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2011年10月16日14時11分 〜
コメント [原発・フッ素7] 厚生労働省、放射能汚染された食品のウランやプルトニウム許容量まで設定-厚生労働省 民兵
41. 2011年10月16日 14:11:09: sgolhP60mA
ストロンチウムがないのはなぜ?   横浜で検出されたのに。
http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/779.html#c41
コメント [原発・フッ素17] 世田谷弦巻、4.699μsvのミニホットスポット周辺で、こどもの紫斑病や肺の疾病報告がきています。(木下黄太のブログ ) こーるてん
50. 2011年10月16日 14:14:07: NodX7mlNdc
41です。44さんありがとう。
この領域はひろくふかく現在形で研究が集中しているのだと知りました。短い言葉ではきっと無理なのだろうと、思いますが、できるだけわかりやすく答えてくださったのだと思います。やはり、良識的専門家に頼るところが大変に大きいことなのだと思いました。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/442.html#c50
コメント [原発・フッ素17] 子供ダシに…風評広める「プロ市民」 あややの夏
44. 2011年10月16日 14:14:16: NT5AUxf976
プロ市民でも、放置ラジウムの発見に貢献したのだから
それなりに役に立つ時もある。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/495.html#c44
コメント [経世済民73] ウィキリークス: TPPは「日韓潰し」 1984
112. 2011年10月16日 14:17:34: ygKymTIF6o
■前原誠二は爪の先まで従米のバケモノ。前原を早く消さないとえらいことになる。

『亀井氏が前原氏のおばけ発言批判』
   ↓
http://news.nifty.com/cs/domestic/governmentdetail/kyodo-2011101601000154/1.htm

−−−−(引用します)

民主党の前原誠司政調会長が環太平洋連携協定(TPP)交渉参加への慎重論をめぐり「事実に基づかない恐怖感がある。私はこれを『TPPおばけ』と呼んでいる」と発言したことを批判した。交渉参加に反対する立場から「前原さんは事実関係を知らない」と述べた。

−−−−−

前原はTPPを理解しようともしていない。

なぜなら、前原は民主党の米国傀儡議員だから米国の言うとおり繰り返すだけ。

●前原がこのまま生き続けたら日本が壊される。

米国と仙谷は前原を次期首相にしようと考えている。

しかし、前原は中国へ行っては中国国内で米国礼賛演説をして顰蹙(ひんしゅく)を買い、米国へ行っては日本国内でまともに議論もされていない改憲意見までぶつ。本当に米権力べったりで精神的にぶっとんでいる。

こんなのが日本のリーダーなんかやることになったら日本は完全に米国の植民地になる。

せっかく角栄さんが中国との国交回復をして自立した外交に少しずつ移行できるようにしてくれたのに、そしてそのおかげで経済的にもいい関係が築かれつつあったのに、時間を逆にまわそうとしている。

そもそも前原は外国人献金と闇献金のダブル献金問題で真っ黒なはずだ。
早くしょっ引いて公民権停止にしないと日本が壊されてしまう。

どう見ても前原は日本人ではない。
http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/584.html#c112

コメント [原発・フッ素17] 子供ダシに…風評広める「プロ市民」 あややの夏
45. 浅見真規 2011年10月16日 14:18:47: AiP1TYI88G3dI : rt2iPaSeMk
本来は公正で正確な情報を開示・伝達すべき政府や専門家やマスコミが虚偽の
安全デマを垂れ流したり、必要な危険情報の開示を怠ったりしたのが福島第一
原発事故で発覚したのだから、理系の高等教育を受けていない者が不信感に陥って
必要以上に恐怖心をいだくのも無理は無い。

危険情報の開示を怠ったマスコミが反省もせずに、理系の高等教育を受けていない
民間人が不信感から必要以上に恐怖心をいだく事を批判するのは、マスコミの
社会的責任を考えると問題である。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/495.html#c45

コメント [Ψ空耳の丘Ψ60] 進化を求める私(その63)・日月神示の研究・大洪水と「江戸が武蔵野に還る日」 元伊勢80社
08. 2011年10月16日 14:24:25: 4EQmyLJSJY
追記

世間では・・・2011年11月11日が 危ないと言っておられるようですが。

たしかに 11月は旧神無月に入りますので気にはしてますが、11が三つ並ぶと

巴(ともえ)になり、太極では無くなり 中和、中結び、和合に至るので

単純に見れば”ガセ”では無いかと思います。 

客観的にみれば 仮の想定日、11日より前に起これば 慌てる事うけあいかと思います。 

いつ何時も、心構えが試されているようです。これは幾度か練習がありましたが本番がいつ来るかは判りません、抜き打ちテスト見たいです(懐かしい)。

ウオッチャー
http://www.asyura2.com/11/bd60/msg/225.html#c8

コメント [経世済民73] “素人”がネットで集まり計画 東京占拠デモ「明確な目標生まれにくい」  反格差デモ:欧州にも拡大 ローマでは一部、暴徒化 sci
01. 2011年10月16日 14:26:32: M9TuMDuxLM
反日デモに参加する社民党の服部。
http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/626.html#c1
記事 [原発・フッ素17] 新聞が報じない飯舘村の現実「もう被曝しちゃったから遅いっぺ」 (日刊ゲンダイ) 
新聞が報じない飯舘村の現実「もう被曝しちゃったから遅いっぺ」
http://gendai.net/articles/view/syakai/133048
2011年10月8日 掲載 日刊ゲンダイ


 マスクも着けず、草むしりをする人々

 9月末、福島市を訪れると、ほとんど誰もマスクを着けていなかった。駅前の線量は1時間当たり0.4〜0.6マイクロシーベルト。以前に比べて劇的に下がったからだろう。
 福島駅から直線で東に約12キロの地点にある伊達市霊山に向かった。高線量のため一部避難措置がとられた場所だが、国道沿いを走ると平常通り営業している店がいくつもある。果樹園には「桃宅急便」というのぼりが立ち、色づいたリンゴが鈴なりに実っていた。リンゴの木に近づけて空間線量を測ると3マイクロシーベルト前後もあった。ちなみに3.8マイクロシーベルトは年間20ミリシーベルトになる。1日8時間外にいた場合の試算である。だから、ちょっとならば大丈夫だろう。そんなふうに考える人々が実は多い。果樹園の近くには関係者らしい若者がいた。もちろん、マスクを着けていなかった。
 計画的避難区域に指定されている飯舘村にも行った。墓参りのために一時帰宅している人たちが大勢いた。村人はふだん通りの格好で、防護服はおろか花粉症用のマスクすら着けていない。
 草刈り器を使って沿道の雑草を手分けして刈っている村人たちを見た。作業は5、6人。50〜70代の男女が中心だ。動きやすい作業服や雨がっぱに軍手に長靴という野良仕事スタイル。作業現場の空間線量は4.7マイクロシーベルトで、刈った草の上にガイガーカウンターを置くと8.54マイクロシーベルトになった。記者は防護服と防塵マスクを用意していたが、自分だけ装着することはできなかった。
 村役場の広報には「草刈り作業における放射線対策について」という文書が掲載されている。「作業時間は1日あたり2時間を超えないこと。マスク、帽子、手袋は必ず着用すること」と書いてあるが、守られていない。
「最初は気にしてたけど、被曝しちゃったんだから、もう遅いっぺ……」
 草刈りに励む50代の女性はこう言った。
 3月15日、大量の放射性物質が飯舘村に降り注いだ。このとき、村人は何も知らされず、外で遊んでいる子どももいた。
 佐藤ひろ子さん(56)は一時帰宅のたびに玄関先を除染する。
「毎週帰るたびにママレモンかけてるのさ」
 年配の人の中には自宅に帰るつもりになっている人は多い。
(取材・西牟田靖)


http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/526.html

コメント [原発・フッ素17] 荒川区の西川区長は「区民より東京電力が大事?らしい・・」(東京新聞こちら特報部10/15・全部書き出しました)  赤かぶ
08. 2011年10月16日 14:33:38: mAKWjxKjsw
5です 7さん 金がかかるからやりたくない ではありません。

サンパール荒川でのある会合に参加した人の話 西川区長は
「もし測って悪い数値が出たらどうするんだ
 そうなった時の対応を決めてから測らないと大変な事になる」
と言ったそうです。
大きい数値が出るかもしれない、と思っていたんでしょう。
そういう話を聞くルートがあるってことかも。
この区長ホントにやばいかも。

http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/520.html#c8

記事 [近代史02] 「わび」 「すき」 茶の起源 (八切史観 野史)
http://www2.odn.ne.jp/~caj52560/tyanoyu.htm

=転載開始=

                茶の湯は死の儀式

 【千利休】

 千利休(1522〜1591)父与兵衛亡き後19歳に与四郎の名から千宗易と改名。家業の乾魚問屋をつぎ、25歳の時長男道安をもうけ、後同年生まれの少庵を連れ子にした宗恩と再婚。天正19年に大陸遠征の後顧の憂いをなくすため山上宗二につぎ、家元の彼も秀吉に殺され、妻宗恩も石田三成の兄木工頭正澄に蛇牢で拷問死と「兼見卿記」には出ている。

 「千」の姓は、先住民族の「先」をとったものである。今でも出雲大社や隠岐の神主の苗字になっている。「安来千軒」というのも数多く家があったというのではなく、先住民地帯を指すのである。さて文禄四年八月と言えば、追捕を怖れて逃げ隠れしていた千少庵とて五十歳である。そして利休と今では呼ばれる宗易が殺された時は四十三歳。なのに柴野大徳寺を訪れ仙岳宗洞に対して、「利休とは何どっしゃろ」と質問。それに「あんさんの親父のことやないか」と答えたのが尤もらしく「利休号頌」の一輔となって裏千家の宝物として現存。

 またそれから十年後に、秀吉が死んだのでほっとして宗易の実の倅の道安が、飛騨の高山から戻ってきて、やはり春屋宗園を訪れて、彼に同じように不思議そうに、「いったい利休とは何や」と聞きに行ったと國學院派の茶道具歴史の大先生は<一黙稿>なる本に入っている話しだから真実なりと説明する。

 しかし、ともに四十三歳の時まで父とは一緒だった腹違いの二人の倅共でさえ知らなかった利休名は、とても生前の天正十九年までは実在しなかったものと見るしかなかろう。つまり「利休の手紙」等という本もあるが、手作りつまり贋作ものと見るべきだが私が読売新聞の連載や「茶の湯は死の儀式」で明白にしてから、道具やさんに出回っている昨今の物は「休」一字署名のものが多くなってきた。というのは生前の宗易夫妻と親交のあった吉田神道の神祇大副だった兼見の日記にも、皆彼の事を「理休」としているゆえ、利休署名は作り物だと証明されたからであるらしい。

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 それまでの茶というのは、足利時代から卓を囲んでの茶は、中国渡来の唐茶で、道具類もみな明国の舶来品に限られていた。
 
 それなのに、堺の皮屋松屋らが始めだした新しい茶湯を、千の宗易が引き継ぐに当たって「ささら衆」と呼ばれるヤ衆の者らに、竹細工で茶筅、なつめ、花挿し、まで作らせて売り捌きもした。だから茶道具商売の者らが、「ただみたいな竹で作った物を高値に売りおっが、死ねば儲けもふい、利は休みじゃろう」と冷やかして死後に付けた渾名らしく、「名利共休」とか「名利頓休」等と苦し紛れの引用もされるが、これらはみなこじつけにすぎない。

 利休居士の名を下賜された旨が「顕如上人貝塚御座所日記」にも出ているが、後年の加筆であろう。伝奏役でそうした扱いの担当官だった公家の、「吉田兼見卿記」には一行も出ていない。つまり、世界に比類なき宗教的とも言える日本独特の家元制度。それは茶道具で儲ける商売人や、その御抱え歴史屋が結託して、勝手に虚像を開祖にして神聖化しているだけの話しである。

 現代の差別被差別制度が一般化したのは足利後期からである。だから当時としては「御先祖足利尊氏様の創業に反対し邪魔した悪党共の子孫を区別地に入れてしまえ」となったから、明治までの未解放地帯には、菊水とか楠木、湯浅、新田、足助の地名が何処にも残っている。ドイツ人アドルフ・リースによって指導された明治史学は、楠木正成らだけをスター扱いにし、銅像にもしたが、俄か歴史屋共の悲しさで、その子孫や郎党の末裔の解明は全くなされていない。さて、十五代続いた足利時代にあっては、旧南朝の方の子孫だけでなく、反仏教派の神信心派が居た。「祇」と呼ばれる拝火教徒も同じ扱いをされ「えびす」として区別していた。

 堺は今でこそ町名が普通についているが、幕末までは一括して「えびす島」と呼ばれ、町割りは東西南北を上に付け、各町ともにエビスがついてよばれていいたのは古地図で見ると明白である。つまり幕末までは特殊部落の土地だった。

さて、今で言う官途にこのエビスの者が就こうとすれば、後年の踏み絵のごとく、頭を丸められてから「ナムアミダ」をくり返し唱えさせられてから、その名も○○阿弥、というように転向者と判るように付けられた。それでも警戒されて武士には登用されず、活花、画師、などの無難な役目に限られていた。何しろ自由人として商売するには、官界に渡りをつけるしかないのは、今も昔も変わりない、まこと体制べったりでなくては生きて行けぬお国柄が、この国である。
堺の者は別に足利家に仕えるためでなく、足利家の三好衆によって阿弥名を貰い、商売をしていた。勿論限定職業である。
利休とよばれる宗易の祖父にしても「千阿弥」だった。「同朋衆」と呼ばれたのは、えびすから常人扱いされ、彼らも同胞並になった衆との意味である。しかし織田信長の出現で世の中は変わった。下克上という世変わりである。

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 近江八田別所出身の後裔で、拝火宗の多い尾張を地盤にのし上がった彼は、商売の権利をヤ衆にだけ許可し、三好衆庇護で勝手に商売している堺に対しても、蜂屋頼隆らのヤ衆を差し向けて、これまで勝手に商売していたのはけしからん、と今までの落とし前に二万貫の請求をした。が、限定職業の皮革業や魚屋、染料屋、鋳物屋の堺では、信長がヤ衆に商売を限定し、ヤ号をつけさせ、近江屋、尾張屋とさせているのが判明すると、自分らも元来はヤ衆だからと妥協した。

 信長も後に堺とマカオ間に硝石輸入のため、海流を利用して年一回の定期航路を開くぐらいだから、堺衆が竹で茶筅を作り出すと、次男三七の後の信雄に「茶筅丸」と命名している。己の前頭部が禿げ上がってくると残りの毛を棒のように立て、茶筅髷と名づけて流行させた。信長としては「天下布武」の計画に彼らの協力を得るための、同族間の信頼獲得の手段だったろう。

 信長が死に秀吉の代になると、利休こと宗易宗恩夫妻を叛乱予備罪で刀狩りの後で始末し、その与党を区別地へ押し込んだ。ゆえに今でも岡山当たりでは未解放地を「茶せん」とよんでいる。堺衆の者たちが、かって心ならずも、先祖が阿弥を名乗ったのを恥じらい、詫びの茶を始めたので、信長は自分も応用する事にした。(現代はワビ、サビの茶として権威あるものとされる。が、虐げられ続けた原住民が、悪党と罵られながらも武者働きして、一城の主になったり、商人として成功し、店の一つも持てる身分となった。祖父や曾祖父の頃までは山間僻地で苦労してきた、その頃を忘れぬように反省し互いに協力し励まし合うため、侘びしく静かな、先祖を偲ぶ寂しい茶湯。この精神がワビ、サビの由来である)

 なにしろ戦国の世である。かっては忠誠を誓い、長子新五郎に信長の重臣明智光秀の長女を貰い受けた荒木村重でさえ、美童の万見仙千代を信長が奪ったとなると、叛乱してくる時勢である。「いくら血判を押させたり、神祇誓文を呑ませても口先だけの忠誠など信用できぬ」と信長は茶室から逃げ出さぬようにし「にじり口」と呼ぶ狭い出入り口を考案して、忠誠を申し出て来る者らを集めると、

「わしが点てる青茶を服すがよい」と試験をするのに応用した。古今東西木の葉は植物で、茶の葉も摘んで干して日が経てば枯れて黒ずむものである。だから眼前の青茶を見て(銅鍋にわく緑青でも混ぜなくてはこう青黒くなるものではない。うかつに一気に飲みほしたら腹が痛み出しておっつけ死ぬかもしれんぞよ)と皆怖じ気を震い、ゆっくり三口にも四口にも分けて服用した。つまり茶席が今も厳粛なのは、死の儀式でもあったからである。

 亭主と呼ばれる側は茶をたてるだけで、「乾杯」と絶対に一緒に呑まぬのは、茶席に招くのはなにも互いに親交を温める為でなく、御馳走するのでもない。ただ忠誠心をテストする試験だからである。さて緑茶はそれ程には猛毒ではないが、胃腸疾患のある病弱者は死んだ。伊達政宗が小田原陣へ降参をし、忠誠を誓いに行った時も、先ず底倉で青茶テストをされたが、若くて元気がよく無事であったという。それゆえ始めは本家本元の堺衆は順繰りに、茶頭の亭主役から、かって阿称名を貰った者やその子や孫が服用し、時に胃弱な者が、それでばったり急性で倒れたりすると「たたりじゃ」と先祖に対するお詫びの茶の意義を強めた。
信長を真似た秀吉や家康も風流や数寄ではなく、あくまで自己保全のための信頼テストに利用し、やがて武家社会に広まったのだ。

「わが母は亡き後奈良帝の寵を受け身ごもって尾張へ戻って産んだのが、この秀吉である」と時の正親町帝に譲位を求め、皇太子誠仁親王が邪魔だからと、はしかと言う事にし急死させた秘話は、奈良興福寺の多聞院英俊が書き残している。
しかし、天変地変が次々と続いて「故親王の祟りなり」と山科言経に言われた秘話は私の「真書太閤記」「秀吉と女たち」に詳細。
秀吉も十六世紀では迷信には勝てなかったのだろう。「やむをえぬ」と親王の忘れ形見の後陽成帝を立てはした。
だが折角京の中心を取り壊し、己の新御所にと建てた聚楽第が無駄になるからとそこで秀吉は大陸進攻をを考えた。

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【紹介者・補記】
秀吉の野望は自分が天皇になって、豊臣天皇として新皇統確立を目指したものと思われる。公家とは元々が大陸からの征服者の系統だから、大陸に帰ってもらう。だから朝鮮は通り道としただけで、占領する計画は無かったと思われる。侵略を美化したり正当化するつもりはないが、世に征韓の役と言われるものの実体はこうなのである。秀吉はライバルであった明智光秀が、信長の急死の後、征夷大將軍の勅をかしこき当たりから貰っていたという事実があったので、その後塵を拝すのを嫌って「それならわしは天皇になったる」となったのだろう。

大陸系の公家連中を排除するのに、なにも大陸進攻までしないで、隠岐や対馬へ島流しにすれば済むようなものだが、大明国突入という無謀な戦争を起こした事は失敗である。しかし秀吉も日本原住民系の出身だから、占領され、奴隷化されていた民族の復仇戦と見れば頷けるものがある。
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 「帝には北京を中心に四カ国、公家の連中にも向こうで一国ずつ進上し、日本は秀吉の国となす」と遠大な計画をたてた。
さてそうなると、後顧の憂いを取り除き挙国一致体制をとる必要が出てきた。その為に先ず叛乱防止のために刀狩りと称し、密告制をとって庶民の武器を没収した。さて、五世紀から七世紀にかけて大陸から進攻してきた連中が、白人がキリスト教をもって有色人地帯を押さえたように、西方極楽浄土の教えを持ち込んだのに対し、日本列島の原住民どもはこぞって次々と反抗した。

 山中や離島へ逃げ込んだ彼らの子孫が、足利期にできた被区別地の末裔と一つになった。アメリカで南北戦争の後、解放奴隷のアフリカ人が追われてインデアン居留地へ逃げ込み合体したのと同じ事である。そして、「山がつ」と呼ばれる山者はウメガイとよぶ彼らの山刀を「ささら」といわれる竹細工の箕の直しも、青竹割の刃物を商売道具として、秀吉の命令を聞かず手放さなかった。

 さらに、京の周辺の桂や白川の者らも堺の者と共闘体勢までとりだした。「これでは従来の古ぼけた御所の代わりに建てた聚楽第さえ、大陸遠征の留守の間に奪われかねぬ」と秀吉は、まず堺衆の山上宗二が八瀬大原の者らと結託していると聞き、召し捕って拷問にかけ「しゃつら見るだに憎々しい」と耳をそぎ、鼻を削った生首を見せしめに堺のえびす口の門へさらさせた。
つまり利休こと宗易が、かねて竹細工の道具や瀬戸のカトウ衆の同信心の者らに焼かせている黒碗を、彼が高値で売り捌いているのは、彼らの軍資金集めのためと密告があったからである。

 通俗歴史は、秀吉が利休の娘に惚れたのに拒まれたから殺したと説明し、その「お吟さま」で直木賞を取った人もいる。
 しかし彼女は未亡人ではなく万代屋新太郎宗安という、れっきとした夫と四人の子も居たのである。少女趣味というか十代の若い娘が好みであった秀吉が、四十に近い女への横恋慕はおかしい。今も昔も男の好みはそうそう変わるものではない。

 資力や人望からみても、利休こと宗易が反乱軍に担がれるものと秀吉は見たから殺したのだし、妻の宗恩が蛇責めの拷問で死んだのも、今で言う地下組織を白状させようためではなかったかと「利休殺しの雨が降る」に私が書いたのは、当時の伊達家の「鈴木文書」に、「戻橋に八付にされる」の一行を見つけたからである。それで徹底的に調べだした。

 張付と呼ぶ死刑方法は信長がキリストの画を見て、始めて真似させたものだが、手首や脚は荒縄で縛っての刺殺だった。ところが秀吉の代になって寺側から政治献金を受け取り出すと、反仏教系のヤ衆とかハチと呼ぶ日本原住民系の処罰には、手足を縛らずに太釘で打ち付ける残酷な方法を始めた。これを八付とよんだ。

 木像とはいえ釘を打ち付け曝したというのは、秀吉が彼を原住民子孫の過激派とみなした証拠である。茶湯開祖として温厚なワビスキの利休居士は後年の儲けんがための者らの作為で、実像はレジスタンスの指導者だったらしい。大陸遠征準備に新開発のチリ−硝石入手のため呂宋へ助左を派遣したものの失敗した秀吉は、従来通り島原の口の津で硝石輸入をする必要上、交換輸出に原住民系の人間狩りを徹底的にやったらしく、それへの反撥が日本原住民系の神祗の連中の不穏な形勢になったらしい。でないと、ここの辻つまが合わない。

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 寺の都と呼ばれる程、京では各宗の寺が多い。観光バス廻りの現代では、石庭とか山門や色んな見せ物で拝観料をとって収益をあげる。しかし昔は、暇にまかせて筆のたつ坊さんが、もっともらしい由緒書を作ったり、空地に有名人の墓をたてて檀家や参詣人の布施を狙った。
 仏教嫌いで、武田攻めでは生きながら僧侶をみな殺しにしたり、竹生島で寺詣りをした待女たちを憤り並べて手打ちにし、「終生、復興まかりならぬ」と比叡山では僧俗一人残らず全山の者を殺掠した信長の墓が、京花園妙心寺にあるのでびっくりしたが、観光客呼び寄せに、座頭市の墓を笠間にたてるのと同じで、儲けるためには真実の歴史は何もないのが日本人の国民性であるらしい。 

 茶せん髷をたてた信長が仏教嫌いであったように、利休こと理休も反仏であったことは間違いない。となると、各寺にある利休関係の由緒書は、いくら国学院教授のお墨付きでも真偽は問えない。だから茶人に尊重される<南方録>のごときは、常識をもってみるなら噴飯ものである。「茶湯」を由緒あるものにするための、その途ではバイブル扱いであるのは、道具の型録にコジつけだけ。
 よって本当に心ある歴史家は問題にもしていない。そもそも茶湯とは南北時代には、ばさら茶とよばれる闘茶であった。
 足利期では「書見台子」などと勿体ぶっても、しょせんは賭奕、蓋をとって茶柱が立っているのが勝ちという賭茶。各寺で開帳して一割づつの布施をとったのが,バクチの寺銭の起源。そして、『花園天皇記』や『師守記』にもあるし、『看聞御記』には、親王さまが一茶やるべえとギャンブル通いをなさった記載さえある。今日の「イッチョヤルベエ」の語源である。 

が、庶民は寺へ入って賭けられぬから門前の店で丁半ならぬ茶柱博奕をやった。つまり腰掛けるから掛け茶屋となったのは後年で、賭け茶屋が起りである。これに対して神祗側でも、儲かるならと、赤い唐茶は仏教側ゆえ青茶を考案して、その混合がトガノオ産と他との割合を当てさせる「本非」とか「四種十服の勝負」といったのを始めたが、寺側のように固定客層がいないから、八坂神社あたりは弦召とよばれる下人が客引きに加茂川べりまで出かけた。これが今日でも使われるポン引きの語源だし、加茂で拾ってくるゆえ、「カモ」と上客をよぶのも今なお残っている。 

 つまり茶湯の起源は、今いうような高尚なものではなく、初めは賭奕。後には忠誠心テスト用で、現代では花嫁修行と恰好よくなっている。硬質陶器のノリタケチャイナが出来たのは明治になってからで、ただ土をこねたきりの信長や秀吉の頃の茶碗が、地震国の日本にも多く残っているというのは眉つばものだが、道具商とか御用歴史屋が各派の家元と組んで、もりたてて今日に至っているのである。日本では歴史は真実を追究するものではなく儲けの道具。

 吉良上野介といえば芝居の仇役だが、今日の茶湯を考えたのは彼である。千宗恩の連れ子の少庵が跡目をつぎ、その子の宗旦、宗佐と続いたが、仏教を国教にと神仏混合令をだして徳川綱吉の代になると、反仏派の千家では困る。そこで後西帝を退位させ幽閉した時に京の公家達へ、妻三姫の実家上杉家の金をまいて人気のある彼へ、柳沢吉保が体制側の茶道を作らせた。 

 それまでは青茶だけを服用するのだったのを、甘味を初めに口中へ入れて胃壁に防幕を作り、ゆっくり三口半に啜って、残りの甘味を胃へ送りこんで中和させるという、絶対安全な喫し方を考案したのも吉良だし、千宗易の血統という千宗室を探してきて、今日の裏千家を創立させたのも上野介である。つまり、このために、まだ知らぬ人も多いが、 「茶」ではなく抹消の「抹」をつける抹茶に関しては今でも厳然として吉良に権利があって、「転茶」とか「天茶」と称する混合する為の製品は、現代でも三州の愛知県西尾町吉良が出荷権を握っていて、各地の茶問屋は吉良から仕入れねばならぬ不文律が業界では定まっている。
 
なにも吉良上野介が生前に善政をしいたから三河では「忠臣蔵」の芝居を上演させないのではなく、現代でも抹茶の利益で儲かっているから吉良さまさまなのである。コーヒーや紅茶と違って、泡消化器や粉石鹸に入れる泡の原料のポエムや硫酸ナトリウムの加工物を入れる抹茶は、非衛生的であると外人には嫌われる。日本に来て活花を習うのはいても、抹茶をやるのは絶無である。

 三船敏郎が海外向きに製作した映画で失敗したのも、野立ての会で抹茶を喫する場面が愛想をつかされ、向こうの配給会社にそっぽをむかれたゆえと伝わるのも、むべなるかな、そのせいである。

 いわゆる利休が茶道の祖なら表千家が栄えるべきなのに、今も裏千家が取って換っている。
 幕末まで唐茶でない青茶は限定地栽培で、狭山事件で有名な狭山とか久能別所の清水と定まっていた。
また、堺を自由都市と歴史家は説くが、今の香港とは違う。えびす地はどこでもそうだったが、堺も除地として幕末まではずっと領主や代官から干渉されず年貢をかけられずにすんだのである。<野史辞典>には、サカイ人なるものの別個の研究すらもでている。

(終わり)

=転載終了=


http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/560.html

コメント [原発・フッ素17] ストロンチウム 1カ月前、市民が情報 「一蹴された」 (東京新聞) 潜艦トマト
02. 2011年10月16日 14:38:34: qZWQzbG9Ac
> 大場茂美副市長は「ストロンチウムについては、試行錯誤していた。

いや、絶対ないってことで動いてたんだろ。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/497.html#c2

コメント [音楽3] フォリナーで「コールド・アズ・アイス」 BRIAN ENO
03. BRIAN ENO 2011年10月16日 14:38:36: tZW9Ar4r/Y2EU : 2aMGYmhAyE
Foreigner - Cold as Ice 2008
http://www.youtube.com/watch?v=AQaCy2lgb0I

FOREIGNER -COLD AS ICE (LIVE)
http://www.youtube.com/watch?v=wHPuCTb1D6o&feature=related

削除されていました。上記をクリック願います


http://www.asyura2.com/10/music3/msg/593.html#c3

コメント [原発・フッ素17] 子供ダシに…風評広める「プロ市民」 あややの夏
46. 2011年10月16日 14:40:22: qbVOVEn7mI
>なぜ同じ日本人として福島の苦しみを共有しようとしない

実害の被害者を、風評の加害者にすりかえる原子暴力村のレトリック。

原発利権の加害責任を問わず、その被害を無関係な第三者で共有しろということの理不尽に気づけないらしい。

こういう論者にとって、日本人であることは同じ屋根の下に暮らす家族と同義になっていて、日本国民は等しく天皇の「赤子」であるという暗黙の了解が存在していることが多い。
しかし、本人にはほとんど自覚がない。
要するに、同調圧力を盲目的に是とする戦前への回帰である。

こういう論者の精神は、自他の区別が未分化の状態にあるのが一般的である。
ママとボクが未だ判然と区別できないボクちゃんの世界観である。

そんなことも手伝って、日本人12歳説を地で行くような原子暴力村仕込みの責任転嫁が、3Kゴミ売り新聞のお眼鏡に適ったということか。

大手マスゴミ各社は原発から半径50キロ圏内への立ち入りを「自己規制」していた。
ジャーナリズムをかなぐり捨て、結果的には「危機感を煽るだけ煽」ったことになる。
天に唾することにさえ気づけない大手マスゴミは脳死しているのである。

土砂降りの雨の中、原付きで逃げ回った不肖・宮嶋も同じ穴の狢。
同じカメラマンでも、原発事故調査と報道のために、事故直後いち早く福島入りした広河隆一氏とは、対極に位置する。

>おのれは安全地帯にいて危機感を煽(あお)るだけ煽る。
>汚染されとる、アブナイとヒステリー起こし、風評被害拡大させとんのはどいつや!

何をおいても、まずは原子暴力村による情報隠蔽工作と、それに追従するマスゴミへの不信の結果として引き起こされた社会不安のためである。

http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/495.html#c46

コメント [自然災害17] 地震にご注意ください(カレイドスコープ) 急にラドン濃度が減少したので、危険だとのこと。東日本大震災前にもあった。 スカイキャット
04. 2011年10月16日 14:40:49: DdbHwyLv4A
3.11の直前にもこのような現象がみられましたのことでありますが、今回のように具体的に併記していただけると、ラドン濃度の増減状況と震源との距離や、増減状況とマグニチュードの関係など、充分な知識がないまま読んでいる私のような者が3.11間直前との比較もしやすくなり、多くの方々に対しての注意喚起にもなりやすいのではないか。と思いました。お知らせいただき、ありがとうございました。
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/584.html#c4
記事 [原発・フッ素17] 原発なくせ 福島大集会に賛同205人 10・30 青木功さん・小山内美 「しんぶん赤旗」

2011年10月16日(日)「しんぶん赤旗」
原発なくせ 福島大集会に賛同205人
10・30 青木功さん・小山内美江子さんら

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-10-16/2011101601_04_1.html

 「原発なくせ」の思いで共同するさまざまな労組・民主団体で結成した、「なくせ!原発 安心して住み続けられる福島を!10・30大集会 インふくしま」実行委員会は15日までに、大集会の賛同者をまとめました。プロゴルファーの青木功さん、ドイツ文学者の池田香代子さん、作曲家の池辺晋一郎さん、脚本家の小山内美江子さんら205人が名を連ねています。

 「ふくしま大集会」は、放射能汚染から子ども・県民を守ることや、あらゆる被害・損害の賠償、福島原発の廃炉と原発エネルギーからの撤退などを国と東京電力に求め、運動と世論を広げることを全国に発信する目的で開かれます。

 実行委員会は、集会の成功へ向けて、学者、文化人らさまざまな著名人に、賛同者となってくれるよう要請してきました。

 青木さんは「ふくしまを返せ、平和を返せ、と声を大にしたいです」とコメントを寄せました。

 池辺さんもコメントで「人間が自らつくったもので自らを滅す動物か、あるいは不条理を乗りこえてよりたくましくなる賢い動物か、それが今問われています。後者でありたいではありませんか!」とのべています。


************************************************************

「なくせ!原発 安心して住み続けられる福島を!」  HP

http://10-30fukushima.sakura.ne.jp/


http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/527.html

コメント [原発・フッ素16] 地中に沈んだプルトニウムの危険 (週刊実話)  赤かぶ
18. 2011年10月16日 14:44:58: sgolhP60mA
話題の地中の隔壁作りは来年になってしまったのに
岸壁近くの海水の放射能測定結果が発表されなくなって、心配です。
問題ない状態なら定期的にそう言って、安心させてほしい。

http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/603.html#c18
記事 [お知らせ・管理20] 二重投稿でした。削除してください。
二重投稿でした。下記投稿削除してください。

http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/527.html

原発なくせ 福島大集会に賛同205人 10・30 青木功さん・小山内美 「しんぶん赤旗」
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/527.html
投稿者 AAA+ 日時 2011 年 10 月 16 日 14:43:14: HRvoVvuTAqkVc
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/346.html

コメント [経世済民73] 何故対中・対韓・対台の貿易黒字が増加し続けているのか〜アジアにおける日本先頭の雁行形態発展〜(みんかぶマガジン) エテ公
02. 2011年10月16日 14:53:01: 64OhElPZSc

企業の立場から言えばそういうことだろう、

しかし日本企業の優位が、即、日本国民の優位となるのかどうか?

企業栄えて国滅ぶってことになりゃせんか


http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/632.html#c2

コメント [原発・フッ素17] <金原ひとみさん>放射線心配、子どものため東京から岡山に あややの夏
05. 2011年10月16日 14:54:46: mAKWjxKjsw
作家だから、どこに住んでも仕事できるし、離婚しても生活に困らない。
これが普通だとでもいうんか。
きみらちょっとおかしいよ。
家も仕事もない所に引っ越すのが、たかが引っ越しって・・・
清水の舞台から飛び降りる位の覚悟がいるのが普通でしょう
それともみんなひとり者か?

避難しなきゃよかった、っていう人の話がどこにもないんだけど
どうも宗教の体験談みたいに、悪い話がないっていうのはうさんくさいな。
報道規制ですか?
放射能安全神話を否定する人が
避難全能神話を作ってる。

http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/524.html#c5

コメント [経世済民73] 「受給者のままでいい」 生活保護4か月連続200万人 に騙されるな こねこねこ
15. 2011年10月16日 14:55:48: JuAUmMYep6
>生活保護に関するマスゴミ報道は嘘だよ。
>「住宅扶助も含めた月12万5000円を受給するが、家賃と光熱費を除くと「ほとんど酒代」。
>ガールズバーやキャバクラに出入りし、2、3日でなくなることもある」
>じゃー後の日々は何を食って生きているの。
>ゴミ箱でも漁っているのかね。
>飢え死にだね。
>家賃を引くと7万円足らず、光熱費だって馬鹿にならないよ。
まず、酒飲むなよ。
光熱費は一人暮らしでどんな生活送れば馬鹿にならない金額になるんだ?
ついでに住宅費とか、不便な場所の公営住宅に入れば、生活保護だと、ほとんどかからんはずだが?

>うちの親戚が老齢と病気で現在生活保護を受けているが、
>一人暮らしで生活費がつき6万足らず、光熱費は馬鹿にならないし、
>食費は一日3食で1000円ほど、風呂は週2回、散髪代も出ないよ。
あんたが面倒見てやりゃいいと思うんだが・・・・・
現役の声優さんで一食の食費が100円でした、という人もいるしな。
いや、本当はもうちょっとかかって120円だったけど。とか。
医療費無料だけでも相当な優遇だろ。


>やはり、ベーシックインカムの導入でしょ。
>世界的に需給ギャップが顕著である。
>機械化、ロボット化、FA、ITの普及・浸透で、労働力を必要としなくなっている。
>日本は機械化・ロボット化・FAをまっ先に推進し、その象徴なのである。

日本企業が海外に工場移転する理由を考えず、
日本に外国人低賃金労働者が入ってくる現実を全く見ない馬鹿が
ベーシックインカムの主論者。


http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/611.html#c15

コメント [原発・フッ素17] 小出裕章「どれだけ、困難な時代をこれから乗り越えていかなければならないのか。経済が右肩上がりもへったくれもない」  赤かぶ
23. 2011年10月16日 14:56:41: 52VqixVNlD
小出は原発の解説をしていればいいのだ。余計な政策など口にするな。
武田さんを見習いなさい。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/516.html#c23
コメント [原発・フッ素17] 東京を占拠せよ!10.15(土)世界一斉デモ 東京でも同時開催 秋場龍一 盗電マン
23. 2011年10月16日 14:59:13: 6mptxRMSZ6
>22 アンケートは設問の誘導次第で変化する。あんたみたいな富裕層はそれで構わないのかもしれないが、就職難に苦しむ若者や失業者の立場も考えてみろ。雇用が海外に大量に移転したらベーシックインカムでもやってくれるのか。それとも棄民、自殺か。円高だというのに日銀は円を刷らない。格差、貧困、ワーキングプア問題はどこに行ったのか。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/445.html#c23
コメント [カルト8] デビッド失脚で変化する半島情勢・yokodo(朝韓は再統一し、中露と極東共同体を形成し、日本と台湾も参加すべきです) 小沢内閣待望論
04. 2011年10月16日 15:00:47: piV5eFmZfN
2ちゃんねるから

895 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/15(土) 23:11:35.41 ID:m+B1kYXM
<ベン英字ブログより抜粋:現在の世界の動き>

ロスチャイルド家はすでに白龍会と会談し、平和を誓っている。
アーミテージも白龍会メンバーにアプローチしてきて、免責特権と引き換えに
ブッシュとCIA派閥について証言した。
ビルダーバーグ会議会長のエティエンヌ・ダヴィニョンを含む幾人かのシニアメンバー、 ルパード・マードック、旧“黒枢機卿”ペーター・ハンス=コルベンバッハ、 バロン・テッセンなどが、免責特権と引き換えに白龍会と共に働くことを約束した。
ディック・チェイニーも免責特権と引き換えに証言すると打診してきた。
ロックフェラーとブッシュの手下だった中曽根も白龍会と接触。
現在、公安トップと取引中。(恐らく免責特権と引き換え条件)
暴力団組長らは免責特権と引き換えに、日本と海外両方からの命令を受けて実行
した今迄の一連の政治家殺害について、パパブッシュやJ・ロックフェラーと彼
らの手下に対しての証言者を提供することに同意した。
創価学会では昏睡状態の池田の後の権力を狙って内部抗争が起きている。
(勝と小沢は組んで、小沢フォロアーの売国奴と共に、創価が管理する巨額資金を狙っている)
日蓮本宗は白龍会をサポートしており、創価に対し本宗に戻れと説得している。
白龍会はもうサバタニアン・マフィアと交渉の立場になく、世界と各国の警察機関が受け持つ。
もう彼らと交渉はせず、後は南ア方式の真実委員会での証言とする。


901 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/15(土) 23:50:49.76 ID:m+B1kYXM>>899
ベンのブログによれば、FRBのドルを刷る際に必要なコードをコントロールする装置がサバタニアン・ マフィアの一味に盗まれそうになって、それを巡って、数分間銃撃戦になったとあったよね。 そのコードの装置と、新たな国際金融システムの"black screens"と呼ばれるハイテクコードが こちらの管理下にあり、新たに自由にドルなどの紙幣が印刷できない状態なんじゃないのかね。 つまり、紙幣を作り出す権利から完全に阻害された。
それに現在構築中の新たな世界金融システム(ロシアが協力するとしている)に向けて、 IMFはもうその機能を終えて、廃止になるか改編組織となると言っている。
口座も凍結され、自分たちの武器だった金が自由に使えない状態になっていると推測。 免責特権で協力するか、逮捕されて真実委員会で白状するか、逮捕される前に大衆にリンチに 合って吊るされるかのどれかの選択肢しかないと言っている。
ちなみに、ブッシュ、クリントン、オバマ(脅されてやってるらしい)、グリーンスパンと いつもの容疑者(ユージュアル・サスぺクツ)らを敵の筆頭に挙げているね。


897 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/15(土) 23:19:10.89 ID:m+B1kYXM
なお別ソースで、デイビッド・ロックフェラーはインドの地下核シェルターで身柄を拘束、 逮捕されたという情報あり。


http://www.asyura2.com/11/cult8/msg/600.html#c4

コメント [原発・フッ素17] 東京・葛飾で5.47μSv、神奈川・横浜のストロンチウムと飯舘村の復興計画・・・ (ぼちぼちいこか。。。)  赤かぶ
08. 2011年10月16日 15:03:27: sgolhP60mA
>横浜市は「空間放射線量は低い値なので住民の人体に影響はない」

「ストロンチウムの怖さは内部被爆」を分かっているのなら
もう少し違う言い方があっても良いのでは?
β線が遮蔽され易いのは常識。

http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/518.html#c8

記事 [経世済民73] 現在の円高は、世界最大の債権国、つまり貯蓄大国としてのゆとりがあるにもかかわらず、増税で対応しようとする日本
株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu250.html
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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現在の円高は、世界最大の債権国、つまり貯蓄大国としてのゆとりがある
にもかかわらず、東日本大震災からの復興には増税で対応しようとする日本

2011年10月16日 日曜日

◆欧州危機が韓国に飛び火、超円高是正のチャンスに変えよ  10月12日 田村秀男
http://tamurah.iza.ne.jp/blog/

欧州危機 超円高・デフレ是正のチャンスに
欧州ではギリシャ債務危機がイタリアなどに飛び火しつつあり、世界金融恐慌へと発展しかねない。そのあおりで、日本は超円高とデフレが止まらない。だが、悲観することはない。日本は欧州危機を、円高の流れを止め、日本再生のチャンスに変えられるのだ。

■韓国・ユーロ圏に資金提供
最近の円高は欧州危機に端を発しており、円相場はドルに対して比較的に落ち着いている半面で、ユーロや韓国ウォンや中国、ブラジルなど新興国通貨に対して高くなっている。欧州に基盤を持つ欧米の銀行がドル建て債務の決済に迫られ、ドル資金調達のために新興国などから融資債権を急速な勢いで引き揚げているからだ。

このため、韓国ではウォン相場が急落するばかりではない。一挙に外貨危機に陥った。ウォン安政策をとって、円高に苦しむ日本企業との競争で優位に立ってきた韓国だが、いかにも行き過ぎた。そこで韓国の浦項製鉄所は10月初め、日本で円建て債の発行準備に取りかかった。調達された円資金は韓国内でウォンに換えられるので、円はウォンに対して安くなる要因になる。

この際、日本政府は韓国に大々的に円資金を提供することで、恩を売ると同時に円を売らせるように仕向けられる。外国為替市場での円売り・ウォン買いでも、民間による円建て融資でもよい。外貨流出で窮地に立つ韓国はこの際、日本のおカネにすがるしかないはずである。

ユーロ圏の金融機関に対しても、円資金を融通すればよい。円資金のおかげで、在欧州の欧米銀行は信用不安を和らげられる。信用不安の連鎖による世界金融恐慌の防止にも役立ち、日本は国際金融界で存在感を高められるだろう。何よりも、二大国際通貨に対して円高の進行を止められる効果が見込める。欧州に流れ込んだ円資金は外為市場で売られ、ユーロやドルが買われるからだ。

ここで注意すべきは、どの円資金を提供するか、である。円資金には3通りある。1つは財務省が政府短期証券(FB)を発行して民間金融機関から調達し、外貨資産を買う、従来の外為市場介入方式である。2つ目は、民間金融機関が直接、投融資する。3つ目は、日銀が円資金を発行してユーロ債を買う。この際、財務省の従来方式は適用すべきではない。これは、実質的には民間貯蓄を損失リスクの大きいユーロ建て資産に換える操作であり、日本政府の債務を膨らませる。ならば、3つ目の日銀資金によるユーロ資産買いに徹することだ。日銀は円を刷って欧州連合が設定した欧州金融安定基金の発行債券を大量に買えばよい。

■増税路線撤回と量的緩和
ここで障害になるのが、財務省・日銀と経済・金融に無知な野田佳彦政権である。財務省は欧州金融安定基金債の購入に踏み切ったが、財源は手持ちのドル資金かFB発行である。ドル提供では、円高是正効果は見込めない。FBだと政府債務を増やすし、国民の貯蓄が国内で使われずに、為替差損リスクを被る最悪の選択である。

それでも、円資金活用だけでは、超円高の流れを逆転させられるには、不十分かもしれない。現在の円高は、世界最大の債権国、つまり貯蓄大国としてのゆとりがあるにもかかわらず、東日本大震災からの復興には増税で対応しようとする日本に対し、米欧の投資ファンドは円資産が世界でもっとも安全だと評価し、日本国債を買っているから起きている。円資産はしかも、デフレ経済のもとで実質的な利回りが先進国では最高水準に達している。消費を萎縮(いしゅく)させてデフレを悪化させる増税こそが超円高の底流にある。

欧州危機と米国の景気二番底不安、それに中国など新興国もすでに金融引き締め策に転じている。そこに日本のデフレ増税が重なると、世界的な株式・金融市場の不安はいよいよ増幅する。

ここで日本がとるべき政策は明らかだ。まず、政府が増税路線を撤回する。そして日銀が欧州危機対応と復興債買い取りのために、量的緩和(お札発行を継続的に増やすこと)政策に踏み切る。そうすれば、円高是正の見通しが立つと同時に、世界の金融不安は和らぎ、復興財源も確保できる。(田村秀男)

(私のコメント)

日本が世界最大の債権国家であることは円高が証明していますが、日本が世界の資金の供給源になって来ていることは「株式日記」でも何度も書いてきました。マスコミは1000兆円の借金が大変だと言いますが、日本国内には過剰な貯蓄があまっているから財政でそれを使うことでマネーを回転させている。1000兆円の借金を政府がしなければ国内経済は回らない。そのことを経済記者たちは知らないのだ。

リーマンショックも日本がゼロ金利を解除して引き締めたから起きたことであり、ユーロ危機も日本からの資金が回るようにすれば当面の危機は回避できるだろう。ドイツ一国ではヨーロッパの金融危機を回避することは不可能でありドイツの銀行も危なくなって来ている。アメリカも自国の経済で手一杯であり、中国もいずれは足元に火がつくだろう。

そういう状況では、世界の金融危機に動けるのは日本だけであり、バブル経済崩壊後のノウハウを持っているのは日本になる。韓国のウォンも危機的な状況にありますが、円資金を貸し出すことで恩を売って円高ウォン安を回避させるべきだろう。円建て債を発行させて日銀が買い取れば為替差損も回避できる。

田村氏が書いているように、「ユーロ圏の金融機関に対しても、円資金を融通すればよい。円資金のおかげで、在欧州の欧米銀行は信用不安を和らげられる。」世界の金融危機は日本にとってはチャンスであり、ヨーロッパの企業や韓国の企業買収のチャンスでもあるだろう。ルノーだって危なくなれば日産がルノーを買収して子会社にすればいい。

1930年代の世界的大恐慌は、大英帝国からアメリカ合衆国への覇権の移行過程で起きたものですが、これからやってくる世界金融恐慌はアメリカの世界覇権が失われる移行過程であり、世界最大の債権国である日本が世界の覇権国家として認められるようになるだろう。その為には日本は再軍備して核武装国家にならなければならない。そこまでも設計図が日本の政治家には見えていない。

円を基軸通貨にして石油も円で買えるようにすれば石油産出国も喜ぶだろう。ドルでは目減りするばかりでメリットがなくユーロは既に崩壊している。中国にしても張子の虎であり、外国資本と技術で経済発展しましたが、自立的な経済発展は難しいことが分かってきた。高い技術力がいる産業ではコピーすることは不可能であり、中国はジェットエンジンすら満足なものは作れないようだ。


◆中国、ロシアから戦闘機エンジン大量購入 大紀元日本 10月11日
http://www.epochtimes.jp/jp/2011/10/html/d81505.html

【大紀元日本10月11日】中国はロシアから戦闘機のエンジンを大量に購入している。今年はすでに2件の取引を結んだほか、近いうちに新たな発注を行う予定。ロシア軍事企業の幹部によると、これまでに中国がロシアから購入したエンジンの総数は1千台に上る。

 ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は専門家の見解として、中国国産のエンジンは馬力が弱く寿命も短いため、この分野において、依然としてロシアに依存するしかないと報じた。

 モスクワにあるロシア戦闘機エンジンの主要メーカー、ロシア礼砲機械生産連合体のマサロフ会長はこのほどメディアに対して、中国は10月末に140台のAL-31FN戦闘機エンジンを購入する予定だと明らかにした。実現すれば、今年中国とロシアが交わす3件目の関連取引になる。

 これまでの2件は、今年初めのAL-31F戦闘機エンジン150台と、7月の総額5億ドルに上るAL-31FN戦闘機エンジン123台の購入取引だ。

 ロシアの世界武器貿易機関の責任者コロテチェンコ氏はVOAに対し、戦闘機エンジンの取引は中ロ両国の武器貿易のもっとも主要な項目であると話し、「中国の武器製造企業はすべての武器と装備の製造を試みているが、依然として、ロシアと中国の軍事技術協力は一部の分野において続けられている。中国はロシアと提携する以外選択肢がないからだ。戦闘機エンジンはその内の一項目である」と語った。

 コロテチェンコ氏の見解では、中国が模倣製造した戦闘機エンジンは品質が不安定で、馬力が弱く、寿命も短い。そのため、中国はこの分野でロシアに頼るしかない。

 ロシアメディアの報道によれば、中国は2003年からロシアから戦闘機エンジンを仕入れ始めた。2007年と2009年には、双方は大型の購入契約を結んだ。上記のAL-31シリーズのほか、RD-93シリーズも大量に買い込み、主に中国が輸出する戦闘機に搭載しているという。

 また、ロシア礼砲機械生産連合体のマサロフ会長は自身の統計データとして、これまでに中国がロシアから購入した戦闘機エンジンの総数は1千台を超えていると話した。



http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/637.html

コメント [原発・フッ素17] 南相馬・現地ルポ ストロンチウム続々検出!「避難者を 自宅に戻す」のは早すぎる (フライデー)  赤かぶ
12. 2011年10月16日 15:11:17: sgolhP60mA
南相馬では、水道水のストロンチウムは測定しているのだろうか。
千葉県では、やっていない。
恐らく、計器の性能のために「不検出」になるのだろうが。

http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/488.html#c12
コメント [原発・フッ素17] 「東京で強い放射能」(RFIの記事などから) 無段活用
02. 2011年10月16日 15:11:38: mAKWjxKjsw
外国プレスはもはや東京に支社をおく必要がなくなった。
日本の重要性がなくなったからだ。
彼らは日本にいた記者を支社ごとを中国に移した。
日本には、一人残っていればいいほうだ。
その記者個人の見方で記事が書かれていることを頭において
こういう記事を読むことをおすすめします。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/517.html#c2
コメント [経世済民73] 日本は「貧困大国」に堕ちる!:可処分所得10万円単位で減少:貯金ゼロ33.9%:寿命も短縮 あっしら
11. 2011年10月16日 15:11:54: YJid07a8f2
日本の将来は明るいのです。
優秀な地検特捜部、冤罪を認定する裁判官、下は村役場から高級公務員まで沢山の税金で食べている人達とそれを援護射撃するマスゴミ諸君が、一般の人を食べさせる時代が直ぐそこに迫って来てます。

従業員10人の会社がアジアに移転しています、彼等は苦労はしてますが表情は明るい。彼等は既に偽装民主主義官僚制奴隷国家の日本に見切りをつけています。

ギリシャ問題がTV、新聞で騒がれていますが後10年で日本は同じ国に確実になります。心配ご無用。でもその時には誰も助けてくれません。
日本の未来は明るいのです。
http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/602.html#c11

コメント [原発・フッ素17] 原発なくせ 福島大集会に賛同205人 10・30 青木功さん・小山内美 「しんぶん赤旗」 AAA+
01. 2011年10月16日 15:15:31: cYwkdhFxZg
ここと二重投稿だよ
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/522.html
削除依頼出す前に一言
昨日は北電のやらせに北海道が関与という重大なニュースがあった
北海道新聞にはかなり詳しく載っている
しかしそれにはまったくシカトで大したレスもつかない内に続々とスレ乱立
あげくの果てに二重投稿
ここまで来たら意図的にスレ立てをしているとしか思えない
子供たちの甲状腺に変調が確認されたときもそうだったな
スレが立てば立つほど都合の悪い記事は下に沈む
そういうふざけたシステムになってこの阿修羅はなっているはずですよね
そこまでして阿修羅版を運営する目的は何ですか
管理人様いやさ赤かぶ様

http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/527.html#c1
コメント [原発・フッ素17] 避難の両親「村は死んでないんだよ」 田んぼに茂る雑草 故郷の福島・飯舘村を訪ねて (産経新聞)  赤かぶ
16. 2011年10月16日 15:15:52: bb4bHvEHo2

>>14>>15 6kuobrWeYc←アホ

6kuobrWeYcというキチガイの言うことは、「逆もまた真なり」の理屈でいけば加害者東京電力は

「容易に」被害者に転嫁しますということだろう。しかし、そんなことはないからな。

ということはお前の屁理屈はやはり成立しないんだよ。

東京電力はどこまでいっても犯罪会社だ。被害者にはなり得ない。残念だったな東電社員。

それと小出の悪口を言うのは止めろや。放射性物資をまき散らしたのはお前ら東京電力であって小出ではない。

素直に「全国に放射能をまき散らしてしまってごめんなさい」と言えよ6kuobrWeYc。

東京電力は国民から電気料金という名目で金を巻き上げ、自民党政治家、天下り官僚、御用学者、

検察、警察、暴力団、宣伝用にマスゴミに大金を撒いて買収し世の中を思うように操っている。

まさしく悪魔そのものだな。悪魔は最終的に神に負けるんだよな。早く負けろ。

発電、送電を分離すれば、おぞましい電力会社も少しはまともになるかもね。


http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/514.html#c16

コメント [お知らせ・管理20] 二重投稿でした。削除してください。 AAA+
01. 2011年10月16日 15:18:05: ACnQaQhJkE
先行投稿です。
原発なくせ 福島大集会に賛同205人/10・30 青木功さん・小山内美江子さんら(しんぶん赤旗)
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/522.html
投稿者 gataro 日時 2011 年 10 月 16 日 10:37:03: KbIx4LOvH6Ccw
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/346.html#c1
コメント [経世済民73] 市場経済の行くへ、公正さを取り戻せるか グッキー
05. 2011年10月16日 15:20:42: OIxNYWfJog
「ウォール街を占拠せよ」、「東京を選挙せよ」

私には拝金主義は、もううんざりした
倫理もモラルも無い利潤追求競争はもう行いたくない

と聴こえたが違うだろうか???

私にはもう20年も前からこういう声が内から聞こえている

犬は色々な種類が居るけれど、生物学的にはそれほど違いは無い
人間も色々な人が居るけれど、生物学的にはそれほど違いは無い

ウォール街を占拠せよ、東京を占拠せよ

生物学的欲求に聴こえるが違うだろうか???

http://kyudan.com/cgi-bin/bbskd/kyudan.cgi?read=1207&ukey=0
http://kyudan.com/cgi-bin/bbskd/kyudan.cgi?read=1110&ukey=0

http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/621.html#c5

コメント [原発・フッ素17] 子供ダシに…風評広める「プロ市民」 あややの夏
47. 2011年10月16日 15:21:29: 9HWumtZamw
不肖宮嶋さんよ。
あんたには守るべき子供も愛すべき女房もいないんかね。
一人ぽっちで僻んで生きてるんかね。
さびしい惨めな人生だね。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/495.html#c47
コメント [経世済民73] 現在の円高は、世界最大の債権国、つまり貯蓄大国としてのゆとりがあるにもかかわらず、増税で対応しようとする日本 TORA
01. 2011年10月16日 15:22:20: 8sALqdca0k
世界の人々の前で増税宣言しちゃったよ・・・

安住財務相、消費税5%上げを国際公約 G20会議
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E3E7E2E3958DE3E7E3E2E0E2E3E39F9FEAE2E2E2
http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/637.html#c1

コメント [原発・フッ素17] 世田谷の高線量は誰かが筋書きを書いたものかも? 茶番ではないかというツイートもまんざら否定できない。 スカイキャット
70. 2011年10月16日 15:22:29: 4sDxr8GjkU
>>69
「市民グループが放射線の測定を繰り返す中で、世田谷のケースのようにかえって無用な不安を与えかねない騒動へ発展することもある。」  産経新聞 10月16日(日)7時55分配信
いかにも産経らしいコメント。ってことは産経はビンも撤去せず、このまま放置がよかったというわけだ。産経記者、いったい何食ってんの、ちゃんと関東野菜食べてるかい、西日本産食べてないよね、まさか。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/456.html#c70
コメント [原発・フッ素17] 小出裕章「どれだけ、困難な時代をこれから乗り越えていかなければならないのか。経済が右肩上がりもへったくれもない」  赤かぶ
24. 2011年10月16日 15:29:30: QbbakLX556
>12!!!!!!!!!!
>瓦礫も、東北だけで処分すれば@
>東北に子供が存在するという現実がある以上A、
>東北の子供への被爆が集中する。B
>それを避けるCには分散するしかない。D

自分の言ってることが大犯罪だと判ってるかい?怒りなしには聞けん言葉だ!!!

