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[近代史3] 日本はもうすぐ中国小日本省になる 中川隆
10. 中川隆[-11136] koaQ7Jey 2019年9月28日 18:38:25 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1679]
2019年09月28日
香港が独立すると中国が崩壊する理由 全土で反乱が起きるおそれ

中国の歴史はアリとキリギリスそのもので、南方のアリは働くだけ

北京のキリギリスは働かず食べるだけ


香港独立が中国崩壊につながる理由

香港では2019年4月に犯罪者を中国に引き渡す「逃亡犯条例」が発表され6月から香港デモが始まりました。

デモは香港全土で百万人を集めて暴徒化したため香港政庁は7月に逃亡犯条例を立法化延期を表明した。

9月になって逃亡犯条例を正式に撤回したが、デモは収束せず香港独立や中国からの離脱を求める声が高まっている。


この本質は香港が中国の領土ではないことで、さらに言えばモンゴル・チベット・ウイグル・キルギス・長江以南もすべて中国の領土ではない。

中国という概念を作ったのは秦の始皇帝だが実態は北方の少数の騎馬民族が、南方の農耕民族を植民地支配した。

以来2千年以上に渡って北京周辺の騎馬民族は働きもせず王朝を作っては、南方民族に労働をさせていました。


中国の発明とか伝統と呼ばれるものはすべて長江文明発祥で、北京周辺の黄河文明はただ侵略して奪ってきただけです。

それを伝統や文化というならば、ソ連やナチスも「文化」だったでしょう。

中国の歴史を1%の騎馬民族が99%の農耕民族を支配した歴史と捉えると、複雑に見えた中国史が一気に簡単になります。


香港の他、モンゴル・チベット・ウイグル・キルギス・長江以南の土地も全て中国の領土ではなく、殖民地にすぎません。

清王朝が滅んでから中国は漢民族という人種を創作し、中国が一つの人種であるかのようなまやかしを多民族に強要している。

全てが漢民族だからチベット人やウイグル人に配慮する必要がなく、少数民族は存在しないことになっている。


こういう架空の国で香港の民主化や独立などを認めると、チベットやウイグルやモンゴルも民主化や独立を求める。


中国史で強いのは必ず北方国家で南方国家は弱い


48f096c8f69064097f765745babdbd36
画像引用:東アジアと日本 | 世界の歴史まっぷhttps://sekainorekisi.com/era_name/

中国とは北方王朝が農耕民族を支配した歴史

中国だの漢民族だの中国王朝だのは存在せず、草原を馬で駆け回っていた騎馬民族が、南方の農耕民族を働かせて収穫物を奪っていただけでした。

王朝を築いた騎馬民族は2千年間一度も働かず、権力闘争に明け暮れて「中国が発展しないように」国を治めてきました。

国が発展すると南方の農耕民族が豊かになり、力を持って北方の皇帝と支配人種に逆らってくるからです。


中国はチベットを奪い取ったように香港をイギリスから奪ったが、香港の方が豊かであり中国は貧しい。

香港はイギリス時代に既に民主主義を体験しており、選挙権以外は先進国と同じような社会制度の下で暮らしていた。

一度民主主義の下で発展した国が共産主義や独裁主義に戻るのは、21世紀から原始時代に戻るようなものでしょう。


香港人は最初「同じ中国人だ」とか「中国は発展するから金持ちになる」などと考えたが、まったくの幻想に過ぎなかった。

中国の本性は北方の騎馬民族による南方支配であり、2000年前の秦の始皇帝時代と何も変わっていない。

北京周辺の皇帝や支配人種は働きもせず政争に明け暮れて、南方の人々に働かせては搾取しています。


香港が本土に統一されたらたちまちチベットやウイグルのようになるのは火を見るよりも明らかです。

中国の歴史を眺めて不思議で仕方がないのは、長江周辺や南方の人々はなぜ独立した国を作らないかという事です。

中国には宋など南方王朝もあったのだが、とにかく戦争に弱いので戦うと必ず北方民族の国に負けていました。


国を作るという作業は要するに戦争に勝って不満を抑え込む事なので、戦争に弱い民族は国を作れない。

香港人もやはり国を作るのが苦手なようで、騒いではいるがどうすれば良いのか分かっていない。

東欧のウクライナやポーランドだったら、さっさと独立政府を作って正規軍にゲリラ戦を挑み、国際社会を巻き込んで独立してしまうでしょう。


2千年間支配される側だった南方の中国人は、果たして北方から独立できるでしょうか。
http://www.thutmosev.com/archives/81082509.html

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/186.html#c10

[近代史3] コーカソイドだった黄河文明人が他民族の女をレイプしまくって生まれた子供の子孫が漢民族 中川隆
17. 中川隆[-11135] koaQ7Jey 2019年9月28日 18:39:37 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1680]
2019年09月28日
香港が独立すると中国が崩壊する理由 全土で反乱が起きるおそれ

中国の歴史はアリとキリギリスそのもので、南方のアリは働くだけ

北京のキリギリスは働かず食べるだけ


香港独立が中国崩壊につながる理由

香港では2019年4月に犯罪者を中国に引き渡す「逃亡犯条例」が発表され6月から香港デモが始まりました。

デモは香港全土で百万人を集めて暴徒化したため香港政庁は7月に逃亡犯条例を立法化延期を表明した。

9月になって逃亡犯条例を正式に撤回したが、デモは収束せず香港独立や中国からの離脱を求める声が高まっている。


この本質は香港が中国の領土ではないことで、さらに言えばモンゴル・チベット・ウイグル・キルギス・長江以南もすべて中国の領土ではない。

中国という概念を作ったのは秦の始皇帝だが実態は北方の少数の騎馬民族が、南方の農耕民族を植民地支配した。

以来2千年以上に渡って北京周辺の騎馬民族は働きもせず王朝を作っては、南方民族に労働をさせていました。


中国の発明とか伝統と呼ばれるものはすべて長江文明発祥で、北京周辺の黄河文明はただ侵略して奪ってきただけです。

それを伝統や文化というならば、ソ連やナチスも「文化」だったでしょう。

中国の歴史を1%の騎馬民族が99%の農耕民族を支配した歴史と捉えると、複雑に見えた中国史が一気に簡単になります。


香港の他、モンゴル・チベット・ウイグル・キルギス・長江以南の土地も全て中国の領土ではなく、殖民地にすぎません。

清王朝が滅んでから中国は漢民族という人種を創作し、中国が一つの人種であるかのようなまやかしを多民族に強要している。

全てが漢民族だからチベット人やウイグル人に配慮する必要がなく、少数民族は存在しないことになっている。


こういう架空の国で香港の民主化や独立などを認めると、チベットやウイグルやモンゴルも民主化や独立を求める。


中国史で強いのは必ず北方国家で南方国家は弱い


48f096c8f69064097f765745babdbd36
画像引用:東アジアと日本 | 世界の歴史まっぷhttps://sekainorekisi.com/era_name/

中国とは北方王朝が農耕民族を支配した歴史

中国だの漢民族だの中国王朝だのは存在せず、草原を馬で駆け回っていた騎馬民族が、南方の農耕民族を働かせて収穫物を奪っていただけでした。

王朝を築いた騎馬民族は2千年間一度も働かず、権力闘争に明け暮れて「中国が発展しないように」国を治めてきました。

国が発展すると南方の農耕民族が豊かになり、力を持って北方の皇帝と支配人種に逆らってくるからです。


中国はチベットを奪い取ったように香港をイギリスから奪ったが、香港の方が豊かであり中国は貧しい。

香港はイギリス時代に既に民主主義を体験しており、選挙権以外は先進国と同じような社会制度の下で暮らしていた。

一度民主主義の下で発展した国が共産主義や独裁主義に戻るのは、21世紀から原始時代に戻るようなものでしょう。


香港人は最初「同じ中国人だ」とか「中国は発展するから金持ちになる」などと考えたが、まったくの幻想に過ぎなかった。

中国の本性は北方の騎馬民族による南方支配であり、2000年前の秦の始皇帝時代と何も変わっていない。

北京周辺の皇帝や支配人種は働きもせず政争に明け暮れて、南方の人々に働かせては搾取しています。


香港が本土に統一されたらたちまちチベットやウイグルのようになるのは火を見るよりも明らかです。

中国の歴史を眺めて不思議で仕方がないのは、長江周辺や南方の人々はなぜ独立した国を作らないかという事です。

中国には宋など南方王朝もあったのだが、とにかく戦争に弱いので戦うと必ず北方民族の国に負けていました。


国を作るという作業は要するに戦争に勝って不満を抑え込む事なので、戦争に弱い民族は国を作れない。

香港人もやはり国を作るのが苦手なようで、騒いではいるがどうすれば良いのか分かっていない。

東欧のウクライナやポーランドだったら、さっさと独立政府を作って正規軍にゲリラ戦を挑み、国際社会を巻き込んで独立してしまうでしょう。


2千年間支配される側だった南方の中国人は、果たして北方から独立できるでしょうか。
http://www.thutmosev.com/archives/81082509.html

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/306.html#c17

[リバイバル3] 中川隆 _ 朝鮮関係投稿リンク 中川隆
18. 2019年9月28日 19:28:45 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1681]
「よど号事件」犯人たちの洗脳と日本人拉致
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/651.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/973.html#c18
[近代史3] 右翼・左翼の対立を使った分割統治政策 _ 左翼運動・マルクス主義運動は国際金融資本が資金提供していた 中川隆
49. 中川隆[-11134] koaQ7Jey 2019年9月28日 19:39:23 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1682]

「よど号事件」犯人たちの洗脳と日本人拉致
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/651.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/296.html#c49
[近代史3] 若松孝二 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 (2007年) _ 1970年代はこういう時代だった 中川隆
136. 中川隆[-11133] koaQ7Jey 2019年9月28日 19:40:54 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1683]

「よど号事件」犯人たちの洗脳と日本人拉致
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/651.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/287.html#c136
[近代史3] 馬渕睦夫 : 山本太郎は反グローバリストを装って一般大衆を欺く極左の隠れグローバリスト 中川隆
56. 中川隆[-11132] koaQ7Jey 2019年9月28日 19:43:51 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1684]

山本太郎の思想とは


「よど号事件」犯人たちの洗脳と日本人拉致
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/651.html

日本の闇。日本社会に浸透していたチュチェ思想
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/648.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/559.html#c56

[政治・選挙・NHK265] <朝日新聞、大きく報道!>れいわ新選組・山本太郎代表インタビュー 投票捨てた人こそ一番リーチしたい そこが最大の票田  赤かぶ
21. 中川隆[-11131] koaQ7Jey 2019年9月28日 19:45:03 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1685]

山本太郎の思想とは


「よど号事件」犯人たちの洗脳と日本人拉致
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/651.html

日本の闇。日本社会に浸透していたチュチェ思想
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/648.html

http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/875.html#c21

[政治・選挙・NHK265] れいわ新選組・山本太郎の全国行脚 根室での意見交換会全文起こし 白熱討論「地方の疲弊と貧困化 安心して暮せる環境を」(… 赤かぶ
30. 中川隆[-11130] koaQ7Jey 2019年9月28日 19:45:32 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1686]

山本太郎の思想とは

「よど号事件」犯人たちの洗脳と日本人拉致
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/651.html

日本の闇。日本社会に浸透していたチュチェ思想
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/648.html

http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/873.html#c30

[政治・選挙・NHK265] <朝日新聞、大きく報道!>れいわ新選組・山本太郎代表インタビュー 投票捨てた人こそ一番リーチしたい そこが最大の票田  赤かぶ
25. 中川隆[-11135] koaQ7Jey 2019年9月28日 19:58:10 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1681]
れいわ新撰組の選挙参謀は森大志、斎藤まさし。

森氏の父親は連合赤軍派最高幹部 田宮高麿。
母親は森順子、ヨーロッパで有本恵子さんら3人を拉致し北へ連れて行った主犯。

森氏は北で生まれ、「日本革命村」でスパイ教育を受けた。

斎藤まさしは菅直人らと活動。大虐殺したポルポト崇拝者。ヤバいだろ?

http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/875.html#c25

[政治・選挙・NHK265] れいわ新選組・山本太郎の全国行脚 根室での意見交換会全文起こし 白熱討論「地方の疲弊と貧困化 安心して暮せる環境を」(… 赤かぶ
31. 中川隆[-11134] koaQ7Jey 2019年9月28日 19:58:41 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1682]

れいわ新撰組の選挙参謀は森大志、斎藤まさし。

森氏の父親は連合赤軍派最高幹部 田宮高麿。
母親は森順子、ヨーロッパで有本恵子さんら3人を拉致し北へ連れて行った主犯。

森氏は北で生まれ、「日本革命村」でスパイ教育を受けた。

斎藤まさしは菅直人らと活動。大虐殺したポルポト崇拝者。ヤバいだろ?

http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/873.html#c31

[リバイバル3] 中川隆 _ カルト・国際麻薬組織 関係投稿リンク 中川隆
26. 2019年9月28日 20:11:30 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1677]
演説だけで日本を変えた天才 山本太郎の思想とは
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/652.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/460.html#c26
[リバイバル3] 中川隆 _ 朝鮮関係投稿リンク 中川隆
19. 中川隆[-11139] koaQ7Jey 2019年9月28日 20:12:05 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1678]
演説だけで日本を変えた天才 山本太郎の思想とは
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/652.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/973.html#c19
[近代史3] 馬渕睦夫 : 山本太郎は反グローバリストを装って一般大衆を欺く極左の隠れグローバリスト 中川隆
57. 中川隆[-11138] koaQ7Jey 2019年9月28日 20:12:45 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1679]

演説だけで日本を変えた天才 山本太郎の思想とは
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/652.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/559.html#c57
[政治・選挙・NHK265] 「国売る政治家になぜ声荒げないのか」と山本太郎、「反日」中傷に 帯広 高橋清隆の文書館 ますらお
2. 中川隆[-11137] koaQ7Jey 2019年9月28日 20:14:07 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1680]
山本太郎の思想とは

れいわ新撰組の選挙参謀は森大志、斎藤まさし。

森氏の父親は連合赤軍派最高幹部 田宮高麿。
母親は森順子、ヨーロッパで有本恵子さんら3人を拉致し北へ連れて行った主犯。

森氏は北で生まれ、「日本革命村」でスパイ教育を受けた。

斎藤まさしは菅直人らと活動。大虐殺したポルポト崇拝者。ヤバいだろ?


「よど号事件」犯人たちの洗脳と日本人拉致
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/651.html

日本の闇。日本社会に浸透していたチュチェ思想
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/648.html
http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/879.html#c2

[昼休み54] 日本の中枢は既に在日朝鮮人に乗っ取られている 中川隆
39. 中川隆[-11139] koaQ7Jey 2019年9月28日 20:36:37 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1678]

「よど号事件」犯人たちの洗脳と日本人拉致
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/651.html

日本の闇。日本社会に浸透していたチュチェ思想
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/648.html

演説だけで日本を変えた天才 山本太郎の思想とは
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/652.html
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/232.html#c39

[] 在日朝鮮人タレント
95. 中川隆[-11138] koaQ7Jey 2019年9月28日 20:40:48 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1679]

山本太郎の思想とは

れいわ新撰組の選挙参謀は森大志、斎藤まさし。

森氏の父親は連合赤軍派最高幹部 田宮高麿。
母親は森順子、ヨーロッパで有本恵子さんら3人を拉致し北へ連れて行った主犯。

森氏は北で生まれ、「日本革命村」でスパイ教育を受けた。

斎藤まさしは菅直人らと活動。大虐殺したポルポト崇拝者。ヤバいだろ?


「よど号事件」犯人たちの洗脳と日本人拉致
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/651.html

日本の闇。日本社会に浸透していたチュチェ思想
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/648.html

演説だけで日本を変えた天才 山本太郎の思想とは
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/652.html
http://www.asyura2.com/2002/dispute2/msg/515.html#c95

[自然災害22] 温暖化ではなく寒冷化する その理由 taked4700
5. 中川隆[-11140] koaQ7Jey 2019年9月28日 21:22:58 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1677]

2019-09-28
地球温暖化危機は手遅れ寸前。冷笑などしている場合ではない
http://vergil.hateblo.jp/entry/2019/09/28/142201

対処に失敗すればペルム紀末大絶滅の二の舞

温暖化による被害というと、一般には夏の酷暑や冬の大寒波といった気候の極端化、台風の強大化による暴風・豪雨の頻発、海面上昇による沿岸地域の水没、といったものが想像されるだろう。それだけでも十分危機的だが、考えられる最悪のシナリオはそんな甘いものではない。

温暖化がある一定のレベルを超えると、極地の永久凍土層の氷の中に閉じ込められているメタンや低温高圧の深海底に堆積しているメタンハイドレートが溶け出し、メタンガスとなって大気中に放出される恐れがある。

メタンガスは、二酸化炭素の20倍という強力な温室効果ガスだ。これがいったん大量に放出され始めると、放出されたメタンガスによる温度上昇がメタンの融解を促進し、さらに大量のメタンガスが放出されるという、正のフィードバックが始まってしまう。世界のメタンハイドレートの総量は数千兆立方メートル(天然ガス、原油、石炭の総埋蔵量の2倍以上)もある。いったんこのサイクルが回りだしたら、もはや二酸化炭素放出量をいくら削減しようと手遅れだ。

このような温暖化の暴走を、地球は過去にも経験している。今から約2億5千万年前、古生代ペルム紀末に起きた大絶滅だ。

このときは、現在のシベリアにあたる位置で地球史上最大規模の噴火活動が発生し、数百万平方キロの面積を溶岩が覆い尽くした。(この噴火活動の痕跡が、今もシベリア・トラップと呼ばれる洪水玄武岩の大地となって残っている。)この噴火で放出された膨大な温室効果ガスが急激な気温上昇を引き起こし、深海のメタンハイドレートが気化、更に気温が上がるという悪循環が発生した上、水温の上昇によって海水の大循環が止まり、海は酸欠状態に陥った。

その結果、全生物種の90から95%が絶滅、地球は文字通り死の星と化した。恐竜を滅ぼした白亜紀末の大絶滅(全生物種の約70%が絶滅)より激烈な、地球史上最悪の大絶滅である。火山活動が終息した後も、生態系の回復には数百万年を要したという。[1]

人類の活動の結果としてこのような温暖化の暴走が起こりうるのかについては、専門家の間でも意見が分かれている。しかし、可能性が否定できない以上、最悪のケースを想定して対策を進めるのが理性ある人間として当然の義務だろう。暴走が起きることが明らかになったときには既にポイント・オブ・ノーリターンを越えていました、では話にならないからだ。


news.yahoo.co.jp


ぞっとするニュースだ。米国ワシントン大学の調査によると、ワシントン州、オレゴン州の沖合の海底でメタンガスの大量放出が起きているらしい(関連情報)。(略)もし、世界各地の海域でメタンハイドレートの融解が始まったら、最悪の場合、人類滅亡をもたらす大災厄となりうる。今回の大量放出が即、そうした状況につながるわけではないだろうが、危険な兆候として、注視すべきである。

(略)

温暖化の暴走が起きるのか、ということについては、専門家の中でも意見が分かれている。ただ、ペルム紀に実際に起こったことであり、人間活動による温暖化進行によって、絶対に暴走が起きないという保証もない。だからこそ、自然エネルギー普及・省エネ推進を行い、森林の乱開発を止めるなど、温暖化をこれ以上、進行させないための努力を、これまで以上に尽力する必要がある。

だが、その地球温暖化対策でも、日本においては、安倍政権や大手電力会社などの振る舞いが問題となっている。火力発電の中でも、最もCO2を排出する石炭火力発電を推進。現在、国内で48基の新規建設が計画されているほか、海外にも石炭火力発電を輸出しようとしているのだ。これまで、温暖化対策に後ろ向きだった米国ですら、石炭火力発電規制を決めたという中、あり得ないKYぶりである。
http://vergil.hateblo.jp/entry/2019/09/28/142201

人類滅亡の序曲か?!米国沖でメタンハイドレート融解 2015/12/26
https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20151226-00052816/


ぞっとするニュースだ。米国ワシントン大学の調査によると、ワシントン州、オレゴン州の沖合の海底でメタンガスの大量放出が起きているらしい(関連情報)。メタンガスとは可燃性の天然ガスで、世界各地の大陸棚付近の海底には、高圧・低温により氷状になったメタンが大量に固定されている。これがいわゆるメタンハイドレートだ。これが温暖化により溶けだしているようだ。もし、世界各地の海域でメタンハイドレートの融解が始まったら、最悪の場合、人類滅亡をもたらす大災厄となりうる。今回の大量放出が即、そうした状況につながるわけではないだろうが、危険な兆候として、注視すべきである。

海底に眠る膨大な量のメタンハイドレート。地球環境にとっては、それは爆弾のようなものだ。メタンガスは、CO2(二酸化炭素)の20倍以上という強力な温室効果ガス。もし、温暖化の進行により、今回のようなメタンハイドレートの融解が世界各地の海域で起き、大量のメタンガスが大気中に放出されるような状態となれば、温暖化の暴走(ポジティブ・フィードバック)を引き起こすことになるかも知れない。つまり、放出されたメタンにより、地球温暖化が加速、海水温上昇により、さらなるメタンが放出され、それが温暖化をより加速させるという悪循環に陥る、ということである。

温暖化の暴走が何をもたらすか。最悪のシナリオとしては、いわゆる「ペルム紀の大絶滅」と同じことが起きるというものだ。今から、2億5100万年前、地球史上最大規模の火山活動によって、地球全体の気温・水温が上昇、さらに大量に発生したメタンガスが酸素と結合、「酸欠」状態になって、全生物種の90%以上が絶滅するということがあった。また、英国レスター大学の研究チームは「温暖化の進行で平均気温上昇が6度以上になると、海中の植物性プランクトンが酸素を作れなくなる」と指摘している。地球上の大気中の酸素の大半を放出しているのは、これらの植物プランクトンだ。つまり、温暖化の進行で人類が窒息死して滅亡するということもあり得るのである。

温暖化の暴走が起きるのか、ということについては、専門家の中でも意見が分かれている。ただ、ペルム紀に実際に起こったことであり、人間活動による温暖化進行によって、絶対に暴走が起きないという保証もない。だからこそ、自然エネルギー普及・省エネ推進を行い、森林の乱開発を止めるなど、温暖化をこれ以上、進行させないための努力を、これまで以上に尽力する必要がある。

だが、その地球温暖化対策でも、日本においては、安倍政権や大手電力会社などの振る舞いが問題となっている。火力発電の中でも、最もCO2を排出する石炭火力発電を推進。現在、国内で48基の新規建設が計画されているほか、海外にも石炭火力発電を輸出しようとしているのだ。これまで、温暖化対策に後ろ向きだった米国ですら、石炭火力発電規制を決めたという中、あり得ないKYぶりである。

残念ながら、日本では温暖化対策に対する熱意が官民ともに失われ、先のパリでのCOP21(気候変動枠組条約第21回締約国会議)でも、小池百合子元環境大臣が「交渉会場近くの日本政府事務局に丸川大臣はじめ担当者を激励。皆、不眠不休ながら国益死守に元気いっぱいでした」とツイッターに投稿していたように(関連情報)、日本政府代表団は、いかに日本の温室効果ガス排出削減の負担を軽くするかということに腐心していたようだ。だが、温暖化はその進行を放置すれば、人類を滅亡させうる脅威へと発展する。温暖化の暴走が始まってからでは、手の打ちようがない。今からでも、できうる全ての対策を本気で行うべきなのだろう。
https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20151226-00052816/
http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/720.html#c5

[自然災害22] 温暖化か寒冷化か taked4700
124. 中川隆[-11139] koaQ7Jey 2019年9月28日 21:23:33 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1678]

2019-09-28
地球温暖化危機は手遅れ寸前。冷笑などしている場合ではない
http://vergil.hateblo.jp/entry/2019/09/28/142201

対処に失敗すればペルム紀末大絶滅の二の舞

温暖化による被害というと、一般には夏の酷暑や冬の大寒波といった気候の極端化、台風の強大化による暴風・豪雨の頻発、海面上昇による沿岸地域の水没、といったものが想像されるだろう。それだけでも十分危機的だが、考えられる最悪のシナリオはそんな甘いものではない。

温暖化がある一定のレベルを超えると、極地の永久凍土層の氷の中に閉じ込められているメタンや低温高圧の深海底に堆積しているメタンハイドレートが溶け出し、メタンガスとなって大気中に放出される恐れがある。

メタンガスは、二酸化炭素の20倍という強力な温室効果ガスだ。これがいったん大量に放出され始めると、放出されたメタンガスによる温度上昇がメタンの融解を促進し、さらに大量のメタンガスが放出されるという、正のフィードバックが始まってしまう。世界のメタンハイドレートの総量は数千兆立方メートル(天然ガス、原油、石炭の総埋蔵量の2倍以上)もある。いったんこのサイクルが回りだしたら、もはや二酸化炭素放出量をいくら削減しようと手遅れだ。

このような温暖化の暴走を、地球は過去にも経験している。今から約2億5千万年前、古生代ペルム紀末に起きた大絶滅だ。

このときは、現在のシベリアにあたる位置で地球史上最大規模の噴火活動が発生し、数百万平方キロの面積を溶岩が覆い尽くした。(この噴火活動の痕跡が、今もシベリア・トラップと呼ばれる洪水玄武岩の大地となって残っている。)この噴火で放出された膨大な温室効果ガスが急激な気温上昇を引き起こし、深海のメタンハイドレートが気化、更に気温が上がるという悪循環が発生した上、水温の上昇によって海水の大循環が止まり、海は酸欠状態に陥った。

その結果、全生物種の90から95%が絶滅、地球は文字通り死の星と化した。恐竜を滅ぼした白亜紀末の大絶滅(全生物種の約70%が絶滅)より激烈な、地球史上最悪の大絶滅である。火山活動が終息した後も、生態系の回復には数百万年を要したという。[1]

人類の活動の結果としてこのような温暖化の暴走が起こりうるのかについては、専門家の間でも意見が分かれている。しかし、可能性が否定できない以上、最悪のケースを想定して対策を進めるのが理性ある人間として当然の義務だろう。暴走が起きることが明らかになったときには既にポイント・オブ・ノーリターンを越えていました、では話にならないからだ。


news.yahoo.co.jp


ぞっとするニュースだ。米国ワシントン大学の調査によると、ワシントン州、オレゴン州の沖合の海底でメタンガスの大量放出が起きているらしい(関連情報)。(略)もし、世界各地の海域でメタンハイドレートの融解が始まったら、最悪の場合、人類滅亡をもたらす大災厄となりうる。今回の大量放出が即、そうした状況につながるわけではないだろうが、危険な兆候として、注視すべきである。

(略)

温暖化の暴走が起きるのか、ということについては、専門家の中でも意見が分かれている。ただ、ペルム紀に実際に起こったことであり、人間活動による温暖化進行によって、絶対に暴走が起きないという保証もない。だからこそ、自然エネルギー普及・省エネ推進を行い、森林の乱開発を止めるなど、温暖化をこれ以上、進行させないための努力を、これまで以上に尽力する必要がある。

だが、その地球温暖化対策でも、日本においては、安倍政権や大手電力会社などの振る舞いが問題となっている。火力発電の中でも、最もCO2を排出する石炭火力発電を推進。現在、国内で48基の新規建設が計画されているほか、海外にも石炭火力発電を輸出しようとしているのだ。これまで、温暖化対策に後ろ向きだった米国ですら、石炭火力発電規制を決めたという中、あり得ないKYぶりである。
http://vergil.hateblo.jp/entry/2019/09/28/142201

人類滅亡の序曲か?!米国沖でメタンハイドレート融解 2015/12/26
https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20151226-00052816/


ぞっとするニュースだ。米国ワシントン大学の調査によると、ワシントン州、オレゴン州の沖合の海底でメタンガスの大量放出が起きているらしい(関連情報)。メタンガスとは可燃性の天然ガスで、世界各地の大陸棚付近の海底には、高圧・低温により氷状になったメタンが大量に固定されている。これがいわゆるメタンハイドレートだ。これが温暖化により溶けだしているようだ。もし、世界各地の海域でメタンハイドレートの融解が始まったら、最悪の場合、人類滅亡をもたらす大災厄となりうる。今回の大量放出が即、そうした状況につながるわけではないだろうが、危険な兆候として、注視すべきである。

海底に眠る膨大な量のメタンハイドレート。地球環境にとっては、それは爆弾のようなものだ。メタンガスは、CO2(二酸化炭素)の20倍以上という強力な温室効果ガス。もし、温暖化の進行により、今回のようなメタンハイドレートの融解が世界各地の海域で起き、大量のメタンガスが大気中に放出されるような状態となれば、温暖化の暴走(ポジティブ・フィードバック)を引き起こすことになるかも知れない。つまり、放出されたメタンにより、地球温暖化が加速、海水温上昇により、さらなるメタンが放出され、それが温暖化をより加速させるという悪循環に陥る、ということである。

温暖化の暴走が何をもたらすか。最悪のシナリオとしては、いわゆる「ペルム紀の大絶滅」と同じことが起きるというものだ。今から、2億5100万年前、地球史上最大規模の火山活動によって、地球全体の気温・水温が上昇、さらに大量に発生したメタンガスが酸素と結合、「酸欠」状態になって、全生物種の90%以上が絶滅するということがあった。また、英国レスター大学の研究チームは「温暖化の進行で平均気温上昇が6度以上になると、海中の植物性プランクトンが酸素を作れなくなる」と指摘している。地球上の大気中の酸素の大半を放出しているのは、これらの植物プランクトンだ。つまり、温暖化の進行で人類が窒息死して滅亡するということもあり得るのである。

温暖化の暴走が起きるのか、ということについては、専門家の中でも意見が分かれている。ただ、ペルム紀に実際に起こったことであり、人間活動による温暖化進行によって、絶対に暴走が起きないという保証もない。だからこそ、自然エネルギー普及・省エネ推進を行い、森林の乱開発を止めるなど、温暖化をこれ以上、進行させないための努力を、これまで以上に尽力する必要がある。

だが、その地球温暖化対策でも、日本においては、安倍政権や大手電力会社などの振る舞いが問題となっている。火力発電の中でも、最もCO2を排出する石炭火力発電を推進。現在、国内で48基の新規建設が計画されているほか、海外にも石炭火力発電を輸出しようとしているのだ。これまで、温暖化対策に後ろ向きだった米国ですら、石炭火力発電規制を決めたという中、あり得ないKYぶりである。

残念ながら、日本では温暖化対策に対する熱意が官民ともに失われ、先のパリでのCOP21(気候変動枠組条約第21回締約国会議)でも、小池百合子元環境大臣が「交渉会場近くの日本政府事務局に丸川大臣はじめ担当者を激励。皆、不眠不休ながら国益死守に元気いっぱいでした」とツイッターに投稿していたように(関連情報)、日本政府代表団は、いかに日本の温室効果ガス排出削減の負担を軽くするかということに腐心していたようだ。だが、温暖化はその進行を放置すれば、人類を滅亡させうる脅威へと発展する。温暖化の暴走が始まってからでは、手の打ちようがない。今からでも、できうる全ての対策を本気で行うべきなのだろう。
https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20151226-00052816/
http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/710.html#c124

[昼休み54] 発電をすべて原子力にしなければ地球温暖化で地球の気温は250℃になる 中川隆
57. 中川隆[-11144] koaQ7Jey 2019年9月28日 21:24:26 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1673]

2019-09-28
地球温暖化危機は手遅れ寸前。冷笑などしている場合ではない
http://vergil.hateblo.jp/entry/2019/09/28/142201

対処に失敗すればペルム紀末大絶滅の二の舞

温暖化による被害というと、一般には夏の酷暑や冬の大寒波といった気候の極端化、台風の強大化による暴風・豪雨の頻発、海面上昇による沿岸地域の水没、といったものが想像されるだろう。それだけでも十分危機的だが、考えられる最悪のシナリオはそんな甘いものではない。

温暖化がある一定のレベルを超えると、極地の永久凍土層の氷の中に閉じ込められているメタンや低温高圧の深海底に堆積しているメタンハイドレートが溶け出し、メタンガスとなって大気中に放出される恐れがある。

メタンガスは、二酸化炭素の20倍という強力な温室効果ガスだ。これがいったん大量に放出され始めると、放出されたメタンガスによる温度上昇がメタンの融解を促進し、さらに大量のメタンガスが放出されるという、正のフィードバックが始まってしまう。世界のメタンハイドレートの総量は数千兆立方メートル(天然ガス、原油、石炭の総埋蔵量の2倍以上)もある。いったんこのサイクルが回りだしたら、もはや二酸化炭素放出量をいくら削減しようと手遅れだ。

このような温暖化の暴走を、地球は過去にも経験している。今から約2億5千万年前、古生代ペルム紀末に起きた大絶滅だ。

このときは、現在のシベリアにあたる位置で地球史上最大規模の噴火活動が発生し、数百万平方キロの面積を溶岩が覆い尽くした。(この噴火活動の痕跡が、今もシベリア・トラップと呼ばれる洪水玄武岩の大地となって残っている。)この噴火で放出された膨大な温室効果ガスが急激な気温上昇を引き起こし、深海のメタンハイドレートが気化、更に気温が上がるという悪循環が発生した上、水温の上昇によって海水の大循環が止まり、海は酸欠状態に陥った。

その結果、全生物種の90から95%が絶滅、地球は文字通り死の星と化した。恐竜を滅ぼした白亜紀末の大絶滅(全生物種の約70%が絶滅)より激烈な、地球史上最悪の大絶滅である。火山活動が終息した後も、生態系の回復には数百万年を要したという。[1]

人類の活動の結果としてこのような温暖化の暴走が起こりうるのかについては、専門家の間でも意見が分かれている。しかし、可能性が否定できない以上、最悪のケースを想定して対策を進めるのが理性ある人間として当然の義務だろう。暴走が起きることが明らかになったときには既にポイント・オブ・ノーリターンを越えていました、では話にならないからだ。


news.yahoo.co.jp


ぞっとするニュースだ。米国ワシントン大学の調査によると、ワシントン州、オレゴン州の沖合の海底でメタンガスの大量放出が起きているらしい(関連情報)。(略)もし、世界各地の海域でメタンハイドレートの融解が始まったら、最悪の場合、人類滅亡をもたらす大災厄となりうる。今回の大量放出が即、そうした状況につながるわけではないだろうが、危険な兆候として、注視すべきである。

(略)

温暖化の暴走が起きるのか、ということについては、専門家の中でも意見が分かれている。ただ、ペルム紀に実際に起こったことであり、人間活動による温暖化進行によって、絶対に暴走が起きないという保証もない。だからこそ、自然エネルギー普及・省エネ推進を行い、森林の乱開発を止めるなど、温暖化をこれ以上、進行させないための努力を、これまで以上に尽力する必要がある。

だが、その地球温暖化対策でも、日本においては、安倍政権や大手電力会社などの振る舞いが問題となっている。火力発電の中でも、最もCO2を排出する石炭火力発電を推進。現在、国内で48基の新規建設が計画されているほか、海外にも石炭火力発電を輸出しようとしているのだ。これまで、温暖化対策に後ろ向きだった米国ですら、石炭火力発電規制を決めたという中、あり得ないKYぶりである。
http://vergil.hateblo.jp/entry/2019/09/28/142201

人類滅亡の序曲か?!米国沖でメタンハイドレート融解 2015/12/26
https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20151226-00052816/


ぞっとするニュースだ。米国ワシントン大学の調査によると、ワシントン州、オレゴン州の沖合の海底でメタンガスの大量放出が起きているらしい(関連情報)。メタンガスとは可燃性の天然ガスで、世界各地の大陸棚付近の海底には、高圧・低温により氷状になったメタンが大量に固定されている。これがいわゆるメタンハイドレートだ。これが温暖化により溶けだしているようだ。もし、世界各地の海域でメタンハイドレートの融解が始まったら、最悪の場合、人類滅亡をもたらす大災厄となりうる。今回の大量放出が即、そうした状況につながるわけではないだろうが、危険な兆候として、注視すべきである。

海底に眠る膨大な量のメタンハイドレート。地球環境にとっては、それは爆弾のようなものだ。メタンガスは、CO2(二酸化炭素)の20倍以上という強力な温室効果ガス。もし、温暖化の進行により、今回のようなメタンハイドレートの融解が世界各地の海域で起き、大量のメタンガスが大気中に放出されるような状態となれば、温暖化の暴走(ポジティブ・フィードバック)を引き起こすことになるかも知れない。つまり、放出されたメタンにより、地球温暖化が加速、海水温上昇により、さらなるメタンが放出され、それが温暖化をより加速させるという悪循環に陥る、ということである。

温暖化の暴走が何をもたらすか。最悪のシナリオとしては、いわゆる「ペルム紀の大絶滅」と同じことが起きるというものだ。今から、2億5100万年前、地球史上最大規模の火山活動によって、地球全体の気温・水温が上昇、さらに大量に発生したメタンガスが酸素と結合、「酸欠」状態になって、全生物種の90%以上が絶滅するということがあった。また、英国レスター大学の研究チームは「温暖化の進行で平均気温上昇が6度以上になると、海中の植物性プランクトンが酸素を作れなくなる」と指摘している。地球上の大気中の酸素の大半を放出しているのは、これらの植物プランクトンだ。つまり、温暖化の進行で人類が窒息死して滅亡するということもあり得るのである。

温暖化の暴走が起きるのか、ということについては、専門家の中でも意見が分かれている。ただ、ペルム紀に実際に起こったことであり、人間活動による温暖化進行によって、絶対に暴走が起きないという保証もない。だからこそ、自然エネルギー普及・省エネ推進を行い、森林の乱開発を止めるなど、温暖化をこれ以上、進行させないための努力を、これまで以上に尽力する必要がある。

だが、その地球温暖化対策でも、日本においては、安倍政権や大手電力会社などの振る舞いが問題となっている。火力発電の中でも、最もCO2を排出する石炭火力発電を推進。現在、国内で48基の新規建設が計画されているほか、海外にも石炭火力発電を輸出しようとしているのだ。これまで、温暖化対策に後ろ向きだった米国ですら、石炭火力発電規制を決めたという中、あり得ないKYぶりである。

残念ながら、日本では温暖化対策に対する熱意が官民ともに失われ、先のパリでのCOP21(気候変動枠組条約第21回締約国会議)でも、小池百合子元環境大臣が「交渉会場近くの日本政府事務局に丸川大臣はじめ担当者を激励。皆、不眠不休ながら国益死守に元気いっぱいでした」とツイッターに投稿していたように(関連情報)、日本政府代表団は、いかに日本の温室効果ガス排出削減の負担を軽くするかということに腐心していたようだ。だが、温暖化はその進行を放置すれば、人類を滅亡させうる脅威へと発展する。温暖化の暴走が始まってからでは、手の打ちようがない。今からでも、できうる全ての対策を本気で行うべきなのだろう。
https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20151226-00052816/
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/140.html#c57

[政治・選挙・NHK265] <朝日新聞、大きく報道!>れいわ新選組・山本太郎代表インタビュー 投票捨てた人こそ一番リーチしたい そこが最大の票田  赤かぶ
37. 中川隆[-11143] koaQ7Jey 2019年9月28日 21:56:55 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1674]
>>36
要するに

真実を明らかにされると困る

という事だね
http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/875.html#c37

[政治・選挙・NHK265] れいわ新選組・山本太郎氏の札幌駅前での演説人気に驚いたのか、反・安倍一派系の朝日新聞が同氏を大きく取り上げた(新ベンチ… 赤かぶ
11. 中川隆[-11145] koaQ7Jey 2019年9月29日 06:41:02 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1672]
山本太郎の思想とは

れいわ新撰組の選挙参謀は森大志、斎藤まさし。

森氏の父親は連合赤軍派最高幹部 田宮高麿。
母親は森順子、ヨーロッパで有本恵子さんら3人を拉致し北へ連れて行った主犯。

森氏は北で生まれ、「日本革命村」でスパイ教育を受けた。

斎藤まさしは菅直人らと活動。大虐殺したポルポト崇拝者。ヤバいだろ?


「よど号事件」犯人たちの洗脳と日本人拉致
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/651.html

日本の闇。日本社会に浸透していたチュチェ思想
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/648.html

演説だけで日本を変えた天才 山本太郎の思想とは
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/652.html
http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/897.html#c11

[近代史3] 日本円と日本の物価は異常に安過ぎる _ 1ドル=50円 が適正価格 中川隆
15. 中川隆[-11144] koaQ7Jey 2019年9月29日 06:48:39 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1673]


ローマで日本人観光客が請求された昼食代に、フェイスブック利用者から憤りの声
© AP Photo / Gregorio Borgia
2019年09月29日
https://jp.sputniknews.com/europe/201909296711618/

日本人女性の観光客2人がローマ中心部のレストランで普通の昼食をとり、430ユーロ(約5万830円)の請求を受けた。これにSNSでは憤りの声が上がっている。


9月上旬、日本人女性2人がローマを観光に訪れ、バチカン近くの世界的に有名なサンタンジェロ城の隣の小さなレストランで控えめな食事をした。

日本人女性たちはスパゲッティ2皿、魚料理2皿、ミネラルウォーター1本を注文し、349.80ユーロ(約4万1373円)の食事代と、約80ユーロ(約9457円)の必須チップという驚愕の請求を受けた。

悲しいことに日本人女性2人は、世界で最も美しい都市の一つの歴史的中心地で昼食をとったことを考慮しても、食べた食事には釣り合わないこの金額を支払わなければならなかった。

日本人女性たちがフェイスブックに投稿したレシートの写真は、日本人だけでなく大勢のイタリア人たちの当惑や憤りも呼んだ。イタリア人たちは同国では外国人観光客が騙されることが珍しくないことを認めた。ローマを訪れた観光客にハンバーガー2個を80ユーロ(約9457円)で販売したり、ポテトチップス付きの手羽先を200ユーロ(約2万3642円)で売ったケースもあったという。

ガイドたちは観光客により慎重になり、特許、証明書、価格が表示されているサービスのリストを持っている人のサービスのみを利用するようアドバイスしている。
https://jp.sputniknews.com/europe/201909296711618/
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/189.html#c15

[リバイバル3] イタリア人が「世界で最も健康な国ランキング」1位!! その理由はオリーブ油? 中川隆
1. 中川隆[-11143] koaQ7Jey 2019年9月29日 06:49:07 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1674]


ローマで日本人観光客が請求された昼食代に、フェイスブック利用者から憤りの声
© AP Photo / Gregorio Borgia
2019年09月29日
https://jp.sputniknews.com/europe/201909296711618/

日本人女性の観光客2人がローマ中心部のレストランで普通の昼食をとり、430ユーロ(約5万830円)の請求を受けた。これにSNSでは憤りの声が上がっている。


9月上旬、日本人女性2人がローマを観光に訪れ、バチカン近くの世界的に有名なサンタンジェロ城の隣の小さなレストランで控えめな食事をした。

日本人女性たちはスパゲッティ2皿、魚料理2皿、ミネラルウォーター1本を注文し、349.80ユーロ(約4万1373円)の食事代と、約80ユーロ(約9457円)の必須チップという驚愕の請求を受けた。

悲しいことに日本人女性2人は、世界で最も美しい都市の一つの歴史的中心地で昼食をとったことを考慮しても、食べた食事には釣り合わないこの金額を支払わなければならなかった。

日本人女性たちがフェイスブックに投稿したレシートの写真は、日本人だけでなく大勢のイタリア人たちの当惑や憤りも呼んだ。イタリア人たちは同国では外国人観光客が騙されることが珍しくないことを認めた。ローマを訪れた観光客にハンバーガー2個を80ユーロ(約9457円)で販売したり、ポテトチップス付きの手羽先を200ユーロ(約2万3642円)で売ったケースもあったという。

ガイドたちは観光客により慎重になり、特許、証明書、価格が表示されているサービスのリストを持っている人のサービスのみを利用するようアドバイスしている。
https://jp.sputniknews.com/europe/201909296711618/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/972.html#c1

[リバイバル3] 敷金礼金ゼロで家賃半額も…超安値の「いわく付き」事故物件に人気殺到!首都圏にも多数 中川隆
33. 中川隆[-11142] koaQ7Jey 2019年9月29日 06:52:24 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1675]
高齢住民の孤独死が週1回…公営住宅団地のスラム化が始まっている
https://biz-journal.jp/2019/09/post_120482.html
2019.09.28 文=牧野知弘/オラガ総研代表取締役 Business Journal


「Getty Images」より


 ニュータウンという言葉は、1944年、イギリス・ロンドン大学のパトリック・アーバクロンビー教授が作成したとされる「大ロンドン計画」に登場したものだ。

 そのなかで、教授は人口が過密化するロンドンを同心円状に中心部から、「内部市街地」「郊外地帯」「グリーンベルト」「周辺地帯」に分け、人口の配置を図った。すなわち、中心市街地である「内部市街地」においては、一定限度においての人口の高密度化は認めるものの、「郊外地帯」では人口の過密化を抑制、都心から20キロから30キロに相当するエリアの「グリーンベルト」では基本的に開発そのものを抑制、そしてそのさらに周辺部を「周辺地帯」として、ここに新たな新都市を構想していこうというものだった。

 新都市では、新しい産業を勃興させ、中心市街地とは別の人口集積を行い、かつ独立した都市圏をそれぞれに形成していくことが基本理念だった。

 この大ロンドン計画に倣ったのが、1956年に制定された首都圏整備法だといわれている。同法では、東京都区部を中心として周辺7県を広域として、郊外部に新しい都市を形成し、都区部などの中心市街地との間にはグリーンベルトを設置するという意欲的なものだった。

 ところが、このグリーンベルトはロンドンでのように開発を抑制するのではなく、建蔽率を低くすることによって緑地を確保することなどが主眼であったために、のちに形骸化し、結果として違法建築が横行することになる。

 そこで1968年に制定された都市計画法において市街化区域と市街化調整区域のようなかたちでの緩やかな規制となり、東京郊外にできた多摩ニュータウンや、大阪の千里ニュータウンなどは、大都市に通勤をする人のための「ベッドタウン」としての意味合いを強めていくことになった。

■「下駄履き団地」

 では、これまでに日本ではどのくらいの数のニュータウンが建設されてきたのだろうか。国土交通省では、1955年度以降に建設されたニュータウンについてリスト化して公表している。まずニュータウンの定義だが、リストにおいてはその対象を、

(1)1955年(昭和30年)度以降着手の事業

(2)計画戸数1000戸以上または計画人口3000人以上を計画したエリアのうち開発面積が16ヘクタール以上のもの

(3)郊外での開発事業であること

などと定義している。この定義によれば、全国のニュータウンは計画地区数で、2009カ所、面積にして18.9万ヘクタールにも及んでいる。大阪府の面積が約19万ヘクタールであるから、その規模の大きさが想像できる。全国の市街化区域の13%がニュータウンというのが現状だ。さらに驚くべきことに、事業が終了したニュータウンは1828カ所、つまり今でも計画段階のニュータウンが181カ所も存在している。

 ところで、ニュータウンの年度別の事業開始地区数の推移をみると、1970年(昭和45年)代前半が供給のピークである。つまり、多くのニュータウンは、現在では築40年以上を経過しており、住民の高齢化も激しく、もはやニュータウンではなく、「オールドタウン」となっていることが伺える。

 ニュータウンの特徴としては開発時期に同じような年齢層の住民が一斉に入居することになる結果として、住民の高齢化が一気に進むという特徴がある。また、団地型の住宅が多く、2DKなどの狭小な面積に画一的な間取りのものが多いため、たとえ子供世代が団地に戻ろうと考えたとしても、同居はおろか、そもそも団地内に住むことに躊躇するような仕様であることだ。

 ニュータウンはその多くが、戸建て住宅と公営団地が組み合わされたものであるが、公営団地についてはなぜか、駅からは遠い場所に建設されてきた傾向がある。民間が供給するマンションは、駅からの利便性を最優先にするから、基本的には駅から徒歩10分以内程度を立地の基準とする。マンションに住む人たちは、第一に利便性を重視する若い方々が多いという経験値に基づくものだ。

 ところが、公営団地の多くがそういった発想には立たずに、駅からしばらくは戸建て住宅、そしてその先に公営団地を設けることが多かった。

 この発想の根幹にあるのが、いわゆる「下駄履き団地」という考え方だ。1970年代前半に供給されたニュータウンの多くは、開発面積も広く、とにかく「量」としての住宅の充足を目指すものだった。また、住宅街の整備にあたっては、まだ大型のショッピングセンターを招致するといった発想はなかった。

 なぜなら、当時はダイエーやイトーヨーカ堂などのスーパーマーケットはすでに各地に店舗展開を行うようになっていたものの、1973年10月には大規模小売店舗法が制定され、大規模小売店舗の出店については厳しい規制がかかったからだ。また、中小小売業者事業活動の保護にも社会的に大きな関心があったために、この頃開発された多くの団地は、団地の低層部分に中小の小売店舗を誘致するという手法を採用したのだ。

 その結果、小売店舗を擁する公営団地はいわば、町の中心になければならない。ということは、公営団地はニュータウンのどこからでもアクセスのよい場所に構える必要性があったのだ。駅近くに立地したのでは、町のはずれから買い物に来るのではさぞや不便であろうと考えたのだ。

 この考え方の背景には、当時としては当たり前だった家族構成がある。つまり、駅に出て電車に乗り降りするのは夫が中心。妻はその多くが専業主婦で、家から基本的には出ない。そこで、どの家からも歩いて、または自転車に乗ってアクセスできる、町の中心部に店舗があることが望まれたのだった。

■住宅にも「スラム化」

 こうした環境下で建設された公営団地の多くでは、今困った状態に陥っている。住民の高齢化と建物の老朽化だ。公営住宅は低廉な家賃が売り物で、分譲住宅には手が届かない人たちがとりあえずはここに住み、やがて子供の成長ともあいまって、分譲住宅を購入し、転出していく。そのあとに、再び、若い世帯が入居する。こんな人口循環を前提に供給されてきた。

 ところが、多くの住民は固定化し、また若い世代がどんどんその数を減少させていくなかで、公営団地の住民は毎年歳を重ね、住民の高齢化の問題が起こってきた。特に分譲された公営団地では、部屋の面積が小さく、若い世帯が入居するには、間取りや住設機器も不十分、ということで、年老いた親だけが細々と住む、そんな構図になっている。

 ある公営団地を管理している民間の住宅管理部長の話によれば、公営団地になるほど、修繕維持積立金は枯渇し、管理費をまともに支払うことができない住民も出現、支払いの督促をしても、話の内容をよく理解していないのではないかと思われる高齢者が多いとのことだった。この部長は、私に小声で次のようにささやいた。

「実は最近公営団地の管理はあまりやりたくないのです。これまでせいぜい半年に1人くらいだった高齢者住民の孤独死が、最近では月に1回、いや週に1回くらいのときもあるのです」

 寝たきりの高齢者や認知症を患っているとみられる高齢者を抱えながらでは、団地が分譲のものであれ、賃貸のものであれ、なかなか思うように大規模修繕を施すことはできない。ましてや建替えを行うことは至難の業。

 その行きつく先は、スラム化である。これまで住宅のスラム化は、どちらかといえば、外国での話と我々日本人は考えてきたが、平成バブルの崩壊から、社会の激しい二極化、「富める者」と「貧する者」の差は開くばかり。そして、良い悪いは別として、日本で働く外国人労働者の増加。今後、日本の住宅にも「スラム化」の波は着実に押し寄せてくることだろう。

 築年数が40年を超えてきた多くの公営住宅団地はまさに今、その入り口にあるのだ。

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/662.html#c33

[近代史3] なぜ生活保護申請担当職員は所持金600円のシングルマザーを追い返すのか? 中川隆
2. 中川隆[-11144] koaQ7Jey 2019年9月29日 07:04:39 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1673]

ドイツ:生活保護の約4割を外国籍が受給(難民申請者はこれと別枠で受給)
日本も外国人の受給者が増加 2019年09月29日
https://ameblo.jp/evening--primrose/entry-12530268071.html


ドイツの生活保護 「Hartz-IV(ハルツ・フィア)」という、2005年のシュレーダー政権の時に出来た法律についてこちらの記事で説明があります。働くより良い暮らしができるのです。

Hartz-IV(ハルツ・フィア)とは?緒方−ヴェストベルグ 美樹の “グローバル インナーマッスル”ブログ様

これは9年前の記事ですが、「働く人は、バカ」というような風潮が広まり、勤勉なドイツ人というイメージとは違う現象が起きていたようです。

国民が堕落(?)して、やりたくない仕事をさせるために移民を入れて、やがて自分の国が混乱してきた、ドイツはそういう経緯を辿っているようです。

連邦雇用庁の統計では、約4割のHartz-IV受給者が外国籍だということです。

毎月€40億(5千億円弱)の税金を外国人の衣食住、教育、医療に投入しているのです。

受給者の63.6%がドイツ人で一番多く、次に多いのがシリア人の10.5%、トルコ人4.2%、イラク人2.5%、アフガニスタン人2.2%、EU加盟国のブルガリア人が1.6%となっています。

シリア難民の教育レベルはアフガニスタン、エリトリア、ソマリアなどに比べると高いそうですが、それでも、シリア人は4人に3人がHartz-IV受給者です。シリア人は44%強が無職ですが、この無職には「統合」コースや、「職業語学」コースに参加しているシリア人はカウントされないため実際にはもっと多いのです。

Hartz-IVという生活保護の40%を外国人が受給しているドイツですが、実は難民申請中の外国人への給付金は難民申請者給付法で別枠となっており、Hartz-IV(ハルツ・フィア)の数字には含まれません。

現在90万人がEUで難民申請手続きを待っており、うち44%がドイツにいるため、約40万人が

Hartz-IV(ハルツ・フィア)とは別枠の社会保障を受けながら暮らしているのです。

AfDのRené Springer氏は、「ドイツで現在起きている唯一の【統合】は、ドイツの社会保障システムへの系統的統合だけだ」と指摘しました。

https://www.welt.de/politik/article200708580/Migration-Drei-von-vier-Syrern-erhalten-Hartz-IV.html

https://voiceofeurope.com/2019/09/germany-40-percent-of-welfare-recipients-are-foreigners/

日本の今年6月の生活保護受給は163万4303世帯 207万5282人となっています。

平成28年には外国籍の受給が約4万8千世帯、7万2千人となっていて、10年前より48%増えました。外国人全体の増加が同時期24%増なので、滞在すべきでない外国人が増えていると考えられます。

生活保護に至る外国籍の分析が必要だとして、在留資格別人数の把握等を政府に質問した議員がいるのですが、H30年12月の安倍首相の回答は、「政府として在留資格別の当該保護の受給者数を把握することは考えていない」ということで、外国籍の生活保護が急増していることに全くの無関心という無責任極まりないものでした。ムキーッ

また、外国籍の生活保護受給者は無料の医療を受けられ、受診回数が多いそうです。


医療費が全額公的負担となる生活保護受給者のうち、独居者や外国籍の人は必要以上に医療機関に通う「頻回受診」をしている割合が高いとする調査結果を東京大、千葉大などの研究グループが6日までに発表した。(日経)


日本はドイツほどまだ酷くなっていませんが、周回遅れで真似してますから似てくるでしょう。

国民の間に「働くことが損」と感じる不公平な社会保障があれば、どんどん勤勉さは失われていきます。

わが国の個人所得課税は、国税である所得税と地方税である個人住民税によって行われています。(国税庁HPから)

税収における割合は下図からわかるようにH30では31.5%となっています。


https://ameblo.jp/evening--primrose/entry-12530268071.html

(あなたのファイナンス用心棒 吉澤大ブログさまより引用)

住民税世帯非課税となっている対象者は、約3100万人程度と推計される(厚労省資料27頁)という記述があり、国民の4分の3ほどが納税している世帯に属しているということです。

住民税が非課税なら所得税も非課税であり社会保障、年金保険料、NHKの減免などの強制的な負担も大幅な負担減(=他の納税者の負担)となっています。

※所得税と個人住民税(均等割り、所得割)についてはこちらにわかりやすい説明あり。

日本の政治が財界の主張通りに動くので法人税の引き上げは出来ません。

そして、国民の4分の1が負担しないまま、残りの4分の3だって苦しい家計が多い中、さらにこの中間層の個人所得ばかりに負担をさせることは出来ないわけです。


https://ameblo.jp/evening--primrose/entry-12530268071.html


https://www.news-postseven.com/archives/20190928_1460514.html から引用)

1人当たりの所得税負担額がこちら。リンク先では他の年も見られます。

(日経)

消費税増税が激しい反発を生まないのは、現在納税している人たちが、自分たちの税金だけを上げるなら全員の消費税増税の方が公平だと考えているのかもしれません。

新しい経済学で違う選択肢もあるようですが今すぐ採用されそうもありませんし、消費税が間違った税だという説に理解はしても、生涯タダ乗りのような人から取るのは間接税(または労役)しかないような気もするのです。

行政サービス、福祉など過剰な要求をする人たちがいますが、だれが払っているんですか?

中間層にばかり負担させれば彼らは疲弊します。それでも上へ行ける人もいますが、多くは下に引きずり降ろされるでしょう。

クリップ上級/下級への残酷な分断進む「一億総中流」が崩壊した背景

自分に税負担があれば政治に関心を持つでしょう。欧州みたいな高税率になれば税金は払う誰かの問題ではなく自分の問題となり、使い方にも厳しい目が向くと思います。

そして苦しくなる生活に追い打ちを掛けるように、安倍首相が低レベル移民をどんどん入れるので「外国人の子ども、2万人不就学か」というように、将来の治安悪化と財政悪化に貢献しそうな事態が次々と現れ始めています。メディアが何度も報道するのは、日本政府に支援策を求めているということです。

しかし、外国籍の子供の将来は日本人が考えることではなく、その子の親が考えることであり、日本のレベルに達しない親も子供もビザを取り消して国外に退去させれば済むことです。詳しくは過去記事に書いています。左下矢印

ノルウェー:財務大臣「子供の貧困と格差拡大の原因は移民!」日本だって外国人に施す義理も金もない!

前出のように、安倍政権は外国籍の生活保護を問題視していませんので、自活できない外国人を国外退去させることもせず、原因究明も嫌いなので増えるに任せるということになります。日本に居ついてしまった貧困移民は欧州の偽装難民の役割を日本ですることになるのです。どういう役割かというと、一生日本人の納税者に迷惑をかけ、たかるということです。
https://ameblo.jp/evening--primrose/entry-12530268071.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/633.html#c2

[近代史3] 新自由主義を放置すると中間階層が転落してマルクスの預言した階級社会になる理由 中川隆
45. 中川隆[-11143] koaQ7Jey 2019年9月29日 07:12:21 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1674]

上級/下級への残酷な分断進む「一億総中流」が崩壊した背景 2019年8月14日
https://news.livedoor.com/article/detail/16924829/

ざっくり言うと

現在の日本における「一億総中流」は幻想にすぎないと作家の橘玲氏は語る
欧米先進国を中心にリベラリズムが広がり、日本にも変化をもたらしたと説明
「ロングテールの世界」へと変貌し、上級下級の分断が加速しているという


「一億総中流」社会から「上級国民/下級国民」への分断が進むワケ 2019年8月14日

「ベルカーブの世界」から「ロングテールの世界」への変化が社会を分断させている

https://news.livedoor.com/article/image_detail/16924829/?img_id=22051855

 かつて昭和の高度経済成長期には中間層の増大から「一億総中流」なる言葉が生まれ、平成から令和へと時代が変わっても、いまだにその言葉が日本社会を象徴するものと信じている人たちがいる。その一方で、「実は自分たちが中間層というのは思い込みで、本当は上級と下級に分断されていて、その格差は拡大するばかりなんじゃないか」と薄々気づいている人たちも少なくないかもしれない。

 作家の橘玲氏は、新刊『上級国民/下級国民』で、そんな日本人の本音をあぶり出し、さまざまな視点から論考を重ねている。

「すでに一億総中流は崩壊し、上級/下級への分断の流れは後戻りしようがありません。それは『ベルカーブの世界』から『ロングテールの世界』への変化なのです」と同氏は説明する。

 まず「ベルカーブの世界」とは、別掲の図上のように、富の蓄積が平均値を中心に正規分布する曲線のことで、中間層が最も厚くなっていて、上流、下流ともになだらかに少なくなっていく状態を指す。「昭和」の日本社会が「一億総中流」といわれたのも頷ける。

 しかし、そんな状況がいつまでも続くわけではない。

「グローバル化によって世界が全体としてゆたかになった代償として、欧米先進国を中心に『自分の人生を自由に選択する』というリベラリズム(自由主義)が広がり、共同体が崩壊して社会が流動化するとともに中間層が崩壊しました。その流れが日本社会にも大きな変化をもたらし、富の分布も『ロングテールの世界』へと変貌しているのです」(橘氏)

「ロングテールの世界」(図下)では、ほとんどのことがショートヘッド(平均)近くに集まる一方、ロングテールには「とてつもない富」を手にする者が出現する。

「ベルカーブの世界では大半がサラリーマンと専業主婦家庭で、『高給とり』といわれる人でもせいぜい年収1000万円を超える程度でした。それがロングテールの世界に変わったことで、年収300万円以下の非正規社員などのショートヘッドと、新卒で年収3000万円を提示されるエンジニアや、株で年収3億円を稼ぎ出す20代といったロングテールが生まれた。かつて分厚く形成されていた中間層が崩壊し、『下級国民』と『上級国民』の分断が加速しているのです。

 実際、アメリカでは、ビル・ゲイツ氏(マイクロソフト創業者)やジェフ・ベゾス氏(アマゾン・ドット・コム共同創業者)をはじめ、最富裕の上位400人が所有する富が下位50%の富の合計を上回り、上位1%が米国の個人資産の42%を所有するほど、富の集中と格差の拡大が進んでいるとされています。

 もはや日本でも『一億総中流』は幻想にすぎず、ベルカーブの世界へと戻ることはありえない。ショートヘッドの『下級国民』とロングテールの『上級国民』へと分断された社会でどう生き延びていくかという“残酷すぎる現実”にさらされているのです」(橘氏)

◆橘玲(たちばな・あきら):1959年生まれ。作家。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎文庫)、『言ってはいけない 残酷すぎる真実』(新潮新書)などベストセラー多数。新刊『上級国民/下級国民』(小学館新書)が話題。

*編集追記:さらに詳しい解説については、橘玲氏のブログを参照。
〈『上級国民/下級国民』をベルカーブとロングテールで説明する〉(https://www.tachibana-akira.com/2019/08/11838


https://news.livedoor.com/article/detail/16924829/
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/350.html#c45

[自然災害22] 繰り返される少女を使った世論操作 taked4700
18. 中川隆[-11142] koaQ7Jey 2019年9月29日 07:22:29 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1675]

2019-09-28
地球環境危機は手遅れ寸前。冷笑などしている場合ではない。
http://vergil.hateblo.jp/entry/2019/09/28/142201


■ グレタ・トゥーンベリさんの怒り

23日、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんが国連気候行動サミットに出席し、大人たち、とりわけ各国指導者層がただちに破滅的事態を防ぐための具体的な行動を起こすよう、怒りを込めて訴えた。


気候変動の危機を訴え、各国政府に対策を呼びかけるスウェーデン出身のグレタ・トゥーンベリさん(16)は23日、国連本部で開かれている気候行動サミットに出席し、地球が大量絶滅の時代に直面する今、大人たちが積極的な対策をとらずに失敗すれば、自分たちの世代は絶対に許さないと、激しい口調で各国代表に訴えた。

翻訳家のT.Katsumi (@tkatsumi06j) さんが演説の全訳を公開されているので、一部引用する。


note.mu


(略)あなた方は私の夢を、そして子どもでいられる時代を空っぽの約束で奪い去りました。それでも私はまだ幸運な方です。苦しんでいる人びとがいる。死にゆく人びとがいる。生態系そのものが崩壊していっている。私たちは大量絶滅の兆しの中にいる。なのにあなた方は未だに、お金や《永続的な経済成長》といったおとぎ話しかできないと?よくもそんなことを!

科学が30年以上にわたって示してきた結論はきわめて明確です。なのによくもあなた方は、必要な政治的決着も解決策もまったく見通しが立たないというのに、現実から目を逸らしながら、《我々は十分できることをやっている》などとここで言えますね!

(略)

10年で [二酸化炭素の] 排出量を半分にしようという考え方がありますが、それによって世界の気温上昇を摂氏1.5度以内に抑えられる可能性は50%しかなく、後戻りの効かない人間の制御できる範囲を超えた連鎖反応が始まるリスクも同様です。

(略)

私たちにとって、50%のリスクというのは単純に、受け入れられるものではありません。その結果と生きていかなくてはいけないのは、私たちなのですから。

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が出したもっとも楽観的な確率、すなわち気温の上昇を摂氏1.5度以内に抑えられる可能性である67%を実現するには、2018年の1月1日以後、残り420ギガトンの二酸化炭素しか放出できない筈でした。

今日、この数字は、すでにあと350ギガトン未満にまで下がっています。これまでと同じように対処していれば問題は解決できるとか、何らかの技術が解決してくれるとか、よくもそんな風にご誤魔化せますね!

今の放出のレベルのままでは、あと8年半も経たないうちに許容できる二酸化炭素の放出量を超えてしまうというのに!

(略)

あなた方は何もしていません。若者たちはあなた方の裏切りに気付き始めています。未来を担う世代の目は、あなた方に注がれています。もしあなた方が私たちを裏切ることを選ぶのならば、私はこう言います。

「絶対に許さない」と。

言い逃れは許しません。

今、ここで、私たちの我慢は限界に達しました。世界は目覚め始めており、あなた方が好むと好まざるとにかかわらず、変化は必ず訪れます。

■ 対処に失敗すればペルム紀末大絶滅の二の舞

彼女の抱く怒りと危機感は当然のものだ。

温暖化による被害というと、一般には夏の酷暑や冬の大寒波といった気候の極端化、台風の強大化による暴風・豪雨の頻発、海面上昇による沿岸地域の水没、といったものが想像されるだろう。それだけでも十分危機的だが、考えられる最悪のシナリオはそんな甘いものではない。

温暖化がある一定のレベルを超えると、極地の永久凍土層の氷の中に閉じ込められているメタンや低温高圧の深海底に堆積しているメタンハイドレートが溶け出し、メタンガスとなって大気中に放出される恐れがある。

メタンガスは、二酸化炭素の20倍という強力な温室効果ガスだ。これがいったん大量に放出され始めると、放出されたメタンガスによる温度上昇がメタンの融解を促進し、さらに大量のメタンガスが放出されるという、正のフィードバックが始まってしまう。世界のメタンハイドレートの総量は数千兆立方メートル(天然ガス、原油、石炭の総埋蔵量の2倍以上)もある。いったんこのサイクルが回りだしたら、もはや二酸化炭素放出量をいくら削減しようと手遅れだ。

このような温暖化の暴走を、地球は過去にも経験している。今から約2億5千万年前、古生代ペルム紀末に起きた大絶滅だ。

このときは、現在のシベリアにあたる位置で地球史上最大規模の噴火活動が発生し、数百万平方キロの面積を溶岩が覆い尽くした。(この噴火活動の痕跡が、今もシベリア・トラップと呼ばれる洪水玄武岩の大地となって残っている。)この噴火で放出された膨大な温室効果ガスが急激な気温上昇を引き起こし、深海のメタンハイドレートが気化、更に気温が上がるという悪循環が発生した上、水温の上昇によって海水の大循環が止まり、海は酸欠状態に陥った。

その結果、全生物種の90から95%が絶滅、地球は文字通り死の星と化した。恐竜を滅ぼした白亜紀末の大絶滅(全生物種の約70%が絶滅)より激烈な、地球史上最悪の大絶滅である。火山活動が終息した後も、生態系の回復には数百万年を要したという。[1]

人類の活動の結果としてこのような温暖化の暴走が起こりうるのかについては、専門家の間でも意見が分かれている。しかし、可能性が否定できない以上、最悪のケースを想定して対策を進めるのが理性ある人間として当然の義務だろう。暴走が起きることが明らかになったときには既にポイント・オブ・ノーリターンを越えていました、では話にならないからだ。


news.yahoo.co.jp


ぞっとするニュースだ。米国ワシントン大学の調査によると、ワシントン州、オレゴン州の沖合の海底でメタンガスの大量放出が起きているらしい(関連情報)。(略)もし、世界各地の海域でメタンハイドレートの融解が始まったら、最悪の場合、人類滅亡をもたらす大災厄となりうる。今回の大量放出が即、そうした状況につながるわけではないだろうが、危険な兆候として、注視すべきである。

(略)

温暖化の暴走が起きるのか、ということについては、専門家の中でも意見が分かれている。ただ、ペルム紀に実際に起こったことであり、人間活動による温暖化進行によって、絶対に暴走が起きないという保証もない。だからこそ、自然エネルギー普及・省エネ推進を行い、森林の乱開発を止めるなど、温暖化をこれ以上、進行させないための努力を、これまで以上に尽力する必要がある。

だが、その地球温暖化対策でも、日本においては、安倍政権や大手電力会社などの振る舞いが問題となっている。火力発電の中でも、最もCO2を排出する石炭火力発電を推進。現在、国内で48基の新規建設が計画されているほか、海外にも石炭火力発電を輸出しようとしているのだ。これまで、温暖化対策に後ろ向きだった米国ですら、石炭火力発電規制を決めたという中、あり得ないKYぶりである。

■ 若者の真剣な訴えを嘲笑するどうしようもない人々

しかし、トゥーンベリさんの国連での演説が報道されると、たちまち彼女を非科学的だの操られているだのと誹謗中傷する言説が社会に溢れ出した。

冷笑派とは、社会構造の改善や予想される危機への対処を「やらない」ために屁理屈をこね続ける愚か者たちだということがよく分かる。こういう連中がはびこるほど破滅的事態の可能性は高まっていく。

[1] Discovery Channel 『地球・46億年の大変動 巨大噴火』 ほか

http://vergil.hateblo.jp/entry/2019/09/28/142201

http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/718.html#c18

[自然災害22] 繰り返される少女を使った世論操作 taked4700
19. 中川隆[-11141] koaQ7Jey 2019年9月29日 07:29:40 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1676]
2019年6月7日。ニューズウィークは、豪メルボルンの独立系シンクタンク「ブレイクスルー」の報告として
『2050年人類滅亡!? 豪シンクタンクの衝撃的な未来予測』

という記事を書いている。そこにはこのように書かれている。


『2050年までに気温が3度上昇する。1.5度の気温上昇で西南極氷床が融解し、2度の気温上昇でグリーンランド氷床が融解する』


『気温が2.5度上昇すると、永久凍土が広範囲にわたって消失し、アマゾン熱帯雨林は干ばつに見舞われて立ち枯れる。ジェット気流が不安定となることで、アジアや西アフリカの季節風にも影響が及び、北米は熱波や干ばつ、森林火災など、異常気象の被害を受ける。陸地面積の30%以上で乾燥化がすすみ、南アフリカ、地中海南岸、西アジア、中東、米国南西部、豪州内陸部で砂漠化が深刻となる』

http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/718.html#c19

[リバイバル3] BGM用にしか使えなかった高額なジョーダンワッツのスピーカー _ 天才 E.J.Jodan は結局何がやりたかったのか 中川隆
21. 中川隆[-11146] koaQ7Jey 2019年9月29日 07:50:57 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1671]

北欧からの旅人 EAD E100HD2
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1971402262


かつてE.J.TED.JORDANという、スピーカー造りの名匠がいたという。

私には縁もゆかりもない、というところだが、実は、知人がALR JORDANのEntrySというスピーカーを使っていた。あのジョーダンかという感じだ。

自分が使うことになるとは思わなかったが、GWを前に数か月ほど、このジョーダン氏の傑作フルレンジ、JX92Sという5インチもしくは13センチ前後のスピーカーを源流に持つ、2種類のユニットを購入することになったのだ。

世界にはフルレンジにこだわる人がいて、日本では長岡氏が目立つが、アメリカのBOSE、イギリス・ヨーロッパではこのJORDAN氏もいたのだろう。
家庭用で、理想は10センチから15センチの間ぐらいじゃないかというのは共通している。

そして、このたび5インチフルレンジを物色していた私がJX92Sの末裔に出合ったのは偶然とはいえまい。
メタルコーンというのが異色。

通勤中のスマホでJORDAN氏の活動の記録を読む。
最近はなんでも情報が手に入る。
アダプターリングがなかなか作れないので、手元に大事に置いてあった2種類。
ついに鳴る日が来た。

まずは、スウェーデンEAD社のE100HD2。

EADのEはESOTERICのEだったりする。
JORDAN氏が老いて事業を縮小するにあたり、ユニットの製造ライセンスを譲った(?)のがEAD社。
歴史があるので、3回ぐらいは改良しているようだ。

ルックスをみると、北欧家具の雰囲気が漂う。
写真は照明が良くないが、実際はけっこういい感じ。これならフィンランドバーチにしたかった。

何年か前、ロンドンを旅したが、フィンランド航空を使ったことで、北欧とイギリスのつながりを知った。

BBC響は実に自然にシベリウスを演奏した。
航空機のデザインも素晴らしくて、このラインの文化は大好きだ。

また、製作はデンマークのScanSpeak。ウィルソンオーディオやPIEGAなど、ため息が出そうなハイエンドスピーカーのユニットを作っている。


E100HD MK2

能率 86.2デシベル
Q0 0.44
m0 5.3
1キロちょっと
メタルコーン

国籍:スウェーデン
   製作:デンマーク ScanSpeak
   原案:イギリス
価格:6万ぐらい


音はどうか。

キャビネットと全く合わないこともありうる。
とりつけてすぐの測定で、拍子抜けするほどワイドレンジでフラットな特性。
能率を低くして、管理が完璧なのだろう。

ドイツの雑誌による2017年のレポートでは、インピーダンスのコントロールが巧みで、高域の上限が伸びたという。確かに、スーパーツィーターが不要なほどの特性。

造りは、もっと高額のEikona2に酷似していて、むしろマグネットはより大きく、なぜか銅色になっている。

原案は古いユニットなので、フルトヴェングラーをかけてみると、AUDAXの味は出ない。
弦楽器が得難く素晴らしいという評が何人かからあったので、ヤンセンとロンドン響でブリテンのヴァイオリンコンチェルト。デッカの新しい録音。

これがドハマりで、ちょっと聴くつもりが聞き惚れてしまった。
ヤンセンの沈み込んで弾くスタイルが見えるよう。

ヴァイオリンコンチェルトは、歪んだ音を辞さずオーケストラに戦いを挑むような、どこかロックな感じがあるが、その気迫が良く出る。
ヴァイオリンの木の感じは出ないが、弦の金属の感じが出る。これが、弦が絶賛される理由だろう。

もたもたした感じの音ではなく、木の共鳴管のボワボワ感も一掃された。
ポップ系は軽快に鳴る。
メーカーは、ジャズやブルース、ボーカルが得意と書いている。

メタルコーンというと、フィルジョーンズという人もいて、AE1とかAE2が有名。
確かに、いまみるとすごく魅力的な感じ。

吉田苑というショップが推していて、ハイスピードでヤンチャな音という。
鈴木哲氏のかかわる機器(一時のLHHとか)と共通する感じだろう。

メタルを小口径で使うとそうなりそう。一方で、MG130HRは独特の甘い感じがあって、メタルのコーティングかもしれないが。

E100HDはどちらの方向性も感じるが、扱いがうまくて成熟した音だ。

求心的な表現が得意で、基本的に気に入った。
欠点は、何を聴いても単色というか、特定の色になるようだ。

ただこれは、コーンの銀色が印象的で、それを想起してしまうからかもしれない。
私は機器の色をかなり気にして、アンプのブルーのライトは黒テープで覆ってしまうほどなので、個人的な問題かもしれない。
コーンが黒塗装なら、どうか興味はある。

ラトルのモーツァルトを聴いていて、ずっとこの印象でオケを聴くかな?、と。処分になるなら調整をこだわることもない。
急遽本命のEikona2に変更を試みた・・・


コメント

mixiユーザー2019年05月05日 13:55

意識したわけでは無いのですが、現在フロントがオーディオフィジック、リアはEntrySとアルミコーンで揃っています。
元気だけど暴れが少なく、やんちゃな方向では無いですね。たまにFEが懐かしくなります。


mixiユーザー2019年05月05日 14:17
> mixiユーザー 

オーディオフィジックかっこいいですね。さすがドイツ。0Qさんはウィルソンオーディオ使ってた人だから、スピーカーには最大限の思いがありますよね。
やんちゃかどうかは、結局、紙やメタルの問題でなく、製作者かもしれないですね(笑) 私は当分やんちゃはいいですが、求心的であるがゆえの過激さには惹かれます


mixiユーザー2019年05月05日 14:55

長らく使ったユニットでした。やや金属の音が乗りませんか?
マークオーディオのマークさんによると、マークさんがそのユニット開発にか関わったそうです。
東京オーディオベースでマークさんにJX92Sを使った自作スピーカーの写真を見せたら、「懐かしい!」といろいろ昔話に繋がりました。
その発展で今のマークオーディオの金属コーンの各ユニットがあるそうですよ。

mixiユーザー2019年05月05日 17:22
> mixiユーザー 

そうですか、お使いでしたか。
マークオーディオは取付穴が合わなかったので泣く泣く候補から外しました。
共同制作されてたのは知ってましたが、ジョーダンかジョーンズか、どっちだったっけと検索すると、いまはわからなくなってました。
ユニットは、オークション出品のため写真を撮ったところですが、デザインが凄く綺麗です。AUDAXに戻すとすごく紙の音で、逆に言えば金属の音だったんでしょうね。でも、改良ゆえかいかにもという感じはないです。
紙の、中低域があいまいでもごもごして(味になる?)というところがクリアになるようです


mixiユーザー2019年05月05日 18:21
このユニットを15年以上前に積極的に輸入していたヒノオーディオの亡くなった親父さんによると、製造はすでに中華だったそうです。中華ユニットや台湾のオーディオトランスに早くから目をつけていたあたりも、さすがはヒノオーディオでした。


mixiユーザー2019年05月05日 19:51
> mixiユーザー 

ヒノオーディオで検索するといろいろ出てきました。文化が終わっていく感じは残念です。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1971402262
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/859.html#c21

[リバイバル3] 3万円のドイツ製プロ用パワーアンプ thomann S-75mk2 と数百万円のハイエンドアンプとでは電源ケーブルを変えた位の差しか出ない 中川隆
24. 中川隆[-11145] koaQ7Jey 2019年9月29日 08:05:55 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1672]

プロ用パワーアンプが教えてくれること まとめ
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1972169873


トーマンS75、業務用パワーアンプ。

ドイツ本国から送料無視なら12000円という、驚愕の低価格。
これで、150万、50キロというようなアンプと大差ないようなクオリティになることがある。

なんなのだ、これは?


1.量販効果・・・説明書を見ると、いろんな国向けに売っている。業務用なので、スタジオ等、数が見込めるのだろう。

プロ用ケーブルが安いのと同じ理屈。何百メートルという単位で作るのと、「0.99999999%の純度の銅を超低温処理すれば音がピュアだ」とかいう変人向けに作るのでは、効率が違いすぎる。


2.パワーアンプはスピーカーの能率と音量によって、必要性が変わる。一般家庭で高能率フルレンジ中心とかだと、高価な重量級は不要。
むしろ、小さなトランスのノイズの少なさ、トランジスタの出力適正化がある?

3.中国製造の物価の違い・・・20年も前だが、上海で、1個5円みたいな肉まんが妙に美味しくていまだにおぼえている。

4.パワーアンプの技術が、AB級アンプでは成熟して、高価な最新機とも技術的差が特にない。


5.シンプル・ストレートは音によいことがある。コンパクトさも強度アップにつながることも。軽量も、余計な音がつかないこともある。


6.オーディオメーカーのシリーズではないので、安い機種だからと差別がない。たとえばDENONなら、下位機種のPMA390はわざわざ電源コードを安物にしてある?


7.スタジオ用ということで、ニュートラルな黒子に徹する姿勢で、他機種の個性を邪魔しない。


8.バランスケーブルや電源ケーブルは交換可能で、スタジオのためバランス接続に特化しているのが潔い(一昔前のオーディオメーカーだとRCAで音決めしてバランス接続はオマケ)。


9.そもそもオーディオメーカーの製品が、趣味性を求める芸術品みたいなものなので、割高。たとえば、3000円ぐらいまでのワインなら、オーソドックスに製造技術の差で味にクオリティ差が出るかもしれないが、5万とか10万のワインとなると、微妙な味わいの違いを訴求している。それを求める人がいるなら、ぼったくりとはいえない。


10.広告宣伝、営業活動でオーディオ評論家に配ったり等のコストがない。

11.オーディオ機器などブライドにすれば違いに気づく人などいない?

12.bswanが駄耳

こんなところかなあ・・・ 
他にあれば教えてください。

S75は、脚の安っぽさとがたつきがあきらかな弱点なのと、軽すぎて動いてしまいよくない。

そこで、AETの真鍮インシュ(2000円ちょっとで、厚さ7ミリ)を3ミリソルボセインで底板に接着、さらに、ウェルフロートボードにも接着してしまった。

ウェルフロートは、軽い機器の安い脚を取って載せると良さそうに思えるが、意外とそうでもない。重量級の金属の塊みたいなものに柔軟性を与えるのには抜群の効果があるようだ。

なので期待薄で、実際、自然というか柔軟というか輪郭のない感じのキャラがかぶって、大差ない感じがしたが、数日たつうちによい感じもしてきた。

とにかく変なキャラがなく自然な感じの音で、メタルコーンの5インチフルレンジはやや低能率だが、ファーストワットJ2より伸び伸び鳴らす感じだ。
ファーストワットの評判の良さを考えると、驚きのコストパフォーマンス。

思いだしたのは江川三郎先生だ。
私がオーディオ入門した時、PMA390とかの安くて高性能なプリメインを高く評価され、量販効果で安いので、これを2台使って左右別々に鳴らすんだと主張しておられた。

左右分離の良さということ。
トランスの問題も言っておられ、大きくしたら磁気漏れ対策が大変だと。

ある記事では、知人に、ダイヤトーンの16センチ2ウェイのゆったりしたトールボーイに、68000円のアンプを組み合わせて薦めた。

知人は、音質に不満はないが、こんな価格のアンプでは自分がかわいそうだと表現した。「この点はそれぞれ各人の価値観の求め方の違いで私がふみ込むことのできない領域であると思っている」と。

S75は、オーディオが熱かった時代の「Stereo」誌を思い出させて懐かしい、素朴な音がする。

江川式に左右用を輸入して、スピーカーマトリックス用に1台使うか迷っている。価格は何の問題もないが、おおげさだ。

https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1972169873

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/983.html#c24

[リバイバル3] オールド QUAD の安物アンプは名機なのか? 中川隆
56. 中川隆[-11144] koaQ7Jey 2019年9月29日 08:34:52 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1673]

2019年09月15日 QUAD


QUADは、1996年ぐらいまでは小規模経営で良心的な、いわゆるアキュフェーズ的な存在だったようだが、資本主義の波に飲み込まれたようだ。

定価はペア70万近くだが、これはボッタクリハイエンドオーディオ価格だろう。
ただ、真空管はなにかとトラブルの多いイメージなので、中国製でないとか、2005年発売でいまも現行品が売っているとかいうのは、凄い心強さだ。

QUADというと、正統なるブリティッシュサウンド、格調高きクラシック、穏やか、柔らかというイメージのようだ。また、QUADのDはドメスティックのDらしく、小型で使いやすい、やたらオーディオマニアックでなく、音楽に寄り添い、ということらしい。

昔は修理も格安で、修理パーツがなくなったら製造、モデルチェンジもほとんどなく、長く使えるものだったらしい。

QUADU も、65年も前のアンプの復刻で、20年のロングセラーのものだったという。

先日、QUADの最近の小型スピーカー11L Classicを購入された友人宅に伺ったが、確かに、「(クラシック)音楽(家で小音量で)聴くならもうこれでいいんじゃないですか」が私の第一声に近いものだった。

インフィニティのルネッサンス90が、パワー不足?で「俺はくすぶっている」という雰囲気、サラリーマン的な日本製アンプの音色で鳴っていた記憶と較べての感想である。

小さいアンプなのはとても好ましいが、どんな音になるのだろう?
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1972980301
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/840.html#c56

[リバイバル3] BGM用にしか使えなかった高額なジョーダンワッツのスピーカー _ 天才 E.J.Jodan は結局何がやりたかったのか 中川隆
22. 中川隆[-11143] koaQ7Jey 2019年9月29日 08:50:44 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1674]

EAD Sweden AB Webshop - OEM
https://www.eadsweden.com/oem/

EAD 販売代理店 マロニエオーディオ 
http://www.maronieaudio.com/
http://www.maronieaudio.com/item.html


▲△▽▼


“EAD(Esoteric Audio Devices) E100HD”用、ブックシェルフ型バックロードホーン(前面開口DD-BH)〜 2015年12月22日
https://community.phileweb.com/mypage/entry/3708/20151222/


■EAD E100HD(13cm Full-Range)
https://community.phileweb.com/images/entry/497/49763/1L.jpg?1450875257


■DDBH-E100【設計図】
https://community.phileweb.com/images/entry/497/49763/2L.jpg?1450875257


【推奨ユニット】
EAD E100HD
EAD E100
Jordan JX92S
EMS LB6
PARC Audio DCU-F131W
PARC Audio DCU-F131PP
PARC Audio DCU-C131W(コアキシャルスピーカー)
PARC Audio DCU-C131K(コアキシャルスピーカー)
CIARE HX135


■DDBH-E100【板取り図-01】
https://community.phileweb.com/images/entry/497/49763/3L.jpg?1450875257


■DDBH-E100【板取り図-02】
https://community.phileweb.com/images/entry/497/49763/4L.jpg?1450875257

https://community.phileweb.com/mypage/entry/3708/20151222/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/859.html#c22

[リバイバル3] BGM用にしか使えなかった高額なジョーダンワッツのスピーカー _ 天才 E.J.Jodan は結局何がやりたかったのか 中川隆
23. 中川隆[-11142] koaQ7Jey 2019年9月29日 08:59:34 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1675]
E.J.JORDANの体制に変更 2007-09-23


E.J.JORDANのWEB SITE情報によると、ESOTERIC AUDIO DEVICESと提携する事になったようです。今後、E.J.JORDANのユニットは、EAR社が担当します。JORDAN氏も高齢ですので、負担の少ない形を選んだのでしょう。JORDAN氏はシニア・アドバイザーに就任するようです。

http://www.ejjordan.co.uk/

EAD社のリンクです。現在は、JX92Sのみ生産しています。(JX92Sが生産完了になったという情報を流している人がいますが、その情報は間違っています。)

http://www.esotericaudiodevices.com/

気になるのは、部品供給の関係で製造完了となっているJX125、JX150の再生産が検討されている事です。JX6rHDも生産が止っていたのですね。Yahooオークションで某Sellerがオークションに出している、Jordan 6T wide band Tweeterが見当たらない事もポイントです。体制の変化により、一時的に、在庫の混乱が生じているようですが、だまされないようにしてください。

J6T drive unitについては、E.J.Jordan社のWEBに下記の記述があります。

The J6T is a low cost, OEM driver, developed by Mark Audio. E J Jordan Designs will not be selling this unit nor can we offer technical support.

Mark AudioはE.J.Jordanの香港の代理店です。つまり、J6Tは一代理店により開発された、本家E.J.Jordanとは無関係の廉価版OEMユニットという事になります。当然ですが、JORDAN本社も技術サポートも行わないとの事。注意しましょう。私は、所詮は紛い物と思っているので、興味を持っていません。
https://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2007-09-23


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/859.html#c23

[リバイバル3] BGM用にしか使えなかった高額なジョーダンワッツのスピーカー _ 天才 E.J.Jodan は結局何がやりたかったのか 中川隆
24. 中川隆[-11141] koaQ7Jey 2019年9月29日 09:08:02 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1676]

Mark Audio ユニット Alpair7


音工房Z ■Z600-Alpair7■オールインワン自作キット
http://z-sound.biz/z600/alpair7.html



(※写真はZ600-ALPAIR7組み立て⇒完成までをイメージした写真になります。

発送される商品は高音質ベニヤ、スピーカーユニット、内部配線、フェルト、ビスのフルセット商品です。組み立てはお客様自身で行う必要があります。

※スピーカーユニットは付属しますが、お持ちの方は -15,000円でキットのみの購入も可能です。

※写真のクランプ用ラワン捨板は付属しません)

Z600-Alpair7 ユニット特徴

「Mark Audio」 というスピーカーブランドをあなたはご存知ですか?

5年ほど前にできた新しいメーカーのため、長く自作スピーカーを取り組んでいらっしゃる方にも比較的馴染みのうすいメーカーかもしません。


しかし、ちょっとオーディオに詳しい方なら「Edward James Jordan(ジョーダン博士)」 を知らない人は恐らくいないでしょう。

言わずとしれたSPユニットのエンジニアで「メタルコーンの世界的権威」です。
市販スピーカーでは「グッドマン」「ALR JORDAN」というメーカーなどのユニット設計を行っています。

Mark Audioの代表「Mark Fenlon氏」はそのJordan博士が抱えていたトップ3人の弟子の一人でした。

現在は別々の道を歩むことになったマークとJordan博士ですが、マークオーディオのユニットにはJordan博士のノウハウをさらに改良したメタル系のドライバーを中心に香港に住み着いて商品の開発・販売を行っています。

イギリス人のマークが何故香港に住み着いているかというと、
商品の生産拠点がすぐ近くの中国にあるのですが、
工場で自ら陣頭指揮をとり徹底的な品質管理を行わないと
納得がいく商品ができないからだそうです。
(職人魂に頭が下がります)

マグネシウム振動板の製造は今でも技術的に難しく
その高いクオリティーを保持されるのはとても大変なんだそうです。

今回、音工房ZのZ600シリーズに採用いたしました
ユニットAlpair7の特徴をちょこっと書きたいと思います。

まず、振動板ですがこれは「マグネシウム合金」です。
現在のHI-ENDスピーカー界で最もホットな振動板で、市販メーカーでも
高級スピーカーを中心に利用が広がっているのでご存知の方も多いと思います。


私がZ600シリーズの第1弾として発表し、今も爆発的な
売れ方をしてくれているZ600-SAF80AMGもマグネシム合金を利用
していますが、そのマグネシウム含有量はそれほど多くなく
数%どまりです。


しかし、アルペア7の振動板のマグネシウムの含有量は非常に多く
アルミ70に対し、マグネシウム30ぐらいの割合です。


このマグネシウムの振動板の音は一言でいってしまうと
「金属だけど金属臭さがほとんどない」
ということだと思います。このスピーカーを目隠しされて聞
いたら、金属系のユニットを利用していることはほとんどの人が分からないでしょう。

スピーカーユニット(特にウーファー部分)の振動板に求められる性能は
■剛性が高いこと■内部損失が高いこと■質量が軽いこと
ですが、この3つを同時に満たす夢の物質はなかなか
容易ではなく、これまで多くの振動板が生まれては消え
伝統的な「紙」に勝てませんでした。

もちろん紙は安価ですし、大型ウーファーなどには
今後もスピーカーの振動板として利用され続けることは
間違いないです。しかし以上の3つの性質をバランス
良く持ちあわせているマグネシムは高級ツィーター
や高級フルレンジなどにおいては一つの地位を獲得
したと言っても過言ではないでしょう。


アルペア7は振動板だけでも凄いのですが、それ以外の
パーツにも非常に強いこだわりとポリシーを持って仕様の
決定をされています。

エッジ・ダンパー

ゴム系のエッジですが、極薄で一見するとゴム系のエッジとは
思えない精度で一瞬ウレタン系かと思ってしまいました。


この薄いいエッジとダンバーは音が篭ることなく前にでてくる感じで、
一昔前のFOSTEXの限定ユニットで現在でも非常に評価の
高いFE108Sにも匹敵する音離れの良さを彷彿させるものがあります。

この軽量エッジ、軽量ダンバーが音離れがよく篭もりの少ない
低音につながっていることは良い面ですが、デメリットとしては
対入力はさほど高くありませんのでパワーの入れすぎにはご注意ください。

マグネット

マグネットはアルニコやネオジムなど一般的にオーディオ界で良いと
言われているものを複数試作を作ってブラインドテストをしたところ
効果の差が確認できなかったそうです。そのため一般的なフェライトマグネット
で十分という結論に至ったそうです。

コイル

日本のメーカー製でFOSTEXの限定高級ユニットに
採用されいるゴトウ電子製とのこと。

フレーム

一般的にフレームは剛性を求めて「アルミダイキャスト」や「亜鉛ダイキャスト」
などを用いるのですが、テストを繰り返した結果アルペア系には金属系の音が乗っかってしまって駄目だったそうです。

 一般的にフレームの音はユニットの音全体の少なくて10%多くて20%ぐらいが 音として乗っかってくると言われていますが、コーンの音を120%活かすために 3種類の特殊なプラスチックを混ぜて作った特注品です。

振動板形状


すでにお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、マークオーディオの振動板はコーンの形状が三角錐が潰れた形状をしていますよね。

これはちょっと説明が要りますが、振動板は何故三角錐の形状をしているかと思いますか?答えは剛性を保つためですね。

三角錐のコーンを完全に潰してしまうと平面になります。20年近く前に平面振動板ブームというのがあったのを 覚えている人もいるかと思います。振動板は完全な剛性が保たれていれば平面のほうが理論的には音質上有利なのですが、入力が高くなると剛性が保てずに歪が増えてしまい、得失を 考えると結局平面よりかコーンのほうが良いのではないかということになって現在のウーファー、フルレンジはコーン形状を採用しています。

ちょっと話しが長くなってしまいましたが、アルペア7の潰れた三角錐は剛性を保った上で「平面振動板」に近づけたぎりぎりの所を狙った形状です。

Z600シリーズの特徴


Z600シリーズは非常に評価の高いフルレンジユニット
の実力を200%引き出すために、ユニットごとに何度も
試作を繰り返して商品化された音工房Zのオリジナル
バスレフ型エンクロージャーキットです。


外観的にはシンプルなデザインですが、綺麗に組み立て塗装しても
らえれば高級家具に負けず部屋のインテリアにマッチした
おしゃれなスピーカーに仕上ります。

外観のベニヤにはスピーカーエンクロージャー材として
最高級のフィンランドバーチベニヤを利用しています。
バフルには45度の斜めカットを予め施した上、音工房Z
特性の積層バーチダクトも美しさを引き立てています。


キットの特徴は
●ベニヤからユニット、内部配線までを全てセットにしてご提供
<”ユニットのみ”のご選択も可能です>
●ターミナル穴、ユニット、バスレフポート穴は全てあけてありますのでドリル不要  (ネジ穴はありませんので、錐であけてください)
●バフル斜め45度カットは結構大きなルーターで通常削りますがカットしてあるので不要
●小さな吸音材がカットしてはいっておりますので別途購入不要


▲一点だけご注意▲

半田づけが必要です。


アルペア7のVer3.0からユニット側の端子には、直接ハンダ付けをしな
いで済むような脱着可能なプラグがセットされています。(ファストン端子に
近いイメージです)このプラグに半田付けをすることでユニットに直接
ハンダ付けした時に起こりうるリード線が溶けてしまう等のトラブルを防ぐ
ことができます。

この端子はユニットの中に付属していますので、ユニット⇒内部配線⇒ターミナルの半田付けはお客様自身で行っていただく必要があります。


Z600-Alpair7のエンクロージャー特徴

   

エンクロージャーは2台の試作を行い積層ポートを複数用意、両面テープを使ってポートの厚みを調整しながら 様々なソース、ピンクノイズによるテストを行ってきました。

ポートから出る音の設定は50hzあたりから125hzあたりまでを全て細かく試しては視聴ソースを聞いてきました。

さすがに100〜125hzあたりのポート設定では特殊なソースを除いて低域のドコドコ感が強すぎ。逆に60hz以下では全体的に低域の量感不足という結果になりました。

70〜100hz以下の間に設定が決まったのですが、ここの間ではソースや視聴環境によってどれでもほぼOKになるゾーンなのでありましたが、

今回のAlpair7というユニットは非常に中高域の分解能が高く、特にフルレンジ1発ではなかなか難しいと思われてきたオーケストラソースに関しては他のフルレンジ1発のユニットに比べ非常に大きな差を感じました。

そこで、低域の山と感じやすい80〜125hzあたりの部分より下に共振周波数を持ってくることにいたしました。ドラムスやウッドペースのパンチ力、男性ボーカルの声の太さはあまり重視せず、

いかにクラシックの中高域を聞くのにバランスの良い低域はどのあたりかというところに低域の量感ラインを設定いたしました。

視聴環境(部屋、ソース、好み)による低域不足(80hzより上の低域)はポート設定 ではなく容積を大きくすることで調整可能なので、内部に詰め物をすることで 容易でポートの周波数を上げることができまし、Alpair7からは防磁マグネットのカバーが外せるようになりましたので、カバーを外せばポートの周波数 を下げることもできます。

Z600-Alpair7の音全体の傾向


このエンクロージャーから出てくる音を様々なソースで視聴しましたが、
一言でいって全体的な分解能が非常に高いことに加え、音が軽やかに
前にでてくるという印象があります。前述しましたが、金属臭さは全くと
言っていいほど感じません。

ここまで中高域分解能が高いスピーカーは マルチでもかなり限られたものになるでしょう。 (私自身あまりに音が良いので完成後に聞き惚れてしまいました。)

イギリス人エンジニア設計による高級ユニットに加え、
徹底調整された最高級材エンクロージャーで至福のひとときをお過ごしください。

●Z600-Alpair7を購入して欲しい人は以下のようなお悩みをお持ちの方です●

10センチフルレンジ1発の最高レベルのものを聞きたい人
本物のマグネシウム振動板の音を聞いてみたい人
低域の量感よりか中高域の分解能を求める人
バーチ合板の箱は100万円払わないと手に入らないと思っていた人
ナローレンジでもバランスよく綺麗に鳴るスピーカーをほしいと思っていた人
ネットワークがなく鮮度の高い自作の音を一度も体験したことのない人
Alpair7を購入したが箱の設計で迷っている人

●以下に該当する人はZ600-Alpair7を購入しないでください●


大入力を入れるかた。
JBLの38センチウーファーより低域がでると思っている人
やっぱり「ウーファーは紙に限る」と自信をもって断言できる人
  

 

MarkAudioの「Alpair7」に合うエンクロージャーです。数多くの試作・視聴を繰り返してて生まれた音工房Zの自信作です。

※スピーカーユニットは付属しますが、お持ちの方は -15,000円でキットのみの購入も可能です。

   

全15mm厚のフィンランドバーチベニヤを全面的に採用いたしました。側板の斜め45度は予めカットしてあります。

バーチベニヤを高圧接着後に円形のカットを施してあります。 ダクトからでる低音域に加わった天然のバーチの響きをご堪能ください。

    

バックロードホーンを作り続けてきた工房だからこそ可能な超高精度な合板カットでお客様の作りやすさをバックアップします。

(※ボンドをつける前に仮組みをしていただき、相対誤差が±0.2mmを超える場合は返品してください。新しいものと交換いたします。)


Z600-Alpair7は他に書ききれないほど徹底的な細部へのこだわりを持ったスピーカーです。


バナナプラグ対応の金メッキターミナル採用
内部配線に高品位OFCスピーカーケーブルを標準付属
埼玉県の自社工場で一台づつ手作りで作っており100%ハンドメイドインJAPANです。


さらにZ600-Alpair7をご購入したいただいた方には
以下の特典を全て無料でプレゼントいたします。


大山へ直接メールによる相談することができます。
スピーカーの制作、塗装、音出し、セッティング等で
迷われたことがありましたらメールでご質問ください。
2営業日以内のご返信を心がけています。
(購入時メールサポート”希望する”をチェックしてください)



音工房Zの商品を購入したいただいたお客様だけが受け取る
ことができる”サポートメルマガ”を定期的に受け取ることができます。
サポートルマガでは新商品の割引案内や、通常メルマガには書かない
超レアな木工動画、塗装動画、オーディオ動画を配信予定です。

過去のものは全て閲覧することが可能です。配信は月1程度
で内容は変更になる場合があります
(購入時メールサポート”希望する”をチェックしてください)


        

(サービス希望 の方は申し込みページの”サポートメール希望する”
にチェックを必ずいれてください。)

現在6980円で販売している木工塗装動画セミナー
Z200基礎クリヤー塗装編を、Z600-Alpair7との同時購入に限り+980円でご提供いたします。
Z200シリーズについて詳しくはこちらをごらんください。
<商品発送完了時のメールで動画閲覧先URLとパスをお知らせします>

写真はイメージです。DVDではありませんのでご注意ください。お客様のPC、スマートフォン等で動画をストリーミング試聴していただく商品です。


スピーカーを組む時にあると完全接着が可能なZのオリジナルクランプZ203を
定価4,980円(送料1200円)のところをZ600-Alpair7との同時購入に限り2,480円(送料0円)でご提供!!
(キットとの括りつけての配送になります)


Z600-SA/F80AMG 動画

Z600-Alpair7お客様の声



木村 正道様

「全般に、音が明瞭で、それぞれの音がはっきりと聴こえます。」

バックロードホーンと違い、半日あれば組み立てられると簡単に考えていましたが、鬼目ナットの穴が合わない等の苦戦を強いられたAlpair7でした。 ただし、HPの組み立て手順に従っていけば、誰でも簡単に組み立て可能です。

工程は4日かかりました。
第1日目、前面と上面に木口テープを貼る。
第2日目、組み立て終了
第3日目、鬼目ナットを打って、ユニット取付、の予定が失敗。
第4日目、ナットを外して、ダボ穴を開け、ダボ打ちで穴を塞ぎ、ユニット取付。
通算の時間数は、10時間かかっていないかと思います。

さて、試聴です。

<Jazz Vocal>
Jacintha  Here`s to Ben
Emilie-Claire Barlow  Like A Lover
Nicki Parrott  Fly Me To The Moon

予想通りの音でした。
女性ヴォーカルの声はみんな素直に伸びてきます。
特に音の分解能が抜群に良いので、息継ぎ時の息遣いの音がしっかりと聴こえて、録音している部屋で声の残響がゆっくりと消えていくのも聴き取れるので、 リアリティーがあります。音の定位がいいので、口の位置がしっかりと感じられます。


<Jazz>
Bill Evans  Waltz For Debby
Paul Chambers  Bass On Top

Waltz For Debbyのライブでのお客さんのグラスの音やおしゃべりがはっきりと聴き取れます。 むしろ、はっきりと聴こえすぎて、今までこんなにうるさく感じることがなかったので、 ここでもリアリティーに息をのみます。

ただし、ベースの迫力が不足気味です。 エージングが進めばもう少し出るようになると思いますが、低音は出ているのです。 でも、そこで鳴っているという感じで、部屋を包み込むような低音の迫力がありません。

その代わり、シンバルの音がきれいにです。 ギターやサックスの音も、凄く前に出てきます。 そうなると、音の好みということで意見が分かれるところでしょう。迫力の拘らずに、きれいな音の流れを楽し見たいときにはいいと思います。

<Classic>
天満 敦子   :望郷のバラード/天満・無伴奏ベスト
ベートーヴェン :弦楽四重奏曲 Razumovsky & Op.131(アマデウス弦楽四重奏団)
ベートーヴェン :ピアノ・ソナタ (グレン・グールド)
       : ピアノ協奏曲 第5番 (エフゲニー・キーシン)
ツィゴイネルワイゼン :(諏訪内晶子、Anne-Sophie Mutter)
バーンスタイン :ウェスト・サイド・ストーリー

オーケストラの音は全般に明るめです。
コンチェルトはピアノでもクラリネットでもかなり、ソロ楽器が明瞭に前に出てきます。 ウェスト・サイド・ストーリーの声楽部分もくっきりと前に出てきます。

グールドのピアノ・ソナタもグールドのうなり声というのか唄というか、しっかりと聴こえます。 そして、ピアノの線(弦)の残響がしっかりと伝わってきます。

全般に、音が明瞭で、それぞれの音がはっきりと聴こえます。
全帯域とも音は出ていると思われますが、中音からやや高音部にかけての音域が前に出てくるので、女性ヴォーカルやバイオリン、クラリネット、ピアノなどの楽器が合奏時にも前に出てくるので、 メロディー領域が聴きやすいです。
残響や話し声などの雑音もはっきりと再生され、ライブのリアリティーも感じます。

しばらく、このスピーカーを聴く時間が増えそうです。


山下充広 様

「Z600-Alpair7は弦も管楽器も、一音一音が粒だったように澄んで音場は遠近感に富み、オケのスケール感を余すところなく伝えてくれます。」

                            ※グリルはお客様の自作品です。

3連休の前日という絶好のタイミングで商品が届き、一日で組み立ては終了。翌日に素地調整まで済ませたのですが、湿度の高い日が続いて塗装に思いのほか時間を取られ、初の音出しまで2週間かかりました。

 塗装は、狭い庭の一角にラティスで風除けの囲いを作り、隣近所の目を気にしながらスプレー作業をするという具合で悪戦苦闘しましたが、併せて購入した木工塗装動画セミナー(基礎・クリヤー編)の通りに進めたおかげで、自分でもほれぼれする仕上がり。妻も「無印(良品)の家具みたいね」とちょっぴり見直した様子です。

 さて肝心の音ですが、2年ほど前に寝室用に初めて自作したBS-10(FOSTEX:FE-103E)との比較です。一部ネットで話題の中華デジアンDT-2050Aにつなぎ、大山さんがメルマガで紹介されていた独グラモフォン111周年記念コレクターズ・エディションにも収められている名盤中の名盤、リヒテルのラフマニノフの第2番を試してみました。

 能率はFE-103Eが若干勝っているようで、冒頭の教会の鐘を模したピアノ独奏部は、BS-10もリヒテルの力強いタッチを十分に伝え、なかなかの健闘ぶり。しかし、バイオリンが奏でる第1主題に入った途端、勝敗は決してしまいました。薄く靄がかかったようなBS-10に比べ、Z600-Alpair7は弦も管楽器も、一音一音が粒だったように澄んで音場は遠近感に富み、オケのスケール感を余すところなく伝えてくれます。

 Alpair7の分解能が高いと言ってしまえばそれまでですが、E-103Eだって名機といわれたユニット。おそらく、密度の高いフィンランドバーチを奢ったエンクロージャーが大いに貢献しているのではないかと思う。

 10cmフルレンジ一発、さすがに重低音は辛く、オルガンのべダル音階のような腹の底に響くような低音は期待できないでしょう。ですが、先の「111周年記念」にも収録されているバッハのトッカータとフーガニ短調を聴いてみると、ハッタリこそないが、実に上品で滋味に富んだ響きを醸し出している。就寝前に小音量で楽しむ寝室用には最適だろう。文字通り「お払い箱」になってクローゼットの片隅に追いやられたBS-10がちょっと哀れです。

改善して欲しい点 :  寝室のチェストの上に置くため、コーン紙保護のグリルネットを作り装着しました。9ミリ厚の合板をくり貫いてネットを張り、本体とずれないように細心の注意をはらってグリルホルダーを挿す穴を電動ドリルで開けました。オーディオ的にはマイナスでしょうが、一定のニーズはあるのでは…。オプションでグリルネットも用意していただければと思います。


有信 博之 様

「まだ鳴り始めですが、期待していたB&Wの素直さに近い音を奏でてくれています」

ようやく組立、塗装が終わり、試運転を開始しました。
まだ鳴り始めですが、期待していたB&Wの素直さに近い音を奏でてくれています。 B&Wよりすこしメリハリがあるようにも感じられますが、この大きさのキャビネットでのバランスに満足しています。当分は、このスピーカーがメインになるでしょう。半年ほどしたら、もっと潤いがでてくると期待もしています。
そんな感想を言っていますと、大きいスピーカーは不燃ごみにいつ出すのですか?と、鋭いお言葉が掛かりました。確かに、置く場所はもうありません。

小杉哲史様


「これまで、大山様から数台のスピーカーキット
を購入してきましたが、これまでで一番感動した
キットです。」

これまで何台か購入してきましたが、相変わらずキットの精度は完全です。梱包もよく考えて良くこれだけ、ずれや隙間の無いようにできるものだといつも感心しています。
 製作については、だいぶ経験を積んできたことと、これまでで一番小さいこともあり、ビスを使わず手持ちのクランプとハタガネで全て組み上げました。
組み立て後、我慢できずに早速スピーカーユニットを仮付けして試聴しましたが、本当にびっくりしました。
 こんな小さな箱から鮮明で、量感のある音が出てくるとは思ってもいませんでした。一週間ほど、ジャズ、カントリー、ヴォーカル、クラシックの室内楽、ピアノ曲、交響曲等を聞きまくりました。
 全てのジャンルで迫力のある音が聞かれます。意外にも、クラシックが素晴らしく、これまで、もこもこした音で聴いていたのがすっきりとした音で、しかも低音も必要にして十分に響いてきます。このスピーカー一台でオールマイティーに使える感じです。
 その後安心して、ユニットを外し、塗装を行いましたが、早く聴きたいがため、手抜きをしてオイル塗装で行いましたが、バーチベニヤの木目がきれいに出て落ち着いた風合いになりました。
 ユニットを本付けして一週間ほど聴いていますが、その後の感想は石のアンプではやはり、ユニットのメタルコーンの特徴か、やや中、高音に歯切れはよいのですがきんきんとした感じが出ます。いろいろ試した中で、真空管アンプが一番相性が良く、現在はその組み合わせで聴いています。
日頃は、あまり音量を大きくしないのですが、このスピーカーは自然と音を大きくして聴きたくなり、家人の顰蹙を買いながらも、ついヴォリュームを上げてしまいます。
 これまで、大山様から数台のスピーカーキットを購入してきましたが、これまでで一番感動したキットです。失礼ながら、一段と腕を上げてきたなと感じます。


KS様

「特に小音量でのリニアリティは群を抜いていると感じます。」

1.組立て
  クランプ4本でボンドを乾かしながら、4日間かけてゆっくり 組立てました。
今回組み立ての手順を少し変えてみました。  側板2枚を貼りつける前に、内部をクリヤーラッカーで軽めに 塗装し、側板の内側部分(ボンドを塗る部分は養生テープを貼って) にも同じ塗装を行いました。

 その後、自分で別途購入しておいたSP端子(+/ー独立)に 配線材を半田付けして箱に取付けました。 そして、吸音材をボンドで貼りつけた後、側板を取付けました。   ボンドが乾いてからペーパー掛け後、クリヤーを3回塗って
仕上げました。 キット部材の精度が高く、今まで自作した箱の中では最高の
出来映えとなりました。

  ユニットを取付ける際、付属の木ねじは、テーパーが少なくてねじ込みにくく、かつ6角レンチ穴も浅めなので、力を入れてねじ込もうとすると、はずれてユニットを傷つけてしまいそうになりました。 大山様よりメルマガで、ネジ穴は事前に大きめに開けておくようにとの注意がありましたが、大きめに開けるとバカになるのも 早まるため、今回は市販の「ステン丸木ねじ3.5φ×20mm」を使いました。

  これは結果として正解だったと思います。これで十分に締め付けられるうえに、このネジ穴がバカになったら次は3.5φ×25mmや 4.0φ×20mmなどを使うことができます。


2.音出し

 完成後、一日おいてから音出しをしました。初めからかなり良い音で、響き(余韻)、があり、ユニットの 解像度の高さが感じられ、大変期待が持てました。
 数日間ならした後は、音の出方に余裕がでて、自然な響きと、 ボーカルの美しさに心惹かれています。特に小音量でのリニアリティは群を抜いていると感じます。


3.要望

 これと組み合わせる、サブウーハーを販売して欲しいと思います。長岡先生のモアイ(SS-66)と同じように、このZ600-ALPAIR7の下に置けるものを希望します。そうするとサイズによっては SPスタンドも不要になるかも知れません。

辻田様

「市販品なら間違いなく10万円オーバーの音質でしょう」

大山さんのスピーカーはZ600-SA/F80AMGに続き2台目になります。
前回の反省を踏まえ、今回は組立、塗装ともに完璧な精度を目指しましたが、最後のユニットの取り付け時にコーンを少し凹ましてしまう痛恨のミス。
幸い音への影響は感じないのですが、精神的にかなり凹みました。ここは本当に要注意です。

さて音質ですが、これはもう本当に素晴らしいです。
中高域の解像度がSA/F80AMGとは比較にならないほど上で、特に中域の美しさは絶品ですね。販売ページの文面やF特から低音が出ないのでは?と正直心配していたのですが、これも杞憂に終わりました。期待以上の十分な量感が確保されています。
ロック系で迫力が欲しい時のみFrieveAudioでドンシャリ気味にイコライジングして聴いていますが、ほぼオールジャンルなんでもいける感じです。

当方のメインSPであるFostexG1300との比較では、高域の解像度こそ純マグネシウムツィーターのG1300に及ばないものの、中域の質感は互角以上と感じます。 また、低音の量感については完全に上で、聴いていて楽しいのはZ600-Alpair7のほうですね。価格には10倍近い開きがあるんですが…

ローからハイまで全体のバランスが良く、音のクオリティも非常に高く、アルペア7のおかげでデザインもインパクトがあって良い。 これで3万円台は価格破壊です。市販品なら間違いなく10万円オーバーの音質でしょう。 リーズナブルに良い音を聴きたい方はもちろん、かなり耳の肥えた方でも満足できる逸品だと思います。 これから綺麗に塗装して大切に使っていきたいと思います。

このたびは素晴らしいスピーカーをありがとうございました。
これからもお体には気をつけながら、素晴らしいスピーカーをどんどん生み出し続けてください。


改善して欲しい点 : ユニットとターミナルを中央に取り付けるのが地味に難しいので、これを簡単にしてくれるような印刷物のようなものが付属していると嬉しかったです。(サイト上のPDFでもいいです)
あと、このアンケートを送信する時に、添付した画像のサイズが大きすぎるとせっかく記入した感想文が全部消えてしまうのを何とかして欲しいです。
(前回も今回も書き直す羽目になりました…)


福田様

「こんなきれいな音を聞いたのも記憶にありません」

 Z600-Alpair7については文句がありません。
こんなきれいな音を聞いたのも記憶にありません。
一つ一つの音がしっかり自己主張しているのに全体が一つになっている。
大山様はクラシックを引き合いに出されておりましたが、JAZZばかり聞いている私にとっても申し分のないスピーカーです。 きちんとしたレビューとしてお送りしたいのですが、皆さんのような耳も文才もなく失礼させていただいております。 ついでに付け加えたような感想で申し訳ありません。

守 様

「個人的にはFX-01に近く、より低音が出て全体バランスも取れているので、これをメインSPとすることにしました。」

初めてキット品を購入し、主に休日作業で約1か月かかりましたが、ようやく完成しました。 30cmクラスの組立ては初めてでしたが、動画を見てから始めたので、不明な点もなく作業できたのですが、1本めが偶然にもキチンと直角がとれていたのに安心して、2本めの直角チェックを忘れてしまい、気づいてチェックしたら微妙にズレており、ボンドが硬化していたため修正ができませんでした。 どうやら、ハタガネでの締付けが少し早かったせいで、締付け時に天板に僅かな段差が生じたようです。

サンディングで修正したところ、今度は削りすぎて地が露出してしまい、慌てて中止しましたが、僅かな段差は残ったままとなりました。

塗装は、初心者向けのクリア塗装にしようと、サンディングシーラーを2度塗りまでしたのですが、天板の地の露出部分の色違いがどうしても気になってしまい、ここで無謀にも着色塗装に急遽変更することにしました。

使用したのは黒のラッカースプレーですが、スプレー塗装も初めてことで結構難しく、どうしても垂れができてしまいます。結局、塗装は垂れ防止のため、垂直塗りから水平塗りに変え、塗装・サンディングを5回繰り返し、最後はコンバウンド(細目〜極細)を3回磨きで何とか完成までこぎつけました。出来は正直60点ですが、初めてなので「これも勉強」と割り切り、次に活かしたいと思います。

音出しは家を空けた日に10時間ほど鳴らした後、本格的に試聴を開始しました。環境ですが、デスク両脇に御影石ボードを置いて設置、アンプ:TRIODE TRV-4SE + TRV-34SE、CDP:マランツSA8260です。スピーカーに取り付けたネットは、ネットオークションで入手した手製の品です。
これまでのメインSPは、audio pro BRAVO FX-01で、華やかな高音に特色のあるSPです。密閉型のせいか低音はそう出るほうではなく、曲によっては少し不満がありました。

そこでZ600-Alpairですが、まずはオーケストラでダイナミックレンジの広そうな
ホルスト 惑星(レヴァイン/CSO)
ストラヴィンスキー 春の祭典/ペトルーシュカ(C.デイヴィス/コンセルトヘボウ)
サン=サーンス オルガン付き(デュトワ/MSO)
を選曲、FX-01との比較になりますが、低音が意外なほどよく出るのにまず驚きました。高・中・低音のバランスも良く、音場の拡がりも感じられます。 ペトルーシュカの木管の絡みの部分で一瞬だけ鳴る楽器の音も明確に聴こえます。

独奏曲でも
バッハ 無伴奏チェロ組曲(ヴァシリエヴァ,vc)
ショパン 練習曲集(ポリ−ニ,p)
を聴いてみましたが、スピーカーの後ろ辺りに定位がピシっと決まっています。
特にチェロの箱鳴りというか、低音の響きはFX-01では感知できないものでした。

最後にクラシック以外はどうかと、手元にあったアルバムから適当にピックアップし、
スティング Englishman in New York (Symphonicitiesより、オケバージョン)
サラ・ブライトマン Time To Say Goodbye
尾崎亜美 VOICE
ヴァンゲリス 炎のランナ−
と、毛色の違うものをチョイスして聴きましたが、ヴォーカルのサ行も聴きやすく、リズムを刻むベース音も焦点がキッチリ決まっています。「炎のランナー」では、今までのFX-01では聴こえなかった音もはっきりと聴き取れ、これほど多彩な音を重ね合わせていたことを初めて知りました。

と、ここまでで4時間聴きっ放しですが、聴き疲れすることもありません。音色的にはどちらかというと明るめで、モニターSP的な音色が好きな方には少し脚色した音色に感じられるかもしれませんが、個人的にはFX-01に近く、より低音が出て全体バランスも取れているので、これをメインSPとすることにしました。

どのジャンルでも満足できる音質をもたらせてくれるスピーカーだと感じましたが、音工房Zさんのこのエンクロージャがあってこそなのでしょう。 これからも魅力的なキットを定期的に出して欲しいと期待しております。

改善して欲しい点 : 特にありません。要望としては、Z202の上級塗装編の動画を早く出して欲しいと思います。

松崎様


「自分が製作したもので音を聴くことにえも言われぬ満足感、そしてモノづくりの楽しさを教えていただきました。」

 Z600-SA/F80AMGに続いて購入させていただきました。 丁寧な解説もあり、キット精度の高さもあり、不器用な私もあまり苦労することなく製作することができました。  

 音楽を聴くだけで、自分がスピーカーつくることなど想像もしていませんでした。ふと目に止まった音工房Z様のホームページのレビューを読んで自分にもできるのでは?!がきっかけで購入し製作しました。 自分が製作したもので音を聴くことにえも言われぬ満足感、そしてモノづくりの楽しさを教えていただきました。ありがとうございます。  

 今、難易度も高いZ700-FE108EΣ製作に挑戦中です。  音について云々できる力はありません。皆様が書いておられるとおり、Z600-ALPAIR7も、Z600-SA/F80AMGもそれぞれすばらしく、出てくる音に心も揺さぶられ満足しています。  大山様に感謝する次第です。  末筆ながら、音工房Z様の益々のご発展を祈念しております。

中澤茂雄様


「自作の道にはまりそうです。」

 
以前より、休日や夜間にまったり、うたた寝をしながら聞く小型で効率の良いスピーカーを探しておりました。 大山様のHPをみて皆さんの声を読み私も挑戦させていただきました。 SPの製作は初めてでしたので、製作、木工塗装セミナーを何度もみて開始いたしました。精度はすばらしく 思ったよりすんなり形になりました。 

 初めは待ちきれず塗装前にSPをセットし聞いてみました。やや金属的な感じがしましたが透明感のあるお気に入りの音でした。部屋の壁が白色でしたので同色にしてみました。塗装、乾燥に2週間ほどかかってしまいました。 普段は大型のSPで聞いておりますが、それもまたお気に入りなのですが、長時間鳴らすとやはり疲れます。 その後約1週間で、金属感もだいぶ落ち着き肩の凝らない気持ちの落ち着く鳴り方をしてくれ、自然体でいられるSPです。 聞きたい条件が上記なので、ボリュウームを絞って聞いているのであまり低音が強くなくて、中高音が中心なので、私には理想的です。 大変よいSPを安価に提供していただきましてありがとうございました。自作の道にはまりそうです。 

 改善して欲しい点 : 精度、音質等十二分に満足しておりますが、デザインが大山様独特の物ができるとなおよろしいかと思います。デザインに凝ると製作が大変になりますが、デザイン性(オリジナリティ-)があって製作が簡単なものの開発を期待しております。大山・がんばれ!!


