いているようなよそよそしさも・・・痛し痒しでしょうか。
755も、若干浮かせれば高域はキレイになるかもしれませんね〜・・・ツイーターが欲しいというのは、伸ばすためじゃなく、滑らかにしたいナという意味です。

355:トーシロー 2010/10/29(金) 10:24:12HOST:p13219

昔FMファンか週間FMに載ってました、U字こうを(側溝)使った後面開放型がありましたが、LE8Tて後面開放また平面バッフルて合わないのでしょうか?
RW−2様の平面バッフルを見て綺麗で、これもありだなて考えてます。
問題はあれだけの板が手に入るか?


356:ジークフリート 2010/10/29(金) 12:44:49HOST:wb56proxy04.ezweb.ne.jp

後面開放箱等も当然アリですョ。
その場合、逆相の音が背後の壁に反射して聞こえてきますから、独特の音場感が味わえます。(試しに、ダンボール平面バッフルを作って、味見されるのも良いかもしれません)
当方の後面開放箱は、近所の箱メーカーに頼んでペア2万円でしたが、見栄えが・・・(もしデザインにもこだわられるようでしたら、有名箱メーカーが作っているC36ヴァイカウントをお薦めしようかナと考えておりました。)


361:RW-2 2010/10/31(日) 11:34:05HOST:113.223.1.110.ap.yournet.ne.jp

トーシロー様
昨今はユニット探すよっかデカイ単板探すほうが難しいのでやんす。
拙者は2〜3の家屋解体業者さんや工務店にブツが見つかったら連絡をもらうようにしております。古い御屋敷の板戸や敷き板などから幅3尺くらいの赤松一枚板が見つかることもありまっせ。樹齢300年物だす。

ヒノキなら入手が簡単なんですけど、強度がなく質量も軽いのでスワリがイマイチなんですよね。
拙者が使ったのは赤松の1枚板で厚さ30mmに削って、ユニット落し込み分裏から15mmザグりやんした。
1枚板ですと集成材や合板のように接着剤が入りませんので板鳴きも素直です。
bbs8.fc2.com//bbs/img/_344600/344586/full/344586_1288320369.jpg

362:トーシロー 2010/11/01(月) 09:31:10HOST:p13219-

それにしても、素晴らしい板ですね!
これだけの物を手にするには時間がそして、運が必要でしょね・・・!
羨ましいです。

わたしも、知っている宮大工・工務店など連絡(お願い)してみます。
大きさは○○センチ×○○センチですか、是非教えて下さい。


363:RW-2 2010/11/01(月) 10:49:38HOST:113.223.1.110.ap.yournet.ne.jp

大きさは 75cm×60cmでやんす。
もっとデカく切りだせたんですけど、複数組SPシステムを置いておりますので他のSPにカブらない程度に採寸しやんした。
このくらいのサイズですと縦置き、横置き、自由自在です。
なお、板は大きい方が低音が伸びますが床板に直置きしますので十分です。


369:トーシロー 2010/11/02(火) 09:31:10HOST:p13219-

探すのにどのくらいの時間かかりましたでしょうか?
また、バッフルを立てるのにどのように立てられたのかご教授下さい。

370:RW-2 2010/11/02(火) 12:07:08HOST:113.223.1.110.ap.yournet.ne.jp

急ぐのであればオークションで探すのもありでしょね。

住まい、インテリア→工具、DIY用品→材料、素材→木材→板 

とたどってみてはどうでしょ。


>>バッフルを立てるのにどのように立てられたのか

松の角材1本勝負でやんすよ。至極簡単。
脚をガッチリさせますと振動がまたバフルとユニットに戻ってきてストレスを与えますのでリジットにしない方が得策と思います。座りが不安定に見えますがバフルが傾斜されているため問題ありやせん。

バフルの傾斜は定在波防止とユニット中心を耳に合わすためです。
古いシーメンスの22aと22cのシリーズで8Ωとなっておりやんす。
bbs8.fc2.com//bbs/img/_344600/344586/full/344586_1288664929.jpg

372:トーシロー 2010/11/02(火) 12:31:14HOST:p13219-

赤松!本当に良い目ですね・・・きれいです。
やはり木目ですね!!

424:トーシロー 2010/11/26(金) 10:45:06HOST:p13219-


BC工房・きらきら工房行ってきました!
http://www.bc-kobo.co.jp/index.html

ケアキ・トチ・セン・アンゴラチーク・マホガニ、といろいろ拝見してきましたが肝心の赤松無垢ありませんね、RW−2様の苦労があらためてわかりました。
イヤーここにいるとテーブル買いそうで、そうそうに引き上げてきましたよ。


425:RW-2 2010/11/26(金) 18:20:27HOST:215.96.0.110.ap.yournet.ne.jp

>>」ツ」テ工房・きらきら工房行ってきました

拙者もネットで覘いてみやんした。いやはや、やはり一枚板って高価ですね〜。

知人がくだんのバッフルを売ってくれと言っておるのですが、工房さんのテーブル価格を見たので50万円と吹っ掛けようかと(だははは)。

ユニットは簡単に取っかえ引っかえ出来やんすので永〜く遊ぶことができやんす。
天然無垢素材ちゅうのはイイもんだす。部屋のオブジェとしても味がありまっせ。


611:RW-2 2011/06/03(金) 02:58:36HOST:239.165.145.122.ap.yournet.ne.jp

くだんの平面バッフル。知人の絵画ギャラリーにBGM用として貸し出ししておりました。白壁に衝立。造形がウケるのか売り物と間違えられ、交渉あまたで知人困惑。撤収してまいりました。
8"ユニットもシーメンス、テスラ、ビクター、ホクトーン、パイオニア等々変遷を重ねてきました。
bbs8.fc2.com//bbs/img/_344600/344586/full/344586_1307035586.jpg

今回の組み合わせは、今までの変遷が吹っ飛ぶくらいの大衝撃でした。聴かないと想像がつかないような超絶サウンドです。巨大なマグネットを背負ったフォステクスの咆哮。
このユニットはBH以外ではまったく低音が出ませんが、PE-20がウーファーの役目をし低域がカブらないのが功を奏しました。2発使うとたいがいは低音が出過ぎるのです。

板の響鳴や背面音の廻込み等での広大で独特な音場の中に、エッジの立ったスリリングで 鮮烈な音階が展開します。霊験あらたか。次々にレコードを聴いています。

bbs8.fc2.com//bbs/img/_344600/344586/full/344586_1307035678.jpg

パラレル駆動ですから能率6dBアップ。背面の音も捨ててませんからさらに上昇。能率は100dBをゆうに超えます。高効率は今の節電/省エネ時勢にもマッチします。


615:RW-2 2011/06/10(金) 17:55:17HOST:239.165.145.122.ap.yournet.ne.jp

振動系の質量が小さくて巨大な磁気回路を背負ったユニットはオーバーダンピングでQoが0.2とか0.3と小さく、平面バッフルだと低音が出ないんですよね。

太古のユニットはQoが0.7〜1.2なんて感じですから、大型密閉箱に入れないと低音が出ない。ところがそんなユニットの方が平面バッフルで低音の量感が出るのです。科学的理屈は判りませんけどね。出たトコ勝負でいろいろ遊んでるわけなんです。


616:あらい 2011/06/10(金) 22:16:41HOST:p016.net182021192.tokai.or.jp
RW-2さん
ユニットのQゼロの値で、共振は機械的な構造にも影響しているのですか。
昔のユニットはボデー剛性を薄い鉄板やアルミで作ってあるのはその為なのかとも思います。
シーメンスのユニットなんかキャシャなつくりはその辺りのノウハウがあるのか
Qo1あれば良いとされているみたいですが、
自分のテレフンケンは30年くらいのモノです。


758:薬漬け 2011/08/15(月) 20:31:59HOST:zaq3a551c80.zaq.ne.jp

前から気にはなっているのですが、一度平面バッフルはトライしたいですね。
この間、オリジナルが入った関係で外した80のレプリカがそのまま残っているし、80を平面バッフルでドライブしたらどういう音になるのか?少々興味はあります。
(最高の問題は置き場所なり(汗)。そういえば某SS誌など、テスト用のバッフルなど2×2mだったからなあ…(大汗))


760:ジークフリート 2011/08/16(火) 11:11:05HOST:wb56proxy05.ezweb.ne.jp
>>758
RW-2さんのような良質の単板が手に入るといいですねぇ。
瀬川冬樹も、80の頃は箱の材質を色々試して、結果、桜材の単板がお気に入りだったとのこと。(たぶん平面バッフルではなかったですよね。)

そういえば、瀬川冬樹の本に、箱の材質や構造について書かれた記事があって、多分私はアレに影響されている‥‥
80の箱を選んだ際も、青木周三と瀬川冬樹の記事を参考に決めたようなものです。

763:薬漬け 2011/08/17(水) 00:26:04HOST:zaq3a551c80.zaq.ne.jp
>>760 
箱の素材の影響を受けたというのは、何となくわかります。
素材の音差など、そうそう実験はできませんものね。
私の場合、拙宅の機器の「ザブトン」が檜が多いのは江川三郎氏の影響が大です。ステージに多用されている、カーネギーホールなども檜だったというのが「人任せ」採用理由でした。(汗)
ただ、一部桜と黒檀もあったとは思いますが…。
瀬川氏の80の箱はどうだったんだろう…?また、資料探索してみます。

764:RW-2 2011/08/17(水) 11:43:05HOST:239.165.145.122.ap.yournet.ne.jp

ヒノキは軽いでしょう。
板材を持った感じでは、桐よりは重いけど松やケヤキよりはそうとう軽い。
杉と同じくらいですかね。桐、ケヤキは軽量で加工しやすく経年の狂いが少ないので色々な場で重宝されてますね。香りもまた宜しい。
SP箱や脚(スタンド)とかには比重がないので向いてるとは思えませんけど。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1267522956/

 

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/686.html#c4

[リバイバル3] 酷い音のインチキ・レプリカを量産して伝説の評価を落とした Goodmans Axiom80 中川隆
5. 中川隆[6643] koaQ7Jey 2017年2月11日 17:09:16 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7103]

90:薬漬け 2013/02/21(木) 15:44:29HOST:proxy20027.docomo.ne.jp

ヒ○オーディオさんは倒れたみたいですね。確かに少し前からHPは繋がりませんでした。
今使用中のAxiom80のエンクロージャーは実はここ製なんですよね。ちょっと哀愁…。

しかし、結構日本中のオーディオショップに与えた影響は大きいようです。
「あそこが?!」という感じで。


94:ディラン 2013/02/21(木) 21:55:25HOST:FL1-118-110-163-168.kyt.mesh.ad.jp

ヒノさんの地下でパラゴン、オートグラフ、銀箱、Axiom80のダブル聴かせて貰いました。
残念、寂しいです。


95:SAT-IN 2013/02/21(木)

最近までと言っても、3~4年は経つかな…
あそこに Axiom80 のリコーン・アッセンブリーが有ったのですが、どうなっちゃったか・・・


96:薬漬け 2013/02/22(金) 09:46:04HOST:proxybg048.docomo.ne.jp

本当にお世話になったな、と思います。
何を隠そう(隠すことでもないけど)、拙宅のAxiom80 はこちらでお世話になったものです。

また、モニターゴールドのマグネットカバーの止めネジが一本散逸しているのが判ったとき(注:悪友のチョンボ)、いろいろ探して頂いて(ネジ一本なのに!)丁寧に送って頂いたことも。
(タンノイのカバービスはピッチの切り方が日本と異なるため、純正品でないと合わないので、慌てました)

「そのうち体が良くなったらお邪魔しますね」と笑い合っていたんですが…。
時代は移ろいでいきます…。

431:薬漬け 2013/07/03(水) 12:47:16HOST:zaq77189080.zaq.ne.jp

今でこそタンノイ連合を使っていますけど、昔昔その昔、若かりし時はやはりモニター機に憧れたものでした。JBL4350、4355あたりですね。バイアンプの意味も知らずに。(汗)
(しかし現実に音を聴くことができたのは、ウエストミンスターやAXIOM80 が先で、JBLはその後に聴けた格好だったのは歴史の皮肉と言うか、後々の予兆だったというか。)

若いときは機械キカイしたものが好きだったのでしょうね。4355のあの機能美には憧れました。音も、最初はJBLならではのあの明晰さに惹かれました。

逆にウエストミンスターを最初に聴いた時は、お店の鳴らし方の問題もあって、余りに古風な鳴り方についていけませんでした。

しかし、やがてザ・シンフォニーホールやフェスティバルホールへの出入りが増えるにつれ、「現実の音はこうも明晰か?」という疑問みたいなものが頭をもたげます。やがてその疑問は私をタンノイやAXIOM80へと誘うことになります。