特にCD。

世界に向かって言って見な!フクロ叩きに遭うだろ!
 


@→B、これ誤り。
B→D、勝手なコジつけ。
C→D、勝手なコジつけ。
B→C、意図して無視してる。または、ほかの方法を考えないようにしているか。

>12
は、汚染拡散の工作いぬだろ!国民を救うための金を少しでも出したくない連中の雇われ犬だな!

小出先生の信用を落とすための工作いぬが昔はいたが、
最近は、先生に味方するような言葉を使っては、

核の拡散を賛成賛成と吹いて回る犬が出現してるってえことは、もう皆な分かってんだよ!
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/516.html#c24

記事 [近代史02] 乃木大将の実像 (八切史観)
http://www2.odn.ne.jp/~caj52560/nogi.htm

=転載開始=

乃木大将の実像(筆者:日露戦争で強制的に召集された兵士たちは、日本各地の「サンカ」であった。又聖将として美化されている乃木大将の実像と、切腹の真相。しかしこれも、単なる批判ではなく、八切先生の人間的な優しい眼差しで書かれている優れた史観である)

乃木希典(1849〜1912)西南戦争の植木坂の激戦の時、連隊旗を奪われたのを苦にして自決せんとしたのを明治大帝の思召しで止めたが、大帝崩御の時後を追って静子夫人と共に殉死。「軍神」として崇敬され、辻占売りの少年をやさしく扱ったとする浪花節などで一般には親しまれている。高島易断が今日有るのは乃木大将のおかげだとまで言われている。

皇国史観が一世を風靡した際、待っていたとばかり水戸人は、水戸光圀が弘道館で編纂に着手したと称する処の「大日本史」全十六巻をもって水戸学はこれなりとし、これらの著述こそ勤皇の先鞭だったと主張した。
それに対して長州人は、吉田松陰を持ち出してきて、松下村塾精神で対抗し、「乃木大将も松下村塾で学んだ一人である」と歴史家がこぞって宣伝したから乃木は軍神になる前に聖と言う呼称が出来た。つまり<聖將>と言われるのである。

確かに吉田松陰の伯父玉木文之進が、松陰の処刑後は松下村塾で教えており、その息子に当たる大将も乃木家へ養子に行くまでは塾で生まれ育ったのだから、学んだというより「生え抜き」である。だが大将は長州人にはあまり人気がないという。しかしこれには訳がある。当時は江藤新平の佐賀の乱を皮切りに、旧会津藩士の思案橋事件、ついで九州の秋月の乱から熊本の乱と、ひっきりなしに内乱が各地で起きていた。さて、早死にした高杉晋作と並んで、吉田松陰門下の三羽鴉と言われたのは、広沢兵助と前原一誠の二人である。同じ長州人でも桂小五郎はコンプレックスというか、松陰門下の連中を毛嫌いして頭ごなしに、軽輩達なりとしていた。

だから桂は、鍋島のアームストロング砲で上野を焼き払った後で東北を征圧した大村益次郎を兵部大輔にしたものの、薩摩から陸海軍の統帥権は此方へと言われると、周防人を唆して襲わせた。が、薩摩の海江田信義が下手人達を六角の牢で処刑する直前に放免してしまった。

余りにカラクリが見えすぎ、大村の後任に直ちに薩摩人を直ぐともゆかず、とりあえず人望のある前原一誠をもってきて据えた。しかし大久保利通が早く入れ替えろと催促するので、桂は伊藤博文や井上馨をやり、「長州で奇兵隊が解散を拒み内乱を企てているから鎮撫に行って貰いたい」と、まことしやかに、君が行かねば収まらぬと嘘の情報で前原に兵部大輔をやめさせ、西下させた。
だが、広沢兵助が妾宅で暗殺され、前原も戻って直ぐ何者かに拳銃の乱射を受け襲われたので、
「こりゃ桂小五郎の手下共が、我ら松下村塾出身者を目の敵にして始末しよるんじゃ。こうなりゃ二十一回猛子の故松陰先生の御意志を継ぎ、われらは決起すべきである」と国許では主張。奥平謙輔が憤って塾の旧士族八十名を率い、殉国軍と名乗って山口県庁へ押しかけようとすると、前原一誠を総大将に玉木文之進の息子で当時の松下村塾で松陰の遺訓を教えていた玉木正誼が在校生百名を集めて第一大隊を結成した。

そこで薩摩の大久保利通の内命を受けた桂小五郎改め木戸孝允は、腹心三浦悟楼陸軍少将を討伐司令官に任命した。
玉木正誼の実兄乃木少佐が小倉から先発隊長となって長州へ戻り、松下村塾出身の第二大隊と己が弟の第一大隊を萩で包囲して捕捉し、撃ち殺してしまった。
後に水戸学に対抗のため、松下村塾精神をおおいに謳歌させたのは、彼らを滅ぼした木戸だが、「聖將」「軍神」と明治軍部に追従するマスコミからおおいに讃えられても乃木に長州人が冷やかなのは、松下村塾の建物は残したが、実の弟をはじめ皆殺しにしたせいなのである。

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軍人ゆえに命令には絶対服従とはいえ、肉親を撃ち殺した悩みは酷かったろう。四国丸亀の連隊にいた頃は、女郎屋に流連していて、そこから人力車で通って副官に諫められると、「人間の人格とはへそから上の話しである」と言い放った。
有名な言葉だが聖將とか軍神に祭り上げられてしまってからは、読み人知らずではなく言い人知らずに今ではなっている。何しろ酔うと軍刀を直ぐ引き抜き暴れたのは、一般には隠されているが陸軍部内では知れ渡っていたことらしい。今は東北と称せられる当時の満州公主嶺の料亭で、酒乱の中尉が芸者の生首を叩き斬って憲兵が来ると「軍神の真似をして何が悪いか」と道路へ出ても、なおも居丈高になって、血塗れの軍服姿で大声で喚いているのを実際に私は見ている。

乃木大将が有名になったのは二○三高地攻撃である。息子を二人まで戦死させたことを同情されて、あまり世間から非難されてないが、故福岡徹の考証によると乃木は前線から五里も遠ざかった司令部で、寛永三馬術などの講談本を読んでいただけで、酒浸りになり前線視察にもあまり出なかったという。

といって乃木大将が怠惰だとか臆病だったというのではない。
日本では黒色火薬の主要成分の硝石が鉱石として産出しないので、一発ずつ大事をとって小銃を撃つか、さもなければ弾薬を使わずに斬込み隊で突撃するなどの攻撃を繰り返しているのに、敵は機関銃を持っていて掃射をくり返し寄せ付けぬ戦況ゆえ、乃木大将としては策もなく匙を投げていたと見るのが正しかろう。

しかしハバロフスクの陳列館の二階への改段口に面した硝子戸棚の中に、当時使用された青銅製の機銃と、原爆にあった広島の被害者の山積み光景に似た日本兵の死骸の拡大写真が展示されていて、説明文は、「愚かなる敵司令官は我々の機銃の目印にする為か、わざわざ白布で胸部の位置を明確にした兵士を次々に送り込んできて全滅した」と大きく出ている。白襷隊の事である。
当時の葉書は一銭五厘だったが、いくら赤刷り召集令状で集めた兵を送り込んでも全滅するゆえ、全国的に召集令状が次々と乱発された。

二○三高地攻撃の乃木大将の方え廻されぬようにと、家族が「死線(四銭)を越えて」と当時の五銭玉を千人針の布に縫いつける習慣も始まったのである。しかし旅順をバルチック艦隊来航前に、何としても陥落させねばならぬ陸軍は、応召兵はみな片っ端から消耗の激しい乃木軍へやむなく投入した。だから五銭玉のついた千人針の白布で襷がけさせられた彼ら応召兵は屍体の山に突進、自分らも次々とその上積みの死骸になっていった。

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よって参謀本部の児玉源太郎がたまりかね、「とても乃木には委せておけぬ」と密かに満州へ渡った頃、横浜の関門に露天の占師をしていた高島象山が、それまでの腰掛け式を止め「あいや御通行中の皆さん」と大道の真ん中に立ちはだかり、桜の太いステッキの先で地面に姓名を書き、集まってきた群衆に向かって、
「お国のために出征なさっても、無事に凱旋なさる方もいれば武運つたなく戦死の方もいる。運不運の分かれ道はこうして姓名の中央に線を引き、左右同じになるのは弾丸がさあっと通り抜けていって吉運。そうでない方はお気の毒だが改名せねば運が開けない」と、今日で言う姓名判断を字画で数える型を創始した。

溺れる者は藁をも掴むというが、夫や倅を生還させたい人々は争って行列を作って並んだ。江戸時代にはなかった姓名判断や高島易断の名が、明治三十八年から日本全国に広まったのは乃木大将のおかげなのである。

「庭にひともとナツメの樹、弾丸跡もなまなましい・・・」という、ステッセル将軍と乃木大将が水師営で会見した唱歌が、文部省の国定教科書にのせられ普及した。

司令部からあまり外へ出たがらなかった乃木大将が何故に水師営まで行ったかといえば、児玉源太郎によって解任され、司令部には児玉やその幕僚が入り、大口径要塞砲を陸揚げ、それによって小銃や斬り込み隊では突破出来なかった機関銃座を吹っ飛ばし、ついに陥落させてしまったからである。が、乃木大将を内地へ戻せば、前代未聞の戦死者を出した原因が彼に有ったことになり、長州軍閥にとっては大変な結果になる。そこで無任所司令官のような恰好で乃木大将は残されていたから、暇つぶしに水師営の捕虜収容所へ行き、ステッセル将軍に会っただけの話しなのだろう。

山下奉文大将がパーシバル将軍に「イエスかノーか」と卓を叩いて凄んだのとは全く別個のものである。しかし唱歌では仁愛の大将が敵の大将を労ったように優しくなっているので、浪花節の辻占い売りの少年に優しくした乃木大将の話しが作られ、本当らしく広まったのである。

児玉が渡満したために、無事に生還できた者らは高島易断のお庇と、象山先生は生き神様のように信仰され、不運にも前に召集され戦死した兵の遺族も、学校唱歌や浪花節で「情け深い乃木さんの部下として死んだのが....せめてもの慰めである」と、皆それぞれ納得したものである。

何しろ戦争は済んでも一般大衆は小村寿太郎の講和条約が不満で、日比谷公園の交番へ焼き討ちをかけたり、暴動を起こしていた。が、「民には知らすべからず、寄らしむべし」のお国柄ゆえ、今で言うマスコミ利用と義務教育で、乃木大将は戦争責任を問われることもなく、聖將といった虚像に祭り上げられた。

海軍での軍神は日本海海戦の東郷元帥なのに、陸軍では乃木に大将の上の元帥はつけたくてもつけられなかった。周囲も辛かったろうが、当人の大将はもっと苦しかったろう。

恰好がつかず陸軍部内では白眼視されたろう。松下村塾を継いだ玉木家の生まれゆえ、漢詩を作るのは教わっていたが、読書は
生涯、講談の速記本だけだった老人にとって、二人の子息を失っていたし、さぞかし侘びしい晩年の日々だったろう。
なにしろ聖將と祭り上げられてしまっては、若い頃のように遊廓やお茶屋へ行って憂さ晴らしも出来ない。ちびちび酒を呑みほすしか、戦後は過ごしようが無かったからだろう。酔うと決まって何時も、
「わしも白襷をかけ、彼らと突貫し、機銃の餌食になっていたらよかった....」と、愚痴るごとく下僕に洩らしていたとも言う。

だから、周囲の長州閥が見かねて、何か仕出かさないようにと学習院の院長の職につけた。黙々と学校には行ったが、院長室では<寛永三馬術>とか<真田三代記>の速記本を、折角職員が手でカバーが掛けて有るのに、しきりに口に出して音読していたという。

<<切腹美化の真相>>

大正元年九月十五日付「国民新聞」一面にでかでかと写真入りで、「世上の誤伝風評は真実ならず、一作十三日午後八時に割腹殉死された乃木将軍の最期に関し、所轄東京赤坂警察署本堂署長談」の大見出しがつけられ、
「精神に異常をきたされての偶発的椿事とか他殺の流言もあるも、立ち会った自分は、偉人の最期が武士道的模範的割腹であって、立派な殉死であったことを証明します。西洋間だった二階の居室を室内から施錠してあったので、異様な呻きを聞きつけた下女たちが、女の手で厚いドアが開けられぬ為に、あわてて戸外に飛び出し喚いたゆえ詰まらぬ風評がたったのである」

と、断ってから、芝居の忠臣蔵に出てくる切腹作法そっくりその儘が、まるで実地に見てきたごとく続けて述べられている。そして殉死の起因は、明治十年四月の植木坂で西郷軍に連隊旗を奪われたが、山県参謀が不問にした。
だがその責任に悩み自決を覚悟して長年に渡り堪えていたが、明治大帝の御葬列の死出のお供をするための潔い覚悟の割腹となったのである。と結んである。

勿論軍神としての名誉を守るために、長州閥が死後二日経ってからなのに、赤坂署長に記者会見させ公式記事としたのだろう。が、明治の世でも新聞記事は一般に盲目的な信用がある。「軍人はおかみから授けられた軍旗は、一死をもって守らねばならぬ」
といった不文律や、それまで割腹というのは、斬首、縛り首などの処刑の一手段にすぎなかったのが、新聞紙上で「武士道の華」と賛美されたために、それからというものここに、日本人の精神構造に、切腹という死に方が、非常に偉大な評価を受けるようになってなってしまったのである。
しかし芥川龍之介の単篇や林房雄初期の作品「絵のない絵本」には遠慮しいしい書かれた居るが、昭和四十一年十月号の”文芸首都”には福岡徹が「愚將軍神論」を書き、四十二年六月号の”別冊文春”には、旅順攻撃の無為無策を暴露した「要塞」が発表されたし、天中軒雲月の浪花節台本を書いていた松浦泉三郎の「明治芸談こぼれ話」には、

「お居間の中から静子夫人の誰か......と救いを呼ばれる声がするし、将軍の苦しがって喚かれる叫びがしても、厚いケヤキの六分板の頑丈な戸板の次ぎに樫の板戸。それに中から桟が落ちていて押せども叩けど駄目で、近くの近衛第一連隊へ急を知らせたが、御大葬の儀仗兵に将校が皆出払っていて留守。

ようやく朝になって副官の将校達が来て、掛矢で順に戸板を壊し御居間に入った時には、出血多量でもう手遅れ。取り乱されてと言うより格闘したみたいな様子も見えたので、覚悟の御自害にしてはおかしい。賊が忍び込んで見つかり居直って御夫妻を害したのではないかと、覗きに来た近所の者の口から広まり警察が来て盗難品の調べを何日もかけ多勢でやったようです」と当時の裏話が聞き語りで書かれている。

幕末の長州は家中の侍の教育用に、江戸中期の明和四年に編纂された「御家誠」を安政二年に藩の儒臣中村清旭に判りやすく書き直させ、長州の国定教科書として藩校明倫館だれでなく、私学や私塾においても藩士子弟の教育用に使うことを義務づけた。その中の初めの一章に、「毛利隆元公の御代にあっては、腹せを切れと言われ、否応いう家臣は一人もいなかった」の条項があり、松下村塾の吉田松陰さえも、「長州人は昔から常時、切腹の心構えで忠義に励んだものである」と明け暮れ真面目くさって講義をなし、そしておもむろに、

「いくら力任せに腹に刃を突き刺したにしても、介錯人が首をさっとはねてくれねば絶命できず、身体中の血が流れ出て悶え苦しまねばならぬものである。それ故卑怯未練な振舞いをして切腹の沙汰を受け、自分で生殺しみたいな辛い目にあうよりは、死中に活を求めるよう勇敢に敵に突きこめ。そうすれば死ぬのも一瞬の安楽死であり、突破すれば命拾いすることも有り得るのだ」

これは代々に渡って扶持を貰っている家臣は努力を尽くして毛利家のために努力すべきであるといった教訓だったが、吉田松陰はそれに中世の輪廻の思想を加味して、「人間は一度死んでも、また七回までは生き返ってくるものだから、七生報国の精神を持て。わしは、その三倍ぐらい死んでもきっと蘇生してくるぞ」と自分は、二十一回猛子と名乗った。
毛利家上層部は、切腹刑を課せられぬように死力を尽くして奉公しろと教育させる筈が、松下村塾だけでなく、私学校の塾でもみな、「腹の切り方」の作法の実習を生徒にさせ、若者達は死への悲壮感に酔わされての教育となった。

そこで松下村塾の玉木家に生まれ育った乃木大将も、幼時から腹切りの実習を見よう見まねで何度もしていたから、雀百まで踊り忘れずというか三つ子の魂は百までの格言通りに、介錯無しでは即死できぬ切腹なのに敢然とやってのけたのだろう。そして死にざまによってその生涯の評価の決まる日本人の精神構造から、「自決し明治大帝お供をした乃木大将は、武人の亀鑑であり武士道の権化である」

とされ、軍神に相応しい最期であったと偉人として遇され、切腹も美化され乃木神社に祀られている。
長州の切腹教育は明治になって有終の美を飾ったことになる。だが、である。

安政二年に教科書を作った中村清旭は知らなかったらしいが、毛利元就からその子隆元までの間は、関ヶ原合戦で防長二州へ押し込められる前ゆえ、今の広島に当たる安芸にいて吉田城が殿様の居城であった。そしてそこの安芸弁で、「腹せ切る」というのは、腹から背へ突き通すように刃物を刺すことではなく、意味は「腹から背まですり切れるまで働く事」つまり他の地方では「身を粉にして働く」というのと同じ方言だったのである。

しかし尼子氏の領地だった防長二州へお国替えとなって山口の萩を本城にしてから二世紀も経つと、言葉が安芸の方言とは判らず文字通りに解釈してしまって、『大訓衍儀』の木版刷りとなして配布したのである。この怪我の功名というか、この切腹の勘違いが長州人を幕末になって勇猛にし、ついに明治の世にしてしまったのである。

となると、「武士道とは死ぬことと見つけたり」で教育しても効果があがらず、洋式武装を完備し、薩長も購入出来なかったアームストロング砲まで輸入しても駄目だった佐賀鍋島に比べれば大成功と言えようものである。

勘ぐれば或いは毛利の殿様もよく承知の上で「人使いのコツ」として猛烈家臣養成
のため故意に刷本にして教育させたのかも知れぬが、哀れ痛い目にあって苦しんだ
大将や、付き合わされた静子夫人は誠にお気の毒であるというしかないような想いにさせられる。
【終わり】     

<<引用参考文献>>
八切止夫著「獅子の時代」「幕末奇人伝」「野史辞典」「庶民日本史辞典」
幕末確定史資料大成・日本歴史資料集大成明治史学会雑誌その他。

=転載終了=
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/561.html

コメント [原発・フッ素17] 小出裕章「どれだけ、困難な時代をこれから乗り越えていかなければならないのか。経済が右肩上がりもへったくれもない」  赤かぶ
25. 2011年10月16日 15:34:23: 9WtKBNwHKo
・エネルギー政策を考える市民大討論会 vol. 1 part1(小出裕章氏講演)(録画)

http://www.ustream.tv/recorded/17909355

http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/516.html#c25

コメント [原発・フッ素17] 東日本大震災:福島第1原発事故 被ばく限度引き下げ「100ミリシーベルト」 (毎日新聞)  赤かぶ
03. 2011年10月16日 15:34:23: sgolhP60mA
「中枢で働いていて、現場から外せない人について、引き下げ対象からはず」
となぜならないか?
100ミリシーベルト超が、全員東電社員とも、1人でも外したら収束作業が回らないとも、言っていない。

http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/515.html#c3
記事 [カルト8] 911(そして311など)同時多発テロの真犯人の正体・sekaitabi(人類が一丸となり、米英時代を終らせるべきです)
http://sekaitabi.com/terrormethods.html
911(そして311など)同時多発テロの真犯人の正体

当ブログへのリンクはお気軽にどうぞ。ご連絡不要です。また、当サイトへのリンクと
当ブログからの引用である旨明記いただければ、転載も歓迎です。ご連絡も不要です。
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すでに知っている方には、とっくの既知の内容でごめんなさい。

一般の人がテロと言われて思いつくものは、911米同時多発テロや、各地で思っている爆破テロなどでしょう。そしてこれらの「明らか」なテロは「オサマ・ビンラディン殺害」の件により、これから世界中で増えることは間違いのない事実となることでしょう。

まず、もうすでに多くの人が知っていることでもありますが、911の真犯人はオサマ・ビンラディンでも、イスラム過激派でもない。真犯人はアメリカ政府を乗っ取って操作している闇の支配者「ユダヤ国際金融資本」、そして同じくユダヤであり一味のG・W・ブッシュだ。そしてさらなる支配階層が彼らの上に存在する。


(これは合成写真のはずだが、ビン・ラディンは確かにCIAの一員だった)

ユダヤ人といっても、ハザール人とも呼ばれる自称ユダヤ人(偽ユダヤ人)のことを指している。彼らとは関係のない善良なユダヤ人も存在するから誤解のなきよう。自称ユダヤ人の彼らはタルムードという悪魔聖典を信じている。(→こちらに詳しい記述あり)

そして1770年頃にユダヤ金融家により「イルミナティ」と呼ばれる、悪魔を崇拝するカルトがスタートされる。911、311、117など数字遊びをするのは、この悪魔教に基づいているため。

ユダヤ銀行家の陰謀の目標は、悪魔(サタン)を神として世界を統一し、自分たちの望むようにコントロールすることだ。それが新世界秩序(New World Order、略してNWO)言われる彼らの計画しているもので、この新世界秩序を開始するために戦争を起こし、金融をあやつり、食糧危機や天候までもをコントロールし、世界を混乱に落とし入れる。世界中に起こるテロ、戦争、金融危機といったものは、彼らにすべてコントロールされているということだ。

悪魔主義銀行家の陰謀(さてはてメモ帳より)

世間は、イスラム過激派・オサマ・ビンラディンがテロの犯人だと信じ込まされているが、これも自称ユダヤ人の茶番劇だというわけです。世界中のメディアはほぼべて「ユダヤ国際金融資本」(イルミナティ)に支配されているため、本当の真実は報じられないのである。

彼らが忠実に信仰をしている悪魔教の基本はこう。

「ユダヤ人以外は、家畜(ゴイム)である。神が創った唯一の人間であるユダヤ人が
ゴイムを支配・搾取するのは当然」

自分たち以外はゴイム(家畜)なのである。さらには有色人種のことはUseless Eater(無駄飯食い)と言っている。現在、地球上の人口が爆発的に増加をしているが、彼らはこの爆発的人口増加により資源が失われ自分たちが危機におちいると信じている。

そこで元々から「無駄飯食い」としている有色人種を中心に大量殺戮をすることで、地球上の人口を減らしたいと思っているのである。これはアメリカの公式文書にも書かれていることでもある。

こちらのサイトで詳しくわかります
米国公式文書に書かれてる『(有色人種)世界人口削減ウイルス計画』

ビル・ゲイツよ、お前もか!
「ワクチンは人口削減が目的」と語る

彼らの考える、適正な世界人口の数は10億人だという。それも、白人をメインに残し、有色人種は全滅させる意向だという。残された人も、奴隷&家畜化して管理するというのだ。体にマイクロチップを埋めて管理をする計画だという。アメリカではすでにその序章が始まっているという。

ある女性米兵の告発


故・映画監督アーロン・ルッソがニック・ロックフェラー(偽ユダヤ)との会話の中でそれを聞き、下記の動画でNWOについて暴露している。911が起こる旨も聞いたと言う。彼はこれが収録された後に、亡くなってしまった。


911をすることで、公にアラブ諸国に対して報復テロができる。その真意は石油を確保するため。プラス、人口削減のためやイスラム教の破壊も狙ったのかもしれない。

長崎放送で、911疑惑について触れています。概要がわかります。


下は、911が仕組まれたことがわかる証拠のひとつ。英BBCが生中継でフライング報道をしています。WTC7ビル(通称ソロモン・ブラザーズビル)が崩壊した様子を女性レポーターは伝えていますが、女性レポーターの背後には、赤丸で示されているよう、まだWTC7ソロモン・ブラザーズビルが普通に建っているのです。


BBCを始め世界のメディアのほとんどは、ユダヤ国際金融資本の支配下にある。BBCは911について前もって知っていたのだ。

字幕付き 911の真相ZERO(1/8〜8/8の、全部で8つ)


911に関しては、アメリカでは多くの人がすでに怪しいと思っていて、自作自演テロだと確信している人の方が多いそうです。ユダヤ国際金融資本は、その10年6ヶ月後に今度は日本を狙ってきたわけです。911の時とは別の理由で。これは別の記事でまた書きます。

まず戦争は偶然に起こるのではなく、支配者(=ユダヤ国際金融資本)に意図的に起こされます。過去の戦争すべて仕組まれています。

こちらでよくわかります→日本人が知らないニッポン

中東の制圧の次はアジアの統一です。今導入が議論されているTPP、これがアジア統一の一歩となります。同時にドルを崩壊させ、世界経済を混乱させる経済テロを加えます。このように本当の支配者について知っていると、次に何が起こるのか、だいたいの察しがつくようになる。

私が予想する、次に日本にやってくる危機は金融危機と食糧難です。原発が狙われたのは、自給の危機にして食糧難(+人口削減)を狙い、TPPへつなげるための目的だと思っています。TPP加入となれば、また一歩支配層の計画どおりに進んだということに。やがてアメリカからどんどん遺伝子組み換え作物が輸入されることになるのでしょう。

1995年に、イルミナティカードというものが発売されています。NWOの計画をそのままカードゲームにしたものである。そのカードには911米同時多発テロのことも、メキシコ湾重油流出事故のことも、東日本大震災とこれから起こるかもしれない日本の惨事と思われる内容が描かれているのです。このカードが発売されたのは、1995年です。こうやって事前に予告さえされているのです。


911米同時多発テロ


メキシコ湾重油流出事故


鳥インフルエンザ・AIDS?(疫病)


原発事故


津波


人工地震?「地震プロジェクター」(絵がニュージーランドっぽい)


重なった大災害(時計は銀座の和光時計台!)


時計台の時間が、東日本大震災が起こった時間の数分後であることにも注目。
見方によっては、針が3と11を示して3月11日を暗示しているようにも見えます。
東京破壊が失敗したのか、はたまた今後に起こるのか?

彼らがこれから起こそうとしている第三次世界大戦


ゴールの人口削減 (=population reduction)


とまぁ、今後の予定がこのイルミナティカードに示されているのである。和光時計台が非常に気になる。311で失敗したのか、もしくはこれから予定されているのか。311や他については今後もっと詳しく書きたいと思ってます。

これから起ころうとしている日本での惨事を食い止めるためにも、より多くの人にこのことを知ってもらう必要があると思ってます。


http://www.asyura2.com/11/cult8/msg/615.html

記事 [昼休み51] TPPとは、食物自給率ゼロ化=兵糧攻めであり、農協は、極東に新天地を求め、世界最高水準の農業の質と量を守るべきです。
日本の農業に未来はあるか。第3回日本農業の再生序論(農業は未来を切り開く希望溢れる産業だ!)ーTPPを許してはならない理
http://www.asyura2.com/11/senkyo120/msg/702.html
投稿者 msehi 日時 2011 年 10 月 16 日 10:30:30: MaTW.8vfzXWdQ

投稿者msehi関口博之

現在の日本の農家個別補償制度はドイツなどの制度を外見的に真似ているにも関わらず、長年食管制度で甘い汁を吸ってきた官僚に丸投げであることから、既に私の農的暮らしを踏まえて述べたようにお金のバラマキ以外の何者でもない。

それは公表されている茨城県職員組合の報告レポート「新政権の主要農業政策の新捗状況検証と地方行政の課題」のアンケート調査でも、とても評判がよい(10パーセント以下)と概ね良好とポジティブに考えている農業者は3分の1しかいないことが物語っている。
http://www.jichiro.gr.jp/jichiken/report/rep_aichi33/08/0806_jre/index.htm

そして農業者自体が国民のバラマキ批判を重く受け止め、何か頑張れば得られるものが(インセンティブ)がなく、後ろめたさ感じていることを訴えている。
また全国一律で農家個別補償政策を市町村に丸投げして押し付けているため、現場での事務業務は膨大となり、従来通り農協に依存する実態が浮き彫りにされている。

日本の農家個別補償制度が農業の再生として機能せず、お金のバラマキとなるのは、政府が農業者を一人一人を補償するという驕りがあり、その制度の真髄である「市民と連帯する農業政策」であることが全く理解されていないからだ。
「市民と連帯する農業政策」という視点に立てば、ドイツの環境保全型農業におけるように環境に貢献する様々な耕作項目が必要不可欠であり、報酬を増やすためにできるだけ多くの項目を採りいれようとするインセンティブも働き、その報酬を受け取る際も正当な対価であると胸を張れるだろう。

さらに日本の農家個別補償が致命的なのは、気候、土壌、風土などの地域特色を無視して、全国一律の枠組みで現場に丸投げしていることである。
ドイツのように州単位で、地域に相応しい環境保全農業政策を競わせることが、活力を生み出すためにも必要不可欠だ。
そのためには、全ての権限が地方政府に委譲されなくてはならない。
地方政府は、これまで蓄積してきたデーターに基づき創意工夫で地域独自の環境保全型農業政策を作成し、他県と競い合うことで農家個別補償制度を生かして農業の再生を図って行くべきだ。
しかしながら地域の現場では、環境保全型農業に精通した指導できる農業技術者は皆無と言っても過言ではない。
それ故ドイツから技術者を招聘して学んだ明治のように、地域が海外から環境保全型農業の農業技術者を招聘し、地域に相応しい様々な農産物栽培のノンハウを学べば、地域は活力を取り戻すだけでなく、自ずと都会からも多くの若者が志願してこよう。
事実韓国では、そのようにオランダからパプリカ栽培技術を学び、日本のシェーアの7割を輸出するまでに飛躍的成功を収めており、手本として学ぶべきである。
またドイツの多くの農村では豚が飼育され、連邦農業省が毎年全国バイオマスコンクールを開催することもあって、糞尿のバイオマス発電で電気や給湯を自給するだけでなく、残った堆肥や液肥は有機肥料として農地に還元され、新しい環境保全型農業のシンボルとなっている。
日本においてもこのようなドイツの先進的な取り組みを見習って、既に全国172の市町村でバイオマスの構想が湧き上がってきており、大分県日田市などのように実現しているところも出始めている。
しかし従来の化学肥料業界、農薬業界、そして原発維持の電力業界による利権構造が大きな障害となっており、農業の再生には利権構造の解体及び脱原発が必要不可欠である。

また現在日本の農業を壊滅させる自由貿易協定TPPが、官僚支配政府、産業界、そしてマスメディアによって強力に推し進められようとしている。
これらは新自由主義の教義に則って、農林水産業のGDP比は1,5パーセントであり、たとえ農業を犠牲にしても98,5パーセントの産業のために参加すべきだと主張している。
そこでは安い海外の農産物を買えば消費者に大きな利益があり、日本の輸出産業が潤えば国民にも利益の雫が毀れるといった甘い話がばら撒かれている。
しかしこれまで1970年代以来の世界各国の新自由主義政権で、一部の人たち(企業)が益々富みを蓄えても、一度もその富の雫が零れ落ちたことは聞かれない。
現在のTPPが実現すれば、農業が壊滅するだけでなく、企業が賃金や設備投資のより安い加盟国に移転することから、国内の空洞化による失業パニックが加速されていくことは必至である。
また農産物などの食料品も遺伝子組み換えで悪名高いモンサント社の世界支配が進行し、さらに中国やブラジルなどの新興国の人口増大を背景に世界のマネーが食料に投機されることから、輸入だけに依存すれば逆に価格が上がる可能性は極めて高い。
さらに地球温暖化の進行で益々異常気象が激化することが予想され、世界飢饉で食料が日本に入って来なくなる可能性も高い。

産業輸出国ドイツが食料自給に拘るのは、過去の歴史のなかで飢饉に遭遇してきたからだ。
しかし現在のドイツは農業を単に食料を守るだけの産業として位置づけているのではなく、未来を切り開く希望溢れる産業として考えている。

すなわちドイツでは10年ほど前から、太陽光を世界のすべての地域で発電(太陽光発電、風力発電、波力発電、潮力発電、バイオマス発電)できるものとして、そして農業の未来を切り開く無尽蔵のソーラー資源(植物化学原料)として位置付けている。

現在世界で年間に消費される化石燃料は80億トン弱(石油35億トン、天然ガス20億トン、石炭25億トン)であり、太陽光の光合成によって生産される植物(食物を含む)や木材の年間で2200億トンに較べて驚くほど少ない。
そして現在消費されている化石燃料をすべてソーラー資源で賄うには、1200万平方キロメートルの森林もしくは耕作地が必要であり、現在の世界の森林4000万平方キロメートルと殆ど利用されていない乾燥地4900万平方キロメートルの一部を使用すれば十分可能であるとしている。
何故なら殆どの乾燥地で植物(干草で1ヘクタール当たり12トンから18トン、麻で10トンから12トン、ススキで30トン以上、ユウカリで35トンから40トン)による開墾は十分可能だからである。

このように農業の未来は決して暗いものではなく、未来を切り開く希望溢れる産業なのだ!

日本の農業に未来はあるか。第1回身勝手なハンメルの笛吹きたち(『日本は世界5位の農業大国』などの世評が物語るもの)。
http://www.asyura2.com/11/senkyo120/msg/567.html
日本の農業に未来はあるか。第2回理想とすべき農業(市民と連帯するドイツの環境保全型農業)ーTPPを許すな!
http://www.asyura2.com/11/senkyo120/msg/620.html
 


http://www.asyura2.com/11/lunchbreak51/msg/270.html

コメント [経世済民73] 『日本の魚は大丈夫か』  いま漁業を改革しなければ、魚が食べられなくなる sci
02. 2011年10月16日 15:43:04: 6mptxRMSZ6
ネオリベくさいこと言っているな。誰かと思えば城繁幸か。

漁業「改革」で魚が食べられなくなるの間違い。

既得権益、規制、補助金、低生産性叩きで巨大資本が喜ぶだけ。

宮城で漁業権益を奪おうとしている野村證券や経団連のほうが危険。
http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/627.html#c2

コメント [原発・フッ素17] <金原ひとみさん>放射線心配、子どものため東京から岡山に あややの夏
06. 2011年10月16日 15:46:03: ZkOAv6N1O2
最後の決断を下すのは自分自身です! 私は今 必死に貯金と、海外でも(なるべく)通用しそうな資格の取得、語学の勉強をしています。

来年中には海外へと避難します!
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/524.html#c6

コメント [原発・フッ素17] 32年勤めた東電を断腸の想いで告発する!:脱原発を主張する最大の理由は核廃棄物問題:蓮池 透氏 あっしら
37. 2011年10月16日 15:46:20: RQ0ldcJGWU
>16
浜岡でもあったが、そもそもの建設時にすでに手抜き工事。
福島でもそんな話があって、調べているようです。
浜岡、アルカリ骨材反応。なんか入れれば出てくると思う。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/469.html#c37
コメント [日本の事件29] 高知白バイ事件 再審請求で証拠写真ねつ造の新事実(週刊FRIDAY) SーYGT
03. 2011年10月16日 15:47:48: ObJAkHAXmk
高知の白バイ事件、植草氏の冤罪、鈴木宗雄氏の冤罪、前福島県知事の冤罪、すべては検察裁判所の検察ストーリの裁判官の正当な証拠なしの捏造証拠による推認裁判、高知の白バイ事件では、同乗していた校長および生徒さんの止まっていたという証言を無視同乗していた生徒さんはこれが日本の民主主義と絶望されたことでしょう、正直者は馬鹿を見ると思い知らされたかもしれません、下手なことを言うなと圧がかかっていたようにも聞きました。番組で取り上げてた、鳥越さんあなたはいろんな真実を知ってますよね、テレビから消されましたがどうぞどんどん発言してください、あなたの言葉はジャーナリストの誇りを感じます、腐ったジャーナリストに矜持を見せてやってください。宮崎学、大谷、田原ペンを折ったら。
http://www.asyura2.com/09/nihon29/msg/861.html#c3
コメント [文化2] 女は東大出でも思考力・判断力・知性すべてゼロ _ 通産官僚 宗像直子は何故こんなにアホなの? 中川隆
01. 中川隆 2011年10月16日 15:51:58: 3bF/xW6Ehzs4I : MiKEdq2F3Q

女性の論理的思考力がゼロである理由


(女性にも直観的思考力というのは有るらしいけど、思考過程を文章化できないから、子宮で考えるという事になるのかな)

河合隼雄+谷川俊太郎の 「魂にメスはいらないーユング心理学講義ー」 から


谷川 (性格の)類型の問題についてはいかがですか。たとえば古くから胆汁質とかいうような気質的な分け方がありますが。

河合 あれはもともとヒポクラテスが言いだした考え方ですけれども、要するに、人間というものを類型としてとらえるためのいろんな分類が昔からあるわけですね。

    ユングの場合は、非常に有名な「内向」と「外向」ということを言ったわけです。

    つまり、興味とか関心が外界へ向う人と内界へ向う人とある。 もちろん両方が備わっていないとだめなんだけれども、どちらかと言えば片方が優勢である場合に、内向性とか外向性と呼ぶことができるとユングは言いだしたんです。

    もともと西洋においては、どうしても外向の方が尊ばれるわけです。  外的に見えるものとして、どれだけお金をもうけたかとか、どれほど大きい家を建てたかとか、どれほど飛行機が速く飛んだとか、そういうことにみんなが浮き身をやつしているときに、内向ということもはっきり存在していて、外向と内向はどちらが価値が高いと断ずることはできないということをはっきり言った点で、非常に意味があると思うんです。

    もう一つ、ユングには「相補性」の考え方があるんです。

    外向的な人は、実は無意識に内向的なものによって補われている。その逆もある。  あるいは外向的な人は何となく内向的な人を、たとえば自分の結婚相手に選んでお互いに相補的な働きをしているとか、そういうことを考えたわけです。

そういう性格のタイプは、生まれつきある程度決まっているという考え方をユングはしている。


また、ユングには、「思考型」と「感情型」という性格分類もある。

たとえば、ある人が赤いセーターを着ているのを見たときに、

「どうして、この人は赤いのを着ているんだろう。赤が好きなのかな」

と考えるのは思考型。

「ああ、似合っているな」とか「ちょっと派手すぎやしないか」

と思うのが感情型だ。


それと同じことで、「直感型」と「感覚型」というのも相対立している。

感覚型の人が物そのものを見るのに対して、
直感型はその背後にあるものを見る。

数人で食事をしていてその食べ物、たとえばラーメンなら、

「麺にコシがあってうまい」とか「スープがあっさりしていて好み」

だとか言っているとき、

「このラーメン屋、フランチャイズで全国展開したらヒットするかも」

なんて、パッと話がよそに行くのが直感型である。だから、直感型は非常におもしろい思いつきなんかを言ってくれるけれど、道を訊いたりしたらむちゃくちゃ教える。感覚型の人は非常にきれいに分類して物そのものと向き合うのだけれど、ひらめきというものが少ない。

この分類もわりあいおもしろくて、恋人を選ぶときは反対のタイプが多い。相補性が働くので、感覚型の人だったら、直感型の人に恋したりする。ところが、相補性が働いているときは非常にうまくいくのだが、いったん相手がいやになったときは、とことんいやになる。

職業的には、直感型や思考型の人がルーティンな事務系の仕事に従事したら、自分の得意な分野を捨てて不得意な方に努力しなければならないわけで、「自分には向いていないのに」と不如意な思いに捉われるだろう。

人間として100%思考型、あるいは感情型などということはなく、思考型タイプにも感情型の特質がまざり合っているわけだが、自分のメイン・アクション(傾向として主な機能)を自覚していた方が、日常生活においては生きやすいだろう。

そして、自分と違うタイプの人を嫌いになることから、ずいぶん救われるのではないかと思う。自分にない能力をあの人は持っているのだということで、納得できるし、場合によっては協力関係も結べると考える。

http://leilanlele.exblog.jp/768329/


ユングの性格タイプ


思考型、感情型、感覚型、直観型のそれぞれを外向的、内向的に分けた8つのタイプ


@ 外向的思考タイプ

客観的な事実を重要視して、それに基づいて筋道をたてて考えるタイプの人。自分の考えよりも客観的事実の方が大事で、感情表現が苦手。

男性に多い。女性ではごくわずか。

(中川隆 注 : 出世する男はすべてこのタイプ、色気無し)

A 内向的思考タイプ

自分自身の心の中に浮かび上がる考えを筋道立てて追うのが得意な人。新しい事実の発見よりも新しい考え方の発明の方が大事。感情面が未発達のことが多い。

男性に多い。

(中川隆 注 : 頭はいいけどみんなの嫌われ者)



B 外向的感情タイプ

どこでどういう感情を使ったらよいかよく知っており、自分の感情をよくコントロールし、周囲の状況をよく理解して、他人と良い関係を保つことが得意な人。社交上手。しかし、哲学など理屈を考えるのは全く苦手。

女性に多い。

(中川隆 注 : 人当たりはいいが打算的)

C 内向的感情タイプ

心の中に好き嫌いの判断を持っていて、自分の心の中に描いた心像に忠実であるが、それと関係ない人たちを全く無視してしまうので、自己中心的で、時に傲慢な印象を与える。感情面にすばらしい判断力を持っているが、その表現力が不十分で、周囲に誤解されやすいといえる。思考面が未発達のことが多い。

女性に多い。

(中川隆 注 : 冷たく見える女性はこのタイプ)


D 外向的感覚タイプ

現実の人や物事に対して、具体的に身体的感覚で感じ取ることが得意な人。色や形によいセンスを持っている。しかし、直感的総合力には欠ける。

男性にも女性にもいる。

(中川隆 注 :詐欺師にはこの性格が多い。 自分では何もやらないで他人に押し付ける)


E 内向的感覚タイプ

外からの刺激をじっくりと自分の感覚に吸収し、取り込むが、それを、すぐには表現しない、または、その人自身の主観的印象が主体となってしまうので、誤解を受けやすい。直観による将来的見通しが全く苦手で、概して方向音痴。

(中川隆 注 : シューベルト・ショパン等の繊細な芸術家はこのタイプ)


F 外向的直観タイプ

直観は、直接無意識に根ざしている心機能で、周囲の人やものや将来の見通しなどにカンが働く。流行に敏感。感覚が未発達なので、周囲のものごとをじっくり捕らえることが出来ない。


どちらかというと女性に多くみられる。

(中川隆 注 : 頭がいいと思われている女性はすべてこのタイプ、論理的思考力はゼロだが学校の数学のテストでは何故か高得点を取る)


G 内向的直観タイプ

カンがよく将来の見通しなどもよく見えるが、そのカンは外の社会には向けられず、もっぱら心の内に向かっている。弱点は感覚で、まわりの状況や事実をよく見ようとしない。

(中川隆 注 : 変人・奇人・訳わからない天才はみんなこのタイプ)

http://miztools.so.land.to/js-tools/diag/Jung.html

 ◎意識のタイプと社会への適応性について

 概して、男性では外向的思考型、女性では外向的感情型がもっとも現代社会に適応しやすいとのことです。

社会という個々の人間が集まってできている場所ですから、まぁ自分の外部の対象を意識しながら生きている外向型の人間が適応しやすいと言うのは当然と言えば当然のことかもしれません。

内向型というのは、つまり

自分の内の世界=心の中

を意識しながら生きてる人々のタイプのことですから、そりゃなかなか社会に適応するのは難しいでしょう。

ちなみに最も現代社会に不適応なタイプは、内向的直観型と内向的感覚型なんだとか。

2タイプとも芸術家や宗教家に多いタイプで、結局のところ「何言ってんのかわかってもらえない」んだそうで…。

がんばれ内向人!!君だけが持っているその素晴らしい内的世界を世間にぶちまけてやれ!きか〜!(←ど、どうしたんだ?)

 ◎タイプ別の相性についての話


 外向的思考型と内向的感情型、外向的直観型(”人を見る目がある”ような人がこのタイプです。)と内向的感覚型などの、いわば正反対のタイプ同士は、無いものねだり的な感じで相性がいいらしいです。友人同士であればお互いのあり方を尊敬し合い、恋人同士であればかなり深い仲になるとか。

意識と無意識の相補性(=ユング心理学の基本中の基本!)ということを考えればよくわかることですね。内的な相補性が外界に”投影”されて、人間関係の中に現れるということなんですね。お互いに相手が、無意識の中にいる自分自身とは正反対の「もう一人の自分」に当たるわけです。しか〜し!反対同士でも、ある程度互いの補償が進めばやはり似てきます。そしてやがて倦怠期がやってきます。あれだけ仲むつまじかったのにいきなり冷めまくり、というのはこういうメカニスモなんですねぇ。いやはや。

 なにも投影の対象は人とは限りません。物や事にも投影されます。例えば”車”だとか、その他の趣味とか仕事とか、ある物事に異常なまでに情熱を持っている場合、そこには心理的な投影機能が働いている可能性があります。

 ちなみに、外向的思考型と外向的思考型、のように、同タイプ同士も仲がいいらしいです。お互いに深く理解し合えますから。しかしいずれ飽きがきて、反対側のタイプに目を移すらしいです。また同タイプ同士は思いっきり仲悪くなるケースもあります。ほんのちょっとした違いが気に障り、やがて我慢できなくなってくるというような形です。そもそも”似ている”ということは勘違いを起こしやすいことです。”似ている”を人はしばしば”同じ”と取り違えてしまいがちですからね。いやぁ、人間ってのはムズかスィ〜ですな、まったく。ズズズ…(←縁側でお茶をすすっている音)


 ◎「個性化」の話


 劣等機能(思考型なら感情機能、感覚型なら直観機能とか)を意識化していって、意識の中心である「自我」に取り込んでいく過程、このことをユングは「自己実現」とか「個性化」と呼んでいます。これを実現に向かって進めていくことが人の人生における目標なんだとユングは言うのです。

 「でも先生、4つの機能すべて使えるようになったら、逆に人それぞれの個性が無くならない?」

というバカな疑問を持つ人もいるでしょう。しかし、一つ、例えば”感覚”と言ったところで、人によって千差万別です。色を見る人もいれば形を見る人もいます。色の中でもさらに好みは細分化されていきます。4つの機能全てが意識化されても、やはり人それぞれの個性というものは保たれます。つまり感覚一辺倒の個性もやはりその人の個性ですが、4つの全ての個性が実現されれば、その人は正に「この世で唯一無二の個性」を持つことになるのです。

 わかりやすい例を挙げればこういうことです。人は皆、等しく目・鼻・口・耳を持っています(これはユング自身が著書の中で挙げている例です。)しかし一つ一つを他人と比べてみれば、微妙な、あるいは大きな差異があります。そのように普遍的(=みんな持っている)かつ個性的(=一人一人違う)なものが複数合わさってできている「顔」というものは、これは一人一人全く違います。一つ一つが全く個性的で無二のものです。こういうことなんです、わかっていただけました?

 ただし、自己実現・個性化というものは、あくまで目標であって、到達し完成できるものではないとユングは言っています。そこへ向かって進んでいく過程こそが「人生」なのだと、そういうことのようです。シブ。

 さらに重要な言葉について言っておきましょう。「自我」と「自己」はユング心理学においては別のものです。「自我」は”意識の中心”であり、「自己」は”意識と無意識をあわせた精神全体の中心”だということです。簡単に言えば自己の方が自我よりエライ、みたいな(?)。

 概して西洋人の精神構造は自我中心であり、逆に東洋人の精神構造は自我は無に等しく、直接に自己が中心になっていると言われています。


 まぁ、この類の性格分類みたいなものは(注:ユングのこの「タイプ論」は、あくまで人の心を見る際の「目安」としてのものです。)、あまり科学的でなくてインチキくさいものだと思われがちですが、ユングはつまり、次のように言いたかったのでしょう。以下の文章は、講談社現代新書『ユングの性格分析』秋山さと子著、からの引用です。


”多くの人は、この価値観や性格の相違を、それ程大きなこととは思っていないかもしれない。しかし、人間関係のなかで起こる様々な問題は、最初は相手に良かれと思ってしたことから誤解が生じて、こじれてしまう場合が大部分で、その前にもし、人には共通なものも多いけれど、しかし、それぞれの個人によって、正反対の考え方や感じ方をする場合もあるということを知っていれば、余計な摩擦は省かれるし、自分ひとり悩むことも、ずっと少なくなるだろう。”

ってなことですな。うん、まさにそうやね。すれ違い的な誤解やね、問題なのは。うむ。だからこう、ものは幅広く考えましょうよ、ってことかねぇ。他者のあり方も認めようや、ってことですかね。難しいけどね。

http://homepage1.nifty.com/thenamongja/aruhi_hu/yungu/yungu_taipu_2_aisyou.htm

ユングは同じ心理学の研究にたずさわるにもかかわらずフロイトやアドラーなどのように全く違った研究結果が出てきたりするのは、そもそもの人間の”タイプ”が原因であると考えたと言われています。

精神疾患などに関するキーワードとしてフロイトは”性に関する深層心理学”や”コンプレックス”に纏わる過去の記憶を深めてゆきましたし、アドラーは”権力”をキーワードに後々には社会心理学に大きな影響を及ぼしました。

フロイトが「なぜ○○だったのか?」という問いを中心に研究を進め、その結果『過去』の原因(トラウマなど)が心因性の疾患の原因だと発見し、

アドラーは患者に対して「なぜ○○をしたいのか?」かという未来に対する指向性が強かった為に次々に変容する社会心理学というものの元型を基礎付けるようになったとユングは考えました。

ユング自身は晩年までの研究の中では非常に宗教的であったり、芸術的であるとも言えるような象徴の研究に没頭しました。これらの研究の違いには、そもそもの人間の”タイプ”があるとユングは考えたのです。

 しかし、このユングの研究したタイプは、現在の血液型占いや星座占いと違って、心理分析を始めるときに必要な”基本的態度”として扱われています。つまり分析に必要な軸としてそのタイプを採用したということです。また、彼は夢の補償作用、心理的な補償作用というものに重点をおいた為にそのバランスをとる軸が”タイプ”といわれるものなのです。

 彼が提案した有名な概念は、外向的態度と内向的態度です。この概念は、いわゆる”明るい”と”暗い”という風に解釈されがちですが、厳密には、自分のこころに対して外向的であるのか内向的であるのか?ということです。

僕自身を自己分析してみると、僕は友達と遊ぶのが好きだし、仕事なんかで一人で長時間車を運転していたりすると退屈で仕方なく、「誰かに会いたいなぁ〜。」なんて思うし、時折友人の家のそばを通りがかって「さぼっちゃおうかな…。」なんて思ったりしますが、僕自身は殆ど内向的なのです。つまり、”自分のこころ”というものに対して焦点をあてて行動の基本にしているということです。友達とよく遊ぶし飲むし(……!!)人と一緒にいるのがとても好きですが、これは内向的な傾向です。

ところが僕の恋人は無口で余計なことは一切言わないし、声もとても小さいのですが、一緒に仕事なんかをしてみるともの凄い気が利くんです。僕が考えていることを先読みしてスラスラと仕事をこなしてゆくんですね。彼女の見ているところは、自分のこころではなく外界(つまり僕)であって、その外界をよく見て、判断し、行動するわけです。これは彼女の無口にも関わらず外向的な態度なわけです。

外向的な人間だけが演劇の舞台で堂々と演じられるわけでもなく、また内向的な人間だけが部屋で一人じっとしていられるわけではないということです。非常に難しい分析なのですが、外向的・内向的という意味は、我々が思っている概念とは少しばかり違うのです。 つまり、

外向的態度→は、自分の外に対してこころの機能が働き、外部とのやりとりを中心に態度を決定してゆくのに対し、

内向的態度→は、自身のこころが感じていること・考えていること・要求していることを中心に態度を決定してゆく

ということです。 そしてさらに、外向的態度・内向的態度概念を基本にユングは、思考型・感情型・直感型・感覚型という4つの軸をつくります。これらの概念は図のようにお互いに対立し補償するという機能をもっていると考えられました。


 思考型という態度は、常に理論的で理性的であり、その手続きの厳密さにあります。可能な限り矛盾やデタラメを排除しつつ秩序を重んじるタイプです。

その反対の感情型は、世の中の事象や現実に対して喜び・悲しみなどの情動でもって判断し行動するタイプと言えます。

思考型と比較すると矛盾があっても自身の喜びとなるものを選び取るし、秩序が保たれていても悲しみがあるのであれば、それは自身の悲しみ以外の何者でもないと感じるわけです。


直感型はいわゆる閃きのタイプです。「そうだ!」と信じたものが全てであり自身の態度となって現れてきます。

その反対の感覚型は、いわゆる寡黙な職人です。理由はわからないけれど知覚を通して事象を理解できるわけです。感情表現もできないし、思考型のように言語表現もないのですが知覚を通して理解できます。

 自分の周囲の人々と接することでこれらのタイプは非常によく理解できると思います。

職場などでは”思考型”の人が割合多くいて、逆に職場という理性的な場では”感情型”のような人はなかなか仕事をうまく前に進めることができません。

しかし、アルバイトの女の子が完全に近い思考型で皆の机にお茶を配って歩きながら、フェミニズムについて語られたとしたら、これも非常に雰囲気がよくないわけです。

僕の個人的な体験ですが、僕自身はあまり堅い職業についているわけでも、特別かっこういいわけでもないんです。恋人ができて仲良くなったのですが、実は彼女という人はとても無口で、僕も普段は何を喋ってよいのかわからない…という感じなのですが、二人で美術館に出かけたり、芝生に寝ころんで昼寝をしたりしていました。口説いたわけでもないし、ただ何となく恋人という関係になったのですが、「どうして俺が恋人なわけ?」と質問してみると彼女は「直感」と答えたことがあります。僕としては女性が恋人を選ぶという際には非常に多くの情報を分析しているのかどうかはわからないけど、慎重な作業なんだと思っていたわけです。だいたい人生のパートナーを直感で選ぶ人っているんですね。結構おどろきました。

 これらは、何もその本人が○○型として収まるわけではなくて、これらの要素が少しずつ近寄ったり遠ざかったり、またはその比重が重かったり軽かったりしてバランスをとっているわけです。

つまり100%思考型であったとしたら、それはコンピューターということになるでしょうし、実際、猫なんかを見ていても100%感覚型になって見えません。我々はその4つの傾向を持ちながら生活し、時と場合によっても変化させて生きています。感情型の人だからといって、数学の厳密な計算ができないわけではないのです。きちんと理屈も秩序も理解できるのですが、基本的な態度として感情型ということです。

この概念をユングは夢の分析の中で得たといわれています。夢の分析の中では、例えば医者や弁護士などのように秩序と計算の中で仕事などをしている人は、夢の中では幽霊を見たりして怖い思いをしていたりしたわけです。お医者などという仕事は死人とのつき合いもあるし、幽霊なんて現実の世界では信じていないのですが、もし夢の中ででも幽霊を信じられないとしたら至極冷酷な人間ということになります。その為に夢にそのような逆の感情が表れて本人のこころの秩序を補償しているとユングは考えました。


 そして、先の外向的・内向的という考え方と4つのタイプを組み合わせて立体交差させると、例えば内向的直感型とか外向的感情型などのように8つのタイプが現れます。

つまり、外向的思考型・内向的思考型、外向的感情型・内向的感情型、外向的直感型・内向的直感型、外向的感覚型・内向的感覚型です。

 このタイプの考え方は、その側面に対して両価性を持っているという風に解釈することができます。内向・外向という考え方もそうですが、普段はお喋りで友達も多くいろんな折りに顔を出す社交的なタイプが、いざ舞台に立って歌を歌う段になると照れてしまうということもありますし、普段はおとなしい人物が非常に堂々とした挨拶を舞台でやってのけるということもあります。また、


