59. 中川隆[1094] koaQ7Jey 2015年12月07日 15:42:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[145]
30-2. 日本人のガラパゴス的民族性の起源
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日本の発酵の技術はどこから来たのだろうか?
中尾佐助や佐々木高明といった素晴らしい文化人類学の先達研究者によって明らかにされたのが、長江流域を起源とする照葉樹林文化だった。 そしてよく知られているのが鮒ずしなどの発酵文化です。つまり日本お家芸の「発酵」技術は長江流域を起源とする弥生農耕文化の伝えた技術なのです。
当ガラパゴス史観は、日本人の持つガラパゴス的な特質は、本家の中国に追いつき追い越せと学問や技を磨いた、 朝鮮半島の生き残りに負けて半島を追い出された黄河文明系Y-DNA「O3」を核にする大和朝廷族と武士団族が起源だと推測していますが、 一方、発酵などの稲作農耕文化や照葉樹林文化は長江文化を日本列島に持ち込んだY-DNA「O2b」を核にする弥生文化人が起源なのです。
当ガラパゴス史観の他の記事に書いているように、
長江文明系Y-DNA「O2a」は中華大陸での黄河文明系Y-DNA「O3」国家に敗れ長江流域から南北に逃れ、
南に逃げた集団Y-DNA「O2a」は「越」として東南アジアに国家や地域を作り、
稲作適地を求めて最も遠くに移動どうした集団はドラヴィダ集団の中に入り込み 稲作集団として、現代まで遺伝子をかなりの頻度で伝えています。ドラヴィダ民族の中の稲作集団の中にはY-DNA「O2a」が70%の頻度を持つ部族さえ存在します。
一方、北へ逃げた集団は、欧米の研究者は満州あたりでY-DNA「O2a」から「O2b」に分化したと考えています。現在でも満州族は13%のY-DNA「O2b」頻度を持っています。 そして稲作適地を求めて、南下し朝鮮半島で朝鮮族を形成し、現在の中国の朝鮮族は43%ものY-DNA「O2b」頻度を持ち、韓国は日本と同じ30%、 日本人は12%のY-DNA「O2b」と日本列島固有の20%のY-DNA「O2b1」で合計32%の長江文明系遺伝子を持っています。
Y-DNA「O2a」が「越」系と考えられるのに対し、Y-DNA「O2b」は「呉」系と考えられます。
ちなみに日本人にも少ない頻度で存在しているY-DNA「O1a」は「楚」系と考えられます。
話が拡散してしまいましたが、ガラパゴス的な民族性も発酵技術もY-DNA「O」の極東遺伝子がもたらしたものです。
当ガラパゴス史観の主張は、
日本列島人は日本文化の基層と古代性をもたらした縄文系に、当時の世界最先端技術だった水田稲作文化をもたらした弥生系が交配しあい日本列島に棲み分けていたところに、朝鮮半島の生き残り抗争に敗れ半島を追い出された好戦的な武装侵略者集団の大和朝廷族を含むいわゆる天孫族や続いて流れてきた武士団族が、狩猟のための武力しか持たない好戦的ではない先住民族の縄文−弥生人を征服し 1500年以上に渡りエスタブリッシュメント階級として支配し虐げ蔑んできたのが、第二次大戦後アメリカの手で農地解放などを経て交配が進みつつあるのが現代日本列島人の姿です、
ということです。
当ホームページで主張しているように3.11で世界に感嘆を呼んだ日本人の従順性や、規律順守性、ホスピタリティなどどちらかと言うと古代的な民族性は間違いなく縄文の基層文化なのです。
そして一方、世界に冠たる自己中心的なガラパゴス的民族性は、朝鮮半島から流れてきた武装侵略者集団が本家の中華王朝文化に追い付き追い越せととことん技術力を昇華していった姿勢そのものでもあるのです。
そして日本人が持つ残虐性は好戦的な武装侵略者集団だった大和朝廷族や武士団族が持つ特質に他ならないのです。
つまり、縄文系、弥生系と武装侵略者系の3重のY遺伝子から構成されているのが日本民族なのです。
これを前提に下記の記事を読むと、非常にわかりやすいと思います。
「沈黙と忍耐」は縄文系の特性、典型例は江戸時代の「百姓は生かさぬように殺さぬように」です。
富を独占してきた武装侵略者集団の中の特に武士団族は戦国時代など戦になると百姓を雑兵にかり出し前線に立たせ、一方で田畑を蹂躙してきたのです。
富を分配したのは同じ武士団の中だけに過ぎないのです。日本列島の縄文−弥生人の子孫は1500年以上虐げられてきたのです。
それなのに縄文−弥生系は大和朝廷族や他の天孫族が創作した古事記や日本書紀をありがたがり、武士団族の抗争や成りあがり物語までもありがたがり、何と従順でお人好しな事か!