決定的だったのは AXIOM80 の名人と出会えたこと、そして「古風な鳴り方についていけなかった」ウエストミンスターを見事に鳴らしきった場に遭遇できたことでしょう。それが今日に至る潮流を形成したことになります。

どちらの音をメインにするか?というのは聴く音楽や環境によって相当左右されるでしょう。
たまたまタンノイもJBLもモニター上がりですが、必ずしもモニター機をプライオリティにするというものでもありません。
オートグラフについては、かつてモニターゴールドのオリジナルを聴いて一歩引いた経緯がありますが、それでもタンノイの常用者として、何時かはモニターレッドを“聴いてみたい”衝動はありました。そしてその機会が訪れ、(強情なユニットだけに)何とか鳴らし込もうと上のような強引な手法もとったりした訳です。しかし仰るとおりロックが鳴って欲しい訳ではなく、やはりオールドや近現代(ウエストミンスター)の音の色香を十全に出す道程だったと。

されど、どこまでいっても個性の強いSPだけに、時折4333で「セカンドオピニオン」を聴いている、という状態が現状、と言うことになるのでしょうね。
おそらくは「モニタースピーカーの中立志向性と明晰性」と、「タンノイの、リアリティ以上のリアリティを心象に刻み込むデフォルメ音の色香」の間で何時までも揺れているのでしょう。

461:SAT-IN 2013/07/05(金)

高価格の部類に入るかどうかはチョッと微妙ですがAXOM80なんかは、願望的可能性を秘めたユニットだけに、なかなか見切れない部分がありますね。


462:薬漬け 2013/07/05(金)

タンノイ同様同軸ではあるものの、性格はまるで違いますからね。
「飼い主の言うことを聞かない点」ではタンノイ以上との説も。
(陰の声:お前が使いこなせないことをスピーカーのせいにすな!
いや、一概にそうともいいきれないところが…(汗))


463:SAT-IN 2013/07/05(金)

一目見て判る、いかにもなクセモノ構造。これは充分言い訳になります。
なんせフレームとコーンの間が隙間ですから、杉良太郎アニキもビックリ(^^;)


466:RW-2 2013/07/05(金) 14:05:57HOST:24.223.1.110.ap.yournet.ne.jp

>タンノイ同様同軸ではあるものの

グッドマンのAXIOM-80はボイスコイルがシングルなので同軸と言うには苦しい。
ロイーネのダブルコーンはそれぞれにボイスコイルを持っておりましたが。
2つのユニットが円中心に複合されてるかどうかですね。


468:薬漬け 2013/07/05(金)

それにしても、両機とも「こう鳴らしたい」という思い入れが強い点ではピカイチ?の存在と言いますか。

タンノイはニュートラルな鳴らし方もありですけど、やはり「いぶし銀」と言われる渋い音調をどこかに残して鳴らしたいという思いを断ちがたいですし。

またAXIOM80 も、同様にニュートラルに鳴らしは出来ましょうが、やはりあの“魔性の高域”を聴きたい…。
歪みの除去された音よりも、「美味しい歪み」がメープルシロップのようにトロリとかかった音を聴きたい…。そのまま異空の世界へ誘われるような快感を味わいたい…。
どうしてもそちらに走ってしまうのは私の天の邪鬼?!(汗)


469:RW-2 2013/07/05(金) 14:23:21HOST:24.223.1.110.ap.yournet.ne.jp

にしても10cmや20cmフルレンジの発する音の奥深さ(滑らかさだったり、クリアさだったり、音源距離の正確さだったり、高低絶妙のバランスだったり・・・)には家庭内オーディオの根本がありますね〜。マルチ止めてもうこれでイイやってな気分にもしばしば。

AXIOM-80と2A3シングルでビバルディとかモーツァルトのヴァイオリン・ソナタなんか聴いたらタマランでしょ。


470: SAT-IN 2013/07/05(金)

>AXIOM-80と2A3シングルでビバルディとかモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ

それがうちではモンクのピアノやゴルソンのテナー、ある時はペッパーだったりベン・ウェブスターになっちゃうんですよ。
節操がないと言うかなんと言うか・・・
80がエリカ様よろしく「別に・・・」と嘯いたかとか嘯かなかったとか(省)


471: SAT-IN 2013/07/05(金)

そもそも復刻を似非指定箱に入れている拙者が80を語るには、ちと限界があります。
現役使用中の他のオーナーの方々は御容赦くださいませ。


473:RW-2 2013/07/06(土) 00:55:19HOST:24.223.1.110.ap.yournet.ne.jp

>そもそも復刻を似非指定箱に入れている

オーディオニックスが復刻版を出したのは拙者が妻と一緒になった時でした。
それでも早30年。今も元気現役で語られてるAXIOM-80はたいがい復刻版でしょ。
50〜60年代の完全オリジナルがあったとしても、残念ながらまずヨタってます。
ベークダンパー含めもともとクリチカルで弱っちいユニットでしたから。
復刻版はTRアンプ用にコーンもダンパーも強化、パワーも入りますからジャズもイイ線いきます。とは言ってもフォステクスのように100Wは突っ込めませんけど(略)


475: SAT-IN 2013/07/06(土)

世の中には復刻は似て非なるモノだと言う人もいらっしゃいますので、一言断りを入れた訳です。
オリジナルも含めて語るのが正しいのでしょうけど、あいにくと当方は復刻版しか知らないのです。
薬漬けさんは確か両方お使いの様子ですので、明らかな違いが有れば判断可能かと思います。


474:薬漬け 2013/07/06(土) 01:19:48HOST:zaq77189080.zaq.ne.jp

>>50〜60年代の完全オリジナルがあったとしても、残念ながらまずヨタってます
>>ベークダンパー含めもともとクリチカルで弱っちいユニットでしたから。

…でもないですよ。古レンジスレで時折書き込む拙宅の80は60年代系のオリジナルですが、それでも大入力さえ望まなければ、ワーグナーでもブルックナーでも十分な音量と臨場感で鳴ります。どの程度の音量かは個人差があるとは思いますが…。
ただ、かつて80を私に教えた名人がやっていたような「鬼太鼓座」を大音量で再生するまでは度胸はありませんが(苦笑)。あの時はベークライトが前後運動でフレームに当たっている音まで聴こえていました。(オソロシヤ?)

なお、私の場合、駆動アンプは6L6シングルをKT66に替えてしようしています。
(ちなみに拙宅のエンクロージャーも国産です。というか、このスピーカーユニットに関する限りGoodman社指定の“設計図”はありますが、タンノイのようにGoodman社が「作った」エンクロージャーが存在するのか、疑問なんですが。)

それとも、拙宅のユニットがたまたま「当たり」だったのかも知れませんね。
とは言うものの、リスクヘッジでもう一組、予備ユニットは一応用意はしていますが。(汗)


477: SAT-IN 2013/07/06(土)

あっ!薬漬けさんのは復刻でなくオリジナルだけでしたか、失礼しました。


478:薬漬け 2013/07/06(土) 01:47:32HOST:zaq77189080.zaq.ne.jp
>>475
うーん、なるほどですね。
もっとも上記では私の関心事は「ユニットの衰弱度」だったのですが…。
ちなみに現在では復刻版は使用していませんが、エンクロージャーに付いてきたため一番最初に使用した時の印象としては、>>473でRW-2さんが書かれているような感じだったと思います。


481:RW-2 2013/07/06(土) 03:02:29HOST:24.223.1.110.ap.yournet.ne.jp

弱っちい原因は英国製のベークライトは日本環境で使用するにはモロいのと、家屋の反射/吸音性の違いで日本では英国での3倍パワーを入れられて鳴らされてしまうからでしょね。
元来、耳を欹てて聞く機械が海を渡ってこれ見よがしにドカンボカンやらされ不憫です。
この手のユニットはシーメンスあたりもそうですが、ニアリスニングで沁み染みと琴線触れで聴きたいものですね〜。ボビンが底着きするほどの音楽なら他のSPを使えば良いだけで。


482:ジークフリート 2013/07/06(土)

80で音量が欲しい時は複数使うとか、サブウーハーを追加すれば良いワケですが、先ずはホーンタイプの箱ですね。80は箱が命です。
3ウェイのスコーカーに使えばガンガン鳴りますけど、音色的に・・やはり小音量でクラシック聴くのが80には似合っていますね。ジャズならローサーかな?


486:薬漬け 2013/07/06(土) 09:48:43HOST:zaq77189080.zaq.ne.jp
>>481
いや、そこは仰る通りなんですよ。
80の名人にしても常時そういう使い方をしていた訳ではなくて、ユニットのポテンシャルを私に見せるために「こういうこともできる」として見せただけで、爆音再生がプライオリティではありませんでしたから。
構造上見て分かるとおり、酷使よりはいたわって使用するのが相応しいユニットでしょう。

ただ、ニアフィールドリスニングだけかというと、そうでもないようでして…。
その名人の所では各種ユニット(タンノイ・アルテック・80ほか)に対するオリジナル・エンクロージャーを造っていましたが、80は他のユニット用と見られる100kg以上の大容量エンクロージャーにシングルで(!)装着されていました。ジーク大先輩の仰るようなホーン型ではなかった…通常のバスレフだったように思います。

ここから鳴る音が私の80開眼でした。
爆音ではないにせよ、然るべき音量で鳴らしていたのですが、その音は「力感を前面に出さずに壮大なプレゼンスを眼前に展開する」趣のあるものでした。私はおのが給料を呪いました。お金がほしい…。(当時20台前中半の洟垂小僧でした。)


493:SAT-IN 2013/07/06(土)

結局のところアイデンティティーと言うかシンパシーと言うか、自分の心情を託す為の機種みたいなところが有ると思うのです。
自分の場合は昔A7(途中で諦めた)でその後AXIOMでした。
鳴る鳴らない以前に、その佇まいが好きなんでしょうね。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1359120136/

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/686.html#c5

[リバイバル3] 酷い音のインチキ・レプリカを量産して伝説の評価を落とした Goodmans Axiom80 中川隆
6. 中川隆[6644] koaQ7Jey 2017年2月11日 17:12:07 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7104]

名器は何? - オーディオ懐古録掲示板


112 :ジークフリート:2010/01/10(日) 12:10:52 HOST:wb56proxy01.ezweb.ne.jp

アキショム80なんてのは特殊スピーカーですから、高感度という意味では「名機」に値するかもしれませんが、まともに鳴らすのはナカナカ難しいですからどうでしょうか?

名機マニアやコレクターの方にはお薦めできませんね。(鳴らさず眺めるだけならいいかも?)

113 :V-LZ:2010/01/10(日) 14:26:04 HOST:server121.janis.or.jp

ジャガーXJ13は解りませんがアキショム80ならお金さえ出せば購入できます。
両方ともにもし手に入れても自分の実力に相当自身がなければ使いこなせません。
使いこなせて何ぼでしょう?

このレスは自分の部屋にある名器はなににすれば架空の話にならずおもしろいのでは?
高性能な自動車はお金さえ出せば自分の物に成りますが自分の手足のように使いこなしている方を私は知りません。

115 :555:2010/01/10(日) 14:47:37 HOST:220-152-26-55.rev.home.ne.jp

>112 アキショム80なんてのは特殊スピーカーですから・・・

アキショム80を使っている仲間が2名いますが
個性が強すぎるかな?
極端すぎる?

>113
高性能な自動車はお金さえ出せば自分の物に成りますが
自分の手足のように使いこなしている方を私は知りません。
オーディオでも同じ事が言えるのでしょうね
パラゴン買っても、まともに鳴ってない場合が多い

121 :ジークフリート:2010/01/10(日) 16:31:57 HOST:wb56proxy01.ezweb.ne.jp

555さん。アキショム80が個性的で極端な音に聴こえましたか?
当方が特殊スピーカーと書いたのは、その構造と使い方のことでして、ちゃんと使い方が解っていればさほどおかしな音にはなりませんョ。

紙やカンチレバー、金属フレームの音も幾分混入しますし、TADやJBLみたいなふてぶてしい低音は物理的に無理ですけど、楽器の音触や場の雰囲気等を結構克明に聴かせてくれるんですがね〜。

私の80はオリジナルよりも評判の良くない復刻版で、特にサブコーンの縁に折り返しがなく高域が神経質になりがちなんですが、これも使い方次第ですね。

ご承知のようにオーディオてのは立派なキカイを揃えただけじゃ上手くいかないってところが、私のような一般庶民でも取り組み甲斐があるところではないかナと考えております。

123 :555:2010/01/10(日) 17:30:26 HOST:220-152-26-55.rev.home.ne.jp
>121 アキショム80が個性的で極端な音に聴こえましたか?