思考←→感情、

感覚←→直感


という風に対する概念になっているのは、例えば思考型の人物が普段は理性的にデータを分析して客観的に仕事を処理しているような場合でも、その仕事が認められて出世し人事権などが与えられてしまうと、どうやって人選してよいのかさっぱりわからなくなる上に思考では人選ができないという状況も沢山でてくるわけです。そういう状況にさしかかった時に思考型の人物は、突如感情的になって自分の好きな人物だけを周囲に集めてしまう…ということもあります。そのようにしてこの”タイプ”は相反する概念が時に混乱し時に秩序立てられるという不思議な様相を呈していると観た方が理解しやすいものなのです。

 普段の生活の中で主に使われている心の機能をユングは、主機能(main function)、その対立機能を劣等機能(inferior function)といいました。劣等機能は普段の生活の中で充分に使われていない機能なので、非常に未分化であるということもあるし、時折その機能を本人が制御不能になるということがあるとユングは言っております。というのは、

感情型の優しい女性が、喧嘩の段になると無茶苦茶な屁理屈をこねてどうしようもなくなる場合は思考という未分化な機能に頼らざる得なくなり本人の意図を越えて突っ走ってしまうわけです。

また、手先の器用な素晴らしい技術をもった感覚型の職人さんが、不況で自分の手作りの作品が売れなくなり突如直感が閃いて無茶苦茶な事業に手を出してしまって大失敗したりする例です。

 またその相反する機能の中では、

思考型・感情型を合理機能、

感覚型・直感型を非合理機能

といいます。これは、思考や感情というのはそれなりの”理由”があって機能するのに対して、感覚と直感は、殆どそこに我々が目にすることのできる”理由”がないからです。

 この”タイプ”の概念で断っておかなくてはいけないことは、これらの名称に”劣等”とか”非合理的”とかいう冠が付けられていたとしてもそれらが否定的な意味をもつとは限らないということです。つまり、感覚型の人というのは、例えば合気道の師範なんかですと、その素晴らしい技を殆ど言語によってその”感覚”を説明することは不可能なのですが、それは長年の鍛錬の成果と彼自身の才能によるところでもありますし、逆に彼は何も具体的なことを教えてくれない厳しい師範ということにもなってしまうわけです。これらの名称のカテゴライズはただ単に分けているというだけです。

 これらのタイプという概念は夢分析から経験的に導き出されたものでもありました。ユングの夢分析で重要な位置を占めている意味合いは夢の補償作用というものです。これは、我々が見る夢というものが、我々の現実の生活の上記の4要素(思考・感情・感覚・直感)を補うようにしてバランスをとっているという考え方です。例えば僕自身の分析によると、僕は思考型と感覚型に大きく偏っていて、もっとも劣等機能になっているものが感情です。普段の生活で僕は感覚的に生きているわけです。職業柄ということもありますが僕のように大工さんのような職人のような手でものを作る仕事であると、感覚が仕事の殆どを担ってしまっているわけです。その感覚的な仕事を仕事仲間に説明するには感覚を思考(つまり言語)に翻訳する必要があるし、また見たことも経験したこともない”もの”を作ってくれ!と注文された場合はある程度”思考”を通して論理付けて設計や予定図を考えなくてはいけないわけです。

思考=感覚というこの二つの主要素を通して一日中活動しているわけです。またこのような仕事が非常に楽しいわけです。

感情が使われる場面は、完成した時の充実感と時折仲のよい仕事仲間と出会ったり、また相性のあわない嫌いな仲間に会ったりした時だけで仕事を始めてしまうとすぐに忘れてしまうんです。その為に夢はある程度一人の人間のバランスを取るために補償する機能を持ちます。僕は夜になると恐ろしい悪夢を見て叫び声を出したり、奇妙奇天烈な夢をたくさん見て、愉快になったり悲しくなったりするのです。そうでもしないと非常に感情が薄れた人間になってしまう可能性が高く、世の中の事象に対して感情的・直感的な読みができなくなってしまうのです。


 僕自身が昼間太陽の光を浴びながら殆ど感覚的に仕事をしているので、最もはっきりとした意識の部分にその感覚があります。それらを補佐するように思考機能が意識の中にありますが、感情と直感は無意識の中に沈んでいることがわかります。直感は感覚と対極に位置するので無意識の深い部分にあって、意識化することができません。実際僕は直感的に物事を判断するような事態に陥ることは殆どないのです。しかし、現代のように数ある情報網の中で直感的に選び取らないことには結局は”何も選ぶことができない”という事態にもなります。思考的に数々の情報を整理して感情に照らし合わせて…云々とやっていると時間がかかって仕方がない…。僕自身はとにかくそういうことが非常に苦手でして、目の前にあるものを手で触ってみて(感覚)、それらを仲間に説明したり、あるいは設計したり(思考)することが殆どなのです。そのようなわけで、僕は”内向的感覚型”ということになりますが、図のようにそれらはある比率をもって対峙しているので何も思考能力が欠け落ちた感覚型ではないことがわかります。

 ユングは自分と異なるタイプを理解することが非常に困難であることを強調しています。つまり、僕の例でいうと”外向的感情型”もしくは”外向的直感型”の女性ということになります。確かにその通りで、目に映らないものを頼りに直感的・感情的に判断して、しかもそれらを根拠に外部と接触されるとわけがわからなくなります。コンプレックスという概念を考え合わせると腹が立って来るときすらあります。

 ユングのタイプの研究は、星占いのような性格分析ではなく、これらのタイプにおいて”劣等機能”を発展させてゆくことが個性化(individuation process)であるということなのです。

カウンセリングなどで相談に訪れる方々は主機能によってこれまで上手に生きてきたわけですが、ある環境の変化でもって主機能だけでは生きてゆくのが困難になった…と言えると思います。それゆえにその人間の全体を壊すことなく”個性化”の過程を踏んでゆくことが我々人間に与えられた試練であり人生であるというわけなのです。例えば、上記のように僕自身は職人であって、毎日ペンチ・ラチェット・ハンマー・ヤスリ・ノミやカンナ・釘・ボルト…そんなものを相手に仕事をしていて、どの場面にどの道具を使いどれだけの作業時間がかかるのかは、感覚的に解るものなんです。現場に行ってぱっとその風景を見て大体の予算と工期(作業にかかる日数)が解ります。もしこの仕事を辞めて営業職などに突然ついたとすれば、これまでに頼りにしていた主機能の”感覚”は殆ど役に立たなくなって、見ず知らずの人間と共に顔を会わせるには”感情”や”直感”といった僕の劣等機能がどうしても必要になってくるわけです。その時に僕は非常に苦しむことになるわけです。しかし、個性化ということに関しては僕はまだまだ未分化な人間であるということができます。

 またこれらの諸機能においては、社会の期待感というものとのズレが起きます。

バリバリの思考型の女性というのも世の中には存在するわけでして、それらの人物が女性としての期待、妻としての期待、母親としての期待にどうやって応えてゆくのかという場合にも非常に困難が生じると思います。

今現在はそれでも比較的男女差別などという問題が消滅しつつありますが、それでも尚、その時代特有の期待感というものがあると思います。それらの社会の要請とどうやってつきあってゆくのかというのもユングの個性化というプロセスと大きく関わってゆくことになると思います。

 http://www014.upp.so-net.ne.jp/tangsten/term/term/term3yagyou1.html


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ユングは「思考」と「感情」を合理的機能(rational function)、「直観」と「感覚」を非合理的機能(irrational function)と呼んでいます。これは、「思考」「感情」が何らかの判断を下すのに対し、「直観」「感覚」はまず自分のうちに取り入れる機能だからです。

「思考」型の人は、それが何ものであるか考えたり、何に属するかと考えたりと、思考的なもので、分類・判断・規定します。目の前の「それ」に判断を下すのです。

「感情」型の人は、それが好きか嫌いか、快いか不快か等、感情的なもので、判断したり、分類したりします。

このように「思考」「感情」共に、ある事象に対し、ある種の方向付けをしたり分類したり、合理的に判断を下します。何らかの理論なり体系にそったものなのか、あるいは感情に従ったものなのかは別にして、ともかく判断しているんですね。分けています。

ただ、こういうのは逆に言えば、そこにあるものを、そのまま受け取るのが苦手だといえます。なまじ判断基準が明確なだけに、そこにあるものを「そのまま」受け取れないんですね。

思考型でいうと、いちいち意味を考えてしまったり、属性を考えてしまったり、

感情型でいうと、いちいち好き嫌いや感じのよさ悪さを考えてしまったり、

そこにあるものを「そのまま」受け取るのではなくて、受け取る際に分けてしまいます。「これは○○なもの」と判断を下している。つまり裏を返せば、「そのまま」「未加工に」受け取るのは苦手なのです。


そして、そこでこだわりを持ってしまうと、思考型は時に「どうして?」と思ってしまったり、感情型は時に「嫌いなのに」と思ってしまって、うまく受け取れないこともあるかもしれません。(←そのおかげで助かることもあるんですが)


一方、非合理的機能の方ですが、ここでいう「非合理」とは「合理的ではない」とか「論理に合わない」という意味ではなくて、いわば「合理的判断を必要としない」とか「論理にとらわれない」という意味だと思われます。実際、「直観」「感覚」型の人は、目の前の事象を、そのまま受け取るのが得意です。

「直観」型の人は、そこから可能性を受け取ります。そこに付随する発想やインスピレーションを受け取るんですね。ある意味、無形のものを感じ、受け取るのです。

「感覚」型の人は、とにかく、そのままの形状、色彩などを詳細に受け取ります。外的にしろ、内的にしろ、そこにあるものを、そのまま受け取ります。

このように、「直観」「感覚」型の人は、あれこれ考えたり、好き嫌いを判断する前に、ともかく、そこにあるものをそのまま受け取るのが得意なようです。但し、その分、その理由を導き出したり感情を表現することが不得意だったりするわけで、まあ、どちらがいいというものでもありません。あくまでそれぞれそういうタイプだということなんでしょう。


これらの合理的機能は互いに対立するペアをなします。「思考 対 感情」「直観 対 感覚」で、対立するペアを構成しています。それぞれは得意・不得意、成熟・未成熟のような関係にあり、一方の機能が勝っていると、対立する機能は不器用だったりします。

思考的傾向が強い人は感情が未分化・未発達であり、感情的傾向が強い人は思考が未分化・未発達です。

実際、思考型の人は、考えを深めるのが得意ですが、感情を表現するのが苦手だったりしますよね。逆に、感情型の人は、感情を表現するのが得意ですが、考えを深めるのが苦手だったりします。


これは非合理的機能の方にも言え、直観的傾向が強い人は感覚が未分化・未発達で、感覚的傾向が強い人は直観が未分化・未発達です。

直観型の人は、可能性を見出すのが得意ですが、そのものの形状・色彩などを覚えるのは苦手で、実際、可能性を追いかける人は目の前のことには無頓着だったりします。

また、感覚型の人は、そのものの形状・色彩を受け取るのが得意ですが、そこに潜む可能性を見出すことが苦手で、そのものは大いに味わうのだけれど、それをどう使うかには無頓着だったりします。

こういうことを考えると、それぞれ受け取るのを得意としながら、直観型は「その先」といったものを見る傾向にあり、感覚型は「今ここ」を見て楽しむ傾向があるのかもしれません。故に、直観型は先の可能性を見出し、感覚型はそこにある感覚を受け取るのです。

ところで、「未分化」という言葉が出てきましたが、それぞれの苦手なものはそれが無いわけではなく、分化されていない、つまり、うまいこと確立されていないだけなんですね。好んで使う機能はいつも使うだけあって洗練され確立されているわけですが、苦手な機能というのは普段から使われず、むしろ仕舞われているので、確立されていないのです。


そして、未分化な機能というのは思ってもないような強さをもっていたりするので不思議です。先の態度の話でもそうでしたが、無意識下に隠れているものというのは、時に大きなエネルギーをもって表(意識)に現れたりします。ただ、エネルギーは大きいものの、その使い方がスマートではなく、時には幼稚で、よろしくないことになってしまいがちです。未分化なだけに、トラブルを招くこともしばしば。力というのはそれそのものに善悪の判断を下すことはできませんが、その使い方によっていかようにもなるようですね。

「タイプの罠/〜せずにはおれない」

このように、我々人間にはよく使う機能があって、それに頼って日々を生きていたりするのですが、それぞれの機能にはぞれのれの得意とする分野があるわけだし、逆に言えば、不得意な分野もあるということになります。つまり、それぞれ活躍できる場もあれば、そうでない場もあるということですね。

そして我々がひとつの機能のみを頼る限り、どうしても限界を迎えることになります。「それだけではどうしようもない」とか、「それだけでは切り抜けられない」とか、むしろ「それに頼るおかげで困ってしまう」という事態も起こりうるわけです。

自分の機能を頼るのはいいとして、でも、「そればかり」だとか「そうせずにはおれない」となると、ややこしいですよね。

例えば、思考。思考を得意とし、考えるのはいいですが、何かにつけ「考えずにはおれない」となると、ややこしいです。いちいち意味を考えたり、分類していては、しんどそうですね。例えば、あちらから何かが来るような場合、それが分類可能ならいいですが、うまく分類できないとか、また分類する必要がないようなものなら、さてどうなるでしょうか。

感情はどうでしょう。感情は感情でいいものですが、何かにつけ「好き嫌いに分けずにはおれない」となると、どうでしょうか。好き嫌いで分けるのは別に構わないと思いますが、時には「好き嫌いで分ける以上に大切なこと」もあったりするので、そういう時に好き嫌いで判断すると、困るかもしれません。

直観はどうでしょう。可能性を見出せるのはなかなかの武器ですが、何かにつけ「可能性を見出さないと気が済まない」「可能性を追いかけないと気が済まない」となると、困るかもしれません。可能性というのは先を見ることですから、足元の方に気をつけないと、とんでもないことになるかもしれません。

感覚はどうでしょう。目の前のものを細かくそのまま受け取るのも才能ですが、何かにつけ「詳細に受け取らずにはおれない」となると、しんどくなるかもしれません。何でもかんでも受け取ると、容量オーバーになるかもしれません。今やここから離れられず、先になかなか進めないかもしれませんね。


こういう風に、それぞれの機能も使い道があって、使うのに適した場もあるということ。逆に、使わないでいいような場で使っていると、いちいちしんどかったり、うまくいかなくなったりもする、ということになります。

ただ、こういうのは何も悲観的になるようなことばかりではなくて、こういうところにヒントが隠されているということです。そこに改善の余地があったりするんですね。

さて、大まかな説明をしたところで、次に、実際の各機能を見ていきたいと思います。

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●思考型

「その固有の法則にしたがって、与えられた表象の内容に概念的なつながりをもたらす心理機能」とユングは言います。

その固有の法則とは、世の中にある法則や体系であったり、自分の持っている法則や体系だったり。「表象」(ひょうしょう)とは「心に思い浮かべられる外的対象の像」。

つまり、感覚機能や直観機能によって受け取ったもの(知覚したもの、記憶に起因するもの、直観として受け取ったものなど)を、その法則や体系にしたがって、分類したり、組み立てたり、意味を考えたりする機能です。

それが内部にあるも(心の中に生じたもの)であっても、外部にあるもの(目に見えるカタチとしてあるもの)であっても、それを法則や体系にしたがって、概念によって捉えて処理する。頭の中で考えて処理する。そこにある、性質、共通性、本質などに注目し、それを整理したり、把握したり、あるいは組み立てたりする。

もう少し一般的にいうと、「考えること」、「知識や経験などをもとに、それを結びつけたり、組み合わせたりして、あれこれ考えること」。感覚や直観から得たものを、「知識や経験により概念化し、判断したり、推理したりして、把握すること」。


主に外的な事実に依存して思考するのが、「外向的思考」型。内界に生じるイメージに依存するのが、「内向的思考」型であるといえます。(但し、両方を持ち合わせるのが普通で、どちらに力点がおかれているかによって、分けることができるように思います)


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【外向的思考】

このタイプの人は、外的な基準を取り入れ、知的な考察に基づいて行動します。自分の思考体系というよりは、一般的な、あるいは、一般にも受け入れられるような、思考体系を好みます。同じ思考でも彼らは、共有できる基準を好むのです。したがって、自分で体系や法則を作るというよりは、既にあるものに従おうとします。

故に、このタイプの価値基準・判断基準は、良い悪いは別にして、一般的です。既に確立されているものを好む、といってもいいでしょうか。それらは広くみんなで共有するものだと考えているので、独り善がりな基準には固執しません。これが外向的思考タイプの強みでもあり、同時に弱みでもあります。

誰とでも共有できる思考体系を持つことで、社会で生きるということや公の場でものを言うことがスムーズに進みやすい。いちいち説明することもあまり必要なく、理解も得られやすいかもしれませんね。ただ、それも過ぎると独創性が失われるわけで、面白みにかけたり、硬い印象を与えるかもしれません。あるいは融通が利かなくなる、ということも出てくるでしょうか。

外向的思考タイプは外的基準という「枠」を大事にし、多くのものをそこにはめ込もうとします。これはこうで、それはそうでという風に、枠にはめ込み、図式どおりにきっちりとしたい。ただし、それも過ぎると、「例外を赦さぬ態度」で、相手や自分を苦しめてしまうかもしれません。一般的な基準から外れることを赦さないとか。

彼らはこれを自分の生活にも適用しようとするので、感情というものを抑圧しがちです。感情に従いフラフラするよりは、自分の生活というものをきっちりと枠に収めたいと考えます。「これだからこうなった」「それだからそうなった」「○○だから、こうすべき」と、自分の考える図式にしたがって、きっちり納得できるように収めたいのです。

しかし、前にも述べたように、奥に仕舞ってあるものというのは、特に意識的な働きが一面的であればあるほど、ひょっこり顔を出したりします。それもけっこうなエネルギーを持って。したがって、普段感情に流されずにいる外向的思考タイプが、急に感情的になることもあります。大爆発を起こして周囲を驚かせたり、あるいは情に流されて、普段では考えられないようなことをする場合もあるかもしれません。

硬い枠と、その補償作用としての感情の未分化な発現。これによって、このタイプは自分や周囲を驚かせたり、困らせるかもしれません。


社会的なことを考えると、外向的思考タイプは問題を解決したり、明確にしたり、必要なものと不必要なものを分けたりするのを得意とするようです。外的な基準を用いるだけあって、実際的なことは得意です(←経験則にそってますから)。また前述の通り、一般的な考えを用いるので、相手に伝えやすいし、受け入れられやすい傾向もあわせ持つでしょうか。こういう傾向がうまく働くと、社会で成功を収めるかもしれません。

この型の人が関心を寄せるのは外的事象であって、(内的な)理論とか観念ではありません。彼らは実際的な経験則を好み、それをどんな状況にも当てはめようとします。彼らは感情よりも思考を上におくので、冷たく、よそよそしく見えることもあります。(よく言えば、クールでしょうか)

外向的思考タイプが注目するのは、みんなが知っているそれ、つまり客観的な存在であり、また客観的な観念です。みんなが知るそれをみんなが知る観念で説明したり、判断したりします。これによりこのタイプは高い適応力を持つことになります。注目するものも、それに判断を下すものも、みなと共有しているものなので、コミュニケーションに困りません。彼らのやることは社会的には妥当で、実際的。ただし、それを個人に当てはめる際には、正しいけれどやりすぎ、ということにもなりかねないので注意が必要かもしれません(←前述の枠の話ですね)。

このタイプは高い知性をもつ反面、その知性が感情を抑えつける傾向を持ちます。それは獣ではないという意味では人間らしいと取れますが、人間も自然から生まれているとか、人間の中にも自然なものがあるという意味では、人間らしさに欠けるということになってしまいます。時に、このタイプは原理原則を取り、情を抑え込んでしまうのです。(まあ、その反作用で情に溺れることもあるわけですが…)


(その影)
内向的感情。

感情というのは勝手に湧いてくるもの、やって来るもので、思考のようにあれこれと組み立てるものではありません。意識を思考に使うこのタイプは、感情というものを意識するのが苦手です。というのは考えながら感情に従うのは困難だし、感情に従いながら考えるのは困難だから。本来、好き嫌いというのは考えて判断するのではなく、感情に従い判断するものでしょ?

まあ、思考タイプは考えることによって好き嫌いを判断することがありますが、それは思考的な判断であって、感情的な判断ではないわけですね。

一方の機能をONにしている限り、もう一方の機能はOFFになるのが常です。


じゃあ思考タイプには感情が無いのかというと、もちろんそんなことはないです。ただ、感情に従っていないとか、それを拒否しがちだとか、苦手だとか、慣れてないとか、そういうことでしょう。あるにはあるが、うまく活性化していないんですね。

で、うまく働いていないから、時に感情的な爆発を起こしたり、情緒に溺れたりすることもあります。常という意味では感情を意識するのが苦手であり、時々という意味では不器用な発現をしてしまいます。つまり未だ未分化で、うまく整備されていないんですね。感情というものが何らかの道を通ると仮定すると、感情タイプのそれが整備されていてスムーズなのに対し、思考タイプのそれは整備されておらず(そもそも使っていないので)、スムーズにはいかないのです。

あと、知識の共有には勝っている外向的思考ですが、感情の共有という意味では苦手で、同じ観念を共有しているという意識が強いためか、周りの人の感情という点では無頓着な傾向があります。また、価値基準や法則、社会道徳や規律というものに重きを置くため、人の感情というものが、自分という意味でも、相手という意味でも、軽んじられるきらいもあります。

そのためか、プライベートが軽視されることもあって、それよりは会社や組織、社会的な貢献の方が優先されることもあるでしょうか。

(補助機能としての感覚)
外向的思考+補助機能としての感覚。

このタイプは、感覚機能によって受け取った外的事実に注目し、それを思考によって処理します。つまり実際的な経験を重んじるわけです。実際の経験を元に、分類したり、説明したり、整理したりする。思考する材料にしても、思考に用いる基準にしても、外的な事実や経験を使うことを好む。

(補助機能としての直観)
外向的思考+補助機能としての直観。

このタイプは、直観機能によって受け取ったひらめきなどに注目し、それを思考によって処理します。したがって上のタイプとは違い、実際の経験というよりは、頭の中で理性に頼って考える。というのも、直観というのは「これからどうなるか」といったものを知覚する機能なので、経験云々の話にはなりにくい。


傾向:
みなで共有できるような外的基準に従う。
考えというのはみなに説明できて当たり前で、そういう面では不自由しない。
逆に、「自分だけ分かる」というものには興味がない。

外的基準を大事にするため、融通が利かないことがある。
図式や道理どおりに進まないことにストレスを感じる。

感情に無頓着で、日頃から抑圧しがち。
その補償作用としてコントロールできない感情に驚くこともある。

社会的な適応力が高い。
その反面、周りの人の感情に意識がいかなかったりする。


このタイプが窮地に陥るのは、外的基準にこだわるあまり、例外を赦せなくなった時。何が何でも枠に納めようとすると、そこからはみ出る部分が傷ついてしまうかもしれません。基準や枠も、過ぎると「囚われ」になってしまいます。

しかし、逆に言えば、それを緩めれば楽にもなれるわけで、そこにヒントが隠されているのかもしれません。

このタイプはこのタイプでいいものをたくさん持っているわけで、それに固執するあまり多くを見逃し生きるでもなし、それを棄ててしまうでもなし、ちょうどいいように折り合いをつけるのがいいんでしょうね。基本姿勢を持ちつつ、例外も認める。それでいいんではないでしょうか。
また、それに至るまでにいろいろ悩んだり、揺れるのも、そうそう悪くはないでしょう。(まあ、苦しいのは苦しいんですが…)


自分が信じる一般論的な枠、それと共に、枠の外にある(今は未知な)ものも認められると、豊かになっていくかもしれませんね。


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【内向的思考】

このタイプの人も、知的考察によって行動します。但し、彼らは内的基準に従う傾向にあります。(自分の理論、自分の考え、とかですね)。彼らは概して外界の事象そのものにあまり興味を示さず、本質的には(外界の事象によってもたらされる)内的な理論や観念に関心があります。外界の事実よりは、内界の見解(=見方、考え方)に重きを置くのです。外向型が客観的なのに対し、内向型は主観的です。外向型は目の前の「そのもの」について語ろうとしますが、内向型は目の前のそれによって導き出された見解を語ろうとします。(いわば自分目線ですかね)。これが建設的に働けば、独創的になるし、否定的に働けば、独りよがりな考えや、理解不能の考えになってしまうかもしれません。

外向的思考タイプが「共有」という面に優れているのに対し、内向的思考タイプは共有が苦手か、そもそも興味がなかったりします。前者がうまく説明したり教えたりできるのに対し、後者はうまく説明できなかったり、そもそも教える気があまりなかったりする。「みんなが分かる」よりは「自分が分かる」ことのほうを優先してしまうのです。外向的思考タイプは「誰もが理解できる見解を」と主張するのに対し、内向的思考タイプは「それぞれが自らの見解を持つべきだ」と主張します。

この人にとって大事なのは、主観的な考えの無意識下にある根源的な象徴的イメージ、その発展と提示です。無意識下のイメージを読み取り、思考によって具現化することを好みます。(一般論よりも、自分のイメージや見識に重きを置くわけです)。外向的思考タイプが事実そのものを好んだり、新しい事実を発見しようとするのに対し、内向的思考タイプは各自の見解を好み、新しい見解を生み出そうとします。同じものに対しても、「こういう見方もできるのだ」みたいな。

このタイプは一人で自分の考えに没頭することを好むので、往々にして人付き合いよりも孤独を好み、そうやって知的に満足してしまうことによって、自分の考えが一般に受け入れられるかどうかには関心がない場合が多いようです。極端な例になると「自分だけが分かっていればいい」となって、人に対して発言することや人付き合いが希薄になったりします。こうして頭の中の世界は広いものの、外の世界は狭いものになりがちです。外向的思考タイプが「世の中をどうにかしよう」とするのに対し、このタイプは「自分をどうすべきか」と考えます。関わる方向が内側なんですね。

しかし、自我が「孤独を好むのだ」「自分が知っていればそれでいい」と思ったり、思い込もうとしても、無意識の方はそれをゆるさず、その無意識の補償作用によって苦しむ場合もあります。時に「何で分からないんだ」と激昂したり、ロマンチックな空想に溺れることになるかもしれません。外向型の外への関わり方はストレートですが、内向型の外への関わり方は未分化な面がある。

(その影)
外向的感情型。

外向的思考タイプでは内側の感情経路が整備されていないように、内向的思考タイプでは外に向かう感情経路が未整備です。前者は自分の感情に従うのが不得手で、後者は自分の感情を外に出すのが不得手。また、もともとが自分の見解に重きを置く性分なので、人と感情を共有しようとはあまりしない。

しかし、思考タイプに感情が無いのかというとそんなことはないわけで、感情自体はあるが道が整備されていないだけです。また、内向きの経路は比較的整備されているので、それが孤独を愛する性分とあいまって、感じやすさや傷つきやすさとして現れるかもしれません。

自分の感じは持つには持つのですが、それを外には出そうとはしない。それが内側をぐるぐる回るので、時に感情が爆発したり、時に空想にふけったりと、比較的身近だったり、内側だったりで、感情の発現――それも未分化な発現――があるかもしれません。このタイプは感情を外に出すのがスムーズには行きにくいのです。
したがって、好き、嫌い、あるいは、どちらでもない、という感情表現・感情発現がスムーズに行きません。他のタイプならすっと通るのが、スムーズには通らない。ギクシャクしてしまう。なもんで、そういう経験が蓄積されて、余計に人から離れようとすることもあるかもしれません。
また、外側に向かう感情、感情のやり取りという面では、感情移入についても、「自分に置き換える」(=主観で捉える)という意味では得意なのですが、「それをそのまま察する」(=客観的に捉える)という点では不得意かもしれません。

このように、内向的思考タイプは外に向かう感情(外向的感情)というものに対し、ある意味、目詰まりを起こしているので、そういうものに日々悩まされているかもしれません。故に、外に身を置けば置くほど疲れやすく、それが長く続くと衰弱してしまう。

こういうことからも、このタイプは人から遠ざかろうとするのです。


(補助機能としての感覚)
内向的思考+補助機能としての感覚。

このタイプは、外界にある事象によって生じた観念を感覚により受け取ります。その観念を思考によって処理し、何ものかを導き出すのです。彼らが問題にするのは外に見える外殻ではなく、その内側にある中心、イデアだったりします。

イデアとは「個々の事物をそのものたらしめている根拠である真の実在」。そのものを、そのものたらしめているもの。人間を人間たらしめているのは○○だ、みたいな。リンゴをリンゴたらしめているのは△△だ、みたいな。そういうものをこのタイプは抽出します。(上の○○や△△に当たるものは、人によって違うんでしょうけども)


(補助機能としての直観)
内向的思考+補助機能としての直観。

このタイプは、外界にある事象の中に可能性を見出し、それを直観機能によって受け取ります。その可能性を思考によって処理し、何かを導き出すんですね。彼らはより先を見つめるので、非現実に落ち込みやすいかもしれません。先の現実は今の現実ではないので、そういう難しさを持つことになります。先の現実は今は実現されておらず、よってそれは頭の中の世界にあるものなので、理解という点ではより難しくなるかもしれません。


傾向:
自分の理論、自分の考えを大切にし、それに従う。
事実よりは見解に重きを置く。(といっても事実を無視するわけではない)

考えを共有するのが苦手で、説明したり教えるのが億劫。
内的な充足を優先し、ひとりを好み、人付き合い避ける。

その反作用で、不理解さに悩んだり、人恋しさにより空想に耽ったりする。
感情を外に出すのが苦手。


このタイプが窮地に陥るのは、自分の見解に重きを置き過ぎて、人間関係や他人の見識を軽く見てしまう時。自分だけで満足してしまうと、他者との接点が失われてしまうかもしれません。

しかし、逆に言えば、そこに改善の余地があるわけで、よくなる可能性があるということになります。

自分の見解は自分の見解で大事にし、温め、そしてそれを表現したり、説明することが加わると、接点も出てきそうです。説明することで、「共有」という点も鍛えられますしね。

ここでも自分の持っているものを大切にしながら、それでいて今までにはなかったものを取り入れ、補完すればいいのです。


「自分の見識」(自分だけの見識)を外に表現する方法を得ることによって、「人と共有すること」を学んでいけるかもしれません。その過程で難しさや嫌な思いもするかもしれませんが、その先には得られるものがあるんでしょう。

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●感情型

「与えられた内容について、これを受け入れるか斥けるか、一定の価値を付与する機能」とユングは言います。

思考のような知的判断ではなくて、好きか嫌いか、快いか不快か、満足か満足でないか、美しいか美しくないか、感じがいいとか悪いとか、などで判断します。感覚や直観から得たものを、上記のように、価値をつけたり、判断したりする。

思考型は考えて判断を下しますが、感情的な判断というのはそういうプロセスを伴ないません。それは、法則や基準に頼らない、主観的な価値付けです。
時に、自分の感情による分類、その傾向を見ることによって、「○○だから好き」「××だから嫌い」という風に理由付けをすることがありますが、それはあくまで結果から見えてくる傾向であって、いちいち考えて好き嫌いを判断しているのではないでしょう。それは感情による判断に、あとで理由をつけているにすぎない。感情というのはまるで自動反応のようなものであって、本来は理屈といった経路は通っていないように思います。よくよく考えると、感情的なものに理由なんてなかったりするでしょ。

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【外向的感情】

このタイプには「感情というものは共有するものだ」という前提があります。感情というものは人と人との間を行き来するものであると考え、積極的に感情を表します。「楽しいわね」「これ好き」「これ嫌い」「いいと思わない?」など。
このため、外向的感情タイプはコミュニケーション能力が高いようです。感情を表現するのが得意だし、感情を受け取るのも苦にしません。また、価値基準や判断は一般的で、多くの人に受け容れられやすいようです。前述の通り、彼らにとっての感情は「共有するもの」であり、みんなで理解し合って当たり前のものなのです。逆に、個性が過ぎる感情や価値判断には奇異さを覚えるかもしれません。

このタイプは調和を得意とし、多くの人の中に入るのも苦にしません。すぐに打ち解けて、居場所を確保します。愛想がよくて、付き合いやすく、どんな場でも「適度に」生きられる。感情が共有して当たり前のもので周囲と一致するので、軋轢が生じたり、トラブルを起こすことも少なく、割合円滑に暮らすことができるようです。
(その反面、周囲と違う価値基準を持つ人には冷たいのかもしれませんが。←冷たいというか、理解できない?)

このような人は、初対面の人に対しても好印象を与えるので、生きるのが得意な人、という見方も出来るかもしれません。実際、このタイプの人が、人の間に入り、潤滑油としての仕事をすれば、物事が円滑に進むような気もします。

このタイプは(共有に価値を置くので)一人ぼっちでいることを嫌い、自己反省はあまりしない傾向があります。あれこれ考えるよりは、自分の感情を表明したり、それに賛同を得る方が気持ちがいいのかもしれません。また、友人や同僚に人気があり、親分や姐御肌(あねごはだ)の人として慕われているケースも多いようです。

ただ、あまりにも一般論的に振舞ってしまうと、「自分自身」というものを失ってしまう可能性もあります。共有も過ぎると、主体性や個性を失ってしまいます。また、人々と共有し得ないような意見を持つ人に対し、「どうしてそんなことを言うの?」と、冷たく当たってしまうこともあるかもしれません。

親しみがあり周囲の世界に適応するのが得意な外向的感情タイプですが、それは周りに合わせるのが得意ということでもあり、したがって、「自分とは何か?」といったアイデンティティの問題への関心は低いかもしれず、その宿題は残ったままになりがちかもしれません。そして、歳をとってから考えざるを得ないような状況になり、困ってしまうことも多いでしょうか。


(その影)
内向的思考型。

外向的感情タイプは、本人が思っているより信じ込みやすい傾向があります。彼らが好むのは「感情を共有すること」。そして、劣等機能(普段使われない機能)として思考がありますから、考えるのが苦手です。比較的、外部の考えや基準というのは取り入れようとしますが、自分の考え、自分の見解となると、あまり持ち合わせません。本人が持っているつもりでいても、それは非常に感情に彩られたものであったり、外部の考えをそのまま用いたものだったりします。つまり、「自分で吟味する」といったものに欠けるんですね。検証できない。

したがって、彼らの身近な外界として例えば迷信的な集団が存在したならば、それを共有し、信じ込むことになるかもしれません。非科学的なものでも、集団がそれを持つ限り、それは共有するものであり、しかもそれを吟味する見解を持たないので、容易に信じることになったりします。人付き合いという意味で有効な「共有」という機能が、時に、こういう風な事態も生んでしまうんですね。

「いちいち考えなくても適応できる」というメリットが、「深く考えることができない」というデメリットにもなってしまうのです。

中には、「いいえ、わたしは疑り深いんです」という外向的感情タイプもいらっしゃるかもしれませんが、それは考えて云々ではなく「○○は疑わしい」というものを共有してのことだったりします。(この場合は、「○○は疑わしい」ということを信じ込んでいるんですね。検証して疑っているのではありません)

しかし、抑圧されているものはいつか発現することになる、というのが人間の常です。このタイプだと、日々抑圧されている思考が急に、表に現れることになります。しかし、他のタイプ同様、いつも使われていない機能は未分化です。よって、その思考は幼児的な思考に留まります。考えているようで考えていないというか、考えきれない。そこまで慣れていないのです。開発されていない。考えきれないもんだから、「結局、そんなもんさ」と結論を急いでしまう。それは一見導き出されたようで、途中で放り出されたものだったりします。段階を踏んでいない。
この「結局、そんなもんさ」は、考えきれないと性質と、外部のものを取り入れ共有するという性質と相まって、強化されることがあります。何らかの「それ」について考えようとする場合、考えることに慣れていないので「結局、そんなもんさ」で片付けてしまいがちになったり、同時に、外部にある考えを共有しようとするので、「結局、そんなもんさ」になってしまうんですね。(それを証明するものとしては、思考タイプのように順を追って説明できなかったりします。何事も「ともかく、そうなのよ」で片付けてしまうんですね)


(補助機能としての感覚)
外向的感情+補助機能としての感覚。

このタイプは外界に(実際に)あるものを感覚によって受け取り、感情によって評価します。その美的観念は社会で共有するものであり、文化的背景に依存していたりします(その社会、その地域、その時代の美的観念に関係していたりします)。そして、美的観念といっても、それは何も芸術的なものに限らず、行動や態度も対象となります。例えば、(美しい)ボランティア活動とか。


(補助機能としての直観)
外向的感情+補助機能としての直観。

このタイプは外界にある可能性を読み取り、感情によって判断を下します。感覚を補助機能として持つタイプが実際的なものを問題とするのに対し、このタイプはむしろ実際には形の無いものを問題とします。何故なら、直観で受け取る可能性というものは「今」という意味では存在せず、「その先」にこそ具現化するものだからです。
彼らは彼らの理論によって先に進もう(時に、改革しよう)としますが、彼らの理論は感情によって判断されている。


傾向:
感情を共有するのが得意。
感情を積極的に表明し、また受け取るのも苦にしない。
よって、人の中にいるのを苦にしない。

価値基準・価値判断が一般的。(好き嫌いの判断が一般的で受け容れられやすく、共有しやすい)
逆に、個性的な感情を嫌う。

概ねどこでも適応し、調和する。
ただし、主体性や個性を失う危険もある。

考えるのが苦手で、信じやすい。
考えているつもりでも、感情に彩られた判断を下していたり、周囲の価値観を自分で吟味することなく使っていたりする。


このタイプが窮地に陥るのは、未分化な思考機能が働き、何ら思考的でない結論を導き出しながら、それを信じ込んでしまう時です。

ただ、ここに改善のポイントがあるわけで、よくなる可能性があります。

即ち、少しずつ段階を踏んで、考えることを学び、それにより自分の見解というものを身につけるのです。

もともと外界に適応するのが得意で、関係を築くのがうまい外向的感情タイプに、自分なりの見解が加われば、すごく豊かになれると思います。


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【内向的感情型】

このタイプの人は非常に特殊な価値観を持っていて、大抵はそれを他人には見せません。外向的感情型のようにその感情は一般的ではなく、独自の感情体系を持っていたりします。このタイプにとって感情というのは、みんなで共有するものではなく、自分自身で持つものなのです。客観的要因ではなく、主体的要因に従っているんですね。

ユングいわく、「静かな水は深い」、この言葉を興味深く思います。

彼らはたいてい無口で、「何を考えているか分かりづらい」と思われがち、無感動で冷たいとさえ思われていたりします。しかし、それは外に見えるものとしてそうなだけで、中身までそうとは限りません。彼らも感情型なだけあって、その中にはあたたかい感情が通っているのです。それは外に対して表現されていないだけで、ユングの言う通り、深いものだったり、細やかさを持ったものだったりします。例えば、内面的には深い同情心を持ちながら、それを外には出さないので、周りの人間には分からない。しかし、長く付き合っているうちに、だんだんとそれを感じてくる。そういうこともあります。

外向的感情型の感情経路が外側に対して開かれているのに対し、内向的感情型の感情経路は内側に対して開かれています。つまり、前者が共有しようとするのに対し、後者は自分が感じるという点に特化することになる。適応という点に関しても、前者が積極的に関わることで適応するのに対し、後者では接点を限られたものにすることで適応しようとします。前者は客観性を頼りにするので共有しやすく、後者は主観というものを頼りにするので共有には難儀します。外向的感情タイプがみんなで盛り上がるような時でも、内向的感情タイプはひとり自分の感情に従います。

このタイプは、内的にはしっかりとした価値判断をもっており、皆が嫌っているような相手にでも、自身の価値観に従って、親切に接することができます。また、多くの人が無条件に認めているようなものを疑うこともでき、みなが美しいと言っていたり、世間的には美しいことになっているようなものに対しても、「そうかな?」とか「そんなことないのに」と、思えます。世間に呑み込まれるようなことは余りありません。
ただし、それは生き難さにもつながるようです。みながそう思っていることに対しても、そうは思えないので、しんどくなる。「共有意識」や「一体感」に欠けるので、エネルギーに欠けてしまうかもしれません。それに考えを表明したところであまり理解は得られないわけで、この辺からも、どうしても態度は淡白にならざるを得ないのかもしれません。そして、「いくら正しくてもその場にそぐわないこと」というのもあったりするので、その辺が周囲との溝を深くする場合もあります。(うかつに思ったことを口にすることで周囲との間にギャップが生じたりして、その経験が態度をより淡白なものにしてしまうかもしれません)

しっかりした自分の価値観を持つということは、一方で周囲の考えに囚われず正しいことが言えたり、一般論を超えた自己犠牲の精神を発揮できたりするのに対し、もう一方では孤独というものと付き合わねばならなくなります。そして時に、「わがまま」につながることもあります。自分の(自分だけの)感情による判断をごり押ししようとすると、どうしても周囲にはわがままだと捉えられてしまうかもしれません。(だからこそ、黙る癖がつく、とも取れますが)
こういう「周囲とは合わない」という経験が、どうしてもこのタイプの外面的な態度を大人しい、あるいは静かなものとしてしまうのかもしれませんね。

前述の通り、このタイプは周囲には囚われないので、個人的な献身を行なえたりします。ただし、それは一般にいう慈善家・慈善運動家といったものとは違い、「自ら善を行う人」なのであって、「社会的な要請によって善を行う人たち」といったものではありません。それはあくまで個人的な行いであって、社会的な運動ではないのです。

ただ、人間は考えや感情をまったく共有しないではおれないので、誰かに分かってほしい、誰かと共有したい、誰かに継承したいと考えてしまうものです。結果、それは身近な、そして無垢なる存在に託されることになります。即ち、自分の子供に、その内なる情熱が向けられるのです。そして、親にとっては喜ばしい仲間ができることになり、同時に、子供は生き難さを受け継ぐことになります。

このタイプの人は、人を感化しよう、影響を与えよう、といったところが微塵も感じられません。また、他人の真の感情にちゃんと応えようという努力は殆ど見られないようです。(人は人、私は私…そういうタイプでしょうか。そして、そうならざるを得ない、という面もあるように思います)

(その影)
外向的思考型。

内向的感情タイプが大事にするのは「自分が感じるもの」。それを自分がどう感じるか。したがって、一般にどう考えられているかとか、どう捉えられているかということには頓着がありません。つまり、外向的思考とは逆なんですね。外向的思考が一般的な尺度を大事にするのに対し、内向的感情では「自分の感じ方」を大事にします。一般にはこう分類されているとか、世間ではこうなっているとか、そういうのは関係無しに、自分の感情的な判断に頼ります。

このように、このタイプは普段から思考という機能をあまり使わない。本人は自分なりの考えをしっかり持っていると思っていたりしますが、それは思考によるものではなく、感情による判断だったりします。だから説明に窮するのです。思考による考えは段階を踏んでいるのである程度説明できますが、感情による判断は段階というものがありませんから説明できません。

しかし、眠っている機能というのは急に目覚めるもので、このタイプもやがて普段使われていない思考機能が意識の面に現れたりします。ただ、それは使われていないだけあって未分化、原始的な表れになってしまう。
外向的思考=一般的な尺度に慣れていないこのタイプは、時に、メディアを盲目的に信じてしまいます。それに熟練されていないので、それをそのまま使おうとする。人間というものが時に、普段接触がないものに魅せられるような、それに似たことが生じてしまうのです。

また、コミュニケーションという点では、もともと感情の共有という点に問題を抱える上に、劣等機能としての思考を持つので、「人が何を考えているか」というのがよく分からず、考えすぎてしまったり、悲観的になったり、物事を曲解してしまったりします。故に、衰弱してしまうこともあるでしょうか。
あるいは、個人に対しては批判的で、周囲に対し、(投影と曲解に基づいた)毒を吐くことになるかもしれません。それも思考を使いきれないので、道理のある批判ではなく、あら探し的な、そして投影に根ざした、批判をしてしまうようです。


(補助機能としての感覚)
内向的感情+補助機能としての感覚。

このタイプは、感覚機能で受け取った「感じ」のようなものを、感情機能によって処理します。外向的感情が外にある事実を受け取るのに対し、このタイプは内部に生じる感じを受け取ります。故に、自分本位で主観的なんですね。外部から独立しているので影響を受けません。ただし、感情型であるため、外目には冷たく見えても、内面はむしろ暖かい。他にない同情心や憐れみを持っていたりします。したがって、社会や世間といったものには影響されない、慈悲深い人にもなり得ます。あるいは、独特の暖かさを持った芸術家にもなり得る。

(補助機能としての直観)
内向的感情+補助機能としての直観。

このタイプは、直観機能によって受け取った可能性を、感情機能によって処理します。ただし、その可能性というのは外部に対してどうこういうものではなく、内部に対して開かれています。それは自分がどうなって行くかというような、自己発展の色合いを持ちます。目の前のものをどう使うかといったものではなく、自分をどうして行くかということの方に力点が置かれるのです。それは社会的にどう発展していくかというものではなく、人間がどう発展していくかという点に使われます。


傾向:
周囲と共有する感情判断ではなく、自分独特の感情判断を持つ。
外目には控えめで無感動のように見えることもあるが、内面に深い同情や、細やかな感情があったりする。

周囲や世間には囚われない。
その分、周囲との感情調和がとれず、孤独を経験することもある。

誰にも伝えられない深い情熱を子供に向け、結果、ひとり立ちできない子を育ててしまう場合もある。

世の中の感情の渦に呑み込まれることがあまりない。
世間はどうあれ、自らの感情的価値判断に従って、人を助けることもできる。
ただし、それも過ぎると、一般的には正しいかどうかということが、不問に処されてしまう。


このタイプが窮地に陥るのは、感情を表現する手段を失った時。あまりに感情を表現できないと、他人の目が気になったり、未分化な思考機能で考え込んでしまって、衰弱してしまうこともある。

しかし、ここに改善のヒントがあって、感情を表現する手段や、感情を共有できるような仲間、表現できるような場を持てるようになると、世界は広がるかもしれません。内なる深い感情を交流できるようになるかもしれません。
(感情というのは、共有したり交流したりする、ひとつの手段でもあります)

もともと自分なりの独創的な感情を持つこのタイプが、それを外界に対し表現する手段を持つようになると、より豊かで魅力的な人になれるように思います。
また、自分独特の(感情的)価値基準と共に、一般的な価値基準も少し考慮できるようになると、周囲との折り合いもついてくるのではないでしょうか。


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●感覚型

「生理的刺激を知覚に仲介する機能」

物事をそのまま受け止める。外界から何らかの刺激を受け取り、それを正確に把握する。外界から、五感などを通して、視覚的なもの・音・匂い・温暖・味などを得ていく機能。

外界からの刺激そのものに重きを置く場合は「外向的感覚型」、それを受け取った内的感覚に重きを置く場合は「内向的感覚型」、と言えるでしょうか。
外向的感覚は分かりやすいですね。目の前にあるものの、形状や触り心地、音、におい、味などを、そのまま受け取ります。こういうものは客体要因であって、みんなで共有できます。一方、内向的感覚は分かり難いかもしれません。それは当人が「どう受け取るか」であって、必ずしも共有しやすいものではありません。その人の受け取る色、形、音、におい、味など、それは独特のものを持っていたりします。よく美術の授業などで、山を赤く描いたりする子がいたりするでしょ。それは、例えば一般には緑のものとして受け取る山を、その子は赤いものとして受け取っているわけです。

感覚機能が純粋に機能する場合、そこには思考的要素や感情的要素は介入しません。それは純粋に受け取る機能であって、それが何に属するとか、何を意味するとか、好きか嫌いかなどは関係ありません。それに加えて直観も介入しませんから、それは単に伝達するものです。何かを予見するといったものはありません。何ら加工されない、材料を受け取るだけです。(「単に」とか「だけ」とか書いていますが、それは別に軽んじているわけではなくて、むしろそこがいいところなんでしょう)
ただ、感覚タイプといえども、思考も感情もあるので、何も考えないわけでもないし、何の感情的判断を下さないわけでもありません。ただ、主たる機能が感覚なので、感覚というものに重きが置かれるわけです。「それを受け取る」という点に、主眼が置かれます。

外向的感覚だと、そこにあるもの(外的事実)を知覚することが優先されます。また、内向的感覚だと、そこにあるものよりはそれによって引き起こされる自分の感覚というものに重きを置かれます。前者は誰にでも知覚できる目の前の「それ」に主眼が置かれているので、共有しやすい。後者は目の前の「それ」よりは「それ」によって生じた自分の感覚に主眼が置かれるので、共有という意味では難しい。


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【外向的感覚】

このタイプの人は客観的事実に関心があります。外から得られる感覚こそすべて――という感じでしょうか。本質的に、現実的で、実際的で、細部を好み、抽象や価値や意味についてはあまり考えないようです。彼らの目標は常に「感覚を持ち、できれば楽しむこと」です。外界から得る感覚を、ともかく楽しみます。

危険なスポーツなどで積極的にスリルを求め、「享楽家」の人が多く、将来のことはあまり気にしない傾向にあります。ですから、友達として付き合うには最高の相手かもしれません。食べたり、飲んだり、遊んだりと、ともかく今を楽しむのがモットー。しかし一方で、薄っぺらで「心無い」ように思われることがあります。「アリとキリギリス」のキリギリス・タイプでしょうか。

彼らもまた、生きるのが得意な人といえるかもしれません。感覚を共有できるので、意志の疎通に事欠きません。彼らが問題にするのは、目の前の事実。それは誰にとっても目の前の事実なので、それで不理解に悩むということはないでしょう。

外向的感覚タイプの関心は外的な事実にあるため、思考によって悩むとか、感情によって悩むということが、あまりありません。このタイプは目の前の状況に溶け込むので、思考云々、感情云々というのはあまり関係ないのです。したがって、場の主義主張が変われば、思考・感情に囚われず、すっと主義主張を変えることができます。何故なら、このタイプが大事にする「目の前の事実(=その場を支配する主義主張)」が既に変わっているのだから。
外向的感覚タイプが大事にするのは、「今日」であり、「今、ここ」、「目の前にあるもの」です。明日とか、昨日までとかは関係ありません。前後関係云々では無しに、今が大事なのです。逆に、明日のことで今日を汚すな、となってしまう。(明日の心配で今日の楽しさを台無しにするな、みたいな)

このような人は、事実を事実としてそのまま受け取り、経験値を上げていきます。ただ、そのままでは材料を集めているだけになるので、思考や感情という合理的機能の力を借りないと、その経験を分類したり判断したりすることができず、その機能を現実的に活かすことが難しいようです。
が、逆に、思考により分類する術を覚えれば、それをうまい具合に系統立てて整理できるわけで、学問的な仕事に活かせるかもしれません。また、感情によりそれを処理できれば、芸術的な才能に昇華できるかもしれません。

ただ、感覚のみに頼ると直観による可能性を見出せないわけで、事実のみに囚われることになり、それをどう活かすかに目がいかず、多くを失っている場合もあります。その場を楽しめても、先にうまくつながらなかったりします。「どう使うか」というのが、あまりない。


(その影)
内向的直観型。

外向的感覚タイプは、意識の多くを感覚機能に使っているので、直観という機能が無意識に眠っています。つまり、使われていない。
直観という機能は可能性を見出す機能、「その先」を予見する機能です。したがって、外向的感覚タイプは今を感じることに優れる反面、その先のことには無頓着だったりします。

普段使われず、故に洗練されることのない直観機能が現れるのは、意識が一面的になっている時や、疲弊している時。しかもそれは未分化なカタチで現れます。それも普段とは逆の方向である、内向の方向に発現される。
もともと先を予見するのが苦手で、またそれが内側に向くので、それは不吉な予感として生じたりします。これにより、本来は目の前の事実を楽しむ外向的感覚タイプが、否定的な予感や空想に囚われることにもなります。いつもは現実的なのに、急に非現実的なものに振り回されたりする。


(補助機能としての思考)
外向的感覚+補助機能としての思考。

このタイプはもともと目の前の事実を受け取るのを得意とするわけですが、それを補助機能としての思考で処理することになります。ただし、態度として外向を持つので、使われるのは一般的な基準。自分なりの見解ではなく、みなで共有できるような判断基準や価値基準ですね。したがって彼らは、誰にでも使えるように分類したり、整理したりするのが得意です。(誰にでもといっても、それを専門とする誰にでも、となるでしょうか)。独自の解釈を持たぬ代わりに、事実を今までの枠にはめ込み、分類するのを得意とします。新しいものに関しても、新しい見解を持つというよりは、新しい事実を今までの事実と比べて、検証します。


(補助機能としての感情)
外向的感覚+補助機能としての感情。

このタイプは受け取った目の前の事実を、補助機能である感情によって処理します。受け取った「それ」に感情による判断を下すんですね。例えばそれは美的判断につながり、芸術家やその歴史に詳しい専門家、評論家や愛好家を生むかもしれません。ただし、態度として外向を持つので、その方向性はその時代というものに左右されます。基準が外にあり、共有するものなので、その時代の流行(はやり)といったものに左右されやすい。


傾向:
客観的事実に関心のあるリアリスト。
目の前のものをそのまま受け取るのが得意。

感覚を楽しむため、享楽家になることもある。
感覚を共有するのが得意。

今日を楽しみ、明日や昨日は気にしない。
直観機能を使っていないので、可能性やその先を見出すのが苦手。

未分化な直観機能が活動しだすと、否定的な予感に苦しむこともある。


このタイプが窮地に陥るのは、感覚機能のみを頼り、今を楽しむことばかりに一生懸命になる時。そして、直観機能による「先につなげる」ことができない時です。
それではあまりに非生産的で、生きるという意味の半分は非常に豊かですが、半分は手つかずになる。楽しむという意味では大いに生きているのですが、社会で生活するという意味では危険を孕んでいます。社会生活にうまくつながっていかないこともあるかもしれません。

しかし、ここに改善の余地が見えるわけで、感覚で得た材料を思考や感情で処理できれば、それは立派な武器になるでしょう。また未分化な直観機能を少しずつ鍛えることができれば、今持っているものを、先につなげることもできるのではないでしょうか。

放っておいても外的な事実を感覚によって受け取るのが得意なのですから、その使い道さえ得られれば、いくらでも豊かになり得るのかもしれません。材料は既にあります。ようは使い方、使い道です。


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【内向的感覚】

このタイプの人は、客観的刺激によって引き起こされた主観的感覚によって動かされます。外界から得た、光景、色、書物の一節、音、会話、匂い、味、手触り、などを鮮明に記憶している傾向が強いようです。ただしそれは、外界にある「それそのもの」を記憶しているのではなく、自分の中に生じた「それによって引き起こされた」感覚を強く記憶しているのです。
外的な事実そのものより、それを受け取った時に生じる内界の感覚に重きを置く。また、その感覚が一般とは違っていて、その人独特の受け取り方をしていたりする。同じ対象を見ながら、多くの人とは別の感覚を受け取っていたりします。

こういう意味でも、このタイプは共有というものに問題を抱え、外界との適応に悩むことになりがちかもしれません。彼らが社会で生きるとき、どうしても隷属的にならざるを得ません。多くの人がそう見えているものに従い、多くの人がそう感じているものに従わないと、共有も適応もできない。内向的感覚タイプは独特の見方をするので、他の人が見えているらしいものに従わないと、合わせられないのです。他のタイプが合わせなくても共有できるのに対し、このタイプは合わせようとしないと共有できない。しかも、それはいわば偽りの共有ですから、どうしても無理が出てしまう。もちろん、正直に見えている風景を伝えるという手もありますが、それでは奇異に見られてしまう。(受け入れられる土壌があれば別ですが)

外向的感覚が目の前の事実を問題とし、時に楽しみ、のめり込んだりするのに対し、このタイプが問題とするのは内部に起こった主体的な反応であって、よって、目の前にある事実にはあまり関心がありません。彼らは目の前にあるものよりも自分が受け取った印象に注目するので、外界との接点は薄いものとなります。

この独特の感じ方というのは、時に芸術の分野で理解されます。例えば、同じものを題材にしても、それぞれ描き出すものはまったく違っていたりします。しかもそれは考え出したものでもなければ、空想によって描いたものでもない。それはそれぞれの目、それぞれの感覚によって、実際に見たものだったりします(受け取る感覚が独特なだけで)。
「シュール」という言葉がありますが、彼らの見る風景はある意味、「(外的)現実を超越して」おり、「真の理解が不可能」なのかもしれません。少なくとも、理屈や理論に合わない。ただ、彼らには(内的)現実としてそう見えるのです。