長久保政俊様

「解像度が高いのに音が耳に刺さることが全くないのは不思議な気がします。 」

 音工房Zのスピーカーキットは今回で4本目(FE83EN&FE103ENS&DCU-F122W)となりますが、毎回新鮮な驚きがあります。 今回のZ600-alpair7では、ユニットによる中高音の超高解像度とフィンランドバーチエンクロージャーによる美しい響きの絶妙なバランスに連日酔いしれております。

  ユニットの中高音解像度が高く量感も多い為、初めて聞くと相対的に低音の量感不足を感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には低音と中高音とのバランスはちょうど良い具合にチューニングされていると思います。 音楽に癒されたい気分の時はZ600-ALPAIR7は最高で、仕事で疲れて帰宅した時や就寝前にZ600-ALPAIR7の解像度の高い透明感のある音は私に至極の一時を与えてくれます。 解像度が高いのに音が耳に刺さることが全くないのは不思議な気がします。 実は私はalpair7より一回り小さいALPAIR5を用いたフルレンジスピーカー(無垢材バスレフタイプの完成品)を所有しているのですが、今回バージョン3となったALPAIR7は数年前に販売されていたALPAIR5よりも解像度は更に上がっているように思いますし、 ユニットと箱が一回り大きい分、全体的に非常に余裕のある音を奏でてくれます。 ALPAIR5の時に当初感じた金管楽器や女性ボーカルの「さ行」が耳につく事もなく、大山さん設計のバーチ製エンクロージャーがユニットの性能を余すところなく引き出しているようです。

  私のようにJAZZやPOPSのみでも十分楽しめますが、楽器数の多いクラシックではZ600-ALPAIR7の実力が更に遺憾なく発揮されるのではないでしょうか。

 今回製作にあたっては爪付きナットを用いたのですが、ユニット取り付け用穴のエッジから取り付け用ネジ中心までの距離が6.5_しかなく、そこへ爪付きナット用の直径5.5_の穴を開けなけれならないのでかなりの精度が必要でした。 しかもユニットのネジ穴に余裕が全く無いので少しでもずれるとボルトを締め付けられなかったり、穴開け時にバッフルエッジが崩壊したりする危険性があります。 爪付きナットや鬼目ナットを取り付けるには正確な位置決めとバッフルに対して垂直に穴を開ける加工技術が必要になるのですが、 今回加工がうまくいったのは、大山さんお勧めの電機ドリルガイドを使用した為です。 このガイドに電機ドリルを取り付けると、バッフルに対して垂直に穴を開けることができるので失敗がありません。 とはいっても穴の位置決め精度は完璧にやらないと失敗しますので、腕に自信のない方は大山さんのおっしゃる通り木ねじを用いたほうが無難だと思います。 私は少し難しい事にチャレンジして自分のスキルを上げたかったのでやってみたのですが、こうした事を経験できるのもキット品を購入する大きなメリットのひとつですし、 こような制作上のアドバイスを惜しみなく教えていただける事も私が音工房Zのキット品をリピート購入している理由のひとつです。

 時代がCDや圧縮音源からロスレス&ハイレゾ音源へとシフトするなかで、Z600−ALPAIR7は高音質音源にも十分対応できる能力を持ちながらも3万円台という価格を実現したコストパフォーマンスの非常に高い装置の先駆けとなったといえるでしょう。 音工房Zさんには今後もこうしたキット品の販売を是非継続していただきたいと思います。 大山さん、今回も素晴らしキットスピーカーをどうもありがとうございました。

金村昭光様


「最初からきれいな音が出ていたのであまり聞か
なかったクラッシックを聞いたら気持ち良くなり
ました。」

 Z工房から送られてきた梱包を開けるとプチプチシートにくるまれた板材が整然と隙間無くびっしりと収められているのに感心しました。

   製作は仮組みのときは板のカットの精度の良さでぴたっと吸い付くように組み立てれましたが、接着剤を使用した本組みではなかなか直角に収まらずに苦労をしました。動画セミナーを何回も繰り返してみたけど実際に作るのは難しいですね。  それでも製作にかかった時間は3日で出来ましたが、塗装を水性ウレタンニスの艶有り塗装を施しましたので3週間ぐらいの時間がかかっつて仕舞いました。出来上がりは満足しています。これも動画セミナーのおかげです。コンパウンドは自動車用のソフト99リキッドコンパウンドというものを使用しましたら樂に磨き上げることが出来ました。

  音については最初からきれいな音が出ていたのであまり聞かなかったクラッシックを聞いたら気持ち良くなりました。それでamazonn.comのドイツグラモフォンのboxセットをポチッとしてしまいました。とても安く買えてグッドでした。これも大山さんのおかげです。ありがとうございました。


嶋澤様

「一つ一つの楽器の音が分離して聞こえてきます。」

大山様 単身赴任のせいで半田付けに手間取ってしまい、なかなか音出しができず報告が遅れてしまいました。

 板材のカットの精度は前回同様文句の付けようがなく、今回も楽に組立てができました。フィンランドバーチ合板は緻密で固く重いため、スピーカーボックスの材料として理想に近い物ではないでしょうか。Alpair7は色だけを見ると銅製コーンのようで、重苦しい音が出るような印象を持ちましたが、そうではないようですね。

 最初の音は薄っぺらで安っぽく感じましたが、エイジングが進むと激変しました。現在50時間程度経過しましたが、中高域は粒立ちの良い解像力豊かな感じがします。一つ一つの楽器の音が分離して聞こえてきます。低域はSAF80AMGに負けず劣らず迫力があります。これもこのサイズを考えると感動ものです。そしてSAF80AMGに比べてスケール感のある雄大な鳴りっぷりですね。勿論SAF80AMGがダメだということではなく、あくまで比較論ということです。

 今回も大手メーカー品を遥かに凌ぐコストパフォーマンスでした。これは全て大山先生の溢れる情熱が生み出したものと考えます。これからも頑張って下さい。 改善して欲しい点 : スピーカーマウントネジがアーレンですが、心得のある人ばかりではないので、滑らせてしまう確立が高いと思います。これはフィリップスタイプが宜しいと思います。


N様

5年くらい前にハセコウのバックロードを組立てましたが、本格的な初めてのスピーカー制作でした。とはいえ、どちらもすべてパーツがそろっており、とても簡単にできました。


  オーディオから暫らく遠ざかっており、日常のつまらない生活を打破するため、簡単なデジタルアンプ(キット)を作ったのをきっかけに再び熱が入りました。次に真空管アンプ(キット)を作成し、その次にこのスピーカーに行き着きました。大山さまのHP等により、作成は簡単にできましたが、着色でかなりの時間をとりました。一度、完成しましたが、塗装が納得できず、塗り直しを3回行ったためです。結局、妥協しましたが。。。


 一度目の完成で、吸音材を入れ忘れていましたが、自分にとってはそれぞれいい音でした。個人的に透き通っているイメージの音と感じております。
 自分としては、いずれバックロードにチャレンジしてみたいと思っていますが、家の都合上、この大きさがちょうどよく、また、同じくらいの大きさで、このようなすべて揃っているものなら、また購入してみたいです。
大山さまには、カスタムメイドならではのオリジナルの良い製品をこれからも期待いたします。

田中善之様

2回目のスピーカー制作でした。
1回目はstereoの付録のスピーカーだったので今回が初めてのようなものです。
ゆっくり1週間くらいかけてしようと思っていましたが、いざ作り始めると早く音が聞きたくて2日程で作ってしまいました。塗装はクリア塗装をしました。
音は出し始めはややシャリシャリした音かなと思いましたが、すぐに変化して聴きやすい音になり、いまエージング中ですが大変満足しています。


クラシック音楽を聴いています。写真のラックに並べたお気に入りのCT(特に音がよいと思っているお気に入りのものです)をとっかえひっかえ聴いています。
やはり自作すると愛着がわいて音楽を聴く喜びもひとしおです。 2wayのシステムも発売が発売されればぜひ購入してみたいと思います。

Z600-Alpair7仕様

ユニット   Alpair7 Ver3 GOLD
周波数特性    63hz〜30khz
最大入力     20w
インピーダンス   6Ω
寸法      幅190mm×高さ300mm×奥行き230mm
エンクロージャー形式   バスレフレクス型
ターミナル    埋め込みタイプ(バナナプラグ対応)
内部配線    OFCケーブル
エンクロージャー材  
フィンランドーバーチベニヤ15mm


不明なことがございましたらこちらより大山に直接ご質問ください。


Z600-Alpair7 Q&A

商品に付属されるものは何ですか?


 下の写真にありますとおりスピーカーを音出しするまでに必要なもの
全て入っております。フィンランドバーチベニヤ、 スピーカーユニットAlpair7 Ver3 GOLD 、ターミナル、内部配線OFCケーブル、 フェルトです。捨板はバーチベニヤのみになります(以前セットしていたハタガネ用のラワンはクランプの同時販売と同時に廃止いたしました)。全てペア分です。

ユニットなしでの販売は可能でしょうか?


ユニットなしでも可能です。その場合15000円引かせていただきますので、
ご注文の際ショッピングカートの連絡欄に”ユニット不要”とお書きください。


送料はいくらかかりますか?


全国一律1500円になります。

返品は可能ですか?
輸送中の事故、精度不良などは当方で対応させていただきます。
  以下のものは返品・交換・返金の対象になりません。


    ★板のそり、木口の色合いの違い、突き板の継ぎ目などがあること
   ★主観的な音に関わること   
   ★バーチベニヤには補修のパッチがある場合があります(写真1)。
    機器をセットしたらほとんど見えなくなる場所にくるようにカットしてあり     ます。バーチベニヤの木口には節に当たる部分が焦
     げていたり、一部抜けていることがあります。(写真2)また木目
     方向に毛羽立ってしまう感じになる場合があります。(写真3)          


■Z600-Alpair7

 

  
   ペア特価
  42,800円
       

●Z600-Alpair7は写真のエンクロージャー、ユニット、吸音材ペアの価格となっております。
●代金引換の配送には630円の手数料がかかります。
●送料は別途全国一律1500円かかります。(沖縄のみ別途見積もり)
●専用のSPスタンドはご一緒のお申込みでスタンドの送料が無料になります。


在庫放出につき2015年1月末頃に配送手続きをとらせていただきます。

在庫:


数量: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ペア


木工塗装セミナー Z200不要 木工塗装セミナー Z200ダウンドード必要(+980円)
↑↑特典3が必要の場合は変更してからお申込みください


Z203 自作式クランプ 不要 Z203 自作式クランプ 必要(+2,480円)
↑↑特典4が必要な場合は変更してからお申込みください


Z102 SPスタンド不要 Z102 SPスタンド必要(送料無料)(+19,800円)
↑↑専用スタンドZ102同時申し込みでスタンドの送料無料

個人情報記入欄は256bitSSLで暗号化通信
を 行っておりますのでご安心してご利用くださいませ。


■Z600-Alpair7 組み立て・塗装済み完成品

10ペア限定
特価 79,800円

キット商品を弊社で組み立て、
クリヤー塗装を施した仕様になります。


●代金引換の配送には630円の手数料がかかります。
●送料は無料です。(沖縄のみ別途見積もり)

http://z-sound.biz/z600/alpair7.html


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/859.html#c24

[リバイバル3] BGM用にしか使えなかった高額なジョーダンワッツのスピーカー _ 天才 E.J.Jodan は結局何がやりたかったのか 中川隆
25. 中川隆[-11140] koaQ7Jey 2019年9月29日 09:11:54 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1677]
MOOK付属のMARK AUDIOのフルレンジユニットの音を聴いてきました。:螺旋館Blog 2018-07-12
https://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2018-07-12


音楽之友社のMOOKの付録のMark Audioのスピーカーユニットの音を聴いてきました。以前はステレオ誌の付録だったのですが、独立したMOOKに変わったのですね?最初のFOSTEXのユニットのキットのころから購入していたのですが、いい加減飽きて、去年のパイオニアとFOSTEXのものは購入していませんでした。

私はMark Audio主催のMark氏のスピーカー設計の師匠と言われる、E.J.Jordan や Bandor のユニットを多数愛用しています。弟子のMark氏のスピーカーの音質は、全てのモデルを聴いたわけではないですが、秋葉原の小泉無線の店頭で聴く限りでは、反応が鈍く、あまり関心したことはなく、自分で所有したことはありませんでした。また、上手に鳴ったときのJordanやBandorの様な蠱惑的な音は出ていないと思います。

発売前ですが、今年のMOOKのMark Audioのフルレンジスピーカーの試作機を試聴する機会がありました。上記の様な理由で、それほど期待していなかったのですが、前言撤回。これは、なかなか良いです。小口径フルレンジならではの気持ちよく歯切れのよい音質で、箱やアンプとの組み合わせにもよるでしょうが、口径の印象以上に低域がしっかり出ていました。部屋のサイズにもよるでしょうが、音量も不足感無いくらいの音量が出ていました。箱によりますが、低音も割と出ています。「小さなスピーカーが頑張って、ちょっと驚くくらいの音が出ている。」くらいの評価は与えられます。

Stereo誌の過去のスピーカーユニット付録では、個人的には最高の音質と思いました。このスピーカーがペア6000円以下で入手できるのは、かなりのお買い得だと思います。ただし、私は、メタルコーンフルレンジの高域のキャラクターはあまり気にならない方ですから、あくまでレビュアーの好みにあったと思ってください。

複数使って耐入力をアップしたり、サラウンド用の使用も面白いでしょう
https://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2018-07-12
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/859.html#c25

[リバイバル3] BGM用にしか使えなかった高額なジョーダンワッツのスピーカー _ 天才 E.J.Jodan は結局何がやりたかったのか 中川隆
26. 中川隆[-11139] koaQ7Jey 2019年9月29日 09:43:33 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1678]


2018年02月04日
こちらのMARK AUDIOというフルレンジユニットでスピーカーを展開するメーカーは開発者のMARKさん自ら来日。
https://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:c2NSc93h9osJ:https://community.phileweb.com/mypage/entry/1966/20180204/+&cd=4&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&lr=lang_ja

オーディオ評論家の和田先生。

開始前に先生と音楽談義。自分も元ドラマーだったのでオーディオより音楽演奏話しの方が楽です。
前日はベーシストとして参加されていた「はちみつぱい」と頭脳警察と合同で渋谷でライブ演奏をされたとか。

マークさんは、E.J.JORDAN社、バンドール社で小口径フルレンジ開発をしてきたベテランだそうです。
バンドールの13センチ?フルレンジユニットの裏にはマークさんの名前もあると。

うちにもヒノオーディオから購入したE.J.JORDAN社のJX92Sフルレンジユニットを使った自作スピーカーがあります。

ジョーダンワッツ社共同開発者ジョーダンさんがあのフラゴンらに搭載のアルミコーンフルレンジの進化型として購入したのですが・・・

ただ、どうも上記の最新金属振動版フルレンジからは、過去の品質のようです(と輸入代理店の代表からはっきり断言されました(>_<))。

それは同じアルミベースでも、表面加工技術、例えば非常に強い電圧(700v)をかけたアルカリ電解槽の溶液中で、長時間かけてアルミマグネシュームのコーン表面に酸化結晶化させるプロセスetc


こちらの開発経緯は http://www.fidelitatem-sound.com/a_detail%20Alpair10%20MAOP.html

ダンパーレスで前後の動きをさらにフレキシブルに、バッフルより出っ張っているコーンの形状見直しら

こちらのの製品もフルレンジシステムとすれば最右翼になりそうです。

当初後ろの席で聞いていましたが、和田先生に促されるまま、最前列で聴いた方が使い方に合っているようでした。

こういうイベントは大人の事情で、輸入代理店にアンプらがなければ別の出展から借りるのが常になっているようです。

そこでケーブルは合同ブースのゾノトーンで統一。

当初はTOKYO AUDIO BASEに出展の47研のCDプレーヤー、ROTELのアンプで鳴らされていました。

Markさんはこのアンプが気に入らないようです。
途中から輸入代理店代表作の自作真空管300Bシングルアンプにチェンジ。


この方が和田先生チョイスのシャンソンのライブらボーカルに艶が出ました。
こういうイベントの限界は好きな機器の組み合わせがかなわないことでしょうか(^_^;)。
https://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:c2NSc93h9osJ:https://community.phileweb.com/mypage/entry/1966/20180204/+&cd=4&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&lr=lang_ja
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/859.html#c26

[リバイバル3] BGM用にしか使えなかった高額なジョーダンワッツのスピーカー _ 天才 E.J.Jodan は結局何がやりたかったのか 中川隆
27. 中川隆[-11138] koaQ7Jey 2019年9月29日 09:45:15 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1679]

MARKAUDIO SOTA
http://www.markaudio-sota.jp/

Mark Audio - コイズミ無線NET
https://dp00000116.shop-pro.jp/?mode=grp&gid=479279



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/859.html#c27

[リバイバル3] BGM用にしか使えなかった高額なジョーダンワッツのスピーカー _ 天才 E.J.Jodan は結局何がやりたかったのか 中川隆
28. 中川隆[-11137] koaQ7Jey 2019年9月29日 09:52:30 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1680]
フィンランドバーチとロシアンバーチ JORDAN JX92 自作箱 製作編:螺旋館Blog 2009-05-04
https://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2009-05-04

何時もお世話になっている、米屋材木店さんから、新しくロシアンバーチ合板という素材が入荷したという情報を頂いたので、早速テストしてみました。


カット済みのロシアンバーチ合板


こんなに綺麗に梱包されてきました。これなら、輸送中に板同士がぶつかり合って、傷む心配はありません。

フィンランドバーチ合板との最大の違いは、勿論、原産国ですが(笑 木目方向が短尺方向に伸びているフィンランドバーチと異なり、ロシアンバーチ合板は、国内で普通に流通しているラワン合板などと同じように、木目が長尺方向に伸びています。背の高い棚や、スピーカー工作だと、サブロク合板で板取された既存の設計を流用する時に便利だと思います。また、フィンランドバーチ合板の表面には制作上に出来ると思われる微細な傷があるのですが、ロシアンバーチ合板にはそれがありません。手で触ったときの感覚が微妙にしっとりしているようです。そのせいか、カットした面の毛羽立ちが少ないように思います。

今回は、できるだけ正確な比較実験ををしたかったので、ロシアンバーチとフィンランドバーチで同一寸法のボックスを2組作って、同じスピーカーユニットを使用してスピーカーを2組作る事にしました。たまたま(?)、E.J.JordanのJX92を2組所有しているので、これを使う事にします。最近のMADE IN CHINAのEsoteric Audio Design扱いのJX92Sではなく、Jordan氏自らがハンドリングしていた英国製の時代のものです。流石に2Wayスピーカーを2個作るのは大変ですが、これくらいの高級フルレンジスピーカーを使えば、それなりの説得力を持つ実験になるでしょう。素人が出来る実験では、最大級に贅沢なものではないかと思います。

※2010年12月追記
EADに問い合わせたところ、JX92Sは以前はScanspeaksで製造していましたが、CHINAの工場に移った時に、最終的な組立はインドの工場に切り替えたそうです。メタルコーン部分については、一環してイギリスで製造しているそうです。

標準箱として公開されている何種類かの設計の中から、サイズも手ごろな8リットルタイプの密閉箱を使うことにしました。フロントバッフルをネジ止めして交換できる設計にして、後日、別のスピーカーに変更できるような工夫も組み込んでおきました。

小型の箱ですから、写真のように、平らな台(接着剤でくっつかないもの)の上で、スイコで直角をとりながら、圧着固定してくみ上げました。接着剤は何時ものタイトボンドです。速乾性で接着力も強力。硬化したあとは、ヤスリで削れるので、塗装時に邪魔になりません。


スピーカー組み立て中


接着時の圧着には、ラチェットバークランプを利用しました。ハタガネより作業性が良いです。圧着力はそれほど強くないですが、このくらい大きさの箱ならば充分でしょう。


ハタガネでスピーカー工作

この時点では、バッフルは写真用に置いているだけです。


私は、基本的に底面は1枚の板で構成するように板取りしています。これでがたつきを排除できます。接着剤が完全に乾いたところで、オービタルサンダーで、微妙な段差を取り、最終的に240番くらいで表面を綺麗にしました。フィンランドバーチ、ロシアンバーチともに表面がかなり綺麗なので、今回もツキ板などを使わず、そのままオイルフィニッシュで仕上げます。塗料は、今回もオスモオイルのクリアです。まだ使い切ってないので^^;


DSC04608.JPG

吸音材は、羊毛を使用したサーモウールを使いました。建材として、もっとも高価な部類の断熱材ですが、スピーカーの吸音材として使用したときの音質も非常に優れています。

現在、TV用スピーカーとしてAVアンプに接続してエージング中。ロシアンバーチとフィンランドバーチのキャビネットの材質の違いによる音質差のレポートはこちらをご覧ください。

現在、 米屋材木店さんではオーディオ関係の木材カットは受け付けていないそうです。

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出版社/メーカー: ミツトモ製作所
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コメント 2


miya
面白そうな実験ですね。
箱の材質でどれほど音質が変わるか興味津々です!
by miya (2009-05-05 03:33)

YAS
ラワンとバーチ合板の比較なら、全然違うのは明らかなのですが、同じバーチ材系での違いですから、私のDIYやJORDANのユニットの偏差以下かもしれません。大差ない、なら大差ないで、情報としては価値のあるものだと思います。バッフル取り付け前の箱を手で軽くたたいたときの音は大差ないようでした。

現在、TV用にAVアンプにエージングをしていますから、もうしばらく経って落ち着いたら、JORDANと相性の良いQUADのアンプと組合わせてレポートしようと思います。

普段のTV用のスピーカーはPMCのTB1ですが、TVで音声帯域だけ聞いている分には、メタルコーンの共振が多少あっても、フルレンジ一発の良さというのは、やっぱり捨てがたいものと再確認してます。
by YAS (2009-05-05 04:18)
https://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2009-05-04
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/859.html#c28

[リバイバル3] BGM用にしか使えなかった高額なジョーダンワッツのスピーカー _ 天才 E.J.Jodan は結局何がやりたかったのか 中川隆
29. 中川隆[-11136] koaQ7Jey 2019年9月29日 09:54:24 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1681]

E.J.Jordan JX53 Jordan Linear Array:螺旋館Blog 2008-12-31
https://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2008-12-31

E.J.Jordanの50mmフルレンジスピーカー JX53を片チャンネル4個使用して、トーンゾイレタイプのスピーカー、Jordan Linear Array を製作しました。

Jordan推奨図面ではフロントバッフルは30度傾いているのですが、簡単のため、完全な直方体デザインに変更しています。高価なJX53を4個使う以外はシンプルな最小バッフルサイズの小型密閉箱です。写真では判りにくいですが、高さ300mm強の小型箱です。

JX53 JORDAN LINEAR ARRAY

JORDAN LINEAR ARRAY front

箱の素材は、12mm厚のフィンランドバーチ合板を使用しました。材料のカットはいつもの通り米屋材木店さんにお願いしました。現在、すべての厚みのフィンランドバーチ合板を在庫しているそうです。いつものように正確なカットで組みたてやすかったです。

今回、小型で簡単に組みあがったので製作中の写真はこれだけです。バッフルと側板を固定しているところ。角材と長ネジで工夫した自作の工具で圧着しています。

この箱の容積は6リットル程度です。これは、単純にJX53の標準箱の4倍の容積になります。このくらいの大きさだと、12mm厚のバーチ合板で充分な強度が得られます。あとで、内部にイコライジング用の素子を組み込む予定もあり、小型の箱ですが裏板をネジで固定する構造にしました。

仕上げはこれからです。手元にオスモカラーのストックがあるので、それを利用するつもり。

JORDANのメタルコーン(英国製造時代のもの!)の、生々しく解像度の高い音が出ます。複数使いのため、金属共振の音はほとんど気になりません。(メタルコーンは、金属共振も音色の一部として聴くものと思いますが)。2インチフルレンジですが、4個使うことにより、意外と低音も出て、音に余裕もあります。なかなか、面白いシステムになりそうです。

皆さんも学校の講堂などで、中にスピーカーユニットを4〜8個ほど搭載した縦長のスピーカーに見覚えがあるかもしれません。このタイプのスピーカーはトーンゾイレといって縦方向にスピーカーを並列使用することにより、水平方向の音のサービスエリアが広く、遠くまで音が通る特性を持ちます。複数のスピーカーユニットを使うことにより耐入力もアップしています。一方、垂直方向の指向性は制限されるので、スピーカーのセッティングは耳の高さにする必要があります。

2個ではゾイレとしての効果は出ず、4個くらいから、ゾイレとして動作するように思います。(私は、BANDOR版のJX53ともいえる、50ADWを2個使うブックシェルフも所有)小型フルレンジもx4となるとコストが馬鹿になりませんが…

私は、オーディオの自作については、市販品のコピーや競合するようなものを作るのには、あまり意味が無いと考えています。やはり、プロが作るものにはそれなりの意味や完成度の高さがあり、素人の自作でそれを超えることは困難だからです。だから、プロが作らない(商品として成立しにくい)ものや、プロではここまでコストをかけられない。といった、コダワリをもったものが、自作オーディオの意味と考えています。

現在、JX53は生産完了になっています。Jordan社の業務を引き継いだEsoteric Audio Reserchのもとで、JX92が再生産されていることから、今後、JX53の後継モデルのJXR6 HDの再生産も開始されるのではないでしょうか。

接着剤は、フランクリンのタイトボンドを推奨します。硬化が早いのと、硬化後にヤスリで削り取る事が出来、塗装の邪魔にならないからです。

タイトボンド 16oz

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https://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2008-12-31
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/859.html#c29

[リバイバル3] BGM用にしか使えなかった高額なジョーダンワッツのスピーカー _ 天才 E.J.Jodan は結局何がやりたかったのか 中川隆
30. 中川隆[-11135] koaQ7Jey 2019年9月29日 09:57:39 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1682]

GoodmansとJordan-WattsとE.J.Jordanとその周辺:螺旋館Blog 2005-06-02
https://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2005-06-02

E.J.Jordan氏は有名なスピーカーデザイナーですが、日本ではあまりよく知られていないようです。個人的には、最後の伝説的スピーカービルダーではないかと思っているので、これを機会にまとめてみようと思います。

氏の経歴については、TNT-Audio のインタビューが詳しいので、英語が得意な方は是非原文にあたってください。
http://www.tnt-audio.com/intervis/jordan_e.html

経歴は
GEC → Goodmans → JORDAN WATTS → E.J.Jordan Design / ALR JORDAN

GEC, Goodmansは巨大メーカーですが、JORDAN WATTSとE.J.Jordanは家内制手工業のような小さな会社です。ALR Jordanは、ドイツのALR社との合弁会社です。小さい会社のほうが自由に作りたいものが作れたのでしょう。これは後述。

GEC在籍時代に、スピーカーの開発に携わります。多分、工業高校とか専門学校を出て、GECに就職したものと思われます。音楽好きな家族だったとのことなので、教育水準は高い家庭だったのでしょう。GECには当時としては非常に珍しい、先進的なメタルコーンスピーカーがありました。これをきっかけに、メタルコーン振動版スピーカーの音質に興味を持ったようです。(ちなみに、このGECのメタルコーンスピーカーはフルレンジとして使うには少々高域が不足しており、セレッションのHF1300型ツィータのGEC向けOEM版と組み合わせて同軸化されたバージョンがあります。)

その後、Goodmansに入社し、コーン型スピーカーの再生レンジの拡大についての研究に携わります。その成果がAxiette型8インチフルレンジスピーカー(AXIOMは10インチ以上に使われた名前)で、これは本当の意味で全帯域スピーカーと呼べる高性能のものであったようです。これは、GECのメタルコーンより、色付けの少ない音でしたが、Jordan氏には、メタルコーンの音にあった、活気/生命 のようなものがかけている点が、不満だったそうです。ですが、Jordan氏は、Goodmans在籍中には、メタルコーンのスピーカーの開発をすることは出来ませんでした。Goodmansはメタルコーンのスピーカーを発売していないので、会社の方針だったのでしょう。

他の大きな実績として、Goodmans社のキャビネットに採用された音響抵抗ARUユニットや、(QUADのピーターウォーカーとほぼ同時期に)ESL型スピーカーの開発等、多岐に及んでいます。ARUについては、発明者の中にJordan氏の名前を含むパテントが4件残っています。

なお、発売当時、AXIOM80は戦前のスピーカーユニットの復刻版のような位置づけのもので、当時のGoodmans社のカタログをみても、値段、サイズ、仕様すべてをとって、かなり特殊な位置づけのスピーカーです。戦時中は軍用通信のモニター用に使われていたという話もあるようです。声の帯域がよく通り、低域が出ない。というつくりとも一致します。従って、AXIOM80はJordan氏の設計ではなく、ARUを用いたAXIOM80のシステム化がJordan氏の実績です。(上記、TNT AudioのインタビューにもAXIOM80の話題は出てきません。また、数年前に秋葉原のヒノオーディオの招待で来日した時にも、日向野社長にそのように話したそうです。あまりにも誤解が広まっているので、訂正するのも面倒だとか。)

彼のGoodmansでの最後の仕事は、Goodmans MAXIMという小型スピーカーシステムの開発と言われています。4〜5インチのウーファーと同じく4インチ程度のコーン型ツィータの組み合わせの超小型密閉箱。ユニット、キャビネットを別々に購入してユーザーがスピーカーシステムを作るのが常識だった時代に、初めて登場したシステム化済のスピーカーといわれている。また、これが、小型高性能スピーカーの先鞭をつけたともいわれています。1964年発売ということなので、JORDAN WATTS社の設立1963年とほぼ一致しています。

ちなみに、このMAXIMのツィータは非常に飛びやすかったそうです。アンプが真空管からトランジスタに切り替わった時期の製品だったことも関係しているのでしょう。私も海外、国内のオークションや販売店で探したことがありますが、中古市場で売られているものの多くが、ツィータがオリジナルから交換されているか、ツィータ断線状態の但し書きがあり、手に入れることができませんでした。ユニットの仕様も複数存在するようです。


Blog MasterはDouble MAXIMというスピーカーシステムを所有しています。これは、高分子系のドーム型ツィータと5インチ程度の高分子系ウーファー 2発からなる小型密閉システムです。1972年の発売なので、Tedの設計ではないでしょう。

1963 Jordan-Watts Ltd設立。
Goodmans社の同僚であるWatts氏と独立し、Jordan-Watts社を設立します。Watts氏は、営業畑の方だったようです。後にJordan氏が独立した後も、Jordan-Watts社を続けますが、数年前に、Watts氏の逝去によって会社の歴史を閉じたそうです。また、当時の代理店の今井商事さんも、ながらくスピーカーのメンテナンスをされていましたが、補修部品が無くなったため、メンテナンスを終了しました(2010年12月追記)

Jordan氏は、JW社でかねてからの念願であった、金属振動板のスピーカーの開発に着手します。それが、MODULE UNIT(MODULARともいう)mk2です。以後、Jordan氏の開発したスピーカーユニットは、すべてメタルコーン系です。MODULE mk1は、紙コーン&丸型ケースのモデルだったようで、ごくわずかしか製造されなかったのでしょう。私も中古市場ですら流通しているのを見たことがありません。

同社のスピーカーユニットは、基本的にMODULAR一種類で、これを1個〜複数本エンクロージャーに組み込み、システム化したものを販売していました。(システム用にはツィータがついたものがありますが、GOODMANS等からのOEMだったようです)また、DIY市場向けにユニット単体を積極的に販売していたようで、カタログには複数の推奨箱の図面が掲載されています。(中には、完成品として市販されなかった寸法比のモデルもあります。)


JORDAN WATTS MODULER


これは、ちょっと珍しい振動板が金色のアルマイト処理されたモデル。(ほかに黒色や樹脂コーティングモデルがあります)

MODULEは個々のユニットに音響負荷を組み込むことにより、同一キャビネットに複数ユニットを使用するしても相互干渉が少ない点が特徴のひとつです。それが、MODULEの名前の所以でしょう。Jordan氏は、Goodmans在籍当時、AXIOM 80 4本を使用したバックローデッドホーンキャビネットの設計などをしており、Goodmans時代より、複数ユニットを使用したスピーカーシステムの研究もしていたようです。

1975年 E.J.Jordan設立
すでに、Jordan-Watts社から独立していたのか、別途会社を立ち上げていたのか?その点は良く判りません。Jordan Watts社のJH200という製品は、E.J.JordanのJX92に似たスピーカーユニットを採用しています。

TNT Audioのインタビュー記事に出てくるJordan 50mm moduleというのは、後のJX53やJR6HDの原型になるユニットです。ブリティッシュ・テレコムで電話機のテスト用途にも使用されていたそうです。同社は、1995年に日本でE.J.Jordanのユニットが扱われるようになった時点で、フルレンジとして、JX53, JX62, JX92, ウーファーのJX125, JX150を販売していました、現在はJX53の後継モデルのJR6HDとJX92S(防磁タイプ)の2種類のみがラインナップされています。

現在は、Jordan氏はユニットの権利をEsoteric Audio Design社に譲り、スピーカー設計の活動からは離れているようです。(2010年12月追記)


JORDAN JX92 TL Cabinet


JORDAN社のWEB SITEより、JX92, JX92S用のトランスミッション(transmission line)型エンクロージャーの図面です。この図面を元に、システム化したものを販売している販売店やメーカー(海外)もあるようです。

余談ですが、1984年にBandorという会社が出来ます。Jordan氏の元婦人であるドロシー女史の会社で、最初はBANDOR版の50mm MODULEを生産していました。現在は、Bandor-50, 100, 150, 300の4種類の口径のメタルコーンスピーカーを製造しているようです。日本でもラジオ技術社が、50mmの50ADW8(8オーム仕様)と100ADW8を販売していました。

ひとりの設計者が作ったスピーカーユニットを年代別に並べ、音を出してみると、なかなか面白いです。

私の手元には、前述のGEC同軸(これはJordan氏設計ではないが、影響を与えたものとして)、GoodmansのAXIETTE-8や、AXIOMシリーズの幾つか, JORDAN WATTS MODULAR, E.J.JORDAN JX53, 62, 92, 125があります。

時代の要求に合わせてなのか、新しい設計のものほど、高域方向にワイドレンジになっていくのがわかります。MODULARとJXを比べると、後者の方がベールが1〜2枚はがれたようなクリアな音がします。一方、中域の厚みや音の柔らかさはMODULARのほうが心地よい様に思います。どちらが優れているというのではなく、どちらが好きな音か、そのとき聴きたい音か?で、判断すると良いでしょう。


コメント 2


HT
metalコーンの話、大変興味深く、特にGECのメタルコーンの
詳しいSITEはあるのでしょうか?。
最近、このスピーカーを1本購入しました。

by HT (2008-08-26 20:47)

YAS
良い情報がわかったら、教えてください。

GECの事ですから、学術文献の2つや3つは発表していると思います。
by YAS (2008-08-27 20:37)

https://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2005-06-02
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/859.html#c30

[リバイバル3] 中川隆 _ オーディオ関係投稿リンク 中川隆
199. 2019年9月29日 11:38:58 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1683]
天才 E.J.JORDAN のメタルコーン ユニットを引き継いだスウェーデン EAD社のドライバー
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1000.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/451.html#c199
[政治・選挙・NHK265] <れいわ新選組・山本太郎代表に聞く>「20年デフレ」脱却のため、捨て身の集団をつくる(5)(高橋清隆の文書館) 赤かぶ
7. 中川隆[-11134] koaQ7Jey 2019年9月29日 12:50:02 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1684]
山本太郎の思想とは

れいわ新撰組の選挙参謀は森大志、斎藤まさし。

森氏の父親は連合赤軍派最高幹部 田宮高麿。
母親は森順子、ヨーロッパで有本恵子さんら3人を拉致し北へ連れて行った主犯。

森氏は北で生まれ、「日本革命村」でスパイ教育を受けた。

斎藤まさしは菅直人らと活動。大虐殺したポルポト崇拝者。ヤバいだろ?


「よど号事件」犯人たちの洗脳と日本人拉致
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/651.html

日本の闇。日本社会に浸透していたチュチェ思想
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/648.html

演説だけで日本を変えた天才 山本太郎の思想とは
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/652.html
http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/903.html#c7

[近代史3] 人類最初のアメリカ到達は16,000年以上前であったことが判明 中川隆
1. 中川隆[-11133] koaQ7Jey 2019年9月29日 13:25:08 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1685]

2019年09月29日
アメリカ合衆国における先住民の遺伝的影響
https://sicambre.at.webry.info/201909/article_63.html


 アメリカ合衆国におけるアメリカ大陸先住民の遺伝的影響に関する研究(Jordan et al., 2019)が報道されました。アメリカ大陸には、ユーラシア西部系に近縁な人類集団と、アジア東部系に近縁な人類集団との混合により形成された人類集団(関連記事)が、ベーリンジア(ベーリング陸橋)経由で最初に拡散してきました。その年代は遅くとも16000年前頃(関連記事)までさかのぼります。その後、15世紀末以降に、まずヨーロッパ系集団が侵略してきて征服地(植民地)を拡大していき、アメリカ大陸先住民集団がヨーロッパ系集団の持ち込んだ疫病などで激減した後、アフリカから多数の人々が奴隷として強制連行されてきました。もちろん、その他にもアジアなどから多数の移民がアメリカ大陸に到来しました。現在、アメリカ大陸の住民はおもにヨーロッパ人の子孫とアフリカ人の子孫で構成されています。しかし、アメリカ大陸先住民集団はヨーロッパ系およびアフリカ系とも混合していきました。

 本論文は、15620人を対象として、アメリカ合衆国における主要な遺伝的系統をヨーロッパ西部系とアフリカ系とスペイン系と把握し、それぞれにアメリカ大陸先住民集団がどのように遺伝的影響を残しているのか、検証しました。これら3系統は、それぞれ独自の遺伝的構成を示します。ヨーロッパ西部系もスペイン系もともにヨーロッパ系の比率が高くなっていますが、スペイン系ではアメリカ大陸先住民系の比率がヨーロッパ西部系よりもずっと高くなっています。一方、ヨーロッパ系では先住民系も含めて非ヨーロッパ系は0.2%程度とひじょうに低くなっています。スペイン系は、メキシコ人と遺伝的に密接に関連しています。アフリカ系の遺伝的構成は、その大半(85%)がアフリカ系ですが、14%がヨーロッパ系、1%が先住民系です。本論文は、アメリカ合衆国本土への到着が比較的遅いことから、アジア系については考慮していません。これらアメリカ合衆国の主要な3遺伝系統集団は、明確な地理的分布を示しており、これは人口統計とほぼ一致します。アフリカ系は南西部、ヨーロッパ系は中央北部と西部、スペイン系は西部山脈地帯で比較的高い比率を示します。

 これら3系統の遺伝的混合では、性的偏りが見られます。最も偏っているのはスペイン系で、ヨーロッパ系の男性と先住民系女性との組み合わせが多くなっています。これは、ヨーロッパからアメリカ大陸への早期の移住者が、植民者・侵略者として男性主体だった歴史を反映しています。アフリカ系でも、アフリカ系の女性とヨーロッパ系の男性という組み合わせが多くなっています。一方ヨーロッパ系では、こうした顕著な性差は見られません。こうした性差は、男性優位なアメリカ合衆国の社会において、ヨーロッパ系集団がアフリカ系集団や先住民系集団よりも社会的に高い地位にあったことを反映しているのでしょう。

 スペイン系では、遺伝的に異なる2集団の存在が確認されます。一方は現在のアメリカ合衆国に早期(1598〜1848年)に移住してきた「新メキシコ人(Nuevomexicano)」集団で、もう一方はもっと後にメキシコからアメリカ合衆国に移住してきた集団です。この新メキシコ人集団は何世紀にもわたって明確な文化的特徴を維持しており、他のスペイン系よりもヨーロッパ系統の比率が顕著に多く、逆に先住民系の比率がずっと低くなっています。一方、メキシコ人は先住民の遺産を明確に認識し、メスティーソと呼ばれています。こうした新メキシコ人の祖先はキリスト教に改宗したスペインのユダヤ人(コンベルソ)で、宗教的迫害を避けるために早期にアメリカ大陸へと移住した、と推測されています。新メキシコ人は、スペイン人や他のヨーロッパ人集団と比較して、ユダヤ人とより多くのハプロタイプを共有しています。ただ、アメリカ大陸の他のスペイン人の子孫集団と比較すると、ユダヤ人とのハプロタイプ共有率はさほど変わりません。

 アフリカ系は全体的に先住民系の比率が低く、地域間の差も大きくありません。さらに、アフリカ系に見られる先住民系要素は、ヨーロッパ西部の南東部系の子孫の場合と同様に一つのクレード(単系統群)を形成します。これは、アフリカ系の子孫が南北戦争前にアメリカ合衆国南部の先住民と混合した可能性を示唆します。南北戦争後、20世紀初頭から半ばにかけての大移住の時代に、アフリカ系はアメリカ合衆国全域に拡散しました。ヨーロッパ西部系において先住民系統の比率が最も低いのは、ヨーロッパからアメリカ合衆国への大規模移民と、雑婚の社会的および法的禁止と一致します。また、アフリカ系とは異なり、ヨーロッパ西部系では、先住民系の比率の地域差が大きくなっています。これは、ヨーロッパ西部系の子孫集団が現在のアメリカ合衆国領域を西進したさいに、低頻度ではあるものの継続的に先住民集団と交雑したことを反映しています。全体的に、アメリカ合衆国における各系統の遺伝的構成はすでに知られていた歴史を反映しており、今後は世界各地で同様の研究がさらに進展していくだろう、と期待されます。


参考文献:
Jordan IK, Rishishwar L, Conley AB (2019) Native American admixture recapitulates population-specific migration and settlement of the continental United States. PLoS Genet 15(9): e1008225.
https://doi.org/10.1371/journal.pgen.1008225

https://sicambre.at.webry.info/201909/article_63.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/613.html#c1

[リバイバル3] 音楽はこういう部屋で聴きたい 中川隆
69. 中川隆[-11132] koaQ7Jey 2019年9月29日 15:10:38 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1686]
Hさんの隠れ家は 大山さんの傑作 GRFのある部屋 2019年 09月 28日
https://tannoy.exblog.jp/30773230/


PSDの大山さんとは、90年代の中頃に「DCC保存友の会」という会で、知り合いました。10年ぐらいのブランクのあと、石田さんのSD05用に、SPの設計を根本から見直した一連のSPを作っていただきました。その中でも、現在でも愛用しているT4という小型のSPは、アピトンーシナ合板のブロックから、彫刻のように内部を掘り出した、いわばアート作品とも呼べるSPを完成させ、SD05の愛用者を中心に使われています。

Troubadour 80用のウーファーを何回の試作を繰り返して開発していただいたのも、大山さんの情熱でした。その、大山さんとは、今回の40を加えた三次元サウンドの実験も追試してくれていて、現在、その構想に基づいた大型のシステムの完成まであと少しというところまで来ました。2016年の夏に完成したTroubadour80+TW3のシステムは、家での実験を繰り返して同じ構成のものHさんのところにも導入しました。すると、同じようにHさんの部屋にもホールの空間が出現して、我々の実験の方向が正しいことが確認されたのです。


ただ、Hさんの隠れ家は、都会ですが地下室の空間なので、SN比も申し分ないのですが、オーディオ専用に作られた私の部屋とは違って、コンサートホールに消えていくあの余韻、一番微少な音の残響やホールに消えていくニュアンスが出にくかったのも事実です。


あれから三年、いよいよ、Hさんが本格的なオーディオルームを作ることになりました。それに付けては、私の家の音作りの秘密?をすべて取り入れようと、まったく同じような床や、壁、天井を使用して、家で出ている音の再現を目指したのです。

https://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=30773230&i=201909%2F06%2F99%2Ff0108399_11535238.jpg

私の部屋は「GRFのある部屋」と呼んでいますが、本来はDYNAUDIOのフラグシップの "Consequence"を鳴らしたいために作った部屋でした。ヨーロッパの著名なコンサートホールに行った経験と、特に大好きだったコンセルトヘボウのコンサートホールでなっている音の再現を目指してこの部屋の音造りをしたからです。それは、部屋の響きを極力足さないというコンセプトです。


コンサートホールの響きは、元の録音にすべて入っています。それにまた反射を加えたら屋上屋を重ねることになります。そうなると、元の残響に残響を重ねるので、名画の上にまた絵の具を塗るようなことになります。


https://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=30773230&i=201909%2F25%2F99%2Ff0108399_14165430.jpg

SPを直に床に設置しても、振動しないしっかりとした床と、床の反射音を吸収する天井の吸音構造を考え、壁の特有の共振音を消すための工夫をして、作ってあります。当初は、音の調整のため、厚手のカーテンを周囲につるせるような、業務用のカーテンレールを走らせてもあります。予想の付かない音の行方を調整する為でした。しかし、この部屋で、15年後に三次元の音の再生に挑戦するとは思いましませんでした。


設計段階で、大山さんと一緒に仕事をされている建築士のKさんが私の家を何回か訪れていただき、部屋の構造を説明したのですが、実際に組み立て始めないとその細部が再現できません。そこで、建築中の現場を訪れて音の響きについて、実際の制作中の部屋の壁を叩いて説明をしました。この部屋は、高さは3mで、幅は約6m、長さは11mで、40畳あります。ソファーから前が家と同じ24畳です。それに、ユニコーンのあるコーナーが9畳分付いていますから、音響的にはほぼ50畳、家の倍の大空間ですね。その広大な部屋にコンサートホールで聞こえる、波長の長いコントラバスの響きが満ちて素敵でした。


20年前に私の部屋用に、特注して作って貰った厚さ5センチの吸音材を持ちこみ、現場での装填の仕方などもご説明しました。すると、どんどんと響きが変わっていきました。これからは、テープやレコード、CD類も入ってきて最終の音の調整を行わなければなりませんが、微妙な調整は部屋が乾いていく冬頃までには、良い音が出たらと思っています。コンサートホールの音の調整みたいですね。


大山さんが、機器の引っ越しを行ったときに、種類別に梱包したケーブル類を先ず並べてみました。凄い量ありますが、ケーブルの使い来なしは、最後の調整です。まずは、この部屋の響きの良いポイントを探さなければなりません。オーディオは機器を買い換える遊びではなく、録音された環境を、自分の部屋で再現する素晴らしい趣味です。そして、その大半は、その環境作りなのです。コンサートホールに響いていた微少な残響成分が、時間軸をそろえて再現されるときに、元の音場が出現します。


今回も、大山さんの情熱がこの部屋を作りました。一緒に仕事をされた、Kさんも、ご苦労されたと思います。でも、どんどんと変わっていく音に、オーディオファンではない彼もその差が、はっきりと解っていったのです。オーディオは、方角さえ間違えなければ、努力の数だけ良い音が帰ってきます。


来年になりますが、この部屋のお披露目の時に、皆さんの驚かれるお顔を拝見するのが楽しみですね(爆)。ぜひ、聞きに来てください。
https://tannoy.exblog.jp/30773230/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/655.html#c69

[リバイバル3] 中川隆 _ 欧米文化関係投稿リンク 中川隆
110. 2019年9月29日 16:06:26 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1687]
「良い内部告発者」と「悪い内部告発者」が峻別される米国
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/653.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/464.html#c110
[戦争b22] (南京事件) 日本軍が南京入城から約2週間後の様子 パイプライン
16. 中川隆[-11131] koaQ7Jey 2019年9月29日 16:37:17 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1688]
>>10, >>14

大量の死体を目撃しなかったと証言する人々は確かに存在する。しかしそれを全面的に受け入れると、戦闘による死体さえなかったことになってしまう。

南京戦は激戦であり、中国側の戦死者だけでも万単位に上る。大量の死体は実際に存在したのであり、虐殺がなかったと言いたいあまりに、あったはずのものまで否定するようでは説得力は皆無である。

東京裁判の証言に頼らずとも、「大量の死体」は多くの資料に登場する。
そもそも日本軍自らが入城式の直後に「敵の遺棄死体は八、九万を下らず」と戦果を発表しているのである。

詩人の西條八十も、陥落直後の市内で、中国兵の死体の山や、街路の夥しい(民間人の姿をした)死体を見たと当時の雑誌に書いている。その他の日本人記者なども同様の記述を残している。

また第六師団長の谷中将は、当時の報告に、揚子江の岸が「河岸一面死体を以て覆われた」と書いている。これは第六師団の戦史とも符合する。

さらに外国人記者、在留外国人も民間人や兵士の死体の山を目撃して、リアルタイムでそれを記録している。東京裁判になっていきなり言い出したのではない。

埋葬記録も各団体、個人によるものが日本側、中国側双方に残っている。多少の重複はあるとしても、埋葬された死体の数が万の単位に達することは間違いない。

多数の人間によって独立して書かれた資料の内容が一致している以上、「私は見なかった」という証言で大量の死体の存在を否定できないのは明らかである。その証言の場所には大量の死体はなかったのだろう、で話は終わる。

大量の死体が存在したことは間違いないとして、問題はその発生原因(戦闘、捕虜や敗残兵の処刑、市民への暴行、など)が埋葬記録だけからは確定できない点と、全体の数が確定できない点にある。

もちろん戦死も大量にあっただろうが、万単位の捕虜の殺害も実証されている以上、すべての死体が戦闘によるものではないことは明らかである。その実態は多くの資料を照らし合わせながら慎重に解明していくべきものであって、願望で無根拠に決めつけていいものではない。


燦たり南京入城式  西條八十
文芸春秋社『話』昭和13年2月号p238-240

「出かける途端に見ると波止場の筋向ふに、高い板塀があつた。その中は、支那兵の死体の山。「そろそろ始まつたな」と思ふ。」

「驚くほど厚い鉄の扉の蔭に、一河岸の米蔵の俵を寄せ集めたほど積上げられた敵の土嚢。このあたりから、往来に土民服を着た支那兵の死体やら、軍馬の屍が、夥しく見えはじめた。」
http://www.geocities.jp/yu77799/saijou.html

石川達三
「読売新聞」昭和21年5月9日

 兵は彼女の下着をも引き裂いた すると突然彼らの目のまへに白い女のあらはな全身がさらされた。みごとに肉づいた、胸の両側に丸い乳房がぴんと張つてゐた …近藤一等兵は腰の短剣を抜いて裸の女の上にのつそりまたがつた …彼は物もいはずに右手の短剣を力かぎりに女の乳房の下に突き立てた―

 "生きてゐる兵隊"の一節だ、かうして女をはづかしめ、殺害し、民家のものを掠奪し、等々の暴行はいたるところで行はれた、

入城式におくれて正月私が南京へ着いたとき街上は屍累々大変なものだつた、大きな建物へ一般の中国人数千をおしこめて床へ手榴弾をおき油を流して火をつけ焦熱地獄の中で悶死させた

 また武装解除した捕虜を練兵場へあつめて機銃の一斉射撃で葬つた、しまひには弾丸を使ふのはもつたいないとあつて、揚子江へ長い桟橋を作り、河中へ行くほど低くなるやうにしておいて、この上へ中国人を行列させ、先頭から順々に日本刀で首を切つて河中へつきおとしたり逃げ口をふさがれた黒山のやうな捕虜が戸板や机へつかまつて川を流れて行くのを下流で待ちかまへた駆逐艦が機銃のいつせい掃射で片ツぱしから殺害した
http://www.geocities.jp/yu77799/bunkajin.html

前田雄二(同盟通信記者)『戦争の流れの中に』p118
 死体の門
 支局に帰ると、荒木と稲津が車で出かけるところだった。同乗して市内をまわり、下関への出口の挹江門へ行く。すると、まるで門をふさぐように中国兵の死体がぎっしり詰まっている。
「何だね、こりゃ」と、まず運転手がいぶかりの声をあげた。城門の内側に、まるで土嚢でも盛ったように死体が積まれ、車はわずか一車線あけられた穴を徐行して抜けなければならない。死臭の中をだ。
http://www.geocities.jp/yu77799/nankin/maeda.html

第六師団長谷寿夫の軍状報告(1937年1月27日)
之より先、歩兵第四十五聯隊を十日夜揚子江岸に近く北進せしめましたが、南京より脱出せる万余の敵と各所に遭遇し、之に莫大の損害を与へ、河岸一面死体を以て覆はれたる状態を生じたのであります。
http://ww1.m78.com/topix-2/tani.html

「熊本兵団戦史」(熊本日日新聞社)
 のみならず南京攻略戦では南京城西側・長江河岸間は敵の退路に当たり、敗兵と難民がごっちゃになって第六師団の眼前を壊走した。師団の歩砲兵は任務上当然追撃の銃砲弾を浴びせ、このため一帯の沼沢は死屍で埋められたという。
 これは明らかに正規の戦闘行為によるものである。にもかかわらず中国側は虐殺として取り扱っている。
http://www.geocities.jp/yu77799/kyoudobutai.html

遺体埋葬の記録
紅卍字会
http://www.geocities.jp/kk_nanking/mondai/maisou/k...
南京市衛生局
http://www.geocities.jp/kk_nanking/mondai/maisou/e...
赤十字・第一隊
http://www.geocities.jp/kk_nanking/mondai/maisou/j...
赤十字・第二隊
http://www.geocities.jp/kk_nanking/mondai/maisou/j...
その他、埋葬関係資料
http://www.geocities.jp/kk_nanking/mondai/maisou.h...
http://www.asyura2.com/18/warb22/msg/840.html#c16

[戦争b22] (南京事件) 日本軍が南京入城から約2週間後の様子 パイプライン
17. 中川隆[-11130] koaQ7Jey 2019年9月29日 16:45:46 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1689]
昭和天皇は用意周到な方だったから、虐殺命令と同時に財宝略奪と死体処理についても具体的な指示を出していたんだよ
http://www.asyura2.com/18/warb22/msg/840.html#c17
[戦争b22] (南京事件) 日本軍が南京入城から約2週間後の様子 パイプライン
18. 中川隆[-11135] koaQ7Jey 2019年9月29日 16:49:02 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1684]
因みに、南京大虐殺記念館は虐殺死体を何万体も埋めた墓穴の上に建てられていて、遺体を窓越しに見られる様になっている。
http://www.asyura2.com/18/warb22/msg/840.html#c18
[経世済民133] 日本の財政破綻がアメリカに有利になる状況 taked4700
1. 中川隆[-11137] koaQ7Jey 2019年9月29日 18:32:44 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1682]
>日本の財政破綻が かなりも切迫をしていると思われます


紙幣はいくらでも発行できるから絶対に財政破綻しないんだよ
http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/245.html#c1

[近代史3] 朝鮮は元々中国の属国 _ 韓国はアメリカではなく中国を選ぶ 中川隆
2. 中川隆[-11136] koaQ7Jey 2019年9月29日 18:42:09 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1683]

2019年09月29日
文在演韓国とアメリカの対立 中韓密約から在韓米軍撤退へ

文在演はお土産でトランプに会ってもらったが、一方で中国と密約を交わしてアメリカを裏切っている


画像引用:米韓首脳会談、両国発表に「ズレ」…文在寅政権が「言い換え」か(高英起) - 個人 - Yahoo!ニュースhttps://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20190927-00144280/


文在演とトランプの同床異夢

共に国連総会に出席した韓国の文在寅大統領とトランプ米大統領はニューヨークで首脳会談を行いました。

前回の米韓首脳会談は2分で終了し事実上の門前払いになった事から、今回韓国は周到に準備した。

韓国側は米国からの防衛装備品購入や防衛分費増額、米国からのLNG輸入などのお土産を持参した。




文大統領は門前払いされずに済み、体裁を取り繕ったが最近の米韓関係は悪化している。

韓国は対日外交で日本を屈服させるため日韓軍事情報協定GSOMIAを「破棄するぞ」と脅したが、日本は「破棄して良いよ」と反応した。

文在演は日本が泣いて謝罪してくると確信していたので、日本の予想外の反応に打つ手がなくなり本当に破棄した。


GSOMIAはアメリカが主導して北朝鮮や中国の弾道ミサイルに対処する目的で締結したので、韓国はアメリカの顔を潰した。

米国防総省は韓国のGSOIMIA破棄に「強い懸念と失望」を表明し、韓国政府はハリス駐韓米国大使を召喚し発言しないよう要請した。

米国側は「発言しないと韓国は勝手に同意したと発表する」として今後も表明し続けると反発した。


こうしたやり取りがあった直後に韓国大統領府は8月30日、26の在韓米軍基地の早期返還を進めると一方的に発表した。

対する在韓米軍司令部は9月18日、15の基地はすでに閉鎖し残りも早期返還可能だと発表した。

もう売り言葉に買い言葉で、事実上文在演は「さっさと出ていけ」と言い、米軍側は「さっさと出て行くさ」と言い返した。

在韓米軍に「さっさと出ていけ」

鳩山・菅直人政権の日本でも似たようなやり取りがあり、政府要人が「在日米軍は迷惑施設だから出て行って欲しい」と発言した。

だが日本の制度では議会の承認を経ずに米軍縮小はできないので、民主党政権で実際に米軍が出ていくことは無かった。

韓国は大統領の権限が非常に強いのでたとえ議会が反対しても大統領1人の権限で独断が可能になっている。


韓国と米国は北朝鮮政策でも対立していて、アメリカは北朝鮮と半島非核化で合意したがっているのに韓国が邪魔をしている。

文在演は南北統一を目標としていて、北の非核化を望んでいない立場を表明している。

国連演説では世界が北朝鮮の核保有を認めるよう訴える演説をし、多くの人々を呆れさせた。


韓国は2022年までに在韓米軍の指揮権を韓国に移管するよう要求しているが、これは米軍の韓国撤退と同義語になる。

韓国駐留米軍と韓国軍は朝鮮戦争の一時停戦によって連合軍を結成していて、現在指揮権はアメリカ軍にある。

この米韓連合軍の指揮権を韓国によこせと言っているのだが、アメリカが応じる可能性はないので、在韓米軍は全て撤退する。


韓国軍の指揮権も米軍が握っているので、文在演や韓国人はこれを米軍による植民地支配だと言っている。

ちなみに自衛隊の指揮権は日本政府にあり、在日米軍の指揮権はアメリカ合衆国にある。

中朝と日米を天秤にかける文在演外交

文在演政権はアメリカと険悪になる一方で北朝鮮や中国に接近し、親密な関係を築きたがっている。

ところが中国という国は伝統的に、自分に敵対する国(=日本や米国)には罵りながらも恐れ、敬意を抱く。

この俺様に盾突くとはいい度胸だという訳で、それなりに処遇して貰える。


ところが相手の方からすり寄ってくる弱小国にはけんもほろろの対応で、まさしく犬並みに扱われる。

中国は韓国がアメリカ陣営で中ロに対抗していたから厚遇したので、自分からすり寄ってきたらけ飛ばします。

文在演は残念ながら中国人のこうした考え方をまったく理解出来ていませんでした。


韓国はサードミサイル導入で中国から経済制裁され、解除してもらう際に「3つの誓約」をさせられました。

3NOと言い「日米韓軍事演習に参加しない」「THAAD追加配備しない」「米ミサイル防衛に参加しない」です。

韓国はこんな約束をアメリカや日本に無断で中国と結び、一方では日本やアメリカから金をせしめようとしています。


まさしく亡国の指導者の典型で、最終的にうまく行くことは無いでしょう。
http://www.thutmosev.com/archives/81085700.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/623.html#c2

[リバイバル3] 古いアンプやスピーカーにはリスクが有る 中川隆
60. 中川隆[-11137] koaQ7Jey 2019年9月29日 19:52:28 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1682]

「音質改善対策」も15年以上続けていれば終わりも見えてくる - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2019年09月29日

「音質改善」も15年以上続けていくと、やる事が限られて来る様になった。機器のとっかえひっかえやケーブル類の試作実験等は2006〜2012年頃の過去ログの方が賑やかだった。その頃は2人でやっていたので重量物も簡単に取り外したり載せ替えしたりと大概の事は出来た。それが1人になると極端に行動が制約される。20Kgを超えるような重量物が簡単には動かせなくなった。オーディオとは「力仕事」の範疇であると思う。


最近やっている事を振り返ってみると、「無駄な事」が多いように思う。
「お金の無駄使い」が一向に改まらない。

例えば先日処分した LE8Tユニットでも¥34000でエッジが無いものを購入して、エッジ交換代に¥22000円をかけた。

更にボイスコイルのビビりが出たので追加で修理(¥12000)、それぞれに送料もかかっている。

合計すると約¥6万円以上かかっている。

処分価格は¥40500円にしかならなかった。差し引き¥2万〜3万円の赤字です。

アンプ類も似たようなもの。修理をしてもその修理代が売る時には出てこない。


オーディオの趣味は「お金儲け」ではないので致し方がない事ではあるが、次の資金をひねり出すのが辛くなる。今後は「お財布」に優しい事を考えなくてはならないだろう。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/e0795508f2750bbec637d57605c35498
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/832.html#c60

[原発・フッ素52] 500名の科学者が緊急な気候問題はないと国連に書簡を送る (BREITBART)  魑魅魍魎男
5. 中川隆[-11136] koaQ7Jey 2019年9月29日 20:30:13 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1683]
真実は


2019年6月7日。ニューズウィークは、豪メルボルンの独立系シンクタンク「ブレイクスルー」の報告として

『2050年人類滅亡!? 豪シンクタンクの衝撃的な未来予測』

という記事を書いている。そこにはこのように書かれている。


『2050年までに気温が3度上昇する。1.5度の気温上昇で西南極氷床が融解し、2度の気温上昇でグリーンランド氷床が融解する』


『気温が2.5度上昇すると、永久凍土が広範囲にわたって消失し、アマゾン熱帯雨林は干ばつに見舞われて立ち枯れる。ジェット気流が不安定となることで、アジアや西アフリカの季節風にも影響が及び、北米は熱波や干ばつ、森林火災など、異常気象の被害を受ける。陸地面積の30%以上で乾燥化がすすみ、南アフリカ、地中海南岸、西アジア、中東、米国南西部、豪州内陸部で砂漠化が深刻となる』

▲△▽▼


2019-09-28
地球温暖化危機は手遅れ寸前。冷笑などしている場合ではない
http://vergil.hateblo.jp/entry/2019/09/28/142201


対処に失敗すればペルム紀末大絶滅の二の舞


温暖化による被害というと、一般には夏の酷暑や冬の大寒波といった気候の極端化、台風の強大化による暴風・豪雨の頻発、海面上昇による沿岸地域の水没、といったものが想像されるだろう。それだけでも十分危機的だが、考えられる最悪のシナリオはそんな甘いものではない。

温暖化がある一定のレベルを超えると、極地の永久凍土層の氷の中に閉じ込められているメタンや低温高圧の深海底に堆積しているメタンハイドレートが溶け出し、メタンガスとなって大気中に放出される恐れがある。

メタンガスは、二酸化炭素の20倍という強力な温室効果ガスだ。これがいったん大量に放出され始めると、放出されたメタンガスによる温度上昇がメタンの融解を促進し、さらに大量のメタンガスが放出されるという、正のフィードバックが始まってしまう。世界のメタンハイドレートの総量は数千兆立方メートル(天然ガス、原油、石炭の総埋蔵量の2倍以上)もある。いったんこのサイクルが回りだしたら、もはや二酸化炭素放出量をいくら削減しようと手遅れだ。

このような温暖化の暴走を、地球は過去にも経験している。今から約2億5千万年前、古生代ペルム紀末に起きた大絶滅だ。

このときは、現在のシベリアにあたる位置で地球史上最大規模の噴火活動が発生し、数百万平方キロの面積を溶岩が覆い尽くした。(この噴火活動の痕跡が、今もシベリア・トラップと呼ばれる洪水玄武岩の大地となって残っている。)この噴火で放出された膨大な温室効果ガスが急激な気温上昇を引き起こし、深海のメタンハイドレートが気化、更に気温が上がるという悪循環が発生した上、水温の上昇によって海水の大循環が止まり、海は酸欠状態に陥った。

その結果、全生物種の90から95%が絶滅、地球は文字通り死の星と化した。恐竜を滅ぼした白亜紀末の大絶滅(全生物種の約70%が絶滅)より激烈な、地球史上最悪の大絶滅である。火山活動が終息した後も、生態系の回復には数百万年を要したという。[1]

人類の活動の結果としてこのような温暖化の暴走が起こりうるのかについては、専門家の間でも意見が分かれている。しかし、可能性が否定できない以上、最悪のケースを想定して対策を進めるのが理性ある人間として当然の義務だろう。暴走が起きることが明らかになったときには既にポイント・オブ・ノーリターンを越えていました、では話にならないからだ。


news.yahoo.co.jp


ぞっとするニュースだ。米国ワシントン大学の調査によると、ワシントン州、オレゴン州の沖合の海底でメタンガスの大量放出が起きているらしい(関連情報)。(略)もし、世界各地の海域でメタンハイドレートの融解が始まったら、最悪の場合、人類滅亡をもたらす大災厄となりうる。今回の大量放出が即、そうした状況につながるわけではないだろうが、危険な兆候として、注視すべきである。

(略)

温暖化の暴走が起きるのか、ということについては、専門家の中でも意見が分かれている。ただ、ペルム紀に実際に起こったことであり、人間活動による温暖化進行によって、絶対に暴走が起きないという保証もない。だからこそ、自然エネルギー普及・省エネ推進を行い、森林の乱開発を止めるなど、温暖化をこれ以上、進行させないための努力を、これまで以上に尽力する必要がある。

だが、その地球温暖化対策でも、日本においては、安倍政権や大手電力会社などの振る舞いが問題となっている。火力発電の中でも、最もCO2を排出する石炭火力発電を推進。現在、国内で48基の新規建設が計画されているほか、海外にも石炭火力発電を輸出しようとしているのだ。これまで、温暖化対策に後ろ向きだった米国ですら、石炭火力発電規制を決めたという中、あり得ないKYぶりである。
http://vergil.hateblo.jp/entry/2019/09/28/142201

人類滅亡の序曲か?!米国沖でメタンハイドレート融解 2015/12/26
https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20151226-00052816/


ぞっとするニュースだ。米国ワシントン大学の調査によると、ワシントン州、オレゴン州の沖合の海底でメタンガスの大量放出が起きているらしい(関連情報)。メタンガスとは可燃性の天然ガスで、世界各地の大陸棚付近の海底には、高圧・低温により氷状になったメタンが大量に固定されている。これがいわゆるメタンハイドレートだ。これが温暖化により溶けだしているようだ。もし、世界各地の海域でメタンハイドレートの融解が始まったら、最悪の場合、人類滅亡をもたらす大災厄となりうる。今回の大量放出が即、そうした状況につながるわけではないだろうが、危険な兆候として、注視すべきである。

海底に眠る膨大な量のメタンハイドレート。地球環境にとっては、それは爆弾のようなものだ。メタンガスは、CO2(二酸化炭素)の20倍以上という強力な温室効果ガス。もし、温暖化の進行により、今回のようなメタンハイドレートの融解が世界各地の海域で起き、大量のメタンガスが大気中に放出されるような状態となれば、温暖化の暴走(ポジティブ・フィードバック)を引き起こすことになるかも知れない。つまり、放出されたメタンにより、地球温暖化が加速、海水温上昇により、さらなるメタンが放出され、それが温暖化をより加速させるという悪循環に陥る、ということである。

温暖化の暴走が何をもたらすか。最悪のシナリオとしては、いわゆる「ペルム紀の大絶滅」と同じことが起きるというものだ。今から、2億5100万年前、地球史上最大規模の火山活動によって、地球全体の気温・水温が上昇、さらに大量に発生したメタンガスが酸素と結合、「酸欠」状態になって、全生物種の90%以上が絶滅するということがあった。また、英国レスター大学の研究チームは「温暖化の進行で平均気温上昇が6度以上になると、海中の植物性プランクトンが酸素を作れなくなる」と指摘している。地球上の大気中の酸素の大半を放出しているのは、これらの植物プランクトンだ。つまり、温暖化の進行で人類が窒息死して滅亡するということもあり得るのである。

温暖化の暴走が起きるのか、ということについては、専門家の中でも意見が分かれている。ただ、ペルム紀に実際に起こったことであり、人間活動による温暖化進行によって、絶対に暴走が起きないという保証もない。だからこそ、自然エネルギー普及・省エネ推進を行い、森林の乱開発を止めるなど、温暖化をこれ以上、進行させないための努力を、これまで以上に尽力する必要がある。

だが、その地球温暖化対策でも、日本においては、安倍政権や大手電力会社などの振る舞いが問題となっている。火力発電の中でも、最もCO2を排出する石炭火力発電を推進。現在、国内で48基の新規建設が計画されているほか、海外にも石炭火力発電を輸出しようとしているのだ。これまで、温暖化対策に後ろ向きだった米国ですら、石炭火力発電規制を決めたという中、あり得ないKYぶりである。

残念ながら、日本では温暖化対策に対する熱意が官民ともに失われ、先のパリでのCOP21(気候変動枠組条約第21回締約国会議)でも、小池百合子元環境大臣が「交渉会場近くの日本政府事務局に丸川大臣はじめ担当者を激励。皆、不眠不休ながら国益死守に元気いっぱいでした」とツイッターに投稿していたように(関連情報)、日本政府代表団は、いかに日本の温室効果ガス排出削減の負担を軽くするかということに腐心していたようだ。だが、温暖化はその進行を放置すれば、人類を滅亡させうる脅威へと発展する。温暖化の暴走が始まってからでは、手の打ちようがない。今からでも、できうる全ての対策を本気で行うべきなのだろう。
https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20151226-00052816/


http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/141.html#c5

[政治・選挙・NHK265] 500名の科学者が緊急な気候問題はないと国連に書簡を送る (BREITBART): 原発板リンク  魑魅魍魎男
2. 中川隆[-11135] koaQ7Jey 2019年9月29日 20:30:47 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1684]
真実は


2019年6月7日。ニューズウィークは、豪メルボルンの独立系シンクタンク「ブレイクスルー」の報告として

『2050年人類滅亡!? 豪シンクタンクの衝撃的な未来予測』

という記事を書いている。そこにはこのように書かれている。


『2050年までに気温が3度上昇する。1.5度の気温上昇で西南極氷床が融解し、2度の気温上昇でグリーンランド氷床が融解する』


『気温が2.5度上昇すると、永久凍土が広範囲にわたって消失し、アマゾン熱帯雨林は干ばつに見舞われて立ち枯れる。ジェット気流が不安定となることで、アジアや西アフリカの季節風にも影響が及び、北米は熱波や干ばつ、森林火災など、異常気象の被害を受ける。陸地面積の30%以上で乾燥化がすすみ、南アフリカ、地中海南岸、西アジア、中東、米国南西部、豪州内陸部で砂漠化が深刻となる』

▲△▽▼


2019-09-28
地球温暖化危機は手遅れ寸前。冷笑などしている場合ではない
http://vergil.hateblo.jp/entry/2019/09/28/142201


対処に失敗すればペルム紀末大絶滅の二の舞


温暖化による被害というと、一般には夏の酷暑や冬の大寒波といった気候の極端化、台風の強大化による暴風・豪雨の頻発、海面上昇による沿岸地域の水没、といったものが想像されるだろう。それだけでも十分危機的だが、考えられる最悪のシナリオはそんな甘いものではない。

温暖化がある一定のレベルを超えると、極地の永久凍土層の氷の中に閉じ込められているメタンや低温高圧の深海底に堆積しているメタンハイドレートが溶け出し、メタンガスとなって大気中に放出される恐れがある。

メタンガスは、二酸化炭素の20倍という強力な温室効果ガスだ。これがいったん大量に放出され始めると、放出されたメタンガスによる温度上昇がメタンの融解を促進し、さらに大量のメタンガスが放出されるという、正のフィードバックが始まってしまう。世界のメタンハイドレートの総量は数千兆立方メートル(天然ガス、原油、石炭の総埋蔵量の2倍以上)もある。いったんこのサイクルが回りだしたら、もはや二酸化炭素放出量をいくら削減しようと手遅れだ。

このような温暖化の暴走を、地球は過去にも経験している。今から約2億5千万年前、古生代ペルム紀末に起きた大絶滅だ。

このときは、現在のシベリアにあたる位置で地球史上最大規模の噴火活動が発生し、数百万平方キロの面積を溶岩が覆い尽くした。(この噴火活動の痕跡が、今もシベリア・トラップと呼ばれる洪水玄武岩の大地となって残っている。)この噴火で放出された膨大な温室効果ガスが急激な気温上昇を引き起こし、深海のメタンハイドレートが気化、更に気温が上がるという悪循環が発生した上、水温の上昇によって海水の大循環が止まり、海は酸欠状態に陥った。

その結果、全生物種の90から95%が絶滅、地球は文字通り死の星と化した。恐竜を滅ぼした白亜紀末の大絶滅(全生物種の約70%が絶滅)より激烈な、地球史上最悪の大絶滅である。火山活動が終息した後も、生態系の回復には数百万年を要したという。[1]

人類の活動の結果としてこのような温暖化の暴走が起こりうるのかについては、専門家の間でも意見が分かれている。しかし、可能性が否定できない以上、最悪のケースを想定して対策を進めるのが理性ある人間として当然の義務だろう。暴走が起きることが明らかになったときには既にポイント・オブ・ノーリターンを越えていました、では話にならないからだ。


news.yahoo.co.jp


ぞっとするニュースだ。米国ワシントン大学の調査によると、ワシントン州、オレゴン州の沖合の海底でメタンガスの大量放出が起きているらしい(関連情報)。(略)もし、世界各地の海域でメタンハイドレートの融解が始まったら、最悪の場合、人類滅亡をもたらす大災厄となりうる。今回の大量放出が即、そうした状況につながるわけではないだろうが、危険な兆候として、注視すべきである。

(略)

温暖化の暴走が起きるのか、ということについては、専門家の中でも意見が分かれている。ただ、ペルム紀に実際に起こったことであり、人間活動による温暖化進行によって、絶対に暴走が起きないという保証もない。だからこそ、自然エネルギー普及・省エネ推進を行い、森林の乱開発を止めるなど、温暖化をこれ以上、進行させないための努力を、これまで以上に尽力する必要がある。

だが、その地球温暖化対策でも、日本においては、安倍政権や大手電力会社などの振る舞いが問題となっている。火力発電の中でも、最もCO2を排出する石炭火力発電を推進。現在、国内で48基の新規建設が計画されているほか、海外にも石炭火力発電を輸出しようとしているのだ。これまで、温暖化対策に後ろ向きだった米国ですら、石炭火力発電規制を決めたという中、あり得ないKYぶりである。
http://vergil.hateblo.jp/entry/2019/09/28/142201

人類滅亡の序曲か?!米国沖でメタンハイドレート融解 2015/12/26
https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20151226-00052816/


ぞっとするニュースだ。米国ワシントン大学の調査によると、ワシントン州、オレゴン州の沖合の海底でメタンガスの大量放出が起きているらしい(関連情報)。メタンガスとは可燃性の天然ガスで、世界各地の大陸棚付近の海底には、高圧・低温により氷状になったメタンが大量に固定されている。これがいわゆるメタンハイドレートだ。これが温暖化により溶けだしているようだ。もし、世界各地の海域でメタンハイドレートの融解が始まったら、最悪の場合、人類滅亡をもたらす大災厄となりうる。今回の大量放出が即、そうした状況につながるわけではないだろうが、危険な兆候として、注視すべきである。

海底に眠る膨大な量のメタンハイドレート。地球環境にとっては、それは爆弾のようなものだ。メタンガスは、CO2(二酸化炭素)の20倍以上という強力な温室効果ガス。もし、温暖化の進行により、今回のようなメタンハイドレートの融解が世界各地の海域で起き、大量のメタンガスが大気中に放出されるような状態となれば、温暖化の暴走(ポジティブ・フィードバック)を引き起こすことになるかも知れない。つまり、放出されたメタンにより、地球温暖化が加速、海水温上昇により、さらなるメタンが放出され、それが温暖化をより加速させるという悪循環に陥る、ということである。

温暖化の暴走が何をもたらすか。最悪のシナリオとしては、いわゆる「ペルム紀の大絶滅」と同じことが起きるというものだ。今から、2億5100万年前、地球史上最大規模の火山活動によって、地球全体の気温・水温が上昇、さらに大量に発生したメタンガスが酸素と結合、「酸欠」状態になって、全生物種の90%以上が絶滅するということがあった。また、英国レスター大学の研究チームは「温暖化の進行で平均気温上昇が6度以上になると、海中の植物性プランクトンが酸素を作れなくなる」と指摘している。地球上の大気中の酸素の大半を放出しているのは、これらの植物プランクトンだ。つまり、温暖化の進行で人類が窒息死して滅亡するということもあり得るのである。

温暖化の暴走が起きるのか、ということについては、専門家の中でも意見が分かれている。ただ、ペルム紀に実際に起こったことであり、人間活動による温暖化進行によって、絶対に暴走が起きないという保証もない。だからこそ、自然エネルギー普及・省エネ推進を行い、森林の乱開発を止めるなど、温暖化をこれ以上、進行させないための努力を、これまで以上に尽力する必要がある。

だが、その地球温暖化対策でも、日本においては、安倍政権や大手電力会社などの振る舞いが問題となっている。火力発電の中でも、最もCO2を排出する石炭火力発電を推進。現在、国内で48基の新規建設が計画されているほか、海外にも石炭火力発電を輸出しようとしているのだ。これまで、温暖化対策に後ろ向きだった米国ですら、石炭火力発電規制を決めたという中、あり得ないKYぶりである。

残念ながら、日本では温暖化対策に対する熱意が官民ともに失われ、先のパリでのCOP21(気候変動枠組条約第21回締約国会議)でも、小池百合子元環境大臣が「交渉会場近くの日本政府事務局に丸川大臣はじめ担当者を激励。皆、不眠不休ながら国益死守に元気いっぱいでした」とツイッターに投稿していたように(関連情報)、日本政府代表団は、いかに日本の温室効果ガス排出削減の負担を軽くするかということに腐心していたようだ。だが、温暖化はその進行を放置すれば、人類を滅亡させうる脅威へと発展する。温暖化の暴走が始まってからでは、手の打ちようがない。今からでも、できうる全ての対策を本気で行うべきなのだろう。
https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20151226-00052816/


http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/910.html#c2

[リバイバル3] 中川隆 _ 売国政治家・御用学者 関係投稿リンク 中川隆
60. 2019年9月29日 21:08:08 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1679]

"官邸御用ジャーナリスト" 山口敬之の「韓国軍慰安所報道」はやはり捏造だった
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/654.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/461.html#c60
[近代史3] 雅子という女は凄い女 _ 気に入った相手とは手当たり次第という感じ _ 男性経験は20人は超えている 中川隆
159. 中川隆[-11140] koaQ7Jey 2019年9月30日 05:54:52 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1680]
雅子さまは発達障害者

27歳、発達障害で性依存に陥った彼女の真実
「当事者が悩みについて話せる場を作りたい」 2018/04/30
https://toyokeizai.net/articles/-/218206


27歳の彼女が抱えてきた悩みとは…(筆者撮影)

独自のルールを持っていたりコミュニケーションに問題があったりするASD(自閉スペクトラム症/旧・アスペルガー症候群)、落ち着きがなかったり不注意の多いADHD(注意欠如・多動性障害)、知的な遅れがないのに読み書きや計算が困難なLD(学習障害)、これらを発達障害と呼ぶ。

今までは単なる「ちょっと変わった人」と思われてきた発達障害だが、生まれつきの脳の特性であることが少しずつ認知され始めた。子どもの頃に親が気づいて病院を受診させるケースもあるが、最近では大人になって発達障害であることに気づく人も多い。

発達障害について10年程前に知り、自身も長い間生きづらさに苦しめられていたため、もしかすると自分も発達障害なのではないかと考える筆者が、そんな発達障害当事者を追うルポ連載。発達障害当事者とそうではない定型発達(健常者)の人、両方の生きづらさの緩和を探る(8月に本連載をベースにした単行本を刊行予定です)。

第16回目はASDでコミュニケーションが難しいことを発端に性依存に陥った過去をもつ神奈川県在住の星野莉奈さん(仮名、27歳)。現在は、リラクゼーション業界で働く傍ら、発達障害の人を対象に性に関する啓蒙活動を行っている。

小学生の頃は清潔感のなさからクラスで嫌われ者に

ADHDの衝動性により、性依存に陥る危険性については連載第1回目「23歳、『発達障害』の彼が抱える生きづらさ」(2017年11月22日配信)で紹介したが、ASDの特性から性依存に陥るとは、どういうことなのだろうか。


普段はカフェで話を伺うことが多いのだが、性に関する話を周りに聞かれるのは抵抗があるかもしれないと考え、当初カラオケ店での取材を提案した。しかし、「ニオイに過敏な面があり、カラオケ店だとその場で喫煙している人がいなくても、タバコの残り香で気分が悪くなってしまう。ファミレスの禁煙席だと助かります」とのことで、ファミレスで取材を行うことに。

発達障害の当事者の中には、感覚や味覚、聴覚や視覚(強い光)、そして臭覚が定型発達の人よりも過敏な人がいることは、今までの当事者取材の中で知ったことだ。

小学生の頃は、歯磨きをしない、寝癖を直さないなど、清潔感のかけらもなくクラス全員から「汚い」と嫌われていた莉奈さん。

「清潔感にまで手が回らなかったんです。あと、シャンプーも苦痛で3日に1度くらいしかしていませんでした。親は気づいたときに、シャツのたるみを直してくれたり、髪の毛をきれいにとかしてくれたりと、フォローしてくれていましたが、逆に親がやってくれるから自分でやらなかったのだと思います」(莉奈さん)

現在の姿は特別不潔さを感じないが、それは高校の頃、水商売のきらびやかな女性モデルたちが掲載されている雑誌『小悪魔ageha』が大流行し、自分とはかけ離れているage嬢たちの生きざまに関心を持ったのがきっかけだ。そして、age嬢のように、派手な服や髪型で盛ることで自尊心を保っていた。社会人になってからは、盛るのではなく、本当の意味での清潔感を少しずつ獲得していって今に至る。

莉奈さんは21歳の頃、発達障害について扱った番組を見て、自分もそうなのではないかと疑い病院を受診。しかし、1軒目の病院では何度も通院をして発達障害かどうか検討をつけるWAIS-Vのテストを受けたのにもかかわらず「PDD(広汎性発達障害)の傾向があるかもしれませんが、そんなに気にならない程度でしょう」という診断だった。

ちなみに広汎性発達障害は、2013年以降の『DSM-5』(米国精神医学会が発行する精神障害の診断と統計マニュアル)では自閉スペクトラム症に統合されている。気になっていたから受診したのに、あいまいな診断に納得できず2軒目の病院を受診。30分ほど医師と話しただけで「アスペルガー症候群(現・自閉スペクトラム症)ですね」と言われた。

1回目の診断と2回目の診断の結果を総合して、現在莉奈さんはASDと名乗っている。

自分の意思に関係なく「答えなければ」と思っていた

発達障害の支援に携わる人に出会った21歳を皮切りに、当事者会や自助会に参加するようになったが、実は3歳児検診の際、発達障害が判明していたことを24歳のときに知った。親が隠していたわけではなく、言い出せなかっただけだった。

「もともと、自分の意見をうまくまとめられない特性があったのですが、中学校で吹奏楽部に入ったら、嫌でも大きい声を出したり返事をしたりせざるをえない環境になったんです。だから、自分の意見が言えない特性が改善されたかのように見えて、親は安心していた部分があったのかもしれません。でも、実際は無理やりそう振る舞っていたので、負担は大きかったです。

楽器を演奏することや表現すること自体は好きなのですが、周りのメンバーと合わせないといけないのが本当に嫌で仕方なかったです。顧問から『自分の世界に入ったらダメだよ』と注意されるのに違和感を抱いていました」(莉奈さん)


莉奈さんは、空気が読める・読めないの以前に「空気がわからない」と言う。その特性が、性依存に陥るきっかけとなった。中学生は性に関して興味が出てくる年頃だ。莉奈さんのクラスでも、「もう○○さんは初体験を済ませたらしい」という話題で盛り上がる日があった。性に関して、どんなことを経験したか周りのクラスメートが隠語を使いながら莉奈さんに聞き始めた。彼女はそれに答えないといけないと思い「これはしたことがある」「それはしたことがない」と大まじめに答えていたら、その反応一つひとつが悪い意味でおもしろがられ始めたのだ。

「性に関する質問がどんどんエスカレートしていき、自慰行為について聞かれ、それにも答えました。今思うと、『そういう話はしたくない』と答えればいいのに、それがわからなかったんです。もちろん、恥ずかしいという感情はありましたが、『聞かれたことに答えなくては』という思いのほうが、優先順位が高かったんです。嫌なことは嫌と言っていいという概念すらなかったのだと思います」(莉奈さん)

そしてついに事態は最悪の方向へ動く。莉奈さんの反応をおもしろがったクラスメートの1人が「お前、次の授業でしてみろよ」と命じたのだ。通常、そんなことを言われたら恐怖や恥ずかしさのほうが勝って拒否する。しかし、莉奈さんは言われたとおり、次の授業中、スカートの中に手を入れて自慰行為に及んだ。

「指示したクラスメートからは『おい、お前本当にやんなよ(笑)』と言われました。そして、学校で変なことをする気持ち悪い人というレッテルを貼られました。地元は田舎なのであっという間にそのうわさが広まってしまいました」(莉奈さん)

気づいたときには周りの人間関係が崩壊している

高校は吹奏楽の推薦で入学。自分のことを好きだと言ってくれる彼氏もできた。そして高校1年生のときに彼氏と初体験を済ませた以降、性行為の相手がいない時期はほとんどなく、パートナーを転々としているうちしだいに性依存に陥っていったという。

著書に『男が痴漢になる理由』(イースト・プレス)のある精神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳氏を取材した際、「依存性とは、その行為を行うと経済的・身体的損失があるとわかっているのにもかかわらず、一時的な心の安定を得られることからやめられない行為」とおっしゃっており、著書の中でも以下のように語っている。

かつて米国の有名プロゴルファーが「セックス依存症」だと報道され、ここ日本でも大いに話題になりました。これも、広い意味で性依存症に含まれます。性依存症には「犯罪化するタイプ」と「犯罪化しないタイプ」があり、セックス依存症は後者の代表だといっていいでしょう。同性、異性を問わず不特定多数の相手とのセックスは、性感染症や望まない妊娠のリスクが高まります。セックスするために金銭が必要な場合は、ギャンブルと同じく経済的損失にもつながります。しかし、社会的に犯罪とはみなされません。

米国のプロゴルファーは男性でしたが、セックス依存症は女性に多い病です。特に薬物依存症や性虐待を生き延びた女性に多く見られ、不特定多数の異性と関係を持つこと自体が、彼女らに一時的な心の安定をもたらします。心理的苦痛や不安を解消するため、または心的外傷への対処行動として彼女らは、その行動を繰り返し、やめられないのです。(『男が痴漢になる理由』P47)

上記の内容から性依存は、誰彼かまわず性行為をしまくるイメージを抱いており、話を聞くまで、莉奈さんは経験人数が100人レベルに達しているのかと思っていたのだが、彼女の言う性依存は違った。

「ヤリマン」とか「ビッチ」と自称していた

「経験人数自体は10人ほどなのでそう多くなく、特定の複数の相手と性行為をして依存してしまう形です。それまで私は『ヤリマン』とか『ビッチ』と自称していたのですが、私を知る人は『お前はヤリマンじゃない。されるがままになっているだけ』と、口をそろえて言います。

さすがにナンパやキャッチは怖いので逃げますが、仕事やプライベートで仲が良い人や、もともと面識がある人ほど断りにくいというか応じやすい。信頼関係ができているものだと思い込みやすく、応じてしまう傾向があります。だから、性被害のニュースで加害者が家族や知り合いであるケースは、とてもわかります」(莉奈さん)

彼女が性行為に求めていたものは、相手によって違った。安心感を求めている相手もいれば、トキメキや刺激を求める相手もいた。性行為自体が好きなのかと聞くと、「『好き』と即答したいけど、挿入行為まではしなくてもいいという思いもあって二極化している」と言う。

本来の依存症の定義は、損失があるとわかっているのにやめられない行為だ。莉奈さんは、性行為によりどんな損失を被っていたのか疑問が湧いたので聞いてみると、「相手に依存している状態を平常だと誤認してしまい、自分の意思を見失っていることに気づかず、気づいたときには自尊心や人間関係が崩壊していること」だと語った。

ここでようやく合点がいった。中学の頃に授業中の自慰を強要された際、自分の意思ではないのに実行した。そして、それを行ったことにより周りから「ヤバい人」と思われた。損失に後で気づくことを繰り返すパターンだったのだ。

コミュニケーション能力の不足が原因で性依存に陥ってしまったが、現在は結婚を前提に交際中のパートナーの下、性依存は回復している。しかし、今後もいろんな男性とかかわっていく中で、またいつ性依存に陥ってしまうかわからないと思う恐怖があり、まだ完全に克服できたとは思えないと語る。

性依存について話しやすい場を提供したい

今、彼女は、人から嫌なことを聞かれたらNOと言うだけでなく、「私はこうしたい」という気持ちをどう言葉で伝えればいいのか、苦戦しながら探っている最中だ。

「自分の経験から、性に関する正しい情報を伝えられる側になりたいと、性に関する団体に複数所属し、学び直すことも兼ねてお手伝いをしています。中高生を対象にした講演活動でデートDVや性被害に遭ってしまったときの対処法について伝えたこともあります。これはまさに、私が中学生のときに知りたかった内容です」(莉奈さん)

また、以前は発達障害の当事者会や自助会に参加した経験のある莉奈さんだが、二次障害で性依存を併発する人もいるのに、自助会では性依存について話しづらい雰囲気だった(うつ病やその他の精神疾患については話せる雰囲気)。定型発達の人でも、性に関する話題を避けたがる人もいる。

「定型発達の人と比べると、当事者のほうが性について話したい人と話したくない人の差が激しい傾向にあります。当事者の中でも、もっと性について語れる場を増やしていきたいです。性って本来すごく大事なことなのに全然話せていない。『それならば、性について話したい人だけが集まればいいじゃん』と思われるかもしれませんが、そうなると今度はその人たち同士でどういう距離感で話せばいいかという問題が生まれます。

その結果、性被害の事件が起こった際『あの容疑者、発達障害なんじゃないの?』と疑われる事態になり、悪い意味で発達障害が取り上げられてしまいます。それは性に関して話せる場がなかったからということも関係しているのではないかと。発達障害と性、両方について向き合う機会があればいいと思います。

自助会のようなクローズドな場はたくさんある一方、オープンな場は発達障害バーくらいしかありません。だから、自助会でもなく饒舌な交流会の場でもなく『自助会以上、居場所未満』の中間層を今後作っていきたいです。発達障害の人に向けて、性の悩みや性被害を少しでもなくせたらと思います」(莉奈さん)

発達障害と性は関係がないように思っていた読者もいるかもしれないが、発達障害の特性がもとで性依存に陥ったり、性被害を受けたりして苦しんでいる当事者もいる。一方で、昨年末からは、性被害についてネット上で声を上げる#MeToo運動も起こり、性や性被害に関して関心が高まっている。性と向き合うべきなのは発達障害者だけではない。

_____


発達障害については


「認知の歪み」が諸悪の根源だった _ 医療少年院で精神科医が受けた衝撃
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/630.html


http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/265.html#c159

[近代史3] 皇太子妃の雅子さんは典型的なダメダメ家庭出身者  中川隆
54. 中川隆[-11139] koaQ7Jey 2019年9月30日 05:55:32 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1681]

雅子さまは発達障害者

27歳、発達障害で性依存に陥った彼女の真実
「当事者が悩みについて話せる場を作りたい」 2018/04/30
https://toyokeizai.net/articles/-/218206


27歳の彼女が抱えてきた悩みとは…(筆者撮影)

独自のルールを持っていたりコミュニケーションに問題があったりするASD(自閉スペクトラム症/旧・アスペルガー症候群)、落ち着きがなかったり不注意の多いADHD(注意欠如・多動性障害)、知的な遅れがないのに読み書きや計算が困難なLD(学習障害)、これらを発達障害と呼ぶ。

今までは単なる「ちょっと変わった人」と思われてきた発達障害だが、生まれつきの脳の特性であることが少しずつ認知され始めた。子どもの頃に親が気づいて病院を受診させるケースもあるが、最近では大人になって発達障害であることに気づく人も多い。

発達障害について10年程前に知り、自身も長い間生きづらさに苦しめられていたため、もしかすると自分も発達障害なのではないかと考える筆者が、そんな発達障害当事者を追うルポ連載。発達障害当事者とそうではない定型発達(健常者)の人、両方の生きづらさの緩和を探る(8月に本連載をベースにした単行本を刊行予定です)。

第16回目はASDでコミュニケーションが難しいことを発端に性依存に陥った過去をもつ神奈川県在住の星野莉奈さん(仮名、27歳)。現在は、リラクゼーション業界で働く傍ら、発達障害の人を対象に性に関する啓蒙活動を行っている。

小学生の頃は清潔感のなさからクラスで嫌われ者に

ADHDの衝動性により、性依存に陥る危険性については連載第1回目「23歳、『発達障害』の彼が抱える生きづらさ」(2017年11月22日配信)で紹介したが、ASDの特性から性依存に陥るとは、どういうことなのだろうか。


普段はカフェで話を伺うことが多いのだが、性に関する話を周りに聞かれるのは抵抗があるかもしれないと考え、当初カラオケ店での取材を提案した。しかし、「ニオイに過敏な面があり、カラオケ店だとその場で喫煙している人がいなくても、タバコの残り香で気分が悪くなってしまう。ファミレスの禁煙席だと助かります」とのことで、ファミレスで取材を行うことに。

発達障害の当事者の中には、感覚や味覚、聴覚や視覚(強い光)、そして臭覚が定型発達の人よりも過敏な人がいることは、今までの当事者取材の中で知ったことだ。

小学生の頃は、歯磨きをしない、寝癖を直さないなど、清潔感のかけらもなくクラス全員から「汚い」と嫌われていた莉奈さん。

「清潔感にまで手が回らなかったんです。あと、シャンプーも苦痛で3日に1度くらいしかしていませんでした。親は気づいたときに、シャツのたるみを直してくれたり、髪の毛をきれいにとかしてくれたりと、フォローしてくれていましたが、逆に親がやってくれるから自分でやらなかったのだと思います」(莉奈さん)

現在の姿は特別不潔さを感じないが、それは高校の頃、水商売のきらびやかな女性モデルたちが掲載されている雑誌『小悪魔ageha』が大流行し、自分とはかけ離れているage嬢たちの生きざまに関心を持ったのがきっかけだ。そして、age嬢のように、派手な服や髪型で盛ることで自尊心を保っていた。社会人になってからは、盛るのではなく、本当の意味での清潔感を少しずつ獲得していって今に至る。

莉奈さんは21歳の頃、発達障害について扱った番組を見て、自分もそうなのではないかと疑い病院を受診。しかし、1軒目の病院では何度も通院をして発達障害かどうか検討をつけるWAIS-Vのテストを受けたのにもかかわらず「PDD(広汎性発達障害)の傾向があるかもしれませんが、そんなに気にならない程度でしょう」という診断だった。

ちなみに広汎性発達障害は、2013年以降の『DSM-5』(米国精神医学会が発行する精神障害の診断と統計マニュアル)では自閉スペクトラム症に統合されている。気になっていたから受診したのに、あいまいな診断に納得できず2軒目の病院を受診。30分ほど医師と話しただけで「アスペルガー症候群(現・自閉スペクトラム症)ですね」と言われた。

1回目の診断と2回目の診断の結果を総合して、現在莉奈さんはASDと名乗っている。

自分の意思に関係なく「答えなければ」と思っていた

発達障害の支援に携わる人に出会った21歳を皮切りに、当事者会や自助会に参加するようになったが、実は3歳児検診の際、発達障害が判明していたことを24歳のときに知った。親が隠していたわけではなく、言い出せなかっただけだった。

「もともと、自分の意見をうまくまとめられない特性があったのですが、中学校で吹奏楽部に入ったら、嫌でも大きい声を出したり返事をしたりせざるをえない環境になったんです。だから、自分の意見が言えない特性が改善されたかのように見えて、親は安心していた部分があったのかもしれません。でも、実際は無理やりそう振る舞っていたので、負担は大きかったです。

楽器を演奏することや表現すること自体は好きなのですが、周りのメンバーと合わせないといけないのが本当に嫌で仕方なかったです。顧問から『自分の世界に入ったらダメだよ』と注意されるのに違和感を抱いていました」(莉奈さん)


莉奈さんは、空気が読める・読めないの以前に「空気がわからない」と言う。その特性が、性依存に陥るきっかけとなった。中学生は性に関して興味が出てくる年頃だ。莉奈さんのクラスでも、「もう○○さんは初体験を済ませたらしい」という話題で盛り上がる日があった。性に関して、どんなことを経験したか周りのクラスメートが隠語を使いながら莉奈さんに聞き始めた。彼女はそれに答えないといけないと思い「これはしたことがある」「それはしたことがない」と大まじめに答えていたら、その反応一つひとつが悪い意味でおもしろがられ始めたのだ。

「性に関する質問がどんどんエスカレートしていき、自慰行為について聞かれ、それにも答えました。今思うと、『そういう話はしたくない』と答えればいいのに、それがわからなかったんです。もちろん、恥ずかしいという感情はありましたが、『聞かれたことに答えなくては』という思いのほうが、優先順位が高かったんです。嫌なことは嫌と言っていいという概念すらなかったのだと思います」(莉奈さん)

そしてついに事態は最悪の方向へ動く。莉奈さんの反応をおもしろがったクラスメートの1人が「お前、次の授業でしてみろよ」と命じたのだ。通常、そんなことを言われたら恐怖や恥ずかしさのほうが勝って拒否する。しかし、莉奈さんは言われたとおり、次の授業中、スカートの中に手を入れて自慰行為に及んだ。

「指示したクラスメートからは『おい、お前本当にやんなよ(笑)』と言われました。そして、学校で変なことをする気持ち悪い人というレッテルを貼られました。地元は田舎なのであっという間にそのうわさが広まってしまいました」(莉奈さん)

気づいたときには周りの人間関係が崩壊している

高校は吹奏楽の推薦で入学。自分のことを好きだと言ってくれる彼氏もできた。そして高校1年生のときに彼氏と初体験を済ませた以降、性行為の相手がいない時期はほとんどなく、パートナーを転々としているうちしだいに性依存に陥っていったという。

著書に『男が痴漢になる理由』(イースト・プレス)のある精神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳氏を取材した際、「依存性とは、その行為を行うと経済的・身体的損失があるとわかっているのにもかかわらず、一時的な心の安定を得られることからやめられない行為」とおっしゃっており、著書の中でも以下のように語っている。

かつて米国の有名プロゴルファーが「セックス依存症」だと報道され、ここ日本でも大いに話題になりました。これも、広い意味で性依存症に含まれます。性依存症には「犯罪化するタイプ」と「犯罪化しないタイプ」があり、セックス依存症は後者の代表だといっていいでしょう。同性、異性を問わず不特定多数の相手とのセックスは、性感染症や望まない妊娠のリスクが高まります。セックスするために金銭が必要な場合は、ギャンブルと同じく経済的損失にもつながります。しかし、社会的に犯罪とはみなされません。

米国のプロゴルファーは男性でしたが、セックス依存症は女性に多い病です。特に薬物依存症や性虐待を生き延びた女性に多く見られ、不特定多数の異性と関係を持つこと自体が、彼女らに一時的な心の安定をもたらします。心理的苦痛や不安を解消するため、または心的外傷への対処行動として彼女らは、その行動を繰り返し、やめられないのです。(『男が痴漢になる理由』P47)

上記の内容から性依存は、誰彼かまわず性行為をしまくるイメージを抱いており、話を聞くまで、莉奈さんは経験人数が100人レベルに達しているのかと思っていたのだが、彼女の言う性依存は違った。

「ヤリマン」とか「ビッチ」と自称していた

「経験人数自体は10人ほどなのでそう多くなく、特定の複数の相手と性行為をして依存してしまう形です。それまで私は『ヤリマン』とか『ビッチ』と自称していたのですが、私を知る人は『お前はヤリマンじゃない。されるがままになっているだけ』と、口をそろえて言います。

さすがにナンパやキャッチは怖いので逃げますが、仕事やプライベートで仲が良い人や、もともと面識がある人ほど断りにくいというか応じやすい。信頼関係ができているものだと思い込みやすく、応じてしまう傾向があります。だから、性被害のニュースで加害者が家族や知り合いであるケースは、とてもわかります」(莉奈さん)

彼女が性行為に求めていたものは、相手によって違った。安心感を求めている相手もいれば、トキメキや刺激を求める相手もいた。性行為自体が好きなのかと聞くと、「『好き』と即答したいけど、挿入行為まではしなくてもいいという思いもあって二極化している」と言う。

本来の依存症の定義は、損失があるとわかっているのにやめられない行為だ。莉奈さんは、性行為によりどんな損失を被っていたのか疑問が湧いたので聞いてみると、「相手に依存している状態を平常だと誤認してしまい、自分の意思を見失っていることに気づかず、気づいたときには自尊心や人間関係が崩壊していること」だと語った。

ここでようやく合点がいった。中学の頃に授業中の自慰を強要された際、自分の意思ではないのに実行した。そして、それを行ったことにより周りから「ヤバい人」と思われた。損失に後で気づくことを繰り返すパターンだったのだ。

コミュニケーション能力の不足が原因で性依存に陥ってしまったが、現在は結婚を前提に交際中のパートナーの下、性依存は回復している。しかし、今後もいろんな男性とかかわっていく中で、またいつ性依存に陥ってしまうかわからないと思う恐怖があり、まだ完全に克服できたとは思えないと語る。

性依存について話しやすい場を提供したい

今、彼女は、人から嫌なことを聞かれたらNOと言うだけでなく、「私はこうしたい」という気持ちをどう言葉で伝えればいいのか、苦戦しながら探っている最中だ。

「自分の経験から、性に関する正しい情報を伝えられる側になりたいと、性に関する団体に複数所属し、学び直すことも兼ねてお手伝いをしています。中高生を対象にした講演活動でデートDVや性被害に遭ってしまったときの対処法について伝えたこともあります。これはまさに、私が中学生のときに知りたかった内容です」(莉奈さん)

また、以前は発達障害の当事者会や自助会に参加した経験のある莉奈さんだが、二次障害で性依存を併発する人もいるのに、自助会では性依存について話しづらい雰囲気だった(うつ病やその他の精神疾患については話せる雰囲気)。定型発達の人でも、性に関する話題を避けたがる人もいる。

「定型発達の人と比べると、当事者のほうが性について話したい人と話したくない人の差が激しい傾向にあります。当事者の中でも、もっと性について語れる場を増やしていきたいです。性って本来すごく大事なことなのに全然話せていない。『それならば、性について話したい人だけが集まればいいじゃん』と思われるかもしれませんが、そうなると今度はその人たち同士でどういう距離感で話せばいいかという問題が生まれます。

その結果、性被害の事件が起こった際『あの容疑者、発達障害なんじゃないの?』と疑われる事態になり、悪い意味で発達障害が取り上げられてしまいます。それは性に関して話せる場がなかったからということも関係しているのではないかと。発達障害と性、両方について向き合う機会があればいいと思います。

自助会のようなクローズドな場はたくさんある一方、オープンな場は発達障害バーくらいしかありません。だから、自助会でもなく饒舌な交流会の場でもなく『自助会以上、居場所未満』の中間層を今後作っていきたいです。発達障害の人に向けて、性の悩みや性被害を少しでもなくせたらと思います」(莉奈さん)

発達障害と性は関係がないように思っていた読者もいるかもしれないが、発達障害の特性がもとで性依存に陥ったり、性被害を受けたりして苦しんでいる当事者もいる。一方で、昨年末からは、性被害についてネット上で声を上げる#MeToo運動も起こり、性や性被害に関して関心が高まっている。性と向き合うべきなのは発達障害者だけではない。

_____


発達障害については


「認知の歪み」が諸悪の根源だった _ 医療少年院で精神科医が受けた衝撃
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/630.html


http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/179.html#c54

[近代史3] 天皇家では何時から知恵遅れや発達障害の子供しか生まれなくなったのか? 中川隆
169. 中川隆[-11138] koaQ7Jey 2019年9月30日 06:02:48 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1682]

愛子さまの発達障害は雅子さま譲りだった

雅子という女は凄い女 _ 気に入った相手とは手当たり次第という感じ _ 男性経験は20人は超えている
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/265.html

雅子さまは発達障害者

27歳、発達障害で性依存に陥った彼女の真実
「当事者が悩みについて話せる場を作りたい」 2018/04/30
https://toyokeizai.net/articles/-/218206


27歳の彼女が抱えてきた悩みとは…(筆者撮影)

独自のルールを持っていたりコミュニケーションに問題があったりするASD(自閉スペクトラム症/旧・アスペルガー症候群)、落ち着きがなかったり不注意の多いADHD(注意欠如・多動性障害)、知的な遅れがないのに読み書きや計算が困難なLD(学習障害)、これらを発達障害と呼ぶ。

今までは単なる「ちょっと変わった人」と思われてきた発達障害だが、生まれつきの脳の特性であることが少しずつ認知され始めた。子どもの頃に親が気づいて病院を受診させるケースもあるが、最近では大人になって発達障害であることに気づく人も多い。

発達障害について10年程前に知り、自身も長い間生きづらさに苦しめられていたため、もしかすると自分も発達障害なのではないかと考える筆者が、そんな発達障害当事者を追うルポ連載。発達障害当事者とそうではない定型発達(健常者)の人、両方の生きづらさの緩和を探る(8月に本連載をベースにした単行本を刊行予定です)。

第16回目はASDでコミュニケーションが難しいことを発端に性依存に陥った過去をもつ神奈川県在住の星野莉奈さん(仮名、27歳)。現在は、リラクゼーション業界で働く傍ら、発達障害の人を対象に性に関する啓蒙活動を行っている。

小学生の頃は清潔感のなさからクラスで嫌われ者に

ADHDの衝動性により、性依存に陥る危険性については連載第1回目「23歳、『発達障害』の彼が抱える生きづらさ」(2017年11月22日配信)で紹介したが、ASDの特性から性依存に陥るとは、どういうことなのだろうか。


普段はカフェで話を伺うことが多いのだが、性に関する話を周りに聞かれるのは抵抗があるかもしれないと考え、当初カラオケ店での取材を提案した。しかし、「ニオイに過敏な面があり、カラオケ店だとその場で喫煙している人がいなくても、タバコの残り香で気分が悪くなってしまう。ファミレスの禁煙席だと助かります」とのことで、ファミレスで取材を行うことに。

発達障害の当事者の中には、感覚や味覚、聴覚や視覚(強い光)、そして臭覚が定型発達の人よりも過敏な人がいることは、今までの当事者取材の中で知ったことだ。

小学生の頃は、歯磨きをしない、寝癖を直さないなど、清潔感のかけらもなくクラス全員から「汚い」と嫌われていた莉奈さん。

「清潔感にまで手が回らなかったんです。あと、シャンプーも苦痛で3日に1度くらいしかしていませんでした。親は気づいたときに、シャツのたるみを直してくれたり、髪の毛をきれいにとかしてくれたりと、フォローしてくれていましたが、逆に親がやってくれるから自分でやらなかったのだと思います」(莉奈さん)

現在の姿は特別不潔さを感じないが、それは高校の頃、水商売のきらびやかな女性モデルたちが掲載されている雑誌『小悪魔ageha』が大流行し、自分とはかけ離れているage嬢たちの生きざまに関心を持ったのがきっかけだ。そして、age嬢のように、派手な服や髪型で盛ることで自尊心を保っていた。社会人になってからは、盛るのではなく、本当の意味での清潔感を少しずつ獲得していって今に至る。

莉奈さんは21歳の頃、発達障害について扱った番組を見て、自分もそうなのではないかと疑い病院を受診。しかし、1軒目の病院では何度も通院をして発達障害かどうか検討をつけるWAIS-Vのテストを受けたのにもかかわらず「PDD(広汎性発達障害)の傾向があるかもしれませんが、そんなに気にならない程度でしょう」という診断だった。

ちなみに広汎性発達障害は、2013年以降の『DSM-5』(米国精神医学会が発行する精神障害の診断と統計マニュアル)では自閉スペクトラム症に統合されている。気になっていたから受診したのに、あいまいな診断に納得できず2軒目の病院を受診。30分ほど医師と話しただけで「アスペルガー症候群(現・自閉スペクトラム症)ですね」と言われた。

1回目の診断と2回目の診断の結果を総合して、現在莉奈さんはASDと名乗っている。

自分の意思に関係なく「答えなければ」と思っていた

発達障害の支援に携わる人に出会った21歳を皮切りに、当事者会や自助会に参加するようになったが、実は3歳児検診の際、発達障害が判明していたことを24歳のときに知った。親が隠していたわけではなく、言い出せなかっただけだった。

「もともと、自分の意見をうまくまとめられない特性があったのですが、中学校で吹奏楽部に入ったら、嫌でも大きい声を出したり返事をしたりせざるをえない環境になったんです。だから、自分の意見が言えない特性が改善されたかのように見えて、親は安心していた部分があったのかもしれません。でも、実際は無理やりそう振る舞っていたので、負担は大きかったです。

楽器を演奏することや表現すること自体は好きなのですが、周りのメンバーと合わせないといけないのが本当に嫌で仕方なかったです。顧問から『自分の世界に入ったらダメだよ』と注意されるのに違和感を抱いていました」(莉奈さん)


莉奈さんは、空気が読める・読めないの以前に「空気がわからない」と言う。その特性が、性依存に陥るきっかけとなった。中学生は性に関して興味が出てくる年頃だ。莉奈さんのクラスでも、「もう○○さんは初体験を済ませたらしい」という話題で盛り上がる日があった。性に関して、どんなことを経験したか周りのクラスメートが隠語を使いながら莉奈さんに聞き始めた。彼女はそれに答えないといけないと思い「これはしたことがある」「それはしたことがない」と大まじめに答えていたら、その反応一つひとつが悪い意味でおもしろがられ始めたのだ。

「性に関する質問がどんどんエスカレートしていき、自慰行為について聞かれ、それにも答えました。今思うと、『そういう話はしたくない』と答えればいいのに、それがわからなかったんです。もちろん、恥ずかしいという感情はありましたが、『聞かれたことに答えなくては』という思いのほうが、優先順位が高かったんです。嫌なことは嫌と言っていいという概念すらなかったのだと思います」(莉奈さん)

そしてついに事態は最悪の方向へ動く。莉奈さんの反応をおもしろがったクラスメートの1人が「お前、次の授業でしてみろよ」と命じたのだ。通常、そんなことを言われたら恐怖や恥ずかしさのほうが勝って拒否する。しかし、莉奈さんは言われたとおり、次の授業中、スカートの中に手を入れて自慰行為に及んだ。

「指示したクラスメートからは『おい、お前本当にやんなよ(笑)』と言われました。そして、学校で変なことをする気持ち悪い人というレッテルを貼られました。地元は田舎なのであっという間にそのうわさが広まってしまいました」(莉奈さん)

気づいたときには周りの人間関係が崩壊している

高校は吹奏楽の推薦で入学。自分のことを好きだと言ってくれる彼氏もできた。そして高校1年生のときに彼氏と初体験を済ませた以降、性行為の相手がいない時期はほとんどなく、パートナーを転々としているうちしだいに性依存に陥っていったという。

著書に『男が痴漢になる理由』(イースト・プレス)のある精神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳氏を取材した際、「依存性とは、その行為を行うと経済的・身体的損失があるとわかっているのにもかかわらず、一時的な心の安定を得られることからやめられない行為」とおっしゃっており、著書の中でも以下のように語っている。

かつて米国の有名プロゴルファーが「セックス依存症」だと報道され、ここ日本でも大いに話題になりました。これも、広い意味で性依存症に含まれます。性依存症には「犯罪化するタイプ」と「犯罪化しないタイプ」があり、セックス依存症は後者の代表だといっていいでしょう。同性、異性を問わず不特定多数の相手とのセックスは、性感染症や望まない妊娠のリスクが高まります。セックスするために金銭が必要な場合は、ギャンブルと同じく経済的損失にもつながります。しかし、社会的に犯罪とはみなされません。

米国のプロゴルファーは男性でしたが、セックス依存症は女性に多い病です。特に薬物依存症や性虐待を生き延びた女性に多く見られ、不特定多数の異性と関係を持つこと自体が、彼女らに一時的な心の安定をもたらします。心理的苦痛や不安を解消するため、または心的外傷への対処行動として彼女らは、その行動を繰り返し、やめられないのです。(『男が痴漢になる理由』P47)

上記の内容から性依存は、誰彼かまわず性行為をしまくるイメージを抱いており、話を聞くまで、莉奈さんは経験人数が100人レベルに達しているのかと思っていたのだが、彼女の言う性依存は違った。

「ヤリマン」とか「ビッチ」と自称していた

「経験人数自体は10人ほどなのでそう多くなく、特定の複数の相手と性行為をして依存してしまう形です。それまで私は『ヤリマン』とか『ビッチ』と自称していたのですが、私を知る人は『お前はヤリマンじゃない。されるがままになっているだけ』と、口をそろえて言います。

さすがにナンパやキャッチは怖いので逃げますが、仕事やプライベートで仲が良い人や、もともと面識がある人ほど断りにくいというか応じやすい。信頼関係ができているものだと思い込みやすく、応じてしまう傾向があります。だから、性被害のニュースで加害者が家族や知り合いであるケースは、とてもわかります」(莉奈さん)

彼女が性行為に求めていたものは、相手によって違った。安心感を求めている相手もいれば、トキメキや刺激を求める相手もいた。性行為自体が好きなのかと聞くと、「『好き』と即答したいけど、挿入行為まではしなくてもいいという思いもあって二極化している」と言う。

本来の依存症の定義は、損失があるとわかっているのにやめられない行為だ。莉奈さんは、性行為によりどんな損失を被っていたのか疑問が湧いたので聞いてみると、「相手に依存している状態を平常だと誤認してしまい、自分の意思を見失っていることに気づかず、気づいたときには自尊心や人間関係が崩壊していること」だと語った。

ここでようやく合点がいった。中学の頃に授業中の自慰を強要された際、自分の意思ではないのに実行した。そして、それを行ったことにより周りから「ヤバい人」と思われた。損失に後で気づくことを繰り返すパターンだったのだ。

コミュニケーション能力の不足が原因で性依存に陥ってしまったが、現在は結婚を前提に交際中のパートナーの下、性依存は回復している。しかし、今後もいろんな男性とかかわっていく中で、またいつ性依存に陥ってしまうかわからないと思う恐怖があり、まだ完全に克服できたとは思えないと語る。

性依存について話しやすい場を提供したい

今、彼女は、人から嫌なことを聞かれたらNOと言うだけでなく、「私はこうしたい」という気持ちをどう言葉で伝えればいいのか、苦戦しながら探っている最中だ。

「自分の経験から、性に関する正しい情報を伝えられる側になりたいと、性に関する団体に複数所属し、学び直すことも兼ねてお手伝いをしています。中高生を対象にした講演活動でデートDVや性被害に遭ってしまったときの対処法について伝えたこともあります。これはまさに、私が中学生のときに知りたかった内容です」(莉奈さん)

また、以前は発達障害の当事者会や自助会に参加した経験のある莉奈さんだが、二次障害で性依存を併発する人もいるのに、自助会では性依存について話しづらい雰囲気だった(うつ病やその他の精神疾患については話せる雰囲気)。定型発達の人でも、性に関する話題を避けたがる人もいる。

「定型発達の人と比べると、当事者のほうが性について話したい人と話したくない人の差が激しい傾向にあります。当事者の中でも、もっと性について語れる場を増やしていきたいです。性って本来すごく大事なことなのに全然話せていない。『それならば、性について話したい人だけが集まればいいじゃん』と思われるかもしれませんが、そうなると今度はその人たち同士でどういう距離感で話せばいいかという問題が生まれます。

その結果、性被害の事件が起こった際『あの容疑者、発達障害なんじゃないの?』と疑われる事態になり、悪い意味で発達障害が取り上げられてしまいます。それは性に関して話せる場がなかったからということも関係しているのではないかと。発達障害と性、両方について向き合う機会があればいいと思います。

自助会のようなクローズドな場はたくさんある一方、オープンな場は発達障害バーくらいしかありません。だから、自助会でもなく饒舌な交流会の場でもなく『自助会以上、居場所未満』の中間層を今後作っていきたいです。発達障害の人に向けて、性の悩みや性被害を少しでもなくせたらと思います」(莉奈さん)

発達障害と性は関係がないように思っていた読者もいるかもしれないが、発達障害の特性がもとで性依存に陥ったり、性被害を受けたりして苦しんでいる当事者もいる。一方で、昨年末からは、性被害についてネット上で声を上げる#MeToo運動も起こり、性や性被害に関して関心が高まっている。性と向き合うべきなのは発達障害者だけではない。


_____


発達障害については


「認知の歪み」が諸悪の根源だった _ 医療少年院で精神科医が受けた衝撃
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/630.html


http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/110.html#c169

[近代史3] 柏原芳恵のバイブレーター騒動 _ 宮内庁が皇太子妃候補 No.1 を引き摺り降ろした手口 中川隆
67. 中川隆[-11137] koaQ7Jey 2019年9月30日 06:06:04 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1683]
愛子さまの発達障害は雅子さま譲りだった


雅子という女は凄い女 _ 気に入った相手とは手当たり次第という感じ _ 男性経験は20人は超えている
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/265.html

雅子さまは発達障害者

27歳、発達障害で性依存に陥った彼女の真実
「当事者が悩みについて話せる場を作りたい」 2018/04/30
https://toyokeizai.net/articles/-/218206


27歳の彼女が抱えてきた悩みとは…(筆者撮影)

独自のルールを持っていたりコミュニケーションに問題があったりするASD(自閉スペクトラム症/旧・アスペルガー症候群)、落ち着きがなかったり不注意の多いADHD(注意欠如・多動性障害)、知的な遅れがないのに読み書きや計算が困難なLD(学習障害)、これらを発達障害と呼ぶ。

今までは単なる「ちょっと変わった人」と思われてきた発達障害だが、生まれつきの脳の特性であることが少しずつ認知され始めた。子どもの頃に親が気づいて病院を受診させるケースもあるが、最近では大人になって発達障害であることに気づく人も多い。

発達障害について10年程前に知り、自身も長い間生きづらさに苦しめられていたため、もしかすると自分も発達障害なのではないかと考える筆者が、そんな発達障害当事者を追うルポ連載。発達障害当事者とそうではない定型発達(健常者)の人、両方の生きづらさの緩和を探る(8月に本連載をベースにした単行本を刊行予定です)。

第16回目はASDでコミュニケーションが難しいことを発端に性依存に陥った過去をもつ神奈川県在住の星野莉奈さん(仮名、27歳)。現在は、リラクゼーション業界で働く傍ら、発達障害の人を対象に性に関する啓蒙活動を行っている。

小学生の頃は清潔感のなさからクラスで嫌われ者に

ADHDの衝動性により、性依存に陥る危険性については連載第1回目「23歳、『発達障害』の彼が抱える生きづらさ」(2017年11月22日配信)で紹介したが、ASDの特性から性依存に陥るとは、どういうことなのだろうか。


普段はカフェで話を伺うことが多いのだが、性に関する話を周りに聞かれるのは抵抗があるかもしれないと考え、当初カラオケ店での取材を提案した。しかし、「ニオイに過敏な面があり、カラオケ店だとその場で喫煙している人がいなくても、タバコの残り香で気分が悪くなってしまう。ファミレスの禁煙席だと助かります」とのことで、ファミレスで取材を行うことに。

発達障害の当事者の中には、感覚や味覚、聴覚や視覚(強い光)、そして臭覚が定型発達の人よりも過敏な人がいることは、今までの当事者取材の中で知ったことだ。

小学生の頃は、歯磨きをしない、寝癖を直さないなど、清潔感のかけらもなくクラス全員から「汚い」と嫌われていた莉奈さん。

「清潔感にまで手が回らなかったんです。あと、シャンプーも苦痛で3日に1度くらいしかしていませんでした。親は気づいたときに、シャツのたるみを直してくれたり、髪の毛をきれいにとかしてくれたりと、フォローしてくれていましたが、逆に親がやってくれるから自分でやらなかったのだと思います」(莉奈さん)

現在の姿は特別不潔さを感じないが、それは高校の頃、水商売のきらびやかな女性モデルたちが掲載されている雑誌『小悪魔ageha』が大流行し、自分とはかけ離れているage嬢たちの生きざまに関心を持ったのがきっかけだ。そして、age嬢のように、派手な服や髪型で盛ることで自尊心を保っていた。社会人になってからは、盛るのではなく、本当の意味での清潔感を少しずつ獲得していって今に至る。

莉奈さんは21歳の頃、発達障害について扱った番組を見て、自分もそうなのではないかと疑い病院を受診。しかし、1軒目の病院では何度も通院をして発達障害かどうか検討をつけるWAIS-Vのテストを受けたのにもかかわらず「PDD(広汎性発達障害)の傾向があるかもしれませんが、そんなに気にならない程度でしょう」という診断だった。

ちなみに広汎性発達障害は、2013年以降の『DSM-5』(米国精神医学会が発行する精神障害の診断と統計マニュアル)では自閉スペクトラム症に統合されている。気になっていたから受診したのに、あいまいな診断に納得できず2軒目の病院を受診。30分ほど医師と話しただけで「アスペルガー症候群(現・自閉スペクトラム症)ですね」と言われた。

1回目の診断と2回目の診断の結果を総合して、現在莉奈さんはASDと名乗っている。

自分の意思に関係なく「答えなければ」と思っていた

発達障害の支援に携わる人に出会った21歳を皮切りに、当事者会や自助会に参加するようになったが、実は3歳児検診の際、発達障害が判明していたことを24歳のときに知った。親が隠していたわけではなく、言い出せなかっただけだった。

「もともと、自分の意見をうまくまとめられない特性があったのですが、中学校で吹奏楽部に入ったら、嫌でも大きい声を出したり返事をしたりせざるをえない環境になったんです。だから、自分の意見が言えない特性が改善されたかのように見えて、親は安心していた部分があったのかもしれません。でも、実際は無理やりそう振る舞っていたので、負担は大きかったです。

楽器を演奏することや表現すること自体は好きなのですが、周りのメンバーと合わせないといけないのが本当に嫌で仕方なかったです。顧問から『自分の世界に入ったらダメだよ』と注意されるのに違和感を抱いていました」(莉奈さん)


莉奈さんは、空気が読める・読めないの以前に「空気がわからない」と言う。その特性が、性依存に陥るきっかけとなった。中学生は性に関して興味が出てくる年頃だ。莉奈さんのクラスでも、「もう○○さんは初体験を済ませたらしい」という話題で盛り上がる日があった。性に関して、どんなことを経験したか周りのクラスメートが隠語を使いながら莉奈さんに聞き始めた。彼女はそれに答えないといけないと思い「これはしたことがある」「それはしたことがない」と大まじめに答えていたら、その反応一つひとつが悪い意味でおもしろがられ始めたのだ。

「性に関する質問がどんどんエスカレートしていき、自慰行為について聞かれ、それにも答えました。今思うと、『そういう話はしたくない』と答えればいいのに、それがわからなかったんです。もちろん、恥ずかしいという感情はありましたが、『聞かれたことに答えなくては』という思いのほうが、優先順位が高かったんです。嫌なことは嫌と言っていいという概念すらなかったのだと思います」(莉奈さん)

そしてついに事態は最悪の方向へ動く。莉奈さんの反応をおもしろがったクラスメートの1人が「お前、次の授業でしてみろよ」と命じたのだ。通常、そんなことを言われたら恐怖や恥ずかしさのほうが勝って拒否する。しかし、莉奈さんは言われたとおり、次の授業中、スカートの中に手を入れて自慰行為に及んだ。

「指示したクラスメートからは『おい、お前本当にやんなよ(笑)』と言われました。そして、学校で変なことをする気持ち悪い人というレッテルを貼られました。地元は田舎なのであっという間にそのうわさが広まってしまいました」(莉奈さん)

気づいたときには周りの人間関係が崩壊している

高校は吹奏楽の推薦で入学。自分のことを好きだと言ってくれる彼氏もできた。そして高校1年生のときに彼氏と初体験を済ませた以降、性行為の相手がいない時期はほとんどなく、パートナーを転々としているうちしだいに性依存に陥っていったという。