オーナーが改造している為

125 :551:2010/01/10(日) 19:08:13 HOST:pc21179.amigo2.ne.jp

アキシオム80も普通に器楽曲などをシングルアンプで普通の音量で聴くなら、そんなに鳴らしにくいスピーカーではないと思います。

ジャズをバンバンということになったら、限界走行かもしくは限界を超えた走行となるでしょう。それはそれで面白いでしょうが… 

車と違って、事故って死ぬことはないので。スピーカーは死ぬかもしれませんが…

126 :世直し奉行:2010/01/10(日) 19:26:24 HOST:p2147-ipbfp1601kobeminato.hyogo.ocn.ne.jp

アキシオム80は30年昔、阪急岡本駅スグソコ!の名曲喫茶で拝聴しました。
綺麗で清楚な、音の記憶が・・・・・

モダンJAZZやPOPなジャンルは無理が???多分!
室内楽を静かに楽しむには、VL−Zと共に好相性でしょう。品?が有ります。


127 :SATIN:2010/01/10(日) 19:56:45 HOST:br1031.jig.jp

アキシム80(現在休眠中)一本で約10年JAZZ聞いてました。

エッジが無くフレームとコーンに5mm位隙間が有り、低域の音圧が掛からない為に逆RIAAを通したような特性です。

JAZZをバンバン鳴らしても別に死にはしませんがベークライトのカンチレバーが共振する事はあります。

密閉や指定箱モドキでは充分な低音が得られませんが、そこは脳内補正で補っておりました。

おかげで後から普通のブックシェルフを入れたら暫く低音肥大に聞こえてました。
本格的に使うなら複数個使うかホーンと組み合わせたらよろしいかと。


128 :555:2010/01/10(日) 20:16:35 HOST:220-152-26-55.rev.home.ne.jp

私の知り合いは、アキシム80を4本計画をしています
もう1人の方は最初は、箱に入れてましたが箱の音が嫌いなようで段々無くなってきました
今ではバッフル板もありません


130 :551:2010/01/10(日) 20:59:14 HOST:pc21179.amigo2.ne.jp

>だんだん箱がなくなってきました

その気持ちよくわかります。しかし、箱はだんだん大きくなって行くこともあります。
この気持ちもよくわかります。励磁型だと、そのどちらかにころぶ傾向があります。


131 :ジークフリート:2010/01/10(日) 21:36:43 HOST:wb56proxy06.ezweb.ne.jp

アキショム80といいますとARU付き指定箱が有名ですが、あれはスペースや予算に配慮した「苦肉の策」ですから、本来ならばバックロードホーンやかなり大きな箱に入れて低音を稼ぎたいところですね。

音量が足りない場合は本数を増やす。(限界を超えて鳴らすのは意味がありません)

昔メーカーが発売していた劇場用のシステムで、アキショム80が横並びに4本バックロードホーンに取り付けられたものなんかもありましたが、家庭のフツーの部屋で音楽を楽しむには、まぁせいぜいバックロードホーンに片チャン2本程度で間に合うんじゃないでしょうか。
(右肩上がりの周波数特性も、箱で低音を稼ぐのを前提にメーカーがワザワザそういう作りにしています。)

指向性も真正面ではなく45度辺りで周波数特性が整うように作られていますから、フツウのスピーカーとはちと異なるところですね。
(この辺りは、4本使いの枝大先生?のウンチクもまんざらでもないかナ)


132 :551:2010/01/10(日) 22:21:33 HOST:pc21179.amigo2.ne.jp

4本使いはいいでしょうけど、今アキシオム80を4本(ステレオで8本)揃えるのは大変です。枝大先生のあの箱を作るか、作ってもらうのもまた大変です。何十苦にもなるイバラの道です。しかし、このユニットはそこまでしたい気持ちにさせる何かがあります。そこが名機の名機たる所以かもしれません。

イバラの道が嫌な私としては、そんなことをするよりLowther PM4を一発使いで迷路みたいな箱に入れる道を選びます。こちらの方が高そうに見えて、結果的にはアキシオムより安くつきます。

それにしても、アキシオムは大変高くなっております。それに、なかなか出て来ません。あと20年ぐらいすると「幻の名機」と呼ばれるようになるかも…


133 :ジークフリート:2010/01/10(日) 23:05:39 HOST:wb56proxy14.ezweb.ne.jp

売りに出されるよりも、価値を知らない人が粗大ゴミに出す方が多いとかね。


134 :551:2010/01/10(日) 23:31:27 HOST:pc21179.amigo2.ne.jp

ちょっと前までは、高音がビリつき出すと、ヤフオクに出すならわしでしたが…
そういうのは安くなっており、狙い目でした。ビリつきは簡単になおるので。
だから、粗大ゴミには出さないでください! 安くてもペアで30万ぐらいでは売れますので。

似たようなことがウエスタン211という真空管にもありました。ダメになっているように見えてもダメになっていなかった!
 
それをタダでもらって歩いた人を知ってます。
「死んだフリをする真空管」なんてオツなもんです。


135 :SATIN:2010/01/11(月) 00:12:18 HOST:br1031.jig.jp

かつての取扱店の話では、某商社が輸入したもののクリティカルなカンチレバーやダンパーの位置決めにズレが出ており、引き取って調整し直し販売したとの事。
ある程度鳴らし込むと稀?にボイスコイル位置が前に出て来る現象もあり、調整が必要になるらしい。

手持ちの個体も一時ポールとコイルのクリアランスに難がありビビりが出て、オシレータから信号を入れながら微調整しました。

オリジナルと復刻の見た目の違いは折り返しコーンとコルゲーションの有無ですが、コーンの剛性が違い似て非なる物と言う人もいます。
しかし並べて測定したりブラインドテストで比較された例を知りません。


136 :ジークフリート:2010/01/11(月) 00:41:46 HOST:wb56proxy09.ezweb.ne.jp

大先輩が新旧両方使ってまして、違いがよく判らないと言うので聴きに行ってみましたが、双方とも酷い音で目一杯のボリューム。
比較以前の問題でした。

139 :551:2010/01/11(月) 08:00:27

アキシオム80はどうかわかりませんが、Lowther PM6Aは新旧で音が違います。
ジェンセンA12も初期型(ハカマ付)と後期型(ハカマなし)では音が違います。
そういう音の違いについて「微妙な違い」と言う人もいれば、「全くの別物」と言う人もいます。

「細かいことは気にしない」のがいいのか「細かいことにこだわる」のがいいのか、これもまた難しい問題だと思います…


296 :551:2010/01/26(火) 12:05:21

私はオーケストラや宗教曲やピアノはほとんど聴かず、オペラは全く聴きません。
ヴァイオリンはジャック・ティボー、エネスコ、クライスラーとかその他古いマイナー中のマイナーが好きです。

そういったソースはモノで聴きますが(モノでしか聴けませんが)、新しい?器楽曲やヴォーカルはAxiom 80で十分です。

オーボエとクラリネットは、同時に鳴った場合、定位が悪く解像度の低いスピーカーでは区別しにくいことが多々あります。チェロとガンバは同時に鳴ることがまずないので安心です。


611 :551:2010/03/06(土) 19:36:05 HOST:pc20196.amigo2.ne.jp

私が聴く音楽の8割前後は1950年以前の録音です。
そういうソースだと、戦前の励磁スピーカーはまさにピッタリです。

最初はWE555から入って行ったのですが、今は549や551にストレートホーン(11A)を付け、低音はTA4151A、高音は597に受け持たせております。
もちろん、モノで、スピーカーは1組です。

ステレオはウエスタン754とAxiom 80で聴いてます。
角フレームPM-6Aもまだ持ってます
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/11602/1261060674/

名器は何? 2器目


17:SATーIN 2010/08/08(日)

エレガのモニター用ヘッドホーンDRー631Cなんかは一般的リスニング目的に沿うかというと難しい。
しかし一度目にするとぜひ手に入れたくなる、あのクラシカルな機能美に造りの良さ。
息の永い名品と思います。


18:SATーIN 2010/08/08(日)

↑AXIOM80に少々通じるものがあるかと思います。
頑丈そうなフレームに強力なアルニコ磁石、クリティカルにコーンを支持するベークライト製カンチレバー等。

どんな音が出るのか現物を手にする前から想像を膨らませていましたが、実際に聴いたら想像したような音だったので失望はしませんでした。

この種の物はアバタもエクボのお宝自慢にならないようにしないと、贔屓の引き倒しに成り兼ねませんね。

25:薬漬け 2010/08/08(日)

>あれを生録で使ったらカッコイイかななんて思って買いました、カタチから入るタイプです

カタチからというのは、上にも書きましたが、ホントよく判ります。
私もそうなんですよ。
見た目のオーラが結構な影響を与えるというか。

仰るとおり、AXIOM80などその典型…初めて雑誌で見た時には「ナンジャコリャ?」という感じでしたが、お店で見た時には何か心臓がガタガタガタ…。
そして聴くに至って、「参りました、降参!」という感じでした。

名は体を表し、体は音を表す…。

このスピーカーに関しては、ホント、皆さんのご感想はどうなのでしょうね。
キャリアの有り余っていそうな方がドッサリおられそうな気がするのですが、反応が余り無いところをみると、やはり「触らず祟らず」の感じなのですかねえ…。
オーディオ界の「ニーベルングの指輪」の如し…。サワルトタタル…。


26:前期高齢者 2010/08/08(日)

ハチマルは所有したことはありませんがいろいろな場所で聴かせていただいて箱次第で恐ろしく音色が変わるという印象です。
ホーンロードをかけた凝った箱に入れるとバランスがとれますが、それは本来の姿ではないのかもしれません。
とにかく気難しいスピーカーというのが率直な印象です。


28:ジョウダン 2010/08/08(日) 14:34:22HOST:softbank221028074152.bbtec.net

箱につきましては英国のARUがたまにeBayに出てますからこれが必要です
日本のARUでは十全に再生するのは難しいようです(簡単なものですが)

本体の箱自体は日本で作られたものでもよろしいようです

フルレンジで鳴らされる場合高域もそれほど伸びていませんが問題は低域です。
私の知人にアキシム使いがいますが8AWGのケーブルを片チャン2本スタッカード接続しています。アンプはシングルが定番ですがその片はウエスギ半改造のプッシュプルを使われてます。

どちらにいたしましてもオーケストラ再生はチョット苦しいものがありますが、チェンバロ、リュート、歌曲などでは正しく本領発揮、これに叶う物は少ないです。

29:ジークフリート 2010/08/08(日) 16:45:12HOST:wb56proxy19.ezweb.ne.jp

個人的には、音楽の基本と言いましょうか、オーディオの基本は「低音」だと思いますので、低音再生を箱に頼るアキショム80の評価は難しいですね〜。

ハチマルは見ての通りメカニカル2ウェイですが、私の場合リアローディングホーンに入れていましたから、3ウェイの音でした。

大音量は期待出来ませんが、小編成より大編成の方が心地良く、ラベルやドビュッシーのオーケストラものを聴くと、まるで万華鏡を覗いているような楽しさでした。

「フルレンヂはボーカルが得意」という定説?が有りますが、ハチマルの場合、ベークライトの鳴きが2khz辺りで乗ってくることと、サブコーンの乾いた紙臭さを如何に処理するかで、かなり結果も異なります。
(制動の効くアンプの方が、この辺りの暴れが抑えられたように思います)

TADを手放した後、短期間ですがハチマル一組だけでクラシックもジャズも聴いていた時期がありまして、片チャンネル2発入なら、未だにメインスピーカーだったかもしれません。

30:前期高齢者 2010/08/08(日) 16:57:07HOST:h219-110-201

こんにちは。ハチマルに関するご高説に全面的に賛成するものです。
ただし片チャン2発というのは聴いた事がないのでわかりません。

31:SATーIN 2010/08/09(月) 00:41:19HOST:re0110.pfst.jig.jp

日野オーディオに直接聞いた話では80は長年使うとダンパーがズレてボイスコイルがポールピースの正常位置から前に出て来る傾向が有り、定期的にチェックして調整が必要とのこと。

自分の80も心なしか出ている気配ですが、調整が厄介なので放置。
日野に頼めば一本10k前後 かかるみたいです(要確認)


33:薬漬け 2010/08/09(月) 12:29:37HOST:proxybg037.docomo.ne.jp

ジョウダンさんの純正ARUのお話と、ジークフリートさんの箱の話は非常に興味深いものでした。箱はタンノイに代表される「オリジナル至上主義」から解放されている一方、やはりキーパーツのARUだけは純正を要求する…。
難しさの一端を垣間見る思いです。

またSAT−INさんの、ユニット管理の神経質さも参考になります。
(あのカンチレバー触るの、度胸要るんですよね…(大汗))

ところで皆様は、あのスピーカーにどういった態度で接しておられるのでしょうか。
お話ではメインの方、サブの方、色々の様ですが。
私は入れた暁には、出来たら両刀使いになってもらいたいと思っている口です。
またアンプのお話もありましたが、お使いになっておられた方々はどんなアンプをお使いになられていたのでしょうか?
一般にはシングルが推奨されるようですが、20〜40Wのプッシュプルで好結果を出されていた方も存じ上げてまして、この辺、再生ソースとの関連も含めて興味があります。

つまるところ、AXIOM80とは、

永遠に使い手に解決困難な難問を突き付け、しかもそれに向かわしめるパワーと魅力を秘めた希代の銘機か、

それとも使い手を惑わし、人生を誤らせるだけの“迷機”か、

答えが見つけられず、調整でイライラして酒が進む“酩機”か、

それとも愛でてあえて触れぬ“仏壇”か??