内的な感覚が勝ちすぎる時、目の前のそれ(客体)は主体的色彩を帯びます。本来、客体があって主体的反応があるのですが、主体的反応が勝ちすぎるため、客体と主体が同化してしまう。目の前の山を内向的感覚タイプが「燃えさかる赤い山」と受け取った時、その強い印象は目の前の山(客体)を燃えさかる赤い山(主体的反応)にしてしまうのです。
しかし、万事が万事こうなるとは限らず、自分の印象を大事にしながら客体を軽く扱う(軽く扱うというよりは、あまり注目しない)場合もあるので、その時は客体と主体的な反応は分離され、後者のみが取り上げられることになります。目の前のものには関心は示さず、内部にある印象だけに関心が寄せられる。

また、このタイプは内的に見ていること、感じていることを的確に表現するのが苦手な傾向にあり、誰かに伝えたりするようなことは少ないようです。(あるいは、なかなか伝わらないことを経験的に知ってしまっている)。まあ、それもそのはずで、要するにお手本があまりないんですね。見えている風景が違うんだから、そこいらにあるものをまねするわけにもいかない。だって、彼らにとって「それ」は違うんだから。

しかし、このタイプの人が内的に見たり感じたりしている現象を伝える手段を得たとき、多くの人に感動を与えることになるかもしれません。それは多くの人にとって新鮮であり、また驚きであったりもする。しかも、それはウソでもなければ、人間が弄繰り(いじくり)回して捻出したものでもない。それは確かに、その人が見たものなのです。

このような人の内的現象は想像ではなく、内的な事実であり、現実です。彼らにはそう見え、そう感じられるのです(人には理解されにくいですが)。このタイプが洗練された表現方法を身につけた時、他のタイプも彼らが見た「それ」に気づかされるのでしょう。


(その影)
外向的直観型。

このタイプは意識の多くを内界に生じる感覚に向けています。逆に、意識を外界に向けることは少なく、しかも直観となると、なおのこと使いません。普段、感覚に力を割いているため、直観は眠ったままです。
直観とは可能性を見出す機能、「その先」を予見する機能です。この機能が殆ど使われていないので、活性化されておらず、成熟していません。したがって、この機能が働きだす時、その表れはどうしても未分化なものになります。

具体的にいうと、その予見は否定的なものにつながりやすく、不吉な予兆、否定的な態度や不信感などを、外部から読み取ることに使われてしまう。そんなマイナスの予見で、自らを追い詰めてしまいます。

また困ったことに、その直観の多くは間違っていたり根拠のないものだったりするんですが、稀に当たることがあるので、不吉な予感を信じるのを加速させてしまうこともあるようです。(例えば、百回の内の一回の的中を頼りに、多くの否定的な予見を信じ込んでしまうとか)。こうなると直観機能が建設的に働かないので、うまく先につなげるのが困難になります。


(補助機能としての思考)
内向的感覚+補助機能としての思考。

このタイプは、内界に持っている印象を、思考によって処理しようとします。しかし、思考よりは内向的感覚が勝っているので、思考はその従者や助けに留まります。つまり、内界に生じている印象を分類したり、その意味付けをするのに、思考が使われるのです。このタイプは仮に一般にある法則や基準を使うにしても、それを適応するのは一般的ではない個人の、そして独自の感覚なので、できあがった体系は独特なものとなるようです。


(補助機能としての感情)
内向的感覚+補助機能としての感情。

このタイプは、内界にある強い印象を、感情によって処理しようとします。そして、それは往々にして、独特の好みを生むことになる。実際的な機能や常識に囚われない(あるいは無視した)、奇抜なものを生むのを可能にします。それは好意的な見方をすれば「独創的」であり、そうでなければ「突飛」であったり、「非常識」だったりします。理解されれば天才になり得、そうでない時はこの上ない辛酸を舐めるかもしれません。


傾向:
目の前のものによって引き起こされた主観的感覚に注目する。
目の前の「そのもの」よりは、それによって生じる感覚・印象を受け取る。

みなが見ている風景を見ているというよりは、同じものを眺めながらも、別の感覚を受け取っていることが多い。
故に、共有が苦手で、外界に適応するのに困難を感じていたりする。

表現手段を持たぬことが多く、それも適応や共有を難しいものにする。
これらの理由から、世間から不可解に思われることもある。

普段直観機能を使うことがないので、直観が動き出す時、それは否定的な予見として現れやすい。


このタイプがピンチに陥るのは、内的な感覚のみに囚われ、それを表現する手段を持たない時です。内部にある独特の感覚にばかり依存するので、外界との接触が絶たれてしまいます。

しかし、ここに回復のヒントがあるわけで、その内界にある独自の感覚を、表現手段というものを通じて外界に具現化することができれば、共有の道も開かれようというものです。それは内界にある限り人目にはつかないし、共有もされませんが、外界で具現化できれば、共有もされるし、理解への道も開かれるかもしれません。

こういうのは(内向型の)どのタイプでもそうなんですが、それが内界にある限り、それは人目にはつかず、共有もされなければ理解もされません。しかし、何らかの表現手段を得て、人の目にも触れられるようになった時、そしてそれが洗練されてくると、共有も理解も得られるし、それ以上のものも得られる可能性だって出てきます。


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●直観型

「これは事物そのものよりも、その背後にある可能性を知覚する機能である」

思考を働かせて推理するのではなく、インスピレーションなどを得て、直接的に結論に至る機能です。筋道を辿って云々というのではなく、結論がパッと出ます。いきなり答えに行き着く。こういうのは他のタイプにとって「?」なことですが、理屈を越えてそうなのです。

感覚というのは目の前の事実を受け取る機能ですが、直観というのはその奥にある可能性を受け取る機能です。無意識から可能性を得る機能。そのものの背後にある、無形の、その先につながる、見込みを受け取る機能。それゆえ説明できないことが多いが、爆発的な打開策を生み出すこともある。

理解を超えて結論を得るので、思考機能などが補助機能としてないと、その筋道を説明することができず、相手を納得させるのが困難な場合も多々あります。まあ、直観も感覚もあくまで受け取る機能、知覚する機能であって、判断や説明はしないし、そういうものは超越しているのですが。

感覚との違いをもう一つ挙げるとするならば、それは「見ているもの」や「見ている先」。感覚というものは(外的にしろ内的にしろ)「目の前のもの」「そこにあるもの」に注目しますが、直観というのは可能性に関わるだけあって、「もっと先」を見ようとします。
「それがどうなるか」「それをどうできるか」など、まだカタチのない未来に注目するのです。これが彼らの強味であり、弱味でもあって、先を見通す能力がありながら――あるいは、それ故に――足元に対しては弱い。今のことに関しては意外と抜けていたりします。


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【外向的直観】

このタイプの人はたいてい自分の直観を用いて世間に関わろうとします。そこにある現実云々ではなく、その奥にある可能性を通して関わろうとする。「それをどうすることができるか?」「その背後に何があるのか?」「それは何につながるのか?」、そういうことを通して、外界に関わってゆきます。言葉をかえると、勘が鋭い。他のタイプが見逃すような「見込み」もひょいっと拾い上げます。
このタイプの人は、状況の中から可能性をすばやく見抜き、それが将来どう発展していくかを予測するのが得意です。「これは○○に使えるな」「これで○○ができるぞ」「これは○○につながるじゃないか」、こういう風に可能性を見出し、それによって外的現実に関わってゆこうとします。

彼らは新しい物好きで、逆に使い古されたものにはあまり興味がない(古いものに可能性を見出せば別ですが)。彼らが注目するのは可能性であり、実績ではないのです。このタイプが喜ぶのは、新しい可能性を発見した瞬間。そこに言葉にならないような喜びを感じます。ただし、後述のように判断はしない。ただただ、可能性を見出すのみ。

ただし、これだけだと「単に前に進む人」に留まってしまうかもしれません。前へ前へと進むんだけれど、成果が得られない。成果を得る前に、次の興味に進んでしまうのです。それと、可能性というのはあくまで受け取る材料なので、それを処理する機能が補助としてないとうまくいかない。即ち、思考か感情によって判断を下さないといけなくなります。進むべきかどうか、好ましいのかどうか、判断を持たないと、ただただ前に進むことになってしまう。
よって、可能性からそれ相応の成果を得るには、思考や感情といった合理的機能が必要になります。判断して決めることが必要なんですね。ただでさえ先を見ようとする機能ですから、そういうものがないと危なくて仕方ありません。

このタイプの人は改良する才能に恵まれ、逆に同じことを繰り返すことが苦手な傾向にあります。彼らは次から次へと、新しい友達、新しい趣味、新しいアイディア、にとびつきます。しかし別の可能性が見えてくると、それらをあっさり捨ててしまう困った傾向も。

よくも悪くも、直観というのは「先を見通す」機能なのです。

外向的直観タイプの興味は「今日」よりも「明日」にあります。この傾向が強まると、自分のこと、自分の身体のことさえ忘れてしまう。生理的欲求よりも「次のこと」に関心が強まるので、身体への配慮が疎かになったりします。この傾向は身近な人に対する態度としても表れることがあり、その人の存在を忘れて明日を見ているようなこともあるでしょうか。(まあ、性格なので悪気はないのですが…)


(その影)
内向的感覚型。

意識を外界にある可能性に対して使うこのタイプは、逆に、自分の内面に対する意識が薄く、しかも感覚には意識がいかない。何度か言ってきたように、意識というのはひとつのことに使うと逆のものには使えないので、この場合、感覚に関しては無意識です。したがって、このタイプは、自分の内面に関する感覚に意識が使われない。この傾向が顕著だと、疲れたとか、寒いとか、空腹だとか、それらに気づかないこともあります。自分の身体感覚に無自覚になるんですね。

ただ、そんな普段使われない機能がひとたび活性化されると、不細工な発現になります。それは普段から使われていないので、未整備で、うまく分化されていない。したがって、幼い発現になったり、こんがらがったようなものになる。

例えば、自身の感覚器官から送られてきたメッセージを誤って解釈し、心身症や心気症になったりもします。現実を過剰に受け取り、それに囚われ、悩む場合もあるようです。普段抑圧されている感覚が、脅迫症状のカタチをもって表れたりするんですね。


(補助機能としての思考)
外向的直観+補助機能としての思考。

このタイプは、受け取った外界の可能性を思考によって処理しようとします。ただし、第一にあるのは可能性のほうで、思考はあくまで補助。例えば、説明に使われる。それは経験によるものではなく、彼らなりの思考や論理に基づいている。何故なら、直観による可能性は経験によって導かれるものではないから。

(補助機能としての感情)
外向的直観+補助機能としての感情。

このタイプは、受け取った外界の可能性に感情によって判断を下します。例えば、その奥にある可能性に美しさを認め、尽力するとか。それによって、他のタイプなら思いつきもしないようなものを創始・創設するかもしれません。


傾向:
外界にある可能性を見出すのに長ける。
勘が鋭く、見込みを逃さない。

新しいものが好きで、古いものにあまり関心がない。
今日よりも明日。

先を見すぎるため、足元が危ない傾向。
「今」が疎かになってしまう。

意識を外界の可能性に対して使うので、内界の感覚に対しては無頓着。
自分の身体のケアなどが疎かになりがち。
身近な人を顧みないことも。

その補償作用で体内シグナルを過剰に受け取り、心気症になることもある。


このタイプが窮地に陥るのは、先の可能性に一生懸命になりすぎて、「今」が疎かになった時。いくら先によいものがあったとしても、今を生きられなければ先には行けません。あるいは、先に行けたとしても、大事なものを失ってしまうかもしれません。それが人であれ、健康であれ、ですね。

しかし、逆に、それに配慮できるようになれば、そうなるのを防げるということです。それを可能にするのが、思考や感情という補助機能でしょう。もちろん、「今ここ」というものに関しては感覚が一番有効なんですが、直観タイプが感覚を鍛えるのは、一番最後になります。それまでに思考や感情で判断を下すことを覚えた方がよさそうです。

先へ先へと急いでしまいがちな外向的直観タイプですが、考えることや感情に従うことを覚えると、ふっと立ち止まったり、向きなおすことも可能になってくるのではないでしょうか。そして、それでこそ、可能性をしっかり追えるというものです。


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【内向的直観】

このタイプの人は、外界の可能性よりは、自分の中の可能性を見出そうとします。自分の中の「それがどうなるか」「どう発展していくか」に関心がある。(外的)現実を問題にする限り、それはカタチを持たず無意識ですが、このタイプはそれを受け取ることができる。まだカタチを持たない、内なる可能性を知覚できる。

しかし、それは外界との適応を困難にする面も有します。まず、このタイプの関心は内界に向いています。しかも、可能性であって、今ある現実ではない。したがって、今、外にある、みなで共有するような現実・出来事には無関心です。それよりは内的な可能性に注目し、追おうとするんですね。こうなると、みんなの中にいながら、みんなの見ているものは見ておらず、それよりは自身の中を見ていたりしますから、ズレが生じてしまいます。
しかし、そうはいってもこの社会で生きていかねばならない。そうなると、この事情を知らない人々は、彼らを不可解に思い、時に冷遇したりもするでしょうか。また、当人にしても、このズレに悩んでいたりして、できるだけ適応しようと努力し、みんなのしているような実際的なことをしようと無理を押して頑張り、結果、疲弊してしまうようなケースもあるかもしれません。

このタイプは、自身の心の中に生じたもの・生まれ出たものに関心があります。つまり、観念やイメージを、まるで現実のものであるかのように扱います。したがって内的なイメージが物質と同じ威厳を持つことになります。彼らにとって内界は現実世界と同等かそれ以上であり、まさに住むことができる世界なのです。

外向型の人たちが周囲に合わせられるのに対し、内向的直観タイプは、自身の内的な状況に合わせられます。自身の内界に生じている現実に合わせ、生きようとする。この(内的)現実は周囲と共有できないものだから、他の人は彼らを不可解に思い、時には夢みがちな人だと思ったりします。また当人は、その内的現実を表現する手段を持たないことが多い。こうして、両者の間にはどうしても溝ができてしまう。理解に至らない。

内界の可能性に目を向けることができる彼らは、よいか悪いかは別にして、現実問題を無視することができます。この傾向は予期せぬ傑作を生むかもしれないし、周囲との不調和に拍車をかけるかもしれません。いいとも悪いともいえず、ただ、そういう傾向を持つ。

このタイプが実りを残すには、自身の中にある可能性を具現化する必要があります。その表現手段を持たねばならない。それによって無意識的な内容はカタチを持つことになり、みなの知るところになります。内的なものは表現されることで人目に触れる。人目に触れなければ、評価のされようもない。逆に、人目に触れれば評価のされようもあるし、共有だってできる。理解に近づくかもしれません。

自身の内界に生きるこのタイプの人は、自分の考えを理路整然と分かりやすく説明するのが苦手です。意識の多くは可能性を知覚するために使われるので、説明にまで手が回らない。また、外界に関心がないので、それを説明によって共有しようともあまり思わない。結果、無意識の中にある可能性をただ追いかけるだけで、その可能性が持っている個人的な意味合いを往々に見落としてしまいがちです。

直観とは未来の可能性を受け取る機能。したがって、その能力が突出し過ぎていると、遠い未来の可能性を受け取ることになります。そうなると、当然、今の人には理解されません。それは遠い未来の可能性であって、今具現化されるものではないのです。よって、そのような人は生きている間は理解されることなく、後進の人によってのみ理解されることになるかもしれません。


(その影)
外向的感覚。

内向的直観タイプの意識は内界に向いていて、主に可能性を知覚することに使われます。したがって、外界にあるものを知覚するのが苦手。そこまで手が回りません。こうなると、一度(ひとたび)外向的感覚が働き出すと、慣れていないもんだから程度というものがちぐはぐになる。外界の感覚を受け取る経路が整備されていないので、過剰に受け取ってしまったり、衝動的な受け取り方をしてしまう。うまく(よい程度に)外界にあるものを知覚できない。ひどく強く受け取ってしまったり、殆ど知覚しなかったり。

(内向的直観が勝ちすぎると)このタイプは感覚が殆ど無意識的なので、常に外界の現実と接点を失う危険にさらされています。現実の細部に関して、ぼんやりしていて、空間感覚や時間感覚が乏しいので、よく約束を忘れたり、時間にルーズだったり、知らない土地でよく迷子になったりするかもしれません。現実との貧弱な関係と、内界との深い洞察があいまって、自分を「誤解された天才」と思い込むこともあるようです。
(中には約束や時間にはきっちりしている方もおられると思うのですが、他の現実感覚については難を持つかもしれません。うまく外に目がいかないとか)


(補助機能としての思考)
内向的直観+補助機能としての思考。

このタイプは内界に見出した可能性を、思考によって処理しようとします。しかし、主たる機能は直観であり、思考はあくまで補助なので、思考は直観によって受け取ったものを説明する道具だったりします。
例えば彼らは、無意識的内容を思考で説明することによって、哲学を語ったりします。


(補助機能としての感情)
内向的直観+補助機能としての感情。

このタイプは内界に見出した可能性を、感情に従って処理します。自身の中に生じる可能性に美しさを見出し、今までにない先進的な芸術を生んだり、新しい宗教運動に勤しんだりもするでしょうか。


傾向:
内界にある可能性を受け取ることができる。
無意識的な発展の可能性に注目する。

勘は働くが、それで何かしようというよりは、その勘が生んだ内的イメージを楽しむ方に興味がある。
外界の出来事にはあまり関心がない。

人に理解され難く、また自分から説明しようともあまりしない。
人から不可解に思われたり、不思議な人に思われたり。

外界にあるものを知覚するのが苦手。
現実との接点を失う危険性もある。


このタイプが危機に陥るのは、内向的直観が一面的に働き、外的現実の世界との接点が希薄になった時。またそれは、普段使わない外向的感覚がまずく働いた時に強化されるかもしれません。前者では目の前の外的現実をあまり知覚せず、後者では目の前の外的現実を過剰に受け取ってしまったりする。こうなると、社会で生きていくのがしんどくなります。

ただし、ここにヒントが隠されていて、感覚というものにゆっくり火を入れていく。保護された空間で、それに慣れてゆく。また、思考や感情を使って内にあるものを表現することを学び、それによって自分だけのものだったものを外に出し、共有できるようにする。接点を作る。そうすることによって、内的現実のみならず、外的現実においても生きてゆくことを学ぶのです。

もともと豊富な内的イメージを持つ、内向的直観タイプ。それを表現し、外の世界で具現化する方法を持てば、共有だってできるし、相互理解の道も開けるのではないでしょうか。



以上のように、タイプについて書いてきたのですが、「これだ」と思った方もいれば、「よく分からない」とか「どちらともいえる」とか「概ねそうだが、この部分は違う」とか、そういう風に思われた方も多いと思います。人間、思考だけとか感情だけとか、ひとつの機能だけを持つわけではないし、まったく内向だとかまったく外向だとか、そういうこともあまりないと思います。それぞれの態度や機能を併せ持ちながら、ある機能が突出していたり、逆にある機能が眠っていたり、そういうことでしょう。

そんなわけで、100% ○○的○○タイプである、ということもないんでしょうね。

そして、それぞれの傾向というのは、肯定的にも取れるし、否定的にも取れます。その両面を含んでおり、一面的には語れません。

そんなわけで、これらの片方に目をつむることなく、この二面性を認識し、自分にとって、周囲にとって、よりよい方向に変容できれば、豊かな人生を送れるのではないでしょうか?

「それを踏まえて、どうするか?」――それが大事ですかね。今困っているとしても、変容する可能性は残されているわけだし、問題点の近くに、意外といいヒントが隠されているかもしれません。

前にも書いたと思いますが、「悩む」ということは「悩むことができる」「悩むだけの可能性がある」→「今以上によくなる可能性がある」ということだと思いますから、ちゃんと希望はあると思います。たいへんしんどい仕事ですが。


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3・意識と無意識の補償作用

上では二つの態度と四つの機能について解説してきたわけですが、前に述べたように、四つの機能の内、思考と感情、直観と感覚は、対立関係にあります。つまり、思考が優位に立っている人は感情が未分化であり、感情が優位に立っている人は思考が未分化です。この関係は直観と感覚にもいえ、直観が勝っている人は感覚はあまり働かず、感覚が勝っている人は直観はあまり働きません。普段、意識が一方に使われるとき、もう一方は意識されず、あまり使われないことになります。

この際、優位に立っているほう、いつも使われる機能を、「主機能」(main function)、普段あまり使われることのない機能を、「劣等機能」(inferior function)と呼びます。

劣等というとイメージが悪いのですが、普段使われていない機能というのは、使いこまれていない分、未発達で成熟していないんですね。各機能の解説で度々出てきましたが、発現の仕方が幼稚になったり、不器用になったりしてしまいます。ま、普段から使っていないものというのは、そんなもんです。しかも、持って生まれたものとは反対に位置することになりますから、なおさらですね。


さあ、この二つの態度と四つの機能ですが、その使われ方があまりに一面的であるような場合、無意識による補償作用が生じます。平易に言うと、ぶり返しみたいなものが生じるわけです。

補償作用とは、何かが一面的に働いている時など、その反対の要素が活性化することで全体のバランスを回復する作用です。(日本的にいうと、「やじろべえ」や「起き上がり小法師(おきあがりこぼし)」のイメージですかね)
相反する要素の間を揺れるというと、辛かったり、ややこしかったりするイメージがありますが、そういう働きがあるお陰で、我々はバランスが保たれるわけです。一方のみにばかり重きが置かれると、ひっくり返るでしょ。ある程度お年を召した人なら感じると思うのですが、同じことばかりするのは危険なわけです。一方が成熟されるという利点がある反面、もう一方は手つかずであるという難点も生じるんですね。一方は豊かですが、もう一方は足りないことになってしまいます。

無意識の補償作用というのはユング心理学の奥義の一つとも言える概念だと思います。これが人間の安定を助け、後の成長にも一役買うんですね。
ただ、反対の要素が活性化してくるというのはなかなか難儀なもので、上でも散々述べてきたように、その発現の仕方は不器用で、いろんな問題を誘発することが多いです。故にそれは、一見、安定を壊すような発現になりがちなのですが、それによって学べることもまた多く、そのおかげで一面さゆえの破滅も回避できるんですね。痛みはあるんですが、その痛みによって、成長できるという部分も、確かにあることになります。痛みを通してやがて気づかされる、という表現もできるでしょうか。嫌な思いもしながら、「ああ、こういうことも必要なんだな」と、やがて思えるわけです。それによって、足りなかった部分も、補完されてゆくんですね。

「心の均衡」というと、どうしても「今までのように安定した」というイメージになりがちですが、実はその「今まで」が均衡をだんだんと壊している場合もあって、というのは、今まで通り、同じ方向に進むことによってだんだんとバランスを失っている場合も、多々あるわけです。そして、そんな時は、むしろ方向転換するほうが「均衡を回復する」ことになるんですね。

無意識の作用というのは、不慣れであるものが多いし、時に病的でさえあったりしますが、その補償作用により、人間の均衡というのは回復されようとするのです。



下に、内向的思考型の人を図で表してみました。


この人は主機能が「思考」であり、「直観」が補助機能として備わっています。
この人の意識的態度は「思考」の傾向を顕著に表し、それを「直観」機能が補助します。この人は多くのものに対し思考によって判断を下すのですが、その材料を直観によって受け取ります。また、態度が内向のため、その材料は内側(内界)から受け取ることになります。

その次、第3の機能として、この人は「感覚」があります。この感覚は、思考や直観に比べて未分化です。まったく使わないわけではないですが、普段あまり使わない。

そして最後に、劣等機能として、「感情」を持ちます。この機能が普段一番使われない。故に、一番未分化です。


ひとつの経路として、人はまず主機能を頼りにし、補助機能の助けを借りて、やがて劣等機能と向き合い、それを発達させることになります。これがユング心理学における「個性化の過程」のひとつのかたちですね。そうやってまんべんなく補い、足りないものは足し、まるで円や球を形成するかのように、人格を発展させてゆくのです。
逆に言えば、最初は主機能のみが突出している、とげとげしい状態であり、故にバランスも悪いんですね。

人は主機能たる武器を持つのですが、その影の部分、未分化な劣等機能ゆえに悩むこともあります。いつも主機能を使うから、その分、劣等機能には疎か。劣等機能は使われないから未分化なままで、うまく働きません。これにより、人間は危機にも陥るのです。
しかし、逆に考えれば、劣等機能を上手に発展させることができれば、危機も乗り越えられるし、人間的にも成長できることになります。今まで気づかなかった「何か」と向き合うことで、打開策も見えてくるかもしれません。「今まで」を頼りにする限り先が見えなかった状態に、「これから」が見えてくることになります。

人間の生き方として、一つの機能のみにこだわり、それに注目し育て、それを頼りに生きてゆくという生き方があります。もちろん、これはこれで間違ってはいません。特に、人生の前半ではそうでしょう。しかし、述べてきたとおり、ひとつのことに意識を使うということは、別のものには意識を使わないということであり、ひとつのことに精一杯になるということは、別のものが疎かになるということです。したがって、当然、足りないものも出てくれば、不都合も出てくる。

更に、ここでいう「こだわる一つの機能」というのが、自分の主機能である場合もあれば、そうでない場合もあるでしょう。そこにある文化や社会背景、あるいは生育暦などにおいて、自分の主機能とは別のタイプを生きることを強いられている場合も、あるかもしれません。そういう時は、足りないものを足すというよりは、本来の自分(本来のタイプ)というものを回復せねばならない。

と、まあ、どちらにしても、今までの人生を考え直し、変容することが望まれることになります。そして、それを教えてくれるのがバランスの悪さであったり、無意識の補償作用であったりするわけですね。



上の図では、主機能たる思考の軸に若干の傾きがあります。これが仮に直角を向いていたなら、思考は俄然優位になりますね。頂点に位置することになる。しかし、その分、直観と感覚が水平を向いてしまいます。直観と感覚は思考する材料を受け取る機能なんですが、思考が優位に立ちすぎて、この機能はあまり働かないことになってしまう。そうすると、思考により判断をいちいち下しながら、それでいてその材料はお粗末なものになってしまいます。これはバランスが悪いですね。
また、劣等機能である感情にしても、上の図以上に働かないことになってしまうでしょうか。一番底辺になる。

あるいは、主機能が直観である人の場合を考えると、直観が頂点に立つとき、思考や感情という判断を司る機能が水平を向いてしまいます。これにより、多くの可能性を次から次へと獲得しながら、それを判断する機能が働かず、せっかく得た可能性を使いこなすことができないということになってしまう。これはさみしいですよね。

このような極端な例を見ても分かるように、主機能というのは、補助機能があってこそ、有効に働くことができるのです。いくら主機能といえども、それのみが突出しているだけでは、不毛なものになりがちです。それを補うものや支えというものは、どうしても必要なんですね。

あるいは、直観型の人であれば、せっかく可能性を得たとしても、思考や感情を補助機能として持たなければ、それを「カタチあるもの」にできません。
(材料は得るんだけれども、そこに留まってしまいがちです)

とはいえ、補助機能はともかく、人は劣等機能に対して価値を低く置きがちです。それは時に、偏見と言ってもいい程度のものになったりします。偏見とまではいかないまでも、その否定的な面ばかりに注目し、貶めようとしていたりするでしょう。

というのも、好きなものがあるということは嫌いなものがあるということ、得意なものがあるということは苦手なものがあるということだからです。相反するものが存在する限り、その一方を好きになればなるほど、もう一方は嫌うことになるでしょ。互いに相反する性質を持つということは、そういうことです。そして、思考と感情、直観と感覚は、それぞれ相反する性質を持っていたりするんですね。だから、片方を好きな人は、だいたいもう片方は苦手です。

例えば、思考を好む人は感情を軽んじたりしますよね。「そんなことまで感情で判断するな」と思ったりします。しかし、感情タイプには感情タイプの言い分もあって、「何でも、小難しく考えるんじゃないわよ」と、思っていたりします。
直観タイプにしたって、感覚タイプのことを「それを味わうばかりで、どう使うかは興味ないんだな」と思っているかもしれません。また、感覚タイプにしても、直観タイプのことを「使うことに熱心で、細かいところを味わったりしないんだからさ」と思っているかもしれません。

また、内向と外向にしても、外向型は内向型に対し、「どうして輪に入らんのかね」とか「オドオドして」とか「もっとハキハキしろよ」とか思ったり言ったりするかもしれないし、内向型にしても外向型を「何でも思ったことを口に出すんじゃないよ」とか「軽すぎる」とか「繊細さが足りない」とか思っているかもしれません。

これらは部分においてはその通りで、それでいて他の部分においてはその限りでないという、いわば、奇妙な矛盾を含んでいます。つまり、言いようによってどうにでもなる、とも取れます。価値観の差というのは、こういう傾向を孕んで(はらんで)ますよね。
しかし、ついでにいうと、この互いの批判は、ある状況によっては、非常に一理あったりするので、単に不毛でないところが、また奇妙な所以です。
それが単なる批判に留まる場合もあり、「気づき」を誘発することもあるという、簡単にはぶった切れない代物です。

それと、こういう事態――というのは、相反するタイプが互いに言いたいことを腹に持つこと――が生じるには訳があって、だいたい「ペア」というものは、相反する性質のものが構成する結果になりがちだからです。

また、この解釈もいろいろあって、「プラスとマイナスは引き合うものだ」という見方もできるし、「割れ鍋に綴じ蓋(われなべにとじぶた)」で収まりがいいとも取れるし、「人間は自分にないものに惹かれるものだ」という考え方もできます。
あるいは、人間の中に「成長因子」のようなものがあって、どんなカタチにせよ、「自分にないものを補う」方向に進むよう、ちょうどいいプログラミングがされているのかもしれません。前に述べたように、多様性というのは破滅を回避するひとつの非常に有効な方法です。人間にはそういう、互いが多様性を持ち、更にそれぞれがバラバラになるのではなく、一所に集まることによって、破滅を回避しようという試みが備わっているのかもしれませんね。
そして更に言えば、やがて来る日には、ひとりの人間の中に多様性を包含できるようになることが、その成長因子の悲願なのかもしれません。

ある見方をすれば、こうしてこの文章を書いている私だって、そして、この文章を読んでくださっているあなただって、それぞれの中にある、成長因子に導かれて、互いに奇特なことをしているのかもしれませんよ(笑

少し脱線すると、錬金術的な考えでは、男性と女性が融合し、雌雄同体になることが、完全なる人間に至る道――みたいな考えがあります。ユングはそれを、ひとりの人間の中で生じるものとして解釈したように思いますが、そういうのは外的な要因としても表れ、故に、相反するペアが往々にして生じるのかもしれませんね。


と、長々と書いてきましたが、これまで述べてきたように、自分の態度や機能を知ることは、

・自分の長所を伸ばす上でも(主機能を活かす上でも)、
・自分の短所を克服したり、受け容れたりする上でも(劣等機能を知り、それを鍛えたり、そこに価値を見出したりする上でも)、

有効であると思います。意識しない限り、それはおぼろげなのですが、意識することでカタチになることもあるでしょう。まあ、カタチにすることで負担に感じることも多々あるわけですが、それを負うだけの余裕ができた時は、それと向かい合うのもいいでしょう。そこにあるのは負担だけではないはずです。それに負担にしたって、それが程よいものであるなら、それは成長に欠かせない因子だったりしますからね。ま、ある意味、筋肉と同じですね。

それと、まだまだ成長過程で未分化な劣等機能を鍛えるのは、できれば、「保護された空間」といったような場所が理想ですね。

それはつまり、多少不器用だったり、多少失敗してもいい場所、それが赦される空間のことです。逆に、不器用だったり、失敗してしまったことを、いちいちなじられたり笑われたら、やる気をなくしますよね。もう劣等機能を鍛えるのは止めよう、ということになりかねません。

そういうわけで、心赦せる仲間たちとか、あるいは家族とか、信頼できる連れ合いがいるとか、そういうものがあって、尚且つ、多少の失敗が赦されるなら、そこでゆっくり鍛えるのが理想です。ただ、現実問題としては、むしろ逆である場合もあるので、だからこそ、カウンセリングルームのような、「保護された空間」に意味が出てくるのかもしれません。

劣等機能というのは未分化なだけに、暴走したり、爆発したりしがちですが、そういうものをゆっくり目覚めさせるのがいいのかもしれません。
それが無意識である限り、それはいつ発現してくるか分からず、まるで自動反応のようなことが生じてしまうのですが、それをある程度意識しながら、だんだんと我が事として受け容れることによって、それは我が身のひとつになってゆくのだと思います。そして、そこには広い意味で成長がある。

「生きる」という意味には、「人生を送る」という意味もあれば、「持っている機能や能力が発揮される」という意味もあります。(後者は「活きる」とも書きます)。

人間の第一段階としては、生まれ持った機能を発揮させるのが、生きるということなんでしょう。そして、人生の後半においては、今まで眠っていた機能を発揮させるのが、生きるということなのかもしれません。

生きるというのは、いろいろと興味深いです。


http://starpalatina.sakura.ne.jp/kouza/02.html


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因みに、宗像直子は 外向的感情 + 外向的直観 の中間タイプ でしょうね。

女らしいといえば女らしいけど(悪い意味の女らしさ)

外向型の事大主義と打算的な所

感情型の論理的思考力の完全欠如

直観型の社会の現実が全然見えない所

といった劣等機能による問題がすべて同時に出てしまったのですね。まあ、日本の未来がどうなるかは興味無いけれど、自分にとっては何が一番得かは直観的にわかるんでしょう。 本当に得な性格です(嘲笑い)。

つまり、宗像直子の様に女性が官僚をやると自分の”劣等機能”だけを仕事で使う事になるので、滅茶苦茶になってしまうのですね。 くれぐれも今後は宗像直子には頭を使う仕事だけは絶対にさせない様にしましょうね。 日本人全員の人生が滅茶苦茶になってしまいますから。


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  r"      | |{i t    _     / | 女性官僚は呪われたものとなった
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コメント [原発・フッ素17] 紙一枚も透過しないα線のラジウム(しかも瓶入り)が世田谷の高放射線量の原因だと? 不自然な話ではないか。資料と疑問を転載 新世紀人
02. 2011年10月16日 15:52:03: SVfSMZjIKM
これは、放射線に対する安全偽装工作ではないか。

年間30ミリシーベルト浴びても居住していた女性に健康被害が出ていないことを宣伝して、福島からの放射性物質が東京に飛んできても安全であると偽装したいのではないか。

仕込んだ奴は、ミエミエだ。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/523.html#c2

コメント [原発・フッ素17] <金原ひとみさん>放射線心配、子どものため東京から岡山に あややの夏
07. 2011年10月16日 15:53:23: ge6dS4zFss
>>05さん

いやいや、おれは西日本に、避難したけど、それなりの苦労はあるよ。
嫁もいるし、子供も三人いる。
嫁は、病中だしね。
だから、尚のこと、必死で避難した。

東京では、会社勤めしてたけど、こちらでは、自分で会社を作った。
原発事故が、きっかけで、脱サラするなんて、思ってもいなかったよ。

でも、家族全員被曝しながら暮らすことを考えたら、避難してよかったと思う。
今後も苦労は、覚悟してます。

いちばん気をつけてるのは、借金をしないことだ。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/524.html#c7

コメント [環境・エネルギー・天文板4] 高エネルギーのミュー型ニュートリノの速さを世界最高精度で精密に測定 OPERA実験 sci
20. 2011年10月16日 15:53:52: lqOPOFnyLE
15です。
モファットの著書「重力の再発見」の紹介文によれば、かれは初期宇宙で光速はいまよりかなり速かったとしているそうです。
ここではOPERAの実験では非常に微妙な光速(現在測定されている)超えを指摘しているので、モファットのような激烈な理論によるのでなくて、OPERA実験が既存の理論に合って正しい可能性が十分にあると考えたい。
 また、ニュートリノの計測実験はニュートリノ数が少ないし、エネルギーにも依存する可能性もあり、ニュートリノの変身は確実であるが、結果の解釈(振動とするかどうか)にはいろいろな余地がまだあると思う。
http://www.asyura2.com/09/nature4/msg/658.html#c20
コメント [原発・フッ素17] 制御されている私たち 原発推進の内なる空気 金原ひとみ(東京新聞) gataro
180. 2011年10月16日 15:56:32: roaBypcaXo
>166. 2011年10月14日 23:48:52: RrWLNzxadE さん
>「自然エネルギー発電」も、私は反対です。
>あの風力発電のプロペラは、1基1億円もするとか。

何言ってるんですか?
原発がいくらすると思っているんですか?
造るだけで一基4000億円も5000億円もするんですよ、それに廃炉にしようと思ったらその何倍かかるか見当も付かない。
廃炉にするには又放射能も出る。
おまけに事故になったらあの高濃度放射能汚染水の処理にいくらフランスに払うんだか、全く気の遠くなるようなお金がかかる。
そのまたおまけに放射能廃棄物の持って行き場も無い。
この6ヶ月間で出た放射能防御服セットの廃棄がが48万着分だって!
それがサッカー練習場に野ざらし。
煙突からは毎日放射能の煙は出る、海には毎日放射能を含んだ廃液を垂れ流す。
黒い風がなんだっての!
放射能が出なけりゃ黒い風じゃなくなるよ。
原発があるから黒い風だってのも分らんか!
先ず原子炉を無くす為なら何だってやってみるべきだよ。

それともあんた原発がお好き?
汚染された野菜を食べ、汚染された米をくらい。
汚染された肉と魚を食べ、汚染された水を飲み、せいぜい長生きするこった!
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/385.html#c180

記事 [原発・フッ素17] 1号機原子炉建屋カバー屋根パネル設置完了で放出核種の分析は?!
1号機原子炉建屋カバー屋根パネル設置完了で放出核種の分析は?!

 10月14日、福島第一原発1号機の原子炉建屋屋根パネルの設置の完了が東京電力より発表された。しかしその時の記者会見資料には設置をしたと言うこととその設置完了時の建屋写真があるだけだ。(http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/index-j.html)

 建屋を覆うカバーの設置は放射性物質の大気への漏出を防止するためであり、当然、原子炉からどの程度の放射性物質が排出されているかの検査をカバー設置ができた状態でやるはずだ。そもそも、崩壊熱によって溶融した核燃料が冷えて固体化したら、なるべく早くそれを回収して外気から完全に遮断した環境に移す必要がある。そのためには、普通に考えるとカバーを外して工事になるはずだが、そうなるのかどうかの発表もない様子だ。ともかく、今現在、どんな放射性核種が排出されているのかを見れば核燃料が未だ溶融状態にあるのかどうかの判定ができるはずで、未だにヨウ素131とセシウム134とセシウム137についてしか発表しないのは不自然だ。8月26日に発表された資料(http://www.meti.go.jp/press/2011/08/20110826010/20110826010-2.pdf)にはプルトニウムやネプツニウムなど合計31種類もの核種について、環境中への放出量が記載されている。常識的に考えて、これらの大部分は3月の水素爆発の際に放出されたものだろう。しかし、不思議なことにこの表にはウランが含まれていない。そして、5月28日には東電自身がウラン234と238を福島第一原発敷地内で検出したと発表している。ただ、8月の資料は「原子力安全・保安院では、東京電力株式会社福島第一原子力発電所及び広島に投下された原子爆弾から放出された放射性物質について、川内博史衆議院科学技術・イノベーション推進特別委員会委員長から提出を求められたため、それぞれ核種ごとの放射能量を試算しました。」ということで、「出展:原子力安全に関するIAEA閣僚会議に対する日本国政府の報告書ー東京電力福島原子力発電所の事故について(平成23年6月)原子力災害対策本部」と言う注もついている。

 8月の資料は多分3月の水素爆発の際に大気中へ漏出したものについての試算だろうから、4月以降から現在までの期間での各核種についての漏出量の試算をして発表するべきだ。そして、それは、建屋を覆うパネルが完成したことで漏出量がかなり正確に測れるようになったことで、少なくとも1号機については可能になっているはずだ。

 なお、8月の資料が一般市民へ公開されるきっかけを作られた川内博史衆議院科学技術・イノベーション推進特別委員会委員長に敬意を表したい。

 更に、世田谷のラジウム騒動と1号機建屋パネル完成のニュースがかなり重なっていたのは意味のあることかと一応疑ってしまいます。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110528/dst11052821240034-n1.htm
福島第1原発敷地内の土からウラン
2011.5.28 21:23
 東京電力は28日、福島第1原発敷地内で今月2日に採取した土壌から、微量のウランを検出したと発表した。事故後、継続的に検出されている。

 濃度は土壌1キロ当たりウラン234と238が23ベクレル、235が0・94ベクレルで、東電は事故で放出された可能性があるとしている。

*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<768>> 

http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/528.html

コメント [原発・フッ素17] 世田谷の高線量は誰かが筋書きを書いたものかも? 茶番ではないかというツイートもまんざら否定できない。 スカイキャット
71. 2011年10月16日 16:02:27: QbbakLX556
>69さん
ありがとう。3Kは見てませんのでした。が、記事みて笑わせてもらいました。
>京都医療科学大学の
>遠藤啓吾学長(放射線医学)
>「ホットスポットでは局所的に高い放射線量となるが、
>広く近隣住民へ悪影響を与えるわけではない場合が多い。
>過剰な反応をすることはない」と話す。

>局所的に高い放射線量となる
なら、そこにはタクサンあるわけっで、
吸い込んだりしたら、
10倍ヤバイと原子力開発機構(10/5)じしんが言ってたんだがw。
http://www.jaea.go.jp/fukushima/pdf/gijutukaisetu/kaisetu08_v2.pdf
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/456.html#c71

コメント [原発・フッ素17] 太平洋の魚はどこまで汚染されているのか (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
39. menndokusagari 2011年10月16日 16:05:53: ghY1vOQV7.ez2 : 5l5RKgo5Ck
六ヶ所村がメルトダウンすれば、この世界が終わる狂気の世界。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/391.html#c39
コメント [ペンネーム登録待ち板6] 「TPP=平成壊国」夢物語 今なら間に合う 一ヶ月後なら手遅れだ iyao
01. iyao 2011年10月16日 16:06:03: 7aeVNVWPQE87M : 9EDkLebUrI
管理人さんへ
 投稿したいです。TPP問題は、今しか糾弾できません。11月11・12日のAPECで売国奴野田首相が、協議への参加を表明すれば手遅れです。残された時間は限られています。マスゴミはTPP加盟への情報操作を加速しています。
 我が投稿を載せたいので、承認していただきたい。
 いちおう、高野長英の「戊戌夢物語」日記をモチーフにしているので、恥ずかしい記事ではないと思います。文中にリンクした記事も秀逸なものばかりで、このままランキングダウンさせるには惜しいものです。

 読者の皆さんは、小沢氏の裁判を重視しすぎて、TPP問題を軽く見過ぎです。TPPに加盟した後では、豪腕の小沢氏が首相になっても、対米隷従を克服するのは不可能です。11月12日までの最重要課題はTPPです。
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/2128.html#c1

コメント [ペンネーム登録待ち板6] 「TPP=平成壊国」夢物語 今なら間に合う 一ヶ月後なら手遅れだ iyao
02. iyao 2011年10月16日 16:10:52: 7aeVNVWPQE87M : 9EDkLebUrI
今、全力で取り組むべきはTPP加盟阻止。小沢問題の追及以上に重要である。
http://sirarezaru.seesaa.net/article/230192533.html

 小沢問題を克服することは、日本独立の足がかりとなる。そのためにも、この不当な裁判の実態を暴くことは、最重要である。

 一方、現在、もっとも早急に取り組むべき課題がもう一つある。それは、野田亡国政権による、TPP加盟という暴挙を阻止することである。

 植草一秀氏の有料(優良)メルマガ

 「 愛国者と売国者を簡単に見分ける法」
より


(引用開始)
今年のAPEC総会は11月11−12日に、ハワイのホノルルで開催され
る。ハワイと言えば、オバマ大統領の故郷である。この故郷でのAPEC総会
開催で、日本のTPP参加表明を勝ち取る。これが、オバマ大統領の最大の再
選戦略になるのだ。」
(引用終了)

  詳しくは、

TPP加盟、絶対反対!
 http://sirarezaru.seesaa.net/article/228916429.html


 このハワイでのAPECの席で、ポチ3号の野田がTPPへの協議に参加する旨を表明すれば、日本はまちがいなく滅びる。話し合いへの参加=TPPへの参加と同じ意味である。アメリカは、日本市場に怒涛のような攻勢をしかけ、あらゆる産業に被害が及ぶだろう。アメリカの狙いは、農業分野に限らない。郵貯をはじめ、金融、保険、医療、司法ほか全産業が、外資によって攻略されていくのである。たとえ小沢氏が首相となっても、この流れを引き戻すことは困難である。

 よって、この11月冒頭までの最重要課題は、TPP協議参加絶対反対である。

 <関連記事>
 アメリカの狙いは農業じゃない! TPPは日本経済を襲う真っ黒な巨大津波となる   暗黒夜考〜崩壊しつつある日本を考える
http://www.asyura2.com/11/senkyo120/msg/562.html

 植草氏は、アメリカによる日本のTPP加盟強制の動きを、
「TPPは現代版マンハッタン計画のトロイアの木馬」

であることを見抜き、警告を発している。植草氏が、今もっとも重要視しているのがTPP問題である。

 
TPPの罠はやはり日米会談で仕掛けられていた

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-e6f3.html 
 売国メディアである新聞やTVを観ているだけでは、決して気づくことができない謀略が進行している。そのことを国民に早急に伝える必要がある。全ブロガーは、小沢問題糾弾の比重を弱めてでも、このTPP問題の「知られざる真実」を情報拡散しなければならないと思う。小沢問題については、小沢氏と敏腕弁護士にまかせておけば十分である。今は、TPP阻止に全力を挙げよう!

http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/2128.html#c2

コメント [原発・フッ素17] 10月10日 小出氏:環境省の除染に関する基本方針、各自治体での放射性廃棄物の受け入れと使い道@たねまき   赤かぶ
37. sos 2011年10月16日 16:12:42: 9VFMs8ERGwhKg : xVe3OlOR7Y
放射能汚染ガレキを西日本にまで広げるのは反対です。
でも小出氏のいうことも最もだと思いますよ。
既に汚染地域の食物は大量に全国に出回っています。
それらを長年焼却し続ければ、ガレキなど、問題にならないほどの
放射能が蓄積されるでしょうし。
更に、食品の産地偽装やら、各食品に使われている原材料等の問題もあります。
例えば地元の醤油にしたって、使われている豆は東北のだったり、塩は放射能に超汚染されている地域の海のものだったり、と、いうことが考えられます。
原材料の一つ一つの産地を調べるのは不可能なので、毎日のように全国の皆さんは内部被曝し続けていることになります。
地元のお米しか食べなくなって、それに使われている肥料は、放射能に汚染されている地域のものが大半でしょうし。
このため、全国のほぼ100%に近い人が一番危険である内部被曝を防げない状況にあるのも事実。
ガレキを拒否しても、それとは比べ物にならない被曝を避けることは不可能なのだから、日本に原発を建設することに反対してこなかった国民一人一人が、それくらいのことは我慢しなければならないということではないでしょうか。
私達には想像のつかないほど深い考えを、何十年も原発に反対し続けてきた小出氏はお持ちなのだと思いますよ。

でも、ガレキを受け入れることには、私は猛反対ですけど。

http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/374.html#c37

コメント [自然災害17] 概ね10分でわかる、自然災害17における東日本大震災人工地震(地震兵器攻撃)説の内容 フシギ空間
303. フシギ空間 2011年10月16日 16:13:04: OmtZW.QhVGmO2 : YIQySV70qA
今更、誰も見てないでしょうが
お知らせ板での、恥知らずブロガー&投稿者との一悶着が強制的にケリがつき、
個人的にも、ちょっと書ける暇ができたので219への回答を2個ずつしていきます。
※どうせ、フシギ空間が自己満足で書くだけですので返事はないでしょうし+1個回答しても問題ないでしょう。

================================
6.あなたは、地震とはなにであると考えているのですか?
何が、どのようにして発生することが地震だと定義できますか?
また、「地震=爆発」と考えることは間違いでしょうか?
もしそうならなぜそういえるのかを。
================================
質問が抽象的すぎますね。コレ
QWvmT9pcXE=だいだいこん氏(あるいは支持者)だったと思われますが、
この手の、自分の主張はどこまでも曖昧だが他人には確定しろ、という態度には
いつも回答に困ります。
しかも、東北地方太平洋沖地震人工地震(地震兵器攻撃)説と全く関係ないですし。

【地震とはなにであると考えているのですか?】
 地面が揺れること。

【どのようにして発生することが地震だと定義できますか?】
 基本的に、地殻変動により発生するもの。

【「地震=爆発」と考えることは間違いでしょうか?】
 少なくとも=で考えるのは間違いでしょう。


==================================
7.今回の東北地方太平洋沖地震はこれまでの三陸地震よりも比較的西側(陸側)で起きています。
プレートの運動によって発生したならば、これまでよりも深い場所が震源となると考えられていました。
しかし今回は訂正値であっても深さは24qしかありません。
これは比較して相対的に深い場所といえるでしょうか?
==================================
質問の意図がよくわからないですが、明治三陸地震と比較すればよいのでしょうか?

wikipediaよると震央は
明治三陸地震の震央は北緯39.5度、東経144度
東北地方太平洋沖地震の震央は北緯38度6分12秒 東経142度51分36秒です。
たしかに明治三陸地震より西側で起きてるのですが、
明治三陸地震の震源の深さが記載されていないので比較ができません。

平成14年の資料ですが、
http://www.jishin.go.jp/main/chousa/kaikou_pdf/sanriku_boso.pdf
頁番号37頁見てください。
東北に近づけば近づくほど確かに深くはなるのですが、
東北地方太平洋沖地震震源でのプレート境界面の位置はおおむね深さ20〜30q内になっています。

明治三陸地震がプレート境界型地震であれば、東北地方太平洋沖地震より
震源は浅かったのかもしれませんね。
それこそ10qだった可能性があります。
そうであるならば、比較して相対的に深い場所と言えるでしょう。
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/313.html#c303

コメント [経世済民73] ウィキリークス: TPPは「日韓潰し」 1984
113. 2011年10月16日 16:15:12: NodX7mlNdc
TPPも国を護る観点からの抵抗だが、今深いところで戦争の準備が進行中だ。
武器輸出三原則に野田前原が熱心だ。これは要注意だ!
この平和維持の支柱の解体は恐ろしい!
日本の憲法九条は様々な経緯があるが、今は、戦争の流れに乗っからない強力な防波堤だ。おそらくNWOも何度も仕掛けたに違いない。これの堅固さは凄い。今役に立つんだ!

ダイバーが人食い鮫から、身を守る方法として鮫檻(さめおりというのだと思う)という鉄製のカゴがある。ダイバーはその中に入り、鮫から身を守るのだ。
今、日本の実権はNWOのコントロール政権だと多くの人が知っている。そして、広まり始めている。
憲法九条は今はこの戦争画策NWOからの戦争誘導へ日本を護る鮫檻≠ネのだ。

大勢の人数を支配するのは法律の成立による。NWOは法律を熟知している専門家だ。それをしかける専門家だ。日本はどこから攻められようとも憲法九条をかたくなに守り続けた。
これからも日本の平和維持のための法律はどこからでも攻めようとするだろう。
武器輸出三原則と憲法九条は日本の平和維持の巨大な柱だ。それをこれからいじくりたいらしい。武器供与で企みがある。戦争協力が腹の底にある法案がこれから出てくる。
すでにアメリカに、自衛隊の人質の基地が作られた。
自衛隊は日本の弱点だ。必ず狙われる。アフガンに、中東に、アフリカに、行かされる。

今度は本当に敵に向かって鉄砲を撃つのか知らないが、撃てば翌日には、本気で平和を守り続けた奇跡の永世中立国という信頼の積み重ねは一気に吹き飛ぶ。日本には酷い侮蔑が何世紀も続くことになろう。
だからこそ、法律を直接成立廃止させることが出来る政治家が重要なのだ。

今の政治家、評論家の中には頭の中が西側同盟国一色の人達がいる。もともと人は悪くはないと思うが、今の日本丸の船長にはあってほしくない。勿論今の野田政権は、最悪の舵の取り方NWO日本株主さまの下請け韓国様の代理人だ。
この日本丸を海上の氷山、海賊達の間をうまく切り抜けられる船長がほしい。

アメリカは今、余裕がない巨額債務者だ。全て自分がまいた種だ。国民の激しい糾弾、地下基地の核攻撃、深傷を負っている。そういう危険な存在だということをしらねばならない。
軍隊のリストラが明らかになった。そればかりではなく、現役の空母もリストラさせるつもりだ。ほかにもレンホーならしわけの対象にする無駄遣いが山程とあるぞ。
この意味が住民にはおわかりだろう。日本に影響がないと見るか?
私は思わない。思いやり予算が減額されることなどあり得ない。

九条の鮫檻≠ヘ護らねば、そこから、日本の守りは崩される。
将棋や囲碁をしているひとなら、感覚的に理解してくれるのではないか。また法的防御の意図するところも。
鮫檻は、日本でもっと発達させるべきなのだ。そうして国地域家族自分を護るのだ。

西側同盟国のロックフェラースタンダードの文脈でいけば、内実の恐ろしさを知らぬ核兵器所有から外交への強国へ向かうという主張者の道も良いが、その間に、ずっと頼りにするのは、深傷を負った倒産会社社長アメリカである。
優しい要求ばかりがくるとは考えにくい。手負いの熊は恐ろしいぞ。

今の中学生や高校生が将来もっと強くアメリカの意向で最前線で戦争協力をさせられる。まず家族友人が愚かな戦争に徴兵される。そして白木の箱で帰ってくる。そんなことにはしたくない。勿論日本はみな戦争加担者で、アメリカの敵国からは、激しく攻撃(じっさいに)されるだろう。

今分かる危険、見える危険には最大の対処と準備をしておくべきなのだ。なんとかレールの変更を今の我々がしておかなくてはならない。

新聞テレビは関心の対象をそらす妨害の役割に熱心だが、ここの住民達は、問題の核心の追究(追及もあるが)に優れている。人間本来の資質を生かす良い仕組みを内側にお持ちのようだ。この時代のこの日本に貴重な存在だ。ますます株は上がるだろう。

http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/584.html#c113

コメント [文化2] NHKの番組で日米中の大学生が討論していましたが、中国の大学生は全員英語が出来て日本の大学生はほとんど英語が話せなかった TORA
11. 2011年10月16日 16:16:33: ToqQJdMztQ
09 大変な事実誤認

1945年から1952年まで日本国は実質上アメリカという英語を国語とする国に支配されてた。
http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/527.html#c11

コメント [原発・フッ素17] 世田谷の高線量は誰かが筋書きを書いたものかも? 茶番ではないかというツイートもまんざら否定できない。 スカイキャット
72. 2011年10月16日 16:19:47: dGOgcq2QqY

事実が何か、ホントウのことはなにか、ちゃんとした説明をされているだろうか?

私たちは、トリックに嵌められてないかどうか?

>古家の床下から古いビン入りの○○が出た。
>家人の家族に心当たりなし

ビン入り放射能が、いったい何時から、床下にあったのか?

これについてはあまり語られてないのではないか。
誰かを狙った犯罪だった可能性は?
ビンを撤去してしまったが、いつからそこに有ったかはモウ証明されないのか?