著書に『男が痴漢になる理由』(イースト・プレス)のある精神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳氏を取材した際、「依存性とは、その行為を行うと経済的・身体的損失があるとわかっているのにもかかわらず、一時的な心の安定を得られることからやめられない行為」とおっしゃっており、著書の中でも以下のように語っている。

かつて米国の有名プロゴルファーが「セックス依存症」だと報道され、ここ日本でも大いに話題になりました。これも、広い意味で性依存症に含まれます。性依存症には「犯罪化するタイプ」と「犯罪化しないタイプ」があり、セックス依存症は後者の代表だといっていいでしょう。同性、異性を問わず不特定多数の相手とのセックスは、性感染症や望まない妊娠のリスクが高まります。セックスするために金銭が必要な場合は、ギャンブルと同じく経済的損失にもつながります。しかし、社会的に犯罪とはみなされません。

米国のプロゴルファーは男性でしたが、セックス依存症は女性に多い病です。特に薬物依存症や性虐待を生き延びた女性に多く見られ、不特定多数の異性と関係を持つこと自体が、彼女らに一時的な心の安定をもたらします。心理的苦痛や不安を解消するため、または心的外傷への対処行動として彼女らは、その行動を繰り返し、やめられないのです。(『男が痴漢になる理由』P47)

上記の内容から性依存は、誰彼かまわず性行為をしまくるイメージを抱いており、話を聞くまで、莉奈さんは経験人数が100人レベルに達しているのかと思っていたのだが、彼女の言う性依存は違った。

「ヤリマン」とか「ビッチ」と自称していた

「経験人数自体は10人ほどなのでそう多くなく、特定の複数の相手と性行為をして依存してしまう形です。それまで私は『ヤリマン』とか『ビッチ』と自称していたのですが、私を知る人は『お前はヤリマンじゃない。されるがままになっているだけ』と、口をそろえて言います。

さすがにナンパやキャッチは怖いので逃げますが、仕事やプライベートで仲が良い人や、もともと面識がある人ほど断りにくいというか応じやすい。信頼関係ができているものだと思い込みやすく、応じてしまう傾向があります。だから、性被害のニュースで加害者が家族や知り合いであるケースは、とてもわかります」(莉奈さん)

彼女が性行為に求めていたものは、相手によって違った。安心感を求めている相手もいれば、トキメキや刺激を求める相手もいた。性行為自体が好きなのかと聞くと、「『好き』と即答したいけど、挿入行為まではしなくてもいいという思いもあって二極化している」と言う。

本来の依存症の定義は、損失があるとわかっているのにやめられない行為だ。莉奈さんは、性行為によりどんな損失を被っていたのか疑問が湧いたので聞いてみると、「相手に依存している状態を平常だと誤認してしまい、自分の意思を見失っていることに気づかず、気づいたときには自尊心や人間関係が崩壊していること」だと語った。

ここでようやく合点がいった。中学の頃に授業中の自慰を強要された際、自分の意思ではないのに実行した。そして、それを行ったことにより周りから「ヤバい人」と思われた。損失に後で気づくことを繰り返すパターンだったのだ。

コミュニケーション能力の不足が原因で性依存に陥ってしまったが、現在は結婚を前提に交際中のパートナーの下、性依存は回復している。しかし、今後もいろんな男性とかかわっていく中で、またいつ性依存に陥ってしまうかわからないと思う恐怖があり、まだ完全に克服できたとは思えないと語る。

性依存について話しやすい場を提供したい

今、彼女は、人から嫌なことを聞かれたらNOと言うだけでなく、「私はこうしたい」という気持ちをどう言葉で伝えればいいのか、苦戦しながら探っている最中だ。

「自分の経験から、性に関する正しい情報を伝えられる側になりたいと、性に関する団体に複数所属し、学び直すことも兼ねてお手伝いをしています。中高生を対象にした講演活動でデートDVや性被害に遭ってしまったときの対処法について伝えたこともあります。これはまさに、私が中学生のときに知りたかった内容です」(莉奈さん)

また、以前は発達障害の当事者会や自助会に参加した経験のある莉奈さんだが、二次障害で性依存を併発する人もいるのに、自助会では性依存について話しづらい雰囲気だった(うつ病やその他の精神疾患については話せる雰囲気)。定型発達の人でも、性に関する話題を避けたがる人もいる。

「定型発達の人と比べると、当事者のほうが性について話したい人と話したくない人の差が激しい傾向にあります。当事者の中でも、もっと性について語れる場を増やしていきたいです。性って本来すごく大事なことなのに全然話せていない。『それならば、性について話したい人だけが集まればいいじゃん』と思われるかもしれませんが、そうなると今度はその人たち同士でどういう距離感で話せばいいかという問題が生まれます。

その結果、性被害の事件が起こった際『あの容疑者、発達障害なんじゃないの?』と疑われる事態になり、悪い意味で発達障害が取り上げられてしまいます。それは性に関して話せる場がなかったからということも関係しているのではないかと。発達障害と性、両方について向き合う機会があればいいと思います。

自助会のようなクローズドな場はたくさんある一方、オープンな場は発達障害バーくらいしかありません。だから、自助会でもなく饒舌な交流会の場でもなく『自助会以上、居場所未満』の中間層を今後作っていきたいです。発達障害の人に向けて、性の悩みや性被害を少しでもなくせたらと思います」(莉奈さん)

発達障害と性は関係がないように思っていた読者もいるかもしれないが、発達障害の特性がもとで性依存に陥ったり、性被害を受けたりして苦しんでいる当事者もいる。一方で、昨年末からは、性被害についてネット上で声を上げる#MeToo運動も起こり、性や性被害に関して関心が高まっている。性と向き合うべきなのは発達障害者だけではない。


_____


発達障害については


「認知の歪み」が諸悪の根源だった _ 医療少年院で精神科医が受けた衝撃
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/630.html

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/117.html#c67

[社会問題9] 語られ始めた皇太子「退位論」は説得力があるか・・が、語られるだけでも適応失調の天皇家! 墨染
249. 中川隆[-11136] koaQ7Jey 2019年9月30日 06:06:56 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1684]

愛子さまの発達障害は雅子さま譲りだった

雅子という女は凄い女 _ 気に入った相手とは手当たり次第という感じ _ 男性経験は20人は超えている
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/265.html


雅子さまは発達障害者

27歳、発達障害で性依存に陥った彼女の真実
「当事者が悩みについて話せる場を作りたい」 2018/04/30
https://toyokeizai.net/articles/-/218206


27歳の彼女が抱えてきた悩みとは…(筆者撮影)

独自のルールを持っていたりコミュニケーションに問題があったりするASD(自閉スペクトラム症/旧・アスペルガー症候群)、落ち着きがなかったり不注意の多いADHD(注意欠如・多動性障害)、知的な遅れがないのに読み書きや計算が困難なLD(学習障害)、これらを発達障害と呼ぶ。

今までは単なる「ちょっと変わった人」と思われてきた発達障害だが、生まれつきの脳の特性であることが少しずつ認知され始めた。子どもの頃に親が気づいて病院を受診させるケースもあるが、最近では大人になって発達障害であることに気づく人も多い。

発達障害について10年程前に知り、自身も長い間生きづらさに苦しめられていたため、もしかすると自分も発達障害なのではないかと考える筆者が、そんな発達障害当事者を追うルポ連載。発達障害当事者とそうではない定型発達(健常者)の人、両方の生きづらさの緩和を探る(8月に本連載をベースにした単行本を刊行予定です)。

第16回目はASDでコミュニケーションが難しいことを発端に性依存に陥った過去をもつ神奈川県在住の星野莉奈さん(仮名、27歳)。現在は、リラクゼーション業界で働く傍ら、発達障害の人を対象に性に関する啓蒙活動を行っている。

小学生の頃は清潔感のなさからクラスで嫌われ者に

ADHDの衝動性により、性依存に陥る危険性については連載第1回目「23歳、『発達障害』の彼が抱える生きづらさ」(2017年11月22日配信)で紹介したが、ASDの特性から性依存に陥るとは、どういうことなのだろうか。


普段はカフェで話を伺うことが多いのだが、性に関する話を周りに聞かれるのは抵抗があるかもしれないと考え、当初カラオケ店での取材を提案した。しかし、「ニオイに過敏な面があり、カラオケ店だとその場で喫煙している人がいなくても、タバコの残り香で気分が悪くなってしまう。ファミレスの禁煙席だと助かります」とのことで、ファミレスで取材を行うことに。

発達障害の当事者の中には、感覚や味覚、聴覚や視覚(強い光)、そして臭覚が定型発達の人よりも過敏な人がいることは、今までの当事者取材の中で知ったことだ。

小学生の頃は、歯磨きをしない、寝癖を直さないなど、清潔感のかけらもなくクラス全員から「汚い」と嫌われていた莉奈さん。

「清潔感にまで手が回らなかったんです。あと、シャンプーも苦痛で3日に1度くらいしかしていませんでした。親は気づいたときに、シャツのたるみを直してくれたり、髪の毛をきれいにとかしてくれたりと、フォローしてくれていましたが、逆に親がやってくれるから自分でやらなかったのだと思います」(莉奈さん)

現在の姿は特別不潔さを感じないが、それは高校の頃、水商売のきらびやかな女性モデルたちが掲載されている雑誌『小悪魔ageha』が大流行し、自分とはかけ離れているage嬢たちの生きざまに関心を持ったのがきっかけだ。そして、age嬢のように、派手な服や髪型で盛ることで自尊心を保っていた。社会人になってからは、盛るのではなく、本当の意味での清潔感を少しずつ獲得していって今に至る。

莉奈さんは21歳の頃、発達障害について扱った番組を見て、自分もそうなのではないかと疑い病院を受診。しかし、1軒目の病院では何度も通院をして発達障害かどうか検討をつけるWAIS-Vのテストを受けたのにもかかわらず「PDD(広汎性発達障害)の傾向があるかもしれませんが、そんなに気にならない程度でしょう」という診断だった。

ちなみに広汎性発達障害は、2013年以降の『DSM-5』(米国精神医学会が発行する精神障害の診断と統計マニュアル)では自閉スペクトラム症に統合されている。気になっていたから受診したのに、あいまいな診断に納得できず2軒目の病院を受診。30分ほど医師と話しただけで「アスペルガー症候群(現・自閉スペクトラム症)ですね」と言われた。

1回目の診断と2回目の診断の結果を総合して、現在莉奈さんはASDと名乗っている。

自分の意思に関係なく「答えなければ」と思っていた

発達障害の支援に携わる人に出会った21歳を皮切りに、当事者会や自助会に参加するようになったが、実は3歳児検診の際、発達障害が判明していたことを24歳のときに知った。親が隠していたわけではなく、言い出せなかっただけだった。

「もともと、自分の意見をうまくまとめられない特性があったのですが、中学校で吹奏楽部に入ったら、嫌でも大きい声を出したり返事をしたりせざるをえない環境になったんです。だから、自分の意見が言えない特性が改善されたかのように見えて、親は安心していた部分があったのかもしれません。でも、実際は無理やりそう振る舞っていたので、負担は大きかったです。

楽器を演奏することや表現すること自体は好きなのですが、周りのメンバーと合わせないといけないのが本当に嫌で仕方なかったです。顧問から『自分の世界に入ったらダメだよ』と注意されるのに違和感を抱いていました」(莉奈さん)


莉奈さんは、空気が読める・読めないの以前に「空気がわからない」と言う。その特性が、性依存に陥るきっかけとなった。中学生は性に関して興味が出てくる年頃だ。莉奈さんのクラスでも、「もう○○さんは初体験を済ませたらしい」という話題で盛り上がる日があった。性に関して、どんなことを経験したか周りのクラスメートが隠語を使いながら莉奈さんに聞き始めた。彼女はそれに答えないといけないと思い「これはしたことがある」「それはしたことがない」と大まじめに答えていたら、その反応一つひとつが悪い意味でおもしろがられ始めたのだ。

「性に関する質問がどんどんエスカレートしていき、自慰行為について聞かれ、それにも答えました。今思うと、『そういう話はしたくない』と答えればいいのに、それがわからなかったんです。もちろん、恥ずかしいという感情はありましたが、『聞かれたことに答えなくては』という思いのほうが、優先順位が高かったんです。嫌なことは嫌と言っていいという概念すらなかったのだと思います」(莉奈さん)

そしてついに事態は最悪の方向へ動く。莉奈さんの反応をおもしろがったクラスメートの1人が「お前、次の授業でしてみろよ」と命じたのだ。通常、そんなことを言われたら恐怖や恥ずかしさのほうが勝って拒否する。しかし、莉奈さんは言われたとおり、次の授業中、スカートの中に手を入れて自慰行為に及んだ。

「指示したクラスメートからは『おい、お前本当にやんなよ(笑)』と言われました。そして、学校で変なことをする気持ち悪い人というレッテルを貼られました。地元は田舎なのであっという間にそのうわさが広まってしまいました」(莉奈さん)

気づいたときには周りの人間関係が崩壊している

高校は吹奏楽の推薦で入学。自分のことを好きだと言ってくれる彼氏もできた。そして高校1年生のときに彼氏と初体験を済ませた以降、性行為の相手がいない時期はほとんどなく、パートナーを転々としているうちしだいに性依存に陥っていったという。

著書に『男が痴漢になる理由』(イースト・プレス)のある精神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳氏を取材した際、「依存性とは、その行為を行うと経済的・身体的損失があるとわかっているのにもかかわらず、一時的な心の安定を得られることからやめられない行為」とおっしゃっており、著書の中でも以下のように語っている。

かつて米国の有名プロゴルファーが「セックス依存症」だと報道され、ここ日本でも大いに話題になりました。これも、広い意味で性依存症に含まれます。性依存症には「犯罪化するタイプ」と「犯罪化しないタイプ」があり、セックス依存症は後者の代表だといっていいでしょう。同性、異性を問わず不特定多数の相手とのセックスは、性感染症や望まない妊娠のリスクが高まります。セックスするために金銭が必要な場合は、ギャンブルと同じく経済的損失にもつながります。しかし、社会的に犯罪とはみなされません。

米国のプロゴルファーは男性でしたが、セックス依存症は女性に多い病です。特に薬物依存症や性虐待を生き延びた女性に多く見られ、不特定多数の異性と関係を持つこと自体が、彼女らに一時的な心の安定をもたらします。心理的苦痛や不安を解消するため、または心的外傷への対処行動として彼女らは、その行動を繰り返し、やめられないのです。(『男が痴漢になる理由』P47)

上記の内容から性依存は、誰彼かまわず性行為をしまくるイメージを抱いており、話を聞くまで、莉奈さんは経験人数が100人レベルに達しているのかと思っていたのだが、彼女の言う性依存は違った。

「ヤリマン」とか「ビッチ」と自称していた

「経験人数自体は10人ほどなのでそう多くなく、特定の複数の相手と性行為をして依存してしまう形です。それまで私は『ヤリマン』とか『ビッチ』と自称していたのですが、私を知る人は『お前はヤリマンじゃない。されるがままになっているだけ』と、口をそろえて言います。

さすがにナンパやキャッチは怖いので逃げますが、仕事やプライベートで仲が良い人や、もともと面識がある人ほど断りにくいというか応じやすい。信頼関係ができているものだと思い込みやすく、応じてしまう傾向があります。だから、性被害のニュースで加害者が家族や知り合いであるケースは、とてもわかります」(莉奈さん)

彼女が性行為に求めていたものは、相手によって違った。安心感を求めている相手もいれば、トキメキや刺激を求める相手もいた。性行為自体が好きなのかと聞くと、「『好き』と即答したいけど、挿入行為まではしなくてもいいという思いもあって二極化している」と言う。

本来の依存症の定義は、損失があるとわかっているのにやめられない行為だ。莉奈さんは、性行為によりどんな損失を被っていたのか疑問が湧いたので聞いてみると、「相手に依存している状態を平常だと誤認してしまい、自分の意思を見失っていることに気づかず、気づいたときには自尊心や人間関係が崩壊していること」だと語った。

ここでようやく合点がいった。中学の頃に授業中の自慰を強要された際、自分の意思ではないのに実行した。そして、それを行ったことにより周りから「ヤバい人」と思われた。損失に後で気づくことを繰り返すパターンだったのだ。

コミュニケーション能力の不足が原因で性依存に陥ってしまったが、現在は結婚を前提に交際中のパートナーの下、性依存は回復している。しかし、今後もいろんな男性とかかわっていく中で、またいつ性依存に陥ってしまうかわからないと思う恐怖があり、まだ完全に克服できたとは思えないと語る。

性依存について話しやすい場を提供したい

今、彼女は、人から嫌なことを聞かれたらNOと言うだけでなく、「私はこうしたい」という気持ちをどう言葉で伝えればいいのか、苦戦しながら探っている最中だ。

「自分の経験から、性に関する正しい情報を伝えられる側になりたいと、性に関する団体に複数所属し、学び直すことも兼ねてお手伝いをしています。中高生を対象にした講演活動でデートDVや性被害に遭ってしまったときの対処法について伝えたこともあります。これはまさに、私が中学生のときに知りたかった内容です」(莉奈さん)

また、以前は発達障害の当事者会や自助会に参加した経験のある莉奈さんだが、二次障害で性依存を併発する人もいるのに、自助会では性依存について話しづらい雰囲気だった(うつ病やその他の精神疾患については話せる雰囲気)。定型発達の人でも、性に関する話題を避けたがる人もいる。

「定型発達の人と比べると、当事者のほうが性について話したい人と話したくない人の差が激しい傾向にあります。当事者の中でも、もっと性について語れる場を増やしていきたいです。性って本来すごく大事なことなのに全然話せていない。『それならば、性について話したい人だけが集まればいいじゃん』と思われるかもしれませんが、そうなると今度はその人たち同士でどういう距離感で話せばいいかという問題が生まれます。

その結果、性被害の事件が起こった際『あの容疑者、発達障害なんじゃないの?』と疑われる事態になり、悪い意味で発達障害が取り上げられてしまいます。それは性に関して話せる場がなかったからということも関係しているのではないかと。発達障害と性、両方について向き合う機会があればいいと思います。

自助会のようなクローズドな場はたくさんある一方、オープンな場は発達障害バーくらいしかありません。だから、自助会でもなく饒舌な交流会の場でもなく『自助会以上、居場所未満』の中間層を今後作っていきたいです。発達障害の人に向けて、性の悩みや性被害を少しでもなくせたらと思います」(莉奈さん)

発達障害と性は関係がないように思っていた読者もいるかもしれないが、発達障害の特性がもとで性依存に陥ったり、性被害を受けたりして苦しんでいる当事者もいる。一方で、昨年末からは、性被害についてネット上で声を上げる#MeToo運動も起こり、性や性被害に関して関心が高まっている。性と向き合うべきなのは発達障害者だけではない。


_____


発達障害については


「認知の歪み」が諸悪の根源だった _ 医療少年院で精神科医が受けた衝撃
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/630.html

http://www.asyura2.com/12/social9/msg/352.html#c249

[リバイバル3] オールド QUAD の安物アンプは名機なのか? 中川隆
57. 中川隆[-11138] koaQ7Jey 2019年9月30日 06:44:41 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1682]
>>56
>QUADは、1996年ぐらいまでは小規模経営で良心的な、いわゆるアキュフェーズ的な存在だったようだが、資本主義の波に飲み込まれたようだ。
>定価はペア70万近くだが、これはボッタクリハイエンドオーディオ価格だろう。

QUAD販売代理店 ROCKY international
http://www.rocky-international.co.jp/quad_index.html#q2


QUAD U-Classic Tube Monaural Power Amplifier(生産終了品)


優雅なサウンドがあなたの想像を遥かに凌ぐ。

クオード社 70周年記念バージョン

1953年に開発されたQUADUは、他社の追随を許さない独創的な回路構成、そして音質の高さを決定付けるオリジナル出力トランスを搭載し、 世界のオーディオ界から 「QUADスタイル」 として高い評価を受けたオリジナリティを保ち続け、 約20年の長きに亘って世界で君臨しロングセラーとなった、オーディオマニアなら誰もが周知の銘機中の銘機です。 そのQUADUをベースに、最新のテクノロジーを随所に搭載し、QUADスタイル本来のディテールを見事に完成させました。

濃密な再現性と繊細な高域が織りなすサウンドと美しいデザインの融合をじっくり味わって下さい。

QUAD U-Classic
本体価格:¥680,000/pair

カラ− : シャンパン ゴールド, グレー

特徴

シンプルで安定性に優れた独自の回路構成

ピーター・J・ウォーカーのオリジナル「QUADU」の回路構成を踏襲。フィードバックをより効果的にするため 充分なゲインが得られる5極管による独創的な入力回路や優れた特性を持つビーム出力管KT66の採用などシンプルで 安定した動作により高い評価を得た基本レイアウトを積極的に活かしています。
また、最新の部品採用により現代のアンプに最も要求される高S/N比をクリアしました。

KT66出力管を採用

音質に優れたビーム出力管KT66の特長である繊細で洗練されたサウンドを余すとことなく実現。


新開発のコンパクトな出力トランス

KT66の特性を活かしたコンパクトな出力トランスを独自に開発。
とくに高域特性に優れワイドレンジでハイクオリティな特性を再現します。

KT66に最適な整流管GZ34

KT66出力管とのベストマッチングな電源回路を構成するため、真空管による整流を採用。 特有のウォームアップによるタイムラグ電圧印可で出力管の劣化を防止。

信号ラインにはハードワイヤーを採用

メイン信号経路には、高品位な伝送を実現ハードワイヤーによる配線を施し、信号のロスや歪を低減させています。

高価なチョークインプットによる電源回路で安定した動作環境を実現

伝送能力が高く、ロスの少ない堅牢な削り出し銅合金に金メッキを施した出力端子を装備


スペック

モデル QUAD U-Classic
型式 真空管モノラル パワーアンプ
実効出力 15W rms
全高調波歪率 @ 700Hz 0.3%@12W
残留ノイズ -90dB
周波数特性 10Hz - 20kHz (0.2dB)
ダンピングファクター 11.75 @ 700Hz
消費電力 90W
負荷インピーダンス 8Ω
使用真空管 EF86×2(入力)
KT66×2(出力)
GZ34×1(整流管)
入力感度 1.4V rms
外形寸法(H×W×D) 172×336×120mm
重量 9.0kg
http://www.rocky-international.co.jp/quad/classic/II-classic.html


▲△▽▼


QUAD II Classic - 中古 オーディオユニオン
希望小売価格 \734,400 (税込)
販売価格 \298,000 (税込)
配送料 \1,400

状態
スピーカー端子にサビ浮きございます。真空管のレタリングにハガレがございます。底板に反りございます。動作良好です。

付属品
取扱説明書(英語)、電源ケーブル2本、ボンネット取付用ドライバー、元箱
https://www.audiounion.jp/ct/detail/used/123556/

中古品 QUAD クォード QUADU-Classic【売約済】

新同品 定価¥734,400- →¥330,000-ペア(税込)送料含み

・取説あり、元箱なし
・管球式モノラルパワーアンプ15W(8Ω)
・クォード社70周年記念バージョン
・ワンオーナー品、使用1カ月程度
・真空管、アンプ本体のコンディションは良好です
・オリジナル『QUADU』の回路構成をベースに最新のテクノロジーを
 随所に搭載、音質に優れたビーム出力管KT-66を使用し
 濃密で繊細なサウンドが魅力のパワーアンプです
・キズ、クスミ、汚れ等ほとんどなくキレイです
・W172×H336×D120mm、9kg
http://abc-audio.com/sold-already/%E4%B8%AD%E5%8F%A4%E5%93%81%E3%80%80quad%E3%80%80%E3%82%AF%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%89%E3%80%80quad%E2%85%A1-classic/



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/840.html#c57

[リバイバル3] オールド QUAD の安物アンプは名機なのか? 中川隆
58. 中川隆[-11137] koaQ7Jey 2019年9月30日 06:48:39 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1683]

443 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 12:34:53 ID:WP8hNXpH

質問! 復刻版のII-classicとオリジナルでは音は違うんでしょうか。


444 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 13:12:31 ID:xyLcv8Wh

オリジナルの程度のよいのが22とセットでももっと安く買えるのに classicを買う理由は
「なにがなんでも新品でないとイヤ」以外ない。


446 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 00:16:43 ID:GI5HCua7

22+U×2の純正組み合わせのも同時試聴させて頂いたんですが正直22は今一でした。

CDではボケます。同時に比較したリピーターにパッシブアッテネーター入れた物に比べると鮮度がドンと落ちました。
イコライザーも箱庭的になりました。

基本的にセットで使われるアンプですのでUの評価が不当に低いって店の人は言ってましたね。私もそう思います。

U-classicは中国製でしょ。付いてる球も酷い。

昔金ぴかのありましたよね。それ聴いた時は何だこんな物かと思ってました。
それがUに出会うのが遅れた原因の一つですね。


451 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 10:09:03 ID:E+V0bXeB

コンデンサSPは真空管というよりOPTとの相性が良い。

コンデンサSPを通常のTRAMPで鳴らすのはかなり難しく米国のアンプは、コンデンサSPをターゲットにしだしてからモンスター化が進行したがさすがにQUADは小型AMPでも十分に駆動力があるのは凄い。

オリジナル22はコンストラクションの問題からコンデンサがほぼ確実に劣化しているので問題がなさそうなものでも本来の音質ではないので注意が必要。

ステレオサウンドが輸入しているリビルド版22は、本来QUAD本社が保有していた保守用設備及びパーツを使用しているので チャンスがあったら一度聴いてみる事をお勧めする。

(QUADの経営体制が変わった時に手放したものをその国の輸入総代理店が一括して購入した)

453 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 23:23:27 ID:cGCJ21Qs

クオードはコンデンサーよりも抵抗の数値変質の方が大きいよ。
でもリビルト22でオリジナルのコンデションの良い奴の音は出ないぞ。
肝のパーツが違うんだろ。


461 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 09:39:01 ID:9zuVFJ93
>>453
いくらベストコンディションでも40年以上使われたものと未使用パーツで作られたものが同じ音がする方がおかしい。
現代のわれわれはむしろ劣化したパーツの音を22の音だと思ってる可能性だってある。


462 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 02:34:56 ID:9elmHkoV

未使用パーツって違うパーツって事だろ。 昔のパーツは殆ど無いよ。 あくまで修理用の代替え品。
それにドイツで造られたのとイギリスで造られたのが同じ音がする筈もなく。
特に新造のUは酷いよ。 どう違うのかは内部写真見りゃ一目瞭然。

ESLの修理もMusikwiedergabe GmbHは下手だよ。
ハーマンの63の修理なんてすぐまた壊れる。

同じく旧クオードの製造器買った北欧の会社の方が上手くって安い。

今までに好きで22を5台程とQCUを7台レストアーしたけど音質の個体差はそんなに無いよ。もちろん悪い所を直しての話だけど。

ま、22なんてどうでもいいよ。QCU×2が良いな。
リビルト22が良いならせいぜいサウンドボックスに御奉仕してくれ。
おおっと、関係者かな? 箕口氏に儲け過ぎだと言っといてくれ。


463 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 07:31:09 ID:nq5hEeFf
>>462
クオードはパーツでコロコロ音が変わったりしないのが美点なんだと思うけどな。実際あなたも

>音質の個体差はそんなに無いよ。

と書いてるのがそういうことだと思うしウオーカー爺さんも「パーツの定数が同じなら音も同じ」と喝破してたでしょう(まあこれは自分の設計を自慢してるので文字通りは受け取れないとは思うが)。

いろいろ使うと差に敏感になるのはしかたないけど全然違う,こっちはすごい,あっちは糞というのだけが「わかってる」ということではないでしょう。


464 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 10:34:22 ID:9elmHkoV

わかってるのはリビルトの22がオリジナルの22とは音が違うって事。
それで十分なんじゃない。

確かに多少修理で違うコンデンサーや抵抗が入ってもそんなには変わらないって意味で書いたんだがすっくりパーツの違うリビルト物は直ぐにわかる。

Uはトランスも違うし音に多大な影響をする電界コンが違う。 全く別のアンプとして買えばいい。
でもあの値段出して買う香具師の気は知れん。


466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 20:37:55 ID:uCw8WfRM

今本屋に出ている「往年の真空管アンプ大研究」でQUADの歴代真空管アンプの比較試聴があるけど、発売された雑誌の文章では、編集と再構成によりあまり気づかないけど、現行機種は評者3人とも全くお気に召さなかったらしい。

あの試聴で使用したQUAD22とQUADUはSOUNDBOXが用意し、ドイツの再整備ではなく、良く手入れされたオリジナルらしいが、別格の音の良さだったそうで、QUAD22とUを何台も聴いている某氏も驚いたらしい。

467 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 21:05:41 ID:K4X5n+Gu

22とUが、最高でつ!!!


468 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 02:08:55 ID:GG+1IdFs

QCU×2+U×2の方が断然いいって。

結局よく整備されたオリジナルが良いって販売元も認めてるって事だろ。
程度の良いオリジナル持って来て目を旧型機に行かせてリビルトの方が安心して使えますしオリジナルのミントコンディションと同等ですよって売るわけだ。 でなきゃ幾ら程度が良いって言っても中古にリビルトの値段以上付けて売るのは難しいものな。


469 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 21:08:38 ID:w8cl5Ri/
>>462
同じく旧クオードの製造器買った北欧の会社の方が上手くって安い。

これってどこですか。教えて欲しいです。


470 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/31(木) 04:32:43 ID:Sn1nHb7A

よい修理屋はむやみに他人に教えない,が基本だ。
素人客が増えると必ずトラブルが増えて技術レベルが下がったり最悪の場合廃業しちゃったりするから。


474 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/01(金) 23:32:09 ID:dFm0FSBf
>>469
教えてもいいけどスエーデンまで送るの?

日本でちゃんと治してくれるところもあるぞ。
そこの供給パーツ使って。

http://mimizun.com/log/2ch/pav/1171701565/


124 名前:くわど :03/10/15 20:13 ID:GH30dikf

再生品のクオードはオリジナルに比べてかなり音がシャープでふくよかさに欠ける
真空管がチャイナのせいかもしれない。

タマを英国製に替えると結構いいかもしれない。

http://hifi.denpark.net/1065539700.html

571 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/07(日) 22:00:14 ID:OGDhD9Uf [1/1回発言]

QUADUクラシックを買おうと思ってるんだが、持ってる人レポよろ

本当は往年のQUADUのオリジナルが欲しいけど、ないモノねだりしても仕方ない
それともクラシック買うくらいならまだレプリカの方がいいのか・・・?


572 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/07(日) 22:24:37 ID:zXsPj041 [2/2回発言]
>>571
クラッシックとフォーティと復刻記念版と有るが昔のQUAD IIにはかなわないらしいとさ。中古も20〜30万円台でQUAD22付きで買えて幸せになれるよ。

てか、目的もなくTwentyfour持ってる漏れは馬鹿だが(w
いや、逸品館にQUAD II Gold復刻記念版があるんでそれ買おうと思い先にPre買ったら、株暴落で買えなくなっちゃった(w(w(w orz...


603 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/08(木) 06:46:36 ID:X+MQ8PqI
>>571
クラッシックとフォーティと復刻記念版と有るが昔のQUAD IIには かなわないらしいとさ。中古も20〜30万円台でQUAD22付きで買えて幸せになれるよ。

それはオリジナルのGEC KT66、ムラードがついての話ですか?
オリジナルは高いし、KT66を新品で探すのであれば何もいまさら、QUADにこだわる必要はないかなあと思ってます。

真空管を新しい代替品に変えて聴いている人どうですか?


604 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/08(木) 07:03:31 ID:FAT86ynP

今の人は実際に聴いてみる前にネット情報とかで頭がいっぱいになっちゃってるからかわいそうだね。

ロシア管で鳴らしたってちゃんとQUADはQUADの音がするよ。


605 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/08(木) 12:27:59 ID:tyv4jNol
>>603
そもそも、単にKT66アンプが欲しいだけならワザワザこのスレには来ないと思うが?
QUADの音が好きだから買うんじゃないの


>>604
前半はその通りだと思うが、後半は賛同しかねる

606 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/16(金) 23:30:50 ID:z9tlAk4O

QUADが好きとか言うよりもKT-66(6L6系の球アンプ)の中で対コストが抜群にリーズナブルなのがQUADUの魅力。
クラッシックとフォーティと復刻記念版じゃ対コスト悪過ぎ。

でもなんでオリジナルのQUADUが高い?なんて言ってるの?
GECやマルコーニのKT66の新品なんてまだいっぱい有るし、、、わからん???


573 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/07(日) 23:46:35 ID:EV85Wj8O [1/1回発言]

レプリカもやめた方がいいよ。 パーツの品質が悪過ぎ。


574 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/08(月) 00:10:05 ID:PrAiliH2 [1/1回発言]
>>572-573
 やっぱオクしかないか・・・数万程度なら泣き寝入りですむレベルだけど、
数十万でオクはさすがに怖いんだよなぁ・・・レプリカ買うくらいならclassicの方がいいんかね


575 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/08(月) 06:40:49 ID:cVNSoOI8 [1/2回発言]

まだレプリカの方がましじゃない。


576 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/08(月) 08:07:02 ID:61lqE7pD [1/1回発言]
>>574
オクなんかで買うよりオーディオショップや中古販売店であるって。ググるとハイハイ堂とか引っ掛かるし。

577 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/08(月) 12:19:10 ID:DGo7rNQf [1/1回発言]
>>575
故障すると数ヵ月放置で、数十万の出費だよ。 新品買い直すのと同じくらいかかるから。

578 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/08(月) 22:14:56 ID:cVNSoOI8 [2/2回発言]

甘いなぁ。
クラシックだって中国製でトランス切れたら法外な値段と時間掛かるって以前にレス有ったでしょ。
トランス切れで¥17万だっけ。

まだオリジナルの方が部品取りやリビルトパーツ扱ってる店が多いので早く安く直るよ。

数ヵ月放置で、数十万の出費ってよっぽどまともな店知らないんだね。
ボッタのサウンドボックスでもそんなにや取らないし時間も掛からないよ。

ついでに、ハイハイ堂の商品がヤフオクよりまともとはとっても思えないけど一応保障らしきものは有るんだろうね。
物はどっこいでしょ。

売るだけの中古店より球アンプの修理とかしてるとこで買った方が良いんじゃない。
ヤフオクで買ってレストアに持って行っても知れてるでしょ。
ちゃんと診断して本当に必要な場合のみ直してくれる店も有るよ。
オリジナルならアウト切れたって¥5万も掛からず交換修理してくれるよ。
みんなよっぽど酷い店に騙されてるんだ。

http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1171701565/501-600


579 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/10(水) 21:33:55 ID:VqM32ILC [1/1回発言]

QUAD は英国製じゃないんだよね、もはや


861 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/03(木) 00:38:44 ID:osrmmdbQ

会社自体は息子が売っちゃってるんで全く別物になってるよ。
要は名前が同じってだけ。

862 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/03(木) 07:04:28 ID:of8YDidE

それを言ったらマランツだってJBLだって
タンノイだってデノンだってレヴィンソンだって
昔とは全く別の会社で名前が同じだけ。
どうしてクオードだけそんなにそれにこだわるのか。


864 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/09(水) 04:20:09 ID:SxnK4tz0

別にクオードだけに拘ってるわけじゃない。
マランツは日本製に成り下がってるし、タンノイも昔の面影は無くゴールドで終わってるし、レビンソンはただのマドリガルのブランドになっちゃってる。

どれも名前だけの会社だよ。 その証拠にこれらのメーカー品でマニアに評価されるのは昔のオリジナルの頃のだけだよ。

QUADも同様ってだけ。


520 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/19(金) 16:25:19 ID:ZvsFF3+G [1/3回発言]

QUADがブランド売って別の会社になってるって知らない人が居るんだ。

ESLも海外の修理サイト(業者)とかを見ると分かるけど、評価、修理等されてるのは本国製の63PROまでだよ。
以降の物は話にも出てこない。

ESLの製造機材もドイツに売られて現在修理もドイツだしね。
ESL2905に高額出して買う意味があるとは思えないなぁ。

521 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/19(金) 22:58:53 ID:oUeACMTE [1/1回発言]

ドイツのQUAD Musikwiedergabeが独自にやってるビジネスとQUAD本社の仕事を混同していると思う。

ESLの修理は今でもハンチンドンでできる。
ドイツの修理とどっちを選ぶかは趣味の問題
たしかに事業はIAGに買収されたがサービス部門の信頼性は前とそれほど変わらない。
いまでも33や44のパーツは普通に用立ててくれる。


522 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/19(金) 23:02:44 ID:ZvsFF3+G [2/3回発言]

今のQUADはQUADに有らず、ブランド売った先が勝手に作ってる。
QUAD社はALTEC同様既に潰れてます。


523 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/19(金) 23:15:26 ID:ZvsFF3+G [3/3回発言]

ストックの修理パーツも全部QUAD Musikwiedergabeに売却してます。
今はブランド維持の為新会社が修理再開してるだけ。
昔のESLの製造機はドイツに有ります。

中華製のスピーカー売ってる会社が本家クオード?
一時アメリカに身売りしブランド買い戻して再出発してるTANNOYと似たようなもの。
今のTANNOYとかQUADを認めるかどうかは???


526 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/20(土) 10:40:30 ID:cGB8ZMme [1/1回発言]

中国資本になっても、雲散霧消してしまうより遥かにいいとおも。
で、新品のESL2905なんかはどこで作ってるんだろう。やっぱ中国か?


527 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/20(土) 16:07:33 ID:UaZC8H/I [2/2回発言]

買収されようが中国になろうが,現に33や44のパーツを送れと言えば送ってくれる。
本体を送れば修理もしてくれる。

ずっと同族でやってるくせに修理も受け付けない国内メーカーよりは格段にまし。


528 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/21(日) 05:41:06 ID:RhM0w8Hy [1/1回発言]

オリジナルと全然違うパーツが来るね。

「英国QUAD社ではこのESLの部品供給をやめてしまいました」

とサウンドボックスのホームページにあるが?

ハンチンドンでもQUAD Musikwiedergabeのリビルトパーツを使うって事かな?

529 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/21(日) 19:11:37 ID:tXZl2xHi [1/1回発言]

もともとQUADには「オリジナルと全く同じパーツでなければダメ」という発想はない。ロスの時代(買収される前)でもごく当たり前に互換パーツを送ってきたし,そもそも新品のアンプでもロットによって全然違うパーツを使っていたりする。

「定数が同じで品質が良ければ出てくる音は同じ」というのがウォーカー爺の考え方だったと思う。

530 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/22(月) 05:58:51 ID:cHL9uLBS [1/2回発言]

本当にそうなら国産パーツで直せばいいんだけど、実際には違うよね。
それにステサンだったか管球王国だったかの試聴で絶賛されたのはオリジナルパーツをいいとこどりで完全復刻されたサウンドパーツの試聴用だよね。 リビルトとは全く違うアンプって事だったと思うが。

ESLの修理にしたってハーマンで直したとこ、他のユニットより先にまた壊れるって有名なんだけど。 ロッキーはどうなんだろう?


532 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/22(月) 23:45:43 ID:cHL9uLBS [2/2回発言]

ごめん、トラのQUADに興味無いんだ。
でも音が悪くなった理由が解るね。

http://mimizun.com/log/2ch/pav/1171701565/

402 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/31(土) 23:37:12 ID:uslY23IX

2年ぐらい前に出てすぐ新品で買った2クラシックの片側が真空管全部消えちゃって音が出なくなり、修理に出したら17万の見積もりなんだけどこんなもんなの?

ペアで50万だから片側25万としても高いよなあ。
一瞬新品に買い直そうかと思ったが片側だけなので修理続行。
クオードファンってみんなこんな感じでつかってるのかね〜。

真空管じゃなくてトランス関係が故障らしいけど。
クオードの小型スピーカーでおとなしく使っていたんだけど。


403 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/01(日) 00:13:27 ID:xXDUTlc6
>>402
2年前に買って定価25万の新品アンプが、修理で17万は無いと思うよ。
どうして2年前の定価に近い金額になるのか代理店のサービス部門ではなく、営業部門(あるいは購入店へ)に聞くべきでは?
そもそも使い方に問題が無かった前提だけど。


404 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/01(日) 01:03:11 ID:4mTmwsuy
>>403
ごく普通の使い方なんだけどね。
スポーカーを大音量で鳴らしたり、ヘッドホンで大音量で鳴らしたりのしなかったし、衝撃も与えていないのだけど。

ある日突然片側がならなくなった。 正規品だから修理もロッキー


405 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/01(日) 09:33:07 ID:Aw+Bs9im
>>404
ロッキーだったら、修理に出したときに普通に見積書出すでしょ?そのときに、あまりに高額な代金だったら文句をいわないとダメだよ、もう支払っちゃったんでしょ。

それとも見積書も請求しなかったのか。とにかく、その件は腑に落ちないところがある。


406 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/01(日) 10:05:28 ID:L6azOiOU

修理の前にきちんとした修理明細送ってきた記憶があるんだが。
パーツ一個の値段まで書いてあったよ


407 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/01(日) 14:40:16 ID:cKeSvh//

トランス交換ってことなのかな。それにしても高いな。
前44と606をロッキーに修理に出そうとしたら、ライフプラネットという契約会社を紹介された。そこは工賃は2台で3万弱で良心的な価格設定だと思った。


408 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/02(月) 01:12:44 ID:MITzZkDY
>>405
購入したお茶の水のオーディオ専門店から電話で見積もり金額を聞いたんだけど。
随分と高いので聞いたんだけどトランス関係とのこと。
工賃もあるからと。
純正は高いのかなあ?と。

>>407
トランスの交換みたいです。


409 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/02(月) 22:02:36 ID:7t+HwL3w

トランス交換だったら部品代だけで10万行くだろ。
あと技術料7万を高いと思うかどうかだな。


410 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/02(月) 23:46:24 ID:tYiXvxm7

真空管も交換でしょ?

411 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/03(火) 05:21:55 ID:Fw6iAmXV

2クラシック、流石中国製。
症状から察するに電源トランス切れただけでしょ。

球やそれ以外の部品は無事だと思われるけどね。
代えないと金取れないから適当に代えた事にしてってか。
¥17万は流石ボッタのロッキー面目躍如だね。

ビンテージの方のUの電源トランス壊れた時サウンドボックスで¥25000でリビルト品と交換してくれたよ。
壊れたのは次の為に巻き直しておくんだって。 おれは自分で換えたけどやって貰っても倍は無いだろ。

2クラシックの中華製の電源トランスが補修パーツとして¥10万なんてありえない値段。いいとこ2万。原価は¥1万以下だろ。

2クラシックなんておかしなの買った時点でロッキーの餌食だね。


412 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/03(火) 06:12:50 ID:JWpU9l2c

数万台作られたQUADIIとせいぜい1000台のクラシックの修理代を比較してもあまり意味はないわなあ。
そもそも原価がどうのこうの言うんならオーディオを趣味にするのが間違っていると思う。


413 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/03(火) 06:20:33 ID:Fw6iAmXV
お金持ちなんだ、精々ロッキーに御奉仕でもすれば。


414 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/03(火) 06:29:46 ID:Fw6iAmXV
>>399
ESLのノイズの原因の殆どは湿気じゃないよ。
ここでも(ESLでも)ロッキーのボッタ修理代凄いよね。


415 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/03(火) 19:58:54 ID:04AZmmr4

408です。 みなさんいろいろ情報ありがとうございます。
そもそもが高価格なもんだから部品も工賃も高いのかもしれないですね。
たしかに古い設計の英国変わりモノに手をだした授業料でしょうか。

しかも修理部品が在庫切れで1ヶ月後の修理だそうです。合計3ヵ月の入院。
痛い出費ですけど、半分じゃしょうがないので泣く泣く修理です。


418 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/06(金) 08:59:54 ID:kyTXZHHt
>>411
>ビンテージの方のUの電源トランス壊れた時サウンドボックスで¥25000で
>リビルト品と交換してくれたよ。壊れたのは次の為に巻き直しておくんだって。

最近、エナメル線と称してホルマル線使ってることがあるから、あんまり安いのは確認したほうが良くないか? 細いエナメル線はほぼ入手不可能だし、エナメル線自体の生産が減ってる。

420 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/06(金) 12:39:11 ID:hFaKf6Vy
>>418
電源トランスだから正常な電圧出れば問題無いんじゃない。
まず使えるようになることが先決だよね。
アウトプット等のオーディオトランスなら古いジャンク探して部品取りするのがいいよ。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1171701565/

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/840.html#c58

[リバイバル3] オールド QUAD の安物アンプは名機なのか? 中川隆
59. 中川隆[-11136] koaQ7Jey 2019年9月30日 06:56:06 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1684]


真空管アンプ再挑戦 mixiユーザー(id5343821)の日記 2019年09月15日


夏用パワーアンプに、業務用トマンのS75を入れて、激安だがマトリックスサラウンドも問題なし、まったく熱くならずデジタルアンプなみ。

満足していたが、EMSのLB6 になってから、物足りなさが出てきた。

もともと真空管アンプ前提でデザインされたスピーカユニットなので、もう一味と感じるのかも。

Scanspeak製のE100HDmk2のときは、ファーストワットJ2より駆動力が増して良い感じだったが、E100HDmk2がハイエンド調の音色を持っていたからかもしれない。

まあ、季節は秋に向かう。ここらで、オリタアンプ以来の、真空管再挑戦し、来年の夏にはまた考えよう。人生は短い。よいと思えるものはやっておきたい。

京都人さんが真空管アンプで、EAR859 を貸してくださるという。
まったくありがたい話だが、運搬の受け渡しの機会がなかなかなさそうだ。
ご迷惑おかけしたくないし、さっさと好きに聴いてダメなら処分みたいなフットワークを求め、市場を物色し始めた。

これがもう、真空管アンプの歴史をたどる旅となり、音も聴いていないのにある種の趣味というぐらいに資料がワンサカある。

真空管アンプ聴きてえ〜、という気分なのに、決定打がなく、数週間も休日をつぶしてしまって今日まだ聴いてない・・・ 結局フットワーク激重になってしまった。

まず、300Bシングルという言葉に萌えまくり。

LB6の代理店も推奨してるし、高能率で最低音はサブウーファーなので、小出力でもいけそうだ。

これにこだわって、最後はPSVANEのWE300B復刻、9万近いものが搭載されたTRIODEをポチしかけた。が、安い店で翌日配達が無理と分かりあきらめる。

TRIODEは安くてよいものをの姿勢が素晴らしいが、センスがダサいのが問題。
赤トランスでなければさっさと買っていた。

最近のTRX-P88Sは、KT88シングルで、ルックスもかなりよい。これもヨドバシまで現物を見に行って、さんざん悩んだ。KT88というのが、300Bのカリスマ的な優美な曲線美がなく、ずんぐりしているのが萌えない。

TRIODEは本命だが、調べていくと、付属の自社真空管がコストダウンのあおりで足を引っ張るようだ。最初からJJの真空管で構成されたP88Sは、逸品館絶賛。
諦めて、これをポチしかけたが、これも最安店で翌日配達不可!

ここで、ファーストワットのM2が中古でわりと安い。

真空管に似せて作った感じが改めてわかり、J2より色がブラックでよいのと、MOSであること、消費電力が8割、など、これでいいかとも。
が、ここまできたら真空管通過せねば!

サンバレーというキット中心の店の完成品で、300Bシングルあり。

これもルックスがやや、というのと、納期がどうか、マイナーな自作系は、リセールバリューは、安心安全は、と悩む。

中古でTRIODEの300Bシングル何種かあり。

ただ、底値を検索してると、それよりけっこう高くてアホらしい感じがある。
300SERという機種は、最新のとくらべ、整流管があるので、ここもTRIODE社外の高級品に換える楽しみあり。

やはり中古でけっこう高いので、やめようかと思っていたが、追い込まれて、土曜の朝にポチすることを決意。

その前に、最新の中古情報をチェックしておくことにして、その中で、気まぐれでAオーディオというかなり以前にケンウッドLA-1を買った店の中古をチェック。

ここに、QUADU Classic というミニモノラルパワーアンプが23万ちょっとで出ていた。
これはいい!

急いでいろいろ調べ、急転直下、KT66プッシュプルの、QUADU Classic に決定。
店に電話して、お願いして月曜に届けてもらう。つまり明日!


コメント

mixiユーザー2019年09月15日 20:39
センスの悪いデザインは音が良くても興醒めですね。逆に良いデザインは眺めてよし、触ってよし、音を聞いて納得なら、さらに良し!(笑)となる事が理想ですね!!(笑)。最近は魅力的なユニットがすくなくなりました(汗)。例えばLE8T(アルニコ)などのような、丸いお尻とか!(笑)。デザインだけでも欲しいというのが、見つかりません!(汗)。

mixiユーザー2019年09月16日 00:20
> mixiユーザー 

ポチの夢さんは以前からルックスこだわりますね。キャロットワンも素敵ですね。問題は、あまり使っておられるように見えないことですが・・・

mixiユーザー2019年09月16日 00:30
ハイ!あれはディスプレイ・オンリーです!(笑)。使う気はありません(笑)。僕が目をつけた時は2〜3万でしたが、あれよあれよと言う間に5〜6万になりました。もちろん売る気はありませんけどね!(笑)。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1972980080


球コロガシ mixiユーザー(id5343821)の日記 2019年09月16日00:34

ところで、真空管アンプの記事を熱心にみていると、真空管の交換がとにかく楽しい印象を受ける。
特に、14年も前の中古品なので、購入後しばらくで交換をと考え、Aオーディオの人についでに電話できいてみた。

答えとしては、「真空管はトランジスタアンプと同じ感じで、そんなに劣化しないので、トラブルが出るまで使ったらよい」「真空管交換はバイアス調整とかで修理扱いになってしまうので、それなりに金額がかかる」というやる気のない感じ。担当者というのが帰ってきて代わったが、その人も「真空管交換とかマニアなこというなよ」という雰囲気だった。

発送がんばってくれたのに悪口言いたくはないが、あんまり接客感がなかった。LA1を買った頃は、いかにもショップだったのだが。高級オーディオ販売の衰退をみるような。。

そうゆうものなのか〜
真空管は数年で劣化みたいな記事もあったのだが。

調べてみると、プリ管と整流管はバイアス調整がいらないという。
となると、交換して新品にできるじゃないか。
ただ、QUAD2のプリ管はEF86といって、わりとマイナーなので、わざわざ交換したいようなものがない。
整流管は、GZ34だが、sovtekのものがもともとついており、これのマッチドペアが売っていたからそれでよいだろう。

KT66はGold Lionがカッコイイので決まりかなと思ったが、バイアス調整でどこかに送るなら大作業なので、無理か。

が、調べていると、QUAD2は自己バイアス方式だという記事を発見。
じゃあGold Lionいけるのか・・・!?

音が気に入ったら、プリ管以外は奮発してやってもよいかなと。

あとは、300Bシングルの幻影があって、これはいつか聴いてみたいものだ。



コメント

mixiユーザー2019年09月16日 07:26

小生、『末期ん』のMA2275を2年ほど使っていたことがあります。C22とMC275をプリメイン化したという触れ込みで、ルックスは最高でしたが、出力75W×2と球に負担かけすぎで何度も故障し、ついにMA7000に無償で交換してもらった経緯があります。真空管はいろいろ手間ががかかりましたが、そこにいくと石は気楽なのものです。


mixiユーザー2019年09月16日 10:56
> mixiユーザー 

オリタアンプも、マトリックスサラウンドしたなどもあるでしょうが、何度か壊れ、修理先もなくなったので手放しました。しかし、音は最高まではいきませんが、他にない、なんともいえず印象に残るものでした。
MA2275検索しましたが、最強のルックスですね。同時にYoshiさんの記事も出てきました。人生で終着点にでも使いたいアンプですが、こんなことになるとは・・・ 共感して拝読しました。うちではレヴィンソンの334Lが似た例となるので、超大型で複雑なアンプの宿命の可能性も。

重量級アンプとは決別したのですが、重量級+真空管というのは死のコラボですね。これを読んで、6カ月の保証期間中はいったん何もさわらずいくかという気になりました。


mixiユーザー2019年09月16日 11:16

MA2275は京都のジャズ喫茶「ヤマト」でも使っていて、店主にメンテナンスとか大変じゃないですか、と言ってみたところ、そんなことないとのこと。なら小生がよっぽど割食ったことになります。しかし、そうとも言えない。後継のMA7000は一度電源部の電解コンデンサーから火を噴きました。こちらは10kgも重い45kgもあり、死ぬ思いで修理に出したのですが、後日また終段パワートランジスタが故障しました。『末期ん』は合計7年ほどお付き合いし、何度も故障してついに訣別しましたが、音はなかなかよかったです。一番よかったのはリモコンの一押しでパネルが点灯するところ。高級外車に乗るとはこういうことだろうかと、その贅沢感に酔ったものです(笑)


mixiユーザー2019年09月17日 02:08

> mixiユーザー 

故障しやすいほど設計がギリギリで音が良いといいますが、海外製超重量物を修理センターと行ったり来たりはたいへん困りますね。まして、保証期間を過ぎると、アンプ1台買えるだろうという修理代金で・・・

よほど金持ちでなければ、近寄らないのがよいと結論がでました。QUADも箱2つで届きましたが、1台8.3キロなので許しましょう。箱は場所を食うので処分します。


mixiユーザー2019年09月17日 06:17
> mixiユーザー
 
軽いアンプは正解です。QUADなら当方も欲しいです!!!


mixiユーザー2019年09月18日 01:18
> mixiユーザー 

とはいえ、マッキンの7年は人生の糧ですよね。それなしで真空管や海外批判をしたとしたら、それこそ悲しいです。
私も人生に余裕があればマッキンが欲しいものです。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1972984608
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/840.html#c59

[リバイバル3] フランスの音を聴く 中川隆
5. 中川隆[-11135] koaQ7Jey 2019年9月30日 07:19:34 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1685]
フランス孤高の花 EMSのLB6(1) mixiユーザー(id5343821)の日記 2019年08月23日19:57


今年のGWを中心に、世界のフルレンジを集めて、スワン(バックロードホーン・10センチ・5インチ用)とネッシーMID(共鳴管・13センチ・6インチ用)のキャビネットに装着、相性のよいものを探すという祭りを始めた。

こんなことができるのも、クラッセのデジタルプリのサブウーファー用チャンデバ・グライコ機能と、イクリプスのサブウーファーが素晴らしいからでもある。
低音は、弱い部屋の床・壁・天井をできるだけ共振させないようにコントロールする。

フォステクスのFE108-Solは、FEとしては、壁を越えたなという高品質で、3年から3年半使った。
特に文句はなかったが、フォステクスの限定ユニットばかり使って15年も経ち、飽きたので換えることにした。
オークションに出すと48000円で落札された。ちなみに、1年使ったファーストワットのパワーアンプJ2も非常に高価で落札。
最近、使って儲けも出るものが続き、ちょっと金銭感覚が変わるが、よいことではないだろう。まあ、下記実験したユニットを手放すので、ちゃんと損は出ます。

・108Sol(10センチ)は、口コミや一部雑誌で絶賛され、それだけのことはあるユニットだ。
しかし、日本製の生真面目なハイファイ調とか、3キロヘルツ前後の盛り上がり、明るい乾燥感などが好みでない場合は、決してベストなユニットではない。

・AUDAX 13LB25AL(13センチ)・・・ここからスタート。フランスの伝説のブランド。黒ペーパーコーンで、音色はまさに古色蒼然、カラヤンのフィルハーモニア時代、モノラル録音のよさがはじめてわかった。能率も極めて高く、真空管があればもっとよかった。一方で、新しい録音への対応はやや違和感が。
ある段階から、妙に違和感が出たので、下記のE100HDに取り換えることを繰り返した。
ユニット取り付け穴の都合で、キャビへの取付を2つのネジでやる等、試行錯誤していたので、かわいそうな条件だった。108Solからまったく音が変わってオオと思った、コスパはすごく高いユニット。

・EAD E100HD2(13センチ)・・・これは、ジョーダン氏の伝説のメタルコーンユニットJX92Sを4回改良し、ハイエンドブランドのScanSpeak製造という執念のユニット。北欧家具というか、ルックスはめちゃくちゃよい。キャビとアルミリングによく似合って、今回のナンバーワン。
音は、最初はいかにもメタルの色がつくなと思ったが、その後そうでもなくなった。高能率軽量コーン系と較べると、トランジェントが僅かに甘いか。でも、能率はメーカー公表より高くてたぶん90デシベル近くはある。
ハイエンドな音色が出ることもあり、大型の高級パワーアンプで鳴らすと化けそうだ。処分するのが惜しい。

・E・J・ジョーダン Eikona2(13センチ)・・・上記ジョーダン氏直系のイギリスのユニット。サイズはE100HD2とまったく同じ。これは85000円近くもした、今回の本命ユニット。これもScanSpeakがかんでいる。
音色は、メタル臭さをうまくダンプしてあり素晴らしい。ただ、ちょっと聴いて違和感があってひっこめた。その後落ちついて1度だけ戻したが、まあ普通によい音だった。ルックスの相性でE100HDのままにしたが、実力はE100HDと同等かそれ以上のはず。
エッジが広くて、実際はE100HDの一回り小さいコーンで、小型キャビの小音量ではE100HDよりよいはず。デザインも、環境や設計で、E100HDよりよい感じに仕上がってもおかしくない。
ほぼ新品だが、76000円でも売れていない。誰か買ってくれ〜

そうこうしてるうちに、マロニエオーディオさんが紹介・輸入してくれた、フランスEMS社のLB5・LB6が届いた。続く。


コメント


mixiユーザー2019年09月15日 22:04

思い出しました確かに退院直後に読ませて頂きました。面白そう!古風というのが気に入りました! 17cmと合わせて手に入れたいです!!(笑)。


mixiユーザー2019年09月16日 00:26
> mixiユーザー 

AUDAXはおもしろいです。キャラがあります。年がら年中フルトヴェングラーとかワルターとかオールドジャズを聴いている人には至福じゃないか。ハイ落ちなのでツィーターもコンデンサーのみでつながります。ここまできたら真空管使うしかないという音です。やっぱり時代ですね。


mixiユーザー2019年09月16日 00:5295dB

以下はスピーカーユニットじゃねえ!!みたいな(笑)。こう言うの好きです!!。今時96dBでぶちのめす!!いいんじゃない的な(笑)。割り切ってるところがすごい!!。ハイ落ちでますます今風じゃないなんて!!。本当時代が来てますね!!(笑)。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1972716104



2019年08月23日
フランス孤高の花 EMSのLB6(2)

https://open.mixi.jp/show_diary_picture.pl?owner_id=5343821&id=1972716661&number=126


EMS社は、励磁型スピーカー、フィールドコイルスピーカーという、マグネットでなく外部電源でドライブするユニットを製作する、超マニアなメーカー。
手作業で仕上げているという。マグネットタイプもあるが、アルニコ磁石は減磁の経年変化を嫌い採用していないようだ。

マロニエオーディオさんが絶賛で、アルニコよりアルニコな音がするという。アルニコは、ビクターのスピーカーを700spirit、V1A、V7と使ってきて、音色は明るく艶やか、滑らかだったので好印象。

フォスの138ESRやMG130HRはアルニコの音がしてたのかは不明。

5インチのLB5、6インチのLB6と、7万前後するので、そうそう売れないので在庫はないことが多いそうで、折をみて輸入になる。

信じるしかない世界だが、AUDAXとE100HD2はどちらもマロニエオーディオさんの紹介で、よかったので、輸入販売を依頼した。

スペックはQ0が1.30とか、振動板も軽量で、長岡式のFEに発想が近い。

サラウンド用も考えて、LB5を2セットと、LB6を1セット注文。
LB5はたまたま在庫が一つあったということで、先に送ってくださることになった。

で、がんばってスワンのキャビをフロントにカムバック、LB5を試してみた。
私は黒の振動板が好きで、フォスの白振動板は長年我慢していたのだ。
これが黒になり、文字通りブラックスワンの完成となった。

音は、ヴァイオリンソナタ、コパチンスカヤのハイレゾでプーランクをよくかけるが、これが素晴らしい。E100HDだと、ヴァイオリンの弦の部分の音質がクローズアップされるが、LB5では、胴の木質感やピアノの質感が出てくる。

さすが軽量小型の振動板で、細かい音を機敏に実によく拾う。スーパーツィーターは不要かなというぐらいの高域。まあ、108Solもそうだが。

108Solと比較して、美音というのがよいだろう。乾燥感がなく潤いがある。帯域を測定しても、FEの宿命である3キロヘルツ前後の盛り上がりが無いので、にぎやかな感じはない。108Solはグライコで落としていたが、今回はさわっていない。
ポップ系を明るくとか、野蛮な聴き方を好むのでなければ、LB5のほうがよいだろう。まあ、価格もLB5が高いわけだが・・・

思うのは、全国のスワンや10センチフルレンジユーザーに、付け替えて聴いてみてほしいということ。

特性とサイズはFEとよく似ているし。

オークションでウォッチリストをみるとわかるが、長岡式と関係するユニットの特に10センチというと大人気。そこから離れると、E100HD2など素晴らしいユニットだが、過疎になる印象だ。それぐらい、スピーカー自作派は長岡関係者が多いと思うが、特にクラシックファンは、EMSの存在を知ってほしい。

問題は、センターキャップが銀色で、これがトータルバランスの中で変なアクセントになり、ルックスが微妙に違和感がある。真鍮リングが円形に対し、LB5はそうではないので、そこの無理やり感含め、完全に個人の感覚だが、落ち着かない。
まさか、という感じだ。もうLB5とLB6は発注してしまっているし・・・

E100HD2のネッシーがスッキリまとまっているだけに、音が一長一短程度ならE100HD2がよい、というわけで、2週間ほどで、必死でネッシーをフロントへ復帰。

そのさい、ウェルフロートに載せるのを復活した。ネッシーは背が高すぎで、インシュレーターをブチルで貼り付けて剥がすのが現在不可能に近いため、ウェルフロートは外していたが、無理にでも載せた。

作業時、慣れずに床を少し凹ませてしまった。。

グライコで、ネッシーの70Hz以下はほぼカットしているので、そこまでの効果はないが、やはりクリアで柔軟な感じは出てきた。うちは鉄筋コンクリートでなく、コンクリート基礎でもないので、床はある種のタイコだ。少しでも振動が遮断される方が良い。

共鳴管部が横にユーラユーラする感じは気にはなるので、フルコンメカという新たな強力ワイヤーバージョンと、背か低いボードを検討中。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1972716661?org_id=1972716104

フランス孤高の花 EMSのLB6(3)


https://open.mixi.jp/show_diary_picture.pl?owner_id=5343821&id=1972720173&number=159

さて、LB6とLB5は、到着前に戦意喪失、いちおうLB6は1か月ぐらい使って音の変化を楽しみ処分、ルックスが意外と合っていたらラッキー、ぐらいで考えていた。

が、奇跡が起こった。

センターキャップが予告なしに銀色から黒にチェンジされていたという。まあ、海外メーカーではよくある話だということだった。

急に私好みの、黒振動板系でまとまった。

ただ、マグネットカバーが手の込んだ滑らかなものに包まれていたのだが、普通に裸になっていた。アルニコっぽい滑らかさは、このカバーが演出していた可能性もあるので、こちらは残念。

ルックスが好きなら、旧型のほうがお買い得な気がする。

写真は大きさ比較だが、けっこう差がある。LB6はセンターキャップも小さく、外枠いっぱいまで振動板なので、深く大きな振動板面積になっている。
B&Wなど、主流のスピーカーのミッドレンジは13センチに近い。Kisoアコースティックなど、特に狙いがある場合は10センチの魅力がある。

今回は、ネッシーのキャビネットが大袈裟なので、できるだけ空気をいっぱい使えるほうが好ましい。

音である。
静かで繊細というのが第一印象。歪みっぽくない。

セルロースの振動板ということだが、詳細は不明。タンノイの黒振動板にも似ているし、私の単品コンポデビューであったONKYOのD202に使われていた「バイオクロスコーン」とか、当時のパイオニアの艶消し黒振動板を思い出す。
私がオーディオデビューした1990年代のハイエンドスピーカーみたいな雰囲気なのだ。それにしても、当時はバーチカルツインとか、理想を追求していた良い時代だった。。

AUDAXみたいに1940から1970年代みたいな感じでもなく、ハイエンド、ハイレゾの鮮明カラフルというのでもない。メーカーは、リッチで分析的と謳っているが、確かにタンノイやAUDAXのようにリッチではあるが、溺れる感じではなく現代的な性能も感じる。

静かというのは、余計な音が出ていないというか、スピーカー周りのドロドロ感がなくて、空間にスッと音像ができている感じで、これはトランジェントのよさだろう。

性別でいうと、108Solは、長岡先生と連携してつくってきた「やんちゃな男の子」という感じ。Solは大人になったが、昔やんちゃだった男性。

AUDAXは野人の男性という感じ。昔ベルリンフィルやウィーンフィルに女性楽員がいなかったような。

E100HDはどちらともいえる。

LB5は気品があるが、機敏なので、育ちのいい少年少女か。

LB6は、高貴な女性を思わせる。いざとなれば芯の強さを見せるが、やたら主張してくる音ではない。やはりヴァイオリンソナタが綺麗。静かに花開くよう。

ただ、LB5の印象と違い、振動板のドライな感触が、FEほどではないが残るようだ。

ルックスはE100HDのほうがよい。
EMSは、ルックスは二の次と謳っているほど実質重視。

私はルックスを取りたい方だが、それでも、今回は、長岡式のキャビネットへの相性の良さからしても、LB6採用となった。

10センチのスワンを取るか、13センチのネッシーを取るか。

スワンは金子木工入魂の特別製、プロのピアノ塗装。ネッシーはシナアピトン中心にプロの精密な加工と家具屋のクリア塗装、熟練のアマチュアが組み立て。
格としてはスワンが上、ネッシーは、ヌボーとしてしまうのが欠点、音場や機敏さを追求するならスワンが上であり、究極的にはスワンをフロントで使うことになるだろうと思ってきた。

しかし、測定結果でいうと、スワンは800Hzと1キロヘルツの間に大きな差ができる、中音が引っ込む悪癖あり。

低音は、10センチとは言えスワンのほうがホーンなので出るのだが、この環境では160Hzが盛り上がる等、よくないこともある。
また、部屋が横長で後ろにスペースを作れないので、得意の音場感もあまり出ない。

ネッシーは意外と30Hzあたりからあっさりフラットになりやすい。
サブウーファー前提なので、低音の出にくいネッシーのほうが扱いやすい。
共鳴管からの低音のみで聴くなら、モタモタ・ボーボーして、ホーンが上だろうが、低音はどちらも半分ぐらいしか使わない。
スケールは当然ネッシー。

スーパーツィーターT90A-EXは、コンデンサーや真鍮台含めると10万ガチで出費している。キラキラした感じも好ましいのだが、10センチ(特に最近のFE)だと高域が喧嘩する感じも出てくる。

13センチは、例外なく16キロや20キロは落ちるし、AUDAXにいたっては4キロあたりから助けを必要としていてつながりが良い。聴感でも、あきらかにツィーターがなくなって寂しいとわかったりする。

そんなこんなで、この環境では、意外にもネッシーを今後の基準とすることにした。

いろんなユニットを集めたが、ルックス含め、予想外の連続。
やってみないと分からないし、だからやってみてよかったのだ。

bswanとは看板倒れ、名ばかりになってしまった。
さらばスワン、ホーンは無意味になったが、裏方のリアスピーカーとして頑張ってくれ。



コメント


mixiユーザー2019年08月24日 01:03

明日から合宿の当地のガレージメーカー、サウンドパーツんのスープラボックスという励磁型もたしかフランスだったような。フランスのオーディオって今ひとつ有名ではありませんが、個別にはユニークなのですね。


mixiユーザー2019年08月24日 01:1
9> mixiユーザー 

サウンドパーツさんのページ少しみましたが、まさに私が関心のあるラインのことですね。

フランスの楽団は、音色に敏感で、オーディオが栄えても不思議ではなさそうですね。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1972720173?org_id=1972716661



2019年08月24日
フランス孤高の花 EMSのLB6(4)

https://open.mixi.jp/show_diary_picture.pl?owner_id=5343821&id=1972720435&number=65


LB6は、現代ハイエンドスピーカーの動向と関係なく、日本でも知られていないが、クセもなくまったく高品位といえるユニットだ。

表面的な特徴もなく、落ちついて音楽が聴ける感じだが、オーディオマニア的には、何かプラスアルファを求めたくなるところ。

もともとEMSは、社名からして励磁型スピーカーユニットの会社なのだ。

LB6EXというのがあり、こいつは20万を超える凶暴な価格だが、取り付けは可能。
興味しんしんできいてみたが、なんと、電源が入手できない。おすすめのものは17万以上するが、廃業されている。25万ぐらいするネット上にあったものは、おすすめではないというし、高い。理科実験用の電源を工夫したらということだったが、そんないかにもなものを2台も入れたくはないし、置き場もない。

LPや真空管を探す20代はたくさんいるだろうが、励磁型スピーカーの電源を探している20代は日本にいるのだろうか? 

よい音と思われるが、そういう文化に手を出すべきか、判断に苦しむ。
不要になってオークションに出して、買う人がどれぐらいいるだろうか。

そうすると、パワーアンプはどうか?

トマンS75は、LB6とパワー的に相性がいい感じで、ボリュームフルにして、残留ノイズがほどよい。キャラクター的にも、どちらもクセがなく、ソースのリアリティを出してくる。

オーディオ的に食い足りないともいえる。
考えたのだが、いろいろパワーアンプは経験して、一つだけ心のこりは、真空管をきちんとやっていない。オリタ式ミニ真空管だけが、突出して独自の世界であった。ファーストワットは真空管のようなというが、真空管度は、10段階で言えば2程度だった。

EMSは、高能率で、真空管アンプ前提での設計だという。
美音だが、少しドライで素っ気ない感じは、真空管の味で完成するような気がする。

しかし、トマンの超低発熱・省スペース・低価格を知ってしまうと、もう大げさで熱いアンプはいらん。
調べていくと、300Bのシングルというのがベストな感じ。
どうせ低域はサブウーファーの力になるので、繊細な高域を低消費電力で手に入れたい。

しかし、300Bシングルの世界は、非常に高価であったり、安価だが中国製だったり、トライオードはよいが、赤い筐体がひっかかる。
こういうときオリタさんがおられたら、と思ったりするのだが。
真空管は故障も多いので、なにかと怖い。

トライオードのKT88シングル、これは塗装も濃茶で、妥協点はこのあたりか。。

古き良き文化、明日はどっちだ?


コメント

mixiユーザー2019年08月25日 09:06

うちに余っている300Bシングルアンプがありますが、試されますか?


mixiユーザー2019年08月25日 09:08

その他、EAR UESUGI などもあります。

mixiユーザー2019年08月26日 01:49

> mixiユーザー
 
ありがとうございます、メッセージさせていただきます。
TRIODEの昔の300Bシングルアンプが、ルックスまあまあで消費電力も少ないので、オークション入札しようかと思っていました。
EARは猛烈にカッコイイですね。

mixiユーザー2019年08月26日 19:06

300BシングルアンプはYaqinのMS-300Cというものです。
http://www.fsyaqin.com/dzghp/yqms300c.html

EARはEAR859というもので
https://audio-heritage.jp/EAR/amp/ear859.html

UESUGIはU-Bros 17というもので、これだけがモノーラルアンプです。
https://audio-heritage.jp/UESUGI/amp/u-bros-17.html 

mixiユーザー2019年08月28日 01:59

> mixiユーザー 

ありがとうございます。いろいろ調べていました。中国製300Bと、UESUGIは、音は良さそうですが、その分重くて大きい。残念ながら、いまの環境では安定した使用ができなそうです。

EAR859は、こんな求めてたものがあったか!、という、イタリアのようなイギリスのようなセンスで、デザイン最高、音も、DAC64の系列以上の艶が期待できそうです。今回の目的は、ここです。

少し使っていけそうなら真空管を新品交換して、適価でお譲りいただこうかと思ったのですが、真空管がユニークなものを使っているため、交換が容易でないようですね。

ご面倒をおかけしそうなので、夢にとどめておこうかと思っています。

mixiユーザー2019年08月28日 09:4

0EAR859は、あまり普及していない真空管を使っていますが、元々が業務用の丈夫な球であるため普通に使っても10年くらいはもちそうです。
当方では15年使って、最近高圧真空管さんに球だけ取り替えてもらいましたが、簡単にできました。
真空管をたくさん扱っている人にはいろいろな真空管を手に入れることも容易なようですので、スペアを3セットくらい確保していれば50年くらい使えそうです。

mixiユーザー2019年08月29日 01:4
> mixiユーザー 

それなら大丈夫そうですね。
メッセージさせていただきます。

https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1972720435?org_id=1972720173
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/863.html#c5

[リバイバル3] 天才 E.J.JORDAN のメタルコーン ユニットを引き継いだスウェーデン EAD社のドライバー 中川隆
1. 中川隆[-11134] koaQ7Jey 2019年9月30日 07:34:00 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1686]

EMS LB6 vs. EAD E100HD2

フランス孤高の花 EMSのLB6(1) mixiユーザー(id5343821)の日記 2019年08月23日19:57

今年のGWを中心に、世界のフルレンジを集めて、スワン(バックロードホーン・10センチ・5インチ用)とネッシーMID(共鳴管・13センチ・6インチ用)のキャビネットに装着、相性のよいものを探すという祭りを始めた。

こんなことができるのも、クラッセのデジタルプリのサブウーファー用チャンデバ・グライコ機能と、イクリプスのサブウーファーが素晴らしいからでもある。
低音は、弱い部屋の床・壁・天井をできるだけ共振させないようにコントロールする。

フォステクスのFE108-Solは、FEとしては、壁を越えたなという高品質で、3年から3年半使った。

特に文句はなかったが、フォステクスの限定ユニットばかり使って15年も経ち、飽きたので換えることにした。

オークションに出すと48000円で落札された。ちなみに、1年使ったファーストワットのパワーアンプJ2も非常に高価で落札。

最近、使って儲けも出るものが続き、ちょっと金銭感覚が変わるが、よいことではないだろう。まあ、下記実験したユニットを手放すので、ちゃんと損は出ます。

・108Sol(10センチ)は、口コミや一部雑誌で絶賛され、それだけのことはあるユニットだ。
しかし、日本製の生真面目なハイファイ調とか、3キロヘルツ前後の盛り上がり、明るい乾燥感などが好みでない場合は、決してベストなユニットではない。

・AUDAX 13LB25AL(13センチ)・・・ここからスタート。フランスの伝説のブランド。黒ペーパーコーンで、音色はまさに古色蒼然、カラヤンのフィルハーモニア時代、モノラル録音のよさがはじめてわかった。能率も極めて高く、真空管があればもっとよかった。一方で、新しい録音への対応はやや違和感が。
ある段階から、妙に違和感が出たので、下記のE100HDに取り換えることを繰り返した。

ユニット取り付け穴の都合で、キャビへの取付を2つのネジでやる等、試行錯誤していたので、かわいそうな条件だった。108Solからまったく音が変わってオオと思った、コスパはすごく高いユニット。

・EAD E100HD2(13センチ)・・・これは、ジョーダン氏の伝説のメタルコーンユニットJX92Sを4回改良し、ハイエンドブランドのScanSpeak製造という執念のユニット。北欧家具というか、ルックスはめちゃくちゃよい。キャビとアルミリングによく似合って、今回のナンバーワン。
音は、最初はいかにもメタルの色がつくなと思ったが、その後そうでもなくなった。高能率軽量コーン系と較べると、トランジェントが僅かに甘いか。でも、能率はメーカー公表より高くてたぶん90デシベル近くはある。
ハイエンドな音色が出ることもあり、大型の高級パワーアンプで鳴らすと化けそうだ。処分するのが惜しい。

・E・J・ジョーダン Eikona2(13センチ)・・・上記ジョーダン氏直系のイギリスのユニット。サイズはE100HD2とまったく同じ。これは85000円近くもした、今回の本命ユニット。これもScanSpeakがかんでいる。
音色は、メタル臭さをうまくダンプしてあり素晴らしい。ただ、ちょっと聴いて違和感があってひっこめた。その後落ちついて1度だけ戻したが、まあ普通によい音だった。ルックスの相性でE100HDのままにしたが、実力はE100HDと同等かそれ以上のはず。
エッジが広くて、実際はE100HDの一回り小さいコーンで、小型キャビの小音量ではE100HDよりよいはず。デザインも、環境や設計で、E100HDよりよい感じに仕上がってもおかしくない。
ほぼ新品だが、76000円でも売れていない。誰か買ってくれ〜

そうこうしてるうちに、マロニエオーディオさんが紹介・輸入してくれた、フランスEMS社のLB5・LB6が届いた。続く。

コメント

mixiユーザー2019年09月15日 22:04

思い出しました確かに退院直後に読ませて頂きました。面白そう!古風というのが気に入りました! 17cmと合わせて手に入れたいです!!(笑)。

mixiユーザー2019年09月16日 00:26
> mixiユーザー 

AUDAXはおもしろいです。キャラがあります。年がら年中フルトヴェングラーとかワルターとかオールドジャズを聴いている人には至福じゃないか。ハイ落ちなのでツィーターもコンデンサーのみでつながります。ここまできたら真空管使うしかないという音です。やっぱり時代ですね。

mixiユーザー2019年09月16日 00:5295dB

以下はスピーカーユニットじゃねえ!!みたいな(笑)。こう言うの好きです!!。今時96dBでぶちのめす!!いいんじゃない的な(笑)。割り切ってるところがすごい!!。ハイ落ちでますます今風じゃないなんて!!。本当時代が来てますね!!(笑)。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1972716104

2019年08月23日
フランス孤高の花 EMSのLB6(2)

https://open.mixi.jp/show_diary_picture.pl?owner_id=5343821&id=1972716661&number=126


EMS社は、励磁型スピーカー、フィールドコイルスピーカーという、マグネットでなく外部電源でドライブするユニットを製作する、超マニアなメーカー。
手作業で仕上げているという。マグネットタイプもあるが、アルニコ磁石は減磁の経年変化を嫌い採用していないようだ。

マロニエオーディオさんが絶賛で、アルニコよりアルニコな音がするという。アルニコは、ビクターのスピーカーを700spirit、V1A、V7と使ってきて、音色は明るく艶やか、滑らかだったので好印象。

フォスの138ESRやMG130HRはアルニコの音がしてたのかは不明。

5インチのLB5、6インチのLB6と、7万前後するので、そうそう売れないので在庫はないことが多いそうで、折をみて輸入になる。

信じるしかない世界だが、AUDAXとE100HD2はどちらもマロニエオーディオさんの紹介で、よかったので、輸入販売を依頼した。

スペックはQ0が1.30とか、振動板も軽量で、長岡式のFEに発想が近い。

サラウンド用も考えて、LB5を2セットと、LB6を1セット注文。
LB5はたまたま在庫が一つあったということで、先に送ってくださることになった。

で、がんばってスワンのキャビをフロントにカムバック、LB5を試してみた。
私は黒の振動板が好きで、フォスの白振動板は長年我慢していたのだ。
これが黒になり、文字通りブラックスワンの完成となった。

音は、ヴァイオリンソナタ、コパチンスカヤのハイレゾでプーランクをよくかけるが、これが素晴らしい。E100HDだと、ヴァイオリンの弦の部分の音質がクローズアップされるが、LB5では、胴の木質感やピアノの質感が出てくる。

さすが軽量小型の振動板で、細かい音を機敏に実によく拾う。スーパーツィーターは不要かなというぐらいの高域。まあ、108Solもそうだが。

108Solと比較して、美音というのがよいだろう。乾燥感がなく潤いがある。帯域を測定しても、FEの宿命である3キロヘルツ前後の盛り上がりが無いので、にぎやかな感じはない。108Solはグライコで落としていたが、今回はさわっていない。
ポップ系を明るくとか、野蛮な聴き方を好むのでなければ、LB5のほうがよいだろう。まあ、価格もLB5が高いわけだが・・・

思うのは、全国のスワンや10センチフルレンジユーザーに、付け替えて聴いてみてほしいということ。

特性とサイズはFEとよく似ているし。

オークションでウォッチリストをみるとわかるが、長岡式と関係するユニットの特に10センチというと大人気。そこから離れると、E100HD2など素晴らしいユニットだが、過疎になる印象だ。それぐらい、スピーカー自作派は長岡関係者が多いと思うが、特にクラシックファンは、EMSの存在を知ってほしい。

問題は、センターキャップが銀色で、これがトータルバランスの中で変なアクセントになり、ルックスが微妙に違和感がある。真鍮リングが円形に対し、LB5はそうではないので、そこの無理やり感含め、完全に個人の感覚だが、落ち着かない。
まさか、という感じだ。もうLB5とLB6は発注してしまっているし・・・

E100HD2のネッシーがスッキリまとまっているだけに、音が一長一短程度ならE100HD2がよい、というわけで、2週間ほどで、必死でネッシーをフロントへ復帰。

そのさい、ウェルフロートに載せるのを復活した。ネッシーは背が高すぎで、インシュレーターをブチルで貼り付けて剥がすのが現在不可能に近いため、ウェルフロートは外していたが、無理にでも載せた。

作業時、慣れずに床を少し凹ませてしまった。。

グライコで、ネッシーの70Hz以下はほぼカットしているので、そこまでの効果はないが、やはりクリアで柔軟な感じは出てきた。うちは鉄筋コンクリートでなく、コンクリート基礎でもないので、床はある種のタイコだ。少しでも振動が遮断される方が良い。

共鳴管部が横にユーラユーラする感じは気にはなるので、フルコンメカという新たな強力ワイヤーバージョンと、背か低いボードを検討中。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1972716661?org_id=1972716104

フランス孤高の花 EMSのLB6(3)


https://open.mixi.jp/show_diary_picture.pl?owner_id=5343821&id=1972720173&number=159


さて、LB6とLB5は、到着前に戦意喪失、いちおうLB6は1か月ぐらい使って音の変化を楽しみ処分、ルックスが意外と合っていたらラッキー、ぐらいで考えていた。

が、奇跡が起こった。

センターキャップが予告なしに銀色から黒にチェンジされていたという。まあ、海外メーカーではよくある話だということだった。

急に私好みの、黒振動板系でまとまった。

ただ、マグネットカバーが手の込んだ滑らかなものに包まれていたのだが、普通に裸になっていた。アルニコっぽい滑らかさは、このカバーが演出していた可能性もあるので、こちらは残念。

ルックスが好きなら、旧型のほうがお買い得な気がする。

写真は大きさ比較だが、けっこう差がある。LB6はセンターキャップも小さく、外枠いっぱいまで振動板なので、深く大きな振動板面積になっている。
B&Wなど、主流のスピーカーのミッドレンジは13センチに近い。Kisoアコースティックなど、特に狙いがある場合は10センチの魅力がある。

今回は、ネッシーのキャビネットが大袈裟なので、できるだけ空気をいっぱい使えるほうが好ましい。

音である。
静かで繊細というのが第一印象。歪みっぽくない。

セルロースの振動板ということだが、詳細は不明。タンノイの黒振動板にも似ているし、私の単品コンポデビューであったONKYOのD202に使われていた「バイオクロスコーン」とか、当時のパイオニアの艶消し黒振動板を思い出す。
私がオーディオデビューした1990年代のハイエンドスピーカーみたいな雰囲気なのだ。それにしても、当時はバーチカルツインとか、理想を追求していた良い時代だった。。

AUDAXみたいに1940から1970年代みたいな感じでもなく、ハイエンド、ハイレゾの鮮明カラフルというのでもない。メーカーは、リッチで分析的と謳っているが、確かにタンノイやAUDAXのようにリッチではあるが、溺れる感じではなく現代的な性能も感じる。

静かというのは、余計な音が出ていないというか、スピーカー周りのドロドロ感がなくて、空間にスッと音像ができている感じで、これはトランジェントのよさだろう。

性別でいうと、108Solは、長岡先生と連携してつくってきた「やんちゃな男の子」という感じ。Solは大人になったが、昔やんちゃだった男性。

AUDAXは野人の男性という感じ。昔ベルリンフィルやウィーンフィルに女性楽員がいなかったような。

E100HDはどちらともいえる。

LB5は気品があるが、機敏なので、育ちのいい少年少女か。

LB6は、高貴な女性を思わせる。いざとなれば芯の強さを見せるが、やたら主張してくる音ではない。やはりヴァイオリンソナタが綺麗。静かに花開くよう。

ただ、LB5の印象と違い、振動板のドライな感触が、FEほどではないが残るようだ。

ルックスはE100HDのほうがよい。
EMSは、ルックスは二の次と謳っているほど実質重視。

私はルックスを取りたい方だが、それでも、今回は、長岡式のキャビネットへの相性の良さからしても、LB6採用となった。

10センチのスワンを取るか、13センチのネッシーを取るか。

スワンは金子木工入魂の特別製、プロのピアノ塗装。ネッシーはシナアピトン中心にプロの精密な加工と家具屋のクリア塗装、熟練のアマチュアが組み立て。
格としてはスワンが上、ネッシーは、ヌボーとしてしまうのが欠点、音場や機敏さを追求するならスワンが上であり、究極的にはスワンをフロントで使うことになるだろうと思ってきた。

しかし、測定結果でいうと、スワンは800Hzと1キロヘルツの間に大きな差ができる、中音が引っ込む悪癖あり。

低音は、10センチとは言えスワンのほうがホーンなので出るのだが、この環境では160Hzが盛り上がる等、よくないこともある。
また、部屋が横長で後ろにスペースを作れないので、得意の音場感もあまり出ない。

ネッシーは意外と30Hzあたりからあっさりフラットになりやすい。
サブウーファー前提なので、低音の出にくいネッシーのほうが扱いやすい。
共鳴管からの低音のみで聴くなら、モタモタ・ボーボーして、ホーンが上だろうが、低音はどちらも半分ぐらいしか使わない。
スケールは当然ネッシー。

スーパーツィーターT90A-EXは、コンデンサーや真鍮台含めると10万ガチで出費している。キラキラした感じも好ましいのだが、10センチ(特に最近のFE)だと高域が喧嘩する感じも出てくる。

13センチは、例外なく16キロや20キロは落ちるし、AUDAXにいたっては4キロあたりから助けを必要としていてつながりが良い。聴感でも、あきらかにツィーターがなくなって寂しいとわかったりする。

そんなこんなで、この環境では、意外にもネッシーを今後の基準とすることにした。

いろんなユニットを集めたが、ルックス含め、予想外の連続。
やってみないと分からないし、だからやってみてよかったのだ。

bswanとは看板倒れ、名ばかりになってしまった。
さらばスワン、ホーンは無意味になったが、裏方のリアスピーカーとして頑張ってくれ。


コメント

mixiユーザー2019年08月24日 01:03

明日から合宿の当地のガレージメーカー、サウンドパーツんのスープラボックスという励磁型もたしかフランスだったような。フランスのオーディオって今ひとつ有名ではありませんが、個別にはユニークなのですね。

mixiユーザー2019年08月24日 01:1
9> mixiユーザー 

サウンドパーツさんのページ少しみましたが、まさに私が関心のあるラインのことですね。

フランスの楽団は、音色に敏感で、オーディオが栄えても不思議ではなさそうですね。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1972720173?org_id=1972716661

2019年08月24日
フランス孤高の花 EMSのLB6(4)


https://open.mixi.jp/show_diary_picture.pl?owner_id=5343821&id=1972720435&number=65


LB6は、現代ハイエンドスピーカーの動向と関係なく、日本でも知られていないが、クセもなくまったく高品位といえるユニットだ。

表面的な特徴もなく、落ちついて音楽が聴ける感じだが、オーディオマニア的には、何かプラスアルファを求めたくなるところ。

もともとEMSは、社名からして励磁型スピーカーユニットの会社なのだ。

LB6EXというのがあり、こいつは20万を超える凶暴な価格だが、取り付けは可能。
興味しんしんできいてみたが、なんと、電源が入手できない。おすすめのものは17万以上するが、廃業されている。25万ぐらいするネット上にあったものは、おすすめではないというし、高い。理科実験用の電源を工夫したらということだったが、そんないかにもなものを2台も入れたくはないし、置き場もない。

LPや真空管を探す20代はたくさんいるだろうが、励磁型スピーカーの電源を探している20代は日本にいるのだろうか? 

よい音と思われるが、そういう文化に手を出すべきか、判断に苦しむ。
不要になってオークションに出して、買う人がどれぐらいいるだろうか。

そうすると、パワーアンプはどうか?

トマンS75は、LB6とパワー的に相性がいい感じで、ボリュームフルにして、残留ノイズがほどよい。キャラクター的にも、どちらもクセがなく、ソースのリアリティを出してくる。

オーディオ的に食い足りないともいえる。
考えたのだが、いろいろパワーアンプは経験して、一つだけ心のこりは、真空管をきちんとやっていない。オリタ式ミニ真空管だけが、突出して独自の世界であった。ファーストワットは真空管のようなというが、真空管度は、10段階で言えば2程度だった。

EMSは、高能率で、真空管アンプ前提での設計だという。
美音だが、少しドライで素っ気ない感じは、真空管の味で完成するような気がする。

しかし、トマンの超低発熱・省スペース・低価格を知ってしまうと、もう大げさで熱いアンプはいらん。
調べていくと、300Bのシングルというのがベストな感じ。
どうせ低域はサブウーファーの力になるので、繊細な高域を低消費電力で手に入れたい。

しかし、300Bシングルの世界は、非常に高価であったり、安価だが中国製だったり、トライオードはよいが、赤い筐体がひっかかる。
こういうときオリタさんがおられたら、と思ったりするのだが。
真空管は故障も多いので、なにかと怖い。

トライオードのKT88シングル、これは塗装も濃茶で、妥協点はこのあたりか。。

古き良き文化、明日はどっちだ?


コメント


mixiユーザー2019年08月25日 09:06

うちに余っている300Bシングルアンプがありますが、試されますか?

mixiユーザー2019年08月25日 09:08

その他、EAR UESUGI などもあります。


mixiユーザー2019年08月26日 01:49

> mixiユーザー
 
ありがとうございます、メッセージさせていただきます。
TRIODEの昔の300Bシングルアンプが、ルックスまあまあで消費電力も少ないので、オークション入札しようかと思っていました。
EARは猛烈にカッコイイですね。


mixiユーザー2019年08月26日 19:06

300BシングルアンプはYaqinのMS-300Cというものです。
http://www.fsyaqin.com/dzghp/yqms300c.html

EARはEAR859というもので
https://audio-heritage.jp/EAR/amp/ear859.html

UESUGIはU-Bros 17というもので、これだけがモノーラルアンプです。
https://audio-heritage.jp/UESUGI/amp/u-bros-17.html 

mixiユーザー2019年08月28日 01:59

> mixiユーザー 

ありがとうございます。いろいろ調べていました。中国製300Bと、UESUGIは、音は良さそうですが、その分重くて大きい。残念ながら、いまの環境では安定した使用ができなそうです。

EAR859は、こんな求めてたものがあったか!、という、イタリアのようなイギリスのようなセンスで、デザイン最高、音も、DAC64の系列以上の艶が期待できそうです。今回の目的は、ここです。

少し使っていけそうなら真空管を新品交換して、適価でお譲りいただこうかと思ったのですが、真空管がユニークなものを使っているため、交換が容易でないようですね。

ご面倒をおかけしそうなので、夢にとどめておこうかと思っています。


mixiユーザー2019年08月28日 09:4

0EAR859は、あまり普及していない真空管を使っていますが、元々が業務用の丈夫な球であるため普通に使っても10年くらいはもちそうです。
当方では15年使って、最近高圧真空管さんに球だけ取り替えてもらいましたが、簡単にできました。
真空管をたくさん扱っている人にはいろいろな真空管を手に入れることも容易なようですので、スペアを3セットくらい確保していれば50年くらい使えそうです。


mixiユーザー2019年08月29日 01:4
> mixiユーザー 

それなら大丈夫そうですね。
メッセージさせていただきます。

https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1972720435?org_id=1972720173

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1000.html#c1

[近代史3] 今、大人気の小泉進次郎は場の親密性を優先し、揉め事を嫌い、誰の意見に対してもにこやかに応接する非常にできた人物 中川隆
13. 中川隆[-11133] koaQ7Jey 2019年9月30日 07:57:00 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1687]
客寄せパンダから出オチ芸人…突き抜けた進次郎の快進撃 それでもバカとは戦え
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/262427
2019/09/28 日刊ゲンダイ


 小泉進次郎の快進撃が止まらない。正直、ここまでのタマとは思っていなかった。環境相に就任したとはいえ、政治家になってからの実績が特にあるわけではない。政策も国会の議員配布資料のペーパーレス化とか深夜国会による時間の無駄遣いの削減とか、いずれも主婦の節約術レベルの話。だから、まともに勉強もしないまま親の地盤を継いで政治家になったよくあるタイプのボンボンだと思っていた。

 しかし、「地位は人をつくる」のか、入閣後の発言は突き抜けた感がある。

 東京電力福島第1原発事故に伴い除染で出た福島県内の汚染土は30年以内に施設から運び出し県外処分することになっている。この処分場の検討の遅れを記者から指摘された進次郎は、「約束は守るためにあるものです」とおなじみの「進次郎話法」(1+1=2のように誰もが反論できないことを大上段から言う)で返答。ドヤ顔でニヤリと笑った後、さらにひねりを加えてきた。

 記者が「具体的には?」と聞くと、進次郎は遠くを見つめ、「私の中で30年後ということを考えた時に、30年後の自分は何歳かなとあの発災直後から考えていました。だからこそ、私は健康でいられればその30年後の約束を守れるかどうかの節目を見届けることができる可能性がある政治家だと思います」と言い、うんうんと2度うなずいた。

 意味不明。

 30年後の自分の年齢は今の年齢に30を足せばいいだけだが、要するに何も言っていない。

■客寄せパンダから出オチ芸人へ

 また、「30年」という期限が法律で決まったのは2014年11月なので、発災直後から「30年後の約束」を考えていたというのも謎である。口が滑ったのか、若年性認知症なのか。基本的にいい加減なのだろう。

「必要なことはやるべき」といった進次郎のトートロジー(同義語反復)の数々もイラク復興支援特措法の定義を巡って「自衛隊の活動しているところが非戦闘地域」と暴言を吐いた父親の純一郎と同じ頭の構造。遺伝なのか、真似をしているのか、ブレーンが同じなのか?

 このまま新ネタを投下していけば客寄せパンダから出オチ芸人くらいには出世するだろう。出てきた瞬間に失笑が漏れる。もっとも今回のふざけた組閣により、政権ごとコケる可能性は高いが。


http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/627.html#c13

[リバイバル3] 株で儲ける方法教えてあげる(こっそり) 新スレ 中川隆
228. 中川隆[-11132] koaQ7Jey 2019年9月30日 08:27:56 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1688]

事前に分かっている危機は発生しない


すべての恐慌やショックはまったく予想していないむしろ絶好調の時に発生していました。

話は古くなるが1920年代のアメリカは自動車や飛行機など機械産業が発達し、黄金の20年代と呼ばれていました。

アメリカ人は永遠にこれが続くと思っていたが、1929年のある日株価が大暴落して世界大恐慌が発生しました。


同じパターンは何度も繰り返され、1980年代の日本人は高度成長に酔いしれて日本はアメリカを倒して超大国になると思っていました。

だが好事魔多しで幸せの絶頂だった1989年年末がピークであり、バブル崩壊後は30年間衰退し続けた。

911同時多発テロの前、アメリカは冷戦が終わったことで油断しきっていて、アメリカに歯向かう者など存在しないと思っていました。


あらゆる危機はこのように「危機など存在しない」と思っている時に発生し、人々が危機に備えている時は起こりません。

2019年の日本が直面しているのが消費増税の危機で、メディアや評論家は消費増税で日本経済は崩壊すると言っています。

思い出してほしいのは2014年の消費増税では、日本人全員が「アベノミクスで好景気だから影響はない」と言っていた事です。


1997年の消費増税はその後10年間日本をデフレ不況に叩き込んだが、メディアや評論家は問題ないと太鼓判を押していました。

かえって消費総勢で福祉が充実するから景気が良くなると言っていたが、結果は御覧の通りでした。

1989年の消費税開始時はバブル絶頂期だったので、お金が余って使い道に困っていて、「どうやって景気を冷やすか」を日本中が議論していました。


リーマンショック前も世界経済は絶好調で、これならすぐに日本はバブル超えできると言っていました。

このようにあらゆる経済危機は必ず「危機を予想していない時に起きている」ので、危機が予想されている時には起きません。

2019年10月に実施される消費増税で日本は再びデフレ不況になると言われていますが、経済評論家がそう言っている時は危機は起きないと考えています。
http://www.thutmosev.com/archives/81094607.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/822.html#c228

[リバイバル3] 株で損した理由教えてあげる 新スレ 中川隆
206. 中川隆[-11131] koaQ7Jey 2019年9月30日 08:28:38 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1689]


事前に分かっている危機は発生しない


すべての恐慌やショックはまったく予想していないむしろ絶好調の時に発生していました。

話は古くなるが1920年代のアメリカは自動車や飛行機など機械産業が発達し、黄金の20年代と呼ばれていました。

アメリカ人は永遠にこれが続くと思っていたが、1929年のある日株価が大暴落して世界大恐慌が発生しました。


同じパターンは何度も繰り返され、1980年代の日本人は高度成長に酔いしれて日本はアメリカを倒して超大国になると思っていました。

だが好事魔多しで幸せの絶頂だった1989年年末がピークであり、バブル崩壊後は30年間衰退し続けた。

911同時多発テロの前、アメリカは冷戦が終わったことで油断しきっていて、アメリカに歯向かう者など存在しないと思っていました。


あらゆる危機はこのように「危機など存在しない」と思っている時に発生し、人々が危機に備えている時は起こりません。

2019年の日本が直面しているのが消費増税の危機で、メディアや評論家は消費増税で日本経済は崩壊すると言っています。

思い出してほしいのは2014年の消費増税では、日本人全員が「アベノミクスで好景気だから影響はない」と言っていた事です。


1997年の消費増税はその後10年間日本をデフレ不況に叩き込んだが、メディアや評論家は問題ないと太鼓判を押していました。

かえって消費総勢で福祉が充実するから景気が良くなると言っていたが、結果は御覧の通りでした。

1989年の消費税開始時はバブル絶頂期だったので、お金が余って使い道に困っていて、「どうやって景気を冷やすか」を日本中が議論していました。


リーマンショック前も世界経済は絶好調で、これならすぐに日本はバブル超えできると言っていました。

このようにあらゆる経済危機は必ず「危機を予想していない時に起きている」ので、危機が予想されている時には起きません。

2019年10月に実施される消費増税で日本は再びデフレ不況になると言われていますが、経済評論家がそう言っている時は危機は起きないと考えています。
http://www.thutmosev.com/archives/81094607.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/823.html#c206

[近代史3] 馬渕睦夫 米国がつくった中華人民共和国 中川隆
21. 中川隆[-11130] koaQ7Jey 2019年9月30日 08:56:31 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1690]

2019.09.30
中国の建国で始まった米国による中国侵略

 中華人民共和国の誕生が毛沢東によって宣言されたのは1949年9月21日、10月1日には天安門広場で式典が催されている。今から70年前のことだ。

 アメリカの大統領だったフランクリン・ルーズベルトは毛沢東たちと友好的な関係を結んでいたが、そのルーズベルトは1945年4月12日に急死、引き継いだハリー・トルーマン大統領は国民党を支援した。当時、ソ連のヨシフ・スターリンも蒋介石体制を望んでいたと言われている。

 トルーマン政権は蒋介石に中国を支配させるために20億ドルを提供し、軍事顧問団を派遣していた。1946年夏の戦力を比較すると国民党軍は200万人の正規軍を含め総兵力は430万人。それに対し、紅軍(コミュニスト)は120万人強にすぎず、装備は日本軍から奪った旧式のものだった。

 国民党の勝利は明らかなように見えたのだが、1947年夏になると農民の支持を背景として人民解放軍(47年3月に改称)が反攻を開始する。その段階の兵力は国民党軍365万人、人民解放軍280万人。1948年の後半になると人民解放軍が国民党軍を圧倒するようになり、49年1月に解放軍は北京に無血入城、コミュニストの指導部も北京入りし、5月には上海を支配下に置いた。

 上海にはアメリカの破壊工作機関OPCが拠点を置いていたのだが、国民党の敗北が明確になると拠点を日本へ移動させる。その中心は厚木基地だったと言われている。

 そこから中国への反攻を狙うことになるのだが、そのためには日本の労働組合など左翼勢力を押さえ込んでおく必要があったはず。そうした中、引き起こされたのが国鉄を舞台とする怪事件だ。1949年7月5日から6日にかけての下山事件、7月15日の三鷹事件、そして8月17日の松川事件である。

 1950年6月22日には日本で興味深い夕食会が開かれた。アメリカ側からはジョン・フォスター・ダレス、国務省東北アジア課長ジョン・アリソン、ニューズウィーク誌の外信部長だったハリー・カーン、同誌のコンプトン・パケナム東京支局長が出席。夕食会の開催場所はパケナム邸だ。

 日本から出席したのは大蔵省の渡辺武、宮内省の松平康昌、国家地方警察企画課長の海原治、外務省の沢田廉三。渡辺は元子爵で後に駐米公使になり、松平は元侯爵で三井本家家長の義兄に当たる宮内省の人間。また沢田廉三は外交官で、結婚した相手は三菱合資の社長だった岩崎久弥の娘、つまり岩崎弥太郎の孫で孤児院のエリザベス・サンダースホームの創設者として有名な美喜。海原治は国家地方警察企画課長で、国家警察予備隊、後の自衛隊を創設する際に中心的な役割を果たすことになる。

 夕食会の3日後に朝鮮戦争が勃発、その翌日にはダレスに対して天皇からメッセージが口頭で伝えられている。伝えたのはパケナム。軍国主義的な経歴を持つ「多くの見識ある日本人」に会い、「そのような日本人による何らかの形態の諮問会議が設置されるべき」だという内容だった。(豊下楢彦著『安保条約の成立』岩波新書、1996年)

 1950年10月にOPCはCIAに吸収されて破壊工作部門の中核になるが、その年の終わりまでにOPC/CIAは日本で1000人以上を工作員として訓練したという。(Richard J. Aldrich, “The Hidden Hand”, John Murray, 2001)朝鮮戦争中、CIAに率いられた国民党軍が2度にわたって中国侵略を試み、いずれも失敗している。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201909300000/
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/135.html#c21

[昼休み53] 千葉県にだけは住んではいけない 中川隆
302. 中川隆[-11129] koaQ7Jey 2019年9月30日 09:25:24 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1691]
2019/9/30
久しぶりの房総ライド・・・復興の始まる千葉県  自転車/マラソン
https://green.ap.teacup.com/pekepon/2412.html 

■ 久しぶりの房総ライド ■

9月9日の台風15号で大きな被害を受けた千葉県。とりわけ南房総地域の被害は甚大で、停電が復旧するまではサイクルウェアーを着て自転車を乗り回すのは気が引けました。さらに、山中の道は至る所で倒木が発生して道が寸断されていました。

3瞬間程が経過して、世帯単位の停電は残るものの、ライフラインはほぼ復旧し、被害の少なかった観光施設も営業を再開しています。しかし、台風被害に気後れを感じたり、観光施設が閉まっていると思われたりで、観光客の戻りが心配です。いわゆる「風評被害」。

これからは「行って応援、泊まって応援、食べて応援」こそが南房総にとっては一番の支援です。ボランティアに行かれて南房総地域に繋がりを持たれた方も多いでしょう。是非、今度は「観光」で訪れて頂き、素敵な景色と、海の幸、山の幸を堪能して頂けたらと思います。

9月28日の土曜日、私もサイクルウェアに身を包み、久しぶりにロードバイクで房総ライドにGO!。

(実はジーンズ姿にMTBでは先週台風の中出かけましたが・・・10mを越える向かい風のの100kmライドは、マジ死にましたが・・・)

■ 山間部の被害状況 ■

本日のライドの目的は、山間部の被害状況・復旧状況の確認。
被害の大きかった君津地域と、国道の復旧が遅れた、房総半島の中央部を縦走する国道410号線を走ってみます。

内房を君津まで走り、鹿野山に向かう沿道には、ブルーシートが目立ちます。

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袖ヶ浦の国道沿いのラーメン屋。看板が飛ばされて、下から寿司屋が現れました・・・。

常代の交差点で国道を離れ、鹿野山に向かいます。千葉県のヒルクライムの「練習」のメッカの鹿野山ですが、本日は自転車乗りは二人にすれ違っただけ。道路状況も不明なので、ゆっくりと登ります。(実は先日入手したレイノルズ853チューブにクロモリバイクをゴリゴリ漕いでいたら、膝が痛くて・・・)

■ 鹿野山神野寺の被害は目を覆うばかり・・・ ■

鹿野山の山頂近くには房総の名刹の一つ、鹿野山神野寺が有ります。真言宗那智派に属する密教のお寺で、推古天皇の時代の598年に開闢された関東最古の寺院と伝わっています。永正年間(1504年 - 1521年)に真言宗の僧侶によって中興されます。

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静かな山中に佇む神野寺は古刹として充分な風格を漂わせています。

仁王門、本堂の被害は少なかった様ですが、境内の小さなお堂が倒木と風で大きな被害を受けていました。奥の院は半壊、国の重要文化財に指定されている「表門」も完全に倒壊してしまいました。

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倒木に押しつぶされた護摩堂

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屋根が吹き飛ばされた奥の院

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国の重要文化財の表門は、保護の為の建造物もろとも完全に倒壊

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本堂の彫刻も一部落下


■ 道の倒木処理はほぼ終わっている ■

神野寺の再興を祈りながら、九十九里展望台に上って行きます。道端のスダジイの枝が相当折れていますが、道端に片付けられているので走行には支障ありません。

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展望台から見える房総の低山にはそれ程被害は見られません

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展望台のケヤキの大木が倒れえています

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倒木置き場には杉の倒木が多数


今回の台風では、君津市や富津市、鋸南町など内房地域の山林被害は、山の東側斜面に多く見られます。鹿野山でも、秋元郵便局に下る道の両側で、杉の倒木が多く見られました。

■ 国道410号線の周辺の山林被害は大きい ■

鹿野山を秋元郵便局に下り、房総半島を縦断する国道410号線に向かいます。沿道は房総でも一番のどかな山村の風景が広がり、小糸川の作る深い切り立った崖が、迫力ある景観を生み出しています。

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清和ゆめの丘牧場では、ポニーが道端の草を食べていました

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彼岸花が満開でした。直ぐに色あせてしまうので、見頃の短い花です。

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三島地区の藁葺の農家には、市の職員が被害調査に訪れていました

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旧道に一歩入ると、倒木が電線にもたれかかっています

いつもなら長狭街道を左折して鴨川市街に向かうのですが、本日は直進して南房総市方面に向かいます。この先、嶺岡山系を越える辺りが道幅も狭く、山の傾斜も急なので、倒木被害が多く発生したと思われます。

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強風が吹き抜けて、稜線近くの杉がのきなみ倒れています

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鴨川市と南房総市の市境周辺の倒木被害は大きい。未だ電話線は切断されたまま。

実は先週、MTBで台風の向かい風の中、養老渓谷から清澄山を通って鴨川へ行ったみましたが、こちらの倒木被害はそれ程でもありませんでした。外房地域の被害は海岸沿いの家屋被害が多く、森林被害は半島中央部から内房寄り、そして半島最南端周辺に多い様です。

■ 食べて応援 ■

「酪農の里」の先で県道89号に入り、直ぐに186号へと右折します。お腹が空いたので、和田浦の道の駅を目指してみます。

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小向ダムは落差も大きく、房総では珍しいダムらしいダム。

和田浦の道の駅「WA/O!」は営業を再開していました。駐車場に並んでいた自衛隊車両は姿を消していました。防災物資の配布場所となっていた地域センターは外壁修理の足場が組まれていました。この地域の停電は台風後1週間以上と時間が掛かりましたが、ようやく街も平穏を取り戻しちつつある様です。

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道の駅「WA/O!]はクジラ料理が有名ですが、本日は「サンガ焼き」定食。房総のソールフードです。

10月も近いというのに気温は28℃程。暑くてたまらないので、冷たいものを食べに江見の「MAKAI」というレストランに立ち寄ります。「MAKAI」とはハワイ語で「海辺」を表す言葉の様です。「ここはハワイ?」と思わせる、トレーラーハウスと、ヤシの木が並ぶレストランと宿泊施設です。実は「MAKAI」さん、娘の大学時代のアパートの名前と一緒で気になっていたのですが、やはり同じオーナーさんでした。

手作りのサイクルラックがあったので、自転車を立てかけようとしましたが、高さが足りずハンドルが引っかかってしまいます。後でオーナーさんんが、「サイクルラック作ってみたんだけどどうでした?」と伺うので・・・「実は言おうかどうか迷ってたんですが、低過ぎて使えませんでした・・」とお伝えしました。

地震の後、停電で冷蔵庫が冷やせなくなった為、食材をお弁当にして近所に配られたそうです。被災後も皆さん助け合って急場を凌がれたのでしょう。

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正面の建物は輸入の「トレラーハウス」。東日本大震災の後「よく売れた」そうです。車扱いなので固定資産税と不動産所得税が掛からず、自走出来ないので自動車税も掛かりません。内装はオシャレなものも多い。ネットで調べると500万から1000万程度の価格帯。建設に時間が掛からないので、災害後の避難住宅などの需要が見込めます。日本のプレハブの避難住宅よりオシャレですよね。房総の景色にもマッチします。

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冷蔵庫が復活して冷えっ冷えのかき氷が頂けました。もちろんブルーハワイ!!

この後、父の老人ホームに寄ってから、鴨川から輪行で帰りました。


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鴨川小学校横のアパートは、屋根が全て飛ばされていました・・・。これでは住めない・・・。

電気や水道の復旧がほぼ終わった南房総地域ですが、台風の傷跡は随所に残っています。ただ、被害が軽微だった観光施設から営業を再開していますので、皆さん、秋の観光シーズンに是非、観光に行かれては如何でしょうか。

防災意識を高める旅行として、地元に方に体験談を伺うのも良いかも知れません。
https://green.ap.teacup.com/pekepon/2412.html
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/390.html#c302

[リバイバル3] 3万円のドイツ製プロ用パワーアンプ thomann S-75mk2 と数百万円のハイエンドアンプとでは電源ケーブルを変えた位の差しか出ない 中川隆
25. 中川隆[-11128] koaQ7Jey 2019年9月30日 11:01:31 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1692]

プロ用パワーアンプが教えてくれること(1) mixiユーザー(id5343821)の日記
2019年05月30日


オーディオ機器を買う中で、良くなった悪くなったと飽きずに語っているわけだが、価値観やカテゴリー自体が変わるような機器と出会うことがある。

CHORDのDAC64はそういう機器で、海外製と日本製の、どうしても越えられない文化度の差を、濃い音色で教えてくれる。

DENON、エソ、マランツと、少し前のフラッグシップは買ったのだけれど、それで再生するSACDと、DAC64を通したCDだと、後者が勝ってしまうので、SACD買う意欲も薄れる。

この度買ったのは、ドイツの、製造は中国という、Thomann S75mk2というもの。
プロ用のパワーアンプで、プロケーブルという店だと27800円。本国通販だと12000円という、高級オーディオの趣味からはカスのような値段である。

マイミクの、オーディオルーム建造したり、精力的に活動されてる方が、夏向きに低発熱のパワーアンプを探しておられ、これを使ってみたらよかったという、ウソのような記事があり、電撃的に買ってしまった。

いま、スピーカーユニットを手元に三つ置いて、そのうちのAUDAXとE100HD
を交互に聴いている感じ。

もっと買うつもりだったが、マイナーなユニットは処分が大変と気づき、いったん打ち止め。

違うユニットを入れていっそスワンを復活させようかなと思っているのだが、輸入の関係でお盆休みになりそう。

刺激として、パワーアンプはどうかと。
失敗しても、安いし小さいし、マトリックスサラウンド専用にもできる。

いま使ってるのは、ネルソンパスのファーストワットJ2。J-FETという素子で真空管アンプに似せた超マニアなアンプだ。

某ページで、Ayreの298万のパワーアンプに勝ってメインアンプの座を奪ったという文章が、あまりに魅力的で、まだ新しいSoulnoteのA1を処分して買ってしまった。
出力は25Wだが、オームが小さくなると出力は小さくなるという謎のもの。
ダンピングファクターは20で、これはスピーカーマトリックスには不利そうだ。

E100HDmk2(アルミコーンのやつ)については、能率86ぐらいなので、J2よりはもっとパワーがあってもよいかなと。

で、とりあえずS75の感想を書くと、代替できてしまった、という感じ。

まだ能率96デシベルのAUDAXのみで使ってるので、パワーや制動力が増えたメリットはさほど感じず、むしろ緻密さが減る。しかし、S75の出力も45wなので、けっして粗いアンプでもない。

個性というのが感じられず、自然でニュートラルといえなくもない。さすが業務用というか。

筐体金属のクセや個性がつくまえに音が出てしまうぐらい、筐体がコンパクトで信号経路が短いというか。

パスの真空管ぽい艶とか海外ハイエンド系のセンス、高域のA級らしい緻密さとかは消える。ただ、J2も意外と濃口の音色ではなく、サラッと自然という持ち味だったので、もともと似た系統なのだ。

で、評価としては、おおむね似ているが、高域はファーストワット、中低域のおおらかさや余裕は75。筐体と端子の差で、少しだけ安っぽい感じがつく。

脚を高級金属にするとよいかも。ゴム脚で、こんな小面積なのに4つ足の一つが浮いてる(笑) さすが中華。まあ、ラックにネジ止めしたら脚はどうでもいいのか。
AETのミニ真鍮インシュが4つ2000円ちょっとで売ってるので、やってみるかな。

最低域の底力で差が出る可能性があるが、そこは、いまはクラッセのデジタルプリでカットしてサブウーファーのアンプに任せている。
もっとも、そここそS75のダンピングファクターが生きるかも。

純粋に音質のクオリティでいうと、パスが10とすると9以上はある。
電源ケーブルを変えた差とかに近くて、大騒ぎするほどのことはない。
いわゆるA級かAB級かという違いが大きそうだ。

緻密さやなんともいえない艶、オーディオ美に聴くポイントがあり、ヴァイオリンソロを愛聴してるとか、パワーアンプと蜜月関係にあるケースだと、許しがたい差を発見するかもしれない。

長岡先生みたいな、ハイスピード、ダイナミックでキレがあるとか、ある種雑な聴き方だと大差ないと思う。まあ、MOSの繊細さがとか意外と面倒くさく粘着される可能性も。。 でもこの値段ならダイナミック大賞グランプリJr.は当確?

うちは、スピーカー部をそこまで追い込めてないというのが実情で、代替してもいいかなと感じた。

物量的には、もう1台買って載せてサラウンド用と独立させると、トランスが2倍になる。それでもはるかに安くてまだ省スペース。

いろいろ書いたが、1台の比較でいえば、勝つことはないが、大差はない。マニアックな部分でどうしてもという部分が出る可能性と、安っぽさを発見して許せなくなる可能性はある。

いやいや、その僅かな部分にこそ趣味の神が宿るんですよ、とも思う。
しかし、ここで注目したいのが、発熱だ。

暑い日に、フル稼働させたあとで、天板をさわると、ヒートシンクの近くで人肌程度。

昨夜電源を消し忘れていたが、触ると冷たい。
ウォームアップ時間を嫌った、電源つけっぱなしが実現できたりするようだ。

ファーストワットは、昔のパスのような発熱ではないようで、触れなくなったら故障だから教えてくれと書いてある。それでもボディ全体がヒートシンクのデザイン。カッコいいが。。
昨年の京都は殺人的に暑かったので、A級アンプはみるのも憂鬱な時期がきそう。

値段はというと、J2新品なら40万近くだろう。
私は、値段はもういいのだが、この音質差のためにこの発熱量の差を取るというのは、どうかなと。
修行僧みたいになってしまう。

おそらく、A級の開発者たちは、違う気候の地域の人たちなのだ。
まだまだ続く。。



コメント


mixiユーザー2019年05月30日 06:46

デジタルアンプも発熱しませんね。我が家ではTV用アンプは電源入れっぱなしですが、全く熱くなりません。


mixiユーザー2019年05月30日 13:5

大変参考になりました。ありがとうございます。


mixiユーザー2019年05月31日 01:38

> mixiユーザー 

そうですね。デジタルアンプは10年ぐらい前は違和感がありましたが、いまはどうでしょうね。
いまつけっぱなしにしてたら、使用後がむしろ冷たく、放っておくと温かかったり、不思議な感じもありました。もともとオートパワーオフ設定があったりで、エコ思想の感じです。


mixiユーザー2019年05月31日 01:3

> mixiユーザー 

いつもの3倍以上アクセスがあり新鮮です(笑) ありがとうございました。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1971705847?org_id=1971717376


2019年05月31日
プロ用パワーアンプが教えてくれること(2)


Thomann S75mk2のポジションを考えるために、わが(パワー)アンプ人生をおおまかにみていこう。


KENWOOD バブルシスコンアンプ ロキシーDG77
DENON PMA390
オンキョー 9万 サンスイ607と戦うアンプ
KENWOOD 69800円のプリメ
KENWOOD 28万のプリメ LA1
PHILIPS A200とA700
Victorの38万プリメAX900、ただし3日のみ
デジタルアンプ モグラ
ラックスマン M7i 3日のみ
エクスクルーシブ M8
AURA カナダ移行期のプリメ 3日のみ
マークレヴィンソン 334L
オリタ式 真空管小出力アンプ
DENON PMA390RE 主にサラウンド専用
SOULNOTE A1
ファーストワット J2

スピーカーはある時期まではVictorの700スピリットとかV7が中心で、その後は長岡式の高能率フルレンジ中心。

まあ高能率向けに考えているので、A700以降は、小出力だがクオリティは高い、というものを選んでいる。そうなると、A級アンプ系が多い。

この中でいうと、A200が定価10万で鈴木哲アンプ、これを越えると、うちの環境では本質的なクオリティの差より好みの問題になりそう。

もちろん、10万超えればよいというものでもない。
環境は、木造10畳、日本の住宅地にしては大音量、ぐらい。

ケンウッドのLA1あたりまでは、右肩上がりであこがれに満ちていた。
VictorのAX900は、いま思えば設置とウォームアップ状況がひどかったのだが、低音が膨らんで、販売店にお願いしてアキュのDC300デジタルプリと差額交換してもらった。

これまたすごくよかったのだが、これとA700のコンビネーションの音からは、現在まで大して進歩していないと思う。個性の差だ。

音色で感激したのはラックスマン。ラックストーンの最終形、たしか菅野先生がクリーミーと呼んだ、マッタリ音。これは金がなくてオンキョーとか使ってた時代の憧れだった。

中低域も実に分厚い。

しかし、後に買ったユニバーサルプレーヤーのDU10もそうだったが、これはどうも音場感を犠牲にしているようだ。

ヘッドホン以外では不自然さが気になってしまう。店頭効果は抜群で、オフ会映えもしそうだけれど。

で、3日でPHILIPSに戻った。

当時は長岡鉄男記事にはまっていたので、小出力高品質でできるだけ重くて、と思い詰めて、エクスクルーシブM8にいきついた。

いま調べると46.5キロあったようでゾッとした。重かったわけだ。

で、こいつはガチの純A級60Wで、夏は天板で目玉焼きができただろう。底板からダイレクトに電源コードが出てくる。

音はさすがだった。緻密で繊細で、日本製らしい真面目で明るく透明な感じだが、芸術性は世界に通用した。安っぽいビールではなく「端麗」。

定価85万で、いまだに高値がつくといわれても納得。この造りならいまのハイエンドからすると破格。劣化と修理が心配。。

当時は使いこなせてなくて、GTラックの中に入れるという暴挙をしていた。

熱いのがさすがにというのと、長岡先生も亡くなってけっこう経ち、マイミクさんはじめ海外ハイエンドに手を出しておられるさまがまぶしくなった時期があり、マークレヴィンソンに手を出した。定価はレートによるが140万、中古買値でも35万から40万ぐらいはしたか。

いま調べると45キロ。ヒートシンクが尖り、脚が極薄だったので、設置のたびに死にかけた。M8より重かった記憶しかない。
一生ものの覚悟で、コンデンサーなどたくさん交換、オーバーホールをお願いしての購入だった。

音は、M8の緻密さは薄れたが、さすがにオシャレというか、ニューヨークの薄暗い街角でジャズの音が漏れ聞こえてくるような、スモーキーな味わいがあった。

思えば熱かった。ここまで駆け上がってきた。ラヴェルのBoleroのように。
しかし、334Lは故障がちで・・・
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1971717376?org_id=1971705847



2019年06月03日
プロ用パワーアンプが教えてくれること(3)


私の使った主なアンプ

KENWOODのバブルシスコンアンプ ロキシーDG77
DENON PMA390
オンキョー 9万  サンスイ607と戦うアンプ
KENWOOD 69800円のプリメ
KENWOOD 28万のプリメ LA1
PHILIPS A200とA700
Victorの38万プリメAX900、ただし3日のみ
デジタルアンプ モグラ
ラックスマン M7i 3日のみ
エクスクルーシブ M8
AURA カナダ移行期のプリメ 3日のみ
マークレヴィンソン 334L
オリタ式 真空管小出力アンプ
DENON PMA390RE 主にサラウンド専用
SOULNOTE A1
ファーストワット J2

そしてThomann S75MK2 ドイツで12000円

順位をつけるとしたら、音でいうと、M8が1位、J2が2位かな。
いや、音色はラックスや真空管、パワーいるときは334Lの海外ハイエンドの味もよい。

ただし、発熱という観点からはすべて悪いほう。M8はワースト。
こう考えると、冬に暖房用でA級アンプ使うのは悪くない。個人的に置き場所ないが。。

334Lまで、価格も重量も右肩上がりで突っ走ったが、334Lはノイズで何回も修理となる。

無音時に、ブツ、ブツツ、というような音がたまにする

このノイズはいま思えば神経質ではあった。でも、高価な一生ものと考え、コンデンサー大幅交換にオーバーホールをかなりの金額でやったうえでの購入だから、万全でいたかったというのもある。

それは、回転するパーツの接点の問題ということで、交換で無事終了。しかし、1〜2年でまた発生。構造上の問題のようだ。

デュアルモノ構造のはずだが、左右ヒートシンクで発熱量が明らかに違うというのもあった。

故障修理のたびに、50キロ近くを持ち上げ指をヒートシンクに挟んで死にかけ、馬鹿でかい箱に入れて送る。箱の保存場所もいる。

末路は、測定器を買ってある日調べたら、左右で2〜3デシベル音量差があった。発熱量を調整するときに変わった可能性も。数年単位の可能性。サラウンドしてるのもあるが、なんたる駄耳。

この意味で、334Lは自分の歴史から削除したい。

334L故障修理中に、10W全然いかない真空管使ったが、ユニットが能率91.5デシベルあったせいか、パワー不足感は全然なかった。
ムラヴィンスキーのチャイコフスキーが初めてそれらしくなって感動した。
ただ、この真空管も故障。マトリックスサラウンドなどしたせいか。

334Lは、オーディオユ〇オ〇さんの担当者さんが親切に対応してくれて、SOLNOTEおすすめで下取り購入(というか、はるかにお釣りがくる)。
まつあいだ、サラウンド用だったPMA390REを単体で使うと、安っぽかったけど、パワーの不足な感じではない。

脚はもちろん、ボリュームノブとか、叩くと安っぽい材質の箇所があり、なにかサラリーマンが無難にコストをまとめたような雰囲気。昔の390オリジナルはこうではなかった。

A1に切り替えたら、やはりパワー不足は全然なかった。

左右音量がまともになってスッキリしたし、コストダウンによるダメージは感じない。あんな重いやつはいらなかったなと。

MOSにこだわった鈴木哲アンプのA700に、高域は負けるが、中低域はしっかりしている。

サラウンド専用で、ボリューム調整もあって390REを入れていたが、それを、1台体制にしても問題を感じなかった。

J2は、某ページの記事があまりに魅力的で、どうしても欲しくなった。伝説のネルソン・パスの設計、J-FETで出るという真空管の味も欲しくて。

クラシックの品位が上がり、A1の前に出てくる一辺倒の感じではなくなったが、フレッシュさやダイナミックさは減った面もあり、コスパでいえばA1がよかった。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1971759869?org_id=1971717376



2019年06月10日14:26

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プロ用パワーアンプが教えてくれること(4)


アンプで20年以上彷徨した結果、デジタル系はHDDとSSD変えただけでもコロコロ音が変わって大騒ぎとなるが、主役の顔をしたゴツいパワーアンプをやたら変えても、大して変わらなくね?、というのが率直な感想だった。

スピーカーでは、最近、AUDAXとアルミコーンと13センチフルレンジを何度か替えて調整していると、紙とメタルで、また古典設計と現代ハイエンドScanSpeak設計で、全く音が違う。

こういう違いは、パワーアンプでいうと、真空管とそれ以外で出るかどうかぐらい。

パワーアンプで差が出るのは、大空間大音量か、駆動の難しい現代スピーカーではないか。低能率・低インピーダンス・大口径マルチウェイ。

ジャズ喫茶でゴツいマッキンで分厚い音を出してるとしたらパワーアンプの功績と思われるし、方舟とか、インフィニティやB&Wのでかいものを使っておられる方なども、パワーアンプ重視で動いておられるようだ。

10畳で高能率8オームのユニットを使っている限り、しかも100Hz以下はサブウーファーのアンプに任すので、10ワットも表示があれば問題ないのではないか。いや、むしろそっちのほうがよいかも。

そんな気がしていたところに、S75の噂があり、プロケーブルの熱弁も、まあバランスケーブルや極細単線スピーカーケーブルは確かによかったので、S75Mk2を買ってみたわけだ。

感想は、やはり現環境程度では大差ないというものだ。

ただ、オーディオ専用ルームにソナスの現代ハイエンドマルチウェイでも好結果というレポートがあるので、一般環境ではこのサイズや出力でも良いのではないか。
実は、ドライブ力が欲しければ、ThomannでもS150を2台とか4台使えばかなりいけるだろう。

A級とかMOSとかは、確かに緻密で繊細でよいのだが、AB級で一般的なトランジスタでも、ワンランク落ちるとかいう話でもない。素朴な音ではあるが、素直ともいう。

真空管の味とかMOSの味とかは、生音に近づけるというより、オーディオ美の話ではないか?