興味の尽きぬスピーカーです。

34:前期高齢者 2010/08/09(月) 12:56:37HOST:h219-110-201-

悪女に惚れたら地獄まで一緒に、ということですかね。

35:SATーIN 2010/08/09(月) 13:21:29HOST:re0110.pfst.jig.jp

あれは3極管シングルで楚々と鳴らすを善しみたいなイメージが有りますが、自分の場合パワーの有るELー34ppに繋いだほうが低域の押し出しの良さの点で結果が良かった(jazz)

図太い音も繊細な音もアンプを変えればどのようにも…と言えばオカルトになるかも知れませんね。

瞬時切替で比較試聴したりすると違いがハッキリしなかったりするんです。。。
ま、決め撃ちしないでアレコレ繋ぎ変えて楽しめばよかろうもん(^^)

36:世直し奉行 2010/08/09(月) 18:36:38HOST:p4045-

向田邦子の世界かも・・・お察しくだされ。


37:略 2010/08/09(月) 21:27:39HOST:re0205.pfst.jig.jp
>>34
悪女の条件は美形であること!?
たぶん
飽く女じゃ道連れまでは行やせん・・・

38:略 2010/08/09(月) 21:30:36HOST:re0205.pfst.jig.jp

蓼喰う虫も好きずき、ってのもありやした・・・


39:薬漬け 2010/08/10(火) 01:50:10HOST:zaq3a551765.zaq.ne.jp

美形なんでしょうね…いや、美形です。一目ぼれ。
蓼食う虫ではないような。
ただし地獄の1丁目で止まりたい…阿修羅のごとくは御免なれば。(汗)

アンプはまさにいろいろ試すべきでしょうね。


42:薬漬け 2010/08/10(火) 19:09:18HOST:west50-p214.eaccess.hi-ho.ne.jp

美形にして美声。しかし一つ間違うとヒステリックに。
やっぱり悪女かな…。

悪女を淑女にしてしまうと魅力半減だから、ある程度は「悪女性」をそのままにしておきたいですね。

AXIOM80を、そういう状態に置ける、これまた世馴れたアンプとは…ハテ。

43:ジークフリート 2010/08/10(火) 20:45:25HOST:wb56proxy07.ezweb.ne.jp

暫く同居した結果、美女が美女のままでいられるかどうか?

幸い、オーディオの場合、おだてりゃブ女でも美女に見えることも。(ただし、ポテンシャルというものは備えてないとダメですが)

45:薬漬け 2010/08/12(木)

うーん、やはり80に関しては、皆さんのお声の大半は

「まず室内楽、シンフォニーには力不足」

というニュアンスですね。確かに80にJBLと同等の低域を期待しても無理な話なんですが、あのユニットの真骨頂はリニアリティの良さにあり、それを活かしたシンフォニーの空間再現性もスゴイな、と思ったりしているんですよ。

昨年になりますが、さるところで80でショルティの「神々のたそがれ」の終曲を聴いたのですが、ワルハラ落城の音響効果も含めて、どひゃー!と思ったことでした。
どなたか同調してくださる方、いらっしゃいませんかねえ…。(ヒトニタノンデドウスル?!)

ついでで失礼ながら、たそがれさんへ。やっぱりジークフリートさんがおられるのとあわせ、ペアで「神々のたそがれ」さんがいらっしてほしい気はするんですが…。
(ワルキューレとラインゴルトはどこ?と仰らずに…。)


46:ジークフリート 2010/08/12(木)

それにしても、80で低音が不足するのは、やはり箱の問題でしょう。

最低共振周波数が低いユニットですから、くどいようですが、問題は箱で如何にバランスをとるかですよ。(個人的には、ユニットだけ入手されて、テキトーなバックロードでもあてがわれるのが近道かと考えておりますが・・・)

47:たそがれ 2010/08/12(木)

親類の家にあった80は150立位の大きな箱に入ってバランス良く、弾むような低音が魅力だった記憶があります。のちにベークが折れて聴けなくなりました。

久しぶりに神々のたそがれ、レコードで聴いています。6枚組はさすがに、…


48:RW-2 2010/08/12(木)

もともとが検聴用ですからね。

しかしながらfoが20Hzでやんすから箱がデカければそうとう低いところまで出やんすよ。見かけの頼りなさ以上に音圧も十分だす。

といっても高々9インチユニットですので4344のように鳴らすのは無理であって、やはりワビ、サビ的情緒でもって鳴らすのが宜しいかとおもいやんす。


50:SATーIN 2010/08/12(木)

バイオリンもいいけどトランペットやサックスの管楽器がいいんです。
ブラウニーの炸裂ラッパ、ベニー・ゴルソンのズズズー、ううう堪らん


51:ハーゲン 2010/08/12(木)

>薬漬けさん
 こういう大編成でけっこうアクのある音を要求されるソースでもAxiom80っていいのですか!

この夏休みは 鶚LZを鳴らしてみるというのを自由研究の課題にしようと思っていたのですが、ちょっと着手できそうもありません。

じつはAxiom80の(評判の悪い)復刻版もとりあえず発売時に買って熟成させています。この掲示板を読んでいると「こういう箱を用意すれば大丈夫」というものがありそうなので冬休みの自由研究くらいで挑戦してみますか、、、、


94:薬漬け 2010/09/06(月)

「ザ・キング・オブ・フルレンジ」なんてのを選ぶとしたなら、やっぱりP−610あたり、相当上位に来そうでしょうか。
(個人的にはアキシオム80推したいけど、個体数的に一般的でないと
思うので…。)

95:RW-2 2010/09/08(水)

フルレンジの代表的名機はやはりP−610とLE8Tにトドメを刺すでしょね。

名機とはまず数が出ていること。

そして所有した方々が、それぞれに音、性能、形(デザイン)、使い勝手、歴史など各々別々の価値観をもって評価していることが重要でしょう。

松下のゲンコツやD130あたりも差し障りがないでしょね。

Axiom80 あたりになると逸品でしょか。見て触って聴いてる方は少ないでしょ。
それに聴いて好き嫌いがはっきり分かれるユニットでしょうから。

105:薬漬け 2010/09/12(日)

確かにあのユニットは律儀に鳴らすと、それはそれは正確な音を出しますね。

音楽評論家の宇野功芳さんも、検聴システムではミッドレンジに80をお使いのご様子と聞いています。

やはり音色の正確さを出せるとされたのでしょうね。

でも、ひねくれた私はどうも、何らかの歪が乗っかった麻薬音に惹かれます(苦笑)

正確律儀な音を出すユニットは世間様にはある程度の数がありましょうけれども、媚薬的な音を出して人を人生の奈落の底に落とす?ユニットというのは、いかにユニット数あれどたぶんこれぐらいのもの…。

奈落の底に落ちたくはないけれど、覗きたくはあります。(大汗)
カミさんには普通であってほしいけど、たまに会う女性はちょっと小悪魔の方が面白い。(ド大汗)


106:ジークフリート 2010/09/14(火)

ハチマルはかなり細かいところまで再現は出来ますが、正確かと言われればそうでもなくて、やはりコーン紙やベークライトの音が結構出ているんですよね。

ただ、そういった薬か毒か?という部分が全く無くなってしまうと面白くないし、恐らくベークライトの共振音が醸し出している「細密感」?が無くなると、もうハチマルとは言えない。
匙加減一つで毒にも薬にも・・・この辺りがハチマル使いの腕の見せどころかと思いますョ〜。


119:薬漬け 2010/09/19(日)

80の毒気の残り方は、確かに難しいでしょうね。

宇野氏のユニットは80以外はワーフェデール、高域がスーパー3、低域が15らしいですが、このサンドイッチがどういう効果を与えているか?

興味深いところです。

ちなみにアンプは マランツ7+QUADUの由、あまり個性の強い方ではないですから、まさにユニット勝負ですね。


120:ジークフリート 2010/09/20(月)

薬漬けさん、アキショム80を3本縦並びで3ウェイなんて方もおられますよ〜。

個人的には、ワーフデールのウーハーとケリーのリボンツイーター追加の3ウェイは聴いたことがありまして・・・コレはかなりドンパチ型で、ハチマルの面影もありませんでした。

前にも何処かに書きましたが、ハチマルの指向特性を見ると、真正面で高音域過多、30度で高音域がほぼフラット(しかし荒れる)になる性質があります(千hz辺りから上で)から、この辺りも毒の匙加減には活用出来るかもしれませんね。

121:薬漬け 2010/09/20(月) 21:02:33HOST:zaqdb733f72.zaq.ne.jp

その辺の微妙なさじ加減、現実に部屋に入れてからが大変そうですね。

あと、ドライブするアンプも考えなきゃならないんですが、80が16Ωなので、同じ出力インピーダンス設定のQUADUがよさげに思うのですが。

今それでウェストミンスターを鳴らしてますが、本来からするとインピーダンス・ミスマッチなんですが(ミンスターは8Ω)、適当に良く鳴ってくれているので、QUADの内部配線を変えずに16Ωのままで使ってます。

QUADをそちらに持っていってしまうと、ミンスターはどうなるか???
…マランツ9を持ってきたらどうなるか、などと碌でもない幻想?が頭をもたげてます…。アンプはSMEでもマランツ7でもどちらも接続可能ですし。
しかしオリジナルなど夢のまた夢でしょうね…。
ただレプリカはどこか抵抗あるし。
やはり、80を巡ると人生狂いそう。(苦笑)


122:ディラン 2010/09/21(火) 21:15:26HOST:FLH1Adl055.kyt.mesh.ad.jp

8Ωのスピーカーを16Ω出力で繋ぐと8Ωと如何違うんですか?
ボリューム上げないといけませんよね?
どっちか壊れませんか?


123:前期高齢者 2010/09/21(火) 21:22:48HOST:h219-110-201

スピーカのインピーダンス・カーブをみてみないと何とも言えませんが、公称インピなんて全体周波数のほんの一部でしょ?
しかもどの周波数でそれをとるか、というのもアヤシイもので、多くの場合最低インピーダンスをそれに当てているようですが
あまり神経質に考えなくてもいいような・・・・


125:ジークフリート 2010/09/21(火) 22:53:57HOST:wb56proxy15.ezweb.ne.jp
当方も、今度の球(300B似のおフランス産)のアンプでは出力トランスに16Ωのタップが有るか確認してもらっていますが、以前使っていた845シングルや245シングルでは、どちらに繋いでも聴感上特段の支障は感じませんでした。

16Ωのヴァイカウントはトランジスタアンプで駆動中でして、ボリューム上げればよいだけかな?と思っております。(結果良ければ全て良し!?)

126:あらい 2010/09/21(火) 23:41:53HOST:p182.net219126027.tnc.ne.jp

自分も、気にしてましたが、ダミーに繋いだ差は無かったです。
8Ω16Ωスピーカのインピーダンスは、あんまり気にしないで使ってよいと
思います。

自分のリビングのは4Ωでアンプに負担が起きる感じはしません。
反って音は大きくなる分、AVなどのスピーカは低いものが多いようです。
能率を上げられない分、インピーダンス下げてるのか?