ある意図をもって、家人にさとられずに運び込んだ者こそは、もしいたなら、

かならず足がつかないような加工を施していたはずだが。
推理小説の常道だろうに。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/456.html#c72

記事 [近代史02] サンカ2 (八切史観)
http://www2.odn.ne.jp/~caj52560/sankaseikatu.htm

=転載開始=

   書くはじめに

 孔子や孟子が遊説して廻った春秋時代は、紀元前六百年にあたる。そこで重慶へたてこもり徹底抗戦を叫びだした蒋介石に対しバビロニア王朝を祖とし、紀元は二千六百年と荒木貞男が定め国民唱歌にまで唱わせた。今は故意にシュメールと呼ばせるが、スメラ山脈の並ぶ今のアブダビ海沿岸は、当時はスメルと呼称[ラテン語読みで『スメル』だそうです]。用紙不足の時代ではあったが、映画でユダヤ人が赤黒く塗ってインディアンとなって悪役。イラン人もターバンをまき顔を隠した悪役に仕立てられていたので、巻末に参考に少し援用させて戴いた私の旧恩師の「知識民族としてのスメル民族」の本も、日本出版協会承認で刊行できたのである。アラビア語の活字がないのでローマ字方式で並べておられるが、私がベイルートへ行っていた時は、うろ覚えのサンカ語で日常会話は通用。約二年いまのイランのヤスドでも話が通じたものである。

 という事は日本列島は裏日本へベーリング海流で渡ってきた騎馬民族。壱岐対馬経由の弁髪大陸人より早く西南アジア経由でアラブから黒潮で瀬戸内海を抜けてゆく途中、這い上がって最初の日本人となった者が、七世紀に進駐軍に制圧されるまで大多数だったらしい。
 十世紀に日本海から渡ってきてトウ[唐=藤]勢力に追われた契丹人に指導されるまで、彼らは所謂古代海人族で、山に追われても川畔にセブリを張っていたのもオアシス思考らしい。


    序説 前もって書く

 自分の事を書くのは私小説では当り前のことだが、かつて「青春遺書」や五作ほどは書いた覚えもあり原著も残ってはいるが、若かった前の筆名での三十五年も前の事でしかない。
 歴史小説を書きだしてからは、信長の青少年時代とくに「英雄誕生」には、己が自殺未遂の数々や私の生母との繋がりを、その侭で投影しきった。だからなまなましいのだ。


 若い時はそうでもないが、私ぐらいの年齢になると、過去は他の人に話しても判りそうもない。出鱈目きわまる圧迫も<塩尻百巻>[天野信景著。八切氏の復刻刊行版あり]の前の序説に書いた後も、日本セメントがエタパイを乗っ取る為に創立者を追い出した真相を法廷で明白にしようとして、相手方の顧問弁護士がヤメ検なので罠にかけられ、先輩の当時の小倉警視総監の許へ掛合いにも行った。

 しかし、巧妙にまんまとはめられてしまった。そうした挫折が、この世には真実などというものがはたしてあるかと、自殺するみたいに没頭しすぎ、昭和四十七年からの流行作家時代の印税稿料もみな調査費につぎ込んでしまった。昔の耶止説夫の名で出したベストセラーの入金で購わされた渋谷神南や千葉君津の土地の五億円までつぎこみ、<野史辞典>と<庶民史辞典>をどうにか、この世に残し得た。前人未到の八切史観をどうにか送り出した。

 私が二十歳ぐらいの時に、「文学建設」を主宰していた故海音寺潮五郎は、「史実」「史伝」といった冠詞を流行させたが、北畠親房の「神皇正統記」に桓武帝の一切の国史を焚書すと明記され、北条時宗の対外政策の為の国史禁焚も有名だが、もはや日本にては、本当の「史実」や「史伝」などというのは、後年に作られた当時の権威に迎合したものの他は何も残されていないのである。次々の時代に、時の権力者におもねったものが筆写され更に直されて、また都合よく次々書き変えられたものだけが、今度は活字本として出されている。

 はっきり言って明治時代に、売りやすいように「実録」という冠句をつけた講談と同じものが、歴史では困る創作ばかりだが、それを独自な史観などともち上げる。 なにしろ調べても調べなくとも稿料は同じゆえ、「駿府記」には明白に、高台院ことねねが約束の三万石をと何度も交渉に来るのを、うるさい婆めと家康がうるさがり、半額の一万五千石にしたのに千石だけイロをつけたような明白な事さえ誰も読まぬのか書いている者は一人もいぬ。

 さて、参考資料も二十年前から集めはしたものの、書く私の側の頭の中に全部が揃っていて、順に出してゆくのでもなく、また読者の方でも順番にというようには入手はできぬから、順序がこんがらかってしまう。これは致し方とてないかもしれぬが、
なにしろ八切史観は順番に読んでいってもらわない事には混乱する。はじめの「八切裏返し史セット」の五冊は、ただ判ってもらいたいため、進駐軍は墨染めの衣を着た宣教師の僧を送り込み、日本原住民を洗脳したので、それに対抗する地家としての中国語でいう「不信」つまりブシンとされる奴隷武士団が対抗するのを白と黒の戦いに書いた。二者選一の書き方は説得力があるので今まで六十万の人に読んでいただけた。

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が、である。新羅系を白木作りの社とし隷属した高麗系をコマ犬として入口におく神社はカラ神様。日本の庶民の殆どを占める平民つまり平氏は、スメラ山脈のあるアブダビ海より、首都スサよりヤサカ河の上のGIONを奉じて終結させられ、ヤバンことマレーシアのニコパルへ、MIKOTOと古代アラブ語でよぶ耕作奴隷に送られ途中で黒潮に逃げたのが、古平氏の夷津[伊豆]の夷頭[伊東]の北条一族。

 大進駐して天皇から上皇まで隠岐や佐渡へ配流し土牢へ生涯入れ、藤原の公家は斬首したから、北条政子ことサンカ人の女上位での女神だったらしいが、今では不敬罪ゆえ決してサンカ人は、この話は絶対に秘密にして話などせぬ。さて、神は明治以降は、アラヒトガミに天皇をしたので、神とは拝むものといった世に変った。しかし、神社と違って白木作りではなくて紅殻塗りの宮や堂が実に多い。昔は夷也とか異也とか書かれていたのが、戦国時代以降は「稲荷」の当て字に変わって川柳の中にさえ、「江戸名物、三河屋イナリに犬の糞」と徳川時代には増えて各町にある。


 稲の御守りなら田圃にあるべきなのに、私の仕事場の日本橋には今も銀杏稲荷、権太郎稲荷と町内にひしめきあっている。そこで第三弾として、白と黒との争いの中に、平[家]の民族カラーの紅を加え、「しょうもん伝説」がテレビ放映されたのを汐に、日本海からどんどん入ってきたが、藤原氏の先祖である唐を滅ぼした契丹ゆえ、公家は彼らを忌んで[同じ]大陸系なのに、賎民として東北へ追ったのが契丹日本人だった。これが判らぬ林陸朗あたりの国学院歴史派は、将門を同和地区に結び付けるのは論外と目下裁判中。判らぬではつける薬もない。

 「源平藤橘」という太田亮の姓氏辞典のもっともらしいインチキさは、源=元 平=ペイルシヤ 藤=唐 橘=契丹とは、各書に詳述して、<天の古代史研究>[八切氏の著書]までを完了した。なにしろ郭将軍こと日本名藤原鎌足が初め二千、後からも二千の鉄武器をもった進駐軍の権勢を率い、築城石の供出命令や漢字使用の命令から、すべて当て字だらけでよく判らぬ。

 ところが、これで庶民はいいつもりだったが、純血日本人の女達が進駐軍の弁髪人の混血児を次々と産まされる前に伴って逃げた純日本人のサンカ人も明白にせねばならない事になった。
「一犬嘘を吠え万犬それを伝う」というが、サンカつまり山海族ぐらい誤解されている例は滅多にない。何故かといえば、サンカ人は絶対に自分の事を用心して他人へは口外せぬから、謎に包まれた侭で秘密とされてきて、おかみは蔑視して弱小民族みたいにされる。
 自分こそ唯一の研究者であると言い残して他界した故三角寛先生は、「滅びゆくサンカ」と、その著書にもはっきりと書いている。 内務省警保局傘下の民族融和事業会によって実体を把握しようとして、各地に箕作組合を結成させ、セブリ数の申告をさせて統計をばとった。

 もちろん、たてまえ申告ゆえ、実数の百分の一にも満たぬ数字だが、オカミは満足をした。つまり、明治大正から昭和初期にかけても何も判らず、アイヌや琉球よりも僅少にみたのだ。
 
 ところがとんでもない話で、隠れ柳生の埋草はテレビだが、北条期から下克上の戦国時代へかけてのトケコミ。高成度[高度経済成長]と呼ばれる故池田のアメリカ公害産業の下請け時代から、河川や湖沼の水が呑めなく、したがってセブリが張れなくなった時から一斉に都市へトケコミした。

 だから表面的にはサンカ人間は全滅したごとく見えるが、純血日本人どうしの子供は、成績さえよければ、オオモトさまは原始無政府主義ゆえ、ホンゲとよばれる各戸よりの上納金を人頭税のごとくせず、代々にわたり公平に保管利殖し、分配金が育英用にと送られる。交通遺児になっても母子家庭になっても、ざっと五兆円を越すという溜めては利殖してきた資金がシノガラには給付されている。絶対権力反対体制で、弁髪人やオンモン人[朝鮮系]の子種は蔑み、自分らの純血種を減らさぬため、欲望のためでなく日夜これ女上位にて努力する。

 結婚三組に離婚一組の割合だというが、シノガラの純日本人は死別するまでは連れ添い、子供を作るため死ねば探してきてツナガリが再婚させる。上原謙さんは七十こして子供を作ったが、九十歳で子供作りした者さえもいる。
 
 なんせ、絶対他人に何も口外はせず誰とも打ち解けようとせず、黙々と産めよ増やせよとの使命感をもって汗している彼らは、いつかは日本列島は従順きわまる奴隷的な一般日本人の群れを出産力で追い抜いていき、真の単一民族にする日がやってくると想われる。それゆえ、源平藤橘の四民族の他に、私の体験が入るので書き難く渋りはしたが、思い切って知られざる彼らの実態を説きたいが、私が祖母にきかされた晩年の話の中には、絶対に口外すべきではない事があるのかもしれぬと、それを気に病んで、この序説を書いている。觝触するような個所があったら謹んで御詫びする。

 「見ぬもの清し」で、セブリが今では殆ど見られなくなったので、彼らは全滅したものと「オカミ」と自称する検事さえも豪語しているが、本当はシノガラの育英資金で東大を出ている人が多いのは間違いないらしい。最近は負けじと共産党も真似をしている話をきく。
 さて、月給袋の封を切らせずまるごと出させる女房がいるという。これがツナガリによる結婚なら間違いないが、うっかり結婚ならば相手はその血をひいているサンカ系女性。
 なにしろ私の祖母みたいに二世紀たってもホンゲをツナガリに納めていたくらいで、私はその孫にあたる。だから各自がよく調べていけば、サンカ人間つまり純日本種に繋がっているかもしれぬ。

 となると、何食わぬ顔で会社勤めしている人にもトケコミは多い。彼らが人口の半分を占めた時からは、本当に日本は世変りをするだろう事は判り得るといえる。 マンションやアパート等でも、隣どうしでも全く口をきかぬ人が多くなったのは、トケコミが都市集中化の一つの現象とみられぬ事はない。なにしろ、日本歴史なるものは、「華族は皇室の藩屏にして」の明治設定で、徳川家達公爵家が華族会長となり、各大学の歴史教授の学士会がその傘下に入ってから、村岡素一郎の「史疑徳川家康」がサンカ出身を発表するや、警保局に対して弾圧をさせ、青山堂より「松平記」を三百部刊行させて配布したのは、私の「徳川史料集成」[日本シェル出版)に入っているが、庇護をうけている史学会東大閥が、これを第一級史料に指定した。だから近世に近い徳川期の真実の解明はタブー化した。
 
 元禄まで通用の含金量の多い大小判を使用禁止し、銀本意制の京へ送りし堺の中村内蔵介に銅を倍以上混入の元禄小判金造りを吉良上野介に采配させた柳沢吉保は、隠居すると申し出る彼が抜刀するよう徴発させ、失敗すると、浪士に「再就職」の甘言で以って討入りも匿されている。


      サンカは反体制集団

 「前人未踏のサンカについては、尋念すべき文献は全くなく、ただ現存するセブリ生活者を求めて、その実生活を探求し、その実態を知る以外に研究の方法がなかった。
しかも、それを探求するには危険の伴う事が多々であった。研究は、昭和三年から同三十六年まで、三十三年間に及んだが、まだ満足すべきものとはいえない。その間には、日支事変や大東亜戦争があったために、セブリの実態は急変して、神代からの生態を持続してきた珍重なセブリの実態は、日に日に行作遷流(ぎょうさせんる)に押し流されて消滅しつつある現状である。

 したがって、サンカの実態も、私の生涯と共に絶滅して、私の死後においては、まったく記録することが不可能となることで、ここに三十三年間に得た資料を記録して、後世の論及に供する事とした」と、三角寛先生は昭和四十年十一月三十日刊行の朝日新聞社の「サンカの社会」の第一章の序論篇の冒頭に述べている。だが如何だろうかと、他社刊行の三冊をも共に読んでみて考える。

 故人とは直接には二回だが、山水楼で菊池寛の給仕役みたいな恰好だが会食もし、たしか四回は話しているので批判したり論難する気はない。しかし、人生座や文芸座を経営している遺族が、再版はおろか、他の何社よりの復
刻についても、どの本についても謝絶。そのため定価千四百円の本が今では三万円を越え、近く五万円の呼び声さえ古本業界には出ているときく。
 
 これは死後五十年たっても二等親か、その遺産相続したと称する者が、著作権法を楯にとって出版不能の額の要求をなし絶版にする怖れがある。著作権放棄の補遺のつもりで書くので三角寛の研究について、とやかく言う気は、まったくのところが、さらさらない点を前もってことわっておく。 

 私と彼との違いは、朝日新聞社のサツ廻りの新聞記者で、すべて研究の緒口から解明一切が「警視庁探索課大塚巡査部長からだった」と当人が書き残しているように、弾圧する側にあったので、古代史や民族学の素養もなく、警察情報から研究に着手し、のち内務省警保局傘下の「民族融和事業会」といった官制団体に関係してからも、そのオカミの肩書きで大威張りに調査した体制的研究であるのに反し、私の場合は、まったく立場を異にしているのである。

 それに、三角寛は、神奈川県から関東地方だけを研究対象にしているのに対し、私のは、愛知県から三重県といった「八」の本場の東海地方なのである。だから三角の研究は東、私のは西と思って読んでいただければ、それでよいのではないかと思う。
 それに、彼の方は昭和に入ってからであり、私のは大正時代。また、彼のは警官同行のオカミの側の徹底調査。私の場合は仲間の一員みたいな立場ゆえ、その点、事が食い違っている。
 「天の古代史研究」で従順きわまる日本原住民の成立を書いたから、その反対の徹底的反体制の彼らを今度は書いてみたいと想ったからである。記憶が鮮明なうちに、サンカ説は三角の独壇場ではないという事を、バビロニア語とサンカ言葉との対象表をつけて後学の参考に資したいと思うので、書き下しをするのである。私は律義で愚かだが、記憶力だけは取り柄である。

 「天の古代史研究」の前著で、西暦663年の白村江の敗戦で九州へまず進駐してきた郭務宗が、男っけなしの御所へ入り、各地に築城命令を出したり施政を代り執り行った。
 
 今の金大中の全羅南道の百済人が新興唐によって滅ぼされかけ、祖国救援に日本原住民を捕えられるだけ集めて二万七千。宮廷の百済系男子はみな将軍となり将校となって壱岐対馬から渡って逆攻したものの、それまで彼らは、今日でも用いられているような、「クダラぬやつ[クダラでない‥‥つまらぬ]」「クダラぬ事を言うな」と、日本原住民を非人扱いの奴隷として酷使していたので、いくら親方が金大中の御先祖で、将軍や将校だけは頑張っても、戦奴の原住民共はあまり戦意が高揚せず、あっさり負けてしまったのかもしれない。

 紙幣の想像画となっている藤原鎌足なる存在は、この時点の郭将軍ではないか?‥‥ことによったら人口僅かな時代に、男どもがみな向こうへ連れてゆかれて戻ってきていなくて、御所も女ばかりだったから居座ってロボットのような方を表面には立て、自分は闇将軍となって国政一切を指揮していたか、事によると占領軍の第一人者というので日本の国首になっていた疑いすらも今となってみれば推定される。なにしろ武力で次々と命令を出しているからである。
 
 しかし、戦奴として徴兵され連れてゆかれた侭戻ってこないのは二万七千でも、山に隠れ海中の島に身を潜めて隠れていた日本原住民は、その当時の事ゆえ十倍か、もっと多くて二十倍の余ぐらいはいたとみられる。つまり散らばっていても五十万人ぐらいの人口である。
 
 クダラ王国朝の時でも苛めぬかれてきていたが、今度は青竜刀を持った郭将軍の進駐である。「捕まったら殺される」と、隠れていた連中が今でいうレジスタンスで、青竹の先を焼いた竹槍や弓矢をもって奇襲を各地で弁髪進駐軍にしかけていたのが七世紀の実際の有様だったろう。

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 そこで郭将軍は全国に「進駐軍の命令により」と巨石の運搬を命じ、大野城、金田城、それに高安城まで、判っているだけで14ヵ所に築城。井戸を掘らせ食糧や塩類などをしまいこませた。
 面白いのは日本歴史で郭将軍が築城用の積石の供出命を布令した項目は、三省堂歴史年表にも出ているが、これは日本軍が進駐軍撃退の為の本土防衛のものと頭から決めつけている。
(各地のレジスタンスから身を守る為の退避用の城とはせず、あくまで日本の抗戦の為だ)として、よって郭将軍は二千名の追加を朝鮮半島から呼んで、アフガニスタンゲリラのような彼らと戦ったものの、あまりにも日本軍が勇ましくて戦に利あらずして九州より引上げた。

となっているからこそ、往年の本土防衛の功を認められ、最近の事だが、残っている金田城の遺跡などは国の重要文化財に指定されはしたが、当時の中国の華主席から礼などこなかった。「一枚の紙にも表と裏がある」というが、歴史も同じ事だろう。朝鮮半島を悉く占領し、壱岐対馬から九州へ入り、御所に本陣を敷き、百済美人をずらりと周囲にはべらし、「テンホウ、テンホウ」と連発している郭将軍らが、いくら竹槍隊が蜂起してきたからといって、追加軍まで呼んで九州各地から京以西の治安維持を完全にしてのけた彼らが、縄文日本人に怖れをなして、すごすごと戻っていくような阿呆らしい事が現実にまさかあるだろうか。


 郭将軍は応援に呼んだ二千の合計四千の鉄戈や青竜刀をもった弁髪軍によって、くまなく各地の原住民討伐を敢行。八母音を使う海人族は魚もとるし塩も作る。雲南経由で漂着した連中は焼畑や水田もできるから、彼らにアワ・コウリャン・米まで耕作させて食糧確保の奴隷とした。これが「アマ」とか「アメ」の「天」のつく民族で、現代の庶民の先祖様だった。 しかし彼らの中にも、いくら追討されても屈せずに頑張り抜き、降参しない連中もいた。が、郭将軍が一番てこずったのは、遊牧民族として裏日本へ、ベーリング寒流から押し渡ってきた騎馬民族の徒輩だった。彼らは桑を植えて蚕を飼う事もせず、土を耕して土毛と当時は呼ばれた農作物を作ろうともせず、放浪して廻っていて仕方がなく、彼らの降参後、女は開戸とか皆戸とよばれる進駐軍慰安所へ収容したが、男は役立たずゆえ捕らえて、初めは陸墓の副葬品として扱った。

 のち、外敵侵入の際に防人として血税を払わせるように利用の道がついたので、埴輪とよぶ素焼きを作らせ身代わりに土中に埋めさせた。そして、彼らは生かして仕え国のためと九州とか東北へ防人として出発させはしたが戦奴である。外国のように将校や下士官との間に友情など生れよう筈とてはなく、人間の楯みたいに伴われているのを諦めてしまって、「今日よりかえりみなくて大君の御楯となりて、出でたつシコ(飼戸の子)の身、われは」と、騎馬系の民族ゆえ馬を飼わされていた彼らは賎の身ゆえと、皆が皆揃って行ったわけではない。

 今でいうなら、「徴兵反対」「戦争は厭だ」といったプラカードをもってデモをやることはできないから、海から山へと逃げ廻って拒んだものもいたし、武具を持たされたのを誘帯して集団で脱走した反体制の者らも意外に、その当時はきわめて多かったらしい。
 所謂従順な奴隷になるのを拒否して、他の原住民の如く「長いものには捲かれろ」と弁髪人の毛髪の長い将校の命令に忠実に従おうとはせず、かえって渡された武器でもって逆襲をかけた連中である。 もちろん郭将軍の部下は戦奴を使って追いかけ廻し、捕らえると見せしめの為に吊るした。しかし、脱走した中には運よく木の上に登って身を匿したり、谷底でうまく追手をまいて逃げまくった者らもいた。

 徹底的に反体制の人間が、こうして奴隷になるのを嫌って独立してしまった集団が、次々とサンカとなって山野を彷徨しだした。元来、彼らは沿海州や羅津方面からベーリング寒流で日本海を渡ってきた先祖を持っているから、パオと呼ぶ天幕生活をした。さて、表日本へ怒涛の如く流れ込んできて、太平洋へ抜けていく黒潮暖流から日本列島に這い上がって住み着いた者等は、今の静岡・愛知・三重・滋賀あたりに、皆かたまって助け合っていたゆえ、貧弱な縄文器の石斧、石槍でも何十何万人と集団化していたゆえ討伐を防げ得たらしい。

 しかし、今の千葉県の仁右衛門島の蘇鉄や団扇椰子の茂っている対岸の安房の小湊あたりに這い上がった連中は難儀したものらしい。なにしろ近くに多賀城とよぶ(中華)城がある。単身で来ている弁髪兵の連中は、てんでに欲望のために女を捜しに手分けして、毎日の如く鉄剣を振り廻して巡回をしたのは、<続日本紀>の中にさえ堂々と記録されている。

 つまり、捕えられ素直に華城の中へつれてこられて慰安所へ収容。初めは将校専用。その後は一般兵用になるのだが、その内に華城の兵の警備がひろがってくると、城内へ次々と連行されるのは若い娘か美人だけに限られるようになる。
<野史辞典>や<庶民日本史辞典>にあるように、皆戸、海渡、開戸、垣内といった地名をつけられたタウンというのは、弁髪人兵がくるたびに女は集まって、それぞれ女隠の戸をひろげねばならぬが、その代り他の日は家事労働でもできるという仕組みだが、夫がいても占領軍を拒めば「野心を抱く女」として遠くへ連れてゆかれ、奴隷市場へ売られてしまう羽目になってしまう。
占領軍にしてみれば、原住民は被占領民で、みな奴隷だったから当然である。そこで命懸けで、かつての日本赤軍の永田房子らみたいに、榛名山系を越えて逃げ込んだのが、裏日本から追われて隠れていた連中と、逃げる者どうしで共に一緒になるようになった。

 サンカというと三角が山の字に蜂の巣の窩をあててしまったのを、当人も後になって悔いているが、決して山者つまり騎馬民族の血を引くだけの存在ではなく、逃亡者達の反体制集団。
 といって、何十何百と固まってしまっては、いくら隠れて逃げまわっても中華兵に見咎められる惧れがある。それゆえ、せいぜい二十人あまりの一団となって行動し、移動する時には連絡のため「界石」とよぶ、次の落着く先を人目につかぬよう埋めて残し、何日かで立ち去って行くのである。
 行動範囲というか縄張りが二ヶ国から三ヶ国に限られていたので、東北サンカが箱根を越したのはアテルイの原住民大進駐軍の時ぐらいで、せいぜい来たのは茨城あたりまでなので「イタコの伊太郎ちょっとみなれば」の潮来と、下北半島の恐山のイタコが同じサンカだったぐらいは地名で判る。

 なにしろ三角寛説では、日本人化の民族のような考察がされているが、とんでもない話で、彼らこそ日本人中の純粋血族で、完全に今もその血を伝えているのである。というのは、従順に仕方なく奴(ぬ)とされ、奈良時代には百済人に七世紀後半からは奴隷とされていた庶民の女は、すべて進駐軍の慰安婦とされ、共に黄色人種ゆえ一見しては判らぬが、混血児を産まされてきている。
 これは「野史辞典」の庭子の項目に詳細に出ているように、女を全て召し上げられて、男共は生涯単身で、「先住民」つまり「賎」から言源をとったセンズリでザーメンを垂れ流していたにすぎない。つまり、そうして原住民の男達の血は残らぬように混血児だけにして単一民族化しようとしたのは明治まで一般では慣行されていた。

 だから松前藩もコシヤマイン蜂起後はアイヌの血を絶やす為に、女は人妻であれ少女でも和人用にと徴用し、男だけは離島へ隔離して強制労働させて、血を伝えぬように別れさせ粛清を謀ったのである。「白山神信仰」のオシラ様の御神体が男女一対となっているのも、なんとかして原住民どうしの男と女が一緒に暮せる世の中が来るようにというので、その悲願を込めて祀ったもの。
 ところが、「白山島」と幕末まで呼ばれた今の新潟では「白」を上につける神社や御堂はみな古いものは毘を旗にしたイワカメシイ女武者。江戸期のものは黄と黒の楯縞を着た女人が馬の背に跨るもので、明治からの義務教育で「韓信の股くぐり」が修身の教科書で教えこまれたので、上杉於虎が父の名を継ぎ景虎、将軍家の名を貰って輝虎。その死後には、姉阿亀の子の喜平次景勝が跡目を継ぎ、男系相続の徳川期では「兼信」と、男女兼用の戒名をつけ、それを甲陽軍鑑の今の講談師のはしりが、武田信虎をやはり戒名の信玄で、張扇を叩いたから、それへの対抗上か、語り口を合わせるために、もっともらしく「謙信」にしてしまったのが本当のところ。

だが、学校で「韓信」を教えこまれ、明治三十年代に頭山満指導の桃中軒雲右衛門の「銘々伝」に「神崎与五郎の馬方の股くぐり」が広まったので、謙信と韓信がごっちゃになってしまい、「股くぐり姫」などと新潟は御神体を呼ぶ。死せる子はみめよかりきで、女は死ぬと美人にしたがるが、おそらく於虎はブスな大女でアバタだらけゆえ、いつも頭巾をしていたのだろうが、加賀の一向宗道場の坊主の率いる軍勢にいつも苛められていたから、女将として対抗したのは、現世では人外の者でも仏果によって来世は常人となると原住民を煽動して攻め込んで来る彼らに、女上位の体制を示して畏怖させねば、とても打ち払う事ができなかったからだろう。 

サンカ集団として春日山の鉢形城で天下に怖れられた上杉於虎は、上京のたびに時の将軍足利公方の奥方の許に滞在している。
 もし通俗歴史でいうごとく男だったら、足利将軍家が、女は他にいくらでもいるからと、御台所を滞在中は提供していた事になるが、まさか戦国時代の初めでも、室町御所の権威というか見得がある。将軍家が妻御台所を在京中は貸している筈はない。
ということは、紛れもなくケンシンと俗称される者は女体だったせいだろう。富士山頂に木花咲耶姫を祀ったり、裏日本ではきわめて女上位であったのは、今もモンゴルでは、長男が嫁取りすれば、弟共は我慢ならぬ時に御裾分けしてもらっていて、よって女に対しては頭の上がらなかった慣習が裏日本へ入ってきたモンゴール系の慣習であったからである。

それゆえ表日本の静岡あたりには、「姫街道」といって娘達を集団で連続的に市場へ運ぶ名称が今も残っているが、裏日本には全くそうした地名は残っていない。男共がみな必死になって女人を守ってきたからである。
 さて、サンカが日本の純血民族であるというのは、その妻や娘を占領軍に渡して己が命乞いをなさず、日本原住民の中で彼らだけが女と逃げ、同じ先住日本人の子孫を育て、その血脈を今に伝えているからである。この大切な事を、警察情報をもとに先入観とした三角寛は、人類学、言語学の基礎教養がなかったので、オカミの指示通りに考究してゆき誤ったのである。娼にされぬ純な女と伴っての逃避行ゆえ、さぞかし追われ追われて苦労したろうが、
彼らの間の子は純日本[原住]系である。そして、その子らも純血を今日まで混血せぬように保ってきている。

 「天の古代日本民族の研究」で太田竜も、やはり日本人は朝鮮や中国の男どもの落とし種の混血児によって成立しているから、統治者にしては何よりの優秀な奴隷と決めてかかっている。
 それゆえ三角説のような人外サンカ説。つまり日本人とは全く種族の違う人種みたいな論説が、唯一のものとして後世に伝わってしまってはとんでもない誤解を招く事になりかねない。 

それゆえ私は今まで書きたくなくて触れないようにしていた記憶を現世への名残りの著述の一つとして書き、ついでに古代バビロニア語とサンカ言葉との類似点をも、彼らが紀元前三世紀から先住日本人だった証明に付け加えて後学の為の参考にする。
 もちろん三角寛先生は、天下の朝日新聞をバックに、官僚機構の警察権力や、後には民族事業協和会によって集められた資料をもとにして統計的にも完成されたようなものである。
 それに対して私のサンカものは、なんらオカミの力を借りる事もなく、ただ一人で彼らと何ヶ月も同居して、足が遅いのでおぶわれて暮した。当時のサンカ生活の内側からのものゆえ比較にならぬくらい程度は落ちると思うが、反体制集団の彼らの実体はつかんでいる。

    散家がサンカか

これを書くと私小説になってしまう。だから山口氏でも血族を書くのに母方の脇屋を女郎屋だったとか秘密めかして書いてもいない。やはり書きにくいのだろう。私でも、これを書くのには渋った。できうる事なら誤解されぬよう書きたくはなかった。
 私の母はフサと万葉仮名で書く名を持った女性だった。昔の女学校を出た年に、今は亡き矢留節夫、それから何年かたって私を産み、その亡兄の名を冠せていたが、二人も子を産んだ女とは見えぬくらい若々しく、いつも着飾って外出ばかりしていた。
 だから、私は祖母といつも一緒で、「バアサン子は三文安‥‥」などと、いつも近所の子供にからかわれていたものだ。祖母は世間並な桃太郎の話などはしてくれなかった。桃太郎の絵本を友達から借りてきて眺めていると祖母は怖い顔をして、「わしらの頭に角が生えているか‥‥」と怒って取り上げてしまい、自分で借りた家へ返しに持っていき、
「‥‥変なもん、子供に見せんでちょう」と大声で文句を言って帰ってきた事がある。詳しくは教えてくれなかったが、善玉と悪玉が逆になっとるとだけはぶつぶつ言っていた。 

「中ツ国」と呼ばれるのは今の中国地方の岡山。隋を滅ぼした中国の唐が白村江、朝鮮半島で日本よりの派遣軍を大敗させて九州からの進駐。そして「唐」を「藤」と替字してからは、滅ぼした隋の人間には「桃」の字をばあてて区別していたと、<野史辞典>に書くまでは、桃(藤)から生れた桃太郎は凛々しい貴公子で、当時の事ゆえコウリャン団子だったのを、新羅系のサル、高麗のイヌ、百済系の戦士のキージーに食糧を給して、隠忍とよばれていた原住民討伐に行き、彼らが耕していた穀物や干魚や荒塩を宝物として掠奪してきただけの話だと納得できるようになったのは、私としては祖母の亡くなる後年の話だった。

当時は、(まさか幼時から一般庶民の洗脳教育に、そんな童話の絵本が広まっている)とは知る筈もないから、祖母は臍曲がりだと思っていた。 当時、祖父は名古屋市中区神楽坂町という目ぬき通りに、不動貯蓄銀行というのをやっていて、岐阜の芸妓上がりのおツルさんと、南呉服町で「ひさご」を経営していたオクニさんの外妾が二人いて滅多に夜は戻ってこなかった。
 
 といって、祖母より彼女達の方が綺麗とか愛らしいという事はなかった。これが不思議で、
「おじいちゃんは、どうして帰ってこんのやろ」と、中働きの婆にきいた事がある。すると、「ここの大奥様は上に跨りゃあすから、重とうて身体の自由がきかんとぼやいとるぎゃあ」と教えてくれた。つまり、顔はまずくても芸妓上がりの二人は、今いう正常位か下に横たわって相手の思うままなのに、祖母は反対に上から取っ組んでゆくので祖父は厭がって戻ってこない。

 だから祖母は、一人寝でなかなか眠れぬせいか、私を側へ寝かせては色々と話をしてくれたのだ。言い伝えの伝承話だろうが、彼女の口にかかると豊臣秀吉もサンカの一人だった。「弟の弾正たらいうのが薮塚にいて、その伜の虎之助が安土城を拵えた岡部又左の許へ弟子入りしたというのは、居付き(今では五木)サンカとなって暮していた証拠。

 また秀吉の妹の子の福島市松だって、後には正則とかいう大名になりゃあたが、親父様が桶のタガ作り、つまり今言やあす箕直しだで、やっぱし居付きサンカ。となると、秀吉のお婆様は気が強いも道理、サンカ女だぎゃあ‥‥近頃はオカミが変わってサーベルが追っかけやぁすが、秀吉かてサンカで、あん頃は大名というか殿様は、みんな
そうだったんじゃがなも」

 誇りをもってというか、自信慢々とした寝物語を欲望発散のためにくり返し聞かされたものである。私は幼くて判らなくなって途中でいつも寝ついていた。サンカが屯しているところを「ヤワタの薮知らず」というくらいだから、薮塚の弾
正の伜の加藤清正がその出身で、今も熊本に残っている清正堤などはサンカ工事で堅固なのは有名である。
 
 福島正則がササラ衆の箕作りや竹のタガを編んでいたのは「宿六列伝」にも詳しく書いたが、清正も他の本に書いてある。彼が長い兜をかぶっていたのは、サンカは夫婦で一セブリとなって分離しているが、何か集会があって多く集まるようになった時には、全体の長にあたる者が、「八方めぐり」と呼ぶ、地面に突き刺す自在鉤を外側から竹で編んだ筒で包み、頭上に乗せ、遠くからでも識別するためで、五セブリを一天人とよぶ団体が、それを中心に拡がる風習がある。
 
 現在加藤清正公愛用の長兜といって、藤の編んだのに黒塗りしたのが遺品として残っているが、好事家の後年の作り物で、本物は弓なりに曲げた四本の青竹を籠のような物でかぶせ、軽くて長かったものであったらしい。と、それに九州へ行くと同和地帯で「豊臣松園」といったように、豊臣を上につけた地区が多いのも、九州ではサンカを特に嫌っていたせいであろう。

 また、これから「秀頼薩摩落ち」の講釈が大坂以西では大正から昭和初期まで流行した。<天の古代史研究>で「世良田事件」の項目に詳述しておいたが、上州世良田庄徳川が、幕末までは神君発祥の地というので畏敬され、近郷八十ヶ村より納米させ、部落の頭目の岩佐満次郎がやがて新田男爵になったのに、徳川公爵家では華族会長様の出身が同和地区では困ると、明治三十年刊にして青山の青山堂より「家康は松平元康の改名が正しい」とする「松平記」を刊行配布。東大をはじめ各大学の教授で組織されていた学士院会は、直ちにこれを確定史料と認定した。 

 そこで近郷の村々では学士様や文学博士が[世良田と徳川家は無関係と]いうのに、これまでよくも村々より飯米をとりあげくさった、と世良田の庄を取り巻いた。新田男爵はロンドンへ留学という恰好で家族もろとも不在だったが、世良田に残っていた三十四名のところへ近村の三千人が石を投げつけ、鍬や鋤をもって押しかけた。そこで近在の鬼石などの部落へ応援を求め一致団結して戦った。
 これが後の水平社運動の始まりだが、村岡素一郎の「史疑徳川家康」によれば、秀吉がサンカなら、世良田二郎三郎、後の家康とても、出自はどっちもどっちでかわりはない事になる。

 サンカなれば秀吉は京を押さえ天下をとり、家康も徳川十五代の祖になれたのだろう。つまり純血の強みがこういうところに出てくるらしい。 日本列島の原住民というのは、紀元前何世紀も前から漂着して住みつき、海流が日本を起点としてはどこへも流れていかないので、仕方なく暮していた人々のもとへ、今日いうところの「古代海人族」、天地水火を拝むアブダビ海方面よりの者が戦火に追われれ入ってきて飛鳥人。

 その後に裏日本から、大きくても木曽駒くらいな馬を筏や小舟に乗せて入ってきた騎馬民族。彼らの中に後に白系ロシア人と呼ばれる沿海州からの白人も混じっていたので、今も秋田美人、新潟美人というように、肌の白い人も多く見かけられる。が、どっちも集団で攻め込んできたわけではない。共存共栄というか、牧草地の多いところを騎馬系は遊牧して廻り、マレーシアのヤバアンや、当時の雲南はベトナムまで延びていたが、そこからの古代海人族は漁や塩も作ったが、今日のベトナム方式の水田耕作もし、騎馬民族から鹿や兎の肉を貰えばお返しに穀物を出して、一緒に相互扶助しあい、それゆえ「豊芦原瑞穂の国」ということになる。

 騎馬系は主として新羅高麗[系]と沿海州の粛慎と呼ばれる後の白系ロシア人ゆえ、彼らが白頭山信仰を持ち込んできて加賀の白山を祖神とし、民族カラーを白とするのが源氏になるのだが、それに対して民族カラーを赤とする後の平氏になる飛鳥人は、生魚を手掴みで食べて日本へ来た海洋族。

 さて、サンカの女は決まって赤ネルの腰巻姿である。という事は、三角寛先生の説く「単一民族の日本人とは全く民族を別にする種族」という解明にはならないのである壱岐対馬から大陸よりの、鉄製武器をもって集団進攻してきた全羅南道の百済人によって討伐された時に、捕虜になってゲットーへ入れられ、騎馬系は飼戸(しこ)として馬飼いの牧夫。海洋系は食物作りの課役奴隷にされた時に、あくまで縄文武器で戦って逃亡した両方のレジスタンス連中が、やがて一つになって、夫婦単位のセブリを営んだものとみるのが至当ではなかろうか。

 サンカの発生について、三角寛先生は、その著の「サンカの定義」の名義考の中では、まず、

サンカの表語は、過去三十三年間における私の随筆ならびに小説等三百余篇の発表で、山窩の概念が既定されている。しかし、これは活字面の構成上、「山の窩(あな)」という表示に美的な響きがあるので、ことさらにこれを使用してきた。山の窩の発音はサンクワである。ところが、当のサンカは穴居生活者ではない。また山中深く隠れ住む生活者でもないので、山を冠する事も窩を当て字する事も実のところは不適当なのである。
 それではサンカとはどういう意味か?


 この言葉の追求には、私自身、三十三年間苦しんできた。それは、サンカは口が堅く、絶対にその実態について語ろうとしないからである。また、彼らの一味のうち、徒渉漂雨泊のセブリ生活者は、自分達の事を、殊更にサンカとは絶対に口外せず、何も言わないからである。しかしながら、彼らの事をサンカまたはサンクワと客観的にこの名称をつけられている事には、何かの理由がある筈である」と序文で述べてから、三角寛先生説では、

「彼らにその理由を訊ねると、まことに不機嫌で、『それは何の事だ?』と横を向いて答えようともしない。そもそも山の窩とは、彼らの真の生態を知らず、想像で深山の山窟にでも棲んでいる生活者であろうと断定して呼称したものだからであろう」とする。また、明治八年二月の島根県令井関盛良時代の羅卒文書に、「山家(さんか)の徒、山窩、浮浪の徒」などとあり、
「山窩(山家)は雲伯石三国辺偶の深山幽谷を占居する」とも記載されてある。おそらく、これが文字に書かれた山窩の、そもそも最初であると思われる。この山窩が、明治から大正にかけて特殊な犯罪捜査家達によって研究され、雄弁会発行の「明治大正犯罪実話」上下二巻となり、彼らはこれを特殊犯罪者の流浪群と誤断した。


 しかも、彼らはこの研究を絶対秘密にして、直属の上司にすら報告せず、隠密や、一般犯罪捜査の手先に「諜者(てふじゃ)」として山に入り込んだのを利用し、彼らの仲間を犯罪者として検挙していた。
 三角寛先生は、
「私がはじめてサンクワの言葉を耳にしたのは、昭和初年の例の『説教強盗』が、夜の帝都北郊の住宅街に出没して、東京市の内外が恐怖に襲われていた頃である。『あの説教強盗はサンカじゃあるまいか?』という風評が立った。『説教強盗』の命名者である私は、その風説を聞き捨てにはできなかった。私はその風評の火元を追求するのに十一日間を費やし、ようやくつきとめた火元は、下谷区萬年町に住んでいた警視廳捜査課勤務の巡査部長大塚大索氏であった。

 大塚氏は窃盗係の老刑事であったので、直接、強力犯の説教強盗の捜査には当たっていなかったが、その出没自在な行動から推理して、『あるいはサンカじゃあるまいか』と口走ったのが事の起りだ」と、当時サツ廻りの新聞記者の三角先生には判明した。 大塚巡査部長は、この萬年町がサンカの居附(ゐつき)地であったので、ここに居を定め、ここを探索の巣として、この特異な、社会に寄生する浮浪者群の中から多くの犯罪者を検挙していたが、この里で捕らえてしまうと来なくなるので、ここを立ち去って次の場所に移ったところで捕らえる事にし、それらの犯罪者をサンカの諜者に密告させていたのである。


 この特異な社会は内側と外側に分かれ、内側がサンカで、寄生浮浪者群はその外側であることを知っていた。(大塚氏は後に警部補になって退職した) では、その内側のサンカの実態は、はたしてどんなものであったか?(つまり内側が本物で、密告者や密偵は寄生虫のような贋者)という事になる。

 大塚老刑事の話によると、
「サンクワといっても、あれは当て推量の名稱で、深く研究して呼稱された訳でもない。また彼らを訊ねてみても満足な返事は誰もしないから知る由もない。彼らは岩洞や穴の中に住んではいないのだから、山窩でない事だけは事実である。あの連中は、箕づくりが生業で、大体が村里や町はずれの林の中や、川べりにと住んでいる。だから、山河者(さんがもの)とでもいう方が適当かも知れない。どうしてあれをサンクワというのか自分でさえも納得していないから、報告書にサンクワという文字を使った事は一度もない」と、三角先生が、はじめて知ったサンクワという名称の知識はこの程度のものであったという。掴んだのは、「その正体が箕つくりである事の事実」だけであったのである。
 農村に生れた者なら、箕つくり、箕直しを知らない者は少ない筈である。三角の生れた大分県竹田地方では、これらの連中を非人と呼んでいる。彼の母などは非民(ひみん)と言っていた。なぜなら、昔から農耕の民を百姓(おおみたから)(世襲私有財産の大遺宝)といった歴史があるが、あの連中は耕作をしないから非民だというのだと聞かされて、なるほどと先生も思った事がある。
 この箕つくりの非民あるいは非人のことを、地方によっては、川徒(かはと)、山徒、またはオゲとかポンズなど、さまざまの方言で呼称されている。地方々々での解釈があるのだが、いずれも、その正体を掴んではいない観念的、客観呼称にすぎないのである。サンクワとは、ただ何となくそんな気がするので、あて推量で、山の穴居者と誤認しているのである。
 
 また、サンクワは、多くが川の畔(ほとり)の林の中に棲むので、サンカ(散家)と呼ぶのが正しいと思うのではあるが、これとて観察概念からする呼称にすぎない。「かのごとく、サンクワとかサンカについて、何かありそうだと考え、色々追求を重ねているうちに、昭和十九年になって、彼らの中に、『ミツのケチの掟』といった厳然たる差別のあることを発見した。これはこの研究の決定的な意義をもつ事になった。この『ケチ』というコトバは、世間でよく云われている処の、『あいつにケチをつけられた』などという、あのケチの事だ。

    ミツクリの一(かみ) フキタカの一 エラギの一

 この三つの系統の差別(ケチ)がそれである。 そのミツのケチとは、三つの差別、即ち三つの區分(ケチ)ということである。(ミツクリの一とは、箕つくり系統の統領の事で、家元とか本家などの意味で総元ともいえる。つまり『夷元』なのに、金とり主義に代わったゆえ刃物をふるって花柳玄舟が抗議をしている。)フキタカの一とは、笛つくりの系統の統領のことだ。この一味は、太古には笛や琴を竹で作っていたのだが、今では竹製の楽器や茶筅などを作っている。また竹三味線も作った。(『四つ』のササラ衆も同じ事をしている)

 エラギの一とは、遊芸者系統の統領の事で、出雲阿国などがその出であった。今も川原芝居や門附けなどが残され、現存する『俵ころばし』『猿廻し』などが、この系統に属する。(弾左衛門支配の四ツの猿飼族も入る)
 このエラギの語は、嗤楽(わらいたのしみ)の事で、笛を吹竹(ふきたか)という古語と併せ考察すると妙味が深い。サンカの語源かもしれない。
 以上の三區分は、その一(かみ)が世襲的に専承されてきたのであるが、大正以後は、その一(かみ)味の上達者が、次代の一を継承している。このミツのケチのカミを彼らはきわめて尊び、セブリのミケ、またはミカと呼んでいる。それが三差(さんけ)、三一(さんか)などと呼ばれ、また三家(みさん)、三家(けさんか)などとも呼ばれたりするが、理解し合う相手なら、どう呼ぼうと咎めだてはされないのである。
 さらに彼らの中には、その上に、

      クズシリ一(かみ) クズコ一 ムレコ一

という三種のカミがいる。クズシリは国知り、クズコは国子(くにこ)、つまり都とか郷のこと。ムレコは群子(むれこ)で、村の事である。それぞれに一人ずつの長がいるので、それを第一人者の一をカミと呼ぶのである。この他に、さらに統率者として、

アヤタチの一(かみ) ミスカシの一 ツキサシの一

の三つの段階の頭領の身分(ケチ)がある。これは、権力の最高者であると三角寛先生は、その著書で説明する。
 アヤタチのアヤとは亂、即ち秩序の亂(みだ)れのあやの事で、タチは断(たち)または裁(たち)を意味する。
 ミスカシは透視を意味し、亂を破る意味が含まれている。
また、ツキサシは突き破る事で、亂脈を引き裂き、突き破る行為を意味する。これが戦国時代に到って利用され、アヤタチを亂破、ミスカシを透破、ツキサシを突破などと漢譯され、忍びの者の組織に利用されているという説すらも伝わっている。
 現存の彼らが數を讀むのに、いち、にい、さん、しい、ごう、と我々と同じ數え方をするにはするが、他人のいない身内同士の時や、何かあらたまった時には、一(かみ)、ニ(つぎ)、三(さん)、四(しい)と讀むのである。
 この一(かみ)という表意記號を、頭(かみ)と意味する彼らは、この数字に、物の肇(はじ)まりと統一を、また指示と統御を信念としていた。ここに特殊さがある。

 ここから出發して、三つの差別(ケチ)、三つの一(かみ)を、サンケ、またはサンカと意発発音してきたのが、いつはなしに外部に漏れて、サンケまたはサンカが山河と解され、山窩と誤られたのである。音表と意表の合意を誤解された結果が山窩であり、山河であると理解されたい。
 
 結論としてサンカは三一(さんかみ)であり、三區別(さんケチ)であり、強いて漢字で書くとすれば、三家である。過去三十三年に亘って、三百餘篇の著述の中で山窩の熟語を故意に社会に押しつけてきた三角寛としては、ここに謹んで、その罪を詫びて、その不正を正しくしておく次第である」
と、昭和四十年十一月三十日朝日新聞社刊の「サンカの社会」の28−33頁では述べているのである。これは正しい訂正である。立派なことである。
 しかし、漢字というものは、西暦663年、白村江敗戦の時に進駐軍によって「則天(漢)唐字使用令」とよぶ強制使用が命令された時から、みな何でも当てはめるだけの文字ゆえ、「三」にこだわるのはおかしい。おそらく本当のところは足利中期過ぎに明国から印度のカースト制度が入り[もっと前からという八切説もある]、日本列島でも賎民制度を確立した際、「まず前体制の北条一族をゲットーに入れ、次いで
足利創業の際に南朝方として邪魔をした新田、楠木、湯浅、菊池、足助といった連中の子孫が、東西に設けられた室町御所の新設した散所奉行の役人によって、山とか川の真ん中の州。つまり橋のない川の中へ、居つき限定収容させられた。これを散所とよぶ。地方によっては、別所、院(囲)地、界外と色々の名称があるけれど、これが全て語源である。
 
 つまり、散所はゲットーでタウンになっているのに、セブリは一世帯ごとゆえ、これを「散家」というのが正しいとも考えられる。足利後期の公卿の「夷詠朗詠集」の中にさえも、
「奥山にかくれ住むちょう散家ども、人とはみえで隠鬼ならむ」とまで明白に出ている。この朗詠集は、毎年五月五日、奴隷百姓となっている連中が、橋のない川の連中へ投石をしにゆき、州の中の鯉を分捕って竿にさしてきて勝ち誇って帰ってくる「院地打ち」の石合戦の歌が数多く詠みこまれていて、夷をもって夷を制する藤原体制の実体を明らかにするために、菊池山哉の「日本の特殊部落」にも引用されているものである。


      ウメガイの実相

「サンカの生態には、陰陽ニ態がある」と三角寛先生の説ではいう。そして、「陽態がセブリ・サンカ」であり、「陰態は居附サンカである」とする。この居附は、我々の生活に極めて接近し、そ知らぬ顔で一般に中和している。中和とは、サンカが一般人の中に入り、正しく節度にかなった生活をしていることをいう。彼らは元来がセブリモノであることを一般人に知られ嫌われるような事は絶対にしないのである、と説明をしてから、その形態を分けて分類し、中和しているトケコミサンカについて、「陽態の、セブリ・サンカとはどんな生活者なのであろうか?」と先生の考えを発表
する。

 彼らのコトツ(「言告(ことつけ)」の詰り語で、「つてごと」の意‥‥昭和十八、七、丹波にて採集)によると、セブリとは、アナイヌケということである。太古の我々の祖先が穴居生活であった事は論争の余地もなく、明治大正になっても地方の農家はまだ穴居生活が多かった。これには異論のないところだが、このセブリの始まりはほぼ、その穴居から地上に出た頃からと、彼らの間では傳承しているのである。
 それまで私は、コトツという言葉は、コットと聞いていた。「コットによりますと」とか、「コットでは」というふうに聞いていたのである。その意味も、「私どもの一族では」とか、「我々のセブリでは」という意味に解していた。

 ところが、昭和十八年の夏、戦争たけなわの頃、三角先生は郷里の大分に歸郷した折り、飯笊(めしざる)を売りに来たセブリの女の口から、「セブリのはじまりは、タニバのオヤマミという人に聞くと、よくわかります。その人はコトツの一(かみ)だから」と、意外な事実を聞いたのである。それは先生にとっては、まことに思いがけない大収穫であった。
「あんた、いまコトツと云ったが、コットのことですか?」ときくと、「他人様と話をする時には、はぐらかしを言うことになっているから、コトツのことをコットと言うのです」と、これまた意外な発覚である。それゆえ言葉を次いで、「コトツとはどんな事でしょうか?」ときくと、
「セブリのできた、そもそもの始まりの事から何から、先祖からの言い伝えをコトツというんです」と、教えてくれた。

 タニバとは丹波の古名であるが、鞍馬の山裾にあるというオヤマミのセブリの場所をきいて、東京に戻る途中、京都から北に入ってタニバのセブリ場を先生は訪ねた。
 セブリは、桂川の水上の大堰川の川縁(かわべり)にあった。セブリの主は、大山見一(おおやまみはじめ)といって、その時五十九歳で、職業は箕作りであった。ここで、コトツの語意について確かめてみると、その意味は「言告(ことつげ)」の語り語で、「つてごと」という事であるのが判った。これも貴重な一語である。今いう伝言だからである。
 更に、この大山見さんが、セブリの歴史を一切伝承していることを知って先生は狂喜した。
 

引用参考文献・八切止男著作「サンカ生活体験記」

【この項続く】

=転載終了=
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/562.html

コメント [原発・フッ素17] 東京・葛飾で5.47μSv、神奈川・横浜のストロンチウムと飯舘村の復興計画・・・ (ぼちぼちいこか。。。)  赤かぶ
09. 2011年10月16日 16:25:17: FdMbol4lNc
スターングラス博士は、アメリカとソ連が核実験を繰り返していた冷戦当時、核実験の死の灰(放射性降下物質)による放射線の影響で世界の子どもたちの白血病やガンが急増している事実を議会で報告し、それがきっかけとなって米ソ核実験停止条約が締結されました。

http://fujiwaratoshikazu.com/2011disaster/

 このことからも、一見何も無いような平和的な原子力発電所の日常運転による放出も、核実験中と同様に、ストロンチウム90の原因であるという重大な事実がわかります。
 86〜89年に少し減少しているのは原子力発電所の稼働率減少や閉鎖されたことによる影響でしょう。
 重要なことは、その後数年にわたって上昇しつづけていることです。
 また、ガンになった子どもにはガンにならないこどもの倍のストロンチウム90があることが分かりました。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/518.html#c9

コメント [Ψ空耳の丘Ψ60] 進化を求める私(その63)・日月神示の研究・大洪水と「江戸が武蔵野に還る日」 元伊勢80社
09. 2011年10月16日 16:27:52: 4EQmyLJSJY
急、

はじのみやこに おんばしら かなめのはしら まきまきのよに 

はやしたてまつらん 三のかけはし あめよのにて うきよのへそに たてまつらん
ぐるぐるまいて まきとらん あけわたすうちに まなをしるものうたわん。

はじの都?に (不明)

御柱(神を奉る柱、座処) 

要の柱(結界・中心?)

巻き巻きの世に(時間の流れる世界、現実世界?)

囃子奉らん(取り急ぐ?)

三の架け橋(三箇所・三重?)

天の世にて(神の国)

浮世の臍に(世界の中心)

奉らん(建立?)

ぐるぐる巻いて(時計・急ぎ?)

巻き取らん(間に合わせる?)

明け渡すうちに(日が暮れる前に)

真名を知る者唄わん(覇王・天皇?が何か伝える)

だと思いますが、言葉が 大きくて重かったので全て受け取れて無いと思います。

神々が 頑張っている感じです。

(普段から体が暖かくなるのですが、必要以上に手に汗をかいて居ります)

ウオッチャー
  
http://www.asyura2.com/11/bd60/msg/225.html#c9

コメント [原発・フッ素17] 新聞が報じない飯舘村の現実「もう被曝しちゃったから遅いっぺ」 (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
01. 2011年10月16日 16:29:01: gEpcn4S5uk
う〜ん・・・・・・
情報を出さず、住民を必要以上に被曝させた問題は、勿論重罪です。
でも、それと、今の生き方を一緒にしては、解決策が見えなくなるよね。

確立の問題だから、遅いって事にはならないのだけどなぁ〜・・・・。
それに、50歳代なら、感受性も低いだろうし・・・・
子供や若者は、被害を少なくする為に、そこから離れるのが一番なんだけど。

そこで生活する事を選択するなら、そんな風に諦め自分を納得させて暮さないと苦しいよね。

何もかもが手に入らない現実、その人が何を優先するか? でしょうね。

難しい問題ですね。
せめて、子供や若者は離れて欲しいのですが・・・・・


http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/526.html#c1

記事 [原発・フッ素17] 「原発の未来はない」 東電OBの蓮池 透さん、京都での講演で語る(京都新聞)
「原発の未来はない」 東電OB蓮池さん、京で講演

 北朝鮮による拉致被害者家族連絡会元副代表で、元東京電力社員の蓮池透さん(56)の講演会が15日、京都市下京区のキャンパスプラザ京都で開かれた。福島第1原発での保守管理や、核廃棄物再処理などに携わった経験を語り、「原発の未来はない。フェードアウトさせながら新しいエネルギーを見つけるべき」と指摘した。

 蓮池さんは1977年に東電に入社。福島第1原発に通算で5年半勤務したほか、同社原子燃料サイクル部長などを務め、2年前に退職した。このほど刊行した「私が愛した東京電力」で、今回の原発事故の実態や社内の実情を解説している。

 蓮池さんは、管理を担当した3号機原子炉の構造を説明し、東電の情報公開や政府の対応の怠慢ぶりを批判。「メルトスルーした燃料を処理して廃炉にするには50年以上かかる」と指摘し、「使用済み燃料の受け入れ先もなく、トイレのないマンションのようなもので、新たな原発建設は絶対無理。問題を先送りせず、政府や電力会社は対応を考えるべきだ」と述べた。

【 2011年10月15日 23時03分 】

京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20111015000107
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/529.html

コメント [経世済民73] 日本人ホームレスが急増! フィリピン暮らしの悲劇 (週間ダイヤモンド) ザ・真相
12. 2011年10月16日 16:30:36: FuNkyozG3Y
>11さん

根の部分では
潜在意識というか
深いところで
漠然かもしれないが(それも怖い)

憎悪がこびりついている気がしますが・・。
憎悪清掃剤でもないと、混じり合ったこの国はどうにもならない気が・・。



http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/588.html#c12

コメント [原発・フッ素17] 世田谷の高線量は誰かが筋書きを書いたものかも? 茶番ではないかというツイートもまんざら否定できない。 スカイキャット
73. 2011年10月16日 16:31:22: dGOgcq2QqY
ラジウムではないかと言う点、
hayano_ryugo早野先生やMihoko_Nojiri 野尻美保子氏のツイートではどうなっていたか。
(いつから床下にあったかは、あまり追及されてないかのようだ。犯罪捜査のプロでは、考古学者では、おられなかった。)

以下は引用です。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
hayano

もしそうなら,スペクトル測ればすぐに分かる. @iwachan77: @buvery @hayano http://twitpic.com/6z7izq 雨水による集積でこんな木の穴が一番高くなるなんてありえないですよね?案外医療由来で立ち小便によるものとか?
10月13日

おお,早くスペクトル見たい!@hachiya: こういう説もあるようです。>世田谷の件 RT @u381: スペクトルが福島のものとは違いすぎる。見返してみたが、やっぱりそう。現場にスペクトル測れる専門家が到着。原因はラジウムと推測。
10月13日

僕も今朝ようやくTA100の使い道があるとつぶやいたところ.後でTA100持って行ってこようかな(でもその前に決着しそうな気配).RT @Mihoko_Nojiri: わかった、TA100 でも役にたつ。こんなもん捨てる無責任なやつがいるんだ。
10月13日

609 keV, 1120 keV, 1764 keV の三本ならBi-214 で決まり.ラジウム226の子孫.@Mihoko_Nojiri: あ、違うこれ軸の一番右が 3490 だなきっと
10月13日 »

これ,エネルギーのスケールがよく読み取れないけれど,ヨウ素でもセシウムでもないみたい. @u381: スペクトル。 http://instagr.am/p/P-ynp/
10月13日 »

(TA-100は1.5MeVまでしか測れない...)
10月13日 »

セシウムではありませんでした. http://lockerz.com/s/146696147
10月13日 »

TA100はセシウムと認識してしまうけれど,Bi-214のようだ.親はやっぱりラジウムかな.TA100では1.eV以上が見えない.
10月13日 »

世田谷の高線量は福島と無関係.(こんな所になんでラジウムが?というのは別途追求されるべき問題.)
10月13日

TA100,最大エネルギーが1.5MeVに設定されているので,ラジウムやトリウムの同定にはハンディあります. @zenchan3: TA100をモバイルPCに接続すれば識別できるでしょう。
10月13日

はい,私も現場にTA100持って行って確認しました.福島とは無関係.@hachiya: どうやら本当にラジウムだった模様。RT @hayano: 世田谷の高線量は福島と無関係.(こんな所になんでラジウムが?というのは別途追求されるべき問題.)
10月13日

(僕のTA100,まだ世田谷の現場の木の下に置きっぱなし.その前でテレビクルーが岡野さんにインタビュー中.なかなかTA100を回収できない.そろそろ撤収したいのだが)
10月13日 »

(世田谷の放射性物質入りの瓶,栓がしっかり閉じられていたか,それとも瓶から放射性ラドンガスが漏れて床下に漂っていたか,どっちだろう?)
10月13日

hayano ryugo hayano
Oct 13, 世田谷のはラジウム(画面のCs134は誤り)之圖 → http://bit.ly/8eiznG
10月13日

(世田谷に持っていった小型のγ線スペクトル測定器TA100は,600keV付近のピークだけ見てCs-134と誤認.しかしCs-134+137があると特徴的なピークが3つ見える.世田谷のはCsではない.ピークはラジウム226が崩壊した子孫のBi-214の出すγ線.)
10月13日


スペクトラム
@  http://lockerz.com/s/98564891
Ahttp://twitter.com/#!/hayano/media/slideshow?url=http%3A%2F%2Finstagr.am%2Fp%2FP-ynp%2F
Bhttp://yfrog.com/h8rxbbdhj
Chttp://yfrog.com/h8rxbbdhj
Dゲルマでウラン鉱石測るとこんな感じ
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/8c/Gammaspektrum_Uranerz.jpg
EMihoko_Nojiri 野尻美保子(ネコさん)
なんだよこれ。ほんとに気遠くなりそう。RT @kumakuma1967_o: @hayano RT @u381: スペクトル。 http://bit.ly/pB9b0E
13 Oct
EMihoko_Nojiri 野尻美保子(ネコさん)
エネルギー 3000KeV 以上ってあーた。RT @buvery: とりあえず、ヨウ素、セシウム両方ないってことですよね?RT @Mihoko_Nojiri: なんだよこれ。ほんとに気遠くなりそ @u381: スペクトル。 http://bit.ly/pB9b0E
13 Oct       」

http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/456.html#c73

コメント [経世済民73] 関電、今冬11%電力不足 全原発2月末停止で試算 sci
01. 2011年10月16日 16:33:30: sgolhP60mA
冬は夏と違って、暖房に石油ストーブなどを使う手がある。
それなのに、不足不足と騒ぐ。
対策を急ぐだけのこと。暖房器具の不足があれば、報道して欲しい。
誰が冬に電力を多消費するのかも。
http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/624.html#c1
コメント [原発・フッ素17] 避難の両親「村は死んでないんだよ」 田んぼに茂る雑草 故郷の福島・飯舘村を訪ねて (産経新聞)  赤かぶ
17. 2011年10月16日 16:34:04: VYq5UMkVKM
>>11
>>16さん

あなた、そうムキになるところを見ると、『食べて支援、福島がんばろう』とか言って、汚染野菜全国に拡散した震災ボランティアかなんかじゃありませんか?