かつて使ってきたアンプたちと較べて「S75の音」の主張は感じない。そこがいいのだ。低価格アンプの素直さをそのままに安っぽさやクセを取って安定させたような音だ。

S75は出力45Wで、消費電力も65W表示。この出力でAB級というのは、粗さが少なく、ドライブ力も結構あり、発熱もほぼないという、一般用途でバランスの良いところ。

デジタルアンプのように小型低電力を追求すると、現状ではコストで不利?
小型AB級は、趣味性より実用性というわけだ。

プロケーブルのいうようにS75が最高のアンプだとは思わないが、バランス感覚の問題。

資金が限られてるなら、パワーアンプを2〜3万に抑えて、スピーカーとデジタルにあてる、これはあり。そこでいくらでも趣味性は追求できる。

少しよくなる部分があるが、その差は、数十万円に値するのか、その発熱に値するのか、50キロ近くとか馬鹿でかい箱に値するのか、やたら故障して、そのたびに1ヶ月待ち、保証切れてたら5〜10万すぐとんでいくのに値するのか。

いや、それでもこの微妙な違いが欲しいんだという人は真の趣味人か富豪か北国の人なのだろう。

音楽大好きで、もちろんよい音で聴きたいし手間も惜しまないが、やたら高価で大仰なオーディオの世界に腰が引けている、主に若い世代にも推奨できる。
SOULNOTEならA2やA1がオーディオ誌推奨だが、高能率スピーカー・一般家庭では、A0がダークホースかもしれない。

私としては、J2をS75に換えるのは、低能率メタルコーンではやや上回るほどだったが、今後また高能率スピーカーで落ち着かせる予定なので、夏以外はメリットが少ない。処分できなければ10月から再度使ってもよい。

むしろ、低価格・低発熱・省スペースを生かした、マトリックスサラウンドとの2台づかいに関心ありで、マニア道を外れる気はない( ´艸`)

もう1回予定。

コメント

mixiユーザー2019年06月11日 18:54

同感です。うちなんて中高音は110dB超えるホーンですから、1Wでも計算上は十分です。初めの頃はそれでも5Wぐらいでしたが、今は理屈通りに1WのA級でバッテリー電源という所に落ち着きました。クラシックならば、部屋>スピーカー>DAC>アンプの順に違いが出ます。


mixiユーザー2019年06月12日 02:13

> 如月さん
そうですか。安心しました。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1971844203?org_id=1971759869


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/983.html#c25

[近代史3] 不破哲三の正体 中川隆
1. 中川隆[-11127] koaQ7Jey 2019年9月30日 11:15:07 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1693]

飲み屋で不破哲三を批判するとすぐに密告されて共産党を追放される話


【怒れるスリーメン】Part45-D ぶっちゃけ共産党トーク!
ここまで話して大丈夫ですか?! - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=O4e-tLB_FkU

9月24日収録

【出演者】
・加藤清隆(政治評論家)
・高橋洋一(嘉悦大学教授)
・篠原常一郎(ジャーナリスト 元日本共産党 国会議員秘書)


http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/650.html#c1

[近代史02] 弥生人の起源 _ 自称専門家の嘘に騙されない為に これ位は知っておこう 中川隆
268. 中川隆[-11126] koaQ7Jey 2019年9月30日 12:05:45 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1694]


日本人のガラパゴス的民族性の起源 2019/9/29
0-2. 日本人の源流考
http://garapagos.hotcom-cafe.com/0-2,0-5,15-28,18-2.htm#0-2


v,1.7  しばらく古人類学の情報収集をさぼっていたら、新しいDNA分析技術が登場し、歯の化石からDNA解析ができるようになっていました。 記事「1-19.メラネシア人のデニソワ人度」を調査の中で、縄文人の中の海洋性ハンターの姿がより理解できる知見がありましたので、Rev.Upしました。

0.はじめに

  当ガラパゴス史観が、Y-DNAとmtDNAの分化のツリー調査を進めて行く中で、ホモサピエンスの歴史自身をもう少し深堀したい疑問が生じてきました。

・何故、ホモサピエンス始祖亜型のY-DNA「A」やY-DNA「B」はその後現代にいたるまで狩猟採集の原始生活から前進せず、 ホモエレクトスの生活レベルのままだったのか?

・出アフリカを決行した結果、分化した古代4亜型の中でY-DNA「D」、Y-DNA「E」やY-DNA「C」などの、 オーストラリア、ニューギニアやアンダマン諸島、アフリカなどの僻地に残った集団も、 現代に至るまで何故「A」,「B」同様、狩猟採集から抜け出せなかったのか?

・彼らは本当にホモサピエンスになっていたのだろうか?我々解剖学的現代人類はアフリカ大陸で ホモサピエンスに進化してから出アフリカしたと思い込んでいるが、もしかすると出アフリカ後に、 ネアンデルタール人との遭遇で現代型に進化したのではないか?

1.ネアンデルタール人の出アフリカから始まったようだ。

  ネアンデルタール人は、ホモサピエンスの亜種か異種と議論されています。 最新の知見では、80万年前頃にホモエレクトスから、ネアンデルタール人とホモサピエンスの共通の祖先と考えられる草創期のネアンデルタール人 (旧ホモハイデルベルゲンシス)が出現し、60万年ぐらい前には出アフリカし、先輩人類としてユーラシア大陸に拡がったらく、 そして40万年前頃にネアンデルタール人の東アジア型のデニソワ人が地方型として分化し、 ホモサピエンスと交雑し出アジアしてメラネシアに拡がったようなのです。

  注:ホモエレクトスの進化型古人類と思われていたホモハイデルベルゲンシスが最新技術による遺伝子解析の結果、 草創期のネアンデルタール人と判明しました。このためネアンデルタール人の出現が、 ホモハイデルベルゲンシスの出現年代とされていた80万年前頃に一気に遡りました。

  注:デニソワ人はあくまでネアンデルタール人に包含されるというのが極最新の見解のようです。

  そして草創期の原ホモサピエンスは50万年前頃には既に出現していて、30万年前頃にホモサピエンス最古のコイサン集団の祖先が出現し、 その後何度も出アフリカを行っていたが、6-7万年前頃の最後の出アフリカが、 我々を含む解剖学的現代人類(Anatomically Modern Human)を形成したようです。 そしてネアンデルタール人は、10-3万年前頃にホモサピエンスと各地で交雑し、3万年前ぐらいには絶滅した、という見解になっています。

この2種類の人類種の分類の見解は研究者によって異なり、亜種扱いの場合は、

  ホモ・サピエンス・サピエンス<===>ホモ・サピエンス・ネアンデルターレンシスと分類され、 あくまで別種と考える場合は、

  ホモ・サピエンス<=========>ホモ・ネアンデルターレンシスと分類されます。

  しかし最新の技術は、現代人類の遺伝子の2−4%はネアンデルタール人から受け継いでいることを解明しました。 東アジア人の比率が最も高く、次にヨーロッパ人で、東南アジア人は意外に低いそうです。 その後、現生人類の先祖が、スタンフォード大学の研究では2000人程度の規模で、出アフリカしユーラシアに拡がるまでに、 ネアンデルタール人の歴史は既に60万年程度は経過しており、 その間にネアンデルタール人はユーラシア各地で亜種に近いぐらい分化していたと考えられ、 アジアで発掘されたデニソワ人はネアンデルタール人の東アジア型と考えられ始めています。 しかも研究ではデニソワ人の遺伝子がメラネシア人に6%も受け継がれている、ことまで判明しています。

  またネアンデルタール人にはホモサピエンスの遺伝子が20%も含まれていた、と言う報告まであります。

  これはつまり現代人類は既にある程度の高度な文化を築き上げていたネアンデルタール人との亜種/異種間交雑の結果、 進化の爆発が起こり現ホモサピエンスとして完成したのではないかと考えるのが妥当なのではないかと思われます。

  また大きなトピックスとして、解剖学的現代人類のY-DNA分化ツリーにネアンデルタール人とデニソワ人の亜型がとうとう組み込まれました。 一方、ネアンデルタール人とデニソワ人のmtDNAは解剖学的現代人類には受け継がれていないことも判明しました。
  つまり、ネアンデルタール人、デニソワ人と解剖学的現代人類はY-DNAで完全に直列で繋がっている、と言うことになりますが、 女系を表すmtDNAでは断絶している、と言うことになります。

  ネアンデルタール人とホモサピエンスは異種か亜種かという問題に対し、ネアンデルタール人のY-DNAの変異型も特定され ホモサピエンスのツリーとつながったということは、少なくとも異種ではないという結論になります。 あえて言えば、ネアンデルタール人とデニソワ人の男性はホモサピエンスの男性と亜種ほどの違いもなく、 「頑丈型」と「華奢型」の違い程度に過ぎないため交配しても子孫を残せた、ということになります。

  一方女性に関しては異なり、進化は女性から始まると考えられるため、ネアンデルタール人とデニソワ人の女性はホモサピエンスの女性とは 異種ぐらい異なる進化段階になってしまっていたのでしょう、だからホモサピエンスの男性とネアンデルタール人とデニソワ人の女性の組み合わせでは 子孫が残らなかったのだろうと欧米の研究者は考えているようです。

いやはや遺伝子解析の技術の進歩は目覚ましいものですね。当ガラパゴス史観がRNAとリボソームの研究をしていたころとは 全く時代が変わっています。

2.原ホモサピエンスから現ホモサピエンスへ脱皮したのではないか!

  我々現代人(解剖学的現代類)の祖先は、共通の祖先である草創期のネアンデルタール人からネアンデルタール人が先に進化し 出アフリカした後も進化に出遅れアフリカ大陸に残存していた草創期のネアンデルタール人の中で、 50万年前頃にとうとう草創期のホモサピエンスが出現し、30万年前頃には原ホモサピエンスであるコイサン集団が出現したようです。

  しかも出アフリカは20数万年前頃には既に行われ遺跡が発掘されています。 また最近の発掘調査では、10万年前ごろにはすでにレバント地域に移動していたらしく、8万年前頃には中国南部に到達していたと報告されています。 以前の5−6万年前頃に最終出アフリカしたのではないかという見解が、今は6-7万年頃と遡ってきているのは 今後まだまだ新しい研究報告がある予兆と思われます。

  いずれにせよ、80万年前に現れた草創期のネアンデルタール人(旧ホモハイデルベルゲンシス)が共通の祖先となり、 60万年前頃にネアンデルタール人が先に出アフリカし、50万年前頃に原ホモサピエンスが現れたのだろうと考えられる。

  最新のY-DNAツリーは、

Y-DNA「Adam」からY-DNA「A0000」(デニソワ人)が分化し、
Y-DNA「A000」(ネアンデルタール人)が分化し、
Y-DNA「A00」(コイサン集団)が分化し、更に「A0」、「A」と分化が進み、
Y-DNA「A1b」からY-DNA「BT」が分化し、
Y-DNA「BT」がY-DNA「B」とY-DNA「CT」に分化しましたが、

  この「A」と「B」は原ホモサピエンスの始祖亜型と考えられます。

Y-DNA「CT」が出アフリカし、Y-DNA「DE」とY-DNA「CF」に分化しました。
  これは中近東あたりで先住ネアンデルタール人との交雑の結果と考えられます。
  この「C」、「D」、「E」 は古代性を強く残した狩猟採集民として、近年まで残ってきました。

  注:デニソワ人がネアンデルタール人の地方型として分岐したのは40万年前頃と解析されていますが、 解剖学的現代人類に組み込まれたネアンデルタール人の遺伝子はもう少し後年の集団からと考えられているようです。

 つまりY-DNA「A」と「B」はホモサピエンスではあるが完成形ではない原ホモサピエンスと言っても良いかもしれません。

 西欧列強が世界中を植民地化するべく搾取活動を続けているときにわかったことは、 アフリカ大陸やニューギニア・オーストラリアやアンダマン島の先住民は、 何万年もの間、古代のままの非常に素朴な狩猟採集民の文化レベルにとどまっていた、ということでした。

  研究調査からかなり高度な文化・技術レベルに達していたと判ってきているネアンデルタール人と比べると、 分類学的な現代人類/ホモサピエンスに進化したというだけではホモ・エレクトスとさほど変わらない文化レベルだったという証明でしょう。 つまり脳容積がホモエレクトスより大きくなったり、会話が出きるようになったレベルでは、同時代のネアンデルタール人より華奢な、 しかし可能性は秘めている後発人類に過ぎなかったようです(しかし体毛は薄くなり、前頭葉が発達し、見た目は多少現代人類的ですが)。

  では一体、なぜ解剖学的現代人類は現代につながるような文明を興すほど進化できたのだろうか?大きな疑問です。 一部の王国を築いた集団を除いた、古ネイティブ・アフリカンは大航海時代になっても、狩猟採集民でしかなかったのです。 その後西欧列強と出会わなければ、今でも狩猟採集のままのはずです。

  このことは、文明と言うものを構築するレベルに達するにはホモサピエンスになったというだけではなく、 何か決定的なブレークスルーのファクターがあったはずです。

  ネアンデルタール人と原ホモサピエンスの亜種間交配の結果、進化の爆発が起こったと推測するのが今のところ最も妥当です。

  出アフリカした先輩人類のネアンデルタール人と交雑し、ネアンデルタール人がすでに獲得していた先進文化を一気に取り込むことに成功し、 恐らく人口増加率(繁殖力)が圧倒的に高い原ホモサピエンスの中にネアンデルタール人が自然吸収される形で統合化されたのが 完成形の現ホモサピエンスと考えるのが最も妥当性が高いのです。 (この繁殖力の高さが解剖学的現代人類の勝ち残った理由なのではないか、想像を逞しくすると、交配の結果得た後天的な獲得形質かもしれません。)

  もし出アフリカせずネアンデルタール人とも出会わずアフリカの中に留まっていたら、 人類は相変わらず19世紀ごろのサン族やピグミー族のように素朴な狩猟採集段階に留まっているだろうと容易に推測できますが、 北京原人やジャワ原人などのホモエレクトスも出アフリカし、ネアンデルタール人も出アフリカしたということは、 ホモサピエンスが出アフリカしたのは人類の遺伝子が導く宿命ではないかとも思われる。 つまりホモサピエンスが出アフリカし狩猟採集文化から脱し、現代文明にまで至ったのは必然だったということかもしれませんね。

注: 記事「18-4. ホモサピエンスとは人類学上何者なのか」
http://garapagos.hotcom-cafe.com/15-24,17-8,18-4.htm#18-4

で触れたように、最新の研究で、ネアンデルタール人とデニソワ人の Y-DNAの変異型が同定され、恐らく80万年前頃と考えられるようになったY-DNA「Adam」に続き、デニソワ人とネアンデルタール人が 分化のツリー上に配置されるようになったのですが

(「1-1. Y-DNAハプロタイプ 2019年6月版 ツリー」を参照ください)、

http://garapagos.hotcom-cafe.com/1-1.htm

注: 一方mtDNAツリーでは、デニソワ人とネアンデルタール人のmtDNA変異型は全く検出されず、 おそらくデニソワ人女性とネアンデルタール人女性とサピエンス男性との交配では恐らく子孫ができなかったか、出来ても 生殖能力が無かったのだろう、と欧米の研究者は考えています。

  これはサピエンスとネアンデルタール人の男性は「華奢型(きゃしゃ型)」と「頑丈型」の違いくらいしかなく、亜種ほどの違いもなく、 せいぜい地方型の違いくらいで同種であったと考えるほうが最も合理的です。一方進化は女性から始まるので、ネアンデルタール人の女性と サピエンスの女性は異種と言ってよいほど分化し、子孫を残せなかったのだろうと推測できます。

   3.日本列島への最初の到来者は、古代遺伝子集団:Y-DNA「D」と「C」
  注:実はまだ残っている疑問があります。古代性を近代まで残していた古代遺伝子Y-DNA「C」、「D」、「E」は現ホモサピエンスの段階に 至っておらず、原ホモサピエンスに留まっていたのではないか、そしてY-DNA「F」がインド亜大陸周辺でネアンデルタール人やデニソワ人と交雑し、 やっと現ホモサピエンスの段階に進化したのではないかという疑問です。これは極めて大胆な推測ですが、 これに関する知見、否定する知見はまだ全く報告されていません。

  Y-DNA「D1b」を主力とするY-DNA「C1a1」との混成部隊である。

  移行亜型Y-DNA「DE」はさらに古代遺伝子Y-DNA「D」とY-DNA「E」に分化したが、Y-DNA「D」がインド洋沿岸に沿って東進したのに対し、 Y-DNA「E」は逆に西進し地中海南北沿岸に定着し、地中海南岸(アフリカ北岸)に移動した集団はさらにアフリカ全土に展開し、 始祖亜型である原ホモサピエンスの先住民の中に入り込み、始祖亜型Y-DNA「A」と「B」のネイティヴ・アフリカン集団の中に 古代亜型Y-DNA「E」の遺伝子が混在するようになっています。

  注:アフリカ大陸にはその後Y-DNA「R1a」と分化したY-DNA「R1b」がアナトリア、中近東から南下してきて、更に新しい集団として 現在のカメルーンあたりを中心にネイティブアフリカンの一部を形成しています。

  しかし出戻りアフリカしたY-DNA「E」は進化の爆発が進む前にアフリカ大陸に入ってしまったため、また周囲の始祖亜型の部族も同じレベルで、 基本的に狩猟採集のまま刺激しあうことがないまま、ユーラシア大陸で起きた農耕革命など進化の爆発に会わないまま現代に至っているのでしょう。

  ところが地中海北岸に定着したY-DNA「E」は、その後ヨーロッパに移動してきたY-DNA「I 」などの現代亜型と刺激しあいながら 集団エネルギーを高め、ローマ帝国やカルタゴなどの文明を築くまでに至りました。要するに自分たちより古い始祖亜型との遭遇では埋もれてしまい、 文明を興すような爆発的進化は起こらなかったが、より新しい現代亜型との遭遇が集団エネルギーを高めるには必要だったのでしょう。

  一方、Y-DNA「D」は、現代より120m〜140mも海面が低かったために陸地だったインド亜大陸沿岸の大陸棚に沿って東進しスンダランドに到達し、 そこから北上し現在の中国大陸に到達した。 その時に大陸棚だった現在のアンダマン諸島域に定住したY-DNA「D」集団は、その後の海面上昇で島嶼化した現アンダマン諸島で孤立化し 現代までJarawa族やOnge族などの絶滅危惧部族として古代亜型Y-DNA「D」を伝えてきています。 Y-DNA「D」は基本的に古代性の強い狩猟採集民と考えてよく、日本人の持つ古代的なホスピタリティの源泉であることは間違いないです。

  Y-DNA「CT」から分離したもう一方の移行亜型Y-DNA「CF」は恐らくインド亜大陸到達までに古代亜型Y-DNA「C」とY-DNA「F」に分離し、 Y-DNA「F」はインド亜大陸に留まりそこで先住ネアンデルタール人(アジアにいたのは恐らくデニソワ人か?)と交雑した結果、 Y-DNA「G」以降の全ての現代Y-DNA亜型の親遺伝子となったと推測できます。 こうしてインド亜大陸は現代Y-DNA亜型全ての発祥の地となったと考えてよいでしょう。

  もう一方の分離した古代亜型Y-DNA「C」は、欧米の研究者の説明ではY-DNA「D」と行動を共にしたらしく東進しスンダランドに入り、 一部はY-DNA「D」と共に中国大陸に到達し、一部はそのまま更に東進しサフール大陸に到達した。 サフール大陸に入った集団はサフール大陸内で拡大し、海面上昇後分離したニューギニアとオーストラリア大陸に それぞれTehit族、Lani族やDani族などニューギニアの先住民集団やオーストラリア・アボリジニ集団、 つまり共にオーストラロイドとして現代まで残っています。 そして5万年前にはオーストラリアに到達していた集団の遺跡から回遊魚のマグロの骨が東海大学らの調査により発見され、 Y-DNA「C」は沿岸を船で移動できる海洋性ハンター集団だったと考えられます。 従ってサフール大陸に到達したY-DNA「C」集団は更にそのまま船で海に漕ぎ出し、ポリネシア全土に拡大していったようです。 ポリネシアのY-DNAの主要亜型として検出されるY-DNA「C」は、実は縄文の海洋性ハンターY-DNA「C」と同じ亜型です。 日本列島で検出される、海洋性ハンター遺伝子Y-DNA「C」亜型は、現代ポリネシア人と同じ先祖から分離したことになります。

注:一部の日本人の持つ海洋性気質は、このポリネシア人と共通の祖先から受け継いだ気質と言っても差し支えないでしょう。

  スンダランドから北上し現在の中国大陸に入ったY-DNA「D」とY-DNA「C」の混成集団は中国大陸の先住集団として拡大しました。 この時に混成集団の一部の集団は中国大陸には入らずにさらに北上し、当時海面低下で大きな川程度だった琉球列島を渡ったと思われます。 集団はそのまま北上し現在の九州に入った可能性が大。また一部は日本海の沿岸を北上し当時陸続きだったサハリンから南下し 北海道に入り、当時同様に川程度だった津軽海峡を渡り本州に入った可能性も大です。 つまりもしかすると日本本土への入り方が2回路あった可能性が大なのです。

  現在沖縄・港川で発掘される遺骨から復元再現される顔は完璧にオーストラロイド゙の顔です。 と言うことは、スンダランドから北上の途中沖縄に定住した混成集団がその後の琉球列島人の母体になり、 サハリンから南下した集団がのちのアイヌ人の集団になった可能性が極めて大と推測できます。

  さて中国大陸に展開したY-DNA「D」は残念ながら後発のY-DNA「O」に中国大陸の中原のような居住適地から駆逐され、 南西の高地に逃れY-DNA「D1a」のチベット人や羌族の母体となったようです。 欧米の研究者はチベット人の持つ高高地適応性はデニソワ人との交配の結果獲得した後天的な獲得形質と考えているようだ。 そして呪術性が高い四川文明はY-DNA「D」が残した文明と考えられます。 このため同じY-DNA「D」遺伝子を40%以上も持つ日本人には四川文明の遺物は極めて親近感があるのでしょう。

  日本の民話とチベットの民話には共通性がかなりありますが、これらはY-DNA「D」が伝えてきた民話と考えて差し支えないでしょう。

  しかし一緒に移動したと考えられるYDNA「C」の痕跡は現在の遺伝子調査ではチベット周辺では検出されていません。 どうやら途絶えてしまった可能性が高い、もともと海洋性の遺伝子なので、内陸の高地は居住適地ではなかったのかもしれません。。 いやもしかすると火炎土器のような呪術性の強い土器を製作したと考えられるY-DNA「C」なので、 四川文明の独特な遺物類はY-DNA「C」が製作した可能性が極めて高い。そしてY-DNA「D」のようにチベット高原のような高高地に適応できず 途絶えてしまったのかもしれないですね。

  一方スンダランドから琉球列島を北上した集団(Y-DMA「D1b」とY-DNA「C1a」は、一部は琉球列島に留まり、琉球人の母体となった。 しかし、そのまま更に北上し九州に到達したかどうかはまだ推測できていない。 しかし日本各地に残る捕鯨基地や水軍など日本に残る海の文化は海洋性ハンターと考えられるY-DNA「C1a」が そのまま北上し本土に入った結果と考えられる。

  オーストラリアの海洋調査で、数万年前にY-DNA「C」の時代にすでに漁労が行われ、 回遊魚のマグロ漁が行われていたと考えられる結果のマグロの魚骨の発掘が行われ、 当時Y-DNA」「C」はスンダランドからサフール大陸に渡海する手段を持ち更に漁をするレベルの船を操る海の民であったことが証明されている。 このことはスンダランドから大きな川程度だった琉球列島に入ることはさほど困難ではなかったと考えられ、 Y-DNA「C」と交雑し行動を共にしていたと考えられるY-DNA「D」も一緒にさらに北上し本土に入ったことは十分に考えられる。 すべての決め手はY-DNA「C」の海洋性技術力のたまものだろう。

  一方日本海をさらに北上した集団があったことも十分に考えられる。 この集団はサハリンから南下し北海道に入り、更に大きな川程度だった津軽海峡を南下し、本土に入ったと考えられる。 サハリンや北海道に留まった集団は古代アイヌ人の母体となっただろう。 Y-DNA「C1a」は北海道に留まらず恐らく本州北部の漁民の母体となり、Y-DNA「D1b」は蝦夷の母体となっただろう。

  このY-DNA「D1b」とY-DNA「C1a」が縄文人の母体と言って差し支えないだろう。 つまり縄文人は主力の素朴な狩猟採集集団のY-DNA「D1b」と技術力を持つ海洋性ハンターのY-DNA「C1a」の混成集団であると推測できる。 この海洋性ハンター遺伝子が一部日本人の持つ海洋性気質の源流だろう。日本人は単純な農耕民族ではないのだ。

  ところがサハリンから南下せずにシベリヤ大陸に留まり陸のハンターに転身したのが大陸性ハンターY-DNA「C2」(旧「C3」)である。 この集団はクジラの代わりにマンモスやナウマンゾウを狩猟する大型獣狩猟集団であったと思われる。 ところが不幸にもシベリア大陸の寒冷化によりマンモスもナウマン象も他の大型獣も少なくなり移住を決意する。 一部はナウマン象を追って南下し対馬海峡を渡り本土に入りY-DNA「C2a」(旧C3a」)となり山の民の母体となっただろう。 また一部はサハリンからナウマンゾウの南下を追って北海道、更に本土へ渡った集団もあっただろう。北の山の民の母体となったと推測できる。

  この山の民になった大陸性ハンターY-DNA「C2a」が縄文人の3つ目の母体だろう。 つまり縄文人とは、核になる狩猟採集民のY-DNA「D1b」と海の民のY-DNA「C1a」及び山の民のY-DNA「C2a」の3種混成集団と考えられる。
  このY-DNA「C2a」が一部日本人の持つ大陸性気質の源流と考えられる。 Y-DNA「C1a」は貝文土器など沿岸性縄文土器の製作者、Y-DNA「C2a」は火炎土器など呪術性土器の製作者ではないかと推測され、 いずれにせよ縄文土器は技術を持つY-DNA「C」集団の製作と推測され、Y-DNA「D」は素朴な狩猟採集民だったと推測できる。

  この山の民のY-DNA「C2a」が南下するときに、南下せずY-DNA「Q」と共に出シベリアしたのがY-DNA「C2b」(旧「C3b」)の一部であろう。 このY-DNA「Q」はヨーロッパでは後代のフン族として確定されている。このY-DNA「Q」はシベリア大陸を横断するような 移動性の強い集団だったようだ。 シベリア大陸を西進せずに東進し海面低下で陸続きになっていたアリューシャン列島を横断し北アメリカ大陸に到達し Y-DNA「Q」が更に南北アメリカ大陸に拡散したのに対し、

  Y-DNA「C2b」は北アメリカ大陸に留まりネイティヴ・アメリカンの一部として現代に遺伝子を残している。 最も頻度が高いのはTanana族である、約40%もの頻度を持つ。 北アメリカや中米で発掘される縄文土器似の土器の製作者はこのY-DNA「C2a」ではないかと推測できる。

  またそのままシベリア大陸/東北アジアに留まったY-DNA「C2」はY-DNA「C2b1a2」に分化し、 大部分はモンゴル族やツングース族の母体となった。 また一部だった古代ニヴフ族は北海道に侵攻しY-DNA「D1b」のアイヌ人を征服しオホーツク文化を立ち上げた。 本来素朴な狩猟採集民だった原アイヌ人は支配者の古代ニヴフの持つ熊祭りなどの北方文化に変化し、 顔つきも丸っこいジャガイモ顔からやや彫の深い細長い顔に変化したようだ。 現代アイヌ人の持つ風習から北方性の風俗・習慣を除くと原アイヌ人=縄文人の文化が構築できるかもしれない。

4.長江文明系稲作農耕文化民の到来

  さて、日本人は農耕民族と言われるが、果たしてそうなのか?縄文人は明らかに農耕民族ではない。 狩猟採集民とハンターの集団だったと考えられる。ではいつ農耕民に変貌したのだろうか?

  古代遺伝子Y-DNA「F」から分化した現代遺伝子亜型群はY-DNA「G」さらに「H」、「I」、「J」、「K」と分化し、 Y-DNA「K」からY-DNA「LT」とY-DNA「K2」が分化した。 このY-DNA「LT」から更にY-DNA「L」が分化しインダス文明を興し、後にドラヴィダ民族の母体となったと考えられている。 Y-DNA「T」からは後のジェファーソン大統領が出自している。

  Y-DNA「K2」はさらにY-DNA「K2a(NO)」とY-DNA「K2b」に分化し、Y-DNA「NO」が更にY-DNA「N」とY-DNA「O」に分化した。 このY-DNA「N」は中国の遼河文明を興したと考えられているらしい。 このY-DNA「N」は現在古住シベリア集団(ヤクート人等)に濃く70-80%も残されており、テュルク族(トルコ民族)の母体と考えられている。

  しかし現代トルコ人は今のアナトリアに到達する過程で多種のY-DNAと混血し主力の遺伝子は Y-DNA「R1a」,「R1b」,「J2」などに変貌している為、東アジア起源の面影は全くない。 唯一タタール人に若干の面影が残っているが、今のタタール人もY-DNA「R1a」が主力に変貌してしまっている。 Y-DNA「N」はシベリア大陸の東西に高頻度で残りバルト3国の主力Y-DNAとして現代も40%以上も残っている。やはり移動性の強い遺伝子のようだ。

  さていよいよ日本農耕の起源に触れなければならない。Y-DNA「NO」から分化したもう一方のY-DNA「O」は、 中国の古代遺跡の発掘で、古代中国人は現在のフラットな顔つきと異なりコーカソイドの面影が強いと報告されている事は研究者の周知である。 つまり本来の人類は彫が深かったといってよく、現代東北アジア人のフラット/一重まぶた顔は 寒冷地適応に黄砂適応が加わった二重適応の特異的な後天的獲得形質と言って差し支えない(当史観は環境適応はあくまで「適応」で 「進化」とは違うと考えるが、ラマルクの後天的獲得形質論も進化論といわれるので、進化の一部ということにします。 (余談ですが、人類(動物)は体毛が減少する方向に進んでいるので、実は禿頭/ハゲ頭も「進化形態」である事は間違いない。)

  この東北アジア起源のY-DNA「O」は雑穀栽培をしていたようだ。東アジア全体に拡散をしていった。 日本列島では極低頻度だがY-DNA「O」が検出されている。陸稲を持ち込んだ集団と考えられる。 東北アジアの住居は地べた直接だっと考えられる。主力集団は黄河流域に居住していたため、 長年の黄砂の負荷で現代東アジア人に極めてきついフラット顔をもたらしたのだろう。

  一方南下し温暖な長江流域に居住した集団から長江文明の稲作農耕/高床住居を興したY-DNA「O1a」と「O1b」が分化し、 更にY-DNA「O1b1」(旧「O2a」)と「O1b2」(旧「O2b」)が分化し稲作農耕は発展したようだ。 このY-DNA「O1a」は楚民、Y-DNA「O1b1」は越民、「O1b2」は呉民の母体と推測できる。

  長江文明は黄河文明に敗れ南北にチリジリになり、Y-DNA「O1b1」の越民は南下し江南から更にベトナムへ南下し、 更に西進しインド亜大陸に入り込み農耕民として現在まで生き残っている。 ほぼ純系のY-DNA「O1b1」が残っているのはニコバル諸島 (Y-DNA「D*」が残るアンダマン諸島の南に続く島嶼でスマトラ島の北に位置する)のShompen族で100%の頻度である。

  また南インドのドラヴィダ民族中には検出頻度がほとんどY-DNA「O1b1」のみの部族もあり、 越民がいかに遠くまで農耕適地を求めて移動していったか良く分かる。 カースト制度でモンゴロイドは下位のカーストのため、他の遺伝子と交雑できず純系の遺伝子が守られてきたようだ。 この稲作農耕文化集団である越民の子孫のドラヴィダ民族内移住が、ドラヴィダ民族(特にタミール人)に 長江文明起源の稲作農耕の「語彙」を極めて強く残す結果となり、その結果、学習院大学の大野教授が 日本語タミール語起源説を唱える大間違いを犯す要因となったが、 こんな遠くまで稲作農耕民が逃げてきたことを間接証明した功績は大きい。

  一方、呉民の母体と考えられるY-DNA「O1b2」は満州あたりまで逃れ定住したが、更に稲作農耕適地を求め南下し朝鮮半島に入り定住し、 更に日本列島にボートピープルとして到達し、先住縄文人と共存交雑しY-DNA「O1b2a1a1」に分化したと考えられる。 この稲作農耕遺伝子Y-DNA「O1b2」は満州族で14%、中国の朝鮮族自治区で35%、韓国で30%、日本列島でも30%を占める。 この満州族の14%は、満州族の中に残る朝鮮族起源の姓氏が相当あることからやはり朝鮮族起源と考えられ、 呉系稲作農耕文化を現在に残しているのは朝鮮民族と日本民族のみと断定して差し支えないだろう。 この共通起源の呉系稲作農耕文化の遺伝子が日本人と朝鮮人の極めて近い(恐らく起源は同一集団)要因となっている。 北朝鮮はツングース系遺伝子の分布が濃いのではないかと考えられるが、呉系の遺伝子も当然30%近くはあるはずである。 過去の箕子朝鮮や衛氏朝鮮が朝鮮族の起源かどうかは全く分かっていないが、呉系稲作農耕民が起源の一つであることは間違いないだろう。

  長江流域の呉越の時代の少し前に江南には楚があったが楚民はその後の呉越に吸収されたと思われる、 しかしY-DNA「O1b1」が検出される河南やベトナム、インド亜大陸でY-DNA「O1a」はほとんど検出されていない。 Y-DNA「O1a」がまとまって検出されるのは台湾のほとんどの先住民、フィリピンの先住民となんと日本の岡山県である。

  岡山県にどうやってY-DNA「O1a」が渡来したのかは全く定かではない。呉系Y-DNA「O1b1」集団の一員として 混在して来たのか単独で来たのか?岡山県に特に濃く検出されるため古代日本で独特の存在と考えられている吉備王国は 楚系文化の名残と推測可能で、因幡の白兎も楚系の民話かもしれない。 台湾やフィリピンの先住民の民話を重点的に学術調査するとわかるような気がしますが。

5.黄河文明系武装侵攻集団の到来

  狩猟採集と海陸両ハンターの3系統の縄文人と、長江系稲作農耕文化の弥生人が共存していたところに、 武装侵攻者として朝鮮半島での中国王朝出先機関内の生き残りの戦いに敗れ逃れてきたのが、 Y-DNA「O2」(旧「O3」)を主力とする黄河文明系集団だろう。 朝鮮半島は中華王朝の征服出先機関となっており、 長江文明系とツングース系が居住していた朝鮮半島を黄河系が占拠して出先機関の「郡」を設置し、 韓国の歴史学者が朝鮮半島は歴史上だけでも1000回にも及び中華王朝に侵略された、と言っている結果、 現代韓国は43%以上のY-DNA「O2」遺伝子頻度を持つ黄河文明系遺伝子地域に変貌してしまった。

  朝鮮半島での生き残りの戦いに敗れ追い出される形で日本列島に逃れてきた集団は、当然武装集団だった。 おとなしい縄文系や和を尊ぶ弥生系を蹴散らし征服していった。長江系稲作農耕集団は、 中国本土で黄河系に中原から追い出され逃げた先の日本列島でも、また黄河系に征服されるという二重の苦難に遭遇したのだろう。
  この黄河系集団は日本書紀や古事記に言う天孫族として君臨し、その中で権力争いに勝利した集団が大王系として確立されていったようだ。 この黄河系武装集団の中に朝鮮半島で中華王朝出先機関に組み込まれていた戦闘要員としてのツングース系の集団があり、 ともに日本列島に移動してきた可能性が高いY-DNA「P」やY-DNA「N」であろう。 好戦的な武士団族も当然黄河系Y-DNA「O2」であろう。出自は様々で高句麗系、新羅系、百済系など 朝鮮半島の滅亡国家から逃げてきた騎馬を好む好戦的な集団と推測できる。

  この黄河文明系Y-DNA「O2」系は日本列島で20%程度検出される重要なY-DNAである。韓国では43%にもなり、 いかに黄河文明=中国王朝の朝鮮半島の侵略がひどかったが容易に推測できる。 日本列島の長江文明系Y-DNA「O1b2」系と黄河系Y-DNA「O2」系は合計50%近くになる。韓国では73%近くになる。 つまり日本人の約50%は韓国人と同じ長江文明系+黄河文明系遺伝子を持つのである。これが日本人と韓国人が極めて似ている理由である。

  一方、韓国には日本人の約50%を占める縄文系Y-DNA「D1b」,Y-DNA「C1a」とY-DNA「C2a」が欠如している。 これらY-DNA「D1b」,「C1a」とY-DNA「C2a」は日本人の持つ素朴なホスピタリティと従順性と調和性の源流であり、 このことが日本人と韓国人の全く異なる民族性の理由であり、日本人と韓国人の近くて遠い最大の原因になっている。

  一方、日本人の持つ一面である残虐性/競争性/自己中性等は20%も占める黄河系Y-DNA「O2」系からもたらされる 特有の征服癖特質が遠因と言って差し支えないような気がする。

6.簡易まとめ

  日本人の持つ黙々と働き温和なホスピタリティや和をもって貴しとする一面と、 一方過去の武士団や維新前後の武士や軍人の示した残虐性を持つ2面性は、 日本人を構成するもともとの遺伝子が受けてきた歴史的な影響の結果と言えそうだ。


  日本人の3つの源流は、

  ・日本列島の中で約1万年以上純粋培養されてきた大多数の素朴な狩猟採集民と少数のハンターの縄文系、

  ・中国大陸から僻地の日本列島にたどり着き、集団の和で結束する水田稲作農耕民の弥生系、

  ・朝鮮半島を追い出された、征服欲出世欲旺盛な大王系/武士団系の武装侵攻集団系、


  個人の性格の問題では解説しきれない、遺伝子が持つ特質が日本人の行動・考えに強く影響していると思える。 世界の技術の最先端の一翼を担っている先進国で、50%もの古代遺伝子(縄文系、しかも女系遺伝するmtDNAでは何と約67%が 縄文系のmtDNA「M」系なのです。)が国民を構成しているのは日本だけで極めて異例です。 もしこの縄文系遺伝子がなければ、日本列島と朝鮮半島及び中国はほとんど同一の文化圏と言って差し支えないでしょう。 それだけ縄文系遺伝子がもたらした日本列島の基層精神文化は、 日本人にとって世界に冠たる独特の国民性を支える守るべき大切な資産なのです。

7.後記

  これまで独立した亜型として扱われてきた近代亜型のY-DNA「L」,「M」,「N」,「O」,「P」,「Q」,「R」,「S」,「T」は、 現在、再び統合されてY-DNA「K」の子亜型Y-DNA「K1」とY-DNA「K2」の更に子亜型(孫亜型)として再分類される模様です。 つまり独立名をつける亜型群として扱うほど「違いが無い」ということなのです。

  ところがこのY-DNA「K」は、我々極東の代表Y-DNA「O」や西欧の代表Y-DNA「R」や南北ネイティヴアメリカンの Y-DNA「Q」等が含まれているのです。とても遺伝子が近いとは思えないのです。では何故これほど外観も行動様式も異なるのだろうか?

  これらの亜型群は、何十万年の歴史でユーラシア大陸の各地で亜種に近いほど分化していたと考えられている ネアンデルタール人やデニソワ人のY-DNA亜型を受け継いだだけの可能性も十分にあるのです。 西欧と極東であまりにも異なる外観や行動様式などの違いの原因を亜種間の接触に求めるのは荒唐無稽とは言えないでしょう。

  何しろネアンデルタール人もデニソワ人もホモサピエンスも元をただせばホモエレクトス出身で当然Y-DNAもmtDNAも 遺伝子が繋がっているのだから。Y-DNAではホモサピエンス、ネアンデルタール人やデニソワ人は既に1つのツリーに統合され始めています。 しかし、mtDNAは母系の断絶が確認されていて、ホモサピエンスとは繋がっていません。もしネアンデルタール人との接触がもっと遅く、 ネアンデルタール人男性の分化も進んでしまっていたら、Y-DNAの断絶もあったかもしれません。

8.余談

  (極めて余談ですが、北方系極東人の多くは寒冷地適応や黄砂適応を受け、フラット顔になってはいますが、 中国で発掘される古代人骨はほとんどコーカソイド顔であり、フラット顔は後天的獲得形質であることは研究者達が認めています。 日本人にはこの後天的獲得形質を獲得してから日本列島に渡ってきた集団が多かったことを示しています。 日本人の胴長短足は、高身長の弥生系と武装侵攻系の上半身と小柄な縄文の下半身の交雑の結果に過ぎず、日本人に意外に多い反っ歯や受け口も 弥生系の細身の顎に縄文系のがっしり歯列が収まりきらず前に出てしまっただけであり、親知らずは逆に出られなかっただけです。

  また日本人固有の古代的なホスピタリティは、縄文系である古代亜型Y-DNA「D」と「C」(合計で日本人男性の出現頻度約45%を占める) 及びmtDNA「M」(合計で日本人全体の約67%を占める)の固有の特質であり、近代亜型群の特質ではありません。 つまり特に日本人と他の民族との違いのほとんどは、この縄文系遺伝子の伝えてきた極めて古代的な、 狩猟採集民やハンター民の持つ行動様式や思考回路のもたらす結果に帰することは疑いようがありません。

  もし、天孫族や武士団族が朝鮮半島から負け組として追い出されてこなければ、日本列島は徳川時代の高度な文化もなく、 当時世界最大の都市だった江戸もなく、容易に西欧列強の植民地になっていたでしょう。つまり極めて残念なことですが、 日本人の世界に冠たる高度な技術力や文化性は、日本列島の3重遺伝子構造を構成する遺伝子の中で最後にやってきた Y-DNA「O2」(旧O3)がもたらしてきたものなのです、中国や韓国と支配階級が同じY-DNA「O2」遺伝子なのに結果が異なってきたのは、 常に外敵との抗争や侵略に脅かされ、技術や文化の熟成が近代までに確立「出来なかったか/出来たか」の違いなのでしょう。)

9.時代の趨勢

  3.3 Y-DNA「R1b」に書いた文章を復誦します。

  極めて明らかなことは、国・国民が先進的になるには純系民族では無理なのです。辺境民化してしまいエネルギーが低すぎるのですが、 競う共存遺伝子の種類が多ければ多いほど集団エネルギーが高くなり、国の活性度が上がり、覇権に向かうのです。 アジアの中で唯一近代化に成功した日本は縄文系−弥生系(長江文明系)−武装侵攻系(黄河文明系)が交雑し、 武装侵攻系が核になり集団エネルギーを一気に高め、一時はジャパンアズNo1と覇権を握るかもしれないほどの勢いを手に入れました。

  しかし日本が高止まりしてしまった間に中国が、日本以上の複雑な遺伝子ミックスにより集団エネルギーを高め、近代化らしきものに成功し 対外的には日本に取って替わりアジアの覇権を握ったように見えるレベルに達しました。しかし国民一人当たりの生産性があまりにも低く、 日本の1/4以下程度しかなく真の覇者には恐らく永久になれないでしょう。

  その中国も恐らく近いうちに日本同様高止まりするでしょうが、東アジアには日本、中国に代わる国はもはや存在しません。 南アジアのインドはロシアのスラブ系と同じインド・ヨーロッパ系遺伝子が支配する国ですが、中国同様あまりに国民一人あたりの 生産性が低すぎ日本の1/20程度しかなく覇権には届かないでしょう。

  当分の間はY-DNA「R1b」のアメリカとY-DNA「O2」(旧「O3」)の中国が覇権争いを続けるでしょうが、中国も日本もアメリカに 対する輸出で生産性を上げてきたので、アメリカにとって代わることは逆に自滅に向かうためまず不可能でしょう。

  非常に残念ですが、現代世界の構図は、世界の警察官であり輸入超大国のアメリカが太陽として中心に存在し、世界中から生産物を 買いまくり、そのおかげでアメリカの周りに各国が衛星のように回っていられるだけなのです。 水星、金星はEU諸国、地球は日本、火星はロシア、木星が中国、土星がインドという感じでしょうか。

v.1.6  国立遺伝学研究所教授で著名研究者の斎藤成也氏が、2017年10月に核-DNA解析でたどる「日本人の源流」本を出版しました。 その中でやっと海の民にも焦点が当たり、当ガラパゴス史観の「縄文人の一部は海のハンター」史観が 間違ってはいないかもしれない雰囲気になって来ました。 そろそろ時機到来の様相になって来ましたのでガラパゴス史観を総括し、日本人の源流考をまとめてみました。 これはY-DNA及びmtDNAの論文104編を読み込みメタアナリシスした結果得た、アブダクション(推論)です。 追加の着想がまとまる都度書き足します。

  枝葉末節は切り捨て太幹のみに特化して組み立てていますので、異論・興味のある方は、 当史観が集めた論文や、その後に発表されている新しい論文をじっくり読んで是非御自分で源流考を組み立ててみてください。

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飛躍しすぎほぼ空想談

  このコラムの項目2で「北京原人やジャワ原人などのホモエレクトスも出アフリカし、ネアンデルタール人も出アフリカしたということは、 現生人類が出アフリカしたのは人類の遺伝子が導く宿命ではないかとも思われる。」と書いたのですが、 布団に入ってウトウトし始めた時に、突然、”空想の語り部”が降臨してきて グチュグチュと御託言を言い残していったので、忘れないうちに書き留めます。

  何故、ヒトを含む類人猿の進化ツリー前半のギボン(テナガザル)やオランウータンは(東南)アジアにしか棲息しておらず、 進化ツリー後半のゴリラやチンパンジーはアフリカにしか棲息していないのか?

  ヒトがアフリカで発祥したのはチンパンジーとの共通の祖先がアフリカにしかいなかったからなのは極めて明白ですが、 では何故共通の祖先はアジアにはいなかったのか?何故アフリカにしかいなかったのか? この疑問に関する納得できる説明を探してみたのですが、今のところ全く見つかってはいません。

  今のところの進化ツリーでは進化の後半で、ゴリラの祖先になった類人猿はアジアからアフリカに大移動をしたことになります。 要するに、ヒトの遠い源郷はアジアだったから、人は出アフリカしてユーラシア大陸を東に進んだと言うことになります。 つまりサケやウナギが戻ってくるのと一緒で、源郷戻りが遺伝子に埋め込まれているのではないか!? では逆に、なぜ類人猿はアジアからアフリカに移動をしたのか?も依然、極めて大きな謎です。

  とにかく解剖学的現代ヒト族は宿命に導かれ出アフリカし、中東あたりで先輩ヒト族の中東型ネアンデルタール人と交雑し分化し、 インド洋の沿岸に沿って東のアジアを目指し大移動を決行し、古代遺伝子Y-DNA「C」と「D」はアジアに到達しそこで棲息をしてきたわけです。 ところが別の古代遺伝子Y-DNA「E」は、せっかく出アフリカしたにも関わらずまたアフリカに出戻ってしまった。 ということはアフリカに進むことも遺伝子に組み込まれているのかもしれない。

  では残りの古代遺伝子Y-DNA「F」は、なぜインド亜大陸に留まり全新興遺伝子の親遺伝子となったのだろうか? アフリカ大陸でヒト族がチンパンジーとの共通の祖先から分化したように、インド亜大陸で新興遺伝子の共通の祖先の古代遺伝子「F」から 分化したのでしょう、それを実行した最も考えられる要因はアジア型ネアンデルタール人との交雑でしょう。

  インド亜大陸はアフリカ大陸と同様の、進化や分化を後押しするパワーがあるのではないか?誰か研究してくれませんかね!!!!!。
http://garapagos.hotcom-cafe.com/0-2,0-5,15-28,18-2.htm#0-2
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/547.html#c268

[リバイバル4] 弥生文化の起源 中川隆
2. 中川隆[-11125] koaQ7Jey 2019年9月30日 12:07:44 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1695]


日本人のガラパゴス的民族性の起源 2019/9/29
0-2. 日本人の源流考
http://garapagos.hotcom-cafe.com/0-2,0-5,15-28,18-2.htm#0-2


v,1.7  しばらく古人類学の情報収集をさぼっていたら、新しいDNA分析技術が登場し、歯の化石からDNA解析ができるようになっていました。 記事「1-19.メラネシア人のデニソワ人度」を調査の中で、縄文人の中の海洋性ハンターの姿がより理解できる知見がありましたので、Rev.Upしました。

0.はじめに

  当ガラパゴス史観が、Y-DNAとmtDNAの分化のツリー調査を進めて行く中で、ホモサピエンスの歴史自身をもう少し深堀したい疑問が生じてきました。

・何故、ホモサピエンス始祖亜型のY-DNA「A」やY-DNA「B」はその後現代にいたるまで狩猟採集の原始生活から前進せず、 ホモエレクトスの生活レベルのままだったのか?

・出アフリカを決行した結果、分化した古代4亜型の中でY-DNA「D」、Y-DNA「E」やY-DNA「C」などの、 オーストラリア、ニューギニアやアンダマン諸島、アフリカなどの僻地に残った集団も、 現代に至るまで何故「A」,「B」同様、狩猟採集から抜け出せなかったのか?

・彼らは本当にホモサピエンスになっていたのだろうか?我々解剖学的現代人類はアフリカ大陸で ホモサピエンスに進化してから出アフリカしたと思い込んでいるが、もしかすると出アフリカ後に、 ネアンデルタール人との遭遇で現代型に進化したのではないか?

1.ネアンデルタール人の出アフリカから始まったようだ。

  ネアンデルタール人は、ホモサピエンスの亜種か異種と議論されています。 最新の知見では、80万年前頃にホモエレクトスから、ネアンデルタール人とホモサピエンスの共通の祖先と考えられる草創期のネアンデルタール人 (旧ホモハイデルベルゲンシス)が出現し、60万年ぐらい前には出アフリカし、先輩人類としてユーラシア大陸に拡がったらく、 そして40万年前頃にネアンデルタール人の東アジア型のデニソワ人が地方型として分化し、 ホモサピエンスと交雑し出アジアしてメラネシアに拡がったようなのです。

  注:ホモエレクトスの進化型古人類と思われていたホモハイデルベルゲンシスが最新技術による遺伝子解析の結果、 草創期のネアンデルタール人と判明しました。このためネアンデルタール人の出現が、 ホモハイデルベルゲンシスの出現年代とされていた80万年前頃に一気に遡りました。

  注:デニソワ人はあくまでネアンデルタール人に包含されるというのが極最新の見解のようです。

  そして草創期の原ホモサピエンスは50万年前頃には既に出現していて、30万年前頃にホモサピエンス最古のコイサン集団の祖先が出現し、 その後何度も出アフリカを行っていたが、6-7万年前頃の最後の出アフリカが、 我々を含む解剖学的現代人類(Anatomically Modern Human)を形成したようです。 そしてネアンデルタール人は、10-3万年前頃にホモサピエンスと各地で交雑し、3万年前ぐらいには絶滅した、という見解になっています。

この2種類の人類種の分類の見解は研究者によって異なり、亜種扱いの場合は、

  ホモ・サピエンス・サピエンス<===>ホモ・サピエンス・ネアンデルターレンシスと分類され、 あくまで別種と考える場合は、

  ホモ・サピエンス<=========>ホモ・ネアンデルターレンシスと分類されます。

  しかし最新の技術は、現代人類の遺伝子の2−4%はネアンデルタール人から受け継いでいることを解明しました。 東アジア人の比率が最も高く、次にヨーロッパ人で、東南アジア人は意外に低いそうです。 その後、現生人類の先祖が、スタンフォード大学の研究では2000人程度の規模で、出アフリカしユーラシアに拡がるまでに、 ネアンデルタール人の歴史は既に60万年程度は経過しており、 その間にネアンデルタール人はユーラシア各地で亜種に近いぐらい分化していたと考えられ、 アジアで発掘されたデニソワ人はネアンデルタール人の東アジア型と考えられ始めています。 しかも研究ではデニソワ人の遺伝子がメラネシア人に6%も受け継がれている、ことまで判明しています。

  またネアンデルタール人にはホモサピエンスの遺伝子が20%も含まれていた、と言う報告まであります。

  これはつまり現代人類は既にある程度の高度な文化を築き上げていたネアンデルタール人との亜種/異種間交雑の結果、 進化の爆発が起こり現ホモサピエンスとして完成したのではないかと考えるのが妥当なのではないかと思われます。

  また大きなトピックスとして、解剖学的現代人類のY-DNA分化ツリーにネアンデルタール人とデニソワ人の亜型がとうとう組み込まれました。 一方、ネアンデルタール人とデニソワ人のmtDNAは解剖学的現代人類には受け継がれていないことも判明しました。
  つまり、ネアンデルタール人、デニソワ人と解剖学的現代人類はY-DNAで完全に直列で繋がっている、と言うことになりますが、 女系を表すmtDNAでは断絶している、と言うことになります。

  ネアンデルタール人とホモサピエンスは異種か亜種かという問題に対し、ネアンデルタール人のY-DNAの変異型も特定され ホモサピエンスのツリーとつながったということは、少なくとも異種ではないという結論になります。 あえて言えば、ネアンデルタール人とデニソワ人の男性はホモサピエンスの男性と亜種ほどの違いもなく、 「頑丈型」と「華奢型」の違い程度に過ぎないため交配しても子孫を残せた、ということになります。

  一方女性に関しては異なり、進化は女性から始まると考えられるため、ネアンデルタール人とデニソワ人の女性はホモサピエンスの女性とは 異種ぐらい異なる進化段階になってしまっていたのでしょう、だからホモサピエンスの男性とネアンデルタール人とデニソワ人の女性の組み合わせでは 子孫が残らなかったのだろうと欧米の研究者は考えているようです。

いやはや遺伝子解析の技術の進歩は目覚ましいものですね。当ガラパゴス史観がRNAとリボソームの研究をしていたころとは 全く時代が変わっています。

2.原ホモサピエンスから現ホモサピエンスへ脱皮したのではないか!

  我々現代人(解剖学的現代類)の祖先は、共通の祖先である草創期のネアンデルタール人からネアンデルタール人が先に進化し 出アフリカした後も進化に出遅れアフリカ大陸に残存していた草創期のネアンデルタール人の中で、 50万年前頃にとうとう草創期のホモサピエンスが出現し、30万年前頃には原ホモサピエンスであるコイサン集団が出現したようです。

  しかも出アフリカは20数万年前頃には既に行われ遺跡が発掘されています。 また最近の発掘調査では、10万年前ごろにはすでにレバント地域に移動していたらしく、8万年前頃には中国南部に到達していたと報告されています。 以前の5−6万年前頃に最終出アフリカしたのではないかという見解が、今は6-7万年頃と遡ってきているのは 今後まだまだ新しい研究報告がある予兆と思われます。

  いずれにせよ、80万年前に現れた草創期のネアンデルタール人(旧ホモハイデルベルゲンシス)が共通の祖先となり、 60万年前頃にネアンデルタール人が先に出アフリカし、50万年前頃に原ホモサピエンスが現れたのだろうと考えられる。

  最新のY-DNAツリーは、

Y-DNA「Adam」からY-DNA「A0000」(デニソワ人)が分化し、
Y-DNA「A000」(ネアンデルタール人)が分化し、
Y-DNA「A00」(コイサン集団)が分化し、更に「A0」、「A」と分化が進み、
Y-DNA「A1b」からY-DNA「BT」が分化し、
Y-DNA「BT」がY-DNA「B」とY-DNA「CT」に分化しましたが、

  この「A」と「B」は原ホモサピエンスの始祖亜型と考えられます。

Y-DNA「CT」が出アフリカし、Y-DNA「DE」とY-DNA「CF」に分化しました。
  これは中近東あたりで先住ネアンデルタール人との交雑の結果と考えられます。
  この「C」、「D」、「E」 は古代性を強く残した狩猟採集民として、近年まで残ってきました。

  注:デニソワ人がネアンデルタール人の地方型として分岐したのは40万年前頃と解析されていますが、 解剖学的現代人類に組み込まれたネアンデルタール人の遺伝子はもう少し後年の集団からと考えられているようです。

 つまりY-DNA「A」と「B」はホモサピエンスではあるが完成形ではない原ホモサピエンスと言っても良いかもしれません。

 西欧列強が世界中を植民地化するべく搾取活動を続けているときにわかったことは、 アフリカ大陸やニューギニア・オーストラリアやアンダマン島の先住民は、 何万年もの間、古代のままの非常に素朴な狩猟採集民の文化レベルにとどまっていた、ということでした。

  研究調査からかなり高度な文化・技術レベルに達していたと判ってきているネアンデルタール人と比べると、 分類学的な現代人類/ホモサピエンスに進化したというだけではホモ・エレクトスとさほど変わらない文化レベルだったという証明でしょう。 つまり脳容積がホモエレクトスより大きくなったり、会話が出きるようになったレベルでは、同時代のネアンデルタール人より華奢な、 しかし可能性は秘めている後発人類に過ぎなかったようです(しかし体毛は薄くなり、前頭葉が発達し、見た目は多少現代人類的ですが)。

  では一体、なぜ解剖学的現代人類は現代につながるような文明を興すほど進化できたのだろうか?大きな疑問です。 一部の王国を築いた集団を除いた、古ネイティブ・アフリカンは大航海時代になっても、狩猟採集民でしかなかったのです。 その後西欧列強と出会わなければ、今でも狩猟採集のままのはずです。

  このことは、文明と言うものを構築するレベルに達するにはホモサピエンスになったというだけではなく、 何か決定的なブレークスルーのファクターがあったはずです。

  ネアンデルタール人と原ホモサピエンスの亜種間交配の結果、進化の爆発が起こったと推測するのが今のところ最も妥当です。

  出アフリカした先輩人類のネアンデルタール人と交雑し、ネアンデルタール人がすでに獲得していた先進文化を一気に取り込むことに成功し、 恐らく人口増加率(繁殖力)が圧倒的に高い原ホモサピエンスの中にネアンデルタール人が自然吸収される形で統合化されたのが 完成形の現ホモサピエンスと考えるのが最も妥当性が高いのです。 (この繁殖力の高さが解剖学的現代人類の勝ち残った理由なのではないか、想像を逞しくすると、交配の結果得た後天的な獲得形質かもしれません。)

  もし出アフリカせずネアンデルタール人とも出会わずアフリカの中に留まっていたら、 人類は相変わらず19世紀ごろのサン族やピグミー族のように素朴な狩猟採集段階に留まっているだろうと容易に推測できますが、 北京原人やジャワ原人などのホモエレクトスも出アフリカし、ネアンデルタール人も出アフリカしたということは、 ホモサピエンスが出アフリカしたのは人類の遺伝子が導く宿命ではないかとも思われる。 つまりホモサピエンスが出アフリカし狩猟採集文化から脱し、現代文明にまで至ったのは必然だったということかもしれませんね。

注: 記事「18-4. ホモサピエンスとは人類学上何者なのか」
http://garapagos.hotcom-cafe.com/15-24,17-8,18-4.htm#18-4

で触れたように、最新の研究で、ネアンデルタール人とデニソワ人の Y-DNAの変異型が同定され、恐らく80万年前頃と考えられるようになったY-DNA「Adam」に続き、デニソワ人とネアンデルタール人が 分化のツリー上に配置されるようになったのですが

(「1-1. Y-DNAハプロタイプ 2019年6月版 ツリー」を参照ください)、

http://garapagos.hotcom-cafe.com/1-1.htm

注: 一方mtDNAツリーでは、デニソワ人とネアンデルタール人のmtDNA変異型は全く検出されず、 おそらくデニソワ人女性とネアンデルタール人女性とサピエンス男性との交配では恐らく子孫ができなかったか、出来ても 生殖能力が無かったのだろう、と欧米の研究者は考えています。

  これはサピエンスとネアンデルタール人の男性は「華奢型(きゃしゃ型)」と「頑丈型」の違いくらいしかなく、亜種ほどの違いもなく、 せいぜい地方型の違いくらいで同種であったと考えるほうが最も合理的です。一方進化は女性から始まるので、ネアンデルタール人の女性と サピエンスの女性は異種と言ってよいほど分化し、子孫を残せなかったのだろうと推測できます。

   3.日本列島への最初の到来者は、古代遺伝子集団:Y-DNA「D」と「C」
  注:実はまだ残っている疑問があります。古代性を近代まで残していた古代遺伝子Y-DNA「C」、「D」、「E」は現ホモサピエンスの段階に 至っておらず、原ホモサピエンスに留まっていたのではないか、そしてY-DNA「F」がインド亜大陸周辺でネアンデルタール人やデニソワ人と交雑し、 やっと現ホモサピエンスの段階に進化したのではないかという疑問です。これは極めて大胆な推測ですが、 これに関する知見、否定する知見はまだ全く報告されていません。

  Y-DNA「D1b」を主力とするY-DNA「C1a1」との混成部隊である。

  移行亜型Y-DNA「DE」はさらに古代遺伝子Y-DNA「D」とY-DNA「E」に分化したが、Y-DNA「D」がインド洋沿岸に沿って東進したのに対し、 Y-DNA「E」は逆に西進し地中海南北沿岸に定着し、地中海南岸(アフリカ北岸)に移動した集団はさらにアフリカ全土に展開し、 始祖亜型である原ホモサピエンスの先住民の中に入り込み、始祖亜型Y-DNA「A」と「B」のネイティヴ・アフリカン集団の中に 古代亜型Y-DNA「E」の遺伝子が混在するようになっています。

  注:アフリカ大陸にはその後Y-DNA「R1a」と分化したY-DNA「R1b」がアナトリア、中近東から南下してきて、更に新しい集団として 現在のカメルーンあたりを中心にネイティブアフリカンの一部を形成しています。

  しかし出戻りアフリカしたY-DNA「E」は進化の爆発が進む前にアフリカ大陸に入ってしまったため、また周囲の始祖亜型の部族も同じレベルで、 基本的に狩猟採集のまま刺激しあうことがないまま、ユーラシア大陸で起きた農耕革命など進化の爆発に会わないまま現代に至っているのでしょう。

  ところが地中海北岸に定着したY-DNA「E」は、その後ヨーロッパに移動してきたY-DNA「I 」などの現代亜型と刺激しあいながら 集団エネルギーを高め、ローマ帝国やカルタゴなどの文明を築くまでに至りました。要するに自分たちより古い始祖亜型との遭遇では埋もれてしまい、 文明を興すような爆発的進化は起こらなかったが、より新しい現代亜型との遭遇が集団エネルギーを高めるには必要だったのでしょう。

  一方、Y-DNA「D」は、現代より120m〜140mも海面が低かったために陸地だったインド亜大陸沿岸の大陸棚に沿って東進しスンダランドに到達し、 そこから北上し現在の中国大陸に到達した。 その時に大陸棚だった現在のアンダマン諸島域に定住したY-DNA「D」集団は、その後の海面上昇で島嶼化した現アンダマン諸島で孤立化し 現代までJarawa族やOnge族などの絶滅危惧部族として古代亜型Y-DNA「D」を伝えてきています。 Y-DNA「D」は基本的に古代性の強い狩猟採集民と考えてよく、日本人の持つ古代的なホスピタリティの源泉であることは間違いないです。

  Y-DNA「CT」から分離したもう一方の移行亜型Y-DNA「CF」は恐らくインド亜大陸到達までに古代亜型Y-DNA「C」とY-DNA「F」に分離し、 Y-DNA「F」はインド亜大陸に留まりそこで先住ネアンデルタール人(アジアにいたのは恐らくデニソワ人か?)と交雑した結果、 Y-DNA「G」以降の全ての現代Y-DNA亜型の親遺伝子となったと推測できます。 こうしてインド亜大陸は現代Y-DNA亜型全ての発祥の地となったと考えてよいでしょう。

  もう一方の分離した古代亜型Y-DNA「C」は、欧米の研究者の説明ではY-DNA「D」と行動を共にしたらしく東進しスンダランドに入り、 一部はY-DNA「D」と共に中国大陸に到達し、一部はそのまま更に東進しサフール大陸に到達した。 サフール大陸に入った集団はサフール大陸内で拡大し、海面上昇後分離したニューギニアとオーストラリア大陸に それぞれTehit族、Lani族やDani族などニューギニアの先住民集団やオーストラリア・アボリジニ集団、 つまり共にオーストラロイドとして現代まで残っています。 そして5万年前にはオーストラリアに到達していた集団の遺跡から回遊魚のマグロの骨が東海大学らの調査により発見され、 Y-DNA「C」は沿岸を船で移動できる海洋性ハンター集団だったと考えられます。 従ってサフール大陸に到達したY-DNA「C」集団は更にそのまま船で海に漕ぎ出し、ポリネシア全土に拡大していったようです。 ポリネシアのY-DNAの主要亜型として検出されるY-DNA「C」は、実は縄文の海洋性ハンターY-DNA「C」と同じ亜型です。 日本列島で検出される、海洋性ハンター遺伝子Y-DNA「C」亜型は、現代ポリネシア人と同じ先祖から分離したことになります。

注:一部の日本人の持つ海洋性気質は、このポリネシア人と共通の祖先から受け継いだ気質と言っても差し支えないでしょう。

  スンダランドから北上し現在の中国大陸に入ったY-DNA「D」とY-DNA「C」の混成集団は中国大陸の先住集団として拡大しました。 この時に混成集団の一部の集団は中国大陸には入らずにさらに北上し、当時海面低下で大きな川程度だった琉球列島を渡ったと思われます。 集団はそのまま北上し現在の九州に入った可能性が大。また一部は日本海の沿岸を北上し当時陸続きだったサハリンから南下し 北海道に入り、当時同様に川程度だった津軽海峡を渡り本州に入った可能性も大です。 つまりもしかすると日本本土への入り方が2回路あった可能性が大なのです。

  現在沖縄・港川で発掘される遺骨から復元再現される顔は完璧にオーストラロイド゙の顔です。 と言うことは、スンダランドから北上の途中沖縄に定住した混成集団がその後の琉球列島人の母体になり、 サハリンから南下した集団がのちのアイヌ人の集団になった可能性が極めて大と推測できます。

  さて中国大陸に展開したY-DNA「D」は残念ながら後発のY-DNA「O」に中国大陸の中原のような居住適地から駆逐され、 南西の高地に逃れY-DNA「D1a」のチベット人や羌族の母体となったようです。 欧米の研究者はチベット人の持つ高高地適応性はデニソワ人との交配の結果獲得した後天的な獲得形質と考えているようだ。 そして呪術性が高い四川文明はY-DNA「D」が残した文明と考えられます。 このため同じY-DNA「D」遺伝子を40%以上も持つ日本人には四川文明の遺物は極めて親近感があるのでしょう。

  日本の民話とチベットの民話には共通性がかなりありますが、これらはY-DNA「D」が伝えてきた民話と考えて差し支えないでしょう。

  しかし一緒に移動したと考えられるYDNA「C」の痕跡は現在の遺伝子調査ではチベット周辺では検出されていません。 どうやら途絶えてしまった可能性が高い、もともと海洋性の遺伝子なので、内陸の高地は居住適地ではなかったのかもしれません。。 いやもしかすると火炎土器のような呪術性の強い土器を製作したと考えられるY-DNA「C」なので、 四川文明の独特な遺物類はY-DNA「C」が製作した可能性が極めて高い。そしてY-DNA「D」のようにチベット高原のような高高地に適応できず 途絶えてしまったのかもしれないですね。

  一方スンダランドから琉球列島を北上した集団(Y-DMA「D1b」とY-DNA「C1a」は、一部は琉球列島に留まり、琉球人の母体となった。 しかし、そのまま更に北上し九州に到達したかどうかはまだ推測できていない。 しかし日本各地に残る捕鯨基地や水軍など日本に残る海の文化は海洋性ハンターと考えられるY-DNA「C1a」が そのまま北上し本土に入った結果と考えられる。

  オーストラリアの海洋調査で、数万年前にY-DNA「C」の時代にすでに漁労が行われ、 回遊魚のマグロ漁が行われていたと考えられる結果のマグロの魚骨の発掘が行われ、 当時Y-DNA」「C」はスンダランドからサフール大陸に渡海する手段を持ち更に漁をするレベルの船を操る海の民であったことが証明されている。 このことはスンダランドから大きな川程度だった琉球列島に入ることはさほど困難ではなかったと考えられ、 Y-DNA「C」と交雑し行動を共にしていたと考えられるY-DNA「D」も一緒にさらに北上し本土に入ったことは十分に考えられる。 すべての決め手はY-DNA「C」の海洋性技術力のたまものだろう。

  一方日本海をさらに北上した集団があったことも十分に考えられる。 この集団はサハリンから南下し北海道に入り、更に大きな川程度だった津軽海峡を南下し、本土に入ったと考えられる。 サハリンや北海道に留まった集団は古代アイヌ人の母体となっただろう。 Y-DNA「C1a」は北海道に留まらず恐らく本州北部の漁民の母体となり、Y-DNA「D1b」は蝦夷の母体となっただろう。

  このY-DNA「D1b」とY-DNA「C1a」が縄文人の母体と言って差し支えないだろう。 つまり縄文人は主力の素朴な狩猟採集集団のY-DNA「D1b」と技術力を持つ海洋性ハンターのY-DNA「C1a」の混成集団であると推測できる。 この海洋性ハンター遺伝子が一部日本人の持つ海洋性気質の源流だろう。日本人は単純な農耕民族ではないのだ。

  ところがサハリンから南下せずにシベリヤ大陸に留まり陸のハンターに転身したのが大陸性ハンターY-DNA「C2」(旧「C3」)である。 この集団はクジラの代わりにマンモスやナウマンゾウを狩猟する大型獣狩猟集団であったと思われる。 ところが不幸にもシベリア大陸の寒冷化によりマンモスもナウマン象も他の大型獣も少なくなり移住を決意する。 一部はナウマン象を追って南下し対馬海峡を渡り本土に入りY-DNA「C2a」(旧C3a」)となり山の民の母体となっただろう。 また一部はサハリンからナウマンゾウの南下を追って北海道、更に本土へ渡った集団もあっただろう。北の山の民の母体となったと推測できる。

  この山の民になった大陸性ハンターY-DNA「C2a」が縄文人の3つ目の母体だろう。 つまり縄文人とは、核になる狩猟採集民のY-DNA「D1b」と海の民のY-DNA「C1a」及び山の民のY-DNA「C2a」の3種混成集団と考えられる。
  このY-DNA「C2a」が一部日本人の持つ大陸性気質の源流と考えられる。 Y-DNA「C1a」は貝文土器など沿岸性縄文土器の製作者、Y-DNA「C2a」は火炎土器など呪術性土器の製作者ではないかと推測され、 いずれにせよ縄文土器は技術を持つY-DNA「C」集団の製作と推測され、Y-DNA「D」は素朴な狩猟採集民だったと推測できる。

  この山の民のY-DNA「C2a」が南下するときに、南下せずY-DNA「Q」と共に出シベリアしたのがY-DNA「C2b」(旧「C3b」)の一部であろう。 このY-DNA「Q」はヨーロッパでは後代のフン族として確定されている。このY-DNA「Q」はシベリア大陸を横断するような 移動性の強い集団だったようだ。 シベリア大陸を西進せずに東進し海面低下で陸続きになっていたアリューシャン列島を横断し北アメリカ大陸に到達し Y-DNA「Q」が更に南北アメリカ大陸に拡散したのに対し、

  Y-DNA「C2b」は北アメリカ大陸に留まりネイティヴ・アメリカンの一部として現代に遺伝子を残している。 最も頻度が高いのはTanana族である、約40%もの頻度を持つ。 北アメリカや中米で発掘される縄文土器似の土器の製作者はこのY-DNA「C2a」ではないかと推測できる。

  またそのままシベリア大陸/東北アジアに留まったY-DNA「C2」はY-DNA「C2b1a2」に分化し、 大部分はモンゴル族やツングース族の母体となった。 また一部だった古代ニヴフ族は北海道に侵攻しY-DNA「D1b」のアイヌ人を征服しオホーツク文化を立ち上げた。 本来素朴な狩猟採集民だった原アイヌ人は支配者の古代ニヴフの持つ熊祭りなどの北方文化に変化し、 顔つきも丸っこいジャガイモ顔からやや彫の深い細長い顔に変化したようだ。 現代アイヌ人の持つ風習から北方性の風俗・習慣を除くと原アイヌ人=縄文人の文化が構築できるかもしれない。

4.長江文明系稲作農耕文化民の到来

  さて、日本人は農耕民族と言われるが、果たしてそうなのか?縄文人は明らかに農耕民族ではない。 狩猟採集民とハンターの集団だったと考えられる。ではいつ農耕民に変貌したのだろうか?

  古代遺伝子Y-DNA「F」から分化した現代遺伝子亜型群はY-DNA「G」さらに「H」、「I」、「J」、「K」と分化し、 Y-DNA「K」からY-DNA「LT」とY-DNA「K2」が分化した。 このY-DNA「LT」から更にY-DNA「L」が分化しインダス文明を興し、後にドラヴィダ民族の母体となったと考えられている。 Y-DNA「T」からは後のジェファーソン大統領が出自している。

  Y-DNA「K2」はさらにY-DNA「K2a(NO)」とY-DNA「K2b」に分化し、Y-DNA「NO」が更にY-DNA「N」とY-DNA「O」に分化した。 このY-DNA「N」は中国の遼河文明を興したと考えられているらしい。 このY-DNA「N」は現在古住シベリア集団(ヤクート人等)に濃く70-80%も残されており、テュルク族(トルコ民族)の母体と考えられている。

  しかし現代トルコ人は今のアナトリアに到達する過程で多種のY-DNAと混血し主力の遺伝子は Y-DNA「R1a」,「R1b」,「J2」などに変貌している為、東アジア起源の面影は全くない。 唯一タタール人に若干の面影が残っているが、今のタタール人もY-DNA「R1a」が主力に変貌してしまっている。 Y-DNA「N」はシベリア大陸の東西に高頻度で残りバルト3国の主力Y-DNAとして現代も40%以上も残っている。やはり移動性の強い遺伝子のようだ。

  さていよいよ日本農耕の起源に触れなければならない。Y-DNA「NO」から分化したもう一方のY-DNA「O」は、 中国の古代遺跡の発掘で、古代中国人は現在のフラットな顔つきと異なりコーカソイドの面影が強いと報告されている事は研究者の周知である。 つまり本来の人類は彫が深かったといってよく、現代東北アジア人のフラット/一重まぶた顔は 寒冷地適応に黄砂適応が加わった二重適応の特異的な後天的獲得形質と言って差し支えない(当史観は環境適応はあくまで「適応」で 「進化」とは違うと考えるが、ラマルクの後天的獲得形質論も進化論といわれるので、進化の一部ということにします。 (余談ですが、人類(動物)は体毛が減少する方向に進んでいるので、実は禿頭/ハゲ頭も「進化形態」である事は間違いない。)

  この東北アジア起源のY-DNA「O」は雑穀栽培をしていたようだ。東アジア全体に拡散をしていった。 日本列島では極低頻度だがY-DNA「O」が検出されている。陸稲を持ち込んだ集団と考えられる。 東北アジアの住居は地べた直接だっと考えられる。主力集団は黄河流域に居住していたため、 長年の黄砂の負荷で現代東アジア人に極めてきついフラット顔をもたらしたのだろう。

  一方南下し温暖な長江流域に居住した集団から長江文明の稲作農耕/高床住居を興したY-DNA「O1a」と「O1b」が分化し、 更にY-DNA「O1b1」(旧「O2a」)と「O1b2」(旧「O2b」)が分化し稲作農耕は発展したようだ。 このY-DNA「O1a」は楚民、Y-DNA「O1b1」は越民、「O1b2」は呉民の母体と推測できる。

  長江文明は黄河文明に敗れ南北にチリジリになり、Y-DNA「O1b1」の越民は南下し江南から更にベトナムへ南下し、 更に西進しインド亜大陸に入り込み農耕民として現在まで生き残っている。 ほぼ純系のY-DNA「O1b1」が残っているのはニコバル諸島 (Y-DNA「D*」が残るアンダマン諸島の南に続く島嶼でスマトラ島の北に位置する)のShompen族で100%の頻度である。

  また南インドのドラヴィダ民族中には検出頻度がほとんどY-DNA「O1b1」のみの部族もあり、 越民がいかに遠くまで農耕適地を求めて移動していったか良く分かる。 カースト制度でモンゴロイドは下位のカーストのため、他の遺伝子と交雑できず純系の遺伝子が守られてきたようだ。 この稲作農耕文化集団である越民の子孫のドラヴィダ民族内移住が、ドラヴィダ民族(特にタミール人)に 長江文明起源の稲作農耕の「語彙」を極めて強く残す結果となり、その結果、学習院大学の大野教授が 日本語タミール語起源説を唱える大間違いを犯す要因となったが、 こんな遠くまで稲作農耕民が逃げてきたことを間接証明した功績は大きい。

  一方、呉民の母体と考えられるY-DNA「O1b2」は満州あたりまで逃れ定住したが、更に稲作農耕適地を求め南下し朝鮮半島に入り定住し、 更に日本列島にボートピープルとして到達し、先住縄文人と共存交雑しY-DNA「O1b2a1a1」に分化したと考えられる。 この稲作農耕遺伝子Y-DNA「O1b2」は満州族で14%、中国の朝鮮族自治区で35%、韓国で30%、日本列島でも30%を占める。 この満州族の14%は、満州族の中に残る朝鮮族起源の姓氏が相当あることからやはり朝鮮族起源と考えられ、 呉系稲作農耕文化を現在に残しているのは朝鮮民族と日本民族のみと断定して差し支えないだろう。 この共通起源の呉系稲作農耕文化の遺伝子が日本人と朝鮮人の極めて近い(恐らく起源は同一集団)要因となっている。 北朝鮮はツングース系遺伝子の分布が濃いのではないかと考えられるが、呉系の遺伝子も当然30%近くはあるはずである。 過去の箕子朝鮮や衛氏朝鮮が朝鮮族の起源かどうかは全く分かっていないが、呉系稲作農耕民が起源の一つであることは間違いないだろう。

  長江流域の呉越の時代の少し前に江南には楚があったが楚民はその後の呉越に吸収されたと思われる、 しかしY-DNA「O1b1」が検出される河南やベトナム、インド亜大陸でY-DNA「O1a」はほとんど検出されていない。 Y-DNA「O1a」がまとまって検出されるのは台湾のほとんどの先住民、フィリピンの先住民となんと日本の岡山県である。

  岡山県にどうやってY-DNA「O1a」が渡来したのかは全く定かではない。呉系Y-DNA「O1b1」集団の一員として 混在して来たのか単独で来たのか?岡山県に特に濃く検出されるため古代日本で独特の存在と考えられている吉備王国は 楚系文化の名残と推測可能で、因幡の白兎も楚系の民話かもしれない。 台湾やフィリピンの先住民の民話を重点的に学術調査するとわかるような気がしますが。

5.黄河文明系武装侵攻集団の到来

  狩猟採集と海陸両ハンターの3系統の縄文人と、長江系稲作農耕文化の弥生人が共存していたところに、 武装侵攻者として朝鮮半島での中国王朝出先機関内の生き残りの戦いに敗れ逃れてきたのが、 Y-DNA「O2」(旧「O3」)を主力とする黄河文明系集団だろう。 朝鮮半島は中華王朝の征服出先機関となっており、 長江文明系とツングース系が居住していた朝鮮半島を黄河系が占拠して出先機関の「郡」を設置し、 韓国の歴史学者が朝鮮半島は歴史上だけでも1000回にも及び中華王朝に侵略された、と言っている結果、 現代韓国は43%以上のY-DNA「O2」遺伝子頻度を持つ黄河文明系遺伝子地域に変貌してしまった。

  朝鮮半島での生き残りの戦いに敗れ追い出される形で日本列島に逃れてきた集団は、当然武装集団だった。 おとなしい縄文系や和を尊ぶ弥生系を蹴散らし征服していった。長江系稲作農耕集団は、 中国本土で黄河系に中原から追い出され逃げた先の日本列島でも、また黄河系に征服されるという二重の苦難に遭遇したのだろう。
  この黄河系集団は日本書紀や古事記に言う天孫族として君臨し、その中で権力争いに勝利した集団が大王系として確立されていったようだ。 この黄河系武装集団の中に朝鮮半島で中華王朝出先機関に組み込まれていた戦闘要員としてのツングース系の集団があり、 ともに日本列島に移動してきた可能性が高いY-DNA「P」やY-DNA「N」であろう。 好戦的な武士団族も当然黄河系Y-DNA「O2」であろう。出自は様々で高句麗系、新羅系、百済系など 朝鮮半島の滅亡国家から逃げてきた騎馬を好む好戦的な集団と推測できる。

  この黄河文明系Y-DNA「O2」系は日本列島で20%程度検出される重要なY-DNAである。韓国では43%にもなり、 いかに黄河文明=中国王朝の朝鮮半島の侵略がひどかったが容易に推測できる。 日本列島の長江文明系Y-DNA「O1b2」系と黄河系Y-DNA「O2」系は合計50%近くになる。韓国では73%近くになる。 つまり日本人の約50%は韓国人と同じ長江文明系+黄河文明系遺伝子を持つのである。これが日本人と韓国人が極めて似ている理由である。

  一方、韓国には日本人の約50%を占める縄文系Y-DNA「D1b」,Y-DNA「C1a」とY-DNA「C2a」が欠如している。 これらY-DNA「D1b」,「C1a」とY-DNA「C2a」は日本人の持つ素朴なホスピタリティと従順性と調和性の源流であり、 このことが日本人と韓国人の全く異なる民族性の理由であり、日本人と韓国人の近くて遠い最大の原因になっている。

  一方、日本人の持つ一面である残虐性/競争性/自己中性等は20%も占める黄河系Y-DNA「O2」系からもたらされる 特有の征服癖特質が遠因と言って差し支えないような気がする。

6.簡易まとめ

  日本人の持つ黙々と働き温和なホスピタリティや和をもって貴しとする一面と、 一方過去の武士団や維新前後の武士や軍人の示した残虐性を持つ2面性は、 日本人を構成するもともとの遺伝子が受けてきた歴史的な影響の結果と言えそうだ。


  日本人の3つの源流は、

  ・日本列島の中で約1万年以上純粋培養されてきた大多数の素朴な狩猟採集民と少数のハンターの縄文系、

  ・中国大陸から僻地の日本列島にたどり着き、集団の和で結束する水田稲作農耕民の弥生系、

  ・朝鮮半島を追い出された、征服欲出世欲旺盛な大王系/武士団系の武装侵攻集団系、


  個人の性格の問題では解説しきれない、遺伝子が持つ特質が日本人の行動・考えに強く影響していると思える。 世界の技術の最先端の一翼を担っている先進国で、50%もの古代遺伝子(縄文系、しかも女系遺伝するmtDNAでは何と約67%が 縄文系のmtDNA「M」系なのです。)が国民を構成しているのは日本だけで極めて異例です。 もしこの縄文系遺伝子がなければ、日本列島と朝鮮半島及び中国はほとんど同一の文化圏と言って差し支えないでしょう。 それだけ縄文系遺伝子がもたらした日本列島の基層精神文化は、 日本人にとって世界に冠たる独特の国民性を支える守るべき大切な資産なのです。

7.後記

  これまで独立した亜型として扱われてきた近代亜型のY-DNA「L」,「M」,「N」,「O」,「P」,「Q」,「R」,「S」,「T」は、 現在、再び統合されてY-DNA「K」の子亜型Y-DNA「K1」とY-DNA「K2」の更に子亜型(孫亜型)として再分類される模様です。 つまり独立名をつける亜型群として扱うほど「違いが無い」ということなのです。

  ところがこのY-DNA「K」は、我々極東の代表Y-DNA「O」や西欧の代表Y-DNA「R」や南北ネイティヴアメリカンの Y-DNA「Q」等が含まれているのです。とても遺伝子が近いとは思えないのです。では何故これほど外観も行動様式も異なるのだろうか?

  これらの亜型群は、何十万年の歴史でユーラシア大陸の各地で亜種に近いほど分化していたと考えられている ネアンデルタール人やデニソワ人のY-DNA亜型を受け継いだだけの可能性も十分にあるのです。 西欧と極東であまりにも異なる外観や行動様式などの違いの原因を亜種間の接触に求めるのは荒唐無稽とは言えないでしょう。

  何しろネアンデルタール人もデニソワ人もホモサピエンスも元をただせばホモエレクトス出身で当然Y-DNAもmtDNAも 遺伝子が繋がっているのだから。Y-DNAではホモサピエンス、ネアンデルタール人やデニソワ人は既に1つのツリーに統合され始めています。 しかし、mtDNAは母系の断絶が確認されていて、ホモサピエンスとは繋がっていません。もしネアンデルタール人との接触がもっと遅く、 ネアンデルタール人男性の分化も進んでしまっていたら、Y-DNAの断絶もあったかもしれません。

8.余談

  (極めて余談ですが、北方系極東人の多くは寒冷地適応や黄砂適応を受け、フラット顔になってはいますが、 中国で発掘される古代人骨はほとんどコーカソイド顔であり、フラット顔は後天的獲得形質であることは研究者達が認めています。 日本人にはこの後天的獲得形質を獲得してから日本列島に渡ってきた集団が多かったことを示しています。 日本人の胴長短足は、高身長の弥生系と武装侵攻系の上半身と小柄な縄文の下半身の交雑の結果に過ぎず、日本人に意外に多い反っ歯や受け口も 弥生系の細身の顎に縄文系のがっしり歯列が収まりきらず前に出てしまっただけであり、親知らずは逆に出られなかっただけです。

  また日本人固有の古代的なホスピタリティは、縄文系である古代亜型Y-DNA「D」と「C」(合計で日本人男性の出現頻度約45%を占める) 及びmtDNA「M」(合計で日本人全体の約67%を占める)の固有の特質であり、近代亜型群の特質ではありません。 つまり特に日本人と他の民族との違いのほとんどは、この縄文系遺伝子の伝えてきた極めて古代的な、 狩猟採集民やハンター民の持つ行動様式や思考回路のもたらす結果に帰することは疑いようがありません。

  もし、天孫族や武士団族が朝鮮半島から負け組として追い出されてこなければ、日本列島は徳川時代の高度な文化もなく、 当時世界最大の都市だった江戸もなく、容易に西欧列強の植民地になっていたでしょう。つまり極めて残念なことですが、 日本人の世界に冠たる高度な技術力や文化性は、日本列島の3重遺伝子構造を構成する遺伝子の中で最後にやってきた Y-DNA「O2」(旧O3)がもたらしてきたものなのです、中国や韓国と支配階級が同じY-DNA「O2」遺伝子なのに結果が異なってきたのは、 常に外敵との抗争や侵略に脅かされ、技術や文化の熟成が近代までに確立「出来なかったか/出来たか」の違いなのでしょう。)

9.時代の趨勢

  3.3 Y-DNA「R1b」に書いた文章を復誦します。

  極めて明らかなことは、国・国民が先進的になるには純系民族では無理なのです。辺境民化してしまいエネルギーが低すぎるのですが、 競う共存遺伝子の種類が多ければ多いほど集団エネルギーが高くなり、国の活性度が上がり、覇権に向かうのです。 アジアの中で唯一近代化に成功した日本は縄文系−弥生系(長江文明系)−武装侵攻系(黄河文明系)が交雑し、 武装侵攻系が核になり集団エネルギーを一気に高め、一時はジャパンアズNo1と覇権を握るかもしれないほどの勢いを手に入れました。

  しかし日本が高止まりしてしまった間に中国が、日本以上の複雑な遺伝子ミックスにより集団エネルギーを高め、近代化らしきものに成功し 対外的には日本に取って替わりアジアの覇権を握ったように見えるレベルに達しました。しかし国民一人当たりの生産性があまりにも低く、 日本の1/4以下程度しかなく真の覇者には恐らく永久になれないでしょう。

  その中国も恐らく近いうちに日本同様高止まりするでしょうが、東アジアには日本、中国に代わる国はもはや存在しません。 南アジアのインドはロシアのスラブ系と同じインド・ヨーロッパ系遺伝子が支配する国ですが、中国同様あまりに国民一人あたりの 生産性が低すぎ日本の1/20程度しかなく覇権には届かないでしょう。

  当分の間はY-DNA「R1b」のアメリカとY-DNA「O2」(旧「O3」)の中国が覇権争いを続けるでしょうが、中国も日本もアメリカに 対する輸出で生産性を上げてきたので、アメリカにとって代わることは逆に自滅に向かうためまず不可能でしょう。

  非常に残念ですが、現代世界の構図は、世界の警察官であり輸入超大国のアメリカが太陽として中心に存在し、世界中から生産物を 買いまくり、そのおかげでアメリカの周りに各国が衛星のように回っていられるだけなのです。 水星、金星はEU諸国、地球は日本、火星はロシア、木星が中国、土星がインドという感じでしょうか。

v.1.6  国立遺伝学研究所教授で著名研究者の斎藤成也氏が、2017年10月に核-DNA解析でたどる「日本人の源流」本を出版しました。 その中でやっと海の民にも焦点が当たり、当ガラパゴス史観の「縄文人の一部は海のハンター」史観が 間違ってはいないかもしれない雰囲気になって来ました。 そろそろ時機到来の様相になって来ましたのでガラパゴス史観を総括し、日本人の源流考をまとめてみました。 これはY-DNA及びmtDNAの論文104編を読み込みメタアナリシスした結果得た、アブダクション(推論)です。 追加の着想がまとまる都度書き足します。

  枝葉末節は切り捨て太幹のみに特化して組み立てていますので、異論・興味のある方は、 当史観が集めた論文や、その後に発表されている新しい論文をじっくり読んで是非御自分で源流考を組み立ててみてください。

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飛躍しすぎほぼ空想談

  このコラムの項目2で「北京原人やジャワ原人などのホモエレクトスも出アフリカし、ネアンデルタール人も出アフリカしたということは、 現生人類が出アフリカしたのは人類の遺伝子が導く宿命ではないかとも思われる。」と書いたのですが、 布団に入ってウトウトし始めた時に、突然、”空想の語り部”が降臨してきて グチュグチュと御託言を言い残していったので、忘れないうちに書き留めます。

  何故、ヒトを含む類人猿の進化ツリー前半のギボン(テナガザル)やオランウータンは(東南)アジアにしか棲息しておらず、 進化ツリー後半のゴリラやチンパンジーはアフリカにしか棲息していないのか?

  ヒトがアフリカで発祥したのはチンパンジーとの共通の祖先がアフリカにしかいなかったからなのは極めて明白ですが、 では何故共通の祖先はアジアにはいなかったのか?何故アフリカにしかいなかったのか? この疑問に関する納得できる説明を探してみたのですが、今のところ全く見つかってはいません。

  今のところの進化ツリーでは進化の後半で、ゴリラの祖先になった類人猿はアジアからアフリカに大移動をしたことになります。 要するに、ヒトの遠い源郷はアジアだったから、人は出アフリカしてユーラシア大陸を東に進んだと言うことになります。 つまりサケやウナギが戻ってくるのと一緒で、源郷戻りが遺伝子に埋め込まれているのではないか!? では逆に、なぜ類人猿はアジアからアフリカに移動をしたのか?も依然、極めて大きな謎です。

  とにかく解剖学的現代ヒト族は宿命に導かれ出アフリカし、中東あたりで先輩ヒト族の中東型ネアンデルタール人と交雑し分化し、 インド洋の沿岸に沿って東のアジアを目指し大移動を決行し、古代遺伝子Y-DNA「C」と「D」はアジアに到達しそこで棲息をしてきたわけです。 ところが別の古代遺伝子Y-DNA「E」は、せっかく出アフリカしたにも関わらずまたアフリカに出戻ってしまった。 ということはアフリカに進むことも遺伝子に組み込まれているのかもしれない。

  では残りの古代遺伝子Y-DNA「F」は、なぜインド亜大陸に留まり全新興遺伝子の親遺伝子となったのだろうか? アフリカ大陸でヒト族がチンパンジーとの共通の祖先から分化したように、インド亜大陸で新興遺伝子の共通の祖先の古代遺伝子「F」から 分化したのでしょう、それを実行した最も考えられる要因はアジア型ネアンデルタール人との交雑でしょう。

  インド亜大陸はアフリカ大陸と同様の、進化や分化を後押しするパワーがあるのではないか?誰か研究してくれませんかね!!!!!。
http://garapagos.hotcom-cafe.com/0-2,0-5,15-28,18-2.htm#0-2
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/128.html#c2

[近代史3] 韓国人と縄文人のルーツ 中川隆
7. 中川隆[-11124] koaQ7Jey 2019年9月30日 12:08:17 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1696]


日本人のガラパゴス的民族性の起源 2019/9/29
0-2. 日本人の源流考
http://garapagos.hotcom-cafe.com/0-2,0-5,15-28,18-2.htm#0-2


v,1.7  しばらく古人類学の情報収集をさぼっていたら、新しいDNA分析技術が登場し、歯の化石からDNA解析ができるようになっていました。 記事「1-19.メラネシア人のデニソワ人度」を調査の中で、縄文人の中の海洋性ハンターの姿がより理解できる知見がありましたので、Rev.Upしました。

0.はじめに

  当ガラパゴス史観が、Y-DNAとmtDNAの分化のツリー調査を進めて行く中で、ホモサピエンスの歴史自身をもう少し深堀したい疑問が生じてきました。

・何故、ホモサピエンス始祖亜型のY-DNA「A」やY-DNA「B」はその後現代にいたるまで狩猟採集の原始生活から前進せず、 ホモエレクトスの生活レベルのままだったのか?

・出アフリカを決行した結果、分化した古代4亜型の中でY-DNA「D」、Y-DNA「E」やY-DNA「C」などの、 オーストラリア、ニューギニアやアンダマン諸島、アフリカなどの僻地に残った集団も、 現代に至るまで何故「A」,「B」同様、狩猟採集から抜け出せなかったのか?

・彼らは本当にホモサピエンスになっていたのだろうか?我々解剖学的現代人類はアフリカ大陸で ホモサピエンスに進化してから出アフリカしたと思い込んでいるが、もしかすると出アフリカ後に、 ネアンデルタール人との遭遇で現代型に進化したのではないか?

1.ネアンデルタール人の出アフリカから始まったようだ。

  ネアンデルタール人は、ホモサピエンスの亜種か異種と議論されています。 最新の知見では、80万年前頃にホモエレクトスから、ネアンデルタール人とホモサピエンスの共通の祖先と考えられる草創期のネアンデルタール人 (旧ホモハイデルベルゲンシス)が出現し、60万年ぐらい前には出アフリカし、先輩人類としてユーラシア大陸に拡がったらく、 そして40万年前頃にネアンデルタール人の東アジア型のデニソワ人が地方型として分化し、 ホモサピエンスと交雑し出アジアしてメラネシアに拡がったようなのです。

  注:ホモエレクトスの進化型古人類と思われていたホモハイデルベルゲンシスが最新技術による遺伝子解析の結果、 草創期のネアンデルタール人と判明しました。このためネアンデルタール人の出現が、 ホモハイデルベルゲンシスの出現年代とされていた80万年前頃に一気に遡りました。

  注:デニソワ人はあくまでネアンデルタール人に包含されるというのが極最新の見解のようです。

  そして草創期の原ホモサピエンスは50万年前頃には既に出現していて、30万年前頃にホモサピエンス最古のコイサン集団の祖先が出現し、 その後何度も出アフリカを行っていたが、6-7万年前頃の最後の出アフリカが、 我々を含む解剖学的現代人類(Anatomically Modern Human)を形成したようです。 そしてネアンデルタール人は、10-3万年前頃にホモサピエンスと各地で交雑し、3万年前ぐらいには絶滅した、という見解になっています。

この2種類の人類種の分類の見解は研究者によって異なり、亜種扱いの場合は、

  ホモ・サピエンス・サピエンス<===>ホモ・サピエンス・ネアンデルターレンシスと分類され、 あくまで別種と考える場合は、

  ホモ・サピエンス<=========>ホモ・ネアンデルターレンシスと分類されます。

  しかし最新の技術は、現代人類の遺伝子の2−4%はネアンデルタール人から受け継いでいることを解明しました。 東アジア人の比率が最も高く、次にヨーロッパ人で、東南アジア人は意外に低いそうです。 その後、現生人類の先祖が、スタンフォード大学の研究では2000人程度の規模で、出アフリカしユーラシアに拡がるまでに、 ネアンデルタール人の歴史は既に60万年程度は経過しており、 その間にネアンデルタール人はユーラシア各地で亜種に近いぐらい分化していたと考えられ、 アジアで発掘されたデニソワ人はネアンデルタール人の東アジア型と考えられ始めています。 しかも研究ではデニソワ人の遺伝子がメラネシア人に6%も受け継がれている、ことまで判明しています。

  またネアンデルタール人にはホモサピエンスの遺伝子が20%も含まれていた、と言う報告まであります。

  これはつまり現代人類は既にある程度の高度な文化を築き上げていたネアンデルタール人との亜種/異種間交雑の結果、 進化の爆発が起こり現ホモサピエンスとして完成したのではないかと考えるのが妥当なのではないかと思われます。

  また大きなトピックスとして、解剖学的現代人類のY-DNA分化ツリーにネアンデルタール人とデニソワ人の亜型がとうとう組み込まれました。 一方、ネアンデルタール人とデニソワ人のmtDNAは解剖学的現代人類には受け継がれていないことも判明しました。
  つまり、ネアンデルタール人、デニソワ人と解剖学的現代人類はY-DNAで完全に直列で繋がっている、と言うことになりますが、 女系を表すmtDNAでは断絶している、と言うことになります。

  ネアンデルタール人とホモサピエンスは異種か亜種かという問題に対し、ネアンデルタール人のY-DNAの変異型も特定され ホモサピエンスのツリーとつながったということは、少なくとも異種ではないという結論になります。 あえて言えば、ネアンデルタール人とデニソワ人の男性はホモサピエンスの男性と亜種ほどの違いもなく、 「頑丈型」と「華奢型」の違い程度に過ぎないため交配しても子孫を残せた、ということになります。

  一方女性に関しては異なり、進化は女性から始まると考えられるため、ネアンデルタール人とデニソワ人の女性はホモサピエンスの女性とは 異種ぐらい異なる進化段階になってしまっていたのでしょう、だからホモサピエンスの男性とネアンデルタール人とデニソワ人の女性の組み合わせでは 子孫が残らなかったのだろうと欧米の研究者は考えているようです。

いやはや遺伝子解析の技術の進歩は目覚ましいものですね。当ガラパゴス史観がRNAとリボソームの研究をしていたころとは 全く時代が変わっています。

2.原ホモサピエンスから現ホモサピエンスへ脱皮したのではないか!

  我々現代人(解剖学的現代類)の祖先は、共通の祖先である草創期のネアンデルタール人からネアンデルタール人が先に進化し 出アフリカした後も進化に出遅れアフリカ大陸に残存していた草創期のネアンデルタール人の中で、 50万年前頃にとうとう草創期のホモサピエンスが出現し、30万年前頃には原ホモサピエンスであるコイサン集団が出現したようです。

  しかも出アフリカは20数万年前頃には既に行われ遺跡が発掘されています。 また最近の発掘調査では、10万年前ごろにはすでにレバント地域に移動していたらしく、8万年前頃には中国南部に到達していたと報告されています。 以前の5−6万年前頃に最終出アフリカしたのではないかという見解が、今は6-7万年頃と遡ってきているのは 今後まだまだ新しい研究報告がある予兆と思われます。

  いずれにせよ、80万年前に現れた草創期のネアンデルタール人(旧ホモハイデルベルゲンシス)が共通の祖先となり、 60万年前頃にネアンデルタール人が先に出アフリカし、50万年前頃に原ホモサピエンスが現れたのだろうと考えられる。

  最新のY-DNAツリーは、

Y-DNA「Adam」からY-DNA「A0000」(デニソワ人)が分化し、
Y-DNA「A000」(ネアンデルタール人)が分化し、
Y-DNA「A00」(コイサン集団)が分化し、更に「A0」、「A」と分化が進み、
Y-DNA「A1b」からY-DNA「BT」が分化し、
Y-DNA「BT」がY-DNA「B」とY-DNA「CT」に分化しましたが、

  この「A」と「B」は原ホモサピエンスの始祖亜型と考えられます。

Y-DNA「CT」が出アフリカし、Y-DNA「DE」とY-DNA「CF」に分化しました。
  これは中近東あたりで先住ネアンデルタール人との交雑の結果と考えられます。
  この「C」、「D」、「E」 は古代性を強く残した狩猟採集民として、近年まで残ってきました。

  注:デニソワ人がネアンデルタール人の地方型として分岐したのは40万年前頃と解析されていますが、 解剖学的現代人類に組み込まれたネアンデルタール人の遺伝子はもう少し後年の集団からと考えられているようです。

 つまりY-DNA「A」と「B」はホモサピエンスではあるが完成形ではない原ホモサピエンスと言っても良いかもしれません。

 西欧列強が世界中を植民地化するべく搾取活動を続けているときにわかったことは、 アフリカ大陸やニューギニア・オーストラリアやアンダマン島の先住民は、 何万年もの間、古代のままの非常に素朴な狩猟採集民の文化レベルにとどまっていた、ということでした。

  研究調査からかなり高度な文化・技術レベルに達していたと判ってきているネアンデルタール人と比べると、 分類学的な現代人類/ホモサピエンスに進化したというだけではホモ・エレクトスとさほど変わらない文化レベルだったという証明でしょう。 つまり脳容積がホモエレクトスより大きくなったり、会話が出きるようになったレベルでは、同時代のネアンデルタール人より華奢な、 しかし可能性は秘めている後発人類に過ぎなかったようです(しかし体毛は薄くなり、前頭葉が発達し、見た目は多少現代人類的ですが)。

  では一体、なぜ解剖学的現代人類は現代につながるような文明を興すほど進化できたのだろうか?大きな疑問です。 一部の王国を築いた集団を除いた、古ネイティブ・アフリカンは大航海時代になっても、狩猟採集民でしかなかったのです。 その後西欧列強と出会わなければ、今でも狩猟採集のままのはずです。

  このことは、文明と言うものを構築するレベルに達するにはホモサピエンスになったというだけではなく、 何か決定的なブレークスルーのファクターがあったはずです。

  ネアンデルタール人と原ホモサピエンスの亜種間交配の結果、進化の爆発が起こったと推測するのが今のところ最も妥当です。

  出アフリカした先輩人類のネアンデルタール人と交雑し、ネアンデルタール人がすでに獲得していた先進文化を一気に取り込むことに成功し、 恐らく人口増加率(繁殖力)が圧倒的に高い原ホモサピエンスの中にネアンデルタール人が自然吸収される形で統合化されたのが 完成形の現ホモサピエンスと考えるのが最も妥当性が高いのです。 (この繁殖力の高さが解剖学的現代人類の勝ち残った理由なのではないか、想像を逞しくすると、交配の結果得た後天的な獲得形質かもしれません。)

  もし出アフリカせずネアンデルタール人とも出会わずアフリカの中に留まっていたら、 人類は相変わらず19世紀ごろのサン族やピグミー族のように素朴な狩猟採集段階に留まっているだろうと容易に推測できますが、 北京原人やジャワ原人などのホモエレクトスも出アフリカし、ネアンデルタール人も出アフリカしたということは、 ホモサピエンスが出アフリカしたのは人類の遺伝子が導く宿命ではないかとも思われる。 つまりホモサピエンスが出アフリカし狩猟採集文化から脱し、現代文明にまで至ったのは必然だったということかもしれませんね。

注: 記事「18-4. ホモサピエンスとは人類学上何者なのか」
http://garapagos.hotcom-cafe.com/15-24,17-8,18-4.htm#18-4

で触れたように、最新の研究で、ネアンデルタール人とデニソワ人の Y-DNAの変異型が同定され、恐らく80万年前頃と考えられるようになったY-DNA「Adam」に続き、デニソワ人とネアンデルタール人が 分化のツリー上に配置されるようになったのですが

(「1-1. Y-DNAハプロタイプ 2019年6月版 ツリー」を参照ください)、

http://garapagos.hotcom-cafe.com/1-1.htm

注: 一方mtDNAツリーでは、デニソワ人とネアンデルタール人のmtDNA変異型は全く検出されず、 おそらくデニソワ人女性とネアンデルタール人女性とサピエンス男性との交配では恐らく子孫ができなかったか、出来ても 生殖能力が無かったのだろう、と欧米の研究者は考えています。

  これはサピエンスとネアンデルタール人の男性は「華奢型(きゃしゃ型)」と「頑丈型」の違いくらいしかなく、亜種ほどの違いもなく、 せいぜい地方型の違いくらいで同種であったと考えるほうが最も合理的です。一方進化は女性から始まるので、ネアンデルタール人の女性と サピエンスの女性は異種と言ってよいほど分化し、子孫を残せなかったのだろうと推測できます。

   3.日本列島への最初の到来者は、古代遺伝子集団:Y-DNA「D」と「C」
  注:実はまだ残っている疑問があります。古代性を近代まで残していた古代遺伝子Y-DNA「C」、「D」、「E」は現ホモサピエンスの段階に 至っておらず、原ホモサピエンスに留まっていたのではないか、そしてY-DNA「F」がインド亜大陸周辺でネアンデルタール人やデニソワ人と交雑し、 やっと現ホモサピエンスの段階に進化したのではないかという疑問です。これは極めて大胆な推測ですが、 これに関する知見、否定する知見はまだ全く報告されていません。

  Y-DNA「D1b」を主力とするY-DNA「C1a1」との混成部隊である。

  移行亜型Y-DNA「DE」はさらに古代遺伝子Y-DNA「D」とY-DNA「E」に分化したが、Y-DNA「D」がインド洋沿岸に沿って東進したのに対し、 Y-DNA「E」は逆に西進し地中海南北沿岸に定着し、地中海南岸(アフリカ北岸)に移動した集団はさらにアフリカ全土に展開し、 始祖亜型である原ホモサピエンスの先住民の中に入り込み、始祖亜型Y-DNA「A」と「B」のネイティヴ・アフリカン集団の中に 古代亜型Y-DNA「E」の遺伝子が混在するようになっています。

  注:アフリカ大陸にはその後Y-DNA「R1a」と分化したY-DNA「R1b」がアナトリア、中近東から南下してきて、更に新しい集団として 現在のカメルーンあたりを中心にネイティブアフリカンの一部を形成しています。

  しかし出戻りアフリカしたY-DNA「E」は進化の爆発が進む前にアフリカ大陸に入ってしまったため、また周囲の始祖亜型の部族も同じレベルで、 基本的に狩猟採集のまま刺激しあうことがないまま、ユーラシア大陸で起きた農耕革命など進化の爆発に会わないまま現代に至っているのでしょう。

  ところが地中海北岸に定着したY-DNA「E」は、その後ヨーロッパに移動してきたY-DNA「I 」などの現代亜型と刺激しあいながら 集団エネルギーを高め、ローマ帝国やカルタゴなどの文明を築くまでに至りました。要するに自分たちより古い始祖亜型との遭遇では埋もれてしまい、 文明を興すような爆発的進化は起こらなかったが、より新しい現代亜型との遭遇が集団エネルギーを高めるには必要だったのでしょう。

  一方、Y-DNA「D」は、現代より120m〜140mも海面が低かったために陸地だったインド亜大陸沿岸の大陸棚に沿って東進しスンダランドに到達し、 そこから北上し現在の中国大陸に到達した。 その時に大陸棚だった現在のアンダマン諸島域に定住したY-DNA「D」集団は、その後の海面上昇で島嶼化した現アンダマン諸島で孤立化し 現代までJarawa族やOnge族などの絶滅危惧部族として古代亜型Y-DNA「D」を伝えてきています。 Y-DNA「D」は基本的に古代性の強い狩猟採集民と考えてよく、日本人の持つ古代的なホスピタリティの源泉であることは間違いないです。

  Y-DNA「CT」から分離したもう一方の移行亜型Y-DNA「CF」は恐らくインド亜大陸到達までに古代亜型Y-DNA「C」とY-DNA「F」に分離し、 Y-DNA「F」はインド亜大陸に留まりそこで先住ネアンデルタール人(アジアにいたのは恐らくデニソワ人か?)と交雑した結果、 Y-DNA「G」以降の全ての現代Y-DNA亜型の親遺伝子となったと推測できます。 こうしてインド亜大陸は現代Y-DNA亜型全ての発祥の地となったと考えてよいでしょう。

  もう一方の分離した古代亜型Y-DNA「C」は、欧米の研究者の説明ではY-DNA「D」と行動を共にしたらしく東進しスンダランドに入り、 一部はY-DNA「D」と共に中国大陸に到達し、一部はそのまま更に東進しサフール大陸に到達した。 サフール大陸に入った集団はサフール大陸内で拡大し、海面上昇後分離したニューギニアとオーストラリア大陸に それぞれTehit族、Lani族やDani族などニューギニアの先住民集団やオーストラリア・アボリジニ集団、 つまり共にオーストラロイドとして現代まで残っています。 そして5万年前にはオーストラリアに到達していた集団の遺跡から回遊魚のマグロの骨が東海大学らの調査により発見され、 Y-DNA「C」は沿岸を船で移動できる海洋性ハンター集団だったと考えられます。 従ってサフール大陸に到達したY-DNA「C」集団は更にそのまま船で海に漕ぎ出し、ポリネシア全土に拡大していったようです。 ポリネシアのY-DNAの主要亜型として検出されるY-DNA「C」は、実は縄文の海洋性ハンターY-DNA「C」と同じ亜型です。 日本列島で検出される、海洋性ハンター遺伝子Y-DNA「C」亜型は、現代ポリネシア人と同じ先祖から分離したことになります。

注:一部の日本人の持つ海洋性気質は、このポリネシア人と共通の祖先から受け継いだ気質と言っても差し支えないでしょう。

  スンダランドから北上し現在の中国大陸に入ったY-DNA「D」とY-DNA「C」の混成集団は中国大陸の先住集団として拡大しました。 この時に混成集団の一部の集団は中国大陸には入らずにさらに北上し、当時海面低下で大きな川程度だった琉球列島を渡ったと思われます。 集団はそのまま北上し現在の九州に入った可能性が大。また一部は日本海の沿岸を北上し当時陸続きだったサハリンから南下し 北海道に入り、当時同様に川程度だった津軽海峡を渡り本州に入った可能性も大です。 つまりもしかすると日本本土への入り方が2回路あった可能性が大なのです。

  現在沖縄・港川で発掘される遺骨から復元再現される顔は完璧にオーストラロイド゙の顔です。 と言うことは、スンダランドから北上の途中沖縄に定住した混成集団がその後の琉球列島人の母体になり、 サハリンから南下した集団がのちのアイヌ人の集団になった可能性が極めて大と推測できます。

  さて中国大陸に展開したY-DNA「D」は残念ながら後発のY-DNA「O」に中国大陸の中原のような居住適地から駆逐され、 南西の高地に逃れY-DNA「D1a」のチベット人や羌族の母体となったようです。 欧米の研究者はチベット人の持つ高高地適応性はデニソワ人との交配の結果獲得した後天的な獲得形質と考えているようだ。 そして呪術性が高い四川文明はY-DNA「D」が残した文明と考えられます。 このため同じY-DNA「D」遺伝子を40%以上も持つ日本人には四川文明の遺物は極めて親近感があるのでしょう。

  日本の民話とチベットの民話には共通性がかなりありますが、これらはY-DNA「D」が伝えてきた民話と考えて差し支えないでしょう。

  しかし一緒に移動したと考えられるYDNA「C」の痕跡は現在の遺伝子調査ではチベット周辺では検出されていません。 どうやら途絶えてしまった可能性が高い、もともと海洋性の遺伝子なので、内陸の高地は居住適地ではなかったのかもしれません。。 いやもしかすると火炎土器のような呪術性の強い土器を製作したと考えられるY-DNA「C」なので、 四川文明の独特な遺物類はY-DNA「C」が製作した可能性が極めて高い。そしてY-DNA「D」のようにチベット高原のような高高地に適応できず 途絶えてしまったのかもしれないですね。

  一方スンダランドから琉球列島を北上した集団(Y-DMA「D1b」とY-DNA「C1a」は、一部は琉球列島に留まり、琉球人の母体となった。 しかし、そのまま更に北上し九州に到達したかどうかはまだ推測できていない。 しかし日本各地に残る捕鯨基地や水軍など日本に残る海の文化は海洋性ハンターと考えられるY-DNA「C1a」が そのまま北上し本土に入った結果と考えられる。

  オーストラリアの海洋調査で、数万年前にY-DNA「C」の時代にすでに漁労が行われ、 回遊魚のマグロ漁が行われていたと考えられる結果のマグロの魚骨の発掘が行われ、 当時Y-DNA」「C」はスンダランドからサフール大陸に渡海する手段を持ち更に漁をするレベルの船を操る海の民であったことが証明されている。 このことはスンダランドから大きな川程度だった琉球列島に入ることはさほど困難ではなかったと考えられ、 Y-DNA「C」と交雑し行動を共にしていたと考えられるY-DNA「D」も一緒にさらに北上し本土に入ったことは十分に考えられる。 すべての決め手はY-DNA「C」の海洋性技術力のたまものだろう。

  一方日本海をさらに北上した集団があったことも十分に考えられる。 この集団はサハリンから南下し北海道に入り、更に大きな川程度だった津軽海峡を南下し、本土に入ったと考えられる。 サハリンや北海道に留まった集団は古代アイヌ人の母体となっただろう。 Y-DNA「C1a」は北海道に留まらず恐らく本州北部の漁民の母体となり、Y-DNA「D1b」は蝦夷の母体となっただろう。

  このY-DNA「D1b」とY-DNA「C1a」が縄文人の母体と言って差し支えないだろう。 つまり縄文人は主力の素朴な狩猟採集集団のY-DNA「D1b」と技術力を持つ海洋性ハンターのY-DNA「C1a」の混成集団であると推測できる。 この海洋性ハンター遺伝子が一部日本人の持つ海洋性気質の源流だろう。日本人は単純な農耕民族ではないのだ。

  ところがサハリンから南下せずにシベリヤ大陸に留まり陸のハンターに転身したのが大陸性ハンターY-DNA「C2」(旧「C3」)である。 この集団はクジラの代わりにマンモスやナウマンゾウを狩猟する大型獣狩猟集団であったと思われる。 ところが不幸にもシベリア大陸の寒冷化によりマンモスもナウマン象も他の大型獣も少なくなり移住を決意する。 一部はナウマン象を追って南下し対馬海峡を渡り本土に入りY-DNA「C2a」(旧C3a」)となり山の民の母体となっただろう。 また一部はサハリンからナウマンゾウの南下を追って北海道、更に本土へ渡った集団もあっただろう。北の山の民の母体となったと推測できる。

  この山の民になった大陸性ハンターY-DNA「C2a」が縄文人の3つ目の母体だろう。 つまり縄文人とは、核になる狩猟採集民のY-DNA「D1b」と海の民のY-DNA「C1a」及び山の民のY-DNA「C2a」の3種混成集団と考えられる。
  このY-DNA「C2a」が一部日本人の持つ大陸性気質の源流と考えられる。 Y-DNA「C1a」は貝文土器など沿岸性縄文土器の製作者、Y-DNA「C2a」は火炎土器など呪術性土器の製作者ではないかと推測され、 いずれにせよ縄文土器は技術を持つY-DNA「C」集団の製作と推測され、Y-DNA「D」は素朴な狩猟採集民だったと推測できる。

  この山の民のY-DNA「C2a」が南下するときに、南下せずY-DNA「Q」と共に出シベリアしたのがY-DNA「C2b」(旧「C3b」)の一部であろう。 このY-DNA「Q」はヨーロッパでは後代のフン族として確定されている。このY-DNA「Q」はシベリア大陸を横断するような 移動性の強い集団だったようだ。 シベリア大陸を西進せずに東進し海面低下で陸続きになっていたアリューシャン列島を横断し北アメリカ大陸に到達し Y-DNA「Q」が更に南北アメリカ大陸に拡散したのに対し、

  Y-DNA「C2b」は北アメリカ大陸に留まりネイティヴ・アメリカンの一部として現代に遺伝子を残している。 最も頻度が高いのはTanana族である、約40%もの頻度を持つ。 北アメリカや中米で発掘される縄文土器似の土器の製作者はこのY-DNA「C2a」ではないかと推測できる。

  またそのままシベリア大陸/東北アジアに留まったY-DNA「C2」はY-DNA「C2b1a2」に分化し、 大部分はモンゴル族やツングース族の母体となった。 また一部だった古代ニヴフ族は北海道に侵攻しY-DNA「D1b」のアイヌ人を征服しオホーツク文化を立ち上げた。 本来素朴な狩猟採集民だった原アイヌ人は支配者の古代ニヴフの持つ熊祭りなどの北方文化に変化し、 顔つきも丸っこいジャガイモ顔からやや彫の深い細長い顔に変化したようだ。 現代アイヌ人の持つ風習から北方性の風俗・習慣を除くと原アイヌ人=縄文人の文化が構築できるかもしれない。

4.長江文明系稲作農耕文化民の到来

  さて、日本人は農耕民族と言われるが、果たしてそうなのか?縄文人は明らかに農耕民族ではない。 狩猟採集民とハンターの集団だったと考えられる。ではいつ農耕民に変貌したのだろうか?