ビンテージだと、インピーダンスの標準が無く大きなものはあったようですが、電気的なものより、音の違いを見ればよいかと思ってます。

ケーブルの太さは16オームの方が8Ωの倍伝送速度はあるものでしょうが、普通の家では関係ないと思います。

127:薬漬け 2010/09/22(水) 00:06:12HOST:zaqdb734254.zaq.ne.jp

実は私も、この辺は実にいい加減なんですよ。
まあ具合悪けりゃ、繋いだ途端に判るだろうと。それがわからないぐらいなら
大したことはネェやと。

他では、6ΩのビクターのZeroを、ウエスギアンプの8Ω扱いにしています。
何十年か、このままの状態…。特に問題はありません。
まあ、機械も案外人間と同じで、幅のあるところはそれなりにあるようで…。

128:ディラン 2010/09/22(水) 06:27:23HOST:FLH1Adl055.kyt.mesh.ad.jp

カートリッジの出力はインピーダンスを上げて合わさないと駄目と言うか大切ですがSPは繋いで聴いてみれば良いんですね。

大昔はSPのインピーダンスは表示してあるのを見てああそうですかで全く気にせずアンプのSP端子に繋いでましたましたもんね。

129:MT 2010/09/22(水) 09:49:35HOST:PPPpf39.aichi-ip.dti.ne.jp

シングルコーンですと低域共振部分では最低インピーダンスの5−10倍ものインピーダンスになるし、

マルチウェイの場合も低域共振部分では5−10倍、中域部分でも5倍くらい変動しますね。

B&Wでは8オ−ムと言いながら最低が3オーム、最高が30オーム位になります。

JBLの「4343」のような可変ATTを使用しているスピーカーは5KHz以上は公称インピーダンスより相当低くなるので注意が必要です。

当方の自作スピーカーは調整して
10Hz−100KHz間は5−10オームのインピーダンスにしています。

130:前期高齢者 2010/09/22(水) 11:02:26HOST:h219-110-201-
>>129
>B&Wでは8オ−ムと言いながら最低が3オーム・・・・

こういうのは本当はアンプにとっては迷惑なんですよね。
まあ、最近のアンプはゆとりある設計が多いですから事実上問題はないのでしょうが、アマチュアの自作球アンプなんかは要注意でしょうね。

131:あらい 2010/09/22(水) 12:04:10HOST:fwgw.yamaha.co.jp

お使いのアンプは、半導体ではと思いますが。
foのインピーダンスは、通常かなりあがるみたいですね。

8オームとかいうのは最低の保障基準とかんがえて良いですかね。
大音量で鳴らせば低インピーは問題になると思いますが、通常では、?です。

半導体では帰還を掛けてダンピングを良くできますが
真空管の場合は当方は無帰還でやってます。
(音が鮮度や好みですが)
その場合、低インピーダンスは負担ありますね。

これまた、特性と聴く場合と差があると思いますが
真空管ではダンピング悪くは聴こえないというのも不思議と思ってます
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1280755643/


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/686.html#c6

[リバイバル3] 酷い音のインチキ・レプリカを量産して伝説の評価を落とした Goodmans Axiom80 中川隆
7. 中川隆[6645] koaQ7Jey 2017年2月11日 17:12:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7105]

34 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 12:32:51 ID:ZwX4iAFy

どなたか Lowther と Axiom-80 を実際に比較された方、情報下さい。


35 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 14:34:39 ID:Fg6NneSn
>>34
どちらも使ったけど、ウチでは直接音ばかり耳に突いて聴き疲れる。
部屋が広く、直接音と間接音が上手くブレンドするようにしないとダメみたいだ。

47 :あれれのれ:2006/03/09(木) 09:59:00 ID:mm+yXwdT

私はほんのかじりですけれども、アキシオム80も使った事があります。
あれは、良いユニットで、綺麗な音がします。 本当に綺麗な音だと思います。
見かけとは違いますよね。ポンと置いても良い音です。

日野のアキシオム80のコーン紙+フォステクスフルレンジの音も似たような音でしたから、コーン紙の音なのでしょう。繊細ですが、取り立てて細いと言うわけではないと思います。アンプによりますが。

背圧を掛けるとダメなようですので、大きなバスレフが良いのでしょう。 ただ、色々いじってはダメだと思わせるような所があります。 ユニットとしての完成度は高いのでしょう。

ローサーはその点、ガーガー、キャーキャ言ってどうにもならない様な元気良さがあり、何とかしようと思わせるのですね。

TP1−Dなんかは、フロントロードとバックロードのバランスを取って、その上、ユニットの前に、紙か石膏かと言うようなディフィーザ(マスク)まで付けてありますが、良質な箱鳴きと、ロードの掛かった堂々とした音でとても元のユニットと同じとは思えない音になっています。 こんな事は、アキシオム80では、お目にかかった事は無いですね。

ローサーの箱は、響きが大変大切で、十分に乾燥していない重い合板では全然ダメだと思います。

TP1−Dなどは、大きいのですが、大変軽いですよ。 あの本物のTP1−Dを看護婦の下駄箱にしている人がいるからもったいないですよね。

アルテックと較べるなら、ベルサウンドのPM7のシステムでしょう。 繊細感では、当然優れていますし、なりっぷりでも決して負けていないのではないでしょうかね。

48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 12:35:19 ID:puFSsw+A

私のはTP1-Isis(タイプ3?)というエンクロージャーです。板が薄く、古いので乾燥は十分でやはり軽いです。コーナータイプでコーナーに置かないと低音が十分出ない印象でした。

音は非常にいいのですが、どこか煮え切らない印象で、いろいろやったのですが、諦めました。下駄箱にしている人の気持ちがほんのちょっとわかります。いろいろやったあげくモノにならなかったので頭に来たのではないでしょうか…

アキシオム80はその昔、新ユニットをちょっと聴いただけで、本物の音は知りません。ただ、すごく憧れます。あれだけたくさんの人があれだけたくさん語ったユニットは他にないのではないでしょうか。いつかは買おうと思ってます。でも、最近はすごく高くなってます…

箱入りペアで68万とか… でも、もしかしたらその価値があるのかもしれません。

51 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 19:45:14 ID:dsuCxAWu

ラウザーのオリジナルはウ゛ォイト、これは励磁型。アルニコになってラウザーとなる。

ラウザーユニット全ての機種、ホーンロードを前提の設計。バックロードタイプの極め付けは、神戸に在住していたS氏の作品。それにしてもウ゛ォイトは今聴いても絶品である。

41 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 00:07:52 ID:hdx0KHRf

イギリスのスピーカー全般を見渡す時、パルメコのデュプレックス・タイプからいかにしてロジャースやスペンドールやハーベス方式に移って行ったのか興味があります。アルテック、パルメコ、タンノイ、ロジャースとなるのでしょうか。


74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 17:34:52 ID:PmJnaqQV
>>41
ロジャースやスペンドールやハーベスは、後にKEFを創立したクック氏が開発したBBCモニターLS1(グットマン オーデオム80+セレッションHF1300×2)の系譜に連なるから、バルメコやタンノイとは無関係。

バルメコはVITAVOXと同じく劇場のPA用メーカー。

タンノイはこれらとは無関係で独立した系譜。


あと、イギリスには、グッドマン、DITTONシリーズ以前のセレッション、ステトリアン、ワーフェデールといった家庭用メーカーもあって高級電蓄みたいな「創った美音」を聞かせてくれてましたね。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1140735976/

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/686.html#c7

[リバイバル3] 酷い音のインチキ・レプリカを量産して伝説の評価を落とした Goodmans Axiom80 中川隆
8. 中川隆[6646] koaQ7Jey 2017年2月11日 17:15:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7106]


Commented by Y下です。 at 2011-12-04 19:19 x

ローサは館山の佐久間さんの所で聴きました、渋い音と枯れた音が良かったかな、
ローサは古いタイプですとほとんどリコーンされています。タンノイに限らずリコーンされたユニットは本来の音とは違いますね、ユニットの名器程難しいものはありません、

特に GOODMAS の AXIOM-80 はどうされました?

以前にARUの付いたタイプを聴きましたが高域が暴れていて駄目でしたがアンプとボックスを追求すれば素晴らしく変貌しますね、

ワーフェデールも苦労しましたが今は極上サウンドで鳴るようになりましたがスピーカーほど悩ますものはありません。

何時かは LOWTHER に挑戦しようと思っています。


Commented by いだてん at 2011-12-05 00:29 x

ローサと言えば館山の佐久間さんが有名ですね。私の仲間にもコンコルドまで聴きに行った方がいます。

ご指摘のとおり、ユニットをいかすも殺すも、アンプとボックスですね。私見では、axiom80 も pm6 も quad でドライブすると割とよい結果が得られました。axiom80のboxは、未だに出来あっがて来ません。多分、pm6 の方が鳴らし易いと思います。


Commented by Y下です at 2011-12-05 21:15 x

館山の佐久間さんと私とは音の求める方向性は同じですからお互い仲が良いです。
コンコルドのローサは私が所属している豊橋のクラブの会長が製作したものですが良い作りです。名古屋にもローサのユニットを実装して販売している所がありますが価格がとてつもなく高い、

ローサは良いユニットですから本当の英国サウンドが楽しめますが一つ間違えると哀れな音になってしまう、

英国スピーカーが一番音楽を聴かせてくれますが最近の英国スピーカーは魅力に欠けますね
http://garrard301.exblog.jp/9605392/

413 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/12/08(日) 22:49:22.68 ID:UyPJ3JDt

AXIOM80 をダブルからシングルにして、不要な穴を板で塞いでみたら、長年聞こえなかった低音が聞こえるようになった。

大きな容積の箱だが、ダブルは互いのユニットが喧嘩して低音が出なくなるのかも。ダブルは定位も悪いし低音も出にくい。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1350809616/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/686.html#c8

[リバイバル3] ハーベスで初代 HLコンパクト唯一つだけ人気が出た理由

123 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 07:16:24 ID:gbNp/kwW

初代の HLコンパクトをショップできいたことがあります。

ほんとにいいセッティングでじっくりと。もう15年くらい前なのかな・・・
お金もないのにアポジー、K2、タンノイ、トーレンス、レビンソン、クレル、球アンプ、スチューダー・・・

雑誌でしか見たことがないものを半日かけて聞かせてもらった良い思い出があります。

100万とかのSPも聞きましたが、なぜか一番気に入ったのはHLコンパクトでした。
50年代のジャズボーカルもののレコードを聞きました。トーレンスのプレーヤーとアンプは・・・なんだったんだろう?

目の前に3Dのようにステージが出来上がり感動しました。 私の安システム PM-80、DP-7010、自作スワンでこんなホログラムのような立体感は聞いたことがなく・・・・

買うならこれが良いなと思いながらも、学生の私に手は出ませんでした。
現在生産品で当時のHLコンパクトに近い雰囲気のSP(ハーベスに限らず)ないでしょうか?

124 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 16:41:11 ID:C/CNK8uI

ハーベスにはないね残念ながら...。

126 :123:2007/09/30(日) 06:33:49 ID:jovtb4bj
>124
そうですか・・・ 現行品は初代とは別物って言うのは本当なんですね。

オーディオは一切やめていました。初代HLコンパクトで聞いた音が再現できず、中途半端な音を聞くとひどくガッカリしてしまったからです。 当時、ショップで聞いたシステムがあまりに高額だったため(SP以外で100万を軽く越えていました。)

とてもこんなシステムは組めないと諦めたのです。 部屋も6畳一間のアパートなんかではとてもあの豊かな音場は鳴らせないと・・・
ここにいる皆さんなら気持ちがわかっていただけるのではないかと思いますが、一度、すばらしい音を聞いてしまうと、もうそれ以下では満足できないんですよね。

だから中途半端なものを持つのはやめて、スッパリ、オーディオを忘れていました。 それから時は流れて、自分も家を持つ余裕ができ、HLコンパクトのことを思い出したというわけです。

でもそれはもう手に入らないようですね。綺麗な思い出としてとっておきます。


________

7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/24(火) 11:57:53 ID:MzZVE+sQ

厳選木材を十分枯れさせた板を使えば、綺麗に箱を鳴らすことができると思いますがそれも簡単な事ではないでしょう。コストもかかります。 また温度湿度や個体差等のクオリティー・コントロール上も問題がのこります。

それが、箱を鳴らすスピーカーが昔に比べ減ってきた原因だと思います。 宣伝文句も都合に合わせ「忠実なトランスデューサー」を前面に「正確な音」を売り物に今までの「楽器のようなSP」はソースにない音が出ますが、それを「ノイズ」扱いしたり

初期のハーベスは薄い合板を使用し箱を鳴らしていますが適度にダンプしています。

この「適度のダンプ」がハーベスの命。私はHL-Compact、HL-5が傑作だと思っています。(多くの人に受け入れられるの意)
それ以前は鳴らしすぎで古いジャズ位は聞けたがロックやフュージョンは無理。
構造も前面バッフルがネジ止めに変更されTWもハードドームに。(アランの提案でしょうか?)