そうなんです。日本列島は過去1500年近く大和朝廷族と武士団族が征服し続けてきた軍事政権国家だったのです。この軍事政権がやっと終わったのは何と第2次大戦後のアメリカの手によってなのです。
日本人は外からの圧力がなければ、実は何も変えられない民族性を持っているのです。
日中韓を動かしてきたのは根が全く同じY-DNA「O3」という黄河文明系遺伝子の支配層であることは間違いありません。しかし
漢民族には「縄文系(Y-DNA「D2)」と「弥生=呉系長江文明系(Y-DNA「O2b」)」が抜けています。
韓民族には「呉系長江文明系」は日本と同程度の頻度でありますが「縄文系」がすっぽり抜けています。
この遺伝子構成の違いが、同じ自己中心的なY-DNA「O3」支配国家でありながら、行動様式がかなり異なる要因となっているのです。
今日の新聞広告の週刊誌「SAPIO」に「罵り合う中韓」と言う見出しがありました。これは中韓の侵略/被侵略の歴史を知っている者には当たり前のことです。
韓国から見ると、朝鮮半島史上1000回にも及ぶと言う、楽浪郡・帯方郡などの中華王朝の侵略・侵攻・占領の結果、韓国のY-DNAの何と43%もがY-DNA「O3」つまり黄河系漢族遺伝子に変わってしまっているのです。しかも「O3」は3韓、3国等長い間朝鮮半島の支配層を形成し、李王朝など近代にいたるまで朝鮮半島の先住人民を搾取しまくってきたのです。
「O3」が侵攻する前に朝鮮半島に居住していたのは北部にはツングース系「C3c」の恐らく扶余などの諸部族と南部には「O2b」の長江文明呉民系の水田稲作農耕民でしたが、「O3」に駆逐され「C3c」は現在11%程度に減少してしまっています。もしかすると箕子朝鮮や衛子朝鮮など古朝鮮はこのツングース系であった可能性が大です。
一方南部の長江文明呉民系「O2b」は農民として確保され現在でも日本列島と同程度の頻度の30%を維持しています。やはり食料を生産する農耕民は「生かさぬように殺さぬように」されてきたからでしょう。本来なら朝鮮半島先住古部族から見れば中華王朝系「O3」は日本列島の「O3」と同様に武装侵略者に過ぎなく、その子孫の漢民族も同じなのです。
つまり中国から見れば朝鮮半島は中華王朝の出先機関が牛耳れば良い程度の僻地でしかなく、日本列島と同じ蔑視の対象でしかないのです。
しかし近代化した今、国内のベクトルを一つにまとめ不満分子の矛先をかわすためと、お互い工業生産産業の振興のため利用し合うのがベストとわかっているため、日本を共通の仮想敵国として上っ面は手を組むようなふりをしているだけなのです。だから子供の頃から徹底した反日教育をしているのですが、中韓が本気で組むなんてありえない話です。
他の記事でも書きましたが、実はガラパゴス的民族性はY-DNA「O3」黄河系遺伝子の持つ民族性そのものなのです。
中国は、他国のことなど知ったことではなく、自分の国さえよければ良いという極めつけの利己主義の国
韓国は、世界は全て韓国が起源と吹聴する極めつけのウリジナル思想の国
片や日本も自分たちが良いと思うものは世界も良いと思うはずだと決めつける自己中心思想の国
全て「O3」が長い間支配層を形成してきた国家です。3国にはY-DNA「D」遺伝子が程度の差はあれ古代から根付いています。長江文明系Y-DNA「O2」も根付いています。Y-DNBA「C」もいくらか根付いています。支配されてきた遺伝子も実は似通っているのです。
しかしお互い随分と違う国になってしまいましたね
違いが最も大きいのはY-DNA「D」の存在のあり方です。恐らくホモサピエンスが出アフリカした当時の形質を最も残していると考えられている「D」はいわゆる純朴・親切・我慢強い・等典型的な田舎的古代遺伝子です。
中国では、「O3」漢民族は「D1」遺伝子を中原から追い出し羌族やチベット族として標高の高い高原地域に押し込め少数民族化させ、「O2」遺伝子も華南の少数民族に押し込めてしまいました。「C3」遺伝子も内モンゴル等華北や西部の少数民族に追い出しました。つまり中国では「D」も「O2」も「C」も正式な国民の一員(つまり「O3」漢民族)ではないのです。
韓国では、「D1」は恐らく姜性一族として数%しか残存しておらず「D」の影響は実質ほぼゼロですが「O2」は食糧生産の農民として国民の一員になっています。TPPの犠牲者ではありますが....。
ところが日本では、「D2」が縄文文化の子孫としていまだ40%近くを占め、3.11で世界から称賛された日本人の我慢強い・整然とした行動を支えてきたのです。また「C1」、「C3」も技術集団として沿岸系・内陸系の伝統文化を引っ張っています。「O2」は世界に誇る農耕民として日本の農業生産を担っています。
この日本独特の古代的な縄文精神は「O3」とは別の意味で、ガラパゴス的民族性を形成する一面なのでしょう。つまり二重の極めつけのガラパゴスなのです。
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