  古代遺伝子Y-DNA「F」から分化した現代遺伝子亜型群はY-DNA「G」さらに「H」、「I」、「J」、「K」と分化し、 Y-DNA「K」からY-DNA「LT」とY-DNA「K2」が分化した。 このY-DNA「LT」から更にY-DNA「L」が分化しインダス文明を興し、後にドラヴィダ民族の母体となったと考えられている。 Y-DNA「T」からは後のジェファーソン大統領が出自している。

  Y-DNA「K2」はさらにY-DNA「K2a(NO)」とY-DNA「K2b」に分化し、Y-DNA「NO」が更にY-DNA「N」とY-DNA「O」に分化した。 このY-DNA「N」は中国の遼河文明を興したと考えられているらしい。 このY-DNA「N」は現在古住シベリア集団(ヤクート人等)に濃く70-80%も残されており、テュルク族(トルコ民族)の母体と考えられている。

  しかし現代トルコ人は今のアナトリアに到達する過程で多種のY-DNAと混血し主力の遺伝子は Y-DNA「R1a」,「R1b」,「J2」などに変貌している為、東アジア起源の面影は全くない。 唯一タタール人に若干の面影が残っているが、今のタタール人もY-DNA「R1a」が主力に変貌してしまっている。 Y-DNA「N」はシベリア大陸の東西に高頻度で残りバルト3国の主力Y-DNAとして現代も40%以上も残っている。やはり移動性の強い遺伝子のようだ。

  さていよいよ日本農耕の起源に触れなければならない。Y-DNA「NO」から分化したもう一方のY-DNA「O」は、 中国の古代遺跡の発掘で、古代中国人は現在のフラットな顔つきと異なりコーカソイドの面影が強いと報告されている事は研究者の周知である。 つまり本来の人類は彫が深かったといってよく、現代東北アジア人のフラット/一重まぶた顔は 寒冷地適応に黄砂適応が加わった二重適応の特異的な後天的獲得形質と言って差し支えない(当史観は環境適応はあくまで「適応」で 「進化」とは違うと考えるが、ラマルクの後天的獲得形質論も進化論といわれるので、進化の一部ということにします。 (余談ですが、人類(動物)は体毛が減少する方向に進んでいるので、実は禿頭/ハゲ頭も「進化形態」である事は間違いない。)

  この東北アジア起源のY-DNA「O」は雑穀栽培をしていたようだ。東アジア全体に拡散をしていった。 日本列島では極低頻度だがY-DNA「O」が検出されている。陸稲を持ち込んだ集団と考えられる。 東北アジアの住居は地べた直接だっと考えられる。主力集団は黄河流域に居住していたため、 長年の黄砂の負荷で現代東アジア人に極めてきついフラット顔をもたらしたのだろう。

  一方南下し温暖な長江流域に居住した集団から長江文明の稲作農耕/高床住居を興したY-DNA「O1a」と「O1b」が分化し、 更にY-DNA「O1b1」(旧「O2a」)と「O1b2」(旧「O2b」)が分化し稲作農耕は発展したようだ。 このY-DNA「O1a」は楚民、Y-DNA「O1b1」は越民、「O1b2」は呉民の母体と推測できる。

  長江文明は黄河文明に敗れ南北にチリジリになり、Y-DNA「O1b1」の越民は南下し江南から更にベトナムへ南下し、 更に西進しインド亜大陸に入り込み農耕民として現在まで生き残っている。 ほぼ純系のY-DNA「O1b1」が残っているのはニコバル諸島 (Y-DNA「D*」が残るアンダマン諸島の南に続く島嶼でスマトラ島の北に位置する)のShompen族で100%の頻度である。

  また南インドのドラヴィダ民族中には検出頻度がほとんどY-DNA「O1b1」のみの部族もあり、 越民がいかに遠くまで農耕適地を求めて移動していったか良く分かる。 カースト制度でモンゴロイドは下位のカーストのため、他の遺伝子と交雑できず純系の遺伝子が守られてきたようだ。 この稲作農耕文化集団である越民の子孫のドラヴィダ民族内移住が、ドラヴィダ民族(特にタミール人)に 長江文明起源の稲作農耕の「語彙」を極めて強く残す結果となり、その結果、学習院大学の大野教授が 日本語タミール語起源説を唱える大間違いを犯す要因となったが、 こんな遠くまで稲作農耕民が逃げてきたことを間接証明した功績は大きい。

  一方、呉民の母体と考えられるY-DNA「O1b2」は満州あたりまで逃れ定住したが、更に稲作農耕適地を求め南下し朝鮮半島に入り定住し、 更に日本列島にボートピープルとして到達し、先住縄文人と共存交雑しY-DNA「O1b2a1a1」に分化したと考えられる。 この稲作農耕遺伝子Y-DNA「O1b2」は満州族で14%、中国の朝鮮族自治区で35%、韓国で30%、日本列島でも30%を占める。 この満州族の14%は、満州族の中に残る朝鮮族起源の姓氏が相当あることからやはり朝鮮族起源と考えられ、 呉系稲作農耕文化を現在に残しているのは朝鮮民族と日本民族のみと断定して差し支えないだろう。 この共通起源の呉系稲作農耕文化の遺伝子が日本人と朝鮮人の極めて近い(恐らく起源は同一集団)要因となっている。 北朝鮮はツングース系遺伝子の分布が濃いのではないかと考えられるが、呉系の遺伝子も当然30%近くはあるはずである。 過去の箕子朝鮮や衛氏朝鮮が朝鮮族の起源かどうかは全く分かっていないが、呉系稲作農耕民が起源の一つであることは間違いないだろう。

  長江流域の呉越の時代の少し前に江南には楚があったが楚民はその後の呉越に吸収されたと思われる、 しかしY-DNA「O1b1」が検出される河南やベトナム、インド亜大陸でY-DNA「O1a」はほとんど検出されていない。 Y-DNA「O1a」がまとまって検出されるのは台湾のほとんどの先住民、フィリピンの先住民となんと日本の岡山県である。

  岡山県にどうやってY-DNA「O1a」が渡来したのかは全く定かではない。呉系Y-DNA「O1b1」集団の一員として 混在して来たのか単独で来たのか?岡山県に特に濃く検出されるため古代日本で独特の存在と考えられている吉備王国は 楚系文化の名残と推測可能で、因幡の白兎も楚系の民話かもしれない。 台湾やフィリピンの先住民の民話を重点的に学術調査するとわかるような気がしますが。

5.黄河文明系武装侵攻集団の到来

  狩猟採集と海陸両ハンターの3系統の縄文人と、長江系稲作農耕文化の弥生人が共存していたところに、 武装侵攻者として朝鮮半島での中国王朝出先機関内の生き残りの戦いに敗れ逃れてきたのが、 Y-DNA「O2」(旧「O3」)を主力とする黄河文明系集団だろう。 朝鮮半島は中華王朝の征服出先機関となっており、 長江文明系とツングース系が居住していた朝鮮半島を黄河系が占拠して出先機関の「郡」を設置し、 韓国の歴史学者が朝鮮半島は歴史上だけでも1000回にも及び中華王朝に侵略された、と言っている結果、 現代韓国は43%以上のY-DNA「O2」遺伝子頻度を持つ黄河文明系遺伝子地域に変貌してしまった。

  朝鮮半島での生き残りの戦いに敗れ追い出される形で日本列島に逃れてきた集団は、当然武装集団だった。 おとなしい縄文系や和を尊ぶ弥生系を蹴散らし征服していった。長江系稲作農耕集団は、 中国本土で黄河系に中原から追い出され逃げた先の日本列島でも、また黄河系に征服されるという二重の苦難に遭遇したのだろう。
  この黄河系集団は日本書紀や古事記に言う天孫族として君臨し、その中で権力争いに勝利した集団が大王系として確立されていったようだ。 この黄河系武装集団の中に朝鮮半島で中華王朝出先機関に組み込まれていた戦闘要員としてのツングース系の集団があり、 ともに日本列島に移動してきた可能性が高いY-DNA「P」やY-DNA「N」であろう。 好戦的な武士団族も当然黄河系Y-DNA「O2」であろう。出自は様々で高句麗系、新羅系、百済系など 朝鮮半島の滅亡国家から逃げてきた騎馬を好む好戦的な集団と推測できる。

  この黄河文明系Y-DNA「O2」系は日本列島で20%程度検出される重要なY-DNAである。韓国では43%にもなり、 いかに黄河文明=中国王朝の朝鮮半島の侵略がひどかったが容易に推測できる。 日本列島の長江文明系Y-DNA「O1b2」系と黄河系Y-DNA「O2」系は合計50%近くになる。韓国では73%近くになる。 つまり日本人の約50%は韓国人と同じ長江文明系+黄河文明系遺伝子を持つのである。これが日本人と韓国人が極めて似ている理由である。

  一方、韓国には日本人の約50%を占める縄文系Y-DNA「D1b」,Y-DNA「C1a」とY-DNA「C2a」が欠如している。 これらY-DNA「D1b」,「C1a」とY-DNA「C2a」は日本人の持つ素朴なホスピタリティと従順性と調和性の源流であり、 このことが日本人と韓国人の全く異なる民族性の理由であり、日本人と韓国人の近くて遠い最大の原因になっている。

  一方、日本人の持つ一面である残虐性/競争性/自己中性等は20%も占める黄河系Y-DNA「O2」系からもたらされる 特有の征服癖特質が遠因と言って差し支えないような気がする。

6.簡易まとめ

  日本人の持つ黙々と働き温和なホスピタリティや和をもって貴しとする一面と、 一方過去の武士団や維新前後の武士や軍人の示した残虐性を持つ2面性は、 日本人を構成するもともとの遺伝子が受けてきた歴史的な影響の結果と言えそうだ。


  日本人の3つの源流は、

  ・日本列島の中で約1万年以上純粋培養されてきた大多数の素朴な狩猟採集民と少数のハンターの縄文系、

  ・中国大陸から僻地の日本列島にたどり着き、集団の和で結束する水田稲作農耕民の弥生系、

  ・朝鮮半島を追い出された、征服欲出世欲旺盛な大王系/武士団系の武装侵攻集団系、


  個人の性格の問題では解説しきれない、遺伝子が持つ特質が日本人の行動・考えに強く影響していると思える。 世界の技術の最先端の一翼を担っている先進国で、50%もの古代遺伝子(縄文系、しかも女系遺伝するmtDNAでは何と約67%が 縄文系のmtDNA「M」系なのです。)が国民を構成しているのは日本だけで極めて異例です。 もしこの縄文系遺伝子がなければ、日本列島と朝鮮半島及び中国はほとんど同一の文化圏と言って差し支えないでしょう。 それだけ縄文系遺伝子がもたらした日本列島の基層精神文化は、 日本人にとって世界に冠たる独特の国民性を支える守るべき大切な資産なのです。

7.後記

  これまで独立した亜型として扱われてきた近代亜型のY-DNA「L」,「M」,「N」,「O」,「P」,「Q」,「R」,「S」,「T」は、 現在、再び統合されてY-DNA「K」の子亜型Y-DNA「K1」とY-DNA「K2」の更に子亜型(孫亜型)として再分類される模様です。 つまり独立名をつける亜型群として扱うほど「違いが無い」ということなのです。

  ところがこのY-DNA「K」は、我々極東の代表Y-DNA「O」や西欧の代表Y-DNA「R」や南北ネイティヴアメリカンの Y-DNA「Q」等が含まれているのです。とても遺伝子が近いとは思えないのです。では何故これほど外観も行動様式も異なるのだろうか?

  これらの亜型群は、何十万年の歴史でユーラシア大陸の各地で亜種に近いほど分化していたと考えられている ネアンデルタール人やデニソワ人のY-DNA亜型を受け継いだだけの可能性も十分にあるのです。 西欧と極東であまりにも異なる外観や行動様式などの違いの原因を亜種間の接触に求めるのは荒唐無稽とは言えないでしょう。

  何しろネアンデルタール人もデニソワ人もホモサピエンスも元をただせばホモエレクトス出身で当然Y-DNAもmtDNAも 遺伝子が繋がっているのだから。Y-DNAではホモサピエンス、ネアンデルタール人やデニソワ人は既に1つのツリーに統合され始めています。 しかし、mtDNAは母系の断絶が確認されていて、ホモサピエンスとは繋がっていません。もしネアンデルタール人との接触がもっと遅く、 ネアンデルタール人男性の分化も進んでしまっていたら、Y-DNAの断絶もあったかもしれません。

8.余談

  (極めて余談ですが、北方系極東人の多くは寒冷地適応や黄砂適応を受け、フラット顔になってはいますが、 中国で発掘される古代人骨はほとんどコーカソイド顔であり、フラット顔は後天的獲得形質であることは研究者達が認めています。 日本人にはこの後天的獲得形質を獲得してから日本列島に渡ってきた集団が多かったことを示しています。 日本人の胴長短足は、高身長の弥生系と武装侵攻系の上半身と小柄な縄文の下半身の交雑の結果に過ぎず、日本人に意外に多い反っ歯や受け口も 弥生系の細身の顎に縄文系のがっしり歯列が収まりきらず前に出てしまっただけであり、親知らずは逆に出られなかっただけです。

  また日本人固有の古代的なホスピタリティは、縄文系である古代亜型Y-DNA「D」と「C」(合計で日本人男性の出現頻度約45%を占める) 及びmtDNA「M」(合計で日本人全体の約67%を占める)の固有の特質であり、近代亜型群の特質ではありません。 つまり特に日本人と他の民族との違いのほとんどは、この縄文系遺伝子の伝えてきた極めて古代的な、 狩猟採集民やハンター民の持つ行動様式や思考回路のもたらす結果に帰することは疑いようがありません。

  もし、天孫族や武士団族が朝鮮半島から負け組として追い出されてこなければ、日本列島は徳川時代の高度な文化もなく、 当時世界最大の都市だった江戸もなく、容易に西欧列強の植民地になっていたでしょう。つまり極めて残念なことですが、 日本人の世界に冠たる高度な技術力や文化性は、日本列島の3重遺伝子構造を構成する遺伝子の中で最後にやってきた Y-DNA「O2」(旧O3)がもたらしてきたものなのです、中国や韓国と支配階級が同じY-DNA「O2」遺伝子なのに結果が異なってきたのは、 常に外敵との抗争や侵略に脅かされ、技術や文化の熟成が近代までに確立「出来なかったか/出来たか」の違いなのでしょう。)

9.時代の趨勢

  3.3 Y-DNA「R1b」に書いた文章を復誦します。

  極めて明らかなことは、国・国民が先進的になるには純系民族では無理なのです。辺境民化してしまいエネルギーが低すぎるのですが、 競う共存遺伝子の種類が多ければ多いほど集団エネルギーが高くなり、国の活性度が上がり、覇権に向かうのです。 アジアの中で唯一近代化に成功した日本は縄文系−弥生系(長江文明系)−武装侵攻系(黄河文明系)が交雑し、 武装侵攻系が核になり集団エネルギーを一気に高め、一時はジャパンアズNo1と覇権を握るかもしれないほどの勢いを手に入れました。

  しかし日本が高止まりしてしまった間に中国が、日本以上の複雑な遺伝子ミックスにより集団エネルギーを高め、近代化らしきものに成功し 対外的には日本に取って替わりアジアの覇権を握ったように見えるレベルに達しました。しかし国民一人当たりの生産性があまりにも低く、 日本の1/4以下程度しかなく真の覇者には恐らく永久になれないでしょう。

  その中国も恐らく近いうちに日本同様高止まりするでしょうが、東アジアには日本、中国に代わる国はもはや存在しません。 南アジアのインドはロシアのスラブ系と同じインド・ヨーロッパ系遺伝子が支配する国ですが、中国同様あまりに国民一人あたりの 生産性が低すぎ日本の1/20程度しかなく覇権には届かないでしょう。

  当分の間はY-DNA「R1b」のアメリカとY-DNA「O2」(旧「O3」)の中国が覇権争いを続けるでしょうが、中国も日本もアメリカに 対する輸出で生産性を上げてきたので、アメリカにとって代わることは逆に自滅に向かうためまず不可能でしょう。

  非常に残念ですが、現代世界の構図は、世界の警察官であり輸入超大国のアメリカが太陽として中心に存在し、世界中から生産物を 買いまくり、そのおかげでアメリカの周りに各国が衛星のように回っていられるだけなのです。 水星、金星はEU諸国、地球は日本、火星はロシア、木星が中国、土星がインドという感じでしょうか。

v.1.6  国立遺伝学研究所教授で著名研究者の斎藤成也氏が、2017年10月に核-DNA解析でたどる「日本人の源流」本を出版しました。 その中でやっと海の民にも焦点が当たり、当ガラパゴス史観の「縄文人の一部は海のハンター」史観が 間違ってはいないかもしれない雰囲気になって来ました。 そろそろ時機到来の様相になって来ましたのでガラパゴス史観を総括し、日本人の源流考をまとめてみました。 これはY-DNA及びmtDNAの論文104編を読み込みメタアナリシスした結果得た、アブダクション(推論)です。 追加の着想がまとまる都度書き足します。

  枝葉末節は切り捨て太幹のみに特化して組み立てていますので、異論・興味のある方は、 当史観が集めた論文や、その後に発表されている新しい論文をじっくり読んで是非御自分で源流考を組み立ててみてください。

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飛躍しすぎほぼ空想談

  このコラムの項目2で「北京原人やジャワ原人などのホモエレクトスも出アフリカし、ネアンデルタール人も出アフリカしたということは、 現生人類が出アフリカしたのは人類の遺伝子が導く宿命ではないかとも思われる。」と書いたのですが、 布団に入ってウトウトし始めた時に、突然、”空想の語り部”が降臨してきて グチュグチュと御託言を言い残していったので、忘れないうちに書き留めます。

  何故、ヒトを含む類人猿の進化ツリー前半のギボン(テナガザル)やオランウータンは(東南)アジアにしか棲息しておらず、 進化ツリー後半のゴリラやチンパンジーはアフリカにしか棲息していないのか?

  ヒトがアフリカで発祥したのはチンパンジーとの共通の祖先がアフリカにしかいなかったからなのは極めて明白ですが、 では何故共通の祖先はアジアにはいなかったのか?何故アフリカにしかいなかったのか? この疑問に関する納得できる説明を探してみたのですが、今のところ全く見つかってはいません。

  今のところの進化ツリーでは進化の後半で、ゴリラの祖先になった類人猿はアジアからアフリカに大移動をしたことになります。 要するに、ヒトの遠い源郷はアジアだったから、人は出アフリカしてユーラシア大陸を東に進んだと言うことになります。 つまりサケやウナギが戻ってくるのと一緒で、源郷戻りが遺伝子に埋め込まれているのではないか!? では逆に、なぜ類人猿はアジアからアフリカに移動をしたのか?も依然、極めて大きな謎です。

  とにかく解剖学的現代ヒト族は宿命に導かれ出アフリカし、中東あたりで先輩ヒト族の中東型ネアンデルタール人と交雑し分化し、 インド洋の沿岸に沿って東のアジアを目指し大移動を決行し、古代遺伝子Y-DNA「C」と「D」はアジアに到達しそこで棲息をしてきたわけです。 ところが別の古代遺伝子Y-DNA「E」は、せっかく出アフリカしたにも関わらずまたアフリカに出戻ってしまった。 ということはアフリカに進むことも遺伝子に組み込まれているのかもしれない。

  では残りの古代遺伝子Y-DNA「F」は、なぜインド亜大陸に留まり全新興遺伝子の親遺伝子となったのだろうか? アフリカ大陸でヒト族がチンパンジーとの共通の祖先から分化したように、インド亜大陸で新興遺伝子の共通の祖先の古代遺伝子「F」から 分化したのでしょう、それを実行した最も考えられる要因はアジア型ネアンデルタール人との交雑でしょう。

  インド亜大陸はアフリカ大陸と同様の、進化や分化を後押しするパワーがあるのではないか?誰か研究してくれませんかね!!!!!。
http://garapagos.hotcom-cafe.com/0-2,0-5,15-28,18-2.htm#0-2
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/427.html#c7

[近代史3] なぜ世界最古の土器が日本列島から出土するのか? 中川隆
5. 中川隆[-11123] koaQ7Jey 2019年9月30日 12:08:41 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1697]


日本人のガラパゴス的民族性の起源 2019/9/29
0-2. 日本人の源流考
http://garapagos.hotcom-cafe.com/0-2,0-5,15-28,18-2.htm#0-2


v,1.7  しばらく古人類学の情報収集をさぼっていたら、新しいDNA分析技術が登場し、歯の化石からDNA解析ができるようになっていました。 記事「1-19.メラネシア人のデニソワ人度」を調査の中で、縄文人の中の海洋性ハンターの姿がより理解できる知見がありましたので、Rev.Upしました。

0.はじめに

  当ガラパゴス史観が、Y-DNAとmtDNAの分化のツリー調査を進めて行く中で、ホモサピエンスの歴史自身をもう少し深堀したい疑問が生じてきました。

・何故、ホモサピエンス始祖亜型のY-DNA「A」やY-DNA「B」はその後現代にいたるまで狩猟採集の原始生活から前進せず、 ホモエレクトスの生活レベルのままだったのか?

・出アフリカを決行した結果、分化した古代4亜型の中でY-DNA「D」、Y-DNA「E」やY-DNA「C」などの、 オーストラリア、ニューギニアやアンダマン諸島、アフリカなどの僻地に残った集団も、 現代に至るまで何故「A」,「B」同様、狩猟採集から抜け出せなかったのか?

・彼らは本当にホモサピエンスになっていたのだろうか?我々解剖学的現代人類はアフリカ大陸で ホモサピエンスに進化してから出アフリカしたと思い込んでいるが、もしかすると出アフリカ後に、 ネアンデルタール人との遭遇で現代型に進化したのではないか?

1.ネアンデルタール人の出アフリカから始まったようだ。

  ネアンデルタール人は、ホモサピエンスの亜種か異種と議論されています。 最新の知見では、80万年前頃にホモエレクトスから、ネアンデルタール人とホモサピエンスの共通の祖先と考えられる草創期のネアンデルタール人 (旧ホモハイデルベルゲンシス)が出現し、60万年ぐらい前には出アフリカし、先輩人類としてユーラシア大陸に拡がったらく、 そして40万年前頃にネアンデルタール人の東アジア型のデニソワ人が地方型として分化し、 ホモサピエンスと交雑し出アジアしてメラネシアに拡がったようなのです。

  注:ホモエレクトスの進化型古人類と思われていたホモハイデルベルゲンシスが最新技術による遺伝子解析の結果、 草創期のネアンデルタール人と判明しました。このためネアンデルタール人の出現が、 ホモハイデルベルゲンシスの出現年代とされていた80万年前頃に一気に遡りました。

  注:デニソワ人はあくまでネアンデルタール人に包含されるというのが極最新の見解のようです。

  そして草創期の原ホモサピエンスは50万年前頃には既に出現していて、30万年前頃にホモサピエンス最古のコイサン集団の祖先が出現し、 その後何度も出アフリカを行っていたが、6-7万年前頃の最後の出アフリカが、 我々を含む解剖学的現代人類(Anatomically Modern Human)を形成したようです。 そしてネアンデルタール人は、10-3万年前頃にホモサピエンスと各地で交雑し、3万年前ぐらいには絶滅した、という見解になっています。

この2種類の人類種の分類の見解は研究者によって異なり、亜種扱いの場合は、

  ホモ・サピエンス・サピエンス<===>ホモ・サピエンス・ネアンデルターレンシスと分類され、 あくまで別種と考える場合は、

  ホモ・サピエンス<=========>ホモ・ネアンデルターレンシスと分類されます。

  しかし最新の技術は、現代人類の遺伝子の2−4%はネアンデルタール人から受け継いでいることを解明しました。 東アジア人の比率が最も高く、次にヨーロッパ人で、東南アジア人は意外に低いそうです。 その後、現生人類の先祖が、スタンフォード大学の研究では2000人程度の規模で、出アフリカしユーラシアに拡がるまでに、 ネアンデルタール人の歴史は既に60万年程度は経過しており、 その間にネアンデルタール人はユーラシア各地で亜種に近いぐらい分化していたと考えられ、 アジアで発掘されたデニソワ人はネアンデルタール人の東アジア型と考えられ始めています。 しかも研究ではデニソワ人の遺伝子がメラネシア人に6%も受け継がれている、ことまで判明しています。

  またネアンデルタール人にはホモサピエンスの遺伝子が20%も含まれていた、と言う報告まであります。

  これはつまり現代人類は既にある程度の高度な文化を築き上げていたネアンデルタール人との亜種/異種間交雑の結果、 進化の爆発が起こり現ホモサピエンスとして完成したのではないかと考えるのが妥当なのではないかと思われます。

  また大きなトピックスとして、解剖学的現代人類のY-DNA分化ツリーにネアンデルタール人とデニソワ人の亜型がとうとう組み込まれました。 一方、ネアンデルタール人とデニソワ人のmtDNAは解剖学的現代人類には受け継がれていないことも判明しました。
  つまり、ネアンデルタール人、デニソワ人と解剖学的現代人類はY-DNAで完全に直列で繋がっている、と言うことになりますが、 女系を表すmtDNAでは断絶している、と言うことになります。

  ネアンデルタール人とホモサピエンスは異種か亜種かという問題に対し、ネアンデルタール人のY-DNAの変異型も特定され ホモサピエンスのツリーとつながったということは、少なくとも異種ではないという結論になります。 あえて言えば、ネアンデルタール人とデニソワ人の男性はホモサピエンスの男性と亜種ほどの違いもなく、 「頑丈型」と「華奢型」の違い程度に過ぎないため交配しても子孫を残せた、ということになります。

  一方女性に関しては異なり、進化は女性から始まると考えられるため、ネアンデルタール人とデニソワ人の女性はホモサピエンスの女性とは 異種ぐらい異なる進化段階になってしまっていたのでしょう、だからホモサピエンスの男性とネアンデルタール人とデニソワ人の女性の組み合わせでは 子孫が残らなかったのだろうと欧米の研究者は考えているようです。

いやはや遺伝子解析の技術の進歩は目覚ましいものですね。当ガラパゴス史観がRNAとリボソームの研究をしていたころとは 全く時代が変わっています。

2.原ホモサピエンスから現ホモサピエンスへ脱皮したのではないか!

  我々現代人(解剖学的現代類)の祖先は、共通の祖先である草創期のネアンデルタール人からネアンデルタール人が先に進化し 出アフリカした後も進化に出遅れアフリカ大陸に残存していた草創期のネアンデルタール人の中で、 50万年前頃にとうとう草創期のホモサピエンスが出現し、30万年前頃には原ホモサピエンスであるコイサン集団が出現したようです。

  しかも出アフリカは20数万年前頃には既に行われ遺跡が発掘されています。 また最近の発掘調査では、10万年前ごろにはすでにレバント地域に移動していたらしく、8万年前頃には中国南部に到達していたと報告されています。 以前の5−6万年前頃に最終出アフリカしたのではないかという見解が、今は6-7万年頃と遡ってきているのは 今後まだまだ新しい研究報告がある予兆と思われます。

  いずれにせよ、80万年前に現れた草創期のネアンデルタール人(旧ホモハイデルベルゲンシス)が共通の祖先となり、 60万年前頃にネアンデルタール人が先に出アフリカし、50万年前頃に原ホモサピエンスが現れたのだろうと考えられる。

  最新のY-DNAツリーは、

Y-DNA「Adam」からY-DNA「A0000」(デニソワ人)が分化し、
Y-DNA「A000」(ネアンデルタール人)が分化し、
Y-DNA「A00」(コイサン集団)が分化し、更に「A0」、「A」と分化が進み、
Y-DNA「A1b」からY-DNA「BT」が分化し、
Y-DNA「BT」がY-DNA「B」とY-DNA「CT」に分化しましたが、

  この「A」と「B」は原ホモサピエンスの始祖亜型と考えられます。

Y-DNA「CT」が出アフリカし、Y-DNA「DE」とY-DNA「CF」に分化しました。
  これは中近東あたりで先住ネアンデルタール人との交雑の結果と考えられます。
  この「C」、「D」、「E」 は古代性を強く残した狩猟採集民として、近年まで残ってきました。

  注:デニソワ人がネアンデルタール人の地方型として分岐したのは40万年前頃と解析されていますが、 解剖学的現代人類に組み込まれたネアンデルタール人の遺伝子はもう少し後年の集団からと考えられているようです。

 つまりY-DNA「A」と「B」はホモサピエンスではあるが完成形ではない原ホモサピエンスと言っても良いかもしれません。

 西欧列強が世界中を植民地化するべく搾取活動を続けているときにわかったことは、 アフリカ大陸やニューギニア・オーストラリアやアンダマン島の先住民は、 何万年もの間、古代のままの非常に素朴な狩猟採集民の文化レベルにとどまっていた、ということでした。

  研究調査からかなり高度な文化・技術レベルに達していたと判ってきているネアンデルタール人と比べると、 分類学的な現代人類/ホモサピエンスに進化したというだけではホモ・エレクトスとさほど変わらない文化レベルだったという証明でしょう。 つまり脳容積がホモエレクトスより大きくなったり、会話が出きるようになったレベルでは、同時代のネアンデルタール人より華奢な、 しかし可能性は秘めている後発人類に過ぎなかったようです(しかし体毛は薄くなり、前頭葉が発達し、見た目は多少現代人類的ですが)。

  では一体、なぜ解剖学的現代人類は現代につながるような文明を興すほど進化できたのだろうか?大きな疑問です。 一部の王国を築いた集団を除いた、古ネイティブ・アフリカンは大航海時代になっても、狩猟採集民でしかなかったのです。 その後西欧列強と出会わなければ、今でも狩猟採集のままのはずです。

  このことは、文明と言うものを構築するレベルに達するにはホモサピエンスになったというだけではなく、 何か決定的なブレークスルーのファクターがあったはずです。

  ネアンデルタール人と原ホモサピエンスの亜種間交配の結果、進化の爆発が起こったと推測するのが今のところ最も妥当です。

  出アフリカした先輩人類のネアンデルタール人と交雑し、ネアンデルタール人がすでに獲得していた先進文化を一気に取り込むことに成功し、 恐らく人口増加率(繁殖力)が圧倒的に高い原ホモサピエンスの中にネアンデルタール人が自然吸収される形で統合化されたのが 完成形の現ホモサピエンスと考えるのが最も妥当性が高いのです。 (この繁殖力の高さが解剖学的現代人類の勝ち残った理由なのではないか、想像を逞しくすると、交配の結果得た後天的な獲得形質かもしれません。)

  もし出アフリカせずネアンデルタール人とも出会わずアフリカの中に留まっていたら、 人類は相変わらず19世紀ごろのサン族やピグミー族のように素朴な狩猟採集段階に留まっているだろうと容易に推測できますが、 北京原人やジャワ原人などのホモエレクトスも出アフリカし、ネアンデルタール人も出アフリカしたということは、 ホモサピエンスが出アフリカしたのは人類の遺伝子が導く宿命ではないかとも思われる。 つまりホモサピエンスが出アフリカし狩猟採集文化から脱し、現代文明にまで至ったのは必然だったということかもしれませんね。

注: 記事「18-4. ホモサピエンスとは人類学上何者なのか」
http://garapagos.hotcom-cafe.com/15-24,17-8,18-4.htm#18-4

で触れたように、最新の研究で、ネアンデルタール人とデニソワ人の Y-DNAの変異型が同定され、恐らく80万年前頃と考えられるようになったY-DNA「Adam」に続き、デニソワ人とネアンデルタール人が 分化のツリー上に配置されるようになったのですが

(「1-1. Y-DNAハプロタイプ 2019年6月版 ツリー」を参照ください)、

http://garapagos.hotcom-cafe.com/1-1.htm

注: 一方mtDNAツリーでは、デニソワ人とネアンデルタール人のmtDNA変異型は全く検出されず、 おそらくデニソワ人女性とネアンデルタール人女性とサピエンス男性との交配では恐らく子孫ができなかったか、出来ても 生殖能力が無かったのだろう、と欧米の研究者は考えています。

  これはサピエンスとネアンデルタール人の男性は「華奢型(きゃしゃ型)」と「頑丈型」の違いくらいしかなく、亜種ほどの違いもなく、 せいぜい地方型の違いくらいで同種であったと考えるほうが最も合理的です。一方進化は女性から始まるので、ネアンデルタール人の女性と サピエンスの女性は異種と言ってよいほど分化し、子孫を残せなかったのだろうと推測できます。

   3.日本列島への最初の到来者は、古代遺伝子集団:Y-DNA「D」と「C」
  注:実はまだ残っている疑問があります。古代性を近代まで残していた古代遺伝子Y-DNA「C」、「D」、「E」は現ホモサピエンスの段階に 至っておらず、原ホモサピエンスに留まっていたのではないか、そしてY-DNA「F」がインド亜大陸周辺でネアンデルタール人やデニソワ人と交雑し、 やっと現ホモサピエンスの段階に進化したのではないかという疑問です。これは極めて大胆な推測ですが、 これに関する知見、否定する知見はまだ全く報告されていません。

  Y-DNA「D1b」を主力とするY-DNA「C1a1」との混成部隊である。

  移行亜型Y-DNA「DE」はさらに古代遺伝子Y-DNA「D」とY-DNA「E」に分化したが、Y-DNA「D」がインド洋沿岸に沿って東進したのに対し、 Y-DNA「E」は逆に西進し地中海南北沿岸に定着し、地中海南岸(アフリカ北岸)に移動した集団はさらにアフリカ全土に展開し、 始祖亜型である原ホモサピエンスの先住民の中に入り込み、始祖亜型Y-DNA「A」と「B」のネイティヴ・アフリカン集団の中に 古代亜型Y-DNA「E」の遺伝子が混在するようになっています。

  注:アフリカ大陸にはその後Y-DNA「R1a」と分化したY-DNA「R1b」がアナトリア、中近東から南下してきて、更に新しい集団として 現在のカメルーンあたりを中心にネイティブアフリカンの一部を形成しています。

  しかし出戻りアフリカしたY-DNA「E」は進化の爆発が進む前にアフリカ大陸に入ってしまったため、また周囲の始祖亜型の部族も同じレベルで、 基本的に狩猟採集のまま刺激しあうことがないまま、ユーラシア大陸で起きた農耕革命など進化の爆発に会わないまま現代に至っているのでしょう。

  ところが地中海北岸に定着したY-DNA「E」は、その後ヨーロッパに移動してきたY-DNA「I 」などの現代亜型と刺激しあいながら 集団エネルギーを高め、ローマ帝国やカルタゴなどの文明を築くまでに至りました。要するに自分たちより古い始祖亜型との遭遇では埋もれてしまい、 文明を興すような爆発的進化は起こらなかったが、より新しい現代亜型との遭遇が集団エネルギーを高めるには必要だったのでしょう。

  一方、Y-DNA「D」は、現代より120m〜140mも海面が低かったために陸地だったインド亜大陸沿岸の大陸棚に沿って東進しスンダランドに到達し、 そこから北上し現在の中国大陸に到達した。 その時に大陸棚だった現在のアンダマン諸島域に定住したY-DNA「D」集団は、その後の海面上昇で島嶼化した現アンダマン諸島で孤立化し 現代までJarawa族やOnge族などの絶滅危惧部族として古代亜型Y-DNA「D」を伝えてきています。 Y-DNA「D」は基本的に古代性の強い狩猟採集民と考えてよく、日本人の持つ古代的なホスピタリティの源泉であることは間違いないです。

  Y-DNA「CT」から分離したもう一方の移行亜型Y-DNA「CF」は恐らくインド亜大陸到達までに古代亜型Y-DNA「C」とY-DNA「F」に分離し、 Y-DNA「F」はインド亜大陸に留まりそこで先住ネアンデルタール人(アジアにいたのは恐らくデニソワ人か?)と交雑した結果、 Y-DNA「G」以降の全ての現代Y-DNA亜型の親遺伝子となったと推測できます。 こうしてインド亜大陸は現代Y-DNA亜型全ての発祥の地となったと考えてよいでしょう。

  もう一方の分離した古代亜型Y-DNA「C」は、欧米の研究者の説明ではY-DNA「D」と行動を共にしたらしく東進しスンダランドに入り、 一部はY-DNA「D」と共に中国大陸に到達し、一部はそのまま更に東進しサフール大陸に到達した。 サフール大陸に入った集団はサフール大陸内で拡大し、海面上昇後分離したニューギニアとオーストラリア大陸に それぞれTehit族、Lani族やDani族などニューギニアの先住民集団やオーストラリア・アボリジニ集団、 つまり共にオーストラロイドとして現代まで残っています。 そして5万年前にはオーストラリアに到達していた集団の遺跡から回遊魚のマグロの骨が東海大学らの調査により発見され、 Y-DNA「C」は沿岸を船で移動できる海洋性ハンター集団だったと考えられます。 従ってサフール大陸に到達したY-DNA「C」集団は更にそのまま船で海に漕ぎ出し、ポリネシア全土に拡大していったようです。 ポリネシアのY-DNAの主要亜型として検出されるY-DNA「C」は、実は縄文の海洋性ハンターY-DNA「C」と同じ亜型です。 日本列島で検出される、海洋性ハンター遺伝子Y-DNA「C」亜型は、現代ポリネシア人と同じ先祖から分離したことになります。

注:一部の日本人の持つ海洋性気質は、このポリネシア人と共通の祖先から受け継いだ気質と言っても差し支えないでしょう。

  スンダランドから北上し現在の中国大陸に入ったY-DNA「D」とY-DNA「C」の混成集団は中国大陸の先住集団として拡大しました。 この時に混成集団の一部の集団は中国大陸には入らずにさらに北上し、当時海面低下で大きな川程度だった琉球列島を渡ったと思われます。 集団はそのまま北上し現在の九州に入った可能性が大。また一部は日本海の沿岸を北上し当時陸続きだったサハリンから南下し 北海道に入り、当時同様に川程度だった津軽海峡を渡り本州に入った可能性も大です。 つまりもしかすると日本本土への入り方が2回路あった可能性が大なのです。

  現在沖縄・港川で発掘される遺骨から復元再現される顔は完璧にオーストラロイド゙の顔です。 と言うことは、スンダランドから北上の途中沖縄に定住した混成集団がその後の琉球列島人の母体になり、 サハリンから南下した集団がのちのアイヌ人の集団になった可能性が極めて大と推測できます。

  さて中国大陸に展開したY-DNA「D」は残念ながら後発のY-DNA「O」に中国大陸の中原のような居住適地から駆逐され、 南西の高地に逃れY-DNA「D1a」のチベット人や羌族の母体となったようです。 欧米の研究者はチベット人の持つ高高地適応性はデニソワ人との交配の結果獲得した後天的な獲得形質と考えているようだ。 そして呪術性が高い四川文明はY-DNA「D」が残した文明と考えられます。 このため同じY-DNA「D」遺伝子を40%以上も持つ日本人には四川文明の遺物は極めて親近感があるのでしょう。

  日本の民話とチベットの民話には共通性がかなりありますが、これらはY-DNA「D」が伝えてきた民話と考えて差し支えないでしょう。

  しかし一緒に移動したと考えられるYDNA「C」の痕跡は現在の遺伝子調査ではチベット周辺では検出されていません。 どうやら途絶えてしまった可能性が高い、もともと海洋性の遺伝子なので、内陸の高地は居住適地ではなかったのかもしれません。。 いやもしかすると火炎土器のような呪術性の強い土器を製作したと考えられるY-DNA「C」なので、 四川文明の独特な遺物類はY-DNA「C」が製作した可能性が極めて高い。そしてY-DNA「D」のようにチベット高原のような高高地に適応できず 途絶えてしまったのかもしれないですね。

  一方スンダランドから琉球列島を北上した集団(Y-DMA「D1b」とY-DNA「C1a」は、一部は琉球列島に留まり、琉球人の母体となった。 しかし、そのまま更に北上し九州に到達したかどうかはまだ推測できていない。 しかし日本各地に残る捕鯨基地や水軍など日本に残る海の文化は海洋性ハンターと考えられるY-DNA「C1a」が そのまま北上し本土に入った結果と考えられる。

  オーストラリアの海洋調査で、数万年前にY-DNA「C」の時代にすでに漁労が行われ、 回遊魚のマグロ漁が行われていたと考えられる結果のマグロの魚骨の発掘が行われ、 当時Y-DNA」「C」はスンダランドからサフール大陸に渡海する手段を持ち更に漁をするレベルの船を操る海の民であったことが証明されている。 このことはスンダランドから大きな川程度だった琉球列島に入ることはさほど困難ではなかったと考えられ、 Y-DNA「C」と交雑し行動を共にしていたと考えられるY-DNA「D」も一緒にさらに北上し本土に入ったことは十分に考えられる。 すべての決め手はY-DNA「C」の海洋性技術力のたまものだろう。

  一方日本海をさらに北上した集団があったことも十分に考えられる。 この集団はサハリンから南下し北海道に入り、更に大きな川程度だった津軽海峡を南下し、本土に入ったと考えられる。 サハリンや北海道に留まった集団は古代アイヌ人の母体となっただろう。 Y-DNA「C1a」は北海道に留まらず恐らく本州北部の漁民の母体となり、Y-DNA「D1b」は蝦夷の母体となっただろう。

  このY-DNA「D1b」とY-DNA「C1a」が縄文人の母体と言って差し支えないだろう。 つまり縄文人は主力の素朴な狩猟採集集団のY-DNA「D1b」と技術力を持つ海洋性ハンターのY-DNA「C1a」の混成集団であると推測できる。 この海洋性ハンター遺伝子が一部日本人の持つ海洋性気質の源流だろう。日本人は単純な農耕民族ではないのだ。

  ところがサハリンから南下せずにシベリヤ大陸に留まり陸のハンターに転身したのが大陸性ハンターY-DNA「C2」(旧「C3」)である。 この集団はクジラの代わりにマンモスやナウマンゾウを狩猟する大型獣狩猟集団であったと思われる。 ところが不幸にもシベリア大陸の寒冷化によりマンモスもナウマン象も他の大型獣も少なくなり移住を決意する。 一部はナウマン象を追って南下し対馬海峡を渡り本土に入りY-DNA「C2a」(旧C3a」)となり山の民の母体となっただろう。 また一部はサハリンからナウマンゾウの南下を追って北海道、更に本土へ渡った集団もあっただろう。北の山の民の母体となったと推測できる。

  この山の民になった大陸性ハンターY-DNA「C2a」が縄文人の3つ目の母体だろう。 つまり縄文人とは、核になる狩猟採集民のY-DNA「D1b」と海の民のY-DNA「C1a」及び山の民のY-DNA「C2a」の3種混成集団と考えられる。
  このY-DNA「C2a」が一部日本人の持つ大陸性気質の源流と考えられる。 Y-DNA「C1a」は貝文土器など沿岸性縄文土器の製作者、Y-DNA「C2a」は火炎土器など呪術性土器の製作者ではないかと推測され、 いずれにせよ縄文土器は技術を持つY-DNA「C」集団の製作と推測され、Y-DNA「D」は素朴な狩猟採集民だったと推測できる。

  この山の民のY-DNA「C2a」が南下するときに、南下せずY-DNA「Q」と共に出シベリアしたのがY-DNA「C2b」(旧「C3b」)の一部であろう。 このY-DNA「Q」はヨーロッパでは後代のフン族として確定されている。このY-DNA「Q」はシベリア大陸を横断するような 移動性の強い集団だったようだ。 シベリア大陸を西進せずに東進し海面低下で陸続きになっていたアリューシャン列島を横断し北アメリカ大陸に到達し Y-DNA「Q」が更に南北アメリカ大陸に拡散したのに対し、

  Y-DNA「C2b」は北アメリカ大陸に留まりネイティヴ・アメリカンの一部として現代に遺伝子を残している。 最も頻度が高いのはTanana族である、約40%もの頻度を持つ。 北アメリカや中米で発掘される縄文土器似の土器の製作者はこのY-DNA「C2a」ではないかと推測できる。

  またそのままシベリア大陸/東北アジアに留まったY-DNA「C2」はY-DNA「C2b1a2」に分化し、 大部分はモンゴル族やツングース族の母体となった。 また一部だった古代ニヴフ族は北海道に侵攻しY-DNA「D1b」のアイヌ人を征服しオホーツク文化を立ち上げた。 本来素朴な狩猟採集民だった原アイヌ人は支配者の古代ニヴフの持つ熊祭りなどの北方文化に変化し、 顔つきも丸っこいジャガイモ顔からやや彫の深い細長い顔に変化したようだ。 現代アイヌ人の持つ風習から北方性の風俗・習慣を除くと原アイヌ人=縄文人の文化が構築できるかもしれない。

4.長江文明系稲作農耕文化民の到来

  さて、日本人は農耕民族と言われるが、果たしてそうなのか?縄文人は明らかに農耕民族ではない。 狩猟採集民とハンターの集団だったと考えられる。ではいつ農耕民に変貌したのだろうか?

  古代遺伝子Y-DNA「F」から分化した現代遺伝子亜型群はY-DNA「G」さらに「H」、「I」、「J」、「K」と分化し、 Y-DNA「K」からY-DNA「LT」とY-DNA「K2」が分化した。 このY-DNA「LT」から更にY-DNA「L」が分化しインダス文明を興し、後にドラヴィダ民族の母体となったと考えられている。 Y-DNA「T」からは後のジェファーソン大統領が出自している。

  Y-DNA「K2」はさらにY-DNA「K2a(NO)」とY-DNA「K2b」に分化し、Y-DNA「NO」が更にY-DNA「N」とY-DNA「O」に分化した。 このY-DNA「N」は中国の遼河文明を興したと考えられているらしい。 このY-DNA「N」は現在古住シベリア集団(ヤクート人等)に濃く70-80%も残されており、テュルク族(トルコ民族)の母体と考えられている。

  しかし現代トルコ人は今のアナトリアに到達する過程で多種のY-DNAと混血し主力の遺伝子は Y-DNA「R1a」,「R1b」,「J2」などに変貌している為、東アジア起源の面影は全くない。 唯一タタール人に若干の面影が残っているが、今のタタール人もY-DNA「R1a」が主力に変貌してしまっている。 Y-DNA「N」はシベリア大陸の東西に高頻度で残りバルト3国の主力Y-DNAとして現代も40%以上も残っている。やはり移動性の強い遺伝子のようだ。

  さていよいよ日本農耕の起源に触れなければならない。Y-DNA「NO」から分化したもう一方のY-DNA「O」は、 中国の古代遺跡の発掘で、古代中国人は現在のフラットな顔つきと異なりコーカソイドの面影が強いと報告されている事は研究者の周知である。 つまり本来の人類は彫が深かったといってよく、現代東北アジア人のフラット/一重まぶた顔は 寒冷地適応に黄砂適応が加わった二重適応の特異的な後天的獲得形質と言って差し支えない(当史観は環境適応はあくまで「適応」で 「進化」とは違うと考えるが、ラマルクの後天的獲得形質論も進化論といわれるので、進化の一部ということにします。 (余談ですが、人類(動物)は体毛が減少する方向に進んでいるので、実は禿頭/ハゲ頭も「進化形態」である事は間違いない。)

  この東北アジア起源のY-DNA「O」は雑穀栽培をしていたようだ。東アジア全体に拡散をしていった。 日本列島では極低頻度だがY-DNA「O」が検出されている。陸稲を持ち込んだ集団と考えられる。 東北アジアの住居は地べた直接だっと考えられる。主力集団は黄河流域に居住していたため、 長年の黄砂の負荷で現代東アジア人に極めてきついフラット顔をもたらしたのだろう。

  一方南下し温暖な長江流域に居住した集団から長江文明の稲作農耕/高床住居を興したY-DNA「O1a」と「O1b」が分化し、 更にY-DNA「O1b1」(旧「O2a」)と「O1b2」(旧「O2b」)が分化し稲作農耕は発展したようだ。 このY-DNA「O1a」は楚民、Y-DNA「O1b1」は越民、「O1b2」は呉民の母体と推測できる。

  長江文明は黄河文明に敗れ南北にチリジリになり、Y-DNA「O1b1」の越民は南下し江南から更にベトナムへ南下し、 更に西進しインド亜大陸に入り込み農耕民として現在まで生き残っている。 ほぼ純系のY-DNA「O1b1」が残っているのはニコバル諸島 (Y-DNA「D*」が残るアンダマン諸島の南に続く島嶼でスマトラ島の北に位置する)のShompen族で100%の頻度である。

  また南インドのドラヴィダ民族中には検出頻度がほとんどY-DNA「O1b1」のみの部族もあり、 越民がいかに遠くまで農耕適地を求めて移動していったか良く分かる。 カースト制度でモンゴロイドは下位のカーストのため、他の遺伝子と交雑できず純系の遺伝子が守られてきたようだ。 この稲作農耕文化集団である越民の子孫のドラヴィダ民族内移住が、ドラヴィダ民族(特にタミール人)に 長江文明起源の稲作農耕の「語彙」を極めて強く残す結果となり、その結果、学習院大学の大野教授が 日本語タミール語起源説を唱える大間違いを犯す要因となったが、 こんな遠くまで稲作農耕民が逃げてきたことを間接証明した功績は大きい。

  一方、呉民の母体と考えられるY-DNA「O1b2」は満州あたりまで逃れ定住したが、更に稲作農耕適地を求め南下し朝鮮半島に入り定住し、 更に日本列島にボートピープルとして到達し、先住縄文人と共存交雑しY-DNA「O1b2a1a1」に分化したと考えられる。 この稲作農耕遺伝子Y-DNA「O1b2」は満州族で14%、中国の朝鮮族自治区で35%、韓国で30%、日本列島でも30%を占める。 この満州族の14%は、満州族の中に残る朝鮮族起源の姓氏が相当あることからやはり朝鮮族起源と考えられ、 呉系稲作農耕文化を現在に残しているのは朝鮮民族と日本民族のみと断定して差し支えないだろう。 この共通起源の呉系稲作農耕文化の遺伝子が日本人と朝鮮人の極めて近い(恐らく起源は同一集団)要因となっている。 北朝鮮はツングース系遺伝子の分布が濃いのではないかと考えられるが、呉系の遺伝子も当然30%近くはあるはずである。 過去の箕子朝鮮や衛氏朝鮮が朝鮮族の起源かどうかは全く分かっていないが、呉系稲作農耕民が起源の一つであることは間違いないだろう。

  長江流域の呉越の時代の少し前に江南には楚があったが楚民はその後の呉越に吸収されたと思われる、 しかしY-DNA「O1b1」が検出される河南やベトナム、インド亜大陸でY-DNA「O1a」はほとんど検出されていない。 Y-DNA「O1a」がまとまって検出されるのは台湾のほとんどの先住民、フィリピンの先住民となんと日本の岡山県である。

  岡山県にどうやってY-DNA「O1a」が渡来したのかは全く定かではない。呉系Y-DNA「O1b1」集団の一員として 混在して来たのか単独で来たのか?岡山県に特に濃く検出されるため古代日本で独特の存在と考えられている吉備王国は 楚系文化の名残と推測可能で、因幡の白兎も楚系の民話かもしれない。 台湾やフィリピンの先住民の民話を重点的に学術調査するとわかるような気がしますが。

5.黄河文明系武装侵攻集団の到来

  狩猟採集と海陸両ハンターの3系統の縄文人と、長江系稲作農耕文化の弥生人が共存していたところに、 武装侵攻者として朝鮮半島での中国王朝出先機関内の生き残りの戦いに敗れ逃れてきたのが、 Y-DNA「O2」(旧「O3」)を主力とする黄河文明系集団だろう。 朝鮮半島は中華王朝の征服出先機関となっており、 長江文明系とツングース系が居住していた朝鮮半島を黄河系が占拠して出先機関の「郡」を設置し、 韓国の歴史学者が朝鮮半島は歴史上だけでも1000回にも及び中華王朝に侵略された、と言っている結果、 現代韓国は43%以上のY-DNA「O2」遺伝子頻度を持つ黄河文明系遺伝子地域に変貌してしまった。

  朝鮮半島での生き残りの戦いに敗れ追い出される形で日本列島に逃れてきた集団は、当然武装集団だった。 おとなしい縄文系や和を尊ぶ弥生系を蹴散らし征服していった。長江系稲作農耕集団は、 中国本土で黄河系に中原から追い出され逃げた先の日本列島でも、また黄河系に征服されるという二重の苦難に遭遇したのだろう。
  この黄河系集団は日本書紀や古事記に言う天孫族として君臨し、その中で権力争いに勝利した集団が大王系として確立されていったようだ。 この黄河系武装集団の中に朝鮮半島で中華王朝出先機関に組み込まれていた戦闘要員としてのツングース系の集団があり、 ともに日本列島に移動してきた可能性が高いY-DNA「P」やY-DNA「N」であろう。 好戦的な武士団族も当然黄河系Y-DNA「O2」であろう。出自は様々で高句麗系、新羅系、百済系など 朝鮮半島の滅亡国家から逃げてきた騎馬を好む好戦的な集団と推測できる。

  この黄河文明系Y-DNA「O2」系は日本列島で20%程度検出される重要なY-DNAである。韓国では43%にもなり、 いかに黄河文明=中国王朝の朝鮮半島の侵略がひどかったが容易に推測できる。 日本列島の長江文明系Y-DNA「O1b2」系と黄河系Y-DNA「O2」系は合計50%近くになる。韓国では73%近くになる。 つまり日本人の約50%は韓国人と同じ長江文明系+黄河文明系遺伝子を持つのである。これが日本人と韓国人が極めて似ている理由である。

  一方、韓国には日本人の約50%を占める縄文系Y-DNA「D1b」,Y-DNA「C1a」とY-DNA「C2a」が欠如している。 これらY-DNA「D1b」,「C1a」とY-DNA「C2a」は日本人の持つ素朴なホスピタリティと従順性と調和性の源流であり、 このことが日本人と韓国人の全く異なる民族性の理由であり、日本人と韓国人の近くて遠い最大の原因になっている。

  一方、日本人の持つ一面である残虐性/競争性/自己中性等は20%も占める黄河系Y-DNA「O2」系からもたらされる 特有の征服癖特質が遠因と言って差し支えないような気がする。

6.簡易まとめ

  日本人の持つ黙々と働き温和なホスピタリティや和をもって貴しとする一面と、 一方過去の武士団や維新前後の武士や軍人の示した残虐性を持つ2面性は、 日本人を構成するもともとの遺伝子が受けてきた歴史的な影響の結果と言えそうだ。


  日本人の3つの源流は、

  ・日本列島の中で約1万年以上純粋培養されてきた大多数の素朴な狩猟採集民と少数のハンターの縄文系、

  ・中国大陸から僻地の日本列島にたどり着き、集団の和で結束する水田稲作農耕民の弥生系、

  ・朝鮮半島を追い出された、征服欲出世欲旺盛な大王系/武士団系の武装侵攻集団系、


  個人の性格の問題では解説しきれない、遺伝子が持つ特質が日本人の行動・考えに強く影響していると思える。 世界の技術の最先端の一翼を担っている先進国で、50%もの古代遺伝子(縄文系、しかも女系遺伝するmtDNAでは何と約67%が 縄文系のmtDNA「M」系なのです。)が国民を構成しているのは日本だけで極めて異例です。 もしこの縄文系遺伝子がなければ、日本列島と朝鮮半島及び中国はほとんど同一の文化圏と言って差し支えないでしょう。 それだけ縄文系遺伝子がもたらした日本列島の基層精神文化は、 日本人にとって世界に冠たる独特の国民性を支える守るべき大切な資産なのです。

7.後記

  これまで独立した亜型として扱われてきた近代亜型のY-DNA「L」,「M」,「N」,「O」,「P」,「Q」,「R」,「S」,「T」は、 現在、再び統合されてY-DNA「K」の子亜型Y-DNA「K1」とY-DNA「K2」の更に子亜型(孫亜型)として再分類される模様です。 つまり独立名をつける亜型群として扱うほど「違いが無い」ということなのです。

  ところがこのY-DNA「K」は、我々極東の代表Y-DNA「O」や西欧の代表Y-DNA「R」や南北ネイティヴアメリカンの Y-DNA「Q」等が含まれているのです。とても遺伝子が近いとは思えないのです。では何故これほど外観も行動様式も異なるのだろうか?

  これらの亜型群は、何十万年の歴史でユーラシア大陸の各地で亜種に近いほど分化していたと考えられている ネアンデルタール人やデニソワ人のY-DNA亜型を受け継いだだけの可能性も十分にあるのです。 西欧と極東であまりにも異なる外観や行動様式などの違いの原因を亜種間の接触に求めるのは荒唐無稽とは言えないでしょう。

  何しろネアンデルタール人もデニソワ人もホモサピエンスも元をただせばホモエレクトス出身で当然Y-DNAもmtDNAも 遺伝子が繋がっているのだから。Y-DNAではホモサピエンス、ネアンデルタール人やデニソワ人は既に1つのツリーに統合され始めています。 しかし、mtDNAは母系の断絶が確認されていて、ホモサピエンスとは繋がっていません。もしネアンデルタール人との接触がもっと遅く、 ネアンデルタール人男性の分化も進んでしまっていたら、Y-DNAの断絶もあったかもしれません。

8.余談

  (極めて余談ですが、北方系極東人の多くは寒冷地適応や黄砂適応を受け、フラット顔になってはいますが、 中国で発掘される古代人骨はほとんどコーカソイド顔であり、フラット顔は後天的獲得形質であることは研究者達が認めています。 日本人にはこの後天的獲得形質を獲得してから日本列島に渡ってきた集団が多かったことを示しています。 日本人の胴長短足は、高身長の弥生系と武装侵攻系の上半身と小柄な縄文の下半身の交雑の結果に過ぎず、日本人に意外に多い反っ歯や受け口も 弥生系の細身の顎に縄文系のがっしり歯列が収まりきらず前に出てしまっただけであり、親知らずは逆に出られなかっただけです。

  また日本人固有の古代的なホスピタリティは、縄文系である古代亜型Y-DNA「D」と「C」(合計で日本人男性の出現頻度約45%を占める) 及びmtDNA「M」(合計で日本人全体の約67%を占める)の固有の特質であり、近代亜型群の特質ではありません。 つまり特に日本人と他の民族との違いのほとんどは、この縄文系遺伝子の伝えてきた極めて古代的な、 狩猟採集民やハンター民の持つ行動様式や思考回路のもたらす結果に帰することは疑いようがありません。

  もし、天孫族や武士団族が朝鮮半島から負け組として追い出されてこなければ、日本列島は徳川時代の高度な文化もなく、 当時世界最大の都市だった江戸もなく、容易に西欧列強の植民地になっていたでしょう。つまり極めて残念なことですが、 日本人の世界に冠たる高度な技術力や文化性は、日本列島の3重遺伝子構造を構成する遺伝子の中で最後にやってきた Y-DNA「O2」(旧O3)がもたらしてきたものなのです、中国や韓国と支配階級が同じY-DNA「O2」遺伝子なのに結果が異なってきたのは、 常に外敵との抗争や侵略に脅かされ、技術や文化の熟成が近代までに確立「出来なかったか/出来たか」の違いなのでしょう。)

9.時代の趨勢

  3.3 Y-DNA「R1b」に書いた文章を復誦します。

  極めて明らかなことは、国・国民が先進的になるには純系民族では無理なのです。辺境民化してしまいエネルギーが低すぎるのですが、 競う共存遺伝子の種類が多ければ多いほど集団エネルギーが高くなり、国の活性度が上がり、覇権に向かうのです。 アジアの中で唯一近代化に成功した日本は縄文系−弥生系(長江文明系)−武装侵攻系(黄河文明系)が交雑し、 武装侵攻系が核になり集団エネルギーを一気に高め、一時はジャパンアズNo1と覇権を握るかもしれないほどの勢いを手に入れました。

  しかし日本が高止まりしてしまった間に中国が、日本以上の複雑な遺伝子ミックスにより集団エネルギーを高め、近代化らしきものに成功し 対外的には日本に取って替わりアジアの覇権を握ったように見えるレベルに達しました。しかし国民一人当たりの生産性があまりにも低く、 日本の1/4以下程度しかなく真の覇者には恐らく永久になれないでしょう。

  その中国も恐らく近いうちに日本同様高止まりするでしょうが、東アジアには日本、中国に代わる国はもはや存在しません。 南アジアのインドはロシアのスラブ系と同じインド・ヨーロッパ系遺伝子が支配する国ですが、中国同様あまりに国民一人あたりの 生産性が低すぎ日本の1/20程度しかなく覇権には届かないでしょう。

  当分の間はY-DNA「R1b」のアメリカとY-DNA「O2」(旧「O3」)の中国が覇権争いを続けるでしょうが、中国も日本もアメリカに 対する輸出で生産性を上げてきたので、アメリカにとって代わることは逆に自滅に向かうためまず不可能でしょう。

  非常に残念ですが、現代世界の構図は、世界の警察官であり輸入超大国のアメリカが太陽として中心に存在し、世界中から生産物を 買いまくり、そのおかげでアメリカの周りに各国が衛星のように回っていられるだけなのです。 水星、金星はEU諸国、地球は日本、火星はロシア、木星が中国、土星がインドという感じでしょうか。

v.1.6  国立遺伝学研究所教授で著名研究者の斎藤成也氏が、2017年10月に核-DNA解析でたどる「日本人の源流」本を出版しました。 その中でやっと海の民にも焦点が当たり、当ガラパゴス史観の「縄文人の一部は海のハンター」史観が 間違ってはいないかもしれない雰囲気になって来ました。 そろそろ時機到来の様相になって来ましたのでガラパゴス史観を総括し、日本人の源流考をまとめてみました。 これはY-DNA及びmtDNAの論文104編を読み込みメタアナリシスした結果得た、アブダクション(推論)です。 追加の着想がまとまる都度書き足します。

  枝葉末節は切り捨て太幹のみに特化して組み立てていますので、異論・興味のある方は、 当史観が集めた論文や、その後に発表されている新しい論文をじっくり読んで是非御自分で源流考を組み立ててみてください。

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飛躍しすぎほぼ空想談

  このコラムの項目2で「北京原人やジャワ原人などのホモエレクトスも出アフリカし、ネアンデルタール人も出アフリカしたということは、 現生人類が出アフリカしたのは人類の遺伝子が導く宿命ではないかとも思われる。」と書いたのですが、 布団に入ってウトウトし始めた時に、突然、”空想の語り部”が降臨してきて グチュグチュと御託言を言い残していったので、忘れないうちに書き留めます。

  何故、ヒトを含む類人猿の進化ツリー前半のギボン(テナガザル)やオランウータンは(東南)アジアにしか棲息しておらず、 進化ツリー後半のゴリラやチンパンジーはアフリカにしか棲息していないのか?

  ヒトがアフリカで発祥したのはチンパンジーとの共通の祖先がアフリカにしかいなかったからなのは極めて明白ですが、 では何故共通の祖先はアジアにはいなかったのか?何故アフリカにしかいなかったのか? この疑問に関する納得できる説明を探してみたのですが、今のところ全く見つかってはいません。

  今のところの進化ツリーでは進化の後半で、ゴリラの祖先になった類人猿はアジアからアフリカに大移動をしたことになります。 要するに、ヒトの遠い源郷はアジアだったから、人は出アフリカしてユーラシア大陸を東に進んだと言うことになります。 つまりサケやウナギが戻ってくるのと一緒で、源郷戻りが遺伝子に埋め込まれているのではないか!? では逆に、なぜ類人猿はアジアからアフリカに移動をしたのか?も依然、極めて大きな謎です。

  とにかく解剖学的現代ヒト族は宿命に導かれ出アフリカし、中東あたりで先輩ヒト族の中東型ネアンデルタール人と交雑し分化し、 インド洋の沿岸に沿って東のアジアを目指し大移動を決行し、古代遺伝子Y-DNA「C」と「D」はアジアに到達しそこで棲息をしてきたわけです。 ところが別の古代遺伝子Y-DNA「E」は、せっかく出アフリカしたにも関わらずまたアフリカに出戻ってしまった。 ということはアフリカに進むことも遺伝子に組み込まれているのかもしれない。

  では残りの古代遺伝子Y-DNA「F」は、なぜインド亜大陸に留まり全新興遺伝子の親遺伝子となったのだろうか? アフリカ大陸でヒト族がチンパンジーとの共通の祖先から分化したように、インド亜大陸で新興遺伝子の共通の祖先の古代遺伝子「F」から 分化したのでしょう、それを実行した最も考えられる要因はアジア型ネアンデルタール人との交雑でしょう。

  インド亜大陸はアフリカ大陸と同様の、進化や分化を後押しするパワーがあるのではないか?誰か研究してくれませんかね!!!!!。
http://garapagos.hotcom-cafe.com/0-2,0-5,15-28,18-2.htm#0-2
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/429.html#c5

[近代史3] 人類進化史 中川隆
24. 中川隆[-11122] koaQ7Jey 2019年9月30日 12:09:16 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1698]


日本人のガラパゴス的民族性の起源 2019/9/29
0-2. 日本人の源流考
http://garapagos.hotcom-cafe.com/0-2,0-5,15-28,18-2.htm#0-2


v,1.7  しばらく古人類学の情報収集をさぼっていたら、新しいDNA分析技術が登場し、歯の化石からDNA解析ができるようになっていました。 記事「1-19.メラネシア人のデニソワ人度」を調査の中で、縄文人の中の海洋性ハンターの姿がより理解できる知見がありましたので、Rev.Upしました。

0.はじめに

  当ガラパゴス史観が、Y-DNAとmtDNAの分化のツリー調査を進めて行く中で、ホモサピエンスの歴史自身をもう少し深堀したい疑問が生じてきました。

・何故、ホモサピエンス始祖亜型のY-DNA「A」やY-DNA「B」はその後現代にいたるまで狩猟採集の原始生活から前進せず、 ホモエレクトスの生活レベルのままだったのか?

・出アフリカを決行した結果、分化した古代4亜型の中でY-DNA「D」、Y-DNA「E」やY-DNA「C」などの、 オーストラリア、ニューギニアやアンダマン諸島、アフリカなどの僻地に残った集団も、 現代に至るまで何故「A」,「B」同様、狩猟採集から抜け出せなかったのか?

・彼らは本当にホモサピエンスになっていたのだろうか?我々解剖学的現代人類はアフリカ大陸で ホモサピエンスに進化してから出アフリカしたと思い込んでいるが、もしかすると出アフリカ後に、 ネアンデルタール人との遭遇で現代型に進化したのではないか?

1.ネアンデルタール人の出アフリカから始まったようだ。

  ネアンデルタール人は、ホモサピエンスの亜種か異種と議論されています。 最新の知見では、80万年前頃にホモエレクトスから、ネアンデルタール人とホモサピエンスの共通の祖先と考えられる草創期のネアンデルタール人 (旧ホモハイデルベルゲンシス)が出現し、60万年ぐらい前には出アフリカし、先輩人類としてユーラシア大陸に拡がったらく、 そして40万年前頃にネアンデルタール人の東アジア型のデニソワ人が地方型として分化し、 ホモサピエンスと交雑し出アジアしてメラネシアに拡がったようなのです。

  注:ホモエレクトスの進化型古人類と思われていたホモハイデルベルゲンシスが最新技術による遺伝子解析の結果、 草創期のネアンデルタール人と判明しました。このためネアンデルタール人の出現が、 ホモハイデルベルゲンシスの出現年代とされていた80万年前頃に一気に遡りました。

  注:デニソワ人はあくまでネアンデルタール人に包含されるというのが極最新の見解のようです。

  そして草創期の原ホモサピエンスは50万年前頃には既に出現していて、30万年前頃にホモサピエンス最古のコイサン集団の祖先が出現し、 その後何度も出アフリカを行っていたが、6-7万年前頃の最後の出アフリカが、 我々を含む解剖学的現代人類(Anatomically Modern Human)を形成したようです。 そしてネアンデルタール人は、10-3万年前頃にホモサピエンスと各地で交雑し、3万年前ぐらいには絶滅した、という見解になっています。

この2種類の人類種の分類の見解は研究者によって異なり、亜種扱いの場合は、

  ホモ・サピエンス・サピエンス<===>ホモ・サピエンス・ネアンデルターレンシスと分類され、 あくまで別種と考える場合は、

  ホモ・サピエンス<=========>ホモ・ネアンデルターレンシスと分類されます。

  しかし最新の技術は、現代人類の遺伝子の2−4%はネアンデルタール人から受け継いでいることを解明しました。 東アジア人の比率が最も高く、次にヨーロッパ人で、東南アジア人は意外に低いそうです。 その後、現生人類の先祖が、スタンフォード大学の研究では2000人程度の規模で、出アフリカしユーラシアに拡がるまでに、 ネアンデルタール人の歴史は既に60万年程度は経過しており、 その間にネアンデルタール人はユーラシア各地で亜種に近いぐらい分化していたと考えられ、 アジアで発掘されたデニソワ人はネアンデルタール人の東アジア型と考えられ始めています。 しかも研究ではデニソワ人の遺伝子がメラネシア人に6%も受け継がれている、ことまで判明しています。

  またネアンデルタール人にはホモサピエンスの遺伝子が20%も含まれていた、と言う報告まであります。

  これはつまり現代人類は既にある程度の高度な文化を築き上げていたネアンデルタール人との亜種/異種間交雑の結果、 進化の爆発が起こり現ホモサピエンスとして完成したのではないかと考えるのが妥当なのではないかと思われます。

  また大きなトピックスとして、解剖学的現代人類のY-DNA分化ツリーにネアンデルタール人とデニソワ人の亜型がとうとう組み込まれました。 一方、ネアンデルタール人とデニソワ人のmtDNAは解剖学的現代人類には受け継がれていないことも判明しました。
  つまり、ネアンデルタール人、デニソワ人と解剖学的現代人類はY-DNAで完全に直列で繋がっている、と言うことになりますが、 女系を表すmtDNAでは断絶している、と言うことになります。

  ネアンデルタール人とホモサピエンスは異種か亜種かという問題に対し、ネアンデルタール人のY-DNAの変異型も特定され ホモサピエンスのツリーとつながったということは、少なくとも異種ではないという結論になります。 あえて言えば、ネアンデルタール人とデニソワ人の男性はホモサピエンスの男性と亜種ほどの違いもなく、 「頑丈型」と「華奢型」の違い程度に過ぎないため交配しても子孫を残せた、ということになります。

  一方女性に関しては異なり、進化は女性から始まると考えられるため、ネアンデルタール人とデニソワ人の女性はホモサピエンスの女性とは 異種ぐらい異なる進化段階になってしまっていたのでしょう、だからホモサピエンスの男性とネアンデルタール人とデニソワ人の女性の組み合わせでは 子孫が残らなかったのだろうと欧米の研究者は考えているようです。

いやはや遺伝子解析の技術の進歩は目覚ましいものですね。当ガラパゴス史観がRNAとリボソームの研究をしていたころとは 全く時代が変わっています。

2.原ホモサピエンスから現ホモサピエンスへ脱皮したのではないか!

  我々現代人(解剖学的現代類)の祖先は、共通の祖先である草創期のネアンデルタール人からネアンデルタール人が先に進化し 出アフリカした後も進化に出遅れアフリカ大陸に残存していた草創期のネアンデルタール人の中で、 50万年前頃にとうとう草創期のホモサピエンスが出現し、30万年前頃には原ホモサピエンスであるコイサン集団が出現したようです。

  しかも出アフリカは20数万年前頃には既に行われ遺跡が発掘されています。 また最近の発掘調査では、10万年前ごろにはすでにレバント地域に移動していたらしく、8万年前頃には中国南部に到達していたと報告されています。 以前の5−6万年前頃に最終出アフリカしたのではないかという見解が、今は6-7万年頃と遡ってきているのは 今後まだまだ新しい研究報告がある予兆と思われます。

  いずれにせよ、80万年前に現れた草創期のネアンデルタール人(旧ホモハイデルベルゲンシス)が共通の祖先となり、 60万年前頃にネアンデルタール人が先に出アフリカし、50万年前頃に原ホモサピエンスが現れたのだろうと考えられる。

  最新のY-DNAツリーは、

Y-DNA「Adam」からY-DNA「A0000」(デニソワ人)が分化し、
Y-DNA「A000」(ネアンデルタール人)が分化し、
Y-DNA「A00」(コイサン集団)が分化し、更に「A0」、「A」と分化が進み、
Y-DNA「A1b」からY-DNA「BT」が分化し、
Y-DNA「BT」がY-DNA「B」とY-DNA「CT」に分化しましたが、

  この「A」と「B」は原ホモサピエンスの始祖亜型と考えられます。

Y-DNA「CT」が出アフリカし、Y-DNA「DE」とY-DNA「CF」に分化しました。
  これは中近東あたりで先住ネアンデルタール人との交雑の結果と考えられます。
  この「C」、「D」、「E」 は古代性を強く残した狩猟採集民として、近年まで残ってきました。

  注:デニソワ人がネアンデルタール人の地方型として分岐したのは40万年前頃と解析されていますが、 解剖学的現代人類に組み込まれたネアンデルタール人の遺伝子はもう少し後年の集団からと考えられているようです。

 つまりY-DNA「A」と「B」はホモサピエンスではあるが完成形ではない原ホモサピエンスと言っても良いかもしれません。

 西欧列強が世界中を植民地化するべく搾取活動を続けているときにわかったことは、 アフリカ大陸やニューギニア・オーストラリアやアンダマン島の先住民は、 何万年もの間、古代のままの非常に素朴な狩猟採集民の文化レベルにとどまっていた、ということでした。

  研究調査からかなり高度な文化・技術レベルに達していたと判ってきているネアンデルタール人と比べると、 分類学的な現代人類/ホモサピエンスに進化したというだけではホモ・エレクトスとさほど変わらない文化レベルだったという証明でしょう。 つまり脳容積がホモエレクトスより大きくなったり、会話が出きるようになったレベルでは、同時代のネアンデルタール人より華奢な、 しかし可能性は秘めている後発人類に過ぎなかったようです(しかし体毛は薄くなり、前頭葉が発達し、見た目は多少現代人類的ですが)。

  では一体、なぜ解剖学的現代人類は現代につながるような文明を興すほど進化できたのだろうか?大きな疑問です。 一部の王国を築いた集団を除いた、古ネイティブ・アフリカンは大航海時代になっても、狩猟採集民でしかなかったのです。 その後西欧列強と出会わなければ、今でも狩猟採集のままのはずです。

  このことは、文明と言うものを構築するレベルに達するにはホモサピエンスになったというだけではなく、 何か決定的なブレークスルーのファクターがあったはずです。

  ネアンデルタール人と原ホモサピエンスの亜種間交配の結果、進化の爆発が起こったと推測するのが今のところ最も妥当です。

  出アフリカした先輩人類のネアンデルタール人と交雑し、ネアンデルタール人がすでに獲得していた先進文化を一気に取り込むことに成功し、 恐らく人口増加率(繁殖力)が圧倒的に高い原ホモサピエンスの中にネアンデルタール人が自然吸収される形で統合化されたのが 完成形の現ホモサピエンスと考えるのが最も妥当性が高いのです。 (この繁殖力の高さが解剖学的現代人類の勝ち残った理由なのではないか、想像を逞しくすると、交配の結果得た後天的な獲得形質かもしれません。)

  もし出アフリカせずネアンデルタール人とも出会わずアフリカの中に留まっていたら、 人類は相変わらず19世紀ごろのサン族やピグミー族のように素朴な狩猟採集段階に留まっているだろうと容易に推測できますが、 北京原人やジャワ原人などのホモエレクトスも出アフリカし、ネアンデルタール人も出アフリカしたということは、 ホモサピエンスが出アフリカしたのは人類の遺伝子が導く宿命ではないかとも思われる。 つまりホモサピエンスが出アフリカし狩猟採集文化から脱し、現代文明にまで至ったのは必然だったということかもしれませんね。

注: 記事「18-4. ホモサピエンスとは人類学上何者なのか」
http://garapagos.hotcom-cafe.com/15-24,17-8,18-4.htm#18-4

で触れたように、最新の研究で、ネアンデルタール人とデニソワ人の Y-DNAの変異型が同定され、恐らく80万年前頃と考えられるようになったY-DNA「Adam」に続き、デニソワ人とネアンデルタール人が 分化のツリー上に配置されるようになったのですが

(「1-1. Y-DNAハプロタイプ 2019年6月版 ツリー」を参照ください)、

http://garapagos.hotcom-cafe.com/1-1.htm

注: 一方mtDNAツリーでは、デニソワ人とネアンデルタール人のmtDNA変異型は全く検出されず、 おそらくデニソワ人女性とネアンデルタール人女性とサピエンス男性との交配では恐らく子孫ができなかったか、出来ても 生殖能力が無かったのだろう、と欧米の研究者は考えています。

  これはサピエンスとネアンデルタール人の男性は「華奢型(きゃしゃ型)」と「頑丈型」の違いくらいしかなく、亜種ほどの違いもなく、 せいぜい地方型の違いくらいで同種であったと考えるほうが最も合理的です。一方進化は女性から始まるので、ネアンデルタール人の女性と サピエンスの女性は異種と言ってよいほど分化し、子孫を残せなかったのだろうと推測できます。

   3.日本列島への最初の到来者は、古代遺伝子集団:Y-DNA「D」と「C」
  注:実はまだ残っている疑問があります。古代性を近代まで残していた古代遺伝子Y-DNA「C」、「D」、「E」は現ホモサピエンスの段階に 至っておらず、原ホモサピエンスに留まっていたのではないか、そしてY-DNA「F」がインド亜大陸周辺でネアンデルタール人やデニソワ人と交雑し、 やっと現ホモサピエンスの段階に進化したのではないかという疑問です。これは極めて大胆な推測ですが、 これに関する知見、否定する知見はまだ全く報告されていません。

  Y-DNA「D1b」を主力とするY-DNA「C1a1」との混成部隊である。

  移行亜型Y-DNA「DE」はさらに古代遺伝子Y-DNA「D」とY-DNA「E」に分化したが、Y-DNA「D」がインド洋沿岸に沿って東進したのに対し、 Y-DNA「E」は逆に西進し地中海南北沿岸に定着し、地中海南岸(アフリカ北岸)に移動した集団はさらにアフリカ全土に展開し、 始祖亜型である原ホモサピエンスの先住民の中に入り込み、始祖亜型Y-DNA「A」と「B」のネイティヴ・アフリカン集団の中に 古代亜型Y-DNA「E」の遺伝子が混在するようになっています。

  注:アフリカ大陸にはその後Y-DNA「R1a」と分化したY-DNA「R1b」がアナトリア、中近東から南下してきて、更に新しい集団として 現在のカメルーンあたりを中心にネイティブアフリカンの一部を形成しています。

  しかし出戻りアフリカしたY-DNA「E」は進化の爆発が進む前にアフリカ大陸に入ってしまったため、また周囲の始祖亜型の部族も同じレベルで、 基本的に狩猟採集のまま刺激しあうことがないまま、ユーラシア大陸で起きた農耕革命など進化の爆発に会わないまま現代に至っているのでしょう。

  ところが地中海北岸に定着したY-DNA「E」は、その後ヨーロッパに移動してきたY-DNA「I 」などの現代亜型と刺激しあいながら 集団エネルギーを高め、ローマ帝国やカルタゴなどの文明を築くまでに至りました。要するに自分たちより古い始祖亜型との遭遇では埋もれてしまい、 文明を興すような爆発的進化は起こらなかったが、より新しい現代亜型との遭遇が集団エネルギーを高めるには必要だったのでしょう。

  一方、Y-DNA「D」は、現代より120m〜140mも海面が低かったために陸地だったインド亜大陸沿岸の大陸棚に沿って東進しスンダランドに到達し、 そこから北上し現在の中国大陸に到達した。 その時に大陸棚だった現在のアンダマン諸島域に定住したY-DNA「D」集団は、その後の海面上昇で島嶼化した現アンダマン諸島で孤立化し 現代までJarawa族やOnge族などの絶滅危惧部族として古代亜型Y-DNA「D」を伝えてきています。 Y-DNA「D」は基本的に古代性の強い狩猟採集民と考えてよく、日本人の持つ古代的なホスピタリティの源泉であることは間違いないです。

  Y-DNA「CT」から分離したもう一方の移行亜型Y-DNA「CF」は恐らくインド亜大陸到達までに古代亜型Y-DNA「C」とY-DNA「F」に分離し、 Y-DNA「F」はインド亜大陸に留まりそこで先住ネアンデルタール人(アジアにいたのは恐らくデニソワ人か?)と交雑した結果、 Y-DNA「G」以降の全ての現代Y-DNA亜型の親遺伝子となったと推測できます。 こうしてインド亜大陸は現代Y-DNA亜型全ての発祥の地となったと考えてよいでしょう。

  もう一方の分離した古代亜型Y-DNA「C」は、欧米の研究者の説明ではY-DNA「D」と行動を共にしたらしく東進しスンダランドに入り、 一部はY-DNA「D」と共に中国大陸に到達し、一部はそのまま更に東進しサフール大陸に到達した。 サフール大陸に入った集団はサフール大陸内で拡大し、海面上昇後分離したニューギニアとオーストラリア大陸に それぞれTehit族、Lani族やDani族などニューギニアの先住民集団やオーストラリア・アボリジニ集団、 つまり共にオーストラロイドとして現代まで残っています。 そして5万年前にはオーストラリアに到達していた集団の遺跡から回遊魚のマグロの骨が東海大学らの調査により発見され、 Y-DNA「C」は沿岸を船で移動できる海洋性ハンター集団だったと考えられます。 従ってサフール大陸に到達したY-DNA「C」集団は更にそのまま船で海に漕ぎ出し、ポリネシア全土に拡大していったようです。 ポリネシアのY-DNAの主要亜型として検出されるY-DNA「C」は、実は縄文の海洋性ハンターY-DNA「C」と同じ亜型です。 日本列島で検出される、海洋性ハンター遺伝子Y-DNA「C」亜型は、現代ポリネシア人と同じ先祖から分離したことになります。

注:一部の日本人の持つ海洋性気質は、このポリネシア人と共通の祖先から受け継いだ気質と言っても差し支えないでしょう。

  スンダランドから北上し現在の中国大陸に入ったY-DNA「D」とY-DNA「C」の混成集団は中国大陸の先住集団として拡大しました。 この時に混成集団の一部の集団は中国大陸には入らずにさらに北上し、当時海面低下で大きな川程度だった琉球列島を渡ったと思われます。 集団はそのまま北上し現在の九州に入った可能性が大。また一部は日本海の沿岸を北上し当時陸続きだったサハリンから南下し 北海道に入り、当時同様に川程度だった津軽海峡を渡り本州に入った可能性も大です。 つまりもしかすると日本本土への入り方が2回路あった可能性が大なのです。

  現在沖縄・港川で発掘される遺骨から復元再現される顔は完璧にオーストラロイド゙の顔です。 と言うことは、スンダランドから北上の途中沖縄に定住した混成集団がその後の琉球列島人の母体になり、 サハリンから南下した集団がのちのアイヌ人の集団になった可能性が極めて大と推測できます。

  さて中国大陸に展開したY-DNA「D」は残念ながら後発のY-DNA「O」に中国大陸の中原のような居住適地から駆逐され、 南西の高地に逃れY-DNA「D1a」のチベット人や羌族の母体となったようです。 欧米の研究者はチベット人の持つ高高地適応性はデニソワ人との交配の結果獲得した後天的な獲得形質と考えているようだ。 そして呪術性が高い四川文明はY-DNA「D」が残した文明と考えられます。 このため同じY-DNA「D」遺伝子を40%以上も持つ日本人には四川文明の遺物は極めて親近感があるのでしょう。

  日本の民話とチベットの民話には共通性がかなりありますが、これらはY-DNA「D」が伝えてきた民話と考えて差し支えないでしょう。

  しかし一緒に移動したと考えられるYDNA「C」の痕跡は現在の遺伝子調査ではチベット周辺では検出されていません。 どうやら途絶えてしまった可能性が高い、もともと海洋性の遺伝子なので、内陸の高地は居住適地ではなかったのかもしれません。。 いやもしかすると火炎土器のような呪術性の強い土器を製作したと考えられるY-DNA「C」なので、 四川文明の独特な遺物類はY-DNA「C」が製作した可能性が極めて高い。そしてY-DNA「D」のようにチベット高原のような高高地に適応できず 途絶えてしまったのかもしれないですね。

  一方スンダランドから琉球列島を北上した集団(Y-DMA「D1b」とY-DNA「C1a」は、一部は琉球列島に留まり、琉球人の母体となった。 しかし、そのまま更に北上し九州に到達したかどうかはまだ推測できていない。 しかし日本各地に残る捕鯨基地や水軍など日本に残る海の文化は海洋性ハンターと考えられるY-DNA「C1a」が そのまま北上し本土に入った結果と考えられる。

  オーストラリアの海洋調査で、数万年前にY-DNA「C」の時代にすでに漁労が行われ、 回遊魚のマグロ漁が行われていたと考えられる結果のマグロの魚骨の発掘が行われ、 当時Y-DNA」「C」はスンダランドからサフール大陸に渡海する手段を持ち更に漁をするレベルの船を操る海の民であったことが証明されている。 このことはスンダランドから大きな川程度だった琉球列島に入ることはさほど困難ではなかったと考えられ、 Y-DNA「C」と交雑し行動を共にしていたと考えられるY-DNA「D」も一緒にさらに北上し本土に入ったことは十分に考えられる。 すべての決め手はY-DNA「C」の海洋性技術力のたまものだろう。

  一方日本海をさらに北上した集団があったことも十分に考えられる。 この集団はサハリンから南下し北海道に入り、更に大きな川程度だった津軽海峡を南下し、本土に入ったと考えられる。 サハリンや北海道に留まった集団は古代アイヌ人の母体となっただろう。 Y-DNA「C1a」は北海道に留まらず恐らく本州北部の漁民の母体となり、Y-DNA「D1b」は蝦夷の母体となっただろう。

  このY-DNA「D1b」とY-DNA「C1a」が縄文人の母体と言って差し支えないだろう。 つまり縄文人は主力の素朴な狩猟採集集団のY-DNA「D1b」と技術力を持つ海洋性ハンターのY-DNA「C1a」の混成集団であると推測できる。 この海洋性ハンター遺伝子が一部日本人の持つ海洋性気質の源流だろう。日本人は単純な農耕民族ではないのだ。

  ところがサハリンから南下せずにシベリヤ大陸に留まり陸のハンターに転身したのが大陸性ハンターY-DNA「C2」(旧「C3」)である。 この集団はクジラの代わりにマンモスやナウマンゾウを狩猟する大型獣狩猟集団であったと思われる。 ところが不幸にもシベリア大陸の寒冷化によりマンモスもナウマン象も他の大型獣も少なくなり移住を決意する。 一部はナウマン象を追って南下し対馬海峡を渡り本土に入りY-DNA「C2a」(旧C3a」)となり山の民の母体となっただろう。 また一部はサハリンからナウマンゾウの南下を追って北海道、更に本土へ渡った集団もあっただろう。北の山の民の母体となったと推測できる。

  この山の民になった大陸性ハンターY-DNA「C2a」が縄文人の3つ目の母体だろう。 つまり縄文人とは、核になる狩猟採集民のY-DNA「D1b」と海の民のY-DNA「C1a」及び山の民のY-DNA「C2a」の3種混成集団と考えられる。
  このY-DNA「C2a」が一部日本人の持つ大陸性気質の源流と考えられる。 Y-DNA「C1a」は貝文土器など沿岸性縄文土器の製作者、Y-DNA「C2a」は火炎土器など呪術性土器の製作者ではないかと推測され、 いずれにせよ縄文土器は技術を持つY-DNA「C」集団の製作と推測され、Y-DNA「D」は素朴な狩猟採集民だったと推測できる。

  この山の民のY-DNA「C2a」が南下するときに、南下せずY-DNA「Q」と共に出シベリアしたのがY-DNA「C2b」(旧「C3b」)の一部であろう。 このY-DNA「Q」はヨーロッパでは後代のフン族として確定されている。このY-DNA「Q」はシベリア大陸を横断するような 移動性の強い集団だったようだ。 シベリア大陸を西進せずに東進し海面低下で陸続きになっていたアリューシャン列島を横断し北アメリカ大陸に到達し Y-DNA「Q」が更に南北アメリカ大陸に拡散したのに対し、

  Y-DNA「C2b」は北アメリカ大陸に留まりネイティヴ・アメリカンの一部として現代に遺伝子を残している。 最も頻度が高いのはTanana族である、約40%もの頻度を持つ。 北アメリカや中米で発掘される縄文土器似の土器の製作者はこのY-DNA「C2a」ではないかと推測できる。

  またそのままシベリア大陸/東北アジアに留まったY-DNA「C2」はY-DNA「C2b1a2」に分化し、 大部分はモンゴル族やツングース族の母体となった。 また一部だった古代ニヴフ族は北海道に侵攻しY-DNA「D1b」のアイヌ人を征服しオホーツク文化を立ち上げた。 本来素朴な狩猟採集民だった原アイヌ人は支配者の古代ニヴフの持つ熊祭りなどの北方文化に変化し、 顔つきも丸っこいジャガイモ顔からやや彫の深い細長い顔に変化したようだ。 現代アイヌ人の持つ風習から北方性の風俗・習慣を除くと原アイヌ人=縄文人の文化が構築できるかもしれない。

4.長江文明系稲作農耕文化民の到来

  さて、日本人は農耕民族と言われるが、果たしてそうなのか?縄文人は明らかに農耕民族ではない。 狩猟採集民とハンターの集団だったと考えられる。ではいつ農耕民に変貌したのだろうか?

  古代遺伝子Y-DNA「F」から分化した現代遺伝子亜型群はY-DNA「G」さらに「H」、「I」、「J」、「K」と分化し、 Y-DNA「K」からY-DNA「LT」とY-DNA「K2」が分化した。 このY-DNA「LT」から更にY-DNA「L」が分化しインダス文明を興し、後にドラヴィダ民族の母体となったと考えられている。 Y-DNA「T」からは後のジェファーソン大統領が出自している。

  Y-DNA「K2」はさらにY-DNA「K2a(NO)」とY-DNA「K2b」に分化し、Y-DNA「NO」が更にY-DNA「N」とY-DNA「O」に分化した。 このY-DNA「N」は中国の遼河文明を興したと考えられているらしい。 このY-DNA「N」は現在古住シベリア集団(ヤクート人等)に濃く70-80%も残されており、テュルク族(トルコ民族)の母体と考えられている。

  しかし現代トルコ人は今のアナトリアに到達する過程で多種のY-DNAと混血し主力の遺伝子は Y-DNA「R1a」,「R1b」,「J2」などに変貌している為、東アジア起源の面影は全くない。 唯一タタール人に若干の面影が残っているが、今のタタール人もY-DNA「R1a」が主力に変貌してしまっている。 Y-DNA「N」はシベリア大陸の東西に高頻度で残りバルト3国の主力Y-DNAとして現代も40%以上も残っている。やはり移動性の強い遺伝子のようだ。

  さていよいよ日本農耕の起源に触れなければならない。Y-DNA「NO」から分化したもう一方のY-DNA「O」は、 中国の古代遺跡の発掘で、古代中国人は現在のフラットな顔つきと異なりコーカソイドの面影が強いと報告されている事は研究者の周知である。 つまり本来の人類は彫が深かったといってよく、現代東北アジア人のフラット/一重まぶた顔は 寒冷地適応に黄砂適応が加わった二重適応の特異的な後天的獲得形質と言って差し支えない(当史観は環境適応はあくまで「適応」で 「進化」とは違うと考えるが、ラマルクの後天的獲得形質論も進化論といわれるので、進化の一部ということにします。 (余談ですが、人類(動物)は体毛が減少する方向に進んでいるので、実は禿頭/ハゲ頭も「進化形態」である事は間違いない。)

  この東北アジア起源のY-DNA「O」は雑穀栽培をしていたようだ。東アジア全体に拡散をしていった。 日本列島では極低頻度だがY-DNA「O」が検出されている。陸稲を持ち込んだ集団と考えられる。 東北アジアの住居は地べた直接だっと考えられる。主力集団は黄河流域に居住していたため、 長年の黄砂の負荷で現代東アジア人に極めてきついフラット顔をもたらしたのだろう。

  一方南下し温暖な長江流域に居住した集団から長江文明の稲作農耕/高床住居を興したY-DNA「O1a」と「O1b」が分化し、 更にY-DNA「O1b1」(旧「O2a」)と「O1b2」(旧「O2b」)が分化し稲作農耕は発展したようだ。 このY-DNA「O1a」は楚民、Y-DNA「O1b1」は越民、「O1b2」は呉民の母体と推測できる。

  長江文明は黄河文明に敗れ南北にチリジリになり、Y-DNA「O1b1」の越民は南下し江南から更にベトナムへ南下し、 更に西進しインド亜大陸に入り込み農耕民として現在まで生き残っている。 ほぼ純系のY-DNA「O1b1」が残っているのはニコバル諸島 (Y-DNA「D*」が残るアンダマン諸島の南に続く島嶼でスマトラ島の北に位置する)のShompen族で100%の頻度である。

  また南インドのドラヴィダ民族中には検出頻度がほとんどY-DNA「O1b1」のみの部族もあり、 越民がいかに遠くまで農耕適地を求めて移動していったか良く分かる。 カースト制度でモンゴロイドは下位のカーストのため、他の遺伝子と交雑できず純系の遺伝子が守られてきたようだ。 この稲作農耕文化集団である越民の子孫のドラヴィダ民族内移住が、ドラヴィダ民族(特にタミール人)に 長江文明起源の稲作農耕の「語彙」を極めて強く残す結果となり、その結果、学習院大学の大野教授が 日本語タミール語起源説を唱える大間違いを犯す要因となったが、 こんな遠くまで稲作農耕民が逃げてきたことを間接証明した功績は大きい。

  一方、呉民の母体と考えられるY-DNA「O1b2」は満州あたりまで逃れ定住したが、更に稲作農耕適地を求め南下し朝鮮半島に入り定住し、 更に日本列島にボートピープルとして到達し、先住縄文人と共存交雑しY-DNA「O1b2a1a1」に分化したと考えられる。 この稲作農耕遺伝子Y-DNA「O1b2」は満州族で14%、中国の朝鮮族自治区で35%、韓国で30%、日本列島でも30%を占める。 この満州族の14%は、満州族の中に残る朝鮮族起源の姓氏が相当あることからやはり朝鮮族起源と考えられ、 呉系稲作農耕文化を現在に残しているのは朝鮮民族と日本民族のみと断定して差し支えないだろう。 この共通起源の呉系稲作農耕文化の遺伝子が日本人と朝鮮人の極めて近い(恐らく起源は同一集団)要因となっている。 北朝鮮はツングース系遺伝子の分布が濃いのではないかと考えられるが、呉系の遺伝子も当然30%近くはあるはずである。 過去の箕子朝鮮や衛氏朝鮮が朝鮮族の起源かどうかは全く分かっていないが、呉系稲作農耕民が起源の一つであることは間違いないだろう。

  長江流域の呉越の時代の少し前に江南には楚があったが楚民はその後の呉越に吸収されたと思われる、 しかしY-DNA「O1b1」が検出される河南やベトナム、インド亜大陸でY-DNA「O1a」はほとんど検出されていない。 Y-DNA「O1a」がまとまって検出されるのは台湾のほとんどの先住民、フィリピンの先住民となんと日本の岡山県である。

  岡山県にどうやってY-DNA「O1a」が渡来したのかは全く定かではない。呉系Y-DNA「O1b1」集団の一員として 混在して来たのか単独で来たのか?岡山県に特に濃く検出されるため古代日本で独特の存在と考えられている吉備王国は 楚系文化の名残と推測可能で、因幡の白兎も楚系の民話かもしれない。 台湾やフィリピンの先住民の民話を重点的に学術調査するとわかるような気がしますが。

5.黄河文明系武装侵攻集団の到来

  狩猟採集と海陸両ハンターの3系統の縄文人と、長江系稲作農耕文化の弥生人が共存していたところに、 武装侵攻者として朝鮮半島での中国王朝出先機関内の生き残りの戦いに敗れ逃れてきたのが、 Y-DNA「O2」(旧「O3」)を主力とする黄河文明系集団だろう。 朝鮮半島は中華王朝の征服出先機関となっており、 長江文明系とツングース系が居住していた朝鮮半島を黄河系が占拠して出先機関の「郡」を設置し、 韓国の歴史学者が朝鮮半島は歴史上だけでも1000回にも及び中華王朝に侵略された、と言っている結果、 現代韓国は43%以上のY-DNA「O2」遺伝子頻度を持つ黄河文明系遺伝子地域に変貌してしまった。

  朝鮮半島での生き残りの戦いに敗れ追い出される形で日本列島に逃れてきた集団は、当然武装集団だった。 おとなしい縄文系や和を尊ぶ弥生系を蹴散らし征服していった。長江系稲作農耕集団は、 中国本土で黄河系に中原から追い出され逃げた先の日本列島でも、また黄河系に征服されるという二重の苦難に遭遇したのだろう。
  この黄河系集団は日本書紀や古事記に言う天孫族として君臨し、その中で権力争いに勝利した集団が大王系として確立されていったようだ。 この黄河系武装集団の中に朝鮮半島で中華王朝出先機関に組み込まれていた戦闘要員としてのツングース系の集団があり、 ともに日本列島に移動してきた可能性が高いY-DNA「P」やY-DNA「N」であろう。 好戦的な武士団族も当然黄河系Y-DNA「O2」であろう。出自は様々で高句麗系、新羅系、百済系など 朝鮮半島の滅亡国家から逃げてきた騎馬を好む好戦的な集団と推測できる。

  この黄河文明系Y-DNA「O2」系は日本列島で20%程度検出される重要なY-DNAである。韓国では43%にもなり、 いかに黄河文明=中国王朝の朝鮮半島の侵略がひどかったが容易に推測できる。 日本列島の長江文明系Y-DNA「O1b2」系と黄河系Y-DNA「O2」系は合計50%近くになる。韓国では73%近くになる。 つまり日本人の約50%は韓国人と同じ長江文明系+黄河文明系遺伝子を持つのである。これが日本人と韓国人が極めて似ている理由である。

  一方、韓国には日本人の約50%を占める縄文系Y-DNA「D1b」,Y-DNA「C1a」とY-DNA「C2a」が欠如している。 これらY-DNA「D1b」,「C1a」とY-DNA「C2a」は日本人の持つ素朴なホスピタリティと従順性と調和性の源流であり、 このことが日本人と韓国人の全く異なる民族性の理由であり、日本人と韓国人の近くて遠い最大の原因になっている。

  一方、日本人の持つ一面である残虐性/競争性/自己中性等は20%も占める黄河系Y-DNA「O2」系からもたらされる 特有の征服癖特質が遠因と言って差し支えないような気がする。

6.簡易まとめ

  日本人の持つ黙々と働き温和なホスピタリティや和をもって貴しとする一面と、 一方過去の武士団や維新前後の武士や軍人の示した残虐性を持つ2面性は、 日本人を構成するもともとの遺伝子が受けてきた歴史的な影響の結果と言えそうだ。


  日本人の3つの源流は、

  ・日本列島の中で約1万年以上純粋培養されてきた大多数の素朴な狩猟採集民と少数のハンターの縄文系、

  ・中国大陸から僻地の日本列島にたどり着き、集団の和で結束する水田稲作農耕民の弥生系、

  ・朝鮮半島を追い出された、征服欲出世欲旺盛な大王系/武士団系の武装侵攻集団系、


  個人の性格の問題では解説しきれない、遺伝子が持つ特質が日本人の行動・考えに強く影響していると思える。 世界の技術の最先端の一翼を担っている先進国で、50%もの古代遺伝子(縄文系、しかも女系遺伝するmtDNAでは何と約67%が 縄文系のmtDNA「M」系なのです。)が国民を構成しているのは日本だけで極めて異例です。 もしこの縄文系遺伝子がなければ、日本列島と朝鮮半島及び中国はほとんど同一の文化圏と言って差し支えないでしょう。 それだけ縄文系遺伝子がもたらした日本列島の基層精神文化は、 日本人にとって世界に冠たる独特の国民性を支える守るべき大切な資産なのです。

7.後記

  これまで独立した亜型として扱われてきた近代亜型のY-DNA「L」,「M」,「N」,「O」,「P」,「Q」,「R」,「S」,「T」は、 現在、再び統合されてY-DNA「K」の子亜型Y-DNA「K1」とY-DNA「K2」の更に子亜型(孫亜型)として再分類される模様です。 つまり独立名をつける亜型群として扱うほど「違いが無い」ということなのです。

  ところがこのY-DNA「K」は、我々極東の代表Y-DNA「O」や西欧の代表Y-DNA「R」や南北ネイティヴアメリカンの Y-DNA「Q」等が含まれているのです。とても遺伝子が近いとは思えないのです。では何故これほど外観も行動様式も異なるのだろうか?

  これらの亜型群は、何十万年の歴史でユーラシア大陸の各地で亜種に近いほど分化していたと考えられている ネアンデルタール人やデニソワ人のY-DNA亜型を受け継いだだけの可能性も十分にあるのです。 西欧と極東であまりにも異なる外観や行動様式などの違いの原因を亜種間の接触に求めるのは荒唐無稽とは言えないでしょう。

  何しろネアンデルタール人もデニソワ人もホモサピエンスも元をただせばホモエレクトス出身で当然Y-DNAもmtDNAも 遺伝子が繋がっているのだから。Y-DNAではホモサピエンス、ネアンデルタール人やデニソワ人は既に1つのツリーに統合され始めています。 しかし、mtDNAは母系の断絶が確認されていて、ホモサピエンスとは繋がっていません。もしネアンデルタール人との接触がもっと遅く、 ネアンデルタール人男性の分化も進んでしまっていたら、Y-DNAの断絶もあったかもしれません。

8.余談

  (極めて余談ですが、北方系極東人の多くは寒冷地適応や黄砂適応を受け、フラット顔になってはいますが、 中国で発掘される古代人骨はほとんどコーカソイド顔であり、フラット顔は後天的獲得形質であることは研究者達が認めています。 日本人にはこの後天的獲得形質を獲得してから日本列島に渡ってきた集団が多かったことを示しています。 日本人の胴長短足は、高身長の弥生系と武装侵攻系の上半身と小柄な縄文の下半身の交雑の結果に過ぎず、日本人に意外に多い反っ歯や受け口も 弥生系の細身の顎に縄文系のがっしり歯列が収まりきらず前に出てしまっただけであり、親知らずは逆に出られなかっただけです。

  また日本人固有の古代的なホスピタリティは、縄文系である古代亜型Y-DNA「D」と「C」(合計で日本人男性の出現頻度約45%を占める) 及びmtDNA「M」(合計で日本人全体の約67%を占める)の固有の特質であり、近代亜型群の特質ではありません。 つまり特に日本人と他の民族との違いのほとんどは、この縄文系遺伝子の伝えてきた極めて古代的な、 狩猟採集民やハンター民の持つ行動様式や思考回路のもたらす結果に帰することは疑いようがありません。

  もし、天孫族や武士団族が朝鮮半島から負け組として追い出されてこなければ、日本列島は徳川時代の高度な文化もなく、 当時世界最大の都市だった江戸もなく、容易に西欧列強の植民地になっていたでしょう。つまり極めて残念なことですが、 日本人の世界に冠たる高度な技術力や文化性は、日本列島の3重遺伝子構造を構成する遺伝子の中で最後にやってきた Y-DNA「O2」(旧O3)がもたらしてきたものなのです、中国や韓国と支配階級が同じY-DNA「O2」遺伝子なのに結果が異なってきたのは、 常に外敵との抗争や侵略に脅かされ、技術や文化の熟成が近代までに確立「出来なかったか/出来たか」の違いなのでしょう。)

9.時代の趨勢

  3.3 Y-DNA「R1b」に書いた文章を復誦します。

  極めて明らかなことは、国・国民が先進的になるには純系民族では無理なのです。辺境民化してしまいエネルギーが低すぎるのですが、 競う共存遺伝子の種類が多ければ多いほど集団エネルギーが高くなり、国の活性度が上がり、覇権に向かうのです。 アジアの中で唯一近代化に成功した日本は縄文系−弥生系(長江文明系)−武装侵攻系(黄河文明系)が交雑し、 武装侵攻系が核になり集団エネルギーを一気に高め、一時はジャパンアズNo1と覇権を握るかもしれないほどの勢いを手に入れました。

  しかし日本が高止まりしてしまった間に中国が、日本以上の複雑な遺伝子ミックスにより集団エネルギーを高め、近代化らしきものに成功し 対外的には日本に取って替わりアジアの覇権を握ったように見えるレベルに達しました。しかし国民一人当たりの生産性があまりにも低く、 日本の1/4以下程度しかなく真の覇者には恐らく永久になれないでしょう。

  その中国も恐らく近いうちに日本同様高止まりするでしょうが、東アジアには日本、中国に代わる国はもはや存在しません。 南アジアのインドはロシアのスラブ系と同じインド・ヨーロッパ系遺伝子が支配する国ですが、中国同様あまりに国民一人あたりの 生産性が低すぎ日本の1/20程度しかなく覇権には届かないでしょう。

  当分の間はY-DNA「R1b」のアメリカとY-DNA「O2」(旧「O3」)の中国が覇権争いを続けるでしょうが、中国も日本もアメリカに 対する輸出で生産性を上げてきたので、アメリカにとって代わることは逆に自滅に向かうためまず不可能でしょう。

  非常に残念ですが、現代世界の構図は、世界の警察官であり輸入超大国のアメリカが太陽として中心に存在し、世界中から生産物を 買いまくり、そのおかげでアメリカの周りに各国が衛星のように回っていられるだけなのです。 水星、金星はEU諸国、地球は日本、火星はロシア、木星が中国、土星がインドという感じでしょうか。

v.1.6  国立遺伝学研究所教授で著名研究者の斎藤成也氏が、2017年10月に核-DNA解析でたどる「日本人の源流」本を出版しました。 その中でやっと海の民にも焦点が当たり、当ガラパゴス史観の「縄文人の一部は海のハンター」史観が 間違ってはいないかもしれない雰囲気になって来ました。 そろそろ時機到来の様相になって来ましたのでガラパゴス史観を総括し、日本人の源流考をまとめてみました。 これはY-DNA及びmtDNAの論文104編を読み込みメタアナリシスした結果得た、アブダクション(推論)です。 追加の着想がまとまる都度書き足します。

  枝葉末節は切り捨て太幹のみに特化して組み立てていますので、異論・興味のある方は、 当史観が集めた論文や、その後に発表されている新しい論文をじっくり読んで是非御自分で源流考を組み立ててみてください。

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飛躍しすぎほぼ空想談

  このコラムの項目2で「北京原人やジャワ原人などのホモエレクトスも出アフリカし、ネアンデルタール人も出アフリカしたということは、 現生人類が出アフリカしたのは人類の遺伝子が導く宿命ではないかとも思われる。」と書いたのですが、 布団に入ってウトウトし始めた時に、突然、”空想の語り部”が降臨してきて グチュグチュと御託言を言い残していったので、忘れないうちに書き留めます。

  何故、ヒトを含む類人猿の進化ツリー前半のギボン(テナガザル)やオランウータンは(東南)アジアにしか棲息しておらず、 進化ツリー後半のゴリラやチンパンジーはアフリカにしか棲息していないのか?

  ヒトがアフリカで発祥したのはチンパンジーとの共通の祖先がアフリカにしかいなかったからなのは極めて明白ですが、 では何故共通の祖先はアジアにはいなかったのか?何故アフリカにしかいなかったのか? この疑問に関する納得できる説明を探してみたのですが、今のところ全く見つかってはいません。

  今のところの進化ツリーでは進化の後半で、ゴリラの祖先になった類人猿はアジアからアフリカに大移動をしたことになります。 要するに、ヒトの遠い源郷はアジアだったから、人は出アフリカしてユーラシア大陸を東に進んだと言うことになります。 つまりサケやウナギが戻ってくるのと一緒で、源郷戻りが遺伝子に埋め込まれているのではないか!? では逆に、なぜ類人猿はアジアからアフリカに移動をしたのか?も依然、極めて大きな謎です。

  とにかく解剖学的現代ヒト族は宿命に導かれ出アフリカし、中東あたりで先輩ヒト族の中東型ネアンデルタール人と交雑し分化し、 インド洋の沿岸に沿って東のアジアを目指し大移動を決行し、古代遺伝子Y-DNA「C」と「D」はアジアに到達しそこで棲息をしてきたわけです。 ところが別の古代遺伝子Y-DNA「E」は、せっかく出アフリカしたにも関わらずまたアフリカに出戻ってしまった。 ということはアフリカに進むことも遺伝子に組み込まれているのかもしれない。

  では残りの古代遺伝子Y-DNA「F」は、なぜインド亜大陸に留まり全新興遺伝子の親遺伝子となったのだろうか? アフリカ大陸でヒト族がチンパンジーとの共通の祖先から分化したように、インド亜大陸で新興遺伝子の共通の祖先の古代遺伝子「F」から 分化したのでしょう、それを実行した最も考えられる要因はアジア型ネアンデルタール人との交雑でしょう。

  インド亜大陸はアフリカ大陸と同様の、進化や分化を後押しするパワーがあるのではないか?誰か研究してくれませんかね!!!!!。
http://garapagos.hotcom-cafe.com/0-2,0-5,15-28,18-2.htm#0-2
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/581.html#c24

[自然災害22] 繰り返される少女を使った世論操作 taked4700
21. 中川隆[-11121] koaQ7Jey 2019年9月30日 13:41:04 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1699]
>>20
>上で言われている"洪水玄武岩の大地" を作るような大規模な噴火活動はもう起こりません。


大規模な噴火活動はもう起きなくても、その代わりに人間がエネルギーを使いまくっているから結果は同じになるのさ
http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/718.html#c21

[お知らせ・管理21] 2019年09月 削除依頼・投稿制限・等管理スレ。突然投稿できなくなった方も見てください。 管理人さん
62. 中川隆[-11120] koaQ7Jey 2019年9月30日 17:14:44 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1700]
阿修羅は工作員と知恵遅れしかいない所だからね

高望みしたければ 5ちゃんに行けばいいんだよ
5ちゃんならインテリが沢山いるよ
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/566.html#c62

[近代史3] 南北朝鮮統一や米韓同盟破棄は100%ない 中川隆
1. 中川隆[-11119] koaQ7Jey 2019年9月30日 20:16:08 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1701]

#2019-09-29 篠原常一郎 オレの話し。韓国、どう消える? - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=I2v7EhRfaOo


2019/09/29 に公開


篠原常一郎(古是三春)ツイッター
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篠原常一郎出演執筆情報ツイッター
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http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/591.html#c1

[近代史3] 新自由主義を放置すると中間階層が転落してマルクスの預言した階級社会になる理由 中川隆
46. 中川隆[-11118] koaQ7Jey 2019年9月30日 20:36:33 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1702]

日本政府に見捨てられた一般国民 
限られたパイは上流階級だけで分けるのが精いっぱい! 2019年09月30日
https://ameblo.jp/evening--primrose/entry-12531179043.html

戦後ほぼ一貫して自民党が牛耳ってきたこの日本は、一時期総中流を感じるほどに上手く回っていましたが、世界中の人たちと一体化するグローバル化の中で、もう私たち全員を中流に保つことはしなくなりました。政治家が出来ないのか興味がないのかは重要ではなく、そうしない政党を支持し続ける、又は、他の政党の生まれる余地もない中、大衆は見捨てられたという現実を理解することが重要です。

財務省は省庁の中で一番権限があります。

財務省が財布を握っているからであり、各省庁はその財務省に納得してもらわなければ予算化は出来ません。

一般の公務員は世間の目も厳しく待遇はどんどん低下しています。

(企業は良くなっているところと悪くなっているところがあり、悪化した企業よりはよいです)

でも財務省は内閣より権限はないので、やはり政治である自民党政権が実権を握っています。

しかし、国の運営を官僚に任せなければどうにもならず、政治は財務省を取り込んでいるのです。財務省に美味しい餌をふんだんに与え、各省にも少しはおすそ分けが行きますが、やはり財務省が一番良いところを取ることを政治は黙認しています。

官舎一つとっても財務省が管理しているため職員は優遇されます。良い立地、良い建物に入りやすいのです。しかし、所詮国内では他の公務員とそれほど違う待遇にはできません。

ではどうするのか?

財務省には外務省同様海外勤務地がたくさんあります。

外務省の待遇も一時期批判されて少し落とされましたがまだまだ美味しいです。

しかし、日本の政府機関であれば待遇はある程度公表されるので無茶は出来ません。

世銀、ADBなどの国際金融機関、これが財務省の職員へのご褒美です。大量に出向します。(国際機関は好待遇です。特に金融関係は良いです。)

日本政府が出資はしても待遇などは公表しなくていいので、日本人が聞けば驚くような厚遇で出向しています。

給料だけでなく、出張時を含めた飛行機、座席グレード、宿泊代も高額が認められ、同伴する子供の教育費は何百万円の補助(インターに入るための高額補助)というのもあります。子供1人の教育費補助だけで日本人の平均年収だったりします。

こういう子供はスタート地点から他の子供と差がつき、将来に渡って親と同等か親より上を目指せます。

国内で小学校からの英語教育とか、高等教育無償とか、いくらやってもエリート待遇の子弟には追いつけないのです。砂漠の逃げ水のように。だから格差は広がる一方です。

この事実は全く公表されませんし、本人も黙っているので広まりません。

私も聞いた具体的な数字は控えます。国会議員がその気になれば調べられると思います。

公務員の世界では国会議員と財務省(経済界の御用聞き経産省と、グローバル化で出番の多い外務省も追随します)に分け前を与えて反乱されないように懐柔しているのです。

国会議員の歳費は他の先進国に比べてかなり高額ですが一向に減らす気配はありません。

政府に懐柔された議員も、一部の公務員たちも自分可愛さにもう政府に歯向かいません。

自分達さえ厚遇してもらえれば、国民のことよりも政権のために働くわけです。公務員への怨嗟からか理不尽なバッシングを受けることもある彼らにとって、国民なんかどうなってもよいという気持ちを持つこともあるでしょう。

日本が貧乏になってくれば、その分け前をめぐって競争が激化します。

皆中流は無理であり、一部しか上流になれずあとは下流なら、そして財務省の人間にはそれが可能なら、上流を目指すのが人間の本能で、そういう人たちに自分の未来を白紙委任状でお任せ状態なのが今の日本人です。

https://ameblo.jp/evening--primrose/entry-12531179043.html

(日経 日本の競争力は世界30位、97年以降で最低 IMD調べ 2019/5/29から引用)

最後に私が5年以上前に書いた記事を再掲しておきます。

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移民とTPP、グローバリズムの先にある未来像(イラスト)

2014年03月28日(金)

https://ameblo.jp/evening--primrose/entry-12531179043.html

外国人建設従事者受け入れや移民受け入れ、TPPをはじめとするグローバリズムへの駆け足、いったいどういう風になるのだろうということで、世界をピラミッドに見立ててイメージ像を作ってみました。(どんだけ暇人なんだと言われそうあはは・・・)

まず初めにキャラの紹介

人キャラクターの説明

今のイメージ(日本は各種規制を示す赤色の枠内にいるので総じて良い生活をしています。)
今のピラミッド

間違った未来のイメージ(移民が入ってきても赤枠である各種規制がしっかりあれば治安は悪くなるが、しばらくはこんな感じ)
間違った未来のピラミッド

現実的な未来のイメージ(現政権は赤枠を取り去る予定なので行き着く先はこんな感じ)
未来のピラミッド

殆どの日本人は厳しい生活になると思います。

アメリカでもずいぶん前に言われて現在そうなっていますが、親の代より良い生活は出来ないということです。

この図を見て思い出しました。「世界は一家、人類は皆兄弟!」ある年齢以上の方は知っている言葉です。

なら、そのあとに待っているのは「骨肉の争い」ということになるのでしょうか?叫び

https://ameblo.jp/evening--primrose/entry-12531179043.html

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/350.html#c46

[近代史3] 財務省は何故日本を滅ぼそうとしているのか? 中川隆
26. 中川隆[-11117] koaQ7Jey 2019年9月30日 20:37:12 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1703]

日本政府に見捨てられた一般国民 
限られたパイは上流階級だけで分けるのが精いっぱい! 2019年09月30日
https://ameblo.jp/evening--primrose/entry-12531179043.html

戦後ほぼ一貫して自民党が牛耳ってきたこの日本は、一時期総中流を感じるほどに上手く回っていましたが、世界中の人たちと一体化するグローバル化の中で、もう私たち全員を中流に保つことはしなくなりました。政治家が出来ないのか興味がないのかは重要ではなく、そうしない政党を支持し続ける、又は、他の政党の生まれる余地もない中、大衆は見捨てられたという現実を理解することが重要です。

財務省は省庁の中で一番権限があります。

財務省が財布を握っているからであり、各省庁はその財務省に納得してもらわなければ予算化は出来ません。

一般の公務員は世間の目も厳しく待遇はどんどん低下しています。

(企業は良くなっているところと悪くなっているところがあり、悪化した企業よりはよいです)

でも財務省は内閣より権限はないので、やはり政治である自民党政権が実権を握っています。

しかし、国の運営を官僚に任せなければどうにもならず、政治は財務省を取り込んでいるのです。財務省に美味しい餌をふんだんに与え、各省にも少しはおすそ分けが行きますが、やはり財務省が一番良いところを取ることを政治は黙認しています。

官舎一つとっても財務省が管理しているため職員は優遇されます。良い立地、良い建物に入りやすいのです。しかし、所詮国内では他の公務員とそれほど違う待遇にはできません。

ではどうするのか?