今の時点で、小出先生が言うように、汚染されてしまったものは、比較的影響の少ないものが食べるしかないと言う言葉は、流通させてもよいと言うことのお墨付きになっていますよ。

原発に反対し続けた小出さんが、結果として東電を利し、原発条件付き賛成と言っていた武田さんの方が放射性物質を拡散するなと正論を言う皮肉。

現状で、どちらが行動の指針として役に立っているか考えてみてもいいのではないですか。


http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/514.html#c17

コメント [経世済民73] 現在の円高は、世界最大の債権国、つまり貯蓄大国としてのゆとりがあるにもかかわらず、増税で対応しようとする日本 TORA
02. 2011年10月16日 16:37:18: M9TuMDuxLM
ドジョウ内閣の屁っぽこ財務大臣。
http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/637.html#c2
記事 [ニュース情報8] 「2011年の全共闘」(JMM)

http://ryumurakami.jmm.co.jp/

今回の質問【Q:1233】

 先週、NYで、「ウォール街を占拠しよう」というデモや集会があり、シカゴや
LAなど全米各地にも広がっているようです。この現象をどう考えればいいのでしょ
うか。

----------------------------------------------------------------------------
                                  村上龍
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ■ 三ツ谷誠  :評論家・IRコンサルタント

「2011年の全共闘」

 今回のアメリカの動き、追随する欧州を中心とする世界各国の動きを見ていて、ふ
と「2011年の全共闘」という言葉が浮かびました。活動を支える層が、資本主義が構
造的に作り出す格差の中で、彼らの言葉を借りれば「99%の層」であり、基本的にそ
れが資本主義的なシステムそのものを拒否し、もっと別のシステムを求めている活動
である点、象徴的に狙い撃っているものがWall Streetであるという点など、ベトナ
ム反戦がアメリカでは運動の中心を成す思想だった部分の違いはありますが、パリ5
月革命や日本の全共闘運動と類似する点はとても多いように感じます。

 しかし、決定的に異なるのは、1968年、1969年という段階では存在した代替思想、
対抗思想としてのマルキシズムが既に霧散しており、今回の運動を通じて示される
「新しい世界」「もっとましな別の世界」のイメージがどうにも頼りない部分だと思
います。

 勿論、だからと言って当時提示された思想やその世界に移行するための方法論が正
しいものだったかどうかは、随分あやふやで怪しいものだったと考えるべきでしょう
し、実際、毛沢東語録を抱えて当時文化大革命の嵐の中にあった当の中国が、いまや
イタリアやスペインなどの国債を最後に支える勢力として存在するという皮肉な世界
の中で、当時語られた思想や言葉をもう一度語るのには多少の気恥ずかしさも伴うと
いうものでしょう。

 そんな事もあって、結局今回の運動の最後に語られる期待の対象は「国家」であっ
て、国家がその権限で富める者から税金を徴収し、それを「99%の層」に還元すると
いう回路だけが浮かび上がっているような気がします。また、税金という回路ではな
くても、法の力で雇用を拡大するという回路だけが語られているような気もします。

 全員が個に立ち返って厳しい生存競争を強いられるこの世界にあって、生きる事を
無条件に肯定してくれる「共同体」のその最後の幻影は近代国民国家であって、共同
体の名のもとの平等を前提とするのであれば、確かに最後は国家なのであって、それ
はその通りなのでしょうが、(無意識にせよ)国家を最後の砦と考える事が本当に正
しい事なのかどうかについては、20世紀のマルキシズムがとりあえずは終わってしま
っている地平から物事を考え始めなければならない我々にとって重要な課題ではない
か、と感じます。

 雇用一つ取っても、「開かれた世界」においては一つの国民国家が何とかできる課
題ではなくなっている訳ですし、価値や富の源泉を司るものが、そうは言っても彼ら
が糾弾してやまない「株式会社」である世界では、富裕層や法人に過度の負担を押し
付ける事が必ずしも良い帰結を生まない可能性もまた考えられる訳です。

 ジョブスの死が最近の大きな話題でしたが、あきらかに1%の側にいたジョブスの
天才がどれだけこの世界を未来に近づけ、その新しい世界における雇用を創出したの
か、についても十分に考える必要はあるでしょう。

 また、99%の側にいる事の逆に幸せをディオゲネスのように考えてみせる思想家も
もしかしたら出てくるのではないか、という予感を私自身は抱いていて、富をよこせ、
というスローガンではなく、とりあえずそこをどいてくれ、昼寝の邪魔だから、とい
うスローガンを掲げるデモも、ありうるような気がします。

                    評論家・IRコンサルタント:三ツ谷誠

http://www.asyura2.com/09/news8/msg/744.html

コメント [原発・フッ素17] 子供ダシに…風評広める「プロ市民」 あややの夏
48. 2011年10月16日 16:42:13: vQVEsV8fcI
まあまあ、市民もそろそろプロにならにゃあかんでといっておるのじゃろう。
今まで見たいな親方日の丸みたいにメディアやお役人のこと信じちゃいかんということでしょうね。
こうまで書かないと誰も気づいてくれないということかなぁ??

http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/495.html#c48
コメント [原発・フッ素17] 1号機原子炉建屋カバー屋根パネル設置完了で放出核種の分析は?! taked4700
01. taked4700 2011年10月16日 16:43:24: 9XFNe/BiX575U : G66P36Gsyy
記事投稿者です。

一連番号の間違えがありました。
<<768>>
ではなくて
<<777>>
でした。
お詫びして訂正します。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/528.html#c1

コメント [原発・フッ素17] 10月15日(土)  郡山市  ふくしまの子どもを守れ!郡山デモ 山本太郎氏参加  動画 愚民党
04. 2011年10月16日 16:47:12: SrOEUTqgh6
>だから女は馬鹿なんだよって言われちゃうぞ。

あの、愛さんは、男なんですけど.................................。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/506.html#c4

コメント [原発・フッ素17] <金原ひとみさん>放射線心配、子どものため東京から岡山に あややの夏
08. 2011年10月16日 16:49:31: qDQP0bbkPc
怖い人は逃げればいいよ。首都圏人多すぎるから。
恐怖心抱えながら暮らすより、気持ちよく暮らせた方がいい。

逆もいるよ。
最初逃げたけど、田舎や西の暮らしの文化の違いについていけなくて
我慢できなくなって首都圏に戻る人も沢山いる。
ただそういう人は、
逃げて行く人たちみたいにネットで逃げます逃げますやたらと叫ばないだけ。

http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/524.html#c8

コメント [マスコミ・電通批評12] 1週間のテレビ視聴率のランキングで、ワースト記録が生まれた。1位がたったの18.1%しかなかったのだ。JCASTニュース TORA
10. 2011年10月16日 16:50:25: X5wD6kAaFo

>09テレビって時間泥棒だったんですね。
 
 まったく同感です。
http://www.asyura2.com/11/hihyo12/msg/387.html#c10
記事 [マスコミ・電通批評12] 野田首相:「ぶら下がり取材」拒否…伝わらぬ肉声(毎日) 元から肉声を伝える気なんかないくせによく言うよ!チンピラの戯言
鉢呂元大臣の「放射能つけちゃうぞ」をマスゴミが捏造したことからすれば、ぶら下がりなんかに答えないのは当然。
マスゴミがでたらめをやったにもかかわらず、総理に対して文句を言うというのはあまりに恥知らずというもの。
言いたいことを言うのにもほどがあるというか、呆れるというか、徹底的な馬鹿というか、さしずめ「チンピラ」というのがぴったりであろう。

★本文
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111016k0000e010008000c.html

野田首相:「ぶら下がり取材」拒否…伝わらぬ肉声


 歴代首相のメディア対応※敬称略。名前の下は在任期間 野田佳彦首相が就任して1カ月半。歴代首相が毎日応じてきた「ぶら下がり取材」を拒んだ結果、「生の声」で情報発信する場面が減っている。首相は10月3日、随時の記者会見を「ある程度の頻度でやっていきたい」と語ったが、その後、2週間近くたっても開かれていない。失言を避ける「安全運転」なのだろうが、民主党の小沢一郎元代表の初公判時など、必要なときに首相の見解をただせない不満がメディア側に高まっている。

 野田首相が首相官邸で記者会見に応じたのは9月2日の就任時と、臨時国会が閉会した9月30日の2回。このほか、米ニューヨークで国連総会に出席した際の記者会見や、東日本大震災の被災地などを視察した現場での記者団とのやり取りもあり、藤村修官房長官は13日の記者会見で「9月の首相の記者会見などは11回。海外や(視察)現場を含めてそれなりに発信している。これを続けていきたい」と強調した。

 しかし、原則として平日は毎日、記者団の質問に答えてきた歴代首相と比べると、野田首相のメディアへの露出は明らかに少ない。

 森喜朗氏までの首相は、官邸内や国会内を移動する際、廊下を歩きながら記者団の質問に答える「ぶら下がり取材」に応じていた。だが、支持率低下とともに記者団との関係が悪化した森氏は「大事な話は歩きながらできない」と拒否するようになる。後を継いだ小泉純一郎氏が編み出したのが、立ち止まってテレビカメラの前で記者団と話す新たなスタイル。原則として昼と夜の1日2回(昼はテレビカメラなし)行われるようになった。

 民主党政権になって原則1日1回、夜のぶら下がりだけとなったが、鳩山由紀夫氏は朝、公邸から官邸へ徒歩で移動する際に記者団の「声かけ取材」にも応じた。菅直人氏は朝の声かけには「おはよう」と返すだけ。夜のぶら下がりも質問にまともに答えない姿勢を通し、大震災後は全く応じなくなった。

 菅氏は中部電力浜岡原発の運転中止要請や脱原発方針の表明などで随時、記者会見を開いたが、記者側からは「自分に都合のいいときだけ」との批判も出た。会見では再質問が制限される問題もあり、毎日新聞などの加盟する内閣記者会は再質問も可能なぶら下がりの再開を求め続けた。

 米軍普天間飛行場移設や「政治とカネ」などの問題で厳しい追及を受けることの多かった鳩山、菅両氏の周辺には「ぶら下がりが退陣を早めた」「失言や揚げ足取りの場になるだけ」との被害感情が強く、「ぶら下がりはやらない方がいい」が野田首相への引き継ぎ事項となった。

 「発信したいこと」があるときにメディアを利用したい政権側に対し、「聞かれたくないこと」もぶつける機会を増やしたいメディア側の攻防が続く。【松尾良、小山由宇】

 ◇「随時会見」が標準的…各国の状況
 各国の首脳では随時、記者会見を開く形式が標準的だ。5カ国の事情をまとめた。

 ◇重要な問題ごとに…米国
 【ワシントン海保真人】オバマ米大統領は定例会見などは開いていないが、経済政策や安全保障政策で重要な問題が生じれば、そのつど会見や国民向け演説を行い、ホワイトハウスを通じて声明も発表している。大統領への直接取材が制限されている代わりに、大統領報道官や補佐官は、平日に1日1回、国内外のメディアを対象に定例会見を開いている。国内遊説など大統領の日々の動向は、米メディアが主に代表取材の形を取り、言動を伝えている。

 ◇頻繁にテレビで訴え…イギリス
 【ロンドン笠原敏彦】キャメロン英首相は今年1月以降、ロンドンでの記者会見を8回ほど行っているが、その大半は外国首脳と会談後の共同会見だ。英国では前労働党政権下でブレア元首相が初めて月例記者会見を導入したが、キャメロン首相は定例会見は行わず、一方で、特定の政策課題では頻繁にテレビなどで自らの立場を訴えている。

 ◇単独会見も応じる…フランス
 【パリ福原直樹】フランス大統領の場合、各国首脳との会談や重要な政治声明などを行う時、随時記者会見を開く。頻度は多くないものの、国内や旧植民地国のメディアなどを中心に単独会見にも応じている。地方視察や行事への参加、欧州連合(EU)の会議の際などにはぶら下がり取材に応じるほか、EU首脳会議の際は、外国記者も自由に参加できる記者会見を行う。

 ◇パフォーマンスの面も…ロシア
 【モスクワ大前仁】ロシアのメドベージェフ大統領やプーチン首相がぶら下がりに応じる際の決まりはなく、政権側が特定の問題に関する見解を伝えたい場合に設定している模様だ。欧米首脳と比べ記者会見の頻度も少ないが、大統領時代のプーチン氏が数時間にわたり会見に応じたこともあり、パフォーマンスの側面が強い。プーチン氏は「国民との対話」も愛好している。

 ◇報道官が毎日対応…韓国
 【ソウル西脇真一】韓国ではかつて青瓦台(大統領府)の秘書官室へ記者が自由に出入りできたが、03年就任の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が禁止。「代わりに会見を増やすなど対話には積極的で、週に1度ぐらいは話が聞けた」(当時の記者)という。08年就任の李明博(イ・ミョンバク)大統領は定例記者会見やぶら下がり取材には応じず、報道官が発言やその意図を紹介するブリーフィングを毎日実施している。

毎日新聞 2011年10月16日 10時34分(最終更新 10月16日 13時40分)


http://www.asyura2.com/11/hihyo12/msg/396.html

コメント [原発・フッ素17] 小出裕章「どれだけ、困難な時代をこれから乗り越えていかなければならないのか。経済が右肩上がりもへったくれもない」  赤かぶ
26. 2011年10月16日 16:51:31: JrPYjVYQO2
アメリカにある日本書籍のKiNOKUNIYA書店でも小出裕章著は
売れています。買って読んでいます。
小出氏に文句のある人は何方の本をお勧めですか? 
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/516.html#c26
コメント [原発・フッ素17] 世田谷“瓶入りラジウム”、夜光塗料か(TBS Newsi) gataro
13. taked4700 2011年10月16日 16:54:12: 9XFNe/BiX575U : G66P36Gsyy
ドラム缶とビンの違いは、中身がどうなっているかが分からないと言えない。

つまり、ラジウムの濃度だ。夜光塗料だと相当に低濃度で十分であるはずで、研究用なら普通は純度の高い試料として販売されている。

それに、アルファ線はガラス瓶もドラム缶も透過できないし、空気中さえ数センチしか進めない。だから2008年のドラム缶も今年の世田谷のガラス瓶もガンマ線を測っているはず。

ただ、ガンマ線だと仮定して、その線量が妥当なものだったかどうかは、試料の中に占めるラジウム濃度が分からないのであくまで判断はできない。ただ、ガラス瓶の真上で600マイクロシーベルトが路上ではどのぐらいになるべきかは計算をするとできるはずだと思います。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/492.html#c13

コメント [経世済民73] 現在の円高は、世界最大の債権国、つまり貯蓄大国としてのゆとりがあるにもかかわらず、増税で対応しようとする日本 TORA
03. 2011年10月16日 16:54:45: sgolhP60mA
EUに円資金を供給するなら、ドイツが円建て国債を発行すれば日本で買い手がつく。スペインはダメ、フランスもどうか。ましてフランスの銀行はダメ。
でも、ドイツは借りてもしようがない。自分はお金を持っているし、円であろうとユーロであろうと、余ったカネをスペインに貸すのは怖い。
韓国にしても同じ。円資金が欲しければ日本で起債しているだろうが、それをしないのは欲しくないか、危なくて買い手がつかないか。

http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/637.html#c3
コメント [自然災害17] “超巨大地震”が日本を襲う!地震学者が学会で可能性発表 (zakzak)  赤かぶ
04. 2011年10月16日 16:54:55: lqOPOFnyLE
03へ
01です。もちろん、30年以上先のことでも今から対策を講じねば間に合わないことは当然ある。要はあわてず、しっかりとなにが必要かを見極めることである。
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/581.html#c4
コメント [経世済民73] 何故対中・対韓・対台の貿易黒字が増加し続けているのか〜アジアにおける日本先頭の雁行形態発展〜(みんかぶマガジン) エテ公
03. エテ公 2011年10月16日 16:56:31: .XQ.mNI0RTQBI : H4U7nWpIzk

64OhElPZScさん


>企業栄えて国滅ぶってことになりゃせんか

いまのままならそうなるでしょう。

しかし「輸出で得たおカネを国内で再投資(賃金アップ含む)することで経済成長につながり、結果自分たちのビジネスチャンスを広げ長期的利益になる」という視点を輸出企業が持てば変わってきます。

その兆しはまったく見えませんが・・・。

http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/632.html#c3

コメント [自然災害17] 311の地震が人工のものではない決定的な証拠 taked4700
283. 2011年10月16日 16:56:32: TQhglW8JjY
アメリカがIODPを撤退するとよ。

地震に関する研究が完了したのでしょう。東北大震災の後に、撤退ですか。
だんどり良すぎると思います。

差出人: Scientific Ocean Drilling News
日時: 2011年8月20日 3:44:48:JST
件名: [IODP News] An Important Announcement to the Ocean Drilling Community from the National Science Foundation


Dear Members of the Ocean Drilling Community,

The US National Science Foundation (NSF) has supported a scientific ocean drilling program in various forms for over 40 years. NSF and Japan’s Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology (MEXT) co-lead the current Integrated Ocean Drilling Program (IODP) which supports the operations of a riser platform (Japan’s Chikyu), a non-riser platform (the refitted US JOIDES Resolution or JR), and Mission Specific Platforms (MSP) provided by the European Consortium for Ocean Research Drilling (ECORD). The IODP partnership has been successful and productive, and each drilling platform has made significant contributions to IODP discoveries. The current program extends until 30 September, 2013. To prepare for a new program beyond 2013, the international research community recently developed a 10-year science plan for scientific ocean drilling (available at http://www.iodp.org/Science-Plan-for-2013-2023/).

The economics of scientific drilling have changed dramatically in the last few years. Rising costs for metal, petroleum products, and other items essential to drill ship operations have forced the JR into a reduced operating schedule. On the revenue side, NSF’s FY2011 budget is 1% lower than FY2010. Substantial budget increases appear unlikely in the near future. This new funding environment has necessitated a re- evaluation of program priorities and options for the future of scientific ocean drilling.

Reviews of IODP and the future science program are currently underway. A decision to seek the approval of the National Science Board for a renewal of scientific drilling will be made in the near future. While we await the outcome of the review process, however, we recognize that a viable financial operating plan for the potential new program must be urgently developed.

Preserving the JR as a dedicated research vessel is a top priority with respect to NSF’s potential future investment in scientific ocean drilling. Realizing this goal requires a new operating model that streamlines operating costs and generates new external sources of revenue to support the JR. Accordingly, the new model for management of scientific ocean drilling by the JR is as follows:

• NSF will operate the JR as an independent drill Platform Provider, not as a Co- Lead Agency (as is the case for the current IODP).

• NSF will independently solicit contributions from international partners for support of JR operations.

• NSF will establish a new Science Advisory Structure specifically to meet needs of the JR.

The benefits of this new model include economic efficiencies gained by reductions in program administrative costs, control of vessel scheduling, and direct contributions from international partners, ultimately leading to more months at sea for the JR. We anticipate that similar benefits will accrue to MEXT as it seeks to support operating costs for the Chikyu. The new approach does not guarantee that NSF will continue to support scientific ocean drilling in the future, but rather sets the stage for establishing an affordable pathway.

NSF has deep respect and gratitude to MEXT as a partner in IODP and we are committed to fulfilling our obligations with respect to the current program, budget appropriations permitting. We expect continuing collaboration with Japan in any post-2013 program, including participation of Japanese scientists on JR expeditions and vice versa for Chikyu.

We are aware that many issues remain to be resolved as our new operating model is developed. NSF will begin immediately to reach out to potential international partners and will foster a community-driven process to define our new program. To maintain the integrity of the international scientific ocean drilling community, a new framework for international collaboration and coordination among the platform-providing nations and other relevant countries will also be developed. The NSF IODP program team, led by Rodey Batiza, will provide further details in the very near future.

With Sincere Regards,

Timothy L. Killeen, Assistant Director
Directorate for Geosciences

David O. Conover, Director
Division of Ocean Sciences

http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/543.html#c283

コメント [原発・フッ素16] 汚染ルートとタイミング(改訂)、早川由紀夫の火山ブログ SOBA
11. 浅見真規 2011年10月16日 16:57:46: AiP1TYI88G3dI : rt2iPaSeMk
元記事の「早川由紀夫の火山ブログ」の[汚染ルートとタイミング(9月30日改訂)]
http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-430.html
に昨日投稿したコメント(2011/10/15(土) 13:18:43投稿)が反映されていない。
そこで、若干変更の上で2011/10/16(日) 16:53:13 に投稿しなおした。
昨日投稿したコメント(2011/10/15(土) 13:18:43投稿)は、ここに参考資料として
次の>>12コメントで投稿するつもりだ。
http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/904.html#c11
コメント [自然災害17] 沼津で海抜36メートル到達/明応東海地震(朝日新聞) gataro
02. 2011年10月16日 17:00:34: lqOPOFnyLE
遡上高は、地形に大きく依存するから、(その地域での話しをするときはよいが、一般的な)ポイントはそれから想定される各地の津波の高さ、あるいは平坦な海岸での高さについてで、それを適切に表現していくことが大事。
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/583.html#c2
コメント [原発・フッ素16] 汚染ルートとタイミング(改訂)、早川由紀夫の火山ブログ SOBA
12. 浅見真規 2011年10月16日 17:00:56: AiP1TYI88G3dI : rt2iPaSeMk
>対案を図で示してください。

そもそもが矛盾・欠陥だらけのデタラメ説を否定するのに論理的に対案の提示は
不要で、矛盾・欠陥を指摘すれば十分です。
*****
尚、早川氏の「汚染ルート図」は現時点で矛盾・欠陥だらけなだけでなく、
拡散を無視したり平面的であったり無理に奇妙なルートを通ったりとセンスが
悪すぎるので改良も困難です。

ただし、既に述べたように、文部科学省HPの航空機モニタリング結果による
セシウム沈着量地図で文部科学省が不正をしてなければ、福島第一原発から
飯舘村に向かう帯状の高汚染地帯のように放出の「一部」について図示が
できるものがあるのは認めます。
また、柏市付近の低地を重い放射性ガスが比較的多く通過した事も認めます。
さらに、それ以外にも模式的に図示によって説明するのができる項目もあります。
模式的に図示できる項目は近いうちに示すつもりです。

しかし、3月に起きた福島第一原発の放射性物質「全体」の移動の図示には二つの
問題があります。
まず、第一の問題は、3月前半での空間放射線測定地点不足、放射性物質全般に
ついて定常的に核種別分析がなされた地点が極めて少ない事、3月前半の福島県
浜通り地域の気象庁の気象データの大半が震災で欠落してる事や、「霧」状態に
ついての直接的気象データがほとんどない事や、海底土の採取・分析が不完全な
事や、原子炉の状態のデータが不正確な事や、原子工学分野の研究が不完全で
放射性物質の化合形態について不明だったり化合物の比率が不明だったり
とかのデータ不足が原因です。データ入手が困難または不可能な場合には
不十分なデータの下でも仮説を立てて考察する手法の選択にも合理性が
ありますが、私は3号機原子炉建屋爆発時に発生した噴煙柱の経路下の海底土の
採取・分析を先にして3号機原子炉建屋爆発時に放出された放射性物質の種類と
量や噴煙柱の移動経路を先に解明すべきと考えます。その方が考え間違いや
誤差を大幅に減らせれるからです。

第二の問題は、geophysicsさんが「こういう単純な細い矢印の軌跡で
汚染プロセス(ルート)を示すのは無理がある」と書かれてるように、
放射性物質の移動で近似的に放射性物質を含む空気塊が一団として移動し
二次元的地図上にルートを示しうるのは一部にすぎず、放射性物質の移動の
大部分は近似的にも三次元空間における時間的変化なので四次元的である事です。
これはさらに、シミュレーションに高度な技術が必要な事と表示に高度な工夫が
求められる事が問題になります。

そして、上記の問題があるにも関わらず、放出された放射性物質全体について
無理にデタラメな汚染ルート図を作成して批判力の無い一般人向けに公表
するのは科学者として問題です。
また、群馬大学も火山学会も黙認するかもしれませんが、科研費による研究で
放射線測定値や気象条件から明らかに複数の誤りがあるデタラメな汚染ルート図
を作成する事の「研究」に「地学教育」名目で科研費が使われている事には
法的問題や社会的問題があります。
(国立情報学研究所HP「科学研究費補助金データベース」参照)
http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/23501007

ともかく、無理に不完全な汚染ルート図を作成する必要性はありません。
デタラメで異常な汚染ルート図を見た一般人が今後の原発事故等の放射能汚染で
避難ルート選択を誤ったり、避難可能にもかかわらず避難を諦めたりする方が
危険だからです。


>なお拡散効果は無視できると考えています。


放出が非爆発的な場合で風速が数メートルの安定した風が吹いていれば、
重い放射性ガスや放射性微粒子は拡散が比較的遅いので放出後数時間は
近似的に放射性物質を含む空気塊が一団として動くと考えうるでしょうし、
地形によっては近似的に重い放射性ガスや霧の微小水滴に溶け込んだ
放射性物質が溜まったり通り道になった場所もあるでしょう。
しかし、爆発的放出の場合や放出後長時間経過した場合や遠隔地の場合には
近似的にも拡散は無視できません。もちろん、それらの場合でも放出された
放射性物質の一部を含む空気塊が一団として動く事で説明できる事象は一部分は
ありますが、拡散を無視ししては全体像は描けません。
*****
もし、仮に近似的に拡散や上空経由での移動を無視し放出された放射性物質を
含む空気が一団として移動したと仮定しても、早川氏の汚染ルート図の
「飯舘村ルート」では放射線測定値の変化時刻と風向から郡山や白河や奥日光で
矛盾があり、「群馬ルート」でも風向から神奈川県から北上する南風が吹くのが
夕刻で、それ以前に群馬県の放射線測定値上昇している矛盾があります。
(気象庁HP「過去の気象データ検索」参照)
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php
http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/904.html#c12

コメント [原発・フッ素17] 小出裕章「どれだけ、困難な時代をこれから乗り越えていかなければならないのか。経済が右肩上がりもへったくれもない」  赤かぶ
27. 2011年10月16日 17:02:52: KjtXX4tHvs
>>14
>原発を作り続けることを許した田舎の大人
>原発を作り続けることを許した福島の大人

もちろん彼らも悪いし食べるべきでしょ。

>>15
>小出は、汚染区域から移住しろって、言ってたっけ?

移住しろと思っていたんだけど、
チェルノブイリの移住を実際に見たら考えが変わったと言っていたね。

>瓦礫も農産物も動かすべきではない。

そうしたいなら、数千万人の東北人関東人を動かそう。
農産物は存在しなくなるし瓦礫も東北だけで処分できるようになる。

>>16
放射能の危険性を証明するためにあんたは東北の子供を使って人体実験する気かい?鬼ですねw
まあでも日本に拡散させても「他国」との比較は可能だから
日本だけ明らかに発症率が突出することになるだろうし懸念する必要はないんじゃない?

>>24
誤りとかコジつけとかいうなら根拠を述べてからにしてくださいよ。
犯罪だとは思うけど、東北の子供を出来るだけ救うにはそれしかないと思うよ。
対案があるならどうぞ。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/516.html#c27

コメント [戦争b8] 新世紀を定義づける地政学的なドラマは、恐らく、中国と米国が軍事力と影響力を競い合う戦いだろう。日本はどう動くべきか? TORA
08. 2011年10月16日 17:07:54: dHNluj81Fq
ところでアメリカ親分の年次要望書にはこの点に関してどうしろと要望されているのかな?
どうせその通りになるんでしょう?奴隷国家の生きる道だから。

もう一つ、ところでアメリカ様の日本植民地以外にたいする年次要望書も参考にしたいんですがアメ公と懇意にしてる官僚さん教えてくれませんか?
http://www.asyura2.com/11/warb8/msg/241.html#c8

コメント [原発・フッ素17] 子供ダシに…風評広める「プロ市民」 あややの夏
49. 2011年10月16日 17:08:22: 4sDxr8GjkU
馬鹿を使って己らの残忍な本音を代弁せしめた産経よ、お前ら実際のところ何食ってんだ、何を家族に食わせてるんだ。流通先が不明の西日本産野菜を自分らは食ってる、なんてことはよもやあるまいな。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/495.html#c49
コメント [経世済民73] 最新ニュースにみる”末期患者”アメリカの経済情勢  (アロイアからの伝言) 新世紀人
03. 2011年10月16日 17:10:04: NT5AUxf976
もし>>02の仮定が正しいとしたら、
日本でこういうデモをしている主体は、サラ金融資額規制(年収の1/3)の犠牲者ということになるが。

http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/618.html#c3
コメント [経世済民73] みずほFG破綻の可能性を、株価・配当の変動から考察しました。 長岡京・豊
14. 2011年10月16日 17:10:51: sgolhP60mA
>10 日本株の安値や底値での買いを指南して

ホントにそれが分かるなら、自分で買えば儲かりますね。知人に買わせてもよい。
中国相手より、分け前が多い。
ホントは株価操作だったりして。

みずほ が 死に体 だとは思います。

http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/289.html#c14

コメント [原発・フッ素17] 荒川区の西川区長は「区民より東京電力が大事?らしい・・」(東京新聞こちら特報部10/15・全部書き出しました)  赤かぶ
09. 2011年10月16日 17:12:50: EqnFiWDSRA
茨城県稲敷郡美浦村もHOTスポットなのに対応が遅い。
村のHPは未だに「20mSv以下なので安全です」ときたもんだ!
文科省から逆にクレームくるぜw

いずれにせよ、今月中に結論出なけりゃ、人を集めて村長リコール&役場職員の解雇要請、それでもだめなら日本国憲法に抵触せぬ限りの実力行使だな。



http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/520.html#c9

コメント [経世済民73] ウィキリークス: TPPは「日韓潰し」 1984
114. 2011年10月16日 17:13:26: itdqO8rnIs
TPP(環太平洋パートナーシップ協定)=米国ブロック経済支配協定
と呼び変えないと騙されます。
いつか来た道です・・・
軍事大国は世界恐慌が来る前にブロック化をすすめようとします。

主な強力推進大国は「米国」「オーストラリア」だけ
「シンガポール」などは国というより元々水も食糧も輸入しか道のない特殊な都市国家で問題外ですが大手マスコミは記事にします。

没落寸前のアメリカ経済を救済するため日本、韓国の植民地化を強化したいだけでしょう。

アメリカ、オーストラリアが己の利益の為、以外の農業を完全に殺そうとしてるだけ。

経団連企業、大手マスコミ、とアメリカポチ政治家野田・前原・枝野と自民小泉一派が日本の農業を滅ぼしアメリカ、オーストラリア産の肉、野菜を強制するのは
売国奴です。
郵政民営化がどれほどイカサマでアメリカの利益の為だったのか総括すべきです。
小泉・竹中の犯罪を前原らは繰り返そうとしてます。

一度滅んだ農業は再生不能です。
都市、工場以外ない農業が成立しない国土など国ではありません。

世界恐慌がきたり世界的気候変動で食糧の高騰、輸入が困難になったとき誰が責任を取るのか、金持ちは備蓄し、避難もできるでしょうが、食糧は石油などとは違います。
最悪、国民が自給自足でき生き残れる国作りが政治家の義務のはずです。

危機が来たら必ず暴動が興り、スーパー、商店は打ちこわしになり国が荒廃します。
超推進派イオン岡田のジャスコだけ潰されてすむのならいいでしょうが。

アメリカと一緒に滅ばない道を探す時は今しかありません。

もう、日本は金持ちの国ではありませんし、製造業も今までのやり方では派遣社員という奴隷制を取り入れた形を続けるなら松下もキャノンも東芝、日立、三菱も日本でいりません。
奴隷制を維持しないとなりたたないならみな海外に行けばいい、日本企業ではなくていい。

極論ですが、アメリカポチ経団連企業なしの中小零細ばかりでも正社員だけの日本がいいんじゃないかと思います。
パソナなど非人道的人材派遣業の要らない日本に戻すべきです。

日本本社企業でも[Made in Japan]以外の全ての商品に高額輸入税を課していいと思います。

アメリカポチ以外の生き方を模索して生きればいい。

東電は福島原発事故による避難指定地域で多発してる盗難事件の被害を補償しないといい、大手マスコミはそれを非難はしない。
日本は本当に狂ってる、東電など早く倒産させて全社員解雇し、国が責任を持って補償させなくてはならない。これ程の事も訴訟しないと個人の財産が取り返せない国など一度整理したほうがいい。

アメリカは間違いなく恐慌の後、普通の国になります、日本が生き残る方法は脱アメリカ化以外ありません。


http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/584.html#c114

コメント [原発・フッ素17] 32年勤めた東電を断腸の想いで告発する!:脱原発を主張する最大の理由は核廃棄物問題:蓮池 透氏 あっしら
38. 2011年10月16日 17:16:28: 8550YFnLEk
日本の権力者や金の亡者らは、一言で言うなら「金の為なら殺人など、平気でやる」という輩だと痛感する。取返しつかないこんな大災厄引起しておきながら、なおも原発推進したり、外国に原発売ろうとさえしているのが彼らだ。フクシマを完全に終息させるメドさえつけぬまま、なおも原発推進しようとは、どんな神経や人間性しているのだ、お前らは?もういい加減にしたらどうだ?お前ら、かつての戦争でどれほど多くの同胞や諸外国の人々を残虐非道に殺し、最後には原爆を2発も落とされて、国として息の根止められたこをを忘れたのか?

こんなどうしようもないこの日本は、民衆が革命を起こすしかない。こんな悪党らに権力や経済を委ね続けていたら、国民庶民はいつになっても慎ましくとも平和幸福に生きていくことなどできない。蓮池さんには、さらに大声で告発し続けて欲しい。拉致問題も、結局は、この国が国民庶民の命など全く大切に考えていないという証の一つだ。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/469.html#c38

コメント [口蹄疫・新型インフル02] 米国産牛の輸入制限緩和へ…月齢30か月以下に あややの夏
01. 2011年10月16日 17:17:14: ijdBAprpwY
>東京電力福島第一原子力発電所事故を受けた日本の農産品に対する風評被害の除去を各国に訴えるためにも必要だと判断した

ここの意味、分かんないんだけど

規制緩和と風評被害払拭は、関係ねーだろ(笑)

http://www.asyura2.com/09/buta02/msg/863.html#c1

コメント [原発・フッ素17] 32年勤めた東電を断腸の想いで告発する!:脱原発を主張する最大の理由は核廃棄物問題:蓮池 透氏 あっしら
39. 2011年10月16日 17:20:21: roaBypcaXo
大体あの大国アメリカに原発は102基しかないのに何でこのちっちゃなちっちゃな日本に54基も有るんだ!
アメリカに造れ造れって言われて、ハイハイハイハイって造ったんじゃないのか!

世界各国の原子力発電所の保有数について。

順位   現保有数 建設中 将来の建設予定数
アメリカ  104   1     32
フランス   58   1      1
日本     54   2     11
ロシア    32  10     24
韓国     21   5     11
インド    20   5     58
イギリス   19   0     10
カナダ    18   0     10
ドイツ    17   0      0
ウクライナ  15   0      3
中国     13  27      57
スエーデン  10   0       7
スペイン    8   0       0
ベルギー    7   0       0
台湾      6   2      2

全く馬鹿なんだから!
あきれた日本の指導者達だよ!
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/469.html#c39

記事 [近代史02] 足利義満と金 (八切史観)
http://www2.odn.ne.jp/~caj52560/ashikaga.htm

=転載開始=

▲▼▲▼足利義満と金▼▲▼  

現在の高校歴史教科書で採用されている『詳説日本史』には「足利義満は尊氏の孫であって、細川、斯波、畠山氏らによって守護領国制も確立し、六十年の長きに及んだ南北朝の対立も合体させ、幕府の全国統一を成した。

従一位太政大臣となって勢威をふるい、応永十一年には勘合符をもって官船の日明貿易を始めたが、中国の伝統的外交方針である属国の朝貢という形式がとられたゆえ<日本国王臣源>と義満は臣下の礼をとり、その代わり多くの貿易上の利益を収めた。勘合船は中国南支沿岸の寧波で査証を受け、首都北京で交易に当たったが、朝貢形式のため関税も掛らず滞在費、運搬費、帰国費まで明側で負担したので、その貿易の利潤は大きかった」とあり、その後に続いて「1392年の明徳三年ついに李成桂が、明の援助によつて高麗にとって代わって、<李氏朝鮮>が建国された。足利義満は倭寇の禁止を求められ、それに応じて国交を開きその貿易も、中国との勘合貿易と同様の形式で続けられた」の記述である。

これでは李氏朝鮮に対しても義満はやはり<臣日本国王>として朝貢の形式をとって貿易していたのだろうか?という疑問がどうしてもわいてくる。李氏朝鮮建国から二七年目の応永二六年には、朝鮮海軍は対馬へ攻めてきて無血上陸し、乱暴や略奪をしたあげく住民を奴隷に連れ去る暴挙をあえてしている。だが足利氏は何もせずただ傍観。そしてこの年も勘合符を持った官船が恭しく貿易にいっている。対等の国交ならいくら平和的人間でも抗議ぐらいはするか、その年だけでも貿易停止はすべきなのに、この弱腰は何だろう。

なにしろ、義満は国内では、山名氏清を倒し(明徳の乱)長洲の大内義弘をも堺で攻め滅ぼして(応永の乱)いる。これも学校歴史に出ている。となると対外的にはペコペコしていても、実際には平和愛好家とは言えぬ。相手が中国でも朝鮮でも金儲けにさえなれば、ヘラヘラして臣従していたのが足利義満。はたしてこの真相は如何に。

--------------------------------------------------------------------------------

足利義満が左大臣になった明徳三年に高麗王朝が李王朝に代わってしまったのは初めに述べた。この知らせに義満は驚いた。「これは大変である。早く国内を統一せねば」あわてて義満は吉野の後亀山帝に戻って頂き、神器を北朝の立てていた御小松帝に授けて貰い、南北両統を合一し己は太政大臣になつた。
この時に何故義満が国内を急ぎ纏めをして警戒しなければならなかったかと言えば、それなりの訳が在るらしい。かつて大陸で元が建国した後直ぐ文永、弘安の来寇があった。

その後も押し寄せては来なくても朝鮮に大軍集結の情報が次々ともたらされた。つまり北条時代というのは、時宗以降は、又何時襲ってくるかと防備に身をやつし、兵力も銀や銭も防備に廻してしまい、九州へ全力投球していた。だから肝心な鎌倉が手薄になってしまい、新田義貞に稲村ガ崎から攻め込まれた時も、兵が足りず、北条高時は時の執権北条守時らと共に火中へ身を投じて滅んでしまったのである。


今の歴史屋は、何故に元が北条時代に、無謀とも言える無益きわまりない来寇を繰り返したかの理由を明らかにしない。しかし<元史>とも呼ばれる『南宋実録』には、その条にはっきりと「復仇」の二文字が読みとれる。(なにも北条氏が元の国を攻めたわけでもない。それなのに復讐に来寇される訳など無いのである)と歴史屋は全く問題にもしていない。

しかし日本の四民四姓(源平籐橘)の内でわれらミナモトの民なり、と白山神を仰ぎ尊ぶ白旗を立て「蘇民将来子孫也」の柳幹を腰にぶら下げ、馬に乗って山野を駆けめぐった源氏は、沿海州から北鮮にかけて発祥した元と同じ種族の騎馬民族である。

つまり「チンギスカンは源の義経」説がでるくらいに、言語習慣も同じであるし、笹りんどうの紋は、沿海州ハバロフスク民族館の入口には民族章として、今でも堂々とレリーフとして飾られている。つまり今日の学校歴史の如く、北条政子が頼朝の妻だったからの理由づけで、北条氏を源氏と見てしまう史観では判らないが、北条は拝火教で源ではなく旧平家だった事さえ判れば、この差異は呑み込める。

つまり元寇とは、源が北条(平氏)に滅ぼされたのを知り、日本列島も元と同種族の源の国に戻さんとしてのくり返しの来襲であったという明白な事実が判って来るのである。これを今の日本人は全く知らないが、昔の十四世紀の日本人はよく判っていたらしい。「また北条時代のように来寇されては堪らない」と。

だから義満は狼狽した。親明政権の李世桂によって統一されたから、明国と共に攻め込んで来るかと恐れてである。そこで政争を南朝方としていては大変と急遽和解をした。そして、(前、北条政権は平姓で源を滅ぼした敵姓だったが自分は違う)と、ことさらに対外的には保身のため源を名乗ったのだろう。つまり勘合符を使って明や新興朝鮮にも朝貢と呼ぶ恰好で臣従の礼を示したのも、足利体制を守るため、割り切って頭を下げていたのである。

だから大陸人によって無謀にも壱岐対馬を荒らされても(局地的被害は仕方がない)と目をつむり、平静に振る舞って貿易を続行していただけの話しである。だが、義満の外交手腕で明や朝鮮をまんまと騙したが、国内では上手の手から水が漏るの譬通り、案外と抜けたことをしている。
というのは、火は清浄なものであると崇拝する拝火教徒は死後は火屋(ほや)に入れて焼く。しかし騎馬民族の元や北鮮からの源氏は、死者の顔に白布を被せ、頭を北枕にして土葬する風習があり、これは幕末まで続いている。

所が「源」を名のっていても、足利氏は土葬ではなく火葬にし、等持院に葬り木像を飾っている。これは「輪廻」といって、人間は一度死んでも何度も生まれ変わるものだと、信じられていたのが中世期の思想だったためである。
それゆえ葬いだけは、次ぎに生まれ損なってはいけないから、拝火教徒は神妙に死という汚れをお清めするための火葬は、来世蘇生のため止められなかったらしい。信仰のせいである。

(日本史の捉え方として、原住系と外来系との対立、民族間の闘争。そして宗教対立という視点から入れば解明しやすくなります)つまり足利義満が大陸勢力を極端に恐れたのは、元から睨まれる西南系拝火教の末裔という、そうした出自からである。そしてこれが「応永の乱」と呼ばれる大内義弘が堺に拠っての叛乱にも繋がる。日本史に隠されているが、渡来した中国人によって早くたてられた吉備王朝の昔から「中国地方」と呼ばれる岡山以西は、中国渡来の文化人が住み着いていた土地ゆえ、山口は京そっくりだと小京都の別名もあるくらいで、その血を引く大内氏は南シナ海のニンポーに出先機関を持っていた。

(この大内氏というのは「朝鮮百済王聖明の三子の琳聖、東海の周防大内県(吉敷群)に一族と来たり。初めは多々良氏を称す」と、当時では栄誉ある舶来系で、大内氏を称してからも「我が祖の家系について」と朝鮮へ身元確認の親善使をたてたりしている。明国のニンポーは今で言う領事館である。
その山口には「日本国昔年欽奉、大明国勅賜御印」と但書の付く「日本国王」の印鑑。

それと「朝鮮国賜印、景泰四年七月造」という銅印を持っていて「祖国朝鮮、明国万歳」とやっていたのが大内氏である。だから長門へ追われて逃げた時も、大陸の血を引く公家さんたちの佐中将二条良豊、持明院権中納言冷泉隆豊らが一緒だった程である。)

「寧波」の漢字を当てるが、そこから堺まで海流を利用した航路が開かれていて、大内義弘は本国の長州より、海流の便利を考え、南支よりの応援を当て込んで堺で兵を上げたのである。

(信長も堺とマカオ間に火薬輸入のため、航路をもっていた)「吾が足利のことを向こうへ知らせ、助力の兵が来ては大変だ」と、この時義満は狼狽しただろう。そして自分が先陣に立って全軍を指揮して一気に落とした。

九州の南朝方を討伐するときでも自分は行かず、今川貞世を名代に出している。山名一族叛乱の明徳の乱の時も河野通義を派遣して、自分では戦争に行ったことがない義満が、堺まで出かけて指揮を執って攻めたのだから、如何に彼が大陸を恐れていたかが判る。さて、である。いくら義満が「臣」とへりくだっても、明国がそれだけで満足して「よしよし」とビタ銭と呼ぶ鉄銭を、公式記録では六十万枚だが、その後日本では幕末まで一文銭として全国的に通用していたのだから、実数はその百倍の六千万枚
にも及ぶ莫大な物を「日本王は臣として朝貢してきているのだから、どんどん呉れてやれ」と果たして気前良く送荷してくれたであろうか。今の歴史は、臣従したことへの報酬と極めて安直に解釈するが、常識的に判断して、こんな事が果たして有り得るだろうか。今まで誰も解明していないが、八切史観の一連の著書では、これも詳細に解明されている。

鉄貨流入は臣従と関係ない貿易による物と思推される。では日本からの輸出品は何かとなる。学校歴史では漆器、蒔絵、甲冑、日本刀の類と言うが、向こうに日本人が居ないのにこれはおかしい。隠されているが、それは黄金である。当時の日本列島にどんどん産出された山金や砂金を大陸に送り込んでいた。

黄金で同じ重さの粗悪なビタ銭と引き替えていたものらしい。実数を六千万枚と見ても、ビタ銭一枚七十五グラムとして、四十五万キロもの夥しい黄金がむざむざと足利氏によって、明国へ、貿易とも言えぬ、割の合わない、朝貢という美名で搾取をされていた。足利氏御用の日銀であり、大蔵省でもあった蜷川家の手で、現在の常識では考えられぬが、次々と送り出されていたらしい。

マルコ・ポーロの『東方見聞録』に「北京の宮廷で夥しい山金の塊りや袋入りの砂金をみて、何処からと聞けば東方の島国からと言う。そこはまだ開発途上国で材質柔らかく、装飾用にしかならぬ黄金の需要など全くなく、鉄や銅のごとき硬質の物のみ求めている黄金で輝く島があり、道にも岩金がゴロゴロしていて、全く無価値と言われる」と言った意味のレポートが出ている。だが日本ではまさかと従来は誇張の如くとられている。しかしルネッサンスの植民地支配時代に入ったヨーロッパではアフリカやインドの有色人種は、その肌に似合うからと黄金を欲しがっていた。つまり他国より先に植民地を確保するためには、どうしてもその地の王や有力者の関心をかうため、黄金を必要とした。が困ったことに金が何処からも採掘できぬヨーロッパである。

つまりジャン・パルジャンが教会から盗み出した燭台の如く、それまでのヨーロッパは銀だけが貴金属だった。所が植民地確保の競合に突入すると、白人には銀が似合うが、有色人種は金を好むゆえ各国が競って金を求めて当時ポルトガルのエンリケ航海王によって発見された、海流航海法を利用するため急ぎ大型船建造を始めた。もしヨーロッパで昔から金が貴金属視されていたものなら、錬金術といったまやかしものが堂々と各宮廷に突如として出てくる筈はない。

王や貴族が何処でも錬金術師を歓待したのは、それまで金を軽視していた証拠である。慌てていたのであろう。それが証拠に大英博物館やロンドン塔、ルーブル美術館へ行っても、ルネッサンス以前の物で金を用いた装飾品やコップの類は少ない。つまり金と銀の評価が現在と中世では、まるっきり違っていたことが判らねばならない。そして『東方見聞録』の内容は各国で評判になったらしい。彼らにとって喉から手の出る程欲しい金がゴロゴロしている島国が東方洋上にあるというので、各国で建造した大型帆船を皆東洋向け出帆させた。

当時魔女狩り旋風の吹き荒れる欧州各国から、一斉に日本向け船が来たのは、何もキリスト教布教の為でなく、黄金の宝島探しのためであった。幕末のペルリの来航が、当時のアメリカの捕鯨船団の給水補給基地に日本を当てるため、黒船を率いて浦賀へ来たように、15〜16世紀の南蛮船の来航目的は黄金探しが真相である。当時の日本の国情が詳細に欧州にレポートされ、今も保存されているのも、このおかげである。

つまり日本からの物を向こうへ渡して儲けていた明国では、黄金の値打ちが判っていて、バーター制で同量の金を運ばせようと、ビタ銭をどんどん鋳造して日本へ送っていたのである。

つまり縄文期の銅器時代が終わり、武器や農耕機具に銅より硬い鉄が必要なのに日本では鉄の産出が少なく、金だけはごろごろしていたのが中世の日本だったと言えよう。金時計や金歯、金指輪も無かった時代なので、牛若丸を奥州へ連れて行った者も「金はいらんかね、安くしとくよ」と、当時は日本一の消費都市の京へ平泉の有り余っている金のセールスに来ていた<金売り吉次>(きんうり)の名で今では偲ぶだけである。

金が未だ貨幣でなかった頃。金は叩いて延ばせば広がるが実用的なスキ、クワも出来ぬし、釘や鋸にもならない。京へ持っていっても、金屏風の箔位にしか買ってもらえない。あまり売れないので吉次は牛若丸を営利誘拐したか、甘言で騙して奥州へ連れていったのかもしれない。

何しろ余り売れないので、平泉では金色堂といった金の延べ板の堂や、箱や壺等作っていたらしい。現在でこそ貨幣が金本位制になり、発行する紙幣に見合うた゜けの量が無いから、インフレ対策に金の延べ棒や板が財産保全にと大切にされている。未だ住民の殆どが穴居生活をしていた当時の奥州でも、装飾品にしかならぬ金は益無き代物ゆえ、堂の壁板や瓶に細工しやすいから使っただけの話し。

それなのに、現代では勘違いされて、今日的価値判断で見て間違い、金がふんだんに惜しみなく派手に使われているのは、さぞ文化水準が高かったのだろうと「藤原三代の栄華」とか「平泉文化」と帰納してしまう。これはおかしい。足利末期の関白一条兼良が、応仁の乱の時避難していた奈良興福寺大乗院の院主は兼良の三男だが「黄金は明国人へ進物にすれば歓ばれると、京の各寺にては鋳物の下人に命じて鋳型にて黄金板を作らしめている」と、今に残る「大乗院寺社雑事記」に書き残されている。

活字本でも読める。つまり足利末期でさえ金は進物品としか見られていなかったのを尋尊大僧正が自筆で書き残した程ゆえ、その一世紀前の義満やマルコ・ポーロの頃には「こんなもので宜しければ、どんどん持たせます」と、明へ進上していたのも判る。何しろビタ銭に鋳られてくる鉄銭は溶かせば刀や槍にする事もできる。だが足利末期の応仁の乱では、双方共矢種が尽きてしまい、鉄銭で矢じりまで作った。つまり二束三文と言う言葉も、当時の矢は一筋と呼ばず一束といっていたから、一文銭三つ溶かして矢が二本出来たということを指すのである。「応仁私記」にも「近頃は金も値が貴くなりて」と出てくるように、勘合符で運んでくる官船の他、私船で買い取りに来る商人も増え出したので、金にも商品価値が出てきたらしい。つまり儲かる黄金を自発的にどんどん積み出してくるので「テンホウである」と、足利氏の素性が海洋民族であっても一向に構わんと、進攻等しなかっただけと見るべきで、この点義満の対明政策は成功といえよう。

そして対明用に集結した金の延べ板の余ったので今のプレハブ住宅なみに、応永四年四月一日に北山に金閣寺を作らせ、僅か半月で完成させ、十六日に検分している。しかし対比上、銀の方も建てようとしたものの、材料入手難で計画倒れとなり、八十七年後の足利義政の代になってようやく銀閣寺は完成している。この一例をもってしても、銀は金に比すべくもない貴金属だった明白な証拠といえる。

金が無くて倒産というのはある。だが大阪城のように天守閣には割竹に流し込まれた金の延べ棒が山積みされていて落城してしまった事実は何を意味するのだろう。分銅流しとか竿金の名称で「頑丈な天守の床板が軋むほ程に積み上げて在った」と記録にある。有り体は、この時期においても金はカネでなかったことである。

大阪落城後の焼け跡に岩のようにごろごろしていた黄金を、略奪したり、掻払った兵もいない。「汝に悉皆みな呉れてやる」と家康に言われて全部貰った籐堂高虎も有難迷惑そうに集めて茶釜や茶壺を作っている。歴史屋は(猛烈な炎に焼きただれていたゆえ、そうした用途しかなかったのだ)と説明する。だが鉄屑のスクラップを溶かして新鉄にするごとく銀でも金でも火力のため黒ずみは表面に出るが変質することはない。

高虎にしても、黄金がカネなら茶壺など作らず通貨に鋳造し直す筈だし、それより吝な家康が気前良く皆呉れてやるはずはない。これは家康が元和元年五月の時点で、黄金とは単なる装飾用軟質金属にすぎず、まだカネではないと認識していた例証でもある。十六世紀と現代では様々な事象に対して評価が逆なのを理解しなければならない。「黄金の茶室」を秀吉が作ったからと言って、さも豪華絢爛だったごとく目を奪われ間違えるが、金閣寺や金色堂と同じように、廃物利用とはいえぬまでも、余っているから使ったに過ぎないらしい。

当時ヨーロッパ各国もルネッサンスの為のバブル金儲けの植民地政策上、従来の銀本位制から金本位制に切り替えていたゆえ、織田信長もポルトガルとの火薬輸入決済に日本を金本位に切り替えようとしたらしい。