でも「適度のダンプ」は伝統の延長でした。
それ以降はアラン独自の「適度のダンプ」で低迷期を迎えた。

音だけに限ると、HL-Compact と HL-Compact7 は全く共通点のない別物にしか聞こえません。

35 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/28(土) 16:39:52 ID:aYjXzOHm

HL-Compact7が悪いと言ってるわけじゃないよ。 普通のスピーカーだよ

皆が期待していた音と大きく違った。

何の理由で路線変更???
案の定売れなかった 初代の10分の1も売れてないだろう

36 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/28(土) 17:24:49 ID:yKnU0z8N

無印から7と使ってるけど、7もいいよ。
無印の方が味わい深く何にも変えられない魅力があるけど(癖強い)、聞けるジャンル結構限定されません?
7だとより幅広いジャンル聞けるようになるよ。

どっちがいいって言われてたら、個性豊かな無印、味わい弱まったけど幅広く聞ける7。


どっちもどっちで箱を鳴らして心地いいの両方変わらない。

38 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/28(土) 17:45:11 ID:aYjXzOHm

HL-Compact はある意味麻薬みたいなもの、長年こればっかり聴いてると他のスピーカーの音が味気なく感じてしまう恐れがある。

HL-Compact7 よりもHL-K6のほうが HL-Compact との共通点を感じられると思う。

39 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/28(土) 19:13:43 ID:V5EJC0ER

どこのメーカーも、新型になるほど味が薄くなる。
変換器としては、それでよいけど、、。

111 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/20(木) 19:35:46 ID:D6QoF4jN

初代以外も良いとは思うんだが
いかんせん。 俺は初代コンパクトが好きだ。 この「好き」というのは 説明しにくいし どうしようもない。

132 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 14:50:04 ID:qZCPxzGj

現行品のES3 ってそんなにひどいの?

133 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 16:53:23 ID:4aa8xlwQ

初代のイメージとはかけ離れているだけ
「悪い」とか「ひどい」ではなく、確実に性能的には優れているが...。

134 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 18:28:04 ID:2LL6Zllr

古えのブリティッシュサウンドを期待すると裏切られるという意味でしょ。
ダドリー・ハーウッド引退後のHLコンパクトES以降レスポンスのよさという点では格段に進歩してきている。

そのぶんある種のノスタルジックな味わいは失われた。

267 名前: MONMON 投稿日: 01/11/04 01:12

私はそれなりに調整されたHLコンパクトとHL5、同時試聴したことがありますが、その時は「勝負あった」という感じでした。今考えれば、HL5の方が調整に面倒があるので その分の差が出たということもあるのでしょうが、HLコンパクトの方がずっと「濃い」音色でなっていました。

調整云々という問題を抜きにして今までに耳にした両者の音の体験だけを比較すればHLコンパクトの方が強烈でした。

8 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/09/14(木) 01:12

昔は、フランスのAUDAXのユニットだった。

AUDAXがHarmanの傘下にはいって、Harbeth用のユニットを供給してくれなくなってから、ユニットの選択がかわったね。

100 名前: ちさと 投稿日: 2001/08/16(木) 17:27

ハ-べスはHLモニターが一番いいのさ。
2代目より初代設計者のが一番色艶があった。2代目も最初のころの製品は頑張ってるが、最近は魅力半減です。設計者として、独り立ちできなかったのだなあ。残念。

ショウの作品とハーウッドのとを聞き比べればよくわかるはずだが。

128 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 01/09/15 23:17

HL-Compactが生産中止になったのはツィーターが生産中止になったため
作りたくても作れなくなったから、

後継機のCompact7ではあの魅力的な中高域が変わってしまっていた、そのあたりからあの会社の名前は聞かなくなったな

子供のころ店で聞いた、ハーベスの異彩を放った美音に感激したときから、いつかは買ってやろうと思って、高校生でバイト代をためて買ったのが、HL−4でした。ですから、はじめに聞いたのは、Mk3以前のモデルだと思います。

私が特異体質なせいか、素晴らしい音からは、本当ににおいが感じられるんです。いや素晴らしくなくても、感じることがあるのですが、ハーベスを聞いて、初めてそのことに気づいたのでした。素晴らしく良い花の香り、それもちょっときつめのゆり系の花粉のにおいも混じった、薫風が、このスピーカーの音から初めて感じられた時は、正直びっくりしました。

ただ、他では全く感じられなかった経験だったので、感激するとともに、「これだ!」と、文句なく、心に決めていました。
https://www.logsoku.com/r/2ch.net/pav/1185054185/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/687.html

[文化2] アンティーク オーディオの世界 _ オーディオ・メーカはなぜ堕落してゆくのか? 中川隆
11. 中川隆[6647] koaQ7Jey 2017年2月11日 19:27:15 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7107]

ハーベスで初代 HLコンパクト唯一つだけ人気が出た理由
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/687.html

http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/745.html#c11
[リバイバル3] 伝説の静電型スピーカー QUAD ESL57・ESL63 中川隆
15. 中川隆[6648] koaQ7Jey 2017年2月11日 19:39:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7108]

ESL63 の音の秘密

16 :10:2011/04/24(日) 13:58:09.42 ID:3Slb6dFJ

ESL の他に ESL63 もお使いとのことですが、63から耐入力を上げた 63PRO は 63 と比べて良いことずくめなんでしょうか?

それとも 63 の良さで失われた部分もあるのでしょうか。

17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/24(日) 18:20:04.05 ID:VSj0rOtJ

ESL63 と PRO63 は何も変わってないですよ。

ユニットは全く同じで他の電気系統も全く同じです。

違うのは網がアルミから鉄に変わって取っ手が付いただけです。


勿論耐入力も最大音圧レベルも全く同じです。

PRO の最後期にはマッチングトランスの2次側にリミッター基板が追加されてますが元々1次側に保護が回路あり過大入力時には信号が落ちるようになってます。

実際何の為の基板かよく解らないです。 アホな大出力アンプ繋ぐ奴の為に追加されたってとこでしょうか?

生産終了間際の本当に最後期だけですし外しても全く音には関係無しです。


2つの違いとすれば63のアルミ網の方が57みたいなディフェザーのような形状してますので多少障害物となって高域を拡散してるのかハイが落ちるのか多少おとなしく感じる事がある程度です。

微小な差です。 色で選べばいいってだけだと思います。


18 :10:2011/04/24(日) 18:42:59.80 ID:3Slb6dFJ
>>17
63 と 63PRO の違いが良く分かりました。
とても詳しいですね、ありがとうございました。

23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/27(水) 19:32:38.58 ID:xvO0a7h5
>>17
>最後期にはマッチングトランスの2次側にリミッター基板が追加
>実際何の為の基板かよく解らないです。

最近のスタジオモニターではごく普通に装備されていますし
リミッター領域に入ってる事をインジケーター(SP前面)で表示する機能までよく使われています。

スタジオモニターは年々大音量で使われるようになっています。
現在では家庭ではまず使われないような大音量で再生されています。
スタジオモニター導入時に家庭では使われませんがもっとも重要な性能項目に最大音圧レベルがあるくらいです。


24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/27(水) 23:36:03.90 ID:Xj5A9Aed

普通のSPに入ってるリミッターとは意味が違うと思いますよ。

過大入力に対するリミッターは元々1次側に入ってますし。
これが電源電圧落すタイプなんで音としては出ないんですが信号は流れるんで巨大な交流信号に対する保護だと思われますね。

元々ESL-63はカタログで35Vrms以上は入れるなってなってます。
元々モニター用途ではPRO63はAM8/11とセットされる以外の使い方はされてないでしょ。

市販で500Wとか1000Wnの巨大出力のトランジスターアンプに繋がれた時に起こりえる振動板の焼け防止の為だと思いますよ。

同じ理由で57用にも同様の基板をイギリスで売ってますね。
勿論社外品ですが。

ESL使ったモニタースタジオで御指摘のような現代の大音量を出す筈がありません。


27 :中川隆 :2011/05/10(火) 21:20:38.81 ID:mQiQ9AMh


本当に聴いた事あるの?

音の柔らかさが全然違うのに、気付かないのかな?(呆れ)

28 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/11(水) 02:47:01.80 ID:Dam22t0n

網が違うからね。
63はアルミ、PROは鉄、この違いで多少重量と躯体強度が変わる。

ばらしてみれば同じだって解るよ。

ユニット、EHT電源基板、保護回路基板、デュレーユニット、マッチングトランス全て全部同じ物だよ。

EHTユニットと保護回路は年代でバージョンが違うけどね。

同じ時代の63とPRO63は同じだよ。

フレーム、下のプラスチック台部分も材質構造全く同じ。

PROがゴムバンドで網をダンプしてるのに対して63はテープで固定してる。
違いはこのくらい。

違うと思って聴くから全然違う物に聴こえるんだよ。


前にも書いたように網の目の違いで63の方がほんの少しハイが落ちて聴こえるくらい。

人を疑う前に自分で買ってみりゃどうだ。

ついでに言うとCrosby Audio Worksの63も何も変わってない。

結構音が違う感じなんだが電気系、ユニットは全く同じ。

違うのはこれまた網とネット。

初期はこれだけ。

後期は横のフレームに鉄板が内側に貼ってあり、ユニットに行くケーブルがモンスターケーブルになってるだけ。

端子替えて、入力のローカットのコンデンサーが替えてある物もある。
よくまあ、これで凄い金取るよなあって思う。


29 :中川隆 :2011/05/11(水) 19:23:33.64 ID:e2hpOZqp


それはエンジニアの発想なんだよね。


網は残響音を付ける為のもの。

ESL63はロイヤル・アルバートホールの残響3秒のホールトーンを再現する様に作ってあるんだよ。

ESL63proはモニタースピーカだから残響ゼロにしている。

君は音楽で残響がどれ位大事かわからないんだろ?

32 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/14(土) 01:43:39.85 ID:NCzRxRuS
>>29
妄想も良いけどまず所有したら。

中身は全く同じ、音は拡散するから少し違うって書いてるだろ。

でもロイヤル・アルバートホールの残響3秒のホールトーンは絶対に無いよ。

残響はソースに入ってる物で後で付加する物じゃない。

ESLはそんなタンノイ的な幼稚なレベルで音造りしてないよ。


33 :中川隆 :2011/05/14(土) 03:56:46.35 ID:XUUXZuAV


ピーター・J・ウォーカーがそう言ってるんだよ。

昔大阪に行った時に、日本橋の河口無線の視聴室で残響3秒のホールトーンがするのは確認している。


僕はESL63を持ってたけど、和室だからそういう音は出なかった。

30畳以上の部屋でESL63から4m離れて聴けばわかるよ。

ESL63pro からはホールトーンは全くしなかった。

音楽を愉しむ為のスピーカとしては ESL63の方が断然上だ。

日本橋の河口無線の視聴室ではESL63は安物アンプのQUAD606でもいい音で鳴ってた。

それで、僕もその時まで使っていた QUADUから606に変えたんだけど、遂にあの残響音は出せなかった。

河口無線の視聴室は40畳以上あったし、壁や床や天井の吸音が殆どないから、 ピーター・J・ウォーカーの設定環境に近かったんだね。

8畳の和室で齧り付きで63と63proの比較をしても差が出ないのは当然さ。


因みに僕は、Marantz7C とQUADUでESL63を鳴らしていたけど、ピアニッシモがぼけてESLの音にならなかった。

ESL63は真空管とは合わないんだ。

ダイナミック型スピーカは真空管アンプを使えばホール・トーンが出るけど、

ESL63 では音が濁るだけで、ホール・トーンにはならない。


部屋自体の環境設定で調節するしかないんだ。

但し、ESL63pro ではいくら部屋を変えてもホール・トーンは出ない。


ESL63は振動膜を保護するアルミ網の開口部を工夫して、そこから前後左右上下に音を拡散させているんだ。

そしてその拡散した音波が吸収率が小さい煉瓦や木の壁・床・天井にぶつかって反射して、ロイヤル・アルバートホールの残響3秒のホールトーンを再現する様に設計しているんだよ。

一方、ESL63pro はモニタースピーカとして使うので、振動膜を保護する網をアルミから頑丈な鉄製に代え、開口部もバカでかくして、低音を出る様にしたけどホールトーンは再現できなくなってしまった。


その結果、ESL63proではESL63の一番おいしい所がすべて失なわれてしまったんだ。
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/pav/1303158619/l50