財務省には外務省同様海外勤務地がたくさんあります。

外務省の待遇も一時期批判されて少し落とされましたがまだまだ美味しいです。

しかし、日本の政府機関であれば待遇はある程度公表されるので無茶は出来ません。

世銀、ADBなどの国際金融機関、これが財務省の職員へのご褒美です。大量に出向します。(国際機関は好待遇です。特に金融関係は良いです。)

日本政府が出資はしても待遇などは公表しなくていいので、日本人が聞けば驚くような厚遇で出向しています。

給料だけでなく、出張時を含めた飛行機、座席グレード、宿泊代も高額が認められ、同伴する子供の教育費は何百万円の補助(インターに入るための高額補助)というのもあります。子供1人の教育費補助だけで日本人の平均年収だったりします。

こういう子供はスタート地点から他の子供と差がつき、将来に渡って親と同等か親より上を目指せます。

国内で小学校からの英語教育とか、高等教育無償とか、いくらやってもエリート待遇の子弟には追いつけないのです。砂漠の逃げ水のように。だから格差は広がる一方です。

この事実は全く公表されませんし、本人も黙っているので広まりません。

私も聞いた具体的な数字は控えます。国会議員がその気になれば調べられると思います。

公務員の世界では国会議員と財務省(経済界の御用聞き経産省と、グローバル化で出番の多い外務省も追随します)に分け前を与えて反乱されないように懐柔しているのです。

国会議員の歳費は他の先進国に比べてかなり高額ですが一向に減らす気配はありません。

政府に懐柔された議員も、一部の公務員たちも自分可愛さにもう政府に歯向かいません。

自分達さえ厚遇してもらえれば、国民のことよりも政権のために働くわけです。公務員への怨嗟からか理不尽なバッシングを受けることもある彼らにとって、国民なんかどうなってもよいという気持ちを持つこともあるでしょう。

日本が貧乏になってくれば、その分け前をめぐって競争が激化します。

皆中流は無理であり、一部しか上流になれずあとは下流なら、そして財務省の人間にはそれが可能なら、上流を目指すのが人間の本能で、そういう人たちに自分の未来を白紙委任状でお任せ状態なのが今の日本人です。

https://ameblo.jp/evening--primrose/entry-12531179043.html

(日経 日本の競争力は世界30位、97年以降で最低 IMD調べ 2019/5/29から引用)

最後に私が5年以上前に書いた記事を再掲しておきます。

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移民とTPP、グローバリズムの先にある未来像(イラスト)

2014年03月28日(金)

https://ameblo.jp/evening--primrose/entry-12531179043.html

外国人建設従事者受け入れや移民受け入れ、TPPをはじめとするグローバリズムへの駆け足、いったいどういう風になるのだろうということで、世界をピラミッドに見立ててイメージ像を作ってみました。(どんだけ暇人なんだと言われそうあはは・・・)

まず初めにキャラの紹介

人キャラクターの説明

今のイメージ(日本は各種規制を示す赤色の枠内にいるので総じて良い生活をしています。)
今のピラミッド

間違った未来のイメージ(移民が入ってきても赤枠である各種規制がしっかりあれば治安は悪くなるが、しばらくはこんな感じ)
間違った未来のピラミッド

現実的な未来のイメージ(現政権は赤枠を取り去る予定なので行き着く先はこんな感じ)
未来のピラミッド

殆どの日本人は厳しい生活になると思います。

アメリカでもずいぶん前に言われて現在そうなっていますが、親の代より良い生活は出来ないということです。

この図を見て思い出しました。「世界は一家、人類は皆兄弟!」ある年齢以上の方は知っている言葉です。

なら、そのあとに待っているのは「骨肉の争い」ということになるのでしょうか?叫び

https://ameblo.jp/evening--primrose/entry-12531179043.html

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/151.html#c26

[近代史3] 東海アマ 統一教会の傀儡、安倍政権による移民政策で何が起きるのか? 中川隆
10. 中川隆[-11116] koaQ7Jey 2019年9月30日 22:53:36 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1704]

安倍政権と統一教会 2019年09月30日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-886.html

 私は、このブログで安倍晋三一族と統一教会の不穏な関係について何回も告発してきた。

 統一教会教祖、文鮮明は、日本を韓国に併合し、北朝鮮とともに「大高句麗国」を建国し、天皇を自分の配下にして跪かせる計画を公然と明らかにしており、岸信介・安倍晋太郎・安倍晋三ら、安倍一族は、統一教会の日本侵略橋頭堡として、文鮮明の手足として韓国による日本併合戦略に組み込まれてきたと考えられるのだ。

 https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=192507

 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-694.html

 http://tokaiama.minim.ne.jp/touitu/123touitu.htm

 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-789.html

 ちなみに、安倍晋三と統一教会の関係を指摘してきた私のブログは、グーグルで検索しても、なぜか大半が出てこない。FC2ブログも連絡がないまま無断削除したものがあり、再掲しても、再び削除される可能性が強いことから、上の3つ目のリンク、私のレンタルサイトに直接アップしてある。
 本当に大切な情報は、自分のサイトに掲示しなければ、いつのまにか無断削除されるのは、ヤフー・はてな・ライブドア・FC2で思い知らされた。

 こうしたネットの情報検閲、統制を行っている司令官は、内閣官房の北村滋・今井尚哉・杉田和博らであることは間違いないが、安倍という希代の低知能=阿呆首相を背後から操っている影武者集団の正体が、旧勝共連合=統一教会関係者であることが、徐々に明らかになりつつある。

 世耕弘成や稲田朋美が、早稲田原理研リーダー出身のバリバリの統一教会員であることが知られているが、彼ら以外で、特別に安倍に重用されている北村・今井・杉田もまた統一教会関係者である疑いを強く抱いている。

 理由は、岸・中曽根時代に結成された国際勝共連合=原理研が、1980年代から自民党の選挙運動に介入し、公選法による営利運動員の禁止から、自民党代議士の多くが選挙運動員に困っていた事情のなかで、原理研が自民党議員の選挙活動を大々的に引き受け、当選の見返りに、議員秘書として入り込み、また閣僚の推薦を受けて、原理研の上級者試験合格者たちが、優先的に、警察庁・検察庁・防衛省・文科省などの官僚に入り込んだ経緯があるからだ。

 当時、入った原理研の若手キャリア組は、今では各省庁のトップになっているといわれ、前川前次官を追放した藤原誠も非常に怪しいし、今回、東電裁判で無罪判決を出した永渕健一も、過去に、薬害エイズ事件主犯の罪を極端に軽減させて権力側に奉仕している実績から、統一教会員の疑いを捨てきれない。
 https://www.sankei.com/affairs/news/190919/afr1909190033-n1.html

 以下の情報は、少し古いが、上に示した自民党と統一教会の関係を赤裸々に暴露していて、この問題を扱ったたくさんのHPが削除されているなか、辛うじて残っている。いつ削除されるかわからないので各自保存願います。
 http://www.asyura2.com/07/senkyo36/msg/411.html

 日韓議員連盟や、日韓トンネル議員連盟なども、統一教会に支配されていて、文鮮明の日本併合計画の手足として使われてきたと考えるべきである。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E9%9F%93%E6%B5%B7%E5%BA%95%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB%E6%8E%A8%E9%80%B2%E8%AD%B0%E5%93%A1%E9%80%A3%E7%9B%9F

 日韓トンネル研究会
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E9%9F%93%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB%E7%A0%94%E7%A9%B6%E4%BC%9A

https://wpb.shueisha.co.jp/news/society/2014/09/12/35605/

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メディアでは、日刊ゲンダイ・週刊プレイボーイなどだけが、安倍政権と統一教会の異常な関係を取材している。とりあえず、今日発見した記事を転載する。

 他の大新聞社は、すべて電通=政府情報機関に、広告面から支配され、真実の関係に切り込むことを避け、メディアとしての使命を放棄している。

  第4次安倍改造内閣の知っておくべき側面。統一教会系閣僚11人、その他の問題集団との関係も枚挙に暇なし
  https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190922-00202356-hbolz-soci

  統一教会と関係の深い議員が多数入閣。その一人、菅原一秀の経産相抜擢に見る、「菅政権」への布石〉でジャーナリストの鈴木エイト氏が、第4次安倍再改造内閣における統一教会系閣僚の顔ぶれをリポートしている。同内閣での統一教会(世界平和統一教会)系閣僚は11名。副大臣や政務官、党役員などを含めると総勢21人にものぼる、まさに「カルト内閣」だ。

⇒【画像】第4次安倍再改造内閣の閣僚が関わる問題宗教団体やニセ科学集団

 しかも今回の内閣では、統一教会以外の問題集団と関わりを持つ議員も多い。「カルト」と断定すべきかどうかはともかくとして、問題のある宗教団体やニセ科学集団などとの関わりを検証したい。

 昭恵夫人も関わる偽歴史教
 閣僚4名、副大臣4名が関わりを持っているのが「不二阿祖山太神宮」(山梨県富士吉田市)。偽の古文書とされる「宮下文書」を根拠として、200〜300万年前の富士山麓(富士高天原)に天皇を頂点とする「富士王朝」(古代富士王朝)があったとする世界観を教義としている。その文明において天皇家縁の神社だったのが「不二阿祖山太神宮」で、その再建を謳っている。

 人類の誕生は約100万年前と言われている。200〜300万年前と言えば、まだ猿人・アウストラロピテクスの時代。天皇を頂点とする王朝などあるはずもない。

 またこの宗教団体は09年に設立されたもので、そもそも「富士王朝」なるものとは関係がない。「病気が治る奇跡の水」なるものを販売していた過去もある。

 特に問題なのが、関連NPO法人の名義で年1回開催している「FUJISAN地球フェスタWA」。学研『ムー』編集長を講師に招き「富士高天原ツアー」や「富士王朝」に関する講演会を開催するなど、教義に結びつけるような企画を含んでいた年もある。

 このイベントの初期に「代表発起人」と「名誉顧問」を務めてきたのが安倍首相の夫人・昭恵氏だ。彼女が関わりを持つようになって以降、多い年には47もの行政機関から後援を取り付けた。また70名近い国会議員が顧問などを務める。

 そのうち、今回入閣したのが、田中和コ・復興大臣、武田良太・国家公安委員長、竹本直一・IT担当大臣、西村康稔・経済再生大臣。副大臣では義家弘介氏(法務)、牧原秀樹氏(経産)、御法川信英氏(国交、内閣府、復興)。政務官では中谷真一氏(外務)、青山周平氏(文科、内閣府、復興)だ。

 田中・復興大臣は2018、2019年の「FUJISAN地球フェスタWA」の特別顧問及び代表発起人で、ほかは全員2015〜2019年の間、連続で顧問等を務めている。

 不二阿祖山太神宮は、いわゆる「カルト」のような事件を起こしているわけではない。しかし「FUJISAN地球フェスタWA」は子供連れ客の来場も想定した内容で、教育委員会などの教育関係機関も多い年で17も後援についている。
 しかし、偽史に基づいた宗教イベントに国会議員ばかりか子供まで巻き込んでいるというのは明らかに問題だ。カルトというよりニセ科学に近い問題を抱える団体と捉えるべきか。

 「偽装勧誘」を行う霊友会
 次に多いのが「霊友会がらみ」だ。高市早苗・総務大臣、加藤加藤勝信・厚労大臣、西村康稔・経済再生担当大臣がそれぞれ、過去に自身が代表を務める自民党支部や政治団体から霊友会や関連団体に会費を支払っている。小泉進次郎・環境大臣は会費支払いはないものの、2015年に霊友会創立祭に出席した。

 霊友会も「カルト問題」の現場で取り沙汰されることは殆どない。しかし勧誘手法にかなり問題がある。

 霊友会は伊豆の山奥の研修施設で定期的に合宿を行っている。お題目やお経を唱える完全な宗教合宿だ。これに、信者が知人などを誘ってくる。ところが、霊友会の宗教合宿であることを知らせないまま知人などを誘って連れてくるケースが複数確認されている。

 正体を隠した勧誘は、統一教会などの典型的なカルト宗教の手法と変わらない。

「幸福の科学大学」認可申請を仲介した萩生田氏
 幸福の科学に関わっている閣僚は萩生田光一・文科大臣1人だけだが、関わり方がややディープだ。

 幸福の科学は14年に「幸福の科学大学」を開設すべく文科省に認可申請を行った。この時、教団側と文科省側の仲介役だったのが萩生田氏だ。

 文科省側から大学の計画内容の変更を求められた際、幸福の科学側が反発。そのとき萩生田氏が「学長を変えれば(大学を)開設できる」などという趣旨のアドバイスを幸福の科学側に対して行っていたことが、「幸福の科学大学(仮称)」の公式サイトで教団側が発表した文書で明らかになっている(現在は削除されている)。

 幸福の科学大学は、教祖・大川隆法総裁が霊を呼び出したと称して喋る「霊言」を、科学的に証明されたものとして扱う授業を予定していたことを理由に、認可申請は「不可」とされた。
 また申請過程で関係者が文科省職員を脅すかのような言動をとったり、当時の下村博文・文科大臣の霊をおろしたと称する「霊言」の書籍を文科省の諮問機関である審議会関係者に送りつけるなどしたことから、5年間は認可しないとのペナルティも課された。

 今年2019年に、この「喪」が明ける。10月に再び申請を行う予定だ。奇しくも、かつて仲介役だった萩生田氏が、今度は文科大臣として申請を受ける側として関わることになる。

 宗教関連でもうひとつ、安倍首相が関わっているのがワールドメイト。過去、高額な伏せを支払った信者から訴訟を起こされたり、批判的な報道を行ったジャーナリストや出版社を片っ端から訴えるなどしてきた「訴訟カルト」。近年も、天災を予言して、それを防ぐためと称して信者からカネを集めるなどしている。

 こんな教団の教祖・深見東州(本名=半田晴久)の誕生会に、安倍首相は毎年花や祝電を送っている。

 ニセ科学やスピリチュアルも
 宗教ではなく「ニセ科学」や「スピリチュアル」と呼ばれる分野の集団との関わりもある。

 高市・総務大臣と橋本聖子・東京五輪担当大臣が参加しているのが、「自民党統合医療推進議員連盟」。ほかに副大臣2名、政務官も2名いる。

 統合医療とは、一般的な医療との統合を謳い文句に民間療法を医療分野へと押し上げようとする運動。そこには、科学的根拠がすでに否定されている「ホメオパシー」も含まれている。

 ホメオパシーについての詳細は省くが、大まかに言えば単なる砂糖玉(病状を引き起こす成分を希釈震盪したものを配合している、と謳われている)を飲むことで病気が治せると信じている民間療法だ。単なる砂糖玉なので、それ自体には害はない。しかし推進団体や信奉者の中には通常の医療で使われる薬やワクチンを否定し医療を忌避する者もおり、それゆえの死者も出ている。

 10年には朝日新聞がこの問題を大々的に報じ、日本学術会議や日本医師会といった科学・医療関係の団体がこぞって、医療現場からのホメオパシー排除を訴える声明を発表する騒ぎも起こった。

 このホメオパシーも含めて推進している業界団体が日本統合医療学会。閣僚が加わっている前述の議員連盟は、厚労省などの担当者まで出席させて、この学会の名誉理事長の講演会を開催するなどしてきた。

「親学」と安倍総理の深い関係
 安倍首相と西村大臣は、「親学推進議員連盟」の所属。特に安倍首相は議連設立時の会長だ。

 親学とは、日本会議の主要メンバーである教育学者・高橋史朗氏が提唱する子育て論だ。当然、復古的傾向が強い内容だが、中でも発達障害は親のしつけが悪いことが原因であり、伝統的な子育てをすることによって予防できるとする主張が、科学的根拠がない誤解や偏見であるとして批判されている。

 民主党政権時代の12年、一般社団法人「日本発達障害ネットワーク」が親学推進議連の安倍会長宛に、親学の問題を指摘する文書を送付。14年に成立した第二次安倍改造内閣も、閣僚に4名の議連メンバーがいるとして問題視され新聞でも取り沙汰された。

 2015年に活動を休止した「人間サイエンスの会」という団体がある。宗教や神秘体験、「高次元のインスピレーション」等々、あからさまにスピリチュアルなテーマの講演会を173回も開催してきた。

 この団体に関わっていた閣僚は確認できないが、下村博文・党選対委員長は同会の幹事長を務めていた。自身が代表を務める自民党東京都第11選挙区支部から2013年に同会への会費1万2000円を支払った記録も、政治資金収支報告書に記載されている。宮下一郎・内閣府副大臣も、同会の事務局長だった。

 かねてより批判が多い保守勢力の日本会議や神道政治連盟等も含めると、恐ろしいことに「無傷の閣僚」が1人もいない。それが第4次安倍再改造内閣の実態なのである。

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 日本会議系に統一教会系…安倍新内閣はまるで“カルト内閣”
  https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/261913

 安倍政権と蜜月の関係を築く一方で、統一教会・韓鶴子総裁が日本の幹部に下していた仰天指令
  https://www.excite.co.jp/news/article/Harbor_business_194170/

#安倍政権は統一教会信者だらけ
  https://twitter.com/hashtag/%E5%AE%89%E5%80%8D%E6%94%BF%E6%A8%A9%E3%81%AF%E7%B5%B1%E4%B8%80%E6%95%99%E4%BC%9A%E4%BF%A1%E8%80%85%E3%81%A0%E3%82%89%E3%81%91

 【HB Onlineで連載】自民党安倍政権と韓国統一教会・勝共連合「政界宗教汚染〜安倍政権と問題教団の歪な共存関係」(鈴木エイト氏)の目次 <戦後似非右翼とアメリカの日本統治=逆コース>
 https://togetter.com/li/1365681

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 上に引用した、多くの情報も、統一教会の危険な正体を、まだ理解していないようだ。

 統一教会は、韓国における反日洗脳教育体制に深く関与し、韓国軍にも大規模に浸透しているといわれている。
 また嫁の来てのない農村部には、合同結婚式で、洗脳した日本女性を性奴隷として送り込んできたので、強い支持基盤を持っている。
 
韓国人の性奴隷とされた7000人の日本人女性と対韓ODAと安倍晋三
http://wondrousjapanforever.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-6f76.html

統一協会の合同結婚式に参加した後、行方不明になった日本人女性6500人!
https://blog.goo.ne.jp/mokushiroku666/e/e8e06a9192c99e119ea54abe9b11aecb

安倍晋三は、自身が韓国由来の血脈であると自覚していて、意図的に韓国ロビーとしての活動を行ってきた。
https://japanese.joins.com/article/j_article.php?aid=80386

 反日洗脳によって思考が凍結している韓国軍では、文鮮明の日本併合思想が浸透していて、日本を軍事的に併合するとの強い要求があり、驚くべきことに、韓国から東京を爆撃する計画まで準備していたのである。

 【東京爆撃のために空中給油機の売却を要請…】軍事評論家・田岡俊次「韓国はすでに軍事大国、日本を仮想敵としていることを認識するべき」
  https://snjpn.net/archives/156490

  https://www.youtube.com/watch?v=eFSonXyK7AU

 つい最近、竹島(独島)の領空を侵犯したロシア機に360発の射撃を加えたとの報道があった。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019072300771&g=int

 しかし、これは竹島を韓国が軍事力で実効支配してい現実を世界にアピールするためのヤラセであるとの評論が多い。
 韓国軍には、日本が竹島を奪還するのではという強迫観念に怯える軍人が多いとの報道があるが、それだけ、日本を仮想敵として強烈に意識している現れでもある。

 韓国軍には、日本に対し戦争を仕掛けたいという雰囲気がありありと見える。
 この目的のため、文鮮明=統一教会は、たくさんの準備をしてきた。

 例えば、対馬の主要な湾や自衛隊基地周辺を韓国軍関係者が買い占めてしまっていること。

 対馬、島全体を韓国人が買い占め始めている…日本人の島民を雇う韓国人経営の店も
https://www.excite.co.jp/news/article/Bizjournal_201811_post_25351/

 この問題は、文鮮明生存中の数十年も前から、指摘されてきたにもかかわらず、自民党は一切動こうとしなかった。
 理由は、統一教会による日韓トンネル議員連盟や原理研による選挙応援などで、自民党幹部議員が統一教会に買収されてきたからである。

 また統一教会日本支部が岸信介の南平台の自宅敷地に建設されたことから分かるように、安倍一族=現在では安倍三兄弟といわれる、安倍晋三・北村恒夫・岸信夫らの選挙資金と運動員は、大半が統一教会によって提供されてきた。
 したがって、安倍一族は、まさしく統一教会=韓国反日洗脳勢力にとって、日本侵攻のための橋頭堡であると断言してもよい。

 何度も書くが、第四次安倍内閣の閣僚19名中、統一教会関係者は11名いる。実際には、大半が統一教会の支援を受けて当選してきた議員である疑いもある。
 現在、日韓関係は最悪の状況といわれるが、実は、日本のトップが、韓国ロビーであることに、ネトウヨ関係者は、何も感ぜず、安倍支持を続けるとしたなら、「究極のアホども」というレッテルを進呈するしかない。

 安倍晋三は、日本を裏切って、韓国の言いなりになる可能性が極めて大きいのだ。
 文鮮明の企画した、「日本併合計画」の手足として、今年の4月に施行した事実上の移民法も、韓国の若者を日本企業に優先的に就業させるためだった可能性が極めて強い。
 安倍支持者は、どこまで馬鹿なのだろう?
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-886.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/496.html#c10

[政治・選挙・NHK266] <増税? 空気を読め! 消費税は廃止! >山本太郎 街頭演説! <10月1日19時 新宿西口>  赤かぶ
9. 中川隆[-11115] koaQ7Jey 2019年10月01日 06:10:56 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1705]
山本太郎の思想とは

れいわ新撰組の選挙参謀は森大志、斎藤まさし。

森氏の父親は連合赤軍派最高幹部 田宮高麿。
母親は森順子、ヨーロッパで有本恵子さんら3人を拉致し北へ連れて行った主犯。

森氏は北で生まれ、「日本革命村」でスパイ教育を受けた。

斎藤まさしは菅直人らと活動。大虐殺したポルポト崇拝者。ヤバいだろ?


「よど号事件」犯人たちの洗脳と日本人拉致
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/651.html

日本の闇。日本社会に浸透していたチュチェ思想
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/648.html

演説だけで日本を変えた天才 山本太郎の思想とは
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/652.html

酒井剛(偽名:斎藤まさし)、極左過激派。山本太郎議員選挙参謀。

https://i.imgur.com/bUGLNvO.jpg

父:過激派よど号ハイジャック犯、母:北朝鮮による日本人拉致の実行犯
の息子に目をつけ市議選に擁立。

次なるコマとして、山本太郎を当選させた。

山本太郎氏の「選挙参謀/ブレーン」斎藤まさし=極左過激派

菅総理・民主党と献金先団体、北朝鮮拉致問題の構図

https://i.imgur.com/qeW43FT.jpg


織田陽介 全学連 前委員長(山本太郎の秘書)

https://i.imgur.com/IqvGo4L.jpg


アルルこと中田安彦が、副島隆彦のコネ(裏口)で山本太郎の秘書をやっている。
副島隆彦のコネとは、副島隆彦の小沢一郎経由のコネらしい。
副島道場関係者の小沢言論は、全部偏向してると判断してよい。
ほかのフリージャーナリストとかも、小沢の「援助」を受けてるのがいそう。

https://twitter.com/JUlbDHOfgimcsGc/status/1089204772790448130


中田安彦が、副島隆彦のコネで山本太郎の秘書をやってるという話は、ツイッターで拡散させるべき。
中田安彦の関係者が、政治家秘書の年収が何千万といって、自慢してたことあっただろ。
裏では、こんなこと言って庶民を小馬鹿にしてますと暴き立てるべき。 副島隆彦も一緒に終わる。

https://twitter.com/JUlbDHOfgimcsGc/status/1085197266472775681
(deleted an unsolicited ad)
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/118.html#c9

[近代史02] サルはなぜサルか 2 _ タイ人が微笑む理由 中川隆
17. 中川隆[-11114] koaQ7Jey 2019年10月01日 06:20:21 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1706]

タイで「日本ブランド」の地盤沈下? 若手大使館員がベンチャーと切り拓く未来
夏目 萌 2019/09/30
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%81%a7%e3%80%8c%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%83%96%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%89%e3%80%8d%e3%81%ae%e5%9c%b0%e7%9b%a4%e6%b2%88%e4%b8%8b%ef%bc%9f-%e8%8b%a5%e6%89%8b%e5%a4%a7%e4%bd%bf%e9%a4%a8%e5%93%a1%e3%81%8c%e3%83%99%e3%83%b3%e3%83%81%e3%83%a3%e3%83%bc%e3%81%a8%e5%88%87%e3%82%8a%e6%8b%93%e3%81%8f%e6%9c%aa%e6%9d%a5/ar-AAI3fdU?ocid=ientp#page=2

これまで、社員数十人のベンチャーでも海外で成功できるのかというテーマで、ディープラーニングを手がけるベンチャー企業「ABEJA」で海外事業を担当する私自身や仲間の奮闘を伝えてきました。

そんな私たちがシンガポールに進出したのとほぼ同じ時期に、タイに赴任した大使館員がいます。在タイ日本国大使館一等書記官の寺川聡さんです。

2017年に経済産業省からタイに赴任。いちからタイ財閥のキーパーソンらとのネットワークを築き、日本のベンチャー企業とのオープンイノベーションを推進してきた方で、私たちは志を持って奮闘している彼の姿にずっと勇気をもらってきました。

日本企業はこれから世界でプレゼンスを発揮できるのか──。日本企業の海外展開を支える寺川さん自身のストーリーと、彼から見た日本企業の海外進出の現状などについて、本音で話してもらいました。(敬称略)

赴任して感じた、タイ人と日本人の大きな認識のずれ

タイに赴任したのは2017年6月です。

官僚は少なくとも一度は海外に留学するか駐在するかを選びます。私の場合、現場で泥臭く働くことが向いているので、海外駐在一択でした。

タイは学生時代にバックパックを背負って1カ月ほど旅行した国の1つでした。当時はドンムアン空港しかなく、ゲートを出た途端スパイスが鼻腔に絡みつくような独特な感覚に包まれたのを覚えています。赴任した2年前、キレイなスワンナプーム空港に初めて降り立ったときには、かつてのような感覚はなく「仕事なんだ」と気が引き締まりました。

タイを含むASEAN全体の人口は6.4億人。圧倒的に成長する市場の中で、タイは米国、中国に次いで3番目に日系企業の進出が多く、首都バンコクは世界で2番目に日本人が多い都市です。タイは自動車産業の集積地と思われがちですが、今や日系企業の半数以上が非製造業です。

私が赴任した2017年は、当時の世耕弘成経済産業大臣が、コネクテッドインダストリーズ(デジタル技術を活用してあらゆるデータをつなげることで、新たな付加価値の創出や社会課題の解決を図る構想)を打ち出したとき。タイは、日本が協業案件を創出するためのASEAN初のパートナー国に選ばれました。

そんな経緯もあって、私は当初、日本企業のデジタル技術とタイ企業の経営資源を組み合わせて協業案件を創出しようと考えました。ですが、現場を回ると厳しい状況が見えてきたのです。

まず日系企業を訪問すると、「タイ人は(技術やノウハウを)分かっていないから教えてあげる」という姿勢が目につきました。その割には、現地の、そしてグローバルなテックトレンドをキャッチアップできていない企業がほとんどでした。

多くの日本企業が第4次産業革命に向けた成長戦略を華々しく標榜しながらも、少なくともタイの現場の時計はずっと止まったままだと感じました。「まずは日本の本社で、その後に海外ですよね」と他人事な話もよく耳にしましたが、そんな内向きな姿勢で、この地で戦っていけるかは大きな疑問でした。

次に、タイ企業を回りました。大手の多くは創業家が代々経営する財閥です。創業家の第二世代以降は欧米の一流大学で博士や修士をとったエリートが多く、また優秀な海外からの人材を積極的に登用しています。そんな彼らは、悲しいことに、日本に期待を寄せていないことも分かりました。日本人は「NATO(No Action, Talk Only)」だと。日本から幹部が来るたびに表敬訪問をするが、次につながらない話をするばかりでうんざりする、ということでした。

また、彼らは、日本はものづくりの国でデジタルでは遅れているとの認識を強く持っています。タイ企業はデジタルの分野で欧米諸国や中国、イスラエルなどの先進的な企業との協業や投資を進めていますが、日本はもはや、そのパートナーとして見られなくなってきています。実際に、アリババ、テンセント、ファーウェイのような中国企業だけでなく、欧米企業もタイ企業に上手く入り込んでいます。これはタイに限らず、他の東南アジア諸国でも同じです。

日本とタイは、これまで良い関係を築いてきました。1980年代、日本が超円高で海外移転が相次いでいたころ、タイは外資企業の誘致策を強化しました。互いの目的が合致して、多くの日系企業がタイに進出した当時、日本は尊敬の眼差しで見られていたでしょう。

しかし、長い年月をかけて上の世代が築いてきた日本のブランドが、昨今は崩れてきている。そんな事実を私は現地で目の当たりにしました。私たちのような若い世代が、そのブランドを食い潰すことなく、新たな付加価値をつけて、次の世代に引き継がねばならないと強い危機感を感じたのです。

現地のキーパーソンをどう攻略するか


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タイで開催されたスタートアップデモデイ。1000人以上を動員し、音楽ライブさながらの盛り上がり=2019年9月

タイ経済で大きな影響力を持つのは、大手財閥です。例えばタイ最大の財閥、CPグループ。祖業のタネから肥料、農産物、畜産、加工食品まで広げ、国内のセブン-イレブンを1万店舗以上も経営し、通信事業、生命保険、スマートシティ開発、自動車生産など多分野で事業を展開します。5年前に伊藤忠商事と組んで中国中信(CITIC)に1.2兆円を投資したことは日本でも有名だと思います。

外資企業がタイでビジネスをする場合、大手財閥と協業しないと成長は難しいケースが多いです。しかし、財閥の門戸は固かったです。赴任した当初、協業パートナーを探していた私が会えたのは、事業とは関係のないコーポレートや政府渉外の人ばかりで、事業を統括する経営陣やキーパーソンには会わせてもらえませんでした。日本以上に「政府」という存在は上手く付き合っておけばいいと思われているのだと痛感しました。

そんななか、芸術への造詣の深さなど人間的な魅力から、現地の財閥経営者の信頼を集めている特異な人物が佐渡島志郎大使です。大手財閥の経営陣を大使公邸に何度も招いて、地道に問題意識をぶつけ、秘密保持契約の締結やフォローアップミーティングを重ねる中で信頼関係を築きました。

財閥の経営陣にも複雑な政治力学が働いています。当初、キーパーソンだと目されていた人物と議論を深めると、実は主流派ではないことが分かってくることも少なくありません。でも、その人に改めてキーパーソンを紹介してくださいとは言えないので、親しいタイの友人をたどるなどしました。キーパーソンを探り当てて信頼関係を築くまでには多くの失敗と苦労ばかりでした。

あるとき、彼らと対話する中でどのようなパートナーを求めているかと聞いたことがあります。

返ってきた言葉は「日本の大手企業は意思決定が遅すぎる。スピード感があって、ほかにはない強みを持つスタートアップに来てほしい」でした。

言い換えれば、両者を持たないスタートアップはまったく相手にされないでしょう。東南アジアに関心があるから担当者を出張させてみようというノリは通用しません。また、欧米や中国の具体的な企業を示されて、比較優位性を問われた日本のスタートアップを何度も見ました。

大手財閥は起業家精神が旺盛です。スタートアップの創業者が大手財閥出身であることが多いのもその表れです。彼らは、スピード感のある大胆な事業投資を行いますし、日本とは異なる新興国特有の課題を抱えるため、日本のスタートアップが協業できれば大きなチャンスとなります。

成果から逆算した、オープンイノベーションの仕掛け方


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主催イベント、Rock Thailandにて=2019年3月

2017年後半、私たちは、タイの大手財閥や政府高官らと集中的に議論を重ねながら、コネクテッドインダストリーズを具体化させるための戦略を練り上げました。

その一つが、「オープン・イノベーション・コロンブス」プロジェクトです。日本のスタートアップとタイ財閥に加えて、日系企業と日タイのスタートアップとの協業を加速化させるための枠組みで、マッチングや、投資インセンティブ・スマートビザの政府優遇策などをまとめたものです。

その関連で、著名なVCや専門家で構成された10名の有識者委員会を立ち上げ、私もその都度シンガポールに出向いて、具体的な進め方を議論しました。

実施したのは、熱量の高いタイの財閥経営陣同士で日本のスタートアップを競って取り合う「Rock Thailand」というマッチングイベント。政府主催のマッチングはロクでもないという不都合な真実からスタートしたので、有識者が求める要求水準はかなり厳しかったですね。

一般的なマッチングイベントでは、不特定多数の観客に対して一般公募を経たスタートアップがピッチをすることが多いのですが、Rock Thailandではスタートアップが単独でリーチしにくいタイ財閥の創業家や経営陣を観客としました。また、財閥が抱える課題をもとに日本のスタートアップを80社ほどリストアップした日本のスタートアップから、財閥に本気で会いたい企業を選んでもらった後に、私が1社ずつ声をかけていきました。

一番苦労したのは、タイ財閥が抱える課題の整理です。AIやIoTのソリューションが欲しいとざっくり言われても、スタートアップを絞り込めません。そのため、財閥に具体的な提案依頼書(RFP)の作成を依頼することにしました。しかし、その内容は、単なる受託業務に過ぎないものが多く、スタートアップの成長に寄与できないものだと分かりました。

スタートアップが裁量を持ってソリューションを提案でき、かつ、予算も手当てされる課題を把握すべきとの結論に至ったわけですが、財閥からその条件を満たす回答が容易に出てこないので、何度も先方のオフィスに足を運んでは現場の人も含めて長時間議論を重ねていきました。このプロセスなくして、財閥との間で高いシナジーが発揮できるスタートアップをリストアップできなかったため、有識者の皆さんに心から感謝しています。

結果的に、最も熱心に議論をしてくれたCPグループがイベントの共催を申し出てくれました。同社の会長や社長をはじめ、大手財閥の経営陣が多く集まるイベントになったため、タイのテック界隈からも注目されました。当日の各社間の個別面談なども事前に調整していたので、翌週から早速現場を訪問し、新製品のプロトタイプを納品するスタートアップも出ています。次は、タイとインドネシアでツアー形式のイベントを開催しますが、インドネシアでは大手財閥のシナルマスグループが共催します。

あわせて、タイのスタートアップと日本企業の協業に向けた取り組みも始めています。この1年で日本の大手企業による東南アジアのスタートアップへの関心は飛躍的に高まっています。タイでは新興国特有の課題を克服するスタートアップが出てきていますが、テックドリブンなケースが少なく、プロダクトの品質向上や差別化が難しいため、日本企業の技術やノウハウが生かせる事例が出てきています。

日本は世界の市場の一つでしかない。一番いい場所を選んで起業すべき

最後に、ビジネスパーソンではないので偉そうなことは言えませんが、日本だけでなく世界で一番いい場所を選ぶ、という考え方をお伝えしたいと思います。

タイ発のICOユニコーンであるOmise創業者の長谷川潤さんは、ASEANという成長市場と共同創業者の人脈からタイでの起業を選びました。長谷川さんは「もし日本で始めていたら成功できなかった」と言っています。

もちろん日本で頑張るのもいいし、日本の官僚である私としても嬉しいです。日本は現時点で市場規模が大きく、起業するならまずは生まれ育った日本から、という考え方も理解できます。しかし、日本で起業して日本の投資家から資金を調達すると、日本で成功するまで海外進出に慎重となり、いざ海外に出ると日本でしか通用しない組織やサービスゆえに通用しない、という失敗例をよく目にします。

笑い話に近いですが、私がタイで出会った日本のスタートアップの中には、悪い意味で日本の大企業と変わらないと思うことも少なくありません。

30年前は世界に占める日本のGDP比率は20%近くありましたが、いまは5%程度に過ぎません。日本は世界の市場の一つにすぎないわけです。起業家が思い描く成長戦略を実現するために、「いつ」「どこで」起業や海外展開をすべきかを考える必要があります。本来どこで事業を行うかは、事業内容やチームに並ぶ重要要素ですが、「まずは日本で成功する」が当然の前提になっていることが多い印象です。

日本は横並び意識が強いので、海外で挑戦して突出した成功を収めるスタートアップが出てくれば、それに続く企業も増えていくと思います。私は、ABEJAがタイに乗り込んできたとき、「野球でいう野茂や大谷になって欲しい」と話したことがありましたね。それはABEJAがリスクを負って海外展開した以上、ぜひ次のスタートアップが続く成功事例になって欲しいと願ったからです。スタートアップの成長戦略が多様化していくことを願っています。


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タイの日常風景=2019年春

タイは東南アジアで事業拠点を構えるには良い国の一つです。

バンコク都市圏に多様な企業、工場、ハブ空港、エンタメなどあらゆる機能が集約化されています。日本でいうと、東京、大阪、名古屋がすべて合わさったイメージです。最近は、シンガポールでなく、タイを地域統括拠点として選ぶスタートアップも出てきています。何より、インドネシアなどに比べ、タイは外資企業に優しい国ですので、外国人創業のスタートアップも多いです。

また、B2Cビジネスでも大きなチャンスがあります。スマホの普及率が高く、平均視聴時間は世界有数の1日9.5時間。例えばLINEが占める市場占有率は非常に高く、日本で展開していないLINE TVも運営し、動画コンテンツを自社制作しているのは世界でもタイだけと聞いています。

日本のスタートアップがタイに本気で進出されたり、大手企業がタイのスタートアップと本気で協業したい場合には、最大限のサポートをしますので、遠慮なくご連絡ください。

インタビューを終えて

タイで寺川さんに会うまでは、経産省のキャリア官僚というと、そつがない感じでベンチャー企業の人間と気軽に会話するようなイメージはありませんでした。寺川さんが、起業家のように大きなビジョンを立て泥臭く周囲を巻き込んで邁進する姿にそれまでの官僚のイメージががらりと変わったのを覚えています。

財閥と聞くと、大企業だから意思決定も遅いのだろうと想像する人も多いと思います。寺川さんの話からは、そうしたイメージが思い込みだと分かりました。自分たちに一番いい場所がどこかを見極め、これだけは強いという競合優位性とスピード感でチャンスをつかんでいくとともに、次の世代に日本ブランドを引き継げるよう努力したいと改めて思いました。

【ベンチャーの海外進出Tips】

1. 日本企業よりも財閥の意思決定は早い

○ その場で意思決定できるスピード感がなければならない

2. 本当の専門性が求められている

○ ほかにはない差別化できる強みをもって相手に臨む

3. 日本は世界の市場の一つだという意識で市場を選ぶ

○ 実現したいことがどの市場だと最も実現しやすいのかから考える


http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%81%a7%e3%80%8c%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%83%96%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%89%e3%80%8d%e3%81%ae%e5%9c%b0%e7%9b%a4%e6%b2%88%e4%b8%8b%ef%bc%9f-%e8%8b%a5%e6%89%8b%e5%a4%a7%e4%bd%bf%e9%a4%a8%e5%93%a1%e3%81%8c%e3%83%99%e3%83%b3%e3%83%81%e3%83%a3%e3%83%bc%e3%81%a8%e5%88%87%e3%82%8a%e6%8b%93%e3%81%8f%e6%9c%aa%e6%9d%a5/ar-AAI3fdU?ocid=ientp#page=2

http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/398.html#c17

[リバイバル3] 錯聴 (auditory illusion) _ 音の錯覚 中川隆
35. 中川隆[-11116] koaQ7Jey 2019年10月01日 06:33:30 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1704]
2014年02月04日 サイエンス
音楽によって「時が止まったような瞬間」が生まれるメカニズムとは?
https://gigazine.net/news/20140204-how-hijack-subjective-time/

時計で計測できる「客観的時間」は誰にでも一定ですが、素晴らしい音楽を聞いていると時間の流れ方を早く感じたり短く感じる「主観的時間」があります。そんな主観的時間が流れるスピードや感じ方を音楽によって操作する仕組みを、作曲家でスタンフォード大学教授であるジョナサン・バーガー氏が解説しています。

How Music Hijacks Our Perception of Time - Issue 9: Time - Nautilus
http://nautil.us/issue/9/time/how-music-hijacks-our-perception-of-time



バーガー氏は40年前にシューベルトの弦楽五重奏曲ハ長調を聞いた時、「時間が失われて停止したような、圧倒的に強烈な感覚を体験した」とのこと。その経験から音楽が時間を操作できることを学んだバーガー氏は、「主観的時間」の操作について調査や研究を始めました。

日常の中でも、バーでスローテンポの音楽をかけると、お客さんは楽しい印象を受けるので長居するようになり、ドリンクの売上が増えるようになるとのこと。また、スーパーマーケットでスローな音楽をBGMに設定すると顧客の滞在時間が38%延びたという研究結果も出ています。


また、2004年にRoyal Automobile Club財団は熱狂的なテンポが運転手の正常な速度感覚に干渉してスピードを上げさせるとして、リヒャルト・ワーグナーの「ワルキューレの騎行」を、運転中に聞くと最も危険な音楽であると判断しています。

音楽によって極度に知覚を左右されているような状態の時、神経科学の見地では、人間は自ら前頭前皮質の活動、特に「自己」に関するエリアの機能を一時的に停止させていると考えられています。神経科学者のイラン・ゴールドバーグ氏によると「一時的に自己喪失に陥っている時、人はクリアな神経相関物を受け取ることになります。そのため前頭前皮質は流れてくる音楽の重要性を再評価しています」と述べており、音楽が時間が止まっているような「禅」に似た状態を生み出す場合があるとのこと。


音楽は脳のある部分を占領することができるわけですが、作曲家はその効果を意識したテンポを「アダジエット」「レンティッシモ」「アレグロ・マ・ノン・トロッポ」という風に楽譜に起こすことができます。バーガー氏が最も気に入っている速度標語は「テンポ・ルバート」で語源のイタリア語が表す通り、「時間を盗む」ことができると話しています。


主観的時間をゆがめることに長けている作曲家としてはアントン・ブルックナーやオリヴィエ・メシアンなどが挙げられますが、シューベルトは一時的ながら主観的時間の根本的なコントロールに成功している作曲家だとバーガー氏は解説しています。

シューベルトのような「長-短-長」のリズミカルなテンポや、「同じテンポの反復」といった音楽は主観的時間の“ハイジャック”に効果的とのことです。音楽の聞こえ方による主観的時間の感じ方は人によって異なりますが、バーガー氏は音楽の科学的な脳への影響を意識して音楽記号を配置することでまるで時間を操るような効果を生み出すことができると主張しています。
https://gigazine.net/news/20140204-how-hijack-subjective-time/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/756.html#c35

[リバイバル3] 音楽は脳にどのような影響を及ぼすか _ ーストレスを軽減させ、作業効率を高めるBGMの脳科学 中川隆
1. 中川隆[-11115] koaQ7Jey 2019年10月01日 06:36:35 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1705]
2019年03月04日 サイエンス
音楽を聴くと創造力が損なわれるという研究結果
https://gigazine.net/news/20190930-old-people-new-music/

仕事や勉強のときに音楽を聴くことが習慣になっている人も多いはず。しかし、環境音は妨げにならない一方、音楽を聴くことは創造性に大いに害を与える可能性があるという研究結果が報告されています。

Background music stints creativity: Evidence from compound remote associate tasks - Threadgold - - Applied Cognitive Psychology - Wiley Online Library
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/acp.3532

How listening to music “significantly impairs” creativity | Lancaster University
https://www.lancaster.ac.uk/news/-how-listening-to-music-significantly-impairs-creativity

Listening to music may be damaging your creativity
https://newatlas.com/listening-music-damaging-creativity/58668/

セントラル・ランカッシャー大学のエマ・スレッドゴールド主任研究員率いる研究チームは、同大学に所属する英語を母国語とする成人男女数十人を対象に3回の実験を行いました。それぞれの実験で参加者にはCRATと呼ばれる創造性を計る単語パズルを解いてもらい、スコアを計測しています。実験では静かな環境でCRATを行った後、(1)外国語の歌が入った曲、(2)歌の入っていない曲、(3)母国語の歌が入った曲、という3種類の曲を聴きながら再びCRATを解いてもらっています。3つの実験から、どのような種類の音楽を聴いていても、音楽を聴かない場合の方がCRATのスコアが高くなる、つまりは創造性が豊かになることが判明しています。


3回の実験全てにおいて、静かな環境でのCRATの結果に比べ、音楽を聴きながらCRATを行うと、歌の有無や聞き取れる歌詞かどうかにかかわらず被験者のスコアは著しく低下しました。また、母国語の歌が入った曲を聴きながらCRATを行った被験者が「音楽のおかげで調子が良い」と主張した場合であっても、歌を聞かずにCRATを行った際の方がスコアは高かったそうです。

さらに、「Quiet(静かな環境)」「Music(母国語の歌が入った曲を聴きながら)」「Library Noise(タイピング音やコピー機の音などの環境音がする場所)」でテストを行ったところ、CRATのスコアは以下のグラフのようになりました。スコアは数字が大きいほど結果が良いということを示しています。母国語の音楽を聴きながらテストを行った場合、静かな場所や環境音の中でテストを行うよりも明らかにCRATのスコアが低くなっており、つまりは創造性に悪影響が出ていることがわかります。



論文では、「実験によると、有声無声、好きな曲か嫌いな曲かに関わらず、静かな環境に比べるとBGMを聴きながらのCRATの結果は悪くなることが明らかになっています。この結果は音楽を聴くことは創造力を損なうという証拠になり得ます」と述べられています。
https://gigazine.net/news/20190930-old-people-new-music/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/934.html#c1

[リバイバル3] 聴覚は幼少期に体験した聴覚手掛かりから発達する 中川隆
1. 中川隆[-11114] koaQ7Jey 2019年10月01日 06:38:06 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1706]
2019年09月30日
なぜ年を取ると新しい音楽を受け入れられなくなるのか?
https://gigazine.net/news/20190930-old-people-new-music/

なぜ年を取った人はいつも同じような音楽を聴く一方で、新しい音楽には興味を持たないのか、そして年を取ったミュージシャンが「以前のようには曲を作れない」と言い出すのか、ノックス大学心理学教授のフランク・T・マカンドリュー氏が学術系ニュースサイト・The Conversationで考察を披露しています。

Curious Kids: Why do old people hate new music?
https://theconversation.com/curious-kids-why-do-old-people-hate-new-music-123834



マカンドリュー氏の父親は、マカンドリュー氏が10代のころ好きだった音楽にあまり興味を持たなかったそうです。そして、その態度は父親が80代になっても変わらず、「新しい音楽」とは呼べないビートルズの曲を使ったCMを見て「いまの音楽は好きじゃない」と言っていたとのこと。マカンドリュー氏は、この傾向が自分の父親だけではなく、年配の人にはよくみられるものであることを知り、その原因を探りました。

1つは、生物学的に、コードやリズム、メロディの微妙な違いを聞き分ける能力が年齢とともに低下するからだと考えられます。音楽の好みというのは10代前半に固まりはじめ、20歳ごろにがっちりと固まるので、この期間に耳にするヒット曲は、同じ世代の中では一生人気が続く可能性が高いです。一方、33歳になるころには新たな音楽を聴くことはほぼなくなります。このため、それ以降に新たに耳にした、自分があまり知らない音楽はすべて同じように聞こえてしまっていることが考えられます。


もう1つ、マカンドリュー氏がこれではないかと考えているのは「単純接触効果」です。単純接触効果とは、苦手だったり興味がなかったりしたもので、何度も見聞きしているうちに好きになっていくという効果のこと。若いうちは音楽を聴いたりミュージックビデオを見たりする時間が多いので、お気に入りのアーティストをより身近に感じていきます。ところが、年を取るにつれて、仕事が忙しくなったり、家族のことに時間を取られたりして、新たな音楽に触れる時間が減少していき、「単純接触効果」で好きになるほど聴くことがなくなるので、自由な時間が余っていたころに聴いていたお気に入りの曲を聴き続けることになる、というわけです。

また、マカンドリュー氏によると、10代のころに経験した感情は、10代以降に経験するものよりも強く感じるという心理学の研究結果があるとのこと。これにより、10代のころに聴いた音楽ほど、強く記憶に残って愛するものになっているという可能性があります。

なお、「自分の子どもが演奏していたので新しい音楽を好きになった」という自身の体験から、マカンドリュー氏は親の世代に新たな音楽を気に入ってもらうことは不可能ではないと締めくくっています。
https://gigazine.net/news/20190930-old-people-new-music/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/991.html#c1

[リバイバル3] 音楽は脳にどのような影響を及ぼすか _ ーストレスを軽減させ、作業効率を高めるBGMの脳科学 中川隆
2. 中川隆[-11113] koaQ7Jey 2019年10月01日 06:40:48 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1707]

Study Finds No Evidence for Cognitive Benefits of Music Ed - YouTube動画
https://www.youtube.com/watch?v=oqSY3INIxAs

2013年12月16日
モーツァルトを聴かせても子どもの知能は上がらないことが研究で判明
https://gigazine.net/news/20131216-doesnt-work-mozart-effect/

幼い頃から音楽を聞かせたり、ピアノを習わせることで子どもの知能に良い影響が出る、という考えのことを「モーツァルト効果」と呼び、10人のアメリカ人のうち8人はこの効果を信じているという統計結果が出ています。この「モーツァルト効果」についてハーバード大学教育学研究科の学生であるサミュエル・メヘルさんが研究を行い、「音楽を聞かせることは子どもの知能に影響を与えない」ということが判明しています。

PLOS ONE: Two Randomized Trials Provide No Consistent Evidence for Nonmusical Cognitive Benefits of Brief Preschool Music Enrichment
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0082007

サミュエル・メヘルさんの研究結果を報告するムービーは以下から確認できます。

Study Finds No Evidence for Cognitive Benefits of Music Ed - YouTube


音楽教育の子どもの知能に対する影響を研究したサミュエル・メヘルさん。1993年のネイチャーの論文からも「モーツァルト効果」という言葉は使用されており、10年ほど前から「音楽が知能に良い影響を与える」という説が存在しているとのこと。



長年の経験からメヘルさんは、「音楽教育が子どもの認識能力を強化するか?」ということに対して疑問を持っていました。



メヘルさんによると、成人したアメリカ人の内の80%は音楽教育が認識能力に良い影響を及ぼすと考えているとのこと。



そこでメヘルさんは2つの実験の実施しました。1つ目の実験は、もともとの特性(ボキャブラリー・感受性・家族の所得など)に差が出ないように4歳の子どもを29人集め、ランダムに音楽または視覚芸術のクラスに割り当て、週に45分のレッスンを6週間受けさせるというもの。そして6週間後に子どもたちの4つの特定分野をテストして結果を見るというもの。この時IQテストが使用されなかったのは子どもの認識能力をより正確に判断するためです。



4つの特定分野のテストとは「ボキャブラリー」「数字識別」「視覚分析」「空間把握」に関するもの。29人の子どもたちのテストの結果では、音楽クラスの子どもたちには地図を使った「空間把握」のテストで他に比べて上昇が見られましたが、全体的には認識能力に著しい影響を与えているという相関性は表れませんでした。



2つ目の実験では、1つ目の実験と同様に特性や性能に差が出ないように集めた子どもたちを7〜8人ずつ、「音楽」「視覚芸術」クラスに加えて「クラス無し」の3グループに割当てました。



6週間のクラスの後に、子どもたちに同じ4つのテストを受けさせたところ、どの分野においても1つ目の実験と同様に、6週間の音楽レッスンが認識能力に対して影響を及ぼしているという結果は表れませんでした。



この実験の結果から、メヘルさんは、「モーツァルト効果」の知能への影響に対する1つ目の結論として、「実証された証拠に基づいた説ではない」と話しており……



2つ目の結論として、「知能への影響はない」と断言。少なくとも、子どもの知能を伸ばしたいと希望する親は、無理に音楽教育を受けさせても、知能が磨かれることはないとのこと。



しかし、メヘルさんは3つ目の結論として、「音楽教育が、本質的かつ外面的に正当化される」と話しています。音楽教育を受けさせることは、人間の感情や、異文化を学ぶ良いツールであり、感性を伸ばすことは間違いないようです。
https://gigazine.net/news/20131216-doesnt-work-mozart-effect/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/934.html#c2

[昼休み54] ロリコン男は何を考えているのか? _ ロリコン向けラブドールの世界 中川隆
95. 中川隆[-11112] koaQ7Jey 2019年10月01日 07:24:16 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1708]

ナイジェリアで人身売買
「赤ちゃん工場」摘発
2019/10/1 05:01 (JST)10/1 05:10 (JST)updated
©一般社団法人共同通信社


 【ナイロビ共同】ナイジェリアからの報道によると、警察当局は9月30日、最大都市ラゴスで妊娠中の女性19人と赤ん坊4人を保護し、女性たちを監禁していた女2人を逮捕したと発表した。女性たちを無理やり妊娠させ、生まれた赤ん坊を売買する「赤ちゃん工場」だったと地元紙は報じている。

 警察によると、保護された女性は15〜28歳の地方出身者。「ラゴスで仕事があるとだまされ、連れてこられた」と話している。携帯電話を取り上げられ、建物の外に自由に出られなかった。複数の男に性行為を強要されて妊娠したという。

http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/270.html#c95

[近代史3] 神道の事を単なる儀式であって宗教ではないと思っている天皇一族には理解できない神道の世界 中川隆
11. 中川隆[-11111] koaQ7Jey 2019年10月01日 08:08:40 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1709]

日本古来の村の背後に必ず「姿の良い山がある」
そしてその山の麓に鎮守の森があって、それが等しく街村の裏手や奥に鎮座する村氏神を構成している

三輪山 - YouTube動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E4%B8%89%E8%BC%AA%E5%B1%B1


■■マチ ――日本的集落の構成原理に関するエッセイ
薗田 稔
http://www.kuniomi.gr.jp/togen/iwai/sanoda2.html
 

「季刊 悠久」(第83号、鶴岡八番宮悠久事務局、平成12年10月)

 

■はじめに

 

 この小論を書くに当たって、久しぶりに柳田国男の『時代ト農政』を緩いているうちにふと少年時代のなつかしい記憶が鮮やかによみがえった。中学生の夏休み課題研究に「都市の発生」というテーマをとりあげ、数日のあいだ町の図書館に通いつめて城下町や門前町など、いくつかの類型をまとめてみたという思い出である。その頃に都市への関心が芽生えていたとして、もし当時この柳田の著作に触れていれば、少しは早く関心を深めることができたかも知れない。もっとも幼稚な知力では、柳田の周到な立論に到底歯が立たずに終わったにちがいない。それは、大人になって一度確かに読んだはずなのに、今また改めて通読すると、いまさらに柳田の先見的洞察の鋭さと確かさに驚かされたからである。顧みてみずからの愚鈍さを恥じつつ、大先覚に導かれて一考を供したい。

 

■一、都市化の文明と町づくりの文化

 

 明治以来の都市計画のなかに、はたしてどれほど日本在来の集落形成への配慮があったのか。専門を異にする筆者にこの点を確認する余力はないが、おそらくは殆ど皆無ではなかったろうか。文明開化を旗印にした西欧化の大波は都市改造にも及んで、東京、京都、大阪をはじめ全国大小の都会が鉄道の開通から駅周辺を中心に、もっぱら欧風の街路を模倣するばかりに汲々として、そこには近世に培ったはずの町並み文化を活かす気配が少しも見出だせないのではなかったか。しかもその傾向は、第二次大戦後の焦土と化した都市の復興にも更に強まり、今度はアメリカ風のもっぱら産業経済の効率化のみを追求した無機的な都市改造が推し進められて、今では国内どこの都市をみても、およそ無表情なコンクリート・ジャングルやヒート・アイランドばかりの羅列と化してしまっている。そこには、それぞれ土地の風土に根付いた個性的な景観を活かし、伝来の地方色豊かな町衆文化を更に高めることで、おのずから住民の文化的な帰属意識を高めるような配慮が少しも感じられない。要するに、いわゆるグローバル化を至上とするアメリカの資本主義文明を上質の文化とはきちがえて、日本の大都市がますますアメリカ化しつつ文化的個性を喪失してしまっている。およそ文化とは永い歴史風土に培われてこその伝統的個性のものである。たとえ経済が破綻しても民族は滅びないが、文化を喪失すれば民族は滅びてしまう。自動車や電話がグローバル化するように、情報言語に便利だからといって日本語を英語にすげ替えるならば、日本文化が破壊され、日本人の国際的自負も失われよう。

 国内の大都市がますます文明のグローバル化を強めるなかで、それに立ち後れる地方の小都会が辛うじて伝存してきた文化的個性を今や逆手にとってマチおこしの武器にし、大都市民が見失った生活共同の潤いと魅力を発揮しようとしているというのが、現今の実情ではあるまいか。

 柳田は、明治四十二年二月の「町の経済的使命」と題する講演のなかで「大体日本の町の発生にはよほど欧羅巴の多くの町と異なった点がある」とし、「西洋の町は其発生の当初から町自身の為の町でありましたが、日本の町は本来一郷一荘園の便宜の為に作ったもの」であり、また「日本では町と村とは決して類の差ではありませぬ。一郷の中心を為す町区域の比較的よく発達した所が自ら町と称し、其他のものが村と称するに過ぎないのです。所謂京に田舎ありで、大多数の町では些も農業をやらぬと云ふ町は有りませぬ。(中略)従って町と称しながら三方里五方里の大地域を含み深山を含むといふことば、名義上をかしいやうではありますが、そこが我國の特色で又町行政の問題の今後一層研究せられねばならぬ点であります」とも指摘し、さらに「寧ろ嘗て発生した町を健全に育成して、個々の盆地に或程度迄の割拠経済を容さねば、大市街ばかりが振って田舎の衰微を免かれぬことンなるの興があります」とまで警告している。翌年公刊の『時代ト農政』の第三章に所収のこの講演のなかで、柳田は早くも日本に特有の集落原理に基づいたマチづくりを提唱しているのである。

 その当時からすでに九十年を経て、時代は予想をはるかに超えた社会変化を来した今において柳田のこの提唱がいかに活かせるかはともかくとして、少なくとも日本古来の精神文化にふさわしいコミュニティ原理の一端を検討してみたい。

 

■二、農村集落のコミュニティ原理

 

 柳田が指摘している日本の町とは、平安時代後半から発達した私領の荘園ごとに自立してきた地方経済に沿って自ずから成立した交易の市ないし市場を起源とするコミュニティのことである。広範囲にわたる山野を含む中世荘園がやがて複数の農業集落を形成するなかで、荘園を管理する政所とか仮屋の付近には必ず町屋や市場が出来、これがマチの原型のひとつだという。

 わたしは、柳田の指摘する経済史的な日本に固有の町の発生因のほかに、もうひとつ遡った日本人の生活史的な文化の要因をも考えてみたい。それが、住民たちの生業や生活を支え、しかも安住の心を満たすべき心象風景たる家郷景観ともいうべき集落形成因である。具体的には、灌混用水の水源とも狩猟採集の資源ともなる里山や奥山が、また神々や祖霊が鎮まる霊性の世界でもあって、その象徴的な延長なり派生が集落に接する〈鎮守の森〉だという、今でもなお全国の古い集落の村や町にほぼ等しく見出だされる景観に着目してみたいのである。

 かつて農村工学の神代雄一郎は、日本の風土や文化にふさわしい農村のコミュニティ原理を発見するための実態調査を積み重ねるなかで、中国大陸や欧米に広く営まれてきた「広場村」つまり集落の中心に公共的な広場をもつコミュニティとは極めて対照的な「街村」、つまり一本の道路の両側に家並みが連なるという、彼が「紐状集落」と名付けた集落形成が日本の農村にほぼ共通する特色であることを見出だしたが、さて彼が当惑した点は、この街村を住民たちのコミュニティたらしめる公共の中心がどこに発見されるかということであった。近年しきりに国内各地で発掘される弥生時代の環濠集落も含めて大陸的な広場村であれば集落中央に共同の広場があって、現存する史的形態ではそこに集会のホールや神殿ないし教会の施設が歴然とコミュニティの中核を明示するが、彼のいう日本の「紐状集落」には、日本語のムラの語源である家々のムレ(群れ)を成すにしてもそのムラを統合する中心施設がその内部に見当らないことに、彼は当惑したのであった。しかし苦心の末に神代がこの当惑を解消した結論は、村の背後にいずれも「姿の良い山がある」という命題であった。そしてその山の麓に鎮守の森があって、それが等しく街村の裏手や奥に鎮座する村氏神を構成しているという形態こそが、一見しては家々の群れでしかない農村集落が、それでも村落協同体を実現し保持する文化的な仕組みであることを、神代は発見したのであった。彼が論じるその仕組みとは、まず道路を挟む「向こう三軒両隣り」という六戸の近隣単位があって街村全体が「往還」ともいう表通りを日常的には〈社会経済軸〉にして、外部の他町村とも交流しているが、毎年の春秋などの氏神祭礼には街村の裏手に当たる鎮守の社を通して神体山の神が神興などの行列を成して出御し、集落の「往還」をいわば横断ないし縦断する形でその一角や耕地や或いは川岸や海浜の臨時祭場(仮宮・旅所)に招迎される。こうして祭礼において出現する氏神往復の「神の道」こそが非日常的な〈宗教軸〉であって、この際にこれが〈社会経済軸〉たる「往還」と交錯する地点がいわゆる「ちまた(巷=道股)」ともなって、そこに聖なる「市」が立つコミュニティの中心が出現するというわけである。

 

■三、神社と「市」の宗教的起源

 

 わたしは昭和五十六年から三年のあいだ、当時の九学会連合での「風土」を課題とする共同研究として奈良県の大和盆地全域の古典的な神社祭祀を踏査したことがある。その折りには、古代律令の神祇官祭祀に対応する古社群として、盆地を取り囲む奥山に祀る〈水分神〉と、周辺山麓に配置された〈山口神〉および盆地内に営まれた朝廷直轄の荘園ごとに祀られた〈御県神〉とが、大和盆地全体の地勢と水系に応じて有機的に配置され、全社が盆地の治水と灌漑を制する、いわば「風土祭祀」を構成していたことを明らかにしたのだが、実はこの調査でもうひとつ気付いたことは、奈良県内各地の集落に古く「市」を示す地名が多くあって、しかもその地にはそれぞれ古い由緒をもつ神社が近くに鎮座していることであった。

 たとえば、中山太郎が昭和五年に著した『日本民俗学3歴史篇』の「神社と商習慣」を論じた一章において、古代における市場と神社との密接な関係を指摘しており、記紀や風土記、万葉集などに登場する市場の多くが神社関係の地にあったのは、古代集落の住民生活が氏神社を中心とするものであったから、交易、売買の市場が神社の境内ないし隣接の地に開かれて神社の管掌に属していたのも当然だったと論じている。そして挙げられた事例には『古事記』に見る大和高市の市場が鴨事代主神社の付近であり、同じく十市の市場が畝傍山東北の十市御県神社の境内であり、また『雄略紀』にある河内古市郡の地名を成した餌香市も住吉神社の付近、『万葉集』で柿本人麿が長歌に詠んだ軽の市も軽神社に属するなどがある。さらに中山は、万葉集の歌垣の歌で有名な海石榴市や『枕草子』に載る「たつの市、あすかの市、おふさの市」なども神社に近いことを推察しているが、今では桜井市金屋に比定されている海石榴市は三輪山山麓の志貴御県神社の門前であり、たつの市は龍田神社に関係し、あすかの市も飛鳥坐神社の足下に市場を成したと思われる。そのほかわたし自身で確かめた例では、三輪山に祭神を祀る大神神社の門前集落に三輪市があったこと、および宇陀川沿いの宇太水分神社(中社)の門前町が「古市場」という地名で実際に近年まで定期市が立った名残りがあるなど。また名残りといえば、今は天理市と改名された旧丹波市町の中心街には今でも丹波恵比寿を祀る市神社に接する広小路が残っていて古い市町の家並みが存続している。

 なお、宇陀の古市場や三輪の市場には関係した神社とは別に市神社があって、丹波市と同様に市杵島姫神や恵比寿神を祀っているが、これらは中世以降に流行した市神を、氏神の祭礼市から定期市に発展するにつれて特に勧請したものと考えられる。なぜなら、たとえば三輪の古市場に鎮座する恵比寿神社が今でも大神神社の例大祭での神幸祭にはその御旅所となっているところをみると、おそらくは古来の祭礼で氏神を迎えてこそ成立した年に何度かの祭礼市であったものが、やがて月に三度か六度という、つまり三斎市か六斎市という定期市に発展するなかで市場に常在する市神を必要とする段階に恵比寿神を御旅所に勧請したという経過を、この事例が示しているからである。中山太郎も前掲の書中で市神としての恵比寿神のことに触れながら、たとえば、鎌倉・鶴岡八幡宮の境内に恵比寿神を勧請したのは『吾妻鏡』によると健長五年だが、その頃は鎌倉大町小町(マチとは市場の意)以外に、八幡の市が祭日ごとに立ったのだろうと推考している(同書一四一頁)。

 そもそも「市」は、古代社会にあっては交易自体が非日常的なアジールの聖なる場所に成立するものであって、それが宗教的起源のものであることは、たとえば民族学者の松村武雄がその大部な著書『宗教及び神話と環境』(昭和十九年刊)のなかで海外の研究報告などを交えて広汎に詳しく論じている。彼によれば、「実際すべての民族に於て、古くは市場は一の聖場であった」のであり、「前期的商経済」では取引そのものが呪術宗教的実修で聖性のものだが、「純粋商経済」では取引そのものは非呪術宗教的な実修で俗性的である。そして「前者から後者への推移期の商経済に於ては、取引それ自体は聖性的でないが、しかし神の管掌の下に行なはれることを不可欠としてゐる」(同書八九〇頁)と説く。松村は、日本におけるその事例については、中山太郎の前掲書が例にとりあげたものをほぼ全面的に踏襲しながら、「市日の起源が神社の祭日にあることは、市場のある所を町(マチ)と言った一事に徴するも明白である。(中略)即ち町の語源は祭の意味の転化であって、現に今日でも祭をマチと称へてゐるところは、各地にある」(前掲書一四四頁)という中山の文章を引用してその見解に賛意を示しているのである。

 

■四、マツリがムラのマチ化という集落原理

 

 日本の民俗語彙として、マツリがマチとも呼ばれ、またマチがイチと同義に使われてきたことは多くの例が示すところである。民間の年中行事である日特、月特、二十三夜待、庚申待のマチが事実上のマツリであることはいうまでもないが、たとえば関東の名だたる都下府中・大国魂神社の例大祭である「国府祭」は地元ではコウノマチと読み慣わし、また同じく相模一宮寒川神社を中心とする「国府祭」もやはりコウノマチと呼び慣わすのが土地の伝統である。さらに挙げれば、筆者の奉仕する埼玉県屈指の古社・秩父神社は、かつて神仏習合時代に妙見菩薩と習合して秩父妙見宮を名乗り、その大市が立つ大祭を「妙見祭」と書いてこれを妙見マチと言い古す地元民がまだ少なくない。この妙見祭は古くから師走に近い霜月の祭であり、少なくとも江戸中期から「蚕まつり」とも呼ばれて年末最後の絹の大市が立ち、しかも「妙見崩れ」という荒川沿いに秩父往還から中山道を江戸に向かい日を追って歳の市となる、その起点となるために関東から東北までの露天商が今でも千軒を超える「妙見の高市(タカマチ)」でもあるから、文字通り「妙見祭」は「妙見市」でもあった。

 一方、イチをマチと同義にして両語を言い換える例も枚挙にいとまない。特に近世の農村地帯に盛んであった「日限市」「特に月に三度の三斎市が立つ市場では、三日市、五日市、六日市、八日市、十日市などはいずれもイチともマチとも呼び慣わして地名になる例が多い。交易が盛んな土地では、六斎市が立って月に六度の定期市が立つような集落にはイチバともマチバ、あるいは村方にたいする町方とも称され、やがて常設市として市町を名乗るようになった。しかもそうした市町や市場町は近くの有力な神社の門前市に由来しているか、あるいは市場の一角に市神を祀って市の安全や繁栄を祈っている例が多いが「いずれにせよイチがマチであることは、ムラにとってのマチがすなわちマツリという祝祭の非日常的な時空間であって、人心が沸き立つような賑わいと交易や芸能が盛んに営まれるコミューナルな現象世界であることを意味している。日本語の二分範疇を使うならば、日常のケ(褻)の状態にあるムラ社会が時に非日常的なハレ(晴)のイチやマチの状態の実現をめざすことになる。その意味で、マツリは本来ムラのマチ化を指すのであって、それが盛んで力強いマツリであればあるほどムラに活気あるイチ化やマチ化をもたらすことになる。つまり本来のマチはムラの外にあるのではなく、まさにムラの内にこそあったのである。

 

■結びに代えて

 

 すでに本稿が予定の枚数を超えて直ぐにも論考を止めねばならないが、実はもう一つ言及すべき大事な論点がある。

 それは、柳田が「町と称しながら三方里五方里の大地域を含み深山を含む」といゝ、また神代が村の背後に「姿の良い山がある」といったように、日本の集落構成には周囲の自然風土や景観がコスモロジーとして参入してこそ家郷性を帯びたコミュニティが完成するという原理である。別に言いかえれば、古来日本人の神聖な秩序観念には、日常的なコスモロジーの中心を人工的な生活世界の中央に見える形で求めるのではなく、むしろ生活世界の「奥」ないし「源」とも言える周縁的に隠れた形に求めるという傾向が強いのである。そのことは、たとえば国語学の阪倉篤義など近年のカミの語源論の成果にみるように、日本語のカミには本来的に水源の山谷にひそむ隠れた生命的霊性を指す意味がある。偶像など形を見せぬ神霊は、豊かで清浄なカムナビ(神山)やモリ(杜)、ヒモロギ(神樹)やイワクラ(神石)などをヨリシロ(憑代)にして宿る精霊であって、里宮である神社も普段は深い鎮守の森こそが祭神が奥深く鎮まることを暗示する。

 

したがって村が町になり都市になって結果的に神社が市街地に囲まれても、基本的には鎮守の森深く鎮座する形で日常的には森の自然に籠もるという様式は変わっていない。そして住民たちは、大陸的な都市集落のように都心に天高く費える大聖堂の威容に安心するのではなく、むしろ周辺風土の豊かな自然の霊性を鎮守の森に迎え人れているというコスモス的な「奥」ないし「本源」という形象に、家郷としての精神的安定を得てきたことを見逃すべきではない。

 

 この点については、建築学の榎文彦や上田篤が都市の路地裏の神社や鎮守の森の意義に関連して論じてきたが、近年ではフランスの地理学者オギュスタン・ベルクが彼の邦訳書『空間の日本文化』(昭和六〇年)のなかで「奥」や「裏」を日本的空間の特性として本格的に論じているが、本稿では止むなく言及を割愛する。

 とにもかくにも鎮守の森が、日本的集落のコスモス的座標として、しかし集落の中央を占めるのではなく集落の周縁にその「奥」を構成し、しかも背後の住民生活を支える霊的な風土をも表象するという、いわばコミュニティ文化としての家郷の造形は、明治以来の都市文明化の大波にほぼ埋没してしまったかに見える。

 

 しかしながら近世中期に住民百万に達する大都市であった大江戸には八百八町の町人街の随所に、いわゆる「紐状集落」が密集してそれぞれ横丁の奥に鎮守の森が鎮座していたし、各所からはっきりと望見できた富士山は、いわば江戸町民にとっての神体山であったから、遥拝や登拝に不便な町では鎮守の境内に 「富士塚」という造り山を設けることさえした。

 大正九年(一九二〇)という近代に創建された明治神宮は、旧代々木御料地の約七十万平方米に及ぶ広大な土地に全国からの三六五種十万本の献木を植樹した一大人工林を神苑とするが、今では名実ともに大東京の総鎮守となったことは正月初詣での参拝者数の一事だけでも認められよう。その理由には、御祭神に明治天皇と昭憲皇太后という文字通り近代日本を象徴される尊い神霊をお祀りすることもさることながら、もう一つは大都会の一角を占める大森林の奥深くに鎮座する神宮のたたずまいそのものが、首都圏に住まう現代日本人の心にも伝えられた神聖に触れる古来の潜在意識に訴えるものがあるのではあるまいか。

 

(そのだ みのる・秩父神社宮司・京都大学名誉教授)

 

註:マチ――祭・市・町に関する次の3氏の鼎談は大変おもしろので是非御覧ください! 

薗田 稔(秩父神社宮司・京都大学名誉教授)

竹林征三(富士常葉大学 環境防災学部教授・附属風土工学研究所所長)

田代順孝(千葉大学園芸学部教授)

 
http://www.kuniomi.gr.jp/togen/iwai/sanoda2.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/124.html#c11

[リバイバル3] 廃墟と化した水上温泉 中川隆
140. 中川隆[-11110] koaQ7Jey 2019年10月01日 08:31:07 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1710]

2019年10月1日
【室伏謙一】過剰な「観光依存脳」が地域を、地域経済を破壊する


 最近「オーバーツーリズム」が関心を集めています。「オーバーツーリズム」とは、簡単に言えばある観光地に観光客が来すぎて、その地域の住民の日常生活の障害になったり、ゴミ問題等の社会的に問題を発生させたり、文化財等の保護や維持管理に支障を来したりしている状況の総称です。日本で言えば京都がその代表格でしょうか。(そんなもので代表格と言われたくはないと思いますが。)

 京都におけるオーバーツーリズムの典型例といえば、まずはバスが大きなキャリーバッグを持った外国人観光客で溢れかえり、京都の一般市民がなかなか乗車できないことがありますね。その他にも、桂川の渡月橋の周辺は外国人観光客で溢れかえっているのみならず、外国人観光客をターゲットにした新たな店舗が出店して、そうした店ばかりの外国人観光客街になってしまっていることもあります。外国人観光客がいっぱいでお店は儲かっていいじゃないか!と考えてしまうそうですが、彼らは彼らのペースで動くので自動車やバスのみならず、歩行者も通行に支障をきたしていますし、ゴミ問題もありますし、そもそも新たな店舗はどこの資本なのかといった問題もあります。

 ヨーロッパでもオーバーツーリズムは以前より問題になっており、既に対応策が検討され、持続可能な観光のための指標(ETIS: European Tourism Indicators System for sustainable destination management)がEUにより作成されています。

 地元住民の生活を圧迫し、害してまで観光観光とは、頭がおかしいとしか言えませんね。地元の人々の生活、生業があっての観光、その上に成り立っている観光ですからね。今やお土産品程度にしか扱われなくなっているものも多い伝統工芸品についても、その土地の人々の生活と密接に関わるもの、生活の一部。それを観光観光と言って人々の日常生活を破壊してしまったら、貴重な観光資源の一つでもあるその伝統工芸品が途絶えてしまうかもしれません。

 さて、そんな観光、外国人観光客をターゲットにした観光政策は、小泉政権の時から強力に推し進められるようになり、民主党政権下でも同様に推進され、安倍政権になってからはさらに強力にというより、あらゆるものがと言ってもいいぐらいに観光と結びつけられ、地域再生(現政権の言葉で言えば地方創生)の鍵は観光しかない、観光にあらずんば経済政策にあらずと言われんばかりの状況です。

 さらに現政権は、経済産業省を中心にとにかく新しい産業、新しい商品、新しいサービスと、バカノヒトツオボエのように唱えており、地域の経済や雇用を支えている地場産業の長年の努力や蓄積・実績は二の次三の次、その産業は10年後は生き残れないから新しいことをやれ、新産業に道を譲って退場しろ、誰でもいいから事業を承継してもらって新しいことをやってもらえ、そんな方向になっています。

 そしてその新しい産業や商品、サービスといったものがほとんどすべて観光と結びつけられるようになっています。

 そうなればどうなるか、地域の経済構造、社会構造はこれまでなかった観光志向に半ば強制的に転換を余儀なくされ、元々の地場産業があったからこそ強固で持続可能であった経済・社会構造は破壊されていきます。その典型例は、これは始まりは現政権下ではありませんが、東日本大震災の被災地です。巨大な津波や地震により地域の基幹産業や地場産業を破壊された被災地、当然そうした産業の再建に早急に着手しなければいけなかったわけですが、それには時間がかかります。ならば手っ取り早く日銭を稼ごう!といった感じの認識で進められたのが被災地観光でした。もちろんそれを推し進めようとしたのは政府です。被災地の産品を買って、被災地に観光に行ってお金を落として被災地を支援しよう、そんな空気が日本中に満ちていましたね。観光なんてやったことがない地域の人たちが、外からやってきたコンサルタント等の指導も受けながら見よう見まねで観光に取り組みました。観光というより支援の意味合いが強かったところ、多くの人が訪れたようです。

 しかし、震災から年月が経ち、被災地の復興が進めば被災地観光の観光客は当然減っていきます。物も売れなくなります。そもそも観光が地域の産業ではなく、地域の人々も観光産業に従事したことがない人がほとんどなわけです、観光目的より支援目的で訪れていた人がほとんどなわけですから、当然といえば当然です。ところが、地域の産業の再建を優先した地域は別段、それよりも観光への依存を強めてしまった地域は震災以前への回帰は難しくなります。それでも国は観光を、民主党政権下よりもより強力に政策的に進めていますから、そこから抜け出せなくなっていく・・・更に、国の負担で派遣された怪しげなコンサルタントや専門家に振り回され、追加料金で吸い取られ・・・疲弊への負のスパイラルは止まるところを知りません・・・
https://38news.jp/politics/14686
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/624.html#c140

[近代史3] 訪日外国人による観光公害 地元住民の被害は限界 中川隆
7. 中川隆[-11109] koaQ7Jey 2019年10月01日 08:31:36 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1711]

2019年10月1日
【室伏謙一】過剰な「観光依存脳」が地域を、地域経済を破壊する


 最近「オーバーツーリズム」が関心を集めています。「オーバーツーリズム」とは、簡単に言えばある観光地に観光客が来すぎて、その地域の住民の日常生活の障害になったり、ゴミ問題等の社会的に問題を発生させたり、文化財等の保護や維持管理に支障を来したりしている状況の総称です。日本で言えば京都がその代表格でしょうか。(そんなもので代表格と言われたくはないと思いますが。)

 京都におけるオーバーツーリズムの典型例といえば、まずはバスが大きなキャリーバッグを持った外国人観光客で溢れかえり、京都の一般市民がなかなか乗車できないことがありますね。その他にも、桂川の渡月橋の周辺は外国人観光客で溢れかえっているのみならず、外国人観光客をターゲットにした新たな店舗が出店して、そうした店ばかりの外国人観光客街になってしまっていることもあります。外国人観光客がいっぱいでお店は儲かっていいじゃないか!と考えてしまうそうですが、彼らは彼らのペースで動くので自動車やバスのみならず、歩行者も通行に支障をきたしていますし、ゴミ問題もありますし、そもそも新たな店舗はどこの資本なのかといった問題もあります。

 ヨーロッパでもオーバーツーリズムは以前より問題になっており、既に対応策が検討され、持続可能な観光のための指標(ETIS: European Tourism Indicators System for sustainable destination management)がEUにより作成されています。

 地元住民の生活を圧迫し、害してまで観光観光とは、頭がおかしいとしか言えませんね。地元の人々の生活、生業があっての観光、その上に成り立っている観光ですからね。今やお土産品程度にしか扱われなくなっているものも多い伝統工芸品についても、その土地の人々の生活と密接に関わるもの、生活の一部。それを観光観光と言って人々の日常生活を破壊してしまったら、貴重な観光資源の一つでもあるその伝統工芸品が途絶えてしまうかもしれません。

 さて、そんな観光、外国人観光客をターゲットにした観光政策は、小泉政権の時から強力に推し進められるようになり、民主党政権下でも同様に推進され、安倍政権になってからはさらに強力にというより、あらゆるものがと言ってもいいぐらいに観光と結びつけられ、地域再生(現政権の言葉で言えば地方創生)の鍵は観光しかない、観光にあらずんば経済政策にあらずと言われんばかりの状況です。

 さらに現政権は、経済産業省を中心にとにかく新しい産業、新しい商品、新しいサービスと、バカノヒトツオボエのように唱えており、地域の経済や雇用を支えている地場産業の長年の努力や蓄積・実績は二の次三の次、その産業は10年後は生き残れないから新しいことをやれ、新産業に道を譲って退場しろ、誰でもいいから事業を承継してもらって新しいことをやってもらえ、そんな方向になっています。

 そしてその新しい産業や商品、サービスといったものがほとんどすべて観光と結びつけられるようになっています。

 そうなればどうなるか、地域の経済構造、社会構造はこれまでなかった観光志向に半ば強制的に転換を余儀なくされ、元々の地場産業があったからこそ強固で持続可能であった経済・社会構造は破壊されていきます。その典型例は、これは始まりは現政権下ではありませんが、東日本大震災の被災地です。巨大な津波や地震により地域の基幹産業や地場産業を破壊された被災地、当然そうした産業の再建に早急に着手しなければいけなかったわけですが、それには時間がかかります。ならば手っ取り早く日銭を稼ごう!といった感じの認識で進められたのが被災地観光でした。もちろんそれを推し進めようとしたのは政府です。被災地の産品を買って、被災地に観光に行ってお金を落として被災地を支援しよう、そんな空気が日本中に満ちていましたね。観光なんてやったことがない地域の人たちが、外からやってきたコンサルタント等の指導も受けながら見よう見まねで観光に取り組みました。観光というより支援の意味合いが強かったところ、多くの人が訪れたようです。

 しかし、震災から年月が経ち、被災地の復興が進めば被災地観光の観光客は当然減っていきます。物も売れなくなります。そもそも観光が地域の産業ではなく、地域の人々も観光産業に従事したことがない人がほとんどなわけです、観光目的より支援目的で訪れていた人がほとんどなわけですから、当然といえば当然です。ところが、地域の産業の再建を優先した地域は別段、それよりも観光への依存を強めてしまった地域は震災以前への回帰は難しくなります。それでも国は観光を、民主党政権下よりもより強力に政策的に進めていますから、そこから抜け出せなくなっていく・・・更に、国の負担で派遣された怪しげなコンサルタントや専門家に振り回され、追加料金で吸い取られ・・・疲弊への負のスパイラルは止まるところを知りません・・・
https://38news.jp/politics/14686
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/527.html#c7

[近代史3] 外国人が増えると嬉しいか? _ 外人観光客誘致は日本を貧しくしている 中川隆
12. 中川隆[-11108] koaQ7Jey 2019年10月01日 08:32:02 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1712]

2019年10月1日
【室伏謙一】過剰な「観光依存脳」が地域を、地域経済を破壊する


 最近「オーバーツーリズム」が関心を集めています。「オーバーツーリズム」とは、簡単に言えばある観光地に観光客が来すぎて、その地域の住民の日常生活の障害になったり、ゴミ問題等の社会的に問題を発生させたり、文化財等の保護や維持管理に支障を来したりしている状況の総称です。日本で言えば京都がその代表格でしょうか。(そんなもので代表格と言われたくはないと思いますが。)

 京都におけるオーバーツーリズムの典型例といえば、まずはバスが大きなキャリーバッグを持った外国人観光客で溢れかえり、京都の一般市民がなかなか乗車できないことがありますね。その他にも、桂川の渡月橋の周辺は外国人観光客で溢れかえっているのみならず、外国人観光客をターゲットにした新たな店舗が出店して、そうした店ばかりの外国人観光客街になってしまっていることもあります。外国人観光客がいっぱいでお店は儲かっていいじゃないか!と考えてしまうそうですが、彼らは彼らのペースで動くので自動車やバスのみならず、歩行者も通行に支障をきたしていますし、ゴミ問題もありますし、そもそも新たな店舗はどこの資本なのかといった問題もあります。

 ヨーロッパでもオーバーツーリズムは以前より問題になっており、既に対応策が検討され、持続可能な観光のための指標(ETIS: European Tourism Indicators System for sustainable destination management)がEUにより作成されています。

 地元住民の生活を圧迫し、害してまで観光観光とは、頭がおかしいとしか言えませんね。地元の人々の生活、生業があっての観光、その上に成り立っている観光ですからね。今やお土産品程度にしか扱われなくなっているものも多い伝統工芸品についても、その土地の人々の生活と密接に関わるもの、生活の一部。それを観光観光と言って人々の日常生活を破壊してしまったら、貴重な観光資源の一つでもあるその伝統工芸品が途絶えてしまうかもしれません。

 さて、そんな観光、外国人観光客をターゲットにした観光政策は、小泉政権の時から強力に推し進められるようになり、民主党政権下でも同様に推進され、安倍政権になってからはさらに強力にというより、あらゆるものがと言ってもいいぐらいに観光と結びつけられ、地域再生(現政権の言葉で言えば地方創生)の鍵は観光しかない、観光にあらずんば経済政策にあらずと言われんばかりの状況です。

 さらに現政権は、経済産業省を中心にとにかく新しい産業、新しい商品、新しいサービスと、バカノヒトツオボエのように唱えており、地域の経済や雇用を支えている地場産業の長年の努力や蓄積・実績は二の次三の次、その産業は10年後は生き残れないから新しいことをやれ、新産業に道を譲って退場しろ、誰でもいいから事業を承継してもらって新しいことをやってもらえ、そんな方向になっています。

 そしてその新しい産業や商品、サービスといったものがほとんどすべて観光と結びつけられるようになっています。

 そうなればどうなるか、地域の経済構造、社会構造はこれまでなかった観光志向に半ば強制的に転換を余儀なくされ、元々の地場産業があったからこそ強固で持続可能であった経済・社会構造は破壊されていきます。その典型例は、これは始まりは現政権下ではありませんが、東日本大震災の被災地です。巨大な津波や地震により地域の基幹産業や地場産業を破壊された被災地、当然そうした産業の再建に早急に着手しなければいけなかったわけですが、それには時間がかかります。ならば手っ取り早く日銭を稼ごう!といった感じの認識で進められたのが被災地観光でした。もちろんそれを推し進めようとしたのは政府です。被災地の産品を買って、被災地に観光に行ってお金を落として被災地を支援しよう、そんな空気が日本中に満ちていましたね。観光なんてやったことがない地域の人たちが、外からやってきたコンサルタント等の指導も受けながら見よう見まねで観光に取り組みました。観光というより支援の意味合いが強かったところ、多くの人が訪れたようです。

 しかし、震災から年月が経ち、被災地の復興が進めば被災地観光の観光客は当然減っていきます。物も売れなくなります。そもそも観光が地域の産業ではなく、地域の人々も観光産業に従事したことがない人がほとんどなわけです、観光目的より支援目的で訪れていた人がほとんどなわけですから、当然といえば当然です。ところが、地域の産業の再建を優先した地域は別段、それよりも観光への依存を強めてしまった地域は震災以前への回帰は難しくなります。それでも国は観光を、民主党政権下よりもより強力に政策的に進めていますから、そこから抜け出せなくなっていく・・・更に、国の負担で派遣された怪しげなコンサルタントや専門家に振り回され、追加料金で吸い取られ・・・疲弊への負のスパイラルは止まるところを知りません・・・
https://38news.jp/politics/14686
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/185.html#c12

[近代史02] タイは天国に二番目に近い国 1 中川隆
32. 中川隆[-11107] koaQ7Jey 2019年10月01日 09:26:51 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1713]
タイで77歳日本人男性が幼児へのわいせつ容疑で逮捕。年々下落する日本人観光客の評判 2019.05.05


http://img.asyura2.com/x0/d9/22983.jpg

タイは性風俗産業が盛んだが、一般女性は貞操観念が強い人も多い(画像)

 タイ警察が4月18日、バンコクで幼児へのわいせつ容疑で、観光でタイに滞在していた日本人男性・I容疑者(77歳)を逮捕したと発表した。容疑者は同月13日にバンコクの路上で、道路に面した飲食店に座っていたスイス人の女児(4歳)の足首から太ももまで撫でた疑いが持たれている。容疑者は9日にタイに入国し、18日には帰国の予定だった。「頬を触っただけ」と容疑を否認している。


年々下落するタイにおける日本人の評判


 この1年2年、タイでの日本人の評判ががた落ちになっている印象がある。かつては戦争終結後の混乱から家電や自動車などの産業の発達で復興を遂げた日本人は、タイを始め、東南アジア諸国では尊敬されていたものだ。しかし、最近は家電は韓国や中国勢が強く話題に乏しく、日本人が東南アジアで犯罪者になるなど、悪いニュースが目立っている。  元々長きに渡り、世界中にある日本の在外公館における邦人保護件数はタイが最も多い。主に邦人が犯罪被害に遭うケースが多かったが、最近は日本人の犯罪者も少なくない。百歩譲って、日本人間のトラブルならまだタイでの評判に影響がないだろうが、今年3月にカンボジアで日本人の若者が強盗殺人をしたほか、今回のわいせつ事件のように他国の人を巻き込めば、騒ぎになってしまうのは当然であろう。

I容疑者は10年以下の懲役か?

 このI容疑者の容疑は15歳未満の子どもに対する強制わいせつとなる。タイの刑法では18歳以下を未成年とし、特に15歳未満を子どもと見て、特にわいせつなどの淫行は罪が重くなる。下記がタイの子どもに対するわいせつに関する刑法の一例だ。 第277条 妻もしくは夫以外の15歳未満の子どもにみだらな行為をした者は、合意の有無に関わらず、4年以上20年以下の懲役および8万バーツ以上40万バーツ以下の罰金(約28〜140万円)を科す 第279条 15歳未満の子どもにわいせつ行為をした者は、合意の有無に関わらず、10年以下の懲役、もしくは20万バーツ以下の罰金(約70万円)、もしくはその両方を科す。暴力などで強制的にわいせつを行った者は15年以下の懲役、もしくは30万バーツ以下の罰金(約105万円)、もしくはその両方を科す  これに従えば、I容疑者は第279条により10年以下の懲役刑を受ける可能性がある。  タイは2016年に前国王が崩御し、現在はラマ10世王の時代になっている。ラマ9世王の時代は比較的恩赦がよく出ていたので、多くの犯罪者が実質的には判決の半分以下の刑期で出所していた。今はタイ全土的に刑務所がキャパシティーオーバーの状態らしく、恩赦が少なくなっていると考えられる。  I容疑者が10年を受けたとしたら、タイの刑務所の過酷な環境を考えると、年齢的に生きて出られるかどうか微妙なラインになってくるかもしれない。


人身売買の暗い歴史を持つタイ

 タイは南国のイメージから、様々な事柄が緩い国だと思われがちだが、飲食店、特にバーなどの営業時間のほか、アルコールやタバコですら販売規則などが厳しい。麻薬に関しては言わずもがなであり、売春も強制的に従事させていた場合は管理者は死刑や終身刑にもなる。特に未成年者への性的な行為は東南アジアの中でもタイは厳しい部類に入る。  タイは1990年代、あるいはそれ以前に人身売買の問題があった。地方の貧しい農村では子どもをわずかな金額で売ることが少なくなかった。ときには性的なサービスを行う施設で働かされる子どももいただろう。  以前のタイの刑法では13歳未満とそれ以上で分けられていたが、現在は15歳未満に引き上げられている。日本における法律では、刑法第176条で「13歳以上の男女に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、6月以上10年以下の懲役に処する。13歳未満の男女に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。」となっている。ほかにも各県で定める青少年保護育成条例や児童福祉法で未成年者との淫行などに関して処罰が定められている。  日本の青少年保護育成条例の処罰規定は各都道府県で違うが、最大でも2年以下の懲役、または100万円以下の罰金となっている。年齢の規定や刑罰を見ても、日本よりもタイの方が厳しい。

人身売買の暗い歴史を持つタイ

 タイは南国のイメージから、様々な事柄が緩い国だと思われがちだが、飲食店、特にバーなどの営業時間のほか、アルコールやタバコですら販売規則などが厳しい。麻薬に関しては言わずもがなであり、売春も強制的に従事させていた場合は管理者は死刑や終身刑にもなる。特に未成年者への性的な行為は東南アジアの中でもタイは厳しい部類に入る。  タイは1990年代、あるいはそれ以前に人身売買の問題があった。地方の貧しい農村では子どもをわずかな金額で売ることが少なくなかった。ときには性的なサービスを行う施設で働かされる子どももいただろう。  以前のタイの刑法では13歳未満とそれ以上で分けられていたが、現在は15歳未満に引き上げられている。日本における法律では、刑法第176条で「13歳以上の男女に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、6月以上10年以下の懲役に処する。13歳未満の男女に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。」となっている。ほかにも各県で定める青少年保護育成条例や児童福祉法で未成年者との淫行などに関して処罰が定められている。  日本の青少年保護育成条例の処罰規定は各都道府県で違うが、最大でも2年以下の懲役、または100万円以下の罰金となっている。年齢の規定や刑罰を見ても、日本よりもタイの方が厳しい。


日本人に限らず、モラルのない外国人観光客

 しかし、現実的にタイは性風俗産業が盛んで、それを目当てにした外国人観光客も多い。こういった遊び場を割り切って利用しているならまだいいが、中にはタイ人女性がすべて売春に関わっていると勘違いする大馬鹿者もいる。そういった中で元々ペドフィリア(小児性愛者)なのかモラルが欠如していたのか、それとも開放感で訳がわからなくなってしまうのか、I容疑者のように女児に限らず、一般女性に対してわいせつ行為などをしてしまう外国人もいる。  

海外で「日本の恥」とならぬよう、モラルある行動を願いたいものだ。

<取材・文・撮影/高田胤臣(Twitter ID:@NatureNENEAM)> たかだたねおみ●タイ在住のライター。近著『バンコクアソビ』(イースト・プレス)

http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/377.html#c32

[近代史3] 不破哲三の正体 中川隆
2. 中川隆[-11106] koaQ7Jey 2019年10月01日 10:43:49 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1714]

いますぐ読みたい 日本共産党の謎 – 2009/9/17
篠原常一郎 (著), 筆坂秀世 (監修, 監修)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4198627681/ref=dbs_a_def_rwt_hsch_vapi_taft_p1_i0

内容紹介

100年に一度の大不況下でクローズアップされている、非正規社員や派遣労働者切りなど日本の格差社会が抱える不安と不満の暗部。無党派層や団塊世代ジュニアを中心に政治不信が蔓延するなかで、ネット上では志位委員長の発言が人気を呼ぶなどにわかに「日本共産党の発言力」に注目が集まっている。

そんな20~30代の団塊ジュニア世代にとって「カクメイ」「ニッキョウ」の歴史は教科書では決して教えてくれない新鮮な響きを持っている日本共産党は敵か味方か、はたまた救世主か?!

元日共最高幹部の監修による日本の革命政党の秘密を暴露解説する必読の一冊!!


内容(「BOOK」データベースより)

「蟹工船」なんか読んだって共産党のことはわからない。「共産党」と聞いて抱く疑問やイメージも本書を読めば解決。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)


筆坂/秀世

1948年兵庫県生まれ。高校卒業後、三和(現東京三菱UFJ)銀行に入行。18歳で日本共産党に入党。25歳で退職し、党国会議員団の公設秘書に。その後、衆議院議員候補をつとめ、95年、01年に参議院議員に当選。党政策委員長もつとめ、国会でも屈指の論客として予算委員会質疑やテレビ討論会で活躍。03年に議員辞職し、05年に離党

篠原/常一郎
1960年東京都生まれ。18歳で日本共産党に入党。

立教大学卒業後、短期間公立学校非常勤講師をつとめ、その後党専従に。党生活相談所長や国会議員候補者秘書をつとめた後、95年、筆坂参議院議員の公設秘書を皮切りに03年まで国会秘書として活動。この間、党「ムネオ問題追及チーム」などに加わり、筆坂氏の下で働く。

その後、党中央委員会に勤務した後、突如査問を受け04年に党除籍。

以降は、ジャーナリストとして活動し、ビジネス記事や中国などアジア諸国を取材してのルポ記事を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー


blackstar 5つ星のうち5.0
元「専従」による「お笑い日本共産党」 2009年10月27日

 ワーキングプアの問題、「蟹工船」ブームによってにわかに再評価されたかのように見えた日本共産党。その割には総選挙で議席を伸ばしたわけでもない。若い人はもはや魅力を感じない政党なのか?(方針だけみると民主党がもはや共産党みたいだし)あるいは秘かに党員を獲得しているのか?共産党員の生活は? 

 本書は今一つ実態がつかめない日本唯一の革命政党について、元「専従」(在家ではなく出家みたいなものか)職員がユーモアを交えてわかりやすく明かす「日本共産党の謎」。

 そして予想していた事だが共産党は「もはや革命政党であることは目指しておらず」「天皇制打倒も叫んではいない」し、「自衛隊の存在も暗に認めている」。元々「正社員労働者を指導する党」であったため、派遣社員やホームレス支援に党として積極的であったわけではない。さらに一部の幹部党員 (この本は一種の不破哲三批判本でもある) が裕福な生活を送っているのに比して「専従職員こそワーキングプア」である、という事実を暴露している。そして一部の宗教団体のように党トップの方針が絶対視されるあまり、党員は官僚化・硬直化し世間とズレていってしまう。

 とはいえ著者は共産主義そのものに失望している風でもない。マルクスの著書にはまだまだ読むべきところがあると言っているし、日本共産党の一般党員には無私で他人のためにつくすいい人が多いと言う。愛ゆえの批判本である。
 


___


白鯨 5つ星のうち5.0
今のところ最高の日本共産党入門書 2009年10月4日

日本共産党に関する正確な知識が手軽に得られる本。

今の日本共産党の実像を知りたい人は、読むのもあほらしい党文書か、左翼用語満載の新左翼or共産趣味者向けか、ろくに敵を知らないネット右翼の駄文しか選択肢がなかった。それを普通の人にもわかりやすくしたのが、著者の元上司筆坂秀世の「日本共産党」だが、書き慣れていないのと、マーケットの要請でセクハラえん罪事件等にページを割かなければならなかった分限界があった。

篠原常一郎氏は、かなりの筆達者の上に、筆坂氏に課せられていた制限も受けない。マルクス・レーニンの素養(これがない日共の多いことw)もあれば、共産党の内部にも詳しい。個人的に驚いたのは、労働者派遣法改悪(と書いてある。個人的には改正だと思っていた)時に現在の派遣社員の状況を共産党は正確に見抜いていた(私は見抜けなかった)ことだ。これに気がつき、同じ危機感を共有していた大手人材派遣会社もあったという。にもかかわらず、日本共産党中央委員会は・・・

その他、恋愛事情や共産党議員のスーツなど、小ネタも満載。かつての仇敵佐藤優の寄稿など盛りだくさん。不破哲三のマルクス論を笑える人から、民青の勧誘に困っている大学生まで十分な知識が得られるだろう。

それにしても日本共産党、これからやりづらいだろうな。こんな本を書く人が民主党の政策秘書になってんだからw

____


sonojordan VINEメンバー 5つ星のうち5.0
共産党よどこへ行く? 2009年12月26日

子どもの頃(70年代)BCL(ブロード・キャスティング・リスナーズ)をしていて朝鮮の声を聞いていると「共産党に入党させられるぞ」と脅されたものだ。
そのころの共産党とは日本では革命路線を叫んでいたが、すでに世界の共産主義圏と日本の共産党は断絶していたのだということを本書で知り目から鱗だった。

今、筆者は選挙では共産党に勝手に連帯しているが、そんな浮動票(無党派層)には日本共産党の入門書としてわかりやすく、しかも意外におもしろい。
もはや「科学的社会主義」の真髄はどこへやらの日本共産党の今後は何処へ?


http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/650.html#c2

[昼休み54] 発電をすべて原子力にしなければ地球温暖化で地球の気温は250℃になる 中川隆
58. 中川隆[-11105] koaQ7Jey 2019年10月01日 12:18:05 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1715]

二酸化炭素の増加が温暖化をまねく証拠
http://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/4/4-1/qa_4-1-j.html


!本稿に記載の内容は2010年12月時点での情報です

二酸化炭素が増えると地球が温暖化するというはっきりした証拠はあるのですか。
江守正多

私が答えます!
江守正多

地球環境研究センター 温暖化リスク評価研究室長
(現 地球環境研究センター 気候変動リスク評価研究室長)

将来の温暖化とまったく同じ状況は過去になかったわけですから、裁判における証拠のような、完全に実証的な意味での証拠はありません。しかし、はっきりした「物理学的な根拠」ならあります。そして、その根拠をわかりやすく示すいくつかの証拠もあげることができます。


温室効果が地表をあたためることの「証拠」

まず、地球の地表付近の温度はどのように決まっているのでしょうか。一般に、物体は、その温度が高いほどたくさんのエネルギーを赤外線として放出します。そして、地表の温度は、地表がうけとるエネルギーとちょうど同じだけのエネルギーを放出するような温度に決まっています[注1]。なぜなら、もしも地表の温度がそれより高ければ、放出するエネルギーがうけとるエネルギーを上回るので、地表が冷えて、結局、エネルギーの出入りがつりあう温度におちつくはずだからです。地表の温度がそれより低かった場合も同様です。

さて、宇宙からみると、地球は太陽からエネルギーをうけとり、それとほぼ同じだけのエネルギーの赤外線を宇宙に放出しています(図1)。もしも地球の大気に「温室効果」がなかったら、地表は太陽からのエネルギーのみをうけとり、それとつりあうエネルギーを放出します(図1a)。このとき、地表付近の平均気温はおよそ−19℃になることが、基本的な物理法則から計算できます[注2]。しかし、現実の地球の大気には温室効果があることがわかっています。すなわち、地表から放出された赤外線の一部が大気によって吸収されるとともに、大気から地表にむけて赤外線が放出されます。つまり、地表は太陽からのエネルギーと大気からのエネルギーの両方をうけとります(図1b)。この効果によって、現実の地表付近の平均気温はおよそ14℃になっています。したがって、実際に地球の気温が−19℃ではなく14℃であることが、大気の温室効果が地球をあたためることの「証拠」であるといえるでしょう。

figure 図1(a)
http://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/4/4-1/qa_4-1-j.html


もしも温室効果がなかったら地表は太陽エネルギーのみをうけとる(矢印の線の太さがエネルギーの量を表す) (b) 実際は温室効果があるので地表は大気からのエネルギーもうけとる


二酸化炭素(CO2)が増えると温室効果が増えることの「証拠」

ところで、大気中における赤外線の吸収、放出の主役は、大気の主成分である窒素や酸素ではなく、水蒸気[注3]やCO2などの微量な気体の分子です。赤外線は「電磁波」の一種ですが、一般に、分子は、その種類に応じて特定の波長の電磁波を吸収、放出することが、物理学的によくわかっています。身近な例としては、電子レンジの中の食品があたたまるのは、赤外線と同様に電磁波の一種であるマイクロ波が電子レンジの中につくりだされ、これが食品中の水分子によって吸収されるためです。

ここで、つぎのような疑問がわくかもしれません。「仮に、地表から放出された赤外線のうち、CO2によって吸収される波長のものがすべて大気に一度吸収されてしまったら、それ以上CO2が増えても温室効果は増えないのではないだろうか?」これはもっともな疑問であり、きちんと答えておく必要があります。実は、現在の地球の状態からCO2が増えると、まだまだ赤外線の吸収が増えることがわかっています。しかし、そのくわしい説明は難しい物理の話になりますのでここでは省略し、もうひとつの重要な点を説明しておきましょう。仮に、地表から放出された赤外線のうち、CO2によって吸収される波長のものがすべて一度吸収されてしまおうが、CO2が増えれば、温室効果はいくらでも増えるのです。なぜなら、ひとたび赤外線が分子に吸収されても、分子からふたたび赤外線が放出されるからです[注4]。そして、CO2分子が多いほど、この吸収、放出がくりかえされる回数が増えると考えることができます。図2は、このことを模式的に表したものです。CO2分子による吸収・放出の回数が増えるたびに、上向きだけでなく下向きに赤外線が放出され、地表に到達する赤外線の量が増えるのがわかります。

figure 図2(a)
http://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/4/4-1/qa_4-1-j.html


CO2分子は、赤外線を吸収するだけでなく放出する (b) 赤外線を吸収・放出するCO2分子の量が増えれば、地表に届く赤外線は増える

その極端な例が金星です。もしも金星の大気に温室効果がなかったら、金星の表面温度はおよそ−50℃になるはずですが[注5]、CO2を主成分とする分厚い大気の猛烈な温室効果によって、実際の金星の表面温度はおよそ460℃になっています。これは、地球もこれからCO2がどんどん増えれば、温室効果がいくらでも増えることができる「証拠」といえます。


「実際にどれだけ温暖化するか?」には不確かさがある

このように「CO2が増えると温暖化する」ことの根拠ははっきりしています。ただし、以上の説明は、CO2以外の要因が温暖化を、少なくとも部分的に、打ち消す可能性を否定するものではありません。たとえば、大きな火山が噴火すれば、火山ガスから生成するエアロゾル(大気中の微粒子)が日射を反射するため温暖化は一時的に抑制されますが、火山の噴火は予測不可能です。また、温暖化にともない雲が変化するなどの「フィードバック」[注6]が、現在の科学ではまだ完全には理解されていません。したがって、何らかのフィードバックにより温暖化が小さめにおさえられる可能性は否定できません。これらの要因があるため、「実際にどれだけ温暖化するか」の予測には不確かさがあることに注意しておきましょう。かといって、何らかのフィードバックにより温暖化が大きく加速される可能性も同様に否定できませんので、予測に不確かさがあることは、決して温暖化問題を過小評価してよいことを意味しません。

注1地表からは赤外線以外にも熱や水蒸気の形でエネルギーが放出されます(顕熱、潜熱とよばれます)が、ここではそのくわしい説明は省略します。これらを考えに入れたとしても、地表温度が高いほどたくさんのエネルギーが放出されます。注2簡単化のため、地表から放出するエネルギーをすべて赤外線とした場合の計算値です。注3水蒸気の役割についての説明は、ココが知りたい地球温暖化「水蒸気の温室効果」をご覧ください。水蒸気の存在を考えに入れても、今回の説明の内容に本質的な影響はありません。注4正確には、分子が吸収した赤外線のエネルギーは分子間の衝突により、玉突きのように別の分子に受けわたされていき、別の分子から赤外線が放出される可能性が高いです。これを考えに入れても、今回の説明には本質的な影響はありません。注5金星は地球より太陽に近いですが、太陽のエネルギーのおよそ8割が雲などによって反射されてしまうので(地球の場合はおよそ3割)、温室効果がなかった場合の温度はこのように地球よりも低くなります。注6一般には、結果が原因にはねかえることをいいます。ここでは、気温の上昇によって引き起こされた現象が、さらに気温を上げたり下げたりする働きのことです。

さらにくわしく知りたい人のために

小倉義光 (1999) 一般気象学(第5章「大気における放射」). 東京大学出版会.
柴田清孝 (1999) 光の気象学. 朝倉書店. (こちらはかなり専門的です)

2007-03-01 地球環境研究センターニュース2007年2月号に掲載
2010-12-16 内容を一部更新
http://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/4/4-1/qa_4-1-j.html
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/140.html#c58

[昼休み54] 発電をすべて原子力にしなければ地球温暖化で地球の気温は250℃になる 中川隆
59. 中川隆[-11104] koaQ7Jey 2019年10月01日 12:20:18 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1716]


水蒸気の温室効果
http://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/11/11-2/qa_11-2-j.html


!本稿に記載の内容は2014年4月時点での情報です

大気中の水蒸気が温室効果ガスとしては最大の寄与があると聞きました。少しくらい二酸化炭素(CO2)が増えたところで、水蒸気の量に比べれば小さなもので、温暖化が進行するとは思えないのですが、間違っていますか。

私が答えます!
横畠徳太

地球環境研究センター 温暖化リスク評価研究室 NIESポスドクフェロー
(現 地球環境研究センター 気候変動リスク評価研究室 主任研究員)

水蒸気は温室効果ガスとしてたしかに最大の寄与を持ちますが、二酸化炭素(CO2)も重要な役割を果たしています。現在の大気の温室効果は約5割が水蒸気、2割がCO2によるものです。このため大気中のCO2濃度が増加することによって、温暖化が進行すると考えられます。実際にはこの気温上昇に伴い、自然のしくみによって大気中の水蒸気が増えることにより、さらに温暖化が進むことが予想されます。


二酸化炭素(CO2)の増加は温暖化を進行させる

現在の地球は大気中に水蒸気やCO2などの温室効果ガスが存在することによって温暖な環境が保たれています(ココが知りたい地球温暖化「二酸化炭素の増加が温暖化を招く証拠」参照)。大気中に温室効果ガスがない場合、地表気温はおよそマイナス19°Cになりますが、温室効果ガスの存在によって地表気温はおよそ14°Cになっています。つまり現在の大気にはおよそ33°Cの温室効果があるのです。

現在の大気中の水蒸気やCO2がもつ温室効果の強さを示したのが図1です。水蒸気は広い波長域で赤外線を吸収するため、温室効果としてもっとも大きな寄与(48%)をもちます。しかし水蒸気はすべての波長の赤外線を吸収するわけではなく、15µm付近の赤外線はCO2によってよく吸収されます。このため全温室効果に対するCO2による寄与は21%程度になります。

figure 図1地表
http://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/11/11-2/qa_11-2-j.html


(青線)および大気上端(赤線)における赤外線スペクトル(単位波長・面積・時間あたりの上向きのエネルギー流出量)。青線が地表から逃げる熱エネルギー、赤線が大気上端から逃げる熱エネルギーを示す。また、青線と赤線の差が、大気による赤外線の吸収、すなわち温室効果の強度を表す。図中のH2O、CO2、O3は、それらの分子による赤外線吸収が起こる波長領域を示す。右枠の数字は、「水蒸気」「二酸化炭素」「オゾン」「その他」が、晴天時(雲がない場合)の温室効果に対する寄与、「雲」が、雲がある場合とない場合の温室効果の差を表す。すべてを足し合わせた値が、大気の温室効果となる

Kiehl and Trenberth (1997) Earth’s Annual Global Mean Energy Budget. Bulletin of the American Meteorological Society, 78, 197-208. (c)Copyright 2007 American Meteorological Society (AMS)

このようにCO2は大きな温室効果をもつため、その濃度が増加すると気温は上昇すると考えられます。大気中のCO2濃度は、人間活動の影響によって年々増加しています。仮に現在の大気状態のまま、大気中のCO2濃度だけが2倍になった場合の温室効果の寄与だけを考えると、地表気温は1.2°C程度上昇します(IPCC第4次評価報告書第8章)[注1]。


水蒸気量の増加が温暖化をさらに増幅

実際に大気中のCO2濃度が増えた場合の地表気温上昇は、さらに大きくなると考えられます。これは気温上昇とともに、自然界のしくみによって大気中の水蒸気量が増加するためです(図2)。


figure 図2
http://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/11/11-2/qa_11-2-j.html

CO2の増加による温暖化と、それに伴う大気中の水蒸気量増加がもたらす効果

大気中に含まれうる水蒸気量は「飽和水蒸気量」と呼ばれ、気温によって決まっています。気温が高いほど飽和水蒸気量は大きくなります。飽和水蒸気量以上の水蒸気が大気中に存在すると基本的には凝結が起こりますので、それ以上の水蒸気は存在できません。飽和水蒸気量に対する大気中の水蒸気量の割合が、「相対湿度」です(温湿度計で表示される「湿度」と同じです)。現実の大気中では、あるところでは水蒸気が飽和し(雲が形成され)、あるところでは乾燥しており、平均的な相対湿度は5割程度になっています。地球上に含まれうる水蒸気量の大きさを巨大なプールに例えると、そのプールには5割程度の深さまで水(水蒸気)がたまっていることになります。ここで、プールそのものの深さは、気温、すなわち飽和水蒸気量で決まっています。

ではCO2の増加による気温上昇によって、大気中の水蒸気量はどのように変化するのでしょうか。気候モデルを用いた予測によると、気温上昇によっても相対湿度はあまり変わらない、という結果が得られています。つまり気温上昇によってプールのそのものの深さは増える(飽和水蒸気量が増える)のですが、不思議なことに、同時に、気温上昇前と同じく5割程度の深さまで水が供給されるため、プールにたまる水の量(水蒸気量)も増える、ということです。

このような水蒸気量の増加は、気温上昇によって海面からの水蒸気蒸発量が増えることで定性的には説明できます。しかし、「相対湿度がほぼ一定」となる理由は、必ずしも自明ではありません。しかしながら過去20年ほどの人工衛星による観測データによれば、気温上昇とともに水蒸気量の増加が観測され、気候モデルの予測する「相対湿度がほぼ一定」を支持する結果になっています(IPCC第5次評価報告書)。現段階ではデータ取得期間の短さやデータ品質の問題などもあるので、精度の高い観測が今後さらに増えていくと、より確かなことがわかってくるでしょう。


水蒸気量増加は自然のしくみによって決まる

以上のように、CO2濃度の増加によって気温上昇が起こると、大気中の水蒸気量が増加すると考えられます。気候モデルの予測によるとこの水蒸気量の増加によって、大気中のCO2濃度が倍増したときの気温上昇は全体で少なくとも2.4°C、つまり水蒸気量の増加を考えなかった場合の2倍程度になります(IPCC第4次評価報告書第8章)。このように何らかの原因によって(例:CO2濃度の増加)、大気や地表の状態が変わり(例:水蒸気量の増加)、その変化がさらなる気候変化をもたらす過程を一般に「気候フィードバック」と呼びます[注2]。種々の気候フィードバックを同時に考慮した場合、大気CO2濃度の倍増による気温上昇は1.5°Cから4.5°Cの範囲である可能性が高いとされています(IPCC第5次評価報告書)。つまり、気候フィードバックによって温暖化が何倍にも増幅されそうだということです。なお、CO2濃度を倍増させたときの気温の上昇を「気候感度」と呼んでいます。

大事なことは、大気状態を変化させる最初のきっかけである、CO2濃度増加は人間活動が原因である一方で、これによる気温上昇を増幅するしくみは自然の都合で決まってしまう、ということです。たとえば過去20年の水蒸気量の増加は、人間が排出した水蒸気量では説明できません。人間活動による水蒸気排出としては、灌漑や発電所での冷却による水利用などがありますが、これらの活動による大気中の水蒸気量増加は、観測された水蒸気量増加と比べると無視できる大きさだと、報告されています(IPCC第5次評価報告書)。このことは、過去の水蒸気量増加が自然のしくみによってもたらされたことを意味します[注3]。このような自然界の「温暖化増幅機能」をできるだけ働かせないためには、われわれがCO2排出を抑えるしか方法はないと言えます。

注1現在の大気のもつ温室効果がおよそ33°Cですので、CO2による温室効果はその21%、およそ7°Cになります。CO2が2倍になったときの1.2°Cという地表気温上昇はこの値に比べて小さな値になっていますが、これはCO2が赤外線を吸収する効率がCO2濃度の対数に比例するためです。注2本文で説明した気候フィードバックを「水蒸気フィードバック」と呼びます。このほかの重要な気候フィードバックとしては、たとえばCO2増加による気温上昇 → 雲による日射の反射率や赤外線の吸収率が変わる → 気温上昇率が変わる(雲フィードバック)、極域の雪氷が融解して地表による日射の吸収率が変わる → 気温上昇率が変わる(氷アルベドフィードバック)、などがあります。注3このほかに、人間活動に伴い水蒸気量が増加するしくみとして、成層圏においてメタンが酸化されることが知られています。しかしこれによる温室効果は、大気中のCO2濃度増加によるものに比べきわめて小さいと考えられています(IPCC第5次評価報告書)。


参考文献
IPCC第4次評価報告書第1作業部会報告書 2007, http://www.ipcc.ch/publications_and_data/ar4/wg1/en/contents.html
IPCC第5次評価報告書第1作業部会報告書 2013, http://www.ipcc.ch/report/ar5/wg1/


さらにくわしく知りたい人のために


D.J. ジェイコブ (2002) 大気化学入門 第7章「温室効果」. 東京大学出版会.
近藤洋輝 (2003) 地球温暖化予測がわかる本. 成山堂出版.

2007-10-01 地球環境研究センターニュース2007年9月号に掲載
2014-04-09 内容を一部更新
http://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/11/11-2/qa_11-2-j.html



http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/140.html#c59

[政治・選挙・NHK266] れいわ山本代表、消費税5%共通政策へ捨て石も覚悟<インタビュー・日刊スポーツ> 赤かぶ
11. 中川隆[-11103] koaQ7Jey 2019年10月01日 12:58:32 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1717]
山本太郎はチュチェ思想に洗脳されている

れいわ新撰組の選挙参謀は森大志、斎藤まさし。

森氏の父親は連合赤軍派最高幹部 田宮高麿。
母親は森順子、ヨーロッパで有本恵子さんら3人を拉致し北へ連れて行った主犯。

森氏は北で生まれ、「日本革命村」でスパイ教育を受けた。

斎藤まさしは菅直人らと活動。大虐殺したポルポト崇拝者。ヤバいだろ?


「よど号事件」犯人たちの洗脳と日本人拉致
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/651.html

日本の闇。日本社会に浸透していたチュチェ思想
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/648.html

演説だけで日本を変えた天才 山本太郎の思想とは
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/652.html


酒井剛(偽名:斎藤まさし)、極左過激派。山本太郎議員選挙参謀。

https://i.imgur.com/bUGLNvO.jpg

父:過激派よど号ハイジャック犯、母:北朝鮮による日本人拉致の実行犯
の息子に目をつけ市議選に擁立。

次なるコマとして、山本太郎を当選させた。


山本太郎氏の「選挙参謀/ブレーン」斎藤まさし=極左過激派

菅総理・民主党と献金先団体、北朝鮮拉致問題の構図

https://i.imgur.com/qeW43FT.jpg


織田陽介 全学連 前委員長(山本太郎の秘書)

https://i.imgur.com/IqvGo4L.jpg


アルルこと中田安彦が、副島隆彦のコネ(裏口)で山本太郎の秘書をやっている。
副島隆彦のコネとは、副島隆彦の小沢一郎経由のコネらしい。
副島道場関係者の小沢言論は、全部偏向してると判断してよい。
ほかのフリージャーナリストとかも、小沢の「援助」を受けてるのがいそう。

https://twitter.com/JUlbDHOfgimcsGc/status/1089204772790448130


中田安彦が、副島隆彦のコネで山本太郎の秘書をやってるという話は、ツイッターで拡散させるべき。
中田安彦の関係者が、政治家秘書の年収が何千万といって、自慢してたことあっただろ。
裏では、こんなこと言って庶民を小馬鹿にしてますと暴き立てるべき。 副島隆彦も一緒に終わる。

https://twitter.com/JUlbDHOfgimcsGc/status/1085197266472775681


http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/127.html#c11

[近代史3] 大英帝国復活へ 中川隆
2. 中川隆[-11102] koaQ7Jey 2019年10月01日 13:39:37 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1718]

2019年10月01日
アジアを支配した東インド会社は世界最強の企業だった


東インド会社は世界と貿易するため、立ちふさがる者を倒し支配し奪った

画像引用:https://stat.ameba.jp/user_images/20171210/09/x109loa/d9/aa/g/o0538028914087955779.gif

アジアの資本主義は東インド会社から始まった

現在全世界の上場企業数は約4万5000社で中小企業は2億社以上あると推測されています。

世界の総人口は70億人なので人類の35人に1人は社長という計算になります。

千年以上の歴史を持つ12社のうち9社が日本にあり、創業200年以上の世界5600社の約3100社は日本にあります。



日本の千年企業は大工や華道会、旅館、鋳物、仏具、和菓子屋など流行りすたりがなさそうな業種が並んでいます。

これらは店を構えたり職人が製造することで個人でも可能であり、一芸に秀でた人が代々相続している。

そうではなく現代の企業の始まりは東インド会社で、大航海時代に大成功した半面、アジアで悪行の限りを尽くしたことで知られている。


1581年にイギリスとトルコの間で貿易を行うためトルコ会社を創設し、83年にベネチアもトルコ貿易のためベニス会社を創設した。

1592年に両者が合併してレバント会社となり栄えたが、東インド会社など強力なライバルが登場し1825年解散した。

1595年にオランダはジャワ島に4隻の船団を派遣し、貿易会社を通さないアジア貿易を始めた。


危機感を強めた貿易商人たちはレバント会社よりさらに強力な東インド会社を創設し、エリザベス1世からアジア貿易独占の許可を得た。

欧州帝国主義は全盛期に入りつつあり、七つの海を支配し事実上アジアそのものも自分の所有物のように振舞っていた。

イギリス東インド会社はオランダ東インド会社とアジア貿易の所有権で対立し、通常はイギリスの方を東インド会社と呼ぶことが多い。

26万人の軍隊を持つ最強貿易企業

東インド会社の商売はもちろん貿易なのだが、当時は欧州からアジアへの航海が危険であり、海賊や荒くれものの職業でした。

相手が貿易を望まなかったりイギリスが望む条件に応じなければ、船員は軍隊に変身しお客様に襲い掛かります。

食べ物がなくなれば他国に上陸して勝手に食べ物を奪い、娯楽のために原住民をハンティングの対象にもしていました。


ただ当時のアジアはすでに欧州から大きく遅れていて、遅れていたから侵略され支配下に置かれました。

欧州から10周遅れくらいだったアジアに資本主義や近代の概念を持ち込んだのは皮肉にも支配者の東インド会社でした。

アジアの多くの国は侵略され支配されることで近代を学び、第二次大戦後にようやく本格的な資本主義時代を迎える事になる。


イギリスは産業革命によって経済発展したが同時にコスト上昇を招いて、織物工業でインドなどに負けていました。

するとイギリスはインドの織物職人の手を切り落とすよう命じ、ダッカの人口が10分の1程度に減少したと伝えられている(この話には異論もある)

東インド会社は特にインド周辺で大成功し、自らの軍隊でインドを占領し紅茶、香辛料、織物、贅沢品などの貿易を独占した。


この「貿易」は常にイギリスが望むルールで行われ、もしインド人が従わなければこの世から消えてもらうやり方だった。

大英帝国と東インド会社はスペイン、ポルトガル、オランダのライバルを圧倒し、あらゆる富を搾取した。


1588年に英仏海峡でイギリス海軍とスペイン無敵艦隊が会戦しイギリスが勝利したが、アジアの支配権も対立の要因だった。

1857年に起きたインドの反乱


130500946683516405367_indo-daihanran
画像引用:https://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/021/490/98/N000/000/000/130500946683516405367_indo-daihanran.jpg


カレーも東インド会社の遺産

スペインを倒したイギリスは1600年頃東インド会社を創設し、最盛期には26万人の軍隊をかかえイギリス貿易の半分を担っていた。

江戸時代に日本の平戸に居たのも東インド会社で、幕末まで日本貿易を行い薩長に兵器を提供したりした。

イギリス東インド会社はアジア諸国を次々に殖民地化し、キリスト教を布教し植民地帝国を広げた。


東インド会社が大成功した理由は強力なイギリス海軍や自前の軍隊を持っていたことだが、会社がもつ柔軟性によるところが大きい。

まず宣教師や牧師や商人が原住民と親しくなり、次に貿易商人が経済を支配し、最後に軍隊が相手国を支配する。

順番が逆な事もあるし、最初から軍隊が殴り込みを掛けることもあり、最終的に相手国を支配下に置く。


1850年後になると日本の明治維新やインドの反乱、フランスなどライバルの台頭で東インド会社のビジネスは困難になった。

イギリス海軍はもう無敵ではなく、アメリカ合衆国が驚異的な成長でイギリスの国際的地位を奪いつつあった。

1858年8月2日に東インド会社は保有資産すべてをイギリス国王に返還し事実上解散した。


日本ではカレーを初めて持ち込んだのが東インド会社とされ、香辛料を粉末化して簡単に調理できるよう商品にしたのも東インド会社だった。

調理方法が非常に簡単だったので幕末から明治にかけて大流行し、当時の著名人の多くがカレーを食べている。

ただ当時の日本では牛肉や豚肉は使わず、カエルの肉などが一般的だったようです。
http://www.thutmosev.com/archives/81103583.html


http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/617.html#c2

[近代史3] 大英帝国復活へ 中川隆
3. 中川隆[-11101] koaQ7Jey 2019年10月01日 13:46:59 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1719]
植民地のインドは商品を輸出しても、その見返りの代金は
ポンドでイギリスに蓄積され、デフレになり、不景気になった
2006年2月9日 アメリカの謎を解く 橋本裕の文学・人生日記帳


ブッシュ大統領が1月31日の一般教書演説で、「私は8800億ドルを減税し、国民に返却した。今後も減税を恒久化し、09年に財政赤字を半減する」と述べた。

 一方で、アメリカの経常赤字は05年が7900億ドル(93兆6940億円)、財政赤字も06年度は4230億ドル(約50兆2千億円)で過去最大、債務残高はすでに8兆ドル(約950兆円)を越えている。

 日本では、税制赤字を解消するために、増税をしなければならないと考えられているが、アメリカは逆である。減税をして国内消費を活性化し、景気をよくして税収をあげようとする。さらにアメリカの場合は戦争によって軍需景気を作りだしているわけだ。

 いずれにせよ、アメリカは消費大国。国も国民も借金をして消費を楽しんでいる。このアメリカの消費を助けているのが日本をはじめとするアジア諸国だ。とくに日本の貢献が大きい。日本は政府と民間が何百億ドルというアメリカ国債を買っている。

 先日、朝日新聞夕刊「経済気象台」に「米国のもう一つの謎」という文章が載った。経常収支の赤字が拡大しているにもかかわらず、ドル高が持続している謎について、それは借金国のアメリカが負債について支払う金利が「異常」に低いからだと書いている。これに反して、アメリカの対外資産は巨大な利益を手にしている。

 アメリカは莫大な借金をし、そしてその中から、わずかな一部を他国に貸している。そして不思議なことに、巨大な借金のための利払いよりも、わずかな海外資産の方が多くの利益を生み出しているというのだ。

 どうしてこんなマジックが可能なのか。それは日本がこの逆をしているからである。なぜ日本がこの分の悪い役回りを続けるのか、実はこれこそが本当の謎だということになる。

驚くべきことに、小さな対外資産から受け取る利子と配当が、大きな対外負債に支払う利子と配当を今日まで上回り続けている。家計にたとえると、収入を上回る買い物をして毎月赤字が続き、借金が膨らんでいる。ところが、多額の借金に支払う金利がゼロに近ければ、わずかばかり保有する預金などから受け取る利子の方が大きいという状態なのだ。これでは赤字をいくら出しても、借金さえできれば、後は何の憂いもなく買い物ができる


このうまい話に手放しで悪のりして、米国は経済収支赤字を続け、負債の増加に加速度がついている。この構図が最近話題になり、債権国が浮き足だっている。日本にその気配がないことが「謎」の源である


 実はアメリカのこの「うまい話」は、19世紀に繁栄した大英帝国をまねているだけだ。大英帝国の場合は、その繁栄の謎をとく鍵はインドをはじめとする植民地が持っていた。たとえば当時イギリスの植民地であったインドは、香辛料などの原材料を輸出してイギリスを相手に多額の黒字を計上していた。ところが黒字はルピーではなく、ポンドを使って決済され、そのままイギリスの銀行に預けられていた。

 だからイギリスはいくら植民地を相手に赤字を出しても平気だった。イギリスの銀行に預けられたポンドを、イギリス国内で使えばいいからだ。インドは名目上は債権が増え、お金持ちになったが、そのお金をイギリスの銀行から自由に引き出し、自分の国では使えなかった。お金の使い道は預金者ではなく、イギリスの銀行が決めていたからだ。そしてもちろん、イギリスの銀行は国内の人々に貸し出した。

 イギリス国民は植民地から輸入した品物で生活をたのしみ、しかもしはらったポンドもイギリスの銀行に吸収され、イギリスのために使われるわけだ。こうしてイギリスはどんどん発展した。

 一方植民地はどうなったか。たとえばインドは商品を輸出しても、その見返りの代金はポンドでイギリスに蓄積されるだけだから、国内にお金がまわらなくなる。どんどんデフレになり、不景気になった。

 仕事がきつくなり、給料が下がり、ますます必死で働いて輸出する。ところが黒字分の代金は、ポンドのまま名義上の所有としてやはりイギリス国内で使われる。こうしていくら黒字を出してもインドは豊かになれなかった。そして、赤字を出し続けたイギリスは、これを尻目に繁栄を謳歌できた。

 このイギリスとインドの関係は、そっくり現在のアメリカと日本の関係だと言ってもよい。経済同友会元副代表幹事の三國陽夫さんは、「黒字亡国」(文春新書)にこう書いている。


輸出拡大によっていくら日本が黒字を蓄積しても、それはアメリカ国内にあるアメリカの銀行にドルで預け入れ、アメリカ国内に貸し置かれる。日本からの預金は、アメリカにしてみれば資金調達である。貸し出しなどに自由に使うことができる。

 日本は稼いだ黒字にふさわしい恩恵に与らないどころか、輸出関連産業を除いて国内消費は慢性的な停滞に喘いでいる。停滞の原因であるデフレはなかなか出口が見えない。

 日本の黒字がドルとして流入したアメリカはどうなのか。ドルはアメリカの銀行から金融市場を経由して広く行き渡り、アメリカ経済の拡大のために投下されている。日本の黒字は結局、アメリカが垂れ流す赤字の穴埋めをし、しかもアメリカの景気の底上げに貢献しているのである。・・・

 輸出で稼いだ黒字を日本がドルでアメリカに預け、日本の利益ではなく、アメリカの利益に貢献している限り、円高圧力もデフレ圧力も弱まることなく、政府・日銀がいくら財政支出や金融緩和というデフレ解消策を講じても、一向に持続性ある効果は現れないのである


 幸い、最近この貿易構造がかわりつつある。日本の貿易相手国が中国をはじめとするアジアやヨーロッパにシフトしたことで、日本の対米黒字の割合が相対的に低下したからだ。こうして日本がデフレから解放されるチャンスがここから拡大した。

 しかし、問題はすでに厖大なドル建て資産をアメリカに持っていることだ。日本人の汗の結晶であるドル建て資産が、今後ドル安で何百兆と失われる可能性がある。こうした形で、アメリカは最終的に日本の資産を合法的に手に入れようとする。

「今後も減税を恒久化し、09年に財政赤字を半減する」というブッシュの一般教書の宣言は、これからも日本をはじめ、世界から資金を調達するという意思表示と読むべきなのだろう。
http://www.asyura2.com/0601/hasan45/msg/253.html

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/617.html#c3

[リバイバル3] 日本のカレーライスはインド料理ではなく純然たる日本料理 中川隆
4. 中川隆[-11100] koaQ7Jey 2019年10月01日 13:48:18 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1720]

カレーはイギリス東インド会社の遺産


スペインを倒したイギリスは1600年頃東インド会社を創設し、最盛期には26万人の軍隊をかかえイギリス貿易の半分を担っていた。

江戸時代に日本の平戸に居たのも東インド会社で、幕末まで日本貿易を行い薩長に兵器を提供したりした。

イギリス東インド会社はアジア諸国を次々に殖民地化し、キリスト教を布教し植民地帝国を広げた。


東インド会社が大成功した理由は強力なイギリス海軍や自前の軍隊を持っていたことだが、会社がもつ柔軟性によるところが大きい。

まず宣教師や牧師や商人が原住民と親しくなり、次に貿易商人が経済を支配し、最後に軍隊が相手国を支配する。

順番が逆な事もあるし、最初から軍隊が殴り込みを掛けることもあり、最終的に相手国を支配下に置く。


1850年後になると日本の明治維新やインドの反乱、フランスなどライバルの台頭で東インド会社のビジネスは困難になった。

イギリス海軍はもう無敵ではなく、アメリカ合衆国が驚異的な成長でイギリスの国際的地位を奪いつつあった。

1858年8月2日に東インド会社は保有資産すべてをイギリス国王に返還し事実上解散した。


日本ではカレーを初めて持ち込んだのが東インド会社とされ、香辛料を粉末化して簡単に調理できるよう商品にしたのも東インド会社だった。

調理方法が非常に簡単だったので幕末から明治にかけて大流行し、当時の著名人の多くがカレーを食べている。

ただ当時の日本では牛肉や豚肉は使わず、カエルの肉などが一般的だったようです。
http://www.thutmosev.com/archives/81103583.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/998.html#c4

[昼休み54] ロリコン男は何を考えているのか? _ ロリコン向けラブドールの世界 中川隆
96. 中川隆[-11099] koaQ7Jey 2019年10月01日 14:45:43 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1721]

10代含む妊婦19人を救出、人身売買被害の疑い ナイジェリア
2019.10.01 Tue posted at 13:30 JST

ナイジェリアで、人身売買業者とみられる組織から妊婦19人が救出された


ナイジェリア・ラゴス(CNN) ナイジェリアの警察は9月30日、CNNに対し、10代の女性を含む妊婦19人を人身売買業者とみられる組織から救出したと明らかにした。生まれた赤ちゃんを売る計画だったとしている。

救出されたのは15歳から28歳までの妊婦。ナイジェリアの最大都市ラゴスにある複数の場所で見つかったという。警察は9月、人身売買が疑われる組織を対象にした強制捜索を実施していた。

捜索の結果、警察は被害者が見つかった住居を管理していたとされる女2人について、赤ちゃんの人身売買を行っている疑いで逮捕した。またラゴス警察の広報担当者は、現在この件の主犯1人の行方を追っていると述べた。

妊婦のほか、捜索の過程で子ども4人も救出された。赤ちゃんとともに売られる計画だったとみられる。これらの子どもの身元については捜査員が現在調べている。

妊婦らは国内の異なる地域の出身で、人身売買業者に誘拐されたと話す女性もいれば、都会での勤め先を紹介するといった言葉を信じてついてきたという女性もいる。

警察によると、人身売買業者は一部の妊婦に対し、生まれた赤ちゃんを売る話を持ちかけていた。過去に売られた赤ちゃんの値段は男の子が50万ナイラ(約15万円)、女の子が30万ナイラだという。

救出された妊婦らはこの後、人身売買の阻止に取り組む公的機関が引き取る予定。

http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/270.html#c96

[近代史3] 日本の闇。日本社会に浸透していたチュチェ思想 中川隆
2. 中川隆[-11098] koaQ7Jey 2019年10月01日 15:09:33 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1722]

緊急特番「チュチェ思想研究会inチャンネルくらら」
篠原常一郎 上念司【チャンネルくらら・3月4日配信】 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=EI0I2uJDl1A


2019/03/03 に公開

沖縄に広がる「主体思想」とは!?