しかし、当時の日本の銀の大半を支配していた蜷川道斎に忌まれ、その姪の夫にあたる丹波亀山在城目付の斉藤内蔵介に率いられた一万三千の軍によって本能寺で爆死を遂げた。(この内蔵介を影で操った黒幕が家康だが、これは八切止夫著「信長殺し光秀ではない」に詳細)

次の秀吉も大陸遠征の火薬や資材購入のため、やはり対外的には金で決済だったゆえ、金本位制に貨幣制度の切り換えを目論んだ。その計算の元彼が作らせたのが、日本最初の金貨である天正大判小判なのである。
だが秀吉の権勢をもってしても、足利時代から連綿として続いてきた蜷川財閥金融資本の銀は強く、切り替えは出来なかった。

やむなく勲章代わりに各大名へ与えたり、公家を集めて「金配り」とばらまいたと言うのも、金本位移行の為の布石か、又は蜷川勢力に勝てぬ事への鬱憤ばらしとも考えられる。この計画のため、佐渡金山を取り上げ、上杉景勝を会津百万石へ移封させもしたが、雄図空しく金がカネにならず、用途を失った地金がやむなく大阪城に山積みされていただけの話しである。だから無価値な黄金を貰っても仕方ないと、諸大名も味方しなかったのである。又大阪城の幹部連中も京阪では蜷川の目が光っていて金は価値なしと判っては、集まった浪人共の士気が阻喪するだろうと、遠隔地から集めてきた女達で、大阪城三の曲輪に大慰安所を設けた。落城の際、女が二万人の余も居たと伝わるのは、淀君付きの侍女や腰元だけでなく、慰安婦が一万五千余も居たからである。

つまり大阪城では浪人共が外部へ出なくてもすむように、城内で酒と女をふんだんに当てがって、これも黄金の力なりと信じ込ませて奮戦させたものらしい。そして、次の国家主権者の徳川家康でさえ、銀本位制の変革はせぬと伏見城内で鋳造させた金の小判は関東へ移し、金を貨幣として通用させるのは箱根の山から東だけと限定した。

二十世紀の現代でも「一金何円」と、領収書、小切手、約手に書く習慣も、幕末まで天下の権勢によって箱根の関所で東西に分け、以東は金で一両は四分、一分は四朱だが、三島から九州までは銀本位制で何匁が単位だった。


「箱根の山は天下の嶮」と言うのは、ここの関所は入国管理所と税関のような所で通過する旅人から「お前の所持金は十両だから、手数料二分を置いて行け」と、やっていて、莫大な儲けになったらしい。

”天下の嶮”は権力の”権”の意である。金と銀では等価が違うから、領収書その他に金で払うのか、銀で払うのかを初めにつけて区別する名残が今でも在るのはこの訳である。さて、日本全国の銀を支配していた蜷川道斎の姪婿の斉藤内蔵介の忘れ形見の阿福が春日局になる。その前夫との子の稲葉正吉が、金銀交換で儲けの多い天下の権の箱根を押さえる小田原十万石の城主に、従来の大久保家を陥れてなったり、その子の正休は若年寄になって幕政を担当するのもそれなりの訳があった。

同じく春日局の孫娘を妻とした堀田は後に大老となって天下を押さえだした。だから親類に当たる蜷川が、春日局の家老と言う恰好で、当時の喜左衛門が江戸へ来て大名並の豪勢な暮らしをしていたと、太田南畝の考証にもある。
が、貞享元年八月二十八日に千代田城内で若年寄稲葉正休が、現在換算で数十億にものぼる春日局の遺産を、直系でもない孫婿のくせに堀田正俊が横領しているのはけしからんと刃傷。

共に殺し殺されてしまった事件が起きた。このため幕閣を押さえていた春日局の孫共が断絶廃家となった。

蜷川喜左衛門の孫も京へ戻ったし、それまでの蜷川の圧力も減じてきた。そこへ目を付けたのが柳沢吉保その人である。

「足利義満のために日本の金も豊臣家以降は底をつき、通用量に事欠く有様。よってこれまでの含有量の多い大判小判は禁止し、銅増しの新小判を鋳直すべしと砂田彦十郎の献策だが、吉良上野介殿は京方の足利氏の血脈である。その為に向こうでは頼られていて、よって毎年の如く行かれ知己も多い。一つよしなに新小判造りの采配をおみに頼む」佐渡金山を開発した上杉家の三姫を妻にしている、高家筆頭の切れ者の上野介を呼んだ柳沢は次ぎに「京都所司代小笠原備後守や、京都町奉行松前伊豆守には、おことに協力して仕事を成すよう既に命じて在る。銀をどうしょうではなく、蜷川に関係のない金だが、そこは用心するように」と命じた。


これが悪貨は良貨を駆逐するといわれた元禄小判の誕生である。進言したことになっている砂田彦十郎は勘定奉行に、協力した所司代は一万石加増の幕閣の老中。

松前伊豆守は江戸南町奉行に出世。だが総指揮を執って柳沢政権の金箱となった吉良は「おことは源氏白旗の高家筆頭の名誉ある武家の棟梁の家柄なれば」と若年寄にも昇進させてもらえぬ。だから、嫌気の出た吉良は「辞める、隠居する」と言いだした。吉良の口から偽金造りの裏話が流布されては困ると、田舎大名の浅野内匠頭に、吉良に抜刀させるよう挑発せいと命令したのに、失敗したから即日浅野をバッサリ殺して口封じをした。これが有名な赤穂事件の発端となる。が、これは後日の話。
        
        【終わり】
   
〓〓〓引用参考文献〓〓〓
「八切日本史選集全八巻」・「論考八切史観」・六国史・塩尻資料百巻・布衣記
徳川禁令考・豊臣大閤御事書・半日閑話・東西遊記・武家名目抄・永楽王墓碑・
建武元年二条河原落書・更級日記・令集解・類聚三代格・空也堂記録・その他


=転載終了=
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/563.html

コメント [経世済民73] ウィキリークス: TPPは「日韓潰し」 1984
115. 2011年10月16日 17:23:11: NodX7mlNdc
日本を戦争の手先に使いたいNWOの最大の障害が、NWOが自分で作った日本の去勢奴隷が目的の戦争放棄の世界に類をみない平和憲法だったとは、歴史は皮肉だ。
不十分な中でも、正直に生きてきた者の利得なんだろう。
http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/584.html#c115
コメント [原発・フッ素17] 避難の両親「村は死んでないんだよ」 田んぼに茂る雑草 故郷の福島・飯舘村を訪ねて (産経新聞)  赤かぶ
18. 2011年10月16日 17:24:10: 6kuobrWeYc
>>16>>6kuobrWeYcというキチガイの言うことは、「逆もまた真なり」の理屈でいけば加害者
>東京電力は「容易に」被害者に転嫁しますということだろう。しかし、そんなことは
>ないからな。

国民の怒りが爆発、東電関係者は全員処刑! なんていうことになれば、ありうる。

で、放射能汚染食品を生産し他人に食べさせたり、汚染物を「被害者支援」の美名の下他県に瓦礫を「強権的にも」受け入れさせろ(矢崎滋がNHK番組にて発言)、なんていうのは立派な加害だろう。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/514.html#c18

コメント [原発・フッ素17] 隠密焼却!核隠し!環境省が画策中!瓦礫受入れ市町村名は非公表の方針・・奴隷牧場列島への道?/「上を向いてアンコウ」より 米田道三
12. 2011年10月16日 17:24:32: sgolhP60mA
受け入れた自治体の野菜やお茶は売れなくなる覚悟で。
だから公表しない? 受け入れたらバレるのは間違いない。その覚悟で。

http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/504.html#c12
コメント [原発・フッ素17] しっかり反論:瓦礫引き受け・・・量と濃度の錯覚  武田邦彦  赤かぶ
05. 2011年10月16日 17:24:58: mW3TEAAygI
石原一族に食わせろ
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/521.html#c5
コメント [原発・フッ素17] 避難の両親「村は死んでないんだよ」 田んぼに茂る雑草 故郷の福島・飯舘村を訪ねて (産経新聞)  赤かぶ
19. 2011年10月16日 17:29:01: 6kuobrWeYc
>>16
>東京電力はどこまでいっても犯罪会社だ。被害者にはなり得ない。残念だったな東電社員。

残念ながら私は東電社員ではありません。
あしからず。


http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/514.html#c19

コメント [Ψ空耳の丘Ψ60] 進化を求める私(その63)・日月神示の研究・大洪水と「江戸が武蔵野に還る日」 元伊勢80社
10. 2011年10月16日 17:29:11: 79YWoszyKU
>>05

> 不浄=汚物ではありません、これは産土様始め土地神に失礼になります。
え?
私には 不快で吐き気がするんですが 土地神の集団だからでしょうか?
それとも 不浄を訴えていただけなのでしょうか?


> 入力中に降りて来られました(小さな子供のような大人の方)。
> 地をはうものとは、(野生の本能回帰で) 獣になる事。
> 逆立ちとは、寝返ったり、逆の行動をとる事。だそうです。
> もう始まって久しからずぞ忘れずに留め置け。だそうです。

了解しました。
官公庁の気持ち悪さは その写しなのでしょうか?
もう 私には 判別し付いて行けない世界ですが
勝手に決め付けない様に します。

>>06
> 心の内なる神を起こし力を借りる事、つまり自力を引き出すものの事だそうです。

なるほど。
般若心経を唱えるのが 修行になると言われるのは
そこから来るのですね。
唱えて来た累積回数が 多ければ多くなるほど、
一回分の 般若心経を唱える効果が出てきます。

>>07
そうでしたか。

いあや、有難うございます。
半島勢力が バブル化ネタにした謝罪しない場合、米国に告訴させて行く
ステップを取れば 世界大戦は 避けられる道が見つかると言う
確信が持てました。
司法取引的に 半島勢力対策の協力を求めて改革すれば
東海沖地震も発生しないような気がします。


龍雲
http://www.asyura2.com/11/bd60/msg/225.html#c10

コメント [原発・フッ素17] 荒川区の西川区長は「区民より東京電力が大事?らしい・・」(東京新聞こちら特報部10/15・全部書き出しました)  赤かぶ
10. 2011年10月16日 17:29:58: RrWLNzxadE

いいんじゃない、区民が選んだ区長なんだから。甘んじて被曝せよ、だ。
荒川区民は、金権区長のおこぼれに預かりたい一心なのだから……。

東京都知事も、福島県知事も、民主党政権も、みんなが選んだのだから、
甘んじて被曝せよ、だ。ねえ、小出先生。
選んだ大人の責任なんだから、被曝だって分かち合わねば……。

欲得でがんじがらめに縛られた日本人には、
リコールなんかの人為的変革を期待するよりも、
再度の致命的な原発事故によってしか変わらないのかも。

つまり「バカは死ななきゃ治らない」というやつで。
 

http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/520.html#c10

コメント [原発・フッ素17] 新聞が報じない飯舘村の現実「もう被曝しちゃったから遅いっぺ」 (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
02. 2011年10月16日 17:32:15: sgolhP60mA
うーん、もう何も言えない。
こんなことを繰り返さないために「脱原発」とだけは言える。

http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/526.html#c2
コメント [原発・フッ素17] 避難の両親「村は死んでないんだよ」 田んぼに茂る雑草 故郷の福島・飯舘村を訪ねて (産経新聞)  赤かぶ
20. 2011年10月16日 17:32:35: mW3TEAAygI
いいだてむらは、もう、死んでいるだろう。ゾンビにしたてあげようとする、菅野たち悪党がいるだけ。農民よ、逃散しろ。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/514.html#c20
コメント [医療崩壊3] 「末期のうつ病キャンペーンから日本人を守れ」(転載) 寅蔵
11. 2011年10月16日 17:34:04: youTNwfUXw
http://jp.cchr.org/videos/psychiatry-an-industry-of-death/drugging-for-profit.html
第8章:利益のために薬漬けにする
向精神薬は、精神疾患を治すわけではなく、ただ症状を抑えるためにつくられており、摂取すれば身体にダメージを与えるものです。新しい「奇跡の薬」が作られるたびに安全性と有効性が主張されますが、その危険性が明るみに出るのはいつも後になってから です。向精神薬はしばしば人を死に至らしめています。

http://jp.cchr.org/videos/psychiatry-an-industry-of-death-1.html
精神医学:死を生み出している産業

貴重な歴史的映像と現代の映像、また医師や法律家、教育者、証言者、精神医療産業とその被害に関する専門家など160人以上へのインタビューで構成されるこの衝撃的なフィルムは、何十億ドル規模の不正を働く精神医学という残虐な疑似科学の真実を明るみに出しています。

あなたには、精神医学やその実践者について、また彼らが子どもたちに及ぼしている脅威について、本当の厳しい事実を知る権利があります。真実を知ってください。映像をご覧ください。


http://www.asyura2.com/09/iryo03/msg/293.html#c11

コメント [原発・フッ素17] 制御されている私たち 原発推進の内なる空気 金原ひとみ(東京新聞) gataro
181. 2011年10月16日 17:34:12: txZGCUo5aE
 武器商人コマンチェロの末裔が日本にも官僚の名をかたり棲息。

 その手足のマスゴミが騒ぐ:ヤレ増税ダ! ヤレTPPダ! ヤレ検察審査会ダ!。

 蟻の一穴と申しますが、あっちっこっち有っても ヤカン(薬缶)が沸くのを待つのは遅いものです。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/385.html#c181

コメント [昼休み51] 6大マスゴミ経由多重債務国は、小沢ネット会見の正論が「不都合な真実」のようで、動画削除に必死なようです。 小沢内閣待望論
05. 2011年10月16日 17:35:36: roaBypcaXo
よっぽど既得権益側にとって不都合な真実が語られているってことね、了解。
でももう見ちゃったよ〜ン。

これだもの小沢氏がそれでもどうでもどんなに叩かれても、大政治家として政界のトップに今も厳然と生き残っているって所にますますその偉大さに震えが来るよ!

小沢氏支持はますます増えるってわけよ!
20年もこんな事されてそれでも生き残っていく政治家って他にいるか?
この国難に日本を率いていく政治家は、1億二千万人の国民を率いていく政治家はこうでなきゃぁ!

日本国総理にふさわしい人は小沢一郎氏しかいないと、増す増す思いを強くする
今日この頃です。


http://www.asyura2.com/11/lunchbreak51/msg/199.html#c5

コメント [原発・フッ素17] 東京・葛飾で5.47μSv、神奈川・横浜のストロンチウムと飯舘村の復興計画・・・ (ぼちぼちいこか。。。)  赤かぶ
10. 2011年10月16日 17:35:42: 6kuobrWeYc
>>08
逆に言えば体内に入った場合は、放射線がすべて体組織で吸収、反応してしまう。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/518.html#c10
コメント [Ψ空耳の丘Ψ60] 進化を求める私(その63)・日月神示の研究・大洪水と「江戸が武蔵野に還る日」 元伊勢80社
11. 2011年10月16日 17:39:01: 79YWoszyKU
すみません。

× いあや、有難うございます。
○ いやぁー、有難うございます。


世界中の株価の乱高下は デモンストレーション的なものでしかなかったのは
深層心理でも 解っていたのですが 何がどう変わったかを 表現できない・
伝えれない・解って貰えない と言う 悔しさ・もどかしさが 続いていました。


当時、株価の乱高下は

 『ここスペインでは 一度 落ち着いていた株価が 再び動き始めました。』

と言うニュースが 最後に 落ち着いたのを記憶しています。


龍雲

http://www.asyura2.com/11/bd60/msg/225.html#c11

コメント [原発・フッ素17] 小出裕章「どれだけ、困難な時代をこれから乗り越えていかなければならないのか。経済が右肩上がりもへったくれもない」  赤かぶ
28. 2011年10月16日 17:43:09: mW3TEAAygI
小出さんが印税で私腹をこやす、と思っているやつの気がしれない。おそらく2000〜4000万程度だと思うが、今度の事件の為に使うに決まってるでしょう。大人は食うべき、にコメント欄で何度も罵倒してきたが、 そんなことも解らないのか。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/516.html#c28
コメント [Ψ空耳の丘Ψ60] 進化を求める私(その63)・日月神示の研究・大洪水と「江戸が武蔵野に還る日」 元伊勢80社
12. 2011年10月16日 17:44:12: 79YWoszyKU
>>09

私には 皆目 意味が解りません。


龍雲

http://www.asyura2.com/11/bd60/msg/225.html#c12

コメント [経世済民73] 何故対中・対韓・対台の貿易黒字が増加し続けているのか〜アジアにおける日本先頭の雁行形態発展〜(みんかぶマガジン) エテ公
04. 2011年10月16日 17:46:18: p2YptnnUdM
経団連と団塊世代のヒヒ爺達が退場するまで、日本には復権はないだろう。
http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/632.html#c4
コメント [昼休み51] 6大マスゴミ経由多重債務国は、小沢ネット会見の正論が「不都合な真実」のようで、動画削除に必死なようです。 小沢内閣待望論
06. 2011年10月16日 17:47:14: 3pzJyybIjk
現実認知不能症

何故?プレゼントキャストが、削除を要求できるのはどうしてか?
何故?ユーチューブは断りなしに削除できるのか?

私はもう認知症?
http://www.asyura2.com/11/lunchbreak51/msg/199.html#c6

コメント [医療崩壊3] 日本の医療が薬漬けの理由 患者は“金のなる木”と捉えるから(NEWS ポストセブン ) 阿保の洞窟
03. 2011年10月16日 17:47:36: youTNwfUXw
ある精神弛緩のある者の独り言

我々はこの世界に挑戦ゲームをしにやってきています。
すると当然、その障害物を設定しているわけですね。嘘、ねつ造とかが基礎となっている障害は物ではないかも知れませんけど。

しかし、そのハードル(嘘や虚構)をいかにして見抜いて跳び越えて行けるかを楽しむ(楽しくないかも知れないが、ゲームセンターに行くと楽しくて興奮するゲームほど難解である)のである。
政治経済でもそうだろうが、この医療世界はかなり難解な設定でハードルを設定しているから、気づく人はそう多くはないだろう。
しかし、長い間に数重なる体験が増えるとそれぞれがそれを教えあって、ようやく気づく段階に入る。
いまはその初段階だろうから、センセーショナルに思えるかも知れないが、そのうち時と供に、なんだなんでこんな簡単な事がわからなかったんだろうと思う人が大半になるだろう。
マジックショーの後でネタをばらしたら、しらける感覚だ。

マジックは演じる者だけでは成り立たない。観客が参加してこそ盛り上がるのである。じつは観客が主役なのかも知れない。それは観客の「思いこみ」が鍵になるからだ。
医療世界も「思いこみ」が真の姿を見えなくしているから、マジック、つまりマジカルショーをみて観客が勝手に思いこむ事で成り立っているのだろう。
その「思いこみ」が何か?
それは自分で発見するのがこの世界のしきたりだ。なぜなら、自分で発見してこそ興奮と感動を得られるからだ。(ゲーテもの食い)
http://www.asyura2.com/09/iryo03/msg/462.html#c3

コメント [原発・フッ素17] ストロンチウム 1カ月前、市民が情報 「一蹴された」 (東京新聞) 潜艦トマト
03. 2011年10月16日 17:47:55: mW3TEAAygI
この人、ブログ閉鎖してしまいました。いろいろあったみたいですよ。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/497.html#c3
記事 [経世済民73] 米債券王 [わたしが悪いのです]・・パーナンキとガイトナーに敗北宣言
http://media.yucasee.jp/posts/index/9233

米最大の債券運用会社ドPIMCOの最高投資責任者(CIO)ビル・グロース氏は、「わたしが悪いのです」と題したタイトルの投資家向けの書面で謝罪した。

米金融業界サイトのディールブレイカーがアップした書面によると、同社の債券ファンド
「トータル・リターン・ファンドの運用が低調で、ラテン語の「Mea Culpa」(日本語:わたしが悪いのです)と題したレポートで説明した。

「朝から夜まで昼夜を問わず働いているのだが、今年は本当に納得のいかない1年になった」と悔しさをにじませた。

そして、グロース氏は米国債券を購入しなかったことが大きな失敗となったのだが、これについて「インフレ、世界の経済成長率は2%アップすると読み違えた」と説明した。

**************************************
■ピムコ ビル・グロス氏 「敗北宣言」
http://ameblo.jp/betbull/entry-11005506278.html

やはり、相場は理論通りにはいかない。

米債券王、米国債売却で「敗北宣言」 ピムコのグロス氏
景気失速、マネー流入読めず 「投資判断 誤った」
「誤った判断をし眠れない夜を過ごしてきた」――。世界最大の債券ファンドを持つ米運用大手ピムコの最高投資責任者、ビル・グロス氏の発言が米市場で話題を呼んでいる。
米国の深刻な財政問題を踏まえ、米国債を売却してきたが、米景気の失速懸念で相対的に安全な資産とされる米国債の金利は低下(価格は上昇)。
ボンド・キング(債券王)の異名を持つグロス氏が、異例の「敗北宣言」をした格好だ。

運用資産が約2450億ドル(約18兆8000億円)に達するピムコの旗艦ファンド「トータル・リターン・ファンド」は、今年2月時点ですべての米国債を売却するとの大胆な戦略を採用した。 グロス氏は「米国債は将来的に債務不履行が避けられない」などと発言。米国債の買い入れを柱とした量的緩和第2弾(QE2)の終了後に、買い手不在で米国債の金利は上昇(価格は下落)すると警告してきた。

 だが思惑とは裏腹に、米長期金利はほぼ一本調子で下がっている。グロス氏が予測する以上に米景気が失速し、二番底懸念まで浮上したため、投資マネーが株式から債券に流れ込んだ。イタリアにまで及んだ欧州の債務問題も影響した。5日には米国債が初めて格下げされたが、その後も金利低下は止まらない。
 米連邦準備理事会(FRB)は9日に実質ゼロ金利を「2013年半ばまで続ける」方針を表明。米長期金利は18日に一時2%割れと過去最低水準まで低下する場面があった。
 30日の米債券市場は指標となる10年物国債利回りが2.17%と前日比0.08%低下した。8月の米消費者信頼感指数が09年4月以来の水準まで落ち込み、米景気の先行き不安が強まったためだ。米国の財政の先行きを楽観視する声は少ないものの、現状は米景気の失速懸念が強く金利が低下する展開が続いている。

こうした厳しい現実を踏まえ、グロス氏は複数の米欧メディアに自らの投資判断は誤りだったと表明。足元では再び米国債に投資する姿勢を見せている。
 また、米欧など先進国の景気後退懸念が強まる中、オーストラリアやブラジルなどの資源国が今後の投資先として有望だとしている。

危機の発端がデフォルト不安でもあるにも関らず、米国債に買いが集る不条理。
人気投票・美人投票・行動心理・行動ファイナンス・群集心理・心理的バイアス・ゲーム理論・期待効用・・・
この事例において、こういった理論を全て分析していたとしたら、米国債金利低下を予測できたのでしょうか???

相場で100%勝っていくのは不可能です。
負けたときの行動。これをいかにコントロールするかが重要です。
グロス氏は、確かに判断を誤りましたが、自分の負けを素直に認めて、先を見据えて再起を期していますね。尊敬します。


http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/638.html

コメント [原発・フッ素17] 現在毎時2億ベクレル放出中、新宿の土で790ベクレル/kgのセシウム、上杉隆(ソコトコ) ジャック・どんどん
26. 2011年10月16日 18:00:40: roaBypcaXo
ねぇ、東京とか千葉とか埼玉は放射能汚染度が何ベクレルとかよく出るけど、私は栃木県なんだけどさぁあまり出ないね〜。
都会は確かに人口が多いから汚染があれば深刻なのはわかるけど、栃木はどうなのかね〜、悲しいよ。
ほって置かれる気分!
栃木県は場所によって随分違いがあるけど、1箇所で無く各市毎に汚染状況は出せないのかね?
もっとも民間の調査で無くちゃ、どうせ行政の発表じゃ嘘八百か?



http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/304.html#c26

コメント [原発・フッ素17] 子供ダシに…風評広める「プロ市民」 あややの夏
50. 2011年10月16日 18:07:13: czCad0SOlM
チェルノブイリで事故が起き後、ナロジチ行ってテントはって農民の苦しみを共有したのかよ?
スリーマイルの時は?具合が悪くなった子どもを看病してきたのか?
日本だってお前、奥尻島の震災の時は苦しみを分かち合ったのかよ?
津波が来るかもしれなくてもそこに住みたい気持ちを理解しろ、と言ったのか?
お前そんなに関心なかったろ?
自分のエゴを公憤と間違えるなよ。

だいたい、お前の言うプロ市民とやらが何でも反対で気に食わないと言うが、
お前だって政府(民主党は特に嫌いだろう)に反対反対書いてるくせに(笑)、
理屈にもなってないぞ。
生まれ育ちで人を差別する産経を心底憎悪する人間だってこの世には大勢いる。
そういう人間も全部含めて市民と言うのだ。
好みの市民だけ大事にする偏向産経の放言が許されるのも憲法のおかげだ。
ありがたく思えよ。



http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/495.html#c50

コメント [原発・フッ素17] 隠密焼却!核隠し!環境省が画策中!瓦礫受入れ市町村名は非公表の方針・・奴隷牧場列島への道?/「上を向いてアンコウ」より 米田道三
13. 2011年10月16日 18:16:39: TRlvpkEP3A
あきらめっていうのも必要かと。これからもたくさんの放射性物質がどんどん降ってくるんだからいちいち目くじらを立てても精神衛生上よくないですよ。じっと耐えていくのが日本人のいいところ。忍耐こそが日本の文化。にんニンニン玉ってとなえてわすれるこってすよ。そうすれば、気持ちが軽くなる。ふれふれ放射能。気にしなければなーんにも見えない。なんにも感じない。何にもにおわない。千の風になって飛び回るのは放射能を含むホットパーティクルさんです。トリチウムさんだって水に成りすまし日本列島上を雨となって降り注ぎ、ぐるぐる回っているのです。いちいち気にししちゃ長生きできませんぜ。水に流すのが日本人の文化のいいところ。そうじゃありませんか。みなさん。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/504.html#c13
コメント [原発・フッ素17] <金原ひとみさん>放射線心配、子どものため東京から岡山に あややの夏
09. 2011年10月16日 18:23:24: UeGdy22GSI
被爆した時、切腹して詫びてくれるなら、万一死ぬかも知れない東京生活に賭けても良い〜誰方か切腹してくれる(安心安全を唱える御用学者の方)名乗りを上げて下さい。但し、60才以下の方の限ります。枝野クン如何ですか?
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/524.html#c9
コメント [原発・フッ素17] 小出裕章「どれだけ、困難な時代をこれから乗り越えていかなければならないのか。経済が右肩上がりもへったくれもない」  赤かぶ
29. 2011年10月16日 18:23:38: 9WtKBNwHKo
【25に追記】・エネルギー政策を考える市民大討論会 vol. 1 part2(質疑応答)(録画)

http://www.ustream.tv/recorded/17911434

http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/516.html#c29

コメント [原発・フッ素17] 隠密焼却!核隠し!環境省が画策中!瓦礫受入れ市町村名は非公表の方針・・奴隷牧場列島への道?/「上を向いてアンコウ」より 米田道三
14. 2011年10月16日 18:24:35: C4o01wJ8i2
>>05 さんのコメント重要ですね。
ありがとうございます。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/504.html#c14
記事 [近代史02] 「本能寺の変」は銀本位制と金本位制との争いという発想 (八切止夫論への切り口)
http://www010.upp.so-net.ne.jp/ya-fuian/newpage11.html#銀本位制と金本位制との争い

=転載開始=

          “八切止夫論”への糸口

■八切止夫氏の「本能寺の変」論を鳥瞰する(草稿から)

 八切止夫氏の「本能寺の変」論とは何だろうか? 一般に、その主著『信長殺し、光秀ではない』というタイトル名から、漠然と持ち前の反発精神から、単に定説を弄んでいるに過ぎないのだろう≠ニ思われているのではなかろうか。

 ところで、八切氏は「本能寺の変」について何冊もの本を出している。通常の作家であれば、一、二冊書けばそれでもう十分、となるのであろうが、八切氏は違った。氏は自分自身を納得させようとするかのように、何度も懲りずにトライした。そうであるがゆえに、氏の論述内容は 錯綜し、多くの読者は八切氏の所説を一点に絞り込めぬため、その論点構造を捉え損ねているのではなかろうか。

 『歴史読本<完全検証 信長襲殺>』(1994.07)を見ると、氏の「本能寺の変」論は家康犯人説≠ノ分類されている。また、鈴木眞哉・藤本正行共著『信長は謀略で殺されたのか』(2006.02)でも八切止夫氏が真犯人としたのも家康で、齋藤内蔵助に依頼して信長を殺させたとしている≠ニ八切説を総括している。

 この項目は本来は、この『ノート』が扱う範囲を超えているけれど、八切氏の「本能寺の変」論を総体的に論述される方が現れそうにないので、ここに一項を設け、鳥瞰的に述べさせてもらいます。導入として次の一文を引用します。

【テキスト】『徳川家康は二人いた』(1970.10)
この物語は、単なる読物ではないからそうすらすらとはゆかない。ここでひと息いれていただきたい。かつて私の書いた『信長殺し、光秀ではない』は自分のみた目から、これまでの史料といわれたもののでたらめさをつき、絶対に光秀ではないことを解明したものだったが、続の『謀殺』は春日局と江与の方の対立をエリザベス女王とメアリ・スチュアート女王との対決において信長殺しを説こうとしたものである。『信長殺し、秀吉か』では信長の弟の有楽の立場から、織田一門はあくまで秀吉こそ本能寺の変の黒幕ではないかとみていたのを書いた。だからすぐ続けて、この『信長殺し、家康か』〔『徳川家康は二人いた』の当初のタイトルであったらしい〕でしめくくりをつけねばならなかったが、これを書くと従来の徳川家康像が一変してしまうので、書き出してから二年経過してしまい、途中明智光秀の立場で、『正本織田信長』をエンタテーメントとして、これまでの総ざらえのように判りやすいものを書いた。

 八切氏の主著『信長殺し、光秀ではない』は信長殺しは光秀ではない≠アとを論証づけるものであってでは、誰が信長を殺したのか≠ノついては論じられていない。ただ一箇所、ケネディー暗殺事件を述べている箇所で誰が家康なのかは、州警察か連邦検察しか判っていないのだろうが・・≠ニいう字句がそれと判らぬように忍び込まされているだけである。たしかに、八切氏は信長殺しの真犯人は、徳川家康である≠ニ書いた。けれども、これは低次(認識)レベルでの叙述であって、八切氏の本当の狙いはそれではない。「本能寺の変」勃発の本質は【銀本位制と金本位制の争いである】というのが八切氏の積極的な主張であった。このことは幾つもの本で述べられているにもかかわらず、一般読者も八切論§_者もこれを捉え損ねている。
 
 以下、極めて煩雑になるので、八切氏が「本能寺の変」について、どのように述べていったのかを年譜的に整理してみたい。

●「反骨」(『話の特集』1967.06。2ページの文章)
 春日局の権勢の一端を示しつつ、その姻戚関係を略述する。具体的には、春日局とその父(齋藤内蔵助)、内蔵助の母(蜷川道齋の妹)、蜷川一族の本家としての角倉家である。この姻戚関係が何を意味するかはここでは明らかにされていない。仄めかされているだけである。八切氏の秘めた狙いはここにあるのだが、論者たちは一向に気づかないらしい。

●『信長殺し、光秀ではない』(1967.08)
 信長殺しに係わりのある諸実体として以下の存在が考察の対象にされる。
(1)御所の女御 (2)宮廷勢力 (3)信長の妻である奇蝶 (4)家康と齋藤内蔵助の連係プレイ (5)イエズス会(オルガンチーノ)。
そしてこれらの諸実体について次のように述べられる。
これらが共同謀議をするわけではないが、結果的にはそうなってしまい、信長殺しの直接の実行兵力は、齋藤内蔵助の指揮する丹波亀山衆。内訳は、丹波船津桑田の細川隊(指揮者は加賀山隼人正)、福知山の杉原隊(指揮者は小野木縫殿助)、亀山内藤党(指揮者は木村弥一右衛門)と認定される。
この本の中では、信長殺しの下手人として、可能性のある人物(実体)を列挙したのであって、いわば「本能寺の変」考察の土台作り≠ニなっている。だからこの本の中では、その当時の客観的な諸事象が記述され、疑念性のある諸実体≠ェ列挙されているだけなのである。

●『信長殺しは、秀吉か』(1967.12)
 先に引用した文にあるように、この本では、
信長の弟の有楽の立場から、織田一門はあくまで秀吉こそ本能寺の変の黒幕ではないかとみていた
ことが述べられる。つまり、この本に盛り込まれている内容は、有楽斎が四十年の余りもかけて調べ上げ、心血を注いで書き上げたもの、という設定になっている。最後のほうで有楽斎の死が述べられ、次のように締めくくられる。

・・・正伝院如庵居士。と名を改めた有楽の骨壷は、えい(妻)の壺と一緒に、塔頭の墓地へ改めて埋葬された。
 京都所司代は板倉勝重から、その伜の重宗の代になっていた。だが、かねて先代からの申次ぎでもあったのか、有楽の死が伝わると、すぐさま所司代役人がきて、有楽の残していった書き綴りの文書は一切押収していった。そして直ちに早馬によって、江戸城へ、そのまま厳封したままで送り届けられた。
 徳川家康が死んで五年目になっていた。二代将軍秀忠は、眼を暗く光らせ、声を吃らせ気味に、
 ・・・なに、なんとかいてあるぞ。
と、気になるらしく、せかして革文筥をあけさせた。ひったくるように腕をのばして、有楽の書き残していった綴りを掴みとった。が、ぱらぱらと、めくったきりで、
 ・・・信長殺しは、秀吉か・・・か。これはいい。すぐさま権現様(徳川家康)ご霊前にお供え申し、直ちに火中に投じてしまえ。といい、ふふっと、異様な笑いを響かせた。
 ・・・つまり織田有楽が、四十年の余りもかけて調べあげ、心血を注いだものも、そのときの徳川家からみれば、一笑にしか値しなかったようである。

●『謀殺<続、信長殺し、光秀ではない>』(1968.06)
 この本は、おそらく『信長殺し、光秀ではない』の中で、〔この春日局については〕<正説・徳川夫人>という本で解明するつもりである≠ニ予告された本であろう。先の引用文にあるように、
春日局と江与の方の対立をエリザベス女王とメアリ・スチュアート女王との対決において信長殺しを説こうとしたものである。

●『正本織田信長』(1968.11)
 先の引用文にあるように、エンタテーメントとして、これまでの総ざらえのように判りやすいものとして書かれた。

●「稲葉佐渡守」(『戦国宿六列伝』収録、1969.09)
 おそらく、この作品の中で初めて八切氏の狙いが披瀝されたのではないかと思う。初出掲載誌紙が判らないのでなんともいえないが、この本が発行される数ヶ月前に『日本経済新聞』あたりに掲載されたものであろう。
次のように八切氏の「本能寺の変」論の核心部分が述べられている。

室町御所はなやかりしころ、今の大蔵大臣の仕事を世襲でもつ者に、「蜷川」という家があった。その蜷川大和守道齋の妹が、美濃の名家(土岐の家老の名門)の滅びたのを幸いに齋藤姓を名乗るものに嫁した。
 この長男が内蔵助。蜷川一族には京の銀を一手に握るという角倉がいたから、信長が京へ進出する時には重宝がられ、その金融方をした。しかし、信長の勢力が伸び、金ぐりが楽になると、齋藤内蔵助は軽く扱われ、金融がへたな明智光秀へ、軍さ目付けに廻されていた。ところが上方はもともと銀本位制なのを、信長は金本位制に通貨の切り替えをし一本だてにしようとした。
そこで切り替えられて銀の値打ちが下落したら大損をする吉田神道や角倉一族が、内蔵助に軍資金を出し、これに家康や秀吉、そして細川忠斎らが加担して、「六月二日の本能寺クーデター」を敢行させた。しかし秀吉が天下を取ると、天正大判小判は作ったが、これは貨幣としては強判流通させず、勲章代わりに諸大名に配るにとどめた。

●『徳川家康は二人いた』(1970.10)
 先の引用文にすぐ続けてこの『信長殺し、家康か』でしめくくりをつけねばならなかったが・・≠ニあるように、当初のタイトルは『信長殺し、家康か』であったらしい。しかし、家康の生い立ちから書き始め、村岡素一郎の『史疑徳川家康』に沿った内容になっている。肝心の“本能寺の変”は埒外になっている。本来、この本は本能寺の変究明の書≠フ系列には属さない。ただしこれは私の主観的判断であって、八切氏にあっては信長殺し§_の枢要に属する。この本の要点を単純化して図式的に記すと次のようになる。
 徳川家康は松平元康になりすまし、信長に従属する形で従っていた。
→ところが本能寺の変の起る直前、この秘密(徳川家康と松平元康は別人)が信長の知るところとなった。

→天正十年五月、信長は上洛するや一左右次第ご出馬≠ニ触れ回っていた。

→家康は一左右〔八切氏はこの語を「一掃」と解釈された〕されるのは自分であろう≠ニ驚愕した(成りすまし≠ェ発覚したと直観した)。

→慌てた家康はこの絶体絶命のピンチを乗り切ろうと齋藤内蔵助(蜷川=角倉一族)らと共同謀議を謀る決断をした。蜷川・角倉氏側からの働きかけもあった。
 
この事態=発覚≠ェ八切氏の信長殺し§_の中で大きなモメントとして位置づけられる。私がこの本は本能寺の変究明の書の系列には属さない≠ニ位置づけるのは、こうしたプロット展開を信(う)け入れることが出来ないからです。

● 「信長殺しの犯人は家康」(『日本裏がえ史』に収録された節文、1971.07)
 この本は『歴史読本』に連載された作品を時系列に並べた本である。判明する限りでは、ほとんどが『歴史読本』(1966.05〜1967.08)に連載されたものだが、ここで紹介しようとしている肝心の「信長殺しの犯人は家康」の節文が『歴史読本』に見当たらず、初出誌が判らない。あらたに書き下ろされた可能性もあるのでとりあえずこの場所に置いた。
 この節文がどういう趣向(論点)の叙述なのかは
小見出し【<本能寺の変 ><光秀にはアリバイ> <夫殺しの悪女> <家康と松平元康は同一人か>】
から想像して頂きたい。<夫殺しの悪女>とは信長の内室である奇蝶(齋藤氏)のこと。<家康と松平元康は同一人か>という小見出しがあることから判るように、上記の『徳川家康は二人いた』(1970.10)を踏まえた論述になっている。

●『織田信長殺人事件』(1972.12)
 これまで、示唆的に述べられてきた諸実体の具体的な諸相が叙述されている。『信長殺し、光秀ではない』で犯人の可能性ありとして数え上げられた諸実体について、もう一歩踏み込んで描かれた作品といえる。諸実体として、齋藤内蔵助、徳川家康、細川幽斎、その他。

●『若き日の明智光秀』(1973.07)
 「本能寺の変」論の総括として次のように語っている。

蜷川一族の中の角倉了意が、大坂城攻略の際の功によって、角倉船とよぶ朱印船を一手に握って、安く入手した金を海外で高価に売って、貿易独占したのは知られているけど、信長殺しの真因たるや、実は銀本位制と金本位制との争いだったことは、これまで書くべきかどうか迷って未発表にしていたのだが、この<若き日の明智光秀>の末尾をかりて、はっきりさせておきたいと思う。
 だからもし、京在住の篤学者で、蜷川、角倉、吉田の家系を調べようとする方は、日本にもロスチャイルド家にも匹敵する大財閥があったことをよく研究してほしいものである。

光秀にしても、やはり(北条早雲や斎藤道三のような)変革の意思は有ったのだろう。でなければ第十五代将軍足利義昭の猶子になってまで、あわれ何日間だけの征夷大将軍になどなりはしなかったろう。が、光秀には、斎藤道三や北条早雲のごとき組織票もなく、これといった地盤がなかった。唯、光秀としては、「天皇制護持」という旗印だけで世直しを意企したにすぎないのである。が当時は、そうした権威よりも、足利体制が作りだした銀本位貨幣制度の動揺期だった。


(上の文の中に未発表にしていた≠ニ書かれているが、捉えかたの趣旨は既に作品「稲葉佐渡守」の中で示唆されていた)。

●八切日本外史』(1975.04)
この本の中の「銀の為にはなんでもやる」の節は次の叙述から始まる。

「これまでの銀本位制が金に取り代ったら、蜷川一族は破産するしかない」と親族会議。
「なんとかせな、わやくちゃでおす」となり、蜷川財閥の総裁である道齋は、妹の子で北国攻めの武勇で鳴り響いていた、美濃三人衆の稲葉一族の姪を嫁にしている齋藤内蔵助をよび、
・・・主君信長へ弓をひくのやで気いすすまんは判るが、一族の死活問題でおす」と説得した。惜しみなく軍資銀をだし、かねて銀のクツワをかませてある細川幽斎らを引き合わせた。

以下、八切氏が心に描く真実の像≠ェ腹蔵なく語られる。先に引用した『若き日の明智光秀』の示唆的文章をもう一歩掘り下げた叙述となっている。ある意味で、極めて図式的な叙述になっているので、判りやすいといえる。八切氏の「本能寺の変」論の核心が述べられている。

(ここに引用した節文の初出は「日本列島東西金銀対決」(『歴史読本<特集=東西対決の日本史>』1974.07)である)。

●『信長殺し、家康』(1976.05)
先の『徳川家康は二人いた』と重なり合う部分の多い作品である。純粋な「変」論の系統には属さない。理由は『徳川家康は二人いた』と同じ。


以上、年譜的に鳥瞰してみた。八切氏は当初から「本能寺の変」勃発の真因を銀本位制と金本位制との争い≠ニ捉えていた。この観点から『信長殺し、光秀ではない』は書下された。読者はこのことに留意しなければならない。このことに気付けば、同書(講談社版)の232ページに引用されている「蜷川家古文書」が単なる引用でないことが判ると思う。ここに八切氏の秘められたネライが埋め込まれている。

八切氏の認識構造を描くと次のようになる。先頭に(従来の「本能寺の変」にまつわる諸言説を超克したところの)【銀本位制と金本位制との争い】が据えられる。ここから、八切氏の「本能寺の変」論が流出する。

1)「本能寺の変」勃発の真因は銀本位制と金本位制との争いである(結論)。

2)その実体として蜷川・角倉一族(銀本位制護持派)があり、対立するところの織田信長(金本位制への転換を意図する変革派)が措定される。

3)信長の金本位制移行への策動≠阻止するために、蜷川・角倉一族は縁者である齋藤内蔵助に白羽の矢を立てる。

4)彼等は齋藤内蔵助だけでなく、徳川家康、細川幽斎らにも働きかける。

5)天正十年六月二日、『信長殺し、光秀ではない』で列挙された諸実体が期せずして共同謀議の様相を帯して、「本能寺の変」が勃発した。

八切氏の「本能寺の変」論はこのような認識構造をなしている。つまり、『信長殺し、光秀ではない』、『信長殺しは秀吉か』、『謀殺』で論じられているのは、以上、五つの(認識)レベル(階層構造)のうちの一番最後の第五層にあたる、ということを押さえておかなければならない。八切氏の「変」論への批判・解体作業はここから始まる。
 <1,2,3>の論点構造を視野に入れず、八切は信長殺しの真犯人を徳川家康と考えた≠ニ要約しても、およそ無意味なのである。
 では、どこから銀本位制と金本位制との争い≠ネどという発想が出てきたのか? その認識の根拠は二つある。一つは「蜷川家古文書」。もう一つは戦前の中国国民政府による幣制改革への視点である。
 それともう一つ、これは憶測になるが岩生成一氏の『鎖国』(中央公論社、日本の歴史<14>、1966。現在は中公文庫)に教えられたものがあるだろう、ということ。


■“銀本位制と金本位制との争い”という発想

八切止夫氏の“本能寺の変論”の核心は「変」勃発の本質を“銀本位制と金本位制の争い”と捉えたところにある。このことを述べた『若き日の明智光秀』を読んだ時、私は少なからぬ衝撃を受けた。その後、小葉田淳氏の『金銀貿易史の研究』(1976)を読み、八切氏の論点に大きな誤認があることを教えられたのだけれど、それでも“こういう発想はどこから来るのだろうか?”という問いはずっと生き続けた。よく判らないままになっていたのですが、最近になって、こうした発想から創作された作品が『犯罪雑誌』(創刊号、1948.06)に載っているのに気づいた。この作品との出合は私の“八切止夫探究”全体にとって大きな転機となった。

 「シルバー殺人事件<上海実話>」(筆名:大木栄三)この作品(二ページ分)の出だしの部分を取り出しておきます。

・「シルバーラッシュって御存知ですか? これからお話しようと思う、美人ダンサー殺害郵送事件は、まずこの時代的な背景から説明しなければなりますまい」
と語りだしたのは、上海で長年新聞記者をしていた岡崎順平で、彼は当時を追憶するように、眼を細くしながら、
 「・・・昭和九年の夏・・・丁度中国では蒋政権が一応確立され、政府の英断で銀本位制が金本位制に切換えられるといった、政治的にも経済的にも大きな胎動期にありました。だがこの画期的な経済政策の断行で、中国銀貨の価値がグングン下り始めたことはいうもあでもありません。上海の為替相場は、大洋と呼ばれる一ドル貨幣が、銀本位当時には日本圓一圓五十銭で取引されていたものが、金本位になって見る見る一圓四十銭、三十銭と崩れ終いにはパーパーの一圓まで下落したのですが、その上良貨の中国銀貨に目をつけた人間が、秘かに銀貨の回収をはじめ、一ドル相場を一圓二十銭から三十銭に引上げる操作をやったので、中国銀貨はドンドン日本にも流入しはじめました。上海で一ドルを一圓十銭で買って日本に持って来れば二十銭から三十銭のサヤ稼ぎになる。廿銭として一千ドルで二百ドルで二百圓、五千ドルなら一千圓、いまでこそインフレで、千や二千の金は何の役にも立ちませんが、当時一千圓といえば、上海で享楽本位な生活を半年は続けられたものです。勿論、表面的な国際信義から日本にも「銀貨輸入禁止令」といったものもあったのですが、長崎や神戸の税関などでは、(臭い?)と睨んでも表面にさえ現品が現われなければ見て見ぬ振りで黙認していたようです。だから密輸入は物凄い勢いで増えて行き、女でも一人でも、三千枚から四千枚のドル銀貨を身につけて運んだものです。一ヶ月も航海もすればたちまち銀成金になりました。密輸の方法ですか? 主に銀貨入れの穴を一面作ったチョッキを着物の下に着込んで運んだようです。長崎などは、銀貨専門に買う仲買人が、上海航路の船が入港すると、ドッとタラップに駈け付けて、降りて来る密輸入者と契約を結び、税関を済ませて取引に移る、といった具合で、ちょうど最近の東京や大阪駅などでよく見るヤミ屋風景と全く同じなのです。少し前書きが長過ぎたようで、退屈されたかと思います。そろそろ本題に入りますかな。(以下略)
【写真:「シルバー殺人事件」、『犯罪雑誌』1948.06掲載】

ここで扱われている国民政府による幣制改革は、一般には忘れ去られているが、専門家にとってはとても興味の湧くテーマであるようです。私たち素人には把握不可能な事象と考えられます。とりわけ“香港上海銀行(現HSBC)、サー・フレデリック・ロス(英、ユダヤ人)”が関わっているらしいとなるとなると、素人にはもうアウトです。“公式見解”として『蒋介石秘録<11、真相 西安事件>』がある。この事象には次の事項が係っている。
中国の銀行(中央銀行/中国銀行/交通銀行)
中世のマニラ交易による大量の銀流入以来、中国では銅貨にかわって銀貨が流通していた。当時、中国は世界に比類のない銀保有国だった。中国のほかに銀本位制をとっていた国にアルゼンチンがある。
上海租界・・・英系の香港上海銀行(現HSBC)
サー・フレデリック・ロス(英、ユダヤ人)
1934年から1941年までの八年間に、米国が中国から買い入れた銀の量は合計で5億7180万2000オンス(1万6210トン強)。当時の購入金額にして2億6266万ドルにのぼった。米国が中国から買った銀の総額は邦貨にすると9億円以上。その前後で日本があげた貿易黒字の最高額(1939年、6億5800万円)をゆうに上回る。
この項目に書き込んだデータはほとんどが【検索】(複数)による。ある識者は次のように語る。
この幣制改革の問題の本質とは、1941年12月8日の開戦より何年も前から、日本と米・英は見えない戦争を始めていた、ということ∞これらの大方は忘却の彼方に葬り去られてしまった=B
インターネット【検索】その他を整理して年譜を作ってみた(→年譜【下記に転載:投稿者】)。そこまでしなくていいんじゃないの、といわれる方がおられるかも知れないが、“八切止夫探究”をするというなら年譜をつくってニラメッコぐらいはしておきたい。
              (2007.1.10)

=転載終了=

【年譜】
http://www010.upp.so-net.ne.jp/ya-fuian/14_nenpu_heisikaikaku.html

=転載開始=

◎ 国民政府による幣制改革(略年譜)

【1927年(昭和2)】
4月18日、中華民国の国民政府が南京を首都として成立する。蒋介石、胡漢民。
イギリスの金本位制放棄
アメリカ、金本位制放棄
日本、浜口内閣による金解禁

【1933年(昭和8)】
10月29日、孔祥熙(銀行家、エール大卒。孔子75代目の子孫)、蒋介石ひきいる国民党の財政部長に就任。孔は市中の銀を回収し、元銀貨を発行するという廃両改元政策(本位貨幣の発行)を実施する。→中国、交通両行に国債引受を求めたが両行は首を縦に振らなかった。

【1934年(昭和9)】
6月20日、ルーズベルトのニューディール政策の一環として銀買上法が制定される。→銀急騰→中国銀が米へ流出→中国での金利高騰・物価暴落。
/ルーズベルトの行った強行対策のニューディール政策の一つに銀政策があった。彼は、銀を基礎とする通貨の大量発行を行って恐慌で急落した諸物価の引上げと、それによる景気の回復をはかろうとした。また低迷する銀貨を引き上げて、当時世界最大の銀本位国中国の購買力を増進し、アメリカの輸出を促進することで景気を回復しようとした。そのために彼が行ったのが銀政策であった。米国は1934年に銀買上法と銀国有令を出して、国内外で大量の銀の買上げに乗出した。この政策の背景にはアメリカの銀業者の利益を代表する「銀ブロック議員」の圧力が働いていたといわれる。
/アメリカの銀買上げが始まると、世界市場で銀貨は急騰し、中国銀が大量にアメリカに流出し、中国の幣制は混乱して、深刻な銀恐慌をもたらした。結局、ルーズベルトの銀政策は、その意図を実現することが出来ずに失敗に終った。
10月15日、国民政府の財政部は、銀輸出税の強制徴収などによって銀の流出を喰いとめようとした。これは一時的に効果をあげた。しかし一方では、大規模な密輸入を招いた。銭荘(両替屋)や商店などはつぎつぎに倒産した。

【1935年(昭和10)】
3月、孔は政府による中国、交通両行の経営掌握を宣言する。中国国内での国債消化には限界があった。
8月1日、中国共産党「八・一宣言」(抗日救国)を発する。
9月6日、英、財政顧問リース・ロスを東京へ派遣し(東京着、6日)、共同での中国援助を提案した。彼は外相・広田弘毅、外務次官重光葵らと会談、中国への共同借款の意向を打診するとともに、中国に幣制改革を進言する計画であることを明らかにした。これにたいし、日本側は「時期尚早である」といって反対した。蔵相高橋是清はこれを断る。ロスは孔に借款の供与ではなく通貨制度の改革をアドバイスする。
/一方で、英・米・仏・独などは日本とは対照的に多額のクレジットを設定して、中国に経済的進出をしており、これは日本の資本主義の弱さを露呈する出来事だった。
9月22日、リース・ロスは南京に入り、財政部長・孔祥煕、中国銀行理事・宋子文らと協議を重ねた。彼は、当面の財政危機救済策として、英国は一千万ポンドの借款に応じる用意があることを明らかにした。その結果、幣制改革(→11月3日)は断行されたものである。
10月、国民経済建設運動が展開される。
10月、11月の銀廃貨に先立って国民政府は駐米大使にある要求を出していた。時の米国財務長官ヘンリー・モーゲンソー・ジュニアに会って「一億オンスから二億オンス、中国手持ちの銀を買ってくれ」と要求することだった。引き換えに得るドルと金を、中国通貨防衛に必要な介入資金とするためである。
11月3日(日)、国民政府は銀貨流通を禁止し、中央・中国・交通の三行の銀行券を銀と交換させるという法幣改革を行った。以後、中国はドルとポンドにリンクした管理通貨制度をとることとなる。孔は同時に銀国有令を発布し、天津銀行公会に対し華北における銀を上海に輸送するよう命じた。孔は国民から莫大な銀をかき集めた。圓ブロックを確立することにより国家経済を守ろうと考える日本は、幣制改革を妨害する方針を採るようになる。
民国政府は、銀を政府に集中させるとともに、通貨を金や銀の裏打ちを持たないペーパーマネー(無制限法貨)とした。この措置は日本の機先を制したもので、日本の計画はひとまず封じられた。
これ以後、中国通貨は米ドルと英ポンドに対する一定交換比率を参照する管理フロート制となり、戦いは為替市場を舞台としてその信用を巡る攻防へと転換する。
/別途、リース・ロスは次の意向を中国へ伝えた。@上海を基点とする中南部中国横断鉄道計画 A沿線各地の開発。この話しにサッスーン財閥(英)、オットー・ウルフ財閥(仏)、ユダヤ系各財閥(米)が参加したという。/この結果、銀貨の大部分が英米系財閥に集まり、彼等は銀相場操作で六割以上の利益を上げたといわれる。また、蒋介石政権もこれを軍用金として利用し、浙江財閥を率いる宋子文も大いに儲けた。
11月8日(金)、駐華大使館付武官磯谷廉介少将は、「現銀輸送防止に実力発動を辞せず」「出先軍としては国民政府のこんどの幣制改革には断然反対である。日本政府は反対の態度を内外に明らかにし改革を中止させるべきである」と声明する。銀国有令に基づき外国銀行に対しても手持ち銀の引渡しを要求してきたのを阻止しようとしたものである。日本は銀の密輸出を積極的に奨励した。
11月9日(土)、日本外務省は、中国幣制改革およびリース=ロスの対華共同借款等に反対を非公式に声明する。
陸軍中央も非公式見解として「幣制改革は必ずや失敗に終るであろう。銀の国有は中国民衆に不幸をあたえるもので、とくに英国の援助に頼ったことは売国的である」という立場を明らかにする。英国の意図やそれを受けての通貨防衛を進めようとする中国の動きが、さすがに当時の日本にも見えていたようである。
11月11日、為替市場が開くと同時に、日本は横浜正金銀行(外為専門銀行)を通じて大規模に中国通貨を売り浴びせる(大規模オペレーションを発動)。
/これが米国要路の意見を大きく動かしたらしい。継続中だった米中交渉は打開され、米国は直ちに中国から銀5000万オンスを買うことに同意した。
/買入価格は市場実勢を大きく上回るものだった。そして為替安定化基金の原資として中国政府に売り渡された米ドルと金はそのままニューヨークに留置された。つまり基金は物理的に米国に置かれ、しかもその介入オペレーションは米国の助言の下で実施されることになった。このとき、中国を代理戦争の場として、日本と米国は正面から戦う布陣になっていた。真珠湾攻撃に先立つこと6年のことである。
/〜これに対して孔は米国とのコンタクト・ラインを維持していた。彼は10月の間に、通貨防衛に必要な資金を確保すべく米財務長官モーゲンソーに銀購入を要請していた。結局米国は中国から銀5000万オンスを、市場実勢を大きく上回る値段で購入する。代金はそのままニューヨークに留められ、米国の助言の下で為替介入が実施された。こうして日本の通貨攻撃は撃退された。
/さすがアメリカで、ニューヨークにおかれた基金は当初こそ為替介入にその用途を厳しく制限されたものの、じきに軍事費として使われるようになった。つまり、米国は中国から銀を買うことで、対日戦争を文字通り支えていたわけである。
11月25日、為替戦争に勝つことが出来なかった日本は、軍事力で華北を国民党の支配から切り離すという北支分離工作を展開する。この日、冀東防共自治政府がつくられた。
11月30日、冀察政務委員会という傀儡政権がつくられる。

【1936年(昭和11)】
2月、黄元淋著『白銀国有論』(1936年2月)