@ ESL57とESL-63の違い。


•ユニット構成


ESL57では3つのエレメントを使い、うち2つを低域、1つを中高域と高域の2Wayとして使用して、 全体としては3Wayスピーカーとしていました。

ESL-63は、エレメントは4枚ですが、同軸ユニットの様に動作するように、同心円上に、 電気的に8分割されていて、球面波が出るようになっています。 (リングの外周になるにしたがって、高域成分を落とす工夫をしているので、 ESL57は3WAYだがESL-63はフルレンジという表現は、必ずしも正しくないように思います。)

ESL57が平面波を発する事に対して、ESL-63は自然界の音に近い、球面波が出るように工夫されているのである。これが、最大の違いであり、設計者のピーター・ウォーカーがもっとも注力した部分である。

• 保護回路の徹底。


過大入力により壊れやすかったES57と比べて、保護回路を徹底することにより、相対的に壊れにくいスピーカーとして仕上がっています。


• 寸法比


横長の ESL57 に対して、縦長の ESL-63 と、部屋の設置条件は随分かわった。 ステレオで部屋の中に2台置くために少しでも設置場所を減らす工夫をしたのではないでしょうか? (ESL57 が発売された時期は、まだ、モノラル時代でしたから、スピーカーは部屋に1個でした。)


_____


A ESL63Pro の ESL-63 からの変更点

Philips の要望で ESL-63 をレコーディングモニターとしてより適した仕様に変更したものが1985年発売の ESL-63Pro です。 私が使用しているのがこちらのタイプです。 私の ESL63Pro には PRO-63 というシールが貼っているので、こちらが本国での呼び名かもしれません。

エレメントを保護するパンチングメタルがアルミからステンレスに変更。強度の向上と共に、パンチングメタルの開口率をアップ。


• フレーム強度の向上、及びキャリー用の取っ手を装備。


• 過大入力時の保護回路を、音をシャットダウンするタイプから、歪ませても音を出すタイプに変更。録音モニターとしては必須の仕様。
http://www013.upp.so-net.ne.jp/rasenkan/audio/esl63.htm
http://user.tninet.se/~vhw129w/mt_audio_design/index.htm

45 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/15(日) 05:56:43.99 ID:50K7FeTK

ESL57 は振動板12ミクロンと6ミクロン。

ESL63 は3ミクロン。
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/pav/1303158619/l50

ESL57 の特徴は独特な音場構成にあります。残響はとてもよく聴こえるのですが、奥行き感はありません。いわゆるSPが消えると言うT4的な平行配置の音場は出現しないのです。

45度の交差型配置にしても、GRF の様に音が前に飛び出して来ると言う三次元的な音場も構成しません。あたかも、二枚の屏風がまっすぐになっているか、折れ曲がっているかと言う違いはありますが、その屏風の平面で音は鳴っているのです。残響は聴こえますが奥からは聴こえないのです。

この点を改良したのが、20年も研究したESL63なのですね。


だからといってステレオが楽しめないのではないのです。あたかも、コンサートホールに窓を開けてそこから内部の響きが聴こえてくる様に鳴ります。それも極めてリアリティが感じられる音です。

マニュアルをみると1.5メートル以内では聴くなと書いてありました。また、各スピーカーの中心線から左右35度以内がプレゼンスゾーンだとも、上手く鳴った場合は窓枠が無くなりコンサートホールの中にいる様に聴こえるとあります。

部屋の中で一番いい音をするところを探しなさい。前面と後面の両方方向に音が出るので後面の壁にあまり近づけない事、壁と平行にしない事、左右の壁からも離しなさいと。

そうすると余り小さな部屋では鳴らなくなります。だからといって5000 cubic feet(145立方m)=高さ3mとすると30畳以上の部屋で、床も壁も木で出来ている部屋では、残響が大きすぎて直接音が聴こえなくなる恐れが有るそうです。


 コンサートホールでの音を思い出し、そのイメージが出現する場所を探しなさいと書いてあるのです。一見難しい様ですが、結局聴く人の経験で音が決まるのです。コンサートホールに行った事が無い人がそのイメージを膨らませろと言われても無理ですね。いろいろなホールに出かけて自分の好きな音のイメージを作る事が大事なのです。

50年前の ESL57 の説明書に書かれている事がやはりステレオ再生の基本だと思います。

その意味では GRF の音像が結ぶところ、T4の後方イメージが出現する辺りに、ESL57を置くとステージの上にオケが並んできます。左右の間隔は微妙です。5ミリ単位で音の厚みが変ってきます。

そして何よりも角度調整が大事です。平行でも良いのですが、幾分内側に向ける事で音に立体感がでてきます。前の方の席が好きな人は、交差法の中心に来るのが良いでしょう。後方二階席のイメージなら、自分の聴いているポイントより幾分前で左右のSPの中心点が交差する様にすると良い様です。
http://tannoy.exblog.jp/13799252/

ESL57は普通のSPのような音場は出していないのです。前にも後ろにも拡がりはしません。振動膜が音源となってその部屋に音が浸透していくのです。当然その音は、会場の残響も含んでいますから、コンサートホールのような響きはするのですが、部屋の中に音場は浮かび上がらないのです。それでも極めて美しい音質なので、音楽は充分以上楽しめます。


 そのことは、音を聴きながらESL57の間を通り過ぎるとよく分かります。音が出ているのは平面上の二次元空間なのです。この感覚は、どこかで聴いたことがあります。位相の良く合ったSPで聴くモノラルの音と同じです。SPが一つなのに、会場の残響を忠実に再現しますから、ホールの音は聞こえるのです。しかし、その空間の中には入れません。

SPが音源となりステージ上に並んでいるのです。しかし再現されている音は極めて質の高いいい音なのです。同じ事が、ほかの平面型SPでもいえます。アポジーもステージの被り付きで聴いているような臨場感があります。


ESL57はステージは出ません。厚みが無いのです。でも音は前にも後ろにも放射され、音楽が鳴り響きます。不思議です。ステージや舞台は出現しないのですが、臨場感はあるからです。

このユニークな、それでも凄く音の良いSPがもっと普及しないのは不思議です。ESL57は時代を先取りしすぎていたのです。真価が出始めたのは、CD時代に入ってからだと思います。でもその時は、ESL63に変わっていたのです。
http://tannoy.exblog.jp/15534923/

51 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :01/10/18 18:25

ケチなイギリス人はQuad ESLは買わない。


52 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :01/10/18 18:34
>>51
日本には輸入されていなかったESL63の専用スタンドが欲しくて、イギリスのオーディオショップに連絡したら、大金持ちと間違えられた。

本当に

「ESL63を持っているのに城に住んでいないのか」って感じ。

苦笑する他なかったです。

http://mimizun.com/2chlog/pav/ebi.2ch.net/pav/kako/1002/10025/1002527659.html

49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/17(土) 19:52:54 ID:b5nL46+W
 >>48
 結局、日本の住居環境でESLを使える人はかなり少ないという事なんでしょうね。  うちの場合はスペースもそうだけど、経済的にも厳しい...orz

50 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2007/03/17(土) 20:02:15 ID:To+8D6pr

最低15畳位はないとだめと言うしね。

51 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/17(土) 22:49:29 ID:zEfarENw

ニアフィールドで浴びて聴くっていうのはどうなんでしょうかね?
一応洋間フローリングでなんとか12畳はあるんですが。

アンプへの負荷はやっぱりかなりきついんでしょうねえ。
Two-Fortyでのドライブはかなり好印象でしたが、 ソリッドステートとの相性はどうなんでしょうか?

ESLは高周波でのインピーダンス低下で、やっぱりパワーアンプのパワーリニアリティがピュアリニアじゃないときついような感じもするんですが...

52 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2007/03/18(日) 02:57:57 ID:V1v/oOoD

ESLは一度部屋に入れてみたいんだけど、壁から離さないといけないのと、コンセントが必要ってので、なかなか手が出しにくいだよな。。。

53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/18(日) 07:01:07 ID:ToJAi65g>>52
確かにそうですね。両面放射なので部屋の音響特性もかなり受けそうですし。
ESL自体の高い昇圧にかかわってくるので、引いてくる電気のクオリティも気を使いそう。

下手するとブレーカーや屋内配線や壁コンまで手がかかりそうな...
金食い虫ですな。

85 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2007/04/04(水) 22:52:40 ID:Ycpkizsa

車庫をもっていないのに高級車を買う馬鹿

86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/05(木) 00:12:33 ID:Jbj62jPm

確かに車庫が青空駐車ではESLは無理かもしれない

いわば車庫は部屋のアコースティックと同じだから車庫すら持たない、洗車も一切しない人がESLを持つのは不幸かもしれない
ESLはカローラじゃないんだから

カローラが悪いという意味ではなく望む目的をどこに持つかってこと
しょせん、オーディオなんて趣味なんだから なくたって暮らせるわけだし
クルマみたいに人に自慢するもんでもないしね
しょせん自分で自己完結する世界なんだよね

88 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2007/04/05(木) 11:20:14 ID:OcVqL5Fp
>>86
ESLを(無理はあるけど)車に例えれば、大昔のジャガーって感じだか?
初代ESLの時代なら製品として許されただろうけど、今時どうかと思うyo。

361 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2008/03/24(月) 19:32:34 ID:eyDAxnT5

英国の普通の部屋は日本の倍ぐらいあるよ。
そこで静電型を鳴らすにはさらに大きな部屋が要る。

Quadは基本的に小さな部屋を対象にしてない。

英国のhifiショウではQuadが一番大きな部屋でデモるのが通例だった。

小さな部屋では生きないQuadの宿命だから。


366 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2008/03/25(火) 09:00:52 ID:uYYCdoFf

俺も最近迄3年住んでたけど、ロンドンのフラットはそんなに広くないのが多い。
ただ天井が高い(特にグラウンドフロアー)、壁が漆喰やレンガベースで硬い、床のフローリングも本物の厚いハードウッド、など材料が日本のぺこぺこ住宅とはまったく違う。

響きがいいので小型スピーカーや、能率の低いスピーカーでも十分な音量感が得られたよ。

367 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2008/03/25(火) 11:25:40 ID:55Q51kaH

英国は靴で歩く床だもんな
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1171701565/

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/682.html#c15

[リバイバル3] 酷い音のインチキ・レプリカを量産して伝説の評価を落とした Goodmans Axiom80 中川隆
9. 中川隆[6649] koaQ7Jey 2017年2月11日 19:43:24 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7109]

印象に残ったシステム。

Goodmans AXIOM80一発

これは、某ハイエンドオーディオ店の店長さんの自宅システムで、(見た目は)平面バッフルに近いものでした。プリ、パワーともに真空管、そして赤ん坊用の棺のようなレコードプレイヤーがありました。

ヴェーグsq のベートーヴェン、ケイトブッシュのデビューアルバム、及びライブ盤に非常に感動しました。特にケイトブッシュには頭をハンマーでぶち抜かれるほどの衝撃を受けました。歌の女神が天から降りてくる幻覚を見ました。そして、ヴェーグsqの異様な深さは、音が出た瞬間にわかるほどのものでした。

生では、演奏家の凄さというのは、ほぼ音が出た瞬間にわかるものですが(音が出た瞬間にわかる凄さがその演奏家の力量の全てという意味ではないが)、それに近い体験でした。

特性的に劣るといわれるフルレンジ、真空管、レコードの組み合わせでなぜあれほど心に浸透する音が軽々と出るのか不思議です。私個人は、オーディオは徹底的に特性を追求すればよいと割り切った考えですが、追求しても意味のない特性があるのかもしれません。当たり前のことですが。


オールホーンシステム 〜 ハーツフィールド


はじめて聞くオールホーンシステム(ハーツフィールド)でしたが、最も印象に残ったのは、カザルスのベートーヴェンです(Philips; ホルショフスキーとやった1958年の録音)。 このCDは普通に聞くと録音がなんとも薄い音で、カザルスの音が針金のように聞こえます。

一言でいうと、音色の表現力が物凄いです。はっきり言って、このCDがこんな音で鳴るとは、完全に想像の範囲外の音でした。カザルスは凄い演奏家だと思っていましたが、このシステムで聞いたカザルスの凄さというのは言葉で表現するのは不可能です。迫力ではなく、音の表現力の幅です。

市販のハイエンドスピーカーには、クラシック向けと称する、小奇麗な音を出すしか能のないようなスピーカーがたくさんありますが、私の印象では、このホーンシステムこそクラシック向きです。バイオリン協奏曲を聞きましたが、バイオリンの音は、奏者の力量を裸にするようなシビアな(正確な)再生だと思いました。

本来、ホールの演奏では、奏者は裸になってしまうものです。以前から、(普通のシステムで)録音-再生という過程を経ると、なにか生でしか伝わらない音楽的な何かが欠落してしまうと感じていましたが、そういう欠落しやすい部分を再生する印象でした。また、ボーカル物を聞くと、歌手がマイクを通じて歌っているということが、はっきり伝わります。