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/648.html#c2

[昼休み53] グローバル経済では人間が商品として売買される 中川隆
21. 中川隆[-11097] koaQ7Jey 2019年10月01日 16:19:06 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1723]

ナイジェリアで人身売買
「赤ちゃん工場」摘発
2019/10/1 05:01 (JST)10/1 05:10 (JST)updated
©一般社団法人共同通信社


 【ナイロビ共同】ナイジェリアからの報道によると、警察当局は9月30日、最大都市ラゴスで妊娠中の女性19人と赤ん坊4人を保護し、女性たちを監禁していた女2人を逮捕したと発表した。女性たちを無理やり妊娠させ、生まれた赤ん坊を売買する「赤ちゃん工場」だったと地元紙は報じている。

 警察によると、保護された女性は15〜28歳の地方出身者。「ラゴスで仕事があるとだまされ、連れてこられた」と話している。携帯電話を取り上げられ、建物の外に自由に出られなかった。複数の男に性行為を強要されて妊娠したという。



10代含む妊婦19人を救出、人身売買被害の疑い ナイジェリア
2019.10.01 Tue posted at 13:30 JST

ナイジェリアで、人身売買業者とみられる組織から妊婦19人が救出された


ナイジェリア・ラゴス(CNN) ナイジェリアの警察は9月30日、CNNに対し、10代の女性を含む妊婦19人を人身売買業者とみられる組織から救出したと明らかにした。生まれた赤ちゃんを売る計画だったとしている。

救出されたのは15歳から28歳までの妊婦。ナイジェリアの最大都市ラゴスにある複数の場所で見つかったという。警察は9月、人身売買が疑われる組織を対象にした強制捜索を実施していた。

捜索の結果、警察は被害者が見つかった住居を管理していたとされる女2人について、赤ちゃんの人身売買を行っている疑いで逮捕した。またラゴス警察の広報担当者は、現在この件の主犯1人の行方を追っていると述べた。

妊婦のほか、捜索の過程で子ども4人も救出された。赤ちゃんとともに売られる計画だったとみられる。これらの子どもの身元については捜査員が現在調べている。

妊婦らは国内の異なる地域の出身で、人身売買業者に誘拐されたと話す女性もいれば、都会での勤め先を紹介するといった言葉を信じてついてきたという女性もいる。

警察によると、人身売買業者は一部の妊婦に対し、生まれた赤ちゃんを売る話を持ちかけていた。過去に売られた赤ちゃんの値段は男の子が50万ナイラ(約15万円)、女の子が30万ナイラだという。

救出された妊婦らはこの後、人身売買の阻止に取り組む公的機関が引き取る予定。


http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/884.html#c21

[近代史3] 不破哲三の正体 中川隆
3. 中川隆[-11096] koaQ7Jey 2019年10月01日 16:28:57 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1724]

不破哲三が金の亡者になった経緯

緊急特番「チュチェ思想研究会inチャンネルくらら」
篠原常一郎 上念司【チャンネルくらら・3月4日配信】 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=EI0I2uJDl1A
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/650.html#c3

[政治・選挙・NHK266] 太郎の絶叫 落日CIA一家vs日本民族再生へ収斂  赤かぶ
9. 中川隆[-11095] koaQ7Jey 2019年10月01日 17:15:47 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1725]
山本太郎はチュチェ思想に洗脳されている

れいわ新撰組の選挙参謀は森大志、斎藤まさし。

森氏の父親は連合赤軍派最高幹部 田宮高麿。
母親は森順子、ヨーロッパで有本恵子さんら3人を拉致し北へ連れて行った主犯。

森氏は北で生まれ、「日本革命村」でスパイ教育を受けた。

斎藤まさしは菅直人らと活動。大虐殺したポルポト崇拝者。ヤバいだろ?


「よど号事件」犯人たちの洗脳と日本人拉致
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/651.html

日本の闇。日本社会に浸透していたチュチェ思想
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/648.html

演説だけで日本を変えた天才 山本太郎の思想とは
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/652.html


酒井剛(偽名:斎藤まさし)、極左過激派。山本太郎議員選挙参謀。

https://i.imgur.com/bUGLNvO.jpg

父:過激派よど号ハイジャック犯、母:北朝鮮による日本人拉致の実行犯
の息子に目をつけ市議選に擁立。

次なるコマとして、山本太郎を当選させた。


山本太郎氏の「選挙参謀/ブレーン」斎藤まさし=極左過激派

菅総理・民主党と献金先団体、北朝鮮拉致問題の構図

https://i.imgur.com/qeW43FT.jpg


織田陽介 全学連 前委員長(山本太郎の秘書)

https://i.imgur.com/IqvGo4L.jpg


アルルこと中田安彦が、副島隆彦のコネ(裏口)で山本太郎の秘書をやっている。
副島隆彦のコネとは、副島隆彦の小沢一郎経由のコネらしい。
副島道場関係者の小沢言論は、全部偏向してると判断してよい。
ほかのフリージャーナリストとかも、小沢の「援助」を受けてるのがいそう。

https://twitter.com/JUlbDHOfgimcsGc/status/1089204772790448130


中田安彦が、副島隆彦のコネで山本太郎の秘書をやってるという話は、ツイッターで拡散させるべき。
中田安彦の関係者が、政治家秘書の年収が何千万といって、自慢してたことあっただろ。
裏では、こんなこと言って庶民を小馬鹿にしてますと暴き立てるべき。 副島隆彦も一緒に終わる。

https://twitter.com/JUlbDHOfgimcsGc/status/1085197266472775681

http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/130.html#c9

[近代史3] 日本の闇。日本社会に浸透していたチュチェ思想 中川隆
3. 中川隆[-11097] koaQ7Jey 2019年10月01日 20:38:49 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1723]
「チュチェ革命成就目前の韓国」ゲスト:篠原常一郎|9月30日|山岡鉄秀&和田憲治のTSJ1 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=KUneELEuuCY
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/648.html#c3
[近代史3] 「よど号事件」犯人たちの洗脳と日本人拉致 中川隆
1. 中川隆[-11096] koaQ7Jey 2019年10月01日 21:15:23 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1724]

日本人拉致の被害者の殆どはチュチェ思想に洗脳された北朝鮮のシンパだった


「チュチェ革命成就目前の韓国」ゲスト:篠原常一郎
|9月30日(月)|山岡鉄秀&和田憲治のTSJ1 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=KUneELEuuCY
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/651.html#c1

[お知らせ・管理21] 2019年10月 削除依頼・投稿制限・等管理スレ。突然投稿できなくなった方も見てください。 管理人さん
14. 中川隆[-11095] koaQ7Jey 2019年10月01日 21:19:31 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1725]

阿修羅掲示板は幼稚園レベルだというのが良くわかった
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/570.html#c14
[リバイバル3] 中川隆 _ 朝鮮関係投稿リンク 中川隆
20. 2019年10月01日 21:47:50 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1726]
朝鮮に献上される日本の税金 _ 自民党はこれからも日本国民を犠牲にして朝鮮人を助け続ける
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/656.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/973.html#c20
[昼休み54] 日本の中枢は既に在日朝鮮人に乗っ取られている 中川隆
40. 中川隆[-11094] koaQ7Jey 2019年10月01日 21:49:39 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1727]
朝鮮に献上される日本の税金 _ 自民党はこれからも日本国民を犠牲にして朝鮮人を助け続ける

2019年10月01日
搾取され続ける日本国民 / 朝鮮へ貢ぐ日本政府
黒木 頼景
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68782783.html

北朝鮮に献上される日本の税金

  財務省が待ちに待った10月となり、日本国民は“消費増税”という軛くびきひ)に繋がれ、景気後退という不幸を味わうことになるだろう。保守派論壇の経済評論家は、個人消費の落ち込みとかGDPの縮小を懸念しているが、そんな事はやがて到来する“悪夢”に比べれば、同日の談ではない。我々は“いずれ”北朝鮮に膨大な税金を献上し、朝鮮労働党の幹部や赤貧に喘ぐ下層鮮人を助ける事になるのだ。一般国民は「えっ、黒木は何言っているんだ? ついに惚(ぼ)けてしまったのか・・・」と憐れむかも知れないが、大半の日本人は小泉純一郎が約束した北朝鮮への「賠償金」を忘れているのだろう。

Koizumi Jun 001( 左 / 小泉純一郎)
  2002年、小泉元首相が北朝鮮を訪問したとき、「日朝平壌宣言」が謳われたが、何とその第二項には、日本による植民地支配への謝罪が掲載されていた。すなわち、日本の朝鮮統治により、当時の朝鮮人は「多大な損害と苦痛」を味わったので、日本国は「歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明」したのである。そこで、日本政府は北鮮との国交正常化を果たした後、「無償資金援助」および「低金利の長期借款」、「国際機関を通じた人道主義的支援等の経済協力」を実施すると共に、「国際銀行等による融資、信用供与等」も実施するというのだ。こうした文言を再読すれば、大抵の日本人は「何だって?! あの犯罪国家に謝罪して、我々の税金をジャブジャブ呉れてやるのか! 冗談ぢゃない ! 俺はそんなこと認めないぞ!!」と激怒するだろう。

  ところが、現在、保守派知識人は『正論』や『Hanada』、『WiLL』に読者が喜びそうな記事、例えば「韓国経済の沈没」とか「韓国は要らない」「文在寅の左傾化政策」といったテーマで文章を書く。すると、これを目にした購読者は「韓国人め ! ざまあみろ!」と溜飲を下げて万々歳。まことに出版社はお客様の要望に忠実だ。安倍政権も世論の動向を気にしているのか、今のところは南鮮を見捨てているようなポーズを取っている。しかし、朝鮮人が地獄へ堕ちるのを黙ってみている訳でもない。おそらく、南鮮は左翼政権のもとで北鮮と融合し、結果的には支那の属国となるかも知れぬが、もし統一朝鮮が経済的に困れば、「経済的支援」と「尻拭い」は日本人へと廻ってくるだろう。米国は余計な税金を使いたくないから、電話で日本の首相を呼びつけ、「お前が何とかしろ!」と責任を押しつける。一方、日本の庶民は「南鮮人なんか、どうなってもいい。我々には助けてやる義理はない! 支那の属州になったっていいじゃないか。ほっとけ !」と言うだろうが、どっこい、自民党や立憲民主党、公明党には、「日本国民を犠牲にしても朝鮮人を助けたい」という奴らがウジャウジャいるから、1兆円どころか、10兆円、さらに100兆円の経済支援をプレゼントすることになる。

Tanaka 2(左 / 田中均)
  これを聞いて「まさか、そんな・・・」と絶句する日本人は、朝鮮贔屓の国会議員や外務官僚が多数存在することに気づいていないのだろう。『金王朝「御用詩人」の告白』を書いた張真晟(ちょう・しんせい)によれば、北鮮側は当初400億ドル(約4兆円)を要求したが、日本側が朝鮮半島に残してきたインフラ、すなわち発電所、鉄道、道路、製鉄所などがあると主張し、その無断使用を咎め、逆に使用料を求めたので、ある程度の減額なったそうだ。しかし、外務省には日本罪悪史観に染まった官僚が中枢を占めているので、最終的に1兆2千億円から1兆5千億円くらいの「賠償額」になったらしい。ここで刮目すべきは、2002年に行われた日鮮首脳会議の事前交渉で、外務省の田中均と北鮮のミスターXとの間で交わされた密約である。安倍総理でさえ、二人の間で“具体的”に何が話され、どんな取引が行われたのか分からないというのだ。外交記録には2枚分“不明”になっている箇所があるというから、相当ヤバい密約が取り交わされたと考えてよい。(青木直人 日朝正常化の密約』 祥伝社、2014年、67頁。)

  外務省に巣くう支那・朝鮮シンパの官僚には、まさしく「売国奴」と呼ぶに相応しい人物が存在し、ちょいと調べただけでも血圧が200を超えてしまう。何で我々が北鮮人に「謝罪」して、多額の「賠償金」を献上せねばならぬのか ! 以前にも書いたけど、日本の朝鮮統治は朝鮮人が歴史上、一回も味わったことがない黄金期で、人類史上例を見ない善政であった。植民地搾取が当たり前の歐米人は、これを聞くと「まさか、そんな倫理的国家があるはずがない !」と一蹴する。というのも、ヨーロッパ人のみならずアジア人やアフリカ人にとって、他国を支配するということは、自国の利益を増大させるためで、被支配者の福利厚生を増進するためではないからだ。朝鮮人は妄想を掻き立ててギャアギャア喚き散らすが、日本人に支配されても支那風の虐殺は無かったし、隷属化どころか、学校や病院、鉄道、電気、公衆衛生、金融制度、産業育成などの恩恵が目白押し。野生動物より惨めだった朝鮮人は、李朝時代では想像できない「文明生活」を送る事ができた。人糞を薬としていた民族は、日本の統治を受けて初めて科学的な薬を飲むことができたし、日本の乞食より不潔だった一般民衆は、我が国の衛生観念を身につけ、他のアジア人が羨む「日本国民」にもなれたのだ。もし、これが極悪非道の「植民地支配」と言うのなら、天国だって「地獄」と呼ばねばなるまい。

Korea 042Korea 035

(写真 / 日本人が背負い込む朝鮮人のタイプ)

倒錯した精神を持つ日本人

  戦士気質を失った日本人には、敵国に懲罰を加えてやろうとする復讐心が無い。我々は在日朝鮮人という「厄介者」を背負ったばかりか、同胞を北鮮に攫われるという屈辱をも受けた。それなのに、一般国民は武力攻撃で仲間を奪還しようとも考えない。外務官僚やマスコミもそうだけど、日本の庶民は「話し合い」と「献金」で問題の解決を図ろうとと思っている。しかし、そんなことをすれば、金王朝の威光を高めるだけだ。日本から膨大な賠償金を受け取った北鮮の民衆は、「やっぱり、首領様は偉かった。拉致した日本人を帰してやったら、日本政府が1兆円の貢ぎ物を持ってきたんだから。まさしく、金日成将軍は朝鮮民族の英雄だ。ざまあみろ、イルボン!!」と思うに違いない。(この点に関しては、過去ブログAを参考。)

Kim Dynasty 2(左 / 金王朝の独裁者 )
  一方、日本の民衆は無関心そのもの。それどころか、逆に武士的精神を持つ同胞を「危険人物」と見なしている。この心情は高校で日教組教育を受け、大学で左翼教育を受けた国民ほど強い。しかし、アメリカ国民と比較してみれば、日本人の異常性を認識できるはずだ。例えば、もし北鮮が100名のアメリカ国民を拉致したとする。だが、そんなことをすれば金王朝は確実に抹殺されてしまうだろう。そればかりか、金一族を支えてきた北鮮民衆も地獄の責めを負うことになる。何しろ、怒りに駆られた米国人は、徹底的な仕置きを実践するからだ。たとえ、北京政府が反撥しようとも、必ず徹底した報復を行い、アメリカ国民を拉致すればどのような結果になるのかを示そうとする。おそらく、多数の巡航ミサイルが発射され、北朝鮮は火の海となるに違いない。

  悪い奴は相手を見て行動する。金王朝は卑劣だが馬鹿ではない。独裁者は「誰が、どのように強いか」を判っているから、アメリカ国民には手を出さない。日本人は腰抜けの腑抜けと確認できたので、気兼ねなく拉致を実行した。案の定、日本政府は拉致の真相がバレても攻撃してこなかったし、それどころか穏便な「対話」を持ちかけ、「邦人を返してくれたたら、謝礼金を上納します」とまで言い出した。本来なら、日本は金氏朝鮮を殲滅するまで攻撃し、後始末を南鮮側に押しつけるべきなのに、要求に応じてくれた金王朝に向かって、「お返し頂き、心から感謝申し上げます」と感謝する。そして、要求された経済復興の資金を献上し、“おまけ”として、将軍様に渡せなかった「戦後賠償」をも支払うというのだ。これじゃあ、日本人でなくても「お前は馬鹿か !」と言いたくなるだろう。でも、国会議員の大半は拉致問題と報復には関心が無い。そんな“つまらない”事よりも、「北鮮への経済支援でいくら儲かるのか」、「どんなキックバックがあるのか」、とソロバンを弾く。情けないけど、朝鮮人との太いパイプを持ちたい、と望む議員の方が圧倒的に多いのだ。町人国家に成り下がった日本では、「国家の名誉」なんて黄ばんだ褌(ふんどし)程度である。軍事・外政は一銭にもならないから、保守派国民が何と言おうとも無視。

  国家的不幸は更に降り積もってくる。北鮮の経済状態がメチャクチャになれば、日本へ押し寄せる朝鮮人が必ず出てくるだろう。「人権」や「人道的支援」という言葉に弱い日本人は、堂々と上陸する朝鮮人を撃破できず、それどころか、朝鮮難民を支援する左翼分子が出没し、是が非でも朝鮮人の日本定住を実現させようとするのだ。日本人を守るはずの国会議員も、マスコミを気にして「朝鮮難民」を守ろうとするから、北鮮人排斥なんて夢のまた夢。一部の保守派議員は反対するだろうが、左翼議員の前では多勢に無勢。日本政府は渋々だが税金でまかなわれた衣食住を提供し、至れり尽くせりの接待を与えてしまうだろう。こうなれば、朝鮮難民は益々つけあがり、更なる要求を言い出すに違いない。精神的に弱い日本人は、妥協に妥協を重ねて最後に屈服する。容易に想像できるのは、鮮人の子供が日本の学校に通い、無料の給食を食べることだ。朝鮮の老人も日本の恩恵にあずかり、国民健康保険に混ぜてもらって、高度な医療を受けるだろう。腹立たしいけど、健康で一生懸命働く日本人は地方自治体から搾取され、60万から70万円くらいの保険料を払う破目になる。ところが、朝鮮難民は貧乏だから数千円の保険料でOKだ。もしかしたら、北鮮人は祖国壊滅を望んでいるのかも知れないぞ。

Koreans 6Koreans 771


(写真 / 日本にやって来そうな朝鮮人 )

  とにかく、永田町や霞ヶ関には朝鮮贔屓が大量に棲息しているから、日系日本人は搾取される一方だ。財務省は日本のインフラ設備をケチるくせに、北鮮の経済開発には数兆円かかっても惜しくないと思っている。台風被害を考えれば電線の地中化を急がねばならぬのに、政府は「お金がかかるから」という理由で後回し。また、日本人に対しては自然災害で停電が発生しても「我慢しろ」と冷たくあしらい、「冬の北海道で凍死が出ても致し方ないよなぁ」と諦めている。真夏に停電が起こっても、「しょうがないよねぇ〜」と開き直って、どの議員も責任を取らない。寝たきり老人でも放置と無視を決め込む。普通の日本人なら「どこの政治家なんだ !」と激怒するけど、左翼革命に賛成しない日本人は「仲間」じゃないから死んでも心は痛まない。ところが、皇室廃絶に賛成してくれる朝鮮人は、左翼陣営にとって「同志」だから、大切にすべき「お得意様」である。NHKなら特別予算を組んで「朝鮮難民を救え !」という特番を放送するだろう。

  地上波テレビ局や全国紙は、「安倍の次に誰が総理になるのか」という憶測ででワクワクしているが、ポスト「安倍」に就任する総理大臣も、確実に自民党の左翼路線を踏襲するから、朝鮮を見放すことはない。もし、菅義偉が次期総理になれは、閣僚や官邸に朝鮮シンパが配置され、北鮮支援のシフトになるだろう。文在寅政権を見れば判るけど、左翼分子というのは虎視眈々と権力の中枢を目指し、一人が要職に就けば数名の仲間を呼び寄せ、その仲間がまた別の仲間を役職に就ける。まるでネズミ講みたいだが、左翼は司法や行政組織の中でシロアリのように増殖するのだ。こんな状態で小泉進次郎が総理大臣になれば、「父が約束したことを果たします!」と宣言し、1兆円どころか、2兆、3兆、5兆、10兆円の経済支援だってあり得る。たぶん、朝鮮労働党の幹部は、派遣された日本人医師や看護婦、技術者、労働者の奉仕を受けて、途轍もない貴族生活を堪能できるはすだ。年収300万円以下の日本人は覚悟しておけ ! 役所が更なる税金を発明し、所得の半分が吸い上げられるかも知れないぞ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68782783.html  

http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/232.html#c40

[昼休み52] 日本人女性2人、リゾート地・セブ島で知り合った韓国人の男2人と飲酒→集団強姦される…フィリピン 中川隆
340. 中川隆[-11093] koaQ7Jey 2019年10月01日 21:50:38 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1728]
朝鮮に献上される日本の税金 _ 自民党はこれからも日本国民を犠牲にして朝鮮人を助け続ける

2019年10月01日
搾取され続ける日本国民 / 朝鮮へ貢ぐ日本政府
黒木 頼景
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68782783.html

北朝鮮に献上される日本の税金

  財務省が待ちに待った10月となり、日本国民は“消費増税”という軛くびきひ)に繋がれ、景気後退という不幸を味わうことになるだろう。保守派論壇の経済評論家は、個人消費の落ち込みとかGDPの縮小を懸念しているが、そんな事はやがて到来する“悪夢”に比べれば、同日の談ではない。我々は“いずれ”北朝鮮に膨大な税金を献上し、朝鮮労働党の幹部や赤貧に喘ぐ下層鮮人を助ける事になるのだ。一般国民は「えっ、黒木は何言っているんだ? ついに惚(ぼ)けてしまったのか・・・」と憐れむかも知れないが、大半の日本人は小泉純一郎が約束した北朝鮮への「賠償金」を忘れているのだろう。

Koizumi Jun 001( 左 / 小泉純一郎)
  2002年、小泉元首相が北朝鮮を訪問したとき、「日朝平壌宣言」が謳われたが、何とその第二項には、日本による植民地支配への謝罪が掲載されていた。すなわち、日本の朝鮮統治により、当時の朝鮮人は「多大な損害と苦痛」を味わったので、日本国は「歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明」したのである。そこで、日本政府は北鮮との国交正常化を果たした後、「無償資金援助」および「低金利の長期借款」、「国際機関を通じた人道主義的支援等の経済協力」を実施すると共に、「国際銀行等による融資、信用供与等」も実施するというのだ。こうした文言を再読すれば、大抵の日本人は「何だって?! あの犯罪国家に謝罪して、我々の税金をジャブジャブ呉れてやるのか! 冗談ぢゃない ! 俺はそんなこと認めないぞ!!」と激怒するだろう。

  ところが、現在、保守派知識人は『正論』や『Hanada』、『WiLL』に読者が喜びそうな記事、例えば「韓国経済の沈没」とか「韓国は要らない」「文在寅の左傾化政策」といったテーマで文章を書く。すると、これを目にした購読者は「韓国人め ! ざまあみろ!」と溜飲を下げて万々歳。まことに出版社はお客様の要望に忠実だ。安倍政権も世論の動向を気にしているのか、今のところは南鮮を見捨てているようなポーズを取っている。しかし、朝鮮人が地獄へ堕ちるのを黙ってみている訳でもない。おそらく、南鮮は左翼政権のもとで北鮮と融合し、結果的には支那の属国となるかも知れぬが、もし統一朝鮮が経済的に困れば、「経済的支援」と「尻拭い」は日本人へと廻ってくるだろう。米国は余計な税金を使いたくないから、電話で日本の首相を呼びつけ、「お前が何とかしろ!」と責任を押しつける。一方、日本の庶民は「南鮮人なんか、どうなってもいい。我々には助けてやる義理はない! 支那の属州になったっていいじゃないか。ほっとけ !」と言うだろうが、どっこい、自民党や立憲民主党、公明党には、「日本国民を犠牲にしても朝鮮人を助けたい」という奴らがウジャウジャいるから、1兆円どころか、10兆円、さらに100兆円の経済支援をプレゼントすることになる。

Tanaka 2(左 / 田中均)
  これを聞いて「まさか、そんな・・・」と絶句する日本人は、朝鮮贔屓の国会議員や外務官僚が多数存在することに気づいていないのだろう。『金王朝「御用詩人」の告白』を書いた張真晟(ちょう・しんせい)によれば、北鮮側は当初400億ドル(約4兆円)を要求したが、日本側が朝鮮半島に残してきたインフラ、すなわち発電所、鉄道、道路、製鉄所などがあると主張し、その無断使用を咎め、逆に使用料を求めたので、ある程度の減額なったそうだ。しかし、外務省には日本罪悪史観に染まった官僚が中枢を占めているので、最終的に1兆2千億円から1兆5千億円くらいの「賠償額」になったらしい。ここで刮目すべきは、2002年に行われた日鮮首脳会議の事前交渉で、外務省の田中均と北鮮のミスターXとの間で交わされた密約である。安倍総理でさえ、二人の間で“具体的”に何が話され、どんな取引が行われたのか分からないというのだ。外交記録には2枚分“不明”になっている箇所があるというから、相当ヤバい密約が取り交わされたと考えてよい。(青木直人 日朝正常化の密約』 祥伝社、2014年、67頁。)

  外務省に巣くう支那・朝鮮シンパの官僚には、まさしく「売国奴」と呼ぶに相応しい人物が存在し、ちょいと調べただけでも血圧が200を超えてしまう。何で我々が北鮮人に「謝罪」して、多額の「賠償金」を献上せねばならぬのか ! 以前にも書いたけど、日本の朝鮮統治は朝鮮人が歴史上、一回も味わったことがない黄金期で、人類史上例を見ない善政であった。植民地搾取が当たり前の歐米人は、これを聞くと「まさか、そんな倫理的国家があるはずがない !」と一蹴する。というのも、ヨーロッパ人のみならずアジア人やアフリカ人にとって、他国を支配するということは、自国の利益を増大させるためで、被支配者の福利厚生を増進するためではないからだ。朝鮮人は妄想を掻き立ててギャアギャア喚き散らすが、日本人に支配されても支那風の虐殺は無かったし、隷属化どころか、学校や病院、鉄道、電気、公衆衛生、金融制度、産業育成などの恩恵が目白押し。野生動物より惨めだった朝鮮人は、李朝時代では想像できない「文明生活」を送る事ができた。人糞を薬としていた民族は、日本の統治を受けて初めて科学的な薬を飲むことができたし、日本の乞食より不潔だった一般民衆は、我が国の衛生観念を身につけ、他のアジア人が羨む「日本国民」にもなれたのだ。もし、これが極悪非道の「植民地支配」と言うのなら、天国だって「地獄」と呼ばねばなるまい。

Korea 042Korea 035

(写真 / 日本人が背負い込む朝鮮人のタイプ)

倒錯した精神を持つ日本人

  戦士気質を失った日本人には、敵国に懲罰を加えてやろうとする復讐心が無い。我々は在日朝鮮人という「厄介者」を背負ったばかりか、同胞を北鮮に攫われるという屈辱をも受けた。それなのに、一般国民は武力攻撃で仲間を奪還しようとも考えない。外務官僚やマスコミもそうだけど、日本の庶民は「話し合い」と「献金」で問題の解決を図ろうとと思っている。しかし、そんなことをすれば、金王朝の威光を高めるだけだ。日本から膨大な賠償金を受け取った北鮮の民衆は、「やっぱり、首領様は偉かった。拉致した日本人を帰してやったら、日本政府が1兆円の貢ぎ物を持ってきたんだから。まさしく、金日成将軍は朝鮮民族の英雄だ。ざまあみろ、イルボン!!」と思うに違いない。(この点に関しては、過去ブログAを参考。)

Kim Dynasty 2(左 / 金王朝の独裁者 )
  一方、日本の民衆は無関心そのもの。それどころか、逆に武士的精神を持つ同胞を「危険人物」と見なしている。この心情は高校で日教組教育を受け、大学で左翼教育を受けた国民ほど強い。しかし、アメリカ国民と比較してみれば、日本人の異常性を認識できるはずだ。例えば、もし北鮮が100名のアメリカ国民を拉致したとする。だが、そんなことをすれば金王朝は確実に抹殺されてしまうだろう。そればかりか、金一族を支えてきた北鮮民衆も地獄の責めを負うことになる。何しろ、怒りに駆られた米国人は、徹底的な仕置きを実践するからだ。たとえ、北京政府が反撥しようとも、必ず徹底した報復を行い、アメリカ国民を拉致すればどのような結果になるのかを示そうとする。おそらく、多数の巡航ミサイルが発射され、北朝鮮は火の海となるに違いない。

  悪い奴は相手を見て行動する。金王朝は卑劣だが馬鹿ではない。独裁者は「誰が、どのように強いか」を判っているから、アメリカ国民には手を出さない。日本人は腰抜けの腑抜けと確認できたので、気兼ねなく拉致を実行した。案の定、日本政府は拉致の真相がバレても攻撃してこなかったし、それどころか穏便な「対話」を持ちかけ、「邦人を返してくれたたら、謝礼金を上納します」とまで言い出した。本来なら、日本は金氏朝鮮を殲滅するまで攻撃し、後始末を南鮮側に押しつけるべきなのに、要求に応じてくれた金王朝に向かって、「お返し頂き、心から感謝申し上げます」と感謝する。そして、要求された経済復興の資金を献上し、“おまけ”として、将軍様に渡せなかった「戦後賠償」をも支払うというのだ。これじゃあ、日本人でなくても「お前は馬鹿か !」と言いたくなるだろう。でも、国会議員の大半は拉致問題と報復には関心が無い。そんな“つまらない”事よりも、「北鮮への経済支援でいくら儲かるのか」、「どんなキックバックがあるのか」、とソロバンを弾く。情けないけど、朝鮮人との太いパイプを持ちたい、と望む議員の方が圧倒的に多いのだ。町人国家に成り下がった日本では、「国家の名誉」なんて黄ばんだ褌(ふんどし)程度である。軍事・外政は一銭にもならないから、保守派国民が何と言おうとも無視。

  国家的不幸は更に降り積もってくる。北鮮の経済状態がメチャクチャになれば、日本へ押し寄せる朝鮮人が必ず出てくるだろう。「人権」や「人道的支援」という言葉に弱い日本人は、堂々と上陸する朝鮮人を撃破できず、それどころか、朝鮮難民を支援する左翼分子が出没し、是が非でも朝鮮人の日本定住を実現させようとするのだ。日本人を守るはずの国会議員も、マスコミを気にして「朝鮮難民」を守ろうとするから、北鮮人排斥なんて夢のまた夢。一部の保守派議員は反対するだろうが、左翼議員の前では多勢に無勢。日本政府は渋々だが税金でまかなわれた衣食住を提供し、至れり尽くせりの接待を与えてしまうだろう。こうなれば、朝鮮難民は益々つけあがり、更なる要求を言い出すに違いない。精神的に弱い日本人は、妥協に妥協を重ねて最後に屈服する。容易に想像できるのは、鮮人の子供が日本の学校に通い、無料の給食を食べることだ。朝鮮の老人も日本の恩恵にあずかり、国民健康保険に混ぜてもらって、高度な医療を受けるだろう。腹立たしいけど、健康で一生懸命働く日本人は地方自治体から搾取され、60万から70万円くらいの保険料を払う破目になる。ところが、朝鮮難民は貧乏だから数千円の保険料でOKだ。もしかしたら、北鮮人は祖国壊滅を望んでいるのかも知れないぞ。

Koreans 6Koreans 771


(写真 / 日本にやって来そうな朝鮮人 )

  とにかく、永田町や霞ヶ関には朝鮮贔屓が大量に棲息しているから、日系日本人は搾取される一方だ。財務省は日本のインフラ設備をケチるくせに、北鮮の経済開発には数兆円かかっても惜しくないと思っている。台風被害を考えれば電線の地中化を急がねばならぬのに、政府は「お金がかかるから」という理由で後回し。また、日本人に対しては自然災害で停電が発生しても「我慢しろ」と冷たくあしらい、「冬の北海道で凍死が出ても致し方ないよなぁ」と諦めている。真夏に停電が起こっても、「しょうがないよねぇ〜」と開き直って、どの議員も責任を取らない。寝たきり老人でも放置と無視を決め込む。普通の日本人なら「どこの政治家なんだ !」と激怒するけど、左翼革命に賛成しない日本人は「仲間」じゃないから死んでも心は痛まない。ところが、皇室廃絶に賛成してくれる朝鮮人は、左翼陣営にとって「同志」だから、大切にすべき「お得意様」である。NHKなら特別予算を組んで「朝鮮難民を救え !」という特番を放送するだろう。

  地上波テレビ局や全国紙は、「安倍の次に誰が総理になるのか」という憶測ででワクワクしているが、ポスト「安倍」に就任する総理大臣も、確実に自民党の左翼路線を踏襲するから、朝鮮を見放すことはない。もし、菅義偉が次期総理になれは、閣僚や官邸に朝鮮シンパが配置され、北鮮支援のシフトになるだろう。文在寅政権を見れば判るけど、左翼分子というのは虎視眈々と権力の中枢を目指し、一人が要職に就けば数名の仲間を呼び寄せ、その仲間がまた別の仲間を役職に就ける。まるでネズミ講みたいだが、左翼は司法や行政組織の中でシロアリのように増殖するのだ。こんな状態で小泉進次郎が総理大臣になれば、「父が約束したことを果たします!」と宣言し、1兆円どころか、2兆、3兆、5兆、10兆円の経済支援だってあり得る。たぶん、朝鮮労働党の幹部は、派遣された日本人医師や看護婦、技術者、労働者の奉仕を受けて、途轍もない貴族生活を堪能できるはすだ。年収300万円以下の日本人は覚悟しておけ ! 役所が更なる税金を発明し、所得の半分が吸い上げられるかも知れないぞ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68782783.html  

http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/334.html#c340

[近代史3] 日本を二等国にした反日売国奴の平成天皇 中川隆
24. 中川隆[-11092] koaQ7Jey 2019年10月01日 21:55:31 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1729]

朝鮮に献上される日本の税金 _ 自民党はこれからも日本国民を犠牲にして朝鮮人を助け続ける

2019年10月01日
搾取され続ける日本国民 / 朝鮮へ貢ぐ日本政府
黒木 頼景
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68782783.html

北朝鮮に献上される日本の税金

  財務省が待ちに待った10月となり、日本国民は“消費増税”という軛くびきひ)に繋がれ、景気後退という不幸を味わうことになるだろう。保守派論壇の経済評論家は、個人消費の落ち込みとかGDPの縮小を懸念しているが、そんな事はやがて到来する“悪夢”に比べれば、同日の談ではない。我々は“いずれ”北朝鮮に膨大な税金を献上し、朝鮮労働党の幹部や赤貧に喘ぐ下層鮮人を助ける事になるのだ。一般国民は「えっ、黒木は何言っているんだ? ついに惚(ぼ)けてしまったのか・・・」と憐れむかも知れないが、大半の日本人は小泉純一郎が約束した北朝鮮への「賠償金」を忘れているのだろう。

Koizumi Jun 001( 左 / 小泉純一郎)
  2002年、小泉元首相が北朝鮮を訪問したとき、「日朝平壌宣言」が謳われたが、何とその第二項には、日本による植民地支配への謝罪が掲載されていた。すなわち、日本の朝鮮統治により、当時の朝鮮人は「多大な損害と苦痛」を味わったので、日本国は「歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明」したのである。そこで、日本政府は北鮮との国交正常化を果たした後、「無償資金援助」および「低金利の長期借款」、「国際機関を通じた人道主義的支援等の経済協力」を実施すると共に、「国際銀行等による融資、信用供与等」も実施するというのだ。こうした文言を再読すれば、大抵の日本人は「何だって?! あの犯罪国家に謝罪して、我々の税金をジャブジャブ呉れてやるのか! 冗談ぢゃない ! 俺はそんなこと認めないぞ!!」と激怒するだろう。

  ところが、現在、保守派知識人は『正論』や『Hanada』、『WiLL』に読者が喜びそうな記事、例えば「韓国経済の沈没」とか「韓国は要らない」「文在寅の左傾化政策」といったテーマで文章を書く。すると、これを目にした購読者は「韓国人め ! ざまあみろ!」と溜飲を下げて万々歳。まことに出版社はお客様の要望に忠実だ。安倍政権も世論の動向を気にしているのか、今のところは南鮮を見捨てているようなポーズを取っている。しかし、朝鮮人が地獄へ堕ちるのを黙ってみている訳でもない。おそらく、南鮮は左翼政権のもとで北鮮と融合し、結果的には支那の属国となるかも知れぬが、もし統一朝鮮が経済的に困れば、「経済的支援」と「尻拭い」は日本人へと廻ってくるだろう。米国は余計な税金を使いたくないから、電話で日本の首相を呼びつけ、「お前が何とかしろ!」と責任を押しつける。一方、日本の庶民は「南鮮人なんか、どうなってもいい。我々には助けてやる義理はない! 支那の属州になったっていいじゃないか。ほっとけ !」と言うだろうが、どっこい、自民党や立憲民主党、公明党には、「日本国民を犠牲にしても朝鮮人を助けたい」という奴らがウジャウジャいるから、1兆円どころか、10兆円、さらに100兆円の経済支援をプレゼントすることになる。

Tanaka 2(左 / 田中均)
  これを聞いて「まさか、そんな・・・」と絶句する日本人は、朝鮮贔屓の国会議員や外務官僚が多数存在することに気づいていないのだろう。『金王朝「御用詩人」の告白』を書いた張真晟(ちょう・しんせい)によれば、北鮮側は当初400億ドル(約4兆円)を要求したが、日本側が朝鮮半島に残してきたインフラ、すなわち発電所、鉄道、道路、製鉄所などがあると主張し、その無断使用を咎め、逆に使用料を求めたので、ある程度の減額なったそうだ。しかし、外務省には日本罪悪史観に染まった官僚が中枢を占めているので、最終的に1兆2千億円から1兆5千億円くらいの「賠償額」になったらしい。ここで刮目すべきは、2002年に行われた日鮮首脳会議の事前交渉で、外務省の田中均と北鮮のミスターXとの間で交わされた密約である。安倍総理でさえ、二人の間で“具体的”に何が話され、どんな取引が行われたのか分からないというのだ。外交記録には2枚分“不明”になっている箇所があるというから、相当ヤバい密約が取り交わされたと考えてよい。(青木直人 日朝正常化の密約』 祥伝社、2014年、67頁。)

  外務省に巣くう支那・朝鮮シンパの官僚には、まさしく「売国奴」と呼ぶに相応しい人物が存在し、ちょいと調べただけでも血圧が200を超えてしまう。何で我々が北鮮人に「謝罪」して、多額の「賠償金」を献上せねばならぬのか ! 以前にも書いたけど、日本の朝鮮統治は朝鮮人が歴史上、一回も味わったことがない黄金期で、人類史上例を見ない善政であった。植民地搾取が当たり前の歐米人は、これを聞くと「まさか、そんな倫理的国家があるはずがない !」と一蹴する。というのも、ヨーロッパ人のみならずアジア人やアフリカ人にとって、他国を支配するということは、自国の利益を増大させるためで、被支配者の福利厚生を増進するためではないからだ。朝鮮人は妄想を掻き立ててギャアギャア喚き散らすが、日本人に支配されても支那風の虐殺は無かったし、隷属化どころか、学校や病院、鉄道、電気、公衆衛生、金融制度、産業育成などの恩恵が目白押し。野生動物より惨めだった朝鮮人は、李朝時代では想像できない「文明生活」を送る事ができた。人糞を薬としていた民族は、日本の統治を受けて初めて科学的な薬を飲むことができたし、日本の乞食より不潔だった一般民衆は、我が国の衛生観念を身につけ、他のアジア人が羨む「日本国民」にもなれたのだ。もし、これが極悪非道の「植民地支配」と言うのなら、天国だって「地獄」と呼ばねばなるまい。

Korea 042Korea 035

(写真 / 日本人が背負い込む朝鮮人のタイプ)

倒錯した精神を持つ日本人

  戦士気質を失った日本人には、敵国に懲罰を加えてやろうとする復讐心が無い。我々は在日朝鮮人という「厄介者」を背負ったばかりか、同胞を北鮮に攫われるという屈辱をも受けた。それなのに、一般国民は武力攻撃で仲間を奪還しようとも考えない。外務官僚やマスコミもそうだけど、日本の庶民は「話し合い」と「献金」で問題の解決を図ろうとと思っている。しかし、そんなことをすれば、金王朝の威光を高めるだけだ。日本から膨大な賠償金を受け取った北鮮の民衆は、「やっぱり、首領様は偉かった。拉致した日本人を帰してやったら、日本政府が1兆円の貢ぎ物を持ってきたんだから。まさしく、金日成将軍は朝鮮民族の英雄だ。ざまあみろ、イルボン!!」と思うに違いない。(この点に関しては、過去ブログAを参考。)

Kim Dynasty 2(左 / 金王朝の独裁者 )
  一方、日本の民衆は無関心そのもの。それどころか、逆に武士的精神を持つ同胞を「危険人物」と見なしている。この心情は高校で日教組教育を受け、大学で左翼教育を受けた国民ほど強い。しかし、アメリカ国民と比較してみれば、日本人の異常性を認識できるはずだ。例えば、もし北鮮が100名のアメリカ国民を拉致したとする。だが、そんなことをすれば金王朝は確実に抹殺されてしまうだろう。そればかりか、金一族を支えてきた北鮮民衆も地獄の責めを負うことになる。何しろ、怒りに駆られた米国人は、徹底的な仕置きを実践するからだ。たとえ、北京政府が反撥しようとも、必ず徹底した報復を行い、アメリカ国民を拉致すればどのような結果になるのかを示そうとする。おそらく、多数の巡航ミサイルが発射され、北朝鮮は火の海となるに違いない。

  悪い奴は相手を見て行動する。金王朝は卑劣だが馬鹿ではない。独裁者は「誰が、どのように強いか」を判っているから、アメリカ国民には手を出さない。日本人は腰抜けの腑抜けと確認できたので、気兼ねなく拉致を実行した。案の定、日本政府は拉致の真相がバレても攻撃してこなかったし、それどころか穏便な「対話」を持ちかけ、「邦人を返してくれたたら、謝礼金を上納します」とまで言い出した。本来なら、日本は金氏朝鮮を殲滅するまで攻撃し、後始末を南鮮側に押しつけるべきなのに、要求に応じてくれた金王朝に向かって、「お返し頂き、心から感謝申し上げます」と感謝する。そして、要求された経済復興の資金を献上し、“おまけ”として、将軍様に渡せなかった「戦後賠償」をも支払うというのだ。これじゃあ、日本人でなくても「お前は馬鹿か !」と言いたくなるだろう。でも、国会議員の大半は拉致問題と報復には関心が無い。そんな“つまらない”事よりも、「北鮮への経済支援でいくら儲かるのか」、「どんなキックバックがあるのか」、とソロバンを弾く。情けないけど、朝鮮人との太いパイプを持ちたい、と望む議員の方が圧倒的に多いのだ。町人国家に成り下がった日本では、「国家の名誉」なんて黄ばんだ褌(ふんどし)程度である。軍事・外政は一銭にもならないから、保守派国民が何と言おうとも無視。

  国家的不幸は更に降り積もってくる。北鮮の経済状態がメチャクチャになれば、日本へ押し寄せる朝鮮人が必ず出てくるだろう。「人権」や「人道的支援」という言葉に弱い日本人は、堂々と上陸する朝鮮人を撃破できず、それどころか、朝鮮難民を支援する左翼分子が出没し、是が非でも朝鮮人の日本定住を実現させようとするのだ。日本人を守るはずの国会議員も、マスコミを気にして「朝鮮難民」を守ろうとするから、北鮮人排斥なんて夢のまた夢。一部の保守派議員は反対するだろうが、左翼議員の前では多勢に無勢。日本政府は渋々だが税金でまかなわれた衣食住を提供し、至れり尽くせりの接待を与えてしまうだろう。こうなれば、朝鮮難民は益々つけあがり、更なる要求を言い出すに違いない。精神的に弱い日本人は、妥協に妥協を重ねて最後に屈服する。容易に想像できるのは、鮮人の子供が日本の学校に通い、無料の給食を食べることだ。朝鮮の老人も日本の恩恵にあずかり、国民健康保険に混ぜてもらって、高度な医療を受けるだろう。腹立たしいけど、健康で一生懸命働く日本人は地方自治体から搾取され、60万から70万円くらいの保険料を払う破目になる。ところが、朝鮮難民は貧乏だから数千円の保険料でOKだ。もしかしたら、北鮮人は祖国壊滅を望んでいるのかも知れないぞ。

Koreans 6Koreans 771


(写真 / 日本にやって来そうな朝鮮人 )

  とにかく、永田町や霞ヶ関には朝鮮贔屓が大量に棲息しているから、日系日本人は搾取される一方だ。財務省は日本のインフラ設備をケチるくせに、北鮮の経済開発には数兆円かかっても惜しくないと思っている。台風被害を考えれば電線の地中化を急がねばならぬのに、政府は「お金がかかるから」という理由で後回し。また、日本人に対しては自然災害で停電が発生しても「我慢しろ」と冷たくあしらい、「冬の北海道で凍死が出ても致し方ないよなぁ」と諦めている。真夏に停電が起こっても、「しょうがないよねぇ〜」と開き直って、どの議員も責任を取らない。寝たきり老人でも放置と無視を決め込む。普通の日本人なら「どこの政治家なんだ !」と激怒するけど、左翼革命に賛成しない日本人は「仲間」じゃないから死んでも心は痛まない。ところが、皇室廃絶に賛成してくれる朝鮮人は、左翼陣営にとって「同志」だから、大切にすべき「お得意様」である。NHKなら特別予算を組んで「朝鮮難民を救え !」という特番を放送するだろう。

  地上波テレビ局や全国紙は、「安倍の次に誰が総理になるのか」という憶測ででワクワクしているが、ポスト「安倍」に就任する総理大臣も、確実に自民党の左翼路線を踏襲するから、朝鮮を見放すことはない。もし、菅義偉が次期総理になれは、閣僚や官邸に朝鮮シンパが配置され、北鮮支援のシフトになるだろう。文在寅政権を見れば判るけど、左翼分子というのは虎視眈々と権力の中枢を目指し、一人が要職に就けば数名の仲間を呼び寄せ、その仲間がまた別の仲間を役職に就ける。まるでネズミ講みたいだが、左翼は司法や行政組織の中でシロアリのように増殖するのだ。こんな状態で小泉進次郎が総理大臣になれば、「父が約束したことを果たします!」と宣言し、1兆円どころか、2兆、3兆、5兆、10兆円の経済支援だってあり得る。たぶん、朝鮮労働党の幹部は、派遣された日本人医師や看護婦、技術者、労働者の奉仕を受けて、途轍もない貴族生活を堪能できるはすだ。年収300万円以下の日本人は覚悟しておけ ! 役所が更なる税金を発明し、所得の半分が吸い上げられるかも知れないぞ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68782783.html  

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/580.html#c24

[近代史3] 美智子妃も雅子妃もアメリカが皇室と天皇制を破壊する為に送り込んだスパイなのか? 中川隆
74. 中川隆[-11091] koaQ7Jey 2019年10月01日 21:57:02 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1730]

朝鮮に献上される日本の税金 _ 自民党はこれからも日本国民を犠牲にして朝鮮人を助け続ける

2019年10月01日
搾取され続ける日本国民 / 朝鮮へ貢ぐ日本政府
黒木 頼景
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68782783.html

北朝鮮に献上される日本の税金

  財務省が待ちに待った10月となり、日本国民は“消費増税”という軛くびきひ)に繋がれ、景気後退という不幸を味わうことになるだろう。保守派論壇の経済評論家は、個人消費の落ち込みとかGDPの縮小を懸念しているが、そんな事はやがて到来する“悪夢”に比べれば、同日の談ではない。我々は“いずれ”北朝鮮に膨大な税金を献上し、朝鮮労働党の幹部や赤貧に喘ぐ下層鮮人を助ける事になるのだ。一般国民は「えっ、黒木は何言っているんだ? ついに惚(ぼ)けてしまったのか・・・」と憐れむかも知れないが、大半の日本人は小泉純一郎が約束した北朝鮮への「賠償金」を忘れているのだろう。

Koizumi Jun 001( 左 / 小泉純一郎)
  2002年、小泉元首相が北朝鮮を訪問したとき、「日朝平壌宣言」が謳われたが、何とその第二項には、日本による植民地支配への謝罪が掲載されていた。すなわち、日本の朝鮮統治により、当時の朝鮮人は「多大な損害と苦痛」を味わったので、日本国は「歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明」したのである。そこで、日本政府は北鮮との国交正常化を果たした後、「無償資金援助」および「低金利の長期借款」、「国際機関を通じた人道主義的支援等の経済協力」を実施すると共に、「国際銀行等による融資、信用供与等」も実施するというのだ。こうした文言を再読すれば、大抵の日本人は「何だって?! あの犯罪国家に謝罪して、我々の税金をジャブジャブ呉れてやるのか! 冗談ぢゃない ! 俺はそんなこと認めないぞ!!」と激怒するだろう。

  ところが、現在、保守派知識人は『正論』や『Hanada』、『WiLL』に読者が喜びそうな記事、例えば「韓国経済の沈没」とか「韓国は要らない」「文在寅の左傾化政策」といったテーマで文章を書く。すると、これを目にした購読者は「韓国人め ! ざまあみろ!」と溜飲を下げて万々歳。まことに出版社はお客様の要望に忠実だ。安倍政権も世論の動向を気にしているのか、今のところは南鮮を見捨てているようなポーズを取っている。しかし、朝鮮人が地獄へ堕ちるのを黙ってみている訳でもない。おそらく、南鮮は左翼政権のもとで北鮮と融合し、結果的には支那の属国となるかも知れぬが、もし統一朝鮮が経済的に困れば、「経済的支援」と「尻拭い」は日本人へと廻ってくるだろう。米国は余計な税金を使いたくないから、電話で日本の首相を呼びつけ、「お前が何とかしろ!」と責任を押しつける。一方、日本の庶民は「南鮮人なんか、どうなってもいい。我々には助けてやる義理はない! 支那の属州になったっていいじゃないか。ほっとけ !」と言うだろうが、どっこい、自民党や立憲民主党、公明党には、「日本国民を犠牲にしても朝鮮人を助けたい」という奴らがウジャウジャいるから、1兆円どころか、10兆円、さらに100兆円の経済支援をプレゼントすることになる。

Tanaka 2(左 / 田中均)
  これを聞いて「まさか、そんな・・・」と絶句する日本人は、朝鮮贔屓の国会議員や外務官僚が多数存在することに気づいていないのだろう。『金王朝「御用詩人」の告白』を書いた張真晟(ちょう・しんせい)によれば、北鮮側は当初400億ドル(約4兆円)を要求したが、日本側が朝鮮半島に残してきたインフラ、すなわち発電所、鉄道、道路、製鉄所などがあると主張し、その無断使用を咎め、逆に使用料を求めたので、ある程度の減額なったそうだ。しかし、外務省には日本罪悪史観に染まった官僚が中枢を占めているので、最終的に1兆2千億円から1兆5千億円くらいの「賠償額」になったらしい。ここで刮目すべきは、2002年に行われた日鮮首脳会議の事前交渉で、外務省の田中均と北鮮のミスターXとの間で交わされた密約である。安倍総理でさえ、二人の間で“具体的”に何が話され、どんな取引が行われたのか分からないというのだ。外交記録には2枚分“不明”になっている箇所があるというから、相当ヤバい密約が取り交わされたと考えてよい。(青木直人 日朝正常化の密約』 祥伝社、2014年、67頁。)

  外務省に巣くう支那・朝鮮シンパの官僚には、まさしく「売国奴」と呼ぶに相応しい人物が存在し、ちょいと調べただけでも血圧が200を超えてしまう。何で我々が北鮮人に「謝罪」して、多額の「賠償金」を献上せねばならぬのか ! 以前にも書いたけど、日本の朝鮮統治は朝鮮人が歴史上、一回も味わったことがない黄金期で、人類史上例を見ない善政であった。植民地搾取が当たり前の歐米人は、これを聞くと「まさか、そんな倫理的国家があるはずがない !」と一蹴する。というのも、ヨーロッパ人のみならずアジア人やアフリカ人にとって、他国を支配するということは、自国の利益を増大させるためで、被支配者の福利厚生を増進するためではないからだ。朝鮮人は妄想を掻き立ててギャアギャア喚き散らすが、日本人に支配されても支那風の虐殺は無かったし、隷属化どころか、学校や病院、鉄道、電気、公衆衛生、金融制度、産業育成などの恩恵が目白押し。野生動物より惨めだった朝鮮人は、李朝時代では想像できない「文明生活」を送る事ができた。人糞を薬としていた民族は、日本の統治を受けて初めて科学的な薬を飲むことができたし、日本の乞食より不潔だった一般民衆は、我が国の衛生観念を身につけ、他のアジア人が羨む「日本国民」にもなれたのだ。もし、これが極悪非道の「植民地支配」と言うのなら、天国だって「地獄」と呼ばねばなるまい。

Korea 042Korea 035

(写真 / 日本人が背負い込む朝鮮人のタイプ)

倒錯した精神を持つ日本人

  戦士気質を失った日本人には、敵国に懲罰を加えてやろうとする復讐心が無い。我々は在日朝鮮人という「厄介者」を背負ったばかりか、同胞を北鮮に攫われるという屈辱をも受けた。それなのに、一般国民は武力攻撃で仲間を奪還しようとも考えない。外務官僚やマスコミもそうだけど、日本の庶民は「話し合い」と「献金」で問題の解決を図ろうとと思っている。しかし、そんなことをすれば、金王朝の威光を高めるだけだ。日本から膨大な賠償金を受け取った北鮮の民衆は、「やっぱり、首領様は偉かった。拉致した日本人を帰してやったら、日本政府が1兆円の貢ぎ物を持ってきたんだから。まさしく、金日成将軍は朝鮮民族の英雄だ。ざまあみろ、イルボン!!」と思うに違いない。(この点に関しては、過去ブログAを参考。)

Kim Dynasty 2(左 / 金王朝の独裁者 )
  一方、日本の民衆は無関心そのもの。それどころか、逆に武士的精神を持つ同胞を「危険人物」と見なしている。この心情は高校で日教組教育を受け、大学で左翼教育を受けた国民ほど強い。しかし、アメリカ国民と比較してみれば、日本人の異常性を認識できるはずだ。例えば、もし北鮮が100名のアメリカ国民を拉致したとする。だが、そんなことをすれば金王朝は確実に抹殺されてしまうだろう。そればかりか、金一族を支えてきた北鮮民衆も地獄の責めを負うことになる。何しろ、怒りに駆られた米国人は、徹底的な仕置きを実践するからだ。たとえ、北京政府が反撥しようとも、必ず徹底した報復を行い、アメリカ国民を拉致すればどのような結果になるのかを示そうとする。おそらく、多数の巡航ミサイルが発射され、北朝鮮は火の海となるに違いない。

  悪い奴は相手を見て行動する。金王朝は卑劣だが馬鹿ではない。独裁者は「誰が、どのように強いか」を判っているから、アメリカ国民には手を出さない。日本人は腰抜けの腑抜けと確認できたので、気兼ねなく拉致を実行した。案の定、日本政府は拉致の真相がバレても攻撃してこなかったし、それどころか穏便な「対話」を持ちかけ、「邦人を返してくれたたら、謝礼金を上納します」とまで言い出した。本来なら、日本は金氏朝鮮を殲滅するまで攻撃し、後始末を南鮮側に押しつけるべきなのに、要求に応じてくれた金王朝に向かって、「お返し頂き、心から感謝申し上げます」と感謝する。そして、要求された経済復興の資金を献上し、“おまけ”として、将軍様に渡せなかった「戦後賠償」をも支払うというのだ。これじゃあ、日本人でなくても「お前は馬鹿か !」と言いたくなるだろう。でも、国会議員の大半は拉致問題と報復には関心が無い。そんな“つまらない”事よりも、「北鮮への経済支援でいくら儲かるのか」、「どんなキックバックがあるのか」、とソロバンを弾く。情けないけど、朝鮮人との太いパイプを持ちたい、と望む議員の方が圧倒的に多いのだ。町人国家に成り下がった日本では、「国家の名誉」なんて黄ばんだ褌(ふんどし)程度である。軍事・外政は一銭にもならないから、保守派国民が何と言おうとも無視。

  国家的不幸は更に降り積もってくる。北鮮の経済状態がメチャクチャになれば、日本へ押し寄せる朝鮮人が必ず出てくるだろう。「人権」や「人道的支援」という言葉に弱い日本人は、堂々と上陸する朝鮮人を撃破できず、それどころか、朝鮮難民を支援する左翼分子が出没し、是が非でも朝鮮人の日本定住を実現させようとするのだ。日本人を守るはずの国会議員も、マスコミを気にして「朝鮮難民」を守ろうとするから、北鮮人排斥なんて夢のまた夢。一部の保守派議員は反対するだろうが、左翼議員の前では多勢に無勢。日本政府は渋々だが税金でまかなわれた衣食住を提供し、至れり尽くせりの接待を与えてしまうだろう。こうなれば、朝鮮難民は益々つけあがり、更なる要求を言い出すに違いない。精神的に弱い日本人は、妥協に妥協を重ねて最後に屈服する。容易に想像できるのは、鮮人の子供が日本の学校に通い、無料の給食を食べることだ。朝鮮の老人も日本の恩恵にあずかり、国民健康保険に混ぜてもらって、高度な医療を受けるだろう。腹立たしいけど、健康で一生懸命働く日本人は地方自治体から搾取され、60万から70万円くらいの保険料を払う破目になる。ところが、朝鮮難民は貧乏だから数千円の保険料でOKだ。もしかしたら、北鮮人は祖国壊滅を望んでいるのかも知れないぞ。

Koreans 6Koreans 771


(写真 / 日本にやって来そうな朝鮮人 )

  とにかく、永田町や霞ヶ関には朝鮮贔屓が大量に棲息しているから、日系日本人は搾取される一方だ。財務省は日本のインフラ設備をケチるくせに、北鮮の経済開発には数兆円かかっても惜しくないと思っている。台風被害を考えれば電線の地中化を急がねばならぬのに、政府は「お金がかかるから」という理由で後回し。また、日本人に対しては自然災害で停電が発生しても「我慢しろ」と冷たくあしらい、「冬の北海道で凍死が出ても致し方ないよなぁ」と諦めている。真夏に停電が起こっても、「しょうがないよねぇ〜」と開き直って、どの議員も責任を取らない。寝たきり老人でも放置と無視を決め込む。普通の日本人なら「どこの政治家なんだ !」と激怒するけど、左翼革命に賛成しない日本人は「仲間」じゃないから死んでも心は痛まない。ところが、皇室廃絶に賛成してくれる朝鮮人は、左翼陣営にとって「同志」だから、大切にすべき「お得意様」である。NHKなら特別予算を組んで「朝鮮難民を救え !」という特番を放送するだろう。

  地上波テレビ局や全国紙は、「安倍の次に誰が総理になるのか」という憶測ででワクワクしているが、ポスト「安倍」に就任する総理大臣も、確実に自民党の左翼路線を踏襲するから、朝鮮を見放すことはない。もし、菅義偉が次期総理になれは、閣僚や官邸に朝鮮シンパが配置され、北鮮支援のシフトになるだろう。文在寅政権を見れば判るけど、左翼分子というのは虎視眈々と権力の中枢を目指し、一人が要職に就けば数名の仲間を呼び寄せ、その仲間がまた別の仲間を役職に就ける。まるでネズミ講みたいだが、左翼は司法や行政組織の中でシロアリのように増殖するのだ。こんな状態で小泉進次郎が総理大臣になれば、「父が約束したことを果たします!」と宣言し、1兆円どころか、2兆、3兆、5兆、10兆円の経済支援だってあり得る。たぶん、朝鮮労働党の幹部は、派遣された日本人医師や看護婦、技術者、労働者の奉仕を受けて、途轍もない貴族生活を堪能できるはすだ。年収300万円以下の日本人は覚悟しておけ ! 役所が更なる税金を発明し、所得の半分が吸い上げられるかも知れないぞ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68782783.html  

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/262.html#c74

[近代史3] 馬渕睦夫 韓国が反日である理由 _ 日本と隣国とを対立させ統治する分割統治 中川隆
9. 中川隆[-11090] koaQ7Jey 2019年10月01日 22:04:29 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1731]
朝鮮に献上される日本の税金 _ 自民党はこれからも日本国民を犠牲にして朝鮮人を助け続ける

2019年10月01日
搾取され続ける日本国民 / 朝鮮へ貢ぐ日本政府
黒木 頼景
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68782783.html

北朝鮮に献上される日本の税金

  財務省が待ちに待った10月となり、日本国民は“消費増税”という軛くびきひ)に繋がれ、景気後退という不幸を味わうことになるだろう。保守派論壇の経済評論家は、個人消費の落ち込みとかGDPの縮小を懸念しているが、そんな事はやがて到来する“悪夢”に比べれば、同日の談ではない。我々は“いずれ”北朝鮮に膨大な税金を献上し、朝鮮労働党の幹部や赤貧に喘ぐ下層鮮人を助ける事になるのだ。一般国民は「えっ、黒木は何言っているんだ? ついに惚(ぼ)けてしまったのか・・・」と憐れむかも知れないが、大半の日本人は小泉純一郎が約束した北朝鮮への「賠償金」を忘れているのだろう。

Koizumi Jun 001( 左 / 小泉純一郎)
  2002年、小泉元首相が北朝鮮を訪問したとき、「日朝平壌宣言」が謳われたが、何とその第二項には、日本による植民地支配への謝罪が掲載されていた。すなわち、日本の朝鮮統治により、当時の朝鮮人は「多大な損害と苦痛」を味わったので、日本国は「歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明」したのである。そこで、日本政府は北鮮との国交正常化を果たした後、「無償資金援助」および「低金利の長期借款」、「国際機関を通じた人道主義的支援等の経済協力」を実施すると共に、「国際銀行等による融資、信用供与等」も実施するというのだ。こうした文言を再読すれば、大抵の日本人は「何だって?! あの犯罪国家に謝罪して、我々の税金をジャブジャブ呉れてやるのか! 冗談ぢゃない ! 俺はそんなこと認めないぞ!!」と激怒するだろう。

  ところが、現在、保守派知識人は『正論』や『Hanada』、『WiLL』に読者が喜びそうな記事、例えば「韓国経済の沈没」とか「韓国は要らない」「文在寅の左傾化政策」といったテーマで文章を書く。すると、これを目にした購読者は「韓国人め ! ざまあみろ!」と溜飲を下げて万々歳。まことに出版社はお客様の要望に忠実だ。安倍政権も世論の動向を気にしているのか、今のところは南鮮を見捨てているようなポーズを取っている。しかし、朝鮮人が地獄へ堕ちるのを黙ってみている訳でもない。おそらく、南鮮は左翼政権のもとで北鮮と融合し、結果的には支那の属国となるかも知れぬが、もし統一朝鮮が経済的に困れば、「経済的支援」と「尻拭い」は日本人へと廻ってくるだろう。米国は余計な税金を使いたくないから、電話で日本の首相を呼びつけ、「お前が何とかしろ!」と責任を押しつける。一方、日本の庶民は「南鮮人なんか、どうなってもいい。我々には助けてやる義理はない! 支那の属州になったっていいじゃないか。ほっとけ !」と言うだろうが、どっこい、自民党や立憲民主党、公明党には、「日本国民を犠牲にしても朝鮮人を助けたい」という奴らがウジャウジャいるから、1兆円どころか、10兆円、さらに100兆円の経済支援をプレゼントすることになる。

Tanaka 2(左 / 田中均)
  これを聞いて「まさか、そんな・・・」と絶句する日本人は、朝鮮贔屓の国会議員や外務官僚が多数存在することに気づいていないのだろう。『金王朝「御用詩人」の告白』を書いた張真晟(ちょう・しんせい)によれば、北鮮側は当初400億ドル(約4兆円)を要求したが、日本側が朝鮮半島に残してきたインフラ、すなわち発電所、鉄道、道路、製鉄所などがあると主張し、その無断使用を咎め、逆に使用料を求めたので、ある程度の減額なったそうだ。しかし、外務省には日本罪悪史観に染まった官僚が中枢を占めているので、最終的に1兆2千億円から1兆5千億円くらいの「賠償額」になったらしい。ここで刮目すべきは、2002年に行われた日鮮首脳会議の事前交渉で、外務省の田中均と北鮮のミスターXとの間で交わされた密約である。安倍総理でさえ、二人の間で“具体的”に何が話され、どんな取引が行われたのか分からないというのだ。外交記録には2枚分“不明”になっている箇所があるというから、相当ヤバい密約が取り交わされたと考えてよい。(青木直人 日朝正常化の密約』 祥伝社、2014年、67頁。)

  外務省に巣くう支那・朝鮮シンパの官僚には、まさしく「売国奴」と呼ぶに相応しい人物が存在し、ちょいと調べただけでも血圧が200を超えてしまう。何で我々が北鮮人に「謝罪」して、多額の「賠償金」を献上せねばならぬのか ! 以前にも書いたけど、日本の朝鮮統治は朝鮮人が歴史上、一回も味わったことがない黄金期で、人類史上例を見ない善政であった。植民地搾取が当たり前の歐米人は、これを聞くと「まさか、そんな倫理的国家があるはずがない !」と一蹴する。というのも、ヨーロッパ人のみならずアジア人やアフリカ人にとって、他国を支配するということは、自国の利益を増大させるためで、被支配者の福利厚生を増進するためではないからだ。朝鮮人は妄想を掻き立ててギャアギャア喚き散らすが、日本人に支配されても支那風の虐殺は無かったし、隷属化どころか、学校や病院、鉄道、電気、公衆衛生、金融制度、産業育成などの恩恵が目白押し。野生動物より惨めだった朝鮮人は、李朝時代では想像できない「文明生活」を送る事ができた。人糞を薬としていた民族は、日本の統治を受けて初めて科学的な薬を飲むことができたし、日本の乞食より不潔だった一般民衆は、我が国の衛生観念を身につけ、他のアジア人が羨む「日本国民」にもなれたのだ。もし、これが極悪非道の「植民地支配」と言うのなら、天国だって「地獄」と呼ばねばなるまい。

Korea 042Korea 035

(写真 / 日本人が背負い込む朝鮮人のタイプ)

倒錯した精神を持つ日本人

  戦士気質を失った日本人には、敵国に懲罰を加えてやろうとする復讐心が無い。我々は在日朝鮮人という「厄介者」を背負ったばかりか、同胞を北鮮に攫われるという屈辱をも受けた。それなのに、一般国民は武力攻撃で仲間を奪還しようとも考えない。外務官僚やマスコミもそうだけど、日本の庶民は「話し合い」と「献金」で問題の解決を図ろうとと思っている。しかし、そんなことをすれば、金王朝の威光を高めるだけだ。日本から膨大な賠償金を受け取った北鮮の民衆は、「やっぱり、首領様は偉かった。拉致した日本人を帰してやったら、日本政府が1兆円の貢ぎ物を持ってきたんだから。まさしく、金日成将軍は朝鮮民族の英雄だ。ざまあみろ、イルボン!!」と思うに違いない。(この点に関しては、過去ブログAを参考。)

Kim Dynasty 2(左 / 金王朝の独裁者 )
  一方、日本の民衆は無関心そのもの。それどころか、逆に武士的精神を持つ同胞を「危険人物」と見なしている。この心情は高校で日教組教育を受け、大学で左翼教育を受けた国民ほど強い。しかし、アメリカ国民と比較してみれば、日本人の異常性を認識できるはずだ。例えば、もし北鮮が100名のアメリカ国民を拉致したとする。だが、そんなことをすれば金王朝は確実に抹殺されてしまうだろう。そればかりか、金一族を支えてきた北鮮民衆も地獄の責めを負うことになる。何しろ、怒りに駆られた米国人は、徹底的な仕置きを実践するからだ。たとえ、北京政府が反撥しようとも、必ず徹底した報復を行い、アメリカ国民を拉致すればどのような結果になるのかを示そうとする。おそらく、多数の巡航ミサイルが発射され、北朝鮮は火の海となるに違いない。

  悪い奴は相手を見て行動する。金王朝は卑劣だが馬鹿ではない。独裁者は「誰が、どのように強いか」を判っているから、アメリカ国民には手を出さない。日本人は腰抜けの腑抜けと確認できたので、気兼ねなく拉致を実行した。案の定、日本政府は拉致の真相がバレても攻撃してこなかったし、それどころか穏便な「対話」を持ちかけ、「邦人を返してくれたたら、謝礼金を上納します」とまで言い出した。本来なら、日本は金氏朝鮮を殲滅するまで攻撃し、後始末を南鮮側に押しつけるべきなのに、要求に応じてくれた金王朝に向かって、「お返し頂き、心から感謝申し上げます」と感謝する。そして、要求された経済復興の資金を献上し、“おまけ”として、将軍様に渡せなかった「戦後賠償」をも支払うというのだ。これじゃあ、日本人でなくても「お前は馬鹿か !」と言いたくなるだろう。でも、国会議員の大半は拉致問題と報復には関心が無い。そんな“つまらない”事よりも、「北鮮への経済支援でいくら儲かるのか」、「どんなキックバックがあるのか」、とソロバンを弾く。情けないけど、朝鮮人との太いパイプを持ちたい、と望む議員の方が圧倒的に多いのだ。町人国家に成り下がった日本では、「国家の名誉」なんて黄ばんだ褌(ふんどし)程度である。軍事・外政は一銭にもならないから、保守派国民が何と言おうとも無視。

  国家的不幸は更に降り積もってくる。北鮮の経済状態がメチャクチャになれば、日本へ押し寄せる朝鮮人が必ず出てくるだろう。「人権」や「人道的支援」という言葉に弱い日本人は、堂々と上陸する朝鮮人を撃破できず、それどころか、朝鮮難民を支援する左翼分子が出没し、是が非でも朝鮮人の日本定住を実現させようとするのだ。日本人を守るはずの国会議員も、マスコミを気にして「朝鮮難民」を守ろうとするから、北鮮人排斥なんて夢のまた夢。一部の保守派議員は反対するだろうが、左翼議員の前では多勢に無勢。日本政府は渋々だが税金でまかなわれた衣食住を提供し、至れり尽くせりの接待を与えてしまうだろう。こうなれば、朝鮮難民は益々つけあがり、更なる要求を言い出すに違いない。精神的に弱い日本人は、妥協に妥協を重ねて最後に屈服する。容易に想像できるのは、鮮人の子供が日本の学校に通い、無料の給食を食べることだ。朝鮮の老人も日本の恩恵にあずかり、国民健康保険に混ぜてもらって、高度な医療を受けるだろう。腹立たしいけど、健康で一生懸命働く日本人は地方自治体から搾取され、60万から70万円くらいの保険料を払う破目になる。ところが、朝鮮難民は貧乏だから数千円の保険料でOKだ。もしかしたら、北鮮人は祖国壊滅を望んでいるのかも知れないぞ。

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(写真 / 日本にやって来そうな朝鮮人 )

  とにかく、永田町や霞ヶ関には朝鮮贔屓が大量に棲息しているから、日系日本人は搾取される一方だ。財務省は日本のインフラ設備をケチるくせに、北鮮の経済開発には数兆円かかっても惜しくないと思っている。台風被害を考えれば電線の地中化を急がねばならぬのに、政府は「お金がかかるから」という理由で後回し。また、日本人に対しては自然災害で停電が発生しても「我慢しろ」と冷たくあしらい、「冬の北海道で凍死が出ても致し方ないよなぁ」と諦めている。真夏に停電が起こっても、「しょうがないよねぇ〜」と開き直って、どの議員も責任を取らない。寝たきり老人でも放置と無視を決め込む。普通の日本人なら「どこの政治家なんだ !」と激怒するけど、左翼革命に賛成しない日本人は「仲間」じゃないから死んでも心は痛まない。ところが、皇室廃絶に賛成してくれる朝鮮人は、左翼陣営にとって「同志」だから、大切にすべき「お得意様」である。NHKなら特別予算を組んで「朝鮮難民を救え !」という特番を放送するだろう。

  地上波テレビ局や全国紙は、「安倍の次に誰が総理になるのか」という憶測ででワクワクしているが、ポスト「安倍」に就任する総理大臣も、確実に自民党の左翼路線を踏襲するから、朝鮮を見放すことはない。もし、菅義偉が次期総理になれは、閣僚や官邸に朝鮮シンパが配置され、北鮮支援のシフトになるだろう。文在寅政権を見れば判るけど、左翼分子というのは虎視眈々と権力の中枢を目指し、一人が要職に就けば数名の仲間を呼び寄せ、その仲間がまた別の仲間を役職に就ける。まるでネズミ講みたいだが、左翼は司法や行政組織の中でシロアリのように増殖するのだ。こんな状態で小泉進次郎が総理大臣になれば、「父が約束したことを果たします!」と宣言し、1兆円どころか、2兆、3兆、5兆、10兆円の経済支援だってあり得る。たぶん、朝鮮労働党の幹部は、派遣された日本人医師や看護婦、技術者、労働者の奉仕を受けて、途轍もない貴族生活を堪能できるはすだ。年収300万円以下の日本人は覚悟しておけ ! 役所が更なる税金を発明し、所得の半分が吸い上げられるかも知れないぞ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68782783.html  

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/551.html#c9

[近代史3] 文在寅大統領の大衆扇動とその背景にあるアメリカの分断統治政策 中川隆
6. 中川隆[-11089] koaQ7Jey 2019年10月01日 22:05:29 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1732]

朝鮮に献上される日本の税金 _ 自民党はこれからも日本国民を犠牲にして朝鮮人を助け続ける

2019年10月01日
搾取され続ける日本国民 / 朝鮮へ貢ぐ日本政府
黒木 頼景
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68782783.html

北朝鮮に献上される日本の税金

  財務省が待ちに待った10月となり、日本国民は“消費増税”という軛くびきひ)に繋がれ、景気後退という不幸を味わうことになるだろう。保守派論壇の経済評論家は、個人消費の落ち込みとかGDPの縮小を懸念しているが、そんな事はやがて到来する“悪夢”に比べれば、同日の談ではない。我々は“いずれ”北朝鮮に膨大な税金を献上し、朝鮮労働党の幹部や赤貧に喘ぐ下層鮮人を助ける事になるのだ。一般国民は「えっ、黒木は何言っているんだ? ついに惚(ぼ)けてしまったのか・・・」と憐れむかも知れないが、大半の日本人は小泉純一郎が約束した北朝鮮への「賠償金」を忘れているのだろう。

Koizumi Jun 001( 左 / 小泉純一郎)
  2002年、小泉元首相が北朝鮮を訪問したとき、「日朝平壌宣言」が謳われたが、何とその第二項には、日本による植民地支配への謝罪が掲載されていた。すなわち、日本の朝鮮統治により、当時の朝鮮人は「多大な損害と苦痛」を味わったので、日本国は「歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明」したのである。そこで、日本政府は北鮮との国交正常化を果たした後、「無償資金援助」および「低金利の長期借款」、「国際機関を通じた人道主義的支援等の経済協力」を実施すると共に、「国際銀行等による融資、信用供与等」も実施するというのだ。こうした文言を再読すれば、大抵の日本人は「何だって?! あの犯罪国家に謝罪して、我々の税金をジャブジャブ呉れてやるのか! 冗談ぢゃない ! 俺はそんなこと認めないぞ!!」と激怒するだろう。

  ところが、現在、保守派知識人は『正論』や『Hanada』、『WiLL』に読者が喜びそうな記事、例えば「韓国経済の沈没」とか「韓国は要らない」「文在寅の左傾化政策」といったテーマで文章を書く。すると、これを目にした購読者は「韓国人め ! ざまあみろ!」と溜飲を下げて万々歳。まことに出版社はお客様の要望に忠実だ。安倍政権も世論の動向を気にしているのか、今のところは南鮮を見捨てているようなポーズを取っている。しかし、朝鮮人が地獄へ堕ちるのを黙ってみている訳でもない。おそらく、南鮮は左翼政権のもとで北鮮と融合し、結果的には支那の属国となるかも知れぬが、もし統一朝鮮が経済的に困れば、「経済的支援」と「尻拭い」は日本人へと廻ってくるだろう。米国は余計な税金を使いたくないから、電話で日本の首相を呼びつけ、「お前が何とかしろ!」と責任を押しつける。一方、日本の庶民は「南鮮人なんか、どうなってもいい。我々には助けてやる義理はない! 支那の属州になったっていいじゃないか。ほっとけ !」と言うだろうが、どっこい、自民党や立憲民主党、公明党には、「日本国民を犠牲にしても朝鮮人を助けたい」という奴らがウジャウジャいるから、1兆円どころか、10兆円、さらに100兆円の経済支援をプレゼントすることになる。

Tanaka 2(左 / 田中均)
  これを聞いて「まさか、そんな・・・」と絶句する日本人は、朝鮮贔屓の国会議員や外務官僚が多数存在することに気づいていないのだろう。『金王朝「御用詩人」の告白』を書いた張真晟(ちょう・しんせい)によれば、北鮮側は当初400億ドル(約4兆円)を要求したが、日本側が朝鮮半島に残してきたインフラ、すなわち発電所、鉄道、道路、製鉄所などがあると主張し、その無断使用を咎め、逆に使用料を求めたので、ある程度の減額なったそうだ。しかし、外務省には日本罪悪史観に染まった官僚が中枢を占めているので、最終的に1兆2千億円から1兆5千億円くらいの「賠償額」になったらしい。ここで刮目すべきは、2002年に行われた日鮮首脳会議の事前交渉で、外務省の田中均と北鮮のミスターXとの間で交わされた密約である。安倍総理でさえ、二人の間で“具体的”に何が話され、どんな取引が行われたのか分からないというのだ。外交記録には2枚分“不明”になっている箇所があるというから、相当ヤバい密約が取り交わされたと考えてよい。(青木直人 日朝正常化の密約』 祥伝社、2014年、67頁。)

  外務省に巣くう支那・朝鮮シンパの官僚には、まさしく「売国奴」と呼ぶに相応しい人物が存在し、ちょいと調べただけでも血圧が200を超えてしまう。何で我々が北鮮人に「謝罪」して、多額の「賠償金」を献上せねばならぬのか ! 以前にも書いたけど、日本の朝鮮統治は朝鮮人が歴史上、一回も味わったことがない黄金期で、人類史上例を見ない善政であった。植民地搾取が当たり前の歐米人は、これを聞くと「まさか、そんな倫理的国家があるはずがない !」と一蹴する。というのも、ヨーロッパ人のみならずアジア人やアフリカ人にとって、他国を支配するということは、自国の利益を増大させるためで、被支配者の福利厚生を増進するためではないからだ。朝鮮人は妄想を掻き立ててギャアギャア喚き散らすが、日本人に支配されても支那風の虐殺は無かったし、隷属化どころか、学校や病院、鉄道、電気、公衆衛生、金融制度、産業育成などの恩恵が目白押し。野生動物より惨めだった朝鮮人は、李朝時代では想像できない「文明生活」を送る事ができた。人糞を薬としていた民族は、日本の統治を受けて初めて科学的な薬を飲むことができたし、日本の乞食より不潔だった一般民衆は、我が国の衛生観念を身につけ、他のアジア人が羨む「日本国民」にもなれたのだ。もし、これが極悪非道の「植民地支配」と言うのなら、天国だって「地獄」と呼ばねばなるまい。

Korea 042Korea 035

(写真 / 日本人が背負い込む朝鮮人のタイプ)

倒錯した精神を持つ日本人

  戦士気質を失った日本人には、敵国に懲罰を加えてやろうとする復讐心が無い。我々は在日朝鮮人という「厄介者」を背負ったばかりか、同胞を北鮮に攫われるという屈辱をも受けた。それなのに、一般国民は武力攻撃で仲間を奪還しようとも考えない。外務官僚やマスコミもそうだけど、日本の庶民は「話し合い」と「献金」で問題の解決を図ろうとと思っている。しかし、そんなことをすれば、金王朝の威光を高めるだけだ。日本から膨大な賠償金を受け取った北鮮の民衆は、「やっぱり、首領様は偉かった。拉致した日本人を帰してやったら、日本政府が1兆円の貢ぎ物を持ってきたんだから。まさしく、金日成将軍は朝鮮民族の英雄だ。ざまあみろ、イルボン!!」と思うに違いない。(この点に関しては、過去ブログAを参考。)

Kim Dynasty 2(左 / 金王朝の独裁者 )
  一方、日本の民衆は無関心そのもの。それどころか、逆に武士的精神を持つ同胞を「危険人物」と見なしている。この心情は高校で日教組教育を受け、大学で左翼教育を受けた国民ほど強い。しかし、アメリカ国民と比較してみれば、日本人の異常性を認識できるはずだ。例えば、もし北鮮が100名のアメリカ国民を拉致したとする。だが、そんなことをすれば金王朝は確実に抹殺されてしまうだろう。そればかりか、金一族を支えてきた北鮮民衆も地獄の責めを負うことになる。何しろ、怒りに駆られた米国人は、徹底的な仕置きを実践するからだ。たとえ、北京政府が反撥しようとも、必ず徹底した報復を行い、アメリカ国民を拉致すればどのような結果になるのかを示そうとする。おそらく、多数の巡航ミサイルが発射され、北朝鮮は火の海となるに違いない。

  悪い奴は相手を見て行動する。金王朝は卑劣だが馬鹿ではない。独裁者は「誰が、どのように強いか」を判っているから、アメリカ国民には手を出さない。日本人は腰抜けの腑抜けと確認できたので、気兼ねなく拉致を実行した。案の定、日本政府は拉致の真相がバレても攻撃してこなかったし、それどころか穏便な「対話」を持ちかけ、「邦人を返してくれたたら、謝礼金を上納します」とまで言い出した。本来なら、日本は金氏朝鮮を殲滅するまで攻撃し、後始末を南鮮側に押しつけるべきなのに、要求に応じてくれた金王朝に向かって、「お返し頂き、心から感謝申し上げます」と感謝する。そして、要求された経済復興の資金を献上し、“おまけ”として、将軍様に渡せなかった「戦後賠償」をも支払うというのだ。これじゃあ、日本人でなくても「お前は馬鹿か !」と言いたくなるだろう。でも、国会議員の大半は拉致問題と報復には関心が無い。そんな“つまらない”事よりも、「北鮮への経済支援でいくら儲かるのか」、「どんなキックバックがあるのか」、とソロバンを弾く。情けないけど、朝鮮人との太いパイプを持ちたい、と望む議員の方が圧倒的に多いのだ。町人国家に成り下がった日本では、「国家の名誉」なんて黄ばんだ褌(ふんどし)程度である。軍事・外政は一銭にもならないから、保守派国民が何と言おうとも無視。

  国家的不幸は更に降り積もってくる。北鮮の経済状態がメチャクチャになれば、日本へ押し寄せる朝鮮人が必ず出てくるだろう。「人権」や「人道的支援」という言葉に弱い日本人は、堂々と上陸する朝鮮人を撃破できず、それどころか、朝鮮難民を支援する左翼分子が出没し、是が非でも朝鮮人の日本定住を実現させようとするのだ。日本人を守るはずの国会議員も、マスコミを気にして「朝鮮難民」を守ろうとするから、北鮮人排斥なんて夢のまた夢。一部の保守派議員は反対するだろうが、左翼議員の前では多勢に無勢。日本政府は渋々だが税金でまかなわれた衣食住を提供し、至れり尽くせりの接待を与えてしまうだろう。こうなれば、朝鮮難民は益々つけあがり、更なる要求を言い出すに違いない。精神的に弱い日本人は、妥協に妥協を重ねて最後に屈服する。容易に想像できるのは、鮮人の子供が日本の学校に通い、無料の給食を食べることだ。朝鮮の老人も日本の恩恵にあずかり、国民健康保険に混ぜてもらって、高度な医療を受けるだろう。腹立たしいけど、健康で一生懸命働く日本人は地方自治体から搾取され、60万から70万円くらいの保険料を払う破目になる。ところが、朝鮮難民は貧乏だから数千円の保険料でOKだ。もしかしたら、北鮮人は祖国壊滅を望んでいるのかも知れないぞ。

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(写真 / 日本にやって来そうな朝鮮人 )

  とにかく、永田町や霞ヶ関には朝鮮贔屓が大量に棲息しているから、日系日本人は搾取される一方だ。財務省は日本のインフラ設備をケチるくせに、北鮮の経済開発には数兆円かかっても惜しくないと思っている。台風被害を考えれば電線の地中化を急がねばならぬのに、政府は「お金がかかるから」という理由で後回し。また、日本人に対しては自然災害で停電が発生しても「我慢しろ」と冷たくあしらい、「冬の北海道で凍死が出ても致し方ないよなぁ」と諦めている。真夏に停電が起こっても、「しょうがないよねぇ〜」と開き直って、どの議員も責任を取らない。寝たきり老人でも放置と無視を決め込む。普通の日本人なら「どこの政治家なんだ !」と激怒するけど、左翼革命に賛成しない日本人は「仲間」じゃないから死んでも心は痛まない。ところが、皇室廃絶に賛成してくれる朝鮮人は、左翼陣営にとって「同志」だから、大切にすべき「お得意様」である。NHKなら特別予算を組んで「朝鮮難民を救え !」という特番を放送するだろう。

  地上波テレビ局や全国紙は、「安倍の次に誰が総理になるのか」という憶測ででワクワクしているが、ポスト「安倍」に就任する総理大臣も、確実に自民党の左翼路線を踏襲するから、朝鮮を見放すことはない。もし、菅義偉が次期総理になれは、閣僚や官邸に朝鮮シンパが配置され、北鮮支援のシフトになるだろう。文在寅政権を見れば判るけど、左翼分子というのは虎視眈々と権力の中枢を目指し、一人が要職に就けば数名の仲間を呼び寄せ、その仲間がまた別の仲間を役職に就ける。まるでネズミ講みたいだが、左翼は司法や行政組織の中でシロアリのように増殖するのだ。こんな状態で小泉進次郎が総理大臣になれば、「父が約束したことを果たします!」と宣言し、1兆円どころか、2兆、3兆、5兆、10兆円の経済支援だってあり得る。たぶん、朝鮮労働党の幹部は、派遣された日本人医師や看護婦、技術者、労働者の奉仕を受けて、途轍もない貴族生活を堪能できるはすだ。年収300万円以下の日本人は覚悟しておけ ! 役所が更なる税金を発明し、所得の半分が吸い上げられるかも知れないぞ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68782783.html  

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/571.html#c6

[近代史3] 今、大人気の小泉進次郎は場の親密性を優先し、揉め事を嫌い、誰の意見に対してもにこやかに応接する非常にできた人物 中川隆
14. 中川隆[-11088] koaQ7Jey 2019年10月01日 22:17:17 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1733]

逆風小泉進次郎氏、「演説の中身のなさ」を改めて検証する 2019/10/01
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e9%80%86%e9%a2%a8%e5%b0%8f%e6%b3%89%e9%80%b2%e6%ac%a1%e9%83%8e%e6%b0%8f%e3%80%81%e3%80%8c%e6%bc%94%e8%aa%ac%e3%81%ae%e4%b8%ad%e8%ba%ab%e3%81%ae%e3%81%aa%e3%81%95%e3%80%8d%e3%82%92%e6%94%b9%e3%82%81%e3%81%a6%e6%a4%9c%e8%a8%bc%e3%81%99%e3%82%8b/ar-AAI6oRY?ocid=ientp#page=2



評価が急落している小泉進次郎環境相(時事通信フォト)© SHOGAKUKAN Inc. 提供

「将来の総理」としきりと報じられた小泉進次郎・環境大臣に対し、突然メディアからの逆風が吹いている。多くはその発言に「中身がない」などとされる点だ。9月30日付けの東京新聞では大きなスペースを割いて「言語明瞭、意味不明」と評された。

 ここでは、国連での「セクシー発言」に加え、福島第一原発事故の影響で出た汚染土の最終処分場建設についての政府の対応について聞かれた時の以下の言葉を紹介した。

「三十年後の自分は何歳か。発災直後から考えていた。三十年後の約束を守れるかどうかの節目を見届けることができる政治家だと思う」

 他のメディアでもその“意味不明”な発言が報じられた。原発の汚染水処理問題について聞かれ、、なぜか小名浜の漁協の組合長と喋った時に「ノドグロが好き」と話したことを明かしたり、環境問題について「今のままではいけないと思います。だからこそ日本は今のままではいけないと思っている」と話したりした。

 現在多くのメディアが同氏の発言に疑問符をつけ始めているが、そもそも同氏の過去発言には、「そこまで内容はないのでは?」というものが散見される。

 2009年の初当選時は「解党的出直し、新党のつもりで、もう一度再建しなければいけないという思いで頑張っていきたい」(朝日新聞デジタル版)と述べており、これは野党時代の自民党議員としてまっとうだ。だが、大臣になった今こそ、過去の演説や発言は今振り返っておいた方がいいだろう。

 小泉氏について、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏は「声の良さと通りの良さ、そしてそのイケメンっぷりから多くの人が勝手に『いいことを言っている』と思っていたところがあったのでは。今までの一議員ではそれでも良かったかもしれないが、国を代表して国連の環境関連の会議に出席したり、原発事故や放射能関連の発言をする場合はこれまでの『なんか立派そうだな』的な話法は通用しないのでは」と語る。

 では、小泉氏は一議員だった頃、どんな発言をしてきたのか? 今回、彼が最近行った演説で、その特徴がわかる部分をピップアップした。2019年4月、改元前月の統一地方選で茅ヶ崎市の候補の応援演説をした時の小泉氏の演説の一部を文字起こしした。結論としては「今まで、この人が頑張ってきましたが、これからは彼の後を継ぐこの人にぜひ投票してください」というものである。

 なにしろそこに至るまでに長いのと、立派なことを言っているものの、話が飛びまくるのが特徴だ。以下、同氏の演説書き起こしである。

◆「政治に無関心であるということは、無関心のままでいられると思います」

「変わってはいけないこと。それは平成の時代は日本にとって戦争がない、そういう時代であったように、次の令和の時代も戦争のない平和な時代にしなければいけません。それは絶対に変わらない。そしてもう一つは、令和の時代をいい時代とするか、そうではないとするか。それはすべてにおいて我々一人一人の意思と覚悟にかかっています。だから、皆さん、一緒に来月から始まる令和という新時代を一人一人の中で必ずいい時代にしようと思って来月5月1日を迎えようではありませんか。

 それを今から1か月も前から、新たな時代に向けた力強い意思と覚悟を共有できるそのきっかけを作ってくださったのが、今までの改元にはない、陛下の生前退位に伴う我々が次の時代を事前にわかるということの意味でもあるのです。

 ですから、この選挙、どうか茅ケ崎の皆さん、政治に無関心であるということは、無関心のままでいられると思います。だけど、政治に無関係でいられる人はいません。なぜなら、良くも悪くも、皆さんに関心があろうとなかろうと、法律を変えたり、条例を変えたり、新たな制度を作ったり、そういったことをやる責任が我々にはあります。

 今日から始まったことは何ですか? 今日から始まったのは働き方改革。これも、新しく有給の5日間の義務化が今日から大手の企業では始まり、来年からは中小企業でも義務化が始まります。また、今までになかった、長時間働きすぎて過労死にならないように、そして体調や健康を害さないように、残業時間も含めて長時間の残業に規制が加えられたのは今日から始まるんです。

 お子さんたちを連れてきてくれたお母さんもたくさん来ています。子供たちの育ち、学び、これから本当に大切になるから。来年から小学校でプログラミングが必修になります。そういう時代なんです。人工知能が出てきた。自動走行車も恐らくこれから当たり前になるでしょう。

 さまざまなことが出る中、特に幼い頃の教育をしっかりやることがその子の一生にとって決定的に大事な時代になるからこそ、来年から小学校からプログラミングの授業が始まったり、そして今年の10月から消費税が10%に上がったとしたら、その時から幼児教育の無償化が始まるのがなぜかと言えば、その子供たちに投資をしてでも、幼い頃からしっかり教育をしなければ一生安心して暮らすことができなくなるから、なんとか投資をしなくてはならないということで。今までにはない判断だけど、消費税を上げて、税収が増えて、その増えた税収の使い道の一つに子供向けに使っていくという新しい国造りをやろうとしているのは、人生100年時代。高齢者の方々に消費税は使います、という今までの医療と年金と介護、この3つに消費税の税収が使われていたところをこの3つに加えて新たに子供、子育てにも使います、というのは新たな時代への我々の備えです。この茅ヶ崎は、全国でも医療費などが低い街なんです。高齢者も含めて元気なんです。あまり病院に行かない。介護などのサービスに使わない。それでも元気でいられるから、その街作りをやって来たのが永田さんなんです。その永田さんの後を追い…」

 新元号や政治に関心を持つことの重要性を説いたかと思えば、突然「働き方改革」の話に飛び、次いで教育の重要性やプログラミングに関する話題になる。とにかくテーマが飛びすぎるのである。新聞に登場するような新しい言葉をまぶしておけば、それなりにその場では説得力がありそうな雰囲気になるのだが、上記演説、文字で読んで果たして心に響くか。自民党候補の応援に繋げるために、ここまでまわりくどい表現をしているのだ。

 人気の芸能人の場合、ステージ上で何かを言えばファンは歓声をあげてくれるもの。それがこれまでの小泉氏のポジションだった。ところが、閣僚になったことで、発言の“重み”が変わったことが昨今の同氏への疑問の声に繋がっているのではないか。
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e9%80%86%e9%a2%a8%e5%b0%8f%e6%b3%89%e9%80%b2%e6%ac%a1%e9%83%8e%e6%b0%8f%e3%80%81%e3%80%8c%e6%bc%94%e8%aa%ac%e3%81%ae%e4%b8%ad%e8%ba%ab%e3%81%ae%e3%81%aa%e3%81%95%e3%80%8d%e3%82%92%e6%94%b9%e3%82%81%e3%81%a6%e6%a4%9c%e8%a8%bc%e3%81%99%e3%82%8b/ar-AAI6oRY?ocid=ientp#page=2
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/627.html#c14

[近代史02] 君はアジアを解放する為に立ち上がった昭和天皇のあの雄姿を知っているか? 中川隆
202. 中川隆[-11087] koaQ7Jey 2019年10月01日 22:29:04 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1734]

大日本帝国は大英帝国を真似たもの


2019年10月01日
アジアを支配した東インド会社は世界最強の企業だった

東インド会社は世界と貿易するため、立ちふさがる者を倒し支配し奪った

画像引用:https://stat.ameba.jp/user_images/20171210/09/x109loa/d9/aa/g/o0538028914087955779.gif

アジアの資本主義は東インド会社から始まった

現在全世界の上場企業数は約4万5000社で中小企業は2億社以上あると推測されています。

世界の総人口は70億人なので人類の35人に1人は社長という計算になります。

千年以上の歴史を持つ12社のうち9社が日本にあり、創業200年以上の世界5600社の約3100社は日本にあります。


日本の千年企業は大工や華道会、旅館、鋳物、仏具、和菓子屋など流行りすたりがなさそうな業種が並んでいます。

これらは店を構えたり職人が製造することで個人でも可能であり、一芸に秀でた人が代々相続している。

そうではなく現代の企業の始まりは東インド会社で、大航海時代に大成功した半面、アジアで悪行の限りを尽くしたことで知られている。


1581年にイギリスとトルコの間で貿易を行うためトルコ会社を創設し、83年にベネチアもトルコ貿易のためベニス会社を創設した。

1592年に両者が合併してレバント会社となり栄えたが、東インド会社など強力なライバルが登場し1825年解散した。

1595年にオランダはジャワ島に4隻の船団を派遣し、貿易会社を通さないアジア貿易を始めた。


危機感を強めた貿易商人たちはレバント会社よりさらに強力な東インド会社を創設し、エリザベス1世からアジア貿易独占の許可を得た。

欧州帝国主義は全盛期に入りつつあり、七つの海を支配し事実上アジアそのものも自分の所有物のように振舞っていた。

イギリス東インド会社はオランダ東インド会社とアジア貿易の所有権で対立し、通常はイギリスの方を東インド会社と呼ぶことが多い。


26万人の軍隊を持つ最強貿易企業

東インド会社の商売はもちろん貿易なのだが、当時は欧州からアジアへの航海が危険であり、海賊や荒くれものの職業でした。

相手が貿易を望まなかったりイギリスが望む条件に応じなければ、船員は軍隊に変身しお客様に襲い掛かります。

食べ物がなくなれば他国に上陸して勝手に食べ物を奪い、娯楽のために原住民をハンティングの対象にもしていました。


ただ当時のアジアはすでに欧州から大きく遅れていて、遅れていたから侵略され支配下に置かれました。

欧州から10周遅れくらいだったアジアに資本主義や近代の概念を持ち込んだのは皮肉にも支配者の東インド会社でした。

アジアの多くの国は侵略され支配されることで近代を学び、第二次大戦後にようやく本格的な資本主義時代を迎える事になる。


イギリスは産業革命によって経済発展したが同時にコスト上昇を招いて、織物工業でインドなどに負けていました。

するとイギリスはインドの織物職人の手を切り落とすよう命じ、ダッカの人口が10分の1程度に減少したと伝えられている(この話には異論もある)

東インド会社は特にインド周辺で大成功し、自らの軍隊でインドを占領し紅茶、香辛料、織物、贅沢品などの貿易を独占した。


この「貿易」は常にイギリスが望むルールで行われ、もしインド人が従わなければこの世から消えてもらうやり方だった。

大英帝国と東インド会社はスペイン、ポルトガル、オランダのライバルを圧倒し、あらゆる富を搾取した。


1588年に英仏海峡でイギリス海軍とスペイン無敵艦隊が会戦しイギリスが勝利したが、アジアの支配権も対立の要因だった。


1857年に起きたインドの反乱


130500946683516405367_indo-daihanran
画像引用:https://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/021/490/98/N000/000/000/130500946683516405367_indo-daihanran.jpg

カレーも東インド会社の遺産

スペインを倒したイギリスは1600年頃東インド会社を創設し、最盛期には26万人の軍隊をかかえイギリス貿易の半分を担っていた。

江戸時代に日本の平戸に居たのも東インド会社で、幕末まで日本貿易を行い薩長に兵器を提供したりした。

イギリス東インド会社はアジア諸国を次々に殖民地化し、キリスト教を布教し植民地帝国を広げた。


東インド会社が大成功した理由は強力なイギリス海軍や自前の軍隊を持っていたことだが、会社がもつ柔軟性によるところが大きい。

まず宣教師や牧師や商人が原住民と親しくなり、次に貿易商人が経済を支配し、最後に軍隊が相手国を支配する。

順番が逆な事もあるし、最初から軍隊が殴り込みを掛けることもあり、最終的に相手国を支配下に置く。


1850年後になると日本の明治維新やインドの反乱、フランスなどライバルの台頭で東インド会社のビジネスは困難になった。

イギリス海軍はもう無敵ではなく、アメリカ合衆国が驚異的な成長でイギリスの国際的地位を奪いつつあった。

1858年8月2日に東インド会社は保有資産すべてをイギリス国王に返還し事実上解散した。


日本ではカレーを初めて持ち込んだのが東インド会社とされ、香辛料を粉末化して簡単に調理できるよう商品にしたのも東インド会社だった。

調理方法が非常に簡単だったので幕末から明治にかけて大流行し、当時の著名人の多くがカレーを食べている。

ただ当時の日本では牛肉や豚肉は使わず、カエルの肉などが一般的だったようです。
http://www.thutmosev.com/archives/81103583.html



▲△▽▼

植民地のインドは商品を輸出しても、その見返りの代金は
ポンドでイギリスに蓄積され、デフレになり、不景気になった
2006年2月9日 アメリカの謎を解く 橋本裕の文学・人生日記帳


ブッシュ大統領が1月31日の一般教書演説で、「私は8800億ドルを減税し、国民に返却した。今後も減税を恒久化し、09年に財政赤字を半減する」と述べた。

 一方で、アメリカの経常赤字は05年が7900億ドル(93兆6940億円)、財政赤字も06年度は4230億ドル(約50兆2千億円)で過去最大、債務残高はすでに8兆ドル(約950兆円)を越えている。

 日本では、税制赤字を解消するために、増税をしなければならないと考えられているが、アメリカは逆である。減税をして国内消費を活性化し、景気をよくして税収をあげようとする。さらにアメリカの場合は戦争によって軍需景気を作りだしているわけだ。

 いずれにせよ、アメリカは消費大国。国も国民も借金をして消費を楽しんでいる。このアメリカの消費を助けているのが日本をはじめとするアジア諸国だ。とくに日本の貢献が大きい。日本は政府と民間が何百億ドルというアメリカ国債を買っている。

 先日、朝日新聞夕刊「経済気象台」に「米国のもう一つの謎」という文章が載った。経常収支の赤字が拡大しているにもかかわらず、ドル高が持続している謎について、それは借金国のアメリカが負債について支払う金利が「異常」に低いからだと書いている。これに反して、アメリカの対外資産は巨大な利益を手にしている。

 アメリカは莫大な借金をし、そしてその中から、わずかな一部を他国に貸している。そして不思議なことに、巨大な借金のための利払いよりも、わずかな海外資産の方が多くの利益を生み出しているというのだ。

 どうしてこんなマジックが可能なのか。それは日本がこの逆をしているからである。なぜ日本がこの分の悪い役回りを続けるのか、実はこれこそが本当の謎だということになる。

驚くべきことに、小さな対外資産から受け取る利子と配当が、大きな対外負債に支払う利子と配当を今日まで上回り続けている。家計にたとえると、収入を上回る買い物をして毎月赤字が続き、借金が膨らんでいる。ところが、多額の借金に支払う金利がゼロに近ければ、わずかばかり保有する預金などから受け取る利子の方が大きいという状態なのだ。これでは赤字をいくら出しても、借金さえできれば、後は何の憂いもなく買い物ができる


このうまい話に手放しで悪のりして、米国は経済収支赤字を続け、負債の増加に加速度がついている。この構図が最近話題になり、債権国が浮き足だっている。日本にその気配がないことが「謎」の源である


 実はアメリカのこの「うまい話」は、19世紀に繁栄した大英帝国をまねているだけだ。大英帝国の場合は、その繁栄の謎をとく鍵はインドをはじめとする植民地が持っていた。たとえば当時イギリスの植民地であったインドは、香辛料などの原材料を輸出してイギリスを相手に多額の黒字を計上していた。ところが黒字はルピーではなく、ポンドを使って決済され、そのままイギリスの銀行に預けられていた。

 だからイギリスはいくら植民地を相手に赤字を出しても平気だった。イギリスの銀行に預けられたポンドを、イギリス国内で使えばいいからだ。インドは名目上は債権が増え、お金持ちになったが、そのお金をイギリスの銀行から自由に引き出し、自分の国では使えなかった。お金の使い道は預金者ではなく、イギリスの銀行が決めていたからだ。そしてもちろん、イギリスの銀行は国内の人々に貸し出した。

 イギリス国民は植民地から輸入した品物で生活をたのしみ、しかもしはらったポンドもイギリスの銀行に吸収され、イギリスのために使われるわけだ。こうしてイギリスはどんどん発展した。

 一方植民地はどうなったか。たとえばインドは商品を輸出しても、その見返りの代金はポンドでイギリスに蓄積されるだけだから、国内にお金がまわらなくなる。どんどんデフレになり、不景気になった。

 仕事がきつくなり、給料が下がり、ますます必死で働いて輸出する。ところが黒字分の代金は、ポンドのまま名義上の所有としてやはりイギリス国内で使われる。こうしていくら黒字を出してもインドは豊かになれなかった。そして、赤字を出し続けたイギリスは、これを尻目に繁栄を謳歌できた。

 このイギリスとインドの関係は、そっくり現在のアメリカと日本の関係だと言ってもよい。経済同友会元副代表幹事の三國陽夫さんは、「黒字亡国」(文春新書)にこう書いている。


輸出拡大によっていくら日本が黒字を蓄積しても、それはアメリカ国内にあるアメリカの銀行にドルで預け入れ、アメリカ国内に貸し置かれる。日本からの預金は、アメリカにしてみれば資金調達である。貸し出しなどに自由に使うことができる。

 日本は稼いだ黒字にふさわしい恩恵に与らないどころか、輸出関連産業を除いて国内消費は慢性的な停滞に喘いでいる。停滞の原因であるデフレはなかなか出口が見えない。

 日本の黒字がドルとして流入したアメリカはどうなのか。ドルはアメリカの銀行から金融市場を経由して広く行き渡り、アメリカ経済の拡大のために投下されている。日本の黒字は結局、アメリカが垂れ流す赤字の穴埋めをし、しかもアメリカの景気の底上げに貢献しているのである。・・・

 輸出で稼いだ黒字を日本がドルでアメリカに預け、日本の利益ではなく、アメリカの利益に貢献している限り、円高圧力もデフレ圧力も弱まることなく、政府・日銀がいくら財政支出や金融緩和というデフレ解消策を講じても、一向に持続性ある効果は現れないのである


 幸い、最近この貿易構造がかわりつつある。日本の貿易相手国が中国をはじめとするアジアやヨーロッパにシフトしたことで、日本の対米黒字の割合が相対的に低下したからだ。こうして日本がデフレから解放されるチャンスがここから拡大した。

 しかし、問題はすでに厖大なドル建て資産をアメリカに持っていることだ。日本人の汗の結晶であるドル建て資産が、今後ドル安で何百兆と失われる可能性がある。こうした形で、アメリカは最終的に日本の資産を合法的に手に入れようとする。

「今後も減税を恒久化し、09年に財政赤字を半減する」というブッシュの一般教書の宣言は、これからも日本をはじめ、世界から資金を調達するという意思表示と読むべきなのだろう。
http://www.asyura2.com/0601/hasan45/msg/253.html


http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/312.html#c202

[近代史02] 昭和天皇が戦争狂になった訳 中川隆
63. 中川隆[-11086] koaQ7Jey 2019年10月01日 22:29:53 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1735]

大日本帝国は大英帝国を真似たもの


2019年10月01日
アジアを支配した東インド会社は世界最強の企業だった

東インド会社は世界と貿易するため、立ちふさがる者を倒し支配し奪った

画像引用:https://stat.ameba.jp/user_images/20171210/09/x109loa/d9/aa/g/o0538028914087955779.gif

アジアの資本主義は東インド会社から始まった

現在全世界の上場企業数は約4万5000社で中小企業は2億社以上あると推測されています。

世界の総人口は70億人なので人類の35人に1人は社長という計算になります。

千年以上の歴史を持つ12社のうち9社が日本にあり、創業200年以上の世界5600社の約3100社は日本にあります。


日本の千年企業は大工や華道会、旅館、鋳物、仏具、和菓子屋など流行りすたりがなさそうな業種が並んでいます。

これらは店を構えたり職人が製造することで個人でも可能であり、一芸に秀でた人が代々相続している。

そうではなく現代の企業の始まりは東インド会社で、大航海時代に大成功した半面、アジアで悪行の限りを尽くしたことで知られている。


1581年にイギリスとトルコの間で貿易を行うためトルコ会社を創設し、83年にベネチアもトルコ貿易のためベニス会社を創設した。

1592年に両者が合併してレバント会社となり栄えたが、東インド会社など強力なライバルが登場し1825年解散した。

1595年にオランダはジャワ島に4隻の船団を派遣し、貿易会社を通さないアジア貿易を始めた。


危機感を強めた貿易商人たちはレバント会社よりさらに強力な東インド会社を創設し、エリザベス1世からアジア貿易独占の許可を得た。

欧州帝国主義は全盛期に入りつつあり、七つの海を支配し事実上アジアそのものも自分の所有物のように振舞っていた。

イギリス東インド会社はオランダ東インド会社とアジア貿易の所有権で対立し、通常はイギリスの方を東インド会社と呼ぶことが多い。


26万人の軍隊を持つ最強貿易企業

東インド会社の商売はもちろん貿易なのだが、当時は欧州からアジアへの航海が危険であり、海賊や荒くれものの職業でした。

相手が貿易を望まなかったりイギリスが望む条件に応じなければ、船員は軍隊に変身しお客様に襲い掛かります。

食べ物がなくなれば他国に上陸して勝手に食べ物を奪い、娯楽のために原住民をハンティングの対象にもしていました。


ただ当時のアジアはすでに欧州から大きく遅れていて、遅れていたから侵略され支配下に置かれました。

欧州から10周遅れくらいだったアジアに資本主義や近代の概念を持ち込んだのは皮肉にも支配者の東インド会社でした。

アジアの多くの国は侵略され支配されることで近代を学び、第二次大戦後にようやく本格的な資本主義時代を迎える事になる。


イギリスは産業革命によって経済発展したが同時にコスト上昇を招いて、織物工業でインドなどに負けていました。

するとイギリスはインドの織物職人の手を切り落とすよう命じ、ダッカの人口が10分の1程度に減少したと伝えられている(この話には異論もある)

東インド会社は特にインド周辺で大成功し、自らの軍隊でインドを占領し紅茶、香辛料、織物、贅沢品などの貿易を独占した。


この「貿易」は常にイギリスが望むルールで行われ、もしインド人が従わなければこの世から消えてもらうやり方だった。

大英帝国と東インド会社はスペイン、ポルトガル、オランダのライバルを圧倒し、あらゆる富を搾取した。


1588年に英仏海峡でイギリス海軍とスペイン無敵艦隊が会戦しイギリスが勝利したが、アジアの支配権も対立の要因だった。


1857年に起きたインドの反乱

画像引用:https://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/021/490/98/N000/000/000/130500946683516405367_indo-daihanran.jpg

カレーも東インド会社の遺産

スペインを倒したイギリスは1600年頃東インド会社を創設し、最盛期には26万人の軍隊をかかえイギリス貿易の半分を担っていた。

江戸時代に日本の平戸に居たのも東インド会社で、幕末まで日本貿易を行い薩長に兵器を提供したりした。

イギリス東インド会社はアジア諸国を次々に殖民地化し、キリスト教を布教し植民地帝国を広げた。


東インド会社が大成功した理由は強力なイギリス海軍や自前の軍隊を持っていたことだが、会社がもつ柔軟性によるところが大きい。

まず宣教師や牧師や商人が原住民と親しくなり、次に貿易商人が経済を支配し、最後に軍隊が相手国を支配する。

順番が逆な事もあるし、最初から軍隊が殴り込みを掛けることもあり、最終的に相手国を支配下に置く。


1850年後になると日本の明治維新やインドの反乱、フランスなどライバルの台頭で東インド会社のビジネスは困難になった。

イギリス海軍はもう無敵ではなく、アメリカ合衆国が驚異的な成長でイギリスの国際的地位を奪いつつあった。

1858年8月2日に東インド会社は保有資産すべてをイギリス国王に返還し事実上解散した。


日本ではカレーを初めて持ち込んだのが東インド会社とされ、香辛料を粉末化して簡単に調理できるよう商品にしたのも東インド会社だった。

調理方法が非常に簡単だったので幕末から明治にかけて大流行し、当時の著名人の多くがカレーを食べている。

ただ当時の日本では牛肉や豚肉は使わず、カエルの肉などが一般的だったようです。
http://www.thutmosev.com/archives/81103583.html



▲△▽▼

植民地のインドは商品を輸出しても、その見返りの代金は
ポンドでイギリスに蓄積され、デフレになり、不景気になった
2006年2月9日 アメリカの謎を解く 橋本裕の文学・人生日記帳


ブッシュ大統領が1月31日の一般教書演説で、「私は8800億ドルを減税し、国民に返却した。今後も減税を恒久化し、09年に財政赤字を半減する」と述べた。

 一方で、アメリカの経常赤字は05年が7900億ドル(93兆6940億円)、財政赤字も06年度は4230億ドル(約50兆2千億円)で過去最大、債務残高はすでに8兆ドル(約950兆円)を越えている。

 日本では、税制赤字を解消するために、増税をしなければならないと考えられているが、アメリカは逆である。減税をして国内消費を活性化し、景気をよくして税収をあげようとする。さらにアメリカの場合は戦争によって軍需景気を作りだしているわけだ。

 いずれにせよ、アメリカは消費大国。国も国民も借金をして消費を楽しんでいる。このアメリカの消費を助けているのが日本をはじめとするアジア諸国だ。とくに日本の貢献が大きい。日本は政府と民間が何百億ドルというアメリカ国債を買っている。

 先日、朝日新聞夕刊「経済気象台」に「米国のもう一つの謎」という文章が載った。経常収支の赤字が拡大しているにもかかわらず、ドル高が持続している謎について、それは借金国のアメリカが負債について支払う金利が「異常」に低いからだと書いている。これに反して、アメリカの対外資産は巨大な利益を手にしている。

 アメリカは莫大な借金をし、そしてその中から、わずかな一部を他国に貸している。そして不思議なことに、巨大な借金のための利払いよりも、わずかな海外資産の方が多くの利益を生み出しているというのだ。

 どうしてこんなマジックが可能なのか。それは日本がこの逆をしているからである。なぜ日本がこの分の悪い役回りを続けるのか、実はこれこそが本当の謎だということになる。

驚くべきことに、小さな対外資産から受け取る利子と配当が、大きな対外負債に支払う利子と配当を今日まで上回り続けている。家計にたとえると、収入を上回る買い物をして毎月赤字が続き、借金が膨らんでいる。ところが、多額の借金に支払う金利がゼロに近ければ、わずかばかり保有する預金などから受け取る利子の方が大きいという状態なのだ。これでは赤字をいくら出しても、借金さえできれば、後は何の憂いもなく買い物ができる


このうまい話に手放しで悪のりして、米国は経済収支赤字を続け、負債の増加に加速度がついている。この構図が最近話題になり、債権国が浮き足だっている。日本にその気配がないことが「謎」の源である


 実はアメリカのこの「うまい話」は、19世紀に繁栄した大英帝国をまねているだけだ。大英帝国の場合は、その繁栄の謎をとく鍵はインドをはじめとする植民地が持っていた。たとえば当時イギリスの植民地であったインドは、香辛料などの原材料を輸出してイギリスを相手に多額の黒字を計上していた。ところが黒字はルピーではなく、ポンドを使って決済され、そのままイギリスの銀行に預けられていた。

 だからイギリスはいくら植民地を相手に赤字を出しても平気だった。イギリスの銀行に預けられたポンドを、イギリス国内で使えばいいからだ。インドは名目上は債権が増え、お金持ちになったが、そのお金をイギリスの銀行から自由に引き出し、自分の国では使えなかった。お金の使い道は預金者ではなく、イギリスの銀行が決めていたからだ。そしてもちろん、イギリスの銀行は国内の人々に貸し出した。

 イギリス国民は植民地から輸入した品物で生活をたのしみ、しかもしはらったポンドもイギリスの銀行に吸収され、イギリスのために使われるわけだ。こうしてイギリスはどんどん発展した。

 一方植民地はどうなったか。たとえばインドは商品を輸出しても、その見返りの代金はポンドでイギリスに蓄積されるだけだから、国内にお金がまわらなくなる。どんどんデフレになり、不景気になった。

 仕事がきつくなり、給料が下がり、ますます必死で働いて輸出する。ところが黒字分の代金は、ポンドのまま名義上の所有としてやはりイギリス国内で使われる。こうしていくら黒字を出してもインドは豊かになれなかった。そして、赤字を出し続けたイギリスは、これを尻目に繁栄を謳歌できた。

 このイギリスとインドの関係は、そっくり現在のアメリカと日本の関係だと言ってもよい。経済同友会元副代表幹事の三國陽夫さんは、「黒字亡国」(文春新書)にこう書いている。


輸出拡大によっていくら日本が黒字を蓄積しても、それはアメリカ国内にあるアメリカの銀行にドルで預け入れ、アメリカ国内に貸し置かれる。日本からの預金は、アメリカにしてみれば資金調達である。貸し出しなどに自由に使うことができる。

 日本は稼いだ黒字にふさわしい恩恵に与らないどころか、輸出関連産業を除いて国内消費は慢性的な停滞に喘いでいる。停滞の原因であるデフレはなかなか出口が見えない。

 日本の黒字がドルとして流入したアメリカはどうなのか。ドルはアメリカの銀行から金融市場を経由して広く行き渡り、アメリカ経済の拡大のために投下されている。日本の黒字は結局、アメリカが垂れ流す赤字の穴埋めをし、しかもアメリカの景気の底上げに貢献しているのである。・・・

 輸出で稼いだ黒字を日本がドルでアメリカに預け、日本の利益ではなく、アメリカの利益に貢献している限り、円高圧力もデフレ圧力も弱まることなく、政府・日銀がいくら財政支出や金融緩和というデフレ解消策を講じても、一向に持続性ある効果は現れないのである


 幸い、最近この貿易構造がかわりつつある。日本の貿易相手国が中国をはじめとするアジアやヨーロッパにシフトしたことで、日本の対米黒字の割合が相対的に低下したからだ。こうして日本がデフレから解放されるチャンスがここから拡大した。

 しかし、問題はすでに厖大なドル建て資産をアメリカに持っていることだ。日本人の汗の結晶であるドル建て資産が、今後ドル安で何百兆と失われる可能性がある。こうした形で、アメリカは最終的に日本の資産を合法的に手に入れようとする。

「今後も減税を恒久化し、09年に財政赤字を半減する」というブッシュの一般教書の宣言は、これからも日本をはじめ、世界から資金を調達するという意思表示と読むべきなのだろう。
http://www.asyura2.com/0601/hasan45/msg/253.html


http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/321.html#c63

[近代史3] 朝鮮に献上される日本の税金 _ 自民党はこれからも日本国民を犠牲にして朝鮮人を助け続ける 中川隆
1. 中川隆[-11085] koaQ7Jey 2019年10月01日 22:42:27 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1736]

2018年05月01日
金日成は偉大だった?! / 日本人を拉致して正解
黒木 頼景
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68714529.html


南北融和の裏で進む日本の敗北

Kim Jong Un 4Abe Shinzou 6


(左: 会談した金正恩と文在寅 / 右: 安倍首相とトランプ大統領 )