【1937年(昭和12)】
7月7日、盧溝橋事件勃発。日本は武力だけでなく、銀密輸、法幣偽造などあらゆる手段を講じて国民党政府の経済基盤に攻撃をかけた。孔は必死に応戦する。やがて銀の在庫が底をつくと、孔は英国に助けを求めた。
/日華事変を契機に国民政府は法幣を乱発するインフレ政策をとった。通貨発行量は1937年を100とすると1944年には131万8559となった。実に1・3万倍の量であった。これは、第二次世界大戦後、国民党が急速に国民の支持を失っていく大きな要因の一つであった。

【1939年(昭和14)】
3月8日、(中国に売るべき銀がなくなり→)英国は中国と法幣安定借款協定を調印する。内容は、中国、交通両行に、香港上海、麦加利の英系銀行を加えた四行が、香港に新設された基金へ1000万ポンドを融資する、というものであった。各行の融資は英国政府の保証つきであった。さらに1941年4月25日、平衡基金協定が調印される。
【参考】『蒋介石秘録<11、真相・西安事件>』

【幣制改革という外科手術】 もう一つの(日本政府による)内政干渉は、中国の幣制改革にたいするものである。これは(1935年)11月4日から、(南京政府により)抜き打ち的に実施されたもので、その内容は、まちまちに流通していた銀貨の使用を禁止し、中央・中国・交通の政府三銀行の発行する銀行券だけを法定通貨とするものであった。これと同時にそれまでの銀本位制を管理通貨制へ移行させ、一元を英ポンド当たり一シリング二ペンス半と設定した。これは当時のロンドン銀市場相場からみて約四十パーセントの元の切り下げに相当する。幣制改革の直接の契機となったのは、わが国から外国へのとめどもない銀の流出と、それにともなう経済の停滞である。

 中国は南京に政府を樹立(1927年)していらい、幣制の混乱と財政難に悩まされていたが、それに拍車をかけたのが、1934年6月20日、米国が定めた銀購入法であった、米国はこの法律によって国庫の準備金を追加しようと、大量の銀の買い入れをはじめたのである。
 その結果、国際市場の銀価格がたちまち高騰、中国国内の銀は急激に外国へ流出しはじめた。その勢いはすさまじく、銀購入法施行直後から10月中旬までの3ヵ月半の間に、海外へ流れた銀は2億元以上にも達し、国内の通貨(銀貨)にさえこと欠くようになった。財政部は10月15日、銀輸出税の強制徴収などによって銀の流出を喰いとめようとした。これは一時的に効果をあげた。しかし一方では、大規模な密輸入を招いた。銭荘(両替屋)や商店などはつぎつぎに倒産した。幣制改革はこうした中国の経済危機を救う思いきった外科手術であった。と同時に、わが国の金融上の全国統一≠ニいう画期的な意義をもつものであった。しかし日本はこれにもくちばしをはさんだのである。

【深刻な金融危機を回避】 国民は新貨幣制度の実施を一致して支持した。内外の銀行もこれまでの銀貨をすすんで国民政府に提出した。暴落を続けていた上海為替市場は日増しに平静化し、相場は安定に向った。輸出は増加し、産業活動は活発化し、景気は目に見えて好転していった。
 幣制改革の成功によって中国は、深刻な金融危機を一応回避できた。そのうえ政府が緊急時に対処できる能力を身につけていることを内外に示した。このあと長期の抗日戦から戦後の経済混乱を乗り切り、さらには最近のオイルショックに至るまで、常に金融を調整し、物価を安定させ、今日の中華民国に堅実な経済繁栄をもたらしたのも、このときの経済が下敷きになっているのである。
 このような幣制改革に、日本は終始反対し、妨害しようとした。その理由は、一つには通貨の統一によって、中国の統一がますます強化され、華北分離工作がやりにくくなることを恐れたためであり、二つには幣制改革が英国の協力のものとに行なわれたため、中国にたいする英国の発言力が強大化するのを防ごうとしたのである。

 英国は改革に先立って、中国政府に財政上協力する意思があることを表示し、英国政府主席経済顧問・フレデリック・リースロスを経済使節として派遣することを決めた。すると、日本政府は駐英、駐華両大使を通じて、これを中止させようと働きかけた。リースロスは、日本の了解をとりつけるため、中国訪問に先立ち、9月6日(1935年)東京に立ち寄った。彼は外相・広田弘毅、外務次官重光葵らと会談、中国への共同借款の意向を打診するとともに、中国に幣制改革を進言する計画であることを明らかにした。これにたいし、日本側は「時期尚早である」といって反対した。このためリースロスは英国が単独で中国と交渉するほかないと判断し、9月22日、南京にはいり、財政部長・孔祥煕、中国銀行理事・宋子文らと協議を重ねた。彼は、当面の財政危機救済策として、英国は1,000万ポンドの借款に応じる用意があることを明らかにした。その結果、幣制改革は断行されたものである。

【露骨に妨害する日本】 日本の軍部は露骨な干渉に出た。改革実施直後の11月8日、大使館付武官・磯谷廉介(少将)は「出先軍としては国民政府のこんどの幣制改革には断然反対である。日本政府は反対の態度を内外に明らかにし改革を中止させるべきである」と声明を発表した。翌9日、陸軍中央も非公式見解として「幣制改革は必ずや失敗に終るであろう。銀の国有は中国民衆に不幸をあたえるもので、とくに英国の援助に頼ったことは売国的である」という立場を明らかにした。

中国国民政府による幣制改革 葫廬島からの帰国運動

◎ 錦県葫廬島からの引き揚げ(年譜)
■ 年譜(敗戦直後の奉天と邦人帰国運動)
資料として福田實著『満洲奉天日本人史』、丸山邦雄著『なぜコロ島を開いたか』を手引きとした。
 両著は同じ奉天事情およびコロ島からの邦人帰還運動を述べているにも関わらず、不思議なことに系統を別にするためであろうか、記事が重なり合わず、接触がない。そのため、双方の活動を区別できるようにと考え、丸山氏らの邦人帰還運動≠ノ関する記事の頭に●印を付した。
◎福田氏の『満洲奉天日本人史』は、奉天日本人居留民会、日僑善後連絡所の立場から邦人の帰還運動が述べられている。
◎丸山氏の『なぜコロ島を開いたか』は在満同胞救済陳情代表部(東京在。丸山、新甫、武蔵の三氏が中核となる)の立場からコロ島経由邦人帰国運動が述べられている。丸山氏は昭和21年3月13日に帰国してより日本で政府機関その他に救援の要請活動を行った。同部の武蔵氏が再度満洲へ向い、救援活動を行うが、武蔵氏は筆(状況記述)を執らなかったので、肝心な満洲での活動の実情は不明となっている。

【1944年】

12月7日午前11時50分、中国の成都・昆明を飛び立った米B機約七十が、大連・奉天空襲。奉天市内の損害は軽微だった。
12月21日午前10時30分、重慶を飛び立った米 機、奉天空襲、被害大。鉄西の満州飛行機製造会社の工場、城東飛行場、奉天造兵所などが被爆。

【1945年】

(ソ連軍側の動きについて(→クラフチェンコ副司令官)
1月13日、米 機、大連・奉天空襲、被害大。
ソ連、日ソ中立条約の不延長を通告。
8月8日午後11時、ソ連邦、日ソ不可侵条約を無視し、日本に宣戦布告する。
8月9日未明、宣戦布告から一時間後の未明、ソ連軍、ソ満国境を突破して北満各地に侵入。
8月12日、関東軍司令部通化に移駐。
8月15日、天皇の終戦詔勅が放送される。
満州国の武部六蔵総務長官、大栗子に飛び張景恵国務総理以下各部大臣らと最後の重臣会議を開き、皇帝の退位,満洲国の解散、蒋介石政権の中華民国の支配下に移ることなどを決議して、裁可を得る。
/詔勅を受けて省・県公署、警察その他の行政機関は一斉に日系官吏が退去する。
8月15日、終戦にあたり蒋介石、「以徳報怨」の訓諭を全国に放送。
8月16日、関東軍司令部の山田乙三総司令官の裁断で聖旨にそい無条件降伏を決定。この日、この旨を申し入れて日ソ両軍の間で停戦交渉が開始される。
8月18日、満州国皇(溥儀)帝退位。
8月19日、通化で、皇帝退位の詔旨と満洲国の解体が発表される。そこで張景恵ら満系要人は新京にとってかえし、改めて東北地方暫時治安維持会を結成し、国民党政府代表の到着までの満州の治安を維持することを決定する。同時に、新京を長春に改める。日本側の一部要人もこの治安維持会に加わり、日本人が築き上げてきた文化的遺産を国民党政府に引き継ぐよう準備が進められた。
/皇帝、日本に亡命途中、通化より空路奉天飛行場に到着。日本飛行機に乗り換える寸前、連軍先遣隊に逮捕さる。
/この頃、一般中国人は国民党政府軍の進駐を待望し、在留邦人はソ連軍の手により治安が維持されることに期待をつなぎ、むしろソ連軍の進駐を望んでいた。
/ソ連軍先遣隊、奉天に進駐。
/終戦後、満洲の各地に日本人居留民会ができたが、これとは別に、8月19日、長春に東北地方日本人居留民救済総会が結成された(会長:高碕達之助=旧満州重工業会社総裁)。直ちに救済および既刊計画を樹ててソ連軍当局に提出したが、何ら回答はなされなかった。
8月20日、ソ連軍本隊、奉天に進駐。司令部を東拓ビル、宿舎をヤマトホテルに定める。
/中国人の一部が暴徒化し無防備の日本人に対する略奪暴行が始まる。
/満蒙毛織社長・椎名義雄ら射殺さる。
8月21日、ソ連軍戦車隊が奉天に入城。この日からソ連軍将兵の邦人に対する略奪、婦女暴行が相次ぎ、日本人は有史以来の大受難を迎える。ことに最初に進駐したソ連兵は北シベリアの囚人部隊だけあって凶暴そのもので,性に飢えた彼らから猛烈な梅毒を感染されたりして、日満人を問わず戦々恐々の日が続いた。
/この頃から、中国人一部により、邦人住宅街までが襲われ始める。
8月23日、奉天日本人居留民会結成(9月11日、改組)。
/奥地の日本人開拓団や一般邦人が着の身着のままの姿で続々奉天に流れ込んできた。こうした人々に対する住居の世話や衣類寝具の手当てが緊急の課題となった。そのため民間人の力で自治機関を作ることとなり、8月23日、満洲医科大学学長・守中清を会長とする日本人居留民会を結成。事務所を平安広場の明治ビルの中に置いた。
◎組織構成は、会長/副会長/総務部/厚生部/保護部/保険部/運輸部。
8月25日、居留民会の任務は、まず暴力対策と避難民の救済であった。度重なる暴行略奪にたいし、直ちにソ連軍司令部(当時,東拓支店跡)に赴き、暴兵暴民の取締りを要請した。そのため八月二十五日頃より中国人の暴徒もようやく鎮定されるに至る。しかし、ソ連軍の略奪はなかなか収まらず、撤兵するまで続く。
9月2日、長春の東北地方日本人居留民救済総会、旧日本大使から日本政府あてに窮状を訴え、資金の交付を要請したが、その回答は然るべく現地で解決せよ≠ニいうものであった。
9月7日、ソ連軍衛戍司令官が日本人の生命財産の保護を令するにおよび、一抹の望みをつなぐ。
9月11日、居留民会は守中清にかわって宇佐美喬爾(もと、満鉄、満洲車輌会社社長)を代表として改組し、ソ連軍衛戍司令官コフトン・スタンケウィッチ少将により正式に認定される。爾来、部内で毎日分区長会議を開き、各地の情報を持ち寄り、進駐軍との交渉や難民救済、防衛対策を協議して、できることから逐次実行に移していった。
◎改組後の組織構成:代表委員/委員/総務処長/副処長/救済処長/衛生処長/分室処長/(救済金)
◎当初、居留民会が最も苦心したのは,ソ連軍将兵の暴行にたいする予防措置であった。これには界隈の三業・遊郭組合と相談し、娘子軍を侍らせた。それでも需要に応じきれず、商売女のほか避難民からも希望者を募り店舗を増やすなどさまざまな措置を講じ対処した。
9月23日、終戦以来、奉天は遼寧市、瀋陽市と改称され、范培忠が市長に就任していた。ソ連軍の日本人にたいする物資徴発と重要施設の撤去はすさまじく、この難は中国人にもおよび、范市長自身がソ連軍の無法な物資調達の要求に苦しみ、居留民会に協力を求めるほどであった。9月23日、ソ連軍は居留民会に武器弾薬の回収を指示し、次いでラジオ、タイプライター、カメラなどの供出を命じた。次に重要産業施設の撤去ならびにこれらのソ連本国向け貨物積み出しのため、使役の差出を命令してきた。
/ソ連軍の真意不明のまま、うっかり出頭した邦人はそのまま北陵の捕虜収容所に抑留され、使役に使用されたあと、すべてシベリアへ送られた。奉天だけでもその数二万と称せられた。
/重要施設については、ソ連軍は当初、満洲工業会理事長・野添孝生を逮捕し、ソ連将校が拳銃を突き付け、工業施設の無償譲渡の契約書に著名させようとしたが、野添は、これらの施設は中国に帰属すべきであるとして断固拒否した。まもなくソ連軍は実力で鉄西その他の工場の機械器具類を取り外し、後には倉庫内の食糧、被服類はもとより、事務所・住宅内の家具調度品・絨毯までも日本人を駆使して搬出した。撤去された工場は、満洲住友金属/満洲電線/満洲機械製作所/満洲日立/満洲車輌/満洲計器/満洲飛行機など鉄西を中心とする諸会社など軒並みであった。
10月、この月から翌年春にかけて懸念されていた悪疫が流行。富士青年学校内の難民を発生源に、当時「敗戦病」と呼ばれていた発疹チブスが蔓延する。12月から1月が最盛期で、確認できた患者は二千百名であったが、実数はその三倍とみられた。
10月上旬、中共軍、瀋陽(旧奉天)に進駐。
/ソ連軍は進入してきてよりわずか二週間で全満洲の要地を占領。これに付随して中国共産党もいち早く満洲進出を企てた。元来、戦後の満洲は蒋介石・毛沢東間のいわゆる双十協定により、国民党政府の領導下にあるべきはずであったが、満州が国民党の手の届きにくい地点であること、中共軍が関東軍の兵器を入手せんとしたこと、ソ連軍も占領処理のあとを国民軍に引き継がず中共軍を誘導したことなどが原因で、ソ連軍に続いて入城したのは中共軍であった。/10月上旬、錦州方面から李運昌中共軍司令が奉天に進駐し、司令部を奉天市公署に置いた。次いで遼寧省政府首席に張学良の弟・張学恩が任命された。入城当初、抵抗する旧満州国警察署を襲撃、数人の警察官を殺し、中国人若干を民衆裁判にかけ処刑したが、ソ連軍治下にあるためか、それ以外に大事件は起きなかった。
10月8日、終戦後の未曾有の混乱で日本人の初等・中等学校は休校し、校舎もおおむね中国側に接収された。したがって再開するにしても建物がなく、やむなく寺院・民家・倉庫などを物色して仮の教室とし、10月8日から授業を開始した。この混乱期に平時の如く熱心に教育するのを見た中国人は日本人恐るべし≠フ感を抱かせたほど真剣だった。教育の内容については、中・ソ両当局ともあまり干渉しなかった。ただ国府側が孫文の三民主主義を原則とすること、武道・教練・地理歴史の科目を廃することなどの原則を示しただけだった。
10月中旬、ソ連軍より営業を開始すべし≠ニの指令が出される(再度、下旬にも出される)。
10月下旬、中共軍が入城するまで(10月上旬)、すでに満洲各地で国共軍の鍔迫り合いがあり、奉天にも国府軍の工作員が潜入、ひそかに旧日本軍人や在郷軍人に募兵が行われた。狙いは、奉天に日本人を主体とする反共ゲリラ部隊を結成し、国府軍を有利に誘導しようとする一種の建軍運動だった。その現れの一つが、旧日本憲兵隊本部の焼討事件であった。10月下旬の夜半、三経路義光街の元日本憲兵隊本部が一大音響とともに爆発。次いで家事となり本館を全焼した。当時空き家であったが、近く中共軍が司令部を市公署よりここに移すことになっていた。明らかに日本人グループの仕業であったが確証があがらず、間もなく入城してきた林彪将軍により居留民会にたいし厳重な戒告がなされた。林彪は、東北解放軍総司令として全満の中共軍を統括し、総司令部を博物館に置いた。
/入城してきた中共軍は一般に邦人にたいしては比較的寛大な態度を示した。ことに外事庁官・李初梨は日本人にたいして暖かい態度で臨んだ。むしろ中共軍は将来の東北建設に日本人の知識技能を活用する考えで、邦人をなるべく多く満洲に轢き留める方針であった。
/奉天の中共軍は軍紀厳正で、民衆とのトラブルはほとんどなかった。
/邦人市民は各町ごと隣組で夜警をし、輪番で附近の警戒に当った。二階や塀越しに見張りを立て、不審の者が現れたら鐘を打ち鳴らし大声を発して相手を退散させるのが精一杯であった。
/10月から11月初旬にかけて大広場前の三井ビル近くで交番襲撃事件があった。これは三井ビル地下室に共産軍のために逮捕抑留された日本人を助け出そうとして失敗したものである。これには国府軍に共鳴した若い日本人が参加したものと思われる(座談会での発言、『満洲奉天日本人史』316ページ)。
11月中旬、ソ連軍、撤退始まる。
11月26日、関東軍部隊の旧将校の一団が白頭山を中心とする東辺道を本拠にゲリラ戦を展開。彼等はひそかに在奉旧軍人に働きかけ、ソ連軍の暴状にたまりかねたグループがテロを企画。11月26日、大広場の東拓ビル(ソ連軍司令部)および警察局(ゲペウ本部)の建物を狙って手榴弾を投げつけるという事件が起った。この結果、日本人の反共分子にたいする取締りが一層厳しくなった。
12月15日、発疹チブスの蔓延に対処するためソ連軍の尽力で鉄西の奉天工業大学跡に八百人収容の病院を開設。居留民会の衛生処では、市内の医師や看護婦を総動員し、旧日本軍医療品の入手、軍病院の活用に全力を尽くした。検病・戸口調査・患者隔離・予防注射・蚤駆除などの防疫工作を実施し、旧満州医科大学内に予防ワクチン製造班を設け、三十五万人分を作った。この防疫活動で石川精一医師のほか、南満洲医学堂出身の亀山正雄、阿部浅吉の両医師が感染して殉職するに到った。
12月末、ソ連軍の命令で奉天に日ソ友好協会ができ、日本側の文化関係者・技術者の対ソ協力が要請された。

【1946年】

1月7日、瀋陽の中共軍撤収。
1月にはいってから、国府軍の地下部隊が奉山線を経て次第に奉天に進入し、次第に勢力を拡大する(1月末には奉山線の地区は殆んど国府軍の勢力下におかれる)。
1月下旬、米・中・ソ三国間の交渉により、各都市に進駐した中共軍は撤収することとなり、1月下旬、奉天の中共軍は撤退、以後、ソ連軍の手により治安が維持された。
2月、奉天の南市場に肺ペストが発生、3月末までに羅患者20名を発見。うち17名が死亡。
2月3日、通化の日本人、多数殺害さる(通化事件)。
2月8日、●丸山、新甫、武蔵の三氏、国府軍の奉天地下部隊の総司令部を訪ねる。
2月26日、●奉天を出発。国府軍総司令部の厚意により二名の更衣の青年将校に護衛され奉天の次の小さな駅で乗車し、錦県からコロ島に寄る。場所確認のため(大連・栄口・鴨緑江などはソ連軍・中共軍で押さえられていて、コロ島だけが国府軍の勢力範囲だった)。山海関へ向う。
3月9日、●丸山氏ら、大沽港にて急遽、米上陸用舟艇(邦人引揚船)に便乗(13日に山口県仙崎に上陸)。
3月11日、ソ連軍、瀋陽(旧奉天)撤収を開始。
/3月11日、奉天市内の十字路にあったソ連軍の大型戦車が夜半のうちに姿を消し、将兵の大部分もいずこへか撤退した。それから数日の間、遠雷のような砲声が運河方面から聞こえた。もともとソ連軍は国民政府に対して三ヶ月以内に(=前年10月まで)満洲より撤収する約束をしたのであるが、奉天の重要工場の施設略奪とその輸送に日時を要したことと、中共軍に日本軍の兵器引渡しなどその兵力増強に時間をかけたため、七ヶ月も長期駐留したのであった。
3月12日、国府軍先遣隊、瀋陽に入城(3月17日、本隊入城)
3月13日夜、●九州小倉市の朝日新聞西部本社で記者会見を行う(報道は一切隠蔽された。ソ連を配慮したため)。
3月15日、●丸山氏ら、東京品川駅に着く(丸山氏宅を代表団の帰国運動の本拠とする。「在満同胞救済陳情代表部」東京都杉並区久我山二の六〇九)。
3月16日、●丸山氏ら、各種関係機関、GHQ民間引揚者団体等を訪れる。幣原首相にも面接し在満同胞の救済方途を要請する。
3月17日、国府軍本隊、正式に奉天に入城。東北接収を目的とする東北行轅の本部を鉄道総局の建物に置き、主任の熊式輝が着任した。
/撤収していた中共軍はその後、勢力を盛り返した鉄道沿線背後地の農村地帯を逐次掌握し、国府軍の駐屯する都市を包囲し始める。国府軍はこれに対抗し、米国式の近代装備を整えた新鋭の新一軍、新三軍、新六軍を東北に投入。合せて19師団、十五万五千の兵力をもって中共軍の包囲陣の切り崩しにかかり、各地で国共間の戦闘が繰り広げられた。
/奉天に進駐した国府軍の将兵は服装こそ米国兵並で立派であったが、共産軍と異なり生活が派手で、日本人居留民に対する物質的要求も大きかった。中共進駐期の張学恩も厖大な要求をして居留民を困却させたが、こんどの国府軍将兵は米を主食とする中華・華南の出身であり、生活様式も満洲と異なるところから、その要求は過大だった。ソ連軍の撤退で愁眉を開いた居留民会は、ひと息つく間もなく国府軍将兵にたいする歓迎・接待・家屋の接収改造・使役の供出・工場の修理再開など目まぐるしい忙しさであった。
/元満洲日日新聞および康徳新聞の社員たちが中心となり瀋陽の同社工場を利用し、3月7日より『東北導報』が発行される。
3月20日、●丸山氏ら、HGQ総司令部を訪問。一日も早く引揚船を送ってもらいたい。コロ島一港だけが完全に国府軍の勢力下にあるからマッカーサー司令官から国府軍に諒解を求められればトラブルなく引揚が開始できます≠ニ要請。
3月23日、●丸山氏ら、引揚援護院を訪問。
3月26日、●丸山氏ら、鉄道省を訪問。国有鉄道全線二ヵ年無料使用の乗車証を発行してもらう。
3月30日、●丸山氏ら、外務省を訪れ、吉田外相に面接。
3月30日〜4月3日、●丸山氏ら、長野県下の主要都市で開催された満鮮同胞救出県民大会に出席。
4月5日、●丸山氏ら、マッカーサー元帥と面接。ご理解とご同情と断固たる決意によって、一日も早く引揚船を出して頂きたい≠ニ要請。
4月6日、国府軍、日本人取締機関として保安司令長官邸に日僑俘管理処(略称:日管)を設置。初代処長に李修業が就任。事務所を奉ビル前の旧土木事務所においた。
4月7日、●学生同盟の主催により、京都植柳国民学校で京と市民大会が開催される(学生同盟は留守家族の中の学生によって海外同胞の救済を目指す組織)。
4月14日、長春で国共市街戦。翌日、中共軍占領。
4月15日、日僑俘管理処の訓令で、従来の奉天日本人居留民会は、瀋陽市日僑善後連絡処に改められた。
4月17日、●丸山氏、東京中央放送局から「在満同胞の実情を訴う」というラジオ放送をする。
4月18日、●楢橋書記官長の斡旋により、在満同胞の救済を目指した各省合同の次官会議が開催され、席上、丸山氏らは満州の実情を報告し、同胞の救済と引揚船の配備を訴える。
4月19日、●丸山氏ら、警保局長に面接。同局長の斡旋で警視庁交通課より救済代表部の活動に要する自動車、ガソリンの配給を受けることになる。
4月20日、●丸山氏ら、HGQより呼び出しを受け、本部へ向う。そこで、近く引揚船を出すことに決まったことを告げられる。
4月23日、米国は人道上の問題として早期解決に努力した結果、米軍の国府軍側にたいし指導督励がなされ、4月23日、国府軍当局から錦州からの日僑あて遣送開始の命令が発せられた。すでに瀋陽駐屯の国府軍部隊の中に米軍将校団が加わっており、その周到緻密な計画に基づき引揚が実行される段取りとなった。引揚者は分区・町内ごとに大・中・小の軍隊式編成とし、これに医師、看護婦がつき、無蓋車の貨物列車に積み込まれ、北站(北奉天駅)を出発、錦州を経て葫廬島港に輸送されることになった。持帰金は一人一千円を限度とし、携帯品は見回り品と当座の食糧・常備薬品に限られ、刃物はもちろん書籍・地図・外国通貨・証券類などの携帯は一切許されなかった。日僑総処では、全員に身分証明書、退去証明書を支給し、コレラ・発疹チブスの予防注射や種痘を実施するほか、出発駅における諸段階・乗車(船)前の待避所として錦州、錦西、葫廬島に集中営の設営など、眼の廻るような忙しさであった。(→五月十五日、最初の引揚列車が瀋陽北站を出発)。
4月25日、●マッカーサー総司令官の命令で待望の引揚船第一号が急にコロ島に向け出航することになる。
4月25日、●武蔵氏、満州へ渡るため佐世保より引揚げ船に乗船(5月2日、コロ島に到着)。
5月7日、●在満日本人引揚第一陣、コロ島港を出港。
5月14日、●コロ島からの在満引揚げの第一船が、一般邦人1,219人を乗せて佐世保港に入港。これに引き続いて、15日、16日、17日、18日、26日と、次々と13隻で2万人余が祖国に帰還した。舞鶴、博多に上陸する人々もあったが主に佐世保港から上陸した。
◎【右写真:葫廬島に避難する邦人(丸山邦雄著『なぜコロ島を開いたか』より)】
5月15日、奉天からの最初の引揚列車が瀋陽北站を出発(この第一期遣送は10月までに一応完了。遣送員数は瀋陽を含め全満で、国府軍地区約七十七万三千、中共軍地区約二十三万七千、計百一万人に達した。
6月、奉天にて、錦西方面からコレラが侵入。7月11日、柳町に患者を発見したので防疫体制にはいった。その間、121名の患者を発見。うち68名が死亡。
6月15日、●パンフレット『在満同胞を救え』発行される。【目次】 一、無政府状態の現出/二、物売り児童の憐れな姿/三、特筆すべき悲劇/四、関東軍の無能/五、病に斃るる者、激増する難民/六、強盗防衛のサイレン/七、難破船を彷彿せしむ/八、百七十万人同胞の魂の叫びを提げて/九、先ず現地の救済を/十、速やかなる救済の方法(急速に引揚船をコロ島に出すことを強調)/十一、平和国家再建の一大試練/十二、同胞愛の純情。
6月末、連合国司令部の斡旋で、当時の金額で三億五千万円を中国政府から東北日本人代表に供与されることが政府間ベースで決定され、6月末、満州国幣一億円の貸与が通知された。その後、貨幣価値の下落に伴い金額も上昇し、総計百十余億円に上る金額が供与され、昭和23年8月15日の最終遣送まで充当された。
7月10日、●丸山氏ら、宮内省を訪問。
7月、東北日僑善後連絡総処が瀋陽に設置され、各地の日僑善後連絡処の統括機関として、東北全体の邦人の救済・引揚準備にあたることとなった。
7月13、●17、19日、三回にわたり衆議院内で在外残留者の帰還問題について懇談。
9月10日、大学の授業は九月十日より再開し、日・中・ソの各学生が引き続き受講した。このうち日系の学生は、予科・本科・薬専とも約三百名が大学に残り、手分けして広大な学園を守るとともに、市内各所に診療所や薬局を開設し、巡回施療も行って難民に対する診療奉仕と防疫に従事した。
10月3日、●4月25日に渡満した在満同胞救済陳情代表・武蔵正道氏が、その任務を果たして無事帰国。
◎【右写真:葫廬島全景(丸山邦雄著『なぜコロ島を開いたか』より】
10月5日、●各方面の有力人士の協力を得て、大陸同胞救援連合会を結成。
10月11日、●日比谷公会堂にて朝日新聞社主催の海外残留同胞家族および関係者大会が開催される。
11月7日、●丸山氏ら、永田町の首相官邸を訪れ、吉田総理に面接。
11月初旬、第二期遣送は安東方面その他の地区を加え11月初旬から12月下旬にかけて約4,300人余となった。
11月末、●五月から始まった満州からの引揚は11月には殆んどの同胞は帰国した。
12月に入り、全国民待望のソ連領土および同占領地区よりの邦人送還に関する基本協定が、ソ連代表とGHQの間に成立し、樺太、千島、大連、北朝鮮、シベリアなどよりの引揚げが開始されることになる。
/12月、、邦人の大連港からの帰国が始まる。この月から23年7月まで、大連港から約25万人近くが遣送される。
12月8日、ソ連進駐軍の占領管理下の大連から、同地区同胞の引揚第一船永徴丸、辰春丸が六千名の同胞を乗せ佐世保港に入港する。

【一九四七年】

1月10日、●佐世保で業務を遂行していた丸山氏のもとに、氏の家族と思われるグループがいる、との連絡を受ける。ようやくにして大連に避難していた家族と再会する。
1月、この月、大連から16隻の引揚船で5万人が引揚げる。
2月、この月、大連から15隻の引揚船で4万人が引揚げる。
3月、この月、大連から23隻の引揚船で6万人が引揚げる。
3月10日、代表団の新甫氏の家族が佐世保入港の引揚船で帰国。
4月1日〜、大連からの引揚げは4月1日に大瑞丸・第一大和丸、3日には高砂丸を最後として合計6,000人の同胞が引揚げられ、大連からの引揚げはこれを最後とし殆んど完了した。
5月、この月から8月末にかけて約一万八千人の遣送が行われた。これをもって一応国府地区の遣送が完了した。
6月28日、「残留同胞急速帰還実現全国連盟」を結成し、本部事務所を東京杉並区久我山の在満同胞救済陳情代表部に併置する。
8月、熊式輝に代って東北行轅主任となった国民政府の陳誠将軍はみずから東北剿匪総司令として中共軍を迎え、頽勢挽回を図る。
9月、この月から10月にかけて遣送が続けられ、約一万一千人が日本へ帰還した。葫廬島経由で日本に帰還した員数は合計百四万六千五百五十四人に及んだ。このほか関東州では、昭和21年12月から23年7月まで、大連港から約25万人近くを遣送する。これに北鮮または華北経由で帰国した5万人を加えると、ソ連抑留者を除き、満洲から130万人ないし135万人の日本人が内地に帰還したことになる。
11月6日、コロ島からの最後の引揚船・大安丸が佐世保に入港。

【1948年】

4月3日、大連港からの最後の引揚船・高砂丸が佐世保に入港。
夏、国民政府の陳誠将軍(東北剿匪総司令)は、夏から秋にかけて三次にわたる遼瀋作戦において中共軍と戦う。林彪に率いられ、すでに農村を確保した中共軍は国府軍(15万)に壊滅的打撃を与える。
10月、日僑善後連絡所が閉鎖され
10月、国府軍の勢力範囲だった長春が陥落する。
11月2日、国府軍の勢力範囲だった瀋陽・栄口が陥落。国府軍の敗因として次のことが挙げられる。
◎中共軍の包囲で兵站の補給が絶たれたこと/国府軍の将兵に南方人が多く、満洲の現地人と摩擦を生じ、その協力を求められなかったこと/国府軍の南方人は東北の気候に慣れず、また東北に執着がなかったのでその復興建設に熱意を持たなかったこと/国府軍将兵は奢侈にふけり軍費を乱用したこと/軍人官吏の貪汚堕落と内部の不統一が目立ち士気が奮わなかったことなど。
1949年10月1日、東北を手中に収めた中国共産党は中華人民共和国を創立、全満洲をその版図に収めた。
                                                        (2007.1.10)

=転載終了=
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/564.html

コメント [原発・フッ素17] 東京・葛飾で5.47μSv、神奈川・横浜のストロンチウムと飯舘村の復興計画・・・ (ぼちぼちいこか。。。)  赤かぶ
11. 2011年10月16日 18:30:03: f2bDRcpoc2
爆心の復興なぞ400年500年の彼方
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/518.html#c11
コメント [カルト8] 911(そして311など)同時多発テロの真犯人の正体・sekaitabi(人類が一丸となり、米英時代を終らせるべきです) 小沢内閣待望論
01. 2011年10月16日 18:31:06: 7w9WvMYd2s
ここにタルームードとあります。小生、三十年位前になりますが、まだこのツールもなっかた。何かで電話番号を知り電話しました。日本人で、日本国内です。一生涯、タルムードを読み、研究するとのご返事でした。若い女性です。検索すれば、解るやもしれない。ビンラーディンについては、彼が髭をそり、髪も七三にでもすれば、立派なユダヤ人・・・!
http://www.asyura2.com/11/cult8/msg/615.html#c1
コメント [Ψ空耳の丘Ψ60] 進化を求める私(その63)・日月神示の研究・大洪水と「江戸が武蔵野に還る日」 元伊勢80社
13. 2011年10月16日 18:32:23: 4EQmyLJSJY
>>10

不浄=汚物=吐き気がする

人間の生理機能は主に 過去の経験や体験を元に判断しますので・・

大体の方が、汚物=糞尿=吐き気がすると感じるのです。

>>09
補足します。

一番高い櫓(おそらくスカイツリー)に結界を敷いたようです。

3月に一度壊され掛けましたが護られました、結界の敷設には沢山の神々が応援、お手伝いをされたそうです。

来るべき時に災いを巻き取れるよう 願を掛けられたのは 天皇家の方のようです。

やはり、デジタルの電波塔というのは建前のようです。

完成仕上がったので、お話されたようです。

ウオッチャー

http://www.asyura2.com/11/bd60/msg/225.html#c13

コメント [カルト8] 死ななきゃ、生きられない(爆笑)。死んで生きろ! 宇宙一いい加減な博士
20. 2011年10月16日 18:33:19: 01vjOHWcwT
宇宙一いい加減な博士さんへ
今までありがとうございました、また会える日を楽しみにしています。
博士さんのご健康をお祈りさせていただきます(^^)
哲郎
http://www.asyura2.com/11/cult8/msg/613.html#c20
記事 [原発・フッ素17] これからの生活の計画のために(1) 岩手県   武田邦彦
これからの生活の計画のために(1) 岩手県
http://takedanet.com/2011/10/post_0589.html
平成23年10月15日  武田邦彦(中部大学)


2011年3月12日の原発の爆発から半年が経ち、今後の生活の計画を立てる時期になりました。3月、4月に避難した人と事情で動けなかった人ですこし違いますが、地区ごとに解説をしていきます。群馬大学の早川先生の地図を主として参考にします。

http://takedanet.blogzine.jp/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2011/10/15/bandicam_20111015_101521302.jpg

岩手の人もまた政府と東大教授の「虚偽」の犠牲になりました.おそらくは「遠くに逃げろ」とか「距離の二乗に反比例する」という科学的な間違いを信じて、「もし、放射線が来るとすると、宮城から徐々に岩手に来るだろう」と思っておられたのでしょう。

しかし、汚染や被曝は「距離」ではありません。「死の灰」が飛んできてどこで落ちるかが問題なのです。もし、正しい知識を持っていたら、田畑にビニールを敷くとか、気象庁と連携をとって危険な時には児童を待避させるなどの措置ができたはずです。残念です。

岩手県一関に落ちた死の灰は、宮城県沖から牡鹿半島を通ったものと奥羽山脈にそって北上したものがあるようです。それが2回に渡っているのか、一緒なのかも今のところ明らかではありません。

さらに残念なのは盛岡です。一関から北上川を北上した死の灰は盛岡で落下しました。

都市部は人間が住んでいますので、ビルがあったり周辺と温度が違ったりしていて死の灰が落下しやすい傾向にあります。関東の柏市、東京の新宿などと同じです。

自治体・教育委員会単位で実施することは、1)一関付近の0.5マイクロシーベルトの場所は自治体がさらに詳細に測定し危険な箇所に標識をたて児童を被曝から守ること、2)汚染地域にはできるだけ作物を植えないこと、植えた場合はベクレルを測定すること、3)0.125マイクロ以上の場所は自治体が警戒区域にして、詳細なマップを作り市民の被曝を抑制してください、3)子供の給食は北海道などの汚染されていない食材を使ってください(子供と土地は郷土の宝です)です。

個人レベルでは、1)ホットスポットの面積が小さいので、できるだけその場所から引っ越しをすること、2)買い物やレジャーに行く時には汚染されていない場所に行くこと、3)付近で線量率の高いところを避けることができるようにマップを作ること、です。

法律的に言えば(放射線防護の法律。もし自治体の人で法律を知らない人は武田に聞いてください)、0.5マイクロシーベルト以上のところはセシウムが4万ベクレル以上ある危険性が高いので、直ちに東電に電話してください、法律では事業者に次のような義務を課しています。

http://takedanet.blogzine.jp/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2011/10/15/bandicam_20111008_225217554.jpg

スポット的に汚染されても「法律を守り、冷静、科学的」に対応すれば被曝を最小限に抑えることができます。児童は大人と違い、感度が3倍、被曝チャンス3倍で約10倍の被曝を受けます。岩手の方が一致協力して一関、平泉、奥州市、盛岡の子供たちを助けることを願っています。

(私はまったく弁明する気はないのですが、関西のテレビでの私の発言を報じた東北の新聞は、私の発言を正しく伝えてはいませんでした。私が知っている東北の人は口が達者ではありませんが、誠実で粘り強い人ばかりです。私がなんとか子供の被曝を減らそうとしていることを東北の新聞は伝えてください。間違いを報道して東北の人の感情をたかぶらせ、その結果子供の被曝が増えるのは決して東北の人の希望ではないと思うからです。一関の議会からも抗議が来ていますが、その根拠が「東北の新聞にこう書いてあった」ということなので、もしできましたらもう一度、私のテレビをご覧になって抗議をしていただければと存じます。)


http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/530.html

コメント [近代史02] ねぶた祭りと日本人の奴隷性 (八切史観) 五月晴郎
02. 2011年10月16日 18:38:17: 5nPePzbV5g
五月様、

一応日本の陰謀で、日本産の忍者集が世界各地で暗躍した

足跡を紹介致します。こうなると地道な007ですね。

http://park.geocities.jp/i_con4/0204/index.html


http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/557.html#c2

コメント [原発・フッ素17] しっかり反論:瓦礫引き受け・・・量と濃度の錯覚  武田邦彦  赤かぶ
06. 2011年10月16日 18:41:02: 03bw0jfJsI
”””これを、読むべし”””_(^;^)_

<東電捜査は民の声> 本澤 二朗
 震災復興事業・補償問題・放射性物質の行方などに気を取られている国民が、一つだけ腑に落ちない重大事が、依然として喉にひっかかったままである。史上空前の人災事故・事件である福島原発に捜査当局が沈黙していることだ。政府の意思として、当局に「動くな」と指令を出しているからだろう。これが議会でも問題になっていない。行政と立法が機能不全の状態なのだ。司法も沈黙している。小沢問題に熱中する政府と議会・司法が、もっとも民衆が要望する原発人災事件捜査をしない。「おかしい」という民衆の声なき声が、一段と政治不信を増大させている。

 東電の政界工作は相当徹底している。マスコミさえ追及できないくらい大金をばらまいている。議会とマスコミを抑え込んでいる実態が判明した格好だ。既に3・11から7カ月も経っている。
 原子炉メーカーの東芝のマスコミ工作資金もまた莫大である。安全神話をねつ造した原子炉メーカーに全てのマスコミが、取材していない、問題を明かそうとしていない。東電と東芝に対して、まるで手が出ないのだ。
<法治国家ではないか>
 日本は法治国家である。断じてそうでなければならない。日本国憲法が厳然と存在している。誰も否定できない。戦前の天皇が定めた欽定憲法ではない。
 戦後の吉田内閣のもとで、選挙で選ばれた国民の代表による議会で、圧倒的賛成多数で成立した憲法である。第1章を除けば、非の打ちどころのない戦争を禁じた平和憲法である。道義の理想国家といってもいい。
 問題は3権のリーダーにある。立憲主義さえわかろうとしない無責任な官僚主義が、依然として継続している。彼らは自分たちに都合よく憲法を解釈する。この国の為政者の堕落なのだ。首相・議長は言うに及ばず、最高裁長官さえ、国民から信頼も尊敬もされていない。違うだろうか。
 首相は連日マスコミ報道でよって名前は知られているが、議長や最高裁長官の名前を多くの国民は知らない。しかし、だからと言って日本が法治国家であることに変わりない。
 ならば、この史上最悪の大惨事を捜査する義務が法務・検察に存在する。NOという指示には、断固として辞表を提出して対抗すべきだろう。
<保安院と原子炉メーカーも>
 この大惨事については、一人東電のみに責任があるものではない。政府、とりわけ原発の稼働認可をした経済産業省の原子力安全・保安院、資源エネルギー庁にも徹底したメスを入れなければならない。
 政府当局者の責任だけではない。東電に安全な製品として原子炉を製造、販売した東芝にも重大な責任があるだろう。この原子炉メーカーにはアメリカの意向もあってか、現行法は免責しているようだが、法律を改正して、これまた徹底した捜査を国民は求めている。
 日本国内の原発は54基もある。第2の福島を引き起こさせないためには、原子炉の不備にもメスを入れる必要がある。そうでないと、ただちに全ての原子炉を止めなければならないからである。
 法務・検察は国民に奉仕する責務がある。従って、合法的に血税を懐に入れることが国民と約束している。国民の不信・不安を放置するという無責任など許されようはずもない。たとえ内閣が反対しても捜査をしなければならない。
 検察の不祥事は目に余る。今こそ失地回復する場面であろう。正義の検察に復権する機会なのだ。
<再び過ちを繰り返す日本でいいのか>
 徹底した捜査の効果はというと、いうまでもなく2度と過ちをさせないためである。憲政の神様と謳われた尾崎行雄は、天皇制を容認した日本国憲法を見て「また3発目の原爆が落ちるぞ」と警告を鳴らした。
 尾崎の予言は当たってしまった。過ちをいい加減にやり過ごすと、事件事故も歴史も再び繰り返すものなのだ。世界人権団体の「ヒューマン・ライツ・ウォツチ」は、戦争犯罪者を政治的理由で処罰しないと、その人物は再び戦争を繰り返すというデータを公表して注目を集めた。
 日本ではA級戦犯容疑者である岸信介を首相の座に押し上げた。その結果として、改憲軍拡を叫ぶ右翼と兵器財閥が復権、隣国に不安をかき立てきた。

 加害者である東電・東芝・官僚の責任を問わない、免責するということは、間違いなく第2の福島を引き起こすだろう。その時は、日本列島全体に人間・生き物が住めないような死の列島となろう。予言しようと思う。
<イタリアを見習え>
 福島に衝撃を受けたイタリアは国民投票によって脱原発を選択した。現在、地震を予告出来なかった科学者ら7人が法廷に立たされている。イタリアは近代国家・法治国家なのである。
 2009年4月に発生した中部のラクイラで300人以上の死者を出した地震を予知できなかった責任を、検察は沈黙しなかった。国民の意思に従ったのだ。被告人は災害の危険性を検討する委員会メンバーらだ。日本では「健康に害はない」とNHKでわめいた御用学者や政府官房長官、保安院や東電のスポークスマンは、イタリアであれば法廷に立たされるだろう。
2011年10月16日7時45分記


http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/521.html#c6

コメント [原発・フッ素17] 1号機原子炉建屋カバー屋根パネル設置完了で放出核種の分析は?! taked4700
02. 2011年10月16日 18:41:34: EUbBCeCL4s
>普通に考えるとカバーを外して工事になるはずだが、そうなるのかどうかの発表もない様子だ。

10/15付の朝日新聞には『2年ぐらいかけて、カバーの外側を覆う建屋を作る』みたいな話が書いてあった。さらに、『3号機・4号機のカバーについては来年の夏から作業』とか書いてあった
・・・・・何かおかしい
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/528.html#c2

コメント [Ψ空耳の丘Ψ60] 進化を求める私(その63)・日月神示の研究・大洪水と「江戸が武蔵野に還る日」 元伊勢80社
14. 2011年10月16日 18:41:41: 4EQmyLJSJY
>>09
補足2
スカイツリーは世界でも最新の 耐震性と耐久性を持っているそうですが
霊的にも最強のようです。
人智の結晶と言われてますが その後ろに神々の加護があり 化学的にも知識の介入があったそうです。あとはどこまで被害を抑えられるかですね。
http://www.asyura2.com/11/bd60/msg/225.html#c14
コメント [戦争b8] 普天間埋め立て申請へ 来年6月めど 「評価書」を今年12月に沖縄県に提出  あややの夏
01. 戦争とはこういう物 2011年10月16日 18:44:49: N0qgFY7SzZrIQ : VArI5YLxzs
 米国は「地元の了解」を移転条件としていた気がしたが。いつの魔に変わったのか??

■【普天間問題】アメリカが辺野古のこだわるのは沖縄の第2グアム基地化?ーー神浦元彰氏の所長ご挨拶123回
http://www.asyura2.com/10/senkyo85/msg/370.html
投稿者 正義の天秤 日時 2010 年 4 月 28 日 23:59:22: afaY/acrIg9Vk

http://www.asyura2.com/11/warb8/msg/252.html#c1

コメント [経世済民73] ウィキリークス: TPPは「日韓潰し」 1984
116. 2011年10月16日 18:45:11: E0PbzsTpSs
TPPが農業部門で注目されるのは、食糧自給率と直結した問題に繋がっているからだ。
米国は、日本の軍事と外交は押さえたが、あとひと押しすれば日本人が築き上げた資産も丸ごと手に入る段階にまで来たとみていよう。
ここからは米国の狙いが見えてくる。
将来的には、属領日本には憲法改正と徴兵制導入によってアジア地域の先兵として対中国戦略にも向かわせるはずである。
その戦略は、すでに十分に練られてきた。
そのためにTPPの罠が必要というわけだ。

その手筈として農業、食糧問題が手っ取り早く利用される。
地震大国日本に危険な原発を54基も分散して設置させておけば、いずれかの原発がダメージを受けることは火を見るより明らかなことだ。
ようやく今回そうした状況が出来した。
米国にとって、またとない好機であろう。

当然のことであるが、原発事故が発生すればそれによって甚大な被害が発生して人間も土地も被災汚染される。
同時に広範囲の食糧生産地が放射能汚染によって、壊滅的打撃を受けることになる。

日本国内では、食糧供給が混乱しだす。
当然、そこでは食料の安全性が問題になる。
日本は、そうなってくると米国主導のTTPの俎上に否応なく上がらざるを得なくなる。
そうした流れがあることは、否定できないのではないか。

今回の福島原発の被災はどうであったか。
農地、漁場の汚染は予定通り広範囲に進んでいるであろうか。
はたして二次的汚染はどこまで拡散可能であろうか。

思い出してほしい。
宮崎県の口蹄疫発生時は厳しい県境や感染地域周辺では車両の洗浄と消毒がされたが、はたして今回の福島原発では対応はどうであろうか。
高濃度に汚染された車両が除洗されることもなく、頻繁に幹線道路を自由に交通して福島県に出入りし続けていれば、いずれ車両に付着した大量の放射性生成物質は効率よく全国に拡散されることになるのだろう。

原発事故の後、このようにして二次的に全国に汚染が拡散され続ければ、数年後には日本の食料生産現場も水資源も大変ことになろう。

現政府は、そういう事態を望んでいるのかもしれない。
むしろそうした意図があるからこそ、いまの政府は情報を隠蔽して何の対策もとらないのではないか。

食料供給の問題が浮上してくればTPP自体はそれこそ格段に進めやすくなるわけであるから、汚染拡散は好都合ということになる。
要するに日本をTPPに引き込むには、放射能汚染をそこに絡めたところで、まず手始めに兵糧攻めということなのではないのか。


http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/584.html#c116

コメント [近代史02] ねぶた祭りと日本人の奴隷性 (八切史観) 五月晴郎
03. 2011年10月16日 18:47:29: 5nPePzbV5g
五月様、

これで出なければ、権力による妨害工作が「オコチャマのボク」に

仕掛けられているということであり、日本の陰謀(4)での

検索すると出ますのでお手間をお掛け致しますが、宜しくお願い致します。

http://park.geocities.jp/j_con4/0204/index.html


http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/557.html#c3

コメント [原発・フッ素17] 「原発の未来はない」 東電OBの蓮池 透さん、京都での講演で語る(京都新聞) 馬鹿まるだし
01. 2011年10月16日 18:49:04: 9WtKBNwHKo
・講演と対談 蓮池透×池田香代子 脱原発の時代に向けて(録画)

http://www.ustream.tv/recorded/17909902
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/529.html#c1

コメント [原発・フッ素10] マスコミを信用しない方の情報源 計画停電の嘘を暴けば原発は全廃できる 森川明
22. 森川明 2011年10月16日 18:50:42: 6ZpkROwQG19ZQ : GLBT6pGwvE

ふと思い出したので書き込むことにした。
ここは許可を得た宣伝の場で、掲示板ではないことは改めて書いたはずだった。
阿修羅さんの掲示板を利用し書き込みには許可があったことを何とも思わない奴がいる。
阿修羅サイトから出て行けと書いて、阿修羅さんの書き込みがあった後にさえ書き込む馬鹿もいる。

コメントの内容も呆れ返るほどでどうしようもない。
どんな頭をしているのか手に取るようにわかるけど。
わざわざコメントを分析していると馬鹿でもわかるように書いたがそれでも書き込む馬鹿もいる。

はじめから相手にしていないよ。
何か書いてあるようでいて上の一行だけの話だが馬鹿には決してわからない。


http://www.asyura2.com/11/genpatu10/msg/890.html#c22

記事 [音楽5] YMOのカバーで「コズミック・サーフィン」
友人でYMO(ユキヒロ)の熱烈なファンがいて、
彼が打ち込みをして、私が、リズムギターとリードギターを
重ねました。

聞いてください!

コズミック・サーフィン(細野はるおみ作曲)
http://www.youtube.com/watch?v=QndzWGaFYTE

http://www.asyura2.com/11/music5/msg/133.html

コメント [カルト8] ヒトラーの先祖はユダヤ人だった!?DNA鑑定で明らかに・karapaia(つまり、ナチスは英国別働隊だったという事です) 小沢内閣待望論
05. 2011年10月16日 18:59:56: Ac8qBjbaUU
ユダヤ人の定義って遺伝子学的な人種と完全に思い込んでいるなw
http://www.asyura2.com/11/cult8/msg/611.html#c5
コメント [原発・フッ素17] 紙一枚も透過しないα線のラジウム(しかも瓶入り)が世田谷の高放射線量の原因だと? 不自然な話ではないか。資料と疑問を転載 新世紀人
03. 2011年10月16日 19:01:15: gA95SLXjXY

 原発マフィアの「やらせ」は不自然でもなんでもない。

 日常業務の一環だろ。


http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/523.html#c3

コメント [原発・フッ素17] 小出裕章「どれだけ、困難な時代をこれから乗り越えていかなければならないのか。経済が右肩上がりもへったくれもない」  赤かぶ
30. 2011年10月16日 19:03:37: iwPBA9Tn6M
>>27
>日本だけ明らかに発症率が突出することになるだろうし懸念する必要はないんじゃない?

全国民が被爆者になって、めでたしめでたしですね。鬼ですねw

http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/516.html#c30

コメント [Ψ空耳の丘Ψ60] 進化を求める私(その63)・日月神示の研究・大洪水と「江戸が武蔵野に還る日」 元伊勢80社
15. 2011年10月16日 19:06:02: 4EQmyLJSJY
スカイツリー調べて見ました!

すごいですね、基本コンセプトは”五重塔”
設計図も 中央の複数の”心柱”、それを取り囲む”三柱”の数!
見ていて興奮しました。
裏鬼門からは少しずれているようなので 塞き止めるのではなく軽減して受け流すようです。

と言う事は、補助をしている結界(建物)があと二つあるとおもわれます。


www.nikken.co.jp/ja/skytree/structure/structure_04.php - 11k

ウオッチャー
http://www.asyura2.com/11/bd60/msg/225.html#c15

コメント [経世済民73] 米国全米に拡大しているデモには、日当を出している強力なスポンサーがいた (板垣英憲) 新世紀人
04. 2011年10月16日 19:07:51: sWDtD0HhJI
日当出すのは、日本では 東電、経済産業省、電通、

やらせは日本の常識。公聴会、タウンミーティング、テレビの討論、すべてやらせ。
http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/620.html#c4

コメント [原発・フッ素17] 小出裕章「どれだけ、困難な時代をこれから乗り越えていかなければならないのか。経済が右肩上がりもへったくれもない」  赤かぶ
31. 2011年10月16日 19:19:46: a9G8p5g4hc
>25さん ありがとう! 見ました。

小出先生は質問への回答の中で、今回もフィルターのことをおっしゃってましたが、

これまでと少し重点の置き方が変わってきているかの、印象をうけました。

燃やした煙から放射能が、”決して漏れ出してはいけない”、

”それができるまでは放射能を出してはいけない”というような言い方だったと、

思います。

聞いていて、おやっ!?今までと違うと、

よっぽどテイネイ扱いのほうへずらして話してるなと思いました。

私のかってな聞き込みですが。皆さまは如何聞きましたでしょう?

たとえ世界じゅうに汚染が広がってしまったとしても、

これ以上の汚染をアエテ人為で汚染することは無い道理と思います。

http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/516.html#c31

記事 [原発・フッ素17] 行き先未定 防護服の山/Jビレッジに48万人分(東京新聞)
【原発】使用済み防護服が処分できず山積みに(11/10/16)
http://youtu.be/CMIGIOK_PkA

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行き先未定 防護服の山/Jビレッジに48万人分
東京新聞 2011.10.16 朝刊 2面 

 東京電力福島第一原発事故で、東電は十五日、作業員らが中継拠点とするスポーツ施設「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町)の雨天サッカー練習場に、使用済みの防護服やかっぱ、下着類を詰めた袋が山積みされている様子の写真を公開した。

 東電によると、三月の事故発生からでき始めた山の高さは人の背丈をはるかに超え、体積で約四千立方bある。福島第一、第二原発ではこれまでに延べ約四十八万人が働いたが、一人が一日二着使う場合もあるため、四十八万セット以上あるという。

 防護服などには放射性物質が付着しており、低レペル放射性廃棄物として処分する必要があるが、処分先はまだ決まっていない。

 屋根がある雨天練習場はサッカー場半面分の広さがあり、当面、山が増え続けることになるという。


http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/531.html

コメント [経世済民73] 現在の円高は、世界最大の債権国、つまり貯蓄大国としてのゆとりがあるにもかかわらず、増税で対応しようとする日本 TORA
04. 五月晴郎 2011年10月16日 19:28:06: ulZUCBWYQe7Lk : bxtHsuzmZA
>>3

>韓国にしても同じ。円資金が欲しければ日本で起債しているだろうが、それをしないのは

http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK063794620111014
韓国ポスコ、期間3年サムライ債の発行条件を決定=利率1.67%
2011年 10月 14日 10:15 JST
http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/637.html#c4

コメント [原発・フッ素17] <金原ひとみさん>放射線心配、子どものため東京から岡山に あややの夏
10. 2011年10月16日 19:28:20: UuaTNi1pNI
>>06さん

素晴らしい。
私は仕事で、海外での居住経験は、幾度かありますが、「避難」などと重苦しく考えず、いい経験をするつもりで、行ってみていただけたらよいと思います。
06さんの海外生活が実りあるものになりますように。

私も海外に支店を作って、若い衆の海外移住の機会になればいいと思っています。
逃げられる人・逃げたい人は、がんばって逃げましょう。

原子力産業の勢力は、圧倒的に大きく、その勢力に都合のよい反原発カルトがのさばる日本は、やがて、全国民が被爆者となり、世界の核のゴミ捨て場となる可能性は大です。

いまは、非常事態です。原発推進派・無関心層・反原発カルトとは、まさに「問答無用」の事態です。

まともな反原発の方々が、どうかご無事で、生き残りますよう願っています。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/524.html#c10

コメント [口蹄疫・新型インフル02] 米国産牛の輸入制限緩和へ…月齢30か月以下に あややの夏
02. 2011年10月16日 19:35:01: G8gae99XwY
日本がアメリカの危ない肉を輸入する基準を緩めるから、アメリカや他国も日本の放射性物質入り食品を多めに見てね♪  ってことかな。。
http://www.asyura2.com/09/buta02/msg/863.html#c2

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