さらに、どれを聞いても感じましたが、f(フォルテ)から、p(ピアノ)に変化したとき、pが本当にpらしく聞こえます。pになっても音が途切れず、浸透力がある感じです。

生とオーディオの感動


これは知り合いの楽器職人の方に聞いた話ですが、その職人さんの知人に尋常ならざるLPマニア兼オーディオマニアの方がいらっしゃるそうです。シゲティのLPを求めてヨーロッパにまで足を運ぶような方です。オーディオにかけた金額も1000万円を超えており、その職人さんはことあるごとに「うちの家で聞いてください」と誘われて困っていたというお話でした。

で、あるとき、そのマニアの方が職人さんの工房に訪れたらしいのです。そのときはちょうどヴァイオリニストが工房で楽器を試奏しているところでした。それを聞いたマニアの方が曰く、

「うわあー、ヴァイオリンって、こんな音がするんだ。初めて生で聞きました」

上に述べたハーツフィールドを聞く前は、正直言って、オーディオ再生で感動を求めるということに何か屈折したものを感じていました。 感覚的に言えば、オーディオで聞く音楽で別に感動はいらない、オーディオは既に世の中にいない歴史的演奏家の一端を「知る」ための手段にすぎないということです。

が、ハーツフィールドで、カザルスに非常に感動したのですが、絶対に実像のわからない過去の演奏家の、原寸大での「真実らしきもの」を追究し、結果として聞いていて、つまらない音になるぐらいだったら、多少の癖があろうとも、あるいは仮に実像より誇張されたものである可能性があっても、音楽的な感動を伴うシステムのほうがよほど価値があるという気がしました。
http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/3384/audio/favorite.html

本物のわかる人が選んだスピーカー


クォードの響き

久しぶりに家族そろって、大分の由布院に出かけました。女房の友人のB夫妻に誘われての、日曜日の日帰りの旅です。由布院にはいると、すぐ目の前に薄く雪化粧をした由布岳がそびえて、私達を出迎えてくれました。


竹細工作家であるNさんの仕事場を見学に行くことになりました。仕事場は空想の森の手前にあり、山々に囲まれた自然の中にありました。


その仕事場の前方の一番良い場所にクォードのスピーカーが置いてあり、自作の木枠に二段スタックになっており、渋く金色に輝いています。


真空管アンプに灯がともり静かにレコードがプレイヤーの上にのり、バッハの音楽の捧げものがクォードのスピーカーから鳴りだした。


この由布院の冬の激しさの中にそびえる由布岳のようにきりりとした中に、さわやかな香りを帯びた音楽の響きに心が震えた。久しぶりのバッハである。この由布院にも偶然にもイギリスのスピーカーであるクォードに出会い、そして私の好きなバッハに巡り会いました。

曲はフルートの調べからチェンバロにかわった。実に雰囲気が出ている。ヨーロッパの雰囲気が出ている。聴きながら今度の旅は、この音楽に出会っただけで、大きな収穫であった。Nさんの作る味わいのある竹と和紙で作った照明の作品には、繊細でかつ雄大な響きを併せ持つ、クォードと共通するやさしさとデリケートさが感じられ、とても豊かな気持ちになった。

この、由布院に来てはじめて、しみじみと日本の美しさを発見し、私達家族にとっても、この由布院は、これからも必ず大切な心のよりどころになる場所になる「予感がしています。
http://www.geocities.jp/fuku25252/013.html


日曜日、友人のBさんを通して、湯布院のO院長より、K画伯を紹介していただいたので、夫婦で訪問しました。K画伯は、湯布院を愛し60年間もの間、由布岳に魅せられキャンバスに由布岳を描き続けてきました。若いときより、音楽を友として生きてこられた、素晴らしい人物ということです。そういう方なので、簡単には会ってもらえず、今回は特別にO先生の紹介ということで、連絡をとっていただき、私にとってとても心に残る訪問となりました。

K画伯のアトリエは、湯布院の金鱗湖のほとりに、自然にとけ込んで立っていました。アトリエに通されると、私は、あっとびっくりしました。K画伯の多くの絵に囲まれ、愛情こめて調整されたオーディオが静かに置いてありました。


まず一番に感動したのは、百才にならんとする画伯が、まさに年齢を感じさせず、きびきびと自分の主張を私達に話され、特に頭は百才になっても、ますます冴えてきているという堂々たる人生観を持っておられることです。この画伯の生き方を拝見し、まだ画伯の半分も生きていない自分に、50才では、まだまだこれからである。今後迷わず前向きに人生を生きようと、強く勇気ずけられました。

そして、絵についての話題になり、今このアトリエの正面にかかっている絵は、私の99才の時の作品である。絵は絵の具の上に絵の具を塗りつけていったら困る。色を重ねては、本物の色は出てこない。考え抜いた上で重ねる場合は良い。ゴッホは100年に一人しか出てこない。ゴッホ以後ゴッホを超える画家は今も出てきていない。

天才は、努力してできるものではない。それは、その人物のもって生まれたものである。ものを見る目とはそういうものである。次に音楽をお願いすると、自分でレコードをかけられ、そして静かに話された。イギリスは素晴らしい。音楽に関しては、100年の歴史がある。日本やアメリカでは、わずか半分であろう。それでは、本物の音楽は生まれない。


そしてイギリスのグッドマンのアキシオム80で、ウィンフィルのモーツアルトを聴かせていただきました。


K画伯の音はまさに、西欧の香りを伴い、聴く者に深いものを与えました。最後に、


SPで名器クレザンデを聴かせようと、


自分でゼンマイをまかれ、SPを置き、針をおろされると、このアトリエが、何と雄大で、かつ電気で色づけされず、こころの中に音楽の感動が溢れてきました。まさに画伯と共に生きてきた音の歴史を感じました。
http://www.geocities.jp/fuku25252/012.html

小松先生 湯布院に隠棲する百歳の画家 2007-09-01-Sat


東海大学の学長をしておられた 松前重義氏の名前がでた(松前武道センター)ので 松前氏の熊本大学の大先輩(松前氏も畏怖されていた)小松先生についての思い出を.....

十数年前のことであるが、湯布院の玉の湯の昔の敷地ないに 山重という小さな温泉宿があった。何日か逗留しているうちに 宿の主人 山重氏と親しくなった僕は彼につれられて すぐ近くにお住まいだった 湯布院の伝説の画家小松誠二先生のお宅にお伺いした。

九州のある大きな会社の経営者の一族であられた小松先生は仕事をリタイアされたあと確か66歳から絵を始められた。すぐに二科に入選されたが その後絵を発表されることもなく三十余年描き続けておられた。

僕は小学高高学年のころから 書画骨董を見るのが好きで 審美眼にはいささかの自負心を持っている。

由布岳 静物 を描かれる先生は (私が画家として認めるのはゴッホとセザンヌ だけだね) と言っておられたが。。。。

宝石のようにきらきら輝く先生の絵は 僕から見て 決して セザンヌ・ゴッホ に見劣りするものではなく、品格では彼らの絵を超えていたようにすら思う。


(死ぬ前に すべての絵を焼き捨ててしぬつもりだよ)

お茶を飲みながら言っておられた先生はもう鬼籍にはいられた。先生のことだから実行されたに違いない。あの宝石のような絵画は全て由布岳の煙のように空に消えてしまった。
http://kafuka36.blog104.fc2.com/blog-entry-31.html


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/686.html#c9

[不安と不健康18] 「低糖質・低インスリン・高ケトン・活性酸素フリー」が人類を覚醒させる! BRIAN ENO
2. 中川隆[6650] koaQ7Jey 2017年2月11日 19:53:00 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7110]
糖質制限すると脳がやられて知恵遅れになるんだよな

「ケトン体」は正確には脂肪は糖分にはなりません。

糖分に似た働きのケトン体というものに、肝臓で変換された後、脳へ運ばれ、エネルギーをつくりだすのに利用されます。


マヌケな投稿者 BRIAN ENO のために教えて差し上げましょう。


お前が言っているケトン体だが、このケトン体は人で言えばほぼ極限状態(飢餓状態)の時や、糖が利用されない(糖尿病)の時に、脂肪から分解された脂肪酸が、肝臓におけるβ酸化という過程によって作られる。

そしてこれが、心臓や脳に運ばれる。

つまりケトン体によるエネルギーの産生は、糖尿病によってインスリンが分泌されず糖が利用できない場合などを除き、健常人では飢餓状態(絶食状態)という、他にどうしようもない時に産生されるわけだ。

そしてお前のもう一つバカなところは、

このケトン体、非常に生命を脅かす危険な物質で、糖尿病患者では有名な、糖尿病性ケトアシドーシスと呼ばれる、体内の血液pHが酸性に傾き、昏睡状態に陥る病態の原因物質である。

ということを知らないことだ。

つまり、ケトン体をエネルギー源にするような状況では、生命自体が非常に危険な状態と言える。


他にも説明したいことは山ほどあるが、こんなことも知らないで、よくもほざけたもんだな。

どっちが「無知」だったかわかったか?

お前のその足りない脳みそで、もっとよく勉強してから非難するんだな!
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14149485104;_ylt=A2RAqaaG8s9WADwAjfLaaAB8


胎児は栄養源の多くを胎盤を通って供給される「血糖」に依存しています。
妊娠中、母親のからだは血糖を胎児に優先的に送ろうとするので、自分自身のエネルギーを補うために脂肪を分解して遊離脂肪酸を作る働きが、普段よりも活発になります。その結果、ケトン体が増えます。

 また、妊娠の初期にはつわりのために食事量が減ったり、脱水状態になりやすくなり、それらもケトーシス、ケトアシドーシスを促す原因です。


妊娠糖尿病が妊婦にもたらす合併症の中でも、もっとも重篤とされるのが「糖尿病性ケトアシドーシス」です。どのような病気で、母体と胎児にどのようなリスクをもたらすのか。詳しく解説します。

糖尿病性ケトアシドーシスが危険な合併症とされる理由

糖尿病性ケトアシドーシスは「糖尿病性昏睡」の1つで、早期に適切な治療が施されないと死亡率がおよそ10%にも及ぶ危険な合併症です。また、妊娠中に発症すると、胎児死亡が22〜35%の頻度で起こるため、十分な注意が必要です。


ケトアシドーシスとは

すい臓から分泌される「インスリン」というホルモンが不足すると、血液中のブドウ糖(血糖)がうまく利用されず、高血糖状態になります。ブドウ糖は全身のエネルギー源として使われる物質なので、体はブドウ糖を利用できないと、代わりに脂肪を分解してエネルギーをつくり出します。その際に「ケトン体」という副産物が生産されます。

通常、ケトン体は尿などから徐々に排泄されますが、量が多いと血液中に溜まってしまいます。このように、血液中にケトン体が多くなっている状態を「ケトーシス」と言います。

ケトン体は酸性の物質なので、ケトーシスになると、本来はアルカリ性の血液が酸性に傾いてしまいます。血液が酸性になっている状態を「アシドーシス」と言い、その原因がケトーシスの場合を「ケトアシドーシス」と言います。


糖尿病性ケトアシドーシスの症状

ケトアシドーシスの状態が強くなると、口渇(こうかつ)、多飲、多尿、脱水症状による頻脈や低血圧などの症状が現れます。さらに悪化すると、呼吸困難、速く深い呼吸(クルマウル呼吸)、嘔吐、強い腹痛などの症状を経て、昏睡状態に陥ります。適切な処置が遅れると死に至ることもあるので、少しでもおかしいと感じたら、一刻も早く医療措置をとることが大切になります。


妊娠中の糖尿病性ケトアシドーシスを防ぐために

妊娠中のケトアシドーシスを防ぐためには、高血糖をできるだけ防ぐとともに、食事の間隔が開きすぎないようにして、空腹の時間帯を減らすことが大切です。というのも、妊娠中は、空腹時は母体の血糖が胎児のエネルギー源として優先的に使われるため、母親自身は脂肪を分解してエネルギーをつくり出さなくてはならず、ケトン体の産生が増加しやすいためです。

よって、1日の総摂取エネルギー(kcal)を朝・昼・晩の3回ではなく、6回くらいに分けて食べるとよいとされています。また、ケトーシスが起こりやすいのは朝食前なので、夕食から翌日の朝食までの時間が長い場合は、夜食として乳製品など、血糖値をゆっくり上昇させるものを食べるようにしましょう。
http://www.skincare-univ.com/article/011356/

http://www.asyura2.com/16/health18/msg/393.html#c2

   前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 中川隆 koaQ7Jey > 100009  g検索 koaQ7Jey

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。