  北朝鮮は稚拙ながらも政治プロパガンダの達人に見える。金正恩ふは部分的だが米国の恐喝に屈し、米鮮首脳会談に向けて自国の「非核化」をアピールした。この狡猾な若き指導者は、北東部にある豊渓里(プンゲリ)の核実験場を五月中に閉鎖し、長距離核ミサイルの実験を中止すると発表し、国際原子力機関(IAEA)の査察まで受け容れると米国側に伝えたそうだ。しかし、これは北鮮の核兵器全廃を意味しない。金王朝は短距離の核ミサイル、紛争で使えそうな戦術核を手放す気は無いのだ。ふてぶてしい金正恩は何とかしてトランプの譲歩を引き出そうとしている。例えば、「朝鮮半島全体」の非核化という“理想論”を提唱し、北鮮“だけ”が大量破壊兵器を破棄するのではなく、半島に駐留するアメリカ軍も「非核化」を進めるべきだと言いかねない。つまり、アメリカ軍を南鮮から撤退させ、北鮮主導で南北朝鮮を統一しようとする腹だ。こうなれば共和党からも異論が出てくるだろう。なぜなら、米国が南鮮を見放したら、北鮮と支那に半島全域を渡したことになるからだ。とにかく、金正恩は核兵器を頼みの綱とし、北鮮だけが不利な立場にならぬよう、南鮮や日本、米国の輿論を操作しようと謀っている。

  金王朝のトップは日本にも揺さぶりを掛けているようだ。報道によると、南鮮大統領の文在寅は、金正恩との仲介役になり、27日の南北首脳会談で金が口にした、「いつでも日本と対話を行う用意がある」という文言を明らかにした。また、文は南北会談で日本人の拉致問題を提起し、安倍首相の考えを伝えたそうだ。(「金正恩氏『いつでも日本と対話行う用意』 文在寅大統領明かす」2018年4月29日附「産経新聞」) 一方、金正恩はマイク・ポンペオCIA長官との交渉を行い、全面戦争を回避したから、おそらく米国との裏取引に応じたのだろう。次に行うトランプ大統領との会談は、表に出せない取り決めの確認となるから、今後の標的として金正恩は日本の「支援金」を狙ってくる。

  案の定、北鮮の機関紙である労働新聞は4月29日に仕掛けてきた。同紙は、安倍首相がトランプ大統領に拉致問題を取り上げるよう求めた一件で、日本政府を激しく非難したそうだ。曰わく、「安倍は『拉致』問題まで持ち出し、制裁・圧迫を哀願した」のでケシカラン! 「今のように振る舞うなら、平壌に通じる道に自ら高い壁を築く結果を招く」ぞ、と脅したらしい。(「正恩氏、日本の“カネ”意識 制裁網の崩壊も狙う」2018年4月29日附産経新聞) 日本には「盗っ人猛々しい」という言葉があるが、朝鮮では悪党が居直って説教するみたいだ。支那大陸と朝鮮半島は共に「あべこべの世界」である。例えば、街中で包丁を振り回すシャブ中にとって、通行人は殺気に満ちたゴロツキに映り、自分を攻撃しかねない敵となる。だから、この麻薬中毒者が一般人を刺し殺しても正当防衛が成り立つ。殺人鬼には悪意がなく、単に刃物を振り回したら人に当たっただけ。非難されるのは道端を歩いていた被害者の方だ。不注意で迂闊だから刺された、となる。ちゃんと避けなきゃ。泥棒だって同じ理屈をこねる。強盗は銀行を襲うけど、それは行員がお金を貯めているからで、金庫を保有していると宣伝する頭取が悪い。つまり、強盗を誘惑した銀行側に「非」がある。

  普通の日本人なら、「何を馬鹿な !」と呆れ返るだろう。だが、北鮮人と日本の左翼はそう思わない。大切な米鮮首脳会談の席に、「横槍」を入れる安倍首相の方が悪い。反日勢力は安倍首相が「因縁」をつけていると解釈する。しかし、人攫(さら)いをした北鮮が居丈高に我が国を非難するなど笑止千万。もし、日本が正常な国家なら、北鮮を空爆してもおかしくはない。ところが、北鮮人は安心しきっている。なぜなら、彼らには強い味方がいるからだ。例えば、真っ赤に染まった日本の大学教授とか、大手マスコミに潜む親北朝鮮勢力、金王朝の臣下となって利益を貪る政治家、学生運動崩れのテレビ局員、北鮮のスパイに協力する土台人など、日本各地に棲息している反日分子を見れば分かるじゃないか。日本政府が北鮮に対し強硬姿勢を取れば、テレ朝の「スーパーモーニング」で玉川徹がギァアギァアわめくし、TBSにチャンネルを変えれば、金平茂紀が「報道特集」に出演し、「したり顔」で批判する。フジテレビだと安藤優子に喋らせ、「新報道2001」でダメ押しだ。NHKはもっと狡猾で、冷静沈着なキャスターを据えて、“客観的”な報道を装う。その他のメディアも御用藝人を動員し、「経済制裁は抜け穴だらけだから効果が無い」とか、「軍事的な対決より“対話”を重視せよ」、「日本は経済支援を送り、北鮮の態度を和らげるべき」、「北鮮をクラッシュさせるより、ソフト・ランディングさせる方がいい」と日本の国益よりも北鮮の安全を忖度する。在日鮮人の獲得に狂奔する公明党も北鮮擁護で目白押し。こうした発言の裏で北鮮工作員が動いているのは明らかだ。

  そもそも、日本が北鮮を支援するなんて馬鹿げている。いくら米鮮間で合意がなされたからといって、我が国の拉致被害者が帰還できた訳じゃないし、日本に届く核兵器は温存されているのだ。だいたい、交渉に応じた北鮮への経済援助なんて驚天動地の背信である。日本の女子供を攫った北鮮が報復を受けず、それどころか却って恩賞を受けるなんて許せない。たとえ、北鮮が拉致被害者全員を解放しても、我が国には攻撃を行う権利がある。もし、北鮮がアメリカ国民を100名以上拉致したら、一体どんなことが起きるのか? 仮に、奪還作戦を聞きつけ、慌てて返却しても、アメリカ軍による無慈悲な空爆は免れない。たぶん、金正恩は地下施設に隠れても、バンカー・バスターで抹殺されるだろう。アメリカ国民を一人でも拉致するということは自殺を意味する。いくら極悪人でも、金日成がこうした指令を下すことはない。

  しかし、日本に対してならOKだ。金日成は日本政府が動かないことを確信していた。1970年代は左翼の黄金期だったから、北鮮に対する疑惑でさえもタブー。どの国会議員も尻込みする。ちょっとでも拉致の可能性を触れただけで、その議員は即アウトだ。NHKや朝日新聞を始めとするマスコミから波状攻撃を受ければ、撃沈、落選、追放も確実。北鮮の手先だった土井たか子らが、「民族差別は許せなぁぁぁ〜い」と奇声を発し、国会の審議を拒否したり、左翼勢力と組んでデモ活動を行うことだって有り得る。新聞やテレビは連日連夜「不適切発言」を槍玉に上げるから、愛国的な議員の方が謝罪する破目になってしまうのだ。学校で赤く染まったインテリ層とパチンコ資金で籠絡された売国議員が手を組めば、どんな有力議員だって抹殺できる。今では考えられないけど、自民党のドンと呼ばれた金丸信は、金日成に会って感動したし、ついでに金塊をもらって喜んでいた。社会党の議員はもっと酷く、高沢虎男なんかは朝鮮総連の代理人で、日本の国益なんて一顧だにしなかった。官房長官になった同党の五十嵐広三も売国奴で、こっちはソ連のスパイとして悪名高い。かつて社会党に投票していた高齢者は反省すべきだ。こういう連中は未だに健在で、立憲民主党や共産党に投票して過ちを繰り返している。

お礼に税金を献上する日本政府

  見るからに図々しい金正恩は、日本政府を強請って経済援助を引き出そうとする。正常な国民なら「この不逞鮮人め !」とか「腐れ下郎が!」と憤慨するけど、北鮮の人民は「なるほど、将軍様は本当にすごかった」と感心するだろう。というのも、憎い日本人を懲らしめた上に、お金まで巻き上げたんだから。まさしく、パルチザンの将軍様は朝鮮民族のヒーローだ。翻って我が日本を見ると、これまた北鮮贔屓の連中がうじゃうじゃいる。金日成は拉致犯の親玉なのに、日本のマスコミは「テロリストの頭目」と呼ばず、「金日成主席」と仰いでいた。今でもマスコミは金正恩を「暴力団のボス」とか「匪賊の親分」と見なさず、西歐諸国の首脳と同列の「国家主席」扱い。これがトランプ大統領だと、ぶっきらぼうに「トランプ」と呼び捨てるくせに、支那人や朝鮮人の政治家になると妙に恭しい。日頃、粋がっている田原総一朗や関口宏は、金正恩を非難するとき、「あの金が・・・」と呼び捨てにするのか? 本当に、日本の主要メディアは異常である。一般の日本国民はマスコミに毒されているから、肝心な点に気付いていないのだ。

Kim Il Sung 1Kim Jong Un 1

(左: 祖父の金日成 / 右: 孫の金正恩)

   北鮮の犯罪を把握するには、誘拐事件を考えれば非常に分かりやすい。例えばもし、ヤクザが一般人の子供を拉致して、1億円を要求したとする。しかし、気弱な被害者家族は犯人に脅され、警察に通報できず、ただ要求に応じるしかない。しかし、そんな大金を持ち合わせていないから、犯人と電話越しに交渉し、身代金を7千万にまけてもらう。電話口の拉致犯は不満を漏らすが、それでも諒承する。なぜならば、拉致の元手はゼロ円であるからだ。身代金が1千万円、あるいは100万円にまで減額されてもいいし、半分の5千万円でも“しめた”モノ。7千万円なら上出来だ。警察の介入がなく、まんまと大金をせしめた犯人は大喜び。一方、誘拐された子供を取り戻した親は警察に連絡し、警察官が犯人を捕まえ、裁判で有罪となるのが通常である。

  しかし、北鮮による拉致問題は違っている。人質を返してもらった日本政府は、金正恩を捕まえず、平伏して感謝するのだ。報復攻撃なんて畏れ多いから一切無し。夢にも思わない。マスコミも「さすが、金正恩は偉い !! 拉致被害者を解放したぞ!」と大絶賛。浮かれたジャーナリストや御用学者は、日本政府に多額の経済支援を送るよう催促するはずだ。ワイドショーをボケ〜と観ている一般国民も、何となく金正恩を善人と錯覚し、「そうだ北朝鮮に経済援助をしなくちゃ !」と考えてしまう。 地上波しか観ない国民は簡単に騙される。金王朝の「犯罪」をケロっと忘れ、邦人を「返還」した事のみに目を奪われてしまうのだ。お人好しの日本人は、洗脳されたまま、「誰が」拉致を実行したのかを考えない。したがって、日本人の大半は惚(ぼ)けている。北朝鮮の工作員が秘密裏に上陸し、いきなり中学生の少女を攫ったのに、この非道に対する復讐を全く考えない。これなら、ヤクザの方がよっぽと健全である。極道者だと「テメェ〜、どうやって、このオトシマエ附けるつもりなんだぁ?」と凄み、子分に向かって「道具もってこいや !」と命令し、拳銃を突きつけて脅すだろう。(「花菱会」のヤクザを演じた塩見三省みたいにね。) 謝罪するヤクザの方も観念し、潔く指を詰めて、大金を差し出すのが普通だ。それだって赦されるかどうか分からない。ゼニを手にした途端、相手を射殺するのかヤクザの流儀だからだ。

  では、日本政府は交渉のテーブルにナイフを突き刺し、金正恩以下、朝鮮労働党幹部に対し、「お前ら、全員、指詰めてもらおうか !」と言えるのか? 少なくとも金正恩は小指どころか、左右の指10本を切断し、側近が血塗れの指を献上しなければならない。賠償金だって1兆円や2兆円では済まず、貴重な鉱物資源を割譲して日本側に詫びるのが最低条件だ。それでも、金王朝に使えてきた古株の高級幹部は罪深いので、「見せしめ」として処刑すべきだろう。したがって、日本政府が拉致被害者返還に感謝して、多額の税金を献上するなどあり得ない。「金王朝皆殺し」が無いだけでも「儲けもの」である。アメリカ人なら戦略爆撃機を飛ばして、北鮮を火の海にするだろう。

  ところが、日本政府には「武力行使」というオプションが無いので、拉致事件を解決するには“お金”をちらつかせて米国に頼むしかない。情けないけど、軍隊を持たない日本には、金銭という武器しかないのだ。保守派の国民は憤慨するかも知れないが、國軍創設に反対する国民が多いので仕方がない。同胞を見殺しにした国民には、恥辱という罰が待っている。それにしても赦せないのは、「子供の人権」とか「女性の人権」を叫んでいた左翼議員とマスコミの連中だ。彼らは拉致された邦人に関しては殊のほか冷たかった。他国なら当然用いる軍事行動にも反対し、奪還作戦すら考えず、何十年も放置してきたのだ。もっとも、左翼に靡いた国民にも罪はある。拉致被害者に同情するけど、武力制裁には反対するんなておかしい。例えば、警察の設置に反対した日本人が、街中で北鮮人に殴られ重傷を負ったとする。すると被害者は「警察は何している!」と怒り、「一刻も早く悪党を捕まえてくれ!」と催促するだろう。しかし、警察の出動を妨害し、警察官の武装さえ認めない本人が、加害者の逮捕を要求するなんて滑稽である。もし、殴った奴が兇悪犯で、機関銃やバズーカ砲、地対空ミサイルまで持っていたらどうするのか? いくらなんでも、38口径の拳銃しか持たぬ警官に、「さっさと捕まえてちょうだい !」とお願いするのは酷だ。シルヴェスター・スタローン演じるジョン・ランボーなら、弓矢と機関銃で一個師団を全滅できるけど、手足を縛られた現実の自衛隊じゃ無理だ。

Liam Neeson 001Maggie Grace 3


(左: リーアム・ニーソン / 右: マギー・グレイス)

  2008年に公開された映画『96時間(Taken)』では、CIAのフィールド・オフィサーであるブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン / Liam Neeson)が、フランスで拉致された娘のキム(マギー・グレイス / Maggie Grace)を取り返そうと奮闘する。この作品では、フランスを旅行したキムがひょんな事からアルバニア人の人身売買組織に攫われ、性奴隷として売却されそうになるが、寸前のところで対外工作を専門とする父親に救出されるという筋書きとなっていた。もちろん、観客は必死で娘を奪還しようとするブライアンに共鳴する。まぁ、身の毛もよだつ犯罪組織に愛する娘を攫われたんだから当然だ。これがもし、自宅で拉致を知らされ、警官に「娘を助けてくだせぇ」と泣きつくだけの親爺なら、日本人はどう思うのか? 大抵の日本人は「情けない !」と思うだろう。子供を取り戻すためなら、殺人でも爆破でも構わない。どんな手段を使おうが、家族を取り戻そうとするのは人情だ。外国の警察に丸投げして、30年ないし40年も放置するなんてあり得ない。日本国民が拉致されたのならば、日本人が、日本政府が、日本の軍隊が救出する、というのが筋である。日本の執政官ではない合衆国大統領に縋(すが)るなんて恥ずかしい。

Korean girl 5Korean 2

(写真 / 日本にやって来そうな朝鮮人の男女)

  日本人が大東亜戦争で失ったのは国家の主権ばかりではない。武士の誇り、国家の名誉、独立の精神といった日本人の魂を放棄したのだ。こうした卑屈な国民は頭越しの外政をされても、その結果を甘受するしかなく、遠くから眺めて地団太を踏むのがせいぜい。刀を棄てた日本人に残された切り札は「お札」だけ。もし、金正恩が拉致被害者を数名でも返したら、日本のマスコミは大々的な親北キャンペーン行い、「寛大な金様、万歳 !」という垂れ幕を以て感謝するだろう。すでに、民放各局はワイドショーの台本を書いているんじゃないか。それにしても、テロを実行したのに、人質を返したら“たんまり”と「ご褒美」をもらえるんだから、北鮮の民衆は「やはり、金日成様は先見の明を持っていた」と思うだろう。日本人から大金をせしめた孫の金正恩は、人民にお米でも配って自分の功績にするんじゃないか。

Korean face 10Korean crowd 4


(左: 朝鮮人の老婆 / 右: 抗議活動を行う朝鮮人の群衆 )
 
  朝鮮半島問題を眺めると、日本には陰鬱なシナリオしか見えない。もし、北鮮が米国の要求を丸呑みすれば、その見返りに日本は「戦後賠償」みたいな経済援助をする破目になるし、米鮮の交渉が決裂すれば、北鮮が攻撃を受けて多数の難民が発生する。こうなれば受け容れ先が日本となるのは明らかだ。しかも、不安定化した南鮮からも逃亡者が出てくるので、日本は大勢の南鮮人を抱えることになるだろう。仮に、朝鮮半島が非核化され、戦乱が回避されても、北鮮による統一だから、南鮮の経済が悪化する可能性は高い。となれば、金王朝を嫌った南鮮人が大挙して日本に渡ってきても不思議じゃない。これを恐れる日本政府は、朝鮮社会の安定化を図るため、厖大な経済援助を与えることになるだろう。結局、どう転んでも、損をするのは税金を払った日本国民の方である。しかも、新たな増税を強いられたうえに、厄介な朝鮮移民まで引き受けるんだから悪夢としか言いようがない。もう嫌な予感がしてくるが、「他人のゼニ」を献上する議員の中には、北鮮からのキックバックを狙っている奴がいるんじゃないか。悲しいけど、これが我が国の現実である。「民主主義、ばんざぁい !」と叫んでいた国民は選挙権を返上しろ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68714529.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/656.html#c1

[近代史3] 文在寅大統領の大衆扇動とその背景にあるアメリカの分断統治政策 中川隆
7. 中川隆[-11084] koaQ7Jey 2019年10月01日 22:43:10 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1737]

2018年05月01日
金日成は偉大だった?! / 日本人を拉致して正解
黒木 頼景
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南北融和の裏で進む日本の敗北

Kim Jong Un 4Abe Shinzou 6


(左: 会談した金正恩と文在寅 / 右: 安倍首相とトランプ大統領 )

  北朝鮮は稚拙ながらも政治プロパガンダの達人に見える。金正恩ふは部分的だが米国の恐喝に屈し、米鮮首脳会談に向けて自国の「非核化」をアピールした。この狡猾な若き指導者は、北東部にある豊渓里(プンゲリ)の核実験場を五月中に閉鎖し、長距離核ミサイルの実験を中止すると発表し、国際原子力機関(IAEA)の査察まで受け容れると米国側に伝えたそうだ。しかし、これは北鮮の核兵器全廃を意味しない。金王朝は短距離の核ミサイル、紛争で使えそうな戦術核を手放す気は無いのだ。ふてぶてしい金正恩は何とかしてトランプの譲歩を引き出そうとしている。例えば、「朝鮮半島全体」の非核化という“理想論”を提唱し、北鮮“だけ”が大量破壊兵器を破棄するのではなく、半島に駐留するアメリカ軍も「非核化」を進めるべきだと言いかねない。つまり、アメリカ軍を南鮮から撤退させ、北鮮主導で南北朝鮮を統一しようとする腹だ。こうなれば共和党からも異論が出てくるだろう。なぜなら、米国が南鮮を見放したら、北鮮と支那に半島全域を渡したことになるからだ。とにかく、金正恩は核兵器を頼みの綱とし、北鮮だけが不利な立場にならぬよう、南鮮や日本、米国の輿論を操作しようと謀っている。

  金王朝のトップは日本にも揺さぶりを掛けているようだ。報道によると、南鮮大統領の文在寅は、金正恩との仲介役になり、27日の南北首脳会談で金が口にした、「いつでも日本と対話を行う用意がある」という文言を明らかにした。また、文は南北会談で日本人の拉致問題を提起し、安倍首相の考えを伝えたそうだ。(「金正恩氏『いつでも日本と対話行う用意』 文在寅大統領明かす」2018年4月29日附「産経新聞」) 一方、金正恩はマイク・ポンペオCIA長官との交渉を行い、全面戦争を回避したから、おそらく米国との裏取引に応じたのだろう。次に行うトランプ大統領との会談は、表に出せない取り決めの確認となるから、今後の標的として金正恩は日本の「支援金」を狙ってくる。

  案の定、北鮮の機関紙である労働新聞は4月29日に仕掛けてきた。同紙は、安倍首相がトランプ大統領に拉致問題を取り上げるよう求めた一件で、日本政府を激しく非難したそうだ。曰わく、「安倍は『拉致』問題まで持ち出し、制裁・圧迫を哀願した」のでケシカラン! 「今のように振る舞うなら、平壌に通じる道に自ら高い壁を築く結果を招く」ぞ、と脅したらしい。(「正恩氏、日本の“カネ”意識 制裁網の崩壊も狙う」2018年4月29日附産経新聞) 日本には「盗っ人猛々しい」という言葉があるが、朝鮮では悪党が居直って説教するみたいだ。支那大陸と朝鮮半島は共に「あべこべの世界」である。例えば、街中で包丁を振り回すシャブ中にとって、通行人は殺気に満ちたゴロツキに映り、自分を攻撃しかねない敵となる。だから、この麻薬中毒者が一般人を刺し殺しても正当防衛が成り立つ。殺人鬼には悪意がなく、単に刃物を振り回したら人に当たっただけ。非難されるのは道端を歩いていた被害者の方だ。不注意で迂闊だから刺された、となる。ちゃんと避けなきゃ。泥棒だって同じ理屈をこねる。強盗は銀行を襲うけど、それは行員がお金を貯めているからで、金庫を保有していると宣伝する頭取が悪い。つまり、強盗を誘惑した銀行側に「非」がある。

  普通の日本人なら、「何を馬鹿な !」と呆れ返るだろう。だが、北鮮人と日本の左翼はそう思わない。大切な米鮮首脳会談の席に、「横槍」を入れる安倍首相の方が悪い。反日勢力は安倍首相が「因縁」をつけていると解釈する。しかし、人攫(さら)いをした北鮮が居丈高に我が国を非難するなど笑止千万。もし、日本が正常な国家なら、北鮮を空爆してもおかしくはない。ところが、北鮮人は安心しきっている。なぜなら、彼らには強い味方がいるからだ。例えば、真っ赤に染まった日本の大学教授とか、大手マスコミに潜む親北朝鮮勢力、金王朝の臣下となって利益を貪る政治家、学生運動崩れのテレビ局員、北鮮のスパイに協力する土台人など、日本各地に棲息している反日分子を見れば分かるじゃないか。日本政府が北鮮に対し強硬姿勢を取れば、テレ朝の「スーパーモーニング」で玉川徹がギァアギァアわめくし、TBSにチャンネルを変えれば、金平茂紀が「報道特集」に出演し、「したり顔」で批判する。フジテレビだと安藤優子に喋らせ、「新報道2001」でダメ押しだ。NHKはもっと狡猾で、冷静沈着なキャスターを据えて、“客観的”な報道を装う。その他のメディアも御用藝人を動員し、「経済制裁は抜け穴だらけだから効果が無い」とか、「軍事的な対決より“対話”を重視せよ」、「日本は経済支援を送り、北鮮の態度を和らげるべき」、「北鮮をクラッシュさせるより、ソフト・ランディングさせる方がいい」と日本の国益よりも北鮮の安全を忖度する。在日鮮人の獲得に狂奔する公明党も北鮮擁護で目白押し。こうした発言の裏で北鮮工作員が動いているのは明らかだ。

  そもそも、日本が北鮮を支援するなんて馬鹿げている。いくら米鮮間で合意がなされたからといって、我が国の拉致被害者が帰還できた訳じゃないし、日本に届く核兵器は温存されているのだ。だいたい、交渉に応じた北鮮への経済援助なんて驚天動地の背信である。日本の女子供を攫った北鮮が報復を受けず、それどころか却って恩賞を受けるなんて許せない。たとえ、北鮮が拉致被害者全員を解放しても、我が国には攻撃を行う権利がある。もし、北鮮がアメリカ国民を100名以上拉致したら、一体どんなことが起きるのか? 仮に、奪還作戦を聞きつけ、慌てて返却しても、アメリカ軍による無慈悲な空爆は免れない。たぶん、金正恩は地下施設に隠れても、バンカー・バスターで抹殺されるだろう。アメリカ国民を一人でも拉致するということは自殺を意味する。いくら極悪人でも、金日成がこうした指令を下すことはない。

  しかし、日本に対してならOKだ。金日成は日本政府が動かないことを確信していた。1970年代は左翼の黄金期だったから、北鮮に対する疑惑でさえもタブー。どの国会議員も尻込みする。ちょっとでも拉致の可能性を触れただけで、その議員は即アウトだ。NHKや朝日新聞を始めとするマスコミから波状攻撃を受ければ、撃沈、落選、追放も確実。北鮮の手先だった土井たか子らが、「民族差別は許せなぁぁぁ〜い」と奇声を発し、国会の審議を拒否したり、左翼勢力と組んでデモ活動を行うことだって有り得る。新聞やテレビは連日連夜「不適切発言」を槍玉に上げるから、愛国的な議員の方が謝罪する破目になってしまうのだ。学校で赤く染まったインテリ層とパチンコ資金で籠絡された売国議員が手を組めば、どんな有力議員だって抹殺できる。今では考えられないけど、自民党のドンと呼ばれた金丸信は、金日成に会って感動したし、ついでに金塊をもらって喜んでいた。社会党の議員はもっと酷く、高沢虎男なんかは朝鮮総連の代理人で、日本の国益なんて一顧だにしなかった。官房長官になった同党の五十嵐広三も売国奴で、こっちはソ連のスパイとして悪名高い。かつて社会党に投票していた高齢者は反省すべきだ。こういう連中は未だに健在で、立憲民主党や共産党に投票して過ちを繰り返している。

お礼に税金を献上する日本政府

  見るからに図々しい金正恩は、日本政府を強請って経済援助を引き出そうとする。正常な国民なら「この不逞鮮人め !」とか「腐れ下郎が!」と憤慨するけど、北鮮の人民は「なるほど、将軍様は本当にすごかった」と感心するだろう。というのも、憎い日本人を懲らしめた上に、お金まで巻き上げたんだから。まさしく、パルチザンの将軍様は朝鮮民族のヒーローだ。翻って我が日本を見ると、これまた北鮮贔屓の連中がうじゃうじゃいる。金日成は拉致犯の親玉なのに、日本のマスコミは「テロリストの頭目」と呼ばず、「金日成主席」と仰いでいた。今でもマスコミは金正恩を「暴力団のボス」とか「匪賊の親分」と見なさず、西歐諸国の首脳と同列の「国家主席」扱い。これがトランプ大統領だと、ぶっきらぼうに「トランプ」と呼び捨てるくせに、支那人や朝鮮人の政治家になると妙に恭しい。日頃、粋がっている田原総一朗や関口宏は、金正恩を非難するとき、「あの金が・・・」と呼び捨てにするのか? 本当に、日本の主要メディアは異常である。一般の日本国民はマスコミに毒されているから、肝心な点に気付いていないのだ。

Kim Il Sung 1Kim Jong Un 1

(左: 祖父の金日成 / 右: 孫の金正恩)

   北鮮の犯罪を把握するには、誘拐事件を考えれば非常に分かりやすい。例えばもし、ヤクザが一般人の子供を拉致して、1億円を要求したとする。しかし、気弱な被害者家族は犯人に脅され、警察に通報できず、ただ要求に応じるしかない。しかし、そんな大金を持ち合わせていないから、犯人と電話越しに交渉し、身代金を7千万にまけてもらう。電話口の拉致犯は不満を漏らすが、それでも諒承する。なぜならば、拉致の元手はゼロ円であるからだ。身代金が1千万円、あるいは100万円にまで減額されてもいいし、半分の5千万円でも“しめた”モノ。7千万円なら上出来だ。警察の介入がなく、まんまと大金をせしめた犯人は大喜び。一方、誘拐された子供を取り戻した親は警察に連絡し、警察官が犯人を捕まえ、裁判で有罪となるのが通常である。

  しかし、北鮮による拉致問題は違っている。人質を返してもらった日本政府は、金正恩を捕まえず、平伏して感謝するのだ。報復攻撃なんて畏れ多いから一切無し。夢にも思わない。マスコミも「さすが、金正恩は偉い !! 拉致被害者を解放したぞ!」と大絶賛。浮かれたジャーナリストや御用学者は、日本政府に多額の経済支援を送るよう催促するはずだ。ワイドショーをボケ〜と観ている一般国民も、何となく金正恩を善人と錯覚し、「そうだ北朝鮮に経済援助をしなくちゃ !」と考えてしまう。 地上波しか観ない国民は簡単に騙される。金王朝の「犯罪」をケロっと忘れ、邦人を「返還」した事のみに目を奪われてしまうのだ。お人好しの日本人は、洗脳されたまま、「誰が」拉致を実行したのかを考えない。したがって、日本人の大半は惚(ぼ)けている。北朝鮮の工作員が秘密裏に上陸し、いきなり中学生の少女を攫ったのに、この非道に対する復讐を全く考えない。これなら、ヤクザの方がよっぽと健全である。極道者だと「テメェ〜、どうやって、このオトシマエ附けるつもりなんだぁ?」と凄み、子分に向かって「道具もってこいや !」と命令し、拳銃を突きつけて脅すだろう。(「花菱会」のヤクザを演じた塩見三省みたいにね。) 謝罪するヤクザの方も観念し、潔く指を詰めて、大金を差し出すのが普通だ。それだって赦されるかどうか分からない。ゼニを手にした途端、相手を射殺するのかヤクザの流儀だからだ。

  では、日本政府は交渉のテーブルにナイフを突き刺し、金正恩以下、朝鮮労働党幹部に対し、「お前ら、全員、指詰めてもらおうか !」と言えるのか? 少なくとも金正恩は小指どころか、左右の指10本を切断し、側近が血塗れの指を献上しなければならない。賠償金だって1兆円や2兆円では済まず、貴重な鉱物資源を割譲して日本側に詫びるのが最低条件だ。それでも、金王朝に使えてきた古株の高級幹部は罪深いので、「見せしめ」として処刑すべきだろう。したがって、日本政府が拉致被害者返還に感謝して、多額の税金を献上するなどあり得ない。「金王朝皆殺し」が無いだけでも「儲けもの」である。アメリカ人なら戦略爆撃機を飛ばして、北鮮を火の海にするだろう。

  ところが、日本政府には「武力行使」というオプションが無いので、拉致事件を解決するには“お金”をちらつかせて米国に頼むしかない。情けないけど、軍隊を持たない日本には、金銭という武器しかないのだ。保守派の国民は憤慨するかも知れないが、國軍創設に反対する国民が多いので仕方がない。同胞を見殺しにした国民には、恥辱という罰が待っている。それにしても赦せないのは、「子供の人権」とか「女性の人権」を叫んでいた左翼議員とマスコミの連中だ。彼らは拉致された邦人に関しては殊のほか冷たかった。他国なら当然用いる軍事行動にも反対し、奪還作戦すら考えず、何十年も放置してきたのだ。もっとも、左翼に靡いた国民にも罪はある。拉致被害者に同情するけど、武力制裁には反対するんなておかしい。例えば、警察の設置に反対した日本人が、街中で北鮮人に殴られ重傷を負ったとする。すると被害者は「警察は何している!」と怒り、「一刻も早く悪党を捕まえてくれ!」と催促するだろう。しかし、警察の出動を妨害し、警察官の武装さえ認めない本人が、加害者の逮捕を要求するなんて滑稽である。もし、殴った奴が兇悪犯で、機関銃やバズーカ砲、地対空ミサイルまで持っていたらどうするのか? いくらなんでも、38口径の拳銃しか持たぬ警官に、「さっさと捕まえてちょうだい !」とお願いするのは酷だ。シルヴェスター・スタローン演じるジョン・ランボーなら、弓矢と機関銃で一個師団を全滅できるけど、手足を縛られた現実の自衛隊じゃ無理だ。

Liam Neeson 001Maggie Grace 3


(左: リーアム・ニーソン / 右: マギー・グレイス)

  2008年に公開された映画『96時間(Taken)』では、CIAのフィールド・オフィサーであるブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン / Liam Neeson)が、フランスで拉致された娘のキム(マギー・グレイス / Maggie Grace)を取り返そうと奮闘する。この作品では、フランスを旅行したキムがひょんな事からアルバニア人の人身売買組織に攫われ、性奴隷として売却されそうになるが、寸前のところで対外工作を専門とする父親に救出されるという筋書きとなっていた。もちろん、観客は必死で娘を奪還しようとするブライアンに共鳴する。まぁ、身の毛もよだつ犯罪組織に愛する娘を攫われたんだから当然だ。これがもし、自宅で拉致を知らされ、警官に「娘を助けてくだせぇ」と泣きつくだけの親爺なら、日本人はどう思うのか? 大抵の日本人は「情けない !」と思うだろう。子供を取り戻すためなら、殺人でも爆破でも構わない。どんな手段を使おうが、家族を取り戻そうとするのは人情だ。外国の警察に丸投げして、30年ないし40年も放置するなんてあり得ない。日本国民が拉致されたのならば、日本人が、日本政府が、日本の軍隊が救出する、というのが筋である。日本の執政官ではない合衆国大統領に縋(すが)るなんて恥ずかしい。

Korean girl 5Korean 2

(写真 / 日本にやって来そうな朝鮮人の男女)

  日本人が大東亜戦争で失ったのは国家の主権ばかりではない。武士の誇り、国家の名誉、独立の精神といった日本人の魂を放棄したのだ。こうした卑屈な国民は頭越しの外政をされても、その結果を甘受するしかなく、遠くから眺めて地団太を踏むのがせいぜい。刀を棄てた日本人に残された切り札は「お札」だけ。もし、金正恩が拉致被害者を数名でも返したら、日本のマスコミは大々的な親北キャンペーン行い、「寛大な金様、万歳 !」という垂れ幕を以て感謝するだろう。すでに、民放各局はワイドショーの台本を書いているんじゃないか。それにしても、テロを実行したのに、人質を返したら“たんまり”と「ご褒美」をもらえるんだから、北鮮の民衆は「やはり、金日成様は先見の明を持っていた」と思うだろう。日本人から大金をせしめた孫の金正恩は、人民にお米でも配って自分の功績にするんじゃないか。

Korean face 10Korean crowd 4


(左: 朝鮮人の老婆 / 右: 抗議活動を行う朝鮮人の群衆 )
 
  朝鮮半島問題を眺めると、日本には陰鬱なシナリオしか見えない。もし、北鮮が米国の要求を丸呑みすれば、その見返りに日本は「戦後賠償」みたいな経済援助をする破目になるし、米鮮の交渉が決裂すれば、北鮮が攻撃を受けて多数の難民が発生する。こうなれば受け容れ先が日本となるのは明らかだ。しかも、不安定化した南鮮からも逃亡者が出てくるので、日本は大勢の南鮮人を抱えることになるだろう。仮に、朝鮮半島が非核化され、戦乱が回避されても、北鮮による統一だから、南鮮の経済が悪化する可能性は高い。となれば、金王朝を嫌った南鮮人が大挙して日本に渡ってきても不思議じゃない。これを恐れる日本政府は、朝鮮社会の安定化を図るため、厖大な経済援助を与えることになるだろう。結局、どう転んでも、損をするのは税金を払った日本国民の方である。しかも、新たな増税を強いられたうえに、厄介な朝鮮移民まで引き受けるんだから悪夢としか言いようがない。もう嫌な予感がしてくるが、「他人のゼニ」を献上する議員の中には、北鮮からのキックバックを狙っている奴がいるんじゃないか。悲しいけど、これが我が国の現実である。「民主主義、ばんざぁい !」と叫んでいた国民は選挙権を返上しろ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68714529.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/571.html#c7

[近代史3] 馬渕睦夫 韓国が反日である理由 _ 日本と隣国とを対立させ統治する分割統治 中川隆
10. 中川隆[-11083] koaQ7Jey 2019年10月01日 22:43:30 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1738]

2018年05月01日
金日成は偉大だった?! / 日本人を拉致して正解
黒木 頼景
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南北融和の裏で進む日本の敗北

Kim Jong Un 4Abe Shinzou 6


(左: 会談した金正恩と文在寅 / 右: 安倍首相とトランプ大統領 )

  北朝鮮は稚拙ながらも政治プロパガンダの達人に見える。金正恩ふは部分的だが米国の恐喝に屈し、米鮮首脳会談に向けて自国の「非核化」をアピールした。この狡猾な若き指導者は、北東部にある豊渓里(プンゲリ)の核実験場を五月中に閉鎖し、長距離核ミサイルの実験を中止すると発表し、国際原子力機関(IAEA)の査察まで受け容れると米国側に伝えたそうだ。しかし、これは北鮮の核兵器全廃を意味しない。金王朝は短距離の核ミサイル、紛争で使えそうな戦術核を手放す気は無いのだ。ふてぶてしい金正恩は何とかしてトランプの譲歩を引き出そうとしている。例えば、「朝鮮半島全体」の非核化という“理想論”を提唱し、北鮮“だけ”が大量破壊兵器を破棄するのではなく、半島に駐留するアメリカ軍も「非核化」を進めるべきだと言いかねない。つまり、アメリカ軍を南鮮から撤退させ、北鮮主導で南北朝鮮を統一しようとする腹だ。こうなれば共和党からも異論が出てくるだろう。なぜなら、米国が南鮮を見放したら、北鮮と支那に半島全域を渡したことになるからだ。とにかく、金正恩は核兵器を頼みの綱とし、北鮮だけが不利な立場にならぬよう、南鮮や日本、米国の輿論を操作しようと謀っている。

  金王朝のトップは日本にも揺さぶりを掛けているようだ。報道によると、南鮮大統領の文在寅は、金正恩との仲介役になり、27日の南北首脳会談で金が口にした、「いつでも日本と対話を行う用意がある」という文言を明らかにした。また、文は南北会談で日本人の拉致問題を提起し、安倍首相の考えを伝えたそうだ。(「金正恩氏『いつでも日本と対話行う用意』 文在寅大統領明かす」2018年4月29日附「産経新聞」) 一方、金正恩はマイク・ポンペオCIA長官との交渉を行い、全面戦争を回避したから、おそらく米国との裏取引に応じたのだろう。次に行うトランプ大統領との会談は、表に出せない取り決めの確認となるから、今後の標的として金正恩は日本の「支援金」を狙ってくる。

  案の定、北鮮の機関紙である労働新聞は4月29日に仕掛けてきた。同紙は、安倍首相がトランプ大統領に拉致問題を取り上げるよう求めた一件で、日本政府を激しく非難したそうだ。曰わく、「安倍は『拉致』問題まで持ち出し、制裁・圧迫を哀願した」のでケシカラン! 「今のように振る舞うなら、平壌に通じる道に自ら高い壁を築く結果を招く」ぞ、と脅したらしい。(「正恩氏、日本の“カネ”意識 制裁網の崩壊も狙う」2018年4月29日附産経新聞) 日本には「盗っ人猛々しい」という言葉があるが、朝鮮では悪党が居直って説教するみたいだ。支那大陸と朝鮮半島は共に「あべこべの世界」である。例えば、街中で包丁を振り回すシャブ中にとって、通行人は殺気に満ちたゴロツキに映り、自分を攻撃しかねない敵となる。だから、この麻薬中毒者が一般人を刺し殺しても正当防衛が成り立つ。殺人鬼には悪意がなく、単に刃物を振り回したら人に当たっただけ。非難されるのは道端を歩いていた被害者の方だ。不注意で迂闊だから刺された、となる。ちゃんと避けなきゃ。泥棒だって同じ理屈をこねる。強盗は銀行を襲うけど、それは行員がお金を貯めているからで、金庫を保有していると宣伝する頭取が悪い。つまり、強盗を誘惑した銀行側に「非」がある。

  普通の日本人なら、「何を馬鹿な !」と呆れ返るだろう。だが、北鮮人と日本の左翼はそう思わない。大切な米鮮首脳会談の席に、「横槍」を入れる安倍首相の方が悪い。反日勢力は安倍首相が「因縁」をつけていると解釈する。しかし、人攫(さら)いをした北鮮が居丈高に我が国を非難するなど笑止千万。もし、日本が正常な国家なら、北鮮を空爆してもおかしくはない。ところが、北鮮人は安心しきっている。なぜなら、彼らには強い味方がいるからだ。例えば、真っ赤に染まった日本の大学教授とか、大手マスコミに潜む親北朝鮮勢力、金王朝の臣下となって利益を貪る政治家、学生運動崩れのテレビ局員、北鮮のスパイに協力する土台人など、日本各地に棲息している反日分子を見れば分かるじゃないか。日本政府が北鮮に対し強硬姿勢を取れば、テレ朝の「スーパーモーニング」で玉川徹がギァアギァアわめくし、TBSにチャンネルを変えれば、金平茂紀が「報道特集」に出演し、「したり顔」で批判する。フジテレビだと安藤優子に喋らせ、「新報道2001」でダメ押しだ。NHKはもっと狡猾で、冷静沈着なキャスターを据えて、“客観的”な報道を装う。その他のメディアも御用藝人を動員し、「経済制裁は抜け穴だらけだから効果が無い」とか、「軍事的な対決より“対話”を重視せよ」、「日本は経済支援を送り、北鮮の態度を和らげるべき」、「北鮮をクラッシュさせるより、ソフト・ランディングさせる方がいい」と日本の国益よりも北鮮の安全を忖度する。在日鮮人の獲得に狂奔する公明党も北鮮擁護で目白押し。こうした発言の裏で北鮮工作員が動いているのは明らかだ。

  そもそも、日本が北鮮を支援するなんて馬鹿げている。いくら米鮮間で合意がなされたからといって、我が国の拉致被害者が帰還できた訳じゃないし、日本に届く核兵器は温存されているのだ。だいたい、交渉に応じた北鮮への経済援助なんて驚天動地の背信である。日本の女子供を攫った北鮮が報復を受けず、それどころか却って恩賞を受けるなんて許せない。たとえ、北鮮が拉致被害者全員を解放しても、我が国には攻撃を行う権利がある。もし、北鮮がアメリカ国民を100名以上拉致したら、一体どんなことが起きるのか? 仮に、奪還作戦を聞きつけ、慌てて返却しても、アメリカ軍による無慈悲な空爆は免れない。たぶん、金正恩は地下施設に隠れても、バンカー・バスターで抹殺されるだろう。アメリカ国民を一人でも拉致するということは自殺を意味する。いくら極悪人でも、金日成がこうした指令を下すことはない。

  しかし、日本に対してならOKだ。金日成は日本政府が動かないことを確信していた。1970年代は左翼の黄金期だったから、北鮮に対する疑惑でさえもタブー。どの国会議員も尻込みする。ちょっとでも拉致の可能性を触れただけで、その議員は即アウトだ。NHKや朝日新聞を始めとするマスコミから波状攻撃を受ければ、撃沈、落選、追放も確実。北鮮の手先だった土井たか子らが、「民族差別は許せなぁぁぁ〜い」と奇声を発し、国会の審議を拒否したり、左翼勢力と組んでデモ活動を行うことだって有り得る。新聞やテレビは連日連夜「不適切発言」を槍玉に上げるから、愛国的な議員の方が謝罪する破目になってしまうのだ。学校で赤く染まったインテリ層とパチンコ資金で籠絡された売国議員が手を組めば、どんな有力議員だって抹殺できる。今では考えられないけど、自民党のドンと呼ばれた金丸信は、金日成に会って感動したし、ついでに金塊をもらって喜んでいた。社会党の議員はもっと酷く、高沢虎男なんかは朝鮮総連の代理人で、日本の国益なんて一顧だにしなかった。官房長官になった同党の五十嵐広三も売国奴で、こっちはソ連のスパイとして悪名高い。かつて社会党に投票していた高齢者は反省すべきだ。こういう連中は未だに健在で、立憲民主党や共産党に投票して過ちを繰り返している。

お礼に税金を献上する日本政府

  見るからに図々しい金正恩は、日本政府を強請って経済援助を引き出そうとする。正常な国民なら「この不逞鮮人め !」とか「腐れ下郎が!」と憤慨するけど、北鮮の人民は「なるほど、将軍様は本当にすごかった」と感心するだろう。というのも、憎い日本人を懲らしめた上に、お金まで巻き上げたんだから。まさしく、パルチザンの将軍様は朝鮮民族のヒーローだ。翻って我が日本を見ると、これまた北鮮贔屓の連中がうじゃうじゃいる。金日成は拉致犯の親玉なのに、日本のマスコミは「テロリストの頭目」と呼ばず、「金日成主席」と仰いでいた。今でもマスコミは金正恩を「暴力団のボス」とか「匪賊の親分」と見なさず、西歐諸国の首脳と同列の「国家主席」扱い。これがトランプ大統領だと、ぶっきらぼうに「トランプ」と呼び捨てるくせに、支那人や朝鮮人の政治家になると妙に恭しい。日頃、粋がっている田原総一朗や関口宏は、金正恩を非難するとき、「あの金が・・・」と呼び捨てにするのか? 本当に、日本の主要メディアは異常である。一般の日本国民はマスコミに毒されているから、肝心な点に気付いていないのだ。

Kim Il Sung 1Kim Jong Un 1

(左: 祖父の金日成 / 右: 孫の金正恩)

   北鮮の犯罪を把握するには、誘拐事件を考えれば非常に分かりやすい。例えばもし、ヤクザが一般人の子供を拉致して、1億円を要求したとする。しかし、気弱な被害者家族は犯人に脅され、警察に通報できず、ただ要求に応じるしかない。しかし、そんな大金を持ち合わせていないから、犯人と電話越しに交渉し、身代金を7千万にまけてもらう。電話口の拉致犯は不満を漏らすが、それでも諒承する。なぜならば、拉致の元手はゼロ円であるからだ。身代金が1千万円、あるいは100万円にまで減額されてもいいし、半分の5千万円でも“しめた”モノ。7千万円なら上出来だ。警察の介入がなく、まんまと大金をせしめた犯人は大喜び。一方、誘拐された子供を取り戻した親は警察に連絡し、警察官が犯人を捕まえ、裁判で有罪となるのが通常である。

  しかし、北鮮による拉致問題は違っている。人質を返してもらった日本政府は、金正恩を捕まえず、平伏して感謝するのだ。報復攻撃なんて畏れ多いから一切無し。夢にも思わない。マスコミも「さすが、金正恩は偉い !! 拉致被害者を解放したぞ!」と大絶賛。浮かれたジャーナリストや御用学者は、日本政府に多額の経済支援を送るよう催促するはずだ。ワイドショーをボケ〜と観ている一般国民も、何となく金正恩を善人と錯覚し、「そうだ北朝鮮に経済援助をしなくちゃ !」と考えてしまう。 地上波しか観ない国民は簡単に騙される。金王朝の「犯罪」をケロっと忘れ、邦人を「返還」した事のみに目を奪われてしまうのだ。お人好しの日本人は、洗脳されたまま、「誰が」拉致を実行したのかを考えない。したがって、日本人の大半は惚(ぼ)けている。北朝鮮の工作員が秘密裏に上陸し、いきなり中学生の少女を攫ったのに、この非道に対する復讐を全く考えない。これなら、ヤクザの方がよっぽと健全である。極道者だと「テメェ〜、どうやって、このオトシマエ附けるつもりなんだぁ?」と凄み、子分に向かって「道具もってこいや !」と命令し、拳銃を突きつけて脅すだろう。(「花菱会」のヤクザを演じた塩見三省みたいにね。) 謝罪するヤクザの方も観念し、潔く指を詰めて、大金を差し出すのが普通だ。それだって赦されるかどうか分からない。ゼニを手にした途端、相手を射殺するのかヤクザの流儀だからだ。

  では、日本政府は交渉のテーブルにナイフを突き刺し、金正恩以下、朝鮮労働党幹部に対し、「お前ら、全員、指詰めてもらおうか !」と言えるのか? 少なくとも金正恩は小指どころか、左右の指10本を切断し、側近が血塗れの指を献上しなければならない。賠償金だって1兆円や2兆円では済まず、貴重な鉱物資源を割譲して日本側に詫びるのが最低条件だ。それでも、金王朝に使えてきた古株の高級幹部は罪深いので、「見せしめ」として処刑すべきだろう。したがって、日本政府が拉致被害者返還に感謝して、多額の税金を献上するなどあり得ない。「金王朝皆殺し」が無いだけでも「儲けもの」である。アメリカ人なら戦略爆撃機を飛ばして、北鮮を火の海にするだろう。

  ところが、日本政府には「武力行使」というオプションが無いので、拉致事件を解決するには“お金”をちらつかせて米国に頼むしかない。情けないけど、軍隊を持たない日本には、金銭という武器しかないのだ。保守派の国民は憤慨するかも知れないが、國軍創設に反対する国民が多いので仕方がない。同胞を見殺しにした国民には、恥辱という罰が待っている。それにしても赦せないのは、「子供の人権」とか「女性の人権」を叫んでいた左翼議員とマスコミの連中だ。彼らは拉致された邦人に関しては殊のほか冷たかった。他国なら当然用いる軍事行動にも反対し、奪還作戦すら考えず、何十年も放置してきたのだ。もっとも、左翼に靡いた国民にも罪はある。拉致被害者に同情するけど、武力制裁には反対するんなておかしい。例えば、警察の設置に反対した日本人が、街中で北鮮人に殴られ重傷を負ったとする。すると被害者は「警察は何している!」と怒り、「一刻も早く悪党を捕まえてくれ!」と催促するだろう。しかし、警察の出動を妨害し、警察官の武装さえ認めない本人が、加害者の逮捕を要求するなんて滑稽である。もし、殴った奴が兇悪犯で、機関銃やバズーカ砲、地対空ミサイルまで持っていたらどうするのか? いくらなんでも、38口径の拳銃しか持たぬ警官に、「さっさと捕まえてちょうだい !」とお願いするのは酷だ。シルヴェスター・スタローン演じるジョン・ランボーなら、弓矢と機関銃で一個師団を全滅できるけど、手足を縛られた現実の自衛隊じゃ無理だ。

Liam Neeson 001Maggie Grace 3


(左: リーアム・ニーソン / 右: マギー・グレイス)

  2008年に公開された映画『96時間(Taken)』では、CIAのフィールド・オフィサーであるブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン / Liam Neeson)が、フランスで拉致された娘のキム(マギー・グレイス / Maggie Grace)を取り返そうと奮闘する。この作品では、フランスを旅行したキムがひょんな事からアルバニア人の人身売買組織に攫われ、性奴隷として売却されそうになるが、寸前のところで対外工作を専門とする父親に救出されるという筋書きとなっていた。もちろん、観客は必死で娘を奪還しようとするブライアンに共鳴する。まぁ、身の毛もよだつ犯罪組織に愛する娘を攫われたんだから当然だ。これがもし、自宅で拉致を知らされ、警官に「娘を助けてくだせぇ」と泣きつくだけの親爺なら、日本人はどう思うのか? 大抵の日本人は「情けない !」と思うだろう。子供を取り戻すためなら、殺人でも爆破でも構わない。どんな手段を使おうが、家族を取り戻そうとするのは人情だ。外国の警察に丸投げして、30年ないし40年も放置するなんてあり得ない。日本国民が拉致されたのならば、日本人が、日本政府が、日本の軍隊が救出する、というのが筋である。日本の執政官ではない合衆国大統領に縋(すが)るなんて恥ずかしい。

Korean girl 5Korean 2

(写真 / 日本にやって来そうな朝鮮人の男女)

  日本人が大東亜戦争で失ったのは国家の主権ばかりではない。武士の誇り、国家の名誉、独立の精神といった日本人の魂を放棄したのだ。こうした卑屈な国民は頭越しの外政をされても、その結果を甘受するしかなく、遠くから眺めて地団太を踏むのがせいぜい。刀を棄てた日本人に残された切り札は「お札」だけ。もし、金正恩が拉致被害者を数名でも返したら、日本のマスコミは大々的な親北キャンペーン行い、「寛大な金様、万歳 !」という垂れ幕を以て感謝するだろう。すでに、民放各局はワイドショーの台本を書いているんじゃないか。それにしても、テロを実行したのに、人質を返したら“たんまり”と「ご褒美」をもらえるんだから、北鮮の民衆は「やはり、金日成様は先見の明を持っていた」と思うだろう。日本人から大金をせしめた孫の金正恩は、人民にお米でも配って自分の功績にするんじゃないか。

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(左: 朝鮮人の老婆 / 右: 抗議活動を行う朝鮮人の群衆 )
 
  朝鮮半島問題を眺めると、日本には陰鬱なシナリオしか見えない。もし、北鮮が米国の要求を丸呑みすれば、その見返りに日本は「戦後賠償」みたいな経済援助をする破目になるし、米鮮の交渉が決裂すれば、北鮮が攻撃を受けて多数の難民が発生する。こうなれば受け容れ先が日本となるのは明らかだ。しかも、不安定化した南鮮からも逃亡者が出てくるので、日本は大勢の南鮮人を抱えることになるだろう。仮に、朝鮮半島が非核化され、戦乱が回避されても、北鮮による統一だから、南鮮の経済が悪化する可能性は高い。となれば、金王朝を嫌った南鮮人が大挙して日本に渡ってきても不思議じゃない。これを恐れる日本政府は、朝鮮社会の安定化を図るため、厖大な経済援助を与えることになるだろう。結局、どう転んでも、損をするのは税金を払った日本国民の方である。しかも、新たな増税を強いられたうえに、厄介な朝鮮移民まで引き受けるんだから悪夢としか言いようがない。もう嫌な予感がしてくるが、「他人のゼニ」を献上する議員の中には、北鮮からのキックバックを狙っている奴がいるんじゃないか。悲しいけど、これが我が国の現実である。「民主主義、ばんざぁい !」と叫んでいた国民は選挙権を返上しろ。
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[近代史3] 美智子妃も雅子妃もアメリカが皇室と天皇制を破壊する為に送り込んだスパイなのか? 中川隆
75. 中川隆[-11082] koaQ7Jey 2019年10月01日 22:43:50 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1739]

2018年05月01日
金日成は偉大だった?! / 日本人を拉致して正解
黒木 頼景
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南北融和の裏で進む日本の敗北

Kim Jong Un 4Abe Shinzou 6


(左: 会談した金正恩と文在寅 / 右: 安倍首相とトランプ大統領 )

  北朝鮮は稚拙ながらも政治プロパガンダの達人に見える。金正恩ふは部分的だが米国の恐喝に屈し、米鮮首脳会談に向けて自国の「非核化」をアピールした。この狡猾な若き指導者は、北東部にある豊渓里(プンゲリ)の核実験場を五月中に閉鎖し、長距離核ミサイルの実験を中止すると発表し、国際原子力機関(IAEA)の査察まで受け容れると米国側に伝えたそうだ。しかし、これは北鮮の核兵器全廃を意味しない。金王朝は短距離の核ミサイル、紛争で使えそうな戦術核を手放す気は無いのだ。ふてぶてしい金正恩は何とかしてトランプの譲歩を引き出そうとしている。例えば、「朝鮮半島全体」の非核化という“理想論”を提唱し、北鮮“だけ”が大量破壊兵器を破棄するのではなく、半島に駐留するアメリカ軍も「非核化」を進めるべきだと言いかねない。つまり、アメリカ軍を南鮮から撤退させ、北鮮主導で南北朝鮮を統一しようとする腹だ。こうなれば共和党からも異論が出てくるだろう。なぜなら、米国が南鮮を見放したら、北鮮と支那に半島全域を渡したことになるからだ。とにかく、金正恩は核兵器を頼みの綱とし、北鮮だけが不利な立場にならぬよう、南鮮や日本、米国の輿論を操作しようと謀っている。

  金王朝のトップは日本にも揺さぶりを掛けているようだ。報道によると、南鮮大統領の文在寅は、金正恩との仲介役になり、27日の南北首脳会談で金が口にした、「いつでも日本と対話を行う用意がある」という文言を明らかにした。また、文は南北会談で日本人の拉致問題を提起し、安倍首相の考えを伝えたそうだ。(「金正恩氏『いつでも日本と対話行う用意』 文在寅大統領明かす」2018年4月29日附「産経新聞」) 一方、金正恩はマイク・ポンペオCIA長官との交渉を行い、全面戦争を回避したから、おそらく米国との裏取引に応じたのだろう。次に行うトランプ大統領との会談は、表に出せない取り決めの確認となるから、今後の標的として金正恩は日本の「支援金」を狙ってくる。

  案の定、北鮮の機関紙である労働新聞は4月29日に仕掛けてきた。同紙は、安倍首相がトランプ大統領に拉致問題を取り上げるよう求めた一件で、日本政府を激しく非難したそうだ。曰わく、「安倍は『拉致』問題まで持ち出し、制裁・圧迫を哀願した」のでケシカラン! 「今のように振る舞うなら、平壌に通じる道に自ら高い壁を築く結果を招く」ぞ、と脅したらしい。(「正恩氏、日本の“カネ”意識 制裁網の崩壊も狙う」2018年4月29日附産経新聞) 日本には「盗っ人猛々しい」という言葉があるが、朝鮮では悪党が居直って説教するみたいだ。支那大陸と朝鮮半島は共に「あべこべの世界」である。例えば、街中で包丁を振り回すシャブ中にとって、通行人は殺気に満ちたゴロツキに映り、自分を攻撃しかねない敵となる。だから、この麻薬中毒者が一般人を刺し殺しても正当防衛が成り立つ。殺人鬼には悪意がなく、単に刃物を振り回したら人に当たっただけ。非難されるのは道端を歩いていた被害者の方だ。不注意で迂闊だから刺された、となる。ちゃんと避けなきゃ。泥棒だって同じ理屈をこねる。強盗は銀行を襲うけど、それは行員がお金を貯めているからで、金庫を保有していると宣伝する頭取が悪い。つまり、強盗を誘惑した銀行側に「非」がある。

  普通の日本人なら、「何を馬鹿な !」と呆れ返るだろう。だが、北鮮人と日本の左翼はそう思わない。大切な米鮮首脳会談の席に、「横槍」を入れる安倍首相の方が悪い。反日勢力は安倍首相が「因縁」をつけていると解釈する。しかし、人攫(さら)いをした北鮮が居丈高に我が国を非難するなど笑止千万。もし、日本が正常な国家なら、北鮮を空爆してもおかしくはない。ところが、北鮮人は安心しきっている。なぜなら、彼らには強い味方がいるからだ。例えば、真っ赤に染まった日本の大学教授とか、大手マスコミに潜む親北朝鮮勢力、金王朝の臣下となって利益を貪る政治家、学生運動崩れのテレビ局員、北鮮のスパイに協力する土台人など、日本各地に棲息している反日分子を見れば分かるじゃないか。日本政府が北鮮に対し強硬姿勢を取れば、テレ朝の「スーパーモーニング」で玉川徹がギァアギァアわめくし、TBSにチャンネルを変えれば、金平茂紀が「報道特集」に出演し、「したり顔」で批判する。フジテレビだと安藤優子に喋らせ、「新報道2001」でダメ押しだ。NHKはもっと狡猾で、冷静沈着なキャスターを据えて、“客観的”な報道を装う。その他のメディアも御用藝人を動員し、「経済制裁は抜け穴だらけだから効果が無い」とか、「軍事的な対決より“対話”を重視せよ」、「日本は経済支援を送り、北鮮の態度を和らげるべき」、「北鮮をクラッシュさせるより、ソフト・ランディングさせる方がいい」と日本の国益よりも北鮮の安全を忖度する。在日鮮人の獲得に狂奔する公明党も北鮮擁護で目白押し。こうした発言の裏で北鮮工作員が動いているのは明らかだ。

  そもそも、日本が北鮮を支援するなんて馬鹿げている。いくら米鮮間で合意がなされたからといって、我が国の拉致被害者が帰還できた訳じゃないし、日本に届く核兵器は温存されているのだ。だいたい、交渉に応じた北鮮への経済援助なんて驚天動地の背信である。日本の女子供を攫った北鮮が報復を受けず、それどころか却って恩賞を受けるなんて許せない。たとえ、北鮮が拉致被害者全員を解放しても、我が国には攻撃を行う権利がある。もし、北鮮がアメリカ国民を100名以上拉致したら、一体どんなことが起きるのか? 仮に、奪還作戦を聞きつけ、慌てて返却しても、アメリカ軍による無慈悲な空爆は免れない。たぶん、金正恩は地下施設に隠れても、バンカー・バスターで抹殺されるだろう。アメリカ国民を一人でも拉致するということは自殺を意味する。いくら極悪人でも、金日成がこうした指令を下すことはない。

  しかし、日本に対してならOKだ。金日成は日本政府が動かないことを確信していた。1970年代は左翼の黄金期だったから、北鮮に対する疑惑でさえもタブー。どの国会議員も尻込みする。ちょっとでも拉致の可能性を触れただけで、その議員は即アウトだ。NHKや朝日新聞を始めとするマスコミから波状攻撃を受ければ、撃沈、落選、追放も確実。北鮮の手先だった土井たか子らが、「民族差別は許せなぁぁぁ〜い」と奇声を発し、国会の審議を拒否したり、左翼勢力と組んでデモ活動を行うことだって有り得る。新聞やテレビは連日連夜「不適切発言」を槍玉に上げるから、愛国的な議員の方が謝罪する破目になってしまうのだ。学校で赤く染まったインテリ層とパチンコ資金で籠絡された売国議員が手を組めば、どんな有力議員だって抹殺できる。今では考えられないけど、自民党のドンと呼ばれた金丸信は、金日成に会って感動したし、ついでに金塊をもらって喜んでいた。社会党の議員はもっと酷く、高沢虎男なんかは朝鮮総連の代理人で、日本の国益なんて一顧だにしなかった。官房長官になった同党の五十嵐広三も売国奴で、こっちはソ連のスパイとして悪名高い。かつて社会党に投票していた高齢者は反省すべきだ。こういう連中は未だに健在で、立憲民主党や共産党に投票して過ちを繰り返している。

お礼に税金を献上する日本政府

  見るからに図々しい金正恩は、日本政府を強請って経済援助を引き出そうとする。正常な国民なら「この不逞鮮人め !」とか「腐れ下郎が!」と憤慨するけど、北鮮の人民は「なるほど、将軍様は本当にすごかった」と感心するだろう。というのも、憎い日本人を懲らしめた上に、お金まで巻き上げたんだから。まさしく、パルチザンの将軍様は朝鮮民族のヒーローだ。翻って我が日本を見ると、これまた北鮮贔屓の連中がうじゃうじゃいる。金日成は拉致犯の親玉なのに、日本のマスコミは「テロリストの頭目」と呼ばず、「金日成主席」と仰いでいた。今でもマスコミは金正恩を「暴力団のボス」とか「匪賊の親分」と見なさず、西歐諸国の首脳と同列の「国家主席」扱い。これがトランプ大統領だと、ぶっきらぼうに「トランプ」と呼び捨てるくせに、支那人や朝鮮人の政治家になると妙に恭しい。日頃、粋がっている田原総一朗や関口宏は、金正恩を非難するとき、「あの金が・・・」と呼び捨てにするのか? 本当に、日本の主要メディアは異常である。一般の日本国民はマスコミに毒されているから、肝心な点に気付いていないのだ。

Kim Il Sung 1Kim Jong Un 1

(左: 祖父の金日成 / 右: 孫の金正恩)

   北鮮の犯罪を把握するには、誘拐事件を考えれば非常に分かりやすい。例えばもし、ヤクザが一般人の子供を拉致して、1億円を要求したとする。しかし、気弱な被害者家族は犯人に脅され、警察に通報できず、ただ要求に応じるしかない。しかし、そんな大金を持ち合わせていないから、犯人と電話越しに交渉し、身代金を7千万にまけてもらう。電話口の拉致犯は不満を漏らすが、それでも諒承する。なぜならば、拉致の元手はゼロ円であるからだ。身代金が1千万円、あるいは100万円にまで減額されてもいいし、半分の5千万円でも“しめた”モノ。7千万円なら上出来だ。警察の介入がなく、まんまと大金をせしめた犯人は大喜び。一方、誘拐された子供を取り戻した親は警察に連絡し、警察官が犯人を捕まえ、裁判で有罪となるのが通常である。

  しかし、北鮮による拉致問題は違っている。人質を返してもらった日本政府は、金正恩を捕まえず、平伏して感謝するのだ。報復攻撃なんて畏れ多いから一切無し。夢にも思わない。マスコミも「さすが、金正恩は偉い !! 拉致被害者を解放したぞ!」と大絶賛。浮かれたジャーナリストや御用学者は、日本政府に多額の経済支援を送るよう催促するはずだ。ワイドショーをボケ〜と観ている一般国民も、何となく金正恩を善人と錯覚し、「そうだ北朝鮮に経済援助をしなくちゃ !」と考えてしまう。 地上波しか観ない国民は簡単に騙される。金王朝の「犯罪」をケロっと忘れ、邦人を「返還」した事のみに目を奪われてしまうのだ。お人好しの日本人は、洗脳されたまま、「誰が」拉致を実行したのかを考えない。したがって、日本人の大半は惚(ぼ)けている。北朝鮮の工作員が秘密裏に上陸し、いきなり中学生の少女を攫ったのに、この非道に対する復讐を全く考えない。これなら、ヤクザの方がよっぽと健全である。極道者だと「テメェ〜、どうやって、このオトシマエ附けるつもりなんだぁ?」と凄み、子分に向かって「道具もってこいや !」と命令し、拳銃を突きつけて脅すだろう。(「花菱会」のヤクザを演じた塩見三省みたいにね。) 謝罪するヤクザの方も観念し、潔く指を詰めて、大金を差し出すのが普通だ。それだって赦されるかどうか分からない。ゼニを手にした途端、相手を射殺するのかヤクザの流儀だからだ。

  では、日本政府は交渉のテーブルにナイフを突き刺し、金正恩以下、朝鮮労働党幹部に対し、「お前ら、全員、指詰めてもらおうか !」と言えるのか? 少なくとも金正恩は小指どころか、左右の指10本を切断し、側近が血塗れの指を献上しなければならない。賠償金だって1兆円や2兆円では済まず、貴重な鉱物資源を割譲して日本側に詫びるのが最低条件だ。それでも、金王朝に使えてきた古株の高級幹部は罪深いので、「見せしめ」として処刑すべきだろう。したがって、日本政府が拉致被害者返還に感謝して、多額の税金を献上するなどあり得ない。「金王朝皆殺し」が無いだけでも「儲けもの」である。アメリカ人なら戦略爆撃機を飛ばして、北鮮を火の海にするだろう。

  ところが、日本政府には「武力行使」というオプションが無いので、拉致事件を解決するには“お金”をちらつかせて米国に頼むしかない。情けないけど、軍隊を持たない日本には、金銭という武器しかないのだ。保守派の国民は憤慨するかも知れないが、國軍創設に反対する国民が多いので仕方がない。同胞を見殺しにした国民には、恥辱という罰が待っている。それにしても赦せないのは、「子供の人権」とか「女性の人権」を叫んでいた左翼議員とマスコミの連中だ。彼らは拉致された邦人に関しては殊のほか冷たかった。他国なら当然用いる軍事行動にも反対し、奪還作戦すら考えず、何十年も放置してきたのだ。もっとも、左翼に靡いた国民にも罪はある。拉致被害者に同情するけど、武力制裁には反対するんなておかしい。例えば、警察の設置に反対した日本人が、街中で北鮮人に殴られ重傷を負ったとする。すると被害者は「警察は何している!」と怒り、「一刻も早く悪党を捕まえてくれ!」と催促するだろう。しかし、警察の出動を妨害し、警察官の武装さえ認めない本人が、加害者の逮捕を要求するなんて滑稽である。もし、殴った奴が兇悪犯で、機関銃やバズーカ砲、地対空ミサイルまで持っていたらどうするのか? いくらなんでも、38口径の拳銃しか持たぬ警官に、「さっさと捕まえてちょうだい !」とお願いするのは酷だ。シルヴェスター・スタローン演じるジョン・ランボーなら、弓矢と機関銃で一個師団を全滅できるけど、手足を縛られた現実の自衛隊じゃ無理だ。

Liam Neeson 001Maggie Grace 3


(左: リーアム・ニーソン / 右: マギー・グレイス)

  2008年に公開された映画『96時間(Taken)』では、CIAのフィールド・オフィサーであるブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン / Liam Neeson)が、フランスで拉致された娘のキム(マギー・グレイス / Maggie Grace)を取り返そうと奮闘する。この作品では、フランスを旅行したキムがひょんな事からアルバニア人の人身売買組織に攫われ、性奴隷として売却されそうになるが、寸前のところで対外工作を専門とする父親に救出されるという筋書きとなっていた。もちろん、観客は必死で娘を奪還しようとするブライアンに共鳴する。まぁ、身の毛もよだつ犯罪組織に愛する娘を攫われたんだから当然だ。これがもし、自宅で拉致を知らされ、警官に「娘を助けてくだせぇ」と泣きつくだけの親爺なら、日本人はどう思うのか? 大抵の日本人は「情けない !」と思うだろう。子供を取り戻すためなら、殺人でも爆破でも構わない。どんな手段を使おうが、家族を取り戻そうとするのは人情だ。外国の警察に丸投げして、30年ないし40年も放置するなんてあり得ない。日本国民が拉致されたのならば、日本人が、日本政府が、日本の軍隊が救出する、というのが筋である。日本の執政官ではない合衆国大統領に縋(すが)るなんて恥ずかしい。

Korean girl 5Korean 2

(写真 / 日本にやって来そうな朝鮮人の男女)

  日本人が大東亜戦争で失ったのは国家の主権ばかりではない。武士の誇り、国家の名誉、独立の精神といった日本人の魂を放棄したのだ。こうした卑屈な国民は頭越しの外政をされても、その結果を甘受するしかなく、遠くから眺めて地団太を踏むのがせいぜい。刀を棄てた日本人に残された切り札は「お札」だけ。もし、金正恩が拉致被害者を数名でも返したら、日本のマスコミは大々的な親北キャンペーン行い、「寛大な金様、万歳 !」という垂れ幕を以て感謝するだろう。すでに、民放各局はワイドショーの台本を書いているんじゃないか。それにしても、テロを実行したのに、人質を返したら“たんまり”と「ご褒美」をもらえるんだから、北鮮の民衆は「やはり、金日成様は先見の明を持っていた」と思うだろう。日本人から大金をせしめた孫の金正恩は、人民にお米でも配って自分の功績にするんじゃないか。

Korean face 10Korean crowd 4


(左: 朝鮮人の老婆 / 右: 抗議活動を行う朝鮮人の群衆 )
 
  朝鮮半島問題を眺めると、日本には陰鬱なシナリオしか見えない。もし、北鮮が米国の要求を丸呑みすれば、その見返りに日本は「戦後賠償」みたいな経済援助をする破目になるし、米鮮の交渉が決裂すれば、北鮮が攻撃を受けて多数の難民が発生する。こうなれば受け容れ先が日本となるのは明らかだ。しかも、不安定化した南鮮からも逃亡者が出てくるので、日本は大勢の南鮮人を抱えることになるだろう。仮に、朝鮮半島が非核化され、戦乱が回避されても、北鮮による統一だから、南鮮の経済が悪化する可能性は高い。となれば、金王朝を嫌った南鮮人が大挙して日本に渡ってきても不思議じゃない。これを恐れる日本政府は、朝鮮社会の安定化を図るため、厖大な経済援助を与えることになるだろう。結局、どう転んでも、損をするのは税金を払った日本国民の方である。しかも、新たな増税を強いられたうえに、厄介な朝鮮移民まで引き受けるんだから悪夢としか言いようがない。もう嫌な予感がしてくるが、「他人のゼニ」を献上する議員の中には、北鮮からのキックバックを狙っている奴がいるんじゃないか。悲しいけど、これが我が国の現実である。「民主主義、ばんざぁい !」と叫んでいた国民は選挙権を返上しろ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68714529.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/262.html#c75

[近代史3] 日本を二等国にした反日売国奴の平成天皇 中川隆
25. 中川隆[-11081] koaQ7Jey 2019年10月01日 22:44:07 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1740]

2018年05月01日
金日成は偉大だった?! / 日本人を拉致して正解
黒木 頼景
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68714529.html


南北融和の裏で進む日本の敗北

Kim Jong Un 4Abe Shinzou 6


(左: 会談した金正恩と文在寅 / 右: 安倍首相とトランプ大統領 )

  北朝鮮は稚拙ながらも政治プロパガンダの達人に見える。金正恩ふは部分的だが米国の恐喝に屈し、米鮮首脳会談に向けて自国の「非核化」をアピールした。この狡猾な若き指導者は、北東部にある豊渓里(プンゲリ)の核実験場を五月中に閉鎖し、長距離核ミサイルの実験を中止すると発表し、国際原子力機関(IAEA)の査察まで受け容れると米国側に伝えたそうだ。しかし、これは北鮮の核兵器全廃を意味しない。金王朝は短距離の核ミサイル、紛争で使えそうな戦術核を手放す気は無いのだ。ふてぶてしい金正恩は何とかしてトランプの譲歩を引き出そうとしている。例えば、「朝鮮半島全体」の非核化という“理想論”を提唱し、北鮮“だけ”が大量破壊兵器を破棄するのではなく、半島に駐留するアメリカ軍も「非核化」を進めるべきだと言いかねない。つまり、アメリカ軍を南鮮から撤退させ、北鮮主導で南北朝鮮を統一しようとする腹だ。こうなれば共和党からも異論が出てくるだろう。なぜなら、米国が南鮮を見放したら、北鮮と支那に半島全域を渡したことになるからだ。とにかく、金正恩は核兵器を頼みの綱とし、北鮮だけが不利な立場にならぬよう、南鮮や日本、米国の輿論を操作しようと謀っている。

  金王朝のトップは日本にも揺さぶりを掛けているようだ。報道によると、南鮮大統領の文在寅は、金正恩との仲介役になり、27日の南北首脳会談で金が口にした、「いつでも日本と対話を行う用意がある」という文言を明らかにした。また、文は南北会談で日本人の拉致問題を提起し、安倍首相の考えを伝えたそうだ。(「金正恩氏『いつでも日本と対話行う用意』 文在寅大統領明かす」2018年4月29日附「産経新聞」) 一方、金正恩はマイク・ポンペオCIA長官との交渉を行い、全面戦争を回避したから、おそらく米国との裏取引に応じたのだろう。次に行うトランプ大統領との会談は、表に出せない取り決めの確認となるから、今後の標的として金正恩は日本の「支援金」を狙ってくる。

  案の定、北鮮の機関紙である労働新聞は4月29日に仕掛けてきた。同紙は、安倍首相がトランプ大統領に拉致問題を取り上げるよう求めた一件で、日本政府を激しく非難したそうだ。曰わく、「安倍は『拉致』問題まで持ち出し、制裁・圧迫を哀願した」のでケシカラン! 「今のように振る舞うなら、平壌に通じる道に自ら高い壁を築く結果を招く」ぞ、と脅したらしい。(「正恩氏、日本の“カネ”意識 制裁網の崩壊も狙う」2018年4月29日附産経新聞) 日本には「盗っ人猛々しい」という言葉があるが、朝鮮では悪党が居直って説教するみたいだ。支那大陸と朝鮮半島は共に「あべこべの世界」である。例えば、街中で包丁を振り回すシャブ中にとって、通行人は殺気に満ちたゴロツキに映り、自分を攻撃しかねない敵となる。だから、この麻薬中毒者が一般人を刺し殺しても正当防衛が成り立つ。殺人鬼には悪意がなく、単に刃物を振り回したら人に当たっただけ。非難されるのは道端を歩いていた被害者の方だ。不注意で迂闊だから刺された、となる。ちゃんと避けなきゃ。泥棒だって同じ理屈をこねる。強盗は銀行を襲うけど、それは行員がお金を貯めているからで、金庫を保有していると宣伝する頭取が悪い。つまり、強盗を誘惑した銀行側に「非」がある。

  普通の日本人なら、「何を馬鹿な !」と呆れ返るだろう。だが、北鮮人と日本の左翼はそう思わない。大切な米鮮首脳会談の席に、「横槍」を入れる安倍首相の方が悪い。反日勢力は安倍首相が「因縁」をつけていると解釈する。しかし、人攫(さら)いをした北鮮が居丈高に我が国を非難するなど笑止千万。もし、日本が正常な国家なら、北鮮を空爆してもおかしくはない。ところが、北鮮人は安心しきっている。なぜなら、彼らには強い味方がいるからだ。例えば、真っ赤に染まった日本の大学教授とか、大手マスコミに潜む親北朝鮮勢力、金王朝の臣下となって利益を貪る政治家、学生運動崩れのテレビ局員、北鮮のスパイに協力する土台人など、日本各地に棲息している反日分子を見れば分かるじゃないか。日本政府が北鮮に対し強硬姿勢を取れば、テレ朝の「スーパーモーニング」で玉川徹がギァアギァアわめくし、TBSにチャンネルを変えれば、金平茂紀が「報道特集」に出演し、「したり顔」で批判する。フジテレビだと安藤優子に喋らせ、「新報道2001」でダメ押しだ。NHKはもっと狡猾で、冷静沈着なキャスターを据えて、“客観的”な報道を装う。その他のメディアも御用藝人を動員し、「経済制裁は抜け穴だらけだから効果が無い」とか、「軍事的な対決より“対話”を重視せよ」、「日本は経済支援を送り、北鮮の態度を和らげるべき」、「北鮮をクラッシュさせるより、ソフト・ランディングさせる方がいい」と日本の国益よりも北鮮の安全を忖度する。在日鮮人の獲得に狂奔する公明党も北鮮擁護で目白押し。こうした発言の裏で北鮮工作員が動いているのは明らかだ。

  そもそも、日本が北鮮を支援するなんて馬鹿げている。いくら米鮮間で合意がなされたからといって、我が国の拉致被害者が帰還できた訳じゃないし、日本に届く核兵器は温存されているのだ。だいたい、交渉に応じた北鮮への経済援助なんて驚天動地の背信である。日本の女子供を攫った北鮮が報復を受けず、それどころか却って恩賞を受けるなんて許せない。たとえ、北鮮が拉致被害者全員を解放しても、我が国には攻撃を行う権利がある。もし、北鮮がアメリカ国民を100名以上拉致したら、一体どんなことが起きるのか? 仮に、奪還作戦を聞きつけ、慌てて返却しても、アメリカ軍による無慈悲な空爆は免れない。たぶん、金正恩は地下施設に隠れても、バンカー・バスターで抹殺されるだろう。アメリカ国民を一人でも拉致するということは自殺を意味する。いくら極悪人でも、金日成がこうした指令を下すことはない。

  しかし、日本に対してならOKだ。金日成は日本政府が動かないことを確信していた。1970年代は左翼の黄金期だったから、北鮮に対する疑惑でさえもタブー。どの国会議員も尻込みする。ちょっとでも拉致の可能性を触れただけで、その議員は即アウトだ。NHKや朝日新聞を始めとするマスコミから波状攻撃を受ければ、撃沈、落選、追放も確実。北鮮の手先だった土井たか子らが、「民族差別は許せなぁぁぁ〜い」と奇声を発し、国会の審議を拒否したり、左翼勢力と組んでデモ活動を行うことだって有り得る。新聞やテレビは連日連夜「不適切発言」を槍玉に上げるから、愛国的な議員の方が謝罪する破目になってしまうのだ。学校で赤く染まったインテリ層とパチンコ資金で籠絡された売国議員が手を組めば、どんな有力議員だって抹殺できる。今では考えられないけど、自民党のドンと呼ばれた金丸信は、金日成に会って感動したし、ついでに金塊をもらって喜んでいた。社会党の議員はもっと酷く、高沢虎男なんかは朝鮮総連の代理人で、日本の国益なんて一顧だにしなかった。官房長官になった同党の五十嵐広三も売国奴で、こっちはソ連のスパイとして悪名高い。かつて社会党に投票していた高齢者は反省すべきだ。こういう連中は未だに健在で、立憲民主党や共産党に投票して過ちを繰り返している。

お礼に税金を献上する日本政府

  見るからに図々しい金正恩は、日本政府を強請って経済援助を引き出そうとする。正常な国民なら「この不逞鮮人め !」とか「腐れ下郎が!」と憤慨するけど、北鮮の人民は「なるほど、将軍様は本当にすごかった」と感心するだろう。というのも、憎い日本人を懲らしめた上に、お金まで巻き上げたんだから。まさしく、パルチザンの将軍様は朝鮮民族のヒーローだ。翻って我が日本を見ると、これまた北鮮贔屓の連中がうじゃうじゃいる。金日成は拉致犯の親玉なのに、日本のマスコミは「テロリストの頭目」と呼ばず、「金日成主席」と仰いでいた。今でもマスコミは金正恩を「暴力団のボス」とか「匪賊の親分」と見なさず、西歐諸国の首脳と同列の「国家主席」扱い。これがトランプ大統領だと、ぶっきらぼうに「トランプ」と呼び捨てるくせに、支那人や朝鮮人の政治家になると妙に恭しい。日頃、粋がっている田原総一朗や関口宏は、金正恩を非難するとき、「あの金が・・・」と呼び捨てにするのか? 本当に、日本の主要メディアは異常である。一般の日本国民はマスコミに毒されているから、肝心な点に気付いていないのだ。

Kim Il Sung 1Kim Jong Un 1

(左: 祖父の金日成 / 右: 孫の金正恩)

   北鮮の犯罪を把握するには、誘拐事件を考えれば非常に分かりやすい。例えばもし、ヤクザが一般人の子供を拉致して、1億円を要求したとする。しかし、気弱な被害者家族は犯人に脅され、警察に通報できず、ただ要求に応じるしかない。しかし、そんな大金を持ち合わせていないから、犯人と電話越しに交渉し、身代金を7千万にまけてもらう。電話口の拉致犯は不満を漏らすが、それでも諒承する。なぜならば、拉致の元手はゼロ円であるからだ。身代金が1千万円、あるいは100万円にまで減額されてもいいし、半分の5千万円でも“しめた”モノ。7千万円なら上出来だ。警察の介入がなく、まんまと大金をせしめた犯人は大喜び。一方、誘拐された子供を取り戻した親は警察に連絡し、警察官が犯人を捕まえ、裁判で有罪となるのが通常である。

  しかし、北鮮による拉致問題は違っている。人質を返してもらった日本政府は、金正恩を捕まえず、平伏して感謝するのだ。報復攻撃なんて畏れ多いから一切無し。夢にも思わない。マスコミも「さすが、金正恩は偉い !! 拉致被害者を解放したぞ!」と大絶賛。浮かれたジャーナリストや御用学者は、日本政府に多額の経済支援を送るよう催促するはずだ。ワイドショーをボケ〜と観ている一般国民も、何となく金正恩を善人と錯覚し、「そうだ北朝鮮に経済援助をしなくちゃ !」と考えてしまう。 地上波しか観ない国民は簡単に騙される。金王朝の「犯罪」をケロっと忘れ、邦人を「返還」した事のみに目を奪われてしまうのだ。お人好しの日本人は、洗脳されたまま、「誰が」拉致を実行したのかを考えない。したがって、日本人の大半は惚(ぼ)けている。北朝鮮の工作員が秘密裏に上陸し、いきなり中学生の少女を攫ったのに、この非道に対する復讐を全く考えない。これなら、ヤクザの方がよっぽと健全である。極道者だと「テメェ〜、どうやって、このオトシマエ附けるつもりなんだぁ?」と凄み、子分に向かって「道具もってこいや !」と命令し、拳銃を突きつけて脅すだろう。(「花菱会」のヤクザを演じた塩見三省みたいにね。) 謝罪するヤクザの方も観念し、潔く指を詰めて、大金を差し出すのが普通だ。それだって赦されるかどうか分からない。ゼニを手にした途端、相手を射殺するのかヤクザの流儀だからだ。

  では、日本政府は交渉のテーブルにナイフを突き刺し、金正恩以下、朝鮮労働党幹部に対し、「お前ら、全員、指詰めてもらおうか !」と言えるのか? 少なくとも金正恩は小指どころか、左右の指10本を切断し、側近が血塗れの指を献上しなければならない。賠償金だって1兆円や2兆円では済まず、貴重な鉱物資源を割譲して日本側に詫びるのが最低条件だ。それでも、金王朝に使えてきた古株の高級幹部は罪深いので、「見せしめ」として処刑すべきだろう。したがって、日本政府が拉致被害者返還に感謝して、多額の税金を献上するなどあり得ない。「金王朝皆殺し」が無いだけでも「儲けもの」である。アメリカ人なら戦略爆撃機を飛ばして、北鮮を火の海にするだろう。

  ところが、日本政府には「武力行使」というオプションが無いので、拉致事件を解決するには“お金”をちらつかせて米国に頼むしかない。情けないけど、軍隊を持たない日本には、金銭という武器しかないのだ。保守派の国民は憤慨するかも知れないが、國軍創設に反対する国民が多いので仕方がない。同胞を見殺しにした国民には、恥辱という罰が待っている。それにしても赦せないのは、「子供の人権」とか「女性の人権」を叫んでいた左翼議員とマスコミの連中だ。彼らは拉致された邦人に関しては殊のほか冷たかった。他国なら当然用いる軍事行動にも反対し、奪還作戦すら考えず、何十年も放置してきたのだ。もっとも、左翼に靡いた国民にも罪はある。拉致被害者に同情するけど、武力制裁には反対するんなておかしい。例えば、警察の設置に反対した日本人が、街中で北鮮人に殴られ重傷を負ったとする。すると被害者は「警察は何している!」と怒り、「一刻も早く悪党を捕まえてくれ!」と催促するだろう。しかし、警察の出動を妨害し、警察官の武装さえ認めない本人が、加害者の逮捕を要求するなんて滑稽である。もし、殴った奴が兇悪犯で、機関銃やバズーカ砲、地対空ミサイルまで持っていたらどうするのか? いくらなんでも、38口径の拳銃しか持たぬ警官に、「さっさと捕まえてちょうだい !」とお願いするのは酷だ。シルヴェスター・スタローン演じるジョン・ランボーなら、弓矢と機関銃で一個師団を全滅できるけど、手足を縛られた現実の自衛隊じゃ無理だ。

Liam Neeson 001Maggie Grace 3


(左: リーアム・ニーソン / 右: マギー・グレイス)

  2008年に公開された映画『96時間(Taken)』では、CIAのフィールド・オフィサーであるブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン / Liam Neeson)が、フランスで拉致された娘のキム(マギー・グレイス / Maggie Grace)を取り返そうと奮闘する。この作品では、フランスを旅行したキムがひょんな事からアルバニア人の人身売買組織に攫われ、性奴隷として売却されそうになるが、寸前のところで対外工作を専門とする父親に救出されるという筋書きとなっていた。もちろん、観客は必死で娘を奪還しようとするブライアンに共鳴する。まぁ、身の毛もよだつ犯罪組織に愛する娘を攫われたんだから当然だ。これがもし、自宅で拉致を知らされ、警官に「娘を助けてくだせぇ」と泣きつくだけの親爺なら、日本人はどう思うのか? 大抵の日本人は「情けない !」と思うだろう。子供を取り戻すためなら、殺人でも爆破でも構わない。どんな手段を使おうが、家族を取り戻そうとするのは人情だ。外国の警察に丸投げして、30年ないし40年も放置するなんてあり得ない。日本国民が拉致されたのならば、日本人が、日本政府が、日本の軍隊が救出する、というのが筋である。日本の執政官ではない合衆国大統領に縋(すが)るなんて恥ずかしい。

Korean girl 5Korean 2

(写真 / 日本にやって来そうな朝鮮人の男女)

  日本人が大東亜戦争で失ったのは国家の主権ばかりではない。武士の誇り、国家の名誉、独立の精神といった日本人の魂を放棄したのだ。こうした卑屈な国民は頭越しの外政をされても、その結果を甘受するしかなく、遠くから眺めて地団太を踏むのがせいぜい。刀を棄てた日本人に残された切り札は「お札」だけ。もし、金正恩が拉致被害者を数名でも返したら、日本のマスコミは大々的な親北キャンペーン行い、「寛大な金様、万歳 !」という垂れ幕を以て感謝するだろう。すでに、民放各局はワイドショーの台本を書いているんじゃないか。それにしても、テロを実行したのに、人質を返したら“たんまり”と「ご褒美」をもらえるんだから、北鮮の民衆は「やはり、金日成様は先見の明を持っていた」と思うだろう。日本人から大金をせしめた孫の金正恩は、人民にお米でも配って自分の功績にするんじゃないか。

Korean face 10Korean crowd 4


(左: 朝鮮人の老婆 / 右: 抗議活動を行う朝鮮人の群衆 )
 
  朝鮮半島問題を眺めると、日本には陰鬱なシナリオしか見えない。もし、北鮮が米国の要求を丸呑みすれば、その見返りに日本は「戦後賠償」みたいな経済援助をする破目になるし、米鮮の交渉が決裂すれば、北鮮が攻撃を受けて多数の難民が発生する。こうなれば受け容れ先が日本となるのは明らかだ。しかも、不安定化した南鮮からも逃亡者が出てくるので、日本は大勢の南鮮人を抱えることになるだろう。仮に、朝鮮半島が非核化され、戦乱が回避されても、北鮮による統一だから、南鮮の経済が悪化する可能性は高い。となれば、金王朝を嫌った南鮮人が大挙して日本に渡ってきても不思議じゃない。これを恐れる日本政府は、朝鮮社会の安定化を図るため、厖大な経済援助を与えることになるだろう。結局、どう転んでも、損をするのは税金を払った日本国民の方である。しかも、新たな増税を強いられたうえに、厄介な朝鮮移民まで引き受けるんだから悪夢としか言いようがない。もう嫌な予感がしてくるが、「他人のゼニ」を献上する議員の中には、北鮮からのキックバックを狙っている奴がいるんじゃないか。悲しいけど、これが我が国の現実である。「民主主義、ばんざぁい !」と叫んでいた国民は選挙権を返上しろ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68714529.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/580.html#c25

[昼休み52] 日本人女性2人、リゾート地・セブ島で知り合った韓国人の男2人と飲酒→集団強姦される…フィリピン 中川隆
341. 中川隆[-11080] koaQ7Jey 2019年10月01日 22:44:36 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1741]

2018年05月01日
金日成は偉大だった?! / 日本人を拉致して正解
黒木 頼景
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68714529.html


南北融和の裏で進む日本の敗北

Kim Jong Un 4Abe Shinzou 6


(左: 会談した金正恩と文在寅 / 右: 安倍首相とトランプ大統領 )

  北朝鮮は稚拙ながらも政治プロパガンダの達人に見える。金正恩ふは部分的だが米国の恐喝に屈し、米鮮首脳会談に向けて自国の「非核化」をアピールした。この狡猾な若き指導者は、北東部にある豊渓里(プンゲリ)の核実験場を五月中に閉鎖し、長距離核ミサイルの実験を中止すると発表し、国際原子力機関(IAEA)の査察まで受け容れると米国側に伝えたそうだ。しかし、これは北鮮の核兵器全廃を意味しない。金王朝は短距離の核ミサイル、紛争で使えそうな戦術核を手放す気は無いのだ。ふてぶてしい金正恩は何とかしてトランプの譲歩を引き出そうとしている。例えば、「朝鮮半島全体」の非核化という“理想論”を提唱し、北鮮“だけ”が大量破壊兵器を破棄するのではなく、半島に駐留するアメリカ軍も「非核化」を進めるべきだと言いかねない。つまり、アメリカ軍を南鮮から撤退させ、北鮮主導で南北朝鮮を統一しようとする腹だ。こうなれば共和党からも異論が出てくるだろう。なぜなら、米国が南鮮を見放したら、北鮮と支那に半島全域を渡したことになるからだ。とにかく、金正恩は核兵器を頼みの綱とし、北鮮だけが不利な立場にならぬよう、南鮮や日本、米国の輿論を操作しようと謀っている。

  金王朝のトップは日本にも揺さぶりを掛けているようだ。報道によると、南鮮大統領の文在寅は、金正恩との仲介役になり、27日の南北首脳会談で金が口にした、「いつでも日本と対話を行う用意がある」という文言を明らかにした。また、文は南北会談で日本人の拉致問題を提起し、安倍首相の考えを伝えたそうだ。(「金正恩氏『いつでも日本と対話行う用意』 文在寅大統領明かす」2018年4月29日附「産経新聞」) 一方、金正恩はマイク・ポンペオCIA長官との交渉を行い、全面戦争を回避したから、おそらく米国との裏取引に応じたのだろう。次に行うトランプ大統領との会談は、表に出せない取り決めの確認となるから、今後の標的として金正恩は日本の「支援金」を狙ってくる。

  案の定、北鮮の機関紙である労働新聞は4月29日に仕掛けてきた。同紙は、安倍首相がトランプ大統領に拉致問題を取り上げるよう求めた一件で、日本政府を激しく非難したそうだ。曰わく、「安倍は『拉致』問題まで持ち出し、制裁・圧迫を哀願した」のでケシカラン! 「今のように振る舞うなら、平壌に通じる道に自ら高い壁を築く結果を招く」ぞ、と脅したらしい。(「正恩氏、日本の“カネ”意識 制裁網の崩壊も狙う」2018年4月29日附産経新聞) 日本には「盗っ人猛々しい」という言葉があるが、朝鮮では悪党が居直って説教するみたいだ。支那大陸と朝鮮半島は共に「あべこべの世界」である。例えば、街中で包丁を振り回すシャブ中にとって、通行人は殺気に満ちたゴロツキに映り、自分を攻撃しかねない敵となる。だから、この麻薬中毒者が一般人を刺し殺しても正当防衛が成り立つ。殺人鬼には悪意がなく、単に刃物を振り回したら人に当たっただけ。非難されるのは道端を歩いていた被害者の方だ。不注意で迂闊だから刺された、となる。ちゃんと避けなきゃ。泥棒だって同じ理屈をこねる。強盗は銀行を襲うけど、それは行員がお金を貯めているからで、金庫を保有していると宣伝する頭取が悪い。つまり、強盗を誘惑した銀行側に「非」がある。

  普通の日本人なら、「何を馬鹿な !」と呆れ返るだろう。だが、北鮮人と日本の左翼はそう思わない。大切な米鮮首脳会談の席に、「横槍」を入れる安倍首相の方が悪い。反日勢力は安倍首相が「因縁」をつけていると解釈する。しかし、人攫(さら)いをした北鮮が居丈高に我が国を非難するなど笑止千万。もし、日本が正常な国家なら、北鮮を空爆してもおかしくはない。ところが、北鮮人は安心しきっている。なぜなら、彼らには強い味方がいるからだ。例えば、真っ赤に染まった日本の大学教授とか、大手マスコミに潜む親北朝鮮勢力、金王朝の臣下となって利益を貪る政治家、学生運動崩れのテレビ局員、北鮮のスパイに協力する土台人など、日本各地に棲息している反日分子を見れば分かるじゃないか。日本政府が北鮮に対し強硬姿勢を取れば、テレ朝の「スーパーモーニング」で玉川徹がギァアギァアわめくし、TBSにチャンネルを変えれば、金平茂紀が「報道特集」に出演し、「したり顔」で批判する。フジテレビだと安藤優子に喋らせ、「新報道2001」でダメ押しだ。NHKはもっと狡猾で、冷静沈着なキャスターを据えて、“客観的”な報道を装う。その他のメディアも御用藝人を動員し、「経済制裁は抜け穴だらけだから効果が無い」とか、「軍事的な対決より“対話”を重視せよ」、「日本は経済支援を送り、北鮮の態度を和らげるべき」、「北鮮をクラッシュさせるより、ソフト・ランディングさせる方がいい」と日本の国益よりも北鮮の安全を忖度する。在日鮮人の獲得に狂奔する公明党も北鮮擁護で目白押し。こうした発言の裏で北鮮工作員が動いているのは明らかだ。

  そもそも、日本が北鮮を支援するなんて馬鹿げている。いくら米鮮間で合意がなされたからといって、我が国の拉致被害者が帰還できた訳じゃないし、日本に届く核兵器は温存されているのだ。だいたい、交渉に応じた北鮮への経済援助なんて驚天動地の背信である。日本の女子供を攫った北鮮が報復を受けず、それどころか却って恩賞を受けるなんて許せない。たとえ、北鮮が拉致被害者全員を解放しても、我が国には攻撃を行う権利がある。もし、北鮮がアメリカ国民を100名以上拉致したら、一体どんなことが起きるのか? 仮に、奪還作戦を聞きつけ、慌てて返却しても、アメリカ軍による無慈悲な空爆は免れない。たぶん、金正恩は地下施設に隠れても、バンカー・バスターで抹殺されるだろう。アメリカ国民を一人でも拉致するということは自殺を意味する。いくら極悪人でも、金日成がこうした指令を下すことはない。

  しかし、日本に対してならOKだ。金日成は日本政府が動かないことを確信していた。1970年代は左翼の黄金期だったから、北鮮に対する疑惑でさえもタブー。どの国会議員も尻込みする。ちょっとでも拉致の可能性を触れただけで、その議員は即アウトだ。NHKや朝日新聞を始めとするマスコミから波状攻撃を受ければ、撃沈、落選、追放も確実。北鮮の手先だった土井たか子らが、「民族差別は許せなぁぁぁ〜い」と奇声を発し、国会の審議を拒否したり、左翼勢力と組んでデモ活動を行うことだって有り得る。新聞やテレビは連日連夜「不適切発言」を槍玉に上げるから、愛国的な議員の方が謝罪する破目になってしまうのだ。学校で赤く染まったインテリ層とパチンコ資金で籠絡された売国議員が手を組めば、どんな有力議員だって抹殺できる。今では考えられないけど、自民党のドンと呼ばれた金丸信は、金日成に会って感動したし、ついでに金塊をもらって喜んでいた。社会党の議員はもっと酷く、高沢虎男なんかは朝鮮総連の代理人で、日本の国益なんて一顧だにしなかった。官房長官になった同党の五十嵐広三も売国奴で、こっちはソ連のスパイとして悪名高い。かつて社会党に投票していた高齢者は反省すべきだ。こういう連中は未だに健在で、立憲民主党や共産党に投票して過ちを繰り返している。

お礼に税金を献上する日本政府

  見るからに図々しい金正恩は、日本政府を強請って経済援助を引き出そうとする。正常な国民なら「この不逞鮮人め !」とか「腐れ下郎が!」と憤慨するけど、北鮮の人民は「なるほど、将軍様は本当にすごかった」と感心するだろう。というのも、憎い日本人を懲らしめた上に、お金まで巻き上げたんだから。まさしく、パルチザンの将軍様は朝鮮民族のヒーローだ。翻って我が日本を見ると、これまた北鮮贔屓の連中がうじゃうじゃいる。金日成は拉致犯の親玉なのに、日本のマスコミは「テロリストの頭目」と呼ばず、「金日成主席」と仰いでいた。今でもマスコミは金正恩を「暴力団のボス」とか「匪賊の親分」と見なさず、西歐諸国の首脳と同列の「国家主席」扱い。これがトランプ大統領だと、ぶっきらぼうに「トランプ」と呼び捨てるくせに、支那人や朝鮮人の政治家になると妙に恭しい。日頃、粋がっている田原総一朗や関口宏は、金正恩を非難するとき、「あの金が・・・」と呼び捨てにするのか? 本当に、日本の主要メディアは異常である。一般の日本国民はマスコミに毒されているから、肝心な点に気付いていないのだ。

Kim Il Sung 1Kim Jong Un 1

(左: 祖父の金日成 / 右: 孫の金正恩)

   北鮮の犯罪を把握するには、誘拐事件を考えれば非常に分かりやすい。例えばもし、ヤクザが一般人の子供を拉致して、1億円を要求したとする。しかし、気弱な被害者家族は犯人に脅され、警察に通報できず、ただ要求に応じるしかない。しかし、そんな大金を持ち合わせていないから、犯人と電話越しに交渉し、身代金を7千万にまけてもらう。電話口の拉致犯は不満を漏らすが、それでも諒承する。なぜならば、拉致の元手はゼロ円であるからだ。身代金が1千万円、あるいは100万円にまで減額されてもいいし、半分の5千万円でも“しめた”モノ。7千万円なら上出来だ。警察の介入がなく、まんまと大金をせしめた犯人は大喜び。一方、誘拐された子供を取り戻した親は警察に連絡し、警察官が犯人を捕まえ、裁判で有罪となるのが通常である。

  しかし、北鮮による拉致問題は違っている。人質を返してもらった日本政府は、金正恩を捕まえず、平伏して感謝するのだ。報復攻撃なんて畏れ多いから一切無し。夢にも思わない。マスコミも「さすが、金正恩は偉い !! 拉致被害者を解放したぞ!」と大絶賛。浮かれたジャーナリストや御用学者は、日本政府に多額の経済支援を送るよう催促するはずだ。ワイドショーをボケ〜と観ている一般国民も、何となく金正恩を善人と錯覚し、「そうだ北朝鮮に経済援助をしなくちゃ !」と考えてしまう。 地上波しか観ない国民は簡単に騙される。金王朝の「犯罪」をケロっと忘れ、邦人を「返還」した事のみに目を奪われてしまうのだ。お人好しの日本人は、洗脳されたまま、「誰が」拉致を実行したのかを考えない。したがって、日本人の大半は惚(ぼ)けている。北朝鮮の工作員が秘密裏に上陸し、いきなり中学生の少女を攫ったのに、この非道に対する復讐を全く考えない。これなら、ヤクザの方がよっぽと健全である。極道者だと「テメェ〜、どうやって、このオトシマエ附けるつもりなんだぁ?」と凄み、子分に向かって「道具もってこいや !」と命令し、拳銃を突きつけて脅すだろう。(「花菱会」のヤクザを演じた塩見三省みたいにね。) 謝罪するヤクザの方も観念し、潔く指を詰めて、大金を差し出すのが普通だ。それだって赦されるかどうか分からない。ゼニを手にした途端、相手を射殺するのかヤクザの流儀だからだ。

  では、日本政府は交渉のテーブルにナイフを突き刺し、金正恩以下、朝鮮労働党幹部に対し、「お前ら、全員、指詰めてもらおうか !」と言えるのか? 少なくとも金正恩は小指どころか、左右の指10本を切断し、側近が血塗れの指を献上しなければならない。賠償金だって1兆円や2兆円では済まず、貴重な鉱物資源を割譲して日本側に詫びるのが最低条件だ。それでも、金王朝に使えてきた古株の高級幹部は罪深いので、「見せしめ」として処刑すべきだろう。したがって、日本政府が拉致被害者返還に感謝して、多額の税金を献上するなどあり得ない。「金王朝皆殺し」が無いだけでも「儲けもの」である。アメリカ人なら戦略爆撃機を飛ばして、北鮮を火の海にするだろう。

  ところが、日本政府には「武力行使」というオプションが無いので、拉致事件を解決するには“お金”をちらつかせて米国に頼むしかない。情けないけど、軍隊を持たない日本には、金銭という武器しかないのだ。保守派の国民は憤慨するかも知れないが、國軍創設に反対する国民が多いので仕方がない。同胞を見殺しにした国民には、恥辱という罰が待っている。それにしても赦せないのは、「子供の人権」とか「女性の人権」を叫んでいた左翼議員とマスコミの連中だ。彼らは拉致された邦人に関しては殊のほか冷たかった。他国なら当然用いる軍事行動にも反対し、奪還作戦すら考えず、何十年も放置してきたのだ。もっとも、左翼に靡いた国民にも罪はある。拉致被害者に同情するけど、武力制裁には反対するんなておかしい。例えば、警察の設置に反対した日本人が、街中で北鮮人に殴られ重傷を負ったとする。すると被害者は「警察は何している!」と怒り、「一刻も早く悪党を捕まえてくれ!」と催促するだろう。しかし、警察の出動を妨害し、警察官の武装さえ認めない本人が、加害者の逮捕を要求するなんて滑稽である。もし、殴った奴が兇悪犯で、機関銃やバズーカ砲、地対空ミサイルまで持っていたらどうするのか? いくらなんでも、38口径の拳銃しか持たぬ警官に、「さっさと捕まえてちょうだい !」とお願いするのは酷だ。シルヴェスター・スタローン演じるジョン・ランボーなら、弓矢と機関銃で一個師団を全滅できるけど、手足を縛られた現実の自衛隊じゃ無理だ。

Liam Neeson 001Maggie Grace 3


(左: リーアム・ニーソン / 右: マギー・グレイス)

  2008年に公開された映画『96時間(Taken)』では、CIAのフィールド・オフィサーであるブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン / Liam Neeson)が、フランスで拉致された娘のキム(マギー・グレイス / Maggie Grace)を取り返そうと奮闘する。この作品では、フランスを旅行したキムがひょんな事からアルバニア人の人身売買組織に攫われ、性奴隷として売却されそうになるが、寸前のところで対外工作を専門とする父親に救出されるという筋書きとなっていた。もちろん、観客は必死で娘を奪還しようとするブライアンに共鳴する。まぁ、身の毛もよだつ犯罪組織に愛する娘を攫われたんだから当然だ。これがもし、自宅で拉致を知らされ、警官に「娘を助けてくだせぇ」と泣きつくだけの親爺なら、日本人はどう思うのか? 大抵の日本人は「情けない !」と思うだろう。子供を取り戻すためなら、殺人でも爆破でも構わない。どんな手段を使おうが、家族を取り戻そうとするのは人情だ。外国の警察に丸投げして、30年ないし40年も放置するなんてあり得ない。日本国民が拉致されたのならば、日本人が、日本政府が、日本の軍隊が救出する、というのが筋である。日本の執政官ではない合衆国大統領に縋(すが)るなんて恥ずかしい。

Korean girl 5Korean 2

(写真 / 日本にやって来そうな朝鮮人の男女)

  日本人が大東亜戦争で失ったのは国家の主権ばかりではない。武士の誇り、国家の名誉、独立の精神といった日本人の魂を放棄したのだ。こうした卑屈な国民は頭越しの外政をされても、その結果を甘受するしかなく、遠くから眺めて地団太を踏むのがせいぜい。刀を棄てた日本人に残された切り札は「お札」だけ。もし、金正恩が拉致被害者を数名でも返したら、日本のマスコミは大々的な親北キャンペーン行い、「寛大な金様、万歳 !」という垂れ幕を以て感謝するだろう。すでに、民放各局はワイドショーの台本を書いているんじゃないか。それにしても、テロを実行したのに、人質を返したら“たんまり”と「ご褒美」をもらえるんだから、北鮮の民衆は「やはり、金日成様は先見の明を持っていた」と思うだろう。日本人から大金をせしめた孫の金正恩は、人民にお米でも配って自分の功績にするんじゃないか。

Korean face 10Korean crowd 4


(左: 朝鮮人の老婆 / 右: 抗議活動を行う朝鮮人の群衆 )
 
  朝鮮半島問題を眺めると、日本には陰鬱なシナリオしか見えない。もし、北鮮が米国の要求を丸呑みすれば、その見返りに日本は「戦後賠償」みたいな経済援助をする破目になるし、米鮮の交渉が決裂すれば、北鮮が攻撃を受けて多数の難民が発生する。こうなれば受け容れ先が日本となるのは明らかだ。しかも、不安定化した南鮮からも逃亡者が出てくるので、日本は大勢の南鮮人を抱えることになるだろう。仮に、朝鮮半島が非核化され、戦乱が回避されても、北鮮による統一だから、南鮮の経済が悪化する可能性は高い。となれば、金王朝を嫌った南鮮人が大挙して日本に渡ってきても不思議じゃない。これを恐れる日本政府は、朝鮮社会の安定化を図るため、厖大な経済援助を与えることになるだろう。結局、どう転んでも、損をするのは税金を払った日本国民の方である。しかも、新たな増税を強いられたうえに、厄介な朝鮮移民まで引き受けるんだから悪夢としか言いようがない。もう嫌な予感がしてくるが、「他人のゼニ」を献上する議員の中には、北鮮からのキックバックを狙っている奴がいるんじゃないか。悲しいけど、これが我が国の現実である。「民主主義、ばんざぁい !」と叫んでいた国民は選挙権を返上しろ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68714529.html
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/334.html#c341

[政治・選挙・NHK266] <報道1930 山本太郎代表「消費税廃止批判を論破!」>「国債を増やしてもハイパーインフレ、財政破綻などあり得ない」 赤かぶ
16. 中川隆[-11079] koaQ7Jey 2019年10月02日 06:57:10 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1742]
山本太郎はチュチェ思想に洗脳されている

れいわ新撰組の選挙参謀は森大志、斎藤まさし。

森氏の父親は連合赤軍派最高幹部 田宮高麿。
母親は森順子、ヨーロッパで有本恵子さんら3人を拉致し北へ連れて行った主犯。

森氏は北で生まれ、「日本革命村」でスパイ教育を受けた。

斎藤まさしは菅直人らと活動。大虐殺したポルポト崇拝者。ヤバいだろ?


「よど号事件」犯人たちの洗脳と日本人拉致
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/651.html

日本の闇。日本社会に浸透していたチュチェ思想
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/648.html

演説だけで日本を変えた天才 山本太郎の思想とは
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/652.html


酒井剛(偽名:斎藤まさし)、極左過激派。山本太郎議員選挙参謀。

https://i.imgur.com/bUGLNvO.jpg

父:過激派よど号ハイジャック犯、母:北朝鮮による日本人拉致の実行犯
の息子に目をつけ市議選に擁立。

次なるコマとして、山本太郎を当選させた。


山本太郎氏の「選挙参謀/ブレーン」斎藤まさし=極左過激派

菅総理・民主党と献金先団体、北朝鮮拉致問題の構図

https://i.imgur.com/qeW43FT.jpg


織田陽介 全学連 前委員長(山本太郎の秘書)

https://i.imgur.com/IqvGo4L.jpg


アルルこと中田安彦が、副島隆彦のコネ(裏口)で山本太郎の秘書をやっている。
副島隆彦のコネとは、副島隆彦の小沢一郎経由のコネらしい。
副島道場関係者の小沢言論は、全部偏向してると判断してよい。
ほかのフリージャーナリストとかも、小沢の「援助」を受けてるのがいそう。

https://twitter.com/JUlbDHOfgimcsGc/status/1089204772790448130


中田安彦が、副島隆彦のコネで山本太郎の秘書をやってるという話は、ツイッターで拡散させるべき。
中田安彦の関係者が、政治家秘書の年収が何千万といって、自慢してたことあっただろ。
裏では、こんなこと言って庶民を小馬鹿にしてますと暴き立てるべき。 副島隆彦も一緒に終わる。

https://twitter.com/JUlbDHOfgimcsGc/status/1085197266472775681



http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/147.html#c16

[政治・選挙・NHK266] <今まで見たこともない人だかり!新宿・街宣>山本太郎、怒り爆発!「世紀の愚策、消費増税 廃止するしかない!」 赤かぶ
27. 中川隆[-11078] koaQ7Jey 2019年10月02日 06:57:41 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1743]
山本太郎はチュチェ思想に洗脳されている

れいわ新撰組の選挙参謀は森大志、斎藤まさし。

森氏の父親は連合赤軍派最高幹部 田宮高麿。
母親は森順子、ヨーロッパで有本恵子さんら3人を拉致し北へ連れて行った主犯。

森氏は北で生まれ、「日本革命村」でスパイ教育を受けた。

斎藤まさしは菅直人らと活動。大虐殺したポルポト崇拝者。ヤバいだろ?


「よど号事件」犯人たちの洗脳と日本人拉致
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/651.html

日本の闇。日本社会に浸透していたチュチェ思想
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/648.html

演説だけで日本を変えた天才 山本太郎の思想とは
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/652.html


酒井剛(偽名:斎藤まさし)、極左過激派。山本太郎議員選挙参謀。

https://i.imgur.com/bUGLNvO.jpg

父:過激派よど号ハイジャック犯、母:北朝鮮による日本人拉致の実行犯
の息子に目をつけ市議選に擁立。

次なるコマとして、山本太郎を当選させた。


山本太郎氏の「選挙参謀/ブレーン」斎藤まさし=極左過激派

菅総理・民主党と献金先団体、北朝鮮拉致問題の構図

https://i.imgur.com/qeW43FT.jpg


織田陽介 全学連 前委員長(山本太郎の秘書)

https://i.imgur.com/IqvGo4L.jpg


アルルこと中田安彦が、副島隆彦のコネ(裏口)で山本太郎の秘書をやっている。
副島隆彦のコネとは、副島隆彦の小沢一郎経由のコネらしい。
副島道場関係者の小沢言論は、全部偏向してると判断してよい。
ほかのフリージャーナリストとかも、小沢の「援助」を受けてるのがいそう。

https://twitter.com/JUlbDHOfgimcsGc/status/1089204772790448130


中田安彦が、副島隆彦のコネで山本太郎の秘書をやってるという話は、ツイッターで拡散させるべき。
中田安彦の関係者が、政治家秘書の年収が何千万といって、自慢してたことあっただろ。
裏では、こんなこと言って庶民を小馬鹿にしてますと暴き立てるべき。 副島隆彦も一緒に終わる。

https://twitter.com/JUlbDHOfgimcsGc/status/1085197266472775681



http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/143.html#c27

[昼休み53] 千葉県にだけは住んではいけない 中川隆
303. 中川隆[-11083] koaQ7Jey 2019年10月02日 07:00:54 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1738]

千葉県は国会議員から相手にされていない

安倍内閣“反社大臣”武田防災相が千葉災害に冷酷発言連発!「被害拡大は千葉が台風に慣れてないから」「災害に備える努力を」
https://lite-ra.com/2019/10/post-5005.html

2019.10.01 安倍内閣“反社大臣”武田防災相が千葉災害に冷酷発言連発! リテラ

    
    衆参災害対策特別委で冷酷発言した武田防災担当相(衆議院TVインターネット審議中継)


 千葉県を中心に大規模な停電をはじめ甚大な被害をもたらした台風15号だが、本日1日、ようやく国会では災害対策特別委員会の閉会中審査がおこなわれた。

 災害発生からもうすぐ1カ月を迎えるというのに、あまりに遅すぎると言うべきだろう。実際、千葉県では台風による農林水産業での被害額は367億6200万円(9月26日時点)にものぼり、同県の東日本大震災での被害額346億100万円を超えた。支援策の打ち出し・検討は喫緊の課題なのだ。

 だが、そんな切羽詰まった状況だというのに、きょうの衆参災害対策特別委では、新大臣である武田良太防災担当相から信じがたい言葉が飛び出した。

 きょうの審議では、当然ながら政府の初動対応の遅れに批判が巻き起こったが、武田防災担当相は非常災害対策本部を設置しなかったことを「総合的な判断」などと述べ、災害対応も「ベストを尽くしてきた」「次に備える」などと答弁。停電による熱中症の死者やブルーシート張りによる転落死まで招き、停電をここまで長期化させておいて「ベストを尽くした」とはよく言えたものだが、驚かされたのは、武田防災担当相のこの一言だ。


「今般、千葉県に起こりました災害につきましては、千葉県自体がですね、あれだけの台風、われわれ九州とは違いまして、非常に慣れていないという状況も作用したんだと思いますし」

 千葉県が台風に慣れていなかったから被害が拡大した……? 気象庁のデータによると、台風の上陸数が多い都道府県(1951〜2019年第7号まで)では千葉県は熊本県と並んで全都道府県のなかで第8位にランクインしており、けっして「台風に非常に慣れていない」県などではない。

 だいたい、今回ここまで被害が拡大したのは、首都圏を台風が通過した前日の9月8日に気象庁が「記録的な暴風となるおそれがある」と発表していたにもかかわらず、暴風に備えた対策を政府が怠ったからだ。それを象徴するように、13日の記者会見では菅義偉官房長官は今回の災害を「豪雨災害」と呼んだ。災害発生から4日も経ってもなお、暴風被害・台風被害を「豪雨災害」などと言っていたのである。

 そして、言うに事欠いて、「千葉県が台風に慣れていないから被害が拡大した」と防災担当大臣が虚偽の事実に基づいて言い訳する──。まったくいい加減にしろという話だろう。

 いや、耳を疑ったのは、この武田防災担当相の答弁だけではない。

 前述したように、今回の台風15号によって千葉県内の農林水産業の被害額は367億6200万円にものぼっているが、そのうちビニールハウスなどの農業施設関連では238億7000万円もの被害が報告されている。ビニールハウス被害では園芸施設共済に加入していれば補助が受けられるものの共済非加入者も多いため、野党からは手厚い補助を求める意見が出たが、公明党の参院議員である河野義博・農水大臣政務官はこう答弁したのだ。

「災害対策の基本は農業者の自助、共助の努力を土台といたしまして、法制度により国が保険料などについて国庫補助することにより確立してまいりました農業共済制度にございます」
「モラルハザードを防止し、農業者のみなさまが事前に災害に備える努力を促す観点からも、とくに災害が多発するなかでは、園芸施設共済に加入していただくことが重要と考えていることから、共済未加入者への補助率引き上げは現時点では考えてございません」

 千葉県は主要な農産物産出額では全国4位(2017年度)の農業県であり、「首都圏の台所」とも呼ばれている。その千葉県の農家がかつてないほどの打撃を受けているというのに、「災害対策の基本は農業者の自助、共助の努力が土台」「農業者が事前に災害に備える努力を」などと農家に“自助努力”“自己責任”を説き、共済非加入者への補助率引き上げを拒否したのだ。

■「台風10号で開いた関係閣僚会議をなぜ今回は開かないのか?」と追及された西村官房副長官は…

 悲鳴をあげる農家に対して血も涙もない答弁だが、驚愕の答弁はまだつづいた。千葉県では被害を受けた家屋のブルーシートの設置が遅れていると大きな問題になってきたが、なんと、昨日をもって自衛隊はその作業を終えてしまった、というのだ。

 これは無所属・小西洋之議員の質問に対する答弁で判明したのだが、昨日9月30日の時点で千葉県内のブルーシート未設置の家屋は1715軒、そのうち独居老人など自力での補修作業が困難な要支援者は32軒。一方、県内でブルーシート設置ができる自衛隊員の数は2000名いるという。そして、昨日は自衛隊員100名がブルーシート設置のために稼働したものの、「昨日の作業分をもって自衛隊が実施する箇所が終了したため、現時点では本日活動予定はございません」(菅原隆拓・防衛省統合幕僚監部総括官)と答弁したのだ。

 つまり、ブルーシート未設置家屋が1715軒もあるというのに、自衛隊の活動を終了させたというのである。

 これには小西議員が「自衛官にはまったく責任はないです。これは政府の責任です」と述べ、自衛隊の要請を求めたが、しかし、武田防災担当相は「自衛隊の活動は千葉県の要請に基づいておこなうというルールがある」「千葉県の要請が本日どうあったかということもいまから確認させていただく」などとまるで緊張感のない答弁をおこなったのだ。

 現在進行形の被害に対する対応も、この体たらく。無論、初動対応の遅れの象徴でもある関係閣僚会議が開かれていないことについても、無責任ぶりがあらわになった。

 国民民主党の奥野総一郎議員は「どうして台風10号では関係閣僚会議が開かれ、今回は開かれなかったのか。その違いは何か」と追及したが、これに対し西村明宏官房副長官は「どのような会議を開くかは被害状況を鑑みて判断している」などと述べ、閣僚懇談会でしっかり対応してきたと強調。関係閣僚会議と閣僚懇談会の違いについて訊かれると、西村官房副長官は「関係閣僚会議は特定の案件があったときに招集するものでございますけれども、閣僚懇談会は特定の案件というわけではなくて、まびろに開かれるもの」と説明した。

 繰り返すが、事前に気象庁が「記録的な暴風となるおそれがある」と発表し、その上、台風通過後には甚大な被害が発生していることが判明したというのに、なぜ「特定の案件」として関係閣僚会議を開かなかったのか。これではますます疑念が募るが、しかも西村官房副長官はその後、「特定の案件と認識しているからこそ、この閣僚懇談会においてしっかりとした議論がおこなわれている」と答弁。一体どっちなんだと言いたくなるが、ようするに、しどろもどろの状態に陥ったのだ。

■初動遅れのうえ、武田防災担当相の暴力団スキャンダル隠しで、災害対応のための国会も開かず…

 なぜこんな筋道が通らない話しかできなかったかといえば、それは初動対応を見誤ったことを安倍政権が自覚しているからにほかならない。実際、災害発生前日の先月8日には関係閣僚会議を開催する動きがあったというのに「大きな被害は出ない」として見送りにしていた上、9日には官邸幹部との会議で「2、3日で復旧するだろう」という見方を共有していたと、9月13日放送の『NEWS23』(TBS)が報じている。つまり、関係閣僚会議を見送り、被害発生後も甘い見通しで危機意識を持てず、被災地無視で内閣改造まで実施したという「危機管理の欠如」を認めるわけにはいかないために、〈大臣の所管に拘らず、国務大臣としての立場から自由で忌憚のない意見交換を行う場〉(内閣官房資料より)でしかない閣僚懇談会を、西村官房副長官はさも重要な場であるかのように取り繕っただけなのだ。

 そもそも、この閉会中審査にしても、もっと早くおこなえたはずなのだ。しかし、きょうまで開催が遅れたのも、与党の要求があってのことだったという。

 被災地の要望などを踏まえた国会審議を早急におこなうべきという声はずっと起きており、9月17日におこなわれた衆院災害対策特別委員会の理事懇談会では閉会中審査を開催することで与野党が合意。しかし、立憲民主党・蓮舫議員の9月19日のツイートによると、〈与党から先送りしたい〉という申し出があったという。その理由は「(9月)27日で千葉県は停電解消見通し、1つの区切りを終わらせてから開会でいいのでは」というものだ。

 激甚災害指定を含め、迅速な対応が求められていたなかで「区切りがついてから」などと悠長なことをよく言っていられるものだが、じつはこれには別の理由があるのではと永田町では囁かれていた。その別の理由とは、“スキャンダル追及からの逃亡”だ。

 というのも、内閣改造直後の9月13日に「週刊朝日」Web版が、そして19日には「週刊文春」(文藝春秋)が、武田防災担当相をめぐる元暴力団関係者や反社会的勢力との関係について報道をおこなっていた。この追及を受けたくないために、自民党が閉会中審査の開催を延ばしたのではないか──そんな見方が出ていたのだ。

 大臣のスキャンダル追及を恐れて国会での被災地対応の審議を遅らせていたとすればとんでもない話だが、きょうの答弁をみているとそれも然もありなん。なにより、いまだに安倍首相は千葉県の現地視察さえおこなっていないのだ。

 そして、初動対応を見誤ったばかりか、千葉県に責任を押し付け、共済未加入者に自己責任をぶち、ブルーシート設置作業から自衛隊を撤退させていた……。きょうの閉会中審査によって、安倍政権がいかに無責任な姿勢のままでいるか、それが可視化されたと言えるだろう